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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:27:55
生命科学綜合スレ。進化論から自然動物保護迄幅広く。

15とはずがたり@転載:2009/04/24(金) 14:37:03
14 名前:とはずがたり[] 投稿日:2009/04/14(火) 08:40:40

蜂群崩壊症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)とは、一夜にしてミツバチが原因不明に大量に失踪する現象である。

歴史

2006年秋〜現在にかけてセイヨウミツバチが一夜にして大量に失踪する現象が米国各地で起こっており、その数は米国で飼われているミツバチの約4分の1になる。ヨーロッパの養蜂家においても、スイス、ドイツでは小規模な報告ではあるが、他にもベルギー、フランス、オランダ、ポーランド、ギリシア、イタリア、ポルトガル、スペインにおいて同様の現象に遭遇している。また、CCDの可能性のある現象は台湾でも2007年4月に報告されている。

原因は「疫病説」(イスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV)など)、「栄養失調説」、「ネオニコチノイドやイミダクロプリドなどの殺虫剤説」、「電磁波説」、「害虫予防のための遺伝子組み換え農作物説」(3倍体トウモロコシ等)、「ミツバチへの過労働・環境の変化によるストレス説」などが唱えられているが、未だ解明はされていない。

CCDは、問題の発生した地域の商業養蜂家により報告されており、野生のコロニーや有機養蜂では発生していない。そのため、養蜂の慣習が基本的な要素であると考えられている。

1971年から2006年にかけ、米国における野生種のミツバチ数が激減(今ではほとんど存在しない)し、養蜂家の保有しているミツバチのコロニーがいささかゆるやかに、しかし顕著に減少した。これは、都市化や農薬の使用、アカリンダニ (Acarapis woodi)やミツバチヘギイタダニ (Varroa mites)、商業養蜂家の撤退などの要因が重なって累積的に減少しているものだが、2006年の終わりから2007年の始めにかけ、減少率は大きな比率となり、「蜂群崩壊症候群」(CCD)の名称を用いて、突発的なミツバチ失踪現象を表すことが提唱された。

CCDによく似た現象は、1896年にはすでに報告されている。ごく最近では、2004年から2005年の冬に同様の現象が発生し、ミツバチヘギイタダニによるものとされたものの、断定には至っていない。過去に発生した事例についても、いまだにその原因は明らかになっていない。この現象がある季節に限定されたものではないということや、通常の意味での「病気」ではない(病気であればそれを引き起こすものが存在するはず)から、この症候群は名称の変更を受けた。

兆候
CCDが発生したコロニーでは、以下の状況が同時に発生することが分かっている。
成蜂がコロニーから完全にいなくなるものの、コロニーの周囲には死んだ蜂がほとんど見られない。
コロニーには孵化前のミツバチの幼虫が存在する。蜂は通常、卵が全て孵るまで巣を放棄しない。
蜂蜜や花粉といった食料は備蓄されている。
i. これらがごく短時間のうちに他の蜂に奪われることはない(盗蜂は容易に起きない)。
ii. 食料が備蓄されていれば、蜂の巣を襲う害虫(例えば、ハチノスツヅリガやケシキスイ)からの攻撃が著しく遅くなる。
最終的なコロニー崩壊の前に生じる兆候は、
存在する幼虫を維持するだけの働き蜂が不足する。
働き蜂は若い成蜂から編成されているものと思われる。
女王蜂は残っている(すなわち、女王蜂は失われない)
コロニーの構成員は、砂糖水や蛋白質などの餌をあまり食べようとしない。

16とはずがたり@転載:2009/04/24(金) 14:37:38
>>15-16

15 名前:とはずがたり[] 投稿日:2009/04/14(火) 08:41:17
>14-15

問題の規模

症状が最初に観察され、CCDの現状が報告されている米国では、この問題が、ジョージア州、オクラホマ州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州、カリフォルニア州をはじめとする複数の州のグループでそれぞれ解析されている。

北アメリカ全体ではカナダの一部と24の州で少なくとも1件のCCDが報告されている。合衆国では2006年から2007年に養蜂の25%が消失したと言われている。ケベック州のある養蜂家は、養蜂している蜂の40%が死亡したと述べている。

インドやブラジル、ヨーロッパの一部でも同様の問題が報告されている。1990年代の初めから、フランス、ベルギー、イタリア、ドイツ、スイス、スペイン、ギリシア、ポーランド、オランダでも、完全にCCDが原因だとは認められていないものの、同様の消失は発生している[3]。オーストリアやイギリスでも同様の消失が生じているという(イギリスでは、1872年に乗員が消失した船にちなんで「マリー・セレスト号」現象と呼ばれている)。

しかし、報告されたこれら全ての例がCCDであると断定するには不確かな点が多い。CCDはかなり知られてはいたものの、症状が事細かに述べられることは稀であったためである。例えば、ドイツではヨーロッパで最初にCCDが報告されたが、ドイツの国家養蜂家組合によれば、40%のミツバチのコロニーが絶滅したものの、科学的な検証は行われていない。2007年5月現在、ドイツではCCDと断定できる事例は発生していないようだとドイツのメディアが報道している。

原因の可能性と研究

CCDの正確なメカニズムはいまだ不明である。ある報告では、CCDとイスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV)との強い関連が示されている。他の要因も関わっているかもしれず、CCDの原因として多くの要因が提案されている。


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