東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ
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統一地方選スレから東北地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
宮城スレもあったけど政治ネタは引き続き此処へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l40
北海道はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/l40
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86年,97年に続いて3度目の出馬とのこと。
市議の高野氏が出馬へ、男鹿市長選 「現状を打破」と決意
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081026c
男鹿市議会議員の高野寛志氏(64)=同市船川港比詰字餅ケ沢258ノ9=は25日、任期満了(来年4月16日)に伴う市長選に無所属で立候補する意思を固めた。同市長選への出馬の意思を明らかにしたのは高野氏が初めて。
高野氏は「男鹿市は経済をはじめ全体的に沈滞している。赤字経営が続く男鹿みなと市民病院の問題や衰退する船川地区の活性化など、現市政には危機感、責任感が足りない。男鹿の再興に全力を注ぎ、現状を打破したい」と決意を語った。公約は来月上旬に記者会見し、発表する。
市長選は3度目。初出馬した1986年は三つどもえとなり次点。2度目の97年は、佐藤一誠市長との一騎打ちに敗れた。
(2008/10/26 10:13 更新)
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白石市長に風間氏再選
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081026t11045.htm
任期満了に伴う宮城県白石市長選は26日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の風間康静氏(47)が、無所属新人の元市総務部長八島定敏氏(57)を破り、再選を果たした。
風間氏は市議会6月定例会で再選出馬の意向を表明した。1期4年の実績を強調し、施政方針「4万人都市復活大作戦」に掲げた計67事業の継続を訴えた。
4年前に支援を受けた元市長の川井貞一氏(75)が新人を擁立したが、代わりに与党を名乗る市議16人が支持。現職の強みも生かし、追いすがる八島氏を振り切った。
八島氏は、医師不足が深刻化する公立刈田総合病院の再生を最重点公約に掲げた。川井氏の旧後援会幹部らが票の掘り起こしに奔走したが、逆転までには至らなかった。
当日の有権者数は3万1920人。投票率は68.33%で、前回(61.96%)を6.37ポイント上回った。
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>>3
白石市長に風間氏再選
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081027t11038.htm
◎白石市長選開票結果(選管最終)
当 12,398風間 康静無現(2)
9,108八島 定敏無新
[かざま・こうじょう] 1960年12月23日、白石市生まれ。立正大卒。市内のひかり幼稚園副園長、妙見寺副住職を経て、2004年の市長選で初当選。白石青年会議所理事長も務めた。47歳。
2008年10月27日月曜日
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「市政継続」市民は選択 白石市長に風間氏再選
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081027t11036.htm
有力候補同士の一騎打ちとなった宮城県白石市長選は26日投開票され、現職の風間康静さん(47)が再び市政のかじ取り役に選ばれた。同市長選では約四半世紀ぶりの本格的な選挙戦を物語るかのように、再選の知らせが届いた選挙事務所では大勢の支持者が目に涙を浮かべ、喜びを爆発させた。
支持者であふれ返る白石市沢目の事務所に「当選」の連絡が入ったのは午後9時15分ごろ。「よし、勝ったぞ」「歴史的大勝利だ」。支持者たちは抱き合って歓喜の瞬間を味わった。
今回の選挙戦は、4年前に風間さんを初当選に導いた支持者の多くが相手候補に流れた。それでも風間さんの人柄を知る同級生や幼なじみが後援会に残り、勝利を信じて公務で多忙な現職を支えてきた。市議21人のうち、16人が風間さん支持を表明した。
風間さんは妻の直恵さん(47)と一緒に事務所に姿を見せ、「再選は、現職批判に負けず頑張ってくださった皆さんのおかげ」と感謝。うれし涙をぬぐいながら「皆さんとともに白石に活力を取り戻す」と抱負を述べた。
同市大手町の八島定敏さん(57)の事務所は、初当選の瞬間を待つ支持者でごった返した。落選の報を耳にした支持者たちは「信じられない」と口々に語り、ぼうぜんとした表情を浮かべた。
八島さんは「皆さんの期待に応えられなかったのは私の不徳の致すところ。今後の身の処し方については、後援会と話し合って決めたい」と力なく語った。
◎政策構築重い課題
【解説】約四半世紀ぶりとされる激戦となった白石市長選は、現職の風間康静氏(47)が制し再選された。風間氏は批判票を重く受け止めながら、次の4年間の市政運営に当たらねばならない。
今回の市長選は、元市長川井貞一氏(75)がいち早く新人の八島定敏氏(57)を擁立し、4年前に後継指名した風間氏の政治手腕を批判したため注目を集めた。
市内に多い川井氏のシンパが後援会を離れ、風間氏は陣営の立て直しを迫られた。それでも「白石を守れるのは私しかいない」と訴え、現職の強みも最大限に生かして逃げ切った。
白石市は2005年に人口が4万を割り、県南の拠点としての求心力が急落している。製造業の進出が相次ぐ仙台圏や県北に比べ地盤沈下も指摘される。
選挙戦で風間氏は新たに公約を打ち出さず、2年前に発表した施政方針をあらためて提示。チラシでは方針に掲げた一部の事業について期限を明示してみせたが、演説会での訴えは「勝たせてください」といった「お願い型」が耳に残った。
相手候補の陣営による厳しい批判を受け、自らの政治手法の正当性や堅実な財政運営を強調しようとするあまり、有権者からは「政策が欠落している」との率直な不満も聞かれた。
地方の活力低下は全国共通の傾向でもあり、もちろん現職が全責任を負う問題ではない。
しかし、知名度の低い八島氏が具体的な政策を並べた訴えで健闘した結果から、風間氏は有権者が期待する政策とは何なのかを読み取るべきだ。それは現職支持を表明した市議16人についても同様のことが言える。(白石支局・佐々木篤)
◇白石市長選開票結果(選管最終)
当 12,398風間 康静 無現(2)
9,108八島 定敏 無新
2008年10月27日月曜日
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>>5
>白石市は2005年に人口が4万を割り
気仙沼・古川・石巻・白石は、
仙台から独立した勢力として、それなりの都市規模があったのですがね。
石巻・気仙沼の港町は新住民の流入がなく、白石に至っては人口が減少している状態です。
選挙スレ的な話、
新住民の流動票が見込めるのは古川ぐらいで、他の3都市は前回と同じような得票構造になるでしょう。
白石は3区ですが、既に票田は白石周辺から名取・岩沼に移っているので、
ここで自民が票を稼いでも、仙台近郊で逆転できるほどの影響力しかありません。
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秋田県美郷町町長選町議補選。
無風だけど。。
現職の松田氏が届け出、美郷町長選告示 無投票の公算
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081104d
任期満了(11月27日)に伴う美郷町長選が4日告示され、午前8時半の立候補受け付け開始と同時に、再選を目指す現職の松田知己氏(45)=金沢西根字二ツ柳132、無所属=が届け出た。受け付けは午後5時で締め切られるが、ほかに立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。昨春の県議選に立候補した町議の失職に伴う町議補選(欠員1)には、元職と新人の2人が届け出た。
松田氏は同町六郷の選挙事務所前で第一声。「この4年間、悩みながらも前に進んできた。今後は交流人口を増やすなど町の特徴を出していきたい」と支持を訴えた。
美郷町長選立候補者
(1)松田 知己 45 無現 町長
美郷町議補選立候補者(欠員1、届け出順)
(1)高橋 福松 57 無元 農業 土 崎
(2)深沢 均 55 無新 農業 羽貫谷地
(2008/11/04 09:45 更新)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081112ddlk06010159000c.html
選挙:知事選 前県教育委員の吉村氏、出馬に前向き 連合山形が応援姿勢 /山形
来年1月8日告示の知事選(投開票25日)に、前県教育委員で行政書士の吉村美栄子氏(57)=山形市=が立候補を前向きに検討していることが11日分かった。吉村氏は毎日新聞の取材に「さまざまな方からいろんな思いを承っており、その思いを受け止めて考えたい」と出馬への意欲をみせた。
吉村氏は大江町出身。山形西高、お茶の水女子大を卒業。98年から教育委員を2期務め、現在は県入札監視委員。今年3月に開かれた知的障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス冬季山形大会」では、来県した高円宮妃久子さまのエスコート役を務めた。故吉村和夫前山形市長のおいの妻で、1男1女の母。出馬について家族には相談済みで「自分自身が考えるように、好きなようにやりなさい」と言われたという。
候補者擁立の方針を掲げている連合山形の安達忠一会長は、吉村氏が有力候補者であると認めたうえで「素晴らしい方なので、いい返事がいただければ、ぜひ応援したい」と語った。他にも、市民団体や経済界などが支援の姿勢を打ち出しているという。
知事選には現職の斎藤弘知事(51)が9月定例議会で再選を目指し出馬表明している。また、共産党県委員会も、候補者選定を急いでおり、遅くとも今月中に決定するという。【林奈緒美】
毎日新聞 2008年11月12日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081112ddlk06070190000c.html
取材ノートから:迫る知事選 /山形
衆院選が遠のく一方で知事選が迫ってきた。選挙の構図はまだ流動的だが、再選を目指し立候補を表明した斎藤弘知事に続き、前県教育委員の吉村美栄子氏の名が浮上。選挙に向けた流れが一気に加速しそうな気配だ▲斎藤知事は05年1月、県内の自民党衆院議員3人から全面的な支援を受け、ベテランの現職に挑戦。4477票というわずかな差で激戦を制した。当時新聞記者1年生の私は、直接は選挙戦を取材していない。だが、周囲の興奮ぶりを肌で感じ「山形も大きく変わるんだな」と漠然と思った▲あれから、まもなく4年がたつ。「改革」を訴え続けてきた斎藤知事は、一体、何をどう変えてきたのか。選挙前に検証してみようと思う。【大久保渉】
毎日新聞 2008年11月12日 地方版
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>>8
>吉村美栄子氏
おお,こりは有力候補だ。
寧ろ山形1区に出て貰って鹿野に県知事選逝ってこい,したいなw
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=青森3区=
田名部には少し有利な出来事か?
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2000/nto20001120.html#Anchor1
三戸町長選、久慈氏が初当選
任期満了に伴う三戸町長選は十九日投票が行われ、開票の結果、新人で元町農業委員会事務局長久慈豊氏(60)=無所属=が四千二百九十三票を獲得、現職の杉沢四郎氏(72)=同=を二百九十八票差で破り、新人の印刷業桜庭彰氏(60)=同、元農業久保房男氏(64)=同=も下して、初当選を飾った。投票率は現職と新人が一騎打ちを演じた八年の八〇・〇六%に二・三九ポイント及ばず、七七・六七%だった。
久慈氏は、野党系町議と一部与党系町議が支援。後援会組織、若手支持者が「町民総参加の町政」「町に新しいを流れを」をキャッチフレーズに商工観光課の設置、国の制度を活用した産業振興策、お年寄りと子供の交流促進など独自の政策を訴え、現職批判票に加え浮動層もとらえた。
与党系町議、農業者らの支援を受けた杉沢氏は、早くから出馬の準備を進め、町村合併に対する三戸地域のリーダーシップ、農業を中心にした産業振興、社会基盤整備の必要性を強調。四期十六年の実績を全面に選挙戦を戦ったが、多選、高齢批判をかわし切れなかった。
桜庭氏は組織に頼らず、徹底した草の根選挙を展開し、現職批判票、個人票の掘り起こしを目指したが、得票を伸ばすことはできなかった。久保氏は独自の公約を掲げたが、支持を広げることはできなかった。
◇
開票直前は「生涯を通じて、これほどすがすがしい思いをしたことはない」と淡々と選挙戦を振り返っていた久慈さんだったが“当確”の報に右手を高々と掲げ喜びを爆発させた。選挙事務所に集まった支持者らは選対事務局が流す開票速報に一喜一憂。小嶋敏式選対本部長も選挙結果に感無量の面持ちだった。
「厳しい戦いだったが、明日からは対立陣営とも話し合いの姿勢を忘れない」と抱負を語る久慈さん。町職員としての経験を踏まえ、公明正大を前面に掲げていく構えだ。
※写真は「当選確定」の知らせを聞き、支持者と抱き合って喜びを分かち合う久慈氏
当選 4,293 久慈 豊 60 無所属新
3,995 杉沢 四郎 72 無所属現
298 桜庭 彰 60 無所属新
49 久保 房男 64 無所属新
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6選目指すとは・・・
=青森1区と少しだけ青森4区=
佐々木市長出馬を表明
青森市長選「後継者いない」と強調
次期市長選への出馬を表明する佐々木市長 青森市の佐々木誠造市長(76)は17日、来年4月の次期市長選に無所属で立候補することを表明した。青森市内で記者会見し、「暗雲立ちこめる経済環境を踏まえ、この打開に向け、これまでの経験と外部への影響力を発揮したい」と述べた。佐々木氏は1989年に初当選し、現在、旧青森市時代から数えて5期目。高齢多選批判がある中、出馬を決断した理由について、「後継者はなかなかいない。強い使命感からで、市長のイスに連綿とするつもりはない。今回が最後の選挙だ」と強調した。
佐々木氏は、中心市街地活性化や行財政改革などこれまでの実績を強調。そのうえで、2010年12月の東北新幹線新青森駅開業に向けた公共交通網の整備や市役所改革などの公約を掲げた。
一方、高齢多選批判には、「指摘は承知している。反論するつもりはないが、高齢多選の何がいけないのか。悪い面ばかり強調するのではなく、経験とかいい面もあるという市民もいる」と反論。公金不正経理や窃盗事件など職員による不祥事が最近相次いでいる事態については「原点に返って、全体に対する奉仕者としての自覚と責任を持ってもらうための意識改革をしたい」とした上で、「指導は十分ではなかった」と責任を認めた。こうした不祥事は高齢多選の弊害ではないかとの指摘には、「1期でも2期でもそういうことが起きて、辞められている首長もいるので、その評価はどうするのか」と語気を強めた。
青森市長選は来年4月12日に告示され、19日に投開票される。これまでに、青森市議の関良氏(50)が出馬を表明しているほか、共産党も独自候補の擁立を目指している。
佐々木氏は11月に入り、与党会派代表らと次期市長選に関し、相次いで会談。最大会派の自民党は、佐々木氏を支持する考えをすでに伝えている。
(2008年11月18日 読売新聞)
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前回は野党系の支持を得ましたが今回はどうなるんでしょうか?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1776
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1920
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1988
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20081125ddlk02010007000c.html
選挙:青森市長選 奈良岡氏が出馬表明 長期政権からの変革求め /青森
任期満了に伴い来年4月12日告示、19日投開票される青森市長選で、元旧青森市議で米穀小売業社長の奈良岡央(ひろし)氏(52)が24日、同市孫内で街頭演説し、立候補を表明した。奈良岡氏は「長期の政治は取り巻きが大きくなり、市民の声が市長に届かなくなる。多くの問題が表面化している市政の転換を図っていかなければならない」と長期政権からの変革を求めた。
奈良岡氏は、現職の佐々木誠造市長(76)の6選出馬を受けて立候補を決意。後援会の出馬を求める声と、7月から農漁村を中心にした街頭演説で語り合ってきた市民の声が「ひとつになった」という。具体的な政策は現段階では白紙だが、「地域や生活に密着した問題を大切にしていきたい」と述べた。
奈良岡氏は奈良岡末造・旧青森市長の三男で青森市出身。94年、旧青森市議に初当選。3期11年目の05年、市議を辞職して市長選に出馬したが敗れた。次期市長選には現職の佐々木市長のほか、関良市議(50)が立候補を表明している。【矢澤秀範】
毎日新聞 2008年11月25日 地方版
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橋本五郎がもしかして出馬か?
保守分裂か自・民対決か?どうでしょうね。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081126a
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7369
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7643
自民県連が橋本氏に出馬を打診 来春の知事選
来春の知事選に向け、自民党県連が、三種町出身で読売新聞社特別編集委員の橋本五郎氏(61)=東京都=に出馬を打診していることが25日、分かった。橋本氏には同党県連を含め、複数の政党関係者らが接触しているとみられる。橋本氏は「秋田を良くしたいという思いはあるが、調整しなければならないことも多い。すぐには結論を出せない。難しい状況だ」としている。
同党県連は6月、知事選の候補者選定検討委員会を設置し、名前の挙がった県出身の中央官僚ら数人に出馬を打診したが、難色を示された経緯がある。9月ごろからは、知名度の高さや、政治記者としての経験などを重視して橋本氏に出馬の意思を確認していた。
橋本氏は秋田高—慶大法学部を経て1970年に読売新聞社に入社。政治部長、編集局次長などを経て2006年から特別編集委員。テレビや講演などでも活躍している。
知事選には、これまで元羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が出馬を表明している。
(2008/11/26 08:30 更新)
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>>8前回は保守分裂だったんですけど・・・自民はまとまりそうな気配ですね
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1525
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1701
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1719-1721
選挙:知事選 自民県議、現職「支援の会」発足へ 個人で参加を判断 /山形
自民党県議は26日、山形市の党県連会館で議員総会を開き、知事選(来年1月8日告示、25日投開票)で、再選を目指す現職の斎藤弘知事を支援する県議の会を発足させることを決めた。自民県議31人中総会には24人が出席し全員が発足に賛同した。今後、公務などで欠席した7人に説明し、他会派県議にも参加を呼び掛ける。
斎藤知事を総会に招き、知事選に向けた公約や県政運営の考え方、政党に推薦願を出さない理由などについて約1時間、意見交換した。斎藤知事は支援も要請した。その後の議員による協議で、会派としてではなく議員個人で参加するかを判断する支援の会の発足を決めた。
今井栄喜幹事長によると、欠席した7人のうち5人は海外視察などの公務、1人は祝賀会出席のため。「総会決定に委ねる」と話していた人もいた。残る1人だけ欠席理由が明らかでなかった。
今井幹事長は「31人一緒に行動をとれると思う。確認できていない人も数人いるが、しっかり説明し賛同を得たい」と結束に自信をのぞかせた。支援の会は12月上旬にも発足させる。
斎藤知事は前回選挙で政党の推薦を受けなかったが、自民党衆院議員3人が強力に支援し初当選。今回も推薦願を出しておらず、自民会派は対応に苦慮していた。【大久保渉】
毎日新聞 2008年11月27日 地方版
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不透明だヽ(`Д´)ノ
仙台市長のタクシー券 9割に行き先書かず
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081128t11043.htm
仙台市の梅原克彦市長が2006年4月―08年9月の2年半に使った市のタクシーチケットの総額約128万円のうち、行き先不明のものが計約120万円と約9割に上ることが27日、分かった。市のタクシーチケットの運用をめぐり、市監査委員が07年夏、行き先など必要事項の記入を徹底するよう市に意見をしたが、その後も梅原市長は改めず、行き先を明記していない。
河北新報社は市情報公開条例に基づき、梅原市長が2年半に使用した市秘書課のタクシーチケットの写しを入手した。
秘書課のタクシーチケットのうち、梅原市長名義の使用枚数は927枚で、金額にすると計128万8340円だった。
このうち、行き先を記していないのは875枚で、計119万2350円に上った。使用総額の9割を上回り、少額の650円から、1枚当たりの限度額に相当する5000円のチケットまであった。
市役所内部の申し合わせでは、タクシーチケットは金券に相当するため、所属課、使用者、料金、実際に通った経路を明記するよう定め、私用を禁じている。
07年7月、市監査委員が「全庁的に記載に不備のあるものが多い」として、「意見」という形で適正な取り扱いをするよう指摘。総務局が文書で適正使用の徹底を呼び掛けたが、以降も梅原市長名義のタクシーチケットのほとんどは、行き先が明記されていない。料金はすべて記入されていた。
行き先を書かない理由について、梅原市長は取材に対し「市長の仕事上、非公式に人と会うことは山のように多い。相手のプライバシーに配慮する必要がある。弾力的な運用もやむを得ない」と説明している。
2008年11月28日金曜日
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いつも思うが其処迄してうやりたいもんなんでしょうかね,地方議会の議長なんてもんは。。
「2年交代」で対立 青森市議会議長が与党会派離脱
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081127t21006.htm
青森市議会の奥谷進議長は26日までに、議長交代をめぐる意見対立を理由に、所属する自民党会派を脱会した。
市議会関係者によると、与党会派では正副議長は2年で交代するのが暗黙のルールだが、2006年11月に選任された奥谷議長は「2年交代の約束はしていない」として続投の意向を表明。会派から議長職を譲るつもりがなければ、脱会するよう求められていた。
自民党会派の木村巌会長は「口頭だが、2年交代の約束はした。会派として市議会定例会(27日開会)で、辞職勧告決議案や不信任決議案を提出する可能性もある」と話した。
2008年11月27日木曜日
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むつ市議会:議員定数26に多数決で決定−−全員協 /青森
11月29日12時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000022-mailo-l02
むつ市議会の全員協議会が28日開かれ、議員定数を現在の30から26に減らすことが多数決で決まった。条例改正案は来年3月の市議会定例会で正式に提案される。
市議の間では、合併した旧町村部の市議などから定数を現行の「30」とする意見、スリムに「24」とする意見、中間の「26」とする意見があった。村中徹也議長を除く市議26人による投票の結果、「26」が16票で多数を占めた。「30」と「24」は各5票だった。旧町村ごとの選挙区については、設置しないことで既に合意している。
村中議長は「旧町村部のこともあり、段階的に減らそうという考えがあったのでないか。第1段階としては市民の理解を得られるのではないかと思う」と評価していた。【松沢康】
11月29日朝刊
最終更新:11月29日12時1分
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>>8>>16
>>16にある>残る1人だけ欠席理由が明らかでなかった。
が阿部県議なんですかね
>自民党県議が斎藤氏を支援する会の設立を決める中、同党県議の阿部賢一県議会副議長も出席。
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081129ddlk06040089000c.html
09知事選:「温かい県政へチェンジ」、吉村氏が出馬正式表明 /山形
前県教育委員で行政書士の吉村美栄子氏(57)=山形市=が28日、山形市で記者会見を開き「冷たい県政から温かい県政へチェンジしたい」と来年の知事選(1月8日告示、25日投開票)への無所属での立候補を正式表明した。知事選には現職の斎藤弘氏(51)が再選出馬を表明している他、共産党も候補者擁立を進めている。
吉村氏は「財政健全化は必要だが、大幅な予算カットで医療、福祉、教育などに痛みが及んでいる」と指摘。「政治の最も大事な役割は、県民の生命と安全を守ること。数字のみ優先し、痛みを押しつけてはならない」と斎藤県政を批判した。
その上で、▽約3800万円の知事退職金と副知事2人制の廃止、行政の無駄の排除▽情勢に応じた弾力的な財政運営▽自らが教育委員時代に導入した少人数学級制度「さんさんプラン」の中3までの拡充▽市町村や現場の声を反映した県政運営−−などを掲げた。
県議OBや労働団体、地方議員など約100人は同日、吉村氏の支援組織「チェンジ!やまがた」(代表委員・庄司孝範県身体障害者福祉協会会長)を発足させた。幅広く支持者を募ろうと政党への推薦願は出さず、超党派による草の根運動を展開したい考えだ。
自民党県議が斎藤氏を支援する会の設立を決める中、同党県議の阿部賢一県議会副議長も出席。「個人的な立場として、今の県政のままでいいのかという思いがあった。県民一人一人が希望を持てる県政にしたい」と吉村氏支援を明言した。同党県連の今井栄喜幹事長は「正式に話を聞いておらずコメントできない」としている。
吉村氏は大江町出身。山形西高、お茶の水女子大を卒業し、98年から県教育委員を2期務め、現在は県入札監視委員。【大久保渉、林奈緒美】
◇「草の根的に支持広げたい」−−会見の主なやりとり
吉村氏の記者会見での主な一問一答は次の通り。
−−立候補の理由は。
「(斎藤知事に)期待していたのに」と感じる多くの県民の方から要望があった。秋に話をいただき悩んだけれど短い時間で決意した。
−−今の県政に対する印象は。
「冷たい県政」。医療、福祉などすべてコストで考えるのはダメだと思う。どの分野でも(予算が)一律カットなので、もう少しメリハリがあっていい。
−−医療、福祉の充実のための財源は。
知事退職金と副知事2人制を廃止する。また(東京・銀座の)アンテナショップの空き店舗に県税が支払われるなど多くの無駄がある。それらを見直す。
−−今後の運動展開は。
いろんな方に相談しながら草の根的に支持を広げたい。
◆堂々と戦う/支援検討−−各党の反応
◇今井栄喜・自民党県連幹事長
党内では大半の人が知事を支持してくれると思う。堂々と戦いたい。
◇近藤洋介・民主党県連会長
衆院選に全力を尽くすことが使命。誰からも推薦願が出ないと聞いており、各自の判断に委ねる。
◇寒河江政好・公明党県本部代表
現職批判の声を承知しているが国政での自公関係も重視したい。
◇後藤太刀味・共産党県委員会委員長
候補者擁立に向け努力するだけ。
◇高橋啓介・社民党県連幹事長
生活感覚があり、民主的に県政を運営できる方と思う。党として支援を前向きに検討していく。
毎日新聞 2008年11月29日 地方版
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http://yamagata-np.jp/news/200811/28/kj_2008112800424.php
阿部副議長、吉村氏支援の意向 県知事選
2008年11月28日 08:01
来年1月の県知事選に関し、自民党所属の阿部賢一県議会副議長(56)=西村山郡区=は27日、立候補を決めた前県教育委員の吉村美栄子氏(57)=山形市=を支援する意向を明らかにした。県議会最大会派の自民党は現職の斎藤弘氏(51)の支援組織設立を決めており、所属議員が別行動の意思を示すのは初めて。
阿部副議長は同日、山形新聞の取材に対し、「温かい県政を取り戻すには現在の体制を変える必要があると考えた。個人の立場で吉村さんを支援したい」と述べた。28日に山形市内で開かれる吉村氏の支援組織の設立発起人会にも出席する予定だという。
自民党は県連役員らが統一行動を呼び掛け、26日の会派議員総会で「斎藤知事を支援する県議の会」設立を決めた。総会には31人の所属県議のうち7人が欠席しており、阿部副議長も「考えるところがある」などとして出席しなかった。
阿部副議長は現在4期目。県議会の議会運営委員長などを務め、今年3月に副議長に就任した。党県連の政調会長や総務会長も経験している。
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>>21
これは民主勝たねばならないと云う程ではないにせよ(やっぱり現職の強みはでかいし。。)期待持てそうな展開も考えられるんでは??
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>発起人会には、自民党県連政調会長などを務めた阿部賢一県議会副議長や自民党国会議員秘書も出席した。
誰の秘書だ!?加藤は斉藤の張本人だし・・・
遠武の秘書が出ても保守票きり崩せないだろう・・・
つことは、遠藤利明か?
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081129t51004.htm
山形知事選、保守取り込み焦点 吉村氏出馬表明
支援組織の設立発起人会であいさつに向かう吉村氏
任期満了に伴う山形県知事選(来年1月8日告示、同25日投開票)に立候補する意向を表明した行政書士の吉村美栄子氏(57)=山形市=は「県民党」を掲げるが、擁立作業は連合山形が主導し、民主、社民両党や高橋和雄前知事の支持者らが連携して進めた。支援組織には自民党県議も名を連ね、保守層への食い込みを狙う。再選を目指す現職の斎藤弘氏(51)の陣営は、対立候補の出現に緊張感を高めている。
山形市内であった吉村氏の支援組織「チェンジ!やまがた」の設立発起人会。壇上の呼び掛け人6人は吉村氏の友人や市民団体の仲間だった。発起人会の代表に吉村氏の出身地・大江町在住の庄司孝範県身体障害者福祉協会会長が就任。約100人の出席者には労組関係者や高橋前知事の支持者の姿も目立った。
吉村氏の擁立劇は、連合山形の安達忠一会長が斎藤県政を転換する必要性を呼び掛けたことが呼び水となった。「賛同者が増え、緩やかな雲のようなつながりが広がった」と連合幹部は語る。
吉村氏が候補に浮上したきっかけの一つは、3月、山形市内で開催された知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス冬季大会山形大会」でボランティアスタッフを務めたことだ。元県議で元民主党県連幹事長の荒井進氏が大会実行委員長を務め、事務局は連合山形OBが支えた。
吉村氏は高橋前知事時代に県教育委員を務め、高橋氏の支持者の間では知られた存在。市民団体にも知人が多く、連合内では早い時期から有力な選択肢だった。
連合山形は発起人会設立までの事務作業を仕切り、民主、社民両党も支援に向け動いている。
民主党県連の木村政信幹事長は「吉村氏からは、温かい政治を実現したいという思いが伝わり、全面的に支援したい気持ちがある」と語る。社民党県連の高橋啓介幹事長は「県民の声に耳を傾けない斎藤県政は変える必要がある。吉村氏は県民中心の政治をかなえてくれる」と期待する。
両党とも吉村氏が政党への推薦要請を見送るたため、「党としての支援の形は今後検討する」(木村幹事長)という。
発起人会には、自民党県連政調会長などを務めた阿部賢一県議会副議長や自民党国会議員秘書も出席した。吉村氏を支援する民主党系のある県議は「一部の自民党関係者の支持を得られる明確な見通しが立ったことが、立候補を決意する決め手になった。保守層の切り崩しが勝敗の鍵を握る」と力を込めた。
◎斎藤氏「必ず勝つ」 自民は全力支援、対決鮮明
山形県知事選に、行政書士の吉村美栄子氏(57)が立候補を表明したことを受け、現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)は28日、取材に対し「必ず勝つ信念で戦う」と強い対抗姿勢を見せた。選挙戦の進め方にも触れ、「知事選で初となる本格的なマニフェスト型選挙を展開する」と厳しい表情で語った。
吉村氏を支援する組織の設立発起人会には、自民党県議で県議会副議長の阿部賢一氏が出席した。自民党会派は現在、所属県議らによる斎藤氏の支援組織の準備を進めている。
阿部氏は「斎藤氏に対する党の公認や推薦はなく、縛りはない。斎藤県政は数字優先で県民への温かさがない」と離反の理由を語った。自民内の追随する動きについては、「ノーコメントだ」と含みを持たせた。
自民党県連の今井栄喜幹事長は「(阿部氏本から)事情を聴いていない」と、阿部氏の動きについては言及を避けた。一方、対立候補が現れたことには「今回の知事選は、国政の政権与党と野党の構図を映している。相手候補は民主の流れを組んでいる。次期衆院選も視野に入れて、自民に近い斎藤氏を全力で支援する」と対立軸を鮮明にした。
2008年11月29日土曜日
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中村元県議が出馬へ
十和田市長選
来年1月に行われる十和田市長選で、元県議の中村友信氏(53)が29日、立候補を表明した。中村氏は十和田市内で同日開かれた後援会幹部会議の席上、「現在の市政は、箱物行政だ。市民の声がまっすぐ市長に届くためには、トップを替えなければならない」と決意を語った。
中村氏は、旧十和田市議を1期務めた後、2003年の県議選に当選。2005年9月の衆院選に青森2区から立候補したが落選した。父は、旧十和田市長を通算5期務めた故・亨三氏。
次期市長選を巡っては、現職の中野渡春雄氏(71)と元県畜産協会専務理事の小山田久氏(62)が立候補を表明している。
(2008年11月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20081130-OYT8T00129.htm
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>>24
■2005年選挙得票
1 江渡聡徳 自由民主党 前 89,887 当選
2 中村友信 民主党 新 46,124
3 木下千代治 社会民主党 新 13,327
4 市川俊光 日本共産党 新 4,941
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>>17
結構政務として動いていて誤魔化しきれないと判断したのではないか。これは公金横領事件であるヽ(`Д´)ノ
「今後は行き先明記」 仙台市長、タクシー代返納
行き先不明のタクシー料金を返納したことを明らかにする梅原市長=2日、仙台市役所
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081203t11041.htm
仙台市の梅原克彦市長が行き先を記入せずに多額のタクシーチケットを使うなどしていた問題で、梅原市長は2日、2005年8月の就任後に公費支出したタクシー料金のうち、行き先不明分の約221万円を1日に返納したことを明らかにし、今後は行き先を明記する考えを示した。
河北新報社が情報公開請求で資料を入手した06年4月―08年9月の以前にも、行き先不明のチケットや東京で使用したクーポン券が計24万円あることが判明した。
返納総額は05年8月―08年9月分の221万670円。内訳は、タクシーチケットが計1110件で143万8940円。タクシークーポン券が計254件で77万1730円。
問題が明らかになった先月28日、梅原市長は「やましい点はなく、返納しない」と明言した。今回、一転して返納を決めたことについては「市民から疑問を寄せられるのは本意ではない。市のトップの責任をまっとうするためにも、修正するべきだという考えに至った」と述べた。
市秘書課は「公金の支出に対する返還であり、政治家の寄付行為を禁じている公職選挙法には抵触しないと判断した」と話している。
◎一問一答/機密保持重視しすぎた
仙台市の梅原克彦市長は2日の定例記者会見で、タクシーチケットに行き先を記入しなかったことについて「機密保持にやや重点を置きすぎた」と述べた。一問一答は次の通り。
―機密とは何か。
「人事、政策などで大学や医療関係者に相談したり、直談判したりする。慎重な対応が重要になる。住所を番地まで特定しないように記載していれば、規則上問題なく、工夫の余地はあった」
―行き先不明は9割を超える。機密事項はそんなに多いのか。
「多いと思う。一つの人事を執行するとき、周到な根回しと打診、説得が要る。企画立案の段階で複数に打診し、相談する。政策面で円滑に進める上で、固有名詞を割り出されることはマイナスになる」
―政務と公務の線引きをしているか。
「政務はほとんどない。政治家であっても、市長の立場で公務で会っている。東京の政治家には、市地下鉄東西線、産学連携など政策に深くかかわる事項で会っている。市として説明し、要望し、根回しをしている」
―1日最高9万円というハイヤーの使用は「高い」との声がある。
「訪問先でのやりとりを担当部局に報告し指示を与える。電車でもタクシーでもできない。『走る執務室』『動く市長室』と考えてほしい。私は、移動中もすさまじい勢いで仕事をしている」
2008年12月03日水曜日
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納得できる説明を 仙台市長に批判、不満…擁護も
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081203t11043.htm
行き先を無記入のタクシーチケットなどを使っていた問題で、仙台市の梅原克彦市長が2日、行き先不明分のタクシー料金を返納したことを明らかにした。総額約221万円。「市民から疑問を寄せられるのは本意ではない」と理由を説明する市長に、市役所職員や市民からは「説明責任を果たしてほしい」「私的使用の疑いが強まった」と批判的な声が上がる一方、理解を示す市幹部もいた。
梅原市長が返納したのは1日。「返納しない」と明言してわずか3日後だった。仙台市のある幹部は「あっさり前言を撤回していいのか。市長や政治家の言葉は軽いものであってはならないはずだ」と言う。
別の幹部は「ゼネコン汚職や食糧費問題以降、仙台市は情報公開によって市民との信頼関係を築いてきた。なぜ返還したのかを、市長は自分の言葉で市民を納得させる説明責任を果たしてほしい」と望んだ。
一方、行き先を書かなかった梅原市長を擁護する幹部も。「市長は政治家。自分が訪ねる先を詳細に明らかにされたくないという思いも分かる」と話した。
タクシーをどれだけ使うかは、市長の裁量に委ねられている。市民からの矛先は、この点にも及んだ。
太白区の男性会社員(29)は「市長のタクシー使用に制限がないのは、いただけない」と市の制度の不備を指摘。青葉区のパート女性(50)は「市役所のお金の扱い方が甘すぎる」と批判した。
青葉区の女性会社員(41)は「市長が返納したことで逆に、私的に使っていたのではないかと疑ってしまう。市役所の情報公開の透明性が薄れてきている」と嘆いた。
◎公務なら公用車で 解決にはならない
前宮城県知事の浅野史郎慶大教授の話 「100パーセント公務で私的利用はない」としながら、一部を自主返納したのは矛盾に思える。本来、公務ならば可能な限り公用車を使うべきだろう。知事だった当時、公務でタクシーを使う機会はほとんどなかった。仕事が終われば公用車を返し、タクシーを使うのは政治活動などプライベートな部分。当然、私費でタクシーを拾って帰ったし、公務と政務は整理していた。タクシーチケットに行き先を記入しないのを「機密保持のため」と説明しているが、体験に照らせば政務でそんな場面はあっても、公務で相手の厳重な秘匿が必要な場面はあまりなかった。まるで警察の捜査報償費みたいな話だ。
◇ ◇
仙台市民オンブズマンの庫山恒輔元事務局長の話 行き先不明分を返せば金銭的な問題がなくなり、返還請求訴訟は逃れられる。しかし、それで解決にはならない。返金すること自体、使い方に問題があったと認めているのと同じだ。市長が不適切な公金の使い方をしていたということは、職員もおかしな使い方をしている可能性がある。組織全体の使用実態を明らかにし、問題があれば自身を含めて処分して、初めて問題がないと言えるのではないか。市監査委員の指摘を無視しており、監査委員が甘くみられている。監査委員が公金のチェック役になっていないのも問題だ。
2008年12月03日水曜日
公金への意識に「軽さ」 仙台市長タクシー券
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1768
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担当職員懲戒免職にはならないんですねぇ。。
なんか考慮すべき事由があったのかただ県が責任逃れしているだけなのか。
知事責任めぐり県議会対立 青森・品種取り消し
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081203t21005.htm
青森県の品種登録取り消し問題をめぐり、県議会で与野党会派の対立が深まっている。野党の民主党会派「新政会」が三村申吾知事の責任を問う異例の決議を提案したのに対して、与党最大会派の自民党と「公明・健政会」が立ちはだかり、結局、決議案は“不発”に終わった。新政会は、麻生内閣の支持率低迷を追い風に攻勢に出ており、重要議案に反対する強硬論も浮上。県議会は波乱含みの展開だ。
「特別監察は原因究明が不十分だ」「知事はおとがめなしか」。11月下旬の県議会11月定例会の一般質問で登壇した新政会の議員が、特別監察の内容とともに、三村知事の責任を追及した。しかし、県側の対応が煮え切らないとみるや、新政会は野党連合の構築に乗り出した。
その柱になったのが「品種登録と知的財産に関する決議案」。「実態解明と知事の責任の果たし方が不十分との県民の怒りに対し、県執行部は責任を果たすべきだ」という内容だった。
新政会の斗賀寿一会長は「議会の総意として事の重大さを指摘しておく必要がある」と説き、野党五会派と無所属議員の賛同も取り付けた。
決議が採択されれば、与党に支えられる三村県政の失点に。不採択なら「県民の目線からかけ離れている」として、知事をかばう自民、公明・健政会の姿勢を浮き彫りにできる。どちらに転んでも、次期衆院選をにらみ、民主の存在をアピールすることになる。
一方、自民党は監察結果の公表翌日の11月13日、再発防止策の検討を求める要請文を先んじて県側に提出。新政会の決議案に対しては「知事も議会で十分に説明し、改善策も示されている」(西谷洌議員総会長)として、公明・健政会とともに反対に回った。
斗賀会長は「県と一緒に幕引きを図るつもりなのか、要請は早すぎた。知事を擁護することが議員の仕事ではない」と憤るが、西谷議員総会長らは「重大な問題にいち早く対応しただけ。知事をかばっているわけではない」と反論する。
11月定例会には、県側から次期県基本計画が提案されている。地域経済の停滞や人口減などに悩む青森の将来を見据え、2009年度から5カ年の施策が盛り込まれた重要議案の一つだ。
「県としては一人でも多くの議員の賛同を得て、全会一致に近い形で県民に示したいはず」と新政会議員の1人。与野党対決ムードが激化する中、基本計画の採決は定例会最終日の10日に迫る。この議員は「可決されたとしても、野党議員の反対が多いほど価値が下がる。決議案に乗らなかった与党が結果的に、三村県政の足を引っ張ることになる」と話している。
[品種登録の取り消し問題] 青森県が開発したリンゴなど農産物5種で納付期限の4月中旬までに登録料が納められず、10月に登録抹消が判明。県総務部による特別監察が行われ、11月12日、監察結果を公表し、担当職員を停職6カ月、関係職員6人を減給10分の1(1カ月)などの懲戒処分とし、農林水産部長を事実上更迭した。担当職員は同30日付で退職した。
2008年12月03日水曜日
農業スレの関連レス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/586-592
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大館市議の定数削減案を提案へ 2減の「28」で可決の見通し
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081203h
大館市議会の各派代表者会議が2日開かれ、議員定数を現行「30」から2削減して「28」とする議員定数条例の一部改正案を、賛成会派代表による議員提案として同日開会の12月定例会中に提案することを決めた。最終日の18日に追加提案する。賛成多数で可決される見通し。
同会議では議会改革協議会会長の虻川久崇議長が、議員定数への同協議会での意見集約結果が平成会(14人)、いぶき21(7人)、公明党(1人)、無所属(1人)は賛成または賛成やむなしで、市民クラブ(4人)、共産党(1人)は現状維持との意見だったと報告。これを踏まえて提案するかどうかを諮った。「なぜ2減なのか理由が不透明」との意見があったが、ほかに異論は出ず、了承した。併せて「今後の市の人口の推移および地域経済動向などを勘案した」との提案理由を確認した。
同市議会の現行定数「30」は法定の上限で、現在は欠員1。先月4日の同協議会で定数2減を提案した平成会は「市は行財政改革に取り組み、職員定数を114人削減して合併前の水準とする計画を進行中。議会も定数を合併前の水準にすることが改革の一歩」としている。
(2008/12/03 11:23 更新)
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後援会長って所が深刻ですな〜。自民党だから別に良いけど。
青森八戸「美人すぎる市議」ピンチ!
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081203/plc0812031119004-n1.htm
2008.12.3 11:19
藤川ゆり市議の初DVD「love navi八戸」 「美人すぎる市議」と話題になった青森県八戸市の藤川ゆり市議(28)が“政治生命の危機”を迎えている。後援会の会長らが公職選挙法違反などで県警八戸署に告発状を提出したのだ。
★藤川市議関連の記事一覧はこちら
2日までに告発状を出したのは、八戸市民オンブズマン(山日誠一会長)と藤川ゆり後援会の佐々木聡会長で、2007年度の政治資金収支報告書に個人からの献金や取材などで受け取ったギャラなどが全く記載されておらず、公選法違反に当たるとしている。
山日会長は「『藤娘会』名義で献金を募ったが、収支報告書にはその献金や雑誌などの取材のギャラの記載がない」と指摘している。
一方、藤川市議は「昨年12月31日までの収支が今の報告書(2007年度)に記載されているが、献金が寄せられたのはテレビに出るようになってからなので、それは次回の会計年度に計上されるもの。08年度の報告書ではきちんと処理するつもり」と反論。
ところが山日会長が2日、07年9月の日付が入った献金についての証拠2件が手元にあるとして「これは氷山の一角だ」と追撃すると、藤川市議は「1件は返金した。もう1件はメールが届くかどうか知人が確認してくれたもの」と釈明し、両者の主張は平行線のままとなっている。
後援会長らから“不信任”をつきつけられた藤川市議。潔白を証明し信頼を取り戻せるのか。
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寺田氏、態度表明先送り 秋田知事選
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081202t41004.htm
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岸参院議員が吉村氏支援へ 県知事選・自民党内で対応の違いが鮮明に
2008年12月05日 09:09
http://yamagata-np.jp/news/200812/05/kj_2008120500066.php
来年1月の県知事選で、自民党の岸宏一参院議員は4日までに、新人で前県教育委員の吉村美栄子氏(57)=山形市=を支援する意向を固めた。自民党は、衆院議員3人が現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)=同=の支持を打ち出し、所属県議も支援の会を組織しており、党内で対応の違いが鮮明になった。
岸氏は4日、山形新聞の取材に対し「斎藤県政と県民との間に距離を感じる。財政政策一つとってもメリハリがなく、ぬくもりが感じられない。県民党を標榜(ひょうぼう)するトップでありながら、特定の勢力だけを見て県政を運営する姿勢に不信感を覚える」と語った。
斎藤氏はどの政党にも推薦を求めない方針で、自民党では既に、阿部賢一県議会副議長が吉村氏の支援を明確にし、青柳信雄県議も支援の会への不参加を表明しており、岸氏の態度表明で分裂の様相を呈してきた。
岸氏は金山町長から転身して1998年に参院選に初当選し、現在2期目。2001年から03年まで自民党県連会長を務めた。前回の県知事選では当時現職の高橋和雄氏を支持。加藤紘一、遠藤武彦、遠藤利明の各衆院議員は新人だった斎藤氏を全面的に支援し、県議の対応も分かれたため党県連は自主投票を選択し、分裂選挙となった。
一方、吉村氏の陣営は4日、総合選対本部を設置した。結成会議を山形市内で開き、役員体制などを決定。選対本部長には、伊勢和正山形ワシントンホテル社長が就き、県議や県議OBなどで構成する幹事会を設けた。支援組織の役員や支持者ら約80人が出席した。
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>>32
楽しくなってきました!
>青柳議員は(中略)吉村氏の支援に回るとみられる。
岸も加藤に近かったと思うんだけどな
http://yamagata-np.jp/news/200812/04/kj_2008120400051.php
自民県議ら30人が参加 斎藤知事支援の会
2008年12月04日 10:24
来年1月の県知事選に向け、再選を目指す現職の斎藤弘氏(51)=山形市=を支援する「県議の会」が3日、発足した。県議有志の組織で、自民党(31人)から29人と、県政・公明クラブの楳津博士議員(寒河江市区)の合わせて30人が参加。代表に後藤源議員(米沢市区)を選出し、一丸となって知事選に臨むことを確認した。
設立会議は、発足に向けた県議会最大会派・自民党の今井栄喜県連幹事長の呼び掛けに賛同する議員が集い、山形市の同党県連会館で開かれた。会の運営は、地域などに配慮した10人の世話人会が中心となる。その代表に後藤議員、副代表に佐藤藤弥議員(酒田市・飽海郡区)、事務局長に金沢忠一議員(山形市区)が就任。また、阿部信矢議長は顧問となった。
自民会派以外から参加した楳津議員は「厳しい選択だった。財政再建に向けて取り組む斎藤知事の姿勢を評価している。その中で出てきた痛みをなくし、県民が元気になれるように、一緒に頑張っていきたい」と話した。
記者会見した今井幹事長は「議員個々の意思で集まった。大きな力であり、一枚岩になって斎藤知事を支えていく」と述べ、後藤代表は「支援する他の団体と連携を図りながら、一致団結して知事選に臨む」と決意を披露。県議の会設立会議に駆けつけた斎藤氏は「30人の支援をいただき、頼もしく、大変感謝している」などと語った。
阿部賢氏、青柳氏は不参加
一方、自民党では今井幹事長が、会派所属議員全員による統一行動を呼び掛けていたが、労働団体や民主、社民、連合系の県議、超党派の県議OBらが後押しする前県教育委員の吉村美栄子氏(57)=山形市=の支援を表明している阿部賢一副議長に加え、青柳信雄議員(東根市区)が不参加。青柳議員は同日夕、山形新聞の取材に対し、不参加の理由を「斎藤知事とはこれまで心の通った会話ができなかった。県民の目線で考え、決断した」と述べた。今後の行動については「あらためて考え、判断する」としているものの、吉村氏の支援に回るとみられる。
http://yamagata-np.jp/news/200812/05/kj_2008120500081.php
岸参院議員が吉村氏支援を表明 斎藤氏の批判を展開・県知事選
2008年12月05日 21:53
県知事選での吉村美栄子氏の支援を表明する岸宏一参院議員=山形市 来年1月の県知事選で、新人で前県教育委員の吉村美栄子氏(57)=山形市=を支援する意向を固めた自民党の岸宏一参院議員は5日、山形市の事務所で記者会見し、支援を表明した。吉村氏の総合選対本部の最高顧問に就く。
岸氏は記者会見で、「感ずるところがあり吉村さん支持の気持ちを固めた」と切り出し、その理由として現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)の批判を展開。「県民党でいくとしながら自民党の県議会会派に支援を要請した。パフォーマンスに偏りすぎ、言動にそごがある。農業や教育などでも温かみに欠ける県政に突き当たる」と指摘し、「県政の閉塞(へいそく)感を打破し、新しい時代を切り開く意味で吉村氏支援を決意した」と述べた。
吉村氏本人に関しては「若くして夫を亡くし、立派に子どもを育て上げた。温かみのある山形県民そのものだ。会えばきっと好感を持ってくれる」とした。
自民党は衆院議員3人が斎藤氏を支持し、所属県議も31人中、29人が支援の会に参加した。岸氏は「これまで誰かを誘ったことはなく、今後も一切行わない」と強調。その上で、党県連が6日に支部長・幹事長会議を開くことに触れ、「(推薦申請していない)現職の支持や応援を決めるとしたら、自民はどうなっているのかとなり、逆に心配している」とし執行部の動きをけん制した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20081206-OYT8T00059.htm
県議4選挙区 飛び地解消
隣接市区と統合 検討委決定
次期県議選(2011年)での選挙区割りを検討する県議会の選挙区区域等検討委員会は5日、同じ選挙区なのに飛び地となっていた伊達郡や耶麻郡など4選挙区について、隣接する市選挙区と統合して一つの選挙区とすることを決めた。飛び地を解消した戦後初めての大がかりな再編はこれで終了し、選挙区数は23から19になる。定数は58のまま。来年2月の県議会で条例化する見通し。
区割りの見直しは、「平成の大合併」で進んだ市町村の再編に対応するもの。公職選挙法では、選挙区の区割りは市単位または郡単位と定められているが、議員1人当たりの人口数に格差が生じたり、選挙区が分断されたりする問題が起きていた。
この日決まった飛び地の扱いは、西白河郡を白河市(定数計3)、耶麻郡を喜多方市(同3)、田村郡を田村市(同2)、伊達郡を伊達市(同3)と同じ選挙区に統合するもの。対象選挙区の一部議員からは「選挙区が広すぎる」との声も出たが、4選挙区とも同一基準にすべきと判断した。定数はいずれも統合前の数をそのまま足した。
合併に伴う人口減が著しく、隣接する選挙区との統合が義務づけられた「強制合区」については、新地町と相馬市(同1)、飯舘村と南相馬市(同2)、大玉村と本宮市(同1)を同じ選挙区とすることが既に決定。人口が少ない場合に隣接する選挙区と統合できる「任意合区」についても、鏡石町・天栄村と須賀川市(同3)を同じ選挙区にすることが決まっている。
2007年の県議選は、従来の選挙区域での実施を1回のみ認める合併特例法を適用し、現行選挙区のままで行っていた。
(2008年12月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20081206-OYT8T00060.htm
共産、吉村氏支援へ
自民・岸参院議員も
共産党が、来年1月の知事選に出馬する行政書士吉村美栄子氏(57)を支援する方向で検討に入ったことが5日、わかった。関係者によると、7日に党県委員会関係者が吉村氏と面談し、吉村氏の政策が共感できることを確認すれば、8日にも支援を発表する見通し。
関係者によると、党県委員会と市民団体「県民のための明るい県政をつくる会」は連携して知事選候補の擁立を進めているが、一方で、吉村氏が11月28日の出馬記者会見で打ち出した基本姿勢に共感できる部分があるとして、吉村氏を支援できないか水面下で検討している。共産党は当初、11月中の候補者擁立を目指していたが、吉村氏への支援の検討を始めたことで、擁立作業がずれ込んでいるという。
また、自民党の岸宏一参院議員は5日、山形市内で記者会見し、知事選で吉村氏を支援する考えを示した。
岸氏は、再選を目指す現職の斎藤弘氏(51)が“県民党”を掲げる一方で、自民党県議に支援を求めているとし、「言っていることとやっていることが一致していない」と批判、「知事は県民の相談相手になったり勇気づけたりする姿勢が必要だが、温かみに欠ける」と述べた。ただ、「私はどの県議にも『こっち(吉村氏陣営)に来ないか』と誘っていない」と話した。
同党の県選出衆院議員3人と自民党県議29人は、斎藤氏の支持を決めている。
(2008年12月6日 読売新聞)
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保守分裂かも?
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20081206ddlk07010256000c.html
選挙:郡山市長選 現職が出馬表明 原氏が再選目指し /福島
郡山市の原正夫市長(65)は5日の市議会で、任期満了(来年4月26日)に伴う同市長選に再選を目指し立候補する意向を表明した。原市長は一般質問に「市政の舵(かじ)取りの機会を再度与えていただけたら、引き続いて全身全霊で市政の執行に当たる決意」と述べた。
原市長は、1期目の実績として産業活性化や音楽都市宣言などを挙げ、来年度からは医療費無料化の対象を、現行の就学前児童から小学3年生まで引き上げる方針も示した。2期目をにらみ、「今年からスタートした第5次総合計画や開成山地区整備の実現に努力したい」と語った。
原市長は同市議、県議を経て、05年4月の前回市長選で初当選。前回に続き、無所属で出馬する考え。
同市長選には、元郵政審議官で法政大情報技術研究センター教授の品川万里(まさと)氏(63)が出馬の準備を進めている。毎日新聞の取材に対し、「郡山を一層発展させたいという多くの市民の声を重く受け止め、しかるべき時期に意思表明したい」と話した。【坂本智尚】
毎日新聞 2008年12月6日 地方版
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郡山市長選 品川元郵政審議官が浮上 出馬否定せず
任期満了に伴い、来年4月に予定される福島県郡山市長選の有力候補者に、元郵政審議官の品川万里(まさと)氏(63)が浮上していることが26日、分かった。品川氏は明言を避けているが、出馬すれば現市政に批判的な勢力の結集軸になる可能性がある。
品川氏は同日、河北新報社の取材に対し「今日の段階ではノーコメント」と話したが、出馬の可能性を否定せず、含みを持たせた。
関係者によると、品川氏は既に市内の複数の政財界関係者と接触し、出馬に向けてあいさつ回りをしているとされる。先月下旬には、福島市で県内の有力政治家と面会。その際も取材に対し「ノーコメント」と述べていた。
品川氏は福島県出身で、郡山市内の小中学校に在籍した。東大法学部を卒業後、旧郵政省に入り、東北郵政局長や放送行政局長、郵政審議官などを歴任。現在は日興コーディアル証券顧問や法政大情報技術研究センター教授を務めている。
郡山市長選をめぐっては、現職の原正夫氏(64)が再選を目指して立候補するとみられ、来月5日にも態度を表明する。今のところ、ほかに立候補の動きは表面化していない。
2008年11月27日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081127t61011.htm
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民主主導で相乗りしたいと・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081207t41009.htm
秋田知事選 民主、超党派候補擁立を呼び掛けへ
任期満了に伴う来春の秋田県知事選で、民主党県連は6日、秋田市で開いた常任幹事会で、同党から自民党を含む各政党や団体に対し、超党派での統一候補擁立を呼び掛ける方針を決めた。
政党では次期衆院選で県内選挙区に候補者を立てる方針の自民、社民、共産各党に働き掛け、団体は経済団体や農業団体、連合秋田などの労働団体に参加を要請し、年内には枠組みを固める。
幹事会では「公認・推薦候補を擁立するのが政党の基本」と確認した上で、政党同士が争っているような経済状態ではないとして「まずは党派を超えた擁立の枠組みを模索すべきだ」との認識で一致したという。
民主党とともに、現職の寺田典城氏(68)を支援してきた社民党、連合秋田には三者共闘の堅持を望む声もあるが、高松和夫幹事長は「三者共闘を壊すことはない。共闘をさらに広げたいだけだ」と理解を求めた。
知事選では、自民党が読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(61)=三種町出身=に出馬を打診中。前向きな回答が得られれば、同党も超党派での擁立を目指すとしている。
民主党は「候補者は枠組みができた後、真っさらな状態から一緒に探す」との考えで、自民党が民主党の呼び掛けに応じるかどうかが今後の焦点となりそうだ。
寺田学代表は「県民生活を第一に考え、大同団結できることを心から願うが、もしこの枠組みが成就せず、自民対非自民の構図となれば、その時は政党の基本路線に立ち返る」と話している。
2008年12月07日日曜日
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1963
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2067
県知事選で自民・民主両方から名前が挙がってたんですね。
>民主党国会議員団と都内で候補者擁立について協議し、
>元郵政審議官で証券会社顧問の品川万里氏(61)=白河市出身=、
>ただ、品川氏は自民党も既に擁立に向けた調整に着手。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3146
◇05年郡山市長選開票結果(選管最終)
当69,565 原正夫 無新
43,829 佐藤憲保 無新
28,590 諸橋泰夫 無新←民主支持
4,823 佐藤克朗 共新
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と っ と と 辞 め や が れ ヽ(`Д´)ノ
タクシー券譲渡 仙台市長が陳謝「費用弁償の考え」
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081210t13034.htm
仙台市の梅原克彦市長が行き先を記入せずに多額のタクシーチケットを使うなどしていた問題で、梅原市長は9日、報道関係者の取材に対し、第三者にチケットを譲渡したことをあらためて認め、「率直におわびしたい」と陳謝した。
梅原市長は、就任から約3年間で第三者に渡していたタクシーチケットが「記憶では50枚前後ある」と説明した。
渡した理由については「市長の仕事は非公式に人と会って、市政についての意見を聞くことも多い。公務のために足を運んでくれた人に渡す、費用弁償という考え方だった」と主張した。
記者会見などで「渡していない」と虚偽の説明をした点を問われると、「うそをつくつもりはなかった」「チケットを渡した相手への配慮からだった」と釈明した。
その上で「市民から行政や私に対する不信があるとすれば、私の至らぬ部分に起因するもの。大変申し訳なく思っている」と述べた。
「問題が大きくなっている。市長を辞任する意向はあるのか」との質問には、「一切ない。私は仙台市民のために一生懸命に仕事をしている」と強調した。
2008年12月10日水曜日
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=秋田3区=
前回の構図は、当選:自民、公明、社民、共産vs落選:民主、知事派
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1951
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1978
※秋田3区地域対立
大曲仙北:御法川
由利本庄:村岡
湯沢:京野
http://mainichi.jp/area/akita/news/20081210ddlk05010024000c.html
柳田・由利本荘市長:「勇退選ぶ」 「市の将来は後進に」 /秋田
由利本荘市の柳田弘市長(77)は9日、12月定例市議会の一般質問で、任期満了(4月16日)に伴う次期市長選に立候補しない考えを示した。
柳田市長は「由利本荘市の初代市長として1期4年間の責務はすべて果たせると確信している」と述べたうえで「この際、市の将来は後進にお任せするべく、勇退の道を選択いたしたい」と答弁。不出馬の意向を明らかにした。
柳田市長は岩手大農学部卒。県由利地方部長や県生活環境部長を経て91年、旧本荘市長に初当選した。旧本荘市と由利郡7町の合併に伴い発足した由利本荘市の市長選で元県議の長谷部誠氏を破り、初代市長に就任した。
次の市長選にはこれまで、長谷部氏が無所属で立候補の意思を表明している。【馬場直子】
毎日新聞 2008年12月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/akita/news/20081205ddlk05010043000c.html
選挙:由利本荘市長選 長谷部氏が無所属で出馬表明 /秋田
元県議の長谷部誠氏(57)が4日、次の由利本荘市長選(09年4月任期満了)に無所属で立候補することを表明した。
長谷部氏は同市出身で同志社大卒。県職員を経て県議を6期務め、05年の同市長選に立候補したが柳田弘市長に705票差で敗れた。
後援会事務所で会見した長谷部氏は「現在の市政は説明責任を果たさず、市民との合意形成も不足」と批判。公約に財政改革を掲げ、市民の生の声を市政に生かしたいと話した。また鳥海山を核とした観光政策の振興にも意欲を見せた。【野原寛史】
毎日新聞 2008年12月5日 地方版
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>>33とか
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1228717991400_02/news/20081208-OYT8T00465.htm
<上> 「改革」と「ひずみ」 どう評価
静かな委員会室に、議員らの苦笑いが起きた。10月8日の県議会予算特別委員会で、知事斎藤弘(51)本人の口から「ひずみ」という言葉が出たからだ。「4年間の成果とひずみをどう思うか」と問うた自民党議員の小野幸作に対する答弁。斎藤は「ひずみを含めての(自己)評価を、とのことだが、改革の過程で、歳出削減の点のみがクローズアップされがちだ」と述べ、続けた。「私は持続的な県政運営が可能となるような仕組み作りに心血を注いだ。県政運営の土台づくりができたと思っている」――。
改革に伴って出た「痛み」や「ひずみ」……。県財政の再建を「一丁目一番地」に掲げ、歳出削減と県債残高削減に取り組んだ斎藤について回る言葉だ。県債残高の2年連続削減を達成したが、一方で各種事業への補助金カットや歳出削減で、建設、福祉関係従事者などの一部に不満も出た。二つの言葉は、知事を支える自民党県議らも臆(おく)せず使う。
11月28日に出馬を表明した行政書士吉村美栄子(57)は、記者会見で真っ先に「冷たい県政という声がいろいろな所から聞こえてくる。温かい、心の通う県政にしたい」と述べ、「医療、福祉、教育、農林業、すべての分野で一律カットするのではなく、もう少しメリハリがあっていい。財政難の一言で『無理』と言われれば、疲弊し切ってしまう」と続けた。
斎藤も気にしている。9月30日に出した知事選の公約骨子に、「改革」の文字を前面に出さなかった。「『改革』という言葉は色あせた響きを持つので……」。記者会見では思わず本音が出た。
今月1日に発表した新マニフェスト(政策綱領)には、「温かさ」「ぬくもり」「安全・安心」といった言葉が並ぶ。「今は嫌われても、県の借金を減らして後世の人から喜ばれるようにしたい」と話していた理念に、「補助金を全額カットすれば受け手は反発する。もう少し丁寧にやってもよかった」という思いも混じるようになった。
翌2日、斎藤は自身のブログに、マニフェストを紹介する新聞各紙の見出しを並べ、ささやかな不満を記した。「うーん……『ここで暮らしていれば大丈夫』の実現が『一丁目一番地』、などと書いてもらいたかったなあ」(敬称略)
(2008年12月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1228717991400_02/news/20081208-OYT8T00891.htm
<中>民主の出方うかがう自民
県民党VS超党派
西の山々に日が傾き始めた頃、知事斎藤弘が黒いかばんをさげ、秘書を連れずに一人で県庁を後にした。徒歩で向かった先は自民県連会館。11月26日、自民県議の議員総会に自ら出席して、支援を求めた。
「事実上の推薦願だと思って、ご支援いただきたい」。普段は淡々と話す斎藤が珍しく、切実な表情で訴えた。県議の一人は「これまでにないくらいの頭の下げ方だった」と振り返る。
日銀職員出身で後援会組織が厚いとはいえない斎藤にとって、自民の支援は頼みの綱だ。だが、県議らとの付き合いはそれほど深くはなく、「知事との絆(きずな)を感じていない県議は多い」(自民県議)。「県議はみな、1万人の支持者に知事への支持を頼むのです。簡単なものではない。そこはわかっていただきたい」。県議代表の今井栄喜は斎藤にこう伝えた。
もっとも、自民側にも斎藤を支援する事情はある。民主関係者らが支援する行政書士吉村美栄子が出馬することで、世間には与野党対決と映るからだ。
「自分の選挙だと思い責任をもってやるので、任せてください」。11月中旬、県連会長の遠藤利明は国会内で衆院議員遠藤武彦、加藤紘一を訪ね、こう話した。衆院山形1区で鹿野道彦との激戦を控えた遠藤にとって、選挙結果は自身の選挙戦の勢いに影響する。
一方の吉村陣営。11月28日の支援組織発起人会には、民主、社民両党の県連幹部も顔をそろえたが、民主県連会長の近藤洋介は「推薦願が来ておらず、党としては対応しない。目前に控えている衆院選に全力を尽くす」と一見そっけない。
吉村への期待がないわけでは決してない。「党が前面に出て自民を刺激するより、超党派の看板を大事にしたほうが良い」――。両党関係者の間にこうした考えが広がっているからだ。参院議員岸宏一や県議会副議長阿部賢一ら自民の大物の支持も取り付けたからこそ、「勝つためには、党が前にでないのが一番」(民主県連幹部)というわけだ。実際に自民県連幹部は、「吉村さんが党の推薦をもらい(政党色が)表に出てくれば、こちらも考える。相手の出方次第」と話す。
斎藤は“県民党”を、吉村は“超党派”を掲げて挑む選挙戦。政党との距離感を巡り、両陣営間で駆け引きが続く。(敬称略)
(2008年12月9日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1228717991400_02/news/20081209-OYT8T00942.htm
<下>反斎藤
保守系議員の取り込みに力
紅一点ならぬ“白一点”。白いスーツを着こんだ行政書士吉村美栄子の姿が、ひときわ目立った。周囲に年配の男性が並んだことも、吉村を目立たせるのに一役買った。11月28日に開かれた吉村の支援組織「チェンジ!やまがた」の発起人会には、元県議や元町議といった肩書の男性が詰めかけた。多くは4年前の前回知事選で、前知事・高橋和雄を支持した人たちだ。
2005年1月の知事選は、4選を目指した高橋と、告示約40日前に出馬を表明した無名の斎藤弘が激戦を繰り広げ、高橋はわずか4477票差で敗れた。
政治経験がなく、選挙準備も十分でない47歳の“若者”に敗れた――。高橋の支持者の間には、その時の悔しさが脳裏に焼き付いている。高橋の3期12年間を「県債残高が増えた原因を作った」と否定的にとらえる斎藤に、反感は強まった。対抗馬の吉村を支援するのは自然な成り行きだった。
「吉村の支援組織発起人会に岸宏一の秘書が来た」。こんな話が、その日のうちに自民党関係者の間に広がった。前回選で高橋を支援した同党参院議員の岸も5日、吉村支援を表明した。
自民党は前回、加藤紘一や遠藤利明ら衆院議員3人が斎藤を、岸や県議の多くが高橋を支援する“分裂選挙”を展開した。岸は「前回の遺恨選挙では」との指摘に、「言うのは勝手だが、そんな時代じゃない」と応じるが、3衆院議員が斎藤を、岸が斎藤の対戦相手を支援する自民党の構図は、前回と変わっていない。
変わったのは、前回は挑戦者だった斎藤が、今回は守る立場になったことだ。
「斎藤君を全力で応援します」。11月下旬、3衆院議員は連名で、斎藤への“推薦状”をしたためた。3人が結束し支援を明確に示すことで、県議らの斎藤支援を促すためだ。それが奏功したか、多くの自民党県議が高橋を支持した4年前に比べ、今回は県議31人のうち29人が斎藤を支持する。若さをアピールし、「スポーツの応援スタンドでウエーブが起きたような」(斎藤)4年前の勢いを、現職の立場で作ることができるか。
対する吉村陣営。高橋の支持者らは高齢化も進む。“超党派”に集まった保守系議員の「反斎藤」のエネルギーを、票に結びつけることができるか。決戦はこれからだ。(敬称略)
(2008年12月10日 読売新聞)
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〈民主県連〉連合・社民との協調路線に逆行か 寺田代表に常任幹事ら反発
民主党秋田県連は6日、常任幹事会を開き、来春の知事選について協議したが、寺田学代表の11月29日の知事候補選考委員会のあとの記者会見で「脱政党。公認・推薦候補擁立はしない」と発言したことは不適切として全員が強く反発。結局寺田代表は、発言を取り消し、候補者擁立で動くことを改めて決めた。その際、各幹事は「選考は民主・社民・連合の三者の枠組みで行う」として了承したが、寺田代表だけは、それとは別に寺田代表自身が「自民・共産の各党はじめ、各団体にも協調を呼びかけて新しい枠組みを作り出したい」と言い出した。各幹事からは「よく理解し難い」との発言が出たが、一応了承した形になった。だがその後の会見で寺田代表が「新しい枠組み」のみを強調して述べたことから県連内では寺田学代表に対する不信の声が出ており衆院選を目前にして、寺田代表の“孤立化”が懸念される。
http://www13.plala.or.jp/news21/shimen/1212_top.html
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http://tyureras.freespaceway.com/edmuns-car-guide.html edmuns car guide
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081213ddlk06010208000c.html
選挙:天童市長選/寒河江市長選 あす告示 /山形
現職の辞職に伴う天童市長選と、任期満了に伴う寒河江市長選がともに14日に告示され、21日に投開票される。両市長選とも新人2人が立候補を表明しており、ともに一騎打ちとなる公算が大きい。また、ともに市議補選も同日程で行われる。
◆天童市
天童市長選に立候補を表明しているのは、ともに無所属新人で、前県議の海鋒孝志氏(58)=連合山形推薦=と、前会社社長の山本信治氏(61)=自民、公明推薦=の2人。
海鋒氏は、小中学校の耐震化や芳賀土地区画整理事業の見直しなどを掲げ「公明公正で開かれた思いやりのある街作りを」と訴える。党の推薦は受けないが、民主党の鹿野道彦前衆院議員や舟山康江参院議員が支援する。
山本氏は、農業や観光の振興などを公約に挙げ「経営者感覚を生かし、市役所改革に取り組む」と語る。市議22人中15人が支援。自民党の遠藤利明衆院議員や斎藤弘知事も応援し「国と県との太いパイプ」を強調する。
市議補選(改選数2)には、4人が立候補を表明している。投票は21日午前7時から午後8時まで市内53カ所で。開票は同9時10分から市スポーツセンター総合体育館で。2日現在の有権者数は5万1001人(男2万4572人、女2万6429人)。【林奈緒美】
◆寒河江市
寒河江市長選に出馬を表明しているのは、ともに無所属新人で、前市議の柏倉信一氏(53)と、元県職員の佐藤洋樹氏(58)=自民、民主、公明、社民推薦=の2人。
市議3期の柏倉氏は、自民党市支部役員を飛び出し、市民の声を反映させたいと挑戦。市長給与の半額カットや市長公用車の廃止などの行財政改革や中学校給食の早期実現、男女共同参画の取り組みなどを訴える。
村山総合支庁長を最後に県を退職。実家の寺を継いだ佐藤氏は共産を除く各党相乗りで推薦を受ける。県職員34年の経験を前面に出し、乳幼児医療費無料化の就学前までの拡大や農産物のブランド化推進などを主張する。
市議補選(改選数1)には元職2人、新人1人の3人が出馬の意向を示している。投票は21日午前7時から午後8時まで市内25カ所で。同9時10分から市ハートフルセンターで開票される。2日現在の有権者数は3万5050人(男1万6853人、女1万8197人)。【佐藤薫】
毎日新聞 2008年12月13日 地方版
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=山形1区=
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081214ddlk06010110000c.html
選挙:天童市長選 衆院選、知事選「代理戦争の色」濃く−−きょう告示 /山形
◇自民土壌で一騎打ちか
天童市長選が14日告示される。ともに無所属新人で、前会社社長の山本信治氏(61)=自民、公明推薦=と、前県議の海鋒孝志氏(58)=連合山形推薦=との一騎打ちとなる公算が大きいが、自民対民主の衆院選、斎藤弘知事対吉村美栄子氏の知事選(1月8日告示、25日投開票)の「代理戦争」の様相が色濃く出ている。市長選の結果は次期衆院選や知事選にも影響を与えるとみられ、両陣営は激しい前哨戦を繰り広げている。【林奈緒美】
山本氏は、衆院1区の自民現職、遠藤利明衆院議員の天童後援会前幹事長。山本氏応援のため6日に開かれた「自民・公明党時局講演会」では、遠藤衆院議員と斎藤弘知事、公明党の寒河江政好県議が出席し、山本氏と固い握手を交わした。
一方の海鋒氏は次期衆院選で遠藤氏と対決する民主元職の鹿野道彦前衆院議員の天童選対本部長を務めた。11月27日に開いた決起集会には、鹿野氏や、民主の舟山康江参院議員、知事選で吉村氏を支援する県議6人も駆けつけた。
とはいえ、両陣営の戦術は異なる。
山本氏は「市だけで出来ることは限られている。国や県とのパイプは太ければ太いほどいい」と国政、県政との連携を語る。「代理戦争」を前面に打ち出す戦術だ。
一方の海鋒氏は「私はあくまで市民党。個人的な関係で応援いただいているだけだ」と強調。民主の推薦は受けなかった。決起集会でも鹿野氏らは壇上に上がらずあいさつした。
戦術が異なる理由は二つある。
一つは天童での自民の強さだ。自民・遠藤氏は衆院選で03年は約3000票、05年は約9000票の差を天童市だけでつけ連勝した。海鋒氏が2位で当選した03年県議選も、トップ当選と3位で次点だった自民2氏の票を足すと海鋒氏の倍だ。海鋒陣営の佐藤正男選対本部長は「民主を前面に出さず、幅広く保守系の人たちにも支持を広げたい」と明かす。
もう一つは知名度の違いだ。市議2期、県議2期の海鋒氏に比べると、山本氏は政治経験がなく知名度は低い。山本氏は「全く無名だが、自分には遠藤さんも知事もついている。安心してほしい」と話す。
「知事選、衆院選と大事な選挙が続く。市長選で負けるわけにいかない」と関係者。21日の投開票まで1週間。激しい戦いが始まる。
毎日新聞 2008年12月14日 地方版
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けっこう激戦な雰囲気では?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081216dde041010021000c.html
選挙:青森・深浦町長選 「屋号も可」 3氏の申請認める
青森県深浦町で16日、町長辞任に伴う町長選が告示され、立候補した無所属新人4人のうち1人が本名以外に屋号を通称名として申請し受理された。別の2人も参考文書として屋号を提出、町選管はこれも有効票になる可能性が高いとしている。「似た名前の候補者が複数いて区別しにくい」というのが理由。選挙で通称名が認められるのは芸能人などに限られるが、総務省は「把握しているケースはないが、地方の場合、個人が特定できる屋号での選挙はあり得る」と理解を示す。
同町は秋田県境にある人口約1万人の漁業を中心とする町。立候補したのは届け出順に、前町議の七戸均(ひとし)(71)▽住職の今大路恵(61)▽前副町長の七戸仁(ひとし)(50)▽前議長の吉田満(55)の4氏。
酒店経営の七戸均氏は、「田舎は屋号の方が通じる」として先祖代々の屋号のマークを表す「カクダイ」を申請し受理された。寺の住職の今大路氏は「てら」、造り酒屋だった七戸仁氏は「サガヤ」と「カクシチ」を候補者名とは別に参考文書として届け出た。吉田陣営は「屋号が吉田なので不要」として何も届けなかった。
公職選挙法施行令は、候補者名は戸籍に記載された本名を原則としているが、芸名のように広く知られている場合は、選挙長が認めれば「通称」として選挙で利用できる。【塚本弘毅、後藤豪】
毎日新聞 2008年12月16日 東京夕刊
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>>49
おもろいっすねぇ。
しっかりと屋号が残ってるなんて(・∀・)イイ!!
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個人的にはこゆのの嫌いです。
1:給料とは仕事に見合った額を貰うべきではないか?
2:本業以外の収入がないと町長には(実質)なれない
ってことで。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081218-OYT1T00728.htm
町長の給料、実質ゼロに…福島・双葉町議会が条例案可決
福島県双葉町議会は18日、井戸川克隆町長(62)の給料を実質ゼロとする条例案を可決した。
「町長1人が給料を減額しても財政再建にはならない」などの反対意見もあったが、6対5で賛成が上回った。来年1月から3か月間の給料は月額5万6000円で、健康保険料や税金を差し引くと、手取り額はほぼなくなるという。
同町は、屋内プールを備えた福祉施設の建設などで財政が悪化。2009年度には、自主的な再建計画の策定が必要な「早期健全化団体」入りを避けられない見通しとなっている。
井戸川町長は可決後、「ほっとした。町を良くしたいという思いは議会も同じだと思う」と語った。
(2008年12月18日21時28分 読売新聞)
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地域振興局再編案、12月県議会でも否決
12月定例県議会は19日午前、本会議を開き、焦点の県地域振興局再編条例案を賛成少数で否決。再編関連経費を削除した2008年度一般会計補正予算案を賛成多数で可決して閉会した。再編条例案は9月定例会に続いての否決。
閉会後の臨時記者会見で、寺田典城知事は同条例案を再々提案する意向を示した。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081219l
2回否決されて、また2月議会でも出すつもりといってますけど、知事選の行方が気になりますね。
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>>41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20081219-OYT8T00778.htm
由利本荘市長選、市総務部長が出馬意向
由利本荘市の渡部聖一・総務部長(56)は19日、読売新聞の取材に対し、次の市長選(任期満了は来年4月16日)に出馬する意向を明らかにした。渡部氏は同日、柳田弘市長に退職届けを提出、受理された。21日に正式に立候補を表明する見通し。渡部氏は「財政再建などの課題解決に努めながら合併の理念を一層発展させ、より良い由利本荘市を築くために力を尽くしたい」と述べ、次期市長選に出馬する意欲を示した。渡部氏は旧本荘市出身。早大卒業後、旧本荘市役所に入庁、合併後の新市で企画調整部長などを歴任した。
次期市長選には、元県議会副議長の長谷部誠氏(57)が4日に出馬表明し、柳田市長は9日に今期限りでの引退を表明した。
(2008年12月20日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1033/20081219_03.htm
市長追及に緊張と甘さと 仙台市議会
梅原克彦市長のタクシーチケットの不適正な使用問題が焦点になった仙台市議会12月定例会は、与野党を問わず追及姿勢を鮮明にし、仙台市議会で初めて、常任委員会に市長の出席を実現させた。同じ答弁を繰り返す梅原市長から、納得できる説明を引き出すことはできなかったが、久しぶりに緊張感のあるやりとりだった。
行き先が記入されていないチケットの使い道や監査委員の是正意見を無視した理由、第三者への譲渡目的や相手など、追及すべき点は幾つもあった。
梅原市長は「おわび」を口にしながら、チケットの使用目的や渡した相手については「機密の保持」「相手への配慮」を繰り返し、具体的な説明を避けた。
公金の不適正な支出が問われたこの問題は、市民の関心も高い。だが、1部与党会派は真正面からの追及を避けるなど姿勢に温度差があった。市議の役目は市長や市当局のチェックのはず。疑問の解明を求める市民の声に、今議会が十分応えられたとは言えない。
ただ、妻の実家からタクシーに乗ったり、公用車で自宅に帰った後もチケットが使われていたりと、不自然な利用実態の一端を明らかにした点は評価したい。
「まるでぱんぱんに膨らんだ風船のようだ」。市議の一人は梅原市長をこう例える。
「すべて公務で使った」「深夜も公務」「うそをついた認識はない」と繰り返した梅原市長。市議は「今後、一つでも説明と異なる事実が明らかになれば、破裂しかねない」と指摘する。
梅原市長を減給する条例改正案を可決し、12月定例会は閉会した。しかし、問題の追及がこれで終わっては、市民は到底、納得しないだろう。
ベテラン市議は総務財政常任委で、質問をこう締めくくった。
「問題はこれからがスタートだ」
(報道部・丹野綾子)
2008年12月19日金曜日
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=秋田2区=
加藤氏は自民から新生会の経歴。
少なくとも此処2期は対立候補も現れない無風で選挙力は未知数。
元県議で会社社長の渡部幸男氏が県議だったのは約10年以上前の事か。
加藤県議が出馬表明 来春の男鹿市長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081222a
男鹿市選挙区選出の加藤義康県議会議員(56)=男鹿市船越=は21日、任期満了(来年4月16日)に伴う男鹿市長選に無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬を明らかにしたのは、市議の高野寛志氏(64)、元県議で会社社長の渡部幸男氏(56)に続き3人目。
取材に対し加藤県議は「男鹿の社会経済情勢は厳しい状況にある。観光を柱に各産業の連携を図り、暗雲が立ち込めた現状を打開したい。県議18年の経験と人脈を生かし、男鹿の復興に全力を注ぐ」と決意を語った。
加藤氏は男鹿市生まれ。慶応大法学部卒。団体役員を経て1991年に県議に初当選し、連続5期目。男鹿市観光協会会長、男鹿地区和牛生産改良組合連合会会長などを務める。
(2008/12/22 08:30 更新)
<07年秋田県議選>
男鹿市 定数1−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 加藤 義康 54 無所属 現 5 男鹿観光協会長
<03年秋田県議選>
◇男鹿市(定数1)無投票
[当] 加藤 義康 50 現④ 自民→新生会
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>>58
加藤県議は99年の県議選で定員が減った際、渡部氏を現職同士の一騎打ちで破っています。
男鹿市
当12,229 加藤 義康 46 自現
9,805 渡部 幸男 47 無現 〈民〉
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081222q
橋本、秋田県知事選不出馬
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>>59
ご教授ありがとうございます。
民主系なんですね。
因縁の対決という訳ですね。
>>60
あざーす。
転載しておきますね。
橋本氏は出馬せず 来春の知事選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081222q
自民党県連などが来春の知事選への立候補を要請していた読売新聞社特別編集委員の橋本五郎氏(61)=三種町出身=は22日、「迷った結果、不出馬の意向を政党などに伝えた」として、立候補しない意向を明らかにした。
橋本氏は取材に対し、「秋田への思いは強いが、自分が知事にふさわしいのかと思う気持ちや、ジャーナリストとしての仕事を全うしたい思いもあり、出馬しないことを決めた」と話した。
(2008/12/22 22:19 更新)
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>>49
屋号に関係ない吉田の圧勝
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20081222ddlk02010112000c.html
選挙:深浦町長選 吉田氏が初当選 新人同士の激戦制す /青森
任期満了前の町長辞任に伴う深浦町長選は21日投開票され、前議長の吉田満氏(55)が3候補を破り、無所属新人同士の激戦を制して初当選を果たした。当日有権者数は9068人。投票率は83・83%(前回80・3%)。
吉田氏は前町長の西崎哲氏(72)の後継者として早くから選挙準備を進め、町議5期と議長2期の実績を発揮した。町議の半数が支援し、町民参加の地域作りなどを訴えて幅広く支持を集めた。
一方、前町議の七戸均氏(71)は前回町長選に続いて敗れ、住職の今大路恵氏(61)と前副町長の七戸仁氏(50)は町政の流れを変えようとアピールしたが及ばなかった。【塚本弘毅】
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◇深浦町長選開票結果=選管最終発表
当 3058 吉田満 55 無新
2105 今大路恵 61 無新
1452 七戸均 71 無新
945 七戸仁 50 無新
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◇深浦町長略歴
吉田満(よした・みつる) 55 無新(1)
[元]町議長▽農業[歴]町議▽広域連合議員▽日大
毎日新聞 2008年12月22日 地方版
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>>48
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20081222ddlk06010231000c.html
選挙:天童市長選 山本氏が初当選 組織固めて逃げ切る /山形
遠藤登市長の辞職に伴う天童市長選は21日投開票され、無所属新人で前会社社長の山本信治氏(61)=自民、公明推薦=が、同じく無所属新人で前県議の海鋒孝志氏(58)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は5万428人。投票率は67・94%と前回の68・93%を下回った。
山本氏は、自民党の遠藤利明衆院議員の天童後援会幹事長を立候補直前まで務めており、遠藤衆院議員や斎藤弘知事が全面的に応援。市議も20人中14人が支援する盤石な態勢を築き、国と県とのパイプを強調した。
当選を決め、山本氏は「大接戦だった。天童市が元気な明るいまちになるよう頑張る。みなで知恵を出し合い、子育て支援日本一のまちを目指したい」と語った。
海鋒氏は「市民党」を掲げ、政党の推薦は受けなかったものの、民主党の鹿野道彦前衆院議員や舟山康江参院議員が応援。連合山形の推薦も受け猛追したが、立候補表明の遅れが響き、支持が広がりきらなかった。【林奈緒美】
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■解説
◇パイプ抜きの実力を
自民対民主の衆院選、斎藤弘知事対吉村美栄子氏の知事選(1月8日告示、25日投開票)の代理戦争の様相が色濃かった天童市長選は、自民と斎藤知事の陣営が勝利した。
全国的に自民は逆風だが、天童市は自民・遠藤利明氏が03年衆院選は3000票差、05年衆院選は9000票差をつけ連勝し、民主・舟山康江参院議員が約13万票で圧勝した昨年の参院選でも、唯一、地元出身の自民候補が制するなど自民の強い地盤だ。
自民は、「ホップ、ステップ、ジャンプ」の最初のホップを、無難に飛び越えた。しかし、保守王国・天童での結果で、直ちにステップの県知事選、ジャンプの衆院選を占うことはできないだろう。
一方、保守地盤で厚い組織力で戦った山本氏だったが支持が伸び悩み、海鋒氏に猛追された。行政経験ゼロを補うためか「国と県との太いパイプ」を繰り返し訴えたが、有権者に市の将来ビジョンを明確に示すことはなかった。財政状況が変わり、国や県とのパイプがあればすべて解決する時代ではなくなっている。市長にはパイプ抜きの実力が求められているのだが。【林奈緒美】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 17544 山本信治 61 無新
16323 海鋒孝志 58 無新
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◇天童市長略歴
山本信治(やまもと・しんじ) 61 無新(1)
[元]物品レンタル会社社長[歴]青年会議所理事長▽天童西ロータリークラブ会長▽日大=[自][公]
毎日新聞 2008年12月22日 地方版
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http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081223t51008.htm
天童市長選は自公推薦候補勝利 知事選に手応えと危機感
21日投票があった山形県天童市長選では、自民、公明両党が推薦する山本信治氏(61)が、民主、社民両党の支持母体である連合山形推薦の海鋒孝志氏(58)を破った。激戦となった両新人の戦いは、1月の知事選、次期衆院選の対立構図を映した意味でも注目を浴びた。大型選挙に臨む各陣営は、選挙結果に手応えと危機感を抱きながら、軸足を知事選に移した。
市長選当確の報が流れた21日夜、山本氏の選挙事務所には、自民党県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)、次期知事選で再選を目指す現職の斎藤弘氏(51)が駆け付けた。マイクを握った山本氏陣営の幹部は「次は知事選だ」と叫び、拳を突き上げた。
選挙結果の知事選への影響について、遠藤氏は「(知事選の)対立候補は、ものすごいスピードで走っていた。その流れを食い止めた気がする」と手応えを語った。
自民の強い地盤に加え、県議や市議14人が厚い態勢を組んだが、結果は1200票差という大激戦にもつれ込んだ。斎藤氏は「今回の小差の勝利は、自分への戒めになる」と表情を引き締めた。
斎藤氏陣営にも加わる山本氏の選対関係者は「これだけの態勢を組んで、この票差は厳しい」と分厚い布陣に安住できない苦しさを口にした。
数百メートル離れた海鋒氏陣営の選挙事務所には民主党元衆院議員の鹿野道彦氏、連合山形の安達忠一会長、それに民主、社民両党の県連幹部が集まった。選挙期間中は、民主党の舟山康江参院議員(山形選挙区)も支援した。
海鋒氏は、知事選と市長選の間に距離を置こうとしたが、支援態勢は、知事選に立候補を予定する行政書士、吉村美栄子氏(57)の陣立てとほぼ重なっている。
安達会長は「知事選とは関連づけてはいない」と話した上で、「(出遅れなどの)劣勢をここまで盛り上げた。接戦に持ち込んだ勢いはある」と減速感を打ち消そうとした。鹿野氏も「変化の兆しを感じる」と語った。
民主党の県連幹部は「『派遣切り』など国政への怒りが投票率アップにつながらなかった」と悔やみ、知事選に向け、課題解消に全力を挙げる構えを見せた。
2008年12月23日火曜日
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>>36-39
郡山市長選 品川氏が出馬表明
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081223t61005.htm
任期満了に伴う来春の福島県郡山市長選をめぐり、元郵政審議官で法政大学術担当教授の品川万里(まさと)氏(64)が22日、市内のホテルで記者会見し、無所属で立候補する考えを表明した。
支持者ら約30人が同席した記者会見で、品川氏は「問題先送り型から進化・発展型市政に変える。安積開拓者の一人として郡山市民の市民による市民のための市政を実現したい」と強調した。
公約には(1)医療費無料化の対象を現行の就学前から小学6年まで拡大(2)市主導で空き店舗問題解決、中心市街地活性化(3)開成山野球場改修計画の見直し―などを挙げた。市民党を掲げ、勝手連的な選挙を目指すが、政党・団体への支援要請は今後検討する。
品川氏は白河市生まれ。郡山市内の小中学校を経て、磐城高、東大法学部卒。旧郵政省に入り、東北郵政局長や郵政審議官などを歴任。退官後は日興コーディアル証券顧問などを務めた。
同市長選には、現職の原正夫氏(65)も再選を目指して立候補することを表明している。
2008年12月23日火曜日
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なんだかなー。。なんでこんなに相乗りに乗り気なんでしょうか,此処は。
寺田県政が最後ちょいと失速気味であるからですかね。
民主・寺田氏、今週にも自民に接触 知事選へ共同で候補者選考
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081224a
民主党県連の寺田学代表は23日、知事選へ向けて共同で候補者選考を行うため、今週中にも自民党県連などに接触する意向を明らかにした。
県連定期大会終了後、取材に応じた寺田代表は、自民党が立候補を打診していた読売新聞社特別編集委員・橋本五郎氏が、不出馬を表明したことを「一つの区切り」とし、「(自民党、共産党などを含めて知事選候補を選ぶ枠組みをつくるという)県連の方針を実現するため、できるだけ早く呼び掛けたい」と話した。
これまで知事選や参院選で共闘してきた社民党と連合秋田が、三者による共闘態勢を重視する姿勢を見せていることに関しては「三者による従来の枠組みを広げるという考え方でもいい。連合には民主党の考え方を伝えてある」と述べた。
(2008/12/24 08:30 更新)
「脱政党」で候補擁立、民主党県連 知事選に向け方針
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081130c
民主党県連(寺田学代表)は29日、知事選候補者選定委員会(委員4人)の初会合を開いた。民主党として公認・推薦候補は擁立せず、「脱政党」の枠組みで候補者を選考し、知事選に臨む方針を打ち出した。今後、県連常任幹事会に諮り、正式決定する。
委員会終了後、寺田代表は「国政の民主対自民という対立構図を、県政のリーダーを選ぶ場に持ち込むのは不毛。さまざまな人と手を組んで、新しい枠組みで候補者を擁立したい」と述べた。
また、自民党県連が知事選への立候補を打診している読売新聞社特別編集委員・橋本五郎氏(61)について、寺田代表は「現段階では自民党色が強く、民主党が推すとしても、支持者の理解を得るのは困難という意見が出た」と話した。
(2008/11/30 09:53 更新)
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熊坂宮古市長、今期限り 「3期が信条」と引退表明
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081227t31008.htm
岩手県宮古市の熊坂義裕市長(56)は26日、任期満了(来年7月2日)に伴う次期市長選に出馬せず、今期限りで引退することを表明した。
市役所で記者会見した熊坂氏は「任期は長くても3期12年というのが自分の政治信条だった。新市合併後のまちづくりは順調で今後の市財政も堅調と予想され、いい形で次期市長に引き継げる」と語った。
後継者に関しては「マニフェストを示し、しがらみのない若い人にやってほしい」と語った。2010年1月の実現に向けて進める川井村との合併協議については「議会や市民の意思を十分に尊重し、次期市長に委ねたい」と述べた。
引退後は、自ら経営する市内の医院で医師として再び従事する。故郷の福島市に住む父親(85)が肺がんの治療中で「一医師として患者に寄り添うとともに、介護にもあたりたい」と語り、「政界に戻る気は100パーセントない」と断言した。
熊坂氏は県立宮古病院内科科長などを経て、1997年から旧宮古市長を2期務めた。2005年、旧田老町、旧新里村との合併に伴う新宮古市の初代市長に当選した。
2008年12月27日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081227t51009.htm
斎藤氏派、吉村氏出馬に慌て根回し 山形県知事選
来月8日に告示される山形県知事選(25日投開票)で、山形県内35市町村の首長のうち26人が現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)の支援に回った。1期目の斎藤氏は、市町村への各種補助金の一律削減や合併推進など強い姿勢で臨み、反発する首長は少なくない。その中で支援組織の設立は、有力な対立候補の出現という「想定外の事態」(陣営幹部)が影響したためだ。危機感を募らせた斎藤氏派の首長らが周到に、したたかに根回しを重ねた。(山形県知事選取材班)
<前回は1市長のみ>
山形市内で22日、斎藤氏を支援する市町村長の会が発足した。
「知事と市町村長は密接な関係であるべきだ。情報の共有が大事だ」
会長に就いた富塚陽一・鶴岡市長はあいさつの中で、隣に座る斎藤氏に念を押すように語った。
一期目、斎藤氏は、市町村合併に消極的な首長に対し「まさかポストに固執しているのでは」と言ったり、置賜地方の合併勉強会が解消された時に「こうなると思った」と発言したり、強気な態度が目立った。
前回選挙で斎藤氏を全面支援した首長は、土田正剛・東根市長だけだった。支援組織会長の富塚市長も落選した高橋和雄前知事を支援した。
「市町村に対する斎藤氏の『強さ』は、就任当時、大半の首長が『敵』だったからだ」。自民党県議の1人が解説する。
<急な地域別懇談会>
今回の支援組織づくりは、当初予定にはなかった。陣営が動きだしたのは、新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)が立候補を表明して数日たった今月上旬。吉村氏の「冷たい県政」批判の広がりを懸念した土田市長と自民党の遠藤利明衆院議員が、根回しに奔走した。
時を同じくして、斎藤氏は急きょ、公務日程に全首長との地域別の懇談会を追加した。出席した村山地方の町長は「知事と首長の懇談は、この4年間要求し続けた。任期間際にやっと実現した」と皮肉めいて話した。
この間、県立新庄病院の「県立維持」など、斎藤氏に「現職の強み」を発揮した発言が目立ち始める。斎藤氏が進めた「聖域なき歳出改革」は「めりはりある予算運営」に軸足を移していく。
斎藤氏陣営が描くシナリオに、県内の首長も呼応し始めた。共産党勢力が吉村氏の支援に乗り出したことも判断材料に加わり、「選挙戦の流れを読んだ」(遠藤衆院議員)首長が、続々と参加を了承していった。
<会の効果「懐疑的」>
結局、県内の4分の3の首長が加わった形だが、温度差も大きい。斎藤氏の支援の会に名を連ねた首長は「参加しないと、現在の事業に支障が出てしまう」「選挙結果によっては、また冷遇される」などと打ち明けた。
支援効果に懐疑的な見方もある。斎藤氏は支援の会発足について「首長が一致団結することは全県から支援をもらったに等しい」と話した。
しかし、無投票当選を重ね、選挙基盤が弱い首長も少なくない。「斎藤氏にしっかりした票を出せる首長は1人か2人」と厳しい見方をする市長もいた。
支援の会に不参加の市長は山形、南陽、村山、寒河江の4市。このうち、市川昭男山形市長は「中立」を表明した。佐藤清村山市長は「心情的には吉村氏」と話した。
2008年12月27日土曜日
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>>24
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2008/12/25/new0812251102.htm
自民は自主投票 十和田市長選で市支部(2008/12/25)
任期満了に伴う十和田市長選(二〇〇九年一月十一日告示、同十八日投開票)で、自民党同市支部(支部長・田中順造青森県議会議長)は二十四日、拡大三役会議を開き、市長選の自主投票を決めた。現職中野渡春雄氏(71)と新人小山田久氏(62)から推薦願が出されていたが、党としての推薦も見送った。一方、地元選出の自民衆院議員江渡聡徳氏は二十七日に後援会三役会議を開き、対応を明らかにする見通し。
市長選をめぐっては、田中支部長が中野渡氏を、副支部長の丸井裕県議が小山田氏を支援。自民系の市議会与党会派も対応が割れており、自民の分裂選挙となるのは確実な情勢となった。
同市のサン・ロイヤルとわだで開いた拡大三役会議には、田中支部長、丸井副支部長をはじめ、役員十二人が出席した。
非公開で行われた会議後の取材に対し、田中支部長は「推薦願を出した二人は、それぞれ市政に対する思いがある。優劣を付けるものではない」と述べた。
自主投票は満場一致で決めたという。
次期衆院選への影響については「十和田市は江渡氏という青森2区の要の代議士を抱える。党の結束は大事だ」と述べ、市長選の結果にかかわらず、“一枚岩”で臨む考えを強調した。
【写真説明】
十和田市長選の自主投票を決めた自民党同市支部の拡大三役会議。田中順造青森県議会議長(奥・左)と丸井裕県議(同・右隣)も現職、新人の支持で対応が分かれている
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6月の選挙
http://209.85.175.132/search?q=cache:hYh0hbvpWngJ:jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2008/06/20080623t11021.htm+%E5%90%8D%E5%8F%96%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%80%80%E5%87%BA%E9%99%A3%E5%BC%8F&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp
佐々木氏、子育て重視 石川氏、人材育成に力 名取市長選
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22日告示された宮城県名取市長選は、ともに無所属で、再選を目指す現職の佐々木一十郎氏(58)と、新人で元仙台市職員の石川利一氏(60)の2人が立候補を届け出た。前回選挙(2004年)でもしのぎを削った2人が再び激突する。両候補は29日の投票日へ向け、初日から激しい舌戦を展開した。
佐々木氏は地元閖上の朝市会場で第一声を上げた後、増田3丁目の選挙事務所前で出陣式を行った。両会場とも400人近い支持者が集まり、佐々木敏克県議や地元市議らがマイクを握った。「4年前、市役所に設けた企業誘致専門の部署が着々と成果を上げている。今後のまちづくりのキーワードは子育て支援。子どもたちがこのまちで働ける職場をしっかりつくっていく」と決意を述べた。
石川氏は大手町4丁目の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。約600人の支持者の熱気がみなぎる中、小林正一県議や名取市議が登壇し、熱弁を振るった。「人材の育つまち、いざという時に強いまち、若者もお年寄りも集うまち、税金を大切に使うまちの4つを目指す」と強調。「求められるのはリーダーの資質だ。誰が望ましいか、皆さんに選んでほしい」と支持を呼び掛けた。
両氏は前回選挙でも対決しており、対抗心を燃やす両陣営の激しい集票争いは、最終盤までもつれ込みそうだ。一方、政策面では具体的な争点が乏しく、投票率の行方も焦点の一つになっている。
2008年06月23日月曜日
14380 佐々木 一十郎 58 男 無所属 現
13407 石川 利一 60 男 無所属 新
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>>66
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081231t41014.htm
各党探り合い 秋田県知事選 告示まで3ヵ月
任期満了に伴う秋田県知事選(来年3月26日告示、4月12日投票)は、告示まで3カ月を切った。自民党が意中の候補者の擁立に失敗し、出馬が決まっているのは前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)1人だけという状況だ。各政党は擁立の枠組みをめぐり、互いの腹の探り合いに終始し、一向に前哨戦が始まる気配はない。(秋田総局・長谷美龍蔵)
<協議会設立は不発>
25日、秋田市の自民党県連事務所を意外な人物が訪れた。次期衆院選で議席を争う民主党の寺田学県連代表。応対した県連事務局長に1枚の文書「『候補者擁立協議会(仮)』設立についてのお願い」を手渡した。あえて敵陣に乗り込んだ目的は、超党派による知事選候補者探しの提案だった。
民主党は2日前の県連大会で、「政党が縄張り争いしている経済状況にない。一致団結して有能な候補者を担ぎ出す」との方針を決めていた。寺田代表は社民党や共産党の事務所も回り、協議会への参加を要請した。
ちょうどこの日、自民党は県連事務所で、緊急の常任総務会を開く予定だった。出馬を打診していた読売新聞特別編集委員、橋本五郎氏(62)=三種町出身=が前日、正式に不出馬の意向を伝えてきたためだ。
「なんでこんな日に来るんだ」。あまりにタイミング良く話を持ち掛けてきた民主党に対し、自民党県連幹部は不快感をあらわにした。
自民党はその日のうちに、「現時点では乗れない」と回答。津谷永光県連会長は「超党派と言うが、実際は民主党が主導権を握った候補者探し。話を聞くのは時期尚早」と突っぱねた。
次期衆院選で民主党と共闘する社民党は、知事選でも非自民勢力の結集を求めている。共産党も否定的。民主党の奇策は不発に終わった。
<短期決戦に現実味>
「擁立の受け皿が超党派か、個別政党かでは手を挙げる人が違う」と枠組みの重要性を説く寺田代表。自民党が「現時点で」と前置きしたことから、大同団結をあきらめていない。
実際、橋本氏に断られた自民党に次なる一手はなく、新たな有力候補を単独で探し出すのは至難の業とみられる。民主党との対決姿勢を示してはみたものの、超党派の選択肢を消したわけではなく、民主党の出方を気にしているというのが実態に近い。
自民党は、今期限りで引退が確実視される現職寺田典城氏(68)に、過去3度の選挙で対抗馬を立てたが完敗。参院選も2004、07年と続けて議席を奪われ、全県選挙でことごとく負けを喫している。次期知事選の勝利は至上命令だ。
政党対決の様相を色濃くしつつも、知事選の構図はなお流動的。枠組みが固まり、人選が進むのは年明け後のかなり先とみられ、短期決戦が現実味を帯びてきた。
2008年12月31日水曜
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>>57とか【宮城】
>前回は梅原市長を支持した自民党の市議団に新たな候補者を擁立する動きが出ている。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000901010002
今年は選挙イヤー/衆院選や知事選など
2009年01月01日
県内では09年、政権交代をかけて衆院選が行われるほか、知事選や仙台、石巻、登米、栗原、東松島各市の市長選など選挙が相次ぐ。
麻生首相が来年度予算案を成立させた春以降の衆院解散を模索するなか、県内の立候補予定者は年始も選挙区を回って支持を訴える。
村井嘉浩知事は今年11月に任期満了を迎える。今のところ立候補を明言していないが再選に意欲的とみられる。企業誘致に成功した手腕に経済界などから期待が集まる。
これに対し、民主党県連は解散の可能性が高まった昨秋、自民、公明両党の候補者を積極的に応援した村井知事に反発を強めており、対立候補の擁立を模索している。
仙台市の梅原克彦市長は8月に任期が満了する。自身のタクシーチケット問題が表面化し議会も紛糾。前回は梅原市長を支持した自民党の市議団に新たな候補者を擁立する動きが出ている。
石巻、登米、栗原、東松島の4市は4月19日が投票日。石巻市の土井喜美夫市長はすでに立候補を表明。これに対して土井氏を批判する市民らが地域活性化集団「チェンジ石巻」を立ち上げて対立候補の擁立を計画している。栗原市の佐藤勇市長、東松島市の阿部秀保市長、登米市の布施孝尚市長も再選を目指す考えを示している。
町長選は9月に任期が切れる大郷、本吉両町と、11月が任期切れの南三陸町で行われる。このほか、登米、栗原、東松島3市と大河原、柴田、加美、松島、本吉、南三陸6町の議員選挙も行われる。
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>>69
保守系新人を、江渡も連合も推薦とのこと。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20081227211123.asp
小山田氏支持を表明/江渡氏
自民党の江渡聡徳衆院議員(53)は二十七日、一月十八日投開票の十和田市長選について、元県職員で新人の小山田久氏(62)を支持する意向を明らかにした。同日、十和田市のサン・ロイヤルとわだで開いた自身の同市後援会役員会で表明、協力を要請した。
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20081213ddlk02010019000c.html
選挙:十和田市長選 小山田氏を推薦−−連合青森決定 /青森
連合青森(石田隆志会長)は12日、執行委員会を開き、十和田市長選(来年1月11日告示、同18日投開票)で、立候補を表明している元県職員で新人の小山田久氏(62)の推薦を決めた。同市長選には現職の中野渡春雄氏(71)と、元県議の中村友信氏(53)が立候補を表明している。
また同執行委は、次期衆院選で青森4区から民主党公認で立候補を予定している津島恭一氏(54)を推薦することを確認、連合本部へ推薦要請をする。【野宮珠里】
毎日新聞 2008年12月13日 地方版
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<東北・北海道>秋田県
県内15市町で首長・議員選 7市町は知事選と同日選に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090101h
県内では今年、15の市町で首長選や議会議員選が行われる。このうち7市町(北秋田、男鹿、潟上、由利本荘、大仙、湯沢、羽後)の首長選と潟上、由利本荘、湯沢の各市議補選は、4月12日投開票の知事選との同日選で行われる見通し。
市町長の任期満了と選挙日程(見込み)
※(1)は任期満了日、(2)は告示日、(3)は投開票日
【秋田市】
(1)7月7日
(2) ?
(3) ?
【鹿角市】
(1)7月2日
(2) ?
(3) ?
【北秋田市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【男鹿市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【潟上市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【由利本荘市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【にかほ市】
(1)11月12日
(2) ?
(3) ?
【大仙市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【仙北市】
(1)10月29日
(2) ?
(3) ?
【横手市】
(1)10月22日
(2) ?
(3) ?
【湯沢市】
(1)4月16日
(2)4月5日
(3)4月12日
【五城目町】
(1)2月24日
(2)2月10日
(3)2月15日
【羽後町】
(1)4月16日
(2)4月7日
(3)4月12日
市町議会議員の任期満了と選挙日程
【鹿角市】
(1)3月31日
(2)3月8日
(3)3月15日
【由利本荘市】
(1)10月31日
(2) ?
(3) ?
【大仙市】
(1)9月30日
(2) ?
(3) ?
【横手市】
(1)10月22日
(2) ?
(3) ?
【湯沢市】
(1)10月31日
(2) ?
(3) ?
【八郎潟町】
(1)2月22日
(2)2月3日
(3)2月8日
【美郷町】
(1)9月30日
(2) ?
(3) ?
(2009/01/01 19:49 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090104t71023.htm
地方の窮状どう回復 09年東北の選挙
東北では今年、8日に告示される山形県知事選(25日投票)を皮切りに、秋田、宮城の計3県で任期満了に伴う知事選が行われる。市長選が実施されるのは、政令市の仙台を含め32市。統一地方選の年よりも多く、東北の全75市のうち4割強に上る。平成の大合併で新市誕生ラッシュとなった2005年から4年がたち、24市の初代市長が相次いで任期満了を迎える。選挙戦では、各自治体共通の課題になっている行財政改革や少子化対策などをめぐり、政策論争が繰り広げられる。
<宮城知事選>(11月20日任期満了)
村井氏出馬は確実/民主は対抗馬擁立を模索
現職の村井嘉浩氏(48)は11月に一期目の任期満了を迎える。去就は明らかにしていないが、県民の高い支持を背景に、再選を目指すのは確実とみられる。前後に行われる衆院選や仙台市長選の動向が、知事選の構図にも影響しそうだ。
2005年の知事選は、元自民党県議の村井氏が同党の推薦を受けて組織戦を展開。「脱政党」を掲げた浅野史郎前知事の後継候補を破り、初当選を果たした。
一期目の村井氏は「県内総生産10兆円の達成」を県政最大の目標に掲げ、経済重視の県政戦略を打ち出した。
トヨタ自動車系のセントラル自動車(神奈川県相模原市)など大型の企業誘致を次々に実現。企業立地奨励金の原資にするため、一部企業に増税する「みやぎ発展税」の導入に踏み切った。
一方で財政再建のため、職員給料の削減に着手。各種事業の休廃止を進めており「農業や福祉を軽視している」との批判もある。
各政党が動きだすのは夏以降になりそうだ。
県政与党を名乗る自民党は「夢を持てる県政になった」と村井氏の手腕を高く評価。引き続き全面支援するとみられる。
民主党は前回、浅野氏の後継候補を支援した。自民党との相乗りを禁じる党方針に従い、独自候補の擁立を模索する方針。共産党系「明るい民主県政をつくる県民の会」も独自候補を立てる構えだ。
<市長選 宮城>
仙台/梅原氏の動向が鍵
現職の梅原克彦氏(54)は8月21日で一期目の任期満了を迎える。再選に向け立候補するかどうか、今のところ態度を明らかにしていない。
昨年11月、経路を書かずに多額のタクシーチケットを使うなどした問題が発覚した。当初は「第三者への譲渡はない」と説明しながら、後になって翻した。
市民の批判を受けて、使ったタクシー料金の一部を返納。さらに給料を1―3月、2分の1に減額する。12月上旬、報道陣に問題の責任を問われ、「辞職する気はない」と話した。
候補者として、出馬に意欲を見せている市議のほか、市役所OBや経済人、中央官僚の名前が上がっている。しかし、具体的な動きにはなっていない。市議会各会派に目立った動きはないが、「現職以外の候補擁立」という声も出つつある。
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登米/市立病院再編が争点化
現職の布施孝尚氏(47)が昨年の12月議会で再選出馬の意向を表明。旧9町合併の契機となった消防防災センター、斎場などの広域4事業に見通しがついたことを実績として強調した。
一方、市立病院再編を中心とした地域医療体制整備は道半ば。無床診療所化対象の3施設の周辺では不満の声が根強い。その是非が争点化しつつあり、水面下で対立候補擁立を探る動きがある。
石巻/土井・亀山氏の構図か
現職で1期目の土井喜美夫氏(65)は昨年12月、再選を目指し立候補することを正式に表明した。財政再建を最優先課題に挙げ、2005年に合併で誕生した新市の基盤づくりを、引き続き進めたい考えだ。
市政刷新を訴える市民グループが昨年12月、石巻専修大教授の亀山紘氏(66)に立候補を要請した。亀山氏は明言を避けているが、立候補に前向きで、両氏による一騎打ちになる公算が大きい。
栗原/佐藤氏、無投票再選も
合併に伴う初の市長選を制した現職の佐藤勇氏(66)は、昨年の12月議会で「引き続き市政の進展に向けて努力する」と再選を目指して立候補する意向を表明した。
岩手・宮城内陸地震の被災地として、復興に向けた諸施策の課題が山積している。佐藤氏は震災対応で指導力が評価され、これを機に、一部で模索された対立候補擁立の動きは見られなくなった。無投票になる可能性がある。
東松島/阿部氏が表明対抗馬見えず
現職の阿部秀保氏(53)は昨年12月、再選を目指して正式に立候補を表明した。「新市が誕生して4年。合併効果が見える市政運営を目指す」と意気込む。対立候補の具体的な動きはない。
阿部氏は旧鳴瀬町議会で議長を2期務め、旧矢本町と合併した2005年、初代市長に当選。市民が自ら行政サービスを担う「協働の町づくり」を進める。
<市長選 山形>
酒田/阿部氏、実績アピール
現職の阿部寿一氏(49)は態度を明らかにしていないが、再選を目指すことが有力視されている。
2005年に1市3町が合併して新市となってから2度目の選挙となる。旧酒田市長を2期務めた阿部氏が、実績をアピールしながら、酒田港の利用拡大、日本海東北沿岸自動車道(日沿道)の整備促進を訴えていくとみられる。
鶴岡/現職富塚氏の態度表明注目
旧鶴岡市長を4期務め、合併に伴う前回の市長選で当選した現職の富塚陽一氏(77)が、再選を目指して立候補するかどうかが注目される。構図はまだ見えてこない。
2005年の6市町村合併により東北で最も面積の大きい自治体となった。豊かな観光資源を有する一方、基幹産業の農林水産業の振興や中心市街地活性化が市政の大きな課題となっている。
村山/確実視される佐藤氏の出馬
前回初当選した現職の佐藤清氏(64)は態度を表明していないが、再選を目指すことが確実視されている。
佐藤氏は前市長が贈収賄事件で辞職したことに伴う出直し市長選で、連合山形の支援を受け、自民、公明両党推薦の候補を破った。
対立候補を擁立する表立った動きはないが、自民党は雪辱を期す構えを崩していない。
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<市長選 福島>
郡山/現職原氏に品川氏挑む
現職の原正夫氏(65)が昨年12月、再選を目指して立候補を表明。元郵政審議官の品川万里氏(64)もその後、出馬を表明した。共産党系の市民団体は、候補擁立の可能性を模索している。
原氏をめぐっては、2006年の後援会パーティーに絡む政治資金規正法違反事件が発覚。後ろ盾だった佐藤栄佐久前知事も汚職事件で失脚するなど、政治状況は初当選時とは激変している。自民党系の与党会派議員らが支援に回る。
品川氏は、郡山で過ごした小中学校時代の同級生らが中心となり、草の根選挙を目指す。現市政を「問題先送り型」と暗に批判し、反現職勢力の結集を目指す。
前回原氏の対抗馬の1人を支援した民主党は、次期衆院選への思惑も絡み、「全く白紙の状態」(市議)だという。
いわき/衆院選が情勢を左右も
一期目の現職櫛田一男氏(71)は態度を明らかにしていないが、立候補の可能性は高いとみられている。
前回は自民党系候補の一騎打ちで、党分裂選挙となった。対抗馬として市選出の保守系県議らの名が取りざたされているが、具体的な動きはない。構図の確定は、衆院選の実施時期や結果に大きく左右される可能性がある。
福島/出馬をうかがう瀬戸氏
現職で2期目の瀬戸孝則氏(61)は「何も考えていない」と態度を明らかにしていないが、周囲に「10年はやりたい」と話しており、出馬するものとみられている。
前回選挙で事実上分裂した自民党内の反市長勢力が対抗馬を立てる動きは今のところない。構図が見えてくるのは任期が残り半年になる6月以降になりそうだ。
田村/冨塚氏再選狙う無投票の可能性
現職の冨塚宥〓(ゆうけい)氏(62)が昨年12月、再選を目指して立候補する考えを表明した。今のところほかに立候補の動きは表面化しておらず、無投票になる可能性がある。
〓はへんが日、つくりが景
冨塚氏は旧船引町長を経て、2005年、5町村合併で誕生した田村市の初代市長に無投票で就いた。議会も冨塚氏を推しており、「田村市民としての一体感を醸成したい」と意欲を燃やす。
二本松/三保氏は意欲的反市長派に動き
現職の三保恵一氏(59)は「残りの任期を一生懸命頑張るだけ」と語るにとどまっているが、合併後最初の4年間を務め上げた自信から再選への意欲は高いとみられる。
三保氏は副市長人事や公文書虚偽記載問題などで議会との対立が続く。反市長の立場を取る最大会派内では水面下で対抗馬擁立を探る動きが見られるが、具体名は挙がっていない。
<秋田知事選>(3月26日告示、4月12日投票)
候補探し各党難航/3期目寺田氏、引退確実
現職の寺田典城氏(68)は進退を明らかにしていないが、1997年の初当選直後、県民に「3期を超えて在任しない」との誓約書を発表しており、3期目の今期限りで引退するとみられている。
これまでに立候補表明したのは、前回(2005年)、10万票差で寺田氏に敗れた前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)だけ。告示まで3カ月を切ったが、各政党の候補者擁立作業は遅れている。
過去3回、寺田氏に対抗馬を立てた自民党は昨年9月、12年ぶりの県政与党復帰を狙い、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(62)=3種町出身=に出馬を打診。3カ月以上も回答を待ったが、12月末に不出馬の意向を伝えられ、候補者探しは振り出しに戻った。
これを受け、民主党は自民党を含む各政党に対し、超党派による候補者擁立を提案した。各党とも「政党間で争っている経済情勢ではない」との現状認識は同じだが、次期衆院選への影響を考え、難色を示している。
自民党は「現時点では乗れない」と提案を拒否し、共産党も「政策面で一致できるのか」と懐疑的。民主党と寺田氏を支えてきた社民党は共闘堅持を求める。「超党派」の枠組み成立は厳しく、「自民対非自民」の構図が濃厚になりつつある。
去就が注目されるのは佐竹敬久秋田市長(61)。12年前、自民党推薦で知事選に出馬した経緯があり、今回も「さまざまな状況に身を置くことは可能性としてあり得る」と含みを持たせている。
共産党は、候補者擁立の母体組織の設立に向け、関係団体と準備を進めている。
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<市長選 青森>
青森/佐々木氏に2氏が挑む
現職で再選を目指す無所属の佐々木誠造氏(76)と、いずれも無所属新人の青森市議関良氏(50)、元青森市議奈良岡央(ひろし)氏(52)がそれぞれ立候補を表明した。共産党も独自候補の擁立を模索している。
佐々木氏は昨年11月、自民党など市議会与党会派の支持を取り付けた上で出馬を表明。地元経済界の幅広い支援も受け、旧青森市時代から通算6期目に向けて着々と態勢を整えている。
市中心部に公共施設を集積し、郊外の無秩序な開発を抑制する「コンパクトシティー」の街づくりの実績を強調。20年にわたって市政のかじ取り役を務めてきた手腕をアピールしている。
一方、ここ数年、青森市では職員による窃盗事件や不正プール金問題などの不祥事が相次いでおり、関、奈良岡両氏は「長期政権による市政の緩みだ」として、佐々木氏に対し高齢・多選批判を強めている。
つがる/福島氏のほかに目立つ動きなし
現職の福島弘芳氏(63)が再選を目指して立候補する意向を昨年の6月議会で表明した。2005年に合併した旧5町村がより緊密に意思疎通を図れるようにすることを課題に挙げ、「農産物のブランド化に力を入れたい」と決意を語る。
福島氏は03年4月の旧木造町長選で初当選、05年3月の初のつがる市長選でも当選した。いずれも無投票だった。
今のところ、福島氏のほかに目立った動きはない。
十和田/三つどもえの激戦が濃厚に
旧十和田市と旧十和田湖町が合併して2度目の市長選。再選を狙う現職の中野渡春雄氏(71)、ともに新人の元県職員小山田久氏(62)、元県議中村友信氏(53)が立候補を表明、無所属3人による三つどもえの激戦が濃厚だ。
自民党系市議は中野渡氏と小山田氏の支持で真っ2つに分かれ、地元選出の江渡聡徳自民党衆院議員(青森2区)の動向が鍵を握りそうだ。民主党籍を持つ中村氏は、市議と県議を務めた知名度を武器に無党派層の取り込みを目指す。
八戸/小林氏出馬確実民主の出方焦点
現職の小林真氏(58)は「時期を見て判断したい」と態度を明らかにしていないが、再選を目指し立候補するのが確実とみられる。
地元政界は自民党の大島理森衆院議員(青森3区)と、民主党の田名部匡省参院議員(青森選挙区)に勢力が二分されており、前回は大島氏が推す新人の小林氏が、田名部氏系の現職(当時)を破っている。
民主党系の対立候補が出馬し、前回に続き大島、田名部両氏の「代理戦争」となる可能性もある。
<市長選 岩手>
一関/水面下で新人擁立模索
現職で一期目の浅井東兵衛氏(81)は態度を明らかにしていない。支持者の中で推す声がある半面、高齢を理由に「引き際」をささやく声も聞かれる。水面下では、新人擁立の可能性を模索する動きがある。
浅井氏は、岩手県南7市町村が新設合併した新一関市の初代市長に無投票で当選。旧一関市長も2期務めた。
八幡平/再選を目指して田村氏出馬表明
現職の田村正彦氏(60)が昨年の12月議会で再選を目指し出馬を表明した。2005年に合併で誕生した市は八幡平スキー場の休業や農作物価格の低迷など基幹産業に課題を抱えるが、「旧町村の均衡ある発展に経験を生かしたい」と言う。
対立候補の具体的名前は挙がってない。地元では「合併市のため、新人が出ても知名度不足で十分に戦えない」との声もささやかれる。
宮古/熊坂氏、一期限りで引退
合併前の旧宮古市で2期、新宮古市で一期務めた現職の熊坂義裕氏(56)が昨年12月に引退を表明。熊坂氏は後継を指名しない意向で、まだ具体的な動きは見られない。
前回は無所属候補2人の争いとなり、自民、公明が熊坂氏を支持、民主、共産、社民が対立候補の元県議を推薦した。今回も自民、民主の両陣営を中心に候補を擁立する動きがみられそうだ。
遠野/現職の本田氏続投目指すか
現職の本田敏秋氏(61)は「今は市政課題の解決に全力を傾けたい」と態度を明らかにしていないが、再選を目指して立候補するのが確実とみられる。今のところ、対立候補を推す具体的な動きは見られない。
本田氏は前回、旧遠野市と宮守村が合併した新遠野市の初代市長に無投票で当選した。旧遠野市長は一期務めた。
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<市長選 秋田>
秋田/佐竹氏の去就が焦点
知事選出馬が取りざたされる現職の佐竹敬久氏(61)の去就が最大の焦点。佐竹氏は現在2期目、全国市長会長も務める。 佐竹氏が転身を決意すれば、知事選と同日選になる公算が大きく、複数の市選出県議が名乗りを上げそうだ。市政継続を望むグループが市幹部、市議らの擁立に動く可能性もある。佐竹氏が3選を狙えば、市選出県議の動向が構図を左右する。
横手/立候補の動き表面化はせず
現職の五十嵐忠悦氏(61)は、現時点で態度表明をしていないが再選を目指すものと思われる。ほかに立候補の動きは表面化していない。
五十嵐氏は、旧横手市長を3期務めた後、同市と平鹿郡7町村との合併に伴う前回市長選で初当選した。
市では、誘致企業などが非正規労働者の削減を進めており、雇用対策が課題になっている。
湯沢/現職と元市議名乗り上げる
現職で再選を目指す鈴木俊夫氏(58)と、元市議で新人の斉藤光喜氏(62)の2人が立候補を表明している。
鈴木氏は、昨年の12月議会で態度を明らかにした。合併に伴う前回市長選と同様、共産党籍を残したまま無所属で出馬する。
斉藤氏は昨年10月、市議辞職と同時に自民党を離党。知名度不足解消へ、昨年秋に早々と事務所を設け活動している。
男鹿/現職引退、3新人出馬へ
合併に伴う前回市長選で当選した現職佐藤一誠氏(63)は昨年の12月議会で、旧市時代から通算4期目の今期限りで引退する意向を明らかにした。
これを受け、市選出の県議加藤義康氏(56)、市議高野寛志氏(65)、元県議で会社社長渡部幸男氏(56)の3人がそれぞれ出馬を表明した。無所属の3新人による三つどもえの争いとなりそうだ。
大仙/市政継続目指し栗林氏出馬表明
大仙市は旧大曲市と旧仙北郡7町村の合併で誕生した。大曲市長から初代市長となった栗林次美氏(60)は、昨年の12月議会で「引き続き市政のかじを取ることが、わたしの責務」と語り、再選へ立候補表明した。
現時点で栗林氏以外に立候補の動きはなく、無投票が取りざたされるが、経済界の一部が若手市議や若手経済人の擁立を模索している。
潟上/2期目に向けて石川氏足場固め
現職の石川光男氏(69)は昨年の9月議会で、再選を目指して立候補する意向を表明した。現時点で、ほかに立候補の動きはない。
旧天王町長の石川氏は昭和、飯田川、天王の旧3町が合併したことに伴う初の市長選で当選した。「解決すべき課題が残っており、特に企業誘致と都市計画事業を重点に取り組みたい」と話し、2期目に向け足場固めを進めている。
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にかほ/横山氏態度未定市議の動向注目
現職で一期目の横山忠長氏(61)はまだ態度を明らかにしていないが、周辺は「再選出馬の意欲はある」とみている。横山氏は旧象潟町長で、仁賀保、金浦両町との合併に伴う初の市長選で当選した。
市長選に向けてまだ具体的な動きはないが、前回、横山氏に敗れた現職市議の動向に注目が集まる。
由利本荘/新人同士一騎打ち濃厚
現職の柳田弘氏(77)は昨年の12月議会で、旧本荘市時代を含め通算5期目の今期限りで引退する意向を明らかにした。
合併に伴う前回市長選で柳田氏に敗れた元県議の長谷部誠氏(57)と、12月議会後に退職した元市総務部長の渡部聖一氏(56)が立候補を表明した。現時点ではほかに出馬の動きは表面化しておらず、一騎打ちになる可能性が高いとみられる。
北秋田/旧鷹巣町長同士の戦いか
会社役員の岩川徹氏(60)が昨年10月、無所属での立候補を表明した。合併に伴う市長選で当選した一期目の岸部陞(すすむ)氏(72)は態度を明らかにしていないが、今年10月に開業する市民病院の運営に意欲を示しており、再選を目指すとの見方が強まっている。
両氏はともに旧鷹巣町長を務め、2003年の町長選では岸部氏が岩川氏の4選を阻んだ。
鹿角/現職児玉氏の再選出馬確実
現職で一期目の児玉一氏(61)は態度を明らかにしていないが、観光や農業を軸とした産業振興に意欲的で、再選を目指し出馬するのは確実とみられている。
対立候補として市議や元県議に出馬を期待する声もあるが、具体的な動きはまだない。前回は、体調を崩した前市長の辞職に伴い急きょ行われ、元市助役の児玉氏が新人同士の戦いを制した。
仙北/前回選挙と同様地域対決の予想
仙北市は田沢湖町、角館町、西木村の合併で2005年に誕生した。角館町長から初代市長となった石黒直次氏(68)は、昨年の12月議会で進退を問われたが、明言を避けた。ほかにも立候補の動きはまだない。
市田沢湖病院の診療所化を推進する石黒市政には批判も多く、田沢湖地域や西木地域では、地元候補擁立を望む声が高まる。前回同様、地域対決の構図が予想される。
2009年01月04日日曜日
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090104ddlk07010087000c.html
今年の選挙:/下 3大都市で市長選 郡山、経済減速下で“商都決戦” /福島
今年は福島、郡山、いわき、田村、二本松の計5市で市長選があり、来年1月に任期満了の相馬市長選も年内実施の可能性がある。小野、西会津町など8町村も首長の任期満了を迎え、議員選は5町村で予定されている。5市長選を展望した。【坂本智尚、田中英雄、松本惇】
◇郡山市長選
県議4期を経て前回初当選した現職、原正夫氏(65)と元郵政審議官で法政大情報技術研究センター教授の新人、品川万里(まさと)氏(64)の2人が出馬を表明している。共産党も独自候補の擁立を模索している。現市政への評価を最大の争点に、経済が減速する中での“商都決戦”が注目される。
原氏は、08年度からの第5次総合計画の推進や、開成山地区5カ年整備計画など各プロジェクトの推進を掲げ、継続性を強調。1期目の実績をアピールし、保守系市議らの支援を取り付けている。
品川氏は、原市政を「問題先送り型市政」と批判。開成山計画の見直しや駅前空きビル解消などを掲げる。中央官僚や教育者としての経験や人脈を前面に、変化を求める有権者層への浸透を図る。
◇いわき市長選
現職の櫛田一男氏(71)は2月議会にも出馬表明するとみられる。市立総合磐城共立病院の医師確保や、小名浜港のポートセールスなど積極姿勢をアピール。対立候補は県議らの名前が取りざたされるが、衆院選も絡み、目立った動きはない。
◇福島市長選
現職の瀬戸孝則氏(61)の3選出馬が確実視されている。ごみの「ふれあい訪問収集」や市役所新庁舎の建設を進め、市政の安定感を打ち出している。対立候補擁立を模索する市議らもおり、今後、動きが活発化しそう。
◇田村市長選
現職の冨塚宥〓氏(62)が出馬表明している。5町村合併後初となった前回は、旧船引町長の冨塚氏が無投票で当選し、今回も現時点で他に動きはない。
◇二本松市長選
現職の三保恵一氏(59)の再選出馬が濃厚。市議会は野党が過半数を占め、紛糾が続いている。選挙戦が予想され、結果が市政運営を大きく左右しそう。
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過去記事
自由・共産・社民vs自民・民主というわけのわからない構図だったんですね。
福島市長に瀬戸氏 佐久間氏振り切り当選
任期満了に伴う福島市長選は18、投票が行われ、即日開票の結果、無所属の
新人で元県議の瀬戸孝則氏(54)=自由・共産・社民推薦=が、無所属で元銀行
役員の佐久間博氏(56)=自民・民主推薦=を破り初当選した。4期目の吉田修一市長(74)
が今期限りでの引退を表明。16ぶりの新人同士の一騎打ちとなった今回は、自民党が分裂状態
になるなど政党・団体の支持構図が複雑に入り組み、前哨戦から市を二分する激しい戦いを
展開した。瀬戸氏は、県議14年の政治実績を強調し、中心市街の活性化や行財政改革の推進
などを訴えた。県議時代の後援会組織を基盤に、自由、社民のほか共産党の推薦を得るなど、
保革を問わない幅広い支持を獲得。市内の自民党市議、県議の過半数が瀬戸市支持に回るなど、安定
した支持基盤を構築して先行。選挙戦後半に追い上げた佐久間氏を抑え、逃げ切った。
佐久間氏は、草の根的な運動で新鮮さを強調。銀行マンの経験を生かした民間企業型の手法による市政
・財政運営をなどw訴えたが、出遅れに加えて自民党の分裂などで組織力を十分に生かしきれなかった。
福島市長選開票結果(選管最終)
当 瀬戸孝則 63418 無新<由><共><社>
佐久間博 59233 無新<自><民>
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現職と新人がニアミス 山形県知事選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090106t51010.htm
8日に告示される山形県知事選(25日投開票)に立候補する現職の斎藤弘氏(51)と、新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)が5日、山形市のホテルに県内の経済人らが集った新春名刺交換会にそろって出席し、精力的にあいさつ回りをこなした。吉村氏が斎藤氏にあいさつしようと接近する場面があったが、斎藤氏が意識的に避けたのか、狭い会場内でも2人が対面することはなかった。
再選を目指す斎藤氏は、主催者の県と山形市、山形商工会議所を代表してあいさつに立った。総額500億円の景気対策やコメの需要拡大策などに力を入れる考えを示し、「日本の食糧基地として食の自給率を支える」などと強調した。
乾杯を合図に、約700人の出席者が一斉に名刺交換を始めた。吉村氏が斎藤氏の姿を見つけて歩み寄る場面があったが、斎藤氏は気配を察知したかのように素早く遠のいた。斎藤氏は交換会がお開きになると、駆け足で会場を後にした。
会合後、吉村氏は斎藤氏のあいさつについて「今まで農業に力を入れてこなかったのに、農業政策を強調し、『えっ』という感じがした」と感想を語った。斎藤氏との対面が実現できず、「ごあいさつしようと追っ掛けたのに、すっと行ってしまった」とちょっぴり不満そうだった。
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>>24 >>69 >>73 >>78
現職への高齢・多選を批判して今回江渡は連合と相乗りして小山田へ回ったのか。中村氏は埋没しそうな感じですがどうでしょうかねぇ・・。
三つどもえ激しい前哨戦 十和田市長選11日告示
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090106t21009.htm
任期満了に伴う青森県十和田市長選(11日告示、18日投開票)の告示が迫った。これまで立候補を表明したのは、再選を目指す現職中野渡春雄(71)、元県職員の新人小山田久(62)、元県議の新人中村友信(53)の3氏。市議会与党の自民系会派は中野渡、小山田陣営に真っ二つに分かれ、分裂の様相を見せる一方で、民主党の支援を受ける中村陣営。三つどもえの激しい前哨戦が繰り広げられている。
<「チェンジ」連呼>
「他の2人は『チェンジ、チェンジ』と言うが、わたしの市政運営に大きな失政があったでしょうか」。昨年12月21日の総決起大会で、合併前の旧市を含めて通算4選を狙う中野渡氏は、現職批判に対する不満を爆発させた。
過去3度の市長選は自民を中心とする圧倒的な組織力に支えられた中野渡氏だが、今回は取り巻く状況が一変した。
中野渡氏の「高齢・多選」を批判し、与党市議らが小山田氏を擁立。保守系市議が11人ずつ両陣営に分かれたほか、地元選出の自民県議2人も両陣営にそれぞれ付き、支持基盤が二分される厳しい戦いを余儀なくされている。
<実績をアピール>
「『チェンジ』によって政治が後退することもある」。昨年4月の開館以降、出足好調な市現代美術館、市中央病院の産科再開、137年越しの十和田湖の県境画定…。中野渡氏は現職の「成果」をアピールする。
対する小山田陣営。昨年12月27日、地元選出の江渡聡徳衆院議員(青森2区)が「現職の多選はよくない。十和田の将来を考えると、今回は小山田氏に賭けたい」と、小山田氏を支持する意向を明らかにした。
<衆院選に影響も>
関係者によると、前回は中野渡氏支持の江渡氏だったが、中野渡氏に今期限りでの勇退を促すなど、水面下で分裂回避の道を探ってきたという。江渡氏は「悩みに悩んだ。衆院選への影響は大きい」と現職への不満もにじませた。
一方、中村氏は昨年11月29日夜、立候補を表明した。市議と県議を務め、前回衆院選で立候補して落選した中村氏。「今度、失敗すれば、ただの人になるんだぞ」と翻意を促す後援会幹部に「腹は固まった」と言い切った。
民主党県連の推薦を得た中村氏だが、党の支持母体・連合青森は既に小山田氏支持を決定。市議会の民主議員2人も小山田陣営に回るなど、出遅れ感は否めない。それでも「取り巻きが多すぎる中野渡、小山田両氏では市民のための政治はできない」と強気だ。
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>>84
そいや、十和田湖での県境が決まったんですよね。
スレ違いだけど・・・。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2008/12/26/new0812261101.htm
十和田湖県境が確定 137年経て完全決着(2008/12/26)
未画定のままとなっていた十和田湖の青森、秋田両県の県境が二十五日、総務相の官報告示により同日付で発効した。湖面を青森側六、秋田側四の割合で分ける内容。両県と地元の十和田市、秋田県小坂町に対し、二〇〇九年度から湖の面積(約六十一平方キロメートル)分の地方交付税が増額される。一八七一年の廃藩置県以来、百三十七年もの長い年月を経て、県境画定問題は完全決着した。
告示された県境は、湖北側は御鼻部山から桃ノ沢河口と東北森林管理局管轄の林班境界の中間点、湖南側は休屋地区の神田川河口とし、青森側と秋田側の面積が六対四となるよう、湖面に「く」の字を引いて定めた。湖の面積は十和田市が約三十七平方キロメートル、小坂町が約二十四平方キロメートル。
既に定まっていた神田川河口から絞ノ沢基準点までの陸地の県境は官報告示の手続きが行われていなかったため、今回、同時に告示された。
両県と両市町に増額される地方交付税は〇八年度ベースで計約六千七百万円。四自治体は〇九年度から十年間、増額される交付税全額を湖の環境保全と景観対策に充て、観光振興に取り組む。
この日、神田川河口で境界決定を祝うセレモニーが行われ、中野渡春雄十和田市長や川口博小坂町長ら両市町関係者、地元住民ら計約百人が長年の懸案が決着した歴史的な日を喜んだ。
中野渡市長は「歴史的な瞬間に立ち会えてうれしい限り。地元の意見を十分に聞きながら交付税を活用したい」、川口町長は「湖の環境と景観保全はもちろん、湖畔で生活する方々が輝けるよう、交付税を利用したい」と抱負を語った。
住民を代表してあいさつした休屋自治会長の中村十二さんは「十和田湖観光は厳しい状況だが、地元も一生懸命頑張っているので、特段の支援をお願いしたい」と要請した。
十和田湖の県境問題をめぐっては、両県知事と両市町長が八月に県境案に合意。三村申吾青森県知事が十月、両市町に境界決定書を交付し、十一月十四日に総務相に届け出ていた。
【写真説明】
十和田湖県境確定を祝い、笑顔で握手を交わす中野渡春雄十和田市長(右)と川口博小坂町長=25日、十和田湖畔の神田川河口
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090107ddlk06010179000c.html
連合山形:「新知事誕生」目指す 300人が出席、旗開き /山形
連合山形(安達忠一会長)などの新春旗開きが6日、山形市であった。知事選に立候補予定の吉村美栄子氏や次期衆院選で1区から出馬予定の民主党の鹿野道彦前衆院議員、市川昭男山形市長ら約300人が出席した。
安達会長は「弱者の痛みを軽減するのが政治の役目だが、間違った政治により、生活の営みが壊されている。我々の手で政治を変えなければならない」とあいさつ。吉村新知事の誕生と、次期衆院選の支援候補者全員の当選を目指すと述べた。
吉村氏は「山形で安心して暮らしたいという県民の願いに応えるため、皆さんの力を貸してほしい。心通う温かい山形のため全力で戦っていく」と支持を求めた。【林奈緒美】
毎日新聞 2009年1月7日 地方版
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佐竹家は本来常陸なんで是非茨城県知事選へw
佐竹秋田市長「2月中旬までに決断」 知事選への対応
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090108h
佐竹敬久秋田市長は7日、今春改選の知事選について「(出馬するかどうかという)自分の意見を能動的に動かすというところは、まだ先なのかなと思う」と述べ、最終的な決断の期限は新年度予算の内示時期の2月中旬ごろとの考えを示した。定例会見で明らかにした。
佐竹市長は知事選への出馬について「県人口の多くを占める秋田市の行方は県の行方と重なる。本県の産業、経済の将来像をどうするべきかを考えなければならないし、そういう意味では関心がある」「もし私が(知事選出馬を)決断したとしても、現に秋田市長として務めている以上、県政と市政が連携し秋田全体を盛り上げるというビジョンが必要になる」などと述べるにとどまり、明言を避けた。
佐竹市長はまた、自民党県連が読売新聞社特別編集委員の橋本五郎氏(三種町出身)の擁立を断念したことに言及し「政党や団体の本格的な動きはこれからだ。その見極めが(出馬を判断する上で)大切な要素になる」とし、自らの最終決断の時期については「いつまでも『うるかしておく(保留する)』わけにもいかないが、もう少し時間はあると考えている」と述べた。
(2009/01/08 10:18 更新)
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>>87
余談レス
某戦国板に以前に「佐竹は茨城・秋田の両県で親しまれている旧大名家」とか書いてみたら、
茨城では佐竹は知名度が余り高くないそうな。
佐竹は秋田では未だに根強い人気があるようで佐竹家のお嬢さんを「お姫様」と地元の人が言っていました。
衆院東京4区補選に立候補した佐竹という人も陣営・選挙スタッフが言うには佐竹家の末裔だそうな。
大名家の政治家といえば他に思いつくのは、彦根の井伊市長(当時)・・・う〜ん?私は三成贔屓なので複雑な気分。
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水戸の御老公など常陸は徳川家の印象が強まってしまいましたかねぇ。
秋田と云えば秋田城介,安東氏のイメージもあるんですけどね。
上杉氏を越後の大名と見るか,米沢の大名と見るかでだいぶ印象も違いますがそれと同じでしょうか?(個人的には上杉と云えば公家の北家藤原氏の印象♪)
それにしても三成贔屓とはどういう御経緯で?珍しいですねw文治主義を高評価って所でしょうか?
個人的には井伊家は私と同じ遠州出身なので結構好きです。井伊直弼を暗殺した水戸の連中はふてぇ輩だw
あと大名の政治家と云えば細川が一番出世したんじゃないでしょうかね。これも室町に活躍した宗家からはだいぶ傍流で中世派の俺にとっては細川=熊本ってのは抵抗ありますw
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>>89
三成贔屓になったキッカケは司馬遼・関ヶ原(小説・ドラマ)w
三成の「実像」が関ヶ原の敗戦により、「史料」では分からなくなってしまったのが残念です。
細川さんは旧大名家の中では別格かな。
「足利・織田・豊臣・徳川」と、「どの時代でも格別な地位」にあった稀有な人、細川藤孝。
もしも忠興嫡男の細川忠隆があとをついでいたら、細川隆元さんのほうがご本家だったと思うと
感慨深いものがあります。
お正月に細川隆元さんや当主・細川護貞さんら細川家一同でお酒を飲んでいたときに
酔った隆元さんが「本当はオレがそっちに座っていたのに」と言ったら
当主の護貞さんが「ご本家、どうぞ、こちらに」と言って場をしずめたそうな。
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>>90
歴史ってのは勝者が書き換えてしまいますからね〜>「史料」では分からなくなってしまった
へぇ,そんな一幕があったんですねぇw>本当はオレがそっちに座っていたのに
一応野暮を承知で云いますと細川の嫡流は京兆家と云って管領に就任できる家柄だったのに対し,肥後細川家は元々庶流の和泉上半国守護家(うろ覚えだったので調べた)の出のようですね。隆元氏が本家と云っても大元の細川家から見れば元々庶流であることは変わりないですね。
じゃあ本家の京兆家はどうなったんかと調べてみると豊臣の家臣となって大阪の陣で隠棲を余儀なくされその後はたまたま先程名が出た姻戚の秋田氏の家臣となった様です。
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首長・議員選10市町村
2009年01月08日
今年は衆院選に加え、県内10市町村で首長選や議員選が相次ぐ「選挙の年」。景気低迷に拍車がかかる中、各選挙の立候補の動向やその政策に注目が集まりそうだ。
◇
衆院選をめぐって県内各党は、昨秋までに候補者擁立をほぼ終えた。4選挙区のうち2、3区は自民、民主の一騎打ち。1、4区は両党に共産、社民を加えた争いが予想される。民主・小沢代表は地元4区から出馬するかどうか、態度を明らかにしていない。
最大の焦点は自民が唯一議席を守る2区。自民現職・鈴木俊一氏に民主新顔・畑浩治氏が挑む構図は前回と同じだが、一層の激戦となりそう。「政権交代」を占う注目の選挙区だ。
一方、首長選は2月の野田村長選を始めに9市町村で実施を予定。一関市や遠野市、西和賀町など4年前に「平成の大合併」をした自治体の首長が、今年下半期に相次いで任期満了を迎える。
野田村長選では、現職の小田祐士村長(53)が昨年9月、再選を目指し立候補の意向を表明。今月には前村長の中川正勝氏(55)が村政の刷新を訴えて出馬の意思を明らかにした。05年の前回は、合併問題での「村政混乱」を理由に解職請求(リコール)を受けた中川氏が村長を辞職、出直し選挙で新顔の小田村長が誕生した経緯があれる。
八幡平市長選では、現職の田村正彦市長(60)が再選出馬の意向を表明。一方、宮古市の熊坂義裕市長(56)は3期目の今期限りで勇退する方針を明らかにした。そのほかの首長選では、現時点で立候補表明者はいない。
議員選は岩泉町など3市町で予定され、一関市と一戸町で首長選と同日選挙になる見込み。議員定数は一関市議選で7減の34議席、岩泉町議選で2減の16議席にそれぞれ削減される見通しだ。
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000901080003
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4月の郡山市長選挙はどうなる?
市議会主流派は現職の原氏支援でしょうが、品川氏も水面下でかなり
支持拡大中との噂があり、混戦模様。
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前回郡山市長選挙で次点の佐藤憲保氏は今回どちらに動くのでしょう。
早くも品川氏有利の声もあるなか、県議、市議の動きが面白いかも。
市議会主流派は現職でしょうね。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2067
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1110348071665&SiteID=0
創風会 19名:自民系
民政会 8名:自民系
社会民主党4名
市議会公明党4名
共産党郡山市議団3名
自民党郡山市議会 1名:自民系
郡山の未来をつくる会 1名
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北斗はどっちを支援するんですかね
>>11>>13
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/2003aomori.html
無所属(県民クラブ)
03年の青森県知事選では社共の支援する平野浪岡町長を支援
05年の青森市長選への出馬も検討
→結局出馬せず横山北斗氏などが支援する奈良岡氏支持に回る。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090109-OYT8T00108.htm
青森市長選 鹿内県議が出馬へ
立候補予定4人、混戦に
今年4月の青森市長選に、青森市区選出の県議鹿内博氏(60)(県民クラブ)が8日、立候補する意向を明らかにした。近く記者会見を開き、正式に表明する。
鹿内氏は読売新聞の取材に対し、「問題のある長期政権ゆえに不祥事が相次ぎ、市政に混迷を招いている。市民不在の市政から、市民のための市政に変えたい」と現市政を批判。その上で、「再開発ビル『アウガ』のあり方や文化観光交流施設など箱もの建設の再検討などに取り組みたい」と出馬に意欲を見せた。
鹿内氏は青森市議3期を経て1991年の県議選で初当選し、現在5期目。核燃料サイクル政策の反対運動などに積極的に携わってきたが、出馬にあたって、現在、共同代表を務める核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の役職は辞任する考えを示した。
青森市長選を巡っては、現職の佐々木誠造市長(76)のほか、青森市議の関良氏(50)、元青森市議の奈良岡央氏(52)が立候補を表明している。
(2009年1月9日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/01/4946.html
2009/1/9 金曜日
東北町長選に民主県議の斗賀氏出馬へ
任期満了に伴う4月7日告示、同12日投開票の東北町長選に、民主党県連代表代行の斗賀寿一県議(64)が8日、出馬する意思を示した。同日、所属する県議会会派新政会に報告した。15日に東北町内で記者会見し、正式に出馬表明する。
斗賀氏は「現町政は不公平感が強い。公平公正で町民が元気の出るまちづくりがしたい」と出馬の理由を述べ、1次産業の振興や教育の充実、民間企業を圧迫せず、手助けする町政の実現を掲げた。
斗賀氏は東北町議4期、県議4期目。民主党に所属し、同党県連代表代行を務めているが、東北町長選には無所属で出馬する意向で、15日付の離党届と同県連代表代行の辞職願を8日、田名部定男同県連幹事長に提出した。県議は3月31日で辞職する考え。
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>>90 を自己訂正レス
某日本史板を見たら
>前の方に、肥後細川家の嫡流は細川隆一郎の家系(忠興長男の忠隆の子孫)のほうだって話があったので、エピソードをひとつ
>正月かなんかで肥後細川氏の一族が集まったとき、細川隆元(隆一郎の伯父)が酔っ払って、
>上座にいた細川護貞に向かって、「本当なら、俺がそこに座るはずだったのに」みたいなことを言い出した。(からみ酒ですな)
>それに対して 護貞はあわてずに「おお、ご本家どうもすみません。ささ、こちらに」みたいなことを言ってうまく切り返したので
>隆元は何も言えなくなったとか。
>護貞氏は、結構しゃれっ気があった人みたいで、この手のエピソードがいくつかありますね。
私の記憶よりも某日本史板の人が書いた↑のほうが正確なエピソードだと思います。
以上、スレ違いレス、すみませんでした>皆様
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>>96
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/01/4969.html
青森市長選は4人名乗りで早くも選挙モード
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、同19日投開票)まで約3カ月。今のところ現職、新人合わせて四人が名乗りを上げているが、10日開かれた現職佐々木誠造氏(76)の新年交賀会は“決起大会”さながらに、来賓の自民党衆院議員や県知事らも支援呼び掛けに熱がこもった。新人三人も街頭活動を活発化させて政治方針を訴えたり、政策づくりに励むなど各陣営は早くも“選挙戦に実質突入”といった状況だ
六選を目指す佐々木氏の新年交賀会は市内のホテルで開かれ、約2500人(主催者発表)が出席。同氏後援会の蝦名文昭会長が「選挙に向けた決起の集いでもある」と力を込めると、津島雄二衆院議員らが「新幹線開業に向けて仕事が進むのは佐々木市政と三村県政、国政の協力があってこそ」などと連携を強調。佐々木氏は「新幹線効果を受け止め、新しい時代に進むために支援を」と訴えた。
一方の新人各陣営。昨年9月にいち早く出馬表明した青森市議の関良氏(50)は支援者回りを続けながら、年明けからは街頭活動に力を入れている。10日は大型商業施設が集積する浜田地区など五カ所程度で政策を訴え「雇用が第一。雇用をつくるまちづくりを訴える」と意気込んだ。
前回(2005年4月)に続いて出馬表明した元市議の奈良岡央氏(52)は昨年から、一人で各地区を回る辻説法スタイルを貫く。市内各地域の特色を生かすまちづくりを呼び掛け、「自分の考えを淡々と訴え続けていくだけ」とし、10日は旧市内西部を中心に約30カ所をこなした。
今月上旬に出馬の意向を明らかにした青森市選挙区選出の県議・鹿内博氏(60)は10日、近く予定する正式表明の場に向け政策づくりに専念。従来から街頭活動を続ける同氏だが「回数、内容ともさらに充実させ、範囲も市内全域に拡大する」と述べ、活動加速の準備に余念がない。
同市長選では共産党が市民団体とともに今月中の候補者擁立に向け、詰めの作業を行っているほか、各政党・団体も徐々に対応を決める見通しだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090111-OYT1T00279.htm?from=navr
「決戦の年」与野党初戦の行方は?…山形知事選ルポ
山形県知事選(8日告示、25日投開票)は、自民党の大半が支援する現職と、野党各党が推す新人との一騎打ちの構図となった。
両候補とも政党の推薦、支持を受けていないが、「政治決戦の年」の最初の与野党対決型選挙として、各党は衆院選に与える影響は小さくないと見ている。(川嶋三恵子、山形支局 池上由高)
◆政界再編の影◆
雨交じりの雪が吹きすさぶ10日の山形県鶴岡市。同市が地盤の加藤紘一・元自民党幹事長の新年会が開かれ、加藤氏は「知事への批判はほとんどが県職員組合や団体からだ。一般県民からは聞かない。必ず勝たなければならない」と、現職の斎藤弘氏への支持を訴えた。加藤氏が真っ赤なジャンパーを着た斎藤氏を壇上に招くと、会場から大きな拍手がわき起こった。
自民党が分裂選挙となった4年前の前回知事選で、加藤氏は無名に近かった日銀出身の斎藤氏を担ぎ、現職を破る原動力となった。
自民党県議の多くを敵にした中の僅差(きんさ)の勝利で、今回も同党の岸宏一参院議員(山形選挙区)が、新人の吉村美栄子氏の支援に回るなど、「しこり」が色濃く残る。
新党を視野に入れた加藤氏の言動も不安材料だ。
加藤氏は10日も、「今必要なのは政党、政治家がこれからの日本のために『自分はこう考える』という旗を立てることだ」と、政界再編の必要性を強調した。しかし、自民党山形県連では「知事選で野党候補と戦っている中、再編や新党を言っていたのでは、やりにくくて仕方ない」(幹部)との声がくすぶる。公明党も態度を明確にしていない。
斎藤氏は今回、県議会の約7割を占める自民党県議の大部分の支援を受けるが、「あらゆる層に支援、支持をお願いしたい」と、同党の推薦、支持は求めず、「県民党」を掲げて戦う。
◆共産も相乗り◆
その斎藤氏に挑む吉村氏の陣営や民主党側も、内部事情は複雑だ。
山形市内のホテルで8日開かれた吉村氏の出陣式。民主党県連会長の近藤洋介衆院議員は「自民も民主も関係ない。1人の県民として(吉村氏支援に)立ち上がった」と強調した。
07年の参院選では、民主党の舟山康江氏が約37万票を獲得、自民党候補に約13万票差をつけて圧勝した。
しかし、連合山形が中心となって擁立した吉村氏は、民主党以外に社民党、独自候補擁立を見送った共産党、さらに自民党の一部が支援する。共産党が独自選対を設けるなど「寄り合い所帯」の危うさもつきまとうだけに「保守から共産支持層まで、超党派の票を集めて勝つには、民主党の看板を前に出さないのが一番」(民主党県連幹部)との判断がある。
吉村氏も財政健全化のため歳出削減を進めた斎藤氏を「冷たい県政」と批判。オレンジをシンボルカラーに「温かい県政への転換」を訴えるなど「反斎藤」を前面にした選挙戦術を採る。
自民、民主両党の本部は「幹部を山形入りさせる予定はない」と当面、静観の構えだ。ただ、自民党選対関係者は「勝てば官軍。斎藤氏が勝った場合は衆院選に向けて勢いをつける契機としたい。負けたら知らん顔だ」と言い切る。
民主党幹部も「吉村氏が勝てば、衆院選へ大きな弾みになる」と期待を示す。
両党とも「勝利」という結果を衆院選に活用しようと、選挙戦の行方を注視している。
(2009年1月11日11時21分 読売新聞)
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>>52
亀レス失敬ですが俺も此処↓で議論したことありますけど千葉9区さんと似た意見です。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1632-1634
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>>55
自民、社民:反対
みらい・いぶき:賛成 ←ともに知事与党
http://mainichi.jp/area/akita/news/20081219ddlk05010075000c.html
地域振興局再編案:また否決へ 自民などが反対−−県議会 /秋田
県議会12月定例会の総務企画委員会は18日、県の出先機関である8地域振興局を再編する「県総合振興局設置条例案」について賛成少数で否決すべきものとした。9月定例会に続き、19日の本会議でも否決される見込み。
過半数を占める自民党(23人)は同日、会派議員総会を開き全員一致で反対を決定。この日の委員会で、大里祐一委員は「行政改革に値しない」と強調した。
佐々木長秀委員(社民)も「9月定例会で否決された案と変わらない。再編の議論が二転三転し、本質が見えない」と反対した。
一方、門脇光浩委員(いぶき)は「内容に疑問はあるが、行財政改革の取り組みは否定できない」と賛意を示した。瀬田川栄一委員(みらい21)は「行財政改革を進めて政策経費を生み出すのは大切」と賛成した。【馬場直子】
毎日新聞 2008年12月19日 地方版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090106-OYT8T00065.htm
「4期目に意欲」憶測も
3月に政治資金パーティー
3月26日告示の知事選まで3か月を切った。これまで進退を明らかにしていない寺田知事について、県議や政界関係者の間で「4期目に意欲的なのでは」との憶測を呼んでいる。寺田知事は「知事任期は連続3期まで」が持論のため、今期限りでの引退が有力視されてきた。しかし、知事は5日の年頭訓示で2009年度当初予算について出馬に意欲的とも取れる本格予算を組む考えを示したほか、3月初旬には秋田市で政治資金パーティーを予定していることなどが要因だ。
寺田知事は5日の年頭訓示で、09年度当初予算について、公共工事の前倒しや学校の耐震化、食糧自給率の向上、企業誘致などの予算を盛り込む方針を示した。
年度当初に任期満了を迎える首長が、その年度の当初予算で、義務的経費が中心の骨格予算ではなく、様々な政策を盛り込んだ本格予算を組むのは異例とも言える。
知事はその後の記者会見で、本格予算を組む理由を「骨格予算は本格予算から数字を引いただけのもの。新しい知事がやりたいことは、基金でも取り崩してやればいい」と強気とも取れる口調で述べた。
知事はこれまで、県議会の一般質問や記者会見で進退を問われても「しかるべき時に明らかにする」と明言を避けてきた。5日に秋田市で開かれた秋田商工会議所の新年祝賀会でのあいさつでも「(初当選した)12年前に出馬表明したのは3月12日だった。その前には出処進退を明らかにしたい」と笑顔で述べ、駆けつけた報道陣を煙に巻いた。
知事は初当選後の1997年6月、県民に向けて「4選目は目指さない」との誓約書を発表した。
それでも憶測を呼ぶ背景には、「出馬すれば大本命」(自民県連幹部)とされた読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏(62)(三種町出身)が不出馬を決めたことで、知事選まで3か月を切った現在でも、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)以外に立候補表明がなく、混沌(こんとん)としていることがある。
あるベテラン県議は「寺田知事は本命不在なら自分が、と出馬へ踏み切るかもしれない」と推測する。また、無所属県議は「次の県議会で振興局再編が否決されたら、『行革をやり残した』というのが出馬の理由になる」とみる。連合秋田幹部は「感謝のためのパーティーなら退任後でいい。なぜこの時期にパーティーをやるのか分からない」と首をかしげる。
(2009年1月6日 読売新聞)
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【9月提案の概要記事】
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000260808230001
振興局再編波高し
2008年08月24日
県内8カ所の出先機関・地域振興局を3カ所に統合・再編する計画を県が進めている。寺田典城知事は県議会9月定例会に条例改正案を提案する見通しで、09年度からの実施を目指す。しかし縮小される地域や、県議会からは反発の声が上がっている。それぞれの思惑はどこにあるのか。(岡林佐和)
「産地づくりが壊れる」。鹿角市のJAかづのの松浦勉常務理事はそう反対する。
県の案では、県北の地域振興局は北秋田に置かれることになる。旧市町村役場からの距離や移動時間で、北秋田が中心的な位置だと判断した。職員は現在115人いるが、行政センターに移行後、11年には45人まで減る計画だ。
鹿角地域振興局の管内ではモモの出荷が全国で最も遅いことから「北限のモモ」と名付け、JAと県、鹿角市、地元農家がブランドづくりに取り組む。同振興局の普及指導課の指導員が、毎日のように畑をまわって育て方や病気への対応をアドバイスしている。農林企画課では苗木や機械の購入の補助申請を受け付けている。
北秋田地域振興局から鹿角市までは、車で片道約1時間半。松浦常務理事は「北秋田からでは、職員が毎日来るわけにいかないだろう。せっかくうまく進んでいた産地づくりに影響がある」と話す。
同地域振興局の七尾清己農林企画課長も、「再編後はこれまでのように農家をくまなくまわることはできなくなるだろう」と言う。
鹿角市と小坂町、鹿角市議会などは昨年11月、農業や観光振興に地域振興局が果たす役割は大きいとして、8局体制を堅持するよう求める要望書を出した。
県議会ではこれまで、総務企画委員会や県議全員が参加する総括審査などの場で質問に取り上げられてきた。「将来の道州制を見据えた議論が必要で、時期尚早だ」「地域振興局がサポートする市町村の体力は、まだ十分でない」「なぜ3局なのか、根拠が分からない」などの理由で、反発が根強い。
「県庁があるから秋田地域振興局は不要。3局ではなく2局体制が適当ではないか」。中にはそうした意見もでた。しかし、県の将来を見据えた再編の必要性の有無や「3局が適当か」「地域振興局を残す場所はどこが適当か」などの具体的な議論はほとんどされてこなかった。「任期が残り1年を切った知事が再編をするのはおかしい」などの意見もあり、そもそも議論の入り口に立っていなかった。県幹部は「もっと本質的な議論をしたかった」とこぼす。
ある県議は「皆がそうではないが、県全体について考えるというより、地元に(地域振興局が)なくなるということに抵抗を持っている人もいる」と話す。
寺田知事は9月定例会に条例改正案を提案する構えだが、成立の見込みはかなり厳しいとみられる。ただ、県の将来のために、行政のすがたはどうあるべきか、県議会と県が知恵を出し合うときだ。
県が再編を計画する大きな理由の一つは、現在約3900人いる県職員全体の数を、3年後に3500人体制に移行させるためだ。県財政が厳しさを増す中、職員数を減らし人件費を抑えることは至上命題。8地域振興局には現在計1614人の職員がいるが、統合後の09年には計1570人、11年には計1440人に減らす。「人数を減らしても県民へのサービスを落とさないために、集約化が必要だ」と考える。
市町村合併が進んだことも背景にある。合併後、平鹿地域振興局の管轄は横手市1市。由利地域振興局はにかほ市と由利本荘市、鹿角地域振興局は鹿角市と小坂町のみだ。「広域行政を担うのが県の役割。わずか1〜2の自治体を管轄する現状は本来のあり方と違う」という。
地域振興局は、独立していた県税事務所、建設事務所などをまとめた総合出先機関として03年にスタートした。農業や観光振興、河川・道路の管理などの現場を担う。
北秋田、秋田、横手の3カ所に統合することで、専門性をもった職員を集約でき、より高度なサービスができるとする。
ほかの5カ所は、各地域振興局の内部組織の位置づけで、パスポート申請など主に窓口機能を残す行政センターとして縮小する。行政センターは、市町村への権限移譲が進むことを前提に、5年後をめどに廃止を検討する。
寺田知事は「一般の県民に対するサービスの質は落とさない」と強調する。
ただ、公共事業を担う建設関係者や、地域振興局と協力して事業展開する農業や観光の業者らにとって、書類の提出や会議に出向くなどする地域振興局が遠くなる影響がありそうだ。相場哲也総務課長は「業者の方にとっては多少不便になるだろう」と話す。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090111t51001.htm
“天童の戦い”ヒートアップ 知事選と県議補選タッグ
告示間もない山形県知事選(25日投票)で、「天童の戦い」が注目を集めている。天童市区の県議補欠選挙(16日告示)が知事選と同日選で実施され、補選に立候補する新人2人が激しい前哨戦を繰り広げているためだ。知事選と県議補選は政党対決の構図でも重なる上、市長選の因縁も絡み、集票合戦は過熱気味だ。(山形県知事選取材班)
<新人同士の対決>
市長選(昨年12月21日投票)では自民、公明両党推薦の会社相談役山本信治氏(61)が約1万7500票を獲得。民主、社民両党の支持母体である連合山形推薦の元県議海鋒孝志氏(58)を約1200票差で破った。
天童市区の県議補選は、海鋒氏が12月上旬に県議を辞職したことに伴い実施され、ともに元市議で無所属新人佐藤正男氏(50)=民主推薦=と、自民党新人森谷仙一郎氏(50)が立候補する。市長選では、佐藤氏が海鋒氏陣営の選対本部長を務め、森谷氏は山本氏陣営の選対に名を連ねた。
「無念」ぶつける
「知事退職金廃止 副知事2人制の廃止に賛同します」―。後援会が発行する広報紙で佐藤氏はこう唱える。名刺にはオレンジ色の文字で「チェンジ」。知事選に立候補した新人の吉村美栄子氏(57)の選挙公約であり、スローガンと同じだ。
知事選が告示された8日の夜、天童市内のホテルであった吉村氏の個人演説会。佐藤氏は、応援に駆け付けた民主党の鹿野道彦・元衆院議員から「当選すれば、吉村県政をしっかり支えてくれる優秀な人材」と紹介された。大きな拍手の中で登壇した佐藤氏は「県民の命と生活を守り、山形を元気にするため、力の限り戦う」と述べ、吉村氏とがっちり握手した。
この会場では、天童市長選で敗れた海鋒氏も存在感を示した。吉村氏の天童市区選対本部長と佐藤氏の選対役員を兼任する海鋒氏は「私の無念の思いと(支持者の)気持ちを一つにし、吉村知事の誕生に支援を」と呼び掛けた。
<「三本の矢」強調>
一方の森谷氏は、自民党県連会長の遠藤利明衆院議員(山形1区)、知事選に再選を目指し立候補した斎藤弘氏(51)、天童市の山本新市長とのパイプの太さをアピールする。スローガンは「天童の力は、こんなものじゃない!」。
9日夜には、森谷氏陣営の後援会事務所で、斎藤氏陣営との「合同支援者集会」が開かれた。
「天童の力」を強調する森谷氏のスローガンが入った緑ののぼりが立ち並ぶ会場で、斎藤氏は500億円規模の景気雇用対策に力を入れることを訴え、「天童地区は、山本市長、森谷さん、私の3人に任せてほしい」と、「三本の矢」のような一体感を強調してみせた。
最後にあいさつに立った森谷氏は「山本市長らと新しい天童の歴史をつくるため、立候補を決意した。天童の発展なくして山形県の発展はない」と力を込めると、会場を埋めた支持者から拍手がわき起こった。
天童では、知事選と県議補選の各陣営が連動して集票戦を展開する。政党や支援団体の動きも加わり、天童市内5万1000票の争奪戦は25日の投票日に向けて激しさを増していく。
◇山形県知事選立候補者
吉村美栄子 57 行政書士 無新
斎藤 弘 51 知事 無現
2009年01月11日日曜日
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000170901110001
支援 前回と「ねじれ」
2009年01月11日
∞県議・首長ら「反斎藤」一転
●国会議員 構図変わらず
新顔と現職の一騎打ちとなった知事選。支援する国会議員は大枠では「与野党対決」ながら自民が割れ、05年の前回選挙と構図は同じ。一方で4年前に前知事を推した県議や首長の多くが、今回は現職支援に雪崩をうつなど、前回とは支援候補が入れ替わる「ねじれ」た構図になっている。(土居新平、川原千夏子)
立候補しているのは新顔で元県教育委員の吉村美栄子氏(57)=無所属=と現職で元日本銀行員の斎藤弘氏(51)=同。
05年の選挙では、斎藤氏が4期目を狙う高橋和雄・前知事と争った。前回、高橋氏を推した民主党の近藤洋介、舟山康江、自民党の岸宏一の3国会議員は今回、吉村氏を支援。自民党の遠藤利明、加藤紘一、遠藤武彦の3国会議員が、前回と同じく斎藤氏を全面的に支える。
一方、県議レベルでは、前回、自民党県議の半数以上が高橋氏を支援したが、今回は2人をのぞく29人が斎藤氏を支援。無所属1人を加えた30人による支援の会は県議会の7割弱を占めている。公明は自主投票の方針だが、党県本部代表の寒河江政好県議は8日、斎藤氏の出陣式に出席、斎藤氏と笑顔で握手した。
吉村氏陣営は、自民党の阿部賢一・県議会副議長を代表に据え、民主、社民、無所属の計9人で県議の会を結成。共産の2県議も独自の選対をつくって支援する。
一方、首長は前回、ほとんどが「反斎藤」だった。しかし、今回は35人中7割強の26人が斎藤氏支援に回った。「百八十度の方針転換」を気にしたのか、支援する会の代表である富塚陽一・鶴岡市長は8日の出陣式で「4年前を考えると申し上げることはありませんが」と前置きして応援演説した。同会に不参加の首長は「会に入ったといっても現職に敬意を表したんだろう。動くかは別だ」と話す。吉村氏に首長の支援組織はないが、鈴木洋・金山町長と元木洋介・鮭川村長が10日夜、吉村氏の演説会に参加。陣営は「少なくとも4人はこちらについている」とみる。
そんな中、存在感を示しそうなのが市町村議だ。両陣営によると、斎藤氏側が350人以上、吉村氏側が約200人の議員が支援組織を結成したという。ただ、吉村氏側には35人の共産議員もついており、すべて合わせると、県全体の定数を上回ることになる。ある陣営の市議は「末端の議員は1軒1軒をまわりながらやるという感覚を知っている。我々が実動部隊として支持拡大に向かって動く」。
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亀山氏、出馬を決意 石巻市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090113t11028.htm
任期満了に伴う宮城県石巻市長選(4月12日告示、19日投票)で、石巻専修大理工学部教授の亀山紘氏(66)は12日までに、立候補する意思を固めた。今月末に市内で記者会見し、正式に表明する。現職で再選を目指す土井喜美夫氏(65)が立候補を表明しており、市長選は現職と新人による一騎打ちとなる構図がほぼ固まった。
亀山氏は、取材に対し「多くの関係者や団体から決意を促された。早期の決断が必要と判断した」と説明。3月31日で大学を退職する退職願を、13日付で大学に提出するという。無所属で立候補し、現在、自前の後援会づくりやマニフェスト策定を急いでいる。
亀山氏は昨年12月、市政刷新を訴え発足した市民団体から立候補の要請を受けた。亀山氏は教職の責務を重視し、明確な態度表明は控えていたが、亀山氏を支持する動きが広がり始めたことから、立候補表明の時期を当初予定の2月中旬から前倒しした。
亀山氏は石巻市出身。神奈川大工学部卒。東北大工学部講師、石巻専修大助教授を経て1993年から現職。専門は環境科学。地域連携を図る同大の大学開放センター長を歴任し、現在、石巻市環境審議会会長、石巻産学官グループ交流会副座長などを務めている。
亀山氏は「市政の混迷、停滞はトップの責任が大きい。商工会議所、県などと連携した産業振興、企業誘致を推進し、地域資源を生かした第二県都の力を発揮しなければならない。政治的なしがらみを排し、政策で戦いたい」と話している。
2009年01月13日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090113t41006.htm
前向き 熟慮 見えぬ去就 秋田知事選
連合秋田の賀詞交換会で顔をそろえた知事の寺田典城氏(右端)と秋田市長の佐竹敬久氏(左端)=6日午後6時、秋田市の秋田ビューホテル
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、秋田市長の佐竹敬久氏(61)と3期目の現職寺田典城氏(68)の去就が注目されている。12年前の知事選で寺田氏に敗れた佐竹氏は、市長2期目の任期満了を7月に控え、知事選へのくら替えに意欲をにじませる。寺田氏も「知事は3期まで」を公約にしながら、引退表明を先送りする不可解な動きを見せ、出馬の憶測を呼んでいる。(秋田総局・長谷美龍蔵)
<高い知名度PR>
連合秋田が6日、秋田市で開いた新春の賀詞交換会。来賓に招かれた佐竹氏は、意気揚々とあいさつに立った。
全国市長会長として、政府に定額給付金の問題点を指摘した実績を披露し、「(マスコミの)全国版によく名前が出るからか、最近は給付金の佐竹と言われる」と知名度の高さをアピールした。
佐竹氏は昨年12月、知事選にくら替え出馬する可能性に触れ、今月7日の定例記者会見では「25年間、県職員だったこともあり、県政(のかじ取り)には関心がある」と、さらに一歩踏み込んだ。
次の知事像を聞かれると、「国に対して論理的、政治的にきちんとモノが言える力が必要」と答え、定額給付金で苦言を呈した自分にその資質があると言いたげだった。
佐竹氏は県庁が食糧費問題に揺れた1997年、県職員を辞め、自民党の推薦を得て知事選に出馬。横手市長だった寺田氏と事実上の一騎打ちを演じ、2万8000票差で敗れた因縁がある。
佐竹氏周辺は「古巣への思いはもちろん、12年前の初志貫徹という考えもあるのでは。知事選への意欲が十二分に伝わってくる」と明かす。
<3月までに進退>
一方、4選不出馬が確実視されている寺田氏は5日、秋田商工会議所の新年祝賀会で、祝辞の最後をこう締めくくった。
「12年前、わたしが立候補表明したのは3月12日だった。だから、それまでには出処進退をはっきりさせたい」。まるで出馬を熟慮しているかのような言い方に、会場はしばし騒然とした。
寺田氏の後援会は、例年1月に開催する政治資金パーティーを今年は3月に計画。知事選の告示直前という微妙な時期のため、「4選出馬を表明する舞台か」と憶測が増幅する事態となった。寺田氏周辺は「3期で引退することは県民との約束。翻意などあり得ないし、許されない」と一蹴(いっしゅう)するが、出馬すれば知事選の構図は一変するため、政党関係者は寺田氏の言動から目を離せずにいる。
3期引退を前提に12年間、寺田氏を支援した連合秋田の工藤雅志会長は6日の賀詞交換会で、「4月に新人同士の知事選が行われると確信している」と声を張り上げ、くすぶる寺田氏4選出馬のうわさをかき消した。
2009年01月13日火曜日
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中盤戦、応援に熱/十和田市長選
十八日投票の十和田市長選は中盤戦に入り、各候補者の舌戦も激しさを増してきた。選挙戦は、自民対
民主の政党対決の側面も持ち、次期衆院選をにらんだ思惑も交錯する。分裂した自民系勢力に対し、
民主党県連は国会議員ら幹部を続々投入。国会での攻勢ムードに乗ろうと躍起だ。
同市長選には、元県職員で新人の小山田久氏(62)=連合青森推薦、旧市時代からの通算で四期目を
目指す現職の中野渡春雄氏(71)、元県議で新人の中村友信氏(53)=民主党、国民新党推薦=の、
いずれも無所属の三氏が立候補している。
過去三回とも中野渡氏を支援してきた自民系勢力が、同氏と小山田氏の陣営に分裂。両氏は同党に推薦
願を提出していたが、十和田市支部は混乱を避けるため自主投票とすることを決めた。
その中で、地元の江渡聡徳・自民党衆院議員は昨年末、小山田氏支持を表明。十一、十二の両日、街頭
で応援演説を行った。江渡氏は「自分の(衆院)選挙だけを考えるのであればマイクを持たない方がいい」
と話し、衆院選への影響は避けられないとみている。
支部内の分裂については「中選挙区時代は自民党同士で戦い、選挙後は一つにまとまってきた」と述べ、
関係修復は可能との見方を示す。
江渡氏が小山田氏支持に回ったことに対し中野渡陣営の幹部は「衆院選はそれぞれが判断すること」と
しながらも、「怒りというものは簡単に収まるわけではない」と話し、市長選のしこりは簡単には消えそうも
ない。
一方、中村陣営は「自民党が分裂した今がチャンス」(後援会幹部)と、民主系市長の誕生に期待を寄せる。
民主党県連代表の田名部匡省参院議員をはじめ、田名部匡代衆院議員、次期衆院選2区に同党から出馬
する中野渡詔子氏らが街頭に立ち、中村氏を全面支援している。
中野渡詔子氏は「民主党が政権を取っても、地方で政権交代がなされなければ本当の政治は生まれない。
十和田市から政権交代を」と訴え、次期衆院選をにらみ応援演説に力を入れている。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090114110756.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000901180003
青森市長選まで3カ月
2009年01月18日
抱える債務をめぐり、市長選の争点のひとつになりそうなJR青森駅前の再開発ビル「アウガ」
■ 4氏名乗り 混戦模様
4月19日に投開票される青森市長選まで3カ月。これまでに4氏が立候補を表明している。旧市から通算で6選を目指す現職市長の佐々木誠造氏(76)に、青森市議の関良氏(50)▽元青森市議の奈良岡央(ひろし)氏(52)▽県議の鹿内博氏(60)の新顔3人が挑む構図。4人がそろって立候補すれば、佐々木氏が初挑戦で初当選した89年市長選で4人が争って以来の激戦となる。(山本奈朱香)
■ 5期現職 街づくりに執念
10日、青森市のホテルで開かれた佐々木氏後援会主催の新年交賀会。会場の大広間壇上には佐々木氏を囲むように100人ほどが座った。
最前列には県選出の国会議員とともに社民党代表代行や連合青森会長、自民党県議らが並び、後列には日本原燃社長や市医師会長、歯科医師会長。自民や公明などの市議31人もずらりと並んだ。
あいさつに立った後援会長の蝦名文昭・青森商工会議所副会頭が「きたるべき市長選挙にむけての決起集会に!」と気勢をあげると、三村知事も佐々木氏のキャッチフレーズ「来るぞ新幹線、生かすぞチャンス」をもじって「来るぞ新幹線、生かすぞ佐々木市長ですっ」と叫び、佐々木氏への支援を呼びかけた。
佐々木氏は青森市トップの座に20年。取り組んできた東北新幹線新青森駅開業に合わせた街づくりに、執念を見せる。一方で、相次ぐ市役所内の不祥事に対応し、次の6期目での改革を掲げる。
■ 新顔3氏 長期市政を批判
6選を目指すと表明した佐々木氏に対し、新顔の3氏は「不祥事続発は長期政権の弊害」などと変革を唱える。
関氏は、市がJR青森駅近くに建設を始める「文化観光交流施設」の中止を公約に掲げている。また、多額の債務を抱えるJR青森駅前の再開発ビル「アウガ」を運営する第三セクターへの市の支援姿勢も批判している。
関氏は、市議会第2会派で与党系の「政風会」に所属していたが、昨年6月に会派を離脱。自民党からも昨年8月に離党し、市長選には無所属で立候補する予定だ。
奈良岡氏は、2度目の挑戦となる。67年から青森市長を4期務めた奈良岡末造氏の3男で、94年の市議選に初挑戦で当選。3期目途中の05年2月に市議を辞め、前回05年の市長選に挑んだ。
鹿内氏らの応援を受けて約5万4千票を獲得したものの、佐々木氏に約1万7千票差で敗れている。「長期政権で市民の声が届かなくなった」と現市政を批判し、政策をマニフェストで示すという。
鹿内氏は、市民でつくるねぶた制作や「津軽弁の日」の開催などで市民活動に長く携わり、82年から青森市議。同年から、年間約250日街頭で演説をする「街かど議会報告」を続けている。
91年、県議に転じ反核燃運動に取り組んできたが、「市長という立場で団体の長にとどまるのは適切でない」として、15日に反核燃団体の共同代表などを辞任した。
鹿内氏の動きに対し、佐々木氏新年交賀会で自民党の津島雄二衆院議員が「原子力エネルギー反対を標榜(ひょう・ぼう)してきた方が万一市長になったら、青森市は計り知れない打撃を受ける」と、さっそく牽制(けん・せい)。だが、鹿内氏は16日の出馬会見では反論せず、「報道で見ただけなので、津島氏に真意を聞いてみたい」と述べるにとどめた。
4氏のほか、04年の参院選で青森選挙区から自民公認で立候補して落選した奈良秀則氏に支持者らが市長選への立候補を要請したが、奈良氏は「国政を目指す」と断った。
前回候補者擁立を見送った共産党は「(候補者を)出す方向で進めている」(同党の青森市議)としており、最終的には候補者が5人になる可能性もある。仮に5人が立候補すれば、旧市時代を含め市政始まって以来のことで、大混戦となりそうだ。
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>>17>>26とか
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090118t13023.htm
プール通いにも公用車 梅原仙台市長「実態把握のため」
仙台市の梅原克彦市長が2007年から08年にかけて、宮城野区にある市のスポーツ施設内の温水プールに市長公用車で複数回通い、泳いでいたことが17日、公用車の運行記録などから分かった。梅原市長は「市民利用施設の利用実態を把握するためで、市長の仕事の一環だ」と強調している。
梅原市長が通っていたのは、宮城野区新田東4丁目に07年6月オープンした新田東総合運動場「元気フィールド仙台」。市民球場や温水プールを備えた体育館などがある。
運行記録によると、梅原市長は一昨年8月から昨年8月にかけて少なくとも計7回、元気フィールド仙台に公用車で行っている。平日夜に「新田―立町」と移動したり、公務の合間とみられる日中に立ち寄ったりした記録が残っている。
施設関係者などによると、梅原市長が体育館内にある温水プールで職員を伴わずに泳いでいる姿が、何度か見られている。利用券を購入して泳いでいたこともあったという。
河北新報社の取材に対し、梅原市長は「日時などははっきり覚えていないが、公用車で行ったことは何度かあったし、電車で行ったこともあった」と説明。2―3カ月に1度のペースで通っていたという。
さらに「運動をするためではない。市民利用施設の利用状況を把握したり、利用者の立場でプールに入って使い勝手をチェックしたりするために行ったのであって、市長の大切な仕事。まさに現場主義であり、公用車で行くことに何の問題もない」と話している。
公用車をめぐっては08年7月、大阪府の橋下徹知事が公用車でスポーツジムに行っていたことが明らかになり、批判を招いている。
この点について梅原市長は「橋下知事は個人で入っている民間のジムに、リフレッシュのために行ったと聞いた。私は市民利用施設に、ユーザーの立場で視察するために行った。橋下知事のケースとは性格を異にする」と説明している。
2009年01月18日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090117t11015.htm
梅原市長、転居に公用車使用 「公務で資料運搬」
仙台市の梅原克彦市長が昨年10月下旬、個人的事情で青葉区立町から同区支倉町に転居した際、荷物の一部を市長公用車で運んでいたことが16日、市が情報開示した資料などで分かった。運搬作業は勤務中の秘書課職員も手伝っていた。梅原市長は「公務に必要な書籍や資料などを運んだ。問題はない」と話している。
市が開示した市長公用車の運行記録によると、梅原市長は10月29日に立町のマンションから、約1キロ離れた実家近くの支倉町のマンションに転居。公用車も翌30日朝から支倉町に迎えに行っていた。
同月24日の運行記録には午後3時40分から午後8時すぎまで、「立町―支倉―立町」と記入されており、複数回往復したとみられる。
梅原市長によると、24日は立町から書庫がある実家と新居に、秘書課職員を手伝わせて書籍などが入った紙袋やかばんを数十個運んだという。職員には超過勤務手当が支給された。
引っ越しの理由について、市は「市はかかわっていない。市長の事情だと考えている」(秘書課)という。
一方、梅原市長名のタクシーチケットの写しと公用車の運行記録によると、転居翌日の30日は午前9時半から午後7時すぎまで公用車を使ったほかに、立町から支倉町までタクシーを使って移動していた。
河北新報社の取材に対し、梅原市長は「公用車で運んだのはすべて公務で使う書籍や書類。仕事で使う物を運ぶことも公務の一環だ」と強調。引っ越しの理由は「個人的なことで、言う必要はない」と話した。
引っ越し後に立町から支倉町までタクシーを使った理由についても「残っていた資料を運んだ。私的利用ではない」と説明している。
◎正当性疑わしい/同志社大大学院総合政策科学研究科の新川達郎教授(公共政策論)の話
公務に関する物を運ぶのに公用車や職員を使うなら、市の業務命令があってしかるべきだ。本当に公務に必要な資料かどうか判断できない上、個人的事情での引っ越しに伴う公用車使用では正当性が疑わしい。「公私混同」と指摘されても仕方がない。公務に関する資料を自宅に置くこと自体、適切なのか。
プライベートで何をしようと自由だが、行政のトップとしての公務性を強調するのなら、有権者への説明が不可欠。一連のタクシーチケット問題からも感じるが、梅原克彦市長は説明責任や行政手続きの適正さに対する認識が欠如しているようだ。
2009年01月17日土曜日
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>>111
なんかゆやーいいってもんじゃないっすよね。アホか梅原,完全に私物化していやがる( ゜д゜)、 Peッ
>梅原市長は「市民利用施設の利用実態を把握するためで、市長の仕事の一環だ」と強調している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090119t51013.htm
公明票どこへ 終盤戦なお自主投票方針 山形知事選
25日投票の山形県知事選で、県内で6万とも7万ともいわれる公明票が浮遊している。党県本部は事実上、自主投票の方針で臨んでおり、縛りのない党の地方議員の動きは活発化してきた。各陣営は、状況によっては選挙戦の形勢を動かしかねない公明票の動きを注視している。(山形県知事選取材班)
<行動個々の判断>
「わが公明党のメンバーも強い決意のもと、参加した」
16日夜、東根市内であった無所属現職の斎藤弘氏(51)の個人演説会で、武田敏夫公明党県本部副代表は、約500人の支持者を前に斎藤氏の支援を訴えた。
強力な組織力を武器に選挙戦で存在感を発揮する公明党だが、今回の知事選では、まだ正式な態度を決めていない。県内の地方議員の行動は個々の判断に基づいて進む。
<構図にためらい>
斎藤県政の一期目。党県本部は「与党」の立場を取ってきた。選挙戦でも現職支援が見込まれたが、戦いの構図が最終決断をためらわせているようだ。
公明党と太いパイプを持つ自民党の岸宏一参院議員は、党の大勢に反して、新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)を全力で支援する。公明党県幹部は「岸氏は会合のあいさつで公明との連携を必ず強調する。恩義を感じる支持者は多く、影響は大きい」と打ち明ける。
同党の支援者で、庄内地方の有力企業が吉村氏支援を鮮明にし、斎藤氏支援の流れに歯止めをかけている影響も大きい。
一方、斎藤氏を推す自民党内では「公明党は次期衆院選の東北比例で悲願の2議席獲得を目指している。自民党との選挙協力は欠かせない」(県連関係者)と話し、最終的に共同歩調を取ることに自信をのぞかせた。
<「3日で一本化」>
選挙戦が終盤に向かう中、公明党への働き掛けは一層活発化し、16日夜には、山形市内で自民党衆院議員が公明党県幹部らと会い、支援を要請した。吉村氏の選対幹部も「あらゆるつながりを使い、支援を要請している」と話した。
ある陣営の幹部は「公明党は終盤に来て態度を明らかにするケースが多い。近く何らかの形で方向性を示すのでは」と読む。
現段階で進路の定まらない公明票だが、党県幹部は「態度を決めれば3日で一本化できる」と語る。寒河江政好県本部代表は取材に対し、「今の段階では自主投票という方向性に変わりはない。状況を見ていく」と含みのある言い方をしている。
2009年01月19日月曜日
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なんだよ、小山田圧勝じゃねえかよ。だいじょぶなの?衆院選。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090119t21034.htm
十和田市長に小山田氏初当選
任期満了に伴う青森県十和田市長選は18日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元青森県職員小山田久氏(62)が、旧市を含めて通算4選となる再選を目指した無所属現職の中野渡春雄氏(71)、無所属新人の元青森県議中村友信氏(53)=民主・国民新推薦=を破り、初当選した。
小山田氏は「農業の振興による活性化を目指す」と強調。地元農産品の販路拡大やブランド化の推進を訴え、幅広い支持を得た。
投票率は66.32%。当日の有権者は5万4008人。
◇十和田市長選開票結果(選管最終)
当17,499小山田 久無新(1)
11,393中野渡春雄無現
6,738中村 友信無新
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>>114
連合が小山田に付いたのも大きかったんですかね。
にしても、中村は「惨敗」
>>84>「今度、失敗すれば、ただの人になるんだぞ」の言葉通り、
再起は難しそうな結果ですね。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090118230517.asp
任期満了に伴う十和田市長選は十八日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元県職員の小山田久氏(62)=連合青森推薦=が一万七千四百九十九票を獲得、ともに無所属で現職の中野渡春雄氏(71)と、元県議の中村友信氏(53)=民主党、国民新党推薦=を下し、初当選を果たした。小山田氏は中野渡氏に約六千票の差をつけた。市民は市政改革を選び、上十三地域の中核都市の将来を小山田氏に託した。投票率は66.32%で、選挙戦となった二〇〇二年を4.04ポイント上回った。
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>>108とか
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090119ddlk05010012000c.html
選挙:知事選 銭谷文科次官に出馬要請−−秋田高同期生ら /秋田
4月12日投開票の次期知事選について、文部科学省事務次官の銭谷眞美氏(59)=秋田市出身=に対し、秋田高校の同期生らが出馬を要請していることが18日分かった。銭谷氏は近く意向を明らかにする見通し。
同期生によると、同校の後輩を含む8人が今月4日、「国家公務員の人脈やノウハウを秋田で生かしてほしい」と出馬を要請。銭谷氏は「ありがたい話だが、今は現職の事務次官。要請は受け止めるが、その先は答えられない」と、即答を避けたという。【馬場直子】
毎日新聞 2009年1月19日 地方版
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>>114-115
徹底的に勝てない所か票が取れないっすよね>中村氏
折角辛勝した県議会議員の座を2年で抛擲して衆院選出たのが運の尽きか?
2007年 青森県議会議員選挙 落選
2006年 青森県議会議員補欠選挙 落選
2005年 第44回衆議院議員選挙 落選
2003年 青森県議会議員選挙 当選
1999年 青森県議会議員選挙 落選
http://www.senkyo.janjan.jp/bin/candidate/profile/profile.php?id=192607
青森県議会議員選挙
2007年03月30日告示 2007年04月08日投票
十和田市 【定数 : 2 / 立候補者 : 3 】 有権者数 : 54042人 投票者数 : 32538人 投票率 : 60.21%
得票数 名前 年齢 性別 党派・会派等 備考
当 11535 田中 順造 57 男 自民 現 青森県議会議員
当 11248 丸井 裕 50 男 自民 現 県議会議員
次 9520 中村 友信 52 男 無所属 元 会社顧問
青森県議会議員補欠選挙
2006年02月17日告示 2006年02月26日投票
十和田市区 【定数 : 2 / 立候補者 : 3 】 有権者数 : 50368人 投票者数 : 28592人 投票率 : 56.77%
得票数 名前 年齢 党派・会派等 −
当 12477 田中 順造 55 自民 元 建設会社顧問[歴]JC東北地区青森協議会長▽県議3期▽足利工大
当 9349 丸井 裕 49 自民 新 丸井重機建設社長[歴]鹿島建設社員▽東海大
次 6545 中村 友信 50 無所属 元 県日華親善協会理事[歴]国会職員▽県議1期▽十和田市議▽中大
青森県議会議員選挙
2003年04月04日告示 2003年04月13日投票
十和田市選挙区 【定数 : 2 / 立候補者 : 3 】 有権者数 : 49638人 投票者数 : 31413人 投票率 : 63.28%
得票数 名前 年齢 性別 党派・会派等 備考
当 10874 丸井 彪 72 男 自民 現 青森県議会議員
当 10282 中村 友信 47 男 無所属 新 社会福祉法人顧問
次 9996 田中 順造 53 男 自民 現 青森県議会議員
青森県議会議員選挙
1999年04月02日告示 1999年04月11日投票
十和田市選挙区 【定数 : 2 / 立候補者 : 3 】 有権者数 : 48383人 投票者数 : 31664人 投票率 : 65.44%
得票数 名前 年齢 性別 党派・会派等 備考
当 12663 丸井 彪 68 男 自民 現 青森県議会議員
当 10734 田中 順造 49 男 無所属 現 青森県議会議員
次 7914 中村 友信 44 男 無所属 新 無職
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>>24-25 >>69 >>73 >>78 >>84 >>109 >>114-115 >>117
転載させていただきますね〜。
江渡めポイント稼ぎやがって。。
保守系新人ながらも県職出身で自治労系の人物でもあるんでしょうかね。民主党内の亀裂の方が深刻な感じである。
141 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/01/20(火) 11:30:34
2009年1月20日(火)
十和田市長選、衆院選に不安残す
保守系の三候補者が激しく争い、十八日に投開票があった十和田市長選は、自民、民主両党に次期衆院選への不安要素を残した。地元の江渡聡徳衆院議員(自民)とともに、当選した小山田久氏を支持した民主党市議は、「恩返し」として次期衆院選で江渡氏に協力したいと明言。自民党内にも、市長選対応をめぐる分裂が尾を引く可能性がある。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090120110738.asp
142 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/01/20(火) 11:31:44
>>141
スレ間違えました。。。誤爆。。。
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近藤氏の此処からの活躍が期待されますな。鹿野は良いから自分の票固めでもしてろw
斎藤氏、吉村氏競る 山形県知事選終盤情勢
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090120t51031.htm
任期満了に伴う山形県知事選(25日投票)で、河北新報社は19日までに、電話による世論調査を実施し、取材班の分析を加えた終盤情勢をまとめた。無所属現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)と、無所属新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)が競り合い、都市部を中心に激戦を繰り広げている。全体の6割近くが高い関心を示しており、投票率の動向と、県都・山形市をはじめ都市部の集票がカギを握りそうだ。
斎藤氏は、1期目の実績と500億円規模の景気雇用対策を掲げる。県選出の自民党衆院議員3人、県議30人、市町村長26人の支援を受けた。終盤に入り、厚い組織をフル稼働させている。
市部で苦戦する一方、郡部ではやや優勢に戦いを進める。自民党支持層の約8割に浸透し、公明党の支持層も7割近くを固めた。女性の過半数の支持を獲得しており、年齢層では20代、70代で吉村氏を引き離す。
衆院選の小選挙区で見ると、米沢市を中心とした山形2区で堅実な戦いを展開する。山形市を含む1区では、吉村氏の追撃を許している。
吉村氏は、県政の転換を旗印に、雇用創出1万人プランなどを訴える。民主、社民両党の支持母体・連合山形が全面的に支援し、民主党の国会議員2人に自民党の参院議員も加わって都市部を中心に激しく攻め込んでいる。
山形、酒田両市では斎藤氏を上回る勢いを見せる。民主党支持層の8割を固め、社民、共産両党の支持層も着実に取り込んでいる。男性の支持が厚く、30代、40代では斎藤氏に水をあけた。
山形1区で優位に立ち、3区でもほぼ互角の戦いを演じる。前回4年前の知事選で「斎藤氏に投票」と答えた層へも食い込んできた。
7割近い人が既に投票態度を決めており、知事選に関心を示した有権者は9割を超えた。
◇山形県知事選立候補者
吉村美栄子 57 行政書士 無新
斎藤 弘 51 知事 無現(1)
<調査の方法>
山形県内市町村の有権者数、性別の構成割合に応じ、サンプル獲得の目標を設定。17、18の2日間、電話帳から無作為に対象者を抽出し、調査員が電話で聞き取りした。有効回答は341人。
2009年01月20日火曜日
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>>119とはちょっと違った雰囲気です。
いずれにしろ現職有利っぽいけど
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000901200001
2氏互角の戦い 本社情勢調査
2009年01月20日
∞斎藤氏吉村氏無党派層分ける
知事選に向け、朝日新聞社は17、18の両日、県内の有権者に電話調査を実施し、取材で得た情報を総合して中盤の情勢を探った。約3割の有権者が投票態度を明らかにしておらず、終盤にかけての情勢は流動的なものの、再選を狙う斎藤弘氏と吉村美栄子氏が互角の戦いを繰り広げている。
ともに政党からの推薦を受けず「県民党」「超党派」を掲げているが、投票態度を明らかにした人を分析すると、2氏の「政党色」がはっきりと現れた。自民の遠藤利明、加藤紘一、遠藤武彦の3衆院議員と党所属県議の大半が推す斎藤氏は、自民支持層の9割を固めた。05年の知事選では、党所属県議の半数以上が高橋和雄・前知事の支援に回って事実上、分裂したが、今回は、党内の「反斎藤」の動きをほぼ抑えているようだ。自主投票としている公明の支持層からも大部分の支持を集めている。
斎藤氏の財政再建路線を批判し、県政刷新を訴える吉村氏は、民主、共産、社民と自民の岸宏一参院議員や阿部賢一県議らの支援を受ける。社民支持層の大半の支持をまとめ、民主支持層からも7割近くの支持を受けている。ただ民主支持層の約3割、共産支持層の一部も斎藤氏支持に回っており、浸透に課題が残る。
無党派層の支持は、ほぼ分け合ったが、調査時点では半数近くが投票態度を明らかにしておらず、この層への支持拡大が両氏の課題となりそうだ。
年代別では、斎藤氏が各年代に一定の浸透を示しており、特に20代と70歳以上から厚い支持を受ける。吉村氏は30代から60代にかけて斎藤氏に迫る勢いを見せている。職業別でみると、斎藤氏は自営業者などから支持が多く、吉村氏は事務・技術職層を中心に浸透している。
「第一に取り組んでほしいこと」で「財政再建」と答えた人の7割、「景気・雇用対策」とした人の6割が斎藤氏を支持し、吉村氏は「行政改革」を挙げた人の6割弱の支持を集めた。斎藤県政を「まったく評価しない」「あまり評価しない」と答えた人の8割強が吉村氏を支持しており、斎藤氏批判の受け皿となっている。
地域別でみると、有権者の5分の1を占める山形市を中心とした地域では2氏が競っており、それ以外の地域では斎藤氏が支持を広げている。
(以下略)
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遂にぎばちゃんの名前迄。
応援受けたの誰なんでしょうかねぇ。自民党候補だったら軽蔑する。(まぁこう云うのってつきあいで仕方がないのかも知れませんが。)
>県議選で知人の候補者の応援演説などもやっている
柳葉敏郎が今春の秋田県知事選に出馬? (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_election__20090121_2/story/18gendainet07026656/
全国で初めて市町村別の学力テストの平均正答率を公表した秋田県の寺田典城知事(68)への風当たりが強い。文科省からルール違反と批判が出ているが、知事は「今後も公表した方がいい」と言い放っている。30人学級をいち早く取り入れ、学力テストで2年連続トップクラスの成績を収めているだけに強気だ。
寺田知事は早大法学部出身で、横手市長から97年に県知事選に初出馬して当選。なかなか威勢が良く、副会長を務める全国知事会では会長の福岡県の麻生知事を「政府にお願いばかりしているようでは地方の時代なんてない」とバッサリ。
3月に行われる知事選に出馬するのだろうか。
「前回選挙で“3期務めた後は引退します”と言っていましたが、3月26日の告示前に政治資金集めのパーティーを開催する予定。立候補者の顔ぶれを見て、“勝てる”と読んだら、出馬するかもしれません」(地元政治事情通)
その知事選候補に意外な名前が取りざたされている。俳優の柳葉敏郎(48)で、彼は3年ほど前から出生地の大仙市に妻子と住んでいる。
「柳葉の秋田に対する愛着はひと一倍強く、東京から引っ越したのも、ひとり娘を誇りに思う故郷で育てたいと思ったからです。名門の県立角館高校のOBで、地元の有力者に知り合いが多く、県議選で知人の候補者の応援演説などもやっている。住民票はすでに移したそうです。また、大仙市の温泉施設に500万円をポンと出して、テレビや映画出演で着た衣装などを展示した“柳葉資料館”をオープンしました。本人はその気がないとマスコミにコメントしていますが、成り行きによっては出馬もあり得ます。出れば当選確実ですが……」(前出の事情通)
“第2の東国原英夫”の誕生? いやいや、ブラックジョークです。
(日刊ゲンダイ2009年1月15日掲載)
[ 2009年1月18日10時00分 ]
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>>17 >>26-27 >>40 >>57 >>72 >>75 >>111 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1768
しつこいけど腹立たしいので何度でも貼り付け。
ほんといい加減な男だ。死んでいいわヽ(`Д´)ノ
自民党に見識があるならちゃんと引き摺り降ろして他の立てろよな。
民主は鎌さゆ様が満を持して登場かね?
公用車で転居「公私混同ない」強調 梅原仙台市長
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090121t11021.htm
仙台市の梅原克彦市長は20日の定例記者会見で、転居の際に市長公用車で荷物の一部を運ぶなどしていたことについて、「いずれも公務の一環として公用車を使っており、公私混同ではない」と強調した。
昨年10月下旬、青葉区立町から同区支倉町に引っ越した際、公用車を使った経緯について、「公務に必要な資料を新居や(新居近くの)実家に運ぶのに公用車を使った。自宅は第二の執務室であり、これが私の仕事の仕方と理解してほしい」と述べた。
「公務に関する資料を自宅に持ち帰ることは問題ないのか」との質問には、「家で資料を管理することに問題はない。それどころか私の仕事熱心さの表れと思ってほしい」と強調した。
公用車で宮城野区の新田東総合運動場「元気フィールド仙台」の温水プールに通ったことについては、「プール通いと言われるのは心外。市民利用施設について、利用者の立場から使い勝手を把握するのは大切な公務で、現場主義の1つの形態だ」と主張した。
2009年01月21日水曜日
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>>110
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090121221044.asp
2009年1月21日(水)
奈良岡氏 出馬断念を正式表明
任期満了に伴う青森市長選(四月十二日告示・同十九日投票)への立候補を表明していた元市議・奈良岡央氏(52)が二十一日、同市内で記者会見し出馬断念を正式に表明した。奈良岡氏は同市選出の県議・鹿内博氏(60)が今月、出馬表明したため現職批判票の分散を懸念して断念したことを強調。「自分が出馬しないことが、市政継続に疑問を持つ人たちの力を結集することになる」と語ったが、鹿内氏を支援するかどうかは明言を避けた。
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何故今頃か?
それにしても時効はやいなー。。
「現郡山市長側に200万円」05年の市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090121t63012.htm
2005年4月に行われた福島県郡山市長選をめぐり、市内の建設関連会社の社長が20日までに、河北新報社の取材に対し、初当選した原正夫市長(65)側に選挙前、選挙資金として200万円を提供したと証言した。
証言が事実であれば、政党以外への個人寄付の上限(150万円)を超えている上、原氏の政治団体の収支報告書に記載されていない疑いが強く、政治資金規正法に抵触する恐れがある。会社は当時、市発注工事を請け負っており、自治体の契約当事者の寄付を禁じた公選法に触れる可能性もある。いずれも時効期間3年を過ぎている。
社長によると、実質的な選挙戦が始まっていた05年2月ごろ、資金集めを担っていたとされる原氏の親族を会社に呼び、200万円を現金で渡した。領収書はもらわなかったという。
社長は「金額が上限を超えているのは認識していた。暗黙の了解で、架空名義を使うなどして金額を分割し、選挙資金として適正に処理されると思っていた」と話した。
社長は当時、業界団体の役員で、別の会社を経営するほかの役員2人も同席したという。社長は「役員2人も200万円ずつ、計600万円を渡した」と証言しているが、役員はそれぞれ取材に対し「身に覚えがない。なぜ今ごろそんなことを言い出すのか」「200万円を払う余裕などなかった」と関与を否定した。
原正夫後援会連合会など原氏関連の政治団体の収支報告書には、少なくとも社長が提供した200万円の記載はない。当時の会計責任者の1人は「名前を貸しただけなので、中身のことは分からない」と話している。親族は会社を通じた取材依頼に応じていない。
原氏は取材に対し「(200万円の件は)分からないし、聞いたことはない。(政治資金は)適正に処理していると思っている」としている。
05年の市長選は、元県議の原氏ら新人4人が激戦を繰り広げた。
2009年01月21日水曜日
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http://mesacomi.gratishp.com/index.html sherman gardens and library
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>>122
元ネタ失念しましたが、「大桃美代子、次期新潟県知事選出馬説」ってあった気が。
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>>126
なんと!?大桃さんと云えば関西ローカルで『テレビのツボ』と云う番組が好きでよく見てたんですけどどっちかと云えば天然だったようなw
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>>123
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090122ddlk02010085000c.html
選挙:青森市長選 奈良岡氏、出馬断念 「断腸の思いで決断」 /青森
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、同19日投開票)で、出馬表明していた元旧青森市議で米穀小売業社長の奈良岡央(ひろし)氏(52)が21日、青森市内で会見し、出馬断念の意向を明らかにした。奈良岡氏は「断腸の思いで決断した」と話した。
奈良岡氏は、鹿内博県議(60)が16日に出馬表明したことに触れ、「同じ考えを持つ鹿内氏と一緒に争うと、票が割れて現在の市政を断ち切ることができなくなってしまう」と話し、独自の決断だったことを強調した。今後、鹿内氏の応援に回るかどうかについては「まだそういう段階にはない」として明言を避けた。【山本佳孝】
毎日新聞 2009年1月22日 地方版
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/01/5115.html
奈良岡氏が青森市長選への出馬断念 反現職票の結集を
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、同19日投票)で立候補を予定していた元市議の奈良岡央氏(52)が21日、市内で会見し出馬断念を明らかにした。鹿内博県議の出馬表明を受け、反現職票を結集する狙いという。同市長選では現時点で、現職の佐々木誠造市長、関良市議、鹿内県議の3氏が出馬を表明している。
会見で奈良岡氏は「断腸の思い」と語りつつ「鹿内氏が出馬表明したことで、(反現職の)票が大きく割れる可能性がある。それが現市政の継続につながることを考えれば、私が(出馬を)降りた方が票が一つに結集し、市や市民の将来のためになる」と説明した。
鹿内県議への応援については「(出馬断念の)経緯を知らせなければならない人がまだおり、そのような段階に至っていない」と明言を避けた。自らの政治的進退は「政治活動を続けたいという志は捨てず、活動したい」と含みを残した。
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>>119-120
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20090121-OYT8T01160.htm
著名人続々と応援
陣営てこ入れへ投入
終盤戦を迎えた知事選は、吉村美栄子、斎藤弘の両候補が熱戦を繰り広げて注目を集めており、国会議員や知事、タレントらが続々と来県し、両候補の応援弁士として熱のこもった演説を展開している。両陣営は、応援弁士を通じて「女性」「実績」といったキーワードを有権者に浸透させようと、あれこれ知恵をしぼっている。
◆
「民主党の中でも元気な女性を集めて応援に来ました。女性パワーで吉村さんを当選させましょう」
17日に開かれた吉村候補の「女性総決起集会」には、岡崎トミ子参院議員(宮城選挙区)ら民主党の女性参院議員4人が来県し、「東北初の女性知事を誕生させよう」と気勢を上げた。舟山康江参院議員の呼びかけで来県したもので、女性有権者への支持拡大を図った。
21日夜に山形市内で開かれた「県都総決起集会」では、俳優の舘ひろしさんら“石原軍団”が来場。歓声を上げる女性の参加者らに「県政を変えていきたいという意思を持っている吉村候補に、素晴らしい政治家になるチャンスを与えてください」と呼びかけ、支持を訴えた。
◆
斎藤候補の応援には、自身も参加する「5県知事会議」のメンバーが参集。村井嘉浩・宮城県知事、平井伸治・鳥取県知事ら4人が12日、小雪のちらつく山形市七日町で街頭演説した。村井氏は「地方交付税が減り、誰が知事をやっても財源を削らざるを得ない状況下で、斎藤さんは本当によくやっている」、平井氏は「斎藤さんは私の兄貴分」と実績をアピールした。
17日には猪口邦子・元少子化相が来県し、米沢市内で「斎藤氏は国でもできない少子化政策を進めている。山形を見習わないといけない」と応援演説をした。タレントのダニエル・カールさんや、冬季五輪金メダリストの荻原健司参院議員なども相次いで支持を訴えた。
(2009年1月22日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20090113-OYT8T00158.htm?from=nwlb
知事選 公明票に両陣営熱視線
6〜7万の固定票、接線で鍵
25日に投開票日を迎える知事選で公明党は、事実上の自主投票とする方針だ。同党は、県内では国政選で毎回安定した得票を見せ、6〜7万票の固定票があるとみられる。吉村美栄子、斎藤弘両候補の陣営とも、接戦になった場合に鍵を握るとみられる同党固定票の行方に注目する。
「大事な方に来ていただきました」。8日の斎藤陣営の出陣式で、司会の今井栄喜・自民党県連幹事長はわざわざこう言って、駆けつけた寒河江政好・公明党県本部代表(県議)を紹介した。陣営関係者は「公明党支持者の7〜8割は斎藤氏支持だ」と自信を見せる。
党が自主投票とするのは、最上、庄内地方などの一部で関係者が吉村氏を支持するためだ。最上では岸宏一自民党参院議員が、庄内でも有力企業経営者がそれぞれ吉村氏を支持し、親交のある両者への配慮もある。新庄市の吉村氏事務所には、「必勝」の為書(ためが)きに公明党議員の名が入っている。
ただ、公明党関係者は「共産党が支援する吉村氏を、党員の多くが支援することはあり得ない」と話す。吉村陣営でも「投票直前に(斎藤氏支持の)方向性を示すかもしれない」(幹部)との懸念も消えない。それでも別の幹部は「自公連立を考えれば、自民党が実質支援する斎藤氏を支持するのが当然。それを自主投票とした意味に注目している」と受け止めている。
公明党は前回選も、現職の高橋和雄氏への推薦を見送り、事実上の自主投票とした。ただ、同党支持者は選挙への熱心さで知られ、「3日もあれば党の方針は十分に浸透する」(公明党関係者)だけに、両陣営とも投票直前まで同党の動向に目が離せそうにない。
(2009年1月13日 読売新聞)
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山形県知事選25日投票 斎藤氏を吉村氏が猛追
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012301000717.html
任期満了に伴う山形県知事選は25日投票、即日開票される。立候補しているのは新人の行政書士吉村美栄子氏(57)と再選を目指す現職斎藤弘氏(51)のいずれも無所属2人。先行する斎藤氏を吉村氏が猛追し、終盤まで激しい選挙戦を繰り広げている。
両氏とも政党の推薦は受けていないが、民主党の小沢一郎代表が23日、吉村氏の事務所を激励に訪れ「山形から政権交代と本当の大改革をやっていくという県民の思いを確信している」と記者団に強調。一方の斎藤陣営も24日、自民党の石原伸晃幹事長代理が応援に入る予定で、選挙戦終盤になって“与野党対決”色が鮮明になっている。
吉村氏は、県の財政再建を進めた斎藤氏の県政運営を「効率性重視の冷たい県政」と主張している。
斎藤氏は「県民のための県庁改革を進めた」と財政健全化や情報公開推進など1期目の実績を強調している。
有権者数は97万5555人(1月7日現在)。
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http://www.47news.jp/news/2009/01/post_20090123170305.html
こちらは完全に勝敗ありですな。
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失礼しました。別口ですね。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090123t51026.htm
民主、自民両県連会長 立場微妙 山形知事選
激戦模様の山形県知事選で自民、民主両党の県連会長の動きが注目されている。新人の吉村美栄子氏(57)を支援する民主党県連の近藤洋介会長(衆院比例東北)と、現職の斎藤弘氏(51)を支援する自民党県連の遠藤利明会長(衆院山形1区)の2人。近藤氏は複雑な選挙区事情もあって「応援演説で出遅れた」と批判を浴び、遠藤氏は麻生政権の不人気ぶりを懸念して「政権とのパイプ」を封印する。ともに不安材料を抱えたまま、25日の投票日になだれ込みそうだ。(山形県知事選取材班)
<微妙な距離感>
「政府の言いなりになっている知事を当選させたら、(首相の)麻生(太郎)さんは消費税を上げてもいいと勘違いしてしまう」。寒河江市で19日にあった吉村氏の個人演説会。応援弁士を務めた近藤氏は挑発的な言葉を使い、自民党への対決姿勢を鮮明にした。
近藤氏は選挙戦9日目の16日、長井市の吉村氏の個人演説会でやっと壇上に立ち、この日を境に積極的にマイクを握り始めた。吉村陣営の複数の幹部が粘り強く要請した結果だった。
告示日の8日に山形市であった吉村氏の出陣式では、あいさつする近藤氏に「もっとしっかりやれ」とやじが飛んだ。11日には、米沢市で1000人を集めて近藤氏の新年会があったが、開演30分前に近くの市役所前で街頭演説した吉村氏が新年会会場に近づくことはなく、微妙な距離感が浮き彫りになった。
<大物議員来ず>
近藤氏は当初、「マイクで訴えるより、一人一人の支持者に直接訴える時間の方が大切だ」と、応援演説をしない方針を示していた。この方針は転換したはずだが、米沢市で20日に開かれた吉村氏の個人演説会は、東京での会合出席を理由に欠席するなど、いまだに憶測を一掃しきれていない。
近藤氏の腰が据わらない背景には、有力支持者が斎藤氏の支援に回るなど、選挙区の複雑な事情がある、とみる関係者が多い。「米沢市などの地盤はせめて五分まで盛り返してほしい」と吉村氏陣営の幹部は期待する。
一方、自民党の遠藤氏。自分の政経パーティーで斎藤氏夫妻が入り口に並んで出迎え役をする間柄で、告示前から斎藤氏との一体感をアピール。選挙戦では斎藤氏の選挙カーに同乗し、個人演説会では山形1区内のほとんどの会場で応援弁士を務めている。
ただ、遠藤氏の応援演説は県庁改革など斎藤氏が取り組んだ4年間の実績を紹介する内容が多く、麻生政権とのパイプを強調することは少ない。内閣支持率の低迷が続いており、「自民党が前面に出る状況ではない」(斎藤氏陣営の幹部)と大物国会議員の応援も影を潜めている。
<最終盤の焦点>
遠藤氏が斎藤氏との二人三脚に徹すると、有権者には自民党との一体感を印象付ける。吉村氏の陣営はこの点を突き、「斎藤県政は小泉構造改革と同じ路線を進めた」(舟山康江参院議員)と自民批判票の取り込みを狙う。
近藤氏はどう追い込みをかけ、遠藤氏はどう自民批判をかわそうとするのか。政党推薦を求めなかった両候補の思惑とは裏腹に徐々に政党対決の図式が強まる中、勝敗を左右する最終盤の焦点になりそうだ。
◇山形県知事選立候補者
吉村美栄子 57 行政書士 無新
斎藤弘 51 知事 無現
2009年01月23日金曜日
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今度は石巻=宮城5区=
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090123t13027.htm
石巻市長がタクシー券を私的使用 ジム通いに100回超
宮城県石巻市の土井喜美夫市長が2003―08年、市内のスポーツジム通いに市のタクシー券を利用していたことが22日、分かった。共産党石巻市議団が明らかにした。明確な分だけで104回、総額11万3860円に上るという。土井市長は公用外で使用した事実を認め、今後、不適正な使用分を精査し、市に返還するとしている。
市議団によると、土井市長が通っていたのは同市門脇新舘のスポーツジム。情報公開で市が開示したタクシー会社の請求書写しなどによると、市長就任2年目の04年度が最も多く、当時住んでいた同市山下町とジムの間で利用されたタクシー券は95回、9万2890円だった。同年度の市長のタクシー券利用額の約40%を占めるという。
05年8月に同市浦屋敷の市借り上げ住宅に引っ越した後もジムからの帰路(600円)で使用。04年1月13日夜については、市内で使われた市長のタクシー券のほか、市内から名取市まで(1万8320円)乗った券があり、第三者が利用したとみられる。
市秘書課によると、市長のタクシー券利用実績は年間21万―26万円。公用での利用が前提で、明文化された利用規定はないという。
土井市長は「公務の後、汗を流すためジムに通った。行きは主に仲間に送ってもらい、帰りにタクシー券を使った。公私の区別をはっきり付けていなかったことを反省し、合併(05年)後は極力自分で出すようにしたが、認識が甘かった」と釈明。名取市までの利用については「第三者に券を渡したことはない。覚えてもいない」と述べた。
市議団の三浦一敏団長は「土井市長はこれまでも選挙カーの燃料費過大請求、パーティー収入の政治資金収支報告書未記載など市長としての資質が問われてきた。市民の税を管理するトップの責任を問いたい」と話した。
2009年01月23日金曜日
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>>134
■96年衆院選-宮城5区
1 安住淳 民主党 新 54550 当選
2 土井喜美夫 新進党 新 50139
3 二見剛 自由民主党 新 16407
4 須田吉隆 社会民主党 新 8122
5 内藤隆司 日本共産党 新 6854
■00年衆院選-宮城5区
1 安住淳 民主党 前 69,459 当選
2 土井喜美夫 自由民主党 新 68,237
3 原伸雄 日本共産党 新 9,355
■03年石巻市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/48
当21642 土井喜美夫 =無新(1)[とは註;自民党から]
20189 加賀 剛 =無新[とは註;安住氏支援]
10901 阿部 淳 =無新
2332 渋谷 貞雄 =無新
■05年石巻市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2014
>石巻は凄い捻れ様でしたね。当選した土井氏は新進→自民を経て自民推薦で旧市の市長に当選した来歴の持ち主ですが、今回は公明の推薦&共産の支援と言う殆どあり得ない様な支援態勢だったんですね。
58548 土井 喜美夫 61 男 無所属、公明(推) 新
38519 佐々木 喜蔵 56 男 無所属、自民(推) 新
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>>124
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090122t63030.htm
「郡山市長に寄付した覚えない」収支報告、虚偽記載か
原正夫郡山市長(65)の後援会連合会の収支報告書に個人寄付者として氏名を記載された複数の人物が、21日までの河北新報社の取材に対し「寄付はしていない」と証言した。虚偽記載の疑いが濃く、政治資金規正法に抵触する可能性がある。
虚偽記載の疑いが浮上したのは、原氏が初当選した前回市長選のあった2005年の収支報告書。原氏側に個人から約5700万円、政治団体から約700万円の寄付があったとされている。
個人寄付のうち、氏名の記載が義務付けられている5万円以上の寄付をしたのは117人。ほとんどは選挙直前の同年2―3月の寄付だった。
このうち100万円以上を寄付したと記載された市内の建設会社役員は「寄付をした覚えが全くない。するなら領収書を受け取るはずだが、それもない。名前を勝手に使われたのではないか」と語る。
同じく100万円以上の寄付が記載された市内の会社役員は「常々政治からは距離を置いており、特定の候補者に寄付などするはずがない。何かの間違いだと思う」と首をかしげた。
後援会連合会の事務局は「4年前の話で会計責任者も代わっており、詳しくは分からない。ただ、虚偽の記載をする必要性はないはずだ」と話した。
前回市長選をめぐっては、市内の建設関連会社社長が原氏側に選挙資金として個人寄付の上限(150万円)を超える200万円を提供したと証言。原氏関連の政治団体の収支報告書に記載されていない疑いが出ている。
2009年01月22日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090121t51038.htm
消える「改革」の訴え 山形知事選両陣営の施策
25日投開票の山形県知事選で、候補者が選挙公報などで訴える次期県政の施策から「改革」の文字が消えた。地方に格差拡大をもたらしたといわれる「構造改革」に象徴されるように、「有権者に悪い印象しか与えない」(県選出国会議員)のが理由のようだ。政界ではかつて守旧派に対立する改革派に前向きなイメージが強かったが、本来の意味とは逆に陣営の泣き所を突く材料にさえなっている。長年、主要な訴えだった「改革」は急速に色あせてきた。
(山形県知事選取材班)
知事選に立候補しているのは、無所属新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)と、無所属現職で再選を目指す斎藤弘氏(51)。
両陣営が繰り出す相手候補への批判は、「改革」が隠れたキーワードになっている。
「現県政は、経済効率性を優先した『冷たい県政』だ」(吉村氏陣営)
「県職労が支援する候補が勝てば、県職員だけが喜ぶ」(斎藤氏陣営)
「県民に改革の痛みを与えた」とたたかれる斎藤氏。「行財政改革に後ろ向きだ」と決めつけられる吉村氏。両氏の弱点は、改革を軸に正反対の視点から語られている。
両候補の訴えで、改革の言葉が、本来の前向きの意味に使われることはほとんどない。
吉村氏は、マニフェストの中で「山形県版『聖域なき改革』の断行は、教育、医療、福祉、農林水産業に及んだ」などと、もっぱら現県政の批判の道具に用いている。
前回知事選で「県庁改革」を旗印に掲げた斎藤氏は、過去の実績として「改革」の言葉を使うが、「急ぎ過ぎたかもしれない」と、反省の弁につなげることが多い。
改革隠しにも映る両候補の姿勢について、両陣営は互いに批判し合う。
吉村氏陣営は「改革にはマイナスの印象がつきまとうので封印したのではないか。改革をやり過ぎた反省もあるのだろう」(選対幹部)と話す。
対する斎藤氏陣営も「行政改革などの言葉は公務員に対する攻撃に聞こえ、県職労が推す吉村氏は使えるわけがない」(支援県議)と言う。
「改革」は1980年代、国鉄分割民営化など「行政改革」として脚光を浴びた。以後、選挙制度などの政治改革、地方分権改革などを経て、小泉政権がけん引した構造改革に至る。
構造改革は現在の格差問題につながったとされ、もはや「悪者扱い」。自民党県連の幹部でさえ、「小泉改革のひずみが地方の衰退を招いた」と否定的だ。改革はマイナスの印象が前面に出て、今回の知事選でも禁句になったようだ。
前回知事選で、ある陣営の選対幹部を務めた元県議は「閉口するほど『改革』が使われた4年前とは、様相ががらりと変わった。小泉改革の弊害もあり、改革という言葉に有権者が飛びつかなくなった」と、有権者心理を読んでいる。
◇山形県知事選立候補者
<吉村美栄子>57行政書士 無新
<斎藤 弘>51知事 無現
2009年01月21日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090124t41032.htm
寺田氏4選不出馬へ 来月正式表明 秋田知事選
秋田県の寺田典城知事(68)は、任期満了に伴う知事選(3月26日告示、4月12日投票)に出馬せず、公約通り、3期目の今期限りで退任する意向であることが23日、分かった。県議会2月定例会が開会する2月10日、4選不出馬を正式表明するとみられる。
寺田氏は河北新報社の取材に対し、「今は何も言えない」と前置きしながらも、「(初当選した)12年前の(知事は3期までという)約束は約束だ」と語った。
首長の多選禁止が持論の寺田氏は、初当選後に「3期を超えて在任しない」との誓約書を発表していたが、3期目の任期が残り1年になると、「出処進退はしかるべき時期に明らかにする」と表明を先送りし、4選出馬の憶測が広がっていた。
寺田氏は大曲市(現大仙市)出身。早大卒。建設会社社長から横手市長に転身し、2期目途中の1997年、県庁の食糧費問題で、佐々木喜久治前知事が引責辞任したことに伴う出直し知事選に立候補し、初当選した。
「改革派知事」の1人として、徹底した情報公開を進める一方、増田寛也前岩手県知事らとともに、北東北3県連携や道州制を推進。大胆な発言や問題提起も注目され、最近では全国学力テストの市町村別成績公表に踏み切り、話題となった。
知事選にはこれまで、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明しているほか、秋田市長の佐竹敬久氏(61)も出馬に意欲を見せている。
2009年01月24日土曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090124-OYT8T00058.htm
自民 知事選候補 佐竹・銭谷氏に絞る
来月、出馬打診
知事選の候補者を検討している自民党県連の「秋田のニューリーダーを考える会」は23日、秋田市で会議を開き、3月26日の知事選告示まで2か月余りでは一から候補者を探す時間が無いとして、候補者として名前が浮上している秋田市の佐竹敬久市長と、文部科学省の銭谷真美事務次官の両氏に絞って、県連として推薦などの支援を検討することを決めた。
党県連の鈴木洋一幹事長は会議後、「2人を擁立する動きを見守りたい。向こうから接触があったら対応を決める」と述べた一方、「月末まで様子を見て、進退表明が何もなければ2月にこちらから働きかける」とも話し、時機を見て両氏に出馬意思を確認する意向だ。
さらに鈴木幹事長は「2人とも県民から広く支持される枠組みがないと出ないだろう。民主、社民、連合などとうまくやっていけるなら、相乗りは悪くない」と語り、独自候補擁立にこだわらない考えを示した。
(2009年1月24日 読売新聞)
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>129
吉村に舘が来たと思えば・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20090123-OYT8T00942.htm
最後は政党対決色
小沢、石原氏…大物来県、てこ入れ
最終盤を迎えた知事選は、吉村美栄子、斎藤弘の両候補が激しい選挙戦を繰り広げており、注目度が高まっている。民主党の小沢代表が23日に山形市に入り吉村候補の事務所を激励したほか、自民党の石原伸晃幹事長代理も24日に同市などで斎藤候補の応援演説をする。両候補とも無所属で政党の推薦を受けない方針を貫いているが、激戦が続く中で政党の関心が高まり、政党色が強まっている。両党としても、接戦になって勝った場合に党の勢いにつなげたいとの思惑もあるとみられる。
小沢氏は23日午後、山形市の吉村候補事務所を訪問しスタッフを激励した。小沢氏は報道陣に「現職は自民党サイドの県政だ。山形から本当の大改革をやりたいと県民も思っていると確信する」と語った。舟山康江参院議員は「民主層の一部が取り込めていない。トップが来ることは重みがある」と語った。
一方、石原氏は23日夜に県内入りし、24日に山形、天童両市で斎藤候補の応援演説をする予定。党関係者によると、21日に俳優の舘ひろしさんが吉村候補を応援したため、舘さんと関係の深い石原氏に白羽の矢が立ったという。斎藤陣営としては、知名度のある石原氏で大票田でのてこ入れを図りたい考えだ。
(2009年1月24日 読売新聞)
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津谷氏、自民党県連会長を辞任 県議は来月初旬にも辞職
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090124d
北秋田市長選に出馬を予定している県議の津谷永光氏(北秋田市・郡)は23日、自民党県連会長を辞任した。後任は役員改選期の5月まで空席とし、鈴木洋一幹事長が会長職を代行する予定。26日に党所属県議で開く常任総務会で正式に決定する。
津谷氏は県連幹部五役会で辞任届を提出し、受理された。鈴木幹事長は「津谷会長の辞任は県連にとって痛手だが、市長選勝利のため、選挙に専念してほしい」と話した。
津谷氏は2005年6月、県議として初めて県連会長に就任。07年6月に再任された。2月定例県議会開会前の来月初旬にも県議を辞職する考え。
(2009/01/24 09:55 更新)
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北林、湊屋両氏が出馬へ 県議補選北秋田市・郡選挙区
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090124b
北秋田市の会社役員、北林丈正氏(48)=同市宮前町=と、市議会議員の湊屋啓二氏(51)=同市元町=は23日までに、今春行われる見通しの県議選北秋田市・郡選挙区の補欠選挙に立候補する意思を固めた。
同選挙区は定数2。補選は、市長選に出馬表明した津谷永光県議(57)=同市松葉町=が知事選告示日の3月26日までに議員を辞職し、欠員となった場合に行われる。
北林氏は「地域の基幹産業である農林業をはじめとする産業振興と行財政改革に取り組み、人口の減少や過疎が目立つ地域の活性化に取り組みたい」と語った。
旧森吉町生まれ。法政大工学部卒。2007年の県議選同選挙区に自民党公認で出馬したが、次点だった。自民党北秋田市・郡第2選挙区支部長。
湊屋氏は「旧町意識を排し、新たなスタンスで地域の発展に尽くしたい。県政の立場から、少子化対策や景気対策などを推進したい」と語った。無所属で立候補する。
旧鷹巣町生まれ。早稲田大第二文学部卒。06年市議選で初当選し1期目。菓子製造販売業。県子ども会連合会理事、県内水面漁業協同組合連合会理事。
津谷氏は2月定例県議会前に辞職するとしており、補選実施はほぼ確実。告示は4月3日、投票日は知事選と同日の12日になるとみられる。
(2009/01/24 09:47 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090125d
佐竹秋田市長、知事選出馬に意欲 議会、後援会と近く相談
4月12日投開票の知事選に秋田市長の佐竹敬久氏(61)が立候補の意欲を示し、近く後援会や市議会各会派と話し合う方針であることが24日分かった。佐竹氏は秋田魁新報社の取材に対し、「市長としての経験を県政に生かしたい思いがあり、出馬したい気持ちはある」と話した。
31日に後援会役員会を開いて意見を聞くほか、来週にも市議会各会派と話し合う予定。佐竹氏は「今後の議会の日程や、後援会員などの意向を確認しなければならない。結果を踏まえ、2月上旬までには態度を決めたい」と述べた。
出馬を決めた場合、自民、民主など政党の支援を受けるかどうかについては、「どの政党ともまだ接触していない。正式に決定した場合、あいさつに出向きたい」と話した。
現在、知事選への立候補を表明しているのは前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)のみ。秋田市出身で文部科学省事務次官の銭谷眞美氏(59)には高校の同期生らが出馬を要請している。
(2009/01/25 09:52 更新)
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善意に解釈すればレームダックを防ぐ為に謀(たばか)ってたって所でしょうかね。
3期迄と彼処迄明言しときながらひっくり返したら政治的な信頼感決定的に失うでしょうし。
寺田知事、4選出馬せず 2月議会で正式表明へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090125b
寺田典城知事は24日、来月10日招集予定の2月定例県議会で進退を正式表明することを明らかにした。自らの任期を3期とする多選禁止の考えについて、「いささかも変わっていない」としており、4月12日投開票の知事選に出馬せず、今期限りで引退することを表明する見通し。
寺田知事は取材に対し、自身の進退に関して、「今の段階では何も言えない」としながらも、1997年に初当選した際、「3期を越えて在任する多選の弊害を防止する信条に立ち、行動する」と書いた誓約書について、「その時から何も変わっていない」とした。正式表明の時期については、「2月定例会中だろう」と述べた。
知事の任期を3期12年に制限する多選禁止条例の制定に関しては、「2月定例会に提案するかどうか、まだ判断していない」と述べた。
寺田知事は2007年の12月定例会などでも、誓約書について「法的拘束力はないが、多選制限の考えは変わっていない」と述べているが、今年4月の知事選への具体的対応では「しかるべき時期に明らかにしたい」と述べるにとどまり、明言を避けていた。このため、県内政界では「寺田知事の4選出馬があるのではないか」との憶測も流れていた。
(2009/01/25 09:30 更新)
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ビールが楽しく飲めますわ
202 :無党派さん:2009/01/25(日) 20:56:34 ID:AW7wyTCu
山形、現職と新人激しく競り合う@TBS
203 :無党派さん:2009/01/25(日) 20:56:34 ID:I3CXkrFH
山形県知事選
nhkの出口調査の結果、激しく競り合い。
グラフで全く差が無し・・・・。すげーーー。
213 :山口新聞男 ◆GHap51.yps :2009/01/25(日) 20:58:25 ID:TM3BKE/y
山形市の無党派争奪戦と創価のてこ入れ具合だな
214 :無党派さん:2009/01/25(日) 20:58:32 ID:M9asK1di
分度器いらずだったのか出口調査@山形の競り合い。
そりゃあなかなか当確出せないなあ。
216 :無党派さん:2009/01/25(日) 20:59:01 ID:w0x5jPI8
グラフで差無しって…創価大勝利フラグじゃないか
217 :203:2009/01/25(日) 20:59:06 ID:I3CXkrFH
候補者が二人なので
投票動向円グラフが綺麗に中央で2等分・・・。
ちょっとでも差がないかと思って目をこらしたが
グラフ上の違いは全くなし。
218 :無党派さん:2009/01/25(日) 20:59:14 ID:DVn+btia
992 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 20:58:53 ID:HIqj2XD4
TUYの出口調査では
吉村53%
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カールさんって誰かと思ったら、ダニエルカールか・・・
カールのおじさん@明治製菓を連想してしまった・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090122t51009.htm
石原軍団、カールさん…タレント弁士フル回転 山形知事選
山形県知事選(25日投開票)に立候補した2人の陣営では、いずれもタレントが応援にフル回転し、「華やかさ」や「親しみやすさ」を演出している。両陣営とも政党が後方支援に回り、国会議員の大物応援がないだけに、知名度のある芸能人の応援合戦が目立つ。
新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)の集会があった21日、俳優の故石原裕次郎さんの門下生「石原軍団」の舘ひろしさん、徳重聡さんら4人が応援にやって来た。山形、米沢両市で行われた集会でマイクを握るという強行軍。
米沢市営体育館で行われた集会では、4人が壇上で吉村氏と並んだ。舘さんが500人を超える市民を前に、「県民に対する熱い思いと温かい思いやりは、ここにいる誰にも負けないと思う。吉村さんなら素晴らしい県にしてくれると信じている」とエールを送った。
吉村氏の支援者が石原軍団と縁があることから実現した。人気俳優4人が大挙して駆け付け、女性候補の「華やかさ」を引き立てた。
現職の斎藤弘氏(51)の応援には、山形の魅力を全国に発信する「おいしい山形大使」でもあるダニエル・カールさんが告示直前も含め3回来県し、弁士を務めた。
東根市で16日行われた個人演説会では、カールさんは「山形は県民性がすんばらしんだ。斎藤さんは世界的な視野ば持っているし、世界の舞台でどう振る舞うか、わがってる」と山形弁を交えながら訴えた。
米国出身のカールさんは1981年から3年間、英語指導助手として県教委に勤務した。英語が得意な斎藤氏と山形弁が売り物のカールさんという組み合わせの妙で、「親しみやすい国際派」というイメージを演出する。
石原軍団への対抗戦略も用意し、24日に自民党の石原伸晃幹事長代理が山形市内の集会に出席する予定。伸晃氏は裕次郎さんのおいであり、石原家の関係者が両陣営に分かれて応援する形になる。
2009年01月22日木曜日
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どうなりましょうかねぇ。。
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どっちが勝っても負けても悔いはねぇ、って感じですかね。
こんな接戦は千葉7区補選以来のような気が。
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郡部で対等だから、とはいってもまさかねぇ
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こんだけ接戦だと悔いが残りそうですけどねぇw
山形1区の鹿野が全然勝てないので吉村女史が負けたら鹿野を降ろして1区の民主候補に回って欲しいってのはありますけどw
舟山女史も一回目は惜敗だったんで10年の参院選に2回目の全県区で勝利ってのもありでしょうが,改選の現職参院議員がそれを惧れてか吉村支援に回ってるので仁義上難しそうですしね。
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いやいや、あまりにも面白い展開なものですからね。
都市部が開いたらどうなりますか。
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>>151
創価票が多い不在者投票の行方も気になりますねぇ。
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そうか、創価票が曲者ですな。(シャレではないつもりですけどw)
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今回は最後迄自主投票であったようではありますけどねー。
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22:30現在で逆転しちまった・・・・。もう無理か?
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むう。。この時間だと厳しいですねぇ。。
都市部は改革保守っぽい現職が強いのでしょうか?それとも創価パワーでしょうか?
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吉村当確って、大丈夫かな
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まじっすか?
NHKなら結構信頼性高いかも。
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>>157
本当に?
山形新聞&山形放送サイトが開かない・・・。
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NHKサイトで、びっくり。でも間違いとかがありそうですね。
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>>160
いや、NHKなら結構信頼度高いでしょ。
選管確定を待ちたいと思います。
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NHKは開票所とかに人派遣して集計してるので早いのでしょうが。。
512 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/01/25(日) 22:39:24 ID:s35pRj/F
NHK吉村当確
548 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/01/25(日) 22:41:45 ID:7xJ6bbZ2
山形県知事選
開票 91%
有権者 966,786人 投票率 65.51%
党派 新旧 当選
当確 得票 得票率 年齢
斎藤 弘 無 現 288,687 50.4 51
吉村美栄子 無 新 確 284,656 49.6 57
560 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/01/25(日) 22:42:24 ID:zXh8vK4m
NHKのフライングだってさ!
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山形市の票がそんなにひらいているんですかね
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山形新聞も当確でした!!
・・・いやー、都市部ならまだしも(失礼)
東北ではかなり画期的な結果ですよ、これは。
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NHK全国放送で放送されてますねー。これは決まりでしょう。
現職の2期目ってのは余程の失政無い限り引き摺り下ろすの難しいだけにこのまま当選なら衝撃大きいっすね。
まずは目出度い。
故山形前市長の奥さんってのが利いて大量得票出来たのではないでしょうかね?
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山新重い。。
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>>166
重いっしょ?
ただ、選管もなかなか更新されないので、まだまだマスコミ系は
更新されないかも。
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山形スレより
326 名前:名無しさん[] 投稿日:2008/12/21(日) 21:02:24 ID:WV/yZ60I
先日知り合いから聞いたが、現知事のせがれが剣道をしてるかで
山形市のどっかの体育館までせがれを車で迎えに来たらしいが、
車両が入っていかん場所まで無理やり車を乗り付けて、「おれは
知事だが文句あるか」といわんばかりの態度でせがれを乗っけて
いったとさ。
346 名前:名無しさん[] 投稿日:2008/12/22(月) 21:59:27 ID:aeLnDNa7
<<326
更に詳しく言うと、警備員に「ここは車両進入禁止だと」
注意されたが、逆ギレし「オレは県知事だが文句あるか」
と言ったとの事。
結果はどうであれ、俺としてはその警備員さんはエライと
思う。
まあ日銀時代は今まで以上に威張ってたんだろな。
349 名前:無党派さん[] 投稿日:2008/12/23(火) 08:37:22 ID:5/QLn1PM
<<346
俺銀行関係者だけど,選挙直後,日銀から監査に来た人に言われました.
「山形県民はすごい人を県知事に選んだね.日銀では使い物にならなかった
ひとだよ.」
ということでした.
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なんか、生々しい話のようですな。嘘かどうかは別ですが。
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まぁ2ちゃんねるなんで話し半分か寧ろ話し3割ぐらいと思って置いた方が良いでしょうね。
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開票状況が進みませんな。
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やっとこさ進みました。やはり僅差でかわしたんですな。
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鹿野おつ
141 :無党派さん:2009/01/25(日) 23:08:52 ID:piEQkOjh
山形市
吉村71982
斎藤57294
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気持ちのいいことではないですけど、共産様々の票差ですね。
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前回の愛知県知事選も似たような状況であっちは拒絶して勝てませんでしたからね。
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愛知県のときは「共産ひっこんでろ」の差でしたからね。
あのときもこうやって張り付いていましたけど、あれほど悔しかったことはなかったですね。
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いやー山形知事選は選挙は久しぶりに興奮する選挙でした。
今週の半ばくらいまでは現職再選の雰囲気だったと思いますが...《なんで小沢来たんだろ》くらいに思ってました。それがこの逆転とは。現職の敗因は完全に総理ですな。
まっ詳しい分析は明日の新聞が書いてくれそうです。
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山形市長選勝利を皮切りに2月北九州市議選、3月千葉県知事選、4月名古屋市長選
5月さいたま市長選、6月千葉市長選、7月都議選・仙台市長選と対決構図(になるorに近い)
地方選挙が目白押しですね。
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まぁ,此方は残念でしたが仕方がないでしょうな。県知事選の勝利が補って余りある。
次は県議会運営等で自民会派を分裂させねば。
天童市区県議補選
告示:2009年1月16日(金) 投開票:2009年1月25日(日)
http://yamagata-np.jp/election/09_pm_tendo/
開票結果
当日有権者数:50,413人 投票率:67.85% (選管最終)
当 森谷仙一郎(50) 自新 17,923
_ 佐藤 正男(50) 無新 15,676
(年齢は投票日基準)
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>>176
惜しいと云えば昨年の岡山も惜しかったですね。。
>>178
地方選のドミノ倒し起こりましょうかね。地方選からも目が離せませんなぁ。。
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山形県の選挙総合スレ7
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1232884644/
820 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/01/25(日) 23:03:20 ID:LzHU+dH+
アナウンサー→県政、何から実行しますか?
(支持者?)→ボソッ(景気雇用だべ!)
吉村→やはり、景気・雇用対策ですね
アナウンサー→具体的には?
吉村→……マニフェストにのせてありますので、それをしっかりとやっていきたいと思います。
大丈夫なのか…
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俺も山形県知事選は喜ばない方がいいな。悲しい気持ちでスルーかな
あの時は現職批判と理想論のみのおばちゃんが当選しましたwwwwww
なんて結果になるような気がするんで
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民主党に言いたい
いくら県民がうんこ味のカレーに不満を持っているからといってカレー味のうんこは持って来ないでくれ
民主党だからといってなんでもかんでも受け入れてしまう県民も問題だが
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衆院選へ与党衝撃、野党弾み 山形県知事に新人吉村氏
◎「ドミノ現象」を警戒/与党
25日の山形県知事選で、敗北した現職を地元選出の衆院議員や県議が支援した自民党は「地方選にすぎない」(幹部)と平静を装うものの、政権批判が背景にあるのは間違いなく、次期衆院選への不安感は隠せない。衆院選の敗北につながる「ドミノ現象」を避けるため、麻生太郎首相は2009年度予算を早期に成立させ反転攻勢に出たい考えだが、展望は開けていない。
共同通信の取材に、細田博之幹事長は国政への影響を「考えられない」と否定しながらも「しっかりと敗因分析する必要がある」と指摘した。
菅義偉選対副委員長は「保守陣営が分裂しており、山形の特殊事情だ。首相の政権運営や衆院選にはまったく影響しない」と強調。笹川尭総務会長も「衆院選では一枚岩になる」と述べた。
当初は政党色の薄い選挙戦だったが、最終盤は自民対民主の色彩を帯びただけに、幹部は「表面上は自公対民社共という構図。心理的には嫌なものだ」と指摘する。
山崎派中堅は「政権にとって打撃だ。『このままでは戦えない』との雰囲気が広がり、首相の求心力は弱まる。ただ党内には『麻生降ろし』のパワーも残っていない。低迷のまま解散・総選挙に突き進むのではないか」との見方を示した。
自民党は2005年の前回衆院選で山形県の3小選挙区を独占したが、敗戦で「衆院選に直結する。1つ2つ落としかねない」(幹部)との見方も出ている。
◎対決姿勢より前面に/野党
山形県知事選で民主党などが支援する新人の吉村美栄子氏が現職知事を破ったことに、野党各党は25日、「国政の影響が明らかに出た。民主党への期待と同時に、政権を代えてほしいとの思いが表れた」(鳩山由紀夫民主党幹事長)と政権交代への手応えを強め、麻生政権への対決姿勢をより前面に打ち出す構えだ。
吉村氏は民主、共産、社民各党の県組織や連合山形の支援に加え、自民党参院議員も支持に回った。当初は幅広い層に支持を訴えるため政党推薦を求めなかったが、終盤は国政レベルの自民党批判を展開して反自民票の取り込みも図った。これを受け、民主党も「次期衆院選の前哨戦」と位置付け、23日に小沢一郎代表が現地入り。「山形から政権交代と本当の大改革をやっていきたいという県民の思いを確信している」と支持を呼び掛けた。
鳩山氏は「自公連立政権が国民の期待に応えていない。県民は現政権への批判を知事選で示そうとした」と強調。共産党の市田忠義書記局長は「国の言いなりで、県民の暮らしを切り捨てた自民党型県政への審判だ」と指摘した。社民党の福島瑞穂党首は今回の知事選で自民党の一部と野党が連携したことについて「与党にも現在の政治の流れである新自由主義を変えなくてはいけないとの思いが広がっている」と分析した。
2009年01月26日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090126t71033.htm
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山形知事選:「自民敗北」衆院選へまた打撃
25日の山形県知事選は民主党など野党が支援した吉村美栄子氏が接戦を制した。野党が「次期衆院選に弾みがついた」と自信を深める一方、自民党は「国政には影響しない」と平静を装う。ただ、保守地盤の強い山形での事実上の「敗北」は麻生政権への逆風の強さを示しており、毎日新聞調査で内閣支持率がさらに低下したのに加え、自民党は二重の打撃を受けた。【上野央絵、中田卓二】
自民党分裂となった前回知事選のしこりを考慮し、自民党本部は斎藤弘氏を推薦しなかった。幹部で応援に入ったのは24日の石原伸晃幹事長代理だけ。23日に小沢一郎代表が山形市入りした民主党に対し、後手に回った印象は否めなかった。
山形県選出の岸宏一参院議員が吉村氏を支援したこともあり、自民党幹部は「全く地元事情による結果」と指摘。党選対幹部も「現職が1期で落選するのは、本人の資質に難があった」と語るなど、「過小評価」に躍起になっている。
しかし、これらは野党を勢いづかせないための詭弁(きべん)にすぎない。実際には、古賀誠選対委員長は20日の党役員連絡会で「岐阜、山形両県知事選の対応をしっかりしていきたい」と表明していた。敗北を受け、細田博之幹事長は当面の国政への影響は否定しながらも、「しっかりと敗因を分析していく必要がある」と衆院選に向けた危機感を示した。
一方、民主党は「追い風が吹いた」と歓迎し、鳩山由紀夫幹事長は25日、毎日新聞などに「政権をチェンジさせたいという思いが表れた」と述べた。
小沢氏が乗り込むなど民主党が終盤にテコ入れしたのは、情勢調査などから「勝てる」と判断したためとみられる。23日に吉村氏の選挙事務所で小沢氏は「予定はなかったが、『あと一息で山形を変えることができる』『非常に盛り上がっている』と聞いたので激励に来た」と語った。
毎日新聞 2009年1月26日 1時11分(最終更新 1月26日 10時35分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090126k0000m010134000c.html
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009012600233
山形知事選、消費増税への反発=鳩山氏
民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日午前、山形県知事選で同党などが支援した無所属新人の吉村美栄子氏が当選したことに関連して「定額給付金や消費増税といった議論に対する山形県民、国民の反発が大変強いことが示された。麻生政権もこの結果を重く受け止め、今までの主張を改めるべきだ」と強調した。都内で記者団に語った。
鳩山氏はまた、次期衆院選への影響について「もし(与党が)首をすげ替えて選挙をやるなら、そのこと自体が最大の争点になる。麻生太郎首相が矜持(きょうじ)を持っているなら自身で選挙を戦うべきだ」と述べ、自民党内の首相交代論をけん制した。(了)
(2009/01/26-11:29)
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>>181
今回は残念でしたねぇw
>>182-183
まぁ,これから何をするのか,出来るかでしょうかね。。支持できなければまた4年後取っ替えれば良いわけですし。
それにしてもな〜んだかきな臭いっすねぇ。発展途上国の選挙じゃあ無いんだから。
山形県知事選、投票数が投票者数を「9」上回る?!
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090126-OYT1T00392.htm
25日投開票の山形県知事選で、山形市の投票総数が投票者数を「9」上回るトラブルがあった。
同市選管は約2時間半かけて投票用紙などを数え直したが、原因は分からず、食い違ったまま確定させた。
同市選管によると、25日午後11時ごろ、開票率が99%まで進んだ段階で、各投票所からの報告を集計した投票者数が13万61人だったのに対し、無効票を含む投票総数がその数を上回ることが判明した。同市選管は、各投票所での記録ミスなどの可能性があるが、「理由は分からない」としている。総務省選挙部は「国政選、知事選レベルで、投票総数が投票者数を上回ったという例は聞いたことがない」とし、同市選管などに原因を究明するように求めた。
また、投票用紙を数え直した際、100票ずつの束の一つに101票の束が見つかるという別のミスも判明。市選管の確定は午前1時半までずれこんだ。同市選管の草壁利則事務局長は「ミスが重なって申し訳ない」と話した。
(2009年1月26日11時45分 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090126t53030.htm
主婦パワーでチェンジ 吉村さん「温かい県政に」
25日投開票があった山形県知事選で、東北初の女性知事が誕生した。現職の斎藤弘さん(51)の再選を阻止したのは、山形市の行政書士、吉村美栄子さん(57)。斎藤県政を主婦感覚で「効率性優先の冷たい県政」と批判して知事の座を射止め、「対話のあるあったかい県政をつくる」と勝利宣言した。若き「改革派」といわれた斎藤さんの支持者は、まさかの敗戦に青ざめた。
午後10時すぎ、山形市荒楯町の選挙事務所に入った吉村さんは、「温かさ」をイメージしたオレンジ色のハート型のうちわを手にした女性支持者らの握手攻めに遭った。
ピンク色のスーツ姿の吉村さんは、約500人の支持者を前に「本当に感謝します。県民が心の通う県政を求めていることが分かった。人を大事にする山形県をつくっていきたい」と声を弾ませた。
個人演説会では、自民党の岸宏一参院議員、民主党の舟山康江参院議員ら「超党派」の仲間たちが、応援弁士でフル回転。万歳が繰り返される事務所では、「冷たい県政から、チェンジ!山形」の声も上がった。
昨年11月末の出馬表明から、わずか2カ月。選挙戦序盤にはインフルエンザで倒れたが、長女で東大助教の麻奈美さん(31)が個人演説会の代役を見事にこなした。麻奈美さんから花束を受け取ると、吉村さんの目に涙がにじんだ。
弁護士だった夫の和彦さんは11年前に病死。「多くの方々や家族に支えられ、全力で戦うことができた」と「きずな」の大切さを強調した。
これまで全国で誕生した女性知事5人は元中央官僚ら実績が評価された人ばかり。吉村さんは県教育委員を8年務めたが、行政経験はなく、手腕は未知数だ。景気・雇用対策など課題が山積しており、「多くの人の意見に耳を傾け、課題解決に早急に取り組みたい」と緊張感もにじませた。
◎「保守王国でなぜ」斎藤陣営ショック
衝撃と落胆が、山形市高堂にある現職の斎藤さんの選挙事務所を襲った。「再選を目指す51歳の知事が落選とは…」。事務所に詰めかけた自民党の国会議員や県議は、落選の報に言葉を失い、肩を落とした。
激闘に敗れた斎藤さんは、事務所に現れると「ご支援ありがとうございました」と深々と頭を下げた。顔には深い疲労が刻まれていた。
自信に満ちた声で、再選に向けて立候補表明したのは昨年9月。「保守王国」と言われる山形県内で、自民党の衆院議員3人、県議と市町村長の7割が味方についた。
岩盤のような体制は、「まさか」の吉村さんの立候補表明で揺らぎ始める。日に日に勢いを増す相手陣営。斎藤さんは不安に駆られたが、巨大な組織は動きだすのに時間がかかった。「冷たい県政」という批判は、景気雇用対策を叫ぶ斎藤さんの訴えをのみ込み、1期目の実績だった「県庁改革」は結果的に有権者に否定された。
重い空気が漂う事務所で、集まった支持者たちは、肩を落とす斎藤さんに「まだ若い」と精いっぱいの激励を送った。
2009年01月26日月曜日
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2chではこの娘さんが良玉との声が
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090115t51010.htm
山形知事選 候補者家族が総出で支持訴え
山形県知事選(25日投開票)では、候補者2人の家族が表舞台に出て、支持を訴える場面が目立っている。無所属新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)はインフルエンザで自宅療養が必要になり、長女が代役として緊急登板。現職の斎藤弘氏(51)は、妻が応援弁士を務めるなど積極的に支援している。演説では家族が見た候補者の素顔が紹介されるなど、「戦い」の緊張感を少し和らげる効果もあるようだ。
(山形県知事選取材班)
「とても気丈で頑張りやの母なので、来たかったはずですが…」。12日夜、山形市の霞城公民館で開かれた吉村氏の個人演説会。長女で東大助教の麻奈美さん(31)が吉村氏の欠席理由を説明し、参加者におわびした。
「若いころの母にそっくりと言われ、この顔に25歳ぐらい足していただくと、美栄子になります」と笑いを誘うなど、緊急事態にも動じず、落ち着いた演説ぶり。
「『人を大事にする』という政策は母の人柄をよく表しています。小さいころから『おじいちゃん、おばあちゃんを大事にしなさい』とよく言われました」と紹介し、聴衆を引き込んだ。
告示前には、長男で大学生の展彦さん(25)も上山市の集会で母の代理としてあいさつ。「母から山形のために尽くせと言われ、私も早く山形に帰りたい」と宣言し、盛んな拍手を浴びた。
一方、斎藤氏の妻の香織さん(40)は、各種集会で斎藤氏と並んで参加者を出迎えたり、壇上でアピールしたりするなど、告示前からフル回転している。
山形市の流通団地で9日夜に開かれた個人演説会では応援弁士を務め、「山形県のために何をすべきかを常に考え、土日も休みなく勉強している。努力の人なんだとつくづく感じました」と、夫の熱意と誠意を強調。「どうか改革を止めないでください」と訴えた。
小学生の子ども3人との触れ合いについては、「家族や家庭にも人一倍努力を払う人。朝は必ず子どもたちと一緒に食事して、学校と県庁に登校、通勤しています」と子煩悩な一面も紹介した。
告示前の決起集会では、斎藤氏の子ども3人も壇上に上がった。この時、長男が読み上げた父へのメッセージは個人演説会でも使われ、音声が流されている。
2009年01月15日木曜日
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この男に謙虚さという言葉はないのか・・・
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090126-454164.html
麻生首相が山形知事選を「批判と無関係」
麻生太郎首相は26日夜、山形県知事選で民主党などが支援した新人が当選した背景に麻生政権への批判があったとの見方について「全然関係ない。4年前の知事選をご存じないと、そういうことになる。(政権批判とは)全く感じない。よく票を分析したら分かる」と述べた。
官邸で記者団の質問に答えた。(共同)
[2009年1月26日21時0分]
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森谷氏が初当選果たす 天童市区県議補選
2009年01月26日 00:40
http://yamagata-np.jp/news/200901/26/kj_2009012600441.php
前県議の辞職に伴う天童市区県議補選(欠員1)は25日、投票が行われ、即日開票の結果、自民新人で前天童市議の森谷仙一郎氏(50)=川原子=が、無所属新人で民主、社民の推薦を受けた前天童市議の佐藤正男氏(50)=蔵増=を約2200票差で破り、初当選を果たした。投票率は67.85%だった。
森谷氏は、遠藤利明衆院議員の全面支援を受け、組織力を駆使した運動を展開。先月行われた天童市長選で初当選した山本信治市長や、再選を狙う斎藤弘知事との相互協力も功を奏し、市内全域に浸透した。自民逆風の影響が懸念されたが、過去2回の市議選でトップ当選した幅広い人脈を生かしながら佐藤氏の追い上げを振り切った。
佐藤氏は、舟山康江参院議員や鹿野道彦前衆院議員らの支援を受け、「反自民」の旗色を鮮明にした戦いを展開。保守層の一部も取り込んだが、知事選に出馬した吉村美栄子陣営との連携がうまくかみ合わず、届かなかった。
当選を決めた森谷氏は同日夜、市内老野森1丁目の選挙事務所で「(斎藤弘氏の落選で)複雑な心境だが、元気のある天童をつくるため、しっかりと頑張っていく」と抱負を語った。
辞職を含め近く進退を決定 知事選現職落選で荒木副知事
2009年01月26日 21:48
http://yamagata-np.jp/news/200901/26/kj_2009012600461.php
県知事選で現職の斎藤弘氏が落選したことを受け、荒木由季子副知事は26日、斎藤知事、日野雅夫副知事らと相談し、辞職を含めた進退を決める考えを明らかにした。また、日野副知事は同日、あらためて辞表を提出する意向を示した。
荒木副知事は、選挙結果について「エネルギッシュに県の財政再建に取り組んでいただけに、大変残念だ」とした上で、去年7月に経済産業省キャリア官僚から現職に就いた経緯もあり、「(斎藤知事と)行動を共にするのが一般的だが、私の場合、自分だけで決められない立場にある」とし、現時点での進退について明言を避けた。
選挙戦総括、2月3日に解散へ 知事選・斎藤氏支援県議の会
2009年01月26日 22:29
http://yamagata-np.jp/news/200901/26/kj_2009012600462.php
県知事選で現職の斎藤弘氏を支援した県議の会(後藤源会長、30人)は26日、山形市の自民党県連会館で会議を開き、選挙戦を総括した。同会は来月3日に総会を開き、解散する方針だ。また、あいさつに訪れた斎藤知事は、選挙での各県議の応援に対し謝意を伝えた。
会議は非公開。各地区ごとに、選挙運動や支持者の動向などについて意見交換した。また、同会の役割を終了する方針をまとめ、あらためて総会を開き、解散を決定することにした。今井栄喜県連幹事長によると、斎藤知事は「今後のことはまだ考えていない」とした上で、「県政に停滞は許されない。県民のための県政が、しっかりと歩んでいけるような体制をつくってほしい」などと語ったという。
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選挙年、宮城県内に波紋 山形知事に野党系新人
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090127t11038.htm
与党系現職がまさかの敗北を喫し、野党系新人が逆転劇を演じた山形知事選ショックは26日、奥羽山脈を越えて宮城にも押し寄せた。宮城は今年、衆院選に加えて知事選や仙台市長選など大型選挙が相次ぐ。隣県で起きた地殻変動の余波は小さくない。
自民党県連の柏佑整幹事長は「弱腰になりすぎだ。党が一つにまとまらなかった要素は大きい」とこぼす。人気のない麻生政権と同一視されることを恐れた現職陣営が「政党隠し」に走った戦術を敗因に挙げる。
県政界への悪影響を最小限にとどめたい柏幹事長は「地域と中央が連携し、景気対策に取り組んでいるアピールがますます必要だ」と語る。
現職は行財政改革の実績を訴えたが、新人に「冷たい県政」と逆手に取られた。中野正志衆院議員(比例東北)は「今はとにかく景気、景気、景気だ。改革を急ぐ姿勢は有権者に受け入れられにくい」と読み解く。
一方、野党連合の勝利ととらえる民主党県連の岡崎トミ子代表は「自公政権への批判票が集まった」と言い切る。選挙期間中は山形市内で開かれた女性集会にも駆け付けた。「実効性に疑問のある定額給付金への怒りの声は大きかった」と振り返り「有権者は国政と県政を重ねた。総選挙につながる」と声を弾ませる。
木村勝好幹事長も「(現職敗北は)やっぱりな、という感じ。自民党政権に対する国民の不満が盛り上がった結果だ。麻生政権に打撃となった」と手応えを感じ取った。
村井嘉浩知事の県政与党である公明党県議団の小野寺初正会長は、今秋の知事選をにらんで「若い現職だからといって、優位とは限らないことを表したのが山形知事選だ」と気を引き締めた。
共産党県議団の横田有史団長は「山形と連携して自動車産業の集積を進める村井県政へのショックは大きい」と対決姿勢を鮮明にした。
社民党県連の岸田清実幹事長は「都市部だけでなく、郡部でも山形県民の不満がたまっていたのだろう。衆院選に影響はある」と分析した。
2009年01月27日火曜日
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山形3区を見るに加藤は何やってたんだ!?(・∀・)
吉村女史に付いた地元有力企業って何処なんでしょうか?俺も優遇して使ってやらねば。
吉村氏、山形県都を制す 「劣勢」地域も手堅く
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090127t51035.htm
山形県知事選市町村別得票状況
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/20090127_ea0_001.jpg
山形県知事選市町村別得票数と得票率
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/20090127_ea0_002.jpg
衆院選選挙区別得票数と得票率
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/20090127_ea0_005.jpg
山形県知事選で、初当選した新人の吉村美栄子氏は、県都・山形市で現職の斎藤弘氏を突き放し、勝利を決めた。米沢市など「劣勢」といわれた地域でも、投票率の大幅アップに支えられ、斎藤氏の独走を許さなかった。得票率で斎藤氏に10ポイント以上の差をつけたのは10市町村。衆院選小選挙区にあてはめると、山形2区を除く2つの選挙区を制した。
【山形1区】
吉村氏は、序盤から優勢といわれた山形市内で、斎藤氏に約1万5000票の差をつけた。市内の投票率が前回4年前の知事選に比べて8ポイント上がったことも有利に働き、郡部を含む山形1区全体でリードを守りきった。
斎藤氏は、自民党が市長選、県議補選で連勝した天童市、二人三脚で戦った自民党の遠藤利明衆院議員の地盤、上山市で吉村氏の猛追を受ける。十分な差をつけられず、山形市で失った票を回復できなかった。
【山形2区】
吉村氏の苦戦が予想された米沢市は、投票率が前回比で12ポイントも伸びた。浮動票を取り込んだ吉村氏は、差を2000票以下の接戦に持ち込み、斎藤氏を支援する自民党県議7人が固める置賜地域の組織票に食い込んだ。
斎藤氏は、市長が強力に推す東根市で圧勝したが、吉村氏の出身地、西村山郡で水をあけられた。最終盤、大攻勢をかけた寒河江市も落とし、「有利」とされた2区で約1万1000票の差をつけるにとどまった。
【山形3区】
吉村氏は、地元有力企業を味方につけた酒田市で、斎藤氏に12ポイントの差をつけた。全面支援を受けた自民党の岸宏一参院議員の地盤、新庄・最上地域でも、切り崩しをかける斎藤氏を振り切った。
斎藤氏は、庄内、最上両地域で、自民党不信が根強い農業票を取り込めなかった。自民党の加藤紘一衆院議員の地元、鶴岡市では勝ったが、前回獲得した約3万7000票(合併前の町村を含む)に上積みができなかった。
2009年01月27日火曜日
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東北の知事「驚き」「変化求めた」 広域連携支障なし
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090127t71037.htm
山形県知事選で再選を目指した現職の斎藤弘氏(51)を新人の吉村美栄子氏(57)が破った選挙結果に26日、東北他県の知事から驚きの声が上がった。吉村氏の当選で東北の知事は、自民党系が青森、宮城の2人、民主党系が岩手、秋田、山形、福島の4人となったが、各県知事とも6県による広域連携への支障はないと見ている。
「現職知事を破るのは簡単でない。驚くような結果になった」。民主党籍を持つ達増拓也岩手県知事だが、民主党が支援した新人の逆転劇には目を疑った様子だ。
村井嘉浩宮城県知事も「驚きをもって受け止めた」と感想を述べた。斎藤氏とは若手知事らによる「5県知事会」のメンバーとして一緒に活動しており、「政策でも共鳴する部分があった。まじめに一生懸命取り組んでいた」と盟友の落選に悔しさもにじませた。
村井知事は「県民党」を掲げたはずの斎藤氏が、政権与党批判の矢面に立たされてしまったとの見方をめぐり、「知事選、政令市長選のクラスになると、本人が好むと好まざるとにかかわらず政党の色が出てくる」と政党との距離の置き方の難しさを口にした。
寺田典城秋田県知事は「自民党に逆風が吹いたのは確かだが、それだけで現職が負けたとは思えない」と語り「斎藤県政に変化、チェンジを求める有権者が多かったと見るべきだ」と分析した。
佐藤雄平福島県知事は吉村氏に「地方分権の進展や地方の発展のため、力を合わせて取り組んでいきたい」とエールを送り、三村申吾青森県知事は「『心の通う山形県政』の実現を目指して頑張ってほしい」とのコメントを発表した。
今後の広域連携の足並みについては「岩手や福島の知事とも良い関係を築いている。影響が出ることはない」(村井知事)など各知事とも冷静に見ている。
2009年01月27日火曜日
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有り難がって貼り付ける程のコメントでもない(いやまぁ俺が云えって云われたら巧く纏められないんでしょうけど…)けど静岡県民かぁ。歳もおないだ。頑張って欲しいですな〜。
「自民王国」が弱体化 東北大・河村和徳准教授
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090127t51032.htm
山形県知事選(25日投票)の結果が次期衆院選に及ぼす影響について、東北大大学院情報科学研究科の河村和徳准教授(政治学)に分析してもらった。
東北6県で最も盤石とされた「自民党王国」山形が崩れた。自民党系の現職斎藤弘氏(51)を、野党が支持する新人の吉村美栄子氏(57)が破り初当選した過程からは、次期衆院選の行方を示唆する現象が大きく2つ見て取れる。
一つは、導入から12年目が経過した小選挙区制の影響だ。中選挙区時代には地域の利益代表に撤して「地元のセンセイ」であり続けた自民党議員が小選挙区制導入以降、徐々に「党の代理人」となり、支持者から離反されやすくなった。自民党系候補の敗北は、自民党議員と地元との結びつきの弱体化が、ここまできたことを象徴している。東北全体に通じる現象といえるだろう。
二つ目は、候補者を擁立せず、吉村氏を支援した共産党の投票行動だ。開票結果を見ると、吉村氏と斎藤氏の票差は明らかに共産党の(基礎)票分ある。次期衆院選で小選挙区候補を大幅に絞り込む共産党の票が、自民対民主の勝敗を左右する可能性が大きいことを、明白に見てとれた。
国政で分裂の様相を呈する自民党だが、今回の山形県知事選でも一部の国会議員が吉村氏を支援した。国でも地方でも分裂し、ベクトルの定まっていない印象が有権者に焼き付けられ、「いっそ野党にやらせてみよう」という投票心理も大きく働いたのだろう。
東北は今、青森県を除いた全県で新幹線が開通し、全県民共通の「悲願」とするテーマが見いだせない時代となった。
斎藤氏は改革という共通項で訴えを図ったが、改革路線で生じた県内格差、生活格差によって、不満を持つ層が末端から吉村氏に流れる結果となった。「ポスト公共事業」の明確な共通項を打ち出せなければ、自民党王国の崩壊は東北全域に波及するだろう。
当選した吉村氏は「温かい県政」を打ち出し、斎藤氏と完全に対比させることに成功した。斎藤氏は財政再建を進める一方、目立った失政もなかっただけに、吉村氏の政策が確実に実現されなければ、有権者の期待は大きく裏切られる。次期衆院選で吉村氏がどう動くのかも、注視していかなければならない。(談)
<かわむら・かずのり>
1971年生まれ、静岡県出身。慶大大学院博士課程単位取得退学。金沢大助教授などを経て2004年から現職。
2009年01月27日火曜日
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>>187追加
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090127ddlk06010208000c.html
09知事選:山形市と長井市、開票作業で失態 /山形
◇山形市・投票総数10票多く確定/長井市・二重集計で投票率訂正
25日の知事選の開票作業でトラブルが相次いだ。山形市は投票の総数が投票者数よりも10票多く確定させ、長井市は不在者投票者数を二重集計して投票率などを訂正した。最終的な確定は26日午前1時半にずれこんだ。
山形市は市総合スポーツセンターで開票作業を行い、開票率が99・40%になった午後11時ごろに、投票総数が投票者数より9票多いことに気づいた。職員約90人が残り、数え直したところ、100票の束の一つが101票だったことが新たに分かり、投票者数との差は10票になった。結局、原因は分からず、県選管と協議し、原因不明のまま確定させた。
有効票が1票増えたことを開票所で発表しなかったり、確定の発表も30分以上後の午前2時過ぎになるなど、開票所で不手際も連発した。市選管は「想定外の出来事に不手際があった」と陳謝した。
また長井市では、ある投票所で不在者投票者数を二重に集計して16人多く報告した。投票総数と投票者数が一致しないため点検をした結果、誤りに気づいた。このため県選管が25日午後9時25分に発表した投票者数や棄権者数、投票率の同市分、県全体で誤った。県選管は同日午後11時5分、長井市の投票者数を1万6570人に、投票率を67・78%に訂正した。また県全体の投票者数も63万3351人に訂正した。県全体の投票率は65・51%で変わらなかった。【佐藤薫】
毎日新聞 2009年1月27日 地方版
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>>192【宮城】
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000901270005
県政界にも波紋 山形知事選
2009年01月27日
自民、民主両党の対立構図となった山形県知事選で、民主などが支援した新顔が自民が推す現職を破ったことで県政界にも波紋が広がった。麻生内閣の支持率低下が止まらないなか、周囲の岩手、秋田、山形、福島4県が民主系の知事に。総選挙後に知事選を控え、自民県議出身の村井嘉浩知事は「隣県のことで全く影響がないことはないと思うが、直接、影響が出てくるということもない」と言葉を濁した。(守真弓)
「結果は私も非常に驚きをもって受け止めました」
村井知事は26日の記者会見で、沈んだ表情を浮かべた。現職の斎藤弘氏とは、鳥取、徳島、佐賀3県の知事とともに「5県知事会」を結成するなど連携を深め、今回の知事選でも山形入りして応援演説を行っていた。
麻生政権や自民に対する逆風の強さが裏付けられたとの見方については「マスコミのみなさんはそういう評価ですが、吉村(美栄子)さんは自民党の国会議員や県議会議員の方も応援していた」と指摘。「みなさんが思っているほど政党の影響は出ていない」と分析した。
さらに、「岩手も福島も私が知事になってから代わられたが、非常にいい関係」と民主系知事との良好な関係をアピール。「選挙と行政運営とはある程度分けて考えざるをえない。(政党は)それほど関係ない」と説明した。
一方、自民県連の土井亨会長は「斎藤さんの財政再建路線について痛みを押しつけられたという印象が強かったのではないか」と斎藤氏個人の要因を強調。「反自民ということではない」と述べ、国政との関連を否定した。
これに対して、民主県連の岡崎トミ子代表は「国と県(の選挙)とは全く別ものという声も自民党から聞こえるが、実際は大いに関係ある」との見方を示した。具体的には「痛みを伴う小泉改革から麻生さんまでのやり方に対してのノーという気持ちの表れだ」と分析。民主の別の国会議員からは「県民の選択肢のために出すべきだ」と知事選への独自候補擁立論も出始めた。
また、共産党県委員会の中島康博委員長は「国の言いなりで県民の暮らしを切り捨てた、自民党型県政への審判が下された」と吉村氏勝利の意義を強調。社民党県連の菅野哲雄代表も「小泉構造改革以降、地方が本当に痛めつけられてきたことに対する反発ではないか」と語った。
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【秋田】
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000901270002
知事選、構図動くか
2009年01月27日
隣の山形県で25日にあった知事選は、民主党などが支援した新顔の吉村美栄子氏(57)が、自民党などが支援した現職の斎藤弘氏(51)を破って初当選した。麻生政権発足後、初めての与野党対決型の知事選としても注目された選挙。まだ対決の構図がはっきりしない4月の秋田県知事選にも、影響がありそうだ。
「『自民対非自民』と色づけされるような選挙にはしたくない」。現職が敗れた山形知事選から一夜明けた26日、自民党秋田県連の鈴木洋一幹事長は、4月の知事選についてこう話した。
この日、県議らを集めて開いた常任総務会でも、山形の結果が話題になり、不安視する声が相次いだという。23日に開いた候補者選びの検討会で、秋田高の同級生が擁立に動く文部科学事務次官の銭谷真美氏(59)や意欲を見せる秋田市長の佐竹敬久氏(61)らについて「1週間ほど動きを見守る」としていたが、期限を切らずに様子を見ることにした。
鈴木幹事長によるとこれまでに、県連に対し正式な支援要請はない。同党から働きかけもしないという。「政党が前に出るとうまくいかない。積極的に動けない」。
山形では公明は自主投票だった。公明党秋田県本部の田口聡代表は「自民への逆風だけが要因ではない。秋田知事選には候補が出そろった段階で(対応を)判断する」と話した。
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山形知事選で、民主党や社民党、連合山形などが推した新顔は、終盤で猛烈に追い上げて初当選を果たした。秋田でも「非自民の枠組み」は追い風となるのか。
民主党県連の寺田学代表は「地方と中央は違う、といくら言っても、やはり有権者は中央の構図を見てしまうのだろう」と分析。寺田代表は自民党などにも超党派での擁立を呼びかけた経緯があり、「連合秋田や社民党、それを広げて自民党にも一緒にやろうと呼びかけたいということに変わりない」とした。民主党県連は今月末、知事選について常任幹事会を開く。
民主党県連と社民党県連合、連合秋田の3者での候補者選びは、代表者レベルの会合を昨年11月に1度開いたきりだ。その中で連合秋田は今月、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(62)に立候補を要請。民主・社民両党との話し合いを経ておらず、工藤雅志会長は「政党の動きを待っていても何も動かない。一石を投じたかった」と説明する。
社民党連合の石田寛幹事長は「早く話し合いの場をもちたい」と話しており、山形知事選のような枠組みで結束できるか、まだ未知数だ。
共産党県委員会の米田吉正委員長は「国政レベルでの自民、公明の政治の行き詰まりへの批判や怒りが反映した」とみる。国民新党県支部の石川錬治郎代表は「山形は山形の事情がある。国政の影響はそれほどなかったのではないか」。
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知事選には、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明している。
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090127ddlk05010114000c.html
選挙:知事選 自民県連「慎重に見極め対応」 積極的な動きせず /秋田
自民党県連の鈴木洋一幹事長は26日、4月12日投開票の知事選について「期日は切らず、慎重に見極め対応する」と述べ、当面は党として積極的な働きかけはしないとの方針を示した。
県連の「秋田のニューリーダーを考える会」は、月内にも見極める方針を示していたが、同日の常任総務会で、秋田市長の佐竹敬久氏(61)が出馬に向け動きをみせていることに加え、山形知事選で自民党の大半が応援した現職の知事が敗れたことを受け、慎重な対応を求める声が強まったという。
今後は佐竹氏と、擁立運動がある文部科学事務次官の銭谷眞美氏(59)、擁立の動きがあるとされる小坂町長の川口博氏(61)の動向をみながら判断するという。
鈴木幹事長は「残念ながら自民単独での擁立は難しい状況。自民対民主で色付けされる選挙にはしたくない」と述べ、改めて民主党などとの共闘に前向きな姿勢を示した。
一方、この日、津谷永光県議(57)が提出した会長職の辞任届が承認され、鈴木幹事長が春の役員改選まで会長を代行し、県議会会派代表も引き継ぐことが決まった。【百武信幸】
毎日新聞 2009年1月27日 地方版
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/yamagata/090127/ymg0901270317000-n1.htm
【特報 追う】山形知事に吉村氏 “盤石”現職に落とし穴
2009.1.27 03:16
新人と現職の激しい一騎打ちとなった山形県知事選は、「チェンジ!山形」を掲げた新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)が、財政再建に辣腕(らつわん)を振るった現職の斎藤弘氏(51)を破った。なぜ斎藤氏に、わずか1期で「チェンジ」が突きつけられたのか。「現職」「若い改革派」「自民が支援」−と、盤石に見える要因に、落とし穴が潜んでいたようだ。(松本健吾、高山豊司)
25日夜、斎藤氏の事務所。午後10時半ごろ、テレビの前で開票速報を見守る支援者たちは、吉村氏の当確が伝えられると、「何っ」との声をあげ、一様にうなだれた。
斎藤氏は「まだ頭の整理ができないが、改革が性急すぎた面があったのかもしれない。すべては県民の判断。本当に力が至らなかった」と肩を落とした。
支援してきた遠藤利明衆院議員(自民)は、しばらく呆然(ぼうぜん)と中空を見つめていた。額から吹き出る大粒の汗。「斎藤氏がやってきたことは間違いではなかったはず。いけると思っていたのだが…」
斎藤氏に目立った失政はなく、事実、選挙戦では、自民の3衆院議員、県議の大半、全体の約7割の市町村長に、約350人の市町村議員が支援する強固な陣立てを取り付けた。しかし、実は、小川のように流れる幾つかの不安材料が重なり、濁流となって襲い掛かっていた。
一つは、「現職」であることが、県民の経済情勢への不満のはけ口の標的となったとする見方だ。今回の選挙では、有権者の関心は高く、投票率は65.51%で前回選の6.19ポイント増。浮動票が多い山形市では吉村氏に、約1万5000票を離された。
遠藤氏は「景気全体が低迷するなかで、山形にも『とにかく今の流れを変えたい』という意識があったのでは」と語る。
加藤紘一党元幹事長(自民)も「斎藤氏は現職でいわば県政の執行部。自民も国政の与党。与党体制に対する不満が重なってしまった」と指摘する。
県庁改革に大ナタを振るう「若き改革派」というイメージも、相手陣営の格好の批判の的になった。吉村氏は「斎藤県政は効率性優先で冷たい」と、財政再建の実績を逆手に取って批判。陣営の舟山康江参院議員(民主)も、小泉構造改革路線と斎藤県政を重ね、「弱者に痛みを押しつけた」「血も涙もない地域を壊す県政」と攻め続けた。
「国政色は出さない」と臨んだ選挙だったが、自民が支援したことで、組織力で票を固めた半面、国政の混乱に巻き込まれた。
自民議員らは、「郡部での農業票離れ」、「支持率が低下する自民への批判票」があったと漏らす。
加藤氏は「本来は国政と地方選挙は別なのだが、自民党というイメージをかぶったことで、次期衆院選の先触れとして票の2〜3%に影響したと思う。その点は、斎藤氏にはかわいそうだった」と語った。
出馬表明からたった2カ月、無名で政治経験のない吉村氏が「奇跡的勝利」(近藤洋介民主県連会長)を収めることができたのは、こうした流れをつかみ、「チェンジ!」や「冷たい県政」といったキーワードで、分かりやすく斎藤氏との対立軸を浮き上がらせた結果とも言える。
吉村氏は、「本当に信じられない。まずは、公約に掲げた景気、雇用対策をしっかりとやっていきたい」と抱負を語る。
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県庁改革と財政再建を断行した斎藤氏への「冷徹な改革者」との印象は、想像以上に有権者に広がっていた。「県政史上初めて県債残高(県の借金)を減らした」功績は決して小さくないが、肌で実感するのは難しい。その点、十分に伝えられないまま選挙戦を終えたのなら残念だ。斎藤氏の理路整然とした物言いと、すきを感じさせない立ち居振る舞いは、「あか抜けている」と評される半面、一般県民と壁を作る原因にも見えた。吉村氏の「冷たい県政」との批判に対し、ほかに県民の目先を変えられるような大きな成果を提示できなかったのも響いた。何かひとつ、「与えた」と主張できる実績が欲しかった。吉村氏には、この厳しい時期に県政のかじ取りを任せた県民の期待を裏切らないように力を発揮してほしい。(松本健吾)
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東北ブロックの民主の次の照準は宮城県知事選と仙台市長選だな。
斎藤は裏切った岸憎しで10年の参院選にでも出たらいいんではないか?
一生懸命改革やってて大した失政もない2期目を狙った現職が自民党と云うだけで落選するのは痛快である。結局自民党的利権構造の上でしか権力を揮えなかった愚を知るべきだ。
山形知事選、自民の「陰り」印象づけ 支持層やせ細る
http://www.asahi.com/politics/update/0126/TKY200901260239.html?ref=goo
2009年1月26日21時30分
25日投開票された山形県知事選は、新顔の吉村美栄子氏(57)が現職の斎藤弘氏(51)を破った。両氏とも正式に政党の推薦を受けなかったが、「保守王国・山形」で、自民党の小選挙区選出の3人の衆院議員が力を入れて支援した斎藤氏の敗北は、年内の総選挙を前に、同党の勢いの陰りを改めて印象づけた。
今回の選挙結果について、麻生内閣の低支持率など国政の問題にあまりに強く関連づけて受け止めるのは早計だ。斎藤氏の第一の敗因は、補助金カットなど、この4年間の県政が「冷たい」と県民に評価されなかった点にあるのは間違いない。
しかし、朝日新聞社が25日に県内60カ所で実施した出口調査結果を分析すると、自民党にとっての悲観材料が見えてくる。
4年前の知事選と比べ、出口調査回答者に占める自民支持層の割合は46%から40%にやせ細り、民主支持層は18%から26%に増えた。今回、自民の一部が吉村氏を支援したとはいえ、自民支持層のうち斎藤氏に投票したのは71%にとどまり、民主支持層は80%が吉村氏に投票。「支持層が薄くなり、まとまりの悪い自民」「支持層が厚くなり、まとまりのよい民主」という傾向が見て取れる。
最近の本社の全国世論調査でも、自民、民主の支持率は伯仲し、「比例区で投票する政党」は民主が自民を上回っている。今回の知事選で見られた自民の党勢の衰退は、山形にとどまらず各地で起きているのだろう。
河村官房長官は26日、今回の結果について、「自民党の大方の議員が一生懸命応援された結果だから、自民党の国会議員として残念に思う」と率直に語った。一地方選とはいえ、麻生首相に解散をためらわせる材料がまたひとつ増えたとは言えそうだ。(編集委員・峰久和哲)
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佐竹秋田市長が出馬へ 知事選「腹は固まった」
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、秋田市の佐竹敬久市長(61)が出馬する意向を固めたことが27日、分かった。31日に開く後援会の緊急役員会で了承を得た上で、2月中旬までに正式表明する。(24面に関連記事)
佐竹氏は河北新報社の取材に対し、「わたしの腹は(出馬で)固まっている。やる気がなければ後援会の役員を集めたりはしない。市長としての経験を県政に生かしたい」と語った。無所属で出馬するとみられる。
知事選にはこれまで、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明。秋田市出身の文部科学事務次官銭谷真美氏(59)も出馬に前向きな姿勢を示している。現職で3期目の寺田典城氏(68)は不出馬の意向を固めている。
佐竹氏は仙北市角館町出身。東北大卒。1972年に秋田県庁入りし、地方課長、総務部次長などを歴任した。2001年の秋田市長選で初当選し、現在2期目。07年から全国市長会長を務める。旧秋田藩主佐竹家の分家、佐竹北家の第21代当主に当たる。
総務部次長だった1997年、県庁の食糧費問題で佐々木喜久治前知事が引責辞任したことに伴う出直し知事選に、自民党の推薦を受けて立候補したが、落選した。
秋田市長の任期は7月までで、佐竹氏の知事選出馬により、市長選は前倒しで実施される。
2009年01月28日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090128t41044.htm
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銭谷氏、出馬に前向き 秋田県知事選
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、文部科学省事務次官の銭谷真美氏(59)=秋田市出身=が、出馬に前向きな姿勢を見せていることが27日、分かった。
関係者によると、出馬要請した秋田高の同級生グループが26日、銭谷氏に電話で「われわれの望むようなこと(出馬すること)に決めたということか」と意思確認したところ、「そう思っていただいて構わない」と明確に答えたという。
同級生グループは1月4日、秋田市に帰郷した銭谷氏に出馬を要請し、熱心に口説いていた。銭谷氏は2月7日に再び秋田市入りし、同級生らと会うことにしており、出馬について具体的に協議するとみられる。
銭谷氏は東北大卒。1973年に旧文部省へ入省。生涯学習政策局長、初等中等教育局長などを経て、2007年7月から文部科学事務次官。
自民党県連は昨年、県選出の党国会議員を通じて出馬を打診したが、銭谷氏は出馬しない意向を明らかにし、同党が擁立を断念した経緯がある。
銭谷氏は27日夜、河北新報社の取材に対し、「古里への思いはあるが、それ以上でも以下でもない。今は次官職に全力を尽くすだけだ」と答えた。
2009年01月28日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090128t41032.htm
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ちょっとしたインパクトだ。
それにしてもココすげえ→市議会には自民党系議員がおらず
小沢氏おひざ元・奥州で波乱 給付金撤回意見否決
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090128t31037.htm
岩手県奥州市議会は27日の臨時会で、国の第二次補正予算に盛り込まれている定額給付金の撤回を求める意見書を反対多数で否決した。小沢一郎民主党代表の地元で、同党系議員が大半を占めるものの、賛成者は半数に届かなかった。
意見書は一部の民主党系議員が賛同者に名前を連ね、共産党議員が提出した。「所得制限をめぐり方針が二転三転し、支給方法も市町村に丸投げしている」などと政府を批判する内容だった。
採決は賛成14、反対19。賛成者の内訳は共産5人、民主党系ら9人。市議会には自民党系議員がおらず、「可決される」(共産党議員)との見方も出たが、残りの民主党議員が公明党議員とともに反対した。
反対に回った民主党系議員は党本部と異なる対応となったことに「趣旨には賛成だが、市議会レベルの意見書提出に疑問を感じた」と複雑な表情で話した。
2009年01月28日水曜日
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>>192>>194-195>>197>>199-200
麻生の>>190もそうだけど自公陣営の醜い言い訳は見苦しくて不快であるな。
東北の与野党、対立先鋭化 山形県知事に吉村氏
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090127t51036.htm
山形県知事選の衝撃波は一夜明けた26日、東北政界に広がった。支援した現職の落選を「山形固有の政治事情」と矮小(わいしょう)化させたい与党。野党連合の勝利で政権交代に向けて勢いづく野党。今年中に行われる衆院選をにらんで与野党対立の構図が先鋭化した。
自民党青森県連の山内和夫幹事長は「知事選は地域特有の事情が影響する。結果が政局や衆院選に影響するとは思えない」と総括した。秋田県連の鈴木洋一幹事長も「単純に自民対非自民の構図とは言い切れない」と強がったが、「それでも自民党の大半が現職を支援し、敗れたのは情けないし、悔しい」と本音も漏らした。
最終盤で現職支援にかじを切った公明党。宮城県本部の石橋信勝代表は「一部自民党国会議員が新人陣営に回り、保守分裂となった。山形特有の政治状況が響いた結果で、国政の与野党対決の図式は当てはまらない」と分析した。
知事交代劇を演出した野党は沸いた。小沢一郎民主党代表の地元、党岩手県連の佐々木順一幹事長は「保守の牙城にくさびを打ち込んだ意義は大きい。選挙を通じて民主党への期待が高まった」と歓迎した。
党福島県連の中村秀樹幹事長は「自民から民主へという大きな流れが確認できた」と自信を膨らませた。ただ同時に「これで総選挙はまた遠のいてしまった」との見方も示した。
選挙戦では民主、共産、社民の野党勢力が結集した。共産党宮城県委員会の中島康博委員長は「自公両党が支援する候補者に対する戦術として、かなりの威力を発揮する」と野党共闘に手応えを感じた。
社民党宮城県連の岸田清実幹事長は「斎藤弘知事がなぞった自公の『改革』路線は結果的に失政だったことが証明された」と言い切った。
◎「敗因は麻生内閣」/自民・加藤氏
自民党の加藤紘一元幹事長(衆院山形3区)は26日、山形県知事選で支援した現職の敗因に関し、麻生内閣の支持率低迷が大きく影響したとの見方を示した。支援の中心となっていただけに「責任転嫁」との指摘も出そうだ。国会内で記者団の質問に答えた。
加藤氏は「民主党の小沢一郎代表が山形に入り、自民党と民主党の印象の違いが影響した」と述べた。
一方で「民主党はばらまき路線で、ばらまきは選挙に強いという証左になった」と強調。「現職は本気で改革をして選挙に落ちた。正しいことを言うと票が入らない。日本政治の困難さが表れた」と分析した。
◎野党共闘に手応え/民主・小沢代表
民主党の小沢一郎代表は26日、富山市で記者会見し、山形県知事選で同党などが支援した新人が自民党の大半が応援した現職を破ったことに関し「野党が力を合わせれば勝利を得られるという確信を持ったことが一番大きい」と述べ、次期衆院選での野党共闘に弾みがつくと強調した。
また「最も強いと言われる2期目を目指す現職に無名の新人が勝った。現在の自民、公明両党の政治に対する国民の批判が非常に強いことの表れだ」と指摘した。
小沢氏は選挙戦終盤の23日に現地入りし、新人陣営を激励した。
2009年01月27日火曜日
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予算、機構…路線は? 山形県職員戦々恐々
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090128t51038.htm
激戦となった山形県知事選で現職の斎藤弘氏(51)を破り、初当選した行政書士の吉村美栄子氏(57)が、斎藤県政からどの程度の路線変更をするのか、県職員がやきもきしている。県議会2月定例会に向け、2009年度の予算編成や機構改革作業は詰めの段階を迎えており、「大幅な修正が必要だと、今までの作業が徒労に終わりかねない」と戦々恐々のようだ。
山形県政史上、知事が一期で交代するのは初めて。斎藤氏が当時の現職を破った4年前は、当初予算案が骨格予算となり、政策的経費は6月補正予算に計上された。
斎藤氏は26日、県庁で行われた部長会であいさつし、「新知事の下でも事業が円滑に進むように、しっかりと支えてほしい」と伝えた。
09年度予算編成については、昨年12月、各部局の概算要求が県議会12月定例会にも示された。既に総務部長による調整を終え、今週中に知事協議(査定)に入り、2月上旬に当初予算案を決定する予定だった。国の補正予算成立をにらみながら景気・雇用対策を盛り込んだ補正予算案の検討作業も同時に進む。
ところが、知事の交代が決まって予算編成作業は事実上ストップした状態。吉村氏は2月16日に初登庁する予定だが、県総務部は少しでも早く吉村氏と予算編成の調整に入りたい意向だ。
今回も骨格予算を編成する見込みだが、吉村氏が多額の支出が必要となる景気・雇用対策に重点を置く方針だけに、財政課は「継続できる事業も多いはず」と期待する。
機構改革も予算編成と並行して進められ、最終段階を迎えている。吉村氏は、出生率回復のため、子育てに関する事業を総合的に進める「子ども政策室」の設置を公約に掲げた。「時期や部局によっては、県庁の組織図が大きく変わる可能性がある」と人事課はみる。
副知事の去就にも注目が集まる。吉村氏が「副知事2人制廃止」を掲げたこともあり、日野雅夫副知事が辞任する意向を固めたほか、荒木由季子副知事も関係者との協議に入った。荒木氏は出身の経済産業省との調整が必要だが、昨年7月に就任したばかり。同省に復帰する場合、「国が怒って、補助金などに影響しないか」と心配する声も出ている。
雇用創出1万人プランや、農林水産予算の150億円増額など、吉村氏が公約に掲げた政策をどう具体化させるのか。各部局が頭を痛める一方で、斎藤氏の肝いりで始めたプロジェクトの行方にも、担当者は気をもむ。
独自認定制度「山形セレクション」は知名度が上向き始めており、農林水産部のある担当者は「知事が変わったら、事業が終わるなんてことはないですね、と農家の人たちに以前からクギを刺されている。新知事にも必要性や経過を丁寧に説明したい」と話している。
2009年01月28日水曜日
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ここにも知事選余波 吉村氏「公舎に住まない」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090128t51039.htm
山形県知事選で初当選し、来月中旬から新知事として県政を担う吉村美栄子氏が27日までに、知事公舎には住まない意向を固め、山形市松見町にある知事公舎と棟続きの知事公館の活用法が県政の課題に急浮上した。
吉村氏は当選から一夜明けた26日朝、「自宅があるので、ここを拠点にして、公舎には住まない。県の厳しい財政状況を考えると、何らかの活用が必要だ」と記者団に語った。公舎は、誰も住まない場合には遊休資産になるため、県は活用法を検討する必要が生じる。吉村氏が自宅に住む場合は、新たな警備体制の構築も求められる。
知事公舎は1988年、公館は93年に建築され、敷地面積は約2900平方メートル。いずれも平屋で、延べ床面積は公舎が273平方メートル、公館が357平方メートル。建設費は合わせて3億2300万円だった。
公舎は築20年と老朽化が進み、借家などとして活用するのは難しい状況。公館は叙勲伝達や表彰、各種会議などに利用することを目的に建設されたが、広さが中途半端なこともあり、斎藤知事時代はほとんど使われなかった。山形市内の不動産業者によると、最近の地価動向から考えると、公舎・公館の敷地の売却価格は2億2000万円から2億6000万円程度になりそうだという。
2009年01月28日水曜日
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090128ddlk05010014000c.html
選挙:知事選 本音は「勝てる側に」 告示まで2カ月 動き鈍い自民、民主 /秋田
次期知事選は、3月26日の告示まであと2カ月を切った。寺田典城知事が引退する見通しのなか、立候補を正式表明しているのは前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)だけだが、秋田市長の佐竹敬久氏(61)が近く出馬表明する予定で、連合秋田や複数の有志グループは別の候補者擁立の動きを見せる。一方で自民、民主両党の動きは鈍く、「とにかく勝てる側に」との本音も。政策論議が深まらないまま、党利党略に縛られた様子見が続く。【馬場直子】
「一番の判断基準は、乗った候補が勝てるかだ」。26日、秋田市で開かれた自民党県連の常任幹事会の後で、鈴木洋一幹事長はこう打ち明けた。
この日の幹事会では知事選について、まずは立候補予定者の動向を見守り、出そろった段階で改めて対応を決めることを確認した。佐竹氏に加え、高校の同期生らが擁立運動をする文部科学省事務次官の銭谷眞美氏(59)と、一部に擁立の動きがあるとされる小坂町長の川口博氏(61)が話題に上がったという。
同党県連の幹部は08年4月に「いい人材がいるなら、他党との相乗りも構わない」と発言。出馬を打診した読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏(62)についても超党派の候補として期待していたが、当の橋本氏が同年12月に不出馬を表明した。
さらに25日の山形県知事選で、民主党などの支援を受けた新人候補が当選。鈴木幹事長は「非常に残念だが、自民単独の推薦はなかなか難しい」とこぼす。
◆ ◆
民主党県連も、基本的には超党派の候補が望ましいとの立場だ。だが橋本氏については、打診段階で(自民党の)色が付いたとの意見もあり、共闘は困難との見解が示された。「マスコミが知事に向いているのか」「自民党寄りのコメントをする」と素質や政策面での問題を指摘する意見もあったという。
ただ幹事会メンバーの一人は「橋本氏の素質うんぬんよりも、好き嫌いで決まってしまった面はある」と打ち明ける。さらに民主・社民党県連の支援組織である連合秋田が橋本氏に出馬要請をする“ねじれ現象”も起き、民主党県連の高松和夫代表代行は「まず非自民の枠でまとまらなければ、自民と協力して候補者を立てるのも難しい」と漏らす。
◆ ◆
他県では、党と候補者間に「政策の違いがある」として、推薦を取り消したケースもある。3月29日に次期知事選の投開票がある千葉県。民主党県連は今月16日、18項目の政策協定を結んでいた関西大学教授の白石真澄氏の推薦を取り消した。
白石氏のマニフェストには協定のうちわずか3項目しか盛り込まれず、15項目は反映されなかった。同党県連の長浜博行代表は取り消しの理由を「白石氏と政策協定の認識に食い違いがあった」と説明する。
一方の秋田では今後の県政のあり方よりまず、「勝てる候補か」「好きか嫌いか」−−といった判断基準が聞こえてくる。「候補者選びには感情的なところが多々ある。知事選だけじゃなく、どんな選挙でも。有権者の物差しも人柄や印象だ」と開き直るベテラン県議も。選挙を変えるには、県民の意識も問われそうだ。
毎日新聞 2009年1月28日 地方版
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>>97
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090128ddlk02040033000c.html
物損事故:東北町長選に出馬表明の斗賀県議、町施設の一部を破損 /青森
4月の東北町長選に立候補を表明している斗賀寿一県議(64)が、町施設の一部を破損する物損事故を起こしていたことが27日、明らかになった。
町によると、斗賀県議は19日午後5時半ごろ、同町上野の町上北水系浄水場管理センターの駐車場で乗用車をバックさせた際、玄関の車いす用スロープに衝突。スロープの土台にひびが入り、手すりが折れるなどした。音に気づいた町職員が被害を発見した時には、車は立ち去った後で、町は同日、七戸署に被害届を出していた。斗賀県議は同署からの連絡を受け、23日に町に事故を報告した。
斗賀県議は「壊れているとは思わず、そのまま行ってしまった。その場で被害を確認し、すぐに報告すればよかった。報告が遅れて迷惑をかけた」と話している。【喜浦遊】
毎日新聞 2009年1月28日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1232981180177_02/news/20090126-OYT8T01141.htm?from=os4
共産含む「超党派」で逆転
「知事選のことで話がしたい」――。民主党県連副会長の和嶋未希県議の携帯電話が鳴ったのは、昨年11月上旬。相手は国政で対抗する自民党の阿部賢一県会副議長。予期せぬ申し出だった。山形市の料理屋に県民ク、自民、県政・公明クの3会派9人が一堂に会すると、少し遅れて席に着いたのは、吉村だった。
公約や政策の話はなかったが「反斎藤」で一致し、支援を決めた。「超党派」の戦いはここがスタートとなった。
吉村擁立に水面下で動いていたのは、連合山形(安達忠一会長)。知的障害者のスポーツ大会で皇族のエスコートを務めるなど吉村の奮闘を聞いた安達は7月末から3か月以上かけて、「党派を超えて支援できる人はあなたしかいない」と口説き落とした。6、7人候補に挙がったが、「吉村以上の人物はいなかった」という。
出馬表明は、告示約40日前の11月28日。知名度不足が懸念されたが、安達は「あのタイミングしかない」と言い切る。2日前に自民党会派の大半が現職支援を明確にしたばかり。超党派を際立たせる好機と見た。会派の枠を超えて県議OB約30人が支援し、自民党の岸宏一参院議員も支援を表明した。
ただ、「もう一手」必要だった。吉村の支援組織は2つのルートで共産党県委員会(後藤太刀味委員長)に協力を求めた。共産関係者と吉村は6時間近く協議し、合意点を見いだした。「共産党色」を抑えるため、後藤は「吉村との距離に気を使った。こんな選挙は初めて」と明かす。
共産は前面に出ないように工夫。党集会に吉村が出席することはなく、独自に選対本部を設置して「後方支援」に徹した。社民党県連の広谷五郎左ェ門代表は「連合はうまくパイプ役を務め、幅広い連携を築いてくれた。共産は相当な配慮をしてくれた」とたたえる。
吉村は約1万700票差で制した。だが、共産が独自候補で戦った前回選と同じ展開になれば、3万票の行方が変わっていたかもしれない。共産を含めた超党派の結成が「逆転勝利」に不可欠だった。(敬称略)
(2009年1月27日 読売新聞)
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>>207
>一部に擁立の動きがあるとされる小坂町長の川口博氏(61)
なかなかのやり手なんすかね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070723570/547-548
【特報 追う】秋田・小坂町の挑戦(上)先端技術でレアメタル“発掘”
【特報 追う】秋田・小坂町の挑戦(下)レアメタル PC、携帯…資源再生先陣
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/85
十和田湖県境が確定 137年経て完全決着
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秋田県知事選告示まで2ヵ月 銭谷氏らの動向注目
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)は、秋田市長の佐竹敬久氏(61)が出馬の意思を固めたことで、大きく動き始めた。自民、民主両党の候補者擁立は手詰まり状態だが、県民有志らによる擁立の動きが活発化している。告示まで2カ月を切り、候補者はさらに増えるのか。出馬が取りざたされる3人の動向に注目が集まっている。(秋田県知事選取材班)
これまでに立候補を表明しているのは、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)。3期目の現職寺田典城氏(68)は不出馬の意向を固めており、佐竹氏の出馬で、12年ぶりに新人同士が争う知事選となる見通しだ。
佐竹氏は28日、市議会各会派の会長に出馬の意思を伝えた。報道陣には「どなたが(知事選に)出ようとも、出馬の考えがぐらつくことはない」と語り、31日の後援会緊急役員会で了承を得て、立候補を表明する考えを明らかにした。
ほかに、出馬が取りざたされるのは、秋田市出身で文部科学事務次官の銭谷真美氏(59)、小坂町長の川口博氏(61)。三種町出身で読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(62)の名前も消えない。
◆一転前向きに
3氏のうち、最も意欲的とみられるのは銭谷氏だ。昨年、自民党の打診には不出馬の意向を示したが、今月4日に出馬要請した秋田高の同級生グループには、「そう(出馬すると)思ってもらっていい」と一転して前向きな姿勢を伝えた。
政党や団体の関係者とも頻繁に接触し、支援が得られる可能性などを模索している。ただ、銭谷氏は現役の中央官僚トップだけに、通常国会開会中の重要な時期に辞職できるかが焦点となる。
◆元農相後押し
川口氏は、農相などを務めた無所属の野呂田芳成衆院議員(79)=秋田2区=らに推されている。取材に対し、「日本一の町長になろうと頑張ってきた。任期はあと1年ある」としながらも、「県の存在が遠いとは思わない」と語り、知事選出馬の可能性を否定してはいない。
橋本氏は昨年12月、自民党の打診に不出馬の意向を伝えたが、「今の状況では」と前置きしたことなどから、今年に入って橋本氏に翻意を求める動きが出てきた。
◆有志再考促す
出身地・三種町の住民らは「有志の会」を設立し、橋本氏に再考を促そうと活動を始めた。今月21日には連合秋田が出馬を要請。工藤雅志会長は「難しい状況だろうが、可能性はゼロではない」と期待を寄せる。
自民党は銭谷氏と橋本氏に出馬を断られ、独自候補の擁立が困難になった。民主党も「超党派による擁立」の呼び掛けが不発に終わり、方針転換を余儀なくされている。
自民党が支援する現職候補が落選した山形県知事選の衝撃から、自民党内では主戦論が急速にしぼみ、様子見ムードが漂う。反対に、民主党内では独自候補擁立論が再燃。出馬が取りざたされる3氏のいずれかに、急接近する可能性が大きくなってきた。
共産党は、支持団体と擁立の母体組織を設立する方針で、2月中旬に準備会を発足させる。
2009年01月29日木曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090129t41027.htm
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090129ddlk06010122000c.html
09知事選:変針の波紋/3 遠藤・自民県連会長 /山形
◇1区だけ票減らす−−衆院選前哨戦で痛手
敗戦が伝えられた25日夜、山形市の斎藤弘氏の選挙事務所に重い空気が流れた。支援県議らが口を真一文字に沈黙する中、肩を落とし、ひときわ悲壮感を発していたのは遠藤利明・自民県連会長。腕を組み畳に腰を下ろしたまま、しばらく視線を上げられなかった。
衆院3選挙区を独占する自民だが、07年参院選での大敗以降、度重なる首相の政権投げ出しで批判が強まるばかり。3区で存在感を維持する加藤紘一氏、2区で引退表明した遠藤武彦氏はともかく、1区の遠藤会長にとり、知事選は逆風下で戦わねばならない次期衆院選の前哨戦という重要な意味を持っていた。
手応えがないわけではなかった。昨年12月21日の天童市長選で、自身が支援する山本信治氏が勝利。翌22日夜に山形市で開かれた斎藤氏の決起集会では、2000人を超す支援者の前で「幸先の良いスタートが切れた」と笑顔を見せた。
だが、大票田の山形市では財政再建のため予算を大幅に減らした斎藤氏に建設業者などが猛反発。支援者から「知事を応援するなら、次の選挙では遠藤さんを応援できない」という声がくすぶった。
それでも、走り始めた以上は全力で臨むしかなかった。個人演説会や街頭演説では斎藤氏と並んでマイクを握り、「県政は斎藤さん。国政では私が頑張る」と二人三脚を強調。後援会をフル稼働し、最後まで一蓮托生の戦いを続けた。
結果はどうなったか。前回に比べ1区で得票数を増やしたのは市長選勝利で勢いづく天童市だけ。残る2市2町は軒並み得票数を減らし、特に前回は現職候補を1万6000票上回った大票田・山形市では、逆に1万4000票差をつけられた。2、3区は前回より票を伸ばしており、1区が最大の敗因という厳しい現実が残った。
25日夜、ひょうひょうとした様子で敗戦の原因を分析する加藤氏の傍らで、遠藤会長の言葉に力はなかった。衆院選への影響についての質問にも「ないとは言えない」と答えるのがやっとだった。
天童市長選をホップ、知事選をステップとし、次期衆院選でジャンプする−−。そんな青写真は崩れ、遠藤会長は大きな痛手を負った。【大久保渉】=つづく
毎日新聞 2009年1月29日 地方版
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090129ddlk05010004000c.html
選挙:知事選 民主、対決路線も 山形の新人当選が影響 /秋田
4月12日投開票の次期知事選で、民主党県連が自民党県連との相乗り志向から対決型にかじを切る可能性が高まっている。山形県知事選で、民主党が支援した新人候補が当選したことや、知事選が総選挙の“前哨戦”とも位置付けられるからだ。また、文部科学省事務次官の銭谷眞美氏(59)も出馬に意欲を見せており、知事選候補者選びは混とんとしてきた。
25日投開票の山形県知事選では、民主党など野党が支援した新人候補の吉村美栄子氏(57)が初当選した。民主党県連の高松和夫代表代行は秋田県知事選について「基本的には超党派の候補が望ましい」と話す。だが「総選挙が4月下旬にあれば、次期知事選が前哨戦になる」と指摘。「単独候補のほうが明快で、県民の賛同も得やすいだろう」と山形の勢いを秋田にもつなげたい考えだ。
ただ、07年の参院選などで同党と共闘した連合秋田の工藤雅志会長は吉村氏が当選した背景に「自民党選出の参院議員が吉村氏の支援に回るなど、現職候補への批判が強かった」と指摘。非自民の独自候補擁立が、必ずしも秋田・民主党の追い風になるとは考えにくいとの見方を示した。
一方、自民党県連は、出馬に意欲を見せる秋田市長の佐竹敬久氏(61)や高校の同期生に出馬の意欲を示したとされる銭谷氏らの動向を見定め、候補者が出そろった段階で県連の対応を決める。
これまで野党との相乗りにも肯定的な姿勢を見せていたが、鈴木洋一幹事長は「山形県知事選の結果から、民主党が自民と手を組むなという話になりかねない」と話す。
山形県知事選の結果が、自民党と民主党など野党との共闘に“黄信号”をともらせている。【馬場直子】
毎日新聞 2009年1月29日 地方版
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佐竹市長[知事選]知事選最終決断 市議会各会派に意向伝える
http://www13.plala.or.jp/news21/shimen/0130_top.html
秋田県知事選の告示(3月26日)が2ヵ月後に迫った。寺田典城氏が今任期限りで引退する意向をようやく明らかにする中、前羽後町長・佐藤正一郎氏に続き、現秋田市長・佐竹敬久氏も出馬を表明することがほぼ確実となった。両氏はともに自民の支援を受けて寺田氏と戦い、敗れたという苦い経験を持つ。また、民間からの打診を受ける文科省事務次官・銭谷眞美氏も出馬に前向きという。一方、なかなか定まらないのは各党の対応だ。いち早く候補者の選考をスタートさせた自民は、読売新聞特別編集委員・橋本五郎氏の擁立を断念。候補者選考会を再開させたが、次なる人材の絞り込みには至っていない。また、民主・社民・連合など非自民グループの動きも、有権者の目には見えない状態。さらに、前回は独自候補を立てた共産も、次の知事選への対応については明らかにしていない。選挙戦突入まで60日を切り、短期決戦となる可能性は次第に高まっている。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/3351-3352
民主党秋田県連幹事長(2区から無理やり?出馬予定だった)高松市のブログより
比較的、自民党色のない川口博町長を
>野呂田芳成代議士が強く後押ししているもので、県北の自民党県議の皆さんはこれに従うつもりはあまりないようです。
と。推す気はないんですかね。
http://kazuo-takamatsu.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b603.html
2009/01/24
見えてきた知事選の構図
今月22日、寺田典城知事と県政記者クラブの懇親会がありました。その席上、寺田知事は4選出馬はしないと明言したそうです。私のところにも、寺田知事が今任期限りで引退するつもりでいることは、その周辺から伝わっておりました。となれば、既に出馬を表明している佐藤正一郎氏(前羽後町長)以外の候補者は、文部科学省の事務次官である銭谷眞美氏、秋田市の佐竹敬久市長あたりに絞られてくるのではないでしょうか。
小坂町の川口博町長の出馬を予測する声もありましたが、これは引退を表明している野呂田芳成代議士が強く後押ししているもので、県北の自民党県議の皆さんはこれに従うつもりはあまりないようです。したがって、川口町長が知事選に立つ可能性はまもなく消えると見ております。となれば、佐藤氏の対抗馬は銭谷氏か佐竹氏、あるいはその両方となる公算が高くなると思います(さらに、共産党系の候補者が出てくることも想定されます)。
銭谷氏のほうは秋田高校の同期生が活発に動いており、水面下での工作も行われていると言います。これが実るかどうかが注目されるでしょう。佐竹市長については、今月28日に市議会各会派の代表者に出馬の意思を伝える見通しで、同31日には後援会幹部を集めて出馬の方針を明らかにし、協力を要請する予定だとされています。ただ、どちらにしても政党からのお墨付き(推薦など)を頂くのはまだ先の話です。特に佐竹市長については事実上、根回しをしないで見切り発車の形になると考えられます。
佐竹氏は「自分が出馬の意思を明らかにすれば、雪崩現象を起こしたように各政党や諸団体が支援を表明する」と踏んでいるのかもしれません。また、銭谷氏については短時間の間に出馬の意思を固め、それから政党や諸団体の支援を得なくてはなりません。官僚のトップ、事務次官まで上り詰めた銭谷氏がその職を投げ打って知事選に立つというのはよほどの決意が必要です。いずれ、どちらか先に手を挙げたほうが有利に戦いを進めることができるのは言うまでもありません。
もし佐竹氏が先に出馬を表明すれば、銭谷氏が諦めることもあり得る情勢です。逆に銭谷氏が先に手を挙げたら、佐竹氏にとっては出馬しにくい状況となるでしょう。今のところ、自民党はこの2人のうちどちらを推すべきかで悩み、結論を先送りにしているようです。さらに民主党の動向を気にしているようにも見えます。今回の知事選では、追い風を受ける民主党がどの候補者を支援するか―が非常に大きなポイントとなっていることだけは間違いないからです。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000901290001
距離を保ち支援 共産票が存在感
2009年01月29日
∞次期衆院選へ手ごたえ
25日夜、吉村美栄子氏(57)の事務所に共産党県委員会の本間和也書記長の姿があった。約50年ぶりに独自候補の擁立を見送った共産は、保守系の強いアレルギーから吉村陣営で鬼っ子扱いされながら、存在感を示した。斎藤弘氏との票差は1万余。県内3万といわれる共産票がなければ、勝利はなかったと吉村陣営も認める。本間書記長は「それはもうどなたも認めることじゃないですか。どんな立場の方でも」と自負をのぞかせた。
◇
共産は昨年12月、「独自候補擁立」の原則から一転「吉村支持」を表明した。「反斎藤票」の一部が共産系候補に流れることを恐れた吉村陣営にとって、共産の「転向」は何よりの助けになるはずだった。だが、陣営内の保守層から猛烈な反発が起きた。
同月9日、吉村氏を支援する県議の会の設立会見で、共産県議へも参加を呼びかけるかと問われた阿部賢一県議(自民)は「そういう意思はありません」と反発。別の県議は、同月13日、山形市で開いた決起集会に共産の笹山一夫県議が出席すると「来たのは寝耳に水だった。自分が受付だったら帰ってもらっていたかもしれない」と怒りをにじませた。一度は吉村氏についた青柳信雄県議(自民)も「共産の支援表明」を理由に離れていった。
吉村陣営は、共産がこれまでの「独自候補擁立」の原則を曲げてまで、支援に回った重みには感謝しつつも「共産党が候補者を出さないことが最大の支援だ」(陣営幹部)と表だった支援に迷惑そうだった。
12月下旬、共産系の「明るい県政をつくる会」は、吉村氏支援の決起集会を開いた。だが、出席を求められた同氏は、共産色がつくことを懸念して固辞した。「つくる会」も吉村氏が今後「他の政党や政治団体が主催する集会には出席しない」との約束を取り付け、渋々引き下がった。
だが、約束はあっさり反古(ほ・ご)にされた。吉村氏は今月3日、民主の鹿野道彦前衆院議員の新年会に出席。選挙戦終盤の23日には、民主の小沢代表が選挙事務所を訪れるなど徐々に政党色を前面に出してきた。つくる会側は「話が違う。こちらの集会にも出席すべきだ」と申し入れたが、聞き入れられなかった。共産県委員会幹部は「超党派でやっているのなら、気持ちよく戦える配慮が欲しい」と不快感をあらわにした。
一方、斎藤陣営は、共産が表に出てきたことで、にわかに勢いづいた。陣営内では「共産がつくんなら、と斎藤につくというも人いる」「劣勢だったが、共産がついて流れが変わった」とみる向きが強まった。
特に共産アレルギーの強い経済界や公明支持層が「吉村離れする」として「共産票は3万あるとしても、逆に6万票逃げるよ」と話す陣営幹部もいた。だが、朝日新聞の出口調査で、斎藤氏に投票した人のうち政党を基準に判断したのは約10%。実際はあまり影響はなかったようだ。
ぎくしゃくした関係で走り抜けた選挙だったが、結果は、共産にとって願ってもない形になった。朝日新聞の出口調査で、共産支持層の約86%が吉村氏に投票したと答えている。県内3万票と計算して約2万6千票に当たる。これがなければ、結果は逆になったかもしれない。
吉村陣営幹部も「共産との距離のとりかたは苦労した。事務局内でも、別組織なんだから、連携はとる必要がない、という考えが大きな見方だった」と振り返る一方で「共産の票が無かったら勝てなかったのは事実」と認める。高橋和雄前知事は、本間書記長に「共産も大人になったね」と声をかけたという。
「つくる会」の一人は「いい選挙ができた。吉村陣営との距離の置き方に気をつかった選挙だった。近すぎてもよくない。抜群の距離感だった」と振り返る。次期衆院選に向け、他党の議員や支持者が寄り合う吉村陣営に近すぎると「支持者に説明がつかない」という考えからだ。「国会でも野党の中でどう立ち振る舞うかのモデルケースにもなったはずだ」と胸を張る。
深刻な不況の影響もあって今月の入党者は10人を超えたといい、思ったより県民にアレルギーが強くないことも分かった。共産にとって得るものの大きい選挙だった。次期衆院選で県内の比例票5万獲得という目標へ「間違いなく勢いづく」と本間書記長は話している。(高田正幸)
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http://www.asahi.com/politics/update/0129/TKY200901290338.html
銭谷は立候補しないようです。
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あざっ〜すヽ(´ー`)/
こうなると佐竹へ一本化の流れですかねぇ
小坂町長もよさげではありますが。。
文科省の銭谷事務次官、立候補せず 秋田県知事選
http://www.asahi.com/politics/update/0129/TKY200901290338.html
2009年1月29日23時0分
4月に行われる秋田知事選への立候補に前向きな姿勢を示していた文部科学省の銭谷真美事務次官(59)は29日までに、立候補しないことを決めた。朝日新聞の取材に、「事務次官の仕事をしっかりやっていくのが私の責任だ。(次官を)辞めることは考えられない」と話した。
知事選をめぐっては、銭谷氏の出身校である県立秋田高校の同級生らが立候補を促していた。同級生にも29日、断念の意向を伝えたという。
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090130ddlk06010141000c.html
09知事選:変針の波紋/4 近藤・民主県連会長 /山形
◇後援者意識? 動き鈍く−−2区だけ、斎藤氏に負け
勝利に沸く25日夜の吉村美栄子氏の選挙事務所。支援者が抱き合って喜びを爆発させる光景を、近藤洋介・民主県連会長は静かに眺めていた。無名の新人が現職に競り勝つ歓喜の渦から1人取り残されていた。
衆院2区で小選挙区3連敗中の近藤会長は当初、知事選は静観する構えだった。昨年12月、県連が吉村氏支援を表明した際も「個人が勝手連的に支援する形」と話し、個人としては距離を置いた。
新年会に吉村氏を招くなど精力的に動く鹿野道彦・前衆院議員らとは対照的に、公の場に姿を現したのは告示日の出陣式が初めて。マイクを握ると「しっかりやれ」と会場からヤジが飛んだ。
批判を受けてもなお動きは鈍かった。地元の米沢市で約1000人の支援者を集めた新年会では、会場近くを吉村氏が選挙カーで回っているのに、あいさつの舞台を用意しなかった。陣営幹部は「置賜のせいで負ければ、近藤さんが戦犯だ」と憤った。
近藤会長は「市内を回り有権者と直接言葉を交わす地道な運動の方が重要だ」と吉村氏を招かなかった理由を説明。「個人演説会には立たないが自らの支持者には運動を働きかけている」と話し、陣営の不満は誤解と強調した。
だが知事選で、近藤会長の有力後援者が斎藤弘氏を支援しており、「吉村さんを全面支援すれば、次期衆院選で(斎藤氏支援者の)票が逃げると考えたのでは」(民主県連役員)との推測が、吉村氏陣営内では定説となっていた。
結局、近藤会長が吉村氏の個人演説会でマイクを握ったのは中盤の16日から。近藤会長の出遅れが響いたのか、1、3区で吉村氏が斎藤氏をそれぞれ1万票前後上回る一方、2区は1万1000票も下回った。吉村氏の出身地の西村山を除いた2区の6市6町では、すべて吉村氏は敗れた。
再び、25日夜の吉村氏選挙事務所。次期総選挙への影響について、衆院1区から立候補を予定する鹿野前衆院議員は「知事を奪還した意味は大きい。自民から奪還したんですから」と身を乗り出し、力強く語った。
同じ質問に、近藤会長は、こう答えた。「国政は国政、県政は県政ですから」【大久保渉】=つづく
毎日新聞 2009年1月30日 地方版
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>>209
「チェンジ」の衝撃
イメージ戦略を徹底
オレンジの波が、壇上の吉村に押し寄せる。支援者はハート形の色紙を掲げて「チェンジ」「チェンジ」と何度も叫ぶ。現職に挑む徹底したイメージ戦が、8日の出陣式で幕明けした。
戦略の構築は、出馬表明直前の昨年11月中旬に始まった。吉村、支援県議9人が中心。県債残高の減少や効率性向上の実績を掲げる斎藤陣営に薄い「土着性」「生活感」「女性観」を出そうとアイデアを絞った。
財政再建に伴う「痛み」や各団体との交渉が少なかった4年を「冷たい県政」と指摘し、対話や合意形成を「温かい県政」と表現した。格差が生じたとされる小泉純一郎元首相の構造改革を批判し、米国のオバマ大統領誕生も重ねて、キャッチフレーズは「心通う、あったかい県政へチェンジ」に決まった。
シンボル色の候補は黄、赤など4色。連合山形事務局長の岡田新一は「雪中に映えて受け入れやすい温かい色」とオレンジを選択。吉村も同調し、遊説には必ずオレンジのセーターやマフラーなどを身に着けた。
「味方に付けると心強いが、敵に回すと怖い」(陣営)という女性への支持拡大にも力を入れた。県議の和嶋未希は「『必勝』の鉢巻きにガンバロー三唱では女性は離れる。気軽さが必要」と進言し、ハートの色紙の配布を提案。当初の2倍の1万枚以上に増やし、約1500本の「のぼり」と一緒に全県に広めた。
公約は数値目標や達成時期を細かく提示した斎藤に対し、吉村は数値や具体策を欠き、マスコミや相手陣営に「中身が薄い」と言われた。だが、吉村や作成に携わった県議や関係者は意に介さなかった。
少子高齢化対策には「子ども政策室」や「知恵袋委員会」の新設を訴えた。支援県議の一人は「『何やるの?』と考えてもらえればいい。抽象的だが自由度がある。現職は数字が具体的すぎて、今後の道筋が機械的に固まりすぎ」と指摘する。斎藤陣営のある県議は「県債減少や人件費削減では身近に感じてもらえなかったかも」と肩を落とす。
「温かいVS冷たい」の対立図。最後は斎藤陣営に止められない「波」となった。当選翌日、吉村は「こんな無名の主婦というか、私でも選んでもらえる。これが21世紀の選挙なんだな」。しみじみ語った。(敬称略)
(2009年1月28日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1232981180177_02/news/20090128-OYT8T01194.htm
「チェンジ」の衝撃 一覧
「現職に厳しく」予言的中
「2期目を目指す現職というのは一番強い」。昨年11月、吉村に出馬を打診していた連合山形幹部はこう話していた。組織力では、斎藤が圧倒していた。
だが斎藤陣営では、改革に伴う“痛み”がどう評価されているか測りかねていた。「改革」の文字を抑えて選挙戦に臨んだが、12月6日の斎藤の事務所開きで自民党県連会長の遠藤利明は“予言”した。「今は現職首長に大変厳しい時代だ。白鷹は2期、高畠は1期で落選した。昔のように予算があって要望に応えられる時代ではない。補助金(カット)などで我慢していただいた(県民の)皆さんの分だけ、厳しい選挙になる」
「県民所得を全国20位台に」「農林水産予算を1・5倍に」と大風呂敷を広げた吉村に比べ、達成可能な数値目標を詳細に設定して臨んだが、景気・雇用情勢の悪化に、吉村陣営の「冷たい県政」という批判が重なった。人件費や県債残高を削減した“堅い”実績は、浸透しにくかった。
感触は思ったより厳しかった。斎藤は12日の街頭演説で「序盤は大変厳しいと、方々を回って感じる。なぜか振り返ったが、“痛み”が走った部分が少なからずあった」と吐露した。「最初は本当に反応が悪かったが、ようやく追い上げた」。自民党県連幹部がこう語ったのは、投票日前日の24日だった。
斎藤が出馬表明した昨年9月は、衆院選が近いとの見方が専らだった。遠藤は15日の応援演説で「(当時は)衆院選が早いと思い、知事選は全然手伝っていなかった」と明かした。だがこの間、前知事・高橋和雄の支持者や連合山形は着々と知事選に照準をあわせていた。高橋県政を否定する斎藤への反発は「反斎藤」という対立軸を作り、「斎藤か吉村か」という二者択一の構図に与野党対決が重なった。同党県連幹部は「共産党が擁立する候補との戦いになると思っていただけに、誤算だった。焦った」と述懐する。
麻生内閣の支持率低下も追い打ちをかけたと見るべきだろう。自民党元幹事長の加藤紘一は25日、「最終段階で国政の波を1、2%かぶったかもしれない」と分析したうえで、振り返った。「新聞の調査では6割が斎藤県政を評価し、結果に反映されると期待していた。選挙というのは難しいもんだなあと、改めて感じました」(敬称略)
(2009年1月29日 読売新聞)
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>斎藤本人の存在だ。敗れたが約31万票を獲得し、まだ51歳(中略)「いずれ国政選に出るのでは」との憶測がまことしやかに流れている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1232981180177_02/news/20090130-OYT8T00129.htm
「チェンジ」の衝撃 一覧
衆院選の構図に変動も
まるで国政選のようだった。「郵政民営化で地方局の利便性が削られ、自由競争の名の下、人と人との絆(きずな)が壊れてしまった」。知事選終盤の20日、米沢市などで吉村の応援演説をした民主党参院議員の舟山康江は、斎藤の県政改革と小泉構造改革を重ね合わせた。同党県連会長の近藤洋介も有権者に説いて回った。「自民党が支援する知事を選ぶと、麻生内閣を信任することになるんですよ。そしたら消費税は増税ですよ」。麻生内閣の支持率が低下し勢いに乗る民主党議員らは、国政の話題を次々にぶつけていた。
だが、舟山に続いて演説した自民党参院議員の岸宏一は少し違った。「斎藤さんの周りは自民党ばかり。これで公正な県政ができるのか」。自民党議員として、現在の国政の話は出しづらかったのだろう。
その点では、衆院選で民主党の鹿野道彦との激戦を控える自民党県連会長の遠藤利明も同じだった。15日の斎藤の応援演説では、「自分の選挙も9月までにあるのでよろしく」と呼びかけ会場の笑いを誘ったが、国政の話は出なかった。
選挙後の対応も対照的だった。民主党幹事長の鳩山由紀夫は「県政が変わったら次は国政だ。その勢いを弾みにして戦いたい」。遠藤は「衆院選への影響はないとはいえない」と力無く語った。来たる衆院選に向け民主党は勢いづき、自民党は落胆する構図――。
しかし、実際はそれほど単純でもない。
一つは岸の存在だ。地盤の最上地方では8市町村のうち7つで吉村が制し、存在感を示した。だが25日、喜びに沸く吉村事務所に岸の姿はなかった。社民党県連代表の広谷五郎左ェ門は「岸さんは知事選と国政とを割り切っていると感じた」。“超党派”で一役買った岸の応援は、衆院選では期待できそうにない。
もっとも岸と、遠藤や自民党元幹事長の加藤紘一との関係も微妙になった。公明党と親密な岸との関係を衆院選に向けどうするのか、県政関係者らは注目する。
もう一つ、野党などの関係者が気をもむのが、斎藤本人の存在だ。敗れたが約31万票を獲得し、まだ51歳。「今後はまったく不透明」と話す本人をよそに、「いずれ国政選に出るのでは」との憶測がまことしやかに流れている。(敬称略)
(2009年1月30日 読売新聞)
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>>220にリンク忘れた
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1232981180177_02/news/20090127-OYT8T01101.htm
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>>96
なにやってんだか・・・
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/01/5227.html
鹿内県議「まごころトーク」で送信ミス 111人分の情報漏れ
鹿内博県議(青森市選挙区選出)が希望者らに送信している電子メール「鹿内ひろしのまごころトーク」で、111人分の送信先(個人名とアドレス)を表記する個人情報漏れがあったことが29日、分かった。鹿内県議は本紙の取材に対し「本人の了解なくアドレスが出てしまった。私のミスで、おわびする」と謝罪した。被害は確認されていないという。
鹿内県議によると、「まごころトーク」は県議会の状況などを報告する内容で、週1回送信している。しかし28日午後8時50分ごろ、複数の相手にメールを送る際、他の送信先を表記しない処理をせずに送信。受信者には個人名などを記したメールが届いた。直後にミスに気付き、処理の上で謝罪のメールを再送信した。
鹿内県議は「送信作業を手伝ってくれた人のミスだが、(結果として)私の手違い。『まごころトーク』は休み、再発防止策を検討する」と話している。
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秋田知事選 民主、川口小坂町長擁立も
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、民主党内に小坂町長の川口博氏(61)の擁立論が強いことが30日、分かった。県連は2月6日に常任幹事会を開き、川口氏に出馬要請するか協議する。自民党などに呼び掛けた超党派の協議会設置は断念した。
関係者によると、県連常任幹事の大半が川口氏を推しており、幹事会で擁立方針が決まる可能性が大きい。民主党が支援した新人が勝利した山形県知事選の結果が、主戦論に拍車を掛けているという。
川口氏は取材に対し、「これまでも県(の在り方)を考えた上で、町の政策を検討してきた。県の存在が遠いとは思わない」と語り、出馬の可能性を否定していない。
川口氏は小坂町出身、法大卒。町議2期を経て、1990年の町長選に初当選し、現在5期目。
隣接する十和田湖や小坂鉱山跡地、国内最古の木造芝居小屋「康楽館」などの地域資源を生かし、人口6900人の同町を年間140万人が訪れる観光地へ発展させた。
同町に集積するレアメタル(希少金属)産業の育成でも実績があり、県連のある幹部は「県全体の産業づくり、雇用づくりに手腕を発揮できる人物だ」と期待を寄せる。
寺田学県連代表は「川口氏を推す声が強いのは事実だが、川口氏以外も含めて支援できる候補を検討する」と語った。
知事選には、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明。秋田市長の佐竹敬久氏(61)も出馬の意思を固めている。
自民党は独自候補の擁立を事実上断念し、佐竹氏らの動向を見守る。
2009年01月31日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090131t41015.htm
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090131a
川口小坂町長が候補に浮上 4月の知事選
4月12日投開票の知事選候補者に、川口博小坂町長(61)が浮上している。これまでに野呂田芳成衆院議員(無所属・秋田2区)が出馬を打診したほか、民主党県連(代表・寺田学衆院議員=秋田1区)も、擁立候補として検討するうちの1人としている。
川口氏は30日、秋田魁新報社の取材に対し、「選挙は自分だけでやれるものではない。現段階では白紙」と話した。野呂田氏による出馬の打診については、「正式なものとは受け止めていない」と述べた。
野呂田氏は、昨年11月以降、複数回にわたり川口氏に出馬を打診。自民党などとの共闘路線を打ち出していた寺田代表も、同12月下旬に野呂田氏と知事選について話し合った際、「知事候補にふさわしい人物の1人」として川口氏の名前を挙げていた。野呂田氏は、かつて所属していた自民党県連にも川口氏擁立を呼び掛けている。
民主党県連は今後、既に出馬の意向を明らかにしている佐竹敬久秋田市長(61)と川口氏を軸に、知事選候補を絞り込む。
(2009/01/31 09:33 更新)
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社説:知事候補選び 政党の動きが見えない
3月26日の知事選告示まで2カ月を切ったというのに、政党の動きが表面に出てこない。既に前羽後町長が出馬表明し、秋田市長も立候補の意思を固めているが、自民、民主の両党は支援するともしないとも判断せず、だんまりを決め込んでいるかのようだ。第3、第4の候補が出る可能性もあるため、「勝てる候補」を見極めているのだろう。
特に自民党の動向が見えにくい。東京在住のジャーナリストに要請して断られた後、水面下で擁立を模索してはいる。しかし、これぞという人材を見いだせずにいる。もはや独自候補の擁立はあきらめ、民主党などとの連携、あるいは「勝てる候補」に乗るという流れに傾いているようだ。寺田県政で12年間も野党に甘んじてきた自民にしては、“政権奪還”への意気込みや気概が伝わってこないのはどうしたことか。
一方の民主党もいまひとつスタンスが定まらない。連合秋田を軸に社民党も含めた統一候補擁立が理想ではあろう。しかし、現段階では具体的な動きがないのだ。これまで自民との連携も模索したが、25日の山形知事選で民主支援の新人が自民支援の現職を破ったことで情勢が一変、戦略の練り直しに入っている。ただ、こちらも積極的に候補者選びはしておらず、「誰に乗るのか」の議論だけが先行しているきらいがある。
国政では自民、民主が年内に政権選択を懸けて実施する総選挙を前に、国会で激しいつばぜり合いを演じているが、知事選に関しては必ずしも同じ構図は当てはまらないだろう。寺田典城知事は「3期12年」の公約を守ると会見などで明言しており、4選不出馬の意向だ。それでも知事選への影響力を残そうとする動きもみられ、国政上の自民、民主の枠組みを超えた「寺田派対反寺田派」という構図すら浮かんでいる。
こうした県政界の主導権争いが知事選を分かりにくいものにし、政党の候補者選びの迷走にも拍車が掛かっているのではないか。
今日ほど「知事力」が問われる時代はない。
知事の発するメッセージが県民に勇気を与え、元気づける。国の意向をそのまま県政に持ち込むのではなく、強い郷土愛の下、秋田の自立のために日夜、奔走する。分権意識や県政運営の透明性が高く、県民との協働による地域づくりにも熱意がある—。ぜひ、そんな知事を選びたいものだ。
政党の候補者選びは今後も迷走し続けるのか。早めに候補者を決め、政策や人となりを全県に広めていくのが勝利の第一歩となる。候補者選びが遅れるほど県民にも不利益となる。人物や政策をじっくり吟味する時間がなくなるからだ。閉塞(へいそく)感漂う本県の立て直しを誰に託すのか。選択の幅が広がるよう多彩な顔触れを期待したい。
(2009/01/31 10:22 更新)
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20090131az
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090131ddlk06010143000c.html
09知事選:変針の波紋/5 共産の吉村氏支援 /山形
◇公明、拒否感高まらず−−斎藤氏、プラスの読み外れ
「相手に共産がつけば保守層が離れるうえ、公明から本格支援が得られる。選挙の行方を占う大きな節目になるかもしれない」。昨年12月12日夜、「反斎藤で勝てる候補を」ともくろむ共産党県委員会が知事選での独自候補擁立を見送り、吉村美栄子氏支援を表明したことについて、斎藤弘氏陣営の幹部は、自陣営にプラスに働くと読んでいた。
前回知事選では、当時の共産党県副委員長が無所属共産推薦の形で出馬、約3万票を獲得した。仮にそのすべてが吉村氏に流れたとしても、(1)共産に拒否感を持つ企業や団体が吉村氏から離れる(2)県内で6万〜7万票とされる公明票が「共産とは協調できない」と全力で斎藤氏支援に回る−−との読みだった。
吉村氏陣営も同様の票の流出を懸念。検討を重ねた末、共産は独自に選対を組み支援することで決着した。共産が開いた決起集会には、吉村氏本人の代わりに映像が流される異例の運びとなった。
共産の発表から5日後、吉村氏を支援する県議の会に入っていた自民の青柳信雄県議が「特定の政党(共産党)が支援することはないという約束が守られなかった」という口実で会からの離脱を表明。まずは斎藤氏陣営の読み通りとなった。
しかし、斎藤氏陣営がもう一つあてにした公明は動かなかった。公明と深いパイプがある自民の岸宏一参院議員や、公明を支援する酒田市の有力経済人が吉村氏を支持したためだ。自公関係重視の立場から、公明党県本部の寒河江政好代表は告示日の出陣式には出たが、その後沈黙。初めて旗色を鮮明にしたのは23日夜の天童市での個人演説会で、選挙戦は残り1日しかなかった。
毎日新聞が投票を終えた有権者に25日に行ったアンケートでは、「共産支持」と答えた人の約8割が吉村氏に投票したと答えた。一方、寒河江代表が「7割以上は斎藤氏を支援している」としたものの、「公明支持」と答えた人のうち、斎藤氏に投票したと答えた人は約6割にとどまった。
知事選が無投票となった1959年以来、半世紀ぶりに知事選での独自候補擁立の見送りを決断した共産は、県政史上初めて県議会“与党”の立場を得た。一方、終盤まで煮え切らなかった公明は、自民とともに“野党”に。明暗はくっきり分かれた。【大久保渉】=つづく
毎日新聞 2009年1月31日 地方版
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>>228
>県議の会
吉村氏支援の「県議の会」 知事選へ9人参加、発足
2008年12月09日 22:0
http://yamagata-np.jp/news/200812/09/kj_2008120900136.php
来年1月の県知事選で、新人で前県教育委員の吉村美栄子氏(57)=山形市=を支援する「県議の会」が9日、発足した。超党派の県議有志9人が参加し、代表に自民党の阿部賢一副議長(西村山郡)が就いた。態度を決めていない県議への働き掛けも強めていく。
最大会派の自民党からは、既に吉村氏支援を表明していた阿部賢一代表以外で、現職の斎藤弘氏(51)=山形市=を支援する「県議の会」に参加していなかった青柳信雄議員(東根市)が参加(→共産の吉村支援で離脱)。県民クラブは阿部昇司(鶴岡市)広谷五郎左エ門(山形市)吉田明(上山市)和嶋未希(酒田市・飽海郡)高橋啓介(山形市)の全5議員。県政・公明クラブからは5人中、木村忠三(米沢市)と吉村和武(山形市)の両議員が加わった。会の名称は「チェンジ!やまがた 県議会議員の会」で、代表以外の役員態勢は近日中に決める方針だという。
9人は同日、県庁で記者会見を開き、阿部賢一代表は「党派、団体の壁を超え、一緒になって選挙戦を戦っていきたい。私と同じような思いを持っている県議はほかにもいると確信している」と強調。阿部昇司議員は「市町村を含めた県全体で県政がどうあるべきかということが問われている。その考え方に沿って集った」、木村議員は「会派、党派を超えて結集し、本当の意味での県民党、超党派の組織ができあがったと考えている」と語った。
県知事選では、自民党から29人と県政・公明クラブから1人の計30人で、既に斎藤氏を支援する「県議の会」を発足させている。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000901300001
「野党」議会の7割
2009年01月30日
∞手腕問われる吉村県政
「皆さんとご相談しながらやっていこうと思っているので、そんなに不安には思っていない」。26日、祝福の電話が鳴り続く自宅で吉村美栄子氏(57)は、県議会への対応を問われ、穏やかな表情で話した。ただ斎藤弘氏(51)を支援した県議が7割ほどを占める議会対策は、当面の課題となる。
05年の知事選直後の県議会で斎藤氏は、高橋和雄前知事を推した多くの自民党県議を前に「財政、事業、組織を聖域なく見直す必要がある」などと述べ、前県政の全否定とも取れる発言で県議らの反感をかった。同年秋には、副知事2人制に反対する県議をホームページで「抵抗勢力」と呼び、対立構図を作り上げて論争を繰り広げた。
今回も県議会は定数44人のうち32人(県議補選で当選の森谷仙一郎氏を含む)を自民党が占める。阿部賢一県議が吉村氏につき、青柳信雄県議が中立の立場を取ったが、29人が斎藤氏を支持した。吉村氏についたのは11人だが、同氏は「県民の幸せを考えるという点では、私も議会の先生も同じ」と強調、選挙中の支援の有無にかかわらず話し合う考えを明らかにしている。
自民党は分裂した前回、斎藤氏の後ろ盾となった加藤紘一衆院議員が選挙の約3カ月半後、県連会長に就くと「与党」的立場を鮮明にした。今回も「足を引っ張りたいわけじゃない。第1会派としてどうするか考えないと」(同党ベテラン県議)と早くも対立路線に予防線を張っている。
ただ、簡単に態度を変えると、斎藤氏を担いで戦った知事選を否定することになりかねない。また、次期衆院選では、自民と民主が激突する。民主などの支援で誕生した吉村県政与党となれば、国会と県議会の「ねじれ」が生じる。難しい判断を迫られる。
斎藤氏がこだわり、吉村氏が廃止を掲げた副知事2人制を巡る対応も注目される。定数を2にする条例は05年、自民党が賛成に回ったことで可決されたが、党内にも2人制の成果を疑問視する声がある。今井栄喜幹事長は「まだ本人にもお会いしておらず、会派としての対応は決まっていない」としている。
「大風呂敷」公約財源が壁
吉村氏にとって、議会対策より問題になりそうなのが、「大風呂敷」ともみえるマニフェストに掲げた公約をどう実現していくか、だ。
選挙戦で吉村氏は、現在約300億円の農林水産業費を「1・5倍」にすると打ち上げた。県農林水産部幹部は「単純にやりたいといっても簡単にはいかない」との見方だ。
県の同費は80年代から東北6県で最低が続いており「台所事情もきいてもらわないと。吉村氏も力を入れたい分野があると思うので議論したい」と話す。
景気・雇用対策に掲げた「雇用創出1万人」について別の幹部は「数え方によって変わってくる」と早くも「抜け道」を指摘する。
斎藤氏が昨年12月に示した雇用創出緊急対応では、延べ約330人を雇うと発表したが、実数は197人。延べ人数で数えれば「4年間でなら、1万人雇用も可能ではないか」とみる。とは言え、それでも達成は容易ではない。
また、斎藤氏が掲げた「総額500億円規模の景気・雇用対策」をどうするかも問われることになる。国の2次補正予算が成立したことを受け、県に予算が下りてくる。選挙戦でも応援弁士が「国会の2次補正が通ったら吉村さんにもできる」と話す場面があったが、県幹部の一人は「現職が出した数字(500億円)のままではやりにくいのでは」と話し、さらなる上積みもありそうだ。
吉村氏は、ほかに「県民所得を全国20位台へ」「観光客数を4500万人に」といった項目も公約に掲げている。これらの中身を示し、実現への道筋をどうつけていくか、も大きな課題だ。(土居新平、川原千夏子)
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>>231
>農林水産業費を「1・5倍」にする
>「雇用創出1万人」
>「県民所得を全国20位台へ」「観光客数を4500万人に」
現状の数字を知ってる訳ではないけどきっついなぁ。。ばらまきオンパレードになるんちゃうか。。
まぁ自民に打撃を与えたのは評価できるし山形に泊まりで観光に行ってあげよっかねぇ・・。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090201t41005.htm
独自候補の擁立、小沢代表が促す 秋田知事選
民主党の小沢一郎代表は31日、盛岡市内で記者会見し、任期満了に伴う秋田県知事選への対応について「いい人が見つかれば、大変結構だ」と述べ、独自候補の擁立に向けた党県連の動きを促した。
小沢代表は「候補擁立は県連が考えることだ」と前置きした上で「原則として政令市と都道府県では、われわれと同じ考え方を持つ首長の誕生を目指している」と語った。
県連内では、小坂町長の川口博氏(61)の擁立を軸にした動きが活発化している。
2009年02月01日日曜日
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知事候補に小坂町長浮上
川口氏「まだ白紙の状態」
4月12日投票の知事選で、小坂町長の川口博氏(61)を候補者に推す声が上がっている。民主党県連の寺田学代表が擁立に前向きなほか、複数の関係者は「寺田知事も推している」と明かし、事実上の後継者との見方が広がっている。
県議ら関係者によると、川口氏は出馬に意欲を見せており、親しい知人に相談を持ちかけているという。川口氏は31日、読売新聞の取材に「知事選の話は色々な方からあるが、まだ白紙の状態」と述べた。
川口氏は小坂町出身。法政大卒。1984年に同町議に当選。町議2期を経て、90年の町長選に初当選し、現在5期目。
知事選には、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明している。
出馬の意向を固めている秋田市長の佐竹敬久氏(61)は、31日に同市内で開かれた後援会役員会で出馬への意欲を説明。同役員会は、佐竹氏に知事選出馬を要請する緊急動議を決議した。役員会後、佐竹氏は記者団に「県政もできるとの声が多く大変ありがたい」と述べるにとどめ、出馬の正式表明を避けた。
(2009年2月1日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090201-OYT8T00064.htm
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>>41>>56とか
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/751
あえぐTDK城下町 秋田・由利本荘地域
>県内の男子高校生3人の内定を取り消したほか、従業員286人の大半を解雇する方針
>にかほ市は2009年度の法人市民税を約1億3000万円と予想、08年度見込み額(約5億円)から大幅に減る。
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口惜しいだろうが,無責任でもあるね。拗ねている様にしか見えない。
折角の改革派なのに自民党なんかに祭り上げられたのが不幸だ。
「引き際」潔すぎる?山形県知事、落選後は姿見せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000050-yom-pol
1月31日17時23分配信 読売新聞
25日の山形知事選で落選した斎藤知事が、県庁に現れない日々が続いている。
毎日のように臨んでいた記者会見も、落選後は皆無。来週も公務予定はないといい、県庁は“主不在”の状態だ。
知事は「毎日の記者会見開催」が売りで、県議会開会中以外は可能な限り会見に臨んできた。しかし、今年は1月5日の年初会見が最後。県秘書室によると、落選後は、26日の臨時部長会議に来庁したのみで、「職務に停滞のないように」などと指示した後、2時間ほど知事室で書類整理などを行ったという。
県幹部は「新しい知事が決まったのでいまさら政策的なものを発表しても仕方ないと思っているのかも」。一方、個人ブログは落選後に4回更新。選挙後の心境や、29日の東京出張時の様子などについて触れている。吉村美栄子氏との事務引き継ぎは、任期満了となる13日に行う予定。
最終更新:1月31日17時23分
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09知事選:変針の波紋/1 イメージ戦略 /山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000112-mailo-l06
1月27日16時1分配信 毎日新聞
◇「温かいVS冷たい」奏功 政策は明らかに見劣り
「父が真室川音頭が大好きで、酔っ払うとよく歌ってました。だから、私も歌えるんです」。お年寄りを中心に約500人が集まった真室川町の個人演説会。親しみを込め語りかけると、会場から歌を促す手拍子が鳴った。まるで、地域の祭りのように和やかな空気が広がった。
斎藤弘知事の改革路線からの転換を唱え、約1万票差で当選した吉村美栄子氏。盤石とされる1期目の現職に挑む陣営の戦略は、「温かいVS冷たい」のイメージ作りだった。
個人演説会では、真室川音頭のように地域の話題を披露。県民目線で気軽に語り合える身近な知事像を各地でPRした。政策も細かな数値目標は掲げず、「県民優先主義」「人への投資」など温かさを連想させる言葉を多用した。
逆に斎藤県政に対しては、「財政再建の数字だけを優先し県民の生活を壊した」「4年間で、面会を希望する市議会議長に一度も会わなかった」と批判。格差社会の元凶との評価もある小泉純一郎元首相の構造改革路線に重ね合わせ、冷たいイメージを作り上げた。
行政経験がない吉村氏の“マニフェスト”は、数値目標のない抽象的内容が大半を占め目玉とする農業予算150億円アップも財源が不透明だ。斎藤氏が県政史上初の県債残高減少や人件費200億円削減など確かな実績を掲げ、数値目標を入れた50項目の具体的マニフェストを示したのに対し、政策は明らかに見劣りした。
だが、深刻な不況の下、派遣切り捨てなど効率性優先主義に対する冷酷なイメージが社会に浸透。改革で予算や人を切り捨てた斎藤県政の姿と重なったのか、「冷たい県政から温かい県政へチェンジ」というスローガンの説得力は日増しに高まった。
斎藤氏を支援する県議の1人は、温かさ・冷たさの対立構図を警戒していた。「中身がないにもかかわらず、分かりやすいイメージで有権者に浸透しやすい。覆すには説明が必要だが、17日間で時間が足りるのか」
懸念は25日夜、現実となった。
◇ ◇
知事選で、新人の吉村氏が得票率で50・85%対49・15%という小差で、斎藤氏を破り初当選を果たした。改革路線からの「変針」がもたらす県政界への波紋を追った。【大久保渉、林奈緒美】
1月27日朝刊
最終更新:1月27日16時1分
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09知事選:変針の波紋/2 薄かった危機感 /山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090128-00000076-mailo-l06
1月28日13時1分配信 毎日新聞
◇改革の痛み浸透 「性急過ぎた面もあった」
「加藤(紘一)先生や我々が先輩として言うべきこともあったかなと、私自身も反省しています」。昨年12月6日、山形市の斎藤弘氏の事務所開き。斎藤氏の行財政改革に行き過ぎがあったと、遠藤利明・自民県連会長がおどけて釈明すると、集まった支援県議らから苦笑いが起こった。
斎藤氏の1期目の実績が争点となった知事選。改革に伴う“痛み”を批判する吉村美栄子氏陣営に対し、斎藤氏陣営の幹部らには当初、さほど危機感はなかった。「前回、県職労らが支援して敗れた高橋(和雄前知事)さんたちによるリベンジ選挙。支援の輪が広がるはずはない」(遠藤会長)とみたからだ。
人件費200億円削減や情報公開など改革の確かな実績を持つ斎藤氏は「クリーンでクリアな県政を実現した」と強調。応援弁士たちは「利権としがらみの旧体制に戻してはならない」と訴え、無党派層の取り込みを図った。
加えて、「性急な改革で痛みを強いた面もあった」と釈明。公共工事の増加や農業施設の改修など500億円規模の景気雇用対策を打ち出し、痛みを受けた当事者である建設業者や農家の理解も得ようとした。
だが深刻な不況の下、改革に伴う痛みへの反発は予想以上に浸透していた。「マニフェストを細かく読み上げている場合じゃない。知事が誠意を持って痛みへの反省を述べなければ、無党派層にも理解を得られない」と焦る県議も現れたが、既に遅かった。
25日夜の斎藤氏選挙事務所。テレビ速報で吉村氏の勝利が伝えられると、斎藤氏は遠藤会長ら支援者が集まる畳部屋に現れ、気丈に敗戦の弁を述べた。「山形改革を進める方向性は半分の方には支持いただいた。ただ、性急過ぎた面もあったかと思う」
前回選挙での小差の勝利を支えに4年間、時に周囲を無視してまで改革を推し進めた斎藤氏。確かな実績を残し、2期目に向け具体的なマニフェストも作った。しかし、改革の速度を重視し、痛みの説明を怠った4年間のツケは、17日間という短期間で取り戻せるほど、甘くはなかった。【大久保渉】=つづく
1月28日朝刊
最終更新:1月28日13時1分
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>>238-240
09知事選:変針の波紋/4 近藤・民主県連会長 /山形
>>219
09知事選:変針の波紋/5 共産の吉村氏支援 /山形
>>228
09知事選:変針の波紋/6止 政策見直し /山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000058-mailo-l06
2月1日12時1分配信 毎日新聞
◇「どの程度」不安な職員−−野党自民「検証し正す」
ホチキスでとじた吉村美栄子氏のマニフェスト(公約)。「山形ブランド確立のための総合戦略の見直し」と書かれた部分に、県の渡辺修ブランド戦略推進室長は黄色いマーカーを引いていた。「見直しがどういうことを指すのか。淡々と説明するだけだが、情報収集はしておかないと」。黄色の字を指でなぞりながら、渡辺室長は苦笑した。
3年前、斎藤弘氏の肝いりで始まった山形の高品質ブランド「山形セレクション」。吉村氏は、選挙戦で山形セレクションの効果を「認証農家は1%程度。農家全体の底上げにつながっていない。廃止も視野に入れている」として、制度の見直しを主張していた。渡辺室長は「ブランドを育てるには時間がかかる。ようやく農家と消費者に浸透してきた。それが突然打ち切りになれば……。何て言われるか」と不安を漏らす。
吉村氏の路線転換が、どの程度なのか、気をもむ職員は多い。県教育委員会は、吉村氏が掲げた「少人数学級の中学3年への適用拡大」という一文に注目している。斎藤氏が打ち出した少人数学級制度と、重点教科副担任制の「選択制」について、県教委は2年間かけ検証。選択制を高く評価する報告書が昨年10月にまとまり、新年度に向け新しいプランを策定したばかりだ。平田裕義務教育課長は「現場に一番いいもの、と説明していくしかない。ドキドキする」と心境を語る。
一方、議席の約7割を占める県議会野党自民党。ある自民県議は「農業予算に150億なんてどこから金を持ってくるのか。県民のために議会の中で検証し、正すべきことは正す」と話す。別の自民県連役員は「副知事にふさわしい人を選ぶのかどうかも、しっかり見ていかなければ」と厳しい視線を注ぐ。さらに「県職労や共産党から支援を受け、行財政改革を進められるのか」と疑問を呈する。
当選から一夜明けた1月26日。吉村氏はこわばった顔で記者の質問に答えた。「支持してくれなかった人も同じ県民。楽天的過ぎるのかもしれないが、県議も山形を良くしたいとの思いは同じはず。対話を重ね、一緒に頑張っていきたい」。対話の重要性を説き、県政の転換を訴えて当選した吉村氏。だが、対話だけで県庁や議会と向き合えるのか。早速、手腕が問われる。【林奈緒美】=おわり
2月1日朝刊
最終更新:2月1日18時1分
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山形県知事選
http://yamagata-np.jp/election/09_chijisen/
告示:2009年1月8日(木) 投開票:2009年1月25日(日)
開票結果
当日有権者数:966,786人 投票率:65.51%
(選管最終)
当 吉村美栄子(57) 無新 320,324
斎藤 弘(51) 無現 309,612
(年齢は投票日基準)
>>193
url変更
山形県知事選市町村別得票状況
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/chiho/20090127_ea0_001.jpg
山形県知事選市町村別得票数と得票率
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/chiho/20090127_ea0_002.jpg
衆院選選挙区別得票数と得票率
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/chiho/20090127_ea0_005.jpg
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川口が出るとなると、野呂田も支援。
野呂田後継の金田はどうするんだろうか?
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090203-OYT8T00123.htm
《09知事選》 川口氏、民主県連代表と会談
4月12日投票の知事選について、民主党県連の寺田学代表は2日、小坂町の川口博町長(61)と同町で面会した。川口町長が知事選候補に名前が浮上したため、民主党の知事選への対応を決めるため寺田代表が意見交換を求めた。県政の課題などについて話し合い、産業振興の充実などの面で共通認識であることを確認した。
川口町長は取材に対し、「雇用や経済など県政の問題は山積みだという話をした。知事選出馬の話はしていない」と述べ、自身の出馬は「白紙」と話した。
一方、寺田代表は取材に、「産業づくりや雇用創出など、県政の課題について考えは同じだった」と語った。
また、寺田代表は、知事選に立候補する意向を固めている秋田市の佐竹敬久市長について、「川口町長は『佐竹氏は元県庁幹部なので、県政が内向きな感じになるのではないか』と話していた。私と共通認識だ。名前の挙がっている人には、それぞれ長所、短所がある」とも話した。佐竹市長への懸念に言及したことで、川口町長支援に傾きつつあることを伺わせた。
川口町長を巡っては、民主党県連内に、環境リサイクルなど産業振興に関する行政手腕を理由に知事候補に推す声があるという。寺田代表はこの日の面会内容を、6日の県連常任幹事会で報告し、知事選への対応を協議する。
◆銭谷文科次官が正式に出馬否定
4月12日投票の知事選について、文部科学省事務次官の銭谷真美氏(59)は2日、文科省で開かれた定例記者会見で、「現時点では次官としての職務をしっかり果たすことが私に課せられた責務と思っている。不出馬という理解で結構だ」と述べ、知事選への出馬を正式に否定した。
(2009年2月3日 読売新聞)
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090203b
民主県連、川口氏擁立に前進 知事選、「県政への考え一致」
民主党県連の寺田学代表は2日、川口博小坂町長(61)と会談し、4月12日投開票の知事選への出馬意思について尋ねたが、川口氏は「まだ白紙」と答えた。しかし会談後、寺田氏は「県政に対する考えが一致した」と話し、同県連は川口氏擁立へ一歩踏み出した。
寺田氏が小坂町役場を訪れ、約30分にわたって川口氏と会談。寺田氏によると、県政については「秋田を元気にするために産業づくり、雇用づくりが必要だ」との認識で一致。知事選への出馬意思を明らかにしている佐竹敬久秋田市長(61)に関しては、「元県幹部であり、(知事になれば)内向きな県政になってしまうとの懸念を共有した」と話した。
一方、川口氏は「雇用問題など県政に関することをいろいろ情報交換した。(出馬の)可能性があるとすれば、自分の政策を整理する必要がある。政策をきちんと議論した上で、次のリーダーを選ぶべきだと思う」と話した。
寺田氏は、川口氏について「これから日本全体がやらなければならないリサイクル産業育成などを、先駆けてやってきた方。県連常任幹事の間でも評価する人は多い」と述べた。同県連は、川口氏と佐竹氏を軸に知事選擁立候補を検討している。寺田氏は「きょうの結果を(6日の)県連常任幹事会に報告し、最終的な結論を出したい」としている。
(2009/02/03 08:42 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090205a
4月12日投開票の知事選の候補者として名前が浮上している川口博小坂町長(61)が、出馬に前向きの姿勢を示していることが4日、分かった。関係者によると、川口氏は2日から4日にかけて、東京都内で複数の政治・経済関係者らと知事選について個別に意見交換、その中で「出る方向で考えている」と話したという。
川口氏は4日、秋田魁新報社の取材に対して、「立候補するかどうかは白紙」と答えた。
川口氏には、野呂田芳成衆院議員(無所属・秋田2区)が出馬を打診しているほか、民主党県連(代表・寺田学衆院議員=秋田1区)も擁立候補として検討する1人に挙げている。
川口氏は法政大卒。1984年から町議を務め、2期目途中の90年、町長選に出馬し初当選。現在5期目。
知事選には、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が出馬を表明。佐竹敬久秋田市長(61)も立候補する意向を明らかにしている。
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まったく無駄遣いですね。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090205j
県は2月定例県議会に提出する2008年度一般会計補正予算案に、県議が県議会棟会派控室で座っているいす=写真=50脚の修繕費250万円を計上した。1脚あたり5万円だ。
県議会事務局によると、いすは20年以上も使っている年代物。現在は生産されていない。同じ様式の新品を購入すると20万—25万円かかるため、劣化した脚部だけを修理、交換する。
「議会改革を進め、使わずに済む予算を充てたい」と同事務局。同補正予算案が内示された3日の議会運営委員会では一部県議から反対意見も出たが、議論は盛り上がらなかった。
「捨てるのはもったいない。修理して使い続けるべきだ」と話す県議もいるが、県財政が厳しい折の1脚5万円。決して安いとは言えない—。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news_photo.jsp?kc=20090205j&img=1
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090204-OYT8T01084.htm
小坂町長、出馬へ最終調整
「110万県民のための政策を」
小坂町の川口博町長(61)が4日、4月12日投票の知事選への出馬に向けて最終調整に入った。川口氏は複数の県政関係者に対し、「秋田には農業や観光の振興など課題は多い。110万県民のためになる政策を掲げたい」と出馬に前向きな考えを伝えている。今月中にも正式に決断すると見られる。
県政関係者によると、川口氏は、自民党幹部や、町づくりを支援してきた在京企業の幹部らと出馬に向けた可能性を探り始めているという。
川口氏は小坂町出身。法政大卒。小坂町議2期目の1990年、町長選に初当選し、現在5期目。
一方、自民党県連には、川口氏を推す声と、出馬の意向を固めている秋田市の佐竹敬久市長(61)を推す声がある。
ただ、自民党の知事選への基本姿勢は「勝てるかどうか」(鈴木洋一幹事長)。そのため、3日に開いた県連の常任総務会では、県連が積極的に動いて候補者を支援するのではなく、川口、佐竹両氏を含め候補者が出そろった段階で県連の対応を決めることを確認した。
会議後、鈴木幹事長は「候補者から支援要請があれば話を聞くが、川口氏らにこちらから接触する予定はない」と話し、当面、状況を見守る考えを示した。
これに対し、民主党県連は、寺田代表が2日、小坂町で川口氏と会い、県政の課題について意見交換した。
寺田代表は取材に対し、川口氏が「佐竹氏は元県庁幹部なので、県政が内向きになるのではないか」と話したことを明かし、寺田代表自身と同じ考えであると認めた。
民主党県連内には、かつて自民党の支援を受けて知事選に出馬した佐竹氏について、「自民党に近い」という声もあり、川口氏が出馬に踏み切った場合、民主党として一気に支援へ動く可能性が高い。
共産党も知事選候補を擁立する方向で動いている。共産党に近い平和・民主・革新の日本をめざす秋田県の会(県革新懇)は7日に秋田市で、知事選を視野に入れた会議「県政問題交流会」を開く。
知事選にはこのほか、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)がすでに出馬を表明している。
(2009年2月5日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090205t52007.htm
落選知事のPRプレートどうする 県産品認証制度
山形県が、百貨店やスーパーなどに交付した県産品独自認証制度「山形セレクション」のPRプレートの扱いに困っている。斎藤弘知事が顔写真付きで農産物や加工品の品質の高さをアピールしているが、本人は先月の知事選で落選し、吉村美栄子次期知事は制度見直しの必要性を指摘している。板挟み状態となった県の担当者は「回収するわけにもいかない…」と、プレートの扱いを各店の判断に任せる考えだ。
PRプレートはアクリル製の透明なフォトプレート(縦20センチ、横15センチ)を活用した。製作費は一枚1000円ほど。オレンジ色のセレクションマークとともに、斎藤知事の顔写真と「厳しい独自の山形基準で厳選し、『山形の宝』として全国・世界にお届けします」という熱いメッセージが印字されている。
山形セレクションの知名度を少しでも高めようと、県が昨年6月に交付を始めたばかり。東京など県外も含め、農産物やワイン、工芸品などの認定品を販売する380店の売り場に設置されている。
山形県ブランド戦略推進室は、認定品販売店に対し、プレートの扱いについての指示は出さない考え。「知事交代が決まったわけだから、常識的に判断してもらえるのでは。落選した知事の顔写真入りのプレートは、いずれ売り場から撤去されるだろう」と期待する。
このため、プレートのPR効果が中断されるのはやむを得ないと、県は考えているようだ。県の担当者は事業継続に意欲を示しながらも、「新しい知事の下で、プレートを一新する可能性も含め、新しいPR方法を考えたい」と話しており、吉村次期知事の出方待ちといったところだ。
サクランボやメロンなど果物を中心に認定品を販売しているスーパーのヤマザワ(山形市)は「山形セレクションは消費者に定着しつつあり、ぜひ制度を維持していただきたい。プレートは県が作り替えて再提供してほしい」と話す。
山形セレクションは2006年度にスタート。農林水産、加工食品、工業、観光・サービスの4分野で158の個人・事業者が認定されている。
2009年02月05日木曜日
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文章だけみると、ただのイジメのような。
宮崎も当初はこんなものだったのかな?
自民委員、吉村氏けん制 山形県議会常任委
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090204t51035.htm
「県のリーダーになる人の認識としては、甚だ心もとない」―。3日あった山形県議会の各常任委員会で、先月の知事選で落選した斎藤弘知事を推した最大会派、自民党の委員が、14日に知事に就任する吉村美栄子氏を早速、けん制した。
総務委員会では、前県連幹事長の平弘造委員が質問した。2日に始まった吉村氏と県幹部の事務協議後、吉村氏が「自主財源が少ない」と発言したことを挙げ、「少ないからこそ(斎藤氏は)厳しい対応をしてきた。当選してやっと気付いたのか」と述べ、歳出削減を「冷たい」と批判した吉村氏を痛烈に皮肉った。
吉村氏陣営にも矛先を向けた。支援した県職員OBが出した年賀状の写しを示し、「投票依頼にも受け取れる。公職選挙法上、問題はないのか」と県選管にただした。選管は判断を避けたが、平委員は「認められるなら、自分の次の選挙の参考にする」と気炎を上げた。
文教公安委員会では、吉村氏がマニフェスト(公約集)で示した「少人数教育の中学3年までの拡充」がやり玉に挙がった。斎藤弘氏を支援する県議の会の副会長だった佐藤藤弥委員は「マニフェストに掲げたくらいで県の教育方針を転換するのか」と攻撃した。
県連幹事長の今井栄喜委員も「知事が代わるたびに教育方針が変わっては現場が困る。新知事としっかり相談してほしい」と念を押した。
知事選では、自民党県議の大半が斎藤知事を推しており、わずか約1万票差の敗北に、いまだに納得できない様子。本格的な論戦に突入する県議会2月定例会は、20日に開会する。
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川口小坂町長が出馬へ、知事選 政策内容を詰め正式表明
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090207b
川口博小坂町長(61)が、3月26日告示、4月12日投開票の知事選に出馬する意向を固めたことが6日、分かった。訴える政策の内容を詰めた上で、正式に表明する。
川口氏は同日、例年は3月10日ごろから同22、23日まで開かれる3月定例町議会について、「今年は3月上旬から中旬ぐらいまでに終われるよう日程を調整してほしい」と町当局に指示した。町当局はこれまで、例年通りの議会日程を前提に準備を進めていた。
川口氏は6日、秋田魁新報社の取材に対し、定例会の日程繰り上げについて、「町長として、2009年度当初予算案をしっかりと議会に説明する責任がある。(知事選に)出馬するとすれば、こうした条件をクリアしなければならない」と話した。
また、同町議会の議会運営委員会が同日開かれ、町側が今月10日招集の臨時会に提出する副町長選任案を示した。町は昨年12月の定例会で「副町長を置かない条例」を3月定例会に提案する方針を示していた。一転して選任案を提出することについて、町議会内には「知事選出馬をにらんでの動き」との見方が広がっている。
川口氏は今月に入り、県内外の複数の政治、経済関係者に個別に会い、出馬への意欲を伝えていた。関係者によると、川口氏は「秋田を変えたい」と語ったという。
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>川口氏は、次期衆院選で秋田2区から出馬する自民党新人の後援会長を務めているが
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090207t41009.htm
秋田知事選 川口氏に近く出馬要請 民主県連
任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、民主党県連は6日、小坂町長の川口博氏(61)に出馬要請することを決めた。
秋田市で開いた常任幹事会で、川口氏のほか、立候補を表明している前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)、出馬の意思を固めている秋田市長の佐竹敬久氏(61)の首長としての実績を比較、検討した。
幹事会後、記者会見した寺田学代表によると、金属リサイクル産業の育成など、新産業創出で成果を挙げる川口氏の評価が高かった。元県幹部の佐竹氏には「内向きな県政へ逆戻りする」との懸念も出されたという。
川口氏は、次期衆院選で秋田2区から出馬する自民党新人の後援会長を務めているが、寺田代表は「国政と県政は別。秋田の力になってくれる人を推すだけ」と影響は小さいとの見方を示した。
県連は近く、秋田市に川口氏を招いて意見交換し、その場で出馬要請することにしている。
2009年02月07日土曜日
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>>110>>128
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090207t21007.htm
現職と新人三つどもえか 青森市長選まで2ヵ月
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、19日投票)の告示まで約2カ月に迫った。これまでに立候補を表明したのは旧市を含め通算6選を目指す現職の佐々木誠造氏(76)と、青森県議鹿内博氏(60)、青森市議関良氏(50)の新人2人。当初名乗りを上げた元市議が反現職票の分散を恐れて出馬を断念したことで、現職有利とみられていた風向きが変わってきた。佐々木氏陣営は後援会組織の引き締めに躍起。鹿内、関両氏は高齢多選批判を強める。県都のかじ取り役を決める戦いは次第に熱を帯びてきた。
●安泰ムードに水
青森市内で1月10日、開かれた佐々木氏後援会主催の新年交賀会。三村申吾知事をはじめ、自民、公明、社民の各党関係者のほか、連合青森、市医師会、市建設協会など各種団体のトップがずらりとそろった。
「新しい第一歩を進んでいくために、4月の選挙で力添えを頂きたい」。佐々木氏は多彩な顔ぶれを眺めながら、余裕の表情であいさつした。盟友の自民党の津島雄二衆院議員(青森1区)は「東北新幹線新青森駅開業が順調に進んでいるのは佐々木市政を中心に、三村県政と国政が密接に協力しているからだ」と持ち上げた。
会合に流れていた安泰ムードはその後、水を差されることになる。鹿内氏が1月16日に無所属での出馬を表明。21日には、昨年11月に立候補の意向を示していた元市議奈良岡央氏(52)が「候補が乱立すれば、票が大きく割れ、結果的に現市政の継続につながる」として、出馬断念を表明したからだ。
●追い風の可能性
奈良岡氏は前回市長選(05年4月)で、鹿内氏の支持を得て、佐々木氏と約1万7000票差の約5万5000票を獲得した。奈良岡氏は鹿内氏支援を明言していないが、出馬取りやめは鹿内氏への追い風になるのは間違いない。
佐々木氏の支持団体の幹部は「鹿内氏は組織の支持と言うよりも、無党派の一般市民の票を集めて県議に当選してきた。市長選でも長期政権に飽き、不満を募らせる有権者の受け皿になりかねない」と危機感をあらわにする。
昨年11月に出馬表明した佐々木氏は1989年以来、20年にわたって市政をつかさどってきた実務経験をアピールし、市長選に臨む作戦だ。ただ、それは高齢多選批判を招く「もろ刃の剣」でもある。
鹿内氏は多発する市役所の不祥事などをとらえ、「現職の多選のせいで、市政に市民の声が届かなくなっている」と訴える。ライフワークとしていた核燃料サイクル事業の反対活動は事実上封印。「革新色」を薄れさせることで幅広い支持を集めようとしている。
●照準を保守層に
関氏は昨年9月に無所属での立候補を表明。それ以前に所属する市議会与党会派を脱退し、自民党からも離れた。公共施設建設の見直しなどを訴え、反現職票とりわけ保守層をターゲットにしている。
2009年02月07日土曜日
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秋田2区は勝負決まったようなものですから、あまり力も入らないのかもしれませんね。
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>>251
衆院選への影響はゼロでしょうね。
知事選に野呂田・金田が川口に付くのは大きいと思います。
そいや佐々木は活動されてるんですか?
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≪2009秋田県知事関係≫
佐竹敬久:現秋田市長
川口 博:現小坂町長 民主党、野呂田
佐藤正一郎:元羽後町長 前回知事選自民党支援にて出馬・惨敗
? :共産党
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7643
自民県連が橋本氏に出馬を打診 来春の知事選
>>38
秋田知事選 民主、超党派候補擁立を呼び掛けへ
>>60-61
橋本、秋田県知事選不出馬
>>108
前向き 熟慮 見えぬ去就 秋田知事選
>秋田市長の佐竹敬久氏(61)と3期目の現職寺田典城氏(68)の去就が注目されている。
>>116
選挙:知事選 銭谷文科次官に出馬要請−−秋田高同期生ら /秋田
>>121
柳葉敏郎が今春の秋田県知事選に出馬? (ゲンダイネット)
>>138
寺田氏4選不出馬へ 来月正式表明 秋田知事選
>>139
自民 知事選候補 佐竹・銭谷氏に絞る
>>201
佐竹秋田市長が出馬へ 知事選「腹は固まった」
>>202
銭谷氏、出馬に前向き 秋田県知事選
>>218
文科省の銭谷事務次官、立候補せず 秋田県知事選
>>225
秋田知事選 民主、川口小坂町長擁立も
>>226
川口小坂町長が候補に浮上 4月の知事選
>野呂田芳成衆院議員(無所属・秋田2区)が出馬を打診したほか、民主党県連(代表・寺田学衆院議員=秋田1区)も、擁立候補として検討するうちの1人としている
>>234
知事候補に小坂町長浮上
川口氏「まだ白紙の状態」
>>245
小坂町長、出馬へ最終調整
「110万県民のための政策を」
>川口氏は、自民党幹部や、町づくりを支援してきた在京企業の幹部らと出馬に向けた可能性を探り始めているという
>自民党県連には、川口氏を推す声と、出馬の意向を固めている秋田市の佐竹敬久市長(61)を推す声がある。
>>248
川口小坂町長が出馬へ、知事選 政策内容を詰め正式表明
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>>252
全然噂は聞きませんね。いつかの新聞で「農作業が忙しいときに選挙じゃなくてよかった・・・」などといってましたけど、政党を離れると思うようには動けないんでしょうね。
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=岩手2区=
民主と自民の争いというよりは合併の方からの争いのようだが。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/4130
現職と前職の一騎打ち濃厚 野田村長選10日告示
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090208_1
任期満了に伴う野田村長選は10日告示、15日投開票が行われる。これまで、再選を目指す現職小田祐士氏(53)と、返り咲きを狙う前村長の会社役員中川正勝氏(55)がいずれも無所属で出馬を表明。他に立候補の動きはなく、前回の出直し選を争った現職と前職の一騎打ちが濃厚だ。
立候補の届け出受け付けは10日午前8時半から村役場で行われ、午後5時で締め切られる。投票は15日午前7時から午後6時まで村内9投票所で行われ、同7時から村体育館で即日開票される。当落判明は同7時40分ごろの見通し。
1日現在の有権者数は4078人(男1961人、女2117人)。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2009/02/08)
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>04年7月まで同党県連代表を務め、代表退任とともに離党した。
わだかまり的なものはないのかね
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090207d
淡路県議が出馬へ意欲、秋田市長選 民主県連、支援を検討
次期秋田市長選について、秋田市選出の淡路定明県議(49)=いぶき=は6日、秋田魁新報社の取材に対し、「出馬について民主党県連と話し合っている。後援会などと相談し、熟慮の上決めたい」と、立候補への意欲を示した。
淡路氏は判断の時期について、「(今月10日から3月10日までの)2月定例県議会は最後まで出席し、その後に方向性を示したい」と話している。同党県連の寺田学代表は淡路氏について、「県連の内部で、市長選の有力候補として名前が挙がっている。前向きに支援を検討している」と話した。
淡路氏は2003年9月から04年7月まで同党県連代表を務め、代表退任とともに離党した。
現職の佐竹敬久市長(61)は、4月12日投開票の知事選に出馬する意思を明らかにしている。
市長選をめぐっては、同市選出の冨樫博之県議(53)=自民党=が5日、出馬に含みを残す発言をしている。
(2009/02/07 10:12 更新)
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=秋田2区=
新人と現職が届け出、五城目町長選 一騎打ちか
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090210f
五城目町長選立候補者(届け出順)
(1)加賀屋 誠 55 無新 飲食店経営
(2)渡辺彦兵衛 61 無現 町長
任期満了(今月24日)に伴う五城目町長選が10日、告示された。午前8時半の立候補受け付け開始と同時に、新人の飲食店経営加賀屋誠氏(55)=東磯ノ目1の1の5=と、再選を目指す現職の渡辺彦兵衛氏(61)=字下タ町48=の2人が届け出た。いずれも無所属。ほかに出馬の動きはなく、一騎打ちになる見込み。投開票は15日。
加賀屋候補は自宅に設けた選挙事務所前で第一声。「特別職や議員の給与・報酬を引き下げ、その分で小中学校の給食の無料化を進める。若い世代を少しでも手助けし、希望の持てるまちづくりをしたい」と訴えた。
渡辺候補は高崎地区の選挙事務所前で第一声を上げ、「町民と行政が一体となった協働のまちづくりを訴えてきた。2期目もこれを基本に据え、町民が安心して暮らせる町の建設に向け全力を傾注する」と支持を求めた。
投票は15日午前7時から午後7時まで町内14カ所(馬場目第3、富津内第2の両投票所は同6時まで)で行い、同8時から役場正庁で開票する。当落判明は同9時ごろの見込み。
9日現在の有権者数は9909人(男4575人、女5334人)。
(2009/02/10 10:07 更新)
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>>257
私の地元町です。
前回落選した佐藤氏が新人を担いだみたいですね。加賀屋氏は寿司屋の人ですけど。
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川口博小坂町長(61)は10日、町役場で会見し、「(3月26日告示、4月12日投開票の)知事選出馬を前提に、きょうから積極的に動きたい」と述べ、事実上の出馬表明をした。訴える政策内容を詰めた上で近く正式な出馬表明をする。
昨年7月から空席となっていた副町長の人事などを決めた町議会臨時会の終了後に会見。川口氏は「秋田の雇用、経済を何とかしたい。政党にとらわれず、県民党もしくは秋田党というスタンスでいく」と強い意欲を示した。同日夜、川口氏は後援会の役員会で杉原庄吾会長らに知事選出馬の意思を伝えた。杉原会長は「役員14人が全員一致して、(川口氏に)知事選出馬を要請した」と話した。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090210o
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>自民党では、鈴木洋一県連幹事長が面会し、県連内では候補リストから外れていると伝えた。
ひでえ・・・前回惨敗とはいえ、いいわけ的とはいえ、支援したのに・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090211-OYT8T00154.htm
佐藤氏県会各会派に支援要請
4月の知事選への立候補を表明している前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)は10日、県議会の各会派を訪れ、産業振興や福祉施策などのマニフェストを持参して支援を要請した。
自民党では、鈴木洋一県連幹事長が面会し、県連内では候補リストから外れていると伝えた。
しかし、その後の県連常任総務会で、議員から佐藤氏のマニフェストを検討すべきだとの意見が出され、出馬に意欲的な秋田市の佐竹敬久市長(61)と、小坂町の川口博町長(61)に加え、現時点では3人から支援候補を絞ることを決めた。
(2009年2月11日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090210ddlk05010004000c.html
分岐点:’09知事選 県選管、本格作業スタート /秋田
◇「玉突き」も予想、やきもき
知事選の投開票(4月12日)がおよそ2カ月後に迫った9日、県選管は知事選の日程表を市町村課内に張り出して本格的な事務作業のスタートを切った。12年ぶりに新人同士の争いが想定される知事選に現職首長が立候補したり、同日投票の首長選に県議や市議らが出て補選になるという「玉突き」選挙も予想され、現時点でいくつの選挙が重なるか把握できない状況。県選管や市町村選管は出馬表明の動きにやきもきしながら準備に追われている。
県選管によると、任期満了のため知事選と同日投票が決まっているのは、北秋田▽潟上▽男鹿▽由利本荘▽大仙▽湯沢▽羽後−−の6市1町長選。湯沢、由利本荘、潟上の3市は市議補選もある。
さらに北秋田市と男鹿市の県議が市長選への立候補を表明。県議補選が同日投票となる可能性が高い。
県選管の渡辺哲也副書記長は「同じ日に選挙がある市町村を把握するのも大変。県議補選も立候補者が確定せず、どこまで備えたらいいのか」と戸惑う。
一方、佐竹敬久市長が知事選出馬に意欲を示す秋田市。市長選には県議が出馬の動きを見せており、知事、市長、県議補選のトリプル選挙が現実味を帯びる。同市選管は市議補選も加えた四重選挙も想定。土田繁事務局長は「多くの選挙が重なれば投票箱がたくさん必要。投票所にスペースを確保し、有権者が間違えないよう職員を手厚くせねば」と思案する。
公選法は補欠選挙について、選管に欠員通知が届いた翌日から50日以内の実施と定めており、知事選との同日選を見越した議員・首長の辞職や出馬表明は2月21日以降に本格化するとみられる。選管担当者からは「4年ごとに同日選をやると考えると悩ましい」とのため息も漏れていた。【百武信幸】
毎日新聞 2009年2月10日 地方版
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高松県議のブログ
http://kazuo-takamatsu.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/3-0602.html
2009/02/09
3氏に絞られた知事選候補
待望の声が根強かった読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんが再三にわたった出馬要請を断り、その後に浮上した文部科学省事務次官の銭谷眞美さんもあっさり出馬を否定し、秋田県知事選の候補者は前羽後町長の佐藤正一郎さんと秋田市長の佐竹敬久さん、小坂町長の川口博さんの3人に絞られつつあるようです。
佐藤さんはかつて農業近代化ゼミナールに参加した際の人脈が農村部を中心に広く残っており、4年前の知事選では20万票を獲得しています。この得票を考えれば今回も侮り難い存在ですが、前回の選挙を支援した自民党県連が今回、最初から佐藤さんを何故か候補者選考の対象としていません。また、当時の後援会幹部が佐藤さんから離れたことも懸念材料となりそうです。
佐竹さんについては、県庁職員時代の仕事や市政運営において手堅さを発揮し、その手腕を評価する声も少なくありません。また、佐竹北家の出身であることからその名を知らない県民はいないほどです。又、佐々木喜久治前知事の下で総務部次長の要職にありました。しかし、これが当時の食糧費問題で責めを受けることになったのも事実ですし、いまだこの事が県民の間で尾を引いているのです。更に手堅さが持ち味である佐竹さんの場合、県政がこれだけ重大な岐路に立たされている中、秋田を変革するような大胆な政策を打ち出せるかどうかも問われる事でしょう。
川口さんは青森との県境に位置する小さな町の町長でありながら、地元企業と組んで資源のリサイクル事業に着手し、観光立町の面においても抜群の力量を発揮している方です。県外では敏腕町長と評価する声も多くありますが、知事選で戦うとなると大票田の秋田市を含む中央地区、そして県南地区であまり名前が知られていないのが気になります。つまり、知名度においては大きなハンデを背負って立つことになるわけです。ただ、上昇気流に乗る民主党の看板をフルに活用すれば、知名度で不利とされる川口さんも互角以上の戦いができるのではないでしょうか。
さて、今回知事候補選びについて思うことは、県政の中心にいて県政を一番良く知り尽くしている県議会が水面下ではそれなりに動いておりますが、表舞台で何ら動きを見せない事は誠に残念に思っています。いわば自分たちの今後の県政の行方を決する候補選びを国政を任っている、引退間際の老国会議員や、若手国会議員らにゆだねてしまったようなものです。少し情けない気もします。
これは、本来リーダーシップをとるべき自民党が逆風下にあり全く身動きがとれない事が背景にあります。逆に上昇気流にのっている民主党が一気に勝負に出たと言えるでしょう。ただその民主党がツバをつけた川口氏に果たして自民党県連が乗れるかどうか、非常に難しい判断かと思います。又、民主党県連にしても連合との枠組みでこれまで戦ってきましたが、今回これが充分機能するかどうか注目されるところです。
連合秋田は今月13日に政治委員会を開く予定でおり、その動向も注目されると思います。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090212t41010.htm
秋田県知事選 政党の動き焦点
秋田県の寺田典城知事(68)が今期限りでの引退を表明したことで、目前に迫った知事選(3月26日告示、4月12日投票)への各政党の動きに注目が集まる。現時点で立候補を表明したのは前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)だけだが、秋田市長の佐竹敬久氏(61)、小坂町長の川口博氏(61)の出馬が確実視される。候補者が出そろいつつある中で、対応を決めかねている政党も目立つ。(秋田県知事選取材班)
■自 民
自民党は過去3度の知事選で、寺田知事に対抗馬を立てたが、いずれも敗北した。県連の鈴木洋一幹事長は「寺田県政で評価できる点はない。施策を吟味せず議会へ提案し、後で理屈付けする手法は無用なあつれきを生んだ」と批判する。
宿敵・寺田知事の不出馬は、ようやく訪れた好機で、鈴木幹事長は「絶対に勝つ。そのための候補者を選ぶ」と意気込む。
しかし、はやる気持ちとは裏腹に、肝心の候補者選びは難航。支援候補は事実上、佐竹、川口両氏に絞り込まれたが、両氏に対する党県議の支持は真っ2つに割れている。
10日の常任総務会では方向性すら決まらなかった。鈴木幹事長は「自民党として何とか候補者を一本化し、自主投票だけは避けたい」と強気だが、妙案は見つかっていない。
■民 主
民主党は、6日の常任幹事会で、川口氏に出馬要請することを決めた。川口氏はこれを好意的に受け止めており、民主党は、足並みが乱れる自民党に擁立作業で先んじた格好だ。県連の高松和夫代表代行は「実績を重視した人選で、県政の課題である産業振興や雇用の問題に積極的に取り組んでほしい」と、川口氏にラブコールを送る。
少数与党として支え続けた寺田県政について、高松代表代行は「経済情勢が厳しい時代に、行革や財政再建に力を入れて頑張った」と一定の評価を与える。
■他の政党
これまで知事選で、民主党、連合秋田と「3者共闘」を維持してきた社民党は、民主党が3者共闘の枠組みを無視し、川口氏の擁立に動いたことに戸惑いを隠せない。県連の石田寛幹事長は「対応は白紙。連合秋田と話し合って方向性を考えたい」と話す。
共産党は独自候補擁立を目指し、「県民本位の新しい県政をつくる会」(仮称)を3月に発足させる。
公明党と国民新党は、各候補者と面会した上で、対応を決める、としている。
2009年02月12日木曜日
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090212ddlk05010038000c.html
分岐点:’09知事選 従来の「枠」超え複雑にねじれ /秋田
◇3新人が事実上名乗り−−県議会構図、衆院選にも影響
新人同士の戦いが確実となった4月12日投開票の知事選。一時は“相乗り”を模索する動きが目立ったが、これまでに現前職の市町長3人が事実上名乗りを上げた。それぞれを支援する動きは「自民系」「民主系」といった従来の県政界の枠組みを超えて複雑にねじれており、各組織の足並みの乱れは知事選後の県議会の構図や今秋までに実施される衆院選にも影響が及ぶ可能性が高い。【馬場直子】
知事選には正式に立候補表明をした前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)に加え、秋田市長の佐竹敬久氏(61)、小坂町長の川口博氏(61)が相次いで事実上の出馬宣言をした。
■ ■
川口氏擁立に表舞台で動いたのは、民主党県連だった。出馬要請を決めた6日の常任幹事会後、寺田学代表は「全会一致だった」と強調。産業・雇用の創出や財政健全化を考慮して適任との結論を得たという。
ただ高松和夫代表代行は「連合と意見交換をしたが足並みがそろわないという感触を得た」と明らかにした。
04、07年の参院選で自民に連勝し、次の衆院選でも共闘する民主・社民両党。その有力な支援組織である連合秋田は、もともと寺田典城知事を支える立場だった。だが行財政改革を掲げて県職員削減を推し進めたり、教育現場の反発の中で全国学力テストの市町村別結果を公開する手法に次第に距離を置くようになった。
寺田知事は次の知事選への態度を明らかにしていないが、連合関係者は川口氏をその実質的な“後継”と見なし支援に難色を示す。さらに「社民党が候補を立てる次の衆院選秋田2区で、川口氏が自民党の候補を応援するのでは」と懸念する声が上がる。
社民党県連も対応に苦慮する。川口氏支援を巡って3者の関係が悪化すれば、衆院選への影響は必至だ。
■ ■
反寺田県政でまとまっていた自民党県連。10日の常任総務会で、現在名前の出ている佐藤、佐竹、川口の3氏から政策や公約を聞くことにした。
だが関係者によると、知名度などを考慮して佐竹氏の応援に回ろうとする県議がいる一方で、川口氏支持を明言する県議も。地域性や個人的な感情が先行し、1人に絞るのは困難な状況だ。
「勝てる候補を推す」という本音まで飛び出し、影響力の低下を露呈させた同党県連。県議の一人は「候補者を立てられないうえ、分裂までしたら笑い物になってしまう」とぼやく。
鈴木洋一幹事長は、出馬を打診した読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏(62)を挙げてつぶやいた。「ほれた相手に振られると2番目、3番目に行くのは難しいね」
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佐藤氏は10日、県議会会派を回って支援要請をした。これまでも「特定の政党に支援を求めることはない」と宣言。各党の思惑とは別に、自らの政策に同意してもらえるなら支持や推薦を依頼する考えだ。
また3人の動きの他に、共産党関係者や労組などで構成される団体が候補者擁立の方針を固め、12日午後に協議する予定。
毎日新聞 2009年2月12日 地方版
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090212t11024.htm
石巻市長選 激しい前哨戦 告示まで2カ月
任期満了に伴う宮城県石巻市長選(4月12日告示、19日投票)は12日、告示まで2カ月となる。これまで立候補を表明したのは、現職で再選を目指す土井喜美夫氏(65)と、新人で石巻専修大教授の亀山紘氏(66)の2人。現職対新人の一騎打ちの戦いがほぼ確実だ。市政の継続か刷新か。両者による前哨戦は徐々に活発化しており、「第二県都」の将来を託すトップの選択に、有権者の関心も高まってきた。
◎逆風警戒、実績アピール/現職・土井喜美夫氏
土井氏は2005年4月、合併後最初の市長選で初当選した。県議を辞して臨んだ対立候補との一騎打ちで約2万票差をつける5万8000票余を獲得。合併前の旧市長を1期2年務め、1市6町の合併協議をとりまとめた実績が評価され、新市初代市長に就任した。
今回は、石巻青果市場移転問題、場外舟券売り場併設「オラレ」誘致断念、市臨時保育士のNPO派遣移行中止など1期目半ば以降に招いた市政の混乱が、選挙戦の逆風をつくり出した。
今年に入ってからも、市タクシー券の私的利用問題が発覚。信頼関係にひびが入った市議会との関係修復を図らないまま選挙戦に突入することになった。土井氏自身も「前回選挙とは状況が違う」と言う。
「市議会が全員、(わたしを)駄目と言っているのではない。15人は賛成してくれている。(批判的な勢力は18人で)3人足りないだけ。誤解のないように」。1月17日、石巻文化センターであった「新春の集い」(連合後援会主催)で土井氏は、支持者への弁明に必死だった。
一方では、旧町を中心に後援会の組織固めを本格化させる。各種大会や会合にこまめに顔を出して握手をしたり、「ライフワーク」(土井氏)という朝のつじ立ちで手を振ったりと精力的だ。公立深谷病院の清算、県水産会館誘致など、懸命に実績をアピールする。
◎知名度不足、解消に必死/新人・亀山紘氏
亀山氏は1月30日、正式に立候補を表明した。土井市政の刷新を訴える市民グループ「チェンジ石巻」(菅野京子代表)が昨年12月、亀山氏に立候補を要請。ほかに市議会の一部会派、経済界、市役所OB、NPOなど、亀山氏を推す声に応えた。
市内を一望する日和山で立候補表明した亀山氏は、土井市政が市議会と対立し混迷が続く状況を「市民の一人として憂慮している。停滞した市政を前に進めるには、トップが変わらなければならない」と強調。政争が激しい土地柄での政治的なしがらみを排し「市民のための、市民による、新しい石巻を目指す」と、対決姿勢を鮮明にした。
支持拡大の要となる後援会は、現在10団体で組織。市政刷新を望む幅広い団体が連携し「勝手連」的な活動を展開する。今後も参加団体を募る方針だが、政治的に無名の亀山氏は「現職に比べ知名度不足は否めない」(市議)。後援会メンバーの紹介で支持者回りを本格化させ、知名度不足の解消に必死だ。
石巻地域産学官グループ交流会の副座長も務める亀山氏の専門は、太陽光の利用。太陽光発電の関連企業や研究機関誘致による産業振興を重点施策の一つに掲げる。得意分野を生かした独自施策が、土井氏との相違点として生かせるかどうか。市民に分かりやすい争点づくりも有権者の関心を高める鍵になりそうだ。
2009年02月12日木曜日
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>>265
前回民主は惜敗したような記憶が。。
今回は現職敗北の流れに乗れますかねー。
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=秋田2区=
加藤氏、21日以降に県議を辞職 男鹿市長選に出馬へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090211c
男鹿市選出の加藤義康県議(56)=公心会=は10日開会の2月定例県議会に出席せず、21日以降に県議を辞職する考えを示した。大野忠右エ門議長には「所用のため」として、20日までの欠席を届け出ている。
加藤氏は、4月12日投開票の男鹿市長選に立候補を表明している。男鹿市選挙区は1人区のため、議長が辞職を県選挙管理委員会に届け出てから50日以内に補欠選挙が行われる。届け出が20日以前に行われた場合、補選は市長選や知事選より前に行われる。加藤氏は「市長選と県議補選の日時をずらさないためには、会期の途中まで議員でいる必要がある」とした上で「個人的な事情もあり、20日まですべて出席することは難しい」と話している。
(2009/02/11 09:53 更新)
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川口氏、自民県連と政策協議へ 知事選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090213b
4月12日投開票の知事選への出馬を表明している川口博小坂町長(61)は12日、自民党県連に「政策協議の場を設けてほしい」と申し入れた。同県連の鈴木洋一幹事長は了承し、来週以降に話し合いの場を持つ方針。
川口氏は取材に対し、「出馬に向けては県民党の立場でいきたい」と強調。その上で「(川口氏への出馬要請を決めている)民主だけでなく、自民、公明などとも県政に対する意見交換をしたいと思っている」とし、今後、各政党と政策協議の場を持ちたいとの考えを明らかにした。
14日には、川口氏を支持する県内の民間人が秋田市で会合を開き、知事選に向けた準備のための組織を立ち上げる。
(2009/02/13 08:41 更新)
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候補者擁立へ準備会 共産党県委員会など
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090213c
共産党県委員会(米田吉正委員長)や県内の市民団体、労働組合の幹部らが12日、知事選の候補者擁立を目指す「県民本位の新しい県政をつくる会」(仮称)の「準備会」を立ち上げた。秋田市のジョイナスで初会合を開き、既に出馬表明したり、出馬の意向を明らかにしている3氏への支援は難しいとの考えで一致、独自候補擁立を目指すことを確認した。
会合には12団体から約15人が参加し、非公開で行われた。同委員会幹部によると、同会の発起人が、数人に出馬を打診したが、承諾を得られていない現状を報告した。
その後の意見交換で、出馬を表明している前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)、出馬の意向を明らかにしている佐竹敬久秋田市長(61)、川口博小坂町長(61)については、正式に支援を求められた場合は政策の内容を検討するが、3氏のこれまでの政治姿勢から支援は難しいとの認識で一致した。
同会は、3月の正式発足に向け参加者を募っており、現在37人が参加を申し込んでいる。
(2009/02/13 08:52 更新)
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連合秋田、支援候補の結論持ち越し 知事選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090214c
連合秋田(工藤雅志会長)の第30回地方委員会が13日、秋田市のイヤタカで開かれた。知事選の対応について、民主党県連、社民党県連と協議しながら支援する候補者を決める方針を確認したが、立候補予定者がまだ出そろっていないとして、結論を持ち越した。既に出馬要請を決めるなど知事選への対応で先行する民主党県連に対し、工藤会長が懸念を示す場面もあった。
委員会終了後、工藤会長は「きょう決めたかった。しかし、正式に出馬表明している立候補予定者が1人という状況では、推薦や支持は出せない。推薦、支持に関して、組合員に周知するには時間が必要。2月中にも決めたい」と話した。
民主党県連が既に川口博小坂町長(61)への出馬要請を決めたことについては、「民主党県連は政策手腕を評価しているようだが、連合は、あくまでも政策の実現、政権交代を目指して、民主、社民との枠組みを重視したい」と、先行する民主党県連の対応に懸念を示した。
また、委員会のあいさつでは、民主党県連幹部が「工藤会長は佐竹敬久秋田市長への思いが強いようだ」と発言したことに触れ、「私が(佐竹氏と同じ)県職員出身ということで(の発言で)迷惑を掛けた。皆さんと一緒に方向性を打ち出したい」と述べ、組織としての結論を最重視する姿勢を示した。
(2009/02/14 09:53 更新)
佐竹氏「政策聞く場、設定を」 知事選、自民県連に要請
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090214d
4月12日投開票の知事選に出馬する意向を固めている佐竹敬久秋田市長(61)は13日、自民党県連に「政策を聞いてもらう場を設けてほしい」と要請した。鈴木洋一幹事長が了承し、今後、党所属県議による常任総務会を開き、考えを聞く方針を伝えた。
佐竹市長は「要請は各政党に行い、市長辞任後に接触する考えだ」と話している。
同党県連には、立候補を正式表明している佐藤正一郎氏(55)が支援を要請したほか、出馬の意思を固めた川口博小坂町長(61)も政策協議を申し入れた。佐竹氏の要請により、立候補を予定している3氏が正式または事実上の支援要請をした形となっており、知事選への態度を決めていない自民党の対応が注目される。
(2009/02/14 09:59 更新)
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>>270
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090214ddlk05010063000c.html
選挙:知事選 民主県連の川口氏出馬要請、連合秋田・工藤会長が不快感 /秋田
連合秋田は13日、地方委員会を開催。衆院選などで支援する民主党県連が小坂町長の川口博氏(61)に知事選への出馬要請をしたことについて、工藤雅志会長は「今の構図を見ると、自民と反自民の構図といえるのか私には理解できない」と不快感を示した。
知事選には前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を正式表明。秋田市長の佐竹敬久氏(61)と川口氏が事実上の出馬表明をしている。
民主党県連から連合側に川口氏支援について要請はないといい、「自主投票も含めすべてが選択肢」と話した。今月中にも組織としての知事選への対応を決めたいとしている。【百武信幸】
毎日新聞 2009年2月14日 地方版
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>>121
http://npn.co.jp/article/detail/88718326/
2009年02月13日(金曜日)
柳葉敏郎 秋田県知事選出馬か
出身地・秋田県の知事選出馬のウワサが浮上した俳優の柳葉敏郎(48)。同知事選は今年4月12日に投開票が行われる。今年クランクインする映画「踊る大捜査線」の続編に、出演内定といわれたが、ここにきて出演しないことが確定的に。土壇場での知事選出馬表明の可能性が浮上しているからだ。宮崎・東国原知事、大阪・橋下知事に続く“タレント知事”の仲間入りとなるのか?
「柳葉本人はハッキリ言ってあまり乗り気じゃない。しかし、今度の知事選に出馬を表明しているほかの顔ぶれを見渡してみると柳葉の敵ではない。柳葉をプッシュしようという勢力もあり、水面下で出馬に向けた準備が行われている可能性もある」(秋田県の政界関係者)
寺田典城知事(68)の任期満了に伴い行われる秋田県知事選は3月26日告示、4月12日投開票。寺田知事は10日、県議会2月定例会本会議で知事選に出馬せず、初当選時の公約通り、3期目の今期限りで退任することを正式に表明した。
「寺田知事は、とにかく人気がなかった。全国で初めて市町村別の学力テストの平均正答率を公表したことで、不人気に輪をかけてしまった。おそらく、県民の支持率は2割そこそこではないかと思う」(同)
知事選には前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明。秋田市長の佐竹敬久市長(61)が出馬の意思を固め、小坂町長の川口博氏(61)も出馬に意欲を見せている。
「この中だと、佐竹市長が有利だが、柳葉が出馬したら圧勝するだろう。当初は当選が危ぶまれていた東国原知事と、橋下知事も今や支持率8割を超える。柳葉は2人に学歴では劣るかもしれないが、知名度は劣らない」(同)
今年、柳葉の大きな仕事になると思われていたのが、クランクイン予定の「踊る大捜査線」の映画版の続編。しかし出演話はなくなったようだ。
「主演の織田裕二との確執がネック。あと、織田は8月はまるまる『世界陸上』の仕事が入っているので、プロモーションなどで稼動できない。そのためクランクインが秋以降にずれ込む可能性もあり、柳葉は出演NG。その代わりなのか、柳葉は『踊る大捜査線』のチームが製作した公開中の映画『誰も守ってくれない』にキーパーソン役で出演。一方、織田はフジテレビ開局50周年映画で7月公開の『アマルフィ 女神の報酬』に主演。こちらはプロモーションで稼動することからも『踊る大捜査線』が先延ばしになっているのが分かる」(映画関係者)
柳葉は約3年前から妻子とともに故郷である同県大仙市に住み、「住民票も移し、同市の旅館内に私財を投じ自分の資料館を設立した」(週刊誌記者)というから、郷土愛の深さも東国原、橋本両知事にひけをとらない。
「あとは、出馬することに本人が納得するかどうか。『もっと勉強してから』と思えば、4年後の出馬になる。秋田に骨を埋めたのは政界進出を見据えてのこと」(同)
ひと足先の3月29日に投開票の千葉県知事選には俳優で元衆院議員の森田健作氏(59)が出馬を表明。今春、一気に2人の“タレント知事”誕生実現か!?
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>>250
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090214ddlk02010275000c.html
選挙:青森市長選 共産党、鹿内県議を支援へ /青森
任期満了に伴う4月の青森市長選で、共産党の東青地区委員会と市議団は13日、立候補を表明している県議の鹿内博氏(60)=県民クラブ、5期目=を支援すると発表した。
鹿内氏の政治的立場や「市民100人委員会」の設置など、多くの点が同党の考えと一致するという。鹿内氏の立場に沿い、政策協定は結ばない方針。
鹿内氏は「私の基本的政策を見ていただいた上での自主的な支援と受け止めている。市民の声を反映する市政を目指し、選挙に臨みたい」と述べた。【山本佳孝、野宮珠里】
毎日新聞 2009年2月14日 地方版
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090214t21013.htm
青森市長選 共産候補擁立を断念
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、19日投票)で、共産党東青地区委員会は13日、青森市内で記者会見し、独自候補の擁立を見送り、立候補を表明した無所属新人の青森県議鹿内博氏(60)を自主的に支援する、と発表した。
青森市長選には鹿内氏以外に、旧市を含めて通算で6選を目指す現職の佐々木誠造氏(76)と、無所属新人の市議関良氏(50)が出馬の意向を明らかにしており、これで三つどもえの構図がほぼ固まった。
同委員会は独自候補の擁立を模索してきたが、反現職票が分散されることを懸念。「市民の最大の声は市長の交代」として擁立を断念した。畑中孝之委員長は「鹿内氏とは合併特例債を使った公共事業の見直しなど政策面で一致する点が多く、支援を決めた」と説明した。
鹿内氏は党や政治団体からの推薦・支持は受けず、政策協定も結ばない考えを示していることから、同委員会は自主的な支援という形を取るという。
2009年02月14日土曜日
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>>122
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090214t11046.htm
タクシー券交付・使用を厳しく制限 仙台市
仙台市の梅原克彦市長のタクシーチケットの不適正使用問題を受け、市は13日までに、全庁的なタクシーチケット利用のルールを定めた要綱をまとめた。使用基準などを従来の申し合わせ事項よりも厳密にし、チケットの交付前後で不適正な使用をしていないか確認できるようにした。16日に施行する。
新たな使用基準は(1)公用車や公共交通が使えない(2)市の付属機関の委員や研修の外部講師の送迎(3)深夜や早朝に及ぶ勤務で公共交通を使えない―といった場合に限定した。市長、副市長については、公用車の代用としてタクシーを使うことを認めた。
職員へのチケットの交付状況を管理するため、新たに交付管理簿への記入も義務付けた。
チケットを交付する場合、所属課長などが日付や職員の名前、使用理由、経路、チケットの通し番号を管理簿に記入。タクシー会社から支払いの請求が来た際、使われたチケットと照らし合わせてチェックする。
梅原市長の一連の問題では、チケットを束ごと受け取り、実質的に無制限に使っていたことや第三者に譲渡していたことなどが明らかになった。
要綱には、必要な場合に必要な枚数のみを交付することを盛り込んだ。市の付属機関の委員などに交付する場合は、職員が日時や付属機関の担当課、使用者名をあらかじめ記入。運転手に渡す際に経路や料金など必要事項を記載するよう、委員に申し伝える。
対象は梅原市長をはじめとする市長部局のほか、市立病院や市ガス局など公営企業も含む。
東京事務所でのタクシークーポン券の使用も、要綱に準じる。
要綱をまとめた総務局は「従来より使用状況のチェックを厳しくし、市民の信頼が得られるよう職員全員が適正な使い方を徹底したい」と話している。
2009年02月14日土曜日
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2009年2月13日(金)
共産、鹿内氏を支援/青森市長選
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090213225137.asp
共産党東青地区委員会と党青森市議会議員団は十三日、市議会で会見し、任期満了に伴う青森市長選(四月十二日告示、同十九日投票)に独自候補を擁立せず、既に出馬表明している同市選出の県議・鹿内博氏(60)を自主的に支援することを明らかにした。
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2009年2月14日(土)
つがる市長選、あす告示
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090214190301.asp
任期満了に伴うつがる市長選は十五日に告示される。再選を目指す現職の福島弘芳氏(63)=無所属=以外に具体的な出馬の動きはなく、無投票当選となる公算が大きい。複数の立候補届け出があれば、二十二日の投票日に向けた七日間の選挙戦が始まる。
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佐竹秋田市長、24日に辞職へ 市長選は知事選と同日選に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090215a
4月12日投開票の知事選に出馬する意向を固めている佐竹敬久秋田市長(61)は14日、取材に対し、今月20日に市議会議長へ辞職届を提出する考えを明らかにした。辞職は24日付。23日に開かれる市臨時議会で同意される見通し。
佐竹市長が24日付で辞職することで、公職選挙法の規定によって知事選と秋田市長選が同日に行われることがほぼ確定的となった。
佐竹市長は先月末の段階で「選挙が重なると投票率が上がり、民意が反映される。経費も省ける」などと語り、当初から市長選と知事選が同日選となることを視野に辞職のタイミングを探ってきた。新年度予算案を提出する2月定例市議会が目前に迫っていたことや、現職市長としての重要公務が重なっていたことなどを踏まえながら調整を続けてきた。
佐竹市長が議長に辞職届を提出すると、議長は公選法の規定により、5日以内に市選挙管理委員会に通知。市選管は通知を受けた日の翌日から50日以内に選挙を行わなければならない。このため市長選は知事選と同日となることがほぼ確実となった。
(2009/02/15 09:30 更新)
穂積県議、出馬に意欲 秋田市長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090215d
次期秋田市長選に関し、同市選出の穂積志県議(52)=みらい21=は14日、取材に対して「後援会の皆さんから出馬を要請されている。佐竹敬久市長の動向を見て、近く決めたい」と話し、立候補に意欲を示した。
穂積氏はこの日、同市で行われた自身の後援会新年会であいさつ。「8年前に市長選に出馬して敗れたが、公約に掲げた除排雪の強化や中心市街地活性化などの方向性は間違っていなかった」と意欲を見せた上で「今回の市長選が4月の知事選と同日になるか、まだ分からない。(最終的な判断まで)もう少し時間を下さい」と話した。
穂積氏は同市議を経て、1995年から県議。2001年の同市長選に出馬し、佐竹氏に2288票差で敗れた。同年の県議補選で当選した。
同市長選をめぐっては、淡路定明県議(49)=同市選出=が出馬に意欲を示しているほか、冨樫博之県議(53)=同=も立候補に含みを残す発言をしている。
(2009/02/15 10:01 更新)
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知事選「連合を軸に」、社民党県連定期大会 山本代表ら三役再任
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090214s
社民党県連(山本喜代宏代表)は14日、秋田市のルポールみずほで定期大会を開き、4月12日投開票の知事選は「連合を軸とした枠組みを尊重して戦う」とした2009年度の運動方針を決め、山本代表ら三役を再任した。
県内の代議員ら約60人が出席。山本代表はあいさつで、知事選出馬の意思を明らかにしている川口博小坂町長(61)について「民主党が出馬要請したと報道されたが、野呂田芳成氏も応援すると伝えられる。そんな中で社民党が乗れるのかという気持ちはある」とし、同じく知事選出馬の意思を固めた佐竹敬久秋田市長(61)については「全国市長会長として定額給付金の問題に分かりやすく反論した点で評価する声もある」と述べた。その上で「連合や平和労組と協議しながら党として方針を定めたい」と話した。
来賓あいさつで、民主党県連の寺田学代表が「衆院選秋田1、3区で自分と京野公子県連副代表を推薦してもらい感謝している。2区で山本代表を当選させるため、県連として応援する」、連合秋田の工藤雅志会長は「共闘関係にある民主、社民と一緒になって政権交代の実現に努力したい」と述べた。平和労組の伊藤正通議長は知事選について「寺田知事には(県職員の賃金引き下げや全国学力テスト市町村別成績の公表問題で)煮え湯を飲まされた。寺田県政が引き継がれることは認められない」とした。
(2009/02/14 22:17 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090215t41013.htm
自民憂うつ秋田知事選 擁立失敗と山形ショック
秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)で、12年ぶりの県政与党復帰に燃えていたはずの自民党が、すっかり意気消沈している。独自候補の擁立に失敗し、1月の山形県知事選で自民党が支援した現職候補が敗れた衝撃で、主戦論は吹き飛んだ。無所属で出馬する候補に乗るしかない状況だが、県連内は支援相手をめぐり真っ二つに割れていて、「もう自主投票だ」との声さえ上がっている。(秋田県知事選取材班)
「自民党の知事選は、あの時に終わったんだ」。今月10日の常任総務会。ある若手県議は、戦う姿勢を訴える幹部を横目に、つぶやいた。
「あの時」は昨年12月下旬、満を持して出馬を打診した読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏(62)=三種町出身=が不出馬を伝えた時だ。知名度があり、有力な独自候補になると見込んでいただけに、若手県議は「橋本さんがOKしてくれていれば」と今も悔やむ。
追い打ちを掛けたのが、山形県知事選だ。秋田県連の鈴木洋一幹事長は「単純に自民対非自民の構図ではなかった」とみる一方、「自民党単独の支援で勝つのは難しいと思った」と明かす。
主戦論は吹っ飛び、県連内では「積極的に動けば、候補者に自民色を付けることになり迷惑だ」と自虐論さえ聞こえる。
自民党は過去3度の知事選で、寺田典城知事(68)に対抗馬を立てたが敗れた。2005年の前回は独自候補の擁立に失敗し、土壇場で無所属候補に乗った。今回は同じ道はたどるまいと、昨年6月に早々と候補者選びに着手。県政奪還の準備を進めるはずだった。
「このままでは、05年の繰り返しになる。執行部は責任を取るべきだ」(中堅県議)と厳しい声も上がる。
鈴木幹事長は「自主投票にはしたくない。候補者の一本化を目指す」と語る。支援先は、出馬が濃厚な3人の首長経験者のうち、小坂町長の川口博氏(61)と秋田市長の佐竹敬久氏(61)に事実上絞られたが、どちらかにまとまる見通しはない。
川口氏については、産業振興などの手腕を高く評価する声がある。ただ、民主党が出馬要請を決めており、次期衆院選への影響を考えて2の足を踏む向きがある。寺田知事の次男が民主党県連代表ということで「反寺田の基本軸がぶれる」と否定的な見方もある。
佐竹氏は1997年の知事選に出馬した際、自民党が推薦し、落選後は県連顧問を務めた。最近は反寺田色を強めており、同調する県議は少なくないが、「大事なのは推した候補が勝つことだ」と民主党との相乗りを容認する声も広がる。
ベテラン県議は「無理やり一本化して党内が分裂したら大変だ。情けないが、自主投票しかない」とぼやいている。
2009年02月15日日曜日
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>>277
穂積志県議(52)=みらい21=
淡路定明県議(49)=いぶき=
冨樫博之県議(53)=自民党=
秋田市 定数13−候補18 (選管確定)→自3民1公1社1共1国1無5/自2無3
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 19,184(12.5%) 穂積 志 50 無所属 現 5 (元)旧秋田市議=みらい21所属
当 13,772(9.0%) 田口 聡 52 公明 現 2 党県代表
当 13,393(8.7%) 冨樫 博之 51 自民 現 4 (元)衆院議員秘書・リース会社役員
当 12,289(8.0%) 中泉 松司 27 自民 新 1 (元)参院議員秘書・農業
当 10,519(6.8%) 山内 梅良 59 共産 現 2 党県常任委員
当 9,887(6.4%) 石川 ひとみ 56 社民 新 1 党県副代表・石鹸推進運動
当 8,618(5.6%) 石川 錬治郎 67 国民 新 1 党県支部代表
当 8,297(5.4%) 工藤 嘉範 49 無所属 新 1 農業・工藤嘉左衛門(新生会所属)息
当 7,950(5.2%) 北林 康司 65 自民 現 6 (元)県会議長
当 7,879(5.1%) 淡路 定明 47 無所属 現 2 (元)民主党県代表・秋田市議=いぶき所属
当 7,807(5.1%) 高松 和夫 64 民主 現 5 (元)党県幹事長
当 7,221(4.7%) 鈴木 孝雄 62 無所属 新 1 (元)旧秋田市議・前回次点
当 7,204(4.7%) 瀬田川 栄一 59 無所属 現 2 (元)旧秋田市議=みらい21所属
□ 6,073(4.0%) 竹下 博英 53 自民 新 党支部幹事長・旧雄和
□ 5,031(3.3%) 黒崎 一紀 48 自民 新 (元)衆院議員秘書・旧雄和
□ 4,627(3.0%) 小松 健 60 無所属 新 (元)秋田市議
2,684(1.7%) 中川 猛夫 57 無所属 新 調剤薬局社長 >>3734
1,307(0.9%) 京極 利美 59 無所属 新 政治団体代表
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>>257-258
秋田2区の名無しさん,解説感謝です。
寿司屋の人,惨敗でしたね。。
現職・渡辺氏が大差で再選 五城目町長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090215q
五城目町長選開票結果
当 5,616 渡辺 彦兵衛 61 無現
次 1,358 加賀屋 誠 55 無新
▽有権者数9,833(男4,531、女5,302)▽投票者数7,044▽有効6,974▽無効70▽不受理0▽持ち帰り0▽投票率71・64%(男70・96%、女72・22%)
任期満了(今月24日)に伴う五城目町長選は15日、町内14カ所で投票を行い、午後8時から役場正庁で即日開票された。その結果、現職の渡辺彦兵衛氏(61)が5616票を獲得、新人の飲食店経営加賀屋誠氏(55)に4258票差をつけて一騎打ちを制し、再選を果たした。投票率は71・64%で、2005年2月の前回町長選を13・62ポイント下回り、過去最低となった。
渡辺氏は4年間の実績を強調。町当局と住民が連携して施策を展開する「協働のまちづくり」の推進や雇用の確保、五城目朝市を中心とした経済活性化策を掲げ、支持を訴えた。地盤の町中心部を手堅くまとめたほか、農村部でも票を伸ばした。
加賀屋氏は告示まで約3週間と迫った先月21日に出馬表明。町特別職と議員の給与・報酬削減を財源とした学校給食無料化などを打ち出したが、浸透し切れなかった。
(2009/02/15 21:28 更新)
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私も惨敗した方に入れましたが、はっきりいって活気がなかった選挙でした。
前回は4500:3500ぐらいだったのですが。
争点がまるでないのと現職である、というのは現職にはもってこいの要素ですからねぇ。
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>>282
なるほど。
前回落選の佐藤氏がリベンジするならそのまま出た方が良かったかも知れませんね。。
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もう合併は過去の争点なんでしょうかねぇ。
三川の新町議10人決まる
2009年02月15日 22:51
http://yamagata-np.jp/news/200902/15/kj_2009021500260.php
任期満了に伴う三川町議選は15日、投票が行われ、即日開票の結果、10人の新たな顔触れが決まった。投票率は76.96%。前回(80.74%)を3.78ポイント下回った。
当選したのは、現職6人、元職2人、新人2人。現職が強みを発揮し、立候補した6人全員が当選、上位5位までを占めた。元職1人と新人1人が伸び悩み、涙をのんだ。
同町議選は今回から定数が2削減されて10となり、現職6、元職3、新人3の計12人が激戦を繰り広げた。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090216l
“四重選挙”で投票箱不足の懸念 知事選投開票日、県内各選管
4月12日の知事選投開票日に、市町長選、県議・市議の補選まで重なる可能性がある自治体で、投票箱の不足が懸念される事態となり、県内の各選管職員が頭を悩ませている。四重選挙となった際に備え、各選管は投票箱の購入や他市町村からの借り受けなども検討しているが、候補者が出そろっていない自治体も多く、選管職員からは「選挙がいくつ重なるかで対応が変わる。早く顔触れが決まってほしい」と本音も漏れる。
任期満了に伴う北秋田市長選には、これまで新人2人が出馬を表明。このうち1人が立候補に伴い県議を辞職したため、公選法の規定で知事選と同日に選挙を行うことが確定。さらに現職市議が県議補選への出馬の意向を固めており、この市議からの辞職通知を3月25日以前に市選管が受理すれば、市議補選も同じ日に行われることになる。
同市選管は「衆院選では選挙区、比例区、最高裁裁判官の国民審査の3種類の投票を行っている。三重選挙までは投票箱を用意できるが、市議補選が重なれば間に合わなくなる」。今後の対応については「新たに買うか、近くの市町村から借りることを想定している。いずれにしても選挙がいくつ重なるのか早く決まってほしい」と話す。
男鹿市長選には現職県議と市議らが立候補を表明しており、知事選、市長選、県議・市議補選が重なる公算が高い。「そうなれば投票箱の数が足りなくなるばかりでなく、投票所のスペースが手狭になることも懸念される」と同市選管。投票用紙を色分けした上で、一つの投票箱に複数の選挙の投票をしてもらうことなども考えているという。
(2009/02/16 14:07 更新)
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>>282 >>283
隣の井川町というところも前回は無投票の様子でしたが、現職の計らいで八百長のような感じで新人が出たことがあります(うちの親父の親戚の情報より)。「次はお前に譲るから、今回は練習のつもりで出馬してみろ。」のようでした。
少しばかりは町内にお金が回るということではいいかもしれませんね(笑)。
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凄い鷹揚ですねw
対立候補として出ただけで干されるみたいな所と較べて随分と現職に余裕があるなぁ。。(゚Д゚;)
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>>261
>選管担当者からは「4年ごとに同日選をやると考えると悩ましい」とのため息も漏れていた。
>>285
>“四重選挙”で投票箱不足の懸念 知事選投開票日、県内各選管
投票率の事考えると選挙は重なった方がいいと 思うんですけど役人は忙しいのイヤだしそもそも選管は投票箱に余裕がないんですな。
投票箱ぐらい隣県等から掻き集めて来れば宜しいと思うが。
啓発費用や看板費用など考えると投票箱を借りてくる費用などたかが知れてると思うのだけど。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090217ddlk05010139000c.html
佐竹・秋田市長:辞職を表明 知事選・市長選、同日投開票へ /秋田
秋田市の佐竹敬久市長は16日の会見で、知事選(4月12日投開票)出馬に伴い、24日付で辞職する考えを明らかにした。20日に市議会議長に辞職届を出し、23日開会の臨時市議会で同意される見通し。知事選と市長選は同日選になるとみられる。
佐竹市長は「今週末に議長に辞職のお願いをする。臨時議会は私の議会の最後になる」と出馬への決意を改めて示した。
公職選挙法では、市長が市議会議長に辞職届を提出後、議長は5日以内に市選管に通知。市選管は通知の翌日から50日以内に市長選挙を実施すると定めている。市選管は、両選挙を同日に実施できるよう調整する方針。
佐竹市長はこれまで、市長選と知事選は同日が望ましいとの考えを示していた。【岡田悟】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090217-OYT8T00190.htm
3県議が秋田市長選「検討」
佐竹・秋田市長は辞意表明、知事選へ
4月12日投票の知事選で、出馬の意志を固めている秋田市長の佐竹敬久氏(61)が、16日、今月24日付けで市長を辞職する考えを表明した。事実上の出馬表明となる。一方、辞職に伴い行われる秋田市長選には現職県議3人が出馬を検討しており、知事選とともに県都決戦もいよいよ本格化してきた。
秋田市長の佐竹氏が事実上の出馬表明をしたことで、秋田市長選が4月5日告示、同12日投票で行われることが確実となった。市長選への出馬が取りざたされている秋田市選出の県議3人は16日、読売新聞の取材に対し、いずれも「出馬を検討している」と述べた。
出馬を検討している県議は、穂積志氏(51)(みらい21)、冨樫博之氏(53)(自民)、淡路定明氏(49)(いぶき)の3人。
穂積氏は「中央街区(秋田市中通の日赤・婦人会館跡地)を含めて街づくりの方向性を示し、人の集まるところや流れをつくりたい。新市庁舎の計画は凍結したい」と話した。
穂積氏は、今月23日に予定している市内の若手経営者らとの意見交換会で秋田市の展望を話し合い、その後、後援会と協議して出馬の判断をしたい意向で、「3月1日から14日までに結論を出したい」との見通しを示した。
冨樫氏は「後援会と検討している。3月に入ってから結論を出したい。ほかにどういった人が出るのかも判断材料だ」と語った。
淡路氏は「中央街区の開発には反対。出馬を迷っている部分もあるが、県議会最終日の3月10日までに判断する」と述べた。淡路氏は以前、民主党県連代表を務めたが、同県連の寺田学代表は今月6日の常任幹事会後、「淡路氏の支援を検討する」と話している。
◇
秋田市長の佐竹氏は16日の定例記者会見で、知事選に向けて準備を進めるため、市長職を退く考えを明らかにした。20日に市議会議長あてに辞職届を提出し、23日の臨時市議会で同意を得て、24日付で辞職する。
佐竹氏は「今週の公務を責任を持ってこなした上で、市議会議長に市長職を退くことをお願いする。臨時会が私の最後の議会となる」と述べた。辞職理由について記者から「知事選への出馬のためか」と問われると、「はい」と答えた。正式な出馬表明と公約の発表などは後日、改めて記者会見を開いて明らかにする。
公職選挙法では、議長が市長からの退職の申し立てを市選管に通知した翌日から50日以内に市長選を行うとしており、知事選との同日選がほぼ確実となった。
一方、知事選に出馬の意志を固めている小坂町長の川口博氏(61)は、18日に秋田市で民主党県連の幹部らと会談する。党県連は今月6日の常任幹事会で、川口氏への出馬要請を決めており、県連側が会談を求めていた。
民主党県連の高松和夫代表代行は「常任幹事の中には、川口氏と面識の無い人もいるので、川口氏の考えなどを聞きたい。出馬要請もする」と話している。
知事選にはこのほか、前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)が立候補を表明している。
(2009年2月17日 読売新聞)
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出るつもりだったのか!?
