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非自民非民進系保守

532とはずがたり:2017/09/28(木) 17:10:42
>>531
 最近の日本維新の会のメディアでの発信力は相当に落ちている。松井代表がコメントをする場があるが、全国区としての影響力は橋下氏には遠く及ばない。日本維新の会の存在感の低下は否めない状態だ。関西ローカルの政党というイメージがますます強まっている。その関西ローカルでも以前のような圧倒的な勢いは弱まりつつある。9月24日に投開票された堺市長選では、無所属現職の竹山修身氏が地域政党・大阪維新の会新人の永藤英機氏を破り、反維新陣営の連勝となっている。圧倒的知名度と発信力を持っていた橋下氏が陰に隠れると情勢は厳しくなっている。
 今回の衆議院解散総選挙では、橋下氏がまた共同代表になったり、政界復帰をするという橋下待望論もある。しかし、橋下氏は日本維新の会の政治活動とは一線を画するようだ。メディアでの活動、契約もあり、「いきなり衆議院解散総選挙」などには対応できるとは思えない。
 小池新党こと希望の党では、小池百合子都知事が代表につくことが報道されている。こうなると発信力に差が出てくる。前回の衆議院解散総選挙では、日本維新の会は苦戦が伝えられていたが予想以上に議席を獲得した。これは民主党が非自民・反自民も受け皿となれず、こうした票の受け皿の一つになったからといえる。しかし今回は、新たな受け皿として小池新党が立ち上がる。維新に流れていた票の一部は小池新党に流れることになりそうだ。
 日本維新の会は前回以上に厳しい選挙となりそうだ。東京都議選ではわずかに1議席という結果であった。その1議席も最後の最後で決まるという際どいものだった。小選挙区制の衆議院解散総選挙では少なくとも関西地区以外では都議選のような状況になるだろう。また比例代表でも、関西以外で議席を獲得するのは至難の技となる。前回の議席獲得数からは大きく減ることは確かだ。分党した後の現有勢力からもかなり議席を減らすことになりそうだ。
 最近の日本維新の会は安倍自民との連携の方向を強く打ち出している。実際に政策の方向性は安倍自民とそれほど変わらない。少なくとも国政においては自民党と合流ということも視野に入るかも知れない。小池新党という新たな保守政党の誕生によって、日本維新の会の役割は変化することが考えられる。

児玉克哉
SSI大学(インド)教授/国際平和イノベーション研究所長
国際平和研究学会(IPRA)事務局長、日本地域創生学会理事、トルコ・サカリヤ大学客員教授、パキスタン・マリル科学技術大学特別教授、ネパール・トリブバン大学客員教授、リンカーン・フォーラム理事・事務局長、一般社団法人社会貢献推進機構理事長、CSRジャーナル編集長。三重大学副学長・教授、国際社会科学評議会(ISSC)副会長を歴任し現職。専門は社会学、国際政治、政治社会学など。「ヒロシマ・ナガサキプロセス」や「志産志消」等を提案し国際・地域活動を行っている。2012年にインド非暴力国際平和協会より非暴力国際平和賞を受賞。連絡:kodama2015@hi3.enjoy.ne.jp


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