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125藤原肇:2012/05/31(木) 09:10:03
「ニューリーダー」の五月号のベッカーさんとの対談は「記事」にも収録され、マグネシウムが新しいエネルギー源として希望を与えたが、この記事が出てから何人かのジャーナリストに、東工大の矢部教授について私が褒めているのは不用心であり、かなり問題の多い噂があるという忠告が届いた。
しかも、最近会ったある人から土井氏が設立した「エレクトラ」というベンチャー企業の株主が、詐欺で告訴しようとしている内容の文書を見せられた。それは!000万円エレクトラに出資した株主の一人が、矢部孝氏が代表を務める会社の内情に関し、あまりにも疑惑の多いビジネス上の不正について告発したものである。
まず第一に特許が妻の名義で会社に属さないし,善意の投資家は紙切れだけの株主にされたこと。第二に幾つもの別会社を矢部氏は設立して、役員報酬の形で一億円以上も個人として報酬を受け取り、経費その他に流用や私服が多大にあるとのことなどだ。
この内容をみて私はダイヤモンドの特許をとり、革命的なカットを発明して事業化を試みた、首藤さんのケースに酷似していると直感した。私の読者の首藤さんは建築家であり、事業の経験はないが数学がよくできた関係で、オイラーの方程式を利用した彼の画期的な発明が、ユダヤ人たちが独占支配しているダイヤのマーケットに対し、それを攻略できると考えて私は彼の新事業を全面支援することにした。
十年余り前の愚行の公開は恥ずかしい限りだが、私は老後の隠棲地をスイスのルガノにして、そこに家を買うつもりの資金を彼のために投資し、沈黙のパートナーとし事業の成長を見守った。だが、建築家の彼の事業能力は至ってお粗末であり、経費の浪費と公私混同は目に余るものだったので、見るに見かねて何度も忠告したが派手な素行は治らず、そのうち会社は乗っ取られてしまい、最後には奇妙な形で不審な死を迎えたお蔭で、私は全財産を失って多くの教訓を学んだ。
要するに、学者や研究者として発明能力があっても、未経験なビジネスの世界に入って経営者になり、他人のカネが流れ込むことで公私混同が始まって、一種のヒルズ族現象の主人公になってしまうことが多いのだ。ことによると、ベンチャー事業を始めた矢部さんの場合も、夢を分かち合おうと考えた投資家の資金の魔力に目がくらんで、公私混同の邪道に迷い込んでしまったのであれば、マグネシウムの時代にとって不幸なエピソードを生み、不明朗な印象と足跡を残したことになるが、マグネシウムの持つ価値と魅力は絶大であり、その任にふさわしい人によって事業として育ち、文明にとっての新しいエネルギーを開拓して欲しいと期待する。


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