リンク先画像に各会派の評価があるが、全会派がネガティブ評価
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090217t11036.htm
再選へ意欲満々? 仙台・梅原市長任期残り半年
仙台市の梅原克彦市長は、21日で任期残り半年となる。今のところ再選に向けた意思を明らかにしていないが、周囲には「意欲満々」(市幹部)という見方も広がっている。市議会には3年半の梅原市政に冷ややかな評価が少なくなく、水面下では対立候補擁立の動きが起きつつある。
「一律男女共学化の反対集会に来ていた高校生のお母さんたちは『選挙になったら女性軍団をつくって梅原さんを応援します』とVサインを見せました」
1月下旬、複数の市議の自宅に郵送されてきた文書が波紋を広げた。県立高校の一律男女共学化に反対する団体から送られたもので、一律共学化への反対と、梅原市長を支持する内容がつづられていた。
市政と直接関係のない県立高校の一律共学化に対し、梅原市長が反対を叫んできたことも、「市長選をにらんだ布石」との憶測を呼んでいる。
手紙を受け取った市議は「梅原市長は仙台一高出身。別学支持者の支援を得るのが目的のパフォーマンスで、狙い通り支持してくれる団体があるのだろう」と指摘する。
市長選への立候補について、梅原市長は「残りの任期を1日1日仕事するだけ」という「公式見解」を繰り返す。16日に開会した市議会2月定例会の施政方針でも、立候補については触れなかった。
無所属を含む市議会7会派の幹部の梅原市政に対する評価と、現時点での市長選へのスタンスは=表=の通り。
「市役所に緊張感をもたらした一方、バランスを欠いている」(民主クラブ仙台・木村勝好幹事長)「福祉施策に力を入れているが、国の追随」(公明党市議団・笠原哲団長)「家庭ごみ有料化など市民には負担を求めながら、自身は公私の区別がない」(共産党市議団・福島かずえ団長)と、与野党とも厳しい視線を送る。
今月に入り、以前から梅原市長に批判的だった渡辺博市議が「市長に厳しく臨みたい」として、最大会派の改革ネット・自民を離脱した。
市役所OBや一部の会派が候補者探しを始めている。「3月から4月ごろまでには、候補者は絞られてくる可能性もある」と市議の一人はみている。
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>>290-291
リンク先の評価転載〜♪
梅原ははっきり言って独りよがりのバカ。
此処は是非鎌田さゆり様に出て圧勝していただきたいっす(`・ω・´)
=表=
_______ 3年半の梅原市政の評価______ 市長選へのスタンス
改革ネット・自民 市民,市職員から十分に信頼されていない 未定
野田幹事長
民主クラブ仙台 自身の理念先行で多くの軋轢を生んでいる 未定
木村勝好幹事長
きぼう 鈴木勇治代表 「上から目線」で職員の力を引き出せていない 未定
公明党市議団 市民感覚から乖離しているのが心配 未定
笠原哲団長
共産党市議団 行政手腕以前に政治家としての資質に問題 不支持
福島かずえ団長
社民党市議団 市民協働,情報公開を否定し,市政を私物化している 不支持
辻隆一代表
無所属 渡辺博市議 多様な価値観を認めず,市民から遊離している 不支持
2009年02月17日火曜日
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>>289
プロフィールからみるに、
穂積:保守系
淡路:市民派
んな感じですね。ちなみに、淡路は国際結婚してるみたい。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090219t41004.htm
最後の定例会やっぱり対立 寺田知事と秋田県議
秋田県議会2月定例会で、今期限りで退任する寺田典城知事と議会の対立が、またもや鮮明になっている。与野党を問わず県政運営への批判を展開する議会に対し、知事はかたくなに持論を強調して譲らない。3期12年に及ぶ寺田県政総決算の舞台で、議論が全くかみ合っていない。
10日に開会した2月定例会は16、17の両日、代表質問と一般質問を行った。寺田知事の政治姿勢や県政運営を評価する声より、批判の声が上回っている。
野党の最大会派・自民党の鶴田有司議員は、知事肝いりの情報公開に切り込んだ。市町村教委が反対する中、全国学力テストの市町村別成績を公表したことについて、「(知事の)手法は独断的。知事になりたてのころは、緊張した面持ちや謙虚さを感じたのだが」と非難した。
与党の第二会派「みらい21」の樽川隆議員は、知事が行財政改革を進めた結果、職員数が減って事務ミスが多発していると指摘。「改革は果たして、簡素で効率的な県政運営を確立したと言えるのか」と皮肉った。
こうした非難の声に、知事は議会に根回ししない自身の流儀を引き合いに出して、真っ向から応酬。「議会と対立する場面は多かったが、県民の県政への関心が高まったのは事実。個別の政策の評価は後世に譲るとして、自由な政治風土を醸成できたことが一番の成果だ」と強調した。
長年対立を繰り返してきた両者だが、寺田県政最後の定例会だけに、本質的な議論を期待している県民は多い。
相変わらずの“いがみ合い”に、傍聴していた秋田市の中年男性はため息交じりに話した。「互いに主張をぶつけ合っているだけ。いつになったら、この場で中身のある建設的な議論を聴けるのか…」。
2009年02月19日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090219t41003.htm
民主県連、川口氏を支援 秋田県知事選
民主党秋田県連は18日の常任幹事会で、知事選(3月26日告示、4月12日投票)に立候補する意思を固めている小坂町長の川口博氏(61)を支援することを決めた。
常任幹事会を前に、県連は川口氏を招いて意見交換した。川口氏は「一生懸命、秋田のために命がけで頑張りたい。3月の町議会終了と同時に正式な出馬表明にこぎ着けたい」と述べた。
県連の寺田学代表は終了後、「産業と雇用の創出、内向きの県政に戻さない県財政の立て直しなどの点で、川口氏と考えが一致した」と話した。常任幹事からは、大手企業の役員を観光大使に据えた人脈の広さに期待する声が上がったという。
川口氏は、今期限りで退任する寺田典城知事の県政運営について、行政改革と情報公開を評価したが、県議会との対立や説明不足を問題点として挙げ、是々非々の立場を強調した。
2009年02月19日木曜日
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090219e
自民党県連、3氏から政策聴取へ 知事選、独自候補打診は不調
自民党県連は18日、党所属県議による常任総務会を開き、4月12日投開票の知事選に向けて、現時点で出馬を予定している3氏から政策などの考え方を聞くことを決めた。日程は、来週以降で調整する。
常任総務会では、鈴木洋一幹事長が「独自候補擁立を断念しているわけではない」とも述べ、今月に入り、在京で本県出身の民間人に出馬を打診したが、前向きな返事を得られなかったことも報告した。
同党県連に対しては、前羽後町長の佐藤正一郎氏が正式に支援を要請しているほか、佐竹敬久秋田市長、川口博小坂町長も政策面の考えを聞いてほしいと申し入れるなど、事実上の支援要請をしている。同党県連は、政策などを聞いた上で、支援するかどうかを決める方針。
鈴木幹事長は「党として独自候補の擁立は厳しくなっているのは事実。3氏からの支援要請を受け、考えを聞きたい」と話している。
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サスケ元岩手県議を逮捕 電車内で乗客けった疑い
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090220t33047.htm
電車内で乗客に携帯電話のカメラで撮影されたのに腹を立て、けるなどしたとして、警視庁南千住署は20日までに、暴行の現行犯で覆面プロレスラーで元岩手県議のザ・グレート・サスケ(本名・村川政徳容疑者(39)を逮捕した。
南千住署によると、サスケ容疑者は「もみ合いになったが、暴行はしていない。おれにも肖像権がある」と供述している。
逮捕容疑は19日午後11時50分ごろ、東京都内のJR常磐線北千住−南千住間の電車内で、東京都荒川区の男性会社員(36)の携帯電話を投げ付けた上、胸ぐらをつかんだり、けったりした疑い。サスケ容疑者は覆面姿だった。
2人は南千住駅で下車。近くにいた人が通報し、駆け付けた南千住署員に逮捕された。
サスケ容疑者は1993年「みちのくプロレス」を結成。2003年には岩手県議に当選。07年には、岩手県知事選に出馬したが落選した。覆面を着けたまま議員活動を続けたことで話題になった。
2009年02月20日金曜
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/090220/akt0902200247000-n1.htm
【特報 追う】対立構図いまだ描けず 秋田県知事選
2009.2.20 02:46
任期満了に伴う秋田県知事選は、告示まで1カ月余り。昨秋から官民さまざまな名が浮かんでは消えてきたものの、ようやく候補者の顔ぶれが揃ってきた。だが、先月に知事選が行われた隣県、山形と違い「自民対反自民という従来の対立構図では見えにくい」ようだ。各政党や団体の思惑、候補者たちの地域事情が複雑に絡み合い、まだ選挙戦の構図は描けていない。(宮原啓彰)
知事選には、これまで前羽後町長、佐藤正一郎氏(55)が出馬表明し、秋田市長の佐竹敬久氏(61)も20日、正式表明する見通しだ。また、小坂町長の川口博氏(61)が出馬の意向を固め、県北、県央、県南の首長経験者が名乗りを上げた格好となっている。
10日に開会した2月県議会。12年間、知事の椅子(いす)に座ってきた寺田典城知事は「3選を超えて在任しないとの公約を守り今期限りで退任する」と引退表明した。その寺田知事の2男で衆院議員の寺田学民主党県連代表は2日、川口氏と会談。同県連は6日の常任幹事会で、川口氏への出馬要請を決め、支援候補者を早々と一本化した。
18日の緊急常任幹事会で、川口氏も「民主党の出馬要請は大変光栄。政党支援の有無にかかわらず県民党、秋田党のスタンスで臨みたい」と述べた。寺田代表は会議後、「川口氏の掲げる農林業など産業育成への共感や、(小坂町の)観光大使を担う大企業との人脈、パイプに感心する声が上がった」とし、「推薦など(支援のあり方は)は正式な出馬会見の後に決めたい」とした。
民主県連幹部は「6日の常任幹事会では異論もあった。佐藤、佐竹両氏の名前も挙がったが、最後は寺田代表が推す川口氏に全会一致でまとまった」と話す。「川口氏は知名度で劣り、佐竹氏は12年前、県の食料費問題で渦中にあった。それぞれにハンデがあり、選挙戦の行方は不透明だ」
◇
民主の不安は川口氏の知名度だけではない。支持母体の連合秋田は13日、地方委員会で「現段階で(知事選の)方針を提示できずおわびしたい」と各労組の代表に謝罪。工藤雅志会長は「(民主県連の決定は)山形のように自民対反自民の構図といえるのか。理解できない。自主投票も選択肢の一つだ」と独走した民主県連と、保守寄りとされる川口氏を推すことへの不満を口にした。
民主、連合との三者共闘関係にある社民党県連合も冷たい反応だ。山本喜代宏代表は「全国市長会会長の佐竹氏には、定額給付金を批判したと評価する声もある。自主投票も含めて検討している」と話す。また、同連合の幹部は「三者共闘の枠組みを無視し、寺田代表が突き進んだようだ。民主党も一枚岩ではない」と不信感を示す。続けて「党内は賛否両論。県南出身知事の県政が続き、県北出身の川口氏を望む声と野呂田芳成衆院議員(2区、無所属)が応援する川口氏への反発が交錯している」。
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◇
野呂田氏は昨年、自民党県連に川口氏への支援を要請した。川口氏の行政手腕を高く買っていたという。川口氏自身は「野呂田氏は協力者の1人」と強調するが、後援会幹部は「やはり野呂田氏の存在は大きい」と語る。
一方、当の自民県連は昨年、読売新聞特別論説委員、橋本五郎氏に絞り出馬を要請した。ところが、橋本氏が年末に固辞し頓挫してしまった。現在、独自候補の擁立はおろか、党内の取りまとめさえも難しい状況に陥っている。
「川口氏を推せば、民主主導の候補者に相乗りしたイメージになる」(同県連幹部)という思惑に加え、川口氏の背後に過去の選挙や議会で再三、対決してきた不倶戴天の相手、寺田一族が透けてみえるだけに、拒否感を示す自民県議も少なくないという。「かといって、12年前にも負けた佐竹氏で勝てるのかとの声もある」と同県連幹部は続けた。
同県連の鈴木洋一幹事長は「党としては意見の一本化を目指す。自主投票という形は取りたくない。今月中に答えを出す」と苦悩をにじませた。
社民党県連合の幹部は「今回は党派を超えた選挙戦。地域や個人的な感情が複雑に入り組んでいる」と背景を語った。
政党や団体の思惑が肝心の有権者たちにどう影響を与えるのか。いま一つ、盛り上がりに欠けたまま知事選は本番を迎えた。
■次期秋田県知事選 3期目の寺田典城知事の任期満了に伴い、3月26日告示、4月12日投開票される。立候補が予想される佐藤正一郎前羽後町長、佐竹敬久秋田市長、川口博小坂町長のほかには、共産党県委員会が関係団体とともに独自候補の擁立に動いている。佐竹氏は20日に、川口氏が来月6日以降に正式に出馬を表明する見込み。また、同知事選をめぐっては、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏、文部科学省事務次官の銭谷眞美氏が候補者に挙がったが、いずれも出馬要請を断った。
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>>290-291
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090221t11050.htm
梅原市長に与党ダメ出し 仙台市議会代表質疑
仙台市議会2月定例会は20日、本会議を開き、代表質疑を行った。任期が残り半年となった梅原克彦市長の政治姿勢や行政手腕に対し、与党3会派から厳しい評価が相次いだ。
最大会派の改革ネット・自民の鈴木繁雄議員は、梅原市政の3年半を総括。「職員との信頼関係を基礎にリーダーシップを発揮するべきなのに、それが感じ取れない」と指摘した。
民主クラブ仙台の村上一彦議員は、市ガス局民営化が応募した企業グループの辞退で頓挫したことについて、「経済状況の悪さを理由にしているが言い訳。交渉力不足、施策の失敗と言わざるを得ない」と批判した。
施政方針に疑問を投げかけたのは、きぼうの鈴木勇治議員。「市長の政治理念がどこにあるのか。政策の基軸が不明確で、100万都市の市長としての資質に疑念を抱く」と述べた。
3年半の自己評価を問われた梅原市長は「市民の幸せと市の発展のため、安全・安心の実現、地域福祉の向上、子育て支援、教育環境の充実などに努力してきた。これらは着実に成果に結びついている」と答えた。
県立高校の一律男女共学化に反対するため県教育長の自宅に公用車で手紙を届けたことについては「一政治家としての行動だったが、公用車や職員を使ったことは若干、配慮に欠けた」と述べた。
23日以降の質問者は次の通り。(敬称略)
▽代表質疑 笠原哲(公明党市議団)福島かずえ(共産党市議団)大槻正俊(社民党市議団)
▽一般質問 加藤和彦、安孫子雅浩、庄司俊充、小野寺利裕、高見のり子、八島幸三、渡辺博、跡部薫、佐藤わか子、岡征男、ふなやま由美、相沢和紀、斎藤範夫、岡部恒司、西沢啓文、大泉鉄之助
2009年02月21日土曜日
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佐藤氏が総決起大会、知事選 「秋田再生の先頭に」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090222n
4月12日投開票の知事選に無所属での出馬を表明している前羽後町長の佐藤正一郎氏(55)の総決起大会が22日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた。佐藤氏の後援組織「秋田、これでいい会」と後援会の主催。両会の会員や支持者ら約400人が出席して、気勢を上げた。
佐藤氏は「(前回知事選からの)4年間、国体で胸を躍らせるなど明るい話題もあった。しかし、秋田に住みたくても住めない人がいるなど現状は厳しい。秋田を再生する先頭に立って、責任を果たしたい」と出馬への意気込みを力説。「秋田の再生は、基盤である農林水産業の再生なくして、あり得ない。低農薬の価値ある農産物を生産するほか、米粉や飼料用米など米を多用途に使うなど、もう一度、米の国・秋田をよみがえらせたい」と述べた。
両会は今後、県北や県央での知名度を高めるための活動を展開する予定。
知事選では、このほか、佐竹敬久秋田市長(61)が出馬表明したほか、川口博小坂町長(61)も立候補の意向を固めている。
(2009/02/22 21:48 更新)
佐竹市長の辞職に同意 秋田市臨時議会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090224e
秋田市の臨時市議会が23日開かれ、佐竹敬久市長(61)が申し出ていた24日付の辞職が全会一致で決まった。佐竹市長は4月12日投開票の知事選に無所属で立候補する。
本会議で加賀谷正美議長が佐竹市長の「退職の期日に関する同意の件」を提案、直ちに採決に入った。辞職同意を受け、退任あいさつに立った佐竹市長は「市民生活に身近な施策を優先し、市民と協働で市政運営に当たるなど、市の発展に全力で尽くしてきた」と市長在任の7年7カ月余りを振り返った。
知事選に臨む思いについては「地方分権改革の具体化や道州制導入、産業経済の低迷、雇用、少子高齢化、人口減少といった多分野にわたる課題を踏まえれば、今後の県政のかじ取りが本市を含む全県の将来を左右することは明らか。県と市が一体感を強め、スピード感をもって課題解決に当たることが不可欠で、今後の政治生命を県全域の発展にささげたい」と述べた。
(2009/02/24 09:49 更新)
穂積県議が出馬へ、秋田市長選 3月上旬にも正式表明
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090224c
秋田市選出県議の穂積志氏(51)=秋田市新屋日吉町31の7=が、佐竹敬久市長(61)の辞職に伴う次期秋田市長選に立候補する意思を固めたことが23日、分かった。28日に後援会幹部と話し合い、了承されれば来月上旬にも正式表明する。次期秋田市長選へ立候補する意思を固めたのは、穂積氏が初めて。
穂積氏は23日夜、同市内で秋田青年会議所や港商友会など商工関係者が開いた「秋田を語る会」に出席。「秋田市の課題解決のため、トップに立ってもらいたい」と要請を受け、「重く受け止めている。立候補することになったら協力をお願いしたい」と出馬の意向を明らかにした。
穂積氏は、同市の課題として、森林資源の有効活用や雇用対策の強化、農業を生かした新たなビジネスの創出などを挙げた。
穂積氏は秋田市生まれ。成蹊大法学部卒。秋田市議を経て1995年に県議に初当選し、現在4期目(当選5回)。2001年には同市長選に出馬し、2288票差で佐竹氏に敗れ、同年の県議補選で当選した。
(2009/02/24 08:53 更新)
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湊屋氏が出馬表明 県議選北秋田市・郡補選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090223n
北秋田市の元市議会議員、湊屋啓二氏(51)=同市元町4ノ15=は23日、県議選北秋田市・郡選挙区の補欠選挙(欠員1)に、無所属で立候補することを正式表明した。湊屋氏が同日付で市議を辞職したため、市議補選の実施も確定した。
市交流センターで会見した湊屋氏は「老後の不安がなく、豊かさを体感できる元気な地域の構築を目指す」などと語った。公約には▽基幹産業である農林業の振興と特産品開発の支援▽奨学金制度などの充実、子育て家庭への財政支援▽森吉山周辺の観光開発?などを挙げた。
湊屋氏は早稲田大第二文学部卒。2006年市議選で初当選。菓子製造販売業。
同補選は、津谷永光氏が北秋田市長選出馬のため辞職したことに伴い実施。同市の会社役員、北林丈正氏(48)も立候補を表明している。
(2009/02/23 22:24 更新)
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>>142 >>301-302
北秋田市・北秋田郡 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 11,530(40.5%) 津谷 永光 55 自民 現 6 党県会長→北秋田市長選出馬により辞職
当 9,312(32.7%) 近藤 健一郎 51 無所属 新 1 (元)森吉町長・知事が出馬を促し選挙でも支援→△みらい21へ
□ 7,596(26.7%) 北林 丈正 46 自民 新 ゴルフ場経営・世襲→津谷氏辞職による補選に出馬表明。
北林氏が出馬表明 県議選北秋田市・郡補選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090217t
北秋田市の会社役員、北林丈正氏(48)=宮前町8ノ18=は17日、県議選北秋田市・郡選挙区の補欠選挙(欠員1)に立候補することを正式に表明した。同補選は、津谷永光氏が北秋田市長選出馬のため辞職したことに伴い実施される。
市中央公民館で会見した北林氏は「地域で努力している人たちと共に手を携え、汗を流し現場第一主義で、郷土発展のために頑張りたい」と決意を述べた。
重点施策としては▽食料自給率向上や減反見直しの動きなどに合わせた農業の再興▽滞在型観光の推進▽内陸線存続の乗車促進活動推進?などを挙げた。
北林氏は法政大工学部卒。2007年の県議選同選挙区に自民党公認で出馬したが、次点だった。自民党北秋田市・郡第2選挙区支部長。
県選挙管理委員会によると、補選は4月3日に告示され、知事選や同市長選と同日の4月12日に投開票となる見込み。同補選には北秋田市議会議員が出馬の意向を示している。
(2009/02/17 20:50 更新)
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秋田市長選 3県議、出馬に前向き
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090224t41012.htm
秋田市議会臨時会は23日、任期満了に伴う秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)への出馬を理由に佐竹敬久市長(61)から提出されていた辞職届に同意した。これに伴う市長選は知事選と同日選となる公算が大きい。これまでのところ3人の県議が出馬に意欲的で、県議会2月定例会最終日の3月10日前後に本格的な動きが出てきそうだ。
3人はいずれも秋田市選出で、自民党の冨樫博之氏(53)=4期目=、無所属の淡路定明氏(49)=2期目=、無所属の穂積志氏(51)=5期目=。
冨樫氏は、「(市長選に)出るとも出ないとも言えないが、意欲的なものはある」と語る。後援会の一部に慎重論もあるため、3月上旬をめどに最終判断したい考え。
淡路氏は、秋田市議から県議となり、民主党県連代表も務めた。出馬について県連と協議中で「定例会が終わる3月10日をめどに、態度を明らかにしたい」と話す。
穂積氏も秋田市議を経験、最も意欲的とみられる。2001年の市長選に初出馬し、佐竹氏に敗れた。後援会が出馬を勧めており、「その方向で考えている」と語る。
市長選の最大の争点になりそうなのが、JR秋田駅西口の市街地再開発事業。地権者らで組織する準備組合が本組合へ衣替えし、事業計画は新年度から本格的に動きだすが、市民の間では賛否両論ある。
3氏とも、県都の玄関口でありながら、10年以上たなざらし状態になっている広大な1.7ヘクタールの利活用の必要性では認識を同じにする。だが、計画に対し、冨樫、穂積両氏は「推進」の立場で、淡路氏は「凍結」を主張する。
冨樫氏は「わたしは市街地再開発の推進派。今の計画では駄目だが、現状の商店街の状況を考えれば、再開発を進める以外にない」と言い切る。
穂積氏は「県と市の公共施設の内容などは見直すべき点が多い。市の施設には、市役所機能を分散させるなどして集客を図るべきだ」と話す。
淡路氏は「再開発自体に反対。肝心の議論が不足している。県や市など関係機関や市民で徹底的に議論することから始めるべきだ」と訴える。
2期約8年の佐竹市政について、3氏はいずれも、手堅い行政手腕を評価しつつ、佐竹氏とは一線を画した市政運営のビジョンを描いている。
2009年02月24日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090226t41008.htm
秋田知事選 構図いまだ不透明 争点も見えず
告示まで1カ月に迫った秋田県知事選(3月26日告示、4月12日投票)は、首長経験者3人が出馬に名乗りを上げ、候補者は出そろいつつある。だが、政党は自民、非自民とも支援相手を一本化できておらず、選挙戦の構図はいまだ不透明。3人の主張の違いは浮かび上がらず、争点も見えないままだ。
(秋田県知事選取材班)
「今の構図は自民対反自民と言えるのか。わたしには理解できない」。今月13日、連合秋田が秋田市で開いた会合で、工藤雅志会長はいら立ちをあらわにした。
連合秋田と協調関係にある民主党県連は、小坂町長の川口博氏(61)への支援を決めたが、同じく協調関係にある社民党県連には、前秋田市長の佐竹敬久氏(61)を推す声が強く、非自民は事実上、分裂状態にあるためだ。
連合秋田は前回(2005年)と前々回(01年)、民主、社民両党と共闘態勢を組んで自民党に対抗。現職の寺田典城知事の再選、3選を勝ち取ってきたが、その「勝利の方程式」は今回、実現しそうにない。
工藤会長は「山形の知事選が国政を動かし、秋田も全国から注目されている。それなのに…」と足並みの乱れを悔やむ。
対する自民党県連も一枚岩ではない。幹部は川口、佐竹両氏や前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)と政策協議し、支援相手を1人に絞り込みたい考えだが、県連内は川口氏派と佐竹氏派で真っ二つ。
党県議からは「2人のどちらか(を支援する対応)でいいのでは」と自主投票を求める声も上がり、自民党が佐竹氏か佐藤氏を支援して、川口氏を推す民主党と激突する構図になるかは微妙だ。
出馬する3氏の違いも分かりにくい。世論を二分するような県政課題がない上、川口氏と佐竹氏がまだマニフェスト(公約集)を発表してないこともあり、相違点は県北、県央、県南と首長を務めた地域くらいだ。
寺田知事の県政運営についても、川口氏は「情報公開は評価するが、議会対応には課題があった」と中立的な立場を貫く。佐竹氏も「市町村を振り回した」と批判しながら、「反寺田ではない」と是々非々を強調する。
前回、寺田知事と事実上の一騎打ちを演じた佐藤氏が唯一、「知事が主人公の県政から、県民が主役の県政へ」と転換を訴えているが、有権者が争点と意識するほどの対立軸にはなっていない。
県内の首長からは「このままだと3人の単なる人気投票で終わる。12年ぶりの新人同士の知事選がこれでいいのか」とぼやく声が漏れる。
◇秋田県知事選立候補予定者
川口博 61 小坂町長 無新
佐竹敬久 61 前秋田市長 無新
佐藤正一郎 56 前羽後町長 無新
2009年02月26日木曜日
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/tijisen/tijisen_01.jsp
混沌 知事選、揺れる政党・団体
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告示が1カ月後に迫った知事選。立候補予定者の顔触れは固まりつつあるが、12年ぶりの新人同士の戦いというのに、県内各政党や団体の方向性が決まらない。政党で、支援候補を明らかにしているのは民主党だけ。3期ぶりに「知事の座奪取」を目指しながらも迷走を続ける自民党は、どんな結論を出すのか。寺田典城知事を支えてきた民主党、社民党、連合秋田の非自民非共産勢力の足並みはそろうのか―混沌(こんとん)とする情勢を追った。
24日の候補者検討委員会の最終会合でも新たな候補者名が浮上せず、独自候補擁立を断念する見通しとなった自民党県連。25日には、前羽後町長の佐藤正一郎氏と、前秋田市長の佐竹敬久氏の2人の立候補予定者が相次いで支援を求めてきた。
鈴木洋一幹事長は「これまで候補擁立のために要請を続ける立場だったが、今度は要請を受ける立場。受け身となり何とも複雑な気持ち…」とつぶやいた。
■積極的選択肢示せず
出馬を予定している川口博小坂町長も来月4日、県連に政策を説明する。独自候補擁立が極めて困難となった今、3人の中から1人の支援候補を選ぶことが県連にとって最後の判断となる。12年間にわたり県政野党に甘んじてきたとあって昨年6月以降、勝てる候補擁立を目指してきたが、前回に続き県民に積極的な選択肢を示し得ていない。
「この人にかけていた」と鈴木幹事長が名指しするのは、昨年末に不出馬を表明した読売新聞社特別編集委員の橋本五郎氏。擁立に向けて時間をかけたが、ある党所属県議は「3カ月半もかける必要はなかっただろう」と執行部をチクリ。別の県議は「全国的に自民党への逆風が強く、出馬要請する相手にも、相乗りの可能性のある他政党に対しても影響力を示せず主導権を握れなかった」とぼやく。
県連は3人からの支援要請などを受け、最終的に1人を支援候補として組織決定する方針ではあるが、先行きは不透明だ。
現時点で、党所属県議は佐竹氏支持と川口氏支持で割れている。県議の思いの強さはまちまちだが、22人のうち10人余りが佐竹氏支援の考えを示しており、川口氏支持はその半数ほど。残り数人は態度を明らかにしていない。
■「知事の影が見える」
佐竹氏には「12年前の知事選が食糧費問題を受けて行われたのに、県庁内(当時総務部次長)から出馬した政治判断が理解できない」と抵抗感を示す県議もいるが、即戦力との期待がある。
一方、川口氏に対しては、独自の町づくりなど行政手腕への高い評価がある一方で、民主党県連が既に出馬要請したことや、同党県連の寺田学代表が自民党と対立してきた寺田典城知事の次男であることなどから、「知事の影が見える」との懸念は強い。
党所属国会議員では、二田孝治衆院議員(比例東北)が佐竹氏支援の考えを示しているが、御法川信英衆院議員(秋田3区)は「政策をしっかり聴きたい」と述べるにとどまっている。
鈴木幹事長は、川口氏に民主党が出馬要請したことなどに抵抗感を示しつつも「支援候補は党内議論で決めること」と白紙であることを強調した。
なかなか一枚岩になれない現状から、県連内部には「一本化しても、実際の選挙戦では『漏れ』が生じる」との観測がもっぱらだ。「独自候補も擁立できず、さらに分裂選挙になるような事態は避けるべきだ」とある県議は言うが、実態は分裂含みの様相を呈している。
2009.2.26付
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石川市議が出馬表明 鹿角市長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090227a
鹿角市議会議員の石川徹氏(44)=鹿角市十和田錦木字浜田11=が26日、任期満了(7月2日)に伴う同市長選に無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は、現職で1期目の児玉一(ひとし)氏(62)に続き2人目。
石川氏は「現市政は民間の感覚に乏しく、市民の声が届いていないと感じる。時代と地域に合った政策を打ち出し鹿角の活性化を図る。これまでに培った全国の人脈を生かして取り組みたい」と決意を語った。
公約には▽働く場の創出▽環境政策の推進▽スポーツ、芸術文化の振興によるまちづくり?などを挙げた。
石川氏は岩手県久慈市生まれで、生後間もなく鹿角市に移った。明治大政治経済学部卒。米代新報社、北鹿新聞社記者を経て1997年に市議に初当選し、連続3期目。鹿角サッカー協会会長などを務める。
(2009/02/27 08:30 更新)
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>>141-142>>301-302
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/714
北秋田市民病院 医師不足
常勤医半数のみ 全科一斉開業は絶望的
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090227-OYT8T00122.htm
《09知事選》告示1か月前<上>候補擁立
政党動き鈍く力不足
3月26日の知事選告示まで1か月。前羽後町長・佐藤正一郎氏(56)、前秋田市長・佐竹敬久氏(61)が出馬表明し、小坂町長・川口博氏(61)は3月6日にも正式表明する。ようやく複数の立候補予定者が出そろったが、政党の動きの鈍さが目立つ。その背景を追った。
◎
13日、秋田市中通のパーティー式場イヤタカ2階のボストンホール。鈴木陽悦参院議員(60)のスプリングパーティーに、佐竹、川口両氏、読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏(62)が来賓に招かれていた。出席者は次々と橋本氏に握手や写真撮影を求めた。
来賓の社民党県連の山本喜代宏代表(53)があいさつに立った。
「橋本先生が知事選に出てくれていたら、何の問題もなかった」
照れ笑いをする橋本氏に対し、佐竹、川口両氏は苦笑いを浮かべた。
橋本氏には、昨年秋、自民党が出馬を要請し、民主党も接触していた。「自民、民主、社民、連合秋田の4者で橋本氏を統一候補とすることが決まっていた」と自民や社民など複数の関係者は話す。だが、橋本氏は即答はせず、昨年末になって不出馬を表明した。各党の構想は崩れた。
◎
いち早く知事選に出馬を表明したのは佐藤氏だった。
だが、佐藤氏が昨年8月に記者会見し出馬を正式表明してから5か月間、ほかに名乗り出る人はおらず、佐竹、川口両氏は表立った動きは見せなかった。
佐竹氏に親しい県議が8月、出馬の話題を振ったとき、佐竹氏は「家族は認めないよ」と笑っていなした。この県議は「佐竹さんが決意したのは10月だ」と明かす。大仙市の県議は12月、佐竹氏から「知事選に出たら票をまとめられるか」と聞かれ、「あぁ、出るんだなと思った」と話す。
関係者によると、佐竹氏は、橋本氏が立候補した場合は、出馬する考えはなかったという。
橋本氏が不出馬を表明後、佐竹氏は今年1月7日の年頭会見で、「知事選に関心はある」と語り、出馬を事実上表明したのは1月28日になってからだった。
◎
一方、川口氏は、昨年末、寺田典城知事(68)から「知事になってはどうか」と打診された。
年明け早々には、野呂田芳成衆院議員(79)からも打診を受けた。「先生にお任せします」と野呂田氏に告げたのは2月4日だ。
その間、川口氏は自民党本部で菅義偉・選挙対策副委員長に会い、支援を取り付け、企業への根回しを図った。自分の辞職後を任せる副町長の人選も進めた。
そして2月10日、事実上の出馬会見を行い、「きのうまでは知事選に対して白紙というスタンスだったが、きょうから環境整備へ向けて動きたい」と述べた。
◎
立候補予定者が水面下で着々と準備を進めていた一方で、橋本氏擁立に動いた政党は、ほかに代わる候補を見いだせずにいた。
自民党県連の鈴木洋一幹事長(64)は今年1月、それ以前に出馬の打診を断られていた文部科学省事務次官の銭谷真美氏(59)に再度打診。銭谷氏の出身校の秋田高校の同級生らと擁立へ動いたが失敗した。2月には大館市出身の女性会社員に出馬要請したが、かなわなかった。
鈴木幹事長は「昨年10月までには候補者を決めたかった。橋本さんに時間をかけすぎた面もあるが、我々の力不足として強く反省している」と苦渋の表情で責任を認めた。
一方、民主党は2月6日、県内の政党に先駆けて、川口氏への支援を決めた。それでも県連の寺田学代表(32)はこう話す。「政党として、県民にもっと早く候補者を打ち出すべきだった。遅すぎだよ」
(2009年2月27日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090227t11034.htm
与野党、知事選にらみ激突 宮城県議会代表質問
宮城県議会2月定例会は26日、村井県政の与野党会派が、それぞれ会派会長を押し立てて代表質問を行った。各種施策の実行をリクエストした自民党・県民会議には、村井嘉浩知事がリップサービスを連発。民主党系の改革みやぎは、今秋の知事選をにらんで村井知事の政治姿勢を痛烈に批判した。
◎自民党・県民会議/「夢持てる」称賛
「前知事時代は、夢を見せるだけの県政だった。企業誘致で具体的に成果を出している現在の県政は、夢を持てる県政だ」。自民党・県民会議会長の中村功議員は、冒頭から村井県政を持ち上げた。
施策要望に村井知事は、前向き答弁で応じた。
政府・与党が2008年度第2次補正予算に盛り込んだ高速道路の土、日、祝日通行料金「一日一律1000円」制度。村井知事は、県道路公社管理の自動車道でも「料金割引を導入する方向で検討を進める」と表明した。
財政負担の増大を懸念する事務方は渋い顔だが、村井知事は「富県宮城実現のための物流効率化に資する」と断言し、与党席から喝采(かっさい)を浴びた。
自民党議員らが、定例会の度に求めてきた全国和牛能力共進会の誘致でも、答弁は与党の顔を立てた。再質問で食い下がる中村氏と、議場からの「秋には知事選だぞ」の声に押され、村井知事は「条件をクリアすれば実施する」と踏み込んだ。
中村氏は大盤振る舞いの知事答弁を引き出す一方、事前に色よい回答の感触を得られなかった質問は取り下げた。
終始笑顔のやりとりを「なれ合いになりすぎてないか」と冷や冷やしながら見守る自民党議員もいた。
◎改革みやぎ/「山形」挙げ挑発
「知事、あなたが政府、自民党を支持し、エールを送れば送るほど麻生太郎首相の求心力は低下し、内閣支持率は下落している」
改革みやぎ会長の内海太議員は、政権批判を織り交ぜながら村井知事の立ち位置を批判し「自民党寄りの行動を改めるべきだ」と迫った。
すかさず自民党議員が「麻生は関係ない」と村井知事を擁護するやじで応酬した。苦笑いの村井知事は「県民党の立場から行政の中立的運営に配慮している」と冷静に応じた。
さらに、知事選への再選出馬の意思をただし「山形県では、村井知事の盟友だった斎藤弘前知事が新人候補に敗れた。知事選の時期には政権交代しているかもしれない」と挑発した。
本来なら、与党会派が打ち合わせの上聞くのが慣例だ。村井知事は「わたしの任期は11月20日まで。まずは任期いっぱい職務を果たしたい」と受け流した。
質問後、内海氏は「自分の政治姿勢さえ、役人が書いた答弁を呼んでいる。真摯(しんし)に答える気が全くない」と批判のボルテージを上げ、同僚議員も「まるで緊張感がなかった。笑ってごまかす村井県政の3年間を象徴するような答弁だった」と痛烈に批評した。
2009年02月27日金曜
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>>303とか
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090227t42006.htm
秋田駅西口再開発に「異議」 市民と議会
JR秋田駅西口(秋田市)の中心市街地再開発事業で、市民や議会から計画見直しを求める声が強まっている。地権者らでつくる再開発組合は設立されたものの、景気悪化の長期化が懸念される中、2012年3月完成予定の複合施設の開館は大幅にずれ込む見通しで、計画の実現性を疑問視する向きは少なくない。
計画に反対する市民グループは今月12日、秋田市長に、計画の凍結か中止を求める公開質問状を提出した。グループの山内幸一代表は「この経済状況で、多額の税金を使って再開発を進めること自体が無謀だ。ハコモノだけで街ににぎわいは生まれない」と強調する。
市の街づくりについて勉強会を開いてきたあるNPOの関係者は、「計画は場当たり的で失敗の可能性が大きい。市の公共施設一つとっても、既にある機能を盛り込むなど建設の必然性が乏しい。計画を急がずに当面、保留にして大幅に見直すのが賢明ではないか」と再検討を訴える。
県議会や秋田市議会も計画を危ぶむ。
「この予算を通しても、事業へのゴーサインにはならないんだな」。両議会の昨年12月定例会。再開発事業への補助金を盛り込んだ補正予算案をめぐり、まるで県議と市議が申し合わせたかのように、それぞれの議会で行政側に同じ質問を繰り返した。
両議会はともに予算案を可決したが、「あくまで、本格的審議は計画が具体化する(今年)9月以降だ」と、行政側にくぎを刺した。多額の税金が投入される事業だけに、「中心市街地の再開発は全国的に成功例は少ない。失敗したら、誰がどう責任を取るのか」と、不安を抱く議員は多い。
計画への風当たりが強まっていることに対し、再開発の主体となる「中通1丁目地区市街地再開発組合」の七尾高雄理事長は、「大変に厳しい状況下で事業が行われるので、今後も多くの問題は出てくる」と心配しながらも、「商業施設が具体的になれば、賛同していただけるのではないか」と理解を求める。
秋田市の市勢活性化推進本部は市民グループの公開質問状に、計画の合理性を主張する回答を出した。
[中通1丁目地区第1種市街地再開発事業] 現在、大半が空き地となっている秋田市中通1丁目の1.7ヘクタール(旧日赤病院・県婦人会館跡地)に、新秋田県美術館や商業モールなど総延べ床面積約4万4300平方メートルの複合施設を整備する。2010年8月着工、12年3月完成予定。総事業費約159億円のうち国、県、秋田市が計約50億円を補助する。公益公共施設を取得する秋田市は、補助金のほかに約50億円拠出する。
2009年02月27日金曜日
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>>308
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090228-OYT8T00248.htm
《09知事選》告示1か月前〈中〉 自民
分裂 不戦敗も現実味
秋田市中通の秋田キャッスルホテルの一室。今月3日、イスに腰掛ける野呂田芳成衆院議員(79)のわきに、自民党県連の鈴木洋一幹事長(64)と2人のベテラン県議が座った。
野呂田氏は、小坂町長・川口博氏(61)を知事候補として自民党が支援するよう求めた。
だが、鈴木幹事長は拒否した。「寺田知事がいるからダメなんです」
野呂田氏は激高した。
「自民党のメンツの問題ではない。県民のために何が出来るか考えろ。そうでなければお前ら、政治家なんて辞めてしまえ」
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野呂田氏が初めて、川口氏を推薦したのは昨年12月24日。
この日、鈴木幹事長と、当時県連会長だった津谷永光・前県議(57)は東京都内で、読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏(62)と会い、出馬要請を断られていた。携帯電話で呼び出され、その足で衆院議員会館の野呂田氏のもとへ向かった。野呂田氏は2人に「川口町長はどうだ。寺田知事もいいと言っている」と話した。
自民党は過去3度の知事選で、いずれも寺田知事に破れ、議会では対立関係にある。党内には、川口氏本人は評価しても、「背後に知事の姿が見えるから悩ましい」とこぼす県議もいる。
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自民党は昨年6月、県内の政党ではいち早く、候補者を検討する「秋田のニューリーダーを考える会」を作った。寺田知事が3期で引退し、12年ぶりに新人同士の戦いになる今回の知事選で、党として勝利し、知事与党の座に就くことは至上命令だった。しかし、候補擁立に至らないまま、今月24日の7回目の会議を最後に活動を終えた。
川口氏と前秋田市長・佐竹敬久氏(61)、前羽後町長・佐藤正一郎氏(56)のいずれかを支援する選択を迫られる。
だが、態度を決めかねているうちに、民主党県連が川口氏支援を決定。知事の次男でもある寺田学代表(32)は、川口氏の顔写真と実績を詳細に記した広報紙を広く配布した。
民主党に先行され、10日の自民党県連常任総務会では「民主が推す川口氏に乗るのはシャクだ」との意見が出た。鈴木幹事長も「民主党の機関紙であそこまでやられると抵抗感がある」とプライドをのぞかせる。
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そんな鈴木幹事長らの胸中を見透かしてか、関係者によると、野呂田氏は「俯瞰(ふかん)の視点が必要だ」と話しているという。県議の一人は「川口氏支援の口実にしろということだろう」と解釈する。
自民党県連の一部には、川口氏を支援する動きがある。その一方で、「知事には30万都市の秋田市長だった佐竹さんがふさわしい」と、佐竹氏を推す声もある。県連内は分裂している。
あるベテラン県議は「情けないが、自民党では候補者を担ぎ出せないのが現状だよ」と話す。
自民党県連は25日、候補者リストになかった佐藤氏から知事選で掲げる政策を聞いた。さらに3月3日に佐竹氏、4日に川口氏と順次面会し、考えを聞く予定だ。
橋本氏に出馬要請を断られた後、鈴木幹事長は「第三者を待つやり方は、現場として責任放棄だ」と述べていた。だが、今はそれが現実となり、迷走状態にある。政党にとって事実上の「不戦敗」となる自主投票が現実味を帯びている。
(2009年2月28日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0227/TKY200902270377.html
福島・矢祭町、「第2役場」計画先送り 町議の反対強く
2009年2月28日7時34分
福島県矢祭町は27日、4月にスタートさせる予定だった外部組織「第2役場」について、先送りすることを決めた。町の業務を大幅に委託する考えだったが、批判的な町議が多く、委託料を計上した新年度予算案が3月定例会で否決される恐れがあるためだという。
この日あった町議会全員協議会では、複数の町議から「(役場本体に)正職員を採用すべきだ」「町民の理解が得られていない」と批判が相次いだ。これを受け、古張允(まこと)町長は「将来の検討課題にしたい」と表明した。
同町は01年に「合併しない宣言」をしている。「第2役場」は、現在65人いる職員を50人台にしてコストを削減し、住民サービスを向上させるために計画した。
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>>308>>311
とりあえず、3「者」連合だわな
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090228-OYT8T01072.htm
≪09知事選≫告示1か月前〈下〉 民主・社民・連合
3社連合深まる亀裂
民主党県連が小坂町長・川口博氏(61)に知事選への出馬を要請することを決めた2月6日、県連の寺田学代表(32)は記者会見で突然、野呂田芳成衆院議員(79)の名前を出した。
「野呂田さんから私に、川口さんはどうだと言われたことはない。むしろ私が、企業や先輩などが評価する声が高いですねと、名前を出したことはある」
隣で聞いていた高松和夫代表代行(66)もすぐさま、「野呂田さんは関係ない。寺田君にもそこは関係なく、この話を進めなくてはならないと話した」と発言した。
さらに寺田代表は、父の寺田知事の関与を記者から問われ、「次の知事選に関して興味は持ってないなと、近くで感じる」と否定。県連が川口氏に出馬要請した18日にも、報道陣を前に「川口さんは、知事の後継とか、野呂田先生が後ろで操るとか、そういう関係ではないと言っていた」と語り、あくまで民主党が主体的に川口氏を支援していることを強調した。
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民主党と社民党、連合秋田は3者連合を組み、過去2回の知事選で、寺田知事を応援し、過去2回の参院選でも3者連合の統一候補が自民党候補に勝利を重ねた。次期衆院選、今回の知事選でも連合して戦うことを確認していた。
しかし、3者の協議がまとまる前に、民主党が単独で川口氏支援に踏み切ったことで、3者連合に亀裂が生じ始めている。
背景には、社民党が子育て増税などで知事と対立し、連合秋田も県職員の給与カットを巡って知事と距離を置いたことがある。さらに、次期衆院選の構図も微妙な影を落としている。
秋田2区から立候補する前衆院議員で社民党県連の山本喜代宏代表(53)には、民主党と連合秋田がすでに推薦を決めている。
対する自民党候補は、野呂田氏が後継指名した金田勝年・前参院議員(59)。川口氏は最近まで金田氏の小坂町後援会長を務め、金田氏のブログには、「励ます会」に出席した川口氏が金田氏の横で笑う写真が掲載されている。
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2月14日、秋田市内で開かれた社民党県連の定期大会で、山本代表は「県北の方(川口氏)は民主が出馬をお願いしているが、野呂田氏も応援すると伝えられる中で、社民が乗れるのか」と述べた。続く来賓あいさつで、県平和労組会議の伊藤正通議長は「寺田県政に煮え湯を飲まされてきた。寺田知事の後継候補を支援することはない」と言い切った。
社民党県連幹部は「山本さんと伊藤さんの話を合わせると、ちょうど県連の考えになる」と解説する。
前日の13日に秋田市内で開かれた連合秋田の地方委員会で、工藤雅志会長は「1月の山形知事選は、自民、反自民という言われ方をし、それが国政選挙につながると言われた。今の秋田は、自民と反自民の構図なのか私にはなかなか理解できない」と語った。
工藤会長は26日、県議会に社民党県連幹部を訪ね、知事選の対応を話し合った後、ため息混じりに言った。「いやー、判断が難しい」
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2月25日、前秋田市長・佐竹敬久氏(61)は、社民党県連本部を訪れ、山本代表ら県連四役に知事選出馬のあいさつをし、政策について意見交換した。
県連幹部の一人は「佐竹さんはいいんじゃないか。知事選では民主との枠組みにはこだわらない。連合とだ。佐竹さんをやろうと思う」と民主党との分裂に言及した。
社民党県連は3日、連合秋田は6日にそれぞれ知事選に向けた会議を開く。告示まで1か月を切った知事選で、3者連合の分裂の可能性が高まっている。
この連載は、早川悦朗、松本貴裕が担当しました。
(2009年3月1日 読売新聞)
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>>305
http://www.sakigake.jp/p/special/09/tijisen/tijisen_02.jsp
混沌 知事選、揺れる政党・団体
他の政党が知事選への対応を決めあぐねるのを尻目に、いち早く川口博小坂町長(61)への支援を打ち出した民主党県連(寺田学代表)。18日に秋田市で開いた常任幹事会に川口氏を招き、県政について意見交換。その数日後には、川口氏の町長としての実績をアピールする広報紙を作成し秋田市内に全戸配布した。
川口氏支援で走りだした民主党は、過去2回の知事選で社民党県連、連合秋田とともに寺田典城知事を応援してきた。過去2回の参院選でも、自民党の現職に知名度の高いアナウンサーをぶつけて連勝。3者による非自民・非共産共闘は、近年の全県1区の選挙で圧倒的強さを誇る。
しかし、今回の知事選では、その3者に不協和音が響いている。背景には、寺田代表の父でもある寺田知事に対し、社民党と連合が距離を置き始めたことがある。
■職員給与削減に反発
社民党県連の定期大会で山本代表(左)のあいさつに耳を傾ける(前列左端から)寺田代表と工藤雅志連合秋田会長=14日、秋田市のルポールみずほ
行財政改革路線をひた走ってきた寺田知事は2007年2月、県職員給与の削減を突如発表。これに連合秋田最大勢力の自治労県本部が反発し、社民党も同調した。それ以来、「県職員労働組合との対話を重視しない」として、連合と社民党は寺田知事への批判を強めた。県議会与党の立場だった社民党は一時、「野党宣言」さえ検討した。
また、寺田代表が昨年11月、「脱政党の枠組み」による知事選候補擁立を唱え、従来の三者共闘を重視しない方針を打ち出したことが、民主党と社民党・連合との距離を広げた。「反寺田色」を強める社民党・連合は、「川口氏には寺田知事の影が見え隠れする」として、今のところ川口氏支援には消極的だ。
一方、寺田知事は誰を応援するかについて、公の場では「ノーコメント」を貫いている。しかし今月3日、野呂田芳成衆院議員(秋田2区、無所属)と秋田市のホテルで会談し、川口氏を支援することで合意。その後、複数の県議に対し「川口氏の方がいいだろう」などと支援を促した。
■佐竹氏を推す動きも
衆院選秋田2区に山本喜代宏県連代表を擁立する社民党には、同選挙区の後継候補に自民党の金田勝年前参院議員を指名した野呂田氏が、川口氏を推していることへの抵抗感もある。
社民党や連合が、寺田知事と野呂田氏との関係を懸念していることについて、川口氏は「政策と離れたところで、あれこれ判断されるのは残念。誰が好きだとか嫌いだとかでなく、政策を議論する選挙にしたい」と話す。
こうした中、社民党と連合の中に、前秋田市長の佐竹敬久氏(61)を推す動きが出ている。自民党県議のうち十数人が佐竹氏支援に傾いていることから、「反寺田」を旗印に、社民党・連合と自民党が共闘する可能性すら出てきた。
2009.2.27付
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>>312
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000902280005
「自立の町」急ブレーキ
2009年02月28日
●町長、議会対策に失敗
「自立の町づくり」と「町民との共働の町づくり」のシンボルになるはずだった矢祭町の「第2役場」構想に急ブレーキがかかった。27日の町議会(定数10)の全員協議会で、賛同者を多数にすることができず、古張允町長は4月スタートを断念、先送りを表明した。議会対策に失敗した形で、今後の町政運営に難しいかじ取りを迫られることになりそうだ。(木村英昭)
全員協議会は今月に入って3回目。古張町長は、この日の協議会でも改めて理解を求めたが、「反対」や「時期尚早」と述べる町議が少なくとも5人いて、「スタートの仕方に不備があったと言わざるを得ない。第2役場については将来の検討課題とする」と表明した。
協議会では、圷(あくつ)豊明町議(共産)が「小泉構造改革」への批判が高まっている現在の状況を指摘、「官の仕事を民に移譲するのは時代錯誤だ」と述べた。鈴木正美町議(無所属)は、第2役場構想を盛り込んだ06年度開始の総合計画に触れ、「2年たったら見直すとある。当時とは経済、行政状況が変わっている」とし、見直しをしない町の不備を指摘した。
金沢重光町議(同)は「時期尚早」、鈴木敏男町議(同)は「若い職員を(役場本体に)採用すればいい」、菊池忠夫副議長(同)は「町民の理解が得られていない」と語った。
協議会終了後、先送り表明について古張町長は報道陣に対し、「町としてはベストの選択と思っていたが、残念だ。町民の皆さんに協力してもらえるシステムづくりが必要だろう」と語った。第2役場を再度検討する時期については「現在は白紙」と答えた。
●反対、対案示す必要も
第2役場の4月スタートを先送りした背景には、昨年の町議選で、古張町政に距離を置く町議が増えたという事情もあるが、町執行部の説明不足も否めない。
議会だけではない。町民からも「従来のような嘱託職員と第2役場ではどう違うのか」「町職員の天下りではないのか」といった声が聞かれ、第2役場のあるべき姿が十分に伝えられていなかったことがうかがえる。
そうした議員や町民が抱える不安や疑念を十分払拭(ふっしょく)できないまま、古張町長が「4月スタート」を優先せざるを得なかったのはなぜか。
理由の一つとしては、今年度末に5人の町職員が退職することで、残る職員が抱える業務量が増えてしまうことがあった。職員の忙しさは「現在の65人でも、今の役場機能を維持するのには限界だ」(古張町長)という。
第2役場設立を先送りしたことで町は、従来通りの手法で嘱託職員を採用する。
ただ、第2役場を評価する専門家は少なくない。自治体政策が専門の今井照・福島大教授は、朝日新聞の取材に「業務の委託ができる民間企業も少ない中山間地域では、地域住民の組織化を通じた町政運営の仕組み作りが今後は必要になってくる。今後の地方自治の一つのあり方を示すだろう」と評価していた。
その点、計画に反対した町議らは対案を提示する必要があるだろう。一方、古張町長は町民を巻き込んだ議論の場を新たに作り、町政への信頼を再構築することが求められる。
「協働の町づくり」を実現するには、結論だけでなく、そこに至る過程にも町民がかかわることが欠かせないだろう。4月で任期の折り返しを迎える古張町政の真価が問われている。
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>>289>>292>>303>>310
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090302a
冨樫県議は出馬せず、秋田市長選 支援者の声など踏まえ
4月12日投開票の秋田市長選へ立候補を検討していた同市選出県議の冨樫博之氏(53)=自民党=は1日、出馬しない考えを明らかにした。取材に対し、「現在の状況や支援者の意見を踏まえ、県議として頑張らなければならないという結論に達した」と話した。
冨樫氏は今年に入り、出馬の可能性について後援会と相談していた。2月28日に開いた後援会幹部会では、立候補を求める意見が出る一方、「状況を見極めるべきだ」などとする慎重論もあったという。
同市長選には、いずれも同市選出県議の穂積志氏(51)と淡路定明氏(49)が出馬の意思を固めている。
(2009/03/02 08:31 更新)
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高齢だし若いの出たらいちころちゃうか。
現職の櫛田氏が立候補へ意欲 いわき市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090303t61005.htm
福島県の櫛田一男いわき市長(71)は2日の市議会代表質問で、今夏の市長選(9月27日任期満了)について、再選を目指し立候補する強い意欲を示した。
櫛田市長は「市民の幅広い支援を得られれば、真摯(しんし)に対応していきたい」と述べた。取材に対しては「後援会と相談し、4月にも表明したい」と語った。
櫛田市長はいわき市出身で磐城高卒。県職員や県議5期を経て、2005年9月の市長選で初当選した。
2009年03月03日火曜日
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これは確か大島系だよねぇ。
民主はちゃんと立てよ
現職小林氏が立候補を表明 八戸市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090303t21006.htm
青森県八戸市の小林真市長(58)は2日の市議会本会議で、「引き続き、八戸の発展と市民の幸福のため、一身をささげたい」と述べ、任期満了(11月16日)に伴う市長選に再選を目指して無所属で立候補する意向を表明した。
小林氏は与党議員の一般質問に答えた。「市長就任から3年4カ月がすぎ、八戸を良くしたいという思いは一層強まった」と強調。「道半ばの事業を実現するのはわたしの責務であり、市民に対する責任だ」と決意を語った。
小林氏は八戸市出身で東北大卒。青森県職員を経て旧自治省に入り、旧浦和市(さいたま市)企画部長、総務省財務調査官などを歴任。2005年10月の市長選で初当選した。
八戸市長選で立候補表明したのは小林氏が初めて。
2009年03月03日火曜
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>>110>>128>>250>>273
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090303ddlk02010009000c.html
選挙:青森市長選 社民、鹿内県議を支援 /青森
任期満了に伴う4月の青森市長選で、社民党青森総支部は2日、立候補を表明している鹿内博県議(60)=県民クラブ、5期目=を支援すると発表した。鹿内県議とは政策協定は結ばす、自主的に支援するという。
同総支部は、佐々木誠造市長は高齢多選で、職員による不祥事も相次いでいるとして批判。一方、鹿内県議は市民の立場に立った活動をしていることなどから評価したという。党県連は総支部の決定を受けて党の立場を決めるという。
鹿内県議は「ありがたい決定。支援を無にしないよう、勝たなければとの気持ちを強くしている」と語った。【山本佳孝、野宮珠里】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090302-OYT8T01247.htm
変わる藤里町議会
改革条例案提出へ
県内初めての改革が始まる藤里町議会 藤里町議会は10日に開会する3月定例会で、議会改革のため「町議会基本条例案」を提出する。質疑を一問一答方式に変えたうえで、答弁者が質問者に逆質問する「反問権」を県内で初めて認めるほか、住民と議員が直接議論する場も設ける。地方議会には「行政追認」といった批判があるが、それをはねのけて議会本来の機能を取り戻そうという試みだ。(松本貴裕)
町議会基本条例案のポイントは、〈1〉一般質問を一問一答方式に変更して論点を明確にし、質問者に対して町長ら答弁者などが逆質問できる「反問権」を認める〈2〉主要議案の町議の賛否の人数を議会広報で公表する〈3〉町内を7地区に分けて、議員と住民が直接意見交換する場を設ける〈4〉議会広報を充実させ、毎年2月に議員全員で内容を議論する――など7項目。
藤里町によると、同様の議会基本条例は、三重、福島両県や岩手県一関市、福島県会津若松市など、2県7市11町で制定されている。
2006年5月に全国初の「町議会基本条例」を定めた北海道栗山町では、制定後に議会も町民も変化が表れている。
栗山町議会事務局によると、反問権が認められたあと、議員は一方的に意見を述べるだけでなく、対案を考える必要が出てきた。このため、十分な準備をするようになり、一般質問から、「道路はいつできるのか」「除雪が下手だ」といった住民の陳情をそのまま話すような質問は行われなくなったという。
反問権が行使されたのは、まだ3回だが、中尾修事務局長は「政策の議論が行われるようになった。かつては議会不要論を唱える住民もいたが、今は議会への関心が高まっている」と話す。
町民も変わった。町議会は毎年、住民と町政報告会を開いて議員報酬の額や政務調査費の使い道などを直接説明している。報告会では住民の陳情、請願が多かったが、条例制定後は雰囲気が変わり、議員報酬をめぐって議員と住民が議論することもあるという。
藤里町議会では、町民から「議会の仕事が見えない」との指摘を受け、08年6月、町議会改革調査特別委員会を設置し、9回にわたり議論を重ねてきた。
藤原幸美議長は「議会は行政のチェック機能を果たせているのか、正直言って自分たちにも疑問があった。改革という言葉を口にするのは簡単だが、具体策がないと意味がない」と話している。
◆ 主要議案への賛否議員名は公表せず
今回の条例案で踏み込めなかった項目がある。
栗山町では主要議案の賛否を議員の名前も含めて議会の広報やホームページで公表している。中尾事務局長は「議員の政治スタンスを明らかにするのは当然のこと」と話す。
しかし、藤里町では、9回の議論の過程で、賛否の公表の範囲は、意見が最も大きく分かれた部分だった。結局、藤里町の条例案では、議員名は公表せず、賛否の人数の公表にとどめている。
ある議員は「議員個人の賛否は議会の傍聴に来れば一目瞭然(りょうぜん)だが、それが広く公表されることには正直、抵抗感がある。個人的に抗議を受けたり、議員活動に支障が出たりする不安がある」と話す。
藤原議長は「改革を進めるために一歩踏み出すことが大切だった。まずは1年続けてみて、改善していくことが必要」と話している。
■ 定数2削減案も提案へ
藤里町議会は現在12の議員定数を、次回の改選から10に減らす方針を決めた。3月定例会に議員定数の条例案を提案する。
(2009年3月3日 読売新聞)
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>>317
いわきは毎回保守分裂というイメージがあります
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>>321
前々回と前回の様子はこんな感じ。
平と小名浜の南北戦争だそうですね。
◇いわき市長選挙(福島県)開票結果 投票率49.77%
□2001年9月16日実施
当 74049 四家啓助(無現、自・公推薦、66歳、再選)=平
55714 鈴木 久(無新、61歳)元代議士(社会党)=平
10991 溝口民子(無新、共推薦、54歳)
2001年(いわき市)市長選
http://www.iwaki.co.jp/Times/Senkyo/2001sichosen/index02.html
■ 告示
任期満了に伴ういわき市長選の告示が9日行われた。立候補したのは名簿順で、元衆議院議員の鈴木久氏(61)、前市議の溝口民子氏(54)=共産推薦、現職の四家啓助氏(66)=自民、公明推薦の3人。いずれも無所属での立候補となる。明確な争点のない市長選挙だけに投票率の低さも懸念されるが、初日から各候補者とも必死の訴えを見せていた。
平谷川瀬に事務所を構える鈴木陣営では、同日午前9時ごろから、出陣式が行われた。支援団体の「いわき“みらいの会”」「いわきの政治と経済を良くする会」の関係者や、支援者など事務所発表で約2,000人が集まった。永山茂雄県議(自由党公認で福島5区出馬表明→民由合併に拠る候補者調整で断念)、樫村弘市議、小松孝久市議、古市三久市議なども顔を見せた。あいさつに立った鈴木氏は、「未来に責任を持つ政治をしたい。夢と希望をとりもどしたい」と熱く語り、また「地場産業の低迷、農林水産業の荒廃、中心市街地の空洞化、環境問題などいわきにはさまざまな課題がある。これに真っ正面から取り組んでいきます」と決意を述べ、必勝ダルマに目を入れた。
選挙戦について陣営では「これまで演説会など市内で行ってきたが、市民が必ずしも現状に満足しているわけではない。団体色や民主党という色さえも捨てて、久さん本人の色を出していく」と意気込んでおり、俵を背負った鈴木氏のイラストをトレードマークに、個人の魅力を前面に出している。総決起集会は12日午後6時から、平谷川瀬のグランバルティいわきで開く。
溝口陣営も午前9時前から、内郷御厩町の事務所前で第一声。支援団体の「清潔・公正・市民本位のいわき市政をつくる会」関係者はじめ、約100人が集まった。伊東達也県議、高橋明子市議、宮川えみ子市議、金成幹雄市議なども顔をみせた。溝口氏は「市民の暮らしを守るのが政治です。国や県にもきっぱりノーと言える市長になります」とし、また国保税を引き下げ、社会保険でも乳幼児医療費の窓口無料化、30人学級の実現など、福祉面での具体的な政策を訴えた。同日はその後、地元の常磐地区を中心に伊東県議とともにまわり、1カ所約15分15カ所以上で演説を行った。
陣営では「これまで何度か個人演説会を開いてきたが、女性の応援が大きい。そこでは医療費や税金が払えないという切実な声が聞こえてきた。そういう声を聞くために、分刻みで市内を回る予定」と一人ひとりとの対話を大切にした選挙戦を繰り広げる。資料には「国保税が高すぎて払えない」「リストラが激しい。明日は我が身」などの訴えがぎっしり並び、市民の本位を立場を打ち出している。期間中毎日午後7時からは、個人演説会を各地で実施する。
作町に事務所を構えた四家陣営でも、午前9時から出陣式を行った。坂本剛二衆院議員をはじめ、吉野正芳氏 太田豊秋氏、岩城光英前参議などの国会議員、加藤貞夫氏、櫛田一男氏、中島千光氏ら県議、また坂本登議長をはじめ市議会派明世会の市議がズラリと並び、また支持者など事務所発表で2,000人が集まった。あいさつに立った四家氏は「市政の主役は市民の皆さまです。この4年間をそれだけは忘れずに、サイクルパークや平一町目再開発事業、廃プラ問題に取り組んできました」と実績を語り、さらに2期目の決意は景気回復と雇用の安定と声を大にした。
陣営では「自民、公明の推薦をいただけたことにあぐらをかかず、団体だけでなく企業などに四家市長の実績を訴えていく。安心はしていない」と意気込む。ポスターには、人気の小泉純一郎総理とガッチリ握手を交わす姿。無所属とは言え、自民、公明党の票は固い。総決起集会は、13日午後6時半から、パレスいわやで行う。
(いわきタイムズ編集室 times-info@iwaki.co.jp)
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>>322-323
■いわきトリプル選
いわき市長選 【選管最終】
当 櫛田 一男(くしだ・かずお) 68 無所属・新 109,719
四家 啓助(しけ・けいすけ) 70 無所属・現 84,769
県議補選(いわき市選挙区) 欠員2【選管最終】
当 坂本 登(さかもと・のぼる) 64 自民・新 63,572
当 佐藤 健一(さとう・けんいち) 56 民主・新 55,094
宮川 えみ子(みやかわ・えみこ) 59 共産・新 37,557
斉藤 健吉(さいとう・けんきち) 62 無所属・新 31,388
いわき市議補選 欠員3【選管最終】
当 蛭田 源治(ひるた・げんじ) 51 自民・新 77,923
当 松本 正美(まつもと・まさみ) 51 無所属・新 42,192
当 伊藤 浩之(いとう・ひろゆき) 44 共産・新 32,546
上壁 充(かみかべ・みつる) 49 社会・新 31,99
選挙:いわき市長選 吉田弘県議が出馬表明 /福島→断念
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1606
今年の選挙:/上 郡山市長選/いわき市長選/福島市長選 /福島
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1607-1614
14市町村の大合併で成立したいわき市は、旧市町村単位で地元意識が色濃く残り、過去の市長選でも平地区と小名浜地区の“南北戦争”が繰り返されてきた。さらに衆院旧中選挙区時代の国会議員の系列により保守系の県議や市議が色分けされている。今回もこうした複雑な勢力地図を背景に、市を二分した激戦が予想される。
1614 名前:杉山真大 (sB4AwhxU)[] 投稿日:2005/01/12(水) 17:23
>>1613
小名浜は合併前から福島県随一の港町として栄えていた訳ですしね。
いわき市の初代市長選も大和田弥一・平市長と三代義勝・磐城市長(=小名浜)の南北戦争で、結局大和田が勝利。それを2期で引き摺り下ろしたのが常磐炭鉱労組出身の田畑金光・元参院議員・・・・・と言う様に平Vs.小名浜(+常磐炭鉱)の"南北戦争"も結構根深いものがあります。
ちなみに前回の市長選では平出身の現職市長に平出身の元代議士(非自民)と言う取り合わせでした。
選挙:いわき市長選 独自候補擁立、月内に結論−−民主党県連 /福島→断念
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2146
選挙:いわき市長選 櫛田一男県議が出馬表明 断念の小野陣営引き継ぐ /福島
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2206
いわき市長選告示まで2カ月 自民分裂が確定的
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2225
四家啓助氏(70)現いわき市長…坂本剛二衆院議員・党いわき総支部
櫛田一男氏(67)県議(自民→離党)…前市長の岩城光英参院議員(福島選挙区)・吉野衆院議員・元自民党県議小野民平氏(59)
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自主投票ではなく支援となりました
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090304ddlk05010059000c.html
分岐点:’09知事選 社民県連、佐竹氏を支援へ 民主党と対応分かれる /秋田
社民党県連(山本喜代宏代表)は3日、常任幹事と各総支部幹事長の合同会議を開き、4月12日投開票の知事選は前秋田市長の佐竹敬久氏(61)を支援する方針でまとまった。15日に常任幹事会を開き推薦か支持の対応を検討し、同日の全県代表者会議で決定する。
山本代表は支援理由について「これまでの政策やスタンス、背景を勘案した」と説明し、2期8年の市長の実績や行政手法、護憲に理解があることなどを評価。民主党県連が小坂町長の川口博氏(61)への支援を決めたことについて、佐々木長秀選対本部長は「残念ながら、民主が社民、連合との3者共闘枠組みを抜け出してしまった。社民党は寺田典城知事と距離を置いているが、川口さんは非公式には寺田知事の継承になる可能性が高く推せない」などと話した。衆院選での3者共闘は「原則は崩しておらず、友好関係は維持する」と述べた。
一方、自民党県連は、9日の常任総務会で知事選への対応を決める。同県連はこの日までに、出馬表明をしている前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)と佐竹氏から政策などを聞いた。4日には立候補の意向を示している川口氏とも面談をする。公明党県本部も8日までに3氏と意見交換をする。【百武信幸】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090304-OYT8T00488.htm
《09知事選》 社民・連合が佐竹氏支援へ
3者連合 崩壊へ
佐竹氏の支援を決めた後、連合秋田の工藤会長(中央)と意見交換する社民党県連の山本代表(右から2人目)ら(連合秋田で) 社民党県連は3日、常任幹事会と各総支部幹事長との合同会議を開き、佐竹氏支援を決定。今後、「推薦」か、「支持」のいずれの形で支援するかを決めたうえで、15日に開く全県代表者会議で正式決定する予定だ。
記者会見した県連の佐々木長秀・副代表(60)は「民主党が、連合、社民との3者連合を抜けだし、単独で川口氏の擁立に動き、大変残念だ。川口氏は過去の衆院選で相手陣営を推していた」と述べた。さらに、寺田知事が川口氏を推しているとの非公式情報があるとし、「社民党は現在、寺田県政の野党と言っていい。寺田県政を継承する可能性がある川口氏を推すことはあり得ない」と語った。
また、社民党県連の山本喜代宏代表(53)が、次期衆院選で秋田2区から立候補するのに対し、川口氏が最近まで、同じ秋田2区から立候補する自民党の金田勝年氏(59)の小坂町後援会長を務めていた点も指摘した。
一方、佐竹氏について、佐々木副代表は「(寺田知事のような)トップダウンでなく、組織内で議論を重ねて政策を形成する政治手法などが評価できる」と説明した。
山本代表らは会見後、連合秋田の工藤雅志会長ら連合幹部を訪ね、社民党の見解を説明した。工藤会長らは、連合秋田内部で話し合った結論として、佐竹氏支援を明らかにした。6日の執行委員会で確認する。
工藤会長は「川口氏から1月に『相談したい』との電話があったが、その後、何の連絡もない。連合に対する思いはどうなのか」と語った。
その後、山本代表や工藤会長らは夜の秋田空港に駆けつけ、東京に向かう最終便に乗り込もうとする民主党県連の寺田学代表をつかまえ、川口氏支援の民主党方針を再考するよう申し入れた。
これに対し、寺田代表は「3者で6日までに各立候補予定者から話を聞けないか」と、社民党と連合に再協議を求めた。だが、山本代表は「時間がないと」と拒否。工藤会長も「連合として決定事項なので応じられない」と寺田代表に再考をさらに迫ったが、寺田代表は明言を避けた。
(2009年3月4日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090305t41003.htm
佐竹氏「反寺田」鮮明に 秋田県知事選
任期満了に伴う秋田県知事選(26日告示、4月12日投票)に立候補する前秋田市長の佐竹敬久氏(61)は4日、県庁で記者会見し、公約を発表した。退任する寺田典城知事が肝いりで設置した部署の廃止、熱心に取り組んだ事業の転換などを掲げ、「反寺田」の姿勢を鮮明に打ち出した。
佐竹氏は、「県庁内の二重行政や側近政治に陥りやすい」として、寺田知事が2005年に設置した「知事公室」の廃止を公約。昨年、寺田知事が全面受け入れを表明した国直轄国道、一級河川の整備・管理権限の移譲も「関連財源の移譲が不透明」と指摘し、凍結する方針を明らかにした。
新税導入まで検討し、寺田知事が強化したと自負する子育て支援策は、経済的な支援に偏りすぎているとして、「発想の転換が必要」と強調、地域ぐるみの支援態勢を構築すると約束した。このほか、知事と市町村長が重要施策の方針を決める合議制の「総合政策会議」を設置し、県と市町村が地方自治を共同経営する「究極の行財政改革」も盛り込んだ。
佐竹氏は記者会見で、「『改革』や『変化』という言葉を多用した人で、現状を良い方向に変えた人はあまり見当たらない」と語り、改革派と呼ばれた寺田知事の手法や実績を辛口評価した。
公約集は数値目標や実現時期を明示してないが、佐竹氏は「数字を強調しても外的要因に左右され、意味を持たない。政策展開の方向などを明確にした方が、県民に分かりやすい」と説明した。
2009年03月05日木曜日
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黒崎氏が出馬の意向 県議補選秋田市選挙区
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090306b
秋田市のFMラジオ局社長、黒崎一紀氏(50)=秋田市雄和椿川字長者屋敷48ノ8=は5日、4月12日に行われる見通しの県議選秋田市選挙区の補欠選挙に、無所属で立候補する意向を明らかにした。取材に対し、「(県議選に立候補した)2年前から思いは変わっていない。農林水産業、工業など、さまざまな面で民間の活力を生かして、『稼げる』秋田にしたい」と述べた。
黒崎氏は旧雄和町生まれ。国際商科大卒。エフエム椿台社長、元衆院議員秘書。2007年、任期満了に伴う県議選同選挙区に自民党公認で出馬したが、落選した。
同選挙区では、3月25日までに県議を辞職するなどして1人でも欠員が出た場合、便乗選挙として知事選、同市長選と同じ4月12日に補欠選挙が行われる。
(2009/03/06 08:57 更新)
秋田市 定数13−候補18 (選管確定)→自3民1公1社1共1国1無5/自2無3
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 19,184(12.5%) 穂積 志 50 無所属 現⑤ (元)旧秋田市議=みらい21所属→秋田市長選出馬表明
当 13,772(9.0%) 田口 聡 52 公明 現② 党県代表
当 13,393(8.7%) 冨樫 博之 51 自民 現④ (元)衆院議員秘書・リース会社役員→秋田市長選出馬検討(断念)>>316
当 12,289(8.0%) 中泉 松司 27 自民 新① (元)参院議員秘書・農業
当 10,519(6.8%) 山内 梅良 59 共産 現② 党県常任委員
当 9,887(6.4%) 石川 ひとみ 56 社民 新① 党県副代表・石鹸推進運動
当 8,618(5.6%) 石川 錬治郎 67 国民 新① 党県支部代表
当 8,297(5.4%) 工藤 嘉範 49 無所属 新① 農業・工藤嘉左衛門(新生会所属)息
当 7,950(5.2%) 北林 康司 65 自民 現⑥ (元)県会議長
当 7,879(5.1%) 淡路 定明 47 無所属 現② (元)民主党県代表・秋田市議=いぶき所属→秋田市長選出馬検討
当 7,807(5.1%) 高松 和夫 64 民主 現⑤ (元)党県幹事長
当 7,221(4.7%) 鈴木 孝雄 62 無所属 新① (元)旧秋田市議・前回次点
当 7,204(4.7%) 瀬田川 栄一 59 無所属 現② (元)旧秋田市議=みらい21所属
□ 6,073(4.0%) 竹下 博英 53 自民 新 党支部幹事長・旧雄和
□ 5,031(3.3%) 黒崎 一紀 48 自民 新 (元)衆院議員秘書・旧雄和→補選出馬表明
□ 4,627(3.0%) 小松 健 60 無所属 新 (元)秋田市議
2,684(1.7%) 中川 猛夫 57 無所属 新 調剤薬局社長 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3734
1,307(0.9%) 京極 利美 59 無所属 新 政治団体代表
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パフォーマンスが過ぎるのでは?
http://www.asahi.com/politics/update/0306/TKY200903060335.html
岩手県知事が議場で土下座 「身も心も投げ出し」お願い
2009年3月6日21時29分
県立医療施設での入院ベッド休止を巡り与野党が対立している岩手県議会で6日、達増拓也知事が補正予算案の再議を求めて議場で土下座する事態が起きた。
岩手県は昨年11月、医師不足などを理由に医療施設6カ所の入院ベッドの休止を発表。これに地元住民や野党議員が反発する状況が続いている。県側は08年度補正予算案に転院を余儀なくされる患者送迎用バスの購入費を盛り込んだが、5日の常任委員会で野党系議員らがこの部分を削除する修正案を提出した。
小沢一郎・民主党代表の側近で衆院議員から転身した達増知事を支える民主系会派は第1党だが、過半数には届かない。6日の本会議では、バス購入費が削除された予算案が賛成多数で可決された。
これに対し達増知事は拒否権を行使。原案通り認めるよう再議を求めたうえで土下座。休憩を挟んでさらに3回、議席の前で無言で土下座を繰り返した。
野党会派は「意味不明」「ひれ伏すくらいの気があったら議会の話を聞け」などと批判。達増知事は土下座の後、報道陣に「身も心も投げ出してお願いしたい」と述べた。
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三浦元市議が出馬の意向 県議選・秋田市選挙区補選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090308e
元秋田市議会議員の三浦芳博氏(57)=秋田市旭南2ノ6ノ11=は7日、4月12日に行われる見通しの県議選秋田市選挙区の補欠選挙に、無所属で立候補する意向を明らかにした。取材に対し、「市議の経験を生かし、秋田の基幹産業である農業政策や、シーアンドレール構想に力を入れたい」と話した。
三浦氏は秋田市生まれ。拓殖大卒。故佐々木義武衆院議員、二田孝治衆院議員の秘書を経て、1994年に秋田市議初当選。2007年まで4期務めた。
同選挙区では、3月25日までに県議を辞職するなどして1人でも欠員が出た場合、知事選と同じ4月12日に補欠選が行われる。これまでに穂積志氏(51)が秋田市長選への出馬を表明し、淡路定明氏(49)も同市長選へ立候補する意思を固めており、3月25日までに県議を辞職する見込みとなっている。
(2009/03/08 09:58 更新)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090306-OYT8T01239.htm
自民 佐竹氏支援へ
県連 9日にも決定
4月12日投票の知事選で、自民党が前秋田市長の佐竹敬久氏(61)を支援する方向で固まった。6日、複数の党県連幹部が認めた。党所属県議のうち、佐竹氏を支持する意見が大勢を占めているといい、県連は9日の常任総務会で、佐竹氏支援を決定する見通しだ。正式決定すれば、自民党、社民党、連合秋田が佐竹氏を、民主党が小坂町長・川口博氏(61)をそれぞれ支援する構図となる。
自民党県連の幹部は、自民党県議23人の中で、川口氏を支持しているのは「2、3人じゃないか」と話し、9日の常任総務会で佐竹氏支援が決まるとの見通しを示した。
また、別の幹部は「佐竹氏支持が多い。そのまま9日に決まる。川口氏支持派は日に日に減っていく感じだ」と話す。党県連三役の一人も「川口さんを支持する人が少ないことは事実。これが覆ることはないだろう」と語った。
ただ、一部県議の間には川口氏支持も根強くあることから、決定には党議拘束をかけない方針で、仮に所属議員が佐竹氏以外を支援しても黙認するとみられる。
党県連では、2月25日に前羽後町長・佐藤正一郎氏(56)、3月3日に佐竹氏、4日に川口氏から政策を聞いた。
4日の川口氏との面会後、党県連の鈴木洋一幹事長は「9日の常任総務会では、多少の異論があっても、大勢でもって方向性は決めたい」と話している。
(2009年3月7日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20090308-OYT8T00936.htm
遊佐町長に時田氏初当選
遊佐町長選と同町議補選は8日、投開票が行われ、町長選は新人で元町議の時田博機氏(58)(無所属)が現職の小野寺喜一郎氏(62)(同)を破り、初当選を果たした。町を二分する激戦となった選挙戦は、景気後退を反映し町民の関心も高く、投票率は前回(77・99%)を0・47ポイント上回る78・46%だった。当日有権者数は1万3843人。
同町遊佐の時田氏の事務所には支持者が次々と集まり、開票結果を待った。「当選」が伝えられると、事務所内は大きな拍手と歓声に包まれた。時田氏は支持者と抱き合って喜び、「町民としっかり議論し、総意を大切にした町政を進める」と抱負を述べた。
時田氏は昨年9月に立候補する考えを表明。町議2人の支持を受け、地域経済の活性化や若者の定住促進を訴えた。小野寺氏の多選やトップダウンの行政手法を批判して支持を広げた。
小野寺氏は4期16年の実績と人脈を強調し、行財政改革の推進などを訴えたが、及ばなかった。
町議補選は、元町議の土門冶明氏(無所属)が当選した。
(2009年3月9日 読売新聞)
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>>325
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090307t41019.htm
「三者共闘」崩壊 連合は佐竹氏推薦 秋田県知事選
執行委員会後に開かれた連合秋田の集会で、決意表明した佐竹氏と握手する工藤会長(左)=6日、秋田市
秋田県知事選(26日告示、4月12日投票)で、連合秋田は6日、前秋田市長の佐竹敬久氏(61)の推薦を決めた。社民党県連は佐竹氏、民主党県連は小坂町長の川口博氏(61)の支援を既に決めている。近年の知事選、参院選でことごとく勝利した民主、社民両党と連合秋田による「三者共闘」態勢は崩壊した。
両党の支持団体で、共闘の仲介役だった連合秋田は秋田市で執行委員会を開き、推薦要請を受けた佐竹氏、前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)の主張を比較。終了後、工藤雅志会長は「佐竹氏の方が雇用拡大に期待が持てる。川口氏からは要請がなく、検討対象にならなかった」と説明した。
だが、社民党と連合秋田が民主党とたもとを分かつことになった本当の理由は、寺田典城知事(68)への積もり積もった不満にある。退任する寺田知事は今回、次男の寺田学氏(衆院秋田1区)が代表を務める民主党県連と同様、川口氏支援に回るとみられ、選択の余地はなかった。
2001年、05年の知事選で寺田知事を再選、3選に導いた三者共闘態勢。同じ全県選挙区の参院選でも推薦候補が04年、07年と続けて自民党現職を破り、「勝利の方程式」とも呼ばれる強力な布陣だった。
不協和音が生じたのは寺田知事が3期目に入った05年から。「子育て新税」構想で、増税に反対する社民党は知事と対立。全国学力テストの成績公表では非公表を求めた同党の申し入れを知事が無視した。県職員給料削減は連合秋田を刺激した。
工藤会長は「寺田知事らが川口氏を擁立したという情報がある」と指摘。社民党県連の石田寛幹事長は「知事はあまりにもワンマンで強権的だった」と批判し、「川口氏はそんな知事の後継候補になっている」と嫌悪感をあらわにする。
民主党は「知事選に出馬するのは寺田氏でなく、川口氏だ」として、社民党と連合秋田に川口氏との協議を提案したが、取り付く島はなかった。
三者共闘の崩壊は県内で、次期衆院選にも計り知れない影響を与えそうだ。社民党が1、3区で民主党候補、民主党が2区で社民党候補をそれぞれ推薦し、万全な態勢を整えている選挙協力にも亀裂が入りかねない。
工藤会長は、知事選と衆院選の対応は別との認識を示しながらも「(崩壊の)影響は少なからずある。最小限に抑えるしかない」と強調した。
2009年03月07日土曜日
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事前運動抵触の恐れ 市選管認識 石巻市長香典
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090310t11028.htm
宮城県石巻市の土井喜美夫市長の交際費から支出する香典が突出している問題で、市選管は9日、土井市長自らが後日まとめて届けた行為は、公職選挙法で禁止する事前運動に抵触する恐れがあるとの認識を示した。
市が9日の市議会総務企画委員会で明らかにした2004―08年度(09年2月まで)の市長交際費からの香典は計1065件、441万8960円。このうち半数以上が市長の裁量で支出されたとみられるという。
市選管によると、公費による支出は本来、公選法の対象外だが、表示が「石巻市長」の香典は、氏名を類推され、事前運動に当たる恐れがあるという。土井市長が土日などにまとめて1日最大21件の香典を届けた数の多さも「売名行為に当たらないわけでもない。白か黒かと言われれば、グレー」(市選管事務局)とした。
市選管事務局は「公費による支出でも、節度ある慎重な対応が望まれる。公選法違反かどうかは最終的には司法の判断」と指摘。13日の選管委に報告し、対応を協議するという。
総務企画委では、香典の支出基準となる交際費執行細則にある「その他市長が認めた者」の判断を問題視。「拡大解釈している」「公職でなかった人にも支出し、市民の間で不公平感がある」などの指摘があった。
市は合併前まで市ホームページ(HP)で市長交際費を公開していた。合併後、HPでの公開をやめた05、06年度は、市長裁量の香典支出が全体の7割近くを占め、昨年8月に再開した08年度は、1割強に減っているのが「不自然だ」とする指摘もあった。
2009年03月10日火曜日
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旧雄和町議の竹下氏が出馬の意向 県議補選秋田市選挙区
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090311b
旧雄和町議の竹下博英氏(55)=秋田市雄和平尾鳥字西野63=は10日、4月12日に行われる見通しの県議選秋田市選挙区の補欠選挙に立候補する意向を明らかにした。取材に対し、「農業や雇用促進、少子化対策に取り組み、県民の努力が実を結ぶような県政にしたい」と述べた。
竹下氏は旧雄和町生まれ。日本獣医畜産大卒。1989年に旧雄和町議に初当選し、旧秋田市と合併する2005年まで連続4期務めた。07年、任期満了に伴う県議選同選挙区に自民党公認で出馬したが落選した。同党秋田市第七支部長のほか、県獣医師会副会長を務める。
同選挙区では、秋田市長選に立候補を表明している穂積志氏(51)が10日、県議を辞職したため、便乗選挙として知事選、同市長選と同じ4月12日に補欠選挙が行われることが確実となっている。同選挙区では、淡路定明県議(49)も同市長選へ立候補を表明し、近く辞職する見込み。
同選挙区の補欠選挙には、秋田市のFMラジオ局社長の黒崎一紀(50)、元秋田市議の三浦芳博(57)の両氏が出馬の意向を示している。
(2009/03/11 08:40 更新)
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県農政連は自主投票、知事選 推薦候補者を一本化できず
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090312c
県農協政治連盟(木村一男会長)は11日、秋田市の県JAビルで支部長・委員合同会議を開き、知事選への対応について、自主投票とすることを決めた。推薦候補者を一本化できなかった。事務局のJA秋田中央会によると、知事選で県農政連が自主投票としたことは、資料で確認できる1971年以降はなく、「それ以前も、なかったのではないか」としている。
会議は非公開で行われ、各JAに置かれている県農政連支部の代表者ら25人が出席した。
会議終了後、木村会長は「各支部に組織決定の内容を持ち寄ってもらったが、出馬表明した3氏の名前を挙げて推薦しているのは、16支部のうち7支部だけ。ほかの9支部は、自主投票などの結論。過半数を占める候補予定者がいなかったため、満場一致で自主投票を決めた」と話した。
一本化できなかった理由については、「3氏からマニフェストを提出してもらったが、いずれも農業に対して理解がある。各支部の判断には、(3氏の地盤や出身地などの)地域性も影響したようだ」としている。
各支部によると、前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)を推薦したのはこまち(湯沢市)、うご(羽後町)の2支部。前秋田市長の佐竹敬久氏(61)を推したのは、あきた北央(北秋田市)、秋田みなみ(男鹿市)、新あきた(秋田市)、秋田おばこ(大仙市)の4支部。小坂町長の川口博氏(61)推薦は、かづの(鹿角市)支部。ほかの9支部は、自主投票または未定とした。
(2009/03/12 08:57 更新)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090312ddlk02010131000c.html
選挙:青森市長選 現職に2新人挑む構図か−−告示まで1カ月 /青森
◇水面下でヒートアップ
任期満了に伴う青森市長選(4月12日告示、同19日投開票)まであと1カ月。これまで現職で旧市を含め6期目を目指す佐々木誠造(76)、新人で市議の関良(50)、新人で県議の鹿内博(61)の3氏が立候補を表明しており、現職に新人2人が挑む三つどもえの可能性が濃厚となっている。【野宮珠里、山本佳孝】
佐々木氏は「持続的に発展可能な市への骨組みがほぼできた」と、5期20年の実績を強調。「4年ごとに(選挙の)審判を受けてきたし、利権など私自身の問題もない。高齢でも判断力に問題はない」とし、高齢多選批判を否定する。
関氏は現在市議2期目。昨年与党会派の政風会を離脱し自民党も離党している。「雇用の場を作るまちづくり」として東北新幹線の新青森駅周辺や、大型商業施設が集まる浜田地区での雇用の創出を主張する。
鹿内氏は市議3期を経て現在県議5期目。現市政を「市民不在」と批判。市政に市民の声を反映する「市民100人委員会」の設置、不祥事が相次いだ市役所の大改革、「ハコ物借金財政」の改革などを主張する。
当初は昨年11月に立候補を表明した元市議の奈良岡央(ひろし)氏(52)を含め、反現職票が3人に分散される可能性があり、現職有利との見方もあった。
しかし、奈良岡氏は鹿内氏の出馬表明後の1月21日、「一緒に争うと、現市政に疑問を持つ人の票が割れる」として出馬断念を表明。当初、独自候補擁立を検討していた共産党の東青地区委員会と市議団、社民党青森総支部も次いで鹿内氏支援を表明。エネルギー問題では鹿内氏と主張の異なる渋谷哲一県議も支援を表明するなど、鹿内氏支持の輪は広がりを見せている。
一方、佐々木氏は、前回推薦を受けた自民、公明両党に推薦願を出していない。佐々木氏は「首長は一党一派にくみせず、ひたすら市民のことを考えてやっていくという私の原点に戻った」としているが、「両党の判断で応援してくれることになればありがたい」と語っている。これまでに佐々木氏推薦を決めたのは市役所の職員らで作る市労働組合連合会と連合青森。
いち早く出馬表明をした関氏は、年始めから市内全域で街頭演説を重ねている。関氏は「しがらみがあると困る」とし、団体からの支援は受けない方針。
10年の東北新幹線新青森駅開業を前に、県都・青森市のかじ取り役を決める選挙戦は、すでに水面下でヒートアップしており、激戦の様相だ。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/03/5772.html
2009/3/12 木曜日
三つどもえの公算、衆院選占う激戦予想 青森市長選まで1カ月
任期満了に伴う青森市長選は4月12日の告示まで1カ月と迫った。出馬を表明しているのは現職で旧・現市通算6選を目指す佐々木誠造氏(76)、新人で同市区選出の県議・鹿内博氏(61)、同じく新人で同市議の関良氏(50)の3人。他に目立った動きはなく、三つどもえ戦の公算が大きい。来年12月の東北新幹線新青森駅開業対策や厳しい経済状況への対応が求められる中、市政の「継続か刷新か」を問う重要な選挙。次期衆院選を占う戦いとも位置付けられ、激戦が予想される。
現市政はコンパクトシティ構想と新幹線開業対策を一体的に進め、中心市街地に重点投資してきた。
一方で偏重との批判もあり、その是非は大きな争点。さらに、雇用確保策や不祥事が頻発した市役所の改革でも舌戦が展開されそうだ。
佐々木氏は高齢多選を認めながら「最後の選挙」と起意。5期20年の実績を強調し、同構想推進の必要性を訴える。無所属で出馬するが、連合青森や市労連の推薦は受けた。旧市内各地区後援会の会合を開き、今月下旬までに計26カ所を精力的に回る。市議41人中与党4会派などの30人が12日、支援議議員団を結成、組織戦を進める。
鹿内氏は現市政を「市民不在」と批判。公約に市民100人委員会設置、住民投票制度を含む自治基本条例の制定、旧浪岡町との合併検証などを掲げる。従来の単独での演説活動に加え、今月上旬からは陣営スタッフと辻説法を開始。無所属で出馬し政党・団体の推薦・支持は受けないが、政策に共鳴した共産、社民両党は自主的な支援を決めた。
関氏は、相次いだ市役所の不祥事やトラブル、経営難に陥った駅前再開発ビル「アウガ」の運営責任を追及しながら、市政刷新を訴える。大型量販店が建ち並ぶ浜田地区一帯へのさらなる商業機能集積と、それに伴う職場確保策を公約に掲げ、無所属で出馬する方針。これまで続けてきた支持者回りに加え、街頭活動にも力を入れて浸透を図る。
自民党青森市支部は14日、対応を協議するが、これまでと同様に佐々木氏支援を確認する見込みだ。民主党は既に自主投票を決めている。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090313a
男鹿市の佐藤市長、県議補選へ 「熟考を重ね決断」
男鹿市の佐藤一誠市長(63)は12日、県議選男鹿市選挙区の補欠選挙に無所属で立候補する意思を明らかにした。13日、船木茂市議会議長に辞職届(4月2日付)を提出し、近く正式表明する。佐藤市長は昨年の12月定例議会で、今期限りでの退任を表明している。
同選挙区は定数1。補欠選挙は、市長選に立候補することを表明した加藤義康氏(56)の県議辞職に伴う。同選挙への出馬の意思を明らかにしたのは、佐藤市長が初めて。
佐藤市長は「市長4期16年で男鹿市の現状はよく知っている。県議経験もあり、市と県とのパイプ役として、今後も男鹿のために努力したい」と語った。市長から県議に回ることについては「批判的な声がある一方、出馬を要請する声もあった。熟考を重ねて決断した」と述べた。
佐藤市長は早大教育学部卒。県議2期目途中の1993年、市長選に出馬し無投票で初当選。97年は対立候補に大差をつけ再選し、3期目から2期連続で無投票当選した。
めずらしいパターンですね。市長と県議が入れ替えかも?新しい天下りとでも?
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090314t41027.htm
丸野内氏が出馬へ 秋田市長選
前市長の辞職に伴う秋田市長選(4月5日告示、12日投票)で、NPO法人理事長の丸野内胡桃(くるみ)氏(64)が無所属で出馬する意向を固めたことが13日、分かった。16日、正式に立候補表明を行う。
丸野内氏は河北新報社の取材に対し、「秋田市政を改革したいという思いで出馬する」と語った。
丸野内氏は秋田市出身。京大卒。市教委婦人センター所長、市史編さん室長、市社会福祉協議会常務理事などを歴任。現在、「あきたパートナーシップ」「あきたスギッチファンド」の両NPO法人の理事長を務める。2001年の市長選に、連合秋田の推薦を受けて立候補し、落選した。
市長選にはこれまで、県議の淡路定明氏(49)と元県議の穂積志氏(51)が立候補を表明。共産党は関連組織と候補者擁立の作業を進めている。
2009年03月14日土曜日
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□2001年7月8日実施の選挙の結果
◇秋田市長選挙(秋田県)開票結果 投票率57.40%
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┃当 47064 佐竹敬久(無新、自支持、53歳、初当選) ┃
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┃ 44776 穂積 志(無新、44歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 33671 丸野内胡桃(無新、56歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 7510 田中玲子(無新、67歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 7172 赤城信久(無新、共推薦、63歳) ┃
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※今回の選挙は、石川錬治郎・前市長の任期途中での辞職(金銭疑惑で
辞職)によるもの。前回の投票率は42.49%。
□2005年6月19日実施の選挙の結果
◇秋田市長選挙(秋田県)開票結果 投票率33.71%(過去最低)
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┃当 68274 佐竹敬久(無現、57歳、再選) ┃
┃ (民・公・社支持) ┃
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┃ 19638 佐藤純子(無新、共推薦、48歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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>>338
保守陣営によるポストのたらい回し批判は出るかもしれませんねー。
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元秋田市議・土田氏が出馬の意向 県議補選秋田市選挙区
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090315d
元秋田市議会議員の土田整氏(54)=秋田市千秋中島町11の6=は14日、4月12日に行われる見通しの県議選秋田市選挙区の補欠選挙に、無所属で立候補する意向を明らかにした。取材に対し、「国内だけでなく、海外にも目を向けた企業誘致で雇用を創出する。商工業者の意見を県政に反映させたい」と話した。
土田氏は秋田市生まれ。秋田工高卒。ビル管理会社SEI社長。2003年に秋田市議初当選。07年まで1期務めた。
同選挙区では、秋田市長選に立候補を表明している穂積志氏(51)が県議を辞職したため、便乗選挙として知事選、同市長選と同じ4月12日に補欠選挙が行われることが確実となっている。同選挙区では、淡路定明県議(49)も同市長選へ立候補を表明し、近く辞職する見込み。
同選挙区の補欠選挙には、秋田市のFMラジオ局社長の黒崎一紀(50)、元秋田市議の三浦芳博(57)、旧雄和町議の竹下博英(55)の3氏が出馬の意向を示している。
(2009/03/15 10:00 更新)
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取引?人材難? 男鹿市長、県議補選に転身
「市長を辞める人がどうしてすぐ県議に」「なり手がいないなら、経験豊富な人が適任では」―。秋田県男鹿市長の佐藤一誠氏(63)が県議補選出馬のために辞表を提出したことに、賛否の声が上がる一方、複雑な思いで受け止める有権者も多い。
佐藤氏は昨年12月の市議会定例会一般質問で、今期限りで退任する意向を表明した。本人は明らかにしないが、関係者によると、市長退任は本意ではなく相当の未練を残してのことという。
県議男鹿市選挙区補選(4月3日告示、12日投票)は、同選挙区選出県議が男鹿市長選(4月5日告示、12日投票)に出馬するため、辞職したことに伴い行われる。
このため地元では、「市長のいすと県議のいすを取り換えた政治家同士の取引ではないか」との憶測もささやかれる。佐藤氏と元県議は、この見方を否定、「応援や支持を含め、互いの選挙には一切関与しない」と、口をそろえる。
今年初め、佐藤氏の訪問を受けたという市の元幹部は「有権者をばかにしているようだから、やめた方がいいと助言したんだが…」と打ち明ける。政治に関心があるという男鹿市の男性(62)は「新しい人材を望もうにも、自ら手を挙げる候補者がいないのが実情だ」と、ため息交じりにつぶやく。
転身について、佐藤氏は「私を推す声が強かった」と、支持者の意見を尊重した結果だとした上で、「批判があるのは承知している。ただ、市長で培った経験と人脈を生かして市の発展に尽くすのも使命」と語る。
補選はこれまでのところ、佐藤氏以外に具体的な出馬の動きは見られず、無投票になる可能性もある。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090316t41003.htm
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佐竹氏支援へ県議有志の会結成 4会派の25人、知事選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090317e
4月12日投開票の知事選へ立候補を表明している佐竹敬久氏(61)を支援する県議有志の会が16日発足し、代表の門脇光浩氏=仙北市・いぶき=は活動方針について、「県内各地で集会を開き、佐竹氏の政策を県民に伝えたい」と話した。会は4会派の有志で構成し、現在25人。内訳は自民党が16人、みらい21は4人、社民党3人、いぶき2人。
近く全県各地で佐竹氏の政策をPRするほか、佐竹氏と県民との対話集会を開く考え。具体的なスケジュールは今後決める。
この日は、門脇代表ら県議9人が県庁で会見。門脇代表は結成の経緯について、「会派を超えて理想の知事像を話し合い、実績や考え方などを考慮して佐竹氏が適任と考えた。県政を前進させるため、有能な知事を選ぶのは県議の務めだ」と話した。佐竹氏が当選した場合の対応については、「議員として、あくまでも是々非々で臨む」と述べた。
(2009/03/17 09:33 更新)
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寺田知事「心当たりない」 西松献金事件に絡み、関与否定
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090316p
西松建設の巨額献金事件に絡み、16日に本県発注工事にも小沢一郎民主党代表側が影響力を持っていたと一部で報道されたことに対し、寺田典城知事は同日の会見で、「心当たりはない。小沢さんに1997年の選挙(初出馬した知事選)のときに応援していただいたことはあるが、それで小沢さんから特別何かを言われたことはない」と述べ、自身の関与を否定した。
寺田知事は、事件を捜査している東京地検特捜部に、県が県発注工事に関する資料を任意で提出したことを説明した上で、「官製談合のようなことは一切ない。(自身や県庁の関与は)あり得ない」と強調した。
県建設管理課によると、特捜部に提出したのは2003年度以降に完成した10億円以上の県発注工事31件分の資料で、入札経緯や契約内容、設計図などダンボール約10箱に上るという。
(2009/03/16 22:04 更新)
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ローカルニュース(AAB)より
淡路氏は立候補取りやめとのことです。「丸ノ内と政策が同じで、有力な対立候補に対抗しない」などが理由だそうです。
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↑秋田市長選についてです。
あと、共産党が佐藤ヒロヒサ氏という方を擁立とのこと。
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>>344
寺田与党のみらい21から参加したのは意外
自由民主党:16/22
みらい21:04/09
社会民主党:03/03
いぶき :02/03(淡路は市長選出馬)
民主党 :00/02
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>>346-347
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090317l
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090317k
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>>348
みらいは公式には是々非々の立場ではなかったでしたっけ?また与党色を強めたい人達の集まりとも云えるかも。
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下間氏が出馬の意向、県議補選男鹿市 「住民自治を実現へ」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318b
男鹿市の会社社長・下間俊悦氏(49)=同市船越字前野98ノ42=が17日、来月3日告示、12日投開票の県議選男鹿市選挙区の補欠選挙に無所属で立候補する意思を明らかにした。21日に公約を発表する。
同選挙区は定数1。補選は、市長選に出馬することを表明した加藤義康氏(56)の県議辞職に伴うもので、これまでに佐藤一誠市長(63)が出馬表明している。
下間氏は「住民自治の実現に取り組み、その一助になりたい。県と市のパイプ役となり、住民に県政への関心を持ってもらえるよう努める」と決意を語った。
佐藤市長の出馬については「4期16年で男鹿を変えることができなかったにもかかわらず、市長を辞めて県議に回るのはおかしい。現状打破するためにも新しい風を吹き込みたい」と述べた。
下間氏は男鹿市生まれ。秋田工高卒。秋田市での会社勤めなどを経て、1997年に男鹿市に設備工事会社を設立し、社長に就任。現在は不動産会社や建材会社なども経営。元男鹿市青年経営者協議会会長。
(2009/03/18 08:47 更新)
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佐竹氏を推薦、秋田商工政和会 知事選、市長経験を評価
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318i
秋田商工会議所の政治団体である秋田商工政和会(渡邉靖彦会長)は17日、秋田市の県商工会館で理事会を開き、4月12日投開票の知事選で佐竹敬久氏(61)を推薦することを決めた。
理事会には35人が出席。出席者からは自主投票を求める意見も出たが、同商工会議所が基盤とする秋田市の市長を佐竹氏が務めてきたことなどから、全会一致で推薦を決めた。
理事会終了後、渡邉会長は佐竹氏推薦の理由について、「市長在任中、円満に市町村合併を推進したほか、秋田港や秋田空港、高速道路のインターチェンジなどを整備し、商工業発展の基盤をつくった。秋田市の中央街区の計画をまとめ、中央とのパイプも太い」と述べた。
同会は先月26日に理事会を開き、推薦する候補について検討。立候補を表明している3氏のマニフェストが出そろっていなかったことなどから決定を先送りしていた。過去の知事選では、寺田典城氏(68)が初当選した1997年に佐竹氏を推薦。2001年は自主投票とし、05年には寺田氏を推薦した。
一方、知事選と同日実施される秋田市長選については、「候補者が出そろわず、マニフェストもそろっていないため協議ができない」(渡邉会長)として、特定候補を推薦しないことを決めた。
(2009/03/18 11:49 更新)
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石岡氏が出馬の意思、県議補選秋田市 「県政に市民の声を」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318a
4月12日投開票見込みの県議選秋田市選挙区の補欠選挙について、同市の会社員、石岡大輔氏(28)=秋田市御野場2ノ13ノ4=が17日、無所属で立候補する意思を明らかにした。
石岡氏は「県政に一般市民の意思を反映させたい」と話し、子育て支援の充実や芸術文化活動が盛んなまちづくりなどを重点課題に掲げている。政党や団体などの支援は受けず、極力費用を掛けない選挙活動を行う考え。
石岡氏は秋田市生まれ。秋田大卒。2007年の秋田市議選に出馬し、落選した。
同選挙区では、穂積志氏(51)が秋田市長選への立候補に伴い県議を辞職したため、県議補選が知事選、同市長選と同日実施されることが確実となっている。
これまで同選挙区の補選に出馬の意思を示しているのは、会社社長の黒崎一紀(50)、元秋田市議の三浦芳博(57)、旧雄和町議の竹下博英(55)、元秋田市議の土田整(54)の4氏。
(2009/03/18 08:34 更新)
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奥山副市長の辞表受理 梅原仙台市長「慰留したが、残念」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090318t11041.htm
仙台市の奥山恵美子副市長が辞表を提出したことを受け、梅原市長は18日、辞表を受理したことを明らかにした。奥山副市長は3月末で辞職する見通し。
定例記者会見で、梅原市長は「大変に残念。市議会2月定例会で新年度予算が成立したばかりで、やるべき仕事は山のようにある、と強く慰留したが、本人の意思が固かった」と述べた。
辞任の理由について、奥山副市長が「梅原市長と自分とは手法が違いすぎ、これ以上支えられない」と説明したことに対して、梅原市長は「意見の違いはあっても、私たちのやるべきことは市民のために働くこと。その点を理解してもらえなかった」と述べた。
奥山副市長も18日午前、報道関係者の取材に応じ、梅原市長が県立高校の一律男女共学化に反対した際の一連の行動について疑問を示し、「教育長を経験した立場から、教育委員会の行政は中立的であるべきだと考える。市長の手法は自分の志とは違い、一緒に仕事をしていくのは難しいと感じた」と述べた。
2009年03月18日水曜日
梅原市政「評価」18% 仙台市職労市民アンケート
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090318t11028.htm
仙台市職員労働組合(佐々木安夫委員長)は17日、市内の有権者を対象にしたアンケートの調査結果を発表した。今年8月に一期目の任期満了を迎える梅原克彦市長の市政運営について「評価する」と答えた有権者は18.0%。一方「評価しない」との回答は63.3%に上った。
梅原市政の評価についての回答はグラフの通り。「評価している」が3.1%、「どちらかといえば評価している」が14.9%。プラス評価は、全体の5分の1以下にとどまった。
逆に「あまり評価していない」は31.0%、「評価していない」は32.3%で、否定的な意見が3分の2近くに達した。
市職労が市長の市政運営について、市民に評価を問うのは2001年の藤井黎前市長に続いて2回目。01年の調査では、藤井市政に「満足」「まあ満足」の回答が42.0%、「不満」「少し不満」は44.7%だった。
佐々木委員長は「梅原市長に対する市民の評価はかなり厳しい。タクシーチケットの不適正な使用問題などに加え、市民協働に欠けた姿勢などが影響しているとみられる」との見方を示した。
アンケートは昨年12月下旬、無作為抽出した20歳以上の市民4000人に郵送。ことし2月下旬までに1272人から回答があった。
市職労などでつくる市労働組合連合会は約9500人の全職員を対象にしたアンケートも実施しており、4月に結果を発表する予定。これらを踏まえ5月にも、今夏の市長選の対応を決めるという。
◎政策と市民意識に隔たり
仙台市職労が実施した市民アンケートでは、市の政策と市民意識との隔たりが浮き彫りになった。要望や意見が市政に反映されているかどうかを聞いた市民満足度は11.8%にとどまる。逼迫(ひっぱく)する市財政の再建、保育所の待機児童対策など子育て支援、2015年度の開業を目指す市地下鉄東西線事業の課題について、アンケート結果を分析した。
●財政の健全化
税収減など厳しさを増す市財政の状況を「知っている」との回答は、70.0%を占めた。
財政健全化に向けた優先項目(複数回答)としては「民間並みの経営感覚」が56.1%でトップ。「民営化拡大と職員削減」も48.9%に上り、行財政改革の一層の推進を求める意見が強い。
●子育て支援策
仙台市は、認可保育所の待機児童数が全国一とされる。子育て支援の優先策(複数回答)について「保育施設の拡充」(58.6%)「保育料などの負担軽減」(41.4%)などの要望が根強い。
市が進める公立保育所の民営化は「進めるべきだ」との回答は28.7%に上った。一方「公立保育所の数を減らすべきではない」は48.0%に達した。
●地下鉄東西線
東西線事業の課題を問う項目では「(事業費が膨大で)財政問題を含めた市民生活への影響」を懸念する回答が49.7%で最多。「利用促進の施策」が43.2%、「駅へのバス路線の連結」が31.1%と続く。
交通施策で優先的に取り組む項目(複数回答)は「渋滞の緩和策」(46.5%)「公共交通機関の充実」(45.3%)などが目立った。
2009年03月18日水曜日
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あまり影響がないかもしれませんが。
共産党県委員会雇用対策本部長の藤本金治氏(62)は18日、知事選(26日告示、4月12日投開票)に同党公認で立候補すると表明した。
県庁で会見した藤本氏は、出馬の動機を「これまで出馬表明した人たちは、寺田県政や自民党政治との対立軸が明確ではない。それでは、県民の暮らしを守る保証はない」と説明。
最近の経済・雇用情勢について、「長く労働組合の役員をしてきたが、労働者がこれほど簡単に解雇される事態はなかった。雇用を守るために構造改革路線をやめさせることが必要」とし、「農業を基幹産業と位置付け、米作を中心に農業を支えることが、家計や経済の立て直しにもつながる」と述べた。
会見では基本政策も発表。重視する分野として、雇用対策、医療・福祉、中小企業支援、農林業振興などを挙げた。具体的施策として、失業者救済のワンストップセンターを全県に設置することや、乳幼児医療費無料制度の拡大などを掲げている。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318o
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合併賛成派か反対派かぐらいは書いて欲しいねぇ。。
選挙:柴田町議選 22人が立候補 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090318ddlk04010141000c.html
任期満了に伴う柴田町議選が17日告示された。定数は今回から4減の18で、現職15人、元職1人、新人6人の計22人が立候補を届け出た。党派別では公明と共産が各1人で、ほかは無所属。
同町は大河原、村田両町との合併協議が進行中で、これまで合併に慎重姿勢を示してきた滝口茂町長は、反対の立場を強めている。立候補した22人は、慎重・反対派と賛成派が半数ずつとみられ、投票結果は合併論議にも影響を及ぼしそうだ。
投票は22日午前7時〜午後7時、町内17カ所で。同日午後8時から町民体育館で即日開票される。16日現在の有権者数は3万1705人。【豊田英夫】
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◇柴田町議選立候補者(定数18−22、届け出順)
大沼惇義 71 給油所経営 無現
百々喜明 61 農業 無現
水戸義裕 57 農業 無現
舟山彰 51 不動産賃貸 無元
安部俊三 61 仙台大職員 無新
我妻弘国 67 衣料販売業 無現
加茂紀代子 70 絵画塾主宰 無現
佐々木裕子 57 [元]会社員 無新
大坂三男 63 [元]会社員 無現
星吉郎 59 精肉店経営 無現
小丸淳 75 保険代理業 無現
加藤克明 63 [元]会社役員 無現
佐藤輝雄 65 育成会顧問 無現
森淑子 62 NPO役員 無現
有賀光子 55 美容室経営 公現
平間奈緒美 39 PTA役員 無新
佐々木守 65 団体役員 無新
伊藤一男 74 会社役員 無現
佐久間光洋 58 図面作成業 無新
広沢真 41 党県委員 共現
高橋たい子 60 農業 無新
白内恵美子 54 NPO役員 無現
毎日新聞 2009年3月18日 地方版
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090322kb
連載企画:首長選の情勢
[小坂町][羽後町]:両町、一騎打ちか
【立候補予定者】
[小坂町]
細越 満氏(61・無所属 新)
[羽後町]
柴田 宣男氏(61・無所属 新)
大江 尚征氏(63・無所属 現)
前小坂町長の川口博氏(61)の知事選への出馬表明を受けて行われることになった小坂町長選には今月中旬、細越満氏(61)が町議を辞して出馬表明。ほかに町議の中から候補を擁立する動きがあり、選挙戦になる公算が大きい。
細越氏は、川口氏と距離を置く5人の町議から要請され、出馬を決意した。出馬会見には、この5人も同席して結束ぶりをアピール。細越氏は、19年間に及ぶ川口町政のうち、循環型社会の構築に向けた施策を評価しながらも、町外の人を多数、観光大使に委嘱して町をPRする事業などは見直す必要があると指摘。「住民が主体の町づくりをする」と訴えた。既存の後援会を再編し、町内に広く浸透するため活動を本格化させている。
一方、川口氏に近い町議のグループは、川口路線を着実に引き継ぐ候補者の擁立を模索。近く、このグループから対立候補が名乗りを上げるとみられる。
川口氏は1990年に三つどもえの町長選を制した後は、4回連続で無投票当選しており、今回、細越氏のほかに立候補者が現れれば、19年ぶりの選挙戦になる。川口町政の路線継承か一部転換かを問う戦いになりそうだ。
羽後町長選には、新人の元町議柴田宣男氏(61)と現職の大江尚征氏(63)が立候補を表明している。71票差の激戦だった2005年の前回選挙と同じ顔触れの一騎打ちになる公算が大きい。
柴田氏は昨年9月に出馬を表明。町内をくまなく回り、朝の通勤時間帯に町中心部の街頭に立つなど、地道な運動を続けてきた。
「今の行政は町民との距離が遠くなっている。行革は必要だが、住民サービスを維持しなければ単独立町の意味がない」とし、町民の意思を重視した町づくりを訴える。小集会を通じて、地盤の田代地区や支持者の多い元西地区以外にも浸透を図っている。
大江氏は後援会のメンバーを中心に活動。安藤豊県議が支援するほか、連合秋田や町建設業協会、商工会など幅広い組織、団体から推薦を受けている。
公務のない夜や土日に各地で集会を開き、町財政の健全性など実績をアピール。▽商工業振興に向けた企業誘致と既存企業への支援▽農地集積の推進による農業基盤の確立—など、着実な施策の推進を強調する。
前町政を受け継ぎ「自立の町」維持を掲げて歩んできた大江町政。これを町民がどう評価するかの選挙となる。
(2009/03/22 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090319kb
[由利本荘市]:本荘地域の動向が鍵
現市長への評価も影響
【立候補予定者】(出馬表明順)
長谷部 誠氏(58・無所属 新)
渡部 聖一氏(56・無所属 新)
由利本荘市長選は、元県議の長谷部誠氏(58)と元市総務部長の渡部聖一氏(56)の新人2人による一騎打ちの公算が大きい。先行した長谷部氏を、選挙初挑戦の渡部氏が猛追する展開で、大票田である本荘地域の票の行方が当落を左右しそうな様相だ。
両氏とも正式な出馬表明は昨年12月。長谷部氏は2005年、6期目途中の県議を辞し、旧1市7町が合併した新市の市長選に出馬、現職の柳田弘市長に敗れた。その後は地域をくまなく回り、住民の声に耳を傾けてきた。「旧本荘市と旧7町の地域間格差への不満が渦巻いている」とし、均衡ある発展を公約に掲げたほか、喫緊の課題である行財政改革、企業支援・雇用対策などに早急に取り組む姿勢を鮮明にしている。
岩城、大内、由利地域などで幅広い支持を集めており、県議時代の選挙区(由利郡)だった旧7町でリードを広げられるかどうかが一つのポイント。前回の市長選の反省点を踏まえ、後援会幹部は「本荘地域が勝敗を決める」とみて、本荘地域での票の掘り起こしに懸命だ。
一方の渡部氏は、由利本荘市総務部長の職を辞しての出馬。「市政に携わった一員として自らの経験を生かしたい」とし、市民との対話を重視した行政運営を強調。安心して暮らせる医療福祉の地域ネットワーク充実などを公約に掲げる。1月から2月にかけて、長谷部氏の出身地である岩城地域を除く旧6町に後援会組織を立ち上げ、臨戦態勢を整えた。
小・中学や高校の同期生、同窓生、市役所OBらの動きが活発で、出身地の本荘地域では支援の輪が大きな広がりを見せつつある。懸念された知名度不足については「ハンディキャップにはなっていない。本荘地域以外でも大きな手応えを感じている」と陣営幹部。矢島や西目などでも攻勢を強める。
長谷部氏に民主党県第3区総支部、渡部氏には自民党本荘支部、社民党由利本荘にかほ市総支部などが推薦した。2人が掲げる公約に大きな違いは見られず、有権者にとっての判断材料にはなりづらい状況だ。
柳田市政4年間の評価が少なからず影響を及ぼしているのも特徴。柳田市長を支持してきた人がそのまま渡部氏支持者となる流れがある一方で、現市政に不満を持つ人が、支持政党に関係なく長谷部氏支持に回るといった動きも見られる。
(2009/03/19 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090318kb
[男鹿市]:病院経営改善を強調
票の行方混沌、支持訴え
【立候補予定者】(出馬表明順)
高野 寛志氏(65・無所属 新)
渡部 幸男氏(57・無所属 新)
加藤 義康氏(56・無所属 新)
男鹿市長選には、これまで元市議の高野寛志氏(65)、元県議で会社社長の渡部幸男氏(57)、元県議の加藤義康氏(56)の新人3人が立候補を表明した。ほかに出馬の動きはなく、1986年以来の三つどもえの争いが濃厚。3氏とも、厳しさを増す経済情勢を前に「男鹿の再興」を訴えている。
昨年10月にいち早く出馬表明したのが、市長選3度目の挑戦となる高野氏。「変えなきゃ変わらない」をスローガンに、団体や組織に頼らない草の根運動に徹し、支持獲得を目指す。
赤字経営が続く市民病院について「このままでは市の財政が破綻(はたん)の危機に見舞われる。病院を存続するためにも経営改革を早急に実現する。公設民営化や民間譲渡も検討する」と強調。企業誘致や船川港を活用した対岸貿易推進などを公約に掲げ、小規模の座談会を開催するなどして浸透を図っている。
県議1期の経験を持つ渡部氏は、地元の船川地区を地盤に県議時代の後援会組織を再編。建設業者や港湾関係者らがバックアップする。
病院の経営改善や雇用の場の確保、産業振興などの課題に「民間の感覚を生かして取り組む」と強調。「ないものをねだる考えから脱却し、既に男鹿にあるものの中から新しく誇れるものを生み出す」と主張する。これまでに小集会を約30回開いたほか、今月15日の決起集会には、市議8人や市内9地区の会長らが応援に駆け付けた。
県議18年を務めた加藤氏は、既存の後援会が活発に動く。市議8人のほか、JAや観光協会などの支援を受け、組織戦を展開する。
定数1となった99年の県議選では渡部氏に約2400票差で勝利しているが、「守りの選挙ではなく、支持者の掘り起こしを図る」と陣営。「日本一訪れたい観光地づくり」「自立する自治体経営と病院の健全化」などを掲げながら、地盤の船越・脇本地区をはじめ、他の2陣営の地盤である大票田・船川地区にも浸透を図る。
昨年12月に今季限りでの退任を表明し、今月には県議補選への出馬を決めた佐藤一誠市長は、特定の候補を支持せず静観する構え。商工会、建設業協会や漁協の一部は自主投票。市職労なども現時点で対応を決めておらず、票の行方は混沌(こんとん)としている。
(2009/03/18 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090317kb
[北秋田市]:地域医療で施策訴え
小集会こなし浸透は図る
県内の7つの市長選と2つの町長選が、知事選(4月12日投開票)との同日選で行われる。各首長選の構図や情勢を順次伝える。
◇ ◇
【立候補予定者】(出馬表明順)
岩川 徹氏(60・無所属 新)
津谷 永光(57・無所属 新)
北秋田市長選は、現職の岸部陞市長(72)が不出馬を表明し、元鷹巣町長の岩川徹氏(60)と元県議の津谷永光氏(57)の新人2人による一騎打ちの公算が大きくなっている。
岩川氏は2003年の町長選で岸部氏に敗れるまで、旧鷹巣町長を3期務めた。当時の支援者らは昨年2月、町長時代の後援会をベースにした「てつの会」を、再び後援会組織として立ち上げるなど、市長選に向け態勢を整えた。
これを受け岩川氏は10月に立候補を表明。岸部市長が推進してきた北秋田市民病院(今年10月開業予定)の建設事業を「医師不足のため高度医療は無理。当初の建設計画から、大幅に後退している」などと批判。これを最大の争点に据えて戦う構えを見せた。
しかし岸部市長は1月に入り、出馬しないことを表明した。目標を失う形となった岩川氏だが、市民病院を争点とする運動方針は変更せず、旧町長時代に推進した高齢者福祉に、医師らによる訪問診療を組み合わせた新たな福祉サービスの確立などを掲げ、支持獲得を狙う。
草の根運動に徹するとの考えから大規模な集会は開かず、市内全域で小集会を実施。昨年12月の阿仁地区を皮切りに、集落や自治会単位で1日3、4回の小集会をこなし、年末に30回、今年に入ってからは100回近く開いた。
一方の津谷氏は、岸部市長が進退を明らかにする直前の今年1月10日に「前向きに検討する」と発言し、出馬へ動きだした。
元県議会議長で元自民党県連会長。地盤は岩川氏と同じ鷹巣地区だが、今回はこれまで後援会組織がなかった森吉、阿仁の両地区にも後援会をつくったほか、岩川氏同様、小集会を小まめに開催して浸透を図っている。
「岸部市長の政策を全部引き継ぐつもりはない」と強調し、後継候補との見方を否定。北秋田市民病院をはじめとする医師不足の問題については「地域の開業医との連携が必要」とし、そうしたネットワークを構築することを解決策の一つに挙げている。
さらに、県議6期22年の間に培った国や県との太いパイプ、豊富な人脈をフルに生かすとアピール。「安心して、夢と希望と元気を持って暮らせる地域づくり」を掲げ、地道な市政の構築を訴えている。
(2009/03/17 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090320kb
[湯沢市]:鈴木市政の評価問う
党派超えた支持目指す
【立候補予定者】(出馬表明順)
齊藤 光喜氏(62・無所属 新)
鈴木 俊夫氏(58・無所属 現)
湯沢市長選には、新人の元市議齊藤光喜氏(62)と現職の鈴木俊夫氏(58)の2人が立候補を表明している。2005年の合併から4年。旧三市町の首長ら4人が初代市長の座を争った前回選挙と打って変わり、一騎打ちの様相となっている。
前回は合併新市のかじ取り役を選ぶ選挙だったが、今回は鈴木市政1期目の評価を問う選挙となる。
齊藤氏は昨年夏、自民党湯沢市支部の独自候補擁立に向けた動きの中で出馬を決意。昨年10月に市議を辞職し、財政の立て直しを最重要課題に掲げて出馬表明した。
地元の稲川地域をはじめ、旧市町村ごとに後援会組織を設立。各地で小集会を重ね、「現市政には危機感が足りない。現状の路線では財政破綻(はたん)が懸念される」と市政刷新を訴えている。
齊藤陣営が描くのは「共産対保守」の構図だ。齊藤氏は市議辞職と同時期に自民党を離党。今も共産党に籍を置く鈴木氏との違いを明確にし、市民党的立場を強調して幅広い層への浸透を図っている。
自民党湯沢市支部が支持、県商工政治連盟ゆざわ小町支部などの組織が推薦しているほか、昨年12月に発足した齊藤氏を支援する市議会議員団連盟「明光会」には、保守系を中心に16人の市議が名を連ねている。
一方の鈴木氏は昨年の12月定例議会で「参加・協働のまちづくりを中心とした市政推進」を公約に掲げ、「次期市長選で再選を期す」と出馬表明した。財政については「無計画な運営をしない限り、破綻することはない」としている。
従来同様、共産党籍を残したまま無所属で出馬する。02年の旧湯沢市長選初当選時から付きまとう党籍への懸念に対しては「共産党市長だから国や県の協力を得られないということは全くないし、これまで何の支障もなかった」と反論する。
陣営の軸となるのは、党派を超えて鈴木氏を支援する後援会組織「新しい湯沢をつくるみんなの会」。市民有志が草の根運動を展開し、一層の支持拡大を目指す。
衆院選秋田3区の民主党公認候補である地元の京野公子氏が支持の姿勢を示し、保守系市議の一部や社民党市議も支援に回るなど、単純に「共産対保守」と色分けできない構図になっている。
勝敗の鍵を握るのは、大票田である湯沢市中心部の票の行方。両陣営とも、党派を超えた支持獲得を図り、勝機を見いだそうとしている。
(2009/03/20 更新)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000903200001
青森市長側に100万円
2009年03月20日
■元市危機管理監、妻名義で献金「支持する人 応援当然」
4年前の青森市長選の直前、同市の特別職にあった幹部が、妻名義で佐々木誠造市長(76)の後援会に100万円を献金していたことがわかった。適法な献金で、幹部自身も「支持する人を応援するのは当然」と話すが、同市の職員側から市長後援会への献金は「記憶では、ほかにはない」(同後援会)といい、珍しいケースといえそうだ。(北沢拓也、青池学)
05年4月、妻名義で「佐々木誠造後援会」に献金していたのは、当時、市の特別職「危機管理監」だった伊丸岡正男氏(64)。
県警では弘前署長や刑事部長などの要職を歴任し、04年3月に退職。同年4月、青森市が新設した特別職「危機管理監」に就任した。伊丸岡氏は06年3月まで危機管理監を務め、市を退職。同ポストには伊丸岡氏から3代連続で県警幹部OBが就いている。
同後援会の05年の政治資金収支報告書によると、伊丸岡氏の妻名義の献金があったのは、青森市長選告示4日前の4月13日。収支報告書の寄付者欄には伊丸岡氏本人ではなく妻の名が記載されている。
伊丸岡氏は「以前から佐々木氏を支持していた」と話し、その気持ちから献金に至ったと説明した。
また、公職選挙法の規定で選挙活動ができない警察官の立場を離れ、地方公務員法上の政治的行為の制約がかからない市の特別職に就任したこともあり、妻と相談して献金したことを明らかにした。
献金は自身が市長陣営の事務所に持参したといい、妻名義にしたことについては「家内が管理している金だからそういう風にしたということです」と語った。そのうえで
「何にも問題ない。透明そのもの」と強調した。
市長後援会の副会長で市長の弟の佐々木造(ぶん・ぞう)氏は「申し入れがあったので、ありがたく頂いた。奥様から頂きました。政治家は企業から献金を頂けませんから大変ありがたい」としたうえで、ほかの青森市職員、その家族からの献金については
「私の記憶では、ありません」と話した。
次回の青森市長選は4月12日告示、19日に投開票される。旧市時代を含めて6選を目指す佐々木市長のほか、県議の鹿内博氏(61)と青森市議の関良氏(50)が立候補を表明している。
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秋田県知事選 新人4氏の争い確定
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090326t41046.htm
任期満了に伴う秋田県知事選は26日告示され、共産党新人で党県委員の藤本金治氏(62)、いずれも無所属新人で自民、社民両党県連が支持する前秋田市長の佐竹敬久氏(61)、前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)、民主党県連と国民新党県支部が支持する前小坂町長の川口博氏(61)が立候補を届け出た。ほかに立候補の届け出はなく、新人4氏の争いが確定した。
引退する寺田典城知事の後継を争う選挙。「改革派」と呼ばれた寺田知事の路線を前向きにとらえる川口氏と、批判的な藤本氏、佐竹氏、佐藤氏が激突する。景気・雇用対策や県庁の行財政改革が争点に浮上。次期衆院選を控えた自民、民主の二大政党が対決する構図にも注目が集まる。
藤本氏は、秋田市中通のJR秋田駅前で第一声を上げた。「労働者が簡単に解雇され、一刻も猶予のない状況。本来は国の問題だが、知事も本気になれば解決できる」と失業対策を訴えた。
佐竹氏は、秋田市八橋鯲沼町の選挙事務所で第一声。医療体制の確立や県政改革などの基本公約を掲げ、「県政の流れを変える。発展、前進へギアチェンジするために戦う」と熱弁を振るった。
県庁前で第一声を上げた佐藤氏は、農業の振興や教育・子育て支援の充実を強調し、「県民と力を合わせ、素晴らしい地域資源を生かし、秋田の未来を切り開きたい」と声をからした。
川口氏の第一声は大館市のショッピングセンター前。「秋田県は経済の力が弱く、働く場所もないなど厳しい現実がある。経済再生と雇用創出のため、命懸けで頑張る」と力を込めた。
投票は4月12日で、即日開票される。25日現在の有権者数は93万7503人。
◇秋田県知事選立候補者
<藤本金治(ふじもと・かねじ)>62 共新
党県委雇用対策本部長(JR東日本社員)鷹巣農林高、北秋田市
<佐竹敬久(さたけ・のりひさ)>61 無新
元県総務部次長(秋田市長(2)、全国市長会長)東北大、仙北市
<佐藤正一郎(さとう・しょういちろう)>56 無新
県ホッケー協会長(羽後町長(3)、羽後町議(3))大曲農高、羽後町
<川口博(かわぐち・ひろし)>61 無新
ノースアジア大客員教授(小坂町長(5)、小坂町議(2))法大、小坂町
2009年03月26日木曜日
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梅原市長と前回支持者にすきま風 仙台市長選まで4ヵ月
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090327t11039.htm
仙台市長選(7月12日告示、26日投票)をめぐり、前回市長選(2005年7月)で梅原克彦市長を支援した経済界や市議、藤井黎前市長の動向に注目が集まっている。投票まで4カ月を切ったが、梅原市長は進退を明らかにしていない。タクシーチケットや公用車の不適正な使用問題、県立高校の一律共学化見直しを求める県教委への介入、突然の副市長辞任など市政運営に批判と混乱が渦巻く中、梅原市長と距離を置こうとの雰囲気も漂っている。
<選挙どころでは>
梅原市長は前回市長選で経済活性化を政策の柱に据え、地元経済界の分厚い支援を受けた。今回、経済界の動きは鈍い。
「自動車など企業誘致に成功した村井嘉浩知事に比べて成果がなく、市政が何を目指すのかも見えない。現状では声高に支持を言い出しにくく、静観することになりそうだ」。前回、梅原市長を推した在仙の経済人は周囲の空気を解説する。
加えて昨秋以降の急激な景気後退で、不況感が増している。「自社のことを考えることで精いっぱい。とても選挙どころでない」(商業関係者)との声も強い。
「厳しい世論があるのは承知している。しかし、4年前にかついだ責任がある」。梅原市長を支援した若手経済人グループ「活力仙台」の菅原裕典事務局長はこう語る。しかし、今回の市長選での具体的な見通しは立っていない。
菅原事務局長は「まずは梅原市長と話し合いを重ね、(立候補についての)意思を確認する必要がある。その上で対応を決めたい」と話す。
<対立候補模索も>
前回市長選は自民党県連、公明党県本部が梅原市長を支持。仙台市議は定数60のうち7割を超える44人が支援組織「市議の会」に属し、梅原市長の応援に回った。
今回の市長選について市議の野田譲自民党市連会長、笠原哲公明党市議団長は、ともに「まったくの白紙状態」と話す。
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>>364-365
市議会2月定例会の代表質疑では、野党だけでなく与党会派からも梅原市長への批判が噴出した。政治姿勢や手腕に対する冷ややかな評価が、議会全体を覆いつつある。
「市議の会」の中心人物で、一般質問などでたびたび梅原市長にエールを送ってきた大泉鉄之助議員は「現職が出馬を決意し、どういう形で表明するかを受け止めてから判断することになる」と述べるにとどまる。
水面下では、梅原市長以外の候補擁立を模索する動きが進んでいる。「有力な対立候補が出れば、与党議員の多くは一気に流れるだろう」(ベテラン議員)。
<後継指名を後悔>
「どんな人物か分からないまま、後継者として支持してしまった。私には市民に対する責任があり、みそぎをしなければならない」。藤井前市長は河北新報社の取材に対し、重大な心境の変化をにじませた。
05年に勇退し、6人が立候補した前回市長選では「地下鉄東西線の加速的推進」を掲げた梅原市長を後継者として支持を表明した。選挙戦ではマイクを握り、市政継承を有権者に呼び掛けた。
藤井前市長は「『東西線推進』が後継指名の唯一の理由」と経緯を説明し、「『市民に対してハートのある市政を』とお願いした。彼を信頼していた」と振り返る。
梅原市政に対する現在の思いは、かなり厳しい。「引き継ぎは『変形』し、悲壮感をもって見ている」と述べ、「庁内組織の力を引き出せず、市民との溝は広がった。思いつきの行政で将来像を見据えていないようだ」と苦言を呈する。
「市民協働」の考え方についても、「私は市民の力を引き出すことを重視したが、梅原市長は独断で物事を進め、自分流のモデルチェンジを求めようとしている」と、批判的な見方を示した。
2009年03月27日金曜日
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>>36-37>>77など
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090330ddlk07010062000c.html
商都決戦:’09郡山市長選 立候補へ向け、品川氏が決起集会 /福島
4月5日に告示される郡山市長選に立候補を予定している新人で元郵政審議官の品川万里(まさと)氏(64)が29日、郡山市のホテルで総決起集会を開いた。同市長選には現職の原正夫氏(65)も立候補を表明しており、両氏の一騎打ちとなる見通し。
品川氏は▽市長給与の50%カット▽退職金の返上▽副市長1人削減−−を提案。課題となっているJR郡山駅前市街地活性化については「(旧丸井郡山店など二つの空きビルを)市が取得して活用したい」などのプランを示した。
原氏は31日に総決起集会を開催する予定で、4月2日に両氏による公開討論会が市公会堂で開かれる。【坂本智尚】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090331t41032.htm
佐竹氏やや先行 川口氏ら3候補追う 秋田知事選
任期満了に伴う秋田県知事選(4月12日投票)で、河北新報社は30日までに電話による世論調査を実施し、取材班の分析も加えて情勢をまとめた。無所属新人の前秋田市長佐竹敬久氏(61)がわずかにリードし、無所属新人の前小坂町長川口博氏(61)が追う展開。無所属新人の前羽後町長佐藤正一郎氏(56)、共産党新人で党県委員の藤本金治氏(62)が続く。有権者の半数が投票する候補者を決めているが、残りはある程度決めている人と決めていない人に分かれており、なお流動的だ。
佐竹氏は、トップダウン型の県政からの転換を目指す。自民、社民両党県連の支持や連合秋田の推薦を取り付け、安定した戦いぶりを見せている。
自民党支持層と公明党支持層の約7割に浸透し、支持政党のない無党派層の支持は4割強。女性の約半数の支持を得ており、年代別では20代、40代、70代の支持が特に強い。職業別では、農林漁業や専業主婦に浸透している。
地域別では、地盤とする秋田市で優位に立ち、県南の大仙市や仙北市でも着実に支持を広げる。
川口氏は、民主党県連、国民新党県支部が支持する。行財政改革の推進や新産業創出による雇用確保を訴える。
民主党支持層の6割近くを固め、社民党支持層も取り込む。無党派層からは3割近い支持を集めている。年代別では、30代の支持が比較的強い。職業別では、商工サービス業の支持が厚い。
地域別では、地元の小坂町や大館市など県北で他の候補者を上回る。知名度アップに力を入れている県南では、由利本荘市で佐竹氏に迫る。
2005年の前回、現職の寺田典城知事に投票したと答えた層では、佐竹氏と川口氏が競っている。
佐藤氏は昨年8月、いち早く立候補を表明。特定の政党に偏らず、一定の支持を広げている。このほか、地元の県南や農業従事者が多い中高年層の支持を得ている。
出馬表明が最も遅れた藤本氏は、共産党支持層の約8割の支持を集めるが、広がりに欠ける。序盤は大票田の秋田市を中心に遊説を重ねている。
調査時点で、知事選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた有権者は9割に達しており、投票率の行方も注目される。
[調査の方法] 秋田県内の市町村別、男女別の有権者の構成割合に応じ、サンプル獲得の目標を設定。28、29の2日間、電話帳から無作為に対象者を抽出し、調査員が電話で聞き取りした。有効回答は606人。
◇秋田県知事選立候補者
藤本 金治 62 党県委員 共新
佐竹 敬久 61 前秋田市長 無新
佐藤正一郎 56 前羽後町長 無新
川口 博 61 前小坂町長 無新
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090331-OYT8T00053.htm
《4.12決戦》 民主色抑える動きも
応援演説控えめ
民主党推薦候補が38万票近い大差で負けた千葉県知事選。秋田県知事選の各候補者の陣営や各政党の見解は、当選した森田健作氏の知名度の高さが勝因とする意見が大勢だ。だが、西松建設の違法献金事件で小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書が起訴されたことによる民主への批判が影響したとの意見も聞かれる。
民主党県連の支持を受けている川口博候補(61)陣営は30日、秋田市で松浦大悟参院議員が「参院議員の松浦大悟です」と応援演説。だが、「民主党」という言葉は使わなかった。
川口氏は出陣式に民主党議員を呼ばないなど、民主色を抑えている。議員の応援は、元アナウンサーで知名度がある松浦議員だけで、県連代表の寺田学衆院議員はまだ街頭演説していない。
陣営幹部は「千葉県は知名度の低さが敗因。うちは民主から支援を受けているが、民主の候補ではない。小沢代表のままでも影響はないだろう」と楽観的だ。だが、民主党県連の高松和夫代表代行は「影響は少なからずあるだろう。川口さんの陣営から民主党色をあまり出したくないと言われている。今後も松浦さんだけで、党が前面に出ることはないだろう」と話す。
一方、佐竹敬久候補(61)を支持している自民党県連の鈴木洋一幹事長は「森田健作氏は知名度もあり、前回惜敗してから一生懸命運動してきた。自民が勝ったとは言えない」と受け止める。
藤本金治候補(62)を公認した共産党県委員会の米田吉正委員長は、「無党派を強調した森田氏が勝ったということは、自民には国政への怒りが、民主には小沢代表への不信感があるということ。我々への期待感を感じる」と語る。
佐藤正一郎候補(56)の陣営は「千葉知事選は森田さんの知名度の高さが勝因で、秋田知事選には関係ない。我々は最初から政党の支援はなく、しがらみなしを訴えている。これからも訴えていくだけ」と話した。
(2009年3月31日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090329_2
自・民が宮古で火花 2県議報告会に知事、市長ら
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宮古市内で28日夜、自民党の平沼健県議と民主党の伊藤勢至県議の県政報告会がそれぞれ開かれた。平沼氏の報告会には次期衆院選岩手2区(定数1)で7選を目指す自民党現職鈴木俊一氏(55)や熊坂義裕宮古市長らが出席し、西松建設の巨額献金事件をめぐる小沢一郎民主党代表の対応を批判。一方、伊藤氏の報告会には達増知事や次期衆院選岩手2区に民主党公認で出馬予定の新人畑浩治氏(45)とともに同日、宮古市長選への出馬を表明した宮古市議の坂下正明氏(57)も出席し、支持を訴えた。同市長選は6月28日が投開票日。次期衆院選との連動を視野に火花を散らした形だ。
平沼県議の県政報告会は宮古市磯鶏1丁目のホテルで開かれた。鈴木衆院議員は約400人を前に「私は宮古・下閉伊に基盤を置く人間。平沼さんらと力を合わせて皆さんの期待に応えたい」と強調。
小沢代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反の罪で起訴された事件にも触れ「民主党は国策捜査などと批判するが、指揮権を発動できる時代ではない。そういう方々が政権についたら恐ろしい」と批判した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090402-OYT8T00029.htm
経済県都 どう再生
郡山市長選5日告示
5日に告示される郡山市長選。“経済県都”と呼ばれる郡山だが、中心市街地の客離れが目立ってきている。その再生は、街の活気を呼び覚ます重要要素であり、市政のかじ取りを選ぶ一つの焦点となる。(竹田淳一郎)
JR郡山駅西口から国道4号へと通じる「駅前大通り」。郡山のにぎわいの象徴だったメーン通りは、今や空洞化が進み、平日の通行人はまばらとなっている。若者ファッションをリードしていた「丸井」が昨年2月に撤退したことで、集客の目玉を失い、周辺商店街の人の流れにも影響が出ている。
3月23日に発表された今年1月1日現在の公示地価では、丸井の隣の商業ビルの土地が、前年比4・9%マイナスながらも商業地として17年連続での県内1位となった。だが、1993年のピーク時に比べると、10分の1以下。一等地にもかかわらず、このビル1階にあった高級時計店は丸井閉店後に撤退し、「テナント募集」の看板が立つ。
郡山市商工振興連絡協議会が昨年7月に行った調査では、旧丸井と駅を結ぶ横断歩道の通行量が激減したことが判明した。日曜日で約47%、月曜日で約19%のマイナスだった。また、旧丸井ビルから徒歩1、2分の場所にある「うすい百貨店」周辺の調査(日曜日)でも通行量は約38%減少していた。近くのビルで長年、ギャラリーを経営する佐藤摩利雄さん(60)は「閉店でこれほど人が減るとは思わなかった」と肩を落とす。
◆
中心市街地である郡山駅周辺は「4核構想」という都市計画のもとで発展を目指してきた。駅西口から国道4号を結ぶ一帯を重点整備地区に設定し、さらに大型商業施設を持つ4地区(駅北、駅南、中町、大町)を商業・交流の“核”と位置付けて回遊性のある街づくりを行うという構想だ。
だが、駅南地区の丸井撤退前に、既に4核のうちの一つが崩れていた。
駅から徒歩3分ほどの場所にある大町地区は店舗兼住居の専門店が並ぶ商店街として発展。大通りをはさみ、うすい百貨店がある中町地区とは、かつて「南北戦争」と呼ばれる商戦が繰り広げられたほどにぎわいがあった。しかし、ダイエー系ストア「トポス」が1994年に撤退し、今も後釜の出店がなく、核を失った状態になっている。
「昔の活気をもう一度」と願う商店街では毎月第一日曜日にイベントを開き、「家族で遊べる街」をPRするなど必死だ。大町で老舗紙店を営む宮川雄次さん(41)は「大型店だけに頼ったことが今の状態になった原因。商店も行政もリスクを負う覚悟で取り組まなければ本当の再生はない」と語る。
◆
空洞化する中心市街地に反して、駅の乗降客数は高水準を維持している。1日平均の乗降客数(2007年度調査)は東北の主要都市中、仙台に次ぐ2位の1万8249人。こうした滞留人口を市街地活性化に生かし切れていないことが空洞化の原因の一つになっている。
ビジネス客や観光客の大半が空き時間を駅構内だけで過ごすことが多く、駅周辺に人の流れを作る「滞留から交流への発展」が空洞化解消の一つのカギとなっている。佐藤さんは「駅の外に目を向ける仕掛けを商店街、行政、NPOなどが一体となって知恵を絞る必要がある」と考えている。
(2009年4月2日 読売新聞)
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県議補選3選挙区で告示 秋田市、北秋田市・郡、男鹿市
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090403c
県議会議員補欠選挙が3日、秋田市、北秋田市・郡、男鹿市の3選挙区で告示された。いずれも欠員は1。午前8時半の立候補受け付け開始と同時に、秋田市は6人、北秋田市・郡と男鹿市はそれぞれ2人が届け出て、選挙戦に入った。
県議補選立候補者一覧(届け出順)
秋田市選挙区(欠員1)
黒崎 一紀 50 無所属・新
三浦 芳博 58 無所属・新
工藤 新一 52 社 民・新
石岡 大輔 28 無所属・新
竹下 博英 55 自 民・新
土田 整 54 無所属・新
北秋田市・郡選挙区(欠員1)
北林 丈正 48 無所属・新
湊屋 啓二 52 無所属・新
男鹿市選挙区(欠員1)
下間 俊悦 49 無所属・新
佐藤 一誠 63 無所属・元
(2009/04/03 08:59 更新)
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>>369
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000904030005
石巻保守分裂、争点隠す/ミニ統一選(上)
2009年04月03日
19日は石巻、登米、栗原、東松島の各市長選と、登米、栗原、東松島の各市議選、大河原町の町議選の投開票が予定される「ミニ統一地方選」の投開票日。世界的な景気後退が地方にも及ぶなか、地域経済の再生策などをめぐり、有権者の選択が下される。
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「市役所の移転がこんなに遅れるとは思わなかった。議会の過半を占める反市長派と市長との対立の巻き添えを食った形で本当に困っている。客足が少ないなかで、市長選どころではない」
JR石巻駅前の旧さくら野百貨店が昨春撤退したあと、市庁舎がそこに移転することになっている。ところが、市当局と市議会との対立で、今年9月の移転予定が来年の年明けまで先延ばしになった。このため、9月移転を見込んで1階部分に先行して入居した商店主たちは、悲痛な叫びをあげている。
05年に1市6町が合併して生まれた新しい石巻市の2回目の市長選は、現職の土井喜美夫氏と新顔で石巻専修大教授だった亀山紘氏との一騎打ちになる見通しだ。土井市政の継続か刷新かを争点に、すでに激しいつばぜり合いが始まっているが、その背景には保守勢力の分裂がある。
市議会で当初は土井与党だった保守系の会派「グローバル石巻」が市政運営をめぐり2年前に分裂して反市長派に転じた。これをきっかけに、連合系の「新世紀クラブ」や共産党などを含めた野党が多数となり、保守系の「ニュー石巻」やグローバルから分かれた「みらい石巻」、公明党などの与党は少数になった。
保守の分裂とねじれによって、国政レベルの自民対民主の構図とは異なった戦いになりそうな市長選に新たな争点が加わった。「市債の発行残高を実質的に80億円余り減らした」と、財政再建の実績を誇ってきた土井市長だが、今年に入って自身のタクシー券問題が表面化したのだ。
市長は自身に不適切な使い方があったことを認めて謝罪したが、新たに市の交際費で大量の香典が配られた問題も浮上。財政再建か不透明支出問題か、財政支出をめぐる問題も争点になりそうだ。
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市長選をめぐる迷路のような石巻の政治地図は、秋までに確実にある次の総選挙にも微妙な影を落とすことになりそうだ。
石巻市などを選挙区とする宮城5区で前回、自民党公認で出馬し、民主党公認の安住淳氏に敗れた斎藤正美氏は亀山氏支持に回っている。05年の総選挙で、自民党員の土井市長が斎藤氏ではなく安住氏を推した「ねじれ」が再燃した形だ。
一方、安住氏は「身を裂かれている」(安住事務所)状態だ。後援会組織の中に土井氏を推す人たちが多い一方で、支持基盤となる連合が亀山氏の推薦を決めているからだ。こうした事情を背景に民主党は「自主投票」を決めている。
保守勢力の分裂は旧石巻時代からの「伝統」と呼ぶ人もいるが、「政策よりも政争」の風土は、地域再生などの課題を市長選の争点から隠す結果にもなっている。
84店ある商店街のうち15店が閉店や休業中の立町大通り商店街などの中心市街地対策は、待ったなしの状況だ。石巻商工会議所の浅野亨会頭はこう語る。「このままでは石巻は沈没する。町の活性化に、強いリーダーシップを発揮する市長になってもらいたい」(高成田享)
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>>370
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090327t61016.htm
沈む中心街再生急務 郡山市長選来月5日告示
任期満了に伴う郡山市長選(4月5日告示、12日投票)が迫った。いずれも無所属で、再選を目指す現職の原正夫氏(65)と新人で元郵政審議官の品川万里(まさと)氏(64)による保守系同士の一騎打ちが濃厚だ。際立った争点がないとされるが、経済県都・郡山の顔である中心市街地の活性化は喫緊の課題で、関係者の危機感は深刻だ。(郡山支局・石川威一郎)
JR郡山駅前で30年以上親しまれた丸井郡山店が売り上げ不振から撤退して1年余り。旧丸井ビルは、雑居ビルとして再出発する計画が持ち上がっているが、時期のめどは立っていない。ビルは郡山の今を象徴するように、空き店舗のまま表玄関に立つ。
市商工振興連絡協議会が昨年7月に行った調査によると、郡山駅前周辺の総通行量は前年に比べ、休日で35%、平日で9.8%減少。豪雨で調査を一部切り上げたためあくまで参考値だが、過去10年で最少だったことは間違いない。同協議会は「丸井閉店の影響が表れている」と分析する。
<「二つの核」失う>
象徴的な建物がもう一つある。郡山駅から続く商店街を5分ほど歩くと、不気味な廃虚が出現する。丸井郡山店と同じ1975年にダイエー郡山店としてオープンした地上9階と4階、売り場面積計1万2000平方メートルの2棟。ダイエーの後に入居した系列の「トポス」が94年に閉店して以来、巨大な空き店舗だ。
市は98年策定の中心市街地活性化基本計画で、丸井周辺とトポス周辺に駅北側の再開発ビル「ビッグアイ」周辺、三越系のうすい百貨店周辺を加えた4つの核で活性化を図る四核構想を盛り込んだ。ただ、既に二核が機能不全。中心商店街の小売店舗は2004年で91年の71%、小売販売額も58%に減っている。
丸井は地権者間の調整がつかず、トポスは地権者の金銭トラブルが、跡地利用が進まない原因とされ、市は「地権者間の話し合いで解決すべき問題」と積極的に関与してこなかった。しかし、特に10年以上も放置されたトポスは「民間ベースではどうにもならない」(商店街関係者)というのが周知の事実だ。
<冷たい市の対応>
市商店街連合会などは昨年8月、「中心部に二つの大型空き店舗が存在し、街の魅力が大きく棄損している」として、市に早期解決を要望したが、「民間のことは民間で」と冷たかったという。
要望に加わった郡山駅前大通商店街振興組合の佐々木善寿理事長は「地権者の問題ではなく街全体の問題だ。街が壊れそうだという時に、危機感が乏しい」と強調。「景気が悪くなれば撤退する大型店に頼る街づくりが、いかに無秩序だったか」と指摘する。
市は、新年度に改訂する新基本計画でも四核構想を継承する方針。「既存大型店跡の再生の検討など都市機能の更新を進め」などと、従来より踏み込んだ方向に転換しつつあるが、具体策は示されていない。
2009年03月27日金曜日
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>>403
読売新聞の福島版に昨日・今日と特集されていました。
郡山市長選は、個人的には全国的にも大きな山だと思っています。
議員の方々や財界人、その取り巻く人々が全国メディアに年明け頃から出まくりです。
原VS品川という構図も、去年の12月には決まっていました。
昨日・今日の読売新聞の情報では、公明・共産・社民・連合は自主投票、品川陣営には亀井殿が来たというのが出ていました。
自民VS民主・国民新党という構図になっています。
原陣営は、根本陣営・佐藤栄佐久陣営がもともと一緒になっています。財界人もバックにいます。前回戦った佐藤憲保新県議会議長も一体となっています。佐藤憲保は根本の後見人です。
ヤメ検の宗像紀夫も全国メディアにこの前出ていましたが、彼は佐藤栄佐久の飼い犬なので、自民陣営です。
財界人も幸楽苑がザ・サンデーで特集されるなど、非常に活発です。
田母神も活発。
一方、品川陣営には増子・太田・玄葉と活発。彼らも全国メディアに出ていました。
山形県知事選に次ぐ大きな選挙と見ています。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000903260001
(上)郡山市長選を前に
2009年03月26日
朝日が丘第1児童クラブには、夕方になると親が次々と子どもたちを迎えにやってくる=19日午後5時53分、郡山市大槻町
●子預ける場 足りない・多い共働き、整備遅れ
郡山市大槻町の市立朝日が丘小学校(児童数822人)。ここには、働いている親たちのために放課後、児童たちの面倒を民間指導員がみる放課後児童クラブがある。
「元気にしていた?」
仕事帰りの親はそう言って子どもたちを迎えに来る。午後6時ごろがピークだ。
新興住宅地にあるためクラブは建物を1棟造築し、2棟にした。それでも90人の定員を7人オーバーしている。
平日だけでなく、土曜や夏休みなど長期の休日でも預かる。児童たちは夕方まで校庭で遊んだり、宿題をしたりして親の迎えを待つ。だが預かってもらえるのは、厚生労働省の基準に準じて3年生まで。祖父母らがいる家庭は利用できない。
午後6時半。1人の母親(44)が小2の長男(8)を迎えに来た。母子家庭で、事務所で働いている。クラブがあるか調べたうえで長男を入学させたという。
「子どもを1人では置いておけない。でもあと1年で終わりなんです」
こうしたクラブを市が始めたのは年度から。親の負担額は児童1人あたり月3300円。おやつ代なども含めると4千円以上、年に4万円を超える計算だ。市と同じ人口万人以上の中核市、北海道旭川市には低所得者世帯に対する減免措置があるが、郡山市にはない。市内で子育てをしながら働くシングルマザーの女性(36)は「もう少し費用が安くなってくれれば助かるのですが……」と漏らす。
05年の国勢調査によると、市内の共働き世帯は3万5334世帯で全世帯の27%と県内では多い。市内の保育所の定員は同じ中核市のいわき市が5790人なのに対し、半分ほどの3060人だ。市保育課によると、0歳児の保育を希望する親も多いといい、共働きをしている自営業の男性(33)は「0歳児を預かってくれるところが少なく、探すのが大変」とこぼす。
また、児童クラブがある公立小学校は全58校のうち、半数に満たない24校だけだ。
小1の長男(7)が通う学校にはないと嘆く女性(32)は、広告会社で働いている。
「公立なのに、施設がある学校と、ない学校があるというのは納得がいかない。各校に設置してもらうことで、親が働ける環境を整備することになり、ひいては就業支援にもつながるのでは」と話す。
◇
郡山市長選の告示まであと10日。34万人が暮らす「商都」の課題を追った。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000120903270001
(中)やはり痛い 丸井撤退
2009年03月27日
旧丸井前の横断歩道は週末でも歩行者が減っているという=21日、JR郡山駅前
●日曜の駅前、通行半減
JR郡山駅前の丸井が撤退してから1年余り。空き店舗のシャッターは下りたままだ。旧丸井とうすい百貨店を結ぶ路地の代官小路。飲食店や洋品店が立ち並ぶが、この1年で「貸店舗」の看板も出るようになった。
「丸井がなくなってから、週末でも極端なくらい人通りが減った。こんなに影響があるとは思わなかった」。この小路通り沿いで洋服店を営む山田守さん(73)は話す。
山田さんの懸念はデータでも裏付けられている。市商工振興連絡協議会が昨年7月末に実施した調査によると、同じく駅前にある商業施設アティ郡山と旧丸井を結ぶ横断歩道の通行量は、日曜が前年に比べて47、2%も減った。月曜は19、1%の減だ。
アティ郡山にある洋服店は、丸井撤退の余波で売上高が2割減ったという。店長(34)は「やはり丸井があることで買い物客が流れていたんだ」と実感を込めて話す。
駅前から直線距離にして約5キロと郊外にある同市安積町。中心市街に比べて家賃が安いこともあり、若い世帯が多く暮らす。町内を走る幹線道路の「内環状」沿いには、駐車場を備えたスーパーや大手飲食グループのチェーン店などが次々と進出している。
「買い物は仕事帰りに自宅近くのスーパーで済ませます。わざわざ駅前に行かなくても、用は足せますので」。同町で暮らすパートの女性(33)はそう話した。
中心市街地の活性化に向け、市は旧丸井など核となる商業施設を生かす構想を持っていた。だが肝心の施設は撤退が続く。今後の中心市街地像を模索して市は現在、活性化に向けた基本計画の見直しを進めているが、買い物客を回帰させるための政策を打ちだすことはできていない。
郡山は、東北線が開通して駅ができたことから発展を遂げてきた街だ。それだけに、駅前の衰退に歯止めがかからない現状への危機感は強い。
市や郡山商工会議所などは今春、中心市街地ににぎわいを取り戻すため、民間と一体となった協議会を立ち上げ、協議していくという。
しかし、郡山駅前大通商店街振興組合の佐々木善寿理事長(63)は「取り組むのが遅くて弱い」と手厳しい。「経済が右肩上がりの時には民間任せでもいいが、空き店舗も増えている。商店街だけで解決しろというのではなく、行政も一緒になって知恵を集めないと都市間競争に遅れてしまう」と不安を募らせる。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000120903280001
(下)真の「音楽都市」とは
2009年03月28日
郡山市が実施した「音楽都市宣言」の記念式典。市内にある学校の合唱部が歌声を披露した=昨年5月24日、郡山市民文化センター
●予算、一般会計の0.04%
JR郡山駅西口広場で12日、人気ボーカルグループ「GReeeeN」のメンバー4人の手形と足形入りモニュメントの除幕式があった。昨年3月、「音楽都市宣言」をした郡山市。出身地の違う4人が、市で音楽を始めたシンボルとも言える。
郡山は戦後、暴力団の抗争が絶えず、米国のマフィア街になぞらえ「東北のシカゴ」と呼ばれた。その汚名を返上すべく、音楽による街づくりを有志が始めたという経緯がある。
最近では、安積黎明高校が全日本合唱コンクール全国大会で29年連続30回も金賞を受賞。郡山二中も同大会で6年連続日本一に輝いている。
県などが昨年始めた「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」。全国から中・高・一般の団体が参加して日ごろの練習の成果を競うが、郡山二中は今年、日本一に輝いた。
だが会場は2年連続で福島市の施設だった。県によると、来年も郡山市の施設が会場に選ばれることはない。県文化振興課は「アンサンブルは少人数なので、あまり広すぎてもダメ。適した会場があれば場所について議論にもなるが、今のところはない」。
市内で音楽スタジオを経営する男性(52)は「行政が大きな予算をかけて、年に数回イベントをするのが『音楽都市』ではない」。市民が日々の生活の中で何げなく音楽を感じられるのが「真の音楽都市ではないか」と指摘する。
とはいえ、施設面の不十分さを指摘する声はある。市が07年、市内の文化団体を対象にしたアンケートによると、特に音楽関係者から「好きな時に場所を借りられない」との意見が多く寄せられた。
音響や防音で高い評価を受ける市民文化センターの二つの練習室の稼働率は9割。市内の公民館は音楽専用ではなく、ほかの文化団体も使うため、借りられるのは1団体あたり月2〜3回に限られる。
音楽都市宣言を祝う昨年5月の記念式典には、市出身の作曲家・湯浅譲二氏らが参加。音楽を通じての街づくりに向けたパネルディスカッションもあり、参加者からは「音楽都市になるには、せめて予算の1%は音楽に回してほしい」との声が上がった。
しかし、市がここ数年、音楽団体への補助金や主催するコンサートなどのために組む予算は2500万円前後。小中学校では、全国大会に出場する子どもたちの交通費や宿泊費の一部に充てる市教委の予算などがあるが、それを含めても、今年度の市の一般会計で音楽関係に充てている予算は0.04%にすぎない。
(常松鉄雄が担当しました)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090403-OYT8T01245.htm
衆院選にらみ各党慎重…郡山市長選あす告示
郡山市長選は5日告示される。34万都市の「経済県都」のリーダーを選ぶ注目の選挙は、現職の原正夫氏(65)と元郵政官僚の品川万里氏(64)の保守系同士による一騎打ちの公算が大きくなっている。両陣営とも既に激しい前哨戦を展開している。ただ、明確な争点はなく、投票率の低迷を懸念する声も聞かれる。背景には、間近に迫る衆院選をにらみ、各政党が明確な態度を示しづらい状況もあるようだ。(竹田淳一郎)
「どちらにも肩入れできない」。郡山市労働福祉会館で3月10日夜に開かれた郡山地区連合の定例幹事会は、わずか1時間で終了した。郡山市長選の対応を決める会議だったが、激しい議論もなく、「自主投票」と決まった。同連合の幹部は、「政党が動いていれば結論は変わっていたかもしれない」と語った。
各政党の対応も同じ。既に社民、公明、共産が自主投票を決めた。自民、民主は、対応方針を示さない慎重姿勢を貫いている。
両党の対応には、次期衆院選で大票田の郡山市を抱える2区の立候補予定者、自民・根本匠、民主・太田和美の両衆院議員を取り巻く環境が影響している。
原、品川の両陣営の支持層とも、両議員の後援会関係者が入り交じる状態となっている。原、根本の両氏の選対幹部を兼ねる自民党系市議は「仮に民主党が品川氏を推せば、自民は原氏に付く。そうなれば根本対太田の代理戦争になる。衆院選が近いだけに、両陣営ともに遺恨を残す」と語る。
郡山市を地盤とする民主党の増子輝彦参院議員は、「太田にプラスになることのみやる」と言い続け、3月28日に開かれた2区の党会議でも市長選への対応の結論を見送った。
根本議員の選対本部長を務める前自民党県連幹事長で県議会議長の佐藤憲保県議も「どちらかに決めれば綱引きが始まる。綱引きそのものが根本のマイナスになる」と語る。
両陣営の総決起大会には、根本、増子、太田の国会議員3氏はいずれも出席を見送った。
表面上、政党色があらわにならないことで、関心が高まらず、投票率の低下を招く可能性があるとの懸念の声も聞かれる。
4人が立候補し、県議補選、市議補選とのトリプル選となった前回(2005年)の投票率は、過去2番目に低い57・43%だった。自民、民主両党が、情勢次第で支持を打ち出す可能性はまだ残っているが、今回は保守系同士で明確な争点も浮かんでいない。このため両陣営とも「投票率は50%前後の戦いが想定される」と口をそろえる。
前回選挙で、原氏は6万9565票を獲得して初当選した。これに対し、無所属で出馬した次点の佐藤憲保氏と、民主党の支援を受け、同じく無所属で出馬した諸橋泰夫氏の合計票は7万2419票だった。原陣営は「現職の強みが発揮できるかがポイント」と言い、品川陣営は「現市政への反発票をどれだけ取り込めるかにかかる」と話している。
(2009年4月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090403-OYT8T01165.htm
青森市長選三つどもえか
継続と刷新掲げ前哨戦
青森市長選が12日の告示まで1週間あまりに迫った。これまでに出馬を表明しているのは3氏。旧青森市時代から通算6期目を目指す現職の佐々木誠造氏(76)が「経験と継続」を訴えるのに対し、県議の鹿内博氏(61)、前市議の関良氏(50)の2新人が「市政刷新」を掲げて挑む構図になる見通しだ。3氏ともに街頭演説などを精力的にこなし、激しい前哨戦を展開している。
「私は後期高齢者だが、〈後期〉ではなく〈光輝〉。それに経験も豊富だ」。佐々木氏は2日午後、浪岡地区で開かれた後援会主催の「市政を語る会」で、高齢多選批判を念頭に反論した。高齢多選批判、そして相次いだ市職員の不祥事。後援会幹部は「これまでで最も厳しい戦い」と気を引き締める。
これまでの選挙で佐々木氏を支えてきたのは、浪岡地区を含め、各地区に張り巡らせた後援会組織だ。また、今回は与党会派を中心とした市議30人や県議らが支援団を結成。自民、公明両党の推薦は受けなかったものの、市議の妻らも選挙戦ではフル回転する構えだ。3月29日の事務所開きでは、推薦する連合青森の幹部や経済人らも顔をそろえ、組織力を見せつけた。
一方の鹿内氏は現市政を「市民不在。多選の弊害だ」と批判し、「市政を市民の手に取り戻す」と気勢を上げる。街頭演説では、市政に市民の声を反映する「市民100人委員会」の設置、各地区の特色を生かしたまちづくりを訴えている。
「幅広い層の支援」を目指し、自主支援を表明した共産党や社民党のほか、鹿内氏を除いた市選出県議9人のうち、無所属の2人を含む4人の支持も取り付けた。毛内喜代秋・元県議会議長も「ここ数年の市政に黙っていられなくなった」と鹿内氏支持に回り、支援の輪は広がっている。3月20日の「励ます会」には予想を大幅に超える支援者が集まった。
2006年の前回市議選でトップ当選した関氏は、昨年9月の出馬表明前に自民党を離党。3日には、市議も辞職した。
「若者流出で活力を失った青森に元気を取り戻したい」と繰り返し、刷新を掲げる。保守系との売り込みを図るが、「福祉関連の雇用創出と、商業地としての浜田地区の一層の発展を目指す」などと現市政との対立軸を明確化。3氏の中で唯一、約50億円を投じる文化観光交流施設の建設中止も掲げる。「若さと行動力」もアピールし、街頭演説をこなしている。
(2009年4月4日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000903300001
郡山市長選、民主白紙
2009年03月30日
●2氏が推薦願、結果出ず
4月12日投開票の郡山市長選について、民主党の地元総支部は28日、常任幹事会を開き、立候補を表明している現職の原正夫氏(65)と新顔の品川万里氏(64)から出された推薦願の扱いを協議した。しかし、自主投票にすることも含めて結論は出なかった。同党を支持する連合福島は、すでに「自主投票」を決めている。
同党の増子輝彦参院議員によると、会議では品川氏を支持する意見や自主投票にすべきだとの意見が出たが、原氏を積極的に推す声はなかったという。ただ、「市長選が次の衆院選にどのような影響があるのかの見極め、判断がつかない」(増子氏)ことから、結論を出さなかったという。
増子氏は取材に対し、このまま来月5日の告示を迎える可能性を否定せず、その後の対応についても「白紙」とした。
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>>374
個人的にも注目しています。
保守分裂かと思っていたのですが、比較的自・民対決色が強いんですかね?
>>36
選挙:郡山市長選 現職が出馬表明 原氏が再選目指し /福島
>>81
今年の選挙:/下 3大都市で市長選 郡山、経済減速下で“商都決戦” /福島
>>366
商都決戦:’09郡山市長選 立候補へ向け、品川氏が決起集会 /福島
>>370
経済県都 どう再生/郡山市長選5日告示
>>373
沈む中心街再生急務 郡山市長選来月5日告示
>>375
(上)郡山市長選を前に(子預ける場 足りない・多い共働き、整備遅れ)
>>376
(中)やはり痛い 丸井撤退
>>377
(下)真の「音楽都市」とは
>>378
衆院選にらみ各党慎重…郡山市長選あす告示
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/2384
福島交通が更生法申請 運行は現情維持
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/257
空港 視界ゼロ JALあす撤退
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/107
丸井郡山店、来年2月撤退 郊外型店増え商環境悪化
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/385
丸井閉店で人通り急減 郡山駅前
>>39
◇05年郡山市長選開票結果(選管最終)
当69,565 原正夫 無新
43,829 佐藤憲保 無新
28,590 諸橋泰夫 無新←民主支持
4,823 佐藤克朗 共新
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http://masato-koriyama.blogspot.com/
品川まさと 郡山市長選 応援ブログ by 勝手連 より
品川の支援会出席者
浜四津弁護士(浜四津敏子代議士のご主人)
国民新党の亀井幹事長
民社党の石関衆院議員(原文ママ)
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>>382
個人的には自民VS民主の対決が濃いと思います。
品川氏自体も3年前の福島県知事選の民主陣営の候補になりかけていました。
福島県自体は自民と公明は仲があまりよくないです。公明が自民と連立政権を組んでいても、県議会では民主・社民と統一会派を組んでいた時期がありました。
郡山市は福島県の自民の最後の砦です。郡山市は、2年前の県議会選挙では自民が大勝しましたが、2年前の参院補選と参院選では自民が大敗しました。
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>>367
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009040501000634.html
秋田県知事選、佐竹氏が先行 追う川口氏、共同通信世論調査
新人4人が立候補した任期満了に伴う秋田県知事選(12日投開票)で、共同通信社は4、5の両日、電話による世論調査を実施し、取材も加味して情勢を探った。
自民党県連と社民党が支持する無所属で前秋田市長の佐竹敬久氏(61)が先行し、民主党県連と国民新党県支部が支持する無所属の前小坂町長川口博氏(61)が追い上げている。無所属で元羽後町長の佐藤正一郎氏(56)は伸び悩み、共産党公認の党県委員藤本金治氏(62)は苦しい戦い。
野党分裂の中、自民、民主両党が県連レベルながら対立する構図となり、西松建設の巨額献金事件で公設第1秘書が起訴された小沢一郎民主党代表の続投の影響などが注目されている。約3割が投票する候補者を決めておらず、情勢は変化する可能性がある。
佐竹氏は自民党支持層の7割近くを固めた。民主党県連の支持母体でもある連合秋田の推薦も取り付け、民主党支持層の約3割に食い込んでいるほか、知名度を生かして無党派層からも約4割の支持を得ている。
川口氏は民主党支持層の5割程度しか固め切れておらず、無党派層でも約2割の支持にとどまっている。一部の自民県議や「郵政造反組」の野呂田芳成元農相の支援を得ているものの、自民党支持層では支持が広がっていない。
2009/04/05 19:12 【共同通信】
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>>277>>280>>339-340
=秋田1区=
http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090323kb
[秋田市]:保守票の受け皿誰に
知事選「ねじれ」影響か
【立候補予定者】(出馬表明順)
穂積 志氏(51・無所属 新)
丸野内胡桃氏(64・無所属 新)
佐藤 広久氏(56・無所属 新)
前秋田市長の佐竹敬久氏(61)の辞職に伴って行われる秋田市長選は、同市選出の元県議穂積志氏(51)、前NPO法人理事長丸野内胡桃氏(64)、共産党秋田市議団事務局長の佐藤広久氏(56)が出馬を表明している。4月5日の告示まで間がなく、三つどもえの選挙戦となる公算が強まってきた。
市長選の候補擁立に向けた動きは、佐竹氏が知事選出馬を正式に表明した2月下旬から本格化。当初から穂積氏のほか冨樫博之氏(自民党)、淡路定明氏(いぶき)の秋田市選出県議3氏の名が取りざたされ、最終的に穂積氏と淡路氏、共産党系候補の戦いになると思われていたところに丸野内氏が急浮上。これを受けて淡路氏が最終的に出馬を断念し、戦いの構図がほぼ固まった。穂積氏と丸野内氏は8年前の市長選に続く2度目の挑戦となる。
穂積氏は今月2日にいち早く出馬表明。政党への支援要請は行っていないが、市議会最大会派の秋水会が「支援」を確認したほか、党派を超えた支持が広がっている。20の商工団体などからも推薦を得ている。18日以降は地域ごとに決起集会を開いて浸透を図っている。
丸野内氏は政党や組織などの後ろ盾がなく、市民活動などで培ったボランティアやNPO法人などが支援している。出馬表明が今月16日で出遅れ感は否めないが、市民活動を通じて一定の知名度はあり、無党派層の取り込みが鍵を握りそうだ。
佐藤氏は市内の労働組合や市民団体など8団体で組織する「くらしを大切にする秋田市をつくる会」が選挙母体で共産党が推薦。出馬表明が今月17日と遅れたため、限られた時間でいかに浸透を図るかが課題だ。
前市長の辞職に伴う出直し選挙となった8年前は5人の候補が乱立。穂積氏と丸野内氏は非自民非共産票を取り合って共倒れとなり、保守票を手堅く取り込んだ佐竹氏の前に涙をのんだ。今回は保守系の候補者がおらず、保守票の受け皿が最大の焦点となる。穂積氏の推薦を決めた保守系の秋水会も、議会内外の独自候補を擁立しようと模索した経緯もあって一枚岩ではない。8年前に丸野内氏を推薦した連合秋田は、今回は自主投票も含めて対応を検討している。
知事選では自民、社民両党と連合秋田が同じ候補予定者を支援し、民主党支持の候補予定者、共産党公認の候補予定者と激突する構図が固まった。寺田県政を支えた非自民非共産の三者共闘のねじれが生じている。これが市長選にどう影響するか。
<完>
(2009/03/23 更新)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090406-OYT8T00130.htm
秋田市長選三つどもえ
佐竹敬久・前秋田市長の知事選出馬に伴う秋田市長選には、前NPO法人理事長の丸野内胡桃(くるみ)氏(64)(無所属)と、前県議の穂積志(もとむ)氏(52)(同)、共産党秋田市議団事務局長の佐藤広久氏(56)(同=共産推薦)の新人3人が立候補を届け出た。市中心部の旧日赤・婦人会館跡地の再開発事業への賛否や商工業振興、雇用対策などの政策を巡り、論戦が交わされる。投開票は知事選と同じ12日に行われる。
■丸野内候補
集まった約100人の支援者らが青い布を首に巻いたり手に持ったりし、選挙事務所前はトレードカラーの青一色になった。青いジャケットをはおり、首もとには青いスカーフをリボン結びにして登場。大きな拍手で迎えられた。
事務所のテーブルには、名前にちなみ、クルミの実を山盛りにした。壁には、ピンクの紙に書かれた支援者からの寄せ書きを、桜の花びらに見立てて満開にするなど女性らしい演出も。 支援者らと握手し、感涙を手でぬぐうと、「秋田市初の女性市長に」と書いた選挙カーに乗り込んだ。
■穂積候補
告示日の5日が52歳の誕生日。出陣式で、連合後援会の高橋千代士会長(80)が「12日には必ずや何らかのお褒めの言葉もあると思う」と話すと、集まった約950人の支持者から一斉に拍手が起こった。
市職労や、県と市の歯科医師連盟など推薦団体は約60に及び、出陣式には衆院議員や県議、市議らが多数かけつけた。赤地に白のストライプが入った「勝負ネクタイ」をつけ、「ガンバルマン」の文字と候補の似顔絵入りのシールを胸に張った支持者らと握手を交わし、「がんばります」と力強く訴えた。
■佐藤候補
午前5時半に起床。同居する両親、妻と一緒に食卓を囲み、「普段通りの朝」を過ごした。午前8時20分に選挙事務所で行った出陣式では、「市民生活に嵐が吹き荒れる今、暮らしを守る風よけにならなければ。じわじわと火が燃えてきた」と静かな闘志を見せた。
午前9時からは、共産党の高橋千鶴子衆院議員らも応援に駆けつけ、JR秋田駅前で第一声。集まった約80人の支持者一人ひとりと握手を交わした。支援者から折り鶴がたくさん入ったガラスの器と花束を笑顔で受け取ると、選挙カーに乗り込み遊説へ飛び出した。
(2009年4月6日 読売新聞)
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>>36-39>>65>>77>>81>>370>>373-378
>>381(郡山市長選まとめ)
=郡山2区=
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090406ddlk07010095000c.html
商都決戦:’09郡山市長選 告示 品川、原の2氏が第一声−−12日投開票 /福島
◇「転換」、「継続」訴え
任期満了に伴う郡山市長選は5日、告示された。新人で元郵政審議官の品川万里氏(64)=無所属=と現職で再選を目指す原正夫氏(65)=同=の2人が立候補した。「転換」を訴える品川氏と「継続」を掲げる原氏はそれぞれ選挙事務所前で第一声を上げ、一騎打ちの選挙戦に入った。投開票日は12日。4日現在の有権者数は26万7095人。【坂本智尚、関雄輔】(届け出順)
◇「新技術発信都市に」−−品川氏
品川氏は午前9時過ぎ、同市若葉町の選挙事務所前の出陣式で約1000人の支持者を前に、「郡山の良き伝統を守り、素晴らしい産物を全国に広める。郡山を新しい技術の発信都市にしたい」と第一声を上げた。
公約として▽小学6年生までの医療費無料化▽有効活用するための旧丸井店舗ビルなどの購入▽開成山球場の改修計画見直し▽市長報酬の50%カット−−などを掲げ、「問題先送り型から進化、発展型市政への転換」を目指している。
伝統工芸の和紙を持ち出し「私は和紙のように、もまれても破れません」と声を張り上げ、特産ネギをかじり「この阿久津曲がりネギを全国に広めます」と親しみやすさをアピール。最後に「郡山を変え、福島県と日本を変えよう」と締めくくって遊説に出発した。
式には増子輝彦参院議員(民主)や根本良一前矢祭町長らが駆け付けた。
◇「サービス日本一へ」−−原氏
原氏は午前8時50分過ぎ、同市図景の選挙事務所前の出陣式で第一声。約800人を前に「この4年間安全・安心のまちづくりに取り組んできた。これからの4年間は行政サービス日本一を目指し、市民と一緒に頑張りたい」と支持を訴えた。
2期目の政策に▽開成山野球場整備▽音楽堂建設の具体化▽JR郡山駅前中心市街地の活性化▽新公共交通システム導入−−などを掲げ、市政の継続の重要性を強調している。
「私にとって郡山は生まれ育ち、一生を過ごす場所。相手候補は郡山を知らない。郡山を愛する一人として負けるわけにはいかない」と地元生粋の候補であることをアピールし、対決姿勢をあらわにした。
「この1週間全身全霊を傾けて戦いたい」と宣言し、遊説へ向かった。
式には鈴木義孝三春町長のほか、自民党県議2人や公明党県議1人、市議らが駆け付けた。
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品川万里(しながわ・まさと) 64 無新
[元]郵政審議官▽法大情報技術研究センター教授[歴]郵政省貯金局長▽東大
原正夫(はら・まさお) 65 無現(1)
市長▽会社顧問[歴]市議2期▽県議4期▽自民党県連幹事長▽明大
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000904060002
「県都の顔」は/新市2期目は
2009年04月06日
市長の知事選転出に伴う秋田市長選などの7市長選と、5市議補選が5日、告示される。投開票日はすでに選挙運動が始まっている知事選、県議補選と同じ12日で、4月はさながら「ミニ統一選」の様相となっている。
秋田市以外の6市は、05年の市町村合併で誕生した市長が、そろって任期満了を迎えるための選挙。秋田市と男鹿市では新顔3人が、湯沢市と由利本荘市、北秋田市ではそれぞれ2人が立候補の準備を進めている。潟上市と大仙市は、現職以外に立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きくなっている。
深刻な不景気の中での選挙だけに、どの立候補予定者も景気対策や雇用問題などを政策の重点項目に掲げている。地縁や血縁、仕事上のつながりなどを優先するだけではなく、不況下でどのよう政策を進めていくかにも有権者の関心が集まりそうだ。
秋田/新顔3氏の争いに
秋田市長選には、前NPO法人理事長の丸野内胡桃(くるみ)氏(64)、前県議の穂積志氏(52)、共産党秋田市議団事務局長の佐藤広久氏(56)の新顔3人がいずれも無所属で立候補した。
丸野内氏は午前8時半から同市中通3丁目の選挙事務所前で第一声。集まった約100人の支援者は青色のリボンを持ち、「その通りだ」「頑張れ」と演説に応えた。
穂積氏は午前8時半から同市川尻町の事務所で約950人を前に出陣式をした。赤坂光一市議(秋水会)は「市議42人のうち、36人が穂積候補を応援する」と激励した。
佐藤氏は午前9時からJR秋田駅前で第一声。推薦を受ける共産党の高橋千鶴子衆院議員が応援演説。約100人の支持者のほかに、通行人らも遠巻きに話に聴き入った。
北秋田/無所属新顔一騎打ち
北秋田市長選は、自民党県連会長を務めた津谷永光氏(57)と元鷹巣町長の岩川徹氏(60)の無所属新顔同士の一騎打ちになった。
津谷氏の出陣式には現市長の岸部陞(すすむ)氏や自民党県連幹事長の鈴木洋一県議らが出席した。22年間の県議生活で培った津谷氏の国や県とのパイプの太さや、政策を進める上での「バランス感覚の良さ」を強調する場面が目立った。
岩川氏の街頭演説では、薬害エイズ訴訟の原告、川田龍平参院議員がマイクを握った。「命の大切さ」「医療・福祉の大切さ」を訴えながら、鷹巣町長時代に「福祉の町」づくりで注目された岩川氏の支持を訴えた。
新顔とはいえ津谷氏、岩川氏ともに地元では抜群に知名度が高く、市内は初日から熱気を帯び始めた。
湯沢/現職に前市議が挑む
湯沢市長選は新顔の前市議、斉藤光喜氏(62)と、現職で再選を目指す鈴木俊夫氏(58)のいずれも無所属の一騎打ちとなった。
同市表町の国道に面した斉藤氏の事務所では午前8時から出陣式。約400人(同事務所)が集まった。応援演説に立った自民党と公明党の県議が「今の市長では湯沢はよくならない」と、ともに共産党籍の現職を批判。「市政を変えよう」と呼びかけた。
同市柳町の中心商店街にある鈴木氏の事務所では郷土芸能の太鼓が鳴り響き、約400人(同)の支持者を盛り上げた。前回市長選では「動」をキーワードにしたが、今回は「心」。運動員のジャンパーの背にこの文字を入れて、必勝を期していた。
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男鹿/三つどもえの激戦に
男鹿市長選は、元県議で港湾荷役会社長の渡部幸男氏(57)、前県議の加藤義康氏(56)、前市議の高野寛志氏(65)のいずれも無所属新顔の3人が立候補。旧若美町と合併後の前回05年の無投票だった市長選とは一転、激しい三つどもえ戦となった。
市長を合併前から4期近く務めた佐藤一誠氏(63)は2日付で辞職、同日告示された加藤氏の辞職に伴う県議補選に立候補。知事選と市議補選を合わせ四つの選挙がある同市内は選挙一色になった。
市長選の3陣営は、それぞれ午前8時半過ぎ、選挙事務所前や近くの広場で出陣式を行った。第一声で候補者らは、「男鹿の活性化」「市民病院の経営改善」などについての政策を訴えたりした後、市内各所へ選挙カーを繰り出した。
由利本荘/元県議・元市部長の争い
由利本荘市は、元本荘市長で現職の柳田弘市長が引退を表明。05年の市長選で柳田市長に705票差で敗れた元県議の長谷部誠氏(58)と、市総務部長を昨年末に退職した渡部聖一氏(56)の一騎打ちになった。
午前8時半ごろ、長谷部氏は国道108号沿いの広場で、渡部氏は選挙事務所前でそれぞれ出陣式を行い、選挙カーに乗り込んだ。
電子部品大手のTDKの大幅な減産で、関連企業の多い同市は法人市民税が半減、大量の離職者が出るなど深刻な情勢だ。ともに「100年に一度の不況」として喫緊の経済・財政対策を訴えている。
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≪秋田市長選≫
穂積:出陣式には衆院議員や県議、市議らが多数かけつけた
「市議42人のうち、36人が穂積候補を応援する」
≪郡山市長選≫
品川:増子輝彦参院議員(民主)や根本良一前矢祭町長
原 :鈴木義孝三春町長のほか、自民党県議2人や公明党県議1人、市議らが
≪北秋田市≫
津谷:現市長の岸部陞(すすむ)氏や自民党県連幹事長の鈴木洋一県議ら
岩川:川田龍平参院議員
≪湯沢市≫
斉藤:自民党と公明党の県議
鈴木:共産党籍現職
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秋田は統一地方選状態ですね〜。小坂町議補選の小坂と小坂鉱山の違いは何だ!?!?
小坂、羽後両町長選が告示 ともに2人が届け出
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090407b
小坂、羽後の両町長選が7日、告示された。午前8時半の立候補受け付け開始と同時にそれぞれ2人が届け出て、ともに一騎打ちの選挙戦に突入した。小坂町では町議補選も告示され、欠員2に対し4人が届け出た。投開票は12日。
町長選立候補者(届け出順)
【小坂町】
細越 満61無所属・新
亀田 利美61無所属・新
【羽後町】
大江 尚征63無所属・現
柴田 宣男61無所属・新
小坂町議補選立候補者
(欠員二?4、届け出順)
椿谷 竹治 57 無新 小坂鉱山
小番 正孝 58 無新 小坂鉱山
中村修太郎 62 無新 小 坂
木村 功 61 無新 小 坂
(2009/04/07 09:15 更新)
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自民県連の武田政調会長が辞表提出 知事選対応で「けじめ」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090404d
自民党県連の武田英文政調会長が、政調会長職の辞表を提出していたことが3日、分かった。武田氏は、知事選(12日投開票)で佐竹敬久候補(61)を「支持」すると決めた党県連の決定に反し、川口博候補(61)を支援しており、県連役員としてけじめをつけた形だ。県連は辞表は受理しておらず、知事選終了後に対応を検討する方針。
武田氏は辞表提出の理由について、「県連は佐竹氏支持を決めたが、私は応援できない。政調会長という県連三役の立場であり、けじめが必要と考えた」と話している。
武田氏は県連が佐竹氏支持を決めた直後の先月10日、鈴木洋一幹事長に辞表を提出。鈴木幹事長によると、幹事長が預かる形になっている。鈴木幹事長は「5月には県連役員の改選期を迎えることもあり、知事選が終わってから(受理すべきかどうかも含め)対応を考えたい」と話している。
(2009/04/04 10:03 更新)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090407-OYT8T00012.htm
郡山市長選、原氏が先行 世論調査
3割超、態度未定
保守系同士の一騎打ちとなった郡山市長選(12日投開票)について、読売新聞社は5、6の両日、福島民友新聞社、福島中央テレビと共同で世論調査を行い、取材結果を加味して情勢を分析した。再選を目指す現職の原正夫氏(65)がリードし、元郵政審議官で新人の品川万里氏(64)(ともに無所属)が追う展開となっている。ただ、3割超の有権者が態度を明らかにしておらず、情勢は変化する可能性がある。
【情勢】
今回の市長選では、どの政党も特定候補の支持を明確に打ち出していない。
調査では、原氏が自民党支持層の6割強、公明党支持層の過半数を固め、無党派層の4割弱の支持も得ていた。品川氏は、無党派層の支持が2割弱にとどまっている。民主党支持層は支持が割れており、品川氏が地元出身国会議員の支援を受けて支持の拡大とともに知名度アップを図っている。
原氏は、地域別、男女別でも満遍なく浸透。年齢別でも40歳代と70歳以上の半数強の支持を集め、すべての世代で優位に立っている。しかし、20〜30歳代は4割強が投票態度を決めておらず、若い世代の票の取り込みは両陣営にとってカギとなりそうだ。
【意識】
「大いに」「多少は」を合わせて、今回の市長選に「関心がある」と答えた有権者は、4年前の前回選挙時の調査結果(70・2%)よりやや少ない67・6%。「必ず」「なるべく」を合わせて「投票に行く」と答えたのは、前回調査(89・7%)よりやや多い92・4%だった。前回市長選の投票率は過去2番目に低い57・43%だった。
選挙で重視する公約・政策は、JR郡山駅前の「丸井」撤退や景気悪化で注目された「商工業の振興と雇用対策」が3番手にとどまる一方、「福祉や高齢化対策」がすべての年代でトップになった。
調査方法 告示日の5日午後から6日にかけて、郡山市の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1110世帯のうち632人から回答を得た(回答率57%)。
■期日前投票始まる 郡山市長選の期日前投票の受け付けが6日、始まった。市役所本庁舎と各行政センターなどで11日まで受け付ける。時間は午前8時30分〜午後8時(ビッグアイ6階の市民サービスセンターのみ午前10時〜午後7時)。
問い合わせは市選挙管理委員会(024・924・2461)へ。
(2009年4月7日 読売新聞)
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>>393
意外に(?)原氏強いですねー
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090407ddlk04010168000c.html
選挙:仙台市長選 7月26日投票、見通し混とん 現市長、進退明らかにせず /宮城
19日に投開票される石巻、登米、栗原、東松島各市長選などの「ミニ統一地方選」を皮切りに、県内は衆院選や知事選、仙台市長選といった重要選挙が目白押しの「選挙イヤー」を迎える。だが、最も注目度が高いとされる仙台市長選(7月12日告示、同月26日投票)の見通しは混とんとしたままだ。タクシー券の不適切使用問題や副市長の突然の辞任など逆風にさらされる梅原克彦市長は、選挙まで4カ月を切った現段階でも「続投」の意思を明らかにしておらず、周囲はかたずをのんで市長の「進退」を見極めようとしている。【高橋宗男】
◇タクシー券問題で窮地
「明日、明後日が当面の山場」
仙台市議会の関係者は7、8の両日に開催する全議員による議員協議会を指し、こう指摘した。
市長はタクシー券問題に関し、昨年12月の市議会定例会で「すべて公務に使用した」と説明していたが、市監査委員会が3月30日に公表した随時監査結果では、公務以外に使われていた可能性のあるタクシー券が少なくとも63枚あることが明らかになった。
議員協議会は、市議会での市長答弁と監査結果の食い違いを解明する場と位置付けられる。「これ以上の解明は難しい」との見方も強いものの、「議会による市長へのプレッシャーとなる」と、ある議員は解説する。
◇トップダウン手法に疑問符
梅原市長が初当選した05年7月の選挙では、定数60のうち44人の市議が市長を支援したが、いまや状況は一変した。
当時、支援に回った議員の一人は「政策的にはほぼ間違っていない。子育て支援など見るべき成果もある」としながらも、「国を動かしてきた元通産官僚としての意識が抜け切らず、議員や職員と上手に付き合えなかった」と、トップダウンの強引な手法に疑問を投げかけた。
周囲との温度差は、3月中旬の奥山恵美子前副市長の辞任にも表れている。前副市長は、県立高校一律共学化に反対する市長が深夜に県教育委員長を訪問し、手紙を渡したことを批判し、「市長の方法論は認めがたい」と辞任理由を説明した。
市長の求心力低下の背景に、こうしたわだかまりが根強くあることは間違いなさそうだ。
◇再出馬も厳しい戦い
「梅原市長の市政運営をどう思うか」。市職員労働組合が仙台市民1272人の回答を得て3月17日に公表した市民意識調査では、「評価している」との回答がわずか3・1%にとどまった。「どちらかといえば評価している」と合わせても肯定的な評価は18%。
「評価していない」「あまり評価していない」の否定的な評価は計63・3%に上り、その差は45ポイント開いている。
市長は続投の意思を固めた場合でも厳しい戦いが予想されるだけに、周囲の状況を慎重に瀬踏みしているようだ。市長は遅くとも6月の定例議会までには「進退」を明らかにするとみられるが、「市長が(次期選挙に)出馬しないことを前提とした候補者選びも始まっている」とのささやきが、議会筋から漏れている。
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深まる疑念、怒声と失笑 仙台市長説明
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t13033.htm
梅原克彦仙台市長のタクシーチケットの不適正使用をあらためてただした8日の市議会議員協議会では、太白区根岸町を乗降地点とする不自然な使い方のチケットが新たに判明するなど、疑念はさらに深まった。12人が登壇し、5時間に及んだ質疑で、梅原市長は「記憶にない」との答弁を連発。議場は怒声や失笑、失望の声が渦巻いた。
共産党市議団の花木則彰議員は、2008年11月8日付と29日付で、太白区根岸町などを乗降地点としたチケット8枚について質問した。
県立高の一律男女共学化に反対する市民団体の代表の居住地が根岸町にあると指摘して「集会の準備で訪問したのではないかと疑われる。共学化反対は市長の公務に当たらないと結論が出ている」と追及。梅原市長は「記憶にない」と繰り返した。
民主クラブの安孫子雅浩議員は、08年8月27日の東京出張で一時間の間に、梅原市長の自宅のある大田区田園調布と千代田区三番町をそれぞれ終点とするチケットがある点を指摘し、第三者への譲渡の可能性をただした。
筆跡に特徴があるチケット数枚をパネルで提示したのは、改革ネット・自民の佐藤正昭議員。梅原市長は「チケット一枚一枚を判別するのは困難」としているが、宮本昭彦企画市民局長が筆跡は自分のものであることを認め、少なくとも8枚はタクシーに同乗したことを明らかにした。
きぼうの鈴木勇治議員は、梅原市長の任期が残り4カ月である点を挙げ「一期で市長の思いが完結したとは思えないが、今のままでは市民の信頼は得られない」と突き放した。
協議会終了後、与野党を問わず各会派から「誠意ある回答を得られず、むなしさばかりが残った」や「このままでは到底、納得できない」などの不満の声が漏れた。
◎市民からも厳しい声
仙台市の梅原克彦市長がタクシーチケットを不適正に使用した一連の問題を、市民はどう受け止めているのか。7日に続き、議員全員による市議会議員協議会が開かれた8日、20―80代の市民に聞いた。
繰り返される「記憶にない」「身に覚えはない」という言葉は、まさに悪い政治家の常とう句。市長もこういった政治家と一緒なのかと、残念に思った。説明責任を果たそうという姿勢がうかがえない。事実を隠ぺいして、このまま問題が風化するのを待っているようにすら感じる。誠実に市民のことを考えてほしい。(青葉区 大学3年 坂本有香子さん 21歳)
市長には公金の使い道を明確にしてほしい。行き先不明だった分のお金を返納したのだから、堂々と説明できるはずだ。それが「覚えていない」「記憶にない」と繰り返しているので、私的な目的で使ったのではないかと疑問を抱いてしまう。仮にそういう目的で使ったのなら誤りを認め、市民に謝ればいい話だ。(若林区 主婦 岩村智恵さん 37歳)
市長のタクシー券の使い方は、納税者としていい気持ちがしない。タクシー券は皆が一生懸命働いて納めた大切な税金から支払われている。これまでの説明は言い訳のように聞こえる。使い道をきちんと市民に説明してほしい。市の代表の立場なので、自分がなさったことをよく考え、襟を正してほしいと思う。(青葉区 主婦 芳賀弓子さん 48歳)
市民の血税を使い「記憶にない」はあまりにも無責任だ。このままでは疑念は広がるばかりで、市長も市民も誰も得をしない。事実であれば、誠実に謝れば済む問題なのではないか。なぜ、かたくなに誤りを認めようとしないのか。これまでの市長の実績を認めている人もいるはずだ。本当にもったいない。(青葉区 ボランティア 山田元子さん 59歳)
同じ時間帯にタクシー券を複数枚使っているということは、まずあり得ない話だ。市長が「記憶にない」と言うのであれば、議会もマスコミも徹底的に事実を追及してほしい。市民に説明責任を果たさないまま、次期市長選に立候補するのだろうか。このままでは厳しい結果が待ち受けている気がする。(青葉区 歌謡講師 杉本浩次さん 74歳)
タクシー券の不適正使用はとんでもない話だ。中央にいたので、官僚のやり方を引きずっているのではないか。議会でもごまかしてばかりで、全く説明責任を果たしていない。市長になる人は市民のことを一番に考えるべきで、信用のない人がなるべきではない。1度失った信頼はもう回復できない。(宮城野区 無職 米谷誠之さん 80歳)
2009年04月09日木曜日
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私的使途「記憶ない」仙台市長繰り返す タクシー券
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t13028.htm
タクシーチケットの不適正な使用をめぐり、梅原克彦市長が市議会常任委員会で事実と異なる答弁をした問題で、梅原市長は8日も、市議全員で構成する市議会議員協議会に出席し質問に答えた。市監査委員が「公務での使用が疑わしい」と指摘したチケットの使途に関して、梅原市長は従来通り「記憶がない」と繰り返した。議員側からは「説明責任を果たさない姿勢は極めて問題だ」などと辞職を求める声も上がった。
チケットが公務で使われたかどうかを調べた随時監査結果を受けて、市議会7会派の代表が質問。同じ時間帯に複数の人物が使ったり、梅原市長が出張で市内にいない時間に使われたりしたチケットについて、家族による私的使用がなかったかなどを問いただした。
梅原市長は「使用したチケットは多数にわたるため、それぞれについて記憶がない」「チケットを渡した第三者に配慮する必要がある」「公務の機密性の保持」と繰り返し述べ、チケットの使用目的や経路、渡した相手について、具体的な説明をしなかった。
議員からは「市民には市政への不信感が渦巻いている。身の処し方を決断しなければいけない」「市政をけん引するはずの市長が、市政のブレーキ役になっている」といった厳しい意見が続出した。
協議会終了後、赤間次彦議長は「各会派とも監査結果を精査した上で疑わしい部分をただしたが、市長に明確に答えてもらえず残念だ」と強調。各会派で対応を協議し、21日に開かれる総務財政常任委員会などで引き続き問題を追及する構えだ。報道関係者の取材に応じた梅原市長は「自分なりに記憶をたどり誠意を持って答えた。満足してもらえないかもしれないが、最大限努力した」と話した。
2009年04月09日木曜日
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仙台市議会、不信頂点に タクシー券問題
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090409t13024.htm
「記憶にない」「分からない」「定かでない」。仙台市の梅原克彦市長は、数々の疑念に明確な答えを示さなかった。タクシーチケットの不適正な使用や市議会常任委員会での「虚偽」答弁をめぐり、8日開かれた議員協議会。「市長として資質が問われる」「進退を明らかにすべきだ」。市議会の不信感は頂点に達した。
議員協議会の最大の焦点は、昨年12月の市議会総務財政常任委員会での市長説明と、今年3月にまとまった随時監査報告との食い違いだった。
昨年9月27日に6枚、11月3日に6枚使用されたタクシーチケットをめぐり、常任委で梅原市長は「すべて自分で使った」と説明。だが、随時監査の結果、時刻や経路から第三者が使用した可能性が浮上した。
議員協では、虚偽の答弁とも受け取れる部分に質問が集中。梅原市長は「記憶が不確かで分からない」との答弁を連発し、「タクシーの運転手がチケットへの記載を間違うこともある」などと苦しい説明に終始した。
自宅があった青葉区立町まで女性が1人で使ったチケットや、妻の実家がある青葉区の寺院から、同じ時間に市長が訪れていた市博物館に向かったチケットもあった。議員からは「妻が使ったのではないか」との質問が続出したが、市長は「記憶にない」「譲渡していない」と述べた。
説明責任に背を向けたような姿勢に、議員の追及は過熱。終盤は7月の市長選を見据え、市長としての資質や責任論にまで質問は及んだ。
最大会派の改革ネット・自民は「半年前のことすら記憶にないのは職務遂行能力が問われる。市長が市政の混迷を招いている」と批判。与野党の4会派が、辞職など進退について問いただした。
梅原市長は「タクシーチケットの不適正な使用をおわびする」と陳謝しながらも、「政策的には誤りはなかった。一日一日全力で仕事をする」と述べ、辞職する考えがないことを強調した。
事実の解明を求めた5時間に及ぶ市長と市議会の応酬は平行線のまま終わった。「このままでは収まりがつかない。消化不良では終われない」と与党会派のベテラン議員は語った。
2009年04月09日木曜日
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>>395-398
特権階級意識丸出しで公金を扱う者の自覚に欠けますな〜。
> 梅原市長の自宅のある大田区田園調布と千代田区三番町をそれぞれ終点とするチケットがある。
> 宮本昭彦企画市民局長が筆跡は自分のものであることを認め、少なくとも8枚はタクシーに同乗したことを明らかにした。
。同じ時間帯に複数の人物が使ったり、梅原市長が出張で市内にいない時間に使われたりしたチケットについて、家族による私的使用がなかったか
> 自宅があった青葉区立町まで女性が1人で使ったチケットや、妻の実家がある青葉区の寺院から、同じ時間に市長が訪れていた市博物館に向かったチケットもあった。
> 常任委で梅原市長は「すべて自分で使った」と説明。だが、随時監査の結果、時刻や経路から第三者が使用した可能性が浮上した。> 議員協では、虚偽の答弁とも受け取れる部分に質問が集中。梅原市長は「記憶にない」との答弁を連発
> 「タクシーの運転手がチケットへの記載を間違うこともある」などと苦しい説明に終始した。
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郡山市長選挙は混戦模様ですね。
新聞に掲載された公約を見ると、素人受けする原、玄人向け品川の感じ。
原はあいかわらず政見に具体性ゼロ。そんなことわかってる!と言いたい。
二期目はやりますって言ったって、一期目は何だったの?
品川は「郡山を将来はこうする」が見える。この閉塞感に満ちた世の中、
継続よりチェンジに期待したい。
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郡山は意外と不景気感がないのかもしれません。丸井閉店など駅前部分はさんさんたる状況ですが、それ以外では郊外型SCや大規模店舗が賑わってますので。
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>>400は俺じゃありません。管理人の名を騙るようでは品川陣営の印象を悪くしますねー。
>>401
成る程。福島県の経済県都だけど駅周辺は惨憺たることになってると云うイメージでしたけど,車社会への移行に中心市街地が乗り損ねたと云う地方都市共通のパターンでしょうかね。
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>>402 管理人様、失礼しました。名前そのまま書き込みすみません。
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>>403
余りに私,とはずがたり,ばかりが書き込んでいるのでこの板の名無しさんとたまに間違われる事があるようですw
ご丁寧に反応頂き有り難うございます。今後とも郡山情報等レス頂けたらと思います。
現職批判の風が全国に吹いているので品川氏とすれば其処を突きたいところですよね。
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>>401
郊外型もにぎわっていますけど、平日昼間はどうでしょう、たまに里帰りするいわきでは、平日昼の鹿島街道はもう悲惨そのものです。千葉もハーバーシティ蘇我とか大丈夫なんでしょうか・・
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>>405
スレ違いですが
ハーバーシティーは金曜の夜でもガラガラでしたから かなりヤバいのでは
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090411ddlk07010176000c.html
商都決戦:’09郡山市長選 転換か、継続か−−あす投開票 /福島
◇両陣営、追い込みに全力
任期満了に伴う郡山市長選は12日、投開票される。いずれも無所属で新人の元郵政審議官、品川万里(まさと)氏(64)と現職の原正夫氏(65)は市政の転換か継続かを巡り、激しい舌戦を展開。両陣営とも終盤の追い込みに全力を挙げている。【坂本智尚】
■品川氏
品川氏は「問題先送り市政から転換を」と訴え▽開成山野球場改修計画の見直し▽市長報酬削減▽旧丸井郡山店ビルの買い取りによる空洞化の解消−−など原氏との政策の違いを強調。現市政への批判票や都市部浮動票の獲得に力を入れる。また▽医療・福祉の充実▽国保税の引き下げ▽自動車の郡山ナンバー枠要求−−などを掲げ、高齢者や若者層への浸透を図っている。選対では「知名度アップ」を最大の課題に電話作戦に懸命だ。11日は午後7時半から市内若葉町の選挙事務所前で遊説打ち上げを行う。
■原氏
原氏は、第5次総合計画の策定など1期4年間の実績をアピール。「これからが実行と実現の時。郡山発展のために引き続き力を尽くしたい」と、市政の継続を呼びかける。民間の経営感覚を取り入れた効率的行政運営を基本姿勢に▽中心市街地の活性化▽企業誘致の推進▽開成山野球場の防災施設を兼ねた整備−−のほか、地域特性を生かした街づくりを掲げ、地盤の市街地をはじめ農村部での票の掘り起こしに力を入れる。11日は午後7時20分からJR郡山駅西口広場前で遊説打ち上げを行う。
投票は12日午前7時〜午後8時、市内148カ所で行われ、同日午後9時20分から郡山総合体育館(同市豊田町)で即日開票される。4日現在の有権者数は26万7095人。
◇複雑な対決構図
品川、原両氏ともに「市民党」を名乗り、政党色は影を潜めた形の今回の市長選。間近に迫る次期衆院選をにらむ自民、民主の両党の思惑や4年前の市長選の対立が持ち込まれるなど、水面下では複雑な構図を描いている。
05年の市長選は、自民が事実上分裂。民主、共産がそれぞれ独自候補を立て、4人の争いとなった。今回は、民主、共産ともに候補擁立を見送り、公明、社民を含む4党が自主投票を決定。自民は対応を決めないまま選挙戦本番がスタートした。
前回、自民県議を辞して立候補し、原氏に敗れた現県議会議長の後援会や民主の増子輝彦参院議員、民主県議らが品川氏を支持。一方、自民の根本匠衆院議員や公明県議・市議が原氏を支持し、自民の県議・市議は、両陣営に分かれ、激しくしのぎを削っている。
品川陣営は市内約60カ所の地区後援会や小中学校の同級生、郵政OBなどの人脈をつてとして草の根選挙を展開。連合傘下の一部労組なども応援に加わっている。原陣営は、約170カ所の地区後援会や約60カ所の企業・団体単位の後援会など厚い組織力を駆使し、支持基盤固めに力を入れている。
◇投票率50%前後か、両陣営が予想
市町村合併で現在の郡山市となった1965年以降の過去11回の市長選投票率は、73年の80・53%が最高。85年からは4回連続して低下を続け、現職と新人の一騎打ちとなった前々回(01年)は過去最低の42・60%まで落ち込んだが、新人4候補が争った前回(05年)は57・43%と20年ぶりに上昇に転じた。
今回は開成山野球場整備計画の是非を除き、両氏に目立った争点が浮かび上がっていない。有権者からは「政策の違いがよく分からない」といった声も多く、関心は今一つで、投票率が再び下降するとの懸念が出ている。両陣営とも「50%前後」と予想していずれも7万票を当選ラインと読み、「8万票獲得」を目標に終盤の運動を展開している。
一方、6日から始まった期日前投票は10日現在で1万3656人。前回の投票日2日前の1万1246人をやや上回るペースで推移している。
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◇郡山市長選立候補者(届け出順)
品川万里(しながわ・まさと)64 無新
[元]郵政審議官▽法大情報技術研究センター教授[歴]郵政省貯金局長▽東大
原正夫(はら・まさお)65 無現(1)
市長▽会社顧問[歴]市議2期▽県議4期▽自民党県連幹事長▽明大
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090411-OYT1T00017.htm?from=navr
あっちもこっちも「佐藤」さん…市議選に11人出馬
定数30の宮城県栗原市議選には、立候補を予定している43人のうち「佐藤」姓が11人いる。
「高橋」も4人、「佐々木」「千葉」も各3人おり、市選挙管理委員会は、開票作業のスピードアップに工夫を凝らす。
2005年4月に10町村が合併した栗原市の市議選は2回目になるが、もともと佐藤姓の多い土地柄で、旧町村ごとに選挙区を設けた前回は、8選挙区に計15人が出馬した。その際は1選挙区に最大4人だったが、今回から市全域が一つの選挙区になり、「佐藤さんの大集合」となった。同姓の候補者がいる場合、姓だけを書いた票は、それぞれの候補が獲得した明確な票数の比率で案分される。
案分票を少なくするため、市選管では、投票所で「記載台の名簿を見て正確に」と呼びかける。開票作業も、「佐藤」と五十音で「あ・か」など7項目に分類してから、候補者ごとに仕分けをする2段階方式で挑むことにしている。
それでも、案分票の集計は最後になるため、市選管も確定は午前零時を回るとみている。開票作業で最も時間を要するのが、立会人による票のチェック作業。票の束に別の候補者の票が入っていないか1枚1枚調べてから、束に押印する。市選管では「有効、無効のケースを事前に説明し、迅速化に理解を求める」としている。
(2009年4月11日09時19分 読売新聞)
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>>394
原はもともと根本と佐藤栄佐久と一体。原が負ければこいつらも赤信号。
読売福島版を読むと、自民も公明も分裂ですね。
自民は県議で品川支援もいる。
公明は自主投票決定だが、県議は原支援で、浜四津が品川支援。
前回も自民・公明とも分裂選挙。
民主は増子が一旦は支援見直しもしたが、結局支援。
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>>401
その郊外の店舗が閑散としていて危険。
郡山は別名東北のシカゴと言われるように財界人が危険。
自己破産やら自殺やら不祥事もやたらに多い。
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●秋田県知事
佐藤正一郎(55才・無新) :前回自民推薦
佐竹敬久(61才・無新) :自公社
川口博(61才・無新) :民主+野呂田 (現職後継)
藤本金治(62才・共新)
●秋田県秋田市長
穂積志(52才・無新) :民主系会派所属
丸野内胡桃(64才・無新) :市民派
佐藤広久(56才・無新):共産
●秋田県湯沢市長
鈴木俊夫(58才・無現1):共産現職
斉藤光喜(62才・無新) :自公
●秋田県男鹿市長
高野寛(65才・無新) 前市議
渡部幸男(57才・無新):民主系?
加藤義康(56才・無新):現職とのバーター?
●秋田県北秋田市長
岩川徹(60才・無新):川田龍平
津谷永光(57才・無新):自民+現職後継
●秋田県由利本荘市長
長谷部誠(58才・無新):民主
渡部聖一(56才・無新):自民+社民
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秋田は佐竹当確です。
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NHKではゼロ打ちでしたね。
秋田県知事選 佐竹氏当選確実
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015345941000.html
任期満了に伴う秋田県知事選挙は、無所属の新人で、自民党秋田県連と社民党秋田県連合が支持する、前の秋田市長の佐竹敬久氏の初めての当選が確実になりました。佐竹氏は61歳。秋田県の総務部次長などを経て、平成13年から秋田市長となり、2期目のことし2月まで務め、この間、全国市長会の会長も務めました。
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敗れた川口の
小坂町長選
開票 99%
有権者 5,294人 投票率 88.31%
党派 新旧 当選
当確 得票 得票率 年齢
細越 満 無 新 当 2,796 60.5 61
亀田 利美 無 新 1,824 39.5 61
川口派でしたかね?
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>>414
じゃない方ですね。
[小坂町][羽後町]:両町、一騎打ちか
http://www.sakigake.jp/p/special/09/election/feature/02/article.jsp?kc=20090322kb
前小坂町長の川口博氏(61)の知事選への出馬表明を受けて行われることになった小坂町長選には今月中旬、細越満氏(61)が町議を辞して出馬表明。ほかに町議の中から候補を擁立する動きがあり、選挙戦になる公算が大きい。
細越氏は、川口氏と距離を置く5人の町議から要請され、出馬を決意した。出馬会見には、この5人も同席して結束ぶりをアピール。細越氏は、19年間に及ぶ川口町政のうち、循環型社会の構築に向けた施策を評価しながらも、町外の人を多数、観光大使に委嘱して町をPRする事業などは見直す必要があると指摘。「住民が主体の町づくりをする」と訴えた。既存の後援会を再編し、町内に広く浸透するため活動を本格化させている。
一方、川口氏に近い町議のグループは、川口路線を着実に引き継ぐ候補者の擁立を模索。近く、このグループから対立候補が名乗りを上げるとみられる。
川口氏は1990年に三つどもえの町長選を制した後は、4回連続で無投票当選しており、今回、細越氏のほかに立候補者が現れれば、19年ぶりの選挙戦になる。川口町政の路線継承か一部転換かを問う戦いになりそうだ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090413t41062.htm
秋田県知事選 佐竹氏が初当選
任期満了に伴う秋田県知事選は12日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で自民、社民両党県連が支持する前秋田市長の佐竹敬久氏(61)が、無所属新人で民主党県連と国民新党県支部が支持した前小坂町長の川口博(61)、無所属新人で前羽後町長の佐藤正一郎(56)、共産党新人で党県委員の藤本金治(62)の3氏を破り、初当選を果たした。投票率は67.39%で、過去最低だった前回(2005年)を4.39ポイント上回った。
3月の千葉県知事選に続き、自民党系候補が民主党系を破った。西松建設の巨額献金事件で公設第一秘書が起訴された小沢一郎民主党代表の進退問題や次期衆院選への影響が注目される。
選挙戦では、景気・雇用対策や寺田典城知事の3期12年の県政の評価が争点となった。
佐竹氏は企業誘致や経済活性化を図ると強調。トップダウン型の寺田県政からの転換を訴え、現県政への批判票を集めた。「反寺田」を鮮明にした自民、社民両党のほか、連合秋田の推薦を取り付け、超党派の県議27人の支援も得た。
全国市長会長を務めた知名度の高さを武器に、選挙戦を終始、優位に展開。政党色を薄めて「県民党」を前面に出し、幅広く浸透した。今回と同様、新人4人が争った1997年の知事選で、寺田知事に敗れた雪辱を果たした。
寺田知事から事実上の後継指名を受けた川口氏は、小坂町長時代の実績を基に環境・リサイクル産業の振興を掲げ、寺田知事が進めた行財政改革や情報公開の徹底を主張した。元農相の野呂田芳成衆院議員(秋田2区)や自民党県議の一部の支援も受け、佐竹氏に迫ったが、知名度不足が響き、無党派層や県南の支持を固め切れなかった。
佐藤氏は前回に続く挑戦で、草の根的な運動を展開。農業再生や教育・子育て支援の充実を唱え、県南で健闘したが、広がりを欠いた。
藤本氏は、中小企業と農林水産業の振興を訴えたが、共産党支持層以外に浸透しなかった。
当日の有権者数は92万6008人。
◎秋田県知事選開票結果(選管最終)
当 291,150 佐竹敬久 無新(1)
234,340 川口博 無新
77,178 佐藤正一郎 無新
15,991 藤本金治 共新
<さたけ・のりひさ>1947年11月15日、仙北市(旧角館町)生まれ。東北大工学部卒。県地方課長や同総務部次長を経て、2001年7月から今年2月まで秋田市長。全国市長会長や政府税制調査会特別委員を務めた。61歳。
2009年04月12日日曜日
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090413/lcl0904130134002-n1.htm
【選挙】秋田市長に穂積氏が初当選 無所属新人
2009.4.13 01:34
佐竹敬久前市長の秋田県知事選出馬に伴う秋田市長選は12日、投開票され、無所属新人で前県議の穂積志(もとむ)氏(52)が、同じく無所属新人で元NPO法人理事長の丸野内胡桃(くるみ)氏(64)らを破り、初当選した。投票率は62・22%だった。
穂積氏は、争点の一つである中心市街地の再開発事業について「見直しを図り、にぎわい作りに邁進(まいしん)する」と訴え、市議の大部分の支持を得るなどして幅広い層から票を集めたのが勝因となった。一方、丸野内氏は初の女性市長誕生を目指し、再開発事業の白紙化などを訴えたが、及ばなかった。
▽秋田市長選開票結果
当 97343 穂積 志 無新
51289 丸野内胡桃 無新
11964 佐藤 広久 無新
(選管最終)
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秋田県内7首長選(※秋田市長選は相乗り無風ということで除いて)のうち、
現職or現職後継が当選したのは、羽後町長選のみ!
他は全て反現職派の当選
●秋田県知事
☆佐藤正一郎(55才・無新) :前回自民推薦
佐竹敬久(61才・無新) :自公社
川口博(61才・無新) :民主+野呂田 (現職後継)
藤本金治(62才・共新)
●秋田県秋田市長=秋田1区=
☆穂積志(52才・無新) :民主系会派所属
丸野内胡桃(64才・無新) :市民派
佐藤広久(56才・無新):共産
●秋田県湯沢市長=秋田3区=
鈴木俊夫(58才・無現1):共産現職
☆斉藤光喜(62才・無新) :自公
●秋田県男鹿市長=秋田2区=
高野寛(65才・無新) 前市議
☆渡部幸男(57才・無新):民主系?
加藤義康(56才・無新):現職とのバーター?
●秋田県北秋田市長=秋田2区=
岩川徹(60才・無新):川田龍平
☆津谷永光(57才・無新):自民+現職後継
●秋田県由利本荘市長=秋田3区=
☆長谷部誠(58才・無新):民主
渡部聖一(56才・無新):自民+社民
●秋田県小坂町長=秋田2区=
☆細越 満 61 :反川口派
亀田 利美 61 :現職(川口)後継
●羽後町長選開票結果=秋田3区=
☆大江 尚征 63 無現:現職
柴田 宣男 61 無新
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000904130001
郡山市長に原氏
2009年04月13日
●実績強調 再選果たす
当 72,235 原 正夫 無 現
61,401 品川 万里 無 新
(選管確定)
郡山市長選は12日投票、同夜即日開票され、現職の原正夫氏(65)無所属が新顔で元郵政審議官の品川万里氏(64)を破り、再選を果たした。得票数は原氏が7万2235票、品川氏は6万1401票だった。当日有権者数は26万2022人で、投票率は51、54%(前回57、43%)。
原氏は4年間の実績と「郡山出身」を強調して選挙戦を展開した。二期目を「実行、実現の時」と位置づけ、有権者の支持を得た。品川氏は市長報酬の半額カットなどを公約に掲げたが、知名度不足が響いた。
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>>418
シツレイ 北秋田市も現職後継が当選ですね。
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>>419
結構差が開きましたね。。
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>>418
すげえなあ。。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090413t11033.htm
立候補表明いまだゼロ 仙台市長選告示まで3ヵ月
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)は、告示まで3カ月に迫った。現段階で立候補の意思を示した人はおらず、当面の焦点は、タクシーチケットの不適正な使用問題で窮地に立つ梅原克彦市長(55)の進退に絞られる。梅原市長が態度を明らかにしない中、対立候補の擁立に向けた動きが水面下で進んでいる。
8日開かれた仙台市議会の議員協議会。辞職を迫る厳しい追及に対し、梅原市長は「市民の幸福のため、全力で仕事をする」と述べた。
前回(2005年)の市長選で、梅原市長は市議60人のうち44人から支持を受け、初当選した。今は、与野党の全会派が続投に対して否定的な姿勢だ。
市役所内での求心力低下も指摘される。幹部の辞職が相次ぎ、通常の政策判断が滞る状況が出始めている。各部局から「機能不全で、市長選が終わるまでは何もできない」との声も漏れる。
「梅原市長の再選への意欲は強い」(市幹部)とされる。だが前回と違い、「選挙態勢を組めないのでは」(与党の中堅議員)との見方も出ている。
選挙戦に向け、動向に注目が集まるのが、梅原市長の政治手法に疑義を唱え、3月に副市長を辞職した奥山恵美子氏(57)。奥山氏は「現段階では白紙」と慎重な姿勢だが、擁立の流れを後押しする動きが強まっている。
過去2回の市長選を見ると、藤井黎前市長が3選された前々回(01年)は8人、梅原市長が当選した前回は6人が立候補した。ともに告示まで3カ月を切ってから、続々と出馬に名乗りを上げ、混戦模様の選挙戦が繰り広げられた。
今後の構図に微妙な影響を与えそうなのが、衆院解散のタイミングだ。7月の市長選前に総選挙が割り込めば、落選した国会議員が市政へ転身する可能性も出てくる。
市議会のベテラン議員は「流動的な要素はあるが、乱戦に向かう雰囲気は薄い。今回は少数の争いになるだろう」と分析している。
2009年04月12日日曜日
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>>408
今テレビでやってるけどインタビュー受けた住民がこの辺は佐藤と千葉が多いと云ってた。
>「高橋」も4人、「佐々木」「千葉」も各3人おり、市選挙管理委員会は、開票作業のスピードアップに工夫を凝らす。
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>>424
もともと佐藤姓が多いので有権者も慣れてはいるのでしょうが、
各陣営がどのような戦術・戦略で望むのかが興味深いです。
遠くて行けないのですが、近くなら現地入りして調査分析したいところです。
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>>419
>郡山を地盤とする増子輝彦参院議員(民主)は、告示日に個人として品川氏支持を表明し、衆院選の福島2区から立候補予定の太田和美衆院議員(民主)は中立。同区の根本匠衆院議員(自民)は告示日の夕方、原氏の個人演説会に姿を見せた。こうした動きの中で、品川氏陣営の複数の自民系市議が告示後、党籍離脱を申し出ており、自民対民主の構図の衆院選や今後の市政への影響もありそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090413-OYT8T00898.htm
郡山市長に原氏再選
実績強調、保守対決制す
保守候補同士の一騎打ちになった郡山市長選は12日、投開票が行われ、現職の原正夫氏(65)(無所属)が、新人で元郵政審議官の品川万里氏(64)(無所属)を約1万票差で破って再選を果たした。原氏は同夜、市内の選挙事務所に集まった大勢の支持者を前に「魅力ある街郡山の実現のために、市民と一緒に全身全霊で努力していく」と語った。
原氏は、「郡山で生まれ、郡山で育った市長」をキャッチフレーズに、1期4年間の実績を強調しながら市内各地の後援会をフル稼働。前回(6万9565票)を上回る7万2235票を獲得した。
一方、「原市政からの転換」を掲げた品川氏は、佐藤憲保県議会議長の後援会や中学の同級生らで「反原票」の掘り起こしを狙い、告示後には増子輝彦参院議員(民主)が応援に回るなど、終盤に追い込みをかけたが、名前や政策を浸透させるまでには至らず、涙をのんだ。
12日夜、当選確実の報を受けて選挙事務所に現れた原氏は「過去8回(市議選、県議選)の選挙の中で一番苦労をかけた戦いだったが、みなさんのお陰で乗り切ることができた。中心市街地の活性化、少子高齢化、雇用対策問題に真っ先に取り組みたい。郡山を全国に発信できる地方都市のモデルにしていきたい」と抱負を述べた。
一方、品川氏は、選挙事務所で「支援してくれた皆様の思いを形にできず申し訳なく思っています」と、深々と頭を下げた。
当日有権者は26万2022人。投票率は前回の57・43%より5・89ポイント低い51・54%。過去2番目の低さだった。
【1万票差、重く受けるべき】
明確な争点がない中、原氏が「ソフト重視」という表現で1期目の実績を強調し、品川氏は「原市政からの転換」を前面に出した選挙戦。原氏が勝ったことで、郡山市民は、原市政を信任したといえる。
しかし、34万の人口を抱える「経済県都」のリーダー選びにもかかわらず、投票率は何とか半数には達したものの、過去2番目の低さだった。市政への関心の低さを招いた現状、さらには、品川氏が6万票余りを獲得し、その差が約1万票だった事実について、原氏は、重く受け止めるべきだろう。
一方、今回の選挙戦では、間近に迫る衆院選をにらんだ動きも注目された。
「衆院選を前に遺恨を残したくない」という思惑から、各党とも明確な支持を打ち出さなかった。自民の市議、県議はそれぞれ両陣営に分かれた。
郡山を地盤とする増子輝彦参院議員(民主)は、告示日に個人として品川氏支持を表明し、衆院選の福島2区から立候補予定の太田和美衆院議員(民主)は中立。同区の根本匠衆院議員(自民)は告示日の夕方、原氏の個人演説会に姿を見せた。こうした動きの中で、品川氏陣営の複数の自民系市議が告示後、党籍離脱を申し出ており、自民対民主の構図の衆院選や今後の市政への影響もありそうだ。
郡山市政には、大きな争点とはならなかったものの、中心市街地の活性化策など課題が山積している。原氏には、一つひとつの問題を解決していくリーダーシップと「結果」が求められる。(竹田淳一郎)
(2009年4月14日 読売新聞)
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>>343>>351
市長と県議のバーターの予定がともに落選w
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090414ddlk05010118000c.html
選挙:県議補選 3新人が当選 /秋田
前職の市長選立候補に伴う秋田市▽男鹿市▽北秋田市・郡−−の3選挙区の県議補選(各改選数1)は、それぞれ新人が当選した。
6人が立候補する激戦となった秋田市選挙区は、雇用促進や少子化対策を訴えた自民党公認で県獣医師会副会長の竹下博英氏(55)が初当選し、前回県議選の雪辱を果たした。
男鹿市選挙区では無所属の新人で会社社長、下間俊悦氏(49)が元職で前市長の佐藤一誠氏(63)を降した。また北秋田市・郡選挙区では会社社長の北林丈正氏(48)が前市議の湊屋啓二氏(52)を破った。【岡田悟】
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◇県議補選秋田市区開票結果(改選数1)
当 37426 竹下博英 55 自新
30771 三浦芳博 58 無新
28478 工藤新一 52 社新
20982 黒崎一紀 50 無新
19253 土田整 54 無新
16430 石岡大輔 28 無新
=選管最終発表
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◇県議補選男鹿市区開票結果(改選数1)
当 12587 下間俊悦 49 無新
10411 佐藤一誠 63 無元
=選管最終発表
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◇県議補選北秋田市・郡区開票結果(改選数1)
当 15560 北林丈正 48 無新
12434 湊屋啓二 52 無新
=選管最終発表
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◇県議補選秋田市区当選者(改選数1)
竹下博英 55 自新(1)
県獣医師会副会長[歴]雄和町議▽日本獣医畜産大
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◇県議補選男鹿市区当選者(改選数1)
下間俊悦 49 無新(1)
会社社長[歴]男鹿市青年経営者協議会会長▽秋田工高
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◇県議補選北秋田市・郡区当選者(改選数1)
北林丈正 48 無新(1)
ゴルフ場運営会社長[歴]県商工会青年部連合会長▽法大
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参院の裏表抑えてるとはいえ、民主王国か?
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/090414/akt0904140343000-n1.htm
【特報 追う】秋田知事に佐竹氏 民主王国にかげり?
2009.4.14 03:43
12日に投開票された秋田県知事選。自民などの支持を受けた前秋田市長の佐竹敬久氏(61)が民主や寺田典城知事などの支持を得た前小坂町長の川口博氏(61)らを抑えて初当選した。同日の秋田市長選も佐竹氏とほぼ支持基盤を同じくする前県議、穂積志氏(52)が圧勝。知事選の勝因は佐竹氏の知名度との見方が強い。だが「自民対民主」「親寺田対反寺田」の構図ともいわれた知事選の結果を受け、各政党・団体の関心は早くも次期衆院選に移っている。(宮原啓彰、中村翔樹)
「寺田県政12年間は自民敗北の歴史。感無量だ」。ある自民県連幹部は選挙結果をこう振り返った。寺田知事に3連敗、国政でも寺田知事の2男、学衆院議員(秋田1区・民主)や松浦大悟参院議員(秋田選挙区・同)らに衆参合わせ4回にわたり苦汁をなめさせられた。
「自民にとっては瀬戸際の選挙」だったが、佐竹氏の勝利に「ようやく自民復活の芽が出てきた」と別の同県連幹部。また、別の同県連幹部は「仮に佐竹氏でなくても寺田知事(の推す候補)に勝てるなら誰でも推した」と語った。
一方、学氏は今月6日の自身のブログで、「(川口)陣営の戦略として『民主色』『寺田色』を抑える方向性なので、候補者と連動した活動ができずなんともし難い」と記し、寺田知事も同日の会見で川口陣営を責め立てた。「(川口陣営は)『寺田色をなくして』と。私の周りからは『何、それっ?』と文句が来ている。選対はどう考えているのか。選挙というのは応援してくれる味方をいかにまとめていくかの戦い。(それができないと)知名度だけ(の戦いになる)」
川口陣営は選挙戦序盤、「県民党」を訴え、政党色や寺田色を前面に押し出そうとする民主に強い拒否感を示した。陣営と民主の“確執”は選挙戦中盤に手打ちとなり、「協力し合おうと確認しあった」(川口陣営幹部)という。9日、学氏は地元、横手市の演説会に出席するも、「終盤に要請した松浦氏の応援演説さえ実現しなかった」と同幹部はため息をついた。松浦事務所は「急な要請で日程が合わなかった」と説明するが、別の川口陣営幹部は「知事や学氏の独断専行による川口氏擁立の動きが誤算の始まりだった。内実は民主党内も割れ、連合や社民が離反し、支援も不十分だった。これでは、たとえ川口氏が勝っても秋田の民主は苦しくなったはず」。事実、社民県連の石田寛幹事長も川口氏不支持の理由に「寺田(一族)の思い込みから先走って選挙構図を作った」ことを挙げた。
自民県連の鈴木洋一幹事長は「社民、連合と共闘しており、自民の勝利ではない。だが民主にいい話でないのは確かだ」と話す。一方、別の同県連幹部は「知事選は実質的に自民対民主の構図」と指摘。「総力を挙げたのは自民のみ。連合は一枚岩ではないし、社民は県議補選に力を注いだ」とし、「県内の自民支持率の上昇と民主支持率の低下そして佐竹氏支持率は連動していた。自民への追い風が吹いている」。
自民追い風の背景には、西松建設の巨額献金事件の影響も大きいと両陣営。ある同県連幹部は「秋田県は『岩手県秋田市』と揶揄(やゆ)されるぐらい小沢一郎氏の影響が強い」と話す。同事件で、知事周辺がダミー献金の実態を知っていた疑いがあるとの一部報道も追い打ちをかけたという。川口陣営幹部は「民主への逆風の影響は大きかった。知事の“イメージダウン”も響いた」と話した。
知事選における市町村別の得票をみると、寺田知事の地盤・県南で、川口氏は佐竹氏に大きく水をあけられた。同幹部は「いつの間にか国政の影響が出たことが敗因。勝てる選挙だったが…」とうなだれた。
一方、次期衆院選で一気に注目区となったのは、これまで学氏が圧倒的な強さをみせてきた秋田1区。民主県連関係者は「知事選はやればできることを(川口陣営に止められ)できなかっただけ。野党分裂が衆院選に影響することはない」と口をそろえた。だが、自民県連は、佐竹氏が勝ったことで、同区に出馬する二田孝治衆院議員(東北比例・自民)に「勝ち目が出てきたのは事実」(同県連幹部)と期待をにじませる。
一方、民主関係者の1人は「知事選の結果を受け、社民、連合なしでも民主単独で戦えるような態勢づくりが必要との声が出ている」と危機感をのぞかせた。今知事選は“寺田・民主王国”の「終わりの始まり」との見方もあり、次期衆院選が注目される。
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堪えきれずに辞任もあるかな?
タクシー券問題 仙台市議会、市長出席を正式要請
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090415t11020.htm
タクシーチケットの不適正使用をめぐり、梅原克彦仙台市長が市議会常任委員会で事実と異なる説明をした問題で、総務財政常任委は14日、協議会を開き、21日の常任委に梅原市長の出席を求めることを正式に決めた。答弁の食い違いが指摘されたチケットは市博物館へ移動する際に使われていた。このため、佐藤敏国市博物館長にも出席を求め、梅原市長や市長の家族が訪れたかどうか確認する。
斎藤範夫委員長は、昨年12月の総務財政常任委での梅原市長の答弁と、市監査委員が梅原市長のタクシーの利用状況を調べた随時監査結果に食い違いがあると指摘。
8日に開かれた議員協議会でも梅原市長は事実関係の説明を避けたとして、「甚だ遺憾であり、重大な問題。常任委協議会に市長の出席を求めたい」と提案。委員に異論はなく、梅原市長への出席要請が決まった。
委員からは「市長は議会に虚偽の答弁をしており、聞くに堪えない。何度でも追及しなくてはいけない」「梅原市長の許可があれば、詳細な運行状況を説明するというタクシー会社もある。市長に許可するよう求めたい」といった批判や意見が相次いだ。
虚偽の答弁をすると偽証罪に問われるなど法的拘束力があり、証人の出廷を求めることのできる100条委員会の設置を求める声も上がった。
一連の問題をめぐり、梅原市長は昨年12月の総務財政常任委で、11月3日に使われた6枚のチケットのうち、青葉区にある妻の実家から市博物館までの経路が書かれたものについて、「すべて自分が使った」「公務の間に(妻の実家に)寄った」と説明した。
しかし、随時監査結果から、同じ時間帯に新坂町から市博物館まで移動したチケットがあることが判明。8日の協議会で「妻がチケットを使って博物館に行ったのではないか」という指摘が相次いだが、市長は「分からない」「記憶にない」との答弁を繰り返した。
2009年04月15日水曜日
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>>416
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090415-OYT8T00115.htm
≪4・12決戦 検証≫地盤票差が結果に
県北川口氏県央佐竹氏
佐竹敬久氏(61)が初当選を果たした12日の知事選。佐竹氏と、敗れた川口博氏(61)の市町村別の得票を見ると、両氏の地盤がそのまま得票につながったことが分かる。落選した佐藤正一郎氏(56)を含め、地盤は、川口氏が県北、佐竹氏が県央、佐藤氏が県南と分かれていたため、地域的な要素が得票に反映されると予想されていたが、それが得票に表れた格好だ。
「北秋鹿角(大館市、鹿角市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村)は、佐竹さんはダメ。川口さんが盤石だ。大館市だけでも何とかしようと、大館の県議3人で10日、市内で遊説するよ」
知事選が大詰めを迎えた9日、佐竹氏を支持する社民党県連の石田寛幹事長はため息混じりにそう話した。
佐竹氏を推す県議らは、佐竹氏が川口氏の地元である小坂町の隣の大館市で善戦できれば、勝てる可能性が高まると判断。3月26日の告示直前、いずれも大館市選出県議の石田幹事長、鈴木洋一・自民党県連幹事長らによる連絡調整会議を設置した。
その頃の佐竹氏陣営の分析では、大館市の得票は川口氏7に対し、佐竹氏3。同市の開票結果は、川口氏3万1311票(得票率70・0%)、佐竹氏1万1587票(同25・9%)で、ほぼ7対3だった。
◎
市町村別の開票結果を見ると、川口氏は、大館市を含む衆院秋田2区内15市町村のうち、11市町村でトップ。一方、佐竹氏は地元の秋田市(秋田1区)のほか、出身地である仙北市を含む秋田3区内9市町村のうち、7市町村でトップだった。3区内の残りの湯沢市と羽後町は、地元の佐藤氏がトップだった。
ただ、川口氏は2区内の4市町で佐竹氏にリードを許したが、佐竹氏は3区内で一つも川口氏にリードを許さなかった。
選挙中の今月3〜5日に読売新聞が実施した世論調査では、佐竹氏が川口氏を一歩リードした。秋田1区、秋田3区とも佐竹氏がリードし、川口氏がリードしたのは秋田2区だけだった。
12日の開票結果では、川口氏は秋田2区で、佐竹氏に約20ポイントリードした。一方、佐竹氏は川口氏に対し、秋田1区で約14ポイント、3区では約30ポイントのリードを奪い、川口氏の支持の広がりは、2区の域を出なかったと言える。
選挙戦中盤、川口氏の陣営スタッフは、電卓をはじき、「どう川口に有利に計算しても6万票足りない」と頭を抱えた。開票の結果、佐竹氏と川口氏の差は5万6810票だった。
(2009年4月15日 読売新聞)
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佐竹氏、12市町村制す 秋田知事選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090414t41002.htm
得票状況
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/090414ec0.jpg
12日投開票された秋田県知事選で、佐竹敬久氏(61)は25市町村のうち12市町村を制し、初当選した。衆院選小選挙区に当てはめると秋田2区を除く2つの選挙区で勝利。一方、川口博氏(61)は地盤とする県北を固め、佐藤正一郎氏(56)は県南の一部地域を守りきるなど、地域対決の色彩が強かった。
●秋田1区
単独で1区を構成する秋田市は、全有権者の28.51%を占める大票田。投票率は62.93%で、前回(50.76%)を12.17ポイント上回った。
市長だった佐竹氏は知名度の高さを生かし、52.49%の得票率を記録した。選挙戦最終盤に大攻勢をかけた川口氏の得票率は38.16%。藤本金治氏(62)は全得票数の約3割を1区で獲得した。
●秋田2区
川口氏は、2区の11市町村で勝利を収めた。得票率は、町長を務めた小坂町で89.95%、隣接する鹿角市で88.85%に達した。大館市でも佐竹氏に約45ポイントの差をつけるなどリードした。
佐竹氏は、男鹿市など4市町で勝った。川口氏を支援した元農相の野呂田芳成衆院議員の地元、能代市でも敗れはしたが、川口氏に約9ポイント差に詰め寄った。
佐藤、藤本の両氏は埋没した。
●秋田3区
佐藤氏が、町長だった羽後町で約8割の票を得た。隣接する湯沢市でも佐竹氏に競り勝った。
佐竹氏は、羽後町、湯沢市を除く7市町村を制した。出身の仙北市では得票率79.17%の圧勝。由利本荘、にかほの両市では川口氏の約2倍の票を集め、投票率が前回から約15ポイント低下した大仙市では、川口氏の約3倍の票を吸い上げた。
川口氏は、3区の全市町村で敗北。事実上の後継指名をした寺田典城知事は前回、地元の横手市と合併前の周辺町村で約3万9000票を取ったが、川口氏は1万3952票にとどまった。佐竹氏に約17ポイント引き離され、佐藤氏にもわずかに及ばなかった。
市町村別得票数と投票率
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/090414ec0_2.jpg
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川口氏支援の4県議は処分せず 自民党県連
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090416d
自民党県連は、知事選で佐竹敬久氏を「支持」するとした決定に反し、川口博氏を支援した4人の県議に対し、処分は行わないことを決めた。鈴木洋一幹事長は「地域事情などを抱え、やむを得ない面もあった。『支持』という緩やかな支援であったことに加え、これから新県政を迎えるに当たり、自民党の結束を第一に考えた」と話している。
処分を行わない方針については、鈴木幹事長が知事選投開票後の13日、4人を除く党所属県議に個別に説明し、了解を得た。ただし、川口氏を支援した武田英文政調会長が先月提出した政調会長職の辞表については、「けじめをつけたいとする武田氏の意向を尊重する」として受理した。
4県議からも、引き続き県議会自民会派として行動していく了解を得ているという。同党会派には、県議補選秋田市選挙区で党公認で出馬して当選した竹下博英氏が会派入りを決めており、全県議45人のうち、自民会派は23人。既に過半数維持を決めている。
(2009/04/16 09:36 更新)
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石巻市長選情勢・本社世論調査 新人亀山氏が先行
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090416t11023.htm
任期満了に伴う宮城県石巻市長選(19日投票)で、河北新報社は電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて15日、情勢をまとめた。選挙戦は、無所属新人で元石巻専修大教授の亀山紘氏(66)が先行し、再選を目指す無所属現職の土井喜美夫氏(65)=公明推薦=が懸命に支持固めをして追う展開となっている。
調査によると、約8割の有権者が市長選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と回答し、高い関心度を示した。
亀山氏は、大票田の旧市内で高い支持を集め、旧6町でも雄勝町を除く5町で土井氏を上回っている。男女とも20―60代以上まで全般的に支持を広げ、職業別でも管理職、事務・技術職、専業主婦などで過半数を占める支持を得ている。支持政党別では、民主層の7割近く、自民層も4割強をまとめたほか共産層、社民層も手堅く取り込み、無党派層の過半数も引き付けている。
土井氏は、支持基盤が固い雄勝町で、過半数を占める高い支持で亀山氏をリードしている。旧市では出身地の渡波地区で支持が高い。旧町部の河南町でも亀山氏を追い上げる。男女別、職業別では農林漁業の女性で健闘。推薦した公明支持層は、女性を主力に浸透し、亀山氏を上回る。自民層の3割強、民主層の2割強をまとめた。無党派層の支持は2割弱にとどまっている。
調査時点で、投票する人をまだ決めていない有権者が3割おり、情勢は変わる可能性がある。
◇石巻市長選立候補者
<亀山 紘>66 元大学教授 無新
<土井喜美夫>65 市長 無現(公推)
[調査の方法]三陸河北新報社と共同で12―14の3日間、RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける方法で、電話帳に載っていない人も調査できる。実際に有権者のいる世帯へ電話がかかったのは1655件で、500人(男240人、女260人)の回答を得た。
2009年04月16日木曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090415-OYT8T00966.htm
《4・12決戦−検証》「県民党」掲げた2陣営
佐竹氏、不満抑え超党派で 川口氏、支持の民主と反目
川口博氏(左)の演説中もぶぜんとした表情の寺田学代表(右端)(9日、横手市のかまくら館で) 知事選で当選した佐竹敬久氏(61)と、落選した川口博氏(61)は、いずれも政党から県レベルの支援を受けたが、選挙戦では一党一派に偏らない「県民党」を掲げ、政党色を打ち消す戦略をとった。しかし、その中身は大きく異なっていた。
「バッジを外してあいさつしております。友人の1人として祝意を称します」
佐竹氏が当選を確実にした12日夜、秋田市の佐竹氏の事務所であいさつした自民党の二田孝治衆院議員はうれしそうにそう話した。
佐竹氏は、自民党県連と、社民党県連の支持を受けたが、両党の国会議員が街頭演説に立つことはなかった。「陣営から『国会議員は演説してくれるな』と要請された」と自民党関係者は言う。自民党内には不満がくすぶったが、「秋田県知事選で自民は3連敗中。今回は勝たなければならない」(自民党県連幹部)ため、爆発することはなかった。
自民党と社民党、佐竹氏を推薦した連合秋田との関係は「全然、まとまりがない」(自民党県議)状態。しかし、それぞれが電話作戦を展開し、連合秋田は湯沢市や大潟村などで、自民党は秋田市などで個人演説会を開いたりして尽力した。連合秋田幹部は「ギクシャクした関係というのはある程度、予想したこと。それぞれが少し気遣いながら、やれることをやっていた。大人の関係だ」と話した。
超党派で結成した県議有志の会の県議らは、遊説ルートを作った。多くの団体、議員が集った陣営は、まとまりを欠きながらも「県民党」だった。
一方、川口氏を支持した民主党県連の寺田学代表は、9日に横手市で開かれた川口氏の個人演説会で、応援演説に立ち、こう語った。
「選挙が始まって、あまり寺田の色を付けたくないとか、民主党がという話があったので、初めて選挙中に人前でお話させていただく。何をお話していいのか正直とまどっている」
400人近い支持者で埋まった会場は一瞬、静まりかえった。
3月26日の告示前は、民主党が機関紙で川口氏を宣伝。寺田代表の父である寺田知事も、川口氏の支援を公言した。だが、告示後は陣営が拒否の姿勢を示した。
陣営関係者は「告示直前に、知事が人を介して『あなたたちのやり方ではダメだから私に任せなさい』と言ってきた。こっちは『辞める人間が何言っている』と憤った」と明かす。民主党に対しては、川口氏と関係の深い自民党や公明党支持者に配慮した面もあるが、選挙を仕切りたがった寺田代表に陣営が反発した面もあったという。
新聞各紙が、佐竹氏が川口氏より優勢との世論調査の結果を伝えた今月6日、川口氏陣営は緊急の選対会議を開いた。民主党の松浦大悟参院議員は「どうなっているんだ、この世論調査は。みんなはどう思っているんだ」と声を荒らげた。
松浦氏は告示日から川口氏の遊説に頻繁に同行し、応援演説をしたが、陣営内の「反民主」の姿勢に耐えかね、4月に入ってから同行をやめていた。寺田代表も含め、民主党関係者の不満は頂点に達していた。
6日の選対会議の背景について、土田康雄・選対総括責任者は「色々なグループができて、それぞれが動くようになり、これではもうダメなんじゃないかと思って意思統一を図ろうとした」と説明した。陣営の内実はバラバラだった。
(2009年4月16日 読売新聞)
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http://www.sakigake.jp/p/special/09/gekisennokiseki/gekisennokiseki_02.jsp
2009知事選候補者 激戦の軌跡
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佐竹敬久氏(61)の当選が確実となった直後、佐竹氏を「支持」した自民、社民両党県議らが入り乱れて万歳を繰り返す中、自民党県連の鈴木洋一幹事長が感激を口にした。
寺田典城知事が1997年に初当選して以来、知事選で自民が推薦、支持した候補は3連敗。12年間にわたり県政野党に甘んじた自民党にとって、「知事の座奪還」は至上命題だった。社民、連合秋田も佐竹氏を支援するねじれの構図とあって、「党単独の勝利とは言えない。しかし、自民党にとって悪い結果ではない」と鈴木幹事長。
寺田知事の就任以来、参院選も含めた全県一区の選挙で、自民党候補は2勝5敗。党内部には「知事選を取らないと国政選挙にも影響しかねない」との危機感もあった。ある党関係者は「非自民の知事の存在は大きかった。国政選挙では、保守票も相手に流れていた」と振り返る。
佐竹氏を支援し、衆院秋田1区に党公認で出馬する二田孝治氏(比例東北)は「知事の自民バッシングがなくなる。選挙戦はやりやすくなる」とみる。知事選勝利の結果に「党への『逆風』が『微風』に変わってきたのではないか」とも指摘し、県議補選秋田市選挙区でも党公認候補が当選したことに、有権者の「変化」を読み取る。
鈴木幹事長は「民主党の寺田学代表が推した候補が敗れたことは寺田代表にはダメージだ。こちらに有利に働く」と勢いを付けたい考えだ。
社民党県連は「反寺田の勝利」と受け止める。しかし、自民と一緒に保守系の佐竹氏を支援することをめぐり、内部には不協和音もあった。「『佐竹氏は自民党』という先入観を持たれ、十分に理解してもらえなかった」と石田寛幹事長。秋田魁新報社の出口調査では、社民支持層の46%が川口博氏(61)に投票し、佐竹氏には40%。「支持」を打ち出しながら、票は割れた。
知事選で勝利したとはいえ、衆院選に向けては非自民勢力の「ねじれ」の修復が課題となる。秋田2区へ党公認で出馬する山本喜代宏氏は民主党の推薦も得ているが、知事選で両党は分裂。石田幹事長は「衆院選の選挙協力は約束したこと」と強調するが、「有権者がねじれをどう判断するか未知数」と不安も残る。
一方、川口氏を「支持」した民主党県連。陣営の「民主色は出さない」との方針でほとんど前面には出なかったが、寺田代表は「知名度先行で実績を評価する選挙戦にならず残念だ」と振り返った。
寺田県政の12年間で、民主党は存在感を増した。国政選挙で民主系候補が次々に自民党などの現職を破り、6人の国会議員のうち民主系は半数の3人にまで勢力を拡大。
寺田代表は「知事選は民主党を前面に出した選挙ではない。(衆院選に)あまり影響はない」との見方だが、寺田知事が「後継指名」した川口氏が敗れたことにより、今後、寺田代表を含めた民主党候補は“知事の威光”なしで戦わなくてはならない。
今回の知事選の結果により、県内政界の勢力図が変わるかどうかが注目される。
2009.4.15付
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090416ddlk02010122000c.html
選挙:青森市長選 無所属でも政党総力戦 「勝手連」も動き活発−−中盤 /青森
19日に投開票される青森市長選は選挙戦中盤になり、無所属で立候補した3人は激しい舌戦を繰り広げている。選挙戦では政党や団体などが自主的に支援する形で精力的に動いており、市民らで作る応援グループ「勝手連」も支持拡大を図って活動している。【矢澤秀範、鈴木久美】
◇衆院選にらみ
青森市長選には▽新人で前県議の鹿内博(61)▽新人で前市議の関良(51)▽旧市を含め6期目を目指す現職の佐々木誠造(76)−−の3氏が無所属で立候補している。
これまで自民や公明の推薦を受けて市長選を戦ってきた佐々木氏は、今回は「幅広く市民の意見を聞いて戦う」として推薦願を政党に出さなかった。しかし自民党県連は青森市支部単位での支持を決定。公明党県本部も協調し、ともに組織を挙げた総力態勢で動いている。
自民党県連のある幹部は「選挙は組織がないと戦えない」といい、佐々木氏の出陣式や演説会には、津島雄二衆院議員や県連会長の大島理森衆院議員が壇上に立つなど、これまでの「推薦」と変わらぬ顔ぶれが集まった。津島議員は佐々木氏とは別に街頭演説をするほどで、次期衆院選をにらんだ動きとの見方もある。
一方、これまで核燃反対などの立場から県議会で鹿内氏と協調してきた社民や共産は鹿内氏を自主的に支援。政策協定は結んでいないが、市政変革を求めて社民党青森総支部や共産党東青地区委員会、無所属の渋谷哲一県議らが支持拡大を図っている。
鹿内氏は「市民派無所属」の立場のため、直接的な連動はないが、支援を求めるビラをまいたり電話作戦を展開するなどの活動を活発化させている。共産党のある市議は「(共産党ではなく)鹿内さんなら頑張れって言ってくれる人も多い。内心複雑なくらいの人気だ」と笑う。その半面、「反共」を訴える他陣営のビラも多くまかれており、各党の支援が鹿内氏にとってどこまでプラスになるかは未知数だ。
民主党県連は、次期衆院選で協力する連合青森が佐々木氏を推薦した判断を尊重し、自主投票を決めた。党県連副代表の横山北斗衆院議員は「市長選と衆院選は別の選挙。対応が分かれてもやりづらいことは一切ない」といい、「独自候補を出せなかったことに批判を受けるのは当然だが、人の選挙で自分たちの選挙運動をするのは卑しい行為だ」と批判、市長選は静観する構えだ。
◇その数30以上
今回の市長選で注目されるのが、候補者を応援する「勝手連」の動きだ。その数は計30以上あると言われており、事務所を開設した団体もある。
鹿内氏を応援するある勝手連は3月下旬、新町通りに事務所を開設。当初は十数人だったメンバーが100人を超えた。担当者は「現市政に不満を持った人からの励ましが多い」と話している。
告示日3日前に青森市のホテルで開かれた佐々木氏を応援する勝手連の集会。若手経済人を中心にした会のメンバーが100人ほど集まり、若手による支援の輪の広げ方などを話し合った。会であいさつした佐々木氏は「どうしても年齢差があるとギャップが大きい。大変意義がある集会だった」と評価した。
◇しがらみのない政治
政党や業界、勝手連などの動きとは一線を画し、地道に街頭で政策を訴え続けているのが関氏だ。関氏は「何よりもしがらみがなく、業者や政党色のない政治を標ぼうする」と話し、打ち出した政策を市民に判断してもらう戦い方を進めている。
石田弘輝後援会長は「組織や業界との結びつきがあれば強い。だが一緒に組んでやったら後が大変。公明正大に我が道を行き、市民がそれをどう評価してくれるか」といい、鹿内、佐々木両陣営の勝手連の動きについて「お互いの悪口を言うように批判し合うのはよくない」と牽制(けんせい)している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090417-OYT8T00157.htm
《4・12決戦−検証》衆院選にどう影響
「三本の矢」修復なるか
知事に当選した佐竹敬久氏(61)は、自民党県連の支持に加え、社民党県連の支持、連合秋田の推薦を受けた。一方、落選した川口博氏(61)は民主党県連の支持を受けた。今回の知事選は、国政野党が分裂した選挙でもあった。選挙の結果は次期衆院選にどう影響するのか。立候補予定者らの値踏みが始まっている。
■民主と社民 互いに不快感
分裂が衆院選に影響することを懸念した社民党県連と連合秋田は、告示前の3月18日、民主党本部で小沢一郎代表に会い、次期衆院選の野党共闘を確認した。
だが、民主党県連幹部は「いきなり県連を飛び越えて、党本部の代表に会いに行くなんて前代未聞だ。衆院選は一緒に頑張ろうとなっているけど、修復は大変だろう」と不快感を示し、民主党県連との関係をさらにこじらせる結果になった。
民主党県連の寺田学代表も「うちの常任幹事に怒っている人がいるのは事実。2区に民主党の候補者を立てないことが最大の選挙協力だ」と社民党を突き放す。
これに対し、社民党県連内にも、今回の分裂を招いた原因は、事前に相談もなく川口氏の支持に動いた民主党県連の寺田代表にあるとの意見は根強く、民主党への不満は少なくない。
次期衆院選の対応について、民主、社民両党県連はそれぞれ今月末に会議を開く。しかし、両党が自民に対抗して一枚岩になれるかどうかは不透明だ。
民主党や社民党、連合秋田の3者の支援を受けて当選を重ねてきた寺田典城知事が引退することの衆院選への影響も未知数だ。
■知事引退で「厳しくなる」も
寺田知事の次男で、衆院秋田1区に立候補する寺田代表は「父が知事だから自分に投票したという人の分は無くなるだろうが、そんなに影響はあるとは考えていない」と話す。
だが、自民党県連の鈴木洋一幹事長は「全く影響がないとは言えない」と指摘する。民主党県連の高松代表代行も「寺田代表は、知事の息子という金びょうぶが無くなるわけで、多少なりとも厳しくなるだろう」と話す。
12日に投開票された湯沢市長選では、公明党などが支援した候補が勝利。男鹿市長選と、県議補選男鹿市選挙区では、自民系の候補がいずれも落選した。由利本荘市長選では、民主党が推薦した候補が当選した。
「4・12決戦」の結果は、次期衆院選に複雑な風を吹き込んでいる。
(2009年4月17日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090415ddlk05010002000c.html
分岐点:’09知事選 これから/上 “地域対抗戦”の様相 /秋田
◇「佐竹ブランド」勝因に
12年ぶりに新人同士の争いとなった知事選(12日投開票)は、前秋田市長の佐竹敬久氏(61)が制した。地域事情に加え寺田県政の評価や各政党の思惑が複雑に入り交じり、選挙結果を大きく左右した。これまでの選挙戦を検証し、県政のこれからを展望する。【百武信幸、岡田悟】
「県北での苦戦はわかっていた。横手での得票は予想以上」。佐竹氏は当選を決めた翌日の13日、地域別の得票数を見てこう漏らした。一方、5万7000票差で次点に終わった川口博氏(61)陣営の土田康雄・総括責任者は苦々しげに敗因を語った。「県南の負け方が大き過ぎた」
■ ■
今回の知事選では、候補の出身地域によって得票傾向がはっきりと分かれた。
市町村別で見ると、佐竹氏がトップなのは25市町村のうち中央、県南を中心に12市町村。直前まで市長を務めた秋田市で52・5%、出身地の仙北市で79・2%の得票率だった。
これに対し川口氏は、県北を中心に11市町村で勝利。その範囲はほぼ衆院2区と重なる。とりわけ地元の小坂町で90・0%、鹿角市も88・9%と圧倒的な人気。同陣営の土田氏は「『北から知事を出そう』とまとまり、合併前の町長などが支援に動いてくれた」と振り返る。半面、県南はポスター張りにも苦労するなど手薄だった。
その県南を地盤とする前羽後町長の佐藤正一郎氏(56)は、羽後町と湯沢市で得票がトップになった。
■ ■
共産党公認の藤本金治氏(62)以外の3候補がそろって党派色のない「県民党」を掲げる。結果は“地域対抗戦”の様相を見せた。
佐竹陣営の関係者は「多重選挙で各地とも人がとられ、地盤以外で応援を頼もうにも頼みづらかった」と分析する。また佐藤陣営の菅義雄・総括責任者は「候補者の出身がばらければ、どうしても地元意識は強くなる。結局、知名度が高い方が有利だ。そういう選挙にしたくはなかったのだが」と語る。
■ ■
毎日新聞が投票者を対象に県内7市9カ所で実施したアンケートでは、投票した人を決めた理由に出身地を挙げたケースは極めて少ない。
また大館市、能代市でも川口氏に投票した理由に「知名度」を挙げた人はゼロ。多くは実績や政策、人柄と回答した。全県的にも、川口氏に投票した理由は「政策」が29%で最多だった。
一方、佐竹氏に投票した理由で目立ったのは「実績」(25%)や「知名度」(23%)。県南部(衆院秋田3区)では寺田県政を評価する人のうち4割以上が佐竹氏に投票した。川口氏は政策的に近い寺田知事の評価票をまとめきれず、前秋田市長で全国市長会長という経歴や秋田藩の分家という“佐竹ブランド”に敗れた形となった。
■ ■
川口氏は敗戦の弁で「佐竹氏を全面的にバックアップする」とあいさつした。だが陣営関係者は「佐竹氏に厳しい視線が向けられるのは確かだろう」と指摘する。
佐竹氏は、市町村との機能合体や、公約の柱に掲げた市長村長と県による「総合政策会議」を5月にも開かれる市町村会議に提起したい考え。この会議で全県の市町村を一つにまとめられるかが試される。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090416ddlk05010055000c.html
分岐点:’09知事選 これから/中 対立と矛盾抱え /秋田
◇近づく衆院選に影響も
「自民党があんまり出るとよくない風潮だから、私らは下働きさせていただいている」
佐竹敬久氏(61)を推した同党の二田孝治衆院議員は3日、自身の後援会事務所で支援者に自嘲(じちょう)気味に語りかけた。
一方、川口博氏(61)支援を公言した寺田典城知事は6日の定例会見で、陣営へのあからさまな不満を口にした。「何の政党が嫌だとか、私から受ければ『反寺田』の反発が出るとか言っていたら選挙はできない。選対は何を考えているのか」
“応援団”の国会議員や現職知事をかやの外に置いた選挙戦の背景には、それぞれの陣営内部の矛盾と思惑があった。
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佐竹氏陣営は、自民県連と社民県連・連合秋田の「呉越同舟」。大物国会議員を呼んだり大規模集会で勢いをつける組織選挙に慣れた自民と、握手回りやミニ集会などで着実に支持を広げたい連合、社民とは選挙戦術でも意見が対立した。
それでも自民県連の鈴木洋一幹事長と社民県連の石田寛幹事長は「『反寺田』の一点でまとまれた」と口をそろえる。
県職員の給与カットに県職労が、全国学力テストの公開などに県教組が強く反発。最大野党だった自民のみならず、味方だった連合秋田やこれら労組を支持母体とする社民党も寺田知事から離れた。「敵の敵は味方」という思惑が、両者の結束を強めた。
■ ■
県庁改革の継続や学力テスト公開を掲げ、寺田知事の路線継承を唱えた川口氏。寺田知事の次男で民主県連の寺田学代表が擁立の表舞台で動き、川口氏の実績をPRする民主党のチラシも大量に配布された。
だが寺田知事への反発に対する懸念に加え、西松建設事件を機に民主党への追い風がやみ寺田知事側への同社関係者の献金も取りざたされるようになると、陣営内部で「寺田・民主離れ」の動きが強まった。
6日の知事発言を機に、不協和音は一気に表面化。気勢を大きくそがれ、陣営幹部は「ぶちこわしたのは知事の方」と漏らした。劣勢が伝えられた後の9日、寺田代表は陣営の要請を受けて県南の講演会でマイクを握ったが、終了後に「私の応援はきょうが最後。打ち上げに行く予定もない」と突き放した。最後まで両者の溝は埋まらなかった。
■ ■
結果的に「自民」が「民主」に勝った格好となった知事選。ただ圧倒的な組織の差に比べると川口氏の“善戦”ともいえ、9月までに確実に実施される衆院選に向けて複雑な波紋を広げている。
自民県連の鈴木幹事長は「民主にとってはダメージ。1区などで有利に働く」と自信を深める一方、「必ずしも自民党の勝利とはいえない」と認めた。
早々に候補者選定の委員会を発足させたにもかかわらず迷走。打診した相手に次々と断られ、最後は当初支援に消極的だった佐竹氏に乗って組織の弱体化を露呈した。
野党側の民主、社民、連合とも「国政では共闘を堅持する」としているが、分裂選挙の感情的なしこりが残る。連合秋田の関係者は「いきなり仲直りといわれても難しい」。社民関係者も「3者共闘の枠組みを壊したのは民主。寺田学代表は、勝手にやったことの説明をすべきだ」と厳しい。
■ ■
佐竹氏支援で自民党と手を組んだ連合の工藤雅志会長は「互いに手の内は見せていない」ときっぱり。鈴木幹事長も佐竹氏当選が決まった直後、「今日は一緒に万歳だが、明日からは敵同士ってことだ」と言い切った。
政党色を薄めた今回の知事選が衆院選で誰を利するのか、まだ見えてこない。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090417ddlk05010048000c.html
分岐点:’09知事選 これから/下 「対話型」県議は歓迎 /秋田
◇「内向き」への懸念も
12日午後9時すぎ、当選を確実にした佐竹敬久氏(61)は選挙事務所の1階で万歳をした後、2階の一室へ。小さな部屋は、異様な熱気に包まれた。
集まったのは「佐竹氏を支援する県議有志の会」(門脇光浩代表)のメンバー。最大会派ながら長らく野党の座に甘んじてきた自民党県連の鈴木洋一幹事長は絶叫した。「ようやく12年前の雪辱を果たせた。これで議会と執行部が正常に機能し、停滞した県政が動き出す」
佐竹氏支援に動いた県議は、42人(欠員を除く)中4会派27人に上った。
■ ■
食糧費問題で佐々木喜久治前知事の引責辞任を受けた選挙で初当選した寺田典城知事。その後取り組んだ改革について、多くの県民や各政党が実績を認めている。
ただトップダウンの手法は、時に強い反発を生んだ。とりわけ3期目は、子育て新税や地域振興局再編などの条例案を詳しい事前説明をしないまま提案。その手法自体が議会の怒りを買い、予算案が修正されることもたびたびあった。
それだけに「対話型の県政」を訴える佐竹新知事の誕生を多くの県議が歓迎する。
こうした超党派の動きについて、佐竹氏と距離を置くベテラン県議は「県政の監視をすべき議員が執行部のトップを担いで、議会で批判できるのか」と顔をしかめる。鈴木幹事長は「知事と議会が反目しあうことは少なくなるだろうが、何でも賛成するわけではない。当然チェック機能は果たす」と強調する。
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選挙戦では、佐竹氏に対して厳しい目も向けられた。
選挙期間中、佐竹氏のポスターを眺めていた女性は「実行力、実行力というが、本当に実績はあるの」とぽつり。昨秋に秋田市が実施した市民意識調査では「産業、雇用」状況について86%が「悪い」「どちらかといえば悪い」と回答。佐竹氏が「在任中に2700人の新規雇用を実現した」と自身の実績としているにもかかわらず、市民には浸透していなかった。
寺田知事も再三、県庁出身の佐竹氏が古巣に帰れば「内向きの県政になる」と強調。「食糧費問題を忘れたのか。行革も進まない」と矢を放ち続けた。
今回の佐竹氏支持に懐疑的だった自民県議からは「97年に食糧費問題の騒ぎの中で佐竹さんが選挙に出たことが寺田知事を誕生させ、結果的に県政の停滞を招いた」といった込み入った非難まで飛び出した。
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その佐竹氏を、高く評価する意外な人物がいる。
かつて食糧費問題を探り出し、徹底追及した「県生活と健康を守る会連合会」の鈴木正和会長。総務部次長だった佐竹氏は当時内部調査の責任者で、2人はしばしば激しくやり合い、火花を散らした。
「県最大の企業として君臨してきた県庁の積年の腐敗に対する問題意識を持っていた。その体質からいち早く決別しようとした人。県側から改革しなければならないとの思いが伝わってきた」
秋田市長時代の福祉事務所の対応などで不満もあるが、くしくも佐竹氏に寄せられた批判と同じ言葉を、期待を込めて言う。「食糧費費問題に揺れた12年前、なぜ知事を目指したのか。あの時の初心、原点を思い出してほしい」=おわり(この連載は百武信幸、岡田悟が担当しました)
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北林氏が県議会自民党会派入りへ 補選北秋田市・郡選挙区で当選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090418b
12日投開票の県議補選北秋田市・郡選挙区で当選した北林丈正氏(48)は17日、県議会自民党会派入りする意向を明らかにした。補選で当選した3氏のうち、秋田市選挙区に同党公認で出馬し初当選した竹下博英氏(55)は既に、同会派へ所属する意向を示している。2氏が正式に会派入りすれば、全県議45人中、同会派所属の県議は24人となる。
北林氏は、元県議で2007年に引退した北林照助氏=自民、当時=の次男。同年の県議選に同党公認で立候補し落選。今回の補選には無所属で出馬した。取材に対し、「自分は党員なので、自民会派入りを考えていた。16日に県連幹部と話し合い、意向を伝えた」と述べた。
男鹿市選挙区で当選した下間俊悦氏(49)は「現在、複数の会派から誘いを受けている。数日中に所属先を決めたい」と話している。
(2009/04/18 09:40 更新)
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●青森県青森市長=青森1区、青森4区=
佐々木誠造(76才・無現5) 自民や公明、連合青森
関良(51才・無新) 前市議
鹿内博(61才・無新) 前県議:社民党青森総支部や共産党東青地区委員会、無所属の渋谷哲一県議
(民主=自主投票)
●宮城県石巻市長=宮城5区=
土井喜美夫(65才・無現1) =公明推薦 :市議会「ニュー石巻」「みらい石巻」
亀山紘(66才・無新) 石巻専修大教授 :自民・斉藤正美、連合
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090417-OYT8T01134.htm
≪4・12決戦≫−検証− 衆院選へ 自民、民主とも禍根
湯沢市長選 市を二分した激戦
湯沢市長選の投開票から一夜明けた13日、当選した斉藤光喜氏(62)の陣営幹部が「何度計算しても、負けていると思ってたんだよ」と驚くほど、市長選は激戦だった。
前市長の鈴木俊夫氏(58)とは624票差。鈴木氏の支持者は「『現職は強い』というイメージが強すぎて、かえって票に結びつかなかったのかもしれない」と話す。
斉藤氏は、立候補を表明した昨年10月に自民党を離党し、自民党湯沢市支部と公明党県本部から支持を受けた。一方、鈴木氏は、共産党籍を残したまま無所属で立候補した。
鈴木氏には、次期衆院選で秋田3区から民主党公認で立候補する京野公子氏が選挙カーに同乗して協力。最終的に湯沢市議の半数以上が鈴木氏の応援に回った。自民党湯沢市支部は、支部長の大関衛県議が斉藤氏を支持した一方、副支部長の永井邦右・市会議長が鈴木氏を支援し、対応が割れた。
永井議長は投開票日、万歳三唱を繰り返す斉藤氏の事務所にお祝いに訪れた。斉藤氏を推した自民党支持者は「勝ち馬に乗ろうとしたくせに。衆院選に禍根を残すのは確か」とぼやいた。
別の自民党支持者は「市長選と国政選挙は別だが、自民党で鈴木さんを推した人との溝を埋めるには少し時間がかかる」と心配する。
一方、湯沢市を地盤とする京野氏は「選挙によってそれぞれだから」と話すが、「負けた鈴木さん側に積極的に付いていたという印象は残るだろう」(地元関係者)との声も上がる。地元を二分して激しく争った「4・12決戦」は、次期衆院選に影響を残しそうだ。
(2009年4月18日 読売新聞)
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青森市長選挙
開票 0%
党派 新旧 当選
当確 年齢
鹿内 博 無 新 確 61
関 良 無 新 51
佐々木誠造 無 現 76
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鹿内ゼロ打ちですか!?
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http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/04/07/new0904071102.htm
〝反核燃〟鹿内氏に気をもむ電力業界(2009/04/07)
十二日告示、十九日投開票が行われる青森市長選の行方に、電力業界が気をもんでいる。無所属で出馬する元県議の鹿内博氏(61)は、長年にわたり六ケ所村の核燃料サイクル施設に反対する運動を率いてきた経歴があるからだ。電力関係者は「核燃サイクルに反対する市長が誕生するのは避けたい」と、県都決戦の結果が及ぼす影響を警戒する。
鹿内氏は、青森市議時代から反核燃運動に携わってきた。だが市長に当選した場合、「核燃は県政の問題」として、運動に一切かかわらない考えを表明している。既に反核燃団体の代表も辞任した。
それでも電力業界が鹿内氏に警戒感を持つ理由は、これまでの活動に対する心情的な反発に加え、県都の市長としての発言力の大きさにある。
三村申吾知事は、使用済み核燃料再処理工場の本格稼働の是非を判断する材料の一つに、市町村長の意見を挙げている。電力関係者は「県都の首長が『反対』と言った場合、簡単に無視できるだろうか」と、知事判断への影響を懸念する。
実際、鹿内氏も「反核燃の運動からは退くが、発言すべき時はする」と話している。
六期目を目指す現職の佐々木誠造氏(76)には、東北電力、日本原燃などの労組が加盟する連合青森も推薦を決定済み。電力業界は労使ともに現職支援に回る。別の電力関係者は「核燃に理解のない候補を応援できないのは当然だ」と強調する。
鹿内氏への警戒感は、核燃推進派の自民党も共有する。同党県連の大島理森会長は三月下旬、青森市内にひそかに集めた党所属の全県議に「青森市長選がわれわれ自身にどのように影響するか考えてほしい。原子力もその一つだ」と述べ、国のサイクル政策への影響を避けるためにも、現職を支援するよう訴えた。
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http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1240130216/642
642 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/04/19(日) 21:32:14 ID:mfkcbmZ1
対応割れる社民系労組/衆院選危惧する声も
青森市長選で鹿内博候補を自主的に支援している社民党の支持労組の中で、対応が分かれている。
同党の支持団体の一つ、自治労県本部の中で最大労組である県職員労働組合(県職労)が自主的に
鹿内候補を支持する一方、青森市労働組合連合会(市労連)は現職・佐々木誠造候補の推薦をいち
早く決め、戦いに臨んでいる。
四年前の前回市長選で自主投票とした社民党県連は今回、三人の候補者のうち政治的スタンスが近い
として、鹿内候補の支援を決めた。
県職労も前回市長選は自主投票とした。約三千人で構成し、このうち市長選の有権者は千人程度。
同労組は、鹿内候補が県議時代に賃金カットや行政改革などの問題を取り上げた経緯から、三月の
定期大会で支持を決めた。県職労の伊勢富雄・中央執行委員長は「鹿内さんは一貫して働く側の立場
に配慮してくれた」と語る。組合員に支持の方針を説明したが、あくまで自主的な支持のため、それ以上
の踏み込んだ活動はしていないという。
一方、市職労、交通労、水道労の三労組からなり職員約二千三百人で構成する市労連は、昨年十二月
に佐々木候補の推薦を決定。組合員や組合OBに支援を呼び掛けたり、法定チラシを配るなどして活発
に支援活動を展開している。藤田誠・市職労中央執行委員長は「佐々木市長とは長い歴史の積み重ね
と信頼関係がある」と話す。
両労組を束ねる自治労県本部は前回市長選で佐々木候補を推薦したが、今回は両労組の方針を尊重
し、自治労県本部としての対応は決めなかった。次期衆院選ではともに社民党の公認候補を支援する
だけに、今後の体制への影響を危惧(きぐ)する声もあるが、力石利博・中央執行委員長は「事情あって
今回は分かれたが、メーンは次期衆院選。自治労が一つになって戦う」と強調する。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090417110250.asp
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http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1240130216/651
651 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/04/19(日) 21:34:14 ID:mfkcbmZ1
電力業界が鹿内氏警戒/佐々木氏を全面支援
十九日に投開票が行われる青森市長選の行方を、電力業界がかたずをのんで見守っている。候補者の
一人・鹿内博氏は、反核燃団体の共同代表を務めた経歴の持ち主。同氏は「市長として反核燃運動は
しない」と表明しているが、核燃料サイクル事業などへの影響が出かねない−との懸念から、業界は現職
・佐々木誠造候補を全面的に支援する。「県都の首長なので影響力が大きい」と関係者は神経をとがらせ
る。
告示日の十二日朝。青森市大野にある佐々木候補の選挙事務所での出陣式には、日本原燃の兒島伊佐美
社長をはじめ、県内で原子力事業を展開する東北電力や東京電力、電源開発などの役員・幹部がずらり
と顔をそろえた。
知事選に匹敵するほどで、業界の力の入れようがうかがえる光景。直後の街頭演説の場で、東北電力
青森支店の葛岡貞典副支店長は取材に対し「会社としてではない。個人として来ている」と前置きした上で、
「エネルギーや原子力に理解のある人に当選してもらいたい。県民世論に大きくかかわってくるから」と
語った。
電力業界は、市内の企業を訪ねて佐々木候補支持を呼び掛けて回るなど、活発な運動を展開している。
当の鹿内候補は、一月の出馬表明を機に反核燃団体の共同代表を辞めている。鹿内候補は「(反核燃
運動は)市民の命を守る活動であり、その考え方は変わらない。ただ核燃問題は県政の問題。青森市と
して何ができるわけでもない」と、今後は運動と距離を置くことを強調する。
しかし業界は警戒を緩めていない。日本原燃社員の一人は「“旗”は降ろしたのかもしれないが、今まで
あれだけ反核燃でやってきた人だ。市長になるのは不安。津軽の方の首長がなびくかも」と話す。
また、別の業界関係者は「仮に青森市で(佐々木候補が)負けると、続く県内での衆院選、さらには知事
選へと悪い流れが続きかねないということだ」と、原子力施設の立地自治体ではない同市長選に力を入れ
る背景を説明する。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090416103410.asp
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http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY200904190142.html
「無党派」27年、保守地盤も浸透 青森市長選・鹿内氏
2009年4月19日23時10分
19日投開票された青森市長選で、27年間の地方議員時代に一度も政党に属さなかった「無党派」市長が誕生した。前県議の新顔鹿内博氏(61)が、自民、公明が支持する現職の佐々木誠造氏(76)を破った。信条である「核燃料サイクル施設反対」という旗をいったん降ろし、固い保守地盤にも食い込んだ。
鹿内氏は「一貫して無所属で27年間やってきたことを市民が評価してくれた。ここで勝負を挑まないと市民派が時機を失ってしまうと思った」と語った。
「市民派無所属」を掲げる鹿内氏は82年、3度目の挑戦で青森市議に初当選。91年に青森県議に転身した。この間、一度も政党の会派に属さなかった。今回の市長選でもこれまでと同様、政党や企業、労組など組織の支援がまったくない状態で臨んだ。
しかし、津軽弁や市民手作りのねぶた祭りを守る活動など市民団体の中心的な役割を果たしてきたことや、市議時代から毎日のように街頭で演説を続けてきた姿勢、「市民不在の市政の転換を」という訴えに、自主的な支援の輪が広がった。約20の「勝手連」が組織され、無党派の支持を多く取り付けた。
さらに、立候補前、県議時代から続けてきた下北半島に集中する核燃料サイクル施設に反対する「核燃料廃棄物搬入阻止実行委」の共同代表を辞任し、市長になったら「核燃への反対運動はしない」と表明した。県政課題を市政に持ち込まないことを宣言したことで、核燃に賛成する保守系県議の一部からも支援を取り付け、自民党支持層に食い込むことに成功した。
合併前の旧青森市時代を含めて通算6選を目指した佐々木氏は、自公に加えて連合青森、電力業界の支援も受けて組織による選挙戦を展開。しかし、「高齢・多選」への批判も受けて敗れた。四つある県内の衆院小選挙区の議席を独占している自民党にとっても、今回の敗北は総選挙を前に大きな痛手となった。
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●青森県青森市長=青森1区、青森4区=
佐々木誠造(76才・無現5) 自民や公明、連合青森
関良(51才・無新) 前市議
☆鹿内博(61才・無新) 前県議:社民党青森総支部や共産党東青地区委員会、無所属の渋谷哲一県議
(民主=自主投票)
●宮城県石巻市長=宮城5区=
土井喜美夫(65才・無現1) =公明推薦 :市議会「ニュー石巻」「みらい石巻」
☆亀山紘(66才・無新) 石巻専修大教授 :自民・斉藤正美、連合
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<2005年青森市長選>
>>13辺りで千葉9区さんが発掘してくれてますけど改めて前回結果纏め。前回は保守系の奈良岡氏に共産・鹿内氏・横山氏が乗って社民が自主投票でしたが,今回は鹿内氏に奈良岡氏・共産・社民が乗って民主が自主投票。
奈良岡央氏が青森市長選出馬へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1293
青森市長選 連合青森は現職佐々木氏を推薦
選挙:青森市長選 奈良岡央氏ら3市議、自民会派を離脱−−対応にらみ /青森
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1590
横山氏 奈良岡氏支援/青森市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1637
選挙:青森市長選 社民は自主投票へ−−推薦候補を絞り込めず /青森
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1639
5選に臨む佐々木氏、刷新目指す奈良岡氏
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1676
選挙:青森市長選 衆院選と“ペア対決”−−4月誕生の新市長選 /青森
毎日新聞 2005年1月23日
選挙:青森市長選 佐々木誠造氏と連合青森が政策協定 /青森
毎日新聞 2005年1月29日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1676
青森市長選 民主、奈良岡氏推薦へ
「自民と対決」決意(2/17)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1843
「 青森市長選に立候補せず奈良岡央氏を支持することとした見解」
県議会議員 鹿内 博
(略)以上のことから、2005年3月9日に奈良岡央氏と政策協定を締結(別添)し、今後支援することにしました。
http://www.jomon.ne.jp/~hsikanai/shichosen17.html
選挙:青森市長選 共産、奈良岡央氏を「支援」−−独自候補擁立せず /青森
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1920
05/03/23
佐々木氏が初当選/青森市長選(05/04/24投開票)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1988
当選 71,418 佐々木誠造 72 無新
54,606 奈良岡 央 48 無新
4,972 中村 康一 54 無新
▽有権者数 252,255
▽投票者数 132,106
▽有効投票 130,996
▽無効・その他 1,110
▽投票率 52.37%
投票率は52.37%で、保革一騎打ちで過去最低となった前回市長選(2001年)の35.86%を上回った16年ぶりの保守対決の割には有権者の関心はいまひとつだった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090420-OYT8T00208.htm
石巻市長に新人・亀山氏
現職破る タクシー券問題追い風
当 48,031 亀山 紘66無所属新
初当選を果たし、花束を受け取る亀山紘氏(石巻市中里で) 30,413 土井喜美夫65無所属現
(選管確定)
◇ ◇ ◇ ◇
市政の刷新か、継続かが焦点となった石巻市長選は、タクシー券など不適切な公費支出問題を追い風にした新人の亀山紘氏(66)(無所属)が、再選を目指した現職の土井喜美夫氏(65)(無所属=公明推薦)を破って初当選した。投票率は58・82%で、市議選とダブル選挙だった前回を13・05ポイント下回った。
同市中里の亀山氏の事務所には、支援者が集まり、握手攻めにあいながら姿をみせた亀山氏は「透明性の高い情報公開日本一を目指し、明るく元気な街にしたい。市民との対話、議会との議論を通して新しい石巻を作る」と抱負を語った。
亀山氏は市民団体に推され1月末に立候補を表明。「話し合いと討論による市政運営」を柱に、現市政との違いを鮮明に打ち出した。
石巻青果花き地方卸売市場や市庁舎の移転問題など不手際が目立つ現市政と対峙(たいじ)する市議、自民、民主の県議の支援、連合宮城の推薦、共産の支持を受けた超党派の体制は「市民党」を標榜。1年後に選挙を迎える市議団が、地元の票を掘り起こし、出遅れで懸念された知名度不足を払拭(ふっしょく)、市中心部を固めた。土井氏が強固な後援会組織を張り巡らす旧町部でも、「新しい石巻・クリーンな石巻」を訴え、タクシー券問題などに対する批判の受け皿となり、得票を伸ばした。
公費の不適切支出で守勢に回った土井氏は、おわびと陳謝を繰り返すとともに、合併成就の功績と財政改善などの実績を強調。「合併効果はこれから」と市政の継続を訴えた。しかし、市政運営の不手際などで対決姿勢を示し、市政野党に回った市議の反発が強く、頼りの民主党公認の安住淳衆院議員の陣営も、連合宮城が亀山氏支援に回ったため、機能しなかった。現職の強みであるはずの支援体制が脆弱(ぜいじゃく)になり、票をまとめきれなかった。土井氏は「敗因はタクシー券問題にあり、原因を作った私の不徳のいたすところ」と支援者に深々と頭を下げた。
(2009年4月20日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000904200003
青森市長に鹿内氏初当選
2009年04月20日
当選確実の報を受け、支持者たちと抱き合い喜ぶ鹿内博氏(中央)=19日午後9時40分、青森市中央1丁目の選挙事務所
市民は市政の「刷新」を選んだ――。青森市長選は19日、投票され、即日開票の結果、元県議の鹿内博氏(61)が現職の佐々木誠造氏(76)、福祉施設長の関良氏(51)を破り、初当選を果たした。鹿内氏は街頭演説を中心に、組織に頼らない選挙戦を展開。市民が自主的に支援する「勝手連」の動きも活発で、変化を求める有権者の思いをつかんだ。合併前の旧市も含めて6期目を目指した佐々木氏は市長としての実績と経験を強調したが、高齢多選への批判も強く、追い上げられなかった。当日有権者数は24万8256人、投票率は56・63%で前回の52・37%を4・26ポイント上回った。
市中心部の活性化や雇用、市役所改革など市政の課題が山積するなか、5期20年続いた佐々木市政の「継続」か「刷新」かが最大の争点となった今回の市長選。チェンジを叫ぶ鹿内氏が激しく追い上げる佐々木氏に競り勝った。
「市民派無所属」を掲げる鹿内氏は今年1月、市長選への立候補を表明。4月に県議を辞職し、選挙戦に挑んだ。佐々木市政を「市民の意見に耳を傾けていない」と批判し、「市民が主役の市政」をスローガンに、重要施策に市民の意見を反映させる「100人委員会」を公約した。
また、市役所の不祥事や経営難の駅前再開発ビル「アウガ」への市税投入問題などは「身内に甘い」「市政の硬直化だ」と指摘。佐々木氏への対決姿勢を鮮明にした。
対立候補への批判だけでなく、中心市街地対策では朝市の復活、空き店舗を利用したねぶた小屋や名産品のみやげ物屋などの展開で「青森らしい『におい』がする街にする」と主張。ふるさとの文化を守る市民運動の経験などから、観光、食、歴史を一体にした地域振興を提言した。
こうした政策を、鹿内氏は27年間の議員生活で毎日のように続けてきた街頭演説で、繰り返し訴えた。有力な組織はないものの、市民に幅広く浸透。政党を超えて政策に賛同する議員や経済人、勝手連などの自主的な支援に加え、佐々木氏への批判票も積み上げ、現職を追い落とした。
佐々木氏は、経験と実績を強調する作戦を展開した。東北新幹線新青森駅の開業を前にした今は「街づくりを仕上げる時期」と、市政の継続を訴えた。
高齢多選やハコモノ行政との批判には「心身ともに元気でバリバリ仕事をしている」「不要な施設があるでしょうか」と、逆にPRポイントにする戦術を取った。
自民、公明の推薦を断って支持レベルにとどめ、幅広い層からの票の取り込みを目指した。だが、組織に頼る選挙を脱しきれなかったうえ、推薦を見送った政党側が十分にまとまらず、ほころびも出た。
関氏は3人のうち最も早く立候補を表明し、得意とする福祉政策を中心に訴えた。しかし地元を除く市全域に支持を広げるには至らなかった。
鹿内氏の選挙事務所には渋谷哲一県議や支持者ら約60人が集まり、当選の報を待ちわびた。午後9時20分ごろ、テレビで「当選確実」の一報が伝えられると、鹿内氏は支持者と抱き合って喜びを分かち合った。「責任の重さを改めて痛感している。20年続いた市政を変えてもらいたいという市民の思いが私の当選という形になった」と選挙戦を振り返った。
さらに、今後の市政運営について、「市民のための市政を実現したい。市民100人委員会をつくり、小学生までの医療費を無料化するという点で、佐々木市政と大きく変わってくる。新幹線対策や雇用景気対策はスピードアップを図りたい」と話した。
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000904200002
「みらい21」解散方針 県政界再編へ
2009年04月20日
知事選、県議補選が終わり、県議会はどう変わるか
19日で知事の任期満了となった寺田典城氏の与党的立場とされた県議会第2会派の「みらい21」(9人)が、近く解散する方針を決めたことがわかった。一方、寺田氏と対立し、知事選で当選した佐竹敬久氏を支援した最大会派の自民党(22人)は、県議補選当選者らの会派入りで、再び45の定数のうち単独過半数を確保する見込み。知事の交代とともに、県政界再編の動きが活発化してきた。
みらい21は03年結成。土谷勝悦・代表代行によると、知事選後に協議して解散を決めた。寺田氏が打ち出した地域振興局の再編案などで会派内でも賛否が分かれ「前々から違和感が出ていた」といい、「会派はこのままでいいのか」という意見が上がったという。知事選では支援する候補が分かれたが、「地域事情などの問題があり納得ずくだった。選挙で割れたわけではない」としている。
24日に解散届を提出する見通し。今後については、「個人の判断になるが、仲間を募ってまとまれるなら一緒にやりたい」として、新会派結成の可能性も視野に入れていることを明らかにした。
その中でみらい21の近藤健一郎県議=北秋田市・郡選挙区=は、解散にともなって自民党会派入りする意向を明らかにした。取材に対し、「色々と考えたが、1人会派ではどうしようもない。志が同じ仲間とやっていきたいと思っていたところ、自民党からお誘いがあった」と話した。
知事選と同日に行われた3県議補選で当選した竹下博英=秋田市選挙区=、北林丈正=北秋田市・郡選挙区=、下間俊悦=男鹿市選挙区=の3氏も自民党会派入りの意向で、党県連は20日に正式決定する予定だ。
これにより、津谷永光・前県議の北秋田市長選転出にともない一時的に22人になっていた自民党会派は26人になり、再び単独過半数を確保するだけでなく、五つの常任委員会すべてで過半数を占めることになる。
子育て教育税導入案や地域振興局再編案などでたびたび寺田氏と対立し、県側の提案を退けてきた自民党会派が、知事選で支援した佐竹新知事とどう向き合うか。鈴木洋一・党県連幹事長は「会派として、より責任が重くなると感じている。県の執行部となれ合いにならないよう、議会としてのチェック機能を果たしていきたい」と話している。
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>>454
竹下博英=秋田市選挙区=:自民公認だから当然
北林丈正=北秋田市・郡選挙区=:>>142
2007年の県議選同選挙区に自民党公認で出馬したが、次点だった。自民党北秋田市・郡第2選挙区支部長。
だから当然
下間俊悦=男鹿市選挙区=:野党系で行くかと思ったけど無理でした
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090421ddlk05010037000c.html
県議会:自民会派、45人中26人に 全常任委で過半数 /秋田
自民党県連(鈴木洋一幹事長)は20日の常任総務会で、12日投開票の県議補選で初当選した3人全員と、近く解散する「みらい21」の県議1人の会派入りを承認した。自民会派は県議会45人中26人となり、5常任委員会のすべてで過半数を占めることになる。
会派入りするのは、秋田市区で自民公認の竹下博英氏、無所属で男鹿市区の下間俊悦氏と北秋田市・郡区の北林丈正氏の初当選3人に加え、みらい21の近藤健一郎氏(北秋田市・郡区)。
自民は07年の県議選後に23人になり過半数となった。津谷永光・前県連会長が北秋田市長選出馬のため辞職しており、今回で実質「3増」に。全5常任委でも過半数を占めることになる。
また、知事選で敗れた川口博・前小坂町長を支持した武田英文県議の政調会長辞任届を受理した。【岡田悟】
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090421160001.asp
2009年4月21日(火)
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青森市議会に会派再編の動き
十九日に投開票が行われた青森市長選の結果を受け、市議会の主導権を握ろうという会派再編の動きが始まった。第二会派「政風会」(八人)の幹部は二十日、取材に対し、最大会派の自民党(十一人)の一部を巻き込んだ新会派を近いうちに設立する方針を明らかにした。
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「妻使用か」市議追及 仙台市長タクシー券
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090422t13016.htm
タクシーチケットの不適正使用をめぐり、梅原克彦仙台市長が市議会常任委員会で事実と異なる答弁をした問題で、梅原市長は21日の総務財政常任委員会に出席し、昨年11月3日に同時間帯で使用された2枚のタクシーチケットのうち1枚は自分で使用したと認めた。妻の実家を出発点とするもう1枚に関しては「(誰の使用か)記憶がない」と繰り返し、議員からは「妻以外の使用は考えられない」と批判が集中した。
11月3日には梅原市長名で6枚が使用された。市長は昨年12月の総務財政常任委で「すべて自分が使った」と説明したが、2枚はほぼ同じ時間に別の場所で使われたことが市監査委員の随時監査で判明した。
共産党市議団の花木則彰議員の質問に対し、梅原市長は青葉区新坂町から市博物館がある青葉区川内までのチケットについて「自分が使った可能性がある」と認めた。
常任委に出席した市博物館の佐藤敏国館長は「午後4時すぎに『梅原』と名乗る女性が博物館に来た」と証言。後から来た市長とともに前館長の説明を聞きながら展示を見学、午後6時ごろに一緒に帰ったと説明した。
花木議員は「妻の実家から博物館に向かったチケットを使ったのは妻以外に考えられない」と追及。「『家族に渡したことはない』との答弁は虚偽ではないか」と迫ったが、梅原市長は「記憶が不確かで分からない」と繰り返した。
花木議員によると、チケットに関してタクシー会社は「市長の許可があれば乗客の性別や人数を明かしてもいい」と説明しているという。花木議員は「真相を明らかにするため許可すべきだ」と指摘したが、梅原市長は「第三者への配慮のため、タクシー会社にあれこれ言うのは適切ではない」と協力を拒否した。
第三者への譲渡について、梅原市長は「地方議員を含め、政治家に渡したことは多分ないと思う」と答えた。
2009年04月22日水曜日
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>>458-459
「記憶にない」29回に市議会イライラ タクシー券問題
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090422t13030.htm
3時間半の質疑で梅原克彦仙台市長が繰り返した「記憶にない」との答弁は、29回に上った。タクシーチケット不適正使用問題で、21日開かれた市議会総務財政常任委員会。質問に立った四会派の議員は市長の姿勢にいら立ちを募らせた。
<信頼回復へ努力尽くせ/民主クラブ仙台・木村勝好議員>
問題に速やかに決着をつけ、市政の混乱、停滞を立て直し、市政への信頼を回復しなければならない時期にきている。市長も最初から同じ答えばかりを繰り返すのではなく、不明なチケットの記憶をたどって明らかにする努力を尽くさなければならない。自身の進退を含めて、政治責任を明確にすることが必要だ。
<虚偽答弁は議会の冒涜/きぼう・岡征男議員>
虚偽答弁は議会に対する冒涜(ぼうとく)であり、何としても真実にたどり着かねばならない。公務かどうかを判断するのは難しい。どこで誰に会い、何をしたのか市長以外は分からないのに、すべてを公務と言い張る。自分が判断したことを正当化し、説明を拒む姿勢は絶対君主制の時代ならともかく、民主主義の根本原理に反する。
<身内含めた法的調査を/共産党市議団・花木則彰議員>
自らは答えないのに、議会側の調査には協力せず、妨害までしている。許されない態度だ。市長が進んで説明しないから、膨大な手間と時間がかかっている。いつも「第三者への不利益」を挙げるが、それは市長の身内の問題ではないのか。法的な権限を持った調査が必要だ。妻ら関係者への質疑などが真相究明に欠かせない。
<進退と責任を明らかに/社民党市議団・小山勇朗議員>
自分の保身に走り、何を聞いても逃げるばかり。謝罪を繰り返しても、信頼を得るにはほど遠い。うそにうそを上塗りするような答弁で、前進する状況にはない。範を示すべき市長が職員に多大な迷惑を及ぼしている。東北唯一の政令市の市長として恥ずべき姿勢で、疑惑を解くつもりがないなら進退と責任を明らかにすべきだ。
2009年04月22日水曜日
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佐藤乱立でちょいと話題になった栗原市。昔栗駒と栗原の区別を混乱してたなぁ。。
共産4人って結構多いっすねぇ。
栗原市新議員決まる 新人7人当選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090420t11034.htm
任期満了に伴う宮城県栗原市議選は19日投票が行われ、即日開票の結果、新市議30人の顔触れが決まった。
当選者の内訳は現職23人、新人7人。党派は共産4人、社民1人、公明1人で、24人は無所属。
定数が前回(2005年4月)より15減り、選挙区は旧町村単位から市全域となった。
当日の有権者数は6万5433人。投票率は前回を5.12ポイント下回る79.3%だった。
◎栗原市議選開票結果(30―43)選管最終
当 2,197 小岩 孝一 61無現(2)
当 1,934 佐々木幸一 67無現(2)
当 1,883 三浦 善浩 46公新(1)
当 1,810 佐藤 千昭 61無現(2)
当 1,625 高橋 義雄 68無現(2)
当 1,595 瀬戸健治郎 49無現(2)
当 1,573 相馬 勝義 62無現(2)
当 1,500 千葉 健司 52無新(1)
当 1,452 阿部 敏 61無現(2)
当 1,380 阿部 貞光 50無現(2)
当 1,372 佐々木嘉郎 54無現(2)
当 1,371 高橋 正道 56無現(2)
当 1,299 三塚 東 54無現(2)
当 1,295 五十嵐 勇 60無現(2)
当 1,290 佐々木 脩 66無新(1)
当 1,258 鹿野 芳幸 60無現(2)
当 1,241 加藤雄八郎 64無現(2)
当 1,235 高橋 勝男 51社新(1)
当 1,195 大関 健一 62無現(2)
当 1,170 大滝 信子 59無現(2)
当 1,160 佐藤 優 61無新(1)
当 1,126 佐藤 久義 67無現(2)
当 1,124 佐藤 勇 65無現(2)
当 1,120 沼倉 猛 64共現(2)
当 1,109 佐藤 文男 58共新(1)
当 1,108 鈴木 道夫 58共現(2)
当 1,098 濁沼 一孝 61無現(2)
当 1,072 菅原 勇喜 57共現(2)
当 1,070 富塚 正夫 57無現(2)
当 1,065 石川 正運 65無新(1)
1,054 菅原 久男 62無現
1,048 小野 久一 56共現
1,040 千葉 幸一 64無新
994 佐藤 悟 65社現
987 高橋 渉 56無新
981 小野寺善孝 61無現
963 佐藤 弘毅 53無現
897 佐藤 啓助 57無現
883 佐藤 幸生 61無現
741 佐藤 庄喜 60無新
675 諏訪 和男 57無現
122 千葉 正次 73無新
87 佐藤 秀義 62無新
開票結果の市名右の数字は定数―立候補者数。略歴は得票順に右から左
2009年04月20日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090422t13016.htm
「妻使用か」市議追及 仙台市長タクシー券
タクシーチケットの不適正使用をめぐり、梅原克彦仙台市長が市議会常任委員会で事実と異なる答弁をした問題で、梅原市長は21日の総務財政常任委員会に出席し、昨年11月3日に同時間帯で使用された2枚のタクシーチケットのうち1枚は自分で使用したと認めた。妻の実家を出発点とするもう1枚に関しては「(誰の使用か)記憶がない」と繰り返し、議員からは「妻以外の使用は考えられない」と批判が集中した。
11月3日には梅原市長名で6枚が使用された。市長は昨年12月の総務財政常任委で「すべて自分が使った」と説明したが、2枚はほぼ同じ時間に別の場所で使われたことが市監査委員の随時監査で判明した。
共産党市議団の花木則彰議員の質問に対し、梅原市長は青葉区新坂町から市博物館がある青葉区川内までのチケットについて「自分が使った可能性がある」と認めた。
常任委に出席した市博物館の佐藤敏国館長は「午後4時すぎに『梅原』と名乗る女性が博物館に来た」と証言。後から来た市長とともに前館長の説明を聞きながら展示を見学、午後6時ごろに一緒に帰ったと説明した。
花木議員は「妻の実家から博物館に向かったチケットを使ったのは妻以外に考えられない」と追及。「『家族に渡したことはない』との答弁は虚偽ではないか」と迫ったが、梅原市長は「記憶が不確かで分からない」と繰り返した。
花木議員によると、チケットに関してタクシー会社は「市長の許可があれば乗客の性別や人数を明かしてもいい」と説明しているという。花木議員は「真相を明らかにするため許可すべきだ」と指摘したが、梅原市長は「第三者への配慮のため、タクシー会社にあれこれ言うのは適切ではない」と協力を拒否した。
第三者への譲渡について、梅原市長は「地方議員を含め、政治家に渡したことは多分ないと思う」と答えた。
2009年04月22日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090422t13030.htm
「記憶にない」29回に市議会イライラ タクシー券問題
3時間半の質疑で梅原克彦仙台市長が繰り返した「記憶にない」との答弁は、29回に上った。タクシーチケット不適正使用問題で、21日開かれた市議会総務財政常任委員会。質問に立った四会派の議員は市長の姿勢にいら立ちを募らせた。
<信頼回復へ努力尽くせ/民主クラブ仙台・木村勝好議員>
問題に速やかに決着をつけ、市政の混乱、停滞を立て直し、市政への信頼を回復しなければならない時期にきている。市長も最初から同じ答えばかりを繰り返すのではなく、不明なチケットの記憶をたどって明らかにする努力を尽くさなければならない。自身の進退を含めて、政治責任を明確にすることが必要だ。
<虚偽答弁は議会の冒涜/きぼう・岡征男議員>
虚偽答弁は議会に対する冒涜(ぼうとく)であり、何としても真実にたどり着かねばならない。公務かどうかを判断するのは難しい。どこで誰に会い、何をしたのか市長以外は分からないのに、すべてを公務と言い張る。自分が判断したことを正当化し、説明を拒む姿勢は絶対君主制の時代ならともかく、民主主義の根本原理に反する。
<身内含めた法的調査を/共産党市議団・花木則彰議員>
自らは答えないのに、議会側の調査には協力せず、妨害までしている。許されない態度だ。市長が進んで説明しないから、膨大な手間と時間がかかっている。いつも「第三者への不利益」を挙げるが、それは市長の身内の問題ではないのか。法的な権限を持った調査が必要だ。妻ら関係者への質疑などが真相究明に欠かせない。
<進退と責任を明らかに/社民党市議団・小山勇朗議員>
自分の保身に走り、何を聞いても逃げるばかり。謝罪を繰り返しても、信頼を得るにはほど遠い。うそにうそを上塗りするような答弁で、前進する状況にはない。範を示すべき市長が職員に多大な迷惑を及ぼしている。東北唯一の政令市の市長として恥ずべき姿勢で、疑惑を解くつもりがないなら進退と責任を明らかにすべきだ。
2009年04月22日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090422t41004.htm
自民12年ぶり復権 秋田県議会で与野党逆転
秋田県議会最大会派の自民党が、勢いづいている。12日投開票の知事選で、支援した佐竹敬久氏が知事に就任、12年ぶりに県政与党へと返り咲いた。県議補選の当選議員らが新たに加わって議席数も増え、議長、副議長など主要ポストを独占する可能性も出てきた。他の会派は、予想される自民党と佐竹知事との「蜜月関係」に警戒を強めている。
秋田市山王の自民党県連で20日にあった常任総務会。党所属県議が一堂に会した場に、佐竹知事が姿を見せた。県議の鈴木洋一幹事長によると、佐竹知事は知事選支援のお礼に訪れ、「県政発展のために頑張りたい」と決意を述べたという。
秋田県議会の定数は45で、知事選前の自民党の議席数は22。県議補選で当選した議員と別の会派から移る議員の計4人が加わり、26議席と単独過半数を占めることになった。鈴木幹事長は「安定多数になった。正副議長を取りたい思いはある」と意欲を示す。
寺田典城前知事の与党に位置付けられていた、第二会派の「みらい21」(9人)が握っていた副議長ポストも、自民党から選出する方向で調整が進むとみられる。
自民党は寺田前知事の3期12年間、最大勢力を誇りながら、県政野党に甘んじてきた。佐竹知事に代わったことで、名実ともに発言力が強まるのは確実とみられる。
一方のみらい21は、県政に対する議員同士の考えの相違などで解散を決めた。新たな会派構成は流動的で、党勢を拡大する自民党とは対照的だ。
知事選で、佐竹氏の対立候補を支持した民主党(2人)の高松和夫県連代表代行は「議論することが、議会の存在意義ということを忘れないでほしい」とけん制する。他の会派所属県議も「多数派が与党だと知事となれ合いになる恐れがある。しっかりチェックしていく」と話す。
自民党とともに佐竹知事を応援した社民党(3人)は「知事選は自民党の考えが支持を得られたのではない。おごらないで県政運営を見守るべきだ」とくぎを刺す。
2009年04月22日水曜日
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「みらい21」の6人が新会派結成へ 県議会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090423d
解散を決めた県議会第二会派「みらい21」(9人)のうち6人が、新会派「新みらい」を結成すると22日明らかにした。土谷勝悦氏(横手市選出)が代表を務める。24日にみらい21の解散と、新みらいの結成を県議会事務局に届け出る。
新会派のメンバーは土谷氏、幹事長を予定している安藤豊氏(湯沢市雄勝郡)、中田潤氏(能代市山本郡)、こだま祥子氏(潟上市)、三浦英一氏(由利本荘市)、樽川隆氏(大仙市仙北郡)の6人。中田氏を除く5人は、連合秋田の推薦などを受けて活動する連合秋田議員懇談会に所属している。連合秋田は知事選で佐竹敬久知事を推薦した。
この日、メンバーが秋田市で協議して結成を決めた。土谷氏は取材に対し「県民生活を重視する立場から、佐竹県政に是々非々で臨みたい」、安藤氏は「新みらいは、連合議員懇に所属するなど同じ考えを持つ仲間が集まった。無所属議員というくくりのみらい21より、統一した見解をもって行動する」と話した。
(2009/04/23 09:14 更新)
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2009年4月24日(金)
青森市議会 9人で新会派結成
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090424153340.asp
青森市議会の第二会派「政風会」(八人)と無所属の奈良岡隆議員の計九議員が二十三日、新会派「市政会・無所属クラブ」(花田明仁会長)を結成し、議会事務局に提出した。政風会が参加を打診していた最大会派・自民党(十一人)からの参加はなかった。
議員名簿
http://www.city.aomori.aomori.jp/contents/gikaijimukyoku/gikai-giji/meibo/index.html
関良(党派:自民)が
■自由民主党(11人)
役名 氏名
最高顧問 五戸 三次郎
顧問 工藤 徳信
顧問 間山 勲
顧問 小田桐 金三
会長 木村 巖
副会長 舘山 善一 副議長
幹事長 大矢 保
事務局長 佐藤 良隆
幹事 嶋田 肇
幹事 小豆畑 緑
幹事 山本 治男
■政風会(8人)→市政会・無所属クラブ
顧問 渋谷 勲 議長
会長 花田 明仁
会長代行 里村 誠悦
幹事長 小倉 尚裕
事務局長 丸野 達夫
幹事 神山 昌則
幹事 中村 節雄
幹事 中田 靖人
■社会民主党(5人)
団長 鳴海 強
副団長 三上 武志
事務局長 斎藤 憲雄
会計 大坂 昭
団員 仲谷 良子
■日本共産党(5人)
団長 藤原 浩平
副団長 大沢 研
幹事長 布施 一夫
会計 舘田 瑠美子
団員 村川 みどり
■市民クラブ(5人)
会長 神 文雄
幹事長 秋村 光男
小笠原 正勝
奈良 祥孝
木下 靖
■公明党(4人)
顧問 中川 勅使男
幹事長 柴田 久子
副幹事長 赤木 長義
会計 渡部 伸広
■無所属(2人)
奈良岡 隆 →市政会・無所属クラブ
奥谷 進
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相沢宮城県議不起訴 地検の処分不服、審査申し立てへ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090424t13023.htm
相沢光哉前宮城県議会議長の政治資金パーティー経費が二重計上された問題で、仙台市民オンブズマンは23日、有印私文書偽造や偽証などの容疑で告発した相沢氏を不起訴とした仙台地検の処分を不服として、仙台検察審査会に審査を申し立てる方針を決めた。
地検は3月下旬、相沢氏が会計業務に直接関与しておらず、二重計上の故意を裏付ける証拠もないことから、嫌疑不十分で不起訴処分とした。オンブズマンは5月13日に審査請求する。
告発状によると、相沢氏の後援会などが2004年8月に開いた県政報告会の案内状などの印刷代をめぐり、発行番号が同じで日付が異なる2枚の領収証が、同氏の政治資金収支報告書と政務調査費支出報告書に1枚ずつ添付されていた。
2009年04月24日金曜日
青葉 定数7−候補9 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 16,225(16.2%) 菅間 進 56 無所属 現 5 (元)仙台市議=フロンティア→無所属の会
当 13,076(13.1%) 石橋 信勝 61 公明 現 5 党県代表
当 12,811(12.8%) 遊佐 美由紀 43 民主 現 4 アナウンサー
当 11,605(11.6%) 菅原 敏秋 58 民主 新 1 党県幹事長代理
当 11,467(11.5%) 遠藤 いく子 58 共産 新 1 党県書記長
当 9,136(9.1%) 吉川 寛康 37 無所属 新 1 電力会社員
当 8,974(9.0%) 相沢 光哉 68 自民 現 5 県会議長←こいつ
□ 8,566(8.6%) 中沢 幸男 66 自民 現 県水泳連盟会長=前回は自由推薦・フロンティア所属
□ 8,036(8.0%) 阿部 司 34 自民 新 党県青年部幹事
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090424-OYT8T01153.htm
県議会「みらい21」解散 2会派新結成
解散を決めていた県議会第2会派の「みらい21」は24日、大野忠右エ門議長に解散届を提出した。みらい21に所属していた9人のうち、6人は新会派「新みらい」を結成、ほかの2人は新会派「県民の声」を結成し同日、それぞれ議長に届け出た。残りの1人は、20日に自民党へ入会している。
新みらいは、代表の土谷勝悦(横手市)、幹事長の安藤豊(湯沢市・雄勝郡)、中田潤(能代市・山本郡)、児玉祥子(潟上市)、三浦栄一(由利本荘市)、樽川隆(大仙市・仙北郡)の6県議で結成した。解散届と結成届を大野議長に手渡した土谷代表は「6人でゼロからやっていきたい。よろしくお願いします」と話し、議長と握手を交わした。
また、県民の声は、代表の瀬田川栄一(秋田市)と鈴木孝雄(同)の2県議。
鈴木県議は2007年4月に初当選し、直後の臨時県議会に出席して以降、病気療養のためこれまで約2年間、1度も県議会に出席していない。瀬田川県議は県庁で記者会見し、「鈴木県議は5月の臨時県議会から行けるとのことだった。まだ車いすで言葉も不自由だが、本会議の採決だけでも出席してほしい」と話した。
鈴木県議については、議会内に「活動できないなら辞めるべき」との声が根強くある。鈴木県議は新みらいへの参加を希望していたが、所属県議に「一緒に会派にいるだけで、会派としての姿勢が問われる」との意見があり、断られていた。
(2009年4月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000904250001
石巻市長選が衆院選に影響?
2009年04月25日
現職の土井喜美夫氏が新顔の亀山紘氏に敗れた石巻市長選。そのしこりが、近づく衆院選にも影を落としそうだ。石巻市に最多の有権者がいる宮城5区は、民主党現職の安住淳氏と自民党新顔で元県議の斎藤正美氏との争いになりそうだが、安住陣営は支持者が土井対亀山で分かれたのに対し、斎藤陣営は亀山支持でほぼまとまった。衆院選にどんな影響を与えるのか、両陣営の周辺をさぐってみた。(高成田享)
「総選挙が近いというのに股裂きになってしまい、本当に困りました」と安住事務所の秘書は市長選を振り返る。前回05年の総選挙で土井氏は斎藤氏ではなく安住氏を推し、地区ごとにある安住氏の後援会組織も、土井後援会との重なりもあり、多くが土井支持に回った。
ところが今回の市長選では、民主党の支持基盤である労働組織の連合が、市政運営の透明化を掲げる亀山氏を推薦。民主党は「自主投票」を決めたが、民主党支持者の多くは亀山支持に回ったとみられる。
「淳ちゃんがうちの事務所でマイクを握ってくれれば、それで勝負はつくのに」「空気を読めば、うちの事務所で応援演説をするしかない」
市長選の期間中、双方の事務所は安住氏に秋波を送ったが、安住氏は双方にメッセージを送っただけで、姿は現さなかった。土井事務所は「本人が来ないのに読む必要はない」と、告示日にはメッセージを読まなかった。
安住氏の苦渋を物語るのが選挙後に自ら発表した「市長選でなぜ中立を守ったのか」という文書だ。「現職市長には友情を感じる一方、亀山氏の人格も立派」。どちらを支持するか判断できなかった理由を、そう説明している。
選挙後、安住事務所には、市長選で土井対亀山に分かれた安住氏支援組織の幹部が集まり、「もとの根っこは安住支持なのだから、しこりを早くなくすようにすることで一致した」という。
一方、斎藤陣営は「今回の選挙で、こちらにマイナスとなることはなかった」と総括する。斎藤氏も土井氏も自民党員だが、それぞれの衆院選や市長選で、互いに相手を応援しなかった歴史もあり、陣営は亀山支持でまとまった。選挙期間中は地区ごとにある斎藤後援会で、亀山氏が演説する姿があった。
斎藤陣営にとって有利になりそうなのは、亀山氏について戦った市議のなかに、前回の衆院選で安住氏を応援したが、斎藤氏に「友情」を感じる人が出てきたことだ。ある市議は「前回は積極的に安住氏を応援したが、今度は中立になると思う。市長選の『戦友』と戦う気にはならないからだ」と言う。
亀山氏は当選後の記者会見で「市長選と国政選挙とは別だから、自分としては双方の応援をするか、どちらの応援もしないかどちらかで、中立という原則を守る」と語っている。
斎藤氏も「石巻をいい方向に向けるために市長選に取り組んだだけで、亀山氏の支持者から見返りを求めることはない」と鷹揚なところを見せている。
公明党は土井氏を推薦したため「支持者のなかには、亀山氏を支援した斎藤氏を衆院選で支援するには抵抗があるはずだ」という声もあるが、自公の枠組みもあり、「組織の結束は堅い」という見方も強い。
衆院選では、自民や民主など各党が示すマニフェストや政策が有権者を動かす有力な材料となるが、市議や後援会組織が活発に動くかどうかによっても大きく左右される。市長選から総選挙までの期間が短ければ、市長選でのしこりが大きな影響を残すことになりかねない。
小泉旋風の追い風が吹いた前回の郵政選挙で、県内6選挙区のうち民主が制したのは5区の安住氏だけ。次の衆院選でも、自民への逆風が弱まっていないだけに安住氏が有利というのが下馬評だったが、市長選は波乱を引き起こすきっかけになるかもしれない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090426-OYT8T00127.htm
寺田代表の責任論噴出
民主常任幹事会 知事選を総括
民主党県連の常任幹事会が25日、秋田市で開かれた。支持候補が敗れた知事選の結果を巡って、寺田学・県連代表は責任をとって代表を辞任すべきとの意見が出たが、辞めるべきでないとの意見が大勢を占めた。衆院選を前に組織を変えることの影響への配慮とみられるが、県連内には寺田代表への不満がくすぶっているほか、知事選で対応の分かれた社民党と連合秋田との関係修復も急務で、次期衆院選に不安を残した。
常任幹事会は秋田市山王の「ルポールみずほ」で午後1時から約2時間、非公開で行われ、途中、寺田代表への不満をぶちまけて会議を退席する出席者もいた。
会議後の記者会見で、松浦大悟幹事長は「支持を決めたのは常任幹事の総意なので、責任があるとすれば常任幹事全員にあるだろうとの結論に達した」と説明。寺田代表は「推した候補が落選した責任をどう思うか」と報道陣の質問に、「責任は常任幹事が決めることだが、結果に対する責任はあると思う」と述べた。
高松和夫代表代行は帰り際、報道陣に囲まれ、「寺田代表に責任を求める意見はそんなに出なかったんじゃないか」と言葉を濁したが、出席者の1人は「責任を求める意見はかなりあった。(国政選挙で共闘を組む)社民党と連合秋田との枠組みを壊してまで推した候補が負けたのに、寺田代表自身が責任を感じていないことに不満が多い」と語った。
(2009年4月26日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090501t11034.htm
奥山前副市長に出馬要請 女性団体など、8日にも
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、市内の複数の女性団体などが3月に辞任した前副市長の奥山恵美子氏(57)に立候補を要請する方針を固めたことが、30日分かった。8日にも奥山氏に要請文を手渡す。
関係者によると、要請を行うのは福祉や教育、男女共同参画などの各分野で活動する十数団体。既に「奥山恵美子さんを仙台市長に推す会」を設立し、市民団体に広く参加を呼び掛けている。
女性団体の関係者は「奥山氏は行政と市民の連携に熱心で、教育長としての経験もある。幅広い視野で適切に物事を判断できる人で、市長にふさわしい」と話している。
奥山氏は「要請を直接聞いたわけではないが、自分を高く評価してもらったことを感謝したい。ただ、まだ何も返事はできない」と話している。
奥山氏は市教育長などを歴任し、2007年4月から副市長に就任。梅原克彦市長との政治手法の違いを理由に今年3月、副市長を辞任した。
仙台市長選をめぐっては、市議の渡辺博氏(58)が立候補の意向を示している。また、市内の経済人有志が自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)=宮城2区=に立候補を要請するなど、候補擁立に向けた動きが活発化している。
2009年05月01日金曜日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090430-OYT8T00095.htm
仙台市長選、渡辺博市議出馬へ
7月12日告示、26日投開票の仙台市長選で、渡辺博・同市議(58)は29日、読売新聞の取材に対し「立候補して市民本位の行政運営を実現したい」と述べ、無所属で出馬する意向を明らかにした。現職の梅原克彦市長は去就を明言しておらず、市長選への初名乗りとなる。
渡辺氏は同市出身。東北大工学部卒業後、衆院議員秘書などを務め、1987年に市議に初当選して現在6期目。梅原市政について「内部の問題で機能不全に陥り、市民に迷惑をかけている」と批判した。来月、正式に出馬表明する予定。
一方、市内の経営者有志約50人はこの日、宮城2区選出の秋葉賢也・衆院議員(46)に、市長選への出馬を要請した。秋葉氏は「大変光栄だが、今後も国政に専念したい」と出馬を否定した。
(2009年4月30日 読売新聞)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090428t11037.htm
仙台市長選 自民秋葉氏に出馬要請 経済人有志
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、仙台市の経済人有志が自民党の秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=に立候補を要請する方針を固めたことが27日分かった。29日にも秋葉氏に要請書を手渡すという。
関係者によると、要請を行うのは、仙台市の企業経営者ら二十数人のグループ。
経営者の一人は「秋葉氏は県議時代、多くの議員提案条例を手掛け、政策実現能力がある。行動力と情熱で、停滞する仙台市政に活力を与えてほしい」と話している。
秋葉氏は次期衆院選で、自民党公認で比例東北への立候補を予定している。秋葉氏は「要請する方々の意見はうかがうが、国政に専念したい気持ちに変わりはない」と話している。
秋葉氏は丸森町出身。中大卒、東北大大学院法学研究科修了。松下政経塾、県議を経て2005年4月、衆院宮城2区補選で初当選。現在2期目。
27日現在、仙台市長選に立候補する意思を示した人はいない。
2009年04月28日火曜日
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今秋の八戸市長選 対抗馬注目の民主勢力(2009/05/05)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/05/05/new0905050802.htm
任期満了に伴う今秋の八戸市長選で、民主党の対応が注目されている。二〇〇五年の市長選で自民党の全面支援を受け、当選した小林眞市長が既に出馬を表明。民主党は対抗馬を擁立する方向で固まっているが、市長選前に必ず行われる衆院解散・総選挙との絡みもあり、「候補者選定にはもう少し時間がかかるだろう」(党県連幹部)との見方も。現在、県議や市議、民間、地元出身の県外在住者らさまざまな可能性を視野に人選を進めている。
民主党は、前回市長選で支援した当時現職の中村寿文氏(現県議)が敗れるという苦い経験を味わっただけに、次期市長選に懸ける思いは強い。「不戦敗はない。必ず擁立する」(党県連幹部)と主戦論が支配的だ。
一方、候補者を決める時期についてはさまざまな意見がある。
民主党八戸市支部幹事長の寺地則行市議は「市長選は衆院選と連動して戦っていくべきだ」と早期の選定を訴える。「早めに対抗馬を立てなければ、迷っている人はどんどん現職になびいていく。建設業や経済関係者が現職に反旗を翻すのは容易なことではない」と強調する。
これに対し、青森3区に出馬する民主党の田名部匡代衆院議員の選対本部長を務める山内正孝県議は「対抗馬は立てる。だが、市長選と衆院選は必ずしも連動させる必要はない。まずは田名部氏を選挙区で勝たせることに全力を挙げなくてはならない」と主張する。
党県連幹事長の田名部定男県議は「市長選が十月として逆算すれば、六月いっぱいには候補者を決めたい」と話す。
人選は水面下でさまざまな動きがあるようだが、現時点で有力な人物は挙がっておらず、難航も予想される。大半の幹部が「八戸出身で首都圏在住の“落下傘候補”も視野に考えていかなければ」と口をそろえる。
民主勢力は、小林市長の政治手法に「役人的な発想しかない」「将来的なビジョンが見えない」と批判を強める。前回、大逆転を許した現職に対し、どのような対立軸を打ち出すのか―。人選作業はこれから本格化しそうだ。
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仙台市長選は自民が秋葉代議士、民主が菊地県議じゃ駄目かい?
>>469の渡辺市議は自民系(6期目)
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前回出た鎌田さゆりは、どうなのかな?今回は出るのでしょうか?それとも出ないのでしょうか?
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≪2005年仙台市長選≫
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2244
梅原氏、鎌田氏が横一線 仙台市長選序盤情勢本社調査
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2262
仙台市長に梅原氏が初当選 鎌田氏らに大差
◇仙台市長選開票結果(選管最終)
当141,005梅原 克彦無新(1)
81,889 鎌田さゆり 無新 ←元民主党代議士、連座適用
55,145 菅間 進 無新 ←県議
39,926 小野寺信一 無新 ←東西線白紙撤回
14,396 伊藤 貞夫 無新 ←共産
10,498 佐藤 和弘 無新
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2267-2268
仙台市長選後
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090507_8
浅井一関市長が勇退へ 再選不出馬を表明
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一関市の浅井東兵衛市長(82)は七日、今年十月八日任期満了の市長選に立候補せず今期限りで勇退する意向を表明した。
浅井氏は七日、市役所で記者会見を開き「七市町村の合併を成し、一体感も醸成されてきた。新市としての基盤ができつつあり、自分に課せられた役割はほぼ果たした」と勇退の理由を説明。「大きな課題はあり、道筋をつけながら残された任期を全うしたい」と述べた。
浅井氏は一九九五年県議初当選。九九年、旧一関市長に初当選し、二〇〇三年に再選された。旧一関、花泉、千厩、東山、大東、室根、川崎の両磐七市町村が新設合併した〇五年の新「一関市」市長選では、合併した旧六町村の首長の推挙で出馬を決め無投票で当選。「合併を手掛けた浅井氏が合併後の市政運営を担うのが筋」との流れが住民に容認された。
今秋の市長選では、候補擁立の動きが水面下で進んでおり、去就が注目されていた浅井氏の不出馬を受け、さらに動きが活発化しそうだ。
浅井氏は六日、後援会幹部、市議会の同氏支持会派議員らと同市川崎町で会合を持った。後援会からは「一関市にはまだ課題が山積している。ぜひ(市長を)続けるべきだ」「市長の仕事は心労が重なる。勇退も考えて良いのではないか」と続投、勇退の両論が出され、結論は三役に一任されたという。
(2009/05/07)
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電電公社職員と云う事は連合系?
現職の佐藤氏が再選出馬を表明 村山市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090509t51005.htm
任期満了に伴う山形県村山市長選(8月30日告示、9月6日投票)で、佐藤清市長(64)は8日、記者会見し、再選を目指して無所属で立候補する意向を表明した。佐藤氏は「4年間で築き上げた市民と行政の協働による街づくりをさらに発展させたい。中心市街地活性化や東北中央道の整備促進に取り組みたい」と述べた。
佐藤氏は村山市出身。山形商高卒。電電公社職員を経て市議を6期務めた。2005年9月、市職員採用試験に絡む贈収賄事件で当時の市長が逮捕され、辞職したことを受けて行われた出直し市長選で初当選した。
同市長選で立候補の意向を明らかにしたのは、佐藤氏が初めて。
2009年05月09日土曜日
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青森市副市長に加賀谷氏を起用へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090509t21002.htm
鹿内博青森市長は8日の臨時記者会見で、空席の副市長に青森県町村会常務理事兼事務局長の加賀谷久輝氏(61)を起用する方針を明らかにした。人事案は、今月中に開かれる予定の市議会臨時会に提出する。
加賀谷氏は青森市出身、弘前大卒。1971年に青森県庁入りし、文化観光部長、農林水産部長などを経て2007年退職。同年6月から現職。
観光振興で実績のある人材を求める市側の要請に応える形で、県がOBの加賀谷氏を推薦した。
2009年05月09日土曜日
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>>475
というより、社民党出身ですね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2296
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>>477
解説感謝っす。山形は社会党が民主へ移らなかった所なので社民系かなと思いましたが社民を離党しての当選と云う直系候補だったんですねぇ。
流石山形,力が強い。。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090511_2
「非民主」どう動く 2年交代が慣例の県議会議長選
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県議会(定数四十八、欠員一)は、正副議長の在任期間が二年を迎え、「二年交代」の慣例により、来月招集の六月定例会で選挙となることが予想される。県立五地域診療センターの四月無床化反対で結束し、第一会派の民主・県民会議(二十一人)に対する「包囲網」を形成した勢力(二十六人)が、どう動くかが焦点となる。県議会の過半数(二十四人)を超す勢力だけに、まとまれば正副議長ポストの独占も可能。民主・県民会議側は「議長は第一会派、副議長は第二会派が常道」と主張するが、非民主・県民会議の中には「民主党籍を持つ達増知事と緊張関係が必要だ」と主戦論がくすぶる。
県議会は二月定例会で、県立五地域診療センターの無床化に対し、第二会派の自民クラブ(十三人)、第三会派の政和・社民クラブ(九人)、公明、共産各一人、無所属二人が足並みをそろえて反対した。
「民主包囲網」の流れは、任期後半となる今後の二年間でも続きそうな気配で、当面の焦点は六月定例会で予想される正副議長選だ。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000905110005
初の無投票の可能性は いわき市長選
2009年05月11日
9月に予定されるいわき市長選は、再選を目指す現職の櫛田一男氏(71)が立候補表明したが、他の動きが見えない。4年前は郵政解散に伴う総選挙と同日選。県議だった櫛田氏が辞任して市長選に回るなどしたため、同市内の各投票所には衆院選挙区、比例区、市長選、県議と市議の各補選に最高裁判事の国民審査を加え、計六つの投票箱が並んだ。今回は様相が一変。課題山積の中、1966年の市町村合併で同市が誕生して以来、12回目にして初の「無投票」はあり得るのか。(松本英仁)
●有力と思われた 県議2人「否定」
櫛田氏を含め、中田武雄氏(故人)、岩城光英氏(現参院議員)、四家(しけ)啓助氏と過去4代の市長はいずれも自民党県議出身。櫛田氏が、党いわき総支部推薦の当時の現職四家氏を破って初当選した直後から、現党県議団長の渡辺敬夫氏(63)が次の「対立候補」と取りざたされてきた。
しかし渡辺氏は9日、朝日新聞の取材に「立候補要請はだれからもない。市長としての能力は自分にはない」として4カ月後に迫った選挙への立候補を否定した。党いわき総支部の統一候補選定委員会で90年代から名前が挙がり、県議選いわき市区(定数10)でも上位当選の常連。いつ立ってもおかしくない、との見方は根強いが、「県議団長として残りの任期を全うするだけ」と強調した。
一方、社民党県連の副代表だった同市選出の西丸武進県議(64)が先月、離党届を出し、今月初めに受理されたことも波紋を呼んだ。市立常磐病院の民間譲渡を骨子に含む「市立病院改革プラン」がまとまって間がなく、西丸氏が地域医療問題に熱心だったことから、「市長選転出か」と見られたわけだ。だが、西丸氏も「離党は党務と県議活動(政務)に対する党県連合との見解の違い。市長選とは無関係だ」と話すばかりだ。
◇動き止める自民 共産は人選慎重
政党は表向き動きを止めている。前回、身内同士の一騎打ちが所属市議の除名や市議会の会派分裂に発展した自民党いわき総支部は今のところ「衆院選勝利が当面の最大の目標」(円谷裕一総支部長)。櫛田氏側の「推薦願」への対応も決めていない。総支部内では、前回選挙で党推薦の四家氏と争った櫛田氏への不信感は根強いとされる。
共産党いわき双葉地区委員会など10団体でつくる「清潔・公正・市民本位のいわき市政をつくる会」は今春、市長選候補や政策を討議する組織を立ち上げたが、次期市長選については「緒についたばかり。具体的な人選などは当面先」と言うばかりだ。今回の市長選は、今後の情勢次第では前回同様に県議や市議補選も予想される。人選などには慎重にならざるを得ないといったところだ。
民主、社民両党はこれから対応を協議する方針。両党系の市議会会派は櫛田氏寄りとみられている。
◇70代のジンクス 櫛田氏は破るか
現職の櫛田氏は1期目の手堅い市政運営から「失政は見あたらない」とされる。
一方、今春の市立病院改革プランについては、現場や市民への「説明不足」が批判された。いわき市長を巡っては妙なジンクスもある。90年に初当選し、2期目の途中で参院議員に転出した岩城氏を除くと、歴代市長はいずれも体調を崩したり新顔に敗れたりして70歳を超えて、新たに市長になった人はいない。ジンクスは破られるか。市民の関心が集まるところだ。
櫛田氏の選挙責任者に内定した若松昭雄元市議会議長(79)は、このジンクスについて「単なる偶然」と一笑に付す一方で、「選挙は常に相手を想定して組織づくりや行動をしないといけない」と警戒を緩めていない。
戦後、福島、郡山、いわきの県内主要3市の市長選で無投票となったのは、福島市の83年4月と89年11月の2回だけだ。
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>>469
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090512-OYT8T01431.htm
仙台市長選探り合い 告示まで2か月
現職去就に注目
仙台市長選の告示まで12日で2か月。現時点で立候補を表明しているのは市議の渡辺博氏(59)1人だけだが、擁立を目指す働きかけは活発で、態度を表明していない梅原克彦市長(55)の去就をにらみ、探り合いが続く。総選挙の時期によっては、国政選挙と政令市長選は影響を及ぼし合う可能性があり、政局絡みの相関関係に、各政党も思惑を交差させる。
(川床弥生、今川友美)
残りの一日一日を市民のために尽力したい」。梅原市長は同日の定例会見でも、これまでと同じ言葉で出馬意向を尋ねる質問を煙に巻いた。態度を明らかにしないのは、タクシーチケット問題への風当たりを考えてとみられている。「問題の沈静化を待って出馬表明するのでは」とする市議もおり、出馬環境と表明のタイミングを計っていると見る向きは強い。6月9日開会予定の定例議会前後が、ターニングポイントとなりそう。
候補者を巡っては、20の女性団体が今月8日、前副市長の奥山恵美子氏(57)に出馬を要請。経済人有志が先月下旬、衆院議員の秋葉賢也氏(46)にアプローチした。
奥山氏は3月末に副市長を辞職した時点では、「全く考えていない」と否定していたが、要請を受けて「可能性はゼロではない」と含みを残す発言に変わった。
次期衆院選では比例選へ回る秋葉氏も「国政に専念したい」としているが、「(同じ松下政経塾出身で県議時代に仲間だった)村井知事の動向いかんでは、どう転ぶかわからない」とみる市議もいる。
いずれにしても、1期目の現職の動向が定まらない状況では、推す側も推される側も暗中模索で、ベテラン市議が「表明するには、より多様な支持団体が必要」と解説するように、出馬環境の整備はこれから本格化する見込み。
各政党も衆院の解散時期を見ながら、模様眺めを続ける。仙台市長選は、直近の過去2回、自主投票などという形で、自民系、民主系市議の相乗り状態が続いている。候補を探す民主県連幹事長の木村勝好市議は「衆院選で仙台市は最重要地域。仮に衆院選の前に市長選があれば、影響が大きい。確実に勝てる候補を応援する」と模索を続ける。自民市連会長の野田譲市議は「まだすべて白紙。6月をめどに決めたい」としている。
(2009年5月13日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090513ddlk04010200000c.html
選挙:仙台市長選 告示まで2カ月、名乗り渡辺氏だけ /宮城
◇梅原市長は意思明らかにせず
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)の告示まで2カ月となった12日、仙台市議の渡辺博氏(59)が出馬会見を開き、市長選に向けた動きが本格化し始めた。しかし現状で名乗りを上げたのは渡辺氏1人にとどまっており、現職の梅原克彦市長(55)は出馬の意思を明らかにしていない。前副市長の奥山恵美子氏(57)や自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)への出馬要請が行われているものの、両氏は態度を鮮明にしておらず、選挙の構図が固まるには依然として時間がかかりそうだ。【高橋宗男、須藤唯哉】
◇奥山氏、秋葉氏は要請に態度保留
◆現職に逆風
「与えられた任期を1日1日仕事し、市民の皆様にお尽くししていく」。梅原市長は12日の定例会見で出馬の意思を問われ、これまでの答えを繰り返した。告示まで2カ月の時点で現職が態度を明らかにしない事態は、昨年秋から紛糾しているタクシー券の不適切使用問題などを背景とする市長の求心力低下に起因する。
市労働組合連合会は12日、全職員を対象に4767人から回答を得たアンケート(回収率48・2%)の結果を公表。市長の市政運営について「評価している」との回答はわずか1・6%で、「どちらかといえば評価している」(8・7%)と合わせた支持率は10・3%にとどまった。否定的な評価は計72・6%に及び、市労連は梅原氏が出馬する場合でも「常識的に言って、(支持は)選択肢にない」と言い切った。
05年7月の前回選挙では市議の4分の3が梅原市長を支持したが、昨秋以降のタクシー券問題を巡る議論でほぼ全会派が市長の「政治責任」を追及している。市長は大半の議員からも背を向けられた形だ。
◆キーワードは市民協働
12日に立候補を正式に表明した渡辺氏は「市民と行政が一緒になって町を作っていく市民協働が仙台にはふさわしい。それを実現したい」と梅原市政との差別化を図った。梅原市長の政治手法の特徴でもある「トップダウン」に対し、「市民協働」がキーワードとなりつつある。
今月8日に女性団体などが開いた「奥山恵美子さんを仙台市長に推す会」でも、「市長の、市長による、市長のための市政から、市民の、市民による、市民のための市政に変えなければ」などと変化を求める声が相次いだ。
今年3月に梅原市長との路線対立から副市長を辞任した奥山氏に対しては、市役所内や市議会にも待望論がある。奥山氏は8日の集会後、「対話性のなさが現市政への不満につながっている」と分析したうえで「立候補の可能性を検討している」と述べ、これまでの固辞から柔軟な姿勢へと転じた。
ただ、仙台市長は梅原市長まで3代続きで「官」出身だ。奥山氏も元市職員。このため、民間出身の市長を望む中小企業経営者らは秋葉氏を立てたい考え。「国政に専念したい」と説明する秋葉氏に決断を迫っている。
市長選の構図はまだ不透明だが、梅原市長が続投を目指し、奥山氏が出馬する場合は「市政の継続か刷新か」が問われそうだ。奥山氏と秋葉氏の戦いならば「官か民か」が焦点になるとみられる。
市議の1人は「今月末には政党や組織の動きが本格化するだろう。そうなれば一気に流れが決まるかもしれない」と読む。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000905140006
議会改革は今 会津若松で見せる議長選
2009年05月14日
会津若松市議会(定数30、欠員1)は14日に開いた臨時会で、正副議長選の際、各候補が公約を発表する「所信表明会」を本会議場で初めて実施した。一般選挙の立会演説会のような形で、とかく根回しや慣例が重視される地方議会の役員人事を改革しようという試みだ。(足立朋子)
昨年制定した県内初の議会基本条例に基づき、議会運営の透明性を高める狙い。3月末の会派代表者会議で実施に合意した。演説を巡る議員の質疑も公開され、傍聴席には熱心な市民が集まった。
これまでは投票と開票結果の発表だけだった。今回は事前に、立候補を申し出た議長選候補2人が登壇し、10分ずつ熱弁をふるった。候補となった目黒章三郎氏(公志会、3期)は、市の財政をチェック後、議会が市民に発表する「財政白書」の作成、黒塗りの議長公用車の見直しなどを挙げ、再選を目指す田沢豊彦氏(市民クラブ、3期)は、議会基本条例の制定などの実績を強調し、議会改革の推進を訴えた。
傍聴に来た女性団体役員(69)は「議会は裏で何でも決めているようなイメージがあったが、公開は大変いいことだ。自分も議会改革に参加しているような気分になれる。もっと多くの市民に見てほしいと思った」と話した。
議長選の結果、田沢氏が選ばれ、2人が候補になった副議長選も同じ方法で本田礼子氏(新生会津、5期)が選出された。
◇ ◇
地方自治法は議長の任期を議員と同じ4年と定めているが、申し合わせにより独自に設けている議会も多い。全国市議会議長会によると、全国約800市のうち任期1年が30%、2年が44%。議長になると、議事運営に主導権を発揮でき、報酬などの面で一般議員よりも恵まれる。このため、議長ポストは名誉職として、当選回数や会派間の力学によって不透明に決まるケースが多かった。
県内では今月、郡山市や白河市でも議長選があった。ともに、申し合わせで任期2年と決まっており、議員が投票による互選で決定したが、所信表明などはなかった。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000120903310001
【変わる?地方議会】
(1)行き詰まり打破
2009年03月31日
●議員の総意で市を動かす
「改革のトップランナー」と全国から注目を集め、視察が殺到する地方議会が県内にある。議会基本条例を昨年制定した会津若松市議会だ。
視察に訪れたのは08年度、63議会の計450人。07年度の11議会から飛躍的に増えた。議会事務局職員の井島慎一さん(43)は「説明資料のコピー代だけでも、馬鹿にならない」と苦笑いする。
改革効果で、市への行政視察の全体件数も倍増。市内にある富士通などの工場再編や観光客の伸び悩みなど不況に苦しむ地域だけに、視察による集客は「救世主」とすら言われている。
県議会など議会基本条例を作る議会は全国で増えたが、会津若松に熱い視線が注がれるのには、理由がある。条例の制定だけでなく、市民との意見交換会や議員間の政策討論会などを推進しているためだ。市民の声から政策課題を拾い上げ、議会としての政策立案能力を高める。そうした試みを着実に実践している点が注目されている。
議員たちの仕事は増えた。意見交換会は全市議29人が5班に分かれ、市内15カ所を回る。事前の打ち合わせや事後の反省会があり、会場も自分たちで押さえる。自らの地盤は避けることになっているため、議員個人の手柄や票には結びつかない。
では、ベテラン議員も含めてなぜ懸命に取り組むのか。理由の一つは、議員たちが感じる地方議会の閉塞感だ。
条例制定を引っ張った松崎新市議は「市にお金があった時代は『道路を直せ、橋を作れ』と言えば、かなった。でも今じゃ望めない。自分たちの存在意義を示す別の方法を考えなきゃ」。小林作一市議も「議員個人では『検討します』と執行部にあしらわれて終わり。だが議員の総意なら違うし、市民の意見が後ろ盾なら、なおさら」と語る。
議会に存在感がなければ、定数削減の圧力が高まるばかり。自らの票以前に、議会が一つになってその役割の意義を示す必要が高まった。続々と来る視察や取材に市議の意識も変わり、意見交換会への参加率はほぼ100%だ。横山淳市議は「これだけ評判になると、快く思ってなかった人も、今さら反対とは言えない。『議会改革号』というバスに乗るしかない」と話す。
一方で、悩みも抱える。肝心の市民の関心が、必ずしも高いとは言えないことだ。
2回の意見交換会の参加者は、15会場で計250〜300人弱。ひとけたの会場もあった。1月の議員間の政策討論会の傍聴者も数人。市外からの視察者の方が傍聴する市民より多い、という笑えない事態もある。
市議たちは変わり始めた。一方で、市議会の変化が市民にどう作用するかは見えにくい面もある。ただ、小林市議はこう見据えている。
「今はまだ具体的な成果がなく、議員側の活性化策にすぎない。市民の意見を今後政策につなげることが一つまた一つと出た時、初めて議会への市民の期待を取り戻すことができるだろう」
(足立朋子)
地方議会を活性化させる動きが県内でも広がってきた。住民に身近な存在に変われるのか。その姿を報告する。
◎会津若松市議会
■議会活性化の取り組み
07年5月 議長選挙で、正副議長候補者が議会改革を公約に掲げて当選
7月 第1回議会制度検討委員会(08年5月まで計19回開催)
9月 市民委員の公募
08年4月 議会基本条例と議員政治倫理条例の素案を公表し、意見を募集
5月 市民との意見交換会を開催
6月 上記二つの条例を施行。議会内に広報広聴委員会の設置を決定
8月 市民との意見交換会を市内地区で開催
10月 議員間の政策討論会のテーマを水道事業の民間委託や議員報酬などに決定
12月 水道事業の民間委託について識者を招いた勉強会を開催
09年1月 水道事業の民間委託について各会派の意見表明と討議
2月 市民との意見交換会を開催
3月 本会議で水道事業の民間委託を含む予算案を可決
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>>484
興味深い試みですねぇ。
自分らの票田を避けることになってるあたりが良いですな。
>意見交換会は全市議29人が5班に分かれ、市内15カ所を回る。事前の打ち合わせや事後の反省会があり、会場も自分たちで押さえる。自らの地盤は避けることになっているため、議員個人の手柄や票には結びつかない。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090517t41013.htm
「佐竹丸」無難な船出 秋田知事就任1ヵ月
秋田県の佐竹敬久知事は20日、就任から1カ月を迎える。県議会や職員との対話を重視するなど、手堅さを早くも発揮。議会と対立し、トップダウン型の県政を進めた寺田典城前知事の路線を転換した。ただ、無難な船出の一方で、「佐竹カラーが見えない」との声も上がる。(秋田総局・水野良将)
<各会派と対等姿勢>
寺田氏と県議会が掛け値なしでぶつかり合った光景は、様変わりした。
4月27日の県議会最大会派・自民党との県政協議会。県の方針を説明して意見交換する場で、議員26人にこう語り掛けた。
「執行部と議会が真摯(しんし)に、積極的に議論しながら、秋田を良い方向に導きたい。ご協力をお願いしたい」
協調姿勢は、西村哲男前副知事の後任人事でも貫かれた。議会への内示に先立つ今月11日、各会派の幹部に直接、堀井啓一総務企画部長を充てたい意向を伝えた。
佐竹知事から連絡を受けた少数会派の幹部は「会派の大小を問わず対等に接する姿勢は、寺田氏にはなかった」と驚く。
また、職員には意識改革を求めた。知事就任直後の訓示で、幹部約300人を前に「わたしの言うことがすべて正しいわけではない。情報が断絶し、知事が『裸の王様』になることが一番怖い。議論する際は率直に意見を言ってほしい」と訴えた。
職員の方も、庁内の変化を認める。ある部長は「寺田氏の時代と比べ、議論しやすい空気が生まれた。部下には、より積極的に考えや政策を提案するよう、ハッパを掛けている」と明かす。
<「適材適所」に評価>
堅実な手法で路線転換を進めた象徴が、県幹部の人事だ。幹部の専門や適性を詳しく調べ、寺田氏が用意した素案のうち、部次長級と課長級の約3割を変更した。前知事の人事案を3割も変えるのは新知事としては異例といえるが、ある幹部は「適材適所の人事」と評価。庁内で反発や混乱は表面化していない。
しかし、安定感を優先するあまり、独自性が見えない県政運営に不満もくすぶる。
知事選で公約の柱に掲げた「知事公室」の廃止は、「年度途中の機構改革は混乱を招く」と、2010年度に持ち越した。21日開会の臨時県議会に提出する補正予算案では、国の補正予算案を受けた追加の経済・雇用対策が大部分を占め、県独自の政策を反映させた事業費はほとんど盛り込まれなかった。
<「慎重になりすぎ」>
こうしたことから、県幹部の1人は、山形県の前知事が一期で有権者に「ノー」を突き付けられたことを引き合いに出し「堅実さだけでなく、独自色を積極的に県民に発信することが必要」と心配する。別の会派のある県議は「行政経験が長いだけに慎重になりすぎて、思い切ったことができないのでは」と、冷ややかに見る。
斎藤正寧井川町長(県町村会長)は「本格的な県政運営はこれからだろうが、知事が目指す方向性やカラーはまだ見えない」と語り、知事と25市町村長が会する19日の全県市町村長会議に注目する。「佐竹さんがどんな発言をするのか。お手並み拝見といきたい」
2009年05月17日日曜日
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090517ddlk02010085000c.html
青森市:HP、更新いつ? 市長あいさつ、いまだ準備中 /青森
鹿内博・青森市長が先月24日に就任してから3週間余り。市役所のホームページ(HP)にある「市長あいさつ」部分は、16日現在、準備中であることを示す「工事中」と記されたままで、顔写真もない。市政について幅広く市民に知ってもらう場なのに、いまだに県都の新しい顔を見ることができないのはなぜ?【鈴木久美】
◇「PRの場、生かせ」
市のHPにある「市長の部屋」。ここをクリックすると、▽市長あいさつ▽記者会見▽市長の動き、と三つの項目が現れる。
「記者会見」には4月24日の就任会見のあいさつ、記者との一問一答が掲載されている。「市長の動き」は、今月13日になって予定が載った。
隣県の秋田市でも先月15日、穂積志(もとむ)・新市政がスタートした。人口約33万と、青森とほぼ同規模の県都だ。約2週間後の5月1日までに、初登庁の様子など市長の活動がHPに写真付きで紹介された。
担当する秋田市秘書課は「市長が変わろうが変わるまいが、市民の皆さんにいち早く市長の動向が伝わるよう、迅速な更新を心がけている」と話す。
元静岡県庁職員の、東海大学広報メディア学科・河井孝仁准教授(行政広報論)は、青森市のHPを見て「準備が進んでいないなら、記者会見を『市長あいさつ』に直接リンクさせるなど、工夫すればいい。見る側に不親切でもったいない」と述べる。同時に、HPを活用して積極的に情報公開をしている例として新潟市を挙げる。
実際にHPを見てみた。「ようこそ市長室へ」という部分をクリックすると、篠田昭市長の交際費、公務での発言集、マニフェストの達成評価などが細かく載っている。市長室の内部の動画もあり、執務の様子もうかがえる作りとなっている。
青森市広報課は15日時点で、「就任記者会見のやり取りは掲載されている」と説明。市長自らが市民に語るあいさつ部分が更新されていない理由については、「3週間が早いか遅いか分からない。月内には載せる」と話している。
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村井さん線は固いでしょうね・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090519t11020.htm
「再選」へ布石着々 宮城知事、任期満了まで半年
村井嘉浩宮城県知事は自民党県議出身だ。党県連幹事長を務めた経験もあるだけに、選挙へのこだわりは強い。
「土井さんはわたしの兄貴分。県議会の自民党会派で政治のイロハを教えてもらった」
4月中旬、仙台市内のホテルであった自民党県連会長、土井亨衆院議員(宮城1区)の会合。村井知事は約300人の支持者に笑顔を振りまいた。
「2005年の衆院選、知事選では互いに死に物狂いで応援した」と知事。土井氏も「わたし自身が衆院選で勝ち、秋の知事選では村井知事の再選に向けて大役を担いたい」と応えた。
村井流の政治スタンスは明らかに自民党寄りに見える。衆院解散・総選挙が迫り、知事の「自民党愛」はますます熱くなっているようだ。
3月上旬、自民党県連関係者から知事に電話が入った。
「立候補予定者から村井知事とのツーショットのポスターを作りたいという希望が出ている。協力してほしい」
当時、衆院議員の任期満了(9月10日)が半年後に迫り、立候補予定者は本人だけの個人ポスターを掲示できなくなる直前だった。
他の政治家と一緒に写る政党ポスターに張り替えるのが次善の策だが、各陣営は不人気の麻生太郎首相を避けて知事に泣きついた。
支持者からは「任期満了は間近。中立でいた方がいい」との忠告もあったが、数日後には街中に知事の笑顔が印刷されたポスターが増殖した。
「浅野史郎前知事も民主党議員を応援した。一政治家としては許される行動だ」と村井知事。自民党への恩返しであることをにじませる。
宮城の政界は7月26日投票の仙台市長選、夏解散が有力視される総選挙に向けて、各党の駆け引きが活発化している。知事選の日程は早くても10月下旬とみられ、総選挙後となるのが確実だ。そのとき、政権の枠組みがどうなっているかが最大の焦点となる。
村井知事は再選を目指すかどうかをまだ語らないが、総選挙や県政運営の兼ね合いも含め、綿密な選挙戦略を描き始めたに違いない。
自民党県連幹部の一人は自嘲(じちょう)気味に語る。「村井知事の再選に死角はない。あるとしたら、それは自民党が下野するときだ」
2009年05月19日火曜日
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藤沢町との合併が残されているし1期もありゃ出来そうだがどうなってんだ?
どっちにせよ82では後身に託するべきではありますね。
選挙:一関市長選 現職が不出馬表明 /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090508ddlk03010021000c.html
一関市の浅井東兵衛市長(82)は7日、任期満了(10月8日)に伴う市長選に出馬しないことを、市役所で開いた会見で表明した。
浅井市長は、「両磐地域の発展を願って合併を行った。一体感の醸成にある程度の形ができた。ここまでくれば課せられた役割を果たした思いだ」と、振り返った。そのうえで、「磐井川改修などの課題はあるが、あと1期でできるものでない。そこまで責任が持てない」と、後進に託す考えを示した。また、次期市長選の候補者には「市民と話し合いながら市民のための市政を望む」と話した。
浅井市長は、県議を経て99年に旧一関市長に初当選。03年再選し、7市町村合併に伴う05年の新一関市長選で当選した。【天野典文】
毎日新聞 2009年5月8日 地方版
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090523t11045.htm
仙台市長選 元市教育長の阿部氏に出馬要請
仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、宮城教育大副学長で元市教育長の阿部芳吉氏(63)に立候補を要請する会合が22日、青葉区の市戦災復興記念館であった。
要請したのは、阿部氏の同級生や仙台二中校長時代のPTA、教育関係者ら約40人。出席者は「阿部さんは校長時代、子どもたちの力を引き出した。あふれる人間味で住みよい市政を実現してほしい」と強調した。
阿部氏は「心が揺さぶられる思い。教育だけでなく、広い市政の話を聞き、どうするか検討したい」と述べた。報道関係者の取材に対しては、「要請を受けたばかりで、気持ちは定まっていない」と話すにとどめた。
阿部氏は仙台市出身で宮城教育大卒。市教育委員長なども務めた。
2009年05月23日土曜日
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090521ddlk03010006000c.html
選挙:宮古市長選 告示へ1カ月 新人2氏、一騎打ちの公算 /岩手
◇共に「市民党的立場」掲げ
任期満了に伴う宮古市長選(6月21日告示、28日投開票)の告示まで1カ月となった。これまで立候補を表明しているのは前市議の坂下正明氏(57)と前市教育委員長の山本正徳氏(53)のいずれも無所属の新人2人で、両氏による一騎打ちの公算が大きい。民主党が坂下氏を推薦するのに対し、自民党は山本氏を支援。次期衆院選岩手2区の両党対決を反映する図式だが、両氏の出馬表明が3、4月と出遅れた影響で有権者の関心はもう一つだ。【鬼山親芳】
◇前市議・坂下氏−−民主推薦
◇前教育委員長・山本氏−−自民支援
現職の熊坂義裕市長は昨年末、医業専念を理由に通算3期目の今期限りでの引退を表明している。民主党を離党して立候補する坂下氏は「小沢一郎代表の辞任の影響はない。有権者は民主だ、自民だと対立して見てはいない」と政党対決を否定。山本氏も「首長を政党でとらえてはいけない」と共に「市民党的立場」を掲げる。
両氏はマニフェスト(公約集)も発表。坂下氏は「経済の(自立に向けた)地域内循環への転換」「雇用を支える仕組みづくり」など8項目を掲載。熊坂市政については「福祉や介護などに実績を残した」と一定の評価をする。現職の後継を自任する山本氏は「産業立市」「教育立市」など8項目を挙げ、「住民との対話を大事にした熊坂市政を継続、発展させたい」と語る。
坂下氏は宮古選挙区選出の伊藤勢至・民主党県議と手分けしてあいさつ回りし、17日からはミニ集会を開催。24日には南町に後援会事務所を開設する。3月28日の伊藤県議の県政報告会では民主党の2区新人、畑浩治氏、達増拓也知事と並び出馬のあいさつをした。
山本氏には宮古歯科医師会、宮古医師会、宮古薬剤師会が全面支援する。10日に開かれた2区現職の鈴木俊一衆院議員の後援会と自民党2区支部の拡大役員会では、鈴木議員らが支援を確約した。14日の後援会事務所(末広町)開きには地元選出の平沼健・自民党県議らが駆け付けた。
社民党宮古総支部幹事長の竹花邦彦市議は自身も含め独自候補の擁立はないと言明。共産も市議補選(改選数1)に力を入れたいとして擁立は見送る。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090523t11024.htm
仙台市長選 風読む民主 総選挙前哨戦にらむ
2カ月後に迫った仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、民主党の動向がにわかに注視され始めた。鳩山由紀夫代表の誕生で党支持率が復調傾向を示す中、近づく大型選挙。衆院解散は東京都議選(7月12日投票)後が有力視され、総選挙の日程も密接に絡む。市長選の主導権をめぐり、党県連の動きが慌ただしくなってきた。(報道部・長谷美龍蔵)
18日夕、仙台市内のホテルに、民主党県連役員でもある党市議7人が集まった。招かれたのは前副市長の奥山恵美子氏(57)。女性団体などから市長選への立候補を要請された人物だ。
1時間半に及んだ会談の狙いは「奥山氏が出馬したら支援できるか確かめること」(市議)だった。終了後、県連幹事長の木村勝好市議は「政策、考え方に違いを感じなかった」と語った。
鳩山民主党の支持率が上向き、麻生太郎首相は補正予算案の成立を最優先の姿勢を取る。国会会期は7月下旬ごろまで延長される見込みで、「7月解散―8月選挙」が取りざたされる。
この場合、仙台市長選は総選挙の「前哨戦」の色合いも出てくる。
2005年衆院選で、仙台市の1、2区は自民党が議席を独占した。民主党県連の岡崎トミ子代表(参院議員)は「選挙区が重なる市長選はすごく大事だ」と言う。
05年の前回市長選は、自民党県連と公明党県本部が現職の梅原克彦氏(55)を支持し、民主党は自主投票だった。
梅原市長はタクシーチケットの不正使用問題で市議会の追及を受け、再選への意思をまだ明らかにしていない。自民党は前回、梅原市長を支持しただけに動けず、民主党は「フリーハンドはうちだけだ」と強調する。
ただ、市議会では自民系会派と民主系会派が長年、「与党」を形成してきた。市長選で自民、民主両党が激突したことはなく、民主党にとっては「国政と違い与党じゃないと意味がない」(市議)というのが本音。今回も独自候補擁立の動きは目立たなかった。
県連幹部の1人は「衆院選への影響の大きさを考えれば、市長選は負けない方法を取るべきだ。民主党が前面に出過ぎるとかえって危ない」と警戒する。
市長選では奥山氏のほか、自民党の秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=も経済人から立候補を要請されている。
仮に秋葉氏が参戦しても、民主党が支持に傾くことは考えられない。梅原市長が立候補を表明しても「支持はあり得ない」(県連幹部)。
現状で残る有力な選択肢は奥山氏だけ。立候補した場合に支援できるかどうか、意欲や市政への精通ぶりを慎重に見極めている段階だ。木村幹事長は「政党の事情と市政の実情に、うまく折り合いをつける必要があり対応が難しい。これまでの市長選とは明らかに状況が違う」と話している。
市長選には、これまでに市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明している。
2009年05月23日土曜日
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>>492
我が鎌田さゆり様は今回は出るという流れにならないのでしょうかねぇ。
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>>493
残念ながら、宮城2区や仙台市内では全く名前が挙がってません。
それより他の新聞には「事実上の出馬表明」と受け取られるような
こんな記事も。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090525t11028.htm
奥山氏、出馬へ強い意欲 生出地区有志要請
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、前副市長の奥山恵美子氏(57)
は24日「市政のことを心配する多くの人から出馬要請を受けた。自分が力を添えることができる
のならやりたい」と述べ、立候補に向けて強い意欲を示した。
太白区茂庭の茂庭荘で生出学区連合町内会地区会長の有志から立候補要請を受けた後、報道陣の
取材に答えた。「立候補をやめることはないか」との質問には「ギアをバックに入れるということ
はない」とも強調した。
「選挙は1人でできることではなく、さまざまな準備が必要。まちづくりをどうするかという
ことも一緒に伝えられるようになれば、正式表明したい」として、6月9日開会予定の市議会6月
定例会までに正式に立候補表明する考えを示した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090524-OYT8T00794.htm
田子町長選に羽柴氏出馬表明
来月の田子町長選に、五所川原市の会社役員、羽柴秀吉氏(59)が24日、無所属で立候補することを表明した。
田子町内で行われた記者会見で、羽柴氏は「田子町の有識者から町の現状を聞くうちに、町民とともに世界に羽ばたく町を作りたいと感じた」と述べた。
また、教育の充実、企業誘致による雇用拡大、ニンニクの世界ブランド化などを重点政策として掲げ、「身を粉にして頑張りたい」と決意を語った。近く、町内に選挙事務所を開くという。
羽柴氏はこれまでに東京都や大阪府の知事選、五所川原市長選などに出馬。2007年4月の夕張市長選では次点で落選した。
田子町長選は6月16日告示、21日投開票。これまでに、現職の松橋良則町長(65)が、再選を目指し立候補を表明している。
(2009年5月25日 読売新聞)
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こんなの再選させたらあかんやろ。
梅原氏再選へ執念 仙台市長選、投票まで2ヵ月
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090526t11027.htm
任期満了に伴う仙台市長選は26日、投票まで2カ月となった。慌ただしさを増す新人擁立の動き。梅原克彦市長(55)は沈黙を守りながらも、徐々に再選への強い執念をにじませつつある。6月9日には選挙前最後の市議会定例会が始まる。渦中の梅原市長の心境は―。
25日、市役所であった梅原市長の定例記者会見。「申し上げられるのは任期の1日1日、懸命に仕事をすること」。これまで同様に、型通りの答弁を繰り返した。
「表明の時期はどうするのか」「出馬しない可能性はあるのか」。報道関係者から矢継ぎ早に質問が飛んだが、梅原市長は「コメントできない」と、やりとりを遮った。
タクシーチケットの不適正な使用問題などをめぐり、窮地に立たされている梅原市長。市議会の追及は今なお続く。新年度以降、複数の議員が、事態の打開に動いた。
4月中旬、市議会の要職を務めるベテラン議員が市長室に出向き、「光が見えない。辞めた方がいい」と迫った。5月中旬には、梅原市長を支持していた市議グループが差し向かいで囲み、「勇気ある撤退をすべきでないか」と決断を促した。
だが、梅原市長は明確な態度表明を拒み続けている。「このままでは後に引けない。何が何でも戦うという固い信念の裏返しだ」。中堅市議は心中を読む。
仙台市政をめぐっては15日、2010年に日本で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)高級事務レベル会合の仙台開催が決まった。新型インフルエンザでは、地域診療所が軽症者を受け持つ市の方針が「仙台方式」として注目を集めている。
25日の会見では市長選後の市政について、梅原市長は「新型インフルエンザは第二波が懸念されており、冬にかけて重大な局面を迎えるかもしれない。それを念頭に置きながら考える必要がある」と微妙な言い回しをした。
市幹部は「市長は(APEC会合と新型インフルエンザを)自分への追い風ととらえている」とみる。市議会6月定例会を間近に控え、立候補の表明は冒頭か、最終日か。さらに先送りを図るのか。周囲では憶測が渦巻いている。
市長選には、市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明し、前副市長の奥山恵美子氏(57)が立候補に強い意欲を示している。自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)=宮城2区=、元市教育長の阿部芳吉氏(63)が、市民有志の団体から立候補の要請を受けている。
2009年05月26日火曜日
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>>494
埼玉市の結果が奥山女史の決断の追い風にはなりそうですね。
さゆちゃんの出番(と本人の政界復帰への意欲)はもうないのでしょうかねぇ。
民主県連 奥山氏支援で最終調整 仙台市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090526t11028.htm
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、民主党県連は25日までに、前副市長の奥山恵美子氏(57)が立候補を決断した場合、支援する方向で最終調整に入った。
党県連はこれまで、国会議員や市議らが水面下で個別に奥山氏と会い、市政運営の意欲を確かめた。複数の県連幹部は「異論はゼロではないが、ほぼ奥山氏支援で固まりつつある」と話している。
奥山氏は24日の会合後、「市政のことを心配する多くの人から出馬要請を受けた。自分が力を添えることができるのならやりたい」と述べ、近く立候補を表明する考えを明らかにした。
奥山氏が態度を鮮明にし、党県連に応援を要請してきた場合には、支援レベルを協議する。
24日投開票されたさいたま市長選では、民主党埼玉県連が支持した新人の元県議が、自民、公明両党の県組織推薦で3選を目指した現職を破った。
民主党県連の木村勝好幹事長は「奥山氏がより踏み込んで、(立候補の)色合いを鮮明にしてきたことは感じる。県連の対応は常任幹事会の協議で決まる」と話した。
2009年05月26日火曜日
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>>458-459など
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090530t11026.htm
100条委動議を否決 仙台市長・タクシー券問題
タクシーチケットの不適正使用をめぐり、梅原克彦仙台市長が市議会常任委員会で事実と異なる答弁をした問題で、仙台市議会は29日の臨時会で、法的拘束力を伴って調査する100条委員会の設置を求める動議を、賛成少数で否決した。
動議を提出した社民党市議団の辻隆一代表は「梅原市長は説明責任を果たそうとしない。100条委を設置して多くの証言を得て、事実関係を明らかにしたい」と説明した。
採決で共産、社民の両党市議団の計12人が賛成し、改革ネット・自民、民主クラブ仙台、きぼう、公明党市議団の4会派の計45人が反対した。
反対した理由について、改革ネット・自民の柿沼敏万会長は「一00条委を設置しても調査期間が長引く。総務財政常任委員会で真相解明に取り組んできた。調査し直すことがベストとは思えない」と強調した。
民主クラブ仙台の木村勝好代表は「市長選の投票まで2カ月を切った。梅原市長が出馬表明するかどうかは分からないが、選挙で市民の審判を仰ぐ方が適切だと判断した」と話した。
各会派は「市長は説明責任を果たしていない」(与党会派の議員)という点では一致。議員の一部に6月9日招集の6月定例会で、梅原市長に対する辞職勧告決議案か、問責決議案の動議を検討する声も出ている。
2009年05月30日土曜日
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http://www.asahi.com/politics/update/0526/TKY200905250475.html
公費の市議選ポスター代、根拠書類求めたら激減 いわき
2009年5月30日5時0分
昨年9月にあった福島県のいわき市議選(定数40)で、候補者数は04年選挙より1人増えたにもかかわらず、ポスター作製費は約640万円も安く済んでいたことがわかった。費用は公費でまかなわれている。市選挙管理委員会が従来の領収書に加え、見積書など積算根拠となる書類の提出を独自に要求したためだ。
45人が立候補した昨年の市議選では、市内に642カ所のポスター掲示場が設置された。この数に基づき条例で定められた数式で算出した56万1108円が、候補者一人当たりの支給上限額だった。
これに対し、上限額を請求した候補者はわずか1人。一人当たりの平均請求額は、54万6643円から39万1435円に下がり、前回の7割程に抑えられた。候補者の約8割(37人)が満額を請求した04年選挙から様変わりした。
市が負担したポスター代の総額は1761万4587円。候補者が1人少なかった04年の2405万2282円と比べ、およそ644万円も節約できたことになる。
市の財政難などから、市選管は今回、各陣営に対し「かなり厳しく臨んだ」(市選管事務局)。これまで提出を義務づけていたのは、総額が記された領収書のみ。だが今回は、紙代やデザイン料、企画費などの内訳がわかる見積書の提出を独自に求めた。
各陣営の経理担当者向けに開いた事前説明会で、市選管は、選挙が市民の税金で運営されていることを強調。市民に対する説明責任があることを力説した。「効果があった」と市選管はにんまりだ。
ポスター同様、公費で負担する選挙カーの燃料代についても、領収書に加え走行距離がわかる運行日誌や納品書の提出を要求。04年には167万円だった燃料代負担額も130万円ほどに減った。
選挙運動に必要なポスターの作製や選挙カーの燃料にかかる費用を公費で負担する選挙公営制度をめぐっては、支給上限額と同額を請求する候補者が多く、公費の無駄遣いではないかとして全国的に問題になっている。(田玉恵美)
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仙台市長選 柳橋氏支持者が立候補を要請
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090602t11042.htm
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、市議の柳橋邦彦氏(68)の連合後援会は1日、泉区のイズミティ21で会合を開き、柳橋氏に市長選への立候補を要請した。
会合には支持者ら約60人が出席。辻本幸平後援会長は「柳橋さんは経済界出身。経済人の感覚を生かし、市民の大事な税金を有効に使ってほしい」と立候補を促した。
柳橋氏は「総選挙直前の政令市の選挙で、政党間の争いになるかもしれない。市民の目線がどこに向いていくのか、しっかり見極めたい」と語った。
2009年06月02日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090531t11027.htm
経営者ら立候補要請 秋葉氏の胸の内は? 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、自民党の秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=の動向に関心が集まっている。経営者らからの立候補要請が切れ間なく続き、県政界には「影の候補者」との見方も浮上してきた。秋葉氏は「国政に専念したい」と現段階で転身を否定するが、心境はデリケートに揺れているようだ。
▼外交などやりがい
23日。秋葉氏は青葉区のホテルで、若手経営者らの立候補要請を受けた。「若きリーダーとして大いに期待する」。強い口調で迫られると一瞬、身を固くした。
秋葉氏は「要請は身に余る光栄だが、国会議員の職責を全うしたい」と理解を求めた。直後、メンバーから「きっと決断してくれるはずだ」と声が上がり、秋葉氏は思わず苦笑した。
次期衆院選は、自民党公認で比例東北に立候補する予定。党本部からは比例名簿上位に登載する条件として、2区に立候補する中野正志衆院議員(61)=比例東北=を当選圏へ押し上げるよう求められている。
秋葉氏は「懸命に中野氏を支えてきたし、これからも全力を尽くす。外交など国政の仕事にやりがいを感じており、気持ちに変わりはない」と強調する。
▼「重く受け止める」
市長選の告示は1カ月半後。地元へ戻ると、各種団体や知人から転身を求められるという。秋葉氏は「要請は重く受け止めている」と揺れる心境をにじませる。
「構図の行方を見極めているのだろう。結果はどうあれ意欲満々と見た」。自民党県連幹部の1人はこう推察する。
現職の梅原克彦市長(55)は、再選を目指す意思をまだ鮮明にしていない。市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明。前副市長の奥山恵美子氏(57)は立候補に強い意欲を示し、近く正式に表明するとみられる。元教育長の阿部芳吉氏(63)、市議の柳橋邦彦氏(68)も有志から立候補要請を受けている。
誰が出て、誰が出ないのか―。秋葉氏に限らず、市長選への意欲を取りざたされている人たちの間では、構図をめぐり腹の探り合いが続く。
秋葉氏は松下政経塾出身で、創始者の故松下幸之助氏を師と仰ぐ。24日投開票のさいたま市長選で、民主党埼玉県連の支持を受けて初当選した元県議は松下政経塾出身。「熟慮中の秋葉氏に影響を与えたのでは」との憶測も飛んでいる。
「政治家は結果責任。どんなに高い理想を掲げても、結果が伴わなければ駄目だ」と秋葉氏。神経を、市長選の構図と衆院解散のそれぞれに集中させているようだ。
2009年05月31日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090603t11020.htm
梅原市長、再選立候補へ 政界関係者らに意向
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦市長(55)が再選を目指して立候補する意向を2日、複数の政界関係者に伝えた。梅原氏はこれまで立候補に向けた態度を明確にしていなかった。
政界関係者によると、梅原氏は新型インフルエンザ対策や2010年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の高級事務レベル会合が仙台市で開催されることなどを挙げ、「まだやり残したことがある。やりかけた途上のことを、引き続きしっかりやっていきたい」と伝えたという。
地元建設業界関係者にも同日までに「やりたいことがあるのでもう一度、出馬したい」と話し、支援を要請したという。
梅原氏はこれまで、再選出馬について「与えられた任期を一日一日、市民のために仕事するに尽きる」と述べ、明確な態度表明を避けてきた。
最近の定例記者会見では「財政難など現状は厳しいが、夢のある施策を打ち出していきたい」「新型インフルエンザが秋以降に流行する可能性を念頭にいろいろなことを考えていかなければならない」などと再選に向けた意欲をにじませていた。
梅原氏は仙台市出身で東大卒。経済産業省を経て、2005年7月の仙台市長選に初当選した。
仙台市長選をめぐっては、市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明している。自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)、市議の柳橋邦彦氏(68)、宮城教育大副学長の阿部芳吉氏(63)に対して、立候補要請が寄せられている。
2009年06月03日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090604t11041.htm
梅原市長 再選出馬の意向 市議会は全会派そっぽ
仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、梅原克彦市長(55)が立候補の意思を政界関係者らに伝えたのを受け、市議会の動向に注目が集まっている。タクシーチケットの不適正な使用問題で「説明責任を果たしていない」として、与野党の全会派が続投を支持しない姿勢。9日に開会する6月定例会を挟み、対立候補を支援する流れが加速しそうだ。
梅原市長は昨年末から、タクシーチケット問題で市議会の追及を受け、進退が市長選前哨戦の最大の焦点だった。
市議会はこれまで、梅原市長に態度表明を迫ってきた。4、5月には前回支持した市議グループが「勇気ある撤退」を促している。6月定例会は梅原市長の意向を明らかにする最後の機会とみられていた。
最大会派「改革ネット・自民」の柿沼敏万会長は「再選への意欲があるというのは織り込み済み」としながらも、「(タクシーチケット問題などの)説明責任が果たされていない部分がある。代表質疑で真意をただしたい」との考えを示す。
2005年の前回市長選で、梅原市長は自民党県連と公明党県本部の支持を受けた。市議60人のうち44人が支持に回ったが、今回は状況が一変している。
民主党県連は、立候補の意思を固めている奥山恵美子前副市長(57)を支援する方針を決定。改革ネット・自民にも「梅原市長は推せない。候補の顔触れが固まり次第、こちらも態度を明らかにする必要がある」(中堅市議)との声が強く、奥山氏支援に向かう流れができつつある。
衆院の解散総選挙の時期が市長選と近接しつつあり、与野党相乗りの構図には微妙な要素も残されている。
ただ、現職以外の選択肢を念頭に置くのは公明党市議団も同様だ。笠原哲団長は「梅原市長は市民との対話に乏しく、タクシーチケット問題にけじめもつけてない。支持するのは難しい」と言い切る。「新人を支援するか、静観するか、6月定例会後には対応を決める」と話している。
梅原市長は3日、全国市長会議に出席するため、東京に出張した。市長選について河北新報社は市を通じて取材を申し入れたが、応じなかった。
2009年06月04日木曜日
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090604ddlk04010063000c.html
選択:仙台市長選 現職の梅原氏、出馬意向 前副市長・奥山氏も正式表明へ /宮城
◇地元選出国会議員に伝える
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、同月26日投開票)で、現職の梅原克彦市長(55)が地元選出国会議員に出馬意向を伝えていたことが3日、明らかになった。市長はこれまで次期市長選への出馬に関して態度を明確に示さず、「与えられた任期を一日一日、市民のために仕事していく」と繰り返していた。正式表明のタイミングは流動的だが、現職が出馬意向を固めたことを受け、立候補予定者らの動きがようやく本格化しそうだ。
梅原市長は公務で東京出張中の2日、国会議員に電話し、「やり残したことがある」などと説明、再選に向けて出馬する意向を伝えた。
梅原市長はこれまで次期市長選への態度表明を留保してきた。だが、今月1日の定例記者会見で「積み残した課題はたくさんある」「夢のある施策を打ち出していきたい」などと述べ、続投への意欲をにじませていた。また別の機会には、新型インフルエンザの秋以降の流行への備えや、来年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)高級事務レベル会合が仙台で開催されることの重要性を強調している。
ただ、仙台市議会は昨年秋以降、梅原市長によるタクシー券不適切使用問題を巡って紛糾。議会は市長が説明責任を果たさず、議会側の追及も結果的に不十分なままであることへの「けじめ」として、今月9日開会予定の第2回定例会で、市長に対する問責決議案などを提出することも検討している。市長はこうした議会の動きを考慮しながら、出馬表明のタイミングを計っている模様だ。
次期市長選に向けては、市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明。梅原市長との路線対立から今年3月に副市長を辞任した奥山恵美子氏(57)が出馬意向を固めている。このほか自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)▽元市教育長で宮城教育大副学長の阿部芳吉氏(63)▽市議の柳橋邦彦氏(68)−−に対し市民有志が出馬を要請している。【高橋宗男】
◇前副市長・奥山氏も正式表明へ
来月に迫った仙台市長選への出馬意向を固めている同市前副市長の奥山恵美子氏(57)は3日、毎日新聞の取材に対し、一両日中に出馬を正式表明する考えを明らかにした。奥山氏は現職の梅原克彦市長の出馬を想定し、「市民とのきずな、信頼の回復を打ち出したい」と語った。
奥山氏は今年3月に副市長を辞任した時点で「出馬は考えていなかった」としつつ、市民有志の出馬要請を受ける中で「市政の閉塞(へいそく)感を強く感じ、『何とかしてくれ』との思いが心に響いてきた」と述べた。さらに「市民のために選択肢を広げる責任がある」と決断に至った経緯を説明した。
現在、ローカル・マニフェスト(地方における政権公約)に準じる文書を作成中。政策を精査している段階だが、仙台市の将来像について「東北全体から頼られるリーダーシップと自覚が必要」とビジョンを語った。
仙台市長は現職の梅原市長まで「官出身」が3代続いている。このため「民間候補」が市役所出身である奥山氏の経歴を問題視することも想定される。この点について奥山氏は「30年にわたって市民との対話を実践してきた。対話を知っているのは誰か、逆に問いたい」と強調した。【高橋宗男】
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梅原市長 職務「継続したい」 再選へ意欲表明
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090604t11044.htm
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、梅原克彦市長(55)は4日、報道関係者の取材に対し、「秋以降も現在の仕事を継続したいという気持ちが強くなっている」と述べ、立候補に向けて強い意欲を示した。
梅原氏は「これまでの4年弱でいろいろな分野で成果が出つつある。一方でやり残した仕事もある。(立候補に向けた)気持ちは強くなっている」と話した。
一方、「選挙に出るかどうかは別問題で、自分一人で決められることではない。いつまでにと具体的には言えないが、4年前に応援してくれた人たちと相談し、できるだけ早く決断したい」と、立候補するかどうかは明言を避けた。
梅原市長は県内選出の国会議員らに「出馬したい」と伝えている。
仙台市長選をめぐっては、市議の渡辺博氏(59)が出馬表明しているほか、前副市長の奥山恵美子氏(57)も週内に立候補を表明する。
自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)、宮城教育大副学長の阿部芳吉氏(63)、市議の柳橋邦彦氏(68)も立候補要請を受けている。
2009年06月04日木曜日
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インフルエンザで仕事は辛い かんじゃサンにうつる
職場のパワハラで再発した鬱が原因で自殺
愛姫
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090607_01.htm
秋葉氏に出馬要請の声強まる 告示まで1ヵ月余
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、自民党の秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=に立候補の決断を求める声が強まってきた。現職が再選へ強い意欲を示し、前副市長は立候補を表明。構図の輪郭が見え始め、秋葉氏に参戦を求める動きが加速した。秋葉氏の心は揺れに揺れているようだ。
6日夜、泉区で秋葉氏後援会の拡大幹事会が開かれ、約60人が出席した。「仙台から国に物申すのもロマン」「退路を断って勝負すべきだ」。役員からは市長選への挑戦を求める意見が出た。
市長選をめぐる駆け引きは、6月に入り一気に動きだした。現職の梅原克彦市長(55)が4日、再選を狙う意欲を強調。前副市長の奥山恵美子氏(57)は5日、立候補を表明した。「次も官出身の市長でいいのか」と強気の役員もいた。
秋葉氏は拡大幹事会であらためて「国政を続けたい思いが強いのは事実」と述べ、次期衆院選の比例東北に立候補する意思を示した。
ただ、市長選で立候補表明した奥山氏に触れ「梅原市長への説得役は副市長だった奥山氏だったはずだ。市政の混乱を招いた連帯責任がある」と批判。市長選への特別な感情がにじんだ。
市長選告示まで1カ月余り。後援会内には「国政にとどまってほしい」という慎重論もある。「悩んでいる。いずれはっきりと態度を決めたい」と語った秋葉氏。政治家としての岐路に立つ。
2009年06月07日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090606_02.htm
梅原氏VS奥山氏 複雑な心情 仙台市職員悩む
仙台市長選は、現職の梅原克彦市長と、3月まで部下だった前副市長の奥山恵美子氏が対決する構図が濃厚だ。市職員は表向きは平静を装うが、上司だった2人が争う選挙戦に複雑な心情をにじませた。
「市長選の候補として名前の挙がった人の誰を支持するか、職員同士は口をつぐんでいる」。ある市幹部は職場の雰囲気をこう説明する。
市役所組織が集票マシンの機能を果たした時代もあったという。だが、幹部は「公務員の地位を利用した選挙運動は公職選挙法で禁止されているし、そんな時代ではない。誰が市長になろうと、粛々とやるべき仕事を進める」と話す。
別の幹部は「梅原市長は市のトップで上司。奥山氏は30年近く一緒に仕事をしてきた。選挙でどちらを推すとは言えない」と打ち明ける。
本音はさまざまだ。タクシーチケットの不適正使用が問題になった梅原市長に対して批判的な幹部は「市政に精通し、仲間とも言える奥山氏を、職員の9割は支持するのではないか」とみる。
一方、別の幹部は行財政改革を進める観点から「奥山氏が身内意識をぬぐい去れるのか。市長と職員は緊張関係にあるべきで、市役所出身でない方がいい」と、疑問を投げかける。
市長選が終わるまでは主要な政策決定は先延ばしの状態で、「早く終わってほしい」という思いは共通のようだ。多くの幹部は「市民の目には市役所の身内同士の争いと映りがち。どういう市政を目指すのか、政策論争を戦わせてほしい」と見守る。
2009年06月06日土曜日
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こうなると、有りそうなのはこのパターンぐらいですかね。
A. 梅原vs奥山
B. 梅原vs奥山vs秋葉
C. 奥山vs秋葉
AやBなら奥山でしょうが、Cなら接戦でしょうか。
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秋葉の気持ちは複雑ですよねえ
衆院選で上位搭載されるかわからないですし、中野が落選してくれればコスタリカ解消するしw
市長選に出ても、自民秋葉vs民主奥山の構図だと、
女性&民主の追い風で奥山有利。
でも、奥山を市役所出身の流れで叩くことが出来れば・・・
>民主党県連は、立候補の意思を固めている奥山恵美子前副市長(57)を支援する方針を決定。改革ネット・自民にも「梅原市長は推せない。候補の顔触れが固まり次第、こちらも態度を明らかにする必要がある」(中堅市議)との声が強く、奥山氏支援に向かう流れができつつある。
自民市議全面支援や渡辺善美の応援が欲しいところか?
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>>509
仙台市役所内の声はなかなか本音が聞こえないですね。
でも、少なくとも「梅原も奥山も役所の人なんで」という論理は
あまりないようです。まあ、梅原はそのまんま市の顔だから
仕方がないですが。
奥山は、きちんと先を見据えて職員にも的確な指示をだしていた
ようなので、いわゆる「叩ける」感じではないようです。一例を
挙げれば彼女が局長クラスになってからは、ほとんど公務では
出張せず私費で業務の参考になる視察を行っていたようです。
彼女曰く「私が公務で行くと、『それなりの』旅費が支出されて
しまう。そんなことするくらいだったら他の職員を3人意味のある
出張に出した方が良い。」のだそうです。
実際、市民図書館長になる数年前には先を見越して、私費で司書資格
を取得したようですし。
見方によってはサボタージュ見える「出張拒否」の話も案外
本人の言葉の通りなのかもしれません。
秋葉は今月いっぱい悩むのでは?
中野は比例復活にすべてをかけて告示後に猛烈な業界締め付けを
してくるでしょうし。そう簡単には落選はないと思います。
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どいつらだ,このバカ手経済人グループってのは。こんな連中の経営する会社からモノ買うべきでないなヽ(`Д´)ノ
梅原市長推薦を決定 若手経済人グループ 仙台市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090608t11027.htm
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)をめぐり、前回市長選(2005年)で現職の梅原克彦市長(55)を支援した若手経済人らのグループ「活力仙台」は7日、青葉区のホテルで会合を開き、今回も梅原氏を推薦する方針を正式に決めた。
メンバー約30人が集まり、梅原市政4年の総括や市長選への対応などを非公開で協議。出席者によると、「4年前に推した責任がある。もう一度本人にチャンスを与えるべきではないか」との意見で一致した。
安曇祥二代表が相談役に退き、菅原裕典事務局長が代表に就く役員人事を決定。会合では梅原氏によるタクシーチケットの不適正使用問題に関連し、「市民は不満を感じている」「戦える態勢を整えられるのか」との声もあったという。
報道関係者の取材に応じた菅原代表は「梅原市政で成果が出た分野もある。これまでの取り組みを無駄にせず、市政が継続できるよう支援を呼び掛けたい」と話した。
一方、「市民との距離感やタクシーチケット問題のけじめなど、推すに当たって注文を付けなければならない部分がある」とも指摘した。
梅原市長は4日、再選出馬に向けた強い意欲を明らかにしている。活力仙台は数日中に、推薦の方針とともに、政治姿勢に対する改善要望を梅原市長に伝える方針。
市長選をめぐっては、前副市長の奥山恵美子氏(57)、市議の渡辺博氏(59)が立候補を表明。自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)、宮城教育大副学長の阿部芳吉氏(63)、市議の柳橋邦彦氏(68)にも立候補の要請が寄せられている。
2009年06月08日月曜日
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>>510
解説有り難うございます。
奥山さん立派な方じゃないっすか。公私の区別と云う意味では正反対の人材ですね。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090609t11021.htm
柳橋氏、出馬に意欲 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、市議の柳橋邦彦氏(68)は8日、「前向きに検討したい」と述べ、立候補に向けて強い意欲を示した。若林区の七郷6丁目コミュニティ・センターで地元農家や商業関係者ら約150人が参加した懇談会で答えた。
柳橋氏は「(梅原克彦)市長と(奥山恵美子)前副市長の内輪もめのような選挙に、市民を巻き込むことは我慢できない。期待に沿えるように考えたい」と語った。
懇談会開催の呼び掛け人の農業伊藤敬一郎さん(60)は「官出身ではなく、私たちの意見を反映させられる市民サイドの人に市長になってもらいたい」と話した。
柳橋氏は、仙台卸商センター(若林区)の役員有志、連合後援会から立候補要請を受けている。
2009年06月09日火曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090609_6
改革・みらい、第2会派に 盛岡市議会で会派再編
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盛岡市議会(定数42)の正副議長選をめぐり8日、会派再編が行われた。第2会派だった市民連合(7人)から千葉健一氏(70)が離脱し、無所属の吉田久孝氏(73)と新会派「無所属クラブ」(吉田幹事長、2人)を結成。さらに第3会派だった改革(5人)と合流し「改革・みらい」(鈴木一夫幹事長、7人)を結成。改革・みらいは市民連合を上回り、第2会派となった。
市議会は第1会派から議長、第2会派から副議長を選出するのが慣例。第1会派の盛友会(17人)と第2会派から第3会派となった市民連合(6人)は「双方から正副議長を出す」との合意を踏襲する姿勢だが、新たに第2会派となった改革・みらいは「第2会派となった以上、慣例通りわれわれから新副議長を選出したい」としており、9日実施の正副議長選は混乱しそうだ。
第1会派の盛友会は同会派出身の工藤由春議長が2年で辞任するのに伴い、同会派の佐藤栄一氏(53)を新議長候補に選出。第2会派だった市民連合も同じく2年で辞任する刈屋秀俊副議長の後任として佐藤妙子氏(63)を選んだ。
ところが、市民連合の千葉氏は「ゼロからやり直し、市民の声に耳を傾けたい」として同会派を離脱した。千葉氏の離脱については、副議長候補に佐藤氏を選出したことへの反発があるとの見方もある。
会派再編により、市議会の構成は▽盛友会(村田芳三幹事長、17人)▽改革・みらい▽市民連合(佐々木信一幹事長、6人)▽新盛同志会(豊村徹也幹事長、5人)▽共産(鈴木礼子幹事長、5人)▽公明(嶋貫尚代表、2人)となった。
改革・みらいは慣例に従い、盛友会と連携し正副議長選に臨む姿勢だが、盛友会内部は「正副議長選の前日に会派を再編し、わずか1人多くなっただけで『第2会派』を主張されても、ポスト狙いの数合わせとしか思えない」などとする意見が大勢。当初予定通り市民連合と連携する可能性が高い。
しかし、改革・みらいは9日午後1時の本会議開会ぎりぎりまで盛友会に連携を呼び掛ける方針で、情勢は流動的要素をはらむ。
(2009/06/09)
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東根市長 土田 正剛 氏
http://www.yamacomi.com/1107.html
2008年12月26日
土田 正剛(つちだ・せいごう) 1943年(昭和18年)東根市生まれ。山形東高から慶大法卒後、69年から故松沢雄蔵衆議院議員の秘書に。79年に山形県議会議員初当選(連続4回当選)。この間、文教公安常任委員長、総務常任委員長、建設常任委員長、議会運営委員長などを歴任。98年から現職。65歳。
時代を展望し実行するのが政治信条
――日本経済新聞社主催の「第3回にっけい子育て支援大賞」で、東根市が全国の自治体の中から大賞に輝きました!
「子育て支援大賞」受賞
「評価されたのは3年前につくった『さくらんぼタントクルセンター』。東北最大級の屋内遊戯施設『けやきホール』を核に保育所や休日診療所なども入っていて、ワンストップでほとんどの子育てサービスが受けられるのが特徴です」
「センターの運営はNPO法人(特定非営利活動法人)に委託し、浮いた経費で未就学児の医療費無料化や小学生の入院費無料化などのソフト事業も始めました。おかげで『子育てするなら東根市』と評判になり、県内市町村で東根市の人口だけが増えています」
県政の“台風の目”?
――初めてお目にかかりますけど、ボクの中では土田市長って「手練(てだれ)の政治家!」っていうイメージで、県内政局の節目に必ず名前が出ますよね。
「モットーは市民との対話。地区ごとに毎年、座談会やってんのよ。ここで市民の声をくみあげ、時代を展望しながら実行する。県議時代に会社も経営してたから民間の感覚もあるんだ。行財政改革なんて市長就任当初からやってる」
「40代のころは国政を目指してて、途中まで路線に乗ってたんだけど、49歳で知事選に出て負けてから歯車が狂っちゃった(苦笑)」
「それでも血が騒ぐんだろうな、去年の参院選では自民党から出馬する寸前までいった。結局、女性候補に譲ったが、自民党には考えられない逆風で、いま思うと出なくて良かった。運が強いのかな(苦笑)」
天童市長選に出馬話も
「(21日投開票の)天童市長選にも声がかかって、その気になりかけたんだ」
――エ〜!? 東根市長の職はどうするつもりだったんですか?
「いったんは辞する。私は天童との合併推進論者だから、天童市長になって東根との話をまとめる。東根に対してはマッカーサーの『アイシャルリターン』みたいな心境だったのよ」
――カッコいいですけど、仮に東根と天童が合併したら市の名称ってどうするんですか?
「それは第三の名前さ。さくらんぼ市とか」
――寒河江あたりからイチャモンがつきそうですけどね(苦笑)
※この後、インタビューは延々と続く。
「馬上少年過ぐ」
――土田さん、やっぱり東根市長なんかじゃなくて国政を目指して欲しいな。
「はや65歳、もう年だ」
――なんだか晩年の伊達政宗が詠んだ詩みたいだなあ。
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仙台市議会、現職包囲網布石か 「常道」の正副議長選出
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090610t11026.htm
9日行われた仙台市議会の正副議長選は、最大会派から議長、第2会派から副議長を選出する「常道の結果」(中堅議員)になった。第2会派を外す動きがあった2007年の正副議長選とは異なり、市議会の大多数を占める4会派が連携維持を確認した形。市長選に向け、共同歩調を取る布石との見方もある。
6日にあった非公式協議。議長候補に最大会派の改革ネット・自民が推す野田譲氏(47)、副議長候補に第2会派の民主クラブ仙台の渡辺公一氏(59)を選ぶことで、きぼう、公明党市議団を交えた4会派が合意した。
2年前は直前の市議選で民主クラブ仙台が第2会派に躍進。同会派からの副議長選出には、保守系2会派と公明党市議団が警戒感を強め、きぼうの議員を副議長に据えた。
その後、3会派と民主クラブ仙台で与党会派を構成したが、3会派と民主の間には微妙な距離感が生まれた。今回、「常道」に戻った理由を、中堅議員は「4会派の連携体制を維持する意思表示だ」と説明する。
仙台市長選の告示までほぼ1カ月に迫り、4会派の連携維持は「市長に対する包囲網」との見方もある。
前回市長選では、自民党県連、公明党県本部が梅原克彦市長(55)を支持し、市議60人のうち44人が支援した。
今回、梅原市長はタクシーチケットの不適正使用問題が発覚し、保守系2会派と公明党市議団は支援に否定的だ。6月定例会中に問責決議案を提出し、「決別宣言」することも視野に入れる。
民主クラブ仙台の議員の多くが所属する民主党県連は、前副市長の奥山恵美子氏(57)の支援を表明している。
保守系会派の中には、奥山氏に民主色が強まることへの懸念がある。自民党衆院議員の秋葉賢也氏(46)の動向次第で、自民、民主の政党対決ムードが漂う可能性もある。
ベテラン議員は「梅原市長に対しては厳しい見方で一致している。結果的に、保守系と公明、民主の緩い共同歩調という形になるのではないか」と話す。
2009年06月10日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090611t11041.htm
秋葉氏「国政優先変わらず」慎重さ増す? 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)への立候補を要請されている自民党の秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=は10日、河北新報社の取材に、「次期衆院選の比例東北に立候補する気持ちに変わりはない」と述べ、国政に専念する意思をあらためて強調した。
市長選は告示までほぼ1カ月となり、秋葉氏の動向が焦点となっているが、転身に慎重な姿勢に傾いてきたとみられる。
秋葉氏は「自民党と(宮城2区に立候補する現職の)中野正志氏の勝利に全力を尽くす。市長選への立候補を勧めていただいた方々の思いは重く受け止め、政治家としての道を力強く歩みたい」と語った。
秋葉氏は4月末、若手経営者らから市長選への立候補を要請された。その後も商工関係者らから数度にわたり決断を求められたが、「国政を続けたい思いが強い」などと話してきた。
ただ、後援会内には市長選への挑戦を求める意見もあり、「市長選への転身はゼロではない」(関係者)との見方もある。
2009年06月11日木曜日
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>>97>>208
民主系の斗賀県議が当選してたんですね
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090611-OYT8T00118.htm
東北町長選で買収容疑
竹内派運動員を逮捕
今年4月の東北町長選に絡み、有権者に現金を渡して投票を依頼したとして、青森地検が9日、同町長選で落選した前町長の竹内亮一派の運動員で建設会社員の男(47)を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕していたことがわかった。
捜査幹部によると、会社員の男は選挙が告示される前の3月、同町内の有権者の男女数人に対し、竹内氏に投票することを依頼し、現金数万円を渡したとされる。県警捜査2課と七戸署は5月下旬、運動員らを公職選挙法違反容疑で青森地検に書類送検し、買収された男女数人は現金の授受を認めた。ただ、運動員に関しては、証拠隠滅する恐れがあるとして逮捕に踏み切った。
竹内氏は10日、読売新聞の取材に対し、「私は何も知らない。答えられない」と話した。
東北町長選では、竹内氏と新人の斗賀寿一氏が立候補し、1013票差で竹内氏が落選した。2005年4月の同町長選でも竹内派の運動員が同法違反(買収)の疑いで逮捕されている。
(2009年6月11日 読売新聞)
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>>518
ぎりぎりキャッシュには残ってました。
選挙:東北町長選 斗賀氏、現職の竹内氏破り初当選 /青森
http://74.125.153.132/search?q=cache:Su5710-fgqoJ:www03.mai.vip.ogk.yahoo.co.jp/area/aomori/news/20090414ddlk02010013000c.html
任期満了に伴う東北町長選は12日投開票され、前県議の新人、斗賀寿一氏(64)が現職の竹内亮一氏(71)=いずれも無所属=を破って初当選した。当日有権者数は1万6453人(男7873人、女8580人)で、投票率は87・41%(前回86・49%)だった。
斗賀氏は町政一新を掲げ、4期務めた県議を辞職し立候補。町発注の公共工事が一部建設会社に偏っているとして町が業者に訴えられていることなどを挙げ、「町民による公平公正な政治の実現」などを訴えた。竹内氏は町の基金残高増加や福祉制度の充実など1期目の実績を強調したが及ばなかった。【喜浦遊】
==============
◇東北町長選開票結果=選管最終発表
当 7666 斗賀寿一 64 無新
6653 竹内亮一 71 無現
==============
◇東北町長略歴
斗賀寿一(とが・じゅいち) 64 無新(1)
[元]県議[歴]町議▽民主党県連代表代行▽野辺地高
毎日新聞 2009年4月14日 地方版
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090612ddlk04010249000c.html
選択:仙台市長選 告示まであと1カ月 保守分裂の様相も /宮城
◇立候補表明は2氏、梅原市長も動く
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、同月26日投開票)の告示まで12日であと1カ月となった。これまで正式に立候補を表明しているのは市議の渡辺博氏(59)と前副市長の奥山恵美子氏(57)の2人だけだ。しかし、現職の梅原克彦市長(55)もここに来て出馬に向けた動きを本格化させ始めた。不透明だった次期市長選の構図がようやく固まりつつある。【高橋宗男、須藤唯哉】
◆現職、出馬に向け着々
「(市長を)続けていきたいと考えている。よろしくお願いしたい」。梅原市長は10日から11日にかけて市議会の正副議長、与党会派代表らに次期市長選への出馬意向を伝えた。15日には市議会第2回定例会の代表質疑で各会派が次期市長選に対する市長の態度をただす。その場で出馬を表明するための下地作りの可能性が強い。
ただ、市議の7割以上から支持を得た前回選挙(05年)の再現は事実上、不可能だ。タクシー券不適切使用問題への市長の対応を「説明不足」と批判する議会との関係は冷え切ったまま。市役所内での求心力も低下した。
このため、自らの政策と実績を自負する市長は「地上戦がだめなら空中戦」と周囲に漏らしているという。出馬意欲をにじませながら明確な態度をなかなか示さない「焦らし戦法」は、メディア露出を増やすための戦術との見方もある。
◆保守切り崩し狙う前副市長
梅原市長との路線対立を理由に今年3月に副市長を辞任した奥山氏は出馬表明翌日の今月6日、すでに支援方針を確認している民主党県連を訪れ岡崎トミ子代表に改めて支援を要請した。
奥山氏は出馬会見で「幅広い支持がなければ市政を担う立場に到着できない」と強調した。民主党の支持は確保したものの、あくまで無所属の立場で党派色を薄めたい考えだ。すでに市議60人全員へのあいさつを済ませ、保守層の切り崩しを狙っている。
現職の出馬を想定しており、「対話」を前面に打ち出し、「市政を覆う閉塞(へいそく)感の打破」を強調。政策作りを急ピッチで進めている。
◆「内輪もめ」に異論も
現職市長と前副市長の争いという構図への異論も出始めている。経済人や農業関係者らから出馬要請を受けている市議の柳橋邦彦氏(68)は「市長と前副市長のけんかを市民を巻き込んでやるなど、到底我慢できない」と指摘し、前向きに出馬を検討している段階だ。
しかし、現職の梅原市長が出馬し、柳橋氏が異を唱えて立候補する場合、すでに出馬を表明している渡辺氏を含め、保守票の分裂は必至。
自民党市連は出馬が取りざたされる「候補」の動向を見極めるため、市長選に向けた方針決定を引き延ばしている。保守分裂の事態となれば、衆院選に影響する「党対党の形に持ち込むことは得策ではない」との声もあり、衆院選に最も近い政令市長選となる見込みの次期市長選が「自・公対民主の前哨戦」とはなり得ない可能性も強まっている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090611-OYT8T01150.htm
青森市鹿内色鮮明に
21公約、議会提案へ
青森市の鹿内博市長は、18日開会の6月定例議会に、市長選で掲げた71項目の公約のうち、「市民100人委員会設置」など21項目について、必要経費を盛り込んだ補正予算案や組織改編の条例改正案を提案する。佐々木誠造・前市長が打ち出した市役所機能の一部移転計画の白紙撤回などに続き、「脱佐々木市政」の流れを加速させた格好だ。就任から1か月半余り、独自色をますます鮮明にしている。
(吉田健一)
「就任からまだ2か月もたっていないが、公約のうち21項目を議会でご説明できることになった」
鹿内市長は11日の定例会見で胸を張り、残る50項目についても具現化に向け、内部での検討作業を早急に進める考えを示した。6月定例会に提案する補正予算案は総額約9億7800万円。このうち約1億7600万円が市長公約関連だ。
鹿内市政の目玉事業「市民100人委員会設置」には約194万円。委員100人のうち公募の50人は8月上旬に募集を始める。残る50人は各部局長が推薦し、9月中の委員会設置を目指す。市が今後策定する新長期総合計画や新行財政改革プランなどに委員会の議論を反映させる考えだ。
また、旧浪岡町との合併の経緯や課題などを検証する「市合併検証委員会」(仮称)に関する経費約44万円も盛り込み、9月までに設置することも明らかにした。委員十数人のうち半数はやはり公募し、残りの半数は市長が選任する。
同委員会は2〜3年かけて報告書をまとめる。ただ、検証の結果次第で分町するかの可能性については、「委員に予断を与えないためにも、仮定の話に答えるのは適切ではない」と述べるにとどまった。
一方、組織面でも、独自色を強く反映した再編案が議会に上程される。総務部と企画財政部という中核部門を統括し、また、市役所内部からも「権限が集中しすぎ」と批判のあった自治体経営局を廃止。新政策の立案や市長特命事項などを担当する「市長公室」を部相当の組織として設置する。
組織改編の理由について鹿内氏は、「部の違いは役割分担の違いで、市長公室を含め、部はすべて同列であるべきと考える」と説明。今後の市政運営に部の上位に立つ組織は不必要との考えを示した。
(2009年6月12日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/06/6954.html
インテリジェントビル構想で市が一部取得を白紙に/青森
青森市中心市街地活性化事業の一環で、東奥日報社(本社青森市)が事業主体となり、新町2丁目に学術・文化など複合機能を持つ「インテリジェントビル」を設置する計画に絡み、建物を一部取得する方針を示していた市は9日、計画を白紙に戻すことを発表した。鹿内博青森市長が同日、臨時記者会見を開き、明らかにした。
市によると、同ビルの総事業費は約53億円。市は約15億円で床面積約3千平方メートルを取得し、青森公立大学のサテライトキャンパスや、弘前大学を中心とする「北日本新エネルギー研究センター」の誘致を計画していた。
しかし鹿内市長就任後の再検討作業で、青公大の現キャンパスとサテライトキャンパスの移動方法や具体的なカリキュラム編成が協議されておらず、弘大もビルに入居しない方針を示していること、総事業費が増加して保留床の取得価格も増える可能性のあることが明らかになった。
会見で鹿内市長は「施設誘致環境が整っていないことから、学術機能の誘致導入は行わない。保留床を取得しても行政需要がなく、厳しい財政環境で市費を投入することに市民の理解を得られない」と説明した。
また新町2丁目の市民美術展示館をビル内に移転させる計画が市から東奥日報社に提案されていた一方、議会や市民に説明のなかったことを「驚きであり遺憾」と指摘、「現時点で施設の廃止は考えていない」とした。
事業の実施時期は2009〜11年度で、09年度における国、県、市からの補助金額計約6億円は既に交付が決定。鹿内市長は「事業は中心市街地活性化に重要」とし、補助の枠組みは今後も維持する方針を示した。
9日に市から計画の白紙化を伝えられた東奥日報社は「構想は市の提案を受けて検討を始めた。今回の市側の決定は突然のことで非常に驚いている今後社内で対応を検討したい」とコメントした
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090602ddlk02020103000c.html
青森駅前再開発ビル債務問題:支援、従来の方針維持−−青森市長表明 /青森
青森市の再開発ビル「アウガ」を運営する市の第三セクター「青森駅前再開発ビル」が債務超過寸前に陥っている問題で、青森市の鹿内博市長は1日、経営状況の報告を市役所で市議に行い、従来の市の支援方針を基本的に維持することを明らかにした。
鹿内市長は、5月27日にあった株主総会の決算報告などを受け、「経営は依然、厳しいと認識している」としながらも、店頭売上高の上昇などを評価。市の基本的な役割として▽アウガを核とした中心市街地の活性化▽経営内容の監視▽市が保有する債権の確実な回収−−を挙げた。
「今後、税金を投入するのか」との質問に、「同社は税金を投入しなくてもいいよう全力で取り組んでおり、市も助言している」と述べた。一方、空席となっている取締役に加賀谷久輝副市長、監査役に和田司会計管理者が就任することを明らかにした。【鈴木久美】
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丸刈りかよw
梅原氏が再選出馬表明=仙台市長選
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009061300195
任期満了に伴う7月26日投開票の仙台市長選で、梅原克彦市長(55)は13日に記者会見し、再選へ向け無所属で出馬する意向を表明した。会見で「この4年間で道半ばの、市民から期待されている仕事を仕上げる責任と義務がある」と述べた。
梅原市長はまた、昨年末に発覚した自らのタクシー券不適切使用問題について「市民に失望や不信感を抱かせてしまった」と改めて謝罪。会見には髪を短く刈った丸刈り姿で臨んだ。
同市長選にはこれまで、前副市長の奥山恵美子氏(57)、市議の渡辺博氏(59)、市議の柳橋邦彦氏(68)が立候補を表明している。(2009/06/13-13:10)
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>524
あざとい計算がミエミエ。
最後の賭けが出馬会見だと思っていた人々も、これで完全に
見放した模様。おそらく得票は3位以下に埋没するであろう。
本気の政策が出されれば、奥山で勝負あり!
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梅原批判票が奥山に集まれば良いんですけど,候補乱立で批判票がばらけちゃうのが少々心配です。。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090614t11029.htm
秋葉氏は出馬せず 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選への立候補を要請されていた秋葉賢也衆院議員(46)=宮城2区=は13日、仙台市内で講演し、「(市長選告示まで)1カ月を切り、わたしが参入しても厳しい状況だ」と述べ、立候補しない意向を明らかにした。
秋葉氏は講演で、「法律をつくる仕事をもう少し続け、実力を蓄えたい。立法府の一員として力を尽くしたい」と次期衆院選の比例東北に立候補することをあらためて示した。
秋葉氏は4月末、若手経営者から市長選への立候補要請を受けた。その後も商工関係者らから数度にわたり転身を求められた。
要請について秋葉氏は「さまざまな方から光栄な話を頂き大いに悩んだ。前向きな思いもゼロではなかった」と語った。
2009年06月14日日曜日
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>>526
千葉市の結果じゃあでれんでしょうな。
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>>518-519
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090614163752.asp
選挙違反 異例の展開/東北町長選
東北町長選に絡む選挙違反事件で、青森地検は4月12日の投開票から約2カ月たった今月9日、現職町長だった竹内亮一候補派の運動員を逮捕した。逮捕事実が今もって公式には発表されていないこともあり、県警が任意捜査で書類送検した1人を青森地検が逮捕に踏み切るという異例の捜査展開に、町民からは驚きと疑問の声が出ている。鹿児島県議選をめぐる志布志(しぶし)事件の冤罪(えんざい)の影響で、捜査が慎重になったと指摘する関係者も多い。(選挙違反事件取材班)
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千葉市長選に鶴岡がそのまま出るといってるようなもんな仙台市長選。今度は若造ではなく安定度も抜群。普通にやってりゃ勝てるんちゃいますか。
42 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/06/14(日) 23:53:36 ID:9JvoGtOb
仙台市長選(7月12告示、7月26日投開票)も民主VS保守の対決の構図で、都議選後の混乱政局の中で、衆院選の前哨戦と位置づけられそうだ。
自民党は連敗ドミノから脱出できるのか。戦いの構図は
自公・保守系が
①梅原克彦(55、現市長、元通産官僚)
②渡辺博(59、市議、元三塚博秘書)
③柳橋邦彦(68、市議、元議長)
民主系が
④奥山恵美子(57、前副市長、元教育長)
現職の梅原市長は、2008年末に自らのタクシー券不適切使用問題が発覚。市民オンブズマンの活動が盛んな仙台で逆風にさらされている。
出馬記者会見では、丸刈り姿で現れ、「市民に失望や不信感を抱かせてしまった」と謝罪した。
そんな市長の市政運営に異議を唱えて3月に副市長を辞任したのが、民主が応援する奥山恵美子氏である。
保守系は、梅原氏のほか、渡辺博、柳橋邦彦両市議も立候補表明しており、分裂している。
仙台市民はリベラル色が強く、政治に潔癖性を求める傾向がある。奥山が優位だろう。有権者は約80万人。
57 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/06/14(日) 23:58:35 ID:XgPqzO1o
梅原は通産省出身、ガス民営化の思惑から東京ガスや東北電力が選挙運動を支援したが、ガス民営化ができなくなり東京ガスや東北電力も手を引くみたい。
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>>529
もはや怖いのは、自公が奥山に相乗りしてくることだけですね。
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このまま行くと擦り寄ってきそうですね・・。
まあ秋葉擁立しようとして失敗したり自民内滅茶苦茶だから主体的には動けそうにないので自主投票なんて醜態に追い込みたいところ。
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梅原市長出馬表明 頭丸め謝罪連発「失望抱かせた」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090614t11030.htm
仙台市の梅原克彦市長(55)が13日、市長選(7月12日告示、26日投票)への立候補表明の記者会見を開くに当たって選んだヘアスタイルは、「人生初の丸刈り頭」だった。「市民におわびしたい」。タクシーチケット問題について深々と頭を下げる市長。終始謝罪に徹する異例の再選出馬会見となった。
ダークカラーのスーツに身を包んだ梅原市長が会場に到着すると、報道陣は息をのんだ。昨日までとは一変し、白髪交じりの丸刈り頭。梅原市長は目を伏せて会見が始まるのを待った。
梅原市長は「市民と私を支えた皆さまに対し、おわびの気持ちを表した」と短髪にした理由を語った。後援会関係者によると、自らのアイデアで、前日夜に理髪店で頭を刈った。
「市民に失望と不信感を抱かせたことをおわび申し上げる」「誠に申し訳ありません」。用意した紙を見ながら、謝罪の言葉を繰り返した。
「市民が求めているのは使途の具体的な説明ではないのか」と質問されると、「今となっては本当のところは記憶がたどれない状況で、心苦しく思う」と述べた。
「丸刈りはパフォーマンスではないか」との指摘には、「私の不徳の致すところ。おわび申し上げる次第だ」と言葉を濁した。
◎丸刈りの反響は…
「強い決意の表れ」「有権者に響くか疑問」。梅原克彦市長が13日の出馬会見で見せた丸刈りの髪形は、支持者の間でも賛否が分かれた。既に立候補を表明している新人3氏は「外見を変えても中身は変わらない」などと、冷ややかに受け止めた。
「厳しい選挙を前に、批判を受け止めて臨もうとする意思が込められている」。若手経済人らでつくる支援グループ「活力仙台」の幹部は、梅原市長の意図を代弁する。
梅原市長は会見で、髪形は支持者にも理解してもらったと説明した。だが、別の幹部は「古典的な手法で有権者に受け入れられるかどうかは五分五分だ」と懐疑的にみる。
新人側は、意表を突いた梅原市長の会見を冷静に受け止めた。
前副市長の奥山恵美子氏(57)は、東京都の石原慎太郎知事が3選目の選挙で取った「おわび戦術」と同じ手法だと分析。「本人の考えだろうから私がコメントすることではない」と突き放す。
市議の柳橋邦彦氏(68)は「外見を変えても本質的な性格や思想は簡単に変えられない」と指摘。「『謝罪イコール丸刈り』という安易な発想は教育的に問題だ」と強調した。
市議の渡辺博氏(59)は「パフォーマンスは政治に必要ない。本質的な問題から目をそらしている」と述べ、「梅原市政の4年間で残されたのは混乱ばかり。政策以前の話だ」と批判した。
◎タクシー券問題 29万680円返納へ 公選法抵触の可能性も
仙台市の梅原克彦市長のタクシーチケット不適正使用問題で、梅原市長は13日、使途がはっきりしないタクシーチケットの代金計29万680円を、市に返納する考えを明らかにした。
市長選への立候補会見の席上で表明した。対象は、経路は記載しているが使途のあいまいなタクシーチケット11万6580円分と、昨年10月以降の経路未記載の17万4100円分。
梅原市長は、経路を記入せずに自分が使った2005年8月〜昨年9月のチケットの代金は昨年末、市に返納している。
梅原市長は会見で「『説明できないものは返金すべきだ』という支持者の意見に従った。おわびの端緒にしたい」と強調した。
一方で、具体的な使途に関しては「本当に記憶をたどれない」と、これまでと同様の説明を繰り返した。
チケットをめぐっては、市議会などで家族らへの譲渡の疑いについて追及が続いている。誰が使ったか分からないチケットに基づくタクシー料金を返納すれば、公職選挙法が禁止する政治家の「寄付」に当たる恐れもあり、市は取り扱いを慎重に検討している。
2009年06月14日日曜日
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>>532
丸刈りは全く評価されない、梅原は次何やってくるのかなぁというところです。
自民は自主投票で決まりでしょう。推薦出して「惨敗」したら県内の衆院選に致命的な
打撃を与えることになり、ただでさえ揺らいでいる組織がガタガタになってしまう。
個人的には公明がどんな「逃げ口上」を打って自主投票にしていくのか注目しています。
公明も比例で共産から議席を奪いたいと思っているところで、仙台市長選の対応いかんで
比例票の出方が変わってくるとにらんでいます。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090616_03.htm
前哨戦の舞台裏(上)逆風の現職/「反省」強調も上滑り
目を閉じ、会見がスタートするのを待つ梅原市長。突然の丸刈り姿に会場の視線が集中した=13日、エル・パーク仙台
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)の前哨戦が熱を帯びてきた。現職と、前副市長、市議2人の計3新人が立候補を表明し、4人で争う構図がほぼ固まった。「市政の継続か刷新か」を懸けて火花を散らす各立候補予定者。間近に迫った衆院の解散、総選挙を見据え、政党間の駆け引きも絡み合う。舞台裏の攻防を追った。(仙台市長選取材班)
<捨て身の丸刈り>
現職が、捨て身の作戦に打って出た。
13日、青葉区のエル・パーク仙台で行われた再選出馬会見。仙台市長の梅原克彦(55)は丸刈り頭で現れた。目をつぶり、直立不動でカメラのフラッシュを浴びた。
「市民に失望と不信感を抱かせ、衷心からおわびを申し上げる」と切り出し、青々とした頭を深く下げる。現職の余裕は消え、さながらおわび会見の様相に終始した。
エル・パーク仙台は3年前、梅原が行財政改革を掲げて見直しを打ち出し、市民団体の反発を買った因縁の施設だ。
「ここは前回市長選(2005年)で初の大きな集会を開いた場所。政治家としての原点であり、初心に帰る」と梅原。「(この施設の)事業のプライオリティー(優先順位)は低い」と施設の意義を切って捨てた当時の威勢はない。
「4年間で少なからずの人を敵に回したかもしれないが、再チャレンジの機会を与えてほしい」。1時間弱の会見で、梅原は神妙な姿を見せ続けた。
<姿消した支援者>
タクシーチケットの不適正使用や、チケット使用に関して市議会で事実と異なる答弁をした問題が発覚し、現職離反の動きは年度をまたいで噴き上がった。「梅原降ろし」の動きも表面化する。
5月18日夜、梅原を支持し続けた市議会のベテラン議員ら3人が梅原に詰め寄った。「勇気ある撤退の決断を」。矢継ぎ早の厳しい意見を梅原は黙って聞いた。
3日後、議員の元に梅原自筆の速達が届く。「市政課題は山積みしている。難局に立ち向かう」としたためられた便せんの行間には、是が非でも出馬する意欲がにじんでいた。
このころ、梅原の支持母体「活力仙台」代表の菅原裕典(49)も、難しい選択に迫られていた。
前回は自民、公明が支持し、市議の約7割が支援に回る「多国籍軍」の重厚な布陣で選挙戦を勝ち抜いた。今回、周りを見ると、支援者の姿はほぼ消えていた。
5、6月に前副市長、市議2人が相次いで立候補を表明。「身内から不信任を出されるような構図になってほしくない」との願いも吹き飛んだ。
「梅原市長が立候補する以上、前回推した責任がある。筋は曲げられない」と菅原。退路は残されていなかった。
<都知事を模倣?>
出馬会見で梅原は「反省」と「再起動」を繰り返し、危機管理対策などの行政手腕をアピールした。
その姿は07年、不明朗な交際費で逆風の東京都知事選に臨んだ石原慎太郎と重なる。石原政治を強く意識する梅原。「反省しろよ慎太郎、だけどやっぱり慎太郎」のキャッチフレーズで、前宮城県知事の浅野史郎らを下した戦いを模倣しているようにも見える。
だが、「石原ブランド」のような威光はなく、東京五輪のような大きな争点もない。「現職として前回とは違った形の分かりやすい政策を示す」と梅原は意気込むが、現職包囲網を打ち破る力を持つかどうかは微妙だ。
テレビで丸刈りの梅原を見た県内の政党幹部は「『サプライズ』による局面打開がやや早過ぎはしないか。選挙戦はこれから。このままでは土下座と泣きを入れることしかなくなる」と、先読みをしてみせた。
(敬称略)
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小熊県議が離党届 自民県連、受理を拒否
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000906170005
2009年06月17日
幹事長との協議後、自民党県連の議員控室で荷物をまとめる小熊氏=16日、県庁
会津若松市選出の自民党県議・小熊慎司氏(41)が16日、斎藤健治・党県連幹事長に離党の意思を伝えた。離党届の受け取りは拒まれたが、小熊氏は週内にも次期衆院選の福島4区から無所属で立候補を表明する方針。自民と民主の一騎打ちとみられた選挙戦は一転、三つどもえの争いとなりそうだ。
●衆院4区 近く立候補表明
小熊氏は午前9時すぎ、県議会の自民党役員室へ斎藤幹事長を訪ねた。斎藤幹事長は県連でなく、まず会津若松支部に出すように要請し、受け取りを断った。話し合いは30分ほどで終わり、小熊氏はすぐに議員控室の荷物をまとめて退出。その後に開かれた党選対委員会は欠席した。
斎藤幹事長は協議後の取材に、「もうあと2カ月もない選挙を控えて、反党的行為になる」と小熊氏の行動を批判。本人には「いくらうまくいっても離党届ではすまない。私個人の考えでは除名に近い処分だと言っておいた」という。離党届の扱いは、まず会津若松支部で協議し、その後県連で検討するという。
一方の小熊氏は協議後の取材に、「政党の論理ではなく国民の論理としてどう判断すべきか、議員として決めた」と理由を説明。党から厳しい処分が予想されるが、「私も重く感じているが、国民と共にあるべきだと考えた」と話す。立候補に向け、「最終的な調整をしている」という。
自民党内では小熊氏への反発が広がった。県連幹部は「ここまでしちゃって、県連はもうだれも相手にしない」。ある県議は「次への布石のつもりだろうが、一体何をやっているんだという感じ。手をあげればいいというものでない」とため息交じりだ。
一方、小熊氏の後援会幹部は「今の政治に不満を持つ人の票を広く集められる。自民党、民主党に閉塞(へいそく)状況を感じる人の受け皿になりたい」と話す。ある県議は「どん詰まりでも戦うのが会津人の気質。意外に票を取るかも」と評する。保守票が割れるのか、自民党の危機感が高まって結束するのか。その影響の見方はまだ分かれている。
◇次期参院選で自民 現職岩城氏擁立へ
自民党県連は16日に開いた総務会で、来年夏の参院選・福島選挙区(改選数2)に、党公認で現職の岩城光英氏(59)を擁立することを決めた。近く党本部に公認申請し、正式に公認決定される見通し。岩城氏はいわき市議、県議、いわき市長を務めた後、98年に参議院議員に初当選し2期目。07年には内閣官房副長官を務めた。
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渡辺若しくは平沼へのすりよりはあるのかな?
小熊県議が離党届 自民県連、受理を拒否
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000906170005
2009年06月17日
会津若松市選出の自民党県議・小熊慎司氏(41)が16日、斎藤健治・党県連幹事長に離党の意思を伝えた。離党届の受け取りは拒まれたが、小熊氏は週内にも次期衆院選の福島4区から無所属で立候補を表明する方針。自民と民主の一騎打ちとみられた選挙戦は一転、三つどもえの争いとなりそうだ。
●衆院4区 近く立候補表明
小熊氏は午前9時すぎ、県議会の自民党役員室へ斎藤幹事長を訪ねた。斎藤幹事長は県連でなく、まず会津若松支部に出すように要請し、受け取りを断った。話し合いは30分ほどで終わり、小熊氏はすぐに議員控室の荷物をまとめて退出。その後に開かれた党選対委員会は欠席した。
斎藤幹事長は協議後の取材に、「もうあと2カ月もない選挙を控えて、反党的行為になる」と小熊氏の行動を批判。本人には「いくらうまくいっても離党届ではすまない。私個人の考えでは除名に近い処分だと言っておいた」という。離党届の扱いは、まず会津若松支部で協議し、その後県連で検討するという。
一方の小熊氏は協議後の取材に、「政党の論理ではなく国民の論理としてどう判断すべきか、議員として決めた」と理由を説明。党から厳しい処分が予想されるが、「私も重く感じているが、国民と共にあるべきだと考えた」と話す。立候補に向け、「最終的な調整をしている」という。
自民党内では小熊氏への反発が広がった。県連幹部は「ここまでしちゃって、県連はもうだれも相手にしない」。ある県議は「次への布石のつもりだろうが、一体何をやっているんだという感じ。手をあげればいいというものでない」とため息交じりだ。
一方、小熊氏の後援会幹部は「今の政治に不満を持つ人の票を広く集められる。自民党、民主党に閉塞(へいそく)状況を感じる人の受け皿になりたい」と話す。ある県議は「どん詰まりでも戦うのが会津人の気質。意外に票を取るかも」と評する。保守票が割れるのか、自民党の危機感が高まって結束するのか。その影響の見方はまだ分かれている。
◇次期参院選で自民 現職岩城氏擁立へ
自民党県連は16日に開いた総務会で、来年夏の参院選・福島選挙区(改選数2)に、党公認で現職の岩城光英氏(59)を擁立することを決めた。近く党本部に公認申請し、正式に公認決定される見通し。岩城氏はいわき市議、県議、いわき市長を務めた後、98年に参議院議員に初当選し2期目。07年には内閣官房副長官を務めた。
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仙台市長選 自民市連は自主投票 梅原氏支援見送る
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t11035.htm
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、自民党市連は16日、青葉区のホテルで会合を開き、特定の立候補予定者を支援せず、自主投票とする方針を決めた。県連も市連の決定を尊重し、自主投票とする見通し。自民党市連が同市長選で自主投票となるのは2001年以来。
会議は非公開で行われた。終了後に取材に応じた野田譲会長は「独自候補の擁立を目指したが、見つからなかった」と説明。17人の出席者から自主投票を求める声が相次ぎ、全会一致で決定したという。
既に立候補表明した4人のうち、前回市長選(05年)で支持した現職の梅原克彦市長(55)に対して「タクシーチケット問題で議会に対する説明責任を果たしていない」と、支持を見送った。
市議の柳橋邦彦氏(68)は現在も党籍があり、市議の渡辺博氏(59)は以前党籍があった。野田会長は「各候補に対して、メンバーそれぞれに温度差がある。個々の判断での支援は拘束しない」と述べた。
現時点で、4人の立候補予定者から推薦・支持要請は寄せられておらず、要請があった場合は再度対応を協議する。
仙台市長選には、前副市長の奥山恵美子氏(57)も立候補を表明しており、民主党県連が支援を決めている。
2009年06月17日水曜日
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>>369>>491
=岩手2区=
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000906170005
宮古市長選 総選挙の前哨戦
2009年06月17日
市長選挙の事務所開きに、県内選出の参院議員が4人中3人、顔をそろえた。
「民主党は坂下さんに大変お世話になっている。国が変わる。宮古を変えよう」
5月24日、宮古市長選に立候補を予定する前市議坂下正明氏(57)の事務所開き。民主党参院議員の工藤堅太郎、平野達男、藤原良信の3氏が駆けつけた。さらに佐々木順一・県連幹事長ら県議や市議らも集まり「挙党態勢」ぶりをアピールした。
◇
「比例(の東北ブロック)で2議席取るぞ、鈴木俊一勝つぞ、市長選、山本勝つぞ」
宮古市内で13日に開かれた公明党の時局講演会でも、話題の中心は市長選だった。
自民系の熊坂義裕市長や自民党系県議、市議ら十数人が招かれ、「熊坂市政の継承」を訴え立候補を予定する歯科医師で前市教育委員長の山本正徳氏(53)も登壇し、存在をアピールした。
◇
宮古市長選が21日に告示される。いずれも無所属新顔で、民主、社民が推薦する坂下氏と、自民と公明が実質的に支援する山本氏の争いが軸となりそうだ。
自民党が県内で唯一、議席を持つ衆院選岩手2区で人口が最も多い市の首長選だけに、与野党とも総選挙の「前哨戦」と位置づけている。
05年7月の前回市長選で、民主系候補は6600票差で敗れた。その年9月の総選挙でも、民主党候補は宮古市で7千票差を付けられた。市長選は総選挙への大きなステップとなるだけに、民主党県連の工藤代表は「国政を見据えて戦う」と語る。
一方の千葉伝・自民党県連幹事長は「勝つのは当然として、票差もつけなければならない」という。自民と連立する公明党の井上義久党副代表は13日の講演会で「市長選で山本氏を支援し、総選挙の比例区では皆さんの支援を」と支援のバーターを訴えた。
同市長選を巡る動きは、昨年12月下旬に現職の熊坂氏が今期限りでの引退を宣言して本格化した。
坂下氏は3月28日、同市内のホテルで立候補を表明。同じ日に達増拓也知事も出席した民主党県議の県政報告会で、立候補予定者として紹介された。達増知事の後援会宮古支部長でもある坂下氏のミニ集会には県選出参院議員も応援演説している。今月14日には、次期衆院選2区に立候補を予定する畑浩治氏が出席し、「私も連携して参りたい」とあいさつした。
一方、山本氏は4月25日、岩手2区選出の鈴木俊一衆院議員や熊坂氏も出席した宮古歯科医師会総会で出馬表明した。
「一党一派にかたよらないのが市民のため」として、政党推薦は受けていない。だが、7日の旧田老町でのミニ集会では、鈴木衆院議員が出席し激励。市外からも自民党県議らが応援に入っている。ある自民党県議は「自民党色を出すのが難しい状況だから、勝手に応援しているというかたちにしている」と話す。
同市長選には元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)も立候補を表明している。後援会などは組織せず、支持を広げようと市内を回っている。
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古い記事だけど
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090430101637.asp
2009年4月30日(木)
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連合青森・鹿内市長/選挙終え歩み寄り
青森市長選で前職・佐々木誠造氏を推薦した連合青森の石田隆志会長と、前職を破り初当選したばかりの鹿内博青森市長が二十九日、メーデー県中央祭典のあいさつに登壇、マイクを通して互いに歩み寄りを見せた。
石田会長は「連合青森として佐々木前市長を応援したが、結果が至らず申し訳ない」と参加者に陳謝。「鹿内市長に、雇用問題など連合青森の方針を分かってもらって互いに理解し合い、よい関係をつくり上げていきたい」と協調を呼び掛けた。
これに対し、鹿内市長は「市民の暮らしを守るという思いは佐々木前市長と同じ。労働組合の方々の支援をお願いしたい」と応じた。
鹿内市長のあいさつを見守っていた石田会長は、取材に「労組のみんなが緊張しながら見守っているのが伝わってきた。鹿内市長がうまく応えてくれて良かった」と話し、安堵(あんど)の笑顔を見せた。
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東北町に続き・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090617-OYT8T00025.htm
青森市長選で供応接待容疑
前市長派ら13人書類送検
今年4月に投開票が行われた青森市長選で、落選した前市長・佐々木誠造氏の陣営の運動員が、佐々木氏への投票の見返りに有権者を飲食接待したとして、青森署が運動員の男2人を公職選挙法違反(供応買収)、接待を受けた有権者11人を同法違反(受供応)の疑いで、それぞれ青森地検に書類送検していたことが16日、わかった。
捜査関係者によると、運動員の男2人は、市長選が告示された4月12日以前、市内のすし店で、60〜80歳代の男性の有権者11人に対して飲食を提供し、佐々木氏への投票を依頼したとされる。飲食費は合わせて約2万円だったといい、13人は任意の調べに対し、いずれも容疑を認めている。
青森市長選は4月19日に投開票され、佐々木氏は鹿内博市長に約1万8000票差で敗れた。
(2009年6月17日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090618t11036.htm
はや前哨戦 柳橋氏、仙台市議会一般質問に登壇
仙台市長選への立候補を表明している柳橋邦彦市議(68)が17日、市議会6月定例会の一般質問に登場し、再選を目指す梅原克彦市長(55)と対峙(たいじ)した。
議場が前哨戦の舞台となり、柳橋市議が壇に向かうと同僚議員から「頑張れ」とやじが飛んだ。
柳橋市議は、タクシーチケット問題で梅原市長が議会で事実と異なる答弁をしてきたことから、「市長に言うことはないし、答えも期待しない」と痛烈なひと言。
市役所組織のあり方や近隣市町村との連携などについて担当局長に答えを求め、「明日に誇れる仙台を目指して前進したい」と締めくくった。
答弁することを拒まれた格好の梅原市長。「東北の中枢都市として発展することで、東北全体の発展に貢献したい」とだけ答えた。
18日の一般質問には同じく、市長選に立候補を予定している渡辺博市議(59)が登壇し、現職に論戦を挑む。
2009年06月18日木曜日
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>>534
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090617_02.htm
前哨戦の舞台裏(中)身内の争い/批判優先、公約出遅れ
<次の態勢を議論>
仙台市議会6月定例会開会中の15日、市政与党の立場で梅原市政を支えてきた4会派の代表者が、ひざを付き合わせた。
非公式の会合で申し合わせたのは「現職へのけじめをつけた上で、次の態勢を議論する」(会派代表者)ことだった。
「次の態勢」とは、前副市長の奥山恵美子(57)を支援する超党派の「市議の会」発足を指す。
前回市長選(2005年)で、市議会の7割以上が市長梅原克彦(55)を支持した。今回は、タクシー券問題で説明責任を果たさない梅原に対し、問責決議案を可決して「けじめ」とし、奥山支援の方向で共同歩調を取る。そうした流れができつつある。
「市議の会には会派を問わず議員の過半数が加わる」とは、ベテラン議員の見方だ。
<「官」出身者続く>
求心力が低下した梅原とは対照的に、確実に態勢を固めつつある奥山。だが、ほかの立候補予定者からの批判の矛先は梅原だけでなく、奥山本人にも向けられている。
「部下が上司に戦いを挑む下克上。戦国時代のようなことが行われている」。12日、市役所で立候補会見をした市議柳橋邦彦(68)に同席した支援者が、怒気をはらんだ言葉を発した。
柳橋も「市役所の内輪もめのような選挙に市民を巻き込むことになる」と批判。石井亨、藤井黎、梅原と「官」出身者が市長に就く系譜に疑問を投げ掛けた。
会社を経営する自分を「民」と位置付け「民間の発想で経済を活性化させ、大胆な市役所改革に取り組む」と強調した。
ほかの立候補予定者に先駆けて名乗りを上げた市議の渡辺博(59)も「エリート公務員が市民の代表である市長にふさわしいのか」と、奥山をけん制する。
副市長を務めた経歴ゆえの連帯責任論や官僚批判に対し、奥山は「官出身だから行財政改革ができないほど、市の財政状況は甘くない。市役所出身の私だからこそ、よく分かる」とかわし、長年培った行政手腕をアピールする戦術を取る。
市民団体の勉強会や町内会の懇談など小さな集まりに顔を出し、ひざ詰めの対話を重ねている。「自分の車で地域を回り、市道の未整備ぶりを初めて実感した」と、市民の側に寄り添う立場も訴える。
<低投票率危ぶむ>
もっとも、梅原、奥山を「官」と批判する2人も立場は市議。「外から見れば、4人とも同じ市役所の住人」(経済関係者)と映る。
「市役所内の争いでは選挙戦は盛り上がりようもない。このままでは投票率は40%を切るのではないか」と、ベテラン議員は危ぶむ。
今のところ、どの候補予定者もマニフェスト(公約集)を発表していない。前回市長選の「地下鉄東西線建設」のような政策の大きな争点が浮上していない中で、現市政の「継続か刷新か」のみが注目されている。
「身内の争い」の構図を超えて、有権者の関心を盛り上げる方法はあるのか。
ベテラン議員は「どの候補予定者も早く公約を示すことだ。政策の違いをどれだけ有権者に分かってもらうかが鍵になる」と指摘する。(敬称略)
2009年06月17日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090618_02.htm
前哨戦の舞台裏(下)政党駆け引き/「風」見極め潮流任せ
<狂ったシナリオ>
心残りがにじむ戦線離脱宣言だった。
「告示まで1カ月を切り、わたしが参入しても厳しい状況だ。挑戦しようという前向きな思いはゼロではなかった」
13日夜、仙台市内のホテルで講演した自民党衆院議員の秋葉賢也(46)=宮城2区=は仙台市長選(7月12日告示、26日投票)に立候補しないことを明らかにした。
松下政経塾出身で首長志向が強いとされてきた政策通。4月末、若手経営者らから転身を求められ、「意欲満々で出馬濃厚」(自民党関係者)との見方が強かった。
無所属で立候補し「官VS民」の対決構図をつくる―。秋葉周辺は市長選の戦略をこう描いていた節がある。
立候補する市長の梅原克彦(55)は経産官僚出身で、前副市長の奥山恵美子(57)は市役所生え抜き。秋葉が参戦する場合の旗印は「脱官僚」にほかならなかった。
秋葉の壁になったのは、鳩山民主党の上昇気流だ。5月25日のさいたま市長選で民主系新人が当選。秋葉が国政への専念を表明した翌日の14日には、千葉市長選で民主系新人が圧勝した。
「猛烈な暴風だ」。秋葉は民主党への追い風をこう表現した。衆院解散を目前に、地方の首長選に政党対決の構図が持ち込まれ、秋葉周辺のシナリオは狂った。
<主導権なく支援>
その民主党。県連は5月末に奥山支援を早々と決めている。
6日夕、党県連代表の岡崎トミ子(参院議員)は仙台市内のホテルで奥山と会談した。「応援をお願いしたい」と頭を下げた奥山。岡崎は「一生懸命、頑張りましょう」と笑顔で答えたという。
市長選で表立って動く政党は民主党だけだが、強力な主導権があったわけではない。県連幹部は年明け以降、シンクタンク所長や大手企業役員ら数人に立候補を打診したが固辞され、独自候補の擁立を断念した。
そこに浮上したのが奥山擁立論。中核部隊は梅原に批判的な保守系市議や市の有力OBらで、民主党県連はこの動きを待っていたかのように奥山に傾斜した。
<結局は相乗りも>
前回市長選(2005年)で現職の梅原を支持した自民党市連は16日、自主投票を決めた。党内に温度差はあるにせよ、奥山支援が大きな流れになるのは間違いない。
公明党は民主党の姿勢を警戒しながらも、市議団が奥山支援を打ち出すとみられる。社民党も同じで、共産党も同調する可能性を否定しない。
全国的な民主党優位の情勢を感じ取り、国政にかじを切った秋葉。その民主党は保守勢力が半ばおぜん立てした奥山に乗った。そして、梅原を見限った各党が勝手連的に奥山を支援する。
総選挙の前哨戦とはまったく次元が違う駆け引きが繰り広げられた。(敬称略)
2009年06月18日木曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000906190005
宮古新市長選 課題は山積み
2009年06月19日
宮古市長選が21日告示される。川井村との合併関連議案が今月、両市村議会で可決し、来年1月1日には約1260平方キロメートルの面積では県内最大の市になる。新市長はこの新宮古市のかじ取り役を担うが、課題は山積みだ。(朝倉義統)
【人口減】
宮古市の1日現在の人口は5万7879人。このうち65歳以上の高齢者が約3割の1万6892人を占める。15歳未満の子どもは12・7%の7370人だ。
05年6月の人口は6万1188人。4年間で3309人減ったことになる。川井村は人口3218人(6月1日現在)で高齢化率は42・75%と県内市町村で最も高く、合併すると宮古市の高齢化率も上がることとなる。
市の人口減少は出生から死亡を引いた自然減より、転入者から転出者を引いた社会減の方が上回る。今年1月から5カ月間で、自然減は203人だったのに対し、社会減は359人だった。
雇用面では、宮古公共職業安定所の有効求人倍率は、昨年9月が0・61だったのが、今年3月は0・34まで落ち込んだ。4月は0・35だった。
同安定所の菊地一郎所長は「求職者が滞留している状況で、何もいい要素はない。求職者は『何でもいいから』というが、緊急雇用対策の人数はわずかで、とにかく求人の絶対数が足りない」。陸中宮古青年会議所の飯岡丈治理事長は「新市長には高卒の人も地元に残って仕事があるようにして欲しい」と話す。
【観光客減】
陸中海岸国立公園を抱える観光面も下降の一途だ。観光名所「浄土ケ浜」を抱える宮古市(旧田老町などを含まない旧宮古市の部分)は92年、観光客の入り込み数が152万人を超えていた。それが、昨年は82万人だった。
市が所有する「グリーンピア田老」の宿泊施設の委託先企業は、経営不振を理由に今年9月末で撤退することになった。従業員73人がいるまま、いまだに後継委託先が決まっていない。また、市が浄土ケ浜で土地を貸している民間ホテルも経営破綻(は・たん)し、民事再生手続きを始めた。
市内で観光業を営む男性は「国立公園の良さを生かし切れていない。冬場がネック。我々も協力するので、新市長にはひとつひとつ積み上げていってほしい」。
【市街地対策】
中心市街地も空き店舗が増えている。末広町商店街振興組合(佐香英一理事長)によると、現在の空き店舗と空き地は18カ所で、この4年間で約10カ所が空いたという。組合のメンバーの年齢も60歳代近くなっているという。同組合は商店街の通りの歩道設置を求めてきたが、いまだに実現されていない。
佐香理事長は「これまでの政策は郊外ばかり進めてきた。中心部に市営住宅をつくるなど市街地の定住人口を減らさない対策をしてもらいたい」と話す。
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>>543
>「告示まで1カ月を切り、わたしが参入しても厳しい状況だ。挑戦しようという前向きな思いはゼロではなかった」
だまってりゃ比例単独当選だし国政の意欲と突っぱねたのかと思いましたが,自ら決断できない政治家の烙印を認めた恰好か>秋葉
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今回はどうなんだろ!?
>かつてのライバル、菊池長右エ門氏と中居英太郎氏が吉田陣営に回り、自民党は熊坂候補を押す。
新・宮古市長選:対立の系譜 75年経ても健在 /岩手
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2247-2248
2005/06/30
◇代議士2人を輩出−−普選2回目の総選挙が発端
7月3日の投開票日に向け、旧宮古市長の熊坂義裕候補(53)=自民、公明支持=と、前県議の吉田洋治候補(61)=民主、共産、社民推薦=のいずれも無所属新人による一騎打ちが熱気を帯びる宮古市長選。「対立」の歴史をひもといてみた。[鬼山親芳]
…選挙は宮古の活力であった。地縁、血縁が絡み、今日の友が明日の敵に回るそんな対立、抗争が続いてきた宮古市政。原点は1930年の普通選挙法による第2回総選挙にまでさかのぼる。
旧宮古町や盛岡市がある旧岩手1区の定員は3。宮古出身の熊谷巌ら政友会が議席独占を狙ったが、宮古生まれの予備役海軍少将で軍縮派の高橋寿太郎が民政党から打って出て“宮古決戦”を展開。宮古・下閉伊郡を二分する激戦の末に両氏とも当選し、宮古の人たちを熱狂させた。
熊谷が自死後は今回の市長選で吉田候補の総括責任者を務める菊池長右エ門氏の先代が政友会から出馬し当選、41年に市制施行後の初代市長も歴任する。代々「菊長」と呼ばれ、先々代も衆院議員を務めた。
市民の政治への関心は戦後になっても変わらなかった。47年の戦後2回目の総選挙では山田町出身の鈴木善幸元首相が社会党(その後自由党に移党)から出て初当選。原動力は戦前からの熱情だった。しかし、その熱情は保守、革新ともに分裂を招くことになる。
中屋重治、熊谷善四郎、盛合光蔵の保守3人が争った戦後4回目の市長選。神奈川県警本部長を務め、いわば落下傘候補だった中屋の再選を支援したのは当時の自由、民主両党だった。熊谷善四郎は熊谷巌の3歳下の弟、盛合光蔵は終戦直前に市長に就任した人物である。菊池良三と中居英太郎氏の一騎打ちとなった6、8、10回目の市長選は保革の対決となった。菊池は先代菊池長右エ門の弟。自民党や鈴木善幸後援会が菊池を支援したのに対し、保守の牙城を切り崩したい中居氏は60年結党の民社党に移り、支援労組も少なかった。中居氏は社会党の県議を経て55年の衆院選に当選し1期務めたが、宮古でも左右両派の対立に泣かされた。中央からは浅沼稲次郎、鈴木茂三郎ら社会党幹部が相次いで宮古入りし、選挙好きの風土を沸かせた。
熊坂氏が初出馬して三つどもえの戦いに敗れた93年の市長選。菊池長右エ門氏は自民党公認だったが、熊坂氏は無所属。しかし、熊坂氏は鈴木元首相の秘書から宮古市長に転じた千田真一氏の主治医の関係で鈴木元首相には深く師事していた。
新生宮古市の初代市長を選ぶ今回の選挙。かつてのライバル、菊池長右エ門氏と中居英太郎氏が吉田陣営に回り、自民党は熊坂候補を押す。対立の系譜は75年経ても健在だ。
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05年宮古市長選挙
知事に近い2氏対決か 宮古市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2152
今月、3市町村が合併して誕生した宮古市の新しいリーダーを決める、市長選挙の告示まであと10日と迫った。旧宮古市の市長だった熊坂義裕氏(53)と、前県議の吉田洋治氏(61)の一騎打ちが濃厚だ。ともに増田知事に近い実力者同士の対決で、両陣営には国政の与野党が分かれて全面支援をする。2年後に控えた知事選や次期衆院選もにらんだ各党の思惑も複雑に絡みあっており、二重の意味での「前哨戦」となりそうだ。
党県連幹事長の伊藤勢至県議が、宮古市出身の吉田氏に立候補を打診したのは4月。「合併という新しい船出で市が元気を取り戻すには、市民に選択のチャンスが必要だ」と応じた吉田氏に、民主だけでなく、共産党地区委員会や社民党県連合も、推薦を出して政策協定を結び、陣営に加わった。
「はっきりと自民を応援すると言ってしまう市長も珍しいが、そういう候補に負けるわけにはいかない」と、民主党県連代表の達増拓也衆員議員。昨年の参院選で、自民党推薦候補の支援を公言した熊坂氏に対抗馬を立てた構図は、国政の状況をそのまま投影した形となった。
◇
一方、旧宮古市長として田老、新里両町村との合併をまとめ、「新市建設計画を着実に進めたい」と3月末に立候補の意思を表明した熊坂氏。陣営には自民、公明の与党関係者が顔をそろえた。
今月4日。宮古市で開いた鈴木俊一衆院議員の時局講演会に熊坂氏は来賓として出席。この場で鈴木氏は「今までの国政と首長との連携の姿に、ぜひとも理解と力添えをいただきたい」と熊坂氏を持ち上げた。
鈴木氏と玉沢徳一郎衆院議員は毎週末、宮古市に入り、熊坂支援を訴えている。公明党も支持を表明した。
◇
国政の与野党が真っ向から対決する市長選の構図の陰で、両者の対決を2年後に控えた知事選と絡めて見る向きがある。
吉田氏は県議会の無所属会派・政和会の代表で副議長を務めた5期目の重鎮。今期増田知事が提出して否決された4議案のうち、政和会は1議案を除いてすべて賛成に回った生粋の「知事与党」だ。
一方の熊坂氏は、増田知事に誘われて、知事が座長を務める新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)「知事・市町村長連合会議」のメンバーに加わった仲。2人とも増田知事との「近さ」は自他共に認める間柄だ。
増田知事は次の知事選について、「考える時期ではない」と、態度を明らかにしていない。ただ、3月下旬、初当選以来「政治の師」としている小沢氏が増田知事4選の不支持を明言しただけに、民主党の吉田氏擁立には、憶測も飛び交う。
「知事にとって、吉田氏と熊坂氏が争うこの市長選は、マイナス要素でしかない」と県幹部。その知事本人は「ノータッチ」を宣言し、2人にマニフェストを作って戦うよう勧め、静かに行方を見守っている。
宮古市長に熊坂氏 元県議の吉田氏下す
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2195
岩手県宮古市長選は3日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元宮古市長の熊坂義裕氏(53)=自民・公明支持=が、無所属新人で元県議の吉田洋治氏(61)=民主・共産・社民推薦=を破り、初当選した。投票率は76.36%。
熊坂氏は国政与党の協力の下、旧田老町と旧新里村の両首長や市議の7割が結集。旧宮古市長2期8年の経験と、合併を実現させ新市建設計画をまとめた実績が評価され、市内全域で幅広い支持を集めた。
吉田氏は国政野党勢力が結集し、連合岩手などの労働団体と連携した組織型選挙を展開したが、及ばなかった。
当日の有権者数は4万9221人。
◇宮古市長選開票結果(選管最終)
当 21,956熊坂 義裕 無新
15,353吉田 洋治 無新
2005年07月04日月曜日
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今年の此迄の経緯
熊坂宮古市長、今期限り 「3期が信条」と引退表明
2008年12月27日土曜日
>>67 >>78
前回は無所属候補2人の争いとなり、自民、公明が熊坂氏を支持、民主、共産、社民が対立候補の元県議を推薦した。
自・民が宮古で火花 2県議報告会に知事、市長ら
>>369
宮古市内で28日夜、自民党の平沼健県議と民主党の伊藤勢至県議の県政報告会がそれぞれ開かれた。平沼氏の報告会には岩手2区自民党現職鈴木俊一氏(55)や熊坂義裕宮古市長らが出席…。一方、伊藤氏の報告会には達増知事や次期衆院選岩手2区に民主党公認で出馬予定の新人畑浩治氏(45)とともに同日、宮古市長選への出馬を表明した宮古市議の坂下正明氏(57)も出席し、支持を訴えた。
選挙:宮古市長選 告示へ1カ月 新人2氏、一騎打ちの公算 /岩手
>>491
◇共に「市民党的立場」掲げ
任期満了に伴う宮古市長選(6月21日告示、28日投開票)の告示まで1カ月となった。これまで立候補を表明しているのは前市議の坂下正明氏(57)と前市教育委員長の山本正徳氏(53)のいずれも無所属の新人2人で、両氏による一騎打ちの公算が大きい。民主党が坂下氏を推薦するのに対し、自民党は山本氏を支援。次期衆院選岩手2区の両党対決を反映する図式だが、両氏の出馬表明が3、4月と出遅れた影響で有権者の関心はもう一つだ。
◇前市議・坂下氏−−民主推薦
◇前教育委員長・山本氏−−自民支援
山本氏には宮古歯科医師会、宮古医師会、宮古薬剤師会が全面支援する。10日に開かれた2区現職の鈴木俊一衆院議員の後援会と自民党2区支部の拡大役員会では、鈴木議員らが支援を確約した。14日の後援会事務所(末広町)開きには地元選出の平沼健・自民党県議らが駆け付けた。
宮古市長選 総選挙の前哨戦
2009年06月17日
>>538
市長選挙の事務所開きに、県内選出の参院議員が4人中3人、顔をそろえた。
5月24日、宮古市長選に立候補を予定する前市議坂下正明氏(57)の事務所開き。民主党参院議員の工藤堅太郎、平野達男、藤原良信の3氏が駆けつけた。さらに佐々木順一・県連幹事長ら県議や市議らも集まり「挙党態勢」ぶりをアピールした。
◇
「比例(の東北ブロック)で2議席取るぞ、鈴木俊一勝つぞ、市長選、山本勝つぞ」
宮古市内で13日に開かれた公明党の時局講演会でも、話題の中心は市長選だった。
自民系の熊坂義裕市長や自民党系県議、市議ら十数人が招かれ、「熊坂市政の継承」を訴え立候補を予定する歯科医師で前市教育委員長の山本正徳氏(53)も登壇し、存在をアピールした。
◇
自民党が県内で唯一、議席を持つ衆院選岩手2区で人口が最も多い市の首長選だけに、与野党とも総選挙の「前哨戦」と位置づけている。
05年7月の前回市長選で、民主系候補は6600票差で敗れた。その年9月の総選挙でも、民主党候補は宮古市で7千票差を付けられた。市長選は総選挙への大きなステップとなるだけに、民主党県連の工藤代表は「国政を見据えて戦う」と語る。
坂下氏は3月28日、同市内のホテルで立候補を表明。同じ日に達増拓也知事も出席した民主党県議の県政報告会で、立候補予定者として紹介された。達増知事の後援会宮古支部長でもある坂下氏のミニ集会には県選出参院議員も応援演説している。今月14日には、次期衆院選2区に立候補を予定する畑浩治氏が出席し、…あいさつした。
一方、山本氏は4月25日、岩手2区選出の鈴木俊一衆院議員や熊坂氏も出席した宮古歯科医師会総会で出馬表明した。…政党推薦は受けていない。だが、7日の旧田老町でのミニ集会では、鈴木衆院議員が出席し激励。市外からも自民党県議らが応援に入っている。
同市長選には元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)も立候補を表明している。後援会などは組織せず、支持を広げようと市内を回っている。
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其れにしても酷い経済状況やなぁ。
国民の生き血を吸って生きてる自公の支援を漫然としてるからや。民主を支持して発展する北上〜水沢辺りを見倣いたい。
宮古新市長選 課題は山積み
2009年06月19日
>>544
【人口減】
宮古市の1日現在の人口は5万7879人。05年6月の人口は6万1188人。4年間で3309人減ったことになる。
市の人口減少は出生から死亡を引いた自然減より、転入者から転出者を引いた社会減の方が上回る。
雇用面では、宮古公共職業安定所の有効求人倍率は、昨年9月が0・61だったのが、今年3月は0・34まで落ち込んだ。4月は0・35だった。
【観光客減】
陸中海岸国立公園を抱える観光面も下降の一途だ。観光名所「浄土ケ浜」を抱える宮古市(旧田老町などを含まない旧宮古市の部分)は92年、観光客の入り込み数が152万人を超えていた。それが、昨年は82万人だった。
市が所有する「グリーンピア田老」の宿泊施設の委託先企業は、経営不振を理由に今年9月末で撤退することになった。従業員73人がいるまま、いまだに後継委託先が決まっていない。また、市が浄土ケ浜で土地を貸している民間ホテルも経営破綻し、民事再生手続きを始めた。
【市街地対策】
末広町商店街振興組合(佐香英一理事長)によると、現在の空き店舗と空き地は18カ所で、この4年間で約10カ所が空いたという。組合のメンバーの年齢も60歳代近くなっているという。同組合は商店街の通りの歩道設置を求めてきたが、いまだに実現されていない。 佐香理事長は「これまでの政策は郊外ばかり進めてきた。中心部に市営住宅をつくるなど市街地の定住人口を減らさない対策をしてもらいたい」と話す。
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典型的な寂れた田舎町ですからね・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090620t31022.htm
観光・水産の活性化急務 宮古市長選あす告示
任期満了に伴う岩手県宮古市長選(28日投票)が21日、告示される。いずれも無所属新人で、元市議の坂下正明氏(57)、元市教育委員長の山本正徳氏(53)、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)が立候補を表明。選挙戦は事実上、市政の転換を訴える坂下氏と、現職熊坂義裕氏の後継の山本氏の一騎打ちとなりそうだ。三陸沿岸の拠点都市を目指しながら、近年は観光や水産など基幹産業が低迷し、人口減少も歯止めがかからない。市政の課題を探った。(宮古支局・阪本直人)
<若者暮らせる街に>
告示前から市内各地でほぼ毎晩開かれる各候補予定者のミニ集会。政策の訴えに熱心に耳を傾け、メモを取っていた市内の自治会長(67)は「若い人たちが地元に残って暮らせる街にしてほしい」と語った。
2005年6月に旧田老町、旧新里村と合併した宮古市。人口は合併当初の6万1188人から5万7879人(1日現在)に減少した。世代別の構成割合は4年間で、ゼロ〜14歳が13.5%から12.7%に下がり、逆に65歳以上は25.7%から29.1%に上がった。
「地域を回ると、高齢者の一人暮らしがだいぶ増えた。親を残して外に出て行った人が30、40代になって帰って来ようとしても仕事がない。何とかならないものか」と自治会長はため息をついた。
<有効求人倍率0.35倍>
市の基幹産業は昨年、景気悪化や地震で大きな打撃を受けた。観光業は岩手・宮城内陸と岩手沿岸北部の二つの地震による風評被害もあり、宿泊客が大幅に減少。観光客数は前年比11.8%減の145万8000人に落ち込んだ。今年に入り、グリーンピア田老の宿泊運営委託業者の撤退、老舗の浄土ケ浜パークホテルの民事再生法適用など暗い影が差す。
製造業は主力の金型・コネクター産業などで、昨年末から2月にかけ14社252人の雇用調整が発生。今春以降も厳しい状況で、4月の宮古職業安定所管内の有効求人倍率は0.35倍と「かつてない低い数字」(市産業振興部)。同職安は「離職者を呼び戻す企業も一部で出始めたが、好転していない」という。
水産業も昨年は定置の秋サケ漁が海流の影響で不振だった。市魚市場の昨年度の水揚げ高は約5万3200トン、約75億円で「最近10年はほぼ横ばいの状態」と市水産課。市場の水揚げは半数以上をタラやサンマなどの廻来(かいらい)船が占め、市は廻来船誘致策を積極的に進める。市魚市場の得田博総務部長は「水揚げ増加のためには廻来船誘致に加え、加工業者の施設拡充への行政支援が必要だ。雇用を生み出すことにもなる」と話す。
<商店街疲弊激しく>
マニフェストを発表した坂下、山本両氏は、ともに経済、産業振興と子育て環境の充実を政策の柱に据える。18日には、市中心部の末広町商店街振興組合が両氏を招いて政策懇談会を開いた。
主催した同組合の佐香英一理事長は「十数年で地価は大きく下落し、商店街の疲弊は激しい。街の空洞化をどうするのか。その対策も示してもらいたい」と注文する。
来年1月1日には川井村が編入合併し、面積約1260平方キロメートルの県内で最も広い自治体となる同市。新市長の手腕にかかる期待は大きい。
2009年06月20日土曜日
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>>322-323>>480
この人は平みたいですね。
平vs小名浜は平郵優勢で来てるってことなんでしょうか?
