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新・鉄道綜合スレ
4946
:
OS5
:2024/12/09(月) 22:54:46
各ルートの特徴と課題をまとめると、次のようになります。
日豊本線ルートは、 本州から宮崎までの最短ルートであり、本州方面から宮崎までの時間短縮効果は2時間40分と、最も大きくなります。
また、途中で大分県を経由することで、本州や北部九州から大分県への移動需要も取り込めるようになります。したがって、整備区間全体での利用者便益も大きくなります。
課題としては、新幹線の基本計画路線に位置付けられてはいるものの、整備計画に格上げされるメドが立っていないことが挙げられます。また、整備区間が379kmと最も長く、総事業費も高くなります。
鹿児島中央ルートの特徴と課題
鹿児島中央ルートは、整備区間が103kmと最も短いのがメリットです。しかし、部分的な先行開業にとどまるため、時間短縮効果は限られたものとなります。
日豊本線ルートと同じく、基本計画に位置づけられてはいるものの、整備計画に格上げされる目途が立っていません。
また、本州から、延岡市など宮崎県北部の移動については、現状から時間短縮効果がみられません。
新八代ルートの特徴と課題
新八代ルートは、福岡からの時間短縮効果が大きいのがメリットです。
しかし、新幹線の基本計画に明確に位置づけられているわけではなく、「相当する路線であることの検討が必要」です。
また、延岡市など宮崎県北部への移動については、時間短縮効果が限定的となります。
新八代ルートに優位性
ここまでが、「東九州新幹線等調査報告書」に記された概要です。
おおざっぱにまとめてみると、新八代ルートの優位性が高いと言えます。
新八代ルートのメリットは「建設距離が短いので、事業費がそこそこ安く、単線で整備すれば費用便益比も高くなり、本州方面や、延岡など県北部への時短効果も、ある程度は見込める」ということでしょう。
もちろん、日豊本線ルートを全線で実現できれば、それに越したことはありませんが、事業費が4兆円近くになるとなれば、現実感がありません。それに比べると、新八代ルートは1兆5,000億円程度で、単線ならさらに15%安くなるのは、魅力的といえます。
「基本計画路線に相当するのか」という問題については、東九州新幹線は、福岡市から大分市、宮崎市を経て、鹿児島市に至る路線ですので、新八代〜宮崎間は、該当しないようにも感じられます。
ただ、これは政治的な話にとどまります。
宮崎市から鹿児島市への路線が、新八代を経由する、という解釈で、政治的には乗り切れるでしょう。
画像:国土地理院地図を加工
並行在来線問題
ここまで触れてこなかった論点として、並行在来線の問題もあります。
日豊本線ルート、鹿児島中央ルートのいずれも、並行する日豊本線の多くの区間で、第三セクターへの移管を求められる可能性があります。
また、新八代ルートの場合、肥薩線八代〜吉松間、吉都線、日豊本線都城〜宮崎間が候補となります。
実際に、どの部分が並行在来線に該当するかは、JR九州との協議のうえ決まるので、現時点で確定的なことはいえませんが、宮崎県内では大部分の区間で移管を求められる可能性が高いでしょう。
肥薩線をどう扱うか
ただ、肥薩線は災害による運休中で、八代〜人吉間については、沿線自治体が線路設備を保有する、上下分離で復旧することが決まっています。
上下分離したJR線を「並行在来線」と扱うのかは、これまでにない論点です。ただ、すでに自治体が施設を保有しているのならば、移管すべき「並行在来線」は、この区間では存在しないと考えることもできるでしょう。
人吉〜吉松間も、復旧するなら同じスキームになるとみられますので、八代〜吉松間では、並行在来線が、事実上、不存在ということになります。
つまり、新八代ルートの場合、並行在来線で議論されるのは、吉都線と日豊線宮崎〜都城間のみとなりそうです。
沿線自治体には新幹線開業のメリットがあるので、それほど難しい議論にはならないでしょう。
熊本県の協力を得られるか
報告書には書かれていない、新八代ルートの隠れた課題として、熊本県の協力が得られるか、という点も挙げられます。
熊本県としては、肥薩線の復旧や維持に巨費を投じたうえに、さらに並行して新幹線も作ることになれば、二重投資との批判も免れません。
いっぽうで、熊本県としては、県南部の中心都市・人吉にフル規格新幹線が来るのであれば、大きな意味があります。
新八代ルートの事業着手が決まったとしても、開業するのは、早くても2060年ごろで、実際はもっと後の話でしょう。肥薩線の復旧予定は2033年ごろですから、復旧後、30年も経った後の話です。そう考えれば、二重投資の批判も、それほど問題にならないかもしれません。
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