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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし
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とはずがたり
:2015/01/24(土) 18:52:27
シカ・イノシシ肉利活用へ静岡で検討会 害獣捕獲後の処理重要
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20150123016.html
産経新聞2015年1月23日(金)08:06
シカやイノシシによる農業被害が増えている現状を受け、獣肉の加工や捕獲後の処理方法などについて、全国や県内の事例などを紹介する「野生獣肉利活用推進検討会」が22日、静岡市葵区で開かれた。検討会には、農協や猟友会、自治体関係者ら約150人が参加。専門家による「捕獲した後で食用以外の部分も含めた処理が必要」などの意見に耳を傾けた。また、シカやイノシシ肉の試食会も行われた。
◆加工センター設置
全国でシカやイノシシの利活用の方法について研修会などを開いている自然環境コンサルタントの木下一成氏が「獣肉利活用の有効性と課題」と題して行った講演では、シカなどを捕獲した後の解体処理の重要性が強調された。
木下氏はシカの捕獲頭数は増えても、食用に適さない部位が山中に放置され、環境悪化につながるなど「捕獲から処理まで考えている自治体は全国でも少ない」と指摘。「(野生鳥獣を食材とした)ジビエブームが広がるだけでは、食用肉を活用するだけ。食べられない部分も含めた処理が有害獣の捕獲後の有効活用の大前提だ」と訴えた。
一方、県内の獣肉の利活用事例として、伊豆市の運営する食肉加工センターの担当者が、伊豆半島でのシカによるワサビなどへの被害や捕獲頭数の現状、シカ肉処理の方法などを紹介した。平成22年の時点で、伊豆地域の約6割に当たる地域に推定約2万1千頭のシカが生息しており、平成25年度は約7100頭が捕獲された。しかし、多くが山に埋められているなど利活用が進んでいないことを受けて、食肉加工センターが設置されたという。
また、県猟友会が捕獲者向けにイノシシやシカの捕獲方法や捕獲後の血抜き、運搬方法などを写真で示しながら解説。鈴木忠治副会長が「捕獲後に血抜きをすぐにすることで、肉の鮮度保持ができ、肉の商品価値も保つことができる」などと説明した。
◆コロッケの試食も
検討会中に行われた試食会では、静岡市葵区の山間部、清沢地区でイノシシやシカ肉を使った食材として販売されているコロッケなどが提供された。イノシシ肉を取り扱うこともあるという浜松市北区の料理店経営、佐藤とよ子さん(66)は「お客からイノシシ肉の処理の仕方などを聞かれることもあるので、勉強のために参加した。イノシシ肉はいろんな調理の方法があるが、今日試食したのも素直な味でおいしかった」と話していた。
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