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090621ddlk07010089000c.html
選挙:いわき市長選 渡辺県議が出馬意向 後援会要請で /福島
いわき市長選(9月6日告示、13日投開票)で20日、自民党県議の渡辺敬夫氏(63)が出馬の意向を示した。同日、いわき市内で開かれた後援会の会合で出馬要請を受けた渡辺氏は「皆さんの熱い思いを重く受け止める。早い時期に判断させてほしい」などと述べ、これまでより踏み込んだ発言をした。
会議後、渡辺氏は「後援会以外にも選挙の組織があり、相談する人もいる。協議した上で、なるべく早くイエスノーをはっきりさせたい」と述べた。
渡辺氏は同市議から91年に同市選挙区選出の県議に初当選。現在5期目で県議会議長も務めた。
同市長選では、現職の櫛田一男氏(71)が再選を目指して立候補する意向を表明している。【田中英雄】
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>自民は青木が平、吉田は小名浜、渡辺は平と市北部、清水は常磐、坂本は勿来地区を基盤に、それぞれ票固めに余念がない。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/kikaku/078/4.htm
顔ぶれと展望 県議選2007 トップ
(4)いわき市、双葉郡など
いわき…自共議席増狙う 双葉…2現職に民主挑む
■いわき市
前回は自民が6議席を占めたが、2005年のいわき市長選に伴って櫛田一男が引退するなどし、現職は5人。新人の擁立で前回と同じ6議席を狙うが、民主、共産も現職や実力者をそれぞれ2人擁立しており、勝敗の行方は混とんとしている。
自民は青木が平、吉田は小名浜、渡辺は平と市北部、清水は常磐、坂本は勿来地区を基盤に、それぞれ票固めに余念がない。新人の斉藤は地盤の小名浜が吉田と重なるだけに、他地区でもこまめに座談会を開くなど、全域を対象に支持者開拓に奔走する。
前回は最下位当選の民主の中村は、確固とした地盤を持たないだけに連合からの支援に加え、いかに浮動票を取り込むかに腐心している。県議補選で初当選してから1年半の佐藤は、地元の内郷、常磐地区を手堅くまとめる。
前回2万票に迫る勢いでトップ当選した公明の中島は、公明票を基礎に堅調な戦い。共産の長谷部は、平、小名浜を中心に支持拡大を目指す。市議を7期務めた新人の宮川は、勿来地区を中心に個人的な支持者が多く、演説会などを精力的にこなす。西丸は出身の自治労と常磐地区の支持を固めている。
■原町市
3期目を目指す太田以外に出馬の動きはない。
■相馬市
無風と見られていたが、自民現職の斎藤に、無所属牛渡が急きょ名乗りを上げ、一騎打ちの様相になっている。斎藤は市内各地区でミニ集会などを開き、従来からの支持者固めに動く。牛渡は市議選への出馬を取りやめ、民主の推薦を得て県議選に挑む。
■双葉郡
2期目を目指す自民の馬場と、昨年11月の県議補選で当選した吉田という郡北部の浪江町に地盤を持つ現職2人に、民主の新人で南部の富岡町出身の坂本が挑む。昨年の補選で自民公認ながら惜敗した猪狩芳樹が今回は出馬を見送ったため、猪狩の獲得票約1万2000票の行方が焦点になる。自民党双葉郡総支部長でもある馬場は同区唯一の自民公認として自民支持層の取り込みに力を注ぐ。吉田も自民系で、補選以上の得票を目指している。ともに地盤とする浪江町の自民支持層の動向が注目される。坂本は連合や社民系の支援に加え、「南部からも当選者を」と、幅広い層への食い込みを図っている。
■相馬郡
6期目を目指す加藤以外に立候補の動きはない。(敬称略、おわり)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000906180005
入札制度改革VS医療無料化/建設業協会
2009年06月18日
県建設業協会宮古支部は17日、宮古市長選で自民、公明が支援する歯科医師の山本正徳氏(53)に推薦を出した。
「こちらから働きかけはしないが、山本氏から要請がきたら出すことにしていた」と関係者は言う。
同支部はその10日ほど前、もう一人の有力候補の前民主系市議の坂下正明氏(57)=民主、社民推薦=にも推薦を出していた。
結果的には両者に推薦を出すこととなったが、国政選挙では自民党を推す同支部が、民主系候補への推薦を先行させていた。
◇
「基本は宮古の業者を優先するので、信用してほしい」
坂下氏は16日、建設業協会宮古支部などの建設業者ら約40人との意見交換会で言った。
坂下氏が選挙の争点にしようとしているのは、市の入札制度だ。マニフェストで市の入札では市内業者を優先させることを掲げた。「できるかぎり市内の業者で賄い、地域内で経済を循環させ活性化させる」という。
一方、山本氏は小学生までの医療費無料化を目玉に掲げる。入札についてはマニフェストになく「地元業者が活躍できる制度を勉強する」という。
現職の熊坂義裕市長は競争による公正な入札を方針に制度を変え、07〜09年度は条件付き一般競争入札を導入した。市外の業者も自由に参加できるようにする一方、市内業者には市独自の「主観点」と呼ばれる点数を加え、ゲタを履かせた。市内業者はこの合計点が良ければ、県のランク付けでは応札できない価格の工事にも応札できる。
市契約検査課によると、08年度の公共工事の市内業者と市内に営業所を置く業者の受注率は96%という。予定価格(入札の上限価格)と落札価格を比べた平均落札率は、07年度は86・8%、08年度が89・9%と9割を切り、以前より安くなっているという。全国市民オンブズマン連絡会議は、落札率を談合の有無の指標としており、90%を超える場合は「談合の疑いがある」とみている。今の宮古市では談合の可能性は低いということになる。
一方、業者の間では低価格化や競争の激化を巡る不満がくすぶる。ある業者は「宮古は(自民の)鈴木俊一さんの選挙区で、県内では与党の最後の牙城だ。与党の大きな影を見ながらも、業者は今の入札制度に疲れている」といい「坂下さんの入札改革の理念は魅力だ」と話す。
別の地元業者は「国政では当然、政権与党をやらないといけない。市長選では先に坂下さんから推薦要請があったし、坂下さんが入札制度を変えると言っているから(推薦を出した)」と話す。
山本氏は建設業協会宮古支部に17日に推薦要請を出し、即日受理された。要請した理由を山本氏は「私も建設業界のことを考えているという意思表示のため」と話す。
建設業界が自民ではなく民主だけを推す「ねじれ」は、形の上では消えた。
同市長選には元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)も立候補を表明しているが、マニフェストは作っていない。
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取り急ぎ、メモ。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090621215805.asp
松橋氏が当選確実/田子町長選
任期満了に伴う田子町長選は21日、投開票が行われ、現職の松橋良則氏(65)が当選確実となった。
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ありゃ、秀吉負けですか
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000906220003
田子町長選 松橋氏が再選
2009年06月22日
田子町長選は21日、町内12カ所で投票が行われ、即日開票の結果、現職で内装会社役員の松橋良則氏(65)が新顔の観光ホテル経営羽柴秀吉氏(59)=いずれも無所属=を破り、再選を果たした。当日有権者数は5724人で、投票率は過去最低だった前回(77・72%)をさらに下回る73・78%だった。
当初は無投票かとみられていたが、告示の約3週間前に羽柴氏が立候補を表明し、選挙戦となった。財政健全化と企業誘致、若者の雇用対策などの必要性では2人の候補の間に相違はなく、どちらが町のリーダーにふさわしいかが問われた。
松橋氏は、1期目の4年間で財政を健全化の方向に導いた実績を強調。町議10人のうち半数以上からも支持を受けて、優位に選挙戦を進めた。羽柴氏が町外の出身であることから、地元で生まれ育ったことも強調して「良識のある一票を」と訴え、幅広い住民の支持を得た。
羽柴氏は、前回の町長選で松橋氏の対立候補だった町議らの支援を受けた。「よそ者ならではの発想ができる」と訴えたが、及ばなかった。
■田子町長選の得票■
当3,339 松橋 良則 65 無現
815 羽柴 秀吉 59 無新
=確定得票
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すごい差ですねぇ。
夕張の接戦がウソみたいです。
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選挙:鹿角市長選 現新3氏が立候補 経済振興など争点に /秋田
http://mainichi.jp/area/akita/news/20090622ddlk05010004000c.html
任期満了に伴う鹿角市長選が21日告示された。立候補したのは届け出順に、新人で元総合病院臨床検査技師の柏木修次氏(61)▽再選を目指す現職で全国市長会理事の児玉一氏(62)▽新人で前市議の石川徹氏(44)の無所属の3人=写真は右から届け出順。
現市政の継続か転換かが最大の焦点となっており、経済振興や行政改革、地域医療のあり方などをめぐって論戦を繰り広げる。投票は28日に69カ所であり、午後8時15分から市記念スポーツセンターで即日開票される。20日現在の選挙人名簿登録者数は3万303人(男1万3974人、女1万6329人)。【村川幸夫、野原寛史】
●柏木氏
柏木氏は自らが運転する軽自動車の選挙カーで午前10時半、JR鹿角花輪駅前に乗り付けて第一声を上げた。
医療現場に約30年間勤めた経験から「医師不足が深刻で、これを解消するため今までの経験を生かしたい」と述べた。さらに地域経済について「雇用が伴えば市政発展や福祉にも効果を表すので、生活の糧である雇用対策と医療、福祉対応にがんばる」と支持を訴えた。
●児玉氏
児玉氏は午前9時過ぎ、市役所に近い選挙事務所前で約200人の市民を前にマイクを握った。
「第一の公約は経済雇用対策だ。市独自に18億円の財政出動をして経済政策を実行する」と強調。「企業の立地や商工業、観光の連携で4年間で300人の雇用創出を図る」と訴えた。さらに「産業力や地域力を柱に6目標の実現にがんばる」とし、「行政コストを5億円削減し、教育や福祉に振り向ける」と力説した。
●石川氏
石川氏は午前9時半から、十和田地区にある選挙事務所前で出陣式をした。約130人の支持者に向かい「厳しいながらも活力に満ちた自治体は、トップに立つ人間が時代と地域にふさわしい政策を明確に打ち出している」と指摘。「立候補表明から3カ月間、市民の皆さんと少しでも接点を持とうと自転車と徒歩で1万3000世帯を回ってきた。有権者の皆さんとお話しして作った政策を実現したい」と話し、市の閉塞(へいそく)感打破を訴えた。
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柏木修次(かしわぎ・しゅうじ) 61 無新
[元]県厚生連鹿角組合総合病院臨床検査技師[歴]杏林学園短大
児玉一(こだま・ひとし) 62 無現(1)
全国市長会理事▽全国国土調査協会副会長[歴]市総務部長・助役▽県市長会副会長▽十和田高
石川徹(いしかわ・とおる) 44 無新
鹿角サッカー協会長[歴]市議3期▽市議会総務財政委員長・産業経済委員長▽明大
毎日新聞 2009年6月22日 地方版
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>無所属1人を除いた6会派の代表者が22日、申し合わせた。
つまり自民もか
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090622-OYT8T01158.htm
市長問責決議案あす提出へ
仙台市会タクシー券問題で6会派
仙台市の梅原克彦市長のタクシー券問題で、同市議会各会派は22日、「説明責任が果たされていない」として、梅原市長の問責決議案を、議会最終日の24日に提出する方針を決めた。無所属1人を除いた6会派の代表者が22日、申し合わせた。24日の市議会で可決される見通しだ。
タクシー券問題では、昨年12月以降、市議会の本会議や常任委員会、議員協議会で、使途や経路が不明な市長のタクシー券を追及。市長の発言が二転三転し、「記憶がない」などあいまいな答弁を繰り返したことから、市長に対する反発が広がっていた。
今回の議会の代表質問や一般質問で、市長が謝罪したものの、明確な回答が得られなかったとして、「説明責任が果たされておらず、市政に対する市民の信頼を損ねた」とした。
(2009年6月23日 読売新聞)
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仙北市、議員定数2減の「22」に 議会で可決
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090623m
仙北市議会は23日、追加提案した09年度一般会計補正予算案、議員発議の議員定数条例改正案など16件を可決し閉会した。
条例の改正は、議員定数を現行の24から22に減らす内容で、起立採決(議長除く、欠席1、欠員1)の結果、賛成20、反対1で可決した。定数の削減は、会派代表者会議を開くなどして議論を重ねてきた。
新定数は来春の改選から適用される。
(2009/06/23 20:20 更新)
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>市議会(定数60)の無所属を除く全6会派の代表が提出。起立採決の結果、47人が賛成した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009062401000719.html
仙台市長の問責決議可決 タクシー券使用問題で
2009年6月24日 18時09分
仙台市議会は24日の本会議で、不明朗なタクシー券使用問題で説明責任を果たさず、市民の信頼を損ねたとして梅原克彦市長(55)に対する問責決議を賛成多数で可決した。梅原市長はタクシー券問題を受け“丸刈り”にして7月の市長選に出馬表明しているが、選挙戦直前の問責決議は大きな痛手となりそうだ。
梅原市長は市議会閉会後、記者団に「私の不徳の致すところ。大変重く受け止めている」と陳謝。同時に「政策に大きな誤りはないと自負している。あと4年間のチャンスを与えていただけるよう市民に真正面から訴えたい」と再選への意欲をあらためて強調した。
問責決議は、市議会(定数60)の無所属を除く全6会派の代表が提出。起立採決の結果、47人が賛成した。法的拘束力はない。市議会事務局によると、仙台市長の問責決議は記録がある1958年以降初めて。
梅原市長の不明朗なタクシー券使用は昨年12月に発覚。市長は行き先未記載分など約260万円を市に返還しているものの、市議会では「記憶が定かでない」などと繰り返し、具体的な説明をしていない。
(共同)
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47議員がレッドカード 梅原仙台市長の問責決議
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090625t11030.htm
タクシーチケットの不適正使用問題で、仙台市議会で24日あった梅原克彦市長問責決議案の採決は、決議案を提出した6会派の47議員がそろって「レッドカード」を突きつけた。その一方、採決を退席、反対した議員からは、問責決議という手法に疑問の声が漏れた。
最大会派の改革ネット・自民の柿沼敏万会長は決議案の提案理由で「市長としての対応に誠実さがない」「市政の停滞と混乱を招いた」と強く批判した。
本会議終了後、第二会派の民主クラブ仙台の木村勝好代表は「仙台市議会として極めて異例の決議。議会の意思表示を重く受け止めるべきだ」と強調した。
7月12日には仙台市長選(26日投票)が告示される。きぼうの鈴木勇治代表と公明党市議団の笠原哲団長は「市長選で市民の審判を仰ぐことになる」と口をそろえた。
百条委員会の設置動議を否決された社民党市議団の辻隆一代表は「最低限の意思表示はできた」と説明。共産党市議団の福島かずえ団長は「与党会派も最後の最後に梅原市長と決別した」と受け止める。
一方、採決前に退席した鈴木繁雄議員(改革ネット・自民)は前回市長選で多くの議員が梅原市長を推しながら、市長の政治姿勢を変えられなかった責任に言及。「市長の失職か議会の解散を伴う不信任決議をするべきだ」と強調した。
決議に反対した大泉鉄之助議員(同)は「政治信条から反対した」と語った。
石川建治議員(社民党市議団)は所用で本会議を欠席した。問責決議に反対、採決前に退席した議員は次の通り。(敬称略)
▽反対 大泉鉄之助、大内久雄、庄子晋、田村稔(改革ネット・自民)▽採決前退席 鈴木繁雄、佐藤正昭、佐竹久美子(改革ネット・自民)、斎藤建雄(民主クラブ仙台)、熊谷善夫、伊藤新治郎(きぼう)、渡辺博(無所属)
◎梅原市長「至らぬ点あった」
梅原克彦仙台市長は24日、報道関係者の取材に応じ「不徳の致すところ。わたし自身に至らぬ点があった」と述べた。
任期中、最後の市議会定例会で問責決議案が可決され、梅原市長は「厳しく受け止めている。地方自治の両輪として、議会とはよりコミュニケーションを図らなければならない」と反省点を挙げた。
市議会には「第三者への譲渡先など説明責任が果たされていない」との批判がいまだにくすぶっている。梅原市長は「記憶が不鮮明で十分な説明ができない」との主張を繰り返した。
市長選に向けては「一連の経過を市民におわびする。もう一度チャンスを与えてもらえるよう、選挙戦で政策などを真正面から訴えたい」と強調した。
2009年06月25日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090626t31020.htm
宮古市長選 与野党対決が過熱 勢い既に総選挙
任期満了に伴う岩手県宮古市長選(28日投開票)は、次期衆院選の前哨戦の様相を呈している。ともに無所属新人で、元市教育委員長の山本正徳氏(53)と元市議の坂下正明氏(57)による事実上の一騎打ち。山本氏を自民、公明両党、坂下氏を民主、社民両党が応援し、与野党が激しい火花を散らしている。(盛岡総局・久道真一、宮古支局・阪本直人)
今年最高の気温32.2度を記録した25日、市中心部であった街頭演説会。会場の片隅で耳を傾けた自営業男性(58)が冷ややかに感想を漏らした。「これといった市政の課題はなく争点もない。でも総選挙が近いから、どうしてもその目で見ちゃうよね」
一方、政党関係者は熱い。宮古市を含む衆院岩手2区は県内4小選挙区で唯一、自民党が議席を持つ。自民党宮古支部が支援し、公明党岩手第3総支部が支持する山本氏と、民主党県連と社民党県連が推薦する坂下氏との激突は与野党対決の構図を浮かび上がらせる。
<政党色前面に>
21日の山本氏の第一声には自民党の鈴木俊一衆院議員(岩手2区)、熊坂義裕市長、自民、公明両党の県議、市議らが駆けつけた。マイクを通して「市政の継続」「国政との連携」を盛んに強調する言葉が聞かれた。
自公両党は当初、「市民党」を掲げる山本氏に配慮。推薦ではなく支部レベルの「支援」「支持」にとどめた。だが告示が近づくにつれ、公明党時局講演会や鈴木氏後援会の集会に山本氏を呼ぶなど、政党色を前面に出す戦いに転換した。
対する坂下氏の第一声には民主党の国会議員や社民党、連合岩手の幹部らのほか、2区に立候補予定の民主党新人畑浩治氏が参加。マイクを握った同党の藤原良信参院議員は「国政は大きくうねり、政権交代も近い。市民の良識を問いたい」と声を張り上げた。
坂下氏は出馬に伴い民主党籍を離れたが、今も畑氏の地区後援会長を務める。このため同党参院議員や秘書、県議らが連日宮古入りし、「市長は坂下、国政は畑」と訴える。
<似通った票差>
衆院選で、鈴木氏と畑氏の対決は2度目。元首相で実父善幸氏(故人)の地盤を継ぎ、7選を目指す鈴木氏は盤石そうに見えるが、2005年の前回衆院選は約2万2000票差。宮古市で鈴木氏が上回ったのは7000票だった。
その2カ月前に行われた市長選では自公が支援した現職熊坂氏が民主系候補に勝ち、その時が約6600票差。市長選の結果が直後の衆院選に反映しただけに、与野党の応援にも力が入る。
自民党県連の菊池勲会長は言う。「告示前から県議団を投入し、一つの首長選としては異例の対応を取ってきた。総力戦で何としても勝つ」
佐々木順一民主党県連幹事長も「前回は現職市長に敗れたが、新人同士の今回は十分に勝算がある。宮古から政権交代を実現する」。
市長選には、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)も立候補している。
◇宮古市長選立候補者
山本正徳 53 歯科医 無新(自・公支)
坂下正明 57 会社役員 無新(民・社推)
八木常雄 66 無職 無新
2009年06月26日金曜日
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http://mainichi.jp/area/miyagi/archive/news/2009/06/25/20090625ddlk04010091000c.html
選択:見えぬ争点・仙台市長選/上 市長問責決議案可決 /宮城
◇不満蓄積と求心力低下−−現職続投問う「信任投票」の様相
仙台市長選(7月26日投開票)があと1カ月余りに迫った。候補予定者もほぼ出そろい、現職対新人の選挙構図は固まった。だが、前回選挙(05年)での「地下鉄東西線建設推進」のような明確な争点は浮かんでいないのが現状だ。仙台市議会は24日に現職の梅原克彦市長への問責決議を可決。市長選は現職続投の是非を問う「信任投票」の様相を帯びつつある。市長選前の現状を探った。【高橋宗男、須藤唯哉】
「梅原市長に対する問責決議案に賛成の諸君は起立を求めます」。仙台市議会第2回定例会最終日の24日、野田譲議長が促すと、議長と退席した議員を除く51議員中47人が立ち上がった。決議が可決された瞬間、梅原市長は議員らをちらりと横目に見て、口を固く結んだ。
決議案は市議会の全6会派代表が連名で提出した。市議会は市長のタクシーチケット不適切使用問題を巡って半年にわたり真相究明を図ってきたが、市長は説明責任を果たさず、市政に対する市民の信頼を大きく損ねたと指摘。「責任者たる市長としての対応には誠実さがなく、はなはだ遺憾である」と強調し、「議会は梅原克彦市長に猛省を促すとともに、その責任を強く問う」と結んでいる。
梅原市長は今月13日、タクシーチケット問題で説明責任を果たせなかった「おわびの印」として丸刈り頭で記者会見し、市長選に出馬、再選を目指すと表明した。しかし、市議会からは定例会の会期中にあえて議会以外の場を選び出馬を表明したとして「議会軽視」の声が出た。「幼稚なパフォーマンス」との厳しい叱責(しっせき)も飛んだ。
市長選の投票日まで1カ月余りのこの時期に、事実上の「不信任決議」に等しい問責決議を提出することに異論がなかったわけではない。退席した議員の一人は「議会を政局の場にすべきではない」という。
だが、保守系第3会派「きぼう」の鈴木勇治代表は「議会としてもけじめが必要。あなたとはもう一緒に歩めないという決別状だ」と解説した。
◇ ◇ ◇
05年の前回市長選で市議60人のうち44人の支持を得て初当選した梅原市長だが、蜜月に近かったスタート時の風景は1期目のゴール地点で完全に色あせてしまった。だがなぜ、ここまでこじれてしまったのか。
タクシーチケット問題で「記憶が不鮮明」と繰り返した答弁が、「不誠実」と映ったことは間違いない。だがそれ以外にも、県立高校の一律共学化に反対する市長が深夜に県教育長の自宅を訪ね手紙を渡した行為など、「我の強い独断的手法」への不満が周囲に蓄積され、議会のみならず市役所内部でも求心力が低下していった。
「報道を見て残念に思うのは(梅原市長の)実績を一つも評価していないところだ」。今月18日に仙台市青葉区内のホテルで開かれた梅原市長の激励会で、支持者らは不満を噴出させ、同時に「梅ちゃんと呼ばれる親しみやすさも必要」といった声が相次いだ。
議会と対立し、四面楚歌(しめんそか)にも見える状況に追い込まれた梅原市長だが、出馬への恐怖心がないかと尋ねるとこう答えた。「全くない」
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090626ddlk04010177000c.html
選択:見えぬ争点・仙台市長選/下 希薄な政策論争と政党色 /宮城
◇市民の関心にブレーキ「内輪のもめ事に見えるかも」
「仙台市を覆う黒い雲を追い払いたい」
前仙台市副市長の奥山恵美子氏(58)は24日朝、JR仙台駅近くの路上で通勤途中の市民に手を振り、そう訴えた。この日、市議会が梅原克彦市長(55)に対する問責決議を可決。奥山氏は翌朝、「由々しい事態。市政の危機を象徴している」と指摘し、現市政を覆う閉塞(へいそく)感の払しょくを訴えの中心に据える。
梅原市長との路線対立から今年3月に副市長を辞任した奥山氏。今月5日に市長選への出馬を表明し、19日には政策骨子を発表した。個別の政策は来月上旬までにまとめる方針だが、「市民の日常生活を支えるのが市政」と述べ、梅原市政の政策を6〜7割は継続していく考えを示した。強調したのは「同じ施策でもソフトの手法に違いが出る」点だ。
「誰が出ても目指すところは一緒。ただどうやってそこにたどり着くかはそれぞれ」。民主党の市議はそう解説する。
現職市長と前副市長という選挙の構図に対し、市議の柳橋邦彦氏(68)は「内輪のケンカに市民を巻き込むのは到底許せない」と異論を唱え、今月12日に出馬表明した。梅原市長まで3代続いた「役所出身」からの脱却が必要と強調し、「官から民」のスローガンを掲げる。
5月9日に立候補を表明した市議の渡辺博氏(59)も「市長には民間の感覚が必要」と訴える。「奥山氏は副市長として市長の暴走を止められなかった。その責任は重い」と指摘し、「市民生活の中から出た初代市長を目指す」と意気込んでいる。
◇ ◇ ◇
「衆院選が重なってくるかもしれない。女性候補同士、連携できないか」
梅原市長の支援グループが青葉区内で事務所開きを行っていた今月20日午後、奥山氏は民主党選出衆院議員、郡和子氏の事務所を訪れ、こう打診した。
衆院の解散、総選挙が迫る中、先月のさいたま市、今月の千葉市と相次いだ政令市長選で民主への追い風が明らかになった。だが仙台市長選では、衆院選の前哨戦となる「自・公対民主」の構図は成立しそうにない。
民主党県連が奥山氏支援をいち早く打ち出すと、前回市長選(05年)で梅原市長を支持した自民と公明は今回の市長選で「自主投票」を決定した。共産党も現段階で候補を立てておらず「(擁立しない場合は)各候補の政策を見極める」方針だ。
元市議会議長として人望もある柳橋氏の下には、少なくない保守系市議が参じるとみられている。保守層の切り崩しを狙う奥山氏は「あまり民主が表に出過ぎると公明が引いてしまう」と、民主色を打ち出すことへの戸惑いを郡氏に打ち明けた。
政策論争と政党色の希薄さが、市長選に対する市民の関心にブレーキをかけているようにもみえる。「市長と前副市長、それに2人の市議。市民にしたら内輪のもめ事に見えるのかもしれない」。市職員の1人が自嘲(じちょう)気味に語った。【高橋宗男、伊藤絵理子、須藤唯哉】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090627-OYT8T00083.htm
議長、副議長を不信任
北秋田市議会 市民病院問題で説明怠る
10月開業の北秋田市民病院の赤字を市が全額負担する方針を示している問題で、市議会の吉岡興議長と庄司憲三郎副議長が、病院を運営するJA秋田厚生連が、赤字を負担するとしていた基本協定を結ぶことはできないと、岸部陞前市長から説明を受けていたのに議会に報告していなかったことが26日、わかった。この日の議会では、議長、副議長の不信任決議案が提案され、賛成14、反対10の賛成多数で可決された。不信任に法的拘束力はない。
不信任決議案を提出した武藤忠孝市議によると、議長と副議長は4月中旬、退任間際の岸部前市長から、市は赤字を負担できないと主張したが、厚生連に受け入れてもらえず、「基本協定を任期中に結ぶという約束を果たせなくなった」と報告を受けた。しかし、議会運営委員会を開かず、市議会には説明しなかった。
6月に初めて事情を知った市議らから議長の責任を問う声が上がっていた。
吉岡議長は決議後、「こうした事態を招き、議会に申し訳ない。今後のことはゆっくり考えたい」と謝罪し、体調不良を理由に退場した。
市議会はこの日、議員定数を減らす決議案を反対多数で否決。一般会計補正予算案などを可決し、閉会した。
(2009年6月27日 読売新聞)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090628o
鹿角市長選、児玉氏が再選果たす
任期満了(7月2日)に伴う鹿角市長選は28日、市内69カ所で投票を行い、午後8時15分から市記念スポーツセンターで即日開票された。その結果、現職の児玉一氏(62)が1万1199票を獲得、次点の元市議の石川徹氏(44)に1610票差をつけ、元病院臨床検査技師で無職の柏木修次氏(61)を含む三つどもえの戦いを制し、再選を果たした。
投票率は、過去最低だった2005年の前回を22ポイント上回る71・39%で、2番目の低さとなった。
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804 :無党派さん:2009/06/28(日) 21:44:12 ID:rlIplkkj
岩手宮古市長選、山本正徳(自民推)当確
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ソースあった
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090628t31033.htm
宮古市長選 山本氏が初当選
任期満了に伴う岩手県宮古市長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元市教育委員長山本正徳氏(53)が、いずれも無所属新人で元市議の坂下正明氏(57)=民主、社民推薦=、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)を破り、初当選した。
山本氏は産業と教育の振興、小学生までの医療費無料化を訴えた。自民、公明各支部の支援と支持を得て、各層から幅広く集票した。
投票率は67・23%で、前回を9・13ポイント下回った。当日の有権者は4万7296人。
<山本正徳(やまもと・まさのり)>53無新
開業医(歯科医、市教育委員長)宮古市、岩手医大=《自》《公》
2009年06月28日日曜日
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>>569
ソースはザ・選挙だが
宮古市議補選、共産党公認候補が勝利らしい
岩手独特の自・共協力か
それにしてもびっくりだわ
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>>570
へぇ。。此れ↓っすね。
それあるのかも知れませんね〜。
后子ちゃん圧勝か〜
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0906/0906280987/1.php
6月28日の開票速報(宮古市、鹿角市、横須賀市、魚沼市、宇部市)
「ザ・選挙」編集部2009/06/28
6月28日に投票が行われたのは5市の7選挙。いずれも同日夜に開票の予定で、「ザ・選挙」編集部は、開票結果が判明次第、このページで開票結果を速報します。
今週告示された選挙のうち、4町村の6選挙はいずれも立候補者が定数を越えず無投票での当選が決定しています。これらの選挙も併せて掲載します。
(■は28日投票の選挙、■■■は結果判明済み、□□□は無投票当選の選挙)
□□□礼文町長選挙(北海道) 現職の小野徹氏(58)が連続無投票で再選 ⇒結果
□□□礼文町議会議員選挙(北海道) 定数10に立候補者も10人、全員無投票当選 ⇒結果
□□□新篠津村長選挙(北海道) 現職の東出輝一氏(62)が連続無投票で再選 ⇒結果
□□□新篠津村議会議員補欠選挙(北海道) 定数1に立候補者も1 ⇒結果
■■■宮古市長選挙(岩手県) 自公支援の山本正徳氏が民主・社民推薦の前市議を破る ⇒結果
■■■宮古市議会議員補欠選挙(岩手県) 共産の元職落合久三氏が当選 ⇒結果
■■■鹿角市長選挙(秋田県) 現職の児玉一氏が再選 44歳前市議の善戦及ばず ⇒結果
■■■横須賀市長選挙(神奈川県) 無党派・33歳の吉田雄人氏が現職破る ⇒詳細
■魚沼市議会議員選挙(新潟県) 定数24に29人(現職15、新人12、元職2)が立候補 ⇒詳細
■■■宇部市長選挙(山口県) 環境派元県議の久保田后子氏が圧倒的な初当選 ⇒結果
■宇部市議会議員補欠選挙(山口県) 定数3に4人(新人2、元職2)が立候補 ⇒詳細
□□□津奈木町長選挙(熊本県) 現職の西川裕氏(63)が連続無投票で5選 ⇒結果
□□□和泊町長選挙(鹿児島県) 現職の伊地知実利氏(65)が無投票で再選 ⇒結果
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>>570-571
これは驚愕…共産圧勝ですね。
新市長より得票が多いですよ。
17024 落合久三 61 共産 元 政党役員
11863 武蔵和夫 50 無所属 新 税理士
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/3/00010234.html
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武蔵氏は告示当日急遽立候補したから負けて当然
むしろこれだけ取れているほうが不思議
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>>573
市長選への影響を恐れて自公も民主も補選の候補者を立てられなかったと云う事でしょうか?
選挙:宮古市長選/宮古市議補選 市長選、新人3氏が立候補−−告示 /岩手
◇市政継続、刷新争点に
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090622ddlk03010022000c.html
任期満了(7月2日)に伴う宮古市長選は21日告示され、前市教育委員長で歯科医師の山本正徳氏(53)と、前市議で海産物加工販売会社社長、坂下正明氏(57)=民主、社民推薦、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)の、いずれも無所属の新人3人が立候補を届け出た。新人同士の戦いは現職の死去で3人が争った81年以来となる。【鬼山親芳、岸本桂司】
山本候補はJR宮古駅前で「熊坂市政を継続、発展させ、雇用対策や住み良い町づくりに取り組んでいく」と第一声を放った。
坂下候補は、宮古市南町の選挙事務所前で第一声。「争点は市政の継続か改革かだ。流れを変えよう」と訴えた。
昨年秋からの不況の直撃を受けたコネクター産業や水産、観光、商工、建設業などの雇用確保策が最大の争点となる。
投票は28日、市内50カ所で行われ、午後8時10分から市民総合体育館で即日開票される。20日現在の有権者数は4万8062人(男2万2484人、女2万5578人)。
◇市政継承、住みよい町を−−山本正徳氏
雇用対策は国、県と協力して生活支援、資格取得の施策を講じる。小学6年生までの医療費の無料化も所得制限なしで実現したい。あすの宮古市を担う子どもらが幸せになるよう教育にも力を入れる。県立宮古病院の医師不足については出身の岩手医大の支援を得て確保に努める。中心市街地ににぎわいを取り戻さなければならない。小さいころから1人でやる競技よりも野球やサッカーなどみんなでやるスポーツが好きだった。熊坂市政を引き継ぎ、市民と手を携え、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせる住み良い町を築いていきたい。【鬼山親芳】
◇流れ変え、市民が主役に−−坂下正明氏
今の市の経済産業は、大変厳しい状態にある。「地元でできることは地元で」を合言葉に、入札制度を見直して地元の中小業者を支援する。地産地消を推進し、第一次産業を振興する。観光産業を強化し交流人口の拡大に努める。子育て支援策として、中学生までの医療費を無料にする。今度の選挙の争点は今の市政の継続か、改革か。産業振興をうたいながら、地元の商工業者を活気立ててこなかった今の市政では、市の経済を立ち直らせることはできない。政治の流れを変えて、市民が主役の政治を推し進めていかなければいけない。【岸本桂司】
◇市議補選に2氏
市議補選(改選数1)も21日告示され、無所属の新人で税理士の武蔵和夫氏(50)と、共産党の元市議、落合久三氏(61)の2人が立候補を届け出た。28日投票、即日開票される。
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◇宮古市長選立候補者(届け出順)
山本正徳(やまもと・まさのり) 53 無新
山本歯科医院長[歴]宮古歯科医師会副会長▽市教育委員会委員・委員長▽岩手医大
坂下正明(さかした・まさあき) 57 無新
宮古魚菜市場理事長▽海産物加工販売会社長[歴]市議・教育民生委員長・総務委員長▽中央大=[民][社]
八木常雄(やぎ・つねお) 66 無新
[元]海上保安庁職員[歴]宮古海運社員▽法大
==============
◇宮古市議補選立候補者(改選数1−2、届け出順)
武蔵和夫 50 税理士 無新
落合久三 61 党地区副委長 (2)共元
毎日新聞 2009年6月22日 地方版
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>>573
無所属推薦とか共産党員無所属とかではなく、公認候補ですからねぇ。
投票所の記載台に、名前と共に「共産党」と書かれている訳です。
共産党への拒否度は、私が考えているより相当落ちていたということでしょうね。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090629-OYT8T00108.htm?from=dmst3
宮古市長に山本氏 初当選
宮古市長選は28日、投開票が行われ、いずれも無所属の新人で、歯科医師の山本正徳氏(53)が、前市議の坂下正明氏(57)と元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)を破り、初当選した。当日有権者数は4万7296人。投票率は67・23%で、前回の76・36%を下回った。
市長選は、自民、公明が支援する山本氏と、民主、社民が、推薦する坂下氏の事実上の一騎打ちで、衆院選前哨戦としても注目された。
山本氏は、熊坂義裕市長の全面的な支援を受け、市議29人のうち自民系を中心に19人が支持。間近に迫る次期衆院選をにらんで、岩手2区選出の自民党の鈴木俊一衆院議員も応援に駆けつけ、支持基盤の宮古医師会や市内3漁協などの票を手堅く固めた。
当選を決めた山本氏は、事務所に詰めかけた支持者たちに何度も頭を下げ、「まだまだ宮古市は産業振興と雇用を確保する必要がある。これからも熊坂市政の継続・発展に努めたい」と日焼けした顔に満面の笑みを浮かべた。
一方、坂下氏は、民主党の工藤堅太郎参院議員ら国会議員も連日のように宮古入りして支持を呼びかけたほか、連合岩手も加わり、組織的な運動を展開したが、及ばなかった。
八木氏は、宮古の活性化を訴えたが、及ばなかった。
〈市議補選は落合氏〉
宮古市長選と同時に行われた市議補選(欠員1)は、元議員で共産党地区役員の落合久三氏(61)が返り咲いた。
〈山本(やまもと) 正徳(まさのり)氏《1》〉
歯科医師(元)宮古歯科医師会副会長、市教育委員長→岩手医科大歯学部→宮古市→宮古市田老
(2009年6月29日 読売新聞)
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>>469>>481>>488
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090629t11023.htm
宮城県知事再選戦略 「村井流」注目の夏
仙台市長選(7月12日告示、26日投票)、次期衆院選と大型選挙が続く宮城県で、秋に任期満了を迎える村井嘉浩知事の動向が注視されている。複雑な構図となった市長選では中立を保ち、迫る衆院選では自民党候補の支援を鮮明にしている。秋の知事選に向けた態度も含め、村井政治の流儀が正念場を迎える。
<悩ましい構図>
「市民が市長にふさわしい人を選ぶのだと思います。わたしは何も決めていません」
宮城県議会6月定例会で一般質問が行われた24日、村井知事は民主党県議に仙台市長選への対応を問われ、こう答えた。
市長選は再選を目指す現職の梅原克彦市長(55)に、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに仙台市議の柳橋邦彦氏(68)と渡辺博氏(59)が挑戦する。
前回市長選(2005年)のとき、村井知事は自民党県議。党が支持した梅原市長を応援したが、タクシー券の不適正使用問題などで批判を浴び、市議会が問責決議案を可決した。
民主党はいち早く奥山氏支援を打ち出し、自民、公明両党は自主投票を決めた。市議レベルでは両党とも奥山氏支援が基軸だ。現職が「脇役」に回ったような選挙構図が知事を悩ませている。
「多かれ少なかれ4候補とつながりがある。したたかな等距離外交でやり過ごすしかない」。自民党県連関係者は知事の心境を推し量る。
<立候補は通説>
梅原市長はもちろん、副市長だった奥山氏も県とつながりがある。自民党籍がある柳橋氏は前回知事選(05年)で村井知事を強力に支援。渡辺氏とは県議時代の選挙区が同じだ。
10月8日告示、25日投票に決まった知事選に、村井知事が再選を目指して立候補することは県政界の「通説」だ。
保守系のベテラン市議は「市長選でしくじれば再選戦略に少しは影響する。簡単に勝ち馬に乗れないのが本音では。陣営に顔を出すなら、平等にということになるだろう」と読み解く。
<びくともせず>
周到な計算か、それとも直感か。次期衆院選の話になると、一転して「自民党愛」を鮮明にするのが村井流だ。
「政治家・村井としては過去の経緯もある。そのときの状況に応じて、深く考えて行動していきたい」。知事は26日の県議会一般質問で、民主党県議から政党への距離感を問われて強調した。週末には自民党の立候補予定者の会合に足を延ばすことも多い。総選挙では自民党の強力な援軍になることは間違いない。
自民党県連幹部は「自民党が負けたとしても、村井県政はびくともしない」と言い切る。逆に民主党県連幹部は「仮に民主党政権が誕生したなら、知事選を正々堂々と戦う」と意気込む。
秋まで続く宮城の政治対決は、村井知事を中心に動いていく。
2009年06月29日月曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090628-OYT8T00891.htm
業者と市 重なった思惑
青森市談合疑惑 グループ制が温床に
青森市が発注する土木工事を巡り、市内の業者が23日に公正取引委員会の一斉立ち入り検査を受けて1週間。公取委は、市が業者を三つにグループ分けした仕組みに関心を寄せ、ほぼ固定された業者がメンバーとなるグループ制が談合の土壌になったとの疑いを強めている。どのような経緯でグループ制はできあがったのか――。関係者に取材を進めると、確実に工事を受注したい業者と、業者からの圧力をかわしたい市の思惑が交錯する中で出来上がったシステムだったことがわかってきた。
(談合問題取材班)
■グループ制
今の3グループ制になったのは2006年度。4000万円以上の土木工事の入札に参加できる「Aランク」の登録業者を市が3グループに振り分けた。当時、「Aランク」は30社(現在は29社)。10社ずつに分かれ、市は入札のたびに、どのグループに参加させるかを決めていた。
公取委は、グループ内のメンバーが同じ顔ぶれで固定されていることに注目。30社の中から任意で入札参加業者を決める一般的な指名競争入札とは異なり、どの業者が入札に加わるか、互いに分かる仕組みが談合を常態化させたとみている。「確実に談合はやりやすくなっていた」。立ち入り検査を受けた業者の関係者は明かし、元市幹部も、「談合を招きやすいシステムだったのは間違いない」とした。
■業者の圧力
さかのぼること01年4月、市は予定価格の公表に踏み切った。官製談合を疑われかねない業者の圧力をかわすのが狙いだった。「当時、業者はこぞって、予定価格を知ろうと、あの手この手で役所に働きかけていた」。業者の一人は振り返る。市は入札前に価格を公表することで、これら働きかけを断ち切ろうとした。
この結果、入札価格を探ろうとする業者の圧力はなりを潜めた。しかし一方、入札に参加する業者すべてが予定価格以下の枠内で争うことになったため、業者間の競争は激化。予定価格に対する落札価格の割合(落札率)も軒並み落ち込んだ。
■談合破り
競争の激化は、「談合破り」を横行させた。談合で決まった額よりも低い価格で札を入れる「下くぐり」と呼ばれる行為だった。
価格のたたき合いは不良工事や業者の倒産を招きかねず、困惑した市は03年1月、一定の価格を下回る落札を防ぐため、最低制限価格を導入。ところが、その直後に行われた河川改修工事の入札で、ある業者が最低制限価格とぴったりの額で落札した。最低制限価格は非公表。このため、市側の価格漏えいも取りざたされ、市は再び、業者からの圧力に神経をとがらせた。下くぐりする一部業者との入札を嫌った業者からは「同じ工事の入札に指名しないでほしい」との圧力もあった。
■「よい子」と「悪い子」
04年頃になると、市は業者を二つのグループに分けて入札する仕組みを導入する。談合によって安定した価格の落札を目指すグループと、下くぐりしてでも落札したいグループ。市側は「ランダムに振り分けた」と説明する。
しかし、それぞれのグループは、業界内では「よい子」と「悪い子」と称され、住み分けられた。「仲間が分かっているので、わざわざ役所から指名業者の情報を取らずに談合できる。逆に、役所は圧力を受けずに済み、談合と一線を画すこともできる」。複数の業界幹部は取材に対し、口をそろえた。「役所と業者の双方にメリットがあった」とも語った。
また、「悪い子」グループの落札率が下がれば「よい子」も含めた全体の落札率は低下し談合を疑われず、一方の市はダンピングを防げるメリットもあった。
その後、グループは変遷を経て、「よい子と悪い子、その他」と細分化。各グループ内での受注機会が増えたため、たたき合いの必要がなくなった「悪い子」内でも、談合が繰り返されるようになった。市は今年6月、「あらぬ疑いをかけられる」とグループ制をやめた。
ある業者は、「元のもくあみ」とばかりにせせら笑った。「再びたたき合いになれば、指名業者や最低制限価格を知ろうとする動きが活発になるに違いない」
(2009年6月29日 読売新聞)
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今さら遅い低姿勢のような気がする・・・。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000906300001
民意の在りかは 「ワンマン」現職包囲網
2009年06月30日
「マスコミ報道は、実績を一つも評価していない。着々とやっているのに」
6月18日、仙台市の梅原克彦市長(55)の後援会が開いた会合。あいさつに立った
支援者の一人は、地下鉄東西線の工事推進、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合の誘致、
新型インフルエンザ対策など梅原市長の実績を並べたうえで不満の声をあげた。
実際、梅原市長をめぐる報道はこの半年、市長によるタクシー券の不適正使用疑惑に染まった。
くわしい説明を避けて返金や謝罪で幕引きを図るが市議の調査などで新事実が発覚、
再び追及を受ける、という流れが続いた。回答を修正するたびに「虚偽答弁だ」との指摘が
加わった。
市議会が問題視したのは、説明責任を果たさない姿勢だった。就任当初からワンマン的な
手法を指摘され「市民の声を聞かない」との批判を呼んでいた梅原市長。タクシー券問題の
報道が広がるのに呼応する形で、水面下で進んでいた「梅原おろし」の動きが表面化してきた。
(以下略)
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>>579
政治をする上での信用とかそういう基本に欠ける政治家にはご退場願いたい所ですな。
こういう実績があるとするとそこら辺で評価されたりするとちょいと心配。。
>地下鉄東西線の工事推進、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合の誘致、新型インフルエンザ対策
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’09衆院選:宮古市長選、差縮めた民主系候補 2区前哨戦、与野党思惑交錯 /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090630ddlk03010153000c.html
衆院岩手2区の前哨戦として注目された宮古市長選(28日投開票)は、自民、公明両党の支援を受けた山本正徳氏に軍配が上がり、民主、社民両党推薦の坂下正明氏は与党の厚い壁を崩せなかった。だが、ほぼ同じ構図の選挙戦となった前回は約6600票差だったのに対し、今回は2239票差に縮まった。差し引き4000票余りに与野党の思惑が交錯する。
山本氏の初当選を祝う万歳を終えたばかりの28日午後11時すぎ、自民党宮古市支部には2区選出の鈴木俊一衆院議員ら約30人の関係者が集まった。「次はいよいよ鈴木先生。必勝を期しましょう」。鈴木宮古後援会会長代行の三上敏市議会議長が声を張り上げた。
05年の衆院選で、鈴木氏は民主党新人の畑浩治氏に2万2000票余りの差をつけた。このうち宮古市は7139票差を稼いだ最大の地盤だ。鈴木氏も「今回(山本氏が)敗れていたらとんでもないことになっていた。いい形で衆院選に突入できる」と安堵(あんど)した。
しかし、市長選で民主系候補に差を詰められたことに鈴木陣営の反応は複雑だ。幹部の一人は「貯金が減ったと見ることができる。気を引き締めなければいけない」と危機感を募らせる。
民主党は市長選の勝利が衆院2区での議席奪取につながるとみて、畑氏や県選出の参院議員4人らが市内を回るなど県連を挙げて挑んだ。坂下氏の落選が決まった直後の事務所で、畑氏は鈴木氏の壁の高さを痛感していた。だが報道陣に2000票余りの差について聞かれると、「(鈴木氏の地盤の)宮古が変わっているなという感じが十分にある」と言い切った。
05年の市長選と衆院選の得票差はほぼ同じだった。今回も同じ傾向にあるとみる工藤堅太郎県連代表は29日、「宮古で(鈴木氏に)勝つのは相当に難しい。差をどれだけ詰めるかが勝利につながる」と力を込めた。【岸本桂司、狩野智彦】
毎日新聞 2009年6月30日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090630-OYT8T00096.htm
宮古市長選2239票小差 2区の行方は
自公危機感 民主は手応え
間近に迫る衆院選挙の前哨戦としても注目された28日投開票の宮古市長選。自民、公明の支部が支援した山本正徳氏が初当選したものの、両党の関係者は危機感を隠さない。一方で熊坂義裕市長が全面支援した相手に、2239票差まで追い上げた坂下正明氏を推薦した民主、社民両党は、手応えを感じている。
宮古市は、衆院選岩手2区の中で最も有権者が多い。岩手2区の選挙戦の構図は、2005年の前回選とほぼ同じで、事実上自民党の鈴木俊一衆院議員と民主党の畑浩治氏との一騎打ちとなる見通しだ。
今回の市長選の得票差は2239票差。仮にこれを衆院選岩手2区の構図にあてはめると、前回衆院選での鈴木氏と畑氏が宮古市内で獲得した票差の7139票差が3分の1以下に縮まったことになる。今回の市長選の投票率は67・23%で、前回衆院選での同市内の投票率72・11%よりも低かったこともあるが、鈴木氏にとっては出身の山田町と並ぶ牙城の一つで、差を縮められたショックは小さくない。
自民党の千葉伝県連幹事長は「最初は党派色を出さなかったので苦労した。最初から自民党を前面に出していればもっと開いた」と、選挙戦を振り返る。同党県連幹部は26日、党本部で細田幹事長、古賀選挙対策委員長から「地方の選挙を大事に」との指示を受けていただけに、衆院選に向けて陣営を引き締めたい考えだ。
公明党県本部の小野寺好代表も「差が詰まったのは、山本氏が新人だったからだが、衆院選でも今回に近い形となる可能性もある」と危機感を表す。
他方、民主党県連の佐々木順一幹事長は、市長選の結果について、「残念。票差は詰めたが、今回の結果を検証して衆院選に向かいたい」と慎重に言葉を選ぶが、地元選出の伊藤勢至県議(民主)は「敗軍の将、兵を語らずだが、この票差なら次の2区は勝てる」と強調した。
社民党県連の伊沢昌弘幹事長は「衆院選では逆転できる。次の戦いにつながる選挙だった」と評価した。
(2009年6月30日 読売新聞)
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>>577
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090630-OYT8T00022.htm?from=nwlb
知事人気、争奪戦に 仙台市長選
支援求める動き活発化
仙台市長選(7月12日告示、26日投開票)の立候補予定者の間で、経済界から主婦まで幅広い支持を集める村井知事に、支援を求める動きが活発化している。知事は29日夜、出馬表明した市議の柳橋邦彦氏(68)の集会に出席した。「今回の選挙は等距離外交に徹する」と語る知事が、立候補予定者の会合に参加するのは初めて。知事の人気を当て込んだ駆け引きが加速している。
若林区卸町で開かれた柳橋氏の市政報告会。村井知事は約200人を前に、「柳橋さんは4年前、選挙演説で涙を流し、私を応援してくれた。ぜひ市長に」と熱弁を振るった。知事と県議時代の勉強会仲間の同氏は「人気を誇る知事が来てくれれば知名度不足も解消できる」と今後も集会への参加を要請する考えだ。
現職の梅原克彦氏(55)の陣営も「集会への参加要請を検討したい」と明かす。初当選した直後の梅原氏が4年前、知事選に初めて立候補した村井氏の演説に駆けつけた。ただ、「知事選も控え、あまり迷惑をかけたくない」(陣営幹部)と強くは依頼しない考えだ。
前副市長の奥山恵美子氏(58)は30日、知事室を訪問するが、支援者は「人気のある知事の応援はぜひ欲しい」と打ち明ける。市議の渡辺博氏(59)は「(知事への支援要請は)今のところ考えていない。正々堂々と戦う」と静観する構えだ。
知事は周囲に「どの陣営にも偏らない。要請があれば1回は出向くが、告示後は動かない」と漏らしているという。自民党県連幹部は「どの陣営も、知事の影響力に期待している。これから綱引きが活発化する」としている。
◇
市議会の共産と無所属を除く5会派の市議32人が29日、奥山氏を支援する「市議の会」を発足させた。社民党県連も同日、奥山氏を応援する方針を発表した。
(2009年6月30日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090630ddlk04010204000c.html
選択:仙台市長選 奥山氏支援「市議の会」、共産党除く全会派から参加し発足 /宮城
仙台市議会(定数60)の議員有志32人が29日、来月26日投開票の仙台市長選に出馬を表明している前副市長、奥山恵美子氏(58)を支援する「市議の会」を発足した。共産党を除く全会派から議員が横断的に参加。支援表明を受けた奥山氏は特定政党によらない「市民党」の立場で選挙戦に臨むと強調した。
議員有志は同日開催した「所信を聞く会」で奥山氏から政策骨子や市政運営に対する考えについて説明を受けた後、市議の会を設立。保守層を切り崩し、幅広い支持の獲得を目指す奥山氏は「さらなる飛躍の翼を頂いた」と述べた。
奥山氏に対しては民主党県連が支援を決定。自民党市連と公明党県連は自主投票とすることを決めている。衆議院の解散、総選挙が近づきつつあるが、市長選には「自公対民主」の対立構図は当てはまらない見通しだ。
公明党の市議は「あくまで市民党の立場で政党の争いに巻き込まれぬようお願いしたい」と要請し、民主色が強まる事態を回避するようくぎを刺した。また社民党県連は同日、正式な支持・推薦ではなく奥山氏を「自主的に応援する」と明らかにした。
市長選には奥山氏を含め、現職の梅原克彦氏(55)、ともに市議の渡辺博氏(59)、柳橋邦彦氏(68)の計4人が出馬を表明。05年の前回市長選では44人の市議が梅原氏支持に回ったが、市議会は24日にタクシーチケット不適切使用問題を巡り市長に対する問責決議を可決し、市長への「決別状」を送っている。【高橋宗男】
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>>586
民主主導とはいえ、なんだか実質相乗りの無風選挙になりそうな感じですな…
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マジ!! Σ(゚Д゚;) これで奥山の勝算が大きくなったかも知れないけど、与野党相乗りになりそうな気配だしなぁ・・・・・
梅原氏一転出馬せず「市民の信頼損なう」 仙台市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11056.htm
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦市長(55)は1日、青葉区の後援会事務所で記者会見し、「支援してくれる人に苦しい戦いを強いることは、自分の性分に合わない」と述べ、立候補を断念する意向を表明した。
梅原市長は「活力仙台」のメンバーとともに会見に臨んだ。自身のタクシーチケット不適正使用問題に関連し、「数日間、市民の声を聞き、市長として一番大切な市民との信頼関係が、思っていた以上に損なわれていると痛感した」と述べた。その上で「短期間に修復することは不可能だと肌で感じた」と立候補見送りの理由を述べた。
梅原市長は仙台市出身で、東大卒。経済産業省地域協力課長、通商交渉官などを経て、藤井黎前市長の引退に伴う2005年の市長選で初当選。ことし6月13日、再選を目指し、立候補を表明した。
梅原市長をめぐっては昨年11月以降、タクシーチケットの不適正な使用問題が表面化。仙台市議会が6月24日、梅原市長に対する問責決議案を可決するなど、厳しい批判にさらされていた。
市長選では、前副市長の奥山恵美子氏(58)、市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が既に立候補を表明し、ベンチャー企業経営の佐藤崇弘氏(29)も出馬の意思を固めている。
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寧ろこれで奥山相乗りの方向性が確定してしまった感じですね。
何やっても勝てそうにないと判断したんでしょうな。
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だったら俺が出馬したのに・・・
と秋葉は思っていそう
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宮城県知事選は、現職が強力ですから、こういうわけにはいかないでしょうね。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11021.htm
仙台市長選 29歳佐藤氏出馬へ 民間発想の改革強調
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、ベンチャー企業を仙台市で経営する佐藤崇弘氏(29)は30日、無所属で立候補する意思を固めた。河北新報社の取材に対し「仙台市に競争力、PR力を付けて、日本をリードする都市にしたい」と述べた。3日にも正式に出馬表明する。
佐藤氏は立候補を決意した理由を「たくさんの方から、市役所主導の政治を変えてほしいとのメールや電話をもらった。官主導の市政を変えることが自分にはできると判断した」と語った。
主な施策として(1)民間から職員を積極登用し、市役所を活性化する(2)減税を実施し、企業立地や人口増を促す―などを訴えるという。
佐藤氏は福島市出身で宮城大卒。在学中に障害者通所施設などを設立し、運営。長野県の全国公募で2004年、課長級職員に採用された。退職後の05年、仙台市内で障害者雇用を支援する会社を起業した。
仙台市長選には現職の梅原克彦市長(55)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が立候補を表明している。
2009年07月01日水曜日
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株式会社ウイングル 代表取締役CEO 佐藤崇弘 Takahiro Sato
1980年、福島県生まれ。県立福島高校卒業後、医大を目指すが2度の受験に失敗し、医者の道を断念。心機一転、起業を志し、県立宮城大学事業構想学部へ進学する。同大学在学中に、米国NASDAQ市場でデイトレードを開始。ここで得た売買益を軍資金に、知的障がい者施設「ふれあい福祉会」を開設、代表となる。その後、高齢者施設を運営する有限会社ライフサポート、宮城県から委託された障がい者施設の第三者評価機関NPO法人総合研究所などを立ち上げる。大学卒業間際に知った、長野県庁の幹部職員募集に応募し、採用。2004年9月、田中康夫知事の下、長野県コモンズ福祉課福祉幹(課長級)に就任。7カ月後、社会参事(部長級)に抜擢されるも、2005年9月に自ら退庁。大学時代を過ごした仙台に戻り、同年12月、株式会社イデアルキャリア(現・ウイングル)を設立し、代表取締役に就任。障がい者に就労機会を提供するアウトソーシング事業を展開している。
http://www.dreamgate.gr.jp/feature/inteview/bestlife/85/
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>>591
仙台市長の次は宮城県知事っすね〜。
民主は誰を立てますかねー。
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>>588
表題が下の様に挿し替わっている様だ。別記事とともに投下。
告示直前の撤退に衝撃 梅原氏、会見で質疑拒否
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11063.htm
大勢の報道関係者が詰め掛けた後援会事務所。梅原市長は用意した紙を読み上げた後、質問に一切答えず、退席した=1日午前10時35分、仙台市青葉区国分町1丁目
仙台市の梅原克彦市長(55)が1日午前、市長選(12日告示、26日投票)への立候補断念を表明した。告示まで10日余りでの唐突な方針転換に市役所には衝撃が広がった。市幹部は同日の公務をキャンセルするなど慌ただしく対応に追われ、前哨戦に突入していた対立候補も、現職の退場に驚きを隠さなかった。
午前10時半、青葉区の後援会事務所に現れた梅原市長は用意した文書を淡々と読み上げ、「支持してくれた皆さんにお礼とおわびを申し上げたい」と繰り返した。
支援団体「活力仙台」の菅原裕典代表のあいさつの後、梅原市長は報道関係者の質問には一切答えず、会場を後にした。報道陣からは「市民への説明が必要ではないか」といった声が相次いだ。
梅原市長は午前中、「社会を明るくする運動」の街頭キャンペーンなどの公務が入っていたが、秘書課は出馬断念の会見に合わせ、すべてキャンセルした。
市幹部は「青天のへきれきだ。梅原市政の善しあしを審判してもらう機会が奪われたのは残念」と言葉少なだった。
市長選には、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が立候補を表明し、ベンチャー企業経営者の佐藤崇弘氏(29)も出馬の意思を固めている。現職の出馬断念で、構図は大きく変わることになる。
渡辺氏は青葉区八幡町で街頭演説中、支持者から梅原市長の出馬断念を伝えられた。「正々堂々と政策を論じるつもりだった。現職がいなくなれば、市役所全体に批判の矛先が向くのは避けられない」と驚きを語った。
2009年07月01日水曜日
梅原仙台市長、一転出馬断念 タクシー券批判やまず
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11056.htm
2009年07月01日水曜日
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もはや梅原にはコメントなし。
というか河北が火をつけたタクシーチケット問題なのに、河北が一番驚いているのって
ちょっと滑稽。
共産もほぼ自主投票の方向で動いているので、8割方奥山優位は動かない。
泡沫であれ何であれ、5人目6人目の候補でも出た日にゃ知名度合戦になり
ますます奥山で決まり。
街へ出たらわかる。今回勝手連的支援がほぼ奥山に固まっている。
だから政党も下手に動けないのだ。
宮城県知事選については、心配なのは低投票率。
県財政の壊滅的な悪化を受けて、さすがに現職に変わるだけの「強烈なタマ」がいなければ
衆院選圧勝後の民主でも県政奪還は苦しい。
ただ、「タマ」次第。県民も積極的に現職支持ではない。
さすがにもう浅野はしゃしゃり出てこないだろうし、ある意味宮城県民が真剣に
将来を見据えるチャンスではある。
・・投票率は仙台市長選挙は60%を僅かに切るところか。宮城県知事選は、
下手をすると選挙疲れから30%切るかも。
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>>594
議員では、桜井が最強クラスかと思いますが、
それでも負ける可能性があるのではないかと思われます。
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>>596-597
自民色を前面に出す現職に民主が候補を立てない訳にはいかんでしょうね。
在野から鎌さゆさまとか如何でしょう?桜井氏も良さそうですが現職参院議員ではちょいリスクが高すぎますね。。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090702_05.htm
急転 仙台市長選(上)突然の翻意/「裸の王様」街で痛感?/市民の不信、予想以上
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦氏(55)が1日、立候補断念を表明した。告示まで残り11日と迫る中で、なぜ立候補を取りやめたのか。現職不在で構図が激変した選挙戦の行方は―。急転した前哨戦の裏側を追った。(仙台市長選取材班)
<淡々と表明>
説明は5分足らずで終わった。
「市長として一番大切な市民との信頼関係が、考えていた以上に大きく損なわれていた」
1日午前10時半、仙台市青葉区の後援会事務所。梅原克彦は用意した紙に視線を落とし、淡々と読み上げた。記者の質問には一切答えない。足早に会場を後にし、車に乗り込んだ。
6月13日には丸刈り姿で「人生再チャレンジ」を掲げて、出馬の決意を語った。唐突な翻意は、支援団体「活力仙台」にとっても寝耳に水だった。
6月30日夜、後援会事務所に支援者約20人が緊急招集された。部屋は重苦しい空気に包まれる。梅原は出馬断念の考えを切り出した。
選対本部長の飯岡智(62)は「本人が断念するとなれば、支援のしようがない」とメンバーの思いを代弁する。
<首長も距離>
マニフェスト(公約集)の公表を3日に控えていた。再選に執念を燃やした梅原の気持ちが折れた原因は、自身が記者会見で語ったように市民の根強い不信を感じとったからにほかならない。
梅原は6月22日から平日の毎朝、白いポロシャツ姿で、JR仙台駅前などの街頭に立った。浴びたのは激励の声ではなく、冷ややかな視線だった。面と向かって「あなたには投票しない」と言われたこともあった。
宮城県内の首長も距離を置いた。
先週末、県北の首長に梅原から電話があった。「12日(告示日)の第一声に来てほしい」。首長は「公務多忙」を理由に断ったが、本音は違った。
「梅原さんに世話になった首長は少ない。まして、市議会から問責決議を出された市長の応援に行ったとなれば、われわれの評判にかかわる」
梅原に近い立場にいる県内の政界関係者は「自分が裸の王様だったことに、ようやく気付いたのだろう」と話す。
6月20日に開設した後援会事務所は閑散としていた。壁に張られた激励文は1、2枚。再選を目指す現職陣営としては異様ともいえる光景が広がっていた。
「われわれの耳に入る市民の梅原さんへの評価は厳しかったが、さすがに本人には言えない。街に出てみて、初めて実感したのではないか」(政界関係者)
<精いっぱい>
記者会見終了後、活力仙台代表の菅原裕典(49)は、質問に答えず退場した梅原の心境を「冷静に伝えられないことを、本人が一番よく知っている。今の彼には精いっぱいだろう」と気遣った。
梅原から立候補についての相談を受けた経済人は指摘する。
「悩み抜いた末の決断だろう。強気と弱気は表裏一体。ここに来て、自分の強気は通じないと感じたと思う」
わずか5分の会見で、梅原は弱気の正体を語ることはなかった。(敬称略)
2009年07月02日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090703_04.htm
急転 仙台市長選(下)包囲網/批判の矛先、次は「官」/政策論争、仕切り直し
<かすむ旗印>
幕開けを間近に控えた時期に突然、「主役」が降板した。ほかの役者たちはシナリオの練り直しを迫られた。
仙台市長の梅原克彦(55)が市長選(12日告示、26日投票)への立候補断念を表明して一夜明けた2日。立候補予定者の一人、前副市長の奥山恵美子(58)は青葉区のエル・パーク仙台で集会を開いた。
毎朝、街頭に立ち、「市民の声を聞こうとしない」と梅原の市政運営を批判してきた。「自分は対話を重視する」と姿勢の違いを強調することも忘れなかった。それが、集会では「梅原」の名前が封印された。
奥山を支援する保守系市議はこう解説する。「梅原が出馬しないとなれば、『対梅原』を意識した手法は使えない。戦術を変えなければいけない」
ともに市議の柳橋邦彦(68)と渡辺博(59)も「市政刷新」を旗印に名乗りを上げた。
3人に共通する訴えは「市民との対話の姿勢」や「市民感覚」の重視。独断専行型、トップダウン型ともやり玉に挙げられた梅原という「敵役」が存在してこそ、成り立つ主張だった。
現職が舞台から去り、新人が唱えてきたキーワードの意味合いは一気に薄れた。「市政の継続か刷新か」といった争点もぼやけた。
<新たな構図>
「次に批判の矛先が向くのは奥山。官僚批判を一身に浴びることになる」。奥山を支持する別の議員は懸念を深める。
梅原が出馬断念を表明した1日、会社社長でもある柳橋は記者会見し「『官から民へ』の目標がよりはっきりした」と力を込めた。渡辺も「現職がいなくなれば、市役所全体に批判が向くのは避けられない」と市役所出身の奥山をけん制する。
「自分なら官主導の政治を変えられる」。3日に正式に立候補を表明するベンチャー企業経営の佐藤崇弘(29)も報道機関の取材に、「官対民」の構図を強調した。
<公約を模索>
「梅原包囲網」が解かれ、代わりに浮上してきた「奥山包囲網」。対する奥山は「市役所の中でも直接、市民と接する現場で仕事をしてきた」と市民との近さをアピールする。有権者がどう判断するのか、まだ先は見通せない。
肝心のマニフェスト(公約集)は、奥山以外は骨組みも示していない。現職の立候補断念という「サプライズ」はあったが、4〜6日には立候補予定者による公開討論会が予定通り行われる。
市地下鉄東西線建設の是非が問われた前回選挙のような争点は今のところ明確になっていない。立候補予定者は市民に何を約束するのか。
告示まで10日を切った。仕切り直しの政策論争がこれから始まる。(敬称略)
2009年07月03日金曜日
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構図が激変したとなると、奥山と佐藤@29歳の対決になりますかねえ
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090705t11012.htm
岩崎副市長出馬へ「退くことはない」 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、副市長の岩崎恵美子氏(65)は4日、無所属で立候補する意思を固めた。岩崎氏は、河北新報社の取材に対し「支持者の声を踏まえ、選挙に向けた準備を進めている。退くことは考えていない」と語った。6日に正式表明するとみられる。
岩崎氏をめぐっては、梅原克彦市長(55)が出馬を断念した1日以降、擁立の動きが浮上。3日には、市内の医師と女性団体有志ら約10人が市役所を訪れ、「このまま選挙に向かうのは疑問。市政のため手腕を発揮してほしい」などと岩崎氏に出馬を要請した。
その直後に報道関係者の取材に応じた岩崎氏は「梅原市長とともに新型インフルエンザ対策などを進めてきた。梅原市政を継承、発展させたいという思いはある」と強調。「前向きに検討したい」と述べ、立候補への意欲をのぞかせていた。
岩崎氏は新潟市出身。新潟大卒。病院勤務の後、国際協力事業団(現国際協力機構)派遣専門家を経て、1998年から厚生労働省仙台検疫所長。2007年4月から副市長を務めている。
2009年07月05日日曜日
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>>602
梅原後継の位置づけですね。
どういう経歴なんだ?新潟大でて病院事務やってからJICA行ってその経歴から検疫所長?
>岩崎氏は新潟市出身。新潟大卒。病院勤務の後、国際協力事業団(現国際協力機構)派遣専門家を経て、1998年から厚生労働省仙台検疫所長。2007年4月から副市長を務めている。
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それとも医者か??>病院勤務。
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医者ですね。検疫所長時代の経歴より
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2572dir/n2572_03.htm
岩崎恵美子氏
1968年新潟大卒。1978年新潟臨港総合病院耳鼻咽喉科医長,1996年タイ国MAHIDOL大学医学部熱帯医学衛生学ディプロマ取得。インド,タイ,パラグアイで医療活動を行なう。1998年11月より厚生省仙台検疫所長に就任し,2000年にはWHOの派遣要請によりウガンダ現地におけるエボラ出血熱の診療・診断・調査活動に従事。2003年5月SARS対応協議ASEAN+3カ国空港当局者会議,同年6月WHO主催SARS対策専門家世界会議にそれぞれ日本代表として出席している。
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あざーすm(_ _)m
名門旧六医専の一つ新潟大医学部出身って訳ですな。
検疫所長とかは医者(医学系技官?)のポストなんですね。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090706/lcl0907061723010-n1.htm
仙台市長選で岩崎副市長が出馬表明 2人の女性副市長対決へ
2009.7.6 17:21
任期満了に伴う今月26日投開票の仙台市長選で、岩崎恵美子副市長(65)が6日、市内で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。3月に副市長を辞職した奥山恵美子氏(58)も出馬予定で、現職の梅原克彦市長(55)が任命した2人の女性副市長が争う異例の選挙戦となりそうだ。
岩崎氏は記者会見で「梅原市政の評価すべき点は継承したい」と表明。奥山氏について「私は途中で職を投げ出すようなことはしない。市役所出身者に市政改革はできない」と違いを強調した。
市長選には奥山、岩崎両氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が立候補を表明。政治団体「幸福実現党」も公認候補を擁立する方向で調整している。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090707k0000m010074000c.html
仙台市長選:岩崎氏、届け出名「ドクターいわさき」に
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投開票)に向け、仙台市副市長の岩崎恵美子氏(65)が6日、無所属での出馬を表明した。岩崎氏は感染症対策の専門家で、元厚生労働省仙台検疫所長。新型インフルエンザの軽症患者を地域の診療所が診察する「仙台方式」を国に先駆けて整備してきた。医師であることを強調するため、選挙管理委員会への届け出名を「ドクターいわさき」にする考えを示した。
同市長選には岩崎氏を含め、新人5人が出馬表明。今年3月に現職との路線対立を理由に副市長を辞任した奥山恵美子氏(58)もおり、岩崎氏は現職を支え続けた点で「私は奥山さんとは違う」と強調。「副市長」や「恵美子」と肩書や名前が重なる点を考慮し、「混乱を避けるためにも『ドクターいわさき』で届け出たい」と述べた。同市長選にはほかに、市議の渡辺博氏(59)▽前市議の柳橋邦彦氏(68)▽障害者雇用企業経営の佐藤崇弘氏(29)が立候補の意向を表明している。
市選挙管理委員会は届け出名について「通称名の簡略化ならば問題はないが、実際に届け出があったわけではないので何とも言えない」と戸惑っている。【高橋宗男】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090706t11017.htm
“相乗り”民主、「県連支援」脇役に 仙台市長選
名古屋、さいたま、千葉と政令市長選で3連勝し、勢いづく民主党が仙台市長選(12日告示、26日投票)では一転、「市民党」を掲げる支援候補の「脇役」に徹している。自主投票の自民、公明両党も同じ候補の応援が主軸で、事実上の相乗り状態になった。民主党は市長選勝利へ和戦論を優先したが、衆院解散・総選挙と秋の宮城県知事選を控え、党内には違和感もくすぶる。(報道部・長谷美龍蔵)
民主党県連は4日の幹事会で、市長選に立候補する前副市長の奥山恵美子氏(58)を「県連レベルで支援」することを決めた。ほかの政令市長選で見られた「推薦」や「県連支持」とは違い、政党色を薄めた態度決定だ。
党国会議員や県議、市議が奥山氏を招いて集会を開くなど支援態勢は「推薦級」だが、奥山氏の近くで党の旗やポスターは掲げず、国政の話題も控えめ。民主党色をひた隠しにしている。
4月の名古屋を皮切りに、5月のさいたま、6月の千葉と、いずれも自民、公明両党との対決となった政令市長選を制した民主党。西松建設巨額献金事件で小沢一郎前代表が辞任し、急落した党勢も瞬く間に回復した。
県連幹部からは「今や民主党の看板さえあれば、どんな候補も当選する」と強気の言葉も飛び出すが、仙台市長選はちょっと事情が違った。
奥山氏は幅広い支援を獲得しようと、「政党の推薦や支持は一切受けない」との立場を取る。「ここで民主が前に出ると、自民、公明が黙ってはいない。そうなれば結果として奥山氏を窮地に立たせることになる」と別の県連幹部は明かす。
市長選には奥山氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、ベンチャー企業経営の佐藤崇弘氏(29)が立候補する。起意を表明した現職の梅原克彦氏(55)は1日に断念。代わって、副市長の岩崎恵美子氏(65)が立候補の意思を固めた。
自民、公明両党の市議の多くは奥山氏を支援する会に名を連ねる。もちろん、そこには民主党市議も多数加わる。
県連幹事長の木村勝好市議もその一人。「民主党の全国的な動向は承知しているが、地域にはそれぞれ事情がある。決して不本意な戦いをしてはいない」と強調する。
この戦略は、オール与党志向が強い市議会特有の政治力学とも映るだけに、党県議の一部は不満を漏らす。秋の知事選(10月8日告示、25日投票)が迫るためだ。
再選立候補が確実視される村井嘉浩知事(48)は自民党出身だ。次期衆院選で仮に民主党が政権党になれば、直後の知事選は一大決戦になる可能性もある。
「総選挙、知事選を念頭に、自民、公明との対決姿勢を強く示したいが、市長選に悪影響を与えるわけにもいかない」。微妙な立ち位置に、党県議らはもどかしさも感じている。
2009年07月06日月曜日
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>>607
> 市長選には奥山、岩崎両氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が立候補を表明。政治団体「幸福実現党」も公認候補を擁立する方向で調整している。
さらりと幸福実現党が公認を擁立するかも
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090706ddlk04010056000c.html
選挙:衆院選 幸福実現党党首、仙台で街頭演説 /宮城
次期衆院選に向け、幸福実現党の大川きょう子党首(43)が5日、仙台市中心部を訪れ街頭演説を行った。同党は消費税と相続税の全廃などを主張しており、大川党首は「安い税金と小さな政府を目指す」と15分間熱弁を振るった。
演説には、党ののぼり旗やポスターを持った支持者が多数集まった。大川党首は、北朝鮮が4日にミサイル7発を発射したことに触れ、「北朝鮮は今、戦争を予定して着々と準備を進めている。日本は外国が攻めてくることを考えていない」と訴えた。【須藤唯哉】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11040.htm
異例の会派内投票で決着 宮城県議会議長選
宮城県議会6月定例会最終日の7日に行われた議長選は、最大会派の自民党・県民会議の一本化調整が難航した。会派内で6人が名乗りを上げ、4年ぶりの会派内投票で畠山和純氏が選出され、議長就任が決まった。
会派内投票は非公開で行われた。正副議長とも7日昼すぎに投票を実施。いずれも1回目の投票で過半数を獲得した人がおらず、上位2人の決選投票を行ったという。
統一候補が決まったのは本会議開会時刻の午後1時ごろ。会派執行部が他会派へ説明に回り、本会議開始が10分遅れた。
議長候補の選定作業は慎重を極めた。6月29日の候補者受け付け以降、連日行われた調整作業は議長選当日の7月7日午前まで続いた。会派内投票は無記名で行い、所属議員に投票結果を伝えない手法を取った。
一部に「投票結果を公表しないのは透明性に欠ける」との批判があったが、安藤俊威会長は「会派にしこりを残さないための知恵だ」と説いた。
県議会の慣例では、議長になる人は当選5回以上の場合が多い。畠山氏は4期で通常ならこのルールに当てはまらない。
畠山氏と議長のいすを争ったのは同期1人と5期以上の4人。中堅議員は「これまで議長は年功序列で決まったが、今回は『実力本位』との声が強かった」と振り返る。
ベテラン議員は「本来なら話し合いで決めるのが望ましいが、投票で会派の総意が反映されるのなら尊重する」と話す。
本会議の正副議長選で「造反」した所属議員はいなかった。安藤会長は「ぎりぎりまで話し合い、全員が納得した」と強調する。
従来の枠に当てはまらない議長選びは偶然か、議会が新しい模索を始めた証しなのか。秋の知事選を前に村井嘉浩知事の現県政が節目を迎える中、新しい議長の手腕が答えを出してくれるはずだ。(報道部・小木曽崇)
2009年07月08日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11039.htm
宮城知事選 民主が独自候補模索
宮城県議会の民主党系会派「改革みやぎ」は7日、任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に、独自候補を擁立することを視野に検討を始めた。党県連は同会派の意向を尊重する方針で、知事選の構図に大きな影響を与えそうだ。
候補者の選定方法などは今後、会派内で詰めていく。「県政マニフェスト」の策定にも着手する。衆院解散・総選挙と知事選の日程が近接する可能性もあり、衆院候補者と連携してアピールすることも視野に、作業を急ぐことにしている。
改革みやぎの藤原範典会長は「あらゆる選択肢を残しながら、じっくり議論していく」と語り、菊地文博幹事長は「現県政の4年を検証した結果、対立候補を立てるべきだとの認識では一致した」と話した。
現職で自民党出身の村井嘉浩氏(48)は、再選立候補が確実視されている。民主党は前回知事選(2005年)で元総務官僚を支援して敗れた。
2009年07月08日水曜日
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会派は公明のよう。
選挙で公認は得ていませんが
榎本:最大会派新政クラブ
草島;一人会派みどり鶴岡
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090709t51009.htm
鶴岡市長選 芳賀氏出馬へ
任期満了に伴う山形県鶴岡市長選(10月4日告示、11日投票)で、同市議の芳賀誠氏(67)が8日、立候補する意向を明らかにした。公明党に支援を求める方針。
芳賀氏は取材に対し「トップダウンからボトムアップへ市民協働のまちづくりを進めたい。現市政とは違った視点でまちおこしを図る」と意欲を語った。
芳賀氏は鶴岡市出身で早大卒。学習塾経営を経て、1999年の同市議選で初当選した。
同市長選には、ともに市議の榎本政規氏(59)、草島進一氏(44)が立候補を表明。現職の富塚陽一市長は今期限りでの引退を決めている。
2009年07月09日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_05.htm
医師会票が漂流 梅原氏推薦目前に戦線離脱
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、かつては会員一人当たり100票の影響力を持つともいわれた医師会票が、宙に浮いている。市医師会の政治団体「市医師連盟」が新型インフルエンザ対策で信頼関係を築き、推薦を固めていた梅原克彦市長(55)が突然、出馬を断念。連盟は8日までに、政令市移行後の市長選で初となる自主投票を決めた。
若林区の市医師会館で7日夜開かれた執行委員会。同日までに立候補を表明した5人の対応について協議した。梅原市長以外の立候補予定者からも秋波を送られていたが、「会員それぞれに付き合いがある」「今さら気持ちが切り替えられない」との意見が相次ぎ、異例の判断を下した。
医師会は梅原市長が進めた新型インフルエンザ対策や危機管理対策を高く評価。2日開いた会合で、2005年の前回選挙と同様、梅原市長の推薦を決める予定だった。
その前日、梅原市長はタクシーチケット問題などで市民の信頼を損ねたことを理由に出馬断念を表明。推薦状は行き場を失ってしまった。
2日の会合には、医師会会員でもある副市長の岩崎恵美子氏(65)がひそかに訪れ、医師会幹部らに立候補に向けた意欲を示した。
だが、幹部の一人は「市長のあだ討ちをすると言われても気持ちは急に変えられない」と戸惑いを隠せない。
家族や患者、医薬品業者らに幅広く影響力を持つといわれる医師会票。会員約600人が加盟する医師連盟には、前副市長の奥山恵美子氏(58)、元市議の柳橋邦彦氏(68)も推薦を要請していた。
それでも、別の幹部は「岩崎、奥山、柳橋の3氏とも、さまざまな場面で一緒に仕事をしてきた。誰か1人を応援するのは難しい」と打ち明ける。
約500人加盟の仙台市薬剤師連盟も8日までに自主投票を決めた。市薬剤師会理事の市議渡辺博氏(59)と監事の柳橋氏が立候補を表明し、医師連盟と同様、対応を決めかねたという。
2009年07月09日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090705_10.htm
岐路100万都市(1)雇用と生活/「安全網」頼りは民間
定額給付金の支給に合わせ、街頭で社会的弱者を支援する募金を呼び掛ける市民団体のメンバー=6月21日、仙台市青葉区
東北の中枢都市・仙台の「成長神話」が終わりを遂げつつある。地域経済は冷え込み、少子高齢化や人口減を見据えたまちづくりは遅れ、市財政は危機的な状況に陥った。12日告示、26日投票の市長選に向けて、岐路に立つ100万都市の課題を考える。
(仙台市長選取材班)=5回続き
<急増する求職者>
6月25日、仙台市産業振興事業団が青葉区のアエルで開いた就職支援セミナー。「給料が安くとも安定した仕事に就きたい」「首都圏のIT企業を辞めた。地元で何とか仕事を」。参加者が思いをぶつけ合う。会場には今春、大学を卒業したばかりの就職浪人の姿もあった。
世界的な不景気が広がった昨秋以降、事業団が毎月開くセミナーの応募者は急増している。定員30人に対し、申し込みは毎回のように超過。2月からは個別相談会の受付数も2倍に増やした。
事業団の担当職員は「以前は女性が多かったが、働き盛りの男性が目立つようになった。職探しの事情も複雑、深刻化している」と説明する。
仙台公共職業安定所によると、昨年9月に0.78倍だった管内の有効求人倍率は、今年5月に0.40倍まで下がった。仕事は求職者数の半分もない。家計収入の目減りを補おうと働き口を探す自営業者や主婦が増えた。1年近く相談に通い詰める人も珍しくない。
<業況判断も悪化>
「仙台は『支店経済』の色彩が濃く、商業などサービス業が中心。中央や個人消費の動向に依存せざるを得ない」。菊田稔職業相談部長は仙台特有の構造を説明し「仙台が回復を果たさないと宮城、東北の立ち直りはさらに遅れる」と、問題の根深さを指摘する。
仙台市は1月、緊急雇用対策をまとめ、公共事業の前倒し発注や臨時職員の採用拡大、離職者に市営住宅を低額で提供するなどの方針を打ち出したが、抜本的な改善にはつながっていない。雇用の鍵を握る企業の採用意欲も冷え込んだままだ。
市が実施した1〜3月の地域経済動向調査=?=では、自社の業績を「良い」と判断した割合から、「悪い」とした割合を引いた業況判断指数(DI)はマイナス65.6。前期(昨年10〜12月)に比べ、11.4ポイントの大幅下落になった。
調査時点以降の見通しDIも、さらに悪化するとの回答が多くを占めた。「底入れの時期はまだ見えない。先行きの不透明感は依然として強い」(市経済企画課)
<土台どう支える>
そんな中、市内では昨秋以降、仕事からあぶれ、路上などで生活する人の姿が目立ち始めている。ネットカフェや車中生活を含めれば200人を超えるとされ、セーフティーネット対策が社会問題化しつつある。
「派遣切りなどのリストラに遭った人が『仙台に行けば何とかなる』と望みを託して集まってくる。だが、支援の多くを担うのは行政ではなく、わずかな民間の力ばかり」。反貧困みやぎネットワーク代表の新里宏二弁護士の嘆きは、深い。
雇用悪化に端を発する貧困の連鎖。東北の経済首都として、いかに暮らしの土台を下支えするか、底力が試されている。
[仙台市の地域経済動向調査] 市内の1000事業所が対象で、半数近くが小規模企業。1〜3月の調査では、9業種すべてで業況判断が悪化。運輸、飲食・宿泊、製造業の落ち込みが激しい。4〜6月の調査結果は7月下旬に公表予定。
2009年07月05日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090706_03.htm
岐路100万都市(2)子育て/待機児童解消は遠く
子どもに昼食を与える保育士。待機児童対策、保育所民営化など仙台市の保育行政に課題は多い=宮城野区
<不名誉な日本一>
「待機児童日本一」。2008年、仙台市に不名誉な称号が与えられた。認可保育所の入所を待つ児童は740人。横浜や大阪を上回った。
ことし4月時点の待機児童の数は620人。「日本一」は返上できそうだが、深刻な状況は変わらない。
「子どもが0歳のうちに、育児休業を切り上げていればよかった」
障害者施設で働く宮城野区の20代女性は悔やむ。2月に1歳半の長女の入所を申し込んだ。だが、希望した3カ所の認可保育所はどこも1歳児枠がいっぱい。第1希望の保育所は、1歳児だけで十数人が待機していた。
就職活動や病気といった一時的な利用のための「一時保育」を使って仕事に復帰した。だが、延長保育が利用できない。同僚に気兼ねしながら定時で仕事を終える。残った仕事は自宅に持ち帰るか、週末にこなす。
女性は「次の子が欲しいが、また保育所で悩むかと思うと考えてしまう」とため息をつく。
<高まる保育需要>
市のまとめでは、認可保育所入所児童は増え続け、既に1万人を超えた。一方、幼稚園の就園児は減り続ける。市子供未来局は「不況で共働き夫婦が増え、保育所のニーズはますます高まる」とみる。
「待機児童がこれほど多いのに、公立保育所の民営化を進めていいのだろうか」。市大野田保育所(太白区)の岩崎庸子所長は悩む。
同保育所は10月の民営化に向け、4月から社会福祉法人柏松会(宮城県村田町)と合同保育をしている。各クラスに法人の保育士が入り、公立の保育を学ぶ。
市は07年、公立保育所50カ所のうち老朽化が進む22施設を16年度をめどに民営化する方針を打ち出した。大野田と原町(宮城野区)の2保育所はその端緒となる。
民間の力で老朽化した公立保育所の施設を更新するのが狙いだが、市側には行財政改革に伴うコスト削減の思惑がある。民間は人件費が抑えられるため、児童一人当たりの市の補助額は1カ月で2万5000円ほど安くなるとの試算もある。
<整備1ヵ所のみ>
公立から民間へ、円滑な引き継ぎに日々苦心しながら、岩崎所長は葛藤(かっとう)する。
「公立は公立の役割があり、民間の力は認可保育所の増設に向けた方がよかったのではないか」
保育所待機児童の激増を受け、市が打ち出した保育サービスの緊急整備計画は認可保育所新設や入所枠の拡大が中心だ。本年度から3カ年で2300人分を整備する。
しかし、本年度に整備される保育所は、5月に若林区でオープンした1カ所のみだ。
「子供が健やかに育つ街・仙台」。子どもを安心して預けられる場所がなければ、市の基本理念は掛け声倒れになりかねない。
[認可保育所入所児童]仙台市が政令市に移行した1989年以降、保育所整備に伴って増え、10年前の99年は6971人、ことし4月現在で1万1597人(前年比103人増)。これに対し、幼稚園就園児は5月現在1万5489人で、前年比593人の大幅減となった。
2009年07月06日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090707_04.htm
岐路100万都市(3)財政再建/歳出削減、当座しのぎ
耐震化工事が施された仙台市役所本庁舎。財政難から基金が廃止され、当面、建て替えはできなくなった
<庁舎の新築断念>
仙台市青葉区の仙台市役所本庁舎を正面玄関から入った1階フロア。市民を迎えるにはやや不釣り合いな鉄筋の筋交いが、天井や柱を支える。
本庁舎は1965年完成で築43年。市は昨年10月までに、約9億円を掛けて耐震化工事を行った。財政局の佐藤清次長は「最低限の補強だが、当分これで持たせないといけない」と語る。
市は2004年度から庁舎建て替えのための基金を積み立ててきた。だが、09年度当初予算を組むのに財源が足りず、基金を廃止。福祉予算などに使える財政調整基金に回し事実上、建て替えはなくなった。
これでも09年度当初予算の財源が足りず、都市整備基金も廃止した。「虎の子」の保有株の売却益も歳入に見込んだ。歳出は普通建設事業費を大幅に抑えた。
だが、高齢化の進展で扶助費は増加の一途をたどる。一方、09年度は市民税全体で5.2%減の見通し。このうち法人市民税は景気低迷が直撃し、18.9%と大幅に落ち込む見込みだ。
このため、財政局の試算では10年度当初予算を組むには、232億円が不足する見通しとなっている。
<自助努力も限界>
歳出を抑えて歳入を増やす方針の下、市は06〜10年度の5カ年で累計300億円の確保を目標にした行財政集中改革計画を策定。08年度当初までに約154億円を絞り出したが、「焼け石に水」(市幹部)の状況だ。
今後は市職員の人件費カットなど抜本的な歳出削減策に加え、敬老乗車証の利用者負担の見直しといった住民サービスの低下に直結する施策も余儀なくされる。
とはいえ、仙台市を含めた地方財政は国からの地方交付税の動向に左右される。自助努力に限界があることも確か。
国の三位一体改革の影響で、地方交付税と臨時財政対策債は大幅に減らされた。08年度は03年度に比べ、計240億円が減額。市の08年度の一般財源の1割に相当する。
佐藤次長は「今の地方財政制度の下では、数年はしのげても、いずれ行き詰まる。国と地方の在り方を含めた制度の抜本的な見直しが必要」と訴える。
現実に、東北市長会をはじめ全国知事会など全国の自治体トップから「このままでは立ち行かない」と、国に税源移譲を求める大合唱が起きている。
<制度見直し訴え>
横浜、大阪、名古屋の3政令市は、大都市制度構想研究会を設置。独立した「都市州」を創設し、国から税源を移譲して全国に再配分する仕組みの導入を訴えている。
東北大大学院経済学研究科の佐々木伯朗准教授(財政学)は「地方は自分たちに見合った財政制度を設計していけるよう国に訴えていくべきだ。同時に、サービス維持のためにどれだけの負担が必要かを住民に説明する努力も重要」と話す。
かつてない財政難の時代だからこそ、地方自治体のトップには、国と住民双方に対しての発信力が問われる。
[仙台市の財政]一般会計総額は2009年度当初で4143億2800万円。歳出のうち義務的経費の割合を示す経常収支比率は年々上昇し、07年度は過去最高の97.4%に達した。市の試算では、09年度以降5年間の収支不足は1340億円に上る。
2009年07月07日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090708_03.htm
岐路100万都市(4)高齢者福祉/特養・予算、不足明らか
仙台市健康福祉事業団のはつらつ運動教室に参加する市民。市は運動や食生活改善などの介護予防に力を入れている=青葉区の市シルバーセンター
<定員の5倍近く>
特別養護老人ホーム(特養)が足りない。
仙台市内にある全36施設(定員2388人)への入所希望者を単純に合計すると、6月現在で1万1529人。3年前より約1500人増え、定員の5倍近くに達した。このうち複数の施設に申し込んでいる分を除き、要介護度が高いなど緊急性のある人は約900人に上る。
青葉区の女性(61)は、グループホームに入った父親(88)のため、特養2カ所の空きを待つ。グループホームの料金は、父親の年金を上回る。この4年弱で、蓄えは底をつき、自分の年金を充てている。
女性は「自己負担が少ない特養に入所させたいが、こんなに待機がいるのでは…」と表情を曇らせた。体の動く限りパート勤務を続けるという。
市は2011年度までの3カ年で、民間に特養を建設してもらい500人分を増やす計画。だが、施設は造れば造るほど需要を生み出す側面もある。
ある施設の相談員は「在宅の負担があまりに大きいので、割安な特養に人気が集中する。介護保険の仕組みそのものを変えないと状況は変わらない」と訴える。
<介護予防を重視>
仙台市は、65歳以上の人口の割合を示す高齢化率=?=が全国平均を下回るが、超高齢社会は例外なく訪れる。
高齢者が要支援者になったり、要介護度が高くなったりしないよう、市は介護予防に力を入れる。6月中旬には「SKY大作戦」と銘打った大々的な介護予防のイベントを初めて実施。約1000人の高齢者が参加し、講演に聞き入り、運動教室で汗を流した。
イベントに参加した若林区の女性(67)は一人暮らしだという。「介護の大変さは並大抵でない。体に気を付け、周りに迷惑を掛けないようにしたい」と語った。
財政難の中で年々増え続ける福祉予算に、市は頭を抱える。
70歳以上の高齢者が、市内の地下鉄やバスを無料か少額負担で利用できる「敬老乗車証交付事業」。本年度の利用は10万人を突破し、市は23億円の補助支出を見込む。
市が行財政改革の柱として、乗車証交付事業の見直しを打ち出したのは07年。しかし、実施すれば高齢者の強い反発は避けられず、見直し作業は暗礁に乗り上げている。
市高齢企画課の鈴木茂樹課長は「閉じこもりがちなお年寄りが気軽に外出できる制度だが、高齢者の増加に合わせて機械的に交付していけるものではない」と悩む。
<不況が追い打ち>
不況が高齢者福祉にも影を落とし始めた。宮城野区の地域包括支援センターの所長は最近、在宅介護の家庭の変化に気付いた。
「家族が職を失い、高齢者の年金に頼って生活している」
十数年後には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる。増え続ける高齢者をどう支えていくか。仙台市は明確な道筋を見いだせていない。
[仙台市の高齢化率]2009年3月現在の高齢者は18万2892人で、高齢化率は18.2%。全国の高齢化率(07年10月現在)は21.5%。仙台の要介護者は08年度、3万493人で、11年度には3万4308人に増えると推測されている。
2009年07月08日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_07.htm
岐路100万都市(5完)まちづくり/道路整備、残る地域差
仙台市太白区茂庭台の住宅団地。都市計画道路の存廃を検討している仙台市に対し、建設促進を求めている
<計画と現状乖離>
仙台市はことし3月、都市計画道路の未着手路線の存廃を検討する「都市計画道路網見直し方針」を発表した。
将来の事業効果、防災機能などを基準に検討を進め、2010年度末までに、整備計画を抜本的に見直す考えだ。
都市計画道路の整備は、40年ほど前の高度経済成長期の計画がベース。しかし交通渋滞の緩和、市財政の悪化といった新たな要素が加わり、現状との乖離(かいり)が目立ち始めている。
08年7月に市街化区域の拡大抑止方針を発表したのに合わせ、「拡大成長のインフラ整備に歯止めをかけ、機能集約型都市への誘導を目指す」(市幹部)のが狙いだ。
だが「できると思っていた」道路が存廃の俎上(そじょう)にあることに、市民から不安の声も上がっている。
<「郊外は不十分」>
市中心部から南西へ約8キロ。1980年代に開発された住宅団地の茂庭台地区(太白区)。真っすぐ市中心部に向かう都市計画道路「山田茂庭線」が存廃の検討対象になっている。
茂庭台学区町内会連合会の山口強会長は「郊外はまだまだ道路整備が不十分だ」と訴える。
市が見直し方針の案を昨年11月に発表したのを受け、ことし1月、近隣2町内会連合会と「山田茂庭線」などの整備推進を求める要望書を市に提出した。
整備を求める理由の一つは災害時のライフラインの確保だ。茂庭台地区から市中心部への経路の現状は、県道をいったん北上か南下してから国道を進むルートしかない。
県道はもともと地盤が弱く、4年前には豪雨で土砂崩れが発生。現場は一時通行止めになり、片側通行が数日続いた。
山口会長は「県道が不通になったら、急病人の搬送や火災の発生時に住民はどうなるのか。地区の高齢化が進めば、なおさら不安が増す」と、地区の将来を心配する。
<高齢化する団地>
仙台市西部には、70〜90年代に開発されたニュータウンが「飛び地」のように点在する。近い将来、地区全体が高齢化の問題に直面する。
住宅団地の課題を探るため仙台市は2008年秋、鶴ケ谷(宮城野区)、松陵、住吉台(いずれも泉区)、中山(青葉区)の4住宅団地を対象に、住民調査をした。
人口、世帯、児童の推移の分析やアンケートを実施。現在、集計を進めている。市都市整備局の小島博仁住環境部長は「公共交通や地域コミュニティー、福祉に対する不安が上位を占めている」と話す。
仙台市は年度内に調査結果をまとめ、今後の施策に反映させる方針。しかし、住宅団地の多岐にわたる課題を調整する「全庁横断的な取り組みがないのが現状」(市都市整備局)だ。
縦割り行政の壁は取り払えるのか。拡散した都市機能の集約と住宅団地の生活環境の維持を、いかに両立させるのか。100万都市のリーダーの力量が問われることになる。
(仙台市長選取材班)
[都市計画道路網見直し方針] 総延長503キロのうち、未着手の133キロが対象。仙台市の都市計画道路の事業費は1993年度の265億円をピークに、2007年度は91億円にまで減少している。07年度の事業費ベースで整備を続けた場合、未着手路線の完成には80年かかる見通し。
2009年07月09日木曜日
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>>610
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_04.htm
幸福実現党の椿原氏が出馬表明 仙台市長選
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)は8日、市役所で記者会見し、党公認で立候補すると表明した。
椿原氏は「多額の借金を解消しながら市政が発展していくには、未来ビジョンが必要だ」と主張。起業しやすい環境づくり、「学都」の発展、国際文化都市の実現などを主な施策に掲げた。
椿原氏は札幌市出身で東北大大学院修了。1991年4月に宗教法人「幸福の科学」に入り、法人が政治団体を設立した今年5月、党東海ブロック副代表に就任。7月から東北ブロック副代表。
仙台市長選では、副市長の岩崎恵美子氏(65)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)の5人が立候補を表明している。
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>>611-612
宮城県議会議長に畠山氏 副議長は小野氏
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11041.htm
宮城県議会(定数61)は7日の本会議で、正副議長選を行い、無記名投票の結果、第36代議長に最大会派「自民党・県民会議」の畠山和純氏(62)=気仙沼、4期=を選出した。副議長には同会派の小野隆氏(65)=泉、3期=を選んだ。
2年交代の慣例による正副議長の辞任に伴う選挙で、任期は2011年4月まで。
議長選の投票結果は畠山氏が47票、共産党県議団の横田有史氏(65)が2票、無効12票だった。畠山氏は自民党・県民会議(38人)と公明党県議団(4人)、社民党県議団(4人)、21世紀クラブ(1人)の支持を獲得した。民主党系の第2会派「改革みやぎ」(12人)は無効票を投じた。
副議長選は小野氏が43票、改革みやぎの坂下康子氏(50)が18票だった。
畠山氏は「議会は知事との信頼関係と緊張感を持ちながら、県勢の発展と県民の幸福実現のため、努力していかなければならない。議会活動のさらなる活性化に向け、全力で取り組む」と抱負を語った。
畠山氏は旧唐桑町(気仙沼市)出身。早大卒。気仙沼青年会議所理事長などを経て1995年に初当選。自民党県連政調会長、会派会長などを歴任した。
小野氏は仙台市出身。日大卒。旧泉市議1期、仙台市議2期を経て、99年に初当選し、会派政調会長などを務めた。
2009年07月08日水曜日
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渡辺県議が出馬を表明 いわき市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090709t61008.htm
任期満了に伴う福島県いわき市長選(9月6日告示、13日投票)で、元福島県議会議長で県議の渡辺敬夫氏(63)は8日、無所属で立候補することを正式に表明した。記者会見で渡辺氏は「現職とは違う手法で地域医療や少子高齢化などの課題に取り組み、2期8年で解決したい」と話した。
渡辺氏はいわき市出身、日大卒。いわき市議を経て県議5期目。自民党に所属していたが、8日に離党した。
同市長選には、現職の櫛田一男市長(72)が再選を目指して立候補することを表明している。
2009年07月09日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090710t11034.htm
仙台市長選 「官対民」対立軸に? 梅原氏離脱で構図崩壊
任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、公務員経験のある立候補予定者が「官」の色を薄め、民間の立場を強調する姿勢が目立つ。現職の梅原克彦市長(55)の出馬断念で「市政の継続か刷新か」の構図が崩れ、次の対立軸として「官対民」の図式が浮上しているためだ。
「私は市役所でも市民に近い立場で仕事をしてきた。自分を『官』とは考えていない」。前副市長の奥山恵美子氏(58)は8日の事務所開きの後、報道関係者にこう答えた。官出身の批判を意識し、市民との接点をアピールした。
副市長の岩崎恵美子氏(65)は6日の立候補表明の記者会見で、「私は『官』と誤解されている。16年間、民間病院の医師として働いた。役人の感性で仕事をしたことはない」と述べた。
一方、8日に立候補を表明した政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)を除く、ほかの3人の立候補予定者は「官対民」の構図に持ち込もうとする意図がはっきりしている。
会社社長で元市議の柳橋邦彦氏(68)は「民間の発想で市役所を改革する」と強調する。
市議の渡辺博氏(59)も「役人や官僚出身者が市長になってもしがらみで動けない」と訴える。
長野県職員の経験がある会社社長の佐藤崇弘氏(29)は「長年市政に携わった人が市長になっても、組織改革ができるかどうか疑問だ」と官出身者のほか、市議会に身を置いた柳橋、渡辺両氏もけん制する。
市幹部は「行政に精通した官出身者は政策立案の面で分がある。だが、財政難で行政が行き詰まっている今、民間出身者の方が大胆な組織改革ができるイメージを持たれている」と受け止める。
ただ、「官か民か」が選択の決め手になるかどうかは不透明だ。立候補予定者の公開討論会を傍聴した男性(59)は「出自よりも、大切なのはまちづくりのビジョン。仙台をどういうまちにしたいのか、将来像を聞きたかった」と話した。
2009年07月10日金曜
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>>360>>418
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090713-OYT1T00922.htm
北秋田市長選で落選の名物町長、買収で逮捕
秋田県警は13日、4月12日投開票の北秋田市長選で落選した同市栄、元鷹巣町長岩川徹(60)と、同市上杉、無職二階堂甚一(61)の両容疑者を公職選挙法違反(買収など)の疑いで逮捕した。
発表によると、岩川容疑者は2月中旬、二階堂容疑者に現金十数万円を渡し、票のとりまとめを依頼した疑い。
岩川容疑者は、北秋田市に合併する前の鷹巣町長を2003年まで3期12年間務めた。自治体初の24時間ヘルパー派遣や、介護施設での身体拘束を禁じる全国初の条例制定など福祉分野での取り組みが注目された。
(2009年7月13日20時10分 読売新聞)
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副市長の恵美子が2人も居るのは判りにくいね。。
仙台市長選:告示 新人6人が立候補
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090713k0000m010031000c.html
仙台市長選が12日告示され、6人が立候補した。26日投開票される。現職の梅原克彦市長がタクシーチケット不適切使用問題で出馬を断念し、新人同士の争いとなった。仙台市長は元官僚や元市職員が3代続いたため、経歴の違いによる「官対民」の構図も指摘されるが、前副市長の2人も「民間の視点」を強調しており、明確な争点は浮上してない。4月以降、名古屋、さいたま、千葉の政令市長選と静岡県知事選の4主要地方選で連勝中の民主は、県連が奥山恵美子氏を支援する一方、自民、公明の政権与党は自主投票を決めている。【高橋宗男】
◇仙台市長選立候補者
(届け出順)
岩崎恵美子65 [元]副市長=無新
佐藤 崇弘29 会社社長=無新
渡辺 博59 [元]市議=無新
奥山恵美子58 [元]副市長=無新
椿原 慎一47 政党役員=諸新
柳橋 邦彦68 [元]市議長=無新
◇「ドクターいわさき」あきらめ本名で出馬
12日告示された仙台市長選(26日投開票)に立候補した同市前副市長、岩崎恵美子氏(65)は、選挙管理委員会への届け出名を「ドクターいわさき」ではなく仮名書きの本名で提出した。告示前は、既に出馬表明していた前副市長の奥山恵美子氏(58)と肩書と名前が重なるため、医師で感染症対策の専門家を強調し、「ドクターいわさき」で届け出る意向を示していた。
選管によると、事前審査の書類は「ドクターいわさき」名だったが、選管は「本名に代わるものとして広く通用していることを証明しなければならない」と説明。立候補は仮名書きで届け出たという。
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>>625
取材の結果わかったこと。
岩崎恵美子は「いわさきえみこ」で(報道の通り)。
奥山恵美子は「奥山えみこ」で。
いずれも期日前投票所で確認されたようです。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090713t11027.htm
最大の敵は「埋没」 対立軸探し陣営躍起 仙台市長選告示
衆院解散・総選挙を控えた「真夏の仙台決戦」が12日、幕を開けた。新人6氏の争いとなった仙台市長選。梅原克彦市長(55)の不出馬で、市政継続の是非という最大の争点は消えた。政令市長選は国政を占う戦いとされるが、名古屋、さいたま、千葉のような与野党対決の構図にはならず、全国的な注目度もいまひとつ。各陣営は選択の対立軸を求め、手探りの14日間を走りだした。
無所属新人の男性候補はこの日、閣僚経験がある衆院議員に応援を要請。2時間にわたって青葉区のアーケード街などを練り歩き、「仙台を変えよう、日本を変えよう」と気勢を上げた。
一緒に「役人政治からの転換」を叫んだ候補者。陣営幹部は「手応えは十分。改革者のイメージを鮮明に打ち出し続けるしかない」ともくろむ。
一方、青葉区のオフィスビル前で第一声に臨んだ別の無所属新人の男性候補も、訴えの軸は「官から民への市政改革」。「政策で戦う」と候補者は意気込むが、「有権者には違いが見えにくいようだ。衆院解散がぶつかれば、市長選そのものがさらに埋没してしまう」(支援する市議)との不安も抱える。
総選挙の時期に関心が高まる国政をよそに、与野党対決とは一線を画した形の市長選。「主役」になるはずだった梅原市長が撤退した中で、「市民主役の市政」「市政の大改革」「対話の市政実現」と、各候補者が連呼するスローガンは行き先を失い、宙に浮いた状態にも映る。
無所属新人の女性候補は「行財政改革、保育所の待機児童対策など項目はみな同じだが、中身で勝負する」と強気だ。しかし、市中心部の商店街で演説に耳を傾けていた若林区の会社員男性(42)は「きょう(12日)開票される都議選の方が気になる」と手厳しい。
8月21日に任期満了を迎え、後任にバトンを託す梅原市長は6日から市内の病院に入院し、尿管結石症の治療を続けている。数日中には公務に復帰するとみられるが、市長選についてのコメントは一切出さなかった。
2009年07月13日月曜日
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横山氏と佐々木氏が出馬へ にかほ市長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090715a
にかほ市長の横山忠長氏(61)=同市象潟町大砂川字菅7=と、にかほ市議会議員の佐々木清勝氏(70)=同市畑字福田51=は14日、任期満了(11月12日)に伴う同市長選にともに無所属で立候補する意思を固めた。
横山氏は15日、佐々木氏は17日に記者会見し、正式に表明する。
横山氏は「合併市の発足から市政運営に懸命に取り組んできた。世界同時不況の影響などで、目標とする市の姿に到達していない部分もあり、もう1期頑張りたい」とし、▽長期的雇用につながる産業の振興▽特別養護老人ホームの整備▽教育環境の充実?などに取り組むとしている。
佐々木氏は「現市政の運営は可もなく不可もなくという印象で、激動の時代に対応できない。政策に優先順位を付けて若者に夢と希望を与える市政にしたい」と話し、▽離職で所得を減らした世帯への生活支援▽中小企業向け融資の拡充▽奨学金の制度創設?などに取り組むとしている。
(2009/07/15 08:30 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090715t11023.htm
任期満了に伴う仙台市長選(26日投票)で、河北新報社は12〜14日、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析も加えて情勢をまとめた。前副市長の奥山恵美子氏(58)が先行し、前副市長の岩崎恵美子氏(65)が追っている。元市議の柳橋邦彦氏(68)、元市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が続いている。政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)は伸び悩んでいる。現時点で回答者の6割弱が投票する候補を決めておらず、流動的な要素が残っている。
民主、社民の両党県連と市議会超党派の議員35人の支援を受けた奥山氏は、5区すべてで他候補を引き離している。男女ともすべての世代で他候補を上回った。職業別では事務・技術職、現業職、専業主婦層の支持が厚い。政党別では民主、共産、社民支持層の4割以上をまとめ、自民の3割弱、公明の2割、支持政党なしの層でも2割強を集めている。
岩崎氏は泉区を除き4区で、奥山氏に続いて浸透している。職業別では管理職の支持が他候補を上回った。商工・サービス業の支持も比較的強い。政党別では、公明支持層の2割強を集めた。候補者の中で同党の支持を最も集めている。
柳橋氏は地盤の泉区で奥山氏に次いで支持を集めている。自民支持層の一部も取り込む。自由業や60代以上に比較的浸透している。
渡辺氏は宮城野区の後援会を主体にした選挙戦を展開しており、同区のほか、太白区で支持の広がりがみられる。40代で一定の支持を集める。
佐藤氏は泉区の一部に浸透し、事務・技術職と現業職にも一定の強さをみせる。世代別では、20代と50代の男性に食い込んでいる。
椿原氏は全体的に広がりを欠いている。
現段階で既に投票する候補を「決めている」「だいたい決めている」と答えた有権者の合計は、回答者の4割超にとどまる。投票率の増減によって情勢が変わる可能性もある。
[調査の方法]仙台市内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。地域や性別、年代が有権者の構成に近くなるように割り当てた。実際に有権者のいる世帯に電話がかかった2287件のうち、938人から回答を得た。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090716ddlk02010139000c.html
鹿内・青森市長:公約実現の異例人事 組織改編で138人異動 /青森
青森市の鹿内博市長は15日、計138人の人事異動を発表した。市長公室を設置して自治体経営局を廃止するなどの組織改革をすることに伴うもので、公約に掲げた市民百人委員会の設置など「鹿内カラー」を打ち出した組織体制が21日に整うことになった。市人事課によると、この時期に100人規模の異動をするのは、少なくとも過去20年間で例がない。
異動は部長級2人、次長級2人、課長級22人で、部長級は田中道郎・市長公室準備室長が新設の市長公室長に、佐々木淳一企画財政部理事が経済部理事になる。着服問題が発覚して総務部次長が兼任していた秘書課長には、石沢幸造・経済部産業政策課長が就く。農林水産部に新設される「あおもり産品販売促進課」の課長ポストは県から派遣される。
鹿内市長は、6月に停職処分歴のある秘書課長を懲戒処分にした問題を踏まえ、「前回を教訓として対応した」と語った。
また、佐々木誠造・前市長が進めるコンパクトシティ計画の要だった中心市街地対策課は廃止し、経済部に新設される商店街振興課に移管した。鹿内市長は「従来やってきた中心市街地のみならず、他の市内全域の商店街の活性化を進める」としている。
公約にかかげた市民百人委員会については、市長公室の下に新設した市民政策課が担う。同課はこの他、市長の特命を受けた新たな政策の企画や行財政改革を担当する。【鈴木久美】
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>>624
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000907160002
元鷹巣町長、戸別訪問の実態明らかに
2009年07月16日
4月の北秋田市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(現金買収、事前運動)の疑いで逮捕された元鷹巣町長岩川徹容疑者(60)=北秋田市栄=と、同法違反(被買収、事前運動)容疑で逮捕された運動員の二階堂甚一容疑者(61)=北秋田市上杉=の2人が、同市の合川地区で、禁止されている戸別訪問を投票日直前まで繰り返していた実態が15日、地元関係者への取材で明らかになった。
県警によると、岩川容疑者は今年2月、同市のコンビニ駐車場で、二階堂容疑者に票のとりまとめを依頼。その報酬として現金十数万円を渡し、戸別訪問や集会への呼びかけなど事前に選挙運動をした疑いがある。二階堂容疑者は容疑を認め、岩川容疑者は黙秘を続けているという。
二階堂容疑者と同じ合川地区に住む無職男性(66)宅を2人が訪ねたのは、北秋田市長選告示前の3月末。
「居だがい?」。二階堂容疑者の声がしたので男性は玄関に向かったという。隣に岩川容疑者がおり、二階堂容疑者にうながされて入り、「今度、市長選に出るのでよろしくお願いします」と言った。
近くに住む別の無職男性(71)宅には4月12日の投票日の3、4日前に来た。二階堂容疑者が先に玄関に入り、あいさつ。その後、2人で並び、岩川容疑者が「(市長選を)よろしくお願いします」と依頼した。
別の無職男性(81)宅へも2人は顔を出し、その際は岩川容疑者だけが中へ入り、玄関の外から二階堂容疑者の顔がのぞいていた。「福祉政策に力を入れて取り組んでいきます」と話したという。
公選法は、家々を回り、投票を呼びかける戸別訪問を禁止。県警は、2人が合川地区で、少なくとも二十数件の戸別訪問をしたとみている。
また、二階堂容疑者は調べに対し、「金がなく困っていた」と供述し、選挙後の5月には破産していたことも15日、関係者の話でわかった。
県警などによると、二階堂容疑者は地元の特産品などを販売する第三セクターの役員などを勤めていたが、昨年に解散。逮捕容疑の時期は無職だった。これまで二階堂容疑者は本格的な選挙運動の経験はなかったという。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090714_04.htm
【連載】街のつぶやき(1)国分町 閑古鳥鳴かないで
営業努力を続けるママたちの思いは、候補者にどこまで届くのか=仙台市青葉区国分町2丁目
正直言って、選挙は嫌いだ。理由は単純。選挙になると、客足が決まって落ちるからだ。
東北一の歓楽街、仙台市青葉区国分町でバー「ノアール」を経営するママの庄司洋子さん(43)。この道18年の経験から、「選挙中は閑古鳥が鳴く」という国分町の俗説は本当だと実感している。
「飲み歩く姿を誰かに見られて選挙に不熱心と思われるのを嫌がって、多くの人が夜の街に寄りつかない。役所がらみの仕事をしている人は特にそう」。実際、店に誘っても「選挙中だから」と渋る人が多い。
それでなくても国分町は不況の荒波にもまれている。ここ数年で、全店舗数の1割超に当たる300〜400軒が店を畳んだといわれる。
国分町でホスト歴8年という男性(31)は「人通りがすっかり減って、景気は最悪。転職したホスト仲間もいる」と愚痴る。仙台市長選の候補者の顔触れさえまだ把握していないが、「景気は良くしてほしい」と投票には行くつもりだ。
ことしは市長選後も、衆院選、宮城県知事選と選挙が続く。閑古鳥が鳴き続けそうな気配だが、庄司さんの表情に悲嘆の色はない。
「不況でも、選挙でも、お客さんはゼロにはならない。厳しい中でも選ばれる店になることが大事」。昨年12月、店を持って11年で最高額の月商を記録した。不況真っただ中の好成績。長年の営業開拓と投資が実ったようだ。
「ほかの客と顔を合わせず、ゆっくり飲みたい」との声に即応、昨夏までに、二つの別室を同じビル内に用意した。家賃は倍増したが人気は高く、売り上げは伸びた。
経営者らの交流組織に飛び込んで人脈を広げ、スタッフ全員に接客法をまとめた手製マニュアルを配るなど、生き残る努力を重ねてきた。
「役所の仕事も同じ。どこまで市民のために汗を流せるか。市長がけん引役にならないと」
国分町全体に活気が戻ることを願い、1票を投じる。
◇
26日の投票日に向け、舌戦が始まった仙台市長選。100万都市の新しいリーダー選びを、市民はどんな思いで見つめているのか。街のつぶやきを拾った。(4回続き)
2009年07月14日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090715_04.htm
【連載】街のつぶやき(2)政治に届かぬ路上の絶望
支援団体から豚汁の配給を受けるホームレス。思いは政治に届いていないと感じる=仙台市青葉区五橋1丁目、五橋公園
「市長選なんて興味がない。誰がなっても市政が良くなるわけでない」
12日の仙台市長選告示を目前にした今月上旬の夜。JR仙台駅の通路の片隅で、ホームレスの男性は、吐き捨てるように言った。
60歳。2006年秋、親族と同居していた仙台市内の家を飛び出して以来、駅周辺で路上生活をしている。
1日2食。朝食は100円ショップで買う食パンで済ませることが多い。値段の割に、腹持ちが良いからだという。夕食は支援団体から支給される即席めん。こんな生活を、もう3年も続けている。
駅で話した数日後、支援団体の炊き出し会場で男性に再会した。配られた豚汁を食べながら、男性は市長選について語りだした。
「候補者の公約を見たけれど、おれらと関係のないことばかりだね」
政治に関心がないわけではない。国が支給した定額給付金。住所がないというだけで、もらえないことに不満が募る。「不正受給を勘ぐるのは分かるが、本当に必要なわれわれに回ってこないのは問題だ」
一票に、生活や未来を託したいとの思いはあるが、投票券が届かない男性にとって、自分の意思を表明する機会はない。自分と同様、支援が必要なホームレスの声が市政には届いていないと感じる。
路上生活者の自立を支援する仙台市のNPO法人「ワンファミリー仙台」の新沼鉄也事務長が、男性たちの思いを代弁する。
「まず住まいがあるかどうかから始まり、行政の支援はいつも条件付き。無条件の支援が必要なホームレスとミスマッチが起きている」
仙台市内のホームレスは124人(1月現在、市調べ)。ネットカフェ難民や車中生活者を合わせると、約300人が住居を失い、街中をさまよっているとされる。
「政治には絶望している。いま生きることで精いっぱいだ」。豚汁を食べ終えると男性は、再び雑踏へと戻っていった。
2009年07月15日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090716_02.htm
【連載】街のつぶやき(3)不況乗せて 行き先不透明
「チケットを使ってくれる企業が減っている」。景気低迷が気掛かりだ=仙台市青葉区のJR仙台駅前
「お客さん、行き先をちゃんと書かないと会社に怒られますよ」
7月上旬の深夜、仙台市泉区の住宅街。タクシー運転手の佐々木義実さん(63)は、タクシーチケットを出して降りようとしたスーツ姿の男性客を呼び止めた。
市中心部で乗車してから約30分間、行き先以外は何も話さず、眠り込んでいた男性客。行き先が空欄になったままのチケットを返そうとすると、にらむような視線で、こう言った。
「だからタクシーは嫌いなんだ」
現職市長が立候補を断念するきっかけとなったタクシー券問題。頻繁に報道されだした昨年末から、ある変化を感じた。世界同時不況が深刻化した時期でもある。
「ささいなことで言い掛かりをつけてくる人が多くなった。タクシー券の問題もあって、タクシーまで悪者にされたようで、たまったもんじゃない」
別の男性運転手(52)は「仙台市外に客を乗せていくことがほとんどなくなった」とぼやく。
仙台市内を走るタクシーの数は約3000台といわれ、供給過剰が指摘されてきた。違法駐車の客待ちタクシーや低料金参入に見られるように、景気低迷で業界内は依然厳しい競争が続く。
製造業の会社に就職し、定年の55歳まで勤め上げた佐々木さん。老後の生活費の足しにと、2004年からタクシー運転手の仕事を始めた。ただ、正業とするにはつらい仕事だと感じる。
「自分は年金や蓄えがあるからまだいいが、タクシーの水揚げだけで生活していくのは大変」
運転手仲間には、リストラで仕事を失った若い人や同年代も少なくない。深夜勤務中心の厳しい労働環境にもかかわらず、乗務員を希望する人は絶えることがない。
新聞に必ず目を通すという佐々木さんだが、今回の市長選にはあまり興味がわかない。
「世間に注目してほしいのは、使われたタクシーチケットの行き先ではなく、チケットを使ってくれる企業が減っていること。景気を良くしてくれる人なら誰でもいい」
2009年07月16日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090717_04.htm
【連載】街のつぶやき(4完)等距離外交 悩む町内会長
選挙中、個人演説会も各地区で開かれる。町内会長にとって神経を使う日々が続く=仙台市青葉区
「本当のことを言えば気が重い。憂うつだよ」
仙台市泉区の70代の町内会長はつぶやいた。
目下の市長選から、衆院選、宮城県知事選と続く選挙の季節。町内会長は試練の時を迎える。
告示前から、候補予定者の集会には町内会長の出席が期待される。町内会長が居並ぶことで「地域全体が支持している」と参加者に印象付けることができるからだ。
実際、出席せざるを得ない事情もある。「かつて地域の要望を聞いてくれた人が立候補すれば、無視できないのが人情」とこの会長は打ち明ける。
ただ、こうした協力は一つの陣営だけにとどまらない。「何でうちの集会に来なかった」と以前、猛烈な抗議を受けたことが頭から離れない。ある陣営だけ応援弁士を務めると、ライバル陣営からの批判がやまない。
「会長来なかったね」。時に、町内の支持者が集会の出欠を確認する監視役になるだけに、「どこから矢が飛んでくるか分からない」。「等距離外交」が求められ、今回の市長選は、誘いがあった4陣営をはしごする。
このため、告示後は事務所訪問の「ノルマ」が生じる。「1陣営当たり、告示直後と中盤の最低2回は事務所に顔を出さないと、陰口をたたかれる」と心配する。
候補者が6人立っているものの、内心は「だれがなっても大差ない」と思う。協力への見返りを要求するつもりはない。希望するのは、生涯学習の拠点になるコミュニティーセンターの増設ぐらいだ。「新市長には高齢者の生涯学習を後押ししてほしい」と願う。
「町内会が選挙事務をボイコットしたらどうなるのか」。青葉区の60代の町内会長は、選挙のたびに夢想する。
「投票所の立会人などは善意で協力してきた。町内会への市の支援が先細りするようなら、選挙事務を担えない地域が出かねない」といら立ちを見せる。
だから、新市長への注文は明確だ。「町内会の仕事が多すぎる。町内会の負担を減らしながら、地域の活性化を図れる政策を実現してくれたら」
2009年07月17日金曜日
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町議補選の票差がすげえ・・・同じ元職同士の対決なのに
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090713ddlk07010059000c.html
選挙:西会津町長選/西会津町議補選 町長選、伊藤氏が初当選 /福島
◇多選批判が奏功
任期満了に伴う西会津町長選は12日投票され、即日開票の結果、新人で元町議の伊藤勝氏(59)=無所属=が、現職の山口博続氏(74)=同=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は6700人、投票率は88・22%だった。
伊藤氏は「多選が権力の一極集中を生んでいる。町政の刷新が必要」と訴えて立候補。山口氏のトップダウンによる行政運営や政策と町民意識とのかい離など、多選の弊害を強調して現町政への批判票を結集し、24年ぶりの選挙戦を制した。山口氏は、6期の実績を訴えたが、多選と高齢による健康不安が響いた。
伊藤氏は「町民の声をよく聞き、行政に反映させたい。特産物の販売所の活用、農家への民泊などによる観光誘客などを通じ、町の活性化を図りたい」と話した。
一方、町議補選(改選数1)も同夜、当選者が決まった。【太田穣】
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◇西会津町長選開票結果=選管最終発表
当 3580 伊藤勝 59 無新
2293 山口博続 74 無現
◇西会津町長略歴
伊藤勝(いとう・まさる) 59 無新(1)
[元]町議[歴]会社員▽西会津高
◇西会津町議補選開票結果(改選数1−2)
当 5009 佐野悦朗 71 無元
341 板垣富士雄 61 無元
=選管最終発表
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000907150003
選挙証紙足りない? 仙台市選管ミス
2009年07月15日
仙台市長選の候補者が、自分の主張を書いて市民に配る「選挙ビラ」。そのビラに張る必要がある「証紙」を、市選管が法定の7万枚より少なく候補者に配っていた可能性があることが14日、明らかになった。
候補者は証紙を張ったビラを最大7万枚配れる。市選管は8人分の証紙を用意。告示の12日、候補者6人の陣営に証紙7万枚分のシートの束を渡した。ところが同夜、市に残った予備の2人分の束を数えたところ、いずれも法定数未満だった。
原因はシートの数え方。証紙作製を受注した市内の印刷会社が、シートの束を重さで量った。だが、シートはシール状。のりが十分に乾いていないと重く、7万枚分の重量があっても枚数が少ないケースが生じた。
市選管は、証紙が不足していたら補充するという。今回のミスについては「納品後のチェックを厳しくしたい」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090719-OYT8T00860.htm
奥山氏先行 追う岩崎氏
本社世論調査
仙台市長選(26日投開票)で、読売新聞社が仙台市内の有権者に実施した世論調査では、前副市長の奥山恵美子氏(58)が一歩リードし、前副市長の岩崎恵美子氏(65)が追う展開となっている。両氏に、前市議の渡辺博氏(59)、元市会議長の柳橋邦彦氏(68)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が続き、幸福実現党の椿原慎一氏(47)は浸透し切れていない。ただ、有権者の4割近くが態度を決めておらず、情勢は流動的だ。
◇情勢
奥山氏は県連レベルで支援する民主、社民支持層の4割近くを固め、自民支持層の1割以上、公明支持層の2割弱が支持。共産支持層でも3割強が支持し、無党派層の2割に浸透と幅広い支持を集める。年代別では全世代で他候補を上回った。職業別では専業主婦の支持が厚く、地域別では、宮城野区で岩崎氏と並ぶほか、4区で他候補を上回る。
岩崎氏は自民、公明支持層の3割強を固め、共産支持層の2割が支持。民主、社民支持層の1割も取り込む。地域別では宮城野区で2割強の支持を得て奥山氏と並び、若林区を除いた3区で2割弱に浸透している。
渡辺氏は、自民、民主、公明支持層の1割前後に浸透、地盤の宮城野区に加え、太白区でも支持を広げ、職業別では専業主婦の一部が支持する。柳橋氏は自民、民主、公明支持層の1割弱が支持。60代以上に浸透し、職業別では商工サービス業が多い。佐藤氏は民主、共産支持層の1割が支持し、20代と学生の2割弱に浸透。椿原氏は全体的に広がりを欠いている。
◇関心度 市長選に関心がある人は「大いに」「多少」を合わせて83%。投票に行くかどうかを聞いたところ、「必ず行く」が67%で、「なるべく行くつもり」と合わせて9割を超えた。現職が出馬を断念し、新人6人が乱立したこともあり、関心は高いようだ。
◇争点
争点として重視したい問題は、「医療や福祉の充実」(87%)が最多で、次いで、「市の行財政改革」(77%)、「産業の振興や雇用対策」(74%)など。不況を背景に、20〜60代で「産業の振興や雇用対策」を挙げた人が7〜8割を占めた。30代では「少子化対策や子育て支援」が8割と全世代で最多だった。また、市長に必要な資質は、「改革への熱意」がトップだった。
(2009年7月20日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000907240002
民主、知事選に強気/村井氏と対決姿勢鮮明
2009年07月24日
10月投開票の知事選に向け、民主党県連が独自候補の擁立を急いでいる。自民党の県議出身で再選立候補が確実視される村井嘉浩知事とは、もともと折り合いの悪い同県連。自民への逆風を意識し、「衆院選の勢いに乗り、新知事を誕生させる」と対決姿勢を強めている。(守真弓)
「県議会でも知事は『比例は公明、選挙区は自民』と明言している」
20日、民主党県連の常任幹事会終了後の会見で岡崎トミ子県連代表は、村井知事の政治姿勢を自民寄りだと指摘。10月25日投開票の知事選を「政権交代後、初の大型地方選挙」と位置づけ、党独自の候補を擁立すると発表した。
来月30日に投開票される衆院選後、時をおかずに候補を決めることを目指しており、現在、県議会の会派内で話し合いを進めている。党内外からの公募は、時間が足りないために難しそうだが、同党のある前衆院議員は「衆院選の直後で、相当勢いのある態勢の中での選挙になる」と自信をのぞかせる。
自民党県連の幹事長も務めた村井知事が、民主系の浅野史郎前知事が推した候補に競り勝ってから4年。「みやぎ発展税」導入などにより、トヨタ系の「セントラル自動車」の県内誘致にも成功した村井知事は、大阪府出身でありながら、県内で最も人気のある政治家の一人とされる。
だが、麻生政権のもとで最初に解散総選挙があると目された昨秋以来、民主党との溝は急速に深まった。
背景には、自民の立候補予定者への「応援」がある。同党の予定者らは知事の人気にあやかろうと、こぞって集会などに応援を要請。3月以降の政党ポスターも小選挙区の予定者6人のうち5人が知事をパートナーに選んだ。
民主系の県議らは県議会などでたびたび「県民は自民党員だけではない」などと批判したが、知事の態度に変化はなかった。
こうした姿勢が民主党県連を刺激した。同党の前衆院議員は「今の時代に合わない知事は、追放するしかない。そもそも宮城出身の人がなるべきだ」と不快感をあらわにする。別の県連幹部も「宮城の知事がひどく自民寄りだということは党本部もよく知っている。政権交代後の県政運営を考えれば民主系知事の方が県のためだ」と話す。
民主のこうした候補者擁立の動きについて、まだ再選立候補を明言してはいない村井知事は、22日の記者会見では「県民にとって選挙の選択肢は多いほどいい」と述べるにとどまった。だが、周囲には「どういう状況になろうと『自公一本』でいく」と決意を漏らしているという。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090718_01.htm
【連載】疾走奔走(上)オール新人/独自カラー創出懸命
東北唯一の政令市のリーダーを決める仙台市長選(26日投票)は、中盤に差し掛かり各候補の舌戦が熱を帯びてきた。6新人は独自の政策やアピール方法で他候補との違いを打ち出し、公務員経験のある候補と民間出身の候補が「官対民」の対立軸をめぐって激しい攻防を繰り広げている。「百万都市」を東奔西走する6候補を追った。(仙台市長選取材班)
<知名度上昇狙う>
16日夜、泉区の住宅で開かれた個人演説会。岩崎恵美子候補が約20人の支持者に強調したのは医師、感染症対策専門家の経歴だった。自信に満ちた表情で「新型インフルエンザの正しい知識を広めたい」と語った。
経済対策も、健康福祉産業、サイエンス産業の創出による雇用拡大など「医療・福祉」が基軸だ。「市民のために健康福祉政策をきっちりやりたい」と、医師の看板を前面に打ち出す。
「携帯電話、インターネットで『サトウタカヒロ』を検索してください」。14日午後、若林区の住宅地。佐藤崇弘候補は選挙カーから有権者に手を振り、「ネットで検索」を連呼した。
告示9日前に出馬表明した佐藤候補が、出遅れ挽回(ばんかい)の秘策と考えたのが、インターネットを活用した戦略。「ビジネスで学んだ効果的な手法」と、選挙ポスターや選挙ビラに検索コードを載せ、知名度の急上昇を狙う。
梅原克彦市長(55)の出馬断念で、新人同士の戦いとなった今回の市長選。乱戦模様の中で各陣営は、経験や政治手法、PR方法など候補者の特徴を最大限アピールすることに懸命だ。
渡辺博候補は14日午後、若林区のスーパー前でマイクを握り、買い物に訪れた有権者らに訴えた。「市政がお茶の間にお邪魔して、市政課題を議論する。テレビでのやりとりを施策に反映させる日本初のトーク番組を実現させたい」
「市政テレビトーク番組」の放映は、渡辺候補が掲げる施策の目玉。「市民の対話」「親しみやすさ」が売りだ。ポスターや選挙運動用ビラにも刷り込み、積極的にアピールしている。
16日午前8時すぎ、若林区卸町の繊維商社に柳橋邦彦氏の姿があった。「地元経済の浮揚に全力を挙げる」と右の拳を振り上げると、約50人の社員から拍手の渦が巻き起こった。柳橋候補は「仙台の経済を何とかしてほしいとの期待をひしひしと感じる」と手応えを口にする。
会社社長でもある柳橋候補。経営者として培った経験を経済施策に反映させ、他候補との差別化を狙う。連日、複数企業の朝礼を回る。
<経済対策前面に>
市政全般に及ぶ争点が乏しい中で、各候補の訴えで共通するのが、地域経済をいかに立て直すか。市民の関心も高い。
16日午後、青葉区のレストラン。「街の経済を元気にすることが大切。地元企業への公共事業発注など皆さんを支援する方法を考えたい」。奥山恵美子候補は経済関係者約140人がそろった集会でこう強調した。
市職員として子育て支援、教育、市民協働に深くかかわった奥山候補。一方、経済手腕は未知数で、陣営は経済界の反応を注視する。15日に始めた個人演説会でも、地元商店街の活性化など経済対策を意識的に訴える。
椿原慎一候補は「資金繰りに困っている企業を支援する」と強調する。
2009年07月18日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090719_01.htm
【連載】疾走奔走(下)官か、民か/「市民派」演出に腐心
<演説会で気炎>
15日午後、仙台市宮城野区の集会所。柳橋邦彦候補が、個人演説会で気炎を上げた。会社社長である自身を「民」と位置付け、「官」批判を繰り広げた。
「仙台市長は中央官庁や市役所出身者が3代続き、また市役所の人間がなれば組織は固まる。市役所出身者に役所改革はできない」
攻撃の的は、対立候補の2人の前副市長、特に市役所生え抜きの奥山恵美子候補だ。
渡辺博候補も、「官」をやり玉に挙げる。12日の告示後、街頭に立っては「政党や組織に縛られた市政はもういらない。私はしがらみがない自由な立場を貫く」と演説している。
市の財政危機の原因は、役人出身の市長が続いたためだと持論を語り、「市民による市民のための代表を選び、新しい市役所をつくろう」と、ひたすら呼び掛ける。
現職の梅原克彦市長(55)が立候補を断念し、「主役不在」(市議)と言われる今回の市長選。選挙戦に入り、「市役所一家」と皮肉られるほど強固な結束力を持つ市役所組織に批判の矛先が向けられている。
<他候補を意識>
前副市長の岩崎恵美子候補は16日夜、泉区の個人宅での演説会で「わたしは最後まで梅原市長を支えた。旧体制に戻ってはいけないと思った」と立候補を決断した経緯を説明した。梅原市長とたもとを分かち、副市長を辞めた奥山候補を強く意識した発言だった。
民間病院で16年間、勤務医を務めた経験から「自分は民間人」と位置付け、「官」批判をかわす。一方で「危機管理対策や新型インフルエンザ対策に取り組んだ」と副市長の実績を強調することも忘れない。「官」「民」両方の経験を巧みに使い分けている。
企業経営者の佐藤崇弘候補は15日、青葉区の中心商店街で声を張り上げた。
「市は間もなく倒産する状態なのに、市役所出身者も市議会出身者も責任を取ろうとしない」
市政を担う両輪の市役所と市議会、双方を糾弾。「大きな団体や政党の支援はないが、民間出身は私だけだ」と付け加え、「改革者」のイメージの浸透を図る。
ほかの候補者から集中砲火を浴びる奥山候補。しかし、「官」批判に正面から反論することはない。批判のターゲットを、立候補のきっかけになった梅原市長に絞る。
16日夜に太白区であった個人演説会。奥山候補は「この4年間の市政は対話がなく、市民の気持ちと違う方向に行ってしまった」と語った。
「市職員が持つ力をフルに発揮できれば、本当に市民のための市政を実現できる。そのための力になりたい」。職員の力を引き出し、市役所改革につなげる―と、古巣にも思いを寄せる。
椿原慎一候補は「行政には民間の経営感覚が必要」と訴えている。
2009年07月19日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090726t61010.htm
総選挙より市長選? 福島5区 自・民の選対本部長辞任
衆院選福島5区で事実上の一騎打ちを演じるとみられる自民、民主両陣営の選対本部長が、解散前に相次いで辞任した。衆院選の2週間後に控えたいわき市長選(9月13日投票)をめぐる動きで、今後も衆院選と市長選が複雑に絡み合いながら推移しそうだ。
自民党前衆院議員の選対本部長だった渡辺敬夫県議(63)は7月上旬、市長選立候補に備えて本部長を辞任した。本部長を引き受けたのは昨年12月のこと。市長選の9カ月前で、渡辺氏は「解散がここまで遅くなるとは思わなかった」と苦しい胸の内を明かす。
一方、民主党前衆院議員の選対本部長だった佐藤健一県議(60)も同じ時期に辞意を伝え、解散3日前の18日に受理された。
理由は「市長選に立候補する渡辺氏の支援に本腰を入れたい」。2人は親類関係にあり、佐藤氏は個人的に渡辺氏を支援するとみられている。
両陣営とも後任の選対本部長が既に決まっており「交代による影響はない」と、組織的に問題がないと強調する。
ただ市長選との絡みで微妙な影響を指摘する声もある。
市長選には、元自民党県議で現職の櫛田一男氏(72)と渡辺氏がともに無所属での立候補を表明しているが事実上、自民党の分裂選挙となる。
その中で、さらに自民、民主両党の前衆院議員の選対本部長だった2人が手を組むことになり、地元有権者にとっては入り組んだ分かりにくい構図となっている。
自民、民主両党の前衆院議員の陣営は「総選挙と市長選は切り離して対応する」と強調。一方で「衆院選よりも市長選が大事なのか」とぼやきに似た声も漏れる。
◇衆院福島5区立候補予定者
坂本剛二 64 自前(6)
吉田泉 60 民前(2)
石渡剛 40 諸新
2009年07月26日日曜日
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【仙台市長選挙】
意外にも0打ちしませんね・・・。
圧倒的に奥山らしいのですが。
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>>643
地元民放ではゼロ打だったとか
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072601000488.html
仙台市長に奥山氏初当選が確実に 政令市で女性初
任期満了に伴う仙台市長選は26日投開票され、無所属新人で前副市長の奥山恵美子氏(58)の初当選が確実になった。新人6人が出馬していた。全国市長会によると、政令指定都市、県庁所在地の市長に女性が就任するのは初めて。
衆院解散後、初の大型地方選挙。自民、公明、共産各党が自主投票とし、奥山氏を県連レベルで支援した民主、社民両党も推薦や支持を見送ったため「政党対決」の構図にはならなかったが、支援候補が勝利した民主党は政権交代を目指す衆院選への弾みとしたい考えだ。
奥山氏は「市民党」を掲げ、政党色を抑えた選挙戦を展開。市議60人のうち民主、社民に加え自民、公明各党を含めた35人から支援を受けた。「市民との対話」を重視した市政運営を訴えて無党派層にも浸透し、幅広い支持を集めた。
無所属の前副市長岩崎恵美子氏(65)は医師として新型インフルエンザ対策の取り組みなどをアピールしたが、出馬表明が告示6日前となるなど出遅れが響いた。会社社長佐藤崇弘氏(29)、元市議の渡辺博氏(59)と柳橋邦彦氏(68)、団体役員椿原慎一氏(47)は支持を広げられなかった。
梅原克彦市長(55)は不適切なタクシー券使用問題を受け最終的に出馬を断念。梅原市長が任命した2人の女性前副市長が争う異例の選挙戦となった。
奥山氏は秋田市出身で東北大卒。仙台市教育長などを歴任し2007年4月、岩崎氏とともに副市長に就任した。
2009/07/26 20:26 【共同通信】
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>>644
>民主党は政権交代を目指す衆院選への弾みとしたい考えだ。
ヘタれて推薦も支持も出さなかったくせに、何を言ってるのやら…
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奥山が推薦拒否ったんじゃなかったでしたっけ?
秋葉が出る/出ない言ってましたから政党色つけたくないと
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順当っすね。
次は自民系知事最強の村井をどうするかって所でしょうか。
>>645
全方位したがった奥山が嫌がったんじゃあないっすか?
当選濃厚で民主としては推薦出したかったんじゃないでしょうかね?
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>>646-647
奥山の推薦拒否を押し切れなかったのをヘタれたと表現しました。
推薦拒否するなら別候補を推すぐらいは言ってもよかったと思います。
千葉知事選の白石は、実際に推薦を差し替えましたしね。
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>>648
まあ確かに。最初は奈良市長選でもそういうちょっとしたごたごたが有りましたが最終的には民主推薦を受け容れしかもそれが効いて圧勝でしたしね。
今回は相手岩崎陣営が自公候補と云う色が弱かったので仕方がなかった面もあるかと思います。
「官」批判を退け圧勝 仙台市長に奥山さん
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11028.htm
新人6人が14日間の戦いを繰り広げた仙台市長選は26日投開票され、前副市長の奥山恵美子さん(58)が100万都市の新しいリーダーの座を射止めた。県内初の女性首長の誕生に喜びいっぱいの陣営事務所。一方、前副市長の岩崎恵美子さん(65)ら落選した5人の事務所では、選挙戦を支えたスタッフや支持者が無念さをにじませた。
「対話と納得、実行を選挙戦で訴えてきた。市民と対話を進めていく」。奥山恵美子さんは、支持者約200人が喜びに沸く青葉区堤通雨宮町の事務所で、選挙戦を振り返り、市政への抱負を語った。
奥山さんは取材に対し「市民の力がわたしを市長の地位に就かせてくれた。光栄に思うとともに、厳粛に受け止めている」と述べ、表情を引き締める。
訴えの柱に掲げた「市民協働」について「区役所をより現場型にし、市民と職員が対話してつながりを持てるようにする」と強調した。
市議会9月定例会を控え、「景気対策の補正予算案を提出すると同時に、今後の市の方向性を決める総合計画の議論をしたい」と力を込める。
民主、社民の両党と超党派の市議35人の支援を受け、手堅い戦術を展開した。選挙戦では終始リードしていたため、他候補から「市役所出身者に市役所改革はできない」と集中砲火を浴びた。
「わたしは市役所の中で市民と共に仕事をしてきた。選挙戦では34年間の実績を訴え、支持してもらえた。行財政改革は待ったなしの覚悟で取り組む」と決意を述べた。
選挙期間中、夫の忠信さん(59)ら、いずれも県外で働く家族が何度も応援に駆け付けた。「立候補を決意したときから、家族は全面的に支援してくれた」と家族の協力、理解に感謝の言葉を述べた。
◇仙台市長選開票結果(選管最終)
当161,545奥山恵美子無新(1)
67,107岩崎恵美子無新
54,316渡辺 博無新
40,210柳橋 邦彦無新
32,281佐藤 崇弘無新
2,735椿原 慎一諸新
2009年07月27日月曜日
民主、衆院選へ勢い 自・公「国政に影響ない」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11027.htm
仙台市長選は民主、社民両党県連が支援した前副市長奥山恵美子氏(58)が初当選した。「市民党」を掲げる奥山氏の陣営は事実上、主要党派の相乗り状態で、政党対決の構図にはならなかったが、8月の衆院選を前に各党の思いが交錯した。民主党が「市長選の勝利を衆院選にプラスに生かそう」と勢いづけば、自主投票で臨んだ自民、公明両党は「影響はない」と口をそろえた。
選挙戦で、民主党県連は社民党県連と共に奥山氏を支援。2005年の市長選で梅原克彦氏(55)を支持した自民、公明両党のほか、共産党は自主投票となった。
奥山氏陣営は12日の告示後の第一声に民主、社民、自民、公明の4党の市議が大勢駆け付けるなど、相乗り色の濃い陣立てとなった。
民主党県連の木村勝好幹事長は「全国の地方選で、民主党は連勝している。それを途絶えさせることなく継続できたのは大変うれしい」と、上げ潮ムードを衆院選につなげる考えを示した。
自主投票とした各党は市長選と衆院選の間に線を引く。
自民党県連の柏佑整幹事長は「奥山氏は全政党と全方位外交だった。自民党にも民主党にも他の政党にも偏らなかった」と指摘。「今後に控える選挙戦には影響はないと信じている」と語る。
公明党県本部の石橋信勝代表も「選挙は予想通りの結果。総選挙や知事選に与える影響はない」と強調する。
この20年で初めて独自候補擁立を見送った共産党県委員会の中島康博委員長は「奥山氏には、市民の声を聞き入れなかった梅原市政を改め、住民本位の政策を展開してもらいたい」と話した。
民主党県連と共に支援した社民党県連の岸田清実幹事長は「支持グループも幅広かった。奥山氏の当選はどこの政党のおかげでもない」と述べた。
2009年07月27日月曜日
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党派超え広い支持 民主の6割固める 出口調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11031.htm
仙台市長選が投開票された26日、河北新報社は投票を済ませた有権者への「出口調査」を市内25カ所の投票所で行い、946人の回答を得た。民主、社民の両党と市議35人の厚い支援を受けた奥山恵美子氏は、民主支持層の6割、自民支持層の3割強をはじめ、党派を超えた幅広い支持を得て他候補を圧倒した。岩崎恵美子氏はいずれも自主投票となった自民支持層の2割強と公明支持層の3割強の支持を集めたが、及ばなかった。
奥山氏の支持は、公明支持層の4割強、共産支持層の5割弱、社民支持層の7割。どの政党も支持しない無党派層でも4割強に達し、岩崎氏らを引き離した。年代・男女別では20代男性を除くすべての層で首位に立ち、50代以上の男性と40代女性、60代以上の女性では支持が50%台に達した。
岩崎氏は自民、公明、社民支持層で奥山氏に次ぐ票を集めた。60代以上の男性、30、50代と70代以上の女性に浸透し、30代と70代以上の女性の支持が2割強あった。無党派層では伸び悩んだ。
渡辺博氏は自民支持層で岩崎氏に並び、民主支持層と無党派層で奥山氏に次ぐ2位の票を得た。年代・男女別でも40、50代男性と20、40、60代女性で奥山氏に次いだ。
柳橋邦彦氏は自民支持層の2割弱、民主支持層と無党派層の1割弱から得票。20、40代と60代以上の男性、20、30代の女性の支持が1割を超えた。
佐藤崇弘氏は20代男性では3割強の得票で首位。30代男性の2割弱、20〜60代女性の1割強の支持を得るなど若年層ほど強みを発揮した。
椿原慎一氏は全体的に伸び悩んだ。
有権者が投票の際に重視した点は「政策・マニフェスト」が25.4%でトップ。「人物・人柄」が23.9%、「経歴・実績」が12.1%、「政治姿勢」が11.4%、「若さ・新鮮さ」が5.6%。「ほかに良い人がいない」も9.7%あった。
政党支持率は自民24.5%、民主38.1%、公明2.0%、共産2.6%、社民1.8%、国民新党0.3%、新党日本0.4%、支持政党なし26.0%だった。
◎奥山さん全区でトップ
仙台市長選では、奥山恵美子氏が各区で幅広く票を集め、次点の岩崎恵美子氏を圧倒した。有効投票数に占める得票率(相対得票率)は奥山氏45.1%、岩崎氏18.7%で、26.4ポイントの差をつけた。
奥山氏は5区すべてを制覇し、宮城野を除く各区で2位の候補を倍以上引き離した。各区の得票率は青葉45.1%、宮城野39.8%、若林45.5%、太白50.1%、泉44.1%。棄権者と無効票を含めた全有権者に占める絶対得票率は、19.9%だった。
岩崎氏は最も票を伸ばした青葉区でも21.3%の得票率にとどまり、奥山氏の半分に届かなかった。奥山氏との差が最も開いた太白区では、31.5ポイント差をつけられた。
渡辺博氏は市議時代の選挙区だった宮城野区で得票率2位となる24.6%を獲得。青葉区や若林区でも岩崎氏に迫った。柳橋邦彦氏は地盤の泉区で18.8%と2位に食い込んだが、ほかの4区で苦戦した。
佐藤崇弘氏は5区とも一けた台の得票率にとどまった。椿原慎一氏は各区で低調だった。
【注】案分票切り捨てのため、奥山氏と岩崎氏は各区の票の合計と総得票数が一致しない
2009年07月27日月曜日
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「時間不足」悔やむ岩崎さん 訴え及ばず、渡辺さん
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11029.htm
「届かなかったか」。岩崎恵美子さんの落選が伝わると、青葉区国分町の事務所は重い空気に包まれた。事務所に遅れて入った岩崎さんは涙をこらえ、深々と何度もお辞儀した。
梅原克彦市長の出馬断念を受け、立候補を決意。届け出まで副市長を務めた。選挙戦では医師の実績を前面に出し、新型インフルエンザ対策の推進を強く訴えた。岩崎さんは「名前と実績を市民に浸透させる時間が本当に足りなかった」と悔しそうに語った。
持ち前の明るい笑顔をつくった岩崎さんは、落胆する支持者を励ましながら「支えてくれてありがとう」と固い握手を交わしていた。
◎「支援に感謝したい」/渡辺さん
宮城野区五輪にある渡辺博さん(59)の事務所では、開票開始前から陣営幹部ら約50人が集まり、開票の動向を見守った。落選が決まると、事務所は重苦しい空気に包まれた。
渡辺さんは午後9時20分すぎ、選挙戦と同じ白いブレザーと赤いネクタイ姿で現れた。「しがらみのない市政の実現を目指し、全力で政策を訴えたが、及ばなかった。皆さんの支援に感謝したい」と敗戦の弁を述べた。
14日間の選挙戦を支え続けた妻明美さん(53)と共に深々と頭を下げた後、支持者一人一人と握手を交わした渡辺さん。連日の街頭演説で日に焼けた顔には、充実感ものぞかせていた。
◎「申し訳ない」深々頭下げる/柳橋さん
青葉区中央の柳橋邦彦さん(68)の事務所では、落選の知らせが入ると同時に、支持者から大きなため息が漏れた。
柳橋さんは「一生懸命支援してくれた方々の期待に応えることができず、本当に申し訳ない」と語り、支持者に深々と頭を下げた。事務所には落選に涙ぐむ支持者の姿もあった。
官から民への転換を訴え、支持拡大を目指したが、地盤の泉区以外での知名度不足が最後まで影響した。
「次の時代を担う若い人たちに支援してもらったのはうれしかった」と選挙戦を振り返った柳橋さん。14日間、共に選挙を戦ったスタッフや支持者らの手を握り、労をねぎらった。
◎「結果を真摯に受け止めたい」/佐藤さん
青葉区木町通の佐藤崇弘さん(29)の事務所には、選挙戦を支えた同年代の若者らが集まった。落選が確実となり、佐藤さんは「結果がすべて。負けを真摯(しんし)に受け止めたい」と淡々と語った。
自分のブログを活用したインターネット戦術を展開。渡辺喜美元行政改革担当相も2度応援に駆け付け、若さや民間出身による改革をアピールした。
「組織や団体に頼らない選挙で財政再建を訴えたが、知名度を上げる時間が足りなかった」と敗戦の弁を語った佐藤さん。支持者から「頑張った」「お疲れさま」とねぎらいの言葉を掛けられると「ありがとうございました」とお礼を述べた。
◎「敗戦を糧に」/椿原さん
「未来ビジョンが伝わらなかった」。落選が確実となり、青葉区一番町の事務所に現れた椿原慎一さん(47)は肩を落とした。
リニアモーターカーの敷設や人口倍増計画など独自の政策を訴えたが、及ばなかった。「敗戦を糧にしたい」と語った。
2009年07月27日月曜日
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「東北の都市と交流」 奥山氏、広域連携に意欲示す
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11020.htm
26日に投開票が行われた仙台市長選で初当選した前副市長の奥山恵美子氏(58)は27日、河北新報社の取材に応じ、「東北ブロックの中心都市として、東北の他都市と仙台との双方向交流を進めたい」と広域連携に力を注ぐ考えを明らかにした。
奥山氏は「広域観光や物産品の販売など、さまざまな面白い組み合わせができる。東北市長会で提案したい」と述べた。さらに「東北から仙台に人を吸い込むのではなく、知恵の集積した仙台から何を届けるか。そうした双方向の交流を大事にしたい」と強調した。
総選挙の大きな争点になってきた地方分権については「分権なくして国の将来はない」と指摘。「交付税を減らされ、結果だけを問われるのは困る。財源移譲をきちんとしてもらい、地方自治体が住民の視点でサービスを提供できる仕組みをつくるよう声を上げたい」と述べた。
道州制に関しては「多くの市民にまだ実感がない。東北という範囲で観光や製造業などの分野で何ができるか、具体的な事例を積み上げることが先ではないか」との考えを示した。
2009年07月28日火曜日
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奥山氏 エル・ソーラ移転問題など課題山積 待ったなし
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11039.htm
仙台市長選で初当選した前副市長の奥山恵美子氏(58)は8月24日に初登庁し、新市政の船出を迎える。秋には、中長期的な市政運営の指針「市基本計画」の策定作業が本格化。男女共同参画推進の拠点施設「エル・ソーラ仙台」の縮小、移転問題など、市政が停滞した影響で判断が先送りされた懸案も多い。「奥山市政」は待ったなしの対応を迫られている。(1.3面に関連記事)
▼数年後に人口減少
1998年策定の「市基本計画」は2010年度で終了する。10年の計画人口を約112万人としていたが、人口の伸びは大幅に鈍化。数年後には減少へと転じる見通しで、次期計画では少子高齢化への対応を中心に据えた都市政策の見直しが求められる。
市は既に基礎調査を取りまとめており、10年度中には基本計画と詳細な実施計画を策定する方針。ことし9月の市議会定例会前後には審議会を発足させ、1年に及ぶ議論を開始する予定だ。
総合計画課は「まず約30人の審議会委員を固める必要がある。いかに幅広い市民の声を組み込むか、新市長との間で検討を急ぎたい」と話す。
▼梅原氏のこだわり
JR仙台駅前の複合ビル「アエル」内にある「エル・ソーラ仙台」の縮小、移転問題は棚上げ状態になっている。
市は昨年12月に方針を決める意向だった。しかし、根強い市民の反発に加え、梅原克彦市長のタクシーチケット不適正使用問題で、行財政改革への理解を求めるのが一層難しくなった。
そもそも、男女共同参画拠点施設の見直しは「梅原市長のイデオロギーに基づくこだわりが出発点」(市幹部)とされる。アエルの賃料の引き下げや引っ越し費用などを踏まえ、移転の方針が修正される可能性もある。
▼水族館移転案件も
マリンピア松島水族館(松島町)の仙台港背後地(仙台市宮城野区など)への移転計画、人気キャラクター「アンパンマン」のテーマパークをJR仙台駅東口(宮城野区)に誘致する案件なども市の対応が焦点になっている。
松島水族館の移転について、市は10億円近い出資を検討していた。アンパンマンのテーマパーク誘致にも7億円ほどが必要とされる。市の財政が危機的な状況にある中、事業への関与や費用負担のあり方を早急に精査することになりそうだ。
2009年07月28日火曜日
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梅原市政「転換を」 出口調査で6割超 厳しい評価浮き彫り
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11038.htm
仙台市長選で前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選したのを受け、現職の梅原克彦市長(55)は任期満了となる8月21日に退任する。26日の投票日に河北新報社が実施した出口調査によると、梅原市政について62.1%の有権者が「転換すべきだ」と回答。「継承すべきだ」は7.9%にとどまり、厳しい評価をしていることが分かった。
1期4年の梅原市政に対する新市長のスタンスはどうあるべきか、出口調査での結果はグラフの通り。「転換すべきだ」との回答は、60代で約7割に達した。
支持政党別にみると、転換を求める見方は民主、共産、社民で7割以上、無党派層でも6割を超えた。梅原市長が初当選した前回市長選(2005年)で支援した経緯がある自民、公明支持層でも約半数を占めた。
梅原市長をめぐっては昨秋以降、タクシーチケットの不適正使用問題が発覚。6月中旬に再選立候補を表明したが、「市民との信頼関係が損なわれ、短期間での修復は不可能」として今月1日、出馬を断念した。
出馬見送りの判断について、河北新報社が12〜14日に実施した世論調査では、「当然だ」との回答が60.3%に上った。「立候補取りやめはやむを得ない」は26.5%。「立候補すべきだった」との答えは10.7%で、梅原市政への不信感が浮き彫りになった。
2009年07月28日火曜日
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民主、知事選に独自候補 村井知事、対抗心あらわ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11041.htm
村井嘉浩宮城県知事は27日の定例記者会見で、民主党県連が任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に独自候補を擁立する方針を決めたことに関連し、「民主党は『総選挙で思う存分、与党の応援をしなさい』というメッセージをわたしに発したのだと思う」と述べ、衆院選(8月18日公示、30日投票)で自民、公明両党を支援することをあらためて表明した。
村井知事は25日の自民党県連主催の政経セミナーで自民、公明両党支援を鮮明にした。「知事になるまで自民党に籍を置き、育ててもらった。麻生太郎首相からも応援してほしいと頼まれた」と説明した。
景気対策を中心とした与党の政権運営については、「株価が上昇し始め、市場が評価をしている」と指摘。衆院選後の政権は「大きな日本丸が急にかじを切ると転覆する可能性もある。引き続き自公両党が政権を担った方が安定した発展を望める」と強調した。
26日投開票された仙台市長選で前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選したことに関しては、「福祉、教育施策に果断に取り組んでほしい。富県宮城実現へいろいろ手伝ってほしい」とエールを送った。
県政と仙台市政に共通する政策課題をめぐっては「奥山氏の市長就任前に、重要施策をピックアップして話し合いたい」と語った。
2009年07月28日火曜日
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(宮城県)知事選「県民の会」が候補擁立へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11040.htm
仙台市の市民団体「明るい民主県政をつくる県民の会」(代表委員・庄司捷彦弁護士ら)は27日までに、任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に向け、独自候補を擁立する方針を決めた。
選考の方法や時期などは今後詰めるという。同会は2005年の知事選で、元県高校教職員組合委員長の出浦秀隆氏を擁立した。
構成団体の一つで共産党県委員会の中島康博委員長は「大企業ばかりを優遇する村井嘉浩知事の県政運営は容認できない。県民の暮らしを第一に考える候補者を立てたい」と話している。
自民党出身の村井嘉浩知事(48)は再選を目指して立候補するのが確実視されるが、現段階では沈黙を守っている。
政党では、民主党県連が独自候補の擁立を目指している。
2009年07月28日火曜日
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/090728/myg0907280315001-n1.htm
【フォーカス】奥山「市民党」どこまで
2009.7.28 03:14
■仙台新市長 政党・議会・市役所と“しがらみ”も
26日投開票された仙台市長選で、無所属新人で元副市長の奥山恵美子氏(58)が、無所属新人で元副市長の岩崎恵美子氏(65)らを破って初当選を果たし、全国の政令市で初の女性市長となった。市長選は元副市長同士の奥山、岩崎両氏の対決が焦点となったが、結果は奥山氏の圧勝だった。両氏を中心に選挙戦を振り返る。(石崎慶一、高山豊司、中村翔樹)
当選の喜びに沸く奥山事務所。仙台市議の有志でつくる「市議の会」世話人の柿沼敏万(としかず)市議(改革ネット・自民)は、祝福に駆けつけた民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員らと握手を交わした後、「『市民党』の運動組織を構築できたことが勝因。幅広い支持を得ることができた」と満足げな表情を浮かべた。
市議の会は、議会(定数60)の半数を超える共産を除いた超党派議員による奥山氏の支援グループで、選挙戦では市議がそれぞれの地元で奥山氏を「引き回す」(選対関係者)など、支持を浸透させた。
平成19年に梅原克彦市長に市教育長から副市長に起用された奥山氏は、梅原市長との政治手法をめぐる考えの違いから3月に辞職。
前回市長選は自主投票だった民主党県連は次期衆院選をにらみ、他党に先駆け、5月に「勝てる候補」として奥山氏を支援する方針を決めた。
この後、前回選で梅原市長支持だった自民党県連、公明党県本部は「自主投票」を決める。自民党県連は、梅原市長が議会に対し自身のタクシー券問題の「説明責任を果たしていない」ことなどを理由に同党市連が「自主投票」を決めたことを尊重した。
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こうした中、市議会で会派横断的に奥山氏支援の機運が高まり、市議の会が6月末に発足した。「市長選を衆院選の前哨戦にするのではなく、あくまで奥山氏を市長にするための戦い」(柿沼市議)という共通認識で集まった。
奥山氏は民主党県連に対し、政党色のない「市民党」の立場で市長選に臨む意向を示した。同党県連はこれを尊重し、県連レベルでの支援にとどめることを決めた。だが政党色を薄めたとはいえ、全国の地方選で好調ぶりを示す民主の支援は追い風となった。奥山氏は市全域で高い支持を得て、得票率は45.1%にのぼった。
奥山氏には市議や政党のほか、市役所の現職やOBからの支援があった。
こうした奥山氏を「市役所の旧体制の象徴」として、「旧体制に戻してはならない」と出馬したのが、岩崎氏だった。
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岩崎氏は19年に厚生労働省仙台検疫所長から梅原市長によって副市長に“スカウト”された。再選出馬に意欲をみせていた梅原市長がタクシー券問題で立候補を取りやめたことを受け、急遽(きゅうきょ)出馬した。
「人事や政策が決まる過程が明確でない。市役所と議会でいつの間にか決まっている」と岩崎氏は在任中に「旧体制」に不満を感じたという。
岩崎陣営にとって、奥山氏は旧体制そのものだった。ある選対幹部は「市役所と議会が勝手に市長を決めていることを当初、選挙で訴えようとしたが、結局、新型インフルエンザ対策を前面に打ち出した」と語る。感染症の専門家として陣頭指揮にあたった先進的な新型インフルエンザ対策の実績を掲げ、無党派層の取り込みを図ったが、結果は奥山氏に約9万5千票の大差をつけられ、次点に泣いた。
「旧体制を崩せなかったのが残念だ。力をまざまざと見せつけられた」と岩崎氏は無念さをにじませた。
今回の市長選は大きな争点がないことなどから、投票率の行方が注目されたが、44.72%とわずかながらだが前回を1.05ポイント上回った。市長選の最中に衆院が解散、8月総選挙が決まったことから、選挙への関心が高まったとみられている。
その衆院選の対応について、奥山氏は「市民党の立場で戦ったので、支持者と相談して決めたい」と述べるにとどめている。だが「脱政党」で戦ったとはいえ、奥山氏に民主のイメージは重ねた有権者も多かったのではないか。「党派にこだわらず、等距離で付き合うのが基本的なスタンス」と語る奥山氏だが、今後、政党とどう間合いを取っていくかも注目される。
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■16万票の重み…緊張感
仙台市長選で初当選した奥山恵美子氏は、当選から一夜明けた27日、選挙事務所で会見し、「16万票という大きな数字をいただいた」と感謝し、「多くの市民から『市政を任せた』といわれていることに、肩がずっしりと重くなるような緊張感を覚えている」と気を引き締めた。
政令市では初の女性市長になることには、「女性初にどれほどの意味があるかについては、それぞれに考えはあると思う」とした上で、「初の女性市長というポジションのメリットを生かし、政令市の市長会などでも仙台市の発言力が増すように努めたい」と語った。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090729ddlk04010165000c.html
選択:16万票の重み・仙台市長選/上 「オール与党」の議会 /宮城
◇旧態依然の保身体質 「チェック機能果たすべき」
26日投開票された仙台市長選は、前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選した。6人もの候補が乱立したにもかかわらず、有効投票総数の約45%にあたる16万票以上を獲得しての大勝。陣営からは「勝ちすぎ」の声さえ出た。大量得票の背景にある「政治風土」や今後の市政運営への影響を検証した。【高橋宗男、須藤唯哉】
奥山氏の当選から一夜明けた27日昼、仙台市議会には長丁場の選挙戦を終え、ほっとしたムードが漂っていた。会派室のソファに腰を下ろした民主党県連幹事長の木村勝好市議が冗談めかして言う。
「4年後はもう絶対にやらない。こんな役回りはごめんだ」
役回りとは、奥山氏を支持した超党派の「市議の会」と民主党本部の調整役のことだ。衆院選に向け「民主の連戦連勝」というイメージを思い描く党本部からは「なぜ(党として)表に出ない」とプレッシャーを受けた。一方で「市議の会」の保守系議員からは「衆院選の前哨戦にはしない」と政党対立の構図を打ち消すよう釘(くぎ)をさされた。板ばさみの木村氏は「仙台には仙台の事情がある」と、なんとか党本部を説得した。
◆ ◆ ◆
市民団体や超党派の「市議の会」が候補を担ぐ選挙戦は藤井黎(はじむ)元市長の1期目だった93年から続く仙台市長選の伝統的特徴だ。必然的に政党色は薄くなり、勝ち馬に乗った面々が「オール与党」に近い状況を作ることになる。
「与党であり続けようとする議会の保身体質は島野武元市長時代(58〜84年)からの後遺症」
ベテラン市議はこう指摘し、半世紀にわたって変わろうとしない旧態依然の体質に危機感を示した。
議院内閣制の国政とは異なり、直接選挙で選ばれる市長は大統領のような存在とも言える。ベテラン市議は「地方議会は野党のようにチェック機能を果たすべきなのに、仙台はこのままでいいのか」と頭を振った。
◆ ◆ ◆
超党派の「市民党」を宣言し、大量得票を得た奥山氏は27日、「党派にこだわらず等距離での付き合いが基本的スタンス」と述べた。「支援はいただいたが、市議の皆さんは『政策に関しては是々非々だ』と言っている」と、「しがらみ」の影響はないことを強調した。
28日午後に行われた定例の市長会見。4年前、奥山氏と同じように「市議の会」などの支援を受けて初当選した梅原克彦市長は「しがらみ」について問われ、「個別のリクエストには一切、聞く耳を持たなかった。(それによって)逆にいろんな人の不満、恨みを買った」と述べた。政党に加えて市職員OBを含む「市役所一家」にも触れ、「奥山さんが傀儡(かいらい)とならぬよう切に望む」と付け加えた。
神輿(みこし)から引きずり下ろされた現職市長の「恨み節」は、市政と議会に対する警鐘と言えなくもない。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090729_03.htm
【連載】圧勝の断面(下)問われる決意/「緩んだ関係」危うさ
<5会派相乗り>
仙台市長選の投開票から一夜明けた27日午後。初当選を果たした前副市長の奥山恵美子氏(58)が仙台市役所の市議会棟を訪れた。16万票の圧勝を演出した市議に謝意を伝えるためだ。
仙台市長選では、市議60人のうち共産党市議団を除く5会派の35人が「市議の会」を結成。分厚い支援態勢で奥山氏を圧勝に導いた。
5会派の代表世話人と対面した奥山氏。「自分は素人。これからもご指導いただきたい」と頭を下げ、市政運営への協力を求めた。
<等距離を徹底>
ことしに入って行われた名古屋、さいたま、千葉の各政令市長選は、与野党が対決する国政の図式がそのまま持ち込まれた。仙台市長選は政権選択を問う総選挙直前の大型地方選だったが、奥山氏陣営に5会派が相乗り。むしろ国政の構図を打ち消す方向に各会派の議員が動いた。
序盤戦、奥山氏の街頭演説で公明党市議団の議員が政党名を連呼すると、他会派は猛反発。民主党系の議員が河村たかし名古屋市長を応援弁士に招こうと画策すると、「政党色が出る」との批判が噴出し、計画は白紙になった。
奥山氏自身も選挙戦で「市民党」を掲げ、政党、会派との等距離外交を徹底した。ベテラン市議は「選挙で各会派との貸し借りの差を生まない。当選後の市政運営をにらんだしたたかな戦略だ」と解説する。
一方、「市議の会」に加わらなかった議員は、奥山氏の立ち位置に疑問を投げ掛ける。「国政も(宮城)県政も当局、与野党が緊張感を持って議論を戦わせている。市議会と時代遅れの緩んだ関係になって、改革ができるのか」
<抗議受け後退>
弛緩(しかん)の種は、職員との間にもまかれた。
7月4日、青葉区のせんだいメディアテークで開かれた公開討論会。
「職員を4年で800人減らします」。奥山氏は硬直する市財政の再建策として、「身内」を切る決意を宣言した。
この発言に敏感になったのが、奥山氏を支援する市職員労働組合だ。7日、佐々木安夫委員長らが奥山氏と面会。「人員削減の数値目標など認めていない。政策協議を無視するのか」と迫った。
結果的に、行財政改革に向けた奥山氏の決意はトーンダウン。マニフェスト(公約集)に数値目標を盛り込まなかった。
タクシー券問題で「市民、市議会との信頼関係を大きく損ねた」と出馬を断念した梅原克彦市長(55)。一方で「良くも悪くも職員の間に緊張感があった」(市幹部)との声もある。
当選後、奥山氏は行財政改革について「仙台市が破産して職員だけが残ることはありえない」と改革を断行する姿勢をあらためて強調した。
新市長は、弛緩の芽を摘み取れるのか。市民の厳しい視線が注がれることになる。
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本文長すぎ言われたので、役に立ちそうなトコだけ抜粋
>佐藤豊・選対本部長 20〜30代の応援が強いことを感じた。ブログの閲覧数も落ちておらず、若さや企業経営経験への期待を感じている。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000907250001
県都決戦 あす投票
2009年07月25日
仙台市長選は26日に投開票される。現職が再選立候補を断念し、無所属と諸派のいずれも新顔6人の争いだ。選挙戦も最終盤に入り、候補者6人は市債残高7千億円超の苦しい市財政を見据え、経済・財政問題を中心に論戦を繰り広げている。(箕田拓太)
立候補しているのは、前副市長の岩崎恵美子氏(65)、福祉事業会社長の佐藤崇弘氏(29)、前市議の渡辺博氏(59)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)、前市議の柳橋邦彦氏(68)の6人。
主要政党では民主党県連が奥山氏を支持、社民党県連も自主的に応援している。ただし党推薦はなく、政党対決の構図にはなっていない。
争点が見えづらいなか、各陣営は、経済活性化のアイデアや行財政改革の覚悟を有権者にアピールしてきた。
経済の活性化について、岩崎氏は周辺都市との連携強化による観光などの発展が不可欠と提唱。佐藤氏は産学官の連携事業や海外からの企業誘致を進めるとした。渡辺氏はガス事業の民営化で売却益を確保するとし、奥山氏は商店街の活性化などを掲げる。椿原氏は世界的な企業を育てることが重要とし、柳橋氏は青葉城の再建やバス・電車乗り放題の定期券の発行で中心部を活性化させるとする。
一方、無駄を省くための行財政改革は各陣営とも推進の立場で目立った差はみられず、多くの候補が外郭団体の見直しや市の職員定数の検証をしたいとする。
岩崎氏は業務の民間委託を推し進めたいとし、佐藤氏や柳橋氏は予算消化重視の行政を改めると明言。渡辺氏や奥山氏は職員の給与体系や職員定数を見直すとしている。椿原氏は「無駄を省くとともに、企業を元気にするなどの改革が不可欠」との立場を示している。
<私はこう戦った>
【岩崎恵美子】
感染症対策の専門家として独自の新型インフルエンザ対策を進めた経験、知名度を生かし、「地方が国に訴えていく時代」と福祉体制の見直しを図る「健康福祉都市」構想を掲げた。
政治手法が批判を浴びた梅原克彦市長の政策についても6人の中で唯一、「良い部分は継承したい」と明言し、市役所改革の必要性を訴えた。無党派層の心をつかむため全区で住民説明会を開き、医師としての経験談を交えた講演を重ねた。
菅原康雄・選対本部長 専門家としての豊富な経験や人柄を評価してもらい、多くの人から応援を受けた。十二分の手応えだ。
【佐藤崇弘】
「ネット選挙」を掲げて、ポスターや選挙ビラで、インターネットでの名前検索を促し、告示前日まで書きためておいたブログへの誘導を図った。閲覧数は1日千件ペースを維持した。
若さをアピールする一方、選挙カーで手広く市内を回って、企業を経営してきた実績を強調した。「市の財政は破綻(は・たん)寸前」と力を込め、民間の感覚に立った経営の必要性を訴えた。渡辺喜美・前衆院議員も2日間、応援に駆けつけた。
佐藤豊・選対本部長 20〜30代の応援が強いことを感じた。ブログの閲覧数も落ちておらず、若さや企業経営経験への期待を感じている。
【奥山恵美子】
市民の声を聞き、市民目線で考える市政を訴えてきた。市議35人から支持を受けていることを生かし、全区で住民たちを集めての演説会を1日4〜6回こなした。早朝の辻立ちや、選挙カーから降りての演説などを積極的に行い、政策をアピールした。
地元企業経営者らによる後援会のメンバーが150人に上るなど、知名度も上昇。21日の青葉区の電力ホールでの集会は、立ち見が出るほどのにぎわいを見せた。
白木進・選対本部長 雨の中の集会でも人が集まってくれており、ある種の手応えは感じている。市民の声を聞くスタンスも貫けてきた。
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工藤は民主系
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090731-OHT1T00034.htm
“美人すぎる市議”岩手県議とお泊まり愛か
31日発売の週刊誌「フライデー」(講談社)が“美人すぎる市議”として話題の藤川優里氏(29)=青森県八戸市=の「お泊まり疑惑」を報じている。
記事によると、7月8日早朝に、藤川氏は八戸市のホテルから岩手県議の工藤大輔氏(38)とともに、ツーショットで現れた。工藤氏には妻子がおり、両氏とも交際を否定している。同誌の取材を受けた際、藤川氏は工藤氏とは別の男性との交際を示唆して「男女の仲」はないと話している。
藤川氏の事務所は「交際はない。記事によって工藤さんにご迷惑をおかけすることになるのではないでしょうか」と恐縮。工藤氏の事務所も「事実関係は、工藤が取材に答えた通りです」としている。
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>>662
衆院→参院の工藤堅太郎の二世ですか…
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090802093942.asp
2009年8月2日(日)
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山田県議が民主入党へ/八戸選出
八戸市選出で政党無所属の山田知県議は1日、民主党入りする方針を決めた。同党県連の田名部匡省代表から入党の要請を受けていた山田氏は同日、後援会の緊急役員会に諮り、入党を了承された。同じく八戸市選出で無所属の中村寿文県議も田名部氏から要請を受けており、4日に後援会幹事会を開いて結論を出す。
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強気やなぁ・・・
宮城知事、自民応援フル回転 自らの選挙見据え布石
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090803t11031.htm
宮城県の村井嘉浩知事が衆院選(18日公示、30日投票)の自民党支援に本格的に動きだした。2日は仙台市と柴田町で自民党公認候補にエールを送った。麻生太郎首相の不人気で選挙の「顔」が不在だけに、自民党陣営の「村井頼み」は加速する一方。知事は「お世話になった人への恩返しは当然」と、公務の合間を縫って盟友たちを援護射撃している。
2日午後、買い物客でにぎわう仙台市中心部。村井知事は宮城1区の自民党前議員土井亨氏(50)の街頭演説に駆け付け、マイクを握った。
「道州制実現をマニフェスト(政権公約)に盛り込んだのは自民党だけ。自分の政治生命を懸けても頑張る」と叫んだ知事。衆院選候補を街頭で応援するのは初めてだ。
持ち前のサービス精神で握手や記念撮影に応じた。「自民党を支持しない人もいる場所に出向き、働き掛けるのが政治の原点」と自分の選挙のように動き回った。
知事が衆院選のスタンスを鮮明にしたのは、7月25日に仙台市であった自民党県連政経セミナーの席上。講演した麻生太郎首相の前で「自民、公明両党の勝利のため一心不乱となって戦います」と宣言した。
参加した自民党支持者は「いまひとつ盛り上がりに欠けていた会場が沸いた。正直、首相よりも輝いていた」と話す。
27日には、2区の前議員中野正志氏(61)の集会に顔を出した。政治家として初めの一歩だった1995年の県議選を振り返り、「中野さんは徒手空拳で泡沫(ほうまつ)候補と呼ばれたわたしを育ててくれた大恩人」と持ち上げた。
したたかな戦略を忘れないのも村井流。10月には知事選が控える。自民党県連のベテラン幹部は「衆院選での露出は知事選にもつながる。民主党大勝でも知事選には影響がないという自信の表れだ」と推し量る。
知事の発言は最近、刺激的だ。民主党県連が知事選で独自候補を擁立する方針を決めたことに関し、「一方的に絶縁のメッセージが発せられた。心置きなく自民党を応援していいと言ってくれた」と切り返してみせた。
真夏の決戦は事実上の中盤戦。村井知事の「戦闘モード」も鋭さを増してきた。
2009年08月03日月曜日
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大野議長が辞職願を提出 県議会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090805b
県議会の大野忠右エ門議長(自民)は4日、議長職の辞職願を議会事務局に提出した。6日に開かれる8月臨時県議会で辞職が許可される見通し。
大野氏は2007年5月から議長を務めている。議長、副議長の任期は慣例で2年。副議長は今年6月、安藤豊氏(新みらい)から小田美恵子氏(自民)に交代したが、大野氏は全国都道府県議会議長会会長を先月30日まで務めたため、この時期の退任となった。
6日の本会議では辞職が許可された後、新議長の選挙が行われる。議席の過半数を占める自民党は、冨樫博之氏を推す方針。
(2009/08/05 08:40 更新)
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自民は現職支援っぽいかな
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090805_01.htm
宮城4区で自・民候補が局地戦 町長選集会でマイク
衆院選宮城4区の自民、民主両党の立候補予定者が4日、同日告示の大郷町長選を舞台につばぜり合いを演じた。衆院選へ弾みを付けようと、両者は農村部の局地戦にも力が入っている。
自民党前議員伊藤信太郎氏(56)は、ある候補者の出陣式に出席。「底力を発揮して勝利しよう」と拳を上げた。
2日夜の総決起集会にも顔を出して売り込んだ。「どーんと勝って、その余勢で私も勝たせていただきたい。30日には私を国会に送ってほしい」
対する民主党新人石山敬貴氏(39)は、別の候補者の出陣式でマイクを握った。
石山氏は「農家の暮らしを守るには政治を変えるしかない。政治家を変えるしかない」と強調。党の御旗「政権交代」を町政でもイメージさせる演説で支持を求めた。
町長選は12年ぶりの選挙戦で、三つどもえの激しい戦いを展開している。政党関係者は「衆院選に勢いを付けるため、町長選に参加することが農村票固めにもなる」と戦術を練る。
2009年08月05日水曜日
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090805ddlk04010199000c.html
選挙:大郷町長選 現新3人が立候補 9日に投開票−−告示 /宮城
任期満了に伴う大郷町長選が4日告示され、いずれも無所属で、新人の前町議会議長の赤間正幸氏(59)▽新人の町文化協会長の渡辺健一郎氏(61)▽4選を目指す現職の田中学氏(63)の3人が立候補した。
過去2回の無投票から一転、12年ぶりの選挙となり、候補者は届け出後、それぞれ選挙事務所前で第一声を行い、三つどもえの激しい選挙戦に突入した。
赤間氏は、「町政の構造改革」を求めて町長選に再び立候補。現職が進めてきた各種廃棄物処理施設の誘致計画などを批判し、「安全・安心の町づくり」を強調した。
渡辺氏は、町が筆頭株主の「おおさと地域振興公社」社長に今春就任したが、田中町長から解任されたのを機に立候補を決意。「町に強くさわやかな新しい風を」と訴えた。
田中氏は、新規企業誘致の推進や、行財政改革など継続課題の「総仕上げ」を訴えたほか、0〜18歳の医療費無料化など、新たな施策も打ち出した。
投票は9日午前7時〜午後6時で、即日開票される。3日現在の有権者数は7708人(男3730人、女3978人)。【渡辺豊】
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>>470>>664
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090805103739.asp
2009年8月5日(水)
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八戸市選出・中村県議も民主入り
民主党への入党を要請されていた八戸市選出の中村寿文県議は4日、同市内で後援会の幹事会を開き、入党の方針を了承された。
県議会で中村氏とともに2人会派「大心会」をつくっている同市選出の山田知県議も既に民主党入りを決めている。同党県連幹部は両氏の入党手続きに先立ち、県議会の民主党会派入りを求めており、両氏は5日にも、「大心会」の解消と、民主党会派入会に向けた手続きを進める予定。
中村氏が4日に同市内で開いた後援会の会合には30人余りが出席。中村氏によると、同氏は席上、民主党県連の田名部匡省代表らから入党の要請を受けた経緯を説明し、「二大政党制を目指していく」と入党の意思を伝えた。出席者から異論は出なかったという。
中村、山田両氏は衆院選本県3区に民主党公認で出馬する田名部匡代氏を支援しており、中村氏は会合後、本紙などの取材に対し「必勝を期して頑張っていく」と述べた。
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05年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2319
八戸市長選:現職破り小林真氏が初当選 青森県
当54745 小林 真=無新<1>[自]
51557 中村 寿文=無現(1) [民]
07年県議選
八戸市 定数8−候補12 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 17,561(15.6%) 中村 寿文 67 無所属 元 6 (元)八戸市長→新会派大心会形成
当 12,346(11.0%) 滝沢 求 48 自民 現 4 県会副議長
当 10,828(9.6%) 畠山 敬一 51 公明 新 1 (元)八戸市議
当 10,198(9.1%) 熊谷 雄一 44 自民 現 2 漁協理事
当 10,139(9.0%) 田名部 定男 60 民主 現 4 党県副幹事長
当 9,256(8.2%) 山内 正孝 56 民主 現 2 牧場経営
当 8,778(7.8%) 山田 知 37 無所属 現 2 (元)旧八戸市議→新会派大心会形成
当 7,843(7.0%) 清水 悦郎 57 自民 現 3 米穀販売業
□ 7,297(6.5%) 工藤 智幸 41 無所属 新 社福法人理事長
□ 7,054(6.3%) 藤川 友信 58 無所属=自民 新 社福法人理事
□ 6,760(6.0%) 中山 安弘 70 自民 現 党県副会長
□ 4,582(4.1%) 田端 文明 48 共産 新 党地区常任委員
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3区を民主がとるとか活躍すれば来夏の参院選に田名部が安心して引退出来てその後継含みでもありますかね?
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>>667
そして民意です。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090810t11030.htm
宮城のニュース
赤間氏が初当選 大郷町長選161票差、現職4選阻止
◇大郷町長選開票結果
(選管最終)
当 2,822赤間 正幸 無新(1)
2,661田中 学 無現
896渡辺健一郎 無新
任期満了に伴う大郷町長選は9日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前町議会議長の
赤間正幸氏(59)が、いずれも無所属で、4選を目指した現職田中学(63)、町第三セクター
前社長の新人渡辺健一郎(61)の両氏を破り、初当選を果たした。
午後8時すぎ、当選の報が入ると、赤間氏は事務所で約300人の支持者らにあいさつ。
「草の根運動で町長の座に就かせてもらった。町民の声を聞き、安全安心で住みよい町づくりを
進めたい」と抱負を述べた。
赤間氏は、町長給料の20%削減、町内4小学校統合計画の白紙化などを公約の軸に据えた。
「農商工のバランスを取れた町政を実現する」と訴え、幅広く支持を集めた。
田中氏は、3期12年の行財政改革の実績を挙げ「少子高齢化対策の充実」を掲げたが
伸び悩み、4選を阻まれた。渡辺氏は「安全安心な町づくりを進めよう」と呼び掛けたが、
広がりに欠けた。
告示日には衆院選宮城4区の民主党の立候補予定者が赤間氏、自民党の立候補予定者が
田中氏の応援にそれぞれ駆け付け、注目を集めた。
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すげぇ。こりゃ4区確保も視野に這入ってきたんちゃうん!?
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>>672
少なくとも比例復活は可能性が出てきました。
「おにぎり王子」・・・、うーむここまで復活しちゃうと
タイゾーちゃんとあまり違いがないと世間には見られるかも。
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全員辞職せよヽ(`Д´)ノ
秋田3県議 タクシー利用不適切処理 使途や利用者不明
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090811t21017.htm
病院の押印があるタクシーチケットの写し。政務調査費の領収書としては不十分との指摘がある
秋田県議会の2008年度政務調査費(政調費)収支報告書で、使途や利用者などがはっきりしないタクシーのチケットや領収書が3議員で計16万8690円分あったことが10日、分かった。梅原克彦仙台市長によるチケットの不適正使用が発覚するなど、公金支出に対する市民の目が厳しくなる中、政調費の在り方もあらためて問われそうだ。
河北新報社が情報公開請求で入手した08年度政調費収支報告書などによると、タクシー利用は全45議員、全9会派合計で70万円を超えた。
このうち大里祐一議員(自民党)は、名前の欄に理事長を務める病院の押印があるチケット11枚計2万1320円分を政調費から支出。名前が空欄のチケットも1枚(1190円)あった。利用者欄はすべて「政務」と記入され、1枚は出発地が書かれていなかった。
チケットは病院とタクシー会社の契約。政調費から支出する場合、病院かタクシー会社に支払った領収書も報告書に添付する必要があるが、提出されていない。
大里議員によると、利用者欄には県議の政務で使う際は「政務」、病院業務では「病院」、私的な使用では「祐一」と書き分けているという。大里議員は「(政調費の支出分は)政務で使っているので問題はない。私的利用は一切ない」と話している。
県議会事務局の担当者は「チケットは政調費の領収書として十分ではないが、『政務で使った分は自分が病院に納め、病院がタクシー会社に支払った』と口頭で説明を受け、支出は適正と判断した」と説明している。
梅原市長の不適正使用問題で随時監査を申し入れるなどした仙台市民オンブズマンは「病院の押印があるチケットを政務で使うのは公私混同。政務で使ったことを証明するにしても不十分だ」と指摘している。
タクシーの支出に関してはほかに、石川錬治郎議員(国民新党)が使途や事業名に「県政調査」などと記した領収書を115枚、計13万2930円分提出。能登祐一議員(自民党)は利用者と乗車区間が記入されていない領収書で、計1万3250円を計上していた。
秋田県議会は収支報告書に添付する領収書について、08年度分から1件5万円以上を1円以上に変更。これまで分からなかったタクシー利用への支出も初めて明らかになった。
2009年08月11日火曜日
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>>668
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090811ddlk02010030000c.html
県議会:大心会の2人が民主会派に加入 /青森
県議会の会派「民主党」(北紀一会長)は10日、「大心会」の中村寿文代表(70)と山田知県議(39)が民主党会派に加入したと発表した。これで大心会は解散され、民主党会派が9人となった。
会派の移籍理由について中村県議は「田名部匡省(まさみ)県連代表から強い要請があった」といい、両県議は民主党への入党も希望している。ただし田名部定男県連幹事長は、「間もなく衆院選が公示となり、30日まで入党を承認する常任幹事会が開けないだろう」とし、正式な入党は衆院選後になるとの見通しを示した。【鈴木久美】
毎日新聞 2009年8月11日 地方版
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http://yamagata-np.jp/news/200908/24/kj_2009082400445.php
吉村知事、鹿野氏支援を明確に
2009年08月24日 19:05
衆院選への自身の態度表明について、会見で言葉を選びながら説明する吉村美栄子知事=県庁 第45回衆院選で、県1区に出馬した鹿野道彦候補(民主元)を支援する意向を表明した吉村美栄子知事は24日の記者会見で「考えに考えて、身内の法要の場で私の態度を表明した。(知事選で)私を応援してくださった方に感謝の気持ちを表したい。ご恩返しすることにした」と述べ、鹿野候補を支援する明確な態度を打ち出した。
衆院選で特定候補を支援するかどうかの質問に対し、吉村知事は「たまたま先日、恩を大事に生きていた叔父(故吉村和夫前山形市長)の法事があり、人間として取るべき行動を決断した」と説明。激戦の県1区で、知事の言動が選挙戦に与える影響を問われ「恩返しをしたいという一心で、どのような影響があるかは測りかねている」と述べた。演説会への出席など、具体的な支援の手法については明言を避けた。
特定候補に対する支援について「熟慮中」としてきた吉村知事は22日、山形市で行われた故吉村前市長の七回忌法要で「叔父の気持ちをくみ取り、(知事選で)私を応援してくれた方には恩返しをしなければならない。ぜひ鹿野先生には頑張っていただきたい」と述べ、法要に同席した鹿野氏を支援する意向を初めて表明した。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090822ddlk02010079000c.html
県議会:民主党、菊池県議の会派入り承認 /青森
県議会会派の「民主党」(北紀一会長)は21日、議員総会を開き、菊池健治県議(無所属)の会派加入を決定した。民主会派は計10人となった。
菊池県議は現在6期目。01年に自民党を離党し、むつ市長選に立候補して落選。県議に再当選した後は公明・健政会などに所属し、07年に自民会派入りしたが復党できず、今年6月に同会派を離脱していた。菊池県議は「むつ下北や県政のことを考えて民主入りすることにした」としている。
民主県連の田名部定男幹事長は、衆院選後に入党させる考え。今月10日に民主会派入りした中村寿文と山田知両県議は16日に入党が承認された。県議会会派の内訳は▽自民26人▽民主10人▽公明・健政会3人▽共産2人▽クラブ林檎2人▽社民・県民クラブ2人▽無所属1人。【矢澤秀範】
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>>676
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090824t51005.htm
市川山形市長も鹿野候補を支援 山形1区
市川昭男山形市長は23日、衆院選(30日投票)の山形1区で、民主党元議員の鹿野道彦候補(67)を支援する意向を明らかにした。
市川氏は22日、山形市で行われた故吉村和夫前山形市長の七回忌法要に出席した。取材に対し、「七回忌で(鹿野氏を応援していた)前市長の思い出を語り、鹿野氏支援の思いが強くなった。鹿野氏には自分の選挙で応援をもらっている」と同氏支援の理由を語った。
市川氏は前回衆院選でも選挙戦終盤になって鹿野氏を応援する姿勢を示した。今回の対応については20日の記者会見で「市民党の立場で判断したい」と語り、明言を避けていた。
2009年08月24日月曜日
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483 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 13:29:00 ID:AqpJKXlh
美人すぎる議員として日本のみならず世界中で有名になっている
青森県の藤川優里議員。最近は映画のプロモーションイベントに参加するなど
積極的な芸能活動をしている彼女ですが、中学生時代はけっこう地味で、
美人すぎるイメージはなかったようです。
藤川優里議員の中学生時代の写真が流出し、週刊誌に掲載されているとのこと。
このことは『ぱふぱふニュース』でもとりあげられ、「今では美人と言われてますが
この頃は垢抜けてないと言いますか、美人と言うには無理がある
容姿のようですね」と植田まさし記者がコメントしています。
小中学生時代に地味な女の子でも、オトナになると見違える容姿になることがあるんですね。
小中学生時代にずっと地味で、現在も地味な私(記者)のような女もいるというのに、
なんともうらやましい限りです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0825&f=entertainment_0825_007.shtml
http://livedoor.blogimg.jp/pafunews/imgs/5/0/50839a39-s.jpg
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【山形2区】
現職:民主系、新人:自民系
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090829ddlk06010032000c.html
選挙:村山市長選 あす投開票 /山形
任期満了に伴う村山市長選は30日に投開票される。いずれも無所属で▽現職の佐藤清氏(65)▽新人で前市福祉事務所長の志布(しふ)隆夫氏(58)▽新人で行政書士の井沢秋雄氏(67)−−の3氏が立候補している。
佐藤氏は「市民党」で政党の推薦は受けないが、民主の近藤洋介氏や舟山康江参院議員が応援する。連合山形が推薦。東北中央道の複数のインターチェンジ設置や未就学児の医療費と小学生の入院費無料化を訴えてきた。
志布氏は自民、公明から推薦を受けるが、自民の鈴木啓功氏とは一線を画す。市議は17人中12人が支援。財政基盤確立のため、人口流出防止と流入促進策を主張。婚活事業推進や計画的な都市づくりを掲げてきた。
井沢氏は草の根選挙を掲げ市内を幅広く回る。市議の支援はないが、街頭演説などで浮動票の取り込みを狙う。区画整理や空き店舗への企業誘致による市の活性化、児童医療費の完全無料化などを主張してきた。
投票は午前7時から午後8時まで市内23カ所で。午後9時から村山市民体育館で開票される。22日現在の有権者数は2万3085人(男1万1042人、女1万2043人)。【細田元彰】
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佐藤清(さとう・きよし) 65 無現(1)
市長[歴]日本電信電話公社職員▽市議6期▽北村山広域行政事務組合管理者▽山形商高
志布隆夫(しふ・たかお) 58 無新
[元]市福祉事務所長[歴]市選管事務局長・保健課長・財政課長・総務課長▽中大=[自][公]
井沢秋雄(いさわ・あきお) 67 無新
行政書士[歴]市都市計画課長・建設課長▽市議1期▽中大
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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/syuuin/news/news2009/sy090821c.htm
決戦09衆院選
青森県議会会派の勢力拡大にらむ民主
(2009/08/21)
衆院選で民主党への全国的な「追い風」を受け、青森県議会の第2会派・民主党を軸に野党再編の動きが出ている。民主県議は「今後、県政の方向性が変わる」と衆院選をばねに県議会での勢力拡大をにらむ。一方、最大与党会派・自民党の県議は「野党内の動きにすぎない」と冷ややかな反応を見せる。
県議会は定数48で20日現在、欠員2。うち自民は26議席で単独過半数を占める。三村申吾知事は公示後、自民党候補の応援に立つなど、自民基軸のスタンスを取る。
これに対し民主は、7月まで7議席だけだった。ところが衆院解散後、野党再編の動きが出始めた。
いずれも八戸市選出の中村寿文、山田知両県議が8月10日、所属していた大心会派を解散、民主会派入りし、民主は9議席になった。
さらに、6月に自民党会派を離れた無所属の菊池健治県議(むつ市選出)が今月17日、青森2区の民主公認候補への支援を表明。民主会派は21日の議員総会で菊池県議の会派入りを協議する予定だ。
民主の県議が10人になれば、議会日程や協議の進め方を話し合う議会運営委員会の委員が2人から3人に増えるなど、発言力が増す側面もある。
このほか無所属の渋谷哲一県議(青森市)は会派を移ることへの言及は避けながらも、「二大政党を根付かせる好機」と衆院選の比例で民主を支援する姿勢を打ち出した。
民主会派は、所属県議の地域的な偏在が課題の一つだ。三八や弘前地域に集中し、県都の青森市や2区内に県議がいない。
それだけに会派内には、勢力拡大への期待感が高まる。山内崇県議は18日、弘前市での街頭演説で「このペースで行けば、議会内で2けたの県議が民主党に結集するはず。衆院選の勝利が、大きく県政の方向性を変える」とアピールした。
これに対し、まだ県議会で大多数を占める自民の県議は「影響はない」と冷静に受け止める。ただ、別の県議は2年後の県議選について「民主が県内全域から候補者を出すかもしれない」と警戒感を示した。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090829_04.htm
新政権 そぞろ意識 最前線の首長、心中複雑 東北
宮城4区の自民党前議員の個人演説会で、エールを送る多賀城市の菊地市長(右)=26日、多賀城市文化センター
自民党か民主党か、それとも中立か。終幕が近づいた衆院選(30日投票)で、東北の市町村長が多彩な動きを見せている。自民党候補の系列として保守勢力の結集に一役買う首長がいれば、民主党候補とともに政権交代の旗を振る首長も。「次の政権」の輪郭がうっすらと見え始めた最終盤。首長たちは複雑な胸中で、戦いの最前線に立っている。
多賀城市の菊地健次郎市長は自民党県議出身。宮城4区の自民党前議員と二人三脚の選挙戦を展開する。26日は市内3カ所の個人演説会でエールを送った。
農林水産業が基幹産業の4区は厚い保守地盤。それでも、報道各社の調査では民主党新人を追い上げる立場だ。
「多賀城になくてはならない人だ」とフル回転するが、民主党が政権を獲得した場合は公共事業の見直しが気掛かり。
市内では三陸自動車道多賀城インターチェンジの整備が計画されている。「いらないと言われないか不安だ」と明かす。
宮城県七ケ宿町の梅津輝雄町長は、自民党支部長を兼ねる。宮城3区の自民党前議員の支持拡大に奔走中だ。
故三塚博元蔵相が築いた保守地盤。ここにも逆風が吹くが「戦況を見て態度を変えるのはいかがなものか」と動じない。
青森県西目屋村の関和典村長は、秘書として仕えた青森4区の自民党前議員を応援する。
戦況は民主党元議員との接戦で、「村内は自公の支持基盤が安定している。民主党の風はそう強くない」と言う。現実味を帯びる政権交代は「自民党が野党になっても県政では与党だ」と冷静だ。
民主党支持を鮮明にする首長もいる。解散前、自民党が県内唯一の議席を守ってきた岩手2区。二戸市の小原豊明市長は、民主党新人の個人演説会に駆け付けた。
最近までは「政権与党に敬意を表して」自民党前議員の集会にも顔を出してきたが、地方分権が進まないことへの不満が爆発した。民主党には外交や防衛の面で不安を感じるが、期待が上回る。「日本を変える絶好のチャンス。逃すわけにはいかない」
福島3区内のある首長は自民、民主両陣営の集会に顔を出す。表向きは等距離を装うが、就任以前から一貫して民主党前議員を支持してきた。
「自民党は責任力というが、政治家も官僚も責任を取らなかった。地方財政は苦しい。無駄遣いを省いてほしい」と、早くも新政権を想定して注文を付ける。
2009年08月29日土曜日
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090831/plc0908311343004-n1.htm
【09衆院選】達増知事が民主圧勝を歓迎 「毎夏の国への要望やめる」
2009.8.31 13:43
記者会見で民主党の衆院選圧勝について話す岩手県の達増拓也知事=盛岡市内丸の岩手県庁 民主党籍を持ち“小沢チルドレン”の元祖的な存在といわれる岩手県の達増拓也知事は31日、定例会見で衆院選の民主党圧勝について、「(官僚からの)自立を求める日本国民の大きな決断」と歓迎した。
達増知事は政権交代を機に県政のあり方を見直す方針を強調。特に、各県知事が毎年夏に上京して中央省庁に求めてきた次年度予算編成に向けた要望について、「来年度からやめたい」と述べ、岩手県では取りやめる考えを明らかにした。知事は国への要望を「(江戸時代の)参勤交代のようで封建的だ。年一回でなく、言いたいことがあれば、その都度言えばいい」と述べた。
達増知事は同日の庁議でも、県の幹部職員に「政権交代で縦割りの分断政治から国民・県民の声に耳を傾ける熟議の民主主義を大切にすべきだ」との考えを示し、新しい政府与党に求めていく提案のリストアップを指示した。
さらに、財政支出のムダをなくすという民主党のマニフェストに呼応し、達増知事は県の地域産業に対する振興策についても、「補助金のようにお金を渡しっぱなしにするものから、人材の育成やマッチングなどに比重が移っていくだろう」と述べた。
ただ、地方への権限の委譲を求める全国知事会の活動については、「機会があれば『戦う知事会』みたいに文句ばかり言うのはやめようと提案したい。国と地方は手を携えて合意形成するべきだ」と非戦闘的な立場を鮮明にするなど、早くも新政権に“気配り”をアピールする一面もみせた。
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http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-40.html
戦前型警察国家の謀略官僚人脈 -
金目当てに「西松建設・小沢追放劇」を仕組んだチンピラ官僚=漆間巌、大林宏、田母神俊雄たちのインチキ国策捜査の真相解明。
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/isiikoki16.htm
反軍拡・利権阻止の民主党の星だった石井紘基議員はなぜ刺殺されたのかの解明。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/yuujihousei.htm
小泉・竹中などのチンピラ議員を使った「靖国軍拡利権」と有事法の違法可決の即時捜査。
イラク・アフガンに派遣させられた日本の若者が、
数十万のイラクアフガンの家族を殺した侵略強盗の共犯者となった。
イラク・アフガン侵略強盗殺人の共犯者が日本の街を闊歩している異常事態。
平成軍部の海外派遣以後、デタラメ犯罪が一気に国内に増加した。
http://www.breast.co.jp/soulflower/memb/nakagawa/dontHOUFUKU.html
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>>680
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090831k0000m010170000c.html
村山市長選:佐藤清氏が再選 山形
村山市長(山形県)30日投開票。佐藤清氏(65)が再選。元市職員の志布隆夫氏(58)▽行政書士の井沢秋雄氏(67)を破る。投票率は80.82%。
確定得票数次の通り。
当 9581 佐藤 清
=無現<2>
7846 志布 隆夫
=無新[自][公]
957 井沢 秋雄
=無新
毎日新聞 2009年8月30日 23時40分
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090831t11045.htm
仙台市議会に新会派 奥山市長支援の18人参加へ
仙台市議会(定数60)の保守系議員を中心にした新会派が結成されることが31日、分かった。7月の仙台市長選で奥山恵美子市長を支援した18人前後が3会派から参加する見込みで、市議会の最大会派になる。31日午後、記者会見を開き正式発表する。
新会派に合流するのは「改革ネット・自民」(19人)が11人前後、「きぼう」(7人)が6人前後、「民主クラブ仙台」(12人)が1人の見通し。「奥山市政の与党会派として政策提言を積極的に行い、市議会の活性化を図る」(議員)狙いがあるという。
1〜4期目の若手、中堅が3分の2近くを占める。ベテラン市議は「若い世代が積極的に発言できる風通しの良い会派にして、仙台市政の新時代を築きたい」と話している。
2009年08月31日月曜日
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090901f
陳情、様変わりか、衆院選民主圧勝 国政と県政にねじれ
衆院選で「民主旋風」が吹き荒れ、本県でも民主勢力が躍進した。一方、県政では自民党が主導権を握り、国政との「ねじれ現象」が生じている。これまでは、県議会が国に陳情などを行う場合、自民党県議が意見を集約し、同党国会議員を通じて国に働き掛けるという構図が目立ったが、今後は様変わりしそうだ。
民主党は今回の衆院選で、秋田1区の寺田学氏(32)と3区の京野公子氏(59)と2議席を獲得し、比例東北でも高松和夫氏(67)が当選。無所属で当選した2区の川口博氏(62)は同党入りの意向を持つ。参院議員を合わせると、本県国会議員7人のうち6人が民主党あるいは民主系の議員となる。しかし、民主県議は、高松氏が県議を辞して国政に転向したため、小田嶋伝一氏=4期目、横手市選挙区=1人だけ。
一方、自民党は衆院選の県内3選挙区で全敗し、辛うじて金田勝年氏(59)が比例復活で1議席を死守した。ただ、県議会では定数45のうち26議席と安定多数を持つ。また、自民党県連がことし4月の知事選で、佐竹敬久知事を「支持」して当選に尽力した経緯などもあり、県政は自民勢力が強い。そのため、当然ながら民主政権との「パイプ」は確立していない。
(2009/09/01 11:53 更新)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090901ddlk06010073000c.html
選挙:来年の参院選、他党候補の応援も 知事、可能性に言及 /山形
民主の鹿野道彦氏を応援した吉村美栄子知事は31日の会見で、「来年の参院選で自民候補の応援もあるか」との質問に「そうですね。はっきりとは言えないが」と答え、今後、民主以外の候補への応援の可能性に言及した。また「今回応援した方が民主だった。私は特定の党でない」と改めて強調。「今回のことだけですべてを決めてほしくない」と述べた。
初当選した1月の知事選で、吉村知事は鹿野氏や自民の岸宏一参院議員から応援を受けた。去就は明らかにしていないが、岸氏は来年が任期満了。吉村知事の対応に注目が集まっている。
また、05年の前回衆院選で比例も含めた県内当選者が4人だったが、今回は6人に増えたことについては「県にとって喜ばしい。大いに山形の実情を届けていただけると期待している」とした。【釣田祐喜】
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静岡、神奈川の参院補選と同じ投開票日。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090901t11038.htm
村井宮城県知事 再選出馬、9日に表明
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、村井嘉浩知事(49)は31日までに、2日開会の県議会9月定例会で再選を目指して立候補する意思を正式表明する方針を固めた。9日に最大会派「自民党・県民会議」が行う代表質問に答える。
知事選をめぐっては、民主党県連が独自候補を擁立する方針。選挙戦は民主党政権発足後となり、全国注視の対決となる公算が大きい。
村井知事は31日の定例記者会見で「出馬するか、しないかについては意思は固めた。まだ、いろいろな方に話をしている段階。出馬の意思表示は控えている」と立候補に向けた調整を進めていることを明らかにした。
自民党・県民会議の代表質問は9日の予定。自動車産業など製造業誘致や、農林水産業の競争力強化による「県内総生産10兆円」の進展状況など、4年間の任期を総括する質疑が行われる見通し。
知事選に向けては民主党県連のほか、共産党県委員会や県労連で構成する「明るい民主県政をつくる県民の会」も独自候補擁立を模索している。
衆院選では、民主党が候補を擁立した1〜5区で全勝。村井知事が支援した自民党は、解散前に比べ4議席減の1議席に終わった。知事選への影響について村井知事は「首長選挙は、政党はあまり関係ないと思う」と述べた。
2009年09月01日火曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090901-OYT8T00068.htm
政権交代 県政界への影響 上
「民主が制圧」へ注目
朝刊に目を通し、当選の喜びを改めて実感する畑さん(31日、滝沢村の事務所で) 民主党が県内4小選挙区すべてを制した衆院選。これにより、参院を含む県選出の国会議員はすべて、民主党に独占された。一方の自民党は、政権を奪われただけでなく、県内の自民党にとっては国とのパイプも断たれる形となった。民主党の独り勝ちとなった今回の衆院選が、今後の県政界にどんな影響を及ぼすのか、探った。
民主党が政権交代を決めた30日夜、当選確実を決めた2区の民主党の畑浩治氏が、久慈市の事務所で、興奮しきった様子で当選の喜びに浸っていた、ちょうど同じ頃、1区の盛岡市の階猛氏の事務所では、畑氏の当確を知らせるテレビに、階氏の当確よりもはるかに大きな歓声が、支持者から上がった。
「私の当選よりも、畑さんの当選の方が盛り上がった。ちょっと複雑な気持ちです」と、階氏がおどけた調子で支持者に語りかけると、事務所内は爆笑に包まれた。
2区の議席を取った意味を、だれもが分かっていた。
4選挙区で全勝、さらに比例選でも1議席を確保。達増知事をも擁する民主党が、県内政界を完全に制圧した瞬間だった。
知事はこれまで、国政、県政で与党が異なる「ねじれ」現象が解消されれば、県政にとってプラスになるとの見方を示してきた。
31日の記者会見では、県内で深刻化する医療や雇用問題についても、「問題の背景にあったのは政府与党の政策の誤り。今後は、問題解決が進みやすくなるだろう」と上機嫌に語った。
他県の知事も政権交代の流れは既に織り込み済み。8月24日に山形市で行われた東北6県知事が出席した東北知事サミットの楽屋裏では、宮城県の村井嘉浩知事が、冗談めかしく達増知事にこうささやいた。「うらやましいですね。これからは、達増知事に陳情に行かなければなりませんね」
民主党が優勢だった県内政界では、これまでも民主党国会議員への県民の期待は高かった。しかし、政権与党となったことで、その期待はこれまでとは比べものにもならないほど膨らんでいる。
「1年でマニフェストの内容を達成するのは難しいが、スピード感がなければすぐに飽きられてしまう」
民主党県連の工藤堅太郎代表は表情を引き締める。来年夏には参院選も予定されており、新政権は発足から1年足らずで、国民の採点を受ける。前回衆院選で大勝した自民党が、わずか4年で現在の窮状を招いたという事実は、これからの民主党に重くのしかかる。
社民党の伊沢昌弘県連幹事長も、独り勝ちとなった民主党に厳しい目を向ける。「達増県政にとって、民主党が政権与党になったことはチャンスだが、政権交代が実現したからといってすべてがバラ色になるというほど、簡単な話ではない」
県議会も一筋縄ではいかない。民主党会派は21人で第1党の位置を占めるが、自民系の「自由民主クラブ」(12人)が存在感を示し、社民系などの中間派からなる「政和・社民クラブ」(9人)も是々非々で一定の距離を保つ。県議の1人は手ぐすねを引く。「県内では医療、雇用など課題が山積している。国政でも最大会派となって何ができるか。注目している」
(2009年9月1日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909010006
政権交代@ふくしま 県議会に早くも緊張感
2009年09月01日
●補正予算、大丈夫なのか
総選挙から2日後の県議会。第一会派の自民党と、第二会派で民主党中心の県民連合との間で、早くもさや当てが始まった。
「総選挙の結果を受けてもスムーズに進むのか、否定される可能性もあるのか」
県庁で1日開かれた県議会の政調会。9月県議会に出す補正予算案について県当局が説明したところ、ある自民党県議がこんな声をあげた。
総額470億円の補正予算案の財源は、自民党が政権与党だった国会で決めた国の補正予算。民主党は自民党の予算編成を批判している。政権交代後も補正予算が本当に執行されるのかは不透明だ。
仮に国の補正予算が組み直されれば、県も対応を考え直す必要がある。赤城恵一総務部長は「財源となる国の補正予算が成立している」としながらも、「情報は未確定。今後も情報収集に努めたい」と留保をつけて答えた。
●歯を食いしばって第一党に
民主党の県議からは、県の予算編成にも影響が及んだ場合の自民党からの反発を警戒する声が上がり始めている。
この日開かれた民主党の県議団会議で、中村秀樹県連幹事長は「県の予算編成で自民党から色々批判を受けるかもしれない。歯を食いしばって第一党になるまで頑張っていかなくてはならない」と話し、「勝って浮かれている場合ではない」と引き締めた。
現知事の佐藤雄平氏は民主党の元参院議員。民主系知事を支える県民連合は県議会で、自民党に次ぐ第二会派だ。ただ、国政では民主党が第一党となり、県議会の勢力とねじれることに。今後ひずみが生じる恐れがある。
大敗した自民党もまだ混乱している。県議会の政調会後には、同党の全県議を集めて総選挙総括の議員総会が非公開で開かれた。斎藤健治幹事長ら県連役員の続投報告に対し、出席した議員との怒鳴り声がドアの外まで響いた。
●「党がなくなってしまう」
「結果の精査を真剣にやらないと、党がなくなってしまう」「初めから辞めないと言ったわけではない。会議で話し合って決めたことだ」
斎藤幹事長は総会後の取材に、「我々自民党は混乱なんかしていない」と話した。ただ、自民党内は「選挙が終わってまだ2日。議員の腹の中には相当ストレスがたまっている」(県議)。県議会運営と党勢拡大。県議会でも、自民、民主の両党はかつてない緊張感に包まれるようになる。(吉田素子、村上晃一)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090901-OYT8T01017.htm
《政権交代》中 自民
民主の組織化を警戒
川口博氏に敗れ、支持者に謝る金田勝年氏(8月30日夜、能代市の事務所で) かつて「保守王国」と言われた秋田県だが、自民党は今回の衆院選で、金田勝年氏(59)がギリギリ比例復活当選を果たしただけで、選挙区は全敗した。
「相手が分からなかった」。大仙市の事務所で敗戦確実と知った秋田3区の御法川信英氏(45)は、落胆した表情で報道陣に語った。同党県連の鈴木洋一会長は「敗因は風だ」と述べ、実態のない民主の戦い方に敗れたことを強調した。
民主党は、無所属の川口博氏(62)が当選した2区を含め全勝したが、各候補に自前組織といえるものはなかった。3区の京野公子氏(59)は、社民党と連合秋田が全面的に支援し、川口氏は、離党した民主党員や個人後援会らが草の根的に支援しただけ。
川口氏を支援するために離党した虻川信一・元県連総務会長は「民主党という色づけができなかったら勝てなかった」と、風による勝利を認めた。
敗戦の弁を述べる御法川信英氏(8月30日夜、大仙市の事務所で) *
来年夏には参院選、再来年春には統一地方選が控える。民主党県連の寺田学代表は、「県連が最重要視しているのは地方選だ。2年前の県議選では県連にまだ余裕がなかったが、国会議員が増えた次回は、有権者に多くの選択肢を出すために今から準備する。市議選もやらなきゃだめだと思う」と、早くも公認候補を積極的に擁立する考えを示した。
県議会の現在の勢力は、自民党が26人に対し、民主党は1人。民主党によると、東北6県では、岩手県の21人を筆頭に、福島県12人、宮城県に10人いる。衆院選で自民党候補が4選挙区中3勝した青森県でさえ7人いて、秋田県の少なさは際立っている。
市町村議も、岩手県の124人を最高に青森県44人、福島県30人、宮城県16人、山形県に5人いるが、秋田県は秋田市と北秋田市に1人ずつしかいない。寺田代表は「選挙戦を通じて、地方議会には自民党系の方が多く、そこに自民党の強さを感じた」と、地方議会に民主党議員を増やす必要性を実感したという。
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こうした民主党の考えに対し、迎え撃つ側の自民党県連の能登祐一幹事長は「秋田は、浮動票の多い東京と違って年齢層が違うし、地方選は地縁血縁が関係する。国政のようにそう簡単ではない」と、影響はないと断言する。しかし、県議の一人は、「地元選出の民主党国会議員が、候補者と一緒に運動したら票を取られるかも」と警戒する。
相手は、政権党になった勢いを背に、「風」から「組織」の戦いへ動き出している。すでに統一地方選に向けた戦いが始まっている。
(2009年9月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090902-OYT8T00089.htm
県組織疲労 自民「0」
【政権交代】 県政界への影響
衆院選から一夜明け、記者会見に臨む自民党県連の菊池会長(左)と千葉幹事長 「県連全体に厳しい審判が示されたと受け止めている。政策、組織のあり方など抜本的な見直しをしたい」
衆院選から一夜明けた8月31日午後、盛岡市内の自民党県連事務所で、菊池勲会長(県議)は声を絞り出すように語った。その沈痛な面持ちが、衝撃の大きさを如実に物語っていた。
今回の衆院選で、同党は県内で唯一、小選挙区の議席を保ってきた2区を失った。これで、参院も含め県選出の国会議員はいなくなった。1955年の結党以来、初めてのことだ。千葉伝幹事長(県議)は、敗戦の原因を「自民党に対する不信、不満が積もり積もった結果」と説明した。
4年前の前回衆院選で、自民党の鈴木俊一氏は、2区で民主党の畑浩治氏に2万2000票余の差を付けて勝利した。中でも、自民党が「牙城」と位置付けてきた宮古市では、7139票の差を付けた。それが今回は、その宮古市でさえ逆に247票の差を付けられ、敗れた。
民主党県連は、当初から2区を「政権交代の象徴」と位置付け、選挙期間中には県選出の参院議員を全員投入するなど総力戦を展開した。それに対し、自民党県連は、ほぼ従来通りの選挙態勢のまま、戦力の集中投入には最後まで踏み切ることはなかった。「ほかの3選挙区にも公認候補がおり、不公平にはできなかった」(県連幹部)。その構えは、与党批判の暴風雨の前では、無防備にも近かった。
県連幹部の1人は、ため息交じりにこぼした。「2区での得票率は4割を超え、中選挙区時代なら当選できた。でも、それだけ党の意識も組織も、今の制度に対応できていないということ」
千葉幹事長も「自民党の従来のやり方、市町村支部や支持団体も含めた職域支部の活動自体が弱体化している」と党組織の制度疲労を認める。
知事と県議会の最大勢力を民主党が占める県政界にあって、自民党の求心力の源となっていたのは、政権与党として党本部を通じて国から予算を引っ張ってくることだった。その求心力も、野党となれば無力と化す。
来年夏には参院選が控えるが、菊池会長は「まだ、そこまで考えが行っていない」と言葉を詰まらせる。
「ゼロの衝撃」はあまりにも深く、重い。
(2009年9月2日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090902t11020.htm
民主大勝直後、会派離脱 横田・仙台市議に周辺困惑
仙台市議会の自民党と保守系無所属らの議員でつくる新会派「新しい翼」には、民主クラブ仙台から民主党籍を持つ横田匡人議員(44)も加わった。8月30日の衆院選で民主党が圧勝した直後の離脱。横田議員は「国政と市政は別。会派を出ても政党活動はできる」と説明するが、民主クラブ仙台の幹部は「国政で政権を担う大事な時に理解し難い」と困惑している。
横田議員は2003年4月、自由党公認で市議に初当選し、2期目。同年10月の民主党との合併以降は民主党に籍を置く。今回の衆院選でも宮城1区で当選した民主党の郡和子氏を支援した。
横田議員は、地方議会で民主党議員が複数会派に分かれることによる党の浸透効果を強調。「民主系会派を出ることで議員として研さんを重ねたい」と語った。
民主クラブ仙台の木村勝好代表は会派にとどまるよう説得を試みたが、断念。「民主党が大勝で沸く時に、自民から移ってくるのならあり得るが、逆に会派を出るケースは全国的に異例だろう。何を考えているのか全く分からない」とあきれている。
新しい翼のベテラン議員は民主党議員の参加を「政策提言の幅が広がる」と歓迎している。
党籍を持つ若手議員の突然の離脱劇は今後、尾を引きそうだ。
2009年09月02日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090902t11021.htm
仙台市議会3会派が異動届
仙台市議会(定数60)の3会派が1日、野田譲議長に会派の異動届を提出し、各会派の構成が固まった。
自民党と保守系無所属の議員らでつくる新会派「新しい翼」が18人の最大会派となり、「民主クラブ仙台」が10人の第2会派、「改革ネット・自民」が9人の第3会派となる。
民主クラブ仙台からは、新会派に加わる横田匡人議員と無所属となる斎藤建雄議員が退会した。
斎藤議員は「4年前の選挙で梅原克彦前市長を推した責任がある。けじめをつけたい」と説明した。
改革ネット・自民は11人が新会派に移り、1人が加わった。1日、会派総会を開き、会長に田村稔議員、幹事長に斎藤範夫議員を選出した。田村会長は「保守本流会派として議会の正道を歩みたい」と語った。
公明党市議団(8人)、共産党市議団(6人)、社民党市議団(6人)の会派構成に変更はない。
変更のあった民主クラブ仙台、改革ネット・自民、無所属の議員は次の通り。(敬称略)
【民主クラブ仙台】木村勝好、日下富士夫、安孫子雅浩、岡本あき子、佐藤わか子、池田友信、相沢芳則、渡辺公一、村上一彦、小野寺健
【改革ネット・自民】大内久雄、大泉鉄之助、鈴木繁雄、赤間次彦、田村稔、斎藤範夫、佐竹久美子、伊藤新治郎、佐藤正昭
【無所属】斎藤建雄
2009年09月02日水曜日
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>>693
社民党や政和会から無所属候補立てて推薦とかし出すかもしれませんな。
鈴木とか立てて落選したら取り返しつかない。
まあ順当なら比奈子か
>来年夏には参院選が控えるが、菊池会長は「まだ、そこまで考えが行っていない」と言葉を詰まらせる。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090904t11029.htm
宮城県知事選 民主候補に数人浮上 県連、擁立作業本格化
任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)で、民主党県連の候補者擁立作業が3日、本格化した。人選では数人の名前が浮上しているとみられ、9月中にも1人に絞り込む方針。鳩山政権の発足に連動して、民主党の知事選への動きが活発化しそうだ。
人選作業では、いずれも他薦で、県議ら民主党関係者、中央省庁出身者や民間シンクタンク経験者ら数人が上がっている。ほとんどが県内出身者とみられる。
民主党県連は8月31日、衆院選のため中断していた候補者選考作業を再開した。
県連内で自薦、他薦を問わず募った候補者募集は4日に締め切る方針。党本部の意向を確認しながら、選考委員会による面談を慎重に進めて人選を詰める見通し。
鳩山由紀夫代表が特別国会で首相に選ばれる見通しの16日までには独自候補を決めたい考え。衆院選の県内6選挙区のうち5議席を獲得した勢いに乗り、民主党色を前面に打ち出した選挙戦を描いている。
県連内には独自候補の人物像について、さまざまな意見があり、絞り込み作業は時間がかかる可能性もある。
現職の村井嘉浩知事は、9日の県議会9月定例会代表質問で、再選を目指して立候補することを正式に表明するとみられる。民主党が独自候補を決めれば、自民党出身の村井知事と事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。
2009年09月04日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090904t51024.htm
民主圧倒衆院選 異色の結末 自民東根比例勝利の謎
自民党が惨敗を喫した衆院選で、東北6県の市部では唯一、東根市で自民党の比例代表の得票数が民主党を上回った。全国各地で奔流のように民主党に流れた現象と反する結果は、どうして東根で起きたのか。自民党関係者の多くが指摘するのが、「ミスター自民党」の異名を持つ土田正剛市長の存在だ。今回は民主党候補の支援を早くから表明し、保守地盤の瓦解も予想されてはいたが…。「なぜ東根だけ」のミステリーを追った。(山形総局・林直樹)
<「くら替えは困難」>
東根市で民主、自民両党が獲得した比例代表と小選挙区(山形2区)の票数は表の通り。
土田市長の支援を受けた民主党候補は前回4年前の衆院選に比べ、得票を7000票近く伸ばした。自民党候補はほぼ同じ票数を減らしている。
興味深いのは比例代表の得票数の変化だ。旋風が吹いた民主党だが、前回より増やした分は約3700票で、小選挙区に比べて半分にとどまる。逆に自民党は1773票の減に食い止めた。
東根市を含む北村山地方はもともと自民党の金城湯池でもあった。今も東根市議18人のうち自民党系は16人を占める。
市内には陸上自衛隊第6師団があり、現役はもちろんOBが多数居住する。民主党候補の地元後援会幹部は「自民党批判が渦巻くとはいえ、支持政党を突然、民主党にくら替えできるような組織ではない」と話す。
保守的な政治風土など「自民党勝利」の要因はいくつかある。だが、関係者の語る勝因は「土田市長の影響力の強さ」という意見に帰結する。
<両党のメンツ保つ>
土田市長は今回、「人物を選ぶ小選挙区は民主党候補を支援するが、比例は自民党だ」と使い分けの戦術をとった。結果として民主党候補の大勝利に貢献し、自民党のメンツを守る「両刀を使い分けた」(自民党県連幹部)形だ。
土田市長の行動に翻弄(ほんろう)された自民党東根市支部の幹部は「一時は東根の自民党は崩壊するとさえ思った」と苦々しげに振り返る。
一方、自民党のベテラン県議は「市長の意向をくんだ自民党系の支持者が『小選挙区は民主』と訴えた。自民党への不満を小選挙区でうまくぶつけさせ、比例の得票につなげたのかもしれない」と分析してみせた。
土田市長は3日、河北新報社の取材に対し選挙結果を振り返って「自民党が勝ったのは東根市だけという結果にはびっくりした」と素直に驚いた。その上で「自分の訴えに、市民がしっかり反応してくれたのかなあ」と付け加えると、満足げな表情を浮かべた。
ちなみに過去2回の山形県知事選を見ると、東根市は土田市長が支援表明した候補の得票数が、全体の選挙結果にかかわらず、相手候補の2倍前後に達している。
データを重ねると、自民党県連のある幹部の解説が妙に説得力がある。「土田市長に正面から物を言える人が東根にはいない。悔しいが、この結果は市長にとっては『天の配剤』だったのだろう…」
2009年09月04日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090904t11038.htm
衆院選第2幕? 中央政界、注目度高まる 宮城県知事選
民主党政権誕生後、初の大型地方選挙となる宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)への注目度が、中央政界で急速に高まっている。自民党出身の現職、村井嘉浩知事(49)に民主党が対抗馬をぶつける構図が固まれば、さながら「衆院選第2幕」。投票日は神奈川、静岡両参院補選と重なり、民主党は「鳩山新政権の今後を占うトリプル選挙の一つ」(選対関係者)と重視している。
「村井知事は特定政党に肩入れしすぎた。宮城にはかつての山本壮一郎、浅野史郎両知事のように行政の中立性を保てるトップが必要だ」と指摘するのは民主党宮城県連の安住淳副代表(衆院宮城5区)。同党は、岡崎トミ子代表(参院宮城選挙区)を軸とした県連の選対委員会が擁立作業を進めている。
安住氏は「信頼感があって、行政マンとして有能かどうかが判断基準。告示まで約1カ月の短期決戦だが、知名度は関係ない」と強気だ。
村井知事は9日の県議会9月定例会の代表質問で、再選を目指して立候補することを正式に表明するとみられる。トヨタ自動車関連工場の誘致を相次いで成功させた実績を前面に打ち出す。
2005年の知事選で自民党県議から転身。同党の知事候補公募で選ばれたこともあり、「無所属・自民党推薦」で初当選した。今回の衆院選では「お世話になった人への恩返し。一心不乱に頑張る」と公言し、逆風に青息吐息だった同党候補の応援に奔走した。
宮城県の選挙区でただ一人、自民党の議席を守った小野寺五典衆院議員(6区)は「国政選挙の事情を県政に持ち込むのは党利党略だ。地方自治は政党対決の場ではない」と知事選に向けた民主党の対決姿勢を批判。自民党への逆風から村井知事を守ろうという思いもにじむ。
全国を見ると、来年3月の長崎県知事選も、4選を目指す自民党系の現職対民主党系新人という対決構図となる公算が大きい。民主党長崎県連の網田三男幹事長代理は「候補者次第だが、勝てる選挙。対決構図が似ている宮城に注目している」と語る。
霞が関も宮城県知事選の行方を気に掛ける。ある官僚が打ち明ける。
「二つの参院補選はともに民主党が優勢で、自民党が唯一、勝てそうなのが宮城の知事選。民主全勝か2勝1敗かでは、鳩山新政権に仕える官僚心理も微妙に違ってくる」
「10.25宮城決戦」に永田町、霞が関、地方の視線が集まりだした。
2009年09月04日金曜日
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>>692
参考のために抜粋。
山形は唯一の県議和嶋が国政転出。
> 県議会の現在の勢力は、自民党が26人に対し、民主党は1人。
>民主党によると、東北6県では、岩手県の21人を筆頭に、福島県12人、宮城県に10人いる。
>衆院選で自民党候補が4選挙区中3勝した青森県でさえ7人いて、秋田県の少なさは際立っている。
> 市町村議も、岩手県の124人を最高に青森県44人、福島県30人、宮城県16人、山形県に5人いる
>が、秋田県は秋田市と北秋田市に1人ずつしかいない。
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県議会の民主の力の強化は必要ですね。
自民党を解体して取り敢えず日本に巣喰う旧弊を打破する為にも来年の参院選と再来年の統一地方選(道府県会議選)が非常に重要に成ってきます。
あと2年は政治,日本の大改革の時期にしたいですな。
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>>700
山形はただでさえ非自公・共産系県議が少ない(現在44人中8人)のに
東村山郡で村山隆が飲酒運転で辞職
天童市で海鋒孝志が市長選転出(落選)
両県議補選で議席を自民に奪われ、和嶋が衆院転出で三つも議席を失ったのか・・・
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090904-OYT8T00068.htm
いわき市議補選に坂本氏長男出馬へ
6日告示のいわき市議補選(欠員2)に、衆院選福島5区で落選した坂本剛二氏の長男で秘書の竜太郎氏(29)が3日、無所属での立候補を表明した。
記者会見した竜太郎氏は「衆院選に命がけだったので、市議補選への立候補は考えていなかったが、衆院選後にいろいろな方から決意を促す電話などをいただき、急きょ決意した。衆院選で民主党が大勝し、国の流れに機敏に対応しなければ、いわきは取り残されてしまう」と語った。剛二氏からは「決断は本人次第」と言われたという。
同市議補選には既に、電算会社員の山本健一氏(41)(民主)、元衆院議員秘書の鈴木演氏(29)(無所属)、元NPO職員の小野潤三氏(44)(無所属)、党地区支部長の矢野伸一氏(64)(社民)、党県委員の吉田英策氏(50)(共産)が正式に立候補表明し、飲食店経営の遠藤八十八氏(64)(無所属)が立候補の意向を示している。
(2009年9月4日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090904ddlk06010005000c.html
選挙:衆院選 知事の県政運営に壁 鹿野氏に奔走で自民刺激 /山形
「特定の政党は応援しない」としてきた吉村美栄子知事が「知事選の恩返し」「個人への応援」として、衆院選の選挙戦終盤に民主の鹿野道彦氏への応援に奔走し、1291票の小差で鹿野氏を小選挙区で当選させた。自民の遠藤利明氏は比例で復活当選したが、自民には吉村知事への闘争心がくすぶっており、県政運営の壁になりそうだ。
吉村知事は「恩返し」を理由に8月22日に民主の鹿野道彦氏への支援を表明。その後は、24日の個人演説会登場、27日の天童市鹿野氏事務所訪問、29日の遊説開始前の早朝と、同日午後8時の激励と、一直線に鹿野氏への支援に走り、「鹿野先生に国会で活躍していただき、県との太いパイプになっていただきたい」と訴えた。
知事の応援ぶりに吉村知事の支援県議も不安の声を漏らす。「事務所への激励などあんなに数多く応援に行く必要があったのか。1回あいさつすれば済む話だった」とした上で「自民は遠藤さんの復活当選で息を吹き返した。9月議会で追及されるだろう」と表情を曇らせる。
遠藤陣営の選対幹事長を務めた自民県連の今井栄喜幹事長は知事への対決姿勢満々だ。「投票する側は『民主の鹿野、自民の遠藤』と見て投票する。応援する側が『個人的な応援』と思っても、有権者には通らない」と語り、「9月議会で知事と議論できる」と言葉に力を込めた。
一方、鹿野氏の選対幹事長を務めた吉村和武県議は「世話になった人に恩を返すのは当然。怒る方が筋が通らない」と話す。論戦が注目される9月議会は29日に開会する。【釣田祐喜、林奈緒美】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090905t41005.htm
自民・社民県連トップが辞意 秋田
自民党秋田県連の鈴木洋一会長は4日、衆院選の公認候補が県内すべての選挙区で敗れた責任を取り、辞表を提出した。県連内には慰留する声もあり、11日にも、あらためて辞表の取り扱いを協議する。
自民党は小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、初めて選挙区の議席を失った。
一方、社民党秋田県連の山本喜代宏代表も4日、秋田市で開かれた4役会議で、衆院秋田2区で敗れた責任を取るとして、辞意を表明した。
石田寛幹事長も辞表を提出したが、会議では衆院選の総括を優先するとの考えから、来年2月の定期大会まで代表、幹事長人事は保留することとなった。
山本代表は民主党の推薦を受けたが、同党県連の一部党員らが離党して支援した無所属候補に敗れた。
2009年09月05日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090905t71010.htm
http://www.kahoku.co.jp/img/news/200909/0905_hatugen_touhoku_2222.jpg
自民・全国幹事長会議 東北から批判続々
東北の自民党県連幹事長の発言も相次いだ全国幹事長会議=4日、自民党本部
自民党の都道府県連の幹事長を集めた会議が4日、党本部で開かれ、党の結束の乱れが衆院選惨敗につながったという批判が相次いだ。東北6県連の幹事長も次々に発言を求め、党再生に向けた思いを麻生太郎首相(党総裁)に直接ぶつけた。
東北で最初に挙手した山形の今井栄喜氏は「自民党の衆院議員がいなくなった空白区は地方議員が切り崩しに遭い、地方組織がズタズタにされる恐れがある」と危機感を訴えた。
鈴木俊一元環境相が落選し、衆参ともに自民党空白区となった岩手県。千葉伝氏は「国とのパイプ役が完全にいなくなってしまった」と天を仰ぎ、本部と地方の連絡態勢づくりを求めた。
地方を重視した新総裁選びを要望したのは秋田の能登祐一氏。「総裁選で地方票をもっと増やし、自民党は変わったと全国に発信してほしい」と注文を付けた。
青森の山内和夫氏は、公募で決めた青森1区の候補が世襲を理由に公認されなかった点について「世襲なのに公認を受けた候補はほかにもいる。党則に従って候補を決めたのに納得がいかない」と不満をぶつけた。
福島の斎藤健治氏はマニフェスト(政権公約)づくりに触れ「自民党のマニフェストは後出しじゃんけんにもかかわらず、民主党より分かりにくかった」と批判し、次期参院選を前に改善するよう求めた。
宮城の柏佑整氏は取材に対し「都道府県連あっての党本部。地方の意見をきちんと吸収するよう各県連と連携し、文書で求めていきたい」と述べた。
2009年09月05日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090905t11029.htm
土井氏、会長辞任へ 衆院選敗北で引責 自民宮城県連
自民党前衆院議員で党宮城県連会長の土井亨氏(51)は4日までに、県連会長の職を辞任する意向を固めた。衆院選敗北の責任を取るとともに、党県連の立て直しに向け人心一新を図りたい考え。5日、仙台市内で開かれる県連役員会で表明する見通し。
土井氏は自身の進退について、「辞任は当然の流れ。敗北のけじめをつけて、県連の出直しを図らなければならない」と語った。
土井氏は衆院選で、宮城1区から再選を目指して立候補したが落選。県内6選挙区でも、民主党候補と対決した2〜5区の候補者全員が落選した。議席を確保できたのは6区だけで、比例東北も合わせた県内選出衆院議員の数は、改選前の6人から2人に減った。
県連は任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)、来年夏の参院選の対応を迫られている。これらの課題は新たな役員体制の下で協議されるとみられる。
土井氏は富谷町出身。衆院議員当時の2008年3月に県連会長に就任し、09年3月に再任された。会長任期は11年3月までだった。
2009年09月05日土曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090905_6
県内各党、期待と警戒感 民主幹事長小沢氏
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民主党の小沢一郎代表代行の幹事長就任が決まった。自身の秘書が逮捕・起訴された「西松問題」で代表を辞任してから4カ月。再び表舞台に立ち、来年夏の参院選に向けた陣頭指揮を執るが、県内各党には期待と警戒が交錯する。民主党は「政権を軌道に乗せるために適任」とし、連立協議を進める社民党も「地域と生活者に光が当たる」と歓迎する。一方、野党に転じた自民党は「県内の一党独裁をつくったのは小沢氏。本当にいいのか」と勢力拡大を警戒。共産党は「金権問題の説明責任が問われる」と指摘する。
小沢氏は巧みな選挙戦術で2007年の参院選、今衆院選で民主党を勝利に導いた。県内でも今回、岩手2区の議席を奪取。衆参両院の議席を独占し、本県の同党国会議員は9人となる。
佐々木順一県連幹事長は「政権を軌道に乗せ、議院内閣制を定着させるためにも、幹事長就任は好ましいことだ」と勢いづく。その上で「党と内閣が一体で政権運営に当たるので権力の『二重構造』は生じない」と批判をかわす。
小沢氏は代表時代から社民、国民新両党との共闘を主導。社民党県連合の小原宣良代表も祝意を示すが「3党共通政策の『平和主義・国民主権・基本的人権の尊重』を順守し、国民生活立て直しに全力を挙げる」と3原則順守にくぎを刺す。
一方、小沢氏が自民党を離党した1993年以降、退潮傾向にある自民党県連。小沢氏が与党幹事長に就任し、首相の芽も再び出てきたことから警戒感をにじませる。
千葉伝県連幹事長は「県内は既に民主一色なので大きな影響はないだろうが、一党独裁で本当にいいのかを問いたい」とけん制。「西松問題を十分に説明していない中、表舞台に出ることに国民が納得するか疑問だ」と批判する。
共産党県委員会の菅原則勝委員長は「民主党が国民の期待を受けて注目を浴びる中、小沢氏は要職として金権問題の疑惑を説明する責任が問われている」と厳しく指摘。だが、政策面では「建設的野党」として是々非々で臨む構えだ。
公明党県本部の小野寺好代表は「民主党人事に関して、特にコメントすることはない」と述べるにとどめた。
(2009/09/05)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090905085620.asp
田名部匡省氏 県連代表辞任か
民主党県連の複数の幹部が4日、本紙取材に対し、田名部匡省参院議員(74)が県連代表を退く可能性があることを明らかにした。田名部氏も同日の取材に「世代交代したいとの思いはある」と述べ、代表辞任を視野に入れていることを明かした。自身の改選期に当たる来年の参院選については「勝てる人材が見つかれば、すぐ代わるが、そのような人材がいるのだろうか」とし、勝利を最優先に参院選対応を検討する考えを示した。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20090905g
県議会会派、「民主党」は継続 小田嶋氏、1人で活動へ
県議会から「民主党」の名前は消えない?。県議会民主党会派の小田嶋伝一氏は4日、第2会派「新みらい」(6人)の土谷勝悦代表らと合流について検討したものの、今後も1人会派として活動していくことを決めた。
民主党会派はこれまで小田嶋氏と高松和夫氏の2人だったが、高松氏が8月に衆院選出馬のため県議を辞職、比例東北ブロックで当選した。会派所属の県議が1人だけとなることから、小田嶋氏は新みらいなど複数の会派との合流を検討していた。
小田嶋氏は合流しない理由について、民主党中心の政権が誕生するのを前に「県議会から民主党の名前が消えるのは問題だと、支持者から指摘を受けた」と説明した。
(2009/09/05 11:33 更新)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20090905ddlk05010101000c.html
’09衆院選:2区出馬も落選、社民・山本県連代表が辞意 /秋田
◇民主大勝し…辞意相次ぐ
社民党県連は4日、緊急4役会議を開催。衆院選秋田2区から立候補し落選した山本喜代宏代表(53)が次期衆院選不出馬と代表辞任の意向を表明した。石田寛幹事長も辞意を示したが、いずれも結論は10年2月までに開く定期大会に持ち越された。
2区では民主党が山本氏を推薦したが、同党県連幹部らが離党して無所属で立候補し当選した川口博氏(62)を支援した。川口氏が民主党入りを申し出ていることについて、会議後に会見した佐々木長秀副代表は「入党を認めれば選挙協力の約束を破ることになり、整合性が取れない。民主県連は軽率な行動を取るべきでない」と指摘。入党すれば「社民党本部に問題提起し、民主県連に遺憾の意を表明する」と話した。
また2区での民主党の支援が十分でなかったと不満を示し、民主、連合との3者共闘について「来年の参院選でも維持したいが、民主側の行動次第ではなくなる可能性がある」と述べた。【岡田悟】
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>>642>>703
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909050005
いわき市長選あす告示 衆院選結果どう反映
2009年09月05日
●2氏の激戦か
政権交代後初の中核市長選となるいわき市長選が6日告示され、現職と新顔の2人が立候補する予定だ。ともに元自民党県議だが、現職は民主党と政策協定を結んで地元総支部の推薦も受けた。一方の新顔は自民党系市議とともに一部の民主党県議が支え、支持模様は複雑だ。民主大勝、自民大敗の民意を、2人の立候補予定者は取り込むのか、距離を置くのか。
いわき市長選は、いずれも無所属で、再選を目指す現職の櫛田一男氏(72)と、新顔で元県議会議長の渡辺敬夫氏(63)の一騎打ちの公算が大。前回同様、現職に元自民党県議が挑む構図で、市を二分した前哨戦が展開されている。
櫛田氏は民主、社民両党と政策協定を結び、社民推薦となった。民主は「党5区総支部として推薦」することを3日夜に決めた。ほかに自民党の岩城光英参院議員、同党所属で同市区選出の県議3人全員、同党系市議9人が支持を表明している。
渡辺氏は、同党系市議22人のうち13人が支持。民主党所属でいわき市区選出の県議2人のうち、1人も支持を鮮明にしており、党と一部県議の動きはねじれている。同党県連が櫛田氏を「総支部推薦」にとどめたのはこうした実情に配慮したためだ。
自民党いわき総支部は、両氏から出ていた推薦願を「総支部長預かり」とし、どちらも推薦しないことを決めている。公明党も3日に「自主投票」と決めた。
市長選は衆院選のさなかから熱気を帯び、両陣営ともあいさつ回りやこまめな集会を開いてきた。渡辺氏が3日、市内の結婚式場で2千人規模の総決起大会を開けば、櫛田氏も4日夜、いわき芸術文化交流館・アリオスで同様の集会を開いた。櫛田氏の集会には岩城参院議員と民主党の吉田泉衆院議員が出席し、ともに櫛田氏支持を訴えたが、主催者側は両議員が壇上に並ばないよう時間差で会場入りさせる気の使いようだった。
前市議2人が県議補選に立候補するために辞職したのに伴う市議補選(被選挙数2)も市長選と同時に告示される。66年の市合併以降、市議補選では最多の7人が立候補するとみられる。民主、共産、社民が各1人を擁立、無所属4氏がこれに加わる。政党支持模様に加え、地域や世代の代表など複合的な要素があり、こちらも予断を許さない激戦になりそうだ。
市長選、市議補選の投票は、市区県議補選(被選挙数2)と同日の13日、市内143カ所で行われ、同日午後9時から市総合体育館で開票される。3日現在の有権者は28万4406人。
◎いわき市区県議補選/被選挙数2、3氏が届け
いわき市区県議補選は4日告示され、民主党新顔で前いわき市議の古市三久氏(60)、共産党前職で医療法人理事の長谷部淳氏(50)、自民党新顔で前市議の阿部広氏(62)の3氏が立候補を届け出た。民主党は衆院選圧勝の勢いを地方選に持続できるか注目される。自民党は衆院選の敗北を受け、党の再生、立て直しをかけた選挙。共産党は所属の県議、市議を総動員して支持拡大に躍起だ。
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>仙台市宮城野区選出の党県議菊地文博氏(49)、元大手シンクタンク研究員で八戸大学長の鈴木宏一氏(61)、元農水省官僚で元国連食糧農業機関日本事務所長の遠藤保雄氏(62)の3人
年齢的にも菊池が本命でしょうね(現職村井は49歳)
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090906t11032.htm
宮城県知事選 民主候補に県議ら3人浮上
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、独自候補の擁立作業を進めている民主党県連が、候補者の人選を党県議、私立大学長、元農林水産省官僚の3人に絞り込んだことが5日、分かった。現職の村井嘉浩知事(49)は再選を目指して立候補する意思を固めている。現職に民主党候補が挑む構図が濃厚になってきた。
複数の関係者によると、民主党県連の選考に浮上しているのは、仙台市宮城野区選出の党県議菊地文博氏(49)、元大手シンクタンク研究員で八戸大学長の鈴木宏一氏(61)、元農水省官僚で元国連食糧農業機関日本事務所長の遠藤保雄氏(62)の3人。
菊地氏と遠藤氏は仙台市出身。鈴木氏は大崎市出身。いずれも他薦で名前が挙がった。
流動的な要素は残っているが、候補者の人選は現段階でこの3人を軸に進むとみられる。
県連は衆院選で中断した選考作業を8月末に再開。鳩山由紀夫代表が首相に選出される16日までに、独自候補を決める日程で作業を進めている。
選考委員会が近く、3人を個別に面接して立候補意欲などを確認する見通し。鳩山代表や幹事長に就く小沢一郎代表代行らの意向を確認しながら、人選を加速させる。
村井知事は、9日の県議会9月定例会本会議の代表質問で、立候補を正式に表明する見通し。政治状況を勘案しながら、選挙態勢の検討に入る。
2009年09月06日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20090906_02.htm
「必勝候補」意見割れる 民主人選大詰め 宮城知事選
衆院選で当選した議員(左の4人)がそろい、知事選へ気勢を上げた幹事会=5日午後5時、仙台市青葉区
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、民主党県連の候補者選びは事実上、他薦の3人に絞り込まれた。衆院選で県内6選挙区のうち5議席を獲得して勢いづく県連。再選を目指して立候補する村井嘉浩知事(49)に「勝てる候補」を誰にするかで、意見が分かれている。
民主党県連が5日、仙台市で開いた幹事会。衆院選宮城1〜4区で当選した議員4人がそろい、政権交代をあらためて印象付けた。
木村勝好幹事長は「政権交代の勢いが本物で、それが地方に根付いたことを象徴的に示す選挙が知事選だ」と気勢を上げた。
この1時間前、別室では知事選の候補者選考委員の国会議員、県連選対委員、県議会民主党系会派「改革みやぎ」会長が集まり、自薦、他薦の応募4件を協議した。
人選は事実上、党県議の菊地文博氏(49)=宮城野=、元大手シンクタンク研究員で八戸大学長の鈴木宏一氏(61)、元農林水産省官僚の遠藤保雄氏(62)の県内出身者3人に絞られた。
改革みやぎの議員有志は4日、岡崎トミ子県連代表(参院議員)に対し菊地氏を推す意思を伝えた。有志の一人は「リーダーには若さとエネルギーが必要。党人が戦うべきだし、村井知事と同年齢という点は大きい」と話した。
鈴木氏に好印象を持つ議員は「政権交代で県も変革を求められる。シンクタンク勤務の政策通なら乗り切れる」と言う。民主党は衆院選で「官僚支配の打破」を公約に掲げた。遠藤氏は官僚OB。ある県連幹部は「官僚出身者だからこそ、役人を使いこなして官僚支配に対抗できる」と話す。
選考委は7日以降、3人と個別に面談する方針だが、3人の名前は選考委員以外の党関係者に明らかにされず、県連内には「選考経過が不透明」との不満がくすぶる。
「もっとオープンに議論できないのか。政権与党なのに、これでは恥ずかしい」。県連幹部の一人は幹事会で思わず声を荒らげた。
2009年09月06日日曜日
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>>709
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090906_03.htm
田名部氏、民主青森県連代表を辞任
民主党青森県連代表の田名部匡省参院議員(74)は5日、青森市内のホテルで記者会見し、代表を辞任する意向を明らかにした。同日の県連常任幹事会で了承された。後任には副代表の横山北斗衆院議員(45)が内定、田名部氏は新設する最高顧問に就く見通し。
田名部氏は、辞任の理由について「そろそろ次の若い世代に任せるべきだと思った。政権交代の実現もきっかけになった」と説明した。
衆院選青森2〜4区で、自民党公認候補に敗れたことを受けた引責ではとの問いには「県内の民主党国会議員は7人になった。自分なりによくやったと思う」と否定した。改選期を迎える来年の参院選については「まだ話題になっていない」と明言を避けた。
田名部氏は「小選挙区で勝った」との理由で横山氏を後継指名し、幹事会で了承された。記者会見には横山氏も同席し、「引き続き田名部氏の指導を仰ぎながら、県連をまとめていきたい」と抱負を述べた。
田名部氏は、県議2期、衆院議員6期を経て、1998年参院選で初当選。2004年から党県連代表を務めてきた。
2009年09月06日日曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090905-OYT8T01066.htm
民主県連田名部代表辞任
新代表に横山氏内定
民主党県連の田名部匡省代表(74)は5日、青森市内での常任幹事会で、県連代表を辞任する意向を表明した。後任には横山北斗衆院議員(45)が内定し、田名部氏は最高顧問に就任する予定。近く改めて常任幹事会を開き、正式決定する。政権交代を実現したことをきっかけに、世代交代を進めようと決断したもので、県内小選挙区で唯一、勝利した横山氏を後継指名した。
田名部氏は常任幹事会後の記者会見で、県連代表の辞任を決めた理由について、「これから先のことを考えると、私がいつまでもやっているわけにはいかない。いま交代する方が、次の世代を担う人たちのためにもベスト」と説明した。来年の参院選青森選挙区への出馬については、「決めていない」と述べ、明言を避けた。
新代表に内定した横山氏は「正式決定を得てから、抱負を述べるつもりだが、大変な重責を担うことになったなという気持ち」と語った。
田名部氏は1993年に自民党を離党。新進党結成に参加したほか、同党解党後は政治団体「県民協会」を設立するなど、県内の非自民勢力の中心的役割を担ってきた。「県民協会」が民主党県連に合流した2004年3月以降、民主党県連代表を務めている。
(2009年9月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090905-OYT8T01069.htm
自民県連議員 総選挙を総括
自民党県連は5日、青森市内のホテルで、県選出国会議員と県議との合同会議を開き、衆院選の結果を総括するとともに、来年の参院選に向けた態勢作りを早期に実施することを確認した。
会議には大島理森県連会長を始め、江渡聡徳、木村太郎両衆院議員、県議らが参加。大島氏は冒頭、小選挙区で公認候補3人が全員当選したことを踏まえ、「厳しい戦いの中で強い団結と底力を発揮していただいた」とあいさつ。そのうえで、「これからは野党の道を歩まないといけない。日本の自民党の建て直しは、この青森からという気迫と気概で臨んでいきたい」と語った。
その後、非公開で選挙戦を総括。衆院青森1区で県連が公募決定した候補の公認を党本部が見送ったことに対するしこりはくすぶっており、出席者からは「今回の結果を招いたのは党本部の責任だ」「国民に総スカンをくった」――などの声が相次いだという。
(2009年9月6日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090906t11030.htm
自民宮城県連会長に小野寺氏 知事・参院選へ体制一新
衆院選の大敗を受けて、自民党宮城県連は5日、三役会議や役員会を相次いで開いた。宮城1区で落選した前衆院議員の土井亨会長(51)が辞任を表明し、後任会長に小野寺五典衆院議員(49)=宮城6区=が就くことが固まった。9日の総務会で正式決定する。知事選、来夏の参院選への対応は小野寺体制で進める。
土井氏は「衆院選は県内6選挙区で1勝5敗の惨敗だった。けじめは重要だ。県連会長の職を辞したい」と述べた。
これを受け、小野寺氏と衆院議員の秋葉賢也氏(比例東北)、参院議員の市川一朗氏、愛知治郎氏の4人が協議。小野寺氏を新会長に推すことで一致した。小野寺氏は「全身全霊を傾けて県連運営に当たりたい」と話した。幹事長、政調会長、総務会長の人選を急ぐ。
小野寺氏は気仙沼市出身。県職員、松下政経塾を経て1997年の宮城6区補選で初当選し、外務副大臣などを務めた。8月の衆院選で4選を果たし、ただ一人自民党の議席を守った。
役員会では衆院選の大敗について、「政権交代を求める風に敗因を限定していては、党の再生は難しい」「前回(2005年)、前々回(03年)に比べていい運動を展開できたが、結果が実らなかった」などの意見が出たという。
記者会見した柏佑整幹事長は知事選への対応について、「(現職の)村井嘉浩知事は衆院選で自民党候補を支援してくれた。知事の考えを最大限尊重することになるだろう」と語った。
2009年09月06日日曜日
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/09/8074.html
党再生へ合同会議/自民県連
自民党県連の県選出国会議員と県議が5日、青森市内のホテルで合同会議を開き、衆院選の結果を総括した。全国的な大敗を喫した党の再生と来年の参院選に向けて現体制を維持し、挙党一致で行動することを確認した。
会議の冒頭、大島理森県連会長は「党の立て直しは青森県連から、という意気込みで一層団結して前進したい」などと述べた。
先の衆院選後、国会議員と県議が一堂に会したのは初めて。大島会長をはじめ、江渡聡徳、木村太郎の両衆院議員、県議約20人が出席した。会議では衆院選の結果を分析するとともに、今後の対策などについて協議した。
会議後、大島会長は「厳しい選挙で皆さんが本当に底力を出し、党公認候補が全員当選した。1区の県連公認候補も急な中でよく健闘した」と衆院選を総括。次期参院選については「これから協議して必勝を期していく」と述べ、国政や県政の動向を見定めながら態勢を整えていく考えを示した。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/09/8079.html
民主県連代表に横山北斗氏
民主党県連の田名部匡省代表が5日、県連代表を辞任する意向を示した。同日の常任幹事会で了承され、新代表には衆院議員の横山北斗副代表が就任することが内定した。田名部代表は最高顧問に就任する見通しで、来年の参院選への出馬については言及しなかった。役員人事は今月中旬にも正式決定し、政権与党としての党県連は横山新代表の下、新たなスタートを切る。
会議は非公開で約2時間行われた。関係者の話を総合すると、会議では田名部代表が辞意を表明し、後継として「選挙区で勝った横山氏にやってもらいたい」と指名した。代表の意思を尊重するという声が大半で、異論は出なかった。
会議終了後に行われた記者会見で、田名部代表は「これから先を考えると、そろそろ次の人に県連運営を任せたい。将来の県連を考えてもそれがベストと判断したもちろん何かあったらいつでも相談に乗る」と笑顔を見せ今後も党勢拡大に尽力する考えを示した。辞意を固めたのは衆院選後で、政権交代を実現し、党県連所属の国会議員数も7と自民党の3を大きく上回ったことから、ひと区切りと考えたという。
新代表に内定した横山氏は「後継指名は光栄に思う。役不足は重々承知しているが、引き続き田名部先生にご指導いただきながらまとめていきたい」と神妙な表情で語った。
田名部代表は1993年に自民党を離党して以降、新進党県連代表、県民協会代表と非自民勢力の代表を経て、2004年に民主党県連代表に就任。現在3期目の途中だった。
田名部代表の代表辞任と横山新代表の就任は、近く開く常任幹事会で正式決定する。新たな党県連の人事は、横山新代表が決定する。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090906ddlk02010086000c.html
選挙:衆院選 選挙後初の週末、県連が総括 民主代表に横山氏 /青森
◇自民は「政権奪還に団結」
民主党県連は5日、青森市内で常任幹事会を開き、田名部匡省(まさみ)・県連代表(74)の辞任を了承し、県連副代表の横山北斗衆院議員(45)=青森1区=を新代表とする人事を内定した。衆院選で党として県内唯一、小選挙区で勝ち上がった横山氏は「誠に光栄。大変な重責を担うことになったという思いだ」と語った。近く開かれる常任幹事会で正式決定する。【後藤豪】
◇田名部氏は辞任
田名部氏は04年3月に県連代表に就任し、3期目。常任幹事会後の会見で「そろそろ次の人に任せて後ろから見て、問題があれば指摘もするし相談にも乗る。その方が将来の党にとっても、次の世代を担う人にとってもベストではないか」と辞任理由を説明した。全国の風に乗れず、小選挙区で1勝3敗だった衆院選結果を受けての引責辞任ではないとした。
田名部定男・県連幹事長は「7人(の国会議員)を抱えることができたのも代表の力に負うところが大だ。敬意を表し、英断を尊重した。横山氏を『県連の顔』としてサポートしながら、与党としての立場を明確にしていきたい」と述べた。
来年の参院選は田名部代表の改選期になる。田名部代表の立候補の有無について田名部幹事長は「県連が決める話だから、本人の意思が無視されるかもしれない」と話した。
◇
一方、自民党県連はこの日、青森市内で県内選出国会議員と県議の合同会議を開いた。党公認候補3人全員が小選挙区で当選したことを受け、大島理森・県連会長は「諸先生方の120%の底力を出していただいたことを感謝したい」と述べた。
今後、野党としての道を歩むにあたり、大島会長は(1)自民が本来持っている統治力(2)ポピュリズムにならない自民らしい政策(3)地域に入り込み、そこから国政をみること−−の3点をポイントに挙げ、「政権奪還に向けて一層の団結と前進を図れるよう、力を合わせていく」と語った。
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県内1勝3敗の引責辞任ですね。。
保守政治家がみんなして自民党に靡く中孤高を保った田名部氏の姿勢は評価できますが,そろそろ引き際ではありましょうね。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000909060002
政権交代@宮城 自民県連会長は小野寺氏
2009年09月06日
総選挙で県内五つの選挙区で勝利した民主党県連は5日、仙台市青葉区で常任幹事会を開き、10月8日告示、同25日投開票の知事選で、推薦する候補を4人に絞って選ぶことを報告した。一方、出直しを図る自民党県連はこの日、唯一議席を守った6区選出の小野寺五典氏を新会長とすることを内定した。(乗京真知、箕田拓太)
一方、自民党県連の次期会長には、6区で4期目の当選を果たした小野寺五典氏が就くことが内定した。仙台市青葉区の県連事務所で5日にあった国会議員団会議で決まった。近く開く県連総務会で正式に決定する。
国会議員団会議に先立って開かれた県連役員会の冒頭、1区から立候補して落選した現会長の土井亨氏が会長職を辞する考えを表明。「小選挙区では1勝5敗。情勢調査では自民支持層の3割が民主に投票しており、私の力足らずだった」と語った。
これを受けて、居合わせた県選出の国会議員4人が中座して議論。県内で唯一、小選挙区の議席を守った小野寺氏を次期会長に推すことで合意し、役員会に報告すると満場一致の拍手で迎えられた。小野寺氏は「総務会で(会長就任が)決まれば、全身全霊をあげてがんばります」と述べたという。
◆自民総裁選、県連は5票
18日告示、28日投票の自民党総裁選で、同党県連の持ち票が5票になることが分かった。県連幹部が明らかにした。県連は党員・党友による予備選を実施し、候補者の得票数に応じてドント方式で5票を割り振る方針。
今回の総裁選の持ち票は国会議員が200票、地方は300票。地方票は47都道府県にそれぞれ基礎票3票が振り分けられ、残りは党員数に応じて配分されるが、党員1万人超の宮城には2票が配分されて計5票になるという。県連の柏佑整幹事長は「地方票が議員票を上回るのは初めて。地方の声がこれまで以上に重みを増す」と話した。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000909060001
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民主、4候補に絞る/知事選
2009年09月06日
総選挙で県内五つの選挙区で勝利した民主党県連は5日、仙台市青葉区で常任幹事会を開き、10月8日告示、同25日投開票の知事選で、推薦する候補を4人に絞って選ぶことを報告した。一方、出直しを図る自民党県連はこの日、唯一議席を守った6区選出の小野寺五典氏を新会長とすることを内定した。(乗京真知、箕田拓太)
民主県連は、内部の選考委員会による知事選候補者の募集を5日に締め切った。岡崎トミ子代表によると、候補者は自薦1人、他薦3人の計4人。全員男性という。ただし「どういう気持ちかをまだ確認している段階。候補者を公平に扱いたい」との理由から、幹事会でも実名を明らかにしなかったという。
今後この4人について面接などを進め、国会で首相指名がある16日までに県連内部や党本部の了解を得て正式決定する予定だ。県連幹部らによると、候補者は県議や元官僚、民間人などとみられる。
求める人物像について、岡崎代表は「権限・財源・人間を地方に持ってこられる人。地方のことは地方で決める、真の地方主権でやっていける人を」と語った。
木村勝好幹事長は「(行政経験があるか、民間出身かどうかは)関係ない。最もふさわしい人で、かつ村井さんに勝てる人を。単純明快だ」と、再選立候補が見込まれる村井嘉浩知事に言及。総選挙中、自公を応援した村井知事について内海太選対委員長は「親しみやすく明るいという評価はあるだろうが、『知事としてどうなのか。ぜひ推薦候補を出してくれ』と何人もから言われた」と語った。
また、「県内から閣僚に選ばれる人はいないのか」との報道陣の問いに岡崎代表は「ちらとも聞いていない」と笑って否定した。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/5943
揺らぐ自民山形県連 国政・県政「野党」に危機感
2009年09月07日月曜日
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909070005
政権交代で、県議会要望も違いくっきり
2009年09月07日
●自民は懸念、県民連合は期待
県議会の各会派が7日、佐藤雄平知事に県政への要望を出した。9月定例議会を前に例年ある申し入れだが、今回は政権交代直前。民主党中心の県民連合は「新しい政治に期待」と表明したが、自民党は予算凍結などの悪影響を心配。昨年の要望は両会派とも県政を取り巻く認識が似ていたが、今回は違いが鮮明だ。
●国と市町村のねじれ
県民連合の渡部譲会長は佐藤知事に対し、「国と市町村とのねじれが出てくると思うが、(与党として)地方自治が停滞しないように頑張ってまいりたい」と述べた。新政権の予算組み替えなどで地方に影響が出る場合、その声を国政に届ける考えだ。
一方、自民党は新政権の施策による地方への影響について不安を並べた=表。麻生内閣で成立した補正予算の重要性を強調し、公共事業予算の積極的な確保と発注促進などを求めた。民主党中心の政権による影響が心配な具体例として、平出孝朗・政調会長は麻生政権の補正予算を受けて6月県議会で予算をつけた「森林整備加速化・林業再生基金」の手続きが凍結されていると指摘。「早急に地方6団体で地方の声を国政に反映させるように」と求めた。
●基金のハコは出来たが、カネがない
基金は約5億円。地球温暖化対策に有効な森林整備などを進める事業だ。今月上旬にも正式決定し、計368ヘクタールの間伐などに着手する予定だった。しかし、民主党の見直し方針で林野庁は手続きの一時停止を決定。県にも3日、連絡が入った。県森林計画課は「(基金という)ハコは出来たがカネがない状態。冬になれば山に入れない地域も出てくる。不安だが、交付決定を見守りたい」という。
●昨年は共通した内容
昨年9月議会前の要望では、自民党も県民連合も、原油高や県税収入の落ち込みを挙げ、厳しい環境の中での対策を共通して求めていた。今回は政権交代の事態を受け、違いが大きく出た格好だ。(丹治翔、吉田素子)
■自民党と県民連合の要望書の内容の比較
●自民党
新政権の受け止め方:新政権が発足するが、地方財政がどうなるか不透明で、地方には大きな不安が渦巻いている。
影響の予想:(民主党の政策が)増税なしで実施されると、地方財政へのしわよせが予想され、県民生活への影響が大変懸念される。
今後に対する認識:補正予算の未執行分凍結、今年度予算の組み替えがあると、地方行政は大混乱し、経済・雇用対策の遅れは本県に大変深刻な事態を招く。
県知事への要望:地方が混乱するような予算の凍結や組み替えをしないよう、全国知事会などと連携し、新政権に強く要望するべき。
●県民連合
新政権の受け止め方:歴史的な政権交代が実現した。多くの国民が変革を求め、新しい政治に期待している。
影響の予想:自治体における行財政全般にわたり、大きな方向転換も予想される。
今後に対する認識:国の動向について今後とも十分に注視し、迅速な対応ができるように準備が必要。
県知事への要望:今後とも県内における経済・雇用の回復に向けて全力で取り組んで頂きたい。
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>民主党県連は「自公を応援して政党色を強めたのは知事の方だ」(幹部)と反発。衆院選に大勝した追い風を最大限に生かそうと、慎重に対抗馬の人選を進めている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090907-OYT8T01218.htm
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告示まで1か月 「政党対決」強まる
民主、共産 候補決定急ぐ
知事選は、10月8日の告示まであと1か月となった。元自民党県連幹事長の村井嘉浩知事(49)が再選に向け出馬の意思を固めたほか、民主党県連や共産党系の市民団体も、独自候補選びの最終段階に入っている。衆院選で自民、公明両党を応援した村井知事に民主党などが対決色を強めるのは必至で、衆院選後初めての大型地方選挙の行方が注目されそうだ。
村井知事は2005年の知事選で初当選。10年で県内総生産を10兆円に引き上げる「富県戦略」を掲げ、自動車、半導体関連企業の誘致に成功した。9日の県議会で、自民党県議の代表質問に答える形で正式に出馬表明する見通しだ。
選挙では4年間の実績を強調するとみられるが、衆院選で自公の応援に奔走したことが、自身の選挙戦に影響を及ぼすのは確実だ。衆院選で自公は大きく議席を減らしたが、知事は7日の定例会見で「これはあくまで皮膚感覚」と断りながらも、「国政選挙と首長選挙では選ぶ基準が違う。首長の場合、基準は政党ではないのではないか」と述べ、知事選では政党対決色が薄まるとの見方を示した。
これに対し、民主党県連は「自公を応援して政党色を強めたのは知事の方だ」(幹部)と反発。衆院選に大勝した追い風を最大限に生かそうと、慎重に対抗馬の人選を進めている。
同県連は7月下旬、独自候補の擁立を表明して候補探しを開始。今月5日に自薦・他薦の募集を締め切り、元農林水産省の官僚や私立大学長ら本県関係者4人が候補に挙がった。
県議会の民主系会派「改革みやぎ」は、候補の一人で、同会派所属の菊地文博県議(49)を推薦することで大筋一致。県連の選考委員会は県議団や党本部の意向を踏まえ、16日まで断続的に会議を開いて決める方針だ。県連選対委員長の内海太県議は「衆院選中も、『知事選候補を立ててくれ』と(支持者などから)何度も励まされた。いい政策を打ち出せば、有権者の評価もついてくる」と強気だ。
共産党県委員会や県労連などで構成する市民団体「明るい民主県政をつくる県民の会」も、今月中旬までに候補を決定する方向で調整を進めている。
(2009年9月8日 読売新聞)
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明日表明、で間違いないようです。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090908t11034.htm
企業誘致の実績 前面に 村井氏、再選へあす出馬表明
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)が1カ月後に迫った。現職の
村井嘉浩知事(49)は9日、県議会9月定例会本会議で再選を目指し立候補することを正式に
表明する。自民党出身の村井知事に対し、民主党は鳩山政権の発足に連動して独自候補を擁立
する方針。政権交代後、初の大型地方選挙となる宮城決戦。焦点は、知事サイドと民主党の戦略の
駆け引きに絞られてきた。
<政治状況一変>
村井知事の胸中は、穏やかでなかったに違いない。
衆院選では「お世話になった人への恩返し」と、自民党候補の支援に奔走した。県内6選挙区で
自民党が議席を確保したのは社民党と争った6区だけ。1〜5区は民主党に惨敗した。
民主党県連は、余勢を駆って知事選候補の人選に入った。2005年、衆院選で大勝した
自民党の推薦を受けて知事が初当選した前回とは、まるっきり正反対の政治状況だ。
村井知事は7日の定例記者会見で「候補者が増えるのは県民にとって望ましい。民主党の
考えに共鳴する方が出馬するのも一つの選択肢だ」と現職の余裕をにじませた。
一方で「わたしの皮膚感覚だが、国政を選ぶ基準と首長を選ぶ基準は違うと思う」とも語り、
民主党圧勝の打撃は少ないとの予防線を張った。
<相次いで会合>
知事が前面に打ち出すとみられるのは、トヨタ自動車の系列工場の誘致を相次いで成功させた
実績と手腕だ。
県議会で2日に説明した補正予算案の提案理由では、「変動する経済環境の中で経済基盤を
構築する揺るぎない流れを4年の任期で形づくることができた」と強調した。
自民党県連は意気消沈のムードがぬぐいきれない。関係者によると、知事は先週末、相次いで
後援会メンバーらと会合を重ねたという。政権交代の衝撃波をどう吸収し、いかに実績を強調して
いくか。村井戦略が動きだした。
政権党になった民主党。県連は「村井知事に勝てる候補」を合言葉に、擁立作業を急ピッチで
進めている。
これまでに他薦で、仙台市宮城野区選出の党県議菊地文博氏(49)、元大手シンクタンク
研究員で八戸大学長の鈴木宏一氏(61)、元農水省官僚の遠藤保雄氏(62)の3人が浮上
した。8日に面接などの本格的な人選作業に入る。
候補者の人選は、党人か民間人かで意見が分かれているという。
<総力戦の様相>
知事選の投票日は、神奈川、静岡両参院補選と同じで、首相になる鳩山由紀夫代表にとって
最初の関門。いずれの選挙も、幹事長になる小沢一郎代表代行が仕切る党本部を巻き込んだ
総力戦になりそうだ。
県連内には「党国会議員、党県議らがバラバラにならず、結束できる候補が望ましい」という
意見が強い。鳩山政権が発足する16日に向けて、ぎりぎりの調整が続く。
共産党宮城県委員会、県労連などで構成する市民団体「明るい民主県政をつくる県民の会」も
独自候補擁立を目指す。
会は「大企業を優遇し県民に犠牲を強いる村井県政を刷新する」と強調。9月中旬ごろまで
には人選を終える方針だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090908-OYT8T00096.htm
自民県連会長辞任へ
衆院選惨敗 体制刷新狙い
自民党県連の菊池勲会長が7日、盛岡市内で開かれた党所属県議との会合で、県連会長を辞任する意向を示していたことがわかった。党県連の支部長会議が12日に開催される方針も決まり、支部長会議で、菊池氏の会長辞任の承認と新執行部体制人事の検討が行われる見通し。
自民党は先の衆院選で、県内の4小選挙区で民主党の公認候補に敗れ、県内には衆参通じて自民党の国会議員がいなくなった。来夏には参院選を控えており、県連執行部の体制刷新を図る狙いがあるとみられる。
菊池氏は、衆院選翌日の8月31日、県連執行部の今後の対応について、「民意を真摯に受け止め、政策、組織のあり方などについて抜本的な見直しをしたい」と述べていた。菊池氏は、2007年5月、玉沢徳一郎衆院議員(当時)に代わり、県連会長に就任した。
(2009年9月8日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090909ddlk07010137000c.html
いわき市長選・35万都市の選択:/上 自民系分裂の行方 /福島
13日投開票のいわき市長選は、かつて自民党県議だった2人の一騎打ちが展開されている。衆院選で民主党が大勝したばかりだが、注目は自民系支持者の分裂選挙の行方。懸案の地域医療問題ともからんだ戦いとなっている。選挙戦の背景を2回に分けて報告する。【田中英雄】
◇民主加わり相乱れ
6日に告示されたいわき市長選の立候補者の決起集会や出陣式を見た人がつぶやいた。「これこそ呉越同舟だ」
無理もない。新人の渡辺敬夫氏(63)と現職の櫛田一男氏(72)は無所属で立候補しているが、2人とも自民党の県議として名をはせた経歴の持ち主だ。ところが、渡辺氏への応援には、自民党の地元議員だけでなく、いわき市選出の民主党県議の佐藤健一氏のほか、民主党の元市議も顔をそろえた。
一方の櫛田氏には自民党の岩城光英参院議員、衆院選で地元福島5区で初勝利を収めた民主党の吉田泉衆院議員が駆けつけ、応援マイクを握った。
両陣営の支援者には、自民や民主の支持者が相乱れて加わり、複雑な構図だ。2人が所属した自民党いわき支部は、双方から出た推薦願の承認を共に見送った。市内に2万近い票を持つ公明党は自主投票を決めた。
渡辺氏は5期にわたる県議時代に培った支持団体と、応援を受ける13人の市議を中核に戦っている。前回の選挙から「一党一派に偏しない」と「市民党」を名乗る櫛田氏は、民主と社民それぞれと政策協定を結び、支持を取り付けた。市長選と同日の市議補選に出馬した保守系立候補者の中にも、渡辺氏と櫛田氏それぞれとの連動を口にする候補もいる。
市長選が保守対革新の対立構図で行われたのは01年まで。前回05年、櫛田氏が挑んだ当時の現職の四家啓助氏も、無所属での出馬ながら元々は自民党県議だった。
櫛田氏は「市政の流れを変えよう」と訴えて予想外の約2万5000票もの大差で当選した。四家氏の選挙運動の中核だった市議らは今回、渡辺氏の陣営に入っているため、櫛田氏の支持者からは「市長選を報復合戦にしてはならない」との声が上がっている。対する渡辺氏の側からは「待ったなし! いわきは変わる」と前回の櫛田氏のお株を奪うスローガンが聞こえてくる。
“風”によって民主党が大勝した衆院選の直後の割には、旧来からの地縁血縁、そして利害関係がからんだ首長選が行われている。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090909ddlk03010013000c.html
変わる:民主全勝の余波 自民県連・菊池会長が辞意表明 /岩手
◇衆院選敗北の責任取り
自民党県連の菊池勲会長が、衆院選敗北の責任を取り辞意を表明していたことが8日、分かった。7日の県連会合で述べた。12日の党支部長会議で正式に表明し、来夏の参院選に向けて執行部の刷新を図る。
今衆院選では、岩手2区で自民前職の鈴木俊一氏が民主新人の畑浩治氏に敗北。比例復活も果たせず、県内から党所属国会議員がいなくなっていた。
菊池会長は、投開票翌日の8月31日の会見で「民意を受け止め、組織のあり方などを抜本的に見直したい」と述べていた。
菊池会長は07年5月、玉沢徳一郎衆院議員(当時)の後任として会長に就任した。【山口圭一】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090909ddlk02010107000c.html
選挙:八戸市長選 民主系会派「政風クラブ」、三浦市議を擁立へ /青森
任期満了に伴い10月18日に告示、25日に投開票される八戸市長選で、八戸市議会の民主党系会派「政風クラブ」は、会派の三浦博司氏(31)を候補者として擁立する方針を固めた。10日の党八戸市支部緊急役員会で正式決定する見通し。市長選には現職の小林真市長が立候補を表明している。
8日午前、会派が三浦氏に立候補の意思を確認、全会一致で決めた。同支部長も務める会派の吉田博司会長は「熱意と気迫を持って市政をやってくれると確認できた」と語った。
三浦氏は、小林市長が衆院選で自民党候補を応援したことを挙げ、「国政野党の市長であり、小林市政の継続は非常に危うい。市政発展のためにならないと考えた」と述べた。 三浦氏は慶応大経済学部卒。金融会社勤務などを経て07年の市議選で初当選し、現在1期目。
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>>731
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090909_2
鈴木氏軸に新会長調整 自民県連、立て直しへ正念場
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衆院選で敗北した自民党県連(菊池勲会長)が立て直しに向け正念場を迎えている。12日には支部長会議と常任総務会で菊池会長が正式に辞任を表明し、新たな執行部体制を構築する予定。後任会長には鈴木俊一前衆院議員(56)の名前が挙がっており、鈴木氏を軸に調整が進みそうだ。県内の国会議員がゼロになった党県連。来年夏の参院選に向けて再起を図れるか。剣が峰に立たされている。
7日に県連で1時間半にわたって開いた党所属県議による会合。今衆院選の総括を行い、県連の再生に向けた体制づくりが議題となった。
「野党なのでこれまでとは対応が違う。頭を切り替えなければ」「執行部全員が退陣したら組織が混乱する」など、出席した県議からはさまざまな意見が出たという。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2009/09/09)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090909t11041.htm
村井・宮城県知事が再選出馬を表明 「富県の実現が使命」
再選を目指して立候補する意思を表明した村井嘉浩知事=9日午前11時20分、宮城県議会本会議場
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、現職の村井嘉浩知事(49)は9日午前、県議会9月定例会本会議で再選を目指して立候補することを正式に表明した。知事は「富県宮城の実現に向けた道筋をつけ、県政発展の基盤をしっかりつくり上げることが与えられた使命と強く感じる。知事として引き続き県政運営を担いたいと意を決した」と述べた。宮城県知事選に立候補を表明したのは村井知事が初めて。
県議会の最大会派「自民党・県民会議」の中山耕一議員(黒川)の代表質問に答えた。村井知事は企業誘致などの実績を強調し、「(県が)繁栄する明るい展望が眼前に開けつつある。生まれてよかった、住んでよかったと思える宮城県を築きたい」と語った。
知事は8月下旬に立候補の意思を固め、後援会関係者らに伝えていた。無所属で出馬し、政党などに推薦は求めない方針。
村井知事は大阪府豊中市出身。防衛大学校(理工学専攻)卒。陸上自衛隊東北方面航空隊を経て、松下政経塾入り。1995年、宮城県議に初当選。2002〜05年、自民党宮城県連幹事長を務めた。県議3期目の05年10月、宮城県知事選に自民党推薦で立候補して初当選した。
知事選をめぐっては、民主党宮城県連が独自候補の擁立作業を進めており、党県議、私立大学長、元農水省官僚の3人の名前が浮上している。
共産党宮城県委員会や県労連などで構成する「明るい民主県政をつくる県民の会」も独自候補を立てる方針。
2009年09月09日水曜日
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現職より高齢で勝てるのか!?
しかも元官僚
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090910ddlk04010037000c.html
選挙:知事選 民主県連、遠藤氏が最有力−−独自候補擁立 /宮城
民主党県連が進めている知事選の独自候補擁立作業で、元国連食糧農業機関(FAO)日本事務所長の遠藤保雄氏(62)が最有力であることが9日、分かった。選考委員会が8日に選考対象の4人と面接を行い、遠藤氏が最高評価を得たという。岡崎トミ子代表らが一両日中にも党本部を訪れ上位3氏を報告。党本部と相談し、14日までに県連として擁立候補を正式決定する。
複数の県連幹部によると、選考対象は遠藤氏のほか▽八戸大学長の鈴木宏一氏(61)▽県議の菊地文博氏(49)−−らの他薦3人、自薦1人。遠藤氏への評価が最も高く、やや離れて鈴木、菊地の両氏が並んだという。
遠藤氏は東北大卒、69年に農林水産省に入り01年に退職。FAOで日本事務所長や戦略企画部長を歴任した。
毎日新聞 2009年9月10日 地方版
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>>730
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090910ddlk07010124000c.html
いわき市長選・35万都市の選択:/下 市立病院の改革 /福島
◇地域医療のあり方問う
いわき市には市立病院が二つある。1950年に誕生した総合磐城共立病院と1943年に開設された常磐病院だ。66年の大合併によって現在のいわき市が発足して以降、現在まで続いてきた。しかし、入院と外来の患者がこの10年間で3割近くも減った。さらに診療報酬のマイナス査定も加わって07年度には合計22億円もの純損失を計上した。
いわき市はこの危機を打開するため、06年2月に市立病院の改革のための「基本方針」を作って対策を本格化させた。07年4月には地方公営企業法を適用させ、財務や組織、人事労務の権限を病院の事業管理者に与え、市から離れた自立的な経営を可能にさせた。責任も明確化されるので、効率的な運営も期待される。
さらに能率を上げるため、両病院を一体化させる「1市1病院2施設」の方針に沿って、共立病院に常磐病院を統合。共立病院に高度医療などの機能を集中させ、常磐病院は補完的位置とした。来年度からは「1市1病院1施設」とするため、常磐病院を民間に引き継いでもらう計画で、既にその候補も見つかっている。
経営再建の方向は見えてきたが、建設から約60年の共立病院は、耐震性が低く、増改築を進めてきた結果使いにくい。老朽化も進み、新たな病院建物の建設の必要が出てきた。
市長選に立候補した新人の渡辺敬夫氏(63)と現職の櫛田一男氏(72)はともに、地域医療再構築の政策を掲げ、共立病院の建て直しも盛り込んでいる。
渡辺氏は、人材確保なども含めて基本構想を3年でまとめると、そのスピードを強調する。再選を目指す櫛田氏は2期目に、建設の促進のほか共立病院を双葉郡を含めた地域の中核病院とすることなどを掲げる。
新病院建設までには苦労も多いだろう。しかし、完成すれば全国から医師を呼び込み、勤務医不足に歯止めがかかるとの期待がある。地域医療が争点になる理由である。【田中英雄】
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000380909100001
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政権交代@福島
知事、県議会どう運営
2009年09月10日
●自・民対立カラー出せるか
佐藤雄平知事は政権交代をどう受け止めているのか。「県民党」を掲げるものの、民主党の元参院議員で、党推薦で当選した立場。県議会第1党の自民党はさっそく知事に対し、地方の混乱を招かないように新政権へ訴えるべきだと要求した。自民党は、民主党中心の県民連合と今後立場が割れることも予想され、知事は難しい議会対応を迫られそうだ。(丹治翔、吉田素子)
9日の定例記者会見で、佐藤知事は民主党政権に対する要望として、都市と地方の格差是正と、国と地方の協議の場の設置をあげた。民主党の一部予算凍結の方針については、「県民生活に大きな影響が出ないようにする」と答えた=一問一答参照。
佐藤知事は7月末の会見で、自民党政権への評価について「評価する立場にはありません」と回答。衆院選への自らのスタンスについて、「県民党以外のスタンスはございません」と述べていた。
しかし、県議会では早くも、新政権への佐藤知事の姿勢を問いただす声があがる。自民党は知事に対し、「予算の凍結・組み替えを行わないように新政権に強く要望を」と求めた。一方、県民連合は自治体の行財政に関し「大きな方向転換も予想される」との立場だ。
9月議会に提出する補正予算などを、今後予定通りに執行できるかは不透明だ。財源工面のために予算の組み替えに踏み込む民主党系の県民連合と、予算の確実な執行を求める自民党とが、県議会で対立する局面も出そうだ。来年の知事選に向け、両党は今後、地方政治でもぶつかりあう可能性が高くなる。
県民連合側には、民主党政権になれば、原発のプルサーマル計画などの議論を始め、「自民党に押されず、知事のカラーが出しやすくなる」との声も出ている。ただ、最大会派は自民党。1期目の任期があと1年になった佐藤知事が、どこまで自らのカラーを打ち出せるか注目が集まる。
◎国と地方の協議の場、設置を/一問一答
佐藤知事の記者会見での主なやりとりは以下の通り
――民主党政権に対する期待は何か
選挙結果は有権者の厳粛な判断。308議席という数におごらず、様々な意見を真摯(しんし)に受け止め、国民の期待に応えてもらいたい。
まずは格差の是正。大都市部と地方の格差がどうしてもある。一極集中の是正をぜひやって頂きたい。直近では、先日に知事会から出た「国と地方の協議の場」を速やかに設置して頂きたい。
――民主党が補正予算の一部凍結・組み替えを示唆していることにどう対応するか
正しい情報をしっかりと収集し、県民生活に大きな影響が出ないように進める。補正予算は既に通っているし、内示も受けている。福島県のみならず、他の自治体も同じ状況だ。県の実情を知事会に伝え、知事会が地方6団体と一緒に新政権に現状を訴えるつもりだ。本日夕方に6団体の代表が新政権の役員に地方との連携について強く求めると同時に、補正についてもきちんと要望すると聞いている。
――原子力政策に関して、民主党への期待や要望はあるか
新内閣が出来てみないと、お答えできない。連立(政権)の布陣もまだ明確になっていない。核燃サイクルを含めた(県の)協議が始まったばかりで、その経緯や推移を見守っていきながらになる。
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>>735
官僚爺さんに決定ですね。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/121053
宮城知事選、民主は遠藤氏推薦へ 民主・自民対決に
2009年9月10日 20:33 カテゴリー:政治
民主党は10日、10月の宮城県知事選に元官僚で国連食糧農業機関(FAO)元日本事務所長の遠藤保雄氏(62)を推薦する方向で最終調整に入った。
再選を目指し出馬表明している村井嘉浩知事(49)は、前回推薦を受けた自民党に推薦を要請しない方針だが、衆院選では自民党候補を支援しており、事実上の民主・自民対決になりそうだ。
民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員が10日、党本部で幹事長に内定した小沢一郎代表代行と協議。遠藤氏を最有力とする人選結果を報告し、小沢氏も了承した。14日の県連幹事会などで最終確認し、党本部に推薦を依頼する方針。
遠藤氏は東北大卒業後、農林水産省などを経て、FAOの幹部職を務めた。
知事選にはこのほか、共産党県委員会などでつくる市民団体も候補者を擁立する方針。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000909100005
現在位置:asahi.com> マイタウン> 岩手> 記事
民主・社民・国民新の連立樹立へ
2009年09月10日
民主、社民、国民新の3党が連立政権樹立に合意した。社民党県連合内では、連立入りで独自色が失われることなどへの懸念もある一方、民主党県連幹部は最終合意を歓迎した。
◇
「どこまでひっぱれるんだろうな」
「もう限界だべ」
8日夕、盛岡市内の県連合で、3党の連立協議が長引く様子を報じたニュースを見て、小原宣良代表と伊沢昌弘幹事長は話した。
社民党県連合内では連立政権入りを懸念する声が上がっていた。最終的に、「政党間協議の場を設ける。地方に情報を伝える。憲法や安全保障問題は堅持する」などを条件に連立入りを認める形で意見がまとまり、小原代表と伊沢幹事長が2日の社民党全国代表者会議に出席した。
伊沢幹事長は幾度も連立協議にのぞむ党幹部の姿を見て「代表者会議での地方の意見をがんばって通そうとしてきた」と評価する。「相いれない部分をのむ必要はない。政権内でも是々非々の立場を貫きながらやっていけばいい」
また、福島瑞穂党首の入閣については、「今回選挙で通った顔ぶれをみれば民主党と協力した候補ばかり。やむを得ない。協力なしで選挙を戦った岩手としては、本当は閣外協力で党の立場を鮮明にしてほしい」と話す。
県内での両党の協力については、「まだ何も決まっていない」。ある県連合関係者は「岩手は小沢さんがいることへのアレルギーは強い。なかなか難しい」と明かす。同党の久保孝喜県議は「国政では社民党の議席が少なく、存在感を示すのは困難。これからは地方議会で第3極の意義をアピールしなければならず、責任は重大だ」とし、「県議会での(民主党との)統一会派の可能性は100%あり得ない」と語る。
一方で民主党県連からは歓迎の声があがった。
民主党県連の工藤堅太郎代表は「難航したがまとまってよかった」。佐々木順一幹事長も「最終合意できたことは、国民に安心感を与えるだろう」と話す。
ただ、選挙などでの今後の協力については、「首長選ではお願いすることもあるかもしれないが、国政ではなかなか難しいだろう」(工藤代表)、「私どもが判断することではないが、あちらも公党として一家を構えている以上、難しいのではないか」(佐々木幹事長)などとしている。
工藤代表は「連立では歩み寄りが必要。あまり少数政党の意見が出すぎると、民意に背くことになる」とも語った。
◇
<鈴木氏に会長を打診/自民県連「総意が条件」と意欲>
自民党前衆院議員の鈴木俊一氏に、同党県連幹部が県連の次期会長就任を打診し、鈴木氏が前向きに検討していることが9日、分かった。
千葉伝幹事長はこの日、「ぜひ鈴木先生にやってもらいたいという声は県連内で強い。内々に要請している」と話した。鈴木氏は「県連の総意」を条件とし、「次の選挙に向け、自身と県連の態勢を整えるために少しでもお役に立ちたい」と県連幹部に述べ、意欲を見せているという。
同党県連会長をめぐっては、菊池勲会長が総選挙で大敗した責任から、辞意を表明していた。県連は12日の支部長会議後に正式に発表する予定だ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090911t11034.htm
「県内も政権交代」 民主、宮城県知事選候補に遠藤氏内定
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、民主党県連が10日、元農林水産省官僚で国連食糧農業機関(FAO)コンサルタントの遠藤保雄氏(62)の擁立を決めたことで、民主党が現職の村井嘉浩知事(49)に挑む構図が固まった。民主党は「宮城でも政権交代」と意欲を燃やし、村井知事を勝手連的に支援する見通しの自民党県議らは「県政のとりでは守る」と攻勢を誓った。
「地方でも民主党の政策を生かしたい。無駄遣いをなくし、家計にシフトした県政を実現する」
10日午後3時すぎ、東京の民主党本部前。小沢一郎代表代行と会談し、遠藤氏擁立の快諾を得た岡崎トミ子県連代表(参院議員)は、報道陣の前で上機嫌に語った。
遠藤氏が選ばれたのは、農水省、旧環境庁を歩いた政策のプロとしての実績と、FAOを通じた国際人脈への期待だ。
ある県議は「生活を重視した県政を実現するのは民主党の責任。絶対に勝たなくてはならない」と意気込んだ。
民主党と連立政権を組むことになった社民党県連の岸田清実幹事長は「民主党から協力を呼び掛けられた場合は、遠藤氏から県政運営方針を聞きたい」と言う。
県議会では同日、9月定例会の一般質問が行われていた。終了したのは午後4時すぎ。
本会議場から出た村井知事は、報道陣から民主党候補が決まったことを伝えられた。「互いの主義主張を訴え、正々堂々と戦う。大変厳しい選挙戦になると思うが、全力を尽くして再選を目指したい」と淡々と述べた。
最大会派の自民党・県民会議は、村井知事を応援する方針を決めている。自民党県連の須田善明幹事長は「民主党が全面支援する人と、4年にわたって県民との信頼関係を築いた村井知事の対決だ。県民の思いを酌んで戦う」と強調した。
ベテラン県議は「衆院選で脱官僚を掲げた民主党が元官僚を担ぐとは矛盾だ」と指摘した。
「明るい民主県政をつくる県民の会」で県労連などとともに独自候補擁立を目指す共産党県委員会の中島康博委員長は「民主党なりの基準で候補者を選んだのだろう。われわれは独自候補を立てて、村井県政に真っ向から切り込む」と決意を語った。
2009年09月11日金曜日
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ちゃんと勝てるのか〜。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090911t11025.htm
民主「遠藤氏擁立」の舞台裏 選考迷走、県連大揺れ
宮城県知事選候補者の選考状況が説明された民主党県連の幹事会。水面下で駆け引きが繰り広げられた=5日、仙台市青葉区
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、民主党県連は10日、元農林水産省官僚で国連食糧農業機関(FAO)コンサルタントの遠藤保雄氏(62)を擁立する方針を固めた。選考過程では党県議を推す勢力が強かったが、最終段階で遠藤氏に傾いた。再選を目指す村井嘉浩知事(49)に「勝てる候補」をめぐり、県連は揺れに揺れた。
10日午後、政権発足準備に追われる東京・永田町の民主党本部。岡崎トミ子県連代表(参院議員)が差し出した3枚の履歴書と顔写真を見比べ、小沢一郎代表代行はあっさりと言った。「県連の選考で1位だった人でいい」。遠藤氏の擁立が決まった。
遠藤氏が浮上したのは、衆院選翌日の8月31日。選考委の初会合で、党国会議員の推薦で応募があった。
ほかにも、他薦で上がった仙台市宮城野区選出の県議菊地文博氏(49)、八戸大学長の鈴木宏一氏(61)が残り、候補は3人に絞られた。
当初、有力視されたのは菊地氏。県議会の民主党系会派「改革みやぎ」の議員有志は4日、岡崎代表に菊地氏を推す意思を伝えていた。
菊地氏は元自民党県議で、2年前に民主党に入った。県議時代の村井知事とは同じ選挙区。知事と3度戦っているが負けたことがない。同僚県議は「村井知事と同年齢の若さは強みだ」と推薦した。
候補選定では県議団の意向を重視することを決めていたため、菊地氏擁立でまとまるかに見えた。ところが、菊地氏に距離を置く幹部らが猛烈な巻き返しを始めたのだ。
「菊地氏は党人としてまだ日が浅い。遠藤氏の実績、経験にかけるべきだ」などと、岡崎代表にプレッシャーを掛けた。
告示が1カ月に迫った8日、状況は一変。選考委は仙台市内で3人を面接し、委員12人の投票で順位付けした。2位以下を大きく離し、最も高い評価を集めたのは遠藤氏だった。
県連は「お墨付き」を得るように党本部に持ち込み、幹事長になる小沢氏の裁定を仰いだ。小沢氏の了承を得られるかどうか、県連幹部は9日夜まで心配したというが、裁定は簡単に下った。
遠藤氏を推した議員は「農業に精通し環境問題にも明るい。村井知事との違いを示せる」と自信を見せた。菊地氏側の議員は「脱官僚を訴えた政党が官僚OBを担いで有権者の理解を得られるか」と不満を口にした。
残ったしこりをどう解消していくのか。政権党の力量が試される。
2009年09月11日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090911t11028.htm
宮城県知事選 民主は遠藤氏擁立へ 元農水省官僚62歳
遠藤保雄氏
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、民主党宮城県連は10日、元農林水産省官僚で国連食糧農業機関(FAO)コンサルタントの遠藤保雄氏(62)を擁立することを決めた。同日、党本部で次期幹事長の小沢一郎代表代行と協議し了承を得た。県連は14日の常任幹事会で正式決定する。
再選を目指す現職の村井嘉浩知事(49)は政党に推薦を求めず無所属で立候補する。告示まで1カ月を切り、現職に民主党推薦の無所属新人らが挑む構図となっている。
候補者の選考を進めていた宮城県連の岡崎トミ子代表(参院議員)ら幹部が、党本部で小沢氏に選考過程を説明した。
県連選考委の人選では最終的に3人が残り、遠藤氏が最も高い評価を得たことを報告。仙台市宮城野区選出の民主党県議菊地文博氏(49)、八戸大学長の鈴木宏一氏(61)にも評価が集まったことを伝えた。
小沢氏は「県連が決めた候補で結構です。ただし戦うからには勝たなくてはいけない。自分も全力で応援する」と語り、遠藤氏擁立に同意したという。
宮城県知事選は、神奈川、静岡両参院補選とともに、鳩山政権が最初に迎える関門となる。民主党県連は「政権交代の勢いが本物と示す象徴的な選挙」と位置付ける。
遠藤氏は仙台市出身。仙台一高、東北大経済学部卒。1969年、農林水産省に入り統計情報部長、旧環境庁水質保全局長などを歴任。2001年に退職後、FAO日本事務所長、戦略企画部長を務めた。ことし4月、FAO技術協力局シニア・コンサルタントとなり、イタリア・ローマに在住している。
知事選では、共産党県委員会と県労連などで構成する「明るい民主県政をつくる県民の会」も独自候補を擁立する方針。
2009年09月11日金曜日
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909110006
高い目線、自己満足の政策/党に不満続々
2009年09月11日
支部長らの厳しい意見に、固い表情の吉野正芳県連会長、森雅子参院議員、佐藤正久参院議員(前列右から)=11日、福島市中町の自民党県連
●自民党県連が選挙総括の会議
自民党県連が11日開いた衆院選総括の支部長会議で、県内の各支部長らから、国会議員への批判や県連の連絡態勢に対する不満が噴出した。自民党は、前職の衆院議員全5人が選挙区で敗れる惨敗を喫している。県連幹部は陳謝し、組織の立て直しに取り組むと誓った。(村上晃一)
市町村支部や職域支部から支部長ら約60人が出席した。今回の総選挙で比例区から復活当選した吉野正芳県連会長や、森雅子、佐藤正久の両参院議員らも出席した。
出席した支部長らから「選挙で、党でなく人物をアピールしたが、それでも自民党のマイナスイメージはぬぐえなかった」など、党に対する不満の声が相次いだ=表。吉野会長は「解党的出直しをする。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
●組織のあり方も課題
支部長らからは、県連と各支部の連絡態勢を問題視する声もあがった。「最前線にいる我々の思いを県連がくみ上げるシステムを構築してほしい」など、民主党に対する強みのはずの組織が、多くの面で問題を抱えている姿が浮かび上がった。
森参院議員は「党本部のだらしなさを現場で覆せなかったという声を多く聞いた。今回の結果を謙虚に受け止め、党を再生させたい」と表明。斎藤健治幹事長も「各支部長と情報交換する仕組み作りを進める」と決意を述べた。
自民党は国政で一気に議席を失ったが、県議会では第一党。それでも過半数は占めていないため、次の県議選でも議席増をねらう。選挙戦を支える組織を強化するため、そのあり方も見直す方針だ。
■自民党支部長会議で出た主な意見
・自民党は、地方で苦労している人が求める政治を理解していたのか。政策は民主党より良かったと言うが、自己満足ではないか。今回は、自民党員の中にも「民主党に入れる」という人が多くいた。
・除名覚悟で話すが、今回の選挙はやるつもりがなかった。党に失望していた。自民党は官僚依存、天下りを許している。政権をとり続けていたのだから、天下りできない仕組みを作るべきだった。
・仕事も明日食べる米もなく、どう暮らせばいいのか分からない、というのが国民の目線。自民党はもっと目線を下げるべきだ。自民党は民主党のマニフェストを実現できないと言ったが、それを実現させてほしいというのが国民の要望だった。
・公明、共産、社民は市町村議会レベルまで様々な情報を流しているが、自民は情報が流れない。県内の国会議員は減ったが、国の考え方をしっかり聞き、県連を通じて我々にも情報を流してほしい。
・今まで自民党の政策は正しいと思ってやってきたが、今の自民党の執行部と国民との間にある隔たりは大きすぎる。
・自信と誇りを持って支部活動を続けてきたが、今回私は被害者の1人。選挙前に中央で国会議員がいざこざをおこし、政策よりその態度が国民の目に映った。今後は、絶対になくすよう注文する。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090911213330.asp
2009年9月11日(金)
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三浦氏が出馬表明/八戸市長選
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八戸市議会の民主党系会派・政風クラブ所属の市議・三浦博司氏(31)が11日、八戸市の八戸グランドホテルで会見し、10月18日告示、25日投開票の市長選への出馬を正式に表明した。同氏は「国政与党となる民主党と歩調を合わせ、生活者目線を第一に八戸市の新たな未来を切り開きたい」と決意を述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20090912-OYT8T00026.htm
自民の政策に批判続出 県連会議
「国民の目線に立っていない」
自民県連執行部(奥)への厳しい意見が相次いだ支部長・幹事長会議 自民党県連は11日、県内の地域・職域支部の代表を集めた支部長・幹事長会議を福島市の県連会館で開き、歴史的惨敗に終わった衆院選の総括をした。執行部は解党的出直しで党の再建を図る考えを示したが、選挙戦の現場で直接、有権者の批判にさらされてきた出席者からは、国民の支持を得られなかった党の政策や国会議員の間の不協和音に厳しい意見が相次いだ。
吉野正芳会長(福島3区で落選、比例復活)は冒頭、「解党的出直し、生まれ変わった気持ちで自民党を再生しなければならない」と述べ、頭を下げた。斎藤健治幹事長も「民主党よりマニフェスト(政権公約)が悪かったから負けたと言わざるを得ない。来年の参院選に向けて、どんな問題があり、どこを直していけばいいかを考えていきたい」と敗因を詳細に分析したうえで、党の出直しを図る考えを示した。
これに対し、出席者からは「官僚とのもたれ合いを続ける自民党には失望している」などと党の体質に批判が続出。衆院選でのマニフェストについても、「明日の生活に困っている国民の目線に立っていなかった」「民主党の政策を財源の根拠がないと批判しているが、できないことをやってほしいから国民は投票したんだ」などと不満がぶつけられた。
長年の党員からも「自信と誇りを持って自民党のために苦労してきたのに、我々が一番の被害者になった」と、現場で批判にさらされたことに苦言が出た。
怒りの矛先は出席した森雅子、佐藤正久の両参院議員にも向けられ、「(解散前の)国会議員のゴタゴタは選挙を控えた態度とは思えない」「自分の足で歩いて有権者の声を実感してほしい」と注文が出た。
佐藤参院議員は「(落選した)国会議員がこの場に来てお礼や意見を言わないのはおかしい」「自民党が官僚依存体質という批判は、その通りだと思う」と反省の言葉を述べた。
約2時間に及んだ会議では、県議が就任している県連役員の構成の見直し、組織の再編を求める声もあり、斎藤幹事長が検討課題とする考えを示した。
(2009年9月12日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090912t41005.htm
自民秋田県連 会長続投を決定
自民党秋田県連は11日、常任総務会を開き、鈴木洋一会長が衆院選の選挙区全敗の責任を取るために提出した辞表の取り扱いを協議した。全員一致で慰留することになり、辞表は不受理、鈴木会長は続投となった。
出席者から「責任は全員で負うべきだ」「自民党再生や来夏の参院選のためには、一枚岩にならないといけない」などの声が上がったという。鈴木会長は「全員の熱い気持ちに応えて頑張り、来年の参院選に勝利したい」と語った。
2009年09月12日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090912t61033.htm
いわき市長選 あす投票
任期満了に伴う福島県いわき市長選は、13日投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは、いずれも無所属で、新人の元県議渡辺敬夫氏(63)と、再選を目指す現職の櫛田一男氏(72)=社民推薦=の2人。両陣営が市政の刷新か継続かをめぐり、せめぎ合いを展開している。
渡辺氏は「課題解決にかける時間が違う」と現職との違いを訴え、市政改革に向けたスピード感をアピールする。自民党市議団や一部の民主党県議らの支援を受け、支持拡大を図っている。
櫛田氏は1期4年の実績を強調。自民党の参院議員や市議団、政策協定を結んだ民主、社民両党の支援を背景に市民党を掲げ、「安全安心の政策を進展させる」と市政継続を主張している。
5日現在の有権者数は28万4374人。
◇いわき市長選立候補者
<渡辺敬夫(わたなべ・たかお)>63無新
会社役員(県議(5)、県議会議長、市議(2))いわき市、日大
<櫛田一男(くしだ・かずお)>72無現(1)
酒店経営(県議(5)、県監査委員、県職員)いわき市、磐城高=(社)
2009年09月12日土曜日
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http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009091202000140.html
自民愛知県連新会長に鈴木氏 衆院選大敗受け固まる
2009年9月12日 朝刊
衆院選の愛知県内小選挙区で全敗し、大村秀章県連会長(比例東海)以下の執行部全員が辞任する自民党県連の新会長に、鈴木政二参院議員(愛知選挙区)が就任する見通しであることが分かった。
県連は11日、国会議員、地方議員らの合同会議を開き、県連会長公選の立候補者を15日から3日間受け付けることを確認した。県連関係者によると今のところ、鈴木氏以外に候補擁立の動きはなく、県議団、名古屋市議団の大勢も鈴木氏支持で固まっているという。
同県連会長は、これまで一時期を除き国会議員が務めてきた。今回、県連所属国会議員が大村氏、鈴木氏、浅野勝人参院議員(同)の3人だけとなったため、2007年に3選を果たし当面立場が安定している鈴木氏を会長とすることで、県連内の意見がまとまったとみられる。
鈴木氏は、県議を経て1995年、参院議員に初当選。小泉、安倍内閣で官房副長官を務め、現在、自民党参院国会対策委員長。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20090912c
鈴木会長は辞任せず、自民党県連 「党勢回復が務め」
自民党県連の鈴木洋一会長は11日、党所属県議による常任総務会で、引き続き会長職にとどまることを決めた。鈴木会長は、衆院選県内選挙区で党公認候補の落選が相次いだことを受け、辞意を示していた。
常任総務会は非公開で行われた。鈴木会長以外の県議で話し合ったところ、「辞任するよりも、党再生のために一枚岩になる必要がある」などとして、慰留を求める声が大勢を占めたという。
常任総務会終了後、鈴木会長は取材に対し、「辞任したいという自分の思いを押し通していいのか迷ったのも事実。来年の参院選で自民党の議席を奪還するのが務めと思い、考え直させてもらった」と話した。
(2009/09/12 09:56 更新)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000380909120001
政権交代@福島
自民党本部へ不満噴出
2009年09月12日
支部長らの厳しい意見に、固い表情の吉野正芳県連会長、森雅子参院議員、佐藤正久参院議員(前列右から)=11日、福島市中町の自民党県連
●県連会議で支部長ら
自民党県連が11日開いた衆院選総括の支部長会議で、県内の各支部長らから、国会議員への批判や県連の連絡態勢に対する不満が噴出した。自民党は、前職の衆院議員全5人が選挙区で敗れる惨敗を喫している。県連幹部は陳謝し、組織の立て直しに取り組むと誓った。(村上晃一)
市町村支部や職域支部から支部長ら約60人が出席した。今回の総選挙で比例区から復活当選した吉野正芳県連会長や、森雅子、佐藤正久の両参院議員らも出席した。
出席した支部長らから「選挙で、党でなく人物をアピールしたが、それでも自民党のマイナスイメージはぬぐえなかった」など、党に対する不満の声が相次いだ。吉野会長は「解党的出直しをする。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
支部長らからは、県連と各支部の連絡態勢を問題視する声もあがった。「最前線にいる我々の思いを県連がくみ上げるシステムを構築してほしい」など、民主党に対する強みのはずの組織が、多くの面で問題を抱えている姿が浮かび上がった。
森参院議員は「党本部のだらしなさを現場で覆せなかったという声を多く聞いた。今回の結果を謙虚に受け止め、党を再生させたい」と表明。斎藤健治幹事長も「各支部長と情報交換する仕組み作りを進める」と決意を述べた。
自民党は国政で一気に議席を失ったが、県議会では第一党。それでも過半数は占めていないため、次の県議選でも議席増をねらう。選挙戦を支える組織を強化するため、そのあり方も見直す方針だ。
■自民党支部長会議で出た主な意見
・自民党は、地方で苦労している人が求める政治を理解していたのか。政策は民主党より良かったと言うが、自己満足ではないか。今回は、自民党員の中にも「民主党に入れる」という人が多くいた。
・除名覚悟で話すが、今回の選挙はやるつもりがなかった。党に失望していた。自民党は官僚依存、天下りを許している。政権をとり続けていたのだから、天下りできない仕組みを作るべきだった。
・仕事も明日食べる米もなく、どう暮らせばいいのか分からない、というのが国民の目線。自民党はもっと目線を下げるべきだ。自民党は民主党のマニフェストを実現できないと言ったが、それを実現させてほしいというのが国民の要望だった。
・公明、共産、社民は市町村議会レベルまで様々な情報を流しているが、自民は情報が流れない。県内の国会議員は減ったが、国の考え方をしっかり聞き、県連を通じて我々にも情報を流してほしい。
・今まで自民党の政策は正しいと思ってやってきたが、今の自民党の執行部と国民との間にある隔たりは大きすぎる。
・自信と誇りを持って支部活動を続けてきたが、今回私は被害者の1人。選挙前に中央で国会議員がいざこざをおこし、政策よりその態度が国民の目に映った。今後は、絶対になくすよう注文する。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200909120
いわき市トリプル選、13日に投票
2009年09月12日 10時10分配信
任期満了に伴ういわき市長選は13日、投票と開票が行われる。
6日の告示以来、元県議会議長で新人の渡辺敬夫候補(63)=無所属=、再選を目指す現職の櫛田一男候補(72)=同=が激しい舌戦を繰り広げており、有権者約28万人の判断が注目される。
大勢が判明するのは13日午後11時半ごろの見通し。
いわき市選挙区の県議補選(欠員2)も13日、投開票が行われる。
いわき市長選をめぐり、県議が辞職したことなどに伴う選挙で、4日の告示以来前市議で新人の古市三久候補(60)=民主=、元県議の長谷部淳候補(50)=共産=、前市議で新人の阿部広候補(62)=自民=の3人が舌戦を繰り広げている。
いわき市長選とともに告示された市議補選(欠員2)も13日、投開票が行われる。
新人6人と元職1人の計7人が争う激戦となっている。
投票は3選挙とも13日午前7時から午後8時(一部地域で繰り上げ)まで市内143カ所で行われ、午後9時から市総合体育館で開票される。
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>>742
外見でいうのもなんだが・・・THE官僚
これなら村井が勝つだろう
「投票したい」って思わせる雰囲気がゼロだ
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>>752
確かに。。>官僚顔
総選挙では一旦身を引いた県議菊池ではダメだったんでしょうかねぇ。。
顔は知りませんがw
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090913ddlk03010009000c.html
変わる:民主全勝の余波 自民県連、新会長に鈴木俊一氏 /岩手
◇「ゼロからの再出発」と抱負
自民党県連は12日、盛岡市内で常任総務会を開き、衆院選敗北の責任を取り辞任した菊池勲前会長の後任に鈴木俊一前衆院議員を選出した。鈴木新会長は「文字通りゼロからの再出発。全員野球で取り組みたい」と県連再生に向けた抱負を述べた。
鈴木新会長は会見で、「(党所属の国会議員の)空白県になったのは(自身が出馬した)2区を失った結果。当事者として責任を取る」と説明した。従来の支持団体が民主党との関係を強める動きについて「流れを止めるのは難しい」と認め、「政権与党支持というドライな関係だけでなく、人間的つながりがある」と関係維持に期待を込めた。
一方、常任総務会後に開かれた支部代表者等会議では「選挙中も県連幹部の顔が見えなかった。地域の実情を知ってもらいたい」と執行部の責任を問う声も上がった。
執行部の新体制も同日決まり、菊池前会長は副会長に就任。総務会長に工藤勝子県議が、政調会長には平沼健県議が新任した。来夏の参院選に向けて千葉伝幹事長は留任した。県連立て直しを加速するため、改革本部を解消して新たに県連再生委員会(仮称、嵯峨壱朗委員長)を発足することも決まった。【山口圭一】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090913ddlk02010026000c.html
民主県連:代表、横山氏に決まる /青森
民主党県連は12日、青森市内で常任幹事会を開き、県連副代表の横山北斗衆院議員(45)=青森1区=の代表就任を正式決定した。横山氏は「前代表が築いてきたものを引き継ぎ、党を発展させていきたい」と述べた。
横山氏は、国政で政権交代を果たしたが地方組織が盤石でないことを県連の課題に挙げ、「自治体選挙で多くの候補者を立て、理解者を得ながら党組織の勢力拡大を図りたい」と話した。前代表の田名部匡省(まさみ)参院議員(74)は県連最高顧問にしたい考え。
県連は10月4日に八戸市で開く臨時党大会で新体制を承認してもらい、同市長選(10月18日告示、同25日投開票)の総決起大会にもする方針。【矢澤秀範】
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/09/8173.html
横山代表を正式決定/民主県連
民主党県連は12日、青森市で常任幹事会を開き、田名部匡省前代表の辞任に伴う新代表に横山北斗氏の就任を正式に決めた。代表代行や幹事長、田名部前代表の就任が予定されている最高顧問などの新役員は新代表が指名権を持つが、10月4日に八戸市で開く党県連臨時大会で提示する。
会議終了後、記者会見した横山新代表は「田名部前代表の築いてきたものを引き継ぎ、さらに発展させていきたい」と述べ、地方議員や支持者を増やし党勢拡大を図ることを今後の方針に掲げた。
また、今後の党県連の在り方について「野党として政策実現能力を持っていなかった時は、経験豊富な田名部先生に頼ることが多かった。今は県民の審判を得て民主党政権が誕生した中で活動していくので、今までと違う状況になっていくのが自然の流れ」と述べた。
会議では、任期満了に伴う八戸市長選(10月18日告示、同25日投票)に同党八戸市議の三浦博司氏(31)が出馬表明したことも報告され、横山新代表は八戸市長選について「最初の大きな選挙であり、一丸となって向かっていく」と述べた。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090911101211.asp
2009年9月11日(金)
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自民「実績訴える」 社共は慎重な構え/八戸市長選
民主党八戸市支部が市長選候補者として擁立を決めた同党の三浦博司市議(31)は、「政権与党」と「若さ」をアピールして選挙を戦う構えだ。これに対し現職・小林眞市長を全面支援する自民党市支部は、小林氏は4年間の安定した市政運営で多くの実績を挙げたと主張している。一方、公明、社民、共産各党に現段階で候補者擁立の動きは今のところ見られない。
小林氏は取材に対し「対抗馬が出る想定で準備してきた。市長としての取り組みを市民に訴える努力をするだけ」と冷静に話す。近く自民党市支部に推薦願を提出する見通しだ。
自民党は三浦氏が政権与党の立場を強調しても、市長選を「自民党対民主党」の構図になることを避ける戦略を描く。市支部長の滝沢求県議は「これまで市民と歩み、築いてきた実績を訴える」と強調。31歳という三浦氏の若さは「未知数の部分があるということ。気を引き締める」と警戒する。
公明党はこれまで、市政で自民党と歩調を合わせてきた。党県本部副代表の前澤時廣市議は、小林・三浦両氏から推薦願が出された場合「人物本位で検討したい」と述べる一方「小林氏とは市政で信頼関係がある」と現職支援をにおわせた。
社民、共産の両党には、現職の無投票再選は避けたいとの思いがあった。民主党と連立政権を組むことになる社民党の八戸総支部長・山名文世市議は「対応は今後、組織で議論する」と述べつつ「小林氏の政策は大型建設事業が中心で、われわれが考える市政と違う」と現職を批判。衆院選で民主党候補を支援した連合三八地域協議会の長嶺渉事務局長は「首長選は判断要素が多く、慎重な検討が必要」と述べた。
共産党三八地区委員会は12日の常任委員会で対応を協議する。同党市議団団長の畑中哲雄市議は「無投票は避けるつもりだった。三浦氏出馬が決まったことを踏まえ対応を協議したい」と、独自候補擁立を見送る可能性を示唆した。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090913095107.asp
2009年9月13日(日)
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候補擁立見送り/共産党三八地区委
任期満了に伴う10月18日告示、25日投開票の八戸市長選について共産党三八地区委員会は12日、市内で常任委員会を開いて対応を協議し、前回2005年の市長選に続き、党候補の擁立を見送ることを決めた。
島守武雄委員長は「党として現市政の問題点を議会で追及してきた。無投票は避けるべきだと考えてきたが、民主党の候補が出馬を表明し、市民の選択肢は確保された。国政選挙など現在の政治状況も考慮した」と擁立見送りの理由を説明した。
基本的に自主投票とするが、「民主党候補のマニフェスト(政策公約)の内容を見た上で、是々非々で対応していく」と述べた。
共産党は1965年から10回続けて党候補を擁立してきたが、前回、40年ぶりに擁立を断念した。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909120001
川内村議会が2日連続延会
2009年09月12日
●西山氏に議員ら反発
川内村議会(定数12)の9月定例会本会議が11日再開されたが、前日に辞職勧告決議を受けた西山千嘉子議員に対し、「何の弁明もない」などと一部議員が反発、同調した議員がまたも次々と退席し、2日続けて延会となった。今定例会に村が予定した新型インフルエンザ対策費、経済対策費などの重要議案が未提案のままで、同議会は14日までの会期を延長する手続きに入った。
遠藤幸男議長は、退席議員に議場に戻るよう求めたが「(西山氏の)弁明も、謝罪もない。一緒に審議できない」と出席を拒まれた。14日に会期延長を決めるが、審議に入れるかどうか、退席議員らは「西山氏の態度次第」などと話している。
西山氏は「村民に議会改革を訴えて当選させてもらった。今後も村民のために活動を続けるつもり。(14日以降のことは)遠藤議長の判断に委ねたい」といっている。
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909110003
川内村議会また「退席」/西山議員巡り延会
2009年09月11日
川内村議会(定数12)は10日開会の9月定例会本会議で、村の議案提出前に西山千嘉子議員の辞職勧告決議を可決、西山氏以外の議員が「一緒に審議できない」と一斉退席して定足数を満たさず、延会となった。同村議会は昨年12月議会でも、西山氏への反発から初日が延会になった。
同議会によると、西山氏が、同僚議員らを批判するような文書を昨年11月発行の機関誌に掲載し、議会で問題になった。次号で謝罪文などを掲載することになったが、約束通りに載せなかったことに議員が反発した。辞職勧告決議の理由は「議会に対する侮辱」としている。
西山氏は「謝罪文掲載の根拠を文書で求めたが、回答がなかった。一斉退席は心理的圧力であり、謝る気持ちはないし、辞めるつもりもない」と言っている。
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劇・激・撃 衆院選みやぎ(上・中)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5600-5601
劇・激・撃 衆院選みやぎ(下)知事選秋対決/現職淡々、民主じわじわ
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090903_03.htm
自民党候補の応援に出向き、有権者に支持を求める村井知事=8月29日午後4時10分ごろ、仙台市若林区
<再選出馬表明へ>
スイッチは「知事選モード」に切り替わったようだ。
「自動車産業の集積がつち音を響かせながら、宮城の地に姿を現し始めた。経済基盤を構築する揺るぎない流れを、4年の任期で形づくることができた」
2日開会した県議会9月定例会の本会議。知事村井嘉浩(49)は、トヨタ自動車関連工場の誘致を相次いで成功させた成果を強調した。
政権交代には淡々と触れ、「地方分権の実現に向け、新しく誕生する内閣のリーダーシップを期待する」と民主党にエールを送った。
任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)が約1カ月後に迫った。村井は9日の代表質問で、再選を目指して立候補することを正式に表明する見通しだ。
<自民の応援奔走>
自民党県議出身で党県連幹事長も務めた村井。初当選した前回知事選(2005年)は自民党の推薦を受けた。今回の衆院選では「お世話になった人の役に立ちたい」と自民党候補の応援に奔走した。
49歳の誕生日だった8月20日早朝。村井は4区の前議員伊藤信太郎(56)とともに、ハマの男たちでにぎわう塩釜仲卸市場に立っていた。
「自民党には4年間お世話になった。苦しいときに恩返しするのが男の生きざま」
午後は東松島市に転戦し、県議時代の先輩に当たる5区新人の斎藤正美(54)陣営のマイクを握った。
自民党も不人気の党幹部らより、村井への依存度を強めた。
22日夕には、2区前議員の中野正志(61)を応援するため、仙台市泉区の区民祭りを訪ねた。「あ、知事だ」。村井は握手や写真撮影を求める人垣にもまれた。中野が傍らに立ち、県政との太いパイプを強調した。
<岡田氏が不快感>
村井の行動に民主党は神経をとがらせた。
公示前の12日、仙台市入りした民主党幹事長岡田克也の目に1枚のポスターが飛び込んだ。自民党候補者と村井が一緒に写る2連ポスター。岡田は「何だあれは」と不快感を示したという。
結果は1〜5区で民主党が圧勝。自民党は6区の議席を守っただけだった。
鳩山政権は9月16日に発足する見通し。知事選はその直後の大型選挙として、全国注視の対決となる公算が大きい。民主党県連は独自候補擁立の方針を決めており、中断していた選考作業を本格化させる。
迎え撃つ村井はどんな防衛線を張り、攻勢を仕掛けるのか。衝撃を残した夏決戦の舞台で、秋対決が始まる。(敬称略)
2009年09月03日木曜日
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やるなあ,土田。
> 自民党が惨敗を喫した衆院選で、東北6県の市部では唯一、山形県東根市で自民党の比例代表の得票数が民主党を上回った。
>一方、自民党のベテラン県議は「市長の意向をくんだ自民党系の支持者が『小選挙区は民主』と訴えた。自民党への不満を小選挙区でうまくぶつけさせ、比例の得票につなげたのかもしれない」と分析してみせた。
> 土田市長は3日、河北新報社の取材に対し「自分の訴えに、市民がしっかり反応してくれたのかなあ」と付け加えると、満足げな表情を浮かべた。
> ちなみに過去2回の山形県知事選を見ると、東根市は土田市長が支援表明した候補の得票数が、全体の選挙結果にかかわらず、相手候補の2倍前後に達している。
民主圧倒衆院選 異色の結末 自民、東根勝利の謎
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090904_02.htm
土田正剛東根市長(右)と、支援を受けて頭を深々と下げる民主党の近藤洋介氏=8月12日、東根市内
◇衆院選比例代表で東根市の政党別得票
__ 民主 自民 有効投票総数 投票率
今回 10,193 10,199● 26,708 73.36%
前回 6,457 11,972● 25,847 72.54%
◇衆院選山形2区の民主候補と自民候補が東根市で獲得した票
__ 民主 自民 投票率
今回 17,518● 8,554 73.36
前回 10,844 15,257● 72.60
●…土田支援
自民党が惨敗を喫した衆院選で、東北6県の市部では唯一、山形県東根市で自民党の比例代表の得票数が民主党を上回った。全国各地で奔流のように民主党に流れた現象と反する結果は、どうして東根で起きたのか。自民党関係者の多くが指摘するのが、「ミスター自民党」の異名を持つ土田正剛市長の存在だ。今回は民主党候補の支援を早くから表明し、保守地盤の瓦解も予想されてはいたが…。「なぜ東根だけ」のミステリーを追った。(山形総局・林直樹)
<「くら替えは困難」>
東根市で民主、自民両党が獲得した比例代表と小選挙区(山形2区)の票数は表の通り。
土田市長の支援を受けた民主党候補は前回4年前の衆院選に比べ、得票を7000票近く伸ばした。自民党候補はほぼ同じ票数を減らしている。
興味深いのは比例代表の得票数の変化だ。旋風が吹いた民主党だが、前回より増やした分は約3700票で、小選挙区に比べて半分にとどまる。逆に自民党は1773票の減に食い止めた。
東根市を含む北村山地方はもともと自民党の金城湯池でもあった。今も東根市議18人のうち自民党系は16人を占める。
市内には陸上自衛隊第6師団があり、現役はもちろんOBが多数居住する。民主党候補の地元後援会幹部は「自民党批判が渦巻くとはいえ、支持政党を突然、民主党にくら替えできるような組織ではない」と話す。
保守的な政治風土など「自民党勝利」の要因はいくつかある。だが、関係者の語る勝因は「土田市長の影響力の強さ」という意見に帰結する。
<両党のメンツ保つ>
土田市長は今回、「人物を選ぶ小選挙区は民主党候補を支援するが、比例は自民党だ」と使い分けの戦術をとった。結果として民主党候補の大勝利に貢献し、自民党のメンツを守る「両刀を使い分けた」(自民党県連幹部)形だ。
土田市長の行動に翻弄(ほんろう)された自民党東根市支部の幹部は「一時は東根の自民党は崩壊するとさえ思った」と苦々しげに振り返る。
一方、自民党のベテラン県議は「市長の意向をくんだ自民党系の支持者が『小選挙区は民主』と訴えた。自民党への不満を小選挙区でうまくぶつけさせ、比例の得票につなげたのかもしれない」と分析してみせた。
土田市長は3日、河北新報社の取材に対し選挙結果を振り返って「自民党が勝ったのは東根市だけという結果にはびっくりした」と素直に驚いた。その上で「自分の訴えに、市民がしっかり反応してくれたのかなあ」と付け加えると、満足げな表情を浮かべた。
ちなみに過去2回の山形県知事選を見ると、東根市は土田市長が支援表明した候補の得票数が、全体の選挙結果にかかわらず、相手候補の2倍前後に達している。
データを重ねると、自民党県連のある幹部の解説が妙に説得力がある。「土田市長に正面から物を言える人が東根にはいない。悔しいが、この結果は市長にとっては『天の配剤』だったのだろう…」
2009年09月04日金曜日
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>>757
日本革命的共産主義者同盟(JRCL)系の候補者なんか?
>川内村村議選には、市民の政治参加をうながす市民グループ「わいわい市民政治@ふくしま」メンバーの西山千嘉子さんが再び挑戦する。保守王国福島の中で、平和・環境・人権・公正を求めて運動を進めてきた市民グループが議会の中にも席を占めることができるかどうか、まさに正念場を迎えている。
http://www.jrcl.net/frame07049d.html
4月統一地方選候補者紹介
福島県で5人の無所属市民派候補
保守風土の中で平和・環境・人権・公正のうねりを!
【郡山】県政談合汚職で佐藤栄佐久前知事が逮捕された福島県では、無所属市民派候補五人が統一地方選挙に向かって奮闘している。県議選には福島市選挙区に佐々木慶子さんが立候補。中学校教諭を長く勤め、脱原発の慶子先生として知られるとともに、福島県教組女性部長としてジェンダーフリー・両性の自立と平等をめざす教育の運動を開始し、大きな役割を果たした人だ。共産党を除きオール与党化し、監視機能を果たしていない県議会に新風を吹き込もうと懸命な運動を展開している。
郡山市議選には郡山の未来をつくる会から、三期目をめざす駒崎ゆき子さんと二年前の補選で当選した蛇石郁子さんの二人の現職が立つ。昨夏から地域ごとの議会報告会を開催するとともに、入札制度改革の学習会を開いてきた。大型建設事業削減・談合根絶・議員特権廃止キャンペーンを行い、この三月議会では「費用弁償(議会出席日当)廃止請願」が否決されると「受け取り拒否」を表明した。議会では常に台風の目の位置にある。
同会として二人擁立の選挙は初めてであり、これまでの運動がどれだけ市民に浸透しているか、今選挙が試金石となる。
鏡石町議選には円谷寛さんが立候補する。円谷さんは国労の活動家として処分され、地元で社会党町議となった人。町長批判を自治労にとがめられ社民党から除名、以来無所属議員として活動し、市民運動グループに合流、六選をめざしている。川内村村議選には、市民の政治参加をうながす市民グループ「わいわい市民政治@ふくしま」メンバーの西山千嘉子さんが再び挑戦する。保守王国福島の中で、平和・環境・人権・公正を求めて運動を進めてきた市民グループが議会の中にも席を占めることができるかどうか、まさに正念場を迎えている。(中路良一)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090914_2
民主県連、川村氏擁立へ 八幡平市長選
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民主党県連は13日、20日告示、27日投票の八幡平市長選にフリーアナウンサーの川村龍雄氏(51)=盛岡市=を擁立する方針を固めた。同市長選には再選を目指す現職田村正彦氏(61)が無所属での出馬を表明しており、両氏の一騎打ちが濃厚となった。川村氏は無所属で出馬し、民主党の推薦を受ける。
川村氏は岩手日報社の取材に対し「放送を通じて人づくり、まちづくりに携わってきた経験を、かつて住んでいた八幡平市に役立てたい」と決意を示した。
「自然などの郷土の財産を誇りに思う気持ちを持てるようにしたい」と強調し「新市庁舎建設は見直し、その費用を人材を育てるソフト面に投資しながら地域活性化を進めるべき」としている。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909140004
いわき市長選 渡辺氏、初当選
2009年09月14日
●櫛田氏再選ならず
13日投開票されたいわき市長選は、新顔で元県議会議長の渡辺敬夫氏(63)が、現職の櫛田一男氏(72)=ともに無所属=を破り、初当選を果たした。市長選の投票率は56・02%で、前回の69・30%より大きく下がった。自民党から民主党への政権交代が決まってから、県内で初めての地方選挙。市政をめぐる大きな争点がない選挙戦となったが、有権者の下した審判は、改革や若さを訴える渡辺氏への「市政交代」だった。
市長選とともに、同市区県議補選、同市議補選もあり、市内143カ所で投票が行われ、同日午後9時から市総合体育館で開票された。市長選と市議補選の当日有権者は28万2207人だった。
渡辺氏は、自民党県議を5期務めたが、告示前に離党。政党の推薦・支持は全く受けなかった。自民党所属の地元県議3人全員が櫛田氏支持に回る中、上位当選の常連だった県議時代の個人後援会に加え、自民党系市議団13人が結束、同党いわき総支部の女性部などが支持拡大に努めた。
立候補表明から2カ月余りの短期決戦だったが、市立病院改革を中心に、教育再生や太陽光エネルギーによる新産業支援、行財政改革推進を掲げて論陣を張った。
また、渡辺氏は櫛田市政に対し「批判はしない」との姿勢で、明確な争点がないとされたが、若さをアピールしようとポロシャツ姿で遊説し、「改革」や「世代交代」に期待する有権者層をとらえた。
櫛田氏は、政策協定を結んだ社民党と民主党5区総支部、いわき地区連合などの支持を取り付けた。渡辺氏が改革への意気込みを強調、世代交代論を展開したのに対し、十分に反論できなかった。「70歳を超えて再選されない」という市長選のジンクスは今回も打ち破れなかった。
民主、社民両党などとの政策協定で、結果的に市立常磐病院の譲渡先決定が遅れた。市立2病院を統合する新病院建設で、選挙戦直前に早期建設の方針を出すなど改革への姿勢がぶれたことも響いた。
◎「約束、市民と協議」渡辺氏、支持者らに抱負
「ともに創(つく)ろう 新生いわき」の旗が飾られた渡辺氏の事務所。開票が進むにつれて「Now,With You」(市民と一緒)の文字が躍る黄色いTシャツ姿の運動員、支持者らが集まった。
「当選」の報が入ると「やったやった」との大歓声がわき上がった。「た・か・お」コールの中、渡辺氏がにこやかに登場すると、たちまち支持者の握手攻めに。壇上でマイクを握り、「マニフェストで市民と約束した行政改革、少子高齢化、環境、経済雇用などの対策について、市民との協議機関を設置して取り組みたい」と興奮気味に抱負を述べた。
◎敗れた櫛田氏「精いっぱい」
一方、いわき市平の中心市街地に近い櫛田氏の事務所は、思わぬ敗戦の知らせに静まりかえった。
櫛田氏は支持者の拍手を受けながら姿を現した。激戦の疲れを見せながら、「精いっぱいやったが、私の不徳の致すところで大変申し訳ありません」と支持者らに頭を下げ、「皆さんの温かい心が私にとっては最大の贈り物でした。御礼を申し上げます」と支持者らに感謝の気持ちを述べた。
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◇新県議2人は古市氏・阿部氏
いわき市区県議補選は開票の結果、民主党新顔の古市三久氏(60)と、自民党新顔の阿部広氏(62)がともに初当選した。当日有権者は28万2218人で、投票率は56・02%だった。
いわき市議補選には過去最多の7人が立候補し、即日開票の結果、当選者2人が決まった。
◆市政と街づくり 課題は重く
いわき市長選は、自民党の元県議同士の一騎打ちという前回同様の構図となり、櫛田氏の1期目をどう評価し、改革やスピード化を訴える新顔の渡辺氏と交代させるべきかが問われた。「前任者を引き継ぎ、工夫と均衡を加え、失政はない」とする櫛田氏に対し、渡辺氏は「批判しない」との姿勢だった。
市立病院改革では、渡辺氏が「医師を病院事業管理者に」と訴えて違いを出そうとしたが、できるだけ早期に医療体制の再構築を目指すという点では、両氏にさほどの差はなかった。櫛田氏が選挙前、四つの政党・団体と結んだ政策協定などを理由に、政策を「修正した」ためだ。
両氏が所属した自民党の県議や市議は、真っ二つに分かれて戦った。市長選の前哨戦は衆院選前から始まっていたこともあり、自民の分裂が衆院選での大敗につながった、との見方は強い。櫛田氏が初当選した前回、二つに割れた自民党組織は今回もまとまらなかったばかりか、関係者同士に修復不可能ともされる深い溝を残した。
さらに櫛田氏を総支部推薦した民主党についても、一部の県議が渡辺氏支持に走るなど支持がねじれた。
1966年、14市町村が合併したいわき市では、市全体の一体感の醸成がいまだに課題として指摘されている。市内各地域の特色を十分に生かした街づくりに向け、どんな理念や対策で一体感を出していくのか。新市長に託された課題は重い。(松本英仁)
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=いわき市長選構図=
01年
四家啓助=現職 平 坂本剛二、吉野正芳 太田豊秋、岩城光英
鈴木久 =元社会党代議士、現民主党代議士(比例下位)、永山茂雄県議
溝口民子=共産
05年
四家啓助=現職 平 坂本剛二
吉田弘 =自民県議 政調会長 小名浜←断念
小野民平=自民県議 ←健康問題で断念
櫛田一男=自民県議 小名浜、小野断念に伴い出馬、前市長の岩城光英参院議員(福島選挙区)・吉野衆院議員
09年
櫛田一男=現職 小名浜 岩城光英、自民いわき市区選出の県議3人全員(青木稔、斉藤健吉、清水敏男)自民党系市議9人、吉田泉衆院議員、民主、社民両党と政策協定
渡辺敬夫=自民県議、県議団長、平、自民党系市議22人のうち13人、佐藤健一県議(民主系)
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公明議員はそんなに人気があるのか?
>寒河江県議の離脱を巡って男泣きする県議もいた。
新会派「県政クラブ」結成
知事「与党」、立場鮮明に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20090915-OYT8T00045.htm
記者団の質問に答える県政クラブの土田代表(左)と阿部副代表(14日、県議会棟で)
県議会(定数44人―現在1人欠員)の「県政・公明クラブ」と「県民クラブ」の両会派が14日、合流に同意し、新会派「県政クラブ」(土田広志代表、8人)を結成した。勢力拡大により吉村知事を支える「与党」の旗幟(きし)を鮮明にする狙い。県政・公明クラブの寒河江政好県議(公明党県本部代表)は「県民クラブの社民党県議とは主義主張が違う」として離脱。民主党が衆院選で果たした「政権交代」の大きな波が、県議会の会派再編にも及んでいる。
両会派は同日午前、県議会棟の県政・公明クラブ会議室で最終協議し、「無条件」合流に同意。新会派の土田代表は記者団に対し、「県議会本位で一緒にやろうと決めた。強いて言えば互いに与党の立場として汗をかいていく」と述べた。
両会派の合流は、県議を辞して衆院選で当選を果たした和嶋未希氏(民主党)が所属していた県民クラブ側が打診した。唯一の民主県議が抜けて構成議員が4人に減り、5人以上を「交渉団体」とする県議会の「先例」を外れ、常任委員会などの正副委員長ポスト、代表質問の機会が失われる。そこで発言力や影響力の維持と、衆院選で民主党候補を支援した吉村知事への反発を強める最大会派「自民党」(32人)への対抗策として合流を模索。県民クラブ代表を務めた阿部昇司県議は「知事選以降、県政・公明クラブと同じ方向を向いていた」と説明した。
一方、県民クラブには社民党県連の広谷五郎左ェ門代表、高橋啓介幹事長が所属。県政・公明クラブの寒河江県議は「公明と社民は基本方針が違う。数の論理を選んでまで行動を共にすることはできない」と反発し、「一人で原点に戻り党再生に努める」と別の道を選択。寒河江県議の離脱を巡って男泣きする県議もいた。
政権交代は、県議会や市町村議会の会派再編を促す可能性がある。民主党県連は党を支える地方議員の拡充を急ぐ。また、土田代表は「自民党内にも吉村知事と考えの近い県議はいる。受け皿になりたい」とし、自民党への「切り崩し」に含みを持たせる。
(2009年9月15日 読売新聞)
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知事を獲れてなかったとはいえひでぇな,山形県議会。。
11年の県議改選では与党民主党を大躍進させねば。
〜山形県議会会派〜
自民党 30
県民クラブ 6(山形2・鶴岡・酒田・天童・上山(繰上))=民主・社民・連合系
県政・公明クラブ 6(山形2・酒田・米沢・東村山・寒河江)
共産党 2(山形・鶴岡)
─────
合計 44
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某:村山議員飲酒で辞職→補選は自民(県政・公明クラブは5・自民31)
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08.12:海鉾県議会議員辞職・天童市長選挙出馬・落選→補選は自民(県民クラブ5・自民32)
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09.9:和嶋県議の衆院選出馬(県民クラブ4)による会派再編
↓
自民党 32
県政クラブ 8
共産党 2
公明党 1
───────
合計 43(欠員1)
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農政連が村井氏推薦 宮城県知事選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090915t11032.htm
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、農協組織の政治団体、県農協政治連盟(木村春雄会長)は14日、運営委員会で現職の村井嘉浩知事(49)の推薦を決めた。
各農協の組合長ら27人が出席、非公開で推薦の取り扱いを協議した。木村会長によると、各委員が「4年間、村井知事は頑張ってきた」と実績を高く評価したという。
村井氏の実績として、農産品のトップセールス、県産業経済部からの農林水産部の分離などが挙がった。
村井知事は政党や団体に推薦を求めない姿勢を示している。木村会長はあえて推薦を決めた理由について「これまでの頑張りを、さらに進行してもらう」と述べた。
2009年09月15日火曜日
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>>761
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090915ddlk03010058000c.html
変わる:民主全勝の余波 八幡平市長選 自民系現職に対抗馬 連合岩手は困惑 /岩手
◇模様複雑
民主党県連は14日、任期満了に伴う八幡平市長選(20日告示、27日投開票)に、盛岡市在住のフリーアナウンサー、川村龍雄氏(51)を擁立すると発表した。八幡平市長選には自民党に近い現職の田村正彦氏(61)が出馬表明しており、民主が衆院選勝利の余勢を駆って勢力拡大を図る狙いもうかがえる。一方で、田村氏は民主の支持母体・連合岩手の推薦を受けており、市長選は複雑な様相も呈し始めた。【岸本桂司、山口圭一】
川村氏は、八幡平市とは、小学生時代の4年間を旧松尾村と旧西根町で過ごした縁があるという。「ハード面にお金をかけるより教育、医療などソフト面に使うべきだ」と新市庁舎建設の見直しを訴える。一方で、「具体的な公約は取りまとめの作業中」とした。
民主県連の工藤堅太郎代表は「民主党政治とは相いれない方であり、達増県政とも良い関係ではない」と田村氏を評する。田村氏は前回市長選で、民主県連推薦候補を破っており、今衆院選も自民候補を応援している。
民主は候補擁立を6月ごろから始め、市幹部などに打診したが、決まらなかった。衆院選岩手2区の同市の得票は、民主候補が自民候補を2194票上回ったこともあり、主浜了参院議員は「衆院選勝利を受けて、最終選定に入った」と話し、衆院選の結果が擁立に与えた影響を認める。
だが、連合岩手は8月上旬、田村氏に推薦を出している。工藤代表は「連合は前回市長選も田村氏を推薦しており、やむを得ない」と話した。一方、連合岩手の小野務事務局長は「コメントする立場にない」としながらも、「落下傘で地域の実情が分からない人が地方自治ができるのか」と話した。
田村氏の陣営幹部は「民主の国会議員が応援に入ってくることも予想され、衆院選の流れのままだと厳しい戦いになる」と警戒している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090915t31003.htm
民主が地盤固め一気 八幡平市長選、衆院勝利で勢い
八幡平市長選で民主党岩手県連は14日、フリーアナウンサー川村龍雄氏(51)を擁立した。同市は県内の衆院選4小選挙区のうち、自民党の牙城だった2区にある市部の一つ。民主党が衆院選圧勝の勢いを買って一気に候補擁立にこぎ着けた攻勢に、自民党側は「地盤が切り崩される」と動揺を隠せないでいる。
<無投票から一転>
「衆院選で『八幡平市政を変えてほしい』という多くの声を聞いた。衆院選(2区の)勝利の結果を受け、市長選候補の選定に入り、川村氏の擁立を決めた」
14日、八幡平市であった川村氏の立候補記者会見。同席した民主党県連副代表の主浜了参院議員(岩手選挙区)は擁立の経緯をこう説明した。
川村氏によると、主浜氏と初めて会ったのは12日。「全力で支える」と迫る主浜氏の言葉に、出馬を決断した。
市長選はこれまで、再選を目指す現職の田村正彦氏(61)以外に目立った動きがなく、無投票との見方が強まっていた。民主党県連が対抗馬を立てた背景には、自民党が死守してきた2区の議席を奪った勢いを生かし、基盤を強化する狙いも透けて見える。
無所属で出馬する田村氏の政治スタンスは自民党寄りとされ、衆院選でも2区で落選した自民党の鈴木俊一前議員のマイクを握った。衆院選で初当選した民主党の畑浩治氏は同市で鈴木氏を上回る票を得たが、支持基盤はまだ盤石ではない。
民主党県連の佐々木順一幹事長は「現市長の政治に納得がいかないという地元の要請に応えたい。勝機がないのに候補を立てるようなことはしない」と強調、全力で支援する構えだ。川村氏との連携は、来年夏に改選期を迎える主浜氏の選挙にも役立つとみられる。
<県議選に狙い?>
対する自民党県連内には、民主党の狙いが2011年春の県議選でないかとの見方もある。
八幡平選挙区選出の千葉伝幹事長は個人的見解と断った上で「今の時期の川村氏擁立は2年後の擁立をも見据え、わたしを標的にしたものかもしれない」と推し量る。「民主党は次の参院選や衆院選に向け、自民党の基盤にくさびを打ち込もうとしており、早急に対策を立てたい」と危機感を強める。
県内では八幡平市長選の後も一関市長選(27日告示、10月4日投票)、遠野市長選(10月11日告示、18日投票)と続き、年明けには二戸市長選(1月17日告示、24日投票)と3月に任期満了を迎える奥州市長選、久慈市長選も控える。衆院選で息をつく間もなく、民主、自民両党のバトルが各地で再燃する。
2009年09月15日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090915t61001.htm
国政の風、地方に吹かず いわき市長選で変革選択
13日投票が行われた福島県いわき市長選は、元県議で無所属新人の渡辺敬夫氏(63)が再選を目指した現職の櫛田一男氏(72)を約8000票差で破り、初当選した。地域医療再生が喫緊の市政課題とされたが、両者の主張に大きな違いはなく、見るべき成果に乏しかった現市政からの変革が選択されたと言える。
渡辺氏陣営は勝因として「閉塞(へいそく)感打破への期待」に加え、投票率の低迷を挙げた。陣営は63%前後を予想していたが、実際は56.02%。票数にして2万近く少なかった計算だ。
陣営幹部は「櫛田氏は民主党と政策協定を結んだが、衆院選のような大きなうねりにはならなかった」と分析する。衆院選直後の選挙だったが、政権交代をもたらした「風」が地方でもそのまま吹くとは限らないことを示す結果となった。
市政が直面する問題は医療再生や雇用確保など、いずれも市単独では解決が難しい。各政党との協力関係も鍵になるが、市長選では民主党ばかりか自民党の参院議員や県議、市議の半数が櫛田氏支援に回った。渡辺氏は県議として所属した自民の一部とも対峙(たいじ)する形となる。
渡辺氏は「民主、自民ともにお願いする部分はお願いし、真摯(しんし)に付き合いたい」と語るが、感情的なしこりは根深い。早期に修復できるかどうかが、新市政の当面の課題になる。(いわき支局・太楽裕克)
2009年09月15日火曜日
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000909150005
いわき市政も「転換」
2009年09月15日
市選挙管理委員会から当選証書を受け取る渡辺敬夫氏=14日午後2時1分、いわき市役所
●市長に渡辺氏/来夏の参院選影響か
いわき市長選で新顔の渡辺敬夫氏(63)が現職の櫛田一男氏(72)を破り、国政に続いて人口が県内で最も多い市政も転換する。民主党圧勝の追い風に乗ろうとした櫛田氏に対し、渡辺氏は改革と若さを訴えて支持を拡大した。民主、自民の両党議員の支援が入り乱れる選挙戦ともなり、来夏の参院選にも影響が及びそうだ。(松本英仁)
ともに元自民党県議だった両候補。今回の選挙戦では政策を巡る大きな争点がなく、それぞれの候補を民主、自民両党の議員が支持していた。
勝敗の分かれ目の一つになったとみられるのが、低投票率だ。今回の市長選は前回比で13.28ポイント、8月の総選挙比で11ポイント、それぞれ下がった。櫛田氏は、国政での民主党圧勝の追い風を期待して党5区総支部と政策協定を結んだが、投票に行かなかった民主支持層が多いとみられる。更に、政権交代を求めた民主支持層も市政転換には渡辺氏の改革姿勢を評価したようだ。
旧市町村単位の13本支所ごとでみても、前回の櫛田氏当選の原動力になったとみられる小名浜地区や、櫛田氏の地元の勿来地区の投票率が、前回比15.12ポイント、14.23ポイントずつ、大きく落ち込んでいた。
櫛田氏は民主党のほか三つの政党・団体と政策協定を結んだ。一方で、様々な団体と幅広い連携関係を築いたことに違和感や不信感を抱く支持者もいて、支援の輪が広がらなかったようだ。
一方の自民党いわき総支部も、支持が2人の候補に割れた。ただ、改革や市政交代を掲げる渡辺氏により多くの支持者が結集したとみられる。
自民党にとっては、分裂して激しい選挙戦となったことが来夏の参院選に影を落としそうだ。改選を迎える岩城光英参院議員は、櫛田氏を支持した。そのことに渡辺氏支持の自民系市議団13人が反発しており、複数の市議が早くも、参院選での協力・支援を拒否すると公言している。
自民党いわき総支部は総選挙の敗退に続き、市長選でも分裂し、混乱が続いている。今後の選挙総括次第では、党総支部役員の引責辞任などに発展する恐れもある。
●渡辺氏に当選証書「副市長1人に」
この日午後、渡辺氏は市選挙管理委員会から当選証書を授与され、「ようやく当選の実感がわいてきた。喜びというより、市政の諸課題を前に大変だなという思いを強くしている」と話した。28日から始まる任期へ向け、これまで2人制だった副市長は1人にする方針も明らかにした。
「市立病院や行財政の改革など、スピード感をもってやれるもの、そうでないものを分けて、できるところから始めたい」と改めて抱負を語った。間もなく政権与党になり、今回相手候補を推した民主党へは「私自身、わだかまりやこだわりはない。市民本位の市政を目指しており、支持をもらえなかった議員たちとも市の発展に向け、誠実にお付き合いしたい」と述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090915-OYT8T00080.htm
自民推薦求めぬ村井氏 民・社が猛攻撃
衆院選で自民、公明の両党を応援した村井知事が、知事選では政党推薦を求めないことについて、14日の県議会一般質問で、民主党や社民党の県議から疑問の声が噴出した。知事選の前哨戦が早くも熱を帯びている。
民主系会派「改革みやぎ」の加賀剛県議は、衆院選で知事が自民候補とのツーショットポスターを撮影したことに触れ、「知事の顔が特定政党のポスターに載るのは前代未聞」と批判。「ご都合主義で政治姿勢を変えるのは県民への政治的詐欺」と指摘した。この発言をめぐり、自民党・県民会議の相沢光哉県議が「不適切な表現」と議事録からの削除を要求。議事が約10分間中断したが、畠山和純議長が「会議録を精査して処理する」とし、了承された。
また、社民党県議団の熊谷義彦県議も「自公政権を擁護した経緯からすると違和感を感じる」とただした。
こうした質問に対し、村井知事は、「衆院選の応援は政治信条と、これまで世話になった度合いによるもの。県政運営では、すべての政党と等距離、中立の立場で臨む」などと説明した。
(2009年9月15日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000909150004
民主、川村氏擁立/八幡平市長選
2009年09月15日
八幡平市長選への立候補を表明した川村龍雄氏=八幡平市大更
20日告示、27日投開票の八幡平市長選に盛岡市のフリーアナウンサー川村龍雄氏(51)が14日、民主党県連の推薦を受けて立候補する意向を表明した。民主党県連は、「衆院選岩手2区での勝利などを受けて決めた」としており、党の基盤確保もにらんだ対応と見られる。同市長選では、前回市長選で民主の推薦候補を破った現職の田村正彦氏(61)が出馬を表明しており、一騎打ちとなる公算が高い。衆院選の結果が影響するかどうか、注目されそうだ。
同日、八幡平市で記者会見した川村氏は、「人的資源の見直しに力を入れたい」などとして、少年時代を過ごした八幡平市への思いを語り、庁舎建設計画の見直しなども掲げた。
また、川村氏は「決断したばかりで急転直下の出来事」と、今月上旬に民主党の要請を受けて出馬を決意したことを明らかにした。
会見に同席した民主党の主浜了参院議員は「衆院選の間、市政を変えてほしいという住民の声を聞いていた。しがらみのない市政を目指し、厳しい財政状況の中で、新市庁舎建設などより市民の生活や市の活性化を優先させるべきだ」と、党県連による推薦の理由を説明。衆院選での岩手2区の勝利も、推薦を後押ししたとした。
同党県連の工藤堅太郎代表は「選挙前から擁立を求める声があったが、衆院選では八幡平で民主が逆転し、その声がさらに高まった」と、畑浩治氏の得票が鈴木俊一氏を上回ったことが川村氏の「擁立」につながった経緯を説明、「民主の市長が誕生することで、地盤を固めることができる」と、さらなる波及効果への期待も示した。
同市長選では、総選挙で民主党候補を推薦した連合岩手が、田村市長への推薦を決めている。工藤代表は「次回からはどうなるか分からないが、今回はそれぞれでやることになるだろう」と話した。
同市の1日現在の有権者数は2万5208人。
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県議補選と市議補選を見ると、市長選はジジイを推薦したのが敗因ですかね。
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090915ddlk07010099000c.html
選挙:いわき市長選/県議補選・いわき市選挙区/いわき市議補選 得票が確定 /福島
◇各当選者決まる 注目の市長選は渡辺氏
任期満了に伴ういわき市長選と議員辞職に伴ういわき市選挙区の県議補選(改選数2)と同市議補選(同)の“トリプル”選挙は13日投票が行われた。即日開票の結果、3選挙とも同日深夜までに各候補の得票が確定し、当選者が決まった。=一部地域既報
最大の注目となった市長選で初当選した新人で元県議会議長の渡辺敬夫氏(63)=無所属=は市長の給与3割カットなどを掲げながら、若さを強調して支持を集めた。当選が決まると、同市平の事務所で、妻のキヨエさん(61)と壇上に上がり、万歳して喜びを表した。14日には、市役所で当選証書を受け取った。
現職の櫛田一男氏(72)=同=は敗戦が決まると同市平の事務所で選対幹部らと頭を下げ、落選をわびた。民主党などと政策協定を結んで支援の輪を広げようとしたが及ばなかった。【田中英雄】
◇古市氏・阿部氏が初当選−−県議補選
県議補選は共に新人で前いわき市議の古市三久氏(60)=民主=と、阿部広氏(62)=自民=が初当選を果たした。当日有権者数は28万2218人、投票率は56・02%だった。
古市氏が県民連合、阿部氏が自民党の各会派に所属する見通しで、県議会の勢力は▽自民党26人▽県民連合21人▽公明、共産各3人▽改進の会、無所属各1人−−となる。【松本惇】
◇山本氏トップ当選、約400票差で坂本氏−−市議補選
7人が立候補した市議補選は、3万7000票余りを獲得した新人の山本健一氏(41)=民主=がトップ当選し、約400票差で新人の坂本竜太郎氏(29)=無所属=が続いた。坂本氏は8月の衆院選福島5区で落選した自民党前職の坂本剛二氏の長男。
当日有権者数は28万2207人、投票率は56・00%だった。【田中英雄】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 82131 渡辺敬夫 63 無新
74044 櫛田一男 72 無現
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◇県議いわき市区補選開票結果(改選数2)
当 64220 古市三久 60 民新
当 60815 阿部広 62 自新
27236 長谷部淳 50 共元
=選管最終発表
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◇いわき市議補選開票結果(改選数2−7)
当 37211 山本健一 41 民新(1)
当 36833 坂本竜太郎 29 無新(1)
26401 小野潤三 44 無新
24358 吉田英策 50 共新
12452 鈴木演 29 無新
10295 矢野伸一 64 社元
4173 遠藤八十八 64 無新
=選管最終発表
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◇いわき市長略歴
渡辺敬夫(わたなべ・たかお)63 無新(1)
[元]県議長▽会社役員[歴]自民党県連政調会長・幹事長▽日大
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◇県議いわき市区補選当選者(改選数2)
古市三久 60 民新(1)
[元]市議▽農業▽党総支部幹事長[歴]平工高
阿部広 62 自新(1)
[元]市議▽飲食業[歴]千葉商大
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20090915_04.htm
激突みやぎ知事選(上)狂ったシナリオ/無党派戦略は未知数
宮城県議会で民主党県議から「脱政党」の真意を問われる村井知事(右から2人目)。政党対決の構図を薄めるのに苦心する=9日
民主党政権が発足して初めての大型地方選挙となる宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)が迫ってきた。無所属で再選を目指す村井嘉浩(49)に、民主党が推薦する無所属新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)が挑戦する。ほかに共産党などが独自候補の擁立を急いでおり、前哨戦が熱を帯びてきた。秋対決の断面を追う。(宮城県政取材班)=敬称略
<「等距離保つ」>
「政党隠し」への集中砲火が始まった。
「知事は衆院選で自民党を応援した。まさにミスター自民党。そんな人が県民党と言うのは、ご都合主義ではないか。県民への政治的詐欺行為との指摘もある」
14日の宮城県議会本会議。再選を目指す村井が9日に打ち出した「政党に推薦は求めない」との姿勢を、民主党県議が痛烈に批判した。
突然、自民党ベテラン議員が議事進行をかけ、「一方的な侮辱。議事録から削除してほしい」と応酬。議場は緊迫した。
村井は「すべての県民のために働けるよう、政党には推薦を求めない。県政運営に際しては全政党と等距離を保つ」と淡々と語った。
村井が奇策で機先を制しようとすれば、民主党県連はすかさず攻勢を仕掛け、14日には推薦する遠藤が立候補を表明した。前哨戦は、攻守がめまぐるしく入れ替わる展開で動きだした。
村井が打ち出した無党派選挙は、「政権交代によるイレギュラーの変節」(民主党県連幹部)と見る向きが多い。
4月以降、名古屋、さいたま、千葉の各政令市長選と静岡県知事選で民主党系候補が当選。そのたびに村井は「地方と国政は別」と自民党を援護してきたが、衆院選では民主党が圧勝した。
自動車産業誘致の実績を前面に、自民党のバックアップで再選は盤石―とのシナリオに狂いが生じたのだ。
<勝手連を模索>
前回(2005年)は自民党の全面支援を受けた村井。初めての無党派選挙は「組織的な運動が大幅に減る」(後援会関係者)と不安を隠さない。スタッフの確保のほか、個人演説会の設定、はがきや電話による呼び掛けに影響が出るという。
13日夜、村井は石巻地方の経済人ら150人の会合での講演のため、石巻市にいた。自民党県議らも参加して、民間の勝手連で村井を応援するという触れ込みだった。
懇親会で石巻商工会議所会頭の浅野亨は「知事には地域のことで心配してもらっている。われわれが頑張った分、石巻のために仕事をしてもらえる」と支援を約束した。
会場をくまなく回り握手した村井。「民主党候補は高校、大学を県内で過ごし人脈がある。厳しい選挙戦になる。親類、知人に声を掛けてほしい」と頭を下げた。
勝手連選挙は、1997年の知事選で再選を目指した前知事浅野史郎が初めて実践。自民、旧新進、公明各党が推薦した政党候補を圧倒した。
それから12年。自民党出身の村井が「浅野型」を目指し、政権党の民主党が新人をぶつける。
浅野県政で「与党」を名乗っていた民主党県連の幹部は言う。「無党派選挙は浅野の専売特許。うまくいくはずがない。いずれは自民党が前面に出てくる」
2009年09月15日火曜日
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所属議員の大半の推薦を県連幹部が覆したのか。大丈夫かいな。
>党県連の候補者選考では、所属議員の大半が仙台市宮城野区選出の県議菊地文博(49)を推した。
>国会議員の多くも同調したが、最終の面接審査では選考に残った3人の中から県連幹部らが支持した
>遠藤が抜け出した。
>「(選考に残った)3人に県議がいるな。県内はまとまるのか」
>東京の民主党本部で10日、県連代表の岡崎トミ子(参院議員)から選考結果の報告を受けた幹事長
>小沢一郎は、こうつぶやいたという。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20090916_03.htm
激突みやぎ知事選(下)不協和音/脱官僚、我が身に矛先
遠藤氏(右から2人目)と拳を突き上げ、宮城県知事選勝利へ気勢を上げる民主党県連幹部たち=14日、仙台市内
<擁立劇で亀裂>
重苦しい空気が、亀裂の深さを物語った。
宮城県議会の民主党系会派「改革みやぎ」は14日、宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)に民主党推薦で立候補する元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)を控室に招き、初めての意見交換に臨んだ。
「遠藤さんと懇談し、心を一つにして知事選を迎えたい」。会派会長の藤原範典はこう強調したが、議員たちの表情は硬かった。
党県連の候補者選考では、所属議員の大半が仙台市宮城野区選出の県議菊地文博(49)を推した。国会議員の多くも同調したが、最終の面接審査では選考に残った3人の中から県連幹部らが支持した遠藤が抜け出した。
「(選考に残った)3人に県議がいるな。県内はまとまるのか」
東京の民主党本部で10日、県連代表の岡崎トミ子(参院議員)から選考結果の報告を受けた幹事長小沢一郎は、こうつぶやいたという。
菊地は「候補者が決まった以上、党人として遠藤氏を全力で支える」と淡々と語る。それでも、推した議員の一人は「われわれはロボットではない」と不満を漏らす。
小沢が心配した不協和音は消えていない。
<打ち消し躍起>
「官僚主導を批判する政党が、官僚出身者を知事選に立てるようだ」。14日の宮城県議会本会議。一般質問に立った自民党議員は遠藤の経歴を念頭に、嫌みたっぷりに指摘した。
FAO幹部として国際舞台で活躍していた遠藤。それ以前の約30年間は、農林水産省に籍を置いていた。
自民党出身で再選を目指す知事村井嘉浩(49)が脱政党を掲げたことを、民主党が「政党隠し」と猛烈に批判。これに対し自民党は「脱官僚と矛盾する」と逆襲する。
互いの「弱み」をめぐり、激しさを増すつばぜり合い。民主党県連内には一抹の不安もあった。
民主党は衆院選で「官僚支配からの脱却」を政権公約に掲げた。県内選出の新議員5人も、官僚をやり玉に挙げ、天下り問題などを批判した。
ある幹部は「元官僚を担いで、有権者の理解が得られるか。村井に格好の攻撃材料を与えてしまったのではないか」と懸念する。
遠藤は14日の立候補会見で「国家公務員として多くを学んだ。問題を克服する訓練は貴重だった」と率直に語った。「政治が官僚に意思決定を丸投げしていたことが問題点だ」とも強調した。
県連代表の岡崎は「遠藤氏は農業と環境のスペシャリスト。元官僚と見られるのは問題だ」と打ち消しに躍起になる。
県議団の「内紛」と、還流する「官僚批判」。16日に発足する鳩山政権の追い風を生かした選挙戦略をどう描くのか。政権党としての地力が初めて試される。
(敬称略)
2009年09月16日水曜日
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>>776
不透明ですね。
此処は菊池氏が順当なところ。
分裂→言い訳にしようとしとるんちゃうやろねぇ
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/09/8213.html
2009/9/16 水曜日
次期弘前市長選に西谷県議出馬せず
自民党弘前市支部長の西谷洌県議(65)は15日、来年4月15日の任期満了に伴う弘前市長選に出馬しない考えを示した。15日開いた後援会幹事会後に態度表明したもので、「年齢の問題や県政でもっと仕事をしろという意見が大勢を占めた」と説明した。
西谷氏は前回2006年の市長選で、通算5期目を目指した金沢隆氏陣営との分裂選挙を避けるため、出馬を見送った経緯がある。
幹事会後の取材に対し西谷氏は「この4年間の相馬市政は停滞しており活力ある市政に刷新させなければならない。現職が72歳という年齢で続投することには刷新させるべきとの認識は同じだった」と市政刷新を訴えたが「自分も現職の年齢を批判できる年齢ではない」と説明。
「県政でもっと仕事をしろという意見が大勢を占めた。県政の抱える課題はいろいろあり(自分も)それを実現させたいという使命感の方が強い」とし、引き続き県議の立場で臨む考えを示した。
また「政権交代、世代交代という時代背景の中にある。政治色のない斬新な候補が出てきたら応援したい」との考えを示した。
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>>777
いやーこれは本気で取りに来てないだけだね。
率直に言って表に出ている理由は「そうか?」としか思えない。
本音は2011年県議選である程度頭数を増やさないと、県議会運営が
上手くいかないので、そこまでは村井県政で「我慢」するという
ことなのでは?
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いや,菊地のことが嫌いな人が多かっただけでは。
それでも,菊地でまとめた方が勝ちやすかったと思いますが。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090918t11033.htm
宮城県知事選 民・自、短期決戦へ動き急
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)に向け、民主党と自民党の動きが17日、本格化した。再選を目指す村井嘉浩知事(49)を支える自民党県連は、県議や地方議員を軸に勝手連支援に乗り出す方針を決めた。農林水産省OBで元国連食糧農業機関(FA0)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)を推薦した民主党県連は、支援の広がりを目指し県議組織を発足させた。
自民党県連の須田善明幹事長ら三役と党県議は同日、村井知事の後援会関係者と応援態勢について話し合った。
県連は、政党に推薦を求めない姿勢を打ち出した村井知事と後援会の意向を尊重。推薦は行わず、県議、仙台市議、市町村支部が支援の中核を担う方針を確認した。
県連部隊は、選挙ポスターの張り出し、選挙カーの運行、個人演説会の開催などを担当する。県連幹部は「勝手連として、組織的な運動を展開できるような態勢を整える」と話した。
民主党が擁立した遠藤氏の支援では、県議会民主党系会派「改革みやぎ」の所属議員が「遠藤氏を知事にする県議の会」(仮称)を結成した。
同会派所属の議員12人全員が参加し、会長には無所属の菅間進議員=青葉=を選出。短期決戦で幅広い浸透を目指すことを確認した。
社民党県連も近く遠藤氏と政策協定を結び、推薦を正式決定する方針で、県議の会は社民党県議団(4人)にも入会を呼び掛ける。
菅間議員は「従来の踏襲でしかない村井県政は変えなくてはならない。県議団が一致結束して遠藤氏を支援する」と話している。
2009年09月18日金曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000909190004
民主 山田町議擁立へ
2009年09月19日
民主党県連は、11月3日告示、8日投開票の一戸町長選に、同町議の山田信行氏(64)を擁立する方針を固めた。19日に正式発表する。同党県連は八幡平市長選での候補者擁立も決めており、衆院選での圧勝を背景に、着実に地盤を固めたい考えだ。
一戸町長選には、現職の稲葉暉氏(63)が7選を目指し立候補の意向を表明している。前回05年は無投票だったが、8月の衆院選で、民主党は同町の小選挙区の得票が前回よりも約1千票伸び、自民党を逆転したことなどから、候補者の擁立を最終的に決断した。
同党県連は、10月4日投開票の一関市長選でも、立候補を表明している勝部修氏(59)を推薦する予定だ。民主系の首長を誕生させることで、県内全体での攻勢を強めたい考えだ。
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<八幡平市長選 2氏の争いか/あす告示>
八幡平市長選が20日に告示される。同市長選には、再選を目指す現職の田村正彦市長(61)と、新顔でフリーアナウンサーの川村龍雄氏(51)が、いずれも無所属で立候補を表明しており、両氏の一騎打ちが濃厚だ。
田村氏は昨年末に立候補の意向を示した。1期目の課題だった財政改革を「さらに推し進めたい」とし、連合岩手の推薦を受けて再選を目指す。
一方、川村氏は14日に立候補を表明した。準備期間は短いが、衆院選で勢いに乗る民主党県連から推薦を受け、「しがらみのない市政」を訴える。
投票は27日午前7時〜午後6時に、市内44カ所で行われ、同日午後7時45分から、同市田頭の西根地区体育館で即日開票される。1日現在の有権者数は2万5208人。
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<洋野町長選は1月24日投票>
洋野町選挙管理委員会は18日、来年1月28日で任期満了となる同町長選の日程を、1月19日告示、同24日投開票と決めた。
同町長選では、現職の水上信宏町長(68)が、6月定例町議会で再選を目指して立候補する意向を表明している。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009091900260
社民、遠藤氏を推薦=宮城知事選
社民党宮城県連は19日、任期満了に伴う宮城県知事選(10月25日投開票)で、前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)を推薦することを決めた。民主党は既に遠藤氏の推薦を決めている。(2009/09/19-17:53)
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090920ddlk03010043000c.html
選挙:一戸町長選 山田町議が民主推薦で出馬表明 /岩手
任期満了に伴う一戸町長選(11月3日告示、同8日投開票)で、町議の山田信行氏(64)が19日、民主党の推薦で立候補すると発表した。既に現職の稲葉暉氏(63)が7選を目指して出馬表明しており、01年の前々回選挙以来の選挙戦となる。
山田氏は、現職の多選を批判し、「町民のための行財政運営に取り組みたい」と決意を語った。同党県連の工藤堅太郎代表は「達増県政と連携できる新しい町政が必要だ」と擁立の理由を述べた。
山田氏は町職員を経て、05年の町議選で初当選して現在1期目。【岸本桂司】
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000909200003
遠藤氏を推薦/社民党が決定
2009年09月20日
10月25日投開票の知事選で、社民党県連は19日、常任幹事会を開き、民主党の推薦を受け立候補する予定の前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)を推薦すると決めた。国政で民主との連立政権を組んでおり、知事選でも協調することになる。
政策協定書を交わした後に会見した社民県連の菅野哲雄代表は「県民生活が第一だという視点に立って県政を行っていただきたい」と語った。同席した遠藤氏は「非常にうれしく思います。力がわいてきます」と感謝を述べた。
遠藤氏は14日、民主県連が常任幹事会で推薦を正式決定したのを受け、無所属での立候補を正式に表明。翌15日、社民県連に推薦を依頼していた。
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http://www.iwanichi.co.jp/iwanichi01/senkyo/2007/kengisen/hanamaki/0407.htm
2007統一地方選
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平成19年4月7日掲載
<6候補、必死の攻防〜県議選8日投票 花巻選挙区>
県議選花巻選挙区(定数四)は、八日投開票される。自民と民主三人、社民各党公認と無所属の立候補者六人が三月三十日の告示以来、激しい選挙戦を繰り広げている。投票まであと一日。各陣営は七日に市内を回り「最後のお願い」を訴えた後、事務所前などで打ち上げを行い九日間の選挙戦に終止符を打つ。
稗貫選挙区との合区後初めての選挙。届け出順に、農業佐々木順一氏(55)=民主党公認=、県議木戸口英司氏(43)=同=、会社役員戸田努氏(51)=自民党公認、公明党推薦=、政党役員木村幸弘氏(47)=社民党公認=、県議高橋博之氏(32)=無所属=、土地改良区理事長小田島峰雄氏(56)=民主党公認=の現職四人、新人二人が立候補。各候補者とも実績や政策などを訴え、支持獲得に向け連日激しい選挙戦を展開している。
佐々木候補は、半世紀続いた「稗貫地区での議席死守」を合言葉に、地元石鳥谷地域六支部のほか大迫地域にも四支部を設立。陣営では稗貫地区への他陣営食い込みを警戒しつつ両地域の地盤固めに力を尽くす。七日は、午後六時半から石鳥谷町の事務所前で打ち上げを行う。
木戸口候補は、党県花巻市支部や小沢一郎花巻後援会に、花巻地域にある後援会十八支部と同級生の会が連動し運動を展開。「政策本位で質の高い岩手の確立」を目指し基盤固めに全力を挙げる。七日は、午後七時半から下小舟渡のイトーヨーカドー花巻店で最終の街頭演説を行う。
戸田候補は、故照井昭二元県議の後継者として自民党花巻市支部が擁立。後援会十五支部と協調し支持拡大に動いている。「自民の議席奪還」と「政権与党とのパイプ」を強調し自民支持層に訴え、告示後は党幹部がてこ入れした。七日は、午後七時から市文化会館で個人演説会を行う。
木村候補は、平和環境県労組センターや連合岩手、自治労花巻市職労などから推薦を受け労組中心に支持を広げる。市内十五支部を中心に、雇用環境改善や地域医療確保などを訴え、告示後は党首の花巻入りで支持層を引き締めた。七日は、午後七時半から大通りの事務所前で打ち上げる。
高橋候補は、各種団体などに推薦や支援は求めず、同級生や地域住民、支援者などボランティアの力で運動を展開。「社会的弱者が中心に立てる世づくり」などを目指し、十六年十一月から継続する街頭演説を連日こなす。七日は、午後七時半から一日市の事務所前で最終街頭演説を行う。
小田島候補は、旧東和町長当時からの後援会を母体に、三十七ある支部が原動力となって東和地域中心に支持を固める。行政手腕など実績を基に「自立した地方自治の再生」を訴え、同地域以外にも浸透を図る。七日は、午後六時から東和町の事務所そばで最終の街頭演説をする。
投票は、八日に選挙区内八十二カ所の投票所で行われる。開票は午後八時半から市民体育館で行われ、十一時半ごろに終了する予定。三月二十九日現在の市内の選挙人名簿登録者数は八万六千百六人(男四万四百三十六人、女四万五千六百七十人)。
◆花巻選挙区立候補者(定数4)(立候補者6人)
佐々木順一 55 農 業 民主現
木戸口英司 43 県 議 民主現
戸田 努 51 会社役員 自民新
木村 幸弘 47 政党役員 社民新
高橋 博之 32 県 議 無 現
小田島峰雄 56 土地改良区理事長 民主現
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090922t21011.htm
政権与党アピール、勢いづく民主会派 青森県議会
県側から9月定例会の提出議案が説明された民主党会派の議員総会
青森県議会の民主党会派が勢いづいている。三村申吾知事ら県側に対し、政権与党をアピール。9月定例会の開会を24日に控え、民事再生手続き中の製造業者に対する債権の97.5%を県が放棄する方針が明らかになり、格好の攻撃材料も得た。一方、最大会派の自民党は新政権に補正予算見直しの撤回を求める意見書の提出を画策し、反撃に躍起だ。
「民主党は政権与党。知事もわれわれへの対応の仕方を考えた方がいい」。鳩山政権が誕生した16日、9月定例会に提出する議案の説明で民主党会派議員総会を訪れた三村知事に、三上隆雄議員が詰め寄った。三村知事は「承りました」と答え、席を立った。
自民党会派26人に対し、民主党会派は7月まで7人だった。衆院選前に無所属議員ら3人が入会して10人に増え、議会での発言力が増した。衆院選でも県内の民主党候補は小選挙区で1人、比例東北で3人の計4人が当選。県内の衆参両院議員は計7人となり、自民党の3人を大幅に上回る。
民主党会派をさらに勢いづかせたのは、民事再生手続き中の電子部品製造「アンデス電気」(八戸市)に関連する債権についての県の方針だ。
債権約59億円のうち97.5%を放棄する一方、約57億円は施設賃料の名目で年間約3000万円を弁済させることで回収するというスキーム。理論上、県が大きな損失を被る可能性はないが、単純計算で弁済終了には180年以上を要する。
「弁済が終わるころ、今いる人間は誰も生きていない。あまりに非現実的な対応だ」と同会派のある議員。「責任の所在はどうなるのか。議会で徹底的に追及する」とまくし立てる。
県内では2010年夏の参院選の後、11年に統一地方選、知事選が控える。攻勢の陰には、一連の選挙に向けて三村県政に揺さぶりをかける意図が見え隠れする。
一方の自民党会派。「県政与党の立場に変わりはない」と反撃の機会をうかがう。新政権が進める基金凍結など補正予算の見直しに待ったをかけようと、意見書の提出を他会派に持ち掛け始めた。国政と県政のねじれを突く作戦だ。
これには民主党会派もやや困惑気味だ。「地方として言うべきことは言わなければならないが、マニフェスト(政権公約)との整合性もある」とある議員。9月定例会は開会前から波乱含みとなっている。
2009年09月22日火曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000909220002
民主県連、勝部氏推薦を決定 一関市長選
2009年09月22日
一関市長選(9月27日告示、10月4日投開票)について、民主党県連は21日、立候補を予定している前県南広域振興局長、勝部修氏(59)を推薦することを決めた。
同日程で行われる一関市議選では、現職の佐藤弘征氏(65)を公認、他に現職5人を推薦する。
前回の市議選では公認はなく、3人に推薦を出した。国会で政権交代が実現した影響か、系列候補からの推薦申請が増えたという。
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>>778
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090924124535.asp
2009年9月24日(木)
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市長選出馬を検討/辞職の葛西氏
来年4月の任期満了に伴う弘前市長選の候補として名前が浮上している同市の葛西憲之副市長(62)は24日午前、相馬〓一(しょういち)市長(72)と会談し、相馬市長が辞職を求めたのに応じる形で、同日付で辞表を提出、受理された。葛西氏は辞職の理由について、市政運営をめぐる考え方の違いなどを挙げた。市長選出馬については「今後、真剣に考えたい」と述べるにとどめ、判断の時期も示さなかったが、出馬に強い意欲をにじませた。現段階で同市長選に出馬表明しているのは相馬市長だけ。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」
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>>732>>756
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090924t21002.htm
民自、再び激突 八戸市長選告示まで1ヵ月切る
任期満了に伴う青森県八戸市長選(10月18日告示、25日投票)の告示まで1カ月を切った。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、再選を目指す現職の小林真氏(59)と新人の八戸市議三浦博司氏(31)。自民党の支援を受ける小林氏に対し、民主党は三浦氏を全面的にバックアップする。8月の衆院選で、同市を含む青森3区は自民候補が民主候補をわずか367票差で振り切り、全国最激戦区となった。その熱気そのままに、両党が再度激突する市長選は「衆院選第2幕」の様相を呈している。
「民主党を中心とする政権交代が実現した今、自民党を支持する小林市政の運営は危うい」
9月7日の市議会9月定例会一般質問に立った三浦氏。既に立候補を表明している現職への「宣戦布告」だった。
市議会では民主系会派に所属し、党県連青年局長を務める若手のホープ。「市長選は三浦で戦う」。同日夜、会派メンバーが集まり、三浦氏の立候補が決定した。
三浦氏は11日に立候補を正式表明。「政権与党となった民主党と歩調を合わせた政策が、市政にも必要だ」。民主党の支援を受け、政党対決の姿勢を鮮明にする。
迎え撃つ小林氏。19日に八戸市のホテルで開かれた自民党八戸市支部の会合に出席し、党の推薦を得た。
小林氏は前回市長選で初当選した。総務省職員だった小林氏を「スカウト」したのが、青森3区の自民党議員大島理森氏だった。
小林氏は8月の衆院選でも「大島氏支持」を鮮明にした。7月30日、八戸市内であった大島氏の選挙事務所開き。「大島さんは八戸にとって国宝のような方。絶対に落とすわけにはいかない」。小林氏の絶叫が響いた。
大島氏は367票差で激戦を制したが、吹き荒れた逆風を受けた自民党は政権を失った。「市長選は政党対決ではない。市民党として戦う」。19日の会合後、取材に応じた小林氏は表情を引き締めた。
2009年09月24日木曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000909240010
知事選:残り1カ月、態勢固まる
2009年09月24日
知事選の投票まであと1カ月となり、主要政党や支持団体の態勢がほぼ固まってきた。村井嘉浩知事の出身母体の自民党や公明党は現職支援を打ち出す一方、民主党は候補を擁立して社民党の推薦を取りつけ、県内でも圧勝した総選挙の再現を目指す。独自候補を立てる方針の共産党は候補予定者を1人に絞り込み、最終調整に入った。(乗京真知、箕田拓太)
県議会の自民党会派の控室。入り口の扉や受付カウンターに先週末、村井知事の顔写真付きポスターがお目見えした。知事選に向けて知事の後援会が用意した。「加速!!富県みやぎ」の文字に再選への意欲がにじむ。
知事は「特定の政党や団体に推薦は求めない」との立場だが、自民県連は「企業誘致や行財政改革で着実に成果を上げている」と、その指導力を評価。各議員が勝手連的に支援することを決めた。
国政では、鳩山内閣の発足で自民と距離を置き始めた公明。だが県内の支持者の間では「劣勢下の衆院選でも応援してくれた知事」との印象が強く、良好な関係を保つ意味でも自主投票は避けて支援に回るという。
民主・社民両党は、国連食糧農業機関(FAO)の前戦略企画部長、遠藤保雄氏の推薦を決め、歩調を合わせる。24日には両党の支持基盤である労働組合・連合宮城が「支持」を決定。「遠藤氏は介護や医療、農業分野などに独自のアイデアがある。あとは政策の優位性をどれだけ提示できるかだ」と連合宮城の楳原惣一郎会長。推薦ではなく支持となったのは、推薦の決定権を持つ連合本部が役員人事のさなかで、機関会議などの機会がないためという。
共産党県委員会と県労連などでつくる「明るい民主県政をつくる県民の会」は、共産党系の市民運動家を擁立する方針で、近く正式発表するという。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090925t11026.htm
村井氏、遠藤氏 臨戦態勢 政党対決色濃く 宮城知事選
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)の投票が1カ月後に迫った。現職で再選を目指す村井嘉浩知事(49)は政党の推薦を受けないが、自民党県議らを中心に態勢が整い始めた。新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)は、推薦を受けた民主党のみこしに乗る。共産党などが近く独自候補を擁立する。短期決戦の前哨戦が熱を帯びてきた。
●勝手連は初
連休中の21日。村井知事は選挙事務所として使うJR仙台駅東口近くの空きビルにいた。ジャージー姿で約20人の後援会ボランティアとともに掃除に取り組んだ。
知事は政党に推薦を求めない方針を打ち出した。勝手連選挙は初経験で「事務所をようやく探し、スタッフ確保にも追われる」と言う。連休後半は自宅にこもり、マニフェスト(公約集)作成に専念した。
前回(2005年)は自民党推薦で初当選。衆院選でも自民党支持を鮮明にしただけに民主党側は「理解できない変節」と批判する。
攻撃にさらされる知事を支えるのは、やはり自民党だ。
「民主党候補は閣僚たちが応援に入る派手な選挙になる。こちらは知事を前面に草の根戦を展開しよう」。仙台市内で23日あった自民党県連の会議で、須田善明幹事長はげきを飛ばした。
知事を勝手連的に支援することを決め、「誇りと存在意義をかけた戦いになる」と須田幹事長。知事が仕掛けた脱政党戦略とは別に、政党対決の構図が浮かび上がる。
●党を前面に
「県政も生活者重視に転換する時が来た。民主党が衆院選で掲げた地域主権の確立を目指したい」。20日、仙台市青葉区の中心商店街で遠藤氏が声を張り上げた。
FAOで貧困問題を手掛けた実績を挙げ、「格差社会のプロとして県政に取り組む」と強調。民主党の政策と自身の政治姿勢を重ね合わせた。
県連幹部が戦略の一端を解説する。「無名の遠藤氏が村井知事と互角に戦うには民主党への期待に乗るしかない。遠藤氏の顔が見えないくらい民主党色を押し出す」
民主党は衆院選で「脱官僚支配」を掲げた。党国会議員の一人は「元官僚の遠藤氏だからこそ、官僚支配の仕組みを変えなくてはならないと感じている」と予防線を張る。
19日には社民党県連の推薦が決まり、政権与党が足並みをそろえた。投票日は神奈川、静岡の両参院補選と同じだが、民主党県連は閣僚や党幹部の応援を積極的に求める方針だ。
●共産擁立へ
共産党宮城県委員会と県労連などで構成する「明るい民主県政をつくる県民の会」は、医療福祉関係者を軸に9月中にも独自候補を擁立する。
2009年09月25日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090926t11034.htm
県議定数見直し 「本吉」と逆転区対象 検討委設置
宮城県議会は25日、議員定数・選挙区等検討委員会(委員長・小野隆副議長)を設置した。1日に本吉町が気仙沼市と合併したことに伴い、選挙区割りなどを見直す。人口の少ない選挙区が多い選挙区の定数を上回る「逆転区」も検討対象とする。2010年の6月定例会までに、畠山和純議長に中間報告する。
本吉町と気仙沼市の合併により、本吉選挙区(定数1)は南三陸町だけとなり、05年国勢調査に基づく選挙区人口は1万8645人となった。選挙区人口を基に算出する定数の配当基数は0.482で、公選法が強制合区の対象とする0.5を下回った。
一方、公選法は強制合区の対象となった後も、特例区として当分の間、1選挙区で存続することも認めている。検討委は本吉選挙区をいつの選挙からどの選挙区と合区すべきかを検討する。
県議会が06年に定数を見直した際には、人口が4万9900人の角田・伊具選挙区が定数2で、5万2800人の亘理選挙区が定数1となり、1票の格差が2倍以上となった。
10年国勢調査結果を基に、定数改正の必要性があるか検討するという。
2009年09月26日土曜日
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000909270002
政権交代@山形 民主、自民と相乗りへ
2009年09月27日
鶴岡市長選 地元の意向尊重
民主党県連は26日、山形市内で常任幹事会を開き、鶴岡市長選(10月11日投開票)で自民、公明が推薦する新顔の榎本政規氏(60)を推薦することを決めた。大勝した衆院選後初の首長選で「自公との相乗り」に反対する声もある中、榎本氏と政策協定を結んで相乗りを決断した。一方、酒田市長選(11月8日投開票)では新顔の梅津準士氏(58)の推薦を決定。自民が推薦する現職との「与野党対決」となる。
酒田市長選は「対決」
民主党は前回05年の鶴岡市長選でも自公と相乗りで富塚陽一市長を推した。新顔3人の対決となる今回は榎本氏のほか、新顔の草島進一氏(44)からも推薦依頼があったが、結局前回と同じ構図に。
この日の常任幹事会では「もともと自民だった市議を、自公とともに民主が推薦するのはいかがなものか」と反対意見も出たが、「今は自民党籍を抜き、政策的にも理解しあえるところがある」など地元の意見を尊重する形で決着した。会合後の記者会見で、舟山康江会長代行は「本来は独自候補の模索から始まるが、今回は出せなかった。草島さんとは参院選や知事選で同じ方向を向いてきて全く敵対するわけではないが、地元が榎本さんに決めた」と説明した。
県連は、すでに榎本氏と「一部の政党にくみしない」「重要な施策決定では必要に応じて民主党と協議する」などの政策協定を結んでいる。 酒田市長選は自民推薦の阿部寿一氏(50)との対決を選んだ。梅津氏とも政策協定を結んだという。
さらに市長選と同日投開票の鶴岡市議選では1人を公認、2人を推薦。酒田市議選でも1人の公認、4人の推薦を決めた。
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現職当選……。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092700223
八幡平市長に田村氏(岩手)
田村正彦氏(61)=無所属・現=が、フリーアナウンサーの川村龍雄氏(51)=無所属・新/民主推薦=を破り再選。(27日投開票)(2009/09/27-21:04)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090927t31037.htm
八幡平市長に田村氏再選 民主系候補の猛追かわす
任期満了に伴う八幡平市長選は27日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の田村正彦氏(61)が、無所属新人のフリーアナウンサー川村龍雄氏(51)=民主推薦=を破り、再選を果たした。
田村氏はJR大更駅周辺のにぎわい創出などを公約に掲げ、市政の継続を訴えた。1期目の実績を強調するとともに、連合岩手など労働団体からの支援も受け、川村氏の猛追を振り切った。
告示6日前に出馬表明した川村氏は、赤松広隆農相が応援に入るなど民主党が前面に出て選挙戦を展開したが、一歩及ばなかった。
投票率は77・38%で、前回を3・16ポイント上回った。当日の有権者は2万5023人。
◇八幡平市長選開票結果(選管最終)
当 10226 田村正彦 無現(2)
9027 川村龍雄 無新
<田村正彦(たむら・まさひこ)>61無現
市長(県議(3)、西根町議(2)、団体職員)八幡平市、駒大
2009年09月27日日曜日
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旧西木村助役の佐藤氏が出馬へ 県議補選・仙北市選挙区
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090928a
旧西木村助役の佐藤雄孝氏(57)=仙北市西木町門屋字屋敷田63=が27日、来月16日告示、25日投開票の県議選仙北市選挙区(定数1)の補欠選挙に無所属で立候補する意思を固めた。近日中に会見を開き、正式に出馬表明する。
補選は、門脇光浩氏(49)が来月18日告示の市長選に出馬するため県議を辞職したことに伴って行われる。立候補の意思を固めたのは、旧角館町長の太田芳文氏(62)に次いで2人目。
佐藤氏は取材に対して「2005年9月の市町村合併により失職して以来、4年間にわたって市民の目線で県政、市政を注視してきた。地方の疲弊が激しい。基幹産業の農林業、建設業はじめ、観光振興など取り組むべき課題は多い。住民の声を反映させて活力ある産業の育成を目指す」と述べた。
(2009/09/28 08:30 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20090925_04.htm
建設業協は自主投票 知事意向や政権交代影響
宮城県知事選で、宮城県建設業協会(佐藤博俊会長)は24日、自民党出身で現職の村井嘉浩知事(49)を推薦せず、事実上の自主投票とする方針を決めた。村井知事が政党や団体の推薦を求めない姿勢であることに加え、政権与党の民主党が新人を擁立したため、明確な支持表明を避けたとみられる。
同日の理事会で、佐藤会長が「推薦を求めない村井知事の意向を尊重して、推薦は行わない」と提案し認められた。
協会関係者によると、民主党が農林水産省OBで元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)を推薦したことに関連し、「政権与党の候補者がいるのに、現職だけを推薦するのはどうか」との意見があったという。
自民党県連は、村井知事への勝手連的な支援を決めている。理事会では、県連の意向を尊重した形での自主投票を促す意見も出た。
自民党の有力支持団体である建設業協会が、自民党系の現職を推薦しないのは異例。前回知事選(2005年)では村井知事を推薦した。別の関係者は「政権交代で業界が日和見になった。民主、自民両党への両にらみの体質が鮮明になった」と指摘する。佐藤会長は「推薦することで村井知事に迷惑をかけてはならないと判断した。会員が個別に支援する形になる」と話している。
2009年09月25日金曜日
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>>789
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/09/8376.html
前弘前副市長葛西氏が市長選出馬表明へ 再選目指す現職と対決
来年4月の任期満了に伴う弘前市長選に向け、副市長を辞職した葛西憲之氏(62)が、きょう28日にも出馬を表明するものとみられる。葛西氏は、経済関係者などから出馬の打診を受けており、副市長辞職後、市長選に対し「真剣に考えたい」と決意をにじませていた。市長選には、再選を目指す現職の相馬●一市長(72)が既に出馬を表明している。これに葛西氏が名乗りを上げれば、市政運営をめぐって現職市長と前副市長が対峙(たいじ)する構図で市長選が動き出すことになる。
来春の市長選をめぐっては、市政刷新を目指す経済界などが葛西氏擁立を模索する動きが表面化。
葛西氏は24日、市政運営をめぐる相馬市長との考え方の違いなどを理由に、市長の求めに応じる形で副市長を辞職。これに伴い、相馬市長との対立も一気に顕在化した。
辞職後の記者会見で葛西氏は、就任直後から相馬市長の市政運営の在り方に疑問を抱き進言、提言を行ってきたが「一蹴(いっしゅう)された」と明かし「現市政では前向きで活発な議論が行われる状況になく市政が停滞している」と指摘。
擁立の動きがある中で「将来の弘前市を思い、私なりの役割、責務、責任がどういったところにあるのか真剣に考えたい」と意欲を見せていた。
2006年にスタートした1期目の相馬市政は、副市長が2度にわたって任期途中で辞職するという異例の事態となっており、葛西氏が市長選に名乗りを上げれば、市役所トップとナンバー2による選挙戦へと突入する。
市政刷新を目指す勢力の中には、葛西氏がどのような政策や態勢で選挙戦に臨むのかを見極める動きも多く、現職に挑むに当たって反相馬勢力の結集を図れるかどうかが今後注目される。
※●は金へんに昌
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一体何が・・・。
現職仙台市議の相沢芳則氏死亡 自殺か
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090928t13035.htm
27日午後、仙台市青葉区中山5丁目、仙台市議相沢芳則さん(61)が自宅で意識を失っているのを家族が見つけた。病院に搬送されたが、28日未明に死亡した。宮城県警は自殺とみて調べている。
相沢さんは1987年に初当選し、現在6期目。2005年6月から07年5月まで副議長を務めた。
2009年09月28日月曜日
民主系の仙台市議が首つりで死亡 自殺か
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092801000609.html
27日午後、仙台市青葉区中山の仙台市議相沢芳則さん(61)宅で、相沢さんが首をつっているのを家族が発見した。相沢さんは搬送先の病院で死亡が確認された。仙台北署は自殺とみて調べている。
相沢さんは市議会で、民主党系会派に所属。市議会副議長などを務め、6期目。
2009/09/28 18:25 【共同通信】
青葉区 定数17−候補21(選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,798(7.8%) 相沢 芳則 59 無所属 現 6 市会副議長←民主系市議・09年9月自殺
当 7,519(7.6%) 佐藤 わか子 54 民主 現 3 党県NPO委長
当 6,488(6.5%) 村上 一彦 50 民主 元 2 党県倫理委員
当 5,484(5.5%) 大泉 鉄之助 66 自民 現 9 (元)市会議長
当 5,374(5.4%) 嶋中 貴志 46 公明 現 2 (元)衆院議員秘書
当 5,365(5.4%) 西沢 啓文 52 無所属 現 4 町内会長
当 5,361(5.4%) 鎌田 城行 44 公明 現 2 党県政策局長
当 5,115(5.1%) 斎藤 建雄 61 無所属 現 6 県民社協会理事
当 5,015(5.0%) 菅野 直子 34 共産 新 1 党地区役員
当 4,901(4.9%) 跡部 薫 42 無所属 新 1 大学講師
当 4,824(4.8%) 加藤 和彦 40 自民 新 1 食品販売業
当 4,794(4.8%) 鈴木 繁雄 62 無所属 現 6 学校理事長
当 4,495(4.5%) 八島 幸三 59 社民 現 5 党市議団代表
当 4,199(4.2%) 熊谷 善夫 64 自民 現 7 市国保協副会長
当 4,076(4.1%) 庄子 晋 75 自民 現 6 サッカー協会長
当 4,045(4.1%) 花木 則彰 46 共産 現 3 党地区役員
当 3,770(3.8%) 岡部 恒司 47 無所属 現 3 保護司
□ 3,733(3.7%) 関根 千賀子 68 諸 派 現 福祉相談業
□ 3,554(3.6%) 樋口 典子 48 無所属 新 管理栄養士
□ 3,278(3.3%) 屋代 美香 44 無所属 新 商社役員
396(0.4%) 石森 正洋 43 無所属 新 建設会社役員
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090929t11033.htm
12市長、村井氏推薦 仙台市長は参加せず 宮城知事選
任期満了に伴う宮城県知事選(10月8日告示、25日投票)で、仙台市を除く県内12市の市長が28日、再選を目指す村井嘉浩知事(49)を推薦することを表明した。
12市長のうち8市長が同日、県庁を訪れて村井知事に面会。阿部秀保東松島市長が「富県宮城をますます推進してもらいたい」と激励し、12人の連名による推薦状を手渡した。村井知事は「当選した暁には県全体が明るくなるよう、皆さんに喜んでもらえるよう、頑張りたい」と決意を述べた。
呼び掛け人の一人の伊藤康志大崎市長は「知事は団体に推薦を求めないということなので、勝手に押し掛けて推薦した。各市長がそれぞれの地域で頑張りたい」と語った。各市長は、それぞれの支持団体や後援会を通じて支援するという。
名を連ねなかった奥山恵美子仙台市長は「連名への誘いはあったが、(7月の市長選で)市民党を掲げて各会派の協力を受けたため断った。各政党とは等距離のスタンスを保っており、知事選で特定候補を支持することもマイクを握ることもない」と話した。
町村長でつくる県町村会も近く、村井知事の推薦を決める見通し。
◎遠藤氏の確認団体発足
任期満了に伴う知事選で、民主党県連は28日、仙台市内で選対本部会議を開き、無所属新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民推薦=を支援する確認団体「民主みやぎの会」を発足させた。
会議では、主要閣僚や党幹部に応援を要請し、党推薦候補を前面に打ち出し、バックアップすることを申し合わせた。
選対本部長の岡崎トミ子県連代表(参院議員)は、国民新党が近く遠藤氏を推薦するとの見通しを示し、「連立与党3党で遠藤氏を支え、県政でも政権交代を実現する」と語った。
2009年09月29日火曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000909290001
検証・村井県政1)「脱政党」で思惑かわす
2009年09月29日
知事選では「政党に推薦を求めない」とした村井知事(中央)に、民主系会派の県議(手前)が説明を求めた=9日、県議会
「総選挙であれだけ自民党を応援したんだから、推薦をもらえばいいのにねえ……」
10日午後2時半すぎ、東京都内の民主党本部会議室。終始上機嫌だった小沢一郎代表代行(現・幹事長)が不意に眉をひそめ、知事選候補として農林水産省の元官僚・遠藤保雄氏の推薦承認を頼みに来た県連幹部につぶやいた。
その前日、村井嘉浩知事は再選立候補を表明した際、「政党の推薦は求めない」と明言していた。“選挙の小沢”ですら「そんな例は聞いたことがない」という展開。民主VS.自民の構図で国政に続く勝利を狙う思惑は、肩すかしを食らう格好になった。
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8月の総選挙。県議時代、自民県連幹事長も務めた村井知事は自民候補の応援に十数回、マイクを握った。公示前のポスターでも自民候補4氏とツーショットで写り、誰もが認める親自民ぶりをいかんなく発揮した。
「推薦求めず」宣言は、自民の歴史的敗退の10日後。村井知事の説明は「知事は特定の政党や企業のために仕事をしているわけではない」。
民主関係者には、寝耳に水だった。非自公会派は「総選挙の真剣な応援ぶりとの落差に違和感を感じる」「今さら自公隠しか」と、9月県議会でさっそく追及したが、村井知事は「総選挙と知事選は別」とさらり。あるベテラン県議は「こちらが候補者選びでもたついている間に、うまく機先を制された」と悔しがる。「どう反撃すればいいのやら……」
■ ■
4年前、自民の推薦を受けて初当選した村井知事。直前の郵政選挙の際、小泉旋風で自民が大勝した勢いも手伝った。ところが、その後の自民は07年の参院選で負け、首相は続けて政権を投げ出し、支持率も低迷した。
知事に近い関係者によると、知事はかねてから「2期目はどこの推薦ももらわずに出たい」と漏らしていたという。では、なぜそれを公言せず、今回の総選挙で自民候補を応援したのか。一つは出身母体へのこれまでの恩義があったため。さらに、知事選で推薦を求めないとなれば、なじみの先輩議員に「三くだり半を突きつけた」とみなされ、反発を招きかねないと心配したのだという。
懸念は総選挙とともに吹き飛んだ。自民は民主と戦った県内小選挙区すべてで敗退。9月に入ると、自民系の有力県議らが逆に「村井君、(自民の推薦は)どうする」「推薦したらかえって悪いな」などと気遣いはじめ、脱政党は自然な流れに。推薦はなくても、多くの自公系県議が村井氏の支援に回る見込みだ。
ただ、自民選挙の定型だった組織力は、民主政権誕生でほころび始めている。長く自民の支持基盤だった県建設業協会は24日、知事選に自主投票で臨むことを決めた。
■ ■
「総選挙の経緯があるのに、どういうことかな」
民主候補の遠藤氏は14日、立候補表明会見で村井知事の推薦求めず戦略に戸惑いを見せた。自身は「なるべく多くの政党推薦をいただければ」と述べ、政治家経験のなさを政党組織で補いたい考え。その後、社民党県連からも推薦をとりつけた。
農水官僚から国連食糧農業機関に転身した農業のエキスパートらしく、「農林水産業ルネサンス」を掲げ、1次産業の振興に力を入れる政策を訴える予定だ。
共産党は独自候補として、県民主医療機関連合会事務局長の天下(あま・した)みゆき氏を立てる。天下氏は「今の県政は大企業や自動車産業に税金をつぎ込み、生活困窮者を追いつめている」と指摘。医療、福祉、教育など「置き去りにされた課題」(中島康博・県委員長)の争点化を狙う。
◇
10月25日投開票の知事選まで1カ月弱。経済最優先の「富県戦略」を掲げた村井知事は、この4年間で何を実現し、何を積み残したのか、検証する。(乗京真知と箕田拓太が担当します)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091003t11039.htm
民主、建設業界に急接近 宮城知事選
民主党宮城県連の岡崎トミ子代表(参院議員)は2日、知事選で自主投票を決めた県建設業協会の佐藤博俊会長に面会し、民主党が擁立した無所属新人への支援を求めた。自民党を強力に支えてきた建設業界に民主党が急接近し、政権与党の存在感を誇示し始めたことが鮮明になった。
岡崎代表は2日午前、党県議とともに、仙台市青葉区の協会を初めて公式訪問。佐藤会長と15分ほど懇談した。
新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=の人柄や経歴を説明。公共事業や建設業振興に対する党の姿勢について意見を交わした。
岡崎代表は「『無駄な公共事業』と言われるたび、建設業界はビクビクしているという。民主党も遠藤氏も県民の安心安全のためには、必要な公共事業は全力でやると理解を求めた」と語った。
協会は知事選への対応について、再選を目指す村井嘉浩知事(49)を推す意見と、政権党の民主党に配慮すべきだという意見が折り合わず、自主投票を決めた。
佐藤会長は「知事選の対応はそれぞれの会員が考えること。長年築いた自民党との関係は急には変わらない。村井知事とのこれまでの付き合いを大事にする人は多いと思う」と話した。
2009年10月03日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091003t11039.htm
民主、建設業界に急接近 宮城知事選
民主党宮城県連の岡崎トミ子代表(参院議員)は2日、知事選で自主投票を決めた県建設業協会の佐藤博俊会長に面会し、民主党が擁立した無所属新人への支援を求めた。自民党を強力に支えてきた建設業界に民主党が急接近し、政権与党の存在感を誇示し始めたことが鮮明になった。
岡崎代表は2日午前、党県議とともに、仙台市青葉区の協会を初めて公式訪問。佐藤会長と15分ほど懇談した。
新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=の人柄や経歴を説明。公共事業や建設業振興に対する党の姿勢について意見を交わした。
岡崎代表は「『無駄な公共事業』と言われるたび、建設業界はビクビクしているという。民主党も遠藤氏も県民の安心安全のためには、必要な公共事業は全力でやると理解を求めた」と語った。
協会は知事選への対応について、再選を目指す村井嘉浩知事(49)を推す意見と、政権党の民主党に配慮すべきだという意見が折り合わず、自主投票を決めた。
佐藤会長は「知事選の対応はそれぞれの会員が考えること。長年築いた自民党との関係は急には変わらない。村井知事とのこれまでの付き合いを大事にする人は多いと思う」と話した。
2009年10月03日土曜日
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相乗りになりそうですね
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910010003
福島市長選 説明会に2陣営
2009年10月01日
●市議補選も2陣営
11月1日告示、8日投開票の福島市長選と同市議補選(被選挙数1)の立候補予定者説明会が30日、同市民会館であった。市長選では、すでに立候補を表明している現職の瀬戸孝則氏(62)の代理人と、候補者擁立を検討している市民団体「福島市政を明るくする会」(山口文彦会長)の関係者の2陣営が出席。市議補選では、佐藤剛男・前衆院議員の長女の夫で会社役員の佐藤雅裕氏(43)と、候補者擁立を検討している共産党の関係者が出席した。
福島市長選で、民主党県1区総支部は30日、瀬戸孝則氏を推薦する方針を固めた。同党県連の正式決定を受けて、瀬戸氏側と政策協定を結ぶ予定。また、同市議補選にNPO法人代表理事の煙山享氏(54)を同党公認で擁立することを決めた。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090924ddlk03010006000c.html
一関市の課題:’09市長選/上 4年前の検証ないまま /岩手
◇藤沢町と再合併に不安も
6月25日、一関市役所で、一関市の浅井東兵衛市長(82)と、藤沢町の畠山博町長(61)が「一関市、藤沢町合併研究会」の看板を笑顔で掲げた。町にとって4年ぶりの合併に向けた再出発の瞬間だった。
現在の一関市は05年に旧一関市と周辺の6町村が対等合併して誕生した。当初、「両磐は一つ」と両磐地区の9市町村の合併を模索した。だが、平泉町は独行の道を選択し、藤沢町は膨大な国営農地開発事業の償還費用が問題になり、合併協議から外されていた。
浅井市長は「決めるのは住民だが、合併新法期限内にするなら今がぎりぎりだ」と述べ、動き出した。合併新法の期限が10年3月末に迫っていることを理由とする。
平泉町は、世界遺産登録も含め「平泉」であることにこだわり、浅井市長の「合併研究会」へ参加しなかった。だが、藤沢は、新平準化事業等を導入して10年からの償還費を約48億円から約34億円に、未利用地も117ヘクタールから約40ヘクタールに減らしたとし、内々に市に合併を打診していた。町民には「町民病院の存続が心配。藤沢の良さが消える」と不安の声も聞かれるが、畠山町長は「包括ケアシステムは、これから行政の大きな要になる政策だ」と意気込む。
一方、市側にも合併への危惧(きぐ)を訴える声が絶えない。藤沢町と合併すると、歳入は増えるが、市が負担する負債額は約135億円になるなどの問題点が潜むからだ。ある市職員は「合併特例債の発行も一時的なもので、合併しても財政を圧迫しかねない」と話す。
さらに、前回合併した市町村間の「新一関市としての一体化」もあまり進んでいない。「合併で、旧町村の役場は支所になり、人数も減った。知らない顔もあり、以前のように気兼ねなく立ち寄る所でなくなった」という住民もいる。
10月上旬には住民説明を行う資料が完成、両市町の住民に説明される。一関市民や藤沢町民はどのような答えを出すのか。
× ×
4年前、近隣7市町村が合併して新市が誕生した。だが、合併の検証ができないうちの再合併、中心市街地再開発と、いずれも緒についた状態で浅井市長が退任する。課題も山積する中、有権者は今後4年間のかじ取りを誰に託すのか。市が抱える課題の現状を見た。【天野典文】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090925ddlk03010008000c.html
一関市の課題:’09市長選/下 街づくりビジョンを /岩手
◇駅前再開発に異論続出
シャッター街化した商店街を眺め、新大町商店会長の神崎愛三さん(69)は「ドーナツ現象が拡大して、町そのものに魅力がなくなった」と慨嘆した。一関市は「岩手の南の玄関口」として、駅前商店街がにぎわった。「平泉観光客の入り口」でもある。モータリゼーションの波が商店街衰退の理由という。「一刻も早く核になる施設か店舗が欲しいのだが……」と口調は苦い。再開発方針を巡って、市、市民、商工会議所の意見が合わず、なかなか進まないからだ。
市は08年に、再開発案を発表した。磐井川堤防改修に伴い、図書館など周辺公共施設を駅前に移し、駅舎を橋上化、駅舎跡地に複合施設を建設するものだ。予算は130億円超で、磐井川堤防改修が国事業のため、市負担は約36億円という試算だ。浅井東兵衛市長は「ネックだった再開発費用も、市単独でやるより少なくて済む。100年に1度の好機だ」と話す。
「多額の費用負担をする駅舎建設は、市民合意が得られない」
8月、市役所で「一ノ関駅周辺整備まちづくり市民検討委員会」の小岩邦弘委員長は述べた。検討委は、市が市民の意見を反映させるために作り、市案の検討を依頼した。36億円は、市財政の投資的経費約91億円の約4割を占める。小岩委員長は、複合施設の必要性は認めながら、投資額を抑える方法を提案し、市民と協働して進めることを求めた。
さらに、一関商工会議所も独自案を提案。駅前中心街を人が回遊する「まちは公園」をコンセプトにした。市案には「公共施設を駅中に集中させると、街中へ波及効果が期待できない」とした。
三すくみの状況に、市側は困惑を隠せない。「みな、活性化には賛成だが、これだけ意見が異なると、再検討するしかない」と企画調整課の鈴木淳課長補佐は言う。市は検討委の提案や、市議の意見を聴くなどし、素案を見直している。
平泉の世界遺産登録再挑戦も、もうじき本格化する。神崎さんは言う。「今こそ駅を中心とした街づくりビジョンを、市民行政が一体で話し合う必要がある」【天野典文】
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下が見つからん
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20091001-OYT8T00158.htm
【一関再生 市長選の課題】<上>
白紙に戻った駅前整備
検討結果をまとめた報告書を浅井市長(左)に提出する市民検討委員会の委員ら(8月18日、一関市役所で) 2005年に旧7市町村が合併し、現在の一関市となって4年。新市としての一体感の醸成が進まない中で、藤沢町との合併話も本格化している。10月4日の一関市長選の投票を前に、市政の課題を考える。
「中央図書館は必要だが、駅前の複合施設には作るべきではない」
衆院選が公示された8月18日、市が進めるJR一ノ関駅周辺整備計画の素案について、26人の市民検討委員が出した結論は「ノー」だった。報告書を受け取った浅井東兵衛市長は、「報告書に込められた精神をしっかりと踏まえ、素案を再検討したい」と答え、駅前整備計画は事実上、白紙に戻った。
市が昨年11月に示した同駅周辺整備の素案は、市中心部を流れる磐井川堤防の改修に伴い、工事予定地にかかる市立図書館などの公共施設を、駅西口に建設する複合施設に移転、集約すると同時に、駅舎も全面改修するというもの。総事業費は132億円を見込むが、市は合併特例債などを充当すれば市の持ち出しは34億8000万円で済むと説明する。
市は計画作りの一方で、まちづくりへの市民参加を実現するため、今年5月に市民委員会を発足させ、素案の内容について検討を依頼した。委員の選定にあたっても、市の顔となる玄関口の周辺整備への市民全体の関心を高めるため、旧7市町村ごとに委員を推薦してもらった。東西に長い同市では、一ノ関駅前は旧一関市の中心部との意識が強く残っていたからだ。
市民委員の一人で旧大東町で書店を経営する小原玉義さん(47)も、当初は「旧一関市の人で話し合ったらいい」と思っていたが、やがて「市の税金が投入されるのであれば、計画次第では市全体にも影響する」と考えるようになり、積極的に発言するようになった。
「反対意見を言っても、賛成意見と両論併記されるだけで、結論は自分たちで決められないと思っていた」。旧一関市内で呉服店を営む畠中良之さん(54)も、市民委員会での議論に手応えを感じている。「全市的な課題に市民がここまでかかわったのは初めてだろう。それだけでも画期的」
市長選の候補者3人も、市が示した素案とは距離を置く。山下政治氏(70)は「国に依存した計画なので基本的には反対。駅の東西口を結ぶ通路などの整備はやるべき」との立場。勝部修氏(59)は「素案作りから市民と一緒に検討すべきだった。駅前整備は、駅を起点に周辺の商店街などに展開していくパターンがいい」との考えで、伊東福住氏(77)も「大学などに研究してもらい、科学的データをもとにプランを作り、それを市民と協議すべき」と主張している。
(2009年10月1日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091004t11026.htm
首長そろって現職推薦の中…仙台市長、中立堅持 宮城知事選
宮城県知事選(8日告示、25日投票)で、仙台市の奥山恵美子市長が県内の首長でただ一人、村井嘉浩知事(49)を推薦しなかったことが県政界で注目を集めている。奥山市長は「私は市民党」と受け流すが、「7月の仙台市長選で支援を受けた民主党への配慮か」との憶測も飛ぶ。市長選では党派を超えた市議の支援を受けており、「中立」以外、選択肢はないのが実情のようだ。
仙台市を除く県内の12市長は9月28日、連名で村井知事に推薦状を手渡した。県内22町村長も30日に推薦を決めている。
奥山市長は「推薦に名を連ねる誘いはあったが、(市長選で)市民党を掲げたので断った」と明かす。「政党とは等距離を保ち、知事選で特定候補を支持することもマイクを握ることもない」と説明する。
仙台市議会では、奥山市長の姿勢はおおむね好意的に受け止められている。
最大会派「新しい翼」の柿沼敏万会長は奥山市長が市長選で「市民党」を掲げ、特定政党の推薦を受けなかった点を強調する。「特定政党に偏らず、市民とのかかわりを重視する政治姿勢が出ている。知事の推薦に加われば一貫性がなくなる」と評価する。
「民主クラブ仙台」の木村勝好代表(民主党県連幹事長)は市長選で民主党県連が奥山市長を支援したことを挙げ、「筋を通した適切な判断。衆院選で示された民意を念頭に置いての行動だろう」とみる。
民主党は知事選で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=を擁立していて、奥山市長のスタンスを「陰ながらの支援」と受け止める。
ほかの会派も「熟慮の結果」(改革ネット・自民)、「民主への配慮だろう」(公明党市議団)、「民主が政党対決色を強めているので態度を鮮明にしにくい」(社民党市議団)と理解を示す。
市長選で市議会(定数60)は自民党系、公明党を含む35人が奥山市長の支援に回った。現在、共産党市議団を除く5会派で与党を構成する。「知事選で市長が特定候補を支援するのは市議会の政治状況に合わない」(市議)との思惑も働いた。
知事選で、県民医連事務局長の天下(あました)みゆき氏(53)=共産推薦=を支援する共産党市議団の福島かずえ団長は「また裂きを避けただけ。自民、公明、民主、社民が相乗りする市議会の弊害が出た」と批判する。
市長選の告示前、村井知事は奥山市長を含む複数候補の集会に出席した。奥山市長は「(要請があれば)マイクを握るのが村井さんの等距離外交。私はマイクを握らずに等距離を保つ」と、自分なりの流儀を話した。
2009年10月04日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091005t11032.htm
http://www.kahoku.co.jp/img/news/200910/20091005m10.jpg
政治潮流、密接に絡む 宮城県知事選25日投票
任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)は8日の告示日まで3日に迫った。無所属で再選を目指す村井嘉浩知事(49)に、県民医連事務局長の天下(あました)みゆき氏(53)=共産推薦=、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=の無所属2新人が挑む。鳩山政権発足後初めての大型地方選挙で、政党対決の色彩が濃くなっている。これまでの知事選も時代の政治潮流と密接に絡みながら、戦う主役や構図が激変してきた。過去4回の知事選を振り返る。
◎新党ブーム、浅野氏乗る
●1993年11月
ゼネコン汚職で逮捕、起訴された前知事の辞職に伴う出直し選挙。今回と同様、政権交代があり、8月に細川連立政権が発足した。新党勢力と既成政党が激突した。
新生、日本新、さきがけの3党は旧厚生省課長で45歳だった浅野史郎氏を推薦。自民、社会、民社の3党は前副知事の八木功氏を推薦した。前知事の汚職批判が突風となり浅野氏が初当選した。
与野党相乗りに「脱政党」で勝利
●97年10月
浅野知事が初めて「脱政党」を掲げ、政党候補を破って再選。政党や団体の推薦を断り、勝手連の支援を受ける浅野氏のスタイルを決定づけた。
自民党と野党の新進党は「地方版保保連合」で共闘し、前参院議員の市川一朗氏(現自民党参院議員)を擁立した。民主党の小沢一郎幹事長は当時、新進党党首。建設業界などを通じ強力なてこ入れを展開したが、無党派層の壁に阻まれた。
得票は浅野知事にとって最高の62万2000票。浅野県政は盤石の時代に入り、後に「無党派の巨人」と称される。
事実上信任投票自民は“不戦敗”
●2001年11月
浅野知事と共産党系候補の戦い。事実上の信任投票となり、浅野知事が3選。7月の参院選で小泉純一郎首相の人気で勝利した自民党は「準備不足」を理由に候補者を擁立しなかった。
◎追い風受け村井氏当選
●05年10月
4選を目指すとみられた浅野知事が8月に引退を表明した。郵政解散に伴う9月の衆院選で圧勝した自民党は、党県議で45歳だった村井嘉浩氏を推薦候補に擁立。浅野知事は前県総務部長の前葉泰幸氏を後継に立てた。
自民党は当時幹事長代理だった安倍晋三氏、総務相だった麻生太郎氏らが応援に入る総力戦。浅野知事は「脱政党選挙は宮城の伝統文化」と前葉氏応援にフル回転したが、及ばなかった。
村井知事の誕生で自民党は12年ぶりに県政与党に復帰。浅野氏の無党派神話に幕が下りた。
◎政党対決色、影響いかに
●09年10月
衆院選で自民党は野党に転落。村井知事は政党に推薦を求めない浅野型戦略に転じ、民主党が擁立した遠藤氏は「宮城でも政権交代を」と攻勢をかける。
「脱政党」を掲げる自民党系の村井知事に政権党の民主党が挑戦。97年知事選の構図を逆転させたような形になった。
自民党県連は勝手連で村井知事を支援。民主、社民両党は遠藤氏を全面支援し、共産党は天下氏を支える。来年の参院選を見据え、政党間のつばぜり合いが熱を帯びる。
2009年10月05日月曜日
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70歳の高齢新人に与野党相乗りってすごい構図ですね。
どういった経緯なんでしょうか?
http://www.news24.jp/nnn/news8612653.html
にかほ市長選挙 現新一騎打ちへ
(秋田県)にかほ市の市長選挙に出馬を表明しているのは、再選を目指す現職の横山 忠長氏61歳と、前の市議会議員で、民主党と自民党が推薦する佐々木 清勝氏70歳の2人です。現職の横山氏は4年間で築いた基礎を発展させたいと訴えています。 新人の佐々木氏は、チェンジを合言葉に、市政の流れを変えようと有権者に呼びかけています。にかほ市の市長選挙は今月18日に告示され25日に投票が行われます。[ 10/6 19:49 秋田放送]
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相乗り〜
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910060001
連合福島も現職推薦/福島市長選
2009年10月06日
民主党県連の支持団体の連合福島と福島地区連合は5日、11月8日投開票の福島市長選に3選を目指して立候補を表明している現職の瀬戸孝則氏(62)と政策協定を結び、同氏の推薦を決めた。政党レベルでは共産を除き、自民を含めた主要政党が瀬戸氏に相乗りする公算が大きい。
連合からの推薦を受け、瀬戸氏は「経済・雇用環境は大変厳しいが、地方自治体ができることを探して実行していきたい」と話した。
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>>811
前回と同じ構図ではありますが。。。
なぜ民・自ともに新人についたかは不明
□2005年11月13日実施の選挙の結果
http://www.melma.com/backnumber_22213_2362797/
◇にかほ市長選挙(秋田県)開票結果 投票率83.89%
当10539 横山忠長(無新、58歳、初当選)
9379 佐々木清勝(無新、66歳)
※にかほ市は、仁賀保町、金浦町、象潟町が合併して誕生。今回の選挙は初代市長を
決める選挙。当選した横山氏は旧・象潟町長
※佐々木清勝は元県農政部長
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20091008-OYT8T00001.htm
自民県連幹事長の進退浮上
副知事削減意見分裂でしこり
県議会9月定例会で吉村知事が提出した副知事定数を2から1へ削減する条例改正案の賛否を巡り、野党の最大会派「自民党」の代表を務める党県連の今井栄喜幹事長の進退問題が浮上した。7日の議員総会で会派として改正案に賛成する方針を決めたが、意見分裂でしこりも生じた。会派の結束力が低下すれば、来夏の参院選や知事との距離にも影響が出そうだ。
非公開の議員総会では、今井氏が提案した「会派として賛成する」との対応が了承されたという。代表質問や一般質問で、同会派の議員は吉村知事の考えに批判的な姿勢も示していたが、今井氏は記者団に「景気・雇用対策など深めるべき議論がある。早く決着すべきとの声が大きかった」と説明した。
一方、「継続審議」を求めた声も根強く、今井氏は議員総会で「意見統一がスムーズに進められなかった。責任を感じている」と自身の去就について触れ、「進退伺」と受け取れる発言をしたという。隣にいた役員が「この場で議論する問題ではない」と取り消したが、会派内に大きな衝撃が走った。
今井氏は取材に対し「知事選では自民党会派の大半が斎藤弘前知事を支援し、私も中心にいた。衆院選の総括もある。『引き時があるのかな』と考えていた」などと語った。発言の背景には執行部の求心力低下が影響し、3月の県議会議長の選考で本命視されたベテラン県議が敗れたことなどもあるとみられる。県連の加藤紘一会長(党元幹事長)と近く協議するという。
会派内では今井氏の「進退伺」にも意見が割れる。執行部に近いベテラン県議は「意見統一できたのだから辞める必要はない」と擁護するが、執行部と距離を置く知事に近い県議は「自民の新しいスタート。災いを転じて福となす」と語った。党勢の再興をかける次期参院選に向けて、県連幹部は「体制を早急に整えたい」と話すが、先行きが見えない状況に陥っている。
(2009年10月8日 読売新聞)
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http://yamagata-np.jp/news/200910/08/kj_2009100800124.php
副知事2人制の廃止案可決 県議会の総務常任委員会
2009年10月08日 09:48
県議会の総務常任委員会は7日、副知事2人制の廃止を掲げる吉村美栄子知事が提案した副知事定数条例の改正案を全会一致で原案通り可決した。対応が注目されていた最大会派、自民党は常任委開会前に議員総会を開き、今井栄喜代表が会派として賛成することを提案するとともに自らの進退にも言及したが、直後に周囲から発言を取り消され、会派代表を兼ねる県連幹事長辞任という事態は回避された。
副知事定数条例の改正案をめぐっては、自民会派内で賛成、継続審査の2つの意見が拮抗(きっこう)していた。今井代表は総会後、賛成の立場を提案した理由について「全議員から意見を聴き、総務常任委員会でも議論してもらった。これらを勘案した」と話した。副知事定数条例の改正案への対応ばかりに注目が集まることにいらだちも見せ「一番大事なのは景気・雇用対策。それを議会で議論するためにも早く決着をつけることが必要と(会派に)話した」と強調した。
今井代表は総会の席上、改正案への賛成を提案した直後「うまくまとめられなかった。出処進退を含め加藤(紘一)県連会長に相談したい」と突然辞意を示唆。隣席の佐藤藤弥総務会長が遮り、発言を撤回した。
進退に言及した真意について、今井代表は「もう少しスムーズに会派をまとめられれば良かった。不満を抱く議員が残ったのは本意ではなかった」。辞意については「慰留され、考え直した」と取り消しを強調する一方「よく相談したい」と含みも残した。
今井代表は自民党所属の多くの国会議員、県議が前知事を支援しながら敗れた1月の知事選、さらに県内小選挙区では1勝しかできなかった8月の衆院選を挙げ「知事選や衆院選の総括の意味でも、どうあるべきか考えていた。引き時もあるかなと思っていた」と述べ、副知事定数の問題にかかわらず、辞任の時期を探っていたことも明らかにした。
慰留を受け、来夏の参院選に向けては現執行部を維持する方向を確認。早急に選挙に向けての体制づくりに入る考えを示した。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000910080003
副知事の定数1自民賛成で可決
2009年10月08日
∞改定案 総務委が全会一致
副知事の定数を現行の2人から1人に減らす条例改正案が7日、県議会総務常任委員会で全会一致で可決された。難色を示していた県議会最大会派の自民党が同日朝に議員総会を開き、「賛成」で一本化。2月の吉村知事就任以来続いていた攻防は、自民党が折れる形で決着した。16日の本会議で正式に可決される。
総会では、党県連幹事長でもある今井栄喜代表が「これまでの議論を踏まえた上で、賛成の方が多いと感じた。今回は1人制に賛成してはどうか」「経済・雇用対策、補正予算の凍結問題など大事な問題を議論するため、副知事問題は決着をつけたい」などと提案し、了承された。会派内には「県民からは『どちらでもいい』との声も多く、明確な反対理由もない」との意見も以前から根強かった。
総会での一本化後、今井氏が県連幹事長の進退に言及する一幕もあった。自民県議らによると、今井氏は「(賛成に)不満な方もいると思い、意見をまとめられなかった責任を感じる。進退も考えなければならない」などと発言。だが佐藤藤弥・県連総務会長に発言取り消しを求められ、すぐに撤回したという。
今井氏は報道陣の取材に対し、「知事選や衆院選のこともあり悩んできた。進退は多くの方と相談し、(参院選に向けて)次の体制はどうあるべきか考えたい」と述べ、今後の身の振り方になお含みを持たせた。
●予算確保の要望 上京の副知事に省庁「わからぬ」
国の補正予算の見直し作業を受けて、高橋節副知事は7日上京し、各省庁や県選出の国会議員を訪ね、県関係の予算を予定通り執行するよう要望した。情報収集も目的だったが、省庁の担当者の答えは「わからない」ばかり。高橋副知事にとって「状況が変わったんだな」と政権交代を実感する省庁回りになった。
副知事が重点的に要望したのは、山形大学と慶応大学先端生命科学研究所がかかわる2事業。山大は米沢キャンパスに有機EL研究の拠点整備を計画。文部科学省が補正予算に計上した国立大学等施設整備費で10億円を確保し、今月中旬に入札を行う。結城章夫学長も6日の定例会見で、「有機EL研究は省エネ、省資源として炭酸ガスを減らすことに大変寄与する研究。予定通り執行してほしい」と危機感をにじませていた。慶大先端研は同省の地域産学官共同研究拠点整備費で研究施設の整備などを進める計画だ。
副知事は文科省、国交省、厚労省などを回ったという。
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>>677
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091008ddlk02010091000c.html
県議会:渋谷県議が民主会派入り /青森
県議会会派の「民主党」(北紀一会長)は7日、議員総会を開き、渋谷哲一県議(無所属)の会派加入を決めた。渋谷県議は現在1期目で、会派入りは初めて。
民主会派は8月の衆院選直前から4人増えて11人となり、今博幹事長は「政権交代により、民主党の施策を県政も受け入れざるを得ない。会派拡大はまさに県民の思いだ」と話している。
県議会会派の内訳は▽自民26人▽民主11人▽公明・健政会3人▽共産2人▽クラブ林檎2人▽社民・県民クラブ2人。【矢澤秀範】
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>>677>>817
>民主会派は8月の衆院選直前から4人増えて11人となり、
以下の■の4人
青森市 定数10−候補14 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 14,157(10.7%) 高橋 修一 36 自民 新 1 (元)青森市職員 →津島後任の公募応募
当 12,811(9.7%) 鹿内 博 59 無所属 現 5 津軽弁の日代表・反原発運動→県民クラブ →青森市長選出馬当選
当 12,311(9.3%) 伊吹 信一 46 公明 現 2 党県幹事長
当 11,795(8.9%) 諏訪 益一 62 共産 現 4 党県副委員長
当 11,502(8.7%) 森内 之保留 42 自民 現 3 畜産会社役員 →津島後任の公募応募検討
当 11,373(8.6%) 山内 和夫 75 自民 現 8 社福法人理事
当 10,155(7.7%) ■渋谷 哲一 45 無所属 新 1 経営相談会社員・前回次点→無会派→09年10月民主会派入り
当 9,379(7.1%) 古村 一雄 62 無所属 新 1 (元)浪岡町長・浪岡分町派→県民クラブ
当 8,699(6.6%) 一戸 富美雄 50 無所属=連合青森 新 1 電力会社員・東北電力労組→新会派クラブ林檎形成
当 7,630(5.8%) 奈良岡 克也 56 社民 新 1 鉄道会社員
□ 7,539(5.7%) 山谷 清文 49 無所属 現 不動産会社社長
□ 6,910(5.2%) 藤本 克泰 43 自民 現 社福法人役員
□ 5,637(4.3%) 三上 剛 31 民主 新 党県総支部役員,05総選挙北斗選対本部長
2,594(2.0%) 太田 定昭 69 自民 現 農業・浪岡地盤
八戸市 定数8−候補12 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 17,561(15.6%) ■中村 寿文 67 無所属 元 6 (元)八戸市長→新会派大心会形成→09年8月民主党・会派入り
当 12,346(11.0%) 滝沢 求 48 自民 現 4 県会副議長
当 10,828(9.6%) 畠山 敬一 51 公明 新 1 (元)八戸市議
当 10,198(9.1%) 熊谷 雄一 44 自民 現 2 漁協理事
当 10,139(9.0%) 田名部 定男 60 民主 現 4 党県副幹事長
当 9,256(8.2%) 山内 正孝 56 民主 現 2 牧場経営
当 8,778(7.8%) ■山田 知 37 無所属 現 2 (元)旧八戸市議→新会派大心会形成→09年8月民主党・会派入り
当 7,843(7.0%) 清水 悦郎 57 自民 現 3 米穀販売業
□ 7,297(6.5%) 工藤 智幸 41 無所属 新 社福法人理事長
□ 7,054(6.3%) 藤川 友信 58 無所属=自民 新 社福法人理事
□ 6,760(6.0%) 中山 安弘 70 自民 現 党県副会長
□ 4,582(4.1%) 田端 文明 48 共産 新 党地区常任委員
むつ市 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 13,116(30.7%) 越前 陽悦 61 無所属=自民 現 3 自衛隊父兄会長=自衛隊やJR労組関連に人脈
当 12,456(29.2%) ■菊池 健治 72 無所属=自民 現 6 石油会社役員→自民党会派入り(07年)→自民復党は認められず→09年6月自民会派離脱→09年8月民主会派入り
当 8,574(20.1%) 大見 光男 76 自民 現 3 生コン会社経営=電力票
□ 8,544(20.0%) 新保 英治 68 無所属=民主・社民 現 精神障害者会長・社民系
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渋谷と菊池はともかく、中村と山田が民主党会派に加わらなかったのは前回知事選で三村よりだったからで、そこらへんの話がついてないようなら次期知事選の候補擁立に影響が出る気がします
まあ現在の民主会派の三村に対するスタンスは分かりませんが
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000910100003
現在位置:asahi.com> マイタウン> 山形> 記事
新顔3氏激しい争い
2009年10月10日
∞鶴岡市長選あす投開票
●定数4減の市議選も
鶴岡市長選と市議選は11日投開票される。市長選に立候補しているのは、いずれも前市議で、NPO法人相談役の芳賀誠氏(67)、元市議会議長の榎本政規氏(60)=民主、自民、公明推薦=、環境NGO代表の草島進一氏(44)=新党日本推薦=の無所属新顔3人。市議選(定数34)には、現職33人と新顔7人の計40人が立候補。今回から定数が4減、全市1選挙区になったこともあり、激しい戦いが続いている。
投票は午前7時から午後8時まで市内119カ所で行われるが、旧温海町全域、旧櫛引町と旧朝日村の一部では午後7時まで。午後9時10分から小真木原の朝暘武道館で開票される。市長選の大勢は、午後11時過ぎに判明する見通しだ。
3日現在の有権者数は11万4253人。
芳賀氏は「トップダウンからボトムアップへ」と訴え、政党の推薦は受けず、草の根選挙に徹する。環境と福祉のNPO法人愚山会と交流のある障害者団体、理事長を務めた鶴岡青年会議所、鶴岡南高や早大のOBらに呼びかけて演説会を開くなど、支持拡大を図っている。
榎本氏は、田川地区出身。市議会議長だった父親の後、ふたりの市議が12年間守った議席を継いだ。加藤紘一衆院議員、富塚陽一市長、自民の3県議の後援会を中心に、民主の推薦も受けて分厚い態勢を作った。保守系市議と連動して個人演説会を開き、旧町村にも支持を広げている。
草島氏は、新党日本の田中康夫代表、川田龍平参院議員などダム問題や阪神大震災のボランティア活動で知った国会議員らの応援を得て、演説会を重ねる。市議3期10年の知名度もあり、「市民が主役の市政へ」と訴え、政権交代を起こした風が鶴岡でも起きるのを期待する。
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草島頑張れ〜。
http://www.komi-shin.com/1038/1038a.html
鶴岡市長選
保守割れ、出馬3氏に
混戦必至も衆院選が水差す
任期満了に伴う鶴岡市長選(十月四日告示、十一日投開票)は、鶴岡市議で自民系の新政クラブに所属する榎本政規氏(五九)=同市少連寺=、無所属の草島進一氏(四四)=道田町=に続き、新たに黎明・公明クラブの芳賀誠氏(六七)=宝田二丁目=も名乗りを上げた。混戦必至の様相だが、衆院選の投開票が八月三十日に決定し、市長選の動きはひとまず中断することになりそうだ。(編集委員・後藤悟)
榎本政規氏
中央大卒。会社員を経て平成3年に旧鶴岡市議初当選。新鶴岡市議と合わせ連続5期当選。旧・新市議会で議長を歴任。
草島進一氏
明治大卒。阪神淡路大震災の救援活動を経て平成11年に旧鶴岡市議初当選。新鶴岡市議と合わせ連続3期当選。
芳賀 誠氏
早稲田大卒。学習塾経営を経て平成11年に旧鶴岡市議初当選。新鶴岡市議と合わせ連続3期当選。NPO法人相談役。
加藤紘一後援会や富塚陽一後援会など保守系五団体は、既に富塚市長の後継候補として榎本氏を擁立することを決めている。榎本氏は南庄内合併協議会副会長として富塚市長とともに合併を進めた経緯もあり「新市の一体感がさらに深まるよう、合併の総仕上げに取り組みたい」と手を挙げた。農林水産業の再構築などに意欲を燃やしている。
一方、芳賀氏は四年前の知事選で加藤代議士が推す当時新人の齋藤弘前知事を応援したのを機に、旧市議会最大会派の平政クラブを離れた。しかし、れっきとした自民党員であり、今回の唐突な表明を保守系分断の動きと見る向きもある。
芳賀氏は「立候補は一年前から考えてきた。五団体が榎本氏支援を決めたので迷ったが、三日に決断した。加藤代議士と富塚市長には直接会って決意を伝えた」と話す。
戦略は組織に頼らない草の根選挙。「保守系といっても私はリベラル。榎本氏とは考え方も支持基盤も違う。むしろ、草島氏に流れそうな票の受け皿になるのではないか。選択肢が広がったことを歓迎する声も聞く」と語る。市民と協働のまちづくり、ボトムアップの市政を目指す。十七日に出馬会見を予定している。
これに対して、榎本氏を支援する新政クラブの市議は「芳賀氏の立候補は思いもよらなかった。芳賀氏は学習塾を経営し、教え子も多いし、福祉分野にも人脈が広い。程度は分からないが、影響は避けられない」と警戒感を示す。民主党と公明党は、要請があれば榎本氏の支援を検討するものとみられる。
一方、草島市議は、市の財政が厳しいにもかかわらず、慶應義塾大学先端生命科学研究所に年間三億円の支援を続けていることを、かねてから厳しく批判してきた。「市民の納得と合意に基づくのであれば構わないが、そうではない。事業の選択を迫られる中、市民が適切に選択するためにも、情報公開を徹底する必要がある」と市政改革を訴える。
だが、市民の盛り上がりはいまひとつ。市内の出版社代表は「選挙が就職運動になっている。まあまあの候補者もいるが、線が細い。バリバリの若手経営者とか、もっと地に足のついた人物が出てこないものか」と不満を口にする。
自民党のある県議は「市民のレベルは高い。候補者には財政論議もしっかりやってもらいたい」と要望しつつも、「いよいよ衆院選。市長選は吹っ飛んだね」とつぶやいた。
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>>820-821
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091010t51003.htm
組織と草の根交錯 3新人の訴え熱帯びる 鶴岡市長選
鶴岡市長選で立候補者の演説に耳を傾ける有権者=8日夜
任期満了に伴う山形県鶴岡市長選は11日の投開票を目前に、3新人が激しい舌戦を繰り広げている。6市町村合併直後の前回選挙(2005年10月)は無投票で、今回の選挙戦は新市として初。政党相乗りで組織戦を展開する候補と、草の根を張りめぐらせる候補が、東北一、面積が広大な選挙区で激しく交錯している。
立候補しているのは、いずれも無所属新人の元市議で、NPO相談役芳賀誠氏(67)、林業榎本政規氏(60)=民主、自民、公明推薦=、環境NGO代表草島進一氏(44)=新党日本推薦=の3人。
■保守票取り込み
旧市を含めて市議3期の芳賀氏は、現市政を「上意下達で硬直化が進んでいる」と批判。「トップダウンからボトムアップのスタイルに転換し、市民協働の市政を実現しよう」と支持を訴える。
政党推薦を受けず、後援会中心の戦いだが、学習塾経営、鶴岡青年会議所理事長の経歴を生かした豊富な人脈が武器だ。もともと自民党に所属しており、現市政への批判票に加え、保守票取り込みにも期待をかける。
■市議選とも連動
榎本氏は旧市を含め市議5期を務め、議長も経験。引退する富塚陽一市長(78)の後継として立候補した。第一声には、自民党の加藤紘一(山形3区)、民主党の和嶋未希(比例東北)両衆院議員も駆け付けた。
同時に行われる市議選の保守系候補とも連動し、連日100人規模の個人演説会に出席するなど組織戦を徹底。終盤に入り「批判ばかりする人に市政は任せられない」と訴えに熱を帯びてきた。
■「変革」アピール
草島氏は市議3期のうち、2度のトップ当選を果たした。知名度を生かして「変革」をアピールする。選挙期間中、新党日本の田中康夫党首、民主党の市村浩一郎衆院議員、無所属の川田龍平参院議員らが相次いで応援に駆け付けた。
個人演説会よりも、街頭演説に力を入れた運動を展開。草島氏は「国政が変わったのに鶴岡はまだ相乗りなのか。絶対に負けられない」と闘志を燃やす。
現職市議3人を擁する共産党は今回、市長選の独自候補擁立を見送った。支持層の投票行動も当落に影響しそうだ。
■冷めた旧町村部
選挙戦は最終盤だが、鶴岡市の自営業女性(33)は「選挙には行くが、誰が候補者でどんな主張なのか、まだ知らない」と話す。候補者全員が旧鶴岡市出身とあって、旧町村部の盛り上がりもいまひとつ。旧藤島町の自営業女性(42)は「みんな選挙カーで通り過ぎるだけ」。同町の無職男性は「市長選はよその町の選挙と感じる」と冷めた見方をする。
戦いの序盤、ある候補者は「定数34で40人が競っている市議選に比べて、市長選の影は薄い」と嘆いた。有権者の注目をどこまで引き付けられるか。東北一広い新市を担うリーダーとしての魅力も問われそうだ。
2009年10月10日土曜日
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選挙:鶴岡市長選/鶴岡市議選 市長選、榎本氏が初当選 組織力を駆使 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091012ddlk06010150000c.html
◇市議選は開票続く
任期満了に伴う鶴岡市長選と市議選(定数34)は11日、投開票され、無所属新人で元市議長の榎本政規氏(60)=民主、自民、公明推薦=が、ともに無所属新人で▽元環境NGO代表の草島進一氏(44)=新党日本推薦▽NPO相談役の芳賀誠氏(67)−−の2氏を抑え初当選した。一方、市議選には40人が立候補し、開票作業が続いた。当日有権者数は11万3575人(男5万3121人、女6万454人)。投票率は73・85%だった。
初当選した榎本氏は馬場町の選挙事務所で支持者らを前に「合併特例期限が切れた後、厳しい財政状況がやってくる。市民とともに力を合わせ乗り切りたい」と決意を述べた。榎本氏は自民党の加藤紘一元幹事長と富塚陽一市長ほか3県議の後援会などの支援を受け組織力を駆使し選挙戦を展開。市民参加の財政諮問会議の設置など「五つのまち作り戦略」の訴えが支持された。
草島氏は事務所で約30人を前に「手作り選挙で挑んだ。壁は厚かったが、皆さんのおかげで良い選挙ができた。鶴岡市を市民の手に取り戻すため、これからも政治活動は続ける」と話した。
芳賀氏は富塚市政からの転換を訴え「協働・協創のまちづくり」を柱に障害者に優しいまち作りや桜による観光立市を提唱したが、支持が伸びなかった。【佐藤伸、細田元彰】
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◇鶴岡市長略歴
榎本政規(えのもと・まさき) 60 無新(1)
[元]市議長▽林業[歴]市野球連盟副会長▽市議5期▽中大=[民][自][公]
毎日新聞 2009年10月12日 地方版
鶴岡市長選:榎本政規氏が初当選
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091012k0000m010117000c.html
鶴岡市長(山形県)11日投開票。元市議長の榎本政規氏(60)が初当選。元環境NGO代表の草島進一氏(44)▽NPO相談役の芳賀誠氏(67)を破る。投票率は73.85%。
確定得票数次の通り。
当41515 榎本 政規=無新[民][自][公]<1>
26828 草島 進一=無新[日]
13710 芳賀 誠=無新
毎日新聞 2009年10月12日 0時32分
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>>812
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910160006
現職の瀬戸氏 4党相乗りに
2009年10月16日
●福島市長選、公明も推薦
11月8日投開票の福島市長選で、公明党福島総支部(須貝昌弘総支部長)は15日、3選を目指して立候補を予定している現職瀬戸孝則氏(62)の推薦を決め、政策協定を結んだ。瀬戸氏は民主、自民、社民の推薦も受けており、独自候補擁立を検討している共産党を除き、主要政党相乗りの構図が確定した。
協定は「市民本位の公平な市政の推進」を基本姿勢とし、市民満足度の高いまちづくり、産業振興と都市機能の整備、少子高齢化社会に対応した施設・制度の充実――など六つの政策を盛り込んだ。
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八戸市長選
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2009hachi-shichousen/rensai_hosyugekitotu/20091008.html
保守激突
総力戦の小林陣営/圧勝狙い大島氏”本気“/民主への追い風に警戒感
大島氏(左から3人目)の後援会の集会で乾杯する小林氏(右端)ら関係者=9月25日、八戸市内のホール
9月25日、八戸市内のホールで開かれた自民党衆院議員・大島理森後援会の集会。大島は、自らの衆院選当選を支持者に報告する会合だったにもかかわらず、壇上に2期目を目指す現職・小林眞と小林後援会の会長、小林選対本部長を務める県議・滝沢求、大島自身の後援会長を引っ張り上げて紹介するとともに、小林の市長選必勝を訴えた。「小林選対(の集会)みたいになってきたな」と会場を笑わせた大島だが、その目は真剣だった。
「大島が自らと小林の後援会に、もっと動くようハッパを掛けたと聞いた」と、ある小林選対幹部は明かす。自民党幹事長に就任し、党再生が責務と公言する大島が、地元の首長選で民主党推薦候補に圧勝しないわけにはいかない−。
この幹部は、市長選へ向けた大島の「本気ぶり」についてこう解説する。
▼「市民党」を前面に
対抗馬である31歳の若手市議・三浦博司は民主党推薦。衆院選前、全国の首長選で若手の民主党系候補が次々勝利を収めたこともあり、小林陣営は民主党への追い風が三浦に有利に働くことを恐れている。小林自身、市政報告会で「国民の心に何かを変えてみたいとの思いが広がっている」と繰り返し強調。
大島も会合などで「何となく新しいものがいい、変化がほしいという雰囲気だ」と警戒感を隠さない。
事実、三浦は街頭演説などで政権与党とのリンクを強調。三浦陣営の幹部も「地方自治体は、国の政策の範囲内で活動せざるを得ない」と民主党系首長の必要性を語る。この戦略に、小林陣営はどう対抗するか−。滝沢は取材に「三浦陣営の手法は過去に自民党がやってきたこと。今選挙は”市民党“の小林を前面に打ち出し、党派の争いには持ち込まない」と言明。超党派の市議有志でつくる「市政前進の会」の支援を受けるなど、政党対決色を薄める姿勢だ。
しかし、自民党の全面支援を受けて戦った前回市長選の経緯や、先の衆院選で大島支持を公言し街頭などでの応援を繰り返した姿勢などを見ても、小林から自民党色を完全にぬぐい去るのは難しい。三浦も取材に「小林は市民党と言っても実態は自民党。私は民主党の推薦で戦い抜く」と答え、民主党対自民党の政党対決に持ち込みたい意向を示す。
▼後援会まだ8カ所
小林の後援会は9月に誕生したばかりの上長支部を含めても市内に8カ所しかなく、市内全域をカバーし切れていない。小林は各種団体に幅広く推薦願を提出するなど支持拡大に尽力しているものの単独での有効な票固めは厳しく、大島後援会をはじめ自民系を中心とした県議、市議の後援会の支援が不可欠なのが実情だ。
小林陣営関係者は「三浦は市議1期目途中での出馬で実績がなく、知名度は低い。人物本位の戦いなら負けると思わない」と本音を吐露。一方で「三浦が民主への追い風をどの程度取り込めるのかが見えない。三浦の思惑通り、自民党対民主党の構図に持ち込まれれば、圧勝どころではない可能性もある」と不安を打ち明け、まず楽勝ムードの払拭(ふっしょく)こそ必要−と強調する。
任期満了に伴う八戸市長選(18日告示、25日投票)は、自民党と公明党が推薦する現職・小林と、民主党が推薦する新人・三浦の一騎打ちが濃厚となってきた。告示まで10日となった両陣営の動きを追う。(敬称略)
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2009hachi-shichousen/rensai_hosyugekitotu/20091009.html
保守激突
刷新掲げる三浦陣営/「民主」「若さ」前面に/31歳、知名度アップへ懸命
民主党八戸市支部臨時大会で決意を述べる三浦氏(左)=9月25日、八戸市内
9月19日、八戸市の白銀南公民館。敬老会の会場の玄関先で、市長選に出馬する民主党市議の三浦博司が名刺を配りながら、懸命に顔を売り込んでいた。その8日前に出馬を表明したばかり。「頑張って」という激励もあった一方、戸惑ったような表情のお年寄りも少なくなかった。
「民主党だったら応援するよ」。中年男性がそう声を掛けると、三浦は「ありがとうございます」と頭を下げながら握手した。「政権与党・民主党」を前面に打ち出す三浦陣営にとっては、願ってもない声だった。
▼衆院議員と二人三脚
三浦は、民主党衆院議員の田名部匡代と二人三脚で地域でのミニ集会を重ねている。田名部自身の地盤を強化するためにも「自分の選挙だと思って市長選の戦いの先頭に立ってもらう」(民主党県連幹部)という戦略だ。
再選を目指す現職の小林眞は、先の衆院選本県3区で自民党の大島理森支持を鮮明にした。今回の市長選も自民党の推薦を受ける。
7日夜、同市高館地区。「衆院選で政治は変わった。衆院選前から政権交代があれだけ言われていたにもかかわらず、現市政はこれまでの政治を支持し、行動した」。三浦のミニ集会で田名部は、小林の政治姿勢を強く批判し、「政治を変える力が八戸にも必要」と市政刷新を訴えた。
4年前の市長選で民主党推薦の当時の現職が小林に敗れている。「市政界の動向を定める重要な選挙だ。負けるわけにはいかない」と三浦陣営の選対本部長・田名部定男は強い決意を示す。
衆院選で圧勝した民主党の“若手旋風”の再現を狙い、同党八戸市支部は31歳の三浦の擁立を決めた。小林陣営の関係者は「民主党、若手というだけで結構な票を取るかもしれない」とみる。
▼「組織は発展途上」
「若いというのは期待が持てる」。三浦のミニ集会ではそういう好意的な発言がある一方で、若さゆえの「経験不足」を懸念する声がつきまとう。集会に出席した男性からは「100メートル競走で言えば、現職は40メートルも50メートルも先を走っている。よほど頑張らないと追いつけない」という厳しい声も上がった。
28歳で市議に初当選した三浦は1期目。まだ確固たる基盤もなく、支持者も「組織は発展途上」と認める。陣営の選対幹部の一人は「田名部後援会、党県議、市議の組織をいかにかみ合わせて動かすかが鍵だ」と話す。短期決戦はもともと覚悟の上だが、残り時間は限られてきた。
三浦自身は集会のほか、つじ立ち、あいさつ回り、朝市訪問など知名度アップに躍起だ。「経験不足」という指摘に対しては「若くてしがらみがないからこそ、市民の目線でいいものはいい、悪いものは悪いとはっきり言うことができる」と反論。「新政権と歩調を合わせた市政運営」を強調し続ける。
「衆院選の時のような風が吹いているとは思わない。ただ、話題の民主党議員が八戸に入るようであれば、空気が変わりかねない」と自民党県議は警戒心を募らす。同党が推す小林も、4年前は「無名の新人」にほかならなかった。(敬称略)
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2009hachi-shichousen/rennsai_kensho/20090922.html
検証 小林市政1期
政治姿勢/逆風の影響危惧する声も/“親自民”印象強く
8月30日午後9時半すぎ、八戸市沼館の大島理森選挙事務所。自民党公認で衆院選に出馬した大島氏は、陣営が集めた各種情報からこの時点では落選を覚悟、支持者を前に淡々と敗戦の弁を述べた。このとき、大島氏の街頭演説や個人演説会で応援の熱弁をふるった小林眞八戸市長の姿は事務所になかった。
31日午前0時すぎ。2時間半前とは一転、当確の知らせに沸き返る選挙事務所に小林氏が駆けつけた。壇上で大島氏と並び万歳を繰り返す小林氏の姿を見つめ、大島陣営の関係者がつぶやいた。「小林氏が先ほどの『敗戦の弁』の時にいなかったのは“小林氏と二人三脚の大島氏が落選”というイメージを小林氏に植え付けまいという陣営の配慮だった。もうとっくに、市長選は始まっている」
大島氏支持を明言
2005年の市長選に初出馬し、自民党の全面支援を受け当選した小林氏は、その後も同党と良好な関係を築いてきた。自民党の県議・市議の集会には公務の合間を縫って出席し、今年7月に開いた自身の後援会鮫支部総会には大島氏を招いて「私の前に大島氏の選挙。勝たなければならない」と支持者に訴えた。衆院選公示後の8月21日には市長定例会見の場で「大島氏を支援する」と明言した。
衆院選後の取材に、小林氏は「選挙中、自民党がいい−とは一言も言っていない。大島氏を応援した」と弁明した。しかし衆院選期間中の動向を含め、これまでの小林氏の4年間の政治的歩みが、市民に「小林=親自民」を印象づけていることは否定できない。
こうした小林氏の姿勢について、市議会会派・自民クラブ会長の坂本美洋市議は「大島氏と民主党の田名部匡代氏、八戸市の衆院議員2人に市の政策や課題を説明、協力を得ている。大島氏寄り−との見方もあるが一辺倒でなかった」と強調。一方で「政権与党にいた大島氏に豊富な人脈があったということ。現職市長としてバランス感覚は間違ってない」と理解を求めた。
全力で後方支援に
しかし民主党系会派・政風クラブ会長の吉田博司市議は、国政で政権交代が実現し民主党が与党となったことを踏まえ「今後の市政運営は、小林氏のような自民党寄りのスタンスでいいのかが問われることになる」と指摘。「民主党が主張するように、市民目線に立った地方自治が一層重要になるし、そうならなければならない」と言い、市政でも政権交代が必要と訴える。
10月25日投票の市長選は、再選を目指す小林氏に新人の民主党市議・三浦博司氏が挑む形となる公算が大きい。民主党は三浦氏の31歳という若さとともに「民主党対自民党」を全面に掲げ、追い風を十分生かした戦いで勝利を目指す。
対して小林氏を支援する自民党は、党への逆風が市長選に及ぼす影響を危惧(きぐ)する。複数の党関係者は「1期目の実績を訴え『小林氏対民主党』の構図を狙う。自民党議員が応援に立つかどうかは検討する」という。ただ、小林氏の後援会は市内全域をカバーしておらず、独自組織が盤石とは言い切れない。自民党は支援組織などを活用し、全力で後方支援に当たる構えだ。=終わり=
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http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09hachinohe_sichou/09hachinohe_sichou_01.htm
09八戸市長選 激突
(上)「若さ」期待に変えるか
(2009/09/12)
「衆院選で自民候補支持を公言した市長は認識が甘い。政権交代した今、責任を取り、市長選に出馬をしないか、市長を辞職するつもりはないのか」
7日午後、八戸市議会一般質問。壇上で市長・小林眞(59)を厳しく追及する三浦博司(31)の姿があった。
その迫力に民主系会派・政風クラブの議員たちは、議場でメモを回した。「三浦で市長選を戦う」。その日の夜、議員たちは田名部事務所に集まり、本人にこう伝えた。
「会派として市長選に推薦したい」。三浦が返した。「先輩たちが支えてくれるなら精いっぱい頑張ります」。資料が残っている1947年以降の市長選で、史上最年少となる候補者が内定した瞬間だった。
■ □ □
三浦擁立に至るまでには紆余(うよ)曲折があった。衆院の解散風が吹き始めた7月、民主内には「市長選は衆院選と連動して戦う」との声があった。だが、まずは青森3区勝利に全力を挙げる―との意見が大勢を占め、人選は封印された。
その背景には、3区で勝てば、すんなり候補者は決まる―との思惑があった。
しかし、367票差で惜敗。県議や市議、地元出身の民間人らが浮上していたが、敗戦のショックが尾を引き、人選は難航した。
長期化も懸念されたが、7日に議場で見せた三浦の迫力。「政治への熱意、若さ、行動力に懸けたい」(会派幹部)。民主は、議員経験2年半足らずの若者に一気に傾いた。
□ □ ■
「八戸を日本一、世界一の街にする」。11日、市内ホテルでの出馬会見。三浦はさわやかな笑顔で決意を語った。「31歳」も多用し、若さを強調した。
しかし、具体的な政策や対立軸については「マニフェストで発表したい」とし、多くを語らなかった。同席した市議は「戦術的なこともある」と理解を求めたが、電撃決定からわずか4日という時間的制約もあり、準備不足は否めなかった。
民主党八戸市支部長の吉田博司は「若さと行動力を前面に押し出していく」と戦略を描く。
一方で「若さだけでなく、政策もしっかりと訴えなければ」との声もある。
三浦は政治活動の一環として議員マニフェストを作成、第三者に評価してもらうなど、政策へのこだわりは人一倍強い。ただ、首長としての手腕は未知数だ。
最大のアピールポイントの「若さ、情熱、行動力」を市民の期待に変えることができるか。短期決戦での挑戦が始まる。
(文中敬称略)
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たぶん(下)だけど、上って書いてある・・・
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09hachinohe_sichou/09hachinohe_sichou_02.htm
09八戸市長選 激突
(上)再選シナリオどう完結
(2009/09/13)
「言葉が出ない。本当に1カ月、このこと(衆院選で大島理森が勝利すること)だけを考えていた」
8月31日未明、劇的な勝利に沸く八戸市の大島事務所で、市長・小林眞は顔を紅潮させてマイクを握り締めた。支持者ともみくちゃになりながら握手した。
小林がこれだけ喜んだのは理由がある。2005年の市長選に“無名の新人”として立候補した際、小林を全力で支援したのが、自民党勢力だ。
その頂点にいる大島は最大の恩人であり、今回再選を目指す上でも絶対的な存在。「恩返しはもちろんだが、大島が負ければ自分も…との危機感があったのだろう」。自民関係者が思いを代弁する。
参院議員・田名部匡省が率いる民主勢力と、自民勢力が二分する八戸市政界で、市政トップはこれまでの衆院選で、公に“色釤を出すことは避けてきた。
しかし、小林は公示後の8月21日、記者会見で大島支持を公言。以降、吹っ切れたかのように支援に奔走。相手候補が先行しているとの報道各社の情勢調査も、その動きに拍車を掛けた。
だが、記者会見での発言は、予想通り民主側を刺激した。
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「市長が選挙中に特定候補を応援するのは適切か」。7日の市議会一般質問。民主議員の寺地則行から旗色を鮮明にしたことについて追及を受けた。
これに「記者から田名部匡代候補について問われなかったので答えなかった。市の発展には2人(大島、匡代)の力が必要だ」と弁明。論点をすり替える答弁に、民主側は憤りを募らせた。
その後、壇上に立った三浦博司が、さらにトーンを強めた。「責任を取り、市長選に出馬しないか、市長を辞職するつもりはないのか」。民主系会派が三浦を対抗馬に担いだのは、その翌日だった。
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「大変素晴らしい方と受け止めている。私の方を選んでもらえるよう努力したい」。三浦の出馬に、小林は淡々と話した。ただ、その表情は絶対に負けられない―との強い決意がにじんでいた。
自民側にとっても想定外の相手だった。「まさか三浦とは」「若いだけにどんな戦術でくるのか読めない」。県議や市議は、警戒感を強める。
衆院選では大島が勝利し、自民との協力態勢も着々と進む。再選へのシナリオは、ここまで思惑通りだ。その流れを10月25日の投票日まで維持できるか。
前回、1カ月半の戦いで再選を目指した現職を破った小林。市長選直前の衆院選、衆院選直後の対抗馬擁立劇と、4年前の展開と酷似する。
小林周辺は語る。「短期決戦の恐ろしさは、小林自身が一番知っている。油断はみじんもない」
(文中敬称略)
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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091013a.htm
迫る八戸市長選 前哨戦ルポ
(2009/10/13)
任期満了に伴う八戸市長選は、18日の告示まで1週間を切った。再選を目指す現職の小林眞氏(59)=自民、公明推薦=と、市議で新人の三浦博司氏(31)=民主推薦=による一騎打ちが濃厚だ。ともに地区単位の集会を開くなど、水面下で激しい火花を散らしている。両氏の動きと取り巻く情勢を追った。(本文敬称略)
小林眞氏 前進強調 政策淡々と
「過去の実績を語るつもりはない。自分は挑戦者のつもりだ。これからの4年間、何をやっていくのか、それを見てほしい」
11日午後、八戸市の桔梗野生活館。小林眞は市政報告会で声のトーンを強めた。
4年前、「停滞か前進か」をスローガンにして、当時の現職を破った。今回、掲げるのは「市民とともに、さらに前へ」。立ち止まり、過去を振り返るのは“敗北”を意味することを本能的に感じ取っている。
だからこそ、演説では未来に向けた100施策にもわたるマニフェストを時間の許す限り、淡々と訴える。派手さもなければパフォーマンスもない。
しかし、その真剣な表情からは、堅実で着実な市政の前進こそ、市民が何よりも望むことだ―という強い信念がうかがえる。
市長就任後、元総務省職員の経験を生かし、市のさまざまな課題に取り組んできた。陣営は、その手腕を高く評価する。
一方、先の衆院選では民主党が圧勝し、政権交代が実現した。依然、国民の中に「変化」への期待感が残る。民主への追い風。若さと政権与党を前面に出す対抗馬。4年前とはまったく違う環境が、見えない重圧となってのしかかる。
「大変厳しい戦いだ」。各地区の市政報告会で小林が必ず発する言葉だ。全国的に若い首長が次々と誕生し、決して人ごとでないことを認識している。自民のある市議は「衆院選の直前ほどではないが、まだ民主に追い風が吹いていると考えるべきだ。長引く不況も現職にとってマイナスだ」と警戒感を強める。
この日の早朝、小林は市内2カ所の朝市に顔を出した。館鼻岸壁では、民主が推薦する三浦博司と鉢合わせに。小林は相手が求める握手に素直に応じたが、その表情からは絶対に負けられない―という強い決意がにじみ出ていた。
小林の選対幹部は語る。「政治家個人の戦いなら負けるはずがない。最後まで油断せずに戦うだけだ」
三浦博司氏 若さ武器 市民目線で
10日夜、三浦博司が八戸市の鮫公民館で開いたミニ集会。政策の要点をまとめた緑色のスケッチブックを抱え、約50人の住民を前に自身のマニフェストを訴えていた。
「しごと」「子ども」「くらし」―。生活に直結した事業に予算を重点配分するため、「ハコ物行政」と批判する現市政の見直しや、組織改革の必要性に言及した。
決して上手とは言えない文字、流ちょうではない説明。2007年4月、28歳で市議に初当選してから2年半余。経験不足も指摘される。
だが、31歳の若さと行動力、発想力を“武器”に、市民の目線でできるだけ分かりやすく語り掛けた。
「この4年間、本当に市政は前進してきたのか。生活に不安を感じている人が多いのではないか」
さらに「これから国の形は地域主権に変わる。市民が主役の市政を取り戻したい」と力を込めた。
9月11日の出馬表明後、慌ただしく選挙準備に追われている。日中はつじ立ちとあいさつ回りが中心。夜は集会で政策を訴える。
課題はやはり知名度だ。浸透を図るため、民主党の衆院議員・田名部匡代や県議、市議がフォローに回る。
集会で田名部は「江戸から明治に時代が変わったのは、20、30代の若い力が未来を切り開いたからだ」と強調。「新しくなった政治に歩調を合わせる市長こそ望ましい」と政権与党との連動をアピールした。
先の衆院選で八戸市の得票は選挙区、比例区ともに民主が自民を上回った。だが、選対本部長の田名部定男は「衆院選で吹いた風は今のところ感じない」と、市長選がいまひとつ盛り上がりに欠ける現状を懸念する。
前回の市長選や国政選挙で、民主と“二人三脚”で戦った連合が、自主投票を選択するなど組織的な不安要素もある。
陣営幹部は「若さへの期待票と現職への批判票をうまく取り込むことができれば、現職の背中が見えてくる」ともくろむ。
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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091016a.htm
09八戸市長選
「ハコ物」是か非か争点の一つに/八戸市長選
(2009/10/16)
任期満了に伴う18日告示、25日投開票の八戸市長選で、大型建設事業の是非が争点の一つに浮上している。代表的なものとして▽是川縄文館(仮称)▽中心市街地観光交流施設(愛称・はっち)▽HACCP(ハサップ)対応型魚市場▽八戸広域消防本部・八戸消防署▽新一般廃棄物最終処分場―の5施設が挙げられる。現職の小林眞氏(59)は施設の必要性と財政の健全性を強調。新人の三浦博司氏(31)は、着工したものは機能的に見直し、計画段階のものは中止、凍結も含めて見直すとしている。事業の概要や背景を点検した。
■維持管理費も焦点に
既に是川縄文館と、はっちは着工している。是川縄文館の総事業費は約26億円で、2010年度に完成予定。是川遺跡から出土した遺物の展示・収蔵のほか、体験交流の役割も担う。
費用の内訳は、交付税措置される合併特例債22億円、国の補助金と市の一般財源からの持ち出しが、それぞれ2億円となっている。
はっちは総事業費約42億円。そのうち市の持ち出しは約2割で、残り約8割を国のまちづくり交付金と合併特例債で賄う。
09年度内の完成を目指しているが、半年程度遅れる見込み。中心街のにぎわいの創出や文化芸術活動振興、観光振興の拠点との位置付けだ。
両施設について小林氏は「是川から出土した遺品は国内で最も優れたもの。建設も10年越しで実現した。はっちは観光、市民交流の場と新しいコンセプトでやっていく」と意義を強調する。
一方、両施設の具体的な運営方法や維持管理費は、まだ示されていない。毎年、拠出する維持管理費に見合った波及効果が生まれるかは、今のところ未知数だ。
三浦氏は「国の補助金ありきの政策。市民の合意形成がないまま行政が急ぎ過ぎている。ハコ物のツケを払うのは市民だ」と見直しの必要性を主張する。
■ハマ再生の手法
大型建設事業の中で両氏が主張を対立させているのが、ハサップ対応型魚市場だ。
この荷さばき場は、小林氏が旗振り役となって進めてきた市営魚市場機能集約計画の中核施設。このほか3棟を新築・増改築し、高度な衛生管理機能を備えた魚市場に改革する構想だ。
ハサップ施設に関し、小林氏は「これからの水産業は資源管理、衛生管理、グローバル化だ。今まさに日本の先頭に立ってやろうとしている。将来を見据えた八戸の水産業の在り方だと確信している」と主張。
三浦氏は「方向性は賛成だが、順序が真逆。ハサップは見直しが必要だ。関係者の合意形成が得られていない。生産、卸、流通、加工業者が一体となった取り組みを支援していく」と強調する。
■中止は可能?
