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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

30とはずがたり:2008/11/11(火) 22:55:59

関空に寒風 運休・減便相次ぐ冬ダイヤ
2008年11月10日17時14分
http://www.asahi.com/national/update/1110/OSK200811100045.html?ref=goo

 関西空港が早くも「厳冬」を迎えている。燃油高に伴う運休や減便が今月から始まり、1兆1千億円の有利子負債に苦しむ関西国際空港会社にとっては大きな痛手だ。夏以降、高い燃料代を嫌って月別の旅客数も前年割れしており、金融危機による影響も出始めている。

 11月最初の金曜日の7日午後10時すぎ、羽田発関空行きの到着便から、スーツ姿のサラリーマンや東京ディズニーリゾートの土産袋を抱えた旅行客らが降りてきた。

 10月までは、午後9時以降に羽田を出て同10時以降に関空に着く便は計4便あった。関空にとって、羽田発伊丹行きの最終便よりも1時間半以上遅いこれらの便は、東京方面への日帰り客らへのセールスポイントだったが、11月から全日空の2便が消えた。

 金曜日の夜に単身赴任先からの帰宅にこの時間帯の便を利用している大阪府和泉市内の会社員(56)は「減便で全体の席数が減ったので予約がとりにくくなる」と嘆く。

 11月から国内線旅客便の1日当たりの便は、10月より11便減って54便に。ピークだった96年の3分の2以下だ。日航は来年2月にさらに3路線を休止する。

 国際線も前年の冬ダイヤより、週当たり19便減った。旅客便は、機体や乗員を効率的に運用できるアジアやグアム、サイパン方面で新規就航が4路線、増便が6路線と踏ん張ったが、世界経済の減速を見越して貨物便が42便も減った。

 金融危機も直撃している。タイ国際航空が予定していたロサンゼルス線の再開も「世界的な経済状況が不安定になり、路線再編成を余儀なくされた」と延期になった。カナダ・バンクーバー便もなくなり、週15便まで減った北米路線は、98年夏ダイヤと比べると5分の1になった。

 旅客動向にも陰りが出始めている。米国同時多発テロ事件や新型肺炎などの影響を経て04年以降は毎年増え続けてきたが、今年度上半期(4〜9月)は前年同期の97%。燃油サーチャージの高騰で国際線が5月から前年割れし続けたのが響いた。

 このところ原油相場は下がっているが、日本航空や全日空の燃油サーチャージは3カ月ごとの見直しになっており、相場の反映は来年1月以降の発券分にずれ込む。最近の円高で日本人の海外旅行需要の高まりも期待されているが、関空会社の村山敦社長は「国内景気に及ぶ影響もあり、旅行に行く気分になるのか」と心配する。

 減便や運休は、着陸料や空港施設利用料の減収だけでなく、2期島に旅客ターミナルなどを整備する関空会社の事業計画にも影響する。整備費の予算化の条件として、関空会社は国から年間発着回数13万5千回の達成を求められているためだ。今年度上半期の発着回数は約6万7千回で目標達成も可能と思われたが、今回の減便や運休でにわかに苦しくなった。

 一方、大阪(伊丹)空港は減便がなく、2月からの運休が1路線だけ。関西空港の減便や低迷について、大阪府の橋下徹知事が「元凶は伊丹―成田便」と指摘。国際線の旅客が伊丹経由で成田に流れているとの理由で、伊丹―成田便の廃止を航空会社に求める考えを示すなど、地元自治体も不安を募らせている。(山岸達雄)


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