インド北東部に位置するビハール州(Bihar Province)は、人口が8,000万人であるが、85%の人が送電線網の無い地域で暮らしている。この州では主たるエネルギー源が、木質や家畜の排泄物のバイオマスである。木質バイオマスである籾殻は、年間180万トン発生しており、この籾殻を使って発電する「籾殻発電システム(Husk Power Systems)」が、2007年から稼動している。
*3) 同社はフライホイール装置を既に7年にわたって米国市場に供給しており、出荷したフライホイールは400基以上、総運転時間は900万時間に達したという。例えば、2015年5月には320kWのフライホイールを納入することで、米アラスカ州のChugach Electric Associationと同意したことを発表している。2015年末には運転を開始するという。