市民病院近くの田向地区に建設予定の八戸広域消防本部・八戸消防署の新庁舎は、総事業費約28億円で10年度内に完成予定。
市庁前の現庁舎は建設から41年が経過し、老朽化が進む。05年の耐力度調査で、大きな地震が起きた場合、内部機器を含め多大な被害の恐れがある―との診断が出た。
消防本部の幹部は「地震で通信機器が機能しなくなれば、119番通報が受けられなくなる」と話す。
櫛引地区に建設予定の新一般廃棄物最終処分場は、総事業費約55億円。稼働中の天狗沢地区にある最終処分場は、埋め立て容量69万立方メートルに対し、07年度末で52万立方メートルに達している。12年度には満杯になる見通し。
市環境部の幹部は「他の自治体に焼却灰を引き取ってもらう手段もあるが、莫大(ばくだい)な金がかかる」と言う。
14日のデーリー東北新聞社主催の立候補予定者座談会では、ハコ物行政を批判する三浦氏に対し、小林氏が「消防本部は耐震性に問題がある。処分場もいっぱいだ。これを造らないでどうする」と激しく反論する場面があった。
三浦氏は両施設への対応について言及していないが、「すべてのハコ物について、(自身が当選後に設置する)『市政戦略室』で必要性を判断する」としている。
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http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091002b.htm
小林氏支援へ市議の会 超党派19人
(2009/10/02)
任期満了に伴う18日告示、25日投開票の八戸市長選で、再選を目指す現職の小林眞氏(59)を支援するため、市議会の超党派の議員で組織する「市政前進の会」が1日、設立された。
同日時点で33議員のうち19議員が参加。構成メンバーの所属会派は自民クラブ(13人)、公明(2人)、社民・市民連合(2人)、無所属の伊藤圓子氏、三浦隆宏氏。
八戸プラザホテルで開かれた設立総会では、世話人の坂本美洋氏が「小林市政を評価し、さらに前進させるボランティアの会だ。連携して市長を支えていきたい」と団結を強調。全会一致で小林氏の支援を決めた。
総会後、小林氏が会場に入り「公務があり時間に限りがある中、皆さまの応援に期待します」と感謝を述べた。
社民党は、党として自主投票を決めたが、同会には社民系会派の2議員が参加。同会派の松橋知氏は「小林市長の政策すべてを支持するわけではないが、一定の評価はしている。今後の期待も込め、政策重視の立場から側面的に支援することにした」と説明した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091015-OYT8T00074.htm
八戸市の課題 市長選を前に
中心市街地の活性化
前途不明の目玉施設
平日の昼下がり、八戸市の中心市街地にある商業施設「チーノ」のフロアの人通りはまばらだ。経営不振が続いた運営会社は今年の6月、民事再生法の適用を申請。現在、再建を目指すが客足は思うように上向かない。「街に若い人が来ない。人が集まる、もっと魅力のある街にしてほしい」。入居する雑貨店の女性店長(32)は市に注文をつけ、ため息を漏らした。
八戸市が定める中心市街地は、JR本八戸駅を北端とした約108ヘクタールの商業区域。かつては、映画館やデパートに訪れる買い物客らでにぎわった。しかし20年ほど前、駐車場を備えた大型ショッピングセンターが郊外に進出し始めると、客足は遠のいた。八戸商工会議所が調査した日曜日の市街地の歩行者通行量によると、1989年は12万9000人が行き交ったのが、2007年には3万9000人にまで落ち込んだ。ある商業施設の関係者は「若い家族連れは車で広い駐車場のある郊外へと出向く。今、購買層の中心は学生やお年寄り」と現状を嘆く。
ほかの都市と同様、空洞化に歯止めのかからない中心市街地。05年に就任した小林真市長(59)は07年11月、八戸商工会議所や商店主などで構成する「中心市街地活性化協議会」を設立、08年7月には、活性化に向け42事業を柱とする基本計画が国に認定された。
事業の目玉は、デパートなどが並ぶ中心街の目抜き通りに建設する地域観光交流施設「はっち」。今年4月に着工し、来年夏以降のオープンを予定している。土地の取得費などを含めた総事業費は42億円。8割を国のまちづくり交付金と合併特例債でまかない、残り2割を市で負担する。商業的な色合いより、ギャラリーや観光情報コーナーなどを設け、八戸の魅力を発信するのが狙いだ。八戸商店街連盟の橋本精二会長は「市が積極的に動いた初めての事例。街に新しい空気が吹き込む」と期待を込める。
しかし、事業の予算を審議した市議会で、施設の運営方法、維持費などを早期に決めるよう求められたにもかかわらず、具体的な全容はいまだ明らかになっていない。市は現在も、「11月中旬にも施設活用の基本計画書を完成させ、その後、議会に報告する」としている。これに対し、市議会の複数の野党会派は「市長選を前に、具体的な数字を出して批判されるのを避けているのではないか」と批判の声を強め、市長選に出馬予定の新人で市議の三浦博司氏(31)も、機能面など計画の抜本的見直しを公約に掲げる。
また、商業施設が入らないため、街の活性化につながるのか、懐疑的な意見も市民に根強い。八戸大・八戸短大総合研究所の高橋俊行副所長は「市街地は本来、買い物をしに行く場所。商店街が協力して、家族連れが楽しんで買い物ができる環境を作ることは先決」と指摘する。
市民からの公募で命名された「はっち」。八戸の「八」と、「孵化(ふか)」を意味する英語の「hatch」をかけた。果たして、街のにぎわいを生み出せるのか。「はっち」のあり方に市民の注目が集まる。
(2009年10月14日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091015-OYT8T00078.htm
漁港の荷さばき場整備
設備投資計り知れず
「ハサップ」対応型の荷さばき場になると、手作業での水揚げ光景も一変するが……(12日、八戸港で)=三上津与美撮影 「昔に比べると魚の水揚げはめっきり減った。以前はもっとにぎわっていたのに、競りの活気も今一つだよ」。12日早朝、八戸市の魚市場で水揚げしていた漁師(54)はつぶやいた。
八戸港はイカやサバが主力の国内有数の漁港。1989年のピーク時に81万9423トンの水揚げを記録し、過去に6度、水揚げ日本一となった。しかし、水産資源の減少で近年は右肩下がり。2007年には14万6385トンにまで落ち込み、廃業に追い込まれる漁師も少なくない。
港にある3つの魚市場の老朽化も進んでいる。古いもので築75年。ウミネコのふんが散乱し、「不衛生な市場」とのイメージも浸透してしまった。市は、基幹産業である漁業の衰退を食い止めようと、2006年8月、「八戸漁港検討会議」を設立。魚市場の衛生管理を国内の最高水準に高める「ハサップ」に対応する荷さばき場に整備する検討を始めた。
ハサップ対応型の荷さばき場では、フィッシュポンプを使って船倉の魚を水揚げし、自動選別機で魚種を振り分ける。高度な衛生管理が特徴だ。整備事業の基本計画は08年2月に水産庁に承認され、来年3月の着工が決まっている。総事業費は54億円。国が半分を負担し、残りは市が借り入れて国からの交付金をあてる。
港のイメージが向上し、「ハサップ」のブランドで付加価値が高まるため、販路拡大が期待される。水揚げの機械化で人件費の削減も見込まれる。魚市場で取引する卸業者の男性(40)は、「八戸の魚のイメージが上がり、高く買われて、少しでも収入増につながれば」と整備に期待を寄せる。
しかし、水揚げする漁船、運搬するトラック、加工場などもハサップに対応できる設備を整えなければならず、そのための設備投資は計り知れない。対応可能な漁船は現在、水産庁の事業で昨年4月に建造した巻き網漁船の一隻。超低温凍結装置など最新鋭の衛生管理設備を備えるが、建造費は17億円を要した。男性漁師(45)は「多くの負担に耐えられるだけの余裕は、今はない」と不安を隠せない。
また、水産加工品を「ハサップ」のブランドで売り出すには、加工場の設備投資も必要だ。しかし、対応できる加工場は数か所。加工場の男性従業員(35)は「細々とやるのが精いっぱい。大きな機械を入れるなんて想像もできない」と困惑した。荷さばき場を維持管理する費用をどの程度漁業者らに負担させるかも、まだ決まっていない。
市長選に向け、「中止を含めた見直し」を掲げる新人の三浦博司氏(31)と、八戸港の「水産改革」の必要性を訴える現職の小林真氏(59)。港のあり方が、選挙戦の争点としてクローズアップされている。
ハサップ(HACCP)
「ハザード・アナリシス・クリティカル・コントロール・ポイント」の略で、「危険度分析に基づく重点衛生管理」。これに対応する魚市場では、原料の入荷、製造や加工、流通までの各段階で安全性に関する危険を予測し、極力、人の手を介さないなど、徹底的に衛生管理する。八戸港で建設が予定されている荷さばき場A〜D棟のうち、A棟が対応型になる予定。
(2009年10月15日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091016-OYT8T00091.htm
雇用対策
産業「下請け体質」弱み
若者が街に定着するかも課題だ(写真と本文は関係ありません) 「周りにも、派遣切りにあったり、会社から自宅待機を命じられた人がたくさんいる。早く仕事に就きたいけれど、なかなか思い通りの仕事がなくて……」
今月7日午後、八戸市沼館の八戸公共職業安定所を職探しに訪れた男性(35)はあきらめ顔でつぶやいた。2か月前、より給料の良い職を求め、勤めていた飲食店を辞めた。調理師としての経験を生かしたいとも考えていた。しかし、求人があるのは単純作業ばかり。思うような職はまだ見つからない。
八戸職安管内の8月の有効求人倍率は0・37倍。県平均の0・31倍をわずかに上回っているものの、他市町村と同様、雇用環境は厳しい。八戸職安には連日、駐車場の空きを待つ車が長蛇の列をつくるほどだ。
八戸市の主産業は水産業と製造業。八戸港には古くからの水産加工場が立ち並び、鉄鋼や製紙などメーカーの工場や下請け企業も多い。しかし、最近は水産業の不振に加え、製造業も世界同時不況のあおりで、メーカー側が生産調整し、設備投資を縮小したため、受注が激減。今年1月には、同市に本社を構える携帯電話用の部品製造大手「アンデス電気」が約194億円の負債を抱えて破綻(はたん)した。市内の倒産件数も2005年から今年9月までで75社に上っている。
こうした状況に、市は国の緊急雇用対策を活用し、総額2億円の交付金による雇用対策を実施。これまでに市の臨時職員など129人(9月25日現在)を雇用した。しかし、抜本的な改善策とはなっていないのが実情だ。
八戸職安の中畑誠所長は、景気に左右されやすい下請けの多い市の産業構造を抜本的に見直すべきだと提言。「下請け体質から脱却し、自前で開発部門を持つ企業の育成や誘致が不可欠」と訴える。
また、八戸工業大や八戸高専など専門性の高い教育機関があるにもかかわらず、その知識を生かせる就職先が少ないことも課題だ。こうした若者の市外流出に歯止めがかからず、はちしん地域経済研究所の関秀夫所長は「産学連携を進め、水産業や製造業以外にも医療や福祉などの産業を新たに育てることも重要だ」と指摘する。
八戸市長選で事実上の一騎打ちとなる見込みの現職の小林真氏(59)、新人の三浦博司氏(31)ともに、政権公約(マニフェスト)の主要テーマに掲げる雇用対策。小林氏は、今後4年間で10社以上の企業を誘致するとし、三浦氏は、中小企業を活性化するための「中小企業総合支援機構(仮称)」の設置などを掲げる。
空洞化する中心市街地、衰退する基幹産業や深刻な雇用不安――。課題の山積する八戸市のかじ取りを決める市長選は18日、告示される。
(おわり)
(この企画は森山雄太が担当しました)
(2009年10月16日 読売新聞)
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http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_01.htm
選択の視点 八戸市長選
(1)財政硬直化 大型の〝ハコ物〟次々
(2009/09/20)
八戸市の財政が厳しさを増している。米国発の世界同時不況のあおりを受け、企業の業績が悪化。市税収入が減少する一方、生活保護費を含む扶助費の増加に歯止めがかからない。さらに現在、是川縄文館や地域観光交流施設の建設など大型の“ハコ物”整備が進められており、将来、建設費の償還や維持管理費が財政を圧迫するのは必至だ。
歳入の柱となる市税収入は、決算ベースで2005年度、06年度と順調に伸び、07年度は過去最高の329億円に。しかし、昨年9月の世界同時不況で企業の収益が急激に悪化。特に製造業の落ち込みが激しく、08年度は327億円、09年度(当初見込み)は290億円の大幅減となった。
地方交付税も08年度は131億円と、05年度に比べ約30億円減少。地方交付税と市税は反比例する仕組みだが、08年度はともに前年度割れのダブルパンチとなった。
市財政課は「何と言ってもリーマンショックの影響が大きい。今後も地方交付税が従来通り入るか分からない」と危機感を強める。
歳出も厳しい。特に高齢者対策や生活保護などの扶助費は、年間5億円のペースで増加。08年度は179億円に上り、財政の硬直化を進行させている。
ハコ物建設も不安要素だ。今年着工した是川縄文館の総事業費は約26億円、地域観光交流施設は約42億円。さらに新一般廃棄物最終処分場(約55億円)の建設も控える。
財源には国の交付金を活用するため、全額負担ではないが起債分は今後10年、20年をかけて返済していかなければならない。
◇ ◇
税収をいかに確保し、同時に支出を抑えるか。簡単に答えを出すのは難しそうだが、財政安定の鍵を握るのは、地域の内需拡大―との見方がある。
特定非営利活動法人(NPO法人)青森県環境パートナーシップセンターの有谷昭男代表理事は「人口減少で今後、市税収入は減っていく。これまでは『国が何とかしてくれる』と依存型の自治体経営だが、自分たちの地域経済は自分たちで回すという意識改革が必要。行政も内需拡大のメッセージを発信するべきだ」と指摘する。
ハコ物については「文化的なことにお金を使うのは構わない。ただ、運営も含め、しっかりとした戦略を持つことが重要」と話す。
人口減社会の到来で、これから税収が飛躍的に伸びることは考えにくい。そうした状況下で、いかに安定した財政運営に努めるか。地方のリーダーには「選択と集中」の決断力が問われている。
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選択の視点 八戸市長選
(2)地域経済 雇用情勢厳しさ続く
(2009/09/21)
18日夕、八戸市の八戸公共職業安定所では多くの求職者がパソコン端末で求人検索を行っていた。年齢や職種などの項目にチェックを入れ、自分の希望に合う企業を探し出す仕組みだ。情報は日々更新されるため、いち早く就職先を見つけようと、毎日通う人も少なくない。
求職中の男性(48)は「これという特別な資格はないし、年齢で制限を受けてしまう。非常に厳しい。また来ます」とため息交じりに話し、家路についた。
同職安管内の有効求人倍率は全国平均には遠く及ばない。昨年の9、10月は0・63倍と近年では高い水準にあったが、世界同時不況のあおりを受け、今年5月には0・30倍にまで落ち込んだ。
同職安の中畑誠所長は「製造業や水産加工業などは先行きに不安を隠せず、雇用には慎重になっている」と分析する。
◇ ◇
市は雇用の確保や産業の活性化を図るため、企業誘致に力を入れている。市産業政策課によると、小林眞市長が就任した2005年11月以降、11社と立地協定を締結し約700人の雇用を創出した。
同課は「IT関連や自動車関連など、これまで八戸にはなかった企業の進出が増えた。若者の雇用の受け皿となっている」としている。
一方、昨年秋以降の急速な景気悪化で、地元企業の倒産や誘致企業の事業所の撤退、規模縮小などが相次いだ。種差海岸に情報サービス関連企業を集積した貸しオフィスを整備する市の構想も、現段階で実現の見通しが立っていない。
雇用創出と地域経済活性化には、地元企業の育成も欠かせない。1964年の新産業都市指定を機に、八戸には基礎素材型の企業が相次いで進出。北奥羽地域随一の産業都市としての基盤を築いたが、地元企業の多くは大手企業の下請けや構内作業請負で生き残ってきた感は否めない。
◇ ◇
誘致企業との相乗効果を生み出すためにも、地元企業のさらなる技術力の向上と経営革新が求められている。
八戸インテリジェントプラザの阿部孝悦所長は「八戸地域には潜在能力を秘めている企業が多い。大手企業に頼るだけでなく、その能力を開花させるための取り組みが急務だ」と訴える。
八戸大・八戸短大総合研究所の高橋俊行副所長は「八戸にいても仕事はないし、街に魅力を感じないなど、市民には不満が渦巻いている」と指摘。その上で「市民の目線で、地域のビジョンをどう描くかが重要」と強調する。
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選択の視点 八戸市長選
(3)中心街再生 「はっち」どう生かす
(2009/09/22)
八戸市がにぎわい創出に本腰を入れる中心街。4月には中核的事業となる市中心市街地地域観光交流施設(八戸ポータルミュージアム=HPM、愛称・はっち)が同市三日町で着工、街なか再生に向けた取り組みが本格化している。
総事業費は約42億円。財源の約8割を国の「まちづくり交付金」と合併特例債で補うが、多額の税金をつぎ込む事業だけに、施設が中心街活性化の切り札として役割を果たすことができるか、大きな課題となる。
◇ ◇
「『はっち』が何をする場所か、今回の会議でだいぶイメージしていただけたのではないか」
18日、八戸市庁で開かれた市中心市街地地域観光交流施設活用検討委員会で、委員長の奈良岡修一副市長は安堵(あんど)の表情を浮かべながら委員に語りかけた。
08年11月の委員会発足から10カ月後となる7回目の会合で、市側はようやく、5項目を柱とする自主事業の概要を委員に提示。中身は子育て支援や学園祭の開催、ものづくりスタジオの設置、ラジオ放送局と連携した館内での公開生放送など多岐にわたった。
これまでの会合では、委員から「市が施設で何をしたいのか分からない」との意見が相次ぎ、協議は難航していた。それだけに、委員の一人、商店街振興組合三日町三栄会の類家徳昌理事長は「やっと中身が見えてきた感じだ。行政がここまで取り組む以上、何が何でも波及効果を生み出さなくてはならない」と力を込めた。
風張知子市中心市街地活性化推進室長は「確かに時間はかかってしまった」と本音を明かす一方、「42億円という大掛かりな事業なだけに、失敗はできない。はっちで中心街に人を集めることが、私たちの役目だ」と話す。
◇ ◇
はっちが街なか再生の起爆剤として期待される一方、中心街の“地盤沈下”には歯止めがかからない。
民間主導の開発構想は滞り、空き店舗が急増。来街者も減り続けているほか、6月には中心街の主要施設の一つである同市十三日町の複合商業ビル「チーノ」が民事再生法の適用を申請、再建に向けて厳しいかじ取りを迫られている。
「はっちの施設の中身には期待しているが、それだけではどうにもならない」と話すのは八戸商工会議所の佐々木広幸業務部長。「中心街に来ても買う物がないのが現状」とし、「テナントとオーナーの条件を取り持って空き店舗を減らす努力や、テナントの支援制度などを考えるべきだ」と強く訴える。
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選択の視点 八戸市長選
(4)ハマ改革 衛生 まずは意識向上
(2009/09/23)
野鳥が飛び交う、たばこの煙が漂う、ジュースの紙コップが散らばる、魚箱の上に靴で乗る、着用が義務付けられている帽子をかぶらない人が荷さばき場にいる―。八戸市営魚市場内の現状だ。
食の安全性への関心が高まる中、魚市場の衛生管理の高度化は、八戸に限らず全国各漁港が抱える課題だ。市場で働く人々がルールを順守するのは当然だが、八戸の場合、現場を見ると徹底されているとは言い難い。
市場開設者として、入場許可証の発行権限を持つ市の指導力が問われている。
7月21日に開かれた第三者機関・八戸市魚市場運営審議会では、市に監視強化を求める委員の声が相次いだ。これに対し、市は「現在は過渡期の段階。監視強化する前にシステムを変える」との考えを示した。
◇ ◇
「システムを変える」とは、魚市場機能集約構想の柱であるHACCP(ハサップ)型荷さばき施設建設事業を意味する。
国内最高水準の衛生管理機能を備えたハサップ施設を整備し、従事者のマナー向上も含めたハード、ソフト両面の衛生高度化と、販路拡大による魚価アップを図る。
基本設計は既に終了し、現在は実施設計中。国の予算の動向をにらみながら2009年度末着工、10年度末完成を目指す。
しかし、市場関係者の間には「まずは意識改革を始めて正しい使い方を徹底させなければ、どんなに素晴らしい施設を造っても意味がない」と、ソフト面の対策強化を求める意見が根強い。
また、漁業関係者の1人は「市総合計画では『衛生管理意識の向上』が主だった。後から入ってきたハサップ施設を目玉にするのは筋が違う」と、ハード面に傾注する市の姿勢に疑問を投げ掛ける。
◇ ◇
もう一つの狙いである「魚価アップ」についても、懐疑的な声が少なくない。
ハサップ施設への水揚げ対象は、主にサバを想定。サバのような大衆魚については、価格決定権の大半を握る大手量販店が、値下げ圧力を年々強めているためだ。
ある加工業者は「小売価格が上がらなければ、仕入れ値を高くすることは当然できない」と指摘。別の業者は「トラック、加工場も変えなければハサップ対応商品を作れない。現状でも苦しいのに、多額の設備投資費用をかける余裕はない」と言い切る。
最先端の市場で激化する産地間競争に勝ち残りたい市と、厳しい経営状況の中で現実路線を求める民間業者。ハマ改革への思いは一緒だが、足並みをそろえた取り組みがなかなかできずにいる。
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http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_04.htm
選択の視点 八戸市長選
(4)ハマ改革 衛生 まずは意識向上
(2009/09/23)
野鳥が飛び交う、たばこの煙が漂う、ジュースの紙コップが散らばる、魚箱の上に靴で乗る、着用が義務付けられている帽子をかぶらない人が荷さばき場にいる―。八戸市営魚市場内の現状だ。
食の安全性への関心が高まる中、魚市場の衛生管理の高度化は、八戸に限らず全国各漁港が抱える課題だ。市場で働く人々がルールを順守するのは当然だが、八戸の場合、現場を見ると徹底されているとは言い難い。
市場開設者として、入場許可証の発行権限を持つ市の指導力が問われている。
7月21日に開かれた第三者機関・八戸市魚市場運営審議会では、市に監視強化を求める委員の声が相次いだ。これに対し、市は「現在は過渡期の段階。監視強化する前にシステムを変える」との考えを示した。
◇ ◇
「システムを変える」とは、魚市場機能集約構想の柱であるHACCP(ハサップ)型荷さばき施設建設事業を意味する。
国内最高水準の衛生管理機能を備えたハサップ施設を整備し、従事者のマナー向上も含めたハード、ソフト両面の衛生高度化と、販路拡大による魚価アップを図る。
基本設計は既に終了し、現在は実施設計中。国の予算の動向をにらみながら2009年度末着工、10年度末完成を目指す。
しかし、市場関係者の間には「まずは意識改革を始めて正しい使い方を徹底させなければ、どんなに素晴らしい施設を造っても意味がない」と、ソフト面の対策強化を求める意見が根強い。
また、漁業関係者の1人は「市総合計画では『衛生管理意識の向上』が主だった。後から入ってきたハサップ施設を目玉にするのは筋が違う」と、ハード面に傾注する市の姿勢に疑問を投げ掛ける。
◇ ◇
もう一つの狙いである「魚価アップ」についても、懐疑的な声が少なくない。
ハサップ施設への水揚げ対象は、主にサバを想定。サバのような大衆魚については、価格決定権の大半を握る大手量販店が、値下げ圧力を年々強めているためだ。
ある加工業者は「小売価格が上がらなければ、仕入れ値を高くすることは当然できない」と指摘。別の業者は「トラック、加工場も変えなければハサップ対応商品を作れない。現状でも苦しいのに、多額の設備投資費用をかける余裕はない」と言い切る。
最先端の市場で激化する産地間競争に勝ち残りたい市と、厳しい経営状況の中で現実路線を求める民間業者。ハマ改革への思いは一緒だが、足並みをそろえた取り組みがなかなかできずにいる。
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http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_05.htm
選択の視点 八戸市長選
(5・完)子育て環境 住民の協力どう得る
(2009/09/24)
先進国の中で最低レベルといわれる日本の出生率。八戸市も例外ではなく、2008年度の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数の推計値)は1・37。05年度の1・31から緩やかに上昇しつつあるものの、1998年度に比べ、0・18ポイントも低下している。
出生数も減少をたどり、市子ども家庭課のまとめによると、08年度の出生数は1935人。98年度より600人ほど減っており、少子化に歯止めがかからない状態だ。
経済的理由で出産にためらいを感じている女性が増えていることはもちろんだが、子育ての環境に不安を抱いている女性も多い。子育てをサポートする態勢づくりは、少子化対策でも大きなポイントとなる。
◇ ◇
八戸市では、子育て中の家庭支援の一つとして、06年7月に「ファミリー・サポート・センター」を開設。冠婚葬祭や通院などで、子どもを保育できない親のため、事前に登録している会員(提供会員)が一時的に保育を行う制度をスタートさせた。
利用料は平日1時間500円。買い物などのリフレッシュが理由でも利用できることから、市民にも徐々に浸透。「近くに両親がいないので、いざというときに助かる」と歓迎の声も多い。
同センターによると、08年度の利用件数は1165件。だが、制度自体を知らない親も少なくなく、「1週間で数回の利用しかないときもある」(同センター)。加えて親たちのニーズに、より応えるため、提供会員の増員が今後の課題という。
同センターアドバイザーの田中かず子さんは「核家族化が進展する中で、とても意義のある取り組み。制度の周知に全力を挙げたい」と力を込める。
◇ ◇
同市ではこのほか、公民館や民家を活用し、放課後の児童の居場所を確保する「仲良しクラブ」を展開するなど、地域ぐるみでの取り組みが活発だ。
これらを継続していくには、地域住民の理解と協力が欠かせない。同時に、その必要性を地域に働き掛け、しっかりとした態勢づくりをサポートすることが行政の役割ともいえる。
市内で子育てサロンを開設しているNPO八戸子育てメイトサロンネット「みらい」の畑中智子代表理事は「行政の支援は重要だが、それだけでは少子化を止められない」と指摘。その上で「子どもたちを『地域で育てる』という感覚の醸成
が市民全体の中にも
っと必要」と強調する。
(田中秀知、工藤洋平、岩舘貴俊、熊谷勝之、須田山裕太が担当しました)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091010t41004.htm
公共交通と庁舎課題 横手市長選、あす告示
デマンド交通システムの導入に向け検討を重ねる会のメンバー。「交通弱者」が利用しやすい公共交通の実現を目指す
任期満了に伴う秋田県横手市長選は11日告示、18日投票が行われる。ともに無所属で、再選を目指す現職五十嵐忠悦氏(62)と、新人で元増田町長の千田孝八氏(59)の一騎打ちとなる公算が大きい。市は2005年、8市町村が合併して人口約10万の秋田県第2の都市となった。まちづくりは、基礎整備から次の段階に入るが、市民からは巨大化した自治体の末端までの目配りを求める声が強い。住民の足の確保、分散した庁舎と機能をいかに集約するかなど課題も浮き彫りとなっている。(横手支局・渡辺晋輔)
<市民団体提言へ>
今月1日、市民団体「横手市の新しい公共交通を創(つく)る会」の会合があった。利用者を戸口から戸口まで乗り合いのタクシーや小型バスで送迎するデマンド交通システムの実現を目指している。この日は、利用客を1日約1000人とした計画案を基に協議を重ねた。
地域の路線バスは、合併後に4路線が廃止、既存路線も減便された。市の高齢化率は3割を超える。車を持たない高齢者ら「交通弱者」の移動手段の確保が急務となっており、周辺部から中心部の病院に通うお年寄りの願いは切実だ。
会員の一人は「移動手段のない高齢者は、外出が制限されている現状にあきらめさえ感じている」と指摘。事務局の高橋茂さん(53)は「狙いは、単なる足の確保ではなく、誰もが自由に外出できるようにすること。地域が一体的に合併したことは、公共交通をつくり直す上でプラス。月内にも市に提言する」と意気込む。
市は、秋田県とともに会にオブザーバーとして参加し資料を提供。会の提言をどう政策に反映させるのか、問われている。
<移動で30分無駄>
市は、旧自治体の計10庁舎に本庁機能を分散する「分庁舎方式」を採用している。合併後に地域が受ける急激な変化を緩和するための措置だが、見直しを検討中だ。
100人の委員で構成する「新庁舎を考える市民会議」は今年2月、「(分庁舎は)市の一体的な発展を促す行政機構として機能してきたが、現状では非効率な面が顕著」と指摘。「本庁機能の集約化を図り、行財政改革を進めるべきだ」とした。
部ごとに庁舎が分散し、同じ部でも課が別々の庁舎に分かれている例もある。市幹部は「会議を行う際、移動時間として30分余計にみている。無駄な税金を使っている」と漏らす。
市は3、4カ所に集約化を図り、旧自治体の庁舎には窓口機能などを残す方針だが、市民会議の委員へのアンケートでも半数が「地域に配置される職員数は維持すべきだ」と回答。市民の間に、地域から職員が減ることに強い抵抗感がある。
合併時の旧山内村長、佐藤繁さん(68)は「既に職員は減り、住民サービスは低下しており、住民の声が市政に届かなくなっている。中心部と周辺部の均衡ある発展のため、もっと住民の声を吸い上げて市政に反映させる仕組みが必要だ」と訴える。
2009年10月10日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091014_01.htm
村井氏大きくリード 宮城県知事選本社情勢調査
任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)で、河北新報社は10〜13日の4日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢を探った。無所属3人のうち、現職で再選を目指す村井嘉浩氏(49)が大きくリードしている。ともに新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=は懸命に浸透を図り、宮城県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は苦戦している。調査時点で有権者の3割が投票する候補を決めていない。投票率の動向も焦点となる。
村井氏は「県民党」を掲げ、トヨタ自動車系の工場誘致の実績を強調。支援を受ける自民党支持層の9割、公明党支持層の8割を固めた。
遠藤氏を推薦する民主党支持層の6割弱に食い込み、社民党支持層も4割強を引き付ける。無党派層は6割強に浸透。各年代の支持があり、職業別では専業主婦、現業職、農林漁業に強い。地域別でも全域で他候補を上回る支持を集める。
遠藤氏は民主党との連携を前面に出した戦いを展開するが、民主党支持層への浸透は3割強にとどまる。推薦を受ける社民党の支持層も4割弱しか引き付けていない。
年代別では60代男性、職業別では管理職から一定の支持を受ける。仙台市の青葉、太白、泉区や気仙沼・本吉、石巻市で2割前後の支持があるが広がりに欠ける。
天下氏は企業誘致を重視した現県政を批判し、医療、福祉など暮らしを優先した県政への転換を訴える。共産党支持層の6割を固めたほか、社民党支持層の1割も取り込む。職業別では農林漁業、学生への浸透を欠いている。太白区で1割超の支持を受けるが、他地域は伸び悩む。
調査時点で「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えたのは計82.4%。前回知事選(2005年)の同時期調査の67.6%を14.8ポイント上回った。投票率(前回40.35%)の動向が注視される。
[調査の方法] 宮城県内の有権者を対象に10〜13日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1738件、うち1000人から回答を得た。
2009年10月14日水曜日
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しかし・・・自・民対決なのに盛り上がりに欠ける選挙ですね。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091016t11030.htm
競う印象3氏3色 宮城県知事選3陣営
3候補の選挙ポスター。イメージカラーやキャッチフレーズに趣向を凝らす
知事選(25日投票)は選挙戦の折り返し点を迎え、激しい舌戦が続く。立候補した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄候補(62)=民主・社民・国民新推薦=、現職の村井嘉浩候補(49)、県民医連事務局長の天下みゆき候補(53)=共産推薦=の3人は、人柄や主張の浸透を目指し、イメージ戦略に知恵を絞る。3陣営の特徴を比較した。
◎環境の黄緑「交代」連呼 遠藤氏/勝負ピンク「女性」前面 天下氏/清潔な青で「富県」PR 村井氏
●イメージカラー
遠藤氏は黄緑色がベース。「地球環境問題への精通ぶりを表した」という。生粋の宮城県人を強調しようと、陣営は「ずんだ色」とも呼ぶ。
村井氏は2005年の前回と同じ青色。ネクタイや選挙ポスターの背景などに多用し「さわやかさと清潔さ」(陣営)を売り込む。
天下氏は濃いピンクのジャケットが勝負服。選挙ポスターはもちろん、ここ一番の集会には必ず着用する。「色白の顔が映える」と好評だ。
●キャッチフレーズ
県政刷新が公約の遠藤氏は「みやぎを変える。」と直球勝負。遊説では米大統領選や衆院選で定着した「チェンジ」「政権交代」も連呼する。
村井氏は「加速!!富県みやぎ」。セントラル自動車の誘致など富県戦略の実績を強調し「ほかの候補にはできない戦術」(陣営)を展開する。
「いのち・生きる力あふれる宮城に!」と呼び掛けるのは天下氏。病院事務長として医療、福祉の現場に30年も身を置いた経験をアピールする。
●差別化
遠藤氏が重視するのは全面支援を受ける民主党のイメージ。顔がひときわ大きい選挙ポスターは、鳩山由紀夫代表がアップの民主党マニフェストを意識。左右は逆だが「政権交代、みやぎ。」とフレーズもまねた。
村井氏は地球環境に配慮する。陣営の移動車両にはトヨタのハイブリッドカー「プリウス」を採用した。遊説では最後に必ず「詳しいマニフェストはホームページをご覧下さい」と付け加え、政策への自信をみせる。
天下氏は「県政史上初の女性知事候補」を前面に打ち出し、男性候補との違いを鮮明にする。陣営幹部は「天下氏の明るさや優しさ、女性らしさを際立たせ、多くの有権者の共感を呼び込みたい」ともくろんでいる。
2009年10月16日金曜日
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910160005
政権交代@福島:新政権への姿勢見えず
2009年10月16日
●知事 県議会、質問集中
政権交代後、初の県議会9月定例会が15日閉会した。会期中の代表、一般質問は、新政権に対する佐藤雄平知事の認識を問う質問が多かった。各常任委員会でも政権交代の影響に関連した質疑が相次いだ。県議からは「今後の変化に対する心構えを確認する議会になった」という声があった。(丹治翔、村上晃一)
「委員会内で県民連合の議員が強気の姿勢だった」。ある自民党県議は、政権交代後の論戦の変化をこう語った。
地方への悪影響を不安視する声が広がるなかで、県民連合からは変化を前向きに受け止める立場の発言が目立った。補正予算の執行停止や公共事業への悪影響などをただした自民党と対照的だった。
代表、一般質問に臨んだ県議12人のうち、半数が佐藤雄平知事に、新政権への認識をただした。自民の柳沼純子氏は高速道路無料化や暫定税率廃止に対する知事の姿勢を質問。「引き続き情報収集に努める」と答えた知事に対し「他の議員も同様の質問をしたが、知事はどれものらりくらり。県のトップとしての姿勢を聞きたかった」と話す。
佐藤知事は元民主党参院議員だが、政権交代後の答弁でも民主色は出さず、両会派に配慮する物言いを続けた。ただ、一連の答弁には「政権交代は県が主体性を持って変われる機会。もっと自分の頭で考えて欲しかったので、残念」(共産の神山悦子氏)との受け止めもあった。
いつまで玉虫色の答弁を続けられるかは不透明だ。予算編成で地方への影響がより具体化する12月、2月定例会では、自民、県民連合の立場の違いがより先鋭化する可能性がある。公明党の甚野源次郎氏は「具体的な国会論戦が始まっていない以上、執行部も『情報収集に努める』という以上に踏み込んだ答弁はできない」とする一方で、「来年度の予算編成を話す12月議会が一つの山場」と話した。
◇
15日閉会した県議会は、経済危機対策など総額約470億円の一般会計補正予算案などの26議案と、「09年度補正予算における地方関連予算の速やかな執行を求める意見書」など七つの意見書を可決するなどして閉会した。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910170002
政権交代@福島:民主 首長選初の独自候補
2009年10月17日
●相馬、市議を擁立へ
12月20日の相馬市長選に同市議の根岸利宗氏(52)が立候補を決め、市役所で16日に記者会見した。無所属で出る予定だが、根岸氏は民主系議員で、党第1区総支部の推薦も決定済みという。民主党にとって、地方政治での支持基盤拡大は課題。政権交代後に県内で初めて、首長選で新たな独自候補を立てることになる。
会見には、党の地元幹部らも同席した。民主党の支持団体の連合の地区組織にも支援を要請している。国政で連立を組む民主以外の政党への推薦要請も考える。根岸氏は「相馬市政を変えたいという私の思いと、(政権交代による)国政の転換とは相通じるものがある」と述べ、市民や生活者の視点にたった市政推進を訴えたいと強調した。
同市長選には、現職で3選をめざす立谷秀清氏(58)も既に立候補を表明。民主党は前回05年の市長選では、立谷氏を自民党と相乗りで推薦し、無投票で当選した。前々回01年の選挙では、当時新顔候補として出た立谷氏と戦った現職候補を推薦していた。
民主党は地方組織の力を高めるため、首長選での相乗りを避け、独自候補を出す方針を示している。一方で、県内では11月の福島市長選のように、自民党との相乗りが早々と決まる首長選もある。相馬市長選は、党の方針を政権交代後、県内で初めて具体化させる動きとなりそうだ。
◎参院選 複数擁立、同調も
民主党の小沢一郎幹事長が来夏の参院選で「複数区に複数候補を擁立する」と発言をしたのを受け、玄葉光一郎同党県連代表は16日、「ケースバイケースだが、(2人擁立を党本部から)求められる可能性は否定できない」との認識を示した。前回07年の参院福島選挙区(改選数2)で民主党は、原則1人の方針で候補者選考を進め、当時新顔の金子恵美参院議員を擁立しただけだった。今回の発言で、改選期となる現職の増子輝彦氏に加え、もう1人新たな候補を擁立する可能性に含みを持たせたことになる。
同日開かれた同党県連常任幹事会で発言した。閉会後の取材で、玄葉代表は「県連としては全くの白紙。党本部から正式にうかがってから対応を考えたい」と話した。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910160002
選択 09年八戸市長選(上)
2009年10月16日
建設が進む地域観光交流施設「はっち」の工事現場。大型施設の完成で中心市街地ににぎわいは戻ってくるか=八戸市三日町
■中身決まらぬ観光施設−「中心街を再生」42億円投入■
八戸市三日町の市中心部。鉄筋コンクリート地上5階建て、延べ床面積6440平方メートルという市内でも大型のビル建設に向け、槌(つち)音が鳴り響く。市が市街地活性化の目玉との期待を込め、今年4月に着工した地域観光交流施設「はっち」だ。
だが、来年の夏以降には完成というのに、いまだに施設の中身が固まっていない。「建物というのはコンセプトがあり、中に収まるものが明確になって初めて規模が決まるのではないのか。本当に必要な施設なのか」。はっちの計画段階からの事情を知るある市民は、こう疑問をぶつける。「同じ建てるなら、美術館の方が市民にとって得策じゃないか」
市ははっちを「人、もの、食」などの情報発信拠点と位置づける。海の幸など八戸ならではの食べ物や特産品を集めることで、多くの観光客が訪れるスポットとなり、市民にとっても芸術活動の発表やものづくりのスペースとして多くの人が集う、そんなにぎわいの場を目指している。
では、どんな設備になるのか、スタジオや展示室はできるのか。そうした詳細部分は明らかになっていない。
市中心市街地活性化推進室の風張知子室長は、観光だけでない多目的施設なので、市民の意見や要望を十分聞く必要があると説明する。さらに完成後にさまざまなイベントや事業ができるような形にする準備に時間がかかっているという。
「街に再び人が戻ってくる大きな呼び水になるはず。市街地の活性化のために市がこれだけの投資をするのは初めて」と強調する。
車社会となり、広い土地が確保できる郊外に駐車場を備えた大規模な商業施設ができるにつれ、中心市街地の集客力が落ち、空洞化する現象は地方都市共通の悩みだ。あれもこれもと市がその中身に頭を悩ますはっちには、さまざまな目的の人を引きつけたいという思いが募る。
小林眞市長(59)は4年前の前回選挙で、マニフェストに「4年間で中心市街地の通行量を2割以上増加させる」と掲げた。そのため、市ははっちに着手する以外にも、道路の電線地中化や歩道拡幅・バリアフリー化、商店街再整備に協力する商店への助成制度の創設、住宅取得者への補助金交付などを進めた。
しかし、マニフェストの目標は未達成に終わった。
市の公共施設の建設について、新顔で市議の三浦博司氏(31)は予算の重点を「ハコモノから人へ」と変えるとするマニフェストを発表。計画の見直しなどを表明したことで、一気に争点に浮上した。
建設中のものでは、はっちの総事業費が土地の取得費用も含めて約42億円。「是川縄文館(仮称)」は総事業費約26億円だ。建設を予定している施設では、八戸港への「ハサップ対応型荷さばき施設整備」(事業費約22億円)がある。
はっちは8割を国の街づくり交付金と合併特例債でまかない、市の負担は2割で済むという。他の施設も国の交付金を活用するため全額市の負担ではないが、起債分は将来の負担となる。
小林氏は今回の市長選で掲げたマニフェストに「重点的に取り組む」施策100項目を挙げ、はっちは中心市街地再生の「起爆剤」と位置づける。
「どの施設も長い準備期間をへて、将来を見通して実施するものばかり」というのが小林氏の言い分だ。多額の金をつぎこんでいるとの指摘に対しては、「行財政改革を進め、起債残高は名目で50億円減らした。財務体質は改善しており、ハコモノ行政との批判は当たらない」と訴える。
◇
県内第2の都市、八戸市の市長選の告示が18日に迫った。不況や地域間格差が重くのしかかるなか、24万人市民にとって、どんなかじ取り役が求められるのか。市が抱える現状や課題を報告する。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910170003
選択 09年八戸市長選(下)
2009年10月17日
今年の元旦、八戸市は新年の祝賀ムードに浸っている間もなかった。八戸圏域水道企業団が飲み水を供給している同市と周辺の6町で起きた、あの大規模な断水事故だ。
3月にまとまった「対応検証委員会報告書」によると、同市坂牛で地中の導水管が破損し、漏水しているのが見つかったのは午前6時ごろ。1時間45分後には、同企業団の関係職員が緊急招集され、同9時20分には第1回災害対策会議も開いた。
応急給水のための関係者への連絡準備も始まった。現場トップである副企業長にも順次、情報が上がってきた。
だが、組織内での復旧作業が粛々と進む一方で、同企業団の企業長を兼ねる八戸市長の小林眞氏(59)には正午前の11時27分まで報告がなかった。7市町の担当者への一報もほぼ同じころ。結果として、住民に断水の状況を伝えるのが大幅に遅れた。
さらに、小林氏を「任期中一番落ち込ませた」のが、その後の市職員の対応の緩さだったという。
市民からの苦情、復旧の見込みや給水の問い合わせが相次ぐなか、「水道は企業団の仕事。任せておけば大丈夫」という思いが先立ち、生活に大きな支障が出ている市民の立場からの視点が欠落。企業団と綿密に連絡を取り、市民に迅速に正確な情報を流したり、企業団側に市民の要望を伝達したりすることが組織的にあまり出来なかった。
これを教訓に、小林氏は防災安全推進室の態勢を強化した。企業団から職員1人を2年間派遣してもらい、企業団との連絡調整や同じような事故の再発防止マニュアル作りなどを任せている。
八戸市の市福祉公民館ホールで11日夜あった公明党八戸支部党員大会。約300人を前に講演した小林氏は、テーマが「八戸地域の将来展望」であるにもかかわらず、意外にもこの事故の釈明から始めた。
「(報告が来たとき)私は正月のあいさつ回りをしている最中で……急いで現場に駆けつけました」。二度とこのような事故は起こさないといって頭を下げる同氏には、市政の至らない点はトップダウンで正すという固い意思が垣間見えた。
実際、4年前に市長に初当選した小林氏の決断で市の組織は大きく変わったとされる。庁内の一部の課で試行的に始まった「グループ制」への移行は、前市長時代には31課にとどまっていたが、小林氏就任後の06年4月には庁内全62課に広がった。
グループ制は、各職員の仕事が縦割りで固定化していた「班」を改め、仕事量に応じて1人の職員が複数の担当をする仕組みだ。人員削減も可能となり、「一人ひとりが機能的に動くようになった」と人事課はいう。
そんな小林氏の政治主導の意識は、8月の総選挙でもうかがえた。八戸市を含む青森3区で当選した自民党公認の大島理森氏への支持を鮮明にするなかで、市民病院へのドクターヘリ導入や企業誘致の成功を「大島氏の支援なしに実現しなかった」と評し、政治家の力が市の施策実現のためにいかに大きいかを強くアピールした。
自治体レベルでは、政党と等距離を保ち、「市民党」「無党派」などと名乗る無所属の首長が多い。支持政党を明らかにする小林氏は異色ともいえる。
しかし、国政は「政治主導、脱官僚」を掲げる民主党を中心とした政権が誕生した。官僚(=自治体職員)が作る政策に政治家が乗っかるのではなく、政党の掲げる政策に官僚(=自治体職員)が従うトップダウンのやり方が、時代の要請となりつつある。
自民と蜜月関係を保ち、公明党の推薦も受けて市長選に出る小林氏に対し、新顔で立候補する前市議の三浦博司氏(31)も民主党色を前面に押し出す。
9月市議会の一般質問では「国政野党を支持する小林市政の危うい継続を望むのか、民主党中心の政権運営に歩調を合わせ、市政発展につなげていくのか」と迫った。
2大政党をバックにした対決ムードが高まるなか、15日に出馬を表明した千葉和男氏(61)は、どの政党の支援も受けずに、2人の間に分け入ろうとしている。
(川上眞)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091016ddlk02010148000c.html
24万都市のまちづくり:’09年八戸市長選/上 強まる都市部への引力 /青森
◇個性と文化で生き残れ
毎週日曜日の早朝、八戸市の館鼻岸壁で開かれる朝市。約400もの露店がひしめき、地元はもとより、多くの観光客でごった返す。運営者の湊日曜朝市会は「毎日問い合わせがあり、毎週のように取材が入る」と、にぎわいぶりを話す。
東北新幹線は02年12月、県内で初めて八戸に延伸した。観光客は02年の380万人から07年には573万人に増える。「東京から乗り換えなしで3時間。知名度は上がった」と、市の古舘光治観光課長。企業誘致や医師確保の点でも、利便性をアピールした。
だが来年12月には新青森駅が開業し、八戸は発着駅の座から降りる。八戸高専総合科学科の河村信治教授(都市科学)は「交通が発達するほど都市部への引力が働く。生き残るためにまちの個性を生かし、文化を育てないと」。八戸は岐路に立っていると指摘する。
市の対応はどうか。
産業政策課は「仙台にも盛岡にも青森にも近い」をセールスポイントにし、企業誘致を図る。半径300キロ圏内に青森から仙台までが十分入る。千葉憲志課長は「延伸を積極的にとらえ、地道に利点を訴えていく」。
観光課も「高速化イコール広域化。八戸を中核とした地域全体の魅力をPRしていく」と足並みをそろえる。下北半島や岩手県北など、周辺市町村との情報交換、連携が不可欠という。
通過駅の町ではなく、全国展開の要所・拠点として、新幹線を生かしたまちづくり。鍵はダイヤが握る。JR東日本青森支店によると、発表は開業の半年〜3カ月前という。
東京−新青森を最短時間で結ぶため、八戸を通過する列車があることも考えられる。千葉課長は「そうなれば拠点どころではない」。市としてJR側への具体的な働きかけはなく、「これからでは遅いくらい」と心配する関係者もある。
朝市会は「市民に愛され、商いができればいい。それが観光に使えるのなら、どうぞ利用してほしい」と話す。
河村教授は「この規模の都市が個性を生かすには、市民参加が欠かせない。まず自分たちの暮らしを楽しむのは、いいこと。行政は市民をうまく発奮させ、サポートしてほしい。ピンチとチャンスは紙一重です」と注文を付けた。
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八戸市長選は18日に告示、25日に投開票される。八戸市が今、どのようなまちづくりを求められているのかを探った。【喜浦遊】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091017ddlk02010115000c.html
24万都市のまちづくり:’09年八戸市長選/下 中心街にぎわい回復へ /青森
◇「はっち」建設、新たな顔に
八戸市中心街の一角に昨年9月末、オープンした喫茶店「かだる・かふぇ」。「八戸せんべい汁研究所」のメンバーが出資し、せんべい文化の拠点にしようとした。マスコミにも取り上げられて話題を呼んだが、4カ月後に閉店した。
「好きだと言ってくれるお客さんはいた」と研究所の木村聡事務局長は言う。しかし採算は合わなかった。経営方針についての反省もあるが、木村さんは「もう少し中心街に活気があると思っていた。イベントのない週末は平日よりも人がいない。中心市街地で店を保つのは本当に大変」と実感を語る。
市は08年7月、国の「中心市街地活性化基本計画」の認定を受けた。12年3月までの4年9カ月間に休日歩行量の16%増▽居住人口の4%増▽空き店舗率の2・1%減−−を達成することなどを数値目標に掲げている。
しかし、現状は厳しい。日本経済新聞社産業地域研究所の今年3月の調査によると、市の08年度の歩行量増減率は07年度比31・9%減で、調査した66市で最下位だった。市は景気悪化の影響もあるとみるが、木村さんは「実際に店をやってみると納得の数字」と話した。
市が中心街活性化の核に据えるのが、三日町に建設中の「地域観光交流施設・はっち」だ。総事業費は42億円。商業施設というより、市民活動の場、観光情報発信の拠点と位置づけ、年間利用者65万人を目指す。市は施設ができれば休日歩行量は5210人増、施設を軸にした観光促進で宿泊客数1800人増、建設で空き店舗三つを解消など、あらゆる効果を算定している。商店街関係者は「初めて市が中心街に大型の投資をした」と喜ぶ。
一方、木村さんは「個々の店が面白くないと、町中の魅力にはつながらない」と考える。行政には、新しく店を開きたい事業者に家賃の一部を助成するなど、若者が中心街で挑戦するのを後押しする施策を展開してほしいと望む。
八戸高専の河村信治教授(都市科学)は、「はっち」をきっかけに市民のまちづくりへの意識が高まることを期待する。「本当は建設前にもっと、かんかんがくがくの議論があってよかった。市民がおとなしすぎる。はっちに対する賛否両論で意識を高めてもらい、街の『顔』の中心街をしっかり作る機会になれば」と話す。
「市民の1〜2割の意識が変われば、街は変わる」と河村教授。行政の施策を待つのではなく、行政と市民が一緒になってまちづくりに取り組む姿勢が問われている。【喜浦遊】
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宮城知事選、現職村井氏が安定した戦い 自民県議ら支援
2009年10月18日23時28分
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
25日に投開票される宮城県知事選で、朝日新聞社は17、18の両日、県内の有権者に電話調査をし、取材で得た情報とあわせて中盤の情勢を探った。いずれも無所属の3候補のうち、再選を目指す現職の村井嘉浩氏が全県で安定した戦いぶりで、民主、社民、国民新が推薦する遠藤保雄氏と、共産が推薦する天下みゆき氏を引き離している。
投票態度を明らかにした人を分析すると、元自民党県連幹事長でもある村井氏は今回は政党推薦を求めなかったものの、自民県議らの支援を受けて、同党支持層の9割以上をまとめ、無党派層からの支持も厚い。一方、遠藤氏は民主支持層からの支持が2割台しかなく、残りの多くが村井氏に流れている。
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
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ここって私しか知らないのかな?
↓ ↓ ↓
http://magiclien.com/?sk4
知ってる人が居れば情報ください!
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角館と西木なら角館だけど生保内(田沢湖)が西木に流れれば解らない,かな。
県議補選・仙北市選挙区 2氏による争い確定
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091016i
16日告示された県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1)は、同日午後5時、立候補の受け付けが締め切られ、いずれも無所属の新人で、旧角館町長の太田芳文氏(62)と、旧西木村助役の佐藤雄孝氏(57)の2氏による争いが決まった。投開票は25日。
太田候補は、角館町田町上丁の選挙事務所で約200人の支持者を前に第一声。「仙北市を発展させ、市の抱える問題を一つ一つ解決していきたい。どうか県政の場に立たせてほしい」と訴えた。
佐藤候補は西木町門屋の選挙事務所で支持者約300人を前に第一声。「基幹産業の農業で、より利益を上げられるようにする。若者定住、観光振興を進め、地域の閉塞(へいそく)感を打開したい」と訴えた。
県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1?2、届け出順)
(1)太田 芳文 62 無新 会社役員
(2)佐藤 雄孝 57 無新 農 業
(2009/10/16 23:05 更新)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910190006
現在位置:asahi.com> マイタウン> 福島> 記事
県議会でも過半数を、民主系会派積極姿勢
2009年10月19日
●県議会第二会派の県民連合
県議会第2会派の県民連合の代表者と支持母体の連合福島は19日、福島市内で会合を開き、11年の県議選で自民党の議席を上回り、過半数の議席獲得をめざす方針を確認した。国政は民主党系の政権に交代したが、県議会では自民党が第一党。民主党系の佐藤雄平知事を支える県議会の基盤を強くするため、1人区での県議候補者擁立など積極路線を進める。(丹治翔)
●名実ともに県政与党に
「参院選、統一地方選では何とか勢力を拡大し、名実ともに県政与党になれるよう頑張りたい」。県民連合の渡部譲会長は冒頭、訴えた。
この日集まったのは、県民連合を構成する民主、社民の両県連、民主系無所属議員、連合福島の各代表者。4者は前回知事選の候補者選考を機に協議会を発足。07年の県議選以降目立った動きはなかったが、政権交代を受けて県政での影響力を高めようと活動を再開した。来年の参院選と知事選、再来年の県議選に向け、準備を進める方針だ。
県議会は定数58。現在は県民連合21、自民26の議席を持つ。前回07年県議選直後は県民連合20、自民30だったが、自民党県議の市長選転出などで勢力差は縮まっている。
この議席数を逆転させて過半数を取るため、複数区での議席を増やすとともに、1人区の候補者擁立を積極的に進める。07年県議選は、12あった1人区で自民系が8議席を取り、うち4人は無投票当選。県民連合は6選挙区しか候補者を立てられず、当選は3人にとどまった。
●知事の交代も追い風に
しかし、国政の政権交代だけでなく、知事も佐藤栄佐久知事から民主系の雄平知事に交代した。ある県議は「これまでの1人区は栄佐久知事の存在もあって自民が強かったが、状況は変わった。次の県議選まで時間があるので、準備を進めたい」と意気込む。
この日の協議では、来秋に任期満了を迎える知事選で、現職の雄平知事を引き続き支援することも確認した。連合福島の羽田則男会長は「佐藤雄平県政2期目の実現をめざしてスタートしたい」と述べた。現職知事としてまだ再選の意思を表明していないなかでの発言だが、出席者の一人は「雄平知事は民主党の出身で、これから自分のカラーを出しやすくなる。目立った失政もなく、2期目への期待の表れ」と解説する。
民主党県連は来夏の参院選で候補者を2人出す可能性も示唆している。来秋の知事選、11年の県議選と合わせた三つの選挙で、県内の勢力を拡大させたい考えだ。
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小林氏リード追う三浦氏 市長選本社世論調査(2009/10/20)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/10/20/new0910200901.htm
任期満了に伴う25日投開票の八戸市長選で、デーリー東北新聞社は18、19の両日、電話による世論調査を実施し、これまでの取材を加味して告示直後の情勢を探った。いずれも無所属の3候補のうち、再選を目指す現職小林眞氏(59)=自民、公明推薦=がリードし、前市議の新人三浦博司氏(31)=民主推薦=が追う展開。元市職員の新人千葉和男氏(61)は独自の戦い。調査時点では全体の3割超が投票態度を決めておらず、情勢は流動的な要素をはらんでいる。
小林氏は、推薦を受けた自民、公明支持層のそれぞれ9割近くをまとめたほか、無党派層の約7割に浸透。年齢別では、現職の知名度を生かし、満遍なく支持を集める。
職種別では、管理職や農林漁業、主婦、商工サービス業に浸透。農林水産業の振興や人口減少対策、雇用・経済対策を求める層から高い支持を得る。
出馬表明から1カ月余りの三浦氏は、推薦を受ける民主支持層の約7割に浸透しているものの、3割ほどが小林氏支持に流れており、民主票をまとめきれていない。
年齢別では、20、30代で小林氏と拮抗(きっこう)。職種別では、事務・技術職に浸透し、子育て環境の充実や行財政改革を求める層から支持を得る。
小林、三浦両氏とも自主投票となった共産、社民の支持層の一部に食い込んでいる。
告示直後の時点では全体の3割超が投票する人を決めておらず、各陣営とも選挙戦終盤に向け、激しい集票合戦を繰り広げそうだ。
今回の世論調査による政党支持率は、民主35・9%、自民26・0%で、国政の構図を反映する結果となった。
■調査の方法 八戸市内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかける方法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。実際に有権者がいる世帯にかかったのは741件。うち541人から回答を得た。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091020ddlk07010126000c.html
選挙:県議選 過半数獲得へ協力−−民主など4者協議会 /福島
民主、社民両党の県連と県民連合、連合福島の4者は19日、福島市内で協議会を開き、再来年の県議選で、会派「県民連合」の過半数の議席獲得に向けた協力体制を構築することを申し合わせた。今後定期的に会合を持ち、来年の参院選や知事選の協力も協議を進める。
4者協議会は06年の知事選後に開かれて以来、約3年ぶり。この日は7人が出席し、非公開で行われた。
県議会は現在、民主と社民、無所属県議で作る県民連合が21議席、自民が26議席で、県民連合は第2会派にとどまっている。今後、新たな候補者の発掘を進め、定員が2人以上の選挙区では複数候補を擁立し、自民が議席を占める1人区でも擁立を検討する。
連合福島の影山道幸事務局長は会合後、「具体的な協力内容を詰めていきたい。8月の衆院選で与党となったので、県議会でも第1会派を目指したい」と話した。【関雄輔】
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910200005
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政権交代@福島:県議会過半数めざす
2009年10月20日
●民主1人区積極擁立へ
県議会第2会派の県民連合の代表者と支持母体の連合福島は19日、福島市内で会合を開き、11年の県議選で自民党の議席を上回り、過半数の議席獲得をめざす方針を確認した。国政は民主党系の政権に交代したが、県議会では自民党が第一党。民主党系の佐藤雄平知事を支える県議会の基盤を強くするため、1人区での県議候補者擁立など積極路線を進める。(丹治翔)
「参院選、統一地方選では何とか勢力を拡大し、名実ともに県政与党になれるよう頑張りたい」。県民連合の渡部譲会長は冒頭、訴えた。
この日集まったのは、県民連合を構成する民主、社民の両県連、民主系無所属議員、連合福島の各代表者。4者は前回知事選の候補者選考を機に協議会を発足。07年の県議選以降目立った動きはなかったが、政権交代を受けて県政での影響力を高めようと活動を再開した。来年の参院選と知事選、再来年の県議選に向け、準備を進める方針だ。
県議会は定数58。現在は県民連合21、自民26の議席を持つ。前回07年県議選直後は県民連合20、自民30だったが、自民党県議の市長選転出などで勢力差は縮まっている。
この議席数を逆転させて過半数を取るため、複数区での議席を増やすとともに、1人区の候補者擁立を積極的に進める。07年県議選は、12あった1人区で自民系が8議席を取り、うち4人は無投票当選。県民連合は6選挙区しか候補者を立てられず、当選は3人にとどまった。
しかし、国政の政権交代だけでなく、知事も佐藤栄佐久知事から民主系の雄平知事に交代した。ある県議は「これまでの1人区は栄佐久知事の存在もあって自民が強かったが、状況は変わった。次の県議選まで時間があるので、準備を進めたい」と意気込む。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091019-OYT8T01297.htm
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民主県連など4者協、「知事選で協力」
再選出馬なら支援の中核
民主党県連、社民党県連、県議会第2会派「県民連合」、連合福島は19日、福島市で4者協議会を開き、次期知事選での協力体制を確認した。4者協は2006年の知事選では佐藤現知事の支援母体になっており、佐藤知事が再選出馬すれば支援組織の中核となる。任期(来年11月)まで残り1年となった次期知事選での具体的な動きは初めて。
4者協の開催は統一地方選のあった07年以来。この日は民主党県連の中村秀樹幹事長、社民党県連の古川正浩代表、県民連合の渡部譲会長、連合福島の羽田則男会長らが出席し、来年夏の参院選、2011年の統一地方選などで共闘していくことを確認した。4者は今後、不定期に会合を開き、県政での勢力拡大を図る。
4者協は06年の知事選の際に初会合が開かれ、メンバーは佐藤知事の選対本部に名を連ねた。民主、社民両党と無所属の県議が所属する「県民連合」は、県議会で佐藤知事の与党会派となっている。この日の会合では支援候補には踏み込まなかったが、出席者は佐藤知事を支えていくとの認識を共有したという。
知事本人は知事選の出馬について言及していない。
(2009年10月20日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091022ddlk04010006000c.html
選択:’09知事選 政党組織の厚い支援 告示から2週間、最終盤迎え /宮城
25日に投開票される知事選は最終盤を迎えている。立候補している前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦、現職の村井嘉浩氏(49)、県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=の3人は、政党組織から手厚い支援を受けて選挙戦を展開。「県民党」を掲げ政党色を薄めたかにみえる村井氏陣営は自民党組織に支えられており、新人2人の陣営も推薦政党が衆院選並みに活動する。告示から2週間の各陣営の動きをまとめた。【伊藤絵理子、比嘉洋】
◇衆院議員が脇固めフル回転−−遠藤氏
遠藤氏は、推薦する民主党組織が全面支援。なかでも8月に当選し「知名度も組織力もホット」(陣営幹部)な衆院議員5人がフル回転する。昼夜を分かたず遊説車に同乗し、支持者回りや街頭演説で脇を固める。
個人演説会は衆院議員を中心に、参院議員4人、地元議員らがそれぞれの地盤を生かし主催。20〜30人から300人以上の規模で連日1〜5カ所をこなしている。
国政との連携アピールのため、民主党本部から大臣を含む国会議員約15人も宮城入り。17日の個人演説会では、仙谷由人行政刷新担当相が「国も県も膨大な借金を抱え、全事業を点検する必要がある。遠藤さんはそれが十二分にできる方」と太鼓判を押した。
◇自民党の支援演説会で顕著−−村井氏
村井氏は政党に推薦を要請せず、党派色を薄める選挙活動を展開してきたが、個人演説会では自民党の県議や農政連などの支持団体の支援が顕著だ。多くの会場では首長も弁士として、県政と市町村政の結束をアピール。大河原町では700人超の聴衆を集めた。
陣営によると、実施した演説会は19回。いずれも仙台市を除く郡部で行った。新人として出馬した05年知事選は約30回だったが、現職として知名度を得た今回は数を減らし、無党派層の多い仙台で「なるべく街頭に立つ」戦略に出ている。
20日夜は角田市で実施。村井氏は企業誘致で地域経済を活性化する「富県戦略」について約30分熱弁を振るい、聴衆545人全員と握手を交わした。
◇新たな票掘り起こしに懸命−−天下氏
天下陣営は共産党の地元議員や県民医連、労働組合が中心となって着実な選挙戦を繰り広げる。坂総合病院(塩釜市)など医療や福祉の現場で約30年働いた経歴を基に、医療関係者や患者、高齢者らに幅広い支持を呼びかけ、共産党の支持層を上回る新たな票の掘り起こしに懸命だ。
個人演説会は21日までに23カ所で実施。聴衆が30〜80人ほどの小規模集会を重ねることで、意見を交わしやすい雰囲気を保ってきた。陣営側は、天下氏の明快な弁舌を前面に出すため「可能な限り個人演説会と街頭演説を行いたい」としており、本人が話す時間は1カ所当たり約10分と短め。天下氏の退席後は、議員や医師らがマイクを引き継ぎ社会保障の拡充を訴えている。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091014_03.htm
県政の難題 09知事選(1)財政再建/抜本改革の断行急務
07年に有料化された県庁前の来庁者駐車場。苦心の増収策を図っているが、財政健全化への道のりは遠い
宮城県知事選(25日投票)は中盤戦に入り、3候補が支持拡大に奔走している。次期県政トップは景気低迷や少子高齢化に向き合いながら、山積みの政策課題に取り組み、県民の暮らしを守る使命を帯びる。県政が直面する六つの難題を探るとともに、各候補に解決の方策を聞いた。
(県政取材班)=6回続き
●「骨格も組めず」
民主党政権が打ち出した2010年度予算の見直しに、県の担当者が神経をとがらせている。
自民党政権下の予算編成方針を大幅に変更し、新たな概算要求がまとまるのは15日。例年に比べ1カ月半も日程が押し、都道府県の予算指針となる地方財政計画の試算も、まだ示されていない。
「11年度にも財政再生団体に転落する可能性がある」。県が3月、中期(09〜13年度)財政見通しで示したシナリオだ。
5カ年に見込まれる財源不足総額は楽観的に見積もっても867億円。自治体財政健全化法に基づく転落ラインとなる累計不足額は234億円で、2年後には一線を超える。
10年度の予算編成は危機回避への正念場となる。佐野好昭財政課長は「情報収集に当たっているが、いまだに骨格すら組めない状態だ」と話し、困惑を隠さない。
●人件費もカット
県の財政難が表面化したのは1999年。浅野史郎前知事の「財政危機宣言」から10年もの間、ひたすら立て直しを図ってきた。06年には新・財政再建推進プログラムを策定。歳出抑制に加え、さまざまな歳入確保策を模索してきた。
06年に青葉山県有地(仙台市青葉区)、07年に旧勾当台会館(同)を計40億円で売却。07年に有料化した県庁来庁者駐車場は2年間で1億4000万円の増収となった。県営宮城球場を皮切りに県民会館、総合体育館などに拡大したネーミングライツ(命名権)の売却収入は年間約1億4000万円にまで増えた。
この4年で、人件費抑制などで埋めた財源不足額は約2860億円に上る。08年度普通会計の決算は実質収支で51億円の黒字を確保。財政構造の柔軟性を示す経常収支比率は94.0%で、過去最悪の07年度(96.5%)からやや改善した。
●社保費など増加
成果は上げたが、苦心のやりくりは少子高齢化に伴う社会保障費の急増と景気後退による税収減に吹き飛ばされた形だ。依然として健全化への出口は見えない。
03年度に300億円あった財政調整などの基金は枯渇し、切り売りする大型資産は尽きた。赤字県債などの地方債残高は1兆4000億円を超え過去最高を更新し続ける。
昨年度は福祉や産業、環境など160事業を休廃止する方針を示し、補助金や負担金など約4億円を削減。県民サービスにも切り込んだ。
「国がゴーサインを出したのに県が負担分を賄えず、あきらめざるを得ない事業もある」と言うのは県町村会長の佐々木功悦美里町長。市町村には「人件費削減や組織再編など倒産企業並みの覚悟で抜本改革を」(仙台圏の首長)などと、県に対する不満もくすぶる。
県は本年度中に新たな再建プログラムを策定する方針だが、「秘策はない」(財政課)。もはや対症療法からの転換は避けられそうにない。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
宮城戦略企画局を置き、無駄の排除など徹底した行政改革を行う。知事として退職金を返上し給与を5割カットする。
<村井氏>
命名権による増収策、人件費抑制などを進めてきた。あらゆる歳入確保、歳出削減を総動員し、新たな方策を模索する。
<天下氏>
大型開発の無駄と大企業へのばらまきを見直し、削減された地方交付税などの復元と拡充を新政権に対して要請する。
2009年10月14日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091015_01.htm
県政の難題 09知事選(2)学力向上/少人数学級拡大なるか
県の少人数学級化事業の対象となり、1学級19人で授業を受ける児童。一人一人に教員の目が届きやすい=亘理町荒浜小
●厳しい試験結果
「結果に驚いている。危機感を持って取り組みたい」。全国学力テストの結果が公表された8月、県教委の竹田幸正義務教育課長は、厳しい表情で成績を発表した。
学力テストが始まった2007年、2回目の08年に続き、小学6年の国語、算数の正答率は全国平均を下回った。漢字の読み書きなど基礎知識を問う国語Aは全都道府県の中で3番目に悪かった。
県教委は現在、八つの学力向上策に取り組む。柱は公立の小学1、2年と中学1年で35人学級を実現する事業だ。
国が定める小中学校の学級編成基準は40人だが、県の裁量で40人未満とすることができる。事業は04年に始まり、125小学校、85中学校で導入した。本年度は13億3000万円を予算化している。
●生活面でも効果
対象校の一つ、亘理町荒浜小は1年生37人、2年生36人をそれぞれ2学級に分けている。大沼吉朗校長は導入効果について、「学習のつまずきだけでなく、生活面の変化を見つけやすい。授業にまとまりも落ち着きも生まれる」と説明する。
3年生からは40人が基準で、現在の1、2年生は3年生に進級すると1学級となり、クラスメートは一気に倍増する。
県小学校長会と中学校長会は8月、35人学級の対象学年拡大を県教委に求めた。小学校長会長の青木司一古川一小校長は「教員が多忙になる中で、児童生徒と向き合う時間の確保は、何事にも代え難い」と強調する。
●予算確保が課題
ただ、こうした要望は長年、棚上げされてきた。少人数学級は人件費増と表裏一体のためだ。県教委の試算では、35人学級を全学年に広げると、教員500人の増員が必要となる。正規採用で35億円、常勤講師でも22億円の工面に迫られる。
小林伸一教育長は「35人学級の教育的効果は十分認識しているが、予算編成のテーブルに乗せられないほど、県の財政事情は厳しい」と理解を求める。
財政難に直面しながらも隣県は一歩先を行く。福島は05年度、30人学級を小学1年〜中学3年でスタートさせた。本年度の予算額は62億5000万円に上る。
山形は04年度、33人学級を小学1年〜中学1年で始めた。本年度予算は6億4000万円。11年度までに中学3年まで広げる。
宮城県PTA連合会の高橋定光会長は「先行事例があるのだから、宮城でもできるはずだ。将来を支える子どもたちのために、優先的に取り組んでほしい」と保護者の思いを代弁した。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
教育効果が顕著な少人数学級の導入は、東北6県で宮城が一番遅れているので、計画的に拡大する。
<村井氏>
学力向上は今後も重点的に取り組む。キャリア教育や健康教育、障害のある子どもたちの環境整備にも努める。
<天下氏>
一人一人の可能性を伸ばす30人学級を小中学校、高校に導入し、教職員の増員と教育条件の改善を進める。
2009年10月15日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091016_02.htm
県政の難題 09知事選(3)地震対策/市町村対応に温度差
住民に耐震診断を説明する市職員とボランティアスタッフ。防災意識の向上へ県の役割は大きい=東松島市
●制度を知らない
「宮城県沖地震が今後30年のうちにほぼ必ず来ると言うので心配。いくらかでも、自宅を持たせたいと思って耐震診断を決めた」
木造住宅の耐震診断ローラー作戦で4日朝、東松島市職員の訪問を受けた同市赤井の主婦平塚麗子さん(63)は、すぐに診断を申し込んだ。
自宅は1977年築。翌年、宮城県沖地震に遭い壁にひびが入った。2003年の宮城県連続地震では屋根瓦が落ち、トタンにふき直した。
耐震診断には計14万4000円かかるが、国と県、市町村から補助が出て、自己負担は8000円で済む。平塚さんはローラー作戦で補助制度を知った。
「一般の市民は仕組みや制度を知らない。小まめに教えてもらいたい」と平塚さん。手厚い支援があっても、住民が申請しなければ補助は受けられない。
●診断件数が減少
県内の住宅の耐震化率は74%(03年現在)。年々上昇傾向にあり、09年度は80%程度に達すると見込む。
一方、年間約1000件以上で推移してきた耐震診断の申込件数は鈍化し始めている。09年8月末時点で前年度を4割も下回り、このままでは700件を割り込む可能性もある。
耐震診断は制度開始から7年目で、08年度は岩手・宮城内陸地震の影響で申込件数が一時的に伸びた。県は「防災に関心の高い人の申し込みが一巡し、件数が下がってきたのでないか」とみる。
防災意識の一層の浸透が急務で、県が呼び掛けた県内一斉のローラー作戦は今回初めて行われた。実施は市町村の自主性に任せられる。
●計画の検証急務
市町村の姿勢には温度差があり、住宅の耐震化率は30〜83%と開きがある。公立小中学校施設の耐震化率は県平均で90%だが、50〜60%台にとどまる市町もある。自主防災組織のとらえ方も市町村によってバラバラだ。
県内は頻繁に地震に襲われてきた。防災拠点となる公共施設の耐震化率が全国4位となるなど、他県に比べ防災意識は高いが、市町村に任せっきりにしているだけでは防災対策は進まない。
東北大大学院文学研究科の吉原直樹教授(コミュニティー論)は「市町村はそれぞれ防災意識が違う。県は現状を把握し、打ち出した計画が市町村の防災事業にどう役立っているのか、検証するべきだ」と指摘。防災計画や被害想定を実効性のあるものにするため、県がイニシアチブを発揮する必要性を強調する。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
建築物の耐震化、特に20万戸に上る未耐震木造住宅の耐震診断、改修助成を拡大、ソフト面では避難弱者対策を急ぐ。
<村井氏>
県民の安心・安全の確保を期すため、防災・危機対策に立ち向かう意識の高揚、防災・危機管理体制の向上を推進する。
<天下氏>
地震による人命の損失を防ぐため、無料の住宅耐震診断と耐震改修補助の制度をつくり、住宅の耐震化を加速する。
2009年10月16日金曜
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091017_02.htm
県政の難題 09知事選(4)雇用創出/企業誘致 実感乏しく
新規高卒者の就職面接会。企業側の採用人数は、来場した高校3年生の半分にも満たない=石巻市の石巻文化センター
●面接待ち長い列
石巻市の石巻文化センターで15日あった新規高卒者の就職面接会。ホールには企業の人事担当者との面接を待つ長い行列ができ、入り口ロビーにも生徒があふれた。
参加した高校3年生は石巻地域を中心に県北一円21校の約230人。昨秋に比べ3割増えた。一方、35社だった参加企業は18社に半減した。
主催した石巻公共職業安定所は「20社を切ったのは記憶にない。企業訪問を繰り返したが、採用意欲の冷え込みは厳しい」と説明する。
巣立ちの春を半年後に控え、高校側の焦りも深刻だ。
「ことしは届く求人票もわずか。受験機会すら与えてもらえない」と話すのは女川高の木村光晴進路指導部長。河南高の西塚久良進路指導部長は「電気関係など製造業の求人はほとんどない。仙台圏に進む企業誘致の効果はまだ実感できない」と指摘する。
東北自動車道白石インターチェンジ南側に広がる約10ヘクタールの荒れ地。白石市が2011年の完成を目指す「深谷工業団地」の予定地だ。用地取得を終え年内には造成に入る見通しだが、前途には暗雲が立ち込める。
●昨秋に状況一変
工業団地整備が持ち上がったのは08年春。10億円規模の独自投資へ背中を押したのは、トヨタ自動車グループのセントラル自動車(神奈川県相模原市)など、製造業を中心に相次ぐ県内への企業進出ラッシュだった。
同市は05年に人口が3万台に落ち込み、「4万人都市復活大作戦」を掲げる。定住人口の増加に向けた雇用創出へ、もくろみが動きだした昨秋、状況は一変した。
3、4社あった企業からの問い合わせは、リーマン・ショックに端を発した世界不況でぱたりとやんだ。
「市内には当時、未分譲の工場用地が1ヘクタールしかなかった。急いで企業の受け皿を用意しなければならないという焦りがあった」と太斎義勝副市長。今は「本格的な景気回復はいつになるのか」と別の焦りに気をもむ。
●求人は最低水準
県内の8月の有効求人倍率(パートを含む季節調整値)は0.37倍で1963年の調査開始以来、最低水準に並んだ。管内別では大河原(0.15倍)、古川、築館、迫(0.29倍)などの低迷ぶりが著しい。
七十七銀行は9月、工場建設が進むセントラル自動車、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の進出について、本格稼働に伴う経済効果は年間3088億円に達するとの試算をまとめた。
雇用危機の脱却に向けて企業誘致は唯一の明るい材料だが、「期待値」頼みの危うさは消えない。好機を「足元の豊かさ」に導く県政の推進力がいよいよ試される。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
1次産業の振興に加え、「宮城版グリーンニューディール」による環境分野の産業を育成。職業訓練制度の充実も図る。
<村井氏>
企業誘致の加速で1万人以上の雇用を創出する。国と連動した離職者支援や就業機会づくりなどを継続的に実行する。
<天下氏>
地元産業への融資制度を独自につくり、農林漁業の後継者育成を支援する。輸出大企業を中心にした県政を転換する。
2009年10月17日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091018_01.htm
県政の難題 09知事選(5)農業再生/国頼らず独自施策を
農業経営は厳しさを増し、後継者不足が深刻だ。農業者の視点に立った県の施策展開が求められる=富谷町
●「経費で終わり」
「もう若い衆は田んぼをやっていない。ここら辺の農家は70代がほとんどだ」
富谷町の北端、志戸田地区。隣の大和町と接する国道4号沿いの水田で、林業と農業を兼ねる高橋勇一さん(77)が稲刈り作業の手を休めて話す。
一人息子は勤め人。たまに農作業を手伝うが、田んぼを継いでくれるかどうかは分からない。「農業だけではやっていけない。経費で終わりだ」。米価下落や資材価格の高騰が農家を圧迫し、後継者不足につながる。
●下降続く産出額
県農業振興課によると、2008年度の新規就農者は80人。離農者の統計はないが、地域農業を支える認定農業者の人数を維持するだけでも年間185人の就農が必要になる計算だ。農村は急速にしぼんでいる。
これに加え、生産調整による耕地面積縮小などを背景に、県内の農業産出額も下降線をたどる。07年度は1830億円で、00年度に比べ400億円減った。
農業産出額の減少を食い止めて農村を再生する打開策として、東北大大学院農学研究科長の工藤昭彦教授はコミュニティービジネスを挙げる。
農業分野は国の施策が大きな柱だが、工藤教授は「県が進めるべきはハードでなくソフトの部分」と指摘。農業振興と村づくりを一体的に進める役割を県に求める。
農産物直売所、農家レストランなどのコミュニティービジネスは、農家の所得向上や高齢者の生きがいづくりにつなげられるという。
ただこうしたビジネスは十分浸透していないのが実情だ。
全国に1万カ所以上あるとされる農産物直売所。県内は255カ所にとどまる。県別データはないが、県農産園芸環境課は「多い方ではない」と言う。年間数億円を売り上げる大規模店から農家の主婦が小人数で経営する店まで形態は多種多様だ。
●疑念生む縦割り
県は細やかな支援を展開できるか。各課は講座開催や相談受け付けなどを続けてきたが、使い勝手のいいワンストップサービスからは程遠い。
県庁の窓口はアグリビジネスが農産園芸環境課、農産物直売ビジネスが農林水産経営支援課、農家レストランは農村振興課など、農水省の組織や補助制度に応じて複数のセクションにまたがる。
縦割り行政は施策の広がりを邪魔し、「県は国の制度や補助金だけを見て仕事をしているのではないか」(農協関係者)との疑念を生む。
財政難の県は国の制度を頼りがちだが、「補助金に振り回されてはいけない」と工藤教授。農業振興や農村再生という原点に返った施策展開を求めている。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
農林水産物の生産、加工、流通が連携し宮城ブランドを確立。戸別所得補償で農家経営を維持し環境保全型農業を推進。
<村井氏>
「食材王国みやぎ」の総合的な展開、県内食料の供給力強化と県産食材の消費拡大を進める。次代を担う人材を育成。
<天下氏>
新政権の戸別所得補償を活用するとともに、コメ、青果、畜産物などの価格支援策、新規就農支援制度をつくる。
2009年10月18日日曜
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091019_05.htm
県政の難題 09知事選(6完)待機解消/立ち遅れる特養増床
昼食を取る特養の入所者。食事、入浴、排せつなどの介護や日常の世話が24時間受けられるため、入所待機者が絶えない=美里町、いなほの里
●申請4年で入所
在宅介護が困難なお年寄りが暮らす特別養護老人ホーム(特養)。柴田町の石井スエさん(83)は4月、4年前に申し込んだ町内の特養に、市町村による要介護認定レベルが最も重い「要介護5」の夫(82)を入所させることができた。
夫が認知症になったのは10年前。以来、スエさんは持病を抱えながら、介護してきた。
夫は2005年、リハビリを目的とする老人保健施設(老健)の利用を始めた。介護の負担は軽減したが、家計の負担は増した。
スエさんは「自分の体調も心配で…。待っている間は、不安だらけだった」と打ち明ける。
●本年度40床だけ
県の調査によると、県内の特養の定員は6800人。ほとんどの施設が満床で1万800人が入所を待つ。そのうち、要介護5は2000人に達する。
特養は24時間ケアが受けられるほか、ほかの施設に比べ費用が割安だ。入所期限がなく、ついのすみかにもなる。要介護3以上のお年寄りの増加も需要を押し上げる。
そんな状況の中、県の施設整備は予定通りに進んでいない。06〜08年度の3年間で850床を増やす計画だったが、実際は673床にとどまっているのだ。
県は待機者解消を目指し、11年度までに1700床の拡充を目標に掲げる。1床当たり最大315万円を助成。整備を加速させるため、助成対象を個室だけでなく2〜4人が相部屋で暮らす「多床室」にも広げた。
それでも09年度の増床見込みは2施設の40床だけ。多床室も、手を挙げたのは1施設のみで出足は鈍い。県長寿社会政策課は「10年度は整備に前向きな施設が多く悲観はしていない」と話す。
●負担増える懸念
県内の特養は50床前後が大半を占める。県老人福祉施設協議会の西沢優李子会長は「小さい施設ほど収支が成り立ちにくい。設備投資に二の足を踏んでしまう」と指摘する。離職率が高い介護職の人材難も一因という。
介護保険受給者一人当たりの介護施設の介護費は在宅系サービスの2.5倍になる。一部自治体には「施設への依存度が高まると、介護費が増えて介護保険料に跳ね返る」(名取市介護長寿課)との見方もある。被保険者の負担増の懸念があるため整備には慎重だ。
利用者と介護サービス事業者の実情に詳しい県ケアマネジャー協会の小湊純一事務局長は「県は特養を待つお年寄りの実態を詳しく調査した上で、ほかの施設やサービスとのバランスを図りながら待機者を減らす工夫をしてほしい」と話す。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
特養の整備率が低いので、県単独の建設費補助を大幅に増やし、介護施設待機者ゼロ作戦を強力に展開する。
<村井氏>
第4期介護保険事業支援計画に基づき、特養などの整備を進めるとともに、計画の前倒しも推進していく。
<天下氏>
現在の介護施設整備計画を大幅に引き上げ、要介護3以上の待機者の解消のため、特養2000床の整備を4年で行う。
2009年10月19日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091018_02.htm
激突の断面 宮城知事選(上)両面作戦/「県民党」自民が援護
個人演説会で約800人の聴衆一人一人と握手を交わす村井氏。知名度と自民党の組織力がかみ合う=13日、宮城県大河原町
任期満了に伴う宮城県知事選は25日の投票まで1週間となった。3候補の争いは再選を目指す現職の村井嘉浩(49)がリードし、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)=民主・社民・国民新推薦=、宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)=共産推薦=が懸命に浸透を図っている。自民党系の現職が強みを発揮し、政権党の民主党は苦闘を強いられている。戦いの断面を追った。(宮城県政取材班)
<県議が演説会>
政権交代で消沈していた自民党が表舞台に出始めた。
「衆院選では村井知事に迷惑を掛けた。厳しい戦いと分かりながら応援してくれた。自民党は知事に恩がある」
14日夜、大崎市岩出山で自民党県議が開いた村井の個人演説会。衆院議員で党県連会長の小野寺五典が約150人を前に熱弁を振るった。
「当選した暁には、ここにいる市議、県議の皆さんの選挙を一生懸命応援させてもらう」と村井。政党に推薦を求めない「県民党」を掲げながらも、自民党シンパであることを隠さない。
序盤から安定した戦いを展開し、河北新報社の世論調査では大きくリードしている情勢が明らかになった。陣営は緩みを警戒し、運動量はむしろ増している。
13日夜に大河原町であった演説会は800人、14日夜の加美町は480人、15日夜の登米市は380人…。会場の入りはいずれも、陣営の見込みを上回った。主催は自民党県議たち。村井は聴衆との握手を欠かさない。
<マイク握らず>
郡部の組織戦とは対照的に、仙台市では知名度を生かした空中戦を繰り広げる。
17日正午。村井は仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城の入り口に立った。プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズの観戦に詰め掛ける人波に、村井は「わたしの分も応援してください」と呼び掛け、握手を繰り返した。
街頭演説で県議らはマイクを握らず、個人演説会も開かない。徹底して本人の顔と名前を露出させて、あらゆる支持層への浸透を目指す。
村井の脳裏には、1997年の知事選で脱政党を打ち出し、自民党候補を撃破した前知事浅野史郎の選挙スタイルがあるはずだ。
このとき村井は自民党県議。「浅野が50人と握手すれば、口コミで500人、1000人と支持が広がった」と振り返る。その記憶が今回の戦略には色濃くにじむ。
「政権党を前面に閣僚らが応援に入り、現職を批判する。民主党は今、浅野に負けたときの自民党に似ている」。自民党県連のベテラン幹部は、遠藤を支援する民主党の姿勢を皮肉る。
村井が街頭に立つ陰で、元衆院議員の秘書や県議たちが選対幹部や村井の妻とともに、企業や業界団体を回る。
村井が仕掛けた無党派戦略と自民党が展開する組織戦。相反する二つの作戦が、村井を接点にかみ合い始めた。(敬称略)
2009年10月18日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091019_04.htm
激突の断面 宮城知事選(下)政党攻防/総力戦立て直し図る
繁華街で有権者に手を振り、支持を訴える遠藤氏。背後に知名度アップを狙った「本人」ののぼり旗がはためく=17日、仙台市青葉区
<一体感を演出>
政権交代の余勢を駆る戦略シナリオは大幅に狂っていた。
15日朝、気仙沼市魚市場。民主党が擁立した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)=民主・社民・国民新推薦=は、「県民党」を掲げる現職の村井嘉浩(49)と偶然、鉢合わせした。
「お手柔らかに頼みます」と村井。遠藤は苦笑いして大きくかぶりを振り、「こんなに離されてますよ」と左手を高く上げ、下ろした右手との間で村井につけられた差を表現してみせた。
民主党は鳩山政権との連携を前面に打ち出し、「無名の新人が現職と互角に戦う筋書き」(宮城県連幹部)を描いた。
街頭では総勢9人に増えた党国会議員団が寄り添い「民主党は遠藤」と訴えた。10日には副総理兼国家戦略担当相の菅直人が応援に入り、「鳩山政権には遠藤知事が必要」と一体感を演出した。
陣立ては総力戦だが、浸透には直結していない。河北新報社の世論調査では、遠藤は村井に大きく水をあけられている情勢だ。
9月の候補者選考をめぐる不協和音が尾を引き、県議団は一枚岩といえない。支援する連合宮城や傘下労組の動きは鈍く、県連幹部は「歯車がかみ合わない」と言う。
<焦燥感が漂う>
「支持者へさらに声掛けしてほしい」。県連代表の参院議員岡崎トミ子は14日、県連の全役員に檄文(げきぶん)を送り、巻き返しに転じた。
16日夜、石巻市の演説会は360人の大盛況となった。宮城5区の衆院議員安住淳と県議2人の後援会がしゃかりきになって集めた。
安住は「悪口を言われない知事は失格だ」と村井批判をぶち上げ、遠藤も「最後の最後で(村井に)『甘くなかった』と言わせてみせる」と拳を突き上げた。
民主党宮城県連が首長選で党本部の推薦を得たのは初めて。しかも政権交代直後というベストな状況だっただけに、県連を焦燥感が覆う。幹部は「村井の知名度を甘く見ていた点は否めないが、ぶざまな戦いはできない」と追走態勢の立て直しを図る。
17日は行政刷新担当相の仙谷由人が駆け付け、宮城野区の小さな演説会場で深々と頭を下げた。18日は元政調会長の枝野幸男が太白区の大型商業施設でマイクを握った。政権党のメンツを懸けた反攻が加速してきた。
「大企業を優遇する県政は転換する」。18日午後、JR仙台駅前。共産党のエースと評される党政策委員長の小池晃が、宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)=共産推薦=と声をからした。
陣営が選挙戦のクライマックスに位置付けた街頭演説会。1000人の聴衆に選対本部長の出浦秀隆は「天下の訴えが着実に浸透している証拠」と手応えを感じ取った。
連日、天下は分刻みで街頭演説や集会の日程をこなす。16日夜は2時間で塩釜市など5カ所の演説会場を駆け回った。「訴えた分だけ反応が良くなる」と天下。伸び伸びと戦いを進めている。
(敬称略)
2009年10月19日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091020_02.htm
村井氏リード保つ 宮城県知事選・本社終盤情勢調査
任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)で、河北新報社は17〜19日の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢を探った。無所属現職で再選を目指す村井嘉浩氏(49)がリードを保ち、ともに無所属新人で、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=、宮城県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は伸び悩んでいる。調査時点で投票する候補を決めていないのは2割強だった。
村井氏は自民、公明両党の支持層のそれぞれ9割超を固めた。遠藤氏を推薦した民主党の支持層の6割弱に浸透。社民党支持層の5割、共産党支持層の2割強にも食い込み、強固な基盤を形成している。無党派層も7割弱を引き付ける。
各年代に満遍なく支持を広げ、市部、郡部ともに強みを見せている。職業別では農林漁業、事務・技術職、主婦の支持が他候補を圧倒している。
遠藤氏は、全面支援を受ける民主党の支持層は3割強しかまとめ切れていない。社民党支持層への浸透も2割強にとどまっている。無党派層にも浸透していない。
年代別で支持が比較的高いのは、70歳以上男性の3割超、60代男性の3割弱。自由業、農林漁業の支持が弱い。仙台市太白区、気仙沼・本吉地方で2割前後の支持があるが広がりに欠ける。
天下氏は、推薦を受ける共産党支持層への浸透が5割にとどまる。50代の男女に1割超の支持があるが、ほかの年代には食い込めていない。自由業と学生の支持は遠藤氏と並んでいる。太白区、塩釜市など県央沿岸部では一定の支持がある。
「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えたのは計82.0%で前回知事選(2005年)の同時期の調査を14.6%上回った。
政党支持率は民主党が32.5%でトップ。次いで自民党23.5%、共産党3.2%、公明党2.4%、社民党1.6%、みんなの党1.4%、国民新党0.4%、その他の政党・政治団体1.6%の順。支持政党なしは31.3%、無回答などが2.1%だった。
◇宮城県知事選立候補者
遠藤 保雄 62 元FAO部長 無新(民・社・国推)
村井 嘉浩 49 知事 無現
天下みゆき 53 県民医連役員 無新(共推)
<調査の方法>宮城県内の有権者を対象に17〜19日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1056件、うち500人から回答を得た。
2009年10月20日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091023t11019.htm
最後の「○」はんこ投票、姿消す 南三陸町長選
05年の南三陸町長選で配られた記号式投票の啓発文書と、投票に使われた○印の判
任期満了に伴う宮城県南三陸町長選(25日投票)で、候補者名を投票用紙に書く記名式投票が今回から導入される。これに伴い、候補者名が印刷された投票用紙に有権者が○印のはんこを押す記号式投票が、県内から姿を消す。
記号式投票は旧歌津町では1964年、旧志津川町では65年の町長選から導入された。疑問票を少なくする効果があり、開票作業の迅速化が図れることから、2005年の南三陸町長選でも使われた。
ただ、今回は町議選、知事選とのトリプル選挙となることもあり、南三陸町は「混乱を避けるために統一したい」と議会に記号式投票の廃止条例案を提出。6月定例会で可決され、今回から記名式で行われることになった。
公職選挙法は、自書による記名式を原則と定めているが、地方公共団体の長、議員については、条例によって記号式も実施できるとしている。
町選管によると、記号式は全国でも10%ほどの採用と少数派。県内では旧本吉町も記号式を採用していたが、気仙沼市との合併により廃止、残るは南三陸町だけだった。
三つとも記名式となるトリプル選挙に、町選管は05年より17人多い81人の職員で臨み、前回並みの時間で終わらせたい考えだ。
2009年10月23日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091023t41007.htm
分庁舎の在り方争点 にかほ、仙北両市長選
25日投票を迎える秋田県にかほ、仙北の両市長選は、合併後の分庁舎の在り方が争点になっている。人口はともに3万人前後で、2005年に三つの自治体が合併して誕生した両市。職員数削減などで経費節減の効果は見られるが、分庁舎による行政サービスの低下の懸念も指摘される。
05年10月、仁賀保、金浦、象潟の3町が合併したにかほ市。横山忠長氏は旧象潟町、佐々木清勝氏は旧仁賀保町の出身で、地域対立の側面もある。その構図は市役所分庁舎に対する考え方に表れている。
分庁舎は旧3町にある。市長、議会、総務部門など市の中枢は象潟庁舎、生活環境や健康福祉部門は仁賀保庁舎といった具合に担当が分かれる。中心機能が南部の旧象潟町にあり、市民には「行政サービスの地域格差が生まれるのではないか」といった不安もある。
自治基本条例制定に向けた議論の中で、市民でつくる検討委員会は、分庁方式によるサービス低下を指摘した。委員からは「職員が分散し、地域密着の度合いが薄らいだ」との声も聞かれる。
分庁方式について、横山氏、佐々木氏ともに「見直しは必要」の立場だが、現職の横山氏は「議員や職員を削減し、合併効果はあった。行政サービスは地域で差がなく、低下していない」と言い、庁舎を1カ所にまとめるか、現在の体制を維持するかは今後の検討課題とのスタンスを取る。
これに対し、佐々木氏は「分庁方式は非効率で不便という話を聞く。住民サービスを徹底できるシステムにすべきだ」と話し、早期の庁舎再編を主張する。
仙北市長選でも、分庁舎に関するスタンスが焦点に浮上している。
05年9月に角館、田沢湖両町と西木村が合併してできた仙北市。庁舎は市長、議会、総務部門が旧田沢湖町、市民生活の担当や教育委員会は旧角館町、福祉や建設、農林は旧西木村に分かれる。
「市全体の融合」を重視する石黒直次氏は、旧3町にある分庁舎の体制を解消し、新庁舎を整備する方針を掲げる。「市の中心として役割を果たせる庁舎にする必要がある」と訴える。
「無駄をなくす」観点から新庁舎の建設を凍結、再検討すると主張するのは門脇光浩氏。分庁方式のマイナス面を補うため、市内9カ所に生活相談窓口をつくる公約を打ち出している。
2009年10月23日金曜日
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091022095123.asp
八戸市長選中盤戦、戦略の違い鮮明に
任期満了に伴う八戸市長選(25日投開票)は中盤戦を迎え、新人の三浦博司候補(31)=民主党推薦=と、現職の小林眞候補(59)=自民党・公明党推薦=の戦略の違いが鮮明になってきた。三浦陣営は「政権与党・民主党」の看板を強力にアピールするため、閣僚や党幹部らを三浦氏の応援に連日投入。小林陣営は自民・公明両党が組織固めを強化すると同時に、社民党会派も参加する市議組織が街頭演説するなど「市民党」PRに躍起だ。
「衆院選で民主党が圧勝した中、なお自民党市長なのであれば、辞めてもらわなければ市民のためにならない」。21日夕方、市庁前でマイクを握った民主党県連の横山北斗代表は、政権交代を強調しつつ小林候補への強い対決姿勢を示した。
告示翌日の19日には中井洽国家公安委員長・拉致問題担当相、20日は奥村展三総務委員長が八戸入り。21日は元民主党衆院議員の河村たかし名古屋市長が中心街で応援演説し、三浦候補が掲げる市長らの給与カットなどに共感、支持を訴えた。
陣営の選対本部は告示日の18日、民主党国会議員の後援会幹部、県議、市議らを招集。「互いの組織の動きがまだかみ合っていない」という厳しい現状認識に立ち、連携策を協議した。
小林候補の選対本部は21日、自民党や公明党などの県議・市議のほか、自民党国会議員と小林候補の後援会幹部ら総勢100人が集まり、緊急の会議を非公開で開いた。参加者によると、選対幹部の自民党県議は2005年市長選を引き合いに「前回は有利とみられた現職に新人の小林候補が挑んで勝利したが、今回は逆の立場。気を抜けば敗れることもある」と危機感をあおり、陣営の連携強化を訴えたという。
国政では自民党と距離を置き始めた公明党も、現職の「市政与党」として小林候補支持でまとまる。公明党市議の一人は「告示翌日には市内70カ所で支持者の集会を開き、小林候補支持を求めた。国政の動向は影響しない」と組織固めに自信を示している。
千葉和男候補(61)は政党支援を受けず、独自の訴えを続けている。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910240005
政権交代:連合福島新会長・影山道幸さん
2009年10月24日
●県民連合と連携強化/雇用と労働立て直す
連合福島の新会長に、影山道幸氏(52)が23日就任した。3期6年務めた羽田則男氏(61)の後任で、任期中には参院選、知事選、県議選など重要な選挙が目白押し。政権交代を受け、政治参加をどう変えるのかを聞いた。(丹治翔)
――民主党政権に交代となり、県内でも政策実現への手応えを実感しているか
「まだ感じられる部分はない。県ではまだ自民党が第1会派。県民連合は第2会派なので、我々の思いを伝えても政策実現にすぐにつながらないジレンマがある」
――ジレンマ解消をねらい、政治活動を強化するのか
「その通り。先日の県民連合との協議では、これから目白押しになる政治決戦に対し、連戦連勝の流れに歯止めをかけないよう連携を強化し、県政でも県民連合を第1会派に押し上げる必要性を確認した。ただ、県民連合や民主党の言いなりになるつもりはない。雇用分野を軸とした政治方針をぶらさず、互いに意見を出し合って方針を決めていくつもりだ」
――今後、首長選へのかかわり方も変わっていくのか
「首長の意識が変化してきているのは間違いない。民主党の野党時代は連合の運動に興味を持っていなかったが、与党になってからは関心を持っているように見受けられる。政策要請をする際に、首長自身が交渉のテーブルについてもらえる機会も増えてきた。連合の存在感が高まっており、必然的に選挙への関与も増えるのだろう」
――政権交代から1カ月たったが、新政権への評価は
「現段階では、補正予算の対応以外に明確な政府の姿勢は出ていない。自民党がやったことを変えようとする姿は見えるが、民主党としての方針は年明けの通常国会から出るだろう。与党の応援団として国民目線の対応を求める」
――県内36組織、8.7万人の労働者のトップに立つ意気込みは
「まずは政治決戦でいかに勝利に結びつけるかを考える。そして、雇用と労働の分野を立て直す。底割れした現状からの脱却を求めながら、生活の安全・安心を喫緊の課題として対応を強化したい」
◇かげやま みちゆき:郡山市出身。80年に日本通運東北支店に入社し、労働組合活動を始める。運輸労連県連書記長を経て、99年から連合福島副会長、08年に事務局長に就任し、衆院選では組織の取りまとめを行った。
◎連合福島/相次ぐ選挙、重点に
連合福島は23日、福島市太田町で第21回定期大会を開き、新会長に影山道幸事務局長を選んだ。影山氏は「民主党中心の政権が誕生し、連合運動への期待が集中している。厳しく難しい時代を知恵と行動で乗り越えていかなければならない」と2年間の任期の決意を語った。
退任する羽田則男会長は、顧問を委嘱された。3期6年の間にあった国政選挙や知事選などを振り返り、「大変すばらしい成果を勝ち取った。政権交代実現の選挙に取り組めたのは私の財産」と述べた。
大会では、向こう2年間の運動方針について話し合われ、組織の拡大や非正規労働者の労働条件底上げなどが議題に上った。政策実現に向けた政治活動の強化のため、来年の参院選、知事選、再来年の統一地方選を重点課題とすることが確認された。
相次ぐ選挙に対応するため、2年間空白だった会長代行に情報労連議長の富田勝則氏(53)が就任。福島市長選で推薦している現職瀬戸孝則氏(62)は「政権与党との間に立ち、多くの自治体の後ろ盾になって欲しい」と期待を込めた。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091024_01.htm
連合内に温度差 力入らず 一部自主投票で分散か 宮城知事選
宮城県知事選は大詰めの戦いに入り、労働組合の動きが焦点の一つとなっている。連合宮城は民主党と社民党が推薦する新人を支援する。政党や団体に推薦を求めない現職が安定した戦いを展開する中、傘下労組には温度差もある。県労連は共産党と共に市民団体が擁立した新人へのてこ入れを進めている。
「税金の無駄遣いをなくし、温かい政治を実現する。皆さんの支援をお願いします」
仙台市内で19日開かれた連合宮城の定期大会。元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=が約200人の前で熱弁を振るった。
候補者本人を招くことで「決戦の雰囲気を盛り上げる狙いがあった」(執行部)というが、傘下労組の動きは全般的に低調だ。
告示直後は選挙ポスターの張り出しを手伝ったが、その後は個人演説会の日程を連絡する程度。多くの労組は対応が「支援」にとどまったことを要因に挙げる。連合宮城は「推薦と同じ」と強調するが、ある労組幹部は「推薦と支援では組合員の感じ方が違う。力が入りにくい」と言う。
再選を目指す現職の村井嘉浩氏(49)が、連合宮城と良好な関係を保っていることも微妙に影響しているようだ。
別の労組幹部は「村井知事は連合の意見に耳を傾けてくれる。組合員の印象はいい」と明かす。連合傘下の県職員組合は村井県政に一定の評価を与え、自主投票を決めた。
連合宮城は幹部が手分けして各地の労組を訪ね、遠藤氏支援を呼び掛けている。23日の遠藤氏の総決起集会には動員も掛けた。山崎透会長は「最後の追い上げに全力を挙げる」と力を込める。
県高教組や県医労連などでつくる県労連は、県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=の応援に奮闘している。幹部が街頭演説したり、職場集会で天下氏の政策をアピールしたりして押し上げに懸命だ。
県労連の鈴木新・議長は「労働者に冷たい村井県政を世間に知らしめる絶好の機会。政策論争を盛り上げ、組合が掲げる要求の実現につなげたい」と強調する。
2009年10月24日土曜日
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102500226
圧勝も「厳しい戦い」と村井氏=民主系・遠藤氏は「力不足」−宮城県知事選
政権交代後初の知事選となった宮城県知事選で、自民党県連の実質支援を受けた現職の村井嘉浩氏が圧勝した。
投票終了時刻の午後8時を迎えるや、報道各社が当選確実を速報。その後、仙台市内の事務所に姿を現した村井氏は大きな拍手で迎えられ、勝利の雄たけびを上げた。
鳩山政権との親密ぶりを全面に押し出した民主党系候補を大きく引き離しての圧勝。村井氏は「厳しい選挙戦だった」と振り返り、「県民に心温まる言葉をかけてもらった。マニフェストで訴えてきたことを着実に実行し、恩返ししていく」と、2期目の抱負を述べた。
一方、民主など与党3党の推薦を受けた新人・遠藤保雄氏は「(民主などの支援は)大きな力だったが、私の力不足だ」と敗戦の弁。民主県連代表の岡崎トミ子参院議員も「地域にきめ細かく政策を浸透させる運動が足りなかった」と肩を落とした。(2009/10/25-22:04)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025p
仙北市長選、門脇氏が初当選 現職破る
任期満了(10月29日)に伴う仙北市長選は25日、市内21カ所で投票が行われ、午後8時半から角館交流センターで即日開票された。その結果、新人で元県議の門脇光浩氏(49)が1万3229票を獲得し、現職で再選を目指した石黒直次氏(69)に6192票の大差をつけ、初当選を果たした。
2005年の新市発足から約4年。行財政改革や観光振興策などが争点となった選挙戦で、有権者は門脇氏に新たなかじ取りを託した。投票率は78・62%で、前回を5・3ポイント下回った。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025o
佐藤氏が初当選 県議補選・仙北市選挙区
県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1)は25日、市長選とともに市内21カ所で投票が行われ、午後8時半から角館交流センターで即日開票された。その結果、旧西木村助役で新人の佐藤雄孝氏(57)=無所属=が1万1144票を獲得、旧角館町長で新人の太田芳文氏(62)=同=に2546票差をつけて初当選を果たした。
投票率は78・65%。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025n
にかほ市長選、現職・横山氏が再選果たす
任期満了(11月12日)に伴うにかほ市長選は25日、市内41カ所で投票が行われ、午後8時から象潟公民館で即日開票された。その結果、現職の横山忠長氏(62)が1万78票を獲得、元市議で新人の佐々木清勝氏(70)=民主、自民各県連推薦=に969票差をつけ、再選を果たした。
前回と同じ顔触れによる一騎打ちは、合併市誕生から4年間の総括と、今後の市政運営のスタンスを争点に激戦を展開。1期4年の実績と、「市民党」の立場を訴えた横山氏が競り勝った。投票率は82・77%。
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俺の予想>>853大外れか。旧田沢湖町も西木候補に廻ったのか?
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ここだけは現職が弱かったですね。
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こんな小さい村の高投票率・僅差の選挙戦って、
しがらみが多くて、誰が誰に入れたとかで、村民同士ギスギスしそうだ。
完全なる偏見ですが。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091025234254.asp
2009年10月25日(日)
古川氏19票差の勝利/蓬田村長選
任期満了に伴う蓬田村長選は25日投票が行われ、即日開票の結果、現職の古川正隆氏(62)が1261票を獲得し、新人で前村議の松本淳司氏(52)をわずか19票差で破り4度目の当選を果たした。投票率は89.64%で選挙戦となった2001年の91.08%を1.44ポイント下回った。
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民主宮城県連代表を岡崎氏が退任へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11031.htm
民主党宮城県連の岡崎トミ子代表(参院議員)は25日夜、知事選での大敗を受け、11月29日に仙台市で開く県連定期大会で代表を退任する意向を明らかにした。岡崎氏は「衆院選前から任期満了での退任を決めていたが、知事選で大敗し、代表を降りることで責任を取りたい」と語った。
県連内には、知事選での執行部の責任を明確にするため、岡崎氏に早期辞任を求める声もある。岡崎氏は1998年に初代代表に就任。2003年にいったん退任したが、05年12月に代表復帰した。
2009年10月26日月曜日
村井氏、民主の5割獲得 無党派の8割固める 出口調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11027.htm
宮城県知事選が投開票された25日、河北新報社は県内40カ所の投票所で投票を済ませた有権者を対象に出口調査を行い、1574人の回答を得た。無所属現職の村井嘉浩氏は自民、公明支持層の9割、支持政党のない無党派層の8割の支持を受け、他候補を圧倒した。
無所属新人の遠藤保雄氏=民主・社民・国民新推薦=は民主支持層の4割、無党派層の1割の支持を得た。無所属新人の天下みゆき氏=共産推薦=は共産支持層の6割の支持を固めた。
村井氏は民主支持層で遠藤氏を上回る5割の支持を集めた。社民支持層の2割、みんなの党支持層の9割、国民新党支持層の5割からも集票した。投票の決め手に「政策・実績」か「人物・人柄」を挙げた人の8割の支持も獲得した。男女別では女性の8割弱、男性の7割弱、年代別では20〜50代、70歳以上の7割以上に浸透した。
遠藤氏は社民支持層の7割、国民新党支持層の5割の支持を受けた。投票の決め手を「推薦・支援する政党や団体」と答えた人の8割、「出身地」を挙げた人の7割、「経歴」を掲げた人の3割弱にも浸透した。男性の3割弱、女性の2割弱の支持も得た。
天下氏は投票の決め手を「出身地」か「推薦・支援する政党や団体」と回答した人の1割を超す支持を集めた。女性の支持が男性を上回り、年代別では20代の支持が1割を超えてやや高かった。
政党支持率は民主33.2%、自民34.4%で自民が民主を上回った。公明3.3%、共産2.9%、社民1.6%、みんな0.6%、国民新0.1%、新党日本0.1%、その他の政党・政治団体0.3%、支持政党なし19.2%、無回答4.4%。
投票の決め手は「政策・実績」が最も多く44.3%。「人物・人柄」29.7%、「推薦・支援する政党や団体」10.7%、「経歴」5.8%、「出身地」1.1%、無回答8.4%だった。
◎投票率46.57%/6.22ポイント上昇、全県で上回る
25日投開票が行われた知事選の投票率は46.57%で、40.35%だった前回(2005年)を6.22ポイント上回った。
地域別にみると、市部、郡部とも前回を上回り、それぞれ45.29%(前回39.25%)、52.26%(44.23%)だった。市部では栗原、白石、登米の3市が50%を超えた。
県内35市町村のうち、最も高かったのは町長選と町議選とのトリプル選挙となった南三陸町の82.02%で、前回に比べて38.26ポイント上がった。最低は仙台市の42.47%だった。
県内の全有権者の43%を占める仙台市は前回より4.48ポイント上昇した。全5区で前回を上回り、泉区が最高の44.47%だった。最も伸び率が大きかったのは若林区で6.31ポイント上がった。
今回の知事選は政権交代後初の大型地方選挙として注目された。一方、7月に仙台市長選、8月に衆院選と大型選挙が続いて有権者の関心低下が指摘され、50%に届かなかった。
知事選の投票率は1977年から低落傾向が続いている。97年は浅野史郎前知事と自民、旧新進両党が推す新人が対決して55.86%に上昇したが、自民党が候補を擁立しなかった2001年は過去最低の35.58%、新人同士の争いだった前回も伸び悩んだ。
2009年10月26日月曜日
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http://yamagata-np.jp/news/200910/26/kj_2009102600501.php
新人の梅津氏支援を示唆 酒田市長選で吉村知事
2009年10月26日 21:09
任期満了に伴う酒田市長選(11月1日告示、同8日投開票)で、吉村美栄子知事は26日、新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)への支援を示唆した。
同日の定例会見で酒田市長選の対応を問われた吉村知事は「考え中」と前置きし「梅津氏は夫(故吉村和彦弁護士)の学生時代からの友人。その縁で私も学生時代から存じ上げている」と述べ、梅津氏が出馬した際は、支援する考えがあることを示唆した。
梅津氏は民主、社民両党県連、連合山形の推薦を受けている。酒田市長選には現職の阿部寿一氏(50)=自民党推薦=が立候補を表明しているほか、新人で元八幡町議の堀大常氏(75)も出馬の意思を示している。
会見で吉村知事は、次期参院選出馬に向けた意欲を示している現職の岸宏一氏(69)を支援するかどうかも尋ねられ「(今年1月の知事選で)私を応援してくれた方。そのことはしっかり肝に銘じているが、来年のことであり、その時点になってから考える」と述べるにとどめた。
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>>825>>841>>849>>850>>855>>871
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910260006
八戸市長に小林氏再選
2009年10月26日
八戸市長選は25日投票があり、即日開票の結果、自民、公明両党の推薦を受けた無所属で現職の小林眞氏(59)が、民主党推薦で前市議の三浦博司氏(31)と元市監査委員事務局長の千葉和男氏(61)のいずれも無所属の新顔2氏を破り、再選を果たした。行政改革やマニフェストを強調する一方、公共施設の建設計画への「ハコモノ優先」との批判は「市民の声を聞いたうえの施策」として押し返し、支持を得た。投票率は51・20%(前回54・17%)、当日有権者数は19万5686人。同日投開票された市議補選(被選挙数4)も新しい顔ぶれが決まった。
当選が決まると八戸市沼館1丁目の選挙事務所は歓声に包まれた。詰めかけた支持者を前に小林氏は「大変厳しい選挙だったが、お一人お一人に輪を広げていただき、この結果を出して頂いた。24万5千の市民のため、お示しした政策を軸にしっかりと全力で仕事をしてまいりたい」と、喜びを語った。
小林氏は3月、早々と立候補を表明。10月にはマニフェスト「市民とともに さらに前へ」を発表した。子育て支援の充実や地域経済活性化、中心市街地活性化など100施策を打ち出し、「次の4年間で『前進の芽』を開花させたい」とした。
「市民党」を掲げたが、選挙戦は前回同様、自民党の全面的な支援で進めた。同党幹事長で県連会長の大島理森衆院議員の系列県議らが選対の中核を務め、公明党と市議有志でつくる「市政前進の会」20人も支援した。
中心市街地に建設中の地域観光交流施設「はっち」などの公共施設建設を、三浦氏が「ハコモノ優先」と批判したことには、「施策は市民の声を十分聞いたうえで進めている」と反論。マニフェストを具体的に説明して「前進を止めてはいけない」と訴え、理解を得た。
三浦氏は、夏の総選挙で民主党が政権与党になったことを強調。「これからは政治が変わる。国のひも付き補助金でハコモノを建てる地方政治も変えなければ。それができるのは若い力がある私だ」と訴えた。
田名部匡代衆院議員が街頭演説や個人演説会に同行して支持を呼びかけ、告示日後は中井・国家公安委員長らも応援に駆けつけ、知名度アップをねらった。だが、立候補表明が告示の1カ月余り前と出遅れ、民主党以外の組織的な支援を得られず伸び悩んだ。
千葉氏は自転車で市内を動き回り支持を呼びかけたが、及ばなかった。
《解説》
◆「政権交代」後のかじ取り注目◆
「市民とともに さらに前へ」を掲げた現職の小林氏が再選された。4年前の初当選後に着手した施策をさらに4年間で推し進めるよう市民が信任を与えた結果だ。
勝因は、選挙向けに有権者の受けを狙うような政策をぶつのでなく、自らの信念に基づくマニフェストを「愚直」に訴えたことだ。
「安心・安全社会の実現」「さらなる活力創出」など3本柱のスローガンも分かりやすく、厳しい経済情勢のなか、「4年間でさらに10社以上の企業誘致」など目標も具体的だった。「ハードルは高いかもしれない。でも将来のために必要」と率直に語ったことも誠実に映った。
相手候補から「ハコモノ優先」と厳しく批判されたが、当初は個人演説会ではひたすら施策の説明を繰り返して非難合戦を避けた。終盤になって「有利な財源を見つけ、市民の思いを形にしただけ」と切り返したのも巧みだった。
4年前の初当選から今夏の総選挙までは支援を受けた自民党が政権与党だった。しかし、民主党が反小林色を鮮明にした今後は、市政運営は困難さが増すことが予想される。どんなかじ取りを見せるのか、手腕が問われる場面が多くなりそうだ。(川上眞)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091026ddlk02010135000c.html
選挙:八戸市長選/八戸市議補選 市長選、小林氏が再選果たす /青森
◇「市政継続」訴え届く
任期満了に伴う八戸市長選は25日投開票があり、現職の小林真氏(59)が、前市議の新人、三浦博司氏(31)と元市職員の新人、千葉和男氏(61)を破り、再選を果たした。当日有権者数は19万5686人(男9万2709人、女10万2977人)、投票率は51・20%(前回54・17%)だった。市議補選(改選数4)も同日投開票され、新しい市議の顔ぶれも決まった。
小林氏は1期目の実績を強調し、市政の継続を訴えた。自民、公明の推薦を受け、社民や無所属の市議も加えた市議20人による「市政前進の会」の支持も取り付けた。超党派から支持される「市民党」をアピールし、優位に戦いを進めた。
八戸市沼館1の選挙事務所では、当選確実の一報に支持者らが歓声を上げて喜んだ。小林氏は「皆さんのおかげで当選できた。八戸発展のためにがんばりたい」と感謝した。
三浦氏は、政権与党である民主党とのパイプを強調。「新しい市政の仕組みを作らないといけない」と市政刷新を訴えたが及ばなかった。
千葉氏は告示直前に立候補を表明し知名度不足を補えなかった。【喜浦遊】
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■解説
◇民主、勢いに乗れず
政権交代が実現し、政治の刷新に注目が集まる中、現職市長の続投が決まった。自民、民主がそれぞれ推薦する候補を支えた今選挙。衆院選青森3区で八戸市は唯一、民主が自民に勝利したが、民主はその勢いを持ち込めなかった。
民主はそもそも人選が難航し衆院選と連動した選挙ができず、三浦氏擁立にも「市議団が先行した」と県連の一部が不快感を持った。衆院選で共闘した連合青森、社民も自主投票を決め、一部は小林氏を支持。知名度の高い閣僚やその家族の投入で巻き返しを狙っていたが、内閣から八戸入りしたのは1人にとどまった。
一方の小林陣営は自民色を抑えた。国会議員を極力街頭に立てず、応援に来た自民の橋本聖子・参院議員も「日本スケート連盟会長」の立場を強調。政党対決をうまく避け、再選を勝ち取った。
結果として市政の継続が選ばれたが、国政の変化が地方行政に及ぶのは必至。小林氏にはこれまでの行政手法に固執しない柔軟性と地方の意思を国に伝える強い発信力が求められている。【喜浦遊】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 59237 小林真 59 無現
36021 三浦博司 31 無新
4219 千葉和男 61 無新
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◇八戸市長略歴
小林真(こばやし・まこと) 59 無現(2)
市長[歴]全国市長会行政部長▽自治医科大事務部長▽総務省自治財政局財務調査官▽東北大=[自][公]
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◇八戸市議補選開票結果(改選数4−8)
当 21449 吉田淳一 63 自元(5)
当 18167 工藤悠平 30 自新(1)
当 16306 田中満 41 民新(1)
当 8854 下田保夫 70 民元(2)
7586 冷水保 60 民元
7234 角金洋一 62 自元
7039 田端文明 50 共新
4268 夏堀素行 50 無新
=選管最終発表
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>>859-868>>874>>880
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091026ddlk04010142000c.html
選択:’09知事選 実績訴え村井氏 富県戦略で再選、民主支持層に食い込み /宮城
任期満了に伴う知事選は25日投開票され、無所属現職の村井嘉浩氏(49)が無所属新人の2人を降し、再選を果たした。村井氏は企業誘致など1期目の実績を訴えて県内全域で圧倒的な支持を獲得。8月衆院選の民主支持層にも食い込み、次点候補に4倍近い差を付けた。前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦=は国政との連携を強調したが、知名度浸透に苦戦。県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は社会保障の充実を訴えたが及ばなかった。投票率は前回比6・22ポイント高い46・57%。当日有権者数は188万8222人(男90万5755人、女98万2467人)だった。【伊藤絵理子、比嘉洋、鈴木一也】
当選確実が報じられた午後8時過ぎ、村井氏は「村井コール」と手拍子に迎えられて事務所入りし、支持者らにもみくちゃにされた。紙吹雪が舞う中、紅潮した表情で約300人の支持者と万歳三唱。「知事選は1期目の通信簿」と話していた村井氏が「合格点をいただけたと思う」と述べると、事務所は大きな拍手に包まれた。
事務所には自民党の国会議員や県議、仙台を含む各市町村の首長も多数駆けつけた。村井氏は今回、政党や団体に推薦を要請せず「県民党」を標榜(ひょうぼう)。実質的には自民党県連の支援を受けたが、「自民」対「民主」という構図を回避することに成功した。他陣営は8月の衆院選で自民党公認候補を応援した経緯から「県民党」との矛盾を指摘したが、村井氏は今回の結果を踏まえ「県民の理解を得られた」と述べた。
選挙戦では、大型の企業誘致を成功させた実績を強調。2期目も「富県戦略」を加速させると訴え、幅広い支持を集めた。
◇遠藤氏、国政との連携及ばず 岡崎民主県連代表が辞意
午後8時10分過ぎに仙台市青葉区の事務所に姿を見せた遠藤氏は支持者を前に「私の不徳の致すところ」と何度も頭を下げた。推薦した民主党の県選出国会議員や地元議員、同窓生らが拍手で労をねぎらった。
遠藤氏は敗因について準備期間の短さを挙げ、「私の主張や考え方を県民の皆さんに伝えきれなかった」と淡々と語った。村井氏には「温かい政治をしてほしい」と要望した。
選対本部長の岡崎トミ子民主党県連代表は「県連として候補者を支え切れず申し訳ない」と謝罪。「総選挙前から(知事選後の)辞任は決めていたが責任は取らなくてはいけない」と述べ、11月29日に開催予定の県連大会をもって、代表を退く意思を表明した。
◇天下氏、無党派層に浸透せず 知名度不足響く
天下氏は共産党の支持層に加え、出身団体の県民医連を通じ医療や福祉の関係者から支持を集めたが、無党派層に浸透しなかった。選挙戦では他候補に先駆けてマニフェストを公表し、特別養護老人ホームの入所待機者問題などを指摘し論戦をリード。県内初の女性知事を目指したが、知名度不足を挽回(ばんかい)できなかった。
天下氏は仙台市青葉区の事務所で「医療・福祉の分野で前進のきっかけが作れた」と晴れやかな表情で語った。
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◇投票率は46.57% 衆院選の余波で上昇か
知事選の投票率は46・57%で、12年ぶりの新人対決となった05年の前回(40・35%)より6・22ポイント上昇した。政権交代が実現した8月の衆院選の余波で、政治に対する有権者の関心が高いまま知事選を迎えたことが投票率上昇の要因の一つと考えられる。
今回は再選を目指す村井氏に新人2人が挑む「現職対新人」の対決構図が浮かび上がったが、政策面での明確な争点はなかった。それでも、有権者に浸透してきた期日前投票が前回に比べて2倍と好調で、投票率を押し上げた。
投票率の推移をみると、最後に50%を超えたのは97年知事選。「無党派」対「政党」という鮮明な対決構図に有権者の関心は高まり、55%まで伸びた。
だが、浅野史郎前知事が3選を果たした01年知事選では過去最低の投票率(35・58%)を記録。新人対決となった前回で、投票率低下に歯止めがかかった。【須藤唯哉】
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■解説
◇課題は山積み 早急に次の行程示して
政権交代後初の知事選で国政の影響がどう出るか注目されたが、有権者は「国政と県政は違う」と判断し、現職の村井氏を選択した。政策面では、企業誘致という明確な実績があったこと、新人2人が訴えた社会保障重視路線も取り込んで争点を消したことが、村井氏の勝因として挙げられる。選挙活動面では、「県民党」を標榜(ひょうぼう)して政党対立の構図を避けつつ、活動を下支えしたのは自民組織だった。わかりやすい主張と緻密(ちみつ)な戦略がかみあった結果と言える。
一方、遠藤氏を推薦した民主は「政権交代の勢いで知事選も勝つ」もくろみが完全に崩れた。国政と連動し「生活第一」を訴えたものの、対立軸となるような具体的な政策までは示せず、存在感の欠如につながった。民主が脱官僚依存をうたう中、遠藤氏が元官僚だったこともマイナスに影響した。
破綻(はたん)寸前の財政状況をはじめ、県を取り巻く課題は山積みだ。だが、絶好の議論の場で肝心の「富県宮城」戦略の将来像を巡る議論は深まらなかった。
村井氏は「経済のパイを広げれば県民生活は豊かになる」と主張する。しかし、自動車関連産業や高度電子機械産業の企業誘致が進んでも、農林水産業や介護、福祉分野の振興につながるとは限らない。今回知事選では県民生活を変える具体的な道筋こそ議論されるべきだった。村井氏には、次の4年間の行程を早々に示してほしい。【伊藤絵理子】
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◇知事選開票結果=選管最終発表
当 647,734 村井嘉浩 49 無現
174,702 遠藤保雄 62 無新
51,848 天下みゆき 53 無新
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◇新知事略歴
村井嘉浩(むらい・よしひろ)49 無現(2)
知事[歴]陸自東北方面航空隊▽松下政経塾塾生▽県議3期▽自民党県青年部長・幹事長▽防衛大
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11029.htm
村井氏、全市町村制す 得票史上2位 宮城県知事選
宮城県知事選で現職の村井嘉浩氏が全39市区町村で圧倒的な得票力を見せ、知事選史上2番目に多い64万7734票を獲得した。有効投票数に占める得票率は74.09%に上った。新人の遠藤保雄氏は19.98%と広がりを欠き、新人の天下みゆき氏は5.93%にとどまった。
村井氏の得票は、過去最多だった1993年2月の知事選の本間俊太郎氏の64万7920票に迫り、圧倒的強さを誇った97年の浅野史郎氏の62万2928票を上回った。
得票率は、浅野氏が支援する無所属新人と競い合って初当選した2005年の前回の48.72%を大きく上回った。
地域別の得票率は、有権者の4割を占める仙台市で70.35%、仙台市以外の市部が75.78%、町村部が77.93%。9町村で80%を超えた。
県が誘致したトヨタ自動車系のセントラル自動車の本社工場が立地する大衡村は最も高い88.44%。告示日に第一声を行った岩手・宮城内陸地震の被災地、栗原市は78.35%だった。
民主党などが推薦する遠藤氏は都市部を中心に比較的票を伸ばした。最も高い得票率は仙台市太白区の24.38%だった。青葉区23.88%、泉区23.54%など、仙台市と近郊市町の計9市区町で20%を超えた。
しかし、仙台市以外の市部で18.59%、町村部は16.87%と広がりを欠いた。
共産党が推薦する天下氏の得票率は、地元塩釜市が10.93%と最も高かったが、ほかの市区町村は2〜8%台にとどまった。仙台市は6.62%、仙台市以外の市部は5.62%、町村部は5.21%だった。
2009年10月26日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091026_03.htm
がっちり「実績浸透」 村井氏陣営「圧勝だ」歓喜
「当確」の知らせを受け、支持者と喜びを分かち合う村井さん=25日午後8時10分、仙台市宮城野区榴岡の事務所
「よし、圧勝だ」。村井嘉浩さんの宮城県知事再選が早々と決まると、仙台市宮城野区榴岡の事務所は歓喜の声であふれた。午後8時10分ごろ、イメージカラーの青いネクタイを締め、日に焼けた顔の村井さんが妻の一美さん(44)と共に登場。大きな拍手がわき、喜びは最高潮に。
壁は県民から寄せられた手紙や激励のメッセージ、ボランティアが作った千羽鶴などで埋め尽くされる。和やかな事務所の雰囲気は、村井さんが目指した勝手連選挙のシンボルになった。
会社社長で、村井さんの長年の支持者の伊藤信幸選対本部長は「支持者の皆さんの温かい支援のおかげで当選できた。空中戦と組織戦がうまくかみ合った」とほっとした表情で語った。
村井さんの「本籍地」である自民党県連の関係者も大勢駆け付けた。県議たちは脇役に徹し、支持拡大に駆け回った。
県連会長の小野寺五典衆院議員は「1期目の実績への評価が高いことを裏付けた。もともと私たちと同じ価値観を共有した政治家。自民党にとって励みになる結果だ」と盟友の勝利を喜んだ。
◎各党に聞く
25日投開票された知事選は、無所属で現職の村井嘉浩氏(49)が、政党の推薦を受けた新人2人を大差で退けた。県内各政党の幹部に、選挙結果をどのように受け止めているかを聞いた。
●民 主
<党として支えきれず/岡崎トミ子・民主党県連代表>
宮城を変えたいと遠藤氏は立ち上がってくれたが、党として支えきれなかった。遠藤氏の能力を県民に知ってもらうには時間が足りなかった。国政と同様、宮城でも政権交代が起こり得ると思ったが、衆院選で民主党を支持した有権者の多くが村井県政を支持した。国政と県政は別だと考えているとは思わなかった。
●自 民
<党復活のきっかけに/須田善明・自民党県連幹事長>
村井氏の1期目の実績が支持を受けた。党としては地域ネットワークを生かして、いかに支持を掘り起こすかがテーマだったがうまくいった。この戦いを自民党復活のきっかけにしたい。民主党は衆院選で地域主権を訴えたが、知事選では政権党を前面に出した戦いを展開した。国民の期待に応えているのかどうか疑問を感じる。
●公 明
<県政運営評価の結果/石橋信勝・公明党県本部代表>
村井知事の人柄や企業誘致の実績といった4年間の県政運営が総合的に評価された結果だ。われわれは県民党の立場で応援した。相手は政党対決の構図に持ち込もうとしたが、思惑通りにならなかった。2期目には富県戦略を持続するとともに、福祉や環境、教育など県民生活に密着した政策に力を入れてほしい。
●共 産
<支持の結集が不十分/中島康博・共産党県委員会委員長>
国で破綻(はたん)した構造改革路線を持ち込む現職の富県戦略に対し、福祉などが遅れていると論戦を挑んだ。特別養護老人ホームの増設など具体的な政策で論戦をリードできたが、立候補表明が告示直前で支持を十分結集させられなかった。2期目に臨む現職の強さはあった。県議会では今後も村井県政を批判していく。
●社 民
<国政と地方政治は別/岸田清実・社民党県連幹事長>
できる限りのサポート態勢で臨んだが、出馬表明から告示まで1カ月弱と時間がなく、知名度不足をはね返せなかった。連立与党が推薦したものの、国政と地方政治は別という考え方が有権者にあったのではないか。2期目の村井県政には企業誘致一辺倒ではなく、医療や福祉、教育など県民生活重視の姿勢を求める。
2009年10月26日月曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910260005
民主党県連「相乗り」で処分求める 一関選
2009年10月26日
民主党県連は25日、4日投開票だった一関市長選で初当選した勝部修氏を民主、自民両党が「相乗り推薦」していたことについて、「党の方針・規律に反する」として選対本部長の佐々木一栄・県議会議長ら計4人の処分を党本部に申し入れる、と発表した。
処分対象は、佐々木氏のほか、党県3区総支部長の黄川田徹衆議院議員、党県連代表の工藤堅太郎参議院議員、党県連幹事長の佐々木順一県議。
民主党本部は知事選や指定市長選での相乗りを原則禁止し、一般市長選でもその動きは広がっている。工藤代表は「小沢一郎幹事長の足元の岩手で相乗りが起きて、ご迷惑をおかけした。自ら責任を明確にした方がいいと思った」と述べ、今後については「与野党相乗りは絶対にしない」と話した。
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大島が「実質勝利」と無邪気に喜んでたが、やはりその結びつきに舵を切るか。
> 松沢成文神奈川県知事から電話をもらい…、原口氏や前原誠司国土交通相は、わたしと同じ松下政経塾出身
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t11014.htm
地方分権、発言強める 村井宮城県知事 2期目の抱負
25日投開票の宮城県知事選で再選を果たした村井嘉浩知事(49)は26日、河北新報社のインタビュー
に応じ2期目の抱負を語った。「地方分権の確立へ発言を強める。民主党とも力を合わせ県民のための
政治を行う」と強調した。(聞き手は報道部・小木曽崇)
―64万7000票を獲得しての圧勝だった。
「1期4年の実績が評価された。何万人もの有権者と握手をして『村井を代える理由はない』という声を
頂いた。多くの県民支持があるのとないのでは、わたしを見る職員の目も変わる。思い切った施策が
打ち出せる」
「県民党を掲げたのは自民党が衆院選で敗北したからではない。政党推薦を受けず、広く県民に支持を
呼び掛ける選挙を前々からしたいと思っていた。理想としていた選挙ができた」
―民主党政権とどう向き合うか。
「26日に松沢成文神奈川県知事から電話をもらい、原口一博総務相の道州制勉強会への誘いがあった。
参加したい。原口氏や前原誠司国土交通相は、わたしと同じ松下政経塾出身。政権中枢にも知人はいる。
扉が閉ざされることはない」
「県選出の民主党国会議員は人間的魅力のある方ばかり。選挙が終われば県民、国民のために働く
のが仕事。目指していることは同じだ」
―地方分権にはどう取り組むか。
「わたし一人の力ではできない。全国知事会議の中で発言を強めて実現したい。知事会では『暫定税率・
地方環境税・地方税制』『地方の社会資本整備』の2つのプロジェクトチームへの参加を希望した」
―誘致した自動車産業の本格操業に当たり、何に力を入れるか。
「既に(トヨタ自動車生産子会社の)セントラル自動車の従業員50世帯が宮城県に住居を構えた。
来年から千数百人が移り始める。転居をサポートする。港や道路のインフラ整備も進める」
―県財政の再建も待ったなしの課題だ。
「財政状況が厳しいのはどこも同じ。国に責任ある対応をしてもらう必要がある。切り詰められるものは
切り詰め、収入を得るよう努力する。具体的内容は次期財政再建プログラムの中で示す」
2009年10月27日火曜日
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>>883
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t21004.htm
八戸市長選 組織フル回転、自民底力 民主、追い風吹かず
民主、自民両党による与野党激突となった青森県八戸市長選は25日、投票が行われ、自民・公明が推す現職の小林真氏(59)が、民主の全面支援を受けた新人の元市議三浦博司氏(31)に約2万3000票の大差をつけ、圧勝。8月の衆院選で県内4選挙区中、3議席を死守した自民党の底力を再び見せつけた。一方、「政権与党」の旗印を掲げた民主党には国政のような「追い風」は吹かず、来夏の参院選に向け、地方戦略に課題が残った。
大勝利を収めた小林氏陣営。政党色を薄める「市民党」という表向きの「顔」と、重厚な「組織」を巧妙に使い分けた。
組織の核は、地元選出の大島理森自民党幹事長の後援会。党務に追われる大島氏に代わって地元の党県議、市議がバックアップに回った。市議会は、社民党も含む超党派の支援組織を結成し、「地域密着型」の選挙戦を展開した。国政選挙並みの応援態勢だった。
小林氏も動いた。大島氏の指示で、選挙戦前に本格的な後援会支部を設けた。「地方からの党再生を掲げる大島幹事長のメンツが立った」と選対幹部。衆院選後、沈滞ムードも漂った県内自民党が息を吹き返してきた。
対する三浦氏陣営には中井洽国家公安委員長、河村たかし名古屋市長、太田和美衆院議員(福島2区)ら、党の顔となる閣僚、国会議員らが連日、応援に駆けつけた。
ただ、肝心の地元は足並みが乱れた。
三浦氏の擁立は、9月に党市議団が決定。県連は追認するしかなく、「微妙な温度差が生まれた」(選対幹部)。党支持母体の連合青森、国政で連立を組む社民党がいずれも現職の市政運営を評価して自主投票に。陣営が描く「総力戦」のシナリオはもろくも崩れた。
選対本部長の田名部定男県議は「短期決戦で組織を固めきれなかった。地方選の難しさだ」と敗戦の弁を語った。
2009年10月27日火曜日
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>>794>>881
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000910270007
酒田市長選来月1日告示 実績か変革か
2009年10月27日
∞現・新 事実上一騎打ちに
酒田市長選は11月1日に告示される。1市3町が05年に合併した新市発足から4年。実績を強調して「合併の総仕上げ」を訴える現職と、市政の「変革」を訴える農水省出身の新顔との事実上の一騎打ちとみられる。政権交代で政治状況が一変した影響はあるのか。景気悪化で停滞感が深まる中、有権者はどう判断するのか。投票は同8日だ。(柳沼広幸)
主な立候補予定者は、旧建設省出身で合併前の旧酒田市長を含めると4期目を目指す現職の阿部寿一氏(50)と、元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)。いずれも無所属で立つ。
阿部氏は21日、市内で総決起大会を開いた。佐藤孝後援会長は「酒田の確かな発展のため、合併の総仕上げを何としても11万市民とやり遂げてもらわないといけない」と市政の継続を訴えた。
ひな壇には、自民党県議2人と、同時にある市議選に出る予定の現職市議13人と新顔5人、勇退する市議らが並んだ。1市3町が合併した当時の旧松山町長と旧八幡町長も登壇。自民党の加藤紘一衆院議員は激励電報を寄せた。
阿部氏は「合併で蓄えた体力を使い市の課題を次の4年で解決する。貯金もある。公共事業をどんどん進め、景気を刺激し続ける」と訴えた。「何もしていない」との相手陣営からの批判には、市立と県立の病院統合、東北電力リサイクルセンター誘致、映画「おくりびと」のロケ地整備を挙げて反論した。
梅津氏は25日に大決起大会を開催した。新田嘉一後援会長は「10年間、阿部市政を見てきたが、本人は汗を流して何もやっていない」と阿部氏を痛烈に批判、「昔のにぎわいある酒田を実現したい」と梅津氏支援を呼びかけた。
8月の総選挙で初当選した民主党の和嶋未希氏と社民党の吉泉秀男氏、民主党の舟山康江参院議員らも応援に駆けつけ、吉村知事からは「学生時代からの知り合い」と親しい関係をアピールするメッセージが届いた。自民党の岸宏一参院議員の祝電もあった。
「チェンジ酒田!」と書かれたオレンジ色ののぼりに囲まれて登壇した梅津氏は「活力ある産業都市、誰にも暮らしやすい酒田をつくっていく」と決意を述べた。
政権交代の影響も見える。下野した自民は阿部氏を推薦し、与党になった民主と社民は梅津氏を推薦した。公明党は態度未定だが、佐藤猛党酒田支部長は梅津氏の集会で応援した。共産党は自主投票。
1月の知事選や8月の総選挙で民主と社民の橋渡し役をした連合山形は、梅津氏の推薦を決めた。4年前は阿部氏を推薦したが、安達忠一会長は「酒田は寂れる一方。阿部氏は実績が伴わなかった」。
直面する課題は共通している。産業の活性化、雇用の確保、酒田駅前の再開発――。建設省と農水省の違いはあれ、どちらもキャリア官僚出身。若いが10年の市長経験がある現職か、行政手腕の変革が期待できる新顔か。ほかに旧八幡町議の堀大常氏(75)も立候補を予定している。
◇
立候補予定者3人の公開討論会(酒田青年会議所主催)が27日午後7時から、市総合文化センターである。無料。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091027ddlk04010276000c.html
選択:’09知事選・検証/上 民主、政権交代の“神通力”通じず /宮城
◇政策面の出遅れ、響く
「この場面が象徴している。あれじゃ人が逃げちゃう」。選挙戦終了間際の24日午後7時半。必死の形相で両手を突き出し、通行人に握手を求める新人・遠藤保雄氏(62)の姿に、民主系県議はつぶやいた。
「握手もお辞儀も演説も、教育係がいなかった。お互い誰かがやるだろうと思い、結局は誰もやらなかった。誰の責任とは言えない」(国会議員)。勢ぞろいした民主党の国会議員、県議、仙台市議らは一様にさえない表情で、遠藤氏を避けるように通りすぎる有権者の姿を他人事のように眺め続けた。
8月の衆院選で圧勝し、国会議員団を6人から9人に拡大させた民主党県連。「政権交代が地方で定着するかの試金石」と位置付けて臨んだ知事選だったが、遠藤氏は当選した現職の村井嘉浩氏(49)に約47万票差の惨敗。法定得票数21万8571票に満たず、繰り上げ当選の権利さえ得られなかった。
◆
歴史的大敗のつまずきは、候補者選びから始まった。民主党県連は7月、「衆院選の公示前に内定する」といったんは合意。ところが県連や県議会民主系会派「改革みやぎ」内で「勝てる候補」の条件を巡って意見がまとまらず、公示前の内定はあっさりと断念した。ローマ在住の遠藤氏に打診があったのは7月末。ある仙台市議は「とにかく準備不足。衆院選で公認候補と県内を回っていれば、結果は違った」とため息をつく。
出遅れは、政策面で顕著だった。改革みやぎや社民党県連が4年間かけて検証してきた村井県政の課題は、遠藤氏のマニフェストに反映されなかった。第一声で飛び出した「富県民戦略」や終盤に強調した「財政改革」など主張は定まらず、対立軸も打ち出せずじまい。改革みやぎの藤原範典会長は「遠藤氏は推薦候補とは言え、マニフェストは候補者本人のもの。議会が始まれば対決相手となる人の政策は作れない。超えられない一線だ」と説明する。今回選挙の出口調査で有権者が投票時に最も重視した「政策」面で、候補者を支える態勢は弱かった。
村井氏を勝手連的に支援した自民党県連の小野寺五典会長も「今は地方主権の時代で、県民は政策で候補者を選ぶ。政権交代だから応援しろというあり方が否定されたのでは」と厳しく指摘した。
◆
大敗から一夜明けた26日、改革みやぎは会派総会を開き「今回の敗戦は議員一人一人の責任であると自覚する」と総括。県議選や仙台市議選が予定される11年春の統一地方選で、過半数の議席数獲得を目標に掲げた。現職にとっては、自身の選挙区にライバルを立てることを意味する。「今回の敗戦で全員が危機感を共有し、かえって党が締まった。今後は議会から現場に出て、県民に政策を訴えていく」(藤原会長)。自民党に比べ圧倒的に少ない地方議員数で挑んだ、県政への政権交代の浸透。大きな犠牲を払って得た教訓だった。
◆
25日に投開票された知事選は、「県民党」を掲げ、富県戦略を進めてきた現職の村井嘉浩氏の圧勝で幕を閉じた。8月衆院選で民主党が政権交代を実現し、高支持率を維持する中、宮城ではその“神通力”は通用しなかったかにみえる。知事選の舞台裏で何が起きていたのか。明暗を分けた原因と影響を検証する。(この連載は、伊藤絵理子、比嘉洋が担当します)
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>岡崎氏は遠藤氏の擁立決定を小沢一郎幹事長に報告した9月10日、「ぜひ先生の全面的な応援を」と訴えた。
>「あなたは県連の代表だ。それならまず、あなたが頑張らなくては」
>小沢氏は立ち去り際にそう告げたという。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000910270004
民主最後まで誤算続き/知事選その先に/上
2009年10月27日
元民主党衆院議員の河村たかし・名古屋市長(左)と自転車遊説する遠藤氏。大物弁士の応援も、起爆剤とはならなかった=22日、仙台市宮城野区
知事選から一夜明けた26日の昼すぎ。落選した元農林水産省部長の遠藤保雄氏(62)が、推薦した民主党の県議団「改革みやぎ」の会派総会を訪れた。
「私の不徳の致すところです」。反省の弁を繰り返す遠藤氏を、県議らは「お疲れさまでした。ゆっくり休んでください」とねぎらった。
現職の村井嘉浩氏(49)に47万票もの差をつけられての大敗。「遠藤さんには酷な戦いをさせてしまったのではないか」。敗因を突き止めるための総会は重苦しい雰囲気のなか、1時間以上も続いた。
■ ■
改革みやぎのある一人は「総選挙で民主に入れた人が『村井さんでいい』と判断した。我々が、目に見える形で活動してきたなら結果は変わっていた」と指摘した。
実際、共産党が推薦した天下みゆき氏(53)に「県政レベルでは、民主も村井県政の応援団だった」と皮肉られるなど、民主の県議団がこの4年間、村井氏への対立軸を明示してきたとは言い難い。
候補者選びも県選出の国会議員が主体となった選対委員会に一任。村井県政の問題点を間近に見てきたはずの県議らの意思は、その時点ですでに埋没していた。
選挙戦を主導した国会議員も苦渋の表情だ。
25日夜、淡々と片づけの進む遠藤氏の選挙事務所で、県連代表の岡崎トミ子参院議員はひとり、報道陣に囲まれた。話は、11月の県連代表選に不出馬を表明したことに集中した。
「引責辞任という意味合いはないのか」
「選挙前から決まっていたことだが、こういう結果が出た以上、責任は当然ある」。かみしめるように話した岡崎氏は26日、応援に立った議員らへのおわびに追われた。
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「村井さんを甘く見ていた。そして国政と県政の候補を選ぶ基準は、別だった」
ある県連幹部は今回の“誤算”をそう語り、「本質的に候補者の問題ではない」と言い切った。
幹部が悔やむのは、候補者の決定を総選挙後の9月まで延ばしたことだ。候補者を決めて注目度の高い総選挙の際に同行させ、知名度を上げる――。半ば決まっていた方針だったが「余裕を見せない方がいい」との内部批判で立ち消えになった。
「脱官僚依存」をアピールした民主の推薦候補にもかかわらず、元官僚で村井氏より年上というマイナス要因のあった遠藤氏。頼みの綱は党本部のてこ入れだった。
岡崎氏は遠藤氏の擁立決定を小沢一郎幹事長に報告した9月10日、「ぜひ先生の全面的な応援を」と訴えた。
「あなたは県連の代表だ。それならまず、あなたが頑張らなくては」
小沢氏は立ち去り際にそう告げたという。選挙戦では閣僚を含む11人の国会議員が来県したが、小沢氏や鳩山由紀夫首相の姿はなく、遠藤氏の注目度は高まらなかった。
■ ■
朝日新聞が実施した有権者への聞き取りでは「元官僚で、村井さんに比べ年齢も高い」(柴田町の公務員男性)「県を引っ張っていく力強さが感じられなかった」(大崎市の農業男性)など、候補としての資質に疑問を投げかける声が上がった。
加えて、遠藤氏は8年前の仙台市長選で擁立を見送っていた存在。国政選挙の選考で「新しい血を入れる」と民放アナウンサーら知名度の高い候補を優先して立てた分、人材を出し尽くしたかたちだ。
民主は来夏の参院選、「2人区は2人擁立」の方針だ。「当然2議席を取れというメッセージ」と県連の木村勝好幹事長。今回の惨敗から立ち直るかどうか。11月末の県連大会で選ばれる新代表の責任は重い。(箕田拓太)
●村井氏、幅広く浸透/本社、投開票日の出口調査
朝日新聞は知事選投開票日の25日、有権者への出口調査を実施した。その結果、支持政党にかかわらず、再選を決めた村井氏が幅広い層に浸透したことがうかがえる。
調査は60投票所で実施し、有効回答は3153人。村井氏は自民・公明支持層のほとんどと無党派層の8割近くを固め、民主支持層の半数以上にも食い込んだ。
一方、民主、社民、国民新各党の推薦を受けた遠藤氏。民主・社民支持層の4割ほどしか固めきれず、無党派層の支持も15%。総選挙で吹いた民主への追い風は、知事選では大きく影響しなかった、と言えそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/091027/myg0910270231000-n1.htm
【フォーカス】民主ブランド不発 心とらえた「地方復活」 宮城県知事選
2009.10.27 02:31
まさに圧勝−。25日に行われた宮城県知事選挙は、即日開票の結果、現職の村井嘉浩氏(49)が再選を果たした。その得票数は“不動の人気”を誇った浅野史郎元知事の記録を抜き、歴代2位。次点の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦=に4倍弱の大差を付けた。衆参合計で9人もの民主議員を国政に送り出す「民主王国・宮城」で“非民主”の村井氏が集めた県民の負託とは何なのか。風向きは変わったのか。(宮城知事選取材班)
告示日の8日、吹き荒れる暴風雨のなか、村井氏は岩手・宮城内陸地震の被災地、栗原市の仮設住宅前で街頭演説を始めた。傘もなく、薄手の雨がっぱのフードは風にはためくまま、時折声を詰まらせながら被災地への思いを語りかけた。
候補者が濡れないよう、支援者が傘やパラソルを差し出すなか、大票田の仙台市街地で第一声を上げた他候補とは対照的な選挙戦の始まりだった。遠藤氏の演説に集まった民主県連関係者の一人は、村井氏が栗原市で遊説を始めたことを聞くと「(やり方が)うまいな…」とうなった。
選挙戦中盤、県北の加美町で行われた個人演説会では、500人もの住民が集まった。観劇にでもいくかのように着飾った聴衆たちは、村井氏の演説を紅潮した面持ちで聞き、冗談には手をたたいて笑った。「選挙は祭りなんだ」と村井氏。その言葉通り、用意されたパフォーマンスの数々も、各地の有権者の心をとらえた要素といえるだろう。
当選から一夜明けた26日、村井氏は定例会見で「非常に苦しい選挙戦だった」と振り返った。「(遠藤陣営では)相次いで閣僚クラスが応援に訪れ、民主が重要な選挙区として宮城を意識しているのがわかっていた」ためだという。事実、25日夜、岡崎トミ子民主県連代表は「民主党一丸となって戦ってきた」と説明、遠藤氏落選の報に「党として申し訳ない」と肩を落とした。
◇
村井氏を支援した自民党県連は26日午前、さっそく3役会を開き、先の総選挙で4選を果たした小野寺五典会長が「今回は、私どもも勇気をもらった。(党の)再生に向けて、知事の手法を学びながら、がんばっていく」とあいさつ。来夏の参院選へ向けた、体制強化のきっかけにしたい考えを示した。知事選の結果は、自民にとって拡大する民主勢力へのくさびとなるのだろうか。
「国政選挙、とくに小選挙区制では、党対党の代表戦で、有権者は党の好き嫌いで投票する。しかし、首長選では、これまでの活動や業績、人柄なども含め、評価し、色分けするのではないか」。村井氏は、そう分析する。自身の圧勝は、必ずしも古巣の自民党の復活にはつながらないとの見方だ。
民主党県連の関係者は「これまでと違い、政権与党として、知名度だけでない人物を候補に選ばなければならないというプレッシャーがあった」と明かす。同県連はこれまでの選挙では、地元放送局のアナウンサーなど、知名度を重視した候補擁立が目立っていたが、これを転換したことが敗因との声もでている。今後の選挙では、知名度重視の候補者擁立に戻る可能性もあり、自民党には脅威となるのは間違いない。
◇
知事選投開票と同じ25日、参院統一補欠選挙(神奈川、静岡両選挙区)では、民主系候補が勝利した。しかし、同日に各地で行われた首長選では、必ずしも民主ブランドの威光は反映されなかったのはなぜか。
今回の知事選で、村井氏と遠藤氏は対照的な経済政策を掲げた。村井氏は、小泉−竹中路線に近い、市場原理を活用した経済活性化策。遠藤氏は、強者から弱者への資金の再分配を重視した。民主党のある県議は、「今回の知事選は、米国型の新自由主義か、欧州型の社会民主主義の戦い」と指摘した。
一連の投票結果をみて、ある識者は「国に対しては、社会保障の手厚い欧州型政治を求めるが、県知事には、強い地方の復活という夢を求めているのではないか」と分析する。「東北の他県に比べ、独立心が強いのが宮城県民の特徴」。県内の識者はそう口をそろえる。独立へ向けたメッセージをより強く打ち出した村井氏に、多くの支持が集まった背景には、そうした県民性もありそうだ。ブランドに縛られ、自分の戦いができなかった民主に対し、村井氏は地の利を生かし、相手を存分に撹乱(かくらん)し、勝った、ともいえそうだ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t11033.htm
村井知事 「富県」加速へ意欲 参院選、自民応援に言及
宮城県知事選で新人2人を大差で破り、再選を果たした村井嘉浩知事(49)は開票から一夜明けた26日午前、県庁に登庁し定例記者会見を行い「選挙戦では富県戦略を加速させることへの県民の期待を感じた。マニフェスト(公約集)の実現に向け頑張りたい」と2期目の抱負を語った。
過去2番目の64万7734票を獲得し、浅野史郎前知事の最高得票(62万2928票)を上回ったことについて「非常に光栄なこと」と語った。
選挙戦を「民主党の大物政治家が相手候補の応援に入るなど、大変苦しかった」と振り返った。自民党県連が支援したことに関連し、来夏の参院選のスタンスを問われ「応援の要請があれば、今回支援を受けたことが一つの理由になる」と話した。
神奈川、静岡両参院補選で民主党公認候補が勝利したことは「鳩山政権への支持の高さが出た」と指摘。補選と知事選の結果が連動しなかった理由を「国会議員と首長を選ぶ基準は違うのだろう。ただ、宮城の民主党が波に乗れなかった理由は謎だ」と述べた。
記者会見に先立ち開かれた幹部職員との庁議では、1万人の雇用確保、保育所待機児童ゼロ、特別養護老人ホームの2000床増などの公約実現に向けた対応を急ぐことを指示した。
午後は講堂で職員約400人を前に「マニフェストに奇をてらった項目はない。4年間での実現が難しいものもあるが、県職員一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
村井知事の2期目の任期は、11月21日から2013年11月20日まで。
◎追及姿勢、周知が不足/民主会派総括「原点返り反転攻勢」
県議会の民主党系会派「改革みやぎ」(12人)は26日、緊急の総会を開き、25日投開票の知事選で、支援した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)が、村井嘉浩知事(49)に47万票差で惨敗した結果を総括した。
敗因について「議会で県政の問題点を追及してきたが、県民に知られていなかった」との指摘があった。「大敗を重く受け止め、原点に返って反転攻勢に挑む」との認識で一致した。会派執行部の責任問題には発展しなかった。
2期目の村井県政にはこれまで通り、是々非々のスタンスで臨む方針も確認。会派の主張を浸透させるため、所属議員で「政策キャラバン隊」をつくり県内各地に出向いて住民と意見交換することも決めた。
党組織の地力を高めるため、地方議員の拡大にも取り組む方針を確認。2011年の県議選では定数61の過半数獲得を目標とし、候補者擁立を目指すという。
遠藤氏の選対事務局長を務めた藤原範典会長は「戦略ミスはなかった。知名度と浸透の時間が足りなかった。大敗したが民主党の勢いが後退したとは思わない。むしろ次につながる戦いだった」と強調した。
2009年10月27日火曜日
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圧勝・惨敗 みやぎ知事選(上)ガリバー誕生/「県民党」の戦術的中
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091027_02.htm
繁華街を歩き支持を呼び掛けた村井氏。行く先々で人垣ができ、抜群の知名度を裏付けた=仙台市青葉区
民主党と自民党の激突が軸となった25日投票の宮城県知事選は、無所属現職で自民党出身の村井嘉浩(49)が、民主党、共産党がそれぞれ推薦した無所属2新人を大差で退け幕を閉じた。「県民党」で主導権を握り、とてつもないリードで再選を果たした村井。政党対決に持ち込もうとした民主党は迷走し自壊した。政治潮流に激変の波動が残る中、宮城決戦が映しだした陰影を探る。(宮城県政取材班)
<若者が連なる>
独走の圧勝劇から一夜明けた26日午前、村井は宮城県庁で定例記者会見に臨んだ。
「多くの人に『4年間よくやった。続けるべきだ』と声を掛けてもらった。企業誘致の実績が浸透した結果だろう」と勝因をかみしめた。
戦いの駆け引きは、民主党が元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)の擁立にもたつく中、村井が仕掛けた。
下野した自民党の色合いを薄めるため、政党に推薦を求めないことを表明。代わりに後援会を軸にした「県民党」というよろいをまとった。
17日間の選挙戦。村井は終始、強い磁場として陣営に勢いを与える。
期間中最後の日曜日だった18日、仙台市内で3カ所の区民祭り会場に出向いた村井。歩く先には握手を求める人垣ができ、携帯電話で写真を撮る若者が連なった。
「夢のようだ」。村井もうなったほどの好感触。抜群の知名度は党派、年代、地域を超え、いつしか独壇場となった。
<行動力をPR>
明るい笑顔を振りまく陰で、随所に周到な計算がちりばめられた。
告示された8日。第一声の場所に選んだのは、本丸の仙台でなく、岩手・宮城内陸地震で被害を受けた栗原市だった。台風18号の暴風雨の中、傘も差さずに仮設住宅を回った姿は、行動力と情に深い政治家像を印象づけた。
勝手連を掲げた選挙事務所、「投票に行こう」のプラカードを掲げた街頭パレード。民主党が得意とする戦術を次々と繰り出した。
報道各社の世論調査結果で優勢とみるや、「県民党」の看板を巧みに外す場面も。17日夜、自民党塩釜市支部主催の政経セミナー。村井は「わたしの本籍は自民党。皆さんに見捨てられたら勝てない」と頭を下げ、後方で支える党への配慮も忘れなかった。
<浅野超え目標>
緩みが心配された終盤、陣営は一気に締まり、再び急加速する。
「仮想敵」となったのは、元祖無党派の前知事浅野史郎。1997年の知事選で自民党候補を粉砕し、62万2928票を獲得した際の一戦を想起し、「浅野超え」の掛け声が広がった。
獲得したのは64万7734票。浅野をあっさりと抜き去り、知事選の過去最高得票まで186票に迫る大勝だった。
村井は的中した戦略を振り返って言う。「判断はほとんど直感に近かった。県民党という選択が、さまざまな戦術の源流になった」
政権交代を逆手に取った直感的な県民党戦略と、政治家としてつぶさに観察してきた選挙戦術の総動員。宮城の政界に新たな「ガリバー」が誕生した。(敬称略)
2009年10月27日火曜日
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正気か,宮城県連?!
>「村井は強い。対抗馬は慎重に選ぶべきだ」。衆院選後、党県議の一人は支持団体の幹部にこう忠告され鼻で笑った。「政権交代の勢いに乗れば、無名候補も互角に戦える」。県連全体がそう信じて疑わなかった。
確かやおさんだったかと思うんですけどこの板では随分前から村井は最強だ,桜井クラスを出しても勝てるかどうかって冷静に判断してたのに。
矢張り岡トミさんの限界か。ぬるい選挙やったもんだ。。
銓衡も結構いい加減だったしなぁ。。
> 候補の選考期間は2週間。たった1度の面接で県連はローマ在住の遠藤に傾いた。重視したのは仙台一高、東北大卒で官僚を経てFAO入りした経歴だ。村井に対抗する周到な戦略や計算は全くなかった。
圧勝・惨敗 みやぎ知事選(下)戦略なき誤算/政権党の「地力」過信
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091028_01.htm
<剛腕登場せず>
静まり返った事務所で、ため書きに印刷された民主党幹事長小沢一郎の顔だけが笑っていた。
25日午後8時。テレビの速報は神奈川、静岡両参院補選での民主党候補の圧勝と、宮城県知事選に擁立した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)の落選を同時に伝えた。
「支えきれず、申し訳ない」。党県連代表岡崎トミ子(参院議員)は目を赤くし遠藤にわびた。再選を決めた自民党出身の村井嘉浩(49)との差は47万票。政権党の大惨敗だった。
9月10日、東京の民主党本部。遠藤擁立をあっさり了承した小沢は、応援を要請する岡崎をこう突き放した。「代表のあなたが頑張りなさい」
岡崎は「ドキ!」と冗談めかして返事をしたが、小沢は立ち去ったという。戦いは終始、劣勢を強いられ小沢が剛腕を振るう舞台はなかった。
遠藤の応援には副総理兼国家戦略担当相の菅直人ら鳩山内閣の3閣僚が駆け付けた。いずれも岡崎が個人的に依頼した。宮城の首長選で党本部が出した初の推薦だったが、対応は冷たかった。
「村井は強い。対抗馬は慎重に選ぶべきだ」。衆院選後、党県議の一人は支持団体の幹部にこう忠告され鼻で笑った。「政権交代の勢いに乗れば、無名候補も互角に戦える」。県連全体がそう信じて疑わなかった。
<崩れた筋書き>
候補の選考期間は2週間。たった1度の面接で県連はローマ在住の遠藤に傾いた。重視したのは仙台一高、東北大卒で官僚を経てFAO入りした経歴だ。村井に対抗する周到な戦略や計算は全くなかった。
安直な筋書きはすぐ崩れた。選挙戦最初の日曜日だった11日夕。岡崎や宮城1、2区の党衆院議員とJR仙台駅前の交差点に立った遠藤は、3人の周りにできた人垣にはじき飛ばされた。
政権党の看板と国会議員の重厚な布陣。政党色を強めるほど、遠藤が埋没するジレンマに陥った。遠藤の得票は17万4000票。衆院選で民主党が得た57万票の3割にとどまった。岡崎は「国政と県政は別だった」とミスを悔やんだ。
「富県戦略」を掲げた村井との対立軸すら描けなかった。党県議団が作成を支援した遠藤の公約は具体性に乏しく、「宮城も政権交代」の言葉だけがうつろに響いた。
小沢系の地方議員は「どぶ板を重視する小沢は、風頼みの宮城県連の地力不足を見抜いていたはずだ。大惨敗にさぞお怒りだろう」と推し量る。
衆院選で爆発した政党力と知事選でさらけ出した地力不足。際立つ落差は、党単独での過半数獲得を狙う来夏の参院選に影を落とした。
<悲壮感はなし>
村井と遠藤の対決に埋没した宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)は25日夜、すがすがしい表情で事務所に現れた。共産党推薦候補としては平成に入り最少の得票に終わったが、悲壮感はなかった。
歯切れ良い弁舌で村井県政の苦手分野とされる医療、福祉の課題を追及した。天下は「特別養護老人ホーム増設など、こちらの政策を村井も言いださざるを得なくなった」と振り返った。(敬称略)
2009年10月28日水曜日
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>>897
私もやおよろずさんが村井は強いっておっしゃってるのを議員選挙板でみました。
個人的にも>>735>>741>>776-777あたりの話を読んで、
民主県連の対応のひどさから負けそうだなとは思ってましたが、
こんなに大敗するとは(=こんなに村井が強いとは)思いませんでした。
やおよろずさんの慧眼でしたね。
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やおよろずさんの村井に関するレスを拾ってみました。
一時期名無しでレスされてたので拾えたのは最近のばかりですが。
585 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/09/13(日) 01:55:37 ID:SS8Q3Y2z
高橋A 石井B 二井C
三村A 谷本B 飯泉B
達増A 西川B 真鍋B
村井A 古田B 加渡B
佐竹C 川勝B 尾崎B
吉村C 神田B 麻生B
佐藤B 野呂B 古川B
橋本B 嘉田A 金子C
福田C 山田B 蒲島B
大澤C 橋下A 広瀬C
上田A 井戸C 東国B
森田C 荒井C 伊藤B
石原B 仁坂B 仲井B
松沢A 平井B
泉田B 溝口B
横内B
村井D
717 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:08:01 ID:n+OimR+s
>>712
村井が自公にべったりなのではなく、自公が村井にべったりという力関係
770 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:13:24 ID:n+OimR+s
>>757
宮城県知事選挙はサボタージュとかそういう問題ではなく、単に村井が強い。
ちなみに、民主党は有権者から反発を買うほどの存在ではない。
802 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:18:20 ID:n+OimR+s
村井に推薦を蹴られてるから、自民党は0勝だな。
172 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:03:58 ID:n+OimR+s
5大選挙、民主の2勝3敗になるかもな。
まあ、それでも自民は0勝なわけだが。
214 名前:和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:07:47 ID:YmYoY/rC
>>172
そういうことよね。
民主サイドはほとんどが推薦、自民はどうなんだ。
まぁ横浜市議補選で勝たれると、あれだが。みんながんばれ横浜栄は。
238 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:11:02 ID:n+OimR+s
>>214
逆に、自民の看板は重い十字架なんでしょうな。
村井・阿部・矢田は自民の推薦を蹴ったわけですからね。
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>>898
この板の過去ログの検索掛けても見つからなかったので俺も議員板で見たのかもしれません。。
やおさんは岡崎女史の老害も随分前から主張されてますね↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6177
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/229
この辺の岡トミ評は小沢派のやおさんと菅派の俺の意見の違うとこでもあったんですが,>>897の
> 岡崎は「ドキ!」と冗談めかして返事をしたが、小沢は立ち去ったという。
読んで,岡崎よ,政権交代したぐらいではしゃいでる場合じゃないだろうと思いました。
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>>899
ありがとうございます。
俺も議員板検索掛けてみましたが,そんなもんでしたね。
もっと半年ぐらい前,少なくとも総選挙前に既にそんなこと指摘してた様な印象でしたが,どこだっけかなぁ。。
オフ会で直接聞いたんだったかもしれません。
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別に民主党の首長が求められているわけはないんですよね。
民主党は,変革のイメージもあるけどドタバタのイメージもあって,自分の県にドタバタを踏まえても何らかの変化を求めるほどフラストレーションはたまっていないのではないか。
都市部は候補のイメージが重要になるし,鄙は中央を見据えた振興策が重要になるし。
政権交代までは地方選挙で民主党を応援する意味を感じましたけど,今ってなんでしょうね。
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>>892
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091028ddlk04010115000c.html
選択:’09知事選・検証/中 自民、村井氏勝利にヒント /宮城
◇「与党体質」脱却なるか
「バンザーイ」。25日夜、当選確実が報じられ、歓喜に沸く仙台市宮城野区の選挙事務所。壇上で万歳をする村井嘉浩氏(49)が高々と掲げた両手の先から無数の紙吹雪がひらひらと舞い降りた。村井氏の後ろのついたて越しに、自民党県連の県議らが懸命にまいたものだった。自民は最後まで裏方として知事選を支えた。
独自候補を擁立し、8月衆院選で勝利した勢いに頼った民主党に対し、村井氏は政党や団体に推薦を要請せず、「県民党」を標榜(ひょうぼう)。野党に転落した自民は、政党間対決の構図を避ける戦略を受け入れた。
◆
得票率74%の「村井氏圧勝」は確約されていたわけではなかった。投開票の1カ月前、村井氏は「民主党候補が大幅減税や県独自で子ども手当を上乗せとか言い出すかもしれない」と警戒していた。このため村井氏は選挙戦序盤から争点を「1期目の通信簿」と定義。企業誘致の成功など既に実績のある「富県戦略」に争点を絞る下地を整えた。
一方、民主の3倍超の県議を抱える自民は、組織力を生かし、「推薦並み」に動き、ポスター張りやビラ配り、個人演説会や企業訪問の準備を進めた。自民党の議員は個人演説会で進行役を務め、村井氏との親密ぶりを示す場面もあったが、街頭でマイクを握ることはほとんどなかった。
自民が組織票を固め、村井氏が演説や有権者と握手を重ねることで無党派層への浸透を狙う戦略は奏功。「自民の地上戦と村井さんの空中戦がかみ合った」(自民県連幹部)。村井陣営の伊藤信幸選対本部長は26日、県連幹部らに「自民党の協力なしでは戦えなかった」と礼をした。
◆
「(来夏の)参院選に向け自民再生への『弾み』ではなく『励み』としたい」。当選の興奮冷めやらぬ選挙事務所で、自民党県連の小野寺五典会長は神妙な面持ちで語った。政党間対決を避けたことで、「村井氏の勝利」=「自民の勝利」にはならない。小野寺会長は「当選は知事個人の政治姿勢が評価された。国政の候補者も知事と同じように現場に足を運び、県民の声を地道に聞くことが実を結ぶ」と指摘した。
県議の高橋長偉・自民党県連会長代理は「今まで自民は地域の皆さんというより、地域の代表者の声しか聞いていなかった」と述べ、友好団体の要望の集約に偏重してきた党の姿勢を反省する。
知事選と同日の参院補選では民主が勝利。国政レベルでは、日本医師連盟が自民党一党支持の方針を撤回するなど支持基盤の政治団体が相次いで距離を置き始め、党勢は目に見えて衰えている。村井氏の勝利を足掛かりに「宮城から党再生を図る」と意気込む自民党県連。「与党体質」脱却のヒントをつかんだかのように見えるが、多様な県民の意見を自ら政策としてまとめる手腕も求められている。
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>>902
それ大きいですよねー。
>政権交代までは地方選挙で民主党を応援する意味を感じましたけど,
本来失政のない2期目に挑戦する首長をすげ替えるのは非常に大きな労力必要で,そういう意味では山形県を除いて千葉市・奈良市・静岡県・名古屋市などいずれも現職は引退してますよね。あと何処がありましたっけ?
国政への怒りの矛先としての首長選という構図の消失と,政権獲得で妙に強気になった民主の候補者選定の荒さと,脱ダムに象徴されるような地方の警戒感などない交ぜになっているのかな,と云う感じを持ってます。
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個人的には誰を立てても勝てないだろうから遠藤を立てたのだと信じているのですが。
候補にあがっていた菊池県議を衆院選前に決めてれば 少なくとも接戦レベルにはなったと思うのです。
菊池は参院選二人目ですかねえ(保守系男性二人ってのはきついか?)
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岡崎氏は何を学んできたのか。浅野氏のそばにいながら。
これでは小澤氏に馬鹿にされるのも無理もない。
長野、川崎にしても、もうちょっと考えて戦ってほしい。
これでは、小澤氏の天下は当分続きそうだ。
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>>631
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000910280003
元鷹巣町長、無罪主張へ
2009年10月28日
4月の北秋田市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(現金買収、事前運動)の罪で起訴された元鷹巣町長岩川徹被告(60)=北秋田市栄=が公判で起訴内容を否認し、無罪を訴える方針であることが27日、関係者への取材でわかった。被告は「道案内の報酬として現金を渡したのであって、票のとりまとめを頼む意図はなかった」などと話しているといい、主張の異なる検察側と全面的に争う見通しになった。
検察側の起訴状によると、岩川被告は2月16日、3月17日ごろの2回にわたり、無罪を訴えて控訴中の無職二階堂甚一被告(62)=同法違反(被買収)の罪で一審で懲役10カ月執行猶予3年などの判決=に票のとりまとめなどを依頼。その報酬として、コンビニ駐車場などで現金約30万円を渡し、告示前に選挙運動をした、とされる。
岩川被告の関係者によると、被告は、現金の授受は不案内な地区で土地勘のある二階堂被告に運転手をお願いした際の費用であり、投票・票のとりまとめなどの選挙運動の意図や事実はなかったと主張する方針。また、被告の支援者らは「(2人の被告の無罪を訴える)裁判を支援する会」を近く立ち上げ、北秋田市で31日に集会を開く。
岩川被告は、30日間に及ぶ捜査側の取り調べで黙秘を貫いており、公判での主張内容が注目されていた。法曹三者が証拠や争点を整理する第2回公判前整理手続きは29日、秋田地裁で行われる。
二階堂被告は一審で起訴内容を認めたが、今月14日、「現金は運転手としての報酬だった」と一転、無罪を主張し、仙台高裁秋田支部へ控訴した。家庭の事情などから「早く留置場を出たかった」ため、捜査側の筋書きを認めれば罰金で済むと思ったという。「岩川被告に悪いことをした」とも話しているという。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091027_03.htm
継続 村井県政(上)盤石/民意背に企業集積推進
県議会最大会派「自民党・県民会議」の控室を訪問し、選挙支援のお礼を述べる村井知事(左)=26日、県議会
25日に投開票された宮城県知事選は、村井嘉浩知事(49)が2新人を圧倒し、再選を決めた。獲得した64万7734票は過去2番目の大量得票。有権者は村井県政の継続に大きな期待を示し、知事の求心力が高まることは確実だ。1期目で「富県宮城」を旗印に、企業誘致にまい進した県政運営はどう進むのか。村井県政の2期目を展望する。(県政取材班)
<社長がエール>
選挙戦終盤の23日午前。村井知事にとって、会わずにはいられない人物が県庁を訪れた。
「これから続々と従業員と家族が宮城に移り住む。再選を果たし、支援してほしい」
知事にエールを送ったのは、大衡村の第2仙台北部中核工業団地で新しい本社工場の建設が進むトヨタ自動車生産子会社・セントラル自動車(神奈川県相模原市)の石井完治社長だった。
セントラル自動車は、知事が1期目の実績に挙げた企業誘致の象徴となった。操業開始は来年秋で、小型車など年間10万台を生産する予定。自動車1台につき3万〜4万点の部品が必要とされ、同社や同社関連企業との取引拡大に期待が高まっている。
石井社長に、移り住む従業員への手厚い支援を約束した村井知事は、工場周辺のインフラ整備にも言及した。
ある県幹部は「大量得票はさらなる企業集積への期待の表れだ。ただ、必ず実現しなければならないという重圧にもなる」と指摘。村井県政の2期目の看板施策も引き続き、企業誘致になると予測する。
<「必ず恩返し」>
その展開に不可欠な県政基盤は盤石だ。
「自民党の応援があったからこそ全県で選挙ができた。必ず恩返しする」。再選から一夜明けた26日、知事は県議会最大会派「自民党・県民会議」の控室に足を運び、支援への感謝を述べた。
4年前の知事選で、自民党推薦候補の座を争ったこともある相沢光哉元議長が「実績と人柄が評価を受けての大勝利。歴史に残る名知事を目指してほしい」と返した。
定数61の県議会の中で、自民党は38人を擁する巨大与党。全常任委員長ポストを確保した上、委員数でも過半数を制する絶対安定多数を占める。
県議会では政権党の民主、社民両党は口を挟む余地はない。その分、今回の選挙結果で国政とのねじれの幅は拡大した。
民主党県議の1人は「知事の県政運営に慢心が出てくれば、県民はすぐに察知する。われわれにとってもそのときはチャンスだ」と明かす。
東北大大学院情報科学研究科の河村和徳准教授は「自民党出身知事としては異例の圧勝となった。民主党政権下での自民党系知事のモデルとして注目される可能性がある」とみる。
2期目の課題として「ドラスチックな改革を断行できる強力な民意は獲得した。行財政改革で切るところは切るリーダーシップが問われる」と指摘している。
2009年10月27日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091028_02.htm
継続 村井県政(下)弱点/福祉と教育 立ち遅れる
仙台市の小学校の空き教室の運用について話し合う村井知事(左)と奥山市長=10日、青葉区
<2期目の約束>
企業誘致偏重の村井県政。付きまとう批判への反発心がにじんだ。
「1期目ではさまざまなことに取り組んだ。産業政策があまりにもうまくいったので『村井は福祉や教育にはおろそか』という声もある。決してそうではない」
知事選最終日の24日、村井嘉浩知事(49)は仙台市青葉区の中心商店街に立ち、「特別養護老人ホーム待機者を2000人解消する」「保育所待機児童ゼロを実現する」と約束した。
データで見ると、宮城は「福祉後進県」との指摘を免れない。県計画では2006年度から3年間で、特養ホームを850床増やす計画だったが、実際は673床にとどまった。達成率は79.2%で、東北では5番目だった。
県は増床を行う特養ホームに対し、一床当たり最大315万円を助成。一床当たり約1000万円とされる建設コストの縮減を図る。対象施設は本年度、個室に加え、2〜4人が相部屋で暮らす「多床室」に拡大した。
実情に合わないとの批判もある。ある特養ホーム経営者は「どこも経営が厳しい。現行の補助額では多額の借金を抱えることになる。増床に慎重にならざるを得ない」と話す。
パンク状態は福祉施設だけではない。
10日昼、青葉区のイベント会場で、村井知事は隣に座る奥山恵美子仙台市長に「小学校空き教室を特別支援学校の分教室として活用させてほしい」と持ち掛けた。
特別支援学校は児童、生徒の増加で教室不足が続く。仙台圏の光明(泉区)、名取、利府の3校が顕著で、子どもの数は10年間で1.3〜1.9倍に増えた。県教委は窮余の策として、仙台市に空き教室の活用を長年働き掛けている。
奥山市長は「簡単にいく問題ではない。考える時間が欲しい」と返した。市長は20日の記者会見でも「特別支援学校の設置は県の仕事。市ができることがあるかどうかを考えたい」と述べた。トップ同士の粘り強い対話が不可欠だ。
<財政難は深刻>
多くの施策で急場しのぎを強いられる県政。原因は慢性的な財政難にほかならない。
中期的財政見通しによると、2009〜13年度の累計財源不足額は楽観的に見積もっても867億円。11年度には財源不足額が255億円となり、財政再生団体に転落する可能性もある。
県は近く、新しい財政再建プログラムを作成するが、県幹部は「既に細かな事業まで予算を削り、支出抑制はもう限界」と頭を抱える。
知事は1期目の4年間、福祉や教育施策の充実を要望されると、「金がない」と弁明する場面が多かった。
ある与党県議は「これまでは我慢したが、2期目は甘くない。工夫を凝らして、福祉や教育にも光を当てる県政を実現してほしい」と注文を付ける。
2009年10月28日水曜日
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>>893
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000910280003
公約と財政、両立難題/知事選その先(下)
2009年10月28日
今月初旬、知事選の候補者3人が初めて持論をぶつけ合った公開討論会。1時間半の議論を終え、現職の村井嘉浩氏(49)は紅潮した様子で、片頬(かた・ほお)に笑みを浮かべていた。隣でうつむく対立候補を横目に、村井氏はいま一度、会場に声を響かせた。
「さあ、記念写真でもどうですか?」
新顔2人の手を取り、報道陣に「カメラOK?」とポーズをとった。帰り支度を始めた聴衆100人を再びステージに振り向かせ、“現職の余裕”を演出してみせた。
●分かりやすさ重視
村井氏の弁舌は歯切れ良い。松下政経塾時代から県議3期10年の間、鍛錬を重ねた。演説の枕には身近な話題を振る。教育なら「私も娘が2人いましてね」、社会保障なら「『老い』の恐怖は万人のテーマですね」といった具合だ。
「分かりやすさ」は公約でも心がけた。
講釈の部分を削り、主要4項目は(1)「1万人以上」の雇用創出(2)待機児童「ゼロ」(3)食糧自給率「85%」(4)特養ホーム待機者「ゼロ」――と、数値目標を明示した。詳しい中身はインターネットの自身のホームページ(HP)に譲り、街頭演説で「ネットには愛妻との仲むつまじい写真もあります」と誘い込んだ。
難題の教育・福祉論議もそつなくかわした。1期目に批判を受けただけに無理に論を張らず、むしろ施策の難しさを説いて有権者に理解を求めた。
公約ではこの分野を含めて全方位に目配せし、批判の噴出に予防線を張った。HP上の公約は、400字詰め原稿用紙におこすと50枚近い。民主党が擁立した遠藤保雄氏(62)がA4用紙3枚に収めたのとは対照的だった。
●草の根保守
戦術では表と裏を使い分けた。表の顔は「県民党」。かつて自民党県連幹事長も務めた村井氏は親自民派で、8月の総選挙では劣勢化の自公候補を応援した。が、知事選では「政党推薦を求めない」と方向転換。政党色を薄め、総選挙で民主に流れた票や無党派層の取り込みにつなげた。
水面下では、仙台市長を除く県内すべての市町村長や自民県議ら草の根の保守派が、遊説のシナリオ作りや組織固めにいそしんだ。
県連会長の小野寺五典衆院議員(49)はマイクを握る代わり、村井氏の脇で「どうか村井に」とチラシを配った。行く先々で目を引いた「投票へ行こう!」のプラカード行進は、比例区で選出された秋葉賢也衆院議員(47)の案。選挙サンデーの18日には、地元県議が村井氏を先導し、秋祭り3会場を渡り歩いた。
●公約どう反映
「浅野(史郎)知事の62万票。いや、本間(俊太郎)知事の64万票越えも夢じゃない」。村井優勢と報じられた選挙戦終盤、陣営は当選ラインのさらに上の「歴代最高得票」をも視界にとらえた。街頭での反応があまりに良く、村井氏自身「これが人生のピークかもしれない」とおどけたほどだ。実際には64万7734票と本間氏にわずかに及ばなかったが、歴代2位の記録となった。
一方で村井氏は、県の借金総額(県債残高)でも歴代記録を更新中だ。この4年で県債は1千億円近く増えた。2年後には北海道夕張市のような財政再生団体に転落するという試算もある。
村井カラーを練り込みつつ、逼迫(ひっ・ぱく)する財政と遠大な公約とのつじつまを、どう合わせるか。公約で県民に誓いを立てた以上、「国の補助金が足りない」といった後講釈は通じない。
2期目の試金石となる来年度の予算編成が、さっそく本格化する。(乗京真知)
■出口調査から〜村井県政9割弱が「評価」〜■
朝日新聞は知事選投開票日の25日に有権者への出口調査を実施した。調査は60投票所で行い、有効回答は3153人。
村井氏の4年間の県政に対する評価を聞いたところ、「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えたのは回答者の9割弱。「あまり評価しない」「全く評価しない」は合わせて1割ほどで、比較的高い評価を得ていた。
新しい知事に一番期待する政策を四つのなかから選んでもらったところ、1位は「医療・福祉」の40%。続いて「財政再建」で22%だった。村井氏が重視する「企業誘致・産業振興」は21%で、3番目だった。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910310005
現在位置:asahi.com> マイタウン> 岩手> 記事
一戸町長選 民主、党勢拡大かけ総力戦
2009年10月31日
空き店舗が目立つ一戸町の中心商店街。地域の再生も問われている=一戸町
11月3日に告示が迫った一戸町長選は、現職で7選をめざす稲葉暉(あきら)氏(64)と、新顔で同町議の山田信行氏(64)の2人による一騎打ちの可能性が高まっている。いずれも無所属だが、これまで自民党寄りだった稲葉氏に対し、民主党が山田氏を推薦で擁立し、町政奪取に挑む構図となっている。(溝口太郎)
「7月までは、静かだったんだが」。稲葉氏を支援する町議の1人は、ぼやいた。
民間企業を経て85年に初当選した稲葉氏は、父の故・佐吉氏も元町長。親子で計36年間、町政を担う。選挙戦となったのは1期目と5期目の01年の2度だけ。自民の鈴木俊一・前衆院議員に近い県町村会長で、選挙は「無風」とも見られた。
一転したのは8月末。衆院選の岩手2区で、民主新顔の畑浩治氏が、鈴木氏を破り初当選、同町内でも前回選挙の得票を逆転して約1200票差を付けたからだ。
民主は9月中旬、畑氏を支援した元町総務課長の山田町議を急きょ擁立。県連代表の工藤堅太郎参院議員の有力支持者でもある町商工会長を連合後援会長に、「長期町政の刷新」を掲げた。
10月25日夜、町コミュニティーセンターに約600人を集めた山田氏の総決起集会。ひな壇には、畑、工藤両氏と藤原良信氏の国会議員3人に加え、達増拓也知事まで並んだ。「国政、県政、町政と一本の筋を」(畑氏)、「太いパイプで一緒にやっていく町長か、相談に行く所がない町長を選ぶか」(工藤氏)。与党との「パイプ」を強調する演説が続いた。
稲葉陣営の町議らは、「与党を誇示して小さな町をぐりぐりかき回されれば、動揺もある」と危機感を募らす。稲葉氏も「町政に政権与党をちらつかせるのが改革なのか」と反発、現職町議16人のうち10人の支援を得て「地盤死守」に懸命だ。
対する山田氏を支援する現職町議は4人。町議選の複数の新顔とも連動、社民や連合の推薦も得て支持拡大を狙う。民主党は八幡平市長選では擁立した候補が敗れた。佐々木順一・県連幹事長は「町民本意の町政実現が先で、党勢拡大はあとからついてくること。民主の地盤はある。我々も悲壮な決意で臨んでいる」。選挙事務を仕切る党関係者は「稲葉氏を破れば政権交代の象徴になる。知事カードまで切り、負けられない」と話す。
◇
現町政の実績評価と、行財政改革も町長選の焦点だ。
現職の稲葉氏は、過疎債など優位な起債でトンネルや図書館、特養ホームなどのインフラ整備を進めつつ、「借金」の地方債残高を昨年度末までの4年間で21億3900万円余り圧縮するなどした実績を挙げ、「インフラ整備しても借金は増えていない。事務事業の見直しや人件費削減も進めた」と強調する。
これに対し山田氏は「償還や維持負担も考えれば財政は楽観できない。無理無駄を省き、町民福祉と暮らしの向上に充てるべきだ」という。
ハード事業からソフトへの転換、生活や福祉政策の重視、産業振興。両氏の掲げる政策に極端な隔たりはない。
「長期政権を改め、町民主役のまちをつくる」(山田氏)、「私の町政は改革の連続で、多選批判は当たらない」(稲葉氏)。
焦点は結局、政権交代と多選の是非に集約する。
高齢化率33・7%(10月1日現在)に達し、基幹の酪農業や高原野菜も低迷にあえぐ同町。同町中山地区で約2ヘクタールの高原野菜栽培に取り組む農家の男性(68)は「国の直接補償も、米農家が少ないこのあたりでは当てにできない。だれが生活を支えてくれるかで選びたい」と話した。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091031ddlk04010015000c.html
民主党県連:岡崎代表辞任へ 知事選敗戦の総括と参院選方針確認−−幹事会 /宮城
民主党県連は30日、仙台市内で幹事会を開き、知事選の総括と来年7月の参院選などの対応方針を確認した。幹事会では、知事選で党が推薦した新人の遠藤保雄氏(62)が現職の村井嘉浩知事(49)に大差で敗れた責任を取り、選対本部長を務めた岡崎トミ子代表が辞任する意思を正式に表明。新代表を選出する県連大会の日程は12月6日と決まった。
代表選は、県連選対委員会を選挙管理委員会として実施。立候補希望者は11月24日までに選管に申し出たうえで、12月6日の県連大会で選出される。新代表は新役員リストを提案し、同日から新体制がスタートする。大会には予算案、活動計画案などに加え衆院選や知事選の総括も議案として提出するという。
また、知事選で仙台市を除く全市町村長が村井氏を推薦したことを受け、少なくとも来年の参院選までに実施される首長選では、現職候補への推薦は原則行わないことも確認した。
来年の参院選は、党本部が30日付で示した候補者擁立方針に従い、改選数と同じ2人の候補を立てることを決定。党本部への公認申請は11月27日が期限で、改選時期に当たる現職の桜井充氏のほか、自薦、他薦を問わず広く検討するという。【伊藤絵理子】
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091031ddlk06010176000c.html
湊まちを託す:09酒田市長選/上 現・新、事実上の一騎打ち /山形
◇総決起大会1200人に不安も 「よそ者」批判、熱気でかわし
壇上の司会者は言った。「私が司会する中でこれほどたくさんの方が集まるのはなかなかありません」
現職の酒田市長、阿部寿一氏(50)は21日夜、酒田市民会館で総決起大会を開いた。1階席はほぼ満杯。2階席も8割ほど埋まった。主催者発表で1200人。「(相手陣営の)『チェンジ酒田』のチラシ。絶叫し走り回る車はよく見かけるけれど顔が見えない。本当に市民に浸透しているのか」。「1200」に陣営は気をよくしていた。
だが酒田市政の舞台裏を長年見てきた60代の男性は「1200」という数字に不安を抱いた。「本当に阿部氏だけに集まったのか」
壇上には阿部氏のほか市議選立候補予定の現職市議13人など約20人が顔を連ねた。「仮に市議らの後援会が20人ずつ来ていたとすれば『1200』という数字は、多いのか少ないのか」。さらに気がかりなことがあった。経済界からの主だった出席が少ないこと。また8月の衆院選で、阿部氏が積極的に支援した自民県連会長の加藤紘一元幹事長も出席せず祝電のみだった。
◇ ◇
25日夜に開かれた新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)の大決起大会。会場の全農庄内ビルは熱気に包まれた。所狭しと並べられたパイプいすはすべて埋まり、立ち見も出て約700人。壇上には先の衆院選で初当選した民主の和嶋未希氏と社民の吉泉秀男氏のほか民主の舟山康江参院議員や連合山形の安達忠一会長らが列席。荘内銀行や酒田医師会の実力者も並んだ。自民の岸宏一参院議員、吉村美栄子知事、公明党県本部の寒河江政好代表らが祝電を寄せた。
「知事選と同じ熱気が会場を包んでいる」と和嶋氏が言えば、吉泉氏が「酒田も変えよう」と訴える。舟山氏は「対話を重ね変えていく酒田に」。安達氏は「連合の総力をかけて戦い抜きたい」とまで言い切った。
梅津氏は三川町出身で、高校は鶴岡南高。よそ者の意味の「鶴岡者(つるおかしょ)」とやゆされることもある。しかし、大会は梅津氏の妻典子さん(56)のあいさつで最高潮に達した。「仕事一筋できた主人をこれからも支えていきます」。帰りぎわにはこんな言葉が交わされた。「奥さんの言葉。ほろりときたの。ああいうの弱いの」
◇ ◇
任期満了に伴う酒田市長選と市議選(定数30)が1日告示、8日投開票される。他に元旧八幡町議の新人、堀大常氏(75)も立候補を表明しているが、市長選は旧市から数え4選目を目指す阿部氏と、新人の梅津氏の事実上の一騎打ちとみられる。少子高齢化や人口減少、市街地空洞化、経済の停滞−−。かつて「西の堺、東の酒田」と称されるほどにぎわった市は他の自治体同様、苦境に立たされている。立候補予定者は「湊(みなと)まち・酒田」をどこへ導こうとしているのか。【佐藤伸】
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県庁所在地で無風選挙って久しぶりじゃなないすか?
神戸も佐賀も民主は擁立できなくとも接戦だったし
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091031ddlk07010075000c.html
県都の選択:’09福島市長選 あす告示 現新一騎打ちの公算大 /福島
◇市議補選には3氏
任期満了に伴う福島市長選と、辞職に伴う同市議補選(改選数1)は1日告示される。市長選には、3選を目指す無所属現職の瀬戸孝則氏(62)=民主、社民、自民、公明の各支部推薦=と、共産新人の山田裕氏(54)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。
前回05年は38年ぶりに4人が立候補した同市長選だが、前回対立候補を推薦した自民と、自主投票だった公明が瀬戸氏推薦に回った。瀬戸氏は子育て支援や高齢者福祉の充実を掲げ、山田氏は水道料金の大幅値下げなどとともに、瀬戸氏への4党相乗りを批判している。
一方、市議補選には、いずれも新人で▽会社役員、佐藤雅裕(43)=無所属▽NPO代表、煙山亨(54)=民主公認▽民青県北地区委員長、野口徹郎(33)=共産公認=の3氏が立候補を表明している。
立候補の受け付けはともに午前8時半から午後5時まで、同市霞町の市民会館で。投票は8日に行われ、即日開票される。大勢判明は午後11時ごろの見通し。9月2日現在の有権者数は、市長選が23万6707人。市議補選は旧飯野町を除いた福島選挙区で行われ、計23万1428人。【関雄輔】
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091031ddlk07010077000c.html
県都の選択:’09福島市長選 公開討論会、閑散−−聴衆50人 /福島
福島市長選の立候補予定者を招いた公開討論会(福島青年会議所主催)が30日、福島市上浜町の県教育会館で開かれ、現職の瀬戸孝則氏(62)と、新人の山田裕氏(54)が持論を展開した。会場には、報道関係者を含めても約50人の聴衆しかおらず、500人収容のホールはほとんどが空席。市民の関心の低さが浮き彫りとなった。
討論会は、質問への回答や個別に主張を発表する形式。
少子高齢化対策についての問いでは、瀬戸氏が「75歳以上の市内バス利用を無料化するなど、暮らしやすい環境を作る」と述べた。山田氏は「介護保険料の減免制度などを整え、長生きをみんなで支える福島市に」と語った。
15問の○×質問で両者の意見が対立したのは、瀬戸氏が賛成し、山田氏が反対した「市職員削減」と「行政事業の民間委託」の2問のみ(未回答除く)。中学生までの医療費無料化や道州制反対などでは意見が一致し、争点の不在を印象づけた。【関雄輔】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091101t11025.htm
桜井氏出馬の意向 民主宮城県連代表選
民主党宮城県連副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=は31日、河北新報社の取材に対し、12月6日の定期大会で行われる代表選に立候補する意向を明らかにした。
桜井氏は「政権与党となり、県連もこれまでとは違う体制へ替わる必要がある。岡崎トミ子代表のやり方を継承しつつも、地域のネットワークを拡大し、政策立案力を強化するなどの改革を進めたい」と意欲を語った。
代表選への立候補意思を固めたのは、桜井氏が初めて。県連は24日まで立候補を受け付ける。候補者が桜井氏だけなら無投票当選が決まり、大会で正式承認される。候補者が複数になれば、選挙管理委員会が投票実施を検討する。
桜井氏は仙台市出身。東京医科歯科大医学部卒、東北大大学院医学研究科修了。国立療養所岩手病院勤務などを経て、1998年の参院選で初当選。現在2期目。党参院政審会長を務めている。来夏の参院選で改選を迎え、3選を狙って立候補する予定。
2009年11月01日日曜日
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>>914
4月の富山市長選以来かも。違うかな?
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>>913
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091101ddlk06010079000c.html
湊まちを託す:09酒田市長選/下 2氏ともに似通う将来像 /山形
◇財政の「自由度」低下続く 人口は減少、市民所得も停滞
酒田市の財政力はどうなっているのだろうか。全国の類似39自治体(07年度)で比較すると、経常収支比率31位▽財政力指数28位▽1人当たりの地方債現在高27位▽公債費負担の健全度20位となっている。類似団体には隣接の鶴岡市も含まれている。鶴岡市は、経常収支比率34位▽財政力指数38位▽1人当たりの地方債現在高32位▽公債費負担の健全度30位となっている。指数を単純に比較すると酒田市の方が鶴岡市より良好には見える。だが比較の問題ではなく、酒田市の経常収支比率は、05年度91・0%▽06年度93%▽07年度95・4%▽08年度93・4%。80%を超えると「自由度」は失われつつあるといわれ「自由度」は低下している。
人口は4年前の合併時(05年10月末)と今年7月末で比較すると4545人減少。減少率は鶴岡市の2・03%を上回り3・84%。月に約100人が減っている。かつては鶴岡市を引き離していた市民所得も05年度に逆転し水をあけられている。
◇ ◇
(1)合併の総仕上げ(2)日本の食糧供給基地(3)東北地方の日本海側の玄関口(4)観光都市(5)心豊かなまち作り(6)ものづくりの拠点。現職の阿部寿一市長(50)は次の4年間にこれらの実現を構想している。一方の新人、梅津準士氏(58)は(1)産業振興とインフラ(交通機関・都市)整備(2)健康都市作り(3)高齢者・子育て支援(4)1市3町の合併の相乗効果創出(5)生涯学習と文化(6)スポーツ、レクリエーションなどとなっている。産業、インフラ、福祉−−。表現は異なるものの目指すものは両氏とも似通っている。
現職か新人か。継続か変革か。「自民」か「民主・社民・連合」か。人柄か。「まち作りは着実に進んでいる」という阿部陣営と「このままでは酒田はだめになる」と主張する梅津陣営。有権者は何を基準に判断するのだろうか。
◇ ◇
城下町の鶴岡市と港町で商業都市の酒田市。同じ庄内地方でも最上川をはさんで気質が違う。ある選挙通は言う。「みこしを担ぐのは遅いが担ぐと、なかなか下ろさない鶴岡市」「担ぐのは早いが落とすのも早い酒田市」
市長選立候補者の公開討論会も27日夜に400人の聴衆を集めて開かれた。市長選は1日告示、8日投開票される。【佐藤伸】
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091101_2
県内各方面に波紋 民主県連の首長選「相乗り禁止」
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民主党県連(工藤堅太郎代表)が県内市町村長選で野党との「相乗り禁止」の方針を示したことは、各方面に波紋を広げている。小沢一郎幹事長の地元として政党政治を地方にも根付かせようとの狙いだが、「国政と地方は違う」という意識は根強い。一方で複数政党が特定候補を推薦する「相乗り」は選挙の形(けい)骸(がい)化を招き、政治の活力を失わせるとの指摘もある。二大政党制の流れが強まる中、有権者は本質を見抜く目が求められる。
民主党は党本部の方針として、連立政権を組む社民党、国民新党以外の政党と、知事選や政令市長選で「相乗り」を禁止しているが、政令市でない首長選にも適用するのは岩手県連が初めてという。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2009/11/01)
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>>916
富山以来かあ
自民王国、綿貫王国だから富山は仕方ないかな。(今度の山口も仕方ない。代わりに下関はしっかりした選挙だったし)
民主党王国と化しつつある福島県で、郡山・いわきは保守分裂。福島は相乗りってのは寂しいですね。
んなことだから玄葉が無役なんだよ
と、ばあちゃんが福島の我思う
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福島1区は茨城1区みたいに宏大な農村部を含んでるってのもあるんですけど県都福島市を含むのに1区現象って印象ないですしね。
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あと,山口市は駄目でも下関でオッケーだったからって論理が通じるなら県中央で県都の資格十分の郡山でちゃんとした選挙やったら福島市で出来なくても十分って事にならないっすかね??
その辺の微妙な機微は山口県にも福島県にも縁が薄い俺ですが,ワタクシ一応静岡と浜松(と沼津)の複芯構造の静岡県民であります。
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http://yamagata-np.jp/news/200911/01/kj_2009110100014.php
酒田市長選、3氏の争い確定
2009年11月01日 20:01
任期満了に伴う酒田市長選と市議選は1日告示された。市長選にはいずれも無所属で現職の阿部寿一(50)=亀ケ崎3丁目、新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士(58)=東大町1丁目、新人で元八幡町議の堀大常(75)=常禅寺=の3氏が届け出を行った。選挙戦は今後4年を市町合併の総仕上げと強調する阿部氏と市政の刷新を訴える梅津氏の事実上の一騎打ちとなる。投開票は市長選、市議選とも8日(飛島の投票は6日)。
阿部氏は東大町1丁目の事務所で必勝祈願・出陣式を行い、「若者が定着するように地域経済の再生、市民の健康対策などに取り組む」と第一声を上げた。市選出の自民の3県議らが激励。旧市内から平田、松山地域に選挙カーを走らせた。
梅津氏はガーデンパレスみずほ駐車場で「市民との対話を徹底し、意見を市政に反映させる」と第一声。和嶋未希、吉泉秀男の両衆院議員、舟山康江参院議員らが応援の弁を述べ、吉村美栄子知事が応援メッセージを寄せた。旧市内を重点的に遊説した。
堀氏は酒田市上安町で「副市長に女性を起用する」などと訴えた。
市議選は定数30に対し、現職27人、新人7人の計34人が立候補した。党派別では民主1人、自民1人、公明1人、共産2人、無所属29人。
10月31日現在の有権者数は9万3930人(男4万4118人、女4万9812人)。
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んー自民党王国の山口と民主党王国の福島を同列に語るのはどうかと
郡山 いわきと直系候補を擁立したならいざしらず、保守分裂に乗っただけですから
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民主王国とは云え渡部と玄葉が頑張ってただけで1,2,5区(大体福島;郡山;いわき)の民主はそこそこ弱かったっすよねぇ。。
今後は民主王国としてガチガチに固めてって行ってくれると信じてますけど。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091102ddlk07010067000c.html
県都の選択:’09福島市長選 告示 現新2氏が立候補 市民の関心、低調 /福島
任期満了に伴う福島市長選は1日告示され、無所属現職で3選を目指す瀬戸孝則氏(62)=民主、自民、公明、社民の各支部推薦=と、共産新人の党県委員、山田裕氏(54)が立候補した。両氏とも中心市街地で第一声を上げ、遊説に出発。7日間の選挙戦がスタートした。
前回05年は38年ぶりに4人が立候補した同市長選だが、今回は4党が現職に相乗り。明確な争点はなく、市民の関心も低調で、両陣営とも投票率をどう高めるかが課題となりそうだ。
投票は8日午前7時〜午後8時に市内83カ所(一部繰り上げ)で行われ、午後9時から福島体育館で即日開票される。10月31日現在の有権者数は23万6957人。【関雄輔】
◆第一声(届け出順)
◇2期8年の実績を強調−−瀬戸孝則氏
瀬戸氏は午前8時から同市栄町の選挙事務所で出陣式を行い、同9時過ぎにAXC(旧長崎屋)前でマイクを握った。「初当選した8年前から大型事業を見直し、時代の流れをつかんで着実に手を打ってきた」と2期8年の実績を強調。3期目では「財政は厳しいが、経費節減で財源を捻出(ねんしゅつ)し、生活福祉向上のために使う」と約束した。
少子高齢化対策として「旧さくら野ビルに生涯学習の場を作りたい」と訴え、雇用問題については「企業誘致を進め、経済団体とのネットワークを立ち上げる。首都圏に近い立地条件を生かして観光産業を育てれば、我々が考える以上の力強い県都になる」と述べた。
最後に「人の話をよく聞き、市民との協働を進めたい。南東北の中核都市として、住んで良かったと言われる町をつくっていきたい」と締めくくった。
出陣式には、瀬戸氏を推薦する4党の国会議員や県議、市議らが顔をそろえた。
◇衆院選の流れを今回も−−山田裕氏
山田氏は午前9時半ごろ、同市栄町の中合前で「暮らしを最優先に取り組む」と第一声を上げた。「8月の衆院選では国民の審判が下り、自公政権を退場させた。この流れを地方政治でも作り上げるのが私に課せられた使命」と語った。
「市民の暮らしが追いつめられている。家計を温め、暮らしを応援する施策が必要」とし、水道料金の値下げや中学生の医療費無料化を掲げ、財源として市の新庁舎建設基金を利用する考えを示した。また、「市民税や介護保険料が引き上げられ、国保税も高い。現市政は取り立てを強め、差し押さえを行っているが、実効ある減免制度で滞納を減らすべきだ」と述べた。
瀬戸氏への4党相乗りについては「衆院選で激しく戦ったばかりで、有権者に説明がつかない。これで市民の暮らしを託せるのか」と批判した。
市議補選の候補者もマイクを握り、同党の大門実紀史参院議員らが駆けつけた。
◇市議補選には3氏が立候補
辞職に伴う市議補選(福島選挙区、改選数1)も1日告示され、いずれも新人の▽会社役員、佐藤雅裕(43)=無所属▽NPO法人代表、煙山享(54)=民主▽民青同盟県北地区委員長、野口徹郎(33)=共産=の3氏が立候補した。
旧飯野町を除いた有権者を対象に行われ、市長選と同じ8日に投開票される。10月31日現在の有権者数は23万1686人。【関雄輔】
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瀬戸孝則(せと・たかのり) 62 無現(2)
市長▽県市長会長[歴]県議4期・副議長▽自民県総務会長▽早大
山田裕(やまだ・ゆたか) 54 共新
党県委員・福島相馬地区副委員長[歴]会社員▽党福島地区常任委員▽日大
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◇福島選挙区立候補者(改選数1−3、届け出順)
佐藤雅裕 43 会社役員 無新
煙山享 54 NPO代表 民新
野口徹郎 33 民青地区委員長 共新
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091102ddlk06010065000c.html
選挙:酒田市長選/酒田市議選 市長選、現新3氏が立候補−−告示 /山形
◇市議選に34人
任期満了に伴う酒田市長選と市議選が1日告示された。8日投開票される。市長選には現職で旧市から連続4選を目指す亀ケ崎3、阿部寿一氏(50)=自民推薦▽新人の東大町1、梅津準士氏(58)=民主、社民推薦▽新人の常禅寺上川原、堀大常氏(75)−−の3氏(いずれも無所属)が立候補した。
選挙戦は阿部氏と梅津氏の事実上の一騎打ちとみられる。両候補の主張に大きな違いはないものの、有権者が「継続」か、「変革」か、どちらを選択するのか注目される。今回から定数が4減り30になった市議選には34人が立候補。市長選同様、市内全域を選挙カーで巡り激しい舌戦を開始した。10月31日現在の有権者数は9万3930人(男4万4118人、女4万9812人)。【佐藤伸】
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◆主な候補の第一声
◇合併の総仕上げする−−阿部寿一氏(50)
東大町1の事務所で出陣式のあと午前8時半から第一声。約200人の支持者らを前に「市民一人一人の思いを大切にし合併の総仕上げに取り組みたい。若者が定着する素晴らしいまち酒田に、心豊かに暮らせるまち酒田を作り上げたい」と力強くあいさつ。「10年間の実績を生かして、市民党として、我々は主張を訴え、酒田市の底力を示したい」と続け健康都市や産業育成、観光立市などを公約に掲げた。
出陣式には、佐藤藤弥、星川純一、森田広の3自民県議も駆けつけ「積み上げた力を全部出し切ろう」「36人衆が作り上げた自主自立のまちの力を結集しよう」「人を大切にするまちを完成させてほしい」などと口々に激励。党県連会長の加藤紘一元幹事長は祝電を寄せた。【佐藤伸】
◇夢を語れる酒田作る−−梅津準士氏(58)
事務所近くのみずほ2のホテル駐車場で午前8時45分から第一声。風雨強まる中、約400人を前に「膨大な潜在力と可能性、先進的な市民性を生かして、夢を語れる酒田を作る」と訴えた。
産業と経済、福祉と医療の分野に特に力を入れ、市民との対話による行政の徹底を約束。「30数年間、国の仕事をして築いた国や県との縁と力を酒田の再生に生かす」と述べ、活力ある町づくりに尽力すると誓った。
民主の和嶋未希、社民の吉泉秀男両衆院議員、民主の舟山康江参院議員や連合山形の安達忠一会長、公明党県本部の寒河江政好代表らが応援演説。吉村美栄子知事のめいが代理出席し「酒田を必ず発展させる梅津さんを今こそ“むかえびと”の時」という手紙を代読した。【長南里香】
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◇酒田市長選立候補者(届け出順)
阿部寿一(あべ・じゅいち) 50 無現(1)
市長[歴]建設省人事課長補佐▽日沿道庄内建設同盟会長▽旧酒田市長2期▽東大=[自]
梅津準士(うめつ・じゅんし) 58 無新
[元]農水省近畿中国森林管理局長[歴]農水省大臣官房審議官▽県総合政策審議委員▽東大=[民][社]
堀大常(ほり・だいじょう) 75 無新
旧八幡町議[歴]農業▽解体業▽旧観音寺中
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>>926
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◇酒田市議選立候補者(定数30−34、届け出順)
高橋千代夫 52 農業 (1)無現
荒生令悦 55 保険代理業 (1)無現
佐藤猛 53 会社役員 (1)公現
佐藤忠智 64 [元]会社社長 (1)無現
市村浩一 49 NPO理事長 (1)無現
田中広 52 製材業 (1)無現
村上栄三郎 67 [元]JR社員 (1)無現
菅井儀一 67 食堂経営 (1)無現
門田克己 68 会社役員 (1)無現
堀豊明 52 自営業 (1)無現
本多茂 58 農業 (1)無現
堀孝治 59 農業 (1)無現
高橋正和 65 会社役員 無新
武田恵子 54 [元]小中学教諭 無新
長谷川裕 60 [元]会社役員 (1)無現
市原栄子 48 党地区役員 (1)共現
後藤孝也 62 農業 (1)無現
関井美喜男 47 電力会社員 (1)無現
後藤泉 54 [元]会社員 無新
後藤仁 57 [元]平田町職員(1)無現
富樫幸宏 54 [元]団体職員 (1)無現
吉川恭一 53 社保労務士 無新
石黒覚 53 建築設計業 (1)民現
高橋一泰 60 農業 (1)無現
佐藤勝 65 [元]市職員 (1)無現
菅原良明 61 [元]市職員 (1)無現
佐藤丈晴 42 会社役員 (1)自現
小松原俊 59 農業 (1)無現
斎藤周 49 党地区役員 (1)共現
梶原宗明 51 会社員 無新
田中斉 52 [元]農協職員 無新
千葉衛 64 農業 (1)無現
阿部ひとみ 48 [元]会社員 無新
毛屋実 59 [元]衆議員秘書(1)無現
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http://www.minpo.jp/view.php?pageId=16531&blockId=4029227&newsMode=article
【告示まで1カ月・上】「相乗り」色合い濃く
任期満了に伴い11月1日告示、8日投票で行われる福島市長選は告示まで1カ月となった。現在、立候補を表明しているのは3選を目指す現職の瀬戸孝則氏(62)だけで、激しい前哨戦を展開していた過去2回の市長選と様相は一変している。ただ、共産党系の「福島市政を明るくする会」が候補者擁立に向けて人選を進めており、選挙戦になるのは濃厚だ。政党・団体の思惑や市政の課題などを追った。(文中敬称略)
市長選の立候補予定者説明会が開かれた30日、瀬戸は中央西地区自治振興協議会に出席した。「50年後、100年後の県都福島の要になる。子どもや孫への大きなプレゼントになる」。次期市長の任期中に完成する予定の市役所新庁舎建設について熱っぽく語り、引き続き市政を担う意欲をにじませた。
瀬戸は9月上旬の連合後援会市政報告会で立候補を表明した。具体的な対立候補が現れない中、市内約50地区に張り巡らせた後援会ごとに市政報告会を開くなど着々と選挙戦の準備を進めている。12日に事務所開きを行う。
民主、自民、公明、社民の各党に推薦願も出し、民主党県第1区総支部は30日、瀬戸の推薦を決めた。社民党福島総支部もすでに瀬戸と政策協定を締結している。
過去2回の市長選で分裂選挙を繰り広げた自民党福島市総支部は今後、推薦願の対応を協議する。総支部長の地元県議桜田葉子は「前向きに推薦を検討したい」と話す。
前回、自民系の対立候補を推した市議の1人は「前回は別の候補を推したが、この4年間はわれわれが主張した政策も取り入れた市政運営をしている」と和解を強調する。公明も推薦を前向きに検討しており「各党相乗り」の色合いが濃くなっている。
一方、共産党は現職との対決色を鮮明にし市長選の立候補予定者説明会にも共産系の「市政を明るくする会」の関係者が出席した。
党福島・相馬地区委員会は8年前の市長選で瀬戸と政策協定を結び、推薦した。しかし、前回は協定は結ばれなかった。地区委員長の藤倉英一は「話し合いを告示1カ月前まで引き延ばされた上、協定を拒否された」と、苦い思いを語る。
藤倉は「なるべく早く候補者を決めて、選挙戦に臨みたい」と話している。
【写真】30日に開かれた立候補予定者説明会。瀬戸氏と福島市政を明るくする会の関係者が出席した
(2009年10月01日)
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http://www.minpo.jp/view.php?pageId=16531&mode=0&classId=0&blockId=4034392&newsMode=article
【告示まで1カ月・下】いまだ争点は見えず
福島市五老内町のビルの一室にある現職の瀬戸孝則(62)の後援会事務所。11月1日の市長選の告示まで1カ月となった1日、市政報告会用の2期目の実績を書いたパンフレットなどの準備に追われていた。共産系の「福島市政を明るくする会」に候補者擁立の動きが出てきたことで、関係者は「ようやく動きが見え、やるぞという意識が高まってきた」と気を引き締めた。
瀬戸は前回の市長選でローカルマニフェストを発表し、54項目の公約を掲げて当選した。妊婦健診助成の回数増、ふれあい訪問収集の実施…。9月定例議会の一般質問では「半数以上の29項目を達成した」と自己評価し、「そのほかも事業促進に努めており、全体として順調な進ちょくを見せている」と胸を張った。
一方で、「市政を明るくする会」は、市が家庭用水道料金の生活保護世帯への減免を廃止したことなどを挙げ、「市民が主人公の政治を」と訴える。共産党市議の土田聡は「景気後退の中、市民の生活を支える施策が自治体の役目」と対決姿勢をあらわにする。
ただ、正式に立候補を表明しているのは瀬戸だけ。市議の1人は「市民のためにも選挙戦は必要だが、今のところ明確な争点になるべきものは見えない」と、激戦だった過去2回の市長選との違いを口にする。
地方都市の多くは景気低迷や人口減少などの課題に直面している。市も例外ではない。市の人口は平成13年をピークに減少傾向にある。21年9月現在、29万4275人で、昨年7月の旧飯野町との合併時に比べ約500人減少した。13年以降は転出が転入を上回り、若者を中心に人口の流出が進んでいる。
買い物客の流出による中心市街地の空洞化も深刻だ。市商店街連合会長の後藤忠久は「高速1000円などの影響で、買い物客が仙台などに流れている」と指摘。「飲食店ばかりが増え、物販の店が増えない。コンパクトな街づくりを進めるための具体的なビジョンを示してほしい」と注文する。
3期目を狙う現職と、いまだ見えぬ対立候補。どんな政策を掲げ、選挙戦に臨むのか。市民は注目している。(文中敬称略)
【写真】建設が進む福島市役所新庁舎東棟。次期市長の任期中に完成する。
(2009年10月02日)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000911040005
一戸・西和賀町長選 いずれも一騎打ちに
2009年11月04日
候補者の声に耳を傾ける町民たち=一戸町
雪が降りしきる中で第一声を聞く支持者たち=西和賀町
一戸町長選と西和賀町長選が3日、告示された。一戸町長選が民主党の候補擁立で現職と新顔の一騎打ちとなったのに対し、西和賀町長選では前回に続き、旧湯田町と旧沢内村の出身者の争いとなった。この秋一番の冷え込みで雪も舞うなか、熱い選挙戦が始まった。投開票はいずれも8日。一戸町では、同時に町議選も告示された。
◇
<一戸町長選>
一戸町長選には、現職で7選を目指す稲葉暉氏(64)=無所属=と、元同町議で新顔の山田信行氏(64)=同、民主、社民推薦=が立候補を届け出た。
稲葉氏は、同町一戸の中心商店街で第一声。「24年間、毎日、危機感を持って挑戦し続けた」と実績を強調、社会保障の拡充や産業振興など、「町民が主人公の思いで諸政策をやり抜く」と訴えた。
山田氏は、IGR一戸駅近くの選挙事務所前で、「中央も政権が変わった今この時こそ、我々も町民生活の安定向上のための町政が必要だ」と第一声。福祉や雇用対策、人材育成の推進などを訴えた。
今回の町長選は、政権与党となった民主党が、自民に近かった現職の稲葉氏の多選阻止を掲げて山田氏を擁立し、一騎打ちの構図となった。
告示日のこの日も、民主党は県内の衆院議員2人と参院議員3人を山田氏の応援に送り込み、政権与党とのつながりをアピール。「権力が長く続けばほころぶ。一日も早くまともな町に変えるのが今回の選挙だ」(藤原良信参院議員)、「民主政治と太いパイプで前進するか、行き詰まった4年間を選ぶか大事な選挙」(工藤堅太郎・県連代表)などと訴えた。
これに対し、稲葉氏陣営では、後援会長の小野寺研一・県議会副議長(自民)が「(民主党が)手を突っ込んで地方自治体で争いをさせるのはいかがなものか」と応酬。9月の八幡平市長選で民主候補を破って再選した田村正彦市長も応援に立ち、「県、国とのパイプというのは昔の自民党がしゃべっていたこと。これは政党対町民の戦いだ」と気勢を上げた。
同町議選(定数16)には、現職13人、新顔7人の計20人が立候補を届け出た。
町長選、町議選とも投票は8日、町内28カ所で行われ、午後7時半から町体育館で開票される。2日現在の有権者数は1万2773人。
◇
<西和賀町長選>
西和賀町長選には、前花巻農協常務理事の吉田正志氏(59)と、旧湯田町長の細井洋行氏(60)のいずれも無所属新顔の2氏が立候補した。4年前と同じく、合併前の旧湯田町と旧沢内村出身者の一騎打ちとなった。
吉田氏は同町沢内太田の選挙事務所近くの広場で約350人の支持者を前に第一声。「豊かな自然と資源を大切にして産業を振興させ、幸せで誇りある町にしたい。湯田、沢内は一体で、対立していない」と語った。
一方、細井氏は同町湯本の選挙事務所近くの広場で約250人の支持者を前に第一声。「4年間の町政を継続するか、刷新するかの選択。地域医療を充実させたい。温泉を利用し健康の町づくりを実現したい」と訴えた。
投票は8日午前7時〜午後6時、町内17カ所で行われ、午後8時から川尻体育館で即日開票される。2日現在の有権者数は6135人。
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>>930
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20091104-OYT8T00091.htm
西和賀町長選告示 新人が一騎打ち
西和賀町長選が3日告示された。いずれも無所属で新人の、元花巻農協常務理事の吉田正志氏(59)と、旧湯田町長の細井洋行氏(60)が立候補を届け出た。
吉田氏は沢内のドライブイン駐車場で、「この地の風土を大事に、ここに根付いて生きていく意志で、明日の西和賀を作る」と第一声。高橋繁町長(74)らが激励のマイクを握った。
細井氏は湯本の事務所前での第一声で、「今回の町長選は、4年間の政治行政を継続するか刷新するかの選挙」と訴えた。第一声には、民主党の平野達男・参院議員も駆けつけた。
投票は8日午前7時から午後6時まで、町内17か所で行われ、午後8時から川尻体育館で開票される。2日現在の有権者数は6135人。
(2009年11月4日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000911040005
福島市長選:蓬らい団地を歩く(上)
2009年11月04日
無料循環バス「くるくる」。車体のスーパーなどの広告料は貴重な収入源だ=10月30日、福島市蓬らい町2丁目の蓬萊ショッピングセンター
●住民が始めた無料バス
朝、福島市郊外にある蓬萊団地のショッピングセンター(SC)前。白髪の男性がベンチに腰掛けていた。隣に大きな買い物袋。朝一番のバスで来て、帰りのバスを待っているところだった。82歳。一人暮らし。数日分の食料をまとめ買いする習慣らしい。
◎団地内くるくる
待っているのは普通の路線バスではない。「くるくる」と呼ばれ、団地内を循環する無料バスだ。車を持たない住民が移動しやすいようにと、住民らでつくる「NPOほうらい」が昨年6月、タクシー会社に委託し運行を始めた。3コースあり、1日平均80人が利用している。
団地は東西約2.4キロ、南北約1.6キロ。男性宅はSCがある団地中心部から最も離れた区域で、歩くと30分以上かかるだろう。今回の市長選は「わざわざ行かないよ」。というのも投票所はSCの近くにあり、買い物と同じ手間がかかるからだ。
バスが来た。待合室のソファでおしゃべりしていた女性3人が、床に置いた買い物袋を持ち上げた。男性も立ち上がり、ゆっくり乗降口へ。記者も乗り込んでみた。
失礼をわびつつ3人に年齢を尋ねると、72歳、72歳、68歳。ほかにも高齢とみられる女性が2人乗り込み、25人乗りのバスは出発した。
◎家の前に停留所
丘を造成した地域だから当然だが、ほとんど平らな道がない。家は斜面に階段のように建つ。「昔は自転車で買い物に行けたけど、年寄りになった今じゃ無理ね。バスがなきゃ、家に閉じこもりっぱなしよ」と女性の1人が言う。運転手に声をかけると、バスは少し先で止まった。「ありがとう」。後ろ姿がゆっくり、家の中へ消えた。
計55カ所の停留所は、半分以上が民家の前にある。高齢者を家にこもりきりにさせないことが狙いだ。ただ、客が「降ろして」と言ったところでも止まってくれる。長い坂で、バスは急に止まった。運転手が歩道を歩く高齢の女性に気づいたからだ。「あの人は足があんまりよくないんだよ」。女性は息を切らして乗り込み、やはり「ありがとう」と礼を言った。
20分ほどでSC近くに戻った。1台しかないから、少し休むと別のコースに向かう。平日朝から夕方まで、運転手が休憩する昼の1時間を除き、ひっきりなしに走る。
◎高齢化が一気に
蓬らい団地は高度成長が続いていた69年に造成が始まり、サラリーマンらが移り住んだ。人口は91年の1万1659人以降、減っているが、それでも9月末現在、1万476人。65歳以上の高齢者の割合は20%余りで、市全体に比べ現時点で高くはないが、ばらつきが少なく、一気に高齢化が進むと言われる。
NPOほうらいの小林悦子さんによると、バスの経営は厳しい。運行には月50万円以上かかり、車体の広告料や住民の寄付ではぎりぎりの状態だ。ただ、市の助成を受けるには、有料化や広い道路へのコース変更などが必要だという。
そうなれば無料で自宅前を通るメリットがなくなるが、市交通政策課の担当者は「経営の厳しいバス会社などへの補助が優先されるべきだ」。蓬らい地区の街づくりにかかわる今西一男・福島大准教授は「本当は市がバス会社との調整をしなくてはいけないのだが」と残念がる。
「高齢者に優しい団地」を住民の自助努力が支える。
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蓬らい団地は福島市の郊外型住宅団地で最も早く開発され、規模も最も大きい。市長選を前に歩いてみた。(村上晃一が担当します)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000911050005
福島市長選:蓬らい団地を歩く(下)
2009年11月05日
「カフェ・ド・ボンヌール」の店内。旧SCの取り壊しに合わせ昨年、現在地に移った=10月28日、福島市蓬萊町4丁目
●にぎわいの場所さびれ
蓬らい団地には店が少ない。
スーパーを含むショッピングセンター(SC)は中心部に1カ所。コンビニも喫茶店も1軒だけだ。その喫茶店は、SC向かいの市役所蓬萊支所の建物に入居する「カフェ・ド・ボンヌール」。20年以上続く住民の憩いの場だ。昼食に立ち寄った。
コーヒーの香りが漂う店内にはカウンターとテーブルが五つ。4人の客が思い思いに世間話したり、雑誌をめくったり。
店長の佐藤弘さん(68)は言う。「昔は結構もうかった。夜8時ごろまで開けていても、人通りがあったからお客さんが入ったし、中学生のたまり場にすらなっていて、『子どもが悪さをしたら連絡して』と警察から頼まれていたぐらいだ」。だが今は客も減り、経営は厳しいという。「せめてもう少し、にぎわいがあればなあ」
◎生活の拠点SC
かつての蓬らい団地はどんなふうだったのか――。団地を造成した県住宅供給公社は1975年、市の支所や郵便局などが集まる中心部に3階建てのSCを建設。大型スーパーを中心に精肉店や鮮魚店、書店、洋服店など31のテナントが入居した。
団地の活性化に取り組む「福島南地区を考える会」の高荒弘志事務局長(52)によると、当時は「このSCに来れば何でもそろう」と、住民の生活の拠点として栄えたそうだ。
◎テナントが撤退
だが80年代に入り、団地近くの国道沿いに大型スーパーが進出。住民が団地外に流出し、テナントの撤退が相次いだ。
同公社は今年3月に解散。これに伴い、公社が運営していた旧SCがスーパーごとなくなることも心配されたが、存続を求める住民の声を背景にスーパーは規模の縮小にとどまった。SCも入居店舗の共同出資による株式会社として再出発。ただ、建物を新築したため、入居料は中心市街地並みに高い。
人通りが途絶え、高荒さんは「経済の原理から言っても仕方がない」とあきらめ顔だ。
コンビニにも足を延ばした。最近開発された南側区域の大通り沿い。行きは下りで5分ほどで着いたが、帰りは記者を追い越した自転車の男性が少し先で自転車を押していた。
団地を出た所にもコンビニがあるという。団地中心部からは約1.2キロ。上り下りを繰り返しながら歩くと、途中、店舗跡らしい建物が目についた。閉じたシャッターがさびている。隣の理髪店で聞くと、10年ほど前に閉店したらしい。国道沿いのコンビニまで30分かかった。
市都市計画課によると、蓬らい団地内は、中心部がスーパーなどを建てられる「商業地域」なのを除き、大半が「住居専用地域」。ここにも喫茶店など小規模な店をつくることは可能で、実際、喫茶店ができたことはあったが、近隣とのトラブルなどが元で閉店したという。
◎せめて家賃安く
「ボンヌール」にもう一度、行った。店が入っている市支所の建物は9年後に取り壊され、平屋の簡素なものに建て替わるらしい。店長の佐藤さんは「あと9年は頑張る」と話す。
「焼き鳥で一杯飲める店が団地にあれば」と軽食に来ていた男性(69)。居酒屋を経営する友人が団地で店をやりたがっているが、採算が合わないだろうと踏ん切りがつかないそうだ。「安い家賃で店を出せるようにするとか、市はせめて知恵を出してくれないかな」(村上晃一が担当しました)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000911050001
無所属県議6人 民主党に入党へ
2009年11月05日
佐藤雄平知事の与党会派である県民連合に所属していた無所属の県議6人が民主党に入党する。瓜生信一郎(耶麻郡)、渡部勝博(南会津郡)、安瀬全孝(田村郡)、三村博昭(西白河郡)、亀岡義尚(伊達郡)、立原龍一(東白川郡)の6氏で、7日に福島市で記者会見を行う。
6人は国政選挙でも民主党候補を支援していた。県民連合の議員数は21人で、6人が入党すれば民主18人、社民2人、無所属1人の構成になる。
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>>934
そろそろ1年半後の県議選を見据えた動きが始まってきてますかねぇ。
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>>934
総選挙後から青森・石川・沖縄そして福島と諸派や無所属の民主入党意向が相次いでいますね。
次期県議選で福島は岩手と共に民主の第1党が視野に入ってきたのではないでしょうか。
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>>936
お久しぶりッス。
ですよね〜>総選挙後から青森・石川・沖縄そして福島と諸派や無所属の民主入党意向が相次いでいますね。
その辺も纏めて行かなければ。。と,思ってます。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2009/11/05/20091105ddlk07010214000c.html
県都の選択:’09福島市長選 重要課題を探る/上 新庁舎、異論根強く /福島
1日告示された福島市長選には、現職の瀬戸孝則氏(62)=無所属=と新人の共産党県委員、山田裕氏(54)=共産=が立候補した。共に高齢者福祉の充実や子育て支援を掲げ、明確な争点はない。有権者受けする訴えに隠れ、議論が深まらない県都の重要課題を探る。【関雄輔】
◇「全国一」高い水道料金
市役所東隣の約9400平方メートルの工事現場。来年10月の新庁舎完成を目指し、重機がうなる。総事業費179億円。現在、市が抱える最大の事業だ。
現庁舎は1952年に南棟が完成し、6回の増築を重ねた。継ぎはぎの建物をつなぐ廊下は迷路のようで、今時、男女兼用のトイレも残る。老朽化も激しい。職員から「市役所内で道に迷ったという苦情も多く、外壁にはひびが入っている。防災拠点の市役所がこんな状態では……」と、建て替えの必要性を強調する声が上がる。
事業費には、1967年から積み立てた189億円の庁舎整備基金を充てる。「市民の参画意識を高めるため」発行する公募債10億円以外は“貯金”で賄う。比較的健全と言われる市の財政の象徴と言える事業だ。市新庁舎建設課の栗原武弘主任は「借金に頼らない公共事業は珍しい。他県から視察にきた議員も驚いていた」と胸を張る。
しかし「豪華過ぎる」との異論は根強い。行政部門が入る東棟は地上11階、延べ床面積2万7251平方メートル、議場などが入る西棟は同6階、8113平方メートル。現在の3倍近い広さだ。市議の一人は「貯金とはいえ市民が払った税金。これだけの建物が必要なのか。厳しい経済情勢の中、他に優先すべきものがあるのではないか」と批判する。
◇ ◇
10立方メートルあたり2415円−−。健全財政を支える市の別の一面が「全国一高い」と言われる水道料金だ。市民に重い負担を強いている。
自治体によって料金体系が違うため一概に比較できないが、日本水道協会のまとめ(4月1日現在)では、人口10万〜30万人の都市では、2位の佐賀東部水道企業団(佐賀市など)の1995円を大きく超える断トツの1位。最も低い静岡県沼津市は460円という安さだ。一般世帯の1カ月の使用量に近い20立方メートルで比べても4011円で全国4位だ。
市水道局はこの理由に、建設費約2000億円をかけた摺上川ダムから受水していることや、山に囲まれた地形で配水コストがかかることなどを挙げる。同局は、今年から料金の徴収業務を外部委託するなど経費削減を進めている。05年に153人いた水道局職員も124人に減らした。職員は「ファイルの再利用や裏紙の使用など、涙ぐましい努力をしている」と語るが、どれも民間企業では当たり前に行われていることだ。
経費削減の効果もあり、市水道局は来年4月の値下げを検討し始めた。それでも平均的世帯で7%程度にとどまり、「全国一」の汚名はすすげそうにない。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2009/11/06/20091106ddlk07010103000c.html
県都の選択:’09福島市長選 重要課題を探る/下 進む市街地空洞化 /福島
◇問われる市の指導力
JR福島駅北側の一等地にある6階建てビル。5、6階では映画館が営業しているが、1〜4階は空いていて訪れる人はいない。05年にさくら野百貨店(本社・仙台市)が撤退し、市街地空洞化の象徴となった建物だ。
福島市中心部では99年に長崎屋が閉店し、02年にはツタヤ百貨店が倒産。市街地の地盤沈下が深刻だが、議論は低調なままだ。
現職の瀬戸孝則氏(62)=無所属=は、今回の市長選で「あえて市街地活性化をマニフェストに入れなかった。中心部にこだわることが必要なのか」と話す。新人の山田裕氏(54)=共産=は郊外への大型店出店抑制を掲げるが、旧さくら野ビルには「公共的な施設を」と述べるにとどまる。駅前通り商店街振興組合の芦田一理事長(58)は「どちらも避けて通りたいのだろう。やっかいな問題だが、本気で取り組まないと、県庁と市役所しか残らない」と嘆く。
市はこの数年、市街地のにぎわいを取り戻すため、福島学院大の「駅前キャンパス」誘致や、民間マンションを借り上げた市営住宅導入などを進めてきた。しかし活性化には結びついていない。
業を煮やした福島商工会議所などは05年、旧さくら野ビルへの市役所移転を求める約6万8000人分の署名を市に提出。ビルを所有する積水ハウス(大阪市)が市に買い取り要請に来たこともあるが、具体化しなかった。市は今年2月、4階に高齢者向け施設を入居させる案を発表したが、オープン時期は「民間テナントの入居に合わせて」(市都市計画課)という通り、内容が伴っていない。
◇ ◇
市が有効な対策を打ち出せない中、民間から再び新しい動きが出てきた。駅周辺の住民や地権者らが7月、市街地の「再開発推進検討会」を結成。福島駅前に医療施設を誘致するプランを掲げて署名活動を始めた。複合ビルを建設し、老朽化した大原綜合病院の移転や県立医大の外来窓口の誘致を目指す。図書館や子育て支援センター、多目的ホールなどの公的施設も併設し、飲食店などテナントも入れたいという。
署名は既に約2万5000人分が集まり、市長選が終わり次第、市に提出するという。芦田理事長は「市街地を救うには新たな発想が必要。医療機関なら人の流れが生まれるし、街の仕組みが変わる。市のリーダーシップが問われている」と話している。【関雄輔】
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911040002
課題を追う・酒田市長選(上)産業振興
2009年11月04日
∞上海より「遠い土地」
「ガスを止められて風呂にも入れない。電話料金も払えなくなった……」。酒田市の50代の男性は6月、廃品回収会社を辞めた。昨年11月ごろから賃金の支払いが滞りだし、未払い額は計約55万円。失業保険で食いつないでいるが、小学生の娘と80代の母親を養うには足りない。おかずが買えず、海岸でトコブシを取ったこともある。
7月に辞めた70代の同僚男性の未払い額は約100万円。先月辞めた60代男性は約52万円だ。
昨夏の北京五輪までは「鉄くずバブル」で会社の業績は良かったという。だが五輪後のスクラップ価格低迷が直撃した。
男性らは先月、庄内労働基準監督署に相談した。「会社は実質的に倒産し、賃金の支払いは期待できない」と主張し、倒産企業に代わって支払う「未払い賃金立て替え払い制度」の適用を申告した。
50代の男性はハローワークで職を探しているが「資格もない50代では雇ってもらえない。製造業で働きたい」。
ハローワーク酒田によると、管内の有効求人倍率は0・35倍(8月)。同月比では過去9年で最低だ。「製造業の求人が落ち込み、昨年末から求職者が増えた」。改善の兆しは見えていないという。
企業誘致も厳しい。酒田市は山形道酒田インターチェンジに隣接する酒田京田西工業団地を拡張して造成し、新たに05年から分譲している。07年4月には企業誘致対策室も設置した。しかし拡張した工業用地18万1千平方メートルは、まだ1区画しか売れず、電機会社1社の進出にとどまる。
分譲価格は1平方メートル1万7千円で、50%の助成があり実質半額。課税免除や雇用の奨励金もある。それでも「首都圏との交通の便がいい仙台市や岩手県北上市などに勝てない」(同対策室)という。
地場企業も苦しい。昨年9月、旧松山町の縫製会社(従業員約120人)が本社工場を閉鎖した。スカートやパンツを作っていたが、ユニクロなどの低価格衣料に押されて工賃が下がり「やっていけなくなった」と社長(46)。
取引先に言われた言葉が忘れられない。「酒田は上海(しゃん・はい)(中国)より遠い」。大阪から酒田に3人で出張すると約24万円かかるが、上海なら格安チケットで10万円ほどだ。「ただみたいな土地でも企業は来てくれない。酒田でないと作れないもの、特色ある産業を育てるしかない」
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1市3町の合併から4年たった酒田市。8日投票の市長選を前に、待ったなしの市政の課題を追った。(柳沼広幸)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911050003
課題を追う・酒田市長選(中)合併の明暗
2009年11月05日
旧八幡町のヨーグルト工場建設予定地で、進入路をつくる国道側の境界を確認する関係者=酒田市市条
∞旧3町細るサービス
旧八幡町市条の国道345号と市道の交差点近くで10月末、ヨーグルト工場建設予定地の境界確認作業があった。事業者の第三セクター「鳥海やわた観光」と市、国道を管理する県の担当者が、国道側につくる進入路を確認した。
もともと進入路は市道側につくる計画だった。だが幅が狭く路盤強化が必要なため、同社が「幅1〜2メートルの土地を寄付するので整備してほしい」と市に要請したところ、「原因者が負担すべきだ」と突っぱねられた。工事費が膨らまないよう、やむなく国道側に設計を変えたのだ。
旧八幡町長でもある同社社長の後藤孝司さん(63)は憤る。「働く場が減る中、新工場ができるのはすごいこと。町だったら支援しただろう。今回の市の対応で、なぜ酒田に企業が来ないか分かった」
酒田、八幡、平田、松山の1市3町は05年11月に合併して新市になった。合併後3年以内に実施するとした新市建設計画の主要事業は84。ヨーグルト工場もその一つだ。
市幹部は「約束したことはほぼ完了した」と胸を張る。実際、57事業が完了し、継続中が22。概算事業費計約334億円をみると、執行と執行中が99%に達する。
ただ、旧八幡町の公共育成牧場整備(20ヘクタールの草地整備など3700万円)や宅地分譲用地の造成(3区画分で3000万円)など未実施が5事業ある。市企画調整課は「牧場は事業を見直す。宅地は民間開発が基本」との考えだが、後藤さんは「約束が守られないのは不満だ。理由の説明もない」と批判的だ。
合併による「合理化」にも不満の声はある。
旧平田町の農村環境改善センターで先月開かれた「移動教育委員会」。住民代表との懇談会で、男性が発言した。
「合併で一般行政と教育行政が非常に遠くなり、かかわりが薄くなった」
合併で教育委員会も統合され、計20人いた教育委員は5人に。事務局も縮小した。当初は旧3町の総合支所に「教育振興室」を置いたが、今年3月に廃止した。
酒田青年会議所が先月開いた北庄内合併検証総括会で、中村護副市長は「合併は究極の行財政改革」と言い、財政効果などの成果を強調した。
議員は76人から34人に、職員は1076人から996人に減らし、人件費の効果は約66億円、合併後10年間の投資的事業は420億円――。
確かに効果はあった。小さな町のままではタウンセンターや統合保育園の建設などは難しかった。旧松山町は水道料金が大幅に安くなった。
ただ、議員や職員が減った旧町の住民たちが、細やかな行政サービスが失われつつあると感じているのも事実だ。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911060003
課題を追う・酒田市長選(下)駅前開発
2009年11月06日
JR酒田駅(右奥)の前にぽっかり空いたままの開発予定地=酒田市幸町
∞巨大更地12年も滞る
JR酒田駅に初めて降りた人は大概驚く。「何だこの街は……」。駅前にぽっかりと巨大な更地が広がっている。約6500平方メートルある。
鉄道に詳しい地元の男性(67)は「ゆっくりコーヒーを飲むところもない。冬は荒天で列車が遅れることもあるが時間待ちの店もない。こんなにみすぼらしい駅前はない」と嘆く。
駅前の惨状は、市民には見慣れた光景だ。ジャスコが97年8月に撤退し、12年以上も開発が滞る。事業を手掛けた民間開発業者は06年に破産して撤退。やむを得ず市が07年に用地を購入し、別の事業者と新たな開発に取り組む。
市は、広場とバスターミナル(約2200平方メートル)を整備する。残りはにぎわいの創出、交流拠点として民間に活用してもらう。
隣接するホテル「東急イン」のビル所有者ら地元4社の「酒田フロントスクエア開発準備会」がホテル棟(客室150)と商業棟(1階商業施設、2階以上駐車場)の建設を計画中だ。東急インも分譲マンション(30〜40戸)に建て替えて一体的に開発する。総事業費は約30億円に上る。
準備会の1社で資材販売会社の加藤聡社長(47)は「身の丈にあう計画に絞り込み、絶対にやり遂げる。市民の大事な土地。長期的に営業していくことが大切だ」と話す。
市と国の補助金を得て事業計画を策定中で、まとまればホテル棟と商業棟は12年度開業を目指している。市は補助金などで建設を支援する。
駅周辺の課題は他にもある。羽越線の高速化や駅舎の橋上化、東西道路の整備。市議会特別委員会は9月、「市は駅舎や周辺地域の整備基本計画を策定し、JRに協力の働きかけを」と促した。
市中心部の市役所庁舎の改築も課題だ。現庁舎(地下1階地上5階建て、延べ約6600平方メートル)は築45年で、耐震基準を満たしていない。「震度6強の地震がくれば、真っ先につぶれる恐れがある」と市企画調整課は言う。
8月に関係課長が集まって庁舎改築の検討を始めた。来年3月議会にも改築の基金新設を提案し、市民に理解を求めていく。財政的に有利な合併特例債が使える15年度までの建て替えを考えている。
市議の中には批判の声もある。「自分が住む家(庁舎)より、先にやるべきことがあるだろう。市民の多くは駅周辺の開発を最優先で望んでいる。そのめどが立つまで、市庁舎は後回しにすべきだ」。市民はどう判断するだろうか。
(この連載は柳沼広幸が担当しました)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911060001
吉村知事が梅津氏応援 酒田市長選
2009年11月06日
酒田市長選で5日、吉村美栄子知事が、無所属新顔の梅津準士氏(58)=民主、社民、連合山形推薦=の総決起大会に出席し、「学生時代から40年来の知り合い。まじめで誠実な人です。実行力があり、酒田発展のために働いてくれる方です」と支援を呼びかけた。民主、社民両党の国会議員、公明党県本部代表、連合山形幹部らも出席した。
一方、再選を目指す無所属現職の阿部寿一氏(50)=自民推薦=は個人演説会を連日開催。地元選出の自民党3県議や市政与党の市議選候補者らの応援も得て選挙戦を展開している。
市長選にはほかに無所属新顔の堀大常氏(75)が立候補している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091106t51003.htm
酒田市長選 現職VS新人 確執引きずり激戦
演説に聞き入る市民。有権者の選択に注目が集まる=酒田市内
任期満了に伴う山形県酒田市長選の投票日が8日に迫った。3人が立候補したが、事実上、再選を狙う現職の阿部寿一氏(50)=自民推薦=と、無所属新人で元日本豆類基金協会専務理事の梅津準士氏(58)=民主・社民推薦=による一騎打ちで、がっぷり四つに組んだ激戦模様だ。阿部氏と、その市政運営に異を唱える地元有力者らとの「代理戦争」の様相も呈しており、有権者はかたずをのんで勝敗の行方を見守っている。(酒田支局・浅井哲朗)
阿部氏は自民党の後押しを受けながらも、「市民党」を打ち出し、後援会を中心とした選挙戦を展開。2005年の4市町の合併を実績として挙げ、「基礎はできた。総仕上げをさせてほしい」と訴える。
梅津氏は知名度不足を補うように350回を超える個人集会を重ね、「チェンジ酒田」を強調。食と医療を柱とした産業活性化と雇用確保に重点を置き、「昔の活気ある酒田を取り戻したい」と声を張り上げる。
ともに東大法学部出身で、阿部氏は旧建設省、梅津氏は農水省と中央官僚の経歴も共通する。政策はともに具体的で、候補者としての個性も強いが、ある陣営関係者は言う。「阿部氏の実質的な相手は別。この10年ずっと同じ」。梅津氏を擁立した新田嘉一氏(平田牧場会長)を指して言う。
▽人事でこじれ
1999年の旧酒田市長選で、建設省の現職官僚だった当時39歳の阿部氏の擁立に動いたのが新田氏だ。3選を目指す現職を破って初当選した阿部氏を、強力な組織と資金で支えた。だが、「間もなく関係がおかしくなった」(阿部氏陣営の関係者)。副市長人事が発端とされる対立はこじれ、2001年には自ら後援会長職を辞した。
その後、03年、05年の市長選で対立候補を擁立するが、連敗。新田氏は今回、ますます疲弊する地域経済の現状を踏まえ、「このまま酒田をつぶしてはならない」と並々ならぬ闘志を燃やし、陣営を奮い立たせている。
阿部氏の後援会会長代行だった佐藤芳明氏(さくら福祉会理事長)も、同じ旧松山町出身として阿部氏を支えたが、新田氏とともに後援会を離れた。「批判を受け入れない市政運営をめぐり、(阿部氏と)新田さんとの仲は修復できなかった」と明かす。
一方、阿部氏は「悪口や批判の応酬ではなく、クリーンな選挙を」と強調。個人演説会では、応援弁士が過去のそうしたいきさつにも触れながら、候補者としての正統性を訴えてきた。
「阿部さんは公務を調整してまで新田さんの海外視察に同行したこともある。相当気を使っていたのに…」とあるベテラン市議。別の支持者は「選挙の度に市外から(候補者を)連れてこられても」と困惑気味に話す。ただ、昨年の北京五輪の公費出張に見られるように、阿部氏の政治姿勢に対する批判があるのも否めない。
▽継続か刷新か
梅津氏陣営は5日の総決起大会で、吉村美栄子山形県知事、民主党の太田和美衆院議員(福島2区)らを招き、気勢を上げた。吉村知事の応援には、1月の知事選で支援を受けた新田氏への「恩返し」の意味があるのは明らかだ。
阿部氏を支援する元自民党幹事長、加藤紘一衆院議員は、応援に動いていない。選対幹部は「大物議員や政党色は出さないのが、うちのやり方」と強調する。
「継続」か「刷新」か―。両陣営とも「情勢は五分五分」と読む大激戦は最終盤にもつれ込む。
◇酒田市長選立候補者
阿部 寿一50市長 無現(自推)
梅津 準士58元農水省部長 無新(民・社推)
堀 大常75元八幡町議 無新
2009年11月06日金曜日
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>>782>911>>930
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091106_3
山田、稲葉氏が大接戦 一戸町長選終盤の情勢
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任期満了に伴う一戸町長選は8日、投開票が行われる。いずれも無所属で、7選を目指す現職の稲葉暉氏(64)と前町議で新人の山田信行氏(64)=民主党県連、社民党県連合推薦=が3日の告示以来、政策を訴えてきた。岩手日報社取材班と電話世論調査などによる終盤情勢は、民主党の全面支援を受け、現職の多選批判を展開する山田氏と町長6期の実績を訴える稲葉氏が大接戦を繰り広げている。有権者の2割以上が投票する候補を決めかねており、残る2日間の攻防が焦点だ。
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>>945
町長選で終盤情勢とは贅沢ですな。
八幡平は民主負けたし此処も勝ちたいけど2区は自民が硬いからなぁ。
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>>930-931
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091106_2
細井氏が攻勢強める 西和賀町長選終盤の情勢
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任期満了に伴う西和賀町長選は8日、投開票が行われる。いずれも無所属の新人で、元花巻農協常務理事の吉田正志氏(59)と旧湯田町長の細井洋行氏(60)が3日の告示以来、激しい舌戦を繰り広げている。岩手日報社取材班と電話世論調査などによる終盤情勢は、細井氏が地元の湯田地区を固め、沢内地区でも攻勢を強めている。吉田氏は地元の沢内地区で支持を集め、増票に全力を挙げている。投票する候補を決めかねている有権者もおり、残る2日間の攻防が注目される。
(2009/11/06)
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2009hachi-shichousen/rensai_oete/20091027.html
2009年10月27日
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■市政継続・上
小林氏 大差で再選/目標7万票には届かず/後援組織拡充が課題
当選を祝って贈られた花束を高々と掲げ喜ぶ小林氏=25日夜、八戸市沼館1丁目の事務所
八戸市長選が中盤を迎えた21日。自民党、公明党の推薦で再選を目指し出馬した現職・小林眞(59)の選対本部幹部が、同市沼館1丁目の小林選挙事務所に集結した。選対本部長の県議・滝沢求は、小林陣営を覆っていた楽観ムードを一掃しようと声を張り上げた。「投票日前に相手をリードしていても、当日勝てなければ意味がない。気を緩めるな」 小林は、事実上の一騎打ちの相手だった民主党推薦の新人・三浦博司(31)を2万3千票余の差で下したが、得票は6万票をわずかに割った。滝沢は26日の取材に「6万票は目標ライン。おおむねクリアできた」と話した。
しかし複数の関係者は「三浦をダブルスコアで撃破、民主党に大打撃を与えるため、陣営の目標は7万票だった」と明かす。自民党幹事長である大島理森のおひざ元の市長選で自民党の存在感を際だたせることを狙った。
楽観ムードを嘆く
狙い通りの票差で勝てなかった理由を、ある陣営関係者は「告示直後に広がった『小林が三浦をリード』の情報で楽観ムードが漂ってしまった」と嘆く。
小林は個人演説会で「こんな情報が流れるのは選挙妨害に近い。支持者が動かなくなる」と発言、気の緩みに神経をとがらせた。選対本部も事あるごとに陣営の引き締めに力を注いだが「組織末端には届かなかった」(関係者)という。
一方、2005年の前回市長選から小林を支えてきた大島は党幹事長に就任し、今回市長選では18日の出陣式を除き地元入りできなかった。大島は、市長選の告示前に「今回は小林に一人できっちりやってもらう」と漏らし、小林後援会主体の選挙活動に期待した。
「発展途上の政治家」
しかし小林自身が「後援会支部を市内全域に拡大し切れていない」と認めるように、小林が選挙を戦う上で、大島の支援は欠かせない−とみる関係者は多い。
選対幹部の一人は「小林は、行政手腕は一級品でも政治家としては発展途上。
後援会組織をどう拡充させるかが、今後の課題の一つだ」と言い切る。
当選翌日の26日、市庁で開いた臨時会見。小林は「(与党は)公共事業費を3割削減するというが、地方の建設業のことを考えると『子ども手当はもらってもお父さんは失業』という事態が起きないとも言いきれない。地方は厳しくなる」との認識を示した。
自民党の支援を受けて再選を果たした小林は、民主党政権とどう向き合っていくのか。首長の力量が厳しく問われる2期目となる。
25日投開票の市長選で、小林は三浦と千葉和男(61)の無所属2新人の挑戦を退け再選を果たした。市政の「継続か刷新か」をめぐり展開された激戦を振り返る。(敬称略)
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2009hachi-shichousen/rensai_oete/20091028.html
2009年10月28日
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■市政継続・下
三浦氏 出遅れ響き大敗/陣営一枚岩になれず/「政権党」の訴え空回り
大差で敗れ唇をかむ三浦氏(左)と田名部匡代氏=25日夜、八戸市下長1丁目の事務所
八戸市長選告示日の18日午後6時半、同市下長1丁目。民主党推薦候補の三浦博司(31)の選挙事務所に、陣営の要となる関係者が緊急招集された。
参院議員・田名部匡省と衆院議員・田名部匡代の後援会幹部や党県議、市議らおよそ30人。選対本部長の田名部定男が、各組織の動きをかみ合わせるために開いた会合だった。
「県議の動きが鈍い」「相手の現職陣営は力の入れ方が違う。市議の補欠選挙よりも市長選にもっと集中すべきだ」。厳しいやりとりが続いた。
「まだエンジンがかかっていない。動きがバラバラだ」。1時間余りの会合を終えた県議の一人が、険しい表情でつぶやいた。
三浦擁立は民主党系市議団が主導する形で決めた。「市議の独走だ」と県議の一人。別の県議の後援会関係者は告示直前に「出馬自体もマニフェストの内容も全く相談がなく、やる気が起きない」と漏らした。市議団側からすれば「市長選に県議が出る気はないのは確認済み。県議から言われることではない」。しこりを残したまま、陣営は最後まで一枚岩になれなかった。
「後援会の総点検を」
「スタートで一気に乗り切れず、盛り上がれなかった。用意周到に擁立するという組織的な手続きの部分で、ずっと引きずっていたものがある」。大差で三浦が敗れた投開票日の25日夜、田名部定男は報道陣にそう語り「衆院議員、県議、市議それぞれが後援会組織を総点検する必要がある」と強調した。
25日は八戸のほかに全国で多くの選挙があった。参院補選では民主党候補が神奈川と静岡両選挙区で勝利。一方、地方選挙では宮城県知事選などで党推薦の新人が苦杯をなめた。川崎市では参院補選で当選した民主党候補の票が最多だったが、同時に行われた市長選は党推薦の新人が現職に敗北。「風」は地域全体ではなく、いわば選挙ごとに吹いた。地方選挙では「民主」の看板で新人が勝てるほど甘くはない現実を突きつけた。
三浦陣営は政権交代の勢いに乗ろうと「政権与党」の立場を強調し続けた。田名部匡代も三浦の集会で「自民党はこれまでの選挙で政権与党との太いパイプを訴えてきた。政権与党はまさに私たち民主党だ」と訴えた。
だが、新政権下では「パイプ」から特別な地元利益が流れてくる時代ではない。閣僚で唯一八戸入りした国家公安委員長・中井洽は街頭で「私たちは従来の政治のように、『彼(三浦)を市長にしたら八戸に何をするこれをする』というようなことは言わない」と利益誘導を否定した。
首長選も県連対応に
党が掲げる「地域主権」と、三浦陣営の「地方も新政権と歩調を合わせた市政運営を」という主張はそもそもかみ合わず、「政権党」の訴えは空回りを余儀なくされた。
三浦本人は「若さ」で選挙戦を駆け抜け、「一点の悔いもない」と戦いを締めくくったが、告示1カ月余り前の出馬表明という出遅れは最後まで響いた。挙党態勢の組み方も問われる。党県連代表の横山北斗は27日、「準備期間が短く、候補者につらい戦いを強いてしまった。これまで市町村長選の対応は地元の党総支部単位で決めてきたが、これからは党県連全体で対応する態勢に変えていかなければならない」と語った。(敬称略)
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古いけど一関市
http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/item_14468.html
告示迫る市長選 一関市の課題(上) (09/22)
乏しい一体感 協働推進で解決探る
旧7市町村が対等合併し、新「一関市」が誕生して4年。地方交付税の減額見通しや高齢化の進展などから効率的な行財政運営を目指し、市は新たなまちづくりに向けて歩みだした。
だが、中心の一関地域に比べ、周辺部となる6地域住民から聞かれる声は「活気が薄れている」「にぎわうのは一関だけ」など不満が少なくなく、「一体感」の醸成はなかなか進んでいないのが現状だ。
効率的な財政運営で、最も大きなウエートを占める人件費。4月1日現在の職員数は1382人と合併時に比べ194人減り、集中改革プランで示した目標値を1年前倒しで達成している。
市財政課は行財政改革による4年間の財政効果額を、2009年度の見込みを含め67億円と試算。施設運営への指定管理者制度の導入、障害児保育専門員の配置、816事務の県からの権限移譲など、事務事業の見直しで住民サービスも着実に向上している。川崎地域の水源から千厩地域に飲み水を供給する上水道整備事業は、旧市町村の垣根が取り除かれたからこそ実現した事業と言える。
合併効果は目に見える形で上がっているものの、住民の「心」にはほとんど届いていない。精神的一体感の醸成をどう進めるのか。市は導入した「協働」で解決策を見いだそうとしている。
▼△
08年度に設置された協働推進課の菅野佳弘課長は「人と人との信頼関係を築くことが協働。信頼関係があれば一体感は醸成される。事を進める場合でも市民個々に譲り合いの気持ちも生まれ、お互いの納得性が高まる」と説く。
職員、市民対象に勉強会や研修会を重ね、2年目の今年度は市民を交えた検討委員会を設け、一関ならではの協働の在り方、取り組み方法をまとめたアクションプランの策定に乗りだした。
策定委で座長を務める三浦幹夫さん=室根町第12区自治会長=は「市民と市民、行政がばらばらという感じがする。協働のまちづくりを進めるには市民共通の意識のレベルアップ、行政と市民、企業、団体の連携強化、地域特性への配慮が大切」と問題提起。「プランを条例化につなげ、一関らしいまちづくりに生かしてほしい」と願う。
研究が進む藤沢町との合併。近い将来、平泉町との協議も課題に浮上する。合併と協働の“らせん構造”構築が不可欠だ。
任期満了に伴う一関市長選は、27日に告示、10月4日に投開票される。現職が勇退し、新人3人による争いが濃厚。選挙戦を機に市が抱える課題を取り上げ、まちづくりの方向性を探る。(3回続き)【写真】意見を出し合いながら協働推進の在り方を検討するアクションプラン策定委のメンバー。一体感をはぐくむ新たなまちづくりに向け、手探りの中、検討が続く=3日、市役所
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http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/item_14513.html
告示迫る市長選 一関市の課題(下) (09/24)
雇用確保 企業誘致戦略カギに
一関市でも、2008年秋以降の世界的不況は深刻な影を落としている。市民の雇用を支えてきたNECトーキン岩手事業所、ソニーイーエムシーエス千厩テックは共に年内に事業所閉鎖が決定。市の活力維持へ、雇用確保は喫緊の課題となっている。
NECトーキンは従業員180人、千厩テックは従業員590人に派遣社員280人を抱える一大企業。他県の事業所へ配置転換も含めると、合わせて1000人以上もの雇用の場が失われる。一関公共職業安定所がまとめた管内の7月の有効求人倍率は0・25倍。10〜12月末には千厩テックで毎月100人以上の離職が決定している。雇用情勢が一段と厳しさを増す中、即効薬として期待されるのが企業誘致だ。
07年の県工業統計調査によると、市内では2678事業所(従業員4人以上)、従業員は10万2805人で、共に県内2位(06年調査)を誇る。盛岡、仙台両市の中間に位置する地理的な優位性もあり、旧市町村時代からの企業誘致数は90事業所を超える。
市内には既に21の工業団地はあるが、同市滝沢に造成中の一関東第2工業団地では12月、一部区画の分譲開始を予定。中長期的に、新たな工業団地造成に向けた整備構想、基本計画策定にも動き出している。関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)とセントラル自動車が10年秋に本社と工場を移転する宮城県大衡村の中間点として一関の優位性はさらに高まり、自動車産業関係の展開、集積へ今後の期待感も膨らむ。市商工労働部の小野寺正英次長(工業課長)は「付加価値の高い人材を育成しながら、次の段階も見据え新工業団地の整備を進める必要がある」と説明する。
ただ、不景気で思うような誘致も厳しい中、地場企業の育成、誘致企業の拡張、二次展開も雇用確保へ不可欠な要素だ。一関商工会議所の佐藤晄僖副会頭は「市は商店街のイベントに助成金は出しているが、地場企業に対し効果的なことをしているか見えてこない」と指摘。「市は『あの町なら』と夢や希望を持たせるよう、人を引き付ける仕掛けと情報発信が必要。職員はもっと外に出て、市民も提案すべき。中心市街地活性化も長期構想でやってほしい」と提言する。市も雇用の二次展開に向け「支援の在り方や制度の見直しについて検討している」(小野寺次長)という。
地理的優位性を生かしどう企業誘致戦略を描くか、一方で地場企業の育成、誘致企業のフォローアップをどう図るか。雇用確保、まちの活力維持には欠かせない視点だ。
(終わり、市長選取材班)
【写真】12月の分譲一部開始へ造成が進む一関東第2工業団地。新たな工業団地構想もあり、今後の誘致戦略はいかに=一関市滝沢
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酒田市長選どろどろしてて選挙オタク的には面白いですね
>>942
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/135
2007年06月25日月曜日 河北新報
大型店撤退 長引く後遺症 酒田・鶴岡 駅前再生
>かつて、売り場面積当たりの売り上げが東北一だったというジャスコが撤退したのは1997年8月のことだった。店舗はその後廃虚のごとく野ざらしとなり、解体されたのはつい4年前。駅前商店街は寂れ、10万都市の玄関口とは思えない光景が広がっている。
>この間、開発主体として土地建物を取得したのが地元不動産業者らが設立した酒田駅前ビル。酒田信用金庫と二人三脚で高層ビル建設を目指したが、店舗を解体し更地にしただけで計画は頓挫してしまった。
>>944
>阿部氏の後援会会長代行だった佐藤芳明氏(さくら福祉会理事長)も、同じ旧松山町出身として阿部氏を支えたが、新田氏とともに後援会を離れた
新田も佐藤も梅津擁立にかかわってますね
http://74.125.153.132/search?q=cache:JTutVnXlSM0J:jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/08/20090811t51008.htm+%E9%85%92%E7%94%B0%E3%80%80%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%80%80%E3%80%80%E6%96%B0%E7%94%B0%E3%80%80%E4%BD%90%E8%97%A4%E8%8A%B3%E6%98%8E&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
酒田市長選 梅津氏、出馬を表明 選挙戦が確定的
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元農林水産省大臣官房審議官の梅津準士氏(58)が10日、酒田市内で記者会見し、任期満了に伴う酒田市長選(11月1日告示、8日投票)に立候補する意向を正式に表明した。現職の阿部寿一氏(49)は、合併前の市長選を含めて4選を目指し立候補する考えを既に明らかにしており、同市長選は選挙戦となることが確定的となった。
梅津氏は、4月に県の総合政策審議会の委員に委嘱されており、「この仕事をきっかけに、自分の経験と人脈を庄内地方のために役立てたいと思った。企業誘致を進め、人口減少に歯止めをかけたい」と意欲を示した。酒田市については、「(生まれが)隣町で小さいころからなじみがあった。骨を埋めるつもりだ」と強調した。
梅津氏は山形県三川町出身で、東大法学部卒。東京都内に妻と長女の3人暮らし。日本豆類基金協会の専務理事を退職したばかりだという。
政党への推薦要請は行わない見通し。記者会見には平田牧場の新田嘉一会長、さくら福祉会の佐藤芳明理事長が同席し、梅津氏に対する支持を鮮明にした。
阿部氏は前回(2005年)と同様、自民党と連合山形の支援を仰ぐ方針。「さまざまな形で地域づくりに協力してもらえるよう、引き続きお願いしたい」と話す。市議会との関係も良好で、就任10年間の実績をアピールする。
2009年08月11日火曜日
05年選挙結果
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2329
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2333
【開票結果】
当 阿部 寿一 無新 43,333
岡崎 理香 無新 24,839(選管最終)
> 岡崎氏は、地元経済界の一部や、中学、高校時代の同級生らの支援を受け、草の根運動を展開
これが平田牧場なんですね
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>>934-937
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091108-OYT1T00537.htm
民主党:「県民連合」県議5人が入党 /福島
民主党議員などで構成する県議会の会派「県民連合」に所属する無所属の県議5人が7日、民主党に入党した。入党したのは▽副議長の瓜生信一郎(耶麻郡)▽渡部勝博(南会津郡)▽安瀬全孝(田村郡)▽三村博昭(西白河郡)▽立原龍一(東白川郡)−−の5氏で、党籍を持ちながら無所属として活動してきた亀岡義尚氏(伊達郡)も同日から同党県議として活動する。同党所属県議は亀岡氏も含め18人となった。
11年の統一地方選に向けて組織拡大を図る同党県連の要望に応じた。会見した玄葉光一郎・県連代表は「県連の基盤強化に大きなステップだ」と話した。
また玄葉代表は、来夏の参院選で同党の小沢一郎幹事長が「複数区には複数候補」を掲げていることについて「(福島選挙区は改選数が2のため)2人の擁立を求められるかもしれないが、県選出国会議員では『1人必獲』の意見が多数派」と慎重な見方を示した。県連は、来夏で改選となる増子輝彦氏の擁立を前提に準備を進めている。【関雄輔】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091108-OYT8T00195.htm
無所属の6県議民主入り正式表明
県議会第2会派の県民連合の無所属議員6人が7日、福島市内で記者会見し、民主党入党を正式に表明した。
瓜生信一郎、渡部勝博、安瀬全孝、三村博昭、立原龍一、亀岡義尚の6氏で、8月の衆院選などこれまでも民主党候補を応援してきた。
会見に同席した民主党県連の玄葉光一郎代表は「次の県議選で積極的に候補者を擁立する流れなのに、(入党していないと)行動を共にしてきた6人が無所属で、新しく出る人が公認で戦うという事態になりかねない」と述べ、党勢拡大を目指す再来年の県議選を視野に入党を要請していたことを明らかにした。
また、玄葉代表は、来夏の参院選福島選挙区(定数2)での候補者擁立について「(県選出)国会議員の中では『1人必獲』という考えが多数を占めている」と述べ、県連では1議席を確保する意見が主流だとしたうえで、「党本部からは2人目の擁立を求められる可能性もあり、時間をかけて協議せざるを得ない」と語った。
(2009年11月8日 読売新聞)
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200911087
県民連合の5人が民主党に入党/県議会
2009年11月08日 10時05分配信
民主党県連は7日福島市で記者会見を開き、同日付で県議会第2会派の県民連合に所属する無所属議員5人が入党し、党籍を持っている1人が新たに党議員として活動を開始すると発表した。
来年の参院選や知事選、平成23年の統一地方選を控え、県連が課題としている基盤強化が前進した。
入党したのは副議長の瓜生信一郎(耶麻郡)、県民連合幹事長の安瀬全孝(田村郡)、渡部勝博(南会津郡)、三村博昭(西白河郡)、立原龍1(東白川郡)の五議員。
党籍を持つが無所属の立場をとっていた亀岡義尚議員(伊達郡)は党議員として活動する。
県議会の会派別勢力は自民党が26人で、民主党18人と社民党2人と無所属1人を含む県民連合が21人、公明党と共産党が各3人となる。
そのほか、無所属が1人、改進の会が1人。
県民連合は今後も同じ枠組みで活動する。
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>>953
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091108t61003.htm
無所属の県議6人が民主入り 福島
福島県議会の無所属議員6人が7日、民主党入りした。来年の参院選と同県知事選、再来年の県議選に向けた組織強化で、記者会見した民主党県連の玄葉光一郎代表は「県連にとって大きなステップ。国会議員が中心だった県連を県議中心にしたい。参院選、知事選で目標を達成し、県議選では第1会派を目指す」と述べた。
民主党に入党したのは、副議長の瓜生信一郎、安瀬全孝、渡部勝博、三村博昭、立原龍一の5県議。民主党員でありながら無所属として活動していた亀岡義尚県議も民主党所属の議員となった。
同県議会の新しい各党勢力は自民26、民主18、公明3、共産3、社民2、無所属3。
2009年11月08日日曜日
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なんじゃこりゃ
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200911084
契約会社と不通、選挙啓発できず/福島駅東
2009年11月08日 09時53分配信
8日投票の福島市長選で、市選管委がJR福島駅東口の大型ビジョンで放映する予定だった選挙啓発のスポットCMが放映されていなかったことが7日までに分かった。
市によると、告示日の11月1日から7日まで投票を呼び掛けるCMを流す予定だった。
CMの年間契約を結んでいる「トライ・アンド・カンパニー」(本社・郡山市)は10月中旬以降連絡が不通になり、原稿内容を伝えることができずに10月分の別のCMがそのまま流れている。
1回15秒の1日30回で費用は月2万1千円だが、後払いのため実害はない見込みという。
市広報広聴課は「10月分の請求も来ていない。
今後対応を考える」としている。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009110800220
福島市長に瀬戸氏3選
任期満了に伴う福島市長選は8日投開票され、無所属で現職の瀬戸孝則氏(62)=民主、自民、公明、社民推薦=が、共産党公認の新人で党県委員の山田裕氏(54)を破り、3選を確実にした。
瀬戸氏は、行財政改革の推進などを訴えるとともに、2期8年間の実績を強調し、幅広い支持を得た。山田氏は瀬戸陣営の4党相乗りの構図を批判しつつ、水道料金の大幅引き下げなどを掲げたが及ばなかった。
◇福島市長選当選者略歴
瀬戸 孝則氏(せと・たかのり)早稲田大法卒。福島県議会議員などを経て01年11月福島市長に初当選。62歳。福島市出身。当選3回。(2009/11/08-21:18)
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知事の応援の効果並びに多選批判でしょうか?
■酒田市長選(立候補3)
当日有権者数:93,286人 投票率:72.15%(22:15現在、開票率50.22%)
梅津 準士(58) 無新 17,800
阿部 寿一(50) 無現 14,800
堀 大常(75) 無新 1,200
(年齢は投票日基準)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091108_15
細井氏が初当選 西和賀町長選
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任期満了に伴う西和賀町長選は8日投票が行われ、即日開票の結果、旧湯田町長の無職細井洋行氏(60)が元花巻農協常務理事の農業吉田正志氏(59)を破り、初当選を果たした。無所属新人同士の争いとなった今町長選は、再挑戦の細井氏が広く支持を集め、吉田氏に1148票差をつけた。投票率は91・8%だった。
◇西和賀町長選開票結果(選管終了)
当3353票 細井 洋行 60 無新
2205票 吉田 正志 59 無新
(法定得票数1389.5票)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000911080001
一戸町長選は稲葉氏、西和賀は細井氏が当選
2009年11月08日
ともに一騎打ちの選挙となった一戸町長選と西和賀町長選が8日投票、即日開票された。
一戸町長選では現職の稲葉暉氏(64)=無所属=が、新顔の元町議山田信行氏(64)=同、民主、社民推薦=を破り、7選を果たした。当日有権者数は12692人、投票率は80.56%、だった。
当選が決まると稲葉氏は「民主党の勢いはあったが、国政と地方自治は別だと町民は理解してくれた。町民の良識の勝利だ」と語った。7期目については「福祉、産業振興などのソフト対策を進めたい。中央依存でなく、自立した地域の道筋を作りたい」などと抱負を語った。
山田氏は、民主の全面支援を受け、国・県とのパイプを強調、「長期町政のよどみを変える」などと刷新を訴えたが、基盤整備と行財政改革など実績を重ねた稲葉氏の固い地盤を崩しきれなかった。
町長選とあわせて同町議選も投開票された。
●一戸町長選開票結果
候補者名 得票数
当選 稲葉暉 5391
山田信行 4714 (確定。敬称略)
西和賀町長選では、旧湯田町長の細井洋行氏(60)=無所属=が、前花巻農協常務理事の吉田正志氏(59)=同=を破り初当選した。細井氏は旧湯田町の票を固め、旧沢内村にも浸透し激戦を制した。当日有権者数は6097人、投票率は91.80%だった。
細井氏は国保沢内病院を拠点にした地域医療の充実、特徴ある農産物の開発による産業振興、温泉療法による「癒やしの観光地づくり」などを訴えた。旧湯田町長を2期務め、4年前にも立候補。知名度で優位に立ち、旧沢内村の足並みの乱れをついて支持を広げた。
●西和賀町長選開票結果
候補者名 得票数
当選 細井洋行 3353
吉田正志 2205 (確定。敬称略)
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>>957
阿部33千
梅津30千
で現職再選
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現職堅いなぁ。。
東北ではなく全国の傾向ですけど政権交代前の現職落選率の高さは異様だったけど交代後の現職当選率の高さもなかなかっすね。
ガス抜き済んだって感じですねぇ。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000911100005
民主、首長戦で「連敗」
2009年11月10日
7選を決め万歳で喜ぶ稲葉氏(中央)=一戸町の選挙事務所
当選を決め支持者に手を振ってこたえる細井洋行氏=西和賀町湯本の事務所
<一戸町長選に稲葉氏7選>
一戸町長選は8日投票、即日開票され、現職の稲葉暉氏(64)=無所属=が、新顔の元町議山田信行氏(64)=無所属、民主、社民推薦=を破り、7選を果たした。当日有権者数は1万2692人、投票率は80.56%だった。
激しい競り合いの末、677票差で当選した稲葉氏は、同町高善寺の事務所で「民主党の勢いはあったが、国政と地方自治は別だと町民は理解してくれた。町民の良識の勝利だ」と語った。7期目については「福祉、産業振興などのソフト対策を進めたい。中央依存でなく、自立した地域の道筋を作りたい」などと抱負を語った。
「多選批判」を受けた稲葉氏は今回、「過去24年間、改革の連続で批判は当たらない」とかわした。後援会や現職町議10人らの支援を軸に浸透を図った。「国とのパイプ」を示す民主の攻勢には「自主自立が自治の基本」と町民意識に訴えた。
山田氏は、民主の全面支援を受け、国・県とのパイプを強調、「長期町政のよどみを変える」などと刷新を訴えたが、基盤整備と行財政改革など実績を重ねた稲葉氏の固い地盤を崩しきれなかった。
同時に町議選も開票され、16人の新議員が決まった。
◇
<解説>
「多選阻止」を掲げて、民主党が新顔をたてた一戸町長選は、現職の稲葉氏が「政権与党」の攻勢を跳ね返した。告示前から県選出の国会議員を大挙動員して「国・県とのパイプ」などを訴えた民主党の攻勢が、反作用を生んだ要素は否めない。
民主党は選挙戦で、「町民本位の町政実現が最優先」(佐々木順一・県連幹事長)とする一方で、「(政権交代の)流れに逆行し、孤立する市町村があっていいのか」と強調した。「首長を取れば議員はいずれ全員与党」(同県連関係者)と、党勢拡大をにじませた対応に、「かつての自民党のようだ」「これは国政選挙なのか」と戸惑う町民は少なくなかった。
稲葉陣営は「市民の良識が政党の横暴に立ち向かう戦いだ」(稲葉氏)と、これを逆手にとって運動を展開、「町民本位の町政実現」を表看板に掲げて、多選批判や「トップダウン」批判をかわした。
民主党としては、9月の八幡平市長選に続く「連敗」で、「国民の生活が第一」の理念と、党勢拡大という「思惑」のはざまにある課題がまた浮かんだ。年明け以降の地方首長選挙への対応にも微妙な影響を与えそうだ。
◇
<西和賀町長に細井氏>
西和賀町長選は8日投票、即日開票され、旧湯田町長の細井洋行氏(60)=無所属=が、前花巻農協常務理事の吉田正志氏(59)=無所属=を破り初当選した。当日の有権者は6097人、投票率は91・80%だった。
細井氏は旧湯田町の票を固め、旧沢内村にも浸透した。当選が決まると、「広範な支持を得てうれしい。町を一つにし、幅広い意見を吸い上げて町づくりをしたい」と抱負を語った。
細井氏は国保沢内病院を拠点にした地域医療の充実、特徴ある農産物の開発による産業振興、温泉療法による「癒やしの観光地づくり」などを訴えた。西和賀町の合併にかかわり、4年前にも立候補。知名度で優位に立った。
一方、吉田氏は医療、保健、福祉を一体とした包括的な医療の構築、リンドウやキノコを生かした「西和賀型複合農業」の振興などを掲げた。高橋繁町長の「後継候補」として擁立され、告示約1カ月前に立候補を表明。出遅れが響いた。
◇
<解説>
4年前と同様、旧湯田町と旧沢内村出身者による対決となった西和賀町長選は、細井氏が停滞した町の将来に危機感を抱く民意を吸収して圧勝、前回の敗戦の雪辱を果たした。
細井氏は「町政刷新」を掲げ、4年間の高橋町政を批判。リーダーシップを発揮したトップセールスによる町づくりを前面に打ち出した。旧沢内村出身の町議の支援を受け、前回は組織できなかった旧沢内村にも後援会を発足させ、旧町村を超える支持を集めた。民主党が実質的に細井氏支援に回ったことも追い風になった。
吉田氏の立候補は、再選を目指して立候補を表明していた高橋町長の立候補断念によりあわただしく決まり、陣営の態勢を整えるのが遅れた。
西和賀町は過疎化が進み、財政も厳しさを増している。地域の資源を生かしながら町の活性化をどう図るか。新町長には新たな構想力と町民の知恵を結集した町づくりが求められる。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911100005
「変革」より「継続」選択 酒田市長選
2009年11月10日
∞ 阿部氏再選 抜群知名度、逃げ切る
酒田市長選は8日投開票され、無所属現職の阿部寿一氏(50)=自民推薦=が、無所属新顔で元農水省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)=民主、社民、連合山形推薦=と、無所属新顔で元八幡町議の堀大常氏(75)を破って再選を果たした。旧酒田市を含めると4選で、有権者は市政の継続を選んだ。当日有権者数は9万3286人。投票率は72・15%で前回の72・44%を0・29ポイント下回った。
当選から一夜明けた9日、阿部氏は「これほど厳しい選挙はなかった。4年間丁寧に仕事をしてきた。地道に政策を訴え、草の根選挙で市民に推挙いただいた」と喜びを語った。前回より9421票減らし、半数近くは相手候補らの得票になったことには「批判票が多かったことは謙虚に受け止め、誠心誠意仕事をしていく」とした。
阿部氏は、元建設官僚から市長に転身。05年11月に1市3町の合併を成し遂げ、新市の一体化と行財政改革を進め、「借金を減らして蓄えた体力を市民のために使う」と「合併の総仕上げ」を訴えた。厳しい経済や雇用情勢に配慮し、合併特例債を活用して「公共事業をやって景気を刺激し続ける」と主張した。
選挙戦では阿部氏を支えてきた連合山形や一部経済人の離反を招き、市政運営への厳しい批判も受けた。だが、自民党の3県議や合併した旧3町長、市政与党の市議選候補者らと連動し、抜群の知名度を生かして逃げ切った。
一方の梅津氏は、落選が決まった8日夜、「残念ながら力及ばなかった。酒田が現状のままでいいとは考えない。活力を取り戻さなければならない」と述べた。
梅津氏は政財界に影響力を持つ「平田牧場」の新田嘉一会長を後ろ盾に、「産業を振興し、にぎわいのある酒田を取り戻す」と8月に立候補を表明。民主、社民両党の国会議員や連合山形、公明党県本部の幹部に加え、終盤は吉村美栄子知事の応援も受けた。知事選で吉村知事を誕生させ、総選挙で民主や社民を支持した勢力などが梅津氏を支えたが、市政の「チェンジ」は果たせなかった。梅津氏が地元出身でないことや、知名度不足が最後まで響いた。
新田氏は8日夜「県や国とのパイプもない人に市民がなぜ投票したのか。酒田はもたないのでないか」と語った。
選挙戦が激しかっただけに、対立が残ることを懸念する声もある。地元有力企業の社長は「市のトップと県を代表する経営者が別々の方向を向いているのは残念だ。持っている力を市民の幸せのために生かしてほしい」と話す。
(柳沼広幸、清水弟)
◇
同時に投開票された市議選(定数30)は、9日未明にかけて新議員が確定。今回から定数が4削減されて激戦になったが、現職24人、新顔6人が議席を得た。党派別では、共産党が2人、民主党、自民党、公明党が各1人で、他の25人は無所属。女性議員は1人から3人に増えた。投票率は72・14%で前回の72・45%を0・31ポイント下回った。
∞ 阿部氏と連携、吉村知事意向 梅津氏支援「縁」強調
政権交代後、県内初の「与野党対決型」の選挙となった酒田市長選。梅津氏を支援した吉村知事は9日の記者会見で「市民の皆さんの選択を尊重したい。選挙が終わればノーサイド。協力して県政発展に頑張りたい」と述べ、阿部氏と連携する考えを示した。
総選挙に続いて民主系候補を支援したことには「民主党だから応援したわけでない。ご縁があった方」と「縁」を強調。さらに、知事が首長選で特定候補を支援することに対しては「公人でもあり、政治家でもあるので、理解してほしい」と語った。
酒田市出身の民主党の和嶋未希衆院議員は「自民系に比べて民主系市議の少なさが結果に出た。足元を固められなかった」と敗因を分析。連合山形の安達忠一前会長も「地域の中に浸透する力が足りなかった」と振り返った。
一方の自民党は、知事選、総選挙に続く与野党対決型選挙での連敗は食い止めたが、「大きな勝ちではあるが国政選挙とは違う」(県連幹部)と冷静に受け止めている。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000911110001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 福島> 記事
佐藤知事1期目任期あと1年
2009年11月11日
●経済界に実績アピール
佐藤雄平知事の任期は、来年11月11日の満了まであと1年となった。佐藤知事は10日、経済界との懇談会で要望を聞くとともに、3年間の実績も訴えた。元民主党参院議員だけに、国政の政権交代で支持基盤が強まった一方、リーダーシップ不足など手腕を疑問視する声もある。今後、県政のあり方や実績への論議も高まりそうだ。(中川透)
◎再選 態度まだ示さず
「就任して丸3年。地域の活力、安全と安心の確保、快適な環境づくりの三つを進めてきた」。佐藤知事は福島市内であった県商工会議所連合会との懇談会で、約40人の経済界代表を前に自らの県政への理解を求めた。出席した県内各地の商工会議所代表は知事に対し、15項目に及ぶ要望を伝えた。
佐藤知事は06年11月、県発注工事の汚職で辞職した佐藤栄佐久・前知事の後を引き継ぎ、県政のトップに就いた。就任当初、汚職の舞台となった土木行政の透明化と、捜査で揺れた県政の正常化に追われた。入札制度の改革に取り組むとともに、原発問題などで一時対立が先鋭化した国と県の関係修復も図った。
一方で、佐藤知事は10日の懇談会で「昨年は激動の年だった」と振り返り、任期後半の県政を取り巻く環境の厳しさを訴えた。昨夏には福島空港から日本航空(JAL)が撤退を表明。昨秋には世界的な景気悪化の影響で、県内に工場を新設予定のデンソーが着工延期を決めた。様々な予算措置で経済の下支えに努めたが、「思うような状況になっていない」とも述べた。
福島空港を巡ってはこの日、地元の須賀川商工会議所が「福島空港の未来像は問題点が山積している」と指摘。佐藤知事も、県の政策的な空港であると強調し、国内線・国際線ともに利用拡大に努めていることに理解を求めた。
世界的な景気悪化に地方が翻弄(ほんろう)され、県政のかじ取り役には期待も高い。佐藤知事は温厚な人柄で職員の意見に耳を傾ける調整型との評判の一方、自治体や経済界の幹部から「自らの姿勢が見えない」「危機的な状況に対応できていない」などの不満もある。
佐藤知事はまだ再選への意欲を明らかにしていないが、支持母体の連合福島は先月、「2期目の実現をめざしてスタートしたい」(羽田則男・前会長)との声をあげるなど、早くも支援姿勢を表明。8月の衆院選で福島1〜5区ともに民主党議員が当選し、政権交代を実現させるなど、支持基盤は強まっている。
対応が注目されるのは、自民党だ。前回の知事選では、森雅子・現参院議員を候補者として擁立したが、10万票の大差で敗れた。7月の参院選、11月の知事選と来年は大きな選挙が続くだけに、県連の対応が今後の党勢に大きな影響を与えるのは必至だ。
◎「交付金カットなら電気送らぬ」/原発関連、確保意欲
原発立地などに伴って地元に渡る国の交付金について、民主党政権が見直し対象としたことに関し、増子輝彦・経済産業副大臣は10日の福島市内での講演で、「どの程度カットするかわからないが、私は『これをカットしたら東京に電気を送らないからな』と言っている」と述べ、予算確保に努める姿勢を示した。
民主党政権は今週から取り組む「事業仕分け」で、電源立地地域対策交付金を対象にあげ、予算の使い方に無駄がないか検証する。この交付金は原発など発電所の立地地域に多額の財源をもたらしている一方で、無駄を指摘する声もある。増子副大臣は、佐藤知事や原発のある双葉郡の町長らから予算確保の要請を受けたことも述べた。
民主党政権は、子ども手当の創設や農業の戸別所得補償の実施などで多額な財源が新たに必要。このため「税金の無駄遣いをやめ、使い方の優先順位を決めなくてはいけない。今までの自民党政治と同じやり方では意味がなく、時にはおおなたを振るわなくてはいけない」とも述べ、苦しい胸のうちをのぞかせた。
■経済界からあがった県政への主な要望事項
●中小企業対策の充実
金融の円滑化や新規創業の支援などを強化してほしい
●道路の整備促進
国や県の道路予算は減少の一途。十分な整備を進めてほしい
●中心市街地活性化支援の充実
県の支援融資制度の使途拡大や、融資内容の緩和をしてほしい
●観光施設の充実と会議の誘致
昨年の県内観光客は減少した。都市間競争に勝ち残る方策を
●小名浜港の整備促進
近隣の港との競合が激しく、施設の充実や周辺道路の整備を
●白河地区への県立高等技術専門学校の新設
若者の県外流出を防ぎ、地域発展の原動力にしたい
●福島空港の新たな方向性の確立
今年の利用者は前年の6割の見込み。空港の未来像を明確に
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話題多き市長選でした
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20091111127.html
市長選に落ちた直後…トホホな缶ビール万引逮捕
山形県警酒田署は11日、缶ビールなどを万引したとして、窃盗容疑で山形県酒田市常禅寺、無職堀大常容疑者(75)を現行犯逮捕した。堀容疑者は8日投開票の酒田市長選に立候補し落選した。
逮捕容疑は、午後3時40分ごろ、酒田市内のスーパーで缶ビールなど3点(計940円)を盗んだ疑い。
酒田署によると、スーパーの警備員が代金を支払わずに店を出た堀容疑者に声を掛けた。
[ 2009年11月11日 20:0
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/11/8991.html
2009/11/12 木曜日
弘前市職員運動会で波紋? 秘書が市長に傘差し伴走
弘前市役所職員による運動会が今年13年ぶりに復活し10月中旬に行われたが、雨の中、相馬●一市長が秘書に傘を差してもらいながら1500メートル走に参加したことが波紋を広げている。
運動会は市、市職員福利厚生会、市職員労働組合連合会の共催で10月18日に弘前公園レクリエーション広場で行われた。
関係者によると、相馬市長は1500メートル走に参加したが、ちょうど雨が降っており、秘書課職員が相馬市長に傘を差しながら競技途中まで伴走した。
市民からは「市長とはいえ、一人だけ傘を差してもらって走るのは違和感がある」などとする声が上がっているほか、運動会に出席した職員も「びっくりした」「異様な感じがした」としている。
11日の定例会見で相馬市長は「傘はいらないと言った。わたしはもともと走る人なので傘は必要ないが、新型インフルがはやっており雨で冷えると心配してくれてのこと。命令した訳ではない。善意でやってくれたこと」との認識を示した。
副大会長を務めた成田雅幸総務部長は「1500メートル走の参加者は市長以外は若い職員だった」と説明し、秘書の伴走について「公務ではない」と述べた。
※●は金へんに昌
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>>965
「全国前科者共和国」って・・・・・瀬戸ゼリ幸辺りが応援すれば良かったのに(ぉ
当選 33912 阿部 寿一 50 無所属現 酒田市長
30893 梅津 準士 58 無所属新 元農林省局長=民主、社民、連合山形推薦
1593 堀 大常 75 無所属新 元八幡町議 ←この人
万引き:酒田市長選で落選の堀容疑者を逮捕 「全国前科者共和国」主張 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091112ddlk06040118000c.html
11日午後3時40分ごろ、酒田市東大町のスーパー「ヤマザワ東大町店」で、男が代金を払わず缶ビールを持ち外に出たのを警備員が発見。酒田署が窃盗容疑で現行犯逮捕した。男は酒田市常禅寺、無職、堀大常容疑者(75)。堀容疑者は8日投開票された酒田市長選で落選した元候補者。
逮捕容疑は、缶ビール2本と靴下1足(計940円相当)を盗んだとしている。
堀容疑者は自称前科18犯。市長選では「『全国前科者共和国』設立で人口増を図る」などと主張したが、当選者の約20分の1の1593票しか取れず落選した。【林奈緒美】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091114t31010.htm
迫られる戦略見直し 民主岩手県連、首長選で苦戦
一戸町長選で推薦候補が敗れ、硬い表情の工藤県連代表(前列右から2人目)ら
民主党岩手県連が県内首長選で思わぬ苦戦を強いられている。政権交代以降、推薦候補で臨んだ選挙の結果は1勝2敗。負けた2戦は、いずれも政権与党を前面に出した政党選挙で現職に対抗したが、「チェンジ」は起きなかった。県連幹部は「政党政治が前提の選挙手法に住民がなじめなかったようだ」と分析、今後の戦略の見直しが求められそうだ。
<首相からも檄文>
8日に投票が行われた一戸町長選で、党県連が推薦した新人候補の事務所。県連代表を務める工藤堅太郎参院議員は「絶対大丈夫と思っていた。見通しの間違い、わたしの力不足だ」と沈む支持者の前で頭を下げた。
7選を目指す現職に対し、民主が推薦候補を決めたのは9月中旬。鳩山由紀夫首相が檄文(げきぶん)を寄せ、挙党態勢を強調。国会議員や民主党籍を持つ達増拓也知事が何度も駆け付け、「一戸町も国、県との連動を」と訴えた。
<「転換期だから」>
だが、こうした選挙手法には反発もあったようだ。町内の自営業男性(61)は「予算を手に取った脅しにも見える。狭い町に政党を持ち出して対立をあおるのは現実的でない」と語る。
同町長選で民主陣営は現職の多選批判も展開したが、677票及ばず惜敗。推薦した新人が落選した9月の八幡平市長選と同様、県連挙げて取り組んだだけに関係者のショックは大きかった。
「政党政治があいまいだった地方に本格的な政党政治を持ち込んだため、住民に違和感が出た」と工藤代表。「転換期だから」とも振り返った。
8月の衆院選後の首長選で民主の推薦候補が勝利したのは、自民と相乗りになった10月の一関市長選だけ。一戸町長選と同じ今月8日に行われた西和賀町長選では、実質支援した新人の元湯田町長が当選した。
<やはり「どぶ板」>
この二つの首長選は推した候補がいずれも新人ながら、知名度があったり、2度目の挑戦であったりと、短期決戦だった八幡平市長選と一戸町長選とは事情が異なる面もあった。
これまで小沢一郎党幹事長が唱える「どぶ板選挙」で民主王国を築いてきた党県連。ある議員は「短期間で大量にビラをまき、議員を動員しても勝てない。長い時間をかけて地域を歩き、顔を覚えてもらう小沢流の原点に戻るべきではないか」とつぶやく。
県内では今後、二戸市長選(来年1月17日告示、24日投票)や久慈、奥州両市長選(3月7日告示、14日投票)などがあり、与党民主党の模索が続きそうだ。
2009年11月14日土曜日
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091116ddlk06010040000c.html
民主党:米沢で東北議員フォーラム 活動方針を決める /山形
民主党東北地方自治体議員フォーラムが15日、米沢市で始まった。来夏の参院選に掲げる党のマニフェストに地方の意見を反映させるため、東北6県の自治体議員らによる情報交換の場を設けるなどの活動方針を決めた。16日に具体策を協議する。
東北の県議や市町村議ら約200人が参加した。フォーラムの代表世話人、内海太宮城県議は取材に「衆院選でのマニフェストはほとんど国会議員が作った。『地域主権』と言うからには、もっと地方の声を吸い上げてもらいたい」と述べた。
フォーラムは6県連持ち回りで毎年1回開催し、今回は8回目。経済産業政務官の近藤洋介衆院議員や農林水産政務官の舟山康江参院議員による基調講演もあった。【釣田祐喜】
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>>969
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000911160002
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「地方と連係を」民主系議員ら集う
2009年11月16日
民主党東北地方自治体議員フォーラムの第8回総会・研修会が15日、米沢市のホテルで始まり、東北の民主系市町村議ら約180人が集まった。16日まで。
総会では、「地方の声が中央の組織に反映される仕組みが必要。我々は選挙の時の道具に過ぎないのか」と不満の声が上がり、「国会議員と地方議員がしっかり連係をとらなければいけない」などと意見が出た。さらに「総選挙での民主の勝利は、自民の敵失によるもの。民主党の底上げが必要だ」との指摘もあり、党員やサポーターを増やす方針も確認した。
研修会では、経済産業省の近藤洋介政務官が「地域経済と中小企業政策」と題して講演。検討中の貸し渋り対策法案の内容を紹介し、省エネ型の街づくりにも意欲を示した。
農林水産省の舟山康江政務官は農業の戸別所得補償制度について「田園風景や農村集落の維持にも貢献している農家に対し、対価を支払う意味もある」と説明したうえで、「自民党時代の生産規模の拡大を否定するわけではないが、急激に行うと農家が壊れてしまう」などと述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20091116-OYT8T01304.htm
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県、民主パイプ構築に汗
陳情窓口 県連に一本化で
民主党が県連を窓口とする新しい陳情の仕組みを決めたことで、県が行う政府への陳情活動は大きく変わりそうだ。民主党はこれまで主流だった中央省庁への陳情は認めない方向だ。県は来年度の政府の予算編成に向け、民主党国会議員との人脈作りや他県の情報収集に追われている。
民主党が提唱する新しい陳情の仕組みは、各都道府県連で陳情を受け付け、党本部の幹事長室が集約。幹事長室が各省庁の政務三役に要望を伝えるというものだ。民主党には、来年の参院選を控え、付き合いの薄かった自治体や業界団体と関係を深めたいとの思惑が背景にある。
県は自民党政権時代、二つのルートで陳情を行っていた。一つは政党で、県選出の与野党国会議員が一堂に会する要望会議を設けた上で、政権党であった自民党議員に特に働きかけていた。もう一つは「霞が関詣で」で、政府の予算編成が佳境を迎える11月後半から、知事や県幹部が中央省庁の大臣や局長クラスを訪ねて予算要望を伝えていた。
県がとまどうのは、民主党が陳情窓口を党サイドに一本化したため、「霞が関詣で」を認めない方針であることだ。県は「政権が代わっても、地方の実情は直接伝えたい」として、各省庁に、その可能性を打診した。しかし、省庁側からの返事は、及び腰で芳しくなかった。「民主党への遠慮」(県幹部)を強く感じたという。
残された政党ルートで、県は、国会議員への要望会議を29日開くことにはこぎつけた。この会議で出た要望を、民主党県連は幹事長室に伝えることになる。
ただ、その後の陳情の処理は民主党内の手続きになるため、県は、県内選出議員らと水面下で接触を始めている。民主党幹事長室や県連とのパイプの太さが、陳情の実現を大きく左右すると考えるためだ。
佐竹知事は秋田市長時代に全国市長会の会長を務めており、その時培った民主党幹部など中央との人脈をフルに生かす意向だ。
滋賀県の嘉田知事や宮崎県の東国原知事はすでに民主党幹事長室を訪れ、陳情を行うことに成功した。県は、こうした他県と情報交換しながら、知事の党本部への陳情を検討している。
(2009年11月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091119-OYT8T00035.htm
ホーム>地域>福島
知事任期残り1年 再出馬前提各党動く
本人、意思明確にせず
記者会見する佐藤知事(県庁で) 任期が残り1年を切った佐藤知事は18日、県庁での定例記者会見で、来秋の知事選の対応について「県政を1歩1歩進める」と述べるにとどめ、再選に向けた出馬の意思は明確にしなかった。だが、各党は既に知事が出馬することを前提に、選挙戦に向けて動き出している。(三浦真)
来年11月11日で任期満了を迎える知事に、報道陣が3年間の感想と再出馬の意思を尋ねた。
知事は出馬について、「(来年度にスタートする)県総合計画を1歩1歩進めていくのが今の与えられた役割だ」と述べた。これまでの実績については、「県の営業本部長として企業誘致、観光PR、県産品販売などで営業をさせていただいた」と述べ、地域経済の活性化に尽力したことを強調した。
3年前は、民主党参院議員を辞職して知事選に臨んだ佐藤知事。民主党県連は、この時も社民党と共に推薦したことから、引き続き“与党”として支持する方針だ。政権交代を果たした民主党にとって、次の狙いは来夏の参院選での勝利と地方組織の拡充。このため、県連には佐藤県政の継続が望ましく、再出馬を前提とした動きを始めている。
今月7日には第2会派の県民連合に所属する県議6人が民主党入りを発表。党所属県議は18人となり、最大勢力の自民党(26人)に近づき、与党としての存在感を増しつつある。
衆院議員の玄葉光一郎県連代表は、2011年の県議選に向けて「最低でも第1会派になることが目標。与党として過半数を得ていく」と、足場固めを図る考えだ。
これに対し、自民党は候補擁立を模索する動きがあるものの、現状は「白紙」だ。先の衆院選で県内選出議員は6人から1人に激減。県内に五つある小選挙区の支部長も1、2区しか決まっておらず、「知事選を戦うだけの態勢ができていない」(県連関係者)という現状がある。
県議の斎藤健治県連幹事長は佐藤知事の3年間を100点満点で「60点」とする。斎藤幹事長は企業誘致などの実績で評価する一方、国との関係で「泥をかぶって対決してでも、という姿勢が足りない」と、リーダーシップの欠如を指摘する。中でも、国の補正予算見直しで、地域医療再生臨時特例交付金のうち本県分として見込んでいた80億円がカットされた問題を挙げ、「民主党系の知事であっても堂々と国に反論しないといけない」と注文する。
また、前回選挙で推薦候補を立てた共産党は、今回も対抗馬の擁立を検討している。県委員会の最上清治委員長は、前知事時代の大型公共事業中心の政策を踏襲しているとして、「前知事と何も変わっていない」と批判。「政権の変化に対する県民の期待に応えられていない。“赤点”だろう」と厳しい評価を下している。
(2009年11月19日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000911210002
南相馬市長選 民主系会派代表
2009年11月21日
●桜井市議出馬へ
来年1月10日告示、17日投開票の南相馬市長選に、同市議の桜井勝延氏(53)が立候補を決め、20日に記者会見した。桜井氏は無所属で出る予定だが、現在、民主党系の市議会会派「改革21」代表を務め、党第1区総支部の推薦を受ける予定という。連合の地区組織への支援要請も今後、考えたいとしている。
同市長選には、現職で再選をめざす渡辺一成氏(65)が立候補を表明しており、これで選挙戦が行われることが確実になった。
桜井氏は会見で「現市政が合併特例債をつぎ込みハコモノ行政を進めた結果、市財政が悪化する状況を招いた」と批判。「財政の立て直しが急務だ」とし、市長選を「市民が主役となって市政の大転換を図るための選挙」と位置付けた。市財政の窮状を訴え、財政再建へ市民の協力を得る意味で、退職金を含めた市長報酬の50%カットをマニフェストに掲げる。
会見に同席した党第1区総支部の渡部一夫副幹事長は、桜井氏の表明について「総選挙で国民は政権交代を選んだ。党は地方選挙においても民意に応える必要がある」と述べた。
また、会見に同席した元市議の一般廃棄物処理業、水井清光氏(71)は、市長選と同日の同市議補選原町選挙区(被選挙数2)に民主党公認で立候補することを表明した。同補選には、共産党県委員で元市議の荒木千恵子氏(60)が立候補を表明している。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091121d
松浦氏を次期代表へ、民主党県連 寺田氏は出馬せず
任期満了に伴う民主党県連代表選挙が20日告示され、立候補を届け出たのは参院議員の松浦大悟幹事長だけで、事実上、松浦幹事長が次期県連代表に決まった。寺田学代表(衆院秋田1区)は、国会での仕事が忙しくなったことを理由に立候補しなかった。
松浦幹事長は、12月6日開かれる県連大会での承認を経て、正式に就任する。任期は1年。就任後、新代表が県連の新しい副代表、幹事長を決め、新体制が船出する。松浦氏は2007年の参院選で初当選。08年9月に民主党入りし、同年12月から県連幹事長を務める。
松浦幹事長は「政権が新しくなり、不安を感じている県民にしっかり説明し、理解してもらえるように努めたい」と述べた。
(2009/11/21 10:08 更新)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091122t11014.htm
民主宮城県連代表選 桜井氏が立候補断念
民主党宮城県連が12月6日の定期大会で行う代表選で、立候補の意思を固めていた県連副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=が一転、立候補を断念したことが21日、分かった。立候補受け付けの締め切りは24日で、県連内には元代表の安住淳衆院議員(47)=5区=を次期代表に推す声がある。
桜井氏は河北新報社の取材に対し「県連改革を求める若い議員らの声に推され代表をやらせてもらいたいと思ったが、反対勢力の抵抗が想像以上に強く身を引くことにした」と語った。立候補断念に至った経緯について、「県選出国会議員の一人から『県連内の混乱を避けるため、立候補しないでほしい』と強く要請された」と明かした。
代表選立候補に期待した若手地方議員らと近く、県連改革などの勉強会を発足させる考えも明らかにした。
桜井氏は来年夏の参院選で改選を迎え、3選を目指して立候補する。民主党は改選数2の宮城選挙区で2人目の公認候補擁立を目指している。
代表選は、現代表の岡崎トミ子参院議員(65)=宮城選挙区=が10月の知事選惨敗の責任を取り任期満了で退任することに伴って行われる。
政権党になって初の代表選だが、桜井氏の立候補断念により現時点で代表に意欲のある人はいなくなり、県連は混迷の度合いを深めている。
2009年11月22日日曜日
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>>975
桜井vs安住はそれぞれ何派と何派の争いなんですかねぇ??
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>>974
寺田が一歩引くことで鈴木氏との悶着が沈静化すると良いんですけど。。
多分,松浦氏なら鈴木氏と融和的ですよね。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091124t11022.htm
民主県連 安住氏、代表復帰へ 無投票当選の見込み
民主党宮城県連が12月6日の定期大会で行う代表選で、元代表の安住淳衆院議員(47)=宮城5区=が立候補の意思を固め、4年ぶりに代表復帰する見通しとなったことが23日、分かった。
安住氏は立候補受け付けが締め切られる24日、県連の選挙管理委員会へ正式に届け出る。安住氏のほかに立候補の動きはなく、党国会議員団や県議団なども代表就任を了承したといい、無投票で当選が決まる見込み。
安住氏は石巻市出身で早大卒。NHK記者を経て1996年の衆院選で初当選した。現在5期目で衆院安全保障委員長を務める。旧民主党みやぎ、民主党県連の幹事長などを歴任し、2003年6月から05年12月まで県連代表として03年、05年の衆院選などを指揮した。
今回の代表選は現代表の岡崎トミ子参院議員(65)=宮城選挙区=が10月の知事選惨敗の責任を取り、任期満了で退任するのに伴って行われる。
政権党となり初の代表選で、当初は副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=が立候補の意思を固めたが、県連内の一部の反発を受けて断念。国会議員らが安住氏に代表復帰を働き掛けた。
2009年11月24日火曜日
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桜井就任に反対したのは参院の誰かでしょうねえ
衆院はアズミン以外新人だし・・・
↓民主党宮城県連所属国会議員
■衆院
郡 和子 (2)
斎藤 恭紀(1)
橋本 清仁(2)
石山 敬貴(1)
安住 淳 (5)
■参院
岡崎 トミ子
櫻井 充
今野東
大石正光
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あざーっす。
岡トミさん+今野辺りでしょーかねぇ。
あんま県連に対立とか内包してるよーには見えなかったですけど、知事選での候補者詮衡でもなんかだめだめだったし、桜井氏はその辺に批判的だったんでしょうかねぇ?
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>>980-981
社会党時代からの国会議員・県会議員って感じでしょうか?
>県連内の一部守旧派が猛反発し「桜井降ろし」に動いた。
>民主党は旧社会党、旧民社党、旧自由党など出自が異なる議員の寄り合い所帯。
>県連幹部は「民主党結成後に国会議員となった桜井氏らが台頭することを感情的に拒否する幹部もいる」と言う。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091125t11041.htm
民主宮城県連代表に安住氏復帰へ 新鮮味欠く交代劇
安住氏の代表復帰が報告された常任幹事会で、県連の一致結束を呼び掛ける岡崎代表=24日午後6時ごろ、仙台市青葉区
民主党宮城県連(岡崎トミ子代表)の代表選は24日、立候補受け付けが締め切られ、元代表の安住淳衆院議員(47)=宮城5区=が名乗りを上げ、無投票で代表復帰が決まった。12月6日の定期大会で正式に承認される。政権党として新たな体制で県連組織の強化を目指す流れはあったが、人選をめぐり県連内は分裂。安住氏の再登板で事態の収拾が図られ、新鮮味を欠く交代劇となった。
「党県連が新しくなったと感じられる体制になると思う」。仙台市内で24日開かれた常任幹事会後、記者会見した岡崎代表は安住氏の代表復帰への期待感を示した。
代表選は当初、副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=が立候補に意欲を示した。「地域組織を充実させ、政策立案能力を高める」と県連改革を訴え、一部の国会議員や若手地方議員が支持に回った。
これに県連内の一部守旧派が猛反発し「桜井降ろし」に動いた。関係者によると、国会議員を回り「桜井代表」に反対するよう促した幹部もいたという。
問題視されたのは、桜井氏が来年夏の参院選で改選を迎え3選を目指して立候補する点だ。党は改選数2の宮城選挙区で2人目の候補者を擁立する方針。守旧派の1人は「2議席獲得に責任がある代表が候補者ではまずい」と指摘する。
民主党は旧社会党、旧民社党、旧自由党など出自が異なる議員の寄り合い所帯。県連幹部は「民主党結成後に国会議員となった桜井氏らが台頭することを感情的に拒否する幹部もいる」と言う。
「混乱を避けるため立候補しないでほしい」。11月中旬、ある国会議員にこう忠告された桜井氏は「周囲が翻意した」と受け止め立候補を断念。国会議員の有志らは経験豊富な安住氏に白羽の矢を立てた。
代表選は、岡崎氏が10月の知事選で惨敗した責任を取り任期満了で退任するのに伴う。長年、県連の顔だった岡崎氏が退いて世代交代が進むとみられたが、知事選の候補者擁立に深くかかわった安住氏が後任に就くことに、「何ら代わり映えしない」との批判もある。
県連幹部の1人は「政権党の県連として生まれ変われず、参院選へしこりを残した。せめて幹事長ら幹部に多様な人材を起用しないと、党組織の強化どころではない」と語った。
2009年11月25日水曜日
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/11/9177.html
川村県議が弘前市長選への出馬を検討
来年4月の弘前市長選について、同市選出の川村悟県議(61)=クラブ林檎=は24日、支持者の声を踏まえ、出馬を検討する考えを示した。同日市内で開いた県政報告会で「出ない公算が大変強い」としながらも「(出馬を求める)声が強いので、もう少しいろんな人の声を聞き、私なりに悔いのない判断をしたい」と述べた。
川村氏は市議3期を経た後、県議選2度目の挑戦となる2007年に初当選し、現在1期目。24日の県政報告会には支持者約300人が出席した。
川村氏は県政の課題への取り組みや提言を述べた後、弘前市長選について言及。
「いろんな人から立候補してはどうかと話をいただいている」と明かし、一方で「県議1期目の途中であり、1、2期を全うした後に考えてもいいとの話もある」と説明した。
「市長選は身内や関係者の全面的支援がないと戦えない」と強調し、「出ない公算が大変強いが、(出馬を求める)声が強いのでもう少しいろんな人の声を聞き、私なりに悔いのない判断をしたい」と述べた。
この後の取材に対し川村氏は「出馬によって後援会組織が割れては迷惑をかける。自分では時期尚早と思っているが、出馬を求める声があるのは事実のため、後援会と相談して話を聞いた上で最終判断したい」と述べ、年内にも結論を出す考えを示した。
来春の弘前市長選には現職で再選を目指す相馬●一氏(73)と前副市長の葛西憲之氏(63)の2人が出馬を表明している。
※●は金へんに昌
【写真説明】川村悟県議
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>>980-982
>関係者によると、県連内の一部に「自民党議員らと距離が近い」などと見る向きがあり、就任を懸念する声が噴出
>親しい今野東参院議員(61)や郡氏からも自重を促され、断念することにしたという
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000911250002
県連代表安住氏再び
2009年11月25日
民主党県連の新代表に、宮城5区選出の安住淳衆院議員(47)が就くことが24日、内定した。この日は代表選の立候補締め切り日で、同僚議員らに推されるかたちで安住氏がただ1人届け出たためだ。同日夜には県連の常任幹事会が開かれ、県内での陳情の受け皿となる「みやぎ政策会議」の設置も決めた。(箕田拓太、乗京真知)
10月の知事選での大敗の責任も取って辞任する岡崎トミ子参院議員(65)の後釜となる新代表には、もともと桜井充参院議員(53)が意欲を見せていたが、県連内の反発などから最終的に立候補を断念。衆院2期目の郡和子議員(52)らを推す動きもあったが、本人が固辞したという。
結局、国会議員、県議、仙台市議の総意として、衆院5期目で経験豊富な安住氏に代表就任を求めることで一致。無投票で、安住氏の05年以来の代表復帰が内定した。任期は2年で、来月6日の県連大会で正式に承認される。
安住氏は24日午後、朝日新聞の取材に「政権政党として、要望や陳情を広く受け入れることが大事」などと抱負を語った。一方で「代表を私と岡崎さんだけで回してきたが、こんな例は全国を見てもない。若手から出してもらうよう伝えていた」と語り、衆院で安全保障委員長を務めることなどから「仙台に頻繁に戻れるかどうか」と困惑も隠さなかった。
県連は、今月上旬に立候補を公言した桜井氏をめぐって揺れた。関係者によると、県連内の一部に「自民党議員らと距離が近い」などと見る向きがあり、就任を懸念する声が噴出。桜井氏は来夏の参院選(改選数2)で改選を迎えることもあって「(2人を擁立するうえで)候補者間の調整業務ができない」と、親しい今野東参院議員(61)や郡氏からも自重を促され、断念することにしたという。
「県連に権力はない。所属議員がチームワークよくやることが大事」。安住氏も取材に対し、混乱収拾を図っての立候補だったことを強くにじませた。
24日夜の県連常任幹事会では、桜井氏を参院選の公認候補の一人として党に申請することを正式に確認。2議席独占へ向け、ようやくギアを入れ始めた。
●陳情受ける窓口設置
県連が陳情・要望の受け皿となる窓口として設置を決めた「みやぎ政策会議」。県選出の国会議員や地元県議らが県内の自治体や企業、団体などからの陳情・要望を聞き取って政策会議に集約、そのうえで党本部に報告し、各省庁の政務三役に取り次ぐ。議員が地元で陳情を処理することで、地方の組織強化も狙う。
党本部の陳情一本化方針を受けた決定。政策会議は、同党の全国会議員と県連幹部、県議団や仙台市議団の代表らで構成する。陳情・要望は、まず地元選出の議員らが聞き取る。陳情・要望が直接、国会議員に寄せられた場合も原則として政策会議に報告する。
政策会議は、マニフェストとの整合性や緊急性などを勘案し、精査したうえで党本部に報告を上げるという。今後、陳情のやり方について自治体や団体への説明会を開く。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000911280004
桜井代表代行、郡幹事長が内定/民主県連
2009年11月28日
民主党県連の新執行部人事が固まったことが27日、県連関係者への取材でわかった。宮城5区の安住淳衆院議員(47)の4年ぶりの代表復帰はすでに内定していたが、空席になっている代表代行に桜井充参院議員(53)、幹事長には1区の郡和子衆院議員(52)が起用される。国会議員による「トロイカ体制」は、2議席独占を狙う来夏の参院選以降の、世代交代を見据えた人事と言えそうだ。
安住氏の代表就任は24日の県連常任幹事会で内定。ただ98年の県連発足以来、代表経験者は現代表の岡崎トミ子参院議員(65)と安住氏しかいないため、安住氏は朝日新聞の取材に対し「今後は、代表を国会議員が交代で務める体制をつくらなくてはならない」と世代交代の必要性を訴えていた。
県連関係者によると、代表代行のポストが復活するのは、98年の県連発足時以来という。関係者が「将来、県連の中核になる」と期待する国政2期目の桜井、郡両氏を幹部として起用し、次期代表候補として経験を積ませる狙いがあるとみられる。執行部人事は、来月6日の県連大会で正式に承認される。
安住氏は、県内の陳情・要望を集約、精査する県連の新組織「みやぎ政策会議」の議長も兼任する見通しだ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091129t11022.htm
幹事長に郡氏起用 民主宮城県連、役員人事本格化
民主党宮城県連(岡崎トミ子代表)の役員人事は28日、幹事長に郡和子衆院議員(52)=宮城1区=を起用することが固まった。12月6日の定期大会に向け、選対委員長や政調会長などの人選も本格化しており、新執行部の顔触れが注目される。
郡氏は2005年の衆院選比例東北で初当選した。今年8月の衆院選宮城1区で再選し、現在2期目。県連副代表を務める。
空席の代表代行には桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=を充てる方向で調整が進んでいる。
桜井氏は1998年の参院選宮城選挙区で初当選し、現在2期目。党参院政審会長、県連副代表を務める。今月24日締め切られた代表選への立候補に一時、意欲を見せた。
役員人事では、岡崎代表が10月の知事選で惨敗した責任を取り、任期満了で退任する意向を表明。元代表の安住淳衆院議員(47)=宮城5区=が4年ぶりに代表復帰することが内定している。
98年の結党以来、代表に就いたのは岡崎氏と安住氏だけ。県連は来年夏の参院選宮城選挙区(改選数2)で、2議席独占を目指しており、当面は経験豊富な安住氏の手腕に期待が集まるが、参院選以降は役員の世代交代が進む可能性もある。
人事案は新代表となる安住氏が定期大会に提出し、承認される見通し。
安住氏は取材に対し、「郡氏や桜井氏はこれから県連の中核を担う存在。代わり映えのする顔触れの執行部になる」と強調した。
2009年11月29日日曜日
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>>114ほか過去記事だけど 結果は小山田の圧勝
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2008/12/12/new0812121101.htm
混迷の度深める十和田市長選の構図探る(2008/12/12)
任期満了に伴う十和田市長選は二〇〇九年一月十一日に告示され、同十八日に投票が行われる。これまでに、旧市の市長時代を含め通算四選を目指す現職中野渡春雄氏(71)と元青森県職員の新人小山田久氏(62)、同市選出の元県議で新人中村友信氏(53)が立候補を表明、保守による三つどもえとなる公算が大きい。告示まで一カ月を切った選挙戦の構図を探った。
「中村さんが出るのは自由だが、どちらの票を食うのか。先が見えなくなった。安心は禁物だ」
四日に開かれた小山田氏の総決起大会。中野渡、小山田両氏による現新一騎打ちの構図が“第三の候補釤である中村氏の参戦で一変し、現職への批判票を当て込んでいた小山田陣営の幹部は危機感をあらわにした。
保守勢力の強い市政界は、三氏の出馬表明で混迷の度を深めている。中でも市議会(定数二六)は中野渡、小山田両氏の支持をめぐって事実上二分、日増しに緊張感が高まっている。
市議会与党会派はこれまで中野渡氏を支援してきたが、与党最大会派の高志会(九人)で、市政運営に不満を漏らした自民党系などの五人が小山田氏支持を表明。同氏擁立に動いた野党会派の市政・社民クラブ(七人)の六人と手を組み、現職に反旗を翻した。
現職を支持しているのは、高志会の残る四人と、与党第二会派の明政一心会(八人)の七人だ。市議会での中野渡、小山田両陣営の勢力は共に十一人と拮抗(きっこう)しており、会派再編の可能性も浮上する。
□ □
地元選出の自民党県議の対応も分かれた。県議会議長となった田中順造県議は中野渡氏の選対本部長に就任。丸井裕県議は小山田氏の支持を鮮明にし、市長選は田中、丸井両県議の“代理戦争釤の様相を呈している。
「売られた戦いは受けて立つ。まちづくりの集大成として四期目の必勝を期す」(田中県議)「これからは経営型の行政だ。農業を発展させる専門家に市長になっていただきたい」(丸井県議)と互いに火花を散らす。
過熱する中野渡、小山田両陣営の戦いに突如、割って入る形となった中村氏。出馬を最終決定した先月二十九日の後援会幹部会では「もう少し充電すべきでは」と難色を示す声も上がったが、本人の意思は固かった。
中村陣営のある関係者は「敗戦が続き、このままでは存在感が薄れてしまう。政治家は常に戦い続けなければならない。その気持ちの表れではないか」と決断の背景を読む。
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市内の自民党勢力が分裂含みの動きを見せる中、地元選出で自民党衆院議員の江渡聡徳氏は現在、支持の態度を明確にしていない。本紙の取材に対しても「思慮している段階」と述べるにとどめる。
ただ、江渡氏が公務のため欠席した両氏の事務所開きでは、微妙な対応の違いが浮き彫りとなった。小山田氏には自身の後援会連合会長が代理で出席したものの、中野渡陣営に顔を出したのは後援会事務所長だった。
後援会連合会長と事務所長という「格の差」に加え、江渡氏が次期衆院選用に借りていた選挙事務所は衆院選先送りで閉鎖後、小山田陣営が受け継ぐ形で使用。高志会会長で、江渡氏の叔父に当たる江渡龍博市議が小山田氏の後援会筆頭副会長に就任している。
「小山田氏寄り」とも受け取られかねない江渡氏側の動きに、中野渡陣営は神経をとがらせており、ある幹部は「市長選の結果次第では江渡氏の求心力にも影響が出るだろう」と、次期衆院選をにらみ江渡氏を“けん制”する。
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民主系国会議員6人と意見交換会 秋田経済同友会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091129c
秋田経済同友会は28日、秋田市のルポールみずほで本県の民主党系国会議員6人との意見交換会を開いた。自治体や業界団体による国への要望の受け付け方法について意見を交わしたほか、景気回復に向けた経済対策を要望した。
民主党は自治体や業界団体からの陳情を国会議員や県連が受け付け、党本部の幹事長室が一元的に取りまとめることとしている。同友会はこれまで各国会議員と個別に意見交換していたが、政権交代を受け、一堂に会して意見を交わす場を設けるよう民主党県連に申し入れていた。
意見交換では、民主党の新たな陳情システムについて「生の声を直接聞いてもらうのが、政策実現への手っ取り早い道だと思う。要望をどのように受け付けて処理していくのか」といった質問や、「要望が県連を通じて党本部に上げられる過程でどうなるのか、透明性の確保が課題。県民に見える形でやってほしい」との意見が出された。
県連の寺田学代表は「窓口が国会議員という点は変わっていない。(省庁との間に)党本部が入ることが変更点。要望はそれぞれ大事なもので、県連よりも党本部で重点化した方が良いという意見もあったが、(指摘を)重要な示唆として受け止めたい」と説明した。
(2009/11/29 09:49 更新)
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>>966
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091201085407.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
2009年12月1日(火)
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弘前市長発言拒否、記録から欠落
弘前市が11月11日開いた相馬〓一(しょういち)市長の定例記者会見で、弘前駅前の複合商業施設「ジョッパル」への対応を問われた市長が、記者から「相馬さん」と呼ばれたことに反発、発言を拒む場面があった。市は26日、会見録を市のウェブサイトに掲出したが、このやりとりは欠落していた。広報広聴課は「趣旨を損なわない範囲で重複した言葉遣いなどを整理した」(対馬昇悟課長)と説明している。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」
会見では弘前記者会加盟社の記者が、ジョッパルへの対応をめぐり「市長さんにあらためてうかがいたいが、相馬さんとして、何らかの形で市の役割を果たしていきたいとお考えでしょうか」と質問。相馬市長は「あなたが今、相馬さんと言ったから、市長として答えることはない。私は個人では答えられない」と語気を強めた。
記者が「相馬市長は…」と同じ質問を繰り返すと市長は見解を述べたが、この間、約30秒のやりとりは会見録に収録されなかった。
対馬課長は30日の取材に対し、市長から会見録の扱いについて指示はなかったと語り、「どんな整理が適切か今後、検討したい」と強調した。同市は今年4月分から市長定例会見録を公開している。
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http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws5195
どう動く、大船渡市長選 4期現職の去就焦点
任期満了まで残り1年
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大船渡市の甘竹勝郎市長(66)は、二日で四期目の任期を一年残すだけとなった。次期市長選を見据え、市長の去就に関心が集まっている。現在は意志を明確に示しておらず、今後は他候補の動きにも影響を与える態度表明時期がいつになるかも焦点の一つ。改選に向けた動きは現時点では表面化していないが、多選の弊害もささやかれるだけに、現在のところは現職以外にも、複数の選挙経験者に注目が向けられている。
現職の甘竹氏は、現在四期目。平成六年の市長選に市議を辞して立候補し初当選。二期目、三期目は元市議・細川武人氏(73)との一騎打ちを制し、十八年の前回選では、大手ゼネコンを退職して臨んだ戸田公明氏(60)を下した。
今任期では外貿定期コンテナ航路の就航、全国規模の海の祭典「海フェスタ」の開催、市民文化会館の完成、新大船渡魚市場の着工など大型事業を積極的に展開。一方で、強い意欲を見せていた来年三月までの気仙合併は極めて難しい状況となり、大型事業にも課題が山積している。
残り一年となった任期について甘竹市長は「合併建設計画の着手率を90%に乗せたいほか、働く場所や県立病院医師の確保に努めたい」と語る。その上で次期市長選については「今は行政課題解決に全力を傾注している」と語り、態度を明確にしていない。
出馬、不出馬の判断に加え、もう一つの注目点は態度表明の時期。他候補の動きにも影響を与えるが「適切な時期に判断したい」と述べるにとどまる。
前回選で最終的な出馬意志を固めたのは、選挙五カ月前の六月だった。市長は「私の中での思いはある」とするものの、政策の進捗や後援会の意向など総合的に判断して最終的な判断を固めたい考えで、過去の選挙以上に慎重な姿勢を見せる。
四期目の当選を飾った時に市長は「総仕上げ」と訴えた。この言葉のとらえ方で、現在もさまざまな憶測を呼んでいる。自らの市長職に対する表現なのか、合併建設計画に登載した各種事業に対するものなのか、支持者でも去就には見方が分かれる。
市長自身は「総合的に使ったもの」と振り返る。しかし、政治姿勢に大きくかかわる部分であり、今後議会などの場で詳しい説明が求められることもありそう。
現在の市総合発展計画は来年度までで、次任期の市長には新たな長期的ビジョンが求められる。また、合併から十年が経過し、これまで受けていた財政優遇措置も区切りを迎える。旧三陸町との合併建設計画実現に主眼を置いてきた現在の市政運営をふまえ、新しい姿をどう描くかにも注目が集まる。
また、甘竹市長が出馬すれば五選を目指す戦いとなり、争点の一つに「多選」が浮上する。一騎打ちが続いている過去四回の選挙はいずれも両候補が一万票台に乗せる接戦となっているが、今回も流動要素が多く、先行きが不透明なまま年を越すことになりそうだ。
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一方、現職以外でも市長選経験者、一人区となって市長選と同じ〝土俵〟となっている県議選経験者の動きも注目されている。市長選で落選した戸田氏はその後、政治的には目立った動きを見せていないが、前回選では五カ月ほどの準備期間ながら現職に約二千票差まで迫った戦いぶりを評価する声もある。
次期市長選については「今のところはノーコメント。いつ意思表示をするかも含めて何とも言えない」と答える。現在は医療法人・勝久会の専務理事を務めており「政治家という言葉そのもののイメージを嫌っているし、そのこだわりもない。国内外で培った経験を故郷の場で生かしたい、という思いはある。今はこの考えから、経営のお手伝いをしている」と話す。
また、三期目を折り返した大船渡選挙区選出の田村誠県議(61)の動向も注目される。県議も再来年四月に改選を迎えるほか、県議から首長に転身するケースも少なくないため、後援会に所属する市民からも声をかけられることがあるという。
三年前の市長選では、中立的な立場を守った。次期市長選については「考えていない。今は与えられた職務を全うするだけ」と田村氏。次期県議選も含めた今後の対応は、後援会と相談した上で判断したい姿勢を見せる。
二年前の県議選に民主党公認で初挑戦し、田村氏と激戦を展開した渕上清氏(51)への期待も一部から聞かれる。田村氏と同様「考えていない」というが、「今でも政治家としての志は持ち続けている。実績、経験もない中で支持してくれた人への感謝、恩返しはしたい」と話し、次期県議選への再挑戦も含め、今後の政治活動には強い意欲をにじませる。
前回の市長選で一時出馬が取りざたされた藤原良信参院議員(58)は「ない」と否定。藤原氏が公認を受けている民主党は今年に入り、県内首長選で特定候補に対する積極的な支援が目立つ。この点について「まだ候補者も分からない中で、方向性は決まっていない」とし、当面は情勢を見極める姿勢を見せる。
2009年12月02日付 1面
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091207t11021.htm
民主宮城県連、参院選へ戦術強化 執行部一新
党県連の結束を確認し、「頑張ろう」とこぶしを突き上げる安住代表(中央)ら新執行部
民主党宮城県連は6日、仙台市内のホテルで定期大会を開き、新しい役員人事を決めた。副代表の安住淳衆院議員(47)=宮城5区=が4年ぶりに代表に復帰し、新幹事長に郡和子衆院議員(52)=宮城1区=が就いた。人材の世代交代を見据え、執行部の顔ぶれを大幅に一新。来年夏の参院選に向け、安住氏をトップに政権党の県連として強力な組織運営を図る。(2面に関連記事)
代表代行には、参院選宮城選挙区(改選数2)で3選を目指す副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=が就いた。
幹事長代理は元仙台市議会議長の菅原敏秋県議(61)が留任し、前幹事長の木村勝好仙台市議(58)が回った。選対委員長には、新たに菊地文博県議(49)が就任。政調会長は藤原範典県議(62)を再任した。
菅原、菊地両氏はかつて自民党に所属したことがあり、参院選に向けて組織や戦術の強化を狙う布陣とみられる。
前代表の岡崎トミ子参院議員(65)=宮城選挙区=は10月の知事選で党推薦候補が惨敗した責任を取って退任し、副代表に回った。前選対委員長の内海太県議(62)は県連陳情窓口「みやぎ政策会議」の事務局長。
仙台市議会の民主党系会派「民主クラブ仙台」を離脱して保守系会派「新しい翼」に入った横田匡人市議(44)は常任幹事に復帰した。
大会には支持者ら約350人が出席。来年夏の参院選宮城選挙区で、桜井氏を含む公認候補2人を擁立し、初の2議席独占を狙う活動方針が了承された。
知事選の敗因を「知名度の決定的な相違、組織力の弱さ、支持基盤が固まっていないこと」などと総括し、「県内各地域で基盤づくりを進め、足腰を強化する」との大会アピールを採択した。
安住代表は記者会見で参院選について「2議席獲得を目指すが、桜井氏の当選を確実にすることが大前提だ。党本部、県連それぞれの公募に応じた候補者を同列に扱い、党本部と相談しながら選考を進める」と語った。
大会に先立ち、「事業仕分け」でチーム統括を務めた枝野幸男民主党衆院議員が講演。科学技術予算の仕分け結果に対する批判に触れ、「予算を減らせとは言ってない。予算が科学技術の振興に正しく使われてないと指摘した」と反論した。
2009年12月07日月曜日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20091206-OYT8T01074.htm
ホーム>地域>宮城
民主県連代表に安住氏決定
民主党県連は6日、仙台市内のホテルで県連大会を開き、衆院議員の安住淳氏(47)の代表就任を正式に決めた。幹事長には郡和子衆院議員(52)、代表代行には桜井充参院議員(53)が就任する。任期は2年。
安住氏は、任期満了に伴い退任を表明した岡崎トミ子参院議員の後任として、4年ぶりの代表復帰。県内の陳情窓口となる「みやぎ政策会議」の議長も務める。
安住氏は「参加してもらう政治こそ、民主党の理念。県や市町村でも事業仕分けをするよう、働きかけたい。県内でも透明性の高い政治にモデルチェンジするため、力を貸してほしい」と呼びかけた。
また大会では、党推薦候補が大敗した10月の知事選の敗因を「組織力の弱さと、支持基盤が固まっていないこと」などと分析。来夏に控える参院選で、宮城選挙区(改選数2)の議席独占を実現するため、今後予定されている大崎、気仙沼の両市長選などに積極的に候補を擁立し、党勢拡大を図る方針を確認した。
(2009年12月7日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091207ddlk04010004000c.html
民主県連大会:新代表に安住氏 代行・桜井氏、幹事長・郡氏 組織拡充へ /宮城
民主党県連は6日、仙台市青葉区のホテルで県連大会を開き、新代表に安住淳衆院議員(宮城5区)を選出した。代表代行に桜井充参院議員(宮城選挙区)、幹事長に郡和子衆院議員(宮城1区)の両国会議員を配する新体制も承認し、県連組織の拡充に向けスタートを切った。【伊藤絵理子】
大会には新体制の人事、8月の衆院選や10月の知事選など各種選挙の総括、09年度活動方針など7議案が提出され、承認された。
安住新代表は就任あいさつで事業仕分け導入を例に挙げ「自民党は台所を隠し美しい料理だけを出したが、民主党は材料の費用も料理も全部見てもらう。透明性の高い参加型の政治こそ民主党の理念」と強調。県内自治体にも事業仕分け実施を求める考えを示した。
また、来夏の参院選について「勝てば3年間改革を進められるが、負ければ日本は混迷の度を深める」と位置付け、まずは現職の桜井氏と大石正光氏(比例代表)の2人の必勝を期した。
新体制では、代表ら3人を除く国会議員6人が副代表に就任。幹事長代理に木村勝好仙台市議、菅原敏秋県議、選挙対策委員長に菊地文博県議が就く。陳情受け付けの窓口として新設した「みやぎ政策会議」事務局長には内海太県議を充てる。
安住代表は大会後の会見で「国会議員は9人に増えたが地方議員は少ない。桜井、郡両議員は将来県連を引っ張るリーダーに育ち、裾野を広げてほしい」と新体制の狙いを語った。
◇枝野氏「中抜き重複廃止」訴え−−事業仕分け統括
民主党県連大会に先立ち、行政刷新会議の事業仕分けの統括役だった枝野幸男元党政調会長が「政治主導への新政権の挑戦」と題し講演した。
枝野氏は「税金の使い方を根底から変えないといくらあっても足りない。目的そのものではなく、目的達成のために効率的な予算の使い方をしているかを議論した」と説明。予算が独立行政法人などの団体を経由して目減りする「中抜きピンはね」や、類似事業の予算が複数の省庁に分散し複雑になる「縦割り重複」の廃止が必要だと訴えた。
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>>993
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912070002
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮城> 記事
安住新代表、「社民と参院選協議」
2009年12月07日
民主党県連の安住淳・新代表=写真=が朝日新聞のインタビューに応じた(取材は3日)。国民感覚に沿った活動の必要性を述べ、来年7月の参院選で社民党と協力したい考えも示した。
――政権政党として、自治体などの陳情受け付けが新たに加わります。
要望は、選挙区の国会議員や(新組織の)「みやぎ政策会議」で精査する。だが、大臣に報告すべきものがどれだけあるか。自己完結型でやれるものもあり、整理してほしいと町村会で言った。理解してくれていると思う。
――地方からの提言は国会に反映させる役割があるのでは?
大事なのは自治体との手続きではない。国民の中にも真実があるし、国会議員なら手続きなしでも政府を動かすべきだ。自治体や首長の話だけ聞いていては間違う。
――総選挙で増えた若手議員に何を望みますか。
次の選挙までに住民との対話集会を500回開いて欲しい。役所の非常識でも国民にとって常識なら断行する。国民の目や耳となる姿勢が大事だ。あとは「一点突破、全面展開」。ゼネラリストになる必要はなく、一つの問題を地道に掘り下げてほしい。
――来年7月の参院選。宮城選挙区で2議席総取りを狙う戦略は。
現職の桜井(充)さんの当選を確実にすることが絶対。2人目は支持層が重ならないようなインパクトのある候補者を立てたい。
――連立を組む社民党も独自候補を立てる方針です。
(与党から)3人出るのは少しきつい。まず(選挙協力のため)党本部と話し合いたい。(聞き手 箕田拓太)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091208ddlk02010058000c.html
県議会:自民党会派、議長交代めぐり混乱 最終日4時間半遅れ−−結局続投に /青森
県議会11月定例会は最終日の7日、議長の交代をめぐって最大会派の自民党会派で調整がつかず、県社会福祉協議会(青森市)の横領問題で混乱した9月定例会最終日と同様、本会議開始が4時間以上遅れる事態となった。
自民党会派では、正副議長が4年間の議員任期中に2回交代し、それぞれ3人ずつ就任することがルールとなっている。「たらい回し」との批判もあるが、昨年12月に就任した田中順造議長と清水悦郎副議長(いずれも自民)の交代時期がきたとし、議長候補の選考を進めていた。
ところが田中議長が交代に反発し、会派は議員総会で対応を協議。「辞職勧告をすべきだ」などの意見も上がったがまとまらなかった。田中議長が反発した理由は不明だが、取材に対し「4年間の任期がある。県民の負託を受けてやっている」と話した。
一方、野党会派からは「議長ポストをたらい回しにしている」と批判の声が出た。本会議に先立つ議会運営委員会では、本会議の開始を遅らせている自民党会派から説明がなかったため、今博委員(民主)らが「会派内の理由だけで延ばされたのは由々しきこと」と批判した。
結局、正副議長は続投となり、定例会は4時間半遅れで開かれ、閉会した。自民の西谷洌(きよし)・議員総会長は「田中議長を説得したがだめだった。初めての事態だ。会派に与える影響も大きい」と厳しい表情を見せていた。
会派のルールでは、議長候補は5期以上の議員だが、全員が議長を経験しており、4期目から選ぶ予定だった。会派のルールは当選回数の多い同期議員が多くいた時代にできたといい、西谷議員総会長は「前回は4期目から選ぼうとしたが、5期目でやっていなかった田中議長に温情でやらせた」とし、ルールの変更も示唆した。
議会は一般会計129億770万円の補正予算案など計31議案を可決し閉会した。【矢澤秀範】
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/12/9351.html
自民会派、県議会正副議長の交代断念 調整で審議に遅れ
県議会11月定例会は最終日の7日、最大与党・自民党会派(26人)が正副議長交代をめぐって会派内の調整を延々と続け、11月補正予算案などを採決する本会議の開会が当初の予定より3時間半遅れとなった。会派の慣例に基づく交代要請に対し、田中順造議長が在任期間の短さなどを理由に辞職に応じなかったため。「県民不在のどたばた劇」(民主党会派)を演じた末に、正副議長ポストの“たらい回し”を断念、来年の2月定例会に先送りした。他会派からも「議会の私物化だ」「県民に必要な予算を急いで執行しなければならない状況なのに」など批判が噴出した。
自民会派はこれまで4年の任期中に当選回数などを踏まえ正副議長をセットで3交代させてきた。関係者の話を総合すると、会派側は「総選挙が終わって穏やかな時期」(西谷洌議員総会長)として、田中議長と清水悦郎副議長に辞表提出を求めた。清水副議長が了承したものの田中議長は昨年11月定例会に就任し1年しか経過していないため拒否過去任期4年間で初回と2人目の正副議長はそれぞれ1年半務めたケースが多いためだ。
同会派は、午前11時から議員総会を開いて対応を協議。昼休みを挟んで田中議長の説得に努めたが翻意させることができず、法的に解任する手段も模索したが見つからないため、議長本人の意向をくみ交代を次回定例会に先送りした。
自民会派が正副議長の続投を確認し、本会議開会にこぎ着けたのは午後4時半すぎ。田中議長は記者団に対し「長時間の空白は県民に対し(会派として)考えなければ。任期は4年間。県政の課題に前向きに取り組みたい」と淡々と語った。
民主党会派は「議会の信頼を大きく失墜させる出来事。県政与党として責任のない対応だ」(山内崇氏)と反発。共産党も「何のために遅れたのか全く説明がない。自分らの都合で議会を振り回していいのか」(諏訪益一氏)と非難した。
議長をたらい回しする慣例にも「確かに短すぎる。地域経済や県民の生活を考えれば、審議の遅れも問題」(公明・健政)、「数の横暴だ。何度も交代すれば議長の権威がなくなる。議会改革の資格がない」(クラブ林檎)と批判が多かった
西谷氏は取材に対し「議論に長い時間がかかって関係者には申し訳ない」と陳謝。会派内からは「来年の参院選勝利に向かおうとする時に、結束が乱れかねない」との懸念も出ていた。
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お情けでやらせて貰った議長がしがみついたという構図か。
>議長候補は5期以上の議員だが、全員が議長を経験しており、4期目から選ぶ予定だった。会派のルールは当選回数の多い同期議員が多くいた時代にできたといい、西谷議員総会長は「前回は4期目から選ぼうとしたが、5期目でやっていなかった田中議長に温情でやらせた」とし、ルールの変更も示唆した。
十和田市 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 11,535(35.7%) 田中 順造 57 自民 現 5 建設会社顧問
当 11,248(34.8%) 丸井 裕 50 自民 現 2 石油販売会社長
□ 9,520(29.5%) 中村 友信 52 無所属=民主・社民・国民新 元 福祉会社顧問・元衆院民主支部長
辞めないって云ったときの議長の立場強いっすからねぇ。改選迄居坐ろうって腹かな?
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20091208a
新幹事長に寺田氏が就任 民主党県連
民主党県連の幹事長に前代表の寺田学衆院議員(秋田1区)が就任した。6日に新代表に選出された松浦大悟参院議員(本県選挙区)が就任を要請し、寺田氏が受諾した。代表、幹事長以外の役員は今後、両氏が指名する。
寺田幹事長は「(代表から)立場は変わるが、党勢拡大に努力したい」と抱負を語った。松浦代表は「寺田氏は先輩議員として、経験と実績が豊富。これからも県連運営に尽力してほしい」と話した。
寺田幹事長は2004年7月から県連代表。先月20日告示の代表選挙には「政権交代が実現し、ひと区切りと考えた」として立候補しなかった。
(2009/12/08 08:31 更新)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20091209ddlk05010052000c.html
民主県連:幹事長に寺田氏 政調会長は京野氏 /秋田
民主党県連(松浦大悟代表)の幹事長に、前代表の寺田学衆院議員が就任した。
松浦代表によると、県連大会で代表就任が承認された6日の夜に松浦氏が電話で要請。寺田氏も受諾した。松浦氏は「参院選を控え2区の立て直しなどに期待する」と話した。
10年の参院選をめぐっては民主党入りしたばかりの現職、鈴木陽悦氏が再選立候補の意思を表明したが、寺田氏はこれまで鈴木氏の立候補に難色を示している。松浦氏は「幹事長の役割は県連全体を見て調整すること。選挙対策だけではない」と述べた。
また他の役員人事も8日決定した。政調会長に京野公子衆院議員、総務会長に高松和夫衆院議員が就任。副幹事長には、鈴木陽悦参院議員▽川口博衆院議員▽小田嶋伝一県議▽小沢秀宏横手市議▽佐藤哲治秋田市議−−の5人が決まった。党員でない川口氏の就任は、県連の判断によるという。【岡田悟】
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091209a
政調会長に京野氏、民主党県連 総務会長は高松氏
民主党県連(松浦大悟代表)は8日、既に決まっている代表と幹事長以外の新役員を決定した。政調会長に京野公子衆院議員(秋田3区)、総務会長に高松和夫衆院議員(比例東北)が就任した。これで県連の新体制が固まった。
松浦代表と寺田学幹事長が同日、協議して指名した。このほか、副幹事長には川口博衆院議員(秋田2区)、鈴木陽悦参院議員(本県選挙区)、小田嶋伝一県議、佐藤哲治秋田市議、小沢秀宏横手市議の5氏が選ばれた。
衆院で民主党と院内会派を組む川口氏は無所属のままでの就任。入党を希望しており、これまでもオブザーバーとして県連常任幹事会などに出席してきた。松浦代表は「(衆院選で大量離党があった)秋田2区地域の立て直しに大切な役割を担ってもらうため就任を依頼した」としている。
(2009/12/09 08:30 更新)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20091209-OYT8T00061.htm
小野・尾花沢市長引退へ
今期限り 加藤、菅原氏が出馬意向
来年8月11日の任期満了に伴う尾花沢市長選で、小野紀男市長(68)は8日、今期限りで引退することを正式表明した。同日の市議会12月定例会一般質問で答弁した。一方、読売新聞の取材に対し、県議の加藤国洋氏(62)(同市・北村山郡区)と前市議会議長の菅原信博氏(58)が立候補する意向を示しており選挙戦が見込まれる。
小野市長は8日の答弁で、「公約に掲げた少子化対策や農業振興は達成できた」などと振り返り、「3期12年の節目は変わらない。残された期間、全職員の先頭に立って町づくりを進めたい」と表明した。
加藤氏は、市議を経て県議3期目。「少子化、人口減が急速に進み、従来のような行政頼みの手法ではやっていけない。市民やNPOなどあらゆる分野で連携する町づくりを目指す」と出馬に意欲を見せた。
菅原氏は市議3期目で、07〜09年に議長を務めた。「『尾花沢のために何かしたい』と考えていた。後援会にはすでに伝えてあり、若者が住みやすい町づくり、商店街の活性化などに力を入れたい」と話している。
(2009年12月9日 読売新聞)
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話題につきない候補ですね〜
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/12/9360.html
2009/12/9 水曜日
弘前再開発ビル破綻での市長発言に認識問う声相次ぐ
弘前市の第三セクター・弘前再開発ビルの破綻(はたん)に対し、相馬●一市長が記者会見で「責任の感じようがない」と発言したことをめぐり、8日開かれた市議会一般質問で、発言の真意や市長の認識を問う声が相次いだ。答弁した笹村真商工観光部長は「会社の経営責任それ自体について、株主である市が責任を感じるとか感じないとかいうものではないというのが発言の真意」と釈明した。
相馬市長は、弘前再開発ビルの民事再生手続き廃止に関する10月2日の緊急記者会見で、「市の三セクが破綻したことについて市としてどのように責任を感じているか」との記者の質問に対し「責任の感じようがない経営は会社」と述べた
一般質問では越明男(共産)三上直樹(LM弘前)の両氏が発言をめぐる相馬市長の認識をただした。
笹村部長は「市は再開発ビルの株主ではあるが、会社の経営責任者ではないという意味での発言」と述べた。その上で「ただし市民の税金を出資した会社が破綻した結果は誠に残念。区分所有者である市の立場、役割をより明確にし、適切に対応する」とした。
同日の一般質問では、認識を問われた相馬市長本人は答弁に立たなかった。越氏は「トップの市長の答弁を求めるのは当たり前。全力で答弁するよう(市長に)申し入れてほしい」と藤田昭議長に申し入れる場面があった。
※●は金へんに昌
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/12/9366.html
2009/12/9 水曜日
県、大和沢ダム建設中止へ 弘前市長は反対
三村申吾知事は8日、県が国の補助を受け、弘前市南部の大和沢川に計画していた大和沢ダム建設を中止する方向にあることを明らかにした。付近の土淵川と腰巻川に導水し、水質を改善することが目的だったが、両河川とも近年大幅に改善され、「必要性が低くなった」(県土整備部)とみている。2010年度の県公共事業再評価審議委員会で承認されれば、知事が最終決定する。同市の相馬●一市長は土淵川と腰巻川の水量不足を指摘し、「中止には反対」との見解を示している。
同日の定例会見で説明した。
大和沢ダムの建設は、土淵川と腰巻川に農業用水路を利用して導水し、水質改善を図ることや大和沢川の洪水対策を目的としたもので、1993年度に事業採択を受けた。事業費は約287億円を見込み、国と県が折半で負担する計画だった。
事業費ベースの事業進ちょく率は2009年度末で3・2%となる見込み。建設予定地の地質調査や測量は行ったが、用地買収や建設工事は行っていない。
県公共事業再評価審議委員会は03年度、土淵川と腰巻川の水質に改善傾向がみられていたため、大和沢ダム建設の適否判断に向けた調査を県に求め、三村知事も「前々から(中止について)検討していた」と語った。
土淵川と腰巻川の水質が改善された理由について、県土整備部河川砂防課は下水道整備が広く進んだことを挙げている。ダム建設中止に伴い、大和沢川の洪水対策は堤防整備や河川の掘削によって進める方針。
県は今月4日、弘前市にダム建設中止を検討していることを説明。県河川砂防課の阿部晴生課長は「土淵川と腰巻川への導水の必要性がなくなったという認識は同じだったと受け止めている。しかし、治水対策には万全を期してほしいとの要望はあった」と語った
一方、相馬市長は取材に対し「県から(建設中止の)説明は受けた。川の水質は改善されたということだったが、水量そのものが少なく川の機能としてどうかという意見は席上話した」とし「中止には反対だ」と語った。
これまで県内で中止になったダム建設事業は、小川原湖総合開発事業(02年度、国直轄)、深浦町の磯崎ダム(03年度、国庫補助)、鯵ケ沢町の中村ダム(05年度、同)。
※●は金へんに昌
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>>846
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091212t61020.htm
思惑交錯、前哨戦激しく 相馬市長選あす告示
任期満了に伴う福島県・相馬市長選(13日告示、20日投票)は、いずれも無所属で、3選を目指す現職の立谷秀清氏(58)と新人で市議の根岸利宗氏(52)が立候補を表明、激しい前哨戦を展開している。根岸氏は8年前、立谷市政誕生に大きく貢献したが、今回は対立候補として挑む。その時の選挙で敗れた今野繁前市長(83)は、反現職の立場から根岸氏支持へ。明確な争点が見えない中、さまざまな思惑が交錯しながら選挙戦に突入しようとしている。(相馬支局・加藤敦)
<背景に根強い不満>
「彼(根岸氏)は、わたしを落選させた張本人ですから」。根岸氏の個人集会で、ゲストの今野氏が冗談めかして手厳しい言葉を浴びせると、会場は笑いに包まれた。
協力の背景になっているのは、立谷氏への根強い不満だ。
今野氏は「高速道路や相馬港の整備、企業誘致はそもそも、わたしが手掛けた事業。(それなのに)立谷氏は(負債を残したなどと)悪役呼ばわりしてきた」と憤る。今野氏は政治の表舞台から退いたものの、今も支持する人は多い。
7期目を目指す今野氏と立谷氏の一騎打ちになった2001年の市長選で、根岸氏は立谷氏陣営の選対幹事長を務めた。新市長誕生の原動力になったが、その後、「政治手法が違う」と離反。
根岸氏と今野氏は今回、過去のいきさつを超えて「反現職」の立場から手を結んだ。
財政再建や企業誘致について立谷、根岸両氏の主張に大きな隔たりはなく、選挙の最大の対立軸は「現市政の評価」になりそうだ。
<市債を34億円圧縮>
この8年間で相馬市政はどう変化したのか。03年当時の財政見通しでは、04年度の赤字見込み額は約7億円。06年度には財政再建団体への転落も予想されていた。
立谷氏は04年度以降、職員削減や給与カットなどの行財政改革に着手した。借金に当たる市債残高は、ピーク時の309億円から275億円に圧縮。02年度には6億円にすぎなかった財政調整基金も、相馬共同火発石炭灰埋め立て事業の前払い金46億円などを繰り入れ、05年度以降は30億円台を維持している。
立谷氏は、市長になってからの02〜08年度の行革による節減額を約44億円と見積もる。
財政再建の一方で、立谷氏の政治姿勢には不満の声が消えない。市職員OBの一人は「市長の周囲はイエスマンばかりで、批判が届いていない」と指摘。
有権者からも「業界保護と称して市発注事業の前倒しを唱えるなど、特定の業界への配慮が目立ちすぎる」と疑問視する声が出ている。「冷淡」「トップダウン」という印象を市民に与えている感は否めない。
新規の企業立地や相馬港の定期航路開設など、この8年間で市の経済状況は好転の兆しを見せてきた。ただ年末にはアルプス電気相馬工場の閉鎖が予定されており、雇用への影響が心配されている。漁業や農業も含めて地域経済をどう盛り上げていくのか、新市長にとっての重い課題になる。
2009年12月12日土曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091213_10
迫られる組織立て直し 自民花巻支部
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自民党花巻市支部の組織立て直しが注目されている。市内の党支部は告示まで残り1カ月余に迫った花巻市長選で特定候補の支援を断念。また、2011年春の次期県議選については今夏の衆院選後、前回の党公認候補者が不出馬を決めた。党勢の低迷に関係者は危機感を持つが、主要な選挙を戦う候補者不在の中、再生の道のりは険しい。
次期市長選は来年1月17日告示、同24日投票が予定される。06年の前回は新人3氏が激しく争ったが、この4年で状況は一変。現在、立候補を予定しているのは現職大石満雄氏(51)だけだ。
自民党は前回、社民党とともに元県職員の新人候補を支持し、民主党推薦だった大石氏陣営と戦った。しかし今回、自民党支部の役員からは「(候補擁立の)時間がない」「党に推薦や支持を求める動きがない」「勝算がない」などという声ばかりが聞こえ、組織の閉塞感が伝わる。
市内では05年12月、当時自民党花巻市支部長だった照井昭二氏が病気のため県議を辞職した=07年1月死去。支部長職は照井氏の後援会長だった会社社長佐藤良介氏が引き継いだが、その後2回の県議選で党の議席確保に失敗。照井氏の個人後援会の解散なども党勢低下につながった。
佐藤支部長は政権交代に象徴される自民党の退潮もあり、10月の支部役員会で年内での退任を表明。今後は自民党系の花巻市議8人を中心とした組織の再生に期待を寄せる。
ただ、旧町部のある支部関係者は「『再生』は話だけ。自民党として活動する理念をあらためて共有し、市全域の組織を構築して出直すべきだ」との厳しい言葉を投げる。
新たな候補者選びが必要な県議選対応など課題は山積み。佐藤支部長は「党勢回復には人心一新が求められる。来年早々に新役員の体制を決め、夏の参院選や次の県議選に臨みたい」としている。
(2009/12/13)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/12/9459.html
守新人の一騎打ちへ 平川市長選まで1カ月
任期満了に伴う平川市長選は、1月17日の告示まであと1カ月となった。現在までに出馬を表明しているのは、前市議会議長で市議の新人小笠原勝則氏(56)=広船=と、元市議会議長の新人大川喜代治氏(64)=大光寺=。今のところ2人以外に具体的な動きはなく、議長経験のある保守系新人の一騎打ちとなる公算が強い。
同市長選は、旧3町村合併による市発足後2回目。前回選(2006年)は、旧平賀町長だった外川三千雄市長(76)だけが出馬し、今回が初の選挙戦。
小笠原氏は当初、外川市長からの世代交代を訴え出馬表明。「合併の基本条項を守りながら市民の目線で行政を推進したい」としており、こまめに市内を歩き態勢固めを進める。今月12日に後援会の設立総会と事務所開きを行った。
大川氏はいったん出馬表明した外川市長が断念した事態を受け、後継候補として浮上。「市長の基本姿勢は継承する」とし、議会、農事組合、市社会福祉協議会などでの経験をアピールし浸透を図る。今月6日に後援会設立総会を開いた。
両氏とも「市民派」を強調する一方で、政党などの推薦を求める動きはなく、政党色の薄い争いとなりそう。市勢発展には農業振興が重要と考えているのが共通点で、今後の公約で独自のカラーを打ち出すとみられる。
市議会最大会派の親政会は「議員の良識に任せる」とし所属議員が両陣営に分散したが、流動的要素も残る。第2会派の正進会は大川氏支持で固まった。1人会派の社民党と共産党は支持者を含め自主投票とする方向。同市区選出の長尾忠行、中村弘両県議は大川氏を支持している。
2日現在の選挙人名簿登録者数は2万8572人(男1万3258人、女1万5314人)。25日に市役所で立候補予定者説明会が行われる
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091219t33022.htm
保釈後も岩手県内で精力的活動 大久保被告
大久保隆規被告は5月26日に保釈された後、釜石市の実家に戻り、岩手県内の首長選で支持拡大に動き回るなど活発に活動している。
八幡平市長選(9月27日投票)では、民主党が推薦した候補者のために、国会議員や県議らとともに票の取りまとめに奔走した。投票日直前には、赤松広隆農相が応援に入っており、「大久保秘書らが中心となって準備した」と話す県連関係者もいた。
釜石市では普段、家族と歩く姿が見られ、近所の女性は「とても元気そうで、昔の印象と変わらない」と言う。
2009年12月19日土曜日
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変えよう地方議会
http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/cat597/
プロローグ 政権交代の余波
公認候補の孤独(上)逆風あえて自民から
古めかしい議場を飛び出し、住民と対話する。議員同士が夜を徹して語り合う。行政の一部とさえ見られてきた市町村議会が、改革の坂道を上り始めた。議会に目を向ける住民は少なく、市町村財政は破綻(はたん)の危機にある。それでも何かできることがあると、東北各地で地方議会が試行錯誤する。わたしたちの暮らしに最も身近な政治の胎動。そこに光を当ててみたい。地域の自立の芽を求めて。まずは夏の政権交代の後、党の再生、政権基盤の強化を担うことになった地方議員の声に耳を傾ける。(地方議会取材班)
<雨中の出陣式>
11月1日、酒田市議選が始まった。稲刈りの終わった庄内平野を34台の選挙カーが走る。全開にした車窓から晩秋の雨が吹き込んだ。
その中に3選を目指す佐藤丈晴さん(42)がいた。ただ一人の自民党「公認」候補として―。
出陣式は土砂降りの雨だった。
応援のマイクを握る隣町の町議は「この時期に自民党公認で出るのはマイナスでしかない」と戦いの行く末を案じた。自民党が有権者に見放された衆院選から2カ月しかたっていない。「だからこそ英断だ」と持ち上げられた佐藤さんを、大粒の雨が打った。
選挙事務所には、公認証書とともに谷垣禎一自民党総裁のため書きが張られていた。「公認の心意気を示したい」という佐藤さんのこだわりだ。
過去2回の市議選は、佐藤さんも保守系「無所属」で立候補した。ただ、心の中には常に疑問があった。「自民党員として政治活動をしているのに、選挙のときだけ無所属を名乗るのは、有権者を欺く行為ではないか」
同調してくれる同僚議員を探したこともある。「後ろめたさを抱えて当選した議員に、議会改革はできない」と口説いたが、逆に「ばかな考えはやめておけ。無所属で何の不都合もない」といさめられた。
<「地域の代表」>
多くの地方議員選挙と同じように酒田市議選の候補も、無所属を名乗ることで有権者に「自分は政党ではなく地域の代表だ」とアピールする。
今回の市議選候補のうち15人が自民党に所属している。8月の衆院選では酒田市を含む山形3区選出の加藤紘一元自民党幹事長(70)のため、地域票の取りまとめ役になった。
市町村の議員選挙は地域代表として戦い、国政選挙は自民党の集票マシンに徹する。保守系の地方議員は、二つの顔を使い分けて自民党の長期政権を支えてきた。夏の衆院選は、そんな集票システムの限界をあらわにした。
2008年末の全国の市区町村議員数は約3万5000人。平成の大合併で4割減った。無所属議員は、ほぼ半減した。地方議員の大量リストラで、自民党政権の足腰は衰えていた。
<友人らが頼り>
びしょぬれで街頭演説を繰り返す佐藤さんを支援するのは、家族や友人たちだ。
72歳になる父親が毎晩、個人演説会場を設営した。あんどんをともし、座布団を敷き詰め、室内を暖めた。友人は1週間、職場を休んで選挙カーのハンドルを握った。
加藤元党幹事長は、「必勝」鉢巻きを貸してくれた。が、それだけだった。
「加藤先生の選挙には全力で協力するが、自分の選挙は自分で賄う。国会議員系列とはそういうものだ」。佐藤さんが支援の薄さを気にする様子はなかった。
酒田市議選には今回、民主党からも初めて公認候補が立った。佐藤さんと当選同期の石黒覚さん(53)は「自分もスタンスをはっきりさせて戦いたい」と話す。
佐藤さんの主張に共鳴したのは、これからの議会改革でライバルとなる民主党の市議だった。
【写真】谷垣禎一自民党総裁のため書きが張られた選挙事務所。党公認候補の佐藤丈晴さんが遊説に向かう=11月5日、酒田市
(2009/12/07)
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http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/2009/12/post-1.html
プロローグ 政権交代の余波
公認候補の孤独(中)党再生 まずひざ詰め
<収まらぬ熱気>
酒田市議選の選挙ポスター掲示板に、自民党ただ一人の「公認」候補、佐藤丈晴さん(42)の弱気が見て取れた。
8月の衆院選で自民党を政権の座から引きずり下ろした有権者の熱気は、まだ収まっていなかった。ポスターに「自民党公認」と書き込む度胸はなかったようだ。
支持者とじっくり話し合える個人演説会で、佐藤さんは公認を選んだ経緯も含め、思いの丈を語った。
選挙戦初日は、地元の自治会館で開いた。防犯灯の増設、公園の整備、橋の架け替え...。会場から続々と要望が挙がる。だが「当選したら必ず」などと、安請け合いはしなかった。
慎重に言葉を選び、答えを返す。「防犯灯が足りないのは、ここだけの問題ではない。市に情報を出してもらい、どこから設置していくか優先順位を皆さんと考えたい」
「票と引き換えに有権者が見返りを期待する政治は、終わりにしたい」という佐藤さんの思いがにじんだ。だが、期待外れの回答に会場の反応は思わしくなかった。
<「大敗は当然」>
選挙戦6日目の個人演説会。支持者から質問が出た。「なぜ、いま自民党公認なのか」
佐藤さんは持論を訴える。「戦後の日本で、地域に密着して住民の悩みや困り事と向き合ってきたのは自民党の地方議員だった。地方から国政に声を届けられるのは、自民党の地方議員しかいない」
「だから」と、佐藤さんは率直だった。「地方の声に耳を傾けなくなった自民党が、衆院選で大敗したのは当たり前」
自民党に取って代わった民主党は、子ども手当の支給など恩恵をばらまく政策で有権者の心をつかもうとした。
「そこに落とし穴がある」と言葉を継いだ。「政府が国民一人一人と直取引するようになったら、何でも行政に頼る世の中になってしまう。自分たちのことは自分たちで決めるという住民自治の意欲が奪われる」
<法整備に尽力>
選挙戦の終盤、東京から朗報が届いた。
地方議員の優れた活動を表彰するマニフェスト大賞の発表があった。全国の地方議員でつくる「海ごみ対策推進地方議員連盟」が、地域環境政策賞に選ばれた。佐藤さんは連盟結成の呼び掛け人であり、代表だ。
地方議員が、国会議員や官僚と同じテーブルで協議し、法律をつくるという前例のない政治スタイルが高く評価された。今年7月、海ごみの撤去について国と自治体の役割分担を明確にする法律が成立した。
関連予算50億円のうち3億円が、山形県にも振り分けられる。公共事業の減少に苦しむ地元建設業者に、山形県の海岸線に散らかるごみの除去作業が発注される。
「住民とともに、暮らしの現場に横たわる課題に立ち向かう。議員には政策立案という武器がある。必要なら、国政にも働き掛ける。地域社会の自治を守るのは、地方議員しかいない」
佐藤さんはこの時、地方議員の可能性と自民党再生のヒントが、はっきり見えたように感じていた。
【写真】佐藤丈晴さんの訴えに耳を傾ける人たち。住民と議員の関係を見直したいという思いは届いたか...=11月6日、酒田市
(2009/12/08)
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http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/2009/12/post-2.html
プロローグ 政権交代の余波
公認候補の孤独(下)なれ合い許せず離党
<市長選は中立>
酒田市議選の最終日、市中心部で、盛大な街頭演説会が行われた。市長選と市議選がダブルで行われる酒田市の"恒例行事"だ。
市長選で自民党が推薦する現職候補の元に市議選候補19人が集まり、「全力で市長を支えます」と気勢を上げた。大半が自民党籍を持ちながら、選挙では「無所属」を名乗っている。
そこに、市議選ただ一人の自民党「公認」候補、佐藤丈晴さん(42)の姿はなかった。
「首長と議員が別々に選ばれる『二元代表制』の地方議会で、監視する側とされる側がべったりの関係でいるのは、おかしい」。佐藤さんにとって公認を名乗るのが政党人としての道理なら、市長選で中立を貫くのは議員としての筋の通し方だった。
「本人の意向だから仕方ないが、望ましい動きではない」。市長候補の隣で自民党酒田支部長の佐藤弘さん(66)が舌打ちした。「みんな市長与党の保守系無所属でやってきた。それのどこがおかしい。何もおかしくない」
選挙を通じて議員や議会の振る舞いを見直したいという佐藤さんの思いは、最後まで周囲に理解されなかった。
<13票減の23位>
11月8日午後9時すぎ、投票箱が開いた。34人が立った市議選の定数は30。各陣営とも当落ラインを1400票と読む。
地元のコミュニティーFM局が、刻々と開票状況を伝える。佐藤さんの選挙事務所にも、支持者が集まってきた。
2回目の中間発表。佐藤さんに触発されて民主党から公認で立った石黒覚さん(53)に、早くも当選確実が出た。前回から約800票も上積みして最終得票は2773票。4位当選だった。佐藤さんの票は、伸びない。
事務所に集まった人々の大半は、市長選で当選を決めた自民党推薦の現職候補を支持していた。「首長と議会がなれ合ったら地方自治が駄目になる」という訴えが本当に届いたのかどうか。佐藤さんは不安だった。
ラジオの当確情報では、既に議席の3分の2が埋まった。時刻は午前0時を回っていた。
そして―。
「佐藤丈晴候補が当選確...」。支持者の歓声が、ラジオの音をかき消した。
得票は1614票。前回から13票減らした。順位も三つ下げて23位。3回目の当選だけは果たしたが、掲げた理想と現実の得票との落差に、佐藤さんの笑顔は5分ともたなかった。
<批判の嵐受け>
市議選から1カ月がすぎた。この間、佐藤さんには選挙戦以上の逆風が吹き荒れた。自民党公認でありながら、同党が推薦する市長候補を応援しなかったことが、党支部で問題になった。除籍処分を迫る声も上がった。
「いま離党してしまうのは簡単だが、自分には党再生のために地方議員としてやらなければならないことがある」。一度は怒りを抑え込み、謝罪文を提出
した。
「間違ったことは何もしていない」と佐藤さんは信じている。だが、党支部は市長「与党」の和を乱す議員を許さない。非難は執拗(しつよう)に続いた。
悩み抜いた末に酒田市議会の12月定例会が始まった7日、佐藤さんは離党届を出した。「さらば自民党」。愛憎相半ばする決別だった。
【写真】現職市長とともにこぶしを突き上げる市議選候補たち。首長と議会の緊張関係が薄れていく=11月7日、酒田市
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http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/2009/12/post-3.html
プロローグ 政権交代の余波
与党ブランド/小沢王国 高揚と試練
<提言に2時間>
11月24日、一関市議会の民主党系会派「一新会」が、市執行部に来年度の予算編成で要望した。コの字形に机を並べ、議員11人が勝部修市長ら20人の幹部と向き合った。
夏の衆院選で政権が代わり、10月4日に議員選と市長選があったばかり。新市長が誕生し、一新会は最大会派になった。
冒頭、代表の佐藤弘征さん(65)が切り出した。「これからは市当局への提言にも力を入れていく」
開かれた政策集団に生まれ変わる―。そんな改革宣言だった。
宣言に引っ張られるように、住民の暮らしを意識した発言が議員から相次ぐ。「合併の効果が見えないという人が多い。支所にもっと権限を与えたらどうか」「在宅での介護がいかに大変かを選挙で実感した。生活面での応援を手厚くしてほしい」
さながら議会本番。「一般質問以上だったな」との声も。やりとりは2時間に及んだ。政権交代の高揚感が満ちた。
<3倍の当選者>
市議選そのものが、地方の足腰強化を急ぐ民主党の戦略を印象付けた。
党の看板を掲げた当選者が、前回2005年の3倍以上の10人に上った。公認1、県連推薦5、岩手3区総支部支持4―という内訳だ。
一新会の議員はもともと小沢一郎党幹事長(67)に近い人が多いが、これまでの選挙ではほとんどが無所属だった。「より広い支持を集めたい」。地域の選挙で政党色は歓迎されなかった。
それが今回は追い風に変わる。初めて推薦を受けた一新会幹事長の千葉幸男さん(60)は、「選挙では自民党農政の不満を吸収できた。政権の実行力をアピールできる効果は大きい」と言う。
佐藤さんも「地域にこそ、国政の窓口になる議員が必要だ」と強調する。
一方、議長の菅原啓祐さん(70)は推薦を受けたものの、党派色は控えた。「地域の選挙に政党はなじまない」。40年来の小沢支持者だが、持論は曲げなかった。
「『無色透明』の方がさまざまな層の住民から本音が聞ける。そうした活動で課題解決の努力をするのが、地方議員の役割ではないか」
民主王国・岩手でいち早く鮮明になった、地方議員対策。対立陣営の見方は手厳しい。一関市内の自民党関係者は「選挙を見据えた小沢流の議員囲い込みにすぎない。来年の参院選、再来年の統一地方選では集票マシンとして使われるだろう」と指摘する。
<「自覚と責任」>
市議会12月定例会が11月30日に始まった。
最大会派を率いる佐藤さんは「党の看板を背負った以上、自覚と責任が求められる」。07年6月に東北で初めて制定した議会基本条例の活用や、一関版事業仕分けの導入に意欲をみせる。
基本条例は「分権時代を先導する議会を目指す」とうたう。政権党のブランドは、その推進力になるのか。それとも、単なる選挙戦術なのか。
興奮の夏は日々遠くなっていく。「民主党市議」の挑戦と試練の季節が始まった。
【写真】一関市長ら執行部に要望を伝える市議会最大会派「一新会」のメンバー=11月24日、一関市
(2009/12/10)
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http://blog.kahoku.co.jp/chihougikai/2009/12/post-4.html
プロローグ 政権交代の余波
自問自答/本分、政策提言にこそ
<賛否明らかに>
議場で示した判断が、市民に理解してもらえるか。大崎市議の関武徳さん(56)は気をもみながら年の瀬を迎えた。
「目と鼻の先にある病院が移転するのだから、すぐには納得できない人もいる」
大崎市は10月、懸案だった市民病院の建て替え場所を市中心部の現在地から、2キロほど郊外に移す方針を打ち出した。市議会は議員一人一人の判断が明らかになるように記名投票を行い、35対16の賛成多数で可決した。
議会が移転を認めたのは、用地買収が難航し、当初の計画通りには建てられなくなったことが大きい。医師や看護師ら医療スタッフが移転を要望していることを考慮する意見もあった。
関さんの家は病院から数百メートルの距離。病院が移転すれば、地元の住民は不便になる。来年春に市議選を控え、批判を受けかねない苦しい選択だった。実際、病院周辺を選挙地盤とする市議4人のうち3人は反対に回った。
「現在地にできるならそれに越したことはないが、状況が変われば、柔軟に考えるしかない。市にとって何がいいのかを判断するのが、議員の役割だと思う」。関さんは市民への説明に力を入れる。
<合併で定数減>
大崎市は1市6町が合併し2006年に誕生した。現在の市議は52人。合わせて138人だった合併前の4割にも満たない。来春はさらに減り、34議席を争う。定数が減る分、議員の資質が問われることになる。
有権者の視線は8月の衆院選でも厳しかった。関さんが応援した自民党の伊藤信太郎前衆院議員(56)は「政権交代」の大波にのみ込まれ、宮城4区の議席を失った。
応援演説のマイクを握りながら、関さんは何度か言葉に詰まった。市議になって14年。話題の蓄えは多い。農協青年部時代、コメ輸入自由化阻止を訴え、テレビ番組で大学教授とやりあったこともある。演説は苦手ではない。
「今のままの自民党に政権を任せていいのか、半信半疑だった」。農業、地方分権、教育、子育て。訴える政策が浮かんでこなかった。
関さんは有権者の変化を感じている。「政党の本音、議員の行動を、よく見極めようという人たちが増えた」。その目は市議にも向けられる。
<どぶ板で勝利>
同じ大崎市でも宮城6区に入る旧鳴子町出身の市議、中鉢和三郎さん(46)は、衆院選で自民党の小野寺五典衆院議員(49)を応援し、勝利を味わった。「6区の端っこにもよく足を運び、耳を傾けてくれる。圧倒的な得票は当然」と勝因を分析する。
衆院選では有権者の温かい目に触れた中鉢さんもまた、議員の役割を自問自答している。自民党が野党に転じ、地域の声が国政に届きにくくなるためだけではない。
「地域の課題は地域で解決するのが本来の地方自治の姿。市民の代表である議員が議会できちんと議論し、政策を提案できないと、地域は強くならない」
東北の田園地帯の真ん中で、新たな地方議会の在り方を探し始めた。
【写真】市議会での質疑の内容を市民に説明する大崎市議の関武徳さん=11月20日、大崎市
(2009/12/11)
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>>1010
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912190001
争点は病院の「場所」/大崎市長リコール
2009年12月19日
大崎市民病院の移転に反対し、伊藤康志市長のリコールを求めてデモをする住民たち=大崎市古川
大崎市民病院の移転建て替え問題で、現在病院のある同市古川千手寺町の地域住民らが、郊外にある古川穂波地区への移転を決めた伊藤康志市長のリコール(解職請求)を求めて署名活動を進めている。自治体病院の存廃ではなく、建設場所を争点としたリコール運動は異例。何に反発して住民は立ち上がったのか。そしてリコール成立の見込みはあるのか。背景を探った。(川崎友水)
住民がリコールした最大の理由は「市長の方針転換は公約違反」という主張だ。
伊藤市長は2006年の市長選で当選したが、その際に現在地での病院建て替えを訴えた。2年以上に及ぶ協議を経て、現在地を拡大して建設することを決定。だが、用地買収の難航で建物設計の大幅修正が不可避となり、医療への悪影響を懸念する医師らの移転要望を受けて計画を変更した。
看板の政策
伊藤市長が方針を撤回してまで医師側の意見を受け入れたのは、「看板政策」の維持にほかならない。
大崎市は、旧古川市時代から「古川方式」と呼ばれる24時間切れ目のない救急医療態勢で全国的に知られ、医療を最重要政策に掲げてきた。慢性的な医師不足などで地域医療の崩壊を恐れた市長は、現在地建設を強行することで医師が離反するのを恐れ、意見を尊重せざるを得なかったとみられる。
しかし、1938年の設立から70年以上も病院を支え続けた地域住民には、市長の変心が「裏切り」と映った。ある男性は「市長が現在地で建て替えると公約したから、地元はみんな票を入れた。だから僅差(きん・さ)で勝てたんじゃないか」と憤る。病院移転で市内中心部の空洞化を危ぶむ商店街の店主らも、反対の輪に加わった。リコール実行委員会の小原茂委員長は「民意を踏みにじった市長を許すわけにはいかない」と糾弾する。
もう一つ、住民がやり玉に挙げるのが移転先の選定だ。
古川穂波地区は古くから軟弱地盤とされ、建設地に隣接する大崎生涯学習センターは地盤沈下のため、補強工事が何度も行われていることが明らかになっている。「こんな場所に8階建ての病院の建設はありえない。宮城県沖地震が発生したら液状化現象を起こす可能性もある」と住民側の建築士は指摘する。
これを受け、市は先月から建設予定地の地質調査を実施。17日の市議会で「建物の支持基盤は地下25メートルにあり、地盤は安定している。土質試験でも液状化しなかった」とする中間報告をまとめ、建設には問題がないとの認識を示している。
27日が期限
リコールする住民投票に持ち込むには、27日までに有権者の3分の1(約3万7千人)以上の署名を集めることが必要だ。リコール実行委によると、先週末までに確認した署名数は約7千人。「その時点で未回収の名簿が多数あり、少なくとも2万人以上になっているはず。積極的に署名をいただいている」と自信を見せる。
だが、市内全域に運動が広がっているようには見えない。田尻地区の女性は「病院そのものがなくなる話じゃない」と無関心。鳴子温泉地区の男性も「移転していい病院ができて医師が確保できれば、市民にはプラスになる」と市の方針に賛成する。
伊藤市長は「リコールの動きは残念だが、市民のことを考え、いい病院をつくるために決断した。現在地の跡地利用も含め、住民のみなさんと検討していきたい」と話す。ただリコールが成立しなくても伊藤市長は来年4月に改選を迎える。熟慮の末とはいえ、当初の「公約」をたがえたことが、どう影響するかが注目される。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/12/9533.html
2009/12/23 水曜日
田中、東條氏の一騎打ち/鯵ケ沢町長選
長谷川兼己町長の死去に伴う鯵ケ沢町長選が22日告示され、いずれも新人で無所属の田中亨氏(57)=民主県連推薦=と、東條昭彦氏(68)が立候補を届け出た。両候補は町内で第一声を上げ、27日の投票に向け5日間の選挙戦に入った。
立候補の受け付けは22日午前8時半から町役場で行われ、両陣営とも代理人が手続きを済ませた。
田中陣営は同10時から、JR鯵ケ沢駅前で第一声。津島恭一衆院議員、平山幸司参院議員からの激励を受け、田中候補は「町民のための町政であり、行政であるという信念を持って町を運営したい。町支出、政策を見直して財政改革を行い、国から交付税を持ってくることが財政再建の近道。そのためには私が当選しなければならない」と訴えた。
東條陣営は同9時40分すぎ、町役場前で第一声。木村太郎衆院議員、工藤兼光県議、三橋一三県議らの応援演説に続き、東條候補が「長谷川町政を継承し、40年間の会社経営の実績を生かし、行政に民間の経営感覚を取り入れる。また、町長報酬を半減するが、職員の給与には手を付けない。その代わり一生懸命働いてもらう」と訴えた。
投票は27日午前7時から午後8時まで町内17会場で行われ、開票は同9時から町山村開発センターで行われる。大勢判明は同10時半ごろ。
21日現在の選挙人名簿登録者数は1万578人(男4882人、女5696人)。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20091225ddlk03010008000c.html
選挙:久慈市長選 民主県連、遠藤氏を擁立 /岩手
民主党県連は24日、任期満了に伴う久慈市長選(3月7日告示、同14日投開票)に前県南広域振興局北上総合支局長の遠藤譲一氏(56)を擁立すると発表した。同市長選には再選を目指す現職の山内隆文市長(58)が出馬を表明している。
会見した遠藤氏は、自身の行政経験を踏まえて「久慈は地理的な条件は悪いが、やれることがまだある。(現市政は)情報発信力が弱い」と述べた。社民党県連合にも推薦要請する予定で、「国政の流れが変わった。訴えるルートを作っていかないと市民にプラスにならない」と話した。
政権交代後に行われた八幡平市長選と一戸町長選では、民主党県連の推薦候補がいずれも現職に敗れている。同席した畑浩治衆院議員は「両選挙では政党色が前面に出すぎ、政権交代の勢いを駆って中央の論理で戦ってしまった。反省を生かしたい」と話した。
遠藤氏は同市出身。県立久慈高、中大を卒業し、77年に県職員に。県は24日付で退職。
県は同日、後任の県南広域振興局北上総合支局長に藤尾善一企画理事が兼務する人事異動を発表した。【岸本桂司、山口圭一】
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000912250005
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09回顧(6) 民主圧勝その後
2009年12月25日
全国的に「民主圧勝」となった8月の総選挙を取材中、五所川原市内で印象的な光景に出くわした。リンゴ畑の一角に、民主現職の顔写真などが載ったポスター。農家が場所を提供したのだろう。県を代表する農産物のリンゴと、農家の所得補償を公約に掲げる民主。政権交代への農家の期待の大きさを感じ、自民王国青森にも「変化」が訪れる兆しと受け止めた。
だが、結果は全国的な流れとは異なり、4小選挙区のうち五所川原市を含む1区以外は自民に敗れた。比例票は民主の約33万9千に対し自民は約23万2千と、10万票以上の差をつけたにもかかわらず、だ。候補者個人への支持は、まだ自民に及ばなかった。
県議会でも、民主は自民の会派に比べて少数派。「国政は与党、県政は野党」。そんな位置付けの中、県内の民主党関係者は政権交代を背景に、自らの「存在感」を高めようと動き始めている。
今月3日、民主党県連の田名部定男幹事長ら4人が青山祐治副知事のもとを訪れた。鳩山政権は、自治体が官僚に直接陳情するのを認めず、県連や総支部を窓口にして党本部に取り次ぐ新ルールを設けた。そこで県連などは県や市町村の要望に優先順位を付けるため、「意見交換の場を設けよ」という要求を突きつけに行ったのだ。
意見交換会は18日後の21日にあった。だが、国の予算編成のスケジュールなどから、県連はこの日を待たずに37の要望項目を党本部に伝えた後というちぐはぐさだ。
会議中、所用で退席しようとした蝦名武副知事を山内崇県議が足止めし、「もう少し早くこういう機会を」と訴えた。「私どもは県政では必ずしも与党と言われているわけではない。どちらかというと、野党という言われ方をしているわけで……」と吐露しつつ、「要望の優先度には我々としても配慮していかなければならない部分がある」。民主をもっときちんと扱ってほしいというメッセージだ。
政権交代と新ルールの導入で、県連への陳情などは盛んになったという。だが、県連幹部は「県内の首長らの対応は変わっていない。自民の方ばかり向いている」とみる。
自民党の山内和夫・県連幹事長も「これまでもいろいろな職域から要望などを受け取っていたし、それは今も変わらない」と認める。そのうえで、「(民主党は)マニフェストで訴えたことですら変わってきている。要望しても最終的にそれがどうなるのか先が見えない」と批判する。
新ルールには、首長らも気がかりな点があるようだ。ある首長は民主党県連への陳情後、「どういう形で反映してくれるのか。不安はある」と答えた。民主党県連の幹部は「政権の座についていざ金庫を開けたら、金がなかったということ。財政事情が変われば、見直しは当然出てくる」と弁明するが、国民はどう評価するのか。
来夏の参院選に向け、04、07年の青森選挙区で2連敗を喫した自民党県連は今回、候補者を公募し、県内各地で街頭演説会を開いている。民主党県連は総支部に推薦者を上げてもらい、来年1月8日の常任幹事会で候補者を決めるという。候補者選びに関しては自民の方がオープンに見え、「攻め」の姿勢が目立つ。
国の来年度予算の編成も本格化している。民主、そして地元の県連はそれらの中でどのような存在感を示せるのか、真価が問われる。(大西史晃)
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/091228/myg0912280304000-n1.htm
【2009回顧】仙台初の女性市長誕生 「奥山市政」問われる真価
2009.12.28 03:03
任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投開票)で、元副市長の奥山恵美子(58)氏が初当選し、同市で初の女性市長が誕生した。全国の政令指定都市でも初の女性市長となった。市長選は、再選出馬に意欲をみせていた梅原克彦前市長(55)が出馬を取りやめ、奥山氏など新人6人による戦いとなった。大きな争点がない中、民主などの政党や市議会の超党派的な支援などを受けた奥山氏が、ほかの5人に大差をつけて勝利した。新年度がスタートする来年は、「奥山市政」も本格的に始動する。(石崎慶一)
◇
「政治家、市長として一番大切な市民との信頼関係が大きく損なわれていることを痛感した。告示を目前としたこの短期間では、そのマイナスを修復することは不可能と判断した。これ以上支援者に苦しい戦いを強いることはできない」
仙台市長選の告示まで、あと10日あまりとなった7月1日。再選出馬を表明していた梅原前市長は急きょ記者会見を開き、出馬断念の意向を表明した。自身のタクシー券の不適切使用問題で、市民との信頼関係が損なわれたことが理由だった。
梅原前市長は、この半月ほど前の6月13日に再選出馬を表明したばかりだった。タクシー券問題で「市民におわびの気持ちを表す」と頭を丸刈りにして会見場に現れ、謝罪した。出馬への強い決意がうかがえただけに、出馬断念は驚きだった。
断念会見の翌7月2日、梅原前市長は改めて会見し、「出馬断念は断腸の思いだった。そこまでに至る内面的な葛藤(かっとう)は説明するのは難しい」と苦悩の跡をにじませた。
梅原前市長は平成17年の初当選の後、「仙台方式」と呼ばれる先進的な新型インフルエンザ対策など危機管理に手腕を発揮。任期満了間近の8月に取材した際には、太白区長町に中国の投資ファンドが計画した「空中中華街」構想を撤退に追い込んだことを任期中の成果として強調。一方、やり残したことについては「一部のOBが牛耳る市役所一家、旧権力体制を打破できなかったこと」を挙げた。
●現職不出馬で圧勝
現職が不出馬となった仙台市長選には、新人6人が立候補。元副市長の奥山氏が約16万1000票を獲得し、次点の元副市長の岩崎恵美子氏(65)に約9万5000票の大差をつけて初当選した。選挙戦では各候補とも、保育所の待機児童の解消や行財政改革などを訴えたが、大きな争点がなく、梅原前市長が出馬を取りやめたことで、対立軸が見えにくくなった。こうした中、ともに梅原前市長が副市長に起用した奥山、岩崎両氏の対決が焦点となった。
奥山氏は梅原前市長との政治手法をめぐる考えの違いから副市長を今年3月に辞職。市議会では超党派的に奥山氏支援の機運が高まり、6月末に「市議の会」が発足。さらに市役所出身の奥山氏は市役所の現職やOBから支援を受けた。
こうした奥山氏を「市役所の旧体制の象徴」と批判し、「梅原市政の評価すべきところは継承する」と出馬したのが岩崎氏だった。感染症の専門家として陣頭指揮した新型インフルエンザ対策の実績を掲げて戦ったが、及ばなかった。「旧体制を崩せなかったのが残念。力を見せつけられた」と岩崎氏は唇をかんだ。
市長選での政党のスタンスは、民主、社民が奥山氏を県連レベルで支援。共産は自主投票。前回選で梅原前市長を支持した自民県連、公明県本部も自主投票だった。8月の衆院選では仙台で圧勝した民主だが、その前の市長選当時から吹き始めていた民主への「追い風」にも乗り、奥山氏は全市域で支持を広げた。仙台初の女性市長誕生ともなった。
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>>1015
●党とは等距離の関係
市長選では政党の支援を受けた奥山氏だったが、市長就任後は「党とは等距離の関係」として8月の衆院選では特定の候補者の応援はしない意向を明言した。10月の県知事選では就任間もないことなどを理由に、県内の自治体の首長として唯一、現職の村井嘉浩氏(49)の推薦に加わらなかった。また市長選で支援を受けた民主などが推薦した新人候補者の応援に回ることもなかった。だが村井氏が当選を決めた同月25日夜は、事務所に駆けつけ、村井氏の手を高々と掲げ、勝利を祝った。こうした姿勢には両陣営から疑問や不満の声が漏れた。来年の参院選ではどういう“等距離外交”を見せるのか。
「来年は市長として本当の一年が始まる。初めての予算編成があり、本格的に市政に取り組んでいくという意味で、力を入れてスタートしたい」。奥山市長は22日の今年最後の定例会見で、来年に向けた抱負をこう語った。市によると、景気低迷の影響などにより歳入の伸びは期待できない一方、歳出は増加。平成22年度以降5年間で1788億円の収支不足が見込まれるなど厳しい財政状況が続く。“奥山市政”を特色づける新年度予算については、「入ってくるお金や国の動向を見ながら、この正月に考えたい」と述べた。新年を迎え、どのような仙台市の姿を思い描くのだろうか。
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http://www13.plala.or.jp/news21/back/1218_top.html
国政・県政とも「新」を選んだ今年の秋田県
「今年の漢字」は「新」が選ばれたが、本県の今年も振り返れば、やはり「新」と言い表すのが最適かも知れない。
まず国政では8月の衆院選で1・2・3区とも自民党が敗退した。昭和30年保守合同による結党以来、(選挙区参院も含めて)全選挙区に自民党の国会議員が一人もいないというのはかつてなかった。正に新時代の到来である。だが県議会においては定数45のうち過半数以上の27議席を占めている自民党が国政では惨敗するというのはどういうことか。秋田県の有権者の政治意識がよく分からない。言えることは中央の政治状況に雷同しやすい(よく言えば敏感?)。あるいは「地方選は人物」、「国政は党を」(または風?)という使い分けなのか。いずれにせよ「一貫性」や「主体性」は薄いものと覚悟して、来夏の参院選に向かうべきだろう。
地方選では12年振りに知事が新しくなった。前知事は政策に関して「独断的」な発言を投げかけて賛否の論を渦巻かせ、県民の関心を集める、という手法で、在任中話題に事欠かなかったが、佐竹知事は、どんな姿勢で県政建て直しに立ち向かうのか。秋田市長時代は正に「大過なく」が当てはまる存在と言われたが、それでは新時代の指導者としては困る。先般の赤松広隆農水相の「秋田外し」の″暴言″に対しても「事を荒立てることなく、誤解を解いていく」という佐竹知事の発言にがっかりした県民も多いだろう。農業県秋田の知事としてはもっと踏み込んで農民の怒りを代弁する姿勢を見せて欲しかった、という声は多い。新知事には「慎重にして大胆」な県政運営を望みたい。
国政、県政とも古着を脱ぎ捨てた秋田県民。さて来夏の参院選、各地の合併後の首長選に、どう対応していくか。
http://www13.plala.or.jp/news21/shimen/1225_top.html
参院選の運命を分ける国会論議/「明るい秋田へ」佐竹知事の采配に期待
□参院選の命運を分ける国会論議
新政権になって初めての新年。1月末からは当初予算を決める通常国会が開かれる。5月まで150日の長丁場の国会が終われば、直ちに7月には参院選が待っている。民主党にとっては参院における絶対優位を保つためには現有107議席にさらに上積みしなければならない。一方、野に下った自民党にとっては勢力挽回の最初のチャンス。現有81議席を死守した上で、なお新規の議席を獲することが至上命令となる。
両者ともその機運を作り上げられるかどうかが、この通常国会での論議の如何にかかっている。これまでは野党として攻める立場だった民主党大臣達が、攻められることに慣れている自民党のベテラン議員達の攻撃をいかに受け止められるか。この成り行きが参院選を大きく左右することになろう。
ひるがえって本県の政治状況はどうか。衆院選では全選挙区を占拠した民主党だが、地方選では県議が僅か一人。他の市町村議員も数えるほどで自前の組織は極めて弱い。これまでの国政選挙は社民党と連合秋田との統一戦術で勝って来たが、昨年の知事選、衆院選で″仲間割れ″をして、その修復は困難な状況。党本部で入党を認めた現職の鈴木陽悦氏の参院立候補の合意も県連との間ではまだ出来ていない。果たしてこのままで全県選挙を戦えるか。
対する自民党は年明けの段階では公募か否かなどまだ候補者選考の方法について結論を得ていない。「絶対勝てる候補」を選考するための難航ではあろうが、出遅れは勝負に影響する。遅くとも1月中には″代表″を選ばなければなるまい。
□「明るい秋田へ」―佐竹新知事の采配に期待
県政は12年振りに新知事―佐竹敬久知事を迎えてのスタート。前知事時代からの体制変更も、概ね出来上がり、新しい長期計画を掲げて2月県議会に臨む。少子高齢化の進捗率が全国上位にあり、雇用難からくる若者の県外流出などによる人口減の進行も懸念される中、佐竹知事が優れた采配を振るって「明るい秋田へ」の道を拓いてくれることを期待したい。
(株)週刊秋田社 代表取締役 小畑 伸一
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http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091229t71010.htm
政権交代の年思いさまざま 東北6知事
官公庁の仕事納めの28日、東北各県の知事は職員への訓示や定例記者会見で2009年を振り返った。政権交代が実現した意義を語る知事がいれば、鳩山由紀夫首相に厳しい注文を出す知事もいて、この一年の政治潮流の激変を反映した。
民主党参院議員出身の佐藤雄平福島県知事は訓示で「国民が不安を感じた一年。政権交代はそんな現状を良くしたい、新しく生まれ変わりたいという、人々の奥底にある思いが結実したものと受け止める」と語った。
民主党籍を持つ達増拓也岩手県知事は記者会見で「国民がついに自分たちの手で政権をつくった。日本政治史上、大きな一歩」と感慨深げ。献金問題などをきっかけとした鳩山政権の支持率急落にも「(数字は)ふに落ちないが、総理は辞めなくていい、という結果」とかばってみせた。
吉村美栄子山形県知事は記者会見で、来年度実施の子ども手当や高校無償化を評価し「国民の大多数が政権交代を選択したからこそ、実現できる政策だ。財源確保の苦労もあるだろうが、一歩ずつ着実に前進してほしい」と期待を寄せた。
「世論の評価も大切だが、目を奪われ過ぎると衆愚政治に陥る」と訓示で指摘したのは、自民党県議出身の村井嘉浩宮城県知事。「来年夏の参院選への意気込みはひしひしと伝わるが、残念ながら10年後、20年後の日本の姿が全く示されていない」と批判した。
佐竹敬久秋田県知事も記者会見で「連立政権であろうがなかろうが、国益を考えるのが首相の仕事。腹をくくることが重要だ」と述べ、鳩山首相に指導力を求めた。
三村申吾青森県知事は記者会見し「鳩山政権は官僚依存から政治主導への転換を掲げている。今後の政策が県民生活の向上につながることを切に願う」と語った。
2009年12月29日火曜日
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>>1011
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000912300001
市長リコール、署名数届かず/大崎
2009年12月30日
大崎市民病院(大崎市古川千手寺町)を郊外に移転して建て替えることに決めた伊藤康志市長に対し、現在病院がある地域の住民グループが伊藤市長のリコール(解職請求)を求めていた問題で、住民グループは29日、1カ月間の署名活動の結果について「有権者の3分の1にあたる約3万7100人にわずかに届かず、リコールは成立しなかった」と発表した。
リコール実行委によると、この日までに回収した名簿は1927冊で確認できた署名数は3万2384人。未回収の名簿が157冊残っているものの、ここまで1冊あたりの平均署名数が約17人であり、30人以上ないと有効数に達しないことから、リコールは難しいと判断した。
実行委の小原茂委員長は「リコールを達成することができなかったのは残念だが、市長の公約違反に対する市民の怒りがこれだけの署名数に表れたと認識している。今後も私たちの願いを実現するために活動を続けていく」と話した。住民たちは新しい組織をつくったうえで、来年4月に行われる市長選に向け、来月中にも擁立する候補者を決める予定だ。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20100102d
ことしは4市町村で首長選 まだ出馬表明なし
※写真クリックで拡大表示します
任期満了日と選挙日程
県内ではことし、9市町村で首長選や議会議員選挙が行われる。首長選があるのは能代市と八峰、三種両町、東成瀬村の4市町村。能代市は議員選との同日選挙となる。
能代市
現在のところ、現職で1期目の斉藤滋宣氏(56)=無所属=を含め、出馬表明や出馬への動きは見られない。斉藤氏は、昨年の12月定例市議会の一般質問で出馬の意向を問われ、「決めかねている」とし態度を示さなかった。一方で「私自身の気持ちの問題もあるし、支持してくれた人たちの了解を取るのが遅れている」と答えるとともに、不出馬の可能性については「今の段階で決めかねているというのは、すべての可能性があるということ」などと述べた。
八峰町
今のところ、現職で1期目の加藤和夫氏(66)=無所属=を含め、出馬表明や出馬への動きを見せている人はいない。昨年の12月定例町議会の一般質問で、出馬について問われた加藤氏は「まだ決めておらず、これからきちんと考えた上で決めたい。もうしばらく時間がほしい」と述べ、態度を明らかにしなかった。
三種町
今のところ、現職で1期目の佐藤亮一氏(70)=無所属=を含めて、出馬表明や出馬に向けた動きは見られない。昨年の12月定例町議会の一般質問では、「(出馬するかどうかを含め)まだ考えていない。今後、後援会と相談しながら、できるだけ早い時期に明らかにしたい」と述べるにとどまり、進退についての明言を避けた。
東成瀬村
現在のところ、現職の佐々木哲男氏(68)=無所属=を含め、出馬表明した人はいない。佐々木氏は1998年5月に初当選し現在3期目。「国や県の動きが流動的で、それに対応した村政運営に専念しなければならない大事な時期。来期について、まだ具体的に表明する段階にない」と話している。
(2010/01/02 13:08 更新)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100103ddlk07010161000c.html
今年の選挙:/上 参院選・選挙区 民・自、2人目擁立か /福島
◇知事選、自民対抗馬が焦点
今年県内で特に注目される選挙は参院選(任期満了7月25日)と知事選(同11月11日)だ。参院選は、改選数2の福島選挙区で議席を分け合う民主党と自民党が、独占を狙って2人目の候補者を立てるかどうかが現時点の注目点。知事選は現職の出馬が確実視される一方、自民が対抗馬を出すかどうかが焦点だ。市長選は今月、南相馬と喜多方、伊達の3市で予定されている。これらの選挙を2回に分けて展望する。【松本惇、関雄輔】
◇参院選
民主からは、副経産相で現職の増子輝彦氏(62)が再選を目指す。佐藤雄平氏(62)の知事転身に伴い行われた07年の補選で、知名度を生かし、全市町村で自民公認候補の得票を上回り圧勝した。
民主の小沢一郎幹事長は「複数区には複数候補」との方針を掲げており、県連も2人目を「模索する」が、「1議席を確実に」との意見もある。支援する連合福島の今泉裕事務局長は「(2人目を立てた場合)協力するが、組織内の票の調整が難しい」と話す。
自民は、元官房副長官で現職の岩城光英氏(60)が3選を目指す。民主が2人目を擁立すればもう1人を立てる方針だ。斎藤健治・県連幹事長は「民主が2人出した場合、きちんと票分けすれば2人取れる可能性がある」ともくろむ。昨年の衆院選後のいわきや相馬の市長選などで、民主の支部が支援した候補が敗れたため、斎藤幹事長は「追い込まれている感じがしない」と自信を見せる。
改革クラブ幹事長で現職(比例代表)の荒井広幸氏(51)も任期満了となる。県南地方に地盤を持ち、衆参で自民と統一会派を組んでいるだけに動向が注目される。
共産党は、若者の雇用問題などに取り組む新人で党県委員の岩渕友氏(33)が初挑戦する。社民党は候補者を選考中。加藤雅美・県連幹事長は党の埋没を懸念し「民主が2人目を出す前に発表したい」と話す。
◇知事選
現職の佐藤氏は、出馬の意向を問われた昨年11月の定例記者会見で「県政を一歩一歩進めている」と述べ、明言を避けた。前回支援した民主、社民の両県連と連合福島などは、選挙態勢の協議を進めており、出馬が有力視される。
自民党県連の斎藤幹事長は候補者擁立について「現時点で白紙」と話すが、「佐藤知事は景気対策をやろうとしない。プルサーマル問題も物足りなさを感じる。もっとリーダーシップを発揮してほしい」と不満を口にする。今後、擁立の動きが出てくるとみられる。
共産も擁立を目指す。同党県委員会の最上清治委員長は「この3年間、佐藤知事が何をしたか思い浮かばない。経済対策もお粗末で、暮らし優先の県政になっていない」と批判する。同党や県労連などを中心に県政の問題点を検証しており、今後、候補者の選考作業が活発化しそうだ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100104t11013.htm
宮城・10年 4市5町で首長選 選挙議員選は3市2町
宮城県内の地方選挙は今年、任期満了に伴う首長選挙が九つ、議員選挙が五つ実施される。首長選挙は気仙沼、大崎、岩沼、多賀城の4市と美里、利府、亘理、柴田、七ケ宿の5町、議員選挙は気仙沼、大崎、石巻の3市と美里、七ケ宿の2町で行われる。市長選では、現職を含めて出馬表明した人はまだおらず、戦いの構図が固まるまで時間がかかりそうだ。
◎市長選
◆気仙沼
現職で旧市から通算4期目の鈴木昇氏(65)の去就に注目が集まる。市議会12月定例会では「本吉町と合併した直後で、地域住民の一体感の醸成に取り組んでいる。1月には態度を明らかにする」と述べるにとどめた。
旧唐桑町との合併に伴う2006年の前回市長選にも出馬した会社役員尾形和優氏(60)や市議らの名前も挙がっている。前回選挙は新市のかじ取りをめぐって鈴木氏ら無所属の5氏が立候補した。唐桑、本吉両町との合併の総括が大きな争点になりそうだ。
◆大 崎
現職の伊藤康志氏(60)は進退を明らかにしていないが、市民病院本院(同市古川)の移転事業や財政再建に意欲を示しており、再選出馬が確実視される。
昨年末に市民病院移転に反対する住民グループが伊藤氏に対する解職請求(リコール)の署名活動を展開したが、約3万2400人(12月29日現在、実行委発表)と、住民投票に必要な約3万7000人を下回った。
住民グループは1月中をめどに「病院の現在地建て替え」を公約とする候補者の擁立を目指す。元知事の本間俊太郎氏(69)ら複数の名前が挙がっている。
◆岩 沼
現職の井口経明氏(64)は現時点で「任期いっぱい頑張りたい」と述べるにとどめ、4選へ向けての態度は明らかにしていない。市議会12月定例会では「首長として必要とされるなら続ける」と続投に前向きな発言もあり、去就が注目される。
前回が市制施行後、初の無投票だったことや多選を指摘する声は根強く、一部に対立候補擁立の動きはあるが、具体的な名前は挙がっていない。動きが活発化するのは市議会2月定例会ごろとの見方もある。
◆多賀城
現職で1期目の菊地健次郎氏(62)は「後援会と話をしてからでないと決められない」と述べるにとどめているが、再選を目指すのは確実とみられる。ほかに立候補に向けた動きはない。
菊地氏は県議3期目途中の2006年、公明の推薦を受けて新人4人による選挙戦を制して初当選した。公約に掲げた市民との対話を重視し、懇談会を着実にこなす。JR仙石線多賀城駅前の再開発など道半ばの市政課題もある。
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◎町長選
◆美 里
現職の佐々木功悦氏(61)は昨年の町議会9月定例会で「JR小牛田駅北側の物流拠点化構想と、行財政改革を進めることがわたしの使命だ」と述べ、再選を目指して立候補する意思を表明した。
佐々木氏は県町村会長も務める。旧小牛田町長4期目の2006年、旧南郷町との合併による町長選で当選した。
一部の政党関係者らが対立候補の擁立を模索したが、現時点で具体的な動きには発展していない。無投票となる可能性もある。
◆利 府
現職で3期目の鈴木勝雄氏(65)と町議の小笠原町子氏(64)が立候補を表明している。過去2回は鈴木氏が無投票で当選したが、12年ぶりの選挙戦となることが確実視されている。
鈴木氏は3期12年の実績をアピールし、子育て、福祉、企業誘致など山積する課題に継続して取り組む意欲を示す。小笠原氏は「税金の使い道を町民が納得できる町政に変えていかなければならない」と強調している。
◆亘 理
現職の斎藤邦男氏(72)は、3期目へ向けた態度を明らかにしていない。2期目で企業誘致した大手太陽光発電素材メーカーの工場建設が今春から本格化するため、3選出馬は堅いとの見方が有力。今のところ他陣営で目立った動きはない。
◆柴 田
現職の滝口茂氏(58)は態度を明らかにしていないが、3選出馬が有力視される。行財政改革の断行など2期8年の実績を強調し、「質の高いコンパクトシティー」の実現を訴えるとみられる。
滝口氏は大河原、村田両町と設置した合併協議会から離脱した。その政治手法に批判的な勢力もあり、対立候補擁立の動きにつながる可能性がある。
◆七ケ宿
町長辞職に伴う2006年の出直し選で、87票の小差で初当選した現職梅津輝雄氏(66)の再選出馬が確実だ。梅津氏は周囲に「1期4年間では実行できなかった施策も少なくない」と話しており、4月以降、正式に立候補を表明するとみられる。
出直し選で惜敗した元町長高橋国雄氏(69)も出馬準備を進めている。
◎議員選
気仙沼は旧本吉町議に在任特例を適用し定数42だったが、本来の30で争われる。大崎は53から34へと3分の2に減り、選挙区は旧市町単位から市全域に広がる。美里も2減の16で、旧町単位から町全域となる。石巻は34、七ケ宿は10で定数に変更ない。
2010年01月04日月曜日
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100104ddlk07010048000c.html
今年の選挙:/下 今月に3市長選 既に前哨戦始まる /福島
今年予定されている市長選は、今月の南相馬と喜多方、伊達の3市で、いずれも既に前哨戦が始まっている。このほか、10町村で首長の任期満了を迎え、来年1月20日の中島村も年内の選挙実施の可能性がある。議員選は4市で予定されている。【神保圭作、太田穣、関雄輔】
◇南相馬市長
南相馬市長選は17日に投開票される。立候補を表明しているのはいずれも無所属で、現職の渡辺一成氏(65)と、同市議で新人の桜井勝延氏(54)。同市は06年1月に原町と小高、鹿島の3市町が合併して生まれ、その後4年間の市政が問われる選挙になりそうだ。
渡辺氏は「問題を抱えている地域医療は、診療所と連携して守りたい」と再建を強調。経済対策も主要な政策に掲げている。桜井氏は現市政の財政運営を批判し、民主党支部の推薦を受けて戦う。
◇喜多方市長
24日投開票の喜多方市長選には、再選を目指す現職の白井英男氏(67)、いずれも新人で▽同市議の上野正雄氏(65)▽元熱塩加納村長の山口信也氏(69)▽元県南会津農林事務所次長の飯野雄太郎氏(58)が立候補を表明。現新4人による選挙戦となる見通し。
旧喜多方、塩川、山都、熱塩加納、高郷の5市町村合併に伴う06年の選挙では、旧市の市長を2期務めた白井氏が無投票で当選したが、今回は一転して乱戦模様。財政規律を重視した白井市政への評価、合併特例区解散後の地域政策などが争点となりそうだ。4氏とも無所属での立候補を予定している。
◇伊達市長
同日行われる伊達市長選には、現職で旧保原町長の仁志田昇司氏(65)と、新人の旧伊達町長、冨田健一郎氏(69)が立候補を表明。06年の合併後初の選挙戦が濃厚だ。両氏とも無所属で出馬し、政党への推薦願も出さない方針だ。
同市は▽伊達▽梁川▽保原▽霊山▽月舘の5町合併で誕生し、前回は仁志田氏が無投票当選した。仁志田氏は新市の基盤を作った実績を強調し、子育て支援や中心市街地活性化など市政の継続を訴える。近くマニフェストをまとめる予定で、地元の保原町を中心に集会を重ねている。
冨田氏は合併後に市民生活が悪化したと主張し、「事業仕分け」導入やケーブルテレビの範囲拡大などを公約に掲げる。伊達町を基点に、梁川町など周辺部での支持拡大を図る。
旧梁川町議の橘典雄氏(60)も立候補への意欲を示している。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001001040001
今年の選挙 参院選と10首長選
2010年01月04日
今年の県内は、夏にある参院選のほか、弘前市長選、青森市議選など都市部の選挙が目立つ。8月まで4市4町2村の首長選が続き、7月末以降、2市3町で議員選が行われる。
今年初の首長選は1月24日投開票の平川市長選と南部町長選。平川市長選は、いずれも新顔の小笠原勝則氏(56)と大川喜代治氏(64)が立候補を表明。同市議会の議長経験者同士の戦いとなりそうだ。南部町長選は、現職の工藤祐直氏(54)が立候補の意向を示している。
2月28日投開票のおいらせ町長選は、現職の三村正太郎氏(60)と町議の成田隆氏(58)が立候補を表明。三村氏は合併前の旧百石町長。成田氏は06年の町長選で、三村氏に敗れた旧下田町長の後援会長を務めていた。
4月11日投開票の弘前市長選は、再選を目指す現職の相馬〓一氏(73)と前副市長で新顔の葛西憲之氏(63)が立候補を表明。葛西氏は相馬氏の登用で副市長になったが、市政運営を巡る方針の違いからたもとを分かち、選挙で戦う構図になった。
議員選では11月に青森市議が任期満了を迎える。定数は41。昨年4月の市長選は、新顔が合併前も含めて6期目を目指した現職を破った。同8月の総選挙でも、同市を含む1区は民主が県内初の小選挙区での勝利を果たした。こうした「変化」が市議選でも表れるかが注目される。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20100105ddlk05010039000c.html
斉藤・能代市長:「国政に戻らず」 参院選出馬取りざたで /秋田
能代市の斉藤滋宣市長=1期、元参院議員=は4日、年頭会見で任期満了(7月25日)に伴う参院選秋田県選挙区(改選数1)について「また国政に戻る気持ちはなく、考えてもいない」と否定した。参院選をめぐり、一部で立候補が取りざたされていた。
一方、4月11日告示、18日投開票の同市長選については「後援会と相談のうえ、遅くとも2月上旬までには態度を表明したい」と語った。【田村彦志】
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001001050002
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮城> 記事
現職首長へ応援 知事「前向きに」
2010年01月05日
村井嘉浩知事は4日の定例会見で、今年4市5町で実施される首長選について「応援要請があれば前向きに考えたい」と述べ、現職の首長が立候補した場合に応援に回る姿勢を示した。
村井知事は「自治体の長の方とは良い関係で仕事をさせていただいた」と理由を説明。24日投票の美里町長選では、これまでのところ、唯一立候補の意思を示している佐々木功悦町長から応援依頼を受け、後援会の事務所開きに足を運んだという。
村井知事は昨年10月の知事選で、仙台市以外の県内のすべての市町村の首長から推薦を受けた。
一方、今夏の参院選については「応援要請があった時点で考えたい」と態度を保留した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100106-OYT8T00039.htm
ホーム>地域>秋田
参院選 民主に火種
今年の選挙
県内は今年、参院選と4市町村長選、8市町議選が予定されている。特に能代・山本地域では、「平成の大合併」で、2006年春に誕生した3市町の首長と議員がともに改選を迎え、選挙の年となる。
■参院選
政府・与党は通常国会を18日招集する方針で、公職選挙法に基づき、会期延長がなければ、6月24日公示―7月11日投票の日程が有力視されている。
秋田選挙区(改選数1)では、昨年10月に民主党入りした現職鈴木陽悦氏(60)が再選に意欲を示している。ただ、民主党県連内では、前回衆院選での選挙協力などを巡り不満の声がくすぶっており、候補者の公募を決めるなど、異例の事態となっている。
一方、自民党県連は1月中の候補者擁立に向け、自薦他薦を基本とした絞り込みを続けている。5年半前の参院選で、民主とともに鈴木氏を支援した社民党県連は、鈴木氏の民主入りを快く思っておらず、共闘体制が維持されるかは不透明な情勢となっている。共産党県委員会は8日に候補者を発表する予定。
■首長選
能代・山本地域では05年1月、旧7市町村による「白神市」の設立に向けた合併協議が頓挫。仕切り直しで、06年春に誕生した能代、三種、八峰の3市町の首長が任期満了を迎える。
また、東成瀬村も前回無投票で3選を果たした佐々木哲男村長(68)が改選を迎える。しかし、4市町村ともに現職を含め、まだ正式な出馬表明はない。
■議員選
8市町で予定されている。このうち、男鹿とにかほは定数が四つ、潟上、能代、八峰、仙北、三種は二つ削減される。定数が22から20になる潟上市議選では、21人が立候補の動きを見せている。
(2010年1月6日 読売新聞)
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2009年12月28日(月) 東奥日報 ニュース
■山内崇氏見送り、知事選視野との見方/津島恭氏
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091228102441.asp
津島恭一民主党県第4区総支部長は27日、同党の山内崇県議が次期参院選本県選挙区出馬に名乗りを上げなかった背景について「別の(選挙への)意思をお持ちだと感じた」と述べ、山内氏が2011年知事選などへの出馬を想定しているとの見方を示した。
一方、山内県議は取材に対し「ここで参院選に手を挙げなければ、やはり知事選かと思われるのは仕方ないが、選挙なら何でも手を挙げるわけではない。知事選への対応も、あくまでその時々の状況による」と語り、知事選への意欲をにじませながらも、参院選見送りが知事選出馬に直結するわけではないと強調した。
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ショック!!!!!!!!!!!!!!
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美しすぎる藤川市議「恋人います」
http://news.livedoor.com/article/detail/4540390/
2010年01月09日09時38分 / 提供:デイリースポーツ
“美しすぎる市議”こと青森県八戸市議会議員の藤川優里氏(29)がフジテレビ系「さんまのまんま」(10日、後1・00)
でバラエティー番組に初出演し、恋人の存在を打ち明けた。ホスト役の明石家さんま(54)から
「もう少し女っぽくならんと、恋人できないよ」
と毒づかれた藤川市議は
「いますよ!!大切にしている恋があります」
と仰天告白。
「(デートは)県外ではバレません」
と話したが、相手を聞き出そうとするさんまの質問攻撃はけむに巻いた。
なお、関西テレビでは9日午後1時56分から放送。
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>>973>>1024
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100112t61006.htm
合併効果どう判断 南相馬市長選・戦いの焦点
合併に伴う大型事業として、国道6号沿いに完成した「道の駅南相馬」。合併から4年が過ぎ、ハコモノ行政への評価も分かれている=南相馬市原町区
任期満了に伴う福島県南相馬市長選(17日投票)はともに無所属で、新人の元市議桜井勝延氏(54)=民主推薦=と再選を狙う現職の渡辺一成氏(66)が一騎打ちを繰り広げている。南相馬市は2006年1月に原町市と鹿島町、小高町の合併で誕生したが、公的施設の整備や行政サービスの向上については今も賛否が渦巻く。合併が目指した新たな地域づくりは実現できたのかどうかが、選挙戦であらためて問われている。(相馬支局・加藤敦)
<特例債を活用>
南相馬市は旧3市町による「分権・分散型」の理念を掲げて発足した。東北では数少ない「地域自治区制度」を導入、旧役場は再編され、それぞれの区役所になった。
合併後は財政基盤の強化に取り組むとともに、特例債を活用して各区に大型施設を整備する「4大事業」に乗り出した。
07年10月、その一つとして「道の駅南相馬」が原町区の国道6号沿いにオープン。昨年12月には、JR常磐線の原ノ町駅前に市立中央図書館が完成した。
道の駅は2年間で3億円の売り上げを記録し、80万人が訪れている。14年度に常磐自動車道の全線開通が見込まれる中、市は「両施設を観光や教育の情報発信拠点に育てたい」と期待を寄せる。
財政面はどうか。合併前と単純比較はできないが、08年度決算によると、市の実質公債費比率は16.7%、将来負担比率は129.3%と、国が定める健全化判断基準を満たす数値。財政力指数は0.7と、福島県内13市の中でも良好な方だ。
「小高と鹿島には『吸収合併ではないか』との心配があり、サービス水準の維持を心掛けてきた」と渡辺氏。両区役所に定期的に出向く移動市長室にも取り組み、「4年で合併への理解は深まった」と手応えを訴える。
<2事業は中止>
その一方で「典型的ハコモノ行政。恩恵を受けたのは一部の人だけだ」(原町区の住民)との批判も付きまとう。4大事業のうち、原町区以外の2事業は市議会の理解を得られず、中止に追い込まれている。
「役場と住民の距離が遠くなった」との声も根強い。当初、特別職の区長を置き、合併後10年は続けるとされたが、「役割を終えた」(渡辺氏)と区長はわずか2年で廃止された。
桜井氏は「陳情するにも、原町区の本庁に出向く必要がある。行政サービスの水準は明らかに低下しており、合併のメリットは感じられない」と指摘する。
「市政は充実期に入りつつある」と継続を求める渡辺氏に対し、桜井氏は「ハコモノ重視からの脱却を」と改革を訴える。合併によって、緩やかながらも変わりつつある市民生活。その変化を有権者がどう評価するのかが、選挙戦の結果を左右しそうだ。
◇南相馬市長選立候補者
桜井勝延 54 農業 無新(民推)
渡辺一成 66 市長 無現
2010年01月12日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100116t71027.htm
東北の5市長選、あす告示
◎平川
任期満了に伴う青森県平川市長選は17日、告示される。立候補を予定しているのは、ともに無所属新人で、前市議会議長の小笠原勝則氏(56)と、市社会福祉協議会長の大川喜代治氏(64)の2人。両氏による一騎打ちの公算が大きい。
小笠原氏は地元農産物のブランド化を軸に、基幹産業の農業振興を訴える。保育園長も務めており、子育て環境の充実も公約に掲げる。
現職の外川三千雄市長に後継指名された大川氏は農事組合法人組合長などの経歴を生かし、農商工連携による農業者の所得向上を公約に掲げる。
小笠原氏の辞職などに伴う市議補選(欠員2)も同日告示される。
いずれも投票は24日で、即日開票される。昨年12月1日現在の有権者は2万8572人。
◎二戸
任期満了に伴う岩手県二戸市長選は、17日告示される。立候補を予定しているのは、無所属新人で元市総務部長の小保内敏幸氏(59)=民主・社民推薦=だけで、無投票当選の公算が大きい。
小保内氏は農商工連携や市民協働の街づくりの促進を公約に掲げる。市財政を圧迫しかねないとして懸念されているJR二戸駅周辺の区画整理事業は再点検する方針。
昨年12月1日現在の有権者は2万5571人。
◎花巻
任期満了に伴う岩手県花巻市長選は17日、告示される。立候補を予定しているのは再選を目指す無所属現職の大石満雄氏(51)=民主推薦=と、共産党公認の新人で党県委員の高橋綱記氏(62)の2人で、両氏による一騎打ちの公算が大きい。投票は24日で即日開票される。
大石氏は旧花巻、石鳥谷、大迫、東和の4市町合併に伴う2006年の市長選で初当選。市民協働の街づくりの継続や産業振興などを訴える。
高橋氏は現市政を「トップダウンで施策を進めている」と批判。福祉医療の充実、旧3町に置かれた市総合支所の機能強化などを公約に掲げる。
昨年12月1日現在の有権者は8万5216人。
◎伊達
任期満了に伴う福島県伊達市長選は17日、告示される。立候補を予定しているのは、再選を目指す無所属現職の仁志田昇司氏(65)、ともに無所属新人で元梁川町議の橘典雄氏(60)、元伊達町長の冨田健一郎氏(69)の3人。投票は24日に行われ、即日開票される。
仁志田氏は合併後4年間の実績を強調、子育て支援や高齢者福祉の充実を公約に掲げる。橘氏はコメの消費拡大や農道整備などによる農業振興を訴えている。冨田氏は生活者重視の市政を目指し、行財政改革や雇用の確保を訴える。
昨年12月1日現在の有権者は5万5807人。
◎喜多方
任期満了に伴う福島県喜多方市長選は17日、告示される。立候補を予定しているのは、再選を目指す無所属現職の白井英男氏(67)と、いずれも無所属新人で元県南会津農林事務所次長の飯野雄太郎氏(58)、市議の上野正雄氏(65)、元熱塩加納村長の山口信也氏(69)の4人。投票は24日に行われ、即日開票される。
白井氏は旧喜多方市長を経て2006年、合併後の新市長に無投票で当選。財政状況改善などの実績を強調するとともに、交通網の整備などを公約に掲げる。
ほかの3氏はいずれも、現市政を「トップダウン」などと批判。飯野氏は農業の活性化や事業仕分けによる無駄の排除を、上野氏は行政改革や保育態勢の充実をそれぞれ訴えている。山口氏は入札制度の変更と新市建設計画の見直しなどを訴えている。
昨年12月1日現在の有権者は4万3535人。
2010年01月16日土曜日
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政権交代@山形
推薦「選挙の時だけ利用」ダメ
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000190911040001
2009年11月04日
∞民主県連が規約案作成へ
民主党県連は3日の役員会で、地方選挙の候補者の「推薦」を決める際の基準となる規約案を年内にも固めると決めた。地方議員を増やすことは党の重要課題だが、「与党の推薦をもらった方が得」などと選挙の時だけ利用されないよう明確な基準を設ける。
舟山康江会長代行は「推薦したのに、その後、我々が期待した行動をとっていなかった人もいた。推薦を決めるプロセスや選挙後も我々の思いを共有してもらえる仕組みを作りたい」と話している。
∞民主・社民・連合が年内にも対話集会
来夏参院選も「連携」
民主党県連と社民党県連合、連合山形は3日、山形市内で合同選対本部会議を開き、来夏の参院選でも「連携して戦う」ことを確認した。具体的な候補者については「しかるべき時期までに考えたい」とするにとどめた。
会議後の記者会見で、舟山康江選対本部長は「(民主と社民を合わせて)4人の衆院議員を誕生させ、大きな成果を生んだ」と総選挙での合同選対の連携を評価。「国民が政権交代の果実を感じられるよう、現場の声を聞く場を作りたい」と述べた。両党の支持者だけでなく、農業や医療、労働関係など幅広い県民との対話集会を想定しており、早ければ年内にも第1回を実現させたい考えだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100116-OYT8T00542.htm
前・元市議長一騎打ちか
平川市長選あす告示
平川市長選があす17日、告示される。前市議会議長の小笠原勝則氏(56)と、元市議会議長の大川喜代治氏(64)のともに無所属の新人2人による一騎打ちになりそうだ。
同市長選では、現職の外川三千雄市長(76)が昨秋、再選出馬を表明した。しかし、市町村合併前の旧平賀町長を3期務めていたことなどについて、小笠原氏は「高齢多選」と厳しく批判。外川市長は「一身上の都合」を理由に一転して勇退を決めた。
小笠原氏は、50歳代の若さを前面に押し出し、元日から街頭に立って支持拡大を図ってきた。大川氏は、現職の後継を掲げて、県議らの支援も取り付けた。
ただ、両氏とも公約に大きな違いはなく、選挙戦では差別化をどう訴えるかもポイントになりそうだ。
立候補の届け出は、17日午前8時半から午後5時まで市役所で受け付ける。投票は24日に市内27か所で行われ、即日開票される。有権者数は2万8572人(昨年12月2日現在)。
市長選と同時に、第1選挙区(旧平賀町地区)の市議補選も行われる。市長選に出馬予定の小笠原氏が今月8日付で市議を辞職したため、欠員は1から2になった。これまでに新人2人が立候補の意向を示している。
(2010年1月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100116-OYT8T00021.htm
【自治体総点検】二戸市長選を前に
駅前区画整理 先細り
2002年に新幹線が開通し、06年には旧浄法寺町と合併した二戸市。大手食品会社を誘致し、雑穀やタバコ生産を後押しするなど産業振興に力を入れる一方、最大の懸案課題となっているのが二戸駅周辺の区画整理事業だ。市は苦しい財政事情から、10年度としていた完成予定を、15年先送りしたが、早期完成を求める声は強い。17日告示の市長選でも、同事業に対する候補者のスタンスに市民の注目が集まる。(鈴木希)
新幹線とIGRいわて銀河鉄道が停車する二戸駅。駅東口の商店街は人影もまばらで、車がすれ違うのがやっとの細い道が、くねくねと続いている。
「こんなに遅くなるとは思ってもみなかった」
二戸駅前で燃料店を営む小野寺みよさん(79)はため息をついた。今頃は、新幹線も通り、区画整理も済んで、駅前にはかつてのようなにぎわいが戻り、築85年が経過した木造2階の自宅を兼ねた店舗も、移転して新しい店で商売していると期待していた。しかし、現実には、駅前を歩く人の姿は減り、真新しい新幹線駅とは対照的な古い町並みが残された。「私が元気な間は、きれいになった店も、にぎわう駅前も見られないね」と首を振った。
同駅周辺の88・4ヘクタールを予定地とする区画整理事業は、2002年の新幹線開通に合わせ、1996〜2010年度の15年間で実施される予定だった。駅周辺の道路整備に加え、計画区域内の931世帯のうち778世帯が移転するという大がかりな事業だ。事業予算は、当初計画で市負担分の142億円を含む256億円だったが、その後、移転補償費などで327億円にまで膨らんだ。
事業の進捗(しんちょく)状況は、08年度末の段階で事業予定地の43%にとどまり、市は昨年度、事業期間を25年度まで延長することを決めた。
新幹線駅が完成するまでは、駅周辺道路の整備など大がかりな工事が続き、国や県の予算も付いて毎年20億円以上の事業予算を確保していた。しかし、03年度以降は借金の返済も始まり、事業予算の半分以上を返済に回すため、整備工事にかけられる金額は3億円前後に減少した。
不況で市の財政状況も逼迫(ひっぱく)し、区画整理にかける予算は細る一方だ。
市には、区画整理事業を早く終えるよう住民からの要望が寄せられており、市議会では事業の縮小も検討されている。
しかし、市は計画を変更する考えはない。今期で引退する小原豊明市長は、「市の財政は苦しいが、ダム建設と同じで中止するにも金がかかる。何よりも市民の期待を裏切ることになる」と、現計画での事業継続の必要性を訴える。
市区画整理室の細越武光室長も「必要のない整備はない」と強調する。計画区域内の多くの道路は、緊急車両も通れず、小学校の通学路でも歩道すら付いていない。「一日も早く事業を進めたいというのは市も同じ。苦しくても、何とかやりくりするしかない」
景気低迷に光明が見いだせない中、市政のかじ取りはより一層困難になりつつある。
(2010年1月16日 読売新聞)
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平川市の課題:合併から4年・市長選に向け/上 旧碇ケ関村の住民 /青森
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000021-mailo-l02
1月14日11時1分配信 毎日新聞
◇一体感は道半ば
「合併してよくなったのは住所表記が短くなったことかな」と、平川市碇ケ関の酒販店主(59)は冗談めかして話す。
尾上、平賀両町と碇ケ関村の3町村が06年1月1日に合併して誕生した平川市。5年目の節目の年に入ったが、住民の一体感はまだ道半ばのようだ。特に、市役所との間に大鰐町があり、事実上、「飛び地合併」の状況にある旧碇ケ関村の住民には、「何でも市役所本庁のある平賀に偏っている」という思いが強い。
「地域の活力を取り戻したい」として、昨年7月に住民が「碇ケ関地域活性化推進協議会」を結成した。村時代にあった「地域芸能発表会」「祝 敬老お楽しみ会」「盆踊り」などのイベントは補助金が打ち切られ、合併後に一時途絶えた。08年には碇ケ関総合支所の協力もあって小規模ながら復活したが、本格的な復活を目指そうというわけだ。
第1弾として昨年8月に盆踊りを開き、同12月に碇ケ関公民館で開いた敬老お楽しみ会では200人以上のお年寄りが踊りやカラオケなどを楽しんだ。経費は協議会の会費と市補助金を活用した。今年3月には芸能発表会も開く予定だ。
同協議会長の山田忠利さん(64)は「村の時は行政の手厚い補助に住民側が甘えたかもしれない。でも、地域が元気にならないと市全体が盛り上がらない」といい、公民館を拠点に生涯学習的な活動で復興を図る考えだ。
市でも08年夏に3地区合同の市民運動会を開くなど、市民意識の融和に努めている。今年4月には3地区の商工会が一本化し、平川市商工会となる。村時代から要望が強かった学校給食は、合併後の07年に碇ケ関で実施された。
小野幸満副市長(70)は「早く心を一つにしてもらいたいが“人間合併”には10年はかかるだろう」と話し、今後の市民意識の醸成に期待している。
◇ ◇
平川市長選は17日に告示され、選挙戦となって24日に投開票される見込みだ。市が抱える課題を探った。【塚本弘毅】
1月14日朝刊
平川市の課題:合併から4年・市長選に向け/下 「3万5000人維持」 /青森
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100115ddlk02010002000c.html
◇特性生かし産業を
平川市は県内10市の中で最も人口が少ない。06年1月1日の合併時に3万5700人だったが、昨年12月末現在は3万4400人となり、3万5000人を割り込んだ。市企画財政部の奈良進部長は「3万5000人規模を想定して予算や事業などを計画しており、この人口をキープしたい」と話す。
しかし少子高齢化に加え、仕事を求める若い世代の市外流出に歯止めをかける雇用の場の確保は厳しい状況が続く。市内2カ所の工業団地はこれまでの進出企業で埋まっており、新たな企業誘致は不況と受け皿となる工業団地の不足で難しい。
市が基幹産業と位置づける農業も芳しくない。国の農林水産統計年報によると、06年の市の農業産出額は106億円で、リンゴが53%、コメ25%、野菜が15%を占める。比重の高いリンゴ価格が不況で低迷し、市農林課は現在は100億円を切っていると推測している。
さらに05年の農林業センサスでは、市農業従事者のうち65歳以上が50%と高齢化率が高く、市調査では耕作放棄地215ヘクタールの90%がリンゴ園だ。急傾斜で高齢者には危険なリンゴ園や、低所得で後継者がいないためだ。
こうした中で好調なのが、農協が運営する野菜や果物などの直売所だ。「津軽みらい農協産直センターひらか」は、08年度(6月決算)の売り上げが約1億7000万円で、09年度は約1億7600万円を見込んでいる。新作物では、09年度に導入し値段がいい夏秋イチゴに期待している。県と市の補助金でハウス整備をし、4戸の農家が取り組んでおり、農業所得の向上につなげたいという。
定住促進のため、住宅団地の造成と分譲にも乗り出した。09年度事業では大半が市有地となる約5000平方メートルを確保する予定で、11年度から売り出す計画だ。
合併から丸4年。住民意識の違いを乗り越え、地域の特性を生かした産業づくりが求められている。【塚本弘毅】
毎日新聞 2010年1月15日 地方版
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>>973>>1024>>1031
民主推薦候補が勝利♪
南相馬市長選:桜井勝延氏が初当選 現職を破る
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100118k0000m010079000c.html
南相馬市長(福島県)前市議の桜井勝延氏(54)が初当選。現職の渡辺一成氏(66)を破る。投票率は67.43%。
確定得票数次の通り。
当19741 桜井 勝延=無新<1>
19044 渡辺 一成=無現(1)
毎日新聞 2010年1月17日 21時51分
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久々に明るいニュースですね!
