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新・大中華世界的話題

391チバQ:2015/10/22(木) 01:10:47
http://jp.reuters.com/article/2015/10/20/myanmar-dollar-market-idJPKCN0SE0PP20151020
Top News | 2015年 10月 20日 17:03 JST 関連トピックス: トップニュース
アングル:ミャンマー「ドル闇市場」復活、強まる改革後退懸念
[ヤンゴン 20日 ロイター] - 民政に移行したミャンマーで、軍政期に盛況だったドルの闇市場が再び広がりをみせている。外国人投資家からは為替制度改革の後退を懸念する声が高まっている。

銀行筋によると、ミャンマー中央銀行が通貨チャットの押し上げを図ったところ未成熟な金融システムがマヒしかねない状態に陥ったため、金融機関は取引継続のためにドルを求めて違法ブローカーの元へ戻らざるを得なくなった。今年に入って銀行が闇市場で調達したドルは数億ドル規模に達しているという。

中央銀行幹部は「われわれはチャットを上昇させようとしたが、実際には下落してしまった」と振り返る。「闇市場が復活し、もう銀行経由の取引はなくなった。崩壊の一歩手前だ」と話した。

これは、2011年の民政開始以降の改革がいかにもろいものだったかを如実に示している。

関係筋によると、12年に管理変動相場制に移行した為替制度改革が後退したのは、今年11月の歴史的総選挙前に、現政権にとってインフレが問題になるのを回避しようとしたことが主な原因だ。

チャットは中銀の公式レートと闇市場の非公式レートの間のかい離がどんどん大きくなり、今年初めにひずみが顕在化した。

改革に伴って国際的な取引は急激に拡大。公式統計によると、輸出を上回るペースで輸入が伸びた結果、今年3月末までの年度の貿易赤字は49億ドルと2年前の9200万ドル弱から大きく膨らんだ。

外国直接投資や旅行収入は赤字穴埋めには力不足で、ドルの供給はひっ迫した。

さらに輸出業者がいずれチャットは切り下げられると見込んでドルを退蔵したり、公式レートでのドル売却を拒否したため、今年半ばには慢性的なドル不足に拍車が掛かった。

銀行は正式な市場を見限り、軍政時代に規制逃れのために生まれ、いまも存続する闇市場に舞い戻った。

KBZのシニアマネジャーのウィン・ルィン氏は「闇市場と呼ばれているが、実体を持った市場だ」と指摘。「銀行が規則を守るのは非常に難しい」と述べた。

ミャンマーの3銀行の幹部やトレーダーはロイターの取材に対して、顧客の海外取引の支払いのために闇市場でドルを購入したことを認めた。闇取引は蔓延しているという。

国内銀行の為替トレーダーは「われわれに選択の余地はない。闇市場に頼らざるを得ない」と語った。

トレーダーや経営幹部の推計によると、銀行が闇市場で購入するドルは1日当たり最大1500万ドル程度。ドルの闇市場でのレートが公式レートより一時16%も高くなった6、7月が闇市場での購入のピークだった。

国際通貨基金(IMF)や世界銀行の圧力で中銀は7月に10カ月に及んだチャット防衛を断念。チャットの切り下げを容認し、ドル供給が増加した。チャットは年初来で20%以上下落し、フロンティア市場の通貨としては最も下落率が大きい部類に属する。

ただ改革を進めて外銀によるミャンマー国内でのドル売却を認めなければ、銀行が闇市場への回帰を迫られるのは時間の問題との見方がトレーダーや銀行筋の間にはある。

ミャンマーの銀行筋は「状況は一夜にして変わり得る。中銀のドル供給が限られることは知れ渡っている。突然、『パーティーは終わりだ。外貨準備が底をついた』と言い出すかもしれない」と話した。

IMFの推計によると、ミャンマー中銀の今年度末時点の外貨準備は50億ドル程度で、これは2.5カ月分の輸入に相当する。中銀は外貨準備額の公表を拒んだ。

(Antoni Slodkowski and Simon Webb記者)


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