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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし
196
:
チバQ
:2012/06/19(火) 21:01:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20120618-OYT8T01296.htm
長崎の「町ねこ」調査
野良猫や飼い猫の生態を調べる「町ねこ調査」の取り組みが広がっている。元々は北九州市の事業だったが、長崎市や福岡市でも市民団体が実施。自由奔放な猫の姿を楽しむ一方で、猫が置かれている厳しい環境に目を向けてもらう狙いもある。(松下宗之)
猫の生態を調べる「長崎の町ねこ調査隊塾」のメンバー 10日午後、細い路地が入り組む長崎市寺町の周辺で、「長崎の町ねこ調査隊塾」のメンバー約15人が、しっぽや目の色、体の模様などの特徴を書き込むカルテやカメラを手に調査を実施。寺の境内や駐車場の車の下で寝ころんだり、すまし顔で歩いたりする姿を見かけると、「かわいい」「また会えたね」などと歓声を上げ、シャッターを切っていた。
同塾は、猫と人が共存できるまちづくりを目指そうと、昨年5月に発足。月2回の調査を行っている。メンバーの会社員冨田祐一さん(38)(長崎市三原)は「猫のかわいさはもちろんだが、まちの雰囲気も楽しめるのが調査の魅力」と笑顔を見せた。
調査は、北九州市が増え続ける野良猫の実態を把握するため、ボランティアを公募して、2009年6月〜10年11月に実施。担当した市立いのちのたび博物館学芸員の山根明弘さん(45)(動物生態学)が長崎市で講演したのが、同塾設立のきっかけとなった。
また、福岡市の市民団体も3月から今月まで、山根さんの紹介で、同塾のカルテを活用して同市早良区で調査を行ったという。
山根さんによると、猫は栄養状態が良ければ、1組のつがいが、1年後には40〜60匹に増えるペースで子猫が生まれるという。10年度には全国で約15万3000匹の猫が殺処分されたが、うち6割以上の約9万6000匹が子猫だった。
塾長の中島由美子さん(56)は「調査を続けることで、野良猫が増えすぎたりしないよう適切な飼育を呼びかけ、人と猫が穏やかに暮らせる社会づくりにつなげたい」と話していた。
(2012年6月19日 読売新聞)
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