投票率高過ぎ(笑)・・・何があったんでしょう^^;
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700票弱のすげえ激戦ですよね。
合併や商店街の不振などあらゆる不満を糾合した結果って感じでしょうか。」
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>>1004>>1034>>1036
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/01/9867.html
2010/1/18 月曜日
平川市長選スタート 小笠原、大川氏一騎打ち
任期満了に伴う平川市長選が17日告示され、いずれも元市議で議長経験者の小笠原勝則候補(56)=無所属・新=と、大川喜代治候補(64)=同=が立候補し、一騎打ちによる合併後初の選挙戦に突入した。両候補は届け出の後、早速寒風の吹く市内各地でマイクを握り、24日の投票日に向けそれぞれの公約や抱負を訴えた。
立候補受け付けは17日午前8時30分から、市役所本庁舎で行われた。両陣営によるくじ引きの結果、届け出順は小笠原候補、大川候補の順で決定した。
小笠原陣営は旧3町村の一体感醸成への配慮をアピールする意図から、碇ケ関総合支所前を第一声の場所に選んだ。田中友彦市議のあいさつの後、小笠原候補が「実質的に選挙のない状態が続き、地域の不平不満が残っている。解消に取り組みたい」などと訴えた。
大川陣営は平賀町商工会館前で第一声。外川三千雄市長、平川市区選出の県議2人が演説した。大川候補は「農商工連携で所得向上を果たした分で、雇用を拡大することを第一に考える」などと呼び掛けた。小野幸満副市長、秋元俊一収入役らも駆け付けた。
市長選は外川市長からの世代交代を訴え出馬した小笠原候補と、外川市長の出馬取りやめの後に後継指名を受けた大川候補の争い。両候補とも現市政の政策の基本面は継承するとしている。両陣営とも選挙戦で基盤産業の農業振興や、旧3町村の一体化に向けた具体的公約を示し、相手陣営との差異化を図りたい構えだ。
16日現在の選挙人名簿登録者数は2万8570人(男1万3255人、女1万5315人)。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100119ddlk03010061000c.html
二戸市の課題:市長選を終えて/上 新幹線と地域活性 /岩手
◇商店街、空洞化止まらず 進まぬ都市整備事業
活気があふれるはずだった駅前通りは、シャッターを下ろした店が10を超える。「こうなったのは新幹線が来てからだ」。経営する染織店で、二戸駅前商工業振興会の加藤宗宏会長(54)が、ため息を漏らした。両隣にシャッターが下りている。1980年代後半、80軒あった店は、十数店まで減り、空洞化は止まらない。02年に開業したJR東北新幹線二戸駅の真新しい駅舎とは対照的だ。
旧二戸市は、開業を見込んで96年から駅周辺の土地区画整理を始めた。計画面積88・4ヘクタールにある931戸のうち、778戸を移転、道路や公園などの都市基盤を整備する。駅と市街地の回遊性を高め、宅地造成や高速交通網で人口を増やし、商店街を含め産業振興に生かす「青写真」を描いた。現在、国道4号と駅を直結する道路や市総合スポーツセンター、大型商店などが建った。同駅の1日平均乗降客も、03年度の約1140人から08年度は約1550人に増えた。
だが、道路の拡張は、買い物客を大型店に向かわせ、観光客は、駅併設の観光物産センターで財布を広げた。加藤会長が嘆く。「店を閉められる人はいい。借金を返すために仕方なく店を開けているんだ」
整備の08年度末の進ちょく率は、面積ベース43%。市民は早期完成を望むが、市は08年に財政難を理由に、事業期間の15年延長を決めた。事業費も移転補償費などが膨らみ、総額256億円から71億円増の327億円に増えている。市都市計画課の細越武光・区画整理室長は「事業計画の見通しの甘さは否めない。今後は補助事業を有効活用し、市の負担をできるだけ少なくして進めたい」と話す。
小原豊明市長は「借金は残してしまったが、街づくりには時間がかかる」と理解を求めるが、加藤会長らの願いは切実だ。「商店街も計画地に含まれる。整備に時間と金がかかるのは分かるが、商店街は(事業が)進むも地獄、戻るも地獄。可能な限り早く終わらせてほしい」
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旧二戸市と浄法寺町が合併し、新市が誕生してから4年。時間と金が膨張した土地区画整理などの課題と、合併の余波を引きずったまま、小原市長が退任する。かじ取りは市長選で無投票による初当選を果たした小保内敏幸氏(59)に委ねられる。「県北の拠点都市」が抱える課題を探った。【狩野智彦】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100120ddlk03010109000c.html
二戸市の課題:市長選を終えて/下 合併の明暗 /岩手
◇商業中心に打撃も 出始めた一定の効果
葉タバコの業界紙を広げ、地域の「主力品」を語る物言いには自負が込められていた。「大きな生産地同士が合併し、相乗効果はあった。3年連続1位ですから」。市浄法寺総合支所地域振興課で葉タバコを担当する三浦豊主任は、08年産の全国生産高で二戸が首位になった訳を話す。
市では08年、569ヘクタールで1511トンを生産、26億6500万円を売り上げた。特に旧浄法寺町は、葉タバコが町内農業生産高の4割を占め、旧市の倍に当たる。01年には町単独で全国で首位になった。06年の合併で確たる地位を得た格好だ。
生産規模の大きさは、利点にもなる。「立ち枯れ病」がまん延した昨年7月、市は経済危機対策の交付金で農薬代などを補助した。5・5ヘクタールで栽培する平山盛悦さん(53)は「補助はありがたい。取り組みもスムーズだった」と評価する。
合併で市は、旧町に手厚い振興策を講じ、「合併で周辺部が廃れないか」という住民の懸念に応えようとしてきた。合併特例債を活用した学校給食センター建設や下水道整備をはじめ、浄法寺小学校も新築する。また、09年度までに職員削減でできた人件費約3億4400万円を福祉などへ充てた。住民は支所窓口でどの手続きもできる。合併は一定の効果が出始めている。
一方で、合併が影を落としている面もある。約100人いた支所職員が55人に減少。二戸市商工会によると、食事や買い物をする職員の減少は、地元商業停滞の一因につながり、09年末までに中心部で、鮮魚店など五つの小売店が店を閉じたという。支所の近くで薬局店を家族経営する女性(73)は、お客が合併前の3分の1ほどになったといい、「合併の良い面も分かるが、商売やってる人間には痛いねえ」とこぼす。
元町助役で浄法寺地区地域審議会長の田中直治さん(67)は、合併で政策決定や予算要求など本庁を経由する必要があり、旧町の独自性を生かした政策が素早くできなくなったことに懸念を示す。「商業を中心に合併の打撃を受けている。支所長の裁量で政策決定できる権限を強めないと、この地域が立ちゆかなくなる」【狩野智彦】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100122t21024.htm
「合併で格差」くすぶる不満 平川市長選24日投票
市長選立候補者の訴えを聞く平川市碇ケ関の有権者=17日
任期満了に伴う青森県平川市長選(24日投票)は、ともに無所属新人で、前市議会議長の小笠原勝則氏(56)と、市社会福祉協議会長の大川喜代治氏(64)が舌戦を展開している。平賀町と尾上町、碇ケ関村の合併で2006年1月に誕生した平川市。市役所の本庁舎がある平賀地区から遠く、交通事情も悪い碇ケ関地区では、今も住民の不満がくすぶり、合併が残した課題の解決が選挙戦の争点になっている。(弘前支局・片山佐和子)
<車で30〜40分>
市長選が告示された17日。小笠原氏は第一声の場所に人口約2万1500の平賀地区ではなく、3000足らずの碇ケ関地区を選んだ。小笠原氏は「住民は平賀への移動手段に困っている。問題解決に取り組みたい」と訴え、住民の不安解消を重視する姿勢をアピールした。
1時間後には平賀で第一声を終えた大川氏が碇ケ関入りし、「この地域は公民館を中心に生涯学習が盛んだ。協力して教育活動を進めたい」と強調。大川氏を後継指名した外川三千雄市長もマイクを握り、「合併した市が一人前になるには10年かかる」と理解を求めた。
秋田県境に接する碇ケ関から平賀までは車で30〜40分かかる。碇ケ関と平賀を直接結ぶ公共交通機関はない。碇ケ関の主婦(65)は「婦人会活動の事務手続きなどで平賀に行く機会が増えて大変になった」とぼやく。
交通網の不備だけでなく、広域行政になったことによるサービス低下などで平賀、尾上地区との格差の広がりを懸念する声は依然、根強い。昨年11月に市内で開かれた市政懇談会では、碇ケ関の住民から不満や不安の声が相次ぎ、外川市長や市幹部が説明に追われた。
<商工会は連携>
幹線道の国道7号沿いには大鰐町や弘前市がある。3町村の合併で一つの市にはなったが、地理的にも仲間意識をはぐくみにくい環境にある。
民間では一体化に向けた動きが進みつつある。4月に旧3町村の各商工会が合併し、市商工会としてスタートを切る。当初、合併に消極的だった碇ケ関村商工会の木村銀一会長は「プレミアム付き商品券を共同発行するなど仲間意識が出てきた。碇ケ関の道の駅で平賀や尾上の農産物を売るなど、協力体制を築きたい」と話す。
選挙戦では、小笠原氏が3地区の均衡的な発展、大川氏が合併検証委員会設置をそれぞれ公約に掲げた。新たなかじ取り役には、広い市の一体感醸成を念頭に置いた市政運営が求められている。
2010年01月22日金曜日
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100122/elc1001221652000-n1.htm
検察追及を横目に 民主、岩手で“帝国”健在 (1/2ページ)
2010.1.22 16:45
札幌に向かうため、羽田空港に到着した小沢一郎・民主党幹事長。車を降りると、足早に建物に入っていった=22日午後、東京・羽田空港で大西史朗撮影 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件を横目に、岩手では“小沢帝国”が依然として健在だ。市町村長の選挙でも自民党との相乗り禁止を徹底。これまで弱かった地域で重点的に推薦候補を擁立し、“民主党支配”の裾野を広げていく戦略だ。
重点地域は、昨年の衆院選で初めて議席を獲得した衆院2区など県北部だ。鈴木善幸元首相が築いた地盤で、いまも自民党が影響力を持つ。
17日告示された二戸市長選では、民主党県連が推薦した元市幹部が無投票で初当選した。県連代表の工藤堅太郎参院議員は祝勝会で「二戸に国や県と太いパイプが通った」と民主党との連携を強く訴えた。
地元の政界関係者は「市長選は無風で新市長はもともと政党色がなかった」と話す。有力支援者に「与党と良好な関係が必要」と強く勧められ、民主、社民両党の推薦を受け入れた−とされている。
県連は勝ち馬に乗った形だが、「自民党は対立候補も立てられない。圧勝だ」(幹部)と鼻息は荒い。昨年、八幡平市、一戸町で推薦候補を立て、いずれも準備不足で現職に敗退しただけに、喜びは大きい。
比例代表を含め、9人の国会議員が県内を独占する民主党。県政も全国唯一、党籍を持つ達増拓也知事を最大会派21人の県議(定数46)が支える。小沢幹事長は「達増県政を抱えており、(来年の)県議選で何としても過半数を」とさらに盤石な体勢を目指す。
民主党にとって、市町村長選は自民党の勢力をそぐための“土壌改良”だ。2月14日投開票の久慈市長選にも、県幹部(退職済)を推薦候補として擁立する。
久慈市は昨年末、盛岡市の県連パーティーで「今後は小沢帝国を目指す」とぶちあげた新人の畑浩治衆院議員の地元だ。現職と激戦が予想されており、民主党は国会議員、県議や知事を総動員して臨むとみられている。一方、自民党は「現職は無所属の“市民党”。直接支援できない」(県連幹部)という状況だ。
地元有権者は「政党対立は迷惑」(自営業者)と困惑するが、達増知事は「民主党の理念、政策を選択肢で示せる。どんどんやればいい」と言い切る。
岩手でも「小沢氏は真相表明を」という県民の声は高まっている。達増知事は日本航空が破綻(はたん)した翌20日、工藤参院議員らを伴って前原誠司国土交通相に花巻空港の路線維持を陳情するなど、与党の強みを力業でアピール。小沢批判の世論を“実利”で吹き飛ばそうと躍起になっている。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100122ddlk07010124000c.html
ニュースBOX・福島:伊達市長選の課題 旧町間のきしみ、表面化 /福島
◇埋まらぬ格差、合併に不満も
06年の市町村合併から4年たち、伊達市で旧町の間のきしみが表面化している。地域格差は埋まらず、市民には合併や他の旧町に対する不満も強い。市としての統一感に欠ける中、24日投開票の市長選では、かつて共に合併を進めた者同士が争い、合併とその後の市政への評価を中心に舌戦を展開している。【関雄輔】
◇同志の争い
立候補しているのは新人の旧伊達町長、冨田健一郎氏(69)と、新人の旧梁川町議、橘典雄氏(60)、現職で旧保原町長の仁志田昇司氏(65)。
合併を巡る議論は03年、伊達郡9町で始まった。最終的に▽伊達▽保原▽梁川▽霊山▽月舘の5町が合意し、06年1月に伊達市が生まれた。話し合いを進めた冨田氏は市長職務代理者に就き、仁志田氏の無投票当選を支持した。
その冨田氏は今、「旧町間の格差が埋まらず、期待は裏切られた。市のまとまりもなく、何のための合併だったのか」と批判。仁志田氏は「一体感が醸成されてきたのに、(旧町長同士の争いは)市民の目にどう映るか」といら立ちを隠さない。
◇こんなはずでは……
不満は各地域にあり、旧梁川町の農業の男性(70)は「役場が遠くなり、活気も失われた」と話す。旧保原町の男性会社員(47)は「財政状況の悪かった他の町に足を引っ張られているのでは」と懸念する。
特に、旧町間の不均衡をなくすため、来年から水道料金が2割以上も上がる旧伊達町では不満が根強い。一般家庭(13ミリ口径)で20立方メートル使用すると、現在の月額3407円は4126円になる。全市の料金が統一される13年度もさらに値上げの可能性がある。
各地の山間部にはインフラ整備が進まないとの声がある。合併特例債では約350億円の利用が可能だったが、新市は借金を避けるため計150億円にとどめた。小学校が建設される旧保原町と旧梁川町以外では、置き去りにされたと感じる市民もいる。
「合併の実現が最優先され、デメリットの説明が足りなかった」と市議の1人は振り返る。国民健康保険税や水道料金などの統一作業は合併後に先送りされ、負担増などの情報提供が十分ではなかった。
同日程で市長選が行われている喜多方市など06年誕生の他市でも、旧自治体間のあつれきが生じている。
◇厳しい財政
合併前の財政計画では、国の支援と人件費削減で毎年数億円の黒字を見込んだ。ところが新市の試算では、水道や病院の赤字、施設維持費などが予想を上回り、11年度に赤字。14年度までは財政調整基金で歳入不足を補えるが、15年度以降はそれも底をつく。
財政の硬直化の度合いを示す経常収支比率は93・3%(07年度)で県内13市で2番目の高さだ。市は「そのため特例債の起債を減らした。コスト削減も前進している」とするが、実施が遅れた小学生の医療費無料化など、福祉政策を犠牲にしているのが現状だ。
財政を立て直しつつ、地域間に広がる不満をどう解消していくのか。新市の第2ステージを担う市長には難しい課題が待っている。
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早く来い来い子ども手当!。
子供には教育費や生活費やらお金が掛かりますので、夫婦共稼ぎじゃないと子供を養育するのは大変です。
でも夫婦共働きの中でも、夫と妻の給料、諸手当やボーナス及び退職手当金額並びに年金受給額が殆ど差が無く年収にも差が殆ど無く、正しく夫婦で×2の理論通りの公務員同士の夫婦家庭が一番得するように成っている。
実際、世の中をよく見てみて下されば分かりますが、子供が3人以上いる家庭は公務員共稼ぎ世帯が多いのが実状です。
したがって、民主党政権は支持母体である日教組や自治労及び国公労に利益還元政策をしようとしているのである。
民主党は前社会党の幹部達がワンサカいるので、公務員制度改善改革は望み殆ど無いに等しいのが実情だと国民感情でも察知出来まする。
年金機構を例に挙げれば前社会保険庁の職員達をただスライドさせたに過ぎないからだ!。
民間からの人材確保はたった1,000人足らず社会保険庁の国営暗黒詐欺集団組織公務員達は解雇処分もされず約1万8千人も首にならずノウノウト給料、諸手当、ボーナス、更に退職手当金まで我々国民の貴重な税金を貪り続けているのである。
当然夫婦共稼ぎ職員も数千人はいるのだから。
共稼ぎなら最低で30歳の夫婦で年収1、200万円位、40歳夫婦で年収1、500万円位に成るのだから。
50歳夫婦では年収1、800万円位である。
民主党のマニフェスト子供手当ての所得制限をしないのも、所得制限を世帯年収800万円にしなかったのも官公労、日教組、自治労の巨大共稼ぎ公務員組織である公務員共稼ぎ天国を維持するためなのです。
国民はもっと怒るべきです、又野党はこんなインチキ民主党から政権を奪取して真の国民本位の国民のための低所得世帯を保護支援する政策を実行して行くべきだ。
一般の会社員は公的資金で助けて貰えないのに差別である!。
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現職批判が分散して現職有利かと思ってましたけど
現職は3位落選の惨敗
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100124t61039.htm
喜多方市長選 山口氏が初当選
任期満了に伴う福島県喜多方市長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元熱塩加納村長の山口信也氏(69)が、いずれも無所属で、新人の元県南会津農林事務所次長飯野雄太郎氏(58)、現職の白井英男氏(67)、新人の元市議上野正雄氏(65)を破って、初当選を果たした。
山口氏は「4年前の合併後、市民の声が届かなくなっている。均衡ある発展が必要だ」と主張。農業振興や企業誘致などで若者が定住できる環境づくりを公約に掲げ、現市政への批判票を取り込んだ。
飯野氏は産業振興策などを訴えたが、及ばなかった。再選を目指した白井氏は、行財政改革の実績や市民との協働のまちづくりを強調したものの、批判をはね返せなかった。上野氏は支持に広がりを欠いた。
当日の有権者は4万3286人。投票率は75.28%だった。
◇喜多方市長選開票結果(選管最終)
当12502 山口信也 69 無新(1)
8952 飯野雄太郎 58 無新
6553 白井英男 67 無現
4214 上野正雄 65 無新
2010年01月24日日曜日
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>>1037
http://124.83.183.242/area/fukushima/news/20100119ddlk07010136000c.html
ニュースBOX・福島:南相馬市長選 組織持つ現職敗北 /福島
◇「合併で格差」に不満 商店街疲弊、解決策打てず
◇草の根運動の新人期待
「木製の舟が戦艦大和を沈めたようなものだ」。任期満了に伴って17日行われた南相馬市長選。当選の喜びでわく事務所で、初当選を果たした桜井勝延氏(54)の男性支持者は興奮気味に語った。建設業界や商工会などの支持組織を持つ現職の渡辺一成氏(66)に対し、桜井氏はミニ集会や街頭演説を中心に草の根運動を展開。4年前の3市町の合併で「地域格差が生まれた」とくすぶる不満が、桜井氏の舟の帆に風を送った結果だった。【神保圭作】
◇期待はずれ
4年前の市長選で2万759票を集めた渡辺氏は今回の選挙で、投票率は1・65ポイントアップの67・43%だったのに1715票減らした。宝玉義則・選対本部長は「街に漂った疲弊感が浮動票となって桜井氏に流れた」と話す。
原町市と鹿島町、小高町の合併は、地域の活性化につながると期待された。しかし、3区それぞれに従来からある地元商店街の相次ぐ閉店に象徴されるように、各地域の中核部が活力を失い続けることに変わりはなかった。景気低迷や人口減少も進んだが、渡辺氏は明確な解決策を打てなかった。
さらに、宝玉選対本部長は「(渡辺氏が計画を推進しようとした)ショッピングセンター開店への抵抗感があり、(得票を期待した)原町で票が取れなかった」と話す。それどころか、この計画が原町中心主義に見えた鹿島と小高の市民には自分の地域が軽視されていると映り、そっぽを向かれた。
渡辺氏の選対幹部は「鹿島と小高を回った際、対等合併との約束が反故(ほご)にされたと感じている人は多かった」と話す。桜井氏の選対幹部も、原町に昨年末開館した市立中央図書館を挙げ、「鹿島と小高の市民は、発展から取り残されたという感情を抱いている」と話した。
◇桜井氏、手腕問われる番
桜井氏は市行政改革推進室の新設や市長報酬50%カットなどを掲げて戦ったが、これらが強く支持されたとは言い難く、得票は渡辺氏への批判票との側面は否めない。両氏の得票差はわずか697票。有権者の半数はまだ渡辺氏を支持している。
約600億円にも上る市の借金、常磐道開通に合わせた産業振興、疲弊した商店街の再生などに有効な手を打てなければ、次は桜井氏が責任を取る番だ。「市民生活優先」を掲げる新市長の手腕が問われる。
◇ ◇
桜井氏への当選証書授与式は18日、同市役所であった。市選挙管理委員会から当選証書を受け取った桜井氏は「責任の重さを痛感している。これまで以上に市民の話を聞き、市民への奉仕者としての市役所作りに取り組む」と抱負を語った。
公約に掲げた事業仕分けの早期実施や、市長室を市役所1階に置いてガラス張りにするなど改革に臨む姿勢を改めて示した。「1年後には市役所は変わったと言われるようにする」と述べた。
任期は29日から4年間。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100125ddlk07010138000c.html
選挙:伊達市長選 仁志田氏が再選 278票差の接戦制す /福島
任期満了に伴う伊達市長選は24日投開票され、無所属現職の仁志田昇司氏(65)が、いずれも無所属の新人で、旧伊達町長の冨田健一郎氏(69)と旧梁川町議の橘典雄氏(60)を破り、再選を決めた。次点との票差はわずか278の接戦だった。当日有権者数は5万5410人。投票率は65・30%だった。
仁志田氏の支持者が詰めかけた同市保原町のホールに当選情報が届くと、大きな歓声が起こった。仁志田氏は「これまで市民への説明不足もあった。安心して子育てし、年が取れる街を目指す。合併して良かったと思われるようにしたい」などと語った。
仁志田氏は、新市の基盤を作った実績を強調し、子育て支援や市民ホール建設検討などをマニフェストに掲げた。市議の過半数や農協の支持を受け、地元の旧保原を中心に支持を広げた。
冨田氏は市政の刷新を訴え、旧伊達や旧梁川を中心に選挙戦を展開したが及ばなかった。「多くの支持にもかかわらず、この結果は私の不徳の致すところ。恩返しとして、皆さんに今後何ができるか考えていきたい」と語った。
橘氏は行政のスリム化などを訴えたが積極的な活動はしなかった。【関雄輔、神保圭作】
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◇伊達市長選開票結果=選管最終発表
当 17390 仁志田昇司 65 無現
17112 冨田健一郎 69 無新
1312 橘典雄 60 無新
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◇伊達市長略歴
仁志田昇司(にしだ・しょうじ) 65 無現(2)
市長[歴]旧国鉄職員▽JR東日本レンタリース社長▽旧保原町長▽東大
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100125ddlk07010133000c.html
選挙:喜多方市長選/喜多方市議補選 市長選、山口氏が初当選 /福島
◇地域間格差の問題訴え
任期満了に伴う喜多方市長選は24日投票され、市押切川公園体育館で即日開票された。無所属新人で旧熱塩加納村長の山口信也氏(69)が、無所属新人の元県南会津農林事務所次長の飯野雄太郎氏(58)、無所属現職の白井英男氏(67)、無所属新人の前市議、上野正雄氏(65)を降し、初当選。当日有権者は4万3286人、投票率は75・28%だった。
山口氏は合併効果の実感できない旧町村部を代表する形で地域間格差を指摘。経済人を中心に旧市域にも支持を広げた。陣営には渡部恒三元衆院副議長(民主党)の支持者らが加わり、自民党が飯野、白井両陣営に割れて組織戦で優位に立った。「合併後、どこがうまくいっていないか点検し、国の制度を活用して均衡ある発展を目指す」と語った。
飯野氏は「農業革命」による地域振興などを訴えた。故伊東正義外相系の自民党組織が陣営の核となったが、世襲への批判や知名度不足も響いた。敗戦決定後「白井氏と自民党の票を分け合ってしまった」と話した。
飯野氏は、白井氏にとって旧市から通算3期の後ろ盾だった飯野陽一郎元市長(85)の長男。白井氏は後援組織の分裂を余儀なくされ、「合併後に(旧町村ごとの)税のデコボコを平らにしてきたが、負担が増えた所があった。合併のメリットが感じられないと言われた」などと敗因を語った。
上野氏は、草の根選挙を貫いて一定の支持を集めたが、広がりを欠いた。【太田穣、蓬田正志、金寿英】
◇市議補選決まる
喜多方市議補選(改選数2)は24日投開票され、当選者が決まった。投票率は75・25%だった。
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◇喜多方市長選開票結果=選管最終発表
当 12502 山口信也 69 無新
8952 飯野雄太郎 58 無新
6553 白井英男 67 無現
4214 上野正雄 65 無新
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◇喜多方市長略歴
山口信也(やまぐち・しんや) 69 無新(1)
農業[歴]県南会津農政事務所長▽旧熱塩加納村長▽日大
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◇喜多方市議補選開票結果(改選数2−4)
当 8219 渡部一樹 27 無新(1)
当 8154 佐藤吉孝 52 無元(1)
7992 江花圭司 34 無新
6828 田中雅人 58 共元
=選管最終発表
【関連記事】
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現職後継が当選
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/01/9962.html
平川市長に大川氏 小笠原氏に1063票の大差
任期満了に伴う平川市長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、現職の後継指名を受けた元市議会議長の農業大川喜代治氏(64)=無所属・新=が9313票を獲得し、前市議会議長の保育園長小笠原勝則氏(56)=同=に1063票差をつけ、初当選を果たした。大川氏は組織戦を展開しながら、農事組合や市社協などでの豊かな経験も有権者にアピールし、勝利につなげた。合併5年目で初の選挙戦となった市長選だが、盛り上がりに欠け投票率は62.84%にとどまった。
大川氏は昨年10月、市議会9月定例会で一度出馬の意欲を示しながら「議会の会期中にいろいろあった」として出馬を断念した外川三千雄市長(76)から後継指名を受け、立候補を決めた。
政党や団体の推薦を受けない方針を打ち出し、市民派と強調しながらも、市三役や政策に共感した市議16人、同市区選出の長尾忠行、中村弘両県議から支持を受け、組織力で優位に立った。
街頭では「介護認定を受けながら、在宅で苦労する市民がいる状況を改善したい。成長なくして平川市は成り立たない」などと訴え支持を集めた。
小笠原氏は「産地を明確化し市のブランド力を高め農業販売確立を図る」としたほか、東北新幹線全線開業に合わせた観光振興なども提言。佐藤雄副議長や若手市議とともに草の根運動で「市民と一緒に明るく豊かな市を目指す」と主張したが、及ばなかった。
選挙戦に突入した初の市長選にもかかわらず、両氏が同じ与党系で大きな争点がないこと、「平賀対決」に他地区の関心が希薄化したことも影響し、投票率は旧町村長選の水準90%台、07年市議選の74・75%に及ばなかった。
当選 9,313 大川喜代治(64)無・新
8,250 小笠原勝則(56)無・新
▽有権者数 28,344
▽投票者数 17,810
▽投 票 率 62.84%
▽有 効 票 17,563
▽無 効 票 247
▽不 受 理 0
(市選管確定、敬称略)
【写真説明】初当選を果たし妻博子さん(右)と万歳三唱で喜ぶ大川氏=24日午後10時50分ごろ
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100125ddlk02010089000c.html
選挙:平川市長選 市長に大川氏 市政の継続、組織戦で支持集め /青森
任期満了に伴う平川市長選は24日、投開票され、無所属新人で元市議会議長の大川喜代治氏(64)が、同新人で前議長の小笠原勝則氏(56)を破り、合併後初の選挙戦を制して初当選した。当日有権者数は2万8344人で、投票率は62・84%(前回は無投票)。
大川氏は外川三千雄市長の後援会長を務め、外川市長の後継者として立候補。地元選出の県議2人が支持し、多数の市議も支援に回って組織戦を展開して幅広く支持を集め、知名度で小笠原氏を上回った。
選挙戦では「農商工連携で所得向上を図る」などと訴え、農業組合法人の組合長の経験から、農協や商工関係に加え、市社会福祉協議会長として福祉関係などにも浸透した。
小笠原氏は、外川市長の与党会派ながら市政刷新を掲げ、大川氏の組織戦のすき間を突いてきめ細かく足で歩き、若手農業者らから支援されたが及ばなかった。【塚本弘毅】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 9313 大川喜代治 64 無新
8250 小笠原勝則 56 無新
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◇平川市長略歴
大川喜代治(おおかわ・きよじ)64 無新(1)
[元]市議長▽農業▽市社会福祉協議会会長[歴]柏木農高
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民主支援候補が当選です、いちお
>山口氏は合併効果の実感できない旧町村部を代表する形で地域間格差を指摘。経済人を中心に旧市域にも支持を広げた。陣営には渡部恒三元衆院副議長(民主党)の支持者らが加わり、自民党が飯野、白井両陣営に割れて組織戦で優位に立った。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100126ddlk07010174000c.html
ニュースBOX・福島:山口・次期喜多方市長の課題 旧町村部、格差に不満 /福島
◇財政硬直化で重点事業遅れ
現職と新人計4人による混戦となった喜多方市長選は、旧熱塩加納村長の山口信也氏(69)が、現職の白井英男氏(67)、元県職員の飯野雄太郎氏(58)らを降し、初当選した。候補者同士のしがらみや思惑が交錯する中、有権者は4年たっても実感できない合併効果、旧市と旧町村部の格差、地域経済の閉塞(へいそく)感などへの不満から市政の転換を求めた。新市長は課題となっている財政再建も進めながら、どこまで市民の期待に応えられるか、その手腕が問われる。【太田穣】
◇民主対自民
選挙結果は山口氏1万2502票、飯野氏8952票、白井氏6553票、前市議の上野正雄氏(65)が4214票。
農水省のキャリア官僚だった白井氏は、1986年から98年まで旧市の市長だった飯野陽一郎氏(85)の事実上の後継指名を受け、自民党を中心とする陽一郎氏の選挙組織に乗って初当選した。陽一郎氏は飯野氏の父。今回の飯野氏の立候補で白井氏の後援会組織の主力が古巣に戻り、「担ぎ手がいない神輿(みこし)」(飯野氏陣営)になった。
一方、山口氏は、「飯野−白井」系の分裂を見極めたタイミングで立候補表明。民主党県議の瓜生信一郎副議長を選対本部長に据え、自民党系の両陣営との違いを鮮明にした。
◇旧市域対旧町村部
また、山口氏は旧町村長の支援を取り付け、旧町村部代表をアピール。白井氏と合併を進めた首長たちが1期目のかじ取りに不満を表明した形だ。
その源には、合併協議で合意した重点事業が進まないことへのいらだちがある。新市建設計画では、旧5市町村が持ち寄った事業の財源として、総額約130億円の合併特例債の起債を決定した。しかし、4年間の実績は26億円。何より新市民を刺激しているのが、旧市域への事業の集中だ。着手した33件のうち16件を占める。旧町村部出身の市議は「格差が広がるばかり。西会津町のように合併しなかった方が良かったと言う住民も多い」と指摘する。
◇迫られる財政健全化
重点事業の遅れには、財政の硬直化という理由がある。旧市時代に「コストカッター」として辣腕(らつわん)を振るった白井氏は、新市でも財政再建に取り組んだ。合併初年度の実質公債費比率は21・5%と危険水域にあったが、今年度は19%台に下がる見込みだ。
同市は「蔵とラーメンのまち」として全国に名が知られているが、産業基盤は強くないことが背景にある。特に、企業立地が進まず、雇用問題が深刻。合併後の4年間で、同市に進出したのは組み立て加工工場1社だけ。それ以前は十数年さかのぼるという惨状だ。地場の事業所数(製造業)も05年以降減り続け、有効求人倍率(昨年11月)は0・31と全国ワースト3位の県平均を下回る。
「2期目は少しは手足を伸ばせる」と話していた白井氏は、財政再建の地ならしをしたところで役割を終える。財政を再び悪化させることなく、地域の要求に応えることができるのか。市の一体感を育て、市民に合併効果を実感させることができるのか。課題は「均衡ある発展」を掲げる山口氏に引き継がれる。
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利府町長選挙に立候補した小笠原まち子さんは
無所属となってますが共産党との事です。
なぜ無所属にしているのかというと民衆からの
ウケがいいからです。ちなみに利府町まちづくり
ネットワークの相互リンクを見ればすぐにわかります。
っていうか、共産党なら共産党だと真っ向から
勝負してほしいよねー。おおかた仙台市長選挙で
女性がとれたから今だったらチャンスと思っての
出馬なんでしょうけどねー。団地とかの住民は
サッカーボールとかの話しにのせられて応援
している人もいるみたいですが共産党系でも
応援しちゃうのかなー?古くからこの利府町に
いる人ならみんな知ってるよねー。
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>>1055
レスあざーす。
でもそんなんゆうたら県知事も自民党の癖に無所属ですやん。
民衆からのウケがいいからでしょうな。
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>>1055-1056
ちょっと気になって調べてみました。
町議時代は別に共産の公認も推薦も得ていなかったようです。
むしろ掲示板によっては「共産と仲が悪い」という趣旨の書き込みすら見かけました。
で、政策的には町財政の健全化とかを打ち出している模様。ブログをやっているようですので詳しくはそちらで見られそうですが。
実は氏の公約の中で最も注目されていたのが「楽天二軍」問題。
町内の球場を楽天イーグルスの二軍が本拠地として使用しているのですが、その球場使用料を球団から徴収するという公約を掲げているとか。
それで「そんなこと言ったら球団が撤退してしまう」という騒ぎになっているようで。
ソースもない書き込みを長々続けて申し訳ありませんが、個人的感想からいえば
「共産系候補だとすれば騒がれすぎのレベル」かと。
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>>1057
おお,ご調査感謝です。
市民派の候補に保守派がアカのレッテル貼って利権固守しようとしてる構図でしょうかねぇ。
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http://www.sanriku-kahoku.com/news/2010_02/k/100203k-senkyo.html
臼井真人氏は不出馬
2010.02.03
気仙沼市長選
市議選にあらためて立候補/
任期満了に伴う気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)で、立候補を模索していた気仙沼市議で会社役員の臼井真人氏(58)は2日、出馬しないことを周囲に伝えた。
取材に対して「後援会関係者らと相談し、議員の立場で気仙沼の発展に尽くすことにした」と説明。市長選には出馬せず、同時に行われる市議選にあらためて立候補する考えを強調した。臼井氏は市議3期目。支持者らの中には臼井氏を市長に推す声もあったが、擁立でまとまらなかったとみられる。
現職の鈴木昇氏(65)は1月30日、次期市長選には立候補せず、今期限りで引退すると表明している。
市長選をめぐっては現時点で、地元経済界などを中心に自民党の小野寺五典衆院議員(宮城6区)の地元秘書を務める菅原茂氏(52)を擁立する動きが加速している。2006年の前回市長選で次点となり、出馬が有力視されていた会社役員の尾形和優氏(59)は立候補を見送るもようで、尾形氏の支持者の一部や市民グループは、気仙沼市出身で市民活動に取り組む30代男性を推す意向だ。
民主党県連は今夏の参院選までに行われる気仙沼市などの首長選で、現職を推薦しないことを確認している。鈴木氏の引退表明を受け、独自候補の擁立も含めて県連の対応が注目される。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100207t51030.htm
東根市議が自殺 山形県警が任意聴取
6日午前5時40分ごろ、山形県東根市中央東1丁目、市議岡崎賢治さん(62)が自宅で倒れていると、妻から119番があった。岡崎さんは意識が混濁した状態で病院に搬送されたが、死亡した。村山署は自殺とみている。議会関係者によると、農薬を飲んだとみられるという。
岡崎さんは1994年に初当選し、議長も務めた。村山署によると、岡崎さんは同署や山形県警捜査2課から任意で事情を聴かれていたという。
2010年02月07日日曜日
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100208k0000e040021000c.html
自殺:山形の市議、前日に県警聴取
6日午前5時35分ごろ山形県東根市中央東1、同市議、岡崎賢治さん(62)方の農作業小屋で、岡崎さんが倒れているのを家族が発見した。岡崎さんは病院に運ばれたが、同日死亡した。消防によると、死因は農薬のようなものを飲んだことによる薬物中毒。県警村山署は自殺とみている。
岡崎さんは94年8月の市議補選で初当選し5期目。04年10月〜09年8月に議長も務めた。県警によると公共工事を巡る捜査で、捜査2課などが岡崎さんから任意で事情を聴いており、死亡前日の5日も聴取していたという。【浅妻博之】
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001002080004
再選へ着々
2010年02月08日
今秋に任期満了を迎える佐藤雄平知事が7日、知事就任後初の政治資金パーティーを福島市内で開く。知事選に向けた資金集めのためとみられ、支援者は佐藤知事の再選に向けて動き出す。別の候補者擁立を探っている自民党県連は出席を断ったが、同党を支持してきた業界団体は顔をそろえる。(丹治翔、村上晃一)
●資金パーティー有力団体が発起人
政治資金パーティー「佐藤雄平知事を励ます会」は約30団体が発起人になり、1千人以上が出席する予定。発起人代表には、後援会2団体のほか商工会議所や農協の政治団体、県医師会など6団体のトップが名を連ねた。
佐藤知事は民主党出身だが、これらの団体は長年自民党を支持してきた。「知事がこれまで打ち出してきた『県民党』という姿勢が理解されている」と知事側は歓迎する。知事を支える県民連合の県議は「これだけの組織を奪い返すのは自民党も難しいだろう」と自信を見せた。
佐藤知事は任期1年を切った昨秋から、いつ知事選への立候補を表明するか注目が集まるが、明言を避け続けている。一方で、昨年後半から福島市や郡山市の後援会を拡充するなど選挙態勢は固めつつある。3日にあった県の予算案の発表では、新年度から5年間の総合計画を重点に予算配分し、「将来に希望を持ちたい」と力を込めた。「自ら作った計画を最後までやり遂げたい思いは当然あるだろう」と関係者はみる。
前知事の辞職に伴う2006年の出直し知事選では、民主、社民と無所属の県議からなる県民連合と連合福島の4者協議会が中心となって候補者擁立に動いたが、作業は難航。佐藤知事の立候補表明は告示日まで1週間に迫った時期だった。連合福島の幹部は「6月か9月の県議会あたりで表明するのだろう。今回は本当に気が楽だ」と話す。
県民連合のある県議はこう言った。「自分が言わなくても周りが準備してくれている。知事は幸せな人だ」
◎「白紙」の自民/争点・対立候補、絞れず
一方、自民党県連は先月中旬の会議でパーティーへの欠席を決めた。「選挙に向けて知事を励ます会に、(候補者選びが)白紙状態の我が党が出席するわけにはいかない」と斎藤健治幹事長。同党は今夏の参院選に全力を注ぐとし、知事選への態度を明確にしていない。
ただ同党内部では、すでに態勢を固めつつある佐藤知事と、五分に競える候補者を擁立するのは厳しいとの声もある。また、佐藤知事は1月臨時県議会で、同党が要望した公共事業が中心の補正予算を編成。これまでの県政運営でも同党に配慮しており、「県政にそんなに不満はない」(同党県議)と明確な争点を作り出すのも難しい情勢だ。
同党のある県議は「知事の包囲網はすでに全方位に及んでいる。これに勝つのはなかなか難しい」と話す。斎藤幹事長は「評価するべきところは評価しなくてはいけない」とし、16日に開く党の会合に佐藤知事を招待した。
県民連合のある県議は「(自民党は)相乗りをするタイミングを計っているのではないか」との見方を示す。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100211t61012.htm
佐藤福島知事 11月任期満了 周囲、再選へ着々
政治資金パーティーで、参加者と握手する佐藤雄平知事=7日、福島市のホテル
11月に1期目の任期満了を迎える佐藤雄平福島県知事が、再選に向けて動き始めている。7日に福島市で初の政治資金パーティーを開催、有力業界団体のトップや国会議員、市町村長らが顔をそろえ、「出馬要請」を受けた。佐藤知事本人は依然、慎重姿勢を崩さないが、着々と選挙に備えているとみられる。一方、前回知事選で戦った自民党は、対立候補を擁立できるかどうかいまだに不透明。現職が立候補を表明しないまま、再選ムードさえ漂い始めている。
<励ます会1300人>
約1300人が詰め掛けた会費1万円の「励ます会」。知事夫妻が並ぶ壇上で、県農協5連の安田寿男会長が「県民のため引き続きかじ取りをお願いしたい」と激励した。
県商工会議所連合会長の瀬谷俊雄東邦銀行会長は「困難な県政を引き続き担えるのは雄平さんしかいない。今日が事実上の(知事選)キックオフだ」と宣言した。
佐藤知事はあいさつで「11月(知事選)の話はしない」と相変わらずの慎重さだったが、新年度からの県総合計画を中心に約30分間語り、「皆さんと一緒にまい進したい」と会場を沸かせた。
「励ます会」は、知事就任以来初めて開いた政治資金パーティー。医師会や建設産業団体連合会、連合など県内29団体と知事後援会が合同で主催した。渡部恒三元衆院副議長(衆院福島4区)や佐藤憲保県議会議長、瀬戸孝則福島市長らも出席した。
佐藤知事は前知事の辞職に伴う2006年の知事選で、民主党参院議員から転身。民主党や社民党、連合などの支援を受けて初当選した。既に両党と連合は、再選を支持する姿勢を明確にしている。
<「対決難しい」>
自民党は対立候補擁立について態度を明確にしていない。同党の県議全員がパーティーへの招待を受けていたが、県連の会議で欠席を申し合わせた。
その一方で、16日の自民党県議の懇親会には知事を招待している。民主党の県議は「パーティー欠席の埋め合わせだろう」と話す。
自民党内では、佐藤知事との対決ムードが盛り上がっていないのが実情だ。同党に近い有力業界団体のトップは「これだけ支援態勢が整ってしまえば、例え自民党が参院選で盛り返しても、佐藤知事と対決するのは難しい。アクシデントでもない限り、再選は動かないだろう」との見通しを示している。
◎プルサーマル「熟慮し対応」福島知事
福島県のエネルギー政策検討会が10日開かれ、東京電力が申し入れている福島第1原発3号機(大熊町)でのプルサーマルについて、佐藤雄平知事は「熟慮して対応する」と話した。16日開会の県議会2月定例会で、検証作業をさらに続けるのか実施を了解するのか、何らかの判断を示す見通しだ。検討会は県の各部長らで構成。昨年7月から、国と東電の取り組みや核燃料サイクルなどについて検証してきた。
佐藤知事は「(原発をめぐる問題を)いろいろな角度から検証した。理解できる部分もあるし、これから検証しなければならない部分もある。県が今後、原子力政策にどう対処していくか、熟慮しなければならない」と説明した。
会議後、記者団から判断時期について聞かれた佐藤知事は「まだ話す時期ではない」と明言を避けた。福島第1原発のプルサーマルをめぐっては、県議会が昨年12月、「まず知事が判断すべきだ」とする意見書を全会一致で可決。佐藤知事に姿勢を明確にするよう求めていた。
2010年02月11日木曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100211-OYT8T01044.htm
民主系県議がキャラバン 知事選大敗で
県議選で巻き返しへ
参加者からの声に耳を傾ける「改革みやぎ」の県議ら(奥)(11日、大崎市古川駅前大通で) 県議会の民主系会派「改革みやぎ」は11日、大崎市内で、地元の自治体議員らを集めた意見交換会を開いた=写真=。昨年10月の知事選で大敗したことから、「政策の浸透が不十分」との反省を踏まえ、現場の声を取り入れるために実施した。今後、意見を政策に反映させ、来春の県議選などで巻き返しをはかる。
「政策キャラバン」と名付けられた意見交換会には、同会派のほぼ全員の県議11人と、同市を地盤とする同党の石山敬貴衆院議員が出席。市町村議や後援会関係者ら約100人を前に、政府予算案や同党の成長戦略、10日に公表された県予算案の特徴を説明した。県議が選挙区を越えて集会を開くのは初めてという。
意見交換は約1時間に及び、「地方議会が活性化しなければ、国がせっかく地方に起こした(政権交代の)波も生かされない」などの指摘も出た。地上デジタル放送移行に向けた助成の充実などを求める意見もあり、県議らが回答した。
キャラバンは今後、県内各地で開く予定で、藤原範典会長は「地域主権を訴える政権政党として、現場の声を集め、かゆいところに手が届く政策を打ち出したい」と話している。
集会を開く背景には「政権交代の流れを地方に定着させる試金石」として臨んだ知事選で、同党推薦候補が大差で敗れたことに加え、県議会でも、定数61人の約3分の2を占める自民党・県民会議に対し、改革みやぎは12人だけで存在感を示せていないためだ。
(2010年2月12日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001002140004
本間元知事が出馬へ/大崎市長選
2010年02月14日
4月18日に投開票される大崎市長選に元知事の本間俊太郎氏(69)が立候補することが13日、分かった。近く正式に表明する。本間氏に近い後援者が朝日新聞の取材に明らかにした。
本間氏は2006年4月の前回市長選にも立候補し、約2400票差で現職の伊藤康志氏(60)に敗れている。本間氏は知事だった1993年に、ゼネコン汚職に絡んで辞職。01年と03年の衆院選に立候補したが落選した。
宮城4区
■2003年選挙得票
1 伊藤信太郎 自由民主党 前 76,554 当選
2 本間俊太郎 無所属 新 61,200
3 山条隆史 民主党 新 40,583
4 小野敏郎 日本共産党 新 12,196
■2001年10月補欠選挙得票
1 伊藤信太郎 自由民主党 新 63,745 当選
2 本間俊太郎 無所属 新 48,871
3 山条隆史 民主党 新 11,633
4 小野俊郎 日本共産党 新 9,281
市長選には、伊藤市長が再選を目指して立候補する意向を表明している。
http://www.tradewind.or.jp/~dsch1906/065gatu1.htm
5月1日(月)
大崎市の初代市長、伊藤康志氏が当選
▽大崎市長選開票結果=選管確定=
当39546 伊藤 康志 無新①=自民党推薦
37139 本間俊太郎 無新
2941 渋谷 貞雄 無新
大崎市長選は30日、投票が行われ、即日開票の結果、前県議会議長・伊藤康志氏(56)=無所属、自民党推薦=が、元知事・本間俊太郎氏(66)=無所属=、保育園長・渋谷貞雄氏(68)=無所属=を破り、当選を果たした。
伊藤氏は、組織力を生かして手堅く運動を展開。村井嘉浩知事や、自民党国会議員らが支援に駆けつけるなど、国や県とのパイプを強調、「大物県議」の力を見せつけた。
地元古川以外の地域では、旧町の町長らの支援を受けて支持を広げ、出遅れをばん回した。
本間氏は、各地でミニ集会を精力的に展開するなど草の根的な運動を展開した。
女性や高齢者らを中心に支持を広げ、旧郡部では伊藤氏をしのぐ知名度があり、旧玉造郡などでは伊藤氏をリードしたが、広がりに欠いた。
渋谷氏は告示直前になって立候補を表明。短い期間で支持を得られなかった。有効投票の十分の一の得票を得られず、供託金百万円は没収となった。
投票率は73・57%、。投票区別では古川68・70%、松山81・20%、三本木78・58%、鹿島台77・86%、岩出山77・18%、鳴子81・52%、田尻78・70%。
各区ごとの得票は次の通り。
【本間俊太郎候補】
▽古川=18,358▽松山=2,038▽三本木=3,422▽鹿島台=2,717▽岩出山=4,503▽鳴子=3,261▽田尻=2,840
【伊藤康志候補】
▽古川=18,976▽松山=2,364▽三本木=1,701▽鹿島台=5,336▽岩出山=3,703▽鳴子=2,324▽田尻=5,142
【渋谷貞雄候補】
▽古川=1,510▽松山=151▽三本木=147▽鹿島台=377▽岩出山=283▽鳴子=180▽田尻=293
解説
実質的に2人の戦いとなった選挙選は、前県議会議長の「政治力」か、元知事の「過去の実績」か、いずれかを選択する様相になった。新市最初のリーダーを決める選挙戦にしては、明確な争点もなく、政策論争は活発だったとは言い難い。
自民党国会議員や村井知事らが支援に駆けつけるなど、伊藤氏は大物県議ぶりを見せつける選挙戦を展開した。
しかし、首長としての伊藤氏の手腕は未知数だ。選挙戦で訴えた「大崎の宝」にどう「磨き」をかけ、地域振興に結びつけるのか、抽象的な印象はぬぐえなかった。公約の「1万人の雇用創出」も、具体的な道筋は伝わってこなかった。
市民の一体感醸成や自治組織の立ち上げなど、初代市長ならではの重責が待っている。さらに、市民病院建設問題にもさっそく、取り組まなければならない。
選挙戦で訴えた「大崎の資源に、みなさんといっしょに磨きをかける」という初心を、忘れてはなるまい。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100216ddlk04010095000c.html
選挙:気仙沼市長選 菅原氏が出馬表明 現職は引退を表明 /宮城
任期満了に伴う気仙沼市長選(4月25日投開票)で、同市在住で自民党の小野寺五典衆院議員秘書、菅原茂氏(52)が15日、無所属で立候補することを表明した。
菅原氏は同日、市内のホテルで会見し、「秘書としての任務や課題もあったが、市長としての職責を通じて市民の皆さんに恩返ししたい」と立候補の動機を語った。さらに、行財政改革や産業振興、雇用創出などの政策を明らかにした。
菅原氏は気仙沼市出身で、東京水産大(現東京海洋大)を卒業。大手総合商社勤務を経て、1992年に水産会社に転職した。07年から宮城6区選出の小野寺氏の秘書を勤めている。
市長選では、現職の鈴木昇市長(65)が1月末に引退を表明。立候補表明は現在、菅原氏だけだが、今後、候補者擁立の動きが活発化しそうだ。【石川忠雄】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100210ddlk03010004000c.html
変わる:県予算への影響/上 積極型予算 地方交付税増で可能に /岩手
◇「はしごを外された時」懸念
達増拓也知事は8日の予算発表会見で、強い口調で言った。「地方を強くしていこうという新政権の方向性は、この予算に反映されている」
前年度当初比6・1%と大幅に増えた「積極型予算」は、将来交付税として措置される臨時財政対策債を含めた県への実質的な地方交付税が、前年度比で約220億円増えたため、実現した。景気低迷などで県税収入が大幅に減る見込みで、独自の雇用対策や経済活性化、地域医療の充実などに大きな予算を割くことは難しかった。「国の配慮がなければ、多額の起債などしないと予算編成が難しかった」と県幹部は言う。
だが、国の補正予算で積んだ基金の261億円を含めると、国への依存財源は4000億円を超える。財源の国への過度の依存ぶりの裏返しでもある。
小泉政権以降、県への普通交付税額は00年度の2880億円から09年度には2103億円に減った。これに対し、県は、独自財源の確保より、公共事業や職員定数削減など、交付税減額に比例して予算規模を01年度以降7年連続で減らした。同時に主要3基金からの取り崩しを続けてきた。
経済状況の低迷は続く見込みで、県税収入の大幅改善は見込めない。岩手県立大学総合政策学部の斎藤俊明教授(政治学)は「今回の予算案は、県内経済を刺激し、税収を引き上げるような策はなく、展望が見えない」と指摘する。
独自財源を確保する手だては十分できていない。来年度以降も国から同程度の財源を得られるかは不透明だ。県幹部も「はしごを外された時に赤字団体になりかねない」と懸念する。11年度以降は毎年度700億円以上の歳入不足に陥るとの予測だ。【岸本桂司】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100211ddlk03010060000c.html
変わる:県予算への影響/下 事業仕分け 「廃止」一転「活動継続」 /岩手
◇県が費用盛り込む
ホームページを通じた啓発や活動推進員の派遣など3事業を委託、計約800万円。今予算案で、県が盛り込んだ県地球温暖化防止活動推進センターの運営費だ。今年度と同程度だった。
地球温暖化防止活動推進センターは昨年11月、行政刷新会議が行った「事業仕分け」で「民間でも十分(温暖化防止活動の)機運がある」などとして、関連予算が廃止されることになっていた。
だが、国の予算は減額ながらも約6億円が計上され、県センターにも数百万円の補助が見込まれるという。センター設置の根拠法も残っている。県環境生活企画室の平井孝典温暖化・エネルギー対策課長は「役割は果たしており、活動は必要だ」と胸をなで下ろす。1月27日にはセンターの指定管理団体に、NPO法人・環境パートナーシップいわて(盛岡市)を選んだ。
一方、事業仕分けの結果に対応を迫られた部署もある。細かい林道の整備や間伐などを行う森林・林業・木材産業づくり交付金(概算要求額79億円)は、森林整備加速化・林業再生事業という「ほぼ同じ別事業がある」として、廃止された。
県はそこで、今年度積み立てた基金を元に国が全額を補助する同事業から、来年度当初予算案に、県産材活用約8億円▽間伐などに約7億円▽松くい虫対策に約1億円−−などを引っ張った。県農林水産企画室は「政策的経費は前年度並みを維持できた」と胸を張る。だが、交付金で行う考えだった低コスト造林の促進事業が対象にならず、実施できない「痛み」も被った。
政権交代前に設けられた基金による事業は11年度まで。その後の保障はない。同室の高橋渉・企画課長は「この予算で、できる限りのことをしなければならない」と述べる。【山口圭一】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100227ddlk02010120000c.html
選挙:弘前市長選 連合青森、葛西氏を推薦 /青森
連合青森(石田隆志会長)は26日、青森市内で政治センター幹事会を開き、4月の弘前市長選に立候補を表明している前副市長の葛西憲之氏(63)を推薦することを決めた。来月3日の執行委員会で正式決定する。
一方、今夏の参院選青森選挙区については、民主党が来月上旬に公認するとみられる新人で元青森朝日放送アナウンサーの波多野里奈氏(37)を推薦する方向で検討している。【矢澤秀範】
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気仙沼市長選民主党側は内海太出馬?
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>>1071
きましたね。出馬要請。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100228t11026.htm
気仙沼市長選 民主、内海氏に出馬要請へ
民主党宮城県連(安住淳代表)は27日、仙台市内で選対会議を開き、任期満了に伴う4月の
気仙沼市長選(18日告示、25日投票)について、元県連幹事長で県議の内海太氏(62)
=気仙沼=に立候補を要請することを決めた。
現職の鈴木昇氏(65)が引退する気仙沼市長選には、自民党県連会長の小野寺五典衆院議員
(宮城6区)の公設第一秘書を務める菅原茂氏(52)が立候補を表明した。
民主党県連は今夏の参院選や次期衆院選を見据え、自民党が議席を持つ6区の気仙沼市長選を
重視。県議5期のベテランで支持労組に推す声がある内海氏が候補者に最適との結論に達した。
内海氏が立候補すれば、気仙沼市長選は政党対決の構図になる可能性もある。
一方、大崎市長選(4月11日告示、18日投票)は独自候補を擁立するかも含め、引き続き
検討することで一致した。
大崎市長選には、再選を目指す現職の伊藤康志氏(60)、元知事の本間俊太郎氏(69)が
立候補を表明した。県連内には大崎市出身の党県議の擁立論があるが、民主党支持の政治姿勢を
条件に現職を推す声が広がりつつあり、慎重な対応が必要と判断した。
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大津波警報 青森の町長選、投票を一部中止し繰り延べ
2010年2月28日12時6分
http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY201002280103.html
南米チリの地震による大津波警報が発令された青森県太平洋岸の同県おいらせ町の町長選は28日、町内の投票所20カ所中3カ所で午前9時40分に投票の受け付けを中止した。
この3カ所は3月7日に改めて投票を行い、開票作業も同日に延期された。残りの17カ所は予定通り投票が続けられている。
中止になったのは一川目地区生活会館、二川目地区生活会館、川口地区コミュニティセンターの3カ所。
同町は午前10時半に太平洋沿岸に住む1422世帯に避難指示を出しており、両生活会館は住民の避難所になった。
町は投票中止の理由を「住民の避難所確保と、町職員を防災対策に当たらせるため」と説明している。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001002240005
「チェンジ!」の行方吉村知事2年目へ・上
2010年02月24日
つや姫のおにぎりをほおばる子どもに「おいしい?」と声をかける知事=2009年11月、東京・銀座のアンテナ店
∞素人っぽさに親しみ
面会2倍 目立つペーパー棒読み
「チェンジ!」を掲げ、初当選した吉村美栄子知事の県政運営が2年目に突入した。政治も行政も「素人」だった主婦からの大転身。新風を求めた県民の思いを託された1年目の成果と課題を考える。(佐藤恵子、藤木健、川原千夏子)
「うちのめんごいつや姫、かわいがってけらっしゃい」
東京・銀座に威勢のいい山形弁が響いた。昨年10月、声の主はもんぺ姿の吉村知事。県のアンテナ店で開かれた県産米「つや姫」の先行販売開始イベントの一コマだ。
子どもに目線を落とし、若者に気さくに「家でご飯炊いてる?」。高齢者には大きめの声で語りかけた。前日に山形市であった催しでは、「知事さん、握手してけろ」と駆け寄ってくる市民もいた。
■「かあちゃん知事」
行政経験なし。政治経験もなし。主婦歴30年以上。こんな経歴の知事は珍しい。
「素人と言えば素人。専門的な知識がないことが欠点」と吉村知事は率直に認める。では、心がけている「知事の役割」とは? 「政策はもちろん大事だけど、県民に元気を与えることも大事」
前知事時代との「チェンジ」を示すデータがある。
県の資料「知事の面会者等一覧表」によると、前知事が08年7〜12月に公務で面会したのは63件。一方、吉村知事は09年後半に147件で、前知事の2倍強。「JA山形中央会役員」や「県建設業協会役員」が並ぶ。同時期の土日の公務は、約20件の前知事に対し、吉村知事は約60件で3倍だった。
知事の当選直後、支援したある県議はこうアドバイスしたという。「業者など利権関係者は絶対ダメだが、それ以外で会いに来た人はどんどん知事室に入れなさい。『知事来て』と言われたら、できるだけ出て行きなさい」
県民にまず、知事のうりである庶民的な人柄を浸透させるためだ。「2期目」をにらんだ戦略でもある。
そんな周囲の思惑を知ってか知らずか、自称「かあちゃん知事」はこの1年、人と会い、催しに出て、県産品のトップセールスに奔走した。
知事周辺は「ふつうの主婦らしい立ち振る舞いに、県民は親しみを感じている。知事の人気は高い」との手応えをつかんでいる。もちろん人気は水もの。「1年目はご祝儀相場」なのも重々承知だ。
■少ない自分の言葉
昨年11月の北海道・東北知事会。「新政権は決めたことをごり押しする印象だ」(新潟県知事)、「事業仕分けの影響を調べて国に伝えよう」(北海道知事)――。新政権への対応策をめぐる活発なやり取りの中、吉村知事はペーパーの棒読みが目立った。
他県の知事と席を並べる知事会などで、吉村知事が存在感を示せたことはほとんどない。山形弁を駆使するトップセールスなどとは打って変わって、「自分の言葉」が影を潜める。週1回の定例記者会見や県議会の答弁もペーパー頼りが多い。
「1年前よりは自分の言葉が増えたかな」と本人は自己評価するが、会見で質問にとまどう場面は今も少なくない。
「庶民感覚」を保ちながら、「素人」からどう脱皮するか。2年目の宿題だ。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001002250003
「チェンジ!」の行方吉村知事2年目へ・中
2010年02月25日
県議会本会議場。吉村知事の隣には、いつも高橋副知事が座る。「出しゃばらずに知事をしっかり支えている」との評が多い
後ろ盾、自民封じ込め
∞製造者責任/生え抜き副知事 右腕に
昨年1月の知事選で「県民優先主義」「行政のムダ排除」などをうたった吉村知事のマニフェスト。作成を主導したのは、当時、県政野党だった県民クラブの和嶋未希県議(現民主党衆院議員)や阿部昇司県議、連合山形の幹部、現職に反発していた一部の自民党関係者らだ。
知事の身内にも、県政界や行政に通じた面々がいる。同居する義父の吉村敏夫氏は元県出納長。亡夫の叔父が故吉村和夫元山形市長で、その息子の吉村和文ムービーオン社長と吉村和武県議も後ろ盾に名を連ねる。
それでも――。現職を破った投開票日の夜、支援したある県議は祝杯の中で、不安も感じていた。「知事としての手腕は未知数。半年や1年で投げ出されたら……」。主婦出身の新知事を誕生させた「製造者責任」が生まれた夜でもあった。
■ ■
「政治家の素質」
「1年目で最も苦労した」と知事が振り返るのは、野党自民党が最大会派を占める議会への対応だ。最初の難題は昨年の2月定例会。知事派県議らは、自民県議を取り込み、知事の隣に生え抜きの高橋節副知事を座らせた。これが功を奏した。知事答弁では、副知事が小声で助け舟を出すこともしばしば。知事が「一番相談する人」と全幅の信頼を寄せる右腕だ。
自民の反発が特に強かったのが、マニフェストで約束した副知事2人を1人に減らす条例改正。知事側は2度の定例会で見送り、満を持して9月定例会に提案した。「否決なら12月に」と腹をくくったが、自民の攻撃は不発。あっけなく可決した。
就任直後にぶち上げた「最上川の世界遺産登録見直し」では、自民への根回しはなし。県教委も「寝耳に水」。知事周辺も驚いたが、「ぶれてはいけない」と知事に言い聞かせたという。結果は、県民の間に反対の動きは広がらず、自民などの抵抗も尻すぼみに終わった。
結局、「(昨年の)2月定例会は強烈な風圧、6月も風圧はあった。でも9月は弱まり、12月はかなり弱まった」と知事。政権交代という追い風も吹き、議会の攻防は自民の腰砕けが際立つ展開になった。
知事に近い県議は「政治家の素質がある。ぶれないし、けんか上手。『主婦感覚』もあるだろうが、周りが賛成しやすい雰囲気をうまく作る」とうなる。
知事選で裏方を務めた元副知事の金森義弘氏は別の一面を指摘する。「彼女のすごい能力はペーパー読みが大好きなこと。県庁の大量の書類を赤線引きながら読み込んでいる。それで流れはある程度つかめるし、判断もできるようになる。ふつう知事は読まないよ」
■ ■
「恩と縁」で行動
一方で、政治家としての立ち位置は、政治的な理念以上に、「恩と縁」という私的な要因で決めてきた。総選挙は知事選で支えてもらった民主の鹿野道彦氏を、酒田市長選では家族付き合いのあった新顔を応援した。
問題は、この夏の参院選だ。
自民現職の岸宏一氏が立候補し、民主候補と争うことになったら――。「知事選で直接支援を受けていない民主の新人より、助けてもらった岸氏を」「両方の応援に行けばいい」。知事周辺からはさまざまな声が聞こえてくる。
「ぶれない姿勢」を、どう貫くのか。悩ましい局面が待ち受けている。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001002260005
「チェンジ!」の行方吉村知事2年目へ・下
2010年02月26日
来年5月に還暦を迎える知事。カラフルな服装が多い。「30年前の服も着ています」とも=県庁
∞両刃の公約
有言実行 重荷に弱音も
前知事批判 わが身に
「国への依存体質から脱却して、地域のことは自らの意思で決めるという地域主権を確立しなければならない」
県議会2月定例会が開会した19日。吉村美栄子知事は、新政権が掲げる「地域主権」に即した県づくりを宣言した。これまでの県政について、「国を見ていた」と依存体質を認める。まずは足元の県庁改革が課題だ。
新政権のスローガン「政治主導」「脱官僚依存」とは一見対照的に、知事は「ボトムアップ」を強調する。
「私をはじめ県職員が県民と対話し、議員と議論し、市町村や現場の声を聞きながら施策を立案することが大事。それが県政での政治主導だと思う」
1年で変化はあったと知事は言う。「県庁が明るくなったとか県庁マンがすぐ動くようになったとか、県民に言われる」
確かにトップダウン型の前知事時代とは様変わりした。しかし庁内には「職員の意識改革はまだまだ」との声も根強い。
知事に近い県議も辛口だ。
「まだ与えられる範囲内の仕事ばかりで、企画立案する部分が少ない。国にもの申すくらいでなければ。まずは知事が(意識改革の必要性を)きちんと認識して言う必要がある」
◇見えない目玉事業
肝心の施策はどうか。2010年度当初予算案について、知事は「厳しい景気雇用情勢に十分配慮した。県民に評価されるのでは」と自信を見せる。
編成過程では「プラスの姿勢で色々な事業を考えてほしい」として、各部局の要求額を前年度以下に抑える「マイナスシーリング」を撤廃。「少子化対策」「観光交流産業」「農林水産業」など重点7分野については5〜30%の増加を認めた。
「プラスの姿勢」の成果として盛り込まれたのは、台湾中心部に大型屋外広告を出す「外国人誘客情報発信」や、県産農林水産物や食文化の知識を問う「食育検定」といった新規事業だ。大枠では前年度から大きな変化はなく、目玉事業もほとんど見当たらない。
◇「数字合わせ」の声
知事は元々知事選のマニフェストで県民に約束している。
合計特殊出生率《1・42→1・5》、観光客数《500万人増の4500万人》、県民所得《全国36位→20位台》、農林水産業予算《08年度当初予算比150億円増の1・5倍》……
予算の重点分野とマニフェストはリンクしていて、知事の姿勢は一貫しているとも言える。ただ、マニフェストの高い数値目標は、知事を縛り付ける両刃(もろ・は)の剣(つるぎ)になりかねない。
例えば、景気雇用対策。県は新年度から「2年で2万人」の雇用を生む事業に取り組む。だが、数値目標を達成したと胸を張った09年度の「雇用創出1万人プラン」は短期雇用が相当数含まれるとされ、二重計上の疑いも。「数字合わせだ」との批判も起きている。
記者会見で農業予算の目標達成への道筋を問われた知事が、「言ってしまうと、またやらなければならない」とこぼす場面もあった。有言実行の難しさを痛感した知事の本音だろう。
「成果のあがらない景気雇用対策はもうウンザリ」「必要なのは数字合わせではない」
吉村知事は知事選で前知事をこう批判した。いま、そのまま自身に向けられるこの言葉をはね返せるか。正念場を迎える。
(この連載は佐藤恵子、藤木健、川原千夏子が担当しました)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10488.html
現・新一騎打ちの公算 弘前市長選告示まで1カ月
任期満了に伴う弘前市長選は、4月4日の告示まで1カ月と迫った。出馬を表明しているのは再選を目指す現職の相馬●一氏(73)と、県OBで前副市長の葛西憲之氏(63)の2人。現時点でほかに具体的な出馬の動きはなく、両氏による一騎打ちとなる公算で、合併に伴う2006年4月の市長選で誕生した相馬市政の継続か刷新かを問う激しい選挙戦が予想される。
相馬氏は、今回の市長選公約のスローガンに「築こう‼健康で活力ある街を」と掲げ、1期目で訴えた農林業の振興や市政改革の継続・充実のほか、新たに合併戦略プロジェクトの推進を加えた八つの柱を示した。
合併後に策定した新市総合計画の重点施策を踏まえた内容で、2日開会した市議会3月定例会の施政方針演説では「計画の目標実現を目指して着実な市政運営に努めたい」と述べ、2期目に向けた決意をにじませた。
06年の市長選当時から「2期まで」としてきた相馬氏。後援会連合会は「一騎打ちは想定内。今までにない厳しい戦いだが、負けられない」と態勢固めに躍起だ。市内全域に張り巡らせた各地区後援会をフル回転させる一方、相馬氏は県議時代から培った知名度を生かしながら持ち前の行動力で公務、政務に奔走し支持拡大を図る。
葛西氏は、市政運営をめぐる相馬氏との考え方の隔たりをきっかけに昨年9月、副市長を辞職。「停滞した相馬市政が今後4年間続くことに大きな危機感を感じる」と厳しく指摘、「ひろさき一新、対話と創造」を掲げて初の市長選に臨む。
県職員の経験や実績を生かしながら、公約の柱として市民主権システム実現、農業・産業おこしなど七つの柱を示し、加えて緊急事業に第三セクター破(は)綻(たん)に伴い閉鎖されたジョッパルの再生、全天候型生涯スポーツレクリエーション施設建設の見直し、実効性ある観光施策展開の三つを掲げ、現職との違いを鮮明にする。
1月に発足した後援会連合会は、経済界を中心に各種市民団体などが加わり徐々に厚みを増している。知名度アップに向け地域単位や市民グループなどとの対話集会を地道に重ね、浸透に躍起だ。
19日には弘前青年会議所が主催する市長選立候補予定者の公開討論会が弘前文化センターで開かれる予定で、告示より一足早い両氏の舌戦が注目される。
※●は金へんに昌
【写真説明】市長選に向け動きを活発化させる相馬氏(右)と葛西氏
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100304-OYT8T00065.htm
奥州の課題【「一郎票」依存変わらず】
地元の市長選にも大きな影響力を及ぼす奥州市の小沢事務所 2月14日、奥州市江刺区のささらホールで開かれた市長選の立候補予定者公開討論会。現職の相原正明氏(62)と、新人の前市議会議長、小沢昌記氏(51)の2人は、何度も「マニフェストにも書いたが――」と、自らが作ったマニフェスト(政策綱領)をアピールした。
しかし、両氏のマニフェストからは、争点は見えにくい。財政を窮迫させている市土地開発公社の再建問題や中心市街地の活性化、市総合水沢病院の経営再建などの課題でスタンスの違いはほとんどないからだ。
政策論争の代わりに、前哨戦で目立つのは、両陣営が、民主党の小沢幹事長との距離の近さを競っている点だ。
2月28日、奥州市水沢区で開かれた小沢昌記氏の総決起集会に、小沢後援会水沢連合会の小野寺伝会長が現れると、会場の一部にどよめきが起こった。小野寺氏は、前日の相原氏の集会には顔を出していなかった。
相原、小沢の両氏は昨年8月の衆院選で、不在の小沢幹事長に代わり、集会でマイクを握った。会場がどよめいたのは、それまで水沢連合会は「市長選では中立を保つ」とみられていたからだ。17日夜には、水沢連合会の臨時役員会で、小野田冨男・前会長(現名誉会長)が、小沢昌記陣営の総括責任者に就くことを明かした。
ただ、出席した後援会幹部は「後援会としては、あくまで中立」と念を押す。
一方、相原陣営も、立候補表明の際に東京の民主党本部を訪れ、小沢幹事長に出馬の意向を伝えたり、小沢幹事長の後援会幹部宅を回ったりするなど、配慮を欠かさなかった。相原氏は「相手陣営が自分たちを優位にしようとしているだけだ」と、水沢連合会との関係に変わりがないことを強調する。
市長選を巡るこうした両陣営のさや当てに、市民は冷めた視線を向けている。市内で飲食店を経営する50歳代の女性は「市長選では、奥州市の未来をどうするのかという議論を期待している。これでは市民不在で、今までの選挙と何も変わらないのでは」と、苦言を呈す。
◇
5市町村が合併し、県内第2の都市として人口13万人の奥州市が誕生したのは2006年2月。7日告示、14日投開票の市長選を前に、選挙の構図と市の課題を探る。
(2010年3月4日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100304ddlk06010064000c.html
県議会:本会議が50分中断 自民議員の「議事進行」で /山形
県議会本会議は3日、後藤源県議(自民)が佐貝全健議長に議事の進め方について要望する「議事進行」を出したため、約50分間、議事が中断した。議事進行による本会議中断は、01年12月7日、議場にシンナー臭が立ち込め、議会事務局職員1人が倒れた時以来約8年ぶり。
2日の一般質問で、小中学生の読書に関し2問質問した小野幸作県議(同)に対し、山口常夫教育長が1問の答弁を終えた時点で、佐貝議長が「答弁を含め1時間の規定時間を過ぎた」として質疑を打ち切ったことに後藤県議が異議を唱えた。
後藤県議は取材に「演壇に上がれば、時間が経過しても最後まで話すようにしてきた。打ち切りは今までなかった」と主張。急きょ開いた会派協議会で「答弁の途中で時間切れになった場合の対応は今後協議する」ということで決着し、議会は再開した。【釣田祐喜】
毎日新聞 2010年3月4日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100303-OYT1T00053.htm
「上杉家はリストラせず」山形知事、行革二の足?
本音は行財政改革に後ろ向き?――。
山形県の吉村知事は2日の県議会一般質問で、行財政改革への取り組みを問われ、昨年の大河ドラマ「天地人」を引き合いに、「上杉家が会津から米沢に移ってきた時には、120万石から30万石に減らされた。家臣団6000人をリストラせずに、みんな助け合って支え合った」と、職員数削減に消極的とも取れる発言をした。ご当地・米沢市区選出の中川勝県議(自民党)への答弁。
知事は重ねて上杉鷹山(ようざん)にも触れ、「鷹山公は、厳しい藩の財政を立て直すために、目の前の藩士をバッタバッタと削減したでしょうか」と強調。直前の答弁では、「簡素で効率的な組織体制の構築に向け、部局改編を進めるなど、しっかり見直しを進める」などと述べていた。
中川県議は再質問で、「6000人の禄高(ろくだか)は3分の1、5分の1に減った。県で言えば、人数はそのままかもしれないが、給与が減ったということ」と応酬した。
県は年度末にまとめる「県行財政改革推進プラン」で、医療や教育、治安など現場にかかわる部署以外の県職員を2011年度からの3年間で3%程度削減することを掲げた。「数値目標が低い」などの批判が出たため、知事は数値目標の変更も含めて再検討する考えを明らかにしている。
(2010年3月3日12時00分 読売新聞)
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>>1073
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100304t23023.htm
津波で思わぬ投票延期、戸惑う陣営 おいらせ町長選
チリ大地震津波で避難指示が出たため、一部地域の投票と全体の開票が1週間後の7日に延期された青森県おいらせ町長選は、投票所が閉鎖された沿岸部の3地区に限った選挙戦が続いている。想定外の「延長戦」は通常の選挙と勝手が違うようで、候補者陣営も戸惑いを見せている。
立候補しているのは新人の元町議の成田隆氏(59)と再選を目指す現職の三村正太郎氏(60)。2月23日に告示され、28日に投開票の予定だったが、大津波警報で20カ所ある投票所のうち沿岸の3カ所が閉鎖された。
公選法の規定で閉鎖前の投票は無効とされ、3地区では1〜6日も選挙運動が可能になった。3地区の有権者は計3487人で、両陣営は急きょ選挙戦を再開した。
ただ、両候補者が街頭で政策などを訴えたのは今のところ、それぞれ1回だけ。「狭い範囲でスピーカーを使うのも迷惑。住民感情を逆なでしたくない」と三村氏陣営。成田氏陣営も「相手が街頭に立ったので、こちらもやっただけ」という。
本来は選挙戦たけなわの3日も、現職の三村氏は町議会の全員協議会の対応などに追われ、成田氏陣営は選挙カーで投票日の周知を呼び掛ける程度にとどめた。有権者の心情を考えると、積極的な選挙運動は逆効果になりかねないという読みもあるとみられる。
2010年03月04日木曜日
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弘前市長選関連
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/3709
弘前地区/雪の街 歩く魅力提案/年末年始、観光空白が課題
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/3284
新青森開業後の奥羽線 E5系接続は通勤電車?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/3186
挑戦する津軽 「感交・弘前」確立急ぐ 西北五、低い宿泊率課題
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奥州市長選関連
検索したら懐かしい記事が・・・
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776388/127
駅構内の掲示「待った」 JR東「胸毛など不快」−−岩手・奥州
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003050002
奥州市長選 「継続」か「変化」か
2010年03月05日
「継続」か「変化」か。奥州市長選は、市町村合併後も残る地域間の対立感情を背景に、新市の最初の4年間を牽引(けん・いん)した2人が、次の4年間の主導権をめぐって一騎打ちを演じる展開となっている。
2月27、28日、奥州市内の同じ会場で、2人の後援会が総決起集会を開いた。動員数は現職の相原氏の約1600人に対し、新顔の小沢氏が約1900人だった。
選挙戦が確実となったのは昨年9月。「現職とは違う市政運営を提案したい」と小沢氏が出馬表明した。マニフェスト作りのための意見交換を兼ねて市内を歩き、市議時代、地盤の水沢区内に限定されていた後援会組織を、旧市町村単位の5後援会、計38支部に急速に拡大させた。
旧市町村間の対立感情を巧みに刺激し、市政批判を展開する。「(相原氏の出身の)江刺区に事業配分が偏っていた」と陣営幹部。さらに相原氏の行政手法を「トップダウン」と断じた。
迎え撃つ相原陣営は批判に対し、「合併時の約束を誠実に履行してきた」と反論。強みは現職としての実績と知名度だ。「手堅い手腕で、目立った失政もなかった。浸透度は全く違う」と陣営幹部。
県、盛岡市と協調した融資による岩手競馬の存続など、「初代市長として合併後の混乱期を安定的にまとめた」と相原氏は訴えている。
小沢氏が水沢区や胆沢区で不満の受け皿となっているのに対し、相原氏は地盤の江刺区を固め、衣川区でも支持を伸ばしている。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003050003
久慈市長選/「自民現職」対「民主新人」
2010年03月05日
久慈市長選は、自民党県連会長の鈴木俊一氏や自民党県議らが支援する現職の山内氏に、民主党県連と社民党県連合が推薦する遠藤氏が挑む。
「『我が政党を応援しなかった』という理由での判断が政権与党にあるとしたら、それは政治を私するものだ」
2月上旬、記者会見で民主党との関係について問われた山内氏は、語気を強めた。
山内氏は1983年から20年間、県議会で自民党会派に所属。県連幹事長や県議会議長も務めている。昨年8月の総選挙では、自民党の鈴木氏を支援した。
遠藤氏陣営は民主党県連の「挙党態勢」で臨む。候補者選定から小沢一郎氏の公設第1秘書、大久保隆規氏らが中心となった。今は、国会議員、秘書、県議があいさつ回りや演説会を繰り返している。
山内氏後援会の嵯峨吉彦会長は「まるで黒船の来襲」と戸惑うが、民主党県連も「現職の壁は久慈でも非常に高い」(同党国会議員秘書)と厳しい見方を示す。
一方で、山内氏と遠藤氏の主張は産業振興や雇用確保、医療・福祉の充実など共通する部分が多く、争点は見えにくい。民主党の「政治と金」の問題も、「どういう影響が出るのか予想できない」(工藤堅太郎・民主党県連代表)、「影響が神風となってこちらにふいてくれればいいが、読めない」(嵯峨吉彦・山内氏後援会会長)と、両陣営とも計りかねている。
同市長選には地域紙発行業の宮古邦彦氏も立候補の意向を示している。
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名物?市長 4千出馬へ
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100305ddlk06010200000c.html
選挙:東根市長選 土田市長、4選出馬表明 /山形
東根市の土田正剛市長(66)は4日、任期満了(9月4日)に伴う同市長選への4選出馬を表明した。同日の市議会一般質問で「東根市民4万6000人のリーダーとして引き続き市政運営に全力で取り組みたい」と答えた。
土田市長は取材に「3期12年で東根市全体のレベルアップができたと思う。更なる底上げをすべく4期目に挑戦したい。課題である農産物のブランド化、県内初の中高一貫校やさくらんぼ小学校開校の準備をつつがなく進めたい」と意欲を語った。政党からの推薦は受けないという。
土田市長は慶大法学部卒。衆院議員秘書を経て79年に県議に初当選し、4期目の93年に知事選に出馬したが惜敗した。98年に市長に当選し、現在3期目。【細田元彰】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100302ddlk03010015000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/上 雇用問題 /岩手
◇求人は県最低水準 痛い、国のセンター“廃止”
寒風の吹く中、奥州市江刺区の男性(27)が、同市水沢区の胆江地域職業訓練センターにやって来た。今年1月から毎日のことだ。09年2月まで自動車関連会社の派遣社員だったが、不景気で雇い止めになった。求職活動を続けたが、思うような職は見つからない。「CAD(コンピューター利用設計システム)などの資格が取れればと思った」と、OA実務科(3カ月コース)で技術を身に着けるのに必死だ。
岩手労働局が発表した水沢公共職業安定所管内(奥州市、金ケ崎町)の09年12月の有効求人倍率は0・29倍と、前月比0・02ポイント上昇したが、県内では最低水準だ。センターの存在価値は高まる。
だが、厚生労働省は09年12月、全国の地域職業訓練センターの廃止方針を示した。県内では、盛岡、二戸、一関、奥州各市の施設が対象となった。
センターによると、09年4〜12月の利用延べ人数は1万5232人、全室数に対する利用室数を示した施設利用率は63・8%と、厚労省が継続の要件にした基準(50%以上)をクリアしている。就職率は90%を超え、県内ではトップクラスの実績だ。現在も65人が受講している。上平義秋事務局長は「我々の仕事は地域雇用のセーフティーネットに近いものがある。廃止すれば雇用対策の面でマイナスになる」と危惧(きぐ)する。
こうした状況下、市は雇用対策を実施しているが、付け焼き刃の感は否めない。
国の緊急雇用創出事業とふるさと雇用再生特別交付金を活用し、臨時職員の採用や地上デジタル放送の相談事業、南部鉄器販路開拓事業などを行ってきた。08〜09年度で計69事業、約2億6000万円に上る。だが、いずれも短期雇用で抜本的対策になっていない。
センターも2月、施設の継続方針を決めたが、運営形態は「今夏ごろをめどに方向性を示す」(相原正明市長)と話すにとどまる。パソコンなどの機器更新や将来の施設改修費用が多額に上ると予想されるためだ。
財政の厳しさが背景にある。市企業振興課によれば、新年度予算には雇用対策費として、国から1億円が追加される見通しではある。及川哲也課長補佐は「どこもそうだと思うが、予算枠に計画が追い付いていないのが現状だ」と本音を語る。
◇
2市2町1村が合併し奥州市が誕生してから4年。盛岡市に次ぐ人口約13万人の都市になり、副県都としての発展を目指してきた。しかし、合併効果を感じる市民は少なく、逆に地域間格差の拡大を指摘する声は多い。景気低迷による雇用や財政再建など、難しい問題も山積する。有権者は副県都の将来を誰に託すのか。市が抱える課題を整理した。【湯浅聖一】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100304ddlk03010052000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/中 財政問題 /岩手
◇負債100億円の公社 「塩漬け土地」で市経営圧迫
奥州市水沢区の郊外に広がる区画整備された約13ヘクタールの宅地。建物は少なく、「立入禁止」の看板だけが風雪に揺れる。通りかかった近所の50歳代女性は「犬の散歩コースになっている」と話した。
市土地開発公社は01〜05年、姉体地区複合団地開発事業(通称マイアネタウン)第2期分譲地として約25億1800万円で取得した。計22・9ヘクタールを開発。05年に344区画中52区画の分譲を始めたが、現在23区画が売れ残っている。それでも公社は10年度に280区画を分譲する予定だ。市政策企画課の佐藤浩光係長は「第1期分譲地は好評だったのに……。景気の落ち込みで今は売れない状況だ」と嘆く。
同公社は、合併時の06年に3公社が一緒になって発足した。08年度決算では、簿価総額109億4000万円の土地を保有する。公有地の先行取得や造成地の販売不振、地価の下落などが原因で経営が悪化し、同年度決算で年間1億円の利息を含め100億円を超える負債を抱えている。
09年12月に経営健全化計画を策定し、10年度から10年間に、簿価額で約18億円分の保有地を民間に、12億円の市の先行取得地を市に、それぞれ売却するなど、累積債務の圧縮を目指す。
ただ、買い戻す側の市の財政状況は厳しい。市財政課によると、市の08年度実質公債費比率は、前年度を0・7ポイント上回る21・4%。地方債の借り入れに県の許可が必要な危機的状況だ。総合水沢病院や県競馬組合の経営再建などでも毎年数億円を支出している。さらに、10年度から10年間、公社の利息払いの6割にあたる6200万〜8500万円を毎年支援する予定だ。
市は、買い戻しに合併特例債の活用も検討するが、借金を残すことになる。土地の売却見通しもなく、「健全化計画は問題の先送りだ」という批判もある。佐藤係長は「公社は市の住宅政策や企業誘致の一端を担っている。ある程度の負担はすべきだ。今は逆風だが、10年間このままとは限らない」と話す。【湯浅聖一】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100305ddlk03010079000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/下 地域間格差 /岩手
◇顧みられぬ被災者 リンドウ農家の訴え届かず
09年7月に奥州市衣川区上河内地区で開かれた相原正明市長と住民の懇談会で、リンドウ農家の小形孝子さん(66)は厳しい口調で詰め寄った。「岩手・宮城内陸地震で被害を受けたリンドウに、なぜ補償がないのか。深刻な状況を市は把握しているのか」。相原市長は地震後に被災地を視察したが、同地区に入ったのはこの時が初めてだった。
小形さんは約70アールでリンドウを栽培しているが、うち約35アールで被害を受けた。市が地震直後に被害の聞き取り調査をした時、小形さんらは窮状を訴えたが、何の回答もなかったという。「みんな自前で補修せざるを得なかった。他の被災者は補償や支援を受けているのに、リンドウ農家だけ何もないのはおかしい」と不満を漏らす。
奥州市は06年に5市町村が合併して誕生した。しかし、4年を経ても「住民の声が届かない」「区ごとの事業や財源配分がアンバランスだ」など地域間格差への不満は根強い。
市政策推進課によると、各区への財源配分は合併時に決められた。10年間の内訳は、水沢区73・8億円▽江刺区63億円▽前沢区25・1億円▽胆沢区35・3億円▽衣川区15・1億円▽行政組合などの広域枠47・7億円−−になっている。
他に旧市町村が持ち込んだ基金(持参金)があり、各区の事業に使われている。中でも江刺区は12億7200万円と他区より突出し、4年間の事業投入割合も64・4%と2番目に多い。当時合併計画の策定にかかわった行政推進室の新田伸幸室長補佐は「旧江刺市は、有利な過疎債を使えたことから、手金を使わずに済んだためだ」と説明するが、市民の目には不公平と映る。
市は市政懇談会や、市長による地区要望を聞く会などで、市民の合併に対する質問に答えてきたという。だが、「衣川村の時は、細かいところまで行政が気を配ってくれた。でも今は首長との距離が遠く感じる。敷居が高くなった分、役場に相談する気も起きなくなった」。小形さんのこの言葉が今の奥州市を象徴している。【湯浅聖一】
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001003060002
大崎市長選に佐藤仁一氏立候補へ
2010年03月06日
4月18日に投開票される大崎市長選で、大崎市民病院の移転建設に反対する「大崎・誠実な市政をつくる市民の会」は5日、旧岩出山町長の佐藤仁一氏(58)を統一候補として擁立することを決めた。佐藤氏は7日、正式に出馬表明する。市長選には、現職の伊藤康志氏(60)と元知事の本間俊太郎氏(70)がすでに立候補を表明している。
佐藤氏は旧岩出山町出身で1990年に同町長に初当選し、06年まで4期務めた。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003060001
合併後の久慈市、課題山積み
2010年03月06日
県立久慈病院では、31人の常勤医で外来と入院患者をケアしている=久慈市旭町
久慈市、山形村の合併で、新久慈市が誕生してから4年。「ひと輝くまち」を掲げた久慈市の現状と課題を、市長選を前に追った。
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【医師不足の久慈病院、研修医が支え】
久慈市の医療を支える県立久慈病院。周辺の4市町村からなる「久慈医療圏」で唯一の総合病院だ。1日平均800人の外来患者と342床の入院ベッドを診る。
久慈医療圏は人口10万人当たりの医師数が県内で最も少ない118・8人。久慈病院では、03年度には42人いた常勤医が、09年度は31人に減った。
産婦人科では、2008年度に久慈病院に2人いた医師のうち1人は二戸病院に移った。その結果、正常分娩以外は扱えなくなり、リスクの高い妊婦は、二戸病院までいかなければならなくなった。
阿部正院長は「08年度以降は年間のお産が3分の1に減った。3分の2はよその病院に行かざるを得なくなったのだろう」と語る。
医療体制を支えているのが、常勤医のサポートや当直勤務をこなす13人の研修医の存在だ。同病院では、電子カルテの導入やレントゲンのIT化など最新の設備を整備し、「研修医に魅力ある病院」を目指している。
阿部院長は「結果的に常勤医を増やさなければ医師不足の根本的な解決にはならない。研修を終えた医師に久慈に残ってもらうことがこれからの課題」と話す。
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【利用が減る路線バス、廃止検討も】
3月上旬、午後2時すぎ。閑散とした久慈駅前にとまっていた侍浜方面行きのバスに、高齢の女性2人が乗り込んだ。「お客さんが少なくて恥ずかしい」。運転手の男性はそう言うと、病院方面に向かって出発させた。
07年度末にJRバス東北が撤退してから、市費でバス路線を維持している。運行は県北バスなど3社に委託。契約料は年間約3300万円にのぼる。
ただ、09年度の12月までの利用者数は、前年度同期よりも約4千人下回る。侍浜方面行きバスの利用者数は前年度比で78・4%と減った。
市は08〜10年度を利用者数などの検証期間とし、利用率の低い路線については、ダイヤや路線の見直しを進める方針。さらに、1路線5人程度の利用率を下回る路線については、「廃止を含めて検討する」としている。
市の担当者は「いつまでも自治体は負担できない。地域でバス利用の促進に取り組む必要がある」と話す。
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【自殺が高い久慈市、県内上位】
久慈地域は、自殺率が高いという問題もある。長く、県内1、2位が続いてきた。背景には、失業問題や健康問題などが言われているが、久慈保健所の藤尾修・企画管理課長は「要因を特定することが難しい」。
市や保健所が進めてきたのが、地域ネットワークづくりだ。市町村や医療関係者、警察、岩手医大の研究班などによるネットワークを03年度から段階的につくり、対策を検討してきた。
人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は、04年に57・9人と県全体の34・5人を大きく上回っていたが、その後減少傾向になり、08年は42・2人だった。それでも、県全体の33・6人を大きく上回り、県内2位だった。
久慈市保健推進課の藤森智課長は「まずは自殺問題をタブーとしない意識改革を進め、関係機関と連携して活動したい」と話す。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100302-OYT8T00111.htm
【久慈の課題】港湾整備遅れ 津波で注目
120センチの津波が久慈港を襲ったのは、2月28日午後だった。市長選告示日のちょうど1週間前、小舟が波に揺れる港の映像が、テレビの全国ニュースで繰り返し伝えられた。
この前日、南米チリで地震があった日に、現職の山内隆文氏(58)の陣営は1400人規模の総決起大会を終えたばかりだった。民主党県連などが推薦する新人の遠藤譲一氏(56)の陣営は、同規模の総決起集会が津波当日に当たり、急きょ取りやめた。集会には、市出身の民主党衆院議員の畑浩治氏や達増知事らも参加する予定だった。
久慈港は、大船渡、釜石、宮古の3港と共に「海上輸送網の拠点」として国が指定する重要港湾だ。しかし、3港に比べて防波堤整備が遅れた。全国103ある重要港湾のうち、貨物取扱量は約27万トン(2007年)で全国最下位になった。
港の沖では、30年以内に、ほぼ確実に起こるとされる宮城県沖地震などに備え、国直轄で南北二つの湾口防波堤を建設している。20年前から始まったこの事業の完成予定は、南堤(全長1100メートル)が10年以内、北堤(2700メートル)が約20年後。道のりは長い。
「皮肉なことだが、久慈港の防災施設としての重要性が、津波の発生で注目されるかもしれない。もっと早く完成してくれないものか」。津波に襲われる港を見守った久慈市漁協の嵯峨松男参事(59)には、そんな考えが頭をよぎった。
それほど、現政権の久慈港に対する視線は冷ややかだ。昨年暮れ、政府は2011年度から、重要港湾の半数程度で新規整備を凍結する方針を示した。10年度は、久慈の湾口防波堤の事業費が、今年度の26億円から14〜18億円に削減される見込みだ。
この港湾整備を巡る立候補予定者たちの立ち位置は微妙に異なる。
山内氏は、先行する南堤が完成すれば間口の広い湾内の波も穏やかになり、「産業・観光業の起爆剤になる」と強調する。
遠藤氏は、与党とのパイプを強調する。政府方針が明らかになった昨年12月24日に出馬会見し、「県や国に訴えるルートは、きちんと作っていかなければならない。そこに(私の)強みがある」と訴える。
新人の宮古邦彦氏(70)は「八戸港との連携を深めるべきだ」との考えを説く。
共通しているのは、どの立候補予定者も、市民にとって港が大きな存在だと知っていることだ。市内で約40年印章店を営む鹿糠清次さん(73)は「港が活発になれば街にも活気が出る。港が潤いをもたらしてくれる」と信じる。
ただ、久慈港の先行きは不透明なままだ。市職員から「政府次第だから、港湾活用に向けた気勢が上がらない」との声も漏れる。同港を取り巻く環境の変化に、候補者はどう対応するのか。実現可能性と具体的な展望の両方が求められている。
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7日告示、14日投開票の久慈市長選を前に、港湾整備、若者の雇用という直面する課題を探る。
(2010年3月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100304-OYT8T01262.htm
【奥州市の課題】「おらが町」意識消えず
空き地も目立つJR水沢駅前の商店街 「あなたの期待は合併後に実現しましたか」
奥州市の水沢、江刺両青年会議所が2009年、市内1100人以上を対象にしたアンケートで、「総合的な活力強化が実現した」は、16%にとどまり、逆に「実現していない」が2倍以上も多い37%に上った。
2市3町村が合併を決め、知事に申請したのは、05年3月31日。それまでに、旧水沢市が3町村と、旧江刺市が北上市、金ヶ崎町との合併を目指すなど、枠組みをめぐって曲折した。法定合併協議会を設置してから、協議は2か月で済ませた。合併前の旧市町村が抱えていた課題は、調整しきれないまま多くが先送りされた。そのツケが後遺症となって、あちらこちらに表れている。
市議会では、旧江刺市が退職手当負担金を支払っていなかったことや、旧水沢市が土地開発公社に多くの塩漬け土地を抱えていたり、岩手競馬に絡んで大きな赤字を持ち込んだりしたことを、ほかの旧市町村出身の議員が非難する。「おらが町が貧乏くじを引かされたらたまらない」という思いが、いまだに根強いのだ。
そうした意識が、新しい街づくりにも影を落としている。市は、JR水沢駅前の商店街の振興を軸に、中心市街地活性化基本計画の策定を進めている。内閣府への申請を目指すには「1自治体につき1市街地」が条件。もちろん旧5市町村にはすべて、歴史のある市街地が存在するが、市は対象を水沢に絞った。
JR水沢駅前は、商店街が直線に約700メートル延び、1980年代には地元資本のデパートを核に、にぎわった。90年代から国道沿いに大型店が相次いで進出すると、駅前から客足が遠のき始め、近年は閉店するケースも目立っていた。
市商業観光課の菅原浩課長は「新市の顔として中心市街地は必要」と説明する一方で、郊外の大型店を中心に発展した旧前沢町や独自の活性化案を制定した旧江刺市のにぎわい復活も同時に目指すといい、歯切れが悪い。「中心市街地は大切だろうが、自分たちの街が廃れるのは困る」という声が強いからだ。強引に進めれば、新市のまとまりのなさをさらに悪化させかねない。
「奥州市」の発足から4年が経過しても、「旧市町村の境を越えると、よそに来たという感覚が抜けない」と話す市民が多い。一体感は、どうやれば醸成できるのか。新たな街づくりの本格化を前に、13万人の市民をまとめ上げるリーダーシップが求められている。
(2010年3月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100306-OYT8T00036.htm
【奥州の課題】 市長選を前に・下
雇用企業誘致策に依存
「いわて求職者総合支援センター」には、求人情報を検索する人がひっきりなしに訪れている 3月のある日、奥州市水沢区の商業施設地下にある「いわて求職者総合支援センター」では、午前8時半の開所時間を迎えるとすぐ、同区の男性(39)が寝癖のついた髪のまま、足早にドアをくぐった。
求人を検索する端末に向かうと、食い入るように画面を見つめる。「New!」と書かれた新着の求人の一つひとつをチェックするが、年齢や資格などの条件で、どれも無理とわかると、今度は重い足取りでその場を離れた。
男性は、3年前まで北上市内の工業団地で自動車部品を製造する工場に派遣社員として勤めていたが、生産規模の縮小で雇い止めに。県外を転々とした後、妻や、定時制高校に通う娘が待つ地元に戻ったが、仕事は見つからず、昨年9月以来、毎朝センターを訪れるのが日課となった。
「物づくりの仕事がしたいが、採用してくれる企業があれば、こだわらない」と、事務職を中心に応募を続ける。だが、パソコンが苦手なことがネックになり、これまで問い合わせた20数社のうち、面接に進めたのは5社。男性は「働く気力はあるのに、仕事がない。『必要ない人間』だと言われているような気がして」と、しょげる。
製造拠点が集積する県南部では、08年秋以降、工場の閉鎖や生産体制の見直しが相次ぎ、求職者が激増。金ヶ崎町の富士通マイクロエレクトロニクス岩手工場では、1100人以上を今年度内に再配置するとしており、市内在住者の多くも対象となっている。
岩手労働局が発表した水沢公共職業安定所管内(奥州市、金ヶ崎町)の1月の有効求人倍率(原数値)は0・26倍で、3か月連続県内最下位。数少ない求人も、パソコン技能を必要とする事務補助がほとんどで、工場労働者の失業の受け皿にはなりにくい。
市は今年度、国の緊急雇用創出事業とふるさと雇用再生特別交付金を活用し、臨時職員など199人を採用した。しかし、半年未満の短期雇用のため、次の就職先を探すつなぎの意味合いが強い。
2月14日に市内で行われた公開討論会。相原氏は「新市誕生から12社を誘致し、地元でも214人雇用した。この取り組みを進めたい」、小沢氏も「『奥州に立地したい』と思わせるように、従業員の確保を補助したい」と、そろって企業誘致に積極姿勢を見せたが、ほかに雇用問題については議論にならなかった。
センターの金野馨センター長は、首をかしげる。
「誘致企業は、景気が冷え込むと多くが撤退したり、雇用を減らす面もある。地場産業の振興にも取り組むなど、選挙戦ではもっときちんと未来図を示してほしい」
(この連載企画は、宇田川宗が担当しました)
(2010年3月6日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t31011.htm
街のにぎわい限定的 久慈市長選7日告示
平日も多くの客が足を運ぶ「やませ土風館」
任期満了に伴う岩手県久慈市長選が7日告示(14日投票)される。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で現職の山内隆文氏(58)と新人の遠藤譲一氏(56)、宮古邦彦氏(70)の3人で、ともに市中心市街地の活性化を打ち出している。観光振興も争点の一つで、琥珀(こはく)、海女など豊富な観光資源をどう生かしていくのか。市政の課題を探った。(盛岡総局・剣持雄治)
<中心商店街閑散>
久慈市の人口は約3万9000人。4年前に山形村と合併し町内会は147を数える。旧久慈市中心部の銀座商店街は市の「へそ」だ。
2月半ばの平日午前。三陸鉄道北リアス線のターミナル・久慈駅から商店街まで5分ほど歩くと通りは閑散としていた。
「商店街はさっぱりだ」。23店が加盟する銀座商店会の田高琢也会長(75)はやり切れなさそうに口を開いた。最盛期の30年ほど前は46店が軒を連ねた。「どこも後継者がいなくて大変だよ」と嘆く。
一方で、市が2010年度まで進める「街なか再生事業」の目玉施設、観光物産館「やませ土風(どふう)館」は活気づいていた。野菜や海産物も扱い、市内外からの買い物客は終日絶えない。08年のオープン初年度は約65万人が訪れ、09年度もほぼ同じ来場者を見込む。
<観光客14万人増>
なぜ、このにぎわいが周辺に広がらないのか。
市の計画によると、中心部の歩行者通行量は10年度の目標で1日当たり1万人だが、本年度調査では4284人と半分にも満たなかった。市中心市街地活性化推進室は「駐車場がないのが最大の要因。車を止めやすい土風館に客が向かっている」と分析する。
市は土風館の裏に86台収容可能な駐車場を本年度末までに整備中。活性化推進室の担当者は「あとは各商店が品ぞろえで工夫するなど意識改革してほしい」と期待する。
土風館の開館は市民意識を変えた。市全体の観光入り込み客は08年、86万5259人と前年に比べて約14万人増えた。市観光物産協会の中塚勝則事務局長は「この数字を何とか維持したい」と意欲を示す。
<教育旅行は活況>
ただ、「市内の観光資源がうまく生かされていない」と指摘する関係者は多い。小久慈町地区の琥珀博物館、侍浜町の水族館、宇部町の海女センター、山形町のバッタリー村などの観光名所がルート化されていないというのだ。
久慈広域観光協議会の貫牛利一専務理事は「自分の担当分野をセールスするだけで終わっている。市全体をPRできる情報を把握しなければいけない」と強調する。
今後の可能性を示すのが山形町で盛んな教育旅行だ。旧山形村は過疎化の歯止め策として仙台圏などから中学生らの民泊を誘致してきた。09年度は既に6268人が訪れ、4年前の約4倍に伸びた。
市交流促進課は「久慈に来た子どもたちが山形だけでなく、市全体の魅力に触れれば、大人になっても来てくれるはず。そんな観光振興策が必要」と提言する。
農林漁業を軸に発展してきた久慈市。今、観光にも目を向けた取り組みが求められている。
2010年03月05日金曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100306_14
「敵」は広い選挙区? 奥州市議選各陣営が苦心
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7日告示の奥州市議選(定数34)の候補予定者36人は、他陣営に加え「広い選挙区」という、もう一つの「敵」と戦う。2006年の前回市議選は合併前の旧市町村ごと(5選挙区)に行ったが、今回は全市統一区になる。選挙戦は南北37キロ、東西57キロの広大な市域を駆け回ることになり、ポスター掲示板は実に647カ所に上る。各陣営はポスター張りや選車運行などに頭を悩ませている。
5区制の下での選挙区面積(平方キロ)は水沢97、江刺362、前沢72、胆沢298、衣川164。これが全奥州市約993平方キロに広がる。選挙ポスター掲示板の数も水沢203、江刺236、前沢66、胆沢102、衣川40から、全市の647カ所へと激増することになる。
各陣営は告示に備え戦略構築に苦心している。江刺区の新人候補予定者は「とにかく多くの人が必要で経費もかさむ。選車を流す時間が多くなれば、それだけ街頭演説が減る。効率的な経路設定、車上と街頭のバランスが難しい」と漏らす。
あの手この手で対処を考える動きもある。水沢区の現職陣営は、ポスターを市議会会派の同僚と手分けして張る作戦を模索する。例えば、江刺区の掲示板は江刺の同僚陣営に頼み、自陣はその逆を請け負う。「助け合い」で環境変化を乗り越える考えだ。
集票は、あくまで地元票が基礎で、地元外の票は「プラス・アルファ」程度に考える陣営が多い。
現職陣営の事務担当者は「集票が望める地域とそれ以外で運動量は当然違う。だが、まったく回らない地区ができるのもまずい。団体など支持母体を持つ陣営は支持者が散在し一層悩ましいと思う」と想像する。
告示を7日に控え、各陣営の悩みは尽きない。
【写真=選挙戦になれば、ずらりとポスターが張られる掲示板。広い奥州市には600カ所以上あり、立候補を予定する各陣営を悩ませている=奥州市水沢区大手町】
(2010/03/06)
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http://www.asahi.com/politics/update/0306/TKY201003060297.html
津波で延長、お疲れ選挙 投票箱24時間監視や費用増…2010年3月6日23時0分
チリ大地震による大津波警報の影響で、一部の地区で投票が1週間延びた青森県おいらせ町長選。この間、町選管は投票がすべて終わった地区の投票箱を24時間態勢で監視したり、候補者は急きょ選挙を手伝う人をやりくりして「延長戦」を戦ったり。異例ずくめの選挙戦は7日、2度目の投票を迎える。
町は津波のあった2月28日、公職選挙法に基づき、避難指示が出たために閉鎖した3投票所の投票はすべてやり直す一方、期日前投票とその他の17投票所の投票は有効扱いにした。
「保管場所は秘密です。役場の『とある部屋』としか言えません」。17投票所と期日前投票分をあわせた18個の投票箱のありかについて、町選管は箝口(かんこう)令を敷く。
青森県の一部は選挙の激しさで知られ、かつては開票作業中に対立候補の投票用紙を食べる事態も起きた。同町はそうした地域とは離れているが、「細心の注意を払いたい」。職員約10人が交代で24時間投票箱を見張っている。警察官も1日数回パトロールする。
3地区の有権者に改めて入場券を送付する際には、2月27日までに期日前投票を済ませた人を除くため、有権者一人ひとりを手作業で確かめなければならなかった。
今回の選挙戦は現職と新顔の一騎打ち。3地区は太平洋岸沿いに南北約8キロ、全有権者の2割弱が住む現職の地盤だ。現職陣営は「票が積み増せる」、新顔陣営は「知名度を上げられる」と互いに好機ととらえたが、一方で「狭い地域でやりすぎると嫌われる」との配慮も働いた。
最終日の6日。1人は津波前より音量を抑え「大津波警報お見舞い申し上げます」。もう1人も街頭で長引いた選挙戦へのお礼を述べた。
選挙事務所の賃料や電話代などの費用も延びた分だけかさむ。「何割か増えることは覚悟している」と両陣営とも腹をくくっている。(北沢拓也)
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しかし・・・この副県都って呼び名は・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100307t31006.htm
奥州市長選きょう告示 副県都へ足元危うく
就職相談に訪れる求職者。景気の落ち込みは市の税収にも影響を与えている=奥州市水沢区の県求職者総合支援センター
任期満了に伴う奥州市長選は14日の投票に向け、7日告示される。舌戦を展開するのは、いずれも無所属で、再選を目指す現職の相原正明氏(62)と新人で元市議会議長の小沢昌記氏(51)。「副県都」を目指す同市だが、景気の陰りが市財政を直撃して雇用情勢も一気に悪化。基幹産業の農業でも後継者不足は深刻で、県内最大のコメどころの足元は危うい。直面する課題を探った。(水沢支局・宮崎伸一)
「副県都実現に向けて、安定した雇用創出と農業収入は車の両輪」と語るのは市財政課の菊地隆一課長。だが、どちらにも暗雲が垂れ込める。
不況は市の台所を襲った。法人市民税は本年度、2月末現在で6億6000万円と前年度の14億9200万円の半分にも満たない。新年度予算も四苦八苦で編成せざるを得なかった。
市民の暮らしはもっと切実だ。富士通マイクロエレクトロニクス(東京)の半導体製造ライン再編で、隣町の金ケ崎町にある岩手工場では3月末までに計約1100人が退職する。多くは奥州市の労働者だ。
<有効求人倍率0.26倍>
水沢職業安定所管内(奥州市、金ケ崎町)の1月の有効求人倍率は0.26倍と前月に比べ0.03ポイント下降。「年度末に向けさらに厳しくなる可能性もある」(県求職者総合支援センター)だけに、対策は急務と言える。
市は本年度に臨時職員199人を採用した。ただ、採用期間が限られていたこともあり、製造業の元派遣社員男性(35)は「先のことを考えて、応募をためらってしまった」と本音を漏らす。
地元の就職コンサルタントは「新市長には実効性のある雇用創出策が望まれる。そもそも市は企業誘致をする場合、不景気も想定して雇用の受け皿を考えておくべきだ」と提言する。
<高齢者世帯が2700に>
一方、水稲の作付面積1万ヘクタールで県内1位を誇る市の農業は先がなかなか見通せない。
担い手の高齢化と後継者不足だ。農業産出額200億円を支える市内農家に目を凝らすと、農業を主な収入源とする約5000世帯のうち、65歳以上の高齢者だけの世帯は約2700にも上る。
実態は風景に現れる。2008年度、市内の耕作放棄地は約32ヘクタールだったのに、わずか1年後には4.2ヘクタールも増加。市農業委員会事務局の佐藤健一係長は「歩けば歩くほど耕作放棄地が見つかる」とため息をつく。
いわてふるさと農協(奥州市胆沢区)の高橋隆営農生活課長は「耕作放棄地は担い手不足など今の農業を取り巻く状況を象徴している」と受け止め、「なかなか特効薬はないが、認定農業者をはじめ担い手育成の制度を充実させていきたい」と話している。
2010年03月07日日曜日
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>>1097
>青森県の一部は選挙の激しさで知られ、かつては開票作業中に対立候補の投票用紙を食べる事態も起きた。
これはどこの事件なんすかね?
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10532.html
2010/3/8 月曜日
現職に804票差で成田氏初当選 津波で延期のおいらせ町長選
大津波警報発令の影響で延期となっていたおいらせ町長選挙は7日、即日開票の結果、前町議で新人の成田隆氏(59)=無所属=が7620票を獲得、再選を目指した現職の三村正太郎氏(60)=無所属=に804票の差をつけて初当選を果たした。
任期満了に伴う同町長選挙は2月28日に投開票が行われる予定だったが、大津波警報発令を受けて投票所20カ所のうち3カ所が閉鎖され、7日に改めてこの3カ所で投票が行われた。
17カ所分の保管票と合わせた投票率は73.90%
◇開票結果(町選管確定)
当 7620 成田 隆 無新
6816 三村正太郎 無現
▽有権者数19635
▽投票者数14510
▽投票率 73.90%
▽有効投票14436
▽無効 72
▽不受理 1
▽持ち帰り 1
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ここかな
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100307ddlk06010037000c.html
追跡やまがた:新幹線10年の新庄市 官民協働で再生を /山形
◇財政危機は脱する予測も
JR山形新幹線「つばさ」が新庄駅まで延伸して昨年12月で10年を迎えた。地域活性化の起爆剤との期待を込めて観光振興や企業誘致などに力を注いだ新庄市だが、新幹線延伸事業の巨額の借金は財政を圧迫し、昨年10月には財政破綻(はたん)の警告段階である「早期健全化団体」のレッテルが張られた。財政健全化法に基づく昨年12月の個別外部監査の結果、09年度決算では早期健全化団体を脱するのは確実と予測されたが、さらなる努力が求められる。【米川康】
新幹線延伸事業による借金返済額は、一時、年間約20億円に達した。市債残高もピークの00年度末には388億円に上った。早期健全化団体とされたのは、市の財政規模に対する借金返済の割合「実質公債費比率」が08年度末で25・9%となり、基準の25%を超えたため。個別外部監査は、その要因を市営球場や市営住宅、市営斎場などの建設や、新庄駅周辺・関連道路整備など大規模事業が続き市債残高が増えたことと、JR新庄駅に隣接する最上広域交流センター「ゆめりあ」の分担金などが財政を圧迫したためと分析した。
ある市幹部は「国の政策に安易に乗った。地方債、地方交付税で面倒をみるという甘い言葉に乗ったことが人口4万人弱の小規模自治体には厳しかった」と、将来を考えなかった当時の首長らを批判する。
「ゆめりあ」の建設費67億円のうち、市負担分の約24億円の返済は今年度でほぼ完了する。08年度末で市債残高は293億円に減った。個別外部監査結果は「人件費抑制など厳しい財政再建計画を着実に実行したことで効果が表れている」と評価。新幹線延伸事業の借金返済が完了したことから、09年度決算では実質公債費比率が基準の25%を下回るのは確実と結論づけた。
「やっと財政危機を乗り越えられる」と胸をなでおろす山尾順紀市長。昨年12月4日の新庄延伸10周年を祝う式典では「新幹線が本当に新庄まで延伸されるか心配だった。財政難などさまざまなことを言われているが、延伸されなかったらどうなっていたか」と延伸のプラス面にもっと注目するよう呼びかけ「新幹線が来たからといって、すべてが活性化するわけではない。今後、どう生かすかだ」とあいさつした。しかし、生かすための方向性は市民に分かりやすくは示されていない。
今後は、市は情報を市民に明らかにしたうえで、行政と市民が一緒に「どのように自分たちのまちを再生させるのか」を真剣に考えなければならない。市民も行政にばかり頼らず「自分たちでできることは自分でやる」と再建に向けて取り組むことが必要だ。
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>>1099
上北町や(旧)東北町(今は合併して東北町)辺りが政争が激しい印象がありますね〜。
投票用紙喰ったと云うのは知りませんがw
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佐藤氏が出馬表明 大崎市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100308t11031.htm
任期満了に伴う宮城県大崎市長選(4月11日告示、18日投票)に元岩出山町長で大崎市の第三セクター「池月道の駅」社長の佐藤仁一氏(58)が7日、無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は現職の伊藤康志氏(60)、元知事の本間俊太郎氏(70)に続き3人目。
市内で記者会見した佐藤氏は「岩出山町長としての行政経験や道の駅社長の経営感覚を生かし、合併効果が見える街づくりをしたい」と話した。道の駅の社長は辞任する意向を示した。
市民病院本院の移転に反対して伊藤氏への解職請求(リコール)を展開した住民や共産、社民党市議らでつくるグループと10項目の政策協定を結び、「自分が当選したら、本院は現在地で建て替える」と述べた。
大崎市合併に伴う前回市長選では佐藤氏を含め旧1市6町の首長全員が伊藤氏を支援したが、この日の会見には鹿野文永・元鹿島台町長と狩野猛夫・元松山町長も同席し、反現職を鮮明にした。
2010年03月08日月曜日
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100308ddlk03010004000c.html
選挙:奥州市長選/奥州市議選 告示 市長選、一騎打ち /岩手
任期満了に伴う奥州市長選と市議選(定数34)が7日告示された。市長選はいずれも無所属で、前市議会議長の新人、小沢昌記氏(51)と、再選を目指す現職、相原正明氏(62)の2人が立候補を届け出、早速街頭で公約などを訴えた。
投票は期日前が8〜13日午前8時半〜午後8時、当日が14日午前7時から午後7時まで。午後8時45分から水沢総合体育館で即日開票される。6日現在の有権者数は10万4639人(男4万9787人、女5万4852人)。【湯浅聖一、山口圭一】
◇町づくりに地域主権根付かせる−−小沢氏
小沢氏は午前9時過ぎ、同市水沢区横町の事務所前で第一声を上げた。公約に、岩手競馬改革▽総合水沢病院の効率化と地域医療の充実▽市土地開発公社の健全化−−を掲げ、「地域主権を町づくりに根付かせなくてはならない」と訴えた。
支持者ら約600人が集まり、高橋光夫・旧水沢市長や及川幸子、郷右近浩両県議、岩手友愛会の軽石義則会長らが応援。出陣式では、小沢一郎民主党幹事長の祝電が読み上げられた。
◇副県都目指して、均衡ある発展を−−相原氏
相原氏は、午前8時半に同市水沢区の事務所で出陣式をした後、同9時50分ごろに遊説先である同区東大通3の雲峰神社前で第一声を上げた。多田欣一・住田町長らが応援に駆け付ける中、「岩手競馬や総合水沢病院、土地開発公社の3大問題を解決に向けたレールに乗せることができた」と1期目を自ら評価した。さらに、「合併後の市政を安定させた経験と実績を踏まえ、副県都を目指して市の均衡ある発展を図りたい」と訴えた。
◇34議席に36人−−市議選
市議選は、選挙区が旧市町村別から全市区になり、定数も7減の34になった。現職25人、新人11人の計36人が立候補を届け出た。党派別では、共産5人、公明2人で、29人が無所属。
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◇奥州市長選立候補者(届け出順)
小沢昌記(おざわ・まさき) 51 無新
服地小売業[歴]会社員▽水沢青年会議所理事長▽旧水沢市議▽奥州市議会議長▽東京経済大
相原正明(あいはら・まさあき) 62 無現(1)
江刺開発振興社長[歴]滝沢村助役▽県地域振興部次長・企業局長▽旧江刺市長▽東北大
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100308-OYT8T00114.htm
奥州市長選現新対決
久慈 現職に2新人挑む
奥州、久慈両市の市長選が7日告示された。奥州市長選には、新人の前市議会議長の小沢昌記氏(51)と、現職の相原正明氏(62)がいずれも無所属で立候補。久慈市長選には、新人で前県南広域振興局北上総合支局長の遠藤譲一氏(56)、現職の山内隆文氏(58)、新人で地域紙発行業の宮古邦彦氏(70)の3人が、いずれも無所属で届け出た。南北の拠点都市で、市政の継続か転換かを巡り、1週間の舌戦が始まった。
■奥州 両候補3大問題に言及
現職、新人の一騎打ちとなった奥州市では、第一声の中で両氏がともに、経営再建への取り組みが続く岩手競馬、総合水沢病院、市土地開発公社の、いわゆる「3大問題」に言及した。
小沢氏は奥州市水沢区の事務所で出陣式を行った後、事務所前で約600人の支持者らを前に第一声、市民の目線を重視した市政運営への転換などをアピールした。応援でマイクを握った高橋光夫・元水沢市長は「地域主権が求められている時に、現在の市政は中央を向いている。公平公正な市政を作ろう」と訴えた。
一方の相原氏も水沢区の事務所で約300人を前に出陣式。近くの路上で、市政の継続で奥州市として一体感をつくりだす必要があると強調した。応援に駆けつけた岐阜市の細江茂光市長は「新しい市ができると不協和音も生じるが、我慢すれば2〜3期目には間違いなく良い効果が出る」とエールを送った。
投票は14日午前7時〜午後7時(衣川区は午後6時まで)、市内85か所で行われ、午後8時45分から水沢総合体育館で開票する。
■久慈 雇用と活性化に触れる
現職と新人2人が立候補した久慈市の第一声では、3人とも、市民が強い関心を抱いている雇用確保や地域活性化について触れ、それぞれの持論を訴えた。
民主と社民の推薦を受けた遠藤氏は久慈市新中の橋の選挙事務所前で第一声、約700人を前に市政の刷新を訴えた。民主の国会議員3人や達増知事らが応援に駆けつけ、地元出身の畑浩治衆院議員は「遠藤氏を通じ、国と市が連携して頑張っていきたい」。達増知事も「地域の力を引き出し、発展させられる人」と持ち上げた。
山内氏は同市二十八日町の選挙事務所近くで出陣式に臨み、約600人を前に、4年間の実績を強調、市政の継続を呼びかけた。自民の嵯峨壱朗県議や市議12人が応援に駆けつけた。マイクを握った嵯峨県議は「山内氏は一党一派に属さず、市民のために全力で市政を運営してきた」と述べ、政党推薦を受けた遠藤氏の陣営をけん制した。
宮古氏は交流施設「やませ土風館」近くで、住民ら約35人を前に第一声を上げ、市政の変革を訴えた。
投票は14日午前7時〜午後7時(一部地域は午前7時〜午後6時)、市内60か所で行われ、午後8時半から市民体育館で開票する。
(2010年3月8日 読売新聞)
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イチローは完全に新人に肩入れしてますね
前市議会議長の新人、小沢昌記氏:高橋光夫・旧水沢市長や及川幸子【民主】、郷右近浩両県議【民主】、岩手友愛会の軽石義則会長らが応援。出陣式では、小沢一郎民主党幹事長の祝電が読み上げられた。
水沢区の事務所で出陣式を行った後、事務所前で約600人の支持者らを前に第一声
現職、相原正明氏:多田欣一・住田町長らが応援に駆け付ける
相原氏も水沢区の事務所で約300人を前に出陣式
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100310t11040.htm
気仙沼市長選 民主・内海氏は出馬せず
任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)で、民主党県連が立候補を要請していた元県連幹事長で県議の内海太氏(62)=気仙沼=は9日、立候補しない意向を固めた。
内海氏は河北新報社の取材に「気仙沼市を含む衆院宮城6区には民主党の国会議員がおらず、わたしが唯一のパイプ役。これからも県議として古里のために全力を尽くしたい」と語った。10日にも党県連に立候補しないことを伝えるという。
現職の鈴木昇氏(65)が引退する気仙沼市長選には、自民党県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第一秘書の菅原茂氏(52)が立候補を表明している。
ほかにNPO法人「日本ベトナム障がい者支援センター」理事長で同市出身の境恒春氏(30)の擁立を目指す動きもある。
2010年03月10日水曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100312_3
2市長選、激戦の終盤 奥州、久慈
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小沢氏、集票力に勢い 相原氏、地盤固め肉薄 奥州市
任期満了に伴う奥州市長選は14日、投票が行われる。新人で前市議会議長の小沢昌記氏(51)、再選を目指す現職の相原正明氏(62)の無所属2氏が7日の告示以来、激しい舌戦を繰り広げている。岩手日報社取材班と電話調査による終盤情勢は、小沢氏が地元の水沢区(有権者数4万7698人)を中心に集票力に勢いを見せ、相原氏は地盤の江刺区(同2万6591人)を固め肉薄している。投票する候補者を決めかねている有権者もおり、両陣営とも残る2日間の攻防に全力を挙げる。
山内氏、支持に底堅さ 遠藤氏、組織挙げ猛追 宮古氏、独自の戦い 久慈市
任期満了に伴う久慈市長選は14日、投票が行われる。新人で前県南広域振興局北上総合支局長の遠藤譲一氏(56)=民主党県連、社民党県連合推薦、再選を目指す現職の山内隆文氏(58)、新人で会社役員の宮古邦彦氏(70)のいずれも無所属の3氏が7日の告示以来、激しい舌戦を繰り広げている。岩手日報社取材班と電話調査による終盤情勢は、山内氏が支持を底堅くまとめ、遠藤氏は組織を挙げて猛追している。宮古氏は独自の戦い。投票する候補者を決めかねている有権者もおり、残る2日間の攻防が注目される。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2010/03/12)
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>>1108
岩手県久慈市長選挙
山内隆文10,562票自民系
遠藤譲一10,509票民主系
宮古邦彦582票
開票率100%確定
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>>1108
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100314t31030.htm
奥州市長選、小沢氏が初当選
任期満了に伴う岩手県・奥州市長選は14日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元市議会議長小沢昌記氏(51)が、無所属現職の相原正明氏(62)を破り、初当選した。
小沢氏は合併した旧5市町村に配慮した予算配分と職員配置を打ち出すとともに、競馬や市政運営に民間感覚を生かしたいと主張。小沢一郎民主党幹事長の後援会幹部からも支援を得て、出身の旧水沢市域だけでなく幅広く集票した。
旧江刺市長の相原氏は副県都構想の推進を軸に市政継続を訴えたが、一歩及ばなかった。
当日の有権者は10万4017人。投票率は77・34%だった。
<小沢昌記(おざわ・まさき)>51無新
生地小売店役員(市議会議長、水沢市議(2))奥州市、東京経済大
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>>1109
53票差
大接戦でしたね
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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100315/stt1003151848005-n1.htm
岩手・久慈市長選で推薦候補敗退 小沢戦略、地元できしみ (1/2ページ)
2010.3.15 18:47
参院選や来春の統一地方選を視野に、各地の市長選などに積極的に関与し、全国津々裏々に党勢を拡大していく−という民主党の戦略が、小沢一郎幹事長の地元・岩手できしみをみせている。
14日投開票された久慈市長選で、民主、社民推薦の元県職員、遠藤譲一氏が、自民党系の現職、山内隆文氏(無所属)に敗退した。
「民主党県連が遠藤陣営を全面的に仕切った」(地元政界関係者)とされるだけに、鳩山内閣の支持率低下や「政治とカネ」の問題も影響したとみられる。民主党県連も「敗因ではないが、有権者にマイナスの印象はあったと思う」(佐々木順一幹事長)と一定の影響を認めている。
民主党は昨年8月の衆院選で久慈など県北部の岩手2区の議席を獲得。県内の衆参6選挙区を独占した。同党は衆院選後も県北部を“最重点地域”と位置づけている。市町長選に積極的に新人の推薦候補を打ち立てて、自民党の長年の地盤で“土壌改良”に全力を挙げている。
だが、戦績は芳しくない。無投票で当選した二戸市長を除き、自民党系の現職に新人のぶつけた八幡平市、一戸町、そして今回の久慈市と、いずれも敗退している。
今回も2区の畑浩治衆院議員を中心に、国会議員や党籍を持つ達増拓也知事らが全面支援。告示直後は優勢という見方も多かった。しかし、一部の有権者からは、「民主党ばかりが目立って候補者の政策が見えなかった」「企業への強引な支援要請が裏目に出た」など、民主党の取り組みに不満も出ている。
逆に自民党は「政党対立の構図を避けて現職の後援会組織を尊重した。要所へのお願いにとどめた」(嵯峨壱朗・県連副幹事長)という“草食系”の取り組みが功を奏した形だ。
だが、民主党県連は「地域に政党政治を根付かせる戦略に変更はない」(佐々木幹事長)と、今後も首長選への関与を深めていく方針だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100316-OYT8T00072.htm
旧市対決 水沢に軍配
奥州市長に小沢氏
14日に投開票された奥州、久慈の両市長選は、奥州では現職が大差で敗れた一方、久慈では微差で勝利し、明暗が分かれた。選挙結果を分析し、今後を展望した。
合併前の旧市「水沢対江刺」の構図となった奥州市長選を左右したのは、告示前の2月、初当選した小沢昌記氏の支援に回った小沢民主党幹事長の後援会水沢連合会の動向だった。「水沢区出身で小沢幹事長の後援会会員」の小沢氏が、相原氏より小沢幹事長と近いとされたことが決め手になった。
江刺区出身で大差で破れた相原正明氏陣営の幹部は「今度は江刺が蚊帳の外に置かれるのか」と、ため息をついた。
ただ、小沢幹事長と距離を置く関係者は「これが小沢幹事長の地元での求心力低下につながりかねない」と指摘。小沢幹事長のおひざ元で、地域対立のみならず、「反小沢」の火種も残すことになった。
◇
久慈市長選は、民主県連などが推薦する遠藤譲一氏が、現職の山内隆文氏を53票差まで追いつめたが、政権交代後、党県連が主導する首長選としては、八幡平市、一戸町に続き3敗目に。選挙戦では、西松建設を巡る政治資金規正法違反事件で逮捕、起訴された小沢幹事長の公設第1秘書・大久保隆規被告も現地でてこ入れしたが、苦杯をなめた。
工藤堅太郎県連代表(参院議員)は「準備期間がもっとあれば勝てた」と悔やんだ。
山内隆文氏を支援した自民党県連は「参院選でも山内氏の支援が期待できる」と皮算用する。ただ、党の看板を表に出さず側面支援にとどまった窮状があり、必ずしも手放しでは喜べないのが実情だ。
(2010年3月16日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100316t31030.htm
旧市の主導権争い鮮明に 奥州市長に小沢氏、問われる手腕
小沢一郎民主党幹事長のおひざ元で、小沢氏系列を掲げる候補者同士の一騎打ちとなった奥州市長選は14日、新人で元市議会議長小沢昌記氏(51)が、現職で再選を目指した相原正明氏(62)を破り、初当選を果たした。約1万2500票の大差の背景には地域の主導権争いが見え隠れし、戦い済んで「しこり」を懸念する声も出ている。(水沢支局・宮崎伸一)
両候補はマニフェストを掲げたが、争点といえるほどの違いは浮き立たなかった。有権者の関心はやがて2人の出身地が絡んだ地域の主導権争いに集中。小沢昌氏の水沢区、相原氏の江刺区で激しい対立となった。
前回市長選は相原氏のほか、旧水沢市長、胆沢区出身で小沢幹事長の元秘書が出馬。大票田の水沢区が割れた結果、地盤の江刺区を確実に固めた相原氏が当選する形になった。
今回出馬した小沢昌氏はかつて水沢青年会議所理事長や水沢市議を務めた。「今度こそ水沢区出身の市長を出そう」との市民の思いとともに、小沢幹事長の有力後援会「水沢連合会」の名誉会長が陣営の統括責任者に就いたこともあり、水沢区はすっかり小沢昌氏票でまとまった。
さらに水沢区と地縁が深い胆沢区からも多くの有力者が小沢昌氏陣営に加わり、集票に拍車が掛かった。
一方、相原氏の今回の得票は3万3537票。前回より約3000票上積みしただけにすぎず、江刺区以外への広がりを欠いた。陣営の関係者は、地域の基礎票(江刺区の当日有権者は2万6500票、水沢区は4万7700票)に触れた上で、「どうしても水沢側に負けてしまう。地域対立に持ち込まれてしまった」と戦略上のミスを悔やんだ。
地域同士の対立は夏の参院選にも微妙な影響を及ぼしそう。小沢幹事長の地元事務所に近い関係者は「国政選挙ではまとまる地域なので参院選への影響はない」と話すものの、「地域間のしこりは明確になった」と今後を心配する。
小沢昌氏が選挙戦で繰り返し訴えたのは「まちづくりのパートナーの市民の声を聞く」。市の一体感醸成のため、支持基盤以外の住民の声にも耳を傾ける誠実さを求める声も聞かれる。
2010年03月16日火曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001003150007
大崎、気仙沼の自民系候補を知事が応援表明
2010年03月16日
来月投開票される大崎、気仙沼の両市長選で、村井嘉浩知事は15日の記者会見で、いずれも自民系の候補者を応援すると表明した。
4月18日投開票の大崎市長選では、現職の伊藤康志氏を推す。知事と伊藤氏はいずれも元自民系県議で懇意。最大の争点となりそうな大崎市民病院の移転問題については、利用者や医師らの利便性などから「移転する方がいい」と伊藤氏の主張を支持した。
同月25日投開票の気仙沼市長選では、同党県連会長の小野寺五典衆院議員の秘書・菅原茂氏を応援するという。菅原氏は昨秋の知事選で、知事の支援者回りを先導。知事は「菅原氏の気仙沼への思いは熱い。大変スマートな適任者だ」と語った。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003160002
53票差「極めて残念」 久慈市長選
2010年03月16日
久慈市長選で民主党県連が推薦した遠藤譲一氏(56)が現職の山内隆文氏(58)に53票差で惜敗したことについて、民主党県連の佐々木順一幹事長は15日、「極めて残念だ」と述べた。
同市長選では、地元の畑浩治衆院議員が選対本部長を務め、達増拓也知事も選挙期間中に2回現地入りするなど、県連を挙げて遠藤氏を支援した。小沢一郎党幹事長の第一公設秘書で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で起訴された大久保隆規氏も現地入りした。小沢幹事長からは県連幹部に「絶対勝て」と指示があったという。
久慈市は、昨夏の総選挙で畑氏が自民党候補者に5千票近い差をつけていた。だが、佐々木幹事長は「国政選と地元の選挙は同列には扱えない」とし、53票差の惜敗も「結果がすべて。選挙の検証と総括をしたい」と話した。
政権交代後、同党県連は、首長選で積極的に推薦候補を立ててきた。だが、現職との選挙戦では八幡平市、一戸町に続いて敗れる結果となった。今後も首長選で対立候補を立てるのか、との問いに対し、佐々木幹事長は「もちろん。民主の推薦を受けたいという候補がいれば支援していく」と語った。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100316ddlk03010019000c.html
久慈市の課題:市長選を終えて/上 厳しい雇用環境 /岩手
◇「仕事ない」意識強く 地場産業振興に活路
希望する職がないことが分かると、深いため息が出た。久慈市の無職男性(29)はハローワーク久慈の求人検索端末で職を探し続ける。1月まで東京都内のIT企業で派遣社員として働いていたが、足腰が弱った高齢の両親のため実家に戻った。工場やスーパーで働くことも考えたが、交通の便や収入、労働時間など条件がなかなか合わない。「無い物ねだりなのは分かっている。でも仕事の数が少な過ぎる」と漏らした。
市の雇用環境は県内でも厳しい。岩手労働局によると、久慈地域の99〜08年度の有効求人倍率は0・23〜0・43と、県平均をすべて下回る。近隣町村の受け皿でもあり、一層「雇用がない」という思いが地域に強くなる。
市も静観しているわけではない。工場賃貸料の半額補助など企業誘致を進め、18社を誘致した。今も北日本造船など13社が操業している。だが、物流環境の悪さもあり、企業進出も頭打ちだ。今年度は雇用対策6事業で約200人を雇用したものの一時的だ。
そこで市は、地場産業の振興に活路を見いだす。04年から起業や商品開発を支援する「ふるさと創造基金」制度で、最大1500万円を無利子無担保で融資する。融資条件は厳しくなく、14件採用で数十人が雇用された。市産業開発支援担当の猪久保健一部長は「間口は広く、できるだけ貸す」と話す。小さな起業でも雇用者数を積み重ねることで雇用創出を図る。
企業側でも、必死の努力を続ける。創業63年の「宇部煎餅(せんべい)店」(宇部清三郎社長)はその一社だ。従業員約60人は、社長と専務以外すべてパートにするなど経費削減で他社商品より格安で販売し、急成長中だ。10年前まで年商約3000万円だったが、年商1億円ペースで売り上げを伸ばし09年度は4億円を超えた。宇部社長は「まだ、注文に応え切れていない。機械を買って人も何人か雇いたい」と話す。
市としても、求職者や事業主の要望を一層取り込んで対処する必要性を感じている。猪久保部長は「受け身ではなく、ダイレクトメールや成功事例を踏まえた説明会など広報、企業のフォローアップを徹底したい」と話している。
◇ ◇
旧久慈市、山形村が合併し、新市が誕生してから4年。慢性的に少ない雇用の場や、財政を圧迫する市営バスなど課題は山積する。市民はそのかじ取りを、再選した山内隆文市長(58)に改めて託した。「県北沿岸の拠点都市」が抱える喫緊の課題を探った。【狩野智彦】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100317ddlk03010005000c.html
久慈市の課題:市長選を終えて/下 「市民の足」バス /岩手
◇市営化で財政圧迫 官民で維持策模索
診療を終えると、寒風が吹くバス停のベンチに腰を下ろした。久慈市侍浜町の無職、畑中勝男さん(69)は、持病の治療のため、自宅から徒歩2分のバス停から県立久慈病院の泌尿器科と眼科に月3回通う。高齢で運転がおぼつかなくなり、車は手放した。「病気は治ったり悪くなったりだ。バスなくなれば大変だ。病院さ行けなくなる」
市が08年9月に実施した利用者アンケートでは、60歳以上が78%を占める。目的別では通院が53%。同病院を行き来する1日約30本のバスは、健康を守る「市民の足」として欠かせない。
不採算でJRバスが撤退し、市内7路線のバスは、08年4月から「市営バス」になった。市は、以前から運行していた患者輸送、通学などのバスと合わせ11路線を持つ。07年度までの市営バス運行費は年間約1500万円だったが、7路線継承で費用は3600万円に増えた。厳しい財政状況を圧迫する。
だが、初乗り運賃はJRバスと同じ130円を維持し、利用者に配慮した。それでも、利用者減に歯止めがかからない。07年度に約11万2700人だった利用者は、08年度に約8万1200人に激減。09年度も12月末現在、前年同月比6・2%減が見込まれる。
厳しい状況の中、市は09年、路線バスツアーに活路を求めた。バスで海岸まで行き、歩いて駅まで戻るなど年4回実施。だが参加者はいずれも15人前後で成果は乏しかった。
住民も現状を看過していない。枝成沢町の町内会では、約10年前からバスを使った清掃活動に取り組む。各バス停に近い住民が、1、2区間バスで移動し、出発点まで道路清掃をして戻る。費用は自費。月2回で約20人が参加するほど定着しているという。取り組みを始めた新田勝昭さん(75)は「世話になっているバスに恩返ししたかった。道路もきれいになるし、地域のコミュニケーションも図れる。一挙三得だ」と話す。
市は10年度、ニーズに合った運行時刻に見直すなど検証事業を進める。全世帯に時刻表を配布するなど利用も促す。
市まちづくり振興課の村上章課長は「バスは無くしてはいけないが、財政は厳しい。車両の小型化などを含め、市民の足を確保したい」と話すが、現状打開の「特効薬」は見つかっていない。【狩野智彦】
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100317_5
前代未聞、議場で一騒動 大船渡市議会
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大船渡市議会(佐藤丈夫議長、26人)の予算特別委で16日、副市長の答弁に納得しない市議が詰め寄り、ほかの市議が止めに入るなど議場は一時、騒然となった。
詰め寄ったのは、鎌田和昭議員(刷新)。昨年、株主総会成立などをめぐる一連の混乱で、最終的に自身が社長を辞任した第三セクター大船渡魚市場に関し、市側が昨年の市議会で同議員のことを「『横暴』と話した」などとして真意をただした。
紀室輝雄副市長は「この議場での議論にはなり得ない」「横暴か、横暴でないかは自分自身でよく分かっているはず」などと答えた。
昼食休憩に入った直後、鎌田議員は執行部席の紀室副市長に声を上げて詰め寄り、体を押した。ほかの市議が「やめろ」などと叫びながら鎌田議員を囲んで引き離し、議場は騒然となった。
記者団に対し、鎌田議員は「詰め寄った際に勢い余った。(副市長は)子ども扱いの答弁」と批判。紀室副市長は「押されて驚いた」と話した。
再開後、特別委の門前恭一委員長が注意し、鎌田議員は「大変皆さまにご迷惑をおかけしたことを陳謝します」と述べた。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t11034.htm
激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月
任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)は告示まで1カ月を切った。現職の鈴木昇氏(65)が引退する中、立候補を表明しているのは無所属新人で、自民党県連会長小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書菅原茂氏(52)だけ。鈴木氏を含む5人の激戦だった4年前の前回選挙と打って変わり、静けさが漂う。焦点は対抗馬擁立を模索する民主党県連の動きだが、時間の制約もあり、菅原氏の無投票当選の可能性も出ている。
菅原氏は2月15日に出馬表明。水産会社社長時代の人脈や秘書時代の経験を生かし、各方面へのあいさつ回りに奔走している。19日には同市港町に事務所を開く予定で、雇用創出や事業仕分けなどを盛り込んだマニフェスト(公約集)を今月中に発表する考えだ。
村井嘉浩知事は15日の定例会見で、菅原氏の応援要請に応え、同氏を支援する考えを明らかにした。
民主党県連は県連幹部を務めた県議の内海太氏(62)=気仙沼選挙区=に出馬を要請したが、内海氏は「民主党の国会議員がいない気仙沼で、政権とのパイプ役を担いたい」と固辞した。
菅原氏は小野寺氏の元秘書で自民党色が強く、民主党県連は独自候補の人選を内海氏に要請した。党関係者を軸に調整するとみられるが、残る時間は少なく、難航しそうだ。
ほかの動きでは、1月末の鈴木氏の引退表明以降、前回選挙で次点となった会社役員やNPO法人関係者ら複数の名前が挙がっては消える状態が続いている。
3月1日現在の有権者数は6万2626人。
2010年03月19日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t11034.htm
激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月
任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)は告示まで1カ月を切った。現職の鈴木昇氏(65)が引退する中、立候補を表明しているのは無所属新人で、自民党県連会長小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書菅原茂氏(52)だけ。鈴木氏を含む5人の激戦だった4年前の前回選挙と打って変わり、静けさが漂う。焦点は対抗馬擁立を模索する民主党県連の動きだが、時間の制約もあり、菅原氏の無投票当選の可能性も出ている。
菅原氏は2月15日に出馬表明。水産会社社長時代の人脈や秘書時代の経験を生かし、各方面へのあいさつ回りに奔走している。19日には同市港町に事務所を開く予定で、雇用創出や事業仕分けなどを盛り込んだマニフェスト(公約集)を今月中に発表する考えだ。
村井嘉浩知事は15日の定例会見で、菅原氏の応援要請に応え、同氏を支援する考えを明らかにした。
民主党県連は県連幹部を務めた県議の内海太氏(62)=気仙沼選挙区=に出馬を要請したが、内海氏は「民主党の国会議員がいない気仙沼で、政権とのパイプ役を担いたい」と固辞した。
菅原氏は小野寺氏の元秘書で自民党色が強く、民主党県連は独自候補の人選を内海氏に要請した。党関係者を軸に調整するとみられるが、残る時間は少なく、難航しそうだ。
ほかの動きでは、1月末の鈴木氏の引退表明以降、前回選挙で次点となった会社役員やNPO法人関係者ら複数の名前が挙がっては消える状態が続いている。
3月1日現在の有権者数は6万2626人。
2010年03月19日金曜日
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>>1121=>>1122
>激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月
無投票だけは避けて欲しい。
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>>1107
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t11034.htm
気仙沼市長選 境氏が立候補へ
任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)で、気仙沼市のNPO法人理事長の境恒春氏(31)は26日、無所属で立候補する意思を固めた。近く記者会見し、正式に立候補を表明する。
境氏は河北新報社の取材に対し「自分の力不足を感じて一度は立候補をあきらめたが、気仙沼の将来を憂う住民の声を聞き、一緒に街を変えたいと強く思った。考え方の近い政党に支援を求め、気仙沼に漂う停滞感を一掃したい」と語った。
境氏は気仙沼市出身。気仙沼高卒。国内やベトナムで芸能活動の傍ら、障害者施設の慰問活動に取り組んだ後、2008年1月、NPO法人日本ベトナム障がい者支援センターを設立して理事長に就任した。07年4月から「リアスさんりく気仙沼大使」も務める。
気仙沼市長選には、自民党県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書、菅原茂氏(52)が無所属での立候補を表明している。
菅原氏の無投票当選の可能性もあったが、境氏の立候補方針で一転して一騎打ちの構図となる公算が大きくなった。
2010年03月27日土曜日
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10811.html
ニュース2010/3/28 日曜日
政界二分し一騎打ちへ 弘前市長選告示まで1週間
任期満了に伴う弘前市長選は、4月4日の告示まで1週間と迫った。出馬を予定しているのは、再選を目指す現職の相馬●一氏(73)と前副市長の葛西憲之氏(63)の2人。ほかに出馬の動きはなく、両氏による一騎打ちとなる見通しだ。相馬市政が推進する(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設建設事業の是非といった具体的な争点も浮上する中、2陣営の前哨戦も激しさを増している。
今回の市長選は、合併に伴い2006年4月に誕生した相馬市政の継続か刷新かを問う争い。再選を目指す相馬氏に対し、前回選で相馬氏に敗れた金沢隆氏ら合併前の旧3市町村長らが葛西氏を支援する構図となっている。いずれも政党の推薦は受けていない。
相馬氏が公約に基づき10年度の完成を目指したスポレク施設は、建設予定地の住民らが「説明不足」を理由に反対する中、市議会は3月定例会で建設事業費を削除する予算修正案を賛成多数で可決した。
相馬氏は市長選の公約に掲げて信を問う構えで、休止となった事業の行方は次期市長の判断に委ねられた。
相馬氏はスポレク施設建設推進のほか、新市総合計画の主要施策を柱とする8分野の実現を公約に掲げ、スローガンに「築こう‼健康で活力ある街を」とうたった。
農林業の振興や市政改革の継続・充実のほか、新たに合併戦略プロジェクトの推進を加えた。
葛西氏は「対話と創造」による「ひろさき一新」を掲げ、主要7分野とその実現に向けた100の具体的施策をマニフェストとしてまとめ上げた。
また、ジョッパル再生への協力、スポレク施設の見直し、実効性ある観光施策の三つを緊急事業に掲げ現職との違いを明確にする。
市議会は、与党会派鷹揚会が相馬氏の支援市議団を立ち上げた一方、第2会派木翔公明が葛西氏の支援市議団を設立。民主、自民の各政党は対応を明確にしていないものの、県議ら個々が態度を決めて動きを活発化させており、政界を二分する一騎打ちの様相となっている。
一方、市長選と同日程で、欠員一の市議会議員補欠選挙も行われる。現時点で元職の金谷昭氏(60)、石岡千鶴子氏(53)の2人が名乗りを上げており、それぞれ事務所開きを行い、1議席をめぐりしのぎを削っている。
※●は金へんに昌
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001003300003
課題を追う−弘前市長選(上)スポレク施設
2010年03月30日
スポレク施設の予定地。建設に向けて住民への説明が十分になされたかどうかが市長選の争点の一つとなっている=弘前市泉野3丁目
弘前市長選は4月4日、告示される。争点のスポーツレクリエーション施設や複合商業ビル「ジョッパル」問題などで問われているのは、建設の是非や駅前活性化策のあり方だけでなく、行政が住民の声をどう受け止め、生かしているか――だ。民意の反映という民主的なシステムの基本に視点を置き、課題を追った。(吉田芳彦)
◇
3月8日夕。市役所から600メートルほどの距離にある同市百石町の百石町展示館に、市南東部の泉野地区の住民や市民団体のメンバー、一般市民ら約40人が集まった。
テーマは、相馬〓一市長(73)自らが音頭を取り、今年中に同市泉野3丁目で建設を始めようとしていた全天候型の生涯スポーツレクリエーション施設。反対の人も賛成の人も集め、「互いの主張に耳を傾け、理解を深めたい」という市民対話集会だった。
相馬市長にも事前に案内を打診したが、本人はこのとき展示館から1キロほど離れたJR弘前駅前のホテルにいた。市長選に向けた後援会組織の総決起大会が開かれていた。
あいさつで、自身もスポーツマンの市長は「高齢者も子どもたちも冬場にスポーツできる施設。それなのに一生懸命、反対をあおっている人がいる」と、声高に強調した。
「災害時の避難所にもできる畳部屋や会議室があり、地域の交流の場となる建物が必要なのに」。大貝治邦・泉野町会長(65)は言い切る。しかし、お年寄りの健康増進のためにと、グラウンドゴルフなど軽スポーツができる施設の構想だと、床のない地面で避難場所にはなりにくい。
もともと、市も大貝町会長が求めている施設にする案だった。約1万平方メートルの土地は、2005年度に市土地開発公社が約4億5千万円で得ている。堀越地区交流センター(仮称)建設地として「市の依頼で先行取得」したものだ。
相馬市長は06年の市長選で現職を破って初当選した際、スポレク施設を公約に掲げていたものの、どこに造るとも決まっていなかった。ところが昨年の年明け後、突然、泉野地区の交流センター話がスポレク施設に変わりはじめた。
「説明など一切なかった」と大貝町会長は反発し、市民団体「ひろさき市民ネットワーク21」(野田千恵代表)とともに町会や街頭での署名活動を始めた。昨年12月14日には7858人分の反対署名を市や市議会に提出した。この中には地元町会の住民の7割ほどにあたる約2千人の名前も含まれているという。年明けにもさらに約250人の名簿を追加した。
大貝町会長は「担当課長は昨夏の市政懇談会で、住民に説明する必要はないとまでいった」と語気を強める。野田代表は「施設の変更にあたって地元に説明するなどの民主的な手続きが一切ない。それなのに市は『説明した』の一点張り」。これに対して市は「地区交流センターを担当する部署が、地元に説明している」としている。
反対署名提出から11日後、昨年12月25日に市が開いた施設建設に対する聴聞会。開催の通知を受けた周辺の地権者や住民ら対象者49人のうち、出席した7人(委任含む)は全員が建設に反対や否定的な見解を示した。
だが、市は欠席した42人を「意見なし」の容認多数と扱った。出席者が少ないからと再度の開催を求める意見もあったが、手続き上、「聴聞会は成立した」と、市が押し切った。これに対し、施設建設を審査した今年1月の建築審査会では、住民への十分な説明や子どもも使えるように工夫することなどという異例の注文がついた。
こうした経緯から、スポレク施設の建設事業費約6億円を盛り込んだ2010年度の一般会計当初予算案は、この6億円を削除する修正が図られたうえで24日、市議会で可決された。しかし、相馬市長は「市長選の公約に掲げて信を問う」と、あくまで建設方針を貫く考えだ。
立候補を表明しているもう一人、前副市長の葛西憲之氏(63)は、住民との対話が足りないとし、スポレク施設の「見直し」を掲げている。
※〓は金へんに昌
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001003310002
課題を追う−弘前市長選(中)ジョッパル
2010年03月31日
閉鎖後、約半年がたち、人通りも少ないジョッパル周辺。市民5千人へのアンケートは今後どのように利用されるのか=弘前市
JR弘前駅近くにぽつんとたたずむ7階建ての複合商業ビル「ジョッパル」。入り口をベニヤ板でふさがれたまま、ひと冬を越した。
ビルを管理・運営していた市の第三セクター「弘前再開発ビル」が、民事再生法の適用による再建を断念し、突然、閉鎖を決めたのが昨年10月。外資系の債権会社がビルや土地の競売を申し立て、その手続きが進む。だが、先行して競売にかけられた立体駐車場ですら、応札がないなど手詰まりの状態が続く。
ビルや土地に買い手がつかない場合、駅前の一等地に幽霊ビルをさらし続けていくのか。市が再び資金を投じて土地とビルを取得することも、想定される案の一つだ。
19日夜にあった市長選立候補予定者の公開討論会。テーマがジョッパルに移ると、相馬〓一市長(73)と前副市長の葛西憲之氏(63)の双方が、感情もあらわに応酬する場面があった。
ジョッパルは、市役所在職時代の葛西氏に任せていたが、「何もしてこなかった」と主張する相馬市長に対し、葛西氏は自らの責任ではないと強調し、中心市街地の活性化のためにも「再生に協力する」との立場だ。
市はいま、3月初めからジョッパルに関する市民アンケートを実施している。無作為に抽出した16歳以上の5千人を対象に調査票を郵送し、送り返してもらう。23日に締め切りを設定したが、一定の回収率は達成できそうだという。サンプル数は通常の市の世論調査の約2倍。市は、ジョッパル対策に市民の意向を反映させるためと説明する。
しかし、質問内容が判明した後の3月の市議会定例会で、アンケートのあり方が問題になった。
質問票はジョッパルのこれまでの利用頻度などとともに、「再開を望むか」と尋ねた。望む場合、「ジョッパルの取得・施設の復旧などには十億円単位」「維持管理には年間で億単位」の費用が必要などとの説明が添えられ、公費を使うべきかどうか、市民がいくつかの選択肢から選ぶようになっていた。
アンケートには別紙の参考資料で、「所有者が決まるまで、ビル全体が閉鎖されたままで利用できない状態が長く続く」などと、再開できない場合の影響なども書いているが、質問の部分からは読み取れない。
議会で質問に立った市議は、何億円もかかると示しておいて再開の是非を問うのは「公平でない」と指摘した。多額の経費がかかると言われては、公費を使う再開を望むことに、後ろ向きの回答を誘導しかねないという、問題提起だ。相馬氏は、商業ビルとして再生しても存続できるか疑問視し、市が再建に乗り出すことには慎重とされる。
答弁に立った笹村真・商工観光部長は「(ジョッパルへの)さまざまな意見や情報がマスコミで取り上げられているが、現状について正しい情報が伝わっていない」と答えるにとどまり、アンケートの公平性については言及しなかった。
テナントが去り、それとともに人通りも少なくなったジョッパル閉鎖の影響は、駅周辺の商店らにも及ぶ。市長選のあと、行政と市民とが、率直に新たな街づくりを考える場ができるのだろうか。(吉田芳彦)
※〓は金へんに昌
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004010002
課題を追う−弘前市長選(下)情報公開
2010年04月01日
市民から見てどこまでガラス張りの市政が実現できるか=弘前市役所
昭和を代表する建築家、前川國男が建てた近代建築の一つ、弘前市役所庁舎。3階にある市長室と、同じフロアに「情報公開コーナー」が設けてある。
公文書は原則、市民のものという考え方が広まった1980〜90年代以降、多くの自治体のこうしたコーナーで、住民がいつでも行政情報を入手できるようになった。それとともに各自治体が情報公開条例を作り、個人のプライバシーや企業秘密に触れたり自治体の業務に支障をきたしたりする情報は、どこまで公開できるかなどのルールを定めている。
「情報を市民に」という潮流の中、かたくなに公開を拒む例が弘前市で起きている。
市民団体「弘前市民オンブズパーソン」(大内五介代表幹事)が、04年6、7月にあった監査委員の議事録を、05年に公開を求めたのがその一つ。
監査委員は、行政が適正に業務を執行しているかをチェックするいわば、お目付け役。言い換えれば、監査委員自体が行政の不透明さをただす立場にある。その話し合いの中身を知りたいと求めてきた市民団体に、監査委員側が「事務の適正な執行に著しい支障が生じる恐れがある」と非開示を決めこんだ。
弘前市民オンブズの異議の申し立てを受け、公開の是非を協議してきた第三者機関、市情報公開・個人情報保護審査会は昨年7月、「(監査委員の非開示理由は)批判の対象となることを恐れているに過ぎない。市政の一翼を担う限り、市民の監視、批判を受けるのは当然だ」として、公開すべきだと答申した。
審査会は、監査委員の態度を「特権的な不可侵の存在でもあるかのように非協力的」とまで断じたが、それでも監査委員側は11月に、「今後の事務執行に著しい支障を生じる」と開示拒否を貫いた。
弘前市民オンブズは今年1月、04年6、7月にあった県内他市の監査委員の会議録についても情報公開請求の結果を公表した。十和田市だけが開示したが、青森市などは会議がなかったか、会議録を作っていないために開示できなかったとしており、弘前市民オンブズは「弘前市の監査委員の閉鎖性は、際だっている感がある」とみている。
弘前市民オンブズの調査では、市が100%出資する第三セクターの4団体でも、情報公開の請求に対応できないことが分かった。市条例で必要性が定められ、制度を整えなければならないのに、だ。
市情報公開・個人情報保護審査会の会長を務める中林裕雄弁護士は「情報公開を通じて批判を受け、開かれた行政として強くなることが大事なのに」と嘆く。
外部の批判を察知してかどうか、今回の市長選に再選をめざす相馬〓一市長(73)は公約の一つに「情報公開の徹底」を掲げる。同じく立候補予定の前副市長の葛西憲之氏(63)は公約の発表会見で、「情報公開は、最も大事なこと」と言う。
市に対する情報公開請求の件数は、06年度が102件、07年度144件、08年度99件。09年度は07年度の件数を上回る見込みという。市民の「知る権利」に、今後どう答えるのか。風通しのよい市役所へと体質改善を強力に推し進めるリーダーが求められている。(吉田芳彦)
※〓は金へんに昌
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06年弘前市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2506
弘前市長選:元県議の相馬氏が初当選 青森県
当30793 相馬 しょう一
=無新<1>
28884 金沢 隆
=無新[自][公][社]
19277 下田 肇
=無新
4794 須藤 宏
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2510
民主党県連内部には三市の一角である弘前市長選を制するため、県議会で民主系会派に近い関係にある相馬氏と、夫人の敦子参院議員が県連副代表を務める肇氏との一本化を望む声が根強い。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100330ddlk02010003000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/上 揺れる「リンゴ王国」 /青森
◇綱渡りの経営 天災と不況で低価格
弘前市のリンゴ生産量は国内の2割にあたり、県内では4割を占める。農業の産出額ではリンゴが約300億円とされ、第2位の米約41億円を大きく引き離している。自他共に認める日本一の「リンゴ王国」。数字に表れる以上に農業資材などの関連産業や商業関係などへの経済波及効果は大きく、市の基幹産業といわれるゆえんだ。
しかし農家は08年の霜とひょうの大被害、不況とデフレ経済のあおりを受け、2年続けての低価格に泣いている。大きな陰りが漂う。
同市悪戸で3・1ヘクタールのリンゴ園を経営する小山内一彦さん(40)が窮状を語る。「農家手取りで、1箱20キロで2500円から3000円が採算ラインとされるが、昨年はそれを下回った」。小山内さんは価格の安さを量で補おうと園地を買い増し、拡大路線を取った。今年の価格がどうなるか、勝負の年だという。3年連続での低価格ならリンゴ園を手放す農家が増えるだろうと予測している。
同市鬼沢の藤田光男さん(58)も、苦しい胸の内を明かす。「2年連続の赤字経営。8、9年前も2年連続の安値で農協から借金した。返済が終わらないうちにまた借金だ」
量販店が安値で売るなど、しわ寄せは自分では値段を付けられない生産者にきているという。藤田さんのリンゴ園は3・6ヘクタール。翌年も生産に向けられる再生産価格は、最低でも手取りで1箱(20キロ)2500円だとし、この2年はぎりぎりの価格だと言う。
藤田さんも、今年安値なら経営難に拍車がかかり、リンゴ園を貸したり売ったりする農家が続出すると見ている。
市農業委員会に登録された「売りたい農地」の中で、リンゴ園は39件。既に木を伐採し、更地になっている所もある。農業委は「生産意欲がわくような所得に結びつかないのが現実だ」と背景を説明する。
売却希望者には後継者がいない高齢農家が目立ち、登録されているリンゴ園は一部で、実際に売りたいと思っている農家はもっと多いと分析している。
市も国の補助制度を活用しながら独自の施策を打ち出している。10年度の一般会計当初予算では、農業経営支援に関して利子補給など約950万円を新規に盛り込んだ。それでも、赤字に苦しむリンゴ農家の綱渡りの経営は続くようだ。
◇ ◇
弘前市長選は4月4日告示、11日に投開票される。合併から4年、市政の課題を探った。【塚本弘毅】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100331ddlk02010007000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/中 中心市街地活性化 /青森
◇空き店舗、安く提供 新しい魅力目指し
「中心街を活性化させる手助けに」。NPO法人「ECOリパブリック白神」は弘前市土手町のビル2階の空き店舗を活用し、チャレンジショップの募集を呼び掛けている。新しく事業を始めようという人たちに安くスペースを提供し、軌道に乗せてもらおうという試みだ。
古くからの街である土手町だけでなく、中心市街地はくしの歯が欠けたように空き店舗やシャッターを閉じた店が目立っている。市の調査では中心街の6商店街の空き店舗率は高まっており、08年度は16・1%。弘前市中心市街地活性化協議会が09年8月の金日に実施した中心街7地点の通行量調査でも、日曜日の1地点を除き軒並み前回を下回った。
郊外大型店に押されての地盤沈下は、地方都市が抱える全国共通の悩みでもある。こうした危機的現状にどう対応していくのか。
「歩いて楽しくなる触れ合いの場として、にぎわいを取り戻したい」。ECOリパブリック白神の理事長、渋谷拓弥さん(38)は強調する。土手町商店街連合会の菊池清二理事長(71)も「中心街に出かけたくなるような新しい魅力を作りたい」と将来像を描く。
菊池さんは「まちの駅」構想を提唱する。買い物客の待合所を作り、お年寄りらの買い物に付き添い、商品を無料で配送するサービスなどを提供する。空き店舗を利用した農産物直売所も計画している。
市や商工関係者などによって08年に結成された活性化協議会。事務局の弘前商工会議所は「商業だけでの活性化は難しい」とし、中心街で時間を過ごす交流人口を増やしたいという。そのためには、市がしっかりした計画を立て都市機能を集中させる必要性を説く。市も08年に国の認定を受けた「弘前市中心市街地活性化基本計画」に基づいた事業に取り組んではいる。
昨年10月、JR弘前駅前の複合商業施設「ジョッパル」が閉鎖した。あおりで周辺の大町商店街振興組合の商店は、売り上げが3割も減少したという。
藤田善徳理事長(68)は「再開に向けて市と商工会議所、市民が一体となって知恵を出してほしい」と訴える。市は競売の行方や市民アンケートの結果を踏まえ、対応する構えだ。
各方面から中心街のにぎわいを取り戻す試みは提唱されてはいる。しかし、先行きはまだ霧の中だ。【塚本弘毅】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100401ddlk02010003000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/下 新幹線開業と観光 /青森
◇通過型から着地型へ 地域の魅力を発掘
定番コースではない、地元ならではの穴場を中心に観光案内をする「弘前路地裏探偵団」が3月、弘前市に生まれた。メンバーは主婦や会社員、公務員、ホテルの支配人など20人で、昼と夕暮れの部隊に分かれる。団長の鹿田智嵩(ともかさ)さん(43)は「弘前大好き人間が集合し、観光ガイドに載っていない魅力を紹介したい」と語る。
アイデアは「弘前感交劇場」の「やわらかネット」の会議から生まれた。
感交劇場は「感動と交流」を提唱し2年前に結成された。市や弘前観光コンベンション協会、弘前商工会議所、弘前大など8団体の長による推進委員会があり、その下部組織にやわらかネットがある。「りんごスイーツちょい食べコース」「地元主婦と過ごす伝統の技『津軽塗』」など、住民と触れ合いながら観光を楽しむさまざまな小ツアー案内が実現している。
新幹線開業を控え、観光客を弘前、津軽へ誘導するのが感交劇場の目的だ。市観光物産課の桜田宏課長補佐(50)は「開業イベントだけでなく、長期的な視野で地域の魅力を発掘していきたい」と強調する。
08年の県調査によると、弘前を訪れた観光客は年間約716万人と県内では青森市や八戸市を押しのけ最も多い。「弘前さくらまつり」と「弘前ねぷたまつり」のお陰だ。だがこのうち県外からの客は約186万人で、宿泊客は約49万人。いずれも3市の中で最も少ない。
滞在時間の短い「通過型」から受け入れ側が工夫して客を呼び込む「着地型」の観光へ。増えている少人数の旅行にターゲットを絞り、通年で朝から夜まで弘前に引きつけ、宿泊につなげたいという願いが感交劇場には込められている。
12月には新青森駅に新幹線が乗り入れる。翌年には「弘前城築城400年祭」も控え、各種イベントが計画されている。コンベンション協会の企画開発部では「開業を発火点にしたい。勝負はこれからだ」と期待を込める。
すぐに勢いの衰える線香花火的な集客に終わらせず、市やコンベンション協会、市民が一体となり、感交劇場をどう盛り上げていくのか。着地型観光の商品をどうやって全国に発信し、浸透させるのか。難問が待ち構えている。【塚本弘毅】
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100401152919.asp
2010年4月1日(木)
任期満了に伴う五所川原市長選(6月6日告示、13日投開票)に自民党五所川原市支部長の県議櫛引ユキ子氏(57)が出馬へ意欲を示したことに対し、各党内から1日、驚きの声が上がった。既に出馬を表明した平山誠敏市長(69)や、同氏を支援する自民系市議会与党幹部らは戸惑いを隠さない。現職への対立候補を模索中の民主党県連は櫛引氏の動向を注視していく構え。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10860.html
2010/4/1 木曜日
櫛引県議が五所川原市長選へ出馬検討
6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選に、同市選出の県議櫛引ユキ子氏(56)が出馬を検討していることが31日、分かった。櫛引氏は本紙の取材に対し「(出馬を)検討している」と述べた。
市長選をめぐっては再選を目指す現職の平山誠敏氏(69)が既に立候補を表明しており、対抗馬として櫛引氏の名前が急浮上した。これに対し、櫛引氏は同日、本紙の取材に対し「検討している」と語り、近日中に態度表明することを明かした。
同日は、五所川原市内で、後援会幹部と会合を開いた。会合は非公開で行われ、出席者によると、市長選について具体的な協議はなかったという。
櫛引県議は五所川原市議を2期務め、2007年、自民党公認で県議に初当選した。現在、自民党五所川原市支部長を務めている。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10884.html
五所川原市長選へ櫛引県議出馬へ 民主県連支援の可能性も
6月6日告示、同13日投開票の五所川原市長選で、出馬を検討していた同市選出の県議で自民党同市支部長の櫛引ユキ子氏(56)が1日、立候補する意思を固めたことが分かった。櫛引氏は取材に対し「関係者と話し合った上で数日中に表明したい」と語った。同市長選をめぐっては、現職の平山誠敏氏(69)が既に立候補を表明している。独自候補の擁立を模索していた民主党県連は櫛引氏の動向に関心を寄せており、市長選の情勢は混沌(こんとん)としてきた。
櫛引氏は同日、青森市内で自民党県連の山内和夫幹事長と会い経緯を説明、出馬する意向を伝えたという。山内幹事長は取材に対し「本人から報告を受けたが、急な話で正直驚いている」と語った。市長選への対応について、「県連として協議する段階ではない」との認識を示した。
櫛引氏は市議2期を務めた後、2007年の県議選に自民党公認で出馬し、トップ当選した。平山氏は県議2期目の06年、成田守前市長の辞職に伴う市長選で自民、公明両党の推薦を受け初当選している。
こうした経緯を踏まえ、ある自民党県連役員は「数日前に櫛引氏が出馬を検討していると聞いたが、まさか出馬するとは思わなかった」と戸惑いを隠さない。ほかの役員は「仮に両氏が立候補した場合、どちらを支持すべきか判断しかねる」と複雑な心境を語るなど、県連内に動揺が広がっている。
一方、市長選での独自候補擁立を模索してきた民主党県連の横山北斗代表は「櫛引氏は市民の評判が高く、行政能力にも優れている。市長になればいい仕事ができると思う」と評価、県連として同氏を支援する可能性を示唆した。
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10885.html
櫛引氏出馬の意思に市議会会派対応混迷も/五所川原市長選
6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選への出馬意思を固めた同市選出の櫛引ユキ子県議(56)をめぐって1日、同市議会各会派は「寝耳に水」と驚きを隠せず、対応に頭を抱えた。特に、現職平山誠敏氏(69)の支援で固まっていた最大与党会派自民クラブは、櫛引氏を支援する市議が会派離脱を検討するなど、混迷を極めそうだ。
同市長選をめぐっては、現職の平山誠敏氏が再選を目指し出馬表明している。平山氏は2009年度分の自民党費を納めていないため、現在党籍はないが自民系だ。櫛引氏も自民党五所川原市支部長を務めるなど、両者は支持者層が重なっている。
自民クラブは急きょ対応を協議するため2日に会合を開く予定。会長の川浪茂浩市議は「寝耳に水。これから話し合いになるが、櫛引さんの支援者もいるため、会派は必ず分裂する」とこぼした。
同会派で、自民党市支部幹事長の磯邊勇司市議は「1日に櫛引さんから『出馬を前向きに検討している』と連絡が来た。突然のことでびっくりしている」と語った。また、同会派で櫛引氏を支援する鳴海初男市議は、取材に対し「会派脱会も考えている」と明かした。
一方、他会派では「自民党内でどうなっているんだ」と首をかしげる市議も。民主党五所川原市支部幹事長の桑田茂市議は「前からそういう話があった。驚きはない」とし、動向を見極める考えを示した。
今回の動きについて平山氏は「態勢をしっかりと固め一生懸命頑張るしかない」と述べるにとどめた。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100402ddlk03010032000c.html
選挙:盛岡選挙区、県議補選へ /岩手
7月の参院選に県議の高橋雪文氏が出馬の意向を示したことを受け、盛岡選挙区は欠員2となる見込みで、県議補選が行われる見通しとなった。
昨夏の衆院選に立候補し、失職した高橋比奈子前県議は「推してくれる方がいれば(応えたい)」と補選出馬に意欲を見せた。
同補選では、民主党県連も、候補2人の擁立を検討している。【山口圭一】
毎日新聞 2010年4月2日 地方版
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>>1136
自民系2議席に拠る補選か。
比奈子ちゃんは県議復帰を優先した形ですね。
民主は1議席奪うチャンスですね。ひょっとすると2人立てるか?
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>>1137
小澤氏の地元だから2人擁立すると思いま
す。岩手県議会は少数与党ですからね。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100403t21031.htm
争点に「スポレク施設」整備が浮上 弘前市長選あす告示
市長選の争点になるスポレク施設の建設予定地
任期満了に伴う弘前市長選(4日告示、11日投票)で、市が計画を進める「全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の整備が最大の争点として浮上している。再選を目指す現職の相馬〓一氏(73)が建設推進を掲げ、新人で前副市長の葛西憲之氏(63)は計画見直しを訴える。両氏は告示前から「スポレク」をめぐり、主張を激しくぶつけ合っている。(弘前支局・片山佐和子)
スポレク施設の建設予定地は同市泉野3丁目で、屋内に土のグラウンドを整備する。市が2009年度から2カ年で計画を進め、現在は設計が終わった段階。総事業費は約11億円を見込む。
事業は、相馬氏が初当選した前回06年の市長選で公約として打ち出した。県スポレク連盟会長も務める相馬氏肝いりのプロジェクトだが、建設予定地(約1万平方メートル)をめぐり、地元で反対運動が起きた。
市土地開発公社が05年度に地区交流センター用として先行取得した土地の用途を市が昨年5月、スポレク施設に変更したためだ。地元の泉野町会(大貝治邦会長)は「住民に説明もなく、一方的だ」と反発。町会は12月、市民団体とともに約7900人分の反対署名を市と市議会に提出した。
大貝会長は「地元には学童保育の場所や災害時の避難場所がなく、センターが必要だ。スポレク施設の優先度がなぜ高いのか」と疑問を投げ掛ける。
市議会は今年3月の定例会で「市民や議会への説明が足りない」などとして、10年度一般会計当初予算案からスポレク施設の建設事業費約6億円を削除した修正案を議員提出し、可決。計画は一時中断となった。
「市民には必要な施設」と主張する相馬氏は10年度予算案を再議に付さず、「選挙で信を問う」との考えだ。対する葛西氏は、スポレク施設問題を「市民と対話不足の市政」の象徴として位置付け、攻勢を強める。
建設の是非の判断が、市民に委ねられる格好になったスポレク施設。大貝会長は「新しいかじ取り役は、選挙結果で結論を出すのではなく、まずは市民の声を聞いてほしい」と話している。
(注)〓は金へんに昌
2010年04月03日土曜日
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ボリエモンさんがTVで呟いた事から
巷で裏2chがブーム☆です。
今スグ
★☆★ 裏2ch ★☆★
に行きたい人は
Find 裏2ch
で検索してね ★☆★
※ボリエモンもROMってま〜〜す。
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自民県連、採決造反で3氏の役職1年停止 北林氏は委員長辞任へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100402e
自民党県連は1日、常任総務会を開き、秋田市中通の日赤・婦人会館跡地の再開発をめぐり、先月30日の県議会本会議で自民党の会派決定に従わなかった所属県議の柴田正敏、小松隆明、北林康司の3氏について、県連の役職を1年間停止する処分を了承した。党県連から県議会予算特別委員会委員長の辞任勧告を受けていた北林氏は取材に対し、近く委員長を辞任する考えを明らかにした。
柴田氏は県連政調副会長、小松氏は財務副委員長、北林氏は党紀委員の役職をそれぞれ1年間停止させる。先月30日の党紀委員会で処分を決定した。
鈴木洋一県連会長は処分理由について「県議会の採決で会派の決定に反対したため。決定には従ってもらうのが原則」と説明した。
柴田、小松両氏は再開発事業の関連予算を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案の採決で、賛成を決めた自民党の決定に従わずに反対。北林氏は退席し、採決に加わらなかった。柴田氏は県議会建設交通委員会の委員長、小松氏は同副委員長を既に辞任。党県連は北林氏にも予算特別委員長の辞任を求めていた。
北林氏は30日の本会議で採決前に退席した理由を「県立美術館の移転に関し、まだ立ち止まって議論する必要があった」とした上で「会派の決定を乱したことは確かであり、何らかのけじめが必要」と語った。
(2010/04/02 10:29 更新)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10904.html
ニュース2010/4/4 日曜日
市議会与党対応割れる/五所川原市長選
6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選で、五所川原市議会与党会派誠風会(福士寛美会長)が出馬の意思を固めた同市選出の櫛引ユキ子県議(56)を支援することを決めたことが、3日までに明らかになった。これにより、同市議会2与党会派が現職平山誠敏氏(69)と櫛引氏支援で対応が二分することになった。
同会は2日、同市内で櫛引県議を迎えて会合を開き、所属市議全員の8人が出席。櫛引氏から出馬への意欲を聞き、それに共感する形で満場一致で支援を決めた。
同会派の市議は「市民のこのままじゃだめだという声を受けて決断した櫛引さんの熱意に押された」と説明またある市議は「意見が通らず現職への不満もある中櫛引さんの市に対するビジョンに共感した」と語った。
誠風会は現職平山氏の名前の一文字を取って結成された会派で8人が所属し、規模としては自民クラブ(13人)に次ぐ。自民クラブも2日に会合を持ち、現時点では1人を除き現職支援で意見をまとめている。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20100407ddlk05010008000c.html
探検録:能代市長選11日告示 争点消え、現職独走 /秋田
◇商議所の力低下、無投票か
任期満了に伴う能代市長選が11日に告示される。旧能代市・二ツ井町の合併後2回目の選挙は現職で無所属の斉藤滋宣氏(57)以外に立候補の動きがなく、独走状態となっている。無投票となれば、旧能代市地区では91年以来。対立の構図が消えた背景として、かつて市政を揺るがしたイオン出店問題や補助金不正受給による能代商工会議所の影響力低下を指摘する声もある。【田村彦志】
◆激しい選挙
「能代の土になる」。3月27日に市文化会館大ホールであった1000人規模の後援会総決起大会で、斉藤氏は声を張り上げて支持を求めた。出席者からは「市政が難しい時期。これまでの経験を生かしてもらいたい」と期待を寄せる声が上がった。
旧能代市以来、同市長選はたびたび激しい選挙戦が繰り広げられてきた。03年4月の旧市長選では、3回目の挑戦だった豊沢有兄氏が新人同士の激戦を制し、黒星を喫した自民党能代支部に激震が走った。
06年4月にあった合併後初の市長選には、北海道出身で旧二ツ井町を地盤とする斉藤氏と豊沢氏が立候補。豊沢氏が7市町村広域合併の崩壊を招いた新市名問題で批判を浴びたのに対し、斉藤氏は野呂田芳成・前衆院議員秘書や県議、参院議員の豊富な政治キャリアで幅広く支持を集めたうえ、自民党支部も総力戦で臨み大勝した。
◆イオン出店
この選挙戦で争点の一つとなったのが、市郊外へのイオン出店構想。豊沢氏は旧市長時代から中心市街地の空洞化を懸念して「出店ノー」の姿勢を示し、斉藤氏はその再考を公約に掲げた。
出店に反対する市民団体「能代まちづくり市民会議」(佐藤浩嗣代表幹事)は豊沢氏を支援。旧能代市の商業者が加盟する能代商議所も出店構想に反対の立場で、佐藤副会頭が「市民会議」の代表幹事を務めるなど事実上運動の中心になっていた。
だが市長選敗北で勢いを失ったうえ、08年1月の市議会臨時会で出店の賛否を問う住民投票条例案が賛成少数で否決され、斉藤市政は出店に大きくかじを切った。
◆補助金不正
その直後に表面化したのが、商議所による国、県、市の補助金不正受給問題。元専務の内部告発に対し商議所幹部は当初、「出店問題が絡む中傷だ」と全面否定した。しかしほぼ1年に及ぶ調査で、総額1億円を超える返還を求められる事態となった。
市経済界の有力者が名を連ね、旧市時代から地元候補を重視して市長選の行方を左右してきた商議所。「この問題を機に、幹部やOBらから表だった発言が聞かれなくなった。このことも無投票に影響している」との見方がある。
斉藤氏が再選出馬を正式に表明したのは2月。ただ就任2年目ごろには、後援会がなかった旧能代市内でも組織づくりに着手していた。その数は現在、旧二ツ井町で24、旧能代市内でも30に上る見通し。「政権交代の影響はない」と強気の構えを崩していない。
その斉藤氏に対して是々非々の立場のある市議の一人は「対抗馬がなく選択肢がない。現職独走と言わざる得ない」といらだちを募らせている。
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◆過去の選挙結果
【能代市長選】
◇06年
斉藤滋宣 当 25,643
豊沢有兄 16,591
【旧能代市長選】
◇03年
豊沢有兄 当 16,966
能登祐一 14,820
田中久子 2,588
◇99年
宮腰洋逸 当 20,243
豊沢有兄 14,582
【旧二ツ井町長選】
◇05年
丸岡一直 当 5,240
加藤長光 2,383
◇01年
丸岡一直 当 5,518
藤田隆雄 3,076
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004090003
弘前市長選 自民、民主の動き
2010年04月09日
現職と新顔が、一騎打ちの選挙戦を繰り広げている弘前市長選。候補者はいずれも無所属で、政党の推薦を受けておらず、表立った政党の動きはない。だが、水面下では政治家や政党の思惑も垣間見える。(吉田芳彦)
現職の相馬〓一氏(73)は、市議2期、県議6期の長年の政治活動で築いた農家など自前の固い支持層が基盤。政党頼りの選挙によるしがらみを避け、従来通り個人票を積み上げる戦い方を貫く。
新顔で県庁出身の前副市長葛西憲之氏(63)は、個人的な人脈からできた後援会もあるが、反相馬票を結集するため、経済界や各種団体など、主に組織に支えられた全方位作戦を展開している。
両氏の選挙事務所には「必勝」と大書された三村知事や地元の衆院青森4区から立候補し、比例区で復活当選した民主党の津島恭一衆院議員の為書きが張り出されている。相馬氏の後援会幹部は「どちらにも頼まないのに送られてきた」と言い、両陣営への政治家側自身の配慮がうかがわれる。
告示日前後になると、国会議員が互いに出方を探り合う場面も出てきた。
3月28日にあった葛西氏の総決起大会。同じ日、青森市内で政治資金パーティーがあった民主党の衆院議員や県議らは、秘書を出席させるだけにとどめた。青森4区選出の自民党の木村太郎衆院議員も同じだった。
ところが告示前日の3日、木村氏が葛西氏の選挙事務所に顔を出した。以前から系列の県議が支援に入り、「木村氏の意向」とささやかれてきた。木村氏の来訪で自民党色が顕在化し、逆に民主党側は「動きづらい立場」に追われたという。
木村氏は1996年に衆院選で初当選した際は、民主党の小沢一郎幹事長が党首を務めた新進党に所属。その後、自民党へ移った。逆に津島氏は自民党から国民新党をへて民主党に移るなど、弘前市が大票田の4区は政治家の政党乗り換えも多く、支持層も複雑に入り組んでいる。
陣営に自民党色が出始めたものの、葛西氏自身の一部支持者は津島氏の支持層とも重なる。こうした特有の政治土壌もあって「民主支持層の支援も得られている」と読む。
相馬氏の選挙事務所に、木村氏の為書きはないが、相馬氏の後援会幹部は「弘前は選挙ごとに投票する人が決まっている。市長選では『木村』と書くわけではないから」と踏み、国政と市政を切り離して有権者が判断することに期待する。
共産は自主投票。公明や社民は党員らの自主的な判断で臨むという。
※〓は金へんに昌
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100409t11019.htm
「ポスター張り切れない」陣営が悲鳴 全市一区の大崎市議選
市議選に向けて設置された候補者ポスター掲示板=大崎市古川
任期満了に伴う宮城・大崎市議選(定数34)は11日、告示される。2006年に旧1市6町が合併し、県内2番目の広大な面積になった同市。今回から旧市町別の選挙区が廃止されたため、候補者ポスターを掲示しなければならない個所が大幅に増え、各立候補予定者は準備に頭を悩ませている。
同市は東西約80キロ、面積は約796平方キロ。合併特例が採用された06年の前回市議選は旧市町別の7選挙区で行われ、ポスター掲示場所は最も少ない松山選挙区で28カ所、最多の古川選挙区でも190カ所だった。
全市が同一選挙区となる今回、掲示場所は400カ所となる。現職の多くは地盤が異なる議員同士で作業分担したり、所属会派や政党内で連携したりして乗り切る構えだ。
ある現職は「後援会任せでは間に合わない。演説の合間に自分も張るしかない」と浮かない表情。別の現職は「鳴子地域だけ協力相手が見つからない。告示日一日だけで400カ所全部に張るのは無理」とぼやく。
もっと大変なのは新人だ。ある陣営は「連携したくてもつてがない。自前で選挙期間中に何とか張り終えたい」と話している。
2010年04月09日金曜日
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0304.html
2010年3月4日(木)
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■検証・弘前市政 迫る市長選
連載INDEX
(1)合併その後/不満募らす相馬、岩木/施設建設 4年も経て予算
「合併しても地域があまり変わったとは思えない。ただ、物事が動きだすのに4年もかかるのは遅いんじゃないか」 弘前市の沢田集落(旧相馬村)で2月28日に開かれた「ろうそくまつり」。同地区に400年以上前から伝わる奇習だ。闇に浮かぶ明かりを見ながら、地元の男性はつぶやいた。「4年もかかった」のは、旧相馬村への「(仮称)住民ふれあいセンター」建設だ。
4年前の2006年2月27日、弘前、岩木、相馬の旧3市町村が合併し、新弘前市が誕生した。生活圏として密接な関係にあった3市町村による合併から4年たった今、相馬地区では「合併して良かった」という声は聞こえてこない。
旧3市町村の合併法定協議会が決定した新市建設計画の「地域の均衡ある発展プロジェクト」は、弘前地区の小中学校整備、岩木地区の下水道整備をうたった。相馬地区については旧役場と隣接する温泉を改築し、庁舎・温泉・公民館機能を持つ住民ふれあいセンターの整備を明記していた。
▼「相馬が貧乏くじ」
旧相馬村は、道路や下水道整備が進む一方、財政も比較的健全で、合併しなくてもやっていけるとの立場だった。高齢化の進行などを見据え、あえて合併を選んだ住民にとって、センター建設が何より切実な願いだ。
しかし、施設の規模をめぐり住民と市側の協議が難航。市は住民の意見を反映した計画をまとめ、10年度予算案にようやく建設事業費が盛り込まれた。
「相馬(地区)が貧乏くじを引かされた」「議員にだまされた」。地元の元市議は住民の不満を受け「相馬市長が公約に掲げた(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設より優先することがあるはず」と相馬市政の対応を批判する。
▼一地区にされた思い
岩木地区でも「こんなはずではなかった」との思いは強い。下水道整備は、旧岩木町時代の残工事分が終わった後は、進んでいない。町のイベントだった「岩木夏祭り」には、かつて210万円の町の補助があったが、現在は旧市の他地区と同水準の70万円に引き下げられた。
岩木、相馬の住民には町や村の歴史が消え、弘前市の一地区にされてしまったという寂しさがある。
合併協議を進めたのは、旧弘前市の最後の市長・金沢隆氏だった。金沢氏を破って当選した相馬氏は合併協議にかかわっていない。「自分で合併を進めていないから、住民への思いが欠如しているのではないか」。当時の合併協議を知る岩木地区の男性はこう指摘する。
「誰が市長になっても合併時の約束事は継承しなければ。ほかの市町村合併と違い、合併協議の当事者がいなくなり、約束の実行を迫る相手がいなくなってしまった」 ただ、相馬地区のある男性は「今、合併の結果について良しあしを言っても仕方がない。合併してしまったのだから良くする方に持っていくしかない。そのためには住民ひとりひとり努力するしかない」と話す。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0305.html
(2)日本一のリンゴ産地/強い思い 振興策次々/経営厳しく農家不満も
「市が何もやっていないような話をするが、いろいろやっている。なかなか(結果が)形に表れてきていないものもある」 2009年9月の定例市議会一般質問。議員が再質問で、相馬〓一市長の農業振興策とその成果を疑問視したのに対し、相馬市長は語気を強めて反論した。再質問に自ら答えることの少ない相馬市長が、珍しく立ち上がり答弁、農業への強い思いを表した。
相馬市長は前回市長選の公約で、農業を市の基幹産業と位置付け積極的な振興を掲げた。特に、基幹作物のリンゴについては、日本一の産地という市民の意識を高めるため、毎月5日を「りんごを食べる日」に設定。相馬市長による県外へのトップセールスも展開し消費拡大に努めたほか、共同防除組織の充実など、生産態勢強化にも力を入れてきた。
▼市、一定の効果強調
08年には農林業政策の指針となる市農林業計画を策定。リンゴの安定生産と消費拡大、担い手育成、地産地消や都市住民との交流促進を柱に掲げた。
市農林部は、09年の検証で、これらの施策が設定した指標を上回る成果をもたらしたと評価し、特にリンゴの消費拡大では、トップセールスなどにより「弘前りんご」の知名度向上に一定の効果があったと強調する。
06年2月の市町村合併で、市のリンゴ栽培面積は全国の2割、県内の4割を占めるまでに拡大した。農水省のまとめによると、同年の市のリンゴ生産額は300億1千万円、コメが41億4千万円と、合わせて全作目の9割を占めており、二つの作物の動向が市の経済に与える影響は極めて大きい。
しかし、リンゴ農家は08年の霜・ひょう害、景気悪化に伴う消費の減少や販売価格の低迷で苦境にあえいでいる。
リンゴのネット販売などを手掛ける若手農業者は「10年産も安値が続けば、廃業する人が続出する可能性がある。それほどの危機的状況だ」と訴える。
リンゴ農家の経営安定を図るため、市は09年に果樹共済の掛け金助成を決定。10年度予算案では、農業経営支援対策資金の保証料補助と利子補給補助を新たに打ち出した。
▼「市だけでできない」
しかし、現場の農家には不満の声が目立つ。岩木地区の農業男性は「『りんごを食べる日』は政策ではなく、ただのイベント。農家の苦しみを理解していない」と厳しい見方を示す。相馬地区の農業女性は、果樹共済の助成決定が周辺市町村より大きく遅れたことを批判し「リンゴ産業の中心地なのに、政策が後手後手。積極的、重点的に支援してもらいたい」と訴える。
ただ農業政策は国や県からの補助金による事業が多くを占める。相馬市長は農業重視を強調する一方で「国の政策との関連もある。いろいろやろうとしても国に動きがないと、市の財政だけではできる話ではない」と、独自の取り組みには限界もあることを認める。
農林水産業費が市の10年度予算案に占める割合は全体の2.7%で19億円。09年度の15億円(2.3%)からは増加したが、市長就任直後の06年度の22億円(3.4%)に比べて減少している。
※〓は金へんに昌
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0306.html
(3)観光/通年誘客へ「感交劇場」/市民の反応いまひとつ
今年12月の東北新幹線全線開業、2011年の弘前城築城400年祭と、観光面で二つの大きなチャンスが目前に迫っている弘前市。関係団体と連携し、進める観光施策「弘前感交劇場」は、従来のような大型イベントに頼るのではなく、街の魅力を生かした通年の誘客を目指しており、県内でも注目を集めている。
▼魅力を再発見、発信
「市民の自覚を促すには、委員会や事業のリーダー役と市民との距離を縮める必要がある」。昨年9月末の弘前感交劇場推進委員会。同劇場のコンセプトを考えた田中央さん(東京・田中デザインオフィス社長)は、出席した委員長の相馬〓一市長らに対し、強い口調で訴えた。
同市は、春の桜、夏のねぷた、秋の菊と紅葉、冬の雪燈籠(どうろう)と、季節ごとに大規模なまつりがあり、観光都市として名を上げてきた。そして現在は、これまでの街づくりで築き上げた魅力を再発見し、磨き上げて発信する−そんな取り組みに懸命だ。
実際、恒例となったリンゴの花のお花見、日本海に沈む夕日を岩木山8合目から眺めるツアーはその中で生まれた。市内に数多くある洋館やカクテルバーでまちおこしを目指す動きもある。
毎週水曜日には、同推進委事務局も務める市観光物産課の職員が、弘前観光コンベンション協会の職員らと手を携え、実務者の集まり「やわらかネット」を開催している。
「街づくりや観光に興味がある」「自分も何かやってみたい」という市民なら誰でも参加可能で、週1回の集まりのほか、80人弱が登録しているメーリングリストもある。参加者はその二つをうまく活用しながら、さまざまな活動をPRしたり、アイデアを募ったりと、互いに意見や情報を交換している。
一方、弘前城築城400年祭も、津軽家とゆかりのある近衛家の陽明文庫(京都市)の名宝展や弘前城薪能、「時代絵巻」と題した大名行列など多彩な構想の準備が進んでいる。09年には公募で、マスコットキャラクター「たか丸くん」も誕生。さまざまなイベントに登場し、築城400年を懸命にアピールしている。
▼取り組み危ぶむ声も
もっとも、1年以内に大きなチャンスを二つ控えていながらも、行政や関係者の取り組みに対する市民の反応はいまひとつ。行政や関係団体と、市民が必ずしも一枚岩ではないとの指摘があり、今後の取り組みや結果を危ぶむ声も根強い。
ある観光関係者は「良いアイデアを持っていても、それを具体的な行動に移すのは難しい、と考える市民が多いのではないか」と推測する。
弘前感交劇場だけでなく、市の新たな観光施策は発展途上の段階だ。市民を盛り上げ、期待した成果を挙げるために必要なことは何か。この観光関係者は「関係者が市民に率先して手本を見せながらも、前面には出ないこと。やる気ある市民を陰に隠れて手伝い、引っ張り上げていく。市民主体の活動こそが、それに続く市民の動きをつくっていくと思う」と強調した。
※〓は金へんに昌
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(4)ジョッパル/市長発言 波紋広げる/経済界との溝埋まらず
2009年10月2日、弘前市駅前町の複合商業施設「ジョッパル」を管理運営する市の第三セクター・弘前再開発ビルが民事再生手続きを断念、施設を閉鎖して破産手続きに入る方針を固めた。同じ日に市が開いた緊急記者会見。相馬〓一市長は「駅前地区の中核を担う商業ビルであり、再生を期待したが大変残念」と述べる一方、市が株式30%(3千万円)を保有する三セクの破綻(はたん)について「経営者は会社におり、市は責任を感じようがない」と強調。発言は波紋を広げた。
▼転落の一途たどる
ジョッパルは1994年、金沢隆前市長時代に、ダイエーを核テナントとして誕生した。だが、駅前の”顔“として大きな期待を背負いながら、2005年のダイエー撤退以降、三セクの民事再生申請(07年)、破産へと転落の一途をたどった。
「本来なら民事再生の時点で、市や会社関係者、市内経済界が一緒に、ビルの今後を話し合うべきだった」。複数の経済関係者はこう漏らす。ジョッパルがつぶれれば、駅前を含む中心市街地の今後に影響が出ることを懸念していたからだ。
市は三セクの民事再生断念に伴い、部署横断の「緊急対策会議」を設置、ジョッパルの権利関係調査などを進めてきたと説明する。だが、その具体的な動きや今後の対応が見えにくいことへの不信感も経済界にはあった。
1月下旬、市や経済界で構成する市中心市街地活性化協議会。委員が「ジョッパルが幽霊ビルのままでは、中心市街地の駅前の通行量が減ってしまう」と危惧(きぐ)し、市の担当者に「市はジョッパルの活用、再生を検討しているのか」「市、弘前商工会議所、ビル関係者で方策を見いだせないか」と問いただす場面もあった。
▼緊張感は以前から
もともと、経済界の多くが前回市長選で金沢前市長を支持していたこともあり、相馬市長と経済界の間には、以前から微妙な緊張感が漂っていた。
それが表面化したのは今から1年ほど前だった。同商議所が毎年度、市政全般について提出してきた数十項目の重点要望に対し、市は部署横断的な回答を続けてきたが、09年度分への回答から突然、商工労政課関連部分のみに限定してきた。対応の後退に、同商議所側から「重点要望などによる社会福祉の増進も商議所の大きな役割だが、市は理解していない」と不満が噴出した。
以来、両者の溝は埋まっていない。ジョッパルをめぐっても、同商議所の新戸部満男会頭ら市内経済界トップと、相馬市長が議論する機会はないままだ。
相馬市長はジョッパルについて、無作為に選んだ5千人の市民を対象にしたアンケートの実施を決定。23日まで回答を受け付けると同時に、広報ひろさき3月号でも、ジョッパルの現状や再開への課題の解説を掲載した。
これに対し、複数の経済関係者は「市が駅前の再開発計画の中でジョッパルを建設したとの経緯説明がない」「広報は、市が建物を取得すれば、多額の税金がかかることばかり強調し、肝心の中心市街地の街づくりに関する記述はわずかしかない」と指摘する。市への疑問の声は途切れていない。
※〓は金へんに昌
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0308.html
(5)財政運営/経費節減 借金減る/「慎重すぎる」と批判も
税理士の資格を持つ相馬〓一市長は、公約である「企業経営の視点を取り入れた財政運営」に取り組んできた。就任後4年経過し、その手法について「派手さはないが堅実」と評価する声も多い。
相馬市長は就任後、自身の給与20%カットと退職金の廃止を実行。また、収入役と水道管理者を置かず、庁内にも経常経費5%削減を指示するなど徹底した経費節減を進めた。前の市長が計画し市民からの批判が多かった、事業費約19億円の弥生スキー場跡地開発も中止した。
▼会合で厳しさ強調
議会や各種の会合などさまざまな場面で「市の財政は厳しい」と口にする相馬市長。「気を緩めると第二の夕張市になってしまう。そうならないようにするのが私の使命」と強調する。
市総務財政課によると、09年度末の一般会計と各特別会計を合わせた市全体の借金である市債残高は1637億円で、05年度末の1758億円から減少する見通しだ。市総合計画の施策達成状況報告書でも、市民1人当たりの借金が06年度の92万4千円から08年度は90万円に減少した。
また、市の09年度中期財政計画では、一般会計の市債残高が相馬市長就任前の05年度末920億円から年々減少し、14年度には700億円になると試算。取り崩しが続いていた市の貯金である財政調整基金も12年度に増加に転じ、14年度には市が健全性の指標とする20億円台に回復するとしている。
借金の減少は箱モノ整備に偏らない政策展開の影響も大きい。前市政から引き継いだ事業を除けば、相馬市長が4年間で手掛けた大型施設整備は新年度着工の「(仮称)全天候型スポーツレクリエーション施設」1件のみと言ってもいい。
総務財政課の蒔苗貴嗣課長は「厳しい財政状況の中で、やるべきことはやるという姿勢で、重点的に投資をしている」と強調する。
一方、予算総額を下げるためだけに事業費を削っているとの声がある。市内の経済関係者は「08年度の予算編成時、一律5%ダウンの指示があった。増額すべきもの、削減すべきものを精査していない」と指摘する。
また、ある市議は新年度にようやく着工する相馬地区住民ふれあいセンターを挙げ「慎重すぎて肝心なものを造らない」と批判。その結果が相馬、岩木地区の住民の不満に表れていると指摘する。
▼市税伸び期待できず
健全な財政運営を続ける弘前市だが、蒔苗課長は「15年度が財政の転換点。それまでにできるだけ借金を減らしたい」と話す。合併後の交付金の特例措置が終了し、段階的に現状より約8億円の減額となるからだ。
市の10年度予算案では市税などの自主財源比率は35.9%にとどまり、なお依存財源の割合が高い。人口減少などにより今後も市税の伸びが期待できない一方、介護や生活保護などの社会保障費は確実に増える。
厳しさが増す中で、財政健全化を進めつつ予算への積極的な施策の反映が求められている。
※〓は金へんに昌
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0309.html
(6)説明と対話/なぜスポレクに変更か/市側沈黙、住民の反発続く
昨年8月、弘前市堀越地区で開かれた市政懇談会。市が同地区に建設を計画する「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」に対し、地元の泉野町会の住民から「住民は誰もスポレク施設を望んでいない」「当初、建設予定だった地区交流センターがなぜ急にスポレク施設になったのか。納得できる説明がほしい」と反対の声が相次いだ。
スポレク施設建設は相馬〓一市長が前回市長選の公約に掲げた。高齢者の生きがい対策の拠点と位置付け、健康増進などを目的に、グラウンドゴルフはじめ軽スポーツでの使用を想定している。2010年度予算案に建設事業費約5億9千万円を盛り込んだ。
相馬市長は「高齢者が元気で長生きすることが私の願い」と同施設の必要性を訴える。
▼「説明した」市長反論
建設予定地は05年に市土地開発公社が交流センター用地として取得した。泉野町会の住民にはセンター建設を期待して移り住んだ人も多いといい、計画変更は寝耳に水だった。
変更の経緯説明を求める住民に対し、市長は「説明はした」と反論する。だが実際は、昨年3月の議会でスポレク施設の計画を知った泉野町会長の問い合わせに対し、市の担当課長が自宅に出向き説明した程度で、住民全体への説明はいまだに行っていない。
市のある幹部は「どこかでボタンを掛け違えたとの思いはある」とつぶやく。しかし市側は、スポレク施設は全市的な施設であり、地元・泉野町会への説明は必要ないという姿勢を貫く。議会で公社からの土地取得などの承認を得ていることを理由に事業を進める方針だが、着工が迫る現在でも住民の不満はくすぶったままだ。
昨年の12月議会。閉鎖した複合商業施設「ジョッパル」への市の対応や、市職員運動会の競技に相馬市長が秘書に傘を差してもらい参加したことに対し、市長の見解を問う質問が相次いだが、市側は担当部長が終始答弁、批判を浴びた。
ある市議は週刊誌にも掲載された「傘問題」をめぐり「全国に知られ市民も驚いた出来事だけに、議場で市長自身から一言説明がほしかった」と”沈黙“に不満を漏らした。
▼3万人のためでなく
相馬市長は市長選に向けた「市政を語る会」で「市民の話を聞かないと市政運営はできない。すべて市政に反映できるとは限らないが、独りよがりにならず説明をしながら進めている」と繰り返している。10年度予算案の記者発表では、農業者経営支援の補助金、中小企業対策などの新規事業を「あちこちを回って話を聞き、要望を取り入れた結果だ」と胸を張った。
だが、主張とは裏腹に相馬市長には「意見を聞くのは自分を支持する一部の人だけ」との批判がつきまとう。ある市議は、4人の争いとなった前回市長選で相馬市長の得票が3万票余りだったことを指して「相馬さんは3万人のための市長。県議時代ならともかく、市長になったからには、18万人のための市長でなければ」と語気を強める。
相馬市政の説明と対話は十分だったか。市民の評価は市長選投開票日の4月11日に明らかになる。
※〓は金へんに昌
=終わり=
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-gekisen/0406.html
2010年4月6日(火)
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■弘前市長選 激戦の表情
(上)相馬候補 どぶ板徹底、票固め
告示日の4日。第一声を終えた相馬は、雪が残る山あいのリンゴ畑を縫って相馬地区へ選挙カーを走らせた。
「いち早くごあいさつに参りました」「願いは農業発展」。山道でも連呼は休みなく響き渡った。相馬はリンゴの枝を剪定(せんてい)する農業者を見つけると、ウグイス嬢の連呼を遮り、マイクを握って「ご苦労さまです」と支持を訴えた。
農村部は相馬の支持が厚いとされるが、特に弘前市と合併した旧岩木町、旧相馬村の住民には「農政が物足りない」「合併で良いことがなかった」と不満がくすぶり、相馬離れを指摘する声もある。真っ先に相馬地区に駆け付けた理由を、選対幹事長の白戸幸雄は「農業への思いを示したかった」と説明する。
4年間の実績強調
支援に回る市議は9人。市中心部やそれぞれの地元で相馬市政の4年間の実績を強調、継続を訴える。また4日のイトーヨーカドー前での街頭演説では、休日にもかかわらず市の部長・課長らが顔をそろえた。部長の一人は「買い物のついでに様子を見に来ただけ」と言葉を濁した。
しかし、相馬の選挙戦術の基本は街頭演説や連呼ではない。政党や団体に頼らず、選挙カーと別行動で各地域に潜り込み、足を使って支持を固めていく徹底したどぶ板選挙だ。
相馬は「街頭に出てもそれほど票に結びつかない。徹底して歩く。自ら顔を出すのは大事なこと」と市議時代からの独自の戦術に自信を見せる。5日も、岩木地区での街頭演説を終えた相馬はスタッフの車に乗り込んだ。市南部を横断し大鰐町へ。弘前市在住者が多く通う事業所に到着すると、従業員に投票を呼び掛けて頭を下げた。
後援会連合会事務局長の森下富雄は「スタッフがいくら回っても、本人のあいさつに勝るものはない。選挙カーから手を振るぐらいなら、本人が感触をつかみながら回った方がいい」と力説する。
相馬陣営の運動員は「どこに行くかは本人でないと分からない。そばにいるわれわれが分からないのだから、敵に分かるわけがない」と余裕の表情だ。
後援会フル活動
街頭で相馬は、農業や観光など2期目に向けた施策を訴える。一方で、自らの堅実な財政運営を強調。経済界の支援を受ける葛西を念頭に「しがらみのある人が市長になれば第二の夕張になる」と繰り返す。
(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設の問題では葛西が建設推進から反対へ「態度を変えた」と批判。複合商業施設「ジョッパル」についても「対応を副市長だった葛西に任せたが、対処できなかった」と主張する。
「決して負けられない戦い」と意気込む選対本部長の三上鉄やは「今までと同じ。後援会をフル活動させ、最後まで気を引き締めて戦う」と言い切った。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-gekisen/0407.html
(下)葛西候補 対話重視をアピール
「市民との対話は市政を進める上で基本中の基本。現市政はこれをできず、いろいろな問題を起こしている」
前副市長の新人・葛西憲之は告示日の4日朝、弘前市駅前町にある閉鎖中の複合商業施設「ジョッパル」前で声を張り上げた。同施設再生への協力を掲げる葛西は、近くのイトーヨーカドー前での第一声に続き、あえてここで“第二声”を上げた。「この建物は現市政の対話不足の象徴だ」。葛西は言い切った。
勝手連的な支援も
直前の第一声には、経済関係者や民主、自民両党の国会議員秘書、自民系の県議ら約200人が駆け付けた。選挙経験のない葛西は急ごしらえの後援会しか持たないが、政党関係者やさまざまな団体が、その周囲を固めている様子をうかがわせた。街頭に立つ市議のほか、独自の事務所を構えて勝手連的な支援に回る市議もいる。
5日昼、葛西は市役所前でマイクを握り、「行政と経済界は車の両輪。どちらかに齟齬(そご)があれば、絶対に同じ目的地にはたどり着けない」と一段と力を込めた。
元県県土整備部長の葛西は、副市長として現職・相馬しょう一を支えたが、市政運営をめぐり決別。2009年9月の副市長辞任と前後し、現市政に不満を募らせていた経済界が、市長選候補として葛西に白羽の矢を立てた。
街頭演説では、経済界の若手や女性の支持者が応援のマイクを握り、市民との対話重視をアピール。告示日は、街頭演説を精力的にこなしたが、以降は演説回数を減らし、代わりに市内各所の事業所や支持者を丹念に回っている。
前半戦は岩木、相馬など農村部に重点を置いた。6日の岩木地区での街頭演説では、リンゴ産業の振興策を話題の中心に据え「今の弘前市は後追いの農政ばかり。果樹の所得補償制度の必要性を国に訴えていく。海外輸出を増やすことで国内のだぶつきを無くし、リンゴの価格を安定させる」と訴えた。
支援組織の規模は大きい葛西だが、もともと知名度は低く、なかなか組織の態勢も固まらなかった。だが、3月28日の総決起大会に「3千人以上」(陣営関係者)が詰め掛け、陣営幹部はようやく「相手の背中が見えてきた」と胸をなで下ろした。葛西が告示までの半年間、街角での辻立ちや市民との「語る会」を地道に繰り返したことが功を奏した格好だ。
もう一押しの気持ち
葛西陣営の選対本部長・工藤順巳は「街頭演説で、聴衆から拍手や声援が上がる。支持が見えるようになってきた」と手応えを感じる。
とはいえ、相手は市議選、県議選、市長選を通じて9度の選挙で負けなしの相馬だ。工藤は「もう一押しの気持ちで戦っていく。総力を挙げて努力していくことが肝要」と気を引き締めた。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100409110116.asp
2010年4月9日(金)
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市長vs前副市長に職員票割れる?
現職市長と前副市長の対決となった11日投開票の弘前市長選を、約1400人の市職員がかたずをのんで見守っている。政治的には中立の建前だが、休日や昼休みには現職・相馬しょう一候補(73)の街頭演説を聴きに駆け付ける部課長らも。一方、市職員労働組合連合会(市労連)は前副市長の新人・葛西憲之候補(63)の推薦を決めており、市職員の投票行動は割れそうだ。※「相馬しょう一氏」の「しょう」は「金」へんに「昌」
告示翌日の5日、相馬氏は昼休み中の市役所前でマイクを握った。正面玄関には部課長ら約20人の職員が並び、相馬氏の演説に聴き入った。「われわれも選挙民。どちらの演説を聴くのも自由だし、両方聴くのが本当だ」とある部長。だが、入れ替わりに葛西氏が市役所前で街頭に立ったころには、昼休みが終わり、職員らの姿は消えていた。
部長の一人は「昔なら現職市長は選挙の時、街頭演説の日時を職員に知らせてきた。相馬氏はそんなことはしない。葛西氏の演説も庁内で聴いた」と陣営の動員を否定する。
しかし、前日4日の日曜日には、約10人の部課長が、相馬氏のイトーヨーカドー前などでの演説に顔を出していた。その一人は「買い物に来たら、人が集まっていたのでのぞいただけ。ほかの職員がなぜ来ていたかは知らない」と、偶然であることを強調した。
市労連は今回、葛西氏を推薦したが、市労連が現職の対抗馬を推薦するのは、合併前の旧弘前市時代の1988年市長選以来となる。山下義仁書記長は理由を「葛西氏から推薦願が来たが、相馬氏からは来なかった。検討した結果、葛西氏の考え方はわれわれと齟齬(そご)がなかった」と説明する。
市役所内の様子について、中堅職員の一人は「皆、あえて市長選を話題にすることなく無関心を装っている」と語る。
一方で、あるベテラン職員は「市労連の推薦は庁内の空気を反映した対応」と指摘し、葛西氏を支持する職員は少なくないと推測している。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100403104508.asp
2010年4月3日(土)
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農業者票の行方が鍵/弘前市長選
相馬〓一(しょういち)市長と葛西憲之前副市長の2人の争いとなるとみられる弘前市長選は、農業者票の行方が一つの鍵を握りそうだ。相馬氏は農村部に厚い支持層を持つとされるが、農業環境の厳しさや市町村合併への批判を背景に、農村部では現市政への不満も高まっており、葛西陣営は懸命に浸透を図っている。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」
「明日の100円より、きょうの10円の方が大事。農家は将来展望より今の危機をどう乗り越えるかに頭を痛めている」
弘前市の生産者団体が3月に開いた相馬、葛西両氏の「農政を聞く会」で、出席したリンゴ生産者は悲壮感をにじませて窮状を訴えた。
「その通りだ」。約250人の出席者から、つぶやきやため息が漏れた。相馬市政は農業経営支援対策資金制度を打ち出したが「金融機関が融資に応じてくれると思えない」との指摘に、相馬氏だけでなく葛西氏も粛然とした表情で聞き入った。
市内の農業従事者は約1万6千人で、全就業者の2割近くを占める。税理士の相馬氏は「長年、農家の納税の面倒を見てきた」と、この集会でも強調し、農家票の取り込みに自信を見せた。葛西陣営の幹部も「特に市北部や旧岩木町、旧相馬村などの農村部は、相馬氏支持が多い」と危機感を募らす。その地盤に何とか食い込もうと、葛西氏は支援する市議らを交えてミニ集会を重ね、市政刷新を呼び掛けてきた。
「確かに農村では相馬さんが強い。しかし、前回の選挙ほど圧倒的ではない。弘前市が合併後、岩木地区のコミュニティー活動を軽視してきたことを憤っている人は少なくない」。住民の一人は、葛西氏が岩木地区愛宕集落で開いたミニ集会の後、地元の空気をこう解説した。
相馬氏も、各地でミニ集会を開くなど票を逃すまいと必死だ。ただ、現職としての公務もこなさなければならず、てこ入れが行き届かない分を補おうと後援会が走り回っている。
ある地区の後援会会長を務めるリンゴ農家の男性は「元から相馬さんとつながりがあり、(相馬氏の政策や姿勢に)理解を示している人たちに支援をお願いしている。相馬さんから要請されたわけではなく、個人的に付き合いのある人たちが自発的に応援している」と話す。
肝心の農業政策については、相馬氏がトップセールスの実績などを前面に押し出すのに対し、葛西氏はリンゴの海外輸出促進や農業後継者育成への支援などに取り組む姿勢を打ち出している。
農業者の間では、それぞれの政策に賛否の声がある一方で、「誰がやっても同じ。一つの市にできることは限られている」と冷めた見方もある。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100325092829.asp
2010年3月25日(木)
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市長支援へ市議団結成/弘前
弘前市議会最大会派で、市政与党の「鷹揚会」(所属議員11人、町田藤一郎会長)は24日、4月の市長選に向け、現職の相馬〓一(しょういち)市長を支援する市議団を結成した。同市長選をめぐっては、第二会派「木翔公明」(同9人)のうち7市議が、市長選出馬予定の葛西憲之前副市長を支援する市議の会を発足させており、議会でも対決の構図が鮮明になった。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」
町田会長は、会派の全議員が市議団に加わるほか、木翔公明の市議からも合流の打診があることを明らかにした。
結成のきっかけについては、相馬市長が公約に掲げる「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の建設が当面、不可能になり、相馬市長があらためて市長選で市民に判断を委ねると表明したことと、葛西氏が駅前の複合商業施設「ジョッパル」の再生検討を打ち出していることを挙げ、「市民から懸念の声が相次ぎ、市長を再選させる必要があると会派で確認した」と説明した。
鷹揚会は当初、昨年10月にも相馬市長支援の市議団を結成する方針だったが、会派内の足並みがそろわず、延び延びになっていた。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/11026.html
弘前市長に葛西氏 市民「刷新」選択
任期満了に伴う弘前市長選は11日投票が行われ、即日開票の結果、前副市長で新人の葛西憲之氏(63)=無所属=が5万1699票を獲得、再選を目指した現職の相馬●一氏(73)=同=に1万7385票の大差を付けて初当選を果たした。葛西氏は現市政の「対話不足」による問題を厳しく批判して市政刷新を訴え、経済界を中心とする組織力や各種支援団体の支援を受けながら幅広く浸透、強固な組織票を持つ相馬氏を退けて一騎打ちを制した。投票率は58.06%で前回(2006年4月)を2.49ポイント上回った。
任期満了に伴う弘前市長選は11日投票が行われ、即日開票の結果、前副市長で新人の葛西憲之氏(63)=無所属=が5万1699票を獲得、再選を目指した現職の相馬●一氏(73)に1万7385票の大差を付けて初当選を果たした。葛西氏は現市政の「対話不足」による問題を厳しく批判して市政刷新を訴え、経済界を中心とする組織力や各種支援団体の支援を受けながら幅広く浸透、強固な組織票を持つ相馬氏を退けて一騎打ちを制した。投票率は58・06%で前回(2006年4月)を2・49ポイント上回った。【関連記事2、3面】
投票は市内98カ所で午前7時から午後8時(一部地域を除く)まで行われ、午後9時15分から弘前市民体育館で開票が行われた。
今回の市長選は、合併新市最初のかじ取りとなった現職の相馬氏と、昨年9月に副市長を辞任して市長選に名乗りを上げた葛西氏による一騎打ちとなり現市政の継続か刷新かが大きな焦点となった。
葛西氏は「対話と創造によるひろさき一新」をスローガンに、主要7分野とその実現に向けた100の施策を練り上げ、公約にまとめた。
また、相馬氏が推進する(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設建設事業の見直しなど三つの緊急事業に取り組む考えを示し、現職との違いを明確に打ち出した。
初の選挙戦は現職に比べて知名度不足が否めなかったが、昨年9月の出馬表明以来、次々と発足した支援団体とこれを束ねる後援会連合会が活動を支援。
県職員時代の豊富な行政経験や実績を生かしながら「活力ある、誇りの持てる弘前」の実現を訴えて現職批判票の受け皿となり、浮動票も幅広く取り込んだ。
相馬氏は「築こう‼健康で活力ある街を」とスローガンに掲げ、農業振興など新市総合計画の主要施策を柱とする8分野の実現を公約に掲げた。
また、市議会3月定例会が休止を決めたスポレク施設建設事業の推進を改めて公約に位置付け「信を問う」構えで臨んだ。
自身の市長任期を当初から「2期まで」と定めてきただけに、後援会も再選を期してフル回転。県議時代から培った盤石な支援組織と知名度を生かし、持ち前の行動力で態勢固めに奔走してきた。
しかし、1期目の行政運営の中で垣間見えた独特の政治手法に市民の批判も多く、組織票を固めたものの幅広い支持は得られなかった。市議、県議を含め通算9回の選挙を“負けなし”できたが、10回目で苦杯をなめる結果となった。
※●は金へんに昌
当選 51,699 葛西 憲之(63)無・新
34,314 相馬 錩一(73)無・現
有権者数 149,842
投票者数 87,004
投 票 率 58.06%
有 効 票 86,013
無 効 票 990
持ち帰り 1
(市選管確定、敬称略)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/11025.html
スポレクで対立の支援市議も明暗/弘前市長選
今回の市長選は市政の刷新、継続を求め市議の対応が分かれた。葛西さんを支援した木翔公明の下山文雄会長は「4年間の市政について、相馬市長は市政が開かれていると言っていたが、市民はそうは思っていなかったということ。それが投票結果に出た」と市民の審判を受け止めた。一方、相馬さんを支持した鷹揚会の町田藤一郎会長は「(ジョッパル再生への協力という)葛西さんの政策は市民の負担が大きく協力できない。断固反対する」と述べるなど、市議の明暗も分かれた。
「市長対前副市長」という戦いの構図は、市長選を前にした市議会3月定例会で、各市議がどちらを支持するのか鮮明に「色分け」することになった。
葛西さんを支援する議員は、現職の公約だった「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の建設予算を新年度当初予算案から削除することを求め、賛成多数で可決。賛否をめぐって市議が対立したまま、4月4日告示の市長選に突入した。
街頭では市議もマイクを握り、スポレク施設に加え、閉鎖した複合商業ビル「ジョッパル」の再生問題に、それぞれの立場から考えを訴えてきた。
市民の選択結果に、木翔公明の山谷秀造議員は「市民の良識の勝利。葛西さんの人柄の良さもあったし、相馬市政に対する批判もあったと思う」、同じく工藤光志議員は「葛西さんの誠実さに尽きる。農家から相馬市長にはもう期待しないという声を聞いた時、勝利を確信した」と葛西さんの当選を喜んだ。
一方、相馬さんを支援した鷹揚会の宮本隆志議員は「市民の審判だから結果を厳粛に受け止める。敗因は何とも言えない。新市長へのスタンスはノーコメント」とし、同じく佐藤哲議員は「もともと少数与党の中で相馬市長が強烈な個性でやってきた。今後は絶対多数の与党になるが、数でものを決める暴走の可能性もある。それを肝に銘じ議員としてやっていく」と新市政にクギを刺した。
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ちょっと衝撃の結果かも。
お上に逆らうのを嫌がるような土地柄に加え,なんだかんだで相馬が強いような印象だったので。高齢批判に改革・刷新の声も予想外に強かったのか。
結構組織にも食い込んでは居たんですねぇ
>>1153
>経済関係者や民主、自民両党の国会議員秘書、自民系の県議ら約200人が駆け付けた。選挙経験のない葛西は急ごしらえの後援会しか持たないが、政党関係者やさまざまな団体が、その周囲を固めている様子をうかがわせた。
>>1154
>弘前市長選を、約1400人の市職員がかたずをのんで見守っている。政治的には中立の建前だが、休日や昼休みには現職・相馬しょう一候補(73)の街頭演説を聴きに駆け付ける部課長らも。一方、市職員労働組合連合会(市労連)は前副市長の新人・葛西憲之候補(63)の推薦を決めており、市職員の投票行動は割れそうだ。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000541004140001
延びる、その先 新幹線新青森へ
開業へ待ったなし 検査車両乗り入れの新駅
2010年04月14日
真新しい新青森駅のホームでは、多くの市民がイースト・アイの到着を出迎えた=13日
新青森駅周辺の風景。更地が目立ち、行き交う人も少ない=9日
東北新幹線の全線開業まであと8カ月――。新幹線の検査車両「イースト・アイ」が新青森駅(青森市)に初めて乗り入れた13日、ホームは出迎えの市民や関係者ら約600人が並び、歓迎ムード一色に包まれた。一方、こうした熱気をよそに新青森駅の外に目を転じると、周辺には「更地」が目立つ閑散とした風景が広がる。(大西史晃)
鉄道・運輸機構によると、測定機器を積み込んだイースト・アイは入線・架線試験のため、同日午前2時13分、現在の東北新幹線の終点、八戸駅を出発。線路や架線が列車の走行に支障がないかなどを確認しながら、七戸十和田駅を経由して新青森駅まで約81キロの区間を7時間半かけて走った。
新青森駅のホームでは新幹線新青森駅開業対策事業実行委員会が歓迎式を開き、イースト・アイの畠山信宏運転士らに花束が手渡された。
実行委員長の林光男・青森商工会議所会頭は「開業までの8カ月の間にお客様を迎えるもてなしの心を高めていこう」と呼び掛けた。小山内豊彦・県新幹線・並行在来線調整監も「開業が迫ってきた。駅に降りた人が用事などをスムーズに済ませられるよう2次交通の整備をしっかりやっていきたい」と話した。
試験は9月2日までの間に30日程度行う。今後、実際の営業車両も使い、新たに投入されるE5系による試験は6月下旬からの予定。ATC(自動列車制御装置)の作動確認などをする。
この日あった新青森駅の見学会に参加した女性(81)は「開業が待ち遠しい。関西の実家まで新幹線で帰ってみたい」。近くに住む蛯沢義親さん(68)は「駅前はまだ寂しいけど、駅から見た青森の景色は雄大でいい所だと改めて感じた」と話した。
一方、青森市や津軽地方に向かう「玄関口」となる新青森駅を一歩出ると、周辺には閑散とした風景が広がる。駅前広場などの整備は進んでいるものの、市が土地区画整理事業の保留地として売り出した土地の大部分が今も売れておらず、商業施設などの建設が進んでいないためだ。市は6回目となる買い手の募集を行っている。
約3・9ヘクタールの保留地は、市が2年前から売り出した。新青森駅利用者や住民の利便性の向上を目的に商業施設などの誘致を目指したが、売れたのはオフィスビル用とレンタカー事務所用の2区画、面積で全体の約2割(約0・8ヘクタール)にとどまる。
現在のターミナル駅である青森駅周辺では、観光客を中心街に呼び込もうと、ねぶたを活用した市文化観光交流施設の建設が進み、JR東日本も今月、リンゴをテーマとした商業複合施設を造る計画を発表した。新青森駅の構内にも商業施設が整備される予定だが、両駅周辺の風景は対照的に映る。
市は昨年、保留地9区画のうち売れ残っていた8区画の一部細分化を決定。その結果、レンタカー会社への売却が決まったが、まだ16区画が売れ残っている。市石江区画整理事務所の桜庭信也所長は「保留地の売却で得た資金を土地区画整理の事業費に充てる必要がある」ため、1平方メートル当たり8万〜13万円台という単価を値下げするのは難しく、現時点では検討していないという。
当面の対策として更地の活用を求める声も出ている。県新幹線・交通政策課の担当者は「産直市の開催などは一つの方法になるのではないか。12月という冬季の開業とはいえ、開業当初は多くの観光客が来てくれるはず。空き地の活用は重要」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100414t11014.htm
大崎市長選 伊藤氏やや優勢 本社世論調査
任期満了に伴う宮城県大崎市長選(18日投票)で河北新報社は11〜13日の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢をまとめた。再選を目指す無所属現職の伊藤康志氏(60)がやや優勢に選挙戦を進め、無所属新人で元宮城県知事の本間俊太郎氏(70)が追い上げ、無所属新人で元宮城県岩出山町長の佐藤仁一氏(58)が続く展開となっている。
調査では、伊藤氏は旧7市町のうち、大票田の古川で4割の支持を集め、岩出山を除く5町でも比較的優位に立っている。全年代層に浸透し、特に30、40代の支持が厚い。政党別では自民支持層の5割、公明支持層の6割をまとめ、民主支持層と無党派層も手堅く取り込む。
本間氏は古川や三本木、田尻で伊藤氏を追い上げる一方、鳴子、岩出山、松山で伸びていない。20代や60代以上の支持がやや高く、職業別では自由業や専業主婦で善戦。社民支持層の5割に食い込み、民主、共産両支持層の一部も引き付ける。
佐藤氏は地元の岩出山で6割の支持を固め、2人を圧倒している。鹿島台、鳴子で伊藤氏に続くものの、古川などで広がりに欠ける。支援を受ける共産支持層にも浸透しきれていない。
市長選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた有権者は8割を超えた。調査時点では全体の3割弱が投票する人を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。
◇大崎市長選立候補者
伊藤 康志 60 市長 無現
本間俊太郎 70 元知事 無新
佐藤 仁一 58 元岩出山町長 無新(共支)
<調査の方法> 11〜13日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。地域や性別、年代が有権者の構成に近くなるように割り当てた。実際に有権者のいる世帯にかかったのは644件で、うち500人の回答を得た。
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県議ら地域政党準備反民主、非自民統一選の擁立検討
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100414-OYT8T01350.htm
県議会第3会派「政和・社民クラブ」の飯沢匡県議ら5県議が中心になり、地域政党の新党「いわての党」を結成する方向で調整していることが14日、わかった。近く正式発表する。新党は「中央政党から独立した地域主権の確立」を掲げる方向で、「反民主、非自民」の色彩を帯びているとみられる。ただ、新党設立、政界再編の動きが相次ぐ中央政界とは一線を画す。県内首長や議員の参加も予定しており、来春の統一地方選では、独自候補の擁立も検討する。
新党には、同会派の4人に加え、会派外の県議も1人参加する意向を示している。5氏は今後、結党に伴い、県議会内に新会派を結成する方針。新会派結成には現在の会派を離脱する必要があるが、この日の会派内の会合では、4氏の離脱について合意がまとまらなかった。
新党は、県議と首長、市町村議員が平等に参加するなど、地方主体で政策立案、決定する政治を目指す。
現在、県議会は定数48(欠員2)。内訳は、最大会派の「民主党」が21人。以下、自民系の「自由民主クラブ」12人、「政和・社民クラブ」9人、会派に所属しない公明、共産の両党が1人ずつ、無所属が2人。
「政和・社民クラブ」は、中間派の無所属県議からなる「政和会」と社民党県議が統合して、2005年に結成した。07年の県議選後も会派を維持し、民主党だけでは過半数に満たない中で「第3極」として一定の影響力を発揮してきた。
今回、新党に参加する4氏はいずれも政和会系。4人が会派を離脱すると、同会派は計5人となる。
(2010年4月15日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100415_3
飯沢氏ら新会派結成へ 政和・社民クを離脱
県議会会派「政和・社民クラブ」(田村誠代表、9人)の飯沢匡氏(一関選挙区)ら4人は14日、無所属の及川あつし氏(盛岡選挙区)との新会派結成を目指し、田村代表に同クラブから離脱する意向を示した。同日は結論を持ち越したが、15日に再度協議し、16日にも新会派の結成を表明する見通し。新たな地域政党立ち上げも視野に入れる。7月の参院選を前に反民主、非自民の新たな「第3極」を標ぼうする。
離脱を表明したのは、飯沢氏と亀卦川富夫氏(奥州選挙区)、工藤勝博氏(八幡平選挙区)、高橋博之氏(花巻選挙区)の4人。
14日は午後5時半ごろから県議会会派室で議員総会を開き、約1時間半にわたり協議したが、所属する社民党議員らが「性急すぎる」などと慰留。結論を15日に持ち越した。
しかし、飯沢氏らの決意は固く、「交渉団体会派」の要件である最低5人の同意は得られているもようだ。関係者の一人は「15日は必ず決断する」としており、16日にも記者会見し新会派の結成を発表する見通しだ。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】(2010/04/15)
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100415ddlk03010052000c.html
地域政党:県議5人で結成へ 「反民主、非自民」−−あすにも発表 /岩手
◇参院選も視野
県議会の第3会派「政和・社民クラブ」(田村誠代表、9人)の4人が無所属議員1人と合流し、新たに地域政党を結成する方針を固めたことが14日、分かった。16日にも正式発表する。今夏の参院選や県議補選への候補者擁立も検討していくという。会派の存廃も今後協議する。参院選を控え、県政界がにわかに慌ただしくなってきた。【狩野智彦】
政和・社民クの高橋博之氏と工藤勝博氏、飯澤匡氏、亀卦川富夫氏の計4人が、無所属の及川敦氏と結成する方向で調整。当面は5人で地域に主眼を置いた政策立案や県民運動を展開する。及川氏は「『反民主、非自民』として勝負をかける。民主主義の危機を防ぎたい」と話した。
また、政和・社民クは14日、「第3極」として活動した成果や今後の運営などについて、県議会内で1時間半ほど協議した。飯澤氏は「(会派の今後については)合意できていない。まだ不確定だ」と話した。15日以降も協議を続ける。
政和・社民クは07年4月、「政和会」(6人)、「社民党県議会」(3人)の9人が統一会派として結成した。県議会では原則として統一行動を基本とするが、選挙応援など政治活動は議員個人の判断に委ねられていた。
毎日新聞 2010年4月15日 地方版
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100415ddlk02010014000c.html
選挙:五所川原市長選 平山市長VS櫛引県議 選挙戦入り確実 /青森
◇6月13日投開票
任期満了に伴う五所川原市長選(6月6日告示、13日投開票)に、再選を目指す平山誠敏市長(69)に加え、櫛引ユキ子県議(56)=五所川原市選挙区=が名乗りを上げ、選挙戦入りが確実な情勢となってきた。
平山市長は3月に市役所で記者会見を開き、「財政健全化と事業を予定通りに推進することが使命」として出馬を表明。選挙では▽自治体病院機能再編成計画に基づく中核病院の開設推進▽五所川原消防署(消防本部併設)庁舎移転▽新規就農者への支援などの政策を掲げた。
一方、櫛引県議は14日、市内の後援会事務所で会見した。櫛引県議は現市政を「市民不在」と批判。また、▽小、中学生の医療費無料化▽子宮がんや乳がんに対する検診の支援▽農商工連携による雇用創出に取り組みたいと表明した。櫛引県議は自民党を13日離党している。【山本佳孝、鈴木久美】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100416ddlk03010053000c.html
県議会:地域政党目指す県議5人、きょう新会派届け出 第3会派と並ぶ勢力に /岩手
地域政党を設立する県議らは15日、県議会に新会派を結成することを、佐々木一栄議長に報告した。16日に正式に届け出る。最大会派「民主党」が過半数に満たない中、第3会派として影響力を発揮した「政和・社民クラブ」(9人)から4人が新会派に移るため、今後、県議会運営にどのような影響を与えるか、注目される。
政和・社民クから新会派に加わるのは、飯澤匡、亀卦川富夫、工藤勝博、高橋博之の4氏で、無所属の及川敦氏と合流する。議員5人以上という「交渉団体会派」の条件を満たす会派となる。これにより、代表質問などが可能になるほか、議会運営委員会に委員を出すことができる。
新会派結成に伴い、県議会(定数48、欠員2)は、民主党21人▽自由民主クラブ12人▽政和・社民ク5人▽会派に属さない公明、共産両党が各1人▽無所属1人−−となる。
こうした動きに対し、民主党の佐々木順一代表は「県民の理解を得ることが大事ではないか」と冷ややかだ。自民クの千葉伝代表は「県政課題について、できる限り協力したい。国政選挙でも支援を得たい」と秋波を送った。
一方、飯澤県議らは15日、新党について、県内の首長や市町村議員も複数参加する可能性も明らかにした。来春の統一地方選での候補者擁立も視野に入れるという。【狩野智彦、山口圭一】
毎日新聞 2010年4月16日 地方版
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004140006
あえぐ「水産都市」 気仙沼市長選の課題
2010年04月15日
気仙沼市長選は18日に告示、25日に投開票される。今のところ、いずれも新顔で元NPO法人理事長の境恒春氏(31)と元衆院議員秘書の菅原茂氏(52)が立候補を表明、一騎打ちとなる公算が大きい。選挙戦を前に市の課題を2回に分けて探る。初回は市の基幹産業である水産業について――。
「市場に常に魚が揚がれば市の経済もまわるのだが」
気仙沼市魚市場を管理・運営する気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は、減り続ける水揚げに深刻な表情だ。
同漁協によると、これまでは、そもそも出漁が少ない12月から5月にかけても毎日のように、近海マグロはえ縄漁船がカジキやサメなどを水揚げしていた。それが昨年からは、週に2日は1隻も入港しない事態だという。佐藤組合長は「これでは注文に応じられないばかりか、注文もこなくなる」と心配する。
背景には、昨年の国際減船で近海マグロはえ縄漁船が初めて減船となったことや、カツオの不漁、デフレによる魚価の低迷などがある。
同魚市場での水揚げ高は2009年度、約193億円。99年度から11年間の平均を、約50億円も下回った。水揚げ高全体の約2割を占める近海マグロはえ縄漁船をめぐる「変化」が、それを物語る。
市水産課によると、90年に61隻あった気仙沼船籍の船は、廃業や減船などで09年は19隻へと激減。09年度の水揚げ高は90年度の4割にまで落ち込んだ。
同魚市場と市は、水揚げ減少を食い止め、カツオ船やサンマ船の水揚げを増やしていこうと毎年1月、それらの船の船主が多い宮崎県や高知県などを訪ね、誘致に駆け回る。
しかし、回復の兆しは見えない。
2年前からは「優良衛生品質管理市場」に認定されることを目指し、場内禁煙やトイレの手洗いの完全自動化などにも取り組む。ほかの魚市場との競争に勝ち抜くためだ。
佐藤組合長は「水揚げ誘致は、ほかの漁港もやっている。一方、認定を受ければ水揚げする漁船も増え、『優良認定の気仙沼サンマです』などと売り込める」と話す。
先月のワシントン条約締約国会議で大西洋産クロマグロの禁輸案が否決され、大西洋に国内最多の6隻が出漁する市の漁業関係者は一様に胸をなで下ろした。
だが昨年からは、太平洋でもマグロ類で一番多く漁獲されるキハダやメバチの規制が始まった。今年はさらに漁獲枠が狭まり、近海船も大きな影響を受けることになる。
このように水産都市・気仙沼の苦悩は続くが、立候補予定者2人はどう対処しようとしているのか。
NPO法人・日本ベトナム障がい者支援センター元理事長の境氏は、水産業は門外漢だが「気仙沼産のブランド確立と、漁船誘致に自らトップセールスをする」と訴える。また「全産業の振興計画づくりが必要」とも主張する。
一方、菅原氏は水産会社の経営にも携わった水産通。「市長はトップセールスマン。水産を中心に食品産業振興など世界市場を目指した成長戦略をつくる」と唱え、「水産に日本一詳しい市長を目指す」と訴えている。
(掛園勝二郎が担当します)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004160002
中心地3割弱が閉店 気仙沼市長選の課題2
2010年04月16日
昨年10月、気仙沼市で中心商店街の衰退を象徴する出来事があった。市も出資する第三セクターが1999年、市中心部に建てた4階建て商業ビル「ワン・テン」が経営に行き詰まり、市が買い取るための約3億円の補正予算案が市議会で可決されたのだ。鈴木昇市長は「漁業不振、予想を超える経済不況など急激な変化についていけなかった」と苦渋の表情で説明した。
気仙沼商工会議所が2007年にした市内全域の商店街の空き店舗実態調査によると、営業店舗900店に対して空き店舗は152店で、空き店舗率は14・4%だった。
空き店舗は、中心商店街でとりわけ目立つ。かつては商店が途切れなく並んでいたというJR気仙沼駅と南町間の約2キロを13日昼、歩いて数えてみた。139店は営業していたが、シャッターが下りるなど空き店舗と思われる店は53店。実に、4店に1店が閉まった状態だった。
駅前の観光案内所にいた男性(60)は「最近、新聞でテナント代1カ月無料という入居募集の広告を見た。ひどい状況だ」。気仙沼商議所によると、商店街の衰退は、市の郊外に大型店・ジャスコが84年に進出したことなどが大きく影響しているという。
同商議所は、市の中心市街地活性化基本計画に盛り込む民間の事業について協議会を設けて検討中だ。だが春日敏春専務は「事業主体となる団体や個人がおらず、計画は進まない」と頭を抱える。
高齢化も進む。市の統計書によると、65歳以上が市の人口に占める割合は98年度が19・61%だったのに対し、08年度は29・50%と約10ポイントも増加。特別養護老人ホームへの入居待機者があふれている。
県気仙沼保健福祉事務所によると、市内の五つの特養の定員は3月末で計289人。1人で複数の特養に希望を出せるため実数は把握できないが、入所希望者は延べ1180人という。
こうした入所待機者解消について、市長選に立候補の意思を表明している元NPO法人理事長の境恒春氏(31)は「移転が決まっている市立病院の建物を、高齢者のための施設に活用する」。
もう1人の立候補予定者で元衆院議員秘書の菅原茂氏(52)は「市民の負担を伴う問題なので、理解を求めながら整備を進める」としている。
基幹産業の疲弊で、まちが寂れていくのをどう食い止めるか。新市長の課題は重い。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100417-OYT8T00123.htm
地域政党いわて発足
県議5人、市議1人 政策諮問会議設置へ
飯沢匡氏ら県議5人と奥州市議1人が16日、「地域政党いわて」を旗揚げし、県議会棟内で記者会見した。「いわて」は、県議と市町村議が対等な関係で、中央政党に縛られない地方自治や「地域主権」の実現を目指す。今後、市町村議や首長らに参加を呼びかける。
代表に飯沢匡県議、幹事長に及川敦県議が就任、高橋博之県議が政調会長に就く。創設メンバーは3氏に加え、亀卦川富夫、工藤勝博両県議と奥州市議の佐藤邦夫氏の計6人。ロゴなどは23日に発表、今後の国政、地方選への対応や具体的な政策は今後詰める。
飯沢氏は記者会見で「地域の人が責任をもって自治を考える時代。大きな気概で、県民運動に発展するまで様々な建設的な活動をしたい」と、決意を述べた。
「いわて」は、首長や民間経済人で構成する政策諮問会議「県民シンクタンク」を設置、政策や組織運営などの助言を受ける。また、市町村議の中から「共同代表」を置く。
選挙対応は具体的には今後詰めるが、盛岡選挙区で予定される県議補選について「志を同じくする人がいれば全面的に支援して議席を獲得したい」と勢力拡大に意欲を示した。参院選への対応は明言しなかった。
「いわて」は、「反民主、非自民」の色彩を帯びるとみられるが、飯沢氏は「政策について議論していく。民主党うんぬんではない」などと民主党批判を避けた。
◇
記者会見に先立ち、県議5人は、県議会新会派「地域政党いわて」の結成を佐々木一栄県会議長に文書で届け出た。県議会(定数48=欠員2)の構成は、「民主党」21人、「自由民主クラブ」12人、「政和・社民クラブ」5人、地域政党いわて5人、会派に所属しない公明、共産の両党が1人ずつ、無所属1人となった。
■「地域政党いわて」綱領の主な内容
▽国や政党本部、国会議員から縛られず、自治体統治にも主体的に関与
▽首長と議会が民意の反映を政策で競争、新しい地方議会を作る
▽政策課題を地域から提起する「積み上げ型政治」の確立
▽国に「権限、財源、人」の移譲を迫り、政策を提案
▽脱ばらまきで財政再建
▽地方の国への依存、住民の行政依存を抜本的に改める
■小所帯で壮大な実験
地域政党結成は、地方分権のあり方に一石を投じた。
その一つが、政調会長に就く高橋博之氏が「傍聴席を埋めたい」と掲げた県議会など議会改革だ。「予定調和」「行政のチェック機能を果たしていない」と批判を受けてきたが、首長や議員などを巻き込めれば、改革へのうねりにつながる。
ただ、具体策は今後の議論に委ねられ、党の理念がどれだけ実現できるかは不透明だ。既成政党を批判するなら、この日の記者会見で民主党批判を控えたのは、小沢幹事長のおひざ元の本県だけに首をかしげた。
「いわて」は、公職選挙法などが定める政党要件を満たさないため、法律上は「政治団体」止まりだ。鳩山内閣の支持率が発足半年で低迷する中、素早く成果が出せるかどうかが、小所帯による壮大な実験の成否のカギとなる。(大田健吾)
(2010年4月17日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100417ddlk03010047000c.html
地域政党いわて:発足 政策未定、奥州市議加え6人で /岩手
県議5人と奥州市議1人が16日、「地域政党いわて」(代表、飯沢匡県議)の結成を盛岡市内で発表した。近く県選管に政治団体として届け出る。党内に首長、財界人らによる諮問会議を設けるなどして地域課題に対応した政策を立て、中央政党とは一線を画した「住民主権による地方政治」を目指すという。
新党結成は、現在の地方自治を「上意下達」と指摘し、地域の実態を踏まえた政策を実現することが狙い。飯沢代表は「地方分権の流れがとまらない今、中央政党の息がかかったやり方ではだめだ。新しい自治を創造し、仲間を増やす」と述べた。
現段階で具体的な政策は掲げず、諮問会議や参加者で検討していく。市町村議の参加呼び掛けは、佐藤邦夫・奥州市議を中心に行い、賛同する市町村議から共同代表を選ぶ。
来春の統一地方選では、県議5人のほかにも候補者を擁立する考えだ。今夏の参院選や県議補選への対応は、引き続き検討する。
県議会の新会派は新党名で届けた。賛否などは統一行動を基本とする。4県議が離れた政和・社民クラブとは「第3極としての連携を積極的に求めていきたい」(飯沢代表)と話した。【狩野智彦】
毎日新聞 2010年4月17日 地方版
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004170001
指名偏り顕著、町長選対立引きずり
2010年04月17日
■指名偏り顕著、町長選対立引きずり「顔合わせてくれない」 町民生活の停滞懸念も
青森地裁(貝原信之裁判長)は16日、東北町が発注した工事の指名競争入札で「2005年4月の町長選で対立候補を支援した報復で、意図的な指名外しがあった」とした同町の建設業者の訴えを認め、町に約3千万円の支払いを命じた。選挙後の05〜08年度の指名競争入札を調べると、年間40回以上も指名された業者がある一方、1度も指名がない業者もあり、業者間の鮮明な格差が浮き彫りになった。(有近隆史、藤原慎一、北沢拓也)
指名業者の選定は、業者の規模や実績などをふまえるため、指名回数がまったく同じということはない。しかし、106件の指名競争入札があった05年度でみると、高額な工事を請け負う「土木工事A級」業者38社のうち、勝訴した業者を含む18社は1度の指名も受けなかった。
一方、ある業者は41回の指名を受け落札のチャンスを与えられた。これらの工事の予定価格の合計は6億6千万円に上る。指名回数が30回台、20回台という業者も4社ずつあった。
背景には町長選での激しい対立がある。指名外しのきっかけとされ、竹内亮一・旧上北町長と旧東北町の元町長の一騎打ちとなった05年の町長選では建設業者も真っ二つに分かれて争い、当選した竹内陣営の建設会社社長が逮捕される公職選挙法違反事件も起きた。
当時の助役は選挙後の6月の朝日新聞社の取材に「相手候補を応援した業者は指名しない」と、「報復」を公言している。この日の判決でも、貝原裁判長は助役の発言を引用し、「指名業者の選定に関する竹内氏の当時の意向を代弁したものと評価されてもやむをえない」とした。
町内の建設業界や町議会では、当時の町長選を引きずったいがみ合いが今も尾を引いている。昨年は談合事件も起き、この日、2被告に有罪判決が出た。
町は一般競争入札を導入したり、指名競争入札で指名業者の数を増やしたりするなど公正な入札に向けた手を打ってきた。09年4月の町長選で竹内氏を破って当選した斗賀寿一町長は「町民生活を停滞させないために入札の混乱は早く終わらせたい」と話す。
一方、この日勝訴した業者は竹内前町長の責任の重さを訴える。「判決を素直に受け止めて、町民に対して何らかの謝罪をしてほしい」
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100417t11022.htm
最終盤は古川決戦 大崎市長選あす投票
宮城県大崎市長選は18日の投開票まであと1日に迫った。立候補しているのは再選を目指す現職の伊藤康志(60)、新人で元知事の本間俊太郎(70)、新人で元岩出山町長の佐藤仁一(58)の3氏。終盤は各陣営とも、選挙の争点である市民病院本院移転問題を抱える大票田・旧古川市に集結し、“古川決戦”の様相を呈している。
市内の有権者は11万1282人(10日現在)。このうち旧古川市には約6万人が集中する。
「政治生命よりも、市民のためにいい病院を造ることを選んだ。安心して任せてほしい」
15日夜、古川中心部の古川神社。伊藤氏がかすれた声を振り絞ると、支持者約70人から盛んな拍手が起こった。
神社は、伊藤氏が打ち出した本院の古川郊外移転に反発し、解職請求(リコール)運動が活発だった地域にある。陣営幹部は「敵の本丸に乗り込む思いだったが、反応は上々だ」と胸をなで下ろした。
前回市長選では、古川での演説会は1日だけ。今回は半分以上を古川で開き、16、17日で計6カ所回る。陣営は「古川郊外の手応えは十分。あとは中心部にどれだけ浸透できるかだ」と言う。
16日夜、本院近くの古川西部コミュニティーセンターで演説会を開いたのは、本間陣営だ。
「この地域は古川の街の中核であり、私たち市民が勝たなければならない。当選したら就任したその日に本院移転にストップを掛ける」。本間氏が力強く呼び掛けると、約70人が集まった会場の熱気は最高潮に達した。
16日は古川の6会場を回った。最終日の17日は本院から中心商店街まで約1キロを練り歩き、2カ所で街頭演説を行う。
前回市長選は古川で約1万8400票を獲得、伊藤氏に600票差まで迫った。リコールの余熱が残る中、陣営は「中心部の有権者はほぼ取り込んだ。勢いを郊外に広げたい」と意気込む。
佐藤氏も15日以降、演説会を古川に集中。「本院建設は街づくりに直結する問題。現在地で建て替えるべきだ」と訴え、浸透に懸命だ。17日は古川の市街や郊外に選挙カーを走らせ、支持拡大を図る。
◇大崎市長選立候補者
<伊藤 康志(いとう・やすし)>60 無現(1)
市長(県議会議長、自民党県幹事長)大崎市、小牛田農林高
<本間俊太郎(ほんま・しゅんたろう)>70 無新
著述業(知事、中新田町長、新聞記者)加美町、中大
<佐藤 仁一(さとう・じんいち)>58無新
元道の駅社長(岩出山町長、農業)大崎市、古川高=(共)
2010年04月17日土曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100417_12
合併で広〜い宮古、選車大変 市議選18日告示
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18日告示の宮古市議選(定数28)は、同市が今年1月に旧川井村を編入合併し、初の選挙となる。同市は面積が約1260平方キロメートルと一関市(1133平方キロメートル)を上回り、県内市町村で最も広くなった。32人が立候補を予定する中、各陣営は選挙区を見渡し25日の投票日に向けてポスター張り、海沿いや山へ走らせる選車運行計画など戦略を練っている。
今回の選挙には現職21人、元職1人、新人10人の計32人が立候補を予定。旧市町村別では宮古地区が23人、田老地区が5人、新里地区と川井地区が各2人となっている。
旧市町村別の有権者数(3月2日現在)は宮古地区(面積340平方キロメートル)が4万1190人、田老地区(同101平方キロメートル)が3743人、新里地区(同256平方キロメートル)2816人、川井地区(同563平方キロメートル)2809人。
市によると、宮古市は直線で東西64キロ、南北50キロあり東北では山形県鶴岡市に次ぐ面積。北上高地から海沿いまで運動範囲は広い。「新人が多く、今回は票の流れが読めない」(現職の候補予定者)という中で、各陣営は告示に備えて、いかに効果的な活動を展開するか頭を悩ませている。
「自分の主張を分かってもらいたい。できるだけ多くの地域を回りたい」とする陣営の一方で、別の候補予定者は「まったく行かない地区ができるのはまずい。が、時間をかけて選車で向かっても集票が期待薄な地域と地元では運動量が違ってくる」と語る。
ポスター掲示場数は投票所数、面積と有権者数などが考慮され、市内380カ所。掲示を他候補予定者と分担する計画の候補予定者も出ている。
市選挙管理委員会は19日から24日まで市内4カ所で期日前投票を実施。投票は25日午前7時から63投票所で行われ、このうち16投票所が午後7時まで、47投票所が同6時まで。開票作業は川井地域が加わったため、開票開始を昨年6月の市長選より10分遅い同8時20分とした。
市選管事務局長の田崎義孝市総務課長は「旧川井村と合併後初めての選挙。関心が高まるよう周知、啓発を図っていきたい」と語る。
(2010/04/17)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100418_2
田村、吉田両氏は結束 解消強まる政和・社民ク
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県議会の会派再編をめぐり、解消の流れが強まっている「政和・社民クラブ」(田村誠代表、5人)で、民主党支持の岩手友愛会を母体とする田村、吉田洋治両氏は、当面2人が結束し独立した存在として議会活動を行う方向が強まっている。吉田氏が17日、岩手日報社の取材に対し明らかにした。ただ、吉田氏は国政選挙ではこれまで通り民主党を支援する考えを示した。
吉田氏は今後について「(社民党の)3人とは政策面で考え方が違い協調は難しい。(田村氏と)2人で歩もうと話している」と述べた。民主党との合流については「一緒になることはない」とし、達増県政とは是々非々で臨む姿勢を示した。
一方、国政選挙の対応について「これまで通り(民主党支援のため)マイクを握ることもある」と語った。
会派再編をめぐっては同クラブに所属していた飯沢匡氏ら4人が16日、無所属の及川あつし氏と連携し、新会派「地域政党いわて」を結成。飯沢氏が代表、及川氏が幹事長に就任し、会派結成の記者会見には奥州市議の佐藤邦夫氏も出席した。
同クラブは19日会合を開き、今後の方向性について結論を出す方針だ。
(2010/04/18)
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>>1174
これどっかの新党と連携する流れあるんですかねぇ。
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及川敦ってなんか聞き覚えあるなあと思ってたら
衆院1区に出てた人か
■2005年選挙得票
1 達増拓也 民主党 前 95,109 当選
2 及川敦 自由民主党 新 65,187
3 細川光正 社会民主党 新 14,050
4 神部伸也 日本共産党 新 9,659
■2003年選挙得票
1 達増拓也 民主党 前 91,025 当選
2 及川敦 自由民主党 新 57,899
3 後藤百合子 社会民主党 新 12,014
4 長沼洋一 日本共産党 新 8,806
盛岡 定数10−候補13 (選管確定)→社民2議席成らず,民主も下位2名共倒れ
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 15,284(10.7%) 及川 敦 39 無所属 元 2 塾講師:03衆,05衆岩手1区自民公認出馬,落選→無所属
当 12,868(9.0%) 高橋 比奈子 49 自民 現 2 アナウンサー→08衆岩手1区自民公認出馬
当 12,841(9.0%) 小野寺 好 54 公明 現 4 党県代表
当 12,599(8.8%) 佐々木 博 55 民主 現 3 不動産会社役員
当 12,042(8.4%) 三浦 陽子 55 民主 現 2 歯科医師
当 11,803(8.2%) 吉田 洋治 63 政和会 元 6 (元)県会副議長→政和・社民クラブ
当 11,573(8.1%) 樋下 正信 52 自民 現 3 建設会社会長
当 11,447(8.0%) 斉藤 信 56 共産 現 4 党県副委員長
当 11,210(7.8%) 小西 和子 54 社民 新 1 岩教組役員→政和・社民クラブ
当 10,058(7.0%) 高橋 雪文 36 自民 現 2 NPO法人顧問
□ 8,601(6.0%) 伊沢 昌弘 59 社民 現 党県幹事長
□ 8,147(5.7%) 高橋 金兵衛 60 民主 新 米穀販売店経営・前回自民公認落選
□ 4,968(3.5%) 高橋 貞勝 40 民主 新 党支部参与
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>>1172
現職再選。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100418t11034.htm
大崎市長選 現職の伊藤氏が再選
任期満了に伴う宮城県大崎市長選は18日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の
伊藤康志氏(60)が、ともに無所属新人の元宮城県知事本間俊太郎氏(70)と元宮城県
岩出山町長の佐藤仁一氏(58)=共産支持=を破り、再選を果たした。
伊藤氏は行財政改革や合併に伴う新市建設計画の実行などの実績を強調し、市政継続を
訴えた。特定政党の支援を受けない「市民党」を掲げる一方、村井嘉浩知事や自民党衆院議員、
県議らが支える重厚な組織戦を展開し、全市で支持を拡大した。
当日の有権者は10万9747人。投票率は69・30%で、前回(73・57%)を
4・27ポイント下回った。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004190001
大崎市長に伊藤氏、3氏の争い制す
2010年04月19日
当選を決めて、支援者と喜ぶ伊藤康志氏=大崎市古川七日町の事務所
大崎市長選が18日に投開票され、現職の伊藤康志氏(60)=無所属=が、元知事の本間俊太郎氏(70)=同=と、旧岩出山町長の佐藤仁一氏(58)=同、共産支持=を破って再選を果たした。当日有権者数は10万9747人、投票率は69・3%(前回73・57%)。市議選も同日投開票された。
争点となった大崎市民病院移転の是非は、移転方針の伊藤氏の当選で事実上決着した。伊藤氏は午後11時45分ごろ、選挙事務所で支援者らに囲まれ「新天地で将来の県北地域を代表する基幹病院を目指していきたい。市民からの信任もいただいたと思っている」と決意を述べた。
伊藤氏は、病院移転に反対するリコールが成立しなかったことと市議会が移転経費などを議決したことから、「移転問題は決着済み」との立場で一貫。病院は穂波地区に2014年4月の開院に向け、13年度中の建設を目指す。
伊藤氏は選挙戦で、行財政改革での実績を訴えて支持を求めた。伊藤氏は合併についても当選後「合併協議会で約束してきたことをこの4年間やってきた」と胸を張った。
これに対し、病院移転に反対するリコール運動を実施した市民は二手に割れ、知名度の高さをてこにした本間氏と、合併前の首長の一部らや共産党の支持を得た佐藤氏を擁立した。
本間氏は、知事時代を評価する声もあったが、前回選挙で伊藤氏に約2400票差まで迫った集票力は発揮できなかった。大組織の推薦や支持を受けられず「病院の移転反対の立場で、2人出てしまったことで、票差がついてしまった」と述べた。
佐藤氏は、リコール運動に共産党市議も加わったことで同党支持を獲得したが、立候補表明がほかの2人より20日ほど遅れ「自分が考えていることを伝えきることができなかった」と残念がった。
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>>1174とか
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100420ddlk03010192000c.html
県議会:政和・社民ク、「社民党」「ゆうあいク」2会派に /岩手
◇「いわて」含め連携も
県議会の「政和・社民クラブ」(5人)は19日、会派を解消し、「社民党」(久保孝喜代表、3人)と「ゆうあいクラブ」(田村誠代表、2人)の両新会派を結成したことを明らかにした。県議会では、地域政党いわてを含めた政和・社民クの枠組みで「第3極」として連携を模索し、個別の政策には是々非々で臨むという。
社民党は久保、木村幸弘、小西和子の社民党所属3氏。ゆうあいクは田村、吉田洋治の無所属2氏。同日、県議会棟内で行った協議で合意に達し、県議会に届け出た。
政党所属の有無、支持母体の違いなどを総合的に判断したという。久保氏は「原点に戻り、シンプルな立ち位置で残す任期をやっていく」と述べた。
これで会派構成は、民主党21人▽自由民主クラブ12人▽地域政党いわて5人▽社民党3▽ゆうあいク2▽会派に属さない公明、共産両党各1人▽無所属1人−−となる。
一方、ゆうあいクの支持母体「岩手友愛会」は、国政選挙などで民主党を支援している。田村氏は県議会会派の民主党への合流は否定したが、「(民主党の)参院選応援の流れが出る可能性はある」と述べた。【狩野智彦】
毎日新聞 2010年4月20日 地方版
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-shisei/0413.html
2010年4月13日(火)
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■市政刷新 弘前市長に葛西氏
(下)内外の環境/議会再編「可能性低い」
「おめでとう」「よく頑張ったな」。葛西憲之が弘前市長の座を手にした11日夜、同市山下町の事務所では、戦いを支えた市議らが口々に祝福、葛西と握手を交わした。
市議会最大会派で相馬しょう一市政の与党「鷹揚会」(11人)は、2009年10月にも相馬支援市議団を発足させる予定だったが、今年3月下旬にずれ込み、その間に2人が葛西陣営へ走った。
一方、市政に是々非々の立場を取っていた第2会派「木翔公明」(9人)は、7人が3月下旬、葛西を支援する市議の会を設立したものの、1人が相馬支持に回った。
こうして市議の間でも葛西と相馬の対決構図が固まったが、結果的に2大会派はともに、支持が両陣営に割れた。他の会派や無所属の議員の一部は、葛西支持を鮮明にして駆け回ったが、態度を明らかにしなかった議員も何人かいた。
■一枚岩で与党に
市長選は葛西の勝利に終わった。そして来年は市議選が控える。
木翔公明の会長、下山文雄は会派再編はないとの見通しを示し、取材に「わが会派も1人が相馬陣営に行ったが、また一枚岩で市政運営に参画していく。
気持ちは完全与党だ」と力を込めた。
一方、鷹揚会会長の町田藤一郎は「市民が選んだ市長の意向は尊重するが、市民の負担が増すような政策には絶対に賛成しない」と葛西市政に是々非々で望む姿勢を強調。葛西を支持した2人については、会派内と本人の意見を聞いて対応を考える方針だ。
会派再編の行方は多数与党の形成に深くかかわる。任期が残り1年とあって、多くの市議は「再編の可能性は低い」とみる。ただ、相馬市政与党という立場を求心力としてきた鷹揚会が、陣容をどこまで維持できるかは不透明だ。
■民主につながり
市長選で葛西は、政党の推薦こそ受けなかったものの、自民党市支部長の県議・西谷洌の後援会組織が実質的に選挙戦の指揮を執り、同党衆院議員・木村太郎もてこ入れするなど、自民党色の濃い戦いを展開した。公明党市議も個人的な立場で陣営に加わった。
民主党は表立った動きを見せなかったが、葛西の県職員時代から親交のある党市支部長・山内崇は、街頭演説に秘書を差し向けるなどの配慮を見せた。
山内は葛西市政への対応について「市民が選択した新市長とはしっかり対話し、市民のためになることなら協力していく」と語り、心理的距離の近さをにじませる。同党衆院議員・津島恭一も、後援会幹部が葛西陣営に身を置いているつながりがあり、開票日には秘書が祝福のため事務所へ駆け付けた。この時、津島の秘書の横には、知事・三村申吾の後援会顧問の姿もあった。葛西後援会幹部の何人かは、三村の弘前市後援会の幹部を兼ね、陣営が3月に開いた総決起大会には三村が激励メッセージを寄せた。
三村は「他意はない。頼まれればメッセージは出す」と中立の立場を強調するが、県土整備部長を務めた葛西の市長就任によって、県との関係がより密接になることは間違いない。(敬称略)
※相馬しょう一氏のしょうは「金」へんに「昌」
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-shisei/0412.html
2010年4月12日(月)
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■市政刷新 弘前市長に葛西氏
(上)公約の行方/100項目の施策どう実現
「細かな配慮で声なき声を拾う。人心の一致、人の和を大事にする。市民と一緒に悩み、考え、18万3千人のための市政を運営していく」
11日夜、弘前市山下町の事務所で、前副市長の新人・葛西憲之は市長選初当選の喜びをかみしめた。事務所には、弘前商工会議所の幹部をはじめ、今回の選挙戦で葛西を強力に支持した経済界の重鎮、さらには、5期目を目指した前回市長選で相馬しょう一に敗れた元市長・金沢隆の姿があった。
2009年秋、葛西の副市長辞任と前後し、経済界は葛西に市長選出馬を促すとともに、徐々に支援態勢を固めていった。同じころ、金沢も葛西への支持を明言。気付けば、金沢や、前回選挙で彼を支持した経済界と、相馬との”遺恨試合“とも言える構図が出来上がっていた。
■「旧体制」の気配
相馬陣営は街頭演説などで「葛西は市政刷新というが、当選すれば、(金沢市政時代の)旧体制に逆戻りだ」と語気を強め、葛西の政策は同商議所や金沢の意向を反映したものだと批判した。
金沢は連日のように事務所を訪れて陣営関係者と話し込み、葛西の街頭演説にも、しばしば姿を現した。葛西支持者の中には、金沢市政時代の旧体制の気配を嫌い、事務所に寄りつかない人もいた。
告示前日の3日、金沢は葛西の事務所で、相馬陣営の批判への感想を問われ、「私は一言も葛西に指図していない。彼は自分なりの新しい視点で政策を打ち出した。私は彼の人柄にほれているんだ」と反論した。
葛西は「ひろさき一新 対話と創造」のスローガンの下、市民主権システムの確立、農業・産業の振興、子育てしやすい環境づくりなど、多分野にわたる100項目の施策を公約として打ち出した。うち33項目を重点事業として「任期中に取り組み、成果につなげる」と約束。残り67項目については「4年間のうちにチャレンジしていく」と位置付けた。
■話題選び演説
街頭演説や事業所回りで葛西は、地区と集まる人々の顔ぶれを見極めながら、自身の100の施策の中から、その場面にふさわしい話題を選んで、支持を訴えた。
農村部では「攻めの農政」を強調、岩木、相馬両地区では「合併時の約束が守られておらず、住民からは『弘前と合併して、何も良いことはなかった』との声を聞く。合併効果を検証する」と繰り返した。
選挙戦が進むにつれ、陣営関係者以外にも、街頭演説に聞き入る市民の姿が目立つようになり、葛西の政策に関心が高まっていく様子がうかがえた。
ただ、選挙中、相馬陣営からは「100項目を実現するのは財政的に無理」との批判を受けた。市政のかじ取りの中で、思い描いた施策をどれだけ実行できるのか、葛西の力量に、有権者は熱く厳しい視線を注ぎ始めている。
※相馬しょう一氏のしょうは「金」へんに「昌」
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_01.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[政治手法]
対話重視へ転換図る スピードは喪失の懸念
昨年末の記者会見で、2009年を象徴する漢字に「分」を挙げた佐竹知事 「佐竹県政」最初の年の仕事納めとなった昨年12月28日。佐竹敬久知事は記者会見で、2009年を象徴する漢字に「分」を挙げた。「(09年は)これからの日本、あるいは秋田がいい方向に行くのか、悪い方向に行くのかの分岐点になる」。国の政権交代、県のトップ交代に触れながら、1文字に込めた思いを述べた。
佐竹知事は昨年4月の就任直後から、寺田典城前知事の肝いりで設置した知事公室と学術国際部の廃止や、前知事が固執した地域振興局の3局構想の白紙化など「脱寺田」の方針を次々と打ち出した。
10年度終了の「あきた21総合計画・第4期実施計画」を1年前倒しして、4年間の県の重点政策をまとめた「ふるさと秋田元気創造プラン」を新たに策定したのもその一つだ。ほかにも「秋田の少子化対策2010」「県スポーツ振興基本計画」「新行財政改革大綱」など、県政運営のための設計図を次々と整えた。
県庁に25年勤務し、秋田市長を7年8カ月務めた佐竹知事は、政策推進に向けて入念に準備し、実行に移すタイプ。独自の発想が先行し、強引ともとれるリーダーシップで政策実現に突き進んだ寺田前知事とは対照的だ。
野党だった寺田県政時代とは立場を変え、佐竹県政を与党として支える自民党県連の鈴木洋一会長は「前知事のような強権的手法ではなく、理論武装してから政策を推進する」と評価する。
佐竹知事は県政運営に当たって「対話型行政」を指針に掲げた。ある県幹部は「政策立案や予算編成において、関係団体など外部の声をくみ上げる意識が強い」とみる。
ただ、堅実な手法に対しては「スピード感の喪失を招きかねない」との指摘もある。実際、知事選の公約だった知事公室の廃止は、実行に1年を要した。
10年産米の生産調整(減反)をめぐり、赤松広隆農相が戸別所得補償制度からの「秋田外し」をちらつかせた問題では、国に対し「弱腰」と映る場面もあった。自民党県連の能登祐一幹事長は「知事は県民の声を受け止め、感情をむき出しにして(抵抗して)もよかった。リーダーとして、やや物足りなさを感じた」と苦言を呈する。
まさに「種まき」に終始した1年だった。県庁内には「職員自らが自由に発想し、提案しようという雰囲気が強くなった」と前向きに受け止める声がある一方、外部には「職員の目線が内向きになっている」との見方もある。
前知事時代の「トップダウン」から「対話重視」へと転換を図った佐竹知事。その政治手法の成果が求められるのはこれからだ。
(2010/04/16 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_02.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[対県議会]
自民与党に安定運営 「なれ合い」に懸念の声
「私たちの会派では、まだ賛否の調整ができていない。会期延長をお願いできないだろうか」「いったん決めた会期を一会派の都合で延ばすのは、暴挙ではないか」
秋田市の日赤・婦人会館跡地再開発事業をめぐり揺れた2月定例県議会。定数45人中27人を擁する自民党は、関連事業費を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案への賛否がまとまらなかった。他会派が批判する中、21年ぶりの会期延長に持ち込んだ。
2010年度当初予算案の本会議採決。秋田市の日赤・婦人会館跡地再開発事業をめぐり、自民党議員の一部が反対した=3月30日 会期末の3月30日。自民は3人(反対2、退席1)を除き、賛成でまとまった。予算案は賛成多数で原案可決されたものの、会期延長は県議会で久々に起きた波乱だった。
佐竹敬久知事が就任した昨年4月以降、2月定例会までに開かれた7回の議会では予算、条例案ともスムーズに原案可決した。改選前は、寺田典城前知事の掲げた地域振興局再編に関する条例案が3回連続で否決されるなど波乱続きだっただけに、知事の交代を境に議会のムードはまさに一変した。
議会との平穏な関係の背景には、佐竹知事が掲げる「対話路線」がある。主要な議案や方向性はすべて、各会派との県政協議会で時間を割き、丁寧に説明。県議の報酬カットなど、波紋を広げそうな方針を突如打ち出す前知事のような手法は取らない。各会派の県議は「寺田前知事のような唐突な提案がなくなった」(社民・石川ひとみ氏)、「いろいろな人の話を聞く姿勢は評価できる」(新みらい・土谷勝悦氏)と話す。
県町村会長の斎藤正寧・井川町長も「前知事は『オープンな議論』を掲げていたが、議会とはけんかばかりで議論が成り立っていなかった。ようやく正常な関係に戻った」と好意的に受け止める。
寺田前知事時代、一貫して野党だった自民が、佐竹県政で与党となったことも大きい。自民党県連の鈴木洋一会長は「与党だから何でも賛成、というわけではない」と前置きした上で「自民とけんかする前知事のスタイルとは違う」と良好な関係を認める。
この関係が、県当局と議会側とのなれ合いを生んでいるとの指摘がある。当初予算案に反対した山内梅良氏(共産)は「知事は自民を与党につけ、余裕が見られる。それだけに、反対の声があっても予算は通るというおごりが感じられた」と批判する。
自民党の中にも「再開発問題は、『与党だから賛成』という方向性が見えていた。議会が県に正面から向き合う姿勢が足りない。これでは議会の自殺行為ではないか」と危機感を抱く議員はいる。
「寺田前知事の時代は、議会と対立したとしても『方針を決めるのは県だ』との姿勢があった。今は議会の言うことが優先で、県民のために何をやるのか方向性が見えなくなっている」。元県幹部はこう警鐘を鳴らした。
(2010/04/17 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_03.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[経済雇用政策]
産業創出へ足場固め 「成果」求める訴え切実
「産業、雇用基盤の強化を『1丁目1番地政策』と位置付ける。新産業創出を含め総合的な経済対策を強化する」
昨年5月の臨時県議会。県政方針を示す就任直後の「所信表明」で、佐竹敬久知事は産業、雇用対策こそが本県の最重要課題との考えを明確に打ち出した。世界同時不況のあおりで県経済の先行きに危機感が漂う中での船出。悪化する雇用と経営環境への緊急対策、中長期的には「新産業の創出」という二つを政策の軸に据えた。
緊急経済対策では5月の臨時会以降、金融、雇用対策などを盛り込んだ補正予算を次々に執行。主な財源は国の交付金などだが、本年度当初予算を含めると総額は約1180億円に上った。資金難の企業に低利融資する「経営安定資金」の融資枠拡充、自治体の直接雇用を含む雇用対策などが中心。雇用対策では約4千人の一時雇用を生む見通しだ。
県商工会議所連合会の渡邉靖彦会長は「経営安定資金の融資枠の拡充により、苦しい中で息をつけた中小企業は多い。県内企業の倒産に歯止めをかけている」と評価する。
一方、本県経済をけん引する「新産業創出」に関しては、現時点で目立った成果はない。2009年度の誘致企業もゼロに終わった。県議会、経済関係者の間では、佐竹県政は、この1年間を産業政策の方向性を定める「足場固め」や「下準備」に費やしたとの見方が強い。
ロシア・ウラジオストクを訪問し、ロシア沿海地方のセルゲイ・ダリキン知事(左から2人目)に包括的友好協定の締結を提案する佐竹知事(右から3人目)=昨年10月22日 佐竹知事は、4年間の県政の指針となる「ふるさと秋田元気創造プラン」を策定。その中で今後の産業創出の方向性を明示した。中核は風力、太陽光発電などの新エネルギー関連産業の創出。「新エネ関連の技術開発はこれからが本番。電子部品企業の集積する本県にふさわしい分野」という知事の考えを色濃く反映させた政策となった。
航空機など輸送機関連産業への参入、ロシア、中国とのビジネス交流拡大も産業政策の重点に据えた。対岸貿易では、佐竹知事の提案でロシア沿海地方と包括的友好協定を締結するなど着実に足場を固める手堅い手法が目立つ。
連合秋田の工藤雅志会長は労働界の立場から「(雇用を生む)新エネルギー産業などに取り組む姿勢を評価する」としつつ、「方向性を定め、今後実際にどう産業振興を図るかが重要だ」と課題も提起する。ただ、県議の中には「県経済の窮状を考えると、1年目からもっと産業創出への予算を打ち出すべきだった」との声もある。
秋田大教育文化学部の島澤諭准教授(経済政策)は「新エネ関連産業は確かに有望だが、他県も同じことを考えている。スピードがないと実効性が出ない」と指摘する。
連日、多くの求職者が詰めかけるハローワーク秋田。「何社応募しても面接にもたどり着けない」「とにかく職場がほしい」など日々切実な声が交錯している。政策の方向性を定めた今、佐竹知事には成果こそが求められている。
(2010/04/18 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_04.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[難題]
直面する医療、少子化 解決への道のり険しく
昨年11月、県内で9病院を運営するJA秋田厚生連が策定した経営改善計画は、医師不足による厳しい地域医療の実情を一気に表面化させた。象徴となったのが湖東総合病院(八郎潟町)。計画には「廃止が最も有効な選択肢」と記されていた。地域医療をどう守るのか―。佐竹県政は重い課題を突き付けられた。
改築した上での存続を前提に協議が進む湖東総合病院=八郎潟町 「県民医療の維持、確保は県の責務だ」。佐竹敬久知事は同病院を改築した上で存続させる意向を繰り返し表明している。現在、厚生連、地元自治体と作成を進めている「湖東地区医療再編計画」の中で、医師の研修環境の充実など魅力ある病院像を打ち出し、秋田大に協力を求めたい考えだ。しかし、大学側にも医師数にゆとりはなく、同病院の先行きは不透明なままだ。
佐竹知事の地域医療への取り組みに対し、県議会の評価は分かれる。最大会派で与党の自民の鈴木洋一県議は「本県には県立の総合病院がなく、地域医療を担う厚生連病院に県が支援する姿勢は必要」と支持する。他方、こだま祥子県議(新みらい)ら複数の県議は「知事が秋田大に出向き、医師派遣を依頼したのは2月。あまりに遅く、本気で病院を存続させる気があるのか」と疑問を呈する。
県は医師確保対策により、医療施設従事医師数を2013年度末までに、08年比120人増の2300人とする計画だが、妙案がないのも事実。県医師会の小山田雍会長は「危機感を持って取り組んでいるのは理解するが、打ち出した施策が効果的に機能するかは別問題」と指摘する。
14年連続全国ワーストの自殺率(人口10万人当たり)改善も難題の一つ。知事は昨年10月、自身をトップとする県自殺予防対策推進会議を設置。「ワースト脱却」に向け本腰を入れている。
13年まで自殺率を3・6ポイント減らし、自殺者数を20年までに300人未満(08年410人)とする目標を立てているが、自殺者数は98年以降、400人を切ったことがなく、達成への壁は高い。
「脱少子化」も待ったなしの課題だ。08年の本県の出生数は7421人と過去最少を更新。佐竹知事は就任直後に少子化政策本部を立ち上げ、対策に乗り出した。
本年度は施策を本格展開する最初の年。結婚支援センターの業務開始、少子化対策に取り組む市町村や民間団体への財政支援などを打ち出している。
知事は「ふるさと秋田元気創造プラン」の中で、出生数を3年後(13年)に04年並みの8千人にすることを目標に掲げた。ただ、県議会からは「県民の盛り上がりを生み出すことができなければ、効果を上げるのは難しいのではないか」(新みらい・土谷勝悦県議)との声も漏れる。
(2010/04/19 更新)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004230005
自民は隠れ 民主全面/気仙沼市長選
2010年04月23日
無所属新顔の一騎打ちとなった気仙沼市長選は25日の投開票に向け、元衆院議員 秘書の菅原茂氏(52)と、元福祉NPO法人理事長の境恒春氏(31)=民主、みんな推薦=が舌戦を繰り広げている。菅原氏のもとには自民党県連会長が駆けつけるものの「市民党」を強調し、党派を超えた支持獲得を狙う。対する境氏は民主、みんなの党の全面支援を受けて対決姿勢を鮮明にしている。
自民党県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)は22日、市内で開かれた菅原氏の個人演説会で「(水産業が基幹産業の気仙沼市では)これから海外に魚を売っていく必要がある。茂さんはそうした経験もある。全国の市長で候補者ほど水産に詳しい人はいない」と支持を訴えた。
菅原氏にとって、小野寺氏は大学の後輩であり、最近まで秘書として仕えていた経緯もある。しかし、立候補表明にあたっては「一党にくみして市政運営はできない」と「市民党」を宣言。告示日の出陣式では、小野寺氏も「候補は市民党を名乗っている。私は菅原候補を大学の先輩、近所のお兄さんと思って応援している」と述べて政党色を抑えたが、支持者の多くは小野寺氏の支持者と重なっていた。
一方の境氏も、市民全体への浸透を目指す草の根運動の方針を掲げている。だが、尾形和優後援会長は「村井嘉浩知事が『責任を持って支持する』と相手側に立った。これでは多勢に無勢。政策に共鳴してもらえる政党があれば、応援を受けることにした」と明かす。
みんなの党の渡辺喜美代表も22日、境氏の応援で市内に入り、「一見すると無鉄砲な若者だが、覚悟があるところにほれた」。同党関係者は「党の政策理念に近い」と推薦理由を説明する。
民主党は、同市長選を夏の参院選と次期総選挙に向けた布石と位置づける。昨年の総選挙では、同市を含む宮城6区には候補者を出さず唯一の空白区になっているためだ。木村勝好幹事長代理は「党としての基盤づくりにつなげたい」という。同党県連は連日のように安住淳代表や岡崎トミ子前代表らを現地入りさせ、参院選さながらの選挙戦を繰り広げている。
■「宮城でも参院選候補」みんなの党、渡辺氏
みんなの党の渡辺喜美代表は22日、気仙沼市内で記者団に対し、今夏の参院選に触れて「宮城県でもぜひ候補を擁立したい」と述べた。擁立を目指す候補者の政策については「脱官僚、地域主権、生活重視というアジェンダ(取り組むべき課題)を共有できる人」との考えを示した。
民主・自民の二大政党の支持率が低迷する中、みんなの党は「比例区投票先」で3位に入るなど注目を集めており、その勢いを宮城選挙区にもつなげたい考えだ。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20100423ddlk05040011000c.html
酒気帯び運転:村岡・藤里町議、検挙 16日に辞職 /秋田
藤里町の村岡秀一町議(72)が酒気帯び運転で能代署に検挙され、16日に辞職していたことがわかった。
村岡氏などによると15日夜に自宅でビールや日本酒を飲んだ後、軽トラックを運転。能代市二ツ井町切石の交差点を曲がりきれずに縁石に乗り上げ、パトカーで巡回中の能代署員が調べて酒気帯びが発覚した。16日に藤原幸美議長に辞職願を提出し、同日付で受理された。
村岡氏は00年3月に初当選し3期目だった。毎日新聞の取材に対し「自分自身が交通安全の注意を呼びかけていたが、酒が入って魔が差してしまった。申し訳ない」と話した。
能代署の石川久男副署長は「広報していない検挙事案については一切発表できない」としている。【小林洋子】
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100424ddlk03010050000c.html
地域政党いわて:狙いは統一地方選 県議選、新人擁立へ /岩手
4県議らが結成した政治団体「地域政党いわて」(飯沢匡代表)は23日、来春の県議選で盛岡など4選挙区を重点選挙区と位置づけ、新人候補者を擁立する方針を表明した。10人以上の当選を目指すという。盛岡市内で記者会見を開き発表した。
重点選挙区は▽盛岡(定数9)▽北上(同4)▽宮古・下閉伊(同3)▽岩手(同3)。それぞれ民主党か自民党に所属する県議が2人いる。飯沢代表は「(新人が当選する)可能性が最も高いと考えた」と述べた。原則として定数3以上の選挙区では積極的に候補者を擁立する方針で、他の選挙区でも新人の発掘を進めていく。
来春の統一地方選を主眼とするため、今夏の参院選には候補者を擁立しない。ただし選挙支援について、及川敦幹事長は「政策実現の手法の一環として必要で、十分な県民の理解を得られると判断すれば、選挙区と比例代表の支援もあり得る」と含みを持たせた。
知事選への対応では、飯沢代表は「無関心ではいられないが、我々の力をつけていくことが与えられた課題であろうと思う」と述べ、明言を避けた。他政党との相乗りはケースバイケースという。
一方、農林漁業や地域医療、子育ての分野で、県議会6月定例会前に団体としての政策をまとめる方針も示した。【狩野智彦】
毎日新聞 2010年4月24日 地方版
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001004240004
県議選 積極的に擁立 地域政党いわて
2010年04月24日
県議会新会派の「地域政党いわて」は23日、来年春の県議選で原則として定数3以上の選挙区に候補者擁立を目指すことを明らかにした。
次期県議選では、16選挙区のうち定数3以上は7選挙区で予定されている。定数2以下の選挙区でも可能な限り候補者を擁立する方針だ。
飯沢匡代表は10以上を議席獲得目標に挙げ、今夏にも予想される盛岡選挙区の補選には「活動方針や理念を県民に訴える最高の場面」として、擁立に意欲を見せた。
首長選や市町村議選で単独候補を擁立することも見据え、5月中に公認や推薦基準を作る。一方、当面は県民の理解を得るために街頭演説やシンポジウムなどの活動に重点を置き、今夏参院選に候補者は立てない。比例区での支援については「政策実現のために必要で、県民の十分な理解が得られればありうるかもしれない」(及川敦氏)と含みを残した。
飯沢代表はこの日、政治団体としての「地域政党いわて」を県選挙管理委員会に届け出た。23日現在の党員は県議5人と奥州市議の計6人。今後、党員(年会費2千円)や1口千円でカンパする「応援する会」の会員を募って活動資金を集める。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100426t11012.htm
気仙沼市長に菅原氏 1万1620票差、境氏下し初当選
初当選を決め、支持者らと万歳して喜ぶ菅原氏(中央)=25日午後9時25分ごろ、気仙沼市港町の選挙事務所
任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選は25日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元衆院議員秘書の菅原茂氏(52)が、無所属新人の元NPO法人理事長、境恒春氏(31)=民主・みんなの党推薦=を破り、初当選を果たした。
菅原氏は、現職の鈴木昇市長の引退表明を受け、今年2月半ばに立候補を表明した。水産業の不振で低迷する地域経済を立て直すため産業振興と雇用の創出を第一の公約に掲げ、気仙沼再生を訴えた。
政党色を極力抑え「市民党」に徹する姿勢を貫きながらも、公設第1秘書として仕えた自民党宮城県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)、村井嘉浩知事らの支援を受けて手堅い選挙戦を展開した。
民主党県連が独自候補の擁立を見送るなど告示前には無投票のムードも漂ったが、その間も地道に地域の集会や事業所回りなどを続けて浸透。選挙戦終盤、相手候補の追い上げを振り切って、初陣を飾った。
今月1日に出馬表明した境氏は、若さと行動力を前面に「市民みんなで市政の流れを変えよう」とアピール。民主党県連、みんなの党のバックアップを得て支持を広げたが、及ばなかった。
当日の有権者数は6万1967人。投票率は71.87%で、前回(78.43%)を下回った。
◇気仙沼市長選開票結果(選管最終)
当 27,565菅原 茂無新(1)
15,945境 恒春無新
<すがわら・しげる>1958年1月28日、気仙沼市生まれ。東京水産大卒。商社勤務を経て気仙沼で水産会社経営。2007年に小野寺五典衆院議員事務所入り。09年公設第1秘書となる。52歳。
2010年04月26日月曜日
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>自民では、本人は態度を示していないが、昨夏の衆院選に落選した元県議の名が出ている。
高橋比奈子?補選出馬資格あるんすか?
選挙:県議選・盛岡選挙区補選 盛岡市議が出馬表明 民自「いわて」にも動き /岩手
◇釜石含め欠員4も
今夏の参院選に絡み、実施が見込まれる県議選盛岡選挙区(定数10)補選で、盛岡市議の福井誠司氏(50)が28日、無所属で立候補する意向を明らかにした。補選への正式出馬表明は初めて。さらに、数人の名前も浮上し混戦模様を呈している。また、釜石選挙区(定数2)も補選となる見込みで、夏に向け双方で計四つの改選議席を巡り県政界も熱くなってきた。
盛岡選挙区は、高橋雪文県議の参院選岩手選挙区出馬を受け欠員2となる。自民県議が有していた2議席に対し、現在、民主、自民両党県連と、地域政党いわてが、擁立方針を示している。それぞれ、来春の統一地方選への勢いをつける好機と位置づけ力が入る。
民主関係は、階猛衆院議員の公設秘書、旧自由党の元県議、連合傘下の労組幹部の名前が上がる。自民では、本人は態度を示していないが、昨夏の衆院選に落選した元県議の名が出ている。また、地域政党いわては、少なくとも2人に打診した。
28日に会見した福井氏は、複数の県政界関係者から声がかかったといい、「国づくりは政党や組織が必要だが、住民主体の地域づくりをしたい」と、政党への公認・推薦要請はしない考えを示した。
一方、釜石選挙区は小野寺有一県議が27日、自民へ参院選比例代表の公認申請を表明したばかり。出馬すれば欠員2となる。民主、自民が持っていた計2議席獲得に、各党の関心が寄せられている。【狩野智彦】
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http://news.ibc.co.jp/item_13574.html
県議盛岡補選に福井誠司氏が出馬表明 (2010年04月28日 19:05 更新)
この夏の実施が確定的となっている、県議会盛岡選挙区の補欠選挙に、盛岡市議の福井誠司氏が、無所属での出馬を表明しました。
福井氏は盛岡市生まれの50歳で3年前、盛岡市議に初当選し現在1期目です。きょうの会見で福井氏は、政党の公認や推薦を受けず、無所属で県議会盛岡選挙区の補欠選挙に臨むことを強調しました。「住民主体のまちづくり」を訴えていきたいと述べ、来月下旬には具体的な政策を発表したいとしています。
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単に政党の括りだけでなく、民主党宮城県連内の保守系、革新系の溝もあるように思うけど。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100503t11012.htm
縮む民主との距離 宮城・村井知事、「富県」実現へ修正
村井嘉浩宮城県知事が2期目の県政運営に入り、間もなく半年がたつ。産業振興を軸とした富県戦略を
引き続き推進する一方で、政治家としての立ち位置には微妙な軌道修正が見て取れる。夏の参院選では
中立を宣言し、自民党一辺倒を封印。代わりに民主党政権との距離を縮めつつある姿勢には、したたかな
計算が見え隠れする。
4月15日、村井知事は本年度政府予算で新規着工が見送られた仙台港の新埠頭(ふとう)整備を
要望するため、前原誠司国土交通相を訪ねた。
「企業が進出先に宮城を選ぶ理由の一つにインフラがある。道路も重要だが、港の整備は欠かせません」
知事の隣に座るのは、面会を仲介した民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)。「仙台港は
これまでをはるかに上回る利用頻度になる」と援護射撃した。
2人が並んで陳情を行うのは、ちょっとしたサプライズだ。
昨年10月の知事選で、民主党は村井知事に推薦候補をぶつけた。結果は64万票余りを獲得した知事に
47万票差をつけられての惨敗。民主党政権下で自民党出身知事が圧倒的な支持を得る「ねじれ」が生じた。
立ち位置を変えたのは知事だった。1月、夏の参院選に向け「特定の政党、候補者を応援せずニュートラルに
したい」と早々と中立を表明した。
「ひと晩考えた」と知事。昨年の衆院選では「仲間を見捨てられない」と自民党候補を支援しただけに、
党内には「変節か」との困惑もあった。
前原国交相への要望は「安住氏と村井知事が何度か接触して実現した」(民主党関係者)という。知事は
独特の間合いで、政権与党とぎくしゃくしない距離感を測り始めたようだ。
宮城県大河原町で4月19日にあった集会では、参院選宮城選挙区(改選数2)に立候補する現職の
桜井充氏(53)と同席する場面があった。
知事は、3月の参院予算委で桜井氏が前原国交相の公共事業削減を批判したことを指摘し「(参院選で)
わたしは中立だが事実は言える。理路整然と詰問してくれ、ありがたい」と持ち上げた。
富県戦略の象徴として誘致に成功したトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の
新本社工場は来年1月、本格稼働する。積み出し港となる仙台港の拡張は県にとっても待ったなしの
政策課題だ。
民主党との接点づくりに動いた知事と、政権与党として政策誘導を強めたい民主党の思惑が、一致したと
みられる。
もちろん、知事は県政与党の自民党との連携も忘れない。4月にあった大崎と気仙沼の市長選では、
いずれも自民党系候補の応援マイクを握った。気仙沼では民主党が新人を推薦したが、いずれも自民党系が
圧勝した。
村井知事は「一人の政治家として宮城のためになることに全力を尽くすだけだ」と話している。
2010年05月03日月曜日
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検察審査会の議決要旨
http://sun.ap.teacup.com/souun/2695.html#comment18205
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/05/11335.html
2010/5/5 水曜日
平山、櫛引氏の争い濃厚/五所川原市長選
任期満了に伴う五所川原市長選が6月6日の告示日まであす6日で、あと1カ月となる。現時点で出馬を表明しているのは再選を目指す現職の平山誠敏市長(69)と県議の櫛引ユキ子氏(56)の2人。このほか動きはなく、両氏による一騎打ちの公算が強まっている平山氏は9日櫛引氏は10日に後援会事務所開きを行う予定で、いよいよ投票日6月13日へ向け本格的な選挙態勢に突入する。
同市長選をめぐっては、平山市長が昨年12月に後援会の要請を受け再出馬を決断。この時点で表立った動きはなく、今年1月の同氏後援会主催の新春の集いには市議会議員ほぼ全員が出席し、平山氏支援を確認した。「無投票」という空気が一変したのは3月下旬。うわさが出ては消えていた櫛引氏が後援会に出馬の意向を伝えた。
自民系として支持基盤が重なる両者が立ったことで、市議会では最大与党自民クラブから櫛引氏の後継市議ら3人が同氏支援のため一新会を結成。さらに市政への不満から誠風会が同氏支援に回って与党が分裂した。
先月下旬には民主党五所川原市支部幹事長の市議も櫛引氏支援を表明し、勢力図は平山氏支援14人、櫛引氏12人となり、市を二分する激戦の構図を浮かび上がらせた。
平山氏は「活力ある明るく住みよい豊かなまち」をスローガンに、安全・安心の構築や持続可能な行財政システム構築など4項目を柱に掲げる。自治体病院機能再編成による中核病院建設といった広域行政の視点に立った事業実施を第一に挙げる。公務で地域会合に積極的に出席するほか、支持者らの声を聞く場を設けるなど支援拡大に奔走する。
一方、櫛引氏は「今こそ市政に新しい風を」をスローガンに、福祉・医療の街五所川原市の実現や市民のための市政運営など4項目を柱に据える。具体的には小中学生の医療費無料化や市民と対話を進める井戸端市民会議(仮称)の設置などを掲げる。思いが一致したという市議団と連携し、県議としての知名度を生かし、浸透を図っている。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100506124051.asp
今県議が櫛引氏支援へ
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五所川原市長選(6月6日告示、13日投開票)で、同市選出の今博県議は5日、出馬を表明している県議の櫛引ユキ子氏(56)と同市内で懇談した。今県議は懇談終了後の本紙取材に対し、政策面で大方一致したとして、櫛引氏を支援する考えを明らかにした。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100508_2
高橋但氏出馬へ 県議盛岡補選
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盛岡市繋の国会議員秘書高橋但馬(たじま)氏(34)は7日、夏に実施が想定される県議会盛岡選挙区の補欠選挙に民主党公認で立候補する意向を固めた。
高橋氏は、岩手日報社の取材に対し「正式に記者会見して決意を話したい」と出馬の意欲を示した。近く同党県連に公認申請する。
高橋氏は同市出身で高橋金兵衛元盛岡市議会副議長の長男。東洋大卒業後、建設会社役員などを経て2008年から民主党の階猛衆院議員(岩手1区)の秘書を務めている。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2010/05/08)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100516t11017.htm
岩沼市長選告示まで1週間 現新2氏一騎打ちか
任期満了に伴う宮城県岩沼市長選は23日の告示まで1週間に迫った。いずれも無所属で、現職で4選を目指す井口経明氏(64)と、新人の市議大友健氏(60)が立候補を表明している。8年ぶりの選挙戦は両氏による一騎打ちとなる公算が大きい。
2氏は、それぞれ15日午前、市内で後援会の事務所開きを行い、陣営内の臨戦ムードを高めた。
井口氏は市役所に近い同市桜2丁目で事務所開きをし、国会議員や市町村長、県議、市議らが応援に駆けつけた。井口氏は「老いも若きも誇りを持って暮らせるまちづくりを進める。力を合わせチーム岩沼で頑張りたい」と抱負を述べた。
大友氏はJR岩沼駅東側の同市中央3丁目に事務所を構え、議会活動で行動を共にしてきた市議や支持者から激励を受けた。大友氏は「無投票と多選を阻止し新しい発想でまちをつくる。組織戦ではなくゲリラ戦で臨む」と気勢を上げた。
3期12年務めた井口氏は先月中旬に出馬を表明。これに対し反市長派の市議グループが水面下で対立候補擁立を模索した。一時は無投票ムードが流れたが、告示日の2週間前に大友氏が立候補の意思を固めた。
かつては「政争のまち」といわれた岩沼市だが、4年前の前回選挙は市制施行以来初の無投票となった。8年ぶりとなる選挙戦では、JR岩沼駅前の整備などが争点に浮上するとみられるが、両氏の主張の違いが伝わらず、市民の関心は依然低いままだ。
2010年05月16日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100517t11019.htm
石巻市議選に39人立候補
任期満了に伴う石巻市議選は16日告示され、定数34に対して39人が立候補を届け出た。23日に投票が行われる。
内訳は、現職33人、元議員1人、新人5人。党派別では、公明、共産が各3人、民主、社民が各1人、無所属が31人。
投票は23日午前7時から午後8時まで、市内137カ所で実施。離島や半島地域など25カ所は、投票終了時間を2〜4時間繰り上げる。開票は同日午後9時40分から、市河北総合センター(ビッグバン)で行われる。15日現在の有権者は13万5375人。
2010年05月17日月曜日
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100519ddlk07010260000c.html
選挙:知事選 自民県連、佐藤氏支援を検討 相乗りムード強まる /福島
任期満了に伴う秋の知事選について、自民党県連は18日の役員会で、現職の佐藤雄平氏(62)支援の検討を始めた。前回06年選挙のような独自候補擁立について斎藤健治幹事長は役員会後、「主戦論者はほとんどいない」と話し、民主など他党との相乗りムードが高まっている。佐藤氏が再選を目指して立候補表明するとみられる6月定例県議会前に結論を出す方針だ。
自民は前回、森雅子・現参院議員を擁立し、民主、社民両党が立てた佐藤氏と対決した。その後、県政に目立った争点が無く、佐藤氏が「県民党」として特定政党に偏らない立場を掲げていることから、相乗り容認論が出てきた。来春の県議選を控え、知事選で消耗するのを避けたいという考えもある。役員会後の議員会議では、所属県議から反対の声は上がらなかった。25日に再び役員会を招集する。
斎藤幹事長は取材に対し、「知事の4年間の実績を精査して検討する。政策が第一で、推薦か支持の場合は2期目に向けた政策協定を結ぶ」と話した。
一方、民主と社民は連合福島と共に、来月上旬にも佐藤氏に出馬要請する予定だが、「県民党」を尊重して推薦や政策協定の見送りを検討している。民主の安瀬全孝県連幹事長は取材に「知事がやりやすい状況を作るのが与党の仕事」と語った。
この他、共産党系の「みんなで新しい県政をつくる会」が候補者選びを進めている。5人が立候補した前回と変わり、現職と共産系候補の一騎打ちが続いたそれ以前と同様の構図となる可能性が高い。【関雄輔】
毎日新聞 2010年5月19日 地方版
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001005210005
市政の課題を追う/岩沼市長選
2010年05月21日
中心部の商店街はシャッターを下ろした店舗が目立つ=岩沼市
宅地開発が進む西地区には大型のショッピングセンターなどがある=岩沼市
岩沼市長選は23日に告示、30日に投開票される。人口減に悩む自治体が多いなか、仙台都市圏に位置する市は、造成された宅地に移り住む子育て世代などが増えている。一方、その住宅地に囲まれた中心部の市街地は衰退に歯止めがかからない。舌戦が始まる前に、市政の課題を追った。(高橋昌宏)
市西部にある幼稚園。午後2時すぎ、隣の岩沼西小学校から30人ほどの児童がやってくる。この時間から園は、共働きや一人親らの児童が放課後を過ごす市の「放課後児童クラブ」となる。
厚生労働省の2007年のガイドラインではクラブの規模は最大70人だったが、市では当時、4カ所のうち3カ所で70人超。そのうちの一つ、西児童センターのクラブが110人に達したため、市が最近、園を分館にしたのだ。
「西地区などで宅地造成が進んで若い世代が移り住み、子どもが増えている」と市の担当者は言う。市の人口は4月現在、約4万4千人。6歳児の増加率は05〜09年で16・6%だ。仙台へ通勤する子育て世代のベッドタウン化が進み、同小は県内最多の児童を抱えるマンモス校となった。
保育所の待機児童問題もある。昨年末の待機児童数は約70人。先月開設した定員60人の認可保育所でほぼ解消できると期待していたが、現在も32人いる。担当者は「求職中で仕事がしたいので預けたいという要望も多い」と話す。
今のところ2人が立候補を予定しているが、4選を目指す現職の井口経明氏(64)は「児童クラブ、保育所とも増設や分館といった対応を続けた結果、(問題)解消のメドがついた」と胸を張る。一方、岩沼市議で新顔の大友健氏(60)は子育て支援策として、全小学生と一人親家庭の中学生の医療費を無料にすることなどを公約に掲げる方針だ。
◇
若い世代の増加は通常、地域経済にとってメリットがある。だが近隣の仙台、名取両市にあるショッピングセンターなどに流れ、JR岩沼駅そばの中心商店街にはシャッターを下ろしている空き店舗も多い。市の統計によると、中心市街で買い物をする割合は全体の2割程度に過ぎない。
ある商店主は「商店街には駐車場が少ないので、車を利用する人たちに敬遠される」。中心部に住む女性(74)は「車がないので商店街を使うが閑散としている。街中にもっと店がほしい」と話す。
市は06年3月、中心市街地活性化基本計画をまとめた。だが、国の認定を受けて民間と行政が動き始めた石巻市などと比べると、市民には具体的な動きが見えにくい。まちづくり活動にかかわる女性は「市がもっと引っ張っていってほしい」と注文する。
井口氏は懸案の駅前の整備にメドをつけた実績を強調する一方、「中心市街地活性化の動きは少しスローだったので、スピーディーに見直しや方向付けをしたい」。大友氏は現在の駅前整備は無計画と批判、「現計画の駅広場は使い勝手が悪いことや、拡幅される道路が一方通行でいいかを問いたい」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100524t11028.htm
街活性8年ぶり論戦 岩沼市長選スタート
任期満了に伴う宮城県の岩沼市長選が23日告示され、ともに無所属で、4選を目指す現職の井口経明氏(64)と、新人の元市議大友健氏(60)が立候補を届け出た。同市長選は前回無投票で、選挙戦は8年ぶり。政策的に明確な争点は浮かんでいないが、JR岩沼駅前整備や中心市街地の空洞化対策、経済活性化策などが論戦の焦点になるとみられる。
井口氏は午前7時から竹駒神社で必勝祈願した後、市役所に近い同市桜2丁目の事務所前で第一声を上げた。
井口氏は「12年間精いっぱい仕事をさせてもらい、職員の意識を高めて無駄を排除し、大きな効果を生み出した」と行財政改革の成果を強調。「市民の目でさらに行革を進め、子育てや教育、福祉のプランを具体化させたい」と訴えた。
出陣式には支持者のほか、周辺の首長や県議、議会関係者らが顔をそろえた。沼田健一市議会議長は「フジパンなどの工場進出が決まり、雇用面でも力を発揮している。市議団の3分の2が井口市政を支持している」とエールを送った。
大友氏は午前8時からJR岩沼駅前に近い同市中央3丁目の事務所で神事を行った後、事務所前で第一声に臨んだ。
大友氏は「現職の多選の弊害で、市役所の雰囲気が暗く、職員が萎縮(いしゅく)してしまっている」と指摘。「市民と協働の暮らしづくり、にぎわいづくり、市役所の活性化を柱に、具体策を講じていきたい」と公約を述べた。
行動を共にしてきた市議や、周辺市町の議員、親交がある青森県の町長経験者らがマイクを握った。支援する橋本清仁民主党衆院議員(宮城3区)も「優しく誠実な人柄。市民が主役の政治、新しい岩沼を実現してくれると思う」と語った。
2010年05月24日月曜日
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100524ddlk03010014000c.html
選挙:県議選・釜石選挙区補選 民主県連、小野市議擁立へ /岩手
民主党県連は23日、釜石市内で記者会見を開き、今夏の参院選に絡み、実施が予想される県議会釜石選挙区(定数2)の補欠選挙に、同市議の小野共(きょう)氏(41)を擁立すると発表した。
小野氏は、社会党の元衆院議員で元同市長、信一氏の次男。会社員を経て、07年8月に同市議に初当選した。「県政とのつながりを強め、内陸部との格差解消に役立ちたい」と語った。
同選挙区の補選では、民主党県連は候補2人を擁立する方針。黄川田徹衆院議員は「大槌町から県議を出したい、という町民の声もある」と述べた。自民党県連も候補擁立を探っている。【山口圭一】
毎日新聞 2010年5月24日 地方版
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100525ddlk03010124000c.html
吉田洋治県議:勇退を表明 後継は軽石氏 /岩手
吉田洋治県議(66)=盛岡選挙区=は24日、盛岡市内で開いた後援会会合で、今任期限りで勇退する意向を表明し、支持母体の岩手友愛会会長、軽石義則氏(49)を後継とする意向を表明した。軽石氏は近く記者会見を開くといい、今夏の参院選に絡み実施が想定される盛岡選挙区補選に出馬する公算が大きい。
軽石氏は今後、同会が国政選挙や知事選で支持する民主党と、連携や選挙支援を協議する。民主県連が公認、推薦など支援を決めれば、同選挙区補選で2人目の候補を擁立しない可能性が出てくる。
吉田氏は87年から県議を通算6期を務めた。軽石氏は東北電力入社後、04年から東北電労県本部委員長、岩手友愛会会長に就任。【狩野智彦】
毎日新聞 2010年5月25日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20100526-OYT8T00010.htm
自民県連佐藤氏支援へ
知事選 政策協定締結前提に
自民党県連は25日、県庁内で役員会を開き、今秋の知事選をめぐり、立候補予定者と政策協定を結んだ上で支援する方針を決めた。県連は独自候補擁立を見送ることで調整を進めており、協定締結を前提に佐藤知事を支援する方向だ。来月3日に全所属県議を集めて開かれる党議で了承を取った後、知事側と協定内容をめぐる交渉に入りたい考え。ただ、知事側は「『県民党』を掲げており、政党の支援は受けない」(知事周辺)と協定締結には否定的な姿勢。県連と知事側の調整は難航する可能性もある。
役員会終了後、斎藤健治幹事長が記者会見して明らかにした。斎藤幹事長は「政策を検証して、今後4年間しっかり実行できるかどうか(確認する)協定を結ばないといけない。協定がなくて佐藤知事を支援することは間違ってもない」と述べ、政策を見極めた上で判断するという姿勢を強調した。
県連内では、公共事業を盛り込んだ1月補正予算の編成や、2010年度当初予算を9000億円台の「積極型」とするなど、景気対策を理由に佐藤知事を評価する声が強い。昨年末に県連幹部と党執行部が協議し、相乗りする方向で調整が進められていた。06年の前回選挙では、県連は森雅子氏(現在は参院議員)を対抗馬として擁立し、敗れている。
斎藤幹事長は、〈1〉景気・雇用対策の充実〈2〉道路などの社会資本整備の促進〈3〉プルサーマル計画の受け入れを含めた原子力政策の推進――などの重点施策を挙げ、これらを協定に反映させたいと強調。ただ、「政治には妥協もあり得る。1項目食い違うから全部否定するということはない」と、柔軟な姿勢で交渉に臨む方針も見せている。
知事は、6月議会が開会する15日の所信表明で再選に向けて出馬表明する方向で調整中。県連は、自民党として代表質問を行う17日までに協定を結びたいとしている。
一方、前回選挙で知事を支援した民主党県連は、知事側の意向を尊重して協定を結ばない方針だ。
(2010年5月26日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001005270002
地域政党いわては民間出身女性
2010年05月27日
地域政党いわては、今夏にある県議補選盛岡選挙区で、民間出身の女性(32)を公認で擁立する方針を固めた。27日に会見して発表する。
女性は盛岡市出身。民間の会社やNPOで働いたほか、青年海外協力隊員として中南米に派遣された経験もある。政治家や秘書などの経験はないという。
同党が選挙で公認候補を立てるのは4月の結党以来初めて。県議補選については「重大な関心を持っている」として、盛岡選挙区では若くて「政党色」の薄い候補者を模索していた。
同選挙区は2人の欠員見込みに対し、盛岡市議の福井誠司氏(51)が無所属で、衆院議員秘書の高橋但馬(たじま)氏(34)が民主党公認での立候補を表明している。自民党県連は県社会教育委員の村里洋子氏(54)を擁立する方向で調整している。
民主党はさらに1人を擁立する方向で調整しており、5人での選挙戦になりそうだ。
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>>1205
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000070-mailo-l03
選挙:県議選・盛岡選挙区補選 5人出馬へ 参院選と同日の公算大 /岩手
5月28日12時14分配信 毎日新聞
民主党県連と地域政党いわては27日、今夏の実施が想定される県議選盛岡選挙区補選で、公認候補を1人ずつ発表した。民主の公認は2人目。ほかに無所属候補が名乗りを上げ、自民党県連も公認候補を最終調整している。補選は参院選の岩手選挙区に自民党が盛岡選出の高橋雪文県議(39)を擁立し、欠員2となるためで、5人による争いが濃厚になってきた。また、高橋氏は5月末に辞職する意向を示しており、公選法の規定に基づき、参院選との同日選挙になる公算が大きい。
民主は2人目の候補として、旧民社系労組でつくる政治団体「岩手友愛会」会長、軽石義則氏(49)を立てる。軽石氏は「雇用確保を重点に安心・安全・安定した社会をつくる」と語る。県連は近く正式に公認を決める。
4月の結成後、初の公認を決めた地域政党いわては元NPO法人いわて翼の会職員、吉田敬子氏(32)を擁立。吉田氏は県男女共同参画センターでの経験も踏まえ「女性が働く環境の整備に力を入れたい」と述べた。
自民は、県社会教育委員の村里洋子氏(54)の擁立を近く正式に決める見通し。村里氏はスキー選手として活躍した。ほかに、盛岡市議の福井誠司氏(51)が無所属、衆院議員秘書の高橋但馬氏(34)が民主公認で出馬表明している。【狩野智彦】
5月28日朝刊
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>>1190
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/100528/myg1005280313000-n1.htm
みんなの党が気仙沼支部 宮城
2010.5.28 03:12
みんなの党は、宮城県気仙沼市に支部を設置することを決めた。支部長には、4月の気仙沼市長選に出馬した元NPO法人理事長の境恒春氏(31)が就任する。同党の県内での拠点は、仙台市の第1支部(菊地文博支部長)に次いで2つ目となる。
境氏は、4月25日に行われた気仙沼市長選に民主党とみんなの党から推薦を受けて新人候補として立候補したが落選。境氏によると、市長選後に同党の渡辺喜美代表から説得され、自身の政策理念にも近いことから、支部立ち上げを受けたという。
同党は宮城県を重点地区と位置づけ、26日には江田憲司幹事長が来仙し街頭演説を行うなど、党勢拡大をはかっており、県内の拠点整備も急いでいる。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/05/11648.html
ニュース2010/5/29 土曜日
立候補者説明会に出席「ゼロ」/大鰐町長選
任期満了に伴う大鰐町長選(6月22日告示、同27日投開票)の立候補予定者説明会が28日、町役場で開かれたが、出席者ゼロで中止になる前代未聞の珍事が起きた。出馬を表明している現職の二川原和男氏(68)と元町議の会社役員山田年伸氏(58)は、ともに「期日を知らなかった」と説明。両陣営とも説明会終了後に資料を持ち帰ったという。
町選挙管理委員会と黒石警察署、大鰐郵便局がそれぞれ選挙運動に関する注意事項などを説明する予定だったが、定刻になっても誰も現れず、10分待って中止した。
その直後に会場に現れた山田氏は「分からなかった。後援会長から誰も出ていないと電話があり、急いで来た」と説明。二川原氏は取材に対し「日程を知らなかったし、後援会から誰かが出席すると思っていた」とした。
町選管は選挙に関する日程を広報、回覧で周知しており、「前回から変わった点もあり、きちんと説明したかったのだが」と困惑気味。藤田紀雄委員長は「今までにないことで残念。立候補するなら回覧などを注意して見るはずだし、良識ある対応をしてほしい」と苦言を呈した。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100531t11017.htm
教育・福祉の実績信任 岩沼市長に井口氏4選、新人急追かわす
4選が決まり、支持者と握手して喜び合う井口経明さん=30日午後10時40分、岩沼市桜2丁目の事務所
現職と新人の一騎打ちとなった岩沼市長選で、有権者は経験豊富な井口経明さん(64)をリーダーに選んだ。相手の新人候補が多選批判を展開し、厳しい戦いを強いられたが、教育や福祉を中心とした3期12年の実績を強調し勝利した。8年ぶりの選挙戦を制した事務所は30日夜、4期目の船出を祝い、沸き返った。
午後10時40分すぎ、同市桜2丁目の事務所に当選の報が入ると、集まった大勢の支持者は「よし、決まった」と一斉に歓声を上げた。
支持者の前に、妻綾子さん(55)と姿を見せた井口さんは「大変厳しい戦いだったが、皆さんに支えていただいた。『健幸都市』を地道に具現化する。正しい批判にはしっかり耳を傾け、反省し、まちづくりを進めたい」と語った。
現職首長で4期目に入るのは県内13市ではただ一人。周辺自治体をまとめる「県南サミット」会長でもある。事務所には近隣首長も駆け付け、ベテラン市長の4選を祝った。
手堅い行政手腕で知られ、選挙態勢は盤石とみられていた井口さん。しかし今回、新人の急速な追い上げに遭った。村井嘉浩知事が選挙戦前後に2度、応援に入るなど支持固めに躍起になった。それだけに陣営の喜びはひとしおで、支持者らは夜遅くまで勝利の味をかみしめた。
◎多選の重み胸に市政かじ取りを
【解説】岩沼市長選は、現職の井口経明氏が新人の大友健氏の猛追を振り切り、今後4年間のかじ取り役を担うことになった。福祉や教育面などの3期12年の実績と、安定した行政手腕が市民に認められた結果といえる。
井口氏は「岩沼の将来にしっかりとした道筋をつける」と主張した。高齢化社会への対応や子育て・教育環境の充実などの政策を語り、幅広い層の支持を得た。
ただ、選挙戦は盤石とはいえなかった。大友氏から「現職は前回の無投票の後、市民や議会の声を聞かなくなった。市職員も現職の独善的な姿勢に萎縮(いしゅく)している」と厳しい多選批判を浴びた。
選挙期間中、街では市民から「最近市長の姿を見かけない。本当に私たちのことを考えてくれているのだろうか」という不満の声が漏れた。
井口氏は「選挙のたびに政策をお話しし、市民の厳しい審判を受けてきた」と反論する。しかし、今回の選挙で大友氏が獲得した票の中には、現職への批判票が数多く含まれているといっていい。井口氏は票の重みを真摯(しんし)に受け止める必要がある。
今回は、政策的な争点が最後まで浮かばなかった。大友氏が現職の壁を崩せなかった一因は、政策論争で明確な対立軸を打ち出せなかったことにある。投票のあった前々回より低い投票率がその証左だ。
県内の市長で4選はただ一人。井口氏が市政運営にどのような姿勢で臨むのか、市民はじっと見つめている。(岩沼支局・小島直広)
<岩沼市長選開票結果(選管最終)>
当 9,715 井口経明 無現(4)
7,949 大友健 無新
2010年05月31日月曜日
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100531ddlk04010172000c.html
選挙:岩沼市長選 井口氏が4選 大友氏、知名度不足響く /宮城
任期満了に伴う岩沼市長選は30日投開票され、現職の井口経明氏(64)が、新人で前市議の大友健氏(60)を破り4選を果たした。
当選の一報が伝わると、井口氏は事務所に詰め掛けた支援者らと握手を交わし、万歳三唱。「大変厳しい戦いだったが、12年間の実績が評価された。市民目線で無駄を省く行財政改革に取り組み、『健幸(けんこう)先進都市』を築いていく」と抱負を述べた。
「2010年代の道筋を付けたい」と選挙戦に臨んだ井口氏は、東北随一の健全財政の実現や大手パン工場の誘致など、3期12年の実績をアピール。建設業界や農協、市職員労組などから支援を受け、幅広い層で支持を獲得した。
政策面では「健康で長生きして、幸せが実感できる街づくり」をテーマに、JR岩沼駅前の整備や中心市街地の活性化、教育・福祉・子育て支援の充実などを公約に掲げ、浮動票の取り込みにも成功した。
大友氏は「多選による行政のマンネリ化阻止」を訴え、市議5人と連携した草の根選挙活動を展開。市民参加型の事業仕分けなど、大胆な市役所改革の必要性を主張したが、最後まで知名度不足が響いた。
投票率は51・43%。当日有権者数は3万4681人。【鈴木一也、比嘉洋】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 9715 井口経明 64 無現
7949 大友健 60 無新
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◇岩沼市長略歴
井口経明(いぐち・つねあき) 64 無現(4)
市長[歴]市議・市議長▽市社会福祉協議会長▽全国社協地域福祉推進委副委員長▽宮城教育大
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100601-OYT8T01173.htm
現職平山氏と新人櫛引氏の自民分裂選挙へ
五所川原市長選 6日の告示迫る
五所川原市長選が6日に告示される。これまでに出馬表明したのは、再選を目指す現職の平山誠敏(69)(自民、公明推薦)、自民党を離党した県議で新人の櫛引ユキ子(56)の2氏。前回市長選で自民党の県議から市長に転身した平山氏と、その後継に就いた櫛引氏が真っ向から相まみえる自民分裂選挙となる見込みだ。「1期4年の実績」を強調する現職に対し、「県内初の女性首長を」と訴える新人。もともと支持基盤の重なる2氏がそれぞれ独自色を打ち出して前哨戦を繰り広げる展開に、間近に迫った参院選にしこりが残らないか懸念も広がる。(谷川広二郎、沼尻知子)
■「びっくりした」
「正直言ってびっくりした」。平山氏は選挙向けの公約を説明した5月24日の記者会見で、櫛引氏の出馬表明に動揺を隠せない様子だった。陣営はその2か月前まで、今回の選挙は無投票とみていた。そこに飛び込んできた櫛引氏擁立の動き。市長に転身して以降、後継県議として連携してきた櫛引氏は声に推され反旗を翻し、4月に出馬を正式表明した。
櫛引氏を擁立した市議会の自民党系の第2会派「誠風会」(8人)は、前回市長選で平山氏を支援した。しかし、市長派の第1会派「自民クラブ」(10人)に主導権を握られ、これに反発しての擁立劇だった。櫛引氏は前回の県議選で、五所川市選挙区でトップ当選。平山氏陣営の危機感はひときわ強い。
■説得工作が不調
「非常に残念だ」。自民党の大島幹事長は5月21日の党県連役員会後、櫛引氏の説得工作が不調に終わったことを明かし、参院選への影響を懸念した。「ついこの間まで仲間としてやってきた。影響は少なくない」
県連はこの日、申請のあった平山氏の推薦を決めた。市議会の自民党系会派「誠風会」のほか、「自民クラブ」を離脱した一部市議も櫛引氏を支援する分裂選挙。しかし県連は、これら市議に懲罰しない方針だ。「ここで亀裂を決定的にしてしまえば、参院選が戦えなくなる」。自民党関係者は苦虫をかみつぶす。
一方の櫛引氏は「幅広い支援を得たい」と、あえて政党の推薦を求めず、「市民党」を掲げる。そんな中で、民主党の一部県議らは櫛引氏を支援。「櫛引氏が当選すれば、恩義を感じた人が参院選で民主党に入れてくれるはず」。民主党の関係者は思惑を語る。
■独自色出す
もともと同士だった2氏だけに、ともに独自色を打ち出すのに躍起だ。
平山氏は、1期4年で進めた財政再建などの実績を掲げ、行財政改革の継続を訴える。2期目の公約に妊婦健診の完全無料化をあげ、女性票の取り込みも意識する。
対する櫛引氏は、「県内初の女性首長」を前面に打ち出し、平山氏の進めた行財政改革を「削りすぎ」と批判。各種団体の補助金復活や、農林水産予算・教育予算の拡充を訴えている。
投開票は13日。6日に1週間の舌戦の火ぶたが切られる。
(2010年6月2日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001006040002
知事選めぐり動き活発化
2010年06月04日
自民党県連は3日、今秋の知事選に立候補が見込まれる現職の佐藤雄平氏に対し、政策協定を結ぶことを前提に支援する方針を決めた。一方、佐藤氏の有力な支持基盤の連合福島の影山道幸会長は同日、「相乗り選挙はしたくない」と自民党の動きを牽制(けんせい)。知事選に向け、駆け引きが活発になってきた。(村上晃一、中川透)
●自民県連「協定結び支援」/連合福島「相乗りはいや」
自民党県連は福島市内で、党県議らによる党議を開催。斎藤健治幹事長が終了後、記者団に「知事の4年間の実績とこれから掲げる政策を踏まえ、自民党の考え方をしっかり示す」と述べた。党県連として求める政策について、佐藤氏と協定を結んだうえで、推薦か支持をする考えだ。
佐藤氏が立候補を表明するとみられる6月県議会初日の15日までに結べるよう、知事側と交渉に入りたい考え。斎藤氏は「政策協定をせずに佐藤氏を支援することはない」とも述べた。党の議員OBや支持団体に、「政策協定を結んで支援の態勢を作ってほしい」との声があるという。
佐藤氏は前回の2006年の知事選で、民主、社民両党の推薦で当選した。対する自民は、現参院議員の森雅子氏を擁立して対決。佐藤氏は現在、特定政党に偏らない「県民党」のスタンス。このため民主、社民両党は協定を結ばずに同氏を支援する方針だ。
まだ立候補も表明しない佐藤氏と政策協定を結ぶ意向の自民党に対し、民主党内には不快感を示す声がある。ある県議は「なぜ(立候補を)表明もしていないうちから政策協定となるのか。結べば表明したことになる」と話す。実際に協定が結ばれるかは、不透明な状況だ。協定が結ばれないならば、自民党は15日までに独自候補を擁立するかどうかを考えることになる。
前回の知事選で民主党などとともに佐藤氏を支えた連合福島。影山会長は3日に開かれた執行委員会で、自民党との相乗り選挙は好ましくないとの考えを表明。「県民党の立場で(佐藤氏を)担ぎ出した4年前の経緯がある。その点が最も大切だ」と述べた。
連合福島は来週、民主党県連、社民党県連合、県議会会派の県民連合とともに自民党県連への対応など知事選への取り組みを話し合う予定だ。
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100608ddlk03010112000c.html
選挙:県議選・釜石選挙区補選 上野氏が出馬断念 体調不良を理由に /岩手
今夏にも予想される県議選釜石選挙区補欠選挙で、自民党公認で立候補する意思を固めた大槌町の元会社員、上野拓也氏(33)は7日、毎日新聞の取材に対し、体調不良を理由に出馬を断念する意向を明らかにした。
上野氏によると、出馬の意思を固めた直後に体調を崩し、5日に医師の診察を経て「立候補は精神的に無理」と判断したという。
上野氏の擁立に動いた自民党釜石市支部関係者らは「相当なプレッシャーを与えたようだ。本人の今後のことも考え、意思を尊重したい」として出馬辞退を受け入れる方針。上野氏に代わる候補者の擁立を急ぐことになった。【鬼山親芳】
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001006080002
五所川原市長選に2氏 保守同士一騎打ちに
2010年06月08日
櫛引ユキ子氏
平山誠敏氏
五所川原市長選が6日告示され、新顔で自民党を離党した前県議の櫛引ユキ子氏と、再選を目指す平山誠敏氏=自民、公明推薦=の無所属の2人が立候補した。財政再建のあり方などをめぐり、激しい保守対決が予想される。7日から市内3カ所で期日前投票も始まった。投票は13日で、即日開票される。
櫛引氏は同市一ツ谷の選挙事務所で出陣式。地元市議12人のほか、民主党の今博県議らが応援に駆けつけた。今氏は支持者らを前に「いよいよ幸せを勝ち取る大きなチャンスがきた」と呼びかけた。櫛引氏は商業施設の駐車場で第一声をあげた後、各所で街頭演説に立ち、支持を訴えた。
平山氏は同市鎌谷町の事務所近くで第一声。地元市議15人や自民県議らが支援しており、市議は「国の事業仕分けどころではない行財政のカットを実現してきた」「1期目で見事に財政を黒字化させた」などと実績をPR。第一声の後、平山氏は選挙カーに乗り込み、市内を回った。
13日は市内38カ所に投票所が設けられる。期日前投票は12日まで市役所など3カ所で。5日現在の選挙人名簿登録者数は5万678人。
■候補者の第一声■
《櫛引ユキ子氏》
女性パワーを最大限に生かしてトップセールスに励み、市民に開かれた市政を行う。
市民の命を守る中核病院は必要。しかし、情報を市民に公開してみなさんの判断をいただき、財政的に五所川原に見合った医療施設を建設することが大事だ。一緒に検証したい。
二つ目は、農商工連携によって農家が苦労して作った地元の農産物を加工することで雇用の場を増やす。地元の消費だけでなく、学校給食への導入や県外への売り出しで、その販路を拡大する。
三つ目は高齢者や女性、子どものために働く。教育予算が削られ、紙1枚買うのに苦労している。素晴らしい人材を出せるよう子どもたちを育てることが大事だ。
中心市街地の再生計画はみなさんと考え、買い物難民が出ないようにしたい。合併では地域に大きな格差ができている。全国から注目される市に生まれ変わるために努力したい。
《平山誠敏氏》
何よりも、財政健全化が必要との思いでやってきた。いくら立派なマニフェストを作っても、財源がなければ何もできない。北海道夕張市のように財政破綻(は・たん)させてはならない。
3年前に事業仕分けもし、2008年度決算で5億円の黒字を計上できた。行財政改革もようやく軌道に乗ってきた。これから市民の福利厚生のための予算もつけられる。
喫緊の課題は、市民の安心と安全を守る新病院だ。最大の懸案だった予算についても、(市の財政負担を少なくする)国からの交付税措置もある。地域の自治体の財政状況でも十分にやっていけると自信を持っている。
12月には東北新幹線が青森まで来る。これからは観光による地域振興と雇用確保も重要だ。そして加工産業の育成、誘致を通して地域の産業基盤をしっかりさせる。これからの4年間、市民とともに活力のある住みよい豊かな町を築いていきたい。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100608-OYT8T00009.htm
五所川原市長選
自民分裂 現新一騎打ち市議会ほぼ二分の激戦
五所川原市長選が6日に告示され、いずれも無所属で、新人の元県議・櫛引ユキ子氏(56)と、現職の平山誠敏氏(69)(自民、公明推薦)の2人が立候補を届け出た。県内初の女性市長を目指す新人と、1期4年の実績を強調する現職が、激しい一騎打ちを繰り広げている。投票は13日、即日開票される。
櫛引氏は6日午前8時、同市一ッ谷の選挙事務所で出陣式。午前9時過ぎから同市唐笠柳のスーパー前で第一声に臨み、「新しい五所川原市にしたい。街の再生、全国から注目される街に生まれ変わらせる努力をしたい」と刷新を訴えた。自民系の市議や民主党の県議らも応援に駆けつけた。この日は市内4か所で街頭遊説をこなした。
平山氏は同日午前9時、同市鎌谷町の選挙事務所近くの書店前で第一声。行財政改革など1期4年の実績を強調し、「財源がなければ何も実現しない。夕張市のように財政破綻(はたん)は絶対にしてはならない」と声を張り上げた。市内5か所で街頭遊説に臨み、同市唐笠柳のエルムの街には自民党や公明党の県議や市議らも集まった。
櫛引氏は立候補により県議を自動失職。自民党の県議出身の両氏による自民分裂選挙は、市議会もほぼ二分する激戦が予想される。
5日現在の選挙人名簿登録者数は5万678人。
(2010年6月8日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100610t11022.htm
仙台市議会定数削減案 採決方法で揺れる議員
8日開会した仙台市議会(定数60、欠員3)6月定例会で、焦点の議員定数を55に削減する条例改正案の審議をめぐり、採決方法に注目が集まっている。削減を訴える21議員は、個々の賛否が明確になる記名投票か起立採決での議決を訴え、共産党市議団も同調する構え。採決論議の行方は、削減案への対応を決めかねている議員の判断にも影響しそうだ。(報道部・門田一徳)
各会派の定数削減案に対する主張は表の通り。採決は、早ければ18日の一般質問終了後に行い、採決方法は同日の市議会で協議する。
現時点で有力なのは投票による採決。投票には「記名」と「無記名」があり、どちらを採用するかは、議会での協議か議員の投票で決める。
記名投票を求める削減派は、現段階で過半数(29人)を満たしていない。しかし、共産党市議団(6人)が記名投票に賛成する方針を示しており、過半数まで「あと2」に迫る計算になる。
記名投票の狙いは、「改革推進」の立場を明確に市民に示すこと。議案への対応を決めかねている議員は「記名投票で反対すればマイナスイメージが強くなる」と、2011年4月の選挙への影響を気にかける。削減案を提出した改革フォーラムの田村稔会長は「悩んでいる議員が賛同できるよう努力したい」と強調する。
共産党市議団は、「民意を反映しづらくなる」と削減案には反対を表明しているが、「開かれた議会」を目指す立場から無記名投票には否定的だ。花木則彰幹事長は「(削減慎重派に)圧力をかけようとしているのは分かるが、(記名投票を)やめるべきだと言う気は全くない」と話す。
一方、削減案への態度を明確にしていない最大会派新しい翼と民主クラブ仙台は、採決方法の議論に神経をとがらせる。
新しい翼の柿沼敏万会長は「削減案を審議している段階で、採決方法にまで言及するのは甚だせんえつだ」と不快感を示す。民主クラブ仙台の木村勝好代表も「いろいろな思惑があるようだが、(定数削減の)本来的な議論からずれている」と批判的だ。
市議会が01年、定数を64から4減した時は起立採決だった。記名投票を会議規則に明記したのは02年。実現すれば「市議会史上初めて」(議会事務局)になる。
定数削減案は青葉区を2減、宮城野、若林、太白の3区をそれぞれ1減する内容。実施は11年4月の改選から。改革フォーラム、公明党市議団、改革民主の3会派と無所属の2議員が提案した。
2010年06月10日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100612t61015.htm
佐藤福島知事、15日にも再選出馬表明 各党の思惑交錯
佐藤知事(右)に文書を提出する自民党県議ら=福島県庁
任期満了(11月11日)に伴う今秋の福島県知事選で、政党と距離を置く「県民党」を掲げる現職の佐藤雄平知事(62)に、その政党が働き掛けを強めている。前回2006年の知事選で対立候補を擁立して敗れた自民党県連は、推薦を望んで政策協定などを要請。前回、佐藤知事を推薦し、今回も支援する民主、社民の両党県連は、自民党と接近しないよう知事をけん制する。佐藤知事は15日にも再選を目指し立候補を表明するとみられるが、各党の思惑が交錯する複雑な「相乗り」の構図になりつつある。
<「ずれ」浮き彫り>
11日、自民県連の斎藤健治幹事長ら県議6人が知事室を訪ねた。財政対策の強化や地域医療の充実など20項目を盛り込んだ文書を佐藤知事に手渡し、選挙で支援する方針を伝えた。
文書に「政策協定」などの言葉や署名欄はなかったが、知事室を出た斎藤幹事長は「政策協定を結んだものと理解してほしい」と強調。佐藤知事は「県民党ということを理解していただき、要請として受け止めている」と述べ、両者の認識のずれが浮き彫りになった。
自民党県議らが佐藤知事との「政策協定」に執着する背景には、参院選や来春の県議選への危機感がある。昨年の衆院選で県内の5小選挙区で民主党に全敗を喫した。党勢回復のために「県政与党」の立場をアピールしたいとの思惑が見え隠れする。
<「県民党」を尊重>
前回、民主党参院議員だった佐藤知事を当選させた民主、社民両党県連は7日、知事が掲げる「県民党」を尊重し、今回は推薦の形を取らずに支援することを決めた。
両党県連は本年度スタートした県の長期総合計画を挙げ、「政策協定より具体性がある。さらに政策協定を結び、知事の負担を増やすことは『与党』がやることではない」と説明する。
ただ、支援の前提条件がある。佐藤知事がいずれの政党の推薦も受けず、政策協定も交わさないことだ。7日に知事に支援の方針を伝えた際も、「県民党ということを理解しながら対応する」と念を押した。関係者は「自民党などから推薦を受けたりするな、ということだ」と解説する。
知事選で対立候補を擁立する方針の共産党県委員会の久保田仁委員長は、政策協定すら結ばずに支援する各党の姿勢に首をかしげ、「県政を点検し、その結果を政策協定などの形で県民に示すことが政党の責任だ」と批判する。
佐藤知事はどの政党からも推薦などを受けず、「純粋県民党」として立候補を目指すことが確実。一方で、民主、自民などの各党がそれぞれ知事との距離の近さをアピールする。県民にとって分かりにくい選挙になりそうだ。
2010年06月12日土曜日
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>>1211>>1214
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100614-OYT8T00068.htm
五所川原市長 平山氏再選
自民分裂戦 組織力勝る
再選を果たし支持者と万歳をする平山誠敏氏(13日午後10時37分、五所川原市鎌谷町の事務所で)=三上津与美撮影 五所川原市長選は13日に投開票が行われ、無所属で現職の平山誠敏氏(69)(自民、公明推薦)が、無所属新人の元県議・櫛引ユキ子氏(57)を破り、再選を果たした。自民分裂となった激戦は、実績と継続の必要性を訴えた平山氏が組織力で勝り、政党の推薦を受けずに草の根運動を展開した櫛引氏を退けた。当日有権者数は4万9928人。投票率は77・35%で、前回の69・43%を上回った。
五所川原市鎌谷町の平山氏の事務所は当選が確実になると、詰めかけた支持者の歓声で包まれた。平山氏は「市民が将来を考えてくれた。市政発展のため、合併した3市町村の一体感を出すため、仕事をしたい」と抱負を語った。
選挙戦は、平山氏が昨年12月にいち早く出馬表明し、無投票当選との見方が広がった。しかし、一部の自民党系の市議が櫛引氏を担ぎ出し、ともに自民党の元県議だった両氏がたもとを分かつ分裂選挙となった。
平山氏は、市長に就任した4年前に赤字だった市財政を行財政改革で黒字に転換した実績を強調。また争点となった病院再編については、中心となる中核病院の医師を確保し、計画通り2013年度に開院すると公約に掲げた。
選挙序盤は、「県内初の女性首長を」と勢いづいた櫛引氏を追いかける戦いとなったが、その後、推薦を受けた自民や公明、市長派の15人の市議、後援会が組織固めをてこ入れし、優位に選挙戦を進めた。
一方の櫛引氏は、中核病院の計画が適切かどうか検証するとし、「発展的な見直し」を公約に掲げた。12人の市議団や民主党の県議らの支持も受け、女性の支持者を動員する選挙戦に徹したが、平山氏と同じ自民出身であることで、訴えも明確な対立軸が示せず、組織力の差も響いた。
(2010年6月14日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/06/11877.html
2010/6/14 月曜日
現職平山氏が再選 櫛引氏に1301票差/五所川原市長選
任期満了に伴う五所川原市長選は13日投票が行われ、即日開票の結果、組織で勝る現職の平山誠敏氏(69)=自民、公明党推薦=が1万9817票を獲得、追いすがる前県議で新人の櫛引ユキ子氏(57)をわずか1301票の差でかわして再選を果たした。平山氏は1期4年の財政健全化への取り組みを強調、つがる西北五広域連合中核病院(仮称)の計画を着実に進めることなどを挙げ、「県内初の女性市長」を目指し市政刷新を訴えた櫛引氏との一騎打ちを制した。激戦を反映し投票率は77.35%で、前回(2006年7月)の69.43%を7.92ポイント上回った。
投票は市内38カ所で午前7時から午後8時まで行われ、午後9時25分から五所川原市民体育館で開票が行われた。
今回の市長選は保守系2人による市政の継続か刷新かが大きな焦点となった。市議会も与党会派が割れ、平山氏支持は15人、櫛引氏支援は12人となった。
平山氏は06年度の赤字財政を07年度には黒字転換させた経営手腕を前面にアピール。今後、財政健全化路線を堅持しつつ「未来の子供たちのために!」と、学童保育未設置地区解消や子宮頸(けい)がん予防ワクチンの無料接種、五所川原ブランドの販路開拓チーム結成など7分野で29の公約をまとめた。
昨年12月の平山氏の出馬決断後、陣営では「無投票では」という気の緩みもあり、櫛引氏の出馬に浮き足立った。だが、後援会青年部を中心に持ち前の組織力を発揮し、対立候補を意識して結成された女性会もミニ集会などで精力的に活動。自民党と公明党の支援も受けた組織票にとどまらず、幅広く票を取り込んだ。
櫛引氏は「今こそ市政に新しい風を」をスローガンに、つがる西北五広域連合中核病院(仮称)計画見直しなど三つを重点政策に4項目で19の約束を挙げ、「県内初の女性市長」を合言葉に市政刷新を訴えた。
現場に足を運び対話を重視しながら運動を展開。合併後の格差に不満を持つ金木や市浦地区、女性を中心に党派にこだわらない「市民党」で多くの支援者を得た。
しかし、争点の一つ中核病院建設見直しでは具体的な見直し内容や見通しを示せず、市の厳しい財政を知る市民の「現状維持」の壁を打ち崩せなかった。
当選 19,817 平山 誠敏(69)無・現
18,516 櫛引ユキ子(57)無・新
▽有権者数49,928
▽投票者数38,617
▽投票率77.35%
▽有効票38,333
▽無効票260
▽不受理0
▽持ち帰り24
(市選管確定、敬称略)
【写真説明】再選を決め、支持者の祝福に応える平山氏と妻の美保子さん(13日午後10時40分)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6803
>栗原市内で開かれた市川一朗氏(73)を囲む会。あいさつに立った栗原市の佐藤勇市長は「首長なので他の候補者のマイクも持つが、心は市川さん」と力を込めた。
>民主党現職の桜井充氏(54)の支援を公言するのは岩沼市の井口経明市長。
>仙台市の奥山恵美子市長は「桜井さんのパーティーは出席したが、事務所開きの案内は断るし、公示後もマイクは握らない」。石巻市の亀山紘市長は「自民にも民主にも世話になっているので、要請があれば出席する」という立場だ。
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>>759>>1086
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6589
選挙:参院選 土田・東根市長、民主・梅津氏を支持「市の発展にパイプ必要」 /山形
東根市の土田正剛市長は毎日新聞の取材に、参院選山形選挙区(改選数1)で民主新人の梅津庸成氏(43)を支持すると明らかにした。土田市長は自民県連元幹事長で、93年の知事選には自民推薦で立候補した。しかし、昨年8月の衆院選では一転して民主の近藤洋介衆院議員を支援した。
梅津氏を支持する理由について土田市長は「民主党が政権与党になった今、市の発展のためには国との強固なパイプが必要。市長として市民に責任を果たさなければならない」と説明した。土田市長は衆院選で近藤氏を支持した時は「民主を応援するのではなく、あくまで個人への支援」としていた。また、梅津氏が山形東高、慶大の後輩に当たることも支持する理由に挙げた。19日に同市で開く自身の後援会の会合に梅津氏を招き支持者に紹介する予定。
土田市長は梅津氏が参院選への立候補を表明した翌3月10日に近藤氏と梅津氏から支援の要請を受け、先月までに支持を決めていた。【林奈緒美、浅妻博之】
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>>1037>>1048
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001006240002
南相馬市長への問責決議を可決
2010年06月24日
●「公約方向性示さず」
南相馬市議会(定数26、欠員1)は23日の本会議で、桜井勝延市長に対し、「市長就任から5カ月が経過するのに公約実現の方向性が示されない」などを理由に問責決議案が提案され、賛成16、反対8で可決した。決議に法的拘束力はないが、11月に予定される市議選を前に、反桜井市政の市議が多数派であることを示した格好となった。
決議案は市長野党会派議員が提出。「4年間での市債100億円削減などは実現不可能で、公約自体に財源的な裏付けがないことが露呈」「全会一致で昨年議決した(工業団地造成の)工業基盤基本計画策定事業は事業仕分けの結果、市長判断で廃止され、3200万円の調査費が無駄になった」などとしている。
桜井市長は議会後、報道陣の取材に「公約は市長給料50%減額などすでに実行。工業団地の件は企業の動向を各方面に照会した上で庁内で決めたもので独断ではない」と述べた。
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>>1215
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t11013.htm
仙台市議会、定数5減 来春改選から適用
仙台市議会6月定例会は23日、本会議を開き、議員定数を現行の60から55に削減する条例改正案を賛成多数で可決した。採決結果は賛成31、反対24、無効1。来年4月の市議選から適用する。市議会は現在、欠員3。議長を除く56人が無記名投票した。
各区の削減数は、議員1人当たりの人口を基に算出。青葉区(定数17)は2減、宮城野区(11)、若林区(8)、太白区(13)はそれぞれ1減。泉区(11)は現状維持とした。
削減案は改革フォーラム(9人)、公明党市議団(8人)、改革民主(2人)、無所属の2議員の計21人が共同提案。市議会の行財政改革などを理由に挙げた。
採決は、記名、無記名の投票方法を決める投票をそれぞれ行った結果、無記名に決定。最大会派新しい翼(14人)と民主クラブ仙台(9人)は自主投票、共産党市議団(6人)と社民党市議団(6人)は反対を表明し、採決に臨んだ。
定数削減は今年2月、野田譲議長が議会改革の最優先課題として各会派に提案。各会派の代表者会議で計11回の協議を重ねたが合意に至らなかった。今回、削減を求める議員が議員提案の形で条例改正案を提出した。
採決結果について、野田議長は「議論が足りないとの意見もあるが、市民が望んでいる方向で結論が出た」と述べた。
仙台市議会の定数削減案の可決は、2001年に法定数上限の64から4減して以来。
2010年06月24日木曜日
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名前未だぁ〜
2010参院選
自民県議12人が市川氏支援の会
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000591006230002
2010年06月23日
参院選の公示を控えた22日、自民党の県議12人が「市川一朗を支援する県議の会」を正式に発足させた。同会によると、12人の参加が確定し、今後の見込みも含めると同党の県議全38人の過半数に達するという。これで自民県連は分裂選挙になることが決定。選挙戦の展開次第では、自民支持の票が市川氏に大きく流れる可能性が出てきた。
会の代表世話人には菊地浩氏、顧問に渡辺和喜氏、事務局長に佐藤光樹氏の県議3人が就くことが決定。渡辺氏によると、参加見込みの県議も入れると「(38人の)過半数に達した」という。
渡辺氏は「県内のポスターはりやはがきの郵送、演説会など県内全域で手配できるメドがつき、当初の目的は達成できた」。菊地氏は「県連には会発足の話をして最終的に了承も得た。支持者からはこれで応援しやすくなったという激励もいただく。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)して、自民党への票を集めたい」と話している。
だが菊地氏が話すように、自民県連内部で円満に「解決」したとは、言い難い。
会発足の背景には、県連が1議席確保を優先、公募で選んだ熊谷大氏1人の支援を決めたことがあるからだ。
実際、同会はこの日、2回目の会合を開く予定だったが、「泥仕合になるのを避けたい」と見送り。また、「県連執行部から圧力をかけられる可能性がある」として、今後参加が見込まれる県議の氏名も明らかにしなかった。(上田学)
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>>1208
>立候補者説明会に出席「ゼロ」/大鰐町長選
かと思ったら
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100627223823.asp
大鰐町長選、同数抽選で山田氏
任期満了に伴う大鰐町長選は27日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で元町議の山田年伸氏(58)と、3選を目指した現職の二川原和男氏(68)=ともに無所属=の得票数が、ともに3524票と同数になった。町選挙管理委員会は公職選挙法の規定に基づき、くじ引きを行い、その結果、山田氏の初当選が決まった。投票率は71.57%で、前回の74.39%を2.82ポイント下回った。
当選 3,524 山田年伸 (58) 無新
3,524 二川原和男 (68) 無現
▽有権者数 9,941
▽投票者数 7,115
▽有効投票 7,048
▽無効 67
▽投票率 71.57%
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100628132415.asp
二川原陣営、異議申し出へ
大鰐町長選挙から一夜明けた28日、抽選の結果敗れた現職の二川原和男氏陣営は会合を開き、町選挙管理委員会へ、一両日中にも異議申し出することを決めた。
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無効票がちとおおい気がするが
名前も似てないし
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/06/12068.html
大鰐町長に抽選で山田氏初当選 2氏の得票同数
任期満了に伴う大鰐町長選は27日投票が行われ、即日開票の結果、元町議の新人山田年伸氏(58)=無所属=と3選を目指した現職二川原和男氏(68)=無所属=が3524票で同数という異例の結果となり、抽選の結果山田氏が初当選を果たした。投票率は71.57%で前回の74.39%を2.82ポイント下回った。
当選 3,524 山田 年伸(58)無・新
3,524 二川原和男(68)無・現
▽有権者数 9,941
▽投票者数 7,115
▽投 票 率 71.57%
▽有効投票 7,048
▽無 効 票 67
▽不 受 理 0
(町選管確定、敬称略)
県内で唯一、自治体財政健全化法に基づく早期健全化団体となった同町。今回の町長選は前回と同じ顔合わせで、財政再建に向け現町政の継続か刷新かが大きな争点となった。
山田氏は野党町議7人の支持を受け、厳しい財政状況下で大鰐温泉スキー場の全エリア営業を続ける現職の行政手法を批判。スキー場の国際エリアへの規模縮小などの行財政改革、基幹産業の農業振興を公約に掲げ、町政刷新を望む現職批判票の受け皿となった。二川原氏は与党町議5人の支持を得て、8年間の実績を強調、町政の継続的発展を訴えた。
27日午後8時50分から始まった開票作業はなかなか進まず、同10時10分すぎに得票が同数と発表されると両陣営からはともに「前代未聞だ」と驚きの声が上がった。
抽選の結果、当選者となった山田氏は町議、支持者らと抱き合って喜びを爆発させ「僅(きん)差での勝負と思っていたが、まさか同数とは。行財政改革を一日も早く成し遂げ、暮らしやすい明るいまちづくりを目指す」と述べた。
一方、二川原氏は「私の不徳の致すところ」と支持者らを前に頭を下げ「負けではなく同数」としてガンバロー三唱で気勢を上げた。陣営からは「やり直すべきだ」と、抽選での当選者決定に疑問を投げ掛ける声が上がった。
【写真説明】抽選の結果当選を勝ち取り、万歳三唱する山田氏
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t21006.htm
落選現職が異議申し立てへ 大鰐町長選、同票でくじ引き
くじ引きで当選者を決めた大鰐町長選。思わず手を合わせる立会人もいた=27日午後10時25分ごろ、大鰐町中央公民館
27日投開票の青森県大鰐町長選で、新人で元町議の山田年伸氏(58)と3選を目指した現職の二川原和男氏(68)の得票が同数となり、くじ引き抽選の結果、山田氏が当選した。「くじ引き決着」は、獲得票数の少ない市町村議選では時折あるが、首長選では極めて異例。青森県選管によると、県内の市町村長選で初めてという。二川原氏側は近く町選管に異議を申し立てる方針で、町を文字通り真っ二つにした選挙の余波は、しばらく続きそうだ。
27日夜の開票。午後10時すぎに得票がともに「3524」で並び、会場には驚きの声が上がった。選管が公選法に基づく抽選の実施を発表。番号が書かれた2枚の紙を入れた封筒から、藤田紀雄選挙長が1枚を引いた。山田氏の届け出順の番号「1」だった。
くじに当たったとの知らせに、山田氏は支持者らと抱き合い、「天命と思い、公約を実行していきたい」と語った。二川原氏は「訴えが十分浸透しなかった。反省している」と言葉少なだった。
山田、二川原両氏は前回2006年の町長選でも一騎打ちを演じ、494票差で二川原氏が再選を果たした。今回も町議7人が山田氏、5人が二川原氏を支援し、激戦を繰り広げた。
大鰐町は県内で唯一の早期健全化団体。選挙戦の争点は財政再建で、中でも赤字続きで町が財政支援する大鰐温泉スキー場の運営をめぐり、山田氏は規模縮小、二川原氏は当面の全面営業を主張した。山田氏の当選で町政の方向は転換する。
一夜明けた28日、町役場で当選証書を受け取った山田氏は「(同数は)全国的にもまれなケースで驚いた。しこりが残らないような町政運営をする」と決意を語った。
一方、二川原氏の後援会は「町政が大きく変わるのを、くじ引きで決めていいのか」と、得票確認の異議申し立てをする方針を決めた。後援会の藤田隆彦町議は「自分たちの目で票を確認するまで負けたと思わない」と、不満が収まらない様子だった。
2010年06月29日火曜日
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>>624>>631>>907
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100706-OYT1T00046.htm
迅速化のはずが公判前手続きに1年…元町長の買収
昨年4月の北秋田市長選で公職選挙法違反(買収、事前運動)の罪に問われた同市栄、元鷹巣町長の岩川徹被告(61)の公判前整理手続きが5日、ようやく終了した。
初公判は今月13日。裁判の迅速化に向け、証拠と争点を絞り込む目的で導入された公判前整理手続きだが、趣旨に反し1年近くの歳月を要した。岩川被告は、その間、保釈は認められなかった。
手続き後、取材に応じた弁護人は「証拠開示や証人の絞り込みに、検察、弁護側とも時間がかかり過ぎた。裁判はどう転ぶか分からないのに、事前に互いの手の内を見せ合うことには無理がある」と述べた。
岩川被告は、票のとりまとめなどの選挙協力の報酬として、同市上杉、無職二階堂甚一被告(62)(1・2審ともに有罪判決を受けて現在上告中)に対し、昨年2月と3月、計30万円を渡したとして同年7月13日に逮捕され、8月に起訴された。
被告は公判で、全面的に無罪を主張する見通し。
地裁などによると、公判は10月20日までに計7回開かれ、早ければ年内に結審するが、判決は来年にずれ込む可能性もあるという。
(2010年7月6日18時44分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001007090001
喜多方市議自殺か
2010年07月09日
8日午前8時半ごろ、喜多方市議で会社役員の庄司弘さん(55)=同市天満前=が、自身の経営する同市押切南2丁目の会社の倉庫で首をつった状態で死亡しているのが発見された。遺書とみられる自筆の文書もあったといい、喜多方署は自殺とみている。
庄司さんをめぐっては2008年2月以降、自宅倉庫や経営する自動車学校などで少なくとも5回、不審火とみられる火災が起きていた。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6923北海道
高橋はるみ知事は自民党候補の応援に奔走した昨夏の衆院選と打って変わり、候補者の応援を控えている。「体調不良」を理由にするが、高橋知事は自民推薦で当選した経緯があり、民主党政権下では目立った動きをしにくい事情もある。一方、上田文雄札幌市長は民主2候補の応援をする予定だ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/7017山形
元自民党県連幹事長の土田正剛東根市長は、後援者約600人を集めた19日の会合で「頭のてっぺんからつま先まで自民党だったが、市長の責任は重い。参院選では割り切って民主党政権を応援しようと思う」と宣言。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/6989宮城
21日夜、栗原市内で開かれた市川一朗氏(73)を囲む会。あいさつに立った栗原市の佐藤勇市長は「首長なので他の候補者のマイクも持つが、心は市川さん」と力を込めた。
民主党現職の桜井充氏(54)の支援を公言するのは岩沼市の井口経明市長。「桜井さんは市町村の状況を理解し、助言してくれる。(自分の)市長選でも世話になった」と語る。ほかの人も「呼ばれれば個人演説会ぐらいは顔を出す」という。
大崎市の伊藤康志市長は現職2人の事務所開きに相次いで出席した。市川氏を応援する理由は「政治経験が豊富で即戦力」、桜井氏は「与党だから」。政権交代がなければ、従来通り自民党候補を推していたかもしれない、と明かす。
仙台市の奥山恵美子市長は「桜井さんのパーティーは出席したが、事務所開きの案内は断るし、公示後もマイクは握らない」。石巻市の亀山紘市長は「自民にも民主にも世話になっているので、要請があれば出席する」という立場だ。
8人が名乗りを上げる混戦も首長たちを戸惑わせている。塩釜市の佐藤昭市長は「新人が市役所に来て熱い思いを語ったが、事務所開きは欠席した。一人行くと全部行かなきゃならなくなる」。亘理町の斎藤邦男町長も同様の理由で態度を保留している。
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>>1206
地域政党いわて:ってのもありましたねえ
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100710ddlk03010034000c.html
選挙:県議補選・盛岡選挙区 あす投開票 各陣営ラストスパート /岩手
自民党の2県議辞職に伴う県議盛岡選挙区補選(改選数2)が11日、投開票される。無所属の福井誠司氏(51)、ともに民主の高橋但馬氏(34)と軽石義則氏(49)、自民の村里洋子氏(54)、諸派の吉田敬子氏(32)のいずれも新人5人が立候補している。各陣営は投票に向けラストスパートに懸命だ。
政党支援を受けない福井氏は盛岡市議の実績を強調。雇用創出や地方自治確立を訴え、中小企業への浸透に努め、無党派層を狙う。
高橋氏は階猛衆院議員秘書の経歴を前面に出産・育児環境整備や観光振興などを掲げ、階氏らの後援会をフル回転させている。
労組の組織内候補である軽石氏は、民主県連や連合岩手などの組織戦を展開。雇用安定や労働環境整備、格差是正を訴えている。
村里氏は1993年のスキー世界選手権誘致の経験も強調。「岩手の母ちゃん」として主婦目線のスポーツ振興などを掲げる。
吉田氏は若さや女性、旧都南村出身をアピール。街頭演説を精力的にこなし、地域政党いわて所属5県議の総力戦で挑んでいる。【狩野智彦】
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◇県議盛岡区補選立候補者(改選数2−5、届け出順)
福井誠司 51 無新
酒卸売会社長[歴]盛岡青年会議所役員▽盛岡市議▽早大
高橋但馬 34 民新
[元]階猛衆院議員公設秘書▽高清建設常務▽東洋大
軽石義則 49 民新
岩手友愛会長▽連合岩手会長代行▽黒沢尻工高
村里洋子 54 自新
党県女性局次長[歴]県スポーツ振興審議会委員▽明大
吉田敬子 32 諸新
地域政党いわて役員[歴]青年海外協力隊員▽上智大
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001007120003
高橋但馬氏・吉田敬子氏が当選 県議補選
2010年07月12日
県議補選盛岡選挙区(被選挙数2)は11日に投開票され、元衆院議員秘書の高橋但馬(34)=民主党=、元青年海外協力隊員の吉田敬子(32)=地域政党いわて=の両氏が初当選を決めた。2人のほかに、元盛岡市議の福井誠司(51)=無所属=、労働団体の岩手友愛会会長の軽石義則(49)=民主党=、元県社会教育委員の村里洋子(54)=自民党=の3氏が立候補していた。当日有権者数は23万4831人。投票率は58・77%だった。
高橋氏は民主党の階猛衆院議員の秘書を2年半務めた経験や若さを主張。達増拓也知事や階氏の後援会が支持に回るなど、党の手厚い支援を受けた。一方、選挙前に21議席の同党は8月の県議補選釜石選挙区(被選挙数2)とあわせて単独過半数の25議席を目指したが、軽石氏の落選でかなわなかった。
大激戦の2位争いを制した吉田氏は、県議会で最年少の女性議員となる。選挙戦では「政治経験のない若い女性が議会に入れば政治が変わる」と訴え、地域政党いわてが基本理念に掲げる「住民の縮図としての議会」の実現を主張した。4月結党の地域政党いわては、補選は市民の期待のバロメーターになると位置づけ、組織や団体に頼り切らない選挙戦を進めた。吉田氏も千回以上街頭演説をし、無党派層の取り込みに成功した。
村里氏は立候補表明の遅れから追い上げたが、あと一歩届かず。欠員2議席は元々自民だったが、1議席も回復できなかった。軽石氏は組織以外の支持の広がりに欠けた。福井氏は無所属を強調したが、支持は広がらなかった。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100712_5
激戦制した30代 県政界に新風送る、県議盛岡補選
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11日投開票が行われた県議会盛岡選挙区補選(欠員2)は新人5人の激戦の末、30代男女が当選を果たした。民主党公認で政党役員の高橋但馬さん(34)は圧勝でトップ当選、政治団体・地域政党いわて公認で元青年海外協力隊員の吉田敬子さん(32)は小差で抜け出し、喜びを爆発させた。自民党公認で盛岡ユネスコ協会理事の村里洋子さん(54)、民主党公認で岩手友愛会会長の軽石義則さん(49)、無所属で前盛岡市議の福井誠司さん(51)は無念さをにじませた.
【高橋さん陣営】「父が果たせなかった県議になる。父が掲げた以上のものを残したい」。午後11時15分、盛岡市菜園1丁目の事務所に当確の一報が入り、高橋さんは喜びをかみしめるように表現した。
盛岡市議を4期務めた父金兵衛さんの姿を追い政治の道を志した高橋さん。念願の県議の座を勝ち取り、地元繋地区の人たちと歓喜を分かち合った。
若さを武器に走り抜いた選挙戦。県政界に新風を送り込む。
【吉田さん陣営】盛岡市津志田中央1丁目の事務所には約40人の支持者が詰め掛け、午後11時50分ごろに当確の一報が届くと、大きな歓声と拍手に包まれた。
政治家を志してわずか1カ月半、約千回の街頭演説をこなすなど無我夢中で走り続け、勝利を手にした。吉田さんは「きょうが政治家としての始まり。たくさんの人に勇気や希望を与え、岩手をより良くしたい」と一言一言かみしめるように喜びを語った。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100713_02.htm
「知事の恩返し」山形県政に余波? 支援の自民・岸氏当選
岸氏の個人演説会に駆け付けた吉村知事(右)。今後、県議会での最大野党・自民党との距離感はどう変化するか=1日、山形県西川町
参院選山形選挙区(改選数1)では、吉村美栄子知事(59)が支援した自民党現職の岸宏一氏(70)が3選を果たした。昨年1月の知事選で岸氏の支援を受け、初当選を果たした知事の「恩返し」。吉村氏は個人的理由による応援を強調するが、知事が国政の野党を応援するのは勇気がいる。ただ、自民党は県議会の多数派野党でもあり、来春の統一選をにらみ、地殻変動の兆しも見える。
「難しい中での判断でございました。悩んだ末の決断。ご理解をいただきたい」。吉村氏は12日の定例記者会見で岸氏の当選について問われ、慎重に言葉を選んだ。
岸氏への祝意に続き、落選した民主党新人の梅津庸成氏(43)の名も挙げ、「ほかの方々も善戦された。ほぼ無名の新人からスタートし、素晴らしい戦いぶりと聞いている」と賛辞を贈った。
県議会は定数44のうち自民党が32議席(議長・副議長含む)を占める。民主、共産、社民の各党と岸氏の支援を受けた吉村氏にとり、県議会自民党は基本的に野党だ。
今回の岸氏支援で、知事と自民党の距離感は縮まるのか。自民党県連幹事長の今井栄喜県議は11日夜、「是々非々の立場は変わらない」と断った上で、「吉村知事の支援表明で、支持の幅が広がった。知事とは心のつながりが生まれそうな気がする」と目尻を下げた。
吉村氏はどうか。吉村氏は「岸氏だから支援したのであり、自民党だからではない」としつつも、「わたしという人間を理解してもらったと思っている」とも述べ、親近感を否定はしなかった。
県議会は来春の統一選で改選を控える。参院選で顕在化した知事と自民党との接近に、県議には「知事とうまくいっている方が有権者には好ましい」との積極論と、「県議会がオール与党化するのは得策ではない」という慎重論が交錯する。
和嶋未希民主党県連会長は「吉村知事の支援表明が投票結果に影響を与えたとは考えていない」として、静観の構え。
みんなの党は「今回の行動で県政界に変化が起こるとは考えがたい」(佐藤丈晴酒田市議)と分析。共産党は「吉村知事と民主党の関係は複雑になる」(本間和也県委員会委員長)と予測する。
◎「受けた恩、返さなければ」
吉村美栄子山形県知事が12日行った定例記者会見での一問一答は次の通り。
―参院選への見解は。
「県民の皆さんの判断が下った。岸宏一氏にはお祝いを申し上げたい。引き続き、参院議員として国政の場で地方の声を届けていただきたい」
「(岸氏への)支援表明は大変難しい中での判断。知事選では多くの立場から支援を受け、重責を担う立場に就くことができた。悩んだ末の決断だった。どのような状況であっても、受けた恩は返さなければ、人として通らない」
―県議会への影響は。
「結論から言うと何とも言えない。たまたま支援表明したのが自民党の方だった。個人的に恩返しをするという、それ以上のことは考えていない。岸氏だから支援したのであり、自民党だから、ではない」
―知事選で同じく支援を受けた民主党の鹿野道彦衆院議員(山形1区)には説明したのか。
「直接説明してはいないが、支援表明後に民主党陣営の方から『これ以上の行動は少し考えてほしい』という電話はあった」
―岸氏の当選祝いに駆け付けなかったのはなぜか。
「選挙戦終了時点でノーサイドというのがわたしのスタンス。(当選祝いのような)そういう場面までは出ないという考えを持っている」
―岸氏にお祝いは伝えたのか。
「今朝、留守電に『おめでとうございます』と一言吹き込んだ」
2010年07月13日火曜日
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>>67とか
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28058
助っ人医師は前市長、古巣の宮古病院に
患者の話を聞く内科医の熊坂さん 岩手県宮古市で昨年まで市長を務めた内科医の熊坂義裕さん(58)が、かつての勤務先である県立宮古病院で18日から日曜診療の当番に入ることが決まった。同病院は5月、無資格で医師を名乗った女性が着任寸前までこぎ着けた事件の舞台となるなど深刻な医師不足に悩んでおり、日曜や祝日の診療は地元開業医が交代で手伝っている状況となっている。23年ぶりとなる古巣への“復帰”に、熊坂さんは「少しでも病院の医師の負担が軽減できれば」と意気込んでいる。
熊坂さんは、弘前大学医学部を卒業後、同医学部付属病院に勤務。1985年に、妻の故郷である宮古市に赴任し、宮古病院の内科科長に着任した。
2年後には市内に個人医院を開設、97年に市長に初当選すると、昨年まで3期12年間を務めた。引退後は、医院で診察をこなしつつ、盛岡市の私立大学教授として管理栄養士の養成にもあたっている。
医師不足に悩む県内では、厚生労働省がまとめた10万人あたりの医師数(2008年)が191・9人と全国37位に沈む。都市部への偏在も顕著で、盛岡市から車で約2時間の宮古医療圏は、120人とさらに少ない。
こうした中、宮古市では開業医ら地元医師会有志が一昨年12月から、日曜や祝日診療の応援を始めた。今年4月からは、市の休日急患診療所を休止する代わりに、宮古病院の日曜診療にほとんどの医師が参加する仕組みになった。
熊坂さんの医院も、7月から2か月に1度、応援医師に加わることになった。熊坂さんは「自分もかつてお世話になった病院。勘も取り戻したし、少しでも力になりたい」と話す。
一方、宮古病院の菅野千治院長は「開業医の応援のおかげで、勤務医は病棟回りや書類整理の時間ができた。本当に助かる」と歓迎している。
(2010年7月15日 読売新聞)
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>>1230
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100715053.html
大鰐町長選 再点検しても票は同数だった
町長選の得票が同数となり、くじで新町長が決まった青森県大鰐町で15日、町選挙管理委員会がすべての票を再点検したが、同数との結果は変わらなかった。
落選した現職の二川原和男氏(68)の陣営が異議を申し立て、再点検した。この日は陣営関係者が見守る中、全票を調べ直し、2人の得票はともに3524票で間違いないことを確認した。
二川原氏は「結果は厳正に受けとめる」と淡々とした様子。一方、当選した新人の山田年伸氏(58)は「結果が覆るとは思っていなかったが、安心した」と話した。
同町長選は6月27日投開票。立候補した2人の得票数が同じだったため、公選法の規定に基づきくじ引きを実施した。
[ 2010年07月15日 16:23
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>>1236
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100716ddlk06010055000c.html
選挙:参院選 知事と自民、接近か 知事支援の自民・岸氏、3選で /山形
◇県連幹事長「新たな一面見られた」/吉村氏「私を理解された」
参院選山形選挙区(改選数1)で、吉村美栄子知事が支援した自民党現職の岸宏一氏(70)が3選したことで、知事と県議会(43人)野党の自民党(32人)との距離が微妙に接近しそうだ。自民党県連幹事長の今井栄喜県議は「我々が立てた候補者を応援してくれたことはありがたい。知事の新たな一面を見ることができた」と知事に感謝している。
昨年1月の知事選で、自民県議は大半が当時の現職斎藤弘氏を推しており、自民は県議会野党。このため、今井幹事長は参院選での支援に感謝しながらも「知事には是々非々で対応してきた。岸さんを応援したからといって、今後、もろ手を挙げて賛成とはいかない」と、くぎをさした。
一方、県議会与党の県政クラブ(8人)からは「オール与党化がいっそう進む」「これで吉村知事の2期目は安泰」などの声も上がっている。また、自民党は昨年9月議会で、吉村知事が公約に掲げた副知事定数削減の条例改正案に全員一致で賛成した経緯もあることから、県政クラブの土田広志代表は「既に自民党は牙が抜かれている」と指摘する。
これに対し、岸氏に敗れた民主党新人の梅津庸成氏(43)陣営の選対本部長を務めた和嶋未希民主県連会長は「知事の支援表明が、投票結果に大きく影響したとは考えていない」と主張。知事の影響力は小さかったとすることで、党内の知事への反発を和らげ、知事と民主との友好的な関係を変えたくないという配慮もにじんだ。
吉村知事は12日の定例会見で「たまたま(岸氏が)自民党だった。個人的な恩返しで、それ以上のことは考えていない。(県政への)影響は分からない」と強調した。一方で「(自民党に)私という人間を理解してもらったとは思っている」と述べ「恩返し」を貫いた自身の行動に自信をのぞかせていた。【林奈緒美】
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>>1192とか
盛岡市県議補選
参院選スレ7714より
。
自民は参院選と補選の連動に完全に失敗したんですね
>県議補選でも、雪文後援会長だった福井誠司との連携に失敗し、福井は無所属で出馬。村里擁立に切り替えざるを得なくなり、自民票は割れた。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100720k0000m010020000c.html
民主岩手県連:代表に小沢一郎前幹事長の就任要請
小沢一郎・前民主党幹事長=2010年6月撮影 民主党岩手県連は19日、盛岡市内で総務会を開き、参院選比例代表で落選した工藤堅太郎氏の県連代表の辞任を了承し、後任として県連最高顧問の小沢一郎前幹事長に就任を要請することを全会一致で決めた。
県連によると、小沢氏は要請を受諾する見通しで、近く新代表を正式に決める。小沢氏の県連トップ就任は、自由党時代の01年9月〜03年4月に県連会長を務めて以来約7年ぶり。任期は2011年に開催予定の県連大会まで。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/07/12437.html
ニュース2010/7/25 日曜日
知事選候補促す動き/民主県連
来年の県知事選に向け、民主党県連内では執行部に候補者選定を促す動きが出ている。県連にとって国政と県政のねじれ解消は最重要課題の一つ。同じく来年行われる統一地方選と連動した活動を展開するためにも、「知事選候補者選びを急ぐべき」との声が次第に強まっている。
県連は24日、青森市内で衆院議員4人、参院選で衆院選挙区ごとに設けた選対責任者の県議ら計9人が非公開で会議を開いた。複数の出席者によると、改めて参院選を総括し、統一地方選まで現執行部体制を維持することを確認。知事選については、横山北斗代表に候補者の人選を進めるよう要請した。「知事選候補者を国会議員、県議らを含め地元に密着した人物から選ぶ必要がある」といった発言もあったという。
知事選をめぐって自民党県連内は、三村申吾知事が参院選で同党公認候補者の街頭に立ったことなどから「三村氏に3選出馬の意思があれば支援すべき」という意見が大勢。
これらの情勢を受け、民主党県連内には「今後の会議で、横山代表を(知事選候補者の)最有力選択肢として提案したい」(今博県議)と具体名を挙げた意見も出始めている。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001007260002
花巻市議選 地域政党いわてが議席獲得
2010年07月26日
花巻市議選(定数34)は25日投票、即日開票され、新しい顔ぶれが決まった。地域政党いわては市町村議選で初めて候補者を擁立し、2議席を獲得した。当日の有権者は8万4272人、投票率は65・26%(前回72・88%)だった。
現職27人、前職2人、新顔5人の当選となった。政党別では社民党が3人、共産党と地域政党いわてがそれぞれ2人、公明党が1人、無所属26人が当選した。
地域政党いわては大原健氏と細川宏幸氏の2人が公認で立候補し、ともに当選。推薦の板垣武美氏も当選した。
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>>999
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100726ddlk06010093000c.html
選挙:尾花沢市長選 加藤氏が初当選 市民参加型の市政運営掲げ /山形
任期満了に伴う尾花沢市長選は25日投開票され、無所属新人で前県議の加藤国洋氏(63)が、同じく無所属新人で元市議会議長の菅原信博氏(59)を破り、初当選した。当日有権者数は1万6242人(男7792人、女8450人)。投票率は80・91%だった。
午後9時55分。開票所の陣営関係者から電話で当選確実が伝えられると、加藤氏の事務所は大歓声に包まれ、支持者らは涙を流し抱き合い初当選を喜んだ。加藤氏は「厳しい選挙だったが私の訴えを理解してもらった結果。これからは市民の皆さんと一緒に元気な尾花沢を作っていきたい」と喜びを語った。
加藤氏は県議11年の実績を訴え、市民参加型の市政運営を掲げ支持を広げた。
菅原氏は、集会などでの市民との対話を通じ支持拡大を図ったが広がりを欠いた。【浅妻博之】
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◇市長選開票結果
当 6946 加藤国洋 63 無新
6087 菅原信博 59 無新
=選管最終発表
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◇尾花沢市長略歴
加藤国洋(かとう・くにひろ) 63 無新(1)
[元]県議▽会社役員[歴]殖産銀行員▽市議▽日大
尾花沢市・北村山郡 定数1−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 加藤 国洋 60 自民 現 3 党県副幹事長
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001007270002
地域政党いわて 市議選でも「素人」当選
2010年07月27日
25日に投開票された花巻市議選で、地域政党いわてが公認した2人の候補者が当選した。11日の県議補選盛岡選挙区に続いて「政治の素人」を再び地方議会に送り込んだ。
◇
地域政党いわては、4月の結成以降2回目の選挙。7月の県議補選盛岡選挙区同様、政治経験のない元建設会社員の細川宏幸氏(41)を擁立した。県議選と違い、地元代表色の強い市議選は、浮動票が少ないとも言われる。多くの候補者が名前の連呼を繰り返す中、細川氏は街頭演説を中心に運動を展開。市街地から山間地をくまなく回り、「子育てする親世代が議会にいないのは、おかしいと思いませんか」と訴えた。
電話がけもせず、後援会もない「ゼロからの出発」だったが、893票を集め、31番目の当選を果たした。公認したもう一人の現職、推薦した候補者と無所属の1人を合わせた計4人で、花巻市議会で新会派を結成する方針だ。
地域政党いわて代表の飯沢匡県議は「接戦だったが、まずはこれでいい。我々の仕事ぶりや有権者とのかかわりをみて、評価してくれる人が増えることが大事」と振り返った。県議補選盛岡選挙区では元青年海外協力隊員の吉田敬子氏(32)が公認で当選したばかり。いずれも大きな支援組織に頼り切らず、足とマイクで集めた票だった。飯沢氏は「有権者との距離を近くした政治をやる、というメッセージが伝わってきているのではないか」と話した。
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県議補選・釜石選挙区 3新人が立候補
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100724ddlk03010039000c.html
県議の辞職に伴う県議選釜石選挙区補選(改選数2)が23日告示され、無所属で民主党推薦の前大槌町議、
金崎悟朗氏(59)、自民党公認の元会社員、岩崎友一氏(31)、民主党公認で前釜石市議の小野共氏(41)の
3新人が立候補を届け出た。地域経済の再生を課題に、民主が2議席を独占するか、自民が議席を維持するか
が焦点となる。
小野候補が釜石市を支持基盤とするのに対し、金崎、岩崎両候補は大槌町が地盤。大槌町から複数の候補者
が立つのは99年の3人以来。金崎候補はJR大槌駅前で、岩崎候補は町御社地ふれあいセンター前で、小野候
補は釜石市大町で第一声を放った。
投票は8月1日、釜石市が40カ所で、大槌町は15カ所で行われ、同夜、市民体育館と町城山公園体育館で即
日開票される。22日現在の有権者数は4万8047人(釜石市3万4441人、大槌町1万3606人)。
◇県議釜石区補選立候補者(改選数2−3、届け出順)
金崎悟朗 59 無新
[元]大槌町議[歴]製鉄会社員▽大槌高
岩崎友一 31 自新
[元]めっき会社員[歴]司法書士事務所員▽城西大
小野共 41 民新
[元]釜石市議▽会社員▽米サフォーク大院
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参考:07年県議選
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/2007tohoku-hokkaido.txt
釜石 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 13,930(39.8%) 野田武則 54 民主 現 2 学校法人理事長 → 07年釜石市長選当選(無投票)
当 11,532(33.0%) 小野寺有一 40 自民 新 1 党支部事務局長 → 10年参院選(比例)落選
□ 9,502(27.2%) 阿部敏雄 62 無所属 現 社福法人理事長=民主から公認も推薦もしないとされ離党・無所属で出馬。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100730_3
3氏各陣営、攻防に全力 県議会釜石補選終盤情勢
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県議会釜石選挙区補選(欠員2)は8月1日に投開票が行われる。岩手日報社の直接面談調査と取材班による終盤情勢は、民主党公認の前釜石市議小野共氏(41)が支持基盤を着実に固め、自民党公認の大槌町の会社役員岩崎友一氏(31)は集票に勢いが出ている。無所属で民主党推薦の前大槌町議金崎悟朗氏(59)は全力で追い上げている。直接面談調査ではまだ投票先を決めていない有権者もおり、各陣営は残り2日間の攻防に全力を挙げる。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/08/12558.html
2010/8/2 月曜日
中野氏が連続10選/鶴田町長選
任期満了に伴う鶴田町長選は1日投票が行われ、即日開票の結果、現職の中野●司氏(80)=無所属=が元町議で新人の加賀谷忠榮氏(56)=同=を破り、県内最多タイとなる連続10期目の当選を果たした。投票率は81.83%で前回の69.71%を12.12%上回った。
当選 5,112 中野 ●司(80)無・現
4,641 加賀谷忠榮(56)無・新
▽有権者数 12,010
▽投票者数 9,828
▽投 票 率 81.83%
▽有効投票 9,753
▽無 効 票 75
▽不 受 理 0
(町選管確定、敬称略)
投票は午前7時から午後8時まで町内14カ所で行われ、午後9時から町国際交流会館ホールで開票を行った。
中野氏は(1)農業所得の向上(2)観光振興による地域活性化(3)保健・医療・福祉の充実(4)教育の充実(5)町財政の健全化―を公約に掲げた。町議9人の支持を受け、「朝ごはん条例」制定や米国オレゴン州フッドリバー市との姉妹都市締結、検診率向上など実績を強調し、9期36年の町長経験の豊かさを訴え、支持を広げた。
午後9時50分ごろ、当選の知らせが選挙事務所に入ると、中野氏はだるまの目入れと万歳で支持者と喜びを分かち合った。
10期目に向け、中野氏は「町民一人ひとりの幸せを第一に頑張っていく」と力強く決意を語った。
選対本部長の相川正光県議は「厳しい選挙戦だったが、議員団中心に心を一つにしてきた結果、当選できた」と感謝の意を表した。
一方、初の町長選で厳しい財政状況や一連の合併の失敗を批判し、町政刷新を訴え続けた加賀谷氏。落選の知らせを受け「たくさんの方々から力を頂いたが、あと一歩及ばなかった」と無念の表情で敗戦の弁を語った。
※●は堅の土が手
【写真説明】10期目の当選を決め万歳する中野●司氏と妻の京子さん(1日午後9時55分ごろ、鶴田町鶴田の事務所)
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100802ddlk03010085000c.html
選挙:県議補選・釜石選挙区 小野氏、岩崎氏初当選 民主、自民議席分け合う /岩手
議員の辞職に伴う県議選釜石選挙区補選(改選数2)は1日、投開票され、民主党の新人で前釜石市議の小野共氏(41)、自民党の新人で大槌町の会社役員、岩崎友一氏(31)が初当選した。当日有権者数は4万7331人。投票率は54・97%で、07年県議選の71・76%を16・79ポイント下回った。
小野氏は「沿岸部と内陸部との格差是正」などを訴え、釜石市唯一の候補として幅広く支持を集めた。岩崎氏は「若者の雇用確保」などを掲げ、若さと行動力を前面に出して釜石市にも浸透した。無所属新人で前大槌町議の金崎悟朗氏(59)=民主党推薦=は及ばなかった。【鬼山親芳】
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◇県議釜石区補選開票結果
(改選数2)
当 11127 小野共 41 民新
当 9540 岩崎友一 31 自新
4944 金崎悟朗 59 無新
=選管最終発表
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◇県議釜石区補選当選者(改選数2)
小野共 41 民新(1)
[元]釜石市議▽会社員▽米サフォーク大院
岩崎友一 31 自新(1)
大槌タクシー取締役[歴]司法書士事務所員▽城西大
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小野氏は「沿岸部と内陸部との格差是正」
岩崎氏は「若者の雇用確保」
どんなにやっても内陸と格差が是正されないのが沿岸部
住宅価格がそんなに変わらずにハロワ求人の賃金だけ3万5万違うって泣けるな
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岩手といえども、民主の看板なしではこんなもんか
民主推薦って、首長選はともかく議会選ではほとんど意味がないな
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しかし、民主党公認で出てたとしても、旧釜石市で小野が非常に強いから、旧大槌町で金崎が岩崎を圧倒しない限り難しい。
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>>1179ゆうあいクの支持母体「岩手友愛会」は、国政選挙などで民主党を支援している。田村氏は県議会会派の民主党への合流は否定したが、「(民主党の)参院選応援の流れが出る可能性はある」と述べた。
>>1235軽石義則:旧民社系労組でつくる政治団体「岩手友愛会」会長 補選は民主党公認
政和・社民は
地域政党いわて:非自民非民主の保守系
社民 :まんま
ゆうあいクラブ:民社系
の寄り集まりだったってこと?
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100803_7
民主党とゆうあいク連携へ 県議会会派
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県議会会派の民主党(佐々木順一代表、23人)とゆうあいクラブ(田村誠代表、2人)が来年春の統一地方選に向け、近く連携に向けた協議を開始することが2日分かった。同クラブの支持団体などの理解が得られれば、県議会9月定例会までに合流も視野に新体制の構築を目指すとみられる。
田村氏は連携について「近く民主党と会合を開くが、方針について支持団体などと話し合っておらず、まだ何も言えない」とする。
だが、今期限りで勇退する同クラブの吉田洋治氏の後継として、県議会盛岡選挙区補選に同党公認で出馬し落選した岩手友愛会の軽石義則会長は、来年春の県議選にも同党公認で出馬する構え。
吉田氏は「来春に向け、民主党と連携していくことになるだろう」と話す。
一方、同盛岡、釜石両選挙区補選で公認候補2人が当選した同党は現在23人。同クラブの2人が加わると25人となり県議会(定数48)の過半数に達する。
佐々木代表は「責任ある議決には過半数が必要だ。ゆうあいクラブとの連携には大いに期待している」と秋波を送る。
同クラブは4月、旧政和・社民クラブが解消して発足したが、議会運営委員会に委員を出せる交渉団体会派の要件5人以上を満たしておらず、議会活動は制約を受けている。
一方、田村、吉田両氏の支持母体の岩手友愛会は民主党支持。県議会大船渡選挙区で田村氏と議席を争った同党の藤原良信氏は2007年に参院議員になり、田村、吉田両氏の同党会派入りの障害はなくなっている。このため、同クラブは合流も視野に協議を始め、月内にも結論を出すとみられる。
(2010/08/03)
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>>1250
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100803t21010.htm
青森・鶴田町長 全国最多10選 実績評価と批判交錯
1日投開票が行われた青森県鶴田町長選で、現職の中野〓司氏(80)が新人候補を破り、10度目の当選を果たした。豊富な経験や強いリーダーシップ、独自の施策などへの評価が、全国の現職首長では最多選となる10選につながった。一方、票差はこれまでで最少。長期政権に対する批判票が対立候補に流れたともみられるだけに、今後、どう町政を運営していくのかが注目される。
当選から一夜明けた2日、中野氏は当選証書授与式に出席した。選挙戦の疲れも見せず「高齢多選批判はあったが、町民が支えてくれた。町政の総仕上げをしたい」と抱負を語った。
中野氏の10選の歩みは表の通り。1974年に現職の4選を阻んで初当選。その後前回まで、4回は無投票。選挙戦になっても、対立候補に最多で6300票以上の差をつけるなど圧勝してきた。
津軽地方のある県議は中野氏の強さについて「強いリーダーシップがあり、議会との関係も良好だった。国会議員や首長、県議も親の代からの付き合いで、中央や県との太いパイプを培ってきた」と説明する。
9期36年の間には、個性的な施策を展開してきた。1期目は当時珍しかった国際交流を進めた。94年には町内に日本一長い木造橋を開通させ、2004年には早寝早起きと朝食の大切さを呼び掛ける「朝ごはん条例」を制定した。
町は95歳以上の高齢者に毎月2万円を支給。09年度は約50人が対象だった。100歳になると24金の金メダルが贈られる。財政難から同様の祝い金を廃止する自治体は多いが、中野氏は「お年寄りは大事。中止はしない」と言い切る。こうした姿勢に「中野さんは、お年寄りの人気が高い」と言う町民は多い。
一方、長くやっているとほころびも出てくる。昨年の五所川原市との合併協議は途中で取りやめとなり、批判を浴びた。
迎えた今回の選挙。経験を強調し、町議の大半の支持を得て組織戦を展開した。相手候補の元町議加賀谷忠栄氏(56)は「トップダウンによる手法」と中野町政を批判した。結果は選挙があった8年前に7537票だった得票は5112票になり、相手候補に471票差にまで詰め寄られた。
地元の主婦(55)は中野氏の功績を評価しつつも「(10期は)ちょっと長いかな。加賀谷さんに入った票の意味をしっかり受け止めてほしい」と注文を付けた。
(注)〓は堅の土へんが手
2010年08月03日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100816t11025.htm
宮城県議選、構図様変わり 来春へ擁立作業本格化
来春の統一地方選で行われる宮城県議選(定数61)に向け、県内各党は今月下旬から公認、推薦候補の擁立作業を本格化させる。政権党となった民主党は地方の基盤強化を目指し、県政与党として勢力維持を期す自民党に全面対決を挑む。党勢拡大を狙う公明、共産、社民各党のほか、7月の参院選で躍進したみんなの党も参戦する。戦いの構図は、前回(2007年)とは大きく様変わりしそうだ。
県議会の現有勢力(欠員1)は、最大会派「自民党・県民会議」38人、民主党系会派「改革みやぎ」11人、公明党県議団4人、社民党県議団4人、共産党県会議員団2人、21世紀クラブ1人となっている。
民主党県連は7月25日の常任幹事会で、全選挙区に候補者を立てる方針を決めた。改選議席が複数の選挙区には2人以上を擁立する。公認9人、推薦4人だった前回から大幅に増やし、勢力拡大を図る。
現職中心の第1次公認候補者は今月中に固め、党本部に上申する。新人は、県連が9月に開講する政治スクールの受講生の中から絞り込むほか、県選出国会議員が推す人材も取り入れる。
党選対委員長で県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)は「国政で政権交代を果たした以上、県議選で守りの選挙はできない。ウイングを広げて一人でも多く擁立し、自民党に挑戦する」と語る。
迎え撃つ自民党は、最大会派所属の党現職36人の議席を守り、村井嘉浩知事を支える圧倒的な勢力の維持を狙う。県連は20日の三役会議で擁立スケジュールを固め、遅くとも10月末までに第1次公認候補者を発表する。
前回は公認37人と推薦2人を立て、厚い支持基盤を背景に32人が当選した。7月の参院選宮城選挙区で党公認候補がトップ当選した勢いを駆るが、県連は民主党やみんなの党の動向に神経をとがらせる。
県連の須田善明幹事長は「自民党が割を食う状況は必然的に出てくる。かつてない厳しい選挙になるが、党への信頼度を高めていくしかない」と力を込める。
みんなの党は仙台市内の5選挙区をはじめ、県内で「2けた台」(県支部)の擁立を目指す。候補者の公募は既に始めており、11月には第1次公認候補者を決める予定。
菊地文博県支部長は参院選で落選したが、初陣で10万票余りを獲得した。党は県議選で党勢を伸ばし、次期衆院選にはずみを付ける戦略を描く。
菊地氏は「県議選でみんなの党が台風の目となり、アジェンダ(政策目標)を地域から強く発信していく」と強調する。
公明党県本部は「現有議席の確保」が目標。水面下で擁立作業を進めており、早ければ9月中にも公認候補を固める。
共産党県委員会は4月、現職を含む第1次公認候補者4人を発表した。今後は塩釜、大崎両選挙区などで候補の擁立を模索する。
社民党県連は3月の定期大会で公認3人、推薦2人を発表。10月2日の全県支部代表者会議で、新人を中心とした第2次公認候補者を決定する。
2010年08月16日月曜日
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>>1255
政和会の保守はもともと新進系で非自民非民主(更に非自由)保守で,新進解党後友愛系を含め弱小政党となった自由党にも行かずまた岩手でのプレゼンスが皆無に近かった民主にも行かずの印象でしたが,県議補選などで勝利でみんななんかと組んで化ける可能性が出てきましたよねぇ。
本人らが予想以上の支持に一番吃驚しているのでわ?!
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7月末にあった土田氏の事務所開き。会場に17人の市議全員と市選挙区の県議全員が顔をそろえ、「オール与党」を印象づけた。「対立候補の擁立は、うわさも聞かない。5期目も6期目も無投票では」とある市議は言う。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001008210001
東根市長選 あす告示
2010年08月21日
∞4期目も無投票か
失策なく現職盤石 財政・人口に課題も
東根市長選は22日に告示される。立候補を表明しているのは現職の土田正剛氏(66)=無所属=だけ。このまま対立候補が現れないと、無投票で初当選した1998年以来1度も選挙戦がないまま4期目の土田市政に突入する。同日告示される同市議補選(被選挙数1)には、いずれも元市議の森谷政志氏(63)=無所属=、今野孝氏(67)=共産=の2人が立候補を表明している。選挙戦になれば、どちらも投票は29日で即日開票される。7月11日現在の有権者数は3万7515人。(笹円香)
7月末にあった土田氏の事務所開き。会場に17人の市議全員と市選挙区の県議全員が顔をそろえ、「オール与党」を印象づけた。「対立候補の擁立は、うわさも聞かない。5期目も6期目も無投票では」とある市議は言う。
ただ、土田氏の政治的な立ち位置は前回と大きく変わった。県議時代に自民党県連幹事長を務め、「ミスター自民党」とも呼ばれたが、2009年の衆院選山形2区で民主党の近藤洋介氏を支援。「将来は与党」の判断は奏功したが、強固な支持基盤があればこその「転向」だった。
しかし、7月の参院選では支援した民主党新顔が市内で自民党現職に2千票以上の差をつけられて大敗。影響力に影を落とした。「参院選の結果は私への警鐘。市長選はこれまで以上に気を引き締めて臨まなければ」。土田氏は周囲にそう漏らしたという。
とはいえ、市政運営で大きな失策はない。初当選以来、80人以上の職員削減や一部窓口業務のNPO法人への委託など行財政改革を推進。人件費の削減効果は年5億円以上だが、職員との関係は良好だ。「他市町村が給与や賞与を削るなか、うちの待遇は変わらないから」とある職員。
2、3期目はハコモノの建設が相次いだ。その一つが総合保健・福祉施設「さくらんぼタントクルセンター」。施設内にある屋内遊具施設「けやきホール」は、「多少のけがは持ち帰り」という理念で設計した大胆な遊具が好評で、年50件以上の視察があるなど「子育てするなら東根」という市のPRにも貢献した。
東根消防署、学校給食センター、さくらんぼ小学校の建設には、民間の資金や手法を活用するPFI事業を導入。14億5千万円以上の経費節減につながった、と見積もる。
だが、景気低迷で法人市民税が08年度以降大きく落ち込むなど、財政は厳しさを増す。土田氏は「サービス低下につながる」として職員をこれ以上削減しない考えだが、今回の公約には約5億円で屋外版「子どもの遊び場」を整備する事業や文化施設建設なども掲げており、財源確保には新たな工夫が必要だ。
東根市の活気を象徴してきた人口の推移も、09年度は住民基本台帳の数字で前年度から52人減り、34年ぶりに人口減に転じた。今年度は微増傾向を取り戻したが、市の人口は今年度がピークとの試算(国立社会保障・人口問題研究所、08年)もあり、市は危機感を募らせている。
東根市神町北部土地区画整理組合が総事業費約37億6千万円で進めるJR神町駅前の区画整理は当初完了予定だった今年度に入っても、一般住宅向け保留地121区画中79区画が売れ残っている。ある職員は「約10年前、現在のさくらんぼ東根駅周辺の保留地は1区画に20件もの応募があったのに」と様変わりを指摘する。
市政を取り巻く環境の激変にどう対応していくのか。新市長の力量が試される。
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http://news.ibc.co.jp/item_14373.html
平泉町長選挙・新人菅原氏が初当選 (2010年08月22日 21:20 更新)
13年ぶりの選挙戦となった任期満了に伴う平泉町長選挙はきょう投開票が行われ、大接戦のすえ、新人の菅原正義氏が初当選を果たしました。
平泉町長選挙の開票結果です。菅原正義2841票。高橋一男2763票。菅原氏が78票の僅差で高橋氏をかわし、初当選を果たしました。投票率は13年前を9.40ポイント下回る79.35%でした。当選した菅原氏は、前の町の建設水道課長で56歳。企業誘致などを公約の柱に据えながら世代交代と町政刷新を訴えて選挙戦を進めました。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100820_3
菅原、高橋氏競る 平泉町長選、終盤の情勢
任期満了に伴う平泉町長選は22日、投開票が行われる。届け出順にいずれも無所属で、新人の前町建設水道課長菅原正義氏(56)と再選を目指す現職の高橋一男氏(70)が17日の告示以来、激しい舌戦を展開。岩手日報社取材班と電話世論調査による終盤情勢は、町政の刷新、改革を訴える菅原氏と行財政改革などの実績を訴える高橋氏が競っている。まだ投票先を決めていない有権者もおり、両陣営は残る2日間の攻防に全力を挙げる。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2010/08/20)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100823t71031.htm
「地方発の平成維新」休眠中 東北州連盟、参院選で亀裂
活動再開に向けた手順を話し合った東北州政治家連盟の役員懇談会=仙台市青葉区
地域主権型道州制の実現を目指し、東北6県の超党派の地方議員らが4月に発足させた「東北州政治家連盟」が休眠状態に陥っている。代表や幹部が7月の参院選に立候補し、活動が停止。地域主権型道州制の「生みの親」がみんなの党の参院議員になり、超党派の結束にも亀裂が生じた。連盟内には解散論がくすぶるが、執行部は「東北州実現の熱は冷めてない」として10月の再始動を模索する。(報道部・長谷美龍蔵)
<4月に華々しく>
今月12日、仙台市内のレストランに連盟の幹部が顔をそろえた。「わたしの立候補で大変ご迷惑を掛けた」。今後の運営方針を話し合う役員懇談会は冒頭、代表を務める菊地文博元宮城県議の謝罪から始まった。
連盟は4月、「平成維新は東北から」を合言葉に東北6県議や市町村議ら93人が名を連ね、仙台市内で盛大な設立総会を開催、華々しく活動をスタートさせた。
当初計画では、東北州政府で想定される部局ごとに部会を設置し、州が取り組む政策を検討。8月に仮想の州政府を発足させ、住民への情報発信を始める段取りだった。
だが、けん引役の菊地氏(みんなの党)が参院選宮城選挙区に立候補。副代表の高橋雪文元岩手県議(自民党)、理事の川野裕章元米沢市議、監事の小熊慎司元福島県議(みんなの党)ら幹部もそれぞれ岩手、山形選挙区や比例代表に立った。
結果は小熊氏が当選を果たしたが、連盟は発足直後から「執行部不在」が続き、予定した参院選立候補者への道州制アンケートは頓挫。東北州の政策研究などの活動も一切進まず、会員から不満の声が漏れた。
<生みの親までも>
事態をより複雑にしたのは、地域主権型道州制を提唱した江口克彦・前PHP総合研究所社長の動向だった。
連盟が所属する「地域主権型道州制国民協議会」(東京)の会長を務める江口氏は、みんなの党公認で比例代表に立候補し当選。連盟事務局長の佐藤丈晴酒田市議は「江口氏はわれわれのシンボル的存在。地方議員が党派を超えて結集する求心力でもあった。特定政党の色が付き、『超党派は名ばかり』と退会する会員が相次いだ」と明かす。
連盟内には「いったん解散し、仕切り直すべきだ」(山形県の会員)との声もあるが、「東北州誕生への思いは変わらない。ここでやめたら元も子もない」(福島県の会員)との意見が多い。
<10月再始動模索>
およそ1時間の役員懇談会では、連盟存続の方針を確認。10月にも1回目の研修会を実施し、本格的に活動を再開する。今後、正式な役員会に事業計画の変更などを提案する方針だ。
菊地氏は「東北州を目指す政治家集団であることを再認識し、魅力ある活動を続けたい。誤解も招いたが、超党派組織であることは活動の中で示すしかない」と語った。
2010年08月23日月曜日
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http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201008060352.html
小野寺・秋田市議、領収書8枚自作 懇親会など参加費
2010年8月7日
市政の調査研究に用いられる公費の政務調査費にからみ、秋田市の小野寺誠市議(秋水会)=2期目=が、昨年度に町内会が開いた懇親会などの参加費の領収書8枚を自分で作り、市議会議長に提出していたことが6日、わかった。小野寺市議は、開催者から送られてきたという案内状もほとんど自作していた。小野寺市議は「会合には実際に参加し額面通りの金額を支払ったが、領収書が発行されなかった」と自作を認め、朝日新聞の取材を受け、修正を進めているとしている。
朝日新聞が情報公開請求で得た昨年度の政務調査費に関する資料を基に、領収書の発行元になっている8団体の代表者らに取材して判明した。
小野寺市議によると、自作したのは議長への報告書提出期限が迫った今年4月ごろ。「自分でパソコンでまとめて作成した」という。領収書の押印については「事務所に十数本持っている後援会の人の判子(で町内会の代表者らと同じ名前のもの)を使った」と説明。自作領収書の額面は全部で3万7千円になる。
領収書には、8団体がそれぞれ小野寺市議にあてたとされる案内状も添付されており、自作した領収書と同額の会費が明記されている。小野寺市議は取材に対し、うち7団体の案内状についても「自分で作った」と認めた。
市議会事務局によると、飲食を伴った懇親会の費用に政務調査費を支出することは認められている。小野寺市議によると実際の案内状にはほとんど会費が明記されておらず「会費が入っていないと政務調査費を使えないと思った」と自作の理由を説明した。
関係者によると、議員を会合に招いた場合、「寸志」として現金や酒を持ってくるケースがある。その際には会費を徴収せず、領収書も発行しないことがあるという。小野寺市議は今回の件で、「領収書を切ってくれとは言いづらかった」と説明する。
小野寺市議は、領収書を自作したのは今回が初めてだとして、「不適切かもしれないと思ったが、会合には出ているのでいいかと思った。安易な考えだった」と釈明した。
全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士は、今回のケースは「領収書の偽造」にあたり、刑法の「私文書偽造、同行使、詐欺の罪に問われる可能性がある」と指摘している。(河井健)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100731ddlk04010246000c.html
政務調査費:仙台市議「私的流用か」−−市民オンブズが監査請求 /宮城
仙台市民オンブズマン(十河(そごう)弘代表)は30日、仙台市議会の庄子晋議員(新しい翼)が01年度から07年度までに政務調査費計約3200万円の大半を私的に流用した可能性が高いとして、市監査委員に住民監査請求した。オンブズマンは少なくとも2800万円が私的流用されていたとみており、奥山恵美子市長が庄子議員の所属していた会派に対し返還請求するよう勧告することを求めている。
庄子議員の08年度分の政調費に関しては、市監査委員が住民監査で個人分支出373万8000円の使途についてヒアリングなどを行い、庄子議員は自分が代表を務めるNPO(少年サッカークラブ)の人件費などに充てたと説明。監査委員は全額を適切ではない支出と認定し、庄子議員は会派を通じて返還した。
オンブズマンはこうした経緯を踏まえ、NPOが設立された01年度以降も同様に私的流用されてきた可能性が高いと推測。「不当利得返還請求権を有しているのに、市長はこの請求を怠っている」としている。
市監査委員は08年度分政調費の住民監査で、庄子議員が06年3月29日の環境・緑化推進調査特別委員会を最後に4年以上、本会議や委員会で発言していないことから、「(政調費の支出が)調査研究のための支出であったかどうかが極めて怪しい」と指摘。さらに領収書20枚の筆跡が同一だとして偽造の疑いにも言及している。【高橋宗男】
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001008250005
白鷹町長が辞職願
2010年08月25日
∞贈答品問題 「けじめ明確に」
町内の有権者に中元や歳暮を贈ったとして公職選挙法違反(寄付の禁止)の疑いで山形地検に書類送検された白鷹町の佐藤誠七町長(59)は24日、「けじめを明確にする」として、船山仁・町議会議長に同日付の辞職願を提出し、受理された。27日に臨時議会が開かれ、辞職期日に同意する議決を行う。船山議長が町選管に通知した翌日から50日以内に町長選が行われる。
佐藤町長は24日に声明を出し、「公選法の理解が不十分だったことは不徳の致すところ」と町民や町議会に謝罪。町民有志に告発された重大さを認識していたとし、特に9月議会で議会政治倫理条例の制定が検討されていることを辞職決断の理由に挙げた。
佐藤町長は朝日新聞の取材に「政治的、道義的なけじめをつけようと思い、タイミングを計っていた」と語った。
告発した「白鷹町政治倫理を考える会」(約50人)の吉田淳一さん(52)は「もっと早くてもよかった。起訴を恐れての辞職ではないか。起訴猶予になった場合は、検察審査会に訴えたい」と話した。
佐藤町長は2008年12月と昨年8月に有権者計約70人にそれぞれインスタントコーヒーセット(約1千円)を贈った疑いで、今年6月に書類送検された。昨年9月に問題が発覚した当初から事実関係を認め、「配慮が足りなかった」と話していた。
佐藤町長は町職員、町議などを経て08年10月の町長選で初当選し、1期目。
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http://yamagata-np.jp/news/201008/25/kj_2010082500360.php
出直し町長選出馬、明言避ける 辞職願提出の佐藤白鷹町長
2010年08月25日 09:55
有権者に歳暮や中元を贈っていたとして、公選法違反(寄付の禁止)容疑で書類送検され、24日に辞職願を提出、受理された白鷹町の佐藤誠七町長(59)=同町十王=は同日、山形新聞の取材に答え、出直し町長選への出馬について「全く白紙。出馬を前提にして辞めるわけではないので、今は考えられない」と明言を避けた。
辞職願の提出がこの時期になったことについては「7月の町政座談会で一部から『けじめをつけなければ座談会に出席しない』との厳しい声が上がった。また9月議会では白鷹町議会議員政治倫理条例の制定が検討されると聞く。適切な時期にけじめをと考えてきたが、町の2009年度決算もまとまったことなどから決断した。政治家としての結果責任は重く問われる」と答えた。
この日、町議会は議会運営協議会を開き、27日に佐藤町長の辞職願について議会の同意を得るための臨時会を開くことを申し合わせた。同日の同意をもって佐藤町長は失職となり、野村一芳副町長が職務代理者を務める。
町長選は船山仁議長が町選挙管理委員会に通知した翌日から50日以内に行われる。町選挙管理委員会は今週中にも開かれる見通し。立候補者については既に、町議を含む複数の名前が取りざたされている。
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>>1255
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100828_6
民主、ゆうあいクラブが統一会派を結成へ 県議会
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県議会会派の民主党(佐々木順一代表、23人)とゆうあいクラブ(田村誠代表、2人)が近く合流し、統一会派を結成することが27日分かった。新会派の勢力は25人となり、県議会(定数48)の過半数に達する。
ゆうあいクラブの田村代表と吉田洋治氏が、29日に盛岡市で開かれる支持母体の県民社協会と岩手友愛会で合流を表明する方針。了承が得られれば、民主党との正式協議を開始する。
県議会9月定例会には新会派で臨む方針で、名称は「民主党・ゆうあいクラブ」などが浮上している。
民主党側も合流を歓迎しているが、党県連代表を務める小沢一郎党前幹事長が党代表選へ出馬を決意したこともあり、今後の協議日程などには流動的な要素が残りそうだ。
吉田氏は「支持団体の理解が得られれば、来年の統一地方選にどのような姿勢で臨むかを含め、民主党側と合流に向けた協議を行いたい」と話す。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100829t11023.htm
来春の宮城県議選・民主県連方針 「全県擁立」笛吹けど…
来春の宮城県議選(定数61)で、全選挙区への候補者擁立を目指す民主党県連の方針に、内部から早くも戸惑いの声が出ている。現在、県議会は与党・自民党に次ぐ第2勢力。県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)は「県政でも政権交代を」と意気込むが、県連内では「人材がいない」という冷めた見方が強く、擁立作業は難航しそうだ。
「地方議員を増やし、党の足腰を強くするのが県連の使命だ」
28日にあった党県連の常任幹事会。党選対委員長でもある安住代表は今夏の参院選大敗を振り返り、県議らに組織強化に向けた奮起を促した。
県議会は、最大会派の「自民党・県民会議」が38人で第1会派。民主党系会派「改革みやぎ」は11人で、大きく水をあけられている。
県連は前回2007年の県議選で県内24選挙区中9選挙区で、公認候補9人を擁立、4人を推薦した。今回は候補者を大幅に増やし、改選議席が複数の選挙区では2人以上の擁立を目指す。
県連は、主催する政治スクール受講生からの公募や、党国会議員らが推す人材らから選ぶ方針だが、新人発掘のめどはほとんど立っていない。
郡部では市町村議から転出する動きもあるが、ある党関係者は「自民党が強い町村部で簡単に見つかるほど楽ではない」と漏らす。党県議の1人は「都市部ですら、民主党というだけで勝てるほどいい風は吹いていない」と語り、県連の姿勢に首をかしげた。
一方、ある県連幹部は、9月の代表選が党の分裂含みで進んでいることを踏まえ、「代表選後の党の姿が見えてこない。当分は地方選どころではない」と話した。
2010年08月29日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t11040.htm
みんなの党、選考委初会合 擁立作業へ 統一地方選・宮城
来春の統一地方選へ向け、7月の参院選で躍進したみんなの党の宮城県支部が公認・推薦候補の擁立作業を本格化させている。県議選と仙台市議選では、2けた台の公認候補擁立を目標に公募を開始した。地方議員候補の発掘を通じて弱いとされる郡部でも支持基盤を強化し、次期衆院選へ打って出る狙いだ。
県支部は30日、菊地文博支部長や元弁護士、企業顧問ら5人でつくる「選考委員会」の初会合を開き、選考日程などを決めた。9月6日に行う第1回面接には既に5人の出席が決定。元国会議員秘書や元国家公務員らが応募しているという。
当選目標について、菊地氏は「議会で代表質問ができる交渉会派をつくるには、県議、仙台市議ともに5人が必要。何としてでも10人は当選させたい」と戦略を練る。
菊地氏は7月の参院選宮城選挙区に立候補、落選したが10万6000票を獲得した。統一選では支持が強かった仙台市内で、県議選、市議選の全選挙区に最低1人は擁立する方針だ。
課題は郡部。参院選では都市の無党派層の受け皿になったが、基盤のない郡部では民主、自民両党に押し切られた。
支部幹部は各地を回り、現職地方議員を狙って人材発掘作業を進める。県北の元町長らも関心を示しているという。
支部は10月下旬、第1次公認を決め、「ローカル版アジェンダ(政策課題)」も作成。党幹部を招いた公認候補予定者の勉強会を開く予定。
菊地氏は「党の考えを浸透させるには地方議員の力が必要。ぶれないアジェンダを訴え、賛同者を募りたい」と意気込む。
2010年08月31日火曜日
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>>1157とか
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/09/13092.html
相馬前弘前市長、県議選出馬へ 後援会に意向
前弘前市長の相馬●一氏(73)が9日、本紙取材に対し、来春の県議選弘前市選挙区(定数6)に出馬する意向を表明した。後援会には既に出馬の意向を伝え、準備を本格化させている。相馬氏は今年4月の弘前市長選に再選を目指して出馬したものの落選し、今後の去就が注目されていた。
相馬氏は、県議6期を経て2006年4月の市長選に出馬し初当選した。今回、再び県議選に出馬することを決めた理由について「後援会や市民から、このままの青森県ではだめだ、頑張ってほしいという声を数多くいただいた。こうした声に応えるためには、政治の世界に身を置かないといけない」と説明した。
その上で、津軽地域の県民所得の低さなどを課題に挙げ、農業、観光、中小企業といった産業の振興や財政の健全化などに力を入れるとし「少子化対策や高齢者が健康で長生きできるような施策に取り組みたい。弘前中央高校の定時制廃止には反対の声を上げていく」と訴えた。
また「厳しい戦いになるだろうが、理事者としての経験もある。こうした経験を基にさまざまな課題、政策に対応していきたい」と決意をにじませた。
選挙戦にはこれまで同様、無所属で臨む考えだ。
出馬の決意などを記した後援会ニュースを会員に既に配布しており、今後会合などで自身の考えを訴えていくとしている。
次期県議選には既に新人2人が名乗りを上げている。さらに相馬氏の参戦が確定したことで、激戦となることが予想される。
※●は金へんに昌
【写真説明】相馬●一氏
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100912t41039.htm
民主秋田県連が県議選候補者公募 党勢と党員拡大狙う
民主党代表選が繰り広げられる中、秋田県連は来春の県議選の候補者を公募し、党勢拡大に力を注いでいる。代表選で県議ら地方議員の票の行方は焦点の一つだが、秋田は東北で最も少ない。県連は県議選で改選議席が複数の選挙区すべてに党の候補を擁立する方針だが、今夏の参院選などで支援を受けた県議との兼ね合いもあり、支持基盤の拡大は一筋縄にはいかないようだ。
秋田県を地盤にする民主党の国会議員は5人を数えるが、県議は1人だけ。市町村議を含めても地方議員は4人にとどまり、東北で2番目に少ない宮城県(28人)にも大きく水をあけられている。党員・サポーターも2760人と最低だ=表=。
秋田県連にとって、代表選は政権与党をアピールし、東北の他県と比べて少ない党員・サポーターを増やす絶好の機会。県議選など来春の統一地方選に向けても弾みをつけたいところだ。
県連は来春の統一選で県議選にターゲットを絞り、今月1日に公募を始めた。県議会は定数45(欠員1)のうち自民党が過半数を上回る27を占める。県議会で自民党の牙城を崩せれば、党勢拡大を強く印象付けられる。
県連幹事長の寺田学衆院議員(秋田1区)が県議選を「自民党の現職を落とすための選挙」と強調するのもそのためだ。
県連は県内14選挙区のうち、改選議席が複数の9選挙区に公認候補を擁立する考え。五つの1人区は公認候補にこだわらず、推薦するなどして自民党以外の勢力との共闘を視野に入れる。
民主党の県議選への積極的な候補者擁立は、標的となった自民党はもちろん、他会派の県議にも波紋を広げている。
県議会第2会派「新みらい」の6人も心中穏やかでない。ほとんどが民主党の支持団体である連合秋田の支援で当選し、支持層が重なるからだ。参院選では民主党候補を応援した。
県内すべての複数人区に民主党公認候補が立てば、新みらいの6人中5人が前回より激しい選挙戦を強いられる可能性がある。新みらいの土谷勝悦会長は「もし民主党が候補を立てるなら、国政では応援できない」と警戒する。
こうした反応に、寺田幹事長も「考え方が一致する人とは手を組むことを考えたい。いきなりけんかを売るようなことはしない」と新みらいなど「友好勢力」との協議に含みを持たせている。
2010年09月12日日曜日
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4党相乗り、選択肢少ない? 知事選告示まで1カ月
2010年9月14日
http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201009130340.html
10月14日の知事選の告示が1カ月後に迫った。これまでに立候補を表明したのは現職で1期目の佐藤雄平氏(62)のみ。前回選挙で支援した民主、社民に自民、公明も加わった4党が相乗りで支援する。これに対し、共産党などでつくる市民団体は候補者擁立が難航。5人が立候補した前回とは様変わりし、有権者にとって選択肢が少ない選挙戦になる可能性がある。
「引き続き(知事の)任を尽くしたい」
佐藤氏が正式に立候補を表明したのは6月議会初日の同月15日。農協をはじめ各種団体などから出馬要請を受け、満を持しての表明だった。
前回2006年の知事選では、民主、社民両党の推薦を受けたが、今回は、特定政党に偏らない「県民党」の立場を強調しており、政党の推薦は受けない方針だ。
ただ、推薦に至らない「支援」となると話は別。民主、社民に加え、前回は現参院議員の森雅子氏を推薦して戦った自民、公明両党も佐藤氏の支援を決め、4党相乗りの様相だ。政党ではないが、連合福島や、農協の政治団体である県農業者政治連盟は推薦を決めている。
佐藤氏は立候補表明後の8月6日、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画の受け入れを表明。県政の主要課題への態度を明らかにすることで立候補への地ならしを進めた。告示を1カ月後に控え、各党や団体の選挙態勢づくりも活発になりつつある。
民主、自民、公明、社民の4党は9日に知事選での支援態勢について協議。前回、民主、社民が佐藤氏を応援した経緯をふまえて、両党などで選対を構成する方針となった一方、自民、公明は選対の枠組み外での支援を模索することになったという。
佐藤氏の連合後援会は20日、福島市内に事務所を開き選挙の準備を本格化させる。
共産党などでつくる市民団体「みんなで明るい県政をつくる会」は今週前半にも、知事選への立候補予定者を発表する予定だ。
だが、6月に立候補を表明し、政党や団体を取り込みながら支持基盤を広げている佐藤氏に比べ、出遅れ感は否めない。共産党県委員会の久保田仁委員長も「8月前半に発表したいという思いはあったが、難しかった」と、擁立作業が難航したことを認める。
その原因の一つは、7月の参院選。共産党は福島選挙区に候補者を立てつつ比例区で10万票の得票目標を掲げ、比例区候補の当選を目指した。久保田委員長は「我々には参院選に全力を注がなくてはいけない事情があり、年明けからの取り組みが参院選中心になっていた」と明かす。
知事選で同党などは、佐藤氏の1期4年間を検証し、プルサーマル計画受け入れについて佐藤氏の説明が不十分だったと指摘するほか、子どもの医療費無料化の年齢引き上げ、景気雇用対策の充実などを訴えたいとしている。(井上亮、村上晃一)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100914ddlk07010233000c.html
ニュースBOX・福島:知事選告示まで1カ月 佐藤氏、政党色消し再選挑む /福島
◇自公も取り込む
任期満了に伴う知事選は10月14日の告示まで1カ月(投票は同31日)。出馬表明している現職の佐藤雄平氏(62)に対し、従来の民主と社民だけでなく、前回選挙で戦った自民と公明も支援を決めた。自民と公明は他に有力な候補が見当たらず、佐藤知事が標榜(ひょうぼう)する県民党に乗りかかった形。それを拒否しなかった民主と社民には、議会対策で自民と公明に気を使う佐藤氏への配慮が垣間見える。【種市房子】
◇態勢固め着々と
佐藤氏は県議会6月定例会で再選へ向けて出馬表明。今月20日には福島市曽根田町に立候補に向けた事務所を開設する。連合後援会長には安田寿男・JA福島中央会最高顧問を迎えて、着々と準備を進める。
初当選した前回(06年)は、民主と社民の推薦を受けたが今回はなく、特定政党との強いつながりを消した。全方位的な「県民党」を前面に打ち出した結果、自民と公明の支援も呼び込んだ。
4党の間では今回、不思議な現象が生まれている。通常、候補者の陣営では公認や推薦をした政党の政治家が幹部に名を連ねるが、それがなくなりそうだ。ある自民党県議は「4党の政治家を選対に入れると、ポストと政党間の数の調整が大変。ならば表向きは政党色を消すのが無難」と指摘する。
民主党県連の安瀬全孝幹事長は「県議や国会議員が集票マシンになるのではなく、個々の支持者が機能する選対にしたい」と党内事情を語る。
◇県民党を標榜
現職の辞職に伴う前回知事選は、民主と社民が推す佐藤氏と、自民と公明の森雅子氏(現参院議員)の事実上の一騎打ちだった。
「自民党による意趣返し」とささやかれたのが、07年3月の県議会定例会だった。佐藤氏が提出した組織改編の条例案が自民党会派を中心とした反対勢力により否決された。知事提出の条例案否決は戦後初だった。
「あの時から知事は、民主や社民以外にも気を使うようになった」と県幹部は振り返る。自民や公明の県議ともこまめに接触し、要望を予算や政策に反映させた。この3年余りの“気配り”が与野党相乗り構図に結びついた。
民主内には「独自候補を自民に乗っ取られた」「佐藤氏は民主の候補」との声も聞かれた。しかし、安瀬幹事長は佐藤氏の立場を考慮。4党とも政党色を消した目立たない布陣で臨もうとしている。
◇一騎打ち歓迎
一方、共産党などで作る「みんなで明るい県政をつくる会」は13日に会合を開き、人選の最終調整をした。1月から候補者選定を進めていたが、7月に参院選を挟んだため、作業は大幅に遅れている。
ぜがひでも候補を擁立する方針だが、決まっても告示が迫っており十分な準備期間はない。選挙は佐藤氏との一騎打ちになりそうで党県委員会の久保田仁委員長は「5人立候補した前回の乱立構図よりは、1対1の方が現職の問題点がはっきりし、対立軸が明確になる」と強気だ。この4年間の県民の暮らしや県内経済、プルサーマル計画受け入れ過程の検証を通して、佐藤県政を追及する戦略だ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/fukushima/100915/fks1009150207000-n1.htm
1期目は「及第点」 再選目指す佐藤知事 福島
2010.9.15 02:05
再選を目指し10月31日投開票の県知事選に立候補を表明している佐藤雄平知事は14日、1期目最後となる定例会見に臨み、就任から4年間の成果について「及第点はつけられると思う」と評価した。
知事は、企業誘致や医師不足への対応などを具体的な成果としてあげた。
佐藤知事は無所属で立候補し、民主、自民、公明、社民各党の県内組織が相乗りで支援する方向だ。
◇
共産党県常任委員の佐藤克朗氏(55)が14日、福島市で記者会見し、党公認で知事選に立候補することを表明した。
佐藤氏は会見で、福島第1原発3号機(大熊町)でのプルサーマル実施を了承した佐藤知事を批判。「県民の命と安全を守る県政を実現させたい」と述べた。
佐藤氏は秋田市出身で福島大卒。平成17年の衆院選で福島2区から立候補し、落選した。
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選挙:知事選 共産が18年ぶり公認候補 佐藤克氏擁立を決定 /福島
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100915ddlk07010161000c.html
共産党県委員会は14日、任期満了に伴う知事選(10月14日告示、31日投開票)に、新人で同党県常任委員の佐藤克朗氏(55)を擁立すると発表した。共産は過去4回、広く支持を集めるため関係団体を通じて無所属候補を出馬させてきたが、今回は適任者が見付からず、92年以来18年ぶりに直接公認候補を擁立する。
佐藤氏は秋田市出身で福島大卒。同党県議団事務局や県書記長などを歴任し、今年2月から現職。05年郡山市長選、06年衆院選福島2区などに出馬し、落選した。
県庁で会見し、「この4年間で県立病院や福祉施設の譲渡などで社会保障費が削減されてきた。プルサーマル計画も受け入れを決め、現県政は県民の命と安全を軽く考えている。県民の暮らしを応援し、国や巨大資本にものを言う県政を実現する」と語った。
同党は当初、関係団体の「みんなで新しい県政をつくる会」を通じ、党員以外の人を中心に人選していた。県委員会の久保田仁委員長は会見で「県議会がオール与党化しており、政党としての責任が問われる選挙になる」と語った。
知事選には既に、現職の佐藤雄平氏(62)が民主、自民、公明、社民の4党の支援を受けて再選を目指すことを表明している。今のところ他に立候補の動きはなく、選挙は両氏の一騎打ちになりそうだ。【関雄輔】
毎日新聞 2010年9月15日 地方版
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民主党代表選結果に県内各党は・・・ (2010年09月15日 19:13 更新)
http://news.ibc.co.jp/item_14538.html
民主党岩手県連代表である小沢氏が予想以上の大差で敗れた代表選挙について県内各党に聞きました。
自民党県連千葉伝幹事長「今回大差で敗戦したということからすれば、小沢さんの求心力というものは今までよりは低下してくるんじゃないかと思う」地域政党いわて飯澤匡代表「むしろこれからではないか。党の三役人事はじめ、重要なポストの選任がこれから始まるし、検察審査会の動向がやはり気になるところ」社民党県連合久保孝喜組織局長「県政与党といわれる民主党が、現在過半数ギリギリだが、どういう形になっていくのか。議会として私たちの立場からいえば、、二大政党だけでなく、第三極の存在が今後とも議会の中にきちんと根付いてほしい。」公明党県本部小野寺好代表「岩手県の場合は知事も民主党籍を持って積極的に民主党の政治活動を展開しているし、県議会でも過半数を単独で民主党・ゆうあいクラブが占めているので、もつれるようなことはないだろう」日本共産党県委員会斉藤信副委員長「私たちは民主党県政が自民党政治と全く変わらないと実感していたが、そこを乗り越えて、雇用や暮らし、福祉、医療を守る県民本位の県政実現という方向がわかりやすくなる」
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100917ddlk07010180000c.html
’10知事選:連合福島が現職を推薦 /福島
連合福島は16日、任期満了に伴う知事選(10月14日告示、31日投開票)で立候補を表明している現職の佐藤雄平氏(62)を推薦することを決めた。佐藤氏には既に、民主、自民、公明、社民が支援を表明している。
同選挙には、共産党新人で党県常任委員の佐藤克朗氏(55)も立候補を表明している。【種市房子】
毎日新聞 2010年9月17日 地方版
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2010/9/17 金曜日
自民県連、複数定数区に擁立へ 11年県議選で
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/09/13176.html
自民党県連(木村太郎会長)は16日、青森市内のホテルで役員会を開き、来春の県議選への対応について協議した。県議会で安定過半数を獲得するため、複数定数の選挙区に立候補者を擁立し議席を拡大すべきとの意見が出され、県選出国会議員が近く会合を開き方向性を示すこととなった。同党は定数1の7選挙区と、定数2の平川、十和田両市選挙区を独占しており、定数3人以上の7選挙区で議席拡大を図りたい考えだ。
役員会は一部非公開で行われ、終了後に木村会長と神山久志幹事長が記者団の取材に応じた。神山幹事長は「県議会の定数は48で、党会派は25人とぎりぎり過半数の状況。安定過半数を取り党勢拡大を図ることが重要で、国会議員で大筋の話を決めてほしいということになった」と説明。これを受けて木村会長は「なるべく早い機会に国会議員で集まり、大局的な話をしたい」と述べた。
また同日の役員会では、10月24日告示の青森市議選について青森市、浪岡両支部から申請があった現職市議12人の公認を決定した。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20100918ddlk05010013000c.html
県議会:「新みらい」「民主」合流 7人の統一会派を結成 /秋田
17日、県議会第2会派の新みらい(土谷勝悦代表・6人)に1人会派である民主党の小田嶋伝一県議が合流し、統一会派「民主・新みらい」を結成した。新会派でも土谷氏が代表を務める。
同日、小田嶋氏が民主党会派の解散届を、土谷氏が新みらいの名称変更と小田嶋氏の所属をそれぞれ冨樫博之議長に届け出た。
小田嶋県議と土谷代表によると、8月に民主党県連(松浦大悟代表)の国会議員や小田嶋県議と新みらい県議との懇談会で、同党の京野公子衆院議員が提案した。合流の意義について小田嶋県議は「(新みらい県議とは)過去に一緒に活動したことがあり、『どうせなら一緒に』となった。政策や選挙が目的ではない」と語った。松浦代表も理解を示しているという。土谷氏は「同じ意識を持つ人数が増えることで発言力も増す」と述べた。
これにより県議会の会派構成は、自民党27▽民主・新みらい7▽社民党3▽いぶき2▽県民の声2▽共産党1▽公明党1▽国民新党1−−となった。【岡田悟】
毎日新聞 2010年9月18日 地方版
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100919ddlk07010081000c.html
’10知事選:社民も現職支持「妥協は必要」 /福島
社民党県連は18日、任期満了に伴う知事選(10月14日告示、31日投開票)で立候補を表明した現職の佐藤雄平氏(62)を支持することを正式に決めた。
この日、支部役員を集めた会議で決定した。一部から「プルサーマル計画を受け入れた現職を応援できない」との声もあったという。しかし、加藤雅美幹事長は「県議会で影響力を持つためにも妥協は必要。高度な政治判断として理解してもらった」と語った。
佐藤氏には民主、自民、公明も支持を決定・表明している。
同選挙には、共産党新人で党県常任委員の佐藤克朗氏(55)も立候補を表明している。【種市房子】
毎日新聞 2010年9月19日 地方版
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100920ddlk07010061000c.html
選挙:桑折町長選/桑折町議補選 あす告示 /福島
任期満了に伴う桑折町長選は21日告示される。いずれも無所属で▽現職の林王喜久男氏(61)▽新人、前町議会議長、高橋宣博氏(53)▽同、前町議、斉藤謙氏(62)−−の3氏が立候補を表明しており、三つどもえの争いとなる公算が大きい。
立候補の受け付けは午前8時半〜午後5時、町役場で。投開票は26日。2日現在の選挙人名簿登録者数は1万997人。
高橋、斉藤両氏の辞職に伴う町議補選(改選数2)も同日程で行われ、新人2氏が立候補の動きを見せている。【関雄輔】
毎日新聞 2010年9月20日 地方版
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100920ddlk07010059000c.html
選挙:中島村長選 加藤氏が初当選 格差解消など訴え /福島
小室康彦村長の死去に伴う中島村長選は19日投開票され、無所属新人の前村議、加藤幸一氏(58)が、同、藤田利春氏(59)を破り、初当選した。16年ぶりとなった同村長選の投票率は88・25%(前回95・23%)。当日有権者数は4112人だった。
加藤氏は、専業農家から03年村議選に初当選し、2期目途中での出馬。農家の後継者確保や小中学生の学力向上、村内の均衡ある発展などを重点施策に掲げていた。「村民の幅広い声に応え、農家の後継者確保や学力向上に力を入れたい。村内格差の解消を図り、平等なインフラ整備を進める」と訴え、村南部の吉子川地区から支持を広げた。
藤田氏は、首都圏へのアンテナショップ開設など農業や商業の振興を掲げ、村北部の滑津地区を中心に支持拡大を図ったが及ばなかった。【関雄輔】
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◇中島村長選開票結果=選管最終発表
当 2044 加藤幸一 58 無新
1548 藤田利春 59 無新
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◇中島村長略歴
加藤幸一(かとう・こういち) 58 無新(1)
農業▽JAしらかわ理事[歴]村議2期▽岩瀬農高
毎日新聞 2010年9月20日 地方版
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100920ddlk06010028000c.htm
選挙:白鷹町長選 関町議が出馬表明 /山形
佐藤誠七前町長(59)の辞職に伴う白鷹町長選(28日告示、10月3日投開票)に、関千鶴子町議(52)が19日、出馬の意向を表明した。関氏は毎日新聞の取材に「司法判断が出ていない中で佐藤前町長が当選すれば、町の信頼を損ねてしまう。町民の怒りを聞き決意した」と述べ、「町民目線に立ち、対話を重視した公平な行政を推進したい」と意欲を語った。
関氏は県立荒砥高卒。燃料販売会社社員を経て04年町議選で初当選。21日にも辞職願を出す方針。
他に、佐藤前町長と新人で会社員の樋口与一朗氏(54)も立候補を表明している。【林奈緒美】
毎日新聞 2010年9月20日 地方版
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100920ddlk04010048000c.html
選挙:七ケ宿町長選/七ケ宿町議選 町長に梅津氏 前職・高橋氏破り再選 /宮城
任期満了に伴う七ケ宿町長選と町議選は19日投開票され、いずれも無所属で前職と現職の一騎打ちとなった町長選は、現職の梅津輝雄氏(66)が、返り咲きを狙った前町長の高橋国雄氏(69)を破り、再選を果たした。当日有権者数は1485人。町長選の投票率は92・26%(前回93・88%)だった。
梅津氏は混乱した町森林組合の再建・解決など4年間の実績を強調。「だれもがだいすきな水守の郷しちかしゅく」をスローガンに、第5次町長期総合計画の着実な推進を公約に掲げた。道の駅移転に伴う雇用創出など町民と協働の町づくりを訴え、有権者の支持を集めた。
高橋氏は「キラリと輝く町づくり」を合言葉に、「自立・持続できる町づくり」を主張したが、及ばなかった。
◇新町議も決まる
定数10に12人が立候補し少数激戦となった町議選は、19日夜に新議員10人が決まった。【豊田英夫】
◇七ケ宿町長選開票結果
=選管最終発表
当 710 梅津輝雄 66 無現
643 高橋国雄 69 無元
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◇七ケ宿町長略歴
梅津輝雄(うめつ・てるお) 66 無現(2)
町長▽会社社長[歴]町議▽県スキー連盟理事長▽湯原中
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◇七ケ宿町議選開票結果(定数10−12)
当 159 吉野一夫 61 無現
当 158 小林喜一郎 69 無元
当 138 今野三喜男 59 無新
当 129 山村文吾 74 無現
当 128 武蔵重幸 68 無現
当 115 村上満 76 無現
当 113 梅津政志 60 無現
当 109 高橋茂美 53 無現
当 109 管原研治 58 無現
当 90 森雄一 58 無現
60 奥野令二 46 共新
53 高橋聴萌 55 無新
=選管最終発表
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201009208
桑折町長選21日告示 現新3人の選挙戦か
2010年09月20日 09時29分配信
任期満了に伴う桑折町長選は21日告示、26日投票で行われる。
現職で三選を目指す林王喜久男氏(61)=無所属=と新人で元町議会議長の高橋宣博氏(53)=無所属=、新人で元町議の斉藤謙氏(62)=無所属=の3人が立候補を表明しており、選挙戦となる見通し。
立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで町役場で受け付ける。
投票は26日午前7時から午後6時まで町内4カ所で行われ、午後7時から町民第2体育館で開票される。
2日現在の有権者数は1万997人(男5千189人、女5千808人)。
同日程で町議補選(欠員2)が行われる。
これまでに新人2人が立候補の意思を固めている。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201009201
加藤氏が初当選/16年ぶり中島村長選
2010年09月20日 09時29分配信
村長死去に伴う中島村長選は19日、投開票され、新人で前村議の加藤幸一氏(58)=無所属=が2044票を獲得し、新人で前村議の藤田利春氏(59)=無所属=に496票の差を付け初当選を果たした。
任期は同日から4年。
平成6年以来、16年ぶりの選挙戦となり、激しい選挙戦を展開してきた。
同村二子塚の加藤氏の選挙事務所に当選の連絡が入ると、大きな歓声が上がった。
加藤氏は妻孝子さん(55)らとともに万歳三唱し喜びを分かち合った。
当選証書付与式は20日午前10時から村役場で行われる。
当日有権者数は4112人(男2007人、女2105人)。
投票率は88・25%で平成六年の95・23%を6・98ポイント下回った。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100920t11018.htm
七ケ宿町長選 梅津氏、再選果たす 前町長高橋氏に67票差
任期満了に伴う七ケ宿町長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の梅津輝雄氏(66)が、返り咲きを狙った無所属の前町長高橋国雄氏(69)を67票差で振り切り、再選を果たした。
梅津氏は選挙戦で、2006年に発覚した町有林伐採問題を受けた高橋氏の町議会解散、町長辞職によって失われた町政の立て直しと信頼回復の実績を強調。「(3月策定の)町長期総合計画を着実に推進したい」と訴えた。
町内外の各種団体から推薦や支持を取り付け、現職の強みも生かして優位に戦いを進めた。
高橋氏は「過疎に歯止めをかける具体的な施策が出ていない」と現町政を批判。町職員や町長2期を務めた行政手腕をアピールしたが、わずかに及ばなかった。
当日の有権者数は1485人。投票率は92.26%で、前回(93.88%)を1.62ポイント下回った。
◎長期総合計画、着実に推進を
【解説】2006年出直し町長選と同じ顔触れによる一騎打ちとなった七ケ宿町長選は、失墜した町政の立て直しと信頼回復に奔走した梅津輝雄氏が、雪辱に懸けた高橋国雄氏を再び小差で退けた。
06年は町有林伐採をめぐる町の不適切な事務が発覚し、町長だった高橋氏の不信任決議案を町議会が可決。高橋氏が町議会解散のカードで応じつつ辞職したことから、出直し町長選が行われた。
当時、町議会多数派の一人だった梅津氏は町長に辞職を迫った責任を取る形で立候補。町民の審判を仰ごうと出馬した高橋氏を87票差で破った。
梅津氏は町政混乱の発端となった町有林問題を解決。町職員を挙げて集落自治を支援する事業などを進め、役場と町民の間の垣根を取り払う施策も講じた。
再選は、民間出身ならではの政治手法に有権者が一定の評価を与えた表れだ。梅津氏は公約にも掲げた町長期総合計画を着実に推進することで、町民の大きな負託と期待に応える責務がある。
高橋氏は具体的な公約を挙げて政策論争に持ち込もうとしたが、過疎の町では争点が「町の活力をどう回復するか」に集約されがちで、対立軸を明確に打ち出すことができなかった。
新町長とともに新町議の顔触れも決まり、梅津氏に親しいグループと批判的な勢力は6対4で拮抗(きっこう)する結果となった。
反町長派が数的に優位だった改選前は、議論が感情的になる場面がしばしばあった。人口1800に満たない県内一小さな町に、議場で選挙の意趣返しをする余裕などないことを肝に銘じてほしい。(白石支局・佐々木篤)
◎「住民と協働でこの町元気に」/当選の梅津さん
19日投開票が行われた宮城県七ケ宿町長選は、現職の梅津輝雄さん(66)が接戦を制した。梅津さんは「町長と町職員、町民が心を通わせる町づくりが形になった。皆さんの支援に感謝したい」と喜びを語った。
同町峠田地区の事務所には午後8時40分ごろ、当選の知らせが入った。梅津氏が姿を見せると、集まった約100人の支持者から拍手がわき起こった。
梅津さんは「今後10年間の町長期総合計画を一つ一つ形にしていくことが、わたしの大きな仕事。町民との協働で、この町を元気にしたい」と抱負を述べた。
一方、4年前に続き惜敗した前町長の高橋国雄さん(69)は同町関地区の事務所で「人口減などの問題に取り組もうと選挙に臨んだが、残念な結果になった」と支持者に頭を下げ、「町民の判断は重い。今後、町が何とか振興するよう望みたい」と話した。
◇七ケ宿町長選開票結果
(選管最終)
当 710 梅津輝雄 無現(2)
643 高橋国雄 無前
2010年09月20日月曜日
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201009190300.html
前村議の加藤幸一氏が初当選 中島村長選
2010年9月20日
現職村長の死去で、前村議の2氏による16年ぶりの選挙戦となった中島村長選は19日投票があり、即日開票の結果、新顔で無所属の加藤幸一氏(58)が同じく新顔、無所属の藤田利春氏(59)を破り、初当選した。当日有権者数は4112人。投票率は88.25パーセントだった。
加藤氏は、地域間格差の解消や農業振興、高齢者介護施設の整備を訴えて、支持を広げた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20100920-OYT8T00144.htm
中島村長に加藤氏
中島村長選は19日、投開票が行われ、新人で前村議の加藤幸一氏(58)(無所属)が、同じく新人で前村議の藤田利春氏(59)(同)を破り、初当選を果たした。
小室康彦前村長が初当選を果たした1994年以来、16年ぶりの選挙戦となった。加藤氏は、「基幹産業の農業はあと10年たつと、深刻な担い手不足に陥る」として、外国人労働者を研修生として招くことや、地域間格差の是正、教育水準向上などを訴えて支持を集めた。当日有権者数は4112人。投票率は88・25%。
(2010年9月20日 読売新聞)
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>>1286
七ケ宿町人口(少なくとも有権者)少なっ(;´Д`)
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>>1289
本当に少ないんですよ。
しかしその町にあるダムからの水が仙台市の貴重な水源だったりする訳で・・・。
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ダムある町って印象は確かにありますね〜。ダムしかなかったか(;´Д`)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001009200001
白鷹町長選に関町議出馬へ
2010年09月20日
佐藤誠七前町長(59)の辞職に伴う白鷹町長選(28日告示、10月3日投開票)に、関千鶴子町議(52)が立候補する意思を明らかにした。19日、朝日新聞の取材に「公選法違反容疑で書類送検され、辞職した佐藤前町長が再出馬するのはおかしい」と話し、21日にも町議を辞職して立候補を正式表明するという。
関氏は2004年の町議補欠選挙で初当選し、現在2期目。有権者に中元・歳暮を贈ったとして佐藤前町長を刑事告発した「政治倫理を考える会」の世話人の一人。「地検の判断が出ないうちに、佐藤前町長が『起訴されない、公民権停止はない』と会見でいうのはおかしい」と話した。
町長選には、佐藤前町長のほか、会社員の樋口与一朗氏(54)も立候補を表明している。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001009210004
佐藤知事陣営、事務所開き/後援会
2010年09月21日
●連合・民主など選対入り
10月14日告示、同31日投開票の知事選で、現職の佐藤雄平氏(62)の連合後援会事務所開きが20日、福島市曽根田町であった。
市町村長、議員、共産党以外の県議会会派、各種団体などから約500人が参加。神事の後、佐藤氏は「地方空港の厳しさをまざまざと見せつけられるなど、厳しい4年間だった。リーマンショックもあり私の任期の3分の2は景気雇用対策だった」と振り返った。2期目に向け、「子どもたちが『生まれ育ってよかった』、他の地域から『住んでみたいな』と思われるような県を作るために全力でがんばる」と抱負を語った。
事務所開きに先立って、選挙対策本部の準備会もあり、本部長に安田寿男・連合後援会長が就任することが決まった。前回知事選でも支援した連合福島、民主党、社民党、県議会会派・県民連合も選対入りした。今月末までに衆院の小選挙区ごとに選対を立ち上げる予定だという。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201009214
佐藤雄平連合後援会福島本部が事務所開き
2010年09月21日 09時54分配信
知事選告示後、佐藤雄平氏の選挙事務所となる連合後援会の福島本部事務所開きは20日、福島市曽根田町の現地で行われた。
総合選対本部長の安田寿男連合後援会長があいさつ。
吉田泉、石原洋三郎、山口和之の各衆院議員、金子恵美参院議員、佐藤憲保県議会議長、影山道幸連合福島会長らがマイクを握った。
佐藤雄平氏は「活力、安全安心、思いやりをテーマに住みよい福島県をつくるため全力で頑張りたい」と再選に向けた意欲を語った。
共産党公認で立候補する党県委員会常任委員佐藤克朗氏(55)の事務所開きは10月上旬、福島市で行う予定。
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民主党県議候補に8人応募
(秋田県)
http://www.news24.jp/nnn/news8614130.html
民主党県連では、今後は常任幹事会で協議しながら必要に応じて面談を行うなどして、人選を進める予定です。民主党県連では、県議会議員選挙の全ての選挙区に公認候補を擁立する考えを示す一方、定数1の選挙区については、他の政党との共闘も検討する事にしています。[ 9/21 19:19 秋田放送]
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>>1291
こけしとか温泉なんかもあります。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100922191136.asp
2010年9月22日(水)
定数3減、三たび否決/青森市議会
青森市議会は定例会最終日の22日、議員定数を現行の41から3減する条例改正案を審議し、賛成18、反対19の小差で否決した。10月31日投開票の市議選を見据えて、3月と6月の両定例会に続いて3回目の議員発議だったが、「議会が行財政改革の範を示すべきだ」「議論がまだ不十分」と、提案側と反対側の主張はこれまで同様、最後まで平行線をたどった。
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現職落選
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100927ddlk07010093000c.html
選挙:桑折町長選 高橋氏が初当選 行財政刷新掲げ /福島
任期満了に伴う桑折町長選は26日投開票され、無所属新人の前町議会議長、高橋宣博氏(53)が、いずれも無所属の▽現職で3選を目指した林王喜久男氏(61)▽新人の前町議、斉藤謙氏(62)−−を破り、初当選した。8年ぶりの町長選で、投票率は73・60%(前回82・85%)。当日有権者数は1万914人だった。
高橋氏は87年に町議に初当選し、03年から議長を2期務めた。町政刷新を前面に掲げ、「福島蚕糸」工場跡地への宅地開発など、町民の声を反映した公正公平な執行を訴えた。地元桑折地区を中心にミニ集会を重ね、現職への批判票を固めた。
林王氏は2期8年の実績を強調し、国見町との乗り合いタクシー運行など新規施策もPRしたが及ばなかった。斉藤氏は町長報酬削減や情報公開徹底など行財政改革推進を訴えていた。【関雄輔】
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◇桑折町長選開票結果
=選管最終発表
当 3467 高橋宣博 53 無新
2671 林王喜久男 61 無現
1837 斉藤謙 62 無新
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◇桑折町長略歴
高橋宣博(たかはし・のぶひろ) 53 無新(1)
会社役員[歴]町議6期・議長▽立教大中退
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001009280006
みちのくワイド 「動き出した地域政党」
2010年09月28日
来春の統一地方選をにらみ、「地域政党」が動き始めた。橋下徹・大阪府知事の「大阪維新の会」、河村たかし・名古屋市長の「減税日本」のようにカリスマ首長の事実上の政策遂行手段もあるが、「地域政党いわて」や「京都党」のように地域に根ざした政策実現を目指す党もある。身近なマニフェストを求める声がある中、どこまで住民に届く具体策を実現できるか。
◇
盛岡市郊外の公民館。17日夜、吉田敬子・岩手県議(32)が畳に正座して話し始めた。
「県議で視察した時の昼食(自費)が3千円。びっくりしました」「なんで先生と呼ばれるのか。辞書で調べてもわからない」
7月上旬の補選に「地域政党いわて」公認で当選。これが2度目の県政報告会だ。知り合いもいない地域で、1週間前から70世帯すべてを回って人集めした。
だが、向かい合った住民はたった3人。「若くないと、そういう感覚は持てないかも知れないな」「もっと人を集めたいなら、町内会長に話を通さないと」
やりとりはぎこちないが、何とか一歩を踏み出した。吉田氏は「たくさん集まって欲しいけど、話の中身も大事。今まで当たらなかったところに光をあてたい」。
東京の大学を卒業後、ボリビアで青年海外協力隊に参加、NPO法人の職員もした。政治経験はゼロ、マイクを握ったのはカラオケぐらい。「32歳の女性が議員になれば議会も変わる」と訴え、県政史上最年少の女性県議になった。
以来、政治の外側にいた同世代からメールが届く。「子宮頸がんワクチンの補助はどうなってるの?」「受動喫煙で困っている。分煙を進めて」。補助制度を調べ、実現のための手段を考え――。
いわての党綱領に「住民の縮図としての地方議会の実現」とある。メンバーの高橋博之県議(36)は「県議会(定数48)は、自分も含めて元議員秘書や行政の長や職員がほとんど。女性は5人。これで住民や女性の思いが分かるのか」という。
6月中旬、盛岡のホテルでの結党集会には設立メンバーの県議5人、市議1人のほか、首長や市町村議20人余が参加。八幡平市の田村正彦市長は来賓あいさつで訴えた。「中央政党の言いなりにならず、県政に訴える存在が地方分権には必要だ」
苦い記憶があった。
再選を目指した昨年9月の市長選。政権交代を果たした「小沢民主党」が擁立した対立候補の出陣式には国会議員7人が並び、選挙中には赤松広隆農水相(当時)も駆けつけ「国とのパイプ」を強調した。「地域密着」を訴えた田村氏が1199票差でかろうじて逃げ切った。
田村氏自身、小沢一郎氏が率いた新進党の元県議。自戒を込めて振り返る。「有権者の前と党内とで言っていることが違った。党の方針や親分に従うのが第一で、主義主張が判断基準じゃなかった」
いわての党綱領には「中央政党本部や国会議員に(中略)縛られずに主張する」とも。代表の飯沢匡県議(48)は「中央政党の下請けにはならない。意見書の扱いをいちいち党本部にお伺いを立てるようなことはしない」と強調する。
これには国会の議席すべてを民主党が独占、県議会も「知事与党」の民主党系会派が過半数という岩手独自の事情もある。
いわては県議会の先例を変え、人事案の質疑を実現した。だが、存在感はまだ見えない。基本政策に住民組織の拡充や地域医療、教育の充実を掲げるが、県議選で「下請け」では発想できない政策をどう打ち出すか。10月、首長らも参加する「県民シンクタンク」会議を開き、マニフェストの議論を始める。
東北の地域政党は今のところいわてだけ。ただ、全国では相次ぐ。
8月末に京都で産声を上げた「京都党」。来春の市議選で全選挙区に擁立を目指す。代表の村山祥栄・元市議(32)は、残暑のなか立候補予定者と連日街頭に立ち、演説を手取り足取り教えている。
まず、議案提出できる6議席獲得が目標。政策はこれから住民アンケートや意見公募で「走りながら」練る。そして「企業・団体に頼らず、市民だけに応援してもらう」。
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>>1231
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001009280001
北秋田市長選公選法違反事件
2010年09月28日
2009年4月の北秋田市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(現金買収、事前運動)の罪に問われた元鷹巣町長岩川徹被告(61)=北秋田市栄=の公判が27日、秋田地裁(馬場純夫裁判官)であった。岩川被告は現金を渡した時期について、検察側の主張と異なる日時を証言し、無罪を訴えた。
起訴状によると、岩川被告は09年2月16日と3月17日ごろ、男性運動員(63)=同法違反で懲役10カ月執行猶予3年の二審判決が確定=に票のとりまとめの報酬として、コンビニの駐車場などで現金計30万円を渡し、告示前に選挙運動をしたとされる。
弁護側の被告人質問で、岩川被告は運動員に現金を渡した時期について「1月19日と2月18日ごろの2回で、運転手と道案内の報酬だった」と証言。検察側が指摘する日時には人と会っていたり、別の用事をしたりして、アリバイがあると訴えた。
一方、検察側の証人として運動員を取り調べた検事が証人として出廷。検事は「(運動員から)調書の内容の訂正を求められたことはなかった」と証言した。票のとりまとめのために現金を受け取ったとする運動員の調書の信頼性を主張した。
県警の捜査員が証人接触試みる/元町長側弁護士抗議
この日の公判で、裁判に出廷した証人に県警の捜査員が接触しようとしたとして、岩川徹被告の弁護人は、裁判所に意見書を提出したと明らかにした。
主任弁護人の西畠正弁護士によると、9月1日の公判に証人として出廷した男性に、22日に県警の捜査員から任意で事情を聴きたいと連絡があったという。西畠弁護士は「証人はすでに証言を終えており、捜査の必要性はない。今後、予定されている証人が不安を覚える」と抗議した。
県警捜査2課は「確認したいことがあったので事情を聴こうとしただけ。問題があるとは考えていない」とコメントした。
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>>1264-1265>>1282>>1292
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001009280002
前職ら3氏の争いか
2010年09月28日
∞白鷹町長選きょう告示
佐藤誠七前町長(59)の辞職に伴う白鷹町長選は28日告示、10月3日投開票される。有権者数十人に歳暮や中元でコーヒーセットなどを贈ったとして6月に公選法違反(寄付の禁止)容疑で書類送検された佐藤氏は、8月末に辞職した後、立候補を表明。前町議の関千鶴子氏(52)と元会社員の樋口与一朗氏(54)も立候補を表明しており、無所属3人の戦いになりそうだ。9月27日現在の有権者は1万3047人
佐藤氏は「後援会や町民から行政の流れを変えないでほしいと出馬要請があった」として、今月16日に立候補を正式に表明。「辞職でけじめはついた」と強調した。後援会は町内を6支部に分け、組織力の強さを誇る。「けじめよりも実績や今後の政策を訴えていきたい」という。
一方、佐藤氏を刑事告発した「政治倫理を考える会」は佐藤氏の立候補を予想し、対立候補の擁立に動いていたが、人選が難航。結局、世話人の一人の関氏を擁立した。関氏は21日の立候補表明で、佐藤氏の出馬について「司法当局の判断も出ていないのにおかしい。けじめはついていない」として、選挙戦で訴える方針だ。
真っ先に名乗りを上げた樋口氏も「けじめがついたとは思わない」と佐藤氏を批判。ただ、23日の事務所開きのあいさつでは「町民に是非を問うのも必要だが、緊急にやるべきことはたくさんある」と人口減などの行政課題の解決を優先する姿勢を示した。(内藤文晴)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101001-OYT1T00406.htm?from=area6
6時間ストップ…青森県議会、自民・民主バトル
青森県議会で30日、約6時間にわたって一般質問が中断した。
民主党県議が、三村知事と関係の深い企業の公共工事受注率などを尋ねたのに対し、県政与党の自民党が「不適切」として追及し、議事録からの削除を求めたためだ。一般質問初日の27日にも、知事選をめぐり民主党県議が知事との間でさや当てを演じたばかり。両者の対立は激化する一方だ。
問題となったのは、民主党の渋谷哲一県議の質問。渋谷氏は「B社」という匿名を使って、「他の業者が受注額を減らす中、このB社はあまり減少していないと聞いている」と言及。さらにB社の上位株式保有者が三村知事であるとした。
これに自民党県議が「あたかも入札で不正があったかのような誤解を招く」と激しく抗議。自民党は議事録からの削除と渋谷氏による謝罪を求め、民主党は「発言には問題はない」と反論した。
水面下での折衝や断続的に議会運営委員会を開いて協議し、最終的には民主党が議事録削除のみ受け入れて決着した。一般質問が再開したのは午後5時半で、午前11時45分ごろのストップから6時間が過ぎ、この日のすべての質疑が終了したのは、午後9時だった。
共産党の諏訪益一県議は議運委で、「時間がかかりすぎている。知事や県側が不正はないと答弁すれば済むことだ」と今回のドタバタ劇を批判していた。
(2010年10月1日11時23分 読売新聞)
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>>1301
http://mytown.asahi.com/areanews/yamagata/TKY201010030284.html
公選法違反で出直し選、白鷹町長に佐藤氏返り咲き
2010年10月4日
返り咲きを果たし、支持者らに深々とお辞儀をする佐藤誠七氏(中央)。本人は万歳をしなかった=白鷹町十王の山峡体育館
公選法違反容疑で書類送検された佐藤誠七前町長(59)の辞職に伴う白鷹町長選は3日投開票され、前町長の佐藤氏が、前町議の関千鶴子氏(52)と元会社員の樋口与一朗氏(54)の新顔2人を破って町長に返り咲いた。佐藤氏の「けじめ」が争点になったが、有権者は佐藤町政の継続を選択した。任期は辞職前の残り任期の2012年10月25日まで。当日有権者数は1万2959人。投票率は78.35%(前回86.32%)だった。
佐藤氏は同町十王の体育館で、約100人の支持者らと開票結果を待った。「当選」の報が伝わったのは午後9時50分ごろ。歓声の中、佐藤氏は「私が原因で選挙になり、ご迷惑をかけたことをおわびしたい」と述べて万歳はせず、「皆様が喜ぶ町づくりをしたい」と抱負を語った。
佐藤氏は08年10月、町長に初当選。しかしコーヒーセットなどを地元有権者数十人に贈ったとして今年6月、公選法違反(寄付の禁止)容疑で書類送検された。8月末に辞職したが、9月に「辞職でけじめはついた」などとして立候補を表明した。
選挙戦は後援会組織を活用して各地で集会を開くなど序盤から優位に進めた。町長と特別職の給与半減や荒砥橋架け替え早期実現など2年の実績と継続の訴えが奏功した。
敗れた関氏は、佐藤氏を刑事告発した「町政治倫理を考える会」の世話人の一人。舟山康江参院議員ら女性議員の応援も得たが及ばなかった。
樋口氏は、町議3人の支援を受け、民間感覚を生かした行財政改革を重点的に訴えた。だが知名度不足も響き、浸透しきれなかった。
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http://www.news24.jp/nnn/news8614219.html
大館市長選 近江屋氏が出馬へ
(秋田県)■ 動画をみる 来年春に行われる大館市の市長選挙に元衆議院議員の近江屋信広氏が出馬を正式に表明しました。近江屋氏は大館市出身で60歳。自民党本部の総裁幹事長室長などを経て、2005年の衆議院議員選挙で比例・南関東ブロックから立候補して初当選し、衆議院議員を1期つとめました。記者会見で近江屋氏は「これまでの経験や人脈をふるさと大館市のために生かしたい」と述べました。近江屋氏はことし3月に自民党を離党していて、来年の春の市長選挙には無所属で臨む考えです。大館市の市長選挙に出馬を表明したのは近江屋氏が初めてで、現職の小畑元氏はまだ態度を明らかにしていません。[ 10/8 19:44 秋田放送]
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http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/10/08/new1010080901.htm
青森県議選まで半年 自民30議席目指す(2010/10/08)
任期満了に伴う青森県議選(定数48)は、来年4月10日に予想される投開票まで半年に迫った。最大勢力で過半数を握る自民党は、現有の25議席に上積みし、30議席の獲得を目標に掲げる。一方、現有11議席の民主党は、自民を過半数割れに追い込むため全選挙区への候補者擁立を目指している。二大政党以外の各勢力も徐々に選挙態勢を整えており、臨戦ムードが高まりつつある。
自民は前回の改選で28議席を確保したが、2議員が民主に移るなど議席を三つ減らした。来春の改選では前回全勝した七つの1人区を固めつつ、定数が多い八戸市(定数8)などの都市部では半数を獲得する戦略を描く。
県連の木村太郎会長は「党本部も統一地方選を重視している。県内では選挙区ごとに公約を作成するなど、選挙準備を具体的に進めていきたい」とする。11月18日まで公認申請を受け付ける。
一方、民主は改選時に6議席だったが、自民から移った2議員のほか、09年の衆院選前後に民主系の2議員(いずれも八戸市)らを加えるなど、政権交代の勢いを背景に勢力を拡大してきた。
来春の県議選は全16選挙区に候補を擁立する方針で、県連の山内正孝選対委員長は「年内に顔触れをそろえたい」と意気込む。ただ、候補者の公募に名乗りを上げたのは現段階で4人にとどまるなど難航も予想される。
公明党は既に、八戸市と青森市の現職2議員の公認を決めている。強固な組織力を生かし、長年保ってきた現有2議席の確保に全力を挙げる。
共産党は青森市(定数10)で、現職に加えて新人の擁立を決めており、同選挙区で初の2議席を狙う。八戸市には新人が、弘前市(定数6)には現職が出馬する。
社民党は青森市での1議席を死守するのが最重要課題。前回は次点との差がわずかの最下位当選で、陣営の危機感は強い。
このほか、無所属の現職、元職、新人もそれぞれに出馬準備を進めている。
県議の任期満了は来年4月29日。
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>>1305
しぶといイメージの青森社民(国政選挙で候補者出してくるし)だが,もうこんなに弱体化してるのか。
>社民党は青森市での1議席を死守するのが最重要課題。前回は次点との差がわずかの最下位当選で、陣営の危機感は強い。
どうせなら落としてしまいたいが。。
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そういえば今の青森市長って共産・社民推薦じゃなかったけ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20101009-OYT8T00098.htm
統一地方選 4月24日投票
4首長、14議員選
来年の統一地方選の日程を定める臨時特例法案が8日閣議決定され、県知事選と県議選が前半の4月10日投票、市町村長、市町村議選が後半の同24日投票の見通しとなった。県選管によると、北上、矢巾、大槌、普代の4市町村長選が統一地方選の対象となる。市町村議では、盛岡、陸前高田、久慈、二戸の4市と、矢巾、雫石、西和賀、山田、洋野、軽米、滝沢、野田、田野畑、普代の10町村で選挙が実施される。前回2007年の統一地方選で実施された釜石市長選は、前市長の死去に伴い同年11月に再び市長選が行われたため、対象から外れた。
(2010年10月9日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010070003
雄平知事ってどんな人(上)
2010年10月07日
●気が利く「雄ちゃん」/付き合い上手 敵はなし
戦後まもない1947年、下郷町のしょうゆ屋「いちます醸造」を営む佐藤家に生まれた長男は、父から「平」の字を継ぎ、「雄平」と名付けられた。子ども時代の雄平を知る人は皆、「気が利いた」「人なつっこかった」と口をそろえる。
ある年の大みそか、雄平少年は家から雪道を歩いて商店に向かった。お目当ての品はアメと、まんじゅう。ただ、自分で食べるための買い物ではなかった。
夜。集落で唯一、テレビのある自宅は、紅白歌合戦を見るために近所の人が家族連れで集まった。テレビの前には大勢が座り、自宅はさながら映画館。雄平少年は人と人のすきまをぬって、子どもにはアメを、年寄りにはまんじゅうを配った。ニコニコと笑顔も振りまくと、「雄ちゃん、気が利くねえ」と喜ばれた。
父は郵便局員として外で働き、しょうゆ屋はもっぱら母が切り盛りしていた。年の瀬の佐藤家は特に忙しかった。「弟2人はわんぱくだったけれど、雄平はまじめで気配りができた。天性の人柄だろう」と、幼なじみの堀金洋子(68)は語る。
気配りと、人なつっこさ。それは果たして、生まれながらのものだけなのか。
実家の下郷町から10キロほど離れた南会津町田島(旧田島町)。母の実家・渡部家は佐藤家と同じく、この町でしょうゆ醸造業を営む大商店だった。ここでは「雄ちゃんは田島の子だ」とも言われる。幼少時から大学進学で上京するまで、夏休みなどの長期休暇のほとんどを、渡部家で過ごしたからだ。
渡部家は政治家が輩出する家でもあった。祖父の故・渡部又左衛門は、県議と田島町長を務めた名士。その三男は民主党最高顧問で衆院議員の渡部恒三(78)だ。雄平からは叔父にあたる。
渡部家は商売上、人の出入りが多く、政治家もよく訪れる。住み込み従業員は15人もいてにぎやかだった。同じ年代の子どもがいない隣近所の家へも、よく遊びに行っていたという。
渡部家で幼少時からかわいがられ、顧客や目上の人との接し方を自然と身につけた、と弟の洋次郎(59)はみる。「渡部家は人付き合いが上手で、佐藤家とは違う。あの性格は、子ども時代の多くを向こうで過ごしたことにルーツがあると思う」
競争社会に育った団塊の世代。田島高校に進学した年、普通科が2クラスから3クラスになり、雄平は増設された進学クラスにいた。この時期にも、付き合い上手という印象を周囲に残している。
同校で保健体育を教えた堀金良臣(75)は、雄平が他の生徒とケンカをするところを見たことがない。体育のバスケットボールで他の生徒から激しくぶつかられても、怒らずにカラッとしていて、敵を作らなかった。
チャイムが鳴ったら必ず席についていたし、しかっても「すみません」と礼儀正しかった。「成績も上の上。強いて短所を言えば、『おれについて来い』という元気さは足りなかったかなあ」
神奈川大学経済学部への進学に合わせて上京。雄平は当初、卒業したら実家のしょうゆ屋を継ぐつもりだったらしい。実家の家族も、雄平が戻るのを待っていた。
人生の歯車が意外な方向に動いたのは、大学4年の12月だった。叔父の渡部恒三が衆院議員に当選した。身内を1人秘書に置いておきたいと考えた恒三から誘われ、秘書になることになった。
それでも初めは数年で下郷に戻るつもりだった。「帰らなきゃなあ」。弟の洋次郎にこぼすこともあった。
だが、人付き合いのうまさが求められる秘書の仕事に雄平はぴたりとはまった。複数の秘書の中でも高く評価され、28年間秘書を続けた。その経験が、当時は望んでいなかったと思われる政治の表舞台に自身を押し上げた。(敬称略、村上晃一)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010080003
雄平知事ってどんな人?(中)
2010年10月08日
●渡部氏と「二人三脚」
「私が国会議員の秘書になった時、『お客さんを大事にしなさい』と最初に言われた。誠実さと、人に会った時の対応が大切です」
4月、県庁に入庁したばかりの新職員に、佐藤雄平知事はとうとうと語りかけた。「人を大事にする」は秘書時代からの教訓だという。
神奈川大を卒業する直前の1969年、衆院選に初当選した叔父の渡部恒三の秘書になった。それから参院議員に転身するまでの28年間余り、渡部と二人三脚で永田町を歩んできた。
渡部本人は「何もかも任せていた」と証言する。秘書の主な仕事の一つが地元首長の陳情の対応。当時は中選挙区制。党内の争いもあり、陳情対応の重要性は今よりはるかに高かった。「福島2区(当時)には5人議員がいたが、私のところに一番来た。議員会館でも一番だったらしい」と渡部。「雄平君が陳情をよくやってくれたから国政に専念できた」と振り返る。
「気配りの人」「面倒見がいい」――。秘書時代の雄平を知る人は、口をそろえてこう評する。秘書仲間も「悪い評判は聞いたことがない」とその手腕を認めていた。
秘書時代の終わりごろ、地元に戻っていた雄平は車で秘書仲間と2人、郡山から東京に向かうことになった。同僚が運転を買って出たが、「長時間の運転で眠くなったらいけない」と心配した雄平は、高校、大学と合唱部で鍛えた声で約4時間、助手席で歌い続けた。同じ曲はほとんどなかったという。「うますぎて逆に眠くなったんだけどね」と同僚は笑う。
自民党の竹下派七奉行として頭角を現し、1980〜90年代に厚生相や通商産業相などを歴任した渡部とともに雄平もステップアップした。早くに筆頭秘書になり、渡部が自民党を飛び出し、新生党、新進党の結党に参加してからは、両党の秘書会長に。95年には衆院秘書協議会副会長にも就いた。
今年6月、雄平は後援会の会合でこんなことを言っている。「たまたま渡部恒三が当選し、たまたま秘書を手伝えということで、1年くらいはいいかなと思っていたら、気がついたら30年近くになっていた」。政治の世界に飛び込んだことを「ハプニング」と表現した。
渡部の地元の秘書を務め、現在は民主党県連幹事長の安瀬全孝は「(雄平)本人は『たまたま』と言うが、いずれは国会議員、そして知事にという人材だと以前から考えていた」と明かす。
実際はどうだったのか。
初めて立候補した98年の参院選福島選挙区(改選数2)。過去最多に並ぶ8人の候補者が乱立したが、雄平は民主、公明、社民などの推薦を受けて「非自民勢力結集」が実現。その波に乗り、2位に約8万票差をつけてトップ当選を果たした。
2期8年の在任中は、沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員長などを務めた。ただ、参院議員時代を通じ、政策を積極的に発信していた形跡はうかがえない。
参院議員時代の雄平に陳情に行ったことのある県職員は「アポ無しでも議員会館にいれば必ず会ってくれたし、色々な情報をくれた」と思い出す。黒衣に徹した秘書時代そのままに、人を大事に、利害調整に心を砕いていた。(敬称略、井上亮)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010090003
雄平知事ってどんな人?(下)
2010年10月09日
●カラー見えぬ調整型/「攻めの県政」ほど遠く/当選から現在まで
福島第一原発3号機(大熊町)で始まったプルサーマル発電。佐藤雄平知事が計画受け入れを表明後、初の県議会となった9月議会で、共産党の神山悦子県議が質問に立った。計画の安全性や適切な監視態勢など8項目にわたって県の姿勢をただした。
雄平は、原子力安全・保安院の経済産業省からの分離について「国の議論を注視するとともに、実現に向けて強く働きかける」と従来の考えを答えたが、その他の質問への答弁をしたのは生活環境、企画調整両部の部長だった。共産党が「県の到達点」とする核燃料サイクル政策に疑義を突きつけた「中間とりまとめ」(2002年)について知事の答弁を強く求めたが、実現はしなかった。
神山は「県政の大転換であるのに、知事が自らの言葉で説明しないのはおかしい」と主張する。
談合事件で佐藤栄佐久・前知事が辞任したのに伴う06年の知事選で初当選した雄平。いろいろな意味で前知事と対照的だ、との声は随所で聞かれる。
「前知事は自分の考えを部下に指示した。雄平知事は下から意見が上がってくるようにする。そこは全く違う」。ある県幹部はこう語る。県政運営の手法が「調整型」だと評されるゆえんだ。
ただ、その手法が庁内でうまく機能してきたかには疑問符がつく。県幹部は「我々にはまだ、待ちの姿勢になっているところがある」と明かす。前知事が強力なリーダーシップを発揮した時代、職員は厳しい注文に青息吐息でついて行った。その時染み込んだ「待ちの姿勢」がまだ残っているというのだ。
先月20日、福島市内であった後援会の事務所開き。雄平は「ほんっとうに厳しい、つらい4年間でした」と1期目を振り返った。福島空港からの日本航空の撤退、リーマンショックに端を発する世界的不況などに触れ、「私の任期の三分の二は景気、雇用、金融対策だった」。対応を迫られる課題に追われ、攻めの県政運営が十分できなかった悔しさもにじませた。
06年の知事選で、雄平は民主党や同党中心の県議会会派・県民連合などの支援を受けて当選した。その後待っていたのは、第1会派の自民党とどう付き合うかという課題。県政を円滑に進めるには、自民党や他会派の協力を得ることが必要だった。
「我々がいろいろ答申すると、知事は『わかりました』とすぐ飲む」。自民党県連幹事長の斎藤健治は知事選が議題に上がった6月の会合でこう話した。例に挙げたのは、今年1月の補正予算。同党の要望に応じる形で、県は経済・雇用対策として公共事業を中心に補正予算を組んだ。「2月に定例会があるのに、わざわざ1月に臨時議会を開いてくれた」と評価した。
同党県連政調会長の平出孝朗も雄平について、議会の意見を尊重している、とみるがこうも付け加える。「自分で進める政策がないと言えばないのかもしれない」
雄平を古くから知る秘書仲間だった男性は、雄平と政策論議をしたことがないと言う。前回知事選で雄平を支援した県民連合の県議も「多くの意見に耳を傾けるが、政治的理念が見えない。現状維持の安全運転では将来につけがくる」との心配を口にした。(敬称略、井上亮、村上晃一)
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>>1228-1230>>1238
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101009t23030.htm
同数くじ引き、当選者変わらず 青森・大鰐町長選点検で1票差
2候補の得票が同数となり、くじ引きで当選者を決めた青森県大鰐町長選(6月27日投開票)で、県選管は8日、落選した二川原和男前町長(68)の後援者による審査申し立てを棄却し、元町議山田年伸氏(58)の当選の効力を認める裁決を出した。票の点検では二川原氏の得票1票が無効とされ、得票数は1票の差が付く結果となった。
裁決によると、後援者が二川原氏の得票と主張した「油川和男」票について「全体としての視感、音感が明らかに異なる」として、町選管と同様に無効と判断した。
県選管による票の点検では5票の疑問票が見つかり、うち二川原氏の得票とされていた1票を公選法が禁止する他事記載と認定し、無効票に振り分けた。その結果、町長選の得票数は山田氏が3524票、二川原氏は3523票となった。
県選管は県庁で、審査申立人に裁決書を渡した。申立人らが30日以内に県選管の裁決取り消しを求める訴訟を仙台高裁に起こさない場合、裁決が確定する。
申立人は「大変悔しい。対応は今後、後援会内で話し合うが、恐らく提訴はしないだろう」と述べた。二川原氏は「1票差なら明確でいい」と話し、山田町長は「相手陣営は結果を素直に認めてほしい」と語った。
町選管の開票とは違った得票数になったが、県選管によると、当選者に変更はないため、町選管はあらためて選挙会を開く必要はなく、得票が同数となった結果も残るという。
2010年10月09日土曜日
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>>1307
市民派って感じで社共共闘候補って印象はあんま無いですが,そういえばそうでしたねぇ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101010t11026.htm
統一地方選まで半年 自民党の勢力維持が焦点 宮県議選
統一地方選で行われる宮城県内の選挙
来春の統一地方選が半年後に迫った。宮城県内では県議選と仙台市議選が4月10日投票、塩釜市長選と5町長選、10市町村議選が4月24日投票の日程で行われる。政権交代後、初の統一選に臨む民主党は、県議選を中心に公認候補を積極的に擁立し、地方で支持基盤が厚い自民党に対抗する。公明、共産、社民各党は党勢拡大を狙う。今夏の参院選で躍進したみんなの党も参戦する。
県議選は、県政与党の自民党が圧倒的な勢力を維持するかが焦点。現在は最大会派の自民党・県民会議が38議席、民主党系会派の改革みやぎが11議席を占める。定数は現行61のまま改選を迎える見通しで、選挙区は気仙沼と本吉が合区される。
仙台市議選は現行定数60が55に減る。泉(定数11)は変わらないが、青葉(17)は2減、宮城野(11)、若林(8)、太白(13)はそれぞれ1減で、前回2007年に比べ激戦が予想される。
民主党は8月末、県議9人と仙台市議9人の現職18人を公認した。県議選は全選挙区に公認・推薦候補を擁立する方針。党国会議員が人選を進めているほか、県連が11月に政治スクールを開講して人材発掘に乗り出す。
自民党は16日に県連が県議選、仙台市議選の第1次公認・推薦候補を発表する。引退する現職は少ないとみられる。
公明党は9月末に県議3人を公認した。共産党は県議選で4人、仙台市議選で7人の公認候補を発表している。社民党も県議選6人、仙台市議選7人の公認・推薦を決めている。
みんなの党は、県議選の仙台5選挙区と仙台市議選を中心に公認候補の擁立作業を進めている。
統一選の後半戦は、首長選が塩釜市長選と村田、川崎、松島、七ケ浜、色麻の5町長選。現職はいずれも態度を明らかにしておらず、色麻町長選で元町議が立候補の意思を表明している。
議員選は塩釜、白石、多賀城の3市議選と亘理、山元、七ケ浜、利府、富谷、女川、大衡の7町村議選が行われる。
2010年10月10日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101010t61030.htm
現職を事実上4党支援 緊張感欠如の念も 福島知事選
福島知事選(14日告示、31日投開票)は、再選を目指す現職の佐藤雄平氏(62)と、共産党公認で新人の党県常任委員佐藤克朗氏(55)の一騎打ちとなる公算が大きい。佐藤知事は今回「県民党」を掲げており、2006年の前回選挙で推薦した民主、社民両党は一歩引いて支援する。一方、前回対立候補を推薦した自民・公明両党も一転、佐藤知事の「支援」に回る。政党色を消したい佐藤知事と、来春の県議選に向けて知事との距離の近さをアピールしたい政党側の思惑が重なった構図は、有権者にとってはなれ合いとも映る。(福島県知事選取材班)
民主党は、佐藤知事が同党参院議員から知事に就任したこともあり、最も距離が近い。しかし、今回は議論もせずに推薦を見送った。「県民党」に固執する佐藤知事に配慮したためで、同党県連の安瀬全孝幹事長は「本当の与党は、知事の負担になるようなことはしない」と説明する。
政策協定も締結していない。昨年策定された県長期総合計画(2010〜14年度)がマニフェスト代わりになるという。
一方で、佐藤知事の選対に副本部長や幹事長を送り込むことにしており、手厚い支援は4年前と変わらない。政党としては推薦せず、政策協定を結んでいないにもかかわらず選挙戦には深くかかわるという、有権者にとっては分かりづらい対応となる。
社民党も選対に副本部長を出すが、推薦などは行わず、民主党と足並みをそろえる。
前回知事選で佐藤知事と戦った自民党は当初、対立候補の擁立を目指す構えだったが断念し、佐藤知事の支援を決めた。公明党も佐藤知事支援に回る。
自民党が方針を百八十度転換したのは、来春の県議選をにらんでのことだ。昨年の衆院選では県内の選挙区で全敗したため、県議選に対する危機感は強い。「県民に向けて県議会の『責任与党』であることを訴えたい」と党県連役員が語るように、知事との距離の近さをアピールすることで、県議選を有利に運びたいという思惑がある。
自民党県連は佐藤知事を支援する引き換えに、政策協定の締結を求めた。実現はしなかったが、県議団として要望する政策を文書にして手渡した。選対には加わらない見通しだ。
支援に濃淡はあるものの、佐藤知事陣営は事実上、民主、自民の二大政党に公明と社民も加わる「4党相乗り」となる。知事の「全方位外交」が功を奏したと言えるが、「県議会も含めて、何もしない、緊張感のない県政に陥ってしまう」(連合福島幹部)と危ぶむ声も出ている。
これに対し、共産党県委員会は「この4年の県政運営がどうだったかを県民に知らせ、審判を問うことに知事選の重要な意義があるはずだ」と批判、選挙戦で支持を呼び掛ける構えだ。
2010年10月10日日曜日
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>>1261
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101010t61030.htm
現職を事実上4党支援 緊張感欠如の念も 福島知事選
福島知事選(14日告示、31日投開票)は、再選を目指す現職の佐藤雄平氏(62)と、共産党公認で新人の党県常任委員佐藤克朗氏(55)の一騎打ちとなる公算が大きい。佐藤知事は今回「県民党」を掲げており、2006年の前回選挙で推薦した民主、社民両党は一歩引いて支援する。一方、前回対立候補を推薦した自民・公明両党も一転、佐藤知事の「支援」に回る。政党色を消したい佐藤知事と、来春の県議選に向けて知事との距離の近さをアピールしたい政党側の思惑が重なった構図は、有権者にとってはなれ合いとも映る。(福島県知事選取材班)
民主党は、佐藤知事が同党参院議員から知事に就任したこともあり、最も距離が近い。しかし、今回は議論もせずに推薦を見送った。「県民党」に固執する佐藤知事に配慮したためで、同党県連の安瀬全孝幹事長は「本当の与党は、知事の負担になるようなことはしない」と説明する。
政策協定も締結していない。昨年策定された県長期総合計画(2010〜14年度)がマニフェスト代わりになるという。
一方で、佐藤知事の選対に副本部長や幹事長を送り込むことにしており、手厚い支援は4年前と変わらない。政党としては推薦せず、政策協定を結んでいないにもかかわらず選挙戦には深くかかわるという、有権者にとっては分かりづらい対応となる。
社民党も選対に副本部長を出すが、推薦などは行わず、民主党と足並みをそろえる。
前回知事選で佐藤知事と戦った自民党は当初、対立候補の擁立を目指す構えだったが断念し、佐藤知事の支援を決めた。公明党も佐藤知事支援に回る。
自民党が方針を百八十度転換したのは、来春の県議選をにらんでのことだ。昨年の衆院選では県内の選挙区で全敗したため、県議選に対する危機感は強い。「県民に向けて県議会の『責任与党』であることを訴えたい」と党県連役員が語るように、知事との距離の近さをアピールすることで、県議選を有利に運びたいという思惑がある。
自民党県連は佐藤知事を支援する引き換えに、政策協定の締結を求めた。実現はしなかったが、県議団として要望する政策を文書にして手渡した。選対には加わらない見通しだ。
支援に濃淡はあるものの、佐藤知事陣営は事実上、民主、自民の二大政党に公明と社民も加わる「4党相乗り」となる。知事の「全方位外交」が功を奏したと言えるが、「県議会も含めて、何もしない、緊張感のない県政に陥ってしまう」(連合福島幹部)と危ぶむ声も出ている。
これに対し、共産党県委員会は「この4年の県政運営がどうだったかを県民に知らせ、審判を問うことに知事選の重要な意義があるはずだ」と批判、選挙戦で支持を呼び掛ける構えだ。
2010年10月10日日曜日
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また間違えた
>>1261
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101010t11029.htm
来月活動を再開、仮想内閣組織 東北州政治家連盟
東北6県の超党派の地方議員らが4月に発足させた後、活動が休眠状態となっていた「東北州政治家連盟」は9日、仙台市内で役員会を開き、11月6日に研修会を開催し、連盟の活動を本格的に再開する方針を決めた。
研修会は96人の会員を対象に仙台市内で開く。道州制推進論者の村井嘉浩宮城県知事が講師を務め、地域主権型道州制の実現をテーマに基調講演する。会員との意見交換も予定している。
この日の役員会では、東北州の仮想内閣「明日の東北州政府」を組織し、財政、経済産業、農林水産業、教育、観光の5部会を設置することを決めた。研修会以降、東北州が取り組む政策の検討を始め、来年4月の統一地方選前に中間報告を行う。
同連盟は、東北6県議や市町村議ら93人が名を連ね、全国に先駆けて発足した。当初、8月に「明日の東北州政府」を設け、政策の検討に乗り出すことにしていた。しかし、7月の参院選に、連盟代表で元宮城県議の菊地文博氏ら幹部会員の多くが立候補し、活動が休止していた。
連盟が所属する地域主権型道州制国民協議会によると、全国では東北州に続き、関西州と南関東州の政治家連盟が発足している。本年度中に東海州と北関東州も設立される見通しだという。
2010年10月10日日曜日
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>>1305
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/10/13507.html
県議選まで半年 二大政党対決が軸
県議会議員選挙(16選挙区、定数48)は来年4月10日に予定される投開票まで、あと半年と迫った。政権交代後初めての県議選で、最大会派自民党と第2会派民主党の二大政党による勢力争いが中心。自民党は県議会での安定的過半数獲得を目指し、民主党は自民党を過半数割れに追い込むべく、それぞれ総力を挙げる。
県議会は現在欠員3。会派別の現有議席数は自民党が25人、民主党が11人、公明・健政会が3人、共産党とクラブ林檎、社民党・県民クラブはそれぞれ2人ずつとなっている。
自民党は“県政与党”として、30議席以上の安定的過半数を目指す。七つの1人区と二つの2人区は議席を独占しているため、定数が3以上の選挙区で勢力拡大を図る。むつ市は現職が過半数に達していることから、青森、八戸、弘前、五所川原の各市、上北、三戸両郡の合計6選挙区での戦いが焦点。
現職をはじめ元職、前回選で落選した公認、推薦候補を中心に、過半数以上の候補者を擁立する構え。既に公認、推薦に向けた手続きを開始しており、11月18日まで申請を受け付ける。
民主党は自民党を過半数割れに追い込もうと、10ある空白区の解消を最大の課題とする。現職11人は公認済みで、公募への応募者4人(青森、八戸、むつの各市選挙区、上北郡選挙区)の審査を始めた。県連所属の国会議員、県議が個別に出馬を打診している人物が少なくとも10人程度いるといい、擁立を目指し交渉を進める。
現職が1人の県都・青森市選挙区では複数議席確保を目指し、自民党の牙城である1人区への対応も重要なポイントと位置付ける。県連は「年内には候補者をそろえたい」(山内正孝選対委員長)としている。
公明党は現職2人の公認を決定。新人の擁立はせず、青森、八戸両市で議席死守を図る。党県本部は「弘前市からも擁立したかったが、まずは現有議席の確保に全力を挙げる。三村県政を支える立場から、雇用や新産業創出実現へのけん引役を目指す」としている。
共産党は青森市で現職に加え現職市議を新人として擁立、県都で2議席獲得を目指す。弘前市では現職が立候補し、議席確保を図る。八戸市にも新人1人を擁立する方針を固めており、近く正式に発表する見通し。
社民党は青森市で現職が立候補し、議席を死守する構え。大票田の弘前、八戸両市での候補者擁立も模索するが、「現状では難しい」(党県連)。10月31日投開票の青森市議選後に、県議選の戦い方を具体化する方針。
このほか、無所属も弘前市選挙区や青森市選挙区で現職、元職、新人が立候補する。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20101011ddlk05010005000c.html
民主県連:県議選公募に8人 /秋田
民主党秋田県連は10日、秋田市で常任幹事会を開き、統一地方選・県議選の公募に8人の応募があったことを報告した。また同日は岡田克也党幹事長も来県。統一地方選や県内の課題について県連や連合秋田と意見交換をした。
公募は9月1日から21日まで実施。今後は11月をめどに8人のうちから候補者を絞り込む。一方、松浦大吾代表は改めて県議選全選挙区での擁立を掲げ「8人はまだまだ少ない」と話し、現職の小田嶋伝一氏と前回の県議選に出馬した吉方清彦氏の他に、総支部を通じて候補を選ぶ方針を示した。【野原寛史】
http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201010100257.html
岡田幹事長交え県議選方針確認 全区擁立目指す民主県連
2010年10月11日
民主党県連(松浦大悟代表)は10日、同党の岡田克也幹事長を交えた常任幹事会を秋田市内で開き、来年4月に予定されている県議選(定数45)に向け話し合った。
冒頭のあいさつで岡田幹事長は、地方選での候補者擁立の基準として「すべての選挙区から候補者を立てることや、女性候補者を増やすこと」などを確認。「足元がしっかりしていれば、多少の逆風には耐えられ、乗り切ることはできる」と話した。
全14選挙区での候補者擁立を目指す同県連。現在、県議会で過半数を占める自民党会派との差を埋め、党の基盤を強固にしようと公認候補者を募り、8人が応募している。
常任幹事会後の会見で松浦代表は公認候補について、応募のあった8人のほか、現職やそれ以外の人にも働きかけるといい、「最低でも、複数選挙区では公認を1人、1人区では公認にこだわらず推薦などを含めて必ず応援する候補者をつくる」とした。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/10/13539.html
「空白区解消を」 県議選で民主県連へ岡田幹事長
民主党の岡田克也幹事長は11日、統一地方選に向けた全国行脚の一環で来県。党県連関係者と会談し、県議選の空白区解消を目指して候補者擁立に努めることを確認した。
岡田幹事長は同日、視察先の弘前市内のリンゴ園で報道陣の取材に応じ、「空白区をつくらない、3人区以上では複数の候補者を擁立する、女性候補者をなるべく擁立する、という党の三原則があり、それに基づき(県連側に)なるべく擁立するようお願いした。(県連に)期待したい」と語った。
県連の山内崇幹事長は取材に対し「岡田幹事長から積極的に擁立するよう話を受けた。特に青森市選挙区のような大選挙区では複数擁立するよう強い要請があった。県連として最大限努力する」と述べた。
また、岡田幹事長はこの日、弘前市悪戸にあるJAつがる弘前の河東地区りんご施設を視察。同農協の西澤幸清組合長らから果樹経営安定対策の復活などの要請を受けた。
要請について岡田幹事長は「1次産業をしっかりさせないと、地域の疲弊は止まらない。持ち帰って検討したい」とした。
今夏の猛暑でホタテへい死の被害が出ている野辺地町漁協では、来年度の漁業補償対策について、むつ湾漁業振興会から「漁業共済の契約時期(1月)に合わせて前倒ししてほしい」との要望があり、岡田幹事長は政府とともに、どのような形で対応できるか検討する考えを示した。
【写真説明】弘前市悪戸のリンゴ園を視察した岡田幹事長(中央)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001010130002
大鰐町長、決着へ 裁決受け入れ
2010年10月13日
得票同数に伴いくじ引きで当選者を決めた6月の大鰐町長選について、落選した前町長の二川原和男陣営は12日までに、当選無効の申し立てを棄却した県選挙管理委員会の裁決を受け入れ、仙台高裁に出訴(提訴)しないことを決めた。当選者をめぐり3カ月半、混迷した同町長選はこれで決着した。
二川原氏は12日、「これ以上町政を混乱させたくないということで、11日に後援会と話し合い決めた」と話した。
県選管の裁決では、二川原氏の有効票1票が「町お良くして 山壮なくしない」という他事記載のため無効票と判断され、当選した山田年伸町長よりも1票少ない3523票とされた。しかし、投票用紙には「二川原和男」と候補者名も書かれていた。このこともあって二川原氏は「後援会も私も、裁決内容に疑義がないわけではないが、町政への影響を考えた」と述べた。
同陣営の裁決受け入れについて山田町長は12日、「これで町長職が確定すると思うので、安心して職責を全うしていきたい」と話した。今季からエリアを縮小し町直営にする大鰐温泉スキー場関連の予算案も「今月下旬には町議会に諮りたい」としている。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010130004
定員9人やっと/南相馬市 事業仕分け人
2010年10月13日
●応募締め切り2度延長
南相馬市が公募していた11月20、21両日の2回目事業仕分けの評価員(仕分け人)が、定員の9人に満たなかったことから締め切りを2度延ばしてやっと決まった。この中には、5月の1回目の仕分けの評価員経験者4人が含まれている。
募集期限は9月24日だったが、それまでに応募動機をまとめた小論文は8人からしか届かなかった。同30日、10月5日と期限を2回延長。この結果、10人が応募し、「市税を滞納していない」などの応募資格を満たす男性7人、女性2人が選ばれた。
応募が低調だった理由の一つとして市は、市民生活にかかわる事業に物申す役割が敬遠されたとみている。また、応募資格は20歳以上だが、今回選ばれた評価員は60代が5人と最も多く、50代が3人、70代1人。仕分け前の平日に対象事業の現地視察や仕分けリハーサルがあるため、若い世代は応募しにくかったのではないかとしている。
仕分けの対象となるのは、企業立地促進事業助成金、就学サポート事業、海資源活用推進事業など54事業で、予算額は計1億7818万9千円。(田村隆)
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http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6106
2010大船渡市長選、告示まで残り1カ月
新人3氏の争いへ
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11月14日(日)の大船渡市長選告示まで、残り1カ月となった。これまでに、元医療法人専務理事の戸田公明氏(61)=猪川町=と、市議で会社役員の鎌田和昭氏(64)=赤崎町、同じく市議の平山仁氏(41)=大船渡町=が立候補を表明。4期務めた現職の甘竹勝郎市長は出馬せず、新人3氏による争いの公算が強まっている。現時点では争点や支持の構図が見えにくく、混戦ムードが広がっている。
12月2日(木)の任期満了に伴う市長選は、昭和27年の市制施行から通算17回目、合併後は3回目。投開票は11月21日(日)で、今月27日(水)には市役所で立候補予定者説明会が開かれる。
4期16年務めた現職の甘竹市長は、8月に勇退表明を行った。これまで新人3氏が立候補を表明しているが、他に擁立の動きは見られず、三つどもえの争いが濃厚となっている。
戸田氏は8月10日に出馬表明を行ったほか、今月3日の事務所開きでは支持者約200人を前に、地域課題克服などへの意欲を示した。市内全戸を回る活動を続け、有権者との対話を重ねている。
鎌田氏は8月21日に出馬表明を行い、事務所開きは24日(日)に予定。今月中旬からは、赤崎町内で地域住民を前にした「市政報告会」を始めており、産業振興など自らの重点施策を訴えている。
平山氏は今月2日の記者会見で、「第三の選択」を強調しながら選挙戦への意気込みを示した。事務所開きは16日(土)を予定。通勤時間帯に合わせた街頭活動などを積極的に展開している。
3氏とも無所属での出馬予定だが、今後の注目点の一つは政党や団体による推薦・支援の動き。すでに水面下で調整が始まっており、政党によっては絞り込みに入っている。一方で、どの候補にも推薦しない方針を早々に組織決定した業界団体もある。
また、政策面でどのような対立軸や争点が生まれるかも有権者の大きな判断材料となりそう。3氏とも、これまでの甘竹市政に対しては一定の評価を寄せている。争点について戸田氏は「景気回復、雇用」、鎌田氏は「実行力」、平山氏は「政策の具体性」を挙げる。
戸田氏は前回も挑戦し、現職に約2000票差にまで迫る1万3000票を獲得した。鎌田氏は市議以外にも水産や消防分野で要職を歴任し、地元・蛸ノ浦地区の支持が厚い。最も若い平山氏は浮動層の取り込みに加え、市議時代の行動力に期待を寄せる声も多い。
三者三様の強みがある一方、各陣営からは「今はお願いしやすいところを回っている」「組織としての動き出しはこれから」「新たな支持開拓は難しい」といった声も漏れる。現職の甘竹市長は、後継候補の擁立を否定。これまでの現職支持層がどのような投票行動に出るかも、今選挙戦の大きなカギとなりそうだ。
3人以上の立候補は昭和59年に4人が出馬して以来26年ぶりとあって、選挙戦の構図が読みにくく、現時点では混戦ムードの様相を呈している。
16年ぶりの新リーダー選出に向け、流動要素を多く残したまま、各陣営による活動は今後さらに活発化するとみられる。
市選管によると、市議である鎌田氏、平山氏のいずれかが11月3日(水)までに議員辞職届を提出すれば、市長選と同じ告示、投開票日程で市議補選が行われる。両氏とも、辞職するかどうかの対応に関しては、現時点で明言を避けている。
9月2日現在の市内有権者数は、3万4034人(男1万5970人、女1万8064人)となっている。
2010年10月14日付 1面
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20101014140747.asp
木村系町議の県議選出馬で波紋
藤崎町の鶴賀谷貴町議(48)が13日午前、来年4月の県議選南郡区(定数1)に出馬を検討していることを明らかにしたことが、町内や自民党関係者に波紋を広げている。同町は自民党県連会長を務める木村太郎衆院議員と、同政調会長の阿部広悦県議(62)の地元。阿部氏は県議選出馬が確実視されている。これまで両氏と緊密な関係にあった鶴賀谷氏の出馬検討の動きを、“木村王国”の内部分裂とみる関係者もおり、さまざまな憶測を呼んでいる。
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>>944>>952>>963
激戦だった選挙は影響してるのか?
