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国際政治・世界事情(その2)

1733チバQ:2018/06/19(火) 19:01:26
https://www.asahi.com/articles/ASL6L43V0L6LUHBI00Y.html
コロンビア「ノーベル賞の和平」暗雲 大統領に見直し派
ボゴタ=岡田玄2018年6月19日16時15分
 南米コロンビアで17日、大統領選の決選投票があり、左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)との和平合意の見直しを訴えるイバン・ドゥケ前上院議員(41)が当選した。内戦終結で2016年にノーベル平和賞を受賞したサントス大統領が進めた和平の流れに影響が出るのは確実だ。

 「和平合意を粉々にはしない。だが、正義が行き渡る国を求める、みなさんの意見を前に進める」。勝利宣言でドゥケ氏は、改めて和平合意の見直しを約束した。選挙戦では、「FARCを率いた幹部たちは、犯した残忍な行為の罪を償っていない」とし、「不正義だ」と訴えてきた。

 FARCは武装解除の際、戦闘員の身の安全などを保証する恩赦を要求し、認められた。和平合意で合法政党になり、26年までは国会で10議席が確保される。

 だが、半世紀にわたる内戦の死者・行方不明者は約25万人。家族や友人がFARCに誘拐や殺害された人も少なくなく、人々の反感がドゥケ氏を勝利に導いたとも言える。3月の国会議員選でFARCは議席の上積みを目指して74人を擁立したが、1人も当選できなかった。大統領選でも元司令官が立候補を表明したが、遊説先で石や卵を投げられ、出馬を取りやめた。

 ドゥケ氏は「本当の社会正義が実現される国にする」と訴えている。誘拐や殺人などに関与したFARC幹部の収監のほか、参政権の停止に踏み込む可能性も指摘されている。

 ドゥケ氏の勝利を受け、FARCは「この国に求められているのは全面的な平和、和解だ。良識の発揮が求められている」などとする声明を発表し、和平合意を尊重するように求めた。

 ドゥケ氏の得票率は53・98%。合意尊重を主張したグスタボ・ペトロ前ボゴタ市長(58)は41・81%だった。投票率は53・04%。就任は8月7日で任期は4年。

ゲリラ側、合意尊重求める
 半世紀にわたる内戦を終結させた左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)と政府との2016年の和平合意後、初めて行われたコロンビア大統領選。元FARCのメンバーは、合意の行方を心配しながら一票を投じた。国内では他のゲリラなどの活動が続いており、当選したイバン・ドゥケ前上院議員には治安の回復も期待されている。

 17日朝、ボゴタ市内の投票所。元FARC幹部のサンドラ・ラミレスさん(54)は、緊張した面持ちで一票を投じた。「市民としての権利と義務を果たした気持ちでいっぱいです」。和平合意でFARCに議席が与えられたことで現在は上院議員を務めるが、2年前まで35年間、ジャングルを拠点にゲリラとして活動した。

 事前の世論調査ではすでに、合意見直しを訴えるドゥケ氏の優勢が伝えられていた。「極右が権力を握ることで、私たちが真剣に約束した合意がどうなるか心配だが、おびえてはいない」と話した。「たとえ合意が見直されても、めくったページを戻すことはない」と語り、二度と武器は取らないと強調した。

 ドゥケ氏の勝利を受け、FARCはこの日、「この国に求められているのは全面的な平和、和解だ。良識の発揮が求められている」などとする声明を発表し、和平合意を尊重するように求めた。


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