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10
:
海原並彦
:2006/07/05(水) 23:06:51
今東光『毒舌日本史』(文春文庫)
京都の街が神社や寺でひしめきあっていることからも分かるように、日本の歴史に神道や仏教など宗教の果たして来た役割は計り知れないものがあるわけですが、近代的な歴史学では、宗教側からの影響についてはあまり触れられていないのが現状です。
本書は天台宗権大僧正・今東光和尚が、いわば宗教側からのインサイダーの視点・情報をもとに日本歴史を解説した歴史書といえると思います。
語り口は与太話を交えた雑談風ですが、実は相当の加筆・整理を行った上で刊行されていることがうかがえます。
注も非常に充実しています。
今和尚は、テンプラ学生として旧制一高、東京帝大に学び、作家を経て32歳から本格的に比叡山で修行に入るという経歴の持ち主です。顕教・密教に通じ、易学の大家でもあったということですが、日本において1200年に及ぶ歴史を持つ天台教学の奥深さの片鱗がうかがえます。
明治以後の国家神道による政治の堕落は、明治初期の神仏分離令に始まるといえるかもしれません。
なにしろ、神道から仏教が切り離されたということは、ギリシャ→ガンダーラ→大乗仏教と受け継がれて来た論理学という道具を神道が失ったということですから。
「神の数学」守護者様のスレッドとも関係するのではないかと思うのですが、一実神道、葛城神道、物部神道といった、神道各派について触れてあります。
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