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101016t51008.htm
全教育委員が辞職願 教育委員長不再任理由に 酒田市
山形県酒田市議会9月定例会で、任期満了に伴う高橋修教育委員長の再任案が否決されたことを受け、石川翼久教育長ら5人の委員全員が、阿部寿一市長に辞職願を提出したことが、15日分かった。来年4月に統合する酒田一中、五中の新校名をめぐって保護者らに混乱が生じた責任を取る格好となった。
石川教育長によると、辞職願は9月末、高橋委員長を含む5人全員で阿部市長に提出。「仕事を続けてほしい」と慰留した阿部市長の預かりとなっている状態だという。
高橋委員長の任期は11月28日に切れるため、任命権者の阿部市長は9月定例会に再任を求める人事案を提出。市長を後押しする会派は賛成したが、反対多数で否決され、不同意となった。
背景にあるのは来年4月に酒田一中、五中が統合する新設校の校名問題。2008年7月、PTA役員や校長などで組織する統合準備委員会が設置され、新校名候補として「光ケ丘中」を提案した。市教委は「ナンバースクールを残したい」として、新設中の校名を酒田一中に決めた。
しかし、市教委の説明不足が指摘されるなど混乱。結局、統合準備委の了承を取り付けて臨んだ9月定例会で、新校名を酒田一中とする学校設置条例の一部改正案が可決されたが、高橋委員長の再任案は否決された。
石川教育長は「不同意は、校名問題の責任を問う議会の意思と受け止めている。委員長が『要らない』と言われれば、われわれも続けられない」と話している。
否決に回った市議によると、阿部市長に対し高橋委員長の人事案件の提出を見送るよう求めたが、聞き入れられなかったという。
この市議は「校名問題の余波で否決されることは目に見えていた。委員長の不再任を理由に全員で辞職願というのはおかしい」と指摘している。
2010年10月16日土曜日
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20101018110620.asp
自民、分裂選挙か/県議選南郡区
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来春の県議選の注目区として、南郡選挙区(定数1)が浮上してきた。自民党県連会長・木村太郎衆院議員(45)と、側近の同政務調査会長・阿部広悦県議(62)の地元・藤崎町で、木村系の同町議・鶴賀谷貴氏(48)が無所属で出馬する意向を明らかにしたためだ。木村陣営のほころびが自民の分裂選挙に発展する可能性をはらむ一方で、空白区解消を目指す民主党が、鶴賀谷氏の取り込みに動くという観測も流れている。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001010180003
統一選まで半年…県議選、公認探し急ぐ
2010年10月18日
来春の統一地方選まで半年を切った。政権交代後、初となる県議選を控え、民主、自民両党は公認候補の擁立を急いでいる。民主が現有議席の倍増を狙うのに対し、自民は現状維持を目指し、安定多数を確保したい考えだ。公明、共産、社民各党も勢力拡大を目指し、みんなの党も新たに参戦する。(上田学、安仁周)
「統一選は国政選挙以上に大切な選挙。(県議数を)倍増するという意識で取り組みたい」。9日、仙台市内のホテルであった民主党県連の幹事会後の記者会見で、安住淳・衆院議員は統一選への意気込みをこう語った。
防衛副大臣に就任した安住氏は県連代表を退くことになり、新しい代表と執行部が発足する。幹事会では新代表を承認する11月の県連大会の日程などを確認、統一選に向けて態勢を整え始めた。
県議会の定数61のうち、民主党系会派「改革みやぎ」の議員は11人で、自民党議員の38人より圧倒的に少ない。3人区以上は複数候補を立てるのが党本部の方針だが、県連は「まずは空白区で勝負」。
2007年の県議選では民主党は擁立した9人全員が当選。だが全24選挙区のうち、候補者を立てなかった選挙区は17あった。「空白区に候補者を立てるだけでも、議員数の増加は十分期待できる」と木村勝好・県連幹事長代理。仙台市内で唯一議席のない若林(定数3)と、大崎(同4)に伸びしろがあると見込む。
県連は8月末に現職9人を1次公認。10月末をめどに県連の各総支部や支援団体の推薦を集約し、11月初めには2次公認を決める予定だ。
一般公募の窓口は、11月から始まる「民主党みやぎ政治スクール」が側面を担う。06年に続き2回目で、候補者発掘や育成が目的の一つ。党本部の幹部や国会議員らが講師となり、県内の政治課題を掘り起こす。前回は受講した6人が県・市議選に立候補、4人が当選した。今回も3次公認は受講者を含めて決める。
ただ、党勢拡大には不安要素もある。「党への期待値が高かった4年前と取り巻く状況が違う。楽観はできない」。木村氏は表情を引き締めた。
◇ ◇
「地域でしっかりとした地盤を持つ我が党が、しっかりとした成果を出していかなければ、これからの政権もあり得ない」
16日にあった自民党県連の選挙対策委員会で、須田善明・幹事長は出席者に発破をかけた。続く総務会でも、高橋長偉・会長代理が「政権復帰を果たすためにも、地方組織のさらなる強化をしていかねばならない」と強調した。
県議会の自民党会派「自民党・県民会議」は定数の6割以上を占める。だが、政権交代で国政につながるパイプを失ったこともあり、須田氏は「今まで以上の大変な厳しさと激しさとなる政治的状況にある。4年前とは全く違う状況での戦いになる」。
県連がこの日、県議選の1次公認・推薦候補として発表したのは公認29人、推薦1人。現職優先で公認・推薦の候補者を決めていた従来方針を改め、地域支部が認めれば新顔でも1次から応募できるように門戸を広げた。だが、ふたを開ければ、元職2人を除いてすべて現職。結果として従来と変わらなかった。
3期以下の「若手」現職は24人。「若返りはすでに果たしている」といい、今回で引退する議員も少ないとみられる。こんな事情もあり、「新人は1次の発表を模様眺めしてから、応募しようとしているのではないか」と須田氏はみる。
県連は17日から2次公認・推薦の希望者の受け付けを始めた。候補者をまだ立てていない名取、亘理、宮城、本吉の各選挙区を中心に選考を進め、11月7日に締め切り、8日に決定する。最終的に計40人ほどを擁立し、現有議席の維持を目指す。
今後、業界や団体との会合を重ねて協力態勢を築き上げていく方針だ。参院選で使った県内版の公約集「県民との約束」を引き継ぎ、経済対策を中心に支持を訴えていく。
◇ ◇
公明党は現職3人の公認を発表。共産党は現職2人を含む4人を公認した。社民党は現職と前職の4人の公認を決め、みんなの党は今月末をめどに公募で数人を公認、追加公認も検討する。
来春の県議選は定数61のまま改選を迎える見通し。選挙区は本吉(同1)と気仙沼(同2)が統合される。
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www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101020t11019.htm
宮城県議会、尖閣問題の意見書可決 民主系会派は反対
宮城県議会9月定例会は19日の本会議で、自民党・県民会議と公明党、21世紀クラブ3会派が提出した、尖閣諸島の中国漁船衝突事件に関する意見書を賛成多数で可決した。民主党系の改革みやぎは反対し、社民党と共産党は採決を棄権した。
意見書は「領有権問題は存在しないとの基本原則を毅然(きぜん)と中国政府に示すべきだ」と指摘し、(1)海上保安庁が撮影した衝突映像の公開(2)漁船船長釈放の経過説明―などを国に求めた。
自民党・県民会議の佐々木喜蔵会長は提案理由説明で、「船長釈放は外交的敗北」などと菅政権の対応を批判した。
改革みやぎは反対討論を行わず、自民党議員から「反対理由を明確にすべきだ」との声も上がった。本会議終了後、改革みやぎの藤原範典会長は取材に「意見書の感情的な表現に賛同できなかっただけだ」と説明した。
意見書は全会派の合意で提出するのが原則だが、会派間の調整が不調に終わり、自民党など3会派が提出を強行した。
19日の議会運営委員会で社民党と共産党は「提出に賛成だったが、全会派合意の原則をほごにすることは容認できない」と抗議。自民党は「合意できなければ多数決しかない」と突っぱねた。
尖閣諸島問題に関する意見書は、青森を除く東北5県議会と仙台市議会が可決した。民主党系会派が反対に回ったのは秋田と宮城だけ。
河北新報 2010年10月20日水曜日
なさけねえ、旧社会党系がごねたんだろうけど、せめて社民党並みに棄権したらどう。
ちなみに、改革みやぎの会長さんは旧民社党の本部でホープといわれた人物。媚中派を改革する必要があるのでは。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101019ddlk07010294000c.html
県政の現場から:’10知事選・争点検証/1 教育 /福島
◇学テ不振、妙案なく 予算計上も効果上がらず
南会津町立檜沢中学校1年生の数学の時間。パソコンルームに集まった20人が教壇のスクリーンを見つめる。通信教育大手「ベネッセコーポレーション」(本社・岡山市)の女性講師が映し出され、方程式の問題を出題した。「分かった人はこっそりチャットで回答してください」と呼び掛けた。
インターネットを利用した授業。同中と舘岩中の生徒が同時に受けていた。生徒は手元の端末で回答を入力。東京都多摩市の同社東京本部にいる講師の元に瞬時に届く。制限時間が来ると、講師は回答例を示し、最後に「正解は○○さん、○○君」と名前を読み上げた。
同町は、このネット授業を5中学校で実施している。民間のノウハウを生かして過疎地の生徒の学力を向上させようと06年度に県事業として開始。昨年度から町事業に移行したが、県は今も事業費2500万円のうち約1200万円を補助している。
檜沢中の渡部早苗校長は「他校とネットで結ばれ、多くの生徒の成績を知ることができて刺激になっているのでは」と意義を語る。一方で県教育委員会には「具体的な効果が数値で把握できず、検証しにくい」との声もある。
◇ ◇
県は、全国に先駆けて02年度に少人数学級を導入するなど教育には力を入れてきた。今年度も予算2108億円を計上して、独自性のある授業を実施するモデル校事業などを盛り込んでいる。南会津町の取り組みもこうした事業の一環で始まった。
ところが、4月に小学6年生と中学3年生の3割を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)では、正答率が全国平均を上回った科目は一つもなく、取り組みの再考を迫られる結果だった。ある県幹部は「予算を掛けても結果が出なかった。では何をすればいいのか」と嘆く。
県教委は7月の結果発表直後、小中学校に「定着確認シート」の活用徹底を通知した。今年度から2カ月に1回、授業の確認問題として配布していたが、使っていない学校が多かった。確認問題によって教師も指導法を振り返り、さらに工夫することが期待できる。
県教委学習指導課は「シートの活用を徹底し、まず授業の質改善につなげたい。学力向上はその延長。コツコツ取り組むしかない」と話す。反復が求められる地道な取り組み。大きな予算をつぎ込むだけが学力向上の対策ではないことを身に染みて感じている。【種市房子】=つづく
◆ ◆
31日投開票の知事選は中盤戦に入り、再選を目指す無所属現職の佐藤雄平氏(62)と共産党新人の党県常任委員の佐藤克朗氏(55)が政策論争を繰り広げている。現場で争点を点検する。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101020ddlk07010162000c.html
県政の現場から:’10知事選・争点検証/2 商業振興 /福島
◇条例来年度改正? 商店街保護か大型店誘致か
国道4号に面した伊達市堂ノ内地区の10万平方メートルを超す広大な農地。県内最大級となるイオン(千葉市)のショッピングセンター(SC)建設が計画されている。
計画が持ち上がったのは99年。買い物客を奪われることを懸念する周辺市町から反対の声が相次いで上がり、県は出店に必要な都市計画変更に慎重姿勢を貫いてきた。さらに大型店の出店を規制する「県商業まちづくり推進条例」が06年10月に施行され、着工は事実上不可能になった。
それでも地元の伊達市は推進の立場を堅持している。現在策定中の「都市計画マスタープラン」にもSCを盛り込む方針だ。先月から仁志田昇司市長や市議らが相次いで県や県議会にSCを認めるよう要望に訪れている。
同条例は、強制力はないものの店舗面積6000平方メートル以上の大型店の出店先を福島市や郡山市などの市街地に限定し、郊外出店を事実上不可能にしている。全国一厳しいとされ、施行後に湯川村のSC計画が断念されるなど効果は絶大だった。
ただ、同条例のもう一つの大きな目的、市街地への出店誘導のもくろみは外れ、大型店の県内進出自体が全くなくなった。07年以降、宮城県名取市や栃木県那須塩原市など、隣接県の近い場所に相次いで大型SCが進出し、県内から数百億円の消費流出を招いたとの指摘もある。
SC誘致を進める「伊達市堂ノ内市街化促進協議会」の直江市治会長は「3000人以上の雇用が生まれ、県外から来た客が観光もするなど、新たな人の流れを生む。商店街と競合するのはスーパーなどの中規模施設。SCを市街地に誘導するのも机上の空論だ」と批判する。
◇ ◇
一方、周辺市町の商店街ではSCに反対する声が依然根強い。
福島市が3年に1回行う歩行者・自転車通行量調査では、市街地9地点の合計で、94年の1日約7万2000人が06年に同3万人に激減。同条例施行後の09年には同3万3000人とやや持ち直した。
同市中心部の「文化通り商店街振興組合」の高田比佐之理事長は、「この数年で空き店舗が減り、にぎわいが戻ってきた。大型店が進出すれば再び人の流れが変わる可能性がある」と心配する。
同条例は5年ごとの見直しを定めており、来年度がその時期にあたる。商店街保護か大型店による商業振興か、来期を担う知事は難しい判断を迫られる。【関雄輔】=つづく
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101021ddlk07010173000c.html
県政の現場から:’10知事選・争点検証/3 医療 /福島
◇医師不足に解決策なく 地域で高度医療に不公平感も
県内でも特に医師不足が深刻な相双地域。危機的な状況だった南相馬市小高区の市立小高病院(99床)は住民運動のかいあって、09年4月に外科医1人が新たに加わり、どうにか常勤医が4人になった。
もともと、内科と外科、眼科の3医師だけだった。危機感を抱いた地元住民は08年11月、「小高病院を守る会」を結成。同年末、約1万1000人の署名を集め、県や同市に医師の派遣や、定着のための待遇改善を訴えた。守る会の高野逸夫事務局長(66)は「住民運動で常勤医を1人加えることができた。成功と言っていい」と喜ぶ。今年3月で退職予定だった眼科医の継続勤務も決まった。
一方、別の会員は「医師4人がいつまでいるか分からず、まったく安心できない」と話す。大規模病院の施設充実を図ることで医師を呼び込む県の政策を挙げ、「医師が田舎には見向きもしなくなる。県と市が連携して対策を取ってほしい」と願う。
◇ ◇
国の統計によると、県内10万人当たりの従事医師は176・1人(06年度)と、全国平均206・3人よりかなり低い。特に相双地域は110・2人と半分程度で、県内7医療圏では最低だ。
県は今年度、医師不足を含めた総合的な地域医療の崩壊をくい止めようと、相双医療圏で総額25億円の再生計画を本格スタートさせた。救急患者を搬送する拠点病院への高度医療機器配備、へき地診療所への医師派遣システムの強化などを掲げている。
一方、相双地域内でも医療格差があり、不満を感じている住民もいる。地域内のうち双葉地区の患者が高度医療を求める場合、相馬地区やいわき市で受診する人が多い。県は来年4月、双葉地区の双葉厚生病院と県立大野病院を統合して、地区の中核拠点にして打開する方針。再生計画でも、両病院の施設を充実させるため、多額の資金を計上している。
これについて南相馬市の幹部職員は「県の資金配分は両病院の統合を重視している。南相馬市の病院でも、高度医療機器の購入費が補助されるが不公平感は残る。医師不足を解消する根本的な解決策にもなっていない」と批判した。県地域医療課は「不均衡な部分は確かにあるが、他の政策と併せて総合的に対応している」と説明している。【神保圭作】=つづく
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101022ddlk07010141000c.html
県政の現場から:’10知事選・争点検証/4止 福島空港 /福島
◇3億円超の赤字県補てん ウルトラマンで人は集まるが
日曜日の17日の昼下がり、福島空港(須賀川市、玉川村)の空港ビル内は子供の歓声があふれていた。同市出身の故円谷英二監督が手掛けたウルトラマンのショーが開催され、家族連れがビル内をパトロールするヒーローを取り囲みながら歩いた。ビル職員は「まるで大名行列」と、イベントの成功を喜んだ。
ショーは利用客数低迷にあえぐ同空港が、「にぎわい創出」の目玉イベントとして数カ月に1回開催しており、毎回300人は集まる。「まずは一度空港に足を運んで親近感をもってもらい、利用増につなげたい」と県空港交流課。
ただ、来場者の評価は辛い。会津若松市から長男(6)を連れて来た女性会社員(34)は、同空港を使ったのは沖縄(路線は09年に廃止)に行った時の1回だけ。「便が多い羽田空港や成田空港の方が使いやすい」と語る。
◇ ◇
福島空港はピークの00〜01年度に定期便9路線が運航され、搭乗客は最高の99年度に75万人いた。
しかし、昨年度は28万人で、93年の開港以来最低を記録した。ジャンボ機が離着陸できる2500メートル滑走路など、現在の施設規模の根拠とされる国の航空需要予測(93年策定)は、10年度で158万人と見込んだが遠く及ばない。
00年の航空法改正により、国が路線を割り振っていたのを航空会社の判断に任せるようになると、不採算路線は次々と廃止になり、現在は札幌、大阪、上海、ソウルの4路線しかない。特に最近では、大阪と沖縄に飛んでいた日本航空の09年の完全撤退は痛手だった。
就航便が少なければ着陸料収入も減る。08年度決算で、施設管理費などの支出4億7000万円に対して、主に着陸料である収入は1億6400万円にとどまり、3億円以上の赤字分は県予算で補てんした。
不況で航空需要が冷え込んでいるだけでなく、今年3月の茨城空港開港、今月の羽田空港の4本目の滑走路使用開始とライバルが増え、経営環境はますます厳しい。特に両空港には、福島空港のセールスポイントでもあるハブ空港・ソウル便もある。縮小し続ける市場を、空港間で奪い合うことが予想される。
県空港交流課の橋本典男課長は、空港があるから福島進出を決めた県外企業があることを挙げ、「地方の空港は必要。空港のみの収支ではなく、経済や文化交流といった波及効果も含めて価値が議論されるべきだ」と強調する。
一方、空港への県支出を違法と主張する「県市民オンブズマン」代表の広田次男弁護士は「県民の税金で赤字補てんを続けるのは公金の合理的な使い方とは言い難く、福島空港は廃止が望ましい」と指摘。この問題に限らず、知事には「全体の公共性を考えて施策を進めてほしい」と主張している。【種市房子】=おわり
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101025_3
深谷氏が初当選、中屋敷氏3選阻む 雫石町長選
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任期満了に伴う雫石町長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の新人で元雫石スキー場支配人深谷政光氏(66)が、3選を目指す現職中屋敷十氏(59)を破り、初当選を果たした。前回の2006年と同様、両氏による一騎打ちとなった今町長選は、住民主権の実現へ変革を訴えた深谷氏が、町政継続を唱えた中屋敷氏に957票差をつけて勝利した。投票率は75・29%。
深谷氏は8月に出馬を表明した。町議19人のうち4人が支持。地元の林崎地区を中心に後援会(上森合騎市会長)を再構築し、支持を拡大した。
中屋敷氏は5月に出馬を表明し、後援会(中川一会長)と町議13人を軸に運動を展開。12の政策を掲げ、結いの心を基にした自立の町づくりを訴えた。
投票は24日午前7時から午後6時まで12投票所で行われ、同7時半から町中央公民館で即日開票された。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2010/10/25)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010250005
議員報酬は生活給?会津若松市議会で議論
2010年10月25日
議員活動の日数や議員報酬のモデルを試算した会津若松市議会の報告書案が、25日の同市議会で賛成多数で了承された。報酬のあり方を中心に議員同士が討論。生活給の水準が必要かなどを巡って、賛否両論の考えを述べ合った。
市議会の全議員が参加する政策討論会が開かれ、報告書をまとめた議会制度検討委員会の土屋隆委員長がその内容を説明。その後、賛成、反対の双方の立場の議員が内容の是非を巡り、討論に入った。
報告書は議員の活動日数を年間169日間分、報酬の上限を770万円と試算している。「報酬のあり方を議員自身はどう考えるのか」との市民の疑問にこたえるため、2009年1月から計25回の委員会を開いて議論。議員活動だけでも暮らせる生活給の水準が必要だ、と位置づけた。
賛成の立場の議員は「色々な立場の人が議員になる必要があり、仕事をなげうってなることもある。生活給の考えは必要」と説明。
反対の議員は「生活給だと、その職務に専念するということ。ほかに職を持つ人が議員になる道を閉ざす」「報酬は市民の収入より高く、市民の理解を得られない」などと声をあげた。
採決の結果、欠員と議長を除く28人の議員のうち、25人が賛成、3人が反対。賛成多数で了承された。市議会は来月から始める市民との意見交換会で報告書の内容を説明し、市民の理解を求める。
この日の市議会では、現在30の議員定数のあり方を巡っても議論。定数は29、30、33の三つの案が話し合われてきたが、30に賛成する議員が最も多かった。議員定数のあり方も意見交換会で報告し、市民の声も聴いて結論を出す。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101026t11031.htm
与党候補支援 知事、自民など3会派 宮城県議選
来年春の統一地方選で実施される宮城県議選(4月1日告示、10日投票)まで半年を切り、村井嘉浩知事は25日の定例記者会見で、「政策を認めてくれる人に当選してもらうよう努力するのは当たり前のこと」と述べ、県政与党系の候補者を全面的に支援する姿勢を明確に打ち出した。
自民党出身の村井知事は、7月の参院選で早々に「中立」を表明し、各党と距離を置いた。県議選では、再び旗印を鮮明にすることになる。
支援対象として、県政与党や知事選で応援を得た現職と元議員、現職の後継候補となる新人を挙げた。「自民党・県民会議」や「公明党県議団」、「21世紀クラブ」の3会派を念頭に発言したとみられ、議席の過半数を占める圧倒的な支援勢力の維持を目指す。
この日は、2期目の当選を果たした昨年10月の知事選から丸1年。村井知事は選挙戦を振り返りながら「(県議選では)知事選や県政運営に協力してくれた人に誠意を持った対応をする。応援したいと思う人から要請があれば積極的に応援したい」と語った。既に自民党県議の県政報告会などに出席している。
村井知事は「知事の提案にすべて賛成する人を増やすべきではない。議員個々人が政策を判断すべきで、(首長に無批判の)与党づくりをするつもりはない」との見解も示した。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010280005
「党の顔」の応援は?
2010年10月28日
31日投開票の知事選はもう終盤だが、無所属現職の佐藤雄平氏(62)、共産党新顔の佐藤克朗氏(55)の両陣営とも政党の党首級の著名議員は応援に来ていない。民主対自民の対決が鮮明だった前回知事選と違って現職陣営が政党色を薄め、衆院補選など各党が重視する選挙が続いていることも影響している。(井上亮、村上晃一)
●雄平氏陣営/政党色を出さない方針
現職として県の総合計画の推進を訴える雄平氏の陣営は「県民党」を掲げ、ことさらに政党色を出さないようにしている。前回知事選でも同様のスタンスだったが民主、社民両党の推薦を受けていた。今回は推薦も受けないうえ、民主、自民、社民3党の「支持」、公明の「支援」のいずれも、党本部ではなく県レベルの応援を受けるにとどめ、県民党の色合いを強めた。
前回も党幹部ら著名議員は呼ばなかったが、他県の知事らの応援は得た。今回はそれも要請していない。選挙戦終盤に都市部で開いている個人演説会は、県選出の国会議員が中心となって盛り上げている。選対本部の安瀬全孝幹事長は「派手な演出より着実に県民に声を届けることが大切」としている。
もっとも、前回推薦を得た民主党は今、ねじれ国会の対応に苦しい。選対には「今は風が吹いていない」と同党本部の応援を受けても効果が薄いとの声が聞かれる。
●克郎氏陣営/要請も日程調整つかず
克朗氏の陣営には、14日の告示日に共産党の高橋千鶴子衆院議員(比例東北)、17日には同党の大門実紀史参院議員(比例区)が応援に入った。両氏とも、自身の選挙で県内を重点地区と位置付けているだけに県内では一定の知名度があるが、党委員長をはじめ幹部は来ていない。
党幹部を招けなかった理由は、国会が開会中であることに加え、衆院北海道5区補選や、青森市議選など党が重要と位置付ける選挙が全国で続いているためだ。党県委員会の久保田仁委員長は「要請はしたが、日程的に調整がつかなかった」と明かす。
ただ、市街地の人通りが首都圏などと比べて少ない県内では、党幹部クラスを招いたとしても事前に十分告知しないと人が集まりにくいという。候補者自身が県内各地を回り、街頭に立って政策を訴えることに徹する現在のやり方は「党の支持層以外からの反応も良い」(久保田委員長)という。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001010290004
現職支持 県議に温度差
2010年10月29日
●自民:前回が尾を引き/県民連合「わが候補」意識
31日投開票の知事選で、現職の佐藤雄平氏(62)を支持する県議会最大会派の自民党と、民主、社民両党で構成する第2会派「県民連合」の間に温度差がある。2006年の前回知事選で雄平氏と自民側が激しく争ったことが尾を引いているためだ。一方、新顔の佐藤克朗氏(55)を公認する共産党は「党の主張が際立つ」として、4党相乗りVS.共産の構図を好意的にとらえている。(村上晃一)
27日、白河市と須賀川市であった雄平氏の個人演説会。県民連合からは2人の県議が出席し、雄平氏の隣でマイクを握って支持を呼び掛けた。一方の自民は、招かれた3人のうち1人しか姿を見せなかったうえ、マイクを握ることはなく、来賓の一人として名前を紹介されただけだった。
「かなり温度差がある」と県民連合の宗方保県議(須賀川市)は話す。前回から雄平氏を支持している県民連合内では「雄平氏は我々の候補」との意識が強い。一方、ある自民県議は「演説会には参加するが、積極的な選挙運動はしていない」という。
自民党県連は、森雅子・現参院議員を擁立して雄平氏と激しく争った前回からは一変し、今回は対立候補を立てられず、雄平氏の支持に回った。ただ、「選挙対策本部の組織に入らない」「遊説でマイクは握らない」と決めており、演説会の人集めなど裏方に徹している。斎藤健治幹事長(岩瀬郡)は「『県民党』を掲げる雄平氏への配慮だ」と説明するが、「前回争ったことが尾を引いているのも現実」とも認める。
県議にとって、知事選で候補者の隣でマイクを握ることは、来春の県議選に向けて自分の顔と名前を売るチャンスでもある。今回の知事選でも、雄平氏の演説会場で自身の名刺を有権者に配る県民連合の県議もいる。
来春の県議選では民主、自民の両党が30人超の候補者を擁立する方針で、共に過半数の確保を目指すことになる。それだけに、ある自民県議は、裏方に徹さざるを得ない状況を「支持はするのに表に立たなければ、一般の有権者と同じ。政界に身を置く者なら他人の選挙で汗をかかなければ評価されないのに、かやの外だ」と嘆く。
◎共産「主張 際立つ」
佐藤克朗氏の街頭演説では、県議選の立候補予定者が自身への支持を訴えている。
福島市のほうらい団地であった街頭演説。県議選に立候補を予定する新顔が克朗氏の隣でマイクを握り、県議会は共産党を除いてオール与党化していると指摘。「共産党の役割が大きくなっている。来年の県議選では私にお力添えください」と訴えた。
やはり県議選に立候補予定の神山悦子県議(郡山市)は「知事の役割と県議の役割は違うが、向き合う県政課題は同じ。今訴えていることを県議選に結びつけてチャンスにしたい」と話す。
オール与党VS.共産の争いとなった今回の知事選の構図を、共産党は「我々の主張が際立ちやすい」と喜ぶ。党県委員会の久保田仁委員長は「相乗りの4党の主張がぼやけている分、共産党の訴える政策が際立っている。来春の統一地方選にもつながるだろう」と期待する。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101029t11022.htm
宮城県議会、外郭団体「充て職」辞退 来春改選後で詰め
宮城県議会は、正副議長や議員の「充て職」となっている県外郭団体の役員就任を辞退する方向で検討に入った。経営責任を問う立場の議員が問われる側にいると、外郭団体に対する議会の監視機能が低下しかねないのが理由だ。来年4月の改選後の実現に向け、全会派で構成する「議会改革推進会議」の場で詰めの協議を進めている。
正副議長と議員が役員を務める主な外郭団体は表の通り。多額の累積債務を抱えて経営が悪化し、県が改善支援団体に指定した団体も多い。
県林業公社は、業務執行を監査する立場の「監事」を議員が務めている。同公社は借金164億円の返済めどが立たず存続の危機に直面。監事の責任は重さを増している。
県農業、道路の2公社も議長や議員が監事を務める。県住宅供給公社は副議長が理事、県土地開発公社は議員5人が理事、議長が監事に就任。赤字経営が続く第三セクターの阿武隈急行は、議長が取締役に就いている。
各団体は、定款で「理事や監事は知事が任命」「監事は知事が委嘱する県議」などと決めている。知事は慣例に従い、議会側に就任を要請。正副議長や各常任委員らが順次、役員になってきた。
ベテラン議員は「役員に就くメリットは実際、肩書が増える程度。半面、議員が役員だと議会も厳しい追及がしにくく、経営難を問われたくない外郭団体の隠れみのになっている」と指摘する。
外郭団体側は「理事会でさまざまな角度から意見をもらい、事業の方向性を定めるのがベター。議員が役員で何の過不足も感じない」(県土地開発公社)と現時点の慣例見直しには消極的だ。
推進会議は、就任を求められる役職の性質、就任メリットなどを精査した上で、議会として「原則就任辞退」の方針を明確に打ち出し、知事に就任要請しないよう申し入れることも検討する。
県議会では、県審議会など「付属機関」の委員就任も、原則辞退する方向で検討を進めている。
東北では、秋田県議会が2000年10月の議会運営委員会で、外郭団体充て職役員への就任自粛を申し合わせ、現在は議長が一部役員を務めているだけとなっている。
2010年10月29日金曜日
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20101028ddlk07010262000c.html
’10知事選:候補者同姓、佐藤 その1票はどっち? 31日の投開票日迫る /福島
◇知事選投票用紙 佐藤 現職?新人?どちらに投票したの?
知事選は31日の投開票日が迫り、再選を目指す無所属現職の佐藤雄平氏(62)と、共産党新人の佐藤克朗氏(55)が終盤の戦いを展開している。今回、立候補者は同姓。投票用紙に「佐藤」しか書かれていない場合、その1票はどうなる?【種市房子】
◇「知事」は地域事情で
投票の記載が有効か無効か、有効なら誰に入れたものかは、各市町村選管から委嘱された各開票所の立会人(投票管理者)が、開票日前日までに各選管が作成する判定マニュアルを参考に判断する。マニュアルは全国の過去の事例や判例に基づいて作るが、県全体で統一されたものではなく、地域事情がはたらく場合がある。
例えば「知事」。立候補者に現職がいるが元職はおらず、投票された地域で過去に知事になった人がいない場合など、混同の心配がなければ現職の1票となりそう。今回、現職の地元の会津地方など、県内の多くの市町村選管はマニュアルで現職の票とする可能性が大きい。
一方、佐藤栄佐久前知事の地元の郡山市選管は「前知事への支持票かもしれないし、新知事への期待を込めた票かもしれない」と話し、現職の票としない可能性を示唆。76年まで知事を務めた木村守江氏(96年死去)の地元・いわき市でも同様だ。
◇「佐藤」は案分に
「雄平」「克朗」など名前のみの記述は有効とみられる。しかし「雄」「克」など名前の一部では過去も無効とされている。「佐藤『勇』平」「佐藤克『郎』」など誤字があっても、候補者名が認識できれば有効とされそうだ。
「佐藤」ではどちらに入れたのか不明。両候補のその他の有効票の得票率に従って配分する「案分票」となる見込みだ。1961年知事選でも「佐藤」氏2人ら計3人が対決し、案分票が発生した。
今回、「佐藤」票が多数あると予想され、南相馬市選管は専用の仕分け箱を用意。有効票の集計後、ただちに案分作業に入る。一方福島市選管は、186人が立候補して同姓候補が多数いた7月の参院選比例代表を挙げて「今回は2人。それほど複雑な仕分けではない」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20101029-OYT8T01110.htm
倍増狙う民主 死守誓う自民
統一選まで半年
来年4月の統一地方選まで半年を切り、各党の候補者擁立の動きが活発化している。政権交代後初の統一選で、議席数の倍増を目指す民主に対し、県議会などで多数派を構成する自民は議席堅持を誓う。公明や共産、社民も党勢拡大を目指し、みんなも都市部を中心に候補を擁立する予定で、乱戦となる見込みだ。
来年4月の統一選については、前半戦の同月10日投開票で県議、政令市議が行われ、同24日投開票の後半戦に市町村議選などを行うことが決まっている。県内では前半に県議、仙台市議選、後半には6市町長選、10市町議選が行われる見通しだ。
「県議会、市議会の議席数は国政に比べ劣勢。統一選で倍増させる」。民主党の安住淳県連代表は10月上旬の記者会見で強調した。県議会の定数61のうち、民主系会派の議員は11人で、自民系会派の38人を大幅に下回る。最終的には全選挙区での擁立を目指す。木村勝好・県連幹事長代理は「昨夏の衆院選で1〜5区の議席を獲得したため、新人候補を擁立しやすい」としながらも、「県議や仙台市議の候補擁立に集中し、他の市町村議の擁立に手が回っていない」と語る。
自民党県連は意欲ある新人を発掘しようと、選考方法を従来の現職優先から、公募に切り替えた。だが、今月16日に発表された1次公認・推薦の候補者では県議30人、仙台市議9人すべてが現職か元議員だった。県連は「新人を引き続き募る」としている。須田善明・県連幹事長は16日の総務会後の記者会見で、「国政で与党だった4年前とは違い、野党で厳しい戦いになる」と危機感を募らせる。
公明党県本部は現有議席の死守を目指し、石橋信勝代表は「定数が減る選挙区もあり厳しい戦い」とみる。共産党県委員会は、県議選で4人、仙台市議選に新人を含む7人を擁立する構え。社民党県連からは県議選に6人、仙台市議選に新人を含む7人の公認・推薦候補が出馬する予定だ。
みんなの党県支部は来週にも1次公認候補を決める。菊地文博県支部長は「都市部での支持拡大を目指す」と意気込む。
(2010年10月30日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20101101ddlk02010152000c.html
選挙:青森市議選 新議員41人決まる 投票率過去最低47.55% /青森
青森市議選(定数41)の投開票が31日あり、新議員41人が決まった。党派別内訳は▽自民12▽共産6▽公明4▽社民4▽民主1▽無所属14。新旧別は▽現職28▽元職3▽新人10。当日有権者数は24万8826人(男11万4083人、女13万4743人)。投票率は47・55%で、旧浪岡町との合併前の旧市時代を含め、過去最低だった前回(55・61%)と比べ8ポイント以上低下した。
今回は09年4月の鹿内博市長就任後、初の市議選で、計46人が立候補。JR青森駅前の再開発ビル「アウガ」の経営問題や東北新幹線新青森駅開業後の町づくりなどが市政課題で、各候補は、中心市街地活性化▽雇用の創出−−などを訴えた。【山本佳孝、三股智子】
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■視点
◇市民の中に閉塞感も
鹿内市政下で初めての市議選は投票率が47・55%と過去最低を記録した。多くの候補者は、雇用の創出や高齢化社会への対応など差し迫った問題への取り組みを訴えたが、半数以上の有権者は投票に足を運ばない事態となった。
12月には東北新幹線新青森駅が開業する。経済や雇用が振るわない市にとって、振興を図る好機といえる。「経済を活性化するビッグチャンス」と、市民のおもてなし意識の向上を図り、青森駅前の整備を進めている。
だが新幹線利用者がまず降り立つ新駅周辺は、商業用の土地区画が不況などの影響で大半が売れ残り、受け入れる態勢が整っているとは言い難い。5年後には北海道新幹線新函館駅開業が控える。「このままでは北海道への通過駅になってしまうのでは」と心配する声もあるほどだ。
目立った争点にはならなかったが、官製談合や再建のめどがたたないアウガの経営など、市にとって早急な解決が求められる課題は多い。だが、議会はこれまで有効な対策を示せてはいない。解決の糸口がない閉塞(へいそく)感が、市民の中に「誰が市議でも変わらない」といったあきらめムードを作りはしなかっただろうか。
新青森駅の開業効果を十分に生かし、通過駅となる心配をぬぐうためにも、今後の4年間の活動は大切になる。市政を託された41人は低投票率をしっかり受け止め、新たな青森市像を描いていってほしい。【山本佳孝】
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◇青森市議選開票結果(定数41−46)
当 4772 花田明仁 58 自現(2)
当 4007 大矢保 60 自現(2)
当 4002 竹山美虎 49 無新(1)
当 3702 奈良祥孝 50 民現(2)
当 3467 赤木長義 48 公現(2)
当 3438 奈良岡隆 59 無現(2)
当 3348 柴田久子 60 公現(2)
当 3347 小田桐金三 76 自現(2)
当 3319 山本武朝 52 公新(1)
当 3282 渋谷勲 60 自現(2)
当 3223 藤田誠 57 社新(1)
当 3194 中田靖人 39 自現(2)
当 3130 村川みどり 37 共現(2)
当 3116 里村誠悦 62 自現(2)
当 3114 仲谷良子 70 社現(2)
当 3019 木下靖 50 無現(2)
当 2931 長谷川章悦 61 無元(1)
当 2777 藤原浩平 64 共現(2)
当 2740 小豆畑緑 64 自現(2)
当 2631 秋村光男 63 無現(2)
当 2619 木戸喜美男 57 無新(1)
当 2602 渡部伸広 43 公現(2)
当 2548 三上武志 59 社現(2)
当 2503 舘田瑠美子 63 共現(2)
当 2439 海老名鉄芳 60 無元(1)
当 2388 間山勲 66 自現(2)
当 2337 舘山善也 43 無新(1)
当 2304 奥谷進 76 自現(2)
当 2302 丸野達夫 44 無現(2)
当 2301 小倉尚裕 53 自現(2)
当 2262 斎藤憲雄 58 社現(2)
当 2224 工藤健 53 無新(1)
当 2185 嶋田肇 64 自現(2)
当 2155 山本治男 53 自現(2)
当 2060 山脇智 28 共新(1)
当 2041 神山昌則 62 無現(2)
当 1929 中村節雄 50 無現(2)
当 1876 橋本尚美 48 無新(1)
当 1871 葛西育弘 44 共新(1)
当 1618 天内慎也 36 共新(1)
当 1520 上林英一 60 無元(1)
1233 福士信幸 43 無新
1218 今哲広 66 無新
935 工藤敏秀 71 無元
707 瓜田松夫 64 無新
195 小山内力 51 無新
=選管最終発表
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/fukushima/101101/fks1011010255000-n1.htm
福島知事に佐藤雄平氏再選 呉越同舟…しらける県民
2010.11.1 02:55
汚職事件に絡む佐藤栄佐久・前知事の辞職に伴い新人5人が立候補し、与野党が激戦を展開した前回(平成18年)とは、極めて対照的な「無風」の知事選だった。
民主党参院議員から知事に転身した佐藤雄平氏は1期目、一貫して党派色を排し、県議会第一党の自民党への配慮を重視。県政は昨年の政権交代後も、「オール与党」の状況を維持し続けた。
このため、前回は対立候補を出した自民、公明は、雄平氏を全面否定する理由を得られず、来春の県議選を「与党」として臨みたいという県議の思惑も絡み、結局は相乗りで臨んだ。
民主県連には当初、「知事はもっと党と連携すべきだ」(吉田泉県連会長)との不満も根強かったが、陣営の意向を受け入れ、実質的に選挙を仕切ったものの、党推薦を断念した。
まさに、「呉越同舟」の知事選。雄平氏陣営は信任投票と位置づけ、「県内有権者の半数(83万票)が目標」と繰り返したが、選択肢なき選挙の構図に有権者の反応は鈍かった。
むしろ、焦点は来年の県議選に移っている。自民が勢力を維持・拡大した場合、同党はどう対応するのか。逆に民主が議席を伸ばしたとき、知事は全方位外交を改めるのか。福島県政の方向性が問われるのは、むしろ来年の統一地方選後だろう。(中川真)
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旧政和系は民主公認得られるのか?
県議選1次公認20人決定 民主県連
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101101_7
民主党県連は31日、盛岡市内で総務会・常任幹事会を開き、来春の県議選の第1次公認候補者20人を決定した。近く党本部に上申する。一方、知事選について、代表代行の菊池長右エ門衆院議員(比例東北)は終了後の記者会見で「達増知事の再選出馬を前提に準備する」と述べ、県議選と連動した取り組みを行う考えを示した。
国会議員6人と県議ら計29人が出席。非公開で約1時間、来春の統一地方選対応などを協議した。
来春の県議選の公認候補者は新人2人、現職18人。今回入らなかった候補者は2次公認を行い、年内に候補者をまとめる。会見で佐々木順一幹事長は「過半数確保が目標。現職の擁立は当然で空白区をなくし、2人区にも複数擁立を目指す」と述べた。
既に県連代表の小沢一郎元党代表にも、統一地方選対応を報告し、了承を得たという。 また会合では、19日まで2011年度予算の自治体や各種団体からの陳情・要望をまとめ、党本部に申請することも報告された。
選挙区ごとの公認候補者は次の通り。(敬称略、新人以外は現職)
▽盛岡(定数10) 佐々木博(58)三浦陽子(59)高橋但馬(35)、軽石義則(50)=新▽紫波(2)高橋昌造(65)▽宮古・下閉伊(3)伊藤勢至(63)▽久慈(2)中平均(38)▽二戸(2)五日市王(41)▽岩手(3)大宮惇幸(63)喜多正敏(64)▽九戸(1)工藤大輔(40)▽遠野(1)新田敏彦(32)=新▽一関(5)岩渕誠(40)▽釜石(2)小野共(41)▽花巻(4)佐々木順一(58)小田島峰雄(59)▽北上(4)高橋元(58)▽奥州(5)渡辺幸貫(64)及川幸子(64)郷右近浩(45)
(2010/11/01)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20101103-OYT8T00226.htm
市民との距離 遠く
検証・青森市議選 争点かすみ 組織力で差
31日投開票が行われた青森市議選は過去最低の投票率で終わった。東北新幹線開業と街づくりなど課題は山積だが、有権者の半数以上は「無投票」を選択した。一方で、比較的投票率の高かった浪岡地区を地盤とする候補者の躍進などの「番狂わせ」もあった。市議選を検証する。(森山雄太、木瀬武)
■投票率最低更新
「どの候補者の訴えも、抽象的で響いてこなかった。なんとなく盛り上がらなかったので、投票しませんでした」。20代の男性会社員は率直に語った。投票率47・55%は過去最低だが、争点は多かったはずだ。市中心部に機能を集約する「コンパクトシティ構想」が足かせとなって新青森駅前の開発は進まず、市議会9月定例会では定数削減をめぐって議論が割れ、談合問題は今なおもやが晴れないでいる。
地方自治が専門の佐藤淳・青森中央学院大講師は低投票率の背景に、〈1〉市政に関心がない市民〈2〉政策を伝える努力をしない議員側の問題――などをあげる。その上で、定数や議員報酬などについて市民の意見を聞くなどの開かれた議会改革を求める。「市民にとって市議会がいかに遠い存在か浮き彫りになった。当選者は投票率50%割れの現実を肝に銘じないといけない」
■浪岡地区高い関心
全般的に冷めたムードの中で、浪岡地区の関心の高さが目立った。期日前投票と不在者投票をのぞいた当日投票率を比較すると、旧青森市が38・89%だったのに対し、浪岡地区は46・33%と約7ポイント上回った。その結果、同地区を地盤とする5人の候補者のうち4人が当選し、前回選の2人から倍増した。
浪岡地区では2005年の合併に対して一部で不満がくすぶっており、選挙への関心につながったとの見方は根強い。同地区を地盤に今回選で返り咲きを果たした合併慎重論者の海老名鉄芳氏は、「推進した人もすっきりしない。皆いろいろな思いがある」と語る。
■民主低調、共産1増
党派別で見ると、民主党の低調ぶりが目立った。当選者が前回選と同じ1人にとどまったからだ。対する市議会与党の自民党は12人が立候補し、全員が当選した。民主党県連幹部は「政権交代からまだ1年あまり。市議選のような自治体単位の選挙では組織力の差がはっきりと出る」とため息をつく。
逆に、喜びに沸いているのが共産党だ。前回選より1人多い6人当選。しかも擁立した候補者全員を市議会に送り込むことに成功した。「大きな勝利だ。参院選での後退の後だけに、これからの選挙に向けて展望を開くと思っている」。党県委員会の畑中孝之・東青地区委員長は強調し、県議選で目標に掲げる青森市区での2人当選に手応えをつかんでいた。
(2010年11月3日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201011020454.html
各党、視線は県議選へ 県知事選を終えて
2010年11月3日
知事選で再選された佐藤雄平氏(62)を支持した民主、自民両党県連は、前回知事選では激しくやり合った仲だ。来春の県議選に向け、佐藤氏を「我々の知事」とアピールしたい民主と、佐藤氏との距離を縮めたい自民の「呉越同舟」は終わり、ともに次の大一番に目が向いている。
民主党は、4年前の前回知事選で、社民党、県議会会派の県民連合、連合福島とともに佐藤氏を担ぎ出した経緯から、「雄平氏は我々の知事」との自負がある。今回は「今さら推薦しなければいけない関係ではない」として、県連での「支持」にとどめた。筆頭副幹事長の高橋秀樹県議は「佐藤雄平を4年間支えて来たのは自分たちだ」と話す。
県議選の一番の焦点は、最大会派の自民党(26人)と第2会派で民主党中心の県民連合(20人)のどちらが最大会派になるか。自民、民主両党は30人以上の公認候補の擁立を目指す。知事と一緒に県政を動かしているのは自分たちだ、と有権者にアピールできる意味は大きい。
前回知事選で森雅子氏(現参院議員)を推薦し、佐藤氏と激しく争った自民は今回、佐藤氏に接近した。ある民主党県議はこれを「抱きつき作戦」と評し、嫌悪感を示す。佐藤氏を4年間支えてきた自分たちの実績がかすむ恐れもあるからだという。
ただ、自民の県議らは応援演説でマイクを握るなど表だった支援はせず、動員の手伝いなどを裏方として支え、応援演説や企業・団体回りの実動部隊は民主党の県議らだった。ある民主県議は「いくら自民が『応援しました』といってもそれは外から。有権者はちゃんと見ている」と意に介さない。佐藤氏への応援を「ある意味では知事選を利用して(県議選の)リハーサルをやった」ととらえている。
■自民「縮む距離」期待
自民の思惑はどうだったのか。「我々もある程度応援さえしておけば、知事は民主の候補者だけを応援したりはしないだろう」。ある自民県議が明かした。「知事の政治能力に満足はしていないが、勝てる人材がおらず、これ(相乗り)しかなかった」
県議選では、民主との違いを出すため、数値目標を盛り込んだ党県連のマニフェストを出し、政策集団であることをアピールする考えだ。
一方、共産党は、佐藤克朗氏の街頭演説で、県議選の立候補予定者がマイクを握り、来春の県議選に向け支持を呼び掛けていた。党の現職県議は「知事選での訴えを県議選に結びつけたい」と話す。
党県委員会の久保田仁委員長も「知事選で訴えた施策は、統一地方選でも生きるだろう」と期待をかける。(井上亮、村上晃一)
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201011010420.html
投票率低迷、浮かぶ消極的支持 県知事選振り返る
2010年11月2日
投票率が過去最低だった県知事選は、佐藤雄平氏(62)が88%の得票率で圧勝した。ただ、雄平氏が全有権者のどの程度から信任を得たかを示す絶対得票率(有権者数に対する得票数の比率)は37%。過去の共産系候補との一騎打ちの知事選で最も低い。共産系候補も前々回の一騎打ちから、得票数が大きく減少。県政への関心は高まらず、選挙結果は「勝者なき戦い」とも言える姿になった。
雄平氏は知事公館で1日、報道陣の取材に喜びをかみしめるように今後の抱負などを述べた。ただ、投票率に話題が及ぶと表情を引き締め、「42.42%は、ちょっと残念な気持ち」と答えた。
民主、自民、公明、社民の4党が現職に相乗りし、共産党公認の新顔佐藤克朗氏(55)と一騎打ちになった知事選。この構図が決まった時点で、雄平氏陣営からは低投票率を気にする声が出ていた。
陣営が投票率60%、有権者の半数の83万票の得票という高めの目標を立てたのは、その雰囲気を消し、安泰ムードを引き締めるためだった。ただ、相乗り、争点のなさ、天気の悪さなどが重なって、結果は目標を大きく下回った。
「最後まで『大丈夫だろう』という安心ムードを払拭(ふっしょく)できなかった」と、雄平氏の陣営幹部は低投票率の要因を振り返る。雄平氏自身は1日、「88%という得票率は、そういう風(信任を得た)に解釈したい」と語った。
現職への圧倒的な信任が数値に表れたかにみえる今回の知事選。ただ、有権者の積極的な支持の度合いを示す絶対得票率で見ると違う姿が浮かぶ。これまでの知事選で、現職対共産系候補の一騎打ちの構図は6回。現職の絶対得票率は前々回の佐藤栄佐久氏の42.3%が最低だったが、今回は37%と大きく下回った。
雄平氏の選対事務局長を務めた今泉裕・連合福島事務局長は「4年間の県政に対し、3分の1強しか支持していないというのは『無言の拒否』ともとれる。県としてもつらいのでは」と話す。一方で、「我々応援団からすれば選挙が終わればおしまいというわけでない。反省的な視点に立って総括しないと、今後プラスに働かない」という。
朝日新聞福島総局が31日に投票所で有権者50人にアンケートしたところ、雄平氏を選んだ人は「非共産候補だから」「1期目に特に不満がなかった」「現職だから」といった理由が目立った。投票に行った人のなかでも、消極的な支持の姿が浮かびあがる。
一方、克朗氏は4.8%だった自らの絶対得票率について、「訴えを届けきれなかったと思っている」。雄平氏の絶対得票率については、「信任投票という位置づけで選挙に臨んだと思うが、(低投票率は)単なる棄権でなく、現職知事に対する不信任なのではないかと思う」と語る。
「04年の知事選と比べると落ちたが、そこそこの結果だったと言える」と党県委員会の久保田仁委員長は振り返る。ただ、党派色を強く出さない無所属系候補の擁立を当初探ったものの断念し、公認候補を決めたのは告示1カ月前。告示後も現職への批判票の結集はできなかった。(井上亮、村上晃一)
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http://mytown.asahi.com/areanews/iwate/TKY201011050541.html
県議選、自民11人を公認 知事選は年内にも候補擁立へ
2010年11月6日
自民党県連は4日、来春の県議選で8人の現職と3人の新顔計11人の立候補予定者を公認し、1人の推薦を決めた。今後、全選挙区で候補者を立てる方針で、定数が複数の選挙区では可能な限り複数擁立し、最終的に20人程度の擁立を目指し、順次公認していく。
千葉伝・県連幹事長は5日、知事選については「達増(拓也)知事は姿勢が民主党に偏っている」として、「非民主や反民主の勢力を集め、県民党的な立場での擁立を目指したい」と述べた。民主党以外の各会派間での協力を模索し、年内にも候補者を選び出したい考えを示した。
自民党県連が一次公認・推薦した立候補予定者は次の通り。(敬称略。選挙区、定数、氏名、当選回数の順)
公認 盛岡(10)樋下正信(3)、村里洋子(新)▽宮古・下閉伊(3)佐々木大和(4)、城内愛彦(新)▽久慈(2)嵯峨壱朗(2)▽遠野(1)工藤勝子(2)▽一関(5)神崎浩之(新)▽釜石(2)岩崎友一(1)▽八幡平(2)千葉伝(4)▽岩手(3)柳村岩見(3)▽紫波(2)熊谷泉(1)
推薦 二戸(2)工藤篤(5)=元職
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101105-00000077-mailo-l08
転換期の茨城政界:’10県議選 引退表明山口氏、影響力保持に意欲 /茨城
毎日新聞 11月5日(金)11時18分配信
◇「一兵卒で党に役立つ」
12月の県議選に出馬せず、今期で55年に及ぶ県議生活に終止符を打つ考えを示している自民党県連最高顧問の山口武平県議(89)は4日、県議会議事堂で記者会見し、引退後の活動について「一兵卒として(党に)役立つ仕事をしたい」と、今後も自民県連内での影響力保持に意欲を見せた。また、昨年8月の知事選で対立した橋本昌知事に対し「見識はあるが非常に視野が狭い」と述べ、最後まで辛口批判を見せた。
約50分間にわたり報道陣の質問に答えた山口氏は、橋本昌知事への評価を問われ、「故・梶山静六衆院議員から、橋本以外はないぞと言われた」と93年の知事選で橋本氏を擁立した際のエピソードを披露。視野の狭さを指摘したうえで「『汝(なんじ)の敵を愛せよ』という政治をやってほしい」と注文を付けた。
1966年の県議長選に絡み自身も執行猶予付きで有罪判決が確定した「県議会黒い霧事件」については、「55年の議員生活の中で一番バカを見た事件」と評した。「飲み食いだの金の(やりとりが)あったのは間違いない」としながら、「最高裁まで20年以上も争った。その間、(関係者で)生きている人は皆亡くなった」と述べ、事件の真相が明らかにされなかったとして悔しさをにじませた。
県議選坂東市区(定数1)から出馬予定の石塚仁太郎氏(60)への支持表明が遅れたことについては「(石塚氏の出馬が決まらないので)報道陣の前で話す訳にはいかなかった。葛藤(かっとう)していた」と話した。【大久保陽一】
11月5日朝刊
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http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101024ddlk08010088000c.html
山口武平県議:坂東の会合で引退表明 全国最長14期 石塚氏「全面支援」 /茨城
◇「卒寿の90歳が限界」
全国最長の県議14期を務める自民党県連最高顧問の山口武平氏(89)が23日、坂東市内で開かれた党岩井支部女性部主催の会合で「皆さんに支えられて55年間頑張った。長い間お世話になりました」と述べ、今期限りでの政界引退を正式表明した。会合終了後、山口氏は、報道陣に「卒寿の90歳が限界」と引退理由を明らかにし、地元の県議選坂東市区(定数1)で県連が22日に推薦を内定した新人の石塚仁太郎前市長(60)を「全面的に支援する」と明言した。【大久保陽一、宮本寛治】
同市内の飲食店で開かれた同会合で山口氏は、集まった女性支援者約90人を前に約50分マイクを握り、55年の県議生活を振り返った後、引退を表明。県議選については「(石塚氏の)奥さんが学校の教師を辞めて選挙の支援に入る。素晴らしいことだ」と石塚氏を支援する考えを示した。また、「様変わりはないと思うが、議員になる人には政策を立案し、協力してやっていく体制を構築してほしい」と石塚氏に注文を付けた。最後に「皆さんもプライドを持って活動してほしい」と締めくくった。
会合後、山口氏は報道陣に対し、引退を決意したのは前回(06年)県議選だったと初めて明らかにし、高齢のため支援者の大半が亡くなっていることを挙げ「感無量だ」と声を詰まらせた。一方、県土地改良事業団体連合会などの会長職は続投する考えを表明し、政治的影響力保持に意欲を示した。
会合を主催した自民岩井支部の木村智恵子・女性部長は「一つの時代が終わったという感じだ。さみしさでいっぱいだ」と感無量の様子。そして「自民党の後見人として頑張ってほしい」と語った。
昨年8月の衆院選で、山口氏が選対本部長を務めた永岡桂子衆院議員(7区)は毎日新聞の取材に「(引退表明は)聞いていないが、今後も山口氏の世話になると思う。県議選では石塚氏を全力で応援する」と話した。
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■山口氏のこれまでの道のり■
1921年 神大実村(現坂東市)生まれ
1944年 秋田鉱山専門学校(現秋田大)卒業
1947年 神大実村収入役
1955年 県議選猿島郡区(定数4)に初出馬、4位当選
1959年 県議選(2期目)。6人の戦いで2位当選。トップは中村喜四郎氏の父
1963年 県議選(3期目)。2位当選
1966年 県議会議長選を巡る「黒い霧事件」で、受託収賄罪で起訴
1967年 県議選(4期目)。トップ当選
1970年 県議選(5期目)。トップ当選
1972年 参院補選に立候補。12万5570票獲得したが、29万票余を集めた中村氏母に惨敗。その後、同年の県議補選岩井市区(定数1)で当選し、県政復帰
1974年 自民県連幹事長就任(87年まで)。県議選(6期目)で共産新人破り当選
1978年 県議選(7期目)。無属新人破り当選
1982年 県議選(8期目)。無投票当選
1986年 県議選(9期目)。無投票当選。県ゲートボール連合会長就任
1987年 県連会長就任
1989年 黒い霧事件で、執行猶予付き有罪判決が最高裁で確定
1990年 県議選(10期目)。無投票当選
1992年 県土地改良事業団体連合会長就任
1994年 県議選(11期目)。無所属新人を破り当選
1998年 県議選(12期目)。自由新人破り当選
2002年 県議選(13期目)。無所属新人の古谷英明氏を破り当選
2003年 県体育協会名誉会長就任
2005年 全国都道府県議長会から県議在職50年表彰
2006年 県議選(14期目)。無投票当選
2009年 衆院選と知事選敗北の責任を取り、県連会長を辞任。県連最高顧問に就任
2010年 県議引退を正式表明
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http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101024ddlk08010091000c.html
山口武平県議:引退表明 一問一答 /茨城
会合後、山口氏が報道陣に答えた主なやりとりは次の通り。
−−今日の会合の意味合いは?
◇(石塚氏を)事実上の後継者として皆さんに紹介した。
−−引退を決意したのはいつ?
◇前回の県議選の時だ。次(当選すれば)90歳(卒寿)。卒寿の「卒」は卒業の「卒」だ。「死ぬまでやってほしい」という声も周囲にあったが、90歳が(体力的な)限界だ。家族に迷惑をかけるわけにはいかない。辞めるのは立候補するより難しい。
−−55年の議員生活を振り返ると?
◇初当選時は鳩山一郎氏が首相だった。感無量だ。選挙を手伝ってもらった人たちもほとんど亡くなった。
−−後継者擁立にはどう関与?
◇仲間が夏ぐらいから動いた。当初は市議から選ぼうと思ったが断られ、意中の人物が見つからなかった。
−−後継の石塚氏擁立の決め手は?
◇石塚氏は市長や市議も経験しており、「適任だろう」という話になった。擁立が決まったのは10月ごろ。石塚さんも奥さんが学校の教師を辞めて選挙の支援に入るそうで、本気になっている。
−−石塚氏をどのように支援するか?
◇自民党推薦が決まったので、全面的に支援するつもり。
−−後輩の自民党議員へのアドバイスは?
◇石塚氏にも話したが、演説では余計なことは話さず要点だけしゃべれということだ。
−−県土地改良事業団体連合会や県河川協会の会長職は続投するか?
◇今後も続けるつもりだ。
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http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101102ddlk08010121000c.html
転換期の茨城政界:’10県議選 県議55年、自民・山口武平氏について語る /茨城
◇県内政治、どう変わる
12月の県議選は、全国最長の55年にわたり県議を務める山口武平・自民県連最高顧問(89)が今期限りでの引退を表明し、大きな転換点に差し掛かっている。山口氏が県連会長を務めた20年余、茨城は「自民王国」と言われ、政治とカネはトップダウンで動いてきた。“県政のドン”が影響力をもった時代が終わる今、政治はどう変わろうとしているのか。山口氏の残した業績と課題、功罪について、県出納長として山口氏と接してきた鶴見和満さん(82)と、94年の県議選で争った衆院議員の神風英男さん(49)に語ってもらった。【大久保陽一】
◇議会運営で「苦労」−−元県出納長・鶴見和満さん
−−山口氏引退をどう受け止めますか?
◆よく決断されたと思う。議員として14期・55年も在籍したのは、地元の支援がなくてはあり得ないこと。それだけ地元への貢献が高かったということだ。
−−昔の山口氏を振り返ると?
◆1959年の県人事異動の際、引っ越しを手伝ってもらって以来の付き合い。当時は、若手県議のエース格として活躍しており、議会質問も鋭く勢いがあった。岩上二郎元知事を理路整然と批判していた姿を思い出す。また、私が秘書課長として仕えた竹内藤男前知事も山口氏を常に意識していた。
−−山口氏のこれまでの活動をどう評価しますか?
◆(功績は)工業団地の県内誘致をいち早く唱えたこと。これは、後の鹿島港開発や筑波研究学園都市構想にもつながった。山口氏の先見の明はたいしたものだ。また、ゲートボールの普及などスポーツ振興も挙げられる。国体にも長年携わり、入場行進で先頭を歩く姿は忘れられない。
−−山口氏引退後、政界はどう変わると思いますか?
◆県議会で出される案件については、すべて山口氏が了承したという「暗黙の了解」が県の理事者側にはあった。これからはそれがなくなる。議会の「重し」がなくなることで、理事者側も議会運営で苦労することになるのではないか。
◇後継者擁立に不安−−民主衆院議員、神風英男さん
−−山口氏とのかかわりは?
◆1994年の県議選で、それまで山口氏の無投票当選が続いていた岩井市区から無所属で出馬した。閉鎖的な風土に風穴を開けようと必死だった。ホームページにも掲載しているが、右翼や暴力団関係者からの脅しもあった。(選挙は敗北したが)それでも自分への「風」を感じた。
−−山口氏が県連会長として影響力を持ち続けたことをどう評価しますか?
◆「政治とカネ」を巡る問題が挙げられる。山口氏は、93年のゼネコン汚職事件で逮捕された竹内藤男前知事と、事実上二人三脚で県政を動かしてきた経緯がある。山口氏は同事件に絡んで東京地検特捜部に参考人聴取されているが、事件を巡るけじめをつけていないのではないか。もちろん、山口氏が県政の発展に寄与した人物であることは認める。
−−今回の県議選をどう見ますか?
◆地元・坂東市区では、山口氏の後継者擁立が難航した。あれだけの人物なのに、後継者を育成してこなかったという面も県政界にとっては大きなマイナスだろう。今回の選挙は本来、石塚仁太郎氏と山口氏とで争うべきだったのではないか。
−−山口氏引退後の県内政界の展望は?
◆全国最強の自民党県議団をつくったが、昨年の衆院選を見ても、民主への期待も増えてきた。保守王国も変わり始めている。
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■人物略歴
◇つるみ・まさみつ
1928年、旧水海道町生まれ。旧陸軍予科士官学校、早稲田大卒業後、49年県庁入庁。旧鹿島町出向、税務課勤務、秘書課長などを歴任。91年7月、出納長を最後に県庁を退職。現在は茨城郷土部隊史料保存会長を務める。
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■人物略歴
◇じんぷう・ひでお
1961年古河市生まれ。法政大卒業後、94年の県議選岩井市区(定数1)に出馬。6855票を獲得したが、1万3776票を得た山口氏に敗れた。出馬の経緯は自身のホームページに掲載。その後、03年衆院選で初当選し、現在3期目。
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http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101023ddlk08010087000c.html
選挙:県議選・坂東市区 自民県連、石塚氏推薦 山口氏引退表明待たず /茨城
◇候補の確定急ぐ
自民県連(岡田広会長)は22日、12月の県議選坂東市区(定数1)で、出馬の意向を示している新人で前坂東市長の石塚仁太郎氏(60)に推薦を内定した。同市区を地盤に全国最長の県議14期を務める党最高顧問の山口武平氏(89)は正式に引退表明をしていないが、県連は近く後援会会合で表明すると見込み、外堀を埋めた格好だ。毎日新聞の取材に岡田氏は「引退は正式に聞いていないが、推薦が決まり、(山口氏は県議選に)出ないと思っている」と言明。山口氏引退と石塚氏後継の構図は確定的になった。【大久保陽一、宮本寛治】
県連関係者によると、石塚氏は自民党に入党したうえで、21日までに「公認」依頼を県連に提出した。県連は今月7日の選対会議で、新人の場合は公認申請が出されても推薦とする方針を確認し、公認申請をしていた新人3人に推薦を出した経緯がある。石塚氏の申請について岡田会長ら県連選対委員で断続的に協議した結果、基本方針通り推薦にすることが22日内定した。
岡田氏は、山口氏の意思を確認するため数回にわたり電話で協議。明確な引退表明はなかったが、公認依頼もなかった。山口氏の引退表明を待たずに県連が判断した背景には、県議選まで2カ月を切り、同選挙区で出馬予定の無所属保守系の候補に対抗するためにも、県連が支援する候補を早期に明確にする必要があった。推薦内定は山口氏に引退表明を促す狙いもあるとみられる。
同市区からは、中村喜四郎衆院議員(無所属)の元秘書で建設会社役員の古谷英明氏(55)も出馬する意向を表明している。
◇水面下で神経戦
20年以上にわたり県連会長を務め、県政界を主導してきた山口武平氏は、自身の引退について側近にのみ意向を伝えただけで、公式表明をしないという異例の事態が続いている。表明を遅らせる背景には、自らの政治的影響力保持のため有利な環境をつくろうと、地元・坂東市の吉原英一市長と石塚前市長との間で三すくみの神経戦を水面下で続けているとみられる。
山口氏の引退について後援会関係者は「引退は暗黙の了解」としながらも「このまま何もなく、12月の県議選を迎えるのではないか」との見方を示した。一方、県連関係者は「石塚氏の推薦も決まったことで、近く開かれる後援会会合で、去就についての説明がある」と明言。山口氏の思惑を巡り、情報は混線している。
坂東市で力を持つ山口、吉原、石塚3氏の力関係について、ある県内政界関係者は「山口氏は第3極」と指摘する。同市では旧岩井市長のポストを巡り石塚氏と吉原氏が長年争い、その都度、いずれかの陣営に山口氏が支援に回るという構図が続いてきた。山口氏は政治的ライバルに地盤を禅譲する考えはなく、けん制しつつ協力関係を模索しているとみられる。
一方、山口氏後継候補を巡っては、吉原氏も若手擁立で動いていたが、「『県議は石塚、市長は吉原』に住み分けることにした」(県西の地方議員)と2氏の“密約”が成立したとの見方が地元関係者に広がっている。
3氏は同市を含む衆院7区の中村喜四郎衆議員を“政敵”とみることでは一致しており、石塚氏の支援を表明していない山口、吉原両氏とも中村氏元秘書の古谷氏を応援する可能性はない。山口氏は石塚氏支援における条件を見極めている可能性が高い。
毎日新聞 2010年10月23日 地方版
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20101106ddlk05010043000c.html
統一地方選:’11年あきた 大館市長選、水面下の動き活発化 /秋田
◇近江屋氏、出馬表明 無風一転、激戦か
来春の統一地方選が半年後に迫った。県内は市町村合併が相次いだことなどから、市長選は大館市のみ。これまでに立候補表明をしたのは同市出身の元自民党衆院議員、近江屋信弘氏(60)だけだが、地元では小畑元(はじめ)市長(62)の6選出馬が既成方針と受け止められている。さらに市議経験のある元衆院議員秘書が立候補するかも話題に上っており、水面下の動きが活発化。無風だった前回とは一転して、激しい選挙戦になる可能性が出ている。【田村彦志】
◇小畑市長6選出馬か 多選批判の声も
同市長選は1951年の市制施行以来、保守と革新が激しい選挙戦を繰り広げてきた。
しかし旧建設省出身の小畑氏が保守の切り札として無所属で立候補した91年の選挙で、相手候補に1万票以上の差をつけて初当選して以来、様相は大きく変わった。
小畑氏は95年、99年と2期連続で無投票当選。12年ぶりの市長選となった03年は新人の元中学校教諭を退け、田代、比内両町編入後初の市長選となった07年も無投票で再選を果たした。同市長で5期20年は歴代最長。次期について小畑氏は正式に態度表明をしていないが、30日に開会予定の市議会定例会で去就を明らかにするとの見方が広がっている。
短大誘致や県北部の高速道路網の整備、エコタウン構想の実現などにハード面に重点を置いてきた小畑市政について「手堅い」との評価がある半面、人口減に歯止めがかからず商業者からは「産業振興で有効な手を打てずにいる」と厳しい意見がある。
09年衆院選で比例東北ブロック落選後に自民党を離党した近江屋氏は10月8日の出馬表明会見で「雇用なくして活性化はない」と強調。「市を中心とした北鹿地区全体の発展を模索していく必要がある」と訴えて市政の転換を求める。
一方、元衆院議員秘書は10月末に秘書を辞めた。40代前半と若く、市内の若手経済人の間で支持する動きがある。
市長選の前には、県議選もある。小畑氏を支援する自民党県議の一人は「“保守分裂”となればやっかい。自分の後援会の内部も割れるかもしれない」と警戒感を募らせている。
旧社会党時代に市長を輩出してきた社民党、国政与党の民主党の動向も注目される。その関係者は「市民は長期にわたる地域経済の冷え込みにいらだちを募らせており、不満が根強くマンネリも否めない」と指摘する。
市内部からも多選批判の広がりを懸念する声が上がり、小畑氏の態度表明を機にそれぞれの動きが本格化するとみられる。
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【大館市長選の結果】
◇91年
小畑元 当 27,979
川田繁幸 17,843
◇95年
小畑元 無投票当選
◇99年
小畑元 無投票当選
◇03年
小畑元 当 23,474
島内重昭 17,658
◇07年
小畑元 無投票当選
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20101108ddlk05010025000c.html
統一地方選:’11年あきた 民主県連、公募の8人擁立せず /秋田
◇「ふさわしい人おらず」
民主党秋田県連は7日、秋田市で常任幹事会を開き、11年の統一地方選の公募に応募した8人の擁立を見送ることを決めた。県連は9月1日から21日にかけて公募を実施。8人が応募したが、寺田学幹事長は「ふさわしい人がいなかった。大変残念で大変申し訳ない」と述べた。
県連は原則全選挙区に候補者を立てる方針で、今後は松浦大悟県連代表らが中心となって候補者を選び「年内をめどに一定数の候補者を擁立できると思う」という。
また、県議選では現職で横手市選挙区の小田嶋伝一氏(75)と、07年に能代市山本郡選挙区に出馬し落選した吉方清彦氏(39)を公認候補とすることも決めた。【野原寛史】
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秋田民主はなんか消極的だな
そりゃ立てりゃいいってもんじゃないけど、
最初から「無理して立てなくてもいいですよね、ね?」
みたいな姿勢が見えるんだよなあ
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http://mainichi.jp/area/niigata/news/20101114ddlk15010002000c.html
選挙:新潟市長選 きょう投開票 古町で最後のお願い 2週間の戦い終了 /新潟
◇2氏、2週間の戦い終了
14日に投開票される新潟市長選の選挙運動最終日となった13日、いずれも無所属で立候補している新人の前新潟民主商工会事務局長、石口徳夫氏(60)=共産推薦=と3選を目指す現職の篠田昭氏(62)は、新潟市中央区の繁華街・古町十字路を10分の差で相次いで訪れ「最後のお願い」を行った。07年に政令市になり選挙運動期間が初めて2週間に延長された今回の戦いについて、両氏は「あっという間」「後半は一気に過ぎた」と振り返った。
万代シテイから約50人の支援者と練り歩き、先に古町十字路を訪れたのは篠田氏。午後3時50分ごろから10分ほど、通行人に「市政改革の流れを更に大きくするか、ブレーキをかけるかは皆様の判断」「古町、柾谷小路を新潟の顔として立派に再生をさせよう」と訴えた。
篠田氏は、前回06年の倍に延びた選挙運動を「さわり出すときりがない」と振り返り、「あとはどこまで投票に行ってくれるかがポイント」と投票率を気にする様子を見せた。
西、東区で街宣した後、午後4時10分ごろ古町十字路に到着した石口氏は、選挙カーの上から「今の市政は高齢化社会に追いついていない。市政を転換できるのは私しかいない」と福祉施策を中心に熱弁を振るった。
石口氏は「ここ4〜5日で(有権者の反応が)上り調子になってきたが、2週間でもまだ足りない」と語った。「合併地域の反応が良かった。保守とか関係なく、今の事態を何とかしたいという思いの方が上回っていた」と手応えも口にした。【黒田阿紗子】
毎日新聞 2010年11月14日 地方版
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101121-00000047-mai-pol
<大船渡市長選>戸田公明氏が初当選 岩手
毎日新聞 11月21日(日)21時49分配信
大船渡市長(岩手県)元医療法人専務理事の戸田公明氏(61)が初当選。ともに前市議の鎌田和昭氏(64)、平山仁氏(41)を破る。投票率は76.55%。
確定得票数次の通り。
当11531 戸田 公明=無新<1>[公]
7062 鎌田 和昭=無新
6927 平山 仁=無新[自][た] 最終更新:11月21日(日)21時49分
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層化やっぱり強いな。
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>>990-991>>1324>>1359
公明と自民で推薦が分かれてる。
どんな構図だったんですかね
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20101122-OYT8T00140.htm
大船渡市長に戸田氏
3新人での選挙戦制す
無所属の3新人が立候補した大船渡市長選は21日、投開票され、元医療法人専務理事の戸田公明氏(61)=公明推薦=が、前市議の鎌田和昭氏(64)と平山仁氏(41)=自民、たちあがれ日本推薦=を破り、初当選を果たした。
16年ぶりの新市長を決める選挙戦となり、注目を集めた。3候補それぞれが現市政に一定の評価をしつつ今後の市政課題を訴えた。
戸田氏は、民間企業での経験をアピールし、産業振興策によって、所得を向上させることを強調。4年前の市長選での支持基盤を生かし、市内全域で支持を広げた。当選が決まり、支持者が詰めかけた同市大船渡町の事務所で、戸田氏は「市民のみなさんと協力しながら前に進んでいきたい」と意気込みを語った。
鎌田氏は、親類や水産関係者らを中心に後援会を組織して支持を固めたが、及ばなかった。平山氏は、複数の政党から推薦を受け、街頭演説を精力的にこなして若さをアピールしたが、届かなかった。
投票率4ポイント下回る 当日有権者数は3万3814人、投票率は76・55%で、前回の81・40%を4・85ポイント下回った。
(2010年11月22日 読売新聞)
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06年大船渡市長選
3865 :とはずがたり:2006/11/30(木) 02:20:10
>>3827
現職はオール与党でそれに対して旧大船渡市vs旧三陸町の対立に多選批判vs実績を持ち込んだ対立候補という構図だった様である。
激戦ルポ:大船渡市長選/上 「市政転換」 /岩手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061122-00000042-mailo-l03
◇熱っぽく訴え、手応え−−戸田公明候補(57)無新
「当選したら遠慮なく要望をよこしてください。命、体、財産にかかわる順に優先順位を付けて公開し、実現に取り組みます。私を市長の座に押し上げてほしい」
告示から3日目の21日午前10時過ぎ。戸田公明候補は大船渡市三陸町越喜来の旧三陸町役場近くで、街頭演説のマイクを握った。横殴りの雨が吹き付け、戸田候補の長靴に跳ね返る。
集まった10人ほどの有権者が傘を差したまま聴き入った。民家の窓辺に姿も。通り過ぎる車から手を振る人も。遊説の遅れを取り戻すため、演説は10分ほどに。小走りで一人一人に握手する戸田候補。従うように妻範子さんも頭を下げて回る。「反応はいい」。運動員が笑みを浮かべた。
戸田候補は旧三陸町吉浜の出身。範子さんも吉浜小学校時代の同級生。知名度不足も旧三陸町では例外のよう。「ここで6割強固められれば」と選対幹部。
近くの大船渡市農協三陸支店から出てきた自営業の男性(55)は「あちこちの県庁で不祥事が起きているが、多選のせいだ。3選までだよ」。漁業の男性(57)は「(甘竹勝郎市政の)性急な合併には反対だった。合併で何かいいことあったかな」などと戸田支持の声。しかし、貯金をおろしにきた主婦(46)は「任期は2期8年といってるでしょう。何ができるの。無責任な感じもする」。任期を最初から決める戸田候補の公約は疑問だという。
前夜、戸田候補は同市盛町の集会施設で個人演説会を開いた。壁には「市政転換」の手書きポスター。会場近くには現職の甘竹候補の自宅があり、いってみれば相手の地盤。50席用意した椅子に空きが目立ったが、幹部の一人は「よく足を運んでくれた。勇気が要ったと思う」と地縁、血縁選挙の難しさを口にした。
再び21日。戸田候補は越喜来湾の高波を左に見ながら峠越え。甫嶺では旧三陸町長の佐々木菊夫氏と合流。民家の塀には甘竹陣営のスローガン「続投」の文字も。昼前、小石浜に到着。「当選、勝ち取って」。出迎えた漁民らの激励に、戸田候補の表情がゆるんだ。【鬼山親芳
11月22日朝刊
(毎日新聞) - 11月22日11時1分更新
激戦ルポ:大船渡市長選/下 「続投を」 /岩手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061123-00000049-mailo-l03
◇気さくな人柄、心遣い−−甘竹勝郎候補(63)無現
甘竹勝郎候補は22日午前、前日に回り切れなかった大船渡市猪川町の住宅街から遊説を始めた。選挙カーの助手席から身を乗り出し、周囲に目配り。絶妙のタイミングでマイクを握る。こんな具合。
「あっ、お父さん、あっ、お母さん。お出迎え、ありがとうございます」「右から、左から手を振っていただき、あっ、両手を振っているおばあちゃん、よく見えますよ。風邪引かないで頑張ってね」
甘竹候補のねぎらいの言葉に、手を振って支持を伝えるおばあちゃんの腰が折れ、一段と前かがみに。マイクから甘竹候補の気さくな人柄と心遣いがにじむ。
午前10時過ぎ、選対本部から「日頃市方面で、遊説を待っている人たちがいる」との連絡。急きょ、盛川沿いの国道107号を西進。朱色も鮮やかな長安寺橋たもとに20人ばかり。年配の男性が「必勝」の鉢巻きをかざしている。一人一人握手。即席の街頭演説も。
この後、山あいの集落に入り小通から平山、上宿へ。お年寄りの姿が目立つ。玄関にたたずみ、畑仕事の手を休め、中にはおぼつかない足取りで寄ってくる男性も。「おじいちゃん、おじいちゃん、本当にありがとう」。甘竹候補の声が感激で心持ちうわずった。
感激は前夜、旧三陸町吉浜で開いた個人演説会での妻英子さん(62)も同じだった。終了間際、マイクを向けられ、「今回はいつもと違う、微妙な選挙。夫を勝たせて」。夜道にもかかわらず集まった70人の支持者に胸を熱くし、頭を下げた。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201011280
来春の県議選 「30人以上の擁立困難」民
2010年11月28日 11時24分配信
民主党県連の吉田泉代表(衆院本県5区)は27日に郡山市で開かれた党県連政経パーティー終了後の記者会見で、来春の県議選について「全体的な状況を見ると30人擁立は相当大変だ」と述べ、これまで目標としてきた30人以上の擁立が事実上困難との見方を示した。
吉田代表は県議会最大会派の自民党の議席が現在26人であることから「最低でも(自民の議席を)上回る公認候補を立てたい」と述べた。
党県連は同日、県議選の公認候補者として新人4人を決め、党本部に申請した。
現職新人合わせて21人の立候補者が固まった。
自民党県連は28人の公認が決まっており、最終的に30人以上を擁立し、県議会最大会派維持を目指す。
公明党県本部は現職2人と新人1人が福島市、郡山市、いわき市の各選挙区から立候補する。
共産党県委員会は1次公認の5人に加え、会津若松市選挙区で候補者を擁立する方針だ。
社民党県連は現職2人が引退を表明しており、新人2人が郡山市、会津若松市の各選挙区から立候補する。
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>>1355
http://mainichi.jp/area/akita/news/20101130ddlk05010055000c.html
.選挙:大館市長選 福原氏が出馬表明 元衆院議員秘書 /秋田
◇来春の大館市長選
元衆院議員秘書の福原淳嗣氏(42)が29日、大館市で会見。任期満了に伴う来春の同市長選に無所属で立候補することを表明した。
福原氏は「大館市は県北のリーダー。“大館力”を高め、閉塞(へいそく)感を打破して外に打って出る可能性に挑戦していきたい」と強調。子育てや教育環境の充実▽安心、信頼の医療体制確立▽歴史文化伝統を生かしたまちづくり−−に取り組む一方で、アジアパワーを取り込み環境リサイクル時代をリードする産業戦略の展開などを公約に掲げた。
現職の小畑元市長については「インフラ、ハード事業では県内一の行政手腕がある」と評価する半面「多選の弊害はある」との認識を示し、世代交代の必要性を強調した。
福原氏は同市生まれで慶大法学部卒。同市議2期を経て03年から野呂田芳成衆院議員の公設第1秘書と政策秘書、09年から金田勝年衆院議員政策秘書を務め、10月に退職した。
同市長選で正式に立候補表明をしたのは、元衆院議員の近江屋信広氏(61)に続き2人目。【田村彦志】
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201011290514.html
三村知事、3選出馬を正式表明 自公は推薦の見込み
2010年11月30日
三村知事は29日の県議会一般質問に答え、来年6月の任期満了に伴う知事選への「出馬を決意した」と、正式表明した。現在2期目で、自民、公明は前回と同様、推薦する見込み。民主、共産、社民の県政野党は「三村県政の8年は空白の8年」(民主県議)などと批判し、対立候補の擁立をめざしている。
この日の一般質問で最初に登壇した元議長の成田一憲・自民県議が「3期目に向かって引き続き、強いリーダーシップを発揮してほしい」と決意を促したのに答えた。
答弁で三村知事は、いつも通り用意した文書を読み上げながら、(1)行財政改革を進め、財政再建団体への転落を回避できた(2)食産業の充実、戦略的な企業誘致、医師確保など成果は着々と表れてきたなどと自らの実績を挙げ、「県の未来を切り開くことが私の責務との強い思いに至り出馬を決意した」と述べた。
議会が休憩に入ると、三村知事は真っ先に成田県議に近寄り、笑顔で握手を交わすなど、自民との「蜜月ぶり」をうかがわせた。 自民県連幹事長の神山久志県議によると、11月20日に三村知事から推薦願を受け取っており、同党国会議員を含めた県連幹部で推薦の方針を決定したという。党本部の決定をへて、正式に推薦する。
自民県連は今後、三村知事と政策協定を結ぶ予定。三村県政の公共事業削減には自民県議の不満も高まっているといい、神山幹事長は「3期目は夢を見られる政策を打ってもらう」と求める。
政策協定の中身の参考になるのが、自民県連が今夏の参院選で掲げた「ふるさとマニフェスト」という。8項目50件の目標のうち、「国道279号の早期完成」など道路整備が最多の15件を占め、三村県政の財政に重くのしかかる可能性もある。
一方、自民とともに三村県政を支えてきた公明県本部代表の伊吹信一県議は「表明はもう少し先だと思っていた」と話した。日本原燃の工場完成延期のほか、三村知事が大株主の三村興業社(おいらせ町)をめぐって民主県議が「県工事の受注率が非常に高い」と指摘するなど、「時期的に様々な問題があると思っていた」とする。
ただ、伊吹代表は「三村知事は、公明党が求めてきた若者の雇用対策などを着実に進めた」と評価。推薦依頼はまだ来ていないが、前向きに評価するという。
■民主は知事批判、候補擁立は難航
「県財政の好転は、民主政権が地方交付税を増やしたから。三村県政は雇用を重視してきたのに、県の有効求人倍率は常に全国最下位レベル。知事には政治力がない」
この日の一般質問で2番手に登壇した民主の今博県議は冒頭から、知事の実績を「県民の求めるレベルと大きな隔たりがある」と批判。「2期やってできないことは3期やっても無理。出馬は3度あってはならない」と、立候補見送りすら求めた。
9月議会に続き、三村知事が大株主の三村興業社の県工事受注状況について追及。同社が多くの工事を受注した百石漁港(おいらせ町)の整備事業(百石地区地域水産物供給基盤整備事業)について、「水揚げ高の少ない漁港の整備に41億円もの工事が必要か」とも指摘した。
ただ、民主は対立候補を擁立できていない。民主県連幹事長の山内崇県議は、報道陣から「絶対に出すのか」と問われると、「そこを含めて意思統一を図っていく」と述べるにとどめた。民主県議の一人は「07年に続き不戦敗の可能性だってある」と話す。
一方、社民県連合は「最終処分地が決まっていないのに原発の使用済み核燃料を引き受けた」、共産県委員会は「ムダな公共事業が多く、県の借金は増えている」などと知事を批判。それぞれ野党同士の連携も視野に対立候補の擁立をめざすとした。(別宮潤一)
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代表に松浦氏再選へ、民主党県連 定期大会で正式決定
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101202c
任期満了に伴う民主党県連代表選が1日告示され、現代表の松浦大悟参院議員(本県選挙区)以外に立候補の届け出はなく、松浦氏の再選が事実上決まった。11日に秋田市で開かれる県連定期大会で正式決定する。任期は1年。
松浦氏は「定期大会で承認されれば、代表として来春の統一地方選に向けて全身全霊を傾けて頑張りたい」と抱負を語った。
松浦氏は2007年の参院選で初当選し、08年9月に民主党入り。県連幹事長を経て、昨年12月から代表を務めている。
(2010/12/02 08:56 更新)
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wikiより
市長:中里長門(なかさと ながと・2003年(平成15年)2月13日就任)
無所属。団体「あたらしい陸前高田をつくる市民の声」が推す。
元市議、陸前高田民主商工会事務局長。
日本共産党員(2009年現在、共産党員市長は他に、埼玉県蕨市頼高英雄、東京都狛江市矢野裕の2人がいる)。
なお、自由民主党陸前高田支部の支援をうけていた。自民党が共産党員の首長を支援していたのは日本でもここだけで、民主党は「反小沢一郎と選挙目当ての呉越同舟」と批判している(市議会は民主党系会派が多数を占める)。但し、2つある民主党会派のうちの1つが市長提案の議案に賛成したり、市長の後援団体の代表が自民党を離党するなど、「自民共産vs民主」と一概に言えない流動的な情勢となっている。
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20101204ddlk03010044000c.html
.選挙:陸前高田市長選 出馬のため戸羽副市長が辞職 /岩手
陸前高田市の戸羽太副市長(45)は2日、中里長門市長が辞職願を受理したことを受け、辞職した。任期満了に伴う同市長選(1月30日告示、2月6日投票)に立候補するためで、中里市長は後任の副市長を置かない方針。【鬼山親芳】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20101116ddlk03010081000c.html
選挙:陸前高田市長選 市民団体、戸羽副市長を擁立 /岩手
陸前高田市の市民団体「あたらしい陸前高田市をつくる市民の声」は15日、幹事会を開き、来年1月30日告示、2月6日投票の同市長選に、副市長の戸羽太氏(45)の擁立を決めた。戸羽氏も出馬要請を受け入れた。27日の臨時総会後、正式に出馬を表明する。無所属で出馬する。
戸羽氏は市議3期を経て07年3月、自民党籍を離れて中里長門市政の助役(当時)に就任。中里市長も10月の勇退表明会見で「戸羽副市長は思いを共有するパートナーだ」と語っていた。【鬼山親芳】
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中里長門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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中里 長門(なかざと ながと、1946年8月30日 - )は、日本の政治家。岩手県陸前高田市長(2期)。
経歴 [編集]
岩手県陸前高田市出身。奥州大学(現・富士大学)経済学部卒業後、民主商工会事務局長、陸前高田市議(日本共産党公認、1987年から4期)を歴任。2003年の市長選に、当時計画が持ち上がっていた、タラソテラピー[1]建設に反対する超党派の住民団体「陸前高田市政を考える市民の会」に推され出馬を決意。
選挙戦では共産党のほか、自民党系会派「爽風会」の支援を受けるという異例の「自共共闘」により、当時5選を目指していた民主党系の菅野俊吾市長を破り、初当選を果たす。2007年の市長選で元県議の吉田昭彦を破り、再選。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001012050001
陸前高田市長選 菅原県議出馬へ
2010年12月05日
民主党の陸前高田市議団、住田町議団の会合が4日、陸前高田市であり、来年2月投票の陸前高田市長選に、陸前高田選挙区選出の菅原一敏県議(65)を擁立する方針を決めた。
黄川田徹衆院議員が「全面支援」を約束、菅原氏が「重く受けとめる」と受諾した。近く、無所属で立候補表明する見通しだ。
同市長選を巡っては、前副市長の戸羽太氏(45)が立候補を表明している。
菅原氏は市職員を経て2002年から06年11月まで助役を務め、07年県議選で初当選した。戸羽氏は副市長になる前に助役を経験しており、中里長門市長の助役経験者2人が立候補することとなった。
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07年県議選
陸前高田 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 10,311(50.9%) 菅原 一敏 62 民主 新 1 (元)市助役
□ 9,938(49.1%) 佐々木 茂光 49 無所属 新 (元)陸前高田市議
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>>774
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201012080
いわき市議が酒気帯び運転事故、現行犯逮捕
2010年12月08日 09時41分配信
いわき南署は7日午前10時25分ごろ、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いでいわき市植田町本町、いわき市議坂本竜太郎容疑者(30)=1期目=を現行犯逮捕した。
開会中の12月議会に出席するため、軽乗用車で家を出て間もなく衝突事故を起こした。
同署の調べでは、坂本容疑者は午前9時35分ごろ自宅近くの市道で酒気帯び状態で軽乗用車を運転、対向車線にはみ出し同市四倉町の男性会社員(27)のトラックと正面衝突、駆け付けた署員の調べで酒気帯び運転が分かり現行犯逮捕。
会社員は腰などに軽傷、坂本容疑者にけがはなかった。
坂本容疑者は「7日午前零時半ごろまで日本酒4合を飲んだ」と供述しているという。
坂本容疑者は坂本剛二元衆院議員(自民党県第5選挙区支部長)の長男。
剛二元衆院議員は植田町の事務所で会見し「息子が大変ご迷惑を掛けてしまい申し訳なく思っている」と陳謝し、「重大な犯罪であり許し難い。
本人には今日(7日)のうちに(市議の)辞表を書いてもらいたい」と険しい表情で述べた。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001012100004
広域連合 足並み乱れ 東北など8道県
2010年12月10日
東北と北海道、新潟の8道県の広域連合構想に早くも暗雲が立ちこめている。11月の北海道東北地方知事会議で検討会発足に合意し、推進派は国からの権限移譲に向けて力を合わせようと意気込むが、「自治が後退する」「具体的内容が見えない」と反対の声が出始めた。エリアも広い8道県。関西2府5県が立ち上げた広域連合と違い、実現までハードルが高そうだ。
「東北新幹線が全線開業し、仙台と(経済面で結びつくことは)うちの飯の種。ぐっと連携してやっていきたい」
青森県の三村申吾知事は9日の記者会見で、広域連合に前向きな姿勢を示した。4日に新幹線が新青森駅まで開通し、青森市は東北5県の県庁所在地と直接結ばれた。「東北全体で観光や産業について連携することは必要だ。青森が知らないノウハウを他県は持っている」
広域連合構想は村井嘉浩・宮城県知事の提案だった。先月9日、北海道東北地方知事会議で「地域主権改革は国の消極的な対応で進展がみられない」と投げかけ、検討会の設置までこぎつけた。もともと道州制導入論者で、国からの地方分権の受け皿として河川や国道の管理、防災などの分野での連携を視野に入れている。
「東北州知事を目指したいから推進するのだろう」とのやっかみが出ることへの布石も打った。先月8日の会見では「道州制になったとき私は(知事に)手を挙げません」と宣言。「名よりも実をとりたい。自分は一歩ひいて捨て石になる気持ちを持っている」とも語っている。
◇
しかし、検討会が具体的に動き出す前に各知事の足並みは乱れ始めた。
知事会議の1週間後、山形県の吉村美栄子知事が口火を切った。「広域連合の設立を目指すということはなかったと考えている」。検討会のあり方について、こう反発した。新潟県の泉田裕彦知事は「広域連合は道州制を前提としていないが、合併して権限が移譲されれば住民自治は住民から遠くなる。自治の後退だ」と述べた。
背景には、8道県の地理的な問題がある。面積を合わせると、日本全体の43%も占める。北海道幹部は「観光振興などで北東北3県との連携は始まっている」とし、それ以上の枠組みには否定的だ。長野、富山、石川の各県と連携して今月中旬にロシアで観光説明会を開く新潟県の幹部は「北陸や関東のほうがつながりが深い」と打ち明ける。
東北地方では「宮城一人勝ち」への警戒感もにじませる。福島県幹部は「道州制を見据えれば、やはり宮城県が州都を抱えることになる」と懸念する。
広域連合で具体的に何を進め、どういうメリットがあるのか見えにくい現状もある。秋田県の佐竹敬久知事は11月15日の会見で、外国人観光客の誘致に向けて航空会社を訪れた際の話を例に挙げて「何県かで広域的にということを必ず言われる」と述べ、各県が必要に応じて個別の政策で協力することが先決との考えを示した。
岩手県議会では岩渕誠氏(民主党・ゆうあいクラブ)が3日の一般質問でこう指摘した。「さも新しい組織作りがすぐさま地域主権の受け皿になるという錯覚を与えているのではないか。疑念を持たざるを得ない」
◇8道県を合わせてみると……◇
人口:1778万人(日本全体の14%。オランダ並み)
面積:16万平方キロメートル(同43%。ウルグアイ並み)
GDP:60兆7385億円(同12%。トルコ並み)
*内閣府、総務省、国連、IMFの統計から計算
◇広域連合◇
複数の地方自治体にまたがる広範囲な業務を担うため、関係自治体でつくる特別地方公共団体。1994年の地方自治法改正で誕生した。市町村レベルを中心に全国に116ある。消防やゴミ処理を担うことが多い一部事務組合と異なり、政府や都道府県に事務権限の移管を求めることができ、地方分権を進める役割もある。
今月1日には都道府県レベルで初めてとなる「関西広域連合」が誕生。2府5県が参加し、観光、医療、防災対策、産業振興などで協力態勢をつくる。府県議から選ばれる定数20の議会と、7府県知事が委員を務める委員会を置いた。
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◇推進
■村井嘉浩・宮城県知事
「国から権限を広域に移譲してもらうための議論を進めたい。一歩前に進んだ関西の動きは、一部の県が加われない点はあるものの、船出としては見事だった」
■三村申吾・青森県知事
「産業、観光のあり方についてそれぞれの得意分野を組み合わせ、地域を元気にする意味において連携を勉強してお互いにやりとりすることは非常に大事だ」
◇中立
■高橋はるみ・北海道知事
「人口減少なり色々な環境変化の中で、県の領域を超えて連携できることにどのような分野があるか、議論することは重要だ。予断を持たずにしっかり検討していきたい」
■達増拓也・岩手県知事
「(北東北3県の)交流は大変うまくいっている。広域連合は、まだよく分からないところがあり、関西や九州がどうするのか見ながら一緒に勉強していきたい」
◇慎重
■佐竹敬久・秋田県知事
「行政の統治行為そのもの(の統合)を全部やる前に、県民が納得するものからやるべきだ。権限移譲だけ先にやっても、国とのメンツ争いになる可能性もある」
■泉田裕彦・新潟県知事
「(国が運営する)ハローワークも都道府県という受け皿があるのに移譲が進まない。広域連合がこれまでと違って動くのか、効果を出せるのかどうか見極めていきたい」
◇消極
■佐藤雄平・福島県知事
「広域連合や道州制の議論は、広域連携と切り離して進めるべきだ。道州制には新たな一極集中、住民自治の確保に懸念があり、導入ありきの拙速な議論は避けたい」
■吉村美栄子・山形県知事
今の都道府県が拡大する感じのイメージがある。関西は奈良県が入っていなく、(権限移譲の)受け皿としてどのようになるのか、というのが正直なイメージ。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001012100003
県議選まで4カ月
2010年12月10日
∞ 候補者擁立 各党佳境
民主県連 国政「逆風」影響
自民県連 足元固めに躍起
来年4月10日の統一地方選前半戦の県議選(定数44)まで4カ月。2007年の前回選挙以降、知事も政権も交代し、県政界は様変わりした。国政与党として挑む民主と、迎え撃つ県議会最大会派の自民の攻防を軸に、各党の候補者擁立は佳境を迎えている。(中野龍三、笹円香、棟形祐水)
◇ 公認はまだ4人
「今の状況は何だ。しっかりしてくれ」。11月に山形市であった民主党県連の政治資金パーティー。統一地方選での協力を呼びかけた党本部の岡田克也幹事長に、支持者が詰め寄った。国政への逆風が、県議選の各選挙区に「1人以上」の候補擁立を目指す県連にも吹いているからだ。
県連は昨夏の衆院選で躍進したものの、今年7月の参院選で敗北。「風に左右されない強固な組織作り」という課題を突き付けられている。昨年1月の知事選で吉村美栄子知事を支援した県政与党ながら現在2議席しかない県議会の勢力拡大は、その意味でも県連にとって不可欠だ。
だが党本部への公認申請の当面の締め切りまで1カ月となっても、公認候補はまだ全19選挙区中4選挙区の4人。いずれも現職や議員経験者だ。菅内閣の支持率低迷に、「民主党」の看板が足かせになりかねない状況も生じている。ある民主市議は「世の中を変えようと地域に訴えてきたのは地方議員。なのに国政のごたごたで苦しい立場に追い込まれている」と嘆く。
県連は県内の課題に対する県版マニフェストの作成を進めるほか、重複しない選挙区では社民との協力も視野に入れる。武田聡幹事長は「きわめて厳しい状況だが、踏ん張りどころだ」と力を込める。
◇ 「全員当選」目標
一方、県議会で定数の7割以上にあたる32人が所属する最大会派自民党。「4年前と違い、今は野党として攻めの訴えができる。戦いにくいわけではない」と県連の今井栄喜幹事長は意気込む。
知事選と衆院選で、県政と国政のどちらも野党になったが、県議会での存在感は絶大だ。吉村知事就任後も目立った対立はなく「前知事時代と流れは変わらない。良いものは良いものとして認め、最大会派としての責任を果たすだけだ」(ベテラン県議)と影響力を保持し続けている。
県連は10月、現職32人のうち引退議員などを除く29人を第1次公認候補に決定。年内にも新顔や元県議らを2次公認する。「全選挙区に公認候補を立て、全員当選」が目標だ。
ただ、党員の高齢化に伴う党勢衰退に加え、武器だった国政との太いパイプが失われた今、各議員は自らの足元の支持基盤固めに躍起だ。都市部では「民主が候補者を擁立してくるのではないか」と警戒感を隠さない議員がいる一方、別のベテラン県議は「国政の風は地方選挙に関係ない。地道に支持を固めるだけ」と淡々と話す。
他党も存在感を高めようと候補者擁立を急いでいる。公明は山形市区に新顔を擁立して現有1議席の世代交代を図る。前回選挙で議席を伸ばした共産は現職2人の公認を決定し、新顔擁立も模索中だ。議席が半減した社民は現職2人を近く公認決定し、議席死守に全力を挙げる。参院選で躍進したみんなの党も5人程度の擁立を目指している。
■ 過去4年の県政界の主な動き
2007年4月 県議選で自民27、民主1、公明1とそれぞれ議席数を維持。共産は1から2に、社民は半減の2に
7月 参院山形選挙区で舟山康江氏(民主)が初当選。同区で民主が初めて議席を獲得
09年1月 知事選で民主、社民、共産などが支援した吉村美栄子氏が、自民の大半が支持した前知事を破り初当選
8月 衆院選で県内3選挙区のうち民主が2選挙区で勝利。自公が下野し、民主党政権に
10年7月 参院選山形選挙区で岸宏一氏(自民)が民主新顔らを破り再選
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20101211ddlk02010060000c.html
選挙:知事選 連合青森「三つの選択肢」 民主支援で難しい判断 /青森
連合青森(石田隆志会長)は10日、民主県連(横山北斗代表)との定期協議を開いた。来年6月の任期満了に伴う知事選で連合青森が取りうる「三つの選択肢」として、(1)三村申吾知事の推薦(2)民主が擁立する候補者の推薦(3)どちらも推薦しない−−を提示した。自民が全面支援する三村知事と良好な関係を築いている一方、国政選挙などで支持してきた民主が政権与党になったためで、連合青森は「悩ましい」と難しい判断を迫られている。
知事選を巡っては、11月に三村知事が3選出馬を表明。自民県連と公明県本部に推薦願を提出している。民主県連は候補者の人選を進めており、共産、社民も候補者を擁立する方針。
連合青森が悩むのは、07年の前回知事選で現職の三村知事を推薦した経緯があるからだ。提示した期限までに民主が候補を擁立できなかったため、連合青森は三村知事を推薦、民主は「不戦敗」した。2期目の三村県政では連合青森の要望が多くかなえられており、石田会長も「良好な関係」と話す。
だが昨年に政権交代があり、民主政権は連合の政策を多く取り込んだ。石田会長は「政権を支える地方の土台作りも我々に課せられた大きな責任」としたうえで「連合青森の政策もどう県政に生かしていくのかが重要な課題だ」と話す。
連合青森は対応について3月末までに結論を出すことにしており、三村県政が連合の政策・制度要求を施策にどう反映させるかもポイントとなる。連合青森は10日、雇用対策の充実や医師不足解消などを求める「安心・安全・安定した県民生活の実現を求める要請書」を民主県連に提出。9日には三村知事にも提出している。
石田会長は民主県連のローカルマニフェストに十分反映されると自信をみせているが、「県もこれまで我々の考え方を反映させてきた」と言い、政策面で大差はないとの見方を示した。一方、横山代表は「重要なのはこれからの4年間を考えたときに、自民との政策協定を第一に考えている三村知事と、一緒に政策を作ろうという我々とどちらを選んでくれるかということ。おのずと結論は出る」と強気の姿勢を見せた。
民主県連は協議に先立ち、県選出国会議員と県議らが知事選などについて協議した。現在、擁立候補に3、4人が挙がっており、横山代表は「年内をめどに絞り込み、年明け早々にも発表したい」と話した。【矢澤秀範】
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20101214ddlk06010024000c.html
選挙:大石田町長選 阿部氏が3選 新人・庄司氏に65票差 /山形
任期満了に伴う大石田町長選は12日投開票され、無所属現職の阿部孝義氏(74)が、無所属新人で前商工会長の庄司喜與太氏(64)を65票の小差で破り、3選を果たした。当日有権者数は6982人(男3382人、女3600人)。投票率は84・69%。
阿部氏は、今年3月に出馬を表明。町議6人の支持を受けた。選挙戦では、2期8年の実績を強調し、JR大石田駅東口の開発や、小学校の廃校跡地を利用したお年寄りのいこいの場作り、スクールバスを活用した高齢者の移動サービスの実施、休業中の次年子(じねんご)放牧場のそば栽培による再開発などを公約に掲げた。
庄司氏は、若い世代の子育て支援や起業家の育成などを訴えたが及ばなかった。【鈴木健太】
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◇大石田町長選開票結果=選管最終発表
当 2960 阿部孝義 74 無現
2895 庄司喜與太 64 無新
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◇大石田町長略歴
阿部孝義(あべ・こうぎ) 74 無現(3)
町長[歴]町総務課長・教育長・助役▽駒大
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http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201012150534.html
候補者擁立進まぬ民主、自民は27人公認 来春の県議選
2010年12月16日
来春の統一地方選まで、あと約4カ月となった。県内では県議選、1市長選、1村長選、2市議選、2村議選が予定されており、立候補の表明や擁立が進んでいる。県議選を巡っては、県議1人の民主党が勢力拡大を狙いたいものの、候補者選びに難航。一方、過半数を占める自民党は15日、1次公認27人を発表した。
「3年は目をつむって応援する。だから頑張ってくれ」。今月11日に秋田市であった民主党県連の定期大会で、サポーターの男性が国会議員5人に訴えた。「パフォーマンスはやめて、練りに練った政策を打ち出してほしい」。懇願するような発言に、会場から拍手が起こった。
組織力の弱い民主党にとって、統一地方選は勢力拡大の絶好の機会だ。県連は県議選で、定数が2人以上の9選挙区すべてに公認候補を立てることを目標にしている。定数1人の5選挙区は推薦できる候補者を置きたいという。しかし、擁立は進んでいない。
昨夏の衆院選で、県内の小選挙区で全勝したが、今夏の参院選では現職候補が自民候補に大敗。9月に公募を実施したが、応募のあった8人全員を不採用とし、空振り。内閣支持率は下がるばかり。さらに、12日にあった茨城県議選では大敗し、支持者の間には、懸念と不満が高まる。
県連代表の松浦大悟参院議員は「一日も早く決めたい」と繰り返すが、擁立が固まったのは現職を含む2人。追加の見通しは立っていない。
最大会派の自民党(27人)は対照的だ。14選挙区のうち、会派の県議がいないのは潟上市だけで、すでに「飽和状態みたいなもの」(能登祐一・党県連幹事長)。
さらに、県議選を見据えた動きを今夏の参院選から始めていた。参院選の公認候補と県議が一緒に写ったポスターを全員分作ったり、各県議が公認候補のリーフレットを1人あたり1〜2万枚配って回ったりした。
1次公認27人は、引退する能代市山本郡の金谷信栄県議を除く現職26人と、大仙市仙北郡の新顔1人。党県連は11月下旬に選挙対策特別委員会を開き、党本部に公認申請することを決めていた。
能登幹事長は「重点は潟上市、能代市山本郡、秋田市だ」と話し、新たな候補者擁立を模索している。
第2会派の「民主・新みらい」を構成する「新みらい」(6人)は全員が立候補する方針で、土谷勝悦代表は「国政では民主党を支持するが、県政では民主、自民の批判もする」と話す。
社民党(3人)は、大仙市仙北郡の佐々木長秀県議が引退するため、党県連合が新顔1人を推薦する。現職2人も立候補する方針。ほかに、能代市山本郡での候補者擁立について模索中で、年内に結論を出すとしている。
いぶき(2人)は現職2人が立候補する。県民の声(2人)は秋田市の鈴木孝雄県議が引退し、現職1人が立候補する。共産党(1人)は現職と新顔各1人の立候補を予定。公明党(1人)、国民新党(1人)の現職も立候補する方針。
無所属の新顔も、秋田市や大仙市仙北郡などで、次々と立候補を表明している。
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秋田は民主以外の非自民系が力持ってて、民主が候補立てられないんだな
まあ、情けないといえばそうなんだが
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101217t11017.htm
丸森町長選で思惑チラリ 県議選立候補予定者対応に違い
任期満了に伴う宮城県丸森町長選は、投票が19日に迫った。新人で前町議会議長の保科郷雄氏(60)と、4選を目指す現職の渡辺政巳氏(57)による舌戦が熱を帯びる中、県議選(来年4月1日告示、10日投票)をにらんだ動きも活発化している。同町を含む角田・伊具選挙区(定数2)の立候補予定者は町長選の特定候補を支援したり、だんまりを決め込んだりと対応はさまざまだが、来春の選挙を有利に戦いたいとの思惑が透けて見える。
県議選の立候補予定者の中で、唯一、丸森町を地盤とする自民党現職の寺島英毅氏(70)。4選を目指す今回は、町内の票を手堅くまとめてトップ当選を果たした前回とは状況が大きく異なる。8年ぶりの町長選によって町が二分され、対立の構図が来春まで尾を引く可能性があるからだ。
11月20日にあった渡辺氏の事務所開きで、寺島氏は「政争の町といわれるが、もう終わりにして政策で競うべきだ」とあいさつ。「町長選から県議選へのくら替えがあってはならない」と付け加え、約300人の聴衆を驚かせた。渡辺氏の後援会幹部は「思わず本音が出た」と冷ややかだ。
渡辺氏とは距離があるとされる寺島氏だが、町長選後のしこりを警戒してか、現職と新人による一騎打ちの構図がほぼ固まった9月以降、どちらの陣営にも肩入れをせず「全方位外交」を展開した。
さらに告示日が近づくと、双方の集会に一切顔を出さず、沈黙を保つようになった。保科氏派のある町議は「地元選出の県議が中立や静観なんてあり得ない。態度をはっきりさせてほしい」と不満を漏らす。
寺島氏とは対照的に、無所属現職で3選を狙う長谷川洋一氏(56)は「ともに青年団活動に取り組んだ間柄。町づくりの信念もしっかり持っている」として、渡辺氏支援を明言している。
県議会の日程と重なったため、個人演説会で応援弁士を引き受けたり、選挙カーに同乗したりしてマイクを握る機会はないが、議会の合間を縫って15日夜、渡辺氏の激励に事務所を訪れた。
長谷川氏の地盤の角田市では、橋本清仁衆院議員(宮城3区)の秘書で民主党新人の武田暁氏(36)が11月、県議選に立候補を表明した。従来の支持基盤に加え、今回初めて自民党の推薦を受ける長谷川氏だが、労組や農村部といった支持層が武田氏と重なり、心中は穏やかでない。
角田市に軸足を置きながら、丸森町からも一定票を獲得したい長谷川氏は「(自分の選挙での恩返しを)期待して町長選で動いているわけではない」としながらも「結果として(票は)付いてくるのではないか」と話す。
武田氏は橋本氏の秘書として、10月末に行われた保科氏の事務所開きに出席した後、町長選に表立って関与していない。「まずは地元で支持固めをするのが先」と語り、角田市での知名度アップに躍起だ。
◇県議選立候補予定者
【角田・伊具】(2―3)
寺島 英毅70 元県職員 自現(3)
長谷川洋一56 元角田市職員 無現(2)(自推)
武田 暁36 衆院議員秘書 民新
2010年12月17日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101220-OYT1T00260.htm
統一地方選候補者集まらず…民主党宮城県連
民主党
民主党宮城県連が来年4月の統一地方選の候補者擁立に苦慮している。
政治スクールなどを通じて候補者擁立を模索するが、19日発表の新人を加えても、公認・推薦候補は計28人で、当初の目標に遠く及ばない。
「足腰の強い組織にする」(今野東代表)と候補者探しを続けるが、菅政権への逆風が吹く中で作業は難航している。
政治スクール最終日の19日。仙台市議選に同党公認で立候補予定の沼沢真也さん(29)は市中心部で街頭演説の実践練習に臨んだ。誰も耳を傾けない様子に「足を止めてもらうような演説はまだまだ」と苦笑いした。
統一地方選の公認・推薦候補者は19日現在、計28人。内訳は、県議選の公認13人、推薦2人、仙台市議選の公認12人、白石市議選の公認1人となった。
25人を発表した先月、今野代表は「候補者を倍増させる」と意気込みを見せたが苦戦が続く。党本部は、各県連に対し、全選挙区への候補擁立を求めているが、県議選では支持候補の1人を含めても、全23選挙区中9選挙区が空白区だ。
難航するのが新人の擁立だ。28人中、新人は8人。政治スクール受講生の中でも家族の反対などで、立候補を断念する例が続出。8人中7人は秘書か現職町村議で、スクールで発掘できたのは1人だけだ。
(2010年12月20日12時35分 読売新聞)
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>>1378
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101220t11017.htm
保科氏が初当選 渡辺氏の4選阻む 丸森町長選
初当選を決め、支持者らと万歳する保科氏(中央)=19日午後8時50分ごろ、丸森町千刈場の事務所
任期満了に伴う宮城県丸森町長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前町議会議長の保科郷雄氏(60)が、4選を目指した無所属現職の渡辺政巳氏(57)を破り、初当選を果たした。
同町千刈場の事務所に午後8時40分すぎ、当選の知らせが入った。沸き返る約200人の支持者を前に、保科氏は「私自身の力は小さいが、皆さんがここまで支えてくれた。町は人口減少や若者の流出といった課題が多い。一つ一つ対話と相談をしながら解決し、町民が輝く町政運営をしたい」と抱負を述べた。
保科氏は「対話を重視した町政」を掲げ、企業誘致の推進、子育て支援による若者定住を公約の軸に据えた。地盤の大内地区など東部を拠点に、中心部へ支持を拡大。現町政に対する批判票の掘り起こしに成功した。
渡辺氏は3期12年の実績を強調。各種団体や周辺市町村長の支持を得て臨んだが、8年ぶりの選挙戦の影響で後援会組織が十分に回転せず、浸透できなかった。
当日の有権者数は1万3379人。投票率は76.26%で、前回投票が行われた2002年(82.75%)を6.49ポイント下回った。
2010年12月20日月曜日
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http://mytown.asahi.com/areanews/miyagi/TKY201012190262.html
民主の候補者擁立難航 統一地方選、菅内閣の低迷影響
2010年12月20日
来春の統一地方選に向けた候補者の擁立に、民主党が難航している。県内の地方議員数は自民党に大きく劣り、政権与党として巻き返しを図るが、菅内閣の低迷が影響する。立候補予定者は逆風に備えて後援会づくりに力を入れ、政党色を薄めようという動きも出始めた。
民主党県連は19日、幹事会を開き、県議選に擁立する2人の新顔を決めた。記者会見を開いた今野東・県連代表は「党の政策を丁寧に訴えていきたい」と統一地方選への意気込みを語った。この日、選挙対策本部を設置したことも明らかにした。
だが、候補者擁立は思うように進んでいない。県議選では「現職9人の倍増」と「24選挙区のうち前回17あった空白区の解消」を掲げたが、今のところ予定者は13人(ほかに推薦2人)で空白区は13。「がっかりすることもないわけではない」。今野代表は、途中で立候補を取りやめた人がいることを明かした。
有権者から国政批判の声が相次いでいるという県連幹部の1人は「政権の低空飛行で新顔が簡単に立候補できる状況ではない」と指摘する。
実際、新顔は苦しいスタートを余儀なくされている。仙台市議会に青葉区から挑戦する東山竜起さん(36)は、名刺づくりをする際に支援者から言われた。「民主党と書かないほうがいい」
ただ、民主党衆院議員秘書の経歴もあり、「どちらにしても新聞には民主党候補と出る。逃げるわけにいかない」。民主党の名称とマークは名刺の裏側に縦5ミリ、横13ミリと小さく入れた。無党派層に訴える街頭演説よりも身近な支援者の支持固めを優先し、多い時は1日150件あいさつに走っている。
同じく仙台市議会に宮城野区から出る桜井充参院議員秘書の渡辺敬信さん(32)は、年明けにも後援会を立ち上げるための準備を進める。桜井氏は県内に10ほどの後援会を張り巡らせており、これに習って自身も個人名を売っていく作戦だ。
安倍政権下で民主党に追い風が吹き、県議選で公認候補全員が当選した4年前のような状況は期待しにくい。「応援してくれる仲間をつくりたい」と考えている。(田伏潤)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20101219-OYT8T00783.htm
県庁郡山移転論が活発化 「北端は不便」 県中南部の町村議会
県議に両論「歓迎」/「現実的に無理」
役場前に設置された県庁移転を求める看板(小野町役場で) 「県庁が県北・福島市にあるのは不便」と、県中南部の町村議会で、郡山市など県中部への移転を求める動きが広がっている。県庁舎を巡っては耐震・安全性に問題があるとして、改修か建て替えかの検討が進んでおり、今月に入って大玉村や三春町などの議会が移転要望の意見書を可決。今が本格的に議論するチャンスとして、県や県議会に実現を働きかけていく構えだ。県議会からは歓迎の声が上がる一方、「現実的に無理」と冷ややかな声も聞こえてくる。(野村順)
今月13日、県中部に位置する大玉村議会の12月定例会最終日。「長い間、不便な生活を強いられてきた会津、いわき、県南地方は無駄な経費がなくなり、住みよい地域に生まれ変わり、さらに均衡のとれた豊かな県をつくれるものと確信している」。議員提案で提出された県庁移転を求める意見書は全会一致で可決された。
県のほぼ中央に位置する郡山市への県庁移転を望む声は県中南部には根強く、古くは明治時代にさかのぼる。同村などによると、現在の福島県は1876(明治9)年、会津の若松県、中通りの福島県、浜通りの磐前(いわさき)県が一つになって誕生。この時、政府の決定により県庁は現在の福島市に置かれた。
しかし、県庁が北端に置かれたことで、県南部の住民を中心に徐々に不満がうっ積。こうした実情を受け、県議会は9年後の85年、県中への移転を決議し、政府に上申したが、却下されたという経緯がある。
「この問題を125年間も放置してきたことは、県民にも大きな責任がある。地方の時代に変わり、県庁の建て替えが議論に上がる今こそ、真剣に考える時期なのではないか」。大玉村の菅野行雄議長は力を込める。
こうした意見に呼応するかのように、今月14〜17日に、県中の三春町、小野町、最南端の矢祭町の各議会も相次いで同様の意見書を可決。移転を推進する住民グループの動きもあり、小野町はその活動を支援している。役場前には今月上旬、同グループ作製の「県庁を郡山市へ」とうたった看板が設置された。
県庁を移転する場合、地方自治法の規定により、県議会出席議員の3分の2以上の同意が必要になる。ただ、国土地理院によると、県庁が別の自治体に移転するケースは明治時代に栃木県などであったが、「昭和以降では(23区内の都庁移転を除いて)聞いたことがない」という。
今回の意見書採択の流れに、県議会では賛否の声が交錯。「これまで移転要望を控えるムードがあったので大歓迎。仲間の県議に賛同を求めて盛り上げていきたい」と、やる気を見せるのは郡山市選出の大和田光流(みつる)議員(自民党)。これに対し、県北の伊達郡選出の亀岡義尚議員(県民連合)は「議論は時期尚早」と一蹴(いっしゅう)し、「仮に移転すると県北地域の衰退が進み、県内では均衡ある発展が遂げられない」と指摘。単に利便性だけで議論することに危機感を抱く。
自宅から県庁に行くのに2時間半かかるという、いわき市選出の宮川えみ子議員(共産党)も「心情的には郡山にあってほしいが、県の財政事情や、福島市に集積する企業への影響などを考えると、現実的に難しいのでは」としている。
(2010年12月20日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101221t11017.htm
宮城・丸森町長選 新人が大勝 戦術が明暗分ける
個人演説会で、保科氏の訴えに耳を傾ける有権者=16日夜、丸森町の金山まちづくりセンター
19日投票が行われた宮城県丸森町長選は、4選を目指した現職の渡辺政巳氏(57)が、新人の前町議会議長保科郷雄氏(60)に約1000票の大差で敗れた。保科氏がつくった町政刷新のムードが有権者に浸透し、渡辺氏の4選を阻んだのは確かだが、両陣営の戦術の違いも明暗を分けた要因に挙げられそうだ。
「主張した内容にぶれがなかった」。保科氏が出馬を決めた9月中旬以降、投票前日の18日までに開催したミニ集会や街頭演説、個人演説会は150回を超えた。3カ月間、保科氏を支えた町議の1人はそう振り返る。
一貫して若者定住に向けた企業誘致の推進を訴えた。全ての公約は保科氏と町議7人が議論して作り上げた。別の町議は「単なる夢物語ではない。財源的裏付けも試算し、実現可能なものだけを並べた」と胸を張る。
渡辺氏は選挙戦を通じて、3期12年の実績を強調するのに演説の時間を費やした。陣営は「財政の現実を知っている。聞こえがよい政策ばかり掲げられなかった」と唇をかむ。有権者に伝わったのは、後ろ向きな現職の姿だけだった。
町議らを除き、渡辺陣営に選挙経験者が少なかったことも響いた。無投票で3選を果たした後の2007年、渡辺氏は「次」を見据えて後援会の若返りを図ったとされる。ある幹部は「素人集団で運動が上滑りしたのかもしれない」と認める。
逆に保科陣営は、選挙に関わったことのない町民を運動に巻き込むことに成功した。告示直前の12日にあった決起集会で、乳児を抱えた若い夫婦が登壇。子育ての悩みを訴え、共感を呼んだ。個人演説会の中には、応援弁士を町議に頼まず、後援会の会員だけがマイクを握った会場もあった。
再選まで渡辺氏を支持し、今回初めて反現職で動いた町議は「町民が変化を求めたのは事実。その流れに合致したやり方で戦っただけ」と勝因を分析している。
<丸森町長選開票結果(選管最終)>
当 5593 保科郷雄 無新
4543 渡辺政巳 無現
2010年12月21日火曜日
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>4月の県議選(統一地方選)は現行定数で行われる。
をい・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20101221-OYT8T01238.htm
県議定数2減「59」に
4月の統一選は現行で
県議会の議員定数・選挙区等検討委員会(委員長・小野隆副議長)は21日、登米選挙区(登米市)の定数を現行の3から2に、角田・伊具選挙区(角田市、丸森町)を2から1に減らすことで一致した。実現すれば県議会の定数は61から59に減る。4月の県議選(統一地方選)は現行定数で行われる。
来年2月発表の国勢調査の結果を踏まえて正式決定し、10月の改正条例施行を目指す。
登米選挙区の今年10月の推計人口は8万3969人で、2005年の国勢調査より5333人減った。角田・伊具選挙区も4万7091人で2902人減った。県議会のルールに照らし、人口比で現定数は多過ぎるという結論になった。
委員会は2月中に最終報告書を議長に提出し、2月県議会で議員提案で条例改正を図る。その場合、県議会の定数削減は4年半ぶりとなる。
半年程度の周知期間を経て10月の施行を目指す。4月の県議選に関しては「一定の周知期間を設けないと、立候補する人も投票する人も混乱する」という意見があり、選挙前の改正は見送ることにした。
現議席は登米選挙区が自民党2人、民主系会派1人、角田・伊具選挙区は自民党2人が占めている。
(2010年12月22日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20101217ddlk05010060000c.html
近づく県議選:/上 佐竹知事と二人三脚 /秋田
統一地方選の第1ラウンド、県議選(定数45、11年4月10日投開票)まであと4カ月となった。07年の前回選の後、09年4月に寺田典城氏から佐竹敬久氏に知事が交代。国政では同年8月の総選挙で民主党を中心にした政権が発足するなど環境は大きく変わった。今回の選挙で、県政地図にも変化はあるのか。自民・民主両党を軸に、動きを追った。【岡田悟】
◇最大会派・自民「争点ない」 公明も連携示唆
「来春の県議選の争点は、ない。今の県政で『これはだめ』ということはない」。県議会最大会派で27議席を占める自民党の鈴木洋一会長は、こう語る。
寺田前知事が導入を目指した「子育て支援新税」構想が争点となった前回選挙で、同会派が獲得したのは19議席だった。ただ推薦した無所属新人や、かつて同会派から分裂した「新生会」の県議を取り込んだ結果、単独過半数を確保。新税構想をはじめ寺田前知事と対立し、副知事案や地域振興局再編案では不同意や否決を繰り返した。
その後補選で当選した無所属新人らが加わり、勢力は全議席の6割に。また知事選では佐竹知事を支援し、寺田前知事時代とは一変して議案の否決はない。
能登祐一・県連幹事長は「我々は県政運営で、佐竹知事と二人三脚で責任がある」と支持を明言する。
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ただ、会派内が常に一枚岩だったわけではない。
秋田市中通地区の再開発関連予算案が提案された10年2月定例会では同計画に賛否が分かれた。会派は会期延長の方針を決めてプロジェクトチームを作り現地調査などをする一方、幹部が反対派県議を説得したが、結局3人が造反した。
自民党県議の一人は「会派としての賛成方針は当初から決まっていた。一つは佐竹知事初の大型提案であること。もう一つは施工者の大手ゼネコン・清水建設を降ろすわけにいかなかった」と明かす。
他会派のある県議は「過半数を手にした自民会派幹部は“我が世の春”だろうが、会派内では反発もある。連携を呼びかけたこともあるが、声を上げにくいのだろう」とおもんぱかる。
こんな場面もあった。10年6月定例会の予算特別委員会総括審査。県連政調会長の大関衛県議は、県教委が県人事委員会の認定前に懲戒免職処分の辞令を本人に手渡していた問題を取り上げたが、委員会終了後に報道陣にこうつぶやいた。「もっと追及しようと思ったが、やめた。だって与党会派だもん」
自民党は来春の県議選で、引退する1人を除く現職26人と新人1人を公認した。選挙区によっては自民候補同士の激戦も予想されるが、鈴木会長は「競合する選挙区では、これまでも競合してきた。定数内であればできるだけ多く当選させたい」と意に介さない。
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公明党は、県本部代表を務める田口聡県議が秋田市選挙区から再選を目指し立候補する。田口県議は他の選挙区について「各地域で友好関係にある自民党候補を自然と応援することになるだろう。非自民保守系候補の応援もあり得る」と幅広い連携を示唆する。半面、民主系候補については「支持団体である創価学会員の間では、菅直人首相の政権運営への不信感や過去の政教分離を巡る発言もあり、民主党アレルギーが相当強い。無所属候補でも、推薦を受けるなど民主色が濃くなるほどうちの支持者は離れる」と距離を置く。
瀬田川栄一、鈴木孝雄両氏の無所属会派「県民の声」は、鈴木氏が引退し瀬田川氏は立候補する。鈴木氏の妻・丸野内胡桃(くるみ)氏が無所属で立候補予定だが、瀬田川氏は「秋田市中通再開発に対する考え方が違う。2人とも当選しても、同じ会派になることはない」と話す。
無所属会派「いぶき」は淡路定明、東海林洋両氏とも再選を目指して出馬予定。共産党県委員会(米田吉正委員長)は現職の山内梅良氏と横手市選挙区の新人の2人が立候補を予定している。
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20101218ddlk05010016000c.html
近づく県議選:/下 難航する新人発掘 /秋田
◇民主・純化路線進めるが 社民は独自方針徹底
「県議になりませんか?」−−。8月末、地元紙にこんな新聞広告が掲載された。「候補者募集」「公認決定後、公認料のほか、活動費を助成します」−−。広告を出したのは民主党県連(松浦大悟代表)。県連のホームページにも同じ内容が掲載された。
県連幹部の一人は、その表現について「『県議はそんな軽々しい気持ちでなるべきものではない』とホームページを見た支持者からおしかりを受けた」と苦笑する。
政権党である同党の県議は現在、小田嶋伝一氏(横手市)だけ。衆院秋田1〜3区を独占するなど県連所属国会議員が5人いるのとは対照的だ。寺田学・県連幹事長は「地方議員の少なさは全国的にも特異。国政選挙で負けるたびに『地方組織が弱い』と言われる」と話し、県内での組織拡大は長年の課題となっている。
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小田嶋氏は9月、第2会派「新みらい」(6人)と合流し「民主・新みらい」の一員となった。
新みらいは無所属非自民系会派で、多くは民主党の有力支持組織である連合秋田(工藤政志会長)の推薦を受け、これまで国政選挙で同党候補を支援してきた。
公募に先立つ8月、党県連所属の国会議員と当時の新みらい県議が会合を開いた。出席者によると、松浦代表や寺田幹事長は「全選挙区で候補者を立てさせてもらう」「党本部の方針だ」と“対立候補擁立”を宣言。新みらい側は反発を強めた。
対応に苦慮したのが、秋田3区選出の京野公子衆院議員。小田嶋氏と新みらいの6人のうち4人が同区を地盤としており、会派合流を後押しした。自民党が優勢な県議会の中で、非自民勢力の緩やかな連携を維持し発展させる方がよい−−。新みらい側や京野氏は、こうした考え方で共通している。
一方で寺田氏らが独自候補擁立にこだわる背景には、さまざまな政党支持者から支援される新みらいの県議とは別に、党支持層を固めた“直系県議”を増やしたいという意向がある。
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ただ、その「純化路線」に必要な新人発掘は難航している。
党本部の「全選挙区擁立、複数区は複数候補擁立」方針を県連はやや緩め「原則全選挙区公認、1人区は推薦でも可」としているが、公募に応じた8人全員について県連は11月に却下したと発表。寺田幹事長は「ふさわしい方はいなかった」と説明した。
その後の候補者探しは「(松浦)代表を中心とした一本釣り」(寺田幹事長)方針に。これまでに公認予定者は現新2人にとどまり、県連幹部からも「国政選挙と違い地縁・血縁がものを言う。いきなり出ても選挙は厳しい」との声も上がる。
そもそも、県連として県議選で何を掲げるのか、佐竹県政にどんなスタンスで臨むのかが示されていない。
寺田氏は09年の知事選で川口博氏(現衆院議員)の擁立に動き、佐竹敬久氏を厳しく批判。しかし今年11月の会見では、県政の課題や佐竹知事への評価について「県連として議論していない」と述べるにとどまった。
国政では菅直人政権や党への支持率の低下も続く。「難しい状況は変わらないが、がんばっている」と松浦代表。19日の常任幹事会でも対応を協議する。
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社民党県連は、石川ひとみ代表(秋田市)と石田寛幹事長(大館市)の現職2人が公認で立候補予定。大仙市仙北郡では、引退する佐々木長秀氏の後継として新人を推薦し、県北で更なる擁立を模索している。
同県連は、国政選挙で民主党候補を支援しても党勢拡大につながらなかったとして「県連にあいさつに来ない県議選候補は応援しない」方針を徹底する構え。一方で民主党県連との連携について「連合秋田が間に入ってくれれば」(ある県連幹部)と期待する声もある。
国政で民主党と連立を組む国民新党は現職の石川錬治郎・県支部長(秋田市)が出馬予定。民主党側から推薦依頼があれば他の選挙区で支援するとしているが、石川氏は「民主の候補者が(ほとんど)いないじゃないか」と戸惑っている。
毎日新聞 2010年12月18日 地方版
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>>1037>>1221
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001012230003
柳村元滝沢村長の副市長案、小差で同意せず
2010年12月23日
空席が続く福島県南相馬市の副市長について、元滝沢村長で前兵庫県香美(か・み)町副町長の柳村純一氏(60)の選任に同意を求める桜井勝延市長提出の議案が22日、市議会(定数24)に提案された。採決の結果、反対12、賛成11の小差で否決された。
議会で、選任賛成の議員は柳村氏が村長時代、役場を企業、住民を顧客になぞらえ、民間企業の手法を導入して行財政改革を進めたことを評価。反対の議員は、柳村氏がIGRいわて銀河鉄道巣子駅の用地買収に絡む農地法違反容疑で告発されたことや、今年10月に母親の介護を理由として香美町副町長就任から1年余で退職したことなどを挙げ、信頼性に疑問を呈した。
桜井市長は閉会後の取材に、「議会とは若干のすれ違いがあったが、結果は尊重する」と言葉少なに語った。
柳村氏は議決前、朝日新聞の取材に、「11月に桜井市長から『手伝って欲しい』と要請があり、受諾した」と話していた。否決については「まだ市から連絡を受けていない」としている。桜井市長とは以前から交流があり、旧原町市時代から講演などで複数回訪れたという。
柳村氏は滝沢村出身。京成電鉄社員を経て同村議となり、1994年に同村長に初当選した。品質保証の国際規格ISO9001を取得するなど行政運営に企業理念を導入。2007年の岩手県知事選に立候補したが、達増拓也・現知事に大差で敗れた。
昨年9月、08年度決算で財政破綻(は・たん)の一歩手前の早期健全化団体となった香美町の副町長に招かれたが、今年10月、辞表を提出した。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4425
知事選に前滝沢村長柳村氏
自民県連が推薦方針「非民主」結集唱える
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101221_7
候補擁立、越年強まる 知事選で自民県連
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自民党県連(鈴木俊一会長)は20日、盛岡市内で選対役員会を開き、来春の統一地方選対応を協議。知事選については候補擁立のめどが付けられず、結論を年明けに持ち越す流れが強まった。
同県連は年内を目標に、再選出馬を表明した現職達増拓也氏(46)の対抗馬擁立を模索。しかし、関係者によると、県民党的立場の候補選定を進める方向を確認するにとどまったという。
終了後、鈴木会長は「期限を区切ってどうこうと言える段階にない」と説明。他党との連携については「かたくなに党推薦にこだわる思いはない。ふさわしい人がいれば連携できる」と述べた。
同党は前回2007年知事選で無所属候補を推薦したが、初当選した達増氏に約30万票差を付けられる15万票余で次点に敗れた。
次期知事選をめぐっては達増氏が18日、民主党推薦での再選出馬を表明。共産党が構成団体の「明るい民主県政をつくる会」も候補擁立を模索している。
(2010/12/21)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101226_2
小原氏(社民県連合代表)が浮上 北上市長選
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来年4月17日告示、同24日投票の北上市長選で社民党県連合代表の小原宣良氏(67)が浮上した。小原氏は出馬を明言していないが、今後、党内手続きや支持労組との調整を進める方向だ。
小原氏は25日、岩手日報社の取材に対し「今の段階では出馬するとも、しないともコメントできる状況にない」と慎重な言い回しながらも、「出馬が決まれば、社民党籍を返上し、無所属で臨むことになる」と述べた。政党への推薦要請については「現段階ではコメントを差し控えたい」とした。
小原氏は北上市出身。花巻北高卒。北上市役所、故沢藤礼次郎衆院議員秘書を経て1987年から2007年まで県議5期。05年4月から社民党県連合代表を務めている。
同市長選をめぐっては21日、現職の伊藤彬氏(71)が今期限りでの勇退を表明。伊藤氏は意中の人物として北上市出身で首都圏在住の50代の民間人を挙げ「出馬を決断してくれれば応援したい」と述べた。
同市長選で出馬の意思を明らかにした人はまだいないが、小原氏の名前が浮上したことで、各党の動きが注目される。
(2010/12/26)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101227t31024.htm
小原社民岩手県連代表が出馬へ 北上市長選
任期満了に伴い、来年4月の統一地方選で行われる岩手県北上市長選で、社民党岩手県連代表の小原宣良氏(67)が26日、立候補する意向を固めた。離党した上で、無所属で出馬する。
小原氏は取材に対し「市政は厳しい財政状況にある。難局を乗り越えるため、これまでの行政、議員経験を生かしたい」と述べた。同日、北上市内で支持労組に立候補の意思を伝えた。年明けにも正式表明する見通し。
小原氏は北上市出身。花巻北高卒。北上市職員や衆院議員秘書を経て、2007年まで県議5期。09年の衆院選岩手4区に立候補し、落選した。
関係者によると、小原氏については、小沢一郎民主党元代表の北上市の後援会が、擁立に向け調整することを決めている。
市長選に立候補の意向を示したのは小原氏が初めて。現職の伊藤彬氏(71)は3期目の今期限りでの引退を表明している。
2010年12月27日月曜日
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http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/101231/akt1012310132000-n1.htm
秋田県議選候補擁立で民主県連に亀裂か
2010.12.31 01:31
来年春の県議選で、民主党県連(松浦大悟代表)は30日、秋田市(定数13)、横手市(同4)、北秋田市・北秋田郡(同2)、南秋田郡(同1)の各選挙区について、それぞれ新人1人ずつの計4人を公認候補として擁立すると発表した。
一方で、京野公子衆院議員(3区総支部長)は同日、横手市内で会見し、「横手市選挙区には新たに擁立しないでほしいと言ってきたし、総支部でも決定している。総支部の理解を得られない擁立は認められない」と反発した。県連が発表した候補予定者は、秋田市選挙区が沼谷純氏(37)=県職員▽横手市選挙区が小原正晃氏(33)=元会社員▽北秋田市・北秋田郡が小塚光子氏(64)=市議▽南秋田郡が芳賀洋介氏(35)=元団体職員−で、年明けに公認見通し。
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http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201012300218.html
県議選候補擁立の方法に異議申立書 民主・京野衆院議員
2010年12月31日
民主党県連(松浦大悟代表)は30日、来春の統一地方選で行われる県議選(定数45)の2次公認予定候補者4人を発表した。一方で、同党の京野公子衆院議員が同日、会見を開き、県連の候補者擁立方法に異議を唱える申入書を岡田克也党幹事長と県連に対して28日に提出したことを明らかにした。
県連が発表した4人の選挙区は秋田市、横手市、北秋田市北秋田郡、南秋田郡の4選挙区。県連はこれまで、定数が2以上の全9選挙区に公認候補を立て、定数1の5選挙区は推薦できる候補者を置きたいとしてきた。しかし、公募や総支部への呼びかけでは候補者が見つからず、県連主導で公認候補者を立てるとしていた。
こうした候補者選びについて、横手市で会見した京野氏は「強引な手法に強い危機感を感じる」と述べた。
県議会で1人会派だった民主党は、9月に第2会派の新みらいと統一会派「民主・新みらい」を組んでいる。京野氏は、新みらいの現職が立候補を表明している横手市や湯沢市雄勝郡などの選挙区での公認候補の擁立に反対。申入書では「協力関係にある人々を裏切り、強引に候補者を擁立しては反発を招き、民主党への不利益になる」などとして「(県連の)独断的な公認候補の擁立を認めないよう」要望している。
申入書について、松浦代表は「内容は事実誤認の部分もあり、受け入れられない。複数選挙区には公認候補を立てるという方針は今後も変えない」と話した。
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>>1390
いま社民党系の市長っていえるのは沖縄市と広島市くらいですかね?
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>>1393
宝塚市(中川智子氏)があるのでは。
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青森知事選は山内県議、民主系から出馬へ。青森は繰り上げしないんですね。
民主、青森知事選に県議擁立へ 現職は3選出馬表明
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011010101000203.html
今年6月の任期満了に伴う青森県知事選で、民主党県連は1日までに、県連幹事長の山内崇県議(55)を擁立する方針を固めた。1月中旬にも正式に決定する見通し。
山内氏は青森県弘前市出身で現在4期目。知事選には現職の三村申吾氏(54)が3選を目指し、既に出馬を表明している。
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>>1394
おお!2010年当選したのに忘れとりました
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>>1395
南部の田名部系が、津軽の山内で本気になるかですよね(三村は南部だし)
あと、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5636
にて山口新聞男さんが指摘されていますが、自治労・連合青森との関係が気になります。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5635
党本部が4区で2度実施した世論調査では、ともに山内氏優位と出ていた。小沢代表は「辞退」と言ったが、出馬断念に追い込まれた山内氏の記者会見での表情には、落胆の色がにじむ。山内氏は「地方を何とかしたいとの思いでいたが、小沢代表に体を預ける」と淡々と語った。
しかし、山内氏には不安材料があったのも確かだ。かつて自治労を除名処分になった経歴から、連合青森は山内氏が民主の公認を得た場合、4区を自主投票とし、津島氏なら推薦との方針を決定していた。
>>1029
2009年12月28日(月) 東奥日報 ニュース
■山内崇氏見送り、知事選視野との見方/津島恭氏
津島恭一民主党県第4区総支部長は27日、同党の山内崇県議が次期参院選本県選挙区出馬に名乗りを上げなかった背景について「別の(選挙への)意思をお持ちだと感じた」と述べ、山内氏が2011年知事選などへの出馬を想定しているとの見方を示した。
一方、山内県議は取材に対し「ここで参院選に手を挙げなければ、やはり知事選かと思われるのは仕方ないが、選挙なら何でも手を挙げるわけではない。知事選への対応も、あくまでその時々の状況による」と語り、知事選への意欲をにじませながらも、参院選見送りが知事選出馬に直結するわけではないと強調した。
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正直、現職知事相手に勝算があるとは考えづらいし、連合自体が現職を推薦する可能性もあるので
あくまでも民主の独自候補という位置づけになるんじゃなかろうか
統一地方選とは別対応ですよ、と割り切れるかどうかですね>青森知事選
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110104ddlk03010034000c.html
選挙:今年の選挙 県議選、民主の過半数維持焦点 小沢氏の動きどう影響? /岩手
今年の選挙は、統一地方選(知事・県議・4市町村長・14市町村議選)と、7市町長、6市町村議選が予定されている。県議選は、全選挙区に候補者を擁立する方針の民主党と自民党に、他政党・団体が絡み混戦が見込まれる。県関係国会議員8人を民主が独占するなか、右往左往する政権や小沢一郎民主党元代表の慌ただしい動きの影響をどれだけ受けるかも注目される。【狩野智彦】
■知事選
現職の達増拓也氏が無所属(民主推薦予定)で出馬を表明している。民主県連は、県議選立候補予定者とのポスターを作るなど、連動してアピールする。県連代表の小沢氏が来県して支持者らを鼓舞する熱の入れようだ。佐々木順一県連幹事長は「国政の影響を受ける懸念は全くない。県連と後援会がスクラムを組み、投票数の過半数確保を目指す」と意気込む。
一方の自民は「県民党的な立場の人がふさわしい」として、年内をめどに人選してきたが難航。鈴木俊一県連会長は「具体的な候補予定者の名前は挙がっていない。(擁立に)期限を区切る段階ではない」と渋面を作る。
共産は、共産系労組などで作る「明るい民主県政をつくる会」(幹事長、鈴木露通・いわて労連議長)が人選を進める。県委員会の菅原則委員長は「雇用や梁川ダム問題など、県民の声を聞かない県政の転換を求める」と話す。
擁立予定のない公明と地域政党いわては、非民主系候補との連携を視野に情勢を注視している。社民は連携方針を表明していない。
■県議選
県議会(定数48)で25議席がある民主が、過半数を維持できるかが焦点だ。民主は全選挙区に候補者を擁立し、定数2以上の選挙区では原則複数の候補擁立の方針で、知事選との連動を図る。
自民は、国政選挙に3県議を立てたため議席を減らし、現有11議席。全選挙区で擁立し空白区解消を目指す。公明は盛岡の1議席。共産は盛岡の現職と一関で前回惜敗した新人のほか複数擁立する方針だ。3議席の社民は5議席獲得を目標に掲げる。地域政党いわては現有6議席から2桁への上積みを狙う。
■市長選
陸前高田市長選は、勇退する現職の後継で、自民系、共産党の市議が推す前副市長、戸羽太氏と民主推薦の県議、菅原一敏氏が、いずれも無所属で一騎打ちとなる見込み。北上市長選は社民県連の小原宣良元代表が出馬を表明したが、ほかの動きは表面化していない。盛岡市長選は現職の谷藤裕明氏が3選出馬に前向きな姿勢を見せており、他党の動向に関心が集まる。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110105t21028.htm
青森知事選・民主「山内氏」意見集約へ 「密室選考」の声
6月の任期満了に伴う青森県知事選で、山内崇県議(55)を擁立する方針を固めた民主党県連は、10日に議員らの意見集約を図る。その場で山内氏の擁立の方向性が決まる見通しだが、県連関係者からは、候補者選考が県連の横山北斗代表(衆院青森1区)と幹事長を務める山内氏の2人が主導して秘密裏に進めたとして不満も漏れる。一方、3選を目指し立候補の意向を表明した三村申吾知事(54)は事態を冷静に受け止めている。
山内氏は4日、県連が青森市で開いた街頭演説会に参加した。知事選の立候補については明言しなかったものの、この後、知事選の対応を決めていない連合青森を訪問、立候補の意向を伝えたとみられる。
知事選候補をめぐっては、昨年12月17日、横山代表が複数に候補を絞ったことを明らかにした。中には山内氏も含まれていたとみられる。県連は年明け以降に検討を進めるとしていたが、候補の1人だった県出身の経済人が辞退したため、新年になって山内氏が有力候補に浮上した。
10日の会合では、山内氏擁立の方向性が決まる見通し。しかし、同氏の擁立が既成事実化していることに「十分な議論もなく決まるのはおかしい」と疑問を投げ掛ける関係者もいて、一枚岩の支援体制を築けるかどうかは微妙だ。
昨夏の参院選青森選挙区では、県外出身の党新人の女性候補が落選。知事選には横山代表らが出馬するべきだとの「責任論」もあった。横山代表が立候補に消極的とされるのに対し、昨年9月に幹事長に就いた山内氏は意欲的。このため、県連関係者の中には、山内氏擁立の背景を「知事選に出たくない人と出たい人。2人の思惑が一致した」との見方がある。
一方、自民、公明両党の支援を受ける方向の三村氏は4日の定例記者会見で「報道のみの段階で発言は控えたい」とした上で「それぞれの立場で青森県を良くしたいと思うことは大切だ」と述べた。
知事選では、共産党県委員会が独自候補の擁立を目指している。
2011年01月05日水曜日
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110104ddlk07010065000c.html
選挙:今年の選挙/上 統一地方選、勢力図どう変わる 政権運営問われる民主 /福島
今年、県内で行われる選挙で最も注目されるのは4月の統一地方選。民主党の政権運営への評価が問われそうだ。第1ラウンドは4月10日投開票の県議選。19選挙区58議席を巡って争われ、現有議席自民26、民主16の勢力図がどう変化するかに関心が集まる。ベテランが引退する福島市や郡山市、いわき市などの選挙区が激戦模様だ。市町村の9首長選と22議員選がある4月24日投開票の第2ラウンドは、会津若松市長選が最大の焦点だ。その他の選挙も含め、動向を3回に分けて紹介する。
◇県議選
■福島市(定数8)
自民は現職の桜田葉子(53)、元職の西山尚利(45)、共に新人で福島市議の丹治智幸(39)と佐藤雅裕(44)の4氏を公認し、議席増を目指す。民主は高橋秀樹(45)と石原信市郎(43)の現職2氏と、新人で元福島市議の大場秀樹氏(41)を擁立する。
公明は県連代表で現職の甚野源次郎氏(63)が出馬予定。社民は県連幹事長の加藤雅美氏(61)が引退し、新人で元県立医大職員の紺野長人氏(55)が出馬する。共産は現職の藤川淑子氏(53)に代わり、新人で党県副委員長の宮本しづえ氏(58)を公認。自民離党後は無所属の望木昌彦氏(73)は引退する。
■会津若松市(同4)
自民は現職の平出孝朗(54)と元職の室井照平(55)の2氏を公認。2人とも市長選に転じる可能性もある。民主は渡部譲(60)と宮下雅志(55)の現職2氏を公認。社民は新人で元会津若松市議の小川右善氏(61)を擁立する。
■郡山市(同9)
自民は▽佐藤憲保(56)▽柳沼純子(64)▽長尾トモ子(62)▽勅使河原正之(58)−−の現職4氏を公認。2期目の大和田光流氏(69)は引退の意向。民主は現職の吉田公男氏(54)のほか、党県連副幹事長の佐久間俊男(55)と元参院議員秘書の椎根健雄(33)の新人2氏を公認。
公明は現職の今井久敏氏(57)、共産は現職の神山悦子氏(55)が出馬へ。社民は党県連代表の現職、古川正浩氏(68)が引退し、新人の同市議、八重樫小代子氏(60)が立つ。
■いわき市(同10)
自民は▽青木稔(65)▽清水敏男(47)▽斉藤健吉(67)▽阿部広(63)−−の現職4氏、前市議会議長の矢吹貢一(55)と前市議の鈴木智(37)の新人2氏を擁立する。民主は佐藤健一(61)と昨年の補選で初当選した古市三久(62)の現職2氏、新人で衆院議員秘書の鳥居作弥氏(36)を擁立する。
公明は引退する中島千光氏(60)の後継に市議の安部泰男氏(53)を立てる。共産は現職の宮川絵美子氏(64)と、元職の長谷部淳氏(51)を擁立。前回は社民公認で当選した西丸武進氏(66)は無所属で出馬の見通し。社民は候補擁立に向けて人選中。
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下がまだでした・・・汗
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110105ddlk07010092000c.html
選挙:今年の選挙/中 統一選・県議選 選挙区再編、注目集め /福島
◇旧飯野町が福島市編入、自民候補に影響か
今回の県議選は、須賀川市と岩瀬郡が合区、旧安達郡が二本松市と本宮市に分かれるなど、選挙区再編による情勢変化にも注目が集まる。伊達市・伊達郡は、保守地盤の旧飯野町が福島市に編入され、自民候補への影響も懸念される。
◇県議選
■白河市・西白河郡(定数3)
白河市と西白河郡が合区。自民は満山喜一(59)と渡辺義信(48)の現職2氏を擁立。市議や西郷村議にも出馬模索の動きがある。民主は現職の三村博昭氏(68)を公認。
■須賀川市・岩瀬郡(同3)
須賀川市と岩瀬郡が合区。自民現職で県連幹事長の斎藤健治氏(67)と、民主現職の宗方保氏(62)が出馬予定。元自民県議の川田昌成氏(67)と、須賀川市議の鈴木公成(35)、会社社長の円谷哲司(42)の新人2氏が無所属で出馬を予定。
■喜多方市・耶麻郡(同3)
喜多方市と耶麻郡が合区。自民の小桧山善継(63)と遠藤忠一(62)、民主の瓜生信一郎(61)の現職3氏が出馬予定。
■相馬市・相馬郡新地町(同1)
相馬市と新地町が合区。自民現職の斎藤勝利氏(66)が出馬へ。
■二本松市(同2)
安達郡区から安達、岩代、東和の旧3町が二本松市区に入り、定数は2に。自民は現職の鴫原吉之助氏(63)が引退。無所属の新人で農業の遊佐久男氏(51)の推薦を決めたが、公認擁立の可能性も。民主は現職の本田朋氏(36)を公認。
■田村市・田村郡(同2)
自民現職の渡辺広迪氏(64)が出馬予定。民主は現職で党県連幹事長の安瀬全孝氏が死去し、候補を人選中。無所属新人で田村市議の本田仁一氏(48)も出馬表明。
■南相馬市・相馬郡飯舘村(同2)
自民現職、太田光秋氏(42)と民主新人で衆院議員秘書の渡部一夫氏(62)が出馬予定。
■伊達市・伊達郡(同3)
自民は遠藤保二(62)と佐藤金正(61)の現職2氏を公認。保守票が固い旧飯野町が福島市に移ったのが懸念材料。民主は現職の亀岡義尚氏(47)を擁立する。共産は元職の阿部裕美子氏(64)を立てる。
■本宮市・安達郡(同1)
安達郡は大玉村だけで、旧本宮町も含めた旧安達郡当時の定数2が1になった。自民は新人を擁立する方針だが、16日の本宮市長選も絡み流動的。民主は現職の佐藤政隆氏(57)を擁立する。
■南会津郡(同1)
民主は現職の渡部勝博氏(50)を公認。
■河沼郡(同1)
無所属現職の小澤隆氏(69)が出馬予定。
■大沼郡(同1)
自民が現職の杉山純一氏(53)を公認。
■東白川郡(同1)
自民は新人擁立の方針。民主は現職の立原龍一氏(58)を公認。
■石川郡(同1)
自民は現職の塩田金次郎氏(63)を公認。民主は、新人で元石川町副議長の円谷健市氏(56)を公認予定だ。無所属新人の野崎正夫氏(60)も前回に続いて出馬表明。
■双葉郡(同2)
自民現職の吉田栄光氏(47)、民主現職の坂本栄司氏(55)に加え、新人の元富岡町課長の白土正一氏(61)が無所属で出馬の見通し。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110106ddlk07010081000c.html
選挙:今年の選挙/下 市長選 本宮と会津若松、現職不出馬で激戦模様 /福島
◇白河は動きなく
市長選は今年、1月16日の本宮、4月24日の統一地方選での会津若松、7月任期満了の白河がある。現職が出馬しない本宮と会津若松は激戦模様だ。統一選では8町村長選と22市町村議選があり、それ以外でも多数の選挙が予定されている。【蓬田正志、太田穣、関雄輔】
◇市長選
■本宮
現職の佐藤嘉重氏(72)が引退へ。無所属の前市議、高松義行氏(56)と不動産仲介業の大塚一成氏(54)の新人2氏が立候補を表明し、一騎打ちの公算が大きい。
高松氏は95年に本宮町議に初当選し、合併後の07〜09年には市議会議長。財政健全化を進め、企業進出促進や子育て支援の充実などを訴える。大塚氏は、市長給与6割削減など歳出抑制を公約に掲げ、70歳以上の独居者の安否確認を兼ねた週1回の弁当配布など、安心して暮らせるまちづくりを目指すという。
■会津若松
菅家一郎市長(55)は4選に向けて出馬せず、衆院福島4区から自民党候補として国政を目指す。その席を巡り、元河東町長の栗城春夫氏(60)が前回に続く挑戦を予定。会津若松商工会議所副会頭の渋川恵男氏(63)、同市選出の自民党県議、平出孝朗氏(54)の名前も挙がっている。
栗城氏は前回、1万834票差で菅家氏に敗れた。後援会に再挑戦の意向を伝えており、政策がまとまり次第、正式に出馬表明する。
渋川氏は七日町通りのまちづくりなどを手掛け、国交省の観光カリスマにも選ばれた経済人。会津高校の同級生らから出馬要請を受けており、近く態度を明らかにする見通し。
平出氏は支持者への県政報告会で意欲をにじませながらも「支持者の声を聞いて判断したい」と態度を保留している。
ほか、県議選で同党公認を得ている元県議の室井照平氏(55)も立候補の可能性を探っている。
■白河
任期満了は7月28日。首長と議員の任期満了が90日以内の場合、公職選挙法の「90日特例」で同日選にでき、市議選がある統一地方選に組むことも可能だが、同市選管は7月実施で調整している。
現職市長の死去に伴う前回07年選挙は4人が立候補したが、今回はまだ目立った動きがない。現職の鈴木和夫氏(61)も態度を明らかにしていない。
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◇今年の市町村長選◇
本宮(1月16日)
統一地方選(4月24日)=会津若松▽檜枝岐▽磐梯▽猪苗代▽会津坂下▽柳津▽矢祭▽玉川▽古殿
白河 7月28日
平田 7月28日
鮫川 8月30日
大熊 9月19日
三春 9月20日
天栄 9月26日
三島 10月14日
湯川 11月 8日
浪江 12月15日
矢吹 来年1月10日
◇今年の市町村議選◇
統一地方選(4月24日)=福島▽会津若松▽郡山▽白河▽須賀川▽喜多方▽相馬▽国見▽川俣▽鏡石▽檜枝岐▽南会津▽北塩原▽磐梯▽昭和▽西郷▽鮫川▽広野▽川内▽双葉▽葛尾▽新地
西会津 6月30日
本宮 7月31日
大玉 8月31日
石川 9月14日
中島 9月21日
泉崎 9月30日
浅川 9月30日
三春 9月30日
桑折 10月13日
大熊 10月31日
金山 12月21日
棚倉 12月31日
※カッコ内の日付は投票日。それ以外は任期満了日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110106-OYT8T00060.htm
知事選 自民など擁立模索
県議、民主の過半数焦点 〜今年の選挙〜
今年は統一地方選の年で、4月10日に知事選と県議選(定数48)、同24日に北上など4市町村の首長選と盛岡など14市町村の議員選の投票が行われる。2月には陸前高田市長選、9月1日に任期満了となる盛岡市長選などが予定されている。主な選挙の情勢を展望した。(敬称略)
■知事選 現職の達増拓也(46)が昨年12月、再選に向けて出馬を表明した。県民から広い支持を取り付けようと、前回選と同じく無所属で臨む方針だが、党籍のある民主党が推薦する予定だ。
達増県政と対抗する自民党、地域政党いわて、共産党は、昨年中の対抗馬擁立を目指したが、現時点で擁立のめどはたっておらず、水面下で候補者の模索を続けている。今後、候補者の人選が焦点となる。
■県議選 最大会派の民主党・ゆうあいクラブ(24議席)が過半数を確保できるかが最大の焦点となる。
一方、他党は4年間の達増県政を厳しく批判するなど、対立色が鮮明だ。不安定な政局を背景に、民主党政権に吹く逆風を利用して、現有議席からの積み増しを狙う。
■市町村長選
◆北上市
現職で3期目の伊藤彬(71)が昨年12月21日に引退を表明。これを受けて年末から候補擁立に向けた動きが急になった。いち早く出馬の意向を示したのが元県議の小原宣良(67)で、同28日には社民党県連の代表を辞した。無所属で、他党にも推薦を要請して立候補する考えで準備を進める。ほかにも新人擁立に向けた動きはあるが具体化していない。
◆矢巾町
現職の川村光朗(70)が昨年12月の町議会で4選を目指す意向を表明した。ほかに具体的な出馬の動きはみられない。
◆大槌町
1期目の加藤宏暉(68)が昨年12月の町議会で、再選を目指す意向を表明。前町総務課長の碇川豊(59)も同月に退職、立候補を表明した。
◆普代村
副村長の柾屋伸夫(56)が出馬の意向を固め、昨年末に辞職した。現職で3期目の深渡宏(70)は「2011年度予算の成立に全力を尽くす」として去就を明らかにしていない。
◆軽米町
3選を目指す現職の山本賢一(56)と、新人の前町議、安藤長質(58)が立候補を表明。町議会(定数16)の支持は現職9人、新人7人で割れ、激戦が予想される。
◆藤沢町
現職の畠山博(62)が昨年10月、再選を目指す考えを表明。町は9月26日に一関市と合併する予定で、水面下で対立候補擁立の動きはあるが、具体化していない。
◆陸前高田市
前副市長の戸羽太(46)と前県議の菅原一敏(65)の2新人による激戦が濃厚。戸羽は、引退表明した現職の中里長門(64)の後継候補として、無所属だが自民、共産の市議が支援。菅原は民主党の推薦を得て、同党市議が全面支援している。
◆盛岡市
2期目の谷藤裕明(60)は去就を明らかにしていないが、出馬を確実視する見方が強い。ほかに具体的な出馬の動きはないが、前回は独自候補擁立を見送った民主党の動向に注目が集まっている。
◆釜石市
1期目の野田武則(57)は態度を表明しておらず、他に候補者擁立の動きも表面化していない。
◆葛巻町
1期目の鈴木重男(55)は態度を表明しておらず、他に候補者擁立の動きも出ていない。
◆岩泉町
3期目の伊達勝身(67)は態度を明らかにしていない。
(2011年1月6日 読売新聞)
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>>823
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110107ddlk06010084000c.html
統一地方選:’11年やまがた 県議選鶴岡区に草島氏が出馬意向 /山形
統一地方選で行われる県議選の鶴岡市選挙区(定数5)に前鶴岡市議の草島進一氏(45)が無所属で立候補する意向を表明した。
草島氏は鶴岡市議を合併前後を通し計3期10年務め、09年鶴岡市長選に立候補し落選した。県議選出馬の表明にあたり「超高齢化社会を踏まえ県民がもっと力を発揮できる公共の新しい仕組みを山形にも充実させたい」と述べた。環境と農林水産業、再生エネルギーの新産業重視の県政▽福祉、医療、教育重視の県政−−を訴える。政党、団体から支持、推薦は受けない。【佐藤伸】
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110107_1
北上市長選に高橋氏が浮上 今後、詰めの協議
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4月17日告示、同24日投票の北上市長選で、NPO法人顧問で同市の建築設計会社役員高橋敏彦氏(55)が浮上した。高橋氏は出馬を明言していないが、今期限りで勇退する現職伊藤彬氏(71)の後援会有志や若手経済人らの間に擁立に向けた動きがあり、今後、詰めの協議が行われる見通しだ。
高橋氏は6日、岩手日報社の取材に対し「立候補は選択肢の一つではある」としながらも「現時点では何とも言えない」と述べた。
関係者の話を総合すると、伊藤氏の勇退表明後、元県議の小原宣良氏(67)が昨年末に社民党県連合代表を辞任し事実上、出馬の意向を示したことに対し、世代交代などを求める声が高まり、高橋氏擁立に向けた環境整備が進んでいる。
高橋氏は北上市出身。日本大大学院修了。市内の建築設計会社の代表取締役。北上青年会議所理事長や、同市のNPO法人「いわてNPO―NETサポート」の代表理事などを歴任し、現在、同法人の顧問を務める。
同市長選で出馬の意向を示したのは現時点で小原氏のみ。伊藤氏が意中の人物としていた首都圏在住の50代の民間人は6日までに、出馬しない意向を明らかにした。
(2011/01/07
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001101080002
三村氏?山内氏?連合困惑
2011年01月08日
現職知事と民主候補のどちらを応援?――。連合青森の新春合同旗開きが7日、青森市内であり、今年の知事選で3選をめざす三村知事と、立候補が見込まれる山内崇・民主県連幹事長が鉢合わせし、微妙な空気を漂わせた。
連合青森の石田隆志会長はあいさつで、「三村知事とは良好な関係で、(支援関係にある)民主党も支えなければいけない」と、悩ましい現状を吐露。知事選の推薦先は今後協議するが、「出た結論については恨みっこなしで」と頭を下げた。
その後、ステージで三村知事は「(連合青森と)お互いアイデアを出して企業誘致や企業支援を進めてきた。今後も政策に反映させます」と猛アピール。山内幹事長も「統一地方選に向け県連でマニフェストを作っている。今日も連合青森と政策の会議を持った。熱い絆を基盤にしたい」と親密さを訴えた。
両者からのラブコールに石田会長は最後まで困り顔だった。
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芳賀洋介ってうちの会員だろ?
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>>1406
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001101140005
北上市長選に高橋敏彦氏が立候補表明
2011年01月14日
今春の統一地方選で争われる北上市長選にNPO法人顧問で建築設計会社代表取締役の高橋敏彦氏(55)が17日に記者会見し、立候補を表明することとなった。市内の経済界や伊藤彬(あきら)市長(71)の後援会の一部の間で、擁立に向けた動きが活発化していた。高橋氏は無所属で立候補し、幅広い支持獲得をめざす。
関係者の話を総合すると、昨年末に社民党県連合代表の小原宣良氏(67)が立候補の意向を明らかにして以来、世代交代を求める機運が高まり、高橋氏擁立の動きにつながった。
高橋氏は北上市出身、日大大学院修了。北上青年会議所理事長、NPO法人「いわてNPO―NETサポート」の代表理事を歴任し、現在、同法人の顧問。
市長選にはこれまで小原氏が記者会見し、立候補の意向を明らかにしている。しかし、関係者によると、同氏は「有能で若い人がいたら支援したい」と話していると言い、今後の去就が注目される。
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仲悪いのか?
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110114-OYT8T00027.htm
陸前高田市長選支援黄川田氏に要請書
民主党県連は13日、菊池長右ェ門代表代行らが、同党の黄川田徹衆院議員に対して、陸前高田市長選(2月6日投開票)で同党が推薦する菅原一敏前県議への支援を要請する文書を手渡したことを明らかにした。同じ党の所属にもかかわらず、首長選の支援を文書で要請し、内容を報道各社に公表するのは極めて異例だ。
この要請書は13日、小沢一郎県連代表の指示で、菊池氏と佐々木順一県連幹事長が黄川田氏に手渡した。要請書は「菅原氏の勝利に向け、全力で県第3区総支部長として職責を果たすよう強く要請する」と記し、黄川田氏に菅原氏への支援を強く求めている。
(2011年1月14日 読売新聞)
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>>1391-1392
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110115t41020.htm
秋田県議選 横手と湯沢・雄勝両選挙区で民主、内輪もめ
連合秋田の賀詞交換会で、新みらいの県議と談笑する京野氏(中央)。「共闘」はどうなるのか=1月6日、秋田市
今春の秋田県議選の候補者擁立で、民主党県連と党県第3区総支部長の衆院議員京野公子氏が対立している。県連が3区総支部の意向を無視し、横手市、湯沢市・雄勝郡の両選挙区で独自に新人を擁立したからだ。京野氏が党本部に「独断的な公認候補擁立を認めないように」と、県連の決定取り消しを求める事態になっている。
「協力関係にある県議と敵対し、地方組織を強化できるのか」。年も押し詰まった昨年12月30日、京野氏は横手市で記者会見を開き、横手市選挙区(定数4)での県連の対応を厳しく批判した。
県連がこの日、同選挙区に新人の元会社員を立てる方針を独断で決定、発表したからだ。
横手市選挙区では、党公認の現職と、県議会で統一会派を組む「民主・新みらい」の無所属議員が立候補を予定する。京野氏は「(新人擁立で)逆に組織が弱体化する危惧がある」と語気を強めた。
年が明けた1月10日、さらに両者の亀裂は深まる。京野氏のお膝元の湯沢市・雄勝郡選挙区(定数3)にも、県連が新人を擁立する方針を打ち出した。同選挙区には、党現職はいないが、新みらいの現職と、京野氏が県議時代にいた会派の無所属現職がいる。
3区総支部ではこれまで、2選挙区での新人の擁立見送りを県連に要請してきた。「全国でも党の支持基盤が弱い地域では、統一会派の議員と連携するのが選択肢の一つ」(京野氏)との考えからだ。
県連の強硬な手法に「新みらい」の関係者は「地域事情に関係なく立てるという民主党の強い姿勢を感じた」と危機感を募らせる。横手市の党支持者は「横手は、もう1人を立てられる情勢にないのでは」と困惑する。
県連の松浦大悟代表は京野氏の抵抗に対し、「空白域をなくすのは、党本部の方針だ。複数区に公認候補を立てることも県連常任幹事会で決まっている。この期に及んで反対するのは筋が違う」と反論している。
2011年01月15日土曜日
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>>1403
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201101193
渋川氏は断念 若松市長選
2011年01月19日 08時45分配信
4月の任期満了に伴う会津若松市長選で、自民党の県議の平出孝朗氏(54)と元県議の室井照平氏(55)は18日までに立候補の意思を固めた。
自民党会津若松市総支部は19日に会合を開き、一本化調整を図る予定だが、難航は必至で、自民系は分裂選挙の様相を呈してきた。
立候補に意欲を示していた会津若松商工会議所副会頭の渋川恵男氏(63)は18日、健康上の理由から断念した。
一方、民主党県第4区総支部は18日、元河東町長の栗城春夫氏(60)を推薦する方針を決定した。
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>>1406>>1409
結局でないんかい
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110119ddlk03010018000c.html
’11統一選:北上市長選 前社民党県連代表・小原氏が出馬辞退 /岩手
◇「市二分の選挙回避」
今春の統一地方選で実施される北上市長選(4月24日投開票)に立候補する意思を示していた前社民党県連代表の小原宣良氏(67)は18日、北上市内で会見し、立候補の辞退を明らかにした。17日に出馬表明した建築設計会社役員、高橋敏彦氏(55)を念頭に、「私より一世代若い有能な人が立候補を決意され、市を二分する選挙は避けるべきだと判断した」と理由を話した。
小原氏は、高橋氏が訴える市民を主体にした持続可能な市政について、「政策の方向性は私と同じだ。若い力を中心に多難な市政課題を市民一丸となって乗り越えてほしい」と一市民として協力する考えを示した。【湯浅聖一】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110120t61019.htm
自民2氏、出馬姿勢崩さず 会津若松市長選
任期満了に伴い統一地方選で行われる会津若松市長選(4月17日告示、24日投開票)で、自民党会津若松市総支部は19日、ともに立候補に意欲を示している党県議平出孝朗氏(54)、元県議室井照平氏(55)と協議した。総支部によると、両氏とも立候補に前向きの姿勢を崩さず、今後一本化を目指して調整していくことになった。
話し合いは非公開で個別に行われた。次期衆院選福島4区に自民党公認で立候補する菅家一郎会津若松市長や党市議らが出席し、市長選への考え方などを聞いた。
平出、室井両氏とも統一選で行われる県議選会津若松市選挙区(定数4)の党公認候補に決まっている。市総支部は、両氏の後援会関係者らからも話を聞き、2月上旬までに市長選候補者の一本化を図る。
いずれかが市長選に回る場合、県連は県議選に新たな候補者を擁立し、2議席の確保を目指す方針。
市長選には、元福島県河東町長の栗城春夫氏(60)が無所属で立候補することを表明。立候補の準備を進めていた会津若松商工会議所副会頭の渋川恵男(ともお)氏(63)は19日までに、健康上の理由から断念した。
2011年01月20日木曜日
会津若松市 定数4−候補7 (選管確定)→自2民2/自1社1共1
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 10,946(20.2%) 渡部譲 56 民主 現 5 党県幹事長
当 9,582(17.7%) 宮下雅志 51 民主 新 1 (元)会津若松市議
当 8,474(15.7%) 小熊慎司 38 自民 現 2 党県青年部長→09衆に自民離党し出馬表明。県連に離党届出すも県連は受理を拒否。 →みんなの党参院比例で当選
当 8,296(15.3%) 平出孝朗 50 自民 現 3 党県役員
□ 8,097(15.0%) 室井照平 51 自民 現 (元)会津若松市議
□ 6,087(11.2%) 小川右善 57 社民 新 (元)旧市会副議長
2,657(4.9%) 原田 俊広 47 共産 新 党県委員
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110120t11021.htm
遠藤氏、民主の推薦返上 宮城県議選 多賀城・七ケ浜
4月に行われる宮城県議選の多賀城・七ケ浜選挙区に立候補予定で、民主党推薦を受けている無所属新人の七ケ浜町議遠藤久和氏(51)が、推薦の取り消しを党県連第4区総支部(支部長・石山敬貴衆院議員)に申し出たことが19日、分かった。
遠藤氏は河北新報社の取材に、「自分と党の地域主権改革や消費税増税をめぐる考え方がかけ離れ、有権者に説明できなくなった」と述べた。
今後、政党推薦は受けない考え。県連は22日の常任幹事会までに、申し出を受理するかどうか結論を出す。
県連は昨年12月、遠藤氏の申請に基づき、推薦を決定していた。
同選挙区(定数2)には、いずれも現職で自民党公認の仁田和広氏(60)と寺沢正志氏(60)が立候補を表明している。
2011年01月20日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110123t11016.htm
宮城県議選 民主、空白区解消断念「全員当選へシフト」
民主党宮城県連は22日、4月の統一地方選で行われる県議選で、当初目指した全23選挙区の候補者の「空白区解消」を事実上断念した。これまで擁立した公認、推薦候補は14選挙区16人。今野東県連代表は、仙台市青葉区で同日あった常任幹事会後の記者会見で「候補者の全員当選に向けた態勢へシフトする」と語った。
常任幹事会では、新たに2新人の推薦を決定する一方、「党の政策に納得できない」として、推薦返上を申し出た多賀城・七ケ浜選挙区の新人の推薦を取り消した。
記者会見で今野代表は、統一選に向け「県民、市民の生活を支えるのは民主党だと理解してもらうため、丁寧な選挙をしていく」と強調。候補の擁立作業は「一応の区切り」としたが、「いい候補がいれば立てていく」とも語った。
推薦取り消しの決定には「痛手だという人がいるかもしれないが、影響が出ないようにするだけだ」と述べた。
当初、県連は党本部の方針に基づき、「空白区解消」に加えて「定数3以上の選挙区での複数候補擁立」を目指したが、内閣支持率の低迷などの影響で候補者擁立は難航。実現したのは対象の9選挙区中、青葉(定数7)と石巻(同5)の2選挙区にとどまった。
統一選の見通しについて、県連幹部は「逆風の中、新人7人を擁立できたが、通常国会でつまずけば『民主』の看板を下ろす候補者が増えるかもしれない」と厳しい認識を示した。
2011年01月23日日曜日
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http://mytown.asahi.com/areanews/iwate/TKY201101230267.html
小沢氏、激戦区てこ入れ行脚 統一地方選の候補者を激励
2011年1月24日
民主党の小沢一郎・県連代表が23日、県内の市長選や県議選の候補予定者を激励に訪れた。
小沢氏がこの日回ったのは、陸前高田市、山田町、遠野市、住田町。候補者や支持者と面会したほか、陸前高田市では自らマイクを握って「同じ志を持った人が県議や首長にいないといけない」などと訴え、精力的にてこ入れした。
今回訪れたのはいずれも新人で、激戦が予想される選挙区が中心。県連の菊池長右エ門代表代行は「統一地方選を落とせないという危機感があったんだろう。日ごろおっしゃっている、地元が第一、を示してくれた」と話した。
訪問先では握手や写真撮影を求められ、小沢氏は住田町で「東京にいるとなんだかんだ言われるから何だか気分がよくないが、地方を回ると歓迎してくれて気分がよくなり頑張ろうという気になる」と述べて、笑いを誘った。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110124_3
沢氏、異例のてこ入れ 陸前高田などで街頭演説
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民主党の小沢一郎元代表は23日、県議選の応援のため来県し、4市町で街頭演説を行うなど支持を訴えた。新人候補の地元が対象となったが、陸前高田市だけは4地区を回り、30日告示の同市長選を強く意識したてこ入れとなった。同党関係者によると、市町村長選に合わせた地元入りは「10年以上記憶にない」。同市長選をめぐっては、同市が地元の黄川田徹衆院議員(岩手3区)に対し、小沢県連代表名で「勝利に向け職責を果たしてほしい」と要請したばかり。自身の強制起訴が迫る中、極めて異例の対応だ。
「この地域は県議選の前に市長選がある。古里づくりのために最も大事だ。あえて久しぶりにお願いにまいった」
23日、小雪舞う陸前高田市気仙町の長部漁港。小沢氏は約100人の有権者に対し、市長選に党推薦で立候補を予定する前県議菅原一敏氏(65)の支持を訴えた。
小沢氏はこの日、県議選宮古・下閉伊選挙区(定数3)、遠野選挙区(同1)の新人候補の選挙事務所を激励した後に陸前高田選挙区(定数1)入り。
住田町では県議選候補と藤原良信参院議員(比例)、陸前高田市では県議選候補、菅原氏とともに市内4カ所で街頭演説。このうち3カ所は黄川田氏も同行した。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2011/01/24)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001101230001
県議選、無投票区半数か/民主の擁立進まず
2011年01月23日
4月の県議選(23選挙区)は、過去に例のないほど無投票選挙区が続出しそうな気配だ。民主党県連は22日、立候補予定者に対する第4次の公認・推薦者を決定したが、新たに2人を推薦するのにとどまり、解消をめざした空白区は9も残った。県内主要政党が候補者を一括して発表するのは今回が最後。追加で候補者擁立を模索する動きはあるが、今のところ選挙区の半数ほどが無投票になる可能性があり、民主党の擁立が思惑通りに進まなかったことが大きく影響した形だ。
「選挙シフトにしていかないといけないので今日を一つの区切りに、当選に向けた選挙態勢をつくっていく」
民主党の今野東県連代表は22日の記者会見で、事実上の擁立作業の終了を宣言した。当初は現職9人の倍増と前回選挙で17あった空白区の解消を掲げたが、これまでに確保できたのは公認13人と推薦3人。推薦を入れても「倍増」には届かない。
自民党は、公認と推薦を含めて全選挙区に候補者を擁立している。今野氏は会見で「できるだけ多くの選択肢を有権者の方々に持ってもらわないといけないので、擁立作業は続けていく」とも語ったが、候補者追加の具体的な見通しは立っていない。
朝日新聞の調査では今のところ、無投票になりそうなのは11選挙区で、宮城野区や気仙沼・本吉、白石・刈田など。衆院選の枠組みでみると宮城6区内はすべて無投票になりそうで、宮城野区が無投票になれば仙台市内では2003年の太白区以来となる。
県選挙管理委員会によると、1955年以降の県議選で最も無投票選挙区が多かったのは91、95、99、2003年の8選挙区。71、75年はゼロだった=表。11年の県議選は、有権者が投票する機会さえない無投票選挙区数の記録を更新しそうだ。
共産党が候補者を絞り込んでいることも、もう一つの要因になっている。07年は8人、03年は9人を立てたが、今回は今のところ公認は4人しかいない。83年には全選挙区で候補を擁立したこともあるが、「今はとてもそんなことは難しい」(県委員会)。引き続き、候補者擁立を模索するものの、「できる限り候補者を立てることと、確実に議席をとるために集中することの兼ね合いがある」として、現有2議席の「絶対確保」が県議選の基本方針だという。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110121t11018.htm
議員秘書経験者が続々 県議選・仙台市議選の新人予定者
4月の統一地方選で行われる宮城県議選と仙台市議選の立候補予定者に、政治家秘書が目立っている。両選挙に立候補を予定する新人計33人のうち秘書経験者は8人。現職や元議員を含めると立候補する計約150人のうち約40人に上る。「有望な即戦力」との評価はあるが、多様な人材を発掘できない政党のふがいなさも浮き彫りになっている。
<強すぎる逆風>
県議選、仙台市議選に立候補する新人の秘書経験者は4人ずつ。政党別では民主党5人、みんなの党1人。無所属2人のうち、1人は自民党推薦となっている。
政権与党として初の統一選に臨む民主党は、新人7人のうち5人を秘書が占めた。同党県連は「国会議員などの秘書は即戦力として期待できる有力な人材。実力は十分備わっている」と胸を張るが、逆に党ネットワークが広がりに欠けていることが際立った。
昨年10月以降、政治スクールを開くなどして候補者選考を本格化させたが、「地方でも政権交代を」という掛け声とは裏腹に擁立作業は難航している。「党への逆風が強すぎ、秘書以外に意欲のある新人を探せない」(党関係者)状況だ。
対する自民党。今回、秘書経験者は推薦した1人にとどまるが、前回4年前の県議選では秘書出身の新人4人を擁立し、全員を当選させた。
<業界化を危惧>
県議、仙台市議の現職議員の中には、故三塚博元蔵相や愛知和男元防衛庁長官らの秘書経験者が20人近くいる。激烈な「三愛戦争」をくぐり抜けた人が多く、選挙戦略にたけた人や政策通がそろう。秘書は人材供給源として、大きな位置づけを占めてきた。
県議選も仙台市議選も構図は少数激戦。ベテラン県議の1人は「政治家が魅力ある職業と思われていない」と嘆く。政治不信が指摘されて久しい現状を挙げ「信頼を取り戻さないと、幅広い分野の人材は現れず、いずれ『関係者』ばかりになる」と地方議会の業界化を危惧する。
秘書出身の候補者が多いことについて、ある国会議員秘書は「最近の議員は自分の選挙や党務に追われ、候補者を育てたり、見つけ出したりする余裕がない」と推し量る。衆院が小選挙区制で、きめ細かいどぶ板戦を迫られていることも影響しているようだ。
東北大大学院の河村和徳准教授(政治学)は政党の責任を指摘し「日常活動の中で、人材を探したり育成したりするリクルートを怠ってきた証拠。秘書は後援会や支持者の協力が得られやすく、当選後も党への忠誠心が期待できる。結果的に議員秘書が選ばれるのだろう」と分析している。
2011年01月21日金曜日
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110125ddlk06010074000c.html
選挙:米沢市長選 近藤衆院議員発言、同志擁立主導を批判−−安部市長 /山形
◇「ひと昔前の話」
安部三十郎米沢市長は24日の定例記者会見で、近藤洋介民主党衆院議員が9日の「新春のつどい」で、市の有機EL開発協力姿勢を批判し、今秋の市長選に「同志擁立」を呼びかけた発言に対し、「国県市3者で進める有機EL開発協力の歩調を乱す」と反論し「国会議員主導の候補者づくりはひと昔前の話」と批判した。
安部市長は近藤議員発言に「市の有機EL開発協力の取り組みへの批判だが、山形大工学部の要請で開発実用化拠点となるイノベーションセンター誘致のため、担当課が用地あっせんの話を進め、資金援助の相談も受け、協力すべきところは進めている」と力説した。
さらに「国会議員主導でやって歩調が合わないから市長を代えようとの趣旨だろうが、かえって現在進む取り組みの歩調を乱す」と批判。「首長は市民の間から候補者が出てくるもの」と述べ、近藤議員の「同志擁立」に「いかがなものか」と批判した。【近藤隆志】
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20110125ddlk05010029000c.html
統一地方選:’11年あきた 大館市長選 自民県連、小畑氏を推薦 /秋田
自民党県連(鈴木洋一会長)は24日、常任総務会を開き、4月24日投開票の大館市長選で現職の小畑元氏を推薦すると決めた。
能登祐一幹事長によると、同党大館支部には小畑氏と元衆院議員の近江屋信広氏の2人から推薦依頼があり、県連は全会一致で小畑氏の推薦を決定。同市長選には他に、元衆院議員秘書の福原淳嗣氏が立候補を表明している。
また能登幹事長は同10日投開票の県議選で、秋田市と能代市山本郡の両選挙区での更なる公認候補擁立を断念する考えを明らかにした。「現時点で立候補予定者が多く、新人には(活動の)時間が足りない」としている。空白区となっている潟上市選挙区は「擁立する前提で、関係者と水面下で接触している」と語った。【岡田悟】
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110126ddlk02010199000c.html
’11年県議選:選挙区情勢/上 現職の大半、立候補へ /青森
◇青森市は14人の激戦
統一地方選の前半戦となる県議選(定数48)の告示が約2カ月後の4月1日に迫った。現職の大半が立候補の意思を示している。元職や新人も多数立候補の見通しで、16選挙区のうちには定数を大きく上回って混戦模様の選挙区もある。県議選に立候補が予想される顔ぶれと情勢を各選挙区別に紹介する。
◇青森市=定数10
県内最大選挙区の県都は14人が立候補する激戦区。いずれも広い支持基盤を持ち、激しい選挙戦が予想される。市長に転じた鹿内博氏が4年前に得た1万2811票の行方も気になる。
自民は8期務めた県連筆頭副会長の山内和夫氏が引退、4選を目指す森内之保留氏と前回トップ当選の高橋修一氏が立候補する。元職の山谷清文氏、市議会議長の長男で新人の花田栄介氏も公認で立候補する。
民主は、渋谷哲一氏の1議席確保が最優先課題。他の候補者擁立を模索している。公明は堅い組織票で当選を続ける伊吹信一氏が3期目を目指す。
共産は5期目を目指す諏訪益一氏に加え、2議席確保を目指して元市議の大沢研氏も挑戦する。社民は奈良岡克也氏が議席死守を目指す。
無所属では、連合青森の推薦を受けた一戸富美雄氏、県議会で社民・県民クラブに所属する古村一雄氏も再選を狙っている。
このほか、新人で元市議の関良氏、奈良岡央氏も初当選を狙う。いずれも市長選に立候補経験があり、一定の知名度がある。元市議の一戸善正氏も立候補する。
◇五所川原市=定数3
自民は成田一憲氏が7選を目指す。前回落選した元市議の新人、寺田達也氏も公認を得て立候補する。
民主は今博氏が3期目を狙う。五所川原市長選に立候補した櫛引ユキ子氏の動向も注目されている。
◇東郡、西郡、南郡、北郡=定数各1
南郡は自民現職の阿部広悦氏に藤崎町議の鶴賀谷貴氏、田舎館村議の鈴木和久氏が挑む形で混戦になりそう。鶴賀谷氏と民主の公認を得られなかった鈴木氏はいずれも無所属で立候補する。
東郡、西郡、北郡はいずれも自民現職で、県連幹事長の神山久志氏、工藤兼光氏、相川正光氏のみ立候補を表明している。
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http://mainichi.jp/area/aomori/archive/news/2011/01/27/20110127ddlk02010003000c.html
’11年県議選:選挙区情勢/中 弘前市は混戦の10人 /青森
◆平川市、現行区初の選挙戦か
◇弘前市=定数6
現職5、元職1、新人4の計10人が立候補を予定しており混戦模様となっている。前弘前市長の相馬〓一氏が通算7期目を目指し挑戦する。
自民は西谷洌氏と岡元行人氏を公認。いずれも5期目、3期目を目指す。市議会副議長の一戸兼一氏も党推薦を受け、立候補する。
民主は元参院議員の三上隆雄氏が4期目を狙う。また、知事選出馬を表明した県連幹事長、山内崇氏の後継として市議の松橋武史氏が公認を得た。
共産は安藤晴美氏が議席死守を目指す。
無所属では、連合青森の推薦を受けた川村悟氏も2期目を狙う。
このほか、市議の斉藤爾氏や元市議の成田善一氏も新人として立候補する予定となっている。
◇黒石市・つがる市=定数各1
黒石市では自民の高樋憲氏が5期目を目指して万全の態勢を整えている。ほかに目立った動きはない。つがる市でも3選を目指す自民の三橋一三氏以外に動きはない。
◇平川市=定数2
自民は県議会議長の長尾忠行氏が5期目、中村弘氏が4期目を狙う。これに無所属で新人の工藤義春氏が挑む。
前回は無投票で当選者が決まっており、町村合併後の現行選挙区となってからは初の選挙戦になりそう。
◇むつ市=定数3
自民は3期目の大見光男氏が引退を表明。後継として、風間浦村長の横浜力氏が公認で立候補する。自民党会派の現職、越前陽悦氏は自民の推薦を受け4期目を目指す。
一方、民主は菊池健治氏の引退表明に伴い、後継として立候補する長男で市議の憲太郎氏を推薦を決めた。市議会議長の村中徹也氏は無所属で立候補する。
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http://mainichi.jp/area/aomori/archive/news/2011/01/28/20110128ddlk02010172000c.html
’11年県議選:選挙区情勢/下 八戸市、民・自で激戦 /青森
◆十和田市は無投票も
◇八戸市=定数8
県内で唯一民主が最多議席を確保している選挙区で、激しい選挙戦が予想される。11人が立候補予定で、民主と自民の2大政党が票を取り合う形になりそう。
自民は現職の滝沢求氏、清水悦郎氏、熊谷雄一氏の3人に加え、元市議で過去2回挑戦している藤川友信氏が公認で立候補する。
民主は元市長の中村寿文氏、田名部定男氏、山内正孝氏、山田知氏の現職4人を公認。さらに市議の寺地則行氏が推薦を受け、無所属で立候補。議席の上積みを狙う。
公明は畠山敬一氏が再選を目指し、共産は新人で市議の畑中哲雄氏が立候補を予定している。
◇三沢市=定数1
自民の小桧山吉紀氏が2期目を目指して立候補する。ほかに目立った動きはない。
◇十和田市=定数2
自民の田中順造氏、丸井裕氏の現職2人が立候補を表明するにとどまっている。無投票の可能性もある。
◇三戸郡=定数3
前回と同じ4人が激突する。自民は現職の夏堀浩一氏、新人の沢田恵氏が立候補する。これに対し、民主はいずれも現職の北紀一氏、松尾和彦氏が立候補する予定。
◇上北郡=定数4
激戦の模様。前回トップ当選の自民現職、中谷純逸氏が野辺地町長選への立候補を決め、三村申吾知事の父で6期目の三村輝文氏が引退を決めた。唯一の現職は、自民で2期目を目指す工藤慎康氏のみとなっている。
新人は6人で、民主は野辺地町議の木明和人氏を公認。一方、三村氏の後継としておいらせ町議の吉田絹恵氏が立候補するほか、七戸町から元町議の工藤章氏も立候補予定。
他の3人は東北町から立候補。斗賀寿一氏が東北町長に転じたため、票の奪い合いは激しさを増す。県商工会連合会副会長の蛯沢正勝氏、元町収入役の沼尾啓一氏が自民推薦で、元町職員の山田昭二氏も無所属で立候補を予定している。(この連載は矢澤秀範が担当しました)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000631101300005
政党のいま:上 民主 地盤固めに躍起
2011年01月30日
新顔候補の発掘も狙って民主党県連が開いた政治スクール参加者は、街頭演説の練習もした=昨年12月19日、仙台市青葉区
「選挙資金も選挙応援もさらに協力したい」。民主党の郡和子県連幹事長は18日、電話口で遠藤久和・七ケ浜町議(51)に再考をうながした。
4月の県議選に遠藤氏は民主党推薦で立候補する予定だったが、前日、県連側に推薦辞退を伝えてきた。「今の民主党と考えが違います」。幹事長の説得にも遠藤氏は揺らがなかった。「消費増税や与謝野馨氏の入閣は納得できない」。推薦料40万円を返し、無所属で出る方向だ。
政権交代から1年半。混迷する民主党政権への逆風が県内でも広がっている。「県議の倍増」「候補者ゼロの空白区をなくす」。昨秋、県連幹部はこんな目標を掲げ、政治スクールも開いて候補者を探してきたが、前に進まない。
定数61の県議会、60の仙台市議会ともに現職は9人と少ないが、両議会選挙に立候補する公認の新顔は7人にとどまっている。しかも5人は元国会議員秘書と「身内」ばかり。「新たに民主党の門をたたいてもらえる環境にない」との嘆きが県連内から漏れる。
その新顔も厳しい意見を浴びる。菅直人首相の長男・源太郎氏と選挙権・被選挙権年齢の引き下げ運動をし、民主から県議選に挑戦する介護会社社長の大友新氏(32)は、有権者に党名を名乗ると「帰って」「政権交代に期待したが政策がよくなった実感がない」と言われる。
「風」には頼れないと、昨年11月に後援会を立ち上げた。会員は約500人に膨らんだ。選挙参謀に旧小牛田町議会事務局長だった佐藤尚武氏(72)を迎え、幅広い年齢層からの支持を期待する。ほかの新顔も、後援会づくりを進めている。
県連は、2月14日にまとめる県内版マニフェストに向けて、業界団体へのアプローチを強めている。要望内容は原則、公開する考えで「プロセスを見てもらって政策への理解、民主党への信頼を高めたい」(遊佐美由紀・県連政策調査会長)という。
「政官癒着の排除と利益誘導型政治からの脱却」を掲げてきた民主党だが、「現実」路線に移りつつある。今、すがるのは、国政の転換への期待だ。千葉市内で13日にあった党大会後、斎藤恭紀衆院議員(宮城2区)は語気を強めた。
「通常国会を熟議の国会にし、国をこう変えるという予算を成立させて国民の信頼を取り戻すしか、統一地方選の勝利はない」
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000631101300006
政党のいま:中 自民 反転攻勢足踏み
2011年01月30日
23日に開かれた自民党大会。全国から多くの地方議員が集まった=東京都千代田区
「地域の人々に耳を傾ける政党であり続けたい」。東京都内で23日に開かれた自民党大会。谷垣禎一総裁が統一選を政権奪還につなげる考えを示すと、拍手があがった。
「執行部批判がすごかった昨年と一転し、総裁の固い決意で盛り上がった」。前日の幹事長会議に出た県連の高橋長偉・会長代理は前向きだ。
政権交代後、県連は地道な活動を続けてきた。昨年1月に「県民の声調査室」を設置。農業、経済、医療など各種団体と会合を重ね、要望を聴いてきた。ここに来て民主政権の相次ぐ失政。「このままじゃダメだ、早く立ち直ってという励ましを多く頂くようになった」。須田善明幹事長は笑顔をみせる。
効果も表れた。県医師会の会員でつくる職域支部「県医療会支部」は一昨年の政権交代を機に、党費の支払いを見合わせた。だが、「状況が落ち着いてきた」(同支部)として昨年から再開した。
■ ■ ■
とはいえ、一気に反転攻勢に出られる情勢ではない。
「新生 自民党みやぎ、新たな挑戦に力を!」。こんなフレーズで統一地方選の立候補予定者をホームページで募る自民県連。これまで公認や推薦の申請は、原則的にまず、選挙区の現職議員の意向を聞いてから受け付けていたが、今回は市区町村支部の容認だけですむよう改めた。
ところが、4月の県議選に新顔で立候補するのは2人だけ。現職2人が引退する名取選挙区(定数2)では、新顔1人しか立候補の予定がなく、議席を減らす見通しだ。
ある県議は「今回は引退が少なく、付け入る隙はなかった」と言う。定数61の県議会で現職は38人を占め、24選挙区すべてにいる。「現職を押しのけて出るリスクを取れない」との見方がある。
一方、国会議員周辺は「関係者が他党から出る動きもある」と明かす。「不況下で仕事を辞めてまで挑戦できない」と語る県議もおり、党の求心力不足もうかがえる。
県連の目標は「現有勢力の維持」にとどまっている。
■ ■ ■
長く自民と友好関係にある公明も、新顔を擁立できていない。県議選の公認は現職4人のみ。原則として議員の任期中に66歳を超えない定年制があるが、その制度に反して県本部代表を務めるベテラン議員も立候補する。
「約10年間代表を務めた実績から例外規定を採用した。必ずしも楽観できる状況ではない」。二大政党のはざまで立ち位置に悩む同党。新たな人材を探したが、「実績」を重視せざるを得なかった。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000631101300007
政党のいま:下 みんな 地方浸透が課題
2011年01月30日
通勤中の人たちにあいさつする県議選の立候補予定者=仙台市泉区の地下鉄南北線黒松駅前
28日朝、仙台市泉区の地下鉄南北線黒松駅前。「おはようございます」。4月の県議選にみんなの党から立候補を予定する新顔の峯岸真哉氏(33)は、通勤する人たちにあいさつを続けた。
「増税の前に国家公務員の人件費削減などやることがある」。みんなの党の改革路線にひかれた峯岸氏。11年間、元自民党衆院議員の中野正志氏の秘書を務めていたが、昨年、中野氏のもとを飛び出した。
自民党だと「若手が活躍しにくい」という懸念もあった。立候補の機会がなかなかめぐってこないうえ、議員になっても先輩議員の力が強い。中野氏からも「泉区は自民系候補が多い。出ることを止めろとは言わない」と送り出された。
■ ■ ■
県議選と仙台市議選に計5人の新顔を公認したみんなの党。元仙台市議長の自民党系ベテランを擁立するなど、他党の「転籍組」が目立っている。県支部長の菊地文博氏も民主党出身だ。
「反民主・反自民」の受け皿づくりを狙う「第3極」だが、結党から1年半でスタッフが少なく、組織が弱い。県議選では今のところ、仙台市以外の選挙区に公認は1人もいない。それでも、一昨年の衆院選、昨年の参院選と全国的には躍進してきた勢いを、統一地方選でとめたくない。
仙台市に隣接する富谷町で2月1日に告示される町長選で、初めて新顔に推薦を出した。昨年12月、菊地氏の要請を受け、渡辺喜美代表が快諾した。告示日には県議選の追加公認も発表する見通しだ。「都市部に強い党と見られている。富谷で勝ち、勢いをつけたい」。菊地氏は話す。
■ ■ ■
二大政党に埋もれがちな既成政党は、存在感を示すのに懸命だ。「国会議員は減ったが、社会党時代から地方議員が党を背負ってきた」。社民党の菅野哲雄県連合代表は4日、新春の集いで県議選5人、仙台市議選6人の「全員当選」を掲げた。
「自治体選は徹底して地域に密着する」という菅野氏。2007年県議選で48票差で4選を逃した岸田清実氏(55)は、新年のあいさつを2週間で2千カ所まわった。自民党県連関係者も「あそこまでドブ板はできない」と驚く。
共産党は「世代交代」を掲げる。県議選と仙台市議選に11人を擁立するが、仙台市議選では最年少の25歳をはじめ4人が20代〜40代だ。県委員会の中島康博委員長は「若者への支持拡大のきっかけにしたい」。党勢縮小に歯止めをかける正念場とみている。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110131t31033.htm
陸前高田市長選告示 新人2人の争い
任期満了に伴う岩手県陸前高田市長選は30日告示され、ともに無所属新人の前副市長戸羽太氏(46)と、元岩手県議菅原一敏氏(66)=民主推薦=の2人が立候補を届け出た。
戸羽氏は「市民一人一人が参加する今の市政を守る」と、現市長中里長門氏(64)の市政継続などを訴えた。
菅原氏は「雇用の拡充と産業の振興を通して、活力ある街づくりを目指す」と、現市政からの転換を訴えた。
戸羽氏の第一声では中里氏が応援のマイクを握った。自民、共産両党の市議らが戸羽氏支援で共闘する。一方、菅原氏の第一声には達増拓也知事や県選出の国会議員4人が駆け付けるなど、民主が党を挙げて支援する。
選挙戦は、中里氏が共産党籍のまま立候補したときとほぼ同じ構図になっている。
投票は2月6日で即日開票される。29日現在の有権者は2万314人。
◎陸前高田市長選立候補者
<戸羽太(とば・ふとし)>46 無新
会社役員(副市長、市議(3))陸前高田市、都立町田高
<菅原一敏(すがわら・かずとし)>66 無新
元岩手県議(市助役、市企画部長)陸前高田市、成城大=(民)
2011年01月31日月曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110201-OYT1T00541.htm
民主王国・岩手、支持離れ拍車を警戒する県連
民主党の小沢一郎元代表が31日、自身の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で東京地裁に在宅起訴されたことを受け、疑惑解明の舞台は法廷の場へと移った。
「民主王国」と言われる岩手では依然、小沢氏の人気は根強いが、今春の統一地方選を前にして、小沢氏の起訴で無党派層の「民主離れ」に拍車が掛かるのではないかと岩手県連関係者は神経をとがらせている。
民主党県連の佐々木順一幹事長は報道機関に対してコメントを発表。「裁判で早期に無罪が確定することを確信している」と強気の姿勢を示した。さらに、党執行部や野党について「小沢先生の国会招致や除名などに血道を上げることに、どういう意味があるか理解に苦しむ」と批判した。
佐々木氏は、統一地方選への影響について「現段階で分からない」とコメントしているが、関係者からは厳しい声が出ている。
県議選に民主党公認で立候補予定の男性は「当然、選挙に影響は出るだろう。やりにくいが、なってしまったものは仕方ない。『民主党候補』よりも、『地元候補』を強く訴えていく」とため息まじりに話した。
一方、野党各会派は、小沢氏の議員辞職や国会での証人喚問を求め続け、統一地方選を前に反転攻勢を強めたい考えだ。
自民党県連の千葉伝幹事長は「国民の声が大きくなる前に政治的責任を取って離党、議員辞職をするべき」と小沢氏に辞職を促した。
地域政党いわての飯沢匡代表は「問題は極めて重大。国民に説明責任を果たすべきだ」と強調。
社民党県連の伊沢昌弘幹事長は「国会議員が強制起訴されることは大きな意義を持つ。国民が納得する判断が下されることを願う」と司法へ期待感を示した。
公明党県本部の小野寺好代表は「出処進退は自ら決断するべきだ。公明党は引き続き、証人喚問への出席を求める」と改めて小沢氏に説明責任を求めた。
共産党県委員会の菅原則勝委員長は「国民目線で見れば当然。司法と国会の場という車の両輪で全容解明が必要だ」とコメントした。
(2011年2月1日14時17分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110201-OYT8T01225.htm
前参院議員 民主党離党、無所属で
昨年の参院選秋田選挙区に民主党公認で出馬し落選した鈴木陽悦・前参院議員は1日、4月の県議選秋田市選挙区に無所属で出馬する意向を固めた。鈴木氏は同日、民主党県連に離党届を提出した。今週中に正式発表する。
鈴木氏は読売新聞の取材に対し、「参院議員の6年間、地域活性化に取り組んできた。古里に対する思いは人一倍強い。秋田に貢献したいという思いにおいて、国政も県政も大きな差はない」と意欲を示した。
国会議員経験者の異例の挑戦となる。鈴木氏は国政の再挑戦を狙っていたが、参院選など国政選挙、加えて知事選、秋田市長選など県内の大型首長選挙も当面ない。次の政治活動の場を早めに確保する方が得策と判断したとみられる。
無所属の出馬は、参院選で決定的になった民主党県連との確執が大きな背景にある。鈴木氏は「民主党は国民の生活が第一という路線からそれてしまった。県連レベルもいろいろ割れている」と語った。
ただ、県議選秋田市選挙区は激戦の見通し。鈴木氏の知名度は高いが、当選ラインも上がるとみられる。こうした選挙区情勢を見極めるため、後援会と最終協議を行う。
(2011年2月2日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110202t11025.htm
宮城・富谷町長選 「みんな」全力、渡辺代表来援
みんなの党が、1日告示された宮城県富谷町長選(6日投票)に国政選挙並みに力を入れている。無所属の新人候補を単独で推薦し、1日には渡辺喜美代表が通常国会開会中にもかかわらず富谷に入った。「統一選の前哨戦」(渡辺代表)と位置づけ、支持基盤の薄い東北での党勢拡大を図る。
富谷町長選には、ともに無所属で、新人の元町議小泉光氏(59)=みんな推薦=と、再選を目指す現職若生英俊氏(60)の2人が立候補した。
渡辺氏は、小泉氏の出陣式や街頭演説会に参加。「小泉で富谷を変えよう。そして宮城から日本を変えよう」と拳を振り上げた。渡辺氏の後ろには、4月の県議選、仙台市議選の党立候補予定者がずらり。のぼり旗がたなびき、党をアピールする格好の舞台となった。
同党単独推薦の首長選候補が勝つと、愛知県大治町に続いて全国2例目。2日は党所属参院議員らが応援に入る。渡辺氏は「首長選で実績を残せば党勢に弾みがつく。富谷を拠点にする」と語った。
一方、若生氏陣営が1月30日に開催した総決起集会には村井嘉浩宮城県知事が出席。「50年後の町のビジョンを持つのは若生氏だけだ」と声を張り上げた。県民の人気が高く、一昨年秋の知事選で圧勝した「ガリバー」との絆を見せつけた。
若生氏は1日の出陣式で「政党の推薦は今も未来も求めない。町民1人1人の力が自信になる」と「町民党代表」を懸命に売り込んだ。
2011年02月02日水曜
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110202t11023.htm
宮城・富谷町長選告示 現新2氏の争い
任期満了に伴う富谷町長選は1日告示され、いずれも無所属で、新人の元町議小泉光氏(59)=みんな推薦=と、再選を目指す現職若生英俊氏(60)の2人による一騎打ちが確定した。
小泉氏は、富谷町成田の選挙事務所で出陣式を行った。町民税の10%減税、町長の退職金廃止、給与10%削減などを公約に掲げ「皆さんの力を結集し、必ずやり抜く」と力を込めた。
若生氏は、同町富ケ丘の選挙事務所で第一声を上げた。教育環境の充実、積極的な企業誘致を訴えの柱に据え「町の発展、町民の幸せのために今まで以上に努力する」と強調した。
投票は6日午前7時から午後8時まで町内11カ所で行われ、午後9時から町役場で即日開票される。1月31日現在の有権者数は3万5942人。
◎町民税10%減税/大物弁士も熱く応酬「行財政改革進む」「財政の破綻招く」
1日告示された富谷町長選は、「町民税の10%減税」をめぐる論戦が過熱している。立候補した2氏の援軍に駆けつけた大物政治家らは「素晴らしい経営感覚だ」「町の将来をまったく考えていない」と応酬。減税の実現性が最大の争点となってきた。
10%減税を公約に掲げるのは新人の小泉光候補。1日、町内のショッピングセンターに現れた渡辺喜美みんなの党代表が小泉氏を持ち上げた。「10%減税は、徹底した行財政改革に取り組むという決意の表れだ」
行政改革担当相の経験に触れた渡辺氏は「改革には、ものすごい(役人の)抵抗がある。東北から平成の維新を成し遂げよう」と力を込めた。
1月30日、現職の若生英俊候補の総決起集会に参加した村井嘉浩知事は声高に叫んだ。「一番の争点は減税だが、絶対にさせちゃいけない。財政が破綻する」
みやぎ発展税、みやぎ環境税という独自の増税策を実現した自負がのぞく。「高齢化社会へ備える蓄えが必要。減税は聞こえはよいが、子や孫がつけを払う形になる」と言い切った。
◎富谷町長選立候補者
<小泉光(こいずみ・ひかる)>59 無新
携帯ゲーム制作会社役員(町議(1)、会社員)函館市、東北工大=(み)
<若生英俊(わこう・ひでとし)>60 無現(1)
町長(行政書士、社会保険労務士、小中学校教員)富谷町、明大
2011年02月02日水曜
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>>1414
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110204ddlk07010107000c.html
統一地方選:’11年ふくしま 会津若松市長選 自民県連・平出氏は出馬せず /福島
◇県議続投目指す
統一地方選で行われる会津若松市長選(4月24日投開票)への立候補を検討していた自民党県連政調会長の平出孝朗(ひらいでたかお)県議(54)=3期目=は3日の後援会役員会で、市長選には挑戦しないことを表明した。県議選の同市選挙区(定数4)に出馬する。
平出氏は市長選の有力候補に挙げられ、1月19日の同党会津若松総支部の会合でも意欲を伝えていた。役員会後に会見した平出氏は「市長職か県議か。どちらの立場が会津若松のためになるか考えた。新年度から3年間の観光キャンペーン、新たな企業誘致に取り組むため、県議と判断した」などと述べた。同市長選には、元県議の室井照平氏(55)と元河東町長の栗城(くりき)春夫氏(60)が立候補の意思を固めている。【太田穣】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110204t61009.htm
平出氏は県議選へ 元県議室井氏出馬の意向 会津若松市長選
任期満了に伴い統一地方選で行われる福島県会津若松市長選(4月17日告示、24日投開票)で、立候補に意欲を見せていた自民党福島県議の平出孝朗氏(54)は3日、市長選に出馬せず、県議選会津若松市選挙区(4月1日告示、10日投開票)に立候補することを表明した。3日に会津若松市内で開かれた後援会の会合で明らかにした。
平出氏と同様に市長選に前向きだった自民党の元県議室井照平氏(55)は同日までに「疲弊する地元経済を立て直したい」と話し、市長選に無所属で立候補する考えを示した。自民党の陣営は事実上、室井氏で一本化されることになりそうだ。
室井氏は会津若松市出身。東北大経済学部卒。会津若松市議を経て、2006年の県議補選で初当選したが、07年に落選した。
市長選には、元河東町長の栗城春夫氏(60)が無所属で立候補することを表明している。現在3期目の菅家一郎市長(55)は、次期衆院選福島4区に自民党から立候補する。
2011年02月04日金曜日
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秋田
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.統一地方選:’11年あきた 県議選 みんなの党、新人2氏公認 /秋田
◇現職1氏推薦
みんなの党は28日、今春の県議選に立候補を表明しているいずれも新人の黒崎一紀氏(52)=秋田市選挙区=と原田悦子氏(65)=能代市山本郡選挙区=を公認し、民主・新みらい現職の樽川隆氏(69)=大仙市仙北郡選挙区=を推薦すると発表した。
秋田市で会見した渡辺喜美代表は「有権者に第三極を提示し、選択肢の幅を広げたい」と説明。寺田典城参院議員は、県政与党の自民党を過半数割れに追い込むと共に議員定数削減も議論する必要があるという認識を示した。同党は県議選で計4〜5人を公認・推薦する方針という。【野原寛史】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110205t11021.htm
奥山市長快走?失速? マニフェストと仙台市新年度予算案
仙台市の奥山恵美子市長にとって2回目の当初予算編成となった2011年度は、特別、企業両会計を含め、総額9548億円を計上した。盛り込まれた主要事業や関連議案を読み解きながら、奥山市長が09年7月の市長選で示したマニフェストのうち、数値目標を掲げた項目を中心に検証した。
<子どもの未来応援>
マニフェストの目玉の一つは待機児童対策で、「12年4月までに1300人以上を解消」と明記した。予算案では認可保育所やせんだい保育室の整備に加え、幼稚園の保育機能を充実する「幼保共存プロジェクト」などに計約20億円を充てた。
子供未来局の試算では、これにより12年4月までに累計で2000人分以上の保育サービス拡充を見込む。目標は達成しているが、それ以上に需要が増え、10年度当初でも待機児童数は594人いる。子供未来局は「待機児童ゼロ」への道筋は険しいと分析している。
<明日の暮らしの安心>
マニフェストは「09年度からの3年間で特別養護老人施設500人分、老人保健施設300人分、認知症対応のグループホーム300人分の整備」をうたった。
予算案で約16億円を配分した介護サービス基盤整備促進事業では、特養施設363人分、老健施設80人分、グループホーム162人分の枠を新たに確保。これで3年間の数値目標はすべてクリアする。
<都市の魅力創出>
街全体を学びのテーマパークとするミュージアム都市構想では、商店街にぎわいガイドツアーの実施、市民協働による景観資源活用策の検討、八木山動物公園の再整備などに約2億5000万円を充てた。マニフェストの「音楽ホール建設構想」は事実上、棚上げとなっている。
<市役所改革の断行>
敬老乗車証制度の見直しで約2億7000万円、男女共同参画推進の拠点施設「エル・ソーラ仙台」の縮小で約4000万円の削減を見込む。職員定数を65人減らす条例改正に伴い、概算で約5億円の歳出が抑制される見通し。市長の給料を7%カットする措置は11年度も継続する。
◇
奥山市長は「進渉(しんちょく)率は4〜5割で、私が意図した方向性は示せたと思う」と自己評価。「少子高齢化への対応という市民の安心につながる施策は固めたので、11年度は環境と経済の分野でワンランク上げたい」と話している。
2011年02月05日土曜日
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011020600210
陸前高田市長に戸羽氏=小沢系候補破り−岩手
任期満了に伴う岩手県陸前高田市長選が6日投開票され、前副市長の戸羽太氏(46)=無所属・新=が、前県議の菅原一敏氏(66)=無所属・新/民主推薦=を破り、初当選を果たした。
戸羽氏は、共産党籍を持つ現職の中里長門市長の後継候補。同党や自民党系の市議10人が支援する事実上の「自共相乗り」で、県内に強い影響力を持つ小沢一郎民主党元代表の直接支援も受けた菅原氏を退けた。 (2011/02/06-22:00)
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>>1433-1434
さすがにみんなの党は落選
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110206t11027.htm
宮城県富谷町長選 現職の若生氏が再選
任期満了に伴う宮城県富谷町長選は6日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の若生英俊氏(60)が無所属新人の元町議小泉光氏(59)=みんな推薦=を破り、再選を果たした。若生氏は11342票を獲得し、6748票の小泉氏を約4600票差で退けた。投票率は51・32%だった。
◇宮城県富谷町長選開票結果(選管最終)
当11342 若生 英俊 無現
6748 小泉 光 無新
<若生英俊(わこう・ひでとし)> 1950年3月13日、宮城県富谷町生まれ。明大法学部卒。行政書士、社会保険労務士。
2011年02月06日日曜日
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110206090535.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
県議会喫煙所問題に抗議電話次々
県が公費(年間リース料400万円)で議員控室付近に喫煙所を設置しようとしている問題で、県議会事務局などに県民から抗議の電話が寄せられている。
同事務局によると、4日までに事務局総務課が受けた電話は5件。「一部喫煙議員のために設置するのか」「税金を400万円も使うのはおかしい」など設置に抗議する内容だという。このほか、自民、民主党会派控室にも数件ずつ電話があった。
2日には医師らでつくる市民団体「県タバコ問題懇談会」が設置中止を求める勧告書を県知事、県議会議長あてに提出した。長尾忠行議長は取材に対し「2月定例議会の前に再度協議することになるだろう。ただ一度、各会派で決めたことでもあり、対応に苦慮している」と語った。
また、三村申吾知事は4日の定例会見で「(設置については)議会事務局が判断したこと」とし、県民から批判が相次いでいることには「議会と議会事務局で適切に判断されてしかるべきもの」と述べるにとどめている。
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陸前高田市長選:戸羽氏初当選 小沢元代表系前県議敗れる
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110207k0000m010062000c.html
任期満了に伴う岩手県陸前高田市長選は6日投開票が行われ、前副市長で新人の戸羽太氏(46)が、新人の前県議、菅原一敏氏(66)=民主党推薦=を破り初当選した。投票率は80.28%。
民主党の小沢一郎元代表が強制起訴されてから初めての地元・岩手県での首長選。小沢元代表は1月下旬に現地入りして、菅原氏を直接支援した。
同市長選は、現職の中里長門市長が、自民、共産党系市議らの支援を受けて2回連続で旧自由・民主系候補を破っていた。戸羽氏は中里氏の後継者として立っており、同じ対決の構図となっていた。【清藤天】
確定得票数次の通り。
当 8600 戸羽 太=無新<1>
7473 菅原 一敏=無新[民]
毎日新聞 2011年2月6日 21時19分(最終更新 2月6日 23時45分)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/7399
http://www.asahi.com/politics/update/0207/TKY201102060306.html
小沢氏お膝元、民主推薦候補落選 岩手・陸前高田市長選
2011年2月7日8時38分
岩手県陸前高田市長選が6日、投開票され、新顔の前副市長戸羽太氏(46)が、新顔の前県議菅原一敏氏(66)=民主推薦=を破り、初当選を果たした。
落選した菅原氏は民主党を前面に出す選挙戦を展開したが、有権者に有効な言葉を語ることができなかった。借金を減らした中里長門・現市長の市政を「元気を失わせた」と批判したが、国も地方も借金に苦しみ、経済成長も望みにくい時代に「減税して雇用創出もする」との訴えは説得力を持たなかった。
政権交代以来、民主党は自民党の地盤で現職の首長に挑み惜敗を重ねたが、今回の敗戦は意味が違う。同市は民主党の黄川田徹衆院議員の地元、中選挙区時代は小沢一郎・県連代表の選挙区だった。告示前には小沢氏が異例のてこ入れに訪れ、告示日には達増拓也知事や国会議員が応援演説、各地から県議が代わる代わる入った。民主党そのものが敗れたといっていい。
党を前面に出さざるを得なかったのは、立候補表明が遅れたことも一因だ。陣営幹部は「(小沢氏が黄川田氏に職責を果たすことを求めた)要請書をわざわざ発表したのもマイナスだった。内輪もめに見られた」と嘆く。国会議員同士の駆け引きや、選挙支援のあり方に不満が陣営に募るなど、ちぐはぐも目立った。
党県連は市長選を統一地方選の前哨戦と位置づけた。小沢氏も乗り込んだ揚げ句の敗戦は、小沢王国に陰りが見える印象を残す結果になった。(疋田多揚)
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陸前高田市長に戸羽氏 民主系新人を破り初当選
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110207t31038.htm
任期満了に伴う岩手県陸前高田市長選は6日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の前副市長戸羽太氏(46)が、同じく無所属新人の元岩手県議菅原一敏氏(66)=民主推薦=を破り、初当選した。(22面に関連記事)
戸羽氏は中里長門市長(64)の後継候補として、中里氏の2回の選挙と同様に自民、共産両党の市議らに支えられ、無党派層にも支持を広げた。
菅原氏は告示前に民主党の小沢一郎元代表が地元入りするなど、同党を挙げた支援を受けたが、出馬表明の遅れもあって浸透しきれなかった。
小沢氏にとっては強制起訴されてから初の地元・岩手県での首長選で、自ら支援した候補の敗北は痛手となりそうだ。
当日の有権者は2万176人。投票率は80.28%で、前回を2.45ポイント下回った。
◇陸前高田市長選開票結果(選管最終)
当 8,600戸羽 太無新(1)
7,473菅原 一敏無新
戸羽(とば) 太(ふとし)46
会社役員(副市長、市議(3))陸前高田市、都立町田高
2011年02月07日月曜日
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民主に反発、陣営結束 陸前高田市長に戸羽氏
2011年2月7日
http://mytown.asahi.com/areanews/iwate/TKY201102060229.html
陸前高田市長選が6日、投開票され、新顔の前副市長戸羽太氏(46)が、新顔の前県議菅原一敏氏(66)=民主推薦=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は2万176人で、投票率は80.28%(前回82.73%)だった。
当選を決めた戸羽氏の陣営には、中里長門・現市長も祝福にかけつけた。戸羽氏は支持者らを前に、「市民の誇りは、自分たちのことは自分たちで決めるということ。その誇りを守っていく。この選挙に勝利して、中里市政を市民が認めた。少しでもこの市がいい街と思ってもらえるよう、がんばっていきたい」と話した。
選挙戦では、中里市長の支援団体でもある市民団体「あたらしい陸前高田市をつくる市民の声」が草の根選挙を展開。戸羽氏は「やさしさと活力のある陸前高田に」を訴え続けた。
告示直前、菅原氏に民主党の小沢一郎県連代表がてこ入れすると、一時は危機感も漂った。しかし、ここから「今回の選挙は争点が見つからない選挙といわれていたが、大きな争点が出てきた」と、小沢氏らを「外圧」と主張することで攻勢に出た。
「どこかの政党やよその力に曲げられるようでは陸前高田の明日はない」と語り、「市民の誇り」に訴えかけた。また、「(中里市長誕生前の)8年前は、市政に参画でき、意見が言えるのは偉い人だけだった。そんな市政に戻ることは絶対に許せない」と力説、陣営が引き締まり、一枚岩になった。(菊地敏雄)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001102080002
知事選対応 揺れる連合
2011年02月08日
5月19日告示、6月5日投開票の知事選に向け、民主党県連の最大支持団体で労働組合の連合青森(34産別、約3万7千人)が揺れている。立候補を表明した山内崇・同党県連幹事長の推薦を決めかねているからだ。「良好な関係」(石田隆志・連合青森会長)にある三村知事を、国政での関係に反して自民とともに推薦することもあるという。結論を出すまで1カ月足らず、悩ましい日々が続きそうだ。(鈴木友里子、別宮潤一)
7日午後、青森市のホテルに連合青森の幹部15人が集まった。知事選の対応を話し合うためだ。約1時間半、下部組織ごとに「現職推薦か、自主投票」「山内氏推薦か、自主投票」などと考え方を出し合ったという。
結局、(1)現職推薦(2)山内氏推薦(3)誰も推薦せず自主投票――の三つの選択肢を各組織に持ち帰り、22日の会議で一定の方向性を出し、3月3日にも正式決定すると決めた。
すでに両陣営から連合青森に対して推薦願いを出したいとの意向が届いているが、待ってもらっているという。推薦を決めた候補だけから推薦願いを受ける予定で、石田会長は「推薦しない候補にお願いされても、円満に断る理由が難しい」と明かす。
連合青森は、国政選挙や県議選などでは組織力のない民主候補のために選挙スタッフを出し、民主県連の土台を支えてきた。
その一方で、三村県政の8年間、「労働関係予算では毎年、県から事前説明があり、雇用対策を要望すれば知事に結果を出してもらってきた」という石田会長は知事に対する恩義も認める。
2003年の三村知事初当選時は推薦していないが、07年知事選では候補選定で迷走していた民主県連を尻目に現職推薦に踏み切り、その後、民主は擁立を断念した。
1月7日の連合青森の新春合同旗開きでは、招待客として三村知事と山内氏が鉢合わせし、双方が連合青森との親密さを猛アピールする場面もあった。石田会長はあいさつで「民主政権をどう地方から支えるか、労働者のための政策を県内でどう実現するか。簡単に右だ左だと結論を出せない」と真情を吐露する。
ただ、統一選に伴う4月10日投開票の県議選で連合青森は、民主が公認・推薦する候補を推薦することはすでに決定済みだ。
三村知事を推薦することになれば、県議選では県政野党である民主候補のために、三村知事が支援する自民候補と敵対し、その1カ月余り後には、民主と敵味方に分かれて知事の陣営に入る奇妙な構図が生まれる。しかし、石田会長は「十分選択肢になる」と話す。
民主県議の一人は「民主の支持組織で全県をカバーしているのは連合だけ。知事選で下支えがなければポスター張りなど十分な戦いができない」と、連合の動向に気をもんでいる。
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>>1440
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=040000011020800027
みんなの党「風」吹かず/富谷町長選
2011年02月08日
告示日の第一声で応援に駆けつけたみんなの党の渡辺喜美代表=1日、富谷町
6日の富谷町長選で、みんなの党が単独で推薦した新顔が、現職に2倍近い得票差で大敗した。4月の統一地方選に向け、仙台市内のほかに立候補予定者がいない同党。今回の町長選で「勝って勢いをつけたい」(菊地文博・県支部長)という狙いだったが、「風」は吹かなかった。
「現職2期目は一番強い相手。新人としてよく戦ったよ」。7日、渡辺喜美代表は朝日新聞に答えた。東北の町長選では初の単独推薦だったが、渡辺氏は敗因を低投票率(51・32%)と分析。「新住民はほとんど(投票に)行かなかった」と話した。
富谷町は仙台市のベッドタウン。昨年末の国勢調査では東北最高の人口伸び率13・1%を記録し、無党派層が多いとされる。同党は昨夏の参院選比例区で、同町から県平均を3ポイント上回る14%の得票を得ていた。このため、党は「全国の(統一選を占う)リトマス試験紙」(江田憲司党幹事長)とみて全面的に支援。渡辺氏ら党所属国会議員が連日、応援に駆けつけた。
ただ、有権者の反応はいま一つだったようだ。新興住宅地の投票所で現職の若生英俊氏(60)に投じた男性会社員(26)は「みんなの党は中央の話。現職の方が地方のことが分かる」。新顔の小泉光氏(59)に投じた男性会社員(28)でさえ「みんなの党の推薦は関係ない」と言った。
最近は同党のメディアに露出する機会が減っており、党関係者も「今は微風」と存在感の低下を認める。
当の小泉氏も6日夜、記者団に同党推薦の効果について「直接的、間接的に追い風になったか即答はできかねる」。一方の若生氏は当選を決めた直後に言い切った。「(同党の)影響はなかった」
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110209-OYT1T00397.htm
民主青森、知事選で社民にSOS…逆風続き
6月5日投開票の青森県知事選をめぐり、民主党推薦で出馬予定の山内崇県議を支援するよう同党県連が社民党県連に要請していたことが8日わかった。
民主党県連はこれまで積極的に支援を求める構えは示していなかったが、方針を変更した格好。全国的な逆風状況が続く中、少しでも支持基盤を広げたいとの思惑があるとみられる。
横山北斗県連代表が今月7日、社民党県連幹部の下を訪れて直接要請した。関係者によると、横山氏は、社民党県連が独自候補の擁立を見送った場合、山内氏を支援するよう求めたという。社民党県連は、候補者擁立について2月中に結論を出すとしており、横山氏の求めに対して回答を保留。近く開く幹部会合で、今回の要請について協議する方針だ。
ただ、山内氏は社民党に所属していたが、その後たもとをわかった経緯もあり、同党県連関係者からは早くも、「政策的にも、人物的にも支援までのハードルは高い」との声が出ている。
横山氏は先月下旬の山内氏の出馬会見で、「今の県政が市民のためになっていると判断すれば現職を応援するだろうし、そうでなければ我が方を応援してくれると思う」として、社民党の支援に期待感を表明。ただ、核燃料サイクル政策など考えが異なる部分もあることから、「何らかの条件をつけて支持を得るという話ではない」とも述べ、積極的な働きかけには慎重な姿勢を見せていた。
(2011年2月9日13時41分 読売新聞)
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>>1446
連合青森は真面目だなあ
定数以上に=両方推薦しちゃえばいいのに
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110212ddlk04010102000c.html
統一地方選:’11年みやぎ 県議2・仙台市議2、みんなが追加擁立 /宮城
4月の統一地方選で、みんなの党関係者は11日、県議選に2人、仙台市議選に2人の新人計4人を公認候補として追加で擁立することを明らかにした。関係者は「今後も擁立を進めたい」と語った。
同党によると、県議選宮城野選挙区(定数4)に証券会社員の昆野明知(あきとも)氏(26)、若林選挙区(定数3)に障害者施設理事長の菊地幸郎(ゆきお)氏(49)を擁立予定。宮城野選挙区は立候補予定者が定数に達し若林選挙区は6人で3議席を争う激戦の見通し。
仙台市議選では太白選挙区(定数13)に新人2人を擁立する。同党公認候補予定者は11日現在、県議選4人、仙台市議選5人。【比嘉洋】
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社民異例の合同選対
県議・市議議席死守に危機感
社民党県連は12日、統一地方選の県議・市議選に向けた合同選挙対策本部を設置し、支持団体との協力態勢の早期確立を改めて確認した。県連によると、各陣営の選対担当者で作る合同選対は過去にあまり例がなく異例だという。同党県連の危機感の表れだが、最近の選挙でも組織の限界が露呈する場面があり、失地回復への道のりは容易ではなさそうだ。(小田倉陽平)
「何とか勝てるという甘えがあるのではないか。選挙は甘くないぞ」。県連執行部はこの日、統一選の出馬予定者の陣営幹部約20人を青森市内の事務所に集め、ハッパをかけた。
今回の統一選でこれまでに同党県連が公認・推薦を決めた候補は、県議選1人、市議選4人にとどまる。実際、同党の公認・推薦で当選した地方議員の数は現在、15議席程度で10年前のほぼ半分。特に県議会は旧社会党時代を含めピーク時には約10あった議席が今は一つ。背景にあるのは、懸案となっている「支持者の高齢化と新規開拓の停滞」(県連幹部)だ。
こうした長期低落傾向に加え、県連執行部が統一選に向けて一層不安を感じている原因は、昨年来からの選挙での惨敗だ。5人の候補のうち最下位に沈んだ昨年夏の参院選。公認の山田清彦氏が青森市で獲得した票は6127票で、前回県議選で最下位当選した同党の奈良岡克也氏の得票を下回った。さらに先月23日の五所川原市議選では、唯一の議席を失った。ある県連幹部は「『県議選も本当に大丈夫か』という雰囲気が県連内にある」と焦燥感を率直に吐露する。
6月5日投開票の知事選でも、独自候補擁立について協議を進めているが、見通しはたっていない。そんな状況を見越してか、民主党県連から選挙協力の要請も舞い込んでいる。
県連幹部は、「今年は特に態勢作りが遅い。組合が主体だからだが、みんな職場が大変でそれどころではないのだろう」と頭を抱えている。
(2011年2月13日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110215_3
知事選候補の擁立、見送りへ 自民県連
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3月24日告示、4月10日投開票の知事選で自民党県連(鈴木俊一会長)は14日、独自候補の擁立を見送る流れが強まった。民主党推薦で再選出馬を予定する現職達増拓也氏(46)の対抗馬として「県民党的立場」の候補発掘を目指してきたが難航。引き続き可能性は模索する方向だが、困難な情勢だ。
同党県連は14日、県議会会派室で統一地方選対応を協議。知事選については「独自候補擁立の見通しがついていない」との現状を確認した。
関係者によると、これまで県内首長経験者や本県出身の中央官僚らの擁立を模索してきたが、いずれも頓挫。県選管が16日、県庁で開く知事選立候補予定者の事前説明会に同党県連関係者は出席しない予定だ。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110216/plt1102161148001-n1.htm
頼りは娘の知名度? 「美人すぎる市議」パパ3度目の県議選2011.02.16
「美人すぎる市議」こと、青森県八戸市の藤川優里市議(30)の周辺が慌ただしくなってきた。4月の統一地方選で、自身も2期目を目指して出馬する予定だが、何と、父親の友信氏(62)が県議選出馬を目指して活発に動いているというのだ。北の港町が今、熱くなっている。
「前回、友信氏は悔し涙を飲みましたが、今回は優里効果に便乗して出馬を目指しています。『美人すぎる市議とハパ県議誕生』なら全国的話題をさらいそうですよ」(地元テレビ局関係者)
そもそも、優里市議誕生の背景は、八戸市副議長も務めた友信氏が4年前の県議選に出馬したのがキッカケだ。
市議会関係者は「優里はウグイス嬢などで父の選挙を手伝ったが、友信氏は2003年に続き、07年の県議選でも落選。雪辱戦よろしく、優里は直後の市議選に出馬し、6962票を獲得してトップ当選した。2位が3600票台だから、ぶっちぎりですよ」という。
その後の優里市議の活躍は、多くの人が知るところ。
「美人すぎる市議」として知名度は全国区になり、グラビア本からDVDまで発売。09年、スペイン紙のHP上で行われた「世界で最も美しい女性政治家」を選ぶネット投票では、見事1位に輝いた。後援会関係者とのトラブルはあったが、自民党の広報ウーマンとして、小泉進次郎衆院議員とタッグを組んで全国遊説も経験した。
さて、3度目の挑戦となる友信氏の勝算はどうか。県議選八戸市選挙区は現職8人(民主4、自民3、公明1)で、全員が出馬予定という。
地元市議は「公明は固いことから、残りの7議席を民主、自民、共産各党が争う構図。自民はかつて4議席あったのを前回1つ落としている。地元選出の大島理森・自民党副総裁としては、友信さんを自民公認にして4議席を奪還し、次期衆院選への弾みにしたいようだ」と明かす。
当選ラインは8000票台前後。前回選挙で、友信氏は7054票を獲得し、8位当選者に800票差まで迫っていただけに、今回は大いに期待されるところ。
ただ、懸念材料も。
前出の地元テレビ局関係者は「前回、資金も票も出した有力後援者の病院関係者とは関係がこじれている。新たな有力支援者もなく資金的にも苦しい。頼るのは娘の知名度。どれぐらいの票が出るかはまったく未知数。まあ、優里の市議選は、前回のような票は出なくても当選は間違いないだろうから」と語る。
東北新幹線全線開通で活気付く青森で、父娘はめでたい春を迎えられるのか。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110215-OYT8T01202.htm
鹿内票の行方に注目
県議選青森市区
4月の県議選に向けて、鹿内博・青森市長の言動に注目が集まっている。県議時代には青森市区でトップ当選を果たすほどの集票力を誇り、多くの支持者を抱える名物市長。その支援がどの候補に流れるかで当落を決めかねないからだ。青森市区の立候補予定者は神経をとがらせている。(森山雄太)
鹿内氏は県議5期目途中の2009年4月に青森市長選へ出馬、自民、公明両党が支援した佐々木誠造市長(当時)に約2万票差を付ける7万2000票を獲得して初当選した。既成政党に縛られない政治活動に共鳴した無党派層がその原動力となっており、前回07年の県議選でも、青森市区で1万2811票(2位)を獲得。過去トップ当選した実績もある。
こうした鹿内支持者の行方が今回の県議選青森市区の焦点の一つだ。当の鹿内氏は、「市長選で応援してくれた非自民系5人の候補を応援する」と断言。実際、今月11日には、渋谷哲一県議(民主党)の県政報告会に出席し、「県政を変えたいという私の思いをぜひとも彼につないでいただきたい」と訴えた。このほか、社民党の奈良岡克也県議、無所属の古村一雄県議、ともに共産党の諏訪益一県議と新人の大沢研氏の4氏に対しても、一部のミニ集会などに顔を出すなど精力的に支援している。
一方、他の陣営は、「鹿内票が誰にどの程度流れるのか。それによって順位も当選ラインも変動する」と警戒する。
しかし、鹿内氏の協力がそのまま得票に結びつくかどうか不透明な部分もある。無党派を掲げる鹿内氏だけに、街頭など多くの有権者の前に出ることは避け、県政報告会や内輪の会合への参加にとどめている。鹿内氏自身も「県議時代と市長になってからでは立場が違うので、街頭演説などには一緒に立てない」と語る。また、支持者側にとっても「鹿内さんだから投票してきた。鹿内ファンのような『個人票』がほとんど」(自民党関係者)で、他の候補者に簡単に流れることはないというわけだ。
このため、5氏の陣営関係者は「鹿内票」を当て込むことの危険性を一様に指摘する。「何票来るとは計算できない。それならば自分たちの足で動いて得票を1票でも確実にしていくまでだ」。ある陣営幹部はこう強調した。
(2011年2月16日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001102160001
現新の一騎打ちに 戸沢村長選が告示
2011年02月16日
戸沢村長選が15日告示され、現職で3選を目指す渡部秀勝氏(57)と新顔で村土地改良区の前事務局長、岡田孝一氏(59)=ともに無所属=が立候補を届け出た。投票は20日で午後8時45分から村役場3階会議室で即日開票される。14日現在の有権者は4616人。
両氏は午前8時過ぎから各事務所で出陣式をし、立候補の手続きを終えた同9時ごろ、支持者らを前に第一声を上げた。渡部陣営には最上地方の市町村長らが駆けつけ、2期8年の実績などを示して支持を訴えた。岡田陣営には村議10人のうち7人がそろいのジャンパー姿で結束を見せつけ、「政権交代」を訴えた。
▽ 候補者の第一声 ※上から届け出順。
◆ 渡部 秀勝 (57) 無現 2
最上広域連合長元県議・衆院議員秘書▽関東学院大
雇用・農業・教育「責任持つ」
私が就任したときには、村には90億円ほどの借財があった。2期やってきて、住民に我慢してもらったおかげで借財は70億円ほどに減った。次の色んな事業展開ができる。
当選したら、議会をライブ中継にしてクリアなものにする。雇用の問題では、引き続き周辺市町村と協力して企業誘致をする。農業のための基盤整備事業も責任を持って進めていく。教育施設の増改築もしたい。地域の理解を得て、みんなで村づくりをしていければと思う。
掲げた政策は当選できなければできない。夢のある仕事をやるので、私に責任を持たせてほしい。
◆ 岡田 孝一 (59) 無新
元村土改区事務局長・戸沢中PTA会長▽新庄北高
地域産業を育て村を活性化
第一に元気な地域産業を育て村を活性化する。280ヘクタールに及ぶ区画整理事業をはじめ、里山から生まれる山菜など宝ものを特産品にして村ブランドを確立する。現状では企業誘致は難しい。農業を核に雇用を生み出したい。
第二は村の根幹である教育に全力を尽くす。4保育所は守り抜く。統合後の小中学校の跡地を利用し、地域で余生を全うできる介護施設を造りたい。これで地域に新しい雇用も生まれる。
三つ目は観光との連携。年間20万人の舟下り客に滞在してもらえる施策を講じる。村南部の「民宿の里」構想も村一円に広げたい。
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みんなの党仙台に照準
公認・推薦12候補内定、無党派層狙う
4月の統一地方選に向け、みんなの党が県内での候補者擁立を積極的に進めている。宮城・仙台を「最重点地区」(渡辺喜美代表)に位置づけ、二大政党への不信感を票につなげる狙いだ。ただ、統一選で同党が「台風の目」となれるかどうか、未知数も大きく、議席数や票数で、同党の真価が問われることにもなりそうだ。
みんなの党は16日、2次公認として、県議選の公認候補(申請中含む)3人、仙台市議選の公認候補3人、推薦候補1人の計7人を発表した。昨年12月の1次公認と合わせ、12人の公認・推薦候補が内定した。
渡辺代表は同日夕、仙台市内で記者会見を開き、「門戸は開いている。良い人材を出来るだけ擁立したい」と述べ、さらなる候補擁立に意気込みを示した。
候補擁立戦略の柱は「政令市・仙台」重視だ。
仙台市議選には、青葉、宮城野、若林、太白、泉の全5区で公認・推薦候補計7人を擁立。県議選でも太白区を除く4区で公認候補(申請中含む)を立てた。仙台以外は、県議選気仙沼・本吉選挙区の公認候補1人だけ。県議選、仙台市議選ともに交渉会派を作れる5人の当選を目指す。
渡辺代表は「今の民主党のままでいいのか、自民党に戻して良いのかを問う選挙だ」と統一選の意義を強調。二大政党の支持低迷を好機ととらえ、無党派層の多い仙台で支持を集める狙いだ。
しかし、県内でどこまで通用するかは未知数だ。
「統一地方選の前哨戦」と位置づけた今月6日の富谷町長選では、新人候補を単独推薦。渡辺代表のほか同党幹部が連日、応援に入った。仙台市のベッドタウンで無党派層が多いとされる同町だが、結果は現職に5000票近くの大差で敗れた。
渡辺代表は「富谷で負けたから、勢いがなくなるとは全く考えていない」と強がったが、同党新人候補の1人は「不安がないと言えばうそになる」と複雑な心境をのぞかせる。
昨年の参院選で、同党公認候補が全県で集めた票は10万6563票。渡辺代表は「政令市の統一選は国政選挙に近く、国政の流れが反映されやすい」と期待を寄せる。
(2011年2月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110217-OYT8T00053.htm
推薦要請巡り神経戦
三村氏側「自民、主導権誇示では」
6月5日投開票の知事選で、三村知事は16日、都内の自民党本部を訪れ、谷垣総裁から推薦証を受け取った。公明党からも今月20日に推薦証の交付を受ける予定で、過去2回の知事選と同様に自民、公明両党による支援態勢が確立する。しかし、3回目の今回は、三村氏と自民党県連との間で、神経戦も繰り広げられていた。(佐藤純)
公務の合間を縫い、三村氏は昨年11月上旬、秘密裏に東京・永田町を訪れた。そこは衆院議員会館の会議室。自民党県連会長の木村太郎衆院議員、同幹事長の神山久志県議と向き合った。「3選目指し知事選に出馬したい。よろしくお願いします」。事実上の出馬表明と推薦要請だった。
4年前の前回知事選。三村氏は水面下で県連幹部と出馬に向けて調整を進め、県議会11月定例会の一般質問で自民党県議の質問に答えて初めて再選を目指す意思を表明。翌月に県連を訪ねて推薦願を提出する段取りを取った。「知事は前回選と同じ方法・手法を描いたのだろう」。ベテラン県議は振り返る。
ところが、木村氏の考えは違った。三村氏に対し、報道陣の前で改めて推薦要請をするよう求めたのだ。そこには「県民に見える形で進めたい」との狙いがあった。有権者の失望を買い、09年衆院選で野党に転落した自民党。木村氏は党再生は意思決定の透明性にあると考えていた。
三村氏にも異論はなかったが、問題は日程だった。三村氏に近い関係者によると、自民党への公式な推薦要請はあくまで出馬表明の後にしたかった。「出馬表明をしていないのに、政党に推薦を依頼するのは、手順としておかしい。それこそ県民不在だ」との思いからだ。三村氏側は複数の人脈を使って県連に要請したが、理解を得ることは出来なかったという。
そして昨年11月20日、青森市内のホテルで、報道陣が見守る中、三村、木村両氏が会談した。出馬表明前だった三村氏は、「3期目について、いろいろ思うところあり、お願いにあがった」と述べるにとどめた。
木村氏は三村氏の前任、木村守男・元知事の息子。守男氏が失意の中で、県庁を去っただけに、周囲は両者の関係に過剰なまでに反応する。三村氏に近い県幹部は、「出馬表明の前に会うことで、県連が主導権を握っていると誇示したいのでは」と警戒する。一方、県連役員は強調する。「日程の要請なんてない。自発的に知事が県連と協力して知事選を戦う意思を報道陣を前に示しただけだ」。
この日、推薦証の交付を受けた三村氏は「身が引き締まる思いだ」と記者団に語った。
(2011年2月17日 読売新聞)
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統一地方選:’11年やまがた 県議・予想される顔ぶれ/1 /山形
統一地方選前半戦の県議選は、4月1日告示、同10日投開票の日程で行われる。19選挙区、定数44に対し、現段階の立候補予定者は52人。過去最少だった前回の57人を下回る少数激戦となりそうだ。各選挙区の立候補予定者の動きを報告する。
◇少数激戦に
■山形市区
定数9に対し、現職7、元職1、新人2の計10人が出馬表明し、少数激戦の戦いになりそうだ。民主党は現職1人を公認した他、新人1人を推薦。自民党は現職3人と元職1人を公認している。
前回無所属でトップ当選した吉村和武氏は昨年末、民主党公認に決まった。山形市は鹿野道彦農相のおひざ元。同党の基盤固めも目指す。父の故和夫前市長から引き継いだ後援会が市全域にある。
社民党現職の広谷五郎左エ門氏は、山形水道労組が出身母体。連合山形、県平和センターの推薦が決まり、県教組や医療関係労組などへ支持拡大を進める。1月18日、連合後援会を結成した。
同じく社民党現職の高橋啓介氏は、県職員出身で自治労系組織票を固める。地元の南沼原地区を拠点に、他地区への浸透を目指す。知事選で吉村美栄子知事を支え、今後も吉村県政を支えるとする。
自民党県連幹事長の今井栄喜氏は、6度目の当選を目指す。企業の顧問や相談役を多く務め、支持者は市全域に広がる。約30の後援会支部の約1000人を集め1月10日、新年のつどいを開いた。
自民党現職の金沢忠一氏は県農業共済組合連合会の出身で支持者は農家が多い。昨年9月、県政報告会を行った。今年1月に事務所開きをした。3月には後援会女性部のつどいを開く予定。
前回無所属で初当選した自民党現職の大内理加氏は、市北部が元県議の父から引き継いだ地盤。数少ない女性議員として、女性団体の票や浮動票も期待するが、今回は自民党公認で反応は未知数だ。
自民党元職の奥山誠治氏は、前回落選時に、ただちに再出馬を表明した。昨年、160社参加という企業後援会を設立。また女性部会を再構築した。昨年11月の後援会の会合は約300人を集めた。
共産党現職の渡辺ゆり子氏は、昨年9月に再選出馬を表明。共産票と、大票田の地元滝山地区の票固めを図っている。地元出身の同党市議ら市議3人と連携して活動を広げ、当選をめざす。
公明党は、党が定める年齢の内規に従い勇退する寒河江政好県本部代表の後継として、山形市議の菊池文昭氏が出馬表明。党地区組織や、地元・鈴川地区のあいさつ回りで、支持拡大を進めている。
新人の柴田雅章氏は民主党が推薦。昨年12月に、かつて公設秘書を務めた民主の三宅雪子衆議院議員らを招き、勉強会を開いた。出身の桜田地区と蔵王第一中に通った縁の蔵王地区を重点的に回る。
自民現職の沢渡和郎氏は1月31日に市内で開いた後援会主催のセミナーで勇退を表明した。【和田明美】=つづく
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◆立候補予定者
◇山形市区<9−10>
吉村和武 37 民現(1)
今井栄喜 69 自現(5)
金沢忠一 60 自現(3)
大内理加 47 自現(1)
奥山誠治 51 自元(1)
菊池文昭 47 公新
渡辺ゆり子 58 共現(1)
広谷五郎左エ門 60 社現(4)
高橋啓介 58 社現(1)
柴田雅章 28 無新
(<>内の数字は定数−立候補予定者数、()数字は当選回数)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110205ddlk06010046000c.html
統一地方選:’11年やまがた 県議・予想される顔ぶれ/2 /山形
◇2議席争う3氏
■寒河江市区
自民党現職の小野幸作氏と、無所属現職の楳津博士氏、無所属新人で元寒河江市議の柏倉信一氏の3人が2議席を争う戦いが予想される。
小野氏は1月に青年部の企業後援会を組織するなど支持拡大を狙う。2月7日に事務所開きを行う予定。
楳津氏は新たに複数の地区後援会を発足させた。若者との意見交換会を開くなど支持拡大に努める。
柏倉氏は08年12月の市長選に出馬した際に支持層を広げ、地元の日田、西根地区を中心にミニ集会を重ねる。
◇自民、2議席独占目指す
■天童市区
自民党現職の森谷仙一郎氏、引退を表明した土屋健吾氏の後継の自民党新人で元市議の矢吹栄修氏、民主党新人の佐藤正男氏の3人が2議席を争う構図となりそうだ。自民党が前回に続いて2議席独占を目指す。
森谷氏は09年の県議補選で初当選。後援会は約30あり、県政報告会を実施するとともに、団体や企業を回り支持基盤の強化を図る。
その県議補選で森谷氏に敗れたのが佐藤氏。地元西部地区を中心に農業関係者の支持を広げる。連合山形からの推薦を得た。
矢吹氏は、4地区で後援会を設立した。36歳の若さをアピール。浮動票と若年層の支持獲得を目指し、あいさつ回りを続ける。
◇枝松市議出馬へ 自民は擁立難航
■上山市区
無所属の吉田明氏が引退を表明。市議の枝松直樹氏が昨年10月に後継候補として無所属で出馬を表明。社民党県連と連合山形、県平和センターの推薦を得ている。民主党に推薦願を提出するかは検討中。1月末の吉田氏の県政報告会に参加し、政策を発表した。自民党にとり県内唯一の空白区で、擁立作業を進めているが難航している。
◇自民・鈴木氏の他に動きなく
■東村山郡区
08年5月の補選で初当選した自民の鈴木孝氏のみが出馬を表明しており、他に動きはみられず、無投票となる公算が大きい。鈴木氏は昨年12月に中山町で県政報告会を開催。2月13日には地元の山辺町で県政報告会を開く。町を二分する戦いとなった昨年10月の山辺町長選では、鈴木氏の後援会は自主投票だった。
◇自民2氏が表明 今回も無投票か
■西村山郡区
現在までに出馬を表明しているのは、ともに自民現職で5期目を目指す鈴木正法氏と阿部賢一氏の2人だけ。昨年秋ごろ、対立候補の動きが一時浮上したが具体化していない。過去連続3回無投票だが、今回も無投票の公算が大きい。
鈴木氏は、河北町と西川町が地盤の中心。昨年9月に後援会女性部会「美鈴会」を設立した。同会や、若手経営者の会「法山会」などで県政報告会を行ってきた。今月後半に事務所開きを行う予定。
阿部氏は、会員約1万1000人の後援会を持つ。各地区後援会で、座談会や県政報告会を続け、昨年11月に後援会総会で支持固めを図った。1月9日、朝日町で事務所開きを行った。【林奈緒美、浅妻博之、和田明美】=つづく
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◆立候補予定者
◇寒河江市区<2−3>
小野幸作 69 自現(2)
楳津博士 49 無現(1)
柏倉信一 55 無新
◇天童市区<2−3>
佐藤正男 52 民新
森谷仙一郎 52 自現(1)
矢吹栄修 36 自新
◇上山市区<1−1>
枝松直樹 55 無新
◇東村山郡区<1−1>
鈴木孝 64 自現(1)
◇西村山郡区<2−2>
阿部賢一 58 自現(4)
鈴木正法 59 自現(4)
(<>内の数字は定数−立候補予定者数、()数字は当選回数)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110208ddlk06010005000c.html
統一地方選:’11年やまがた 県議・予想される顔ぶれ/3 /山形
◇自民現職2氏の他は動き実らず
■東根市区
ともに自民党現職の野川政文氏と青柳信雄氏の2人が立候補を表明している。他に出馬を検討する動きもあるが、実っていない。
野川氏は市内各地区で県政報告会などを開催。また後援会青年部の支部単位での集会を開き若者の支持拡大に力を入れる。
青柳氏は県政報告会を兼ねた意見交換会や座談会を各地区で積極的に開き基盤固めを進める。後援会員の増員にも余念がない。
◇自民現・児玉氏以外は動きなく
■村山市区
自民党現職の児玉太氏以外に目立った立候補の動きはない。児玉氏の4回連続無投票当選の公算が大きい。
児玉氏は各地区で座談会や県政報告会を開き基盤固めを進めている。3月に事務所開きと総決起集会を予定している。商工会など団体への働きかけも本格的に進める。
◇4人が2議席争う激戦
■新庄市区
ともに自民党現職の坂本貴美雄氏と伊藤誠之氏に加え、前回落選した無所属新人の山科朝則氏が出馬を表明。保守3人による戦いの構図が固まりつつあったが、年明けに無所属新人で前市議の今田雄三氏が立候補を表明。4人が2議席を争う激戦の様相を呈している。
4選を目指す坂本氏は昨年10月末の県政報告会で立候補を表明。20〜30代を対象に市全域にわたる青年部の組織化を進める。
伊藤氏は企業訪問に力を入れ、昨年11月に初の女性の集いを開くなどし、新たな票の掘り起こしを狙う。1月に事務所開きをした。
山科氏はミニ集会や朝のつじ立ちで支援を訴える。県会議長を務めた父から継承した後援会を基盤に、若手らに支持拡大を図る。
今田氏は社民党新庄最上支部長だが、社民推薦無所属で出馬予定。元郵便局員。郵政票を得るため民主党に推薦願を出すか検討中。
◇自民・加賀氏の無投票当選か
■尾花沢市・北村山郡区
昨年6月の県議補選で無投票で初当選した自民党現職の加賀正和氏以外に立候補の動きはなく、今回も加賀氏の無投票当選の公算が大きい。
加賀氏は各地区で座談会や県政報告会を開催している。尾花沢市出身だが、県議就任以降、大石田町でも支持者を増やしている。
◇伊藤、小松2氏以外動きなく
■最上郡区
自民党現職の伊藤重成氏と、無所属新人で前真室川町議の小松伸也氏の2人以外に目立った動きはなく、両氏の無投票当選の公算が大きい。自民党現職の松沢洋一氏は当初出馬を表明していたが、地盤の真室川町から小松氏が名乗りを上げたことで「真室川町が二分して町内が混乱するのは望まない」と一転出馬を断念した。
伊藤氏は、地元の舟形町をはじめ、最上町、大蔵村など最上郡南部を中心に支持拡大を図る。県政報告会や座談会を重ねている。
小松氏は、地元真室川町を中心に鮭川村、金山町と最上郡北部を中心に支持を固める。自民党真室川支部の推薦を得た。【浅妻博之、林奈緒美】=つづく
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◆立候補予定者
◇東根市区(2−2)
野川政文 56 自現(4)
青柳信雄 66 自現(2)
◇村山市区(1−1)
児玉太 40 自現(3)
◇新庄市区(2−4)
坂本貴美雄 63 自現(3)
伊藤誠之 69 自現(1)
今田雄三 68 無新
山科朝則 44 無新
◇尾花沢市・北村山郡区(1−1)
加賀正和 43 自現(1)
◇最上郡区(2−2)
伊藤重成 54 自現(3)
小松伸也 48 無新
(カッコ内の数字は定数−立候補予定者数、丸数字は当選回数)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110209ddlk06010122000c.html
統一地方選:’11年やまがた 県議・予想される顔ぶれ/4 /山形
◇現職3人表明、「みんな」固まらず
■米沢市区
立候補を表明しているのは無投票だった前回と同じ現職3人だけ。「みんなの党」が候補擁立を模索しているが、現時点では具体的に固まっていない。現状のままなら前回に続き無投票となる。
自民から9選を目指す後藤源氏は、地盤の市南部を中心に市内全域で手堅く後援会活動をしている。
3選を目指す同じく自民の中川勝氏は、後援会を中心に支援者、企業回りをし地道に活動を広げている。
無所属の木村忠三氏は父が元県議。若者や女性取り込みを狙う。近藤洋介衆院議員の民主票取り込みも図る。
◇現職の佐貝氏、5選向け表明
■南陽市区
現在、出馬を表明しているのは、自民現職で県議会議長を務める佐貝全健氏のみ。佐貝氏は過去連続3回、無投票当選。「無投票阻止」を掲げて対抗馬を模索する動きはあるが、いまのところ具体化していない。
5選を狙う佐貝氏は、市全域にある地区ごとの後援会支部に出向き県政報告会を開き、態勢を固める。昨年12月上旬には、後援会のレディースセミナーを開き、支持者約200人を集めた。赤湯、宮内、沖郷の後援会支部で大規模な県政報告会をする。支持層は広く、自民党支持者以外の支援者もいる。
◇自民・平氏のみ 民主まとまらず
■長井市区
現在、出馬表明しているのは、自民党現職で6選を目指す平弘造氏のみ。昨年、民主党が対抗馬擁立を模索して動きをみせたが、まとまっていない。
平氏は、昨年11月の市長選では無投票で再選した内谷重治市長の選対総括責任者を務め、活動の先頭に立つとともに、県との「パイプ役」としての重鎮ぶりを示した。市の課題にも熱心に取り組む。後援会青年部の「平塾」を通し座談会や県政報告会などを日常的に開催する。市内には後援会支部が30ある。1月27日に全支援団体を集めて県政報告会を開いた。
◇現職2人に無所属新人挑む
■東置賜郡区
自民党現職の舩山現人氏と、自民に公認申請中で現職の竹田千恵子氏に、無所属新人で前高畠町議の島津良平氏が挑む構図。
舩山氏は地盤の川西町内の企業や農協、町内会からの推薦を受け、各地区での集会など後援会固めを進める。
竹田氏は高畠町が地盤。同じ高畠から島津氏が出馬するため自民党の地元推薦を得られず、自民県連の1、2次公認に漏れた。保守層と女性を中心にミニ集会など地道な活動を続ける。無所属での出馬の可能性も。
島津氏は11月に町議を辞職し、町内全地区に後援会支部設置を目標に活発に活動している。
◇自民現職の小池氏が表明
■西置賜郡区
立候補を表明しているのは自民党現職の小池克敏氏1人。小池氏は、飯豊、小国両町を中心とした後援会活動で支持を固めようとしている。白鷹町から一時、出馬を模索する動きが出たが、昨年10月の出直し町長選のしこりの影響で有力層の支持が得られず立ち消えとなった。現状のままなら無投票となる。【近藤隆志、和田明美】=つづく
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◆立候補予定者
◇米沢市区<3−3>
後藤源 71 自現(8)
中川勝 60 自現(2)
木村忠三 45 無現(2)
◇南陽市区<1−1>
佐貝全健 60 自現(4)
◇長井市区<1−1>
平弘造 63 自現(5)
◇東置賜郡区<2−3>
舩山現人 57 自現(3)
竹田千恵子 61 ?現(1)
島津良平 57 無新
◇西置賜郡区<1−1>
小池克敏 67 自現(2)
(<>内の数字は定数−立候補予定者数、()数字は当選回数、竹田千恵子氏は自民に公認申請中)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110210ddlk06010003000c.html
統一地方選:’11年やまがた 県議・予想される顔ぶれ/5止 /山形
◇定数5に6人、少数激戦
■鶴岡市区
定数5に対し、自民党3人、民主党1人、共産党1人の現職5人に、無所属新人1人の計6人が出馬を表明しており、やはり定数5を6人が争った前回に続き少数激戦の選挙戦になるのは確実。社民党とみんなの党も擁立を検討するが現時点で目立った動きはない。「台風の目」は、元市議で、09年の市長選にも出馬した新人だ。
自民は阿部信矢、志田英紀、菅原元の3氏。加藤紘一衆院議員の地元とあって現有3議席死守が命題。阿部氏は昨年7月に6選出馬を表明。農家や農協を中心に支持拡大を図る。志田氏は鶴岡市街地を中心に支持を広げる。企業も対象にした県政報告会を催す。昨年9月に再選出馬を表明した菅原氏は藤島地区を中心に櫛引、羽黒、朝日などを地盤にする。公明票がかぎの一つ。
再選を目指す民主の阿部昇司氏は旧藤島町長の知名度を生かす。鶴岡市街地への浸透が課題。
共産の笹山一夫氏は3期12年の実績をアピールし組織固めを急ぐ。支持者の高齢化が悩みだが、共産市議4氏とともにミニ集会を開く。
無所属新人の草島進一氏は、09年の市長選で2万6000票あまりを獲得した。知名度を頼りに市全域への浸透を図る。
◇自・無・民6人表明、みんなも検討
■酒田市・飽海郡区
定数5。自民党3人と無所属1人の現職4人と、民主党と無所属の新人2人の計6人が出馬を表明している。民主は和嶋未希県連会長の衆院議員転出で空席となった1議席回復を目指すが、検討していた2人以上の擁立は困難な情勢。このほか、みんなの党が擁立を検討している。
自民は佐藤藤弥、星川純一、森田広の3氏が4選を目指す。県議会副議長の佐藤氏は旧酒田市だけではなく八幡、平田、松山の旧3町と遊佐町にも食い込み支持拡大を図る。酒田市南部を地盤にする星川氏は、年明けから態勢固めを始めた。自治会をこまめに回る一方、農協票の掘り起こしも。森田氏は酒田市街地を支持基盤に企業や各種団体から支援を受けながら、旧町と遊佐町で票の掘り起こしを図りたいところ。
無所属現職の土田広志氏は遊佐町と旧3町が地盤。今回新人2人と地盤が重なり危機感を強める。6期24年の豊富な経験を訴える。
民主新人の石黒覚氏は、旧平田町議1期の後、酒田市議2期目途中から県議選に出馬表明。「民主逆風」の中、前回トップ当選した和嶋氏の票を受け継げるか。
無所属新人の金子敏明氏は連合山形酒田飽海地域協議会前事務局長。遊佐町在住。組合票を固めながら「町から県議を」と意気込む。
◇自民・田沢氏の無投票4選か
■東田川郡区
自民党現職の田沢伸一氏が4選を目指す。昨年11月に出馬を表明した。現時点ではほかに出馬の動きはなく、田沢氏の無投票当選の可能性がある。【佐藤伸】=おわり
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◆立候補予定者
◇鶴岡市区<5−6>
阿部昇司 59 民現(1)
阿部信矢 64 自現(5)
志田英紀 60 自現(4)
菅原元 60 自現(1)
笹山一夫 68 共現(3)
草島進一 45 無新
◇酒田市・飽海郡区<5−6>
石黒覚 54 民新
佐藤藤弥 67 自現(3)
星川純一 63 自現(3)
森田広 61 自現(3)
土田広志 61 無現(6)
金子敏明 55 無新
◇東田川郡区<1−1>
田沢伸一 61 自現(3)
(<>内の数字は定数−立候補予定者数、()数字は当選回数)
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>>1465
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001102210001
戸沢村長に渡部氏 実績強調、3選果たす
2011年02月21日
3選を果たし、万歳する渡部秀勝氏(中央)=20日午後9時20分、戸沢村古口
戸沢村長選は20日投票、即日開票の結果、現職の渡部秀勝氏(57)が、新顔で村土地改良区前事務局長の岡田孝一氏(59)=ともに無所属=を破り、3選を果たした。当日有権者は4584人で、投票率は87・74%(前回は無投票、前々回91・04%)。
古口地区にある渡部氏の事務所では、大勢の支持者らが開票状況を見守った。午後9時15分過ぎに当選が伝えられると、拍手と歓声が上がり、万歳も繰り返された。
渡部氏は「村は来年度から大がかりな事業を複数抱えている。財政のことを考えながらきちんとやっていきたい」と3期目の抱負を語った。
渡部氏は、推進した新庄市との合併が破談になったことなどが影響し、当初は苦戦も伝えられたが、1期目就任当初に約90億円あった村の借金を8年で約70億円に減らした財政再建の手腕や、流雪溝や各地の公民館の整備などの実績をアピール。村民と協働しての村づくりなどを訴え、地盤の古口地区や角川地区を固めたうえに、旧戸沢地区にも支持を拡大した。
岡田氏は、基盤整備など農業を核に教育、福祉、観光の連携による雇用拡大などを訴えたが、及ばなかった。
◆ 戸沢村長選の得票
当 2,255 渡部 秀勝 (57) 無現
1,739 岡田 孝一 (59) 無新 =確定得票
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>>1494
村議の多数が新人についたけど
結果現職再選
なんで、村議は新人についたんですかね?
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011022300912
元衆院議員が出馬表明=岩手知事選
任期満了に伴う岩手県知事選(4月10日投開票)で元衆院議員の中村力氏(49)は23日、県庁内で記者会見し無所属で出馬する意向を表明した。同知事選では、現職の達増拓也氏(46)=民主推薦=と鈴木露通氏(60)=共産推薦=が出馬表明している。(2011/02/23-19:02)
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>>1411
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110223-OYT1T00248.htm
民主秋田、県議選公認で衆院議員同士が内輪もめ
民主党秋田県連の松浦大悟代表は22日、4月の県議選湯沢市雄勝郡選挙区に擁立する新人について、党本部から「公認しない」と伝えられたことを明らかにした。
地元の衆院秋田3区の京野公子衆院議員が擁立に反対したためだが、県連執行部は無所属になるこの新人を支援する方針で、事実上分裂選挙に突入する。
松浦氏によると、党本部はこの新人の公認を内諾していた。しかし、18日、党本部の石井一選挙対策委員長に呼ばれ、一転、公認の見送りを伝えられたという。京野氏が、3区内への県議選公認候補の擁立は、衆院選で応援を受けた県議会「新みらい」の議員と競合するとして、党本部に「直訴」したためだ。
民主党自体に対する逆風が強まるなか、両者の対立は先鋭化するばかり。松浦氏は「この新人は県連推薦などを検討する。京野氏は自分の選挙しか考えていない」と反発。京野氏は「新みらいとの共闘関係は大事にすべき。ただ公認を立てればいいというやり方には反対」と反論した。
(2011年2月23日15時46分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001102230003
2011統一地方選:民主推薦を辞退
2011年02月23日
●県議選立候補予定の円谷氏/「風当たりがきつい」
4月の統一地方選の立候補予定者が民主党の公認や推薦を辞退する動きが県内にも広がった。県議選の須賀川市・岩瀬郡(定数3)に同党の推薦を受け、無所属で立候補を予定していた新顔の円谷哲司氏(42)が推薦辞退を申し出た。同党県連は22日、承認した。今回の統一選の立候補予定者が同党の公認や推薦を辞退したのは県内で初めて。
円谷氏は17日に後援会と協議し、辞退を決めたという。取材に対し、「国政が不安定ななか民主党に対する風当たりがきつく、あいさつ回りで『なんだ民主党か』などと言われる状況が増えた。推薦を取り下げた方がよいと判断した」と述べた。「環太平洋経済連携協定(TPP)など政策面で民主党と考え方にギャップがあった」とも説明。自身はTPPに反対だという。
印刷会社を経営する円谷氏は、昨年12月末に立候補を表明。支援者の勧めで民主党の推薦を申請したという。同党県連は今月9日、党本部に推薦を上申し、党本部は15日に正式に決めていた。
告示まで1カ月近くに迫った時期の辞退に、県連の宗方保総務会長は「県連としては本人がそうしたいならばやむを得ないが、民主党に対する侮辱だ」と憤る。同党県連は県議選に向けて、全選挙区に30人以上を擁立し、単独で第一会派を目指していたが、候補者を絞り込む方向にトーンダウンさせている。現在のところ、公認は現職16人と新顔7人の計23人。
県議選の須賀川市・岩瀬郡では22日現在、円谷氏のほか、民主現職の宗方保氏(63)、自民現職の斎藤健治氏(67)、無所属元職の川田昌成氏(67)、無所属新顔の鈴木公成氏(35)が立候補を予定している。(井上亮)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110224t11024.htm
原則・現実にずれ 登米の新人、民主県連に抗議文
宮城県議選(4月1日告示、10日投票)登米選挙区(定数3)に立候補予定の新人高橋理茂氏(60)が、民主党県第6区総支部に公認申請を却下されたのは候補者の複数擁立を目指す党方針に反すると抗議し、県連に再考を促す文書を送付していたことが分かった。
菅政権の迷走や党内対立で党に逆風が吹く中、候補者を絞らざるを得ない党内の「現実論」と、地方基盤の拡大を目指す「原則論」のずれが県内で表面化した格好だ。
県連関係者によると、高橋氏は立候補の意思を表明した1月31日、6区総支部に公認申請書を提出した。民主党は登米選挙区で、5選を狙う無所属現職の袋正氏(61)の推薦を既に決めており、同支部は1日の常任幹事会で申請却下の方針を決定。2日、高橋氏に「要請には応えられない」と文書で伝えた。
これに対し、高橋氏は「定数3以上の選挙区は候補者を複数擁立する」とした党本部の方針を挙げ、「2人目の候補者がいて問題はないはずだ」と反発。再考を求める文書を党国会議員や県連幹部に送った。
高橋氏は1998年の民主党結党時からの党員で、同総支部の副総支部長も務めた。取材に対し「結党以来、党勢拡大に全力を尽くしてきた。何としても党公認を得て立候補したい」と訴えた。
一方、同総支部の太田博幹事長は「登米選挙区に2人目擁立の余力はない。役員を務めた人なら情勢の厳しさが分かるはずだ」と不快感を示した。
文書を受け取った県連幹部の一人は「高橋氏は正論を言っている。本来なら袋氏と同じ推薦だろう」と同情しながらも「党内の混乱ぶりを見れば原則通りできるはずがない」と決定を支持した。県連選対委員長を兼務する幹事長の郡和子衆院議員(宮城1区)は「総支部内の話と受け止めている。県連としてはよく分からない」と話した。
登米選挙区には、いずれも再選を狙う自民党現職の熊谷盛広氏(59)と只野九十九氏(62)、無所属元議員の渡辺忠悦氏(61)の3人も立候補の意思を表明している。
2011年02月24日木曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001102240005
党派超えTPP反対/農協票意識
2011年02月24日
TPP交渉参加反対に向けて、壇上の県議らは参加者とともにガンバロー三唱をした=角田市市民センター
環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を民主党政権が検討するなか、統一選の立候補予定者は政党の枠を超えて「反対」に染まりつつある。各地の農協が続々と開く反対集会にも後押しされる。選挙で「農協票」をあてにしたい思惑も透けて見える。
23日、角田市の市民センター。「農林水産業の崩壊を招く」。みやぎ仙南農協が主催したTPP反対集会で、農協の組合員ら約600人がTPP交渉入りに断固反対する特別決議を採択した。
ひな壇には、地元選出の国会議員や仙南地方選出の4県議が並んだ。県議代表としてあいさつした寺島英毅県議(自民)は、県議会で自民系会派が「反対」の意見書案を出したが、民主系会派の反対で「慎重」の意見書になったと伝え、TPPへの反対を強調した。
「農林水産業は宮城の基幹産業。支援しなければいけない」。参加していた民主党の須藤哲県議は集会後、交渉入りに慎重な考えを示した。民主党の橋本清仁衆院議員は「しっかり反対の立場を取る」と明言した。
県内農業界は大々的な動きを展開する。
JA宮城中央会は昨年12月、仙台市内で1500人規模の反対集会を開催。各農協もみやぎ登米農協を皮切りに、これまで五つの農協が単独の集会を開き、今後もみやぎ亘理、栗っこ、いしのまき、仙台などの各農協が計画している。
各農協はTPPへの危機感を訴えようと、集会に国会議員や県議らを招待している。議員が出席すればTPPへの反対姿勢を示すことが迫られ、結果として「反対の輪」が広がっている。
立候補予定者は、選挙での農協の支援も強く意識しているようだ。
農協グループの政治団体「県農協政治連盟」(県農政連)には、立候補予定者の推薦依頼が相次いでいる。県内農協の正組合員は約12万9千人にのぼり、推薦が得られれば得票も期待できるからだ。
県農政連によると、統一地方選で推薦対象となるのは県議選、仙台市議選、首長選。県内14の支部ごとに立候補予定者と政策協定を結んで推薦を決め、支部の報告を受ける県農政連は3月9日の運営委員会で推薦を決める予定だ。
JA宮城中央会の佐藤純一常務理事は「統一選でTPPを含めて農政課題が重要な争点になることは間違いない」と語る。ある農協担当者は「政策協定にTPP問題は避けて通れない」という。
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現在はみんなの党の党籍を持ち
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110224t31026.htm
岩手県知事選 中村氏が出馬表明
任期満了に伴う岩手県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)で、元衆院議員の中村力氏(49)は23日、岩手県庁で記者会見し、無所属で立候補することを表明した。
中村氏は現県政を「将来のビジョンが見えない」と批判。公約に農林水産業者の所得向上などを掲げ、「今後、県内各市町村を訪ねて支持を訴えたい」と語った。
中村氏は盛岡市出身。東大法学部卒。旧郵政省を経て、93年の衆院選で無所属で初当選し1期。以後4回、自民党公認などで国政選挙に出馬したがいずれも落選した。
現在はみんなの党の党籍を持ち、23日までに自民、公明、社民、みんなの4党と「地域政党いわて」に推薦を要請した。
2011年02月24日木曜
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000731102100001
県議選の展望(1)
2011年02月10日
統一地方選の前半戦に行われる県議選が告示される4月1日まで、10日であと50日となった。立候補予定者の顔ぶれがおおむね出そろった全16選挙区の現状と情勢を4回に分けて紹介する。(敬称略)
◆青森市区◆
県庁所在地は全国的に「無党派層が多く民主党が強い」とされるが、青森市区の民主党の存在感は薄い。新顔擁立も検討したが、共倒れの懸念が高まり、結局、現職渋谷の現有1議席を死守する方針となった。昨年10月の青森市議選(定数41)でも擁立した2人のうち1人が落選。県連関係者から「県議1人を通すのもかなり難しい」との声も上がる。
自民党は現有3議席から1増を目指す。現職の森内、高橋に加え、4年前の前回は次点だった元職の山谷と、新顔の花田が立つ。花田は昨年の青森市議選でトップ当選した現市議会議長の長男。引退する自民8期目の山内和夫が前回獲得した1万1千余票の行方も注目される。
公明党は現職伊吹の議席維持が目標。
共産党は攻めの姿勢で、現職諏訪のほか、新顔で青森市議を旧市含め6期務めた大沢を擁立し、初の2議席獲得を目指す。
社民党は現職奈良岡克の議席を守るため、青森市区以外の独自候補擁立を見送り、支援を集中させる。2003、07年県議選では上位当選した鹿内博・青森市長の支持層の取り込みも狙う。
05年に合併した旧浪岡町の元町長で無所属現職の古村は再選を狙う。東北電力労組元役員で現職の一戸富は連合青森の支援を受ける。無所属新顔は元青森市議の一戸善、関、奈良岡央の3人が出る。
◆黒石市区◆
自民党の現職高樋が5期目を狙う。民主党は擁立を目指したが断念しており、3連続無投票の可能性もある。
◆五所川原市区◆
昨年の五所川原市長選で落選した元自民県議の櫛引が2月に入り、無所属での立候補を表明。無投票の可能性もあった選挙区は、前回と同じ顔ぶれの4氏による県内有数の激しい選挙戦となりそうだ。
民主党は、3期目を狙う現職今が無党派層の掘り起こしを狙う。03、07年の県議選とも最下位当選で、全国的に民主政権への逆風が吹いている今回の選挙では、危機感を隠さない。
自民党は、07年県議選で3人を公認し議席独占を狙ったが、今に阻まれた。今回は7期目を狙う現職成田と前回落選した元五所川原市議の新顔寺田の2人を出す。成田は地盤の中泊町を中心に票を固める。前回は立候補表明の遅れが響いて惜敗した寺田も今回は昨年12月に立候補を表明。態勢を整え初当選を狙う。
一方、市長選立候補の際に自民党を離党した櫛引は「より厳しい戦いになる」と話すものの、前回はトップ当選。櫛引が自民票を大量に取り込めば、自民公認の2人は厳しい戦いを余儀なくされる。
◆平川市区◆
南津軽郡区から分かれて平川市と大鰐町だけで選挙区が新設された前回県議選は無投票。今回は選挙戦になりそうだ。自民現職の長尾、中村に新顔無所属で元平川市商工会支所長の工藤が挑む。
◎予想される顔ぶれ◎
【青森市区】(定数10)
渋谷哲一 (49) 民現1
森内之保留 (46) 自現3
高橋修一 (40) 自現1
山谷清文 (53) 自元1
花田栄介 (29) 自新
伊吹信一 (50) 公現2
諏訪益一 (65) 共現4
大沢研 (63) 共新
奈良岡克也 (60) 社現1
一戸富美雄 (54) 無現1
古村一雄 (66) 無現1
一戸善正 (60) 無新
関良 (52) 無新
奈良岡央 (54) 無新
【黒石市区】(定数1)
高樋憲 (52) 自現4
【五所川原市区】(定数3)
今博 (59) 民現2
成田一憲 (72) 自現6
寺田達也 (48) 自新
櫛引ユキ子 (57) 無元1
【平川市区】(定数2)
長尾忠行 (61) 自現4
中村弘 (57) 自現3
工藤義春 (60) 無新
※最後の数字は当選回数
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県議選の展望(2)
2011年02月12日
◆むつ市区◆
前回の選挙で下北郡と一つになったむつ市区では、民主党の現職菊池健治、自民党の現職大見光男が引退し、世代交代が進むことになる。自民党推薦の現職越前と新顔3氏がしのぎを削る。
民主党推薦の新顔菊池は、県議を引退する父健治の地盤を継ぐ。昨年8月のむつ市議補選(被選挙数4)にトップ当選している。
自民党推薦の現職越前は県議3期の地元への貢献を訴える。風間浦村長2期目の新顔横浜は自民党の公認を得て立候補する。郡部票の受け皿をめざすほか、有権者の多いむつ市への切り込みがカギになる。
無所属で立候補するむつ市議会議長の新顔村中は2003年の県議選では落選。市議4期の知名度を生かし、雪辱を期す。それぞれ実績のある4候補で、激しい選挙戦が予想されている。
◆三沢市区◆
自民現職の小桧山が再選を目指して立候補する。民主は候補者の擁立が難しく、無投票の可能性がある。6月の市長選も今のところ現職以外の立候補予定者がおらず、自民を中心とした保守地盤の強さが際だっている。
◆上北郡区◆
現職1人、新顔6人が名乗りを上げ、激戦ムード。町村別では東北町3人、七戸町2人と選挙区中部にひしめき、野辺地とおいらせ町は各1人。地盤固めとともに北部と南部への浸透が選挙結果を左右しそうだ。
東北町では、2009年町長選のしこりが残り、自民党推薦候補同士の「町長選の代理戦争」の様相も見える。
県商工会連合会副会長で前回次点の新顔蛯沢は自民党の推薦を受けているが、元民主党県議で09年に東北町長に転じた斗賀寿一氏と近い関係。同じく自民党推薦の新顔沼尾は、09年町長選で落選した竹内亮一・前町長のもとで町収入役を務めている。
同町からは元町職員の新顔山田も立候補予定で、町内を中心に支持拡大を図る。
野辺地町では、民主党公認で同町議の新顔木明が立候補を予定している。木明は現時点では、上十三地域で唯一の同党公認候補だ。
同町が地元で、07年県議選でトップ当選した自民党の現職中谷純逸は、10月に任期満了の同町長選への転出をめざし、県議を引退する予定。亀田道隆・野辺地町長は町長選3選に意欲を見せており、中谷、亀田両氏が今回の県議選でそれぞれ別の候補を支援すれば、町長選の前哨戦になる可能性もある。
七戸町が地元の現職工藤慎は唯一の自民党公認候補になる。旧天間林村(現七戸町)を中心に、県議だった祖父の地盤を引き継ぐ。同町議だった新顔工藤章も人脈を生かして浸透を図る。
おいらせ町議の新顔吉田は、三村知事の父で今回県議を引退する予定の三村輝文(公明・健政会)の後継候補となる。輝文のめいにあたり、「三村一族」の議席継続を目指す。(敬称略)
◎予想される顔ぶれ◎
【むつ市区】(定数3)
横浜力 (57) 自新
越前陽悦 (65) 無現3
菊池憲太郎 (42) 無新
村中徹也 (51) 無新
【三沢市区】(定数1)
小桧山吉紀 (60) 自現1
【上北郡区】(定数4)
木明和人 (45) 民新
工藤慎康 (40) 自現1
蛯沢正勝 (63) 無新
工藤章 (58) 無新
沼尾啓一 (62) 無新
山田昭二 (58) 無新
吉田絹恵 (64) 無新
※丸囲み数字は当選回数
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000731102120002
県議選の展望(3)
2011年02月12日
◆八戸市区◆
政権与党となった民主党が現有4議席を維持または上積みできるか、それとも前回1議席減らして現有3議席の自民党が巻き返すかが焦点だ。
民主党は田名部、山内に加え、前回は無所属だった中村と山田の現職4人を公認した。中村は県議5期のあと八戸市長を1期務め、2005年の同市長選で再選を目指したが、現市長の小林眞に敗れた。その2年後に行われた前回県議選に舞い戻ってトップ当選、この時獲得した約1万8千票の維持を目指す。
同党の推薦を受けて無所属で立候補する新顔寺地は同党八戸市議。過去に山内の選挙や国政選挙の実務も取り仕切った経験もあり、民主党候補者の中で台風の目になっている。
自民党は滝沢、清水、熊谷の現職3人に加えて、前回は推薦だった無所属の新顔藤川を公認した。定数8では過去最少議席に転落した現有3議席からの脱却を目指す。藤川は3回目の県議選挑戦で、「美人すぎる市議」として有名になった八戸市議の藤川優里の父親でもある。
自民党副総裁の大島理森と民主党前参院議員の田名部匡省は長年争い、「八戸戦争」と言われてきた。匡省の娘の匡代は09年の衆院選青森3区で大島に367票差で惜敗。その後、匡省は参院議員を引退した。二人の県議選への関与が注目される。
公明党は八戸市議も務めた現職畠山が厚い支持基盤を背景に2期目を目指す。
共産党は党三八地区委員会副委員長の新顔畑中を擁立し、同選挙区初の議席獲得を目指す。
◆十和田市区◆
自民党現職の田中と丸井が立候補を予定しており、無投票の可能性もある。一方、民主党籍を持つ元県議の中村友信が立候補を模索している。立候補すれば、06年の県議補選、07年の県議選と同じ顔ぶれの三つどもえ戦となる。この2度の選挙はいずれも中村が次点だった。
◆三戸郡区◆
前回県議選と同じ顔ぶれによる激しい選挙戦が予想される。定数3をめぐり、民主党、自民党がそれぞれ2人ずつ公認、民主は現有2議席の死守、自民は現有1議席からの勢力逆転を狙う。
民主党の公認は5期目を狙う北と3期目を目指す松尾の現職2人。北は五戸町商工会会長などを歴任、同町を中心に手堅く票集めを狙う。三戸町、田子町を地盤とする松尾は前回、地盤が重なる自民公認の新顔沢田にわずか229票差で競り勝った。民主党への逆風の中、後援会関係者は「非常に厳しい選挙を覚悟している」と話す。地元での票固めに加え、階上町を中心にミニ集会を開いて地道な票の掘り起こしを目指す。
一方の自民党は前回、新顔ながらトップ当選の夏堀と、次点だった沢田を公認。夏堀は、福地村(現南部町)議員などを経て、南部町を地盤とする。沢田は松尾との差がわずかだったこともあり、地元三戸町での票の上積みによる逆転に期待している。(敬称略)
◎予想される顔ぶれ◎
【八戸市区】(定数8)
中村寿文 (71) 民現6
田名部定男 (64) 民現4
山田知 (40) 民現2
山内正孝 (60) 民現2
滝沢求 (52) 自現4
清水悦郎 (61) 自現3
熊谷雄一 (48) 自現2
藤川友信 (62) 自新
畠山敬一 (55) 公現1
畑中哲雄 (67) 共新
寺地則行 (58) 無新
【十和田市区】(定数2)
田中順造 (60) 自現5
丸井裕 (54) 自現2
【三戸郡区】(定数3)
北紀一 (69) 民現4
松尾和彦 (47) 民現2
夏堀浩一 (57) 自現1
沢田恵 (53) 自新
※丸囲み数字は当選回数
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000731102140001
県議選の展望(4)
2011年02月14日
◆弘前市区◆
定数6に、現職5人、元職1人、新顔4人の計10人が立候補の準備を進めており、激戦になりそうだ。
民主党は、元参院議員の三上が4期目を目指して足元を固める。前回自民党公認で当選し、その後民主党に移った現職で党県連幹事長の山内崇が知事選に挑むことを受け、新顔で弘前市議の松橋が公認を得て初挑戦する。山内の「後継」という立場だけでなく、衆院議員で自民党県連会長木村太郎の元公設第2秘書だった経歴もあり、党派を超えた支持を狙う。
自民党からは現職の岡元、西谷の公認組のほか、新顔無所属として立つ弘前市議会副議長の一戸も党推薦を得て参戦する。自民系だけで前回同様、3議席の確保を目指す。木村の次期総選挙をにらみ、3人のスクラムによって有権者が多い弘前市での強さを盤石にする狙いもある。
ただ、公認が3人だった前回に比べ、今回は一戸の公認申請が認められず、推薦止まり。同選挙区ではかつて、自民公認の現職が保守系無所属に苦杯をなめさせられることもあった。こうした事情から、公認に決まらなかった経緯を「党内摩擦」と指摘する声もある。
共産現職1期目の安藤は、前回引き継いだ基盤票の上積みを目指しながら議席確保を目指す。前回トップ当選の無所属川村は、今回も連合青森から推薦を得て戦う。
前弘前市長で、昨年4月の弘前市長選で落選した無所属の相馬も、古巣の県議会へ返り咲きを目指す。1986年の県議補選以来、過去6回の当選はいずれも1万票以上の得票。市長選で負けたマイナスイメージを払拭(ふっ・しょく)し、根強い支持層をまとめあげて通算7回目の当選を狙う。
元弘前市議の成田は前回県議選で、市長に転出した相馬の後を担って相馬後援会とも連携して戦ったが、一歩及ばなかった。今回は再び無所属で立つ。こまめに一人で街頭演説を重ねている。
弘前市議斉藤も新顔無所属で挑む。旧岩木町議から合併で市議になり、再選。若手で、既存政党とは一線を画した活動を進めている。
◆つがる市区◆
自民党の現職三橋が3期目を目指す。民主党は対立候補の擁立を模索したが、候補が見つかっておらず、無投票となる可能性もある。
◆東津軽郡区◆
自民党県連幹事長を務める現職神山が7期目を目指す。民主党などに動きはなく、2回連続の無投票になる可能性がある。
◆西津軽郡区◆
自民党の現職工藤が3期目を狙う。民主党は対立候補の擁立を目指したが、実現しておらず、前回に続く無投票になる可能性がある。
◆南津軽郡区◆
5期目を目指す自民党の現職阿部に、新顔2人が挑む三つどもえの戦いとなりそう。阿部は自民党県連会長の木村太郎を支える「木村派」の重鎮。太郎の父で前知事の守男の秘書を務めた経験もあり、木村後援会の強い支援を受ける。
新顔で藤崎町議の鶴賀谷は、町議会で木村系会派に以前所属していた。自民党を離党して無所属で挑む。
新顔鈴木は田舎館村議。民主党系で、党県連に公認申請したものの、公認・推薦は得られなかった。無所属で立候補する予定。
◆北津軽郡区◆
自民党の現職相川が3期目を目指す以外、民主党などは候補を擁立できておらず、無投票の可能性がある。(敬称略)
◎予想される顔ぶれ◎
【弘前市区】(定数6)
三上隆雄 (77) 民現3
松橋武史 (39) 民新
西谷洌 (66) 自現4
岡元行人 (46) 自現2
安藤晴美 (59) 共現1
川村悟 (63) 無現1
相馬錩一 (74) 無元6
一戸兼一 (57) 無新
斉藤爾 (40) 無新
成田善一 (57) 無新
【つがる市区】(定数1)
三橋一三 (43) 自現2
【東津軽郡区】(定数1)
神山久志 (63) 自現6
【西津軽郡区】(定数1)
工藤兼光 (67) 自現2
【南津軽郡区】(定数1)
阿部広悦 (63) 自現4
鈴木和久 (53) 無新
鶴賀谷貴 (48) 無新
【北津軽郡区】(定数1)
相川正光 (57) 自現2
※丸囲み数字は当選回数
=おわり
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1298502091871_02/news/20110224-OYT8T00175.htm
〔統一選2011〕県議選注目区ルポ
?宮古・下閉伊 自民迷走3人名乗り
自民党系3人の出馬表明は、議席独占を狙った「攻めの戦略」とは言い難いようだ。
「町外の友人、親戚(しんせき)に声をかけてもらい、支援の輪を広げたい。1票でも2票でも町外からいただかないと3位にはなれない」
2月15日夜、山田町船越で開かれた生駒利治の座談会。集まった約40人の支持者を前に、生駒はあいさつの最後をこう締めくくり、深々と頭を下げた。
「町外」の意味する所――。それは大票田の宮古市だ。応援に駆けつけた町議たちも「宮古の友人に電話一本でもかけてほしい」などと口をそろえて訴えた。
宮古・下閉伊選挙区は、今回から宮古(定数2)と下閉伊(同1)が統合されて生まれた。自民党系が3人、民主党が2人の候補を擁立し、激戦区となっている。
◇
なぜ、生駒が3人目に名乗りを上げたか。それは、同じ山田町を地盤とする民主党の田村直司の存在が大きい。
自民党関係者は「山田町は地縁意識が強い。町支部は『民主党が擁立すれば、こちらも出す』が既定路線だった」と明かす。
三陸やまだ漁協の組合長を務める生駒は、町議選で2度のトップ当選を果たし、地元でも根強い人気がある。ただ、同じ旧下閉伊からは、岩泉町が地盤の自民党の佐々木大和も出馬を表明した。
両陣営は各町内の基礎票だけでは当選ラインに届かないと見て、城内愛彦の地盤である宮古市への進出をもくろむ。
城内は、引退表明した平沼健の後継者として、平沼後援会の全面的な支援を取り付けた。今は、市内の企業・団体を地道に回りながら、「今後の国や県との関係を考えた時、与野党を問わず、宮古市から2議席を出すのがベストだ」と訴える。同じ宮古市が地盤で、5選を狙う民主党の伊藤勢至との「共存」を意識したかのような発言だ。
◇
民主王国の岩手にあって、鈴木善幸首相を生んだ山田町など宮古市とその周辺は、長らく自民党の牙城だった。だが、2009年夏の衆院選で鈴木の息子、俊一が落選。その後は再生の「糸口」すら見いだせないでいる。
「地元に戻る機会が少ない」「候補者を2人に絞れなかったことは、俊一さんの影響力が低下している証拠」
地元では指導力を発揮しない俊一への不満を口にする自民党支持者も多い。城内陣営の関係者は半ばあきれかえって言う。
「正直、3人も出馬するとは思っていなかった。これじゃ、連携の取りようがない」
民主党が虎視たんたんと2議席を狙う中、宮古市の保守票を3人の自民党系候補が奪い合う――。そこからは、党再生に向けた組織的な戦略は見えてこない。
(2011年2月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1298502091871_02/news/20110225-OYT8T01017.htm
(2)奥州 小沢王国で地域色強調
「今はこういう状況だが、何があっても先生を信じてやっていこう」
奥州市水沢区にある通称「小沢会館」で20日に開かれた小沢後援会水沢連合会の役員会。冒頭、会長の小野寺伝は、居並ぶ幹部を前に結束を呼びかけた。小野寺が言う「先生」とはもちろん、政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎だ。
奥州市は、言わずと知れた「小沢王国」。県連は、5人の公認候補を擁立して、議席を独占し、「小沢先生復権への追い風」(後援会幹部)が吹くことに期待を寄せる。
◇
水沢、江刺、胆沢、前沢、衣川の旧5市町村からなる奥州市。その中で、小沢後援会を巻き込んだ激しい票の奪い合いが予想されるのは、ともに民主党の及川幸子と郷右近浩が地盤とする水沢区だ。
20日の役員会では、2人の票の「すみ分け」が大きな議論になった。
まず、水沢連合会幹事長の千葉龍二郎が切り出した。
「4年前のこともあるし、自主投票にしてはどうだろうか」
出席者の多くが「異議なし」と発言する中、及川を支持する幹部が「それは不服だ。考え直してほしい」と、身を乗り出して反論した。
4年前は、事前の取り決めで水沢区内にある小沢後援会の17支部を2人に割り振ったが、終盤には互いの「領地」に足を踏み入れて、その取り決めはなし崩しになった。幸い2人が当選し、事なきを得たが、両陣営に大きな遺恨を残した。
「そんなことをしたらケンカになる」
「自主投票」への流れを断ち切りたい及川は訴えた。2009年の衆院選で、小沢選対事務局長を務め、自他共に「小沢直系」と認める郷右近に後援会の多くがつく可能性があったからだ。
結局、役員会は4年前と同じ結論を出した。だが、多くの関係者は、これを額面通りに受け取っていない。小沢後援会の幹部は打ち明ける。
「今回は事実上の自主投票だ。小沢後援会として、同じように2人を支援することはない」
◇
旧胆沢町長の後藤完は、小沢のおひざ元で民主党公認を受けながら、その事実にはほとんど触れず、「胆沢の代表」というイメージを前面に押し出した戦術を展開する。
前回、胆沢区からは党派の異なる3候補が出馬したが、結果は票が分散して全員落選。地元選出の県議がいなくなるという大きな痛手を受けた。そこに満を持して登場したのが後藤だった。
13日、後藤の事務所開きに集まった120人の中には、民主党支持者だけでなく、自民党関係者の姿もあった。
マイクを握った後藤は、あえて「民主党」を口にせず、「何としても、ここ胆沢から議席を獲得したい」と訴え、自身が政党の垣根を越えた存在だとアピールした。
小沢の地元で、「民主党」を前面に出さない戦術が吉と出るかどうか。
後藤の陣営幹部は、事情をこう説明する。
「政党色を出すと、まとまるものもダメになる恐れがある。ましてや、親小沢と反小沢の対立が厳しいこの地域で、小沢さんの名前を出すのは……」
(敬称略)
(2011年2月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1298502091871_02/news/20110225-OYT8T01027.htm
(3)盛岡 試される政党の看板
地方自治に中央政党は必要か。その答えは人によって様々だ。
「岩手は政党色が強すぎて、地域の課題がおろそかになっていないか。地域に政党は関係ない」
2月19日夕方。盛岡市内にある酒井俊已の後援会事務所で、企業経営者や県職員OBら20人の支持者が顔を合わせ、政治談議に花を咲かせた。参加者の中には、これまで支持してきた民主党や自民党を見限った人も多く、政党不信の発言が出る度、全員が大きくうなずいた。
酒井はこれまで出馬表明した14人の中で唯一、無所属での出馬を選択した。県職員時代の酒井は「反達増」の急先鋒(せんぽう)として知られ、それに目をつけた自民党から推薦を勧められたが、やんわりと断った。
仮に当選したら、酒井は政党にも会派にも所属しない「純粋無所属」を貫くつもりだ。酒井は断言する。
「地方議会に中央の論理は不要。政党不信が高まるのは、民主でも自民でも何も変わらないからだ」
◇
一方で、無所属の立場を捨て、「政党」を選んだ男もいる。
自民党の福井誠司は昨年7月、県議補選盛岡選挙区に無所属で出馬したが落選した過去を持つ。そして、今回は一転、自民党から公認を得た。福井事務所の壁には、自民党の石原幹事長と並んでほほ笑む福井のポスターが並ぶ。
なぜ自民党か。福井の心境の変化に疑問を抱く支持者から問い合わせもあった。
福井にとって、「民主党の混迷」も理由の一つだが、「国への政策提言は政党に入ってこそ。政党に入らないと仕事にならない」という思いが、心の中に芽生えたことが大きい。
23日早朝、盛岡市茶畑の交差点周辺は、勤務先に向かう車の長い列が続いた。ノロノロ運転の車にお辞儀を繰り返す福井に、高齢の男性が歩み寄って握手を求めた。
「(県内の国会議員に)自民がいなくなった。頼むぞ」
もし、自民党から出馬しなかったら、この男性は握手を求めただろうか――。福井は改めて「政党の看板」の大きさを感じた。
◇
民主、自民の二大政党不信が広がる中、新たな民意の受け皿として全国的な注目を集める地域政党。岩手でも昨年4月、地域政党いわてが誕生した。
昨年7月の県議補選盛岡選挙区で二大政党の候補者を押しのけ、2議席目に滑り込んだのは、それまで政治の世界とは無縁だった吉田敬子だ。
高校まで盛岡で育った吉田は、東京の私立大を卒業後、アパレル会社を経て南米のボリビアに青年海外協力隊として約2年間赴任。5年前、故郷に戻ってきた。
吉田の平日の日課は、朝7時から始めるたった1人の街頭演説だ。24日も盛岡市都南地区で、拡声機を路上に置き、ハンドマイクで行き交う人々に訴えた。
「地方は国の下請けではない。地元の政策集団が考えた政策の方が有効だ」
吉田は、今の県議会のあり方に首をかしげる。
「中央政党とつながらないと、国に何も言えないのかな。国から、お金も落ちないのかな。結局、民主、自民が遠い存在に思えるのは私たちだけ?」(敬称略)
(2011年2月26日 読売新聞)
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>>1442-1445とか
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1298502091871_02/news/20110227-OYT8T00061.htm
(4)陸前高田 市長選の余波なお続く
陸前高田市長選の余韻は、今もあちこちに漂っている。
「本当に残念です。私の力不足です」
6日午後9時過ぎ。落選した前県議、菅原一敏の事務所で、衆院議員黄川田徹の声が響き渡った。
民主党県連は、この市長選を「統一地方選の前哨戦」(佐々木順一県連幹事長)と位置付け、次々と手を打った。元党代表の小沢一郎自らのテコ入れ、地元選出で菅原陣営の総括責任者を務める黄川田への異例とも言える支援要請など、沿岸地域の市長選とは思えない力の入れようだった。
だが、県連のなりふり構わぬ手法が、地元の黄川田後援会幹部の一部に思わぬ疑心暗鬼を生んだのも事実だ。
「県連は責任をなすりつけている。俺たちとしても本当に気分が悪い」
黄川田後援会の幹部らはいらだちを隠さない。支援要請の文書を報道各社に公表したことは、黄川田の動きの鈍さに業を煮やした県連の意趣返しと見る人も多い。黄川田自身と県連との溝も深まるばかりだ。幹部は本音を漏らす。
「(県議選は)力の入らない選挙というか、深入りはしない。『どこまでやれるか』という感じだ」
◇
陸前高田市は、中央政界では一貫して対立してきた自民党と共産党が、「対小沢」で共同戦線を張っている特殊な土地だ。
これまで、共産党籍を持つ前市長の中里長門が、自民党系市議の支持を得ながら、8年間にわたり市政を担った。6日の市長選でも、事実上の「自共統一候補」である戸羽太が当選。市民は「非民主」の継続を選択した。
そして、今回の県議選。「自共対民主」の構図が、そのまま持ち込まれている。
19日、佐々木茂光の事務所開きには、市長選で戸羽を支えた自民党系と共産党の市議が顔をそろえた。
前回、菅原に373票の僅差で敗れた佐々木。23日は、ズボンのすそを長靴の中に押し込み、雪解けでぬかるんだ住田町の山あいの集落を歩いた。
佐々木は自信ありげに語る。
「顔は覚えてもらっている。こっちは市長選の波に乗ったまま行きたいね」
◇
一方で、民主党の福田利喜は、市長選から尾を引く悪い流れを断ち切るのに躍起だ。
23日、福田は同じ住田町内で、国道340号沿いを歩いた。
自ら民主党とは名乗らない。福田が渡したパンフレットを見た有権者から「あなた、民主党なの?」と言われる度、申し訳なさそうに「お騒がせしています」と頭を下げる。
市長選の敗北、小沢の強制起訴、そして民主党内のゴタゴタ……。福田は「市長選のダメージも大きいが、『菅政権は何をやってるんだ』と言われる度に民主党の看板を外したくなる」と嘆く。
ただ、今の小沢が置かれている状況については、「小沢先生のことは難しい。ここは昔から先生の土地だが、『反小沢』もいる」と言葉を濁した。
福田が配り歩くパンフレット。そこには、満面の笑みの小沢と握手する硬い表情の福田が写っていた。
(敬称略、おわり)
◇
この連載は、中島幸平、山田正敏、宇田川宗、吉田拓矢が担当しました。
(2011年2月27日 読売新聞)
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村井の責任逃れ的な姿勢はTPP参加したいという本音が出てるんだな。ちと評価。
自民議員VS知事丁々発止 TPPで議場緊迫 宮城県議会
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110301t11024.htm
28日の宮城県議会2月定例会一般質問で、村井嘉浩知事と県政与党「自民党・県民会議」の議員が激しい議論の応酬を繰り広げた。知事答弁を「評論家的」とした質問に、村井知事が原稿を読まずに反論する場面も。丁々発止の展開に議場には緊迫感が漂った。
質問したのは須田善明議員。村井知事の看板政策の「富県戦略」に絡め、「セントラル自動車や東京エレクトロンが来たから『富県』が実現されるのではない。足元から力をつけてこそ実現される」と述べ、農林水産業施策強化を訴えた。
その上で村井知事が態度を明確にしない環太平洋連携協定(TPP)の参加是非に言及。「自治体リーダーの発信力が問われる時代だが(答弁は)評論家にしか見えない」と意思表示を迫った。
質問を聞いていた村井知事は、表情を険しくして登壇。答弁がTPP問題にさしかかると原稿から目を離し、「農業県としてのダメージも十分承知しているが、一つのデメリットだけを取り上げて反対するのはいかがなものか。国が責任を持って決めることだ」と身ぶりを交えて訴えた。
再質問に立った須田氏は「自分の言葉で語っていただけた」と評価しながらも「本県の立場をしっかりと訴える強いメッセージが必要だ」と答弁に不満ものぞかせた。
TPPをめぐっては、一般質問初日の2月25日にも、村井知事の姿勢を問う意見が続出。知事は「国民的な議論が必要」と一般論に終始していた。
取材に対し、村井知事は「用意した答弁書は従来通りのトーン。繰り返せば『ぬかにくぎ』と思われただろう」と「ノー原稿」の理由を話した。
一方、須田氏は「答弁で考え方は示されたが、結論がない。どうすべきかを明確に示してほしかった」と語った。
4月の県議選では村井知事の強力な支援に期待する自民党。県連幹事長も務める須田氏と村井知事のやりとりに、ベテラン県議は「信頼関係があるから(選挙前でも)厳しいやりとりができる。与党だからこそ緊張感のある議論を仕掛けなければならない」と話した。
2011年03月01日火曜
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110301ddlk07010183000c.html
統一地方選:’11年ふくしま 県議選告示まで1カ月 78人が立候補準備 /福島
◇自・民とも擁立難航
統一地方選第1ラウンドで行われる県議選は、4月1日の告示(10日投開票)まで1カ月となった。19選挙区の定数58に対し、78人が立候補の準備を進めている。現有26議席で議会第1党の自民党は公認29人、推薦2人を擁立して30議席以上の単独過半数を狙うがぎりぎりの状態。前回07年に躍進した民主党は現有16議席からさらに勢力を伸ばそうと多くの候補者擁立を目指していたが、政権交代後の逆風で苦戦は必至で、擁立決定は公認23人、推薦申請中1人にとどまっている。【種市房子、関雄輔】
自民は昨年6月に現職中心に26人の公認を決めて以降、体調不良や市長選出馬による辞退が相次ぎ、擁立作業は進んでいない。現時点で公認が決まっている現職22人と元職1人、新人6人が全員当選し、推薦する無所属新人2人のうち最低1人は当選して党の会派に入らなければ過半数にならない。
斎藤健治県連幹事長は「政権奪還へ向けた重要な一戦で、31人は全員勝てる候補」と強調。候補がいない本宮市や東白川郡、南会津郡などの選挙区でも擁立を目指すが、県連内には間に合わないとの見方もある。当選者が初めて議席過半数を割った前回の擁立は37人だったが、今回はその数を下回るのは確実で、県議会での党勢回復は遠そうだ。
対する民主党も擁立作業が難航。当初は1人区には必ず、複数人区には複数擁立の方針の下、30人を目指した。しかし、相馬市・新地町など3選挙区は候補者が決まっておらず、結局、公認は現職16人、新人7人、推薦申請中1人にとどまっている。
前回は7議席から11議席に伸ばし、選挙後に無所属候補を取り込んで議席を増やした。追い風の中で議会第1党を目指したが、そもそも擁立数が自民の現有議席に及ばない。須賀川市・岩瀬郡で推薦が決定していた無所属の新人が推薦を辞退するなど、民主離れをうかがわせる事態も起きている。宗方保県連総務会長は「逆風は感じるが、我々は佐藤雄平知事を誕生させた県政与党。国政とは別に、県政を支えてきた実績を訴える」と強気だ。
公明党は現有3議席の維持を目指し、擁立も3人にとどめる手堅い戦略。現職が引退するいわき市では新人を擁立し、福島市と郡山市では現職が出馬する。現有3議席の共産は福島市など5選挙区で計6人を擁立。代表質問など一定の権限が与えられる交渉会派になれる当選5人以上を目指す。
現有2議席の社民はベテラン2人が引退する福島市と郡山市のほか、会津若松市も合わせて新人計3人を擁立する。みんなの党は小熊慎司参院議員の地元の会津若松市で公認候補を擁立する。自民と民主の推薦を含み、無所属は13人の見込みだ。
19選挙区のうち▽福島市▽会津若松市▽郡山市▽いわき市▽須賀川市・岩瀬郡▽田村市・田村郡▽南相馬市・飯舘村▽伊達市・伊達郡▽石川郡▽双葉郡−−で立候補予定者が定数を上回り、少なくともこの10選挙区で選挙戦になりそうだ。
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◇各選挙区の立候補予定者の党派◇
【選挙区】 【立候補予定者の党派】
福島市(8) 自自自自民民民公共社
会津若松市(4) 自自民民共社み
郡山市(9) 自自自自自民民民公共社
いわき市(10) 自自自自自自民民民公共共無
白河市・西白河郡(3) 自自民
須賀川市・岩瀬郡(3) 自民無無無
喜多方市・耶麻郡(3) 自自民
相馬市・新地町(1) 自
二本松市(2) 民無
田村市・田村郡(2) 自民無無無
南相馬市・飯舘村(2) 自民無
伊達市・伊達郡(3) 自自民共無
本宮市・安達郡(1) 民
南会津町(1) 民
河沼郡(1) 無
大沼郡(1) 自
東白川郡(1) 民
石川郡(1) 民無
双葉郡(2) 自民無
※カッコ内数字は定数
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001103010003
県議選 告示まで1カ月
2011年03月01日
▽ 11選挙区で無投票か
戦後最多 自民以外擁立難航
統一地方選前半戦となる4月1日の県議選(定数44)告示(投票は4月10日)まで1カ月。現時点で19選挙区に53人が立候補を予定している。自民党以外の政党の擁立が少ないことなどから、過去の県議選と比べて人数は低調だ。新たな動きがなければ、無投票が戦後最多の11選挙区に上る可能性がある。
朝日新聞が集計した県議選の立候補予定者は、各政党の公認別で自民党30人、民主党4人、共産党2人、社民党2人、公明党1人。無所属や公認申請予定などが14人。
県選挙管理委員会によると、戦後初の県議選の1947年は定数50に対して129人が立候補した。以後、定数は徐々に減ったが、候補者はそれ以上のペースで減少。前回2007年は定数44に対して候補者は57人で最少だった。今回はさらに記録を更新しそうだ。
19選挙区のうち、立候補予定者がすでに定数を超え、選挙戦が確実視されているのは8選挙区。一方、東根市、村山市、東村山郡、西村山郡、米沢市、長井市、南陽市、西置賜郡、尾花沢市・北村山郡、最上郡、東田川郡の11選挙区は、立候補予定者が定数を超えていない。このままの情勢だと、無投票が戦後最多だった2003年の10選挙区を上回り、連続無投票の選挙区も複数出そうだ。
立候補の動きが鈍い背景には、自民党を除く各政党の候補者擁立が進まなかったことがある。
民主党県連は「全選挙区での擁立」を目標に掲げたが、元々の地方組織の弱さに加えて、菅政権の支持率低迷といった党への逆風が響き、目標を大きく下回った。県連幹部は「地方議員は地域とのつながりが大きな役割。政党の候補者だから誰でもいいというわけにはいかない」と話す。
共産、社民、公明の各党も現有議席の死守に手いっぱいで、「政党としての責任を果たしたいが、近年の国政選挙で獲得した比例票から見ても厳しい」(共産党県委員会)との声も。当初は5人程度を目指していたみんなの党も擁立作業は難航している。
一方、県議会最大会派の自民党は、空白区だった上山市でも擁立にこぎつけ、目標の「全選挙区での擁立」を達成しそうだ。あるベテラン自民県議は「無投票が良くないと言われても、こっちは十分擁立している。政権与党の民主党の候補があまりにも少ないせいでは」と余裕を見せる。
こうした現状について、早稲田大学の田中愛治教授(政治学)は「無投票当選が続いているということは、県政の利益配分が知らず知らずのうちに特定の有権者の利益に偏っている可能性がある。地域の将来を考える見識のある人がもっと選挙に出て県政に参加すべきだ」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110301t11025.htm
宮城県議選85人出馬予定 仙台市議選は少数激戦
統一地方選の第1ラウンドとなる宮城県議選と仙台市議選は、4月1日の告示(10日投票)まで1カ月に迫った。県議選は村井嘉浩知事の県政与党、自民党が現有勢力を維持するか、政権党の民主党が議席を伸ばすかが焦点で、各選挙区で激闘が繰り広げられそうだ。仙台市議選は定数5減となり、激戦の構図が強まるとみられる。
県議選は今回、市町村合併に伴い気仙沼、本吉両選挙区が合区され、選挙区数は前回(2007年)の24から23に減った。定数は61のまま変わらない。河北新報社の28日現在のまとめでは、計85人が立候補を予定している。
現時点では、前回の立候補者数(86人)より1人少ないが、宮城野選挙区は無所属新人が近く名乗りを上げ、大崎選挙区では共産党が新人擁立の方針を決めており、最終的な立候補者数は前回を上回るとみられる。5選挙区は無投票となる公算が大きい。
政党別では、民主公認が前回と比べて4人増の13人。自民は2人減だが、最も多い35人を擁立する。公明は今回も4人。共産は前回の8人から4人減。社民は2人減の3人となる。初参戦のみんなの党は5人で臨む。無所属は21人で、前回の23人をやや下回っている。
仙台市議選は、定数55に71人が立候補を予定している。このうち、現職は定数5減の影響もあり、前回比8人減の47人。新人は1人増にとどまり、少数激戦に拍車を掛けている。
今回、現職で引退するのは、県議選への転身者を含め10人。ことしに入り、青葉区の庄子晋氏(78)=6期=、宮城野区の佐竹久美子氏(58)=4期=、太白区の佐藤嘉郎氏(72)=5期=、泉区の郷湖健一氏(72)=6期=が引退を決意した。新人は、宮城野区の伏見公秀氏(40)が立候補を断念した。
政党別では、民主公認が12人、自民が14人でそれぞれ前回比で3人増。公明は8人、社民が6人で前回と同数。共産は1人減の7人。初参戦のみんなの党は6人。無所属は16人減の18人で、政党色が強まる傾向が表れている。
2011年03月01日火曜日
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http://bit-tehnika.in.ua
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>>1496>>1501
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110303-OYT1T00456.htm
岩手知事選…自民独自断念、中村氏担ぐ動きなし
自民党岩手県連は、知事選の独自候補者の擁立を断念した。
1日午前、県連会長の鈴木俊一元環境相、県連幹事長の千葉伝県議らが出席し、盛岡市内で開いた議員総会で決定した。3月6日の県連大会で正式に表明する。大会では、擁立断念に至った経緯などについて説明する方針だ。
また、県連幹部によると、県知事選に出馬表明した元衆院議員の中村力氏(49)、廃棄物処理業の芦名鉄雄氏(65)から出ている推薦要請については、県連大会以後に検討するという。ただ、県連内では否定的な意見が多く、両候補者に推薦を出さない方向で調整している。
また、中村氏が自民党以外に推薦要請を出した公明党、社民党、地域政党いわてなどのうち、地域政党いわては、推薦を出さないことを決定。他党も否定的な意見が根強く、野党系統一候補として、中村氏を担ぐ動きは、ほとんど見られない。
(2011年3月3日15時06分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001103030001
「会津市構想」栗城氏訴えへ
2011年03月03日
●会津若松市長選で
4月の会津若松市長選に立候補予定の元河東町長、栗城春夫氏(60)が2日、会津地方を一つの自治体に統合する「会津市構想」を選挙戦で訴える考えを記者会見で表明した。他の政策については「支援者の意見を聞いてまとめたい」とし、告示される4月17日の直前に発表するという。予定していた民主党の推薦を受けない考えも示した。
栗城氏は会津地方の大合併を前回市長選でも訴えており、「地域に一体性がある会津を一つにして政策を打ち出したい。国のモデル地区となるような地方主権を築きたい」と話した。
また、当初は民主党の推薦を受ける考えだったが、「一党一派に偏って政策が縛られるのは良くない」と推薦を受けない理由を述べた。ただ、同党内で栗城氏を支援する動きは活発になっており、「支援は受けたい」と話した。
同市長選には元自民党県議の室井照平氏(55)も立候補を表明している。
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201103030498.html
知事選の自主投票決定 連合青森、現職と民主候補に配慮
2011年3月4日
連合青森(石田隆志会長)は3日の執行委員会で、6月に投開票される知事選への対応を自主投票とすることを正式に決めた。今後は連合を構成する34の産別組織などの判断に委ねるが、今のところ、特定の立候補予定者を推す動きは見られないという。
民主党の支援組織の連合青森は当初、同党県連幹事長で民主が推薦する山内崇県議と、前回知事選で連合青森が推薦し、今回はすでに自民、公明が推薦を決めている現職の三村申吾知事=いずれも無所属=のどちらかを推すか、自主投票かの三つの選択肢から対応を模索してきた。
産別組織での協議などを議論した結果、自主投票の方向性が2月22日の幹事会で固まり、連合の幹部や各産別組織の代表らが出席したこの日の執行委員会でも異論は出なかったという。
石田会長は執行委員会後、三村知事とは「8年間、重要なパートナーとして連携」、山内幹事長は「政権政党の民主党を地方から支えるために重要」と説明。自主投票は双方と良好な関係を続けるための判断で、「連合の立場を理解し、納得して頂いたと思っている」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1294873215049_02/news/20110113-OYT8T00166.htm
検証 民主・知事選候補選び 一覧
議論停滞、焦りの決断
「きょうは2人ぐらいに絞ったと言っておきますか」
JR青森駅前のホテルの一室に、県連代表・横山北斗の甲高い声が響いた。知事選の候補者などを協議するため、昨年12月17日、所属国会議員と県議が顔をそろえた。候補者について協議する会合は、同10日に続き2回目だったが、この日も「国会議員、県議、民間人から選ぶとすれば、どう考えるか」などとあいまいな議論に終始し、具体的な個人名はあがらないまま。目標としていた2010年中の決着まで残された時間は少なく、出席者の多くが焦燥感を募らせていた。それだけに県議の1人は、まるで取り繕うようにマスコミ対応の言葉をひねり出した横山に、「まじめに議論もしていないのに、メディアにサービスする必要はない」と色をなして反論するほどだった。
こうした表の動きとは別に、横山ら一部幹部は秘密裏に人選を進めていた。青森高から東大に進んだ経済人が有力候補として浮上した時期もあった。しかし、こうした民間人への接触は不調に終わる。「民主党内の問題が落ち着くまで様子を見たいと言われた」。横山は言葉少なに語る。
幹事長を務める山内も焦りの色を深めていた。「候補者選びは(横山)代表と二人で進めてきた」と自負するだけに、追いつめられた思いだったのかもしれない。そして、山内は決断する。12月下旬、横山に迫った。「もう私か代表しか候補はいないでしょう」。横山も応じた。27日になって横山は支持団体である連合青森の石田隆志会長に電話を入れた。「民間人という選択肢はなくなりました。県連内から出します」
山内はこれまでも、自身の後援会の会合で「2011年は自分としても勝負の年になる」と発言するなど、知事選への意欲を隠さなかった。ただ、社会党や自民党を渡り歩き、08年に民主党に入党したばかりということもあり、知事選出馬は時期尚早との意見も県連内にあった。一方、横山は過去2回知事選に出馬(いずれも落選)した実績を持つ。今回も複数の県議から「民間人がダメなら、最後は横山が出馬するべき」との声が上がったが、本人にその気はなかった。「2人で決めるなら、山内になるのは当然」。両者に近いベテラン県議は語る。
こうしたやりとりは水面下で行われ、大多数の県連関係者は年明けの一連の報道で知ることになる。そこには出馬の意向を固めた山内が県連最高顧問・田名部匡省や連合青森を訪ね、根回しに奔走する姿が報じられていた。ある県議は驚きを隠さない。「新聞を見て、『えー』となったよ。12月17日の会合から議論はストップしていると思っていた」。正月早々、携帯電話で事実関係を確認しあう県連関係者も複数に上った。
ただ、すでに歯車は回っていた。今月2日、八戸市の田名部匡省の自宅。出馬の意向を伝える山内を田名部は見つめ、大きな声で語ったという。「逆風の中、よく決断した」。
(敬称略)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1294873215049_02/news/20110114-OYT8T00048.htm
足腰弱い「体質」響く
民主党県連は今月10日の会合で、幹事長の山内崇に知事選出馬を要請することを決めた。「国政の次は県政でも政権交代を成し遂げる」。県連の命運を事実上、山内に託したこの日の会合だが、そこには熱気も高揚感もなかった。
「山内崇幹事長が適任ではないでしょうか」。会合に出席した国会議員はみな言葉少なに答えるだけだった。年明けからの一連の報道で一気に浮上した格好の山内擁立劇。複数の党所属議員が「議論した形跡がない」「唐突すぎる」などと批判していただけに、会合では異論も出ると予想されたが、いざふたを開けてみると、淡々と執行部の方針を「追認」した。
「心の中で反対している人もいるだろう。けど、国政も県政も逆風にさらされている中で、反対意見を言ってもしょうがないという気持ちだったのでは」。出席した県議は推し量る。
それでも秘密裏に山内の担ぎ出しを図った横山ら一部幹部に対する不信感が渦巻いているのは事実だ。山内自身も「本来なら根回しを済ませて、年明けに『私か代表』、もしくは二人で話して出した結果を皆に示して、議論するべきだった」と率直に認める。
一方で、県連内には一応の決着に安堵(あんど)の雰囲気も漂う。引き受け手がなく、選考のさらなる長期化や不戦敗がちらついていたからだ。
前回知事選の2007年当時の民主党はまだ国政野党で、県議会会派の所属議員も現在の半分ほど。「県連は戦う意志が弱く、自覚や責任もなかった」。当時幹事長だった県議の今博は率直に当時の限界を認める。
しかし時が変わり、政権与党として臨む今回の知事選で、不戦敗は許されない。「執行部を批判するのは簡単だが、その人は候補者を見つけられるのか。国会議員も県議も動かない中で代表が決めたんだ。こうしないともっと時間がかかっていた」。地方議員の1人は横山らを擁護する。
県連内にしこりを残した今回の擁立劇。もっと深刻なのは、一向に改善されない足腰の弱さやまとまりを欠く県連の体質かもしれない。
ある常任幹事は昨年の参院選の敗北が尾を引いたと分析する。党本部が推す公募の女性を擁立したが、全市町村で自民党候補を下回る惨敗を喫した夏の戦い。「これで政権交代の余韻は一気に吹き飛んだ。県連の足腰の弱さも改めて浮き彫りになった。こんな組織からは誰も出たがらない」というわけだ。
「全県が選挙区の知事選に出られる人材が育っていない。そうなると横山代表が出るか、幹事長しかいないんだよ」。ベテラン県議は今回の山内擁立を当然の結果と言わんばかりに、つぶやいた。
(敬称略)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1298387788540_02/news/20110223-OYT8T00037.htm
検証 三村県政8年
財政改善優先 不満も
新年度の当初予算案を発表する三村知事 目標に掲げていた「収支均衡型財政」を達成した今回の予算編成。しかし、この日会見した三村知事は充実感よりも、むしろ歓迎ムードを抑え込もうとする雰囲気を漂わせた。「収支均衡にたどり着いたが、財政規律を常に念頭に置いた財政運営を続けたい」。約15分間にわたる記者団とのやりとりで、「財政規律」を5回繰り返した。
三村が知事に就任した2003年当時、県債残高は1兆2530億円で、県民1人当たりにすると約85万円。貯金である基金の取り崩しが続いて06年度には残高がゼロになり、財政再建団体に転落するとの試算が公表されていた。
就任から約半年、三村は「財政改革プラン」を発表、緊縮予算路線を鮮明にした。03年度に8165億円だった一般会計当初予算は、三村の初編成となった04年度に7685億円、同プランの最終年である08年度には7078億円にまで圧縮した。これ以降、7000億〜6900億円予算が定着する。三村が考える「身の丈にあった規模」だ。
ただ、予算の圧縮は民間に流れる資金を絞ることになる。この4年だけで政策的経費は111億円減った。財政運営に薄明かりがともり始めると同時に、三村の周囲からは積極投資を求める声が沸き上がり始めた。「もう我慢の限界だ。財政が改善しても、県民が倒れたら本末転倒」(自民党県議)との思いからだ。
その象徴は、八戸市が建設を求めている「屋内スケート場」だ。「財政改革プラン」で凍結が決まっただけに、建設か否かが、緊縮財政の維持か、積極財政に転じるかの分岐点とされた。三村は、今回の予算編成で、ボーリング調査などの費用として約200万円を計上した。6月の知事選を控え、建設を求める自民党県連に押し切られた格好となった。
しかし、三村は建設そのものについては言及していない。収支均衡を達成したとはいえ、県の財政環境に不安があるからだ。県債の発行額は減額傾向にあるが、累積残高は就任時から700億円増えて1兆3243億円に上る。今回の予算編成も、交付税、法人税の増加、核燃マネーの積み増しなどが底上げし、一過性の部分もある。
緊縮を貫くのか、積極に転じるのか。会見で記者団に繰り返し問われた三村に、県総務部長が助け舟を出した。「社会保障費の増大が続いている。国の財政悪化で交付税がどうなるか。新幹線の建設負担金の返済も本格化してくる。青森は財政力が強い県ではない」 (敬称略)
(2011年2月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1298387788540_02/news/20110224-OYT8T00062.htm
産業の命運行政の手に
産業・雇用創出を目的に県が次々と打ち出した構想のパンフレット。成果のほどはいかに 「本県は足腰の弱い零細企業が多い。行政で引っ張ってほしい」。今月21日の県議会商工労働エネルギー委員会で、津軽地域に医療・健康福祉関連産業を創出する県の「あおもりウェルネスランド構想」に議論が及ぶと、県議の一人は県幹部にエールを送った。
農林水産以外に大きな産業のない本県にとって、雇用吸収力のある新産業の振興は、常に行政の課題となってきた。さらに、三村が知事に就任した2003年当時は、金融機関の不良債権処理で景気も沈滞状態。02年の県内の企業倒産件数は173件で負債総額は過去最悪の751億円を記録し、有効求人倍率も12か月連続で全国最下位に沈んでいた。三村は財政再建に取り組みながら、雇用対策にも取り組むという矛盾する難題に直面した。
その三村が繰り返し実績を強調するのは、企業・工場誘致のトップセールス。「手っ取り早い雇用創出が見込める」(桜庭洋一・商工労働部長)だけに、並々ならぬ決意で臨んだ。
県工業振興課によると、三村の知事就任後の企業誘致は92件。増設も含めると計200件に上る。07年には三村県政で最大規模となる増設に成功。弘前市に進出した精密機器メーカーが約800億円を投じて雇用規模1000人の増設を打ち出し、地元は「身震いした」(弘前商工会議所幹部)。
一方で、中長期的な産業の掘り起こしと持続的な成長を狙った計画にも着手した。06年のウェルネスランド構想、エネルギー産業の集積を狙った「県エネルギー産業振興戦略」、農工が連携して産業を興す「あおもり農工ベストミックス新産業創出構想」……。
だが、こうした計画は必ずしもはかばかしくはない。六ヶ所村に液晶産業の一大拠点を築く「クリスタルバレイ構想」が典型だ。県が巨費を投じた施設整備と補助が奏功し、05年に有機ELパネル製造「東北デバイス」の誘致に成功した。しかし、同社は昨年7月、民事再生に追い込まれた。同11月には同構想の中核企業「エーアイエス」も破綻。構想は事実上頓挫し、このままでは県が負債約20億円の肩代わりを迫られる。
なにより雇用創出がどの程度図られたかは未知数だ。三村が就任した03年度の有効求人倍率は0・31倍。好景気に押される形で07年度に0・48倍まで持ち直したものの、09年度には再び0・29倍に落ち込んでいる。
三村が手がけた産業政策の多くで、その検討段階から加わってきた青森大の末永洋一学長は、「何もしなければ民間が弱い青森はジリ貧になる。地方経済の命運は行政の手にかかっている」として三村を擁護する。そして、こう強調した。「青森ほど産業振興策に熱心な県はほかにない。知事の政策をどう判断するのか。県知事選の最大の争点だ」(敬称略)
(2011年2月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1298387788540_02/news/20110224-OYT8T01166.htm
農家所得向上に課題
「攻めの農林水産業」を掲げる三村県政のもと、県産品を売り込むイベントも増えた(青森市内のショッピングセンターで)
「攻めの農林水産業」。三村知事は8年間、このキャッチフレーズそのままに、県外や国外に出向き県産品を売り込んだ。
中国や台湾などでの海外セールスは就任以降で5回(2009年度末時点)。「安全・安心」を全面に押し出し、リンゴ、ゴボウ、ナガイモといった県産品をPRした。そのかいあって、03年に58億円だった県産品の輸出額は、08年には151億円と、3倍に迫る伸びを見せた。「行政の長が行くと信頼が増す」。県幹部も三村の存在の大きさを誇る。将来は200億円まで増大させると鼻息も荒い。
また首都圏・関西圏の消費者をターゲットにした国内行脚にも力を入れてきた。県内生産者とともに大手流通業者との商談会や、全国各地で開いた物産フェアなどへの参加も約160回に上る。100億円超で推移していた大手流通業者との取引額は、09年度に225億円と倍増した。
「売り込み」だけでなく、県内にある既存の農業資源を生かした取り組みもあった。来県者に農家で宿泊してもらう「グリーンツーリズム」。実施農家はこの5年で4倍になった。最近では農業者と加工業者が連携して新商品を開発する「6次産業化」にも熱が入る。
しかし、「農家の生活はまったく改善していない」との声は強い。実際、こうした数字上の実績は生産現場の収入増に結びついていない。県の最新の統計によると、1戸あたりの農業所得は148万円(08年)で、前年から約60万円も減った。それ以前が190万円台で推移していることと比較すると、改善の兆しどころか後退しているのが実情だ。
五戸町の「農事組合法人くらいし」。先月下旬、三村が視察のために訪れると、同法人の組合長竹洞信一はここぞとばかりに要望した。「コメの戸別所得補償制度で米粉米の栽培が増えた。コメを粉にして乾燥させる機材を導入したいので、何とか補助する制度を作ってほしい」。三村の返答は「国と相談します」だった。
「農業の基本は田んぼだが、コメは安値の取引ばかり。もっと田んぼを守る施策が必要だ」。竹洞は、三村が進めたグリーンツーリズムやトップセールスの意義は理解しつつも、多くのコメ農家にその恩恵が届いていないと痛感している。三村を支えてきた県議からも、コメ農家の悲鳴を受けて、「トップセールスなんて副知事や部長の仕事だ」と冷ややかな声も出始めた。
農林水産部長の有馬喜代史は農家所得の向上を課題と認めた上で、今後の展望を語った。「担い手不足は深刻で農家個々の力は弱まっていく。集団営農化して生産性を高められるかが所得向上のカギだ」 (敬称略)
(2011年2月25日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1298387788540_02/news/20110226-OYT8T00365.htm
追いつかぬ医師確保策
中核病院の開業でサテライト化される公立金木病院。再編で医師が確保できるかが課題だ(昨年5月、五所川原市金木町で) 自治体病院の再編成を目指す西北五地域の首長が今月10日、県庁に三村知事を訪ねた。五所川原市で整備が進む中核病院への財政支援の要請が目的だったが、話は開業後の医師配置に及んだ。「建物は順調に来ている。あとは中身、ドクターの問題なんです」「知事さん、とにかくお医者さんがいないと」
医師不足は長年にわたる本県の懸案だ。旧百石町長を務めた三村も医師不足の深刻さを痛感していた。2003年の知事選で当選し、県庁に初登庁した三村が、記者会見で真っ先に言及した課題が医師不足だった。「早速、山中朋子・健康福祉部長と、市町村長がみな課題にしている医師不足、周産期医療を含め県内の医療体制について話をした」
その三村が取り組んだ医師確保策の中心は、将来医師となる本県の医学部合格者の数を増やすことだ。難関大学・学部を目指す高校生を対象にセミナーを開くなど「夢実現チャレンジプラン」と題した事業を2005年度から実施。08年度からは医学部志望者に特化した「医師を志す高校生のためのメディカル・サポート事業」として取り組みを強化させた。
また、医学部入学後のサポート態勢も構築した。卒業後に本県内で勤務することを条件に入学金を援助するなどの奨学金制度がそれだ。こうした取り組みが奏功し、04年に65人だった医学部合格者は、10年には122人と倍増した。
「行政としてやるべきことは、やっていると思う」
県医師確保対策監の山中は強調する。三村の肝いりで04年4月に新設されたこのポストも、健康福祉部長だった山中が三村に一本釣りされ、就任した。医師確保を専門とする上級ポストを設けている都道府県は当時まれで、山中には「本県は先陣を切って医師不足に取り組んできた」との自負がある。
それでも医師不足は解消していない。厚生労働省の調査によると、10万人当たりの医師数は02年末時点で164・8人だったのが、08年末には174・4人と改善したものの、依然、東北6県では最下位だ。実際、県内の各医療機関では診療科の休診・閉鎖が後を絶たない。
「正直、医師不足が進行し過ぎて追いつかない。解消するには、客観的に言って10年はかかる」。県幹部も効果の遅れを率直に認める。
そうしている間も、医師不足という危機は今も県民を苦しめる。昨年秋、上十三地域の産科医療機関4か所のうち2か所がお産の取り扱いを休止した。周辺医療機関が分担して患者を引き受けることになったが、出産を控えた患者には大きい負担であるには間違いない。ある県幹部は苦しげに語る。「今は対症療法で対応していくしかない」
(敬称略)
(2011年2月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1295652638481_02/news/20110122-OYT8T00186.htm
県議選情勢 統一選2011 一覧
〈1〉久慈8年ぶり選挙戦か
【二戸】(定数2=二戸市、一戸町)
五日市 王41 民現《2》
工藤 篤65 無元《5》
一戸町を地盤とする自民現職の小野寺研一が引退を表明。いずれも二戸市が地盤で、前回トップ当選の五日市と、僅差で涙をのんだ工藤が自民の推薦を受け、返り咲きを目指して立候補を表明している。
自民は、一戸町支部が、小野寺の後継候補の擁立を目指しており、自民系で2議席独占を狙う。
【九戸】(定数1=軽米町、洋野町、九戸村)
工藤 大輔40 民現《3》
立候補を表明しているのは、民主現職の工藤のみ。地盤の洋野町で支持を固めるとともに、周辺町村でも浸透を図る。自民は不戦敗を避けるべく、独自候補擁立を模索するが、具体名は出ていない。
前哨戦として注目された軽米町長選では、工藤が支援する現職が、自民元県議が後援会長を務める無所属新人候補を817票差で破り、3選を果たしたが、「思ったよりも競った」(畑浩治衆院議員)と、厳しい声も出ている。
【久慈】(定数2=久慈市、野田村)
中平 均39 民現《2》
嵯峨 壱朗52 自現《2》
清水 恭一59 無新
ともに3選を目指す中平、嵯峨に加えて、旧山形村長の清水が出馬の意向を示しており、8年ぶりの選挙戦に突入しそうだ。
中平、嵯峨は、地盤の旧久慈市を中心に集会やあいさつ回りで支持拡大を広げているほか、候補者が出ていない野田村への攻勢も強めている。清水は、地盤の旧山形村では村長時代の後援会組織を生かした票固めを進めているが、旧久慈市や野田村で、どこまで支持を拡大できるかがカギだ。
【八幡平】(定数2=八幡平市、葛巻町、岩手町)
千葉 伝62 自現《4》
工藤 勝博61 い現《1》
複数選挙区で民主唯一の空白区。自民の県連幹事長の千葉、再選を目指す地域政党いわての工藤の現職2人が出馬を表明。民主も候補擁立をうかがう。
常にトップ当選を続けてきた千葉は、地元の岩手町を中心に大票田の八幡平市での支持拡大を図る。
一方、工藤は地盤の八幡平市や葛巻町を中心に支持を訴える。八幡平市の田村正彦市長が全面的に支援し、工藤の県政報告会や集会にも顔を出す。
民主は、空白区解消に向けて候補者を擁立する方針で、選定作業は大詰めを迎えている。
(2011年1月21日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1295652638481_02/news/20110122-OYT8T00188.htm
〈2〉宮古・下閉伊は激戦必至
【宮古・下閉伊】(定数3=宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村)
伊藤勢至64 民現《4》
田村直司44 民新
佐々木大和66 自現《4》
城内愛彦50 自新
生駒利治62 無新
宮古選挙区(定数2)と下閉伊選挙区(定数1)が統合され、定数3に対して民主、自民の公認・推薦候補5人が乱立する激戦区。鈴木俊一元環境相の地元で自民支持基盤が厚く、自民の反転攻勢に注目が集まる。
5選を目指す伊藤と引退を表明した平沼健の後継として出馬する城内は、宮古市が地盤。一方、田村と自民の推薦を受ける生駒は山田町、佐々木は岩泉町が地盤。この3人は、大票田の宮古市での支持拡大、同一政党の候補者との票のすみ分けがポイントになりそうだ。
【釜石】(定数2=釜石市、大槌町)
小野共41 民現《1》
岩崎友一32 自現《1》
昨年8月の補欠選挙で初当選した2人が出馬を予定する。民主は2人目の候補者擁立を模索するが、具体名は出ておらず、調整は難航している。
小野は、大票田の釜石市が地盤。支持者へのあいさつ回りや集会を開催し、支持拡大に努めている。一方、岩崎は大槌町が地元。精力的に支持者回りをこなしている。自民は、候補を岩崎に絞って議席確保を目指す。
【大船渡】(定数1=大船渡市)
田村誠62 民現《3》
4選を目指す田村以外、具体的な名前は出ていない。
前回、田村は岩手政和会から出馬し、民主新人候補に勝利。昨年、民主に入党したことで、今回はこれまでの後援会組織に加えて、民主の支援も受け、盤石の布陣で臨む。
【遠野】(定数1=遠野市)
新田敏彦32 民新
工藤勝子66 自現《2》
新田と工藤以外に出馬の動きはなく、民主と自民による一騎打ちの公算が高い。
3選を目指す工藤は、自民遠野支部と堅固な後援会組織を基盤に、小規模な集会やあいさつ回りで全域を精力的に走り、議席の死守を期す。
前回、工藤に敗れた新田は、地道なつじ立ちなどで浸透を図ってきた。前回の対立候補である元県議の上沢義主が新田を支援し、知事選と連動した動きで支持拡大を図る。
【陸前高田】(定数1=陸前高田市、住田町)
福田利喜52 民新
佐々木茂光53 無新
福田、佐々木の両新人が争う構図になりそうだ。
福田は、陸前高田市長選にくら替え出馬する前県議・菅原一敏の後継候補。市長選と連動し、知名度アップに躍起だ。
前回、菅原に373票の僅差で敗れた佐々木は、無所属での出馬になるが、自民系の陸前高田市議と住田町議が支援。市内に11の後援会支部を設けるなど準備を整え、巻き返しを狙う。
(2011年1月22日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1295652638481_02/news/20110123-OYT8T00115.htm
〈3〉盛岡14人が出馬表明
【盛岡】(定数10=盛岡市)
佐々木博59 民現《3》
三浦陽子59 民現《2》
高橋但馬35 民現《1》
軽石義則50 民新
樋下正信56 自現《3》
福井誠司51 自新
村里洋子54 自新
小野寺好58 公現《4》
斉藤信60 共現《4》
小西和子57 社現《1》
刈屋秀俊57 社新
及川敦43 い現《2》
吉田敬子32 い現《1》
酒井俊巳62 無新
定数10に対して、現在14人が立候補を表明している激戦区。民主は再選を目指す達増知事と連携を図ることで、現有4議席を確保したい考え。民主にとって、県都・盛岡での勝敗は、県議会で過半数を取れるかどうかの命運を左右する。
民主は佐々木、三浦、昨年の補選で当選した高橋の現職3人と、引退する吉田洋治の後継として、同じ補選で落選した連合岩手会長代行の軽石を擁立。
自民は現職の樋下に加え、共に県議補選に落選した福井、村里を擁立し、3議席獲得を狙う。公明は小野寺、共産は斉藤の現職が必勝を期す。社民は現職の小西のほか、盛岡市議の刈屋を擁立し、2議席獲得を目指す。地域政党いわては、党幹事長で前回トップ当選の及川、補選で当選した吉田で2議席確保を狙う。
そのほか、前県工業技術センター理事長の酒井が無所属で立候補を表明している。
【岩手】(定数3=滝沢村、雫石町)
大宮惇幸63 民現《2》
喜多正敏64 民現《1》
柳村岩見64 自現《3》
3人の現職が出馬を表明しているほか、地域政党いわても候補者の擁立を模索している。
3選を目指す大宮は地元の雫石を中心に支持拡大を狙う。喜多は知事選との連動による知名度アップを目指し、地盤の滝沢村を中心に支持を訴える。自民の1議席死守を目指す柳村は、組織の引き締めを図り、保守票固めに余念がない。
【紫波】(定数2=紫波町、矢巾町)
高橋 昌造65 民現《1》
熊谷 泉63 自現《1》
再選を目指す高橋、熊谷のほか、民主が議席独占を狙って、新人候補の擁立を模索しており、選挙戦になる可能性も十分ある。
高橋は、初当選以降、地盤である矢巾町を中心に支持拡大を進めてきた。一方、熊谷は地元の紫波町を中心に保守層の引き締めを図る。複数区に2人以上の擁立を目指す民主は、紫波町を地盤とする新人の擁立を目指しており、動向が注目される。
(2011年1月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1295652638481_02/news/20110124-OYT8T00697.htm
〈4〉奥州民主独占うかがう
【花巻】(定数4=花巻市)
佐々木順一58 民現《3》
小田島峰雄60 民現《2》
木村幸弘51 社現《1》
高橋博之36 い現《2》
名須川晋42 無新
現職4人全員が出馬を予定するほか、今年に入って民主の推薦予定で新人が立候補を表明。自民も議席奪還を目指し、擁立作業を進めている。
前回、議席を減らした民主は、現有2議席を確保し、さらなる上積みを狙う。県連幹事長の佐々木は石鳥谷・大迫地区、小田島は東和地区の支持基盤を着実に固める。
花巻市議の名須川は、民主の推薦を受ける予定のほか、小沢一郎花巻後援会が支援する。
前回、8年ぶりに議席を獲得した社民は、木村が議席の死守を目指す。地域政党いわての高橋は、前回、無所属ながら、2位に約5000票の大差をつけて当選。街頭演説や集会を通じて支持拡大を図る。
【北上】(定数4=北上市、西和賀町)
関根敏伸55 民現《2》
高橋元58 民現《1》
久保孝喜57 社現《1》
司東道雄44 い新
現職は民主2人と社民1人が立候補を表明。自民は5期務めて引退する菊池勲の後継選びを急いでいる。民主が3人目の候補を擁立するかも焦点だ。
3選を目指す関根は、北上市中心部と小沢一郎後援会北上支部の組織が軸。高橋は労組の支持を受け、旧和賀町を中心に支持拡大を図る。
前回トップ当選の久保は、いち早く出馬を表明し、支持者回りや県政報告会で党支持層をまとめる。司東は北上市議1期目での挑戦。NPO活動での人脈を生かし、若者・女性層の取り込みを狙う。
【一関】(定数5=一関市、平泉町、藤沢町)
岩渕誠40 民現《1》
神崎浩之49 自新
高田一郎51 共新
飯沢匡49 い現《3》
定数5に現在、4人が出馬表明しているが、ともに現職の千葉康一郎(民主)、阿部富雄(無所属)が態度を保留しており、情勢は流動的だ。
現有議席3の確保を狙う民主党だが、引退表明した佐々木一栄の後任候補も決まっていない。現時点で出馬表明したのは、再選を目指す岩渕1人のみで、急ピッチで擁立作業を進める。前回、議席を失った自民は、一関市議の神崎に一本化し、議席奪還を目指す。共産は前回200票差で敗れた高田が再挑戦し、県内2議席目をうかがう。
地域政党いわては、飯沢が地盤の旧大東町、旧東山町以外の支持拡大を進めており、前回同様トップ当選を狙う。(おわり)
(2011年1月24日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/2011/03/1103011.html
66人、少数激戦の様相 県議選告示まで1カ月
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県議選(定数48)は、4月1日の告示まで1カ月と迫った。2月28日現在、現職39人、新人26人、元職1人の計66人が立候補を予定。前回2007年の候補者数75人を下回る見込みだ。14人が出馬予定で各党・政治団体が激突する盛岡(定数10)、民主と自民の対決構図の宮古・下閉伊(同3)、民主が議席独占を狙う奥州(同5)などは注目選挙区。国政が混迷を深める中、民主の過半数確保なるかが焦点となり、各選挙区で激戦の様相だ。
次期県議選の定数は48で前回と変わらないが、宮古(定数2)と下閉伊(同1)が一つの選挙区(同3)となり、1選挙区減の16選挙区で争われる。
現職47人(欠員1)のうち39人が出馬表明。これに対し元職は1人で新人26人が挑戦する。男性は59人、女性7人。
県議選立候補者数は1999年87人、03年80人、07年75人と減少傾向にあり、今回は前回より9人減の少数激戦となりそうだ。
政党別にみると、県議会最大会派の民主(現有議席24人)は公認30人、推薦1人と前回32人にほぼ並び、全選挙区で擁立。知事選の党推薦候補や連合岩手とも連携し、過半数確保に向け態勢構築を急ぐ。
自民(同11人)は公認13人、推薦2人で11選挙区に15人が出馬表明。前回の19人を下回り、定数の過半数に達していない。盛岡と宮古・下閉伊選挙区は推薦を含め3人を擁立。民主の過半数阻止に向け全力を挙げる。
公明(同1人)は盛岡選挙区で現有議席維持を掲げ、共産(同1人)は盛岡に現職、奥州、一関選挙区に新人を擁立し、複数議席獲得を期す。社民(同3人)は現職3人に加え盛岡選挙区に新人を立てた。
地域政党いわて(同6人)は現職に加え、岩手、北上両選挙区で新人を擁立する方針。政党の公認、推薦を受けない無所属候補は4人。
選挙区別では盛岡で各政党・政治団体、無所属がしのぎを削っており、まだ出馬を模索する動きもある。
北上(定数4)は現職3人に新人3人が挑む混戦模様。現職3人が勇退する一関(同5)は民主、自民、共産、地域政党いわての争い。久慈(同2)は8年ぶりの選挙戦となる見通しで、宮古・下閉伊は定数3に5人がひしめく。
奥州は民主が定数5独占なるか。陸前高田は新人同士の一騎打ちが見込まれる。大船渡、九戸(同1)、釜石、紫波(同2)は無風となる可能性が高い。
県議選は知事選(3月24日告示)と同じ4月10日に投開票が行われる。
(2011.3.1)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20110303ddlk05010025000c.html
統一地方選:’11年あきた 県議選、65人が立候補予定 見えにくい争点 /秋田
◇4月1日告示
統一地方選で実施される県議選の告示(4月1日)まで1カ月を切った。立候補予定者の顔ぶれがほぼ固まり、これまでのところ14選挙区45議席に65人が立候補を表明。ただ佐竹敬久知事の県政運営をめぐる具体的な争点は浮上しておらず、政策面の違いが見えにくい選挙戦となる可能性が高い。【野原寛史】
立候補予定者の内訳は、現職41人▽元職2人▽新人22人。県議を辞して衆院選に民主党比例東北ブロックから立候補し当選した高松和夫衆院議員の1議席が欠員となっている。
現職の引退は、大仙市仙北郡の佐々木長秀氏(62)=社民党・7期目=と能代市山本郡の金谷信栄氏(70)=自民党・3期目、秋田市の鈴木孝雄氏(66)=県民の声・1期目=の3人で前回の9人より大幅に減る。現職のほとんどが再選を目指す中で、各選挙区の新人や元職がその“壁”をいかに突き崩すかという選挙戦になりそうだ。
秋田市では、定数13に対し現職11人、新人7人が立候補を予定。現職は当選1、2回が9人を占める。新人は市議からの転身や元参院議員の挑戦もあり、激戦が予想される。
能代市山本郡は定数4を現職3、元職と新人4の7人で争うことになりそう。1人区に現新3氏が名乗りを上げた男鹿市も激烈な選挙戦が展開される見込みとなっている。
一方で、大館市(定数3)と潟上市、にかほ市、仙北市(いずれも定数1)では現職以外に出馬表明がなく、無投票再選となる可能性が高い。
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党派は、自民党27人(うち現職26人)▽民主党7人(同1人)▽社民党3人(同2人)▽共産党2人(同1人)▽みんなの党2人(同0人)▽公明党1人(同1人)▽国民新党1人(同1人)▽無所属22人(同9人)。
前回の選挙戦では、寺田典城前知事(現参院議員)が打ち出した子育て新税などが争点となり、寺田県政への賛否が対立軸となった。だが今回は大きな争点がなく、現職の一人は「前回と比べて他の立候補予定者の動きも有権者の反応も鈍いように感じる」と漏らす。
その中で、焦点の一つは現在27議席の自民党が勢力を保てるか。今回は潟上市以外の全選挙区に現職候補が立候補し、さらに大仙市仙北郡で新人1人を公認した。
国政与党の民主党は現職1人に加え新人6人を公認。ただ県連は09年の知事選で佐竹知事の対立候補を支援したが、今回政策面では明確な「反佐竹」の旗を掲げていない。
社民党は現有の維持、共産党は1議席増を図り、寺田参院議員が所属するみんなの党は新人2人を公認。公明党、国民新党は現職1人の再選を目指す。
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県議選(1)/民主、4選挙区で新顔参戦
2011年02月21日
4月1日の県議選告示まで1カ月余りとなった。立候補予定者の顔ぶれが固まりつつある県内23選挙区(定数61)の構図を、5回に分けて報告する。
政権交代後、初の県議選にのぞむ民主党。逆風下で当初予定していた候補者数を確保できていないが、公認した新顔を4選挙区にたてる。
◆遠田
定数1で、自民現職に民主新顔が挑む。
民主の大友新は、定数1の選挙区で唯一の民主候補となりそうだ。この地域を選挙区とする衆院議員・安住淳の後援会を足がかりに支持拡大を狙う。「介護施設で働く職員の待遇改善で若者に就労の場をつくる」と訴えている。
自民の中村功は農業振興を中心に訴える。「農商工一体の産業振興」を強調し、民主の挑戦には「遠田の未来づくりに取り組むので、党の問題ではない」という。
◆角田・伊具
前回県議選で角田・伊具の両選挙区が合区。定数2で、丸森町を地盤にする寺島英毅と、角田市を地盤にする長谷川洋一の2人をたてる自民に対し、民主は新顔の武田曉(あきら)が挑む。
武田は角田市出身。地元3区選出衆院議員の橋本清仁の秘書から立候補する。すでに1月に事務所開きを終えた。陣営は「細かくあいさつ回りをして、地道に顔と名前を売り込んでいる」という。
寺島は自民公認で、県の保健福祉部長や農政部長を歴任した。長谷川は自民推薦。元角田市職員で、無所属で立候補した03年に自民現職を破り、07年も無所属で自民新顔らとの争いを勝ち抜いた。
◆塩釜
定数2で、自民現職2人に民主新顔が挑む。共産も候補擁立を検討している。
民主は衆院議員・石山敬貴の秘書だった阿部真喜を擁立する。街頭活動で25歳の若さをアピールしながら、無党派層への浸透を図る。
自民は03年、07年ともにトップ当選した佐藤光樹と、5期目を目指す柏佑整(すけ・なり)が立候補し、2議席維持を目指す。知事の村井嘉浩とのパイプを強調し、支持拡大を図る。2月下旬から3月初めに事務所開きをして、臨戦態勢に入る。
◆黒川
現職2人を自民が占めるなか、民主新顔が挑む。
民主の作並(さくなみ)ゆきのは、大衡村議からの転身を図る。00年の衆院選では宮城4区から立候補し、落選した。その後は参院議員の岡崎トミ子の秘書を務めた。農業と観光から地域活性化を訴える。
自民の藤倉知格は大和町出身で、今は富谷町も地盤にしている。3期目を目指す中山
耕一は、前回から自民公認。富谷町内に事務所を開いた。(敬称略)
【遠田】涌谷町、美里町(定数1)
大友新 32 介護会社長 民新
中村功 60 農業 自現(4)
【角田・伊具】角田市、丸森町(定数2)
武田曉 36 衆院議員秘書 民新
寺島英毅 70 〈元〉県部長 自現(3)
長谷川洋一 57 〈元〉角田市職員 無現(2)
【塩釜】塩釜市(定数2)
阿部真喜 25 〈元〉衆院議員秘書 民新
柏佑整 63 〈元〉衆院議員秘書 自現(4)
佐藤光樹 43 〈元〉参院議員秘書 自現(2)
【黒川】大和町、大郷町、富谷町、大衡村(定数2)
作並ゆきの 45 大衡村議 民新
藤倉知格 56 〈元〉衆院議員秘書 自現(5)
中山耕一 54 〈元〉富谷町職員 自現(2)
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2が見つからず
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県議選(3)/ 無党派層、浮枕のカギ
2011年02月25日
仙台市内の選挙区は、民主・自民以外の「第3極」の動きが活発化している。
◆青葉
定数7を9人で争う見通し。20万人を超える県内最多の有権者を抱え、無党派層の取り組みが課題となる。
初参戦のみんなは、元社会保険庁職員の熊谷敏彦が活発な街頭演説を展開。共産は遠藤いく子が支持拡大を目指す。無所属の吉川寛康は東北電力労組の支援を受け、無所属で前回トップ当選の菅間進はこまめな運動を繰り広げる。公明は党県本部代表の石橋信勝が支持層を固める。
民主は2人をたてる。菅原敏秋は市議時代の人脈をいかし、遊佐美由紀は女性の支援拡大を目指す。自民も2人を擁立。元議長の相沢光哉が商工関係者に支持拡大を図り、前回落選の中沢幸男は後援会を中心に活動を広げる。
◆若林
定数3に6人が挑む激戦区。みんなの菊地幸郎は16日に公認が決まり、今月から活動を本格化させる。無党派層を取り込みたい考えだ。共産は新顔で仙台市議の福島一恵を擁立。ミニ集会を小まめに開いている。6選を狙う社民の本多祐一朗は労組の支援を受け、10人規模の座談会や支持者回りで浸透を図る。
民主推薦の新顔・小野友紀子は年明けから支援者回りを始めた。自民現職は動きが早い。5選を目指す千葉達は昨秋から街頭あいさつを始め、再選を期す細川雄一は昨夏から各地で座談会を開いてきた。
◆太白
定数5に対し、前回も立候補した社民や共産、公明などの6人が争う見通し。
前回、48票差で4選を逃した社民の岸田清実はこの4年間、議会が終わるたびに1500〜2千回、県政報告を開催。共産の横田有史と公明の小野寺初正はともに5選を狙い、支持層固めを進める。
民主は前回県議選で唯一、2万票を集めた藤原範典が労組票などを固めて5選を目指す。自民は菊地浩と佐々木幸士が2議席の確保を目指す。
◆宮城野
定数4で、新顔はみんなと無所属が準備を進める。みんなの堀内周光は、前回トップ当選で次期総選挙に立候補を予定する菊地文博の後継をアピール。無所属の目黒政市は補選を含め県議選4度目の挑戦となる。公明の庄子賢一は介護施設の整備や雇用対策を訴える。
6選を目指す民主の坂下康子は、1月から地元選出衆院議員の斎藤恭紀とミニ集会を繰り返す。自民の石川光次郎は、県議時代にここを選挙区とした知事・村井嘉浩の後継として3選を狙う。さらに、無所属の別の1人も立候補を模索する。(敬称略)
【青葉】仙台市青葉区(定数7)
遊佐美由紀 47 〈元〉アナウンサー 民現(4)
菅原敏秋 62 党県幹事長代理 民現(1)
相沢光哉 72 すし店経営 自現(5)
中沢幸男 70 〈元〉仙台市議 自元(6)
石橋信勝 65 党県代表 公現(5)
遠藤いく子 62 党中央委員 共現(1)
菅間進 60 〈元〉仙台市議 無現(5)
吉川寛康 41 東北電力社員 無現(1)
熊谷敏彦 31 〈元〉社保庁職員 み新
【若林】仙台市若林区(定数3)
千葉達 65 〈元〉衆院議員秘書 自現(4)
細川雄一 43 学校法人理事 自現(1)
福島一恵 50 仙台市議 共新
本多祐一朗 55 党県政審委員長 社現(5)
菊地幸郎 50 介護福祉会社長 み新
小野友紀子 30 営業代行会社長 無新
【太白】仙台市太白区(定数5)
藤原範典 64 党県選対役員 民現(4)
菊地浩 69 〈元〉大学教授 自現(5)
佐々木幸士 38 〈元〉衆院議員秘書 自現(1)
小野寺初正 61 党県副代表 公現(4)
横田有史 66 党県副委員長 共現(4)
岸田清実 56 党県幹事長 社元(3)
【宮城野】仙台市宮城野区(定数4)
坂下康子 51 行政書士 民現(5)
石川光次郎 43 〈元〉衆院議員秘書 自現(2)
庄子賢一 48 党県副幹事長 公現(2)
堀内周光 34 住設機器会社長 み新
目黒政市 56 〈元〉県議秘書 無新
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4も見つからず
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県議選(5)/合併、「票読めぬ」激戦区も
2011年02月27日
「平成の大合併」で、県内には九つの新しい市町ができた。今回も旧自治体を地盤とした争いが続く。
◆登米
定数3に5人が立候補する。このうち、自民現職の熊谷盛広は旧津山町長で、同じく自民現職の只野九十九は旧豊里町長。いずれも、それぞれの地盤を中心に市全域への浸透を図る。
民主推薦の袋正は「農商工連携による産業と雇用の創出」を訴える。ほかの無所属の2人は今年に入って立候補の意思を表明。旧南方町議で新顔の高橋理茂は「無投票はいけない」と述べ、元職の渡辺忠悦は医療や福祉の充実を唱える。
◆大崎
定数4で、大崎市になるまでの旧市町を地盤とする現職4人が立つ予定だ。
自民は3人が立候補する。4選を目指す自民の佐々木征治は旧志田郡、3選が目標の中島源陽は旧玉造郡、再選に挑む菊地恵一は旧古川市と地域をすみわけている。5選を目指す社民の岩渕義教は、有権者の多い旧古川市に強い。共産は「必ず出す」(党北部地区委員会)方針だ。
◆東松島
定数1で、5選を目指す自民現職の渥美巌が名乗りを上げている。東松島市となった旧矢本町と旧鳴瀬町は05年まで、他の町と合わせて旧桃生選挙区だった。渥美は東松島市域がもともとの地盤。他に立候補に向けた動きは表面化していない。
◆石巻・牡鹿
前回、定数が一つ減って5となった。現職5人と返り咲きを目指す元職1人が争う。
民主は現職2人で、坂下賢が旧桃生選挙区、加賀剛が旧石巻市を地盤とする。自民は3人を擁立し、現職の佐々木喜蔵が旧石巻市、現職の須田善明は旧牡鹿選挙区、元職の池田憲彦が旧桃生選挙区を中心に支持を広げる。無所属の現職、本木忠一は旧石巻市で支持者が多い。
旧石巻市の有権者は他の地域よりも4万人以上多いが、前回県議選で旧市を地盤とする3人の得票は旧郡部の3人より約2500票少なかった。ある陣営は「票が読めない」と戸惑う。
◆気仙沼・本吉
今回から定数2の気仙沼と定数1の本吉が合区となり、定数3となった。
本吉は前回まで4回連続無投票で、本吉を地盤とする自民の高橋長偉の陣営は「20年間選挙をしていないので後援会の引き締めから始める」と必死だ。民主の内海太の陣営は「選挙区の面積がほぼ倍になり大変」。自民の畠山和純は今月末に事務所を構える予定。現職3人にみんなの新顔、境恒春が挑む。(敬称略)
【登米】登米市(定数3)
熊谷盛広 59 〈元〉津山町長 自現(1)
只野九十九 62 〈元〉豊里町長 自現(1)
袋正 61 農業 無現(4)
渡辺忠悦 61 障害者福祉社長 無元(1)
高橋理茂 60 〈元〉南方町議 無新
【大崎】大崎市(定数4)
佐々木征治 67 〈元〉鹿島台町助役 自現(3)
中島源陽 48 農業 自現(2)
菊地恵一 52 〈元〉大崎市議 自現(1)
岩渕義教 61 党県副代表 社現(4)
【東松島】東松島市(定数1)
渥美巌 63 行政書士 自現(4)
【石巻・牡鹿】石巻市、女川町(定数5)
坂下賢 49 〈元〉県議秘書 民現(3)
加賀剛 58 〈元〉石巻市議 民現(3)
佐々木喜蔵 62 食堂経営 自現(4)
須田善明 38 党県幹事長 自現(3)
池田憲彦 57 タクシー会社長 自元(3)
本木忠一 53 〈元〉石巻市議 無現(2)
【気仙沼・本吉】気仙沼市(定数3)
内海太 63 〈元〉気仙沼市議 民現(5)
高橋長偉 69 電子部品会社長 自現(5)
畠山和純 64 県議長 自現(4)
境恒春 31 福祉NPO役員 み新
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決戦の思惑 2011統一選 一覧
民主に逆風
1月12日夜、一風変わった名前の会が、東京・赤坂の居酒屋で開かれた。
「セブンティーズの会」
集まったのは、1970年代生まれを中心とする民主党若手国会議員ら約30人。ともに県連副代表で衆院議員の橋本清仁、斎藤恭紀の2人も輪に加わっていた。
ゲストは直前に行われた茨城県議選と東京都西東京市議選で落選した党公認の元候補者たち。「民主党という名前は票が減るだけ」「得票は前回選挙の半分になった」。党への逆風を自ら感じた体験談に、酒を飲む手は止まり、場は静まりかえった。
元候補者らは口をそろえ、「感触は悪くなかった」とも振り返った。それでも惨敗した結果に、橋本と斎藤は危機感を抱いた。
「このままで、根強い支持者以外の無党派層に訴えは届くのか。4月の統一地方選もドミノ倒しのように、同じ結果になるのでは」
1週間後、2人の不安を増幅させるような出来事が起きた。
「推薦を返上したい」
大崎市の同党議員の事務所で、4月の県議選で多賀城・七ヶ浜選挙区から出馬予定の新人の遠藤久和が、県連幹部に自らの意思を伝えた。秋田や東京などで相次ぐ、候補予定者による同党への公認・推薦の辞退が県内でも起きた。
直前に、遠藤は「消費税率引き上げ論議など、党本部内の意見は三者三様。地方で有権者への説明に困る」との不満を県連代表の今野東にぶつけていた。今野の返答は「丁寧に説明してください」というばかり。「自分の考えと、党の施策が変わってきた」と遠藤は、推薦辞退を決めた。
今野は1月22日、仙台市で開かれた幹事会で、県議選候補者2人の推薦を発表した後、「候補者擁立は(これで)一つの区切りとなる。今後は、候補者の当選に向けて、選挙体制を作っていく」と表明した。これまで掲げてきた全選挙区への候補者擁立を断念した発言だった。
県連は統一選に向け、政治スクールを開き、新人発掘を図って全選挙区への候補擁立を目指してきた。将来の国政選挙で風に左右されずに戦えるように、地方組織を強化したい思惑だった。結局、県議選の公認・推薦候補者は16人。支持の候補者を含めても全23選挙区中8選挙区が空白区として残った。
ある県連幹部は、新人候補の擁立に積極的に動かなかったことを認めた。「逆風の中で新人擁立はリスクが高い。現職当選を第一に考え、今回は守りに入った」
逆風を真っ向から受けながら、民主党の看板を、あえて高く掲げる候補もいる。
「民主党と聞いて、嫌な思いをする人はいるが、お世話になった党を裏切れない」
県議選角田・伊具選挙区に党公認で立候補する予定の新人、武田曉は1月15日、角田市での事務所開きで力説した。1軒1軒あいさつに歩く武田の顔には、冷たい風が吹き付けている。
(敬称略)
(2011年2月1日 読売新聞)
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決戦の思惑 2011統一選 一覧
揺れる団体
仙台市内で1月5日に開かれた連合宮城の新年交歓会。あいさつが一段落すると、会場の隅にいた2人の男が、おもむろに携帯電話を取りだした。
「携帯の番号を交換しましょう」
「これから、よろしく」
2人は、連合宮城会長の山崎透と、昨年11月に民主党県連代表に就いた参院議員の今野東。2人は終始、なごやかに談笑する。
民主党最大の支持団体、連合。その県組織である連合宮城は加盟労組466、組合員数7万8773人を誇る。昨年末までに、民主、社民両党公認候補を中心に、4月の統一地方選で県議選で18人、仙台市議選21人を含む43人の推薦を決めている。
山崎は新年のあいさつで「推薦候補全員の当選を目指し、全力で取り組む」と述べ、民主党を支える姿勢を強調したが、「なかなか、党の一体感が見えない。政権を取って良かったと思われる政権運営を」とクギをさすのも忘れなかった。
2009年夏の政権交代から1年5か月。県内の団体の中には、自民党に回帰する動きも出始めた。
昨年12月13日、自民党県連会長の小野寺五典は仙台市内で、県医師会会長の伊東潤造と向き合っていた。
「民主党政権に期待した部分もあったが、期待と違う部分もある」
伊東は、民主党政権の金看板である「事業仕分け」で、医師国保組合に対する補助金を「廃止」と判定したことなどを疑問視した。
長く自民党の有力支持団体だった日本医師会。政権交代を機に、自民党の職域支部「県医療会支部」は、党費の支払いを見合わせた。県医師会は、自民党県連から見れば、「政権交代で民主党に近づいた存在」だった。
しかし、同支部は昨年末、2010年分の党費を支払った。同党県連幹部は「医師会が戻ってきたのは、大きい」と一安心する。
「政治家のパーティー券を、趣味で買っているわけじゃない」。苦々しく語るのは、県建設業協会会長の佐藤博俊だ。
建設業協会加盟企業の社員でつくる自民党の職域支部「県地域振興支部」は現在、459人。02年のピーク時(約3000人)から比べると、6分の1弱に落ち込んだ。
大きな原因は、建設業全体の先細りだ。民主党が掲げた「コンクリートから人へ」のスローガンに伴い、県内の公共事業はさらに減る。「自民党の応援団」を自称するが、佐藤は悔しさをにじませて、つぶやく。
「建設業者は災害や雪かきで、いざという時に真面目に働くのに、最近、『建設業のため』と言う政治家が減った。建設業を理解してくれる人を推したいだけだ。本当は『自民だ』『民主だ』ではないんだ」(敬称略)
(2011年2月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1296570524985_02/news/20110203-OYT8T00104.htm
決戦の思惑 2011統一選 一覧
知事と仙台市長
「いつも笑顔がすてきな宮城県知事の村井です」
1月22日、角田市で開かれた自民党会派の県議の会合。知事の村井は独特の言い回しで、聴衆の心を見事につかみ、会場は一瞬で大きな笑いに包まれた。
だが、演説の最終盤。冗談を飛ばした時とうってかわって、村井はキッと表情を引き締めた。
「(自民系候補が)勝たなければ、私の所に皆さんの声は届きません。自民党、公明党以外の人は、知事室でお茶っこ飲みながら、私と話はできません」
演説後、「知事は忙しいでしょうから」と退席を促されても、村井は残り、終了後には参加者との握手にも丁寧に応じた。
村井のスタンスは明確だ。村井県政を支える与党会派への支援を明言する。
2009年の知事選で再選した村井は、「富県宮城」を掲げ、トヨタ自動車の車両組み立て子会社の誘致に成功するなど成果も挙げ、幅広い支持を集める。与党議員からは応援要請が相次ぎ、「知事が選挙で使った名刺は常に持ち歩き、拝んでいる」(角田市議会議長の玉手安博)というほどだ。
自民党県議出身の「政治家」村井と比べて、対照的なのが、同じく市議の改選を迎える仙台市長の奥山恵美子だ。
「当選することで奥山市政の発展にもつながる」
1月30日に仙台市内で開かれた市議の新年会。奥山は、無難にあいさつを終えて乾杯すると、足早に会場を後にした。
09年に初当選した奥山は市職員出身。パフォーマンスも辞さない村井と比べて、「応援してくれた人から、要請があれば応援に行く」と、消極的にも見えるが、本人は意に介さない。
「場の盛り上げ役みたいなもの。刺し身のツマまでいかないけど、『にぎやかし』というか華やぐでしょ」
奥山の慎重姿勢の背景には、市長選で政党対決を避けた結果、与野党相乗りの支援を受けた経緯もある。「いくつもの政党から支援を受けた以上、偏った行動はできない」(市幹部)との指摘だ。
一方、与党会派と協調路線を歩む村井にとって、統一選後の議会が同じように順風満帆とは限らない。条例制定の検討を表明した性犯罪前歴者らへのGPS(全地球測位システム)義務づけは、その一例だ。
条例案が県議会に提出されても、自民党内は現時点で一枚岩とは言えず、議会対策は難航が予想される。ある自民党県議は「選挙で知事の応援をもらえば反対はできない」とつぶやく。「議会は何も文句を言えず、村井の独走を許している」と反発する県議もいる。
2人の行動には、選挙後の議会対策という思惑が見え隠れする。
(敬称略)
(2011年2月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1296570524985_02/news/20110203-OYT8T01196.htm
新人候補
統一地方選で選挙に初めて挑む新人候補がいる。雇用不安の中、仕事を手放してまで目指す議員バッジ。何がきっかけだったのか。
小さな店が並ぶ商店街で、コンビニエンスストアを経営する両親の元に生まれた庄司あかり(25)は2008年、みずほ銀行に入行した。職場は希望通り中小企業の融資担当だった。
だが、08年9月のリーマンショックは、中小企業の仕事を奪った。政府は09年11月末、中小企業向け融資の返済猶予を受けやすくする金融円滑化法を成立させたが、取引先の中小企業経営者からの一言にショックを受けた。
「法律ができる前に景気対策をしてもらいたかった」
「政治の責任」と強く感じた時、地元からくら替えする現職議員の後継に、と声がかかった。
「高校の同級生との女子会が楽しい」という今どきの若者。街頭に立てば今もガチガチに緊張するが、「言いたいことを自分の言葉で伝えられる。自分らしく生きている実感がある」と語った時、キラキラと目を輝かせ声を弾ませた。
◎
熊谷敏彦(31)は社会保険庁職員からの転身だ。
08年夏、勤務時間後の夕方に開かれた説明会で、「皆さんが勤めている社会保険庁はなくなります」と上司から職場が消える事実を知らされた。報道が先行しており、驚きはなかった。
09年末に解体されるまで、社会保険庁に5年弱勤務した。当時、景気低迷や雇用悪化を肌で感じる機会が多かった。失業による保険料の免除申請や、「国民年金を払えない」という電話も受けた。
子どものころから正義感が強く、世の中の理不尽に、自分で出来ることはないかと感じることも多かった。
就職浪人も経験した。実体験から、雇用は「人が人として生きるために最も大事」と感じる。安心して定年まで働く環境を作ることは、政治の課題と感じた。職場を失ったのを機に故郷で地方議員を目指す。
「社保庁解体は、僕の迷いを吹っ切ってくれた」
◎
氷点下に達する早朝の厳しい冷え込みの中、スーツ姿の渡辺博史(40)は午前6時半から、JR駅前で頭を下げ続ける。
都内の私立高校の社会科教員だった。「生徒に『何でも一番になれ』と言ってきた」から駅前の辻立ちは1並びの1月11日に始めた。
きっかけは生徒の言葉だ。
「日本って元気ないよね」
ディベートの授業で出た言葉だった。政治の混迷、経済の停滞、若者が今の世の中に失望するのも分かる。親類に地方政治家がおり、いつか自分もと思っていた。血が騒ぎ、故郷の地で立候補を決意した。
結婚やマイホーム購入のための預金は「どうも必要なさそう」と感じ、選挙資金に回す。支援者からの指摘で、髪を短く切り、服装にも気を使う。
「教師時代は教える立場だったが、今はとても新鮮な『学び』の日々です」(敬称略)
(2011年2月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1296570524985_02/news/20110205-OYT8T00124.htm
見据える衆院選
会合回り なりふり構わず
1月23日午後、仙台市内で開かれた会合で、民主党衆院議員の斎藤恭紀(宮城2区)は、横に座る仙台市議選の候補予定者の支持を訴えた。
「ぜひ、トップ当選させてください」
斎藤が1月に出席した新年会は66回。1日平均2回強で、「肝臓がおかしくなりそう」と苦笑いするが、有権者の声は笑って済ませられないものばかりだ。
この日も、参加者から「このままでは民主党政権はもたない。統一選は歴史に残る大惨敗になる」と厳しい声が上がった。その声に呼応するように、斎藤は菅政権への批判も辞さない。
「鼻血が出るまで徹底的に無駄を削減する。それをやらないで、なぜ今、消費税なんですか」
この時期、斎藤ら衆院議員にとって、解散総選挙を見据えた思惑もある。4月の統一地方選で民主党が苦戦すれば、解散の引き金を引きかねない。街頭演説や国政報告会をこまめにこなす斎藤は「日々これ決戦」と力を込める。
2009年の衆院選では、県内6選挙区のうち民主党が5議席を奪った。落選した自民党前議員は、失地奪還の機会をうかがう。
3区で民主党候補に敗れた西村明宏。多い時は1日30件も会合の案内が来る。議員報酬が途絶え、秘書1人を雇うのがやっとで、妻と2人で手分けして、会合を回り続ける。
1月29日の夕方から夜は、名取市、岩沼市、柴田町の会合をはしごした。あいさつでは、民主党政権を攻めあぐねている自民党に愚痴も出る。
「徹底的に戦わないといけないのに、自民党もお行儀良すぎる」
端から見れば「なりふり構わぬ振る舞い」も見せる。柴田町で開かれた支持者の還暦を祝う会では、「七福神」を装い、赤い帽子とチャンチャンコ姿で登場。おどけながら打ち出の小づちを振り、参加者が沸き立つ会場を回った。「解散時期は首相の頭の中。いつ選挙があってもいいように、休まず回るだけ」
4区の自民党前衆院議員、伊藤信太郎は1月30日、色麻町で開かれた会合で、自らの胸の内を吐き出した。
「政権交代から1年5か月の間、朝起きるたび、いつも考える。なぜ前回の選挙で負けたのか」
元衆院議長の父宗一郎の地盤を継ぎ、麻生内閣では外務副大臣を務めた。前回衆院選で逆風にさらされ、民主党新人に2万7000票差で敗れた。
会場の外は雪。しんと静まりかえった中、伊藤は沈痛な面持ちで支持者に語りかける。「まだまだ未熟で力は足りないが、もう一度国政で働かせて頂きたい」
統一選を前に、解散総選挙をにらんだ動きも加速している。(敬称略、おわり)
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この連載は、橋本潤也、米山粛彦、江沢岳史、林理恵、佐脇俊之が担当しました。
(2011年2月5日 読売新聞)
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>>1499
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110302t11028.htm
高橋氏、民主に離党届 みんなの党へ公認申請 登米選挙区
宮城県議選(4月1日告示、10日投票)登米選挙区(定数3)に立候補予定の新人で、元民主党県第6区総支部副総支部長の高橋理茂氏(60)が同総支部に離党届を提出し、みんなの党県支部に公認申請したことが1日、分かった。
高橋氏は取材に対し「民主党は自分の働ける場ではなくなった」と離党理由を説明。みんなの党については「渡辺喜美代表からは公約を守り通す決意を感じる」と話した。
民主党第6区総支部は離党届を受理する方針。
高橋氏は1月、6区総支部に公認申請をしたが、5選を狙う無所属現職の袋正氏(61)の推薦を理由に却下され、「『定数3以上の選挙区は候補者を複数擁立する』との党本部の方針に反している」と抗議していた。
登米選挙区には、ともに再選を狙う自民党現職の熊谷盛広氏(59)と只野九十九氏(62)、無所属元議員の渡辺忠悦氏(61)の3人も立候補の意思を表明している。
2011年03月02日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110303_01.htm
佐々木氏が出馬の意向 宮城野選挙区
統一地方選で行われる県議選(4月1日告示、10日投票)宮城野選挙区(定数4)で、元県議秘書の佐々木秀之氏(36)は2日、河北新報社の取材に対し、無所属で立候補する意思を表明した。
佐々木氏は「地方議会は政党同士が争う場ではない。完全無所属、利害関係のない政治家だからこそできる議会改革、地域社会の活性化などに取り組みたい」と語った。
佐々木氏は仙台市出身。岩手大卒、東北学院大大学院経済学研究科修了。会社員を経て、1999年から6年間、宮城野区選出の元県議、菊地文博氏の秘書を務めた。
菊地氏は2010年の参院選立候補に伴い県議を辞職。現在みんなの党県支部長を務め、県議選の後継に党新人の堀内周光氏(34)を擁立する。
同選挙区には、6選を目指す民主党現職の坂下康子氏(52)、ともに3選を狙う自民党現職の石川光次郎氏(43)、公明党現職の庄子賢一氏(48)、無所属新人の目黒政市氏(56)も立候補の意思を表明している。
2011年03月03日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110304_02.htm
自民元衆院議員が攻勢 党候補と連携、解散勝ち取れ
統一地方選で行われる県議選、仙台市議選(4月1日告示、10日投票)の前哨戦で、09年衆院選で落選した自民党元衆院議員が党候補の応援に奔走している。2011年度予算関連法案をめぐり政局は緊迫し、菅政権の支持率は超低空飛行。統一選の結果次第では衆院解散・総選挙が近づく可能性がある。元議員たちは、春の戦いに捲土(けんど)重来を懸けている。
宮城1区に立候補予定の土井亨氏(52)は2月24日、仙台市青葉区のホテルで後援会主催の新春の集いを開いた。
「民主党マニフェスト(政権公約)を信じてみようと自民党にノーを突き付けたが、期待した日本になっただろうか」。マニフェスト修正を繰り返す菅政権を批判すると大きな拍手が沸いた。
安倍晋三元首相、町村信孝元官房長官が駆け付け、「政権をだまし取った政党に任せてはおけない。一刻も早く解散を勝ち取る」と力を込めた。
前回衆院選で土井氏は、民主党の郡和子衆院議員に6万2000票差で大敗。再起を目指して地域回りを続けてきた。
統一選を控える党県議らを壇上で紹介。「自民党が勝たないと、次の戦いに駒を進められない」と総力戦を強調した。
「親方の政治生命が危ないから離党騒ぎを起こす。政権維持、権力維持のためなら何でもする政治がまかり通っている」
宮城3区の元議員西村明宏氏(50)は2月19日、岩沼市の竹駒神社であった後援会主催の新春の集いで、小沢一郎元民主党代表に近い衆院議員16人の会派離脱騒動を批判した。
ライバルの民主党の橋本清仁衆院議員は小沢氏に近い。これまで3度激突し、前回は2万2000票差で突き放された。小沢氏批判を繰り返し「本物の政治を実現する」と意気込む。
民主党は県議選で、3区内の2選挙区に新人を擁立した。故三塚博元蔵相の後継で保守本流を自任する西村氏。「良質な保守政治を守り抜く」と党候補の支援に走る。
宮城4区の元議員伊藤信太郎氏(57)は2月27日、多賀城市であった党県議の事務所開きに駆け付けた。塩釜市の党県議、塩釜市長選に立つ現職も激励。選挙区内を分刻みで回った。
前回衆院選は民主党の石山敬貴衆院議員に2万7000票差で敗北。父の故宗一郎元衆院議長の時代から守った伝統の議席だった。
昨年12月、4区全体の連合後援会を設立して組織の修復を図った。支持拡大の拠点となる党県議の議席維持は不可欠だ。
伊藤氏は2月12日、多賀城市内であった党地元支部の会合で「民主党政権に国民は不安を感じている。早く返り咲き、国民のために尽くしたい」と強調した。
2011年03月04日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1298907904595_02/news/20110301-OYT8T00054.htm
県議の役割
自民「手応え」・・・「消極」民主
ローカルマニフェスト
自民党が作成したローカルマニフェスト 昨年8月、知事選を控えた民主党県連の常任幹事会で、同党県議の本田朋(36)は一つの提言をした。
「我々もローカルマニフェスト(地方版公約)をつくるべきではないか」
本田の頭には、その3か月前、自民党県連が独自にまとめたローカルマニフェストがあった。「県民所得を400万円に」などの数値目標が並ぶ。本田は自身のブログで自民党を「したたかだなぁと感じた」と評価した。
だが、県連幹部の答えは「我々は知事与党だ。佐藤知事の公約がそのまま我々のマニフェストになる」。
「地方議会にそぐわない」との声も出た。議会の多数派で内閣をつくる国政と違って、政策の要となる予算編成の権限が知事にあることを理由にしたものだ。別の場では、「民主党は社民党や無所属議員と統一会派を組んでいる。我々だけ突っ走ってマニフェストを作るわけにはいかない」と先輩議員に諭されたこともあったという。
民主党県連総務会長の宗方保(63)は、「佐藤知事の公約は、民主党とすり合わせてつくっている。知事と対立して変なものをつくるわけにはいかない」と説明する。
◇ ◇
自民党が県内向けにつくったローカルマニフェストには、公務員労組の支援を受ける民主党に対抗して「徹底的な見直しで県職員を削減」などの目標も掲げられている。2月25日に自民党県連で開かれた統一地方選選対本部の事務所開きでは、各地の支部長らに配られた。県議選候補予定者31人には5000部ずつが発送済みだ。県連幹事長の斎藤健治(67)は「事務所に置いていたら、ほとんど持って行かれた」と手応えを感じている。
一方、公明党県本部も独自のマニフェストを3月中に公表する予定だ。党本部がつくった全国共通のマニフェストを土台にする考えで、県本部代表の甚野源次郎(63)は「議員定数、報酬の削減など、自ら身を削る内容にしたい」と意欲を見せる。
初の議席確保を狙うみんなの党県連代表の小熊慎司(42)も「候補をまとめて発表する際、福島版のアジェンダ(政策課題)を発表したい」と語る。
◇ ◇
これらの動きと一線を画し、特にローカルマニフェストは作らないとしているのが共産、社民の両党だ。共産党県副委員長の神山悦子(55)は「議員として知事へのチェック機能を果たすことが第一の仕事」と強調。社民党県連代表の古川正浩(69)も「パフォーマンスに過ぎない」と冷ややかだ。
超党派の「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟」が05年に発足するなど、地方選挙でもマニフェストという言葉が定着しつつある。同連盟に所属する本田は「行き当たりばったりで議決に臨むのではなく、その判断基準を選挙で示すべきだ」と、今も必要性を説く。
だが、国政で民主党は「マニフェスト違反」との批判を浴びている。「民主党がでたらめをやったから、マニフェストと言っても信用されないんじゃないか……」。自民の斎藤は一抹の不安も感じている。 (敬称略)
(2011年3月1日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1298907904595_02/news/20110302-OYT8T00073.htm
議員提案条例
全会一致内容無難に
子育てしやすい県づくり条例案を佐藤憲保議長(右から3人目)に提出した検討会のメンバーら(昨年11月19日) 少子化対策推進のため、昨年12月に議員提案で制定された「子育てしやすい県づくり条例」。その半年前、案文を検討していた議員提出条例案検討会で激論が交わされた。
会長の清水敏男(47)(自民党)が「福島県らしさを出したい」として旧会津藩士の教育方針「什(じゅう)の掟(おきて)」を盛り込もうと主張したのに対し、神山悦子(55)(共産党)は「現代にそぐわない。子供の権利に重点を置くべきだ」と反論し、真っ向から対立した。
その後も議論を重ね、什の掟の抜粋を前文に採用する代わりに、神山が求めた「子どもの権利及び利益が尊重され……」という文言を基本理念の項目に取り入れることで決着した。
清水の主張は、什の掟が小学校の社会科教科書に採用されたのがきっかけ。「郷土に伝わり、現代にも通じる大切な精神文化だ」と清水は考える。
このほか、子育ての主体として「家庭」の役割を強調したい自民と、「社会全体で推進」することを主張する共産などの間で意見が食い違った。白熱した議論の末、双方の主張を取り入れ、「子育ての基盤となる家庭」という表現がみられる一方、別の項目では「子育て支援は社会全体で推進」との条文もあり、両論併記のような格好となった。
議会の閉会中も含め、検討会は20回に及んだ。
◇ ◇
議員の政策立案能力を示すバロメーターといわれる議員提案条例。県側が提出した条例案に対し、議決で賛否を示すだけのことが多かった県議会だが、戦後初めて2001年に議員提案で制定された。全国で議員提案の動きが広がりつつあった中でのことで、昨年の子育て条例も含め、これまでの議員提案条例は計六つになった。このうち政策に関する条例は4本で、東北6県では宮城の22本、岩手の11本に次いで多い。ほかは秋田3本、青森2本、山形1本の順となっている。
宮城では個性派知事で知られた浅野史郎(63)の時代、対抗意識を燃やした議会が1990年代後半から熱心に取り組み始めたとされる。浅野が4年前、青森市での講演で、「浅野憎しということのたまものなんです。こういうライバル関係はいいんですよ」と語ったように、議会の活性化につながる側面もある。
◇ ◇
議員提案の意義は認めながらも、神山は「たくさん作ればいいというものでもない。本当に必要な条例を作り、実効性を持たせるにはどうすればいいか。検証する時に来ている」と指摘する。
一方、清水は別の視点からの見直しを唱える。全会派の一致を慣例としてきたため、条例は無難な内容になりがちだ。「個人的には全会派一致でなくてもいいのかなと思う。各会派が案文の中身で競い合い、切磋琢磨(せっさたくま)する時代に入ってきた。そうでないと個性的な条例はできない」と語る。
最初の制定から10年が経過した議員提案条例。曲がり角を迎えているのかも知れない。
(敬称略)
(2011年3月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1298907904595_02/news/20110303-OYT8T00037.htm
政務調査費
研究成果 どう生かすか
2009年度分の政務調査費の収支報告書。県議会事務局で閲覧できる 毎年7月に前年度分の閲覧が始まる県議の政務調査費の収支報告書。各会派、各議員が提出したものが、厚さ10センチほどの分厚いファイル約20冊にまとめられる。
政務調査費の使用額、使い方は各県議それぞれで、ある県議は電子書籍端末「キンドル」(約5万6000円)を購入した。議会事務局によると「過去に、会派の共用でパソコンを買った例が認められている」として、適切な使用とする。
この県議は、書籍や新聞などに充てられる「資料購入費」の額でトップクラスにある。主な使途として、海外の公共政策を学ぶための洋書などを挙げており、キンドル購入もその一環という。「以前は東京の有名店で注文して1か月くらいかかった洋書も簡単に手に入るようになった」と語る。その上で、「議員に自己研さんは必要。勉強しない議員はいらない」と強調する。
◇ ◇
毎月の報酬とは別に、議員の調査・研究活動の費用として支払われている政務調査費。かつては使途が不明朗な点を指摘し、「議員の第二の報酬」とする批判の声もあった。
県議会では前回選挙の後の2007年に議会改革の検討委員会を設置し、08年度分の政務調査費から全ての支出に領収書の写しを添付するよう条例を改正した。全国市民オンブズマン連絡会議によると、2月1日現在の調査で47都道府県議会のうち38議会が全ての領収書の添付を義務付けており、全国的な流れとなっている。
県議会第2会派の県民連合では、年4回に分けて領収書を含む収支報告書を所属議員に提出させ、幹部がチェックしている。ある県議は「年4回に分けても、収支報告書の作成は1回あたり数日はかかる」と話すように、手間はかかる。各会派・議員の提出する領収書は毎年約1万枚にも及ぶ。
◇ ◇
政策課題の調査研究も政務調査費の重要な目的の一つだ。
河沼郡選出で「改進の会」の小沢隆(70)は、災害対策や公共事業の進み具合などについて、現地調査した内容をA4判で100ページ前後の報告書にまとめ、地元の関係者に年1回、配布している。09年度の調査研究費は約65万円を要した。
09年10月に柳津町で起きた震度4の地震では、「近くの地熱発電所の影響ではないか」と不安を抱く住民の声を聞き、独自に調査を進めた。飛行機やヘリコプターをチャーターして航空写真を撮影し、地割れなどがないことを確認するなどし、約2か月かけて中間報告書をまとめた。これを1軒1軒、住民を訪ねて配り、必要に応じて説明した。
その後、東北大大学院の調査により、地震と発電所の間に直接的な関係はないと結論づけられた。
「安全、安心は住民にとって最重点の関心事。正確な情報を伝えたかった」と語る小沢。多くの県議は各地の視察や研修の結果を数ページの後援会報にまとめているが、「とても1、2枚の紙じゃあ足りない」と話す。
領収書の全面添付で一定の透明性が確保されたといわれる政務調査費。今後は、その成果をいかに県民へ還元するかも問われそうだ。(敬称略)
(この連載は、三浦真、船越翔が担当しました)
(2011年3月3日 読売新聞)
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http://www.minpo.jp/pub/topics/gousetu/2011/02/post_2.html
2011冬会津ルポ「豪雪と闘う」
(中) 安否確認し安堵感 「助けるのが習わし」 多くの相談に限界も
2011年2月 6日
近所の知人の除雪を請け負い屋根の雪下ろしなどに取り組む小松さん=三島町西方 家々が雪に覆われた西会津町野沢地区。民生児童委員杣木(そまき)羊子さん(67)は5日も近所のお年寄り宅を回っていた。「変わりないですか」。玄関先に明るい声が響く。
昨年末の大雪以降、町の民生児童委員43人は一人暮らしのお年寄りの安否確認を続けている。杣木さんは約40人を担当。雪道を歩いて回るため、1日、4、5人が限度だ。
2日前には体が弱く、重点的に見守っている斎藤一喜さん(84)宅を訪れた。雪の壁に覆われた庭先を通り、玄関に入ると、冷え切った廊下に練炭や灯油の容器が並ぶ。出迎えた斎藤さんは杣木さんの顔を見るなり、表情を和ませた。杣木さんにとっても安堵(あんど)する瞬間だ。
居間の引き戸は屋根に積もった雪の重みで閉まらなくなっていた。隙間を布で覆って寒さをしのいでいる。
「どうしよう。家がつぶれる」と不安げに話す斎藤さん。雪下ろしは数万円で業者に頼めるが、年金生活でそんな余裕はない。杣木さんは自分でやろうとする斎藤さんを「危ない。絶対に屋根に上がらないで」と制した。
お年寄りからは雪道が怖くて公共料金の支払いや買い物に行けないなど多くの相談がある。杣木さんは「悩みは聞けても、すべて解決できるわけではない」と限界を感じる。
記録的な大雪で除雪ボランティアの出動も増えている。1月30日に三島町間方に県の「雪かたしボランティア」制度で約40人が駆け付けた。「もう雪かきには疲れた。このままでは家が埋まってしまうかと思っていた」。一人暮らしの長郷マサ子さん(85)は涙を流して喜んだ。
1時間2、3千円で近所の人や業者に雪かきを頼むケースも多い。三島町西方の農業小松昭八さん(67)は2日、近所の除雪を請け負った。3人で3時間掛け、屋根から雪を下ろし、重機で雪を飛ばす。危険もあり、決して割に合う仕事ではない。「元気な人が困っている人を助けるのが昔からの地域の習わし」と語り、「料金を払った方が頼みやすい面もある」と打ち明ける。
だが、過疎・高齢化が進み、人手は圧倒的に足りない。豪雪の中、生活道路やライフライン、救急体制をどう確保するか。気の抜けない日々が続く。(豪雪取材班)
※民生児童委員 正式には民生委員と児童委員に分けられる。民生児童委員は民生委員と児童委員を兼務する。地域住民の相談に応じ、行政機関とのパイプ役となり社会福祉の増進に取り組む。県によると、平成19年12月1日現在、県内の民生児童委員は4752人。
※「雪かたしボランティア」制度 平成18年に会津地方を襲った豪雪を契機に県会津地方振興局が創設したボランティアの登録制度。現在、県内外の約800人が登録している。市町村を通じて要請をすると、振興局が調整して派遣する。
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http://www.minpo.jp/pub/topics/gousetu/2011/02/post.html
2011冬会津ルポ「豪雪と闘う」
(下) 生命線必死の防衛、官民一体で
2011年2月 7日
雪崩防止のため49号国道沿いの民家の屋根の雪下ろしに励む作業員=西会津町睦合 鉛色の空が広がった6日、西会津町睦合の49号国道沿いにある民家の屋根に、命綱を付けた作業員の姿があった。1メートルほどに積もった雪を黙々とスコップで路上に落とし、トラックで運び出す。道路に落ちた雪で、交通が遮断されるのを防ぐ作業は丸1日続いた。
指揮を執る郡山国道事務所除雪ステーション現場責任者、大八木良基さん(46)の脳裏に昨年末の苦い記憶がよみがえる。大雪で車両がスリップして道をふさぎ、会津坂下町−西会津町間の49号国道で300台以上の車両が立ち往生し、ドライバーが不安な一夜を過ごした。「道路は暮らしの生命線だ。2度とあのような事態を引き起こしてはならない」
郡山国道事務所は雪よけの防護柵にたまった雪などを取り除く作業を例年より1カ月早い1月下旬に始めた。しかし、除雪してもまた雪が降り積もる。根雪になった雪は重たく、作業は遅れがちだ。
救急車など緊急車両の出動にも支障が出ている。急病人の搬送では病院への到着が遅れることも少なくない。昨年末、西会津町新郷の山中で車両1台が雪に埋まり動けなくなった際には、救急車と消防車が現場に向かったものの積雪に阻まれ、たどり着けなかった。夏井孝二西会津消防署長(58)は「大雪が続けば同じことがまた起きかねない」と案じる。
倒木も相次ぐ。金山町三更の山林では電話線と光ファイバー回線に木が倒れ、一部が雪中に埋まったままだ。回線がストップすれば防災情報などを受け取れなくなる。住民は今後、関係機関に倒木の撤去を求める予定だ。
停電への不安も付きまとう。「昨年末は2日半も電気が止まった。倒木が増えれば、いつまた停電に見舞われるか分からない」。三更区長の加藤昭夫さん(63)は気が気でない。東北電力は見回りにより電線や倒木の状況を点検している。
「住民から除雪の依頼が殺到している。でも人手が足りない」。三島町の佐久間建設工業常務の星賢孝さん(62)はため息をつく。
柳津、三島、金山、昭和の4町村を範囲にした県宮下土木事務所管内は、除雪の出動回数が例年の1・5倍に増えた。いずれも地元の建設業者が請け負っている。しかし、公共工事が削られ、管内の作業員は最近10年間で1000人から200人余りに激減した。地元の業者は除雪などを共同で受注する「宮下方式」でしのいでいるが、どこも本業自体がままならない。疲弊した業界に大雪が重くのしかかる。
行政、民間、ボランティアの大雪との闘いが続く。地域の総合力も試されている。(豪雪取材班)
※300台立ち往生 大雪の影響で昨年12月25日夜から26日にかけて49号国道の会津坂下町−西会津町間の12キロが通行止めになった。チェーン未装着の大型トラックなどが上り坂で次々にスリップして道路をふさいだ。最長34時間にわたり交通がまひした。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110218_02.htm
流転政治(1)プロローグ/政党不信 怒る有権者
<果たされぬ公約>
仙台市南東部の若林区。住宅地の一角で5日、4月の宮城県議選若林選挙区(定数3)に立候補する民主党推薦の無所属新人小野友紀子(30)が後援会事務所を開いた。
「逆風は私たちが弱めてみせる」。激励したのは、民主党県連幹事長で衆院議員の郡和子(宮城1区)。小野は「やるからには全力で戦う」と意気込んだ。
若林は県議選の仙台市5選挙区のうち民主党が唯一、議席を獲得していない。自民現職2人と社民現職1人が強固な地盤を築く。戦略の軸はもちろん、自民党支持票の切り崩しだ。
地元でコンサルティング会社を経営する小野。市内の遊技機販売業界が支援する。出遅れを挽回しようと地域を回るが、行く先々で「民主党は何をやっているんだ」と不満をぶつけられる。
政権が交代した2009年衆院選で民主党が掲げたマニフェスト(政権公約)は、事実上の修正が相次ぐ。子ども手当は満額支給されず、高速道路無料化は社会実験にとどまる。
<身内の争い続く>
元党代表小沢一郎の「政治とカネ」の問題をめぐる身内の争いも続く。小沢は強制起訴され、党は党員資格停止の手続きを進めるが、17日には小沢に近い衆院議員16人が会派離脱届を提出し、執行部を揺さぶった。
「小野の武器になる『若さ』『女性』の威力はなきに等しい」と宮城県連幹部。初陣は、すさまじい党批判との戦いだ。
昨年夏の参院選で衆参が「ねじれ」となって以降、政治はあらゆる局面でぶれ、立ちすくむ。
宮城県農協政治連盟(農政連)は昨年の参院選で、自民党一辺倒の路線を修正し、自主投票で臨んだ。
あれから7カ月余りたったいま、農家には民主党への不満が渦巻く。震源は、首相菅直人が昨年10月に突然表明した環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の検討だ。
県農政連幹事長の佐藤純一は統一地方選の対応を「まだ白紙」と言うが、はっきりしていることがある。「TPP反対の候補者以外は推せない」
<先見据えて奔走>
共同通信社が11、12両日に実施した全国電話世論調査で、菅内閣の支持率は発足以来最低の19.9%に落ち込んだ。失速による「3月政局」がささやかれ、自民党は勢いづく。
宮城県議選大崎選挙区(定数4)で再選を目指す自民党現職菊地恵一(52)が6日、大崎市で開いた県政報告会。党県連会長で衆院議員の小野寺五典(宮城6区)は「与党の自民党がだらしなく、県議選に迷惑を掛けたのが4年前までの構図。今回は違う」と野党の強みを強調してみせた。
党総裁谷垣禎一は通常国会の代表質問で、菅に13回も「解散」を迫った。県選出の国会議員や次期衆院選の立候補予定者は、統一選の「先」を見据えて応援に奔走する。
それでも党支持率は民主党をわずかに上回る程度。ベテラン宮城県議は「政権不信は自民党回帰につながっていない」と冷静に見る。
民主党との良好な関係を測りながらも「自民党の応援団」を自認する宮城県建設業協会長の佐藤博俊は「政権批判は結構。同時に自民党のビジョンも語らないと支持は得られない」と言う。
浮揚の糸口が見えない民主党と、政権復帰への決め手に欠く自民党。消長を占う春が迫る。(敬称略)
政権交代から1年5カ月。政治は迷走を続け、有権者の失望感がどんよりと鬱積(うっせき)している。そんな中で迫る統一地方選の東北6県議選(4月1日告示、10日投票)。各政党は衆院解散、政界再編を見据えながら決戦へ突き進む。(統一地方選取材班)=5回続き
2011年02月18日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110219_01.htm
流転政治(2)焦燥/政権党 威信がた落ち
<民主党公認隠す>
新たに作ったポスターやリーフレットには、「民主党」の文字もロゴマークもなかった。
1日、山形市内のセレモニーホール。山形県議選の山形市選挙区(定数9)で、民主党公認で再選を目指す吉村和武(38)が集会を開いた。
詰め掛けた支持者は約700人。「県土の発展に全力を尽くす」。決意を語る吉村だが、国政の動向はもちろん、今回初めて民主党の公認を得たことにも、一切触れずじまいだった。
吉村は2007年の前回、無所属新人ながらもトップで当選。もともと農相の鹿野道彦(衆院山形1区)に近く、党組織の地力強化には欠かせない人材だ。そのエースが取った戦術はあからさまな「政党隠し」。県連関係者からは「民主党の『み』の字も出なかったな」と苦笑が漏れた。
「公認に対し、後援会にはかなり反対意見があった」と明かす吉村。県連代表で衆院議員の和嶋未希(比例東北)は「それぞれ事情がある」としか語らない。
<選挙惨敗相次ぐ>
政権党の威信が溶解している。昨年12月の茨城県議選での惨敗に続き、6日の愛知県知事選、名古屋市長選では推薦候補が歯が立たなかった。
統一地方選に向け、党が掲げた「県議選の空白区解消」「定数3人区以上に複数候補の擁立」といった目標は吹き飛んだ。決戦を目前に、好材料は見当たらない。
「何とか、ともに戦えないか」
党宮城県連代表で参院議員の今野東(比例)と幹事長で衆院議員の郡和子(宮城1区)は1月下旬、携帯電話で懸命の説得を続けた。
相手は県議選多賀城・七ケ浜選挙区(定数1)に党推薦で立候補する予定だった七ケ浜町議の遠藤久和(51)。遠藤は1月19日、「党の地域主権改革や消費税増税をめぐる考え方が自分と懸け離れてきた」とし、党推薦の返上を申し出た。
説得は受け入れられず、宮城県連は推薦取り消しに追い込まれた。今野は、統一選への影響を聞く報道陣に「影響が出ないようにするだけだ」と火消しに躍起だった。
「タイタニック号に乗っているようなものだ。降りたくなる心境も分かる」。宮城県連の関係者は、党の現状を沈没した豪華客船に例える。
華々しく政権のかじを取ったが、場当たり的な政権運営が続いた。船長(首相)の交代などで延命を図っても、いずれ行き詰まるとの見立てだ。
<「一致結束して」>
秋田市内を重たい雲が覆った17日早朝、元民主党参院議員の鈴木陽悦(62)は、行き交う車に深々と頭を下げた。
鈴木は昨年夏の参院選で、党への逆風をまともに浴びて落選。党に見切りをつけ、4月の県議選に無所属で立つ。
秋田県庁で4日、記者会見をした鈴木は民主党の現状について「かなり切迫した状態なのかな。党が一致結束してほしいという思いはある。(昨年9月の)代表選以来、一枚岩になっていない感じだ」と言葉を濁した。
党内では、元代表小沢一郎に近い衆院議員16人が会派離脱届を提出。党分裂の可能性を含んだうごめきが、一気に緊迫してきた。
統一選まで40日。地方の戦いの現場はタイタニック号の危うい針路を、固唾(かたず)をのんで見守っている。(敬称略)
2011年02月19日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110221_01.htm
流転政治(3)模索/敵失突く戦略不鮮明
<「王国」にくさび>
「小沢支配」に一筋の鋭い亀裂が入った。
6日投開票の陸前高田市長選。当選したのは自民、共産両党の市議が支援した無所属新人の戸羽太(46)。共産党籍を持ち自民党とも近かった前市長の後継とはいえ、民主党が推薦し、元党代表小沢一郎が支援した新人候補に競り勝った。
地鳴りのような拍手と歓声に包まれた選挙事務所。戸羽は「小沢さんは脅威だったが、逆に支援者を燃え上がらせた」と顔を紅潮させた。自民党系市議は「これで統一選へ勢いがつく」と手応えを感じた。
同市は、小沢の中選挙区時代の地盤。告示前、小沢は地元に入って候補者を激励する力の入れようで、岩手県知事の達増拓也、党国会議員も前面に立った。
岩手の自民党は長年、難攻不落の「小沢王国」に苦戦してきた。党県連幹事長の千葉伝は「民主党総出の戦いを制した意義は大きい。岩手県南での県議選候補者の発掘の弾みにしたい」と攻勢に転じる。
<まず県政主導権>
「民主党政権を、一刻も早く解散総選挙に追い込む」。青森市内で5日、自民党幹事長の石原伸晃が号令を掛けた。
統一選に向けた決起大会のムードが漂う党県連の政経セミナー。6月に知事選を控え、党が推薦する現職の三村申吾も駆け付けた。
自民党が政権を失った2009年の衆院選。県連は4選挙区を3勝1敗で乗り切り、保守地盤の固さを印象づけた。青森3区の党副総裁大島理森は、民主党候補に367票差まで迫られる苦戦をしのいだ。
青森県議会(定数48)で自民党は25議席を持つ。4月の県議選には公認と推薦合わせて31人の候補を擁立し、県政の主導権をがっちり固めることを狙う。見据えるのは次期衆院選だ。
<守勢の陣立てに>
民主党内はここに来て「小沢系16人の乱」の衝撃波が走り、首相菅直人の政権運営は土俵際に追い込まれた。下野して1年半。自民党総裁谷垣禎一が繰り返し要求してきた衆院解散・総選挙は、現実味を帯びつつある。
「この統一選で政治の流れは決定的になる。必ず総選挙がやってくるし、呼び寄せる」
12日、いわき市内のホテルであった党県連いわき総支部の集会。マイクを握った元官房長官の町村信孝は鼓舞した。
前回衆院選で、福島県の5選挙区の議席はすべて民主党が獲得した。失地回復に燃える自民党県連会長の衆院議員吉野正芳(比例東北)は「政権奪還へ統一選は大勝利する」と熱弁を振るった。
言葉とは裏腹に、陣立ては心もとない。福島県議選(定数58)に擁立する公認と推薦候補は現在29人。追加公認の予定はあるが、選挙区統廃合の影響もあり、前回(07年)擁立した37人には届く見通しはない。
吉野は「確実に勝てる候補を出した」と手堅さを強調するが、ベテラン県議の一人は「これだけの好機が到来した。どうして早くから、周到に準備を進めなかったのか」と加速しない戦略にいら立つ。
政局は菅政権の退陣含みで、にわかに緊迫してきた。地方の自民党は「政党崩壊の序曲」(谷垣)が奏でる旋律への連動をもくろむ。(敬称略)
2011年02月20日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110221_02.htm
流転政治(4)浮沈/民自批判の受け皿に
<実績説明に力点>
「民主党内はばらばらだ。体たらくの政党に協力はできない」
19日、公明党幹事長の井上義久(衆院比例東北)は仙台市内の住宅地で集会を開き、大揺れの民主党をこき下ろした。
元代表小沢一郎に近い衆院議員による会派離脱騒動は、首相菅直人を窮地に追いやった。「退陣論」は半ば公然となり、新年度予算の関連法案をめぐり駆け引きが続く。
井上は統一地方選を「国の将来を決する選挙」と位置付けた。最前線に立つ陣営は、政局に神経をとがらせながらも統一選に集中する。
「宮城県議会は議員提案条例が日本一多い。私も県歯と口腔(こうくう)の健康づくり条例の制定に携わった」
宮城県議選泉選挙区(定数5)で再選を目指す現職の伊藤和博(51)は13日、仙台市内の住宅地で開いた県政報告会で、活動実績の説明に時間をかけた。愛知県知事選と名古屋市長選(6日投開票)で、市長河村たかしが率いる地域政党が圧勝したことが念頭にある。
「支持者の関心は自治体の議会改革や行革に向いている」と伊藤。民主党批判は簡単にできるが「悪口ばかりだ、と誤解される。自分たちの役割をきちんと説明した方がいい」。固い党支持層を引き付けるしたたかな戦略が進行する。
<新しい政治強調>
「共産党もひっくるめて『既成政党はもうみんな駄目だ』と言われる。本当にそうか」
仙台市若林区で12日あった共産党の講演会。仙台市議から県議選若林選挙区(定数3)に転身を狙う福島一恵(50)の応援に入った衆院議員高橋千鶴子(比例東北)は声をひときわ高くした。
高橋の地元青森県では、県議選青森市選挙区(定数10)に党として12年ぶりに2人の候補を擁立する。09年に共産、社民が支援した市長が誕生。昨年10月の市議選では共産が1議席増の6議席を獲得した。
県議選で青森市に立つ新人の大沢研(63)は「新しい政治の流れを国民が求めている。共産党がその声に応える」と意気込む。
<党勢は瀬戸際に>
鳩山政権で連立の一翼を担った社民党。政策参加で存在感のアピールを狙ったが、「護憲」「平和」の主張は現実の政治潮流とかみ合わなかった。党勢は瀬戸際だ。
吾妻おろしが冷たかった16日朝。福島県庁前で、県議選福島市選挙区(定数8)に立候補する新人で県職労副委員長の紺野長人(55)は「賃下げに歯止めをかける」と党の主張を繰り返した。
県議会の同党の議席は2。その現職2人は引退し、今回は新人だけ3人が挑む。仮に議席を失えば、党勢はさらに衰退してしまう。
県連幹事長の加藤雅美は「1年半前の衆院選は全ての票を民主党に持っていかれたが、今は違う。社民回帰の流れも出ている」と強調する。
「この10年で約30%の自治体議員数が減った」「まさに解党的危機」。14日、東京の社民党本部であった党全国幹事長会議。決まった「党再建計画」には、厳しい現状認識が記された。
「民主党と自民党は新自由主義だ。今こそ社民党の出番だ」。党首の福島瑞穂は統一選を「再建の一歩」と位置付けて呼び掛けた。
「菅降ろし」を横目に、各党はそれぞれ春に照準を合わせる。(敬称略)
2011年02月21日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110222_01.htm
流転政治(5完)混迷/「第三極」浸透手探り
<「支持増」と強気>
みんなの党代表の渡辺喜美が16日、仙台市内のホテルであった同党宮城県支部のパーティーに駆け付けた。
「自民党も駄目。民主党に続けさせるのも大問題。だったら、みんなの党がやるしかない」
ストレートな物言いに支持者が沸く。4月の統一地方選で行われる宮城県議選、仙台市議選に公認と推薦で立つ新人計12人も並び気勢を上げた。
この1時間前。渡辺は記者会見し、敗戦の弁を語った。「富谷で負けたからといって勢いがなくなるとは考えてない」
6日投開票された富谷町長選。党は、再選を狙う現職に挑む新人を単独で推薦したが、結果は大敗だった。
同町は仙台市の北隣。新興住宅地で人口が急増しており、無党派層が多いとされる。渡辺は「統一選の前哨戦」と位置付け、自身も応援に入る力の入れようだった。
同じ日に投開票された愛知県知事選でも党公認候補が敗れた。それでも渡辺は「コアな支持者は広がっている」と強気を崩さなかった。
<相応の覚悟必要>
昨夏の参院選で10議席を獲得し、躍進した同党。統一選では地方の基盤強化を狙う。党宮城県支部代表で衆院選宮城2区公認が決まっている元県議菊地文博は「国民の手に政治を取り戻すため、党の旗を東北全体に広げる」と意気込む。
無党派層の比重が大きい100万都市・仙台を中心に突破口を模索する宮城と比べ、隣の山形では擁立が難航している。県議選で5人を立てるのが目標だが、まだ1人も決まっていない。
民主党が浸透したとはいえ、山形はもともと「自民王国」。党県第3支部長で酒田市議の佐藤丈晴は「保守系議員の圧力が強く、まだ基盤が弱いみんな公認で立つのは相応の覚悟が必要。手を挙げてくれる人が少ないのが現実だ」と言う。
地域ごとに色彩が違う政治風土が「第三極」の行く手を遮る。
「国と岩手の課題は違うのに、国会の政党間の不毛な対立が県議会に持ち込まれ、県政は停滞している」
<攻防の間隙突く>
13日夕、花巻市内の大型スーパー前。岩手県議選花巻選挙区(定数4)に「地域政党いわて」から3選を狙う現職高橋博之(36)は力を込めた。
同党は昨年4月、「地域主権の確立」を掲げ発足。同年7月の岩手県議補選盛岡選挙区では新人が当選し、今回は現時点で7人の擁立が決まっている。
政党攻防の間隙(かんげき)を突き浸透を狙う地域政党。勢力拡大の手法や知名度に大きな差はあるが、6日投開票の名古屋市長選では「減税日本」を率いる河村たかしが圧勝。大阪府知事橋下徹も統一選に向け、地域政党「大阪維新の会」を旗揚げした。
民主党元代表小沢一郎に近い衆院議員らの会派離脱騒動で首相菅直人の退陣論が噴出した19日、北上市内であった「いわて」新人候補の事務所開きには、幹部ら約80人が詰め掛けた。
代表の県議飯沢匡は「いま政治は、政党の党勢拡大だけにエネルギーを費やしている。地方政治が翻弄(ほんろう)されていいのか。生活密着の政治が漂流してしまう」と既成政党の政治家たちをを皮肉るように強調した。
さらなる流転の予兆をはらむこの国の政治。激流の中、統一選の号砲が鳴ろうとしている。(敬称略)
2011年02月22日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t51026.htm
山形県、脱・ハコもの解除の可能性 新県民文化施設整備計画
山形県は2日、JR山形駅西口での整備計画が中断している新県民文化施設について、現計画の再検証を始めたことを明らかにした。新県民文化施設は「脱・ハコもの」を掲げた斎藤弘前知事が2005年、計画を凍結したが、解除される可能性も浮上してきた。
県生活文化課によると、吉村美栄子知事が昨年、経済情勢や県財政の状況、県民のニーズを踏まえ、現計画でも実現可能かどうかを検証するように指示したという。担当部局で調整作業に入った。
新県民文化施設は県民会館(山形市)の代替施設として構想され、当初は03年の完成を見込んだが、県財政の悪化で着工のめどが立たなくなった。斎藤前知事は県が事業主体となる公共施設を原則建設しない方針を掲げ、計画を凍結した。
県が公表している基本設計案によると、建設費約160億円をかけ、地上7階地下1階にオペラハウス風の4層バルコニーを設けた大ホール(2000人収容)やリハーサル室、練習室などを設置する。
取得した用地は約3.2ヘクタールもあるが、文化施設の建設が凍結されてからは遊休地状態になっている。山形市民や市議会などからは活用策として、J1山形の専用スタジアムの整備を求める声も出ていた。
吉村知事は2日、県議会3月定例会の一般質問での答弁で「慎重姿勢に変わりはないが、文化ゾーンとして最適地であり、役割を再確認すべき時だ」と述べた。
2011年03月03日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110306t11016.htm
波乱含み大票田・青葉選挙区 二大政党苦悩、無党派獲得描けず
宮城県議選(4月1日告示、10日投票)23選挙区のうち最多の有権者22万7000人を抱える青葉選挙区(定数7)で、二大政党が守りの戦いを強いられている。民主党は菅政権への逆風が日増しに強まり、苦戦が予想される。自民党は前回2007年の同時期に比べ支持率が半減した。同選挙区は無党派層が多いとされ、大都市特有の支持動向が表れやすい。「花の青葉」の戦いは波乱含みだ。
同選挙区に立候補を予定するのは現職7人と、元議員、新人が1人ずつの計9人。党派別は民主と自民が2人ずつ、公明、共産、みんなの党が各1人、無所属が2人。
民主党は前回07年の県議選で議席を一つ増やして2にした。菅内閣の支持率は続落し、分裂含みの党内抗争も続く。無党派層をてこに得票を伸ばした前回から情勢は一変した。
5選を狙う遊佐美由紀氏(47)は、前回まで中心部に置いてきた後援会事務所を地元の住宅地に変更した。「政権交代を期待する風を受けた前回と状況が違う。地域の力を結集しないと勝てない」と浸透に躍起だ。
再選を目指す元仙台市議会議長の菅原敏秋氏(62)は「(政権批判で)大きなダメージを受けかねない。初心に帰った戦いをしたい」と地盤の住宅地を走り回る。
現有1議席の自民党は、前回の3人擁立から2人に絞った。最近の各種世論調査の政党支持率では民主党を逆転したが、4年前の統一選直前に比べると半減状態。順風とまではいかない。
6選を目指す元議長の相沢光哉氏(72)は「自民党から離れた有権者が回帰して来ない。背水の陣で臨む」とコアな保守層を固める戦術を展開する。前回落選した元議員の中沢幸男氏(70)は、地元回りを徹底。過去の実績を強調しながら票の積み上げに努める。
ある陣営幹部は「『民主が駄目だから自民』とするか『既成政党は全部駄目』とするか、有権者も判断がつきかねている。候補の戦いぶりで選択してもらう」と言う。
二大政党以外では、公明党の石橋信勝氏(65)が支持層に支えられながら6期目に挑む。再選を目指す共産党の遠藤いく子氏(62)は、党支持層への浸透に余念がない。
初めて参戦するみんなの党は新人の熊谷敏彦氏(31)を立て、既成政党から離れて行き場を失う無党派票の受け皿を狙う。
無所属では、03年、07年の県議選で連続トップ当選した菅間進氏(60)が6選、吉川寛康氏(41)も東北電力労組の支援を受けて再選を目指す。
2011年03月06日日曜日
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000761103030001
走る政党 攻防を追う
2011県議選 (上)
2011年03月03日
2月26日の民主党県連政経セミナー。=青森市内
迷走民主 党名隠し
「執行部を批判して足並みを乱してどうするんだ」「我々が落選すれば国会議員も次は当選できませんよ」――。
民主党県連が開いた2月26日の常任幹事会。県連代表の横山北斗衆院議員が、菅直人首相と距離を置く党内の集まりに参加したことに県議から不満が噴出した。
横山は「今のままじゃ到底勝てない。空気を変えたかった」と弁明したが、横山の行動が県議選の逆風を好転させると評価する雰囲気は生まれなかった。
会議後、カメラに囲まれた横山は「民主党」のポスターの前に立つのを避け、白い壁をバックに言った。「県議選では『自分たちが悪い』と訴えますよ」。党中央や国会議員を悪者にすることで、地方議員への有権者の厳しい目を和らげようという苦肉の策だ。
内閣支持率の低迷、小沢一郎元代表をめぐる内紛、消費税、TPP(環太平洋経済連携協定)。中央での逆風が県議選でも猛烈に吹く。
それを跳ね返す地力も県連にはなさそうだ。「追い風で勝ってきただけなのに、自分の実力だと勘違いして後援会をまともに作っていない県議や国会議員がいる」とベテラン民主党県議は嘆く。
2年前の衆院選の青森1区で横山は圧勝した。それなのにおひざ元の青森市では、昨秋の市議選(定数41)で擁立できたのはわずか2人。今回の県議選(定数48)でも青森市区(定数10)での公認は現職1人で、2人立てる共産より少ない。
追い風で大量得票した衆院選後、党の支持基盤をあまり拡大できなかったことを県連代表自らが認めたようなものだ。岡田克也幹事長も「都市部の青森市で1人はないだろう」と苦言を呈した。
◇ ◇
県連の当初の目標は全16選挙区への候補擁立だったが、今のところ7選挙区に公認11人、推薦2人の擁立にとどまる。意中の人物に「民主党からは勘弁してくれ」と断られたケースも多かったという。このままでは民主の候補のいない7選挙区で、ライバル自民党公認の現職8人の無投票当選を許すことになる。
横山は「最後まで擁立の努力をする」と言うが、県連幹部の県議は「自分の選挙で精いっぱい」と投げやりだ。
4年前の県議選は10人を公認し、当選は6人だった。その後、政権与党となって11人まで増やした会派の仲間を今回、また減らしかねないという危機感を県連幹部の県議ですら抱いている。
「菅政権で本当に統一地方選を戦えるのか。政治的ご決断を」。県連政調会長で、五所川原市区選出の今博は2月中旬、東京の党本部であった都道府県連政策担当者会議で公然と退陣を要求した。
過去2回の県議選はいずれも最下位当選。今回はあいさつ回りで民主党のマーク入りの名刺を出すと嫌な顔をされることが多いという。このまま逆風がやまなければ自身の本来の票は2割減と予想、「落選ですよ」と嘆く。
「地方議員のドブ板選挙があったから政権交代ができたことを、国会議員は何も分かっていない」と今。首相退陣要求以来、街頭演説で「民主党」ののぼり旗を立てることをやめた。車に積んだのぼり旗の復活は、「菅首相が政治決断をした後」だという。
党の勢力が比較的強い南部地方の県議も逆風の影響が小さくないと感じ始めた。
1月上旬までは「県議選は個人戦。政党は関係ない。地方に行けば行くほど、政党ではなく人だ」と考えていた。だが、農家が多い地元の有権者が、TPPなど菅政権の農業政策に不信感を募らせているのを肌で感じた。「振り返れば参院選のころから坂道を転がり続け、結局、最悪の状況で自分たちの選挙を迎えることになってしまった」=敬称略
(鈴木友里子)
政権交代後、初の県議選は4月1日に告示される。1カ月を切った今、すでに走り出している各党の戦いぶりを3回に分けて追う。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000761103040001
走る政党 攻防を追う
2011県議選 (中)
2011年03月04日
自民党の県議選立候補予定者の決起大会に出席した知事の三村(左)。6月に知事選を控え、自民党と知事の共闘は深まる=三戸町
三戸町で2月下旬、自民党から立候補を予定する新顔、沢田恵が開いた総決起大会に三村知事の姿があった。開会の40分前から2人は肩を並べて玄関に立ち続け、満面の笑みで約200人を出迎えた。
県議選の応援はあいさつだけで去ることの多い三村が、この日はうって変わって丁寧な対応だった。持論の財政再建論も封印し、「沢田先生から町の経済を守るために公共投資は必要と言われた。三戸ではまだまだ基盤整備が必要だ」と盛り上げると、壇上の大島理森・党副総裁が何度もうなずいた。
県議選の三戸郡区(定数3)の現職は民主党2人、自民党1人。県内の郡部では自民が負け越す唯一の選挙区だ。
今回は現職3人と沢田による「2対2」の2大政党対決の構図になりそう。三村の後援会幹部は「ここで自民党が勝ち越せば、6月の知事選も楽になる」と、三村が応援に力を入れる背景を説明する。
4年前の県議選で自民党は公認・推薦合わせて34人を擁立し、27人が当選した。その後、離反もあって現有は25議席だが、31人を擁立した今回、「2、3議席以上は上積みしたい」(県連会長の木村太郎衆院議員)と、前回以上の勝利を目指す。
そのために県連が重視するのが、三村との関係だ。2003年以来、自民党と三村が知事選と県議選で「共闘」するのは今回で3回目。「知事の後援会と党側の連携も取れている」と、木村は相乗効果に自信を見せる。
国の政権を民主党に奪われた今、「国とのパイプ役」はアピールしにくい。そこで県政与党として、自民党県議は口々にそれぞれの地元と「県のパイプ役」を力説する。三村との蜜月関係という県政与党の立場が、「(選挙での集票を支える)各業界に求心力を保つ力の源泉」(自民党県議)とする。
三村は、南部地方の旧百石町(現おいらせ町)の元町長。南部地方の自民系町長は「南部の道路は津軽に比べて貧弱だ」と、県議の政治力不足を指摘し、三村との結びつきに期待する。
□ □
ただ、自民党側が期待するものを三村がもたらしてくれるのか。三村は大規模施設整備の凍結方針を崩しておらず、「公共事業を増やしてほしい」と訴える自民党県議の一部からは「支持者にアピールできる事業がない」との嘆き節も聞こえる。
三村の地盤ではない津軽地方の市長などは「津軽では知事は後援会も強くはないし、あんまり人気がないよ」と声をひそめて言う。
同じ津軽の自民党県議は県の新年度予算案で地元に公共事業があまりつかなかったことに、「これでは地域が明日を生き抜く糧がない」と不満顔だ。今年に入って、会合で会った副知事にこう言い切ったという。「津軽のこと面倒みないとまいねよ。自民党は(知事選で)3期目までは応援する。でも、次は津軽から出すから」
菅政権の内閣支持率が低迷し、民主党県連が逆風にあえぐなか、「敵失」に乗じた自民党県連内では「対民主」よりすでに、どれだけの「勝ち方」ができるか関心が移りつつある。
青森市区(定数10)で4期目を目指す自民現職、森内之保留が2月末に開いた総決起大会。数百人の支持者を前に、壇上には国会議員、周辺町村長、青森市議団など約40人がずらり並んだ。知事の三村の顔もそこにあった。
「前回の1万1502票より落としてはならない」「とにかく1番。2万票ぐらい」。応援弁士の相次ぐエールに森内は「大丈夫だ、こっちに票をよこせという声が頻繁に入ってくる。そんな余裕はない」と困り顔だ。
4年に1度、県議選のすぐあとに知事選が来る巡り合わせが、県議と知事の互いの絆を強めている。決して一枚岩ではないが。=敬称略
(別宮潤一)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000761103050001
走る政党 攻防を追う
2011県議選(下)3党、存在感手探り
2011年03月05日
一般質問が行われた4日の県議会。4月の県議選後、48あるイスに座るのはだれか=青森市
公明党県本部が2月20日に開いた時局講演会は、約千人が入る青森市民ホールに立ち見が出るほどだった。来賓として真っ先に壇上に立ったのは、公明党が県政与党として支える三村知事。三村は「公明党の先生の提案でドクターヘリなどの救急体制ができた」と、リップサービスを惜しまなかった。
県議選青森市区(定数10)で3期目をめざす県本部代表の伊吹信一も「少子高齢化対策や雇用対策など123項目の予算要望は、新年度予算案に反映されるはずだ」と知事との距離の近さや、政策の実現力をアピールした。
公明党県本部は今回の統一地方選に伴う県議選で現職の2人、各市町村議選は計6人を公認する。毎回、公認候補は「万が一の落選も許されない」(県本部幹部)のが公明党流だ。しかし、同党は創価学会という強固な支持基盤を持つ一方、固定票からの上積みが難しいという悩みも抱えている。
今回、畠山敬一が再選を狙う県議選八戸市区(定数8)は民主党が5人、自民党が4人を擁立する激戦で、埋没の懸念も出てきたという。伊吹は三村に「知事の後援会の協力もぜひ得たい」と伝えたが、三村は自民党との連携もあり、効果はまだ見えなさそうだ。
◇ ◇
「青森市で2議席の獲得を目指します」。3日朝、吹雪の中を青森市内の交差点でマイクを手にした共産党現職の諏訪益一は力を込めた。
青森市区(定数10)で同党は諏訪に加えて元市議の新顔を擁立し、悲願の複数議席獲得を狙う。初めて2人を立てた12年前の県議選では、当時現職だった諏訪が落選。新顔が最下位当選という結果に終わった。今回は自民のベテラン県議の引退など、「強固な支持基盤を持つ候補が少なくチャンスだ」(党県委員会幹部)とみる。
同党は県全体でも攻めの姿勢に出る。現有議席は諏訪と弘前市区選出の2人だが、八戸市区でも初の議席獲得を目指し、三つの都市部で倍増の計4議席の獲得を目標に掲げる。
それには二大政党がぶつかる構図の中で存在感を発揮し、新たな支持者を獲得することが必須だ。
そこで県政与党の自民、公明に加えて民主党も「失政を重ねた三村県政を支えてきた」と批判。さらに消費税の増税とTPP(環太平洋経済連携協定)参加への反対、議員報酬の引き下げなどの議会改革を訴えている。
堀幸光・党県委員長は「身近な党として住民の要求を実現させる活動を広げてきた」と強調している。
◇ ◇
「前回、最下位当選だった候補を当選させるには、プラス材料をどれだけ積み上げられるか」。1日夕、青森市内であった県議選立候補予定者の選対本部の会合で、社民党県連合代表の渡辺英彦はいつになく厳しい表情を見せた。今回の県議選はまさに背水の陣の戦いという思いがある。
4年前の県議選で、社民党は青森市区と上北郡区に新顔の公認候補各1人を立てた。定数10の青森市区は何とか10番目に滑り込んだが、上北郡区はたった2千票余りで最下位に沈んだ。同選挙区は核燃施設を抱え、核燃反対を唱える同党が最も存在感を発揮しやすいはずなのに、だ。
党員の高齢化や、支援組織の労組の弱体化が進み、候補を当選ラインに押し上げる力も弱まってきた。そんな厳しい状況を背景に、今回は公認候補を青森市区の現職1人に絞る。県連合幹事長の三上武志は「力を結集し、全県的な支援態勢を組むため」と説明する。
選対の関係者は「組合におんぶに抱っこでは、もう社民党は生きていけない。県民の実態を踏まえた政策を訴えていく」。そうやって幅広い支持を得る狙いだ。核燃反対の旗印だけでなく、得意の雇用分野などでどれだけ説得力のある公約を打ち出せるかがカギとみる。=敬称略
(別宮潤一、西川迅、大西史晃)
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秋田県議選についてです。
元参院議員の鈴木氏と秋田市議の菅原博文(まるさん)氏が出馬とのことですが、どちらもタレント政治家ですので秋田選挙区ではかなりボーダーラインを左右することになりそうですね。参院から県議選への鞍替えは批判を浴び、秋水会(実質自民党系)の菅原氏が勝利へということになりそうですかね。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110305_01.htm
旗色鮮明、公認7割超 民・自激突「みんな」も参戦 仙台市議選
4月1日告示の仙台市議選(10日投票)で、立候補を予定する71人のうち政党公認が全体の7割以上の53人に上り、政党対決の色彩が濃くなっている。無所属は18人で、前回2007年の33人を大きく下回る見通し。政権交代で民主、自民の二大政党対決が激化したことに加え、第三極のみんなの党が初めて参戦する乱戦の構図が、政党志向を強めたとみられる。
前回は無所属で戦い、今回は自民党公認に転じたのは4人。その一人の新人は「政権交代で野党になった今、保守系無所属では立場があやふや。自分の主義主張を明確にしたい」と説明する。
もっとも、自民党の看板を掲げたことが、得票増に直結する保証はない。長年、党公認で戦ってきた現職は「市議選は団体戦ではなく、あくまで個人戦だ」と自身を鼓舞するように話す。
政権与党として初めて統一選に臨む民主党の公認は、前回比3人増の12人。自民党より2人少ない。支持基盤の強化を狙って積極的に候補者を擁立する方針だったが、菅政権の失速で尻すぼみになった。
小沢一郎元代表をめぐる党内抗争やマニフェスト(政権公約)の修正は、有権者の投票行動を直撃するとみられる。ある現職は「内閣支持率は下がり続け、最悪のタイミングで選挙戦を迎えそうだ。自分の力で難局を乗り切るしかない」と確実に獲得できる票の積み上げを図る。
無所属を貫くベテランは「市民生活に直結する地方議会に政党政治を持ち込むべきではない。政党に属せば、施策が政党に抑圧される」と言う。政党公認が増えた現状を「風目当てに公認をもらうのは姑息(こそく)な手段」と酷評する。
別の無所属現職も「政策が政党から下りてくるのではなく、地域の現場から積み上げる無所属の存在意義は大きい」と強調するが、「政党に傾く有権者意識を肌で感じる」と危機感を強める。
以前は無所属だった元議員は今回、みんなの党公認で立候補する。「地方自治体が分権や道州制を主張する中で、地方議員も政党を背景にした行動が自然に強まっていく」と強調する。
固い組織票が武器の公明、共産、社民各党の県組織は、各選挙区で支持基盤に見合った候補者数を慎重に調整した。公明、社民は前回と同数。共産は過去の得票数などを見極めながら、候補者数の微調整を図った。
市議会解散の直接請求(リコール)を実現させた河村たかし名古屋市長率いる「減税日本」、橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」など、統一選を前に首長新党が脚光を浴びる。
背景に既存政党への不信感が指摘されているが、仙台市議選には連動した動きは出ていない。
2011年03月05日土曜
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http://elec.in.ua
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http://draft-bbs.com/p-akiyama.html
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001103100001
2011統一地方選(上)県議選の構図
2011年03月10日
統一地方選の県議選(定数45)の投開票日(4月10日)まで、あと1カ月となった。今のところ、県内14選挙区に計65人が立候補するとみられる。自民が過半数を占める状態が続くか、現在1議席の民主が逆風の中で勢力を伸ばすかが注目される。
立候補予定者の内訳は、現職41人、元職2人、新顔22人。政党別にみると、民主が現職1人、新顔6人の計7人。前回(3人公認、4人推薦)に比べて公認が4人増えた。自民は現職26人、新顔1人の計27人。前回(25人公認、1人推薦)は現職が14人で、今回は倍近くになった。
公明は現職1人、共産は現職1人、新顔1人、社民は現職2人、元職1人、みんなは新顔2人、国民新は現職1人が準備を進めている。また、無所属は現職9人、元職1人、新顔12人の計22人。
14選挙区のうち、立候補予定者数が定数を超えていないのは、大館市、潟上市、にかほ市、仙北市の4選挙区。無投票になる可能性もあるが、政党による擁立模索の動きも続いている。前回は、男鹿市、仙北市、南秋田郡の3選挙区が無投票となった。
秋田市選挙区(定数13)は現職11人と新顔7人の計18人が手をあげており、激戦になりそうだ。前回2万票近くを獲得してトップ当選した穂積志氏が秋田市長になったため、その票が分散するのと、新顔でも知名度の高い候補者が多く、混戦が予想される。
引退する県議がいる選挙区も激戦になりそうだ。能代市山本郡(同4)は民主、自民、社民、みんな、無所属の計7人による戦いで、大仙市仙北郡(同5)は自民、無所属(みんな推薦、社民推薦の各1人を含む)の計7人による戦いになる見通しだ。北秋田市北秋田郡(同2)や南秋田郡(同1)では、民主新顔と自民現職の争いが予想される。
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国民新党は8日、能代市山本郡と横手市の2選挙区から立候補を予定している民主党公認候補の2人を推薦すると発表した。
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001103110001
2011統一地方選(下)秋田市議選…
2011年03月11日
統一地方選の秋田市議選の構図が固まりつつある。前回より定数が3減るものの、県内市町村で最多の39議席が争われる。現職10人が引退や県議選への転出を固める一方、新顔と元職計17人前後が準備を進めており、最終的に50人程度が立候補する見通し。42議席を56人が争った前回同様の激戦になりそうだ。
今のところ、現職では、最大会派の秋水会(17人)所属のベテランを中心とした6人が、引退や県議選へのくら替えの意向を固めている。
市議会8会派のうち、秋水会以外で引退する意向と見られる市議数は、公明党市議会(4人)が1人、社民党系の社会・市民連合(4人)が3人。ほかの5会派に所属する現職計17人は全員が立候補する見通しだ。
党派別に見ると、公明党は新顔1人を公認、社民党も同3人を公認・推薦し、それぞれ現有議席の維持を目指す。共産党は同2人を公認、現有2議席の倍増を狙う。政権与党の民主党の会派はなく、公認の現職1人と新顔1人が立候補する見通し。
政党の公認を受けず立候補を予定する新顔・元職としては、複数の市職員OBや会社経営者、弁護士事務所事務局員らの名前があがっている。
すでに関係者へのあいさつ回りなど活発な動きを見せている新顔・元職もおり、開会中の市議会2月定例会が終わる18日以降、現職も含めて、各陣営の動きは激しさを増すことが確実だ。選挙後の市議会での勢力拡大を念頭に、新顔・元職を会派に取り込もうとする動きもある。
市議会を二分するような大きな争点はないが、間もなく1期目4年の任期の折り返し地点を迎える穂積志市長の市政運営に対する「立ち位置」が、一つのポイントになりそうだ。
具体的には、穂積市長が見送った家庭ごみ有料化や、公約でもある秋田公立美術工芸短大の4年制大学化、新年度末に一部を除いて施設が完成予定の中通1丁目の再開発、新庁舎建設といった施策に対する、これまでの姿勢や今後の考え方などだ。
市議選の告示は4月17日、投票は24日で、即日開票され、同日深夜までには大勢が判明する見通しだ。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014632941000.html
岩手 大槌町長らが行方不明か
3月12日 21時27分
岩手県大槌町の加藤宏暉町長との連絡が11日の津波のあとから、つかなくなり、県が確認を急いでいます。岩手県などによりますと、大槌町の役場自体とも十分な連絡が取れておらず、町長など担当の職員が11日の巨大地震のあと、役場で対策会議を開いていたところ、いきなり押し寄せた津波に巻き込まれたという情報もあるということです。大槌町は、岩手県の沿岸部にあり、役場も海岸近くに位置していて、県などが確認を急いでいます。
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地震のため(4)で止まってしまってます
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110308_03.htm
断面 県議選(1)山形/知事の存在感に重み/「オール与党化」の兆しも
統一地方選で行われる東北6県の県議選(4月1日告示、10日投票)が間近に迫った。政権交代、ねじれ国会による混乱―。激しく揺れ動く国政が地方の戦いに変化をもたらすのか。各県では今、何が焦点に浮上し、選挙結果が県政にどんな影響を与えることになるのか。6県の見どころを探る。(6回続き)
<県民の人気高く>
定数44に対し53人が立候補を予定する。2009年の知事選で吉村美栄子知事誕生の原動力となった民主党と社民党、連合山形の公認や推薦を受けるのは計11人。全員が当選しても過半数には遠く及ばない。逆に自民党は無投票の選挙区に加え、確実に当選者が見込める複数立候補の選挙区があるため、最悪の場合でも半分の22議席を確保できる。
政党間の争いとは別に、新たな対立軸として浮上しつつあるのが吉村県政との距離感だ。
知事選では自民党県議の大半と一部の無所属県議が斎藤弘前知事を支援した。当初は少数与党の苦しみを味わった吉村知事だが、就任2年を経て環境が変わってきた。農業政策や雇用対策、市町村との関係改善などで一定の成果を上げ、最近は自民党県議の議会での質問も穏やかになった。
「厳しく追及すると、支持者に『知事をいじめるな』と言われる」との逸話もあるほど、県民の人気が高い吉村知事。県議にとっても、その存在は重みを増している。
寒河江市選挙区(定数2)に立候補を予定するともに現職の小野幸作氏(69)=自民=と楳津博士氏(49)=無所属、民推=は、知事選で斎藤氏を支援した。
両氏は今回、吉村知事と笑顔で握手する写真を撮影し、リーフレットに載せた。2人に挑戦する新人の柏倉信一氏(55)=無所属=は「選挙戦略としては理解するが、すり寄るのは早過ぎる」と皮肉るが、両氏は「議場では一県議として戦う」(小野氏)「県政与党(会派の一員)として当然」(楳津氏)と受け流す。
<「支援の輪」訴え>
知事との距離を縮める候補予定者の動きを各党はどうみるのか。「(写真を)撮るなと強制もできない」と言うのは自民党の今井栄喜県連幹事長。民主党の武田聡県連幹事長も「知事とのスタンスは各予定者の考え方次第だ」と、党としての行動ではないと説明する。
ともに吉村県政の与党的立場を取る社民党と共産党は、「知事への支持が広まるのは県民にとっていいこと」(広谷五郎左エ門社民党県連副代表)、「わが党は今後も県政をリードする」(本間和也共産党県委員長)との考えだ。
県議選は本来、吉村県政の中間評価に絶好の機会となるはずだが、実態として「オール与党化」の兆しも見え始めている。
吉村知事は1月、県議の会合で訴えた。
「何でもかんでも反対する人ばかりでは駄目。私への絶大な支援の輪を広げてほしい」
2011年03月08日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110309_02.htm
断面 県議会(2)秋田/民主公認めぐり亀裂/自民は過半数維持目指す
<確実な戦略描く>
県議選の告示が1カ月後に迫った2月27日。北秋田市・北秋田郡選挙区に立候補する民主党新人の事務所開きに、県連代表の松浦大悟氏(参院秋田選挙区)が駆け付けた。
「今の県議会は緊張感がない」。松浦氏はそう指摘した上で「生活に密着した政治を前に進めよう」と力を込めた。
県議会(定数45、欠員1)は現在、自民党が27議席と過半数を占める。2009年知事選で支援した佐竹敬久知事が当選後は、県政与党として「安定政権」を支える。
「なれ合い」との批判も出る中、自民党が過半数を維持できるかどうかが、最大の焦点だ。
自民党は現有と同じ27人を公認した。現職が26人を占める。「あと3人ほど出したい」(県連幹部)との声もあるが、確実に取れる議席を取る戦略を描く。
前回は候補者3人の民主党。今回は現職1人、新人6人を立てる。自民党現職がいる6選挙区に30、40代を中心に擁立。若さなどを武器に戦う。
新人が各選挙区で自民党現職の一角を崩せば、過半数割れに追い込む可能性も出てくるが、肝心の県連内部は一枚岩と言えないのが現状だ。
<別々の候補支援>
象徴は衆院議員京野公子氏と県連との確執。県連が京野氏の同意を得ずに、地元の湯沢市・雄勝郡(定数3)と横手市(定数4)の両選挙区に新人の公認候補を立てようとし、亀裂が入った。
京野氏は09年の衆院選で湯沢市・雄勝郡の無所属現職、横手市の民主党と無所属の現職から支援を受けた。「恩を返したい」との気持ちが強い。
県連が党本部に両選挙区で新人の公認を申請すると、本部に公認しないよう申し入れた。本部は今月1日、湯沢市・雄勝郡での公認を見送り、新人は無所属で出馬する。
「県連が勝手に候補者を決めるのはトラブルのもと。党勢拡大というより、内輪もめにしかならない」と京野氏。湯沢市・雄勝郡、横手市の両選挙区は結局、松浦氏ら県連幹部と京野氏が別々の候補を支援する「分裂選挙」となる見込みだ。
県議会の構図は変わるのか。
「それぞれ事情はあるが、自民の候補を落とす選挙に変わりはない」と民主党県連幹部。
受けて立つ自民党は激戦の選挙区があることを認めながらも、「民主は自分の足元を見ているのか。我々は全員当選に向け、確実に票を積み上げる」(鈴木洋一県連会長)と強調する。
2011年03月09日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110310_02.htm
断面 県議選(3)青森/知事選と連動 色濃く/自民、盤石体制へ圧勝狙う
<全面支援の姿勢>
16選挙区の定数48に対し、68人が立候補を予定する。現有25議席で最大会派の自民党は、27人を公認、無所属4人を推薦し、全選挙区での議席獲得を狙う。現有11議席の民主党は公認11人、推薦2人。自民党が過半数を維持し、議席を上積みできるのか。各党は候補者を公認、推薦する6月の知事選との連動も強めながら、激しい前哨戦を繰り広げている。
三戸選挙区(定数3)の自民党新人が2月末に三戸町で開いた総決起大会に、知事選で3選を目指す現職の三村申吾氏(54)が姿を見せた。三村氏は自民、公明両党から推薦を受ける。入り口で県議選の新人と一緒に来場者を出迎え、全面支援の姿勢をアピールした。
この新人は初挑戦だった前回2007年、民主党候補に229票差で競り負けた。「知事の出身校(八戸高)関係者からも支援を受けられる。存在は心強い」と明かす。
自民党は03、07年の知事選でも三村氏を推薦した。今回も「共闘」で県議選と知事選をともに圧勝に持ち込み、県政で盤石の体制を築く戦略だ。
三村氏も県議選の各候補者の集会に顔を出したり、各陣営に「必勝」と記した紙を贈ったりと、余念がない。自民党県連会長の木村太郎氏は「県議選で勝利し、勢いを一丸となって知事選に向ける」と意気込む。
<公約集浸透図る>
一方の民主党。県連が2月末に青森市で開いた政経セミナーで、民主党と国民新党の推薦で知事選に挑む県連幹事長の山内崇氏(55)がマイクを握り、気勢を上げた。「青森を変える気持ちで頑張る」。壇上には県議選の立候補予定者がずらりと並んだ。
県連の危機感は強い。自民党を過半数割れに追い込むのが目標だが、候補者擁立が思うように進まず、政権の混迷で逆風が吹き付ける。非自民系の重鎮だった田名部匡省氏の政界引退も影を落とす。
「厳しい戦いになる」(横山北斗県連代表)とも予想される中、県連は県議の集会などで、山内氏らが作成した県版マニフェスト(公約集)の浸透を図る。山内氏もこまめに顔を出し、党への支持獲得に懸命だ。
知事選とセットで党勢拡大を狙うのは共産党も同じ。公認は青森、弘前、八戸3選挙区の計4人。知事選に党公認で出馬する党県委員会書記長の吉俣洋氏(37)と二人三脚でミニ集会を重ね、県政刷新を訴える。
2011年03月10日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110311_02.htm
断面 県議選(4)福島/連勝民主に逆風強く/勢い込む自民 上積み狙う
<新人が推薦辞退>
「民主党の推薦を受けたら戦えないと、後援会から反発を受けた」
須賀川市岩瀬郡選挙区(定数3)に立候補する無所属新人が2月19日、民主党県連に推薦の辞退を申し出た。
わずか4日前の15日に、推薦が決まったばかりだった。本人も「環太平洋連携連携協定(TPP)の参加交渉などで、民主党に不安を感じるようになった」と言う。
推薦を撤回する羽目になった民主党県連。総務会長の宗方保氏は「本人と後援会長が頭を下げてきたのに、今更、党の方針が合わないと言い出すとは」と、怒りが収まらない。
県議選は今回、定数58に対し、78人が立候補を表明した。2006年の出直し知事選で、社民党や連合福島とともに佐藤雄平氏を知事に押し上げた民主党。現有は16議席だが、「県政与党」として、初の過半数獲得を目標に掲げた。取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。
06年の知事選後、民主党は県内の大型選挙でことごとく勝利を収めてきた。07年参院選福島選挙区(定数2)はトップ当選し、同年の参院補選(欠員1)でも議席を確保した。09年の衆院選では県内5小選挙区の完全制覇を達成。10年の参院選と知事選も制した。
順風は、政権の混迷とともに逆風に転じた。県議選の候補者擁立も思うように進まず、現時点の公認候補は23人。このままでは戦う前から過半数獲得は
不可能な情勢だ。
<「09年と全く逆」>
対照的に勢い込むのが、最大会派で現有26議席の自民党だ。既に29人を公認し、過半数獲得を掲げて上積みを図る。
県連幹事長の斎藤健治氏は「今は09年の衆院選と全く逆の状況。県内の農協や商工会から次々に『全面支援します』という申し入れがある。県議選でこれほどの手応えは初めてだ」と語る。
他党も攻勢を強める。新人3人を公認した社民、交渉会派(5議席以上)入りに向けて6人を擁立する共産、現有3議席の確保を目指す公明の3党に加え、みんなの党も会津若松市選挙区(定数4)で初の議席獲得を狙う。
民主党の「連戦連勝」の勢いは止まるのか。逆風を乗り切り、県政与党としての基盤を固めることができるのか。
県連の役員らはこぞって「県議選は日頃の地域での活動が問われる選挙だ。国政の影響を直接、受けることはない」と繰り返す。
2011年03月11日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1061/20110311_03.htm
春攻防―県議選直前情報(1)/栗原・市長支持票が焦点/登米・元新交え混戦状態
統一地方選の第1ラウンドとなる県議選(4月1日告示、10日投票)が目前に迫った。全23選挙区の61議席に10日現在、88人が立候補を表明している。政権交代を経て、民主党政権が迷走を続ける中、次の4年の県政を占う前哨戦は激しさを増している。戦いの構図がほぼ固まった各選挙区の情勢を探った。(5回続き)
<栗原>
再選を目指す自民の長谷川敦、4選を狙う無所属の熊谷義彦の2現職に、無所属元議員の川嶋保美が挑む。市長佐藤勇の支持層や共産支持票の行方が焦点。
長谷川は2月下旬に新しい後援会長が決まり、団体回りが本格化した。祖父で元法相の故峻から続く築館や栗駒などの地盤で票の上積みを図る。
社民推薦の熊谷は、労組の支援と議員活動で培った人脈が強み。築館、一迫を中心にミニ集会を開始。各種会合に足を運び全域での浸透を狙う。
川嶋は前回(2007年)落選後、自民を離党。民主党元参院議員大石正光の地盤だった若柳を固め、市北部への広がりを狙う。
<大崎>
4選に挑む佐々木征治、3選を狙う中島源陽、再選を目指す菊地恵一の自民3現職と、5選に挑戦する社民現職の岩渕義教は臨戦態勢を整えた。共産が今月、新人の内藤隆司を擁立した。
佐々木は地盤の旧鹿島台町を足掛かりに、旧古川市への浸透を狙う。中島は出身の旧岩出山町を拠点に、ミニ集会を重ね農業政策をアピール。菊地は旧古川市を軸に各種会合や支持者回りをこなし票を掘り起こす。
岩渕は後援会組織と連合宮城傘下労組に支えられる。旧古川市を中心に組織固めに力を入れる。
内藤は環太平洋連携協定(TPP)への参加反対を掲げ、農村部への浸透を急ぐ。民主は候補者擁立を断念する見通し。各陣営とも当選ラインは1万票前後と想定している。
<登米>
ともに再選を目指す自民の熊谷盛広と只野九十九、5選を狙う無所属の袋正の3現職に、無所属元議員の渡辺忠悦、無所属新人の高橋理茂が挑む。無風から一転、混戦の様相が強まった。
前回は無所属で初当選した熊谷と只野は自民党色を前面に出し、知事村井嘉浩とのパイプもアピール。熊谷は旧津山町、只野は旧豊里町を拠点に市内全域での票の掘り起こしを狙う。
袋は5日、旧迫町に後援会事務所を設けた。推薦を受けた民主党の衆院議員石山敬貴(宮城4区)らと気勢を上げた。つじ立ちも欠かさない。
前回、自民公認で落選した渡辺は2月中旬に立候補を決意。出遅れをカバーしようと、旧南方町などで浸透を図る。
旧南方町議の高橋は民主党総支部幹部だったが、公認申請を却下されて離党。みんなの党からの立候補を目指す。
<遠田>
5選を狙う自民現職の中村功と、民主新人の大友新の一騎打ちになりそう。美里町が地盤の社民元議員が立候補を断念したため、同町での集票合戦が熱を帯びそうだ。
中村は涌谷町が拠点。後援会組織の結束を強めようと地域回りを重ねる。知事村井との親密ぶりも強調し票を掘り起こす。美里町にも事務所を設けて幅広い浸透を図る。
大友は10人規模の集会に力を入れる。民主党衆院議員安住淳(宮城5区)後援会の支援を受ける。自主投票を決めた社民支持層への浸透も鍵。
<加美>
4選を目指す自民現職の皆川章太郎だけが立候補を表明している。菅政権の失速とともに、民主の候補擁立作業は止まったままになっている。前回に続き、無投票当選が濃厚となった。
(敬称略)
◇県議選立候補予定者
【登米】(3―5)
熊谷 盛広 60 元津山町長 自現(1)
只野九十九 62 元豊里町長 自現(1)
袋 正 61 農業 無現(4)(民推)
渡辺 忠悦 61 会社役員 無元(1)
高橋 理茂 60 農業 無新
【大崎】(4―5)
菊地 恵一 52 会社役員 自現(1)
佐々木征治 67 党県総務会長 自現(3)
中島 源陽 48 農業 自現(2)
岩渕 義教 61 党県副代表 社現(4)
内藤 隆司 52 党地区委員長 共新
【栗原】(2―3)
長谷川 敦 38 元衆議員秘書 自現(1)
熊谷 義彦 59 党県役員 無現(3)(社推)
川嶋 保美 67 会社会長 無元(2)
【加美】(1―1)
皆川章太郎 58 元衆議員秘書 自現(3)
【遠田】(1―2)
中村 功 61 農業 自現(4)
大友 新 32 会社社長 民新 (国推)
2011年03月11日金曜日
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統一地方選:’11年やまがた 減税日本、県支部を設立 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110315ddlk06010186000c.html
◇20日に河村代表が講演会
河村たかし名古屋市長が代表を務める「減税日本」の山形県支部が20日に設立されることが14日分かった。20日に河村氏が来県し講演会を開く。支部長には県議選山形市区に立候補を予定している無所属新人で元衆議院秘書の柴田雅章氏(28)=民主党推薦=が就任する予定。柴田氏は11日付で減税日本に推薦願を申請した。
柴田氏は「河村氏が掲げる減税、議員報酬削減に共感している。現在の民主党政権が掲げる増税路線は間違っている」と主張。民主党県連には既に報告したという。柴田氏は無所属で立候補するが、他に県議選に1人、市議選に4人程度擁立することを目指すとしている。【林奈緒美】
毎日新聞 2011年3月15日 地方版
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http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150322.html
統一選の延長幅2〜6カ月で調整 主に東北3県の被災地2011年3月15日21時7分
菅政権は、東日本大震災の被災地で4月の統一地方選を延期する法案を16日に国会に提出することを決めた。岩手、宮城、福島の3県を中心に選挙実施が困難な被災自治体からの延期申請を受け付ける方式で、延長期間は自治体の被害程度に応じて2〜6カ月の幅で調整する。
16日に臨時特例法案を閣議決定し、国会に提出。主な野党も賛成する方向で、17日に衆院を通過、18日に成立する見通しだ。対象地域や延長期間は法案に盛り込まず、片山善博総務相が自治体の意見を踏まえたうえで指定するか、別途政令で定める。
片山総務相は15日の閣議後の記者会見で「あくまで例外的な特例。停電があったからといって、民主主義の大原則を覆すことにはならない」と述べ、被災自治体からの要請に限って延期を認める考えを示した。延長期間については「壊滅的な打撃を受けている地域は、どういうまちづくりをするかのプランニングが根幹。一日も早く選挙をして重要な仕事をやっていただきたい」とし、各被災自治体が被災状況や復興進度に応じて延長幅を決めることが望ましいとの認識を示した。
参院は野党が多数を占めるため、法案成立には少なくとも野党の一部の賛成が不可欠だが、15日の与野党幹事長会談では再び各党の意見が分かれた。
自民党の石原伸晃幹事長は「知事、市町長から話をうかがって、しかるべき法案を作るのが望ましい」とし、岩手、宮城、福島の3県の被災地に限定するよう主張。公明党の井上義久幹事長も「災害地域が非常に広いので、知事はじめ関係者から十分ヒアリングをし、政府としてきちんと方針を示してほしい」と求めた。社民党と全国一律を主張していたたちあがれ日本も被災地限定に同調した。
一方、みんなの党の江田憲司幹事長は「未曽有の事態で全国民の問題」として全国規模の延期を主張。共産、国民新両党が同調した。民主党の岡田克也幹事長は「政府判断で(法案を)出させていただきたい」と引き取り、被災地に限定する姿勢を見せた。
被災を受けた3県では、4月10日投開票で岩手県知事選と各県議選、仙台市議選が予定される。同月24日投開票で岩手県陸前高田市、宮城県塩釜市、福島県相馬市などで議員選がある。
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2011県議選 決戦の構図
[鹿角市・郡]
混戦模様、4人出馬へ
立候補予定者(定数2-4)
大里祐一 74 自現(4) 鹿角市花輪
川口一 60 自現(3) 小坂町小坂
阿部博雄 52 民新 鹿角市花輪
石川徹 46 無新 鹿角市十和田錦木
※かっこ内数字は当選回数 昨年末時点で立候補の意思を示していたのは自民現職の大里祐一と川口一の2人だけ。しかし、今年に入り情勢が一変した。1月10日、自民衆院議員の秘書だった阿部博雄が民主に「くら替え」しての出馬を表明、選挙戦が確実になった。告示まで約1カ月に迫った先月26日には、元鹿角市議の新人石川徹が無所属での立候補を明らかにした。前々回の2003年同様、2議席を4人で争う展開になりそうで、各陣営は混戦を予想し危機感を強めている。
阿部の出馬は自民関係者を驚かせた。昨年12月、自宅のある大館市の市議選(4月)への出馬を検討していたところ、民主県連副代表の川口博衆院議員から打診を受け、県議選への立候補を決めた。「自民が県議会の過半数を占める中、県内の雇用状況などは改善されないまま。この現状を何とかしたいと思った」と阿部。約20年間の秘書時代に鹿角地域を担当していたとはいえ、いわば落下傘候補。民主の時局講演会に出席するなどし知名度アップに努めている。
一方、石川の出馬は以前からうわさされており、各陣営は「想定の範囲内」と冷静に受け止める。石川は地元新聞社記者から鹿角市議に転身。3期目途中の09年2月に辞職し同年6月の市長選に立候補。次点だったものの、現職に1610票差に迫る9589票を獲得、一定の支持を得た。その後、表立った活動はしていなかったが、「民主と自民の政権争いの構図が県議選に持ち込まれたことを嫌う住民の受け皿になりたい」と出馬に踏み切った。
大里は前々回落選し、前回07年の選挙で返り咲いた。5度目の当選を目指す今回は、地盤とする大票田の同市花輪地区などで1月、3回にわたり県政報告会を開催した。支持者らへのあいさつ回りもしており、選挙戦に向けた態勢を整えている。4人が名乗りを上げたことに、陣営は「(票の行方が)読みにくい」。地盤が同じで前回、前々回としのぎを削った元職が不出馬の意思を示していることから、同地区でいかに支持を広げられるかが注目される。
川口は昨秋から立候補に向けて準備。12月下旬に地元小坂町と鹿角市十和田地区に後援会事務所を構えた。同町での事務所開きでは支持者ら約70人を前に、「皆さんと手を携え4期目に挑戦したい」と訴えた。前回、次点候補とは27票の僅差で、「今回も厳しい戦いになる」と覚悟する。特に警戒しているのが阿部の後ろ盾であり、小坂町長を20年近く務めた川口衆院議員の存在だ。固いとされてきた自身の地盤を脅かされかねず、予断を許さない状況だ。
(敬称略)
(2011/03/02 付)
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2011県議選 決戦の構図
[北秋田市・郡]
自・民、因縁の対決へ
立候補予定者(定数2-3)
北林丈正 50 自現(1) 北秋田市宮前町
近藤健一郎 55 自現(1) 北秋田市米内沢
小塚光子 64 民新 北秋田市伊勢町
※かっこ内数字は当選回数 2議席独占を堅持したい自民に、地方議会での勢力拡大を狙う民主が挑む。出馬を予定している3人には前回の2007年県議選からの因縁があり、自民対民主の構図に影を落とす。
前回は6選を目指す津谷永光(現北秋田市長)、森吉地区を地盤に県議8期務めた父照助の後継で自民新の北林丈正、元森吉町長で無所属新の近藤健一郎による三つどもえの戦いとなった。現職の強みを発揮した津谷がトップ当選。自民と敵対する寺田典城知事(当時)、寺田学衆院議員(民主)らの支援を受けた近藤が非自民票を取り込み初当選し、北林が敗れた。
自民による議席独占を阻むため、地元で奔走したのが小塚光子。福祉活動などを通じて培った人脈や、05年の北秋田市長選に立候補した経験を生かし近藤の勝利に貢献。しかし近藤は09年、県議会所属会派の解散に伴い自民入りした。民主は今回、「議席奪還」との意気込みで擁立作業を進め、同市議会副議長の小塚に出馬を要請した。
前回落選した北林は、津谷の同市長選出馬に伴う09年の県議補選で初当選を果たした。北林、近藤は県議会で同じ自民会派に属することになったものの、かつては一戦交えた間柄。北林陣営は「ぶれずにやってきた」との自負があり、近藤陣営とは一線を画す。一方の近藤は、昨年の参院選で自民候補の応援に汗を流すなど、自民支持層への浸透を図ってきた。
3人による因縁の対決で、もう一つ注目すべきは、有権者のほぼ半数が集中する大票田・鷹巣地区の票の行方だ。鷹巣は津谷が地盤とする地域。自民支持層にとどまらず幅広く獲得してきた津谷票がどう分散するのか、という見方もできる。津谷は北林、近藤の後援会事務所開きにそれぞれ出席したほか、小塚の事務所開きにメッセージを送るなどしており、表立って特定陣営に肩入れする様子はない。
北林は15年ほど前から鷹巣に居を構え、PTA活動や地元イベントなどを通じ支持者を掘り起こしてきた。09年県議補選では、鷹巣在住の候補者との一騎打ちを制した。鷹巣地区では、先月までにさらに小支部を9カ所立ち上げるなど、きめ細やかな組織を構築し臨戦態勢を整えている。
近藤は1月に鷹巣地区の後援会を立ち上げ、市内旧4町と上小阿仁村に組織を整えた。先月開いた集会では堀井啓一副知事を招き、県との太いパイプをアピール。前回とは状況が異なる戦いだけに、前回票の流出を最小限にとどめ、どれだけ新たな支持を上積みできるかにかかっている。
小塚は昨年暮れに出馬を表明。大きな組織を持たず自宅に後援会事務所を置く。集会では福祉問題をはじめ、女性の視点を生かした県政運営の重要さを強調し草の根運動を展開。国政で民主批判が渦巻く中、いかに非自民票を集約し地元・鷹巣地区から票を集められるかが鍵になりそうだ。
(敬称略)
(2011/03/03 付)
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2011県議選 決戦の構図
[能代市山本郡]
鍵握る引退現職の票
立候補予定者(定数4-7)
能登祐一 64 自現(4) 能代市御指南町
武田英文 66 自現(3) 能代市二ツ井町
中田潤 63 無現(2) 能代市花園町
宮腰誠 72 社元(3) 能代市元町
吉方清彦 40 民新 能代市豊祥岱
今野清孝 58 無新 能代市浅内
原田悦子 65 み新 能代市浅内
※かっこ内数字は当選回数 7人で4議席を争う構図。現職3人が安定しているが、元職1人と新人3人もしのぎを削り混戦となりそうだ。全員が能代市在住。現職引退の影響が大きい八峰町や三種町の票の行方が鍵を握る。
地元八峰町など山本郡が地盤の自民現職の金谷信栄は昨年1月、今期限りの引退を表明したが、後継を指名せず、特定の候補予定者を支持する姿勢も見せていない。これが元職や新人の出馬を促す一因となり、前回の2007年県議選での約9500票の“金谷票”を各陣営が奪い合う展開になっている。
混戦模様のもう一つの要因は、旧能代市選挙区で当選3回の社民元職・宮腰誠の出馬表明が、昨年12月と出遅れたことだ。宮腰は前回次点にとどまり引退を表明したが、堅い個人票を持ち、その動きが注目されていた。なかなか態度が定まらない中で、様子をうかがっていた他陣営が出馬に向かった側面がある。
連合秋田は今回、民主新人の吉方清彦ではなく宮腰を推薦。一昨年の衆院選秋田2区、昨年の参院選でも一枚岩での共闘は成功しておらず、今後の国政選挙への影響が注目される。
前回4議席中3議席を占めた県政与党の自民は、昨年末まで金谷の後継擁立を図ったが断念。能登祐一、武田英文の2現職が議席確保を狙う。
能登は、出身の建設業界を中心とした企業回りをはじめ、各地域での座談会開催などに余念がない。県政での発言力を訴えて上位当選を狙う。
武田は唯一、旧山本郡が地盤。地元・二ツ井町と自ら営む木材会社がある藤里町で支持を固め、八峰、三種両町、旧市部でも浸透を図る。
中田潤は三種、八峰両町に特化した後援会報をそれぞれ発行し、きめ細かい目配りをアピール。出身の建設会社の関連企業回りをはじめ、小集会も精力的にこなしている。
票の上積みを目指す3現職に4人も対抗。当選ラインが前回の約9500票より下がるとみる陣営もあり、激しい前哨戦を展開している。
宮腰は、前回までの支持者が他陣営入りするなどして出遅れが響いており、侵食された個人票奪還に懸命だ。
連続3度目の挑戦となる吉方は前回落選後、知事選や国政選挙で民主系候補を支援、市外にも人脈を広げた。郡部回りをほぼ終え、今後は市内での活動に重点を置く。
能代市議連続6期の今野清孝は、八峰、三種両町の議員経験者の協力で郡部を回り知名度向上を図っている。ボランティア仲間の自主的支援で各地に浸透しつつある。
前能代市議の原田悦子は、能代産廃問題追及による市内での知名度を生かす。みんなの党公認ながら支持母体はなく、唯一の女性候補として郡部への浸透に懸命だ。
(敬称略)
(2011/03/04 付)
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2011県議選 決戦の構図
[男鹿市]
大票田船川地区が鍵
立候補予定者(定数1-3)
下間俊悦 51 自現(1) 船越
菅原広二 59 無新 脇本
船木正博 63 無新 船越
※かっこ内数字は当選回数 現職の下間俊悦、共に新人の菅原広二、船木正博による三つどもえの様相。補選を除き1999年以来の選挙戦となる。県議5期目途中で辞職し2009年の男鹿市長選に出馬、落選した加藤義康に動きがなく、同時に行われた県議補選で下間に敗れた前市長の佐藤一誠も不出馬。新人が出馬しやすい環境となった。
3人の地盤は船越、脇本地区に集中し地元票の奪い合いは必至。大票田・船川地区が鍵を握る。菅原は船川に後援会事務所を開設。下間もあす6日、船川に連絡所を開く。
下間は、市長引退表明後に県議補選に回った佐藤への批判票を集めたが、今回そうした追い風はない。各地区小集会に出向くなどして活動。経営者仲間らが支援、船越、船川地区の市議3人も地元で奔走している。
菅原は、09年市長選で当選した現市長渡部幸男の後援会幹事長の経験を生かし、組織戦で挑む。市内9地区に後援会を置き、市議9人も独自の後援会を組織。支持者が重なり合う渡部の後援会も支援に回っている。
船木は昨年4月の市議選で次点だったため、地元船越に事務所を構え足場固め。地元町内会役員や友人らでつくる市議時代からの後援会が引き続き活動。あいさつ回りを五里合など北部に広げ、浸透を図っている。
(敬称略)
(2011/03/05 付)
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2011県議選 決戦の構図
[南秋田郡]
自民現職に民主挑む
立候補予定者(定数1-2)
平山晴彦 56 自現(2) 五城目町西磯ノ目
芳賀洋介 35 民新 八郎潟町真坂
※かっこ内数字は当選回数 3選を目指す現職の自民・平山晴彦に、民主の新人芳賀洋介が挑む。南秋田郡選挙区が8町村だった2003年の前々回県議選までは、自民や社民の公認、推薦候補らが定数3を争っていた。合併に伴う区割り変更により4町村、定数1となった07年の前回、平山は無投票で再選。区割り変更後、初の選挙戦となる。
平山は昨年から後援会幹部の世代交代を図るなど組織強化を進めていたが、非自民系候補の出馬の動きは具体化せず、無投票との見方もあった。しかし昨年末、民主が芳賀を公認予定者として発表。芳賀は秋田市で音楽イベントを立ち上げ、五城目町で朝市活性化に携わった経歴があるが、政治経験はゼロで「全く予想外」との声も上がった。
平山は各地区でのあいさつ回りの傍ら、2月からは五城目町を皮切りに各地区公民館で小集会を開催。湖東総合病院(八郎潟町)存続への提言や公共施設の整備など、現職としての実績をアピールしている。8年ぶりの選挙戦に「気を引き締めて全力で戦うだけ」と話す。
芳賀は年明けから、父の実家がある八郎潟町を拠点に活動。同町と五城目町で小集会を開いたほか、あいさつ回りやつじ立ちを始めた。30代の若さをアピール、地域の観光振興や住民参加型政治の実現を訴える。「住民の反応は良い。地道に知名度を上げていく」としている。
(敬称略)
(2011/03/05 付)
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2011県議選 決戦の構図
[秋田市現職]
議席死守へ動き加速
立候補予定者(定数13-18)
北林康司 69 自現(6) 八橋
冨樫博之 55 自現(4) 仁井田
工藤嘉範 53 自現(1) 山内
竹下博英 57 自現(1) 雄和
中泉松司 31 自現(1) 下新城
石川ひとみ 60 社現(1) 八橋
山内梅良 63 共現(2) 雄和
田口聡 56 公現(2) 新屋
石川錬治郎 71 国現(1) 保戸野
淡路定明 51 無現(2) 土崎
瀬田川栄一 63 無現(2) 泉
沼谷純 37 民新 横森
黒崎一紀 52 み新 雄和
菅原博文 56 無新 新屋
鈴木陽悦 62 無新 寺内
丸野内胡桃 66 無新 中通
三浦茂人 52 無新 外旭川
三浦芳博 59 無新 旭南
※かっこ内数字は当選回数 定数13に対し現職11人と新人7人の計18人が名乗りを上げ、大混戦の様相。前回2007年の県議選で2万票近くを獲得し、2位以下を大きく引き離してトップ当選した穂積志が秋田市長に転身した影響で、当選ラインは前回の約7200票より上がるとの見方が強い。元参院議員の鈴木陽悦ら知名度のある新人も出馬表明する中、現職は議席を死守しようと懸命だ。
前回1万票以下で当選したのは石川ひとみ、石川錬治郎、工藤嘉範、北林康司、淡路定明、瀬田川栄一の6人。再選には前回票の維持や上積みが必要として、危機感を募らせている。
2003年に秋田市議からくら替えし、前回は13位だった瀬田川は「8千票は取らないと当選できない」と気を引き締める。市内九つの後援会がフル稼働し、地元・泉をはじめ中央地区での浸透を図る。
同じく03年に市議から転身した淡路も「新人が脅威」と警戒する。自身で作成した政策提言書「秋田県創造計画」を手に、重点地区とする土崎や将軍野、寺内であいさつ回りを重ねている。
現職として初の選挙戦となる工藤は、この4年間でスポーツ振興や農業振興に力を入れてきた姿勢を強調。旭川や手形など東部地区での支持拡大を目指す。選挙区で最多当選のベテラン北林は、地盤の八橋や寺内の地域票に加え、環境衛生関係など業界団体の票も手堅く取り込む戦略だ。
石川錬は、国民新党を支える郵政関係団体や市長時代からの支持者の協力を得て、活動を展開。佐竹敬久知事の批判票の獲得も狙う。石川ひは女性の集いやミニ集会を重ね、社民党員の支持固めを進めながら、地元・八橋や実家のある広面にも食い込みを図っている。
トップ当選を続けていた穂積の“票”がどう動くかも注目される。その行方が読みにくい中、前回の上位当選者も「安心はできない」「厳しい戦いだ」として、動きを加速させている。
穂積と同じく新屋が地元で、前回2位の田口聡は公明党支持者だけでなく、新屋新興会などの推薦を受けて地域票の上積みにも全力を挙げる。上位当選常連の冨樫博之は議長として多忙を極めるが、後援会員を対象にしたミニ集会を市内各地区で開くなど活動を本格化させている。
前回4位で現職最年少の中泉松司は若さを前面に打ち出し、「若者の声も県政に反映させたい」と支持を訴える。地元・下新城など北部地区で浸透を図る。5位だった山内梅良は共産党員へのあいさつ回りや演説会開催を通じて、支持固めに力を注ぐ。地元・雄和を基盤としつつ、全域から集票したい考えだ。
穂積の市長選出馬に伴い行われた09年の県議補選で初当選した竹下博英は地元・雄和を含む旧河辺郡に浸透。旧秋田市内でも精力的に動いている。
(敬称略)
(2011/03/07 付)
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2011県議選 決戦の構図
[秋田市新人]
現職の牙城どう崩す
秋田市選挙区(定数13)では現職11人に新人7人が挑む。前回は新人10人中、5人が初当選を果たした。今回は現職の壁を突き崩す新人がどれだけ出るのか。選挙戦の焦点の一つだ。
新人7人のうち、政党の公認を得ているのは、元県職員の沼谷純と会社社長の黒崎一紀の2人。秋田市議の菅原博文、元参院議員の鈴木陽悦、市民団体代表の丸野内胡桃、元銀行員の三浦茂人、元市議の三浦芳博の5人は無所属で立候補する。集票力のある新人が少なくなく、再選を目指す現職の一部を脅かす存在となっている。
沼谷は選挙区唯一の民主党公認候補予定者。寺田学衆院議員の全面的な支援を受ける。県政を内側から見てきた経験を基に「現在の県議会は県当局の提案を丸のみする『なれ合い議会』」と批判。議会改革を訴え、現状に疑問を持つ有権者への浸透を目指す。
2009年の県議補選を含め3度目の出馬となる黒崎はみんなの党公認で立つ。地元・雄和をはじめとする支持者へのあいさつ回りは既に二巡目に入った。昨夏の参院選で躍進した同党の政策を前面に打ち出し、無党派層にも食い込もうと懸命だ。
その参院選で落選した鈴木は今年2月に民主党を離党、無所属での立候補を表明した。国会議員経験者としては異例の出馬となるが、「国政の経験を県政に」と強調する。知名度の高さを武器に、地元・寺内だけでなく市内全域からの集票を狙う。
07年の市議選でトップ当選した菅原も知名度を生かした選挙戦を展開したい考え。06年まで「まるさん」の芸名でテレビ、ラジオ番組に出演しており、芸名で選挙に臨む予定。当選ラインに達するには、市議選で獲得した約4700票からの上積みが必要だ。
秋田市長選に2度出馬した経験のある丸野内は、今期限りで引退する現職の夫・鈴木孝雄の後継。鈴木の後援会役員をスタッフに迎え、鈴木の支持者への支援呼び掛けに力を入れる。これまで続けてきた市民運動の関係者からの得票にも期待する。
三浦茂は昨年10月、地元・外旭川に事務所を構え、精力的な活動を展開。外旭川が地元の立候補予定者はおらず、同地区を中心に泉、将軍野でも浸透を図っている。銀行員時代の人脈を生かした票の積み上げも狙う。
09年の補選に続く挑戦となる三浦芳は、市議時代からの地元・旭南の後援会を軸に、あいさつ回りを重ねてきた。楢山、土崎、広面にも新たな後援会を組織。補選時に設立した会社役員でつくる後援会の協力も得て、支持拡大に努めている。
(敬称略)
(2011/03/08 付)
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[由利本荘市]
現新5人が再び攻防
立候補予定者(定数4-5) 佐藤健一郎 59 自現(5) 矢島町七日町
小田美恵子 64 自現(3) 川口
加藤鉱一 62 自現(1) 岩城亀田大町
三浦英一 55 無現(2) 出戸町
佐々木三知夫 65 無新 平岫
※かっこ内数字は当選回数 定数4に対する立候補予定者5人の顔触れは、前回2007年の県議選と同じ。それぞれの支持者は高齢化しており、有権者も前回より千人以上減っているのが現状だ。現時点での各陣営の動きは、攻勢と防戦に分かれている。
現時点で最も活発なのが、前回の初当選後に自民入りした加藤鉱一だ。地元の岩城地域はもちろん、総括責任者の佐々木秀綱が町長を務めた大内地域、そして現・元市議の応援を得た東由利、由利、西目の各地域にも浸透。大票田の本荘地域での動きも目立つ。他陣営は脅威を口にするが、加藤本人は「まだ(自分のことが)知られていない」と攻めの姿勢を崩さない。
3期目で「県政初の女性副議長」に就いた自民の小田美恵子は、自らの選挙ではその役職が足かせになっている。3月も副議長として出席する会合がめじろ押し。2月19日の後援会事務所開きで小田は「(回って歩けない)私の代わりに、皆さんの力添えをお願いしたい」と呼び掛けた。地元本荘地域での票固めを急ぎ、他陣営からの切り崩しを防ぐ戦いとなっている。
自民の佐藤健一郎は2月中に地盤の矢島地域や鳥海、由利両地域を一巡し、旧郡部を中心に「これまで通り」(陣営)の前哨戦を展開。区割り変更した前回も1万2千票台に乗せトップ当選しており安定した集票力があるが、支持者高齢化への陣営の危機感は強く、各地域の後援会の「連絡協議会」を初めて設置。各地域の支持者間の連携強化を図り取りこぼしを防ぐ。
県議会で民主・新みらい所属の三浦英一は連合秋田の推薦、社民県連の支持を得て3期目に挑む。推薦依頼中の民主県連が、由利本荘市選挙区で公認候補を擁立する動きもあったが、2月13日の事務所開きでは、民主の衆院議員京野公子とともに非自民勢力結集を呼び掛けた。民主に対する逆風をかわしつつ、地元本荘地域や生まれ故郷の矢島地域で支持を訴える。
新人の元県職員佐々木三知夫は、前回に続き2度目の挑戦。昨年10月の出馬表明後に参院議員寺田典城からあったみんなの党公認の打診を断り、無所属で草の根的な前哨戦を展開している。地元大内地域で他陣営の侵食を受けているが「複数の知人が『大内から県議を』と勝手連的に動いてくれている」と手応えを感じており、自らは本荘地域を重点的に歩いている。
元官房長官の村岡兼造や3度国政に挑んだ次男敏英が持つ「村岡票」は、大半が自民現職に向かいそう。市商工会長など多くの役職を持つ兼造の弟淑郎は2月27日、加藤の事務所開きで「(現職の)自民は3人とも必要」と強調。担ぎ出した一人として加藤を推しつつ、今回は小田支援にも動いている。
(敬称略)
(2011/03/09 付)
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2011県議選 決戦の構図
[大仙市仙北郡]
地盤外での上積み鍵
立候補予定者(定数5-7)
大野忠右エ門 72 自現(4) 大仙市長野
小松隆明 63 自現(1) 大仙市刈和野
原幸子 40 自現(1) 大仙市刈和野
樽川隆 69 無現(2) 美郷町土崎
渡部英治 61 無元(1) 大仙市大曲田町
佐々木博嗣 55 自新 大仙市若竹町
加藤麻里 53 無新 美郷町金沢
※かっこ内数字は当選回数 現職5人のうち、引退する佐々木長秀(社民)を除く4人が出馬、返り咲きを期す元職1人、新人2人が挑む。
10人が出馬した前回2007年(有効投票7万1904票)は、トップ当選が約1万票。8千票が当落を分けた。今回は7人による争いで「1万票は必要」と各陣営。地盤や支持基盤を固めた上で、他地域票や浮動票をどう取り込むかが鍵になる。前回出馬した大曲地域の大仙市議(自民)、旧太田町長(同)、西仙北が地盤の佐々木長が獲得した計2万4千票の行方が焦点だ。
前回は大曲地域を地盤とする2候補が共倒れし、市中心部に県議が不在となった。仙北組合総合病院の建て替えを柱にしたJR大曲駅前の再開発事業が4月以降本格化し、大型事業の実施時期に“空白域”から県議を出したいという気持ちが地元に根強い。ただ中核的病院の建て替えは大仙市、美郷町全域にかかわる課題だけに、周辺を地盤とする候補も重要施策に掲げ、同地域への浸透を図る。
大曲地域を地盤とするのは2人。東北電力OBの渡部英治は旧大曲市議、大曲青年会議所時代の人脈を生かし支持拡大に懸命。連合秋田の推薦を受ける一方、保守系の若手経営者、大曲中同期生らが支援。超党派的立場を強調する。
佐々木博嗣は故御法川英文衆院議員と、長男の元衆院議員信英の公設秘書を20年近く務めた。父母の出身地で中学時代を過ごした同地域から初出馬。大曲中同期生らの応援を得て浸透に全力を挙げる。
大野忠右エ門は県議会議長、全国都道府県議会議長会会長を経験。「農業、雇用情勢が厳しく即戦力が必要」と訴える。選挙区全域に張り巡らせた後援会組織が堅固。地盤中仙地域周辺で上積みを図る。
旧西仙北町長の小松隆明は市西部が地盤。町長3期と県議経験で培った人脈が強み。佐々木長の地域票の取り込みを目指し、昨年末から西部であいさつ回りを続ける。大票田大曲地域への浸透も狙う。
福祉施設職員から県政に飛び込んだ原幸子は、故原盛一県議の長女。がん医療対策など1期目の取り組みを街頭などで訴える。出身地仙北地域や自宅がある西仙北地域で支持者回りを強化している。
農業法人を営む樽川は、千畑地域を中心に地元美郷町に浸透。地域的なつながりを生かし市東部などで保守系の取り込みも図る。候補の中で最も農業に精通しており、農家票固めに奔走している。
旧仙南村長・故中田勤の長女加藤麻里は、佐々木長の後継。社民や連合秋田の推薦を受け、基礎票固めを急ぐ。女性後援会の動きも活発化。美郷町から2人が出馬するだけに地元浸透に力を注ぐ。
(敬称略)
(2011/03/10 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/01/article_09.jsp
2011県議選 決戦の構図
[横手市]
民主新人擁立で混戦
立候補予定者(定数4-6)
鶴田有司 58 自現(4) 旭川
柴田正敏 60 自現(2) 雄物川町
小田嶋伝一 75 民現(4) 杉沢
土谷勝悦 62 無現(3) 十文字町
小原正晃 33 民新 上境
我妻桂子 56 共新 前郷
※かっこ内数字は当選回数 現時点で名乗りを上げているのは、定数4に対し現職4人と新人2人。昨年暮れ、民主県連が新人を擁立したことから混戦の度合いを深めている。
現職の主な地盤は、自民は鶴田有司が横手、柴田正敏は雄物川、大雄、大森の各地域。県議会で共に民主・新みらいに所属する民主の小田嶋伝一は横手、無所属の土谷勝悦が十文字、増田と、それぞれが安定した地盤を持っていた。
ところが、民主の新人小原正晃が、鶴田と小田嶋の地盤の横手から出馬を表明し様相が一転。小原は、かつての勤め先があった十文字も重点地域と位置付けており、土谷とも競合。各陣営は小原への票の流出を警戒しつつ、地盤以外への攻勢を本格化させている。共産の新人我妻桂子も市内全域で活動を活発化させている。
昨年暮れ、民主県連が小原を新人の候補予定者に決めた際、民主県第3区総支部長の京野公子衆院議員は、一昨年の衆院選で民主・新みらいの現職2人の支援を受けた経緯があり、横手市選挙区への新人擁立に「相談がなかった」と反発、やめるよう党本部に要望書を提出した。最終的に党本部は小田嶋のほか、小原も公認したが、こうした背景があることから、なかなか一枚岩とは言えない状況だ。
民主唯一の現職、小田嶋は前回獲得した約9800票を維持しようと、8地域の後援会支部をフル稼働。先月27日の後援会決起集会には県連副代表の高松和夫衆院議員も出席。今回の新人擁立を「地域事情を考慮していない」と批判した。
土谷は地元の十文字や夫人の出身地・増田、平鹿を回って県議連続3期の実績をアピール。元十文字町長の小川健吉が後援会長を務めており、十文字をはじめ、横手や山内での支持の拡大を図る。今月28日には総決起集会を予定している。
小原は、知人らと共に市内を小まめに回っている。間もなく後援会を立ち上げ、事務所を開設する。後援会長に元連合秋田会長の菅谷理市、選対本部長に元市助役の阿部脩二、総括責任者に元県議の佐藤次男が内定。活動を本格化させる。
前回トップ当選した鶴田は地盤の横手のほか、山内、平鹿、大雄などで少人数座談会を開き、票の流出を食い止めようと懸命。21日に総決起集会を開く予定。今後も座談会などを小まめにこなし、地盤外での上積みを図ることにしている。
柴田は1月の落雪事故で重傷を負い入院しているが、順調に回復し「出馬」を明言。13日に総決起集会を開き、支持者に復帰をアピールした。活動の空白を埋めようと後援会が結束を固め、雄物川や大森などでパンフレットを配布している。
我妻は民主政権に失望している非自民票の受け皿を目指す。独自に市民アンケートを行い、結果に基づく政策を記したチラシを市内3万5千世帯に配布。街頭宣伝や座談会などを小まめに行い、無党派層を含め幅広く支持を呼び掛けている。
東日本大震災により、各陣営にはストレートに訴えづらいなどの影響も出ている。
(敬称略)
(2011/03/15 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/01/article_10.jsp
2011県議選 決戦の構図
[湯沢市雄勝郡]
旧湯沢市が「決戦場」
立候補予定者(定数3-4)
大関衛 42 自現(3) 湯沢市川連町
安藤豊 58 無現(3) 羽後町郡山
東海林洋 55 無現(1) 湯沢市下院内
宇奈月満 42 無新 湯沢市字両神
※かっこ内数字は当選回数 民主は“分裂選挙”の様相。県議会の議席増に向け、全選挙区での候補者擁立を目指していた民主県連代表の松浦大悟参院議員が白羽の矢を立てたのが、タレントの宇奈月満(本名・福島正人)。出馬表明直前の昨年末まで秋田市在住で、湯沢市・雄勝郡選挙区には地縁血縁のない「落下傘」の候補予定者だ。
これに異を唱えたのが、同県連副代表の京野公子衆院議員。党公認ではないものの、県議会会派の民主・新みらいに所属、自らの選挙でも協力を得た無所属の現職・安藤豊を支援する姿勢を変えていない。京野は宇奈月公認に強く反対、党本部にやめるように要請した。党本部は地元衆院議員の意を酌んで公認せず、宇奈月は無所属で立候補することを選択。京野は安藤、松浦は宇奈月を支援する構図が固まった。
固い地盤を持つ現職3人に、地盤のない新人1人が挑む構図も見える。自民現職の大関衛は稲川、皆瀬両地域、安藤は羽後町、無所属の現職・東海林洋は雄勝地域を地盤にする。
前回の県議選は4人が出馬し、有権者の4割強を占める旧湯沢市を地盤とする現職が敗れた。今回は旧湯沢市からの候補予定者が不在。各陣営は、前回次点となったこの候補が獲得した7千票余りに狙いを定め、大票田の旧湯沢市が「決戦場」になるとみている。
大関は後援会16支部を中心に全域への浸透を目指す。湯沢市議26人中16人の支持を得ている。保守票や公明票に加えて、民主への批判票取り込みも狙う。既に稲川、皆瀬を中心に選挙区内を一巡しており、今後は旧湯沢市に力点を置くことにしている。
安藤は羽後町を軸に支持者回りやミニ集会を展開。前回、有権者の約4分の1を占める同町の票の8割以上を集めており、今回も地盤固めを進める。連合推薦議員であり、湯沢市や東成瀬村では連合加盟労組などを足掛かりにし、支持を拡大する構え。
東海林も地盤固めを最優先する。雄勝地域では「得票率100%を達成するつもりでやる」と東海林。党派を超えた支持の拡大を目指す。県議会では農林商工委員会に所属。農林関係者とのつながりが広がったとしており、さらに浸透を図る方針だ。
宇奈月は「落下傘」の不利を解消しようと、松浦と二人三脚で知名度アップを図ってきた。住居は旧湯沢市の住宅街に置いた。こまめにあいさつ回りを続け、各地でミニ集会を開催している。松浦に近い党員、サポーターを中心に支持拡大を目指す。
候補予定者のいない共産、社民票や無党派層の取り込みも勝敗の鍵を握りそうだ。
一方、東日本大震災を受け、各陣営は活動を大幅に自粛しており、総決起集会の中止を決めた陣営もある。
(敬称略)
(2011/03/16 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/01/article_11.jsp
2011県議選 決戦の構図
[無風区]
立候補予定者
大館市 (定数3-4)
鈴木洋一 66 自現(5) 花岡町
佐藤賢一郎 63 自現(1) 比内町大葛
石田寛 64 社現(5) 下代野
潟上市 (定数1-1)
こだま祥子 56 無現(2)
飯田川和田妹川
にかほ市 (定数1-1)
渋谷正敏 62 自現(2) 象潟町
仙北市 (定数1-1)
佐藤雄孝 58 自現(1) 西木町
※かっこ内数字は当選回数大館市
共に自民現職の鈴木洋一と佐藤賢一郎、社民現職の石田寛の3人が立候補を表明。民主の候補者擁立は難航している。前回は民主推薦の現職を加えた4人の少数激戦だったが、今回は一転して無風状態。大館市選挙区はこれまで無投票になったことがない上、近隣選挙区すべてに民主が候補者を擁立したことから、3陣営は選挙戦を前提に準備を進め警戒を緩めていない。
民主大館支部は昨年暮れから擁立への動きを本格化、複数に打診したが固辞された。支部幹部は、現在も数人に絞って交渉を続けており「告示ぎりぎりまで擁立を目指す」としている。前回、民主推薦候補は落選したものの、8500票余りを集めている。
自民県連会長の鈴木は昨年5月、いち早く連続6選に向けて立候補を表明。支持基盤となっている商工業関係者らの結束を図っている。
旧比内町長の佐藤は前回、地盤が同じ民主推薦現職との激戦を制しトップ当選。陣営は、前回の勢いを駆って連続トップ当選を目指す。
社民県連幹事長の石田は県北の社民議席死守へ6選出馬を決めた。陣営は推薦を受けた連合秋田の労組票などをバックに支持拡大を図る。
潟上市
立候補を表明しているのは、3選を目指す無所属の現職・こだま祥子のみ。自民県連が対抗馬擁立を模索している。
こだまは前回に続き、石川光男市長の支援を取り付けたほか、保守系を含む市議11人のサポートも得ている。市内5カ所で集会を開き、子育て支援や少子化対策、効率的県政の実現などを訴えている。
同県連はこれまで、市議や会社経営者ら数人に立候補を打診したが、擁立には至っていない。
にかほ市
自民現職の渋谷正敏が立候補を予定している。民主が擁立を模索しているものの実現しておらず、他に出馬に向けた動きも見られない。
渋谷は集落の会合などに小まめに出席し着々と支持固め。1月下旬に開催した後援会総会には佐竹敬久知事や、親交のある民主の高松和夫衆院議員が駆け付けた。
陣営は「選挙戦になるという前提で準備をしている」と気を引き締めている。
仙北市
出馬表明しているのは自民現職の佐藤雄孝だけ。民主やみんなの党が対抗馬擁立を模索しているが、実現は厳しい情勢だ。
佐藤は、門脇光浩(現仙北市長)の県議辞職に伴う2009年補選で元角館町長との新人一騎打ちを制した。
昨年秋から後援会支部の組織づくりに取り組み、地元・西木地域をはじめ、田沢湖、角館でも小まめに座談会をこなしている。女性支持者の会も設立。「万全の態勢で臨む」と佐藤。東日本大震災の影響では、20日に予定していた総決起集会を中止した。
(敬称略)
<終わり>
(2011/03/17 付)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110317_17
悲しみこらえ陣頭指揮 妻不明の陸前高田市長
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「逃げろ!逃げろ!」―。防災行政無線で市職員が絶叫した直後、市庁舎3階まで津波が流れ込んだ。市全域が壊滅した陸前高田市。戸羽太市長(46)は妻が行方不明のままだ。涙を浮かべながら「ゼロどころか、マイナス100からの出発。今は避難者約9千人の支援に全力を挙げたい」。対応を陣頭指揮している。
地震は市長室での執務中に起きた。テレビで緊急地震速報が流れた直後、棚が倒れるほどの揺れに襲われた。全員が庁舎の外に出たが、双眼鏡で海を観察していた職員が、防波堤を大きく越える波を発見。職員が無線で市民に避難を呼び掛け、自分も庁舎屋上に駆け上った。
庁舎は一部4階建て。3階の屋上に約120人が避難した。津波はすぐに3階を越え、2メートル下まで迫った。「もう終わった」。屋上から見た光景は絶望的だった。木造民家は次々にのまれた。避難者がいたはずの市立体育館も、激流で壁がなくなった。
津波は何度も押し寄せた。日が暮れて暗くなっても助けは来ない。水浸しの4階の部屋で約120人と夜を明かした。翌朝、午前6時。「助けは来ない」と判断した。被害を受けていない市立学校給食センターまで幹部職員らと歩き、災害対策本部を立ち上げた。
自宅は被害がひどい高田地区にあり、息子2人は避難して無事だったが、妻の久美さん(38)は近くの住民らと高台に避難する途中で行方不明になった。トラックで避難した工事業者が「奥さんを乗せてあげればよかった」と謝ったという。
停電の上、携帯電話も通じず、対策本部で着の身着のまま、消防や自衛隊との調整に当たる。作業服の下のシャツは汚れ、うっすらと無精ひげも。宿泊は本部2階の一室。職員らと雑魚寝だ。
行方不明になったり、家や家族を失ったりした職員も多い。津波が来る直前、足が不自由なお年寄りを市庁舎に避難させようとして、行方不明になった職員の姿が今も目に焼き付いている。
市議や副市長を経て2月に初当選したばかり。「ありえない災害。今は先のことを考えるより避難者のことが大切。水や燃料、粉ミルクが絶対的に足りない。全国にお願いしたい」。支援を強く訴えた。
(2011/03/17)
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110318k0000m040068000c.html
東日本大震災:大槌町徐々に回復へ 避難中の元職員ら協力
OBの協力も得て被災者支援を進める大槌町の災害対策本部=岩手県大槌町で2011年3月17日午前11時41分、安藤いく子撮影 11日に発生した東日本大震災で、被災住民の支援や復興の先頭に立つはずの町長や幹部職員計35人が行方不明となった岩手県大槌町で、混乱状態に陥っていた町役場の機能が徐々に回復している。東梅政昭副町長らに力を貸してほしいと請われた元職員たちが、自らの避難生活を顧みず協力している。元防災担当もおり、東梅副町長は「希望だよ」と感謝する。
使用不能になった役場庁舎の代わりに、町の災害対策本部が置かれているのは高台の中央公民館。元職員の男性が17日午前、応接室のドアを開けて「大丈夫か、手伝うよ」と声を掛けた。疲れ果ててソファに座っていた東梅副町長の表情ががらっと変わり、「うれしいね」と握手の手を差し出した。
町職員は加藤宏暉町長以下136人だった。加藤町長は11日の地震発生直後、役場前の駐車場に机を並べて対策会議を開こうとしていたところを津波に巻き込まれ行方不明になった。しかも、避難所対応や救援物資管理など対策班のリーダーになるはずだった課長は11人中7人が不明だ。本庁舎に残された職員は12日、屋上からヘリで救助された。13日から被災者支援を本格的に始めたが、避難所は町内約30カ所以上に点在している。人手不足の解消策の一つが元職員のボランティアだった。
これまでに6人の元職員が協力を申し出た。その一方で過労やストレスで入院する現役職員5人もおり、人手はまだ足りない。東梅副町長は「被災者の要望の把握や健康管理などフォローができない。町の災害対策を知っている元職員の手はもっとほしい」と話す。【安藤いく子】
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>>134-135
>>452
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t13012.htm
前石巻市長土井氏、震災で犠牲
宮城県石巻市の前市長土井喜美夫氏(67)が東日本大震災の犠牲となって亡くなっていたことが17日、分かった。市総合体育館に安置されていた遺体から身元が判明した。
土井前市長は石巻市出身。中央大卒。故内海英男建設大臣秘書を経て2000年の衆院選など4度の国政選挙に挑戦し落選した。
03年、当時の菅原康平市長の任期途中での辞職に伴う出直し市長選に出馬、初当選した。05年の1市6町合併後の市長選でも当選し、初代市長を務めた。
2011年03月18日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110319-OYT1T00427.htm
福島・双葉町、役場機能を一時さいたま市へ
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の事故を受けて地元を離れ、同県川俣町に災害対策本部を設置していた双葉町は19日、川俣町内の避難所の約1100人がさいたま市に移動するのに合わせ、役場機能の一部も一時、移すことを決めた。井戸川克隆町長と町職員も移る。
移転する役場機能は、税金の減免手続き、健康保険更新、新規の住民基本台帳の作成などの業務。住民らが避難する同市中央区の施設に、役場業務を行うスペースを設けるなどする。
今回の住民の移動とは別にすでに町外へ移るなどしていた町民らについても、同市への避難を受け入れるが、移動手段確保や、移動費用の補助などは行わないという。
(2011年3月19日13時28分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110319dde012040005000c.html
東日本大震災:全町・全村避難、福島の8自治体 復興へ遠い道
◇役場閉鎖し住民散り散り……「つながり」どう保つ
散り散りになっても、また古里で会おう−−。福島県内では地震・津波に加え原発事故を受けて、役場機能を含め全住民が市町村域を越えて避難する「全町・全村避難」が相次いでいる。これまで住民全員が避難したケースは火山災害の伊豆諸島・大島町、三宅村、中越地震の新潟県山古志村(現長岡市)などわずかしかない。避難先で将来の「復興」を誓う一方、厳しい行政運営の道のりを歩むことになりそうだ。【太田誠一、蓬田正志】
福島県で「全町・全村避難」か、役場機能を他の自治体に移してほぼ全避難状態になっているのは、原発事故で全域が「避難指示圏」に入った双葉、大熊、富岡の3町のほか、隣接する広野、楢葉、浪江、川内、葛尾の5町村。
ほぼ全域が「屋内退避圏」となった川内村は、17日午後に村役場を閉鎖。それまでに村内に避難してきていた富岡町の役場職員・住民らと共に、県央・郡山市の複合施設「ビッグパレットふくしま」に移り、この「仮住まい」で合同災害対策本部を設置した。
川内村は人口約3000人の山あいの小さな村。個々に避難した人を除き、村民約500人でビッグパレットで寝泊まりする。
「電話は不通になったが、地震の被害はよそに比べればそれほど大きくなかった。とにかく原発が心配だ」と遠藤雄幸村長。各種証明書発行に備え、住民名簿一覧と村長の公印は持ち出した。猪狩貢副村長は「出生・死亡届などは避難先の自治体に出していただくことになる」と説明する一方、「まずは村民の風呂の確保をどうしたら良いのか」と悩む。
今後は村民がどこに避難しているかの確認と、連絡網の整備という難関が待つ。役場移転翌日の18日も、村民の所在などを問い合わせる電話が相次いだ。「いつまでここに居るのか」などと先行きを心配する村民の声も多く聞くという。
富岡町も同様の状態。約1万5000人の町民のうち約2000人がビッグパレットに避難した。同町で独り暮らしをしていた渡辺典子さん(70)は「知っている人の顔があるだけで心強い」と語る。
だが、再移転する人もおり、富岡町からの避難者のうち約250人が17日に埼玉県に向けて出発した。町民は散り散りになって再興の日を待つ。渡辺さんは「家に戻れるのはいつになるのか。早く帰りたい」と話した。
県との連絡などに追われながら、遠藤村長は取材に対し、避難先不明の村民へのメッセージの意味も込めて、「村の人々が散り散りになるのは残念だが、みんな古里への愛着は強い。どんな再スタートになるのか分からないが、いつか村の再生に力を貸してください」と語った。
◇職員ケアや情報交換大切
「全住民避難」で、役場はどんな困難に直面するのか。00年の三宅島・雄山の噴火で全村避難を経験した東京都三宅村の平野祐康(すけやす)村長は「まず、住民への情報提供が必要」と話す。三宅の場合、避難先は21都道府県に散らばり、つながりをどう保っていくかに苦心したという。
三宅村が最初に取り組んだのは、島民避難先電話帳の作成。月2回ほどは郵便などで島の現状を報告した。避難者が集中する都営住宅では100〜200人に1人の割合で連絡員になってもらった。
平野村長は当時、財政課長。議会を開けない中、避難対策費確保のため年間20件もの補正予算を組み専決処分でしのいだ。子供たちの集団避難時には「恥ずかしい思いをさせたくない」と担当者に6000万円持たせ、「これで何とかやってくれ」と送り出した。住民税は減免条例を設けて納税時期を遅らせるなどの対策を取った。
避難生活で心身の負担を少しでも軽くするには「仮設住宅を一刻も早く造ってプライバシーを守るのも重要」と指摘。「行政サービス確保のため、役場職員の心のケアも忘れてはいけない」と話す。
三宅島には18日、福島県いわき市から2世帯7人が避難し、村営住宅入居の準備を進めている。平野村長は「避難している人々に我々の経験を伝えたい。住民にも行政にも頑張ってほしい」とエールを送る。
一方、04年の新潟県中越地震で全村避難した旧山古志村長の長島忠美(ただよし)衆院議員も、「一番の問題は、情報が双方向で伝わりにくくなるということ。行政の側から情報を出し、住民の要望を聞くことが重要だ。近隣だけではなく全国から行政サービスに当たる職員の応援が必要になる」と話す。
また、避難者のニーズを把握する窓口の必要性を強調し、「行政同士で情報交換する体制も必要。避難者は、まずは避難先の市町村に連絡を取り、その市町村に地元への連絡をお願いしてほしい」と呼びかけた。
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110320k0000m040084000c.html
福島第1原発:双葉町民1200人が埼玉到着 集団避難
町内に東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町の町民約1200人は19日、「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)に集団避難した。約200キロ離れた見知らぬ土地とはいえ、古里の人々と共に暮らせることは何より安心感がある。しかし、月末には再び別の場所に移る可能性もある。安どと不安が交錯する中、新たな避難生活が始まった。
埼玉県は福島県側から全国知事会を通して要請を受け、16日にアリーナでの避難者受け入れを始めた。井戸川克隆町長は「全町民を1カ所に集約できる広さと動きやすさがある」として、避難先に決めたという。今後、一時避難していた福島県川俣町においてある災害対策本部も移す予定だ。
埼玉県は当初、受け入れ規模を最大5000人と設定。しかし、19日中に2000人を超えたため、避難者の荷物の多さや健康状態などを考慮して受け入れを締め切った。
避難者に対し当初はマスクの配布や毛布の貸与にとどまっていたが、18日にはボランティアによる炊き出しが始まった。県もおにぎりや弁当など3食の食事や飲み物の提供も始める方針だ。しかし、開設期間は今月31日まで。県はその後、県立学校元校舎や民間賃貸住宅の利用を検討している。県幹部は今回の受け入れの詳細について、県と町が直接交渉して決めたといい、「国からは避難所のあっせんの仕方など、情報がなかった」と話した。
県は、町に役場機能を持たせるため電話回線2本を用意。井戸川町長は「町民の暮らしを守りたい。行政機能と住民サービスという二つの機能を回復したい」と語った。しかし、具体的な手順については「関係機関と話し合いたい」と述べるにとどまった。
町民らはこの日午前、一時避難していた川俣町などを埼玉県が用意した大型バス40台で出発し、午後3時前から続々とアリーナに到着。毛布や旅行カバン、衣類の入ったビニール袋などを抱え、ボランティアに誘導されて館内に入った。 夫(77)と2人で避難してきた岸美代子さん(75)は、アリーナで知人の女性を見つけると抱き合って再会を喜んだ。川俣町では別々の避難所だったといい「ここで会えるなんて思ってなかった」と目を潤ませ、「覚悟は決めてきましたが、ここは地元の人がいっぱいで安心」と明るい表情で話した。
息子や娘家族はそれぞれ別の場所に避難したという農業、高野サダ子さん(75)は、アリーナ内の通路の椅子に腰掛けると、早速携帯電話で息子に電話した。「埼玉に着いたよと言ったら安心していました」と笑顔を見せた。「着の身着のままだけど、近所の友達や親類と一緒に来られた。がんばっぺなーって言い合っています」
整備工場経営の男性(45)は妻と中学1年、小学3年の息子を連れて避難してきた。抱えてきた毛布を床に下ろすと「ここに来られたのはいいけど、見通しも何もない」と疲れた表情を見せた。【町田結子、平川昌範】
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首長の犠牲は石巻市長>>1591に続いて二人目でしょうか。。
東日本大震災:不明の大槌町長、遺体で発見 岩手
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110320k0000e040022000c.html
東日本大震災発生後の津波に襲われ、岩手県内の首長で唯一行方不明になっていた大槌町の加藤宏暉(こうき)町長(69)について、県は20日、死亡が確認されたと発表した。
県災害対策本部によると、19日午後、町役場から北へ約500メートルの国道45号バイパス付近で発見された遺体から町長の名刺が見つかり、町が町長と確認した。
加藤町長は11日の地震直後、役場前の駐車場で対策会議を開こうとして津波に襲われ、町職員三十数人とともに連絡が取れなくなっていた。【湯浅聖一】
毎日新聞 2011年3月20日 11時04分(最終更新 3月20日 11時25分)
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http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200088.html
岩手・大槌町長、遺体でみつかる 災害対策会議中に津波2011年3月20日11時39分
遺体で見つかった加藤宏暉・岩手県大槌町長
11日の東日本大震災による津波に巻き込まれて行方不明になっていた岩手県大槌町の加藤宏暉(こうき)町長(69)が、遺体で見つかっていたことがわかった。
県によると、加藤町長の遺体は19日午後、同町内の国道45号バイパス付近で見つかったという。加藤町長は地震発生後、役場庁舎前に設置したテントで災害対策会議中に津波に巻き込まれた。町議1人と課長7人ら幹部、町職員三十数人とともに行方不明になっていた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110321/iwt11032111320002-n1.htm
直前まで震災対策の大槌町長 生死を分けた判断は…
2011.3.21 10:45 (1/2ページ)
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避難所では小学生が書いた「スマイル」という張り紙に拍手と歓声が上がった=20日、岩手県大槌町(高久清史撮影)
東日本大震災の津波にさらわれ、行方不明になっていた岩手県大槌町の加藤宏暉町長が遺体で見つかった。町長は津波にのまれる直前まで陣頭指揮を執っていた。町長不在で職員の25%が死亡・行方不明となっている。だが、職員たちは肉親が行方不明になりながらも「気を落としてはいられない。みんなで乗り切る」と復興の道を歩いている。
生死を分けた判断
カーキ色の防災服をまとった加藤町長は余震を警戒しながら、役場横の駐車場で対策会議を開くことを決めた。20〜30人ぐらいの職員が机や地図を並べようとしていた。
その場にいた税務会計課の岡野治子さん(36)は海岸沿いの建物が崩れていくことに気付いた。誰かが「津波だ」と叫び、その場がパニックに。岡野さんは無我夢中になりながら、役場の屋上に避難した。
町企画財政課の伊藤幸人さん(49)も屋上に向かったが、2階で濁流にのまれ、部屋に閉じこめられた。天井まで水が入り息が続かなかったが、体に残った最後の力で窓から外に出て、同僚たちに助けられた。
加藤町長の遺体は19日午後、町役場から北西に約1キロ離れた国道付近で発見された。
東梅政昭副町長は津波直前、加藤町長に「寒いからもう一枚服を羽織ってこいよ」と言われ、役場に戻ったことから助かった。東梅副町長は「残念だ」と話すのが精いっぱいだった。
同町によると、人口約1万6千人のうち419人が遺体で発見され、732人が行方不明になっている。
「スマイル」に笑顔
伊藤さんと岡野さんは今、同僚1人とともに約400人が避難している弓道場を取り仕切る。砂の上にブルーシートなどがひかれ、その上で避難者たちが毛布にくるまる。ストーブ3台で暖を取るが、砂から伝わる冷気に避難者は体を震わせる。
伊藤さんは父親、岡野さんは母親の行方が分からない。だが、伊藤さんは「ほかの職員も家族を捜したい、会いたいと思っている。でも避難所は離れない。私たちは町民を守っていく」と揺るがない。
岡野さんも「町長が亡くなったと知り、頭の中が真っ白になった。でも頑張るしかない。みんなで乗り切る」と涙をこらえた。
弓道場で20日、張り紙が張り出された。「スマイル」という見出しの紙にはこうつづられていた。
−−家が無くなってしまった人もいると思うけど、みんなで助け合って笑顔で、がんばっていきましょう。その笑顔で周りの人に元気を与えて下さい。
小学6年
−−今みんなができること。1、明るいあいさつ。2、進んで仕事を見つけること。3、元気に遊ぶこと。4、手あらい・うがい・健康第一
町民の1人が拡声器で文章を読み上げると、弓道場から拍手と「ありがとう」という歓声が上がった。
(高久清史、岡嶋大城)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110321_16
統一選、内陸は予定通り? 延期は被災地限定
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東日本大震災を受けて統一地方選を延期する特例法案が成立したことに関連し、選挙を管轄する総務省が県選管に対し、延期対象を実際に被災し「物理的問題がある自治体」に限るよう要請していることが20日分かった。被害のない内陸でも被災者を受け入れるなど災害対応に追われる自治体もあり、国のしゃくし定規な姿勢に批判が集まりそうだ。
同法案は18日に成立し、22日に公布・施行の見込み。本県で検討対象となるのは知事選、県議選のほか4市町村の首長と14市町村議選で、県選管の意見を踏まえて総務相が指定する。
県選管では22日に市町村選管の意向を聴取した上で総務省に意見を上げる方針。一方、同省は特例を「あくまで例外的な措置」(片山善博総務相)としており、被害のない自治体は予定通りの実施を求めているという。
雫石町はいったんは県選管に延期希望を伝えたが、国の方針を受けて予定通り4月24日に町議選を実施する可能性が高いことを現職議員に通知した。ただ、内陸で被災者を受け入れている自治体もあり「被災者感情を考慮すると選挙どころではない」(同町関係者)との声も。
県選管の佐々木信書記長は「選挙の適正執行という大原則はあるが、震災対策に傾注すべき時期でもあるだろう」と困惑。「市町村の意向を尊重して意見する」との方針で、同省の対応が注目される。
(2011/03/21)
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http://www.asahi.com/politics/update/0321/TKY201103210287.html
帰郷し復興、強い決意 埼玉へ役場移転の福島・双葉町長2011年3月21日21時39分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、役場機能ごとさいたま市に避難した福島県双葉町の井戸川克隆町長が21日、「帰りたい。全町民が共有している」と述べ、いずれ福島に戻って町の復興を目指す決意を強調した。民主党の岡田克也幹事長は、国の全面的な支援を約束した。
原発に隣接する福島県内の8町村が役場機能を含めた全体避難をしている。井戸川町長は、さいたま市の避難施設を視察した岡田氏に対して、帰郷に向けた財政面などでの支援を要請した。
井戸川町長は会談後、記者団に対し、さいたま市での集団避難生活について「我々が先遣隊として住みやすい地域づくりを進めたい。全国に散らばった町民も(さいたま市に)戻ってくると思う」と述べた。さいたま市に避難した住民約1200人を中心に町民の再結集を図る考えだ。双葉町に戻る時期については、他の被災自治体と調整しながら検討する意向を示した。
岡田氏は、2000年に噴火に見舞われた三宅島の全島避難を例に、「町ごと移転して、しばらく何年間かやっていただくことを、国として後押しできればと思う。いろんな負担が自治体にかかるが、国がピシッと見る」と述べ、支援を約束した。
双葉町は人口約6900人。町民の多くが福島第一原発に関係する企業に勤める原発城下町だ。09年に自治体財政のイエローカードである「早期健全化団体」に指定されるなど財政難に苦しんでおり、井戸川町長は「産業振興を新しい感覚で考え、自立しなければならない」と述べ、「脱原発」を模索する考えも示した。
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>>1596
石巻は「前」市長ですね。
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>>1601
あ,ご指摘有り難うございます。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110322-OYT1T00873.htm
統一選延期、3県20市町村27選挙を1次指定
片山総務相は22日、東日本巨大地震で大きな被害を受け、4月に予定通り統一地方選を実施することが困難な市町村として、岩手、宮城、福島3県の計20市町村を指定した。
3県で予定されていた県議選と岩手県知事選も含めて、計27の地方選の延期が決まった。23日に官報に告示する。新たな選挙期日は後日、政令で定める。
延期が指定された市町村は、津波の被害が大きかった沿岸部と、東京電力福島第一原発の事故で避難指示が出された地域が中心。総務省選挙部は今回の指定を「第1次指定」とし、他の市町村からも選挙の延期を求める声が多く出ていることから、早急に「第2次指定」を行う方針だ。
◆延期が決まった地方選(長は首長選、議員は県議選・市町村議選)◆
【岩手】県(長、議員)、陸前高田市(議員)、大槌町(長)、山田町(議員)、田野畑村(同)、普代村(長、議員)、野田村(議員)
【宮城】県(議員)、仙台市(同)、塩釜市(長、議員)、多賀城市(議員)、亘理町(同)、山元町(同)、松島町(長)、七ヶ浜町(長、議員)、女川町(議員)
【福島】県(議員)、相馬市(同)、広野町(同)、双葉町(同)、新地町(同)、川内村(同)、葛尾村(同)
(2011年3月22日19時25分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110322ddm012040080000c.html
東日本大震災:トップ不在、長期化か 町長死亡の岩手・大槌町、有権者確定難しく
東日本大震災で加藤宏暉町長(69)が死亡した岩手県大槌町はトップ不在が長期化しそうだ。公職選挙法では首長死亡の場合50日以内に選挙しなければならないが、津波で選挙人名簿が流失したうえ、行方不明者が多く有権者数を確定するのが容易ではないからだ。
加藤町長は今春の統一地方選で再選を目指して出馬表明していたが、津波で行方不明になり19日に死亡が確認された。町職員も136人のうち、三十数人が死亡または行方不明になっている。
統一地方選を延期する特例法が成立したため、町が対象地域に指定されれば投票日を2〜6カ月延期できる。ただ、東梅政昭副町長(66)は「投票所も、開票作業をする職員も足りない。環境を整えるには長い年月がかかる」と話す。東梅副町長は「国の支援を受けながら、住民が納得して1票を投じられる環境を整えたい」と語った。【藤田剛、村上正】
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00642.htm
コピー機・PCなし…プレハブ仮役場で業務再開
津波で全壊した役場機能が移された仮設のプレハブで初めての会議を開く町職員(宮城県南三陸町で)=大原一郎撮影 津波で役場が流された宮城県南三陸町は22日午前、プレハブの仮庁舎で業務を再開した。
プレハブは64平方メートルの平屋建て。コピー機やパソコンもなく、長テーブルやイスが並んでいるだけの簡素なもの。近く2階を増設するという。鉄筋コンクリート3階建ての旧庁舎は、骨組みだけを残し、がれきの中にたたずむ。
早速、総務部門の担当者十数人が集まり、住民データの復元や、災害救助法の適用を受けるための事務作業に関する会議を開いた。持ち込んだ資料は段ボール1箱分だけ。情報収集管理班の三浦清隆班長は「役場本来の業務を始めないと復興につながらない」と話した。町は津波で家屋の約7割が破壊され、21日午後5時現在、304人の遺体が見つかり、人口約1万7300人のうち、約9500人が避難所暮らしを続けている。
行政職員約130人のうち死者・行方不明者は36人。戸籍データは消失したが、法務局にバックアップされていることがわかった。町の行政機能がマヒしているため、避難所に手書きの「移動届」を残して町を去る人も少なくない。
自らも津波に流され、役場の階段手すりにつかまって助かったという佐藤仁町長は「新しい町をどのように作るか、復興の一歩がスタートする記念の日だ」と決意を語った。
(2011年3月22日15時57分 読売新聞)
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現在の大館市長選挙の情勢は、どんな状況?
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そもそも近江屋信広氏は、自民党を離党したのに何で、自らの意思で離れた自民党に推薦依頼を出したのでしょうか?
全く理解できません。
仮に、このような人物が市長になってしまうと市政の混乱は避けられないと思います。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000117-san-soci
いの郷土再建 相馬市長「ろう城」決意 メルマガ再開 市民と共に
産経新聞 3月26日(土)15時13分配信
立谷秀清相馬市長(相馬市HPから)(写真:産経新聞)
緊迫した状況が続く東京電力福島第1原子力発電所から約45キロの距離にある福島県相馬市の立谷秀清市長(59)が、東日本大震災の発生以来中断していたメールマガジンの配信を再開した。放射能への不安が市民に広がっていることを伝える一方、地震と津波で犠牲になった市民や消防団員への「償い」として郷土の再建を約束。「市民とともにこの相馬市を離れるつもりはない」とつづり、見えない恐怖におびえる市民の不安を払拭するように、復興に向けた決意を示した。
再開したメルマガ3月24日号のタイトルは「ろう城」。相馬市は大きな被害を受けたが、原発の事故で一部が避難指示や屋内退避圏内となった隣町、南相馬市からの避難民を受け入れている。メルマガではそうした動きを目の当たりにした市民たちの間に「遠くに逃げ出そうという気分が広がっていった」とつづる。
しかし、文面に弱音や救いを求める声はない。「米と味噌(みそ)と梅干しがあれば、生きてはいける。(中略)よってろう城をしながらここで頑張る」と、市民に冷静な対応と団結を求めた。漠然とした不安で、郷土の再建を遅らせることは「津波から被災集落住民の命を守って殉職した(消防団の)分団長や団員に申し訳がない」からだ。
取材に対し、立谷市長は「市民に向けたメッセージとして書いた。『何で市民を市外に避難させないのか』という声もあるが、ここで逃げたら相馬市はなくなってしまう。国が逃げろっていうまで、俺たちは絶対に逃げない」と話した。
「ここで生活の不便さや原発の恐怖心に負けてしまったら、相馬地方は将来ともに復興が出来ない」−メルマガの文面は広報誌の号外としても市民に配布された。避難所では涙を流しながら読む被災者の姿もあったという。
相馬市によると、放射能への警戒から市内の物流が一時止まったが、立谷市長が個人的につながりが深い全国各地の首長にメールを送って支援を要請。今や数十トンの米が集まり、梅干しも大量に届いた。最低限の「兵糧」は整っている。
市内にとどまることを強制しているわけではないという。立谷市長は「逃げる人を責めることはできない。もちろん、帰ってきたら優しく迎えるつもりだ」と話し、「市民とともに頑張るよ」と笑った。避難所を回り、市民に団結を呼びかけ続けているという声はかれていた。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110325t61032.htm
福島県内首長、怒り頂点 「自治体崩壊」瀬戸際
長期化する東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の危機的状況に、福島県内の市町村長がいら立ちを募らせている。原発が放出した放射性物質の拡散で、県産野菜の出荷・摂取制限や水道水の飲用制限を強いられた。住民が脱出した浜通り地方は、「自治体崩壊」の瀬戸際に追い込まれかねない。首長たちの怒りは頂点に達している。(福島総局)
市のほぼ全域が避難(原発から20キロ以内)と屋内退避(20〜30キロ)の圏内となった南相馬市。桜井勝延市長は「東電の情報は市役所へのファクスだけ。市民がどんな思いでいるか、南相馬に住んでみればいい」と怒りをぶちまける。
浪江町は町民約3400人が二本松市に避難。馬場有町長は「原子炉への海水注水が遅れたのは、廃炉を想定していなかったからではないか。東電は自分の利益を守るのが前提か」と批判する。
遠藤勝也富岡町長は「事故の半分は人災。安全神話は完全に崩れた。国と東電は原発の扱いを根底から見直してほしい」と指摘する。
屋内退避圏に入った田村市では、旧都路村地区の住民約3000人が同市船引町などに避難。市内には浜通りの約2300人も避難中だ。冨塚宥〓市長は22日、東電幹部の面会を断った。「住民は体力的にも精神的にも疲れ切っている。早く事態を収束させ廃炉にしてほしい」と憤る。
「東電の初期対応が遅すぎた。土壌汚染が確認されたら、すぐには戻れない」と言うのは遠藤雄幸川内村長。村の一部が屋内退避圏で、長期的な影響を危ぶむ。
水道水から放射性物質が検出された飯舘村の菅野典雄村長は「このまま住んで農業を続けていいのか判断しかねる。これでは村はつぶれる」と危機感を隠さない。村の一部が屋内退避圏だが、「避難と屋内退避は補償内容の違いでしかない」と強調する。
原発から離れた地域でも、東電への不満が募る。鈴木和夫白河市長は「東電は分かりやすく説明すべきなのに、国民の不安をあおっている。原発周辺の県民の苦労を考えると、胸が張り裂ける」と話す。
山口信也喜多方市長も「このままでは喜多方の観光も大打撃を受ける。東電には廃炉も視野に入れた対策を取ってほしい」と求めた。
(注)〓は日へんに景
2011年03月25日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t11057.htm
「現地対策庁舎」設置 住民票復元目指す 宮城・南三陸町
職員が備品を運び込み、運用準備が進む現地対策庁舎=22日午後1時ごろ、宮城県南三陸町志津川
津波で役場庁舎が失われた宮城県南三陸町で、行政機能を担う現地対策庁舎が22日、設置された。2008年の岩手・宮城内陸地震で被災し、復旧のノウハウがある栗原市が全面的に支援し、住民票の復元作業などに当たる。
現地対策庁舎はプレハブ平屋で約60平方メートル。災害対策本部がある同町志津川沼田の町総合体育館そばに置かれた。当面、総務班の職員10人が住民票や住民基本台帳の復元作業に取り組む。災害対策本部と切り離すことで、行政業務の早期回復を目指す。
役場庁舎を失ったため、行政書類やデータは残っていない。町がデータ処理を委託している仙台市の業者には今月4日までの住民基本台帳の記録が残っており、これらを基に作業を進めていく。
現地対策庁舎の設置に際しては、栗原市が支援した。プレハブ設置や電話の手配など、岩手・宮城内陸地震での経験を生かして助言した。
現地入りしている栗原市の菅原進危機管理監は「町職員も被災し、機能していない面もある。災害時の対策や役場の機能復元に向け協力したい」と話した。佐藤仁南三陸町長は「町民の情報を早急に復旧し、町をどう復興させていくか。現地対策庁舎を足掛かりにしたい」と語った。
両市町は1960年のチリ地震津波で旧志津川町(現南三陸町)が被災した際に、旧築館町(現栗原市)が応援に駆け付けた縁がある。岩手・宮城内陸地震では南三陸町が給水支援などを行った。
2011年03月23日水曜日
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http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY201103290420.html
「もう限界」「一時帰宅を」原発避難の首長らが窮状訴え
2011年3月29日21時55分
もう限界だ――。福島第一原発の周辺にあり、放射線被害から逃れるため避難や屋内退避の指示でちりぢりになっている福島県内8町村の首長や議長が29日、震災後初めて、同県郡山市に集まった。佐藤雄平・県知事も同席。原発への憂慮や避難所生活の窮状を訴える声が相次いだ。
県内の会津美里町に集団移転する楢葉町の草野孝町長は、長期化する避難生活で具合が悪くなったり、医者にかかったりする町民が何十人も出ていると説明。「職員も限界にきている」と訴えた。
会津若松市への集団移転を進めている大熊町の渡辺利綱町長は、避難指示圏への住民の一時帰宅について言及。「避難している人は着の身着のまま、カギもかけてこないで出てきた人もいる。無理は承知だが1時間でもいい。住民を一度帰してもらいたい。それが住民からの一番強い要望だ」と報告した。
さいたま市に集団移転している双葉町の井戸川克隆町長は車で駆けつけた。町民の所在確認について「行政でやるのは、もう限界」と説明。「民間のリサーチ会社に委託するなど、外の力を借りた方が効率的にできるのではないか」と提案した。
馬場有・浪江町長は「大津波で相当な人が行方不明になり、遺体がまだ、そのあたりにあると聞いている。県は、遺体の収集と行方不明者の捜索をぜひ、県警、自衛隊に要請して頂きたい」と、津波被害を受けた町の写真を佐藤知事に見せた。
首長らは、原子力災害の収束を国や東京電力に求めることや住宅、雇用、就学先の確保などを佐藤知事に要望した。佐藤知事は、一時帰宅について「命の問題だから、ここは辛抱してもらわなきゃいけない。ただ、住民の気持ちはわかっているのか、と官邸には再三言っている」と答えた。(斎藤健一郎)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001103260004
2011統一地方選 県議選の構図1
2011年03月26日
∞ 県都は10人立候補表明 主要政党ぶつかり合う
県内で計16の選挙が行われる統一地方選。大震災のさなかという異例の選挙戦の皮切りとなるのは4月1日告示、同10日投開票の県議選だ。定数44に対し、これまでに53人が立候補を表明。19選挙区のうち11選挙区が無投票となる可能性がある。各選挙区の情勢を5回にわけて報告する。
■山形市区
立候補を表明しているのは10人。それぞれ民主、自民、公明、共産、社民各党の公認か推薦が決まっており、全選挙区中で唯一、主要政党がぶつかり合う構図だ。他に1陣営が立候補を模索している。
自民党県連幹事長を務める今井氏は市南部の飯田地区を中心に支持者まわりや企業訪問を続ける。数多くの団体の代表や顧問を務め、組織票も手厚い。1月の「新年の集い」には1千人が集まった。
大内氏は2月に地元の七浦地区で事務所開き。前回は立候補表明が出遅れたが、1万4千票余りを獲得して2位当選した。企業訪問に加え、地盤の市北部を中心に女性票や浮動票の取り込みを図る。
前回落選した奥山氏は昨年12月に自民党公認に決定。秘書を務めた新関善久元県議の地盤を中心に活動している。4年前に160社が参加する企業後援会を設立。山形商業高校野球部OB会の副会長も務めている。
金沢氏は元山形市長の父忠雄氏からの支持者のほか、地盤の市西部を中心に個人票の取り込みを図る。県農済連職員出身で、農家の支持者も多い。支持者まわりのほか、個人演説会を30カ所で開く準備をしている。
昨年11月に立候補表明した菊池氏は公明党支持者の票固めのほか、鈴川地区を中心に活動。平田牧場の新田嘉一会長ら選挙区外からの支援も受け、知名度向上を図る。2月の事務所開きには富塚陽一・鶴岡前市長も駆けつけた。
最年少の柴田氏は民主党の推薦が決まっている。元衆院議員秘書で、河村たかし名古屋市長との親交をアピール。1日2回の街頭演説を欠かさず続け、市南部を中心に支持者回りも続けている。
高橋氏は県職労や山形市職労などの組織票を中心に活動。3月上旬の事務所開き以降は、地元の南沼原地区で個人票の取り込みにも力を入れている。告示後に個人演説会を5カ所前後開く予定だ。
広谷氏は山形水道労組などの組織票を中心に支持固めを図る。連合山形と県平和センターの推薦も決まった。2月末に事務所開きをして活動を本格化。市西部を中心に後援会員を増やしている。
前回無所属でトップ当選した吉村氏は民主党の公認が決定。支持者回りと企業訪問を続けてきた。父は和夫・元山形市長で吉村美栄子知事も親族。「吉村ブランド」を背景に浮動票の取り込みも図る。
再選を目指す渡辺は共産党票に加え、地元滝山地区で個人票の取り込みを図る。1月の事務所開き以降、共産党の山形市議と活動を本格化。少人数での「お茶の間懇談会」を予定している。
■立候補予定者■
◇山形市区(定数9―予定10)
今井 栄喜 69 自現(5)
大内 理加 48 自現(1)
奥山 誠治 51 自元(1)
金沢 忠一 60 自現(3)
菊池 文昭 47 公新
柴田 雅章 28 無新
高橋 啓介 58 社現(1)
広谷五郎左エ門 60 社現(4)
吉村 和武 38 民現(1)
渡辺ゆり子 58 共現(1)
(50音順、数字は年齢、丸数字は当選回数)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001103270001
2011統一地方選 県議選の構図2
2011年03月27日
∞ 天童市、自民に民主挑む 3選挙区、無投票の公算
■天童市区
自民党現職の土屋健吾氏が勇退。後継の矢吹氏と現職森谷氏の2議席維持を目指す自民党に、佐藤氏を立てた民主党が挑む構図になりそうだ。
佐藤氏は、無所属で敗れた2年前の補選に続く挑戦。民主党公認の今回は鹿野道彦衆院議員の支援や連合の推薦を受け、支持者や企業へのあいさつ回りを続ける。党への逆風下、前回の1万5千票を守れるかがカギになりそうだ。
森谷氏は、昨夏の出馬表明以降、市内50〜60カ所に後援会組織を新設し、組織戦を展開する。市議10人の支援も受け、3月5日の決起集会には約1500人を集めた。課題となっている市中心部への浸透に力を注ぐ。
矢吹氏は、市議1期目の昨年7月末に出馬表明。土屋氏の後援会を中心に浸透を図るとともに、個人宅を中心にこれまで1万5千軒以上へのあいさつ回りを続けた。3月に入り、ミニ集会を数回開催。市議5人が支援する。
■上山市区
昨年10月に出馬表明した枝松氏に対し、候補者擁立が難航した自民党は、2月末に佐藤氏を擁立。前市議同士の一騎打ちになりそうだ。
引退する現職吉田明氏の地盤を引き継ぐ市職労出身の枝松氏は、社民党と連合の推薦を受ける。市議2期の実績を強調。自治労の組織を中心にしながら、政党色は抑え、幅広く支持を訴える。今月ミニ集会を5回開いた。
佐藤氏は自民党公認を前面に押し出し、遠藤利明衆院議員の後援会を中心に支持固めを急ぐ。出馬表明後は、1日500カ所を目標に企業や個人宅のあいさつ回りを重ね、知名度アップに躍起だ。
■東根市区
青柳、野川の両氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
青柳氏は昨年秋に立候補を表明。市内7地区の後援会支部を中心に、小規模な県政報告会やあいさつ回りなどの活動をしている。3月5日に事務所を開設した。
野川氏は昨年10月に出馬表明。市内7カ所の後援会支部役員の懇談会や県政報告会などを通して支持を固める。3月12日の事務所開きと決起集会には約100人が参加した。
■西村山郡区
阿部、鈴木の両氏以外に立候補表明はなく、無投票の可能性が高い。2人は過去3回連続で無投票当選している。
阿部氏は1月に地元の朝日町に事務所を開設。西川町や大江町で吉村知事を招いた県政報告会を開くなど、知事選で支援した吉村知事との太いパイプをアピールしている。
鈴木氏は昨秋から地元の河北町を中心に各地で県政報告会を開催。2月末に事務所を構えた。西川町や大江町の後援会にも積極的に顔を出し、引き締めを図っている。
■東村山郡区
2008年の補選で当選した鈴木氏以外に立候補の動きはなく無投票になりそうだ。
鈴木氏は昨年12月に中山町、2月に山辺町で県政報告会を開催。地元の山辺町で集会を重ねている。会社員出身の経歴を生かし、民間視点での県政運営を訴えている。
■立候補予定者■
◇天童市区(定数2―予定3)
佐藤 正男 52 民新
森谷仙一郎 52 自現(1)
矢吹 栄修 36 自新
◇上山市区(定数1―予定2)
枝松 直樹 55 無新
佐藤 昇 52 自新
◇東根市区(定数2―予定2)
青柳 信雄 66 自現(2)
野川 政文 56 自現(4)
◇西村山郡区(定数2―予定2)
阿部 賢一 58 自現(4)
鈴木 正法 59 自現(4)
◇東村山郡区(定数1―予定1)
鈴木 孝 65 自現(1)
(50音順、数字は年齢、丸数字は当選回数)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001103280001
2011統一地方選 県議選の構図3
2011年03月28日
▽ 新庄、現新4人の激戦に 寒河江は3人で前哨戦
■新庄市区
坂本、伊藤の現職両氏と2度目の挑戦になる新顔山科氏が2議席を争うと見られていたが、社民党前市議の今田氏が無所属で名乗りを上げた。今田氏の参戦に現職2陣営は票の目減りを心配。「吉村知事を支える」との訴えが重なる山科陣営も危機感を抱く。
4選を目指す坂本氏は、3期の実績と経験をアピールしながら、農村部を中心にした後援会の組織固めに力を入れる。選対幹部は「市内をくまなく歩いての声かけなど、地道な活動に徹する」という。
前回、無所属でトップ当選した伊藤氏だが、今田氏の参戦に最も危機感を抱く。すでに市内を一巡し、ミニ集会や座談会なども精力的にこなす。市中心部での支持拡大にも力を入れている。
山科氏は昨年12月から毎朝の辻立ちを続け、「44歳の決意、私にチャンスを」と若さを強調。県議会議長も務めた父朝雄氏の支持層のほか、青年や女性など新たな支持層の掘り起こしにも懸命だ。
吉泉秀男衆院議員の強い要請で、市議からの転身を期す今田氏は、社民党、連合山形の推薦を得つつ、無所属で幅広い得票を目指す。知事の地域後援会代表の肩書を生かし、女性票の取り込みも図る。
■最上郡区
現職の伊藤氏と、新顔で前真室川町議の小松氏の自民党公認の2人が立候補を表明している。当初9選を目指していた真室川町出身で自民党現職の松沢洋一氏が、小松氏の立候補表明後、「町を二分したくない」と勇退を決めた。無投票の公算が大きい。
4選を目指す伊藤氏は地盤の舟形町、最上町、大蔵村、戸沢村などを精力的に回っており、組織を固めた。
1月に町議を辞した小松氏は真室川町、金山町、鮭川村を軸に様々な会合に出席し、知名度アップを図っている。
■尾花沢市・北村山郡区
加賀氏以外に立候補の動きはなく、無投票再選の公算が大きい。尾花沢市長に転身した加藤国洋氏の後継として昨年6月の県議補選で無投票初当選した加賀氏は、当時から照準を今春選挙に絞り、後援会組織の充実を図ってきた。
■寒河江市区
定数2に現職2人、新顔1人が立候補を予定し、激しい前哨戦を繰り広げている。
市西部の白岩地区が地盤の楳津氏は、ミニ集会を重ねてほかの地域でも後援会づくりを進める。民主党の推薦を受け、近藤洋介衆院議員の支持者獲得も狙う。知事選で前職を支援したしこりで、連合山形は自主投票となった。
前回トップ当選の小野氏は2月に事務所を開設。県政報告会や企業回りを続けて支持固めに奔走している。1月には若手の企業後援会「盛年の会」を発足させた。「即戦力」を掲げ、2期8年の実績をアピールしている。
元市議の柏倉氏は昨年12月に立候補を決意。2008年の市長選に出馬した際に築いた後援会を拡大しつつ、震災前までに市内全域の個人宅を回った。市東部の地盤は小野氏と重なる地域もあり、激しい票の争奪戦が予想される。
■村山市区
児玉氏以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。児玉氏は過去3回連続で無投票当選している。
児玉氏は2月末の事務所開き以降、企業や支持者回りなどを本格化。3月上旬の決起集会には約500人が集まり、児玉氏が秘書を務めた岸宏一参議院議員も出席した。
■立候補予定者■
◇新庄市区(定数2―予定4)
伊藤 誠之 69 自現(1)
今田 雄三 68 無新
坂本貴美雄 63 自現(3)
山科 朝則 44 無新
◇最上郡区(定数2―予定2)
伊藤 重成 54 自現(3)
小松 伸也 48 自新
◇尾花沢市・北村山郡区(定数1―予定1)
加賀 正和 43 自現(1)
◇寒河江市区(定数2―予定3)
楳津 博士 49 無現(1)
小野 幸作 69 自現(2)
柏倉 信一 55 無新
◇村山市区(定数1―予定1)
児玉 太 40 自現(3)
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2011統一地方選 県議選の構図4
2011年03月29日
∞ 東置賜は2議席に3人 4選挙区、無投票の公算
■米沢市区
出馬表明しているのは、後藤、中川、木村の現職3氏。みんなの党が市議を中心に擁立を模索しているが、まだ固まっていない。前回同様に無投票となる公算が大きい。
9選を目指す自民党の後藤氏は、6日に婦人部の会を開くなど後援会組織を引き締めている。
同じ自民党の中川氏は、昨年末に県政報告会を開き、その後は地道に企業・団体を回り、3選を期している。
無所属の木村氏は、1月に吉村美栄子知事を招いて新春の集いを開催。民主党支持層への浸透も図っている。
■長井市区
立候補を表明しているのは6選を目指す自民党現職の平氏のみ。民主系の市議が、参院議員舟山康江氏の後押しを受けて出馬を模索したが、周囲の支持を集められず断念。無投票の公算が大きい。
平氏は昨年11月の長井市長選で現職市長の選対総括責任者を務めた。市長と合同で座談会を開いたり、18ある後援会支部で県政報告会を開いたりして、自民党支持層を中心に引き締めを図っている。
■南陽市区
自民党現職の佐貝氏のみが立候補を表明しており、無投票の見込みが強い。
5選を目指す佐貝氏は、2月末に事務所開きをした。過去連続3回は無投票当選。県議会議長としての公務の傍ら、地区の行事にも積極的に参加し、市内8支部ある後援会の組織固めを進めてきた。
■東置賜郡
自民党の舩山、無所属の竹田の現職2氏に無所属新顔の島津氏が挑む。保守系の三つどもえの争いになりそうだ。
舩山氏は、地元の川西町内の企業や農協を中心に後援会組織を固め、4選を期す。一方で、高畠町内への浸透も図っている。
高畠町が地盤の竹田氏は、同町の島津氏が出るため、現職なのに自民党公認が得られなかった。女性層や米沢東高同窓会を軸に支持を訴える。
島津氏は昨年11月に高畠町議を辞職。寒河江信町長の全面支援を受け、町内に後援会組織を張り巡らした。座談会を開き、支持拡大を目指す。
■西置賜郡
3選を目指す自民党現職の小池氏以外に立候補の動きはなく、無投票になりそうだ。
小池氏は地盤の小国、飯豊両町で昨年、県政報告会を開催。白鷹にも後援会連絡所を設け、組織を固めている。
白鷹町議が一時、出馬を模索したが、出直し町長選のしこりもあって支持が広がらず、断念した。
■立候補予定者■
◇米沢市区(定数3―予定3)
木村 忠三 45 無現(2)
後藤 源 71 自現(8)
中川 勝 60 自現(2)
◇長井市区(定数1―予定1)
平 弘造 63 自現(5)
◇南陽市区(定数1―予定1)
佐貝 全健 60 自現(4)
◇東置賜郡区(定数2―予定3)
島津 良平 57 無新
竹田千恵子 61 無現(1)
舩山 現人 57 自現(3)
◇西置賜郡区(定数1―予定1)
小池 克敏 67 自現(2)
(50音順、数字は年齢、丸数字は当選回数)
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2011統一地方選 県議選の構図5
2011年03月30日
∞ 鶴岡、現新6人の争いか 酒田・飽海も激戦を予想
■鶴岡市区
民主党の阿部昇司、自民党の阿部信矢、志田、菅原、共産党の笹山の現職5氏と、無所属新顔で元鶴岡市議の草島氏が立候補を表明。合併前の旧市町村単位の地盤や組織票の枠を超えた激戦模様だ。
前回無所属の阿部昇司氏は党公認で臨む。1月に吉村美栄子知事を招いた集会を開くなど、旧町長を務めた旧藤島地区や旧羽黒地区での地盤を固める。連合の推薦も得て、合同選対も組む。
阿部信矢氏は2月に旧鶴岡地区に事務所を構えて総決起大会を開き、支援団体と企業を軸に基盤固めを図る。新たに設けた旧朝日地区の後援会支部を拠点に旧町村への浸透も狙う。
志田氏は昨秋以降、後援会支部単位の県政報告会、学区や集落単位でのミニ集会を重ねてきた。地盤の旧温海地区と旧鶴岡地区でも県政報告会を兼ねた大集会を開き、支持固めを図っている。
菅原氏は、旧町議を務めた地元の旧櫛引地区や隣接の旧朝日地区で、後援会組織を軸に足場固めを進める。後援会支部ごとに県政報告会や座談会を重ねるほか、旧鶴岡市域などへも浸透を目指す。
笹山氏は、党市議団などと職場単位などでの集会を重ねてきた。地元の旧鶴岡市域での個人票に重ね、景気対策や福祉を掲げて無党派層の取り込みも狙う。旧町村地域でも市議団と連携を進める。
2009年の鶴岡市長選にも挑んだ草島氏は、政党公認を受けず、市街地で早朝の辻立ちを連日重ねる「草の根」の運動を展開。一部市議の支援も得ながら、政党批判の無党派層の取り込みを狙う。
■酒田市・飽海郡区
現職4人(自民党3、保守系無所属1)に新顔2人(民主党1、革新系無所属1)が挑む。激戦が予想されるが、各陣営とも震災後、総決起集会を取りやめるなど自粛ムード。支援者や企業へのあいさつ回りなどで浸透を図る。
民主党新顔は元市議の石黒氏。連合山形の推薦に加え、旧平田町議当時からの支援者や地元の新田嘉一・平田牧場会長らの支援を受ける。ミニ集会は中止したが、早朝の辻立ちで政策を訴え続ける。
社民党推薦の新顔金子氏は連合山形の推薦を受け、自治労など労組の支援を受ける。唯一の遊佐町在住で、「遊佐町から県議を」とアピール。ミニ集会を重ねて、保守票の取り込みも図る。
7選をめざす保守系の土田氏は、旧3町(八幡、平田、松山)と遊佐町が主な地盤だが、新顔と地盤が重なり、危機感を募らせる。各集落で県政座談会を開き、住民と対話を重ねている。
自民党の現職3人はいずれも4選をめざす。
佐藤氏は農林水産業の振興を訴え、国道7号線以東の農村部を固め、旧町や遊佐町でも票の掘り起こしを図る。企業・団体もこまめに回り、実績を強調している。
星川氏は今回から自民党公認。最上川南部の保守票を固めながら、景気雇用対策を訴え、市街地への浸透も図る。企業や団体などへの支持拡大にも力を注ぐ。
森田氏は市街地を地盤に、魅力ある酒田の発信と若者定住を訴える。地場産業の底上げへ向け、企業や団体へも積極的に働きかける。防災対策への関心も呼びかける。
擁立を見送った共産党や公明党の票の動向次第で、情勢が変わることも考えられる。
■東田川郡区
自民党現職の田沢氏が「農と食」の連携による農産加工の推進や製造業振興・雇用拡大などを訴えている。ほかに立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。=おわり
■立候補予定者■
◇鶴岡市区(定数5―予定6)
阿部 昇司 60 民現(1)
阿部 信矢 64 自現(5)
草島 進一 46 無新
笹山 一夫 68 共現(3)
志田 英紀 60 自現(4)
菅原 元 60 自現(1)
◇酒田市・飽海郡区(定数5―予定6)
石黒 覚 54 民新
金子 敏明 56 無新
佐藤 藤弥 67 自現(3)
土田 広志 61 無現(6)
星川 純一 63 自現(3)
森田 広 61 自現(3)
◇東田川郡区(定数1―予定1)
田沢 伸一 61 自現(3)
(50音順、数字は年齢、丸数字は当選回数)
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[知事との関係]
佐竹氏就任、様相一変 議案の否決、修正はゼロ
所属議員27人を擁し、佐竹敬久知事を支える最大会派・自民党が、過半数を維持できるかどうかが最大の焦点。これに対し、県議会での勢力拡大を狙う民主党と、候補者を初めて擁立するみんなの党が対決姿勢を強めている。両党が批判の矛先を向けるのは知事と議会、特に与党との関係だ。
佐竹知事と県議が議論を交わす2月定例県議会の総括審査。知事と議会の関係が焦点の一つに浮上している 「県議が名誉職になっている。議論もないままに(議案が)するっと通る」。民主党県連の松浦大悟代表は佐竹知事と県議会の関係は「なれ合い」と指摘する。
現職県議の任期半ばの2009年4月、寺田典城氏に代わり、佐竹氏が知事に就任した。前半2年の寺田県政時代は、最大会派で野党だった自民党が中心となり、副知事人事案、地域振興局再編関連条例案、当初予算案など10件を超す知事提出議案を相次いで否決、修正した。
しかし、佐竹知事誕生を機に自民党が与党に立場を変えて以降は、議会による否決、修正はゼロ。様相は一変した。参院議員に転身したみんなの党の寺田氏は県議会の現状を「県執行部の考えが必ずしもベストとは言い切れないのに、(対案など)選択肢を示さず、何でも通している。議論できる県議会に変える必要がある」と批判、党の議席獲得をもくろむ。
「なれ合い」批判に対し、自民党側は反発している。同党県連の鈴木洋一会長は、佐竹県政下で修正・否決が1件もなかったことについて「寺田知事時代は、思いつきでめちゃくちゃな議案を出してきた。佐竹知事は議案を吟味した上で提出しており、私たちも審議を尽くしてきた」と正当性を強調。
佐竹知事も「結果的に議案への反対はなかったが、事業実施の在り方などは議会から相当厳しくチェックされている。なれ合いとの指摘は当たらない」との認識を示す。
議会と両知事の関係を見てきた県職員の間でも見解は割れている。ある県幹部は「寺田県政では知事と自民党との感情的対立が先にあり、県政課題への対応が前進しなかった。現在の関係はむしろ正常だ」とし、別の幹部は「佐竹県政の与党には(議案賛成という)結論ありきの姿勢が見え隠れする。予定調和的な議論になっていないか」と疑問を呈する。
自民党が多数を占める県議会と知事の関係は、現職県議の任期中に大きく転換した。個々の議員がこの4年間で、どんな判断を下してきたのか。有権者への十分な説明が必要だ。
(2011/03/27 付)
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問われる「存在意義」 政策立案能力に疑問符
「議会や議員の仕事ぶりがよく見えない」「報酬に見合った活動をしているのか」―。全国で地方議会の存在意義が問われる中、「議会改革」に向けた取り組みは県議会でも行われている。行政のチェックや政策立案機能といった役割を強化するためだ。
2011年度当初予算案を賛成多数で可決した2月定例県議会。有権者の視線が厳しさを増す中、議会改革が求められている 東日本大震災が発生した11日、県議会議会運営委員会(佐藤健一郎委員長)は議会改革に関する報告書を公表。2009年度からの議論を基に、年4回(2、6、9、12月)の定例会を2〜3回に減らし各定例会の会期を大幅に長くする方向で見直すとの案を示した。
年間を通して会期を設ける「通年議会」を視野に入れ、審議期間を従来以上に確保しようとの狙いがある。ただ、実行に移すかどうかの判断は改選後の新しい議員に委ねられた。佐藤委員長は「今回の案をベースに議論してもらいたい」と話すが、議会内には「兼職議員もいるため、そう簡単にはできないのではないか」といった消極的な声もあり、先行きは不透明だ。
全国的には、議員報酬や定数が議会改革の主題になっている自治体が目立つ。背景にあるのは財政難だけでなく、議会の現状に不満を感じている有権者の厳しい視線だ。地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長のように、首長主導で議員報酬半減を訴えているケースもある。
本県の県議報酬は07年から、厳しい経済情勢に配慮して5%カット。ボーナスを含めると年間約1220万円だ。報酬とは別に、調査研究のための政務調査費も年間300万円支払われる。
報酬額は47都道府県議会の中で42番目と下位に位置しているものの、秋田魁新報社が立候補予定者66人を対象に実施したアンケートでは、削減が必要との回答が約7割。現在45の定数についても、約7割の立候補予定者は減らした方がいいと答えた。その一方で「議員を減らし、報酬を安くすればいいという話ではない」と否定的な声も根強く、今後議論となりそうだ。
地方分権や地域主権が叫ばれる中、県議会による政策立案をいかに増やしていくかも大きな課題だ。今任期中に議員提案で制定した政策条例は「県民の読書活動推進条例」と「がん対策推進条例」の二つだけ。政策立案機能が十分に発揮されているとは言い難い。本社のアンケートでも立候補予定者の8割が不十分と回答している。
全国の地方議会の「改革度」を昨年調査した早稲田大マニフェスト研究所の中村健・次席研究員は「二元代表制の一翼を担う議会には多様な民意を吸い上げ、政策に反映させていく責任がある。特に地域の重要課題については積極的に対案を出していくべきだ」と指摘する。
(2011/03/28 付)
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雇用確保の訴え切実 TPP、震災対策も問う
「4年前の県議選は候補者の『雇用促進』という訴えに期待して投票したが、裏切られた思いだ」
候補予定者の集会で演説に耳を傾ける人たち。有権者は雇用、農業などの各分野で具体的な政策の提示を求めている 連日、求職者でごった返す秋田市茨島のハローワーク秋田。求人票を見終えた秋田市の男性(63)がため息交じりに語った。関東から16年前にUターンして以来、正社員の就職先が見つからず、これまで建設関連の臨時雇用を繰り返し、生計を立ててきた。今はその臨時雇用さえ見つからない。「働きたいのに働けない。候補者には県民のために本当に働く覚悟を示してもらわないと信用できない」
五城目町の女性(31)も不満を口にする。「秋田に定住したいのに職場がない。この思いを候補者は、どれだけ分かってくれているのか」
雇用確保、産業振興、医療や福祉の充実…。前回2007年の県議選で候補者が掲げた公約の成果に対し、有権者は厳しい目を向けている。特に雇用の悪化は深刻だ。今年1月の本県の有効求人倍率は0・48倍で47都道府県中、43番目と低迷している。
農業も後継者確保など課題が山積している。県内農家は昨年、米価下落と不作に苦しめられ、11年産米の生産数量目標も全県で約2万トン(面積換算約4千ヘクタール)削減された。
大仙市の農家の男性(54)は「農業は先細りする一方なのに、県議の具体的活動が見えない」とこぼす。政府が参加を検討している環太平洋連携協定(TPP)についても「農家には厳しい環境になる。どうしたら前向きに営農できるのか、候補者には考えを示してほしい」と訴える。
横手市の農家(56)は「担い手確保や農産物の販路拡大といった課題をどう解決するのか、選挙戦で語ってほしい」と強調した。
東日本大震災で甚大な被害を受けた隣県への支援や本県の防災の在り方も、県民の関心事となっている。「被災地支援を具体的にどう進めていくのか」「本県は地震に対する備えは十分なのか」などと今後の対応を問う声が上がっている。
秋田大教育文化学部の島澤諭准教授(経済政策)は今回の県議選について「震災の影響で運動自粛が広がる中、選挙本来の姿である『政策本位の競争』に戻らなければならない」と指摘。「現職議員は4年前の公約をどれだけ達成したかを明確に示す必要がある。その上で、元職、新人も含め、各政策課題で県民にどう貢献できるかを具体的に打ち出すべきだ」としている。
(2011/03/29 付)
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http://www.asahi.com/politics/update/0330/TKY201103300460.html
選挙をよろしくなんて言えない 被災地・八戸の県議選2011年3月30日21時50分
4月1日に告示される統一地方選の道府県議選は、被害が少なくない地域の一部でも行われる。青森県議選の八戸市選挙区は定数8に11人が立候補を予定する激戦だが、うち9人は選挙カーを使用しないよう申し合わせた。
「ハマを回っても、選挙の話なんてできない」
地元漁協幹部でもある自民の現職は嘆く。全国3位の水揚げ量を誇る水産業は壊滅的な打撃を受けた。後援会長と選挙対策本部長の水産会社も水浸しになった。機械がすべて動かなくなったことに呆然(ぼうぜん)とする水産工場の幹部、後片付けに追われる従業員……。いつもはフル回転で応援してくれる人が、今回は投票所に足を運んでくれるかどうかさえ判然としない。
ある民主の現職は21日、スタッフ13人と民家の泥さらいを7時間続けた。ガソリン不足で移動もままならず、街頭演説を自粛。することがなくなっていたところ、スタッフから「それならボランティアを」と提案された。ただ、被災者に選挙の話は一切しなかった。「選挙をよろしくなんて言ったら、逆に票を失う」
そんな中、自民現職の一人は震災復興に力点を置いた活動をしている。震災前に地域経済の再生などを掲げたパンフレットを作っていたが、震災後にすべて破棄。「がんばろう八戸!」と震災復興への決意を見出しにし、「今こそ力を結集し、元気な八戸を再生しましょう」と記した。
29日には約50人を集めたミニ集会を開き、「東日本の復興には20兆円、30兆円かかる。八戸港に集中投資し、岩手、宮城の救援都市にする」と青写真を示した。この現職は地元選出の大島理森副総裁に近く、「自民だ民主だと言っている場合じゃない。大島さんには復興大臣になってもらいたい」と訴えた。(別宮潤一、熊田志保、藤原慎一)
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身辺調査したらとてもじゃないけど立候補できるとは思えないけど
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104040002
民・自 衆院選にらみ舌戦
2011年04月04日
演説後、聴衆と握手する県議選天童市区の候補者=3日午後、天童市
∞ 県議選激戦の天童市区を歩く
10日に投開票される県議選。選挙戦となった8選挙区の中でも、3人が争う天童市区(定数2)は激戦区の一つだ。県内で唯一、民主党公認候補と自民党公認候補2人が真っ向から対決する構図で、各候補者は次の衆院選もにらんで舌戦を繰り広げている。最初で最後の「選挙サンデー」となった3日、選挙区を歩いた。
◇ 国会議員の「代理戦争」の様相も
自民新顔の矢吹栄修氏(36)は自転車で市内を回り、休日で買い物客の出入りが多い大型スーパーの前などで演説。「『コンクリートから人へ』と耳障りの良いことを言うが、天童はインフラが整っていない」と政権与党の民主党への批判を展開。道路整備で雇用や人の流れ、物流が生まれて地域が活性化すると訴えた。「描いた夢の結果に対して責任を負える世代」と若さもアピールした。
民主新顔の佐藤正男氏(52)も市中心部などを自転車で回り、街頭で「市議を9年間務めたが、市町村の枠があり、身近な生活の支援につながらないことにも直面した」と県政への意気込みを語った。災害対策や子育て支援など市町村を超えた政策の実現を掲げ、「地域のみなさんとつくりあげた地域社会を次の世代につなげ、次世代が夢に向かって何度でも挑戦できる環境整備を」と訴えた。
自民現職の森谷仙一郎氏(52)は節電のため夜の個人演説会は行わず、街頭演説のみの運動を繰り広げる。この日も市中心部の商業施設前など20カ所以上でマイクを握った。被災地支援の拠点となる山形の役割の大きさを強調しつつ、原発事故による農産物の風評被害を懸念する農家への支援策の重要性を指摘。「県経済の発展には東北の復興が欠かせない。先頭に立って取り組む」と訴えた。
天童市区は各陣営が「政争のまち」と口をそろえる。過去の市長選や県議選では自民系と民主・社民系の候補が激突。衆院1区の鹿野道彦(民主)、遠藤利明(自民)の両議員が前面に出て支援し、国政での与野党対決を象徴する「代理戦争」ともなってきた。
今回の県議選は、引退する自民現職の土屋健吾氏の後継として矢吹氏が立候補。森谷氏との2議席維持をめざす自民に、佐藤氏を擁立した民主が挑む形だ。この構図は03年の県議選と同じ。自民現職の土屋氏と、引退県議の後継指名を受けた自民新顔、民主推薦の無所属新顔が争い、土屋氏に続いて当選したのは、鹿野氏の支援を受けた民主推薦の海鋒孝志氏だった。
その後、海鋒氏の市長選転身に伴う09年の県議補選で、自民公認の森谷氏と鹿野氏が全面的に支援した民主・社民推薦の佐藤氏が対決。佐藤氏が敗れ、民主、社民系は議席を失った。
国政選挙では、実動部隊となる県議の力が勝敗を左右する。次期衆院選をにらみ、今回も佐藤氏の陣営を鹿野氏の秘書らが全面的に支援。2日夜には、災害公務で県内を訪れていた鹿野氏も激励に訪れた。「天童は鹿野さんにとって大事な地域。これ以上、票を奪われてはいけないという思いがあるはずだ」と、ある陣営の選対幹部は話す。
一方、天童市区は過去6回の国政選挙で自民の票が民主・社民の票を上回っており、09年の衆院選で鹿野氏に敗北した遠藤氏にとっても大切な地域だ。地盤を維持するためにも、県議選の2議席死守は不可欠で、自民陣営の事務所開きや決起集会に顔を出し、自身の後援会組織もフル回転させる。ある陣営関係者はこう強調する。「遠藤さんには絶対に負けられないというプライドがある」(笹円香、棟形祐水、中野龍三)
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>>1300
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110405k
岩川被告に有罪判決 北秋田市長選公選法違反事件
2009年4月の北秋田市長選をめぐり、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた元鷹巣町長岩川徹被告(62)の判決公判が5日、秋田地裁であった。馬場純夫裁判官は、争点となった現金授受の趣旨などを検察側の主張通り認め、懲役1年、執行猶予2年(求刑懲役1年)を言い渡した。
公判で検察側は、被告自身への投票と票の取りまとめに対する報酬として、09年2月16日ごろと3月17日ごろ、同市のコンビニ駐車場とグラウンド付近路上で、男性支援者=同法違反(受供与)の罪で有罪確定=に現金を渡したと主張。一方、弁護側は運転手と道案内という単純労務への対価だったとし、日時と場所も全て異なるため、「起訴内容のような事実はなく無罪」と主張していた。
検察側の起訴内容は男性支援者の捜査段階の供述に大部分基づいたものだったが、男性支援者は公判で弁護側の主張に沿う証言をした。
この点について、馬場裁判官は判決で「記憶に従って供述していたものを、後付けで被告の弁解に沿うよう証言を変遷させた。(警察官や検察官による)供述の誘導や押しつけがあった事実もうかがわれない」と指摘。「捜査段階の供述は信用できるが、公判の証言は信用性が低い」と述べた。
同様に捜査段階の供述を公判で翻した被告の関係者4人についても、捜査段階の供述の信用性を認めた。
その上で、男性支援者らの捜査段階の供述調書は証拠として採用できるとして、検察側の起訴内容通りに事実認定。量刑理由で「渡した現金は少額でなく、選挙の公正の保持という観点から無視できない犯行。反省する態度も皆無」などと指摘した。
一方、告示前の戸別訪問が地域で広く行われていたことなど被告に有利な事情もあるとした。
判決を受け、弁護人は「ずさんな事実認定であり、近日中に控訴したい」と述べた。秋田地検は「公民権停止となる執行猶予期間が2年とあまりに短い。上級庁と控訴するかどうか協議したい」とした。
(2011/04/05 19:51 更新)
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>将来的に安全が確保された場合については井戸川克隆・双葉町長が「踏み込んだ判断はしていない。日本としてエネルギーをどうするのか広く議論を進めてもらいたい」と語った。
首相「国が最後の最後まで対応」 原発周辺町村長と会談
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104050553.html?ref=recc
2011年4月5日21時26分
写真:菅直人首相(右から2人目)に要望書を手渡す双葉地方町村会長の遠藤雄幸・川内村長(左から2人目)。左は井戸川克隆・双葉町長=5日午後4時17分、首相官邸、飯塚悟撮影拡大菅直人首相(右から2人目)に要望書を手渡す双葉地方町村会長の遠藤雄幸・川内村長(左から2人目)。左は井戸川克隆・双葉町長=5日午後4時17分、首相官邸、飯塚悟撮影
菅直人首相は5日、福島県の井戸川克隆・双葉町長ら福島第一原子力発電所の周辺8町村の首長と首相官邸で会談し、原発事故の補償について「東京電力にやれるところはやってもらう。最終的には国の責任で、最後の最後までしっかりと対応させていただく」と述べた。
菅首相は原発の現状について「原子炉が低い温度で安定してきている、電源がかなり回復してきているという前進が見られる。一日も早く一つの山は越えたと言える状況を作りたい」と語った。一時帰宅については「どうやって安全性を確保して希望に沿えるか検討する」と述べ、時期は明言しなかった。
首相は4日にも井戸川町長と会談している。双葉地方町村会長の遠藤雄幸・川内村長は、原発事故の一刻も早い収束や避難生活への国の支援、農林業への補償など8項目を要望した。
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双葉地方町村会の首長らは菅首相との会談後に記者会見した。福島第一原発の今後について遠藤勝也・富岡町長は「(まだ廃炉が表明されていない)5、6号機についても、地元住民、世論を考えると運転は至難だと思う」と述べた。将来的に安全が確保された場合については井戸川克隆・双葉町長が「踏み込んだ判断はしていない。日本としてエネルギーをどうするのか広く議論を進めてもらいたい」と語った。
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>>1589
http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY201104060202.html
陸前高田市長の妻、遺体で確認 激務のなか安置所で再会(1/2ページ)2011年4月6日15時0分
東日本大震災で1152人が死亡、1231人が行方不明となっている岩手県陸前高田市で、戸羽太市長(46)の妻・久美さんが遺体で見つかった。戸羽市長が5日夕、市内の安置所で確認した。震災直後から災害対策に追われ、妻を捜せずにいた戸羽市長は「見つかってよかった」と涙を浮かべた。
戸羽市長によると、見つかったのは、自宅から200メートルほど坂を上った場所。5日午後、警察官から知らされた。公務のためすぐに安置所に行けず、対面できたのは数時間後。「ごめんな」と何度も声をかけた。前日の4日は久美さんの39歳の誕生日だった。
震災時、戸羽市長は市役所の屋上に避難した。自宅は海から見て、市役所よりも奥にある。その自宅の方まで津波が襲うのを、不安とともに見つめることしかできなかった。
「逃げていてくれ」との願いは届かなかった。自宅にいた久美さんは、避難するために近所で声をかけ合っていたところを津波に流されたという。
「11日午後2時40分」。久美さんと最後に交わした会話の通信記録を携帯電話に残している。「今日は早く帰れそうだ。焼き肉でも行かないか」という市長に、久美さんは「子どもたちが帰ったら聞いてみるね」と喜んだ。地震が起きたのはその数分後だった。
震災翌日以降、災害対策本部が置かれた市の学校給食センターで寝泊まりしながら、住民の安否確認や救援物資、燃料の確保などに追われてきた。小学生の息子2人は親戚の家に避難した。「妻を早く見つけてあげたい」。常に思っていたが、捜しに行く時間はなかった。
その間に、長男の太河君(12)が黙って母親の捜索願を災害対策本部に出していた。1人で不安に思い、届け出たようだった。
東京都内で育った戸羽市長は28歳の頃、父親の地元の陸前高田市に移り住み、食品会社に入った。そこに総務担当として入社してきたのが、久美さんだった。いつも自然に振る舞う姿にひかれ、間もなく結婚した。
震災の後、戸羽市長は菅直人首相に復興への支援を求めて直訴し、避難所を回って市民を励まし続ける。多くの市職員が職務中に津波に巻き込まれ、身内を亡くした職員も少なくない。
「私だけがつらいわけではない」。戸羽市長は口癖のように繰り返している。(平塚学、井上裕一)
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201104070488.html
知事選立候補予定者、「前哨戦」県議選への対応様々
2011年4月8日
県議選候補者とともに選挙区をまわり有権者と握手する知事選立候補予定者=東北町
6月にある知事選の立候補予定者が、「前哨戦」とされる県議選で様々な動きを見せている。新顔が積極的に街頭に出て顔と名前を売り込む一方、現職は震災への対応に忙しい。震災後、候補擁立により前向きになった政党もあり、知事選の構図に変化が現れる可能性もある。
■山内氏
「今必要な震災復旧。私ども民主党は皆さまの声をまっすぐ政府に伝えられる。この地域からも議員を送りだしてほしい」
知事選に無所属で立候補予定の新顔、山内崇・民主党県連幹事長(55)=民主・国民新推薦=は6日、県議選の民主党公認候補とともに上北郡選挙区を駆け回った。告示以降「候補を立てた選挙区は一巡はした」という。6日もその後、三戸郡区、八戸市区で、それぞれ県議候補と街頭に立つなどした。
国政与党としての立場をアピールするほか、「クリスタルバレイ構想」などの県政批判、地元中小企業支援策などの主張も繰り返している。山内氏は「現場の声を聴いて、こちらの声と姿を見せていく。地道に積み重ねていくしかない」。
■三村氏
三村申吾知事(54)=自民・公明推薦=は無所属で3期目を目指すが、震災発生以来、対応に追われ、自民や公明の県議選候補と街頭に立つ時間がないという。
半面、国への陳情や災害関連予算の専決などの公務は、県民にアピールしやすいという面もある。自民党県連の神山久志幹事長は「震災もあり、今の時期に公務で活躍してくれることは、回り回って自民党のプラスになる」と受け止める。県議選候補への応援が必要な場合は、知事に代わって妻の三千代さんが駆けつけているという。
三村知事は「危機管理監から朝、夕と状況を確認したうえで、抜けられれば事務所の激励ぐらいはしている」と公務優先の姿勢を強調している。
■吉俣氏
「大震災の救援、復興に全力を尽くしてがんばります。原発から県民を守る政治への転換を目指します」
県議選が告示された1日、共産党公認で立候補する予定の新顔、吉俣洋・同党県委員会書記長(37)は、青森市役所前でこう訴えた。
同党が擁立する4人の県議候補がいる青森、弘前、八戸の市を回って精力的に街頭演説を重ねている。だが、広く有権者に浸透させようと、県議選候補と別行動で街宣車を走らせる。
09年の衆院選、昨年の参院選と国政選挙に2回挑戦し、知名度を上げた。今回は反原発の追い風が吹くなか、防災や原子力をテーマに県政の転換を呼びかけ、知事選に向けて弾みをつけたい考えだ。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110403094733.asp
元職が台風の目に/弘前市区(定数六−10)
10日投開票される県議選に向け、9選挙区の40議席を争う59人の候補者を追う。(敬称略)
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「東日本大震災で最も注目されているのは原発、放射能だ。風向きが変われば放射能は向こう(福島)から弘前へ運ばれてくる。単なる風評被害でもリンゴやコメに大変な被害が出て、関連産業全てが大きな影響を受ける。私はどの政党にも属していない。だから原子力についても堂々と発言できる」
県議選が告示された1日朝、保守系無所属の元職相馬しょう一(74)は弘前市役所の南隣の税理士事務所前で第一声を上げた。昨年4月、再選を期して市長選に臨んだが苦杯を喫し、やがて県議再転身を表明。後援会の結束の強さには定評があり、6議席を10人が争う戦いの台風の目となった。県の原子力政策検証を強く訴えて、通算7期目を目指す。
▼2011年 青森県議選の関連記事を見る
相馬陣営と競うように、市役所の正面玄関前では、5期目に挑む自民現職の西谷洌(66)が第一声に臨んだ。「百貨店・中三の民事再生申請は弘前の経済に多大な影響を及ぼす。県や市の支援が必要。また、農業を健全な形で維持していくため公共工事も不可欠だ」。応援演説には、昨年の市長選で相馬を破った現市長・葛西憲之や市議が駆け付け、「トップ当選で西谷を議長に押し上げよう」と気勢を上げた。
従来型の連呼や街頭演説に徹する陣営が多い中、同じ自民現職で3期目を狙う岡元行人(46)は、電動アシスト自転車に拡声器を積んで選挙区を駆け回る。自民推薦の無所属新人、一戸兼一(57)は城東地区を地盤に、3月まで市議会副議長を務めた経歴などをアピールする。
◆
三村申吾県政や地元国会議員とのつながりを武器にする自民系候補に対し、民主系候補者は、三村県政との対決姿勢を前面に押し出しながらも、民主・自民の大連立の気配に戸惑いをにじませる。
1日午後、民主新人で元弘前市議の松橋武史(39)は同市堅田のスーパー前で、災害対策に重点を置く党の方針を訴えた。同市区の県議から知事選に転じ、松橋を支援する党県連幹事長・山内崇もマイクを握ったが、報道陣に大連立への感想を問われると「地方ではまだ情報がない。震災復興へ、可能性としてはありだろう」と語るにとどめた。
無所属で民主推薦も受けないものの、やはり山内が支援するのが新人成田善一(57)。弘前市議を経て前回県議選に初出馬、約800票差で次点に泣き、今回は雪辱を期す。
民主現職の三上隆雄(77)も必死だ。1日は市役所前で、党県第4区総支部長の衆院議員・津島恭一の応援を得て4期目へ支持を呼び掛け、推薦する連合青森の関係者らが拍手を送った。
◆
前回、2度目の挑戦でトップ当選した無所属の現職川村悟(63)も、連合青森の推薦を受け、バイクに拡声器を載せて街頭活動に走り回る。共産党の現職安藤晴美(59)は党組織をフル回転させて再選を目指す。
政党を軸にした戦いの一方で、「岩木地区の候補」を掲げているのが保守系無所属の新人齊藤爾(ちかし=40)。弘前市議を2月に辞職し、初の県議選に挑んだ。
東日本大震災に世間の耳目が集まり、政策の対立軸も見えにくい。各陣営は有権者の関心低下に神経をとがらす。ある候補者は苦渋の色を浮かべた。
「有権者は投票日を覚えているだろうか」
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110405111518.asp
分裂に現職陣営危機感/南郡区
1日朝、自民党県連会長で衆院議員の木村太郎が地元の藤崎町内で声高に訴えた。「これまでの本人の努力と、せっかくみんなで支えてきたことに応える選挙だ」。木村直系の自民現職・阿部広悦(63)の事務所前。木村は腹心の実績を何度も強調した。
阿部は第一声で「今回の選挙で地元を騒がせ本当に心苦しい」と、同じ藤崎町の木村系から新人鶴賀谷貴(48)が無所属で出馬したことに触れた。「勝つことで、藤崎町にまた平穏をもたらすことができる。この地域のための戦いだ」
阿部陣営幹部は「1期目の補欠選挙(1998年)以来の厳しい選挙」と危機感をにじませる。別の1人は「これまでになく水面下の動きが多く、見えにくい選挙」とも。
一方、鶴賀谷は同日、支援を受ける町議団の地元・常盤地区で第一声。「県内の出馬予定者の約4割が新人。これは何を意味するのか。県政が今のままで良いのかが問われている」と主張した。
木村王国のおひざ元での分裂選挙は町内に波紋を広げたが、「選択肢が増えて選挙が盛り上がるのは町にとって良いこと」(藤崎町、50代主婦)と歓迎する声も少なくない。
田舎館村議から転身する無所属新人の鈴木和久(53)は、村内の票固めを急ぎ、藤崎町内での阿部と鶴賀谷のつぶし合いに勝機をうかがう。街頭では福島第1原発事故による風評被害への懸念などを強調。「県と県政、国政のパイプ役として地域発展に尽力したい」と訴える。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110405111549.asp
政党色より地域色意識/上北郡区
「民主がどうとか、どこかの政党がどうとかというのは二の次だ」。2日、野辺地町内のスーパー前。民主新人・木明和人(45)の街頭演説で応援マイクを握った同党県連幹事長の山内崇は、こう声を張り上げた。
4議席を7人で争う激戦区の上北郡区。同町から出馬した木明は選挙区で唯一の民主候補だが、昨年の参院選で同党が惨敗するなど党を取り巻く状況が厳しくなる中、政党色より地域色を前面に出す。野辺地町を基盤とし前回トップ当選だった自民党の中谷純逸が今回出馬しないのを受け、空白となった「北部上北から1人」を合言葉に支持を呼び掛けている。
東北町から出馬した3候補も地域色を意識している。ともに自民党推薦の沼尾啓一(63)と蛯沢正勝(63)の街頭演説では、同党衆院議員の江渡聡徳が「即戦力」と評価し支持を呼び掛けている。
しかし、同町内では前回町長選で争った元町長・竹内亮一が沼尾を、元民主県議で現町長・斗賀壽一が蛯沢を支援。斗賀は、旧上北町地区と旧東北町地区との争いを軸とした町長選を引きずった「町の戦争」とみており、沼尾陣営にも町が割れているとの認識がある。
蛯沢の事務所には自民党国会議員とともに、民主党参院議員の平山幸司の為書きも掲げられている。斗賀はこの状況を「大震災の非常事態であり、民主党だ、自民党だと言っているときではない」と肯定する。一方、江渡は民主系からの蛯沢支援について「選挙だから勝たなければいけないので、仕方ない。当選すれば自民党会派に入るわけだから」と静観する構え。
東北町から出馬したもう1人の候補・山田昭二(58)は同町を重点的に回り、沼尾、蛯沢とは一線を画した戦いを展開。
おいらせ、六戸両町の東部上北を地盤とした三村輝文の後継として出馬した吉田絹恵(64)は、三村の後援会組織を生かしながら各所で「県政に女性の声を伝えたい」と訴え、女性票の獲得に力を注いでいる。
一方、選挙区唯一の現職である自民・工藤慎康(41)は「県政与党と地域を結ぶパイプ役」を強調。同じ七戸町から出馬した無所属新人・工藤章(58)は連呼を自粛し、集落ごとにこまめに街頭演説を繰り返している。
地域間の争いがし烈を極めているが、地盤の票だけで当選は難しい。ある陣営幹部は「中谷票が多い野辺地町や地元候補がいない横浜町と六ケ所村、八戸・三沢両市のベッドタウン化が進むおいらせ・六戸両町の無党派層票をどれだけ上積みできるかが勝敗を分ける」と力説した。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110406104411.asp
尾引く市長選の対立/五所川原市区
告示日の1日、自民新人の寺田達也(48)は、五所川原市一ツ谷の選挙事務所前で第一声を上げた。「北五の若い発信力、挑戦・地域(ふるさと)再生を目指し、頑張っていきたい」
その400メートル南側の交差点で、寺田の演説が終わるのを見計らったかのように、無所属元職の櫛引ユキ子(57)がマイクを握った。「地域の皆さんの声なき声を形にする、その役目を私に預けてほしい」。櫛引の横を、寺田の選挙カーが通り過ぎていった。
昨年6月の市長選で現職の平山誠敏と櫛引が激突、市政界を二分する戦いとなった。その構図は、今回の県議選に続いている。寺田を支援する14人の市議は、市長選で平山を支持。一方の櫛引陣営も、市長選で支援した市議9人を中心に票固めへと走る。
両陣営とも「市長選と県議選は別」とするが、「敗北は平山市政の不信任につながる」(寺田陣営)、「市民の声を無視する平山市政のように、県民の声を無視してはいけない」(櫛引陣営)と、言葉の端々に対抗意識がにじむ。
自民現職の成田一憲(72)は、同市金木地区以北を重点的に回り、6期24年の経験と実績、現県政との密接な関係を強調する。「感触はいい」としながらも、陣営が懸念するのは、成田と同じ中泊町に地盤があり、前回県議選で支援を受けた、たちあがれ日本の升田世喜男が櫛引の応援に回っている点だ。「升田さんの票が全て他候補に流れるわけではないと思うが…」と、陣営幹部は危機感を募らせる。
黒のゴム長、額には「一生懸命」の鉢巻き。リンゴ箱に乗って声を張り上げる民主現職の今博(60)。「県民が不幸せに苦しむことがあれば、知事に一言二言申し上げる権利がある」と、県政野党としての存在感を訴える。民主党県連代表の横山北斗、県連幹事長の山内崇も、貴重な津軽の民主議席死守へ度々街頭に立つ。山内は「今さんは県連のエースで四番。何としても県政の壇上に」と後押しした。
前回県議選と顔触れは同じながら構図は一変。少数激戦の中、各候補とも横並びの戦いを繰り広げている。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110406104446.asp
尾上で現・新しのぎ/平川市区
「平川市が合併してから(県議選で)地域住民の審判が下されていない。前回に続きまた無投票となると、政治は停滞する。皆さんには選ぶ権利がある」
現行選挙区で初の選挙戦となった平川市区で、自民現職の長尾忠行(62)、中村弘(57)に挑む無所属新人の工藤義春(61)は告示日の1日、地元の弘南鉄道津軽尾上駅前で出馬に懸ける思いを語り、気炎を上げた。
工藤は旧尾上町商工会、平川市商工会事務局職員として長く勤務したが、政治経験はない。現職の地盤をどこまで切り崩せるか、戦いぶりが注目される。
特に、同じ尾上地区を地盤とする中村が、2003年の県議選で黒石市区から南郡区に“国替え”していることから、工藤陣営は「生まれも育ちも尾上」を前面に出す。尾上地区の一部市議らが工藤支援に回り「尾上から50年ぶりに地元出身県議を」と、中村をけん制する。
一方、中村も尾上地区の票が工藤に流れるのを警戒し、引き締めを図る。加えて、平賀地区や候補者のいない大鰐町でも市議や町議を通じて積極的な票固めに動く。
街頭で中村は「8年間の私の実績、行動が問われる選挙。昨年、大鰐町で大雨の災害が発生したときは県とともにいち早く復旧に取り組んだ」などと現職の強みをアピール。中村後援会の幹部は「東日本大震災の対応でも国や県とのパイプの太い現職の強さがある」と手応えを語る。
県議会議長の長尾は平賀地区を中心に強固な地盤を築く。父の出身地・大鰐町でも多くの町議から支持を受け、安泰ムードも漂うだけに陣営は引き締めに躍起だ。震災対策など議長公務が選挙戦直前まで続いた出遅れを挽回しようと、連日選挙区内をくまなく回る。議長の経験と実績を前面に、幅広い支持を呼び掛ける。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110407101911.asp
保守票切り崩し過熱/むつ市区
「顔はあっちだが、票はこっち」「(あの業者は)末端まで号令がかかっていない」。保守系候補4人が激突するむつ市区。各陣営は情勢分析に余念がない。7月の市長選、秋の市議選を控え、支援者も一部で流動化、保守票の切り崩し合戦は熱を帯びる。
「現職だから大丈夫−と票を崩される。非常に厳しい」。前回選挙で1万3千票余りを獲得しトップ当選した越前陽悦(65)=自民党推薦=は有力新人との戦いに危機感をあらわにする。
「こっちは相手に丸見えだが、新人の動きは見えない。手を打つ」と後援会幹部。3期12年。積み上げてきた票の目減りを最小限に食い止め、反転攻勢をもくろむ。告示後3日間で街頭演説は100回を超え、早くも前回選挙を上回った。
4日早朝、同市宇田町交差点で、選挙カー2台が鉢合わせした。1台は越前。もう1台は自民党公認・横浜力(58)。2人は出勤する海上自衛隊の隊員らに手を振り続けた。
「初めての大きな選挙」と語る横浜は、2期8年務めた風間浦村長の経験を掲げ、即戦力を訴える。1月に正式に出馬を表明後、3月上旬まで村長の職にあり、出遅れと知名度不足が不安要素。しかし、党組織の全面支援を得て陣営は「目に見えて手応えが出てきた」とみる。
告示後、2区選出の衆院議員の江渡聡徳、党副総裁の大島理森、県連会長の木村太郎らが応援に入り、他陣営は「勢いづいた」と組織力を警戒する。
無所属新人・村中徹也(52)は2003年に続く2回目の挑戦。昨年、自民党県連に公認申請し、見送られたが、「むつ・下北党」を掲げ、前回次点の元県議新保英治らも支援に回る。
中盤までの戦いは「(当選圏へ)あと少し」とみて、陣営を引き締める。市議会議長の経験と実績をアピール。郡部の切り崩しと市部票の上積みに走る。
6期務めた父・健治の地盤を受け継いだ民主党推薦の新人・菊池憲太郎(42)は、「既成の考えに対し、新しい考えを主張する戦い」と位置づける。震災への配慮から延期していた後援会総決起大会を告示直前の3月30日に開催。会場のホテルは支持者千人が集まり、熱気にあふれた。
分厚い組織力を背景に「頭一つ抜けた」と周囲はみる。だが、陣営は緩みと上滑りを危ぶみ、「選挙は1日で変わる」と票固めに躍起だ。
3当1落。「大票田むつ市の得票が勝敗のカギ」と、ある陣営幹部。当落線を挟んだ集票合戦は、最終盤へともつれ込む。
(敬称略)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110407101954.asp
有権者の動き見えず/三戸郡区
前回と同じ4人の顔触れとなった三戸郡区。三戸町には告示日の1日、地元の民主現職・松尾和彦(47)と自民新人・沢田恵(53)の2人の第一声が響き渡り、“三戸対決”が再び幕を開けた。
マイクを握る松尾。その前を、数百メートルしか離れていない場所で第一声を終えたばかりの沢田の選挙カーが走り抜けた。
「今回は震災の影響もあり、投票率を含め有権者の動きが見えてこない」。沢田陣営幹部は危惧するが、松尾陣営も同様に「先が見えない選挙」と漏らす。両者は前回229票差で当落を分けた。町では「同じ地盤の2人とも当選するとは考えづらい」との声もささやかれる厳しい戦い。しかし、有権者の間からは冷めた意見も上がる。同町の男性(62)は「地震で店の食料品の棚もまだ空きが目立つような時に、選挙まで気が向かない」と話す。
前回、無所属で出馬し、トップ当選を果たした現職・夏堀浩一(57)は今回、自民の公認を受けての選挙戦とあって、自民支持者以外の票離れに強い危機感を持つ。
「以前の支持者から今回は、なぜ自民で出るんだという厳しい言葉も頂いた」と夏堀。階上町では「ここまで訪ねてきた候補者はいない」と住民に言われるほど民家がまばらな地域まで歩き、陣営も地元では「南部町から県議」を前面にアピールし、票固めに懸命だ。
民主現職・北紀一(69)は「今回は誰が強い、弱いという見方はあてにならない。目標に向かい自分の選挙をやるだけだ」と気を引き締める。
地元の五戸町長・三浦正名と新郷村長・須藤良美が何度も街頭演説に立つ全面支援態勢。階上町にも今までにないほど足を運び、3日には同町議選に出る3人の事務所開きに顔を出した。それでも陣営は「選挙ムードが盛り上がっていない。地元票も固め切れたとは言い難い」と危機感を抱く。誰が抜け出すか、先はまだ見えない。混沌(こんとん)とした中、各陣営はラストスパートに突入する。
(敬称略)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110408101412.asp
震災で選挙カー自粛/八戸市区
告示日の1日。自民現職の熊谷雄一(48)は事務所で開いた出陣式で涙ぐんだ。「東日本大震災で被害を受けた企業の社長が駆けつけてくれた。この思いを受け止め、八戸を復興させる」。他の陣営も市内各地での第一声で、口をそろえて「震災からの復興」を叫んだ。しかし徐々に、熊谷をはじめ候補の姿は街から影を潜めた。
今選挙、11候補のうち無所属と共産党の新人を除く9候補が選挙カー使用を自粛。各陣営は「ハンドマイクで有権者に主張を伝えたい」としていたが、現実には多くの候補が演説に力点を置かず、支持者回りに徹する。
「新聞受けに挟めたビラが、数時間後にはきれいに抜き取られていた−との話を聞いた」と、ある陣営の幹部。市選挙管理委員会が、ビラまきを伴う戸別訪問を行わないよう注意する文書を7日までに各候補に配布したのは、水面下で激しい争いが展開されていることの裏付けだ。
選挙カーの自粛は各候補の主張の違いを分かりにくくしている。「被災地では『選挙より片付けを手伝って』という声が多い。県政の課題など言い出せない」と自民現職の清水悦郎(61)。「被害が大きい沿岸部には入っていない。『選挙どころでない』の意識からか、マイクで訴えても聞いてもらえない」と民主現職・山内正孝(60)の選対幹部が話すように、各陣営は被災者への接し方に苦慮している。
半面、複数の候補は進んで被災地に入る。民主現職の田名部定男(64)はがれきの山が残る通りをたすきなしで歩き、被災者に「その後はどうですか」と声を掛けた。「こんな状況で選挙カーは使えず、歩いて回るしかない」と言う田名部も街頭演説は限定的だ。
自民新人の藤川友信(62)もあいさつ回りが中心で「公約や政策は選挙公報などで理解してもらう」(陣営幹部)。「震災の傷も癒えないのに選挙演説したって有権者に伝わらない。基本的に演説はしない」と、民主現職・中村寿文(71)選対の幹部は言い切る。
自民現職の滝沢求(52)は「街頭演説は減ったが、歩いて回ることで有権者と丁寧に対話できる」と選挙カーなしの選挙に前向き。個人演説会を開くなど政策を訴える機会も手堅く押さえる。
公明現職の畠山敬一(55)は街頭からの訴えとともに支持者回りに懸命。民主現職・山田知(41)もあいさつ回りの合間に個人演説会を開くが、いずれの陣営幹部も「支持者相手の選挙運動中心では手応えの有無すら判断できない」と悩みを打ち明ける。
共産新人の畑中哲雄(67)、無所属新人の寺地則行(58)は選挙カーをフル活用。畑中は、福島第1原発の事故に起因する「反原発ムード」を追い風に−と期待する。日に30カ所もの街頭をこなす寺地は「県議選こそ街頭で政策を訴え、議論を戦わせるべきだ」と“自粛組”をけん制。「投票率は大きく落ちる。48%程度か」と、照準を合わせる浮動票の動向を懸念する。
それぞれの支持者固めが中心の戦いとなった八戸市区。選挙戦は一般有権者から遊離したまま最終盤に突入する。(敬称略)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110407101828.asp
鹿内票1万3000行方は?/青森市区 各陣営の思惑交錯
県議選青森市区で、前回2007年の選挙時に現青森市長の鹿内博氏が獲得した約1万3千票の行方に注目が集まっている。鹿内市長は1月に非自民系の現職・新人5候補を支援する考えを示しているが、選挙戦では表立った支援の動きは見せておらず、各陣営は「票の上積みにはつながらない」と否定的な見方を示している。
1日の告示後、鹿内市長は2、3日にかけて民主、共産、社民、無所属の計5候補の選挙事務所に姿を見せた。激励のマイクを握ったのは4日に行われたある候補の演説会の1度だけ。5候補は09年4月の市長選で鹿内市長を支援しており、「支援はあくまでその返礼」(鹿内市長)という。
鹿内市長は6、7日、東京に出張。各陣営によると、8日以降の終盤戦も市長が集会や街頭で応援演説などを行う予定はないという。
鹿内市長は5日の取材に「(5候補から)要望があれば応援に出向いているが、自身の支援者に特定候補への投票を呼び掛けるつもりはない」と説明。別の陣営関係者は「鹿内票は浮動票が多く、浸透は難しい。1万3千票は分散するだろう」と語り、その動向をつかみかねている。
ただ、震災による自粛ムードで投票率低迷が懸念される中、鹿内票は「喉から手が出るほどほしい」(陣営関係者)存在。本県の原子力政策の検証を掲げる陣営は、鹿内市長が県議時代に反核燃の論客だったことを踏まえ「原発が選挙の争点に浮上したことは、結果的に鹿内票の取り込みにつながる可能性がある」と、わずかに期待を込める。
鹿内市長は県議5期目途中で青森市長選に出馬、現職候補に大差をつけて初当選した。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110404100208.asp
当落線挟み戦いし烈/“紳士協定”さや当ても
青森市区 定数一〇−13
「こことここは堅い。とすれば落ちるのは、あの人と、あの人と…あの人か?」。定数10に13人が立候補した少数激戦の青森市区。震災による沈滞ムードという、いつもと違った雰囲気の中、各陣営は票読みに精を出す。各候補とも一定の組織力を持つだけに当落線を挟んだせめぎ合いはし烈。震災支援や原子力政策の在り方などを中心に訴えるが、混戦模様の中、結末はまだ見えない。
「有利? とんでもない。危機感いっぱいだよ」。前回選挙で1万4千票余りを獲得しトップ当選だった自民現職高橋修一(40)の陣営幹部は言う。4期目に挑む自民現職・森内之保留(46)も危機感を隠さない。
票読みが難しい理由の一つが選挙初挑戦の自民新人・花田栄介(29)の存在。昨年の市議選でトップ当選した市議会議長の父・明仁がつく。「最年少候補」を前面に押し出しているため、割を食うのは、現職最年少の高橋−との見方が強い。
しかし、当の花田陣営は「支持者を回ると『選挙があるの?』と言われることが多く反応が鈍い」。若さがどの程度票に結びつくのか、読めないでいる。
今選挙では13候補のうち8人が、自粛ムードに配慮し、選挙カーでの連呼禁止などを申し合わせた。公明現職・伊吹信一(50)は選挙カーすら使わない。「ハンドスピーカー一つで戦っていく」と宣言した。
だが、この“紳士協定”も日が経つにつれほころび、走行中、候補名をマイクで呼び掛ける陣営が現れた。この陣営関係者は「ウグイス嬢ではなく本人がマイクを握れば連呼にならない」と主張。納得いかない他候補は「政治家は約束を破ったら駄目。『紳士』じゃない」と順守を迫った。水面下のさや当てが日に日に強まり、選挙戦が過熱していく。
日曜日の3日午後。青森市郊外の商業地域で多くの候補が街頭に立った。「何人かを除いて横一線。危機感は当然ある」と無所属現職の一戸富美雄(54)の幹部。出身母体の電力会社従業員たちが、被災地の復旧作業に駆り出されているのが不安要素だ。
民主現職の渋谷哲一(49)は「投票率は相当低くなる」とみる。自身の戦いも「厳しい」。地盤の一つである新城地区に、無所属新人の関良(53)がいる影響を慎重に見極める。関は西部の住宅街を自転車で回る独特のスタイルを通す。
前回選挙で次点、最下位当選だった候補の危機感はなおさらだ。次点だった自民元職の山谷清文(53)は「2回連続で駄目だったら、これ以上支援者に迷惑を掛けられない」と“背水の陣”。最下位当選の社民現職・奈良岡克也(60)は「議席を失うことは(県議会で)社民党の消滅を意味する」と党県組織の命運を一身に背負い走る。
その奈良岡と議会で統一会派を組む無所属現職の古村一雄(66)は、同じ浪岡地区の一戸善正氏出馬取りやめで、陣営に緩みが出る可能性も出てきた。無所属新人の奈良岡央(54)は元市長である父の代からの後援会固めに余念がない。
議席増を狙う共産党は現職諏訪益一(66)に加え、新人大沢研(63)を立てた。ただ「目標を達成するには市議選の得票(計約1万4千票)だけでは足りない」(党東青地区幹部)。ハードルは高く、共倒れの危険もつきまとう。
13人はまだ一団。ゴールになだれ込む激戦は、わずかな気の緩みが勝敗を分ける。
(敬称略)
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http://yamagata-np.jp/feature/2011_member_pref/kj_2011040500126.php
県議選、中盤戦に突入 国会議員応援に奔走
2011年04月05日 掲載
統一地方選の第1ラウンドとなる県議選は4日、中盤戦に突入した。選挙戦となった8地区では38陣営が東日本大震災に伴う県民感情に配慮しつつ、舌戦を展開。その一方、県関係国会議員も次期衆院選、参院選に向けた地盤強化、党勢拡大を図ろうと、選挙区内に入り系列候補の応援に奔走している。各国会議員の動向を追った。
【民主】
公認候補が4人にとどまった政権与党の民主。県政界で党勢拡大を図るため、党所属国会議員は震災に配慮しながらも支援活動に力を注ぐ。県連会長の和嶋未希衆院議員(比例東北)は告示日の1日から県内にとどまり、山形市、鶴岡市、酒田市・飽海郡の各選挙区を回っている。「選挙カーに乗っての活動は自粛せざるを得ない」として、個人演説会の弁士を務めるなどし、党公認候補への支援を呼び掛けている。
農相として震災、原発事故の対応に奔走する鹿野道彦衆院議員(県1区)は2日に被災地の宮城県内を視察後、同日夜に県内入り。天童、山形両市区の公認候補事務所を訪れ、激励した。
党の震災対策本部で対応に追われる中、近藤洋介衆院議員(県2区)は1、2の両日、寒河江市区の推薦候補の応援に駆け付けた。
舟山康江参院議員(県区)は鶴岡市区で1、2の両日、天童市区で3日、それぞれ応援弁士を務めた。
【自民】
全8選挙区で公認候補17人が戦う自民。県連会長の加藤紘一衆院議員(県3区)は6〜8日の終盤戦に照準を合わせて帰県し、鶴岡市区、酒田市・飽海郡区、新庄市区の各公認候補の個人演説会や街頭演説でマイクを握る予定。
遠藤利明衆院議員(比例東北)は自民空白区の地元上山市区の新人を重点的に支援。1日は出陣式、個人演説会に参加するなどフル回転。2、3の両日も個人演説会で支持を訴えた。山形市、天童市の両選挙区では1日、街頭演説に参加したり、各公認候補の事務所を回った。4日に東京に戻り、終盤に再び県内入りする。
岸宏一参院議員(県区)は先月31日に山形入りし、1日はかつて自身の秘書を務めていた村山市区の現職候補の出陣式に駆け付けて応援演説した。2日以降は選挙戦に入った公認候補の事務所を訪れ、候補者らを激励している。
【公明】
公明の渡辺孝男参院議員(比例東北)は1日、県内唯一の議席維持を狙う山形市区の新人の出陣式に臨み、同日夜の個人演説会にも同行して支持を訴えた。2日以降は青森県や秋田県などの選挙区に入り、最終盤に山形に戻る。
【社民】
社民党県連代表の吉泉秀男衆院議員(比例東北)は1日、それぞれ新人で社民の推薦を受けた酒田市・飽海郡区、新庄市区、上山市区の各陣営と山形市区の現職を回って激励。2日以降は酒田市・飽海郡区、新庄市区の応援に力点を置いている。
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http://yamagata-np.jp/feature/2011_member_pref/kj_2011040700191.php
新庄と東置賜、現新競る 県議選8選挙区の終盤情勢
2011年04月07日 掲載
東日本大震災の影響が残る中、28議席をめぐり38候補が舌戦を展開している第17回県議選は、10日の投開票まで3日の運動期間を残すのみとなった。山形新聞社は本社と支社を挙げ、選挙戦となった8選挙区の終盤情勢を探った。新庄市区(定数2)と東置賜郡区(同)は現職と新人が激戦を展開、酒田市・飽海郡区(定数5)では新人が上位をうかがう。上山市区(定数1)と天童市区(定数2)は新人同士が横一線のまま最終盤に突入。山形市区(定数9)鶴岡市区(定数5)寒河江市区(定数2)は現職が優位な戦いを進めている。
新人の台頭で激戦となった酒田市・飽海郡、新庄市、東置賜郡、新人同士がしのぎを削る上山市、現新が三つどもえの戦いを演じる天童市の各選挙区では一進一退の攻防が続いており、最終盤の戦いが当落を左右しそうだ。
新庄市区は現職2人に新人2人が挑む構図で、一方の無所属新人が全域で浸透し、支持を拡大している。各候補が重視する市中心部で態度を決めかねている有権者が多く、最後まで予断を許さない状況だ。
東置賜郡区は川西町が地元の自民現職が安定した戦いぶりで、高畠町の現新2候補が残る1議席を争う。無所属新人が大票田の高畠地区などで優位に立ち、草の根戦術に徹する無所属現職と激しく競り合ったまま終盤戦を迎えた。
酒田市・飽海郡区は自民の現職3人が上位グループを形成。旧飽海郡を地盤とする現新3候補が激しく追い上げているが、民主新人が一歩抜け出して上位をうかがう。
現職が勇退する上山市区は新人同士の激しい一騎打ち。無所属新人が勇退する現職の票を取り込むとともに知名度を生かして先行し、2月下旬に名乗りを上げた自民新人が組織力で激しく追い上げる。天童市区は自民現職が一歩リードし、当選圏入りを目指して自民新人と民主新人が競り合う。
震災の影響もあり、定数が最多の山形市区は新人が知名度不足を解消するまでには至っていない。その中で唯一、勇退する現職票が見込める公明新人が現職と互角の戦い。鶴岡市区と寒河江市区は現段階で現職勢が優位な戦いを進めている。
候補者の多くは最終盤、有権者と浮動票の多い選挙区中心部に照準を定め、激しい攻防を展開するとみられる。震災に伴う自粛ムードで投票率低下が懸念されているほか、誰に投票するか決めかねている有権者が多く、最終盤の攻防が浮沈の鍵を握ることになりそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000095-mailo-l06
統一地方選:’11年やまがた 県議選・激戦区を歩く/上 山形市 /山形
毎日新聞 4月5日(火)12時2分配信
統一地方選前半戦の県議選は10日の投開票日に向け、各陣営が選挙運動を繰り広げている。激戦区の状況を上中下3回にわたり報告する。
◇震災で現新に明暗
「県議会では何の反対もありません。議会のチェック機能を果たしていない」。告示日の1日、山形市十日町のホテルキャッスル前で新人候補が訴えた。この日の目立った応援は、同じ党の別の市の市議らが駆けつけてくれただけ。のぼりを持った運動員2人と、自転車を押して黙々と市内を移動する。
3月11日に起きた東日本大震災。被災者への配慮とガソリン不足と、「選挙どころではない」という雰囲気に、どの陣営も1〜2週間は動きが取れなかった。とりわけ地盤がなく、知名度が低い新人に、その影響は大きかった。この新人は、党の公募に2月に応じ、地震当日の午前中に、山形市内で党県役員の面接を受けていた。しかし、地震以後、面接した役員と連絡が取れたのは3月14日。党本部も震災への対応で忙しく、公認が決定し、連絡を受けたのは25日のことだった。
別の新人の元には3月20日に「減税日本」の河村たかし名古屋市長が応援に駆けつける予定だった。しかし、震災で飛行機の便が取れず、計画は流れた。結局「震災で来れなくなりました。○○さんを応援してやってちょ」という河村市長の声をボイスレコーダーに録音し、車で流しながら市内を回った。この新人は小沢一郎元民主党幹事長の小沢塾の塾生だったため、小沢氏も応援に来る予定だった。しかしこれも地震で流れた。「『有名な人に可愛がられているのか。少しは人脈があって役に立つのか』と思ってもらえるようにお願いしていたが、地震で流れて、アピールする機会がなくなった」と陣営幹部はこぼす。
一方、ほとんどの現職は数百人規模の決起集会などは中止したものの、街頭演説や数十人規模の集会を一日数回こなすなど、普段とほとんど変わらない選挙運動を展開している。「告示までが選挙。あとは陣営が用意してくれたスケジュールに乗るだけ」「震災後の2週間は、ボランティア団体と行政の橋渡しなどに動いていた」などと、新人からすれば余裕にすら見えるような現職の陣営もある。【和田明美】
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■立候補者の顔ぶれ■
(定数9−11、届け出順)
山田正和 32 塾講師 み新
菊池文昭 47 党県総支部長 公新
大内理加 48 [元]放送会社員(1)自現
今井栄喜 69 党県幹事長 (5)自現
吉村和武 38 [元]市長秘書 (1)民現
柴田雅章 28 [元]衆院秘書 無新
高橋啓介 58 党県幹事長 (1)社現
金沢忠一 60 農業 (3)自現
奥山誠治 51 党支部長 (1)自元
広谷五郎左エ門 60 党県代表代行 (4)社現
渡辺ゆり子 58 党県女性部長 (1)共現
4月5日朝刊
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>>1637
酒田市・飽海郡区は自民の現職3人が上位グループを形成。旧飽海郡を地盤とする現新3候補が激しく追い上げているが、民主新人が一歩抜け出して上位をうかがう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000165-mailo-l06
統一地方選:’11年やまがた 県議選・激戦区を歩く/中 酒田市・飽海郡 /山形
毎日新聞 4月6日(水)12時36分配信
◇投票率は、風は…
日差しが増え名峰、鳥海山が望める日も多くなったのに「酒田市・飽海郡区」の新人2候補の気持ちは晴れない。被災者の隣県・山形県が、従来通りの選挙戦をするなど無理なことだと思う。陣営は嘆く。「知名度のない新人は全く不利だ」。総決起大会を中止した。第一声も派手な演出や絶叫は控えた。それは現・新ともにで、横一線だから仕方ない。でも、投票率が低そうとなると穏やかではいられない。
同選挙区の前回投票率は酒田市62・18%、遊佐町66・99%の計62・81%。しかし今回は、選挙カーの声に眉をひそめる有権者もいて、震災に伴う自粛ムードは庄内地方にも広がっている。現・新各陣営は投票率をつぶやく。「5割前半!」「5割後半かな」
3月末現在の有権者数は酒田市9万2951人、遊佐町1万3570人の計10万6521人。仮に投票率が50〜60%とすれば5万3260〜6万3912人になるが、前回県議選で自民候補3人と保守系無所属候補は、計約4万票。これに落選した保守系候補を加えた票数は約4万8200票と、投票総数の約7割を占めた。ある陣営幹部によれば、酒田市内の共産を除く「革新系」の票数は約1万5000票という。
2新人のうち1人は民主公認、もう1人は無所属で社民推薦。民主候補は、国政へ転身した前任者の地盤を引き継ぐ。が、前回選挙の際にあった「政権交代」への「期待の風」はもうないという。「鳩山前内閣は『政治とカネ』で、菅現内閣もいろいろと批判の嵐。震災後、批判は鳴りを潜めたが現状は変わらないよ」。陣営は自嘲気味に言う。遊佐町が地盤の無所属新人候補の陣営も「町から県議をとの機運は高いが、町内の票数自体が少ない。町外から風が吹けばいいけれど」と危機感は強まるばかり。
現職候補はいずれも3期12年以上務めた「兵(つわもの)」ぞろいで固定票もあり、「知名度」という点で新人候補は遠く及ばない。投票率が低ければ頼みの「無党派の風」も吹かずで、厳しい戦いが続いている。【佐藤伸】
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■立候補者の顔ぶれ■
(定数5−6)
石黒覚 54 1級建築士 民新
星川純一 63 [元]市議 (3)自現
森田広 61 [元]衆院秘書(3)自現
金子敏明 56 農業 無新
佐藤藤弥 67 県副議長 (3)自現
土田広志 61 [元]衆院秘書(6)無現
4月6日朝刊
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>>1623
>>1637
天童市区は自民現職が一歩リードし、当選圏入りを目指して自民新人と民主新人が競り合う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000049-mailo-l06
統一地方選:’11年やまがた 県議選・激戦区を歩く/下 天童市 /山形
毎日新聞 4月7日(木)11時6分配信
◇控えめな運動の行方は
自民党現職の森谷仙一郎氏(52)に、自民党新人の矢吹栄修氏(36)と民主党新人の佐藤正男氏(52)が挑む天童市区。自民は、民主系県議の市長選転出に伴う09年の県議補選勝利で2議席独占を実現。その維持を目指す自民に、民主が割って入る構図だ。自民の2候補を遠藤利明衆院議員が、民主新人を鹿野道彦農相が支援する。
告示前の3月下旬。「大型の選挙カーは使わない」「大規模な個人演説会を開かない」と申し合わせようという動きがあった。しかし「知名度のない新人は有権者に政策を訴える場がなくなりかねない」と流れた。
それでも大型の選挙カーは各陣営が自粛。候補者名を書いたのぼりを掲げ、手を振りながら自転車を走らせる候補者は「お尻が痛い」と苦笑いを見せながらも、住宅街をくまなく回る。その候補者と握手した男性(71)は「県内にも被災地から避難してきたり親戚に被災者がいる人もいる。新人にはつらいかもしれないけれど控えめな運動姿勢はいい」と目を細めた。
鹿野農相の全面支援と連合山形の推薦を受ける佐藤氏。鹿野氏は避難所視察などで県内入りした2日夜、佐藤氏を激励した。陣営幹部は「新人で基盤がないうちは鹿野氏の支援がなくては当選は難しい。鹿野氏にとっても天童市は重要な地域で票を減らすわけにはいかないはず」。陣営は鹿野氏の後援会の引き締めに全力を注ぐ。
森谷氏は、選挙カーを使わず、個人演説会も実施しないことを決めた。活動は街頭演説のみだが市内全域に設立している約60カ所の後援会を中心に組織戦を展開する。中心部、農村部ともに優勢に戦いを進めるとの見方もあるが、後援会幹部は「安泰なんてことは一切ない。1票でも多く上積みする」と気を引き締める。
引退する土屋健吾県議の全面支援を受ける矢吹氏。土屋氏の後援会は60以上ある。県議補選で森谷氏を支持した経緯はあるが、土屋氏は「後援会の足並みはようやくそろってきた」と自信を見せる。若さをアピールし浮動票の上積みももくろんでいる。市中心部が地盤だが、佐藤氏の地元にも攻め入る戦いをみせる。【浅妻博之】
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◇天童市(定数2−3)
矢吹栄修 36 副住職 自新
佐藤正男 52 [元]市議 民新
森谷仙一郎 52 [元]市議 (1)自現
4月7日朝刊
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_01.jsp
[南秋田郡選挙区]
唯一の自・民一騎打ち 戦い方は対照的
南秋田郡選挙区は、民主新人の芳賀洋介さん(35)が自民現職の平山晴彦さん(56)に挑む。自民対民主の公認候補が一騎打ちするのは県内で唯一。戦い方も対照的だ。
若い力をアピールし地域活性化を訴える芳賀さん 2日午前9時、恒例の朝市でにぎわう五城目町字下タ町の商店街。赤いジャンパー姿の芳賀さんが出店者や買い物客に「ごぶさたしてます」と声を掛け、握手を交わした。
秋田市で音楽イベントを立ち上げるなど、まちづくり活動に携わった芳賀さん。2009年からは商店街の一角にある朝市案内所のスタッフを務めていた。案内所は町の協議会が国の補助を受けて運営、朝市ツアーなども企画していたが、事務担当の町職員の事業費着服が発覚し昨年11月で事業が終了。同時に芳賀さんは仕事を失った。
民主県連から打診を受けたのはこのころ。「地域活性化という目的は同じ」と出馬を決め、八郎潟町の父の実家に居を移した。「なるべく金を使わない選挙をする」と自宅を事務所にし自転車で移動。後援会は組織せず、町村議など有力者の支援も求めない。
朝市会場の周辺では、道行く人に「南秋田の魅力を全国に発信しよう」「東日本大震災からの復興に、秋田の力を発揮すべき」と呼び掛けた。選挙戦初日は緊張した表情を見せたが、有権者の反応に手応えを得るにつれて余裕も。「若い力を訴えて勝利を目指す」と芳賀さん。
湖東総合病院の存続などを訴える平山さん 平山さんも2日午前、朝市会場周辺の五城目町中心部を遊説していた。朝市会場では選挙カーを降り、買い物客らと握手。「いっぱい買い物して」と笑顔で語り掛け、気さくさをアピールした。
上下グレーの防災服姿。震災翌日の3月12日以降、いつでも現場に駆け付けられるようにとこの服装で通している。街頭では防災対策と湖東総合病院(八郎潟町)改築を「必ず実現させる」と訴えた。
祖父は元県議、父は元能代市議。自身は野呂田芳成・元衆院議員の秘書を経て、妻の出身地である五城目町を地盤として県議選に出馬した。「秘書時代から、停滞している南秋田をもっと発展させたいという思いがあった」と平山さん。2度目の挑戦となった03年に初当選し、区割り変更が行われた前回の07年は無投票で再選した。
今回は8年ぶりの選挙戦。震災に配慮して午後6時以降の遊説は控えているが、「やるからには全力で戦う」と後援会組織をフルに生かして活動。「湖東病院のためなら、相手が知事でも県議会で激しく追及している。なれ合いという批判は当たらない。地元の発展に全力を尽くす」と話した。
(2011/04/03 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_05.jsp
[秋田市選挙区]
13議席めぐり激戦 終盤迎え、追い込み懸命
議席を守りたい現職、現職の牙城を崩したい新人―。定数13の秋田市選挙区では、現職11人と新人8人の計19人が激戦を繰り広げている。
有権者(右)の手を握り、支持を求める候補者。秋田市選挙区では現職11人と新人8人が激戦を展開している 現職は自民5人、社民、共産、公明、国民新各1人、無所属2人。新人は民主、みんなの党が各1人で、残る6人は無所属だ。現職の多くが実績を強調しているのに対し、新人は議会改革など変化を訴えている候補者が目立つ。選挙戦終盤を迎え、各候補者は追い込みに入った。
秋田市議からくら替えした、まるさん(56)=無所属新=はタレントの知名度を武器に「平仮名4文字のまるさんです」とアピール。元県職員の沼谷純さん(38)=民主新=は「なれあい議会を変える」と背中に書かれたジャンパーを身に着け、自転車で遊説している。
3選を目指す田口聡さん(56)=公明現=は県のドクターヘリ導入決定を実績と強調。夕方以降は自ら電話し、票固めに全力を挙げる。現職最年少の中泉松司さん(31)=自民現=は若さを前面に打ち出しながら、少子化対策を力説。地盤の北部を重点的に回っている。
3選を狙う瀬田川栄一さん(63)=無所属現=は雇用拡大に力を注いできた姿勢をアピール。地元の中央地区を軸に支持固めに躍起だ。2009年補選に続く挑戦の三浦芳博さん(60)=無所属新=は「議員定数、報酬は半分でもいい」と力説し、全域で支持を呼び掛けている。
過去2回秋田市長選に出馬した丸野内胡桃(くるみ)さん(66)=無所属新=は市民運動の経験を基に「保育を支援し、働く環境を整える」と意気込む。石川ひとみさん(60)=社民現=は再選に向けて社民票、労組票をまとめたい考え。「高齢者が安心して暮らせる街づくりを」と訴える。
再選を目指す石川錬治郎さん(71)=国民新現=は「秋田的スローライフ」の確立を唱える。全域を回り、支持固めに余念がない。09年補選で当選した竹下博英さん(57)=自民現=は医師不足対策などに取り組む姿勢を強調。地元・雄和や西部を精力的に回っている。
5期目を目指す県議会議長の冨樫博之さん(55)=自民現=は地盤の南部などを奔走。秋田港を生かした産業活性化の必要性を力説している。3期目を狙う山内梅良さん(63)=共産現=は暮らしと福祉を重視する姿勢をアピール。集会などを通じて、票の上積みを図っている。
初挑戦の三浦茂人さん(52)=無所属新=は「銀行員の経験を生かしたい」と訴え、地元・外旭川をはじめ全域で支持拡大に懸命だ。3度目の挑戦の黒崎一紀さん(52)=みんな新=は秋田を売り込む政策の必要性を強調。地元・雄和のほか、市中心部での浸透も目指す。
3期目を狙う淡路定明さん(51)=無所属現=は「新しい地方の時代に対応できる議会が必要だ」と力説。北部などで支持拡大に努めている。会社役員の大門義春さん(58)=無所属新=は街頭演説重視の運動で、各議員の議案に対する賛否の全面公開などを訴えている。
2期目を目指す工藤嘉範さん(53)=自民現=は「県勢の復活に全力を尽くす」と強調。地元の東部を軸に浸透を図っている。元参院議員の鈴木陽悦さん(62)=無所属新=は参院災害対策特別委員長を務めた経験をアピール。知名度を生かして支持を広げたい考えだ。
7選を目指す北林康司さん(69)=自民現=は新エネルギー産業創出を訴えの軸とし、地盤の八橋をはじめ全域で支持を呼び掛けている。
(2011/04/07 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_04.jsp
[横手市選挙区]
2新人参戦 攻防激化 現職、票の流出警戒
横手市選挙区(定数4)は現職4人、新人2人による混戦模様。自民の現職2人が地盤や自民票の流出を防ごうとガードを固める一方、民主の現職と新人、無所属の現職、共産の新人の4人は、非自民票の争奪や他候補の地盤の切り崩しなどに懸命。無党派層の票の行方もはっきりせず、各陣営は「票の動きが読めない」と警戒感を強めている。
選挙カーに駆け寄り候補者と握手する有権者。横手市選挙区では現職4人、新人2人が攻防を繰り広げている(写真は一部加工) 活発な選挙戦を展開するのが、県議選初挑戦の民主新人の小原正晃さん(34)。県連幹事長の寺田学衆院議員と前知事でみんなの党の寺田典城参院議員が親子で支持。候補者中最も若いことをアピールするほか、市内の道の駅の運営会社に勤めた経験から「雇用創出のため県産品を県外に売り込みたい」と訴える。
共産新人の我妻桂子さん(56)は2007年の前回に続き2度目の挑戦。湯沢・雄勝の党員も加わり、総力戦を展開する。旧横手市内のほか増田、平鹿地域などを回り、街頭では「県民の暮らしや生活を守る県政にしたい」と強調。陣営は「有権者の反応がいい」とし、前回の約7900票への上積みを目指す。
5期目に挑む民主現職の小田嶋伝一さん(75)は、同じ党からの新人出馬で民主支持層が割れるのを危惧し、懸命の選挙戦を展開する。毎日、複数箇所で個人演説会をこなし、「経験と実績、長年培った人脈を生かす」とベテランの必要性を強調。民主党県第3区総支部長の京野公子衆院議員が支持を訴えている。
4期目を目指す無所属現職の土谷勝悦さん(62)の地盤は、サクランボやリンゴの産地の十文字、増田地域。「大雪被害で果樹農家は選挙どころではない」とし、その中で運動を行うことに複雑な表情。新人候補の攻勢に必死の防戦を見せ、大雪被害への長期的な復旧対策の必要性を訴え、地盤固めを図っている。
一方、自民現職の2人も、新人の参戦で攻防が激化していることを警戒する。
5期目を目指す鶴田有司さん(58)は前回約1万3600票を獲得しトップ当選したが、今回は地盤の旧横手市から新人2人を含む4人が立候補したことに危機感を抱く。旧市内での街頭演説の回数を前回より増やした。個人演説会では、議員提案による条例制定に中心的な立場で関わった実績を強調している。
1月の落雪事故で重傷を負った柴田正敏さん(60)は告示日、「一生懸命走りたい。力を貸してほしい」と第一声。「元気な姿を見せて支持者を安心させたい」(陣営)と、既に選挙カーで市内を一巡した。入院による活動の遅れを取り戻そうと懸命。個人演説会も開き、復活をアピールしている。
(2011/04/06 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_03.jsp
[鹿角市・郡選挙区]
「実績」「変革」懸命に訴え 2議席めぐりしのぎ
鹿角市・郡選挙区は、元衆院議員秘書の民主新人・阿部博雄さん(52)と元鹿角市議の無所属新人・石川徹さん(46)が、共に自民現職で、5期目を目指す大里祐一さん(75)と4期目を狙う川口一さん(60)に挑む構図。変革か、実績か―。2議席をめぐり4候補がしのぎを削っている。
雪の中、候補者の演説に耳を傾ける有権者。鹿角市・郡選挙区は新人2人が自民現職2人に挑む(一部加工) 「県政は課題が山積し、鹿角地域は衰退が進んでいる。今こそ県議を替えなくてはならない」。阿部さんは、自民が県議会の過半数を占め、同選挙区の議席を独占する現状を批判している。
約20年間の秘書時代、鹿角を担当した阿部さんは大館市出身。懸念された知名度不足を補うため、前小坂町長で民主県連副代表の川口博衆院議員が選挙カーに同乗し強力に援護。陣営は「名前も浸透してきた。日々勢いを増している」と手応えを強調する。
石川さんは告示約1カ月前に出馬表明、急ピッチで態勢を整えた。「選挙戦は瞬発力勝負。何カ月もかけて準備するより、時間がない中で取り組んだ方がよい」と話す。
4候補の中で最も若く「選手交代、世代交代」がキャッチフレーズ。街頭演説を1日に約20回行ったり、自転車を使用するなど組織に頼らない独自の運動を展開。朝の出勤時間帯は幹線道路沿いに立ち、ドライバーに手を振る。「1人でも多くの有権者と接点を持ちたい」と精力的だ。
受けて立つ現職の自民2候補は「厳しい選挙戦」と口をそろえる。
大里さんは現職2人と戦った2007年の前回、1万800票を獲得しトップ当選、返り咲きを果たした。しかし今回は「現職だから強いということはない。私にとっては、これまでの活動が評価される選挙だ」と気持ちを引き締め戦いに臨んでいる。
「前回より候補者が1人増え、新人の2人も強力。支持者の高齢化も進んでおり、前回の得票を上回るのは難しいだろう」と陣営。きょう5日以降は個人演説会を大票田の花輪地区、十和田地区で開く。
川口さんはトレードマークの長靴姿で選挙区を奔走、3期12年の実績を前面に出し、懸命に支持を訴えている。
これまでは地元・小坂町で圧倒的な強さを発揮、鹿角市の農村部などにも食い込み議席を獲得してきた。しかし今回は、川口博衆院議員が支援する新人の阿部さんと同町で激戦を展開。「地元票が食い込まれる可能性もあり、鹿角市で上積みを図りたい」。前回、同市の元職が得た8300票余りが鍵を握るとみて、その獲得にも力を注ぐ。
(2011/04/05 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_04.jsp
[横手市選挙区]
2新人参戦 攻防激化 現職、票の流出警戒
横手市選挙区(定数4)は現職4人、新人2人による混戦模様。自民の現職2人が地盤や自民票の流出を防ごうとガードを固める一方、民主の現職と新人、無所属の現職、共産の新人の4人は、非自民票の争奪や他候補の地盤の切り崩しなどに懸命。無党派層の票の行方もはっきりせず、各陣営は「票の動きが読めない」と警戒感を強めている。
選挙カーに駆け寄り候補者と握手する有権者。横手市選挙区では現職4人、新人2人が攻防を繰り広げている(写真は一部加工) 活発な選挙戦を展開するのが、県議選初挑戦の民主新人の小原正晃さん(34)。県連幹事長の寺田学衆院議員と前知事でみんなの党の寺田典城参院議員が親子で支持。候補者中最も若いことをアピールするほか、市内の道の駅の運営会社に勤めた経験から「雇用創出のため県産品を県外に売り込みたい」と訴える。
共産新人の我妻桂子さん(56)は2007年の前回に続き2度目の挑戦。湯沢・雄勝の党員も加わり、総力戦を展開する。旧横手市内のほか増田、平鹿地域などを回り、街頭では「県民の暮らしや生活を守る県政にしたい」と強調。陣営は「有権者の反応がいい」とし、前回の約7900票への上積みを目指す。
5期目に挑む民主現職の小田嶋伝一さん(75)は、同じ党からの新人出馬で民主支持層が割れるのを危惧し、懸命の選挙戦を展開する。毎日、複数箇所で個人演説会をこなし、「経験と実績、長年培った人脈を生かす」とベテランの必要性を強調。民主党県第3区総支部長の京野公子衆院議員が支持を訴えている。
4期目を目指す無所属現職の土谷勝悦さん(62)の地盤は、サクランボやリンゴの産地の十文字、増田地域。「大雪被害で果樹農家は選挙どころではない」とし、その中で運動を行うことに複雑な表情。新人候補の攻勢に必死の防戦を見せ、大雪被害への長期的な復旧対策の必要性を訴え、地盤固めを図っている。
一方、自民現職の2人も、新人の参戦で攻防が激化していることを警戒する。
5期目を目指す鶴田有司さん(58)は前回約1万3600票を獲得しトップ当選したが、今回は地盤の旧横手市から新人2人を含む4人が立候補したことに危機感を抱く。旧市内での街頭演説の回数を前回より増やした。個人演説会では、議員提案による条例制定に中心的な立場で関わった実績を強調している。
1月の落雪事故で重傷を負った柴田正敏さん(60)は告示日、「一生懸命走りたい。力を貸してほしい」と第一声。「元気な姿を見せて支持者を安心させたい」(陣営)と、既に選挙カーで市内を一巡した。入院による活動の遅れを取り戻そうと懸命。個人演説会も開き、復活をアピールしている。
(2011/04/06 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_05.jsp
[秋田市選挙区]
13議席めぐり激戦 終盤迎え、追い込み懸命
議席を守りたい現職、現職の牙城を崩したい新人―。定数13の秋田市選挙区では、現職11人と新人8人の計19人が激戦を繰り広げている。
有権者(右)の手を握り、支持を求める候補者。秋田市選挙区では現職11人と新人8人が激戦を展開している 現職は自民5人、社民、共産、公明、国民新各1人、無所属2人。新人は民主、みんなの党が各1人で、残る6人は無所属だ。現職の多くが実績を強調しているのに対し、新人は議会改革など変化を訴えている候補者が目立つ。選挙戦終盤を迎え、各候補者は追い込みに入った。
秋田市議からくら替えした、まるさん(56)=無所属新=はタレントの知名度を武器に「平仮名4文字のまるさんです」とアピール。元県職員の沼谷純さん(38)=民主新=は「なれあい議会を変える」と背中に書かれたジャンパーを身に着け、自転車で遊説している。
3選を目指す田口聡さん(56)=公明現=は県のドクターヘリ導入決定を実績と強調。夕方以降は自ら電話し、票固めに全力を挙げる。現職最年少の中泉松司さん(31)=自民現=は若さを前面に打ち出しながら、少子化対策を力説。地盤の北部を重点的に回っている。
3選を狙う瀬田川栄一さん(63)=無所属現=は雇用拡大に力を注いできた姿勢をアピール。地元の中央地区を軸に支持固めに躍起だ。2009年補選に続く挑戦の三浦芳博さん(60)=無所属新=は「議員定数、報酬は半分でもいい」と力説し、全域で支持を呼び掛けている。
過去2回秋田市長選に出馬した丸野内胡桃(くるみ)さん(66)=無所属新=は市民運動の経験を基に「保育を支援し、働く環境を整える」と意気込む。石川ひとみさん(60)=社民現=は再選に向けて社民票、労組票をまとめたい考え。「高齢者が安心して暮らせる街づくりを」と訴える。
再選を目指す石川錬治郎さん(71)=国民新現=は「秋田的スローライフ」の確立を唱える。全域を回り、支持固めに余念がない。09年補選で当選した竹下博英さん(57)=自民現=は医師不足対策などに取り組む姿勢を強調。地元・雄和や西部を精力的に回っている。
5期目を目指す県議会議長の冨樫博之さん(55)=自民現=は地盤の南部などを奔走。秋田港を生かした産業活性化の必要性を力説している。3期目を狙う山内梅良さん(63)=共産現=は暮らしと福祉を重視する姿勢をアピール。集会などを通じて、票の上積みを図っている。
初挑戦の三浦茂人さん(52)=無所属新=は「銀行員の経験を生かしたい」と訴え、地元・外旭川をはじめ全域で支持拡大に懸命だ。3度目の挑戦の黒崎一紀さん(52)=みんな新=は秋田を売り込む政策の必要性を強調。地元・雄和のほか、市中心部での浸透も目指す。
3期目を狙う淡路定明さん(51)=無所属現=は「新しい地方の時代に対応できる議会が必要だ」と力説。北部などで支持拡大に努めている。会社役員の大門義春さん(58)=無所属新=は街頭演説重視の運動で、各議員の議案に対する賛否の全面公開などを訴えている。
2期目を目指す工藤嘉範さん(53)=自民現=は「県勢の復活に全力を尽くす」と強調。地元の東部を軸に浸透を図っている。元参院議員の鈴木陽悦さん(62)=無所属新=は参院災害対策特別委員長を務めた経験をアピール。知名度を生かして支持を広げたい考えだ。
7選を目指す北林康司さん(69)=自民現=は新エネルギー産業創出を訴えの軸とし、地盤の八橋をはじめ全域で支持を呼び掛けている。
(2011/04/07 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_06.jsp
[湯沢市・雄勝郡選挙区]
新人擁立で民主分裂 固い地盤誇る現職
湯沢市・雄勝郡選挙区(定数3)は現職3人に新人1人が挑む構図だ。民主県連は、党勢拡大を目指して新人を擁立した参院議員の松浦大悟代表と、県議会で民主と統一会派を組む現職を支援する衆院議員(秋田3区)の京野公子副代表が対立。党本部は、地元衆院議員の京野副代表の意向を重視して、松浦代表が推すこの新人を公認しなかった。このため、民主県連の代表と副代表が別の候補を応援する“分裂選挙”となった。
候補者の街頭演説を聞くため会場に向かう湯沢市・雄勝郡選挙区の有権者 現職3人はいずれも強固な地盤を誇る。候補者が出ていない大票田の旧湯沢市で上積みを図り、前回以上の得票を狙っている。一方、新人は今の県議会を「なれ合い」と批判し、変革を訴えながら知名度アップに懸命だ。
無所属新人の宇奈月満さん(42)=本名・福島正人=は昨年末に秋田市から転入。自転車で選挙区を回る。告示日に伴走した松浦代表は湯沢市の街頭で「県議は名誉職になっている。なれ合いの議会から、政策を提案する議会に変えていく」と現職を批判。宇奈月さんも「雪害や震災から立ち直るにはアイデアが必要。今の県議会にそのアイデアを出せるのか」と強調した。
無所属現職の安藤豊さん(58)は羽後町が地盤。湯沢市内を選挙カーで巡った2日は、同市に拠点を置く京野副代表が同乗し、「(地盤が)郡とか市とか言っている時代ではない」と、町や市の境界を超えた支援を市民に呼び掛けた。安藤さんは“落下傘候補”の新人を意識して「地域の課題を目で見て肌で感じてきた。地域のことを分かる人を選んで」とアピールした。
無所属現職の東海林洋さん(55)の地盤は湯沢市南部の雄勝地域。地元市議7人のうち5人の応援を得て運動を続ける。7日は同地域の秋ノ宮地区でこまめに街頭演説をした。山に囲まれた各集落では「農地や森林、水など豊かな地域資源を生かして産業を創出する」と訴え、農林業者への浸透を図る。「政党色のない候補」として、無党派層の取り込みに力を入れている。
自民現職の大関衛さん(42)は湯沢市東部の稲川、皆瀬地域が地盤。これに加え、市中心部の票の掘り起こしにも力点を置く。商店街に毎日のように姿を見せ、7日も街頭演説や握手に奔走。県政与党であることを強調して政策実現力を訴えるとともに、雄勝地域振興局(湯沢市)の縮小などを盛った県の振興局再編案を否決した「地元貢献」の実績もアピールしている。
(2011/04/08 付)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110405-OYT8T00092.htm
《激戦区ルポ 上》民主新人 台風の目
横手市
陣営幹部の指揮で、気勢を上げる支持者(1日、横手市で) 「新人2人の追い上げがものすごい。自らに危機感を与えるのが選挙運動と言われるが、そんな悠長なことは言ってられない」
1日朝、横手市のスーパー駐車場で行われた自民現職の鶴田有司の出陣式。冒頭あいさつに立った陣営幹部は、約250人の支持者を前に厳しい表情を見せた。
5選を目指す鶴田は前回、約1万3600票でトップ当選した。しかし、今回、地盤の旧横手市から新人2人を含めた4人が立候補。鶴田は「まともな新人が出てきて、長年の支持者の中にも、くら替えをする人がいる。失う票が2000ほどで済めばいいが」と表情を曇らせる。
横手市選挙区が混戦となったのは、民主新人の小原正晃の出馬が引き金だ。小原は同級生で衆院議員の寺田学から打診され、昨年秋に出馬を決意。2月に開いた初めての集会で約150人を集めるなど一躍、台風の目となった。
県内一の売り上げを誇る道の駅十文字の名物社員として知名度もあり、34歳という若さ。「秋田の営業マンになる」と大声を張り上げる小原に、他陣営も「この人に当選してもらわないと困ると思わせる選挙戦をしている」とうなる。
さらに、先月末の民主党の集会に、前知事でみんなの党参院議員の寺田典城が応援弁士として登場。旧横手市長、知事を務めた影響力はいまだにあり、他陣営も読み切れないでいる。
一方、県内唯一の民主現職の小田嶋伝一は、小原の出馬に複雑な心境だ。県内選挙区で唯一、党公認候補が2人立つ選挙区。ただでさえ民主党に逆風が吹く中で、陣営幹部は「党勢拡大の名目だが、少なからず票は流れる。地域事情を全く考慮していない。下手したら議席がゼロになってしまう」と憤る。
(2011年4月5日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110406-OYT8T00110.htm
《激戦区ルポ 中》 因縁絡み見えぬ勝敗
自民現職2人に民主と無所属の新人2人が挑む。過去の選挙の因縁も絡み合う激戦となっている。
「優れた国会議員の下で学んできた阿部の出番。ぜひ県議会へ押し上げてください」。3日朝、告示日から3日連続で選挙区入りした民主党衆院議員の川口博は、鹿角市で民主新人の阿部博雄の支援を訴えた。
阿部は長年、自民党衆院議員の秘書を務め、大館市議選に出馬予定だった。しかし、川口博は自民の議席独占阻止のため、阿部を口説き落とし、民主に「くら替え」させた。
阿部は大館市出身だが、陣営幹部は「選挙区内の小坂町長も務めた川口博の支援があれば、落下傘候補でも十分戦える」と話す。連合秋田も推薦を決定。川口博は最終盤、支持固めのため再び選挙区に入る。
一方で、現職の自民2人は、川口博の動きに不快感をあらわにする。小坂町長を19年務めた川口博は2009年の知事選に出馬。大里祐一と川口一は、佐竹知事を支持した自民党県連の方針に反してまで、地元の川口博を支援した。
しかし、落選した川口博は直後の衆院選に非自民を掲げて出馬。当選後民主入りし、両者の亀裂は決定的となった。川口博は町長時代、自民党衆院議員の後援会長を務めたこともある。自民2人には裏切りにみえる。
4選を目指す川口一は川口博のおい。前回は地盤の小坂町で7割の票を固めたことが勝因となった。しかし、今回は地盤が同じ川口博が阿部の支援に回り、予断を許さない。
陣営幹部は「おいっ子はどうでもいいようだ」と憤る。川口一も「芯がぶれずに根を張った活動をしている人は誰か、小坂の人は理解しているはず」と語る。
5選を目指す大里は、小走りしながら街頭で握手を求めるなど、75歳とは思えない精力的な選挙戦を展開する。東日本大震災の自粛ムードもあるが、個人演説会を他陣営より積極的に開く。「川口博との戦いに必ず勝つ」と息巻く。
前回はトップ当選だったが、高齢や多選への批判もあり、陣営は「勝つには8500票は欲しい。前回落選した候補の約8300票の行方が勝敗を左右する」と分析する。
一方、「3候補の遺恨試合には興味が無い」と話すのは無所属新人の石川徹。1日25回の街頭演説に専念する。「本人」と書かれたのぼりを掲げ、自転車で選挙区を回り、有権者との対話を重視する。
石川は09年の鹿角市長選に挑み、草の根選挙で現職と約1600票差の接戦を演じた。他陣営は「全く票が読めない存在」と警戒を強めるが、石川は「民主と自民の政争にうんざりした人の受け皿になればよい」と自然体を強調する。(敬称略)
(2011年4月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110406-OYT8T01057.htm
《統一地方選2011》県議選激戦区ルポ下
秋田市 当選ライン上昇か
19人の候補者がずらりと並んだ秋田市選挙区の掲示板 定数13に、現職11人、新人8人の計19人が立候補する激戦。都市部特有の浮動票の取り込みを狙う新人に対し、現職は組織を固める守りの選挙戦を展開する。しかし、それで当選ラインに届くのか、各陣営は焦りを隠せない。震災の自粛ムードで投票率が下がったとしても、前回トップ当選した穂積志(現秋田市長)が抜けた分、当選ラインは上がるとみられるためだ。
「地盤、看板(知名度)、カバン(資金力)、全部ありません」。2日午後、秋田市手形山で行われた民主新人の沼谷純の個人演説会。元県職員の沼谷の頼みの綱は浮動票だ。選挙カーは使わず、自転車で1日60キロ走って遊説する。
そこに他党から援軍が現れた。前知事でみんなの党参院議員の寺田典城だ。個人演説会が開かれた場所は寺田の自宅。ともに佐竹知事と自民党を「なれ合い」と批判する。寺田が知事選で着たジャンパーをプレゼントされた。他陣営は「若さを訴えるだけの新人ではない」と警戒を強める。
新人扱いされない候補者は他にもいる。元参院議員で無所属の鈴木陽悦だ。鈴木は参院災害対策特別委員長を務めた。街頭演説では「中央とのパイプ」を全面に打ち出す。同じく防災強化を訴える他陣営との格の違いを印象づける作戦だ。
他陣営は「現職以上の知名度」を脅威に感じるが、鈴木の危機感は強い。街頭演説の集まりは「悪い」という。後援会の複数の幹部が同じ秋田市選挙区に出馬したからだ。陣営幹部は「後援会票が食われることも見込まないといけない」と焦りを募らせる。
持ち味を生かして攻勢をかける新人に対し、現職は組織固めに懸命だ。5選を目指す自民の冨樫博之。培った後援会に加え、今回は県議会議長として実績をアピールする。盤石にも見えるが、陣営幹部は「こんなに新人が強く見える選挙は初めて。とにかく足元を固めなければ」と必死だ。
冨樫が力を入れるのは、後援会傘下の企業回り。選挙期間中に回る予定の企業は80社に上る。5日は丸一日をかけて40社を訪問、1000人に支持を求めた。陣営幹部は「昔と違い、企業もどこまで票にカウントできるか難しい。それでも浮動票対策よりは組織票固めが最優先」と語る。
秋田市選挙区の前回の投票率は58・46%。今回はさらに下回ると見る陣営は多い。一般的に投票率が低いほど現職有利と言われる。しかし、穂積志の1万9000票、衆院議員に転じた高松和夫の7800票、宙に浮いたこの3万近い票を考慮すると、投票率は下がっても当選ラインは上がるとみられる。
「8000票以上集めないと当選できない」との見方がもっぱらだ。県財政の立て直し、新エネルギーの導入、若者の雇用確保、県都のにぎわい復活、介護など福祉の充実、子育てしやすい環境づくり…。この他の政党公認、無所属の候補者も党員、後援会、支持団体を引き締めながら、街頭演説を増やすなど無党派層への浸透を図っている。(敬称略)
(2011年4月7日 読売新聞)
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上が見つからん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000186-mailo-l05
’11県議選:注目の選挙区/中 大館市 /秋田
毎日新聞 4月6日(水)12時54分配信
◇新人が3現職に挑戦
自民2人、社民1人の現職に、告示間際に名乗りを上げた民主新人が挑む大館市選挙区(定数3)。地域、業界団体、労組など強固な支持基盤を持つ現職の一角を崩せるかが焦点となる。
前回初出馬でトップ当選した佐藤氏は、1月に大館・比内・田代の3地区からなる連合後援会の新春の集いを開催。後援会事務局は「この4年間、特に女性層や無党派層の掘り起こしに力を入れ、県政報告会を開催して浸透を図ってきた」という。
無投票ムードが一転して選挙戦になったことを受け、菅原昇・元県議を会長とする連合後援会活動がフル回転。住民を守る国政・県政・市政の実現▽健全財政運営の実現を目指す行財政改革▽産業の振興と活力ある地域づくり活動−−など五つの目標を掲げ、支持を訴える。
虻川氏は99年、03年に続く挑戦。民主党の川口博衆院議員(秋田2区)らが土壇場になって担ぎ出した。09年の衆院選では全国的な政権交代への待望の中で川口氏擁立と当選に尽力し、存在感を見せている。
前回同党推薦の無所属で立候補し落選した菅原龍典・元県議が総括責任者を務める。
08年の知事選では、現職は3人とも佐竹敬久知事を支援した。陣営幹部は「県議会は佐竹県政となれ合い、緊張感を欠く。考え方を変えていかなくてはいけない。川口氏の支持層を結集させることが勝因の鍵となる」と力を込める。
自民党県連会長の鈴木氏は昨年12月以降、後援会を構成する25の支部ごとに県政報告会を開催。組織固めを図る一方で、県医師会連盟、県農協政治連盟、北秋田建設業協会など前回を上回る150以上の団体の推薦を得て選挙戦に臨む。
今選挙に向け、初めて虻川氏の地元櫃崎地区をカバーする真中後援会を設立。陣営幹部は「虻川氏の支持者も加わってできた後援会。その虻川氏が出ることになったからといって影響はない」と言い切る。県政与党をアピールし、雇用の場の拡大や福祉政策の充実など緊急課題への取り組みを公約に掲げる。
石田氏は当初引退を考え後継者を探したが、後援会や党員の強い後押しもあり6選を目指すことになった。
伝統的に労組の力が強く、旧社会党時代に2人の市長を輩出した土地柄。告示前の集会では、自民党と共に佐竹県政誕生の推進力となったことに「いまだ理解できない」と指摘する支持者の声が目立った。その一方で「社民のともしびを消さないで」との激励もこれまで以上に強く、思わぬ展開に発展した選挙戦に力がこもる。
陣営関係者は1万1000票が当選ラインと見て、特に民主新人との「非自民票」の奪い合いを警戒している。【田村彦志】
………………………………………………………………………………………………………
◇大館市(定数3−4、届け出順)
佐藤賢一郎 63 旧比内町長(1)自現
虻川信一 65 農業 民新
鈴木洋一 67 党県会長 (5)自現
石田寛 64 党県幹事長(5)社現
※届け出順。カッコ内数字は当選回数。年齢は投票日翌日の11日時点。敬称略
4月6日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000021-mailo-l05
’11県議選:注目の選挙区/下 横手市 /秋田
毎日新聞 4月7日(木)10時39分配信
◇“すみ分け”から混戦に
民主が現職に加え新人を擁立した横手市選挙区(定数4)。現職4人が安定的に“すみ分け”していたが、共産も前回に続く挑戦となり混戦模様となっている。
新横手市は県内で唯一、横手平鹿地域の8市町村が一体合併して05年10月に誕生。07年県議選では横手地区の現職2人と十文字、雄物川両地区の現職2人が議席を分け合った。その勢力図がどう変わるかが焦点だ。今冬の記録的な豪雪を受け、多くの候補者が雪害対策や被害を受けた農家支援を掲げている。
無所属の土谷氏は県議会会派「民主・新みらい」に所属。地盤の東部地域を徹底的に固めるとともに、09年の衆院選で支援した京野公子衆院議員(民主)の応援も得ている。告示前の総決起総会は東日本大震災絡みで中止に。農業・商工業の振興に重点を置いた地域再生を訴えている。
旧横手市選出で前回トップ当選した自民の鶴田氏は新人2陣営の追い上げに危機感を強め、組織固めに余念がない。県議会「がん対策推進議員連盟」会長として、議員提案で同条例を制定した実績を強調。「秋田元気」宣言を掲げ、新しいビジネスモデル創造などを唱えている。
民主新人で横手地区出身の小原氏は若さを前面に、道の駅十文字での勤務体験から「頑張る秋田の営業マン」を自称。食と農を生かした新たな産業創出などを訴えている。みんなの党が推薦し、同党参院議員の寺田典城前知事も支援。「なれ合い議会」を変えようと主張している。
共産新人の我妻氏は03年衆院選(秋田3区、落選)を含め3度目の選挙。出身の横手地区を中心にミニミニ集会を積み重ねる。同党は09年の市議選で1議席から3議席に躍進しており、前回の約8000票から大幅な上積みを目指す。増税に反対し暮らしと農業を守ることなどを訴える。
5選を目指す横手地区の小田嶋氏は唯一の党現職。党の複数擁立で従来と違った戦いを強いられる形となった。「心中穏やかでなく県連に対し疑義を感じているが、危機感はない」と陣営関係者。各地区で県政報告会や小集会を開き、雇用創出や生活者の暮らしサポートなどを訴える。
自民現職の柴田氏は今冬、雪下ろし作業中に転落。重傷を負って回復が心配されたが総決起集会で元気な姿を見せ、後援会が空白を埋めようと反転攻勢に努める。「いつでも現場主義」をモットーに各所で小集会を開き、農家などとの膝詰め懇談で地域の声を政策に反映させる戦略だ。【佐藤正伸】
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◇横手市(定数4−6)
土谷勝悦 62 農業 (3)無現
鶴田有司 58 会社顧問 (4)自現
小原正晃 34 [元]会社員 民新
我妻桂子 56 党県委員 共新
小田嶋伝一 75 農業 (4)民現
柴田正敏 60 農業 (2)自現
※届け出順。カッコ内数字は当選回数。年齢は投票日翌日の11日時点。敬称略
4月7日朝刊
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/04/article_02.jsp
秋田市(定数13−19) 当落線上にひしめく
一部の現職と新人が優位に立っている。当落線上には多くの候補者がひしめき、混戦は必至。危機感を強める現職も少なくない。最終盤の地域票固めや無党派層の動向、投票率が勝敗を左右しそうだ。
田口聡(56)=公明現=と冨樫博之(55)=自民現、中泉松司(31)=自民現=は、それぞれの政党票と地域票を手堅く固めた。沼谷純(38)=民主新=は選挙区唯一の党公認で、民主票に加え浮動票も取り込む勢いだ。過去2回市長選に出馬した丸野内胡桃(くるみ)(66)=無所属新=は知名度を生かし支持を広げている。
竹下博英(57)=自民現=は地盤の旧河辺郡のほか西部にも浸透。工藤嘉範(53)=自民現=は地盤の東部を軸に、着実に票をまとめつつある。山内梅良(63)=共産現=は共産票を固める一方、浮動票の取り込みに力を入れている。
八橋、泉などの中央部と隣接地区では、多くの現職と新人が激しい攻防を展開。それ以外の地区の新人も当選圏食い込みに躍起となっている。
現職では、北林康司(69)=自民現=が八橋を中心に後援会組織をフル稼働、企業回りなどで票を固めつつある。石川錬治郎(71)=国民新現=は市長時代からの支援者を中心に支持固めに入っている。瀬田川栄一(63)=無所属現=は泉を地盤としつつ、支持拡大に向け積極的に企業を訪問。八橋が地元の石川ひとみ(60)=社民現=は労組票、女性票を頼りに追い込みをかける。淡路定明(51)=無所属現=は土崎、将軍野の地域票と浮動票の取り込みを図り、巻き返しに懸命だ。
新人では、寺内の鈴木陽悦(62)=無所属新=が知名度の高さを武器に支持が広がり始めた。三浦茂人(52)=無所属新=は地元・外旭川の地域票をまとめつつある。まるさん(56)=本名・菅原博文、無所属新=は知名度を生かしつつ、地元・新屋勝平を軸に票の上積みを狙う。
黒崎一紀(52)=みんな新=は旧河辺郡の地域票に加え、人脈を生かした票の掘り起こしを図っている。三浦芳博(60)=無所属新=は地元・旭南や周辺の川尻、茨島などで票固めを進めている。
大門義春(58)=無所属新=は厳しい戦いを強いられている。
男鹿市(定数1−3) 現、新、激しく競り合う
菅原広二(59)=無所属新=と下間俊悦(51)=自民現=が激しく競り合い、船木正博(63)=無所属新=が追う展開。
菅原は、渡部幸男市長の支援を受け設置した市内9地区の後援会や、市議9人でつくる応援組織が機能し支持を拡大。他陣営の切り崩しを警戒し引き締めにも余念がない。
下間は、市議3人や元若美町長の佐藤文衛の応援を受け、元県議の加藤義康も陣営に加わって勢いづいている。加藤の地盤だった北浦地区や、旧若美町などで支持を広げている。
地元の船越地区で一定の支持を集める元市議の船木は市内全域を回り、知名度不足を補うとともに票の上積みに懸命。船越では個人演説会を開催して引き締めを図る。
南秋田郡(定数1−2) 現職リード、新人追う
現職の平山晴彦(56)=自民=が後援会組織を生かした戦いでリード。「若い力」を売り物とする新人の芳賀洋介(35)=民主=が追う展開。
平山は町村議の支援を受けて活動。自宅のある五城目町を中心に、全域で手堅く支持を固めている。特に自民支持層、高齢者に浸透。終盤にかけて街頭演説の数を1日20回以上に増やし、実績と行動力をアピールする。
芳賀は自転車で遊説し、若い世代や無党派層の取り込みを図る。民主所属の国会議員を招いて個人演説会を行い、知名度アップを狙う。自宅のある八郎潟町、昨年まで地域活性化活動を行っていた五城目町での得票が鍵になる。
(敬称略)
(2011/04/08 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/04/article_01.jsp
鹿角市・郡(定数2−4) 現職2人を新人猛追
現職の大里祐一(75)=自民=と川口一(60)=同=がやや先行するが、新人の阿部博雄(52)=民主=と石川徹(46)=無所属=が猛追。最終盤の戦いが当落を左右しそうだ。
大里は1万票余りを獲得しトップで返り咲いた前回(2007年)ほどの勢いはないものの、地盤の花輪などで支持層を手堅くまとめている。
川口は後援会各支部が活発に活動。全域に広く入り込み、特に農村部を中心に浸透している。地元小坂町では阿部とのせめぎ合いが続く。
阿部は前小坂町長の川口博衆院議員ら民主県連幹部の支援を受け、支持拡大に懸命。労組などの後押しもあり、票の掘り起こしを図る。
唯一の無所属・石川は無党派層の取り込みを狙う。同世代や世代交代を望む有権者の間にも支持を広げており、ラストスパートをかける。
大館市(定数3−4) 川口票の行方が焦点
現職が分厚い布陣で有利に戦いを進めているが、一昨年の総選挙で大館市で圧倒的な強さを見せた川口博衆院議員が支持する新人が、どこまで票を伸ばせるかが焦点となりそうだ。
鈴木洋一(67)=自民現=は地元の花岡地区に加えて、基盤としている商工業者らの票を手堅くまとめるなど、終始安定した戦い。
佐藤賢一郎(63)=同=は比内町議や比内町長を務めた実績をアピール、地盤の比内から市中心部への浸透に力を入れている。
石田寛(64)=社民現=は連合秋田の全面的支援を受けて労組票や平和運動団体の票をまとめたほか、根強い個人票も幅広く集める。
県議選3度目の挑戦となる虻川信一(65)=民主新=は出馬表明が遅れたが、川口議員の支援を受けながら支持拡大を図っている。
北秋田市・郡(定数2−3) 鷹巣地域の票、鍵握る
北林丈正(50)=自民現=が優位に選挙戦を進め、続く近藤健一郎(55)=同=を小塚光子(64)=民主新=が追い上げる展開。有権者のほぼ半数が集中する北秋田市鷹巣地域の票の行方が鍵を握る。
県議を8期務めた父照助から森吉地域の地盤を受け継いだ北林は、後援会の組織力を生かし鷹巣地域など全域に浸透。自民支持層を中心に幅広い年代の支持を集める。
旧森吉町長を務めた近藤は森吉地域に選挙事務所を構え、阿仁部を中心に一定の支持を固めた。自民支持層のほか無党派層にも食い込み、鷹巣地域で一層の浸透を目指す。
北秋田市議会副議長を辞して臨んだ小塚は、組織に頼らない草の根運動を展開。非自民層や高齢者を中心に支持を集めている。地元鷹巣地域で票の上積みを狙っている。
能代市・山本郡(定数4−7) 現職先行し元、新追う
武田英文(66)=自民、能登祐一(64)=同、中田潤(64)=無所属=の3現職が先行し、元職の宮腰誠(72)=社民、新人の今野清孝(58)=無所属、吉方清彦(40)=民主、原田悦子(65)=みんなの党=が追う。ただ、全般的に有権者の反応が鈍く、各陣営とも感触をつかみきれないでいる。
唯一、旧山本郡出身で、前回トップ当選の武田は、上滑りを恐れ、引き締めを図る。
能登は、市部で支持を固めて郡部にも進出。県政与党での実績を訴え、上位を狙う。
中田は、郡部での票の取り込みに力を注ぎ、地盤の市部でさらに上積みを図る。
出馬表明が遅れた宮腰は、当選3回の元職の知名度を生かし、個人票の奪還を急ぐ。
告示直前まで能代市議だった今野は、市部で個人票を拡大し、郡部への浸透に懸命。
3度目挑戦の吉方は、若さを前面に出して浮動票の多い市部を中心に追撃の構え。
原田は実質的な支持母体がなく苦戦。唯一の女性候補として票の掘り起こしを図る。
(敬称略)
(2011/04/07 付)
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ほんとだね!
たぶん頭おかしいんじゃない!
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/03/article_07.jsp
2011県議選 注目区を追う
[男鹿市選挙区]
三つどもえの戦い 一部ねじれ、票読み難航
記事ツール 男鹿市選挙区は、1議席をめぐり、現職と新人2人による三つどもえの戦い。新人の菅原広二さん(59)を渡部幸男市長が、現職の下間俊悦さん(51)を加藤義康元県議が支援。2009年の前回市長選の「渡部対加藤」と構図が重なり、両陣営は熱のこもった運動を展開している。船木正博さん(63)も、地元船越を固めながら市全域に浸透を図ろうと懸命だ。
漁港周辺もくまなく回り浸透を図る候補者。1万票あたりが当選ラインになるとみられる 三つどもえとなった前回市長選の得票は、渡部市長が1万1557票。次点の加藤元県議は1万96票と1461票差だった。菅原、下間の両陣営はこの構図を踏まえて戦術を練ってきた。しかし、一部の支援者は、この市長選とは反対陣営に入っているなど、構図にねじれが生じているため票読みには苦労している。また、東日本大震災の影響と市長選ほど関心が高まっていないことから、各陣営は投票率が下がるとみて1万票あたりを当選ラインに置く。
菅原さんは、前回市長選で渡部市長の後援会幹事長を務めた。今回の戦術はこのときと同様、市内9地区に後援会を設けての組織戦。市議9人も独自の応援組織をつくり、バックアップする。出陣式では500人以上が駆け付け、組織力を見せた。8日まで約20回開いた街頭演説では毎回50人前後を集めている。渡部市長とのパイプを背景に「市、県、国とをつなぐ」と訴え、票の上積みに力を注ぐ。
下間さんは09年の県議補選で当選した。県議歴が2年と浅く支持基盤も薄かった。しかし、3人の市議や、若美町長も務めた佐藤文衛元副市長が応援。先月上旬には加藤元県議が陣営に加わった。陣営は「加藤さんは6千票の基礎票がある。弱かった市北部でも支持を広げられたのが大きい」と話す。街頭での応援演説で陣営は「2年で辞めさせていいのか。男鹿市民の良識が問われる」と訴え、支持拡大を図っている。
船木さんは、市長や元県議など強い影響力を持つ支援者を得てはいないが、友人や町内会役員など市議時代からの後援会組織がフル稼働して対抗。船木さんは「組織力がある陣営に比べ厳しい戦いではあるが、個の力でもやれることを示したい」と意気込む。雇用、福祉、教育問題や災害に備えたインフラ整備に取り組むことを訴えながら、市全域での浸透に余念がない。
(2011/04/09 付)
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山形県議確定
自31 ±0
民3 +1
社2 ±0
公1 ±0
共1 -1
み0 ±0
無6
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/localnews/01/20110406-OYT8T00765.htm
民主新人、台風の目…秋田・横手市
「新人2人の追い上げがものすごい。自らに危機感を与えるのが選挙運動と言われるが、そんな悠長なことは言ってられない」
1日朝、秋田県横手市のスーパー駐車場で行われた自民現職の鶴田有司の出陣式。冒頭あいさつに立った陣営幹部は、約250人の支持者を前に厳しい表情を見せた。
5選を目指す鶴田は前回、約1万3600票でトップ当選した。しかし、今回、地盤の旧横手市から新人2人を含めた4人が立候補。鶴田は「まともな新人が出てきて、長年の支持者の中にも、くら替えをする人がいる。失う票が2000ほどで済めばいいが」と表情を曇らせる。
横手市選挙区が混戦となったのは、民主新人の小原正晃の出馬が引き金だ。小原は同級生で衆院議員の寺田学から打診され、昨年秋に出馬を決意。2月に開いた初めての集会で約150人を集めるなど一躍、台風の目となった。
県内一の売り上げを誇る道の駅十文字の名物社員として知名度もあり、34歳という若さ。「秋田の営業マンになる」と大声を張り上げる小原に、他陣営も「この人に当選してもらわないと困ると思わせる選挙戦をしている」とうなる。
さらに、先月末の民主党の集会に、前知事でみんなの党参院議員の寺田典城が応援弁士として登場。旧横手市長、知事を務めた影響力はいまだにあり、他陣営も読み切れないでいる。
一方、県内唯一の民主現職の小田嶋伝一は、小原の出馬に複雑な心境だ。県内選挙区で唯一、党公認候補が2人立つ選挙区。ただでさえ民主党に逆風が吹く中で、陣営幹部は「党勢拡大の名目だが、少なからず票は流れる。地域事情を全く考慮していない。下手したら議席がゼロになってしまう」と憤る。
(2011年4月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000013-mailo-l06
統一地方選:’11年やまがた 県議選(その1) 民主が議席伸ばす /山形
毎日新聞 4月11日(月)10時57分配信
◇震災の中、投票率低調
統一地方選前半戦の県議選(定数44)は10日投開票が行われ、無投票当選の16人に加え、選挙戦となった8選挙区28人の新県議が決まった。07年の前回県議選で1議席の民主党は3議席を獲得し議席を伸ばしたが、天童市区では小差で敗れた。一方、自民党は空白区だった上山市区で激戦を制するなど31議席を獲得し過半数を維持した。共産党は議席を1に減らした。震災の中の選挙戦。投票率は57・56%(前回65・22%)と過去最低だった。【和田明美、林奈緒美、浅妻博之】
◇民主新人・石黒氏、初当選を果たす−−酒田市・飽海郡区
酒田市・飽海郡区で、民主党新人で1級建築士の石黒覚氏(54)が初当選を果たした。酒田市議からの転身。民主公認での出馬を決めたのは昨年10月。「政権交代」への期待はしぼみ、「民主」の名を前面に出すこともはばかられる異例の選挙戦を展開した。
石黒氏は選挙事務所に集まった支持者ら約80人を前に深々と頭を下げた。「この勝利は支えてくれたみなさんの勝利。逆風の言葉をいただく中、『地域の中での地域作り』を訴えてきた。震災で苦しむ人がいるのに選挙をしていいのかとの思いもあったが、民主主義の根幹をとの思いで訴えを続けた」と述べると、大きな拍手を受けたが、震災に配慮し万歳は控えた。【佐藤伸】
◇小沢塾元塾生、新人・柴田氏が落選−−山形市区
定数9に11人が出馬した山形市区で、当選すれば戦後の県議選史上、最年少だった無所属新人で元衆院議員秘書の柴田雅章氏(28)=民主、減税日本、国民新推薦=が落選した。柴田氏は小沢一郎元民主党幹事長が主宰する小沢塾元塾生。
柴田氏は約40人が集まった事務所で「結果は結果として真摯(しんし)に受け止める。知名度不足が敗因だと思う。ご支援をいただき本当にありがとうございました。もう一度挑戦させていただきたい。4年後に出馬した際には、どうかまたおつきあいください」と深々と頭を下げた。【和田明美】
◇佐藤氏が初当選 自民の空白区埋める−−上山市区
上山市区で初当選した自民新人で養蜂業の佐藤昇氏(52)。07年の前回県議選で、自民党の柏倉昭一氏が議席を獲得しながら、当選6日後に急死したため失った上山市区での自民党の議席を奪還。自民の空白区を埋めた。
当選を決めた佐藤氏は自民党の遠藤利明衆院議員と握手を交わし、横戸長兵衛上山市長や約60人の支持者と万歳を三唱した。佐藤氏は「告示1カ月前の立候補表明。苦しい選挙だったが皆様のおかげ。くじけそうになった時は心の中でいつも柏倉先生が励ましてくれた。上山、県のため微力ながら頑張る」と述べた。【林奈緒美】
◇枝松氏が落選 社民、連合推薦など実らず−−上山市区
上山市区で落選した無所属新人でNPO代表の枝松直樹氏(55)。引退を表明した吉田明県議の後継として立候補を表明。社民党県連と連合山形、県平和センターの推薦を得て選挙運動を展開したが実らなかった。
落選が知らされると、集まった約50人は信じられないといった様子で涙を流す人もいた。枝松氏は「やるだけのことはやったつもり。結果は厳粛に受け止める」と頭を下げた。そして「今後も上山のために歩む。8000票を頂いたことに感謝申し上げたい」と述べると、会場はねぎらいの拍手に包まれた。【浅妻博之】
4月11日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000015-mailo-l06
統一地方選:’11年やまがた 県議選(その2止) 自民は過半数維持 /山形
毎日新聞 4月11日(月)10時57分配信
◇共産現職・笹山氏が落選 4選果たせず−−鶴岡市区
鶴岡市選挙区(定数5)で4選を目指した共産党現職で党県議団長の笹山一夫氏(68)が涙をのんだ。落選の報に笹山氏は支持者が集まった鶴岡市の選挙事務所で「私個人の力量不足が原因。多くの支援をいただいた中で残念」と頭を下げた。
震災の中での選挙戦だが、県や国の方向性を訴えることが地方政治家の役目、と戦った。連呼は控え、1日20〜30カ所で街頭に立ち有権者に語りかけた。原発の危険性はこれまでも党として訴えてきただけに、有権者も受け入れやすいと期待した。しかし、党勢の退潮は止まらなかった。【佐藤伸、長南里香】
◇投票率57・56%、過去最低を更新 有権者、震災に関心集中
投票率は過去最低だった前回の65・22%から7・66ポイントも下がり、57・56%。初めて50%台に落ち込みワースト記録を更新した。長期的に投票率が下がる傾向があるうえ、東日本大震災に有権者の関心が集中。有権者の選挙への関心が薄れたと考えられる。
市町別にみると、投票率が最も低かったのは山形市の52・73%。酒田市(54・36%)と鶴岡市(58・99%)も50%台で、有権者数の多いこの3市が50%台だったことが全体の投票率を押し下げた。逆に最も高かったのが激戦だった新庄市の70・34%。唯一70%台だが、前回と比べると0・52ポイント下がった。震災を配慮し、選挙カーの使用を控えるなどで選挙が盛り上がらなかった。【林奈緒美】
4月11日朝刊
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104130001
新顔9人当選 奮闘目立つ
2011年04月13日
∞ 自民31議席 議会会派に影響も
10日に投開票された県議選で新しい議員44人が決まった。低投票率で現職有利と言われるなか、立候補した新顔15人中9人が当選、新旧交代が進んだ。多数派を維持した自民党など各党の議席に大きな変動はないが、吉村県政への姿勢に応じて構成する会派には、変化が生まれそうだ。
新顔の当選率は60%。19人中10人が当選した前回の53%を上回った。組織力のある現職が有利と言われる低投票率のなか、新顔の奮闘が目立ったといえる。
鶴岡市区(定数5)は、無所属新顔の草島進一氏が震災支援ボランティアの経験を生かした訴えで支持を集めて2位当選。酒田市・飽海郡区(定数5)では、民主党新顔の石黒覚氏がトップ当選した。国政に転じて同区の議席を失った和嶋未希衆院議員が後押しし、民主の議席を回復した。
一方、無党派層が多い山形市区(定数9)では新顔が苦戦。現職全員と元職が当選し、新顔の柴田雅章氏と山田正和氏が落選した。名古屋の河村たかし市長の応援を受けるなど無党派層への浸透を狙った柴田氏は「手応えは感じていたが、正直、震災に邪魔をされた」と投票率の低さを嘆いた。
今回の結果は、議会の会派構成に影響しそうだ。1人会派の公明党は議席を維持したが、2人会派の共産党は鶴岡市区の笹山一夫氏が落選し、山形市区の渡辺ゆり子氏だけになった。
民主・社民系や無所属議員で作る「県政与党」の県政クラブ(8人)は、代表の土田広志氏(酒田市・飽海郡区)が落選、引退する吉田明氏(上山市区)の後継の枝松直樹氏も当選を果たせなかった。民主の石黒氏や社民党の推薦を受けて当選した新顔の金子敏明氏(酒田市・飽海郡区)の動向が注目されそうだ。
一方、安定した戦いで31議席を獲得した自民党。空白区だった上山市区でも新顔の佐藤昇氏が同じ地盤の遠藤利明衆院議員の支援を受け、282票差で勝利。全選挙区での議席獲得に成功した。
今後、保守系無所属の新顔が合流すると見られ、いっそうの勢力拡大は必至。選挙前は、県民の人気が高い吉村知事に配慮し「野党色」の打ち消しを図ってきた自民だが、今後は知事との距離が変わると指摘する声もある。当選した自民県議は「これからは最大会派の責任できっちり知事と向き合っていく」と話す。(中野龍三、棟形祐水)
■データでみる県議選当選者■
●平均年齢
56.25歳(前回55.95歳)
●最年少
矢吹栄修(天童市区) 36歳
●最高齢
後藤 源(米沢市区) 71歳
●最多当選回数
後藤 源(米沢市区) 9回
●女性の人数
2人(前回4人)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104110009
自民、圧倒的多数を維持 県議選
2011年04月11日
バンザイを自粛し、震災復興への「ガンバロー三唱」で再選を喜ぶ民主現職の吉村和武氏(中央)=山形市
▽ 無投票含め31議席 民主1増、3人当選
統一地方選前半戦の県議選(定数44)は10日、投開票された。自民党は無投票当選者を含め31人が当選、現有議席を減らしたが、引き続き議会の圧倒的多数を占める。民主党は3人が当選して1議席増。公明党は1議席を守った。共産党は1人当選で議席減、社民党は2議席を死守した。投票率は57・56%。震災後の自粛ムードもあって有権者の関心は低く、過去最低だった前回65・22%をさらに下回った。
19選挙区のうち無投票だった11選挙区を除く8選挙区で選挙戦が行われた。無投票当選者を含め、現職34人、元職1人、新顔9人が当選。低投票率で現職有利と言われるなか、新顔の奮闘が目立った。現職は7選を目指した酒田市・飽海郡区の土田広志氏ら4人が落選。女性は3人が立候補し、2人当選した。
政権交代後初の統一地方選に臨んだ民主党は、現職2人と新顔2人を擁立したが、当選は現職2人と新顔1人で改選前から1議席増やした。国政への逆風もあり、目標とした全選挙区での擁立が果たせなかったうえ、新顔1人も敗れ、政権与党でありながら地方組織を拡大できなかった。
自民党は現職27人、元職1人、新顔3人が当選。空白区だった上山市区で擁立した佐藤昇氏が初当選したものの、新庄市区で現職の伊藤誠之氏が落選。現有32議席から1議席減らしたが、保守系の無所属当選者に合流を働きかけて勢力拡大を図るとみられる。
公明党は唯一の議席を持っていた山形市区の寒河江政好県議が引退。今回も同市区で後継の菊池文昭氏のみの擁立にとどめ、党を挙げて支援。支持母体の創価学会の組織票を固めて議席を維持した。
現職2人の擁立に絞った共産党は、山形市区の渡辺ゆり子氏が地元での個人票の取り込みにも成功して再選したが、4選を目指した鶴岡市区の笹山一夫氏が落選。1議席だけになった。
山形市区の現職2人の当選を目指した社民党は、広谷五郎左ェ門氏が出身母体の山形水道労組が被災地支援でフル稼働できなかったが、推薦を受けた連合山形と県平和センターなどの組織票を固め、高橋啓介氏とともに議席を守った。
みんなの党は、県政界で初めての議席獲得を狙ったが、果たせなかった。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104110001
新顔同士の対決 自民・佐藤氏制す 上山
2011年04月11日
新顔同士が対決した上山市区は、自民の佐藤昇氏が、無所属で社民と連合山形の推薦を受けた枝松直樹氏を破って初当選した。
2月に出馬表明した佐藤氏は、上山市出身の遠藤利明衆院議員が全面的に支援。横戸長兵衛市長も個人演説会に参加するなどし、知名度不足を克服した。枝松氏は、引退する吉田明県議の地盤を引き継ぎ、自治労組織を中心に支持を固めたが、及ばなかった。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104110007
無所属・草島氏 初当選 鶴岡
2011年04月11日
▽ 現職の壁一角崩す
定数5に現職5人と新顔1人がしのぎを削った鶴岡市区は、無所属新顔で元市議の草島進一氏が、厚い支持基盤を持つ現職の壁の一角を崩し、初当選した。
草島氏の事務所では、市民団体や環境NGO関係者など大勢の支援者が開票作業を見守った。当選の一報が伝わると、「やった、やった」の大きな歓声がわき、草島氏を囲んで拍手の輪が広がった。
草島氏は「まさかの震災の最中の選挙戦だったが、市民の勝利だ。命を救う毛細血管であるNGOやボランティアと連携し、真の人間復興につながる政治を、山形から進めたい」と抱負を語った。
民主の阿部昇司、自民の阿部信矢、志田英紀、菅原元、共産の笹山一夫の現職5氏がそれぞれ労組や後援会、党支部などの基盤を軸に組織固めを図る中、草島氏は告示前から連日朝の辻立ちを重ねるなど草の根運動を展開。無党派の市議や環境NGOの支援も得た。
阪神大震災や今回の震災でも被災者支援ボランティアに携わった経験から、選挙戦では「災害救援の経験を県政に」と訴え、災害復興支援や行革などの政策を提案。既存政党への批判票の取り込みにも成功した。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104110006
民主新顔・石黒氏当選 酒田・飽海
2011年04月11日
▽ 土田氏7選ならず
5議席を6人が争った酒田市・飽海郡区。民主新顔の石黒覚氏が民主党への逆風を浴びながらも、地元の酒田市平田地区や建築士会、連合傘下の労組などの応援を受けて初当選した。石黒氏は事務所で笑顔で「ありがとうございます」と支援者に頭を下げた。
昨年10月に出馬表明し、「民主党」の旗を立てて街頭で政策を訴え始めた。通り過ぎるドライバーが親指を立てた拳を下に向け、助手席からは両手を交差させたバツ印。予想以上の逆風に、党は「逆効果」を懸念して「街頭演説中止」を指示。リーフレットの党のマークも小さくした。
選挙が近づき街頭演説を再開。告示後は拡声機をしょって自転車で走り回り、新顔は訴えなければわかってもらえないと声を張り上げた。
震災復興、酒田港の活用、農業再生、教育の充実、議会改革などを訴えた。「中央から下りてきた政策に追随するのではなく、自らが提案する議会に」と意気込んでいる。
7選を目指した無所属の土田広志氏は実績を強調したが、遊佐町の金子敏明氏と旧平田町の石黒氏の新顔2人に地盤を切り崩され、敗れた。
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001104110005
因縁の戦い制し 山科氏が初当選
2011年04月11日
▽ 新庄 坂本氏は4選
現職と新顔の計4人が2議席を激しく争った新庄市区は、無所属新顔の山科朝則氏と自民現職の坂本貴美雄氏が勝ち残った。
現職の一角を崩し、2度目の挑戦で因縁の戦いを制した山科氏は、新庄市沖の町の大地会館で支持者に囲まれて万歳を繰り返した。「この地域を何とかしてほしい、頑張れと、若い力に期待してくれたのだと思う。夢の持てる地域づくりに全力を尽くします」などと抱負を語った。
「前回は『おやじの力は借りない』と独りよがりだった。反省している」と語るように山科氏は今回、県議会議長も務めた父朝雄氏の人脈をフル活用。「落ちたら次はない」と退路を断って支持を訴えた。
かつて側近として朝雄氏を支え、後にたもとを分かった坂本、伊藤誠之両氏は現職としての実績を強調。坂本氏は山科氏の攻勢に苦戦を強いられながらも、農村部に張り巡らした強固な組織と地元企業の支援など、手堅い組織選挙を展開して4選を果たした。
震災に配慮して選挙カー使用を自粛し、自転車遊説を続けた伊藤氏は、社民の推薦を得た無所属新顔の今田雄三氏の立候補による革新票の目減り分が響いた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000104-mailo-l05
県議のお仕事:選挙戦を終えて/上 民主党 /秋田
毎日新聞 4月12日(火)12時54分配信
過去最低の投票率となった今回の県議選。自民党が改選前の議席をやや下回ったものの過半数を確保し、民主党も勢力をやや拡大した。東日本大震災とその後の自粛ムードに加え政策論争も低調で有権者の関心が低い中、どのような選挙戦が展開されたのか。自民、民主両党を軸に振り返る。【岡田悟】
◇県連内で現新対立 勢力拡大も、後味悪く
「人口がどんどん減り、これからどうやってまま食ってくんだべ? きちんとした農産品を首都圏に持っていって売る。外からじぇんこもらう工夫をせねばならね」−−。4日夜、横手市の秋田ふるさと村で、同市選挙区(定数4)から立候補した民主党新人の小原正晃氏が熱弁を振るった。
道の駅十文字勤務時は、営業マンとして売り上げ増に貢献。党県連幹事長で旧知の寺田学衆院議員もその手腕を評価し前々から政界進出を勧めていたという。
集会後、帰路に就く有権者と握手をする小原氏の傍らでは、寺田幹事長の妻静氏と寺田幹事長の父で前知事の典城参院議員(みんなの党)の妻洋子氏が何度も頭を下げた。
◆ ◆
「なれあい議会を変え、秋田を変える」。告示後、県内の世帯にこんなタイトルの民主党法定ビラが新聞折り込みで配布された。
所属国会議員が5人いながら県議は1人という党県連(代表・松浦大悟参院議員)にとって、地方勢力の拡大は長年の課題。松浦代表や寺田幹事長を中心に新人を発掘し、現職1人に加え新人7人の公認候補を擁立した。
その積極姿勢が奏功したのが大館市選挙区(定数3)。告示直前に立候補を決めた虻川信一氏は態勢が整わない中での選挙戦となったが、秋田2区支部長の川口博衆院議員とその後援会の全面的なバックアップを軸に支持を固め、初当選を果たした。
◆ ◆
一方、横手市選挙区には小原氏のほか党唯一の現職、小田嶋伝一氏も立候補。さらに統一会派「民主・新みらい」に所属する無所属現職、土谷勝悦氏が出馬していた。
秋田3区支部長で小田嶋氏や新みらいとの関係を重視していた京野公子衆院議員は、寺田幹事長らの方針に反発。連合秋田などと共に小田嶋氏や土谷氏の支援に力を入れた。
投票前日、横手市に県連が作成した新たな法定ビラが折り込まれた。「新しい議員を」「若い議員を」−−。小田嶋氏は当選4回の75歳。ある陣営関係者は「党のビラなのに、片方だけを応援する内容だった」と不満を漏らす。
開票の結果、小原氏は最下位ながら初当選。土谷氏も再選を果たしたが、小田嶋氏は約1200票差で涙をのんだ。上位には、自民党の2人が並んだ。
京野氏は「新風が吹き込まれ党勢拡大にはつながったが、県南部で議席が増えたわけではない。後味の悪い選挙になった」と漏らした。
◆ ◆
「今の議会は古い人のやり方で続いている」「県議会の震災対応は、スピードと行動力が足りない」。こう訴えたのは、県職員を辞職し、同党公認で秋田市選挙区(定数13)から挑んだ沼谷純氏。その個人演説会の会場は、寺田典城参院議員宅だった。
典城氏が所属するみんなの党は、秋田市と能代市山本郡の2選挙区に公認候補を1人ずつ擁立。一方で典城氏は北秋田市郡、南秋田郡、横手市の各選挙区で民主新人への「支持」を表明した。典城氏は取材に対し「議員定数や給与削減を掲げる民主党県連と自分の考えは近い。オール与党の県議会を変えなくてはいけない」と強調。「公認候補(の支援活動)を一生懸命やり、筋は通している。妻は場所貸ししただけ」と説明する。
ただ演説会では、洋子氏が沼谷氏の訴えに呼応し「市長村議は合併で減ったのに、県議は多すぎるわよね」などと発言。典城氏が知事選で着ていたという白いジャンパーを沼谷氏にプレゼントした。
沼谷氏は上位で当選。半面、みんなの党公認の2人は議席に手が届かなかった。
◆ ◆
民主党内では震災前、菅首相派と小沢一郎元代表グループの対立が先鋭化。寺田幹事長は菅首相の側近で松浦代表も近く、京野氏は小沢氏へのシンパシーを隠さない。県連内の対立にはこうした心理が背景にあるとの見方を示す県連幹部もいる。
3人当選という選挙結果について10日、寺田幹事長は「(沼谷、小原両氏は)地盤も後援会も組織もない草の根選挙だった。現職有利の中で善戦したと思う」と話した。
一方、ある県連幹部はこうつぶやいた。「(寺田幹事長が)9万票以上獲得した秋田市で1議席は当然のこと。まるで寺田一家の選挙だった」
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■解説
◇議論重ね、具体策提示を
大震災でやや注目度は下がったものの、全国では「首長連合」の台頭に見られるように議会のあり方に厳しい目が向けられている。
今回の県議選で自民党は25議席を確保し過半数を維持した。“なれ合い”と批判した民主党などを意識し、県連幹部は「是々非々でやっている」と強調。ただ議会が本来の役割を果たし、県民の疑問や関心に十分に応えてきたのかは疑問が残る。
10年2月議会で焦点となった秋田市中通1丁目地区再開発事業の予算案を巡り、県連幹部は反対論を抑え“造反”した3人の県議を処分した。賛成に回った県議でさえ「事業が成功すると本気で信じている議員が、実際どれだけいるのか」と語った。
無用な対立を繰り返したり、県側の些細(ささい)な説明不足をあげつらえばいいというものではない。
チェック機能と共に政策立案能力を高め、議会側から具体的な事業や予算案を積極的に提示することで、若手議員も県当局も萎縮せず、より自由に議論し意思表示をすることが必要だ。
一方、民主党は新人3人が当選した。5人が落選したとはいえ、議会の現状批判が一定の支持を集めたといえる。同党が掲げた政務調査費見直しなど議会改革を大いに進めてほしい。
ただ、それは手段であって目的ではない。党県連が3月末に発表したローカルマニフェストで掲げた事業は、他に「農業の6次産業化」「秋田港と高速道路の整備促進」「救急搬送体制強化」など、県や議会が従来掲げてきた内容と大差ない。
「地方勢力の拡大」が県連の長年の課題と言われ続けてきたが、政策議論の積み重ねは十分だったのか。今回は大半が新人という選挙戦だったが、議席を獲得した以上は現状批判にとどまらず、県政で何の実現を目指すのかを明確に示し、形にすることが求められる。【岡田悟】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000102-mailo-l05
県議のお仕事:選挙戦を終えて/下 自民党 /秋田
毎日新聞 4月13日(水)12時44分配信
◇姿勢問われる「県政与党」 課題は国政の議席奪還
4日、湯沢市下関で自民党県連政調会長を務める大関衛氏の個人演説会があった。
湯沢市雄勝郡選挙区から4選を目指して立候補した大関氏は、雪害による果樹農家への復旧費用について「100億円の(農林漁業振興)基金から財源を捻出すべきだと知事と突っ込んだ話をしている」。さらに湯沢横手道路延伸のため県主導で国に働きかける必要があるとし、こうアピールした。「この点についても佐竹(敬久)知事さん、堀井(啓一)副知事さん、私のいろいろな会に来ていただき応援していただいていますが、かなり突っ込んだ話をさせていただいております」
◆ ◆
県議会の定数45に対し、自民党会派(鈴木洋一会長)は今回の選挙で公認だけで25議席を得た。その全員が現職。改選前よりは2議席少ないが、07年の前回選直後の19議席を大きく上回る。
09年の知事選ではほとんどの議員が佐竹知事を支援し「県政与党」を自任。佐竹知事の提出議案に会派として反対したことはない。改選後も佐竹県政との「二人三脚」(能登祐一幹事長)の県政運営が続くと見られる。選挙戦でも、県当局とのパイプをアピールする姿が見られた。
民主党新人などが指摘した当局との“なれ合い”批判について、自民党候補は選挙戦で「我々は一貫して是々非々でやっている」と反論。大関氏の個人演説会と同じ日、佐竹知事も定例会見で「選挙戦術でやっている話。(議会側と)水面下でごちょごちょやったりしていない」と強調した。
ただ今回民主党は新人3人が議席を得たことで、公約に従って議員定数や報酬削減などを提案し、自民党会派と対立する場面も予想される。
同会派のある若手県議は「民主党の提案に反対すれば、彼らはそれを『議会改革に消極的』などと批判するだろう」と警戒。「反対するにしても『世の中そういうものだ』といった言い方ではなく、その根拠や考え方を県民に理解されるよう伝える姿勢が必要だ」と語る。
◆ ◆
圧倒的な力を見せた県連が抱える大きな課題が、国政の議席奪還だ。特に衆院秋田1区は、過去2回とも二田孝治氏が民主党の寺田学氏に挑み敗れている。
二田氏の再挑戦は困難と見られ、事実上の空白区。県議選秋田市選挙区で上位当選した県議の名前も取りざたされている。
東日本大震災の発生前は菅直人首相の支持率低迷で早期解散を予測する向きもあったが、県連はその時点でも1区の候補者を絞ってはいなかった。
ある県連幹部は「解散は遠のいた。県議選の結果も含め、みなさんと相談してできるだけ早く絞りたい。県議以外からも探す。これからだ」と語った。【岡田悟】
4月13日朝刊
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110412c
「民主・新みらい」解消へ 県議会第2会派
県議会第2会派「民主・新みらい」の土谷勝悦代表(横手市)は11日、同会派を解消する考えを明らかにした。
同会派は昨年9月、連合秋田の支援を受ける土谷氏ら無所属議員6人の会派「新みらい」と、民主党議員1人の会派「民主党」が合流して結成した。しかし、民主党県連が10日投開票の県議選で、新みらいの議員がいる横手市選挙区や湯沢市・雄勝郡選挙区で新人候補を擁立、支持したことから、新みらいの議員は民主党県連への不信感を強めていた。
土谷氏は「今後、民主党と同じ会派で活動していくことはあり得ない」と明言した。
県議選で、新みらいの議員は土谷氏を含め5人が当選。この5人は引き続き同じ会派で活動するとみられる。
(2011/04/12 09:00 更新)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000070-mailo-l02
’11統一選:県議選 民主敗北、組織さらに弱体化 社民は議席を初めて失う /青森
毎日新聞 4月12日(火)12時9分配信
10日に投開票が行われた県議選(定数48)では、最大会派の自民党が単独過半数を上回る一方、民主は改選前議席を四つ減らして惨敗した。民主政権への逆風が強く吹いた上、元々組織が脆弱(ぜいじゃく)な民主党県連。知事選(6月5日投開票)を前に組織の立て直しが待ったなしの状況だ。【矢澤秀範、三股智子】
「消費増税、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、原子力行政の信用を失わせるような震災対応。こうした中で、議員が自分はそうではないと訴えても、厳しい結果になるだろうと予測してきた」
民主党県連の横山北斗代表は10日深夜、敗因を語った。民主は全国でも大きく議席を減らして敗北。菅内閣の迷走や衆院議員としての自らの責任を認めた上で、「それをはね返す力がなかった」と県連組織の弱さも認めた。
県連は政権交代を果たした09年衆院選、10年参院選でも組織の弱さが露呈、思い描いた勝利をつかめなかった。県政批判を力強く訴えたものの、今回の県議選では、幹事長代理の山内正孝氏=八戸市区=や政調会長の今博氏=五所川原市区=など県連幹部らが相次いで落選。組織のさらなる弱体化は免れない。
弘前市区では現新2人が落選。津軽地方の議席は青森市区を除きゼロとなり、同地区を地盤とする県連幹事長の山内崇氏にとっては、立候補予定の知事選に暗雲が垂れこめた。知事選告示は約1カ月後。戦略の見直しは急務だ。
一方、自民は目標としていた30議席獲得はならなかったが、推薦を含め28人の当選を果たした。全選挙区への擁立を目指しながら、候補者を立てられない民主をよそに、無投票で8議席を獲得。現職1人が落選の憂き目をみたが、積極的に擁立した新人や元職も着実に当選し、議席数を伸ばした。
単独過半数を獲得し、圧倒的な第1党となった組織の強さに、民主の横山代表は「しっかり勝っている。さすがです」と脱帽せざるを得なかった。自民と協力関係にある公明は、擁立した現職2人が順当に当選。両党の推薦で3選出馬する三村申吾知事にとって、選挙戦や県政運営に有利な条件が整えられた。
今回の県議選では、自民と民主の消長だけでなく、少数政党の議席の行方も注目された。知事選で吉俣洋・県委員会書記長を擁立する共産は、2議席増を狙って弾みをつけたい考えだったが、現状維持の2議席確保にとどまった。
青森市区の1議席死守を最優先とした社民は、旧社会党時代から守ってきた県議会の議席を初めて失った。支持者の高齢化などで組織の弱体化が進む中、東京電力福島第1原発の事故を受け、陣営は「これまで一貫してきた反原発の訴えに反応は良い」と分析。投開票日前日には福島瑞穂党首が応援に入ったが、現職の奈良岡克也氏が落選した。
新しい県議会の会派構成は、議長を選任するために大型連休明けにも開かれる臨時会までに決まる。今回、公認や推薦を受けなかった無所属候補の動向からも目が離せない。一方で、多くの課題を抱えた県政をより良くしていくためには、政党間の争いを超えた建設的な政策論争が必要となっている。
4月12日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000017-mailo-l02
’11統一選:県議選 民主は4議席減 自民、単独過半数の「28」 /青森
毎日新聞 4月11日(月)11時5分配信
統一地方選前半戦の県議選(定数48)は10日、9選挙区で投票があり、即日開票の結果、40人の当選が決まった。無投票だった7選挙区の8人を加え、計48人の顔ぶれがそろった。最大会派の自民は公認・推薦合わせて28人となり、改選前勢力の単独過半数(25議席)を上回った。政権交代後初の県議選に挑んだ国政与党の民主は推薦を含めて7人と改選前(11議席)から大きく減らした。6月の知事選に自民、公明の推薦で3選を目指す三村申吾知事には好材料で対抗馬を擁立する民主は戦略の練り直しを迫られそうだ。投票率は51・68%(男52・07%、女51・35%)。前回より5・4ポイント下がり、過去最低となった。【矢澤秀範】
◇知事選に追い風 9選挙区、40人決まる
告示日に無投票で当選が決まった7選挙区8人を除いた9選挙区40人が決まった。40議席に対して59人が立候補し、震災復興策や雇用対策、原子力政策など県政の諸課題をめぐって9日間の選挙戦を繰り広げた。
改選前議席の上積みを目指す自民は全選挙区に公認候補を擁立。公認の27人(無投票当選8人含む)に加えて4人を推薦し、引き続き県政での主導権を握ることを目標とした。
民主は国政与党を前面に押し出したが、擁立できたのは推薦含め改選前より微増の13人にとどまった。当落線上とされる候補者も多く、県政批判と党の政策を中心に訴え、支持層の拡大を狙った。
公明は青森と八戸市区の2議席を確保するため、強固な支持層を着実に固めていった。共産は青森、弘前、八戸市区での議席増・獲得と知事選をにらんで積極的に街頭演説を展開。社民は福島瑞穂党首の応援演説などで、青森市区の現有1議席の死守を目指した。
無所属は22人が立候補。現職や元職に加え、一定の支持基盤を持つ新人も懸命な運動を行った。
一方、東日本大震災の影響で、街頭での政策の訴えよりも支持者固めに重点を置く傾向がみられた。
◇自民・滝沢氏が5選 震災で各陣営が選挙戦を自粛、支持票固め奏功−−八戸
津波被害を受けた八戸市選挙区(定数8)では現職と新人計11候補が争った。自民と民主勢力が拮抗(きっこう)する中、自民の現職、滝沢求氏が5度目の当選を決めた。連絡を受けると、滝沢氏は市内の事務所で支持者らとがっちりと握手して喜んだ。
滝沢氏は中曽根康弘元首相の公設秘書などを経て、98年の県議選で初当選。4期16年の実績を強調し、集会などを多くこなして票固めに奔走した。
選挙区では告示前に共産と無所属の新人を除く9候補が選挙カーの使用自粛などを申し合わせた。各陣営とも総決起大会や事務所開きの自粛などがみられ、政党対決色は薄まった。
市内には避難所暮らしを送る被災者もいるだけに震災復興を最優先課題とし、市民生活や企業活動への支援を力強く訴えた。
ハンドマイクで政策を訴えるのも難しく、多くの候補は自家用車や徒歩で市内をめぐり、支持者らに思いを伝えた。演説は控え目となり、支持者固めが中心となった。
有権者からは、早期の復興や雇用確保など切実な願いが連日のように届けられたが、「選挙どころではない」という声も少なくなかった。各陣営とも投票率を読めず、難しい戦いとなった。余震が相次ぎ、投票直前の7日夜には再び沿岸部に避難勧告が出されるなど選挙ムードは盛り上がりに欠けた。
滝沢氏は同じ選挙区の仲間の戦況を気にしながら、表情を引き締めて地元の復興を願った。
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◇渋谷氏、再選果たす 民主逆風はねのける−−青森
現職、元職、新人の計13候補がともに強固な支持基盤を持ち、「横一線」とされた激戦区の県都・青森市選挙区(定数10)。民主政権への逆風をはねのけ、渋谷哲一氏が再選を果たした。
渋谷氏は前回選に無所属で初当選。政権交代後に民主入りし、県議会で鋭く三村県政を批判するなど会派に勢いをもたらした。
前回当選し、2年前に市長に転身した鹿内博氏、引退する前自民党県連幹事長、山内和夫氏の票の行方も注目される中、政党に所属して戦う初の選挙となった今回は同じ地盤から新人が立候補し激戦となった。県都で議席を失うわけにはいかない民主は県連代表の横山北斗氏らが街頭応援に立つなどテコ入れし、当選を決めた。
◇前市長・相馬氏当選 激戦を制し返り咲く−−弘前
弘前市選挙区(定数6)では、無所属元職で前弘前市長の相馬〓一氏が7回目の当選を決め、返り咲きを果たした。現職や新人ら10人が立候補し、終盤になっても票が読めない混戦だっただけに、トップ当選を決めた相馬氏は同市の事務所に詰めかけた支持者らと満面の笑みで握手を交わすなどして喜んだ。
相馬氏は弘前市議2期、県議6期を務め、06年4月の弘前市長選で初当選。再選を目指した昨年4月の市長選で敗れた。去就が注目される中、県議選への再挑戦を表明。強固な後援会組織を持つだけに「台風の目」とみられた。
選挙戦では、長い政治経験を武器に県政界への復帰を訴えるとともに、原子力政策の検証などを主張し、激戦を制した。
◇吉田氏、県南初の女性議員に当選−−上北郡
定数4を7人で争った上北郡選挙区。7町村からなる選挙区には現職1人、新人6人が立候補。地域代表として各候補が激戦を繰り広げた。
引退する三村輝文氏の後継として立候補した吉田絹恵氏は、おいらせ、六戸町を中心に支持を訴えた。「県南初の女性議員を」を合言葉に三村氏後援会の支援を受け、被災した町の復興策などを訴えて当選を果たした。
一方、前回トップ当選の自民、中谷純逸氏が野辺地町長選に挑むため同町を地盤に立候補した民主の木明和人氏は、地域色を前面に出したが、党への逆風で涙をのんだ。
◇自民県連重鎮、阿部氏が5選−−南津軽郡
定数1を自民現職1人と無所属新人2人が争った激戦区の南津軽郡選挙区では、自民党県連の重鎮、阿部広悦氏が5選を決めた。
県連で政調会長を務める阿部氏は4期16年の経験を武器に、農林水産業や福祉の充実などを訴えた。地区ごとの集会を重ね、支持を手堅くまとめた。木村太郎会長の応援も後押しした。
阿部氏には同じ藤崎町の前町議、鶴賀谷貴氏と前田舎館村議の鈴木和久氏の2新人が挑んだ。阿部氏と同じ「木村系」の鶴賀谷氏は、現職の厚い壁を崩せなかった。鈴木氏は教育政策などを訴えたが及ばなかった。
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■解説
◇政策論争が低調、有権者判断材料少なく
政権交代後初となる今回の県議選は、県政与党・自民と国政与党・民主を軸にした政党対決が予想された。県政が抱える多くの課題についての政策論争が期待されたが、東日本大震災の発生で復興支援や防災対策などが大きな課題に浮上した。
改選前25議席だった自民は、早い段階から推薦候補を含めた30人の当選を目標に掲げるなど準備を進めた。このため、現職が定数の半数未満の選挙区には新人や元職を積極的に擁立。09年衆院選や10年参院選で底力を見せつけた強力な組織態勢は健在だった。
前回選で改選前と同じ6議席にとどまった民主は、政権交代後に他会派からの合流などで勢力を11に伸ばした。国政与党を強調しながら三村県政を揺さぶり、存在感を示してきた。その延長線上にある今回の県議選は議会勢力図を一変させる可能性も秘めていた。
だが菅政権や党への逆風が吹き、当初掲げた「空白区の解消」に向けた擁立作業は難航。風に大きく左右される県連の体質が露呈し、昨年末には候補の発掘を断念せざるを得ない状況に追い込まれた。無投票当選者はすべて自民現職で「不戦敗」の民主が議席を与えたとも言える。
自民が単独過半数を確保したことで、知事選で自民と公明が推薦する現職の三村申吾氏は有利に戦える展望が立っただけでなく、3選時の議会対策でも不安要素は減った。
福島第1原発の事故を受け、原子力政策も注目されたが共産と社民、無所属を除いて、議論は低調だった。復興や防災も盛んな議論があったとは言い難い。戦後最多となった無投票選挙区に加え、選挙運動自粛などで有権者に示される判断材料が少なかったのは不幸なことだ。【矢澤秀範】
4月11日朝刊
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110411-759626.html
「美人すぎる」の父が初当選/選挙記事を印刷する
「美人すぎる市議」として知られる藤川友里・青森県八戸市議(31)の父友信氏(62)が10日、青森県議選で初当選を果たした。定数8の八戸市から3度目の立候補。11人中8位で滑り込んだ。「今回は焦点のない選挙。みんなが八戸の復興のために働かせていただくという主張でした」と振り返った。2週間後の24日には、娘の友里氏が2選を目指して八戸市議選に臨む。
[2011年4月11日8時23分 紙面から]
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http://www.news24.jp/nnn/news8611001.html
民主党「当面は3人で会派構成」
(秋田県)
10日に開票が行われた県議会議員選挙で、当選を果たした45人に当選証書が交付されました。顔ぶれも変わった県議会、今後は会派構成が焦点になります。13日は14の選挙区それぞれで選挙会が開かれ、45人の当選が正式に認められました。大館市では、自民党の現職2人と民主党の新人1人が当選を果たし、それぞれの代理人に当選証書が手渡されました。定数45のうち現職が35人。残り10人は新人や元議員で、県議会では今後会派構成が大きな焦点となります。すでに第2会派の「民主・新みらい」は統一会派の解消を決めています。初当選を果たした民主党の虻川信一氏は「当面は3人で会派構成することになると思う。それ以降、同調する人がいるとすれば話をしてどのような形になるかは今後の問題だ」と
述べました。
[ 4/13 18:45 秋田放送]
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自民、過半数の25議席
2011年04月11日
ダルマに目を入れ、トップ当選を喜ぶ熊谷雄一氏(右)=八戸市江陽3丁目の事務所
落選が決まり、支持者らに頭を下げる今博氏(中央)=五所川原市の事務所
■知事選に向け弾み 民主は半減の6議席
県議選(定数48)は10日投開票され、三村県政与党の自民党が強さを見せつけ、公認候補は改選前を1議席上回る25人が当選、議会の過半数を占めた。6月5日投開票の知事選に向け、自公推薦で3選を狙う三村知事の基盤を整えた。民主党は菅政権の支持率低迷に加え、県内で国政与党の存在感も示せず、公認候補の当選は改選前11議席からほぼ半減の6議席という惨敗となった。知事選に挑む山内崇・民主党県連幹事長は極めて厳しい戦いを強いられることになる。投票率は51・68%(前回57・08%)だった。
3月11日の東日本大震災で、「復興」が争点に急浮上した県議選。八戸市などの漁業が大きな被害をうけ、青森市や弘前市でも観光客が激減し、県全体へ悪影響が広がるなか、政治の実行力が問われた。
自民党は公認27人のうち25人、推薦4人のうち3人が当選。当選が次々と決まると、青森市の県連本部では木村太郎県連会長が「民主党の議席をとった」と満面の笑み。最後は「津軽から(ほぼ)民主党がいなくなってしまったな」と勝利をかみしめた。
民主党は、当選が公認11人のうち6人、推薦2人のうち1人で、県連が最低ラインとした現有11議席を下回った。特に津軽地方は惜敗や共倒れで、青森市区の1議席だけに。液晶産業の集積を目指した県の事業の失敗も取り上げ、三村県政批判を展開したが、大きな争点にはならなかった。
民主党は2010年参院選、県議選と惨敗が続き、知事選に向け、立ち直るきっかけをつかめなかった。横山北斗県連代表も「このままでは話にならない」と厳しさを認めた。
公明党は、擁立した現職2人が当選。知事選で吉俣洋・共産党県委員会書記長を擁立する共産党は、青森市区で初の2議席獲得をめざすなど攻めの姿勢で4人を擁立したが、現状維持の2人当選。社民党は反原発を強く訴えたが、唯一の青森市区の1議席を守れなかった。
16選挙区のうち無投票の7選挙区で自民現職の8人が当選している。
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■自民・熊谷氏が3選(八戸市区)
八戸市区は津波被害の大きかった沿岸部にゆかりのある自民、民主系の候補が明暗を分けた。
八戸みなと漁協理事を務める自民現職の熊谷雄一氏(48)は3選が決まると、「大きな責任を感じる。八戸の復興のため全力を尽くしたい」と喜びを語った。
地盤である湊、鮫地区の水産加工業者や漁師らの多くが津波で船や住宅、店舗に打撃を受けた。支持をお願いするいつもの選挙から一転、住宅の修理や漁船の購入などの相談の聞き役に徹し、復興への努力を約束する地道な活動が実った。企業回りに力を入れたのも奏功した。
一方、民主が推薦した寺地則行氏(58)は市議からの転身はならなかった。
湊地区出身で、同党の支持が薄い水産・港湾関係に基盤を築こうと陸奥湊駅前に活動拠点を置いたが、震災であいさつ回りなども中断、準備不足がたたった。
■社民、議席ゼロ 県政初
社民党が唯一公認した青森市区の現職奈良岡克也氏(60)が落選。社会党時代も含めて県政史上初めて議席を失った。
同党は前回、2人を公認したが、奈良岡氏だけが当選。党組織が弱体化する中、県議会のいす死守のため、公認を1人にしぼって党の力を集中させた。
4年前、次点と91票差の最下位当選で、今回も苦戦が予想された。ただ、告示直前の福島第一原発の事故で、これまでも一貫してきた「反原発」の訴えに反応する有権者も多かったという。選挙戦最終日は福島瑞穂党首も来県しテコ入れを図ったが、及ばなかった。
落選が決まり、奈良岡氏は「反原発の訴えに手応えを感じていただけに信じられないが、結果は結果として受け止める」と、ぼうぜんとしていた。
■民主の今氏が146票差で落選(五所川原市区)
五所川原市区は民主現職の今博氏(60)が146票差で落選し、自民新顔に取って代わられた。
今氏は前々回、前回と最下位当選で、今回も厳しい戦いを覚悟していた。告示前の党本部の会議では菅首相の退陣を求め、告示後の街頭演説では党ののぼり旗を車にしまい込むなど「民主党隠し」を展開したが、結局、頼みにしてきた無党派層の支持を得られなかった。
同市の事務所では、落選決定に今氏は「わずか146票差で……」と言葉をのみ込み、「結果は結果として受け止める」と支持者20人に頭を下げた。横山北斗県連代表も事務所で「厳しい戦いで、第一声からここで応援したかったが、できなかった」と話した。
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■民主が2議席を守る(三戸郡区)
民主と自民が2人ずつを公認し、前回と同じ顔ぶれとなった三戸郡区はがっぷり四つに組み合った激戦の結果、民主の現職2人が議席を守った。
民主の北紀一氏(69)は地元五戸町の三浦正名町長らから支援を受けて固い支持基盤を構築。比較的安定した戦いぶりを見せた。
もう一人の民主の松尾和彦氏(47)は同じ三戸町が地盤で、前回は229票差で退
けた自民新顔の挑戦を再び受け、今回も322票差でかわした。厳しい戦いの中、第1次産業重視の姿勢を強調。震災被災地、階上町に精力的に出向き、復興に力を入れるとアピールし、3選を勝ち取った。
自民は、民主に吹く逆風に乗じて1999年以来の複数議席獲得を狙ったが、果たせなかった。
■投票率 戦後最低の51.68%
今回の投票率51・68%は前回4年前の57・08%を5・40ポイント下回り、戦後最低となった。八戸市など県内の複数の自治体が東日本大震災で被害を受け、当初の日程では困難との声も上がる中での今回の選挙戦。有権者の選挙への関心が高まらなかったうえ、環太平洋経済連携協定(TPP)など争点になるはずのテーマで議論が深まらなかったことも影響したとみられる。
期日前投票者数は6万9500人と前回の6万191人より1・77ポイント増加した。制度が定着したためで、選挙への関心の度合いと比例しているとは言えなさそうだ。
被災者に配慮し、八戸市区などの候補が選挙カーの大型スピーカーの使用などを自粛したことで、候補者の訴えが有権者に届きにくくなったという。
また、震災からの復興や防災を重要課題として訴える候補も多かったが、どの候補も同じような主張で違いを出しにくく、有権者を戸惑わせた。一方、原発に対する候補の立場も明確となったが、反原発を訴える候補が少数政党に限られたため、都市部を除く多くの選挙区では受け皿になり得ず、棄権する有権者もいたようだ。
■共産・諏訪氏 議席を守る(青森市区)
青森市区では、共産党が県議選の同一選挙区としては同党初の公認候補ダブル当選を狙ったが、現職の諏訪益一氏(66)1人の当選にとどまった。
選挙戦では諏訪氏と落選した元市議で新顔の大沢研氏(63)が市を東西に分けて活動を展開。ともに「県民の命と安全を守る政治」を掲げ、防災や原発推進政策からの転換を訴えた。
事故で高まる原子力関連施設に対する安全性への懸念を追い風にしようと狙ったものの、2人の票の合計は、前回、同市区で1人公認を受けた諏訪氏の獲得票約1万2千票を1千票ほど上回っただけだった。
同党はこのほか弘前市区で現有議席を維持。八戸市区で初の議席獲得はならなかった。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001104130002
寺田氏陣営運動員 公職選挙法違反の容疑
2011年04月13日
青森署と五所川原署は12日、10日投票された県議選五所川原市区(定数3)で初当選した自民公認の寺田達也氏(48)への投票を依頼するため、日本酒を供与したなどとして、寺田氏陣営の運動員、磯野光久容疑者(63)=五所川原市金木町芦野=を公職選挙法違反(物品買収、事前運動)の疑いで逮捕し、発表した。
発表によると、磯野容疑者は3月下旬ごろ、有権者数人に対して、寺田氏への投票と票の取りまとめなどを依頼。その報酬として一升瓶の日本酒各1本を供与した疑いが持たれている。
寺田氏は1万2493票を獲得し、2位で当選した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000131-mailo-l06
県議会:代表が落選、会派「県政クラブ」が勢力減 吉村県政に影響か /山形
毎日新聞 4月14日(木)12時38分配信
10日に投開票された県議選で、09年の知事選から吉村美栄子知事を支える県議会会派「県政クラブ」は、代表の土田広志氏(酒田市・飽海郡区)が落選するなど改選前の8人から6人に勢力を減らした。県議会ではオール与党化が進んでいるとはいえ、今後の吉村県政に微妙な影響を与えそうだ。
改選前の県議会(欠員1で43人)の会派別勢力は▽自民32▽県政クラブ8▽共産2▽公明1。
民主、社民両党の県議と無所属の一部県議が所属する県政クラブは、土田氏が落選したほか、吉田明氏(上山市区)が勇退し、後継候補だった無所属新人の枝松直樹氏が落選した。また、政策協定は結ばなかったものの知事選で吉村知事を支援した共産党も現職で4選を目指した笹山一夫氏が落選。議席を2から1に減らした。
一方、09年の知事選で県議の大半が当時の斎藤弘氏を支援していた自民。公認32人中、現職の伊藤誠之氏(新庄市区)を除く31人が当選した。会派が自民で県議選は無所属で立候補した竹田千恵子氏(東置賜郡区)は落選した。ただし、毎日新聞の県議選立候補者アンケートでは、31人中18人が吉村県政を「評価する」「一部評価する」と回答。吉村知事への評価は上がっている。
公明は現職から新人への交代が成功し、勢力は1のまま。
無所属新人は4人が当選した。どの会派に入るかについて、島津良平氏(東置賜郡区)は「元々自民に公認申請していたが、現職とかちあいかなわなかっただけ。会派は自民に入るつもり」と明言。社民党や連合山形から推薦を得た金子敏明氏(酒田市・飽海郡区)は「県政クラブの方向で考えているが、もう少しいろんな方と相談してから決めたい」と話した。
一方、会派を決めかねている新人も。自民党籍を持つ山科朝則氏(新庄市区)は「無所属の立場で幅広い方から支持を得ており現在は白紙」とする。草島進一氏(鶴岡市区)は「自民に入ることはないが、新しく組む人を探すか、1人でやるかは思案中。ただ(5人以上の会派に認められる代表質問などの)発言権が無いのは厳しい」と話し、県政クラブ入りも視野に入れている。
吉村知事は12日の定例会見で土田氏の落選について「経験豊かで信頼も厚かったと思うが、選挙は何が起こるか分からない」と感想。「県政発展を目指し、県民の負託を受けた44人と議論をしあい、しっかり県政を行う」と述べた。【林奈緒美】
4月14日朝刊
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http://www.sakigake.jp/p/special/11/kengisen/feature/05/article_01.jsp
激戦を終えて 県議会の行方
[過半数制した自民党]
「主導権」継続、責任重く
「まずまずの結果だ。27人の候補者のうち2人は落選したが、善戦したと言える」
鹿角市・郡選挙区で4選を果たし、万歳をする自民党現職の川口氏(中央)。選挙戦では民主党新人候補が自民党への批判を展開し、守勢に回った=10日夜、小坂町小坂 現有議席と同数の27人の公認候補を擁立した自民党。党県連の鈴木洋一会長は11日、過半数を維持した選挙結果に安堵(あんど)をにじませた。東日本大震災を受けた選挙運動の自粛で有権者の手応えがつかめなかったことに加え、佐竹敬久知事と自民党との関係に対する「なれ合い」批判が高まり、過半数割れへの懸念も党内にはあった。
選挙戦で自民党への攻勢を強めたのは民主党だった。特に鹿角市・郡、大館市、秋田市の各選挙区では、民主党の新人がなれ合い批判を展開。鹿角市・郡選挙区で4選を果たした自民党の川口一氏は、「知事と議会が議論を積み重ね、政策を実現してきたことを選挙戦で訴えた。厳しい戦いだった」と振り返る。
自民党が過半数を制した要因について、鈴木会長は「(震災対応などをめぐり)民主党政権への県民の評価が低下している中、民主党には支持が集まらなかった。長年政権を担ってきた自民党の安定感が評価された」と強調する。投票率が過去最低の61・18%と低迷したことも、固い支持基盤を持つ自民党候補に有利に働いた。
過半数を維持したことで議会運営の主導権は再び自民党が握り、佐竹知事は引き続き安定した県政運営が可能となった。
民主党唯一の現職の小田嶋伝一氏は第2会派の「民主・新みらい」に所属して与党的立場を取ってきたが、同じ横手市選挙区に民主党新人候補が出馬したあおりを受けて落選。当選した同党新人の一部は選挙戦で「少人数でも野党の立場を取る」との考えを示しており、県議会における民主党のスタンスが転換する可能性が高い。
民主党県連は県議選マニフェストで議員報酬の削減、事業仕分けの実施などを掲げており、ある自民党議員は「民主党は野党としてさまざまな独自の提案を出してくるだろう。それに対する理論武装が必要だ」と警戒する。
今後の会派構成をめぐっては無所属で当選した新人5人の動向も焦点となる。自民党は一層の勢力拡大を狙い、一部新人に会派入りを呼び掛ける意向。会派入りに前向きとみられる新人当選者もいる。
震災を受けた防災体制の見直しのほか、雇用確保、産業振興などの県政課題が山積する中、有権者から再び過半数を託された自民党の責任は重い。当選した同党現職の一人は「知事との関係が『なれ合い』と見られること自体が問題。自分たちには知事との議論を一層深める努力も必要だ」と話した。
(2011/04/12 付)
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激戦を終えて 県議会の行方
[3議席の民主党]
改革へ野党色強める
県議選で民主党は改選前の1議席から3議席に増やした。党県連の松浦大悟代表は「候補者を積極的に擁立したことが結果につながった」と評価し、寺田学幹事長も「公認候補3人が当選したことは善戦だ」と話す。
しかし、「勝利」と呼べる結果ではないことは明白だ。過去最多の公認候補8人を擁立し、全員当選を目標に掲げたものの、党唯一の現職小田嶋伝一氏(横手市)を含め5人が落選。自民党を過半数割れに追い込めなかった。松浦氏は「選挙に勝ち負けはない」とも語ったが、事実上、民主党の「敗北」だった。
その象徴が、自民対民主の一騎打ちとなった南秋田郡選挙区。自民党現職に6千票余りの大差をつけられて落選した民主党新人は、「現職の組織力が大きかった。立候補表明が昨年末と遅く、活動の少なさもあったと思う」と敗因を挙げた。
定数2の鹿角市・郡、北秋田市・郡の両選挙区でも、民主党新人候補が固い地盤を持つ自民党現職に敗退、議席を再び独占された。民主党県連は今回の県議選を勢力拡大の好機と位置付けて臨んだが、地方の支持基盤の弱さがあらためて浮き彫りになった。県連内からは「『風頼み』の選挙を繰り返してきた結果だ」との反省の声も出ている。
秋田市選挙区で初当選した民主党新人の沼谷氏(左)は選挙期間中、自転車で遊説。改選後の県議会で、同党は少数野党として活動する構えだ=1日、秋田市保戸野 当選した3人のうち、沼谷純氏(秋田市)と小原正晃氏(横手市)は政治経験がない30代の若手で、もう1人の虻川信一氏(大館市)は元市議の県連常任幹事。元県職員の沼谷氏は、「なれ合い議会を変える」と選挙戦で訴えた急先鋒(せんぽう)だ。「まずは議会改革から始めたい」と意気込み、あいまいな使途が問題視されてきた政務調査費(1人当たり年300万円)の見直しや議員報酬(約1220万円)の削減に取り組む考えを示している。
改選後の県議会で民主党が新会派を結成し、佐竹敬久知事を支える与党自民党の対抗勢力となることも確実だ。
唯一の現職小田嶋氏はこれまで、連合秋田の支援を受ける非自民系の無所属議員が中心の「新みらい」との統一会派「民主・新みらい」で活動してきたが、同会派は12日、解消を決定。新みらいの議員がいる横手市と湯沢市・雄勝郡の両選挙区で、民主党県連が新人候補を擁立、支援したことが引き金となった。
新みらいは佐竹県政に「是々非々の立場」としながら、実際は与党的姿勢を取ってきた。沼谷氏が「県政に対するスタンスが違う」と強調するように、会派解消は民主党にとっても「既定路線」だった。民主党は野党色を強め、県議会で佐竹知事と向き合うことになる。
(2011/04/13 付)
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激戦を終えて 県議会の行方
[少数会派と無所属]
新旧交代印象付ける
「社民党県連幹事長の敗北であり、おわびしたい」。県議選投開票日の10日夜、6選を阻まれた大館市選挙区の石田寛氏は、約70人の支持者を前に深々と頭を下げた。
大館市選挙区で落選し、敗戦の弁を述べる社民党の石田氏。県連幹事長の敗戦は党関係者に衝撃を与えた=10日、大館市御成町 自民、社民両党の現職3人に、告示直前に出馬表明した民主党新人が挑んだ選挙戦。石田氏は新人の猛追に遭い、小差で敗れた。現役幹事長の落選に、党関係者の間に衝撃が広がった。
東日本大震災を受けた選挙運動自粛の影響、党勢衰退に伴う支持者の減少…。さまざまな敗因が挙がっているが、2009年知事選で自民党と共に佐竹敬久知事を支持したことがマイナスに働いたとの見方もある。
秋田市選挙区で再選を果たしたものの、前回より4千票近く減らした社民党県連の石川ひとみ代表は「支持者の中には以前から、なぜ自民党と同じ佐竹知事を支援したのかという疑問があった」と振り返り、秋田市選挙区も含めて、票が流れる一因となったことを認める。
党公認で当選したのは、石川氏と能代市・山本郡選挙区の元職宮腰誠氏の2人。大仙市・仙北郡選挙区で推薦した無所属新人の加藤麻里氏がトップ当選を果たしたことが、党にとって唯一の救いだった。
県議会の社民党会派は加藤氏を加え、改選前と同じ3人を辛うじて確保。石川氏は「『なれ合い議会』と批判されているが、無駄な対立を招くことがいいとは思っていない」と語り、佐竹知事に是々非々の姿勢で臨む考えだ。
共産、公明両党は秋田市選挙区の現職各1人が手堅く票をまとめ、改選前の議席を維持。国民新党は同選挙区の現職石川錬治郎氏が落選し、議席を失った。
みんなの党も、公認候補が2人とも落選する厳しい結果に終わった。それでも、同党の寺田典城参院議員は「完全野党の民主党の新人3人が議席を得たので、チェック機能が働くようになるのではないか」と前向きに受け止める。
前知事の寺田氏は選挙戦で、民主党と共に「なれ合い議会」批判を展開。みんなの党は国政で民主党と立場を異にするが、県政では民主党と連携し、一定の影響力を保持したいとの思惑がうかがえる。
今回の県議選は、現職6人が落選する一方、新人8人が変化を求める有権者の支持を集めて初当選。「新旧交代」を印象付ける選挙戦でもあった。
8人のうち、無所属は加藤氏を含め5人。投開票日以降、複数の会派が無所属新人に対する勧誘に乗り出した。「県政与党会派で活動していく」と自民党入りを決めた新人がいれば、「政党には縛られたくない」と無所属系の会派入りを検討している新人も。思惑が交錯する中、県議会の会派構成は来週中に固まる見通しだ。
(2011/04/14 付)
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県議選振り返って(上) 民主党
2011年04月12日
初当選した民主新顔の沼谷純氏(右)と握手して喜ぶ寺田学・党県連幹事長=秋田市
10日深夜、民主党県連幹事長の寺田学衆院議員(34)は終始、笑顔だった。
午後10時20分ごろ、寺田氏は横手市選挙区で当選を決めた小原正晃氏(34)と万歳。事務所に集まった支持者に大声で当選を知らせる仕切り役にもなった。
その後、秋田市に移動。午後11時半ごろ、秋田市選挙区で当選確実となった沼谷純氏(38)と万歳し、手を握り合った。沼谷氏が支持者らを前に初当選の喜びを語った際は、「まるで政治家みたいだ」と茶々を入れ、会場を沸かせた。
民主党の公認候補は8人中、新顔3人が当選。寺田氏は選挙結果について記者に聞かれると、「善戦だと思う。県民が県議会に変化を求めている証しだ」と自信たっぷりに語った。
小原氏と沼谷氏の2人に立候補するよう口説いたのは寺田氏だ。4年前の県議選に続いての誘いに、小原氏は年間3億円の売り上げを誇る「道の駅」の社員を辞め、沼谷氏は県庁を退職し、出馬した。地元が同じ小原氏と寺田氏は政治家になる前からの友人で、沼谷氏とは秘書を通しての知り合いだ。
いずれも知名度は低かったが善戦。沼谷氏は9800票を獲得し、定数13に対して19人が立った混戦の秋田市選挙区で4位当選した。勝因には、若さに期待する人たちの支持を得たほかに、党県連で作ったマニフェストの効果がある。
「なれあい議会を変える」「議員報酬カット」の項目を並べ、「議会は今のままでいいですか」とわかりやすく問いかけた。初当選した3人のうち、唯一政治家経験があり、告示3日前に立候補を表明した大館市選挙区の虻川信一氏(65)も「マニフェストに助けられた」と当選後、県連幹部に明かしたという。
一方で、ただ一人の現職候補だった横手市選挙区の小田嶋伝一氏(75)は、小原氏の次点となり、涙をのんだ。小田嶋氏は「党勢拡大という十字架を背負っての戦いだった」と振り返ったが、選挙戦当初から、小原氏との「民主支持票の分散」を懸念していた。
政権与党の民主党にとって、「地方勢力拡大」は今回の選挙の大きな課題だった。昨夏の参院選で民主現職候補が自民の新顔候補に大敗を喫した直後、党県連は、県議選で全選挙区に公認候補を立てる目標を掲げる。しかし、なかなか進まない。公募もしたが、決まらず、寺田氏ら幹部が知人らを「一本釣り」して候補者をそろえた。
年末、県連幹部の足並みの乱れもあらわになった。党県連は当初、公認の新顔候補をもう1人予定していた。これに対し、京野公子衆院議員(61)が寺田氏らの擁立方法を「強引だ」と批判。県議会で統一会派を組む「新みらい」との兼ね合いで、党本部は、この新顔候補の公認を見送った。
選挙戦に入っても5人の国会議員が応援する候補者ははっきりと分かれ、不和は一層色濃くなった。
京野氏は選挙戦を振り返り、「今回のような戦いでは、地方の議員は増やせない。党勢拡大どころか、敵を増やすだけだ」と憤る。また、「自民党ならこんなに乱暴な選挙をしない。だから、いつまでも地方で自民にかなわないんだ」とも言う。
実際、小田嶋氏を支持した民主支持層からの反発は必至で、すでにこんな声が上がっている。「民主党とはいったい何なんだ。何を支持したらいいんだ」
しこりを残した県議選。党県連は立て直しを迫られる。とはいえ、新顔3人が「県議会改革」を訴えて有権者の支持を得たことは大きい。過半数を維持した自民党支配の県議会に臨む3議席の責任は重い。(斉藤寛子)
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県議選振り返って(下) 自民党
2011年04月13日
自民現職候補の出陣式には、多くの支持者が詰めかけた=秋田市
「あー、落ちちゃったのか」。10日午後9時半ごろ、大館市の事務所で、自民現職の鈴木洋一氏(67)が表情を曇らせた。目線の先の壁には、大館市選挙区(定数3)の開票結果が張られていた。「鈴木13855、佐藤10524、虻川8686、石田8183」
自身はトップ当選。喜びはあるものの、社民現職の石田寛氏(64)の落選に驚きを隠せなかった。集まった支持者らもどよめいた。政党は異なるが、石田氏は県議を5期務めた同期。県議会では手の内を知り尽くした仲だ。
今回の県議選(定数45)では、最大会派の自民党が擁立した現職26人と新顔1人のうち、現職25人が当選。目指していた過半数維持を果たした。しかし、石田氏が落選して民主新顔の虻川信一氏(65)が当選したように、県議会の変化をうかがわせる兆しもみられた。
男鹿市選挙区(定数1)で、自民党の強固な地盤を切り崩す結果が出たことも、その兆しを大きくしている。ここでは、自民現職の下間俊悦氏(51)が、無所属新顔の菅原広二氏(59)に2314票の差をつけられて落選した。菅原氏が地元企業や団体の支援を受けたほか、渡部幸男市長の支持者も取り込んだのに対し、下間氏は伸び悩んだ。
秋田市選挙区(定数13)でも、県議会改革などを訴えた民主新顔の沼谷純氏(38)が9800票を獲得して4位で当選。病児保育所の設置などを訴え、女性からの支持を集めた無所属新顔の丸野内胡桃(くるみ)氏(66)が8764票を得て5位で当選。いずれも自民現職3人の票数を上回った。
同選挙区では、無所属新顔がもう2人初当選した。元秋田銀行員の三浦茂人氏(52)は教育環境の充実などを訴え、地元の外旭川地区を中心に得票した。若者の雇用創出などを主張した元市議のまるさん(56)はタレントの知名度があり、浮動票を集めることに成功した。
一方で、多選議員は自民党に多い。秋田市選挙区の北林康司氏(69)は7選、大館市選挙区の鈴木氏と由利本荘市選挙区の佐藤健一郎氏(59)は6選、秋田市選挙区の富樫博之氏(55)ら5人は5選となった。
さらに、自民党県連は今後、無所属の当選者に声をかけて勢力拡大を図る考えだ。改選前は27人だった。県連幹部は、それ以上の人数に増やすことを狙っており、県議会で自民党が大きな影響力を持ち続けることは間違いない。
これまで、自民党県議に向けられてきた批判は佐竹知事との「なれ合い」だ。佐竹知事が2009年春に就任後、2年間で県議会の否決議案はゼロ。自民党側は繰り返し、「何でも否決すればいいということではない」「是々非々の立場だ」と強調してきたが、今後の県議会で、この言葉はますます問われることになる。
県議選で現れた変化の兆しは自民党のチャンスでもある。どう受け止め、どう生かすのか。雇用政策や経済復興、少子高齢化への対策など、課題の山積する県政で、最大会派の手腕に期待がかかる。(加地ゆうき)
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>>463>>466>>1270>>1278>>1386
>>1411>>1868>>1673
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000069-mailo-l05
県議会:新みらい、民主との会派解消 再編が活発化 /秋田
毎日新聞 4月15日(金)11時3分配信
県議選の結果を受け、会派の再編が活発化。県議選での対立を受け、新みらいは民主党との統一会派を解消した。自民党が過半数を確保しているが、各会派が無所属新人の取り込みを進めている。
新みらいは現職6人のうち5人が再選。大仙市仙北郡選挙区の樽川隆氏が落選したものの、会派の前身のみらい21に所属していた同選挙区の元職の渡部英治氏が加入。秋田市選挙区で当選した新人の三浦茂人氏も会派入りを検討している。
県南部を中心に「刺客」を擁立した民主党県連に対しては、12日に全員一致で統一会派解消を決めた。土谷勝悦代表によると「民主党の選挙戦術を見て信頼関係が崩れた」といった意見が相次いだという。
また、最大会派の自民党には、13日に秋田市選挙区の新人、まるさん(菅原博文)氏が会派入りを表明。自民党は選挙前から1議席減の26議席となる。
新人3人が当選した民主党は、単独会派で佐竹県政に批判的な姿勢で臨むとみられる。
県議会では議員4人がいれば会派単独で議案提出ができ、5人がいれば交渉会派となって2月定例議会で代表質問ができる。【野原寛史】
4月15日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000073-mailo-l05
北秋田市長選の公選法違反:有罪判決不服と元鷹巣町長控訴 /秋田
毎日新聞 4月15日(金)11時4分配信
09年の北秋田市長選で落選後、公職選挙法違反(買収など)に問われ秋田地裁で懲役1年執行猶予2年の判決を受けた元鷹巣町長、岩川徹被告(62)は14日、判決を不服として仙台高裁秋田支部に控訴した。
判決によると、岩川被告は同市の男性=同法違反で懲役10月執行猶予3年確定=に投票とりまとめの報酬として現金30万円を渡した。
岩川被告は「現金は車の運転のアルバイト代で選挙運動は依頼していない」と一貫して無罪を主張していた。【小林洋子】
4月15日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110419-OYT1T00439.htm?from=nwla
福島・矢祭町長選、住基ネット接続是非が争点に
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への不参加を続けている福島県矢祭町の町長選が19日告示され、新人で前町議の鈴木正美氏(53)(無所属)と現職で再選を目指す古張允氏(70)(無所属)が立候補を届け出た。
町長選が実施されるのは28年ぶり。住基ネットへの接続の是非が争点となる。
鈴木候補は「利便性の向上を図るべきで、今のままでは町は一歩も進まない」として、住基ネットへの参加を訴えて立候補。第一声で「皆さんの前で住基ネット問題を話してきたが、この公約を柱として実行していきたい」と強調した。
一方、「町民のプライバシーを守るのが町長の仕事」と主張してきた古張候補は、第一声では住基ネットに触れず、「独立独歩の町づくりを進め、全国に誇れる町にしてきた。今後も安全、安心で暮らせる町をつくるのが使命」と実績を訴えた。
(2011年4月19日11時16分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201104190587.html
風間浦村長選は3氏の争い 板柳町長選は現新一騎打ち
2011年4月20日
統一地方選の後半戦は19日、2町村長選と15町村議選が告示された。風間浦村長選は新顔3人による争い、板柳町長選は現職と新顔の一騎打ちになった。15町村議選は定数177に対して206人が届け出た。このうち野辺地、横浜、階上の3町議選は無投票で当選が決まった。また、板柳町議補選も告示され、2人が届け出た。いずれの選挙も3市議選と同じ24日に投票があり、即日開票される。
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板柳町長選は、4選を目指す現職の舘岡一郎氏(68)と元町議の新顔、松森俊逸氏(55)の無所属同士の争いになった。2人は三つどもえの戦いとなった前回町長選でも対決しており、2度目の今回は文字通りの一騎打ちとなった。
舘岡氏は、選挙事務所前で「日本一のりんごの里づくりを進める決意を一生懸命訴え、選挙戦を戦い抜きたい」と強調。リンゴの産業振興、福祉や学校教育の充実を訴え、引き続き町政を担う意欲を示した。
松森氏は「変えよう!板柳」を掲げ、選挙事務所前で演説。「今やらなければならないのは、490万円の町長車購入でなく、町民負担を減らすこと」などと力説。持論の個人住民税1割減税などを訴えた。
同町は町立の病院を含めた財政の改善なども課題。リンゴ産業の振興による町民の所得向上や、かげりが見える地元商店街の活性化策などが問われている。
同時に告示された町議補選(被選挙数1)は元職と新顔各1人が立った。
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横浜力村長が県議へ転出した風間浦村長選は無所属の新顔3氏が立候補。一昨年の住民投票で、むつ市と合併せずに単独での存続を決めた村の新たなリーダーを選ぶ選挙となる。
告示4日前に出馬表明した飯田浩一氏(50)は07年の村長選で横浜村長と競り合い、6票差で敗れた。県内有数の高齢化率となった村で、「お年寄りの暮らしを少しでも安定させられるよう努めたい」と訴える。
阿部利行氏(63)は「単独」を主導してきた住民組織の会長。村長選に早々と名乗りを上げ、村議の多くと合併の旗振り役だった横浜前村長も応援する。村の自立へ、「むらづくり基本条例」の策定に取り組む。
大久保利夫氏(68)は5月19日に告示される知事選へ出馬表明していたが、福島第一原発の事故を受け、急きょ村長選へ立候補することを決めたという。水道の基本料金無料化などを訴えている。
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http://www.asahi.com/politics/update/0420/TKY201104200238.html
内閣府課長補佐、福島・南相馬の副市長に 要請受け派遣2011年4月20日13時9分
. 総務省は20日、内閣府沖縄振興局総務課課長補佐の村田崇氏(36)を25日付で福島県南相馬市に副市長として派遣することを明らかにした。村田氏は総務省出身。24日付で同省を退職し、副市長に就任する。南相馬市は、福島第一原発事故で一部住民が避難指示対象になっている。総務省は同市の要請を受け、職員派遣を決めた。
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http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/04/post_759.html
東日本大震災津波・岩手からの報告
日本一新の会 達増拓也(岩手県知事)
「日本一新メルマガ」への投稿は、大震災津波後、初めてになります。岩手県や県内被災地に対し、全国から、世界から、多くの支援、お見舞い、激励をいただいています。この場を借りて、感謝申し上げます。
また、大震災で犠牲になられた方々、その関係者の方々に、心からの哀悼の意を捧げます。
発災翌日の3月12日、岩手県選出参議院議員である平野達男内閣府副大臣が、23人の事務方と共に岩手入りし、岩手県庁内に政府の現地連絡対策室を立ち上げました。事務方は、内閣府の防災担当参事官の下に各省庁の若手で構成。県庁内には、11日のうちに自衛隊の連絡窓口もでき、その後、北東北3県を管轄する第9師団の司令部が青森市から岩手県庁に移されました。
これにより、発災当初から、被災地が直面する課題について国と地方自治体の職員が共同で解決する体制ができました。同じころ、県は、停電と通信途絶の中で、12の沿岸市町村全てに本庁職員を派遣して、状況を把握し、初動を支援しました。市町村と、県と、国の各省庁がつながって、人命救助、避難、応急復旧、被災者支援を展開しました。避難所のケアは、自衛隊に負うところ大です。
工場で研修をしていた中国人が多数被災したので、外務省の中国語ができる職員にすぐ来てもらいました。被災市町村の行政機能が大きく損なわれており、県や他市町村からの大規模な支援が必要だということで、市町村行政に詳しい総務省職員に来てもらい、支援体制作りを手伝ってもらいました。その他にも、いろいろと、現場の要請で各省庁に動いてもらいました。後に政府が決めた被災地支援策のかなりの部分は、市町村、県、各省庁の事務方の「現場力」で作り上げたといえます。
ガソリンなどの燃料不足が長く続いた件は「現場力」では対応しきれず政府による全国的な調整力と指導力の不足がたたりました。なお、宮城県の政府現地連絡対策室担当の東祥三内閣府副大臣が岩手の被災地入りした時に、仮設ガソリンスタンドの設置を現地で決めてくれ、すぐ実行されたのは助かりました。
「政治主導」を感じたのは、がれきの処理です。樋高剛環境政務官が政府のがれき処理プロジェクトチームの座長となり、関係省庁の事務方を糾合し、平時であれば1年かかるような省庁間調整を2、3日で終わらせました。阪神淡路大震災時を上回る財政措置も決まりました。がれき問題は被災市町村長が抱える最大の悩みの一つであり、大いに助かりました。樋高政務官は、中選挙区時代に小沢一郎秘書として陸前高田市などの今回の被災地を担当しており、かつて一軒一軒歩いた家ががれきとなってしまった、そのがれきの問題は何としても解決しなければならない、と言っていました。
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>>1689続き
発災直後、私が被災地の市町村長さん達にお願いしたのは、住宅地図で一軒一軒確認するように被害状況を把握すること、名簿をしっかり作って住民の安否状況を把握すること、でした。住宅地図と名簿は、小沢一郎さんに習った選挙手法でもあり、災害対策本部長の仕事は選挙対策本部長の仕事と共通点がある、と思いました。
また、私は津波の被害を受けなかった内陸の市町村長さん達に集まってもらって沿岸支援への協力をお願いし、さらに、県内の諸団体に被災地支援をお願いする文書を作って協力を依頼しました。目的を達成するために、より多くの団体、企業、個人の支援を取り付けていく、というのも選挙の手法に似ています。選挙において有権者の力を結集して為すべきことを実現する手法は、災害においてあらゆる力を結集して被災者を救う手法と共通するのです。
ちなみに、団体対策に強い自民党本部は今回の災害でも動きがよく、経団連と被災県を直接結ぶホットラインは、経団連の機関紙で喧伝されていますが、自民党災害対策本部が仲介してくれたものです。
がれき処理で財務省が前例のない財政措置を認めたのには、小沢一郎さんのはからいがあったと思います。小沢一郎さんが岩手入りした時、私との会談では「県は補正予算でいくら確保したか」とか「国の本予算には○兆円の予備費があるから、まずそれを使えばよい」とか、財政的な話が中心になりました。財務省筋から、かなり情報を得ており、また財務省に対してかなり影響を及ぼしているな、という印象を受けました。がれき処理以外でも、財務省が前例のない財政措置を認めた分野がいくつかあります。
私は、平安時代の中央政府による東北平定の歴史を踏まえ「東祥三さんは宮城駐在の征夷大将軍、平野達男さんは岩手駐在の鎮守府将軍。今回は地方勢力と力を合わせて東北の平安のために働いていますが、小沢先生こそ2人の将軍の上にいる大将軍だと思っていますからね」と言いました。小沢一郎さんは、「はっはっは」と笑うだけでしたが、本人も大将軍的な立場を自覚していろいろ手を打っているのだな、と私は感じました。
それから、仙台空港を在沖縄米軍が片付けたのは、新進党から自由党のころに小沢側近と呼ばれていた元衆議院議員の米津等史さんの働きかけによるものだったようです。米津さんは普天間問題の関係で在沖縄米軍と一緒に仕事をしており、大震災津波後、仙台空港が放置されているのをテレビで見て、在沖縄米軍に片付けられないかと持ちかけたところ、じゃあやろう、ということになった由。ここでも小沢一郎の弟子が奔走していました。
大震災津波そのものによる被害への対策については、「小沢力」がかなり有効に働いていると思います。しかし、今のままでは、「小沢力」が全く生かされないのが、原発対策です。本人も、そこが一番もどかしいと感じているのではないでしょうか。
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投稿者: 《THE JOURNAL》編集部 日時: 2011年4月22日 23:28 | パーマリンク
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000130-mailo-l05
県議会:自民27議席を維持 新勢力図が確定 /秋田
毎日新聞 4月23日(土)13時5分配信
県議会の会派結成届が22日に締め切られ、県議会(定数45)の新たな勢力図が確定した。最大会派の自民党は無所属の2新人を加えて改選前と同じ27議席となり、引き続き県政運営に強い影響力を持つこととなった。
新しい会派構成は、自民党27▽新みらい7▽民主党、社民党各3▽いぶき2▽公明党、共産党、県民の声各1。
自民党には秋田市のまるさん(菅原博文氏)と男鹿市の菅原広二氏が加わる。
第2会派の新みらいは民主党との統一会派を解消。大仙市仙北郡の元職、渡部英治氏と秋田市の新人、三浦茂人氏が入り、中田潤氏が代表に就く。3新人が当選した民主党は単独会派で、秋田市の沼谷純氏が代表を務める。社民党は大仙市仙北郡の新人で党の推薦を受けた加藤麻里氏が会派入りし、3議席を維持した。代表は石川ひとみ氏。
現職1人が落選したいぶきは、秋田市の新人、丸の内くるみ氏が加わり2議席を維持。公明党、共産党と現職1人が引退した県民の声はそれぞれ1人会派となる。【野原寛史】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110424-OYT8T00005.htm
県議会県政ク存続へ
代表落選 社民系議員離脱を回避
県議会の県政与党会派である県政クラブは23日、山形市内で会合を開き、議会の新体制後も従来の枠組みで存続することを申し合わせた。県議選で会派代表の土田広志氏(酒田市・飽海郡区)が落選したことから会派の求心力に黄信号がともったが、民主党2人と無所属2人、社民党2人の計6人の枠組みを維持する方向で了承。さらに、民主党と社民系の新人各1人が加入する可能性もあり、会派は最大で8人となる見通しだ。
県議選では、土田氏が事実上、同じ会派を構成する社民党の推薦を受けた新人の金子敏明氏と争って落選し、会派内でしこりが生じた。21日の全員協議会では、一部議員から、同じ枠組みで存続することに抵抗を示す意見が上がったことから、派内で調整を続けていた。
23日に山形市内のホテルで開いた会合では、「吉村県政を支える」という原点に立ち戻り、志を同じくする議員が改めて歩調を合わせることを確認。会派は、議会で代表質問ができる交渉団体の要件となる5人以上を満たし、社民系議員が会派を離脱する事態は回避された格好だ。
県政クラブの県議選当選者は木村忠三(無所属)、阿部昇司(民主)、吉村和武(同)、楳津博士(無所属)、広谷五郎左ェ門(社民)、高橋啓介(同)の6氏。これに民主公認の石黒覚氏、社民推薦の金子氏の両新人が加われば改選前と同じ8人となり、最終調整を進めている。
会派は、26日に県に会派届けを提出する。
(2011年4月24日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110424/elc11042421310008-n1.htm
住基ネット拒否の現職再選 28年ぶり福島・矢祭町長選
2011.4.24 21:48
住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への接続の是非が争点となった福島県矢祭町長選は24日、接続を拒否している現職、古張允氏(70)が接戦の末、新人の元町議、鈴木正美氏(53)を破り、再選を果たした。昭和58年以来28年ぶりの選挙戦で、投票率は87.23%。
古張氏は2360票、鈴木氏は2314票で46票差だった。古張氏の再選で矢祭町は住民基本台帳法で義務付けられた住基ネット接続を拒否する違法状態が続くことになる。
矢祭町では、6期24年町長を務めた根本良一氏(73)が住基ネット不参加などを推進。古張氏は後継者として前回選挙で無投票当選した。古張氏は今回も「住基ネットに接続する考えはない」と強調。鈴木氏は「住民情報が丸裸にされるわけではない」と接続を訴えたが、及ばなかった。
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元衆院議員、近江屋信広氏(61)の無所属新人2人を破り
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110424/elc11042422080010-n1.htm
小畑氏、現役最多の6選 秋田県大館市長選
2011.4.24 22:29
秋田県大館市長選は24日、無所属現職の小畑元氏(62)=自民推薦=が、元市議の福原淳嗣氏(43)と元衆院議員、近江屋信広氏(61)の無所属新人2人を破り、6選を果たした。全国の現役市長で最多当選。投票率は74.17%だった。
選挙戦は小畑市政継続の是非が最大の争点となった。小畑氏は5期20年の実績を強調し、雇用確保や農林業の立て直しなどを訴えて支持を広げた。2新人は世代交代や多選批判を繰り広げたが、及ばなかった。
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>>1686>>1693
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000135-mailo-l07
統一地方選:’11年ふくしま 矢祭町長選 古張氏が再選 /福島
毎日新聞 4月25日(月)12時59分配信
◇住基ネット不接続訴え
東日本大震災の中で行われた統一地方選は24日、県内では4選挙が投開票された。唯一の首長選となった矢祭町長では、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)不接続を訴えた無所属現職の古張允(まこと)氏(70)が、前町議で無所属新人の鈴木正美氏(53)を破って再選を果たした。
同町長選は83年以来28年ぶりの選挙。当日有権者数は5421人、投票率は87・23%(前回97・10%)だった。住基ネット接続の是非や、根本良一前町長の町政を引き継いだ現職の1期4年の町政運営が争点となった。
古張氏は「個人情報漏えいの可能性がある」と住基ネット不接続を主張。知名度を生かして優位に戦った。鈴木氏は接続を訴えたが出馬表明が4カ月前と出遅れたのが響いた。
◇新議員次々と
3議員選もあり、それぞれ開票された。投票率は▽喜多方市議選(定数26)69・27%(前回07年82・05%)▽南会津町長選(同18)83・67%(同86・74%)▽北塩原村議選(同12)84・19%(同89・49%)だった。
県内統一選は当初、10日と24日の投開票で▽県議選▽9市町村長選▽22議員選−−の32選挙が予定されていた。しかし浜通りが津波で大きな被害を受けたうえ、福島第1原発事故で住民が県内各地の体育館などに避難。県議選や会津若松市長選など25選挙が延期された。
実施7選挙のうち、▽古殿町長選▽玉川村長選▽鮫川村議選−−は無投票だった。統一地方選とは別に矢祭町議補選も投開票された。【種市房子】
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◆町長選開票結果
◇矢祭町=選管最終発表
当 2360 古張允 70 無現
2314 鈴木正美 53 無新
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◇矢祭町長略歴
古張允(こばり・まこと) 70 無現(2)
町長▽牛乳販売業[歴]町議▽副町長▽日本高等国民学校
4月25日朝刊
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>>1421>>1694
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000125-mailo-l05
統一地方選:’11年あきた 大館市長選 小畑氏、接戦で6選 /秋田
毎日新聞 4月25日(月)12時58分配信
統一地方選の後半戦として24日、県内では大館市長選と同市議選、秋田市議選、上小阿仁村長・村議選の投開票があった。このうち大館市長選は無投票だった07年の前回とは一転して現新3人による激しい選挙戦が繰り広げられ、幅広い組織を軸に支持を広げた無所属で現職の小畑元氏(62)=自民推薦=が6選を果たした。
◆大館市長選
◇小畑氏、接戦で6選 知名度と組織力で、2新人の多選批判かわす
大館市長選は、現職の小畑氏が新人で市民団体代表の福原淳嗣氏(43)、元衆院議員の近江屋信広氏(61)を退けた。
当日有権者数は6万6266人(男3万398人、女3万5868人)で、投票率は74・17%だった。
当選した小畑氏は事務所で200人を超える支持者を前に「かつてない厳しい選挙だった。安心して暮らせる都市づくりと、震災被災地の救援に一致団結して当たりたい」とあいさつ。選挙期間中の手応えについて「ここで辞めないでほしいという声が大変多く心強かった」と振り返った。
05年の比内・田代の旧2町編入合併後初めての選挙戦。小畑氏は知名度を生かし、約50の後援会組織をてこに、推薦を得た約300の各種団体や企業に加え初めて市職労の支持も取り付けた。
多選批判に対しては、喫緊の震災被災地支援や避難者の受け入れ、さらに雇用の確保や民活による行革、限界集落のサポートなど山積する課題を掲げて「克服するには実績と経験が必要」と訴えた。
福原氏は世代交代を求め、知人らでつくる「大館力再生市民会議」を支持母体に街頭演説を軸にした草の根選挙を展開。小畑氏に約2600票差まで迫ったが、多選批判票が近江屋氏と割れたこともあり涙をのんだ。
近江屋氏も市政転換を訴え、自民党本部職員や国会議員の経験を生かした政策立案や実行力をアピールしたが小畑、福原両氏の間に埋没する形で支持を伸ばせなかった。【田村彦志】
◇大館市議決まる
市長選と同時に実施された大館市議選(定数28)には、現職22人、元職9人、新人8人の計39人が立候補。開票作業の結果、新議員が決まった。投票率は74・16%で、市長選が無投票だった前回を3・05ポイント下回った。【田村彦志】
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◆市長選開票結果
◇大館市=選管最終発表
当 19665 小畑元 62 無現
17032 福原淳嗣 43 無新
11892 近江屋信広 61 無新
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◇大館市長略歴
小畑元(おばた・はじめ) 62 無現(6)
[元]建設省建設経済局国際課海外協力官▽米代川流域林業活性化センター長[歴]青森大教授▽東大=[自]
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◆上小阿仁村長選
◇現職・小林氏との激戦制し、中田氏が初当選
無所属の現職と新人の一騎打ちとなった上小阿仁村長選は、新人で前村議の中田吉穂氏(60)が現職の小林宏晨氏(73)を破り初当選を果たした。当日有権者数は2490人(男1167人、女1323人)、投票率は90・48%だった。
中田氏と小林氏は、告示前から村を二分する激しい前哨戦を展開。告示の約1カ月前に出馬表明した中田氏は「小林氏の村政運営は独善的」と批判し「住民目線による透明な村政の実現」を訴えた。若者定住と雇用創出対策▽教育の充実と子育て支援策▽高齢者を見守る「お隣ネットワーク」づくり▽農林業・商工業振興策−−などを公約に掲げ、広く支持を集めた。
小林氏は連日村内20カ所で街頭演説を行い村営水道料金の引き下げや議会定数2増、無医村解消などを主張したが浸透せず、再選を果たせなかった。
同時に行われた村議選(定数8)にはいずれも無所属の現職5人、新人5人が立候補。投票率は90・44%だった。【田村彦志】
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◆村長選開票結果
◇上小阿仁村=選管最終発表
当 1227 中田吉穂 60 無新
955 小林宏晨 73 無現
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◇上小阿仁村長略歴
中田吉穂(なかた・よしお) 60 無新(1)
建設会社員▽沖田面自治会長[歴]村議▽米内沢高
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◇秋田市議選は投票率50・40%
前回より定数が3減となった秋田市議選(定数39)には、現職31人、元職2人、新人17人の計50人が立候補した。
当日有権者数は26万3881人(男12万2166人、女14万1715人)。大震災を受けて県議選同様に街頭での選挙活動を控えめにする候補者が多く、投票率は50・40%と河辺、雄和両町との合併後最初の選挙だった前回の56・76%を6・36ポイント下回った。【坂本太郎】
4月25日朝刊
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>>1687
>告示4日前に出馬表明した飯田浩一氏(50)は07年の村長選で横浜村長と競り合い、6票差で敗れた。
http://www.news24.jp/nnn/news876852.html
風間浦村長選飯田浩一さん初当選
(青森県)24日投票が行なわれた風間浦村長選挙で新人の飯田浩一さん50歳が初当選を果たした。開票結果、飯田浩一929票、阿部利行さん763票、大久保利夫さん61票。元村議会副議長の飯田さんは4年前の村長選で現職に敗れたが今回はほかの新人2人を制した。
[ 4/25 11:25 青森放送]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000088-mailo-l03
’11統一選:北上市長選 新市長に高橋敏氏 高橋孝氏破り初当選 /岩手
毎日新聞 4月25日(月)12時11分配信
東日本大震災の影響で知事選や県議選が延期になった県内の統一地方選で、予定通りだった北上市長選と矢巾、西和賀の2町議選が24日、投開票された。北上市長選は、ともに無所属新人で、NPO法人顧問の高橋敏彦氏(56)=公明推薦=が元北上市議の高橋孝二氏(64)を破り、初当選を果たした。【湯浅聖一、山中章子】
北上市長選で伊藤彬市長の路線継承を訴えて初当選した高橋敏氏の事務所では、当確の知らせが入ると、支持者から大きな歓声が起こった。高橋敏氏は「地方財政は厳しいが、東日本大震災で生活しやすい都市の形が見えた。市民と一緒に『まち育て』の心で北上だけでなく、岩手や東北を元気にしたい」と抱負を語った。
高橋敏氏は「持続的発展都市を形成したい」と今年1月に立候補を表明し、伊藤市長の後援会や地元経済団体などの支援を受けた。震災後は3月末まで被災地への救援活動に携わり、政治活動を自粛したが、再開後は組織力を生かしながら地区内をきめ細かく回り、支持を広げた。
高橋孝氏は第三セクターへの財政支援などを例に「税金の使い方に公平・公正さが欠けている」と伊藤市政を批判し、「変革」を訴えた。勝手連による草の根運動も展開したが、震災に伴う自粛ムードで選挙戦が今ひとつ盛り上がらず、票を伸ばせなかった。
当日有権者数は7万4003人(男3万5698人、女3万8305人)。投票率は55・11%で、前回の46・83%を上回った。
矢巾町議選の当日有権者数は2万1392人、投票率58・38%。西和賀町議選は5921人、90・34%だった。
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■解説
◇伊藤市政に一定評価
有権者は伊藤彬市長の後継を掲げた高橋敏彦氏を北上市の新しいリーダーに選んだ。3期12年にわたり市民と協働のまちづくりを進めてきた伊藤市政に対する一定の評価が示された結果といえる。
しかし、今年度から始まった市の経営改革は、市が管理する施設の廃止や地区への移管、市税の税率の引き上げも盛り込み、市民に重い負担を強いている。一方で第三セクターへの財政支援は「甘過ぎる」と批判され、市民の不信感を招いた。
高橋敏氏は、三セク運営や夏油高原スキー場の存廃について「市民参加の政策評価をしたい」との考えを示している。注目されている問題だけに、開かれた議論と徹底した情報公開が求められる。
このほか、市は約958億円の借金を抱え、財政再建は喫緊の課題だ。NPO法人で取り組んだまちづくりの経験を、どのように政策に生かしていくのか。手腕が問われている。【湯浅聖一】
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◇北上市長略歴
高橋敏彦(たかはし・としひこ) 56 無新(1)
NPO法人顧問[歴]北上JC理事長▽設計事務所代表▽県政策評価委員会委員▽日大院=[公]
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◆無投票当選者
◇矢巾町長略歴
川村光朗(かわむら・みつろう) 70 無現(4)
矢巾観光開発社長[歴]町総務課長・助役▽盛岡農高
4月25日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110425-OYT8T00156.htm
北上市長に高橋敏彦氏
無所属の2新人が立候補した北上市長選は24日、投開票が行われ、NPO法人顧問の高橋敏彦氏(56)=公明推薦=が、前市議の高橋孝二氏(64)を破って初当選を決めた。市民は、3期12年の伊藤彬市政の継承・発展を選択した。
高橋敏彦氏は当選が決まると、支持者が集まる北上市内の事務所に現れて伊藤市長と握手を交わし、笑顔で花束を受け取った。高橋敏彦氏は「今後の沿岸支援もある。北上も被災しており、復旧・復興に向けて新しい北上を作っていこう」と抱負を述べた。
選挙戦は、3期12年務めて引退する伊藤市長の市政を継承・発展させるか、変革するかを最大の焦点に、厳しい財政や経済・雇用対策などの課題を巡って激しい論戦となった。東日本大震災については、両氏とも内陸部からの復興支援の必要性にも力を入れた。
高橋敏彦氏は、NPO活動などでの経験をもとに、市民協働による政策評価や、子育て環境の充実などを訴えた。後援会29支部に加え、経済界も支援し、固い組織で支持を広げた。
一方、高橋孝二氏は、市政の変革を訴えたが及ばず、「知名度不足だった。これ以上の戦いは自分にはできなかった」と肩を落とした。
■現市政継承より変革を選択
変革よりも、現市政の継承・発展。それが、12年ぶりの本格的な選挙戦となった北上市長選で市民が下した判断だった。
企業集積が進む北上市の基礎は、長年にわたる積極的な企業誘致で作られた。反面、繁栄のツケともいえる負担もあり、現職・伊藤彬市長は課題だった北上地区広域土地開発公社の解散や、財政再建の道筋をつける経営改革をスタートさせる決断をして、引退を決めた。
引き継ぐ新市長にとっては、厳しい財政、長引く不況に加えて、震災でダメージを受けた経済・雇用状況の改善など、課題が山積している。内陸部の主要都市として、どう沿岸被災地を支えていくかも問われる。
高橋敏彦氏には、NPO活動で得た広い人脈や、市民協働を推進してきた経験がある。若さもある。「北上の力は市民力」という新リーダーが、その力を生かして北上をどんな街へ育てていくのか。期待したい。
(藤吉恭子)
当 21,784 高橋 敏彦56無所属新
18,418 高橋 孝二64無所属新
(選管確定)
(2011年4月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201104240216.html
首長・新議員、顔ぶれ決まる 統一地方選後半戦
2011年4月25日
青森県の統一地方選の後半戦となる板柳町、風間浦村の首長選と弘前、八戸両市議選、12町村議選は24日、板柳町議補選とともに投開票された。前回も立候補した2人の激戦となった板柳町長選は、舘岡一郎氏(68)が4選。新顔3人が争った風間浦村長選は、元村議会副議長の飯田浩一氏(50)が制した。3月の東日本大震災の影響もあり、暮らしや経済の立て直しが争点になったが、選挙運動を自粛する動きがあった八戸市議選は投票率が45.39%となり、前回を10.20ポイント下回った。他の市町村でも深夜までに新しい顔ぶれが続々と決まった。
■板柳町長に舘岡氏4選
「日本一のりんごの里づくり」を掲げ、板柳町長選を制した現職の舘岡氏は、選挙事務所で支持者らから祝福を受けた。「みなさんの温かい支援をいただいて勝ち取ることができた。住みよい街づくりに一生懸命取り組みたい」と、4期目に向けて決意を新たにした。
舘岡氏は「政党の推薦は受けない」と無所属で出馬したが、選挙事務所には知事、民主や自民の県連の代表、国会議員らの「祈必勝」の檄文(げきぶん)が壁を埋め、実質的には幅広い支持を受けた。
舘岡氏自身も精力的に支持者を回り、リンゴを軸とした産業振興に加え、福祉や学校教育の充実などを訴え、町政継続への信任を勝ち得た。
「変えよう!板柳」と町政刷新を訴えた元町議で新顔の松森俊逸氏(55)は、前回に引き続いての町長選挑戦だったが、現職の厚い支持層を崩せなかった。
■風間浦村長は飯田氏初当選
風間浦村長選は、前回選挙で6票差に泣いた飯田氏に軍配が上がった。初当選が決まると、「一票の重みを感じる。後戻りできないという覚悟で行政運営に取り組みたい」と語った。
同村は一昨年の住民投票で、むつ市と合併をせずに単独存続を決め、当時、合併の旗振り役だった横浜力村長は県議へ転出。新たな地域づくりへかじ取り役を選ぶ選挙となった。
飯田氏は立候補表明が告示4日前。出遅れたが、村のお年寄りに根強い支持を受けた。前回村長選では大間町などとの合併協議を訴えたが、町長就任後は住民投票の結果を尊重し、高齢者支援策として、シルバー人材センター整備や規格外海産物などの商品化を目指すとしている。
単独存続を主導する「風間浦の未来を考える会」会長の阿部利行氏(63)は横浜氏や村議の多くの支援を受けたが、支持を広げられなかった。
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http://mytown.asahi.com/areanews/fukushima/TKY201104240160.html
矢祭町長選、古張氏が再選 46票差、町政批判も
2011年4月25日
矢祭町長選で再選を決め、万歳する古張允氏(中央)=24日午後9時8分
福島県内の統一地方選は24日、矢祭町長選と喜多方市議選、南会津町議選、北塩原村議選で投開票があり、新しい顔ぶれが決まった。1983年以来、28年ぶりの選挙戦となった矢祭町長選は、現職が新顔候補をわずか46票差でかわして再選。ただ、前町長時代から続く町政の路線に多くの批判が集まる形となった。
住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)離脱の是非を争点の一つに、28年ぶりの選挙戦となった矢祭町長選。離脱維持を掲げる現職の古張允氏(70)が、接続を訴えた新顔の鈴木正美氏(53)を破り、再選を果たした。6期24年務めた根本良一前町長時代から続く「独立独歩路線」の継続か変革かが問われた選挙で、町民は継続を選択した。
古張氏は、住基ネットについても「住民の利便性はまったくない」と離脱を続けると主張した。
古張氏は「子どもから高齢者まで安心して暮らせる町づくり」を掲げ、具体的には、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ子どもセンターや特産物販売のための共同作業所建設、行財政改革の徹底、町長のトップセールスによる企業・専門学校の誘致などを挙げた。
副町長などとして長年、町政を担った実績も背景に、町内に張り巡らせた21の後援会支部組織を固め、確実に支持を広げた。
これに対し、鈴木氏は、町の閉塞(へいそく)感を指摘。「国にノーを言うだけが目的化して、真に住民のための行政をしてこなかった」と現町政を批判し、同級生らと草の根の活動を展開したが、現職の壁に阻まれた。
当日有権者数は5421人、投票率は87.23%(1987年の選挙以降、無投票)だった。
◇
鈴木氏の町長選出馬に伴う町議補選の開票作業も同日夜、進められた。新顔2人が立候補した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110427-OYT8T00154.htm
県政ク7人に 自民最大32人 県議会会派構成決まる
県議選で当選した新議員44人の会派構成が26日、決まった。県政与党の県政クラブは存続し、自民党は引き続き全体の7割超を占める最大勢力を維持した。共産党、公明党は、それぞれ1人会派として活動する。無所属は3人。
各会派は同日、会派届を県に提出した。議会で代表質問ができる交渉団体の要件となる5人以上の議員を抱える会派は、従来と同じ自民と県政クだけ。
自民は公認の現職と新人計31人に、東置賜郡の無所属新人が加わり、総勢32人。改選前と同数で最大勢力を堅持した。代表は、党県連幹事長の今井栄喜氏(山形市区)が留任した。
県政クは、改選により現職が2人減ったが、酒田市・飽海郡区の民主党公認の新人が加入。民主公認3人、社民公認2人、無所属2人の計7人で構成する。新たな代表には民主公認の阿部昇司氏(鶴岡市区)が就いた。動向が注目されていた社民推薦の無所属新人は、会派に属さないこととなった。
共産党は山形市区の現職、公明党は同区の新人が、それぞれ1人会派を結成。鶴岡、新庄両市区の無所属新人各1人は、現時点で会派に属さない。
新議員の任期は4月30日から4年間。
(2011年4月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110427-OYT1T00412.htm
反原発の社民、青森知事選で候補擁立断念
福島原発
社民党青森県連は26日、青森市内で常任幹事会を開き、6月5日投開票の知事選で独自候補の擁立を断念することを正式に決めた。
今後の対応は引き続き協議するが、自主投票の公算が大きくなっている。東京電力福島第一原子力発電所の事故で原子力政策が争点となる知事選に参戦することができず、「脱原発」を党是とする同党の低落傾向に、さらに拍車がかかりそうだ。
三上武志幹事長は常任幹事会後に記者会見し、「候補者がいないということだ。残念ながら候補者擁立は見送る」と説明した。三上氏によると、核燃料サイクル政策に反対する県内組織など考えの近い民間団体と非公式に協議し、同党が支援できる候補者の発掘を探ったが、合意には至らなかった。
知事選には3選を目指す三村知事と、民主党県連の山内崇幹事長、共産党県委員会の吉俣洋書記長が出馬の意向を表明済み。社民党は、この3氏への推薦の可能性を含めて協議し、5月7日の常任幹事会で知事選への対応を最終決定したい考え。しかし、三村氏と山内氏は核燃料サイクル政策に賛成の立場で、「脱原発」を掲げる同党が共闘するのは難しい状況。さらに共産党とは友好関係にないため、関係者からは「自主投票しか選択肢は残っていない」(幹部)との声が漏れている。自主投票になれば、前回選に続いて2回目。
社民党は統一選前半戦の県議選で、唯一の公認候補が落選、県議会の議席を初めて失った。三上氏は会見で、「原発問題の訴えが票に反映されたとは思えない。(知事選を)戦う自信を持てない」と語り、県議選で惨敗したショックも候補者見送りの要因との考えを示した。
(2011年4月27日12時27分 読売新聞)
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山内 崇
旧社会党推薦で県議初当選(1995年)→社民党離党→無所属→自民党入党→自民党離党→無所属→民主系会派入会
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110428-OYT8T00216.htm
3陣営臨戦モード
告示まで3週間
5月19日の知事選告示まで28日で3週間に迫った。これまでに出馬表明したのは、3選を目指す三村申吾・知事(55)(推薦=自民、公明)、無所属で出馬予定の山内崇・民主党県連幹事長(55)(推薦=民主、国民新)、共産党公認の吉俣洋・党県書記長(37)の3氏。この他に立候補を模索する動きはなく、三つどもえの公算が大きくなっている。統一選が24日に終了し、各陣営とも準備は最終段階に入った。
三村氏は今月22日、青森市内のホテルで開かれた自民党県連の懇親会に姿を見せた。10日にあった県議選で議席増(推薦含む)を果たしただけに、会場はお祝いムードに。話題は知事選にも及び、「この勢いで知事選も乗り切ろう」と三村氏に声をかける議員もいたという。3月11日の東日本大震災で、三村氏は公務に追われて選挙準備は滞りがちだが、来月7日に青森市内で事務所開きを行い、臨戦態勢に入る。
「三村県政8年の停滞、閉塞した状況を打ち破る」。山内氏は27日の選挙公約発表の場で、改めて決意を語った。公約は県議会2月定例会閉会後に公表する予定だったが、震災で大幅にスケジュールが遅れた。県議選では、地元・弘前市で公認候補2人が落選し、足場を失った。それでも本人は強気の姿勢を崩さない。「震災の復旧復興が進む状況で、県議選では政策論議まで入れなかった面もある。きちんと政策論争すれば戦いにはなる」との思いからだ。29日に青森市内で街頭演説し、そのまま事務所開きを行う。
吉俣氏は統一選後半戦の投開票翌日、自身の簡易投稿サイト「ツイッター」に書き込んだ。「復興と原子力行政の転換へ全力をあげるたたかいは第3ステージへ。県知事選に突入です」。三村、山内両氏はこれまで原発立地に賛同してきただけに、同党が対立軸を示す絶好の機会でもある。県委員会の堀幸光委員長は強調する。「原発問題は県政の重要課題だったが、投票の基準にはなっていなかった。それが東京電力福島第一原子力発電所の事故で、選挙の争点になった」。5月の大型連休明けに決起大会を行う予定だ。
(2011年4月28日 読売新聞)
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浅尾慶一郎氏の元秘書が地元で評判になっている
高谷スキャンダルの真相を追って ① / 2011年04月23日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4627
高谷スキャンダルの真相を追って ② / 2011年04月24日(日)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4628
高谷スキャンダルの真相を追って ③ / 2011年04月26日(火)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4632
高谷スキャンダルの真相を追って ④ / 2011年04月28日(木)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4636
高谷スキャンダルの真相を追って ⑤ / 2011年04月29日(金)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4638
高谷スキャンダルの真相を追って ⑥ / 2011年04月30日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4641
高谷スキャンダルの真相を追って ⑦ / 2011年05月02日(月)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4645
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110502_3
自民県連が知事選再検討へ 各党が戦略見直し
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東日本大震災の影響で延期されている統一地方選について、自民党県連はいったん断念した知事選の候補擁立作業を近く再開する方針を固めた。対する民主党は現時点で静観の姿勢だが、復旧・復興の実績を訴える構え。既に最長で9月22日までの延期が決まっている被災地の統一選は、再延期の是非論も絡んで現時点で流動的。被災者感情を考慮して「表立っては動きにくい」(選挙関係者)との声もあり、県内各党は世論の動向を見据えながら水面下での動きとなりそうだ。
知事選には現時点で民主党推薦の現職達増拓也(46)、共産党推薦のいわて労連議長鈴木露通(60)、元衆院議員中村力(49)、会社役員芦名鉄雄(65)の4氏が出馬を表明している。
知事選の独自候補擁立を一度は断念した自民党だが、ここに来て対応を一転。知事選に加え空白区となっている花巻、奥州など5選挙区の県議選候補の擁立を目標に、大型連休明けにも動きだす方針だ。
千葉伝幹事長は「知事の震災対応への被災者の不満は強い。現場の声をしっかり政治に反映させる視点で準備に入る」と狙いを語る。ただ、「あくまで被災者支援を最優先する」と慎重に臨む姿勢もにじませる。
対する民主党県連は復興の実績を示し、公約や運動方針にも反映させる考えだ。
佐々木順一幹事長は「震災対応は息の長い取り組みが必要。現段階で評価を下すことはできない」と批判をかわす。野党の動きにも「延期を受けた擁立の動きはある意味当然だ」と静観の構えだが、「今、政治的な動きをすれば県民はそっぽを向くだけだ」(県連幹部)とけん制する声も上がっている。
一方、鈴木氏を推薦する共産党県委員会。斉藤信県議は「知事は被災者を励ますメッセージがない。仮設住宅と雇用問題を軸に訴える」と対決姿勢を鮮明にする。
公明党県本部の小野寺好代表は「震災対応への批判と選挙を結び付けることはしない」との姿勢。社民党県連合は従来通り県議選に全力を挙げる方針だが、阿部一男代表代行は「沿岸部などの声次第で考える」と語る。
全国で地域政党が勢いを増す中、地域政党いわては月内に会合を開き選挙対応を話し合う予定。知事選について飯沢匡代表は「震災対応の遅さに県民の不満は高まっている。これまで民主を除く会派統一候補擁立で調整してきた経緯はある」と野党と連携した対抗馬擁立を模索する可能性も示唆する。
選挙時期が確定しない中、各党の動きは世論と日程をにらみながらの展開になるとみられ、復興の歩みとともに戦いの構図も具体化しそうだ。
(2011/05/02)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110509-OYT8T00081.htm
社民 自主投票決定
社民党県連は7日、青森市内で常任幹事会を開き、今月19日告示、6月5日投開票の知事選の対応について、自主投票とすることを正式決定した。4月26日の常任幹事会で、県議選で唯一の公認候補が落選したことなどから、知事選の候補者擁立を断念。自主投票となる公算が強まっていた。三上武志幹事長は「選択肢として応援できる候補がいない。県議選の結果も重大に受け止めた上で決めた」と語った。
(2011年5月9日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2011/05/16211.html
鶴賀谷派運動員3人目逮捕/県議選
県議選南郡区の選挙違反事件で、黒石署は10日夜、公職選挙法違反(物品買収、事前運動)の疑いで、落選した鶴賀谷貴候補派運動員の農業岩谷秀男容疑者(78)=田舎館村=を逮捕した。県議選で同候補派運動員の逮捕は3人目。
逮捕容疑は県議選告示前の今年2月上旬、同村内で、知人の有権者1人に対し、鶴賀谷候補への投票と票の取りまとめを依頼し、その報酬としてビール券数枚(数千円相当)を渡した疑い。
同候補派運動員はこれまでに、山本兼一容疑者(73)=同村、起訴済み=と、三浦松義容疑者(63)=藤崎町=の2人が公選法違反容疑で逮捕されている。同署は岩谷容疑者と2容疑者の関連などを捜査している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110513t11013.htm
役場機能不全の危機 副町長、来月任期満了 大槌
東日本大震災で町長と職員32人が死亡、行方不明になっている岩手県大槌町で、町長の職務代理者を務める東梅政昭副町長(66)が6月20日に任期満了を迎える。地方自治法を受けた町の規則に従い総務課長が次の職務代理者となるが、町民からは「ツートップが欠けて今後の町政は大丈夫なのか」と不安の声が上がっている。
地方自治法の規定で、副町長を選任する権限は町長にしかないため、東梅副町長が続投することは不可能。公職選挙法は町長が在職中に死亡した場合、町から町選管に死亡通知が届いた日から50日以内に町長選が行われると定める。しかし、町長選は当初統一地方選で実施される予定だったことから、被災地の統一選を延期する特例法により最大6カ月延長された。
町内の自営業男性(62)は「この時期に副町長が欠けるのは不安。役場はただでさえ人手不足で大変だろう。一職員が町の意思決定まで行うのは負担が重すぎる。司令塔がいないと復興もスムーズに進まないのではないか」と心配する。
大槌町は津波で甚大な被害を受けており、有権者数の確定や投票所の確保などにはまだ時間がかかるとみられ、実務的にも町長選が行われる見通しは立っていない。
東梅副町長は2008年から加藤宏暉町長の補佐役を務めてきた。町長が不在になってからは、役場職員や教育委員時代に培った豊富な行政経験を生かし、職務代理者として町政を指揮している。任期満了について東梅副町長は「失職はやむを得ない。残り任期を全うする」と言うだけだ。
6月21日から職務代理者となる平野公三総務課長(54)は、幹部職員が多く亡くなった状況で、4月に総務課主幹から昇格したばかり。いきなり町政のかじ取り役を担うことには「しっかりやっていくしかないが、選挙でリーダーを選ぶことが一番大事。私が職務を代理する期間はできるだけ短くしなければいけない」と話した。(岩崎かおり)
2011年05月13日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110513-OYT8T00043.htm
県議選巡り被買収容疑女5人書類送検
4月10日投開票の県議選山形市区で落選した柴田雅章氏(28)陣営を巡る選挙違反事件で、県警は12日、県内の女5人を公職選挙法違反(被買収)の疑いで、山形地検に書類送検した。
県警幹部などによると、5人は、いずれも県内在住の38〜62歳で、山形市大野目、会社員高橋良友容疑者(30)(公選法違反容疑で逮捕)から、時給650円の報酬で柴田氏への投票を呼びかけるための電話をかけるよう依頼され、現金を受け取ったり、受け取る約束をした疑い。
このうち1人は、現金千数百円を受け取ったことが、既に明らかになっている。
(2011年5月13日 読売新聞)
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管理人様
突然の書き込み失礼いたします。
1655の書き込みを削除していただけないでしょうか。
お手数かけてしまい申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110516140030.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
統一選後 党組織にほころび/社民
4月の統一地方選後、八戸、弘前両市で“社民党離れ”が起き、党組織のほころびが見え始めている。八戸市では、5期目の当選を果たした公認市議が投票日当日に離党届を提出。弘前市では会派名から「社民党」の看板が下ろされた。いずれの市議会でも、旧社会党時代から続いてきた党の会派が消滅した。昨年の参院選、今年の五所川原市議選、県議選など主要な選挙で惨敗が続き、党の体力不足はますます顕著に。党県連は立て直しを急ぐが、再建の道のりは相当険しい。
関係者の間に広がる重いムードは、統一地方選の幕開けとなった県議選で、唯一の現職が落選したことから始まった。その後は、弘前、八戸、七戸の3市町で公認・推薦の5人全員が当選したものの、八戸市の松橋知市議が離党を表明。これまで松橋市議を含む3人が会派「社民党・市民連合」を組んでいたが、改選で公認市議1人が引退、会派は解散した。
弘前市では、「社民党」会派の2人が、改選後の会派再編で保守系議員5人と「市民クラブ」を結成した。県連の渡辺英彦代表は「われわれは議会の自主性を重んじている。どうこう言う立場にない」との姿勢だが、別の幹部は「会派名から党の名前が消えたのは残念。事前に相談があっても良かった」と話す。
これで、県内の市議会で「社民」の名前を掲げるのは、青森市の「社民党・市民の会」と十和田市の「市政・社民クラブ」のみとなった。
社民党県連は4月の統一地方選で、離党を決めた松橋市議を含め3人の所属議員を失った。所属議員の減少は、党勢の衰退に直結する。例えば、県連は議員からの寄付を収入の一部としているが、今年はすでに数人分が見込めない状態だ。
後継者不足も深刻だ。県連は、19日告示の知事選で独自候補の擁立を断念し、自主投票とすることを決めた。福島第1原発の事故を受け、党が一貫して主張してきた「反原発」を強く訴えることができる選挙だっただけに「候補を擁立するべきだ」との声もあった。
三上武志幹事長は「有権者に選択肢を与えるのが政党の役割だが、弱小で人材がいない。弁明の余地はない」と唇をかむ。
6月の三沢市長選でも、元公認市議の動きに政界筋の関心が向けられたが、具体化していない。
首長、国政選挙での苦戦が続き、党の存在意義は揺らぐ。三上幹事長は「若い人が入ってこない、運動員の平均年齢が上がる…。組織が弱体化していて、すべての選挙が厳しい」と漏らす。別の幹部は「有権者の中に、既成政党に対する嫌気もあるのでは」と分析した。
長年党を支持してきた県平和労組会議の江良實議長は「日ごろの党の活動が県民に見えていないのでは。政策的に間違っていないのだから、街頭でもっと訴えてほしい」と活動の強化を求めた。
危機感を感じた県連は、党本部の3年計画と連動して、支持母体である労働組合との関係強化、人材の育成などを盛り込んだ再建方針を打ち出す計画だ。その先には「4年後の県議選での捲土(けんど)重来」など、党勢の巻き返しを見据えるが、現状維持さえも厳しい状況の中、決定的な打開策は見つかっていない。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110517085819.asp
六ケ所村議選 当選議員派4人逮捕
容疑者らが勤務する事業所の捜索に入る捜査員=17日午前8時37分、六ケ所村鷹架
虚偽の住民登録により六ケ所村議選で投票をさせたとして、野辺地署は16日夜、公選法違反(詐偽登録・投票)、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで同村などの会社員4人を逮捕した。複数の捜査関係者への取材によると、4人は同村議選で当選した高田秀明議員が関連する企業2社の幹部で、同議員の支持者。住民登録をした十数人のほとんどが両社の20代従業員だった。捜査当局は、住民票の虚偽異動が会社ぐるみで計画的に行われたとみて、4人の取り調べを進めている。
逮捕されたのは、亀谷文仁容疑者(39)=十和田市西十六番町=、上長根和穂容疑者(45)=八戸市諏訪1丁目=、橋本成幸容疑者(45)=三沢市南山4丁目=、三浦秀規容疑者(42)=六ケ所村平沼。
両社の登記簿(昨年6月時点)と会社関係者によると、上長根容疑者と橋本容疑者は、高田議員が専務を務めていた原子力関連施設建設・管理会社の取締役。亀谷容疑者と三浦容疑者は、同じく高田議員が専務だった廃棄物処理会社で課長級の役職を務めている。
複数の捜査関係者によると、4人は1月初旬から同中旬、六ケ所村外に住む同社の従業員十数人に虚偽の届け出で同村に転入させ、このうち数人を4月の同村議選で高田議員に投票させたとされる。
4人がそれぞれ勤務する同村内の二つの会社には17日午前8時40分ごろ、捜査車両3台に乗った野辺地署などの捜査員約10人が到着し、両社が入る事務所の家宅捜索を始めた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1305387085850_02/news/20110515-OYT8T00043.htm
2011知事選 一覧
主導する自民と神経戦
三村申吾氏(推薦=自民、公明)
弘前市郊外にある事務所ビルは異様な熱気に包まれた。現職・三村申吾(55)が14日に開いた衆院4区向けの決起集会に250人が詰めかけた。同区選出で選対本部長の木村太郎が「今回も必勝という思いで戦う」と檄(げき)を飛ばせば、普段は温厚な三村も「勝ちたい。勝たせて頂きたい」と珍しく気合を見せた。
気合には訳がある。弘前市は対立候補の前民主党県連幹事長・山内崇(56)(推薦=民主、国民新)の地盤。三村陣営は同市と周辺を「最重要地区」に位置づけ、法定ビラなどPR材を他の地区より多く投入するなどして、支持者の切り崩しを図る。
一方で、複雑な感情を気合で覆い隠したかったのか。県南・おいらせ町出身で、木村太郎の実父である木村守男・元知事の跡を継いだ三村は、「弘前ではあくまでよそ者」(自民党関係者)。「知事の地元・県南ばかりが優遇されている」(自民党ベテラン県議)との批判もくすぶるだけに、「津軽対南部」の構図にとられると、津軽地域の票が山内に流れかねない。三村と木村太郎の一体感を演出する必要があった。
木村のメンツも複雑に絡み合う。山内が自民党県議時代に木村守男・元知事と連携しながら、辞任劇では批判の急先鋒(せんぽう)に立った。当時を覚えている支持者は多い。木村は昨年夏の参院選後に県連会長に就任し、知事選で初めて陣頭指揮を執る。今回は過去2回の三村の選挙とは異なり、要所で県連側が主導権を握る場面が目立つ。前回は三村後援会が取り仕切っていた衆院2区の選挙態勢も県連がその指揮下に置いた。
木村守男の辞任による2003年の出直し知事選で、三村は県連に請われて出馬した。前回2007年知事選でも、表向きには県連が再選出馬を要請した格好を取ったが、今回はマスコミの前で木村に頭を下げて支援を要請した。「県民に見える形で支援の形を進めたかった」と木村は説明するが、「自民党を軽視する三村への意趣返し」「県連が主導権を握りたかった」などと解説する関係者もいる。
自民党は連続3期を終えた首長は選挙で公認・推薦しないと決めたことがある。規定通りなら、三村への支援は今回限り。県連主導の選挙準備は、その布石と見る向きもあり、蜜月とはほど遠い神経戦の様相となっている。
県連幹事長の神山久志は、「我々が目指すのは衆院選での政権交代。知事選は単に勝つだけでなく、目標得票を達成したい」と意気込む。「三村は三村。自民党は自民党と言っているようだ」と対立陣営は冷笑するが、言葉尻をとらえているのか、的を射ているのか。 (敬称略)
(2011年5月15日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1305387085850_02/news/20110516-OYT8T00015.htm
戦略誤算政策に突破口
県内入りした岡田幹事長(右)と15日の決起集会で握手を交わす山内氏。党本部のテコ入れは続く 弘前市出身の前民主党県連幹事長・山内崇(56)は、県南での集票力アップが課題とみられていた。「津軽を固めて、県南に攻める」。陣営はこう青写真を描いていたが、「うれしい誤算」と「見込み外れ」で思ったようにはいかないようだ。
「ようやく敵を討つ候補者が出てきてくれた」。県南の古参の民主党支持者が、山内をこう激励する機会が多い。県南を地盤とし、県連を支えてきた田名部匡省の支持者からすれば、田名部とたもとを分かった現職知事の三村申吾(55)(推薦=自民、公明)は、「憎き裏切り者」。前回2007年知事選で県連が三村にぶつける候補を擁立できなかっただけに、山内にかかる期待は大きい。県連幹部は「過去2回の参院選より広がりがある。山内本人も自信になっているのではないか」と驚きを隠さない。
県南での思わぬ評価と反比例するように、地盤の津軽地域では苦戦を強いられている。4月の県議選での惨敗が響いているからだ。五所川原、弘前両市区の公認3人全員が落選。うち1人の山内の後継は候補10人中9位に沈み、当選ラインに遠く及ばずじまい。青森市区の唯一の公認候補以外は全滅となった。
出馬表明以降、県南を中心に進めていた山内の活動は東日本大震災に見舞われ、「事実上ストップ」(陣営幹部)。現職の三村も震災で選挙準備が遅れたが、もともと知名度があり、マスコミへの露出も多く、ダメージの大きさは比較にならない。
そんな山内の状況を見て、党本部はテコ入れを図る。先月29日の事務所開きには、石井一党選挙対策委員長が出席。今月15日には岡田幹事長が決起集会にかけつけ、「山内さんの強いリーダーシップで青森を変える時」と支持を呼びかけ、再び応援に入る意向も示した。
ただ、大物投入の効果には、陣営内部からも疑問の声があがる。昨年の参院選では候補者の知名度不足を挽回しようと、菅首相や蓮舫消費者相らが相次いで来県。だが全市町村で自民党候補の得票を下回った。
09年の政権交代以降も、昨年の参院選、今年の県議選と敗戦続きの県連にとって、今回の知事選はまさに正念場。誤算続きの状況をはね返すためか、山内は最近、小選挙区ごとに仕切られていた選対運営を自身の事務所に一本化した。さらに、「政策本位の選挙に持ち込めば勝機はある」と、政策面でも「山内色」のアピールに全力をあげる。
全県が選挙区の知事選で、こうした候補者主導の選挙戦術は異例。山内が掲げる「強いリーダーシップ像」の実践でもあるが、「県連の手詰まり」(県連関係者)とも言えそうだ。 (敬称略)
(2011年5月16日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000035-mailo-l06
山形市議会:正副とも非自民会派 加藤孝議長、鑓水副議長 /山形
毎日新聞 5月18日(水)10時52分配信
山形市議会の臨時議会が17日開かれ、議長に社民系を中心とする会派「市民連合山形市議団」の加藤孝氏(64)が、副議長に保守、民主、公明系会派「緑政・民主・公明クラブ」の鑓水一美氏(67)が選出された。議長、副議長ともに非自民系会派が占めた。
議長選は全市議35人が投票。非自民系21票を加藤氏が獲得した。自民系などから14票を集めた鈴木善太郎氏=自由民主党新翔会=は次点だった。
副議長選では、自民系9人が退席、さらに無効票が5票あった。しかし、非自民系21票を鑓水氏が獲得した。
最大会派は改選前の「自由民主党新翔会」に代わり、「緑政・民主・公明クラブ」になった。【鈴木健太】
5月18日朝刊
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>>1711
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051901000787.html
岩手・大槌町長選、8月までに 津波で加藤町長亡くなり
2011年5月19日 17時38分
東日本大震災の津波で加藤宏暉町長が死亡した岩手県大槌町は19日、8月までの町長選実施を目指すことを明らかにした。職務を代理している東梅政昭副町長も6月20日に任期が切れるため、トップが不在となる期間をできるだけ短くし、復興を進めたい考え。
ただ、町内では多数の死者、行方不明者が出ており、選挙人名簿の作成などの準備が間に合うかは微妙だ。
東梅副町長は「8月に任期満了を迎える町議選と合わせる形で一日も早く実施したい」と話した。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110518-OYT8T01096.htm
県会議長に自民・平氏
副議長には自民・坂本氏
県議会は18日の本会議で正副議長選を行い、議長に平弘造氏(64)(自民党)、副議長に坂本貴美雄氏(63)(同)をそれぞれ選出した。
平氏は長井市区選出で当選6回、坂本氏は新庄市区選出で当選4回。平新議長は本会議終了後に議長室で記者会見し、「県執行部とは違う議会にしかできない提案を適切なタイミングで行える、スピード感のある議会を皆で作り上げたい」と抱負を述べた。
本会議の議長選投票結果は、平氏34票、渡辺ゆり子氏(58)(共産党)1票、無効9票。議長選を巡っては、全県議44人のうち32人を擁する最大会派の自民党内で、平氏と鈴木正法氏(59)が議長職に意欲を見せたため、本会議前の議員総会で所属議員による投票を行った。その結果、平氏の得票が上回ったため、議長候補を平氏に一本化した。
(2011年5月19日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001105200005
副町長の不在、議会懸念 復興計画遅れに
2011年05月20日
、議会が不安視/不在が 町長不在の大槌町で、職務代理の東梅政昭副町長の任期が6月20日で終わる。規則通り平野公三総務課長を町長職務代理者にする方針だが、震災後の町の行方を左右する復興計画の策定時期と重なることから、19日の町議会では、復興計画の遅れを危ぶむ声が続出した。
19日の議会説明会に示された「今後の方向性」によると、月内に災害復興計画準備委員会を設立し、7〜8月に町長選を実施して新たなトップを選んだ後、9月上旬に策定委員会に移行する。8月中に策定予定の県の復興計画からの遅れは確実。「町長不在が復興の妨げになっている」との意見が出た。
この事態を受け、町議会の全員協議会は復興対策の特別委を設置し、独自に協議していくことで合意した。「6月10日定例会では遅すぎる」と5月下旬に臨時議会を開いて発足させることを決めた。
さらに、「これでは策定作業が遅れていくばかりだ」と、条例で1人にしている副町長を2人制に改正すべきだとの意見も出た。東梅副町長が退任前に2人目を選任して副町長不在を防ぐよう促そうというわけだ。16日の産業建設委員会でも、「副町長を国や県から呼ぶべきだ」との意見が大勢を占めた。
ただ、総務省(旧自治省)が過去に自治体に助言した「行政実例」によると、職務代理者の権限として副町長を選ぶことは除外されるべきだとしている。
片山善博総務相は13日の衆院政治倫理確立・公選法改正特別委員会で、「住民の信任を得て復興に当たるときに、民主主義の観点から強い支えがあるかといえば色々問題がある」。解決策としては「できるだけ早く選挙をやっていただくことが望ましい」とだけ答弁した。
これに対し、数人の町議は「法律や条例の想定外のことが起きた。実際困っているのだから認めてほしい」と主張。特別委で議題にするという。
【(首長の)職務代理】 地方自治法で、副市町村長と決まっているが、副市町村長も不在になった場合は、規則で順番を決めることになっている。該当する役職がなくなった場合は、県知事が代行して町内在住者を指名できる。大槌町は、副町長の次は総務課長と決めている。
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管理人様
突然の書き込み失礼いたします。
1655の書き込みを削除していただけないでしょうか。
お手数かけてしまい申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110521ddlk02040185000c.html
公選法違反:小山内議員の兄逮捕 弘前市議選で供応容疑 /青森
弘前署は19日、弘前市議選(4月24日投開票)で当選した小山内司議員(69)の兄で、同市鳥井野、農業、三上一雄容疑者(76)を公職選挙違反(供応買収、事前運動)の容疑で逮捕した。
容疑は3月下旬ごろ、同市新鍛冶町のスナックで、知人数人に小山内氏への投票依頼などを行い、報酬として1人あたり数千円相当の飲食の接待をしたとしている。小山内氏は取材に対し「3月23日の事務所開きと総決起大会の後、親族4人と飲みに行ったと聞いている。供応になると知らずに払ったのではないか」と話した。【中村怜、鈴木久美】
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大間町と町議会が電発に財政支援要請
東奥日報2011年5月25日
大間町の金澤満春町長や大間町議会の議員団は24日、電源開発(Jパワー)の本店(東京・銀座)を訪れ、北村雅良社長に町財政への支援を要請した。Jパワーが同町に建設中の大間原発(東日本大震災以降、工事休止中)の運転開始時期が当初計画より遅れたことで、固定資産税収入を見込んでいた町政運営に影響が出た−というのが要請理由。金額などの具体的な内容は、町、Jパワーともに明らかにしていない。
こういうのを見ると、電力会社ばかりを責められない。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110527-OYT1T00506.htm
原燃エンジニアリング取締役の六ヶ所村議を逮捕
4月24日投開票の青森県六ヶ所村議選で、同村の「原燃エンジニアリング」の幹部ら4人が、従業員十数人に虚偽の住民登録をさせたとされる選挙違反事件で、同県警野辺地署は26日夜、同社の取締役で、同村議に当選した同村鷹架の高田秀明容疑者(54)を公職選挙法違反(詐偽投票・詐偽登録)などの疑いで逮捕した。
同署の発表によると、高田容疑者は1月初旬から中旬にかけ、すでに同法違反容疑などで逮捕された4容疑者と共謀し、村外に住んでいた従業員十数人に村内へ虚偽の転入届を出させ、うち数人に選挙で投票させるなどした疑い。
同署は、高田容疑者と4容疑者の指示系統などを追及する。
(2011年5月27日12時57分 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110527t31010.htm
ワタミ会長に市参与を委嘱 陸前高田
岩手県陸前高田市の戸羽太市長は26日、東日本大震災からの復興に向けた街づくり計画などで、市のアドバイザー役となる参与職を設け、6月1日付で飲食店チェーン、ワタミ(東京)の渡辺美樹会長(51)に委嘱することを明らかにした。無報酬で任期は未定。
渡辺氏は神奈川県出身。明治大卒業後、ワタミを設立して居酒屋チェーンのほか、介護分野など幅広い分野で事業を展開している。ことし4月の東京都知事選に無所属で立候補し、落選した。
2011年05月27日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110529-OYT8T00038.htm
3氏 市街地集中的に
票田・弘前で鉢合わせも
6月5日投開票の知事選で最後の週末となった28日、3候補者は人出の多い市街地を集中的に回り、支持を求めた。特に弘前市には午後までに3候補全員が入り、相手候補とはち合わせする場面もあった。
■山内候補
山内崇氏はこの日、地元・弘前市で活動をスタート。対立候補も大票田の同市に入ってきているだけに、地盤固めに熱が入る。午後1時半には、15日に続き民主党の岡田幹事長を招いて、個人演説会を開催。約500人の聴衆を前に、東日本大震災の影響が残る農林水産業の振興や中小企業支援を中心に訴え、「県民の物心両面の幸せを追求し、県民のための政治をしなければいけない」と語気を強めた。岡田幹事長も、「現職の2期8年で青森の状況が変わらないならば、馬力のある山内さんを選んで新しい青森を作っていこう」と支持を呼びかけた。
これまで県内を1周しており、残る1週間で2周を目指すとしている。
■三村候補
三村申吾氏は公務がある平日と違い、週末は選挙に集中できるとあって、動きも活発。この日は五所川原市を手始めに、弘前市を回った後に青森市に入り、大規模集会、街頭演説をこなした。
青森市の集会には、衆院議員時代の盟友で元横浜市長の中田宏氏、埼玉県の上田清司知事ら旧知の仲間も応援に駆けつけた。中田氏が「この厳しい時代を乗り切れるのは三村さんだけ」と語り、上田氏も「世の中を明るくする力がある。こういう人こそリーダーにふさわしい」と300人の聴衆に支援を求めた。さらに集会を終えると、市郊外の大型スーパーへ移動。2期8年の実績をアピールするとともに、「雇用の確保に全力を挙げる」と訴えた。
■吉俣候補
吉俣洋氏は弘前市内に活動を集中させ、スーパーやデパートなど人通りの多い中心部で精力的にマイクを握った。午後1時から弘前駅近くで開いた演説には共産党の高橋千鶴子衆院議員も応援に。聴衆も約60人が集まり熱気を帯びた。
吉俣氏が「リンゴ生産者が口々に原発・核燃への不安を語っていた。原発・核燃依存から抜け出し、原発ゼロを目指す知事になる」と熱弁をふるうと、応援弁士の高橋衆院議員も「原子力行政の抜本的な転換を訴えることができるのは吉俣洋さんただ一人」と応じた。
選挙戦では「原発問題で『まともなことを言っているのはあなただけだ』と言われるようになってきた」と手応えも感じており、さらなる支持拡大を目指す。
(2011年5月29日 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052901000436.html
現職リード、青森県知事選情勢 知名度生かし
2011年5月29日 17時22分
6月5日投開票の青森県知事選は終盤戦に入り、3選を目指す無所属現職の三村申吾氏(55)=自民、公明推薦=が知名度の高さを生かしてリードし、無所属の元県議山内崇氏(56)=民主、国民新推薦=が追う展開だ。共産公認で党県書記長の吉俣洋氏(37)も支持拡大を目指している。
民主、自民両党を軸とした与野党対決の構図。福島第1原発事故を受け、県内原発への対応が争点だが、三村、山内両氏の主張に明確な違いは見えにくいとの指摘も出ている。
三村氏は県議会で6割を占める自民党の全面支援を受ける。地元の大島理森副総裁に加え、30日には谷垣禎一総裁も応援に入る。財政再建への取り組みを2期8年の実績としてアピール。原発については、新設する県の委員会で独自に安全性を検証するとしている。
「計画段階の原発の凍結」を訴える弘前市が地盤の山内氏は、全県的な知名度に欠ける。民主党の岡田克也幹事長らの応援を受け「政権与党と直接話ができる」と党執行部とのパイプを強調、追い上げを図る。
吉俣氏は三村、山内両氏の原発政策を「どちらも推進で違いはない」と批判。「脱原発」を前面に打ち出し、立場の違いを鮮明にしている。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110530-OYT8T00027.htm
三村氏に幅広い支持 知事選世論調査(上)
投票「必ず行く」63%
現職の三村氏は、全面支援を受ける自民、公明両党の支持層をほぼ固めた。自民支持層では9割を超え、公明支持層でもほとんどの支持を取り付けている。また、無党派層の5割超にも浸透、民主支持層の3割にも食い込んでおり、幅広い層から支持を得ていることが浮き彫りとなった。
さらに、県内四つの小選挙区ごとに見ても、その全てで過半数を超える支持を得ている。
新人の山内氏は、民主支持層の5割以上から支持を取り付けたが、無党派層への浸透が1割にとどまるなど、勢いに欠く面もある。同党の支持組織である連合青森が三村氏との関係に配慮して自主投票としたことなどが、支持拡大に苦戦している理由とみられる。
地域別でも、地元・弘前市を含む衆院青森4区で支持が2割、知名度不足が不安視されていた県南の同2区では1割と伸び悩んでいる。こうしたことから陣営では幹部らが29日に協議し、終盤は大票田である青森、弘前、八戸の3市を中心に活動する方針を決めた。
同じく新人の吉俣氏は、共産支持層をほぼ固めた。2009年衆院選、10年参院選に続く3度目の出馬でもあり、組織内での知名度の高さを裏付けた格好。ただ、無党派層への浸透で他の2候補に先行を許しており、支持の拡大が急務だ。
このほか世論調査では、知事選への関心についても尋ねた。選挙に関心があると答えたのは、「多少はある」を含めて77%。2007年の前回知事選での同様の設問では、63%にとどまっており、関心の高さをうかがわせた。逆に関心がないとの答えは、「あまりない」を含めて22%だった。
また、投票に行くかどうかについての質問では、「なるべく」を含めて行くとの答えが94%に達した。前回選の調査では90%ほどで、実際の投票率は過去最低の38・45%だっただけに、投票率の行方が注目される。
6月5日投開票の知事選に関し、読売新聞社が世論調査と取材を通じて行った情勢分析によると、3選を目指す三村申吾氏が幅広い支持を集めて戦いを優位に進めている。元県議の山内崇氏、共産党県委員会書記長の吉俣洋氏は支持拡大を図っている。知事選に関心がある有権者は8割近くに上り、投票に行くとの答えは、「なるべく行く」を含めて9割を超えた。
(2011年5月30日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110530/elc11053022460001-n1.htm
青森県知事選 争点化難しく… 原発依存の厳しい実情
2011.5.30 22:44 (1/3ページ)
与野党対決となった青森県知事選(6月5日投開票)で、「原子力問題」が争点として今ひとつ盛り上がっていない。県内には原子力発電所や核燃料サイクル施設が集中しているため、東京電力福島第1原発の事故は選挙戦を直撃するだろうとの観測もあったが、そんな空気はない。原子力をめぐる地元事情は複雑に絡み合っていて、現職だけでなく、民主党推薦の新人にも「物言えば唇寒し」が広がっている。
「『凍結』ってどういう意味? 原発を止めるということ?」
新人の山内崇氏(56)=民主、国民新推薦=の選挙事務所には、こうした問い合わせ電話がかかってくるという。
これまで原発推進を公言し「原発を争点にする気はまったくなかった」(陣営)という山内氏。だが、福島の事故を受けて方針を転換した。そこで打ち出した新たな公約は「原発新設凍結」。ところが、この「凍結」という言葉に関係者が敏感に反応し始めた。
県内の原発は現在は東通(ひがしどおり)村の1基(定期検査中)だけだが、同村と大間町に2基が建設中。さらに東通村ではもう2基計画されている。六ケ所村には核燃料再処理工場がある。いずれも下北半島に集中している。
民主党県連幹事長の松尾和彦県議が説明する山内氏の「凍結」の意味はやや複雑だ。
(1)「計画中」の原発については、国のエネルギー政策の見直しが出るまで凍結(2)「建設中」の原発は、福島第1原発事故の検証に基づく安全対策が示されるまで凍結−。
松尾県議がとにかく強調するのは「白紙撤回と言っているわけではない」という点。原発依存の強い青森で、徹底的な「脱原発」と受け取られることのリスクは承知している。
連合青森の幹部は胸をなで下ろす。「原子力はデリケートな問題で『あまり突っ込んでほしくない』という組合もある。(公約発表前から)自主投票にしておいてよかった」
山内氏の戦略は、同じく原発推進派だった現職の三村申吾氏(55)=自民、公明推薦=との違いを明確にしようとした試みだったようだが、山内氏自身も街頭演説で劣勢を口にしており、「凍結」が追い風になっていないことを認める。
「原発がなければ青森県は財政再建団体まっしぐら」。そう揶揄(やゆ)されるほど、青森県の財政は原子力に依存している。
原発などが県に納める核燃税は平成23年度は156億円で、県税収入に占める割合は実に13%。県と県内市町村に交付される電源三法交付金は約130億円に上る。
さらに、地元への経済波及効果も大きい。原発建設工事が中断している東通村の商店主(65)は「工事関係の人がいなくなってしまい、お客が激減した」と嘆く。「暮らしていくには原発しかない」とも。
一方、現職の三村氏は原発問題でどう答えているのか。その答えは「聞かれなければ答えない」とでもいうべきものだった。26日、県南部の五戸町の街頭に立った三村氏。約10分の演説中、原発問題に一切触れなかった。
三村陣営の自民党県議は言う。「県民の生活があるので原発を全部止めることは無理だ。言質を取られたら終わり。選挙戦では原子力について触れない三村氏の方が賢い戦い方だ」
一方、共産党公認の新人、吉俣洋氏(37)は既着工分を含め、原発増設のストップを明言する。稼働中の1基も「段階的に廃炉を目指す」としている。(福田徳行、半田泰)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000126-mailo-l02
’11知事選:3陣営、浮動票獲得へ都市部で訴え 終盤入り /青森
毎日新聞 6月1日(水)12時33分配信
6月5日投開票の知事選は終盤戦に入った。候補者3氏は街頭演説や集会などで公約を訴えながら既に県内を一周。今後は青森市や弘前市、八戸市などの大票田で街頭に立ち、浮動票の獲得に全力を挙げる構えだ。【高橋真志、神崎修一、山本佳孝】
立候補しているのは届け出順に、無所属で新人の山内崇氏(56)=民主、国民新推薦▽無所属で現職の三村申吾氏(55)=自民、公明推薦▽共産党公認で新人の吉俣洋氏(37)−−の3人。
山内氏は先週末までに選挙カーで県内を一巡した。28日には弘前市内のホテルで約1000人を集めた個人演説会を開催。民主党の岡田克也幹事長とともに「県政刷新」を訴えた。山内氏は「街頭から非常に熱い応援を受けた。期待を感じている」。今後は100人規模のミニ集会を開くほか、青森市での遊説を増やし、知名度を上げる方針だ。
三村氏は告示後10日間で全市町村を回った。街頭演説では「(三村氏の)顔を見たい」と集まる有権者も多く、陣営は手応えを感じている。今後は青森市、弘前市、八戸市の3市を中心に回り、投票所に足を運ぶよう強く訴えるという。陣営は「今後の県政を担うのにふさわしい圧倒的な勝利を目指す」とし、無党派層の取り込みを図る。
吉俣氏は県内全域で1日平均約20回、計300回以上の街頭演説をこなし、「青森から日本を変えよう」と訴えた。特に力を入れているのは原子力政策。陣営は「原子力施設の縮小や廃止に対する有権者の反応が良くなってきた」と分析。終盤戦は青森市や弘前市などで街頭演説を行う。陣営は「ビラ配布や電話など正攻法で戦う」と話している。
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◆立候補者の遊説日程(1日)
◇山内氏
8時、陸奥湊駅前▽12時、八戸市役所前▽18時、五戸町立公民館
◇三村氏
終日弘前市、つがる市など連呼
◇吉俣氏
9時20分、野辺地郵便局前▽10時半、青森銀行七戸支店前▽11時10分、青い森鉄道上北町駅前▽13時50分、三沢市ビードルプラザ前▽15時10分、おいらせ町役場前バス停付近▽15時50分、六戸町中央バス停付近▽16時半、十和田市中央公園桜の広場前
(注)時間・場所は変更の可能性あり
6月1日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110601-OYT8T01162.htm
「クリスタルバレイ」論戦不発
終盤に差し掛かった知事選(5日投開票)で、県の「クリスタルバレイ構想」に関する論戦が、最大の争点となった震災復興や原子力政策の陰に隠れ、盛り上がりを欠いている。選挙前の県議会では、民主、共産などの会派による猛烈な反対の中、県は29億円に上る追加支援策を可決させた。ただ、支援が実を結ぶかどうか先行きには不透明感も漂っており、今後も県政の重大な懸案事項。この「隠れた争点」(県幹部)をめぐる訴えを追った。 (木瀬武)
「つぶれた構想のために29億円を出す議案を、県議会2月定例会でむりやり通した。震災対策や雇用対策に使うべきではないか」
山内崇氏は5月23日、震災で最も大きな被害を受けた八戸市の街頭でマイクを握り、県政批判のボルテージを上げた。県議会でも追及の先頭に立ってきた山内氏。公約集には「県費投入29億円の即時見直し」と明記した。
同構想は液晶産業の集積を目指すもの。県は高度な機能を有する「貸し工場」を整備したが、誘致企業が破綻。工場の利用料を企業から徴収して金融機関への借金返済に充てる計画だったため、県は後継企業を探し出し、29億円の追加支援策を決めた。
ともに原発を容認するなど、現職・三村申吾氏と政策上の対立点が見えづらい中で、同構想への対応は対照的。さらに、誘致企業の破綻について県が陳謝するなど三村陣営には弱みもあり、山内陣営にとってみれば、「三村氏との違いを示す格好の材料」(関係者)というわけだ。
一方、吉俣洋氏は、「まったくの無反省。破綻した構想になお固執するのか」と三村氏を突き上げるだけでなく、批判の矛先を山内氏にも向ける。山内氏が自民党県議時代に、「可能性にチャレンジすべき」などと主張して、構想を後押ししてきたからだ。「三村氏以上に構想を推進してきた」とその中身も痛烈で、「企業呼び込み型の産業政策」からの転換を掲げて2氏との違いを鮮明に打ち出す。
対する三村氏だが、応戦する気配は全くない。演説では同構想には言及せず、逆に2期8年間で、「200社の企業誘致・増設に成功した」と産業政策の実績に胸を張る。読売新聞社青森支局が実施したアンケートでは、追加支援策は「県民負担を生じさせないための貸付金」としているが、マイクを握って有権者に語りかける場面はなく、論戦というにはほど遠いのが実情だ。
論争は不発だが、同構想をめぐる火種はくすぶったままだ。野党会派からの批判をかわすため、県は追加支援29億円のうち金融機関への返済分約21億円について、複数社による後継企業の枠組みが決着するまで執行を凍結することを決定。新知事は次期県議会で、この執行停止中の予算への対応を迫られる。ただ、震災で企業の投資意欲が減退するなど、後継企業の枠組みや業績見通しに不透明な部分もある。
県が2001年に同構想を産業政策の柱に据えてから10年。現地・六ヶ所村では、当初膨らんだ期待が今は失望に変わっている。村幹部は知事選での各候補の訴えをこう見る。「論争と呼ぶにはあまりにお粗末で、構想後の方向性が見えてこない」
クリスタルバレイ構想
六ヶ所村のむつ小川原開発地区に、最先端の液晶関連産業を集積させる計画。企業誘致策の目玉として、県の外郭団体が89億円を投じて「貸し工場」を整備したが、2010年に進出企業が経営破綻したことで投資が回収不能に。金融機関への一括返済金など約29億円を県が肩代わりし、将来的には事業を継承する企業からのリース料で回収するとしている。企業にとって初期投資を抑制できるなどのメリットがある貸し工場は、「全国初の制度」(県)として注目を集めた。県はこのほか、進出企業への優遇策などとして00〜10年で計46億円(国費33億円)を投じている。
(2011年6月2日 読売新聞)
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2011/06/16515.html
ニュース2011/6/2 木曜日
業界団体 対応に苦慮/知事選
任期満了に伴う知事選(5日投票)は国政の主導権争いも絡み、現職三村申吾候補(55)を推薦する自民党と、新人山内崇候補(56)を推薦する民主党の対決を軸に終盤戦に突入している。ただ、民主政権の退潮著しい政治情勢を踏まえ、県内の業界団体でも民主党と友好関係にありながら自主投票とした団体がある他、最近の国政選挙では自・民両党候補を推薦したものの、今回は現職だけを推薦する団体があるなど、対応に苦慮している。
民主党と友好関係にある連合青森(石田隆志会長)。3月に自主投票を決めたが、産別レベルでも自主投票
が目立つことから、石田会長が組合員に棄権することがないよう異例の呼び掛けを行った。
連合側は「投票行為の低下は良くない」と呼び掛けの理由を説明するが、一部関係者からは「投票に行くことによって、民主党推薦候補に入れてくれるかもしれない」と本音が漏れる。
県医師連盟(斉藤勝委員長)は前回選、前々回選に続き、三村候補を推薦する。山内候補からも推薦願が提出されたが、斉藤会長は同候補が当初打ち出した政策に医療の営利産業化を招く恐れがあるとした。
青森市医師連盟の委員長時代には、衆院選の民主党候補を推薦した経験がある斉藤委員長は「民主党と決別したわけではないが、菅直人首相も医療の産業化を平気で口にする。このままでは危険だ」と政権への不信感を訴える。
一方の県建設業協会(杉山東幹会長)は長らく自民党を支援してきたが、昨夏の参院選では政権にも配慮し、自民、民主両党の候補を推薦した。しかし今回の知事選については迷うことなく三村候補の推薦を決定。協会側は「三村氏は公共事業に理解がある。必ずしも国と連動しなくても、知事に予算獲得を頑張ってもらえばいい」と強調した。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000831106010001
原発不安、口重く 現場から−下北半島
2011年06月01日
ある候補の演説には、原子力関連施設で働く作業員や幹部が大勢集まった=六ケ所村
「安全だって言うから信じていたんだけど」
「でも、私ら仕事もらえたの、原発のおかげでないの?」
5月下旬の東通村。公共施設で草刈り中の日雇いの女性5人が談笑を始めた。だが、記者が名前や年齢を聞こうとすると、5人の顔がこわばった。「原発のこと話したと知れたら、会社に迷惑をかけてしまう」
原発や関連施設が集積する下北半島。福島第一原発の事故で住民の不安は高まる。だが、多くは口をつぐんだままだ。
むつ市の電気工事会社の社長(61)は、仕事の9割を原発関連など村で受注してきたという。「仕事が減ってもいい。安全が確認できるまで原発建設は中断した方がいい」と社内では語っている。ただ、外部には言わない。「村ではなかなか理解されない」
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原発を1基誘致すれば、県や周辺市町村に入る電源三法交付金は50年で1384億円。立地市町村への固定資産税は20年で244億円。国などが示すモデルケースだ。漁業補償金や関連工事の地元発注もある。
「原発の恩恵は計り知れない。めざせ東海原発、めざせ福島第一だった」。東通村で原発誘致にかかわった元村総務課長(66)は振り返る。
退職後の1999年、原発建設の作業員を当て込んで予定地近くでコンビニ経営を始めた。今年1月に東京電力1号機の建設が始まると、客足は1日100人から500人に伸びた。だが、工事中断で元に戻った。
知事選では、東通の原発4基計画を見直すと訴える候補もいる。元課長は「4基ならメンテナンス業者が常駐してくれる。1基や2基ではたまに業者が来るだけ」。昔の寒村に戻ってしまうことを心配する。
「村では、いま反対も賛成も言うことはタブー」。このコンビニの女性店長(62)の口は重い。自宅で東通原発と大間原発から半径20キロの円を下北半島の地図に描いてみた。「逃げ場がない。海に逃げるしかない」。新しい知事には、身近に原発を抱える恐怖をわかってほしいと思う。
■ ■
5月下旬、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場がある六ケ所村の役場前で、候補の一人がマイクをにぎった。「核燃依存から抜け出します」。聴衆はいなかった。
村に入った電源三法交付金は81〜2010年度で388億円、県内40市町村で最高額だ。近くで居酒屋を経営する女性(44)は「原燃さんがいて村が成り立っている。今さら脱核燃なんて無理」と話した。
使用済み核燃料のリスクは、福島の事故で初めて知った。実際に放射性物質が漏れたらどうなるのか。店で話題になった時、常連客に「野菜は洗えば大丈夫」と言われ、「今さらあたふたしてもしかたがない」と考えないようにした。
2日後、村役場前で別の候補が演説に立ち、原燃の社長や幹部、建設会社の作業員ら約400人が集まった。候補は原子力政策の推進を明言しなかった。しかし、応援演説した村長らは「核燃サイクル事業を着実に推進する」と相次ぎ訴え、さながら推進派の集会のようだった。(別宮潤一)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000831106020001
現場から−ハローワーク
2011年06月02日
相談窓口の電光掲示板には、順番を待つ人の番号が途切れなかった=5月26日、青森市のハローワーク青森
5月26日、青森市のハローワーク青森で、市内の男性(56)が求人情報の張り紙をのぞき込んでいた。給与よりも先に、経験や年齢などの条件欄に目がいく。「パソコンの基礎知識がある方」「50歳まで」……。どちらも満たしていない。「門前払いさ。申し込むこともできない」
男性は昨夏、持病の腰痛の悪化で、長く勤めた電気工事会社を解雇された。昨秋からハローワークに通い始めたが、希望する事務や営業職は条件も倍率も高く、面接にたどり着くことすらできない。「働けるのに働く場所がない。お先真っ暗だ」と嘆く。
有効求人倍率が全国40位台に低迷する県内の雇用状況は、3月11日の東日本大震災でさらに悪化した。青森労働局によると、3月の有効求人倍率は前月を0・09ポイント下回る0・39倍。震災後、観光やサービス業で求人取り消しも相次ぐ。
男性にとって仕事探しは、「命をかけたイス取りゲーム」だという。
◆施策747億円
県は今年度、企業誘致や中小企業への支援に574億円を計上。さらに、短期雇用の受け皿を増やす雇用創出対策事業には、震災対策も含め173億円をつぎ込んだ。
県の統計によると、有効求人倍率は2008年のリーマン・ショックで悪化した後、全国平均を上回るペースで回復した。県労政・能力開発課の佐藤俊課長は「施策の基本的な方向は間違っていないと信じている」と力を込める。
知事選でも、雇用問題は大きなテーマだ。「学生への就労支援」「国の交付金の活用」「地元企業と農林水産業の支援」など、様々な対策が語られている。
だが、職探しの現場で、求職者の反応は冷ややかだ。
「日々緩やかに坂を下っている感じ」。ハローワークに週2回通う青森市の女性(51)はあきらめ顔でつぶやく。
女性は3月まで、パートタイムで販売の仕事をしたが、時給は県の最低賃金と同じ645円。一緒に暮らす妹と年金暮らしの父を支えてきたが、一日三食を満足に食べることもままならず、パートを辞めた。
「せめて時給が700円あれば。雇用を増やしても、働いても食べていけない賃金では意味がないでしょ」。行政には求人倍率ばかりでなく、賃金上昇にも目を向けてほしいと願う。
◆若者が流出
県の人口は昨年、5年ごとの国勢調査で55年ぶりに140万人を割り、137万人台に落ち込んだ。若者の流出が止まらないことが一因だ。
経理の専門学校に通っていた青森市の男性(21)は昨夏以降、県内大手8社の面接を受けたが、内定を得られないまま。今春、専門学校を卒業した。「地元で働きたい」と今もハローワーク青森に通い続ける。
職探しを続ける友人の中には、地元を離れる動きも出始めた。「これ以上親に迷惑をかけられない」と焦りが募る。故郷で働くことを諦めてはいないが、「県の支援策の効果はまだ見えない。今は自分で頑張るしかない」。(藤原慎一)
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http://mytown.asahi.com/areanews/aomori/TKY201106030402.html
生活入り込む原子力マネー 最新鋭救急車・三セク鉄道も
2011年6月4日
小泊消防署の高規格救急車の後ろには、核燃料サイクル事業関連の助成金で購入された説明書が張られていた=中泊町
青森県は「原子力受益先進県」だ。三村県政の8年間で、県と市町村に入る電源三法交付金は30億円以上増え、全国最高水準に。福島第一原発事故が収束しない状況で知事選が行われているいま、身近な暮らしに入り込む原子力マネーの実態を見た。
津軽半島の日本海に面した人口3千人ほどの漁師町、中泊町の小泊地区に2年半前、高規格で最新鋭の救急車が導入された。「ここには絶対に必要」と小泊消防署の救急救命士、荒関勝幸さん(48)は話す。
救急病院へは車で40分。一刻を争う搬送に、心肺停止で使う電気ショックや気道挿管の装置は重要だ。町によると「救急車の効果で生還した」という明確な例はまだないが、荒関さんは「心電図の病院への電送など、的確な治療に役立っている」と断言する。
「いい救急車が来たのは知ってます。ありがたい」と鮮魚店を営む女性(65)は言う。だが、救急車の購入費3千万円のうち2千万円が「むつ小川原地域・産業振興財団」の助成であることは知らなかった。
女性は今、原発事故で不安を募らせる。知事選でも、脱原発の主張に少し、ひかれている。その原子力業界からの身近な恩恵を知り、「何とも言えねぇな。難しい」とうつむいた。
財団よりはるかに大きな財源が、電源三法交付金だ。昨年度、県内に130億円が入った。
東北新幹線の東京―新青森の全線開業も、交付金の恩恵を受けている。
新幹線を青森まで通す条件は、並行する東北線のJR東日本からの経営分離だった。県は、三戸町の目時駅から青森駅までの線路や駅をJRから計108億円で購入し、第三セクターの青い森鉄道に運営を任せた。経費のうち50億円が、電源三法交付金だ。
県によると、県内に入る電源三法交付金は13年間で倍増した。昨夏着工したむつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設、6年前に営業運転を開始した東通原発1号機……。原子力関連施設が増え続けているためだ。
この他、県は六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場に運び込まれる使用済み燃料などに課税。税収は毎年100億円を超え、県税収入の1割を超える。
三村県政の初期は8千億円超だった県の一般会計(当初予算ベース)は、今は7千億円弱。縮む財政は、原子力マネーへの依存度を高める。
知事選で山内崇氏は「新設凍結」を、現職の三村申吾氏は「県独自で検証」を、吉俣洋氏は「脱原発」を訴える。新知事の原子力政策は、将来の資金的恩恵とリスクの多寡を、決めることになる。(長野剛)
◇
〈県内の原子力マネー〉 「むつ小川原地域・産業振興財団」は、電気事業連合会の出資で1989年に設立。電事連の資金を県内全市町村や市民団体に分配するもので、2009年度は6億5千万円が提供された。全国でも、核燃料サイクル施設のある青森県だけの独特な存在だ。
電源三法交付金は、電力会社の税金を国が主に原子力施設の立地県や市町村に分配する。大半を占める電源立地地域対策交付金では、09年度に最も多く受け取ったのは福島県の145億円。新潟県、福井県と続き、青森県は124億円で4番目に多かった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000035-mailo-l02
暮らしどこへ:’11知事選/1 関心高まる原子力政策 /青森
毎日新聞 5月25日(水)10時56分配信
◇「恩恵」と「不安」のはざまで
「今のように原発に関する情報があふれていたら施設建設は反対していた」。下北半島で特産品の販売事業を手がける60代女性は語り始めた。
東京電力福島第1原発事故でメルトダウン(全炉心溶融)が起きていたと判明。使用済み核燃料が原発に多数貯蔵されていた実態を菅直人首相が問題視した。そんな報道のたびに「地元で同じことが起きたら。青森に使用済み燃料が運ばれてきたら」と不安が募る。
それでも、「原子力施設をなくせとは言えない」。地元とは切っても切れない関係になっているからだ。
下北半島の自治体には、「核燃マネー」と言われる電源三法交付金が国から毎年支給される。東通村では今年度予算の実に45%、六ケ所村でも18%を電源交付金が賄う。
経済効果も大きい。県によると、六ケ所村の再処理工場は85〜09年度の就労者の6割、延べ約937万人が地元雇用。建設工事の発注総額約2兆8302億円のうち17%を地元企業が受注した。女性も、事業者の手を借りて販路を拡大しており「正直助かっている」と打ち明ける。
原子力施設は県財政も潤す。県が独自に事業者に課す「核燃税」は今年度の税収総額の13%、約156億円に上る。電源交付金も約39億円。県道整備や県立高改修などの重要な財源だ。
電力消費の面からも「原子力依存」の実態がある。青森は、風力発電の導入量全国一で火力や水力発電所もあるが、東北電力によると、昨年度の県内の消費電力は89億キロワット時。東通原発(発電量82億キロワット時)が大部分賄う計算だ。
「原発にどんな考えを持っているかが投票の一番の基準」(70歳女性)など、有権者の原発への関心は高い。とりわけ施設近くの住民には、安全対策が最重要テーマだ。民主党の岡田克也幹事長は14、15両日、再処理工場や大間原発を訪れ、福島原発事故後に急きょ導入された非常用発電機などを視察。非常時の住民の避難道路について、「津波や地震があったら使えなくなる」と不備を指摘した。
例えば六ケ所村泊地区では、横浜町へ抜ける県道179号が11月から5月には雪で閉鎖となる。福島の避難状況を見た住民からは「半年間は使えない道で、事故が起きたらどうやって逃げればいいのか」の声が漏れる。
「安心して暮らせる町をつくってほしい」。女性はこれまでになく候補者選びに慎重だ。【山本佳孝】
◇ ◇
3人が立候補した知事選では産業・雇用策や医師不足、震災復興など目白押しの課題への対策が争点だ。6月5日の投開票を前に各課題の現状を探った。=つづく
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■ことば
◇下北半島と原子力
下北半島では05年、東北電力東通原発1号機(東通村)が稼働。08年に電源開発大間原発(大間町)、今年1月には東京電力東通原発1号機(東通村)が着工した。さらに2基の計画もある。一方、むつ市に使用済み核燃料の中間貯蔵施設、六ケ所村に再処理工場など、核燃料サイクルの国策を担う全国の中核施設建設が進む。
5月25日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000036-mailo-l02
暮らしどこへ:’11知事選/2 動き止めた貸工場 /青森
毎日新聞 5月26日(木)11時6分配信
◇瀬戸際の判断問われる
風力発電の巨大な風車が回るのどかな森に囲まれた六ケ所村むつ小川原地区。工業団地として造成された広大な空き地の中央に、人影のまばらな約1万平方メートルの工場が建つ。県の産業政策の柱「クリスタルバレイ構想」に基づいて造られた「オーダーメード貸工場」だ。動きを止めた工場で今、精密機器製造用の「クリーンルーム」を維持する電気代がかさみ続ける。
構想は「成長が見込める産業」として01年、県の有識者会議が液晶産業を選定。全国の一大拠点化して、低迷する県内経済の起爆剤とする計画だった。ところが、誘致は思うように進まず、かろうじて進出した「エーアイエス」など2社も、リーマンショックによる不況や円高が直撃して相次いで破たんした。
「突然のことで予期していなかった」と、六ケ所村の沼辺正剛商工観光課長は当時の状況を話す。村内では一時約80人が失業した。しかし、液晶産業は既に4〜5年前には韓国や中国を相手に泥沼の安値競争に突入していた。
「なぜ青森でFPD(薄型液晶ディスプレイ)事業なのかが見えなかった」と機械振興協会経済研究所(東京都)の近藤信一研究副主幹は指摘する。材料供給や製品出荷に不可欠な道路や空路が他県より貧弱で、進出企業が利益を上げにくい分野だったと分析する。
貸工場は、県の外郭団体「21あおもり産業総合支援センター」(21財団)が進出企業の要求通り建設し、賃料で賄う計画だった。進出企業の破たんで21財団は借入金を返済できなくなり、県は3月、救済のため約29億円の融資を予算案に盛り込んだ。
エー社の事業継承を決めた六ケ所村の廃棄物処理会社に、活路を見いだした形だ。県工業振興課の葛西崇課長は「このまま(操業を)止めれば、工場維持などで年間25億円かかる。生産を再開させて回収した方が県の負担は少ないと判断した」と説明する。
しかし、ノウハウがない地元企業で経営は成り立つのか。構想自体の検証も不十分で、追加融資にはリスクが伴う。予算案は可決したものの、議員の厳しい追及があり、融資は執行停止したままだ。
「施設建設など公共事業型の開発は限界がある。人材育成などのソフト事業をどう開発するかが課題」と青森公立大の天野巡一教授(自治体政策論)。産業振興の「一発逆転」となるか、泥沼の県費支出につながるのか。瀬戸際の判断が問われている。【神崎修一】=つづく
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■ことば
◇クリスタルバレイ構想
木村守男前知事時代の01年策定。「世界的FPD研究都市」などを最終目標とし、100ヘクタールの工業団地を整備、液晶工場など10〜15社を誘致して5000〜6000人の雇用を見込んだ。県は10年までに13億円を投入したが、誘致できたのはエーアイエスと東北デバイスの2社(いずれも破たん)のみ。しかし県が3月公表した報告書では「58億円の経済効果があり、延べ1354人の雇用を創出した」としている。
5月26日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110527-00000077-mailo-l02
暮らしどこへ:’11知事選/3 リンゴ農家存亡の危機 /青森
毎日新聞 5月27日(金)12時15分配信
◇値崩れにTPP追い打ち
リンゴの花が満開となった5月中旬。田舎館村のリンゴ畑が集まる一帯に、雑草が生い茂り、リンゴの切り株だけが残る土地が点在していた。「ここ数年リンゴ作りをやめる農家が増えている」。花のつみ取り作業をしていた平沢健三さん(62)が寂しそうに言った。
平沢さんは専業農家の6代目。妻(59)、三女(26)と3人で水田1・9ヘクタール、リンゴ畑1・3ヘクタールを耕作し、約40年間生計を立てている。この間、消費者のコメ離れや農産物の輸入増加で生活は厳しさを増してきた。90年ごろ600万円を超えていた所得は約半分に減った。リンゴ貯蔵用の冷蔵庫や稲作用のトラクターなど機械化の投資が重くのしかかる。
豊かな自然に恵まれ、リンゴやナガイモなどの生産量が全国トップの青森県。しかし、国の統計によると、90年に3270億円だった県内の農業産出額は09年には2664億円に減少。07年の一戸当たりの農業所得は186万円、兼業の農業外所得を含めても298万円にとどまる。
高齢化も深刻で60代以上の就業者が半数を超える。所得減は後継者不足の一因にもなっている。平沢さんも、三女が将来結婚する相手が農業を継がなければ、農地を貸すことも考えるという。「食べていける所得がなければ、継いでくれとは言いづらい」
平沢さんは所得確保のため、95年ごろから仲間とコメの通信販売を始めた。通常の流通経路より2、3割高く売れていたが、最近は価格が下落ぎみだ。
生産量の2〜5割を占める加工用リンゴも値下がりが著しい。90年の果汁輸入自由化以前は20キロ当たり約1500円だったが、5年ほど前、約50円にまで落ち込んだ。「リンゴ代ではなく輸送費だと業者に言われた知人もいる」。出荷するだけ赤字になると、山に穴を掘ってリンゴを埋めた農家もいるという。
政府が参加を検討する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)も将来の不安材料だ。農林水産省は、高関税に守られているコメが大きな影響を受けるとみているが、外国産の果汁輸入がさらに増える可能性も高い。
県は農業振興のため販路開拓に力を入れてきた。日本の輸出リンゴの約9割は青森産。09年産は台湾などに約2万トンも輸出された。ブランド力がある生食用リンゴなら国際競争にも耐え、「輸出が増えれば国内の値崩れも防げる」と平沢さんは期待を寄せる。それだけに、担い手を守ってほしいのが実感だ。平沢さんは訴える。「価格と所得を一体で保証する仕組みを考えてほしい。このままでは生活保護をもらうしかない」【高橋真志】=つづく
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■ことば
◇環太平洋パートナーシップ協定(TPP)
シンガポールなど4カ国間で06年に発効した貿易・投資などの自由化協定。原則10年以内にほぼ100%の関税撤廃を目指す。米豪など5カ国も加わり新たな枠組み交渉が続いている。農水省は10年10月、安価な農産物の輸入増で国内農業生産額(約10兆円)の4割が失われると試算。政府は6月までに参加の是非判断を予定していたが、震災で先送りされた。
5月27日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000059-mailo-l02
暮らしどこへ:’11知事選/4 医師不足にあえぐ県西部 /青森
毎日新聞 5月28日(土)12時52分配信
◇過疎地待ったなし
「病院運営はぎりぎりの状態が続いている。明るい見通しはない」。鰺ケ沢町立中央病院の佐藤薫事務長は険しい表情で言い切る。
同病院は「へき地医療拠点病院」だが、常勤の医師は内科1人、外科2人しかいない。診療科は内科、外科を含めて合計8科。昨年度の外来患者は1日平均251人。弘前大からの派遣など、非常勤医師25人で何とか回している状態だが、整形外科や耳鼻科は週2回午後のみ、婦人科は週1回だけだ。
ひざや腰の痛みで長年、整形外科に通っている同町舞戸町、無職、斉藤スヱさん(84)は「1人暮らしだし、急に激痛があった時には困ってしまう。五所川原市まで行ければいいけど、それも無理なので」と訴える。
09年度の同病院の不良債務は約2億4000万円。常勤医が9人いた02年度は黒字だったが、7人に減った06年度には不良債務が発生した。
病院経営では、入院患者の病床稼働率が70%を超えないと採算が合わないとされる。同病院では病床数100床のうち、入院患者は現在40人弱で稼働率はかなり低い。佐藤事務長は「常勤医が少ないと、多くの入院患者を診ることができない。常勤医の確保が経営上は最も重要だ」と説明する。
医師不足にあえぐこの地域の6市町は「つがる西北五広域連合」をつくり、ひとつにまとまって自治体病院の機能再編に取り組んでいる。五所川原市に中核病院を新たに整備し、鰺ケ沢町立中央病院と公立金木病院は後方支援として、中核病院からの急性期後の患者を受け入れる、などといった構想だ。
広域連合の寺田建夫事務局次長は「現在はこの地域の自治体病院はどこも常勤医が足りず、余裕のない運営が続いている。このままでは患者へのサービスも低下してしまう。奈落の底に落ち込んでいく事態に歯止めをかけたい」と期待する。
県は医師会などと協力して04年から、医師不足の要因を分析。その結果、(1)県内出身の医学部進学者が少ない(2)へき地が多く若い医師が勤務を嫌がる(3)卒後の臨床研修先の自由化で大学の医師派遣機能が低下している−−などの実態が分かった。県は卒業後に一定期間県内で勤務すれば返済を免除する医学生の修学資金制度を設けるなど、さまざまな施策を行ってはいるが、医師不足解消にはまだ時間がかかりそうだ。
一方で、高齢化は猛スピードで進み、県西部の過疎地域は待ったなしの状況に追い込まれている。即効性のある対策が切望されている。【吉田勝】=つづく
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■ことば
◇医師不足
県医療薬務課によると、鰺ケ沢町を含む西北五地域の人口10万人当たりの医師数は97・5人で、全国平均212・9人の半分にも満たない。他の青森、下北、上十三、八戸の各地域も全国平均を下回っているが、西北五地域は県内でも医師不足が際立っている。弘前大のある津軽地域だけが267・8人で全国平均を上回っており、県全体では、08年12月末現在で全国ワースト5位となっている。
5月28日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000025-mailo-l02
暮らしどこへ:’11知事選/5止 震災で求人が大幅減 /青森
毎日新聞 5月29日(日)10時56分配信
◇「高齢者にも仕事を」
「全然見つからねえよ」。ハローワーク八戸前で26日夕、無職男性(62)がため息をついた。
男性は独身で八戸市内のアパートに1人暮らし。30代後半から約30年間、出稼ぎ生活を続けてきた。契約期間の半年間は県外で働き、市内の自宅アパートに1カ月ほど戻ると、翌月には再び県外へ働きに行く。その繰り返しだった。
01年からは愛知県内のガラス製造工場で、車の窓用のガラス加工に携わってきた。一枚一枚を丹念に見ながら不純物やゆがみがないか検査する。確かな技術は高く評価され、若手の技術指導も任された。「若い者にはまだ負ける気がしない」と自信をのぞかせる。
昨年11月に契約が満了し、八戸市に帰ってきた。いつものように翌月、また愛知に行くつもりでいた。ところが12月になっても契約の電話がかかってこなかった。「車業界も不況。発注が少なくなったんだとさ」
何とか越年し、1月からハローワークに週2、3回通い始めた。ガラスやテレビの液晶にかかわる仕事を探している。だが、年齢が壁となって、条件に見合う仕事が見つからない。
追い打ちをかけたのが、東日本大震災だった。国内経済が打撃を受け、ますます仕事が見つからなくなった。青森労働局によると、県内では20日現在、158事業所が1027人を解雇したり、解雇を予定している。ハローワーク八戸管内(八戸市、三戸郡)が111事業所で543人と最も多い。
4月中旬、1週間で100人を超えていた県内の解雇・解雇予定者数は、今月中旬には14人に減った。労働局は企業の人員整理が一巡したとみる一方で、「休業で持ちこたえている企業の資金繰りが悪化すれば、今後新たな解雇者が出る」と懸念の姿勢を緩めない。
好転の鍵を握るのは求人数だが、2月の7280人から、震災が起きた3月には6676人に落ち込んだ。労働局は「経営が厳しさを増し、企業は雇用に慎重になっている。景気が回復しても求人数が戻るには時間がかかる」と予測する。
男性はこれまでアパートの家賃5万円を一度も滞納したことがなかったが、1月からは払えずにいる。事情を知った家主は待ってくれるが、仕事が見つかる気配はない。給付された失業保険も残りわずかとなった。100円ショップでパンを買って少しずつ食べ、食費を切り詰めている。
「年金がもらえるまであと3年。それまでどうにかしのがないと。高齢者にも最低限の生活ができる仕事を与えてほしい」。男性は今回、生まれて初めて知事選の投票に行くつもりだ。【山本佳孝、高橋真志】=おわり
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■ことば
◇震災後の解雇
震災後の県内の解雇・解雇予定者の業種別内訳は、建設業49社155人▽宿泊・飲食業32社408人▽製造業28社210人−−など。震災直後は工場や出荷設備に被害を受けたり、部品納入先が操業を停止した製造業で多かった。不要不急の出費を抑えたり、外出を自粛するムードの高まりを受け、最近は宿泊・飲食業で増加傾向にある。
5月29日朝刊
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0520.html
2011年5月20日(金)
■’11知事選 現場の目
原発と避難道路(下北半島)/「海に逃げるしかない」迂回路なく住民不安
建設途中の電源開発・大間原発(手前)。北側(奥)約1キロに住宅地が広がる=3日、共同通信社ヘリから
本州最北端、マグロで一躍有名になった大間町。晴れた日には津軽海峡を挟んで函館市が見える。下北半島を縦断する国道279号の起点は函館市にあり、海の国道と呼ばれるゆえんだ。ここから南へ数キロ離れた地点に、電源開発が建設中の大間原発がある。「万が一、大津波が押し寄せたら」「原発事故が発生したら」−果たして逃げられるのか。東京電力・福島第1原発事故は、地域住民にも衝撃を与えた。
大間町、風間浦村、佐井村の北通り地区は、以前から交通アクセス基盤の脆(ぜい)弱さが叫ばれてきた。唯一の基幹道路・国道279号は、海岸沿いに張り付く集落に入る度に道幅が狭くなる。
「ここを工事車両の大型トラックが頻繁に走るんだよ。今は工事が中断して、さっぱりだけどね」。風間浦村易国間地区の住民が苦笑した。工事とは大間原発のことだ。進捗(しんちょく)率は工事が止まる前で約37.6%。原子炉建屋の工事も着々と進んでいた。
震災発生時に大津波警報が発令され、国道は通行止めに。住民の生活は大きな影響を受けたという。
もし、大津波が大間町周辺を襲い、同時に、福島と同様の事故が大間原発に起きたなら−。国道279号と、大間港近くで接続する国道338号が寸断されると、町の一部は孤立状態に陥る。「そうなったら、海に逃げるしかないんだ」。冗談ともつかぬ言葉で語る住民の目は笑っていなかった。
国道279号ではこれまでも度々、落石事故が発生、けが人も出ている。2005年4月には大規模な落石で21時間も通行止めになった。海沿いの道路にはほとんど迂回(うかい)路がないのが実情。冬季になると通行止め箇所もあり、ますます条件は厳しくなる。
15日、大間町総合開発センター。大間原発を視察に来た民主党の岡田克也幹事長と下北地域5市町村長が意見交換会を開催した。地元議員からは「県は何もしてくれない」と、いら立ち交じりの声が上がった。
「日本のエネルギー基地の一翼を担うこの地域に、避難道路が1本しかないのはいかがなものか」。佐井村の太田健一村長は、危機感を込めて語る。政権与党と県政与党のねじれがある中、しかも知事選を目前にしながらも訴えずにはいられなかった。
大間町の漁業男性(60)は語る。「もともと原発は必要ないと思っているが、どうしても進めるなら国道並みの避難道路を造るべきだ。そうでないと原発工事は認められない」
避難道路の整備を求めるのは再処理工場などを抱える六ケ所村なども同様だ。隣接する横浜町の主婦三山好美さん(62)は「国道279号だけだと渋滞してしまい、早く逃げるのが難しい。行政側は対策をしっかりしてほしい」と訴える。
大間原発周辺の避難道路整備について、県は本年度から10年かけて県道薬研佐井線の改良工事を行う。県エネルギー総合対策局の阿部耕造局長は「何もやってこなかった訳ではない」と釈明。今後も「原発が立地する14道県と話し合い、国に強く働きかけていく」と強調した。
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/国対策を基に県計画見直す 国が福島第1原発事故の検証を踏まえて示す安全対策に基づき、県の防災計画を見直す。原発の安全対策を最優先とし、防潮堤整備など短期的対策を行った上で、中長期的な対策として避難道路整備の道筋を示していく。
三村申吾氏/災害応急対策長期化に対応 防災対策を充実すべき地域の範囲拡大、災害応急対策が長期化することへの対応等、地域防災計画の修正が必要。見直しの際には、原子力施設の立地周辺地域を中心とする避難道路の整備・確保についても検討する。
吉俣 洋氏/核燃・原発から撤退を前提に 核燃、原発からの撤退計画と自然エネルギーへの転換を図ることを前提に、今の防災計画を大地震による原子力災害が起こることを想定したものに変える。防災エリアの拡大やヨウ素剤の家庭への配布なども整備する。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0521.html
医師不足/「もし何かあったら…」産む不安、診る側も不安
午前7時からの受け付け開始を待つ患者=13日、鯵ケ沢町立中央病院
午前7時前。まだ薄暗い鯵ケ沢町立中央病院で、受け付けを待つ人影があった。
補助車を押す工藤タミエさん(88)は午後1時半から始まる整形外科外来を待っていた。腰が痛むので、じっと座って待っている。昼食のおにぎりを抱えて待つ。「医師が少なくても、この病院の存在はありがたい」
70歳の男性は「医師に安心の言葉をもらいたいんだ」と、長時間待つ理由を語った。
この日は、内科患者の多さが目立った。89歳女性が説明した。「(町内の開業医の)小杉先生がこの間、亡くなったでしょ。その影響が出ているのではないかしら」
西海岸の医療拠点は今なお、医師不足にあえいでいた。
整形の常勤医は2007年10月から不在。10年11月には内科医1人が辞めた。現在、内科1、外科2の常勤3人体制。「近年では最も少ない」(病院事務局)。
弘前大や県病(青森市)などの非常勤医が外来を支援しているが、常勤医が少ないと入院は制限せざるを得ない。稼働可能なベッド70床(条例上は100床)に対して入院患者は40人弱。3階の病棟は休止状態。
内科に通う女性(83)はつぶやいた。「三村知事は前の選挙で、ここで100人入院できるようにすると言ったけど…」
県は05年、良医をはぐくむグランドデザインをつくり医師不足対策に力を注いできた。
中・高校生に医師の道を目指す動機付けを行い、研修医が県内で働いてもらうように「魅力ある環境整備に努めてきた」(県医療薬務課)。
その結果、本県出身の医学部合格者は04年の42人から倍増。今春、県内で研修を始めた新人医師は70人と過去最高となった。県が調整役となって県内へ招いた医師は03年以降、28人に上った。
しかし、「医師の絶対数がまだ足りない。自治体病院を辞める医師の分を埋め切れていない。対策の成果が出るのはこれから」(佐藤敬・弘前大学大学院医学研究科長)と指摘する声は少なくない。
特定診療科の医師不足は深刻だ。例えば産婦人科。
七戸町の民間クリニックは昨年11月から一時分娩(ぶんべん)を休止。十和田中央病院の産婦人科医は今年5月から不在となった。相次ぐ休診と被災地からの「飛び込み受診」が重なり、市立三沢病院の分娩数は1.5〜2倍に膨れ上がった。同病院の丸山英俊医師(産婦人科)は語る。
「もし自分に何かあったらどうなるのかと考えることがある。上十三の産科医療は崩壊の危機と隣り合わせ」
妊娠8カ月の女性(30)=三沢市=は「友達は八戸の産婦人科まで通っています。何かあったら、どうするのでしょう。私も次の子のことを考えるとすごく不安」と、おなかをさすりながら語った。
ベッド稼働率100%の県病産婦人科。遠方からの患者が増え、入院期間を短縮せざるを得ない時もある。上十三の妊婦が車で県病にたどり着く前に出産してしまう「車中分娩」も発生している。
「産婦人科では医師不足対策の成果は見えていない」と語る佐藤秀平・総合周産期母子医療センター長。「少ない診療科の医師を支え、育てる仕組みがもっとあってもいいのではないか」と訴えた。
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/地域間連携深め医療全体底上げ 自治体病院の専門性を高め、地域間の連携を深めることで全体として医療全体の底上げを図る。医療機器や医薬品の研究開発に対して、税の優遇制度を図るなどして雇用を創出。医師が住みたくなる地域にしていく。
三村申吾氏/研修医確保に力勤務環境を整備 成果が表れてきている「良医を育むグランドデザイン」をさらに強力に進めるとともに、即戦力として期待できる後期研修医の確保や女性医師をはじめとする医師の働きやすい勤務環境の整備などに力を入れる。
吉俣 洋氏/医師数抑制改め計画的増員図る 深刻な医師不足は、政府、財界の「医療費削減」路線に要因がある。医師数抑制を改め、計画的な増員に向け医学部定員増と地域への定着を図る。地域医療支援中央会議の機能強化で医師派遣システムを確立する。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0523.html
ホタテ復活願う漁業者/収入源失い厳しい生計「来年の水揚げ期待」
母貝として残しておいたホタテを出荷するために引き揚げる秋田さん。「母貝としての役割は果たした。後悔はない」と言う=18日、横浜町鶏沢沖
どんよりとした曇り空が、うっすらと白み始めるころ、横浜町鶏沢の漁業秋田正明さん(46)は、父親から引き継いだ「南生丸」(全長15メートル)のエンジンに火を入れた。鶏沢漁港から沖合数キロにある陸奥湾内のホタテガイ養殖漁場を目指す。18日は風が強く海は荒れ模様。午前5時前に出航し、約20分かけてポイントに到着すると、養殖ロープを引いて、耳づりのホタテを船に引き揚げ始めた。昨夏の猛暑が引き起こした高水温によるホタテ大量死で、今年の漁は例年のわずか10分の1。手を動かしながら険しい表情で秋田さんが言う。「借金と、山菜採りでしのぐしかないよ」
下北半島の中間部、陸奥湾沿いに20キロ以上の海岸線を擁する自然豊かな同町は、農林水産業が町の重要な産業だ。漁業者は、ほとんどがホタテを最大の収入源にしている。それだけにホタテ大量死の痛手は大きい。秋田さんの年明けから現在までの水揚げはたったの4トン。例年なら50トンは揚げている。今後の水揚げ予想も5トン程度で、これからどう暮らしていけばいいのか不安だけが募る。
秋田さんは、来年以降の水揚げ回復を目指し、本来なら昨年末から年明けにかけて既に出荷していなければならないホタテの水揚げを見合わせた。春のホタテの産卵期に、できるだけ多くの母貝を海に残しておくためだ。むつ湾漁業振興会や県の指導を受け、陸奥湾のホタテ漁業者が足並みをそろえた。この間、収入がないため、県の低利資金制度を使い700万円弱の借金をした。だがそれも「人件費や船の燃料代で、ほとんど消えてしまうだろう」。ナマコやホヤ、山菜やササの葉など「とれるものをとって、生活資金に充てるしかない」と言う。
県によると、涙ぐましい漁業者の協力もあって、このまま順調にいけば来年以降の稚貝確保にめどがつく状況まで持ち直しているという。春先の低水温で産卵が遅れた2005、06年当時と同程度のラーバ(稚貝に成長する浮遊幼生)が確認されているからだ。「05、06年もホタテ養殖に必要な最低限の稚貝は確保できた。採苗器にラーバがうまく付着し稚貝が順調に育てば、来年の水揚げ量はある程度回復するはず」と宝多森夫県水産局長は話す。
ただ、借金を抱えた漁業者の生活が正常に戻るまでには、まだ時間がかかる。秋田さんは「親として、高校2年の息子の大学進学希望を何とかかなえてやりたいが…」とため息をつく。
大量死が起こるとは夢にも思わず、ホタテの収入を当て込み漁船の更新や高額の機械を買った漁業者もいた。秋田さんは「こういう人に対する特別な手当てがあってもいいのでは」と提案する。
一方で、東日本大震災で行政にこれ以上の支援を求めにくくなった−という声もある。蓬田村漁協に所属する同村広瀬の漁業久慈孝弘さん(51)は昨年、幸いにも水温上昇の前に収入の大半を占める半成貝の出荷を終えていた。しかし、今年半成貝として出荷するはずだった稚貝がほとんど死んでしまい、水揚げは例年の20分の1ほどだった。
ほとんどホタテの収入だけで一家6人の生計を立てているという久慈さんは「今年は借金をして、来年の水揚げに期待するしかない」と語る。行政に手厚い支援を要望したくても、未曽有の大災害の被害者を前にして、声は上げにくい。「今は震災復興優先で、ホタテのことは忘れられているのかも。これ以上県に支援してくれと言っても無駄。自分たちで何とかするしかないよ」
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/行政が支援し生産体制整備 第一に生産体制を整えるため、行政が確実に支援する。さらに生産だけでなく、加工、流通、販売までの公的支援の枠組みをつくる。自然災害の備えとして、共済加入率向上を図るために県の補助復活も検討する。
三村申吾氏/養殖技術開発や複合経営を推進 ホタテガイ養殖を早期に再生するため、親貝確保や加工業対策、漁業者の雇用・経営安定対策などの対策を実施した。今後は、高水温に対応できる養殖技術の開発研究やホタテ以外の魚種との複合経営を推進する。
吉俣 洋氏/猛暑でも可能な養殖の仕組みを 猛暑でもホタテ養殖が可能な仕組みをつくる必要がある。昨年の被害を教訓に、高水温に対応した管理方法を漁業者に普及する。採苗器の適切な投入や複合養殖への技術的指導などを実施し、100億円産業を取り戻す。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0527.html
県立屋内スケート場(八戸)の行方/選手育成へ建設望む一方で財源めぐり戸惑う声も
長根公園スケートリンクで開かれた「結集!はちのへ国体」のスピードスケート競技。施設の老朽化は長年の課題になっている=1月27日
晴れ上がった1月30日、八戸市の長根公園スケートリンク。小刻みに氷面をかむエッジの音が、会場の声援にのみ込まれた。国体少年男子2000メートルリレーは、2位から4位までが0.5秒以内という混戦。本県チームは3位。「結集!はちのへ国体」最終日、スピードスケートのハイライトシーンだった。
長根リンクでの冬季国体開催は通算12回目で、最も多い。多くの名選手を育てたリンクは、パイピング整備から40年以上たち、老朽化が進む。重大な機器故障があれば大規模改修か、建て直すしかないのが現状だ。
スケート場整備は、八戸市がこれまで県への最重点要望事項に掲げてきた。県は、知事選を控えた本年度の予算にようやく調査費約2千万円を計上した。
知事選スタート後の21日、同市内で個人演説会を開催したある候補者は「復興のシンボルとして整備する」と明言。会場から拍手が湧いた。
「国際大会が開ける屋内リンクは、全国で長野と帯広だけ。三つ目が長根にできれば、国内トップレベルの選手が大会や練習で訪れる。経済効果もあるし地元選手の育成に大きな意義がある」
八戸商業高校スケート部監督で、県スケート連盟スピードスケート強化委員を務める仁科恭典教諭(54)は、調査費計上で悲願に一歩近づいたと歓迎する。
市の「県立屋内スケート場建設促進プロジェクトチーム」は、建築面積が約1万8千平方メートルで、400メートルダブルトラックを備えた通年利用施設の構想を描いている。市議会も全議員が早期建設促進を掲げ、建設推進一色だ。
建設費について市は白紙としているが、多くの関係者は約80億円と見込む。国の補助で県が整備し、市も一部を支援するとはいえ、3者の具体的な負担割合や、完成後にどう運営するのかなどの議論は進んでいない。
市内の女性会社員(40代)は「県立施設だということで、市民は財政負担について深く考えていないのかな。建設反対ではないけれど、財政の見通しが立たないまま話が進んでいくのは違和感がある」と指摘する。
同市の女性店主(50代)は「青森市には県立美術館が、弘前市には県立武道館があるのに、八戸市にはない。不公平だからつくってほしい−という市民感情が前に出過ぎでは」ときっぱり。「スケート場をつくることで市民生活がどう良くなるか説明してほしい」と、推進ムード先行の現状に戸惑いを見せた。
八戸商業高校スケート部の本年度の部員はわずか6人。多かった時代の5分の1まで減った。
「氷都をうたう以上、昔のように地元からトップレベルの選手を出したい。できれば私が現役の監督でいる間に、屋内リンクが完成してくれれば…」
仁科教諭は期待を膨らませながらも、冷静に言葉を続けた。「ただ、新しいリンクの運営を考えると、スケート選手以外の市民も活用できるような工夫も必要でしょうね」
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/復興のシンボル整備目指すべき 八戸地域の震災復興のシンボルとして、県による整備を目指すべきだ。インフラ復旧対策を講じた後に復興事業として整備すれば、地域に夢と希望を与える。国体や国際大会の定期開催で、経済波及効果も期待できる。
三村申吾氏/検討状況踏まえ調査事業を実施 これまでの検討状況を踏まえ、現地の状況を調査し、将来の整備に向けた検討を行うため、地質調査、アクセス調査、規模・構造などの検討を行う「屋内スケート場立地適性調査事業」に取り組んでいく。
吉俣 洋氏/必要な施設なら合意を得て整備 県民にとって必要な施設なら県民合意を得ながら整備すべきだ。呼び込み型企業誘致や駒込ダム、新中央埠頭(ふとう)などの不要不急の大型公共事業にメスを入れ財源を確保する。県民合意の方法についても検討する。
長根公園スケートリンクで開かれた「結集!はちのへ国体」のスピードスケート競技。施設の老朽化は長年の課題になっている=1月27日
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0528.html
出生率向上/「お金いくら掛かるか」 子育ての不安消えず
子育て支援センターで触れ合う親子連れ。育児情報や悩みを共有できる場として活用されている=青森市の佃保育園
「ボールがいっぱいだよ」「こっちでお絵描きしようか」 知事選告示日の19日、青森市の佃保育園内にある、市委託の「あおもりふれあい子育て支援センター」室内に子供と母親たちの歓声が響く。保育の日に合わせた一般開放に保育園や幼稚園への入園を控えた0〜3歳児と、母親たち20組ほどが訪れていた。他の子育て支援施設も利用する母親(37)は「同じぐらいの年の子のお母さんたちと知り合えるのがいい」。育児情報を共有したり、時には悩みを相談したり。交流の場で、子供たちを見守るママたちの表情は明るい。
ただ、将来への不安がないと言えばうそになる。「この先どれぐらいお金が掛かるのか。今はまだ実感が湧かないけれど」。1歳6カ月の長男をあやしながらこう話す母親は、妊娠8カ月までフルタイムで働き、出産を機に仕事を辞めた。「週2回ぐらい働けるところを探したい。この子一人では将来かわいそうだし、いずれ2人目も欲しいし」 幼稚園年少の3歳と1歳8カ月の2児の母親(35)は「2人とも幼稚園に行くとなれば合わせて月5万円は掛かる。家計的に厳しいし、下の子は2年保育にしようかと迷っている。いずれ私も働かなければならないかも」。低料金で、いつでも気軽に頼める一時保育施設が、もっと身近にあったら。願いは切実だ。
急激に少子化が進む県内。県は2010年3月に「わくわくあおもり子育てプラン」をつくり、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を、08年時点の1.30より増やす目標を掲げた。しかし、09年は1.26と、逆に過去最低を更新した。
出生率低迷の背景には、出産する女性の過半数が該当する25〜34歳の年齢層の減少や、晩婚・晩産化などいくつもの要因がある。県こどもみらい課の鈴木日登美課長は「産み、育てる環境だけでなく、雇用や経済的な問題、仕事と子育ての両立など課題は多い」と認める。婚姻率の全国下位から脱却するため県が今年乗り出す「婚活」支援も、効果は未知数だ。
「出生率を上げるには、多面的なアプローチが必要」。県立保健大の大関信子教授はこう指摘する。行政の子育て支援について、同教授らが県内の乳児の母親1800人を対象に07、08年に実施した調査では、経済面の施策や地域子育て支援センター設置などが要望と一致した。一方で「冬季の遊び場充実」「産科・小児科増加」など生活に密着した要望や「頑張っていることを認めてほしい」といった、精神面のケアの必要性をうかがわせる声もあった。大関教授は「地域でできることは、赤ちゃんを連れた母親への温かい言葉掛け。さらにそれぞれのコミュニティーで何ができるかを考え、一つずつ実行することではないでしょうか」と語る。
「女性が自分なりの生き方を選択できる時代になったのはいいこと」。NPO法人むつ下北子育て支援ネットワークひろばの小川千恵代表理事はこう言う一方、いざ子供を産みたいとなっても「しんどそうだとか、お金が掛かるとか、現実的な負担感が解消されていない」。
その解消のためには、周囲の理解、社会や家族、特に夫のかかわりがもっと必要だと説明する。そして「産み、育てることが楽しいと思える地域でなければ。子どもと生きることに素晴らしさや喜びを見いだせるよう、中高生ら若い世代への体験の場も増やすべきです」と訴える。
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/若者の雇用安定所得向上が近道 20代男性の雇用を安定させ、所得向上を図り、結婚できる環境を整えることが出生率向上の近道と考える。就職マッチングや技能習得などを担う産学官連携組織を立ち上げ、在学中や卒業後も含めた支援態勢を構築する。
三村申吾氏/就学前医療費や新しい父母支援 安心して子どもを産み、育てることのできる環境を整える。周産期医療システムを充実し、妊婦健康診査未受診の解消を図る。また、就学前児童の医療費支援、新しい父母、ひとり親家庭等への支援を行う。
吉俣 洋氏/経済的な負担を国の責任で解消 誰もが安心して子育てできる環境が必要。保育園から大学まで経済的負担を国の責任で解消する。子どもの医療費無料化は当面、小学校卒業まで拡充。正社員が当たり前の社会、全国一律最低賃金など働くルールを作る。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0529.html
企業誘致・新産業創出/「県の目は中央大手」 地元企業の活性化を
白いワイシャツ姿でパソコン画面を見つめる男性社員=25日、青森市内のIT企業
静かな室内に、精密機器のかすかな電子音と、カタカタとパソコンのキーボードをたたく音が響く。顧客情報を守るため、セキュリティー管理された青森市内のIT企業。空調を切った部屋は、外より幾分暑く感じる。顧客企業向けシステムプログラムを作成する社員たちが、上着を脱ぎ、白いワイシャツ姿でそれぞれ、机の上のモニターを見つめていた。
同社取締役の男性(52)は、地域密着型のITサービス「地域クラウド」に関心を持つ地元IT関係者の一人。地域クラウドは、ここ数年で急速に注目度が高まっている、インターネット経由でソフトウエアを共同利用する「クラウドコンピューティング」(クラウド)の一種。地域の中小企業や商店、農家、NPOなどが簡単に使えて、個別の利用状況に即したサービスがきめ細かく提供される、地域に根付いたシステムだ。
県は2010年度から、六ケ所村のむつ小川原グリーンITパーク内にクラウドのデータセンター誘致を打ち出した。アピールポイントは、年平均9.5度と、精密機器の稼働に適した冷涼な気候と、原子力立地給付金による安価な電気料金。インターネット検索エンジン最大手「グーグル」には「相手にされなかった」(県関係者)が、国内の事業者に対象を広げ、相手を探している。
これまでも、地域クラウドを手掛けたい地元企業は多かったが、ほとんどは、新規で需要予測のつかない分野に多額の投資をするのをためらっていた。それだけに、県内IT関係者たちは「地域クラウドに弾みがつく」と県の構想を歓迎した。
しかし今年4月、データセンター誘致に向けた推進協議会が発足しても、地元IT関係者への説明は一切なかった。IT企業の取締役男性は「県が目を向けるのは中央の大手メーカーばかり。地元が置き去りにされている」と感じる。
このままでは、データセンター誘致による地元活性化どころか、「われわれの顧客を誘致企業に奪われかねない」。失望感が広がる。
県側が誇示する「この8年間で202件の企業を誘致、増設した」という実績は、増設を除くと新規誘致は94社で、このうち12社が既に撤退した。
94社は、情報提供サービスを中心とする非製造業と製造業の割合がほぼ半々。県工業振興課によると、県内の製造業の従業員数のうち、約3割が誘致企業によるもので、県工業振興課の職員は「雇用面でも一定の効果が上がっている」という。
青森市のパサージュ広場を運営する「ピー・エム・オー」の加藤博社長(62)は「不景気の中、これだけ(202件)の数字を残すのはすごい」と評価するが、「若者の雇用が生まれている実感はあまりない」と話す。
液晶産業の集積を目指し県が推進してきた「クリスタルバレイ構想」による誘致数はわずか2社で、いずれも破綻。オーダーメード型貸し工場再活用に関わる県の外郭団体には、多額の税金が投入されている。一方、本県の有効求人倍率は依然として全国最低レベルで、上昇の見通しは立たない。
IT企業の取締役男性は「誘致企業が増えても、われわれへのメリットはほとんどない。地元の活性化にはつながっていない」と感じている。さらに、言葉を慎重に選びながらつぶやいた。「流行分野の企業を単に誘致するのではなく、地元企業を活性化し、強みを生かしていく政策がほしい」
◇
<各候補の主張>
山内 崇氏/県の資源生かし地場産業育てる 農林水産業、医療、エネルギーという青森県に今ある資源を生かし、地場産業に育てる。たとえば医療は、医薬品や医療資材の分野で研究開発の助成や税制面で優遇する「発展先導地域」を県内に設ける。
三村申吾氏/農商工連携進め企業を前向きに 「産学官金連携」と「知的財産の戦略的活用」を基盤に農商工連携を推進し「食産業」をはじめ、医療・健康福祉産業、情報関連産業、環境・エネルギー産業への取り組みを進め、企業マインドを前向きに変えていく。
吉俣 洋氏/自然エネ転換で一大産業を形成 現にある1次産業、中小企業が成り立つように、価格補償、所得補償で下支えする。農水産物の輸入規制と各国の食料主権を守る。自然エネルギーへの転換は一大産業を形成、仕事と雇用を拡充していくことになる。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0530.html
厳しい雇用環境/「職探しの繰り返し」 求職者、先見えぬ不安
震災復興策や原子力政策と並び、知事選で争点になっている雇用対策。だが、当の求職者の選挙への関心はいまひとつ高まっていない。「誰がなっても一緒」「政策の違いが分からない」−。青森市のハローワークを訪れる有権者の大半は、諦め交じりの冷ややかな反応だ。背景には、行政がさまざまな施策を打ち出しても一向に改善の手応えが感じられない厳しい雇用環境がある。働き口を増やす県の施策は短期雇用がほとんどで「期間が終わるとまた職探し。これでは同じことの繰り返しだ」と求職者。正規雇用が遠く手の届かないものになりつつある脱力感が、言葉の端々からにじむ。
「職安に来てみて思ったが、1カ月、2カ月の仕事ばかり。短期の仕事ではまた求職活動をしなければならず、不安定な生活に逆戻りしてしまう」
青森市の中村欣司さん(40)は4月、半年間勤めた横浜市の自動車工場を辞め、実家に戻ったばかり。震災の影響で生産が縮小して契約期間を延長してもらえなかったからだ。
高校卒業後、自衛隊に2年間勤務。その後青森市の配送会社に10年近く勤めたが、重い荷物の積み降ろしで痛めた腰が悪化し、退社せざるを得なかった。新聞広告で見つけた愛知県の自動車関連工場の仕事は、リーマン・ショックの余波で失った。
まだ結婚はしておらず、両親の面倒は兄夫婦が見ている。「自分だって親を支えたい。だけど、仕事がないことにはどうにもならない」。できれば県内で仕事を見つけたいが、少しでも長く勤められそうな職のある県外に出ようかとも迷う。
投票日は県外に面接に行くかもしれないという中村さんは「青森はやはり農業、漁業、林業。経験がなくても1次産業に飛び込める制度さえあれば、地元が好きだから残って働きたい」と話す。
一方、同市の接客業の女性=40歳代=は、観光客と接する今の仕事が気に入っている。非正規雇用で契約期間は1年間。期間満了後のことを考え、情報収集のため職安に寄った。女性の仕事は国の基金を使った県の雇用対策の一環で、副業は禁止されている。「自分は独り身。先の不安は消えない。短期ではなく、正社員の職を増やして」と訴えた。
求職者に県政への要望を聞くと、最もよく返ってきた答えが「生活の安定」を求める声、そしてそれを実現するための「正社員の仕事」だった。
これまで、各地で調理の仕事を転々としてきたという無職男性(60)は言う。「先の生活が見えない不安な気持ちが、知事になるような人に分かるはずもないだろう?」
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県の雇用創出策/ほとんどが短期
県は2009年度から3カ年の事業で、国からの交付金を財源に、企業の人件費や事業費を負担するなどの雇用創出策を実施。昨年度までの2カ年で、計110億円を投入して1万1千人の雇用をつくりだした。
本年度は133億円を注ぎ、8千人超の新規雇用を見込む。震災後に国の1次補正予算で25億円を追加して千人分を上積みした。だが、ほとんどは短期雇用で、契約期間終了後の正規雇用を想定した「ふるさと雇用再生特別対策事業」の対象者数は、全体の8分の1の千人弱にとどまる。
短期の仕事では求職者数を一時的に減らすだけで、長期的な雇用情勢の改善にはつながらない−との指摘は、これまでも労組側から繰り返されてきた。
県労政・能力開発課の佐藤俊課長は「たとえ短期でも、今後の成長が見込まれる介護や医療、観光などの分野で経験を積み、その後の正規雇用につなげてもらうのが事業の狙いだ」と説明する。
ただ、これまで2カ年で県の雇用創出事業から正規就労につながった人の数などの統計はなく、効果や実態は不透明だ。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0603.html
観光振興/青森DC「効果ない」 次の一手県はあるのか
県民主体の観光事業「街歩き」。おもてなしの心を持って観光客と一緒に街を歩く「ふれ〜ふれ〜ファミリー」メンバー(右から2人)=5月28日午後、弘前市駅前町
「震災から50日目で(全線)つながった。報告できるのが夢のようです」
桜が開花し始めた弘前公園。JR東日本の清野智社長はゴールデンウイーク初日の4月29日、東日本大震災で大きな被害を受けた現場を思い起こしながら、この日の東北新幹線全線再開の感慨をかみしめた。
昨年12月の東北新幹線全線開業から約3カ月。本格的観光シーズンに向け、これからという時に大震災は起きた。懸命の復旧作業も4月23日に始まる大型観光企画「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」に間に合わなかっただけに、同29日の式典に出席した、清野社長や観光業界関係者の顔に、DC「再スタート」への意気込みが浮かんだ。
だが、大きな経済効果を生み出した他県のDCほどの効果は、弘前さくらまつりが終わっても起きなかった。ある観光関係者は言う。「DC効果は全く感じない」
新青森駅開業、新型車両「はやぶさ」導入、DC開幕。「3段ロケット」(JR東日本幹部)打ち上げのように、新幹線効果が次々本県に押し寄せるはずだった。だが3段目が失速した今、弘前市内の観光関係者は「県は新たなロケットを仕込んでいるのだろうか」と疑念を抱く。
震災に伴う厳しい状況は、十和田湖周辺も同じだ。
「話にならないね」。ホテル十和田荘の中村秀行専務の言葉にあきらめが交じる。同ホテルでは7月までの団体客がほとんどキャンセル。初夏は例年、同ホテルグループの3宿泊施設に1日平均650〜700人が宿泊するが、今年はわずか20人ほど。やむを得ず2施設を閉鎖し経費を切り詰め、全従業員がホテル十和田荘で交代勤務し、どうにか雇用を維持している。
新幹線は2015年度にも、函館市に延びる。「それを見据えた動きが見えない」。県の事情をよく知る観光関係者は、次の一手を示さない県の姿勢にいらだちを募らせる。
新幹線の北海道延伸を地域活性化につなげる動きもある。奥津軽駅(仮称)が設置される今別町に隣接する中泊町。「津鉄応援直売会」はこの冬、津軽鉄道の終着駅・津軽中里駅に直売所を設け、ストーブ列車の乗客をもてなした。同町から奥津軽駅までは道路1本。新幹線駅からの誘客を目指す。
「もともと農業しかしたことがないから上手な宣伝の仕方が分からない」と同会メンバーの神かづ子さん(58)。他の観光業者との連携など、行政に助けてほしい部分もたくさんあるが県はどうも敷居が高い。手探りの模索に、もっと県が後押ししてくれればと強く願う。
一方、自助努力で活動を軌道に乗せている例もある。「自分たちが良いものを持っていれば人は集まる」。弘前市内で街歩き事業を手掛ける市民団体「ふれ〜ふれ〜ファミリー」代表の一條敦子さん(52)は自信を持って言う。
東北新幹線全線開業へ、1年半ほどかけ練り上げた約20の街歩きコース。観光客と一緒に歩き、弘前の魅力を紹介するうち、コース沿いの商店主が街歩き客に笑顔で話しかけるようになった。「街歩き事業はまちづくりにもつながる」。現場に何度も足を運び、あらためて気付かされた。
事業は県の補助金などで賄う。とはいえ、行政に求めるのはお金よりも「一緒に頑張ろうという姿勢」だ。県民と同じ目線で話し合う姿勢を行政がもっと持てば−。これもまた、街歩きを通じて気付いたものの一つだ。
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<各候補の主張>
山内 崇氏/県内周遊できる体制づくり必要 全国レベルの観光都市に肩を並べるには、祭り期間だけでなく、通年で観光客を呼び込めなければならない。各地域が発信力を強め、一カ所で足を止めさせずに県内を周遊できるような体制づくりが必要と考える。
三村申吾氏/官民一体となり元気を創り出す 「未来へのあおもり観光戦略」の取り組みを官民一体となって積極的かつ戦略的に推進し、新幹線全線開業を交流人口の拡大や地域経済全体の活性化につなげ、青森の元気を創り出していく。
吉俣 洋氏/基本は観光資源PRの徹底必要 県内には、紹介されていない観光資源がたくさんある。私有地などの制約を解消しルートを確保する。観光客は、交通の利便性、快適性、接遇などを評価するが、基本は観光資源であり、PRの徹底が必要である。
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http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2011chijisen/kikaku-genbanome/0604.html
青い森鉄道と地域振興/特急廃止客足遠のく 三沢、野辺地 地域力結集に活路
通勤・通学客の利用がメーンになった三沢駅。かつてJR東北線の特急が停車していたが、今はローカル線の雰囲気が濃い
「青い森鉄道の駅になって、これほど変わるなんて」。改札口に隣り合う事務室。しみじみ語る、三沢駅の坪誠駅長(53)は、JR東日本の元社員。昨年夏、青い森鉄道に移り第2の鉄道マン人生をスタートさせた。青森駅助役を経て、5月1日付で三沢駅に着任したばかりだ。
JR時代を含め、同駅勤務は3度目だが、今回は約1カ月、駅利用者の強い不満に向き合う、これまでにない日々が続いた。八戸の乗り換えが不便、新幹線の最終列車に接続がない…。「苦情は前にもありましたが、今の不満はレベルが違う。特急が無くなった三沢や野辺地は特に」。三沢市に隣接する東北町生まれ。「知り合いも多いから、地元の気持ちは、よく分かります」。温和な表情が曇る。
JRから青い森鉄道に移行し、特急廃止などで以前より不便になった影響は、切符の売り上げに端的に表れた。坪駅長によれば、三沢駅でJR時代1日600万円前後あった売り上げは今、100万円に届かない日もある。「三沢駅で扱うJR区間の販売額を除けば、さらに半分ぐらいに減る」という状況だ。
青い森鉄道の三沢駅や野辺地駅は、六ケ所村の核燃料サイクル施設をはじめとしたエネルギー関連産業のビジネスマンが多く利用していた。六ケ所への中継点の役割は、東北新幹線七戸十和田駅に移り、三沢、野辺地を中心とした地域経済には沈滞ムードが漂う。
昨年12月4日の東北新幹線全線開業から、間もなく半年。増便やダイヤ見直しで青い森鉄道は段階的にサービス向上を図ってきた。だが、東日本大震災が客足の落ち込みに拍車を掛けた。
「新幹線全線開業で宿泊者は9割減。その後の震災で今はほとんどゼロだよ」。野辺地町旅館組合の駒井一彦組合長(53)は、業界の苦境を語る。「新幹線をぶっ壊してやりたい気分だ」。怒りをぶつけた60代のタクシー運転手は、片道1万円前後になる六ケ所へのビジネス客をつかもうと、野辺地駅で何時間も客待ちを続ける。
駅に頼らず、集客力を保つ方法はあるのか−。答えを探そうと、三沢市の寺山修司記念館は、七戸十和田駅近くにある鷹山宇一記念館を起点に、寺山記念館、十和田市現代美術館を結ぶ3施設連携のシャトルバス運行計画に参加した。7月から10月まで、各週末に40日間ほど運行する。
「東北新幹線の全線開業を『三沢への死刑宣告』と言った人さえいた。少なくとも青い森鉄道の沿線は、待っているだけで客が来る時代でなくなったことは確か」。参加の背景を説明する寺山記念館の笹目浩之副館長は、美術館に限らず、青森、弘前、八戸の集客施設、ホテルやタクシー業界を巻き込んだPR方法を探し、動いている。
2007年7月に開館した寺山記念館の入館者数は、08年度の約1万8千人をピークに漸減傾向が続く。10年度は約1万1千人。だが、首都圏の飲食店や美術館、ギャラリーなど約850カ所に企画展のポスターを地道に張って回るうち、県外客が増加した手応えを感じられるようになったという。5月初めの企画展で訪れた入館者へのアンケートでは、以前より県外客の比率が増えていた。
マイカー利用の入館者を増やそうと、県内各地の道の駅や産直施設にもポスターを配って歩く。「一つの施設、業界だけで生き残ることは、もうできないでしょう」。笹目副館長は、柔軟に地域力を結集することが活路につながると信じている。
=終わり=
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<各候補の主張>
山内 崇氏/持続可能な支援国・JR提案必要 生活路線である以上、公的な経営支援が前提になる。ただ物流幹線であることを考えれば、国やJRが持続可能な支援態勢を提案すべきだ。沿線自治体が地元の特産品や歴史・文化を一層発信していく努力も必要。
三村申吾氏/沿線住民と連携新たな生業創出 安全な鉄道であること、利用しやすい鉄道であること、地域住民のための鉄道であることが重要。「青い森鉄道プラットホーム」など沿線の方々と連携して、新たな生業(なりわい)づくり、地域活性化に取り組む。
吉俣 洋氏/国が赤字分支援仕組みをつくる 青い森鉄道はいずれ国とJRの責任で運営する。その上で、投資した分、赤字分に国が支援する仕組みをつくる。利用する乗客を増やすためには利便性と沿線に魅力のある取り組みが必要。知恵と力の結集が求められる。
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>>1749
いっちゃーナンですが、青森って観光開発に完全に失敗してますからね。
<あけぼの に乗って青森へ> と何度か企てたことがあるんですけど、パッとしないんだよなあ。
温泉は二次交通の悪さが目につくし、温泉単体でみたら<もっと近くでいいや>になるし。
白神山地や五能線がメインになってるけど。あと一押し二押しないと行く気が起きないです、自分の場合は。
あと 食べ物が地味ですね。秋田のきりたんぽ、岩手の わんこ蕎麦的な名物料理が必要!
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カルテットスコアとはすごい
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110606/plt1106061226000-n1.htm
菅、国民から総スカン!民主またまた大惨敗…得票差は4倍2011.06.06
民主党がまた歴史的惨敗を喫した。5日投開票された青森県知事選は、自民、公明推薦の無所属現職、三村申吾知事(55)が、民主、国民新推薦の無所属で元県議の山内崇氏(56)ら2新人を破り3選を果たした。注目は得票差。三村氏が約34万9000票を獲得したのに対し、山内氏は4分の1にも満たない約8万3000票だった。
「被災地の選挙でこういう結果が出たのは、菅直人政権への不信任と言わざるを得ない。菅首相の早期退陣の上に、新しい政治体制を作り、復旧、復興に向けて努力をしなければならない」
自民党の大島理森副総裁(衆院青森3区)は5日夜、三村氏の勝利を受けて、こう語った。
昨年6月に菅政権が誕生して以来、民主党は7月の参院選で大敗し、12月の茨城県議選でも24人を擁立して当選はわずか6人。今年4月の統一地方選でも惨敗している。菅首相は狡猾な延命工作を画策しているが、国民は「菅首相ノー」「民主党ノー」を突き付けているともいえそうだ。
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http://www.mutusinpou.co.jp/news/2011/06/16567.html
自民圧勝 衆院選へ弾み
4月の県議選に続き、知事選でも勝利した自民党は強固な支持基盤を一層確かなものとし、次期衆院選に向け弾みを付けた。一方、民主党は政局混迷のあおりも受け、党勢回復に多くの課題を残した。
自民、民主の国政与野党対決となった今回の知事選。自民が推薦する三村申吾氏が圧倒的な勝利を収め、4月の県議選に続いて民主に連勝した。自民県連の木村太郎会長は「対決型の選挙で全国的にも注目された。結果を出せてうれしい」と語り、表情には満足感が漂った。
自民にとっては政権奪回への足掛かりとなる意味合いも持つ今回の選挙戦。木村会長は「私たちにとっていい流れをつくってもらえたと思う。きちんとした政策をつくり実行する、責任政党の姿が大事だ」とし、今後に弾みをつけたい考えを強調した。
一方、今回は二大政党対決として注目を集めながら、投票率は前回をわずかに上回るなど有権者の関心は低調だった。県連の神山久志幹事長は、内閣不信任案の提出をめぐる中央政局の混乱が投票行動に影響を与えた可能性を示しつつ、「政治不信につながらないよう(投票率については)しっかり総括したい」と引き締めた。
組織の脆弱(ぜいじゃく)さに加えて政権運営をめぐる混迷などもあり、厳しい戦いを覚悟した民主は大差で敗退した。
党本部も今回の知事選を重視。告示前から党役員を次々と投入し、岡田克也幹事長が2度にわたって来県するなど、互いのパイプを強調。しかし震災対応などで閣僚クラスを呼ぶまでには至らず「候補の政策実現力をアピールし切れなかった」(松尾和彦県連幹事長)と悔やんだ。
その中で、選挙戦最終盤には首相の進退問題をめぐり政局が混迷。県連内からも「党への逆風が影響したと言わざるを得ない」との声が上がった。
昨夏の参院選、4月の県議選に続く敗退。選挙のたびに支持基盤拡充の必要性が指摘されるが、人材発掘も含めて妙案は見つからない。横山北斗県連代表は「いい政治をやりたいと政界に飛び込んでくる人が現れなければ」と苦しい事情を吐露した。戦いの場は衆院選などに移るが、立て直しには厳しい道のりが予想される。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110606t21025.htm
原発政策違い少なく、関心低調に 青森県知事選
3選を決め、支持者にあいさつする三村氏=5日午後8時20分ごろ、青森市東大野2丁目の事務所
青森県知事選は無所属現職の三村申吾氏(55)が、県議会で6割の議席を占める自民党の全面支援で3選を決めた。有権者は知名度が高く、2期8年で目立った失点がない三村氏に県政運営のかじ取り役を託した。
民主党が新人を擁立し、選挙戦は自民党と民主党による政党対決の様相を呈した。その中で三村氏は自民党の強固な全県組織に加え、ほとんどの首長の支援も取り付け、盤石の態勢を築いた。
民主党は4月の北海道など3知事選に続く敗戦で、ことし予定された与野党対決型の知事選で全敗となった。青森でも地方組織の弱さや候補者の知名度の低さに加え、内閣不信任決議案をめぐる混乱など、国政の迷走が選挙戦に影を落とした。
選挙の論戦では東日本大震災の復興策や、福島第1原発事故を受けた県内の原子力施設への対応が問われた。だが肝心の政策論争は、三村氏と民主党が推した新人が原発で原則推進の立場にあるなど明確な違いがなく、盛り上がりに欠けた。選択軸がはっきりせず、有権者の関心も高まらず投票率は低調に終わった。
県経済で原子力産業は一定の存在感を持つ。だが政府は原発事故でエネルギー政策見直しを表明し、県内の原子力施設が今後どうなるかは不透明だ。原子力施設の安全性に対する県民の懸念に、三村氏はどんな答えを出していくのか。そして産業としての原子力が担ってきた役割の代替策を講じる必要はないのか。
六ケ所村のむつ小川原開発地域で次世代産業の集積を目指した「クリスタルバレイ構想」の破綻処理も大きな課題だ。長年の懸案が具体的な問題として噴き出している今、3期目のリーダーシップを執る責任はこれまでに増して重い。(解説=青森総局・佐藤理史)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110606-OYT8T00076.htm
三村知事大差で3選
知名度生かし幅広い支持
3選を決め、支持者とリンゴジュースで乾杯する三村氏(右、5日午後8時42分、青森市東大野の事務所で)=三上津与美撮影 知事選は5日、投開票され、現職の三村申吾氏(55)が、前民主党県連幹事長・山内崇(56)と共産党県委員会書記長・吉俣洋(37)の新人2氏を破り、3選を果たした。三村氏は知名度を生かして幅広い層に浸透。自民、公明両党も公認候補並みの支援を展開し、大差で逃げ切った。山内氏は知名度不足に加え、推薦を得た民主党の低迷で支持を広げられなかった。吉俣氏は原子力政策の抜本的転換を訴えたが、票に結びつけることができなかった。県政には東日本大震災からの復興や原子力施設に対する不安の払拭など課題が山積みで、3期目を迎える三村氏の手腕が問われそうだ。投票率は41・52%(前回38・45%)。
投票終了の午後8時と同時にもたらされた「当選確実」の一報。青森市東大野の三村氏の事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。三村氏は詰めかけた支持者や自民、公明両党関係者らとがっちり握手。「支持してくださった県民の皆さまに感謝申し上げたい。ふるさと青森県民のために、一歩一歩元気再生を進めたい」。涙で顔をくしゃくしゃにしながら感謝の言葉を述べると、深く頭を下げた。
出馬表明は昨年11月の県議会本会議。年明けには過去2回の知事選と同様、自民と公明両党の推薦を取り付け、万全の布陣を敷いた。特に自民党県連は、4月の統一選を経て県議会(定数48)の議席数を30に増やした勢いに乗って、支部や支持団体がフル回転、「保守王国」の地力をみせつけた。
訴えでは、2期8年の実績を前面に打ち出した。「企業誘致・増設200社」「医学部進学者の増加」などを訴え、県政継続を主張した。ただ、争点となった原子力政策については、「県が独自に原子力施設の安全性を検証する」と繰り返すにとどめた。原発新設の凍結を掲げる山内氏や、原発・核燃依存からの脱却を訴える吉俣氏との論戦はかみ合わなかった。
(2011年6月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110606-OYT8T00079.htm
陣営一体感欠く 山内氏
落選が決まって敗戦の弁を述べる山内氏(5日午後8時34分、青森市青葉の事務所で) 「訴えることは訴えたが『時の利我にあらず』だった。大変申し訳ない」。青森市青葉の事務所に集まった支持者らを前に、山内氏はうっすらと目に涙を浮かべて敗戦の弁を述べた。
主張は明確だった。「三村県政8年の停滞を打ち破る」との思いから「県政刷新」を旗印に。「クリスタルバレイ構想への県費投入29億円の即時見直し」などと県政を鋭く批判し、低迷する経済に不満を持つ有権者の取り込みを狙った。
しかし、県議4期と前県連幹事長の経歴はあるが、知名度不足は明らか。支援に回った民主党も、投開票日直前に内閣不信任決議案の採決をめぐってゴタゴタぶりを露呈。山内氏が社民、自民、民主各党を渡り歩いたことへのわだかまりもあり、陣営は最後まで一体感を欠いた。県連は2009年の政権交代後、県内の大規模選挙は負け続きで、組織の立て直しが迫られるのは必至だ。
(2011年6月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110607-OYT1T00324.htm
26万…対自民得票差で新記録だった青森知事選
5日に投開票された青森県知事選で、民主推薦の山内崇氏(56)は、自民推薦の三村申吾氏(55)に26万6000票差で敗れた。
民主が2009年に政権交代を果たして以降、民主、自民系が直接対決した知事選としては、最大の得票差での敗北。
民主党青森県連は一層の危機感を募らせている。
政権交代後、青森県知事選前は15知事選があり、民主と自民の事実上の2大政党対決型となったのは4選挙。うち民主は3敗した。最も大敗したのは、10年11月の和歌山県知事選で、その差は18万票余り。ほかの2敗は約6〜9万票差だった。
今回の知事選は、和歌山県知事選を8万票も上回る差をつけられただけに、民主党青森県連関係者に走った驚きも大きい。
ある県連幹部は8万3000票あまりだった山内氏の得票に対して「せめて15万くらいはいくと思っていた」と肩を落としながら、「大敗が風化しないうちに、敗因を早急に総括しないといけない」と、表情は険しかった。
(2011年6月7日10時38分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001106070002
応援・集票 自民に借り
2011年06月07日
自民党の谷垣禎一総裁(左)の激励を受ける三村申吾氏=5月30日、青森市の青い森公園
知事選投開票まで1週間となった5月30日の日曜日。降りしきる雨の中、県庁前の青い森公園に、自民党の谷垣禎一総裁が、菅政権の震災対応を批判する声が響いた。「私たちが代わってそれをやるんだという意思も、示す必要がある」と踏み込んだ演説は、こう締めくくられた。
「そのためにも、三村申吾さんを県庁に圧倒的なお力で送って頂きたい」
自公などが内閣不信任案を提出する2日前だった。
国政で民主と自民の対立が深まる中、自民は推薦する三村氏の応援に、次々と「大物」を送り込んだ。
告示日には地元選出の大島理森副総裁、2日後には石破茂政調会長がマイクを握り、終盤には谷垣総裁に加え、小池百合子総務会長も。不信任案提出日と重なりキャンセルされたが、石原伸晃幹事長も来県の計画が組まれていた。
自民の県連幹部は「(知事選が)国政のいいダシに使われたね。こっちにもいいダシだったけど」と、まんざらでもない表情だ。
「無所属の会」から衆院議員になった三村氏。当初の政治活動の基盤は、地元、南部地方の企業経営者らが中心で、津軽地方の足がかりは弱かった。
3期目の知事選で前面に出たのが、自民党の国会議員や県議、市町村議の後援会を中心にした自民系の組織力だ。実際、津軽での街頭演説に集まった聴衆は「(自民党衆院議員の)後援会の人に誘われて来た」と、口をそろえた。古参の三村氏の後援会員は「すっかり自民の選挙になった」と苦笑いする。
圧勝を導いた自民側には、三村氏に求めたいことがある。
三村県政の2期8年で、前知事時代に9千億円台に膨らんだ当初予算を、約7千億円にまで減らした。数十億円レベルだった県の貯金(財政調整的基金)の切り崩しは今年度、9億円にまで抑えられた。
緊縮財政で、箱モノはほぼ造っていない。自民県議の間には「支持者にアピールできない」との恨み節もあった。
一方の三村氏は5日夜、圧勝に沸く陣営でのあいさつで「財政規律を念頭に」と強調した。牽制(けん・せい)なのか。遊説でも多用した言葉だ。
県の借金(県債)を見れば、三村氏就任直前の2002年度には1兆2086億円だったが、09年度までに約900億円増えた。県の家計はようやく上向きの兆しが見え始めただけだ。すでに総額331億円の予算を組んだ震災復興費も、重い負担になる。
自民への「借り」の中、3期目の三村県政がどこまで倹約を貫けるのか。難しいかじとりが迫られる。(長野剛)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110608t11022.htm
村井知事の姿勢めぐり白熱 宮城県議会
宮城県議会5月定例会は7日、東日本大震災の発生以来、初めて一般質問を行った。いずれも沿岸地域を選挙区とする5人が登壇し、村井嘉浩知事と論戦を交わした。がれき処理や仮設住宅の建設、農水産業の再生など議題は多岐にわたり、浮き上がった最大の論点は「非常事態」に直面したトップの政治姿勢。動きが鈍い国政を尻目に、激論を繰り広げた。
須田善明氏(自民党・県民会議)は、村井知事が政府の復興構想会議で持論の「災害対策税」創設を提起したことを疑問視。「増税を提言する以上、(被災地も)自ら血を流す覚悟を示すのが筋だ」と逆説的に主張を展開し、増税は時期尚早と指摘した。
仁田和広氏(同)も知事の増税路線を批判し、「まずは歳出抑制と公務員の給与削減が先だ。どうも増税ありきの姿勢に見える。全国の知事で増税容認派は数少ない」と声を荒らげた。
知事は「国に復興財源がなく、国民の応分負担はやむを得ない状況だ」と説明。「被災地から増税を言い出さないと、国は動けないだろうと思った」と理解を求めた。
震災以来、村井知事の積極的な言動は県内外で注目を集めてきた。復興構想会議でも増税提案、水産業復興特区など具体的な提案を披露し、議論をリードしてきた。
足元の災害対応に目を転じると、派手さは影を潜め、「待ち」の姿勢が際立つ。
須田氏は離島航路の支援や東北電力女川原発の再稼働などに触れ「国の動きを待つことなく」と主体的な取り組みを促したが、知事らは「国に支援を求める」との答弁に終始した。「何でも国頼みか」。会議室にはやじが飛んだ。
肝いりの「水産業復興特区」でさえ、議員から再三撤回を迫られると、知事は「最終的なジャッジは国だ」と結論を丸投げしてしまい、議場の失笑を買う場面もあった。
壊滅的被害からの復興は、多額の財源と大胆な規制緩和が必要になる。知事の国に対する姿勢の強弱の付け方は、十分な譲歩を引き出す流儀だろうが、この日の論戦では空回りを印象付けた。(長谷美龍蔵)
2011年06月08日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110609-OYT8T01189.htm
市川・山形市長出馬へ
市議会で答弁「3期目目指す」
山形市の市川昭男市長は9日、市議会6月定例会で、「微力ではあるが、3期目に向けて(市長選に)出馬したいと考えている」などと述べ、同市長選(9月11日告示、同18日投開票)に3選を目指して、立候補する意向を表明した。市議の質問に対し、答弁した。
市川氏は、市総務部長、市助役などを経て、吉村和夫・前市長の死去に伴う2003年の市長選で初当選。07年には、有力な対抗馬がいない中、大差で再選を果たした。
市川氏の出馬表明を巡っては、本人は3期目への意欲を見せたものの、難航する新清掃工場建設問題の責任などを巡り、市議会の与党会派内の一部などから、市川氏の出馬表明の容認について、異論が出ていた。このため、9日の議会冒頭での出馬表明について、8日深夜まで関係者による最終的な調整が続いた。
市川氏はこれまで、民主党や社民党などの支援を受け、所属議員の後援会などを活用して選挙戦を戦ってきた。これまでの支援組織の中には、今も市川氏の出馬に否定的な見解もあることから、今後、支援の広がりに注目が集まる。
市川氏は議会後、報道陣から政党や団体の支援状況について問われ、「話をしてみないとわからない。支援を頂く自信があるか否かは現状で言えないが、支持を頂けるよう努力する」などと述べた。
現時点で市川氏以外に、同市長選への出馬を正式に表明した候補者はいないが、自民党が擁立に向けて調整を続けている。また、そのほかにも候補者擁立に向けた動きがある。
(2011年6月10日 読売新聞)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110611o
横手市議会議長の石山氏死去 増田町長も5期
元増田町長で横手市議会議長の石山米男(いしやま・よねお)氏が11日午前6時20分、肺がんのため横手市の平鹿総合病院で死去した。70歳。自宅は横手市増田町増田字石神西111の15。葬儀は14日午後1時半から横手市増田町増田字新町285、横手市増田まんが美術館で。喪主は長男直(なおし)氏。
旧増田町出身。大曲農業高校卒業後、1962年に同町役場入り。収入役職務代理者兼企画財政課長などを歴任し86年に退職。同年の増田町長選に初出馬し当選、5期19年務めた。県町村会長も務めた。
市町村合併では同町が、参加した横手平鹿合併協議会から離脱した後、再び合流するなど迷走した責任を取り、2005年4月に町長を辞職した。
同年10月の横手市議選に初当選。2期目の09年11月から議長。
(2011/06/11 23:12 更新)
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>>1759山形市・市川昭男市長
2003年
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/882-883
検証・山形市長選/上 「与党」になりたい市議や政党 /山形
“前哨戦”鹿野氏に軍配 山形1区…市長選から読む
2007年
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6664
選挙:山形市長選 現職信任投票か 自民、目当ての人物擁立失敗 /山形
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110614t71015.htm
岩手・大槌町長選に宮城・利府町議立候補へ
東日本大震災に伴う特例法で延期している岩手県大槌町長選で、同町出身の宮城県利府町議太田賢氏(68)が無所属で立候補する意向を固めたことが13日、分かった。時機を見て正式表明する。
太田氏は河北新報社の取材に対し「地元のため、命を懸けて復興に取り組みたい」と語った。複数の大槌町議が震災後、出馬を要請していた。
太田氏は釜石商高卒。1995年の利府町議選で初当選、現在4期目。同町議選は震災の影響で9月に延期されている。
大槌町長選には、元町総務課長の碇川豊氏(60)が昨年12月、立候補の意思を表明している。震災で死亡した町長の職務代理者を務める東梅政昭副町長(66)は20日で任期満了を迎えるが、町長選への立候補について態度を明らかにしていない。
大槌町は町長選を8月末までに実施する方針。ただ、町は住民の正確な人口を把握できておらず、選挙人名簿作成の進み具合に応じて、日程は変わる可能性がある。
2011年06月14日火曜
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110613-OYT8T00947.htm
山形市長選 自民 大内県議に出馬要請
過去2回独自候補擁立できず
山形市長選(9月11日告示、同18日投開票)での独自候補擁立を目指す自民党山形市支部(支部長=斎藤武弘市議)の幹部が、大内理加県議(48)(山形市区)に出馬を要請していることが13日、関係者への取材でわかった。大内氏は、読売新聞の取材に対し「何もお答えすることはできない」と話した。
大内氏は、県内の民放社員などを経て、県議を7期務めた父・孝一氏の引退を機に、2007年の統一地方選・県議選に自民党公認で出馬し、初当選した。今年4月の県議選で再選されている。
同市長選で自民党は、前回選(07年)、前々回選(03年)ともに独自候補を擁立できず、事実上の不戦敗となっていた。
同支部では「候補者擁立が最優先。今回こそ、失敗は許されない」(同党所属市議)として危機感を強め、今年初めから、中央官僚などにも打診していた。
しかし、県議選で1万3615票と山形市区で2番目の得票だったことや、「女性候補の清新さがPRポイントになる」(別の同党所属市議)などの理由から、5月下旬までには大内氏に候補者を絞り込んだ。
その後、大内氏への打診を重ね、先週末に同支部幹部が同党関係議員の同意を得て、改めて出馬を要請したという。
6月19日には、同党県連大会も予定されており、今後、最終的な調整が行われると見られ、注目が集まる。
同市長選には、現職の市川昭男氏(69)が今月9日、3選を目指して出馬する意向を表明している。
(2011年6月14日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001106150003
大槌町長選、三つどもえの様相か
2011年06月15日
津波で市街地が壊滅して町長が不在となった岩手県大槌町で、延期されていた町長選が、選挙戦になることが確実になった。すでに立候補表明している元総務課長の碇川豊氏(60)に対し、東梅政昭副町長(66)も議会で前向きな検討を表明した。同町出身の太田賢・宮城県利府町議(68)も近く正式に表明する。
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ゼロからの出発となる町政のリーダーを選ぶだけに、しがらみ選挙と決別できるかが課題だ。
碇川氏は7年5カ月総務課長を務め、加藤宏暉町長を支えてきたが、副町長就任を断って昨年末に退職。各地区の防災対策強化や地域活性化を掲げて集会を開いていた矢先に震災が起き、活動を休止していた。
東梅氏は、歴代町長のもとで総務課長などを歴任。加藤町長に起用されて副町長になった。町長が震災で死亡した後、職務代理者を務めている。一部町議から立候補を打診されていた。
14日の町議会一般質問では、「まだ迷っている」といいながら、「前向きに考えてみたい」と答弁。議会後、支援組織などについては「まだ考えていない。一晩で考えが変わることもある」とも述べた。
太田氏は、同町出身。利府町議を4期務め、9月に選挙を控えていたが、大槌町議や小、中学校の同級生らに推され、立候補の意思を固めた。「復興は容易ではないが、役所の体質を変えたい」と語る。
大槌は「政争の町」ともいわれ、特に町長選は「町長派、反町長派の争いで、政策は見えなかった」(30歳代男性)。それだけに、「地縁・血縁の争いで、相手陣営とは顔も合わせない。そんな選挙をするなら話し合いで決めてほしい」(50歳代男性)との声もあるくらいだ。
地縁といっても、人口の半数近くが家を失い、ばらばらに避難している。今までのしがらみも、雇用さえどうなるかわからない状況では影響力がない。復興の政策を競う選挙をしないと、町の存亡に関わるだけに、有権者が何を判断基準にするかが問われる。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110617_3
水面下の動き活発化 震災延期の知事選
東日本大震災で延期された知事選が早ければ9月にも実施される方向で、各党の水面下の動きが活発化している。復旧・復興の実績を強調する現職・民主党に対し、独自候補の擁立を模索する自民党は野党統一候補も視野に作業を加速。他の野党も政府・与党も含めた震災対応の遅さに批判を集中させる。出馬断念を検討する候補予定者が出るなど戦いの構図は流動的。現職に対して、新たな有力対抗馬が現れるかが最大の焦点になっている。
知事選には現時点で民主党推薦の現職達増拓也(47)、共産党推薦のいわて労連議長鈴木露通(60)、元衆院議員中村力(49)、会社役員芦名鉄雄(66)の4氏が出馬を表明した。
だが、中村氏は「沿岸部で選挙態勢が整わない」として断念も視野に検討中で、月内にも結論を出す方針だ。
達増氏は6日の記者会見で知事選への対応を問われ、「全然考えていない」と震災対応に集中する考えを強調。補正予算の前倒し編成や復興基本計画案の早期策定などスピード感をアピールする。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2011/06/17)
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>>1763
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110620ddlk06010038000c.html
選挙:山形市長選 自民支部、大内県議に出馬要請 「決断できる人に市政を」 /山形
任期満了に伴う山形市長選(9月11日告示、18日投開票)で、自民党は19日、同党公認(山形市区)で4月の統一地方選で2回目の当選をした大内理加県議(48)に立候補を要請した。この日開かれた県連大会後、山形市支部長の斎藤武弘市議と遠藤利明衆院議員が「正式に出馬要請します」と伝えた。大内氏は「県議選が終わったばかりで公約の実現に向けて仕事をするのが私の使命。すぐには答えられない」と即答を避けた。
山形市の市川昭男市長は3選を目指して立候補を表明している。具体名を出さず記者会見した遠藤衆院議員は「現在の山形市長はごみ処理場計画などなかなか決まらず停滞している。震災後の混乱状況で決断できる人に市政を任せたい」と語った。自民党は03、07年の市長選で候補擁立を目指したが、2回とも自主投票だった。
県連大会では加藤紘一会長が留任し、大内氏を県連4役初の女性となる幹事長代理に指名。志田英紀幹事長、舩山現人総務会長、児玉太政調会長ら幹部が決まった。斎藤支部長は「大内さんは地元がよく分かっていて足で稼ぐ人」と評価している。
大内氏は同志社大卒、86年山形テレビ入社。父は元県会副議長の大内孝一氏。【和田明美】
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http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110620ddm041010127000c.html
岩手・大槌町:副町長きょう退任 新代理に総務課長 8月末までに町長選実施
東日本大震災で加藤宏暉(こうき)町長(当時69歳)が死亡した岩手県大槌町で職務代理者を務める東梅(とうばい)政昭副町長(66)は20日、副町長の任期切れに伴い退任する。新たな職務代理者には、町の規則で平野公三総務課長(55)が就く予定。総務省によると、一般職員が職務代理者になるのは極めて異例だ。町は8月末までに町長選を実施する準備を進めている。
東梅副町長は町総務課長や教育次長を歴任。07年に副町長に起用された。津波に襲われた際には、屋上に逃れて救助されたが、町長のほか、7人の課長を含む33人の職員を一挙に失った。以来、陣頭指揮を執ってきたが、住民からは復興に向けた取り組みが遅いとの声も上がる。
町は町議が任期満了を迎える8月末に合わせ、町長選を実施したい考えだ。東梅副町長は14日の町議会で立候補について「前向きに考えたい」と意欲を見せた。震災前に立候補を表明していた元町総務課長、碇川(いかりがわ)豊氏(60)と、町出身の宮城県利府町議、太田賢氏(68)も出馬の意向を示しており、選挙戦になる公算が大きくなっている。【神足俊輔】
毎日新聞 2011年6月20日 東京朝刊
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http://mainichi.jp/select/today/news/20110620k0000m040072000c.html
東日本大震災:大槌町 副町長20日退任「政治家不在」に
2011年6月19日 21時5分 更新:6月19日 22時40分
東日本大震災で加藤宏暉(こうき)町長(当時69歳)が死亡した岩手県大槌町で職務代理者を務める東梅(とうばい)政昭副町長(66)は20日、副町長の任期切れに伴い退任する。新たな職務代理者には、地方自治法に基づく町の規則で平野公三総務課長(55)が就く予定。総務省によると、一般職員が職務代理者になるのは極めて異例だ。復興を主導する政治家不在の状態で、町は8月末までに町長選を実施する準備を進めている。
東梅副町長は町総務課長や教育次長を歴任。07年の加藤町長の就任とともに副町長に起用された。
津波に襲われた際には、町長らと庁舎前で対策会議に臨もうとしていた。屋上に逃れて救助されたが、町長のほか、7人の課長を含む33人の職員を一挙に失った。以来、陣頭指揮を執ってきたが、住民からは仮設住宅の建設など復興に向けた取り組みが遅いとの声も上がる。
町は町議が任期満了を迎える8月末に合わせ、町長選を実施したい考えだ。東梅副町長は14日の町議会で立候補について「前向きに考えたい」と意欲を見せた。震災前に立候補を表明していた元町総務課長、碇川(いかりがわ)豊氏(60)と、町出身の宮城県利府町議、太田賢氏(68)も出馬の意向を示しており、選挙戦になる公算が大きくなっている。【神足俊輔】
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001106210004
東梅副町長が退任 町長選は不出馬/大槌
2011年06月21日
震災後、岩手県大槌町長の職務代理者を務めた東梅政昭副町長(66)が20日退任し、21日から平野公三総務課長(55)が引き継ぐ。町長・副町長不在の異例の事態に、町は8月28日を目標に町長選の実施準備を急ぐ。
14日の町議会では立候補に「前向き」と答弁した東梅氏は退任会見で「体力的に自信がない。復興は2期8年継続してやれる人がいいと、変わってきた」と一転して立候補しない意向を表明した。
東梅副町長は、18日の合同慰霊祭や19日のお別れ会で、献花した町民や関係者一人一人に頭を下げ続けるなど、3カ月余、町民の気持ちに寄り添うことを基本にしてきた。一方、復興計画の道筋をなかなか打ち出せなかった。
町は、8月中に準備委員会が復興計画構想を取りまとめ、新町長のもとで9月から再度住民説明会を開いて年内の策定を目指す方針。ただ、新町長の方針次第で策定の過程や構想が変更される可能性もある。そのため準備委では、住宅や商店をどこで再建するかなど具体的な話し合いが難しくなっている。
町長選は、昨年末に碇川豊・元町総務課長(60)が立候補を表明。大槌出身で宮城県利府町議の太田賢氏(68)が出馬の意向だ。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001106220005
猪苗代・磐梯町 一騎打ち
2011年06月22日
●4町長・3町村議・2町議補選告示
会津地方6町村で4町長選と3町村議選、2町議補選が21日、告示された。町長選のうち、会津坂下町では現職の竹内なお俊氏(63)の4選、柳津町は現職の井関庄一氏(63)の3選がともに無投票で決まった。猪苗代は新顔2人、磐梯は現職と新顔による一騎打ちとなった。これら2町長選とすべての町村議選、補選は26日に投開票される。
現職が今期限りで引退する猪苗代町長選には、ホテル社長の渡部英一氏(59)と、元町課長の前後公氏(69)の無所属新顔2人が立候補した。渡部氏は観光誘客策の強化や地産地消の徹底を訴え、3回連続で立候補した前後氏は行財政改革を掲げる。町議補選(被選挙数2)には、無所属新顔4人が届け出た。
磐梯町は町長選と町議選が告示された。町長選は、3選を目指す現職の五十嵐源市氏(61)と、新顔で元町農業委員会長の足利忠江氏(61)がともに無所属で立候補し、20年ぶりに選挙戦に突入した。五十嵐氏は磐梯中の新築や史跡慧日寺跡の整備などを主張し、足利氏は「町民の声に耳を傾ける政治」の実現を訴える。町議選(定数10)には現職7人、新顔4人の計11人が立ち、8年ぶりの選挙戦となった。党派別では無所属9人、共産2人。
西会津町議選(定数14)には現職8人、前職1人、元職1人、新顔8人の計18人が立候補した。党派別では無所属17人、共産1人。
昭和村議選(定数10)はいずれも無所属の現職6人、新顔6人の計12人が立候補を届け出て、8年ぶりの選挙戦に入った。
柳津町議補選(被選挙数1)には無所属新顔の2人が立った。
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選挙戦がある5町村の選挙人名簿登録者数(20日現在)は次の通り。
猪苗代町 1万3326人▽磐梯町 3125人▽西会津町 6509人▽柳津町 3475人▽昭和村 1420人
■町長選候補者
届け出順。数字は当選回数。経歴などは原則として候補者の回答に基づいて掲載しています。
◇磐梯町
五十嵐源市 61 無現2 農業 元・町助役・小学校教諭▽日大中退
足利忠江 61 無新 元・町農業委員会長・県酪農協理事▽会津農林高
◇猪苗代町
渡部英一 59 無新 ホテル社長 元・猪苗代観光協会副会長・町議▽亜細亜大
前後公 69 無新 元・町教委障害学習課長・町公民館長▽日大東北工高
■町長選の当選者
◇会津坂下町
竹内なお俊 63 無現4 住職 元・県町村会副会長・町議▽駒沢大
◇柳津町
井関 庄一 63 無現3 只見川ライン観光協会長 元・町議長▽会津中央高
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110622-OYT8T00059.htm
外部から補佐職を 大槌町
職務代理者の総務課長
大槌町長職務代理者としての抱負を語る平野・総務課長 震災で町長が死亡した大槌町で、東梅政昭前副町長(66)から町長の職務代理者を引き継いだ平野公三総務課長(55)が21日、就任記者会見をした=写真=。任期は、町長選が実施される8月28日までとなる。
平野課長は「重責を担うに当たって、職務全般をサポートしてもらう人が必要。多角的な視点を持つ人に頼みたい」と、補佐職を外部から招く意向を示した。そのうえで、「県や民間と相談して、災害復興や選挙などについてアドバイスしてもらえる人を探したい」と述べ、27日までに人選する考えを明らかにした。
平野総務課長は駒沢大卒。1980年に入庁し、総務課長補佐などを経て今年4月から現職。また会見では、18日に営まれた町の合同慰霊祭で、町側が男性2人、女性1人の死者の名前を読み上げなかったことも明らかにされた。死亡届から被災者名簿への転記ミスで、町は遺族に謝罪したという。
(2011年6月22日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001106230004
議長不信任、また可決 天童市議会
2011年06月23日
▽ 議会運営「不公正」
天童市議会は22日の本会議で、議員定数を現行の22から20に削減する議案を反対多数で否決した。一方、この議案を取り扱う議会運営を巡り、伊藤護国議長に対する不信任決議案が提出され、賛成多数で可決された。伊藤議長への不信任決議は2度目。決議に法的拘束力はなく、伊藤議長は「後ろめたいことは一切ない。辞める理由はない」と話している。
定数削減議案は鈴木照一議員=会派かがやき=が「議会改革を進めるため」として議員提案した。本会議では「性急すぎる」「すでに4年前に4減らした」など反対意見が続出。議長を除く採決の結果、反対13、賛成7で否決された。
削減案の提出を巡って、狩野佳和議員=民主天童クラブ=が伊藤議長に対する不信任決議案を緊急動議として提案した。「議会の取り決めに反し、会派代表者会で協議せず、議会案として上程しようとした。公平公正な議会運営を行っていない」などと説明。結果、不信任案は賛成13、反対6で可決された。
伊藤議長は、昨年3月の議会でも、市の下水道工事を巡り、施工主の地権者と市幹部との話し合いに同席した問題で、不信任決議案を可決されている。
本会議後、伊藤議長は取材に対し「定数削減は議論が平行線になると思い、代表者会ではなく本会議で論じるべきだと考えた。(不信任決議は)9月の市議選やその後の議長選をにらんだ政局だ」と話した。(中野龍三)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110624-OYT8T00086.htm
知事・県議選 「9月11日」不安の声
盛岡、大槌 期日前投票で重複
東日本大震災で延期された知事選と県議選について、県選管が9月11日投開票の日程で最終調整していることに、一部の自治体から、不安視する声が出ている。期日前投票の重複など事務作業が膨大になることが主な理由だ。県は応援職員の派遣を検討中だが、被災した沿岸市町村は、より一層の支援を求めている。
4市町は「18日」希望 県選管は各市町村選管に対し、〈1〉延期期限の9月22日までに知事選・県議選の実施は可能か〈2〉希望する投開票日――の2点を文書で回答を求めた。
その結果、9月22日までの選挙実施について「不可能」と回答した市町村はなかった。希望投開票日については、盛岡、釜石、花巻、大槌の4市町が「18日」とした以外は、「9月11日」か「11、18日のどちらでも可能」と答えた。
事務と人手が負担に 「9月18日」を希望した盛岡市と大槌町はともに、8月28日に首長と議会のダブル選を控えている。知事選が9月11日投開票となれば、告示日は8月25日となる。選挙期間が重なり、事務作業や人手の確保が大きな負担になる。
2市町の選管が特に問題とするのは期日前投票だ。知事選の期日前投票も8月26日から始まるため、26、27の2日間は、首長、議会、知事の三つの期日前投票が重なる。同28日は首長、議会選の投開票日の作業とも両立させねばならない。
大槌町幹部は「ただでさえ職員がいないのに……。11日は本当にやめてほしい」と訴える。
県は応援職員派遣へ 津波被害が甚大だった大槌町では、現在、専従で選挙事務をさばいているのは山形県川西町からの応援職員2人とOBら臨時職員2人の計4人。7月からは、東京・千代田区などから計4人が応援に入る予定だが、人手不足は否めない。
そこで、県は大槌町に、知事選の期日前投票が始まる8月26日から多数の県職員を派遣する。県が事実上、知事選の期日前投票事務を引き受ける形になる。
一方、盛岡市は、職員数が多いため、県職員の応援は断る方向。市長選、市議選と県知事選と重なる3日間は、期日前の投票場を増やし、配置する職員を増やすことも検討している。
(2011年6月24日 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110625_12
宮古市副市長に消防庁課長補佐 33歳名越氏
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宮古市議会は24日の臨時会で、2人目の副市長に総務省消防庁総務課長補佐の名越(なごし)一郎氏(33)を起用する人事案に全会一致で同意した。名越氏は7月4日に就任し任期は4年間。
名越氏は2009年7月から約1年4カ月間、内閣官房副長官補付として政府の安全保障や危機管理、自然災害対応に携わった経験がある。市議会の同意後、議場で「宮古市の一日も早い復興に向けて全力で努力したい」と決意を述べた。
市は、震災に対応する行政機能の強化を目的に副市長2人制導入を決め、6月定例会で定数条例を改正。外部からの招聘(しょうへい)を目指し、総務省に職員の派遣を要請していた。
市によると、同氏は震災対応の職務に専念し、山口公正副市長と役割分担する。山本正徳市長は「新副市長を加え、職員一丸で復旧・復興に取り組む」としている。
(2011/06/25)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110628091018.asp
相馬氏の発言めぐり懲罰委設置へ
県議会質疑が行われた27日、県の特別保証融資制度に関連する相馬〓一議員(無所属)の発言をめぐり、7時間以上にわたり本会議が空転した。議事録からの発言削除と陳謝を求める議会運営委員会の決定に相馬議員が従わなかったため、自民党会派は相馬議員の懲罰動議を提出。賛成多数で可決され、懲罰特別委員会が設置される見通しだ。懲罰特別委の設置は1988年5月以来、23年ぶり。※相馬〓一議員の〓は金へんに昌
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110629t11021.htm
臨戦モード、今ひとつ 2カ月切った仙台市議選
東日本大震災の影響で延期され、8月19日告示、28日投票で行われる見通しとなった仙台市議選(定数55)まで2カ月を切った。市議会6月定例会が28日に閉会し、通常なら臨戦態勢に入るタイミングだが、被災地を抱え、選挙へと気持ちを切り替えられずにいる現職が少なくない。前哨戦はお盆をまたいで繰り広げられることになり、元議員、新人を含めた各陣営は戦略の練り直しも迫られている。
「地元には宅地被害があった団地や仮設住宅が立地した地区がある。選挙をする気分ではないし、お祭りのような雰囲気は抑えられると思う」
本会議を終え、議場を後にした太白区の議員はこう話した。
震災で749人の死者・行方不明者を出した市内では、つましい選挙に徹しようとする動きが広まりつつある。甚大な津波被害を受けた宮城野区、若林区となればなおさらだ。
宮城野区の現職は「選挙を行い、新しい顔触れで復興に向けた議論を進めるのは当然だが、とても神経を使う戦いになる」と明かす。
自らも津波被害を受けた別の現職は「地域の心の傷は癒えていないが、震災と復興を語らなければ有権者の共感も得られない」と話した。
お盆と夏休みを挟んだ選挙戦は運動員が減ることが予想され、沈静ムードに拍車が掛かるとみられる。そこで浮かび上がるのが、「現職有利」の観測だ。
あるベテラン現職は「条件は皆同じだが、恐らく投票率は下がる」と話した上で、「基礎票を持ち、即戦力になる現職に追い風なのは間違いない」と説明した。
若林区から立候補を予定している新人は「選挙は現職有利と言われているが、震災後の議員の動きに物足りなさを感じている有権者もいる。新人が受け入れられる余地は十分にある」と真っ向勝負に挑む。
2011年06月29日水曜日
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>>1501>>1522
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110630_7
中村力氏が出馬を断念 知事選
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知事選への立候補を表明していた盛岡市の元衆院議員中村力氏(49)は29日、岩手日報社の取材に対し、出馬を断念する考えを明らかにした。
中村氏は、震災で沿岸部の有力支援者が被災したことなどを挙げ「選挙態勢が構築できない」と指摘。後援会幹部などと協議の結果、出馬を取りやめることを決めたという。
(2011/06/30)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001107010001
いわき市議書類送検/市議会が辞職勧告
2011年07月01日
いわき市議会は定例会最終日の30日、交通事故を起こして書類送検された松本正美市議に対する議員辞職勧告決議を賛成多数で可決した。松本氏は「議会の意思として重く受け止めるが(議員辞職は)司直の判断を待って身の振り方を考えたい」と答えた。
冒頭で松本氏が謝罪し、責任を取る形で市民福祉常任委員長の辞任を表明。休憩後、高橋明子氏(共産)が「接触事故と立ち去った事実を認めており、議員としての道義的責任は免れない」と議員辞職勧告決議案を提出した。
松本氏が所属する政新会の諸橋義隆会長は「いわき区検の決定を踏まえてから決めるべきだ」と反対した。採決の結果、市議32人中、同会派の7人を除く全員が賛成した。(佐々木和彦)
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下が見つからない
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110628-OYT8T00028.htm
むつ市の課題市長選を前に(上)
人口減から患者数が減っている脇野沢診療所。むつ市の財政に重くのしかかる 背後に山が迫る、むつ市の脇野沢診療所。下北半島の5市町村で組織する一部事務組合が運営する。駐車場に止まっている車は数台だけで、1階の受け付けロビーは高齢者の姿が目立つ。診察を受けに来た男性会社員(56)は「車を持たないお年寄りはここの診療所がないと困る。市中心部のむつ総合病院まではバスで1時間半はかかるので」と話し、診療所が地域医療で大切な役割を担っていると強調した。
会社員がそう思うのは訳がある。中心部から40キロほど離れた脇野沢地区は5月末現在、人口2017人で3年前より230人も減少。診療所の患者数も減っている。こうしたへき地医療を担う診療所は、脇野沢地区を含めて市内に3か所ある。毎年生じる人件費負担などの赤字は、市が一般会計から「負担金」として補填(ほてん)しているが、3診療所の一時借入金は膨れあがり、返済のメドがたたない不良債務は2010年度決算見込みで総額約40億円に上る。
むつ市は、同じく一部事務組合が運営する、むつ総合病院の高度医療整備などにかかった債務負担33億円を抱える。合わせた73億円について今後11年かけて一般会計から繰り出す計画で、今年度だけでも約22億円を支出する。
市財政課の職員は「医療過疎地域で自治体病院は最後のとりで。高度な医療体制を整える必要があり、採算を度外視してもやらなければならない」と、さらなる公費投入に理解を求めている。
しかし、市財政の見通しは明るいとは言い難い。国の普通交付税は今年度104億5000万円を計上したが、合併後10年が経過した15年度から合併に伴う国の財政措置が段階的に減少するため、20年度までの5年間で計18億円が減額となる見込みだ。
原子力施設が立地する下北半島。むつ市に国が支払った電源三法交付金は過去23年間の総額で250億円に上る。昨年度は一般会計の8%を占める電源立地地域対策交付金28億8000万円も交付された。
この原発マネーも、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、不透明感を増している。菅首相は5月10日の記者会見で今後のエネルギー政策について「従来の計画を白紙に戻して議論する」と発言。むつ市では、市の財政を支えてきた原発関連の補助金が削減されるのではないかという観測が広がっている。
実は、一般会計で1998年度から赤字を計上してきたむつ市。大畑、川内、脇野沢の3町村と合併した直後の05年度決算で、赤字は24億9000万円に膨らんだ。合併時から職員数を100人減らすなどの経費削減を図り、10年度決算で13年ぶりに累積赤字を解消する見通し。6月定例市議会の議案説明で、宮下順一郎市長は「計画より1年先行しての赤字解消の達成が確定的」と、1期目の実績として胸を張った。
一般会計が黒字に転換しても、住民税など自前の財源比率は24%(11年度)と依然として低いのも事実。地方行政に詳しい弘前大学の児山正史准教授は「病院への債務負担で一般会計が再び赤字に転落しないか不安。中長期的な収支見通しを作るべき」と指摘する。脆弱(ぜいじゃく)な財政基盤からの脱却に向けて、市政を担うリーダーの責任は極めて重い。
◇
むつ市長選が7月3日に告示され、10日に投開票される。これまでに再選を目指す宮下氏と、市議の新谷泰造氏が立候補を表明した。市の課題を探る。
(2011年6月28日 読売新聞)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110626110159.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
現新2氏の争いか/むつ市長選
任期満了に伴うむつ市長選(7月3日告示、10日投開票)は、26日で告示まで1週間となった。出馬を表明しているのは、いずれも無所属で、2期目を目指す現職の宮下順一郎氏(59)=自民党推薦=と、新人で市議の新谷泰造氏(61)の2人。対抗馬擁立を模索していた共産党は、25日までに擁立見送りを決定し、現新2氏の争いとなる可能性が高い。
宮下氏は杉山粛前市長の死去に伴う2007年7月の市長選に、自民、公明両党の推薦を受けて出馬し、初当選。「1期目の政策をさらに深め、市の飛躍につなげたい」と、今年1月に出馬を正式表明した。市議は28人中24人が現職を支援する議員団を結成している。
一方、連続3度目の挑戦となる新谷氏は、24日に出馬会見。現市政を批判し、職員採用試験の第三者機関委託などを訴えている。
対抗馬擁立を断念した共産党下北地区委員会の吉田麟地区委員長は「9月の市議選に力を集中し、(現有)2議席の確保に全力を挙げたい」と述べた。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001107020002
白河市長選、現新の争いか
2011年07月02日
●あす告示 白河・本宮市議も選挙戦か
白河市長選、同市議選と本宮市議選が3日、告示される。いずれも10日に即日開票される。
白河市長選は、現職で元県企業局長の鈴木和夫氏(61)と新顔の元設備工事業金山屯氏(71)が立候補を予定している。
鈴木氏は三菱ガス化学など大型企業の誘致を進めた1期目の実績を強調。さらなる企業誘致や災害に強い街づくりを公約に掲げる。
金山氏は前回市長選に続いての立候補となる。企業進出に頼らない街づくりや首都機能や県庁機能の白河市への移転を訴えている。
白河市議選は定数26。今のところ、現職21人、元職1人、新顔6人の計28人が立候補を予定している。党派別では公明1人、共産2人、無所属が25人。6月2日現在の有権者数は5万1890人。
本宮市議選は定数24。立候補の準備をしているのは現職20人、前職1人、新顔4人の計25人。党派別では公明1人、共産1人、無所属23人。6月2日現在の有権者数は2万5283人。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110701t61021.htm
原発から50マイルも余波 白河市長選3日告示
順調に企業立地が進んだ白河市の工業団地。原発事故で移転する企業の「受け皿」としての役割も期待されている=白河市豊地
任期満了に伴う白河市長選が3日に告示され、7日間の選挙戦が繰り広げられる。2期目を目指す無所属現職の鈴木和夫氏(61)に、無所属新人の無職金山屯氏(71)が挑む見通し。東北にとって首都圏との玄関口に当たる白河市は、企業立地で際立つ実績を上げてきた。だが、福島第1原発事故は白河市など県南地方にも影を落とし、今後の市政運営に影響を与えそうだ。(郡山支局・勅使河原奨治)
<「受け皿」なるか>
「福島第1原発から50マイル(約80キロ)以上離れている」。原発事故後、白河市の企業誘致担当者は訪問先の企業などで、そう付け加える。
距離の単位としてキロでなくマイルを使うのは、原発事故後に米国が自国民に呼び掛けた退避基準にちなんでいる。米国などへの工業製品輸出に際しても、「50マイル圏内」かどうかで扱いが違うという。
県工業統計(2009年)によると、白河市の付加価値額は743億円で県内4位、従業員数も7466人で5位。県南地方随一の工業都市だ。
ここ数年、インターネット検索で国内最大手のヤフーのデータセンター、三菱ガス化学の新工場などの立地が決まった。東日本大震災によって多少の遅れは出るかもしれないが、立地計画そのものに変更はなさそうだ。
白河市の和知政彦企業立地課長は「首都圏に近いという地の利を生かし、さらに企業誘致を加速させたい」と話す。
県内有数の工業集積を土台に、白河市は原発事故で移転せざるを得ない企業や人材の「受け皿機能」(金沢洋一産業部長)を果たすことも期待されている。福島県浜通り地方などの企業や従業員が、いつ現地に戻れるか分からない状況だからだ。
<風評被害で打撃>
その一方で、農業や観光の面では、県内のほかの地域と同様に風評被害などに見舞われている。
特に農業の影響は深刻だ。大手外食業者や食品加工業者と契約していた市内の農家は、ことし3〜5月、取引停止によって約3000万円の損害を受けたという。
白河市は原発から遠く、福島市や郡山市などより放射線量も低い。それでも「福島県」とひとくくりにされて被害を受けるのは、会津地方などと同じ構図だ。
浜通り地方と異なり、コメも自由に作れるが、白河市の農業金内幸重さん(79)は「秋に収穫しても、値段が付くかどうか分からない」と原発事故の影響が長引くことを心配する。
2011年07月01日金曜日
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白河市長選(2007年7月29日投開票)
当 15,656 鈴木和夫 無・新
11,859 桜井和朋 無・新
8,256 吉田好男 無・新
540 金山屯 無・新
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110707/elc11070718270000-n1.htm
宮城県議選、9月は困難 選管「再延期を期待」
2011.7.7 18:27
宮城県選挙管理委員会は7日の会合で、東日本大震災の影響で4月の統一地方選から延期されていた県議選を、延期特例法に基づく期限の9月22日までに実施するのは「困難」との結論を出した。被災地から避難した有権者の把握や、投開票所の確保が難しいことなどを重視した。県は国に現状を報告した上で「延期特例法の再延期を期待したい」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000007-mailo-l07
選挙:延期の地方選、「選挙期間が短い」 特例法で延長できず /福島
毎日新聞 7月8日(金)10時42分配信
東日本大震災と福島第1原発事故の影響で、住民が避難している町村に「選挙期間が短すぎる」との問題が浮上している。被災自治体の選挙延期を決めた臨時特例法は、選挙期間を5日と定めているが、県内外に住民が避難している現状では、不在者投票の手続きなどに日数が足りない。公職選挙法では延長できるが、特例法との齟齬(そご)で延長できなくなっている。
町村の選挙期間は通常、5日間(火曜告示、翌週日曜投開票)。公選法で告示日を「少なくとも投票日の5日前」と定めているため。特殊事情によっては、告示日を前倒しして、選挙期間を延ばすことができる。火山噴火の影響で全住民が避難した東京都三宅村では04年議員選の際、この規定を使って告示日を2日前倒しして、期間を1週間とした。
一方、特例法では告示日を「5日前」と定め、「少なくとも」の文言はない。阪神大震災時の特例法を参考に「災害対応が終わって落ち着いたら、選挙期間は5日間で十分」と想定していたからという。このため、被災自治体は現行では選挙期間の延長ができない。
県内の町村で、首長選や議員選の実施のめどが立っていないのは、川俣町▽広野町▽双葉町▽新地町▽大熊町▽川内村▽葛尾村−−の7自治体。選挙を行うには、全国各地に避難した住民に期日を周知しなければならない。また、多くの避難者は不在者投票の可能性が高く、5日間では、町村選管に不在者投票の請求手続きをして、票を送り返すのは困難な状況になっている。
新地町選管の担当者は「不在者投票の手続きを考えると、実務的に5日は厳しい。選挙期間はもう少し長い方が助かる」と打ち明ける。県選管も、告示期間を延長できる措置が必要との見解を示している。【種市房子】
7月8日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110708t11029.htm
神妙・困惑、陣営に動揺 宮城県議選先送り
東日本大震災の影響で9月22日まで延期されていた宮城県議選(定数61)は7日、「実施は困難」とする県選管の判断で、先送りの可能性が一気に高まった。震災前、立候補を予定していたのは88人。被災の少ない内陸部の現職が、神妙な表情で県選管の結論を受け止める一方、新人・元議員の間には、地域を問わず困惑と焦燥が広がった。
「準備した金はとっくに底をついた。4月以降は借金続きだ。新人は皆同じだろう」
仙台市内の選挙区から立候補を目指す新人は、「先送り」の報に動揺を隠さなかった。4月の統一地方選に備えて建てた事務所は震災で使用不能の状態。自宅も被災したという。「被災地はもっとひどい」と自らに言い聞かせるように話した。
県選管は「9月選挙」で最終調整を進めていたが、判断は一転した。肩透かしに遭った仙台市内の元議員は「なぜ延期なのか。被災市町が厳しい状況なら県が応援職員を派遣してでも行うべきだ」と怒りをぶちまけた。
被災自治体から立候補を予定する新人は「街頭活動や名刺印刷など選挙準備を本格化させたばかりだった。9月に実施してほしかったが、仕方ない」と唇をかんだ。
任期がさらに伸びることになる現職の反応は、賛否が分かれた。
仙台市の選挙区に立つ予定のベテラン議員は「被災者が苦しんでいる真っただ中に、選挙はできない。的確な判断だ」と再延期を支持。別の現職も「壊滅的な被害を受けた被災地への配慮が重要だ」と同調する。
一方、比較的被害が少なかった大崎市内の現職は「選挙は早く行うべきだ。有権者も投票機会を待っている」と訴えた。沿岸部の議員は、仮設住宅の整備にめどがついたことを理由に選挙の早期実施を主張。「県の復興計画を本格的に議論するのに今の身分では不十分。民意の審判を受けるのが筋だ」と強調した。
2011年07月08日金曜
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110708t11010.htm
「課題山積、延期助かる」沿岸自治体 宮城県議選先送りへ
東日本大震災で延期され、「9月2日告示、11日投票」で調整が進められてきた宮城県議選(定数61)が7日、先送りされることになった。投票所が避難所になっていたり、投票箱など選挙備品が流出したりした被災自治体は「準備期間が少しでも長くなるのは助かる」と胸をなで下ろした。一方、首長選と議員選の同日選を実施する自治体の担当者は「経費節減を考えるなら、県議選と合わせてトリプル選の方が良かった」と複雑な思いを漏らした。
「実施を遅らせることはありがたいし、歓迎している」。「9月11日の実施は非常に難しい」と訴えてきた石巻市の亀山紘市長は、ほっとした表情を浮かべた。
市選管によると、震災により、市内137の投票所は震災で約40カ所が使用できない。選挙人の所在確認や、選挙事務の人員確保といった難題も抱える。
亀山市長は「選挙よりも先にやるべき課題が山積している。被災者がある程度安定した生活が送れるようになってから選挙を実施してもらいたい」と要望する。
南三陸町の佐藤仁町長も「町は依然として、選挙ができる状況にはない。延期は助かる」と歓迎した。山元町の斎藤俊夫町長は「広域的に行われる県議選では各市町村の足並みがそろうまで待つしかないのだろう」と話した。
9月11日に市長選、市議選の投開票が決まっている塩釜市。トリプル選の回避に「市長選・市議選と県議選では告示日が異なるので選挙人名簿も2種類必要になる。混乱の元になるのではないかと懸念していたので、方向性が決まってほっとした」と選管の担当者は受け止める。
一方で「県議選とのトリプル選であれば、震災対応で財政が苦しい中、人件費を大幅に削減できた」とも説明した。町長選、町議選の同日選を控える七ケ浜町選管も「経費節減を考えるならトリプル選の方が良いが、どちらが良いかは一概には言えない」と話した。
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◎「当然」「復興へ早く」/有権者さまざま
「まだ選挙どころじゃない」「新しい議員で早く復興を」―。津波で被災した有権者は県議選が先送りされたことを、さまざまな思いで受け止めた。
石巻市北上町の相川子育て支援センターに家族3人で避難する相川地区自治会長の鈴木学さん(66)は「住民感情を考えれば先送りは当然」と話す。
「地区には仮設住宅の抽選に当たらない人や仕事を探している人がいる。選挙をしても関心を持てないし、実際、話題にも上っていない」
気仙沼市南町の自宅が全壊し、避難所生活を送る無職岩井清吉さん(75)は「被災地にとってはいいこと。被災者は生活の再建で精いっぱい。仮設住宅やアパートなどへの引っ越しが続き、住居も落ち着かないようでは、選挙をやっても混乱するだけだ」と話した。
一方、早期実施を望む声もあった。家族5人で石巻市成田の市河北総合センターに避難する自営業の高橋定さん(63)は「既に任期を過ぎており、議員自身も不安定な状況だと思う。新議員を選び、腰を据えてしっかりと復興に取り組んでもらったほうがいい」と語った。
2011年07月08日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20110708_07.htm
宮城県議選先送り「第二の浦安」懸念も 混迷政局ほんろう
東日本大震災で9月22日まで延期された宮城県議選は7日、県選管が期限内の実施は困難との結論を出し、先送りされる見通しとなった。県選管は最後まで「9月2日告示、11日投票」を模索したが、石巻市の同意が得られなかった。期限を再延期する法案提出の動きが急浮上するなど、混迷政局にもほんろうされ、悩んだ末の方針転換だった。(1.16.23面に関連記事)
県選管が「9月選挙」へ走りだしたのは、前回6月24日の会議からだ。石巻市など被災10市町は「実施困難」と訴えたが、県が選挙事務を支援すれば実施できると見込み、「説得」に当たった。
同じ被災県の岩手が県議選の「9月11日投票」を決め、津波で壊滅的被害を受けた同県大槌町でさえ、8月28日投票で町長選と町議選の実施に踏み切った。「大槌ができるなら宮城もできる」との思いが県選管にあった。
多賀城市と七ケ浜町は同意。被害の大きい南三陸町や女川町など7市町も「県選管が実施を決めれば、従うしかない」と渋々受け入れた。だが、石巻市は「県の支援を得ても選挙は難しい」とかたくなだったという。
県選管の頭をよぎったのは4月にあった千葉県議選。震災復旧を優先した浦安市が選挙事務を拒否し、同市選挙区だけ当選人がいない異例の事態に陥った。県選管関係者は「第二の浦安市はつくれない」と頭を抱えた。
県選管が「9月選挙」に走ったのは、6月下旬の段階で国会に9月22日の期限を再延期する動きがなかったためだ。被災市町にも「期限内に実施しなければ、法律違反になる」と理解を求めた。
状況が一変したのは今月4日。政府・民主党が再延期法案を提出する方針を固めた。「与野党合意はあるのか」。県選管は情報収集に追われたが、衆参両院で法案が通る確証は得られなかった。
再延期は、菅直人首相の衆院解散・総選挙を封じる狙いもあるとされ、法案の行方には不透明感が漂う。「再延期の保証もなく先送りできるのか」「強行すれば石巻市が怒る」。県選管は最後の最後まで迷った。
県選管の方針が一転するまでの経過をつぶさに見た県幹部は「もっと早く再延期の動きが浮上すれば話は違った。国政に振り回されただけだ」と県選管に同情した。
(長谷美龍蔵)
2011年07月08日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110708t21004.htm
10日投票・むつ市長選 原子力政策、争点にならず
任期満了に伴う青森県むつ市長選(10日投票)は、最終盤の戦いに入った。同市とその周辺には原子力関連施設の立地や建設計画が集中するが、立候補した2陣営は原子力政策について「国の対応を待ちたい」とし、熱い論戦にはなっていない。福島第1原発事故を受け、原子力施設への対応は大きな焦点に浮上。政府の迷走を不安視する有権者からは「自分の主張を持つべきだ」との批判も上がる。(むつ支局・菅谷仁)
市長選に立候補しているのは、無所属現職で再選を目指す宮下順一郎氏(59)=自民・公明推薦=と、無所属新人で元市議の新谷泰造氏(61)。
宮下氏は、市内に建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設に推進の立場を取ってきた。施設立地に伴い、国から入る電源交付金を活用した事業などには前向きだ。
選挙戦で宮下氏は「原発事故で価値観が変わった。慎重にならざるを得ない」と強調するが、貯蔵施設に対する姿勢は「安全性や計画の可否は国の議論を見守りたい」と明確にしていない。
新谷氏は将来の自治体運営について原子力依存からの脱却を訴えるが、「基本的には菅直人首相に従う。むつ市での即時計画中止は、経済への影響を考えると現実的ではない。原子力はメーンの争点になりにくい」と言う。演説でも原子力に多くの時間を割かない。
中間貯蔵施設の建設工事は震災を受けてストップしたまま。市内では建設事業者や、作業員を泊める旅館業、飲食業などに影響が出ている。
建設を請け負う土木工事会社社員の男性(32)は「貯蔵施設があるのは不安だが、今の生活を守らないといけない」と複雑な胸中を明かす。
1月に長男が生まれたという。「事故があって子どもが被ばくしたらと思うと泣きたくなる。候補者は、市民を守る指針を示すべきではないか」と話す。
福島第1原発の事故による被害は周辺自治体に広がる。むつ市にとっては東通村の東北電力東通原発の安全対策も懸念材料。九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題をめぐり、菅政権がちぐはぐな姿勢を示したこともあり、自治体の枠を超えた強い発言力を望む声は多い。
漁業男性(61)は1981年に原子力船「むつ」の母港がむつ市関根浜となったことを振り返って言う。「あれ以来、むつ市は国の施策に従ってきた。待ちの姿勢ではなく、下北半島の中心市としてどうするのかを真剣に考えてもらいたい」
2011年07月08日金曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001107090004
民主、候補擁立断念へ 盛岡市長選
2011年07月09日
民主党岩手県連は8月21日告示、同28日投開票の盛岡市長選で独自候補の擁立を見送る方向で調整に入った。震災の発生で「激しい選挙戦をしている雰囲気ではない」という判断もあり、擁立作業は時間切れになる公算が大きい。
県連ではこれまで数人に立候補を打診したが、震災の発生で「選挙どころじゃない」と断られるなどして擁立作業は難航。作業に当たってきた県連幹部は朝日新聞の取材に「独自候補の擁立は厳しい」と話した。14日の市選挙管理委員会による市長選の立候補届け出説明会までの擁立は事実上難しい状況だ。
さらに、震災で盛岡市議選が延期され、市長選と同日選になったことも影響している。市議選は定数が前回より四つ減るため、「市議は自分の議席を守ることで精いっぱい」(同党関係者)で、擁立作業は暗礁に乗り上げている。
市長選に立候補を表明しているのは、県議会議長や自民党県連幹事長を務め、3選を目指す現職の谷藤裕明氏(61)のみ。民主党(旧自由党)は過去2回の市長選で自主投票としており、今後はどのようなスタンスで臨むか、引き続き検討を進める。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110712_2
民主県連、谷藤氏と「復興協力」 盛岡市長選
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8月21日告示、同28日投票の盛岡市長選で、民主党県連副代表で1区総支部長の階猛衆院議員と3選出馬を表明している現職谷藤裕明氏(61)=無所属=は10日、盛岡市内で会談し、震災復興に向けて協力していくことで一致した。谷藤氏は同県連1区総支部が近く提言する政策を自身のマニフェストに反映する意向も示したとされ、同県連は独自候補擁立を見送る方針だ。
盛岡市長選で現在出馬の意向を示しているのは谷藤氏のみ。谷藤氏は連合岩手、岩手友愛会に推薦要請しており、両団体とも推薦の方向。ほかに共産党県委員会が独自候補擁立を模索している。
(2011/07/12)
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http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY201107120722.html
福島県議選、延期期限内の実施は困難 国に再延期要請へ
福島県選挙管理委員会は12日、震災と福島第一原発事故の影響で延期されている県議選について、特例法が延期期限とする9月22日までの実施は困難との結論を出した。13日にも再延期を国会と総務省に要請する。
県選管によると、県内では予定通り実施が難しい選挙に指定された22市町村の選挙のうち、相馬市、川俣町、広野町、川内村、双葉町、葛尾村、新地町、大熊町の8市町村は今月上旬、総務省の照会に対し、有権者の居住状況を把握しきれないなどとして、期限内の実施は困難と答えていた。
県選管は、市町村選が実施できることが県議選実施の前提になるとして、現状では適正に執行できないと結論づけた。(井上亮)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20110712-OYT8T01138.htm
運転代行料 政調費で処理
昨年度、総額25万 秋田市議ら13人
秋田市議と前市議計13人が2010年度、飲食を伴う懇親会などの後に使った運転代行料を、政務調査費として処理していたことが12日、わかった。総額は25万円以上で、1人で合計5万4000円を充てた現職議員もいた。
同市議会の場合、各会派に所属議員1人当たり年間最高120万円の政調費が支給され、10年度は42人に支給された。10年度の政調費収支報告書によると、運転代行料を政調費で処理していたのは、秋水会9人、フォーラム21と市民クラブが各2人。いずれも、研修会や研究会後の懇親会などに出て帰宅する際、運転代行を使っていた。
同市議会の政調費の運用指針では、運転代行料に関する規定はないが、同市議会事務局によると、研究研修費の中の「交通費」として慣例的に充てられている。同事務局は「勉強や調査目的であれば、交通費として運転代行料は指針に触れるものではない」としている。
一方、政調費を運転代行料に充てないことを申し合わせている会派もある。公明党の石塚秀博会長は「運転代行料の領収証は手書きも多く、あいまいな支出に政調費を充てるべきではない」と説明する。
新潟市議会では、政調費の運用指針で「調査研究活動に適さない経費」として運転代行料を挙げ、明確に禁止している。
(2011年7月13日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001107130003
大槌町長選、動き出す 2氏立候補表明
2011年07月13日
宮城県利府町議の太田賢(まさる)氏(68)は12日、岩手県大槌町で会見し、8月23日告示、28日投開票の大槌町長選に立候補を表明した。元町総務課長の碇川豊氏(60)も近く改めて立候補表明し、第3の候補者の動きもある。復興の先頭に立つ町長を決める選挙戦は、すでに動き出している。
「何とかしなきゃいけないと思った」。12日、震災後4カ月経っても廃虚の市街地を見下ろす小鎚神社。屋外で会見した太田氏は汗もぬぐわず語った。公約には、森林と海を活用した雇用創出と、町長報酬や退職金を原資にした臨時職員雇用などを掲げた。町長は3代20年間、町職員経験者が続く。「役所の発想ではできない。スピード感を持たないと」
支援者は地元中学の同級生ら。その一人は「この町には外からの改革が必要だ」と話す。50年間大槌を離れていただけに知名度も組織もない。あいさつ回りと後援会作りに忙しい。
対する碇川氏は12日、自宅で震災後初の後援会女性部役員会を開き「過疎で高齢化が進む元の大槌に戻しても仕方がない。平時できなかったことを思い切ってやる」と意気込みを見せた。震災以来、選挙活動を自粛し、ボランティア活動などをしていた。今後、住民に積極的に訴えていく。
一方、震災前まで現職の加藤宏暉氏を推していた町議らの一部から、震災後の混乱期に指揮を執った東梅政昭前副町長を担ぎ、碇川氏を副町長にすることを条件に、一本化して町長選を回避する動きがあった。「選挙で争う場合ではない」という理由だった。碇川氏は立候補の意思を曲げず、東梅氏は体調を理由に辞退した。
擁立に失敗した町議らは新たな候補者の模索を始め、議長経験のある町議が前向きな意思を示している。「28日の立候補予定者説明会までには決めたい」と町職員OBら加藤氏の支持勢力の再結集を狙う。
かつて加藤氏を支持していたある町民は「1人出れば、反対勢力が別の人をかついで政争になる町だ。政策対立でなく好き嫌いならやらない方がいい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110714/plc11071418400019-n1.htm
被災地の地方選、12月末まで再延期 与野党合意
2011.7.14 18:36
与野党は14日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会の理事懇談会で、東日本大震災被災地の地方選について、現行の延期期限である9月22日までに実施するのは困難な自治体があるため、12月31日までさらに延ばすことで合意した。松崎公昭委員長が地方選延期特例法改正案を提出し、月内にも成立する見通しだ。
宮城、福島両県選挙管理委員会は津波被害や福島第1原発事故の影響が残っているとして、与野党や総務省に期限を再度延期するよう要望していた。
ただ、与党内には首相の衆院解散権との関係上、あまり地方選を先に延期するのは好ましくないとの意見もあり、当面は12月末までとするのが適当と判断した。
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110715b
家賃分46万円返還へ 大里県議会議長、収支報告書を修正
自己の所有物件の一室を事務所として使い、家賃を政務調査費(政調費)から支払っていた問題で、県議会の大里祐一議長(鹿角市郡選挙区、自民)は14日、2007〜10年度に支出した計46万5900円を県に近く返還する考えを明らかにした。
大里議長は取材に対し「(事務)処理の仕方に不手際があったかもしれない。県民に誤解を与えかねない」と述べた。11日に政調費収支報告書を修正し、賃借料をさかのぼって支出ゼロとした。大里議長の返還金は、県の諸収入として一般財源に繰り入れられる。
事務所は鹿角市花輪の「大里病院」の一室にあり、登記簿上、病院の建物は大里議長の所有。大里議長は、院長で病院を運営する医療法人春生会の理事長を務めている。
収支報告書などによると、大里議長は同法人に対し、領収書提出が必要になった07年度に11万円、08、09年度は各12万円、10年度は11万5900円を家賃として政調費から支払っていた。支出額は同法人の雑収入となっていた。
(2011/07/15 08:44 更新)
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110721b
自宅事務所に政調費108万円支出 大野元県議会議長
自民党県連会長で、元県議会議長の大野忠右エ門県議(大仙市仙北郡選挙区)が自宅の一部を事務所に使い、2008〜10年度の政務調査費(政調費)から、家賃計108万円を支出していたことが20日、分かった。県議会の政調費マニュアルは自宅を事務所として使う場合、政調費を充てることを不適切としている。大野氏は使途基準を知っていたが、「県議会事務局に不適切と指摘されたことがなく、問題ないと判断した」と釈明している。
08〜10年度の政調費収支報告書によると、大野氏は政調費から、家賃として月3万円を「大野忠右エ門後援会」宛てに支出。領収書は後援会長が発行していた。
大野氏によると、大仙市長野の自宅の一室(約33平方メートル)が政務調査活動の事務所となっており、後援会事務所を兼ねている。後援会は使用料折半分として月3万円を負担。政調費分の月3万円と合わせて月6万円を土地所有者の長男に支払っていた。
登記簿上、自宅建物は大野氏、土地は長男が所有。大野氏は「(建物と土地は)自分の親から、長男が相続したと思っていた」と説明。事務所は自宅の一部にあるが、「居間などと兼用しているわけではなく、しっかりとした事務所スペースになっている」としている。
(2011/07/21 08:40 更新
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http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110722b
政調費から家賃支出、小松副議長も 自己所有物件に12万円
県議会の小松隆明副議長(大仙市仙北郡選挙区、自民)が自己所有の建物の一室を事務所に使い、08年度の政務調査費(政調費)から家賃として12万円を支払っていたことが21日分かった。
小松氏によると、事務所は大仙市刈和野の自宅と同じ敷地にある「三光製材」に設けられている。小松氏はかつて同社の代表取締役で、現在は取締役。今は妻が代表取締役を務めている。登記簿上、同社の建物を所有する小松氏は、「建物は会社のものだと思っていた」としている。
自分が所有する建物への政調費からの家賃支出をめぐっては、大里祐一議長(鹿角市郡選挙区、自民)も同様に行っており、自分が理事長を務める医療法人に支払った約46万円を県に返還する手続きを済ませた。
自己所有物件に政調費から家賃を支出することについては、本県以外の東北5県がマニュアルで不適切と定めている。
(2011/07/22 08:38 更新)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110724_1
「首相退陣を」発議提案へ 県議会・民主党ゆうあいク
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県議会会派の民主党・ゆうあいクラブ(佐々木順一代表)は、8月9日に招集される県議会臨時会に、菅直人首相の即時退陣を求める議員発議案を提案する方針を固めた。他会派にも賛同を呼び掛ける構え。首相の身内である党県連が同様の議案を出すのは極めて異例だ。
発議案は、退陣表明をしながら「震災対応に一定のめどが付くまで」として退陣時期を明確にしない菅首相に対し、「首相の存在が復旧・復興を妨げている」などとして、即時退陣を迫る内容となる見通し。
議案の具体的な文面や決議案もしくは意見書案など、どのような形式で提案するかは、今後詰める方針だ。
(2011/07/24)
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>>1763>>1766
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20110724ddlk06010020000c.html
選挙:山形市長選 自民山形市支部、大内県議の擁立断念 長谷川市議に要請 /山形
任期満了に伴う山形市長選(9月11告示、18日投開票)で、自民党山形市支部は、出馬要請していた同市選出の大内理加県議(48)
の擁立を断念した。告示まで2カ月を切る中、市支部は23日、長谷川幸司市議(51)=山形市江俣3=に正式に出馬要請した。長谷川市議は、市支部長の斎藤武弘市議と遠藤利明衆院議員から立候補の要請を受けたことを明らかにし、「後援会など支援団体に相談して、今月中に結論を出したい」と答えた。
斎藤支部長らによると、市支部は22日夜、常任幹事と県議の顧問を集めた緊急会合を開いた。斎藤支部長らが、擁立作業の経緯と、大内氏の擁立を断念したことを報告。別の候補者を擁立する方針を決め、遠藤衆院議員に対応を一任することにしたという。
市支部は先月19日に大内県議に立候補の要請をした後、大内氏の支援団体などに働きかけ、水面下で環境整備を進めてきたが、作業が難航していた。
大内県議は「市議のみなさんや先生方が一丸となって応援してくださるということで、一時は立候補に気持ちが傾きましたが、私の支援団体など周辺の環境が整いませんでした」と辞退した理由を述べた。「支援してくださった市議の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話した。【和田明美】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20110723-OYT8T00825.htm
山形市長選 長谷川市議に出馬要請
自民 大内県議の擁立断念
山形市長選(9月11日告示、同18日投開票)に向け、自民党山形市支部は23日、出馬を要請していた大内理加県議(48)(山形市区)の擁立を断念し、新たに同支部幹事長の長谷川幸司山形市議(51)に出馬を要請した。同日夕に遠藤利明衆院議員と斎藤武弘支部長(山形市議)が本人に伝えた。取材に対し、長谷川氏は「市長選出馬は考えたこともなかった。後援会と相談し、今月中に回答したい」などと答えた。
長谷川氏は1999年に初当選。今年4月の市議選は2番目に多い得票で4選を果たした。
同市長選では自民系が過去2回連続で独自候補擁立を断念、事実上の不戦敗となったことから、同支部などは危機感を強めている。
遠藤氏と同支部では、6月中旬までに大内氏に出馬を要請。しかし、大内氏は4月の県議選を戦ったばかりであることや、後援会内に消極的な意見もあったことなどから、出馬の可否を慎重に見極めていた。大内氏は23日、「環境が整わなかった。県議の仕事をしっかりと務めたい」と話した。
一方、7月に入り、大内氏の擁立作業が難航する状況が伝わると、関係者の間で「不戦敗だけは絶対に回避するべき」との声が強くなり、大内氏の擁立作業にも携わった長谷川氏の出馬を待望する声が浮上。最終的に候補者選考は遠藤氏に一任され、強固な後援会組織を持つことや若さを前面に押し出せることなどから今回の出馬要請となった。
同市長選には現職の市川昭男氏(69)が6月に出馬を表明。既に企業・団体へのあいさつ回りなど、活動を始めている。
(2011年7月24日 読売新聞)
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http://news.ibc.co.jp/item_16565.html
知事選 非民主3会派が統一候補擁立へ (2011年07月26日 19:09 更新)
9月11日に投開票が行われる知事選に向けて県議会の3つの会派が近く新しい政治団体を設立して非民主の統一候補を擁立する意向を明らかにしました。きょうは新しい政治団体の呼びかけ人となる県議会の会派「自由民主クラブ」、「地域政党いわて」、「社民党」の代表者がそろって記者会見をしました。近く設立される政治団体の名前は『いわて復興県民の会』。設立の趣旨、目的は「一党一派に偏り、発進力に乏しい現県政を正す」「震災からの復旧・復興を情熱とスピード感をもって進める体制を構築する」などとしています。新しい政治団体『いわて復興県民の会』は幅広い県民に参加を呼びかけ、今月中には体制を固めるとともに知事選に擁立する候補者を明らかにするとしています。
震災で延期されていた知事選挙は来月25日告示、9月11日に投開票が行われます。
これまでに知事選には民主党推薦で現職の達増拓也氏、共産党推薦でいわて労連議長の新人・鈴木露通氏、会社役員で新人の芦名鉄雄氏の3人が立候補を表明しています。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110727-OYT1T01272.htm
市議16人が居酒屋で総会、政務調査費で処理
秋田市議会の議員16人が2010年7月、同市内の居酒屋で開いた総会と懇談会の会費1人当たり5000円を、政務調査費で処理していたことが27日、わかった。
政調費が支給される秋田県内10市議会のうち、秋田市以外の9市議会では、飲酒をともなう会合への政調費の支出を原則認めないか、自粛している。会に出席した議員は今後、返還すべきかどうか検討するという。
総会と懇談会に出席したのは、同市議会4会派の議員でつくる「市史跡整備促進議員の会」の16人。昨年7月12日、「藤倉水源地」など3か所を視察した後、同市山王の居酒屋で総会を開き、事業計画や予算について審議した後、懇談会に移行した。
同市議会の政調費の運用指針では、使途として「飲食を主目的とした会合は認めない」と定めているが、「調査研究活動の意見交換の場としての懇談会は、報告書に内容の記載があれば認める」としている。
同会会長の相場金二議員(79)は「主たる目的は総会でやましいところはないが、今後運用指針を見直すかどうかについて問題提起する必要がある」と話している。
(2011年7月28日17時40分 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110728t31027.htm
岩手県知事選 自民など3会派の擁立候補 高橋博之県議浮上
8月25日告示の岩手県知事選(9月11日投票)で、県議会の自民クラブと地域政党いわて、社民党の3会派が近く設立する政治団体「いわて復興県民の会」が擁立を目指す候補者に、地域政党いわての高橋博之県議(36)=花巻選挙区=が浮上していることが分かった。3会派で調整を進めており、今月中にも決まる見通し。
地域政党いわての幹部は27日、高橋氏が現在、擁立を検討している複数の候補予定者の一人で、現在3会派が最終調整していることを認めた。
関係者によると、高橋氏は既に出馬の意思を固めているもようで、知事選と同日に投票が行われる県議選に、自らの後継候補を立てることも決めているという。
高橋氏は花巻市出身。衆院議員秘書やNPO事務局長などを経て、2006年の県議補選で初当選し現在2期目。
知事選をめぐっては、再選を目指す現職の達増拓也氏(47)=民主推薦=、いずれも無所属新人の、県労連議長鈴木露通氏(60)=共産推薦=、会社社長芦名鉄雄氏(66)の3人が出馬を表明している。
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http://www.asahi.com/politics/update/0729/TKY201107290522.html
岩手知事選、県議の高橋博之氏が立候補表明
9月11日投開票の岩手県知事選に、同県議の高橋博之氏(36)が29日、無所属で立候補すると表明した。各党への推薦要請はしないが、県議会の自由民主クラブ、地域政党いわて、社民党の3会派が設立する政治団体が支援する。高橋氏は出馬表明に伴い、県議を同日、辞職した。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110729_1
43歳小原氏が出馬の意向 県議選花巻選挙区
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花巻市北笹間の会社役員小原康二氏(43)は、9月2日告示、同11日投票の県議選花巻選挙区(定数4)に立候補する意向を固めた。知事選への出馬が有力視されている地域政党いわての県議高橋博之氏(36)の後継とみられる。週内に正式表明する見通し。
同市北笹間出身で1985年に花北商高(現・花北青雲高)を卒業。同市で保険代理店を父と開業する。2009年から笹間第一小PTA会長。
花巻選挙区では民主党の佐々木順一氏(59)と小田島峰雄氏(60)、社民党の木村幸弘氏(51)の現職3人と、無所属で新人の名須川晋氏(43)=民主党推薦=が出馬を予定する。
(2011/07/29
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http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_25104.html
高橋前県議出馬へ いわて復興県民の会が推薦 (07/30)
8月25日告示、9月11日投開票の知事選に、前県議高橋博之氏(36)=花巻市=が無所属で立候補する。県議会の自由民主クラブ、地域政党いわて、社民党の3会派が中心となって組織する政治団体「いわて復興県民の会」(畠山さゆり会長)が推薦候補の形で擁立したもので、県庁で29日に記者会見を開き、正式に発表した。高橋氏は「小沢王国」に終わりを告げる戦いにしたい旨の考えを示しており、「非民主」の政治勢力を結集して挑む。
会見で高橋氏は東日本大震災に触れ、復旧・復興には相当のエネルギーを必要とすることを強調。その上で「エネルギーの源は情熱だが、今の県政からはエネルギーや情熱は伝わらない」と批判した。
また、知事選候補として自身が擁立されたことに関して「天命」とも語り、一党一派に偏らず、不偏不党、公正で透明な県政運営で復興に取り組む考えを示した。
さらに、民主党元代表の小沢一郎氏を中心とした本県の政治勢力については「『親小沢』『反小沢』と小沢さんを主語にして政治を語る時代を終わりにしたい」 「小沢さんに引導を渡すのは、菅(直人)さんでも国政政党でもない。われわれ県民自身が『ご苦労さまでした』とお引き取り願おう」と語った。
知事選への出馬を踏まえて高橋氏は同日、所属していた地域政党いわてを離党したほか、県議も辞職した。
高橋氏は、2000年に青山学院大を卒業。衆議院議員秘書やルポライター、NPO法人事務局長などを経て、06年から県議を2期務めていた。
被災県で初めて行われる知事選には、これまでにいずれも無所属で表明順に現職達増拓也氏(47)=民主党推薦=、新人でいわて労連議長鈴木露通氏(60)=共産党推薦=、同会社役員芦名鉄雄氏(66)が立候補を予定している。
【写真】高橋博之氏
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>>1414>>1436>>1523
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000008-khks-l07
次期衆院選の「代理戦争」 会津若松市長選、あす告示
河北新報 7月30日(土)6時10分配信
任期満了に伴う福島県会津若松市長選は31日に告示され、7日間の選挙戦に入る。いずれも無所属新人で、会津若松市と合併する前の河東町長だった栗城春夫氏(60)と、元福島県議の室井照平氏(55)が立候補する予定だが、両氏を後押しするのが、衆院福島4区の現職で民主党の渡部恒三氏(79)と、現市長の菅家一郎氏(56)。菅家氏は自民党から4区に立候補する予定で、次の衆院選で両氏はぶつかる。栗城氏と室井氏の政策に大きな違いはなく、市長選は次期衆院選の「代理戦争」の様相を呈しつつある。(会津若松支局・菅野俊太郎)
栗城、室井氏とも「市民党」を掲げるが、渡部氏が栗城氏を支援し、菅家氏が室井氏をバックアップする構図になっている。
活発な動きを見せてきたのは栗城氏。前回市長選(2007年)にも立候補し菅家氏に敗れたが、「4年前から(今回の選挙の)準備を進めてきた」と意欲を示す。市内をこまめに回り、支持拡大に努めてきた。
対する室井氏は当初、県議選への立候補を目指していた。ところが3期目の菅家氏が昨年12月、次期衆院選へ回るために市長選には立候補しないことを表明。室井氏はことし1月「疲弊する地元経済を立て直したい」と市長選立候補に方針転換し、ミニ集会を重ねて知名度を高めている。
渡部氏は前回市長選でも栗城氏を支援した。まだ栗城氏陣営の集会に顔を出していないが、渡部氏に近い地元関係者は「栗城氏への支援は前回以上。これまでの市長選で最も力を入れている」と強調する。
一方、菅家氏は今月3日に市内で開かれた室井氏の支援者の集会に出席し、「任期中に決めた観光政策などを生かしてくれるのは室井さん。まちづくりのため今後も2人で連携していく」と全面支援を訴えた。
会津地方の政界は衆院中選挙区時代から、渡部氏と故伊東正義衆院議員の双方の支持勢力のせめぎ合いが続いてきた。菅家氏は伊東氏の支持基盤を受け継いだ形になっている。次の衆院選で激突する可能性が高い渡部、菅家の両氏にとって、市長選の結果は今後に重大な影響を及ぼしかねず、どちらも全面支援の態勢で市長選に臨む。
変革(栗城氏)と継続(室井氏)の差はあるものの、雇用の確保や行財政改革の推進、福島第1原発事故への対応といった基本的な政策で、両者に大きな違いはない。
それだけに、立候補予定者よりも、背後にいる渡部、菅家両氏の存在感が増しており、市長選の行方を大きく左右しそうだ。 .
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001107300001
会津若松市長選、新顔同士か
2011年07月30日
●あす告示 市議選も選挙戦か
会津若松市長選と同市議選が31日、告示される。市長選にはいずれも無所属新顔で、元河東町長の栗城春夫氏(60)と、元県議の室井照平氏(55)が立候補を表明している。両選挙は8月7日に投開票される。6月2日現在の有権者数は10万1291人。
3期務めた菅家一郎市長(56)が引退を表明し、12年ぶりに市のリーダーが代わる。原発事故による風評被害で落ち込む観光業の立て直し、中心市街地の空洞化対策や雇用創出など、課題が横たわる。
栗城氏は前回に続き2度目の挑戦。「マンネリ化した市政の刷新」を訴え、渡部恒三衆院議員や民主党県議らが支える。室井氏は菅家市長から後継指名を受け、「民間の視点で会津を再生させる」と主張し、自民党の支援も取り付けた。
市議選(定数30)には32人が立候補の準備を進めている。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110730t11022.htm
震災対策よそ「内輪もめ」町民あきれ顔 宮城・涌谷町長選
任期満了に伴う宮城県涌谷町長選(8月2日告示、7日投票)は、現職に3新人が挑む構図がほぼ確定した。退任の意向だった現職が突然の方針転換で5選を狙う。新人の元副町長、元町議らが多選批判を展開して立候補する。東日本大震災後、県内で初めて行われる首長選は、政策論争そっちのけの混戦となっている。
現職の大橋荘冶氏(75)が立候補を表明したのは6月6日。「未曽有の震災を受け、多数の町民から続投するよう要請された」と述べた。
4月の町議会では「任期満了までは震災復興に全力で当たる」と退任を示唆。大橋氏の「後継」を目指す形で5月に立候補表明した元副町長安部周治氏(63)の後援会顧問だっただけに、唐突な「心変わり」は関係者を慌てさせた。
大橋氏は「震災対応の途中で副町長職を投げ出したのは無責任」と腹心だった安部氏を批判。4期務めた抜け目なさを見せた。
対する安部氏も「震災直後、現職は町長室にこもるばかりだった。災害対策本部で陣頭指揮に当たったのは私だ」と多選批判でやり返す。
2人の確執の背景には、町議グループ同士の勢力争いがあるようだ。
町議14人はおおまかに「町長派」と「副町長派」に分かれる。大橋氏が退任するとみられた時期は、町長派が別の有力者の擁立を模索したが実現しなかった。逆に副町長派は、安部氏が立候補を決断し着々と態勢を固めた。焦った町長派は、現職の大橋氏に続投を迫るしかなかった。
町を二分する争いに割って入る勢力もある。町議会で無派閥だった元町議の久勉氏(63)が7月8日に立候補表明。「役場内は自由に意見交換できる雰囲気がない」と強調し、町政批判票の取り込みを狙う。
6月に立候補を明らかにした会社社長沢田哲夫氏(80)は「人口と雇用の2割増大」を公約に、観光に力を入れる方針を掲げる。
小さな町のトップ選びは政争の側面ばかりが際立ち、肝心の政策論争は盛り上がらない。
町の本年度の一般会計当初予算は約63億円。震災では公共施設だけで約28億円の被害があった。震災復興と財政健全化をどう両立させるか、各陣営の主張に明確なビジョンは見えない。
福島第1原発事故の影響で放射性セシウムが県内の稲わらから検出され、県産肉牛が出荷停止となった問題も急浮上。町内にも畜産農家があり、町がどう支援していくかも待ったなしの課題だ。
震災直後にめぐってきた選択機会。50代の商店主男性は「役場の中の内輪もめをしているようにしか見えない。何を基準に選択すればいいのか分からない」とあきれた表情を見せた。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001107290001
ゼロからの選択 大槌町(上)
2011年07月28日
がれきが撤去され、更地が広がる市街地。新町長が町づくりを決めるまで、このまま放置される=大槌町、相場郁朗撮影
大槌町長選、町議選まであと1カ月。市街地が壊滅し、町長不在が続く中、「ゼロ」からのかじ取りに誰が名乗りをあげ、どう選ぶかは、かつてない重みを持つ。被害の甚大さと、政治判断できない状態が重なり、復興の遅れが不安視される。立候補予定者、有権者、町議とその周辺の変化を追った。
◇
町長選に7月、相次いで立候補表明の会見をした2人は、過去の選挙戦との決別に力を込めた。
碇川豊・元町総務課長(60)「大槌の古い体質やしがらみは、津波で流された。町の新たなスタートになるべき選挙だ」
太田賢・宮城県利府町議(68)「次元の低い争いはしない。選挙戦では、町の将来像について論戦したい」
大槌は「政争の町」と言われる。港町特有の気の荒さに、祭り好きの気質が重なってか、町長選となれば町が二分された。だが、その争点について、ある町議は「政策なんて関係ない。好きか嫌いかだ」。
副町長経験者の一人は「支援者は、あきっぽくて足を引っぱり合う。出る杭は打たれてしまう」。実際、過去半世紀近く、6人の町長が最長で連続2期しか続かなかった。前回の07年も、3選をめざした山崎三雄氏が元助役の加藤宏暉氏に敗れた。「加藤さんを町長にしたい、というより、山崎さんを辞めさせたい、という勢力が勝った」
その流れは、今回もあった。加藤氏が津波で死亡し、候補が碇川氏1人になると、それを阻止しようとする動きが起きた。
「東梅政昭町長―碇川副町長でどうだ」。一部の町議は、震災後、町長代理として苦労した東梅氏を担ぎ、碇川氏を支持する町議を切り崩しに回った。「外堀」を埋めて碇川氏を断念させ、無投票に持ち込もうというわけだ。
関係した議員らは「碇川氏は吉里吉里出身。町方(市街地)は支持しない」「今、町に選挙で争う余裕はない」と説明するが、碇川氏は立つ意思を貫き、一度は議会で前向きな発言をした東梅氏も副町長退任時に、「他に出る人がいると知らなかった」と断念。もくろみは崩れた。
それでも「反碇川」勢力は「50年も町を離れていた太田氏ではだめだ」と、第3の候補を模索する。その動きに関連し、碇川氏との差を強調できる「被災者」「民間経験者」であり、加藤氏を支持していた議長経験者も、立候補に意欲を示している。
太田氏は、そんな政争とは一線を画し、役場の意識改革や林業中心の雇用創出などを政策の柱に掲げているが、支持の頼みは小中学校時代の同級生。やはり地縁・血縁の戦いからは抜け出せない。
通常の首長選ならば、前町長の路線や大型事業への是非などが問われるが、今回の大槌町の争点は「すべて」だ。どこに住み、どこで働き、どこで物を買うのか。公立の学校や病院は、どこに建てるのか。そこから決めなければならない。
碇川氏は「壊滅的な打撃を受けただけに、思い切ったまちづくりが可能だ。白地のキャンバスに力強く絵を描きたい」。太田氏も「復興のために何とかしなきゃいけないと思った。サケがふるさとの川に戻るように、私は故郷に帰ってきた」と意欲満々。だが、実際は厳しい。
廃虚になった市街地を捨て、住宅や商店をすべて高台に移すには、山を大規模に削らねばならないし、漁師らを納得させねばならない。最大の雇用を生む水産加工場の引き留めは急務だが、元あった場所には大量のがれきが積まれている。
小学校は仮校舎の場所でさえPTAの反対などで2度変更された。本校舎に向け、統廃合話は避けて通れない。県立病院は、山田町と統合して機能強化を図るべきだという町議もいる。
それらを決めても、その財源を確保しなければならない。碇川、太田両氏とも「今、財源を考えては何も言えない。まず住民や議会とじっくり話して計画を立てることが基本」と口をそろえている。
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ゼロからの選択 大槌町(中)
2011年07月29日
仮設住宅を背に、お茶を飲んで語り合う町民ら。有権者の多くは仮設暮らしだ=大槌町大槌の和野地区、三輪写す
津波で壊滅状態になった大槌町の大槌漁港安渡地区。がれきや絡まった漁網、ひっくり返った船が積み上げられている。700隻あった漁船も、30隻しか残っていない。
漁協で募集したがれきの仕分けアルバイトを続ける男性(67)は、定置網漁をしていたが、漁港近くの自宅が被災。市街地から山手に6キロ入った和野地区の仮設住宅から自転車で通う。
海のそばで育ち、仕事は漁業しか知らないが「続けるかどうか迷っている」と、海を背にうなだれた。
「海に近い仮設住宅に移りたい」と役場に要望したが、かなわなかった。「早く町長を決めて、現状が変わらないと困る」と危機感を持ち、投票する人をすでに決めているという。
しかし、その人がどんな考えを持っているかは詳しく知らない。
「だって約束したから。地縁血縁が大事なことは変わらない。一生懸命やる、と言ってくれたのだから、それでいいじゃないか」
一方で、今回の震災を機に、選ぶ意識が変わったという有権者もいる。
「今度の選挙は今までと違う。しがらみなんて気にしていられない。町の復興がかかっている」。同じ和野地区の仮設住宅で暮らす無職女性(60)は、風を通すため開放した玄関から田んぼを見ながら言う。家族6人で住んでいた市街地の末広町と違い、家の前を通る人はほとんどいない。
以前は、選挙が近づくと、井戸端会議では選挙の話題ばかり。あの人はどっち派、あの家はこっち派―。家にいても「親戚が選挙に出るから」と知人が来る。「何だか、監視されているような感じだった」
どちらにも色よい返事をしておき、実際は自分の地域に近いとか、より近い親戚だとかで選んだ。政策など、気にかけなかった。
だが、避難所で、津波のショックで泣く子や女性を見ながら、「こういう時は頼りになる人に町をまとめてほしい」と思い始めた。
仮設住宅に入って住む所もばらばらになり、支持を求める話も今は来ない。「誰かの顔色をうかがうこともない。演説に耳を傾け、大槌の復興に一から真剣に取り組んでくれる人を選びたい」。選挙戦で、候補者の考えを聞く機会を心待ちにしている。
新町長に「お任せ」するために選ぶのではなく、自分たちの考えも伝えよう、という動きも芽ばえた。
安渡地区で15年間経営していた居酒屋を津波で失った柏崎浩美さん(50)は7月、支援団体の力を借り、廃虚になった市街地に屋台を開いた。10月に仮設店舗ができるまでの店だが、「それまで何にもしないわけにはいかない」。
6月、地元の若者と「大槌復興まちづくり住民会議」を立ち上げた。「まちづくりには全く関心がなかった」が、避難所でたき火を囲みながら、大槌の将来を語り合っていて、考えが変わった。
町長選候補の公開討論会の構想も練る。「民間の意見も取り入れ、一緒にまちづくりをしてくれる人がいい」。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001107300006
ゼロからの選択 大槌町(下)
2011年07月30日
定数13に削減される町議選の事前説明会には20陣営が集まった=29日、大槌町役場仮庁舎、東野写す
大槌町役場仮庁舎で29日に開かれた町議選の事前説明会。定数は前回の18から13に減るものの、関係者の予想を上回る20陣営が席を並べた。
辞職や震災の犠牲などで現職は15人。3人が引退を表明していて、うち2人は親類から後継を立てる。説明会では、それ以外に30代3人と50歳の新顔計4人と、元職2人が出席した。30代の新顔の一人は「住宅関係の仕事をしていたので、その知識を復興に生かしたい」と意気込む。
「他に若い人が出るなら辞めるかも」と話しつつ、無投票を望んでいたベテラン議員は、「こんなに来るとは」。
一方で、「町長は選ばねばならないが、町議は……」という有権者が多い。理由は、その存在感だ。
平均年齢63・2歳。15人中11人が60歳以上。震災で9人が家を失ったこともあり、動きは鈍かった。
「今頃になって来るというのは遅すぎるのではないか」。震災から3カ月たった6月上旬、避難所になっている安渡小学校のまとめ役、佐藤稲満対策本部長(72)は、視察に来た町議会の震災復旧・復興対策特別委員会のメンバーに詰問した。
及川伸委員長は「申し訳なかった。いろいろ事情があって遅くなった」。4日間で21カ所を回ったが、どこも同じ反応。町議らは頭を下げるしかなかった。
がれきの撤去、ライフラインの整備、街灯の設置。要望は山ほどあった。佐藤さんは
「地域、地域で事情も異なる。早く現場を見ないと対策の立てようがないのに」とあきれる。
同じ頃、被災者が企画した町づくりを語る住民懇談会で、60代の男性が手を挙げた。
「町議は何人いるのか」
「15人だ」
「いや、町議と言えるのは何人いると聞いたんだ」
苦笑いや拍手が起きた。
震災後、避難誘導や避難所の世話役をしたり、地域の要望と役場からの情報の橋渡しをしたりした町議もいた。しかし、役場は不眠不休で仕事しても対応しきれない。不満の矛先は町議に向かい、町議も避難者を避けがちになった。
「地域のためだけでなく、町全体の復興を考えるのも議会の重要な仕事だ」。そう考えた議員もいた。震災1カ月後、避難所の中央公民館の談話室に集まった。集まった3人のうち2人はここに避難している。「議会を早く開き、特別委員会を設置しよう」
しかし、阿部六平議長は「この時期に役場に手間をかけられない」。3人も突き上げることなく立ち消えに。特別委ができたのは議会事務局が機能し始めてからだった。
有権者からは「町長には投票しても、町議には白票が増えるのでは」という声さえ聞こえる。
野崎重太副議長(68)にも、そんな声は伝わっている。「今回は、目立った選挙運動はできない。現職は震災後、何をしてきたかを問われる信任投票になる」
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>>1800-1801
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110801-OYT1T00255.htm
山形市長選、自民から出馬要請の市議が辞退
山形市長選(9月11日告示、同18日投開票)に向け、自民党山形市支部(支部長・斎藤武弘山形市議)から出馬要請を受けていた同支部幹事長の長谷川幸司山形市議(51)は31日、要請を辞退し、出馬を断念する意向を明らかにした。
長谷川氏は、読売新聞の取材に対し「選挙戦を戦う支援態勢が整っていない。選挙まで時間が短すぎた」などと答えた。告示まで1か月余りに迫る中、長谷川氏の不出馬で、自民党系の独自候補擁立に向けた作業は振り出しに戻った。
同市長選では、自民系が過去2回連続で独自候補の擁立を断念し、事実上の不戦敗となったため、同支部や遠藤利明衆院議員らが、擁立作業に全力を注いでいた。
ただ、同支部が立候補を要請した大内理加県議(山形市区)が7月下旬、出馬を辞退。その後、候補者選考を一任された遠藤氏が23日、長谷川氏に出馬を要請していた。
長谷川氏は要請の後、複数の関係者に辞退する意向を伝えていたが、30日には「自民党公認ならば不出馬だが、自民党を含む多くの党派の推薦を受けられるのなら出馬したい」と発言し意欲を示していた。しかし、翌31日、遠藤氏や斎藤支部長と最終的な話し合いをしたものの、合意には至らなかった。
長谷川氏は31日夜、「出馬要請は大変名誉だが、今の私では市長としては力不足。これまで山形市の課題について周囲から寄せられた意見などを、市議として解決していきたい」と述べた。
同市長選には現職の市川昭男氏(69)が6月、出馬を表明している。
(2011年8月1日10時27分 読売新聞)
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001108010001
長谷川市議が固辞 山形市長選
2011年08月01日
▽ 自民の出馬要請に
9月18日投開票の山形市長選で、自民党県連山形市支部から立候補を要請されていた同市議の長谷川幸司氏(51)は31日、遠藤利明衆院議員や斎藤武弘支部長に立候補しない意向を伝えた。「意欲はあったが、支援体制が整わず時間がない」と、厳しい戦いになると判断した。市長選には3選を目指す現職の市川昭男氏(69)が出馬表明している。
自民は過去2回の市長選で候補を公認・推薦しておらず、6月の党県連定期大会で斎藤支部長が「今回はぜひ候補を」と表明した。だが当初出馬を要請した県議の大内理加氏(48)にも断られており、候補者選びが難航している。
市議4期目の長谷川氏は7月23日に支部から立候補の要請を受け「7月末までに結論を出す」としていた。遠藤衆院議員らが説得したが、「山形市の課題を前進させたい思いがあったが、今の私では力不足」と固辞したという。斎藤支部長は「大変残念だが、本人の意思の固さをくみ、了承した」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110801-00000083-mailo-l06
選挙:山形市長選 長谷川氏、一転出馬断念 「支援組織間に合わず」 /山形
毎日新聞 8月1日(月)12時8分配信
任期満了に伴う山形市長選(9月11日告示、18日投開票)で、自民党市支部から立候補の要請を受け、意欲を示していた長谷川幸司市議(51)は31日、遠藤利明衆院議員と斎藤武弘同党市支部長に「立候補を断念する」と伝えた。長谷川氏は「やる気は十分にあるが、告示まで時間がなく、経済団体などの支援組織の組み立てが間に合わなかった」と理由を述べた。
長谷川氏によると、先月23日、自民党市支部から立候補要請を受け、「前向きに受け止めたい」と話して正式な結論を出すまでに1週間待ってもらったという。
企業などに支援要請をしたところ、積極的な支援を申し出る企業もあったが、市長選の選挙態勢を整えるには、不十分だったという。
長谷川氏は「現段階では力不足と判断した。今でも立候補したいという気持ちはある」と話した。【和田明美】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000109-mailo-l06
選挙:山形市長選 長谷川氏、出馬表明へ 「支援体制固めて」 /山形
毎日新聞 7月31日(日)12時51分配信
任期満了に伴う山形市長選(9月11日告示、18日投開票)で、自民党市支部から立候補の要請を受けた長谷川幸司市議(51)=写真=は30日、立候補する意欲を市支部に伝え、遠藤利明衆院議員と斎藤武弘市支部長に31日会って支援体制について合意できれば立候補表明することを明らかにした。毎日新聞の取材に答えた。党市支部は一両日中に総会を開き、推薦を決める。長谷川氏は自民党を離党し、無所属で立候補するという。
長谷川氏は取材に対し「なかなか進まない市政を前に進めたい」と立候補への意欲を述べた。政策面では「市内の道路網は整備されておらず、市の都市計画は失敗だ。ブレーンとともにまち作りを進め、高齢者に優しい市政にするため、高齢者特区を作りたい。企業誘致も実行したい」と抱負を述べ、「告示まで時間がなく、知名度不足を克服したい」とも話した。
長谷川氏は山形市出身の会社役員。99年4月、山形市議に初当選し現在4期目。4月の山形市議選で2番目に得票が多かった。
5月に自民党市支部の幹事長となり、山形市長選に向け、大内理加県議の擁立に動いていたが今月24日、市支部が大内県議の擁立を断念したことから、長谷川氏に白羽の矢が立っていた。
市長選には現職の市川昭男氏(69)が3選を目指し6月市議会で立候補を表明している。【和田明美】
7月31日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110801-OYT1T00221.htm
何が原因?…福島市議選、過去最低投票率42%
東日本大震災などの影響で春の統一地方選から延期されていた福島市議選(定数38)は31日、投開票が行われ、新議員の顔ぶれが決まった。
東北の被災3県の県庁所在市で震災後初めての選挙。定数を6人上回る、現職31人、新人12人、元議員1人の計44人が立候補した。原発事故で市民の不安が高まる中、放射線対策や「脱原発」などを掲げて、激しい選挙戦が展開された。
当日有権者数は23万2788人。投票率は42・36%で、過去最低だった。
(2011年8月1日10時08分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110731-OYT8T00711.htm
民主県連 新代表選び長期化も
民主党県連は31日、青森市内で常任幹事会を開き、横山北斗代表の辞任を正式に了承し、後任となる代表選びに着手した。しかし、手順などを協議する選考委員会の設置を決めただけで、本格的な議論開始には至らなかった。執行部からは当初、早期の決着を目指す声もあがっていたが、長期化する様相も見え隠れする。(小田倉陽平)
「できるだけ速やかにと言う表現しかできない」
常任幹事会後の会見で、新代表の決定時期を聞かれた松尾和彦幹事長は厳しい表情で語った。選考委員会設置で決まっているのは、小選挙区ごとの複数の代表で組織するということだけ。選考委が代表候補まで決めるのか、選考方法だけなのか、さらには設置時期や委員数すら未定だ。
それでもこの日の会合では、選考委設置について異論はでなかった。昨夏の参院選から大規模選挙で敗退が続き、まとまりを欠く県連だけに、性急な決着では混乱に拍車がかかるためだ。松尾幹事長は、「(選考委で)協議した上でないと、一枚岩の県連を作るのは難しい」と結束重視の考えを強調した。
実際、新代表選びでは、さや当ても演じられている。有力候補の1人である田名部匡代・農林水産政務官のおひざ元・県南地域では、田名部氏を代表に推す声があがっているが、複数の国会議員は「辞任の正式決定前にそういう動きが出るのはおかしい」「今大事なのは、どういう手続きで選ぶかだ」とけん制した。また、7月26日に都内で国会議員と県議による会合が開かれたが、一部の県連関係者からは「津軽地域の県議・元県議がいない」「何の規定もない会議なぞ開くべきではない」との不満が漏れる。そのうちの一人は常任幹事会後、「選考委を設置したのは評価するが、今後の内容次第では党員・サポーターによる選挙を求める」と息巻いた。
(2011年8月1日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2011/08/01/20110801ddlk07010156000c.html
選挙:福島市議選 新議員決まる /福島
任期満了に伴う福島市議選(定数38)は31日投票が行われ、新議員が決まった。当日有権者数は23万2788人、投票率は42・36%だった。
投票は、原発事故の影響で従来より2時間繰り上げられ、午前7時〜午後6時、83カ所で行われ、国体記念体育館で即日開票された。【種市房子】
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◇福島市議選開票結果(定数38−44)
当 4009 萩原太郎 56 無新(1)
当 3560 大平洋人 46 無現(2)
当 3395 小野京子 55 公現(3)
当 3088 半沢正典 49 無現(2)
当 2987 黒沢仁 55 無現(2)
当 2970 中野哲郎 62 無現(3)
当 2965 高木克尚 56 無現(3)
当 2925 丹治誠 44 公現(2)
当 2877 佐藤一好 55 自現(6)
当 2853 尾形武 60 無現(2)
当 2841 後藤善次 50 公現(2)
当 2779 村山国子 53 共現(2)
当 2615 斎藤朝興 68 共現(5)
当 2598 渡辺敏彦 56 無現(4)
当 2529 土田聡 49 共現(4)
当 2433 須貝昌弘 58 公現(4)
当 2353 宍戸一照 60 無現(3)
当 2345 白川敏明 55 無新(1)
当 2307 梅津政則 44 無現(2)
当 2276 山岸清 63 民現(6)
当 2258 梅津一匡 35 社新(1)
当 2205 佐藤真知子 64 共現(2)
当 2186 二階堂武文 55 無新(1)
当 2160 丹治仁志 60 無現(7)
当 2128 阿部亨 44 無新(1)
当 2074 羽田房男 52 無現(3)
当 2056 杉原二雄 67 社現(4)
当 2054 小島衛 69 無現(4)
当 2017 粕谷悦功 61 無現(4)
当 1956 佐久間行夫 56 無現(5)
当 1913 真田広志 40 無現(3)
当 1882 誉田憲孝 36 無新(1)
当 1824 粟野啓二 59 無現(3)
当 1730 小松良行 49 無現(2)
当 1558 菅野輝美 55 無新(1)
当 1531 田畝誠司 47 無新(1)
当 1515 西方正雄 63 無現(2)
当 1483 大内雄太 28 無新(1)
1141 目黒恵介 51 無元
1014 鈴木康広 29 民新
1010 早川哲郎 51 無現
982 阿部儀平 77 無現
973 斎藤正臣 36 無新
631 紺野隆 60 無新
=選管最終発表
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110802-OYT8T00049.htm
会津若松市長選横一線
世論調査争点原発事故対策8割
■情勢
現職の菅家一郎市長の後継指名や地元の自民党の推薦を受ける室井氏は、自民党支持層の6割、民主党支持層の3割、支持政党なしの「無党派層」の3割の支持を得ている。世代別では、30歳代、40歳代、50歳代でリード。地域別では、地元の会津若松中心部を含む東部地区、町北町を含む西部地区でリードする。
地元の民主党から支持を受けている栗城氏は、民主党支持層の5割強、自民党支持層の3割、無党派層の3割から支持を得ている。世代別では、20歳代、60歳代でリードしている。地域別では、地元の旧河東町を含む北部地区でリードしている。
■関心度
今回の調査では、「大いに関心がある」が37%、「多少は関心がある」が43%となっている。「投票に行くか」との問いに対しては、「必ず行く」が70%、「なるべく行くつもり」が24%となり、関心の高さがうかがえた。
■重視する政策
市長選の争点として、とくに重視したい問題(複数回答可)は、「原発事故への対策」が81%でトップ。続いて、「少子高齢化対策」が77%、「地震などの防災対策」が76%となり、東日本大震災と原発事故の影響が如実に表れた。両氏がともに重要政策と位置づけた「商工業の振興と雇用対策」はその後に続き、74%だった。
新人同士の一騎打ちとなった会津若松市長選(7日投開票)について、読売新聞社は、福島民友新聞社と共同で世論調査を行い、取材情報を加味して情勢を分析した。元県議の室井照平氏(55)と旧河東町長の栗城春夫氏(60)(ともに無所属)が横一線となっている。約3割が態度未定で終盤に向け激しい戦いを繰り広げそうだ。
調査方法
調査は告示日の7月31日午後から8月1日にかけて会津若松市を対象に無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1329世帯の中から782人の有権者の回答を得た。回答率は59%。
調査方法 調査は告示日の7月31日午後から8月1日にかけて会津若松市を対象に無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1329世帯の中から782人の有権者の回答を得た。回答率は59%。
(2011年8月2日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110803t11025.htm
「決意」「断念」新人、葛藤の夏 仙台市議選
沿岸部の住民の声に耳を傾ける新人の立候補予定者。震災を機に公約や戦術を練り直す陣営は少なくない
東日本大震災により、4カ月半余り延期された仙台市議選に挑む新人たちは、さまざま葛藤を抱えながら19日の告示日を迎える。折れそうになる心を立て直し、決意を新たにする立候補予定者がいる一方で、被災者支援に奔走し、一市民として被災地の街づくりを支えようと翻意した男性もいる。市議を志した市民の心の機微を追った。
保守系の新人が1日、震災後初めて、津波被害に遭った仙台東部道路以東の住民の集まりに顔を出した。「被災者の気持ちを思うと、選挙のあいさつはしにくかった」と、7月末まで沿岸部には足を運ばずにいた。
木材会社の事務所に集まった住民は4人。壁には、高さ2メートルほどの所に浸水した跡が残る。新人は住民の窮状を丁寧にノートに書き込んだ。
「会社の被害は5億円になる。公的な助成がなければとてもやっていけない」「これでは生活再建に踏み出せない」―。
新人は災害対応のノウハウに自信があり、震災直後から地元の避難所の運営に関わった。3カ月ほど、ボランティア活動に軸足を置いた。
「各地から届いた支援物資の分配の遅れ、避難者のケアに戸惑う市職員にいら立ちを覚えた」
選挙準備を再開したのは7月10日。「議員の問題処理力、危機管理力、行動力が必要だと痛感した。震災で、議員として仕事をしたいという気持ちが一層強くなった」
県北の港町出身の新人は、震災で実家を流された。親類5人が亡くなり、2人が行方不明になった。
「ショックから出馬をやめようと思った」
20年近く付き合いのあった親友も失った。生前、市議選への立候補を相談すると、「絶対大丈夫。好きなようにやれよ」と選挙カーの運転手役を買って出てくれた。
3月末、親友の亡きがらと対面し、迷いが消えた。新人は「この悲劇を無にしてはいけない。市全体の震災対策が必要だと訴えたい」と自らを鼓舞した。
行政経験のある男性は、出馬の意思を固めた昨年秋、災害対策を公約の最優先項目にしようと考えていた。
「仙台東部道路を津波の避難所に」
震災前から、津波対策の必要性を住民に説いて歩いた。
悪夢のような3月11日。津波で約700人の市民が犠牲となった。男性はボランティアとして被災者を支援したが、6月に体調を崩して約2週間入院した。
「被災者の心情を考えると、選挙をする気持ちになれなかった。体調にも不安がある」
7月中旬、立候補の見送りを決め、友人たちと復興に向けた街づくりの活動に力を注ぐことを決心した。
2011年08月03日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110804-OYT8T00182.htm
代表辞任 県議が口火
なおくすぶる不協和音
民主党の横山北斗衆院議員(47)が7月31日、同党県連代表を辞任した。県議選と知事選の敗北の引責辞任を求める声をはねつけ、一時は続投に意欲をみせていた横山氏の突如の辞任劇。その舞台裏を検証する。(小田倉陽平)
「代表を辞任して、けじめをつけることも一つの方法だ」
先月16日、知事選後初めて開かれた県連常任幹事会。口火を切ったのは当選5回の重鎮県議、北紀一だった。県議選の惨敗、知事選の大敗についての総括の協議中、横山が続投を示唆するような発言をしたことに、北がかみついたのだ。県議選で落選した三上隆雄、今博も続く。「参院選で負け、統一選で負け、知事選で3連敗。もうどうしようもない」
一方、「代表だけの責任ではない」と擁護する声もあり、その日は結論は出なかった。会合後の記者会見で横山は「責任を放り出して、県民の理解を得られるのか」と辞任を明確に否定した。実は知事選後も横山は、代表続投に「並々ならぬ決意をみせていた」(県連執行部の1人)という。
しかし、地方議員の間には不満が深く浸透していた。昨年の参院選で県議4人が出馬に名乗りを上げたが、絞り込めなかった。党本部の介入を招き、落下傘候補を担ぐことになった。知事選でも、事前の協議もなく、当時幹事長だった山内崇の擁立を事実上決めた。「議論を避ける。組織運営のあり方が根本的におかしい」。ベテラン県議はそうぶちまける。こうした中で起きた先月16日の追及劇。出席者の1人は「やっぱり出たか」と受け止めた。
翌17日夜、県連幹事長の松尾和彦の携帯電話に横山から着信が入る。「突然で大変申し訳ないが、代表辞任を決断したので、あとはよろしくお願いします」。わずか2、3分のやりとりだった。
「一瞬にしてそう思う瞬間があるのではないですか」。2日後の辞任会見。横山はそう語るだけで、翻意の理由は説明しなかった。県連内でも本心をいぶかしがる声が上がるが、ある県議は「批判されることに慣れてなくて、ショックを受けたんだろう」と推し量る。
松尾に辞意を伝える直前、横山は「菅政権を批判して怒られるような組織のトップにいることはできない」と周囲に漏らしていたという。辞任会見でも自身による政権批判が県連内で追及されたことを辞任理由の一つに挙げており、組織運営のまずさを問題視する県議らとの溝は埋まっていない。
焦点は次期代表選びに移ったが、県連はくすぶる不協和音に配慮し、慎重に手続きを進める構えだ。松尾は強調する。「密室にならないよう、できるだけオープンにやっていく。そうでなければ一枚岩を作るのは難しいし、やらないといけない」(敬称略)
(2011年8月4日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001108040004
活気再び 会津若松市長選(上)観光客減少
2011年08月04日
夏休みに入っても飯盛山を訪れる観光客はまばら。土産店は静かだ=会津若松市の飯盛山参道
●不安の中、復活の兆し
白虎隊の悲劇の舞台となった会津若松市の飯盛山。同市への修学旅行では定番の訪問先だが、この春から夏、大型バスを見かけることはほとんどなかった。東京電力福島第一原発の事故後、修学旅行客が昨年から9割以上減ったためだ。
国の重要文化財「さざえ堂」に通じる参道に軒を連ねる土産物店や和菓子店からも、威勢のいい呼び込みの声が聞かれない。「7月の売り上げは例年の3割ほど。平日はさっぱり。夏休みなのになあ」。そう話す店は多い。ある店の女性は「話しかけても、福島なまりの方ばかりだよ」。
旅館やホテルも苦戦している。東山温泉では大熊町から避難してきた住民を一時、2250人受け入れていた。現在は約950人に減り、全体的に観光客を受け入れる部屋は増えたが、ある人気老舗旅館では「観光の宿泊客は例年の半分弱。避難されている方を含めても、部屋は約6割しか埋まっていない」という。
7月28日午後2時、鶴ケ城近くの「鶴ケ城会館」に市内の観光関連業者約30人が集まった。旅館業、食品卸売業、菓子製造業、運輸業など幅広い。同会館社長の下平剛さん(58)が会長を務める「会津若松観光産業福島原発風評被害対策協議会」の会合だった。今後、市内外の約200社に同協議会への参加を呼びかけ、東京電力に十分な賠償金、県や市には風評被害対策を求めていくという。
政府の原子力損害賠償紛争審査会が5月にまとめた2次指針では、県内で営業している観光業の解約や予約控えなどによる減収は、原発事故と因果関係があると認めた。東電は「独自の算定基準を基に交渉を進めたい」としている。
文部科学省の担当者は、「賠償対象は土産店、出入り業者など幅広く認められる」と説明するが、関係者の不安は収まらない。風評被害対策協議会の事務局員で、飯盛山の土産店「とらぞう」の支配人、井関一浩さん(38)は「個々に声をあげても相手にされないのではないか。業界を超えて団結したい」と話す。
明るい兆しもある。会津観光の中心地・鶴ケ城公園の4月以降の入場者は、例年の約7割にあたる37万2千人。天守閣への有料入場客は震災から約1カ月間、例年の約3割にとどまっていたが、今は約6割まで回復してきた。
最近は旅行会社による「応援ツアー」が増えているほか、観光庁が外国人旅行客の受け入れ拠点の一つとして同市を整備する方針も打ち出した。
観光商工部の松川和夫部長は「鶴ケ城に人は戻ってきたが、周辺に足を運んでいない。滞在時間が短く、宿泊客を増やすのが大きな課題」と指摘する。
例年、県内で最も多い年間約260万人の観光客が訪れる会津若松市街地。鶴ケ城や飯盛山などのにぎわいは、県内の観光全体の底上げのカギを握る。県観光交流課の担当者は「観光客は震災の直接的な被害が少なかった会津若松を拠点に多くの観光地に足を運んで欲しい」と期待する。
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震災前から「活気がなくなった」と指摘されて久しい会津若松市。市長選を前に現場を巡り、市の課題を考えた。(池田拓哉)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000701108050001
活気再び 会津若松市長選
(下)市街地空洞化
2011年08月05日
夏休みに入っても飯盛山を訪れる観光客はまばら。土産店は静かだ=会津若松市の飯盛山参道
●中心街、迷走する再開発
JR会津若松駅前で27年営業し、まちのにぎわい作りを担ってきた大型スーパー「会津サティ」。2009年6月に閉店した跡地はいま、135台収容の駐車場になっている。
この跡地と周辺の商店街計約9500平方メートルを再開発し、新たな商業施設を作る構想があるが、順調に進んでいるとは言えない。
地元の地権者20人が参加する「再開発協議会」。閉店後から会議を約20回重ね、商業施設の構想もまとめたが、出席者は毎回5、6人で同じ顔ぶれ。再開発に対し、慎重な地権者が多数を占めているのだ。
跡地を管理する流通大手「イオンリテール」(千葉市)は、サティの撤退理由に建物の老朽化を挙げ、市も「売り上げは落ち込んでいたが、採算は取れていた」とみる。協議会の会長で、飲食店を営む鈴木平助さん(57)は「決してもうけられない土地ではない。時代にあった商業施設ならば集客できる」と見通す。
協議会は来春までに再開発案をまとめたい意向で、鈴木さんは市に再開発の「旗振り役」を期待する。
一方、地権者の過半数は60代以上で、後継者がいない店が多い。そんな地権者の一人は言う。「商売を大きくしたいとは思わない。時代も不透明だし静かに暮らしたい」。郊外店が増えた中、中心部ににぎわいが戻るとは思えないようだ。
市中心部の神明通り。昨年2月、会津唯一の百貨店「中合会津店」が46年の歴史に幕を下ろし、9階建ての建物だけが残った。
休日の人通りは10年前から半減。中合の撤退が空洞化に拍車をかける不安が高まった。昨年11月、市の第三セクター「まちづくり会津」が商業施設や会津若松商工会議所が入居する2階建て複合施設を計画した。市も後押ししたが、地元の神明通り商店街が「集客が期待できない」と反対。3月、計画は頓挫した。
計画に反対した同商店街の菊地和義理事長は「定住者を増やす視点が欠けていた」と指摘。商業施設とマンションを組み合わせた施設の建設に向け、商店街として動きたいという。
市は中心市街地の空洞化について「市のイメージを下げ、観光にも悪影響」との認識だが、再開発に直接関わることには慎重だ。松川和夫・観光商工部長は「市外の再開発の事例を見ても、市が関われば成功するとは限らない。市は道路などのインフラ整備や国とのパイプ作りなど側面から支援したい」と話す。
では、市は中心市街地のにぎわい作りに、どんな形で役割が果たせるのか?
市内の土地利用に詳しい第一不動産鑑定所会津支店長の小椋満幸さん(49)は、市街地で人口や雇用の場を増やし、消費に結びつける仕組みづくりを市が提案して欲しいという。「市営アパートを造って雪対策に悩む高齢者の入居を進めるのも一案だし、会津大を卒業した若いIT起業家を空き店舗に呼び込むこともできる。にぎわい作りに福祉や就業支援などの視点を取り込む柔軟さが、市街地を活気づけると思います」(池田拓哉)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110804-00000007-mailo-l07
大震災の年に:2011会津若松市長選/上 観光 /福島
毎日新聞 8月4日(木)10時42分配信
◇原発の風評被害が直撃 立て直しへ難問山積
「心配ない、と説明しても『福島は福島だから』と……。首都圏でキャンペーンをすると、励ましはいただくのですが、客足はなかなか戻りません」
会津若松市の奥座敷、芦ノ牧温泉観光協会の星弘子会長はため息をつく。同温泉の4〜5月の一般客の宿泊は前年比6割減。東山温泉と合わせてもこの間の宿泊客は5万1228人で、前年より約8万人も減った。震災直後の自粛ムードは解けても、福島第1原発事故による風評被害が観光を直撃している。
宿泊だけではない。屋根を赤瓦にふき替え、誘客効果が期待された鶴ケ城の入場者も3割減。武家屋敷や白虎隊記念館などの民間施設、県立博物館は6割減の惨状だ。
象徴的なのが、修学旅行など小中学生の「教育旅行」の激減だ。昨年4〜7月、県外から530校4万3074人が訪れたのに対し、今年は27校2346人と20分の1。秋の予約も前年の311校に対し44校にとどまる。
市や市内258の観光関連業者が加盟する会津若松観光物産協会は、常連だった千葉、埼玉、宮城県などを重点に「会津は安全」と説得する行脚を続けるが、反応ははかばかしくない。協会の渋谷民男統括本部長は「学校側の理解は得られても、学校が保護者すべてを納得させられるかは、また別の問題」と難しさを指摘する。放射性物質の拡散で首都圏の保護者たちの心に刻まれた放射線への恐怖は、簡単には消せないとみている。
一方で、原発事故からの避難者の存在が苦しい業界を支えるという皮肉な現実もある。2次避難所になった同市内の旅館、ホテルには4月以降、大熊、楢葉両町民を中心に多い時で3600人が避難し、現在も1700人が暮らす。この間、県は災害救助法に基づき、1人当たり1日5000円を旅館側に支払い続けており、10億円規模の公費が投入された。しかし、県のスケジュールでは、2次避難所は8月末で役割を終える。
国の原子力損害賠償紛争審査会は県内観光業の風評被害を賠償対象とする指針を示しており、同市内の被害も救済が見込める。また、13年のNHK大河ドラマが旧会津藩出身の山本八重を主人公にした「八重の桜」に決まり、大規模誘客キャンペーンも予定される。
星さんは「先行きに明るさも見えるが、それまでどう耐えていくか。9月からが正念場。机上で考えるのではなく、現場感覚が大事。入湯税をすべて観光対策に使うぐらいの積極対応がほしい」と新市長に注文をつける。渋谷さんも「会津との出会いとなる教育旅行は、会津ファンをつくる契機。各学校が来年の旅行日程を決めてからでは遅い。今こそ官民一体で知恵を出さなくては」と危機感を募らせる。
経済波及効果の大きい観光の低迷は、他産業にも影響を与えている。約2000人が働く同市の宿泊業界では4月以降、すでに150人が職を失った。苦境にあえぐ観光の立て直し。7日に誕生する新市長は、いきなり難問に直面する。
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かつて経験したことのない災害の年に告示された会津若松市長選。同市が抱える課題を探る。【太田穣】
8月4日朝刊
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001108040001
盛岡市長選 上)被災地支援、動き鈍く
2011年08月04日
支援物資を積んで盛岡市役所を出るトラック=3月19日、市役所前、市提供
3月11日夕刻。盛岡市中心部にある桜城小学校に親子や高齢者らが続々と避難してきた。
震度5強の揺れに襲われた同市は、東北電力の火力発電所が停止した影響で、全域で停電。「暖房が使えなくて寒い」「マンションが断水した」。帰宅難民も加わって避難者は約150人にふくれ、五つの教室に分かれて入った。
同市には64避難所が設けられ、最大約4500人が避難。市は各避難所に職員2人を派遣した。「通信が途絶え、当時は沿岸の情報が入らなかった。まず市民の安全を確保することが第一だった」と市消防防災課の担当者は振り返る。沿岸への支援は後手に回った。
被災市町村への職員派遣は「ニーズを把握しないで派遣するとかえって迷惑になる」として、県の要請を受ける形で開始。物資も3月19日に谷藤裕明市長がトラック2台を連ねて宮古市に入ったのが最初だった。同市川井地区の旧校舎にボランティア活動拠点を設けたのは、震災から約4カ月後の7月上旬だった。
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対照的に、早くから後方支援拠点の役割を果たしてきたのが、遠野市だ。
県消防防災課長を務めた本田敏秋市長の下、2007年から宮城県沖地震の津波に備え、沿岸8市町村(当時)と協議会を設立。内陸と沿岸の中間に位置し、地盤が安定している強みを生かそうと取り組んできた。
実は、遠野市も震度5強の揺れで市役所が全壊している。市全域が停電し、50避難所に約2千人の市民が避難した。そんな中で、発生15分後には、運動公園を開放。自衛隊や警察が結集する場所を確保した。
「手を貸して欲しい」。翌12日未明、一人の男性が市災害対策本部に駆け込み、大槌町の避難所の窮状を訴えた。市は毛布、非常食、水、灯油を用意し、消防職員が車で向かった。13日には後方支援活動本部を設置し、全国から寄せられた支援物資を届けた。
物資を届けた職員が現地で情報を集め、遠野に戻る仕組み。「情報があれば次の支援を展開できる」と市の担当者は解説する。
19日からは市単独で職員派遣を開始。「被災地は要請どころじゃない。行けば何か仕事はある」(同)。3月末にはボランティア組織が発足し、静岡県はじめ多くの自治体や機関、団体が遠野市に支援拠点を置いた。いま、全国から視察や問い合わせが絶えない。
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出遅れた盛岡市は「県都として物足りない」「被災地を応援する視点が必要ではないか」という批判にさらされた。盛岡市の市民団体「SAVE IWATE(セーブ岩手)」の加藤昭一事務局長はこう指摘する。
「私自身、盛岡市は津波と無縁だと思っていたが、無縁ではなかった。何ができるかという意識が市や市民に欠けていたのではないか」〓(吉川一樹)
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東日本大震災では沿岸が津波で甚大な被害を受け、内陸に避難してきた被災者も多い。盛岡市は十分に支援の手を差し伸べてきたのか。28日投開票の同市長選、市議選を前に検証する。
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盛岡市長選 下)内陸避難者「仕事がない」
2011年08月05日
支援物資の提供施設には連日、開場前に被災者が並ぶ=7月29日、盛岡市鉈屋町、吉川写す
盛岡市鉈屋町に、震災の被災者が次々と訪れる場所がある。市民団体「SAVE IWATE(セーブ岩手)」が支援物資を提供している市消防団第2分団の旧番屋だ。食料品や日用品などが所狭しと並ぶ。
7月下旬に訪れた沢口和彦さん(44)、玉枝さん(44)夫婦は釜石市の自宅を流された。盛岡市にある和彦さんの母親宅に一時避難した後、同市内の借家に移った。「もっと早く知っていればよかった」とかごいっぱいに水やしょうゆ、食器などを入れていた。
夫婦で製パン工場を営んでいた。「もう釜石には帰れない」と和彦さんはハローワークに通ったが、仕事は見つからなかった。ある会社には「腰掛けでしょ」と言われた。結局、釜石市に帰り、仮設の工場を建てることにした。「本当に再建できるか不安はある」と玉枝さんは話す。
宮古市の漁業の男性(41)は7月上旬、盛岡市内のアパートに。「盛岡に来ればどうにかなる」と思ったが、仕事は見つからず、介護の資格を取ることを考えている。「義援金でいつまで暮らせるかわからない。先の不安はいっぱいある」
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震災後、沿岸部や宮城、福島両県から盛岡市に転居した人は6月末で約2200人。多くが被災者とみられる。仕事を求めて内陸を選んだ被災者が、就職の壁にぶつかっている。
盛岡市など内陸の8市町村を管轄するハローワーク盛岡には4〜6月、沿岸部で被災した369人から求職があったが、実際に就職できたのは62人だ。
企業が「被災者」を雇うと1人当たり30万〜90万円支給される雇用開発助成金制度は、沿岸の被災者だけでなく、県民全体が対象。ハローワーク職員は「沿岸の人も内陸の人も同じ土俵での選考になると、いずれ沿岸に帰りたい被災者は敬遠されることもある」。
盛岡市の震災対応の緊急雇用創出事業の予算は約2億5千万円で、100人分。誰を採用するかは事業者に委ねられ、市企業立地雇用課の担当者は「なるべく沿岸で実際に被災した人を採用してほしいとお願いはしている」という。
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連合岩手の砂金(いさご)文昭会長は7月25日、盛岡市長選で推薦する谷藤裕明市長に「震災復興のためには県都・盛岡が頑張らなければならない」と訴えた。被災者の支援には産業振興と雇用の下支えの両輪が必要だが、今のところ有効な対策を打ち出せずにいる。
被災者を復興事業に雇う手法を提唱する関西大の永松伸吾准教授(災害経済学)は言う。「沿岸出身で県都に住む被災者の強みを生かすビジネスをつくることが解決策の一つ。例えば、被災地へのボランティアや視察の希望者は多く、盛岡からの交通やガイドの需要はあるはずだ。行政にはそうした起業への支援を期待したい」
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110806_06.htm
仙台市議選 震災で延期、かさむ経費 各陣営四苦八苦
ようやく見つかった新事務所に荷物を搬入するスタッフ。震災で複数の陣営が事務所移転を余儀なくされた=1日
仙台市議選(19日告示、28日投票)に立候補を予定する各陣営が、選挙費用の負担増に頭を悩ませている。東日本大震災に伴う期日の延期で事務所費がかさみ、中には被災して移転を余儀なくされた予定者もいる。震災対策が市政の最優先課題になり、パンフレットの刷り直しも迫られた陣営は、経費節減に懸命に取り組んでいる。
中堅議員が1日、選挙に向けて事務所を移転した。スーツからジャージーに着替え、スタッフ14人と荷ほどき作業や備品の配置に汗を流した。
ことし2月に設けた事務所が入るオフィスビルは「全壊」と判定され、立ち入り禁止になった。
地元商店街を中心に移転先を探したが、空き物件は見つからない。途方に暮れていたところ、大通りにある菓子店の閉店を聞きつけた。7月29日に室内を見学し、入居を即決したという。
この議員は「いい場所に事務所を開設できて本当に良かったが、移転で住所が変わる。震災で訴える内容も差し替えるため、印刷物は刷り直しが必要。選挙準備費用は相当かかっている」と語った。
1日夕、ベテラン議員は選対幹部ら約20人を集め、2度目の事務所開きを行った。農地を借りて建てたプレハブで事務所開きを行ったのは3月6日。その5日後、大地震に襲われた。
震災後のプレハブ需要の高まりや農地の耕作再開に伴い、解体と移転を迫られた。物件を探し歩いた末、事務所として借りたのは築40年の民家。出入り口は縁側で、6畳間にパイプ椅子を並べて事務所の体裁を整えた。
ベテラン議員は「ようやく戦いのとりでが決まった。プレハブは建てるだけで100万円かかるが、この事務所は家主の厚意で安く借り受けた。経費はできるだけ抑えたい」と説明する。
震災で市政課題が一変したため、保守系の新人はパンフレットやビラの作り直しを検討する一方、経費削減に向けて印刷物の原本2枚を並べてコピーし、それを裁断して使っているという。
選対幹部は「第4コーナーを回ったと思ったら、もう1周走ることになった格好。選挙費用は既に予定の1.5倍かかっている」とこぼした。
<仙台市議選の選挙運動費用の上限>選挙区内の選挙人名簿登録者数を定数で割り、一定数を乗じた額に370万円を足して算出する。6月2日の登録者数を基に計算すると、各区の費用上限は約590万〜約600万円。運動の適法、違法を問わず、選挙運動行為、立候補準備行為にかかった費用は、選挙カーやポスター印刷などに要した経費など一部を除き、選挙運動に関する支出となる。
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http://www.minyu-net.com/osusume/election2011/news/110805/news1.html
若松市長選「終盤の情勢」 互角の戦い、激しさ増す
7日投開票の会津若松市長選は終盤に入り、元県議の室井照平候補(55)、元河東町長の栗城春夫候補(60)が市内全域を精力的に遊説し、支持を訴える。互角の戦いは激しさを増し、両陣営ともデッドヒートは投票日直前まで続くとみている。
室井候補は街頭演説や個人演説会で、市議や県議、民間企業での経験を通した「民間目線の市政運営」を強調。自民党会津若松支部や現職の菅家一郎市長(56)の後援会の支援とともに、市内全域に組織した地区後援会などをフル稼働させ、票の上積みを図る。
栗城候補は連日の個人演説会で、河東町長のキャリアや会津若松市職員の経歴を通した「豊かな行政経験と即戦力」をアピール。民主党県第4区総支部や会津若松地区連合が組織の引き締めを図るとともに、後援会や女性の会などが支持拡大に全力を挙げる。
両陣営とも大票田の旧市内を決戦場と位置付け、遊説最終日の6日は旧市内に絞って巡る。
(2011年8月5日 福島民友ニュース)
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http://www.minyu-net.com/osusume/election2011/news/110802/news1.html
室井、栗城氏“横一線” 若松市長選本社世論調査
7日投開票の会津若松市長選は、ともに新人で元県議の室井照平候補(55)=無所属、元河東町長の栗城春夫候補(60)=無所属=の2人が一騎打ちの選挙戦を繰り広げている。福島民友新聞社は7月31日と1日、読売新聞東京本社と共同で世論調査を行い、これまでの取材を加味して序盤の情勢を探った。室井候補は東部、栗城候補は北部の地盤を中心に支持を固めつつあり、横一線の展開。3割の有権者が投票する候補を決めておらず、情勢が変化する可能性がある。今後、票の上積みを目指す両陣営の激しい争奪戦が予想され、予断を許さない情勢だ。
(2011年8月2日 福島民友ニュース)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011080700248
会津若松市長に室井氏(福島)
元県議の室井照平氏(55)=無所属・新/自民推薦=が、元旧河東町長の栗城春夫氏(60)=無所属・新/民主支持=を破り初当選。市長選は4月の統一地方選挙で実施の予定だったが、東日本大震災のため延期されていた。(7日投開票)(2011/08/07-23:26)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001108080005
会津若松市長に室井氏
2011年08月08日
支持者とバンザイをする室井照平氏=7日午後10時55分ごろ、会津若松市南花畑
●民間感覚に支持/投票率59.99%
東日本大震災のため4月の統一地方選から延期されていた会津若松市長選は7日、投開票された。新顔同士の一騎打ちとなり、元県議の室井照平氏(55)が、元河東町長の栗城春夫氏(60)を破って初当選した。8日、市長として初登庁する。当日有権者数は10万195人、投票率は過去最低の59.99%(前回69.51%)だった。
7日夜、同市南花畑の室井氏の事務所に当選確実の知らせが入ると、拍手と歓声が一気にわき起こった。室井氏は「厳しい選挙戦だった。長い選挙戦はくじけそうになったが、支持者のおかげで戦えた。支持者と相談して政策を具体的に進めたい。風評被害対策は早急に取り組む」と話した。
一方、栗城氏は同市北青木の事務所で「大勢の皆様のお力を結集して頂いたにもかかわらず結果を出すことが出来なかった。栗城春夫、不足を感じています」と敗戦の弁を語った。
室井氏は「民間感覚を持った経営者」、栗城氏は「市役所勤務25年の行政のプロ」。選挙戦を通じ、両氏が有権者に売り込んだ自らの顔は対照的だった。
原発事故による観光業の風評被害、中心市街地の空洞化、市内に集積する半導体企業の縮小……。沈滞ムードが募る中、有権者は、室井氏が演説で繰り返した「民間人の目線」に現状打破を期待した。
室井氏はスローガンに「汗働(かんどう)と協働による全員参加のまちづくり」を掲げ、官民の総力で疲弊した地域経済を立て直す決意を示した。若者の職場づくりにも強い意欲を見せ、4年間で「若者1千人を市内に定着させる」「企業10社を誘致する」など具体策を提案。保育や教育など児童行政を一元化した「子ども課」の創設も掲げた。
選挙戦にあたり、市長を3期12年務めた菅家一郎氏(56)の後継指名を受け、自民党関係者に支えられた。地元の市中心部で支持を着実に広げ、栗城氏の切り崩しをしのいだ。
これに対し、栗城氏は「マンネリ化した市政が続き、引き継がれようとしている」として、前回に続いて立候補した。渡部恒三衆院議員(79)の後援会が支持を広げ、民主党県議らが後押しした。
雇用の場を増やし、教育に力を入れ、生きがいをづくりを進めることで「会津を元気にする」と訴え、行財政改革を進める考えも示した。会津17市町村を合併する「会津市構想」を主張し、会津の全国的な存在感を高める必要性も唱えたが、及ばなかった。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001108080002
知事選、立候補予定者が始動
2011年08月07日
9月11日に投開票される岩手県知事選の立候補予定者が動き始めた。週末から演説会や街頭演説が本格化、震災で活動が自粛された分、真夏の戦いは一気にヒートアップしている。
再選を目指す現職の達増拓也氏(47)は6日午後、一関市と北上市のホテルで開かれた民主党の講演会を行脚した。震災以来着ていた防災服からスーツ姿に切り替え、活動をスタート。「仮設住宅の完成率、がれきの撤去率、他県と比較しても頭一つ抜けている」と復旧・復興の進展を訴えた。
北上市は小沢一郎民主党元代表の選挙区。小沢氏は姿を見せなかったが、応援で駆けつけた谷亮子参院議員が「達増知事は小沢一郎先生と緊密な連携を図り、復興計画で様々な提言をしている」と連携をアピールした。
「一党一派に偏向した今の県政では、岩手の再生はあり得ない。全力で情熱とエネルギーをぶつけたい」
反民主勢力「いわて復興県民の会」が擁立する前県議の高橋博之氏(37)は盛岡市であった自民党県連支部代表者会議に出席し、決意を語った。
同県連は高橋氏を「強く支持する」立場を全会一致で決定。推薦はしないものの、「投票の呼びかけはまったく同じ扱い」(鈴木俊一県連会長)だ。
7日には地域政党いわての県議選の立候補予定者と奥州市で街頭演説する。
県労働組合連合会議長の鈴木露通氏(60)は盛岡市内で開かれた三つの行事に出席、7日は北上市内の行事に出る予定だ。労働組合やNPOなど支持団体が開く行事を回って支援を訴えている。先週は被災地の大槌町と宮古市を回り、「県政への有権者のいら立ちを感じた」と話す。
一方、産業廃棄物処理会社社長の芦名鉄雄氏(66)は会社の業務の傍らで草の根で支援をお願いしている程度で表だった活動はしていない。「震災復興で県のやることはすべて遅い。民間の感覚を生かして職員を動かしたい」と訴えている。
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>>1810
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110808t11018.htm
涌谷町長選、安部氏が初当選 56票差、大橋氏の5選阻む
初当選を果たし、支持者と万歳をする安部さん(中央)=7日午後9時10分ごろ、宮城県涌谷町本町
任期満了に伴う涌谷町長選は7日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元副町長安部周治氏(63)が、5選を目指した無所属現職の大橋荘冶氏(75)らを破り、初当選を果たした。安部氏は大橋氏を56票差で振り切った。東日本大震災後、県内で初めて行われた首長選だった。
当選確実の知らせは午後9時すぎ、同町本町の事務所に入った。安部氏は約100人の支持者を前に「現職の壁は厚く高かったが、この選挙戦が私を大きくしてくれた。変えていこうという町民の思いがあっての結果だ」と述べた。
安部氏は、5月に立候補を表明。若者の起業支援による「産業おこし」を重点公約に掲げ、町長交代による人心一新を主張した。町議5人の支援を得て、市街地を中心に幅広く浸透した。
大橋氏は、退任する意向を示していたが6月に一転して立候補を表明。震災対応の継続と4期16年の実績を強調し、後援会組織が回転したが、多選批判も響き、わずかに及ばなかった。
いずれも無所属新人で元町議久勉氏(63)は、批判票の取り込みを狙ったが出遅れが響き、会社社長沢田哲夫氏(80)は広がりに欠けた。
当日の有権者数は1万4779人。投票率は65.21%で、2007年の前回(66.70%)を1.49ポイント下回った。
◎政争脱却し政策本位に
【解説】涌谷町長選は、新人の安部周治氏が現職の大橋荘冶氏との事実上の一騎打ちを制し初当選を果たした。56票差という数字が、町を二分した激戦だったことを示す。町民の合意形成を慎重に図りながら、震災対策などにどう素早く対応するか。新町長は就任早々、難題に直面することになる。
安部氏は選挙戦で、「企業誘致と起業支援で産業を活性化させる」と強調した。有権者は産業創出に期待し、4月まで副町長を務めた安部氏の行政経験にその実現を託したと言える。
5選を目指した大橋氏は、震災復旧や福祉の充実を掲げたが、公約に新味はなかった。
町長選をめぐる動きは特異な経緯をたどった。大橋氏が退任の意向を示し、副町長だった安部氏が「後継」として立候補を表明。6月になって大橋氏が突然翻意し、因縁めいた構図になった。
町長と、その腹心だった元副町長の戦いに町議らの支援も分かれ、政争の色合いがにじんだ。その分、町の将来を見据えた政策論争は乏しくなってしまい、物足りなさを感じた有権者は少なくないだろう。
涌谷町は市町村合併に傾かず、単独立町を選択した県北では数少ない自治体の一つ。町の一体感は強いが、財政運営は厳しさを増している。本年度の一般会計当初予算は約63億円。震災の復旧工事費27億円のうち町支出は1億8000万円に上り、「新規事業を打ち出す余裕はない」(町総務企画課)という。
それに加え「震災後」という特殊条件が重くのし掛かる。農業地帯の町にとって、福島原発事故の影響は風評被害を含めた警戒が不可欠だ。農家への的確な情報提供や状況に応じた支援は町の責任でもある。
政争を脱却して政策本位の町政へ。新町長が取り組むべき課題である。(小牛田支局・野内貴史)
<涌谷町長選開票結果(選管最終)>
当 3,936 安部周治 無新(1)
3,880 大橋荘冶 無現
1,104 久勉 無新
613 沢田哲夫 無新
2011年08月08日月曜日
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>>1811
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001108090001
大槌町長選、岡本前議長も立候補表明
2011年08月09日
立候補表明で「被災者の気持ちは一番よくわかる」と語る岡本大作氏=大槌町赤浜
大槌町の岡本大作・前町議会議長(62)は8日、同町赤浜の避難先の弟宅で記者会見し、23日告示28日投開票の町長選に立候補すると表明した。震災で加藤宏暉町長が死去して以来、トップ不在が続いている同町の町長選は、新顔3人を中心とする争いになった。
岡本氏は「防潮堤も水門も役に立たなかった。素早く逃げられる避難路が一番」と述べ、道路整備を最優先課題にあげた。
立候補表明に至った経緯については「無投票が望ましいと思っていたが、複数の候補予定者が出た。加藤前町長の支援者から強い要望があった。私も被災者。町民を自立させ、支援の恩返しをしたい」と述べ、8日、議員辞職した。
造船会社社長の岡本氏は「私は民間の人間。震災後の役場の対応を見て、臨機応変にやるべきだと思っていた」と震災後の対応を批判した。
同町長選には、元町総務課長の碇川豊氏(60)と、宮城県利府町議の太田賢氏(68)が名乗りをあげている。
碇川氏は防災対策への姿勢など、加藤町政に反旗を翻して昨年末退職。情報公開や、住民や議会との徹底した対話を掲げる。太田氏も、臨時職員120人採用による雇用確保と役場の迅速化を公約の第一にしている。こうした役場改革も、選挙の争点になりそうだ。
大槌町長選には、ほかに名古屋市内の環境保全団体理事長小川文一氏(64)が立候補を検討している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000019-khks-l06
山形市長選 新人佐藤氏、立候補へ 民主系現職と対決
河北新報 8月10日(水)9時8分配信
任期満了に伴う山形市長選(9月11日告示、18日投票)で、元経済産業省官僚で東京財団研究員の新人佐藤孝弘氏(35)が立候補する意志を固めたことが9日分かった。自民党山形市支部に候補者の選定を一任されていた遠藤利明衆院議員(比例東北)の打診に応えた。近く正式に表明する。
佐藤氏は函館市出身、東大法学部卒。経産省、経営コンサルタント会社を経て、2007年から現職。雇用政策、企業法制などが専門で、約1年前から遠藤氏の政策立案を支援していた。
佐藤氏は河北新報社の取材に対し「以前から地域の再生に関心を持っていた。地元の人間ではないが、お役に立たせてほしい」と立候補への決意を語った。10日以降、県内各党に支援を依頼する見通しだ。
遠藤氏は9日、山形市内であった自民党山形市支部の会合で、経緯を説明。その後報道陣に対し「最高の人材を見つけられた。低迷する山形のために働いてもらいたい」と述べ、選挙での支援に前向きな考えを示した。
山形市長選では、民主党などの支援を受けた現職の市川昭男氏(69)が、3選出馬を表明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110810-00000047-mailo-l06
選挙:山形市長選 元経産省、佐藤氏出馬へ 自民要請「雇用改善を」 /山形
毎日新聞 8月10日(水)10時54分配信
任期満了に伴う山形市長選(9月11日告示、18日投開票)で、元経済産業省官僚で、シンクタンクの東京財団研究員、佐藤孝弘氏(35)が、自民党の遠藤利明衆院議員に立候補の意思を固めたことを伝えた。佐藤氏は9日、取材に対し「遠藤衆院議員から山形市長選に立候補しないかというお話をいただき、8日に『ぜひ立候補したい』と伝えた」と述べた。【和田明美】
自民党山形市支部によると、同支部が大内理加県議擁立を断念した後、候補者選定を遠藤衆院議員に一任。その後、長谷川幸司山形市議の擁立も探ったが断念していた。
佐藤氏は北海道函館市生まれ。東大法学部卒業後、経産省入省。同省では中小企業庁で、会社法・会計関連制度改正への提言とりまとめなどに携わった。退官後、都内で飲食店経営などを経て、07年3月から東京財団研究員。遠藤衆院議員の政策作りにかかわってきた。父は山形大卒。
佐藤氏は取材に対し「遠藤先生には、経済政策や山形をどのようにしていくかという政策面で手伝ってきた」と話した。山形市長選へ立候補の意思を固めた理由については「日本の地域再生を実現したい。それには地方の中核都市の雇用を生み出すことが一番だ。山形は工業や農業など潜在的能力が高い地域なので、強みを伸ばしていけたらと思う」と話した。
現在、市長選には現職の市川昭男氏(70)が3選を目指し立候補の意思を表明している。
◇本人と面談後に市支部支援協議
自民党山形市支部(斎藤武弘支部長)は9日、山形市内で緊急の常任幹事会を開き、遠藤利明衆院議員から佐藤孝弘氏の経歴や立候補要請の経緯について報告を受けた。出席した市議らから「山形出身ではないが、候補者として大丈夫か」などの意見が出された。10日に常任幹事会を開き、佐藤氏と会って政策などについて意見交換する。その上で市支部は支援について協議する。
遠藤衆院議員は「山形の雇用改善のために、力になってもらいたいと思っている」と述べた。
また佐藤氏と会った斎藤支部長は「人間味があって柔らかい人」などと話した。【和田明美】
8月10日朝刊
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110814_2
大槌町議・及川氏、出馬の意向 県議選釜石選挙区
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大槌町議の及川伸氏(50)は13日、東日本大震災で延期され9月2日告示、11日投開票の県議選釜石選挙区(定数2)に立候補する意向を固めた。政党への公認申請を検討している。同選挙区は民主党、自民党の両現職が出馬を予定しており選挙戦が確実となった。
及川氏は釜石市出身で明治大卒。衆院議員秘書などを経て、1999年大槌町議に初当選し連続3期目。同町議会の震災復旧・復興対策特別委員長を務めている。
同選挙区はいずれも昨夏の補選で初当選した民主党の小野共氏(42)、自民党の岩崎友一氏(32)が出馬を予定している。
(2011/08/14)
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>>1827
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110814t11017.htm
任期延長の議論低調 現職議員に厳しい指摘 仙台市議選
東日本大震災の影響で任期が延び、仙台市議選(19日告示、28日開票)が迫る市議の仕事ぶりに、市民団体や立候補を予定する新人らから厳しい指摘が出ている。市議会が3日に開いた「復興会議」は、議論を交わすことなく今任期中の幕を引いた。復興関連予算を審議した6月定例会では一部に、居眠りや私語を繰り返す議員もいて、「切迫感が全く感じられない」との批判が強い。
既存の震災関連組織を再編統合し、機動的に対応する目的で6月末に発足した復興会議。3日の会議は、奥山恵美子市長ら幹部と議員が勢ぞろいした。
議題は、各常任委員長の審査状況報告や重点要望の決定など。双方が直近の取り組みを説明して小一時間で終了し、議員たちは足早に議事堂を後にした。
ベテラン議員は「一体何のために集まったのか。これでは、任期最後の単なる顔合わせと言われても仕方がない」と自嘲気味に話した。
総額約374億円に上る補正予算案や津波に襲われた沿岸部、宅地被害が出た丘陵部の再建策を議論した6月定例会。本会議場や特別委員会室で議論が進む傍らで、居眠りや私語、途中離席をする議員の姿がちらほら見受けられた。携帯電話の着信音が鳴り響く日もあった。
傍聴した、市議選に初挑戦する新人は「随分と緩い雰囲気。市民の代表としての意識が足りない議員が多い」とあきれ顔だった。
市議会は今任期中、定数5減を決めたほか、政務調査費の支出の透明化といった改革を進めた。
「定数を多少減らした程度では有権者は評価しない」と言うのは立候補を予定する元議員。「議会の外にいて痛感したのは議会の機能不全。与野党の意識を改め、政策立案能力を高めることが有権者への最大の貢献になる」と強調する。
市民団体「議会ウオッチャー・仙台」はことし2月、本会議での態度と質問内容を採点した「仙台市議会議員の通信簿」を公表し、「学級崩壊状態」と指摘した。
上原仁代表(77)は「震災後さらに質が落ちた印象だ。学級崩壊状態を改めさせるという気持ちが市民に芽生えないと議会は変わらない。選挙後も自分の目で議会の様子をチェックしてほしい」と促している。
2011年08月14日日曜日
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http://www.asahi.com/national/update/0812/TKY201108120510.html
2011年8月13日11時16分
1600世帯、所在確認できず 岩手・山田町、選挙に影
岩手県山田町が7月、住民の所在確認の郵便物を、町内全6800世帯に送ったところ、1600世帯から返信がないことが分かった。所在が確認できない住民が多数いることで、9月11日投開票の知事選、県議選、町議選のトリプル選挙への影響が懸念される。
同町の人口は約1万8千人。調査は、6月23日時点の住民基本台帳データをもとに返信用封書を同封して送った。
宛先不明が約100世帯あったが、中には義援金の申請者リストに名前がある人もおり、町役場は住所の把握を急いでいる。宛先不明だと、投票所入場券を届けられないが、町選管は「本人確認できれば、投票可能」としている。
調査した町民課は「被災していない地域でも未返信がある。出稼ぎでいないか、転居直前で返事をしていないか。深刻な事態かどうかは何ともいえない」としている。(伊藤智章)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201108110443.html
2011年8月11日20時15分
有権者2%、198人所在つかめず 岩手・大槌町選管 町長・町議選が28日にある岩手県大槌町で、町選挙管理委員会が有権者1万1528人に送った「お知らせ」のはがきのうち、460通が届かなかったことがわかった。その後、仮設住宅の入居者名簿などで262人を確認。残りは198通で、有権者の2%弱となっている。
「宛て所不明」のうち16人が死亡。188人が仮設住宅に、55人が避難所に、3人が入院していた。町選管は「一人でも多く選挙に参加してほしい」と、親戚や知人から聞き取り調査を続けている。
同町では有権者の約半数が被災して自宅に住めない状況で避難したが、住民票を移した人はほとんどいない。郵便局に転送届を出していなければ投票所入場券が届かない。あまり多いと投票率が下がって選挙の意義が薄れかねなかった。
町長選は今春の統一地方選で予定されていたが震災で延期された。町長選には新顔4人、8月末に任期満了となる町議選(定数13)は新顔を含む19人が立候補を予定している。
大槌町の北隣で9月11日に町議選と知事選、県議選のトリプル選挙を控える山田町も所在確認の郵便物を町内全6800世帯に送ったが、「宛て所不明」で約100世帯から戻ってきている。(秦忠弘)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110813t11021.htm
選挙前哨戦「開店休業」塩釜市長選に名乗りの4氏
東日本大震災で延期されていた宮城県の塩釜市長選(9月4日告示、同11日投票)の構図がほぼ固まった。4人が名乗りを上げる混戦にもかかわらず、前哨戦は極めて低調。当の立候補予定者たちは、全員が震災対応に忙しく、「とても選挙戦どころじゃない」と悲鳴を上げている。
立候補を予定しているのは、いずれも無所属で現職の佐藤昭(69)と新人の県民主医療機関連合会事務局長天下みゆき(55)=共産推薦=、市議伊藤博章(48)、市議今野恭一(63)の4氏。
3選を目指す佐藤氏は10日に事務所を開設したが、必勝祈願などの行事は見送った。「震災対応を後回しにして選挙を優先させたら、市長として後悔することになる」と話し、告示前のスケジュールは震災関連の公務で埋め尽くした。
支持者を集めての集会も未定で、佐藤氏は「告示後も果たして選挙カーに乗り込む時間があるかどうか…」と天を仰ぐ。
天下氏が事務局長を務める県民主医療機関連合会は震災直後、塩釜市内の病院に現地対策本部を設置した。自身も一時は本部に寝泊まりしながら陣頭指揮に当たった。
公約も震災を踏まえて作り直した。ようやく10日に事務所を開設し、新たなチラシも完成した。天下氏は「投票日から逆算したスケジュールは大幅に遅れている。何とか有権者への浸透を図りたい」と話す。
10日に立候補表明したばかりの伊藤氏は「有権者の声を聴いて告示までに政策を練り上げる」と語る。
所属する全国若手市議の会のネットワークを生かし、震災直後には酒田市から支援物資を搬送。関西から被災地視察に訪れた市議を案内したり、被災した子どもたちの夏休みホームステイの準備に奔走したりと目まぐるしく動き回っている。
「開店休業」と苦笑いするのは今野氏だ。2月4日に開設した選挙事務所は、震災直後から地元の食料炊きだし基地に様変わりした。
8日の陣営幹部会では、総決起集会を1回だけ行い、地区ごとの立会演説会は断念することを決めた。Tシャツに作業ズボンの今野氏は「選挙用のネクタイなんて、しばらく締めてないなあ」とつぶやいた。
2011年08月13日土曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110816_6
碇川氏と岡本氏の一騎打ちか 大槌町長選
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東日本大震災で延期されていた大槌町長選は23日告示、28日投開票される。元町総務課長碇川豊氏(60)、元町議岡本大作氏(62)、宮城県利府町議太田賢氏(68)の新人3人が無所属で立候補を表明していたが、太田氏は15日、出馬を断念した。津波で加藤宏暉町長(69)=当時=が死亡しリーダー不在が5カ月も続く非常事態の同町。復興計画策定などが遅れる中、再生の「青写真」提示と復興策の加速が焦点となる選挙は、碇川氏と岡本氏の一騎打ちの公算が大きくなった。
太田氏の陣営は15日の事前審査に姿を見せなかった。同氏は岩手日報社の取材に「仮設住宅を回っていて『選挙どころではない』との声が多く、疑問を感じて出馬を断念した」と述べた。総決起大会の出席者が22人にとどまるなど、態勢が整わなかったことも背景にあるとみられる。
(2011/08/16)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110816t31015.htm
市政運営ちぐはぐ 盛岡市長選21日告示
盛岡市中心部の市役所。約29万人が暮らす県都は、さまざまな政策課題を抱える
任期満了に伴う盛岡市長選(21日告示、28日投開票)は告示まで5日となった。立候補を表明しているのは、現職で3選を目指す谷藤裕明氏(61)の1人だけ。無投票の公算が大きくなり、市の将来像をめぐる論戦はわき起こっていない。谷藤市政は手堅い財政運営に定評があるが、市民目線を欠く政策決定が多いとの指摘も強い。市民の間には少なからず閉塞(へいそく)感が募る。県都・盛岡の課題を探った。(菊間深哉)
◎財政堅実、政策決定に市民目線欠く/「大胆」「丁寧」求める声
<被災証明で混乱>
「盛岡市流通センター南1丁目4番8号」
農業資材卸商社「岩手農蚕」の松田博之社長(71)は、名刺に本当ではない所在地を記している。本来の住所である「矢巾町」を「盛岡市」に置き換えているのだ。
「本社が町にあると県外の商談でどうしてもけげんな顔をされる」と松田社長。長年、盛岡市の住所で通しているせいか、郵便物はきちんと届くという。
約160の卸会社が集まる流通センターは盛岡市と矢巾町にまたがる。働く人の大半は盛岡市民で、市と町の合併を望む声が多い。合併話は2004年に矢巾町が法定協議会への参加を見送り、立ち消えになった。
松田社長は「南部藩の城下町で行政、教育機関が集まっていることに安住し、まちづくりに独自の方針が感じられない。矢巾町民が合併を望まないのも理解できる」と指摘。県都としてのリーダーシップを発揮しない市政に歯がゆさを感じる。
市政運営に細かい「不手際」は多い。東日本大震災の被災者を対象に6月20日に始まった高速道路無料化では、被災証明書発行の是非をめぐり右往左往ぶりが際立った。
矢巾町など周辺自治体が被災証明書の発行を決める中、盛岡市は出さない方針を決定。実施が迫った6月17日の市議会定例会でも「停電程度では被災と言えない」と繰り返した。
それが同日夜、一転して発行することを発表。不公平感を訴える流通団体や議会の要望に押された。市幹部の一人は「市役所全体が世間の動きに疎過ぎる。だから方針も定まらず、ちぐはぐになる」と漏らす。
昨年9月には突然、市中心部の岩手公園に接する国史跡内の飲食店街、桜山地区に藩制時代の土塁や勘定所を設ける整備案を提示。地区内の飲食店などの猛烈な反対に遭い、白紙撤回を余儀なくされた。
<反対押して伐採>
ことし7月に同公園内に開館した文化施設「もりおか歴史文化館」をめぐっても09年6月、付近の針葉樹ヒマラヤシーダ59本の伐採を唐突に発表した。市民から多くの反対意見が寄せられたが、数本を残して伐採。その理由の一つだった観光用大型バスの出入り口の確保はできておらず、いまだにバスの乗り入れは実現していない。
見通しの甘い政策決定が目立つ一方で、行財政改革では堅実さも見せる。05年度に1414億円あった市債残高は、10年度には1304億円まで圧縮。03年度に11億円だった財政調整基金も、10年度に71億円まで回復させた。
岩手県立大の倉原宗孝教授(地域環境計画)は盛岡市政に「大胆」と「丁寧」を求める。「財政状況がさらに改善すれば、市独自の大胆な施策を打ち出す余地も増える。そのときに備え丁寧に市民と意見を交換し、信頼関係をつくる必要がある」と話している。
2011年08月16日火曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110818-OYT8T00140.htm
再興へ選挙準備 大槌
東日本大震災の津波で壊滅的被害を受け、加藤宏暉(こうき)町長(当時69歳)が死亡した大槌町で17日、町長選と町議選のポスター掲示板の設置が始まった。町長選には元町総務課長の碇川豊氏(60)と前町議会議長の岡本大作氏(62)がいずれも無所属で立候補を表明。今月末に任期満了となる町議選(定数13)には18人が立候補する予定だ。いずれも23日に告示、28日に投開票される。
町シルバー人材センター職員がこの日、役場仮庁舎前から順次作業を開始。仮設住宅前など全91か所に掲示板を設ける。同町はこれまでの選挙で、町内112か所に掲示板を設置していたが、被害の大きかった町中心部など約30か所での設置を見送った。同町の主婦金崎薫さん(35)は「津波が来ても安心して暮らせる町づくりをしてくれる人に先頭に立ってほしい」と話していた。
(2011年8月18日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110819t11047.htm
震災復興の在り方争点 仙台市議選告示、72人が立候補
東日本大震災で4カ月半余り延期された仙台市議選(28日投票)が19日告示され、5選挙区で72人が立候補を届け出た。2007年の前回に比べ4人少なく、政令市移行後の市議選としては最少。議会改革の一環で定数が5減の55となり、全市の競争率は前回比0・04ポイント増の1・31倍となった。
震災後、東北の被災地で行われる初の大型選挙で、震災復興の在り方が最大の争点。一部陣営が選挙カーの使用を控えたり、拡声器の音量を絞ったりするなど、被災者に配慮した選挙戦が展開されている。
定数は青葉区が2、宮城野、若林、太白の3区が1減った。各選挙区の候補者数は青葉区(定数15)が19人、宮城野区(10)が13人、若林区(7)が9人、太白区(12)が17人、泉区(11)が14人。
新旧別の内訳は現職が47人で、前回より8人減った。元議員は4人、新人は21人でともに2人増えた。女性は前回より1人減の14人。
党派別では民主が12人(前回9人)、自民が14人(11人)、公明が8人(8人)、共産が7人(8人)、社民が6人(6人)。初参戦のみんなの党は6人を擁立。全候補者に占める政党候補の割合は73・6%で、前回より18・3ポイント上昇。無所属は19人で、前回を14人下回った。
区割り選挙は今回で6回目で、地域密着型の選挙戦が定着した。政党対決の側面も強まり、民主党の消長を軸にした各党の攻防も焦点。18日現在の有権者数は83万3203人。
◎仙台市議選立候補者
【青葉】(15―19)
石森正洋 48 会社役員 無新
東山竜起 37 元衆議員秘書 民新
大泉鉄之助 70 団体役員 自現(9)
熊谷善夫 69 元衆議員秘書 自現(7)
鎌田城行 48 党県政策局長 公現(2)
早坂敦 40 元会社員 み新
菅野直子 39 党地区常任員 共現(1)
跡部薫 46 大学講師 無現(1)
村上一彦 54 保護司 民現(2)
加藤和彦 44 会社役員 自現(1)
鈴木繁雄 67 会社役員 無現(6)
花木則彰 51 党県委員 共現(3)
岡部恒司 52 保護司 自現(3)
嶋中貴志 51 元衆議員秘書 公現(2)
西沢啓文 56 町内会長 無現(4)
加藤健一 42 東北電力社員 無新
屋代美香 48 会社員 自新
佐藤わか子 58 NPO役員 民現(3)
樋口典子 52 管理栄養士 社新
【宮城野】(10―13)
伊藤新治郎 74 会社役員 無現(5)(自推)
田村稔 57 宮司 自現(3)
佐々木真由美 47 党県女性次長 公新
渡辺敬信 32 参議員秘書 民新
小野寺淳一 45 元会社員 み新
野田幸代 59 会社役員 自元(1)
池田友信 68 党県常任幹事 民現(8)
辻隆一 60 党県組織局長 社現(5)
小野寺利裕 55 党県役員 公現(1)
渡辺公一 61 地区社協会長 民現(6)
渡辺博 61 元衆議員秘書 無元(6)
赤間次彦 54 党県政調会長 自現(5)
高見紀子 54 党県委員 共現(1)
【若林】(7―9)
菊地昭一 60 党県副幹事長 公現(3)
庄司あかり 26 元銀行員 共新
菅原健 39 元参議員秘書 自現(1)
佐藤正昭 52 団体役員 自現(5)
岡征男 68 団体役員 無現(7)
菅原正和 51 会社役員 無新(自推)
菊地崇良 43 元陸上自衛官 自新
木村勝好 60 党県役員 民現(5)
相沢和紀 57 元仙台市職員 社現(1)
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【太白】(12―17)
赤間学 63 元会社員 無新
高橋次男 67 農業 無現(3)
舩山由美 43 元保健師 共現(2)
嵯峨サダ子 63 党県委員 共現(4)
熊沢孝雄 51 元労働省職員 み新
及川英樹 37 整体院経営 み新
大槻正俊 61 元団体役員 社現(4)
佐藤和子 52 党県女性次長 公新
野田豊 62 会社役員 無新
岡本章子 47 党県副幹事長 民現(3)
佐々木両道 67 元商社員 自現(7)
横田匡人 46 党県常任幹事 民現(2)
柿沼敏万 73 自営業 無現(5)
沼沢真也 30 参議員秘書 民新
鈴木勇治 60 元仙台市職員 無現(4)
鈴木広康 49 党県広宣局長 公現(2)
小山勇朗 63 党県副代表 社現(6)
【泉】(11―14)
日下富士夫 59 東北電力社員 無現(4)
斎藤範夫 57 団体役員 自現(2)
小田島久美子 49 党県女性次長 公現(1)
安孫子雅浩 49 元介護福祉士 民現(3)
古久保和子 44 党地区委員 共元(2)
甲田涼司 46 学習塾経営 み新
橋本啓一 45 元衆議員秘書 無現(2)
柳橋邦彦 70 会社役員 み元(5)
野田譲 49 元衆議員秘書 自現(4)
大内順 39 元会社員 無新
庄司俊充 62 商工会理事 無現(3)
小野寺健 39 NPO役員 民現(1)
秋山満 51 元海保職員 無新
石川建治 53 元国鉄職員 社現(3)
〔注〕19日午後5時現在
2011年08月19日金曜日
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>>1777
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110819_4
中村氏(元衆院議員)出馬の意向 県議選盛岡選挙区
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盛岡市の元衆院議員中村力氏(49)は9月2日告示、同11日投票の県議選盛岡選挙区(定数10)に無所属で出馬する意向を固めた。19日に記者会見し、正式表明する。
中村氏は岩手日報社の取材に対し「震災復興に向け、これまでの経験を生かして県政の場で頑張りたい」と決意を語った。
みんなの党の党籍を持つというが、政党への推薦要請などはしない方針。主な公約に農林水産業の振興、医療と介護の連携強化などを掲げる。
中村氏は同市出身。東京大卒業後、旧郵政省職員を経て、1993年の衆院選旧岩手1区に無所属で出馬し初当選。その後、衆院選と参院選に計4回挑戦したが落選した。2月に知事選への出馬を表明したが、「選挙態勢が整わない」などとして6月に断念した。
同選挙区はこれまでに現職9人、新人5人の計14人が出馬表明している。党派別は民主4人、自民3人、公明1人、共産1人、社民2人、地域政党いわて2人、無所属1人。
(2011/08/19)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110819t11018.htm
元町長内田氏が出馬表明 松島町長選
任期満了に伴う宮城県松島町長選(9月6日告示、11日投票)で、元松島町長の内田鉄夫氏(63)が18日、無所属で立候補する意向を表明した。
記者会見した内田氏は「町の震災対応に不満を募らせる町民から、強いリーダーシップで町政運営を担ってほしいと推され、決意した。今の町政は、町民への説明が不足している」と述べた。選挙戦では、観光振興や宅地開発による人口増を訴えるという。
内田氏は松島町出身で東北学院大卒。1996年に町長初当選。
3期目の途中だった2006年11月、町発注工事に絡む汚職事件で逮捕、収賄罪で起訴され、町長を辞職。07年3月に懲役2年、執行猶予3年の判決が確定した。公民権も3年間停止されたが、現在は回復している。
事件について内田氏は「町民の信任を裏切ってしまい、大変申し訳なく思っている。松島のため、生まれ変わって頑張りたい」と話した。
松島町長選は4月の統一地方選で行われる予定だったが、東日本大震災のため延期されていた。
町長選には、いずれも無所属で、再選を目指す現職の大橋健男氏(60)、新人で元教員の伊藤均氏(52)と松島町議会副議長の小幡公雄氏(62)の3人が出馬を表明している。
2011年08月19日金曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001108200003
大槌町議選 自粛・倹約、支持者捜し苦労
2011年08月20日
連呼なし、費用は倹約――。23日告示の大槌町議選に立候補を予定している18人全員に、選挙の戦い方を尋ねたところ、震災の影響を反映したこんな答えが返ってきた。13議席を争う激戦だが、今回はいつもとは勝手が違うようだ。
◇
「連呼すれば逆効果」。ほとんどの立候補予定者が口をそろえる。選挙カーは11人が使う予定だが、「連呼するつもり」と答えたのは新顔の三浦諭氏(33)だけだ。同じく新顔の芳賀潤氏(46)が「様子を見て」。16人は「しない」。
18人の半数が家を被災し、金銭的にも苦しい。選挙にかける費用は11人が50万円以下だ。「掲示板のポスターだけで、後援会パンフレットも配らない」が4人いた。自宅以外に事務所を置くのも7人だけだ。現職らは「派手な選挙戦はしない」と申し合わせようとする動きもあった。ある前職は選挙費用を稼ぐため、東京に出稼ぎしたという。
家を流された野崎重太副議長(68)は、ポスターは前回の残りをカラーコピーした。事務所は仮設住宅のひさしを伸ばし、大工の腕を生かした自作の長いすと机を置いただけだ。
阿部六平議長(72)は「被災者感情を考えて」、告示前は支援者回りをする程度。パンフレットは前回の残りで間に合わせる。
4期目を目指す後藤高明氏(75)の地元は津波と火事で1軒残らずなくなり、支持者約70人が死亡・不明という。ばらばらになった支援者を捜しに、仮設住宅を回る。会えた人には「今回はあなただけでなく、ご家族全員の支持を」と頭を下げる。
だが、新顔は地味な活動だけでは当選は難しい。奥野琢也氏(34)は「電話より、みんなの目に触れないと」と、街頭演説を繰り返す予定だ。
◇
立候補を予定しているのは次の通り。阿部俊作氏=共産=以外は全員無所属。
◇現職 赤崎幾哉(69)▽阿部勝浩(66)▽阿部六平(72)▽阿部義正(53)▽伊藤安男(75)▽岩崎松生(64)▽小松則明(51)▽後藤高明(75)▽里舘裕子(61)▽東梅康悦(47)▽野崎重太(68)
◇前職 金崎悟朗(60)▽佐々木隆太郎(74)
◇新顔 阿部俊作(58)▽奥野琢也(34)▽下村義則(50)▽芳賀潤(46)▽三浦諭(33)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110820_1
迫る告示、戸惑う陣営 沿岸部「どう活動したら…」
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東日本大震災の影響で延期されていた市町村議選などの告示が迫る沿岸部で、立候補予定者が事前活動に頭を悩ませている。住民が生活再建に追われ「選挙どころではない」というムードが漂う中、仮設住宅などへのあいさつ回りはためらいがちに。事務所の確保に苦戦する陣営もある。従来の手法が通じず戸惑う現職に、知名度アップのすべが見つからない新人。被災者の心情に配慮しながら、手探りの戦いが続く。
沿岸部では23日の大槌町長選、同町議選、田野畑村議選を皮切りに25日は知事選が告示。9月2日に県議選、4日の釜石、陸前高田の両市議選、6日の山田町議選告示と続く。
目前に迫る大槌町議選。平時なら、あいさつ回りに忙しい時期だが動きは控えめだ。定数13に対し18人が出馬を予定し激戦が見込まれるだけに、各予定者の顔にはもどかしさもにじむ。
ベテラン現職は地盤の海沿いの地域が軒並み被災。「支持者を探し回っているが、どこの仮設に住んでいるか分からない」とため息をつく。新人の一人は「初めてなので地道にやるしかないが、どこまで活動していいのか分からない」と悩む。ひとまず役場で地元有権者の住所を閲覧し、はがきの宛名書きに精を出す日々だ。
【写真=仮設住宅前に設置された町長選や町議選などのポスター掲示板。立候補予定者は震災の影響で思うような事前活動ができずにいる=大槌町小鎚】
(2011/08/20)
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001108200003
「県議政調費から賃借料」禁止決定
2011年08月20日
所有する建物や自宅を事務所に使っている複数の県議が、政務調査費(政調費)から賃借料の一部を支出していた問題で、県議会議会運営委員会は19日、県議や配偶者らが所有する建物などに政調費を充てることは認めない、と決めた。
県議や配偶者、親族が所有する建物に加えて、県議、配偶者、親族が役員を務める法人や団体が所有する建物についても、政調費から賃借料を支出することを禁止する。ともに親族の範囲は3親等以内。
また、事務所費に政調費を充てている県議については、県議会9月定例会中に、政務調査活動の拠点としている事務所の所在地を、議長に提出することも決めた。これまでは届け出の必要がなく、自宅が事務所を兼ねているのか否か、わかりにくかった。
いずれも9月定例会最終日までに政調費のマニュアルを改定し、10月以降の支出分から対象とする。
この日の議運では、政調費を運転代行料金などに充てることを禁じ、第三者機関を設けて支出内容を点検し、議会のホームページで県議ごとの支出内訳を公開することなどが民主党会派から提案された。各会派で持ち帰り、9月9日の議運で改めて協議する。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1313613469421_02/news/20110818-OYT8T00131.htm
復興への選択 盛岡市長選 〈上〉構想説明住民より議会
「勘定所」風の建物などを復元する構想が白紙に戻った桜山神社参道地区(17日、盛岡市内丸で) 「計画案の提示が少し唐突で、内容に対する説明が不十分だったこともあり、ご迷惑をおかけしました」
市が7月21日、桜山神社(盛岡市内丸)の参集殿で開いた勘定所構想の説明会で、鈴木幸雄・市都市整備部長が冒頭、地元商店主ら約50人を前に構想の白紙撤回を表明した。昨秋に打ち出し、地元住民らが約3万3000人分の反対署名を集めるまで混迷した問題をいったん収束させようとしたのだ。
市は、住民と意見交換しながら構想を一から練り直すと約束。しかし、商店主らの不安は収まらず、出席者からは「市の目指す街並みのモデルが数か月で『江戸』から『昭和』に変わった。方針をまたすぐに変えるのでは」といった指摘が相次いだ。
市内の一等地にある同地区の再開発が暗礁に乗り上げたのは、市の手続きの不備が大きい。地元住民への影響を知りながら、市議会への説明を優先し、地元住民は構想について、報道で初めて知った。
長年、同地区で商店を営む女性は「この場所だから、古いなじみ客も来てくれる。急にどこかに行けといわれても困る」と話す。岩手大工学部の南正昭教授(都市計画)は「長年の懸案だったこの地区の再開発の重要性より、行政運営に対する住民の不満に注目が集まり、問題の論点がすり替わってしまった」と嘆く。
◇
谷藤裕明市長は市民の声をもっと市政に取り入れようと、前回(2007年)の市長選の公約に「市民起点の市政運営」を掲げた。市長らが各地区で要望を聞き取る「まちづくり懇談会」を毎年開催したり、市長が市民活動の場に出向いて意見交換する「市長のおでかけトーク」の参加者を募ったりしてきた。
その一方で、勘定所構想と同様、09年には岩手公園内のヒマラヤ杉伐採計画が市民の批判を受けて中断。この時も、事の発端は計画が「決定事項」として、突然発表され、報道されたことが原因だった。市は急きょ、住民説明会や市民から意見を募る「パブリックコメント」を行った末、計画は「すべて伐採」から「一部を残す」に変更を余儀なくされた。
谷藤市長は3期目の公約発表の記者会見で、「市民起点の市政運営」を挙げたが、市民の行政参加を問われると、「パブリックコメントをしているが、コメントが出てこない。PRの仕方が悪いのかな」と歯切れは悪かった。
◇
市は4月、地域と一体となってまちづくりを進める「市地域協働推進計画」を策定した。計画では、地区ごとに配置した担当職員が地区の会合に出席し、地域の要望を吸い上げたり課題解決のために働きかけたりする。今年度は市内3地区で試行し、今後5年間で市内全域に取り組みを広げる予定だ。
◇
29万人余の市民の声をいかに市政に反映させるか。21日告示の市長選に今のところ唯一、立候補を表明している谷藤市長の2期目4年間を検証する。(熊倉由佳)
(2011年8月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1313613469421_02/news/20110819-OYT8T00075.htm
〈中〉企業家育成 道のり遠く
コラボMIUの実験室で、カメラのレンズ部品を組み立てるテナント企業の従業員(18日) 盛岡市は今年、3年ぶりに県外企業の誘致に成功した。電話代行業「東京テレマーケティング」(本社・東京)が7月、コールセンターを同市菜園に開設したのだ。既に、パート従業員32人が電話応対の仕事を始めている。
同社は東京で起業し、新たに東北に進出する拠点として盛岡市を選んだ。当初、同市より人口の多い仙台市や青森市のほうが誘致に熱心で、進出企業の雇用に対する補助金支給などの条件面でも勝っていた。しかし、「2市には既に多くのコールセンターがあるが、盛岡市は少ない」(同社担当者)と、消極的な理由から同市を選んだ。
05年の国勢調査によると、同市の産業別就業人口で、3次産業は80・9%を占め、同市が2006〜10年度に誘致した企業の大半が、電話代行業などの3次産業だ。県によると、誘致した県外企業数は北上市の16社、一関市の14社に比べ、盛岡市は7社と少なく、3次産業の誘致さえ、ままならない状況だ。
◇
市は思うように企業誘致が進まないため、起業家を育成することも始めた。2007年、岩手大(盛岡市上田)と提携して起業・誘致を促そうと、同大キャンパスに市産学官連携研究センター(コラボMIU)を建設。また、同年には、研究機関が立ち並ぶ盛南地区で9区画を売り出した。
市企業立地雇用課の村井淳課長は「MIUを卒業した企業が盛南地区などに事務所を構えてもらえるよう誘導したい」と期待するが、9区画中、8区画は売れ残ったまま。
12年7月末、「MIU第一期生」の7社が入居期限を迎える。このうち、本社が埼玉県にある1社は、岩手大との共同研究の結果、自動車部品の品質を向上できたことなど効果を認めながらも、「事務所開設費用などを考えると、(盛岡に拠点を構えるのは)そう簡単ではない」と、撤退の可能性も示唆する。施設を整備しても、企業を定着させる道のりは遠い。
◇
明るい材料もある。谷藤裕明市長が行財政改革を進めた結果、谷藤市長就任前の02年度に比べ、市債残高は2791億円から10年度の2340億円に減少。市の「貯金」に当たる財政調整基金は15億円から10年度に71億円と大幅に増加した。
谷藤市長は7月、選挙公約発表の会見で、「(財政が)ようやく普通の市くらいに近づいた。これからはもう少し、私なりの色を出せるような形に持って行ければ」と発言。それに先駆けて4月から、首都圏で企業訪問などを行う「企業誘致推進員」1人を都内に置き、「待ち」の姿勢から「攻め」に転じた。
(2011年8月19日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1313613469421_02/news/20110820-OYT8T00109.htm
〈下〉遅れた被災地支援
がれき撤去などを終え、盛岡市が設置した宿泊施設に戻るボランティアたち(3日、宮古市のかわいキャンプで) 東日本大震災の復興支援で、盛岡市は7月、宮古市川井の廃校校舎を借り、ボランティア100人が同時に泊まれる無料宿泊施設「かわいキャンプ」を開所した。自治体が設置した同様の施設でも無料で泊まれるのは、県内でここだけだ。
8月3日夕、宮古、大槌、山田の3市町でがれき撤去などをして、疲れ切ったボランティア約40人が同施設に送迎バスで帰ってきた。3泊4日で訪れた東京都豊島区の会社員、山口由美子さん(37)は、山田町内でがれきを撤去。ゴールデンウイーク(GW)も宮城県内で従事したが、1泊7000円と経済負担が大きく、「無料なら長期の活動もできる。被災者も、同じ人が継続的に来る方が気が楽だと思う」と話す。
被害の大きい3市町に車で1時間以内に行けるうえ、個人ボランティアに仕事を割り充てる仕組みがあり、利用者に好評だ。だが、利用は開所1か月の時点で、1日平均15人程度。被災地ボランティアがピークだったGW後の開所だけに、収容能力をもてあましているのが現状だ。
◇
県内でも迅速に後方支援に動いた遠野市に比べ、県都・盛岡の支援は遅れた。
遠野市は、4月の時点で、団体ボランティアの宿泊所として公民館など144か所を有料で開放。本田敏秋市長が震災直後、「沿岸被災者を受け入れる場所が必要」とリストアップした施設を、避難者が想定より少ないと分かると、すぐにボランティア向けに変更したのだ。GW中は最大1日421人が滞在し、現在も1日約250人が利用する。
一方、盛岡市は、無料宿泊施設の構想を5月にようやく発表。開設時期も未定で、想定していた施設も、別の予定があったと判明し、後日変更された。この結果、全国のボランティア団体にとって、「岩手の支援拠点は遠野」が共通認識となった。青年海外協力隊のOBらで作る「社団法人青年海外協力協会」の亀山明生さん(34)は4月に遠野市の公民館に宿泊してボランティア活動に参加。「一刻も早い支援をするにも、まずは寝る場所の確保が一番の課題だった。遠野の素早い対応は本当に助かった」と振り返る。
◇
震災翌日未明、被害実態さえ不明だった大槌町の住民が遠野市にたどり着き、支援を求めた。市庁舎も被災していたが、市職員は、ありったけの食料と毛布を運び、遺体を包むブルーシートやガソリンなど求められるだけ買っては、被災地に運び続けた。ある市職員は「『空振りでもいい、どんどん対応しよう』との本田市長の激が大きかった」と思い起こす。
盛岡市も、震災翌日から沿岸被災者を市施設に受け入れた。数日後から、市職員による被災地での給水活動、被災自治体への応援派遣などを始めた。だが、いずれも、日本水道協会との災害協定や県の要請を受けての「受け身」の対応だった。
無料宿泊施設や、避難者への情報センター設置など、長期的支援内容の質は高い。だが、非常時の自発的な対応はどうか。巨大余震の懸念が残る今、県都のリーダーに求められる資質は、ますます高まっている。
(2011年8月20日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110821t11025.htm
連携薄れ戸惑う陣営 仙台市議選、宮城県議選と分離実施
仙台市議選(28日投票)は、東日本大震災で延期されたままの県議選と分離して選挙戦が始まった。両選挙は前回まで統一地方選で同じ日程で行われ、それぞれの候補者が連携し、相乗効果で浸透してきたケースが少なくない。戦術の練り直しを迫られた各陣営の内心は複雑だ。
「震災の後、お困りのことはありませんか」。初挑戦の革新系新人が2日、支持者宅で声を掛けた。傍らには、11月投票が有力視される県議選に回る同じ党のベテラン市議。2人は1年以上前から一緒に支持者回りを続けている。
新人は「知名度不足を補うため、現職とセットで行動してきた。選挙が別々になって有権者が戸惑わないよう、しっかり覚えてもらわなければ」と力を込める。
県議選に挑む現職の危機感も強い。当選圏をうかがうためには、市議選の倍以上の得票が必要だからだ。現職は「活動期間が延びたと前向きにとらえたい」と言う。
市議選と県議選を親子で共闘する保守系のベテランは4日夜、市内のホテルで市政報告会を開いた。市議は支持者ら約320人を前に演説後、「頑張れよ」と県議の息子に演壇を譲った。
県議は「投票機会が2回に増えるのは有権者にとって負担。後に控える県議選が敬遠される恐れもある」と警戒する。
各陣営にとっては、菅直人首相の後継選びも気掛かりな要素だ。
民主党は代表選について、仙台市議選投票日の28日に公開討論会、29日に投開票で最終調整に入った。現段階で数人の立候補が予想され、党内駆け引きが過熱しそうだ。
ポスト菅をめぐる民意の動向を測りながらの選挙戦。政党関係者は「追い風と見れば、市議、県議候補の総力戦で臨みたい。3カ月後に想定される県議選は、政治状況がどうなっているか見当も付かない」と言う。
別の革新系市議は戦術を見直した。前回までは県議と一緒のお茶の間懇談会を多く重ねたが、今回は回数を減らした。「自分の支持者名簿を基に一人一人訪ね歩く。原点に戻りたい」と話す。
コンビを組んでいた県議は「誰がどの選挙の候補者なのかがはっきりし、個々人の政策が分かりやすくなる」と言い、9月以降は街頭活動に力を入れるという。
2011年08月21日日曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110822-OYT1T00333.htm
小沢王国の県都・盛岡の微妙な権力構造
花束を贈られ、笑顔を見せる谷藤氏(左)=21日午後5時46分、盛岡市の事務所で 盛岡市長選と同市議選が21日告示され、市長選は、現職の谷藤裕明氏(61)が無投票で3選を果たした。
23日は東日本大震災の津波で大きな被害を受けた大槌町で、町長選と町議選が告示される。岩手県内は、知事選と県議選などの投開票が行われる9月11日まで、選挙ムード一色になる。
盛岡市長選は、無所属で現職の谷藤氏が無投票で3選を決めた。1951年4月の同市長選以来、60年ぶりの無投票となり、前回に続き独自候補を擁立できなかった民主党県連の内部からは厳しい意見も出ている。
谷藤氏は午後5時半頃、同市盛岡駅前北通の事務所に姿を見せ、詰めかけた約150人の支援者が拍手で迎えた。支援者らの万歳三唱に、妻友美子さん(55)と壇上に並んだ谷藤氏は、頭を下げて応えた。
谷藤氏はあいさつで、無投票当選について「初めてのことで、今まで以上に背負っているものが重いと認識した」と述べた。さらに、「一生懸命に魅力ある盛岡をつくり、発信していく。震災を乗り越えるために県都としての役割を果たしたい」と3期目の抱負を述べた。
民主党県連は震災前、谷藤氏の3選阻止のため水面下で擁立作業を進めてきた。しかし、人選に難航し、震災が追い打ちをかけた。責任者となる衆院1区総支部長の階猛・衆院議員らは「復旧・復興を最優先で考えるべき」と独自候補擁立を断念した。
「小沢王国」と言われる岩手県の県都で独自候補を擁立できなかったことに、同党県連内からは「選挙があることは4年前から分かっていた。震災を口実にしているだけ」(県連関係者)と厳しい声も上がる。
谷藤氏が自民だけでなく、民主にも支持を広げていることから、「よほどの候補者でないと勝ち目はない」(民主党県連関係者)という見方もあった。また、盛岡市議会で民主議員は2人だけで、民主系会派もなく、当選後に厳しい議会運営を強いられることも背景にある。階氏は「谷藤市長と4年間、手を取り合って頑張っていける」と融和色を打ち出すが、谷藤陣営の幹部は「『連携』と言っても意見を聞くだけ。我々のやることはこれまでと何も変わらない」と突き放した。
(2011年8月22日10時52分 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110823_1
県議選の推薦取り下げ 自治労県本部、異例の対応
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9月2日告示、同11日投開票の県議選で、自治労県本部(来内=らいない=広幸委員長)は22日、組織内候補の花巻選挙区の現職木村幸弘氏(51)=社民党公認、北上選挙区の現職久保孝喜氏(57)=同=の2人の立候補予定者について、加盟する連合岩手(砂金文昭会長)に対して推薦要請の取り下げを申し入れ受理された。両氏の知事選への対応が背景にあるとみられ、選挙を目前にしての推薦取り下げは極めて異例だ。
県議会会派の社民党に所属する木村、久保の両氏は7月27日、自民クラブ、地域政党いわてと共に「非民主」3会派の議員らで組織した「いわて復興県民の会」の設立に参加。同会が擁立した前県議高橋博之氏(37)の支持を表明した。
一方、自治労県本部が加盟する連合岩手は、現職の達増拓也氏(47)を推薦しており、対応にねじれが生じたことで、何らかのけじめを付ける必要がある―との判断に至ったようだ。
(2011/08/23
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110823t11027.htm
仙台市議選 保守票、激しく争奪 若林区1減の定数7
仙台市議選(28日投票)の5選挙区のうち定数が最も少ない若林区(定数7)で、保守票をめぐる攻防が激化している。民主、公明、共産、社民の各党が公認候補を1人に絞って確実な議席獲得を目指す中、自民党は3人を公認し、1人を推薦した。ほかに保守系無所属の現職がいて、9人による競り合いが続いている。
若林区は今回から定数が1減となった。前回2007年は11人、03年は13人が立候補した混戦だったが、一気に少数激戦の構図に変わった。
民主、公明両党は現職1人に絞り、共産党は現職が県議選に回るため新人を擁立した。
社民党は前回、現職を推薦し、新人を公認で立てて2議席を狙ったが、現職が落選した。今回は現職1人だけを擁立し、議席死守を目指す。
各党が手堅い戦略で臨むのとは対照的に、自民党は現職2人と新人1人を公認。さらに新人1人を推薦した。これに保守系無所属のベテラン現職が加わる。
自民・保守系の現職3陣営は危機感を強めて支持拡大を図る。年長の公認現職は「告示日に33カ所で街頭演説をこなした」と明かす。選挙カーの使用を自粛する若手の公認現職は自転車で駆け回り「若さをアピールして支持を得たい」と気合を入れる。
津波の被害に遭った沿岸部に多くの支持者を持つベテランの無所属現職も、街頭演説を精力的にこなす。「今回は覚悟を決めて臨んでいる。上位当選を目指す」と幅広い浸透を図る。
新人2陣営は「自粛ムードで現職有利」との見方を覆そうと、選挙カーで名前を売り込む。公認の新人は「地元の候補。復興へ共に歩もう」と呼び掛ける。推薦を受けた新人は2度目の挑戦で「前回とは地元の手応えが違う」と言う。
若林区は衆院宮城2区の一部。現在は民主党が議席を獲得している。若林区での保守陣営の競争激化をめぐり、民主党県連内には「次期衆院選を見据え、自民党支持層の拡大につなげる戦略の一環ではないか」との見方もある。
前回市議選の当選者のうち、最少得票は若林区の約3200票だった。震災で沿岸部の住民が仮設住宅に移るなどしているが、今回は各陣営とも当選ラインがやや上昇すると見ている。
2011年08月23日火曜日
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時に4年後の被災3県の県議選はどうなるんですかね??
半年弱ズレが固定化?それとも4月に選挙やって任期は9月?それとも今回改選の議員の任期が4年より短くなるんでしょうか??
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110823-OYT8T01118.htm
2県議の推薦要請取り下げ 自治労
県議選に社民党公認で立候補を予定している現職の久保孝喜氏(北上選挙区)と木村幸弘氏(花巻選挙区)について、支持母体の自治労県本部が、上部団体の連合岩手に推薦要請の取り下げを申し入れ、受理されていたことが23日、わかった。受理は22日付。
連合岩手は知事選で、現職の達増知事を推薦しているが、自治労県本部の組織内候補の2人が知事の対立候補となる前県議の高橋博之氏を擁立した「いわて復興県民の会」に参加。自治労は「一定のけじめをつけるため」(野中靖志・県本部書記長)、取り下げたという。
(2011年8月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1312471167160_02/news/20110805-OYT8T00027.htm
県議選展望
<上> 八幡平 3党が激突
【二戸】(定数2=二戸市、一戸町)
五日市 王42 民現《2》
工藤 篤66 自元《5》
小泉 光男54 無新
引退する自民の小野寺研一の地盤だった一戸町から、同町出身で二戸市民文化会館長だった小泉が2月、無所属で出馬を表明。前回トップ当選の五日市、6月に自民の推薦が公認に変わり、返り咲きに向けて勢いづく工藤と、三つどもえの争いになりそうだ。
【宮古・下閉伊】(定数3=宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村)
伊藤 勢至64 民現《4》
田村 直司44 民新
佐々木大和66 自現《4》
城内 愛彦51 自新
生駒 利治62 無新
宮古選挙区(定数2)と下閉伊選挙区(同1)が統合され、定数3に対して民主、自民の公認・推薦候補が乱立する。伊藤と城内は、大票田の宮古市が地盤。山田町が地盤の田村、生駒(自民推薦)と、岩泉町が地盤の佐々木は宮古市での支持拡大や同一政党候補者との票の配分が勝敗のカギを握る。
【九戸】(定数1=軽米町、洋野町、九戸村)
工藤 大輔40 民現《3》
立候補を表明しているのは、民主現職の工藤のみ。他に出馬に向けた目立った動きはなく、無投票の可能性が高い。
【久慈】(定数2=久慈市、野田村)
中平 均39 民現《2》
嵯峨 壱朗52 自現《2》
清水 恭一60 無新
ともに3選を目指す中平、嵯峨に加え、旧山形村長の清水が出馬予定で、8年ぶりの選挙戦に突入しそうだ。中平、嵯峨の地盤は大票田の旧久慈市。清水は、旧山形村外への浸透が勝敗のポイントだ。
【八幡平】(定数2=八幡平市、葛巻町、岩手町)
川村 龍雄53 民新
千葉 伝63 自現《4》
工藤 勝博61 い現《1》
自民県連幹事長の千葉、再選を目指す地域政党いわての工藤の現職2人に加え、2009年の八幡平市長選に出馬した川村が名乗りを上げた。
常にトップ当選を続けてきた千葉、八幡平市の田村正彦市長が全面的に支援する工藤に対し、川村は民主の空白区解消を目指し、知名度アップを図る。
(2011年8月5日 読売新聞)
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>>1858
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1312471167160_02/news/20110806-OYT8T00083.htm
<中> 盛岡14人で激戦必至
【盛岡】(定数10=盛岡市)
佐々木 博59 民現《3》
三浦 陽子59 民現《2》
高橋 但馬35 民現《1》
軽石 義則50 民新
樋下 正信56 自現《3》
福井 誠司52 自新
村里 洋子55 自新
小野寺 好59 公現《4》
斉藤 信60 共現《4》
小西 和子58 社現《1》
刈屋 秀俊58 社新
及川 敦43 い現《2》
吉田 敬子33 い現《1》
酒井 俊已63 無新
定数10に14人が立候補を表明する激戦区。民主は、現有4議席の確保を目指し、佐々木、三浦、高橋の現職3人と連合岩手会長代行の軽石を擁立。
自民は、現職の樋下に加え、新人の福井、村里を擁立、3議席確保を狙う。公明は小野寺、共産は斉藤の現職が必勝を期す。社民は現職の小西のほか、盛岡市議の刈屋を擁立。地域政党いわては、現職の及川、吉田で2議席確保をうかがう。そのほか、社団法人理事の酒井が無所属で立候補を表明している。
【岩手】(定数3=滝沢村、雫石町)
大宮 惇幸63 民現《2》
喜多 正敏64 民現《1》
柳村 岩見64 自現《3》
ハクセル美穂子36 い新
ハクセルの出馬表明で選挙戦が確実になった。3選を目指す大宮は地元の雫石、喜多は地盤の滝沢村を中心に支持を訴える。自民の1議席死守を目指す柳村は、組織の引き締めを図る。ハクセルは、無党派の女性や若年層の支持を狙う。
【紫波】(定数2=紫波町、矢巾町)
高橋 昌造65 民現《1》
熊谷 泉63 自現《1》
現職の高橋、熊谷以外に出馬の動きは見られず、無投票の可能性も。高橋は、地盤の矢巾で支持拡大、熊谷は紫波を中心に保守層の引き締めを図る。
【遠野】(定数1=遠野市)
新田 敏彦33 民新
工藤 勝子66 自現《2》
立候補の動きは新田と工藤のみで、一騎打ちの可能性が高い。3選を目指す工藤は、自民遠野支部と堅固な後援会組織が強みだ。前回、工藤に敗れた新田は、中断していたつじ立ちを7月から再開、浸透を図る。
【釜石】(定数2=釜石市、大槌町)
小野 共42 民現《1》
岩崎 友一32 自現《1》
小野、岩崎以外に出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。小野は釜石、岩崎は大槌が地盤。2人は、それぞれの地盤を中心に避難所や仮設住宅を訪れ、支持を訴える。
【大船渡】(定数1=大船渡市)
田村 誠62 民現《3》
4選を目指す民主現職の田村以外、具体的な名前は出ていない。田村は昨年、民主党に入党。従来の後援会組織に加え、民主の全面支援を受け、盤石の態勢で臨む。
【陸前高田】(定数1=陸前高田市、住田町)
福田 利喜53 民新
佐々木茂光53 無新
福田、佐々木の一騎打ちの公算が大きい。2人の後援会事務所は共に津波で流失するなど被害を受けた。福田は、市長選に出馬した前県議・菅原一敏の後継。前回、菅原に373票差で惜敗した佐々木は、無所属での出馬だが、自民系の陸前高田市議と住田町議のほか、共産市議も支援する。
(2011年8月6日 読売新聞)
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>>1859>>1860
<下> 一関は7人の激戦
【花巻】(定数4=花巻市)
佐々木順一59 民現《3》
小田島峰雄60 民現《2》
木村 幸弘51 社現《1》
名須川 晋43 無新
小原 康二43 無新
前回トップ当選した地域政党いわての高橋博之が7月末、知事選への出馬を表明し、同党は後継候補として小原を推薦した。議席の上積みを狙う民主は、佐々木、小田島の2現職に加え、新人の名須川を推薦。社民は、現職の木村が議席死守を目指す。
【北上】(定数4=北上市、西和賀町)
関根 敏伸55 民現《2》
高橋 元59 民現《1》
小松 久孝62 民新
高橋 孝真60 自新
久保 孝喜57 社現《1》
地域政党いわてから出馬予定だった新人の前市議・司東道雄が「被災地の支援活動などが多忙」と出馬を取りやめた。民主は市中心部が地盤の関根、労組の支持を受ける高橋の現職2人に加えて、元市議の小松が出馬し、計3人。自民は5期務めて引退する菊池勲の後継として、高橋を擁立。前回トップ当選の久保は、党支持層をまとめるのに余念がない。
【奥州】(定数5=奥州市、金ヶ崎町)
渡辺 幸貫65 民現《4》
及川 幸子64 民現《3》
郷右近 浩46 民現《1》
後藤 完65 民新
佐々木 努46 民新
瀬川 貞清61 共新
亀卦川富夫71 い現《2》
民主が、中央政界での逆風をよそに5議席独占を狙う。1月下旬、旧胆沢町長の後藤を擁立。渡辺が江刺区、佐々木は前沢区で票を固める。共に水沢区が地盤の及川と郷右近は、企業や団体票の獲得で住み分けを進める。地域政党いわては現職の亀卦川が3選を目指し、共産は前回の衆院選と参院選に出馬した瀬川を擁立した。
【一関】(定数5=一関市、平泉町、藤沢町)
岩渕 誠41 民現《1》
熊谷 裕51 民新
佐々木朋和34 民新
神崎 浩之50 自新
高田 一郎52 共新
飯沢 匡49 い現《3》
大久保由嘉38 無新
2月に佐々木と熊谷、7月に大久保の新人計3人が出馬表明し、激戦区になった。民主は現職2人が引退し、佐々木と熊谷がそれぞれの地盤を引き継ぐ。岩渕が唯一、民主現職で再選を目指す。
神崎は、前回失った自民の議席奪還を狙い、高田は前回200票差で敗れた雪辱を期す。飯沢は前回同様にトップ当選を狙う。大久保は、無党派層の支持獲得を目指す。
(2011年8月9日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0828/TKY201108280263.html
大槌町長に碇川氏初当選 170日ぶりトップ不在解消碇川豊さん=上田潤撮影
東日本大震災で延期されていた岩手県大槌町長選が28日投開票され、元町総務課長の碇川豊氏(60)=無所属=が、前町議会議長の岡本大作氏(62)、環境団体代表の小川文一氏(65)を破って初当選した。被災で大幅下落も心配された投票率は73.41%で、前回(78.14%)から4.73ポイント下回るにとどまった。
津波で加藤宏暉前町長が犠牲になってから続いていたトップ不在が、170日ぶりに解消された。町長不在の間、副町長や総務課長が職務代理者を務めてきたが、政策的な決断は難しく、復興計画などの遅れが指摘されていた。
碇川氏は町総務課長を7年5カ月務めるなど豊富な行政経験を持つ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000097-yom-pol
仙台市議選、民主惨敗…12候補中5人落選
読売新聞 8月29日(月)1時16分配信
東日本大震災のため統一地方選から延期されていた仙台、盛岡両市議選も28日、投開票が行われた。
このうち仙台市議選(定数55)では、民主党が獲得議席を2007年の前回選の9から7に減らし、自民党は前回の10議席から12議席へと議席を伸ばした。
民主党は、公認候補12人中、現職3人を含む5人が落選した。同市議選は、震災で大きな被害が出た地域で初めての大型選挙。民主党政権の震災対応などに対する反発が響いたとみられ、9人全員が当選した前回選挙と比べると、明らかな「惨敗」となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000000-mailo-l04
選挙:仙台市議選 民主7人、自民12人 投票率、過去最低を更新 /宮城
毎日新聞 8月29日(月)10時19分配信
東日本大震災からの復興が争点となった仙台市議選(定数55)が28日、投開票された。12人を擁立した民主では7人が当選したが5人が落選。自民では公認候補14人のうち12人が議席を得た。公明、共産、社民は公認候補のほぼ全員が当選し、初めて候補者を擁立したみんなも4議席を獲得した。投票率は40・03%で、前回07年の46・39%を下回り、過去最低を更新した。被災地初の大型選挙で、各候補は復興策を競い合ったが、有権者の政治離れを示した形になった。当日有権者数は81万9167人(男39万5人、女42万9162人)だった。【平元英治】
投票率は過去最低に終わった。各陣営からは「争点になった復興策について、各候補の主張が似通っていた。市民がどの候補を選んでも同じだと感じたのではないか」(自民現職)などの声が上がった。また、自民党系候補の一部や公明の候補らが選挙カーを自粛した。「公費負担分を浮かせて、復興費用に充ててもらう」との趣旨だった。このため選挙期間中も市内での選挙ムードが薄らぎ、低投票率につながる結果となった。
民主は政権政党となって初の市議選として、前回を上回る12人を擁立した。今野東県連代表は告示前、「全員当選を目指す」と強調していたが、青葉、太白両区では現職・新人の2候補が落選した。震災復興の途上に菅直人首相(党代表)を交代させるなど、不安定な政権運営に被災地から疑問符を付けられた形になった。
自民は前回より3人多い14人を公認した。長く国政与党についていたことから「即戦力」ぶりを強調。同党出身の村井嘉浩知事らとも連携する姿勢を示して、民主党の政権運営に批判的な層も取り込んだ。
候補者数を絞った公明、共産は従来の支持層を固めて候補者が全員当選した。社民は支持固めを図り、6人中5人が当選した。
結党後初めて仙台市議選に挑戦したみんなは6人を擁立し、4人当選と健闘した。復興に伴う増税論を批判したことで無党派層に浸透した。泉区で元職が当選するなど東北で地位を確保した。
◇期日前投票は前回比1・91倍
20日から27日まで行われた期日前投票での投票者数は6万3632人で、前回選(3万3279人)の1・91倍に達した。市選管事務局は、制度が定着したことに加え、今回からJR仙台駅近くの複合ビル「アエル」で5区いずれの区民も投票できるようにしたためとみている。
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◆仙台市議選開票結果
◇青葉区(定数15−19)
当 6089 加藤和彦 44 自現
当 5905 跡部薫 46 無現
当 5869 加藤健一 42 無新
当 5636 西沢啓文 56 無現
当 5444 嶋中貴志 51 公現
当 5356 佐藤わか子 58 民現
当 5264 大泉鉄之助 70 自現
当 5094 花木則彰 51 共現
当 5048 鎌田城行 48 公現
当 4812 樋口典子 52 社新
当 4646 菅野直子 39 共現
当 4566 鈴木繁雄 67 無現
当 4565 早坂敦 40 み新
当 4202 屋代美香 48 自新
当 4197 岡部恒司 52 自現
3854 村上一彦 54 民現
3649 熊谷善夫 69 自現
3570 東山竜起 37 民新
490 石森正洋 48 無新
=選管最終発表
◇宮城野区(定数10−13)
当 6533 渡辺博 61 無元
当 5167 赤間次彦 54 自現
当 4906 伊藤新治郎 74 無現
当 4675 高見紀子 54 共現
当 4609 佐々木真由美 47 公新
当 4400 小野寺利裕 55 公現
当 4354 田村稔 57 自現
当 4139 小野寺淳一 45 み新
当 3902 渡辺公一 61 民現
当 3425 渡辺敬信 32 民新
3304 野田幸代 59 自元
2986 辻隆一 60 社現
1937 池田友信 68 民現
=選管最終発表
◇若林区(定数7−9)
当 6231 菊地崇良 43 自新
当 5460 菊地昭一 60 公現
当 5429 庄司あかり 26 共新
当 5037 木村勝好 60 民現
当 4446 佐藤正昭 52 自現
当 3678 菅原健 39 自現
当 3486 相沢和紀 57 社現
3366 岡征男 68 無現
2933 菅原正和 51 無新
=選管最終発表
◇太白区(定数12−17)
当 6837 佐々木両道 67 自現
当 5662 佐藤和子 52 公新
当 5650 岡本章子 47 民現
当 5622 鈴木勇治 60 無現
当 5493 鈴木広康 49 公現
当 5251 柿沼敏万 73 無現
当 4990 舩山由美 43 共現
当 4741 高橋次男 67 無現
当 4155 嵯峨サダ子 63 共現
当 3933 小山勇朗 63 社現
当 3919 大槻正俊 61 社現
当 3764 及川英樹 37 み新
3484 横田匡人 46 民現
2763 沼沢真也 30 民新
2467 熊沢孝雄 51 み新
1760 赤間学 63 無新
1134 野田豊 62 無新
=選管最終発表
◇泉区(定数11−14)
当 8030 野田譲 49 自現
当 7888 小田島久美子 49 公現
当 6666 斎藤範夫 57 自現
当 6367 柳橋邦彦 70 み元
当 6181 古久保和子 44 共元
当 4933 安孫子雅浩 49 民現
当 4919 庄司俊充 62 無現
当 4832 橋本啓一 45 無現
当 4661 日下富士夫 59 無現
当 4222 小野寺健 39 民現
当 3946 石川建治 53 社現
2417 甲田涼司 46 み新
1553 秋山満 51 無新
1047 大内順 39 無新
=選管最終発表
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t11017.htm
迷走政権の逆風直撃 民主、支持票死守の消耗戦 仙台市議選
菅政権の迷走した震災対応への逆風が、政令市の民主党議席を直撃した。28日投開票された仙台市議選で、民主党は公認候補12人のうち当選は7人にとどまり、改選前を2議席下回る敗北を喫した。勢力拡大を狙って擁立した新人3人は、1人が当選しただけ。各陣営は支持票を死守する消耗戦を強いられた。
辛くも当選した現職は6人。2007年の前回に比べ軒並み票を減らし、党関係者は肩を落とした。選挙中に菅直人首相が退陣を表明。29日に次の首相が決まるが、潮目は変わらなかった。
太白区に初挑戦した新人の沼沢真也さん(30)。事務所で支持者約40人と吉報を待ったが、落選の報が入ると沈痛な空気に包まれた。
秘書を8年務めた今野東参院議員に打診されて昨年、立候補を決意。農村部などに根強い支持がある今野氏と共に浸透を図ったが、震災で状況は一変した。
復興対策で後手に回る菅政権への批判が強烈な向かい風になった。「若い力で責任ある震災復興を」と訴えたが、低投票率や党現職2人との競合も浮上を阻んだ。
「このふがいない結果は、間違いなく経験不足と力不足」と沼沢さん。それでも「もう一度だけ、私の成長に期待してほしい」と再起を誓った。
2011年08月29日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t11018.htm
26歳庄司さん初陣飾る 政令市移行後で最年少 仙台市議選
初当選を決め、支持者と万歳三唱をする庄司さん(右から2人目)=28日午後10時50分、仙台市若林区荒町の事務所
6度目の当選を果たして万歳をする柳橋さん=28日午後11時20分ごろ、仙台市泉区泉ケ丘4丁目の事務所
少数激戦の若林区で、共産新人の庄司あかりさんが初陣を飾った。26歳1カ月での当選は、政令市移行後の議員で最年少。自民公認の新人菊地崇良さん(43)も5人の「保守決戦」を勝ち抜き、6200票余りを獲得してトップで初当選した。
若林区荒町の庄司さんの事務所は、当選確実の知らせが入ると同時に歓声に包まれた。支持者の熱烈な祝福を受けた庄司さんは、「被災した方々の声を必ず市政に届けます」と力強く語った。
震災後は避難所、仮設住宅に足しげく通い、被災者の声に耳を傾けた。選挙戦では「生活再建が復興への第一歩」をスローガンに、市民に寄り添う市政の実現を訴えた。
これまでの最年少当選は1995年市議選の30歳女性。大幅に塗り替えての議席獲得に、「同世代の人たちの雇用の場の確保にも力を注ぎたい」と決意を述べた。
若林区は民主、公明、社民も候補を1人に絞って議席を獲得。自民系は5人による保守票の奪い合いが激烈だった。新人の菊地さんのほか、自民現職の佐藤正昭さん(52)が6選、菅原健さん(39)が滑り込んで再選を果たした。
◎公認8人全員当選/公明
公明は、新人2人を含む公認の8人全員が当選し、強固な組織力を見せた。
太白区の新人佐藤和子さん(52)は、初挑戦ながら5600票余りを集めて2位に食い込んだ。鈎取の事務所に集まった支持者を前に満面の笑みを浮かべ、「主婦の代表として人々が幸せになる政治を実現する」と語った。
選挙カーを使わず、住宅街や集落で250回以上の路上演説をこなした佐藤さん。自宅で実母を介護しながら走り続けた選挙戦を終え、「生活に苦しんでいる人の話を聞き、しっかり市政に反映させたい」と宣言した。
◎泉/柳橋さん通算6選
初参戦したみんなの党が4議席を獲得した。泉区では元議員の柳橋邦彦さん(70)が6回目の当選を果たし、宮城野区では新人の小野寺淳一さん(45)が初陣を飾った。
柳橋さんは1991年の初当選から連続5期務め、2005年6月〜07年5月は議長を務めた。09年に市長選で落選したが市政への思いは消えず「地域主権」を掲げるみんなの党の政策に共感して市議復活をかけた。
当選が決まった後、渡辺喜美代表から電話が入り「党の拠点となる政令市で議席を獲得し、東北の組織拡大に期待ができる」と祝福を受けた。
震災で自宅マンションが全壊、約2カ月間の避難所生活を経て、仮設住宅に暮らす小野寺さん。福室の事務所で約30人の支持者を前に「復旧復興を一日も早く進め、投票してくれた皆さんの思いを形にして恩返ししたい」と意気込みを語った。
◎若林/元議長・岡さん沈む
「駄目だったか」。若林区沖野にある無所属現職で元議長の岡征男さん(68)の事務所に落選の報が入ると、支持者からため息が漏れた。
故三塚博元蔵相の秘書を経て、7期務めたベテラン。巨大会派を率い、市議会出身の国会議員を誕生させたこともある「知将」だった。奥山恵美子市長も積極的に支援に回った。
選挙戦では防災計画の見直しに意欲を示し「市民の不安を減じることが政治家の責務」と訴えたが、世代交代の流れに勝てず苦杯をなめた。
「残念だが、今日の結果が自分に対する評価だ。議会・政治活動に全く悔いはない」と頭を下げた岡さん。支持者はがっくりと肩を落とした。
2011年08月29日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t11022.htm
宮城・川崎町長に小山氏初当選 企業誘致訴え現職破る
初当選を決め万歳する小山さん(中央)=28日午後9時45分ごろ、川崎町前川の事務所
任期満了に伴う宮城県川崎町長選は28日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で新人の元町議小山修作氏(54)が、通算3期目を目指した現職佐藤昭光氏(63)=自民・公明・みんなの党県支部推薦=を破り、初当選を果たした。
「やった」「勝ったぞ」。午後9時20分ごろ、小山氏の初当選が伝えられると、同町前川の事務所は歓声であふれた。
小山氏は「応援してくれたのは無名の方ばかり。その力で現職を制した。本当にありがたい」とかすれた声で、約250人の支持者に感謝した。
小山氏は「企業誘致を図り、若者が定住できる町をつくる」と立候補を決意し、選挙前から早朝のつじ立ちで知名度向上に努めた。告示後は選挙カーを降りて有権者の元へと走り、若さと行動力を印象付けた。
佐藤氏は政党のほか町建設職組合、農協政治連盟などの推薦を取り付け、水陸両用バスの誘致、幼保一体化施設「こども園」を開園した実績を強調。手厚い布陣が陣営内の上滑りを呼び、小山氏にかわされた。
落選が決まった後、同町前川の事務所に現れた佐藤氏は「私の不徳の致すところ。皆さんに恩返ししたかったが結果がついてこなかった」と支持者に頭を下げた。
当日有権者数は8348人。投票率は80.63%で、2007年の前回選挙を1.78ポイント下回った。
◎人口減で閉塞感、打開の受け皿に
【解説】川崎町長選は若さを前面に出した無所属新人の小山修作氏(54)が、現職佐藤昭光氏(63)を破った。人口1万を切った町に閉塞(へいそく)感が漂う中、現町政に物足りなさを感じる有権者の受け皿となった。
小山氏は町の人口が減り続けている現状に触れ、町が雇用につながる企業誘致の専門職員を配置していないと強調。「専従職員を任命し、私も一緒に営業に飛び回る」との訴えは、有権者の目に町活性化への明確なビジョンと映った。
フットワークの軽さを連想させる言葉、浮動票を狙ったつじ立ち。「地縁、血縁選挙が効く町内にあってはゲリラ戦」(陣営幹部)だったが、戦術は奏功した。一部の保守系町議の支持も足掛かりに急速に浸透した。
「企業誘致」の小山氏に対し、佐藤氏は「観光を町づくりの起爆剤とする」と主張したが、具体的方策は「道の駅整備」「既存の町観光協会の法人化」にとどまり、新味に欠けた。
県南部では昨年12月の丸森町長選でも、企業誘致を公約に掲げた新人が当選した。景気低迷が続き、新たな企業誘致の実現は高いハードルだが、新町長は住民との約束を果たしていく重い責任を負う。(大河原支局・小木曽崇)
2011年08月29日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t31005.htm
町の未来、やっと槌音 前町長犠牲の大槌町長に碇川氏
初当選し、支持者から花束を贈られる碇川さん(左)=28日午後9時、岩手県大槌町大槌の事務所前
東日本大震災で町長が犠牲となり、5カ月以上トップ不在が続いた岩手県大槌町で28日、ようやく新町長が決まった。元町総務課長碇川豊さん(60)が、元町議会議長岡本大作さん(62)、名古屋市の環境団体代表小川文一さん(65)を下し初当選した。トップ不在で判断を下せず、復興への歩みが停滞していたが「あとは前進あるのみ」。豊富な行政経験が支持された碇川さんは、迅速な取り組みを誓った。
午後8時半すぎ。当選確実の知らせを受け、同町大槌の碇川さんの事務所では、支持者の喜びが一気にはじけた。被災者の心情に配慮し万歳はやめ、拍手で迎えられた碇川さんは「一日も早く復興計画を策定し皆さんに示したい」と力を込めた。
町総務課長として、防災計画策定に携わった。「自分が町長ならこうするのに…」。思いが募って役場を退職し、立候補を表明したのは昨年12月。その3カ月後、悪夢のような大津波が町を襲った。
町長の加藤宏暉さん=当時(69)=をはじめ、かつての同僚40人が犠牲になり、役場機能はまひした。「もし、自分が辞めていなかったら」。混乱の中、懸命に働く残された職員の姿に、複雑な思いが交錯した。
被災後は政治活動を封印し、避難所で炊き出しなどのボランティア活動に没頭した。当初、一騎打ちと目された加藤さん亡き後、複数の人が町長選に名乗りを上げては断念した。自らを奮い立たせるように7月、後援会活動を再開した。
人口約1万5000人のうち震災による死者、行方不明者が約1割に上り、約4700人が仮設住宅で暮らす。28日は町外に避難する人も投票のため足を運び、古里復興への思いを託した。
「まずは行政を立て直す。人事を固め、議会や町民と一体となって復興計画を作る」
犠牲者の無念さ、復興への期待を背負いながら、着実な青写真を描く碇川さんに気負いはない。
<風化防止尽きぬアイデア>
地元の高校を卒業後、町役場に入った。町長選立候補のため、昨年12月に退職するまで勤めた行政マン。在職中は、さまざまな新たな取り組みに挑戦した「アイデアマン」でもある。
町のイメージキャラクター「おおちゃん」は、企画係長時代の1993年、岩手県内の自治体としては初めて策定したCI(コーポレート・アイデンティティー)計画で誕生した。今も広く親しまれている。
震災当日は、町中心部にあった後援会事務所で被災し、高台に避難した。自宅こそ無事だったが事務所は流された。多くの町民も犠牲となった。
「二度と悲劇を繰り返してはいけない。記憶を風化させないためにも、鎮守の森をつくりたい」。悲しみを乗り越えるアイデアも尽きない。
趣味はパソコン。町職員として町のホームページ(HP)導入を手掛けた。5台所有するパソコンを駆使し、後援会のHPをはじめ、チラシやポスターも自作した。
宮沢賢治の精神世界にあこがれる。「『雨ニモマケズ、風ニモマケズ』のフレーズは、今の自分の気持ちとぴったり」
3人の娘は首都圏で暮らし、同町吉里吉里の自宅で妻和江さん(60)と2人暮らし。
2011年08月29日月曜日
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http://www.minyu-net.com/news/news/0828/news13.html
天栄村長選、新人の添田氏が初当選
任期満了に伴う天栄村長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で会社役員の添田勝幸氏(49)=無所属=が現職の兼子司氏(65)=3期、無所属=を破り、初当選を果たした。
得票は添田氏が2560票、兼子氏は1911票。当日の有権者数は5254人で投票率は86・01%。12年前の92・30%を6・29ポイント下回った。
(2011年8月28日 福島民友ニュース)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110827-00000043-mailo-l02
藤崎町議会:町長の不信任可決 「町政混乱させた」と動議 /青森
毎日新聞 8月27日(土)11時2分配信
藤崎町議会は26日の臨時議会で、小田桐智高町長の不信任決議案を10対3の賛成多数で可決した。地方自治法の規定により、小田桐町長は10日以内に議会を解散しなければ失職する。
臨時議会は、補正予算案などを審議するため開催。町立藤崎小グラウンドの整備工事請負契約に関する議案を否決し、野党系会派の議員9人が「町政を混乱させた」などとして不信任の動議を提出した。
小田桐町長は03年に旧藤崎町長に初当選。合併に伴う05年と09年の町長選で無投票再選された。一方、町議も10年7月に無投票当選している。【高橋真志】
8月27日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110830t11023.htm
宮城県議選にらみ風探る 歓迎・警戒、民主代表に野田氏
民主党新代表に野田佳彦財務相が選ばれた29日、宮城県内の与野党は政局をにらみながら、震災復興の強力な推進を求めた。28日投開票の仙台市議選は民主党が惨敗。政権への逆風が吹き荒れていることが浮き彫りになった中で、「野田首相」が誕生する。間近に迫る戦いは、11月13日投票が固まった県議選。各党は風の行方を測り始めた。
民主党県連の木村勝好幹事長代理は「やっと落ち着いて被災地の復旧、復興に取り組める環境が整った」と野田氏の代表就任を歓迎した。市議選は公認12人のうち当選は7人だけ。「県議選は風に頼ることなく、しっかり地盤固めすることが必要だ」と強調した。
自民党県連の小野寺五典会長は「悔しいが民主党はいい選択をした。小沢一郎元代表の時代は終わった」と評価。「震災対策は与野党が協力すべきだ」と大連立を促した。公認14人を立てた市議選は12人が当選。「県議選は県政与党の実績を認めてもらう」と勢いづく。
「誰が代表でも民主党の体質は同じ。変化は期待できない」と言い切るのは公明党県本部の石橋信勝代表。市議選は公認8人全員が当選して組織力を見せつけた。「県議選へ前進あるのみ」と力を込める。
共産党県委員会の中島康博委員長も「野田氏は増税路線。危険な内閣になる」と指摘する。市議選は公認の7人全員が当選。「民主党に厳しい審判が下された。県議選はさらなる候補者擁立も検討する」と強気だ。
社民党県連の菅野哲雄代表は「震災復興に取り組むべきときに、被災地そっちのけの代表選だ」と批判。市議選は1議席減らした。「県議選でどんな風が吹くのか予想も付かない」と情勢の変化を警戒した。
みんなの党県支部の菊地文博支部長は「野田氏に期待は全くない。国民はしらけている」。市議選は4人が当選する躍進。「わが党が浸透し始めた。県議選でステップを踏み、次期衆院選につなげる」と意気込んだ。
2011年08月30日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t11024.htm
宮城・加美町長に新人猪股氏 対決3度目、雪辱果たす
初当選を果たし、万歳する猪股さん=28日午後9時10分ごろ、加美町矢越の事務所
任期満了に伴う宮城県加美町長選は28日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の介護施設代表猪股洋文氏(59)が、再選を目指した無所属現職の佐藤澄男氏(63)を破り、初当選した。両氏の対決は3度目。再選挙にもつれ込んだ前回(2007年)、6票差で敗れた猪股氏が雪辱を果たした。
当選確実の知らせは午後9時前、同町矢越の事務所に入った。約300人の支持者とともに吉報を待った猪股氏は「この勝利は、私たち全員の勝利だ。中新田、小野田、宮崎の力を合わせ、町を変えていこう」と呼び掛けた。
猪股氏は1月に立候補を表明。矢越地区への役場庁舎移転が一極集中を招くとし、合併前の旧3町の特色を生かした3極自立型の町づくりを掲げた。移転反対派の住民グループと連携し、草の根運動で支持を広げた。
佐藤氏は昨年12月に立候補を表明。「加美町は一つ」を掲げ、役場新庁舎を核とした新しい町づくり構想を打ち出したが、浸透しなかった。
落選が決まり、佐藤氏は事務所に集まった約150人の支持者を前に「全て私の不徳の致すところ。申し訳ない」と頭を下げた。
当日の有権者数は2万1600人。投票率は76.40%で前回(75.79%)を0.61ポイント上回った。
◎旧役場核にした「3極自立」選択
【解説】役場庁舎建設位置をめぐる町の将来像が争点となった加美町長選は、新人の猪股洋文氏が初当選した。有権者は現職が示した「一極集中型」ではなく、猪股氏が打ち出した旧3町の特色を生かした「3極自立型」の町づくりを選択した。
町人口は現在約2万6000で、旧3町合併後の8年間で約2000も減った。小野田、宮崎地区は旧役場を中心とした町場が寂れた。中新田地区も中心商店街に近い役場庁舎が移転すれば、活気がなくなるとの危機感が広がっていた。
猪股氏の訴えは、合併後の町の衰退に危機感を持つ町民意識に浸透したとみられる。
再選を阻まれた現職の佐藤澄男氏は「加美町は一つ」を掲げたが、町民には一方的手法と映った側面がある。新庁舎位置の選定では、町民による検討委の答申と違う矢越地区へ移転を決断。議会は可決したが、町民の不満はくすぶった。摩擦を生む町政運営に、有権者は拒否反応を示した。
新町長は庁舎移転の関連予算を凍結する方針だが、議会の反発は必至だ。町の一体感を醸成しながら各地区の個性を生かした町づくりをどう進めるか。滑り出しから、政治手腕が問われることになる。(加美支局・関俊哉)
2011年08月29日月曜日
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110828140720.asp
有力3氏の激戦か/野辺地町長選
任期満了に伴う野辺地町長選(9月27日告示、10月2日投開票)の告示まで1カ月を切った。いずれも無所属で出馬する現職の亀田道隆氏(68)、元職の小坂郁夫氏(63)、元県議の中谷純逸氏(62)による三つどもえの構図が濃厚だ。自民党系の小坂、中谷両氏は水面下で候補一本化の動きも見せたが、失敗。前回2007年の町長選と同様、現職に野党系勢力が二分して挑む形になる。3氏それぞれに実績があり知名度も高いことから、これまでにない激戦が予想される。
>>1505
同町が地元で、07年県議選でトップ当選した自民党の現職中谷純逸は、10月に任期満了の同町長選への転出をめざし、県議を引退する予定。
■2003年10月05日投票
5887 亀田道隆 60 男 無所属 新 無職
4825 小坂郁夫 56 男 無所属 現 町長
■2007年10月14日投票
4765 亀田道隆 64 男 無所属 現 野辺地町長
3016 小坂郁夫 60 男 無所属 前 小売販売員
1889 松橋忠義 57 男 無所属 新 会社員
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>>1839
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110828t11025.htm
塩釜市長選、告示まで1週間 復旧優先 盛り上がり欠く
東日本大震災で延期されていた塩釜市長選(9月11日投票)は、9月4日の告示まで1週間に迫った。3選を目指す現職に新人3人が挑む構図となる見通し。震災復旧を優先させたい市民に配慮し、前哨戦は盛り上がりに欠けている。
◎現新4人出馬予定選挙活動困惑の場面も
立候補を表明しているのはいずれも無所属で、3選を目指す現職の佐藤昭氏(69)と、新人で県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(55)=共産推薦=、市議の伊藤博章氏(48)、元市議会副議長の今野恭一氏(63)。
佐藤氏は、昨年12月の市議会定例会で立候補表明。市財政の再建に取り組んだ実績を前面に押し出す。「震災対応の公務を優先させる」と話し、市長として市復興計画の策定に向けた地区懇談会を続けている。
3月初めに立候補を明らかにした天下氏は「被災世帯や中小企業への助成を優先させるべきだ」と主張し、第5次長期総合計画の凍結を訴える。市長選と同日選の市議選の立候補予定者と連携して政策の浸透を図る。
伊藤氏は、8月中旬に立候補を表明したばかり。「5年、10年と長期にわたる復興の取り組みは、若い世代が担わなければならない」と訴える。支持者へのあいさつ回りやミニ集会を重ね、出遅れ挽回を期す。
今野氏は、ことし1月に立候補する意思を示した。「復興には国や県の支援を強力に働き掛ける」と説明。民間譲渡も含めた市立病院改革、場外馬券売り場などの誘致による財政力向上を訴え、支持拡大を狙う。
ある陣営幹部は「支持者宅へあいさつに行ったら、住宅が取り壊されていた。とても選挙戦への協力をお願いできるような雰囲気ではない」と語り、震災の影響が残る中での選挙戦に困惑の表情を浮かべた。
2011年08月28日日曜日
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>>296
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110831_7
サスケ氏が県議選出馬の意向 盛岡選挙区
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プロレスラーで元県議のザ・グレート・サスケ(本名・村川政徳)氏(42)は9月2日告示、同11日投票の県議選盛岡選挙区(定数10)に無所属で立候補する意向を固めた。31日の記者会見で正式表明する。
サスケ氏は30日、岩手日報社の取材に対し「有権者の皆さんから後押しがあり、出馬を決めた。県政の場でドクターヘリに続く新たな政策を訴えたい」と決意を語った。詳しい公約や政策は会見で発表する。
政党などへの推薦要請はせず、後援会もつくらない予定。
(2011/08/31
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110817ddlk03010086000c.html?inb=yt
選挙:県議選・釜石選挙区 民主県連、及川町議を擁立 /岩手
民主党県連は16日の常任幹事会で、県議選(9月11日投開票)の釜石選挙区(定数2)で、大槌町議の及川伸氏(50)を公認候補として擁立することを決めた。
同選挙区ではこれまでに、小野共氏(42)=民主党公認=と、岩崎友一氏(32)=自民党公認=の現職2人が立候補を表明している。【宮崎隆】
毎日新聞 2011年8月17日 地方版
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110831ddlk03010156000c.html
選挙:県議選・大船渡選挙区 小野寺健氏、出馬の意向 /岩手
大船渡市のNPO法人理事長、小野寺健氏(58)は、9月2日告示、11日投開票の県議選大船渡選挙区(定数1)に無所属で出馬する意向を固めた。自民党、地域政党いわて、社民党の議員らでつくる超党派の政治団体「いわて復興県民の会」が推薦する方針で、31日にも正式表明する。
同市出身の小野寺氏は92年に中国に渡り、現地の大学の客員教授などを歴任。毎日新聞社の取材に対し「未曽有の災害が起こっている中で有権者に選択肢を持ってもらい、多様な声を県政に届けたい」と意気込みを語った。
同選挙区では、これまでに民主党公認で現職の田村誠氏(63)が出馬を表明している。【宮崎隆】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110827_1
前滝沢村議・鎌田氏が出馬の意向 県議選岩手選挙区
滝沢村の前村議で獣医師の鎌田忍氏(61)は9月2日告示、同11日投票の県議選岩手選挙区(定数3)に無所属で出馬する意向を固めた。来週にも記者会見を行い、正式表明する。
鎌田氏は釜石市小佐野町出身で、岩手大農学部卒業。盛岡市農協、北海道中標津町農業共済組合勤務を経て、滝沢村に鎌田家畜医院を開業した。
1995年に滝沢村議に初当選し4期16年務めたが、今年7月の村議選で落選した。
同選挙区はこれまでにいずれも現職の大宮惇幸氏(63)=民主党、喜多正敏氏(64)=同、柳村岩見氏(64)=自民党、新人のハクセル美穂子氏(36)=地域政党いわて=の計4人が出馬表明している。
(2011/08/27)
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>>1878
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110831ddlk03010159000c.html
選挙:県議選・岩手選挙区 鎌田氏が表明 /岩手
前滝沢村議で獣医師の鎌田忍氏(61)が30日、県庁で会見し、県議選岩手選挙区(定数3)に無所属で立候補すると表明した。
鎌田氏は釜石市出身。農協勤務を経て滝沢村に動物病院を開業。95年4月から4期連続で村議を務めたが、今年7月の選挙で落選した。
鎌田氏は重点政策に、市制移行を目指す滝沢村と周辺市町村の広域連携や農家の所得補償を挙げた。【山中章子】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110901ddlk03010085000c.html
選挙:県議選 復興県民の会が25人推薦 /岩手
超党派の政治団体「いわて復興県民の会」は31日、県議選(9月2日告示、11日投開票)に自民党、地域政党いわて、社民党の公認・推薦で出馬を表明している計24人と無所属の1人について、同会で推薦すると発表した。
党派別には、自民が現職8人、元職1人、新人6人。地域政党いわてが現職5人、新人2人で、いずれも立候補予定者全員を推薦する。社民は現職・新人の4人中、現職2人のみ。大船渡選挙区から立候補を表明している無所属の新人1人も推薦する。
会見した中屋敷十・同会幹事長(前雫石町長)は「復興のスピードアップや市町村との関係強化など、同じ目標を持つ県議候補予定者と連携を深めていく」と話した。【宮崎隆】
毎日新聞 2011年9月1日 地方版
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001109020004
冷え込む自公、選挙協力今や昔
2011年09月02日
県議選(定数48)が2日告示される。県選挙管理委員会は1日現在の選挙人名簿登録者数は109万6613人で、前回4年前より3万285人減ったと発表した。16選挙区のうち増えたのは内陸の盛岡、北上、岩手、紫波だけ。宮古・下閉伊は5815人、釜石は5751人、陸前高田は3056人など被災地の選挙区では大きく減った。
◇
かつては連立与党のパートナーとして選挙協力をしてきた自民、公明両党の関係が冷え込んでいる。公明党県本部が推薦する県議選立候補予定者は自民の新顔と地域政党いわての現職の計2人だけ。「小沢王国」で民主党を相手に戦った協力関係も今や昔だ。
「野党共闘はあまり意味がない。関係が冷えた感じだ」。公明党県本部の小野寺好代表は1日の会見で打ち明けた。
前回の県議選では自民の候補者ほぼ全員を推薦した。今回は自民党県連から正式な推薦要請はなく、候補者ごとに要請が届く状況。推薦を決めた2人以外からも要請はあったが、いずれも「保留」とした。
知事選では、自民、地域政党いわてなど反民主勢力が擁立した前県議の高橋博之氏(37)陣営から推薦要請の文書が届いたものの、山口那津男・党代表が自主投票の方針を発表した後だったという。
かつての盟友の目には、自民の態度が心変わりのように映るのか、小野寺代表はこうぼやいた。「うちらをちゃんとした党として認めていないんじゃないか」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110902-00000119-mailo-l06
選挙:山形市長選 共産党県委、現職・市川氏の推薦決める /山形
毎日新聞 9月2日(金)12時38分配信
任期満了に伴う山形市長選(11日告示、18日投開票)で、共産党県委員会は1日、3選を目指して立候補を表明している現職の市川昭男氏(70)と政策協定を結び、同氏を推薦することを決めた。
県委員会の本間和也委員長は「介護施設や保育所の増設など4年間の政策はおおむね評価できる内容だ。ごみ有料化や国保税の引き上げなど納得できない政策も一部あったが、引き続き市政運営に取り組んでもらいたい」と述べた。【鈴木健太】
9月2日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110831-00000063-mailo-l03
復興への選択:’11県議選 注目選挙区の情勢/上 /岩手
毎日新聞 8月31日(水)11時45分配信
県議選(定数48)が9月2日に告示され、知事選とともに11日、投開票が行われる。知事と両輪で今後4年間の震災からの復興策を推進する県議。有権者は選択を迫られる。県内16選挙区のなかでも激しい競り合いが展開されている6選挙区の情勢を2回にわたって紹介する。
◇八幡平選挙区 3人が2議席争う
自民、地域政党いわての現職と、民主新人の3人が、2議席を争う。空白区解消を目指す民主がどれだけ支持を広げるかが焦点だ。
民主、川村氏は09年の八幡平市長選に立候補し、田村正彦市長と接戦を繰り広げた。知事選との連動や国会議員の応援で知名度不足を補う。
同じ八幡平市が地盤の地域政党いわての工藤氏は、市長や各団体の支援で、前回を上回る得票を目指すが「最後までわからない」と警戒感を強める。
一方、自民の千葉氏は、地元の岩手町と葛巻町で票を固め、八幡平市の自民票の上積みで、当選ラインに達したい考えだが、有権者の最も多い同市での工藤、川村両氏の動向を注視している。【山中章子】
◇八幡平選挙区(定数2−3)
=八幡平市、葛巻町、岩手町
千葉伝 63 党県幹事長 自現(4)
工藤勝博 62 団体役員 諸現(1)
川村龍雄 53 議員秘書 民新
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◇奥州選挙区 民主、議席独占狙う
民主が前回と同様、水沢区2人、江刺、前沢、胆沢区各1人を擁立。小沢一郎元代表のおひざ元として5議席独占できるかが焦点となる。
水沢区が地盤の民主・及川と郷右近両氏は、企業や団体票のすみ分けを模索。他地区への浸透も図る。渡辺氏は江刺区で票を固める。前回3人が競合し「県議空白区」となった胆沢区は、後藤氏が金ケ崎町を合わせた地区で運動を展開。佐々木氏は前沢・衣川区を中心に勇退する新居田弘文県議の地盤を継ぐ。
共産は瀬川氏が原発撤退を訴えるとともに県の震災対応を批判し、票の上積みを図る。地域政党いわての亀卦川氏は、自民の地元支部が支援。地盤の水沢区を中心に知事選と連動した運動を展開する。【湯浅聖一】
◇奥州選挙区(定数5−7)
=奥州市、金ケ崎町
渡辺幸貫 65 元県議長 民現(4)
及川幸子 64 党県監査 民現(3)
郷右近浩 46 団体顧問 民現(1)
亀卦川富夫 71 会社監査役 諸現(2)
佐々木努 46 元市職員 民新
後藤完 65 団体役員 民新
瀬川貞清 61 党県書記長 共新
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◇宮古・下閉伊選挙区 2現職に3新人挑む
今回は宮古、下閉伊選挙区が合区し、民主、自民の現職2人に民主、自民、無所属の新人3人が挑む。いずれも早期の震災復興を訴える。
民主・伊藤氏は地盤の宮古市を中心に組織を固め、達増県政と連携しての震災復興図を描く。自民・佐々木氏は生駒氏支持に回る山田町の自民支持層の目減り分を、出身の岩泉町などでの票の積み増しに期待。
自民・城内氏は今期限りで勇退の平沼健氏の後継。無所属の生駒氏は漁民層の結集を呼びかける。山田町が地盤の民主・田村氏は前回立候補した父親に代わって出馬。民主党代表選で小沢一郎元代表が推す候補が敗れた影響について自民関係者は「非民主に有利」と分析する。【鬼山親芳】
◇宮古・下閉伊選挙区(定数3−5)
=宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村
伊藤勢至 64 党県副代表 民現(4)
佐々木大和 67 団体役員 自現(4)
田村直司 44 元県職員 民新
城内愛彦 51 元市議 自新
生駒利治 63 漁協組合長 無新
8月31日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110901-00000063-mailo-l03
復興への選択:’11県議選 注目選挙区の情勢/下 /岩手
毎日新聞 9月1日(木)11時1分配信
◇盛岡選挙区 16人出馬表明で混戦
定数10に現職9人、新人6人、元職1人の計16人が立候補を表明する混戦。県内でも数少ない浮動票の多い「都市型」選挙区で、投票率の影響も注目される。
民主は、佐々木、三浦、高橋の現職3氏に加え、引退する現職の後継に連合岩手会長代行の軽石氏を擁立。知事選と連動し現有4議席確保を期すが、候補予定者の1人は「国政の逆風の影響は避けられない」と警戒する。
地域政党いわては前回トップ当選の及川氏と、補選で当選した吉田氏の2人を擁立。吉田氏が浮動票を獲得できるかが、ポイントとなりそうだ。
自民は現職の樋下氏の他に、補選で敗れた、福井、村里の新人2氏。地域票の掘り起こしを狙い、議席拡大を目指す。
社民は現職で岩教祖の支持を受ける小西氏と、新人で都南地区が母体の刈屋氏が出馬予定。都南地区は民主の三浦、地域政党いわての吉田の2氏と三つどもえの戦いとなり厳しい戦いが予想。
公明の小野寺、共産の斉藤の現職2氏は組織力を生かす戦い。
無所属で出馬を表明している、元県職員の酒井、元衆院議員の中村の新人2氏と、元職でプロレスラーのサスケ氏は、それぞれ行政経験や知名度を生かし支持拡大を狙う。【宮崎隆】
◇盛岡選挙区(定数10−16)
=盛岡市
佐々木博 59 会社役員 民現(3)
三浦陽子 60 歯科医師 民現(2)
高橋但馬 36 党県役員 民現(1)
樋下正信 56 会社役員 自現(3)
小野寺好 59 党県代表 公現(4)
斉藤信 60 党県副委長 共現(4)
小西和子 58 労組役員 社現(1)
及川敦 44 団体役員 諸現(2)
吉田敬子 33 団体役員 諸現(1)
軽石義則 51 労組役員 民新
福井誠司 52 会社社長 自新
村里洋子 55 スキー指導 自新
刈屋秀俊 58 団体役員 社新
酒井俊己 63 元県職員 無新
中村力 49 元衆院議員 無新
ザ・グレート・サスケ 42 元県議 無元
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◇陸前高田選挙区 住田の得票が焦点に
民主と無所属新人2人が激突する構図は前回県議選と同様。住田町の得票が焦点となりそうだ。
2月の市長選に出馬した前県議の後継となる民主の福田氏は、達増拓也知事とのパイプを生かし、市、県、国が一体となった復興を主張する。
前回に続き2度目の挑戦となる無所属の佐々木氏は、早期の恒久住宅(復興住宅)整備など五つの政策を掲げる。自民、共産系市議などの支援を取り付けた。
両氏とも震災で肉親を亡くしたほか、後援会の幹部や支持者も失った。陸前高田の中心市街地が壊滅したことにより、支持者らは仮設住宅に分散。従来とは全く異なる、手探りの選挙戦を強いられている。【金寿英】
◇陸前高田選挙区(定数1−2)
=陸前高田市、住田町
福田利喜 53 元市議 民新
佐々木茂光 53 元市議 無新
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◇一関選挙区 平泉票取り込みが鍵
前回失った議席の奪還を目指す自民と、現有議席死守を狙う民主が、勇退する県議の票の取り込みを狙い、しのぎを削っている。とりわけ得票の6割を占めていた平泉町の票が鍵を握りそうだ。
民主は、岩渕氏が地元の花泉地区を中心に票を固める。熊谷、佐々木両氏はともに勇退県議の後継。熊谷氏は一関地区や平泉町の地盤堅持に努め、佐々木氏は東磐地域を中心に若さを強調する。
自民は、神崎氏が地盤の一関地区のほか、東磐地域や平泉町で攻勢をかける。共産は、高田氏が精力的に運動し、前回200票差で次点だった雪辱を期す。地域政党いわての飯沢氏は、前回に続くトップ当選を目指し、大久保氏は無党派層に訴える。【湯浅聖一】
◇一関選挙区(定数5−7)
=一関市、平泉町、藤沢町
岩渕誠 41 党県役員 民現(1)
飯沢匡 49 団体代表 諸現(3)
佐々木朋和 34 会社員 民新
熊谷裕 51 元市議 民新
神崎浩之 50 社会福祉士 自新
高田一郎 52 党地区役員 共新
大久保由嘉 38 会社役員 無新
9月1日朝刊
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110902c
こだま県議、政調費から自宅に家賃 父親名義、90万支出
県議会の政務調査費問題で、こだま祥子県議(新みらい、潟上市)が自宅の一部に事務所を置き、2008〜10年度の政調費から家賃計90万円を支払っていたことが1日分かった。使途基準を定めた県議会のマニュアルは自宅を事務所とする場合、政調費からの家賃支払いを不適切としている。
政調費収支報告書やこだま氏によると、事務所は潟上市飯田川の実父所有の自宅1階にあり、08〜10年度に政調費から家賃として月2万5千円を支出。父には月5万円ずつ支払い、政調費以外の2万5千円は自己負担していた。事務所の賃貸借契約は結んでいないという。
こだま氏は「父親名義の物件なので問題ないと思った。(政調費を家賃に充てるのは)許される範囲だ」と説明。返還する考えはないという。
(2011/09/02 08:56 更新)
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>>1870
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110903-OYT8T00125.htm
藤崎町長議会を解散
来月中旬にも選挙
野呂議長に解散を通知する文書を手渡す小田桐町長(左) 藤崎町議会が小田桐智高町長の不信任を決議した問題で、小田桐町長は2日、町議会の解散を通知する文書を野呂日出男議長に提出し、町議会は解散した。町議選は10月中旬に行われる見通しだ。
解散後に記者会見した小田桐町長は、辞職を選択しなかったことに、「残りの任期で懸案事業を推進する責任がある。それらを放棄できない」と語った。また、次の町議選に向け、「私の考えに賛同してくれる新人を募る」と述べ、自身を支える候補者を擁立する考えを示した。
一方、不信任決議案に賛成した町議10人も記者会見した。このうち、平田博幸町議は「不信任を受けた小田桐町長が職を辞し、出直し選挙をすることが町民に分かりやすかった」と町長を批判。野呂議長も「ここ数年で町長に対する不信が募り、我慢の限界だった。今は町政を町民の手に取り戻す一歩だ」と語った。
解散に伴う町議選の日程は、町選挙管理委員会が5日に会合を開いて決定する。地方自治法の規定では、解散の翌日から40日以内に行うと定めている。改選後の町議会で再び不信任決議案が可決されれば、小田桐町長は失職する。
(2011年9月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110903-OYT8T00126.htm?from=popin
対立09年から
町民は冷ややか
町議会から不信任決議を突きつけられた藤崎町の小田桐智高町長が2日、議会の解散に踏み切った。町長と議会の対立の原因は何なのか。
「町政代表者として信頼、信用できない」。8月26日の町議会臨時会。不信任決議案の理由を説明した小野稔町議は、小田桐町長が合併前の旧藤崎町議時代に所属した会派「愛町会」の代表者だ。
小野町議らによると、両者の対立は2009年9月の定例町議会にさかのぼる。当時、町は東部地区の大規模開発構想を打ち出したが、事前説明が議会開会の6日前と遅れたことに、当時与党だった愛町会などが反発した。
さらに今年6月の定例会では、町立藤崎小学校のグラウンドとプールの整備工事議案について、「入札に地元業者が参加していない」と愛町会を中心に否決。しかし、町は翌月の臨時会で、「高い技術を持つ業者を指名した」と無修正で再提案したことから、野党色を強める町議らが「議会決定を無視するのか」と再び否決し、対立が深まった。
そうした議会対応に加え、町長の政治姿勢が対立の背景にあるとの見方もある。
小田桐町長も所属した愛町会は、木村守男前知事を慕う議員で構成する。だが、小田桐町長は昨年7月の参院選で民主党新人候補(落選)の街頭演説に立ち、今年4月の県議選でも木村派の現職県議に対抗して出馬した元町議(同)を支援し、反発を招いた。
一連の行動に愛町会の平田博幸町議が6月定例会の一般質問で、「あなたを支えてきた人々の心を逆なでする行動」と批判し、小田桐町長が「ご指導を仰ぎながら町政運営を進めたい」とかわすなど緊迫した場面も見られた。
改選後、不信任決議案は再提出される見通しだ。否決には出席議員の過半数の与党議員が必要で、小田桐町長は新人候補を立てる意向を示す。だが、与党議員の1人は「いまから候補を確保するのは厳しい」と指摘する。
対立は長引く様相も見せているが、同町の米農家の男性(63)は冷ややかだ。「コメもリンゴも大切な収穫時期に入る。町長も、議会も、一体何をやっているんだ」
(2011年9月3日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110903t21016.htm
青森・藤崎町長が議会解散 不信任決議を受け通知
青森県藤崎町議会から不信任決議を受けた小田桐智高町長は2日、町議会の解散を野呂日出男議長に通知した。地方自治法により、解散翌日から40日以内に町議選が行われる。
小田桐町長は通知後、町役場で記者会見し、失職を選ばなかった理由を、「残り1年半の任期を全うすることが大切だ」と説明。「議会で交わされた議論を町民に分かりやすく説明するなどして、支持を得たい」などと話した。
町議選は10月12日までに投開票が行われる。改選後の議会で再び不信任決議案が可決されると首長は直ちに失職する。小田桐町長は「自分の政策などに賛同する新人議員を発掘するなどし、議会の停滞を止めたい」などと話した。
町長への不信任決議は8月26日の臨時会で、10対3の賛成多数で可決された。町藤崎小のグラウンドとプールの整備工事請負契約に関する議案が議会で2度否決されたことなどを指摘し、「議会の多数の声を聞かず、町政の混乱を招いた」などを理由としていた。
2011年09月03日土曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20110904-OYT8T00133.htm
所在確認など課題多く 県議選
投票所人繰りも不安
震災で延期されていた県議選が11月20日にも実施される見通しになった。だが、福島第一原発事故を受け、県外に避難した有権者も多く、各自治体には所在の確認など多くの課題がある。担当者などからは不安や戸惑いの声が聞かれた。
福島第一原発があり、役場機能を会津若松市に移転している大熊町は、県議選に加え、任期満了に伴う町長選と町議選も同時に行う。鈴木久友・総務課長は「課題山積で不安だが、選挙はいつまでも延期できない。11月になれば町民の多くは仮設住宅に移り、避難生活は落ち着くだろう」と話す。
投票所は、避難者が多い会津若松市といわき市に、開票所は会津若松市に設ける予定。住民の所在確認はほぼできているというが、最後に確認したのは7月末で、鈴木課長は「これからも移動先の確認は徹底しないと」と気を引き締める。
町全域が警戒区域に設定され、役場機能を郡山市に置いている富岡町も、約6000人が県外に避難しており、担当者は人繰りや予算の関係から投票所を一つにするかどうかで頭を悩ます。約200人の避難者がいる新地町の担当者は「住民から役場に連絡がない限り、所在確認はできず、投票用紙はどこに送ればよいのか」と困惑気味だ。
南相馬市小高区から会津若松市の貸家に避難している無職本田信夫さん(71)は、「本当に選挙などできるのか。選挙のお知らせなどが郵送されるにしても、それだけでは誰に投票していいのか」とこぼす。
沿岸部の選挙区の現職県議の一人は、「多くの住民が避難している今、きちんとした選挙ができるか疑問」と話した。
(2011年9月4日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000123-mailo-l06
選挙:新庄市長選 財政再建、道半ば 慎重なかじ取り必要−−あす告示 /山形
毎日新聞 9月3日(土)13時3分配信
任期満了に伴う新庄市長選が4日告示される。投開票は11日の予定だが、これまでに立候補を表明したのは無所属現職で再選を目指す山尾順紀氏(59)のみ。無投票当選の公算が大きくなっている。一時は深刻な財政難に陥り、自治体財政のイエローカードにあたる「早期健全化団体」にもなった新庄市。市長選を前に、同市の最重要課題と言える財政再建への取り組みを通して市政の課題を探った。【鈴木健太】
JR新庄駅に隣接する最上広域交流センター「ゆめりあ」。交流広場や物産館、飲食店、多目的ホールなどが入った建築面積約3700平方メートルの大型2階建て施設だ。山形新幹線の新庄延伸に合わせ、最上8市町村などで駐車場整備を含め建設費約56億円を分担し、99年12月にオープンした。昨年4月からは指定管理者制度を活用し、新庄市の民間企業が運営・管理する。「ゆめりあ」の武田明館長は「親子向けのアニメ上映会など自主事業も増やし、入館者増に努めている。地元住民からの評判も良い」と話した。
新庄市では、92年度以降、野球場や市営住宅、火葬場、小学校など大規模建設への支出が相次いだ。そこに「ゆめりあ」を含む山形新幹線の延伸関連事業が財政を大きく圧迫した。
さらに小泉純一郎首相時代の「三位一体改革」によって国庫補助金や地方交付税が減少し、財政悪化に拍車をかけた。歳入に対する借金返済の割合を示す実質公債費比率(前年度までの3カ年平均)は06〜09年度でいずれも25%を上回り、財政破綻の警告段階にあたる「早期健全化団体」になった。
財政難が深刻化するのに伴い、新庄市は04年7月、「市財政再建計画」を策定。事務事業評価とコスト削減、市債残高の抑制、補助費の見直しなど、行財政改革に励んだ。特に人件費の抑制は徹底した。課長など管理職の職員手当は03〜10年度に一部カット、市長、副市長、教育長の給与は08年1月から約30〜50%カットを続けている。
市職員数も採用抑制により大幅に減らした。07年9月に初当選した山尾市長も行財政改革を継承。職員給与総額は05年度に32億837万円だったが、09年度には27億9132万円と4億1705万円を減らした。市職員数も05年度に378人だったが今年度は311人と67人減。議会も定数削減を進め、24を07年5月から20に、今年5月からは18となり、計6を削減した。
こうした取り組みから昨年度の実質公債費比率は23・5%となり、「早期健全化団体」をようやく脱した。今年度の実質公債費比率は21・4%となる見通しだ。財政課の高橋則雄課長は「財政再建は着実に進んでいる。しかしまだ道半ば。今後もさらなる努力を払わなければならない」と話す。
少子高齢化や人口流出、中心部の空洞化など、他にもさまざまな課題を抱える。限られた財源の使い道をどう選択していくのか、慎重な財政運営のかじ取りが求められる。
9月3日朝刊
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110904_2
盛岡市議選ポスターまだ掲示 県議選始まったのに
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先月21日告示、同28日投票の日程で行われた盛岡市長選、市議選の選挙ポスター掲示板の撤去が終わらず、11日投票の知事選、県議選の掲示板と横並びで残り「まぎらわしい」との声が上がっている。市選管は9日までに撤去を完了する契約を委託業者と結んでおり、「期限前に終えるよう要請している」とする。
市選管によると、市内のポスター掲示場所は604カ所。3日までに410カ所で撤去済みだが、194カ所では県議選立候補者16人のポスターの脇に市長選候補者と市議選候補者47人の顔ぶれが並んだまま。いまだに市議選のポスター掲示板の前で立ち止まる市民の姿もある。
市選管は委託業者と掲示板の設置と撤去作業を一括で契約。選挙終了後約2週間で撤去するのは一般的で、公選法上問題はないという。
(2011/09/04
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110906-00000100-mai-soci
<読売テレビ番組>東北の農作物、健康壊す…中部大教授発言
毎日新聞 9月6日(火)22時16分配信
読売テレビ(大阪市)系列の番組で、中部大の武田邦彦教授が岩手県一関市の放射線数値を示したうえで「東北の野菜や牛肉を食べたら健康を壊す」などと発言したとして、勝部修市長は6日、武田教授に抗議のメールを送ったことを明らかにした。
◇一関市長がメールで抗議
番組は4日午後1時半から東北の一部で放送された「たかじんのそこまで言って委員会」。
武田教授は子供の質問に専門家が答えるコーナーの中で、放射線量の高い地域として一関市を挙げ「今、東北で農作物を生産するのは間違い」などと発言。他の出演者が疑問を呈したのに対し、「取り消すつもりはない」と語ったという。
勝部市長は「農家の感情を逆なでする非常識な発言だ」と指摘。武田教授に発言を取り消すつもりはないかを確認したうえで、今後の対応を考えるとしている。
番組を見た市民から市に連絡があり発覚した。発言は動画サイト「ユーチューブ」にも投稿されている。読売テレビは毎日新聞の取材に対し「武田先生に批判的な意見も入れて(放送して)いる。(番組)全体を見てもらえば、問題のある内容とは思わない」としている。【湯浅聖一】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110907t31003.htm
深い爪痕、候補者苦悩 支持者散り散り 陸前高田市議選
爪痕が残る被災地で、手探りの選挙戦が続いている陸前高田市議選
東日本大震災のため4カ月以上延期となり、4日告示された岩手県陸前高田市議選は、定数18に19人が立候補する少数激戦となっている。震災の爪痕が深く刻まれた同市は岩手県内最多の犠牲者を出し、被災した候補者もいる。生活に追われ、有権者に厭戦(えんせん)ムードも漂う中、各陣営は手探りの運動を続けている。
震災で家や事務所を失ったある現職候補は4日、数日前にようやく設置した事務所前で第一声を終えると、次男と乗用車に乗り込んだ。
名前を記した看板も大きなスピーカもない車が、静かに被災地を走る。沿道にいる人からの反応はない。仮設住宅に着くと、肩からスピーカをぶら下げ、演説を始めた。
告示前、家族や仕事を失った有権者から「選挙どころではない」との声を多く聞いた。「選挙は自粛したやり方が望ましい。リスクはあるが、常日頃の自分を評価してもらいたい」と話す。
同じく被災した別の現職候補は従来型の運動を展開する。女性運動員も乗り込んだ選挙カーを走らせ、名前や政策を繰り返す。
家や事務所は流されたが、業務用冷凍倉庫を拠点に、電話作戦でも支持を呼び掛ける。「市民は不安に思っている。一番大事な時だからこそ、自分の訴えを述べ、理解してほしい」と強調する。
市内の有権者は震災前より約2000人減っている。ある現職陣営は地盤の大半を失い、支持者も約200人亡くした。約1600人分あった後援会名簿も流失した。
支持者は市内あちこちの仮設住宅や市外に散り散りになっている。候補者は「どこにいるか分からず、電話をかけようがないし、はがきも出せない」と途方に暮れる。
街宣活動を頼りに市内各地を回るが、街頭に出る市民はほとんどいない。「手応えが感じられない」と汗をぬぐった。
知名度アップが欠かせない新人候補も異例の選挙に戸惑いを隠せない。市民が多く行き交った市中心部は被災し、現状で最も人が集まる仮設住宅は学校の敷地内が多く、授業のある平日は活動が難しいという。
「政策本位の選挙となることを望んでいるが、地方の選挙で鍵となるのは地縁、血縁。最後は地盤をきちんと固めるしかない」。新人候補は、苦悩の表情を浮かべた。
2011年09月07日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11021.htm
仙台市議会会派 「自民・仙台」最大12人
改選に伴う仙台市議会(定数55)の会派構成が5日、固まった。改選前の第3会派「改革フォーラム」を母体にした「自由民主党・仙台」に12人が参加し、最大会派に躍り出た。民主党系の「市民フォーラム仙台」、保守系の「復興仙台」はともに9人で、第2会派の座を分け合った。
自由民主党・仙台は改革フォーラムの6人に、野田譲前議長ら現職4人と党新人2人が加入した。「民主クラブ仙台」から改称した市民フォーラム仙台は、党公認の7人と無所属の2人で第2会派を維持した。
復興仙台は改選前の「新しい翼」の8人に、元議員1人が参加した。ベテラン3人が引退した上、元議長ら現職2人が落選し、最大会派から転落した。
公明党市議団は改選前と同じ8人、共産党市議団は改選前より1人増の7人、社民党市議団は改選前より1人少ない5人。
初参戦で4人が当選したみんなの党の会派名は「みんなの党・みんなの仙台」。現職で最多当選の大泉鉄之助氏は改革フォーラムを離れ、1人会派で臨む。
各会派の所属議員は次の通り。(○は代表者、丸数字は当選回数、敬称略)
【自由民主党・仙台】鈴木繁雄(7)、伊藤新治郎(6)、赤間次彦(6)、佐藤正昭(6)、西沢啓文(5)、野田譲(5)、○田村稔(4)、斎藤範夫(3)、加藤和彦(2)、菅原健(2)、屋代美香(1)、菊地崇良(1)
【市民フォーラム仙台】渡辺公一(7)、木村勝好(6)、○日下富士夫(5)、佐藤わか子(4)、安孫子雅浩(4)、岡本章子(4)、小野寺健(2)、加藤健一(1)、渡辺敬信(1)
【復興仙台】佐々木両道(8)、渡辺博(7)、柿沼敏万(6)、○鈴木勇治(5)、高橋次男(4)、庄司俊充(4)、岡部恒司(4)、橋本啓一(3)、跡部薫(2)
【公明党市議団】○菊地昭一(4)、嶋中貴志(3)、鈴木広康(3)、鎌田城行(3)、小野寺利裕(2)、小田島久美子(2)、佐藤和子(1)、佐々木真由美(1)
【共産党市議団】○嵯峨サダ子(5)、花木則彰(4)、古久保和子(3)、舩山由美(3)、高見紀子(2)、菅野直子(2)、庄司あかり(1)
【社民党市議団】○小山勇朗(7)、大槻正俊(5)、石川建治(4)、相沢和紀(2)、樋口典子(1)
【みんなの党・みんなの仙台】○柳橋邦彦(6)、小野寺淳一(1)、早坂敦(1)、及川英樹(1)
【自由民主党】大泉鉄之助(10)
2011年09月06日火曜日
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盛岡タイムス Web News 2011年 9月 8日 (木)
■ 〈県議選盛岡選挙区終盤の情勢〉樋下、高橋氏抜け出す勢い
県議選盛岡選挙区(定数10)は現職、元職、新人の合わせて16人による戦いが繰り広げられている。盛岡タイムス社は、有権者を対象にした電話調査の結果と取材で得た情報をもとに終盤の情勢を分析した。地盤が重なる自民現職の樋下正信氏(56)、民主現職の高橋但馬氏(36)が互いにけん制し合いながらも抜け出す勢い。民主現職の佐々木博氏(59)、共産現職の斉藤信氏(60)、公明現職の小野寺好氏(59)も安定した戦いを見せる。この上位グループを8人ほどが一団となって追っている模様だ。ただ、調査時には有権者の半数以上が態度を保留しており、終盤戦での巻き返しで情勢は大きく変わる余地が残されている。
市議選との選挙時期の逆転、震災による選挙の延期など複雑な要素が絡み合う今回の選挙。現職にとっては昨年行われた補選の影響も少なからずあり、各陣営とも戦い方を模索しながら選挙戦を進めている。
■2氏が抜け出す勢い
樋下氏は、父親の代からの強固な地盤を核に高齢者層を中心に党派を問わず地元票を固める。以前のように業界票は見込めないことや地盤の重なる民主・高橋氏の出馬に支持者が危機感を持つことで選挙戦の序盤から結束を強めてきた。陣営では上滑りに警戒し、地元で最後まで引き締めを図る。
高橋氏は、民主支持層や無党派層を手堅くまとめる。父親の金兵衛氏から引き継ぐ繋地区の地盤、温泉の取引業者などに加え、2人の子どもの父親として同世代や女性の支持を取り込む。前回の県議選に民主公認で出馬した高橋貞勝氏が選車長を務めるなど、補選の得票の堅守を図る。
■3氏が安定した戦い
佐々木氏は、民主支持層を手堅くまとめるほか、一部自民支持層にも食い込む。自身の後援会青年部長を務める候補が市議選でトップ当選した勢いをそのままに選挙戦に臨む。地盤の重なる酒井俊已氏の出馬などに警戒。JR労組や都南地区などでこれまでにない支持層の掘り起こしを図る。
斉藤氏は、党支持層の厚い支持に支えられて安定した戦い。市議選で公認候補5人が当選したことも支持者の勢いにつながっている。県議4期の実績に加え、原発ゼロや復興などの政策で会社員、公務員などの支持を伸ばす。一方で、若者層の取り込みには苦慮している。
小野寺氏は、固い支持基盤に支えられて公明支持層をほぼ固める。一方で、前回のように自民との選挙協力がないことや市議選の公認候補2人の得票でも当選ラインに届かないことなどに陣営は危機感を強める。4期の実績を訴え、終盤戦では無党派層などへの支持の拡大を図る。
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■8氏が当落線上でしのぎ
当落線上で混戦模様なのが民主、自民、社民、地域政党いわての8氏。生き残りへ激しい争いになっている。
民主公認の現職の三浦陽子氏(60)は、激戦区での戦い。「近場の候補を意識しすぎると墓穴を掘る」(陣営関係者)と従来通りの選挙を徹底するが、支持者と危機感を共有することで結束は強まる。民主支持層を固めるほか、県議2期の知名度、歯科医師など幅広い人脈から無党派層の支持も取り込む。
新人の軽石義則氏(51)は、補選を経たことで知名度は前回以上に浸透し、岩手友愛会など組織以外の票も見込む。玉山、城南に新たに支部を開設するなど、後援会組織を強化。個人演説会の全会場に同行するなど勇退する吉田洋治氏が、後継候補として全力で後押しする。
自民公認は新人の村里洋子氏(55)が、中心部、親戚縁者の多い玉山区などで支持拡大を図る。各種団体の役職経験やスポーツ関係など幅広い人脈を生かし、50代以上の年代や男性の支持を伸ばす。一方、女性の取り込みにやや苦戦。前県議の高橋比奈子氏の票をどのくらい取り込めるかも鍵を握る。
新人の福井誠司氏(52)は、河南地区での個人演説会の開催回数を増やすなど地元を重視した戦い。盛岡青年会議所の元理事長の人脈から、自営業者や会社員の支持を固めている。自民公認でポスター掲示など活動の幅が広がったほか、自身が後援会長を務めた前県議の高橋雪文氏の票も取り込む。
社民公認は現職の小西和子氏(58)が、支持基盤の岩教組、高教組などの票を固める。教員OBらを中心に、50代以上の年代や女性からの支持が高い。補選の影響は最小限だが、非正規職員の増加などで組織の規模は減ってきている。脱原発などの政策を訴え、さらなる無党派層の取り込みを狙う。
新人の刈屋秀俊氏(58)は、支持基盤の平和環境県センター、県職労など労組を中心とした組織票が頼り。一方で、初の県議選挑戦で知名度不足もあり、無党派層などへの浸透には苦戦。30年の議員経験で積み重ねた個人票に加え、組織の引き締めで終盤戦での巻き返しを図る。
地域政党いわて公認の現職の及川敦氏(44)は、知事選候補や岩手選挙区の党公認候補の応援で前回よりも活動ができていないことは否めない。前回トップ当選ということで支持者に安堵感が出ることを警戒しつつ、終盤にかけて地元を中心に支持固めを図る。
現職の吉田敬子氏(33)は、党が全面バックアップした補選から今回は後援会組織を中心とした選挙を強いられる。補選でもらった及川氏の票が減票になるほか、都南地区の他候補との戦いもし烈。同級生、ボランティア仲間など同世代への支持の広がりに期待する。
■当選圏入りへ3氏懸命
当選圏入りに向けて懸命な戦いを展開しているのが無所属の3氏。
元職のザ・グレート・サスケ氏(42)は、初当選時は推薦を受ける自由党スタッフが強力に後押ししたが、今回はプロダクション関係者らによる選挙。自転車での遊説、繁華街の街頭演説が、どこまで浮動票や若者の支持に結びつくかが鍵。
新人の酒井氏(63)は、会社員や公務員の一部に支持はあるが、まとまった支持の拡大までにはつながっていない。終盤からは松園や緑が丘地区など北部で重点的に街頭演説を展開。県職員OBや中小企業、金融機関への支持の広がりに期待する。
新人の中村力氏(49)は、比較的女性や無党派層の支持割合が高い。地盤とする中野、仙北、玉山地区を重点に遊説。終盤にかけては個人演説会を開催し、幅広い層への支持拡大を図る。
http://www.morioka-times.com/news/2011/1109/08/11090801.htm
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001109090001
県議選 民主過半数・合併も焦点
2011年09月09日
知事選とともに11日に投開票される県議選(定数48)のメーンテーマは震災復興。ほかに民主党が過半数を制するかが焦点の一つになり、自治体合併論議も浮上している。注目選挙区で候補者を追った。
【陸前高田 小沢氏との距離感めぐり被災者同士が一騎打ち】
震災復興に必要なのは、知事とのパイプか、市長との連携か――。1議席を巡り民主党と非民主勢力が対決する陸前高田選挙区では、候補者2人がこんな論戦を展開している。背景には「小沢王国」における立ち位置の違いがある。
「『国民の生活第一』の実現を目指し、知事と一緒に復興を進めたい」
6日夜。民主新顔の福田利喜氏(53)は小沢一郎・元民主党代表のスローガンを交えて訴えた。小沢氏の元秘書石川知裕衆院議員も同行し、小沢氏との近さをアピールした。
「国から県、市へと続く復興の流れを生かすためにも負けられない」と語るように、陣営が強調するのは民主党政権や民主系の現職知事とのパイプだ。「仮設住宅をお盆までに完成させた。きちっとやっている」と小沢氏直系で再選を目指す現職知事をたたえた。
一方、無所属新顔の佐々木茂光氏(53)は、被災地の窮状を発信し続ける戸羽太陸前高田市長との「絆」を強調する。「復旧、復興にスピードがない。このまま冬を越してしまうのではねえべか」と現状への不満を語り、「市長を後押しする県議が必要だ」。
自民系市議が「市長と一体となって取り組んでいく県議には誰がいいのかという選挙だ」と応援演説に立ち、共産系市議からの応援メッセージが寄せられ、自民・共産共闘の様相だ。
小沢氏は中選挙区時代、陸前高田市を含む旧岩手2区から選出されていた。2003年の市長選以降、「民主(当時は自由)」対「自民・共産」の構図が定着。今回の県議選でも共産は独自候補を立てずに佐々木氏の支援に回る。
2月の市長選では戸羽市長が1127票差で民主候補を退け、自民・共産共闘陣営が3連勝。一方、前回07年の県議選では民主陣営が373票差で勝って議席を守るなど競り合ってきた。小沢氏にとっても地元で守ってきた県議の議席は落とせない。
福田氏は妻、佐々木氏は父親が震災で犠牲になった。市街が壊滅した被災地を舞台に、被災した候補者同士で過熱する選挙戦。やはり妻を亡くした戸羽市長は「今、市民が二分されるのはよくない」と静観の意向を示している。
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【釜石 市町村合併も争点に浮上】
3人が2議席を争う釜石選挙区では市町村合併が争点の一つに浮上している。
「釜石市と大槌町は合併し岩手沿岸圏域で影響力を増さなければなりません」。釜石出身で民主党現職の小野共氏(42)は合併を公約の「10年以内にやる社会基盤の整備」の一つに掲げた。
新日鉄の企業城下町でピーク時に約9万人を数えた釜石の人口は震災後、3万8千人余りに減少。「復興予算の争奪戦で国や県に影響力を持つには人口を増やさないといけない」と語る。
合併構想は平成の大合併を受けて2007年に持ち上がった。しかし、大槌町議会が合併協議会の設置を否決した。「大槌町にはかつて代官所が置かれていたプライドがある」(関係者)ともささやかれる。
震災で町長が犠牲になった大槌町は8月末、170日ぶりに新町長が選ばれたばかり。小野氏の選対内部でも「刺激が強すぎる」という声もあったが「反発をおそれていてはリーダーの資格はない」と盛り込んだ。大槌町の街頭演説では「『合併よろしくお願いします』と握手を求められることもある」という。
これに対し、大槌町出身の候補は慎重な姿勢だ。
自民党現職の岩崎友一氏(32)は「大反対だ」と声を上げる。「釜石、大槌それぞれで復興を成し遂げないといけない」
震災で母親が犠牲になり仮設住宅に住む岩崎氏。同町民の半数近くが住む仮設住宅を回り「被災者と同じ、暮らしの不安、仮設住宅を出た後の不安を抱えている」「災害公営住宅の建設方針や浸水した土地の利用方針を早急に示す」と訴える。
ただし「将来的に合併が必要な時期が来るかもしれないが、対等な関係にならないといけない。時期尚早」と付け加えた。
小野氏と同じ民主党の新顔、及川伸氏(51)は「ノーコメント」。大槌町議を3期務め、震災後は震災復旧・復興対策特別委員長に就いた。そうした経験を前面に、仮設住宅を回って支持を訴えているが、合併を口にすることは少ない。
陣営幹部は打ち明ける。「合併は政争の度に出てくる。これだけ大きな被害に遭った時に話を打ち上げてどう収拾するのか。復興が先だ」
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110910-OYT8T00055.htm
県議選応援大物が続々 民主・海江田氏、自民・石破氏ら
民主党が県議会の過半数の議席を獲得できるかが焦点の県議選で、民主、自民の大物衆院議員らが9日、候補者応援のために相次いで駆け付けた。東日本大震災の影響で、4月の統一地方選から延期され本県の単独選挙となり、応援に来やすい環境にあるためだ。
民主党は、代表選に出馬した海江田万里・前経済産業相、馬淵澄夫・元国土交通相の2人や蓮舫行政刷新相が、県議選の激戦区で新人候補者らとマイクを握った。
海江田、馬淵両氏は小沢一郎・元党代表のおひざ元の奥州選挙区に。小沢事務所関係者は2人について、「本来なら参院選や知事選の応援に呼ぶような大物で、異例中の異例」と話した。代表選で小沢氏が支持に回った海江田氏については、県連関係者は「小沢先生の代理と思っていい」と、てこ入れに期待する。
自民党は石破茂政調会長が盛岡市などで街頭に立ち、10日は石原伸晃幹事長、小池百合子総務会長と、党三役が県内入りし、北上市などで県議選の候補者らを応援する。県連関係者は「告示前からお願いしていた。最後の最後でてこ入れしようという党本部の思いの表れ」と、後押しに期待を寄せる。
共産党も、穀田恵二国会対策委員長が県議選候補者らの応援で街頭に立った。
(2011年9月10日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110907-00000147-mailo-l06
山形市政の課題:/上 子育て支援 /山形
毎日新聞 9月7日(水)12時53分配信
任期満了に伴う山形市長選は11日告示される。これまでに現職と新人2人の計3人が立候補を表明している。選挙戦を前に市政の現状と課題を探った。
◇ ◇
◇「ゼロ厳しい」待機児童
「どうしても7月から働かなければならなくて。保育料も認可(保育所)と変わらないし、幼稚園を運営しているという安心感もありました」。山形市若宮2、アルバイト、伊藤菜々絵さん(24)はほっとした様子で話す。長女凜香(りこ)ちゃん(1)を、7月から預けているのは同市城西町3にある竹田幼稚園(山本絵里子園長)だ。月〜金曜のほか、勤務の事情で土曜も利用する。
市が保育所の「待機児童ゼロ」施策の一環で、6月から私立幼稚園4園の空き教室を保育スペースにする県内初の事業を始めた。要件を満たした幼稚園に0〜2歳児の保育を委ねる。
待機児童の多い自治体では、園児の出入りがある年度替わりの時期を逃すと入所のハードルが高くなる。幼稚園の空き教室事業は年度途中に預け先を探す親には朗報だ。
竹田幼稚園は、教室を増築した約63平方メートルの保育室で、0〜2歳児10人を午前7時半から午後6時(午後7時まで延長)まで預かる。保育料は世帯所得に応じた認可保育所と同額だ。
山形市は08年度に「11年3月末で保育所待機児童ゼロ」を掲げ、保育計画を見直してきた。しかし、市こども保育課によると、待機児童は依然として118人(4月1日現在)いる。背景には核家族化が進み共働き世帯の増加などで予想より保育ニーズが高まった実態がある。年齢別では0歳児は約10人▽1歳児は約50人▽2歳児は約30人で、0〜2歳児が約8割を占める。
市は今年度に定員120人の保育所3園(うち2園は認定こども園)を開所した。このほかに認可保育所の1施設を改築し、定員を30人増やした。また、保育士や看護師が自宅で乳幼児を預かる「保育ママ」も年度内に6人増やして16人にする方針で、現在は14人が65人の乳幼児を預かる。それでも待機児童「ゼロ」には届かない。
市こども保育課の阿部太一課長は「リーマン・ショックで景気が落ち込んだころから働かざるを得ない母親が増えた。待機児童は減ってはいるが、今年度中のゼロは厳しい」と実情を説明する。12年度と13年度に定員120人の認可保育所を1園ずつ新設する計画だ。
幼稚園の空き教室を使った保育事業は4園(1園定員15人)で乳幼児計26人(9月1日現在)が入る。阿部課長は「仕事場からの距離があって条件が合わなかったり、周知不足もあり、待機児童がいる中で入り切れていない」と話す。
一方、山形市私立幼稚園協会副理事長でもある竹田幼稚園の山本園長は「他の幼稚園も含め、保育士が足りず受け入れられない現状もある」という苦境を打ち明ける。
少子化の時代に保育所を増やせば、将来定員割れの保育所が出るのではという懸念もつきまとう。阿部課長は「ハード面ばかり進めても少子化で将来経営が成り立たなくなるという問題もある。待機児童とのバランスも考えながら、幼稚園保育や保育ママ事業などソフト面も活用していくことが課題」と話している。【浅妻博之】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000130-mailo-l06
山形市政の課題:/中 財政 /山形
毎日新聞 9月8日(木)13時5分配信
◇「選択と集中」の徹底必要
山形市内の小中学校52校、約2万1000人分の給食を作るのを株式会社に委託した学校給食センター。施設の建て替えと運営に関し、09年4月から民間の資金やノウハウを活用する「PFI方式」を同市で初めて導入した事業だ。民間委託で職員数を約100人削減した。
市は職員数や給与費の削減の数値目標を掲げ、05年度から5年計画「新行財政改革プラン」を展開した。PFI方式による学校給食センターの建設をはじめ43の重点改革事項に取り組んだ。結果として人件費13億7000万円(179人)、内部管理経費6億3000万円を削減し、目標を2000万円上回る25億7000万円を生み出す効果があった。
市財政課の玉田芳和課長は「行革で市政の足腰を鍛え将来的に事業が展開できる基礎が組めた」と振り返る。
市の財政は、今年度の一般会計当初予算が838億円で、過去最高の一般会計予算額となった。4年連続の増額で積極型の予算編成だ。借金に当たる市債残高は894億円で、ピークだった03年度の1021億円と比べ127億円減少した。このうち国が地方交付税で穴埋めする県債「臨時財政対策債」を除いた事業などの借金は625億円で、04年度の905億円から大幅に減った。
明るい実績が並ぶが、玉田課長は「市税と地方交付税が今後の課題になる」と指摘する。10年度の法人市民税は33億円で前年度比5億円増だった一方で、個人市民税は118億円で前年度より7億円減った。「通常は企業収益が上がれば個人所得も上がる」(市財政課)というが、雇用環境の悪化などで個人市民税は伸び悩んでいる。
法人市民税もリーマン・ショックから回復基調をたどったが、震災の影響で個人市民税とともに今年度の見通しは明るいとは言えず、当初見込んだ額より減りそうだ。玉田課長は「雇用の創出や企業誘致などで収入を引き上げないといけない」と話す。
加えて「地方交付税も07年度から年々増えてきているが、震災の復興費用などで今後減額される可能性も十分ある」と先行きは不透明な状況だ。保育所や福祉施設の運営費などを計上する扶助費も保育ニーズの高まりや高齢者の増加などで費用は膨らむ。
◇ ◇
市は10年度から5年間の職員適正化計画を実施中だ。なかでも一般職員は5年間で231人の退職が見込まれるが、新規採用をその約7割に抑える計画だ。
「行革していく中で用立てできる財源ができ、選択と集中を図りながら事業を展開してきた」と玉田課長。大震災で不透明な経済情勢が続くだけに、より一層、市民生活の必要な部分に充てる「選択と集中」の事業展開が求められる。【浅妻博之】
9月8日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110909-00000110-mailo-l06
山形市政の課題:/下 企業誘致 /山形
毎日新聞 9月9日(金)12時56分配信
◇具体的な戦略描けず
JR山形駅から南東へ車で約15分、東北中央道の山形上山インター付近の国道13号ぞいに「山形市蔵王産業団地」(山形市蔵王松ケ丘1)がある。市内に6カ所ある工業団地の一つ。東側に蔵王連峰を望む総面積51・9ヘクタールに機械製造、卸、建築、菓子製造などの中小34社が立地する。しかし、残り4区画約3・8ヘクタールは08年5月以降買い手が見つからず、雑草が生い茂っている。
「『1坪9万円台です』と分譲価格を告げた途端に、相手企業との話し合いが終わってしまう」
山形市商工課の企業立地担当者は話す。4区画が売れ残っている最大の理由は、1坪当たり約9万〜9万6480円という価格。最近、企業誘致に成功した他県の工業団地に比べて約2倍高い。
宮城県によると、07年10月にトヨタ自動車の子会社「セントラル自動車」の誘致に成功した「第二仙台北部中核工業団地」(同県大衡村)の分譲価格は、1坪当たり4万1690〜5万7720円。岩手県も昨年、「一関東第二工業団地」(同県一関市)に自動車部品会社2社の誘致に成功し、分譲価格は1坪当たり4万3640円だ。
山形市議会で企業誘致について質問をしてきた後藤誠一市議(自民党新翔会)は、「雇用を生むためには、県外から大企業を誘致して、関連企業が集積する工業団地を作る必要がある。これまでの市内の団地は、もともと市内にあった企業が移転したのがほとんどで、雇用増にはなっていない」と話す。「むしろ山形から出てしまった企業のほうが目立つ」という。
「蔵王産業団地」でみれば、34社のうち市内から移転したのが30社、周辺市からの移転が2社だ。市北部の「立谷川西工業団地」では大企業の「日立工機」山形工場が03年3月に閉鎖。「リコープリンティングシステムズ」も従業員123人とともに3月に撤退した。
山形市の工業統計調査によると、市内の4人以上の製造業事業所と従業者数は、94年で事業所数723、従業員数1万9580人だったが漸減して、09年には事業所数436、従業員数1万2013人になった。
また山形労働局によると、ハローワークやまがた管内(山形、天童、上山、中山、山辺の3市2町)では、仕事を探している1人に対し何人分の求人があるかを示す「有効求人倍率」が、04年度に1・14倍だったのが昨年度は0・59倍に下がった。
市商工課の労働担当者は「山形では就職先が少ないため、大学進学で首都圏に出たまま戻ってこない若者が多く、人口流出につながっている。雇用の面からみると、企業誘致はしてほしい」と話す。
後藤市議は「企業誘致を成功させるには、成長する大企業を誘致して、市周辺の関連部品会社を集積するなど具体的にターゲットを決めて、大企業側の意向に沿っていく必要がある。市はやみくもな情報収集で勉強不足」と指摘する。
市は8月、首都圏を中心に企業約2000社に分譲価格などを尋ねるアンケートを発送。市は「地元企業の活性化を主とする産業団地を検討する」と話す。しかし、企業誘致の具体的戦略は描けていないのが現状だ。【鈴木健太、和田明美】
9月9日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110909t31026.htm
岩手県知事選 投票率の行方注視 4陣営、低下予想は一致
東日本大震災のため延期となり8月25日告示された岩手県知事選は、11日に投票が行われる。被災した東北3県で初の全県選挙とあって、投票率が関心を集めている。震災後に3県であった選挙は前回より低下する傾向が顕著で、4候補の陣営は過去最低だった前回2007年の68.53%を下回るとの見方でほぼ一致するが、下げ幅までは読み切れないでいる。
知事選はいずれも無所属で、新人の会社社長芦名鉄雄氏(66)、新人の県労連議長鈴木露通氏(60)=共産推薦=、現職の達増拓也氏(47)=民主推薦=、新人の元県議高橋博之氏(37)の争い。
知事選の投票率は、当時の全国最年少知事が誕生した1995年を除いて79年以降、下落が続く。今回は震災の影響が加わり、さらに数字を押し下げる可能性がある。
震災の発生以降に実施された被災3県の主な首長選と県庁所在地の議員選の投票率は表の通り。北上市長選、宮城県加美町長選を除く10選挙で震災前を下回り、福島市議選では最大の14.45ポイントのマイナスとなった。
福島市選管は大幅低下の一因を「選挙人名簿に登録されていても、実際には震災後に市内から転出していた人たちを、把握しきれなかった」と説明。一方で「以前から低下傾向は続いており、震災との関連はさらに分析が必要だ」と語る。
全県選挙となる知事選は被災の程度が市町村ごとに大きく異なり、4候補の陣営とも震災が投票率に与える影響を計りかねている。
「前回より低下するのは確かだろうが、どこまで下がるかは予想できない」と指摘するのは達増陣営。高橋陣営も「内陸を遊説しても『今は選挙どころではない』と言われる。せめて60%台にとどまってほしい」と言う。
鈴木陣営は「同日選の県議選は激戦になっている。票の掘り起こしで、知事選も前回並みに届いてほしい」と期待。芦名氏は「盛岡市議選と同じぐらいで50%を切る。県民は復興をめぐっても県政に失望している」と話す。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001109090003
塩釜市長選 中心街復興どうなる
2011年09月09日
JR本塩釜駅近くの商店街では、津波で被災した店舗の多くが店を閉じたままだ=6日、塩釜市海岸通
シャッターを下ろした店舗が通りに並ぶ塩釜市中心部。郊外への大型店進出で客足が減るなか、震災が追い打ちをかけた。塩釜市長選で「商工業の振興」を訴える候補者は、どこまで地域振興を実現できるのか。商店主らには期待とあきらめが半ばする。
市中心部でJR本塩釜駅近くにある海岸通商店会。シャッターを下ろした店舗が目立ち、人通りが少ない。「震災から立ち直って店を再開したのは8店だけです」。茶販売店の矢部亨社長(43)は話す。
津波は商店街を襲い、2メートル近く浸水した。2日間、水が引かず、商品が流され、陳列棚や機械類が壊された店が相次いだ。震災後、10店以上が閉店。「高齢化や経営難に苦しんでいた店が、震災をきっかけに撤退を決めた」という。
本塩釜駅周辺には、海岸通商店会を含めて主な商店街が五つあり、地元住民や塩釜神社の参拝客でにぎわった。だが、市内に大型商業施設ができた約30年前から客足を奪われ、2000年には隣の利府町にも大型商業施設がオープン。市内の小売り事業所数は1999年の939が、07年に743に減少した。
市や商店主らは、他県の人気店などの経営手法を研究する「商人(あきん・ど)塾」や、空き店舗に新規事業者を呼び込む「シャッターオープン事業」を進めてきたが、地域の活性化には十分に結びついていなかった。
商店街近くでは、震災からの復興を訴え、候補者名を連呼して選挙カーが通り過ぎる。候補者たちは「塩釜商圏の復活」や「地元商工業者の支援」「駅や港、塩釜神社を中心軸に据えた活性化」を口々に訴える。
海岸通商店会近くで靴店を営む只野敏雄社長(60)は5月の大型連休明けに店を再開した。「政治や行政は個々に頑張っている店を支援してほしい。簡単に潰れない店を増やすことが活性化につながる」と期待する。
ただ、候補者4人が訴える内容は大きくは変わらない。自ら商店街振興に取り組んできた別の商店主は、政治への期待をほとんど口にしない。「商店街の再生は民間が主導する。政治は行政が民間をサポートする体制作りをすべきだ」と話す。(平間真太郎)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001109080002
塩釜市長選 水産業復興で論戦
2011年09月08日
マグロの水揚げでにぎわう塩釜市魚市場。水産業の復興が市長選の焦点となっている=8月、塩釜市
11日投開票の塩釜市長選は、水産業の復興が焦点となっている。塩釜港や魚市場には津波の傷痕が残り、本格復旧の見通しは立っていない。「魚市場の改築」「水産加工業の集約」など、市の主要産業の復興策をめぐり、論戦が繰り広げられている。
1965年に開設した塩釜市の魚市場。マグロを中心に水揚げされ、1982年には約500億円の水揚げを誇った。しかし、近年は減少傾向にあり、昨年は約100億円で全国16位となっている。
東日本大震災では、津波や地震の揺れにより、魚市場や水揚げする塩釜港が被災。応急工事で4月に水揚げは再開したが、今も岸壁や市場ではコンクリートに亀裂が入り、地盤沈下したままのところがある。
気仙沼港や石巻港の復旧が遅れているため、本来は石巻に入港する底引き網船のカレイや気仙沼が主力のヨシキリザメなどが塩釜港に水揚げされ、今年は7月末で昨年の9割の39億円を保っている。しかし、気仙沼や石巻の復旧後を心配する水産関係者は多い。
市水産振興課の担当者は「石巻、気仙沼に立派な施設が出来れば、塩釜がそれまでの代替機能だけに終わり、格差もついてしまう」と危惧する。塩釜魚市場水産加工業協同組合の内海勝男組合長は「もともと冷凍施設や冷蔵施設が足りない。中途半端でなく、頑丈な岸壁でインフラ整備をすべきだ」と語る。
市長選の候補者は「魚市場を改築し、企業誘致で水産物流総合基地をつくる」「岸壁を修復し、漁業と水産加工場の高度集約化に取り組む」と、それぞれの振興策を訴える。
一方、市の試算では、魚市場の地盤沈下対策などに6億9千万円かかる。国や県、市の負担割合は、まだ決まっていない。「市独自の放射線検査体制をつくり、塩釜の魚は安全と発信して再建を図る」と訴える候補者もいる。(佐藤靖)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110908_2
仮設住宅、遠い投票所 当日のバス運行難しく
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11日に投開票が行われる知事選と県議選。沿岸被災地では、仮設住宅で暮らす有権者が遠く離れた元の居住地の投票所まで足を運ばなくてはならないケースがあり、不便さが指摘されている。11日の「投票バス」運行は公平性確保の観点から運行が難しいなど、県、市町村選管は抜本的な対策を見いだせない現状。各市町村役場に必ず投票所があり、当日の投票に比べれば利便がいい期日前投票を行うよう呼び掛けている。
陸前高田市横田町の仮設住宅に住む男性は被災前に住んでいた投票所まで14キロ。「以前は歩いて投票所に行けた」。今回は投票に行くかどうか迷っている。
県選管によると、宮古市以南の6市町では浸水区域にある投票所集約のため計20カ所減少した。抽選方式だったため遠く離れた仮設住宅に入居せざるを得なかった住民も多く、住所登録がある地元の投票所と距離が離れるケースが生じている。
投票率低下を防ごうと各市町村選管は投票当日のバス運行などの対策を模索してきたが「選挙の公平性を勘案すれば特定地域の利便性を図るわけにはいかない」との見方から選択できずにいる。
(2011/09/08)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001109120002
県議選・民主が過半数割る
2011年09月12日
県議選(定数48)は無投票の2選挙区を除く14選挙区で投開票された。民主党は改選前の24議席を下回る22議席にとどまり、過半数を割り込んだ。自民、共産は選挙前議席を上回り、社民、公明は議席を維持、地域政党いわては減らした。投票率は過去最低の60・60%(前回69・45%)だった。
【積極策】
民主は公認31人、推薦1人の計32人を擁立。特に、定数5の奥州選挙区に5人、定数2の釜石選挙区に2人を立てて独占を目指すなど、組織票を固めるとともに新たな票の掘り起こしを狙う強気の戦略だった。
これに対し、民主の過半数獲得を阻止しようと県議会の自民、社民、地域政党いわてで作る「いわて復興県民の会」は自民15人(推薦含む)、いわて7人、社民2人と無所属の新顔1人の計25人を推薦。過半数を巡る攻防が過熱していた。
【1人区】
注目されたのは1人区。大船渡、遠野、陸前高田、九戸の四つある1人区は、民主が2議席、自民が1議席、無所属が1議席。
九戸は無投票で民主が獲得し、大船渡も議席を維持したが、これまで議席を守ってきた陸前高田で反民主の無所属に敗れた。
さらに、複数区でも選挙前議席を減らした。奥州で5議席を独占したものの、現職が引退した一関(定数5)で議席を減らしたほか、激戦になった盛岡(同10)で3議席にとどまり、久慈(同2)では現職が落選した。
【波乱も】
前回2007年の県議選で民主は推薦を含めて22議席を獲得。昨年9月に県議会でゆうあいクラブと統一会派を結成して25人になって過半数になった。今回推薦を加えても23人で、最大勢力は維持するものの県政運営に波乱も予想される。
一方、ライバル自民は地盤とする県北・沿岸部では議席を維持し、民主が強い一関で議席を獲得したものの、党勢回復を印象づけるまでには至らなかった。
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http://www.asahi.com/politics/update/0912/TKY201109110352.html
ザ・グレート・サスケ氏が落選 岩手県議選
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11日に投開票された岩手県議選の盛岡選挙区(定数10)では、みちのくプロレス代表の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケ氏(本名・村川政徳氏)が落選の涙をのんだ。
サスケ氏は2003年の県議選で同選挙区でトップ当選。覆面のまま選挙戦を戦ったほか、覆面をつけたまま議場に入り、質問に立つなど論争を呼んだ。07年には所属する民主党系会派の反対を押し切って知事選に出馬したことも。
今回の県議選出馬でも、他の陣営には「無党派層の票を奪われてしまう」と警戒が広がっていたが、16人中14位で当選ラインに及ばなかった。
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>>1874
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110911t11043.htm
塩釜市長に佐藤氏3選 3新人振り切る
3選を決め、万歳して喜ぶ佐藤さん(中央)=11日午後10時40分ごろ、塩釜市の選挙事務所
東日本大震災で延期されていた宮城県塩釜市長選は11日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の佐藤昭氏(69)が、いずれも無所属新人で、宮城県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(55)=共産推薦=、元市議の伊藤博章氏(48)、元市議会副議長の今野恭一氏(63)を退け、3選を果たした。
塩釜市海岸通の佐藤氏の選挙事務所には午後10時25分ごろ、当選確実の知らせが入った。佐藤氏は支持者約100人を前に「喜びは半分。責任の重大さを痛感している。震災復興に全力を尽くしたい」と抱負を語った。
佐藤氏は着実な復興とともに、行財政改革などに取り組んできた実績を強調。各種団体から幅広い支持を獲得し、与野党を超えて国会議員や地元県議らの応援も得た。
反現職票は、現市政への批判を展開した新人3人の間で分散した。
当日の有権者は4万7300人。投票率は前回(57・32%)を0・5ポイント下回る56・82%で、過去最低だった。
◇塩釜市長選開票結果(選管最終)
当 15,693 佐藤昭 無現(3)
4,330 天下みゆき 無新
3,642 伊藤博章 無新
2,755 今野恭一 無新
<さとう・あきら>県港湾空港局長などを経て2003年から現職。日大卒。69歳。
2011年09月11日日曜日
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110912/iwt11091220430001-n1.htm
岩手知事選、県議選 民主党過半数に届かず 小沢王国揺らぐ 達増氏は大差で再選
2011.9.12 20:42
東日本大震災で延期されていた岩手県知事選は11日投開票の結果、無所属で現職の達増拓也氏(47)=民主推薦=が3人の無所属新人に大差をつけて再選を決めた。同日選となった県議選(定数48)の党派別当選者の内訳は民主22人、自民12人、地域政党いわて4人、社民3人、共産2人、公明1人、無所属4人。民主は推薦1人を含めても23議席にとどまり、目標としていた単独過半数には届かなかった。知事選の投票率は59・92%で前回の68・53%を下回り、過去最低を記録した。
達増氏は、再選から一夜明けた12日、盛岡市の民主県連事務所で記者会見。68%を超えた得票率について「県民から強い信託をいただいた。被災者支援、復旧・復興を進めていかねばならないという思いを新たにした」と語った。
民主が過半数に及ばなかった議会対応については「すべての議員にしっかりと説明し、議員のだれが与党、野党とは決めないで対応する」と柔軟な姿勢を示した。小沢一郎県連代表には「電話で当選を伝えたところ、『よかった。みんなにもよろしく伝えてほしい』と言われた」と話した。
元県議の高橋博之氏(37)は自民、地域政党いわてなどで構成する「いわて復興県民の会」を母体に「非民主」の結集を図ったが、出馬表明が7月末と出遅れたことに加え、知名度不足もあって達増氏を脅かすには至らなかった。
いわて県労連議長の鈴木露通(つゆみち)氏(60)=共産推薦=や会社社長の芦名鉄雄氏(66)も支持は広まらなかった。
自民県連幹部は「民主の過半数を阻止できたのは大きい」とし、達増県政との対決姿勢を鮮明にした。達増知事は今後、復旧・復興の進め方も含め、難しい県政運営を迫られそうだ。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110913ddm005010148000c.html
選挙:岩手県議選 民主、過半数割れ 「小沢離れ進行」の指摘も
11日に投開票された岩手県議選で、民主党が目標としていた単独過半数を獲得できず、現有議席も減らす結果となった。岩手県は小沢一郎元代表の地元で、自民党国会議員がいない民主党の「金城湯池」。東日本大震災の政府対応に批判が根強いことや、鉢呂吉雄前経済産業相の失言などが響いたようだ。
民主党は定数48の同県議選で単独過半数を目指し、32人の公認・推薦候補を擁立した。しかし、公認22人、推薦1人の当選にとどまり、選挙前の24議席を下回った。党岩手県連の菊池長右エ門代表代行は12日の盛岡市内での記者会見で「民主党政権の(被災地への)取り組みが遅すぎ、少なすぎた。国政への叱声が県議にぶつかり申し訳ない」と語った。
小沢元代表は県議選期間中、選挙区入りしなかった。選挙結果が元代表の影響力低下に起因するのか、与野党議員は注視している。民主党議員は「小沢さんの神通力が落ちてきた」と指摘。一方、元代表に近い議員は「小沢王国だからこの程度で済んだ。他の選挙区ならもっと減らしている」と語った。
自民党幹部は「地元でも小沢離れが進んでいるということではないか」との見方を示した。同党内では「岩手県連が積極的に候補を擁立していれば、もっと議席を獲得できたかもしれない」との声も出ている。【念佛明奈、金寿英】
毎日新聞 2011年9月13日 東京朝刊
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001109130003
山形市長選 現新3氏の争い
2011年09月13日
∞ 市政の実績巡り舌戦
山形市長選は11日告示され、3選を目指す現職の市川昭男氏(70)=民主、共産、社民推薦=と、ともに新顔で元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(35)=自民推薦=、弁護士の長岡寿一氏(60)の3人=いずれも無所属=が立候補を届け出た。投票は18日で、即日開票される。10日現在の有権者数は20万4582人。
各候補とも、市政の長年の課題である、新清掃工場建設地問題やまちづくり、子育て支援などを争点にしている。有権者が2期8年間の市川市政をどう評価するかが焦点だ。
市川氏は3党のほか、連合山形や多数の地元企業、農業団体などから支援を受ける。前回は知名度の低い候補2人に圧勝したが、「今回はそうはいかない」と陣営は危機感を強めており、個人演説会や企業回りに奔走する。
佐藤氏は自民党県連が全力で支援。遠藤利明衆院議員らと支援者回りに力を入れる。山形とのつながりは薄いが、「外からの目線で山形を変えたい」と企業誘致や観光PRの推進を訴える。自転車で市内を回り、知名度アップを目指す。
長岡氏は「市民の力を引き出す」と強調。東北芸術工科大と京都造形芸術大を運営する両学校法人の統合計画への反対と新清掃工場の計画見直しを前面に出す。弁護士としての人脈や友人の支援で、政党や団体に頼らない運動に徹する。
◇ 知事、市川氏支援 知事選の「恩返し」
山形市長選で、吉村美栄子知事は11日、現職の市川昭男氏の出陣式であいさつし、市川氏を支援すると表明した。「震災発生時の避難者支援など、市川氏は人にあたたかく、すぐに対応してくれた。ますます応援していきたい」と述べた。
支援の理由について、吉村知事は「人として、前に応援して頂いた人にお返しをしたい」と言い、知事選での市川氏の支援に対する恩返しとした。選挙期間中の応援演説などは、公務と重なるためしないという。
▽ 候補者の第一声 届け出順
● 市川昭男 70 無 現2 民共社
行財政改革 進める
今回は若い方も出ていて大変な選挙。だが私は子供のころに空襲疎開で来て以来、山形にどっぷりつかり、その良さをからだで知っている。いま、大事なのは市内の避難者支援。長期化を見据え、健診、予防接種など市民と同じように受けられるようにする。また事業を細かく分析し、行財政改革を進め、介護、保育施設を充実させる。小学6年までの医療費無料化も財源はある。手をつけられなかったスポーツ施設建設にも取り組みたい。厳しいが、8年の実績を生かし、できるだけみなさんが満足するような市政にしたい。
● 佐藤孝弘 35 無 新 自
企業誘致 徹底する
市政は停滞の8年間だった。清掃工場は多額の税金を投じながら決まらない。働く場がなく若い人が出ていき、人口が減っている。芸工大は説明もなく他県の法人に吸収合併されようとしている。こんな市政でいいのか。山形には潜在能力がある。あとはリーダー次第だ。私は専門部署をつくり、企業誘致を徹底する。少子化が進む中で、安心して子育てできるよう、小学6年まで医療費を無料化する。動くリーダーとして悩みを一緒に解決し、トップセールスマンとして山形のいいところを引き出し、売っていくつもりだ。
● 長岡寿一 60 無 新
市民の力引き出す
25万人市民が5万円ずつ出してつくった勘定になる「東北芸術工科大学」という学校法人を、市長は積極的に消滅させようとしている。私たち市民に一言の断りもなく、市議会にも諮らずそれができるのか。そのような市長の体質は芸工大の問題だけでなく、ごみ処理の問題でも明らかだ。私たち市民は本当のことを知り、みんなで力を合わせて解決していくだけの力がある。その市民の力を引き出すのが市長の役割。市川さんが市長になったなら、芸工大の法人は来年3月に消滅し、結局、京都の私大の出先機関になる。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001109090002
どうすっべ山形 市長選を前に (上)
2011年09月09日
破砕されたプラスチックごみ。トラックに積まれ、山形市内の民間処理業者の施設に運ばれる=山形市漆山の立谷川リサイクルセンター
∞ 漂流する新清掃工場 綱渡りのごみ処理
破砕処理された大量のプラスチックごみが、トラックに積まれていく。山形市漆山の「立谷川リサイクルセンター」。山形市と上山市、中山町、山辺町でつくる山形広域環境事務組合(管理者=市川昭男・山形市長)の中間処理施設だ。
2市2町から出るプラスチックごみは推定で年間計約4700トン。今年3月末まで、破砕処理後の行き先はポリ袋など軽量で燃やしやすいものは山形市の2カ所の清掃工場、それ以外は同市の最終処分場だった。
だがセンターを出たトラックの行き先は4月以降、民間の焼却場と、プラスチックから固形燃料を作る施設に変わった。組合が清掃工場の負担軽減と処分場の延命のため、全量の処理を民間業者に委託したためだ。
稼働中の蔵王半郷工場は33年目、立谷川工場は29年目。20〜25年とされる耐用年数をはるかに超える。プラスチックの焼却は高温になるため特に炉に負担がかかるという。容量が約35万立方メートルの処分場もすでに8割が埋まっており、あと数年で満杯になる見込みだという。
業者への委託料は年間約1億3千万円。組合が処理費として山形市に支払っていた額の約2・5倍だが、センターの草野聡所長は「新清掃工場ができるまでの一時的な措置。やむを得ない出費だ」と話す。
新清掃工場の建設計画は1998年にさかのぼる。当初の予定地の山形市蔵王半郷は住民の反対で断念。次に公募で決めた上山市楢下柏木地区の予定地も住民の反対や地権者との調整が難しくなり、再び断念した。
組合は昨年11月、立谷川清掃工場横の市有地と上山市裏町大石蔭地区の民有地の2工場に分けて建設する方式を発表。だが間もなく大石蔭地区の周辺住民から反対運動が起き、約2キロ離れた「タケダワイナリー」やニュータウン「蔵王みはらしの丘」自治会も反対を表明した。
上山市が住民を対象にした勉強会や同型の清掃工場の見学会を開いたり、ダイオキシンなどの基準値を法定の数値の半分以下にする方針を示したりしているが、合意の見通しは立っていない。同自治会は「自然豊かな地区の大きなイメージダウンになる。住民を無視して予定地を決めた」と市に出した意見書で主張している。
過去2度の予定地選びには環境影響調査や測量で計約12億円が使われ、結果的にムダ金になった。3度目も難航する中、組合管理者として市川市長は「決められずに申し訳ないと思っているが、候補地を変えるつもりはない。説明を尽くしてご理解いただきたい」との姿勢だ。
老朽化した両清掃工場は2006〜08年、約6億円を投じて大規模改修した。新工場の建設地がすぐに決定しても稼働まで少なくとも4、5年かかる見込みのため、今年からさらに約4億円をかけて改修する。焼却設備の部品が旧型で、年々調達も難しくなっているという。
両工場を運営する市廃棄物施設課の田中洋課長は「新工場ができるまで、安全に運転できるように、トラブルで稼働停止にならないように。現場はひたすらそんな思いで頑張っている」と危機感をあらわにする。
綱渡りのごみ行政に、新市長はどう展望を見いだすのか。タイムリミットが迫っている。
◇ ◇
山形市政のかじ取り役を決める市長選は11日に告示、18日に投開票される。県都の課題を探った。(畑山敦子が担当します)
■ 新清掃工場建設問題の流れ ■
1998年
7月 山形広域環境事務組合が新清掃工場建設を計画。2008年度の稼働目指す
2005年
9月 蔵王半郷の清掃工場隣の建設予定地を断念
12月 建設予定地の公募を発表、完成予定を年に修正
2006年
3月 公募で上山市楢下柏木地区の建設予定地を決定
2010年
7月 ごみ減量のため家庭ごみを有料化(1リットルあたり1円)
8月 上山市楢下柏木地区の予定地を断念
11月 3度目の予定地として、山形市漆山と上山市裏町大石蔭地区の2工場方式を 発表。着工・完成予定は明示せず
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001109100003
どうすっべ山形 市長選を前に (中)
2011年09月10日
3月11日の夜、集まった避難者たちに自主防災組織の人たちがストーブや毛布を提供した=山形市桜田東1丁目の桜田小学校
∞ 連絡体制に不安 住民頼みの地域防災
雪がちらついた3月11日夜。山形市桜田東1丁目の市立桜田小学校には、周辺から100人以上の住民が避難した。東日本大震災で市内は震度4を記録。ほぼ全域で停電した。毛布やおにぎりを配り、急ごしらえの避難所を運営したのは地元の自主防災組織のメンバーだった。
「寒くて心細かったので、ここにいられて安心した」。ひとり暮らしの男性はそう話した。
自主防災組織は町内会単位の任意団体で、災害時の避難誘導や避難所運営、日頃の防災訓練などを行う。市内に約300団体あり、組織率(総世帯に対する加入世帯の割合)は約62%。県平均の約74%より低く、とくに市街地に空白域が多い。
震災以降、改めてその役割が注目されるようになったが、山形市を含め主な自治体の支援は結成時に備品購入費を一部補助する程度で、住民のボランティアに頼っているのが実態だ。
市は7月、自主防災組織にアンケートで活動内容や課題を尋ねた。今回の体験を踏まえ、要望が出たのが「無線機の配備」だ。自主防災組織連絡協議会会長の石沢栄作さん(81)は「電話もつながらず、各地域で何かあっても市や消防に連絡できないと思った」と言う。
市内の山間部には土砂崩れなどで孤立化する恐れのある集落がある。連絡手段を確保していないと、避難が遅れたり、けが人を病院に運ぶのが遅れたりする可能性がある。市は地区公民館やコミュニティセンターに防災行政無線、小中学校や市役所各課などに携帯用MCA(共同電波利用)無線を計171台配備しているものの、自主防災組織には1台もない。
震災後、停電対策としては現在のところコミュニティセンター20カ所への自家発電装置の設置を決めただけだ。市防災安全課は「無線の必要性は認識しているが、全団体に配備する場合、同時に受信できる体制も整えないといけない。配備充実を含め、細かい見直しは今、庁内全体で検討中」という。
石沢さんは「私たちも日頃の訓練や備蓄の点検などをしっかりやっておくことが大事。その上で、活動に必要な支援を市に呼びかけていきたい」と話す。
一方、長期化する県外からの避難者に対する支援が、市政の重要テーマになっている。
市によると、9月1日現在の避難者は4489人。最近は1週間に約100人のペースで増え続けている。約80%が福島県からの避難者で、原発事故による放射能の影響で自主避難する人が多い。夫が地元に残り、母子だけの避難世帯も目立つ。
市避難者交流支援センターには、母子世帯から子供の健診や幼稚園についての問い合わせが多い。福島県南相馬市から長女(11カ月)と避難してきた女性(31)は「一日中、子供と2人だけ。ほかに話す人がおらず、子供も自分もつらい。交流の場や定期的に通える場所がほしい」という。NPO法人やまがた育児サークルランドは、母子向けの交流の場「ままカフェサロン」を7月から定期的に開いている。当初50人程度だった参加者は毎回100人以上に増えた。同法人の佐藤みゆきさん(35)は「母子だけで過ごす生活に心労を感じている人も多い。預かり保育など、行政と協力して支援を充実したい」。
市教委は9、10月にある小学校入学前の無料の就学時健康診断の対象に、避難児童を加える方針だ。市は「単独で実施する健診や補助を避難者にも広げるのは、市民の理解を得にくいだろう」と慎重だが、住民票を移さなくても定期健診を受けられるようにするなど「市民サービス」を拡充していきたいとする。
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どうすっべ山形 市長選を前に (下)
2011年09月12日
「テナント募集中」の看板が立つ「シティタワー山形七日町」の建設地。商店街に面し、大沼デパートまで徒歩1分の立地だ=山形市七日町
◇ 郊外とすみ分け必要 中心市街地活性化
山形市中心街の七日町通り沿いに先月末、分譲マンション「シティタワー山形七日町」のモデルルームがオープンした。地上20階地下1階、総戸数130戸。通勤や買い物、通院に便利な立地に加え、高級感も漂う。販売する住友不動産は「2階のルーフテラスから花笠祭りが見られる」とアピールする。
11月からの販売開始を前に、問い合わせは300件。6割が市内在住者で、世代は60代以上が4割を占めるという。
このマンションは市の中心部の空洞化をくい止めるため、市と県と国が目的にあった施設に補助を出す市中心市街地活性化基本計画の事業の一つ。優良建築物等整備事業にも選ばれ、計約3億円の補助を受けた。
この基本計画では2009年12月から10年4月にかけて施設が次々オープンした。先月末までの集客は、蔵屋敷を改装し、そば店やレストランなどが入る「山形まるごと館 紅の蔵」62万3988人、小学校の旧校舎を改築したイベントスペース「山形まなび館」2万3389人、市が道路下の堰(せき)を再生し、店主らが出資した複合商業施設「御殿堰」4万7521人。
いずれも順調な滑り出しだが、七日町御殿堰開発株式会社の結城康三社長(55)は「堰と一体の開発がスムーズにできたのは市のおかげ。これから何年もかけて人が集まる場所にしていかないと」と気を引き締める。
市のにぎわいの中心は、すでに郊外に移っている。09年の県の買い物動向調査によると、山形市民が買い物をする場所として郊外店を使う割合は70・5%、商店街は21%だった。
市中心部から約5キロ西の嶋地区は1998年からの市土地区画整理事業に合わせて都市計画道路も整備され、スーパー、衣料品、家電量販店、飲食店の大型店舗が続々とできた。道路沿い用地に駐車場も確保しやすくしたため出店が加速。馬見ケ崎地区から移転した店もある。
一方で、市は「高齢化」という大きな課題を抱える。人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は23・6%(09年)と20%を超えている。特に中心部は若年層が減り、3割を超える地域もあるという。
市は「高齢で車を使えない層に郊外生活は厳しい。郊外から移って来る人もおり、中心部は今後さらに高齢化が進むと予想される」としている。「シティタワー山形七日町」はそうした高齢層の需要も見込んでおり、中心部は高齢化を前提にした活性化策が迫られている。
山形市中心商店街街づくり協議会長の多田一夫さん(63)は高齢層の増加を視野に、市や商工会議所と共同運行する「100円循環バス」の路線拡充も考え始めたという。「どうすれば街が活性化するのか。正直、答えはだれにもわからない。それでも人が集う場所としてサービスの充実や仕掛け作りを続けていかなければ」と多田さん。
市の幹部は「郊外の発展は予想以上だが、郊外は量販店が多く若い層向け。中心部は百貨店など高級志向で高齢層向け。どうすみ分けていけるかが課題だ」としている。(畑山敦子が担当しました)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110914_5
清水、小泉氏は会派入りせず 県議会
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改選後の県議会(定数48)の会派構成で当選した無所属4氏のうち、久慈選挙区の清水恭一(60)、二戸の小泉光男(54)の両氏が当面どの会派にも所属しない意向であることが13日分かった。陸前高田の佐々木茂光氏(53)は「非民主」の立場で活動を行う方針で、民主党会派の単独過半数(25議席以上)確保は微妙な情勢となった。
清水氏は、岩手日報社の取材に「当面はどこの会派にも属さない」とし、小泉氏も「既存政党の会派に加入することは考えていない」と述べた。佐々木氏は「民主会派は考えていない」と語り、自民などへの会派入りは明言しなかったが、非民主で活動する。
花巻の名須川晋氏(43)は既に民主党会派に入る意向を示している。
これに伴い、民主会派は23人にとどまり、今後は清水、小泉両氏の動向が鍵を握りそうだ。
(2011/09/14)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001109150001
足並みそろわぬ公明
2011年09月15日
◇ 山形市長選 支持か自主投票か
18日投開票の山形市長選で、現職の市川昭男氏(70)と新顔の佐藤孝弘氏(35)から推薦を依頼されている公明党が、依然態度を決めかねている。民主、共産、社民各党が市川氏を、自民党が佐藤氏をそれぞれ推薦するなか、他党との関係や過去の選挙協力の経緯などから党内の足並みがそろわないためだ。
告示日の11日朝。あかねケ丘陸上競技場での市川氏の出陣式で、公明党山形市議の折原政信氏があいさつに立った。「党県本部と折り合いがつかず、推薦は出せないが、(私の)心は市川市長を支援しています」。公明党の別の市議や菊池文昭県議も参加した。
同じころ、山形駅西口であった佐藤氏の出陣式には公明党県本部の寒河江政好代表の姿があった。佐藤氏が来賓として名前を紹介。ただ、寒河江氏は壇上には立たず、「顔を出しただけ」と距離をとった。
公明党市議は折原氏を含めて2人で、与党会派「緑政・民主・公明クラブ」に所属。今回の市長選では告示前から折原氏らが市川氏を支援している。
県本部も市川氏支援で一時固まりかけたが、共産党が1日に推薦を表明。前回も共産党が支持したため、「政治信条・主張が異なる政党と同じ候補は支援しない」と自主投票にしており、一部から慎重な声が出た。自公連立政権時代から国政選挙で協力する自民党とのつながりから、自民党が立てた佐藤氏にも配慮したいとの事情もある。
市川、佐藤両陣営は今も公明党にラブコールを送っている。県本部は市川氏を「支持」するか「自主投票」とするか協議を続けるが、寒河江代表は「選挙戦も始まっており、方針を決めない可能性も高い」と話している。
市長選にはほかに、政党の推薦・支持を受けない新顔の長岡寿一氏(60)が立候補している。(畑山敦子)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000069-mailo-l04
選挙:角田市議選 1票差落選で異議 「開票に問題」主張 /宮城
毎日新聞 9月15日(木)11時26分配信
11日に投開票された角田市議選(定数18)で、1票差で落選した星守夫氏(58)=同市佐倉=が14日、公職選挙法に基づき市選挙管理委員会に対し、異議を申し出た。星氏は文書で「開票の仕方に大きな問題があった。無効票及び有効票を再確認する必要がある」と主張している。
同市議選の投票者総数は1万7388人で、有効票数が1万7271票、無効票数が117票。18番目の当選者の得票数は619票で、星氏は618票だった。
星氏は「開票作業で無効票をしっかり確認する時間は短かった」と語った。一方、市選管の黒須主計委員長は「法律にのっとり、公平に開票作業をした。その結果が1票差だった」と説明している。【豊田英夫】
9月15日朝刊
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110915_3
県議会議長、民主会派の公算大 副議長は自民に
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改選後の県議会(定数48)の会派構成について14日、民主党会派は単独過半数(25人以上)に届かない23人、自民党は12人、公明党は1人、共産党は2人、社民党は3人、地域政党いわて4人、無所属3人となることが固まった。民主と非民主の勢力が拮抗(きっこう)する中で、焦点となる正副議長選については、民主や公明、共産各党は第1会派から議長を選ぶ原則論を主張。民主から議長、第2会派の自民から副議長を選ぶ流れが強まっている。
改選前(欠員2)から民主党は1議席減、自民党は1増、公明、社民両党は増減なし、共産党は1増、地域政党いわては1減、無所属は2増。
会派構成をめぐっては無所属で当選した新人4氏のうち、民主党会派に加入予定の花巻選挙区の名須川晋氏(43)を除く3氏の動向が焦点。だが、久慈の清水恭一氏(60)、二戸の小泉光男氏(54)、陸前高田の佐々木茂光氏(53)は当面、会派に属さない考えだ。
会派構成は20日に正式決定する。地域政党いわては交渉団体会派の要件である5議席確保へ無所属議員の取り込みを続ける構えだ。
(2011/09/15)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110916-00000128-mailo-l06
選挙:山形市長選 公明党、自主投票か 機関決定もなしへ /山形
毎日新聞 9月16日(金)12時35分配信
山形市長選で市川、佐藤の両氏から推薦要請を受けた公明党は15日現在でも態度を決めておらず、実質的な自主投票となりそうだ。前回市長選では自主投票を機関決定したが、今回は機関決定もしない見通しだ。
告示日の11日、市川氏の出陣式に公明党公認の市議2人と県議の計3人が出席した。一方、佐藤氏の出陣式には党県本部の寒河江政好代表らが顔を見せていた。
同党県本部によると、市議らが属する同党山形支部は8月末、「市川氏を支持したい」との意向を県本部に伝えた。しかし、県幹事会で「国政で対立してきた民主、社民、共産と協力はできない」と異論が出た。
山形市議会では、市議2人は市川市長寄りの与党会派「緑政・民主・公明ク」に属する。また県議を含めた3議員は、現職の市川氏と同じ鈴川地区出身だ。寒河江代表は「国政で自民党と協力してきたので市川氏支援を決めかねていた。自主投票とも決めず、このままの流れで行くと思う」と述べている。【鈴木健太、和田明美】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t51016.htm
山形市長選 終盤戦激しさ増す 民・自対決、より鮮明に
任期満了に伴う山形市長選(18日投票)は終盤戦に突入し、3選を目指す現職市川昭男氏(70)=無現、民主・共産・社民推薦=、元経済産業省官僚佐藤孝弘氏(35)=無新、自民推薦=、弁護士長岡寿一氏(60)=無新=の3人による争いは激しさを増している。民主、自民両党を軸とした政党対決の構図がより鮮明になり、戦況は混沌(こんとん)としている。
「油断できない厳しい選挙だ。堂々と戦おう」。15日夜、山形市内であった市川氏の総決起大会で、民主党の近藤洋介衆院議員(山形2区)は約1700人を前に呼び掛けた。同党の郡和子衆院議員(宮城1区)も「野田佳彦首相にとって大事な選挙だ」と訴えた。
過去2回の選挙は大差の勝利。陣営は「前回までとは全く違う。3日でひっくり返される僅差だ」と危機感を強める。最後まで民主党が前面に立ち、17日には樽床伸二幹事長代行が遊説して無党派層への浸透を狙う。
佐藤氏は企業回りや遊説を重ね、15日は夕方から市内6カ所で個人演説会を開いた。金井コミュニティーセンターでは「『よそ者』の自分が多くの人から声掛けを受けている」と話し、約150人から拍手を浴びた。
陣営は「街頭で手を振ってくれる人が増えた。ここ2、3日で反応がぐっと良くなってきた」と選挙戦後半の手応えを感じている。自民党市議は「今は現職に先行されているかもしれないが、勢いが違う。このまま突っ走れば勝てる」と気勢を上げた。
長岡氏は、政党や団体に頼らない草の根的な選挙運動を展開。連日、街頭演説を中心に市内を回っている。15日は霞城セントラル前で約60人を前に街頭演説し、東北芸術工科大の法人統合反対や、新清掃工場建設計画の見直しを訴えた。
陣営は「組織や団体の後ろ盾がないからこそ、山形の課題を市民一人一人と一緒に解決できる」と強調。最終盤は市中心部で個人演説会を開くなどして、票の掘り起こしを図る。
◇山形市長選立候補者
市川昭男70市長 無現(2)
(民・共・社推)
佐藤孝弘35元経産省職員無新
(自推)
長岡寿一60弁護士 無新
2011年09月16日金曜日
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/110916/mds11091621230003-n1.htm
反カダフィ派 シルトへ進撃、バニワリードにも攻勢
2011.9.16 21:22
【トリポリ=大内清】リビアの大部分を掌握する反カダフィ派部隊は15日、かつての最高指導者カダフィ大佐の出身地である中部シルトへ本格的な攻撃を開始し、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、16日に市内の空港を制圧した。カダフィ派は迫撃砲などで抵抗し、反カダフィ派兵士ら11人が死亡した。
ロイター通信は同日、反カダフィ派が首都トリポリ南方のバニワリードへも進撃を始めたと報じた。市内では激しい銃声や爆発音が響いているという。
一方、リビアとの経済的な結びつきが強いトルコのエルドアン首相は16日、トリポリを訪問した。反カダフィ派代表組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長らと会談し、今後の復興支援策や経済協力について協議するとみられる。
シルトは、国民評議会の拠点である北東部ベンガジとトリポリとの中間に位置する要衝で、バニワリードや南部サブハとともにカダフィ派が抵抗を続けている都市。反カダフィ派は8月下旬のトリポリ攻略後、投降を促していたが、カダフィ派は拒否していた。
リビアを訪問したサルコジ仏大統領とキャメロン英首相は15日、ベンガジで演説し、反カダフィ派を称賛した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011091602000186.html?ref=rank
大佐出身地 シルトへ本格進攻
2011年9月16日 夕刊
【カイロ=今村実】リビアの反カダフィ派軍は十五日、最高指導者だったカダフィ大佐の出身地で、同氏派が最後まで抵抗している北中部シルトへ本格的な攻撃を開始した。ロイター通信などが伝えた。
反カダフィ派「国民評議会」の軍報道官によると、シルトの南と東西の各方向から一斉に攻撃し、市内に進攻した。カダフィ派は市内の各所に狙撃兵が潜み、激しく抵抗しているもようだ。
カダフィ派はほかに北西部バニワリードなどで抵抗している。反カダフィ派は今月十日を投降期限としていたが交渉は決裂し双方の激しい衝突が起きる可能性が強まっていた。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001109170003
山形市長選 あす投開票
2011年09月17日
◇ 3氏 激しい追い込み
山形市長選は18日、投開票される。現職の市川昭男氏(70)=民主、共産、社民推薦=、ともに新顔で元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(35)=自民推薦=、弁護士の長岡寿一氏(60)の3人=いずれも無所属=が、街頭や集会などで支持を訴え、終盤の追い込みを見せている。
市川氏は、行財政改革や待機児童対策など2期8年の取り組みに加え、災害対策や避難者支援、屋内型スポーツ施設建設などを3期目の公約に掲げる。3政党と連合山形の推薦や、地元企業や農業団体など多数の団体から支援を受けて固い支持基盤をつくる。
15日には市内のホテルで総決起大会を開き、1千人以上の支持者を前に支持を訴えた。陣営は「基盤をさらに引き締める」と、個人演説会や企業回りでさらなる支持固めに動いている。
佐藤氏は「経済をよくするには若い人が働く場を作らないといけない」と企業誘致や雇用対策などを中心に、公式サッカー場建設も訴える。自民党の遠藤利明衆院議員を中心に党県連の県議や市議が支援に動き、国会議員も連日、応援に入る。県外出身で告示1カ月前からの活動という知名度不足を解消しようと、日中は自転車で市内を回って街頭演説を繰り返す。陣営は「無党派層に支持を広げたい」と、最終日もくまなく街頭を回りたいという。
長岡氏は東北芸術工科大の法人統合反対や、新清掃工場の建設問題では大幅な見直しを主張。政党や団体など組織に頼らない選挙戦を展開する。「市民と力を合わせて課題を解決したい」として、市川市政への批判層や、既成政党に不満を持つ層などからの支持に期待をかける。選挙カーでの街頭演説では、政策を丁寧に訴える。個人演説会も、1カ所ごとに、じっくりと時間をかけて政策を語り、じわじわと支持を広げようとしている。
投票は18日午前7時から午後8時(一部は午後7時)まで市内78カ所であり、午後9時15分から山形市総合スポーツセンターで即日開票される。10日現在の有権者は20万4582人。
◇ 期日前投票 前回の倍近く 1万人超す
山形市長選の期日前投票が市役所1階と霞城セントラル1階の2カ所で開かれている。市選管によると、16日までの投票者数は1万13人で、前回市長選の合計5716人を倍近く上回り、4月の市議選の合計1万89人も上回る可能性が高い。前回市長選の投票率は過去最低の31・36%だった。市選管は「市民の関心が高まっていることがうかがえる」とし、今回の投票率が大幅に上がるのではないか、と期待している。
期日前投票は17日も、市役所は午前8時半から、霞城セントラルは午前9時半から午後8時まで。市選管は投票日が3連休の中日にあたることから「早めの投票を」と呼びかけている。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110917-OYT1T00915.htm
「費用弁償」、仙台市議会は廃止します
仙台市議会は、日当や交通費に相当する「費用弁償」を廃止する方針を決めた。16日に行われた各会派の代表者会議で合意した。
21日に開会する定例会に条例改正案を議員提出し、成立後ただちに廃止する。
費用弁償は、議員報酬とは別に、議会出席時に日額5000円が支給される。市議会は2010年、1万円だった支給額を半分に減額したが、「震災後は市が税金の使途を厳しくしている。議員も無関係ではいられない」として、8日に選出された佐藤正昭議長が各会派に廃止を提案していた。
費用弁償をめぐっては、仙台市民オンブズマンが09年、「報酬の二重取りにあたる」として、奥山恵美子市長を相手取り、費用弁償の返還を求める住民訴訟を起こした。10年の判決では「支払いは不合理ではない」として訴えが棄却されたが、議員改革の一環として議会が見直しを検討していた。
同日の代表者会議では、博物館など市営施設をすべて無料で利用できる「市営施設利用証」の返上でも合意した。佐藤議長は「施設を利用する際は政務調査費を使うべきだ」としている。
(2011年9月18日09時18分 読売新聞)
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110918/t10015687221000.html
山形市長選 市川氏当選確実
9月18日 21時51分
任期満了に伴う山形市長選挙は、18日、投票が行われ、無所属の現職で、民主・共産・社民の各党が推薦する、市川昭男氏の、3回目の当選が確実になりました。
山形市長選挙は、午後9時15分から開票が始まっています。開票状況について選挙管理委員会の発表はまだありませんが、NHKが事前に行ってきた情勢取材や、投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などで、民主・共産・社民の各党が推薦する現職の市川氏が、自民党が推薦する新人らを引き離し、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、市川氏の3回目の当選が確実になりました。市川氏は、仙台市生まれで70歳。昭和42年に山形市の職員となり、総務部長や助役を務めたあと、平成15年の山形市長選挙で初当選しました。今回の選挙で、市川氏は、2期8年の実績を強調するとともに、防災計画を見直して安全で安心なまちづくりを進めることや、高齢者の介護施設を充実させることなどを訴えました。そして、推薦を受けた民主党などの支持層を固めるとともに、いわゆる無党派層や自民党の支持層からも一定の支持を集め、3回目の当選を確実にしました。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol
山形市長に市川昭男氏が3選
任期満了に伴う山形市長選は18日投開票され、無所属で現職の市川昭男氏(70)=民主、共産、社民推薦=が、元経済産業省職員の佐藤孝弘氏(35)=自民推薦=、弁護士の長岡寿一氏(60)の無所属2新人を退け、3選を果たした。
投票率は過去最低だった前回の31.36%を大きく上回る47.60%だった。
市川氏は市債残高の大幅削減といった行財政改革など2期8年の実績をアピール、幅広い支持を得た。一方、佐藤氏は積極的な企業誘致や雇用政策を掲げたが、知名度不足から浸透し切れなかった。長岡氏は新ごみ清掃工場建設をめぐる問題の早期解決などを訴えたが、及ばなかった。
◇山形市長選当選者略歴
市川 昭男氏(いちかわ・あきお)新潟大人文卒。山形市総務部長、助役などを経て03年9月の市長選に初当選。70歳。仙台市出身。当選3回。
◇山形市長選確定得票
当 47,381 市川 昭男 無現(3)
36,559 佐藤 孝弘 無新
11,737 長岡 寿一 無新
(2011/09/18-23:20)
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佐藤孝弘なんてヤツ、高校の同級生にいなかったなと思ったが、山形市長選挙によそ者引っ張ってきて勝てるわけねーだろw
そういう経歴のヤツ立てたいなら、どうせなら、俺を擁立しとけば、遠藤利明勝てたのになww
いやマジで。
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利明、紘一、次期参院選のときでも連絡plz
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110920t11020.htm
現職袋氏が出馬断念 宮城県議選・登米区
東日本大震災で延期されている宮城県議選の登米選挙区に、5選を目指し民主党推薦で立候補する意向を示していた無所属現職の袋正氏(61)が19日までに、立候補を断念することを決めた。
袋氏は「県の今後10年の道筋を描いた震災復興計画案が固まり、気持ちに区切りがついた。今後は別の立場で県内の振興を後押ししたい」と語った。
県選管は県議選について、11月13日投票の日程を決めた。10月1日に県議会の定数改正条例が施行され、登米選挙区の定数は1減って2となる。
登米選挙区に立候補を表明しているのは、ともに自民で再選を目指す旧豊里町長の只野九十九氏(63)、旧津山町長の熊谷盛広氏(60)と、無所属元議員の渡辺忠悦氏(61)の3人。
2011年09月20日火曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110925-00000805-yom-soci
公共工事で便宜、百万円受託収賄…町長逮捕
読売新聞 9月25日(日)23時34分配信
山形県大石田町発注の公共工事で便宜を図った見返りに、建設業者から現金100万円を受け取ったとして、同県警は25日、同町長の阿部孝義容疑者(75)を受託収賄の疑いで逮捕した。
発表などによると、阿部容疑者は、町道流雪溝工事を巡り、同県尾花沢市の建設会社社長からの依頼通り入札の参加資格がある1社を指名から外し、その見返りに2007年8月頃、現金100万円を受け取った疑い。同町によると、指名競争入札では贈賄側の建設会社が落札した。贈賄側は公訴時効が成立している。
阿部容疑者は、町総務課長や町教育長、町助役を経て、2002年の町長選で初当選し、現在3期目。
最終更新:9月25日(日)23時34分
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110926/ymg11092620070002-n1.htm
大石田町長を逮捕 受託収賄容疑 業者から100万円 山形
2011.9.26 20:03 (1/2ページ)
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山形県大石田町が発注した公共工事で建設業者に便宜をはかり、現金100万円を受け取ったとして、山形県警捜査2課などは25日、受託収賄容疑で町長の阿部孝(こう)義(ぎ)容疑者(75)を逮捕、26日、山形地検に送検した。容疑者は容疑をおおむね認めているという。
県警の発表などによると、逮捕容疑は、平成19年7〜8月ごろ、町道の流雪溝工事をめぐり、尾花沢市内の建設業者の依頼で入札参加資格のある特定の1社を指名からはずし、現金100万円を受け取った疑い。贈賄側の業者社長の公訴時効(3年)は成立しており、立件は見送られる。
県警や町などによると、町長は町発注工事の指名競争入札に参加する業者を選定する職務権限があるという。指名競争入札には7社が参加し、阿部容疑者に現金を渡した業者が落札した。入札予定価格4440万円に対し、落札価格は約95%の4200万円だった。
捜査関係者によると、阿部容疑者は同年7月、支援者の男性を通じて指名外しを依頼されていた。建設会社社長は別の業者の指名を外すことで工事受注の可能性を高めたかったとみられる。仲介した男性は阿部容疑者の選挙を手伝うなど親密な関係にあったという。
町長は町教育長や助役を経て、平成14年に初当選。現在3期目。
◇
町長の逮捕を受け、横山利一副町長は26日午前8時40分、職員を集めてこれまでの経緯を説明した。「こういうことになるとは悔しい。町民に迷惑をおかけしたことについて深くおわびしたい」と話したという。
阿部容疑者は逮捕前の25日午前4時ごろ、副町長ら町幹部を自宅に呼び、「動揺しないように」と指示し、収賄容疑について否定、同6時ごろ、県警に連行された。
阿部容疑者の自宅に呼ばれた幹部の一人は「(町長は)生真面目な方でまさに青天のへきれき。ああいう形で逮捕されてしまって、(町長の言葉を)半信半疑から7割は信頼できなくなってしまった。ただ、信頼を回復するために規律に務め、仕事に打ち込んでいくしかない」と話した。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110926_1
県内地方選の統一率7% 再統一求める指摘
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東日本大震災の影響で、4月に執行予定だった本県の統一地方選は知事選など15選挙が延期され、統一率が7・14%に低下した。統一率低下は選挙経費の増大や選挙への関心低下につながる恐れもあり、全国的にも統一選の形骸化が指摘されている。現職の任期の取り扱いなど解決すべき課題は多いが、今後地方選の再統一に向けた議論が求められそうだ。
本県では統一選で執行予定だった20選挙のうち、震災特例法に基づき知事選や県議選、大槌町長選など15選挙を6〜9月に延期。任期も2〜5カ月延長した。一方、北上市長選など5選挙は延期せず執行した。
統一率は前回2007年の29・17%から7・14%に低下した。
そのほか8月31日任期満了だった釜石市議選は9月11日投開票に延期された。
統一地方選の統一率 地方選の総数に占める統一選の執行数の割合。総務省によると47年の第1回統一地方選の統一率(全国)は100%だったが、首長の辞職や死亡、議会の解散、自治体合併による選挙などで徐々に低下。07年は29・78%、11年は27・40%となっている。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t51019.htm
敵、味方「公然と区別」 受託収賄容疑で逮捕の大石田町長
山形県警の任意同行に応じて自宅を出る阿部町長。事情聴取を受け、この日のうちに逮捕された=25日午前6時20分、山形県大石田町
町発注工事をめぐり受託収賄容疑で逮捕された山形県大石田町長の阿部孝義容疑者(75)は町職員出身のたたき上げで、豊富な行政経験を生かして町政運営を進めてきた。大石田は選挙のたびに町内が二分される政争のまち。阿部容疑者は昨年12月に3度目の当選を果たし、任期を重ねるにつれ「敵味方を意識するようになった」との指摘も聞かれる。
阿部容疑者について横山利一副町長は「職員への指示は細かく、言葉遣いなどの勤務態度にも厳しい」と語る。時間に厳格で「始業の1分、2分前に出勤するのはあり得ない」と早めの出勤を促してきた。
曹洞宗の寺の住職も務める。規律を重んじることで知られ、職員には常々「一挙手一投足を町民が見ている」と綱紀粛正を訴えてきた。「(業者から)金銭をもらうようには見えなかった」と横山副町長は振り返る。
町教育長や助役を経験し、町政を知り尽くしている。「40年以上、町政の中枢におり、入札などで細工するのは造作ないのでは」と、現在の町政運営に批判的な町内の会社役員は指摘する。
初当選した2002年の町長選をはじめ3回とも一騎打ちの構図となり、対立候補とは7票差(02年)、172票差(06年)、65票差(10年)と大接戦が続いてきた。
町内では町長派、反町長派の色分けが進み、最近は「町長本人が(町内の人について)『敵だ』『味方だ』などと公然と口にしていた」と若手商工業者は証言する。
◎町役場、空気重く
受託収賄容疑で町長の阿部孝義容疑者(75)が逮捕された山形県の大石田町役場は、逮捕から一夜明けた26日、突然の事態に重苦しい雰囲気に包まれた。
午前8時40分、役場で緊急の職員集会が招集された。約50人を前に横山利一副町長が「(事件に)関知する職員はいないと信じている。必要以上に萎縮せず、全員で難局を乗り切ってほしい」と呼び掛けた。
阿部容疑者が逮捕されたのは25日午後11時ごろ。26日午前0時50分ごろには役場の家宅捜索が始まり、6時20分ごろまで続いた。役場内の空気は大きく暗転し、職員も言葉少なだった。
午前9時からは町議会(定数10)の全員協議会が開かれた。町議からは「(ほかの工事に)事件が波及することが心配だ」「町民に説明する機会を早急に設けるべきだ」といった声が上がった。
2011年09月27日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110928t53007.htm
ほかにも指名外し指示か 山形・大石田町長汚職事件
山形県大石田町が発注した公共工事の指名競争入札をめぐる汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された町長の阿部孝義容疑者(75)=同町田沢=が、今回問題となった入札以外でも、特定の業者を指名から外す指示をした疑いのあることが27日、関係者らへの取材で分かった。
町内の建設会社関係者は数年前、町が発注する行政サービス業務の指名競争入札で同社が落札した後、町関係者から「(入札前に)阿部町長が(同社を)指名から外すよう指示した」と聞かされたという。
町関係者は「職員が町長に『同社は業務に必要なノウハウを持っており、外さない方がいいのでは』と反対意見を述べ、最終的に指名に残った」などと、同社関係者に話したという。
同社は阿部容疑者が町長に初当選した2002年の町長選で、対立候補を支援した。同社関係者は取材に「相手候補に付いたから、指名外しをしようとしたのではないか」と語った。
一方、町内の別の建設会社は02年の町長選の後、町発注公共工事の指名競争入札で、約3カ月間、指名されない時期があったという。これだけ長期間、指名されないことはなかったといい、取材に同社関係者は「大変困った」と答えた。
同社役員は02年の町長選で、対立候補を支援した。同社内では当時「選挙対応を理由に、(阿部)町長から指名を外されたのでは」との見方が広がったという。同社役員はその後、対立候補の支援をしなくなり、町内の商工業関係者によると「結果として同社の仕事は増えたようだ」という。
山形県警捜査2課によると、逮捕容疑は2007年7〜8月、町道の流雪溝工事の指名競争入札で、尾花沢市の建設会社社長から特定の業者を指名から外すよう依頼を受け、見返りに現金100万円を受け取った疑い。
2011年09月28日水曜日
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>>1873
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20110927-OYT8T01538.htm
野辺地町長選が告示 三つどもえの戦いに
野辺地町長選は27日告示され、いずれも無所属で、3選を目指す現職の亀田道隆氏(68)、元町長の小坂郁夫氏(64)、元県議で新人の中谷純逸氏(62)の3氏が立候補を届け出た。公立野辺地病院の経営改善や医師確保、子育て支援などを争点に、三つどもえの選挙戦が始まった。
町役場の近くで第一声をあげた亀田氏は、「無駄遣いしないことを8年の町政運営で心掛けてきた」と実績を強調。これに対し、小坂氏は「若い人たちがこの町に住む希望を失っている」と批判、中谷氏も「現職の財政改革は町民に負担を強いてきた」とマイクで訴えた。
26日現在の選挙人名簿登録者数は1万2532人。投票は10月2日で即日開票される。
(2011年9月28日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110929t11022.htm
女川町長選 須田県議が出馬を検討 安住町長、勇退の可能性も
任期満了に伴う宮城県女川町長選(11月4日告示、13日投票)で、自民党県連幹事長の須田善明県議(39)=石巻・牡鹿選挙区=が地元経済人や若手有志から要請を受け、立候補を検討していることが28日、分かった。
須田氏は河北新報社の取材に答え、「町が壊滅的な現状から未来へ向かうことを思い、打診を重く受け止めている。今後、石巻市の皆さんを含めた後援者と協議し、結論を出したい」と語った。
一方、現職の安住宣孝氏(66)は同日、取材に対し、「町が危機的状況に陥っている中、政治混乱を招くのは本意ではない。(町政を)任せられる人が出るなら、身を引くつもりだ」と述べ、須田氏が立候補する場合、出馬を取りやめる可能性を示した。
安住氏は6日、町議会9月定例会の一般質問で、4選を目指し立候補する意思を表明していた。
須田氏は女川町出身、明大卒。1999年の同町長選に当選した安住氏の県議辞職に伴う県議牡鹿選挙区(当時)補欠選挙で初当選した。現在3期目で、2009年から自民党県連幹事長を務めている。
安住氏は石巻市出身。同党県議だった1999年、須田氏の父・故善二郎前女川町長の死去に伴う町長選に出馬し初当選した。4選出馬に関し、多選批判などを念頭に置き、震災以前から「ふさわしい人が立候補すれば自分は出馬はしない」と周囲には説明していた。
2011年09月29日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110929t53030.htm
大石田汚職 贈賄側、赤字で焦り? 「仕事取りたかった」
山形県大石田町が発注した公共工事の指名競争入札をめぐる汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された町長の阿部孝義容疑者(75)に現金を渡した疑いのある贈賄側の建設会社(尾花沢市)が、事件があったとされる前年度の決算で赤字を計上していたことが28日、関係者への取材で分かった。業界関係者には、業績回復を焦った会社社長が贈賄工作を図った可能性があるとの見方も出ている。
山形県警捜査2課によると、会社社長は2007年7〜8月、町道の流雪溝工事の指名競争入札で大石田町の特定業者を指名から外すよう阿部容疑者に依頼し、謝礼として現金100万円を渡した疑いがある。
同社はこの工事を4200万円で落札。県警の調べに社長は「仕事を取りたかった」と、指名外しを依頼した動機を話しているという。
同社が作成した営業報告書によると、06年度決算は約125万円の最終赤字を計上し、約630万円の黒字を計上した前年度に比べ業績が悪化した。流雪溝工事を受注した07年度決算は16万円の黒字に戻り、報告書では「赤字を乗り越え満足の一年だった」と総括している。
06、07年当時について町内の商工関係者は取材に「地元で建設業者の倒産が相次ぎ、とりわけ厳しい環境にあった。この会社も必死な感じだった」と語った。
◎阿部容疑者、町長辞職の意向
山形県大石田町が発注した公共工事の指名競争入札をめぐる汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された町長阿部孝義容疑者(75)が辞職する意向を固め、接見した弁護士に伝えていたことが28日、分かった。
弁護士によると、接見は逮捕翌日の26日で、阿部容疑者は「町政に大きな混乱を生じさせ、町民に申し訳ない。時期が来れば、辞職せざるを得ない」などと語ったという。関係者によると、来週にも阿部容疑者から町議会議長に辞表が提出される見通し。
公選法によると、町長の辞職は町議会の同意を経て町選管に通知され、通知の翌日から50日以内に出直し町長選が行われる。大石田町では町議選が11月8日告示、13日投票の日程で予定されており、「ダブル選挙」になる可能性も浮上している。
2011年09月29日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110930t51020.htm
米沢市長選 山村氏が出馬表明へ
任期満了に伴う山形県米沢市長選(11月20日告示、27日投票)で、市議の山村明氏(62)が立候補を前向きに検討していることが29日分かった。市長選では3選を目指す安部三十郎氏(58)が既に出馬の意向を表明している。
山村氏は河北新報社の取材に「最終調整中」としながらも、「現在の米沢市の停滞感を考えると、市長の3選は認められない。本来、もっと若い世代が出馬すべきだが、無投票にはできないと強く思っている」と出馬の意欲を語った。週明けにも正式に出馬表明する見通し。
山村氏は米沢市出身で日大卒。1983年に米沢市議に初当選し、現在8期目。2007年5月から2年間、市議会議長を務めた。
2011年09月30日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111002t11016.htm
高橋元議長が出馬断念 宮城県議選
東日本大震災で延期された宮城県議選(11月4日告示、13日投票)の気仙沼・本吉選挙区(定数3)で、自民党現職の高橋長偉氏(70)が1日、立候補を断念し、引退する意向を後援会幹部に伝えた。
高橋氏は河北新報社の取材に対し「震災で地元が大きな被害を受け、選挙戦を戦う環境が整わなかった。今後は会社経営者として新たな雇用を創出し、地元の復興に貢献したい」と述べた。
高橋氏は1991年に旧本吉選挙区で初当選し、現在5期目。過去4回連続で無投票当選し、2007年から09年まで県議会議長を務めた。
同選挙区は旧気仙沼と旧本吉の合区後、初の選挙となる。民主党現職の内海太氏(64)、自民党現職の畠山和純氏(65)、みんなの党新人の境恒春氏(32)が立候補を表明している。
2011年10月02日日曜日
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野辺地選挙、中谷勝ったけど結局側近の高田の操り人形になるな。
てか高田があちこちで金撒いたり兎事務所に893使ったり嫌がらせすごかったらしいな。
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>>1935
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000044-mailo-l02
選挙:野辺地町長選 中谷氏、初当選 /青森
毎日新聞 10月3日(月)10時46分配信
任期満了に伴う野辺地町長選は2日投開票され、無所属新人で元県議の中谷純逸氏(62)が初当選を果たした。3選を目指した現職の亀田道隆氏(68)と元職の小坂郁夫氏(64)の無所属2人は敗れた。投票率は77・17%で、前回より1・52ポイント高かった。当日有権者数は1万2427人(男5772人、女6655人)。
選挙戦では、公立野辺地病院の経営改善や企業誘致などが焦点となった。中谷氏は県議3期12年の経験をアピールし、同病院の赤字解消などを掲げて着実に支持を広げた。
亀田氏は2期8年の実績や同病院の経営健全化を訴え、小坂氏は同病院の常勤医確保や企業誘致を主張したが、及ばなかった。【高橋真志】
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◇野辺地町長選開票結果=選管最終発表
当 4431 中谷純逸 62 無新
2633 亀田道隆 68 無現
2456 小坂郁夫 64 無元
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◇野辺地町長略歴
中谷純逸(なかや・じゅんいつ) 62 無新(1)
[元]県議[歴]町議▽町観光協会長▽町商工会長▽中大中退
10月3日朝刊
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>>1886-1888
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111005-00000004-khks-l02
町長不信任決議で議会解散 藤崎町議選告示、18人立候補
河北新報 10月5日(水)6時10分配信
青森県藤崎町議会から不信任決議を受けた小田桐智高町長が議会を解散したことに伴う同町議選は4日、告示され、定数14に18人が立候補を届け出た。
内訳は前議員12人、元議員2人、新人4人。与党側の候補者7人は、議会で否決されて工事が止まっている町藤崎小の早期完成を訴える。野党側の候補者11人は、小田桐町長の不信任決議案を可決した経緯などを説明し、町民に理解を求める。
投票は9日に行われ、即日開票される。改選後の臨時会では、不信任決議案が再提出される見込み。過半数に当たる8人以上の賛成で可決された場合、小田桐町長は失職し、50日以内に町長選が行われる。
町議会は8月26日、町藤崎小のグラウンドとプール整備工事請負契約に関する議案が、議会で2度否決されたことなどを理由に、小田桐町長への不信任決議案を可決。小田桐町長は9月2日、議会を解散した。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111006t11023.htm
市長辞職勧告か不信任へ 名取市議会
宮城県名取市が中途採用した職員の選考に不適切な取り扱いがあったとされる問題で、市議会は5日、佐々木一十郎市長に対し、辞職勧告か不信任の決議案を提出する方針を固めた。市議会9月定例会最終日の11日に審議する見通し。
同市は東日本大震災による津波で被災し、復興計画の策定を進めている。市政の混乱が深刻化すれば、復興スケジュールに影響を及ぼす可能性がある。
市議会は5日の会派代表者会議で、(1)地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の報告書に、市長への対応として不信任と辞職勧告の両論を併記する(2)11日までに法的拘束力のある不信任にするか、辞職勧告にするかを選択する―方針を申し合わせた。
この問題では、市が今春採用した50代の情報システム専門官の課長級職員に対し、佐々木市長が採用試験前に論文テーマを伝えていたことなどが発覚した。
百条委の調査過程で、職員がインターネットから論文を盗用して選考試験に提出した疑いが強まった。市は8月末に採用を取り消し、佐々木市長が議会で陳謝した。
辞職勧告決議案は可決されても、法的拘束力はない。
仮に不信任決議案が可決されれば、市長は議決の翌日から10日以内に、議会を解散しなければ失職する。不信任決議案の可決には、3分の2以上の議員が出席した上で4分の3以上の賛成が必要。名取市議会は定数24、欠員5で、19人が在籍している。
2011年10月06日木曜日
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>>1942
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20111008-OYT8T00061.htm
「政争の町」演説見かけず
藤崎町議選あす投票 「町民蚊帳の外」
藤崎町の小田桐智高町長の信任を巡って、町長派と反町長派が争っている町議選(定数14)は9日、投票日を迎える。議会解散に伴う選挙は旧福地村(南部町)以来12年ぶり。異例の選挙戦になった「政争の町」を歩いた。(佐藤純)
◇
6日昼下がり。町中心部は、候補者名を連呼する複数の選挙カーが行き交っていた。主婦(64)は不満そうに見送った。「街頭演説をほとんど見かけず、選びようがない」
今回の選挙戦に立候補するのは18人。町長派7人、反町長派11人に分かれた戦いだが、町の将来を語る候補者はごく一部。改選後に再提出される町長への不信任決議案の可否に向け、議席の積み上げだけが焦点になっているからだ。
そうした傾向は新人ほど強い。6日現在で一度も演説していないという町長派の新人は「個人の戦いではないから」ときっぱり。反町長派の新人も「告示日は数回マイクを握ったが、反町長と知ってもらえているので、もうしない」と語る。
小田桐町長が議会を解散した際、「早期実現する」と訴えた藤崎小学校グラウンド整備事業については、「地元業者が入っていない入札手法はおかしい」などと3回議案を否決した反町長派も事業そのものを否定しているわけではない。町長派の別の候補者は「かみ合わず、主張しづらい」とこぼす。
改選後、18日にも開かれる臨時会で提出される町長への不信任決議案は、定数の過半数の8人の賛成で可決となる。町長派が否決するには立候補した7人全員の当選が不可欠だ。仮に賛成多数で可決された場合、2度の不信任決議を受けた小田桐町長は失職し、50日以内に出直し町長選となり、両派の争いは続く。
リンゴ畑で作業する70歳代の男性はため息を漏らす。「しょせん、町民は蚊帳の外です」
◇
投票は9日午前7時から午後8時まで、町内11か所で行われる。開票は同日午後9時から町農業者トレーニングセンターで始まり、午後11時には大勢が判明する見通し。有権者は3日現在、1万3371人。
(2011年10月8日 読売新聞)
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>>1938
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000075-mailo-l06
選挙:米沢市長選 新たに2氏意欲、近く態度を表明 /山形
毎日新聞 10月9日(日)11時57分配信
任期満了に伴う米沢市長選(11月20日告示、27日投開票)に、元市議会副議長で老人介護施設経営、兵庫等氏(63)と、温泉旅館女将、関谷幸子氏(61)の2人が立候補への意欲を見せている。8日の毎日新聞の取材に両者とも「環境が整えば週明け以降、18日の立候補者説明会までに態度を表明したい」と述べた。
兵庫氏は75年から87年まで同市議。85年から2年間、副議長を務めた。「いまだ検討中だ。現市政は市民の期待に応えてくれていない」と話している。
関谷氏は「米沢に活気を取り戻し良くしたいと応援してくれる女性ら草の根の方々と話している」と述べた。
同市長選には現職の安部三十郎氏(58)が3選を目指し立候補を表明、元市議会議長の山村明市議(62)も立候補を検討している。【近藤隆志】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000044-mailo-l02
選挙:藤崎町議選 反町長派が過半数 町長失職見通し「大変厳しい結果」 /青森
毎日新聞 10月10日(月)11時12分配信
解散による藤崎町議選(定数14)は9日投開票され、前職11人、元職1人、新人2人の当選が決まった。反町長派が過半数を上回る11人当選したため、小田桐智高町長の失職が確実となった。当日有権者数は1万3254人。投票率は70・87%で、05年の合併後初の選挙となった06年の79・33%(10年は無投票)を下回った。
解散は、小田桐町長に対する不信任決議を受け、町長が議会を解散。今回の町議選には反町長派11人、町長派7人が立候補し、同決議の可否を争点に戦った。
当選者の顔ぶれをみると、反町長派が11人、町長派3人。反町長派は選挙後、議会に再び町長不信任案を提案する予定で、可決される見通しとなった。その場合、小田桐町長は自動失職となり、町への議決通知後から50日以内に町長選が実施される。
選挙結果を受け、小田桐町長はこの日深夜、町役場で記者団に「大変厳しい結果。(再出馬を含めた進退について)議会で(不信任決議案の)結果が出た段階で判断したい」と述べた。【松山彦蔵】
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◇藤崎町議選開票結果(定数14−18)
当 857 前田信一 60 無新
当 843 浅利直志 63 共前
当 778 小野稔 55 無前
当 755 相馬勝治 53 無前
当 696 奈良岡文英 51 無前
当 694 奈良完治 55 無新
当 587 横山哲英 61 無前
当 498 佐々木政美 62 無前
当 496 清水孝夫 47 無前
当 487 野呂日出男 72 無前
当 464 工藤健一 61 無前
当 419 藤林公正 63 無前
当 389 鶴賀谷貴 49 無元
当 365 吉村忠男 67 無前
338 横山憲一 70 無前
231 高木洋一 67 無新
213 小杉繁一 65 無新
200 小田桐旭雄 66 無新
=選管最終発表
10月10日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111006_01.htm
仕切り直し 秋攻防―県議選直前情勢(1)栗原、大崎、登米、遠田、加美
東日本大震災で延期されていた宮城県議選(11月4日告示、13日投票)まで1カ月を切った。全23選挙区の59議席に5日現在、88人が立候補を表明している。震災から200日以上がたち、復興への政策課題が次々と浮上しているほか、戦いの構図が激変した選挙区もある。震災後の県政を占う仕切り直しの県議選。再び前哨戦に入った各選挙区の情勢を探った。
◎大崎、前哨戦動き控えめ/登米、旧迫町草刈り場に
<栗原>
再選を目指す自民の長谷川敦、4選を狙う無所属の熊谷義彦の2現職に、無所属元議員の川嶋保美が割って入る。各陣営は、市長佐藤勇の動向や公明、共産支持票の行方を注視している。
長谷川は支持者回りに余念がない。築館高同級生ら若年層と、元法相の祖父峻から続く支持者が集票の軸。築館で16日に自民党衆院議員小野寺五典(宮城6区)を招き、総決起集会を開く。
社民推薦の熊谷は、議員活動で培った人脈を生かし地元の築館、一迫から市全域に足を運ぶ。震災後に中断した県政報告会も再開。3期の実績を前面に党派、地盤を超えた浸透を目指す。
川嶋は前回(2007年)落選後、自民を離党。民主党元参院議員大石正光の地盤だった若柳を足掛かりに、支持拡大を狙う。選対は地元議員を待望する若柳、金成の関係者で固めた。
<大崎>
いずれも自民で、4選に挑む佐々木征治、3選を狙う中島源陽、再選を期す菊地恵一と、5選を目指す社民の岩渕義教の4現職に、共産新人の内藤隆司が挑戦する。震災による地震被害が大きい選挙区で、前哨戦は被災者に配慮した自粛ムードが漂っている。
佐々木は地盤の旧鹿島台町で9月22日に後援会事務所を再開。旧志田郡を中心に、旧田尻町などへの浸透を目指す。
中島は旧岩出山町など西部が拠点。全域でミニ集会を重ね、農業者の放射能不安などの払拭(ふっしょく)を図る。
菊地は、被災した旧古川市の後援会事務所を8日に再開する。政策の軸に商店街振興を据え、支持者回りを続ける。
岩渕は連合宮城の推薦を受け、後援会組織を軸に臨戦態勢。雇用確保を主張し、旧古川市を軸に支持固めを進める。
内藤は8月末の党主催講演会に続き、近く決起集会を開く。脱原発や被災者支援を掲げ、票の掘り起こしを狙う。
<登米>
ともに自民で再選を目指す只野九十九と熊谷盛広に、無所属元議員の渡辺忠悦が挑む。定数削減条例施行に伴い、定数は1減って2となった。
4期務めた無所属の袋正は引退する。推薦する予定だった民主は自主投票の方針。袋の地盤で大票田の旧迫町は草刈り場となりそうで、激烈な集票合戦が予想される。
只野は9月中旬に県政報告会を開き、震災復興などを訴えた。旧豊里町を中心に支持を広げる。旧津山町が地盤の熊谷は、9月に各地でミニ集会を始めた。農林業活性化を主張し浸透を図る。2人とも知事村井嘉浩とのパイプをアピールする。
渡辺は旧南方町を足場に支持者回りをこなす。街頭活動も精力的で、福祉の充実を強調する。
<遠田>
5選を狙う自民現職の中村功と、民主新人の大友新の一騎打ちの構図は、震災前と変わらない。社民元議員の支持層と無党派層の動向が焦点。
中村は涌谷町を拠点に浸透。8月の同町長選で支持した前町長が落選したため、陣営は引き締めを図る。知事との親密さを強調する。
大友は財務相安住淳(衆院宮城5区)後援会の支持を受け各地でミニ集会を重ねる。美里町長佐々木功悦、涌谷町長安部周治も応援姿勢を示す。
<加美>
4選を目指す自民現職の皆川章太郎だけが立候補を表明している。民主は早々と参戦を断念。商工関係者らによる候補擁立の動きもあったが、具体化はしなかった。2回連続の無投票選挙となる公算が大きい。(敬称略)
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◇県議選立候補予定者
【栗原】(2−3)
長谷川敦 38 元衆議員秘書 自現(1)
熊谷義彦 60 党県役員 無現(3)
(社推)
川嶋保美 67 会社会長 無元(2)
【大崎】(4−5)
菊地恵一 53 会社役員 自現(1)
佐々木征治 67 党県総務会長 自現(3)
中島源陽 49 農業 自現(2)
岩渕義教 62 党県副代表 社現(4)
内藤隆司 53 党地区委員長 共新
【登米】(2−3)
熊谷盛広 60 元津山町長 自現(1)
只野九十九 63 元豊里町長 自現(1)
渡辺忠悦 61 会社役員 無元(1)
【遠田】(1−2)
中村功 61 農業 自現(4)
大友新 33 会社社長 民新
(国推)
【加美】(1−1)
皆川章太郎 58 元衆議員秘書 自現(3)
2011年10月06日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111007_01.htm
仕切り直し 秋攻防―県議選直前情勢(2)気仙沼・本吉、石巻・牡鹿、東松島、宮城、黒川
◎気仙沼・本吉、元議長引退流動化/石巻・牡鹿、顔ぶれ大きく変動
<気仙沼・本吉>
旧気仙沼選挙区と旧本吉選挙区が合区されて初の選挙。6選に挑む民主の内海太、5選に挑む畠山和純の2現職に、みんなの党新人の境恒春が挑む。
旧本吉で4回連続無投票当選だった自民現職の元議長高橋長偉は今月初め、引退を表明した。南三陸町などで、新人擁立を探る動きがある。
内海は小まめに被災地に入り、個人票を固める。復興関連予算の獲得に向け、政権与党のパイプ役を強調する。
議長の畠山は、分厚い後援会組織が強み。震災後は地元の災害対策本部で対応。議会改革などの実績を掲げる。
境は無党派層への浸透に躍起。若年層の会合に積極的に顔を出し、震災で冷え込んだ雇用環境の改善を訴える。
<石巻・牡鹿>
震災を挟み、立候補予定者の顔ぶれが大きく変わった。いずれの候補も地盤が震災の影響を受けており、激しい競り合いになりそうだ。
民主は現職の加賀剛、坂下賢がともに4選を目指す。自民は5選に挑む現職の佐々木喜蔵、元議員の池田憲彦を擁立。無所属現職の本木忠一は3選を狙う。共産新人で元市議の三浦一敏が9月、立候補を表明した。
前回大量得票でトップ当選した自民現職の須田善明は、女川町長選に立候補する。ほかに牡鹿地区出身で市議の阿部和芳が参戦を検討している。
加賀は自治労などの支援を得るほか、旧市内で小まめに地域懇談会を重ねて支持拡大を図る。
坂下は地盤の旧河北町や旧雄勝町が甚大な被害を受けた。避難者が多い旧市内での浸透を狙う。
佐々木は市中心部で票固めに奔走。仮設住宅が密集する蛇田、南境地区でも票を掘り起こす。
前回落選の池田は、地盤の旧河南町で後援会組織を引き締め、旧市内への食い込みを図る。
前回、石巻市での得票がトップだった本木は、業界団体などの支持固めに余念がない。
三浦は9月初旬、市中心部に事務所を開いた。震災に関連した党の支援活動をアピールする。
<東松島>
5選を目指す自民現職の渥美巌は、迅速な震災復興を訴える。現時点でほかに立候補の動きはなく、前回(2007年)に続いて無投票当選の可能性が強まっている。
<宮城>
松島町が地盤で4選を狙う自民現職の安部孝と、利府町を地盤とする無所属新人の渡辺博史による一騎打ちとなる見通し。
安部は水産業の復興を掲げ、小まめに被災地へ足を運ぶ。9月の松島町長選では再選を果たした大橋健男を支援した。
渡辺は、JR利府駅前での街頭活動や団地回りで知名度アップを図っている。利府町長鈴木勝雄が強力に支援する。
<黒川>
いずれも自民で、6選を狙う藤倉知格と、3選を目指す中山耕一の2現職に、民主新人で元大衡村議の作並ゆきのが挑む。
藤倉は大和町を中心に支持者回りをこなす。23日に事務所を開設、陣営の引き締めを急ぐ。
中山は震災前に設けた富谷町の事務所を9月末に再開。地盤の同町を軸に全域での浸透を図る。
作並は近く大和町に事務所を開く。民主党参院議員岡崎トミ子(宮城選挙区)が全面支援する。(敬称略)
◇県議選立候補予定者
【気仙沼・本吉】(3−3)
内海太 64 団体役員 民現(5)(国推)
畠山和純 65 県議会議長 自現(4)
境恒春 32 団体役員 み新
【石巻・牡鹿】(5−6)
加賀剛 59 団体役員 民現(3)(国推)
坂下賢 49 元県議秘書 民現(3)
佐々木喜蔵 62 食堂経営 自現(4)
本木忠一 54 団体役員 無現(2)
池田憲彦 58 会社役員 自元(3)
三浦一敏 61 元市議 共新
【東松島】(1−1)
渥美巌 64 行政書士 自現(4)
【宮城】(1−2)
安部孝 55 元松島町議 自現(3)
渡辺博史 41 元高校教諭 無新
【黒川】(2−3)
中山耕一 54 元富谷町職員 自現(2)
藤倉知格 56 元衆議員秘書 自現(5)
作並ゆきの 45 元大衡村議 民新(国推)
2011年10月07日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111008_01.htm
仕切り直し 秋攻防―県議選直前情勢(3)青葉、宮城野、泉
◎青葉、政党の動向影響か/宮城野、復興策掲げ前哨戦
<青葉>
民主の遊佐美由紀、菅原敏秋、自民の相沢光哉、公明の石橋信勝、共産の遠藤いく子、無所属の菅間進、吉川寛康の7現職に、自民元議員の中沢幸男、みんなの党の熊谷敏彦、無所属の伊藤聡の2新人が割って入る。有権者は県内最多の約23万人。集票力のある立候補予定者が多く、政党対決の動向が見どころ。
5選を目指す遊佐は、事務所を前回までの市中心部から地元の東勝山に移し、票固めに躍起。
再選を狙う菅原は、中山など北部住宅地で支持拡大を図る。仙台市議時代からの人脈が強み。
6選に挑む元議長相沢は、幅広い支持団体を重点的に回り、自民支持層を着実に固める。
石橋は6選に向けミニ集会を頻繁に開き、公明支持層に浸透。告示後は党幹部が応援に入る。
再選を目指す遠藤は共産支持票に加え、個人票掘り起こしを狙い、地域集会を小まめに開く。
前回、前々回と連続トップ当選の菅間は地域や支持団体へのあいさつ回りを続け6選に挑む。
再選を狙う吉川は、東北電力労組の全面支援を受けながら、地域票の掘り起こしを図る。
前回、苦杯をなめた中沢は、地盤の区東部を中心に徹底した支持者回りを展開し7選を狙う。
熊谷は区北西部に事務所を開いた。無党派層を引き付けようと、小まめに街頭に立つ。
6日に立候補表明した伊藤は、国会議員秘書経験を生かし、政策力をアピールする。
<宮城野>
現職は6選を目指す民主の坂下康子、3選を狙う自民の石川光次郎、公明の庄子賢一の3人。これにみんなの党の堀内周光、いずれも無所属の佐々木秀之、沢田朋啓、目黒政市の4新人が挑む。東部地区は津波被害を受け、全員が震災復興を重点政策に掲げる。
坂下は連合宮城傘下の労組が支援。5期20年の実績を訴え、党衆院議員斎藤恭紀(宮城2区)と連携し票固めを急ぐ。
石川は衆院議員秘書時代の人脈で浸透を図る。知事村井嘉浩の県議時代の地盤もあり、県政とのパイプを強調する。
庄子は党支持団体の組織力を生かす。週末に被災地区を中心に20カ所で県政報告会を開き、震災対応をアピールする。
堀内は前回トップの元県議菊地文博の後継。菊地の支援者を回り知名度を上げながら、朝夕は街頭で企業復興を訴える。
佐々木は菊地の元秘書。当時の人脈を頼りに支持拡大を狙う。元自民党参院議員故亀谷博昭の一部後援者が支援する。
沢田は医療現場の経験を踏まえ、放射能対策の強化を強調。民主党籍を持つ目黒は補選を含め4度目の挑戦となる。
<泉>
民主の菅原実、自民の今野隆吉、外崎浩子、公明の伊藤和博、無所属の小野隆の現職5人が立候補する。新人は共産の五島平、みんなの党の峯岸真哉、無所属の岩沼宏幸の3人が挑戦。新興住宅地を中心とした無党派層の動向とともに、複数の保守系候補による支持票争奪戦が焦点になる。
3選を狙う菅原は党勢衰退を警戒。地盤の区東部に加え、連合宮城傘下労組の票固めを急ぐ。
7選に挑む今野は実績をアピールし、高森など地元支持層を着実に固める手堅い戦術を展開。
3選を目指す外崎は地元中小企業関係者の支持を固めながら、女性票の取り込みを目指す。
再選を期す伊藤は、堅固な公明支持層が強力に支える。区内全域で票の上積みに取り組む。
副議長で4選を目指す小野は地盤の区中心部を軸に、商業団体などへの浸透に余念がない。
五島は共産支持層への働き掛けを強める。無党派層への浸透も図り、前回の雪辱を期す。
峯岸は仙台市議選でみんなの党が躍進した勢いに乗り、元衆院議員秘書時代の人脈を生かす。
自民推薦の岩沼は、秘書を務めた党衆院議員秋葉賢也(比例東北)の支持票取り込みを図る。
(敬称略)
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◇県議選立候補予定者
【青葉】(7−10)
菅原敏秋 63 党県役員 民現(1)(国推)
遊佐美由紀 48 党県政調会長 民現(4)
相沢光哉 72 会社会長 自現(5)
石橋信勝 66 党県代表 公現(5)
遠藤いく子 62 党県副委員長 共現(1)
菅間進 60 元会社員 無現(5)
吉川寛康 42 東北電力社員 無現(1)
中沢幸男 71 財団理事 自元(6)
熊谷敏彦 32 党県役員 み新
伊藤聡 32 元参議員秘書 無新
【宮城野】(4−7)
坂下康子 52 行政書士 民現(5)(国推)
石川光次郎 44 元衆議員秘書 自現(2)
庄子賢一 48 党県副幹事長 公現(2)
堀内周光 35 会社社長 み新
佐々木秀之 36 大学研究員 無新
沢田朋啓 33 医師 無新
目黒政市 57 元県議秘書 無新
【泉】(5−8)
菅原実 62 元高校教諭 民現(2)(国推)
今野隆吉 71 県社協理事 自現(6)
外崎浩子 51 元団体職員 自現(2)
伊藤和博 52 党県副幹事長 公現(1)
小野隆 67 県議会副議長 無現(3)
五島平 60 党県書記長 共新
峯岸真哉 34 元衆議員秘書 み新
岩沼宏幸 38 元衆議員秘書 無新(自推)
2011年10月08日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111009_01.htm
仕切り直し 秋攻防―県議選直前情勢(4)太白、若林、塩釜、多賀城・七ヶ浜
◎太白、6政党擁立で激戦/若林、4新人現職に挑む
<太白>
民主の藤原範典、ともに自民の菊地浩と佐々木幸士、公明の小野寺初正、共産の横田有史の5現職が立候補する。社民元議員の岸田清実、みんなの党の阿部千夏、無所属の赤間学の2新人が挑む。6政党の激突は、各党の党勢を反映した競り合いになりそうだ。
5選に挑む藤原は、県内最多得票だった前回から一転、党への逆風を警戒し支持固めに躍起。
菊地は6選に向け、教育・スポーツ振興の実績を強調。地盤の区南部を中心に支持を固める。
佐々木は、若手主体の支援組織と地域後援会を基盤に再選を目指す。支持層の開拓も進める。
小野寺は党支持団体の組織力を軸に、5選を狙う。15日に事務所を再開し本格活動に入る。
5選に挑む横田は、党市議と連携し行動力をアピール。県政に批判的な票の取り込みを図る。
前回、48票差で落選した岸田は、地元商店街や支持労組を精力的に回り、4期目を目指す。
阿部は街頭活動を軸に、幅広い層への急速な浸透を狙う。仙台市議秘書時代の人脈も生かす。
赤間は8月の仙台市議選に続く挑戦。
<若林>
現職はともに自民で5選を狙う千葉達と再選を目指す細川雄一、6選に挑む社民の本多祐一朗の3人。新人は共産の福島一恵、みんなの党の菊地幸郎、いずれも無所属の小野寺一貴、渡辺勝幸の4人が立候補する。
立候補予定者は前回に比べ3人多く、一転して混戦模様となった。沿岸の被災地で現職への評価と新人への期待がどう表れるかが焦点。
千葉は地盤の南小泉などで、後援会会合を重ねる。衆院議員秘書時代からの堅固な支持が軸。
細川は集票基盤となる七郷を中心に、支持者回りに余念がない。24日に総決起集会を開く。
本多は復興を考える各地の集会へこまめに出席。強固な個人後援会と自治労を軸に浸透する。
仙台市議を5期務めた福島は知名度の高さが武器。現県政への批判を強め、票を掘り起こす。
菊地は仙台市議選で躍進した党勢の維持を狙う。区北部の幹線道路で連日、街頭活動を行う。
小野寺は沿岸部で精力的に活動を展開。今月下旬から街頭に立ち、支持を呼び掛ける。
渡辺は自民党元参院議員市川一朗の元秘書。培った人脈を生かし、沖野を拠点に浸透を図る。
<塩釜>
自民の議席独占が続くのか、それとも民主、共産が一角を崩すのかが焦点。
ともに自民現職で5選を狙う柏佑整、3選を目指す佐藤光樹は、9月定例県議会が閉会するまで身動きが取れない。党塩釜市支部は30日、元首相安倍晋三を招いて大規模な集会を開く。
民主新人の阿部真喜は、党衆院議員石山敬貴(宮城4区)の支援を得て知名度アップを図る。
共産新人の天下みゆきは、9月の塩釜市長選に続く立候補で1999年以来の議席獲得を狙う。
無所属新人の松木英一も立候補する意向だ。
<多賀城・七ヶ浜>
ともに自民現職で6選を狙う仁田和広と、再選を目指す寺沢正志が名乗りを上げる。ほかに立候補の動きはなく、無投票になる公算が大きい。
仁田は、地元の七ケ浜町、大票田の多賀城市で精力的に支持者との懇談会を重ねる。震災で被災した水産業や漁港の早期復旧を主張する。
寺沢は、多賀城市内の後援会事務所が津波で浸水し、急きょ別の場所に移転した。震災復興を訴えて、被災地の支持者回りを続けている。
(敬称略)
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◇県議選立候補予定者
【太 白】(5−8)
藤原範典 64 党県選対委長 民現(4)(国推)
菊地浩 70 県空手連会長 自現(5)
佐々木幸士 39 元衆議員秘書 自現(1)
小野寺初正 62 党県副代表 公現(4)
横田有史 67 党県副委員長 共現(4)
岸田清実 56 党県幹事長 社元(3)
阿部千夏 41 元市議秘書 み新
赤間学 63 元会社員 無新
【若 林】(3−7)
千葉達 66 元衆議員秘書 自現(4)
細川雄一 43 元衆議員秘書 自現(1)
本多祐一朗 55 党県役員 社現(5)
福島一恵 50 元仙台市議 共新
菊地幸郎 50 会社社長 み新
小野寺一貴 37 会社員 無新
渡辺勝幸 36 元参議員秘書 無新
【塩 釜】(2−5)
柏佑整 64 元衆議員秘書 自現(4)
佐藤光樹 43 元参議員秘書 自現(2)
阿部真喜 25 元衆議員秘書 民新(国推)
天下みゆき 55 党県委員 共新
松木英一 61 元会社社長 無新
【多賀城・七ケ浜】(2−2)
寺沢正志 61 会社役員 自現(1)
仁田和広 61 元漁協組合長 自現(5)
2011年10月09日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111010_01.htm
仕切り直し 秋攻防―県議選直前情勢(5完)名取、亘理など
◎名取、2現職引退し一新/亘理、現新の一騎打ちか
<名取>
自民の小林正一、無所属の佐々木敏克の2現職は引退。顔触れを一新する戦いとなる。
いずれも無所属新人で、自民が推薦する元仙台市職員石川利一、民主が推薦する元市議太田稔郎、元市議佐藤賢祐の3人が名乗りを上げている。立候補を予定していたもう1人の元市議は、東日本大震災の津波で自宅が被災し取りやめた。
津波被害は閖上、下増田地区で甚大だった。住居を失った被災者支援と、復興策が争点となりそうだ。
石川は過去2回、市長選に挑んだ経験を生かし、後援会組織を再構築して浸透を図る。引退する小林の支援を受ける。
太田は市南部の館腰地区を拠点に、市全域での支持拡大を図る。民主党衆院議員橋本清仁(宮城3区)の支援も得る。
元市議会議長の佐藤は津波で被災した下増田地区が地盤。仮設住宅近くにプレハブ事務所を開設し、復興を訴える。
<岩沼>
自民現職の村上智行が再選を目指す。震災前は無投票の可能性があったが、水面下で新人擁立を探る動きが複数出ている。構図の確定はなお流動的だ。
村上は今月中旬、市中心部に事務所を構える。津波で被災した玉浦地区出身で、被災地の町内会や工業団地の会合などを小まめに回っている。井口経明岩沼市長の支援を受ける。
<柴田>
ともに再選を目指す民主現職の須藤哲、自民現職の高橋伸二が立候補する。現時点でほかに立候補の動きはなく、無投票が濃厚になっている。
須藤は地元の大河原町に事務所を構えた。区内を小まめに回り、支持固めに余念がない。
高橋は今月中旬に柴田町の事務所を再開する。県政報告会などの活動を本格化させる。
<亘理>
7選を目指す自民現職の渡辺和喜、無所属新人で亘理町議の山本久人が立候補を表明。一騎打ちの構図がほぼ固まった。
選挙区を構成する亘理、山元両町は、震災による津波で大きな被害を受けた。延期されていた両町議選も同日選となるが、いずれも前哨戦は自粛ムードが漂っている。
渡辺は県議会議長を務めた実績と知名度が武器。亘理、山元両町の後援会の引き締めを図る。
山本は現職への多選批判を強める構え。若さをアピールし、反現職票の取り込みを狙う。
<白石・刈田>
自民の安藤俊威、無所属で社民推薦の佐藤詔雄の2現職が立候補する。現段階でほかに候補擁立の動きはなく、無投票となる公算が大きい。
5選を目指す安藤は15日に白石市内に事務所を開き、態勢を整える。
4選を狙う佐藤は、蔵王町を中心に行事や会合を精力的にこなす。
<角田・伊具>
4選を目指す自民の寺島英毅、3選を狙う無所属の長谷川洋一の2現職に、民主新人の武田暁が挑む三つどもえ戦。定数削減に伴い、定数が1減の1となり、一気に激戦の様相が強まった。
寺島は、同日選となる丸森町議選の各陣営と連動して深い浸透を狙う。町を二分した昨年末の町長選の影響を警戒する。
自民推薦の長谷川は、前回まで支援を受けた労組票の取り込みを図る。地盤の角田市で、農村部の支持固めも急ぐ。
武田は今月初旬に事務所を再開。党衆院議員橋本が支援する。知名度アップへ農協幹部だった祖父の人脈も生かす。(敬称略)
◇県議選立候補予定者
【角田・伊具】(1−3)
寺島英毅71元県職員 自現(3)
長谷川洋一57元角田市職員無現(2)(自推)
武田暁36元衆議員秘書民新 (国推)
【白石・刈田】(2−2)
安藤俊威53会社役員 自現(4)
佐藤詔雄67農業 無現(3)
(社推、民支)
【亘 理】(1−2)
渡辺和喜69団体役員 自現(6)
山本久人46亘理町議 無新
【名 取】(2−3)
石川利一63元仙台市職員無新(自推)
太田稔郎60農業 無新(民推)
佐藤賢祐65不動産賃貸業無新
【岩 沼】(1−1)
村上智行42元岩沼市議 自現(1)
【柴 田】(2−2)
須藤哲67元大河原町議民現(1)(国推)
高橋伸二45元衆議員秘書自現(1)
2011年10月10日月曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000000-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 告示まで1カ月 有権者はどこに /福島
毎日新聞 10月10日(月)10時17分配信
◇出馬予定者や選管に戸惑い
4月の統一地方選に予定されていたが、震災と原発事故の影響で延期されていた県議選(11月10日告示、同20日投票)の告示まで1カ月。同様に延期されていた2町長選・8市町村議選も11月20日が投票日で、さながら“ミニ統一選”の様相を呈している。復興対策やエネルギー政策の争点もさることながら、県内外を問わず有権者が各地に避難したなかで行われる異例の選挙。「有権者はどこにいるのか」。所在をつかみあぐねる立候補予定者や選管は、選挙の準備作業を暗中模索している。【種市房子】
立候補者の活動拠点であると共に、支援者が集うサロン的な機能もある選挙事務所。県議選の立候補予定者は、10月に入って続々と開設している。ところが、大半が避難区域に指定されている双葉郡区では事情が異なる。
「どこに開けばいいのか。頭の痛い問題だ」。双葉郡区の新人立候補予定者は嘆いた。住民の主な避難先はいわき市、会津若松市、郡山市など県内にとどまらず、双葉町が役場機能を移転している埼玉県など全国に及ぶ。立候補予定者本人は、日替わりで各地を遊説し、ミニ集会などに明け暮れる。このため、活動拠点となる事務所は大勢の有権者がいる場所に開設するのが定石だが、現状では「人が集まるサロンになるのか」との疑念もある。立候補予定者のなかには、告示まで1カ月に迫っても、事務所を開設すべきか悩んでいる者もいる。
◇ ◇
今回、最大の難関とされるのは、有権者の所在確認。県選管の8〜9月の調べでは、避難区域に指定された12市町村(南相馬、田村市、川俣、大熊、双葉、富岡、楢葉、広野、浪江町、飯舘、川内、葛尾村)の所在確認率は平均99・55%だった。原発事故発生直後の双葉郡は約55%で、改善したように見えるが、この調査は世帯ベース。世帯主の夫が仕事などの関係で県内に単身で住んでいて、妻子は別の場所に避難しているケースもある。
県や市町村の選管は、有権者の所在確認も含め各種、特別措置を打ち出した。周知徹底のため、告示日を前倒しして通常より選挙期間を長くし、避難先での不在者投票を促すため、有権者の請求を待たず、10月末に不在者投票の申請書類を避難世帯に郵送する。
浪江町は10月に入り、所在が確認できた世帯に詳細調査票を発送。「避難先を移転したか」「別の場所に避難している家族がいるか」を確認し、きめ細かく有権者の居場所を特定している。県選管は「有権者一人一人の詳細な所在を確認するのが今後の課題」と話している。
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◆11月20日投票の選挙◆
【選挙】 【告示日】 【定数】
県議選 11月10日 58
大熊町長選 10日 1
浪江町長選 10日 1
相馬市議選 13日 20
川俣町議選 15日 16
広野町議選 10日 12
川内村議選 10日 10
大熊町議選 10日 14
双葉町議選 10日 8
葛尾村議選 10日 8
新地町議選 15日 13
10月10日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000010-khks-l07
県議選告示まで1ヵ月 県選管、有権者の所在確認に全力
河北新報 10月9日(日)6時10分配信
東日本大震災で延期された福島県議選(11月10日告示、20日投開票)は告示まで約1カ月となった。福島第1原発事故で多くの県民が避難している特異な状況下で、県選管は有権者の所在確認を実施、不在者投票の周知徹底に全力を挙げる。各党は県復興ビジョンがうたう「原子力に依存しない社会づくり」では一致、復興の具体策や賠償などの救済策が争点となりそうだ。自民が過半数に達するかどうかも注目される。
河北新報社の8日現在のまとめでは、定数58に対し前回(2007年)を2人上回る82人が立候補を予定している。内訳は現職44人、新人34人、元議員4人。
党派別では民主23人(現職16人、新人7人)、自民30人(現職22人、新人7人、元議員1人)、公明3人(現職2人、新人1人)、共産6人(現職2人、新人2人、元議員2人)、社民4人(新人4人)、みんなの党2人(新人2人)、無所属14人(現職2人、新人11人、元議員1人)。
無所属候補のうち、民主が1人、自民が2人を推薦。国民新党は民主公認候補23人を推薦する。
第1原発周辺の双葉郡8町村は避難区域に設定され、役場機能を区域外へ移している。福島県の推定では、約200万人の県民のうち約14万人が避難生活を送っている。県選管は「避難した有権者の9割以上は所在確認を終えた」と説明、全有権者の把握を目指し作業を進めている。
避難者は不在者投票制度を利用して投票する。住民票のある市町村選管に投票用紙を請求して郵送してもらい、避難先の市町村選管へ出向いて投票する。
避難先は県内外に及び、県選管は総務省の協力を得て有権者の所在確認を全国規模で展開する。政府広報や新聞広告で選挙実施を知らせたり、避難先に案内を郵送したりする。選挙公報を郵送する他、インターネットにも載せる計画という。
県外に役場機能を移している自治体を含め、全市町村で即日開票される。
定数は前回と変わらないが、選挙区は市町村合併により4減の19となる。9月7日現在の有権者は164万6716人。
県議選と同じ11月20日投票で、県内の2町長選と8市町村議選も実施される。大熊、浪江の2町長選と、大熊、広野、双葉、川内、葛尾の5町村議選は10日、相馬市議選は13日、川俣、新地の2町議選は15日にそれぞれ告示される。
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水陸両用バスは値段が高すぎ、面白みがない
飲料水のダムを走るのはやだなぁ〜
乗る必要なかったなぁ〜
国土交通省がよく許可したもんだなぁ
びっくらこいた
水陸両用バスの○○○の土地は誰のもの そうそのへんだと思うな
落ちたのは
子供園は先生雇いすぎと言われてたよね。
心の教育を徹底してほしい
いじめっこがいじめられっこを道路の走ってる車むかってつきとばすこれよくないね
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111013-OYT1T00222.htm
たった2か月で補選と本選が行われる名取市議会
宮城県名取市議会は、定数24の6分の1を超える欠員5となったため、地方自治法の規定により、市議補選が実施される。
日程は11月4日告示、13日投開票と決まったが、補選で選ばれた議員は、他の議員とともに来年1月末に任期満了を迎えるため、当選から2か月余りで再度、選挙を戦うことになった。震災による特例措置と地方自治法の規定によって生じた異例の事態だ。
同市議会は震災前、欠員は3だったが、津波で2人が犠牲となり、欠員は5に。その時点では残りの任期は半年以上あったため、補選が実施されることになった。
しかし、選挙自体は、改正選挙延期特例法で今年12月末までの延期が可能になり、11月まで先送りされたことで補選と本選の間が2か月という事態が生じた。
補選に要する費用は2760万円。市議の間からは「議会を自主解散し、本選挙を11月にやるべきではないか」との声も上がり、11日の市議会では、自主解散を求めた動議も出されたが、否決された。
今月12日に開かれた説明会には、10陣営が出席し、補選は厳しい戦いになりそうだが、市選管の担当者は「制度上、選挙を執行するのは自治体の責務」と淡々と話した。
(2011年10月13日10時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T00365.htm
被災地・名取市長の辞職勧告を決議…採用巡り
宮城県名取市の情報システム専門官(既に退職)の採用を巡り、名取市議会は11日、佐々木一十郎市長が不適切な対応を行ったとして辞職勧告決議を賛成多数で可決した。
採決に先立って行われた調査委員会報告では、佐々木市長が募集前に元職員と面談した際、採用課題と同じテーマで論文の提出を求めていたことが不公平にあたると指摘。また、東日本大震災直後の復旧を急ぐ時期に専門性の高い論文の提出を求めることについても苦言を呈した。
また、市長の不信任案も提案されたが、可決に必要な4分の3に満たない賛成8票で否決された。
地方自治法の規定で失職などにつながる可能性のある不信任とは違い、辞職勧告決議には法的拘束力はない。
佐々木市長は本会議後「辞職勧告が圧倒的な賛成多数で議決されたことは重大なことと感じている」としたが、進退については「震災の時期に首長が不在になる事態はあり得ない」と、任期満了の来年7月まで続投する意向を示した。
一方、同市議会9月定例会は同日、震災からの市復興計画の基本方針や、約3350万円の補正予算など8議案を可決して閉会した。基本方針については、復興期間を7年間とし、仙台空港を生かした産業の集約などを行うとした。
(2011年10月12日11時53分 読売新聞)
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111013_10
どうなる「副県都」奥州市 人口3位に後退
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一関市と藤沢町の合併で人口規模が県内2位から3位に後退した奥州市は、存在感の回復が新たな地域課題となった。これまで県庁所在地・盛岡市に次ぐ「副県都」の看板を掲げてきたが、イメージ戦略を含めて立て直しが迫られそうだ。
奥州市は2006年2月の5市町村合併で、盛岡市に続く2番目の人口規模を確保。ところが、今年9月に成立した新一関市は人口12万8571人となり、奥州市の12万5623人を抜いた。
奥州市は市総合計画(07〜16年度)の基本構想で、地域づくりを象徴する言葉として「副県都」を使用する。相原正明前市長が提唱したもので、小沢昌記市長は昨年の市長選で相原氏を破って初当選した。
小沢市長は12日の記者会見で「新一関市の発展は県南の力になる」とエールを送り、副県都について「県内で重要な役割を担える都市という意味」と今後も維持していくか否かは明言しなかった。
本年度は市総合計画・後期計画(12〜16年度)の策定時期に当たる。小沢市長にとってカラーを発揮できる好機でもあり、キャッチフレーズの行方が一つの焦点になりそうだ。
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>>1959
一関と奥州と平泉合併で平泉市とでもなれば人口25万超の堂々たる県南の副県都を名乗れますやん♪
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>>1960
そう簡単にはいかない(笑)。
平泉はあまり合併するメリットがないから
。
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>>1961
ちわ♪
平泉市に拘って一関との合併をしなかった経緯がありますから平泉市となれば(しかも現奥州と一関の中間で中心ともなる)OKだしそうな気もw
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000036-mailo-l04
水産業復興特区:反対請願で最大会派・自民割れ 沿岸部と内陸部の議員間で /宮城
毎日新聞 10月14日(金)11時2分配信
◇1カ月後、県議選の争点に
漁業に民間参入を促す「水産業復興特区」の撤回を求める県漁業協同組合の請願をめぐり、県議会の最大会派「自民党・県民会議」が割れている。これまで県政与党として村井嘉浩知事を支えてきたが、13日の総会では漁業者から支持を受ける沿岸部の議員と、村井知事を支持する議員の対立は解消しなかった。特区の賛否は約1カ月後に投開票を迎える県議選の争点の一つになる見通しで、18日に予定される本会議での採決が注目される。【宇多川はるか】
特区構想は、村井知事が東日本大震災後、漁業復興のためには民間企業の力を借りる必要があるとして提案した。県漁協は「民間参入を許せば、これまでの安定的な漁業管理が難しくなり生産意欲の減退につながる」などと反発。6月議会に請願を提出したが、自民党は請願を継続審査とした。
9月議会までの間に県と県漁協が復興策を話し合う「県沿岸漁業復興連絡会議」が発足。同会議は、対立した両者の関係を修復し連携を模索する場として位置付けられた。県側は特区導入時期を「13年度以降」とするなど譲歩した。
こうした動きを踏まえ、自民党は今月7日の産業経済委員会までに会派としての結論を出せなかった。13日に開いた総会でも「漁業者の立場に立てば反対」という議員と、「特区は選択肢の一つ」として村井知事を支持する議員で意見が分かれたまま。産業経済委員会は14日に再び開かれる予定だが、採否は微妙な情勢だ。
自民党がまとまらない背景には、県議選が迫っていることもある。沿岸部の議員は漁業者の票を取り込むことが当選の鍵を握ると考えているが、主に内陸部の議員は「県政与党」をアピールし村井知事の支持層の票を呼び込む選挙戦略を描いている。分裂イメージは避けられないと認めながらも、自民党は18日の本会議で請願の採否に会派拘束をかけない方針だ。
一方、民主系会派「改革みやぎ」は会派で一致して請願を採択する方針。共産党も採択する姿勢を示している。
10月14日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000145-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選/上 /福島
毎日新聞 10月12日(水)13時6分配信
◇福島 新人5人が立候補へ
◇会津若松 自民、2議席獲得狙う
◇郡山 各党候補擁立、混戦か
11月10日告示、20日投票の県議選(定数58)には、19選挙区で84人が立候補の準備を進めている。このうち、6選挙区で無投票、13選挙区で選挙となる公算が大きい。予想される顔ぶれを紹介する。【種市房子】
◆福島市(定数8−10)
桜田葉子 54 自現(2)
高橋秀樹 46 民現(2)
石原信市郎 44 民現(1)
甚野源次郎 64 公現(4)
西山尚利 46 自元(1)
佐藤雅裕 45 自新
丹治智幸 39 自新
大場秀樹 41 民新
宮本しづえ 59 共新
紺野長人 56 社新
8期務めた無所属現職と4期の社民現職が引退し、新人5人が立候補を予定する世代交代の選挙区。
自民は現職に加え元職・新人計3人を公認し、議席増をうかがう。民主は現職2人と新人1人を擁立。公明は現職が5選を目指す。社民、共産は現職が引退し、新人各1人を擁立。議席維持を狙う。
◆会津若松市(定数4−7)
平出孝朗 55 自現(3)
渡部譲 61 民現(5)
宮下雅志 56 民現(1)
石村善一 57 自新
原田俊広 52 共新
小川右善 62 社新
水野さち子 49 み新
自民は現職・新人各1人を公認し、前回(07年)と同じ2議席獲得を目指す。民主は現職2人の議席維持を図る。共産、社民は新人各1人を擁立し、議席獲得を狙う。みんなは、初の県議選。新人を擁立して議席獲得を狙う。
◆郡山市(定数9−12)
佐藤憲保 57 自現(4)
柳沼純子 64 自現(2)
長尾トモ子 63 自現(2)
勅使河原正之 59 自現(1)
吉田公男 54 民現(2)
今井久敏 57 公現(1)
神山悦子 55 共現(3)
山田平四郎 58 自新
佐久間俊男 56 民新
椎根健雄 34 民新
八重樫小代子 61 社新
辻雅彦 36 み新
定数9に対して、各党が候補者を擁立し、混戦模様となっている。
自民は2期務めた現職が引退。現職4人、新人1人を公認して現有5議席確保を目指す。民主は、現職1人に加えて新人2人を擁立。都市部での議席増に照準を定める。公明、共産とも現職が議席維持を図る。社民は5期務めた現職が引退し、新人を擁立。現有議席維持が至上命令だ。みんなは、新人が立候補する予定。
10月12日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111013-00000007-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選/中 /福島
毎日新聞 10月13日(木)10時47分配信
◇いわき 自民が躍進を狙う
◇須賀川 現職に3人が挑む
◆いわき市(定数10−13)
青木稔 65 自現(6)
清水敏男 48 自現(3)
斉藤健吉 68 自現(1)
阿部広 64 自現(1)
佐藤健一 62 民現(2)
古市三久 62 民現(1)
宮川絵美子 65 共現(1)
西丸武進 66 無現(4)
長谷部淳 52 共元(1)
矢吹貢一 56 自新
鈴木智 38 自新
鳥居作弥 37 民新
安部泰男 54 公新
自民は現職4人、新人2人を擁立して、現有4からの躍進を目標とする。民主も現職2人、新人1人を公認。公明は5期務めた現職が引退するため、後継の新人による議席維持を図る。共産は現職が再選を目指す。社民は前回まで公認していた現職が09年に離党。このため、公認候補は擁立しない模様。
◆白河市・西白河郡(定数3−4)
満山喜一 60 自現(2)
渡辺義信 48 自現(2)
三村博昭 69 民現(2)
山口耕治 57 無新
白河市と西白河郡が合区。現職3人による無投票の公算が大きかったが、10月に入り、無所属新人が出馬を表明した。
◆須賀川市・岩瀬郡(定数3−5)
斎藤健治 67 自現(3)
宗方保 63 民現(3)
川田昌成 68 無元(4)
円谷哲司 43 無新
鈴木公成 36 無新
須賀川市と岩瀬郡が合区。現職2人に、無所属の元職と新人計3人が挑む。
◆喜多方市・耶麻郡(定数3−3)
小桧山善継 64 自現(5)
遠藤忠一 63 自現(4)
瓜生信一郎 62 民現(6)
現職3人が立候補を予定。そのほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
◆相馬市・新地町(定数1−1)
斎藤勝利 67 自現(3)
相馬市と、相馬郡のうち新地町を合区した。立候補を予定しているのは自民現職のみで、無投票となりそう。
◆二本松市(定数2−2)
本田朋 37 民現(2)
遊佐久男 52 無新
安達郡区から安達、岩代、東和の旧3町が二本松市区に入り、定数が1増となった。現職、新人各1人が立候補する予定で、無投票の公算が大きい。
10月13日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000042-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選/下 /福島
毎日新聞 10月14日(金)11時3分配信
◇田村市・郡 現職死去で混戦模様
◇伊達市・郡 自民同士で票争奪も
◆田村市・田村郡(定数2−5)
渡辺広迪 65 自現(4)
樽井義忠 59 民新
三瓶正栄 50 無新
先崎温容 37 無新
本田仁一 48 無新
3期務めた民主現職が昨年12月死去し、混戦模様となっている。自民は現職1人を公認し、さらに新人1人を推薦して党勢拡大を狙う。民主は新人を擁立し、現有議席の維持を目指す。
◆南相馬市・飯舘村(定数2−3)
太田光秋 43 自現(3)
渡部一夫 63 民新
高野光二 59 無新
南相馬市と、相馬郡のうち飯舘村が合区。自民現職に新人2人が挑む。
◆伊達市・伊達郡(定数3−5)
遠藤保二 63 自現(3)
佐藤金正 62 自現(2)
亀岡義尚 48 民現(2)
阿部裕美子 65 共元(2)
橘典雄 62 無新
保守地盤の強い旧飯野町が福島市区に合区。自民は現職2人を公認したが、票を奪い合う可能性がある。民主は現職を擁立して現有議席維持を目指す。共産も元職を立てて議席奪還を狙う。無所属新人1人が立候補を予定している。
◆本宮市・安達郡(定数1−1)
佐藤政隆 57 民現(1)
立候補を予定しているのは、民主現職のみ。無投票の公算が大。
◆南会津郡(定数1−2)
渡部勝博 51 民現(4)
星公正 58 無新
民主現職に、無所属新人が挑む構図。
◆河沼郡(定数1−2)
小澤隆 70 無現(4)
小林昭一 59 自新
無所属現職に自民新人が挑む。95年以来16年ぶりの選挙戦となる見込み。
◆大沼郡(定数1−1)
杉山純一 54 自現(2)
立候補予定者は、自民現職のみ。無投票となりそう。
◆東白川郡(定数1−1)
立原龍一59 民現(1)
立候補を準備しているのは民主現職のみ。無投票の公算が大きい。
◆石川郡(定数1−2)
円谷健市 57 民新
野崎正夫 61 無新
4期務めた自民現職が引退し、新人同士の一騎打ちが濃厚。
◆双葉郡(定数2−5)
吉田栄光 47 自現(2)
坂本栄司 56 民現(1)
遠藤陽子 61 社新
青木敏孝 40 無新
白土正一 62 無新
自民・民主の現職に新人3人が挑む。社民は福島第1原発事故後に公認候補の擁立を決定。無所属新人2人は、草の根運動を展開。
10月14日朝刊
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>>1963
水産特区の撤回請願を採択 宮城県議会産経委
宮城県議会9月定例会の産業経済委員会は14日、宮城県漁協が提出した県の「水産業復興特区」構想の撤回を求める請願を賛成多数で採択した。村井嘉浩知事が提唱した特区構想に議会が異を唱えた形だが、県政与党の最大会派「自民党・県民会議」内は賛否が割れており、18日に開かれる本会議での採否の行方は流動的だ。自民会派は自主投票で臨む方針。
請願には「県と県漁協、漁業者で協議し、将来の水産業の在り方について合意形成に努めるよう求める」とする付帯意見が付けられた。
委員会採決では中山耕一委員長を除く委員9人のうち、自民会派の2人と、いずれも県政野党で民主党系会派「改革みやぎ」の2人、社民党県議団、共産党県会議員団の各1人の計6人が採択に賛成した。反対した3人は全員自民会派だった。
採決に先立ち、委員会には請願提出者の菊地伸悦県漁協会長が参考人として出席。「漁協が機関決定し、約1万4000人の署名簿も提出した」と述べ、あらためて採択を求める一方、「(復興に向けて)今後もろもろ県と話し合いをしなくてはならない」と県との連携の必要性も強調した。
委員会終了後、中山委員長は取材に対し「視察や意見聴取を繰り返し、採否の判断材料を共有してきた。県と漁協の対立が解消した中で判断したかった」と話した。
請願は今年6月に提出され、付託された経済産業委員会は6、7月の2回、「県と漁協の話し合いを見守るべきだ」と継続審査にしてきた。
2011年10月15日土曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111016-00000074-mailo-l04
選挙:角田市議選 市選管、票を再点検 1票差当落選、「疑問票」1票抽出 /宮城
毎日新聞 10月16日(日)11時33分配信
角田市選挙管理委員会は15日、9月11日に投開票された同市議選(定数18)で1票差の618票で落選した星守夫氏(58)=同市佐倉=が公職選挙法に基づき提出した有効票と無効票の再確認を求める異議申し出書を受け、投票用紙の再点検作業を実施。最下位当選者(619票)の有効票の中から「他事記載」と思われる「疑問票」1票を抽出した。市選管は20日に委員会を開き、この疑問票について有効か無効かの判断を下す。
再点検作業は市役所で星氏と最下位当選者からそれぞれ2人の立会人が同席して実施。市職員約40人が有効票1万7271票と無効票117票を約2時間かけて念入りに点検した。その結果、名前のほかに判読しにくい文字が記載された投票用紙が有効票の中に1枚あり、市選管は疑問票として抽出した。【豊田英夫】
10月16日朝刊
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>>1967
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1222
水産特区、漁業者反発 宮城県、県漁協で構想説明
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1258
「水産特区」構想撤回請願、審査大詰め 採否見えず
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111014/myg11101420570007-n1.htm
復興「新たな水産業を創造」 県が集積拠点再編プラン
2011.10.14 20:55 (1/2ページ)
宮城県は東日本大震災からの復興の道筋を示した「県震災復興計画案」に基づき、宮城県水産業復興プランをまとめた。水産業集積拠点の集約再編、新しい経営形態の導入、経営体質の強化などを盛り込んでいる。水産業復興特区については復興計画案を踏襲し、漁業権の更新時期となる平成25年度までの「検討課題」としている。
計画期間は復興計画案と同じ平成32年度までの10年間で、考え方として単なる原形復旧ではない「新たな水産業の創造」を打ち出している。
具体的には、宮城県内に142ある漁港のうち気仙沼、石巻、塩釜、女川、志津川の5港は最重点漁港とし、背後地を一体的に整備したうえで、冷凍・冷蔵施設や水産加工施設の整備、事業者の再建支援に取り組み、競争力ある水産業の集積拠点として再構築する。
地域の養殖業などの中心になる沿岸拠点漁港については、市町の復興計画と整合性を図りながら集中的に再整備を行う。
新しい経営形態の導入に関しては、漁業の種類ごとの経営モデルを検討。再建を目指す漁業者が、それらに沿って漁業生産組合、漁業会社といった漁業経営の共同化、協業化、法人化を導入する場合に、その取り組みを支援する。
また、早期復興には民間企業の資本、技術、経営のノウハウの活用が必要として、漁業者のニーズと民間企業の意向を把握し、双方の仲介を推進する。水産業復興特区については、漁業権の次期切り替えまで漁業者・漁協と十分な協議、調整に努めるとしている。
さらに、経営体質の強化のため、沿岸漁業・養殖業の第一次産業だけでなく、水産加工などの第二次産業、流通・販売などの第三次産業も支援。水産物・水産加工品のブランド化、産学官の連携強化、農商工連携の推進などにより競争力を高める。
東京電力福島第1原発事故への対応も盛り込み、水産物の検査態勢を整備し、消費者の不安解消に努めるとしている。
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>>1942>>1944>>1946
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20111017084722.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
反町長派、分裂も/藤崎町長選
藤崎町の小田桐智高町長(51)が不信任決議案の再可決を受け失職した場合に行われる町長選で、反木村派の佐々木弘文・旧藤崎町長(64)が出馬の意向を示したことを受け、町議会で多数を占める反町長派が町長選対応をめぐり分裂する可能性があることが16日、関係者への取材で明らかになった。
党籍や会派を超えてまとまっていた反町長派は、小田桐町長への対抗馬として木村直系・平田博幸前町議(54)の擁立で一本化したかに見えたが、佐々木政美町議が佐々木氏支援を明言したほか、別の町議も佐々木氏の動きに関心を示している。
佐々木弘文氏は取材に対し、木村守男元知事に連なる小田桐、平田両氏のにらみ合いを「どちらが当選してもしこりが残る争い」と指摘し、自身のしがらみの無さを強調。佐々木町議は、親類関係にある佐々木氏の支持を明らかにし「第三極を町長にして町政安定を願う」と話した。
一方、別の反町長派町議は取材に「同一行動は(臨時町議会で不信任決議案を出す)18日まで」と、町長選での支持候補の選択肢に佐々木氏があることを示唆した。
さらに「ほかの町議の中にも大なり小なり、『これまでの動きと町長選とは別』という考えはある」と、不信任決議案可決後に反町長派が分裂する可能性に触れた。
佐々木氏陣営の関係者は「反町長派議員にも温度差がある。議会対応も“同床異夢”だ」と勝機をうかがう。
これに対し、平田氏を支援する小野稔町議は「反町長派が分裂したということではなく、(佐々木町議、共産党の浅利直志町議を除く)みんなで平田氏を支援する方針は変わらない。ただ、その意思確認はあらためてしていくつもりだ」と警戒感を隠さなかった。
小田桐町長が不信任決議を受けて議会を解散したことに伴う9日の町議選では、反町長派の11人が全員当選。当初はこのうち、浅利町議を除く10人が、出直し町長選で平田氏を支援する方針を確認していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111018-00000101-mai-soci
<水産業復興特区>「撤回」請願は不採択…宮城県議会
毎日新聞 10月18日(火)21時3分配信
宮城県議会は18日の本会議で、村井嘉浩知事が提唱する「水産業復興特区」構想の撤回を求めて県漁業協同組合が提出した請願を反対多数で不採択とした。最大会派「自民党・県民会議」に所属する沿岸部の一部議員が採択を求めたが「規制を緩和させ水産業を復興していくべきだ」などと不採択に回った議員が多く、不採択37票、採択20票となった。
東日本大震災後、村井知事は「漁業復興のためには民間企業の力を借りる必要がある」として特区構想を提案した。
民間法人も漁協と同等に漁業権を得られるようにする内容で、県漁協は「安定的な漁業管理が難しくなり生産意欲の減退につながる」と6月議会に請願を提出。審査を続けた9月議会の産業経済委員会は県と漁協、漁業者間の合意形成を促す付帯意見を付けて請願を採択していた。
議会後、村井知事は「慎重な意見があったということを頭に入れておきたい」と話した。【宇多川はるか】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111018-00000006-khks-l04
水産特区13年度導入 宮城知事、初めて明言
河北新報 10月18日(火)6時10分配信
宮城県の村井嘉浩知事は17日の定例記者会見で、政府の復興特区法案に盛り込まれた水産業復興特区に関し、「(法案が可決されて)制度ができれば果敢にチャレンジしたい。2013年度に必ず導入する」と表明した。
村井知事は特区法案を「主張通りの内容だ。政府の前向きな検討に感謝したい」と評価。「宮城県が特区創設を要望し、国が(制度を)準備してくれた。『やりません』と言うことは常識的にあり得ない」と明言した。
特区申請の時期は、導入準備が整った段階になるか、制度創設の直後になるか、法案内容が不明なため「明言できない」としたが、「申請に必要な計画を粛々と作り、漁業者と企業のマッチングも進める」と述べた。
特区導入に反対する県漁協との話し合いは今後も継続する。13年度までに県漁協の合意が得られなかった場合の対応は「話し合えば必ず合意点を見いだせると信じる。合意しない前提の話はできない」と言及を避けた。
村井知事が特区導入を明言したのは初めて。県漁協との対立が先鋭化した6月には、「特区を使わず企業が参入しやすい形が取れれば、それが最も望ましい。あえて特区を活用する必要はない」との考えも示していた。
臨時国会に提出される法案は、(1)漁業者7人以上が社員や株主(2)漁業者世帯の7割以上が社員や株主―のいずれかの法人が漁協と同じ優先順位で、沿岸漁業の漁業権を取得できるようにする。
特区構想をめぐっては、県議会9月定例会の産業経済委員会が14日、撤回を求める県漁協の請願を賛成多数で採択。18日の本会議で全議員による採決が行われる予定だ。
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>>1732>>1738
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001110190003
進出会社合併 白紙に
2011年10月19日
六ケ所村に液晶産業を育成する県のクリスタルバレイ構想の一環として県が整備した貸し工場で、入居企業が合弁交渉をしていた神戸市の企業が18日、合弁を白紙撤回すると表明した。合弁設立は、貸し工場の運営支援のため県が支出した29億円の根拠だったが、執行の前提が崩れた格好だ。
六ケ所村に15社を誘致する計画だったクリスタルバレイ構想はすでに頓挫。誘致できた2社も昨年、経営破綻(は・たん)した。うち、県の外郭団体が運営する貸し工場に入っていたエーアイエスは地元の産業廃棄物業者、相和物産に事業譲渡した。
貸し工場事業の維持のため県は3月、外郭団体に借入金の一括返済などの資金として29億円を貸し付ける予算案を議会に提示。相和物産の経営能力に疑問を抱いた県議が反対したが、県は「相和物産が液晶メーカーとの合弁会社を設立する」まで予算執行を凍結する条件を追加し、予算案は可決された。
その後、6月6日に相和物産が米国の液晶メーカー、サンテクノロジー社の日本法人と合弁企業設立の覚書を締結。経営基盤強化にメドが立ったとして、県は外郭団体に借入金の返済を許可し、約20億円の県費が金融機関に払われた。
だが直後から、合弁の交渉がもつれ、当初7月中としていた合弁会社設立が遅延。17日夕、サンテクノロジーは県に「合弁会社設立を白紙撤回する」とする報告書を提出。18日朝、報道各社に報告書を送付した。
18日の県議会決算特別委員会では、民主党の渋谷哲一県議がこの問題を取り上げた。県の答弁によると、相和物産は覚書では3人ずつだった役員を相和側が4人、サンテクノロジー側が2人にする変更を申し出。出資比率も、5対5から6対4への変更を提案したという。
サンテクノロジーは県に提出した報告書で「再考を求めたが、相和物産のスタンスに変化はなかった」として、「合弁会社設立を白紙撤回することにした」と説明した。相和物産は取材に「会長が不在で答えられない」としている。
現在、相和物産は県の外郭団体と10月末までの貸し工場入居の覚書を交わし、操業中。覚書では入居の本契約が結べない場合、相和物産が貸し工場を明け渡すことが記されている。
県は合弁会社の設立を本契約の条件とする方針を打ち出しており、担当課は「相和物産単独との本契約はあり得ない」と説明。もし、相和物産が退去すると、賃料が外郭団体に入らず、29億円の県予算を執行したにもかかわらず、貸し工場運営が険しくなる。
決算特別委で、合弁の成立を待たずに予算執行を許した県の責任を問う渋谷県議の質問に、県側は「合弁交渉はまだ継続していると認識している。サンテクノロジー側に真意を確認したい」と繰り返した。
県議会の自民党幹部は、県が両者を調整できず合弁の白紙撤回の表明に至ったことについて「議会との契約不履行」と県を批判。県幹部は「外郭団体の20億円の借入金は月に数百万円の利息を生んでいたため、一日も早く返済したかった。合弁が危うくなったのは誤算だった」と説明した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011101902000174.html
ゴミ収集に軍出動 ギリシャ・アテネ
2011年10月19日 夕刊
18日、ギリシャの首都アテネで、ごみ収集がストップし住宅地に放置されたままのごみの山=野村悦芳撮影
【アテネ=野村悦芳】緊縮政策に反対する公務員が断続的にストを行っているギリシャの首都アテネで、ごみの収集が二週間以上にわたって停止し、街のあちこちにごみの山ができている。衛生状態の悪化を懸念する政府は十八日までに、軍の力を借りて収集する方針を決めた。
住宅地では十〜二十メートル間隔で未回収の家庭ごみが積み上がり、中には高さが二メートル近くに達したところもある。悪臭が漂い、ネズミの姿も見られるようになった。ギリシャ政府は先週、民間業者に収集を委託したが、回収ははかどらず、収集車が放火される騒ぎも起きた。このため、軍の兵士を動員して事態の打開を図るという。
アテネ在住の観光ガイドの女性(63)は「近所では伝染病が流行するのではないかとうわさされている。早く何とかしてほしい」と不安そうに話していた。
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http://news24.jp/nnn/news8652516.html
酒酔い運転容疑 須賀川市議を逮捕
(福島県)
■ 動画をみる 先月の選挙で当選したばかりの須賀川市議が、きょう酒酔い運転の疑いで逮捕された。
酒酔い運転の疑いで逮捕されたのは、須賀川市桙衝の市議、圓谷年雄容疑者31歳。
警察によると、きのう午後7時50分ころ、須賀川市桙衝の市道で右カーブを曲がりそこね、反対側のガードレールに衝突している乗用車を、通行中の人が見つけて通報した。
車の中に居た圓谷容疑者は酒に酔った状態で、駆けつけた警察官に対し、夕方から市内で酒を飲んでいたことを認めたという。
逮捕の連絡を受けた須賀川市議会は明日、全員協議会を開いて、今後の対応について決めることにしている。
[ 10/19 20:07 福島中央テレビ]
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001110190001
漁業特区撤回の請願 異例の逆転不採択
2011年10月19日
沿岸漁業の再生に民間参入は必要か。水産業復興特区の撤回を求めた県漁協の請願に、県議会は賛同しなかった。常任委員会の結果とは逆転する異例の展開をたどった背景には、最大会派のなかで賛否が割れたことがある。
18日の本会議。最大会派の自民党・県民会議から2人がそれぞれ請願に反対、賛成の立場から意見を述べた。安藤俊威氏は、採択によって国が漁業特区を法案から外す口実を与えてしまうと懸念を表明。対する須田善明氏は「特区は漁協の同意があって初めて認められるべきだ」と主張した。
記名投票の結果、議長を除く59人のうち、賛成20、反対37で不採択に決まった。欠席1、白票1。38人の自民で賛成したのは6人。いずれも選挙区が沿岸部だ。議員の一人は「漁業権がいかに浜にとって重要か知っている」と特区に反発する理由を語る。
付託を受け、採択すべきだと決めた産業経済委だが、委員長の中山耕一氏は本会議で採択反対に票を投じた。「今回は一議員としての判断。視察で回ると、民間と組みたい漁業者もいた。再建の選択肢は増やすことが大事」と述べた。
さらに県議選を来月に控えていることも影響したようだ。自民のベテラン県議は「知事の支援を得るためには良好な関係を維持したいと、県側に回った議員も多かった」と解説する。
民主党系の改革みやぎも賛否が割れた。藤原範典会長は「採択されると国が制度設計を見直す、という説得があった」と県の切り崩しがあったと明かす。公明の一部と21世紀クラブは採択反対、社民、共産は賛成した。議員の表決は県議会ホームページで公開されている。
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>>1970
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20111019084941.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
藤崎町長「脱木村派」を宣言
町長失職を受けて記者会見する小田桐氏=18日午後
藤崎町臨時議会で18日、8月に続き2度目の不信任決議を受けて失職した前町長・小田桐智高氏は同日、町役場内で記者会見し、出直し町長選への出馬をあらためて表明した。小田桐氏は木村太郎代議士後援会に所属するが、町政運営面で木村派からさまざまな圧力を受けた−として「『脱木村派』を宣言せざるを得ない」と強い口調で語った。
町長失職について、小田桐氏は会見で「心外であり、不本意だ」と不快感をあらわにした。不信任決議で「町政を私物化」「町長として不適任」などと指摘を受けたことには「中身、根拠がない」と語気を強めた。
木村系会派の「愛町会」代表が不信任決議を提出したことには「木村派の圧力、私を木村派から除名する動きだと感じる」との認識を示し、木村派から離れざるを得ないと語った。
出直し町長選に向けては「藤崎小、常盤小の改築事業など重要案件の推進を訴えていく」と述べた。
町議会解散による町議選、町長失職による町長選と、町政の混乱が今後も続くことには「町民の皆さんには本当に申し訳ない気持ち。執行者として責任を十分感じている」と話した。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111019t11020.htm
予期せぬ流れ、意外な大差 水産特区撤回請願不採択 宮城
記名投票で実施された「水産業復興特区」構想の撤回を求める請願の採決=18日、県議会
宮城県議会9月定例会は18日、「水産業復興特区」構想の撤回を求める請願を賛成少数で不採択とした。定数61(欠員1)の6割を占める最大会派「自民党・県民会議」は自主投票で臨み、議長を除く37人が採択6、不採択30、棄権1に割れた。採否は拮抗(きっこう)するとみられたが、結果は大差。議員を不採択へ動かしたのは、外から転がり込んだ意外な大義名分だった。
自民会派の議論は6日に本格化した。会派総会で沿岸部議員が採択を求めたのに対し、内陸部議員は任期満了に伴う廃案か不採択を主張。双方は真っ向から対立した。
県議選(11月4日告示、13日投票)を目前に控えた議員心理も交錯した。「漁協の願いを無視すれば沿岸部は選挙を戦えない」「採択は与党会派が村井嘉浩知事にノーを突き付けるのと同じ」
会派幹部によると、産業経済委員会が採決を先送りした7日時点で、3分の1の議員が採否を決めかねていた。
空気が一変したのは、3連休後の11日。共産党現職が県議選向けに作成したチラシが、会派議員の目に留まった。
チラシに記されたのは、活動報告と数人の応援メッセージ。その中に、県漁協幹部が寄せた「親身になって話し合っていただいたのが共産党」という文面があり波紋を広げた。
県漁協の上部団体の全漁連は自民党の強力な支持団体。漁協幹部の「共産寄り」とも取れる発言に、自民会派は神経をとがらせ、保留としていた議員も硬化した。
沿岸部議員は12日、巻き返しに出た。知事に気兼ねする議員を取り込もうと、産経委の採決で特区構想を否定しない付帯意見を提案し「撤回請願をマイルドにする」(ベテラン)ことを狙った。実際、14日の産経委は付帯意見を添えた請願が賛成多数で採択された。
それでも、会派内に芽生えた県漁協への不信感は一掃できず、多くの議員が不採択に回った。採択派は「チラシが大義名分にされてしまった」と悔しがった。
18日の本会議。会派の2議員が両極に分かれて討論した。採択派の須田善明氏は「県漁協の合意がない以上、いったん撤回すべきだ」と主張。不採択派の安藤俊威氏は「合意を得るために協議を見守るべきだ」と強調した。結論は違えど、目指す方向は同じだった。
会派の佐々木喜蔵会長は「水産業への思いは一緒だけに、採否の判断は感情面に左右された。合意形成が大事との指摘は会派の総意と言える。知事には重く受け止めてもらいたい」と語った。
◎民主系会派3人が方針に反旗/県議選後勢力維持に不安
「水産業復興特区」構想の撤回を求める請願をめぐり、民主党系の第2会派「改革みやぎ」(11人)は、「採択」の方針で本会議に臨んだが、3人が不採択に回った。会派幹部は「知事側に懐柔されたとも受け取られかねない」と危機感を募らせ、県議選(11月4日告示、13日投票)後の勢力維持に不安定材料を残した。
同会派は、本会議前の会派総会で「漁協や漁業者の現場サイドと県の意思疎通が欠けている」と県の姿勢をあらためて批判し、請願を採択する方針を確認した。「記名投票でもあり、それぞれの判断に任せる」(藤原範典会長)として会派拘束は掛けなかった。
採決では民主党県連幹事長代理の菅原敏秋氏、無所属の袋正氏と菅間進氏の計3人が「特区の基本的な考え方には賛同できる」などと判断し、不採択の意思を示した。
藤原会長は「それぞれの考えに従ったということだろう」と語る。別の議員は「会派拘束を掛け、会派としての立場を鮮明にすべきだった」と悔やむ。
会派内には、民主党政権が水産業復興特区の実現に向けた関連法案を次期臨時国会に提出する方針であることを踏まえ、「政権与党の中央と地方で整合性がないのはおかしい」と会派の方針をいぶかる声もあった。
ベテランの一人は「(民主党と無所属の議員が混在する)会派内のひずみが表面化したということ。県議選後は、これまで通りにはいかないのではないか」と会派流動化の可能性を示唆した。
2011年10月19日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111019-OYT1T00271.htm
水産特区、議会が是認…民主系に多い特区否定派
水産業復興特区の撤回を求める請願の採決で投票する宮城県議(18日) 宮城県議会は18日の本会議で、「水産業復興特区」の撤回を求める県漁協からの請願について採決を行い、賛成少数で不採択とした。
14日の産業経済委員会では、県漁協との歩み寄りを求める意見付きで採択された。自民系、民主系の2大会派は、県議によって判断は割れたが、本会議では委員会の判断を覆す形で、村井知事が推進する特区構想を県議会が是認する結果となった。
特区撤回を求める請願の採決は、賛成20、反対37で不採択となった。会派別でみると、知事与党では自民系「自民党・県民会議」が賛成6、反対30。「公明党県議団」が反対3。「21世紀クラブ」が反対1。野党では民主系「改革みやぎ」が賛成8、反対3、「社民党県議団」が賛成4、「共産党県議団」が賛成2。
請願の紹介議員だった自民系の長谷川洋一県議は退席、公明の伊藤和博県議は白票を投じ、議長の畠山和純県議は投票しなかった。
養殖漁業への民間参入を促す水産特区構想に対し、県漁協は「民間企業は利益が上がらなければ撤退する。民間参入は地域に混乱を招く」と反発。6月上旬には県議会に構想撤回を求める請願を提出した。14日の産業経済委員会では、「願意をくむべき」との意見が多く出て、県と県漁協の歩み寄りを求める付帯意見を付けた上で、撤回請願は採択された。
本会議では、自民系会派の須田善明県議は「特区以外の手法でも資本参加の施策は実現できる」と述べ、委員会の結論通りに採択するよう求めた。一方、同じ自民系会派の安藤俊威県議は「請願者(の県漁協)が改めて請願を出すのは可能。請願者と県当局の話し合い(の時間)を担保するため」として不採択を主張するなど、自民系と民主系では県議によって立場が分かれた。
不採択の結果に、県漁協の菊地伸悦会長は「極めて遺憾。民間企業が漁場を使えば、漁業者とのあつれきを起こしかねない。これからも特区撤回を求め運動を展開する」とコメント。村井知事は「県漁協に理解頂けるように誠意を持って対応したい」と述べた。
(2011年10月19日12時26分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111020-OYT1T01080.htm?from=y10
福島の全原発廃炉に…県議会が請願採択
福島原発
福島県議会は20日の9月定例会本会議で、東京電力福島第一原発事故を受け、「県内すべての原発の廃炉を求める」とする請願を、第1会派の自民党を含む賛成多数で採択した。
都道府県議会が原発の廃炉を求めて意思表示するのは異例。
請願は6月に福島市の市民団体から共産党議員の紹介で提出され、6月定例会では継続審議となった。9月定例会では、19日の企画環境委員会の採決で賛成4、反対4の同数となり、自民党の渡辺義信委員長が不採択を決めた。
しかし、同党は20日の本会議前の議員総会で、多くの議員が県内全10基の廃炉に賛成する意向をすでに示しているなどとして、本会議で採択に賛成することを決めた。県議選(11月10日告示)を間近に控えており、同党県議の間からは、「再び継続審議にすれば選挙に苦しむ。勝つためには賛成したほうが賢明だ」との声もあった。
(2011年10月20日21時57分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000026-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選 投票まで1カ月 /福島
毎日新聞 10月20日(木)11時2分配信
◇各党主張、独自の原子力・復興策
東日本大震災と福島第1原発事故の影響で延期されていた県議選(定数58)は、11月20日の投開票日まで1カ月に迫った。復興は道半ばで、放射性物質への不安が県民生活に暗い影を落とすなかでの異例の選挙。有権者の関心が原子力政策や復興事業に集中し、各党は主張に独自色を出そうとしている。
最大会派・自民党の斎藤健治・県連幹事長は「3月11日以前より住みよい県にするには除染が必要」とした上で、中間貯蔵施設について「県は国に任せるのではなく、場所を提案して国から財源を獲得するぐらいでないといけない」と県に積極姿勢を求めた。
県議会第2勢力の民主党にとっては政権与党として初の県議選。県連の宗方保総務会長は、政府による中小企業の救済策や除染への取り組みを挙げて「与党としての実績を粛々と訴える。復興を進めるのみだ」と語った。
公明党の甚野源次郎・県本部代表は「中長期的には再生可能エネルギーも争点にはなるが、当面は、被災者に寄り添い、子どもを守る政策を前面に押し出す」と強調した。
共産党の久保田仁・県委員長は「大型開発を優先して原発推進を容認してきた県議会の中で、国と東京電力にはっきりと物を言ってきた」と存在感をアピールした。
社民党の古川正浩県連代表は「最終処分場問題など何年も前に社民党が指摘したことが今、議論となっている」と指摘。事故後、「党の存在意義を問われる選挙区」として双葉郡に公認候補を擁立した。
今回が初の県議選となるみんなの党は2人を擁立。県連の小熊慎司代表は、政府・与党の構想に異論を唱えて「増税なき復興」を訴える。【種市房子】
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◆各党の立候補予定者数◆
公認(推薦) 現有議席
自民 30 (2) 26
民主 23 (1) 16
公明 3 3
共産 6 3
社民 4 2
みんな 2 0
10月20日朝刊
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http://www.asahi.com/politics/update/1020/TKY201110200621.html
2011年10月20日22時35分
有権者1400人所在つかめず 11月実施の宮城県議選
東日本大震災の影響で延期されていた宮城県議選(11月4日告示、13日投開票)で、有権者1392人の所在が把握できていないことがわかった。津波被害を受けた沿岸部の10市町で、選挙期日の案内はがきが「宛先不明」で返送されたという。
県選管が18日までに沿岸部の15市町に照会した。最も多いのは、石巻市と気仙沼市の約500人。次いで東松島市189人、南三陸町約100人など。
県選管は、所在不明者の多くは津波で家を失うなどして県内外に避難しているとみている。20日午後には総務省で記者会見を開き、選挙日程や不在者投票の方法などを説明し、避難している有権者に投票を呼びかけた。
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>>1936
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000071-mailo-l04
選挙:女川町長選 須田県議が立候補表明 現職・安住氏は出馬撤回 /宮城
毎日新聞 10月21日(金)11時43分配信
自民党の須田善明県議(39)は20日、石巻市役所で会見し、震災で延期されていた女川町長選(11月4日告示、同13日投開票)に無所属で立候補することを表明した。
須田氏は「震災で壊滅的な被害を受けた町の未来づくりに向け、20年後の町を担う私たちの世代が先頭に立って復興に取り組まねばならない」と語った。
須田氏は女川町出身出で、明治大卒。民間企業に勤務した後、1999年の県議補選(旧牡鹿選挙区)に立候補し、初当選。現在3期目。09年から同党県連幹事長を務めてきたが、同日付で辞任した。
須田氏の立候補表明を受け、4選を目指して既に立候補を表明した現職の安住宣孝町長(66)は「町政に混乱を招きたくない」との理由で立候補を見送る方針。現時点では、他に立候補の動きが見られず、無投票となる可能性が強い。【石川忠雄】
10月21日朝刊
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>>1979
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110220005
3.11後の選択:廃炉採択「容認できぬ」
2011年10月22日
●連合福島運動方針「脱原発」盛らず
民主党県連の最大支持母体である連合福島は21日、福島市で定期大会を開いた。運動方針には「脱原発」を盛り込まず、民主県連との見解の違いが明確になった。連合の影山道幸会長は取材に対し、県議会が原発の廃炉を求めた請願を採択したことを「拙速で容認できない」と批判した。
同日、連合福島の運動方針に入った原発に関する記述は、「事故の早期収束と除染対策の徹底」など足元の課題だけだった。
上部団体の連合の古賀伸明会長は10月の定期大会で「脱原発依存」の方針を表明。民主党県連も7月、県内原発の廃炉問題には触れないながらも、「原子力政策から脱却するという意味での脱原発を基本とする」と中長期の姿勢を示した。
連合福島が慎重なのは、電力会社や原発メーカーの労働組合、大量に電気を使う企業の労組に対する配慮がある。影山氏は大会の冒頭あいさつで「脱原発の議論を中心にすると(連合の)組織が割れかねない」と述べ、政府のエネルギー政策の見直しや雇用対策が固まるまでは話し合わない方針を示した。
影山氏は21日、朝日新聞の取材に対し、失業手当(雇用保険)の延長特例がなくなる年明け以降、原発で働いていた人たちの失業問題が発生する可能性に触れ、「脱原発は、県民の思いとしては分かる。ただ、雇用問題をどうするか、そのプロセスが示されない中、安易に脱原発とは言えない」と語った。
また20日の県議会で、県内の原発をすべて廃炉にすべきだとする請願の採択に民主党県議も加わったことに不快感を示し「連合福島は民主県連の考えに一歩距離を置きたい」と述べた。
請願採決に臨んだ現職についても、連合福島は県議選で支援する考え。しかし、影山氏が採択を容認しない姿勢を示したことで、民主県連の「脱原発」の主張は選挙期間中、かげりを見せる可能性もある。
●予定者説明会 88陣営が参加/県議選
11月20日に投開票される県議選(定数58)の立候補予定者への説明会が21日、県内7カ所で開かれた。現職や新顔ら計88陣営の本人や代理人らが出席した。
県議選では、すでに現職44人、前職2人、元職2人、新顔36人の計84人が立候補を表明し、選挙に向けた準備を進めている。説明会には、立候補を検討している新たな4陣営の関係者らも出席した。各会場ではこの日、県選管の担当者が立候補の届け出の手順や選挙公報の掲載文の修正方法などについて説明した。
無投票の可能性が高いと見られてきた二本松市(定数2)では、会場の最前列に座った男性が「候補者の擁立を模索している。原発事故が起きた今だからこそ、きちんと反原発の立場の人を立てて、選挙でしっかり議論してもらいたい」と話した。
●「選挙カーは自粛」6現職申し合わせ/川俣町議選
川俣町の町議6人は21日、11月20日に投開票される町議選で選挙カーを使わないことを申し合わせた。車には氏名を大書きした看板も取り付けず、街頭での演説はハンドマイクで行うという。
町議選は4月の統一地方選で行われる予定だったが、震災の影響で延期されていた。今のところ、定数16に対して現職15人、前職1人、新顔2人の18人が立候補の準備を進めている。
町内では山木屋地区が計画的避難区域に指定され、約800人が区域外の町内に避難している。また、飯舘村や南相馬市、浪江町の住民約700人も川俣町内で避難生活を送っており、選挙運動の方法について議論されてきた。その結果、現職の町議6人が選挙カーを使わないことで合意。選挙初日と最終日に6人が合同で街頭演説をすることも決めた。
このうちの1人は「被災者は『選挙どころじゃない』という気持ちも強いはずなので、大音響で名前を連呼する従来のやり方を改めたい」と話している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111021t61021.htm
廃炉請願採択 福島県議選控え世論意識 全会一致異例の展開
福島県議会が20日、県内の原発10基全ての廃炉を求める請願を採択した。共産党県議が単独で紹介議員となった請願は、委員会審査では不採択。この日の本会議では5議員退席の上、全会一致で採択される異例の展開となった。各党を廃炉へと突き動かしたのは、1カ月後に迫る県議選への思惑だった。
最大会派の自民党は19日の企画環境委員会で4議員全てが請願採択に反対したが、この日は会派拘束もかけて賛成に回った。県連幹事長の斎藤健治議員は「委員会では審査継続の立場だったが脱原発を県連で決定しており、本会議で賛成するのは問題ない。選挙まで1カ月。有権者に対する正直な意思表明だ」と言う。
「『原発はもういい』というのが県民の率直な気持ち。ごく当たり前の決定だ」と語るのは、第2会派の県民連合を社民党などと構成する民主党県連の総務会長の宗方保議員。別の議員は「わざわざ廃炉を明言する必要はないが、選挙を控えてあえて反対はできない」と明かす。
これまで県議会が原発に関する姿勢を決める際には、特別委員会を設置するのが一般的だった。公明党県本部代表の甚野源次郎議員は「もっと慎重に議論を重ねる必要があったとは思う。廃炉に向けて県議会がどう責任を果たすか、選挙後に課題が残った」と話す。
「世論が後押ししてくれた」と採択を喜ぶのは共産党の神山悦子議員。「選挙向けのパフォーマンスなのかどうか、県民は各党の今後の対応を注目している」と指摘する。社民党県連代表の古川正浩議員は「脱原発をさらに推し進める歴史的な一歩だ」と評価する。
一方で、原発が立地する双葉郡選出の議員は複雑な表情。本会議を退席した民主党の坂本栄司議員は「地元の雇用や、事故収束に向けて頑張っている作業員の士気低下が心配だ」と語る。自民党の吉田栄光議員は賛成したが「まだ復興・復旧の方策が出ていない状況。判断が早かったという気持ちはある」と話した。
2011年10月21日金曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000070-mai-pol
<山形・村山市議選>新議員17人決まる
毎日新聞 10月23日(日)23時58分配信
任期満了に伴う山形県・村山市議選(定数17)は23日投開票され、現職16人、元職1人の新議員が決まった。党派は自民4人、公明1人、共産2人、社民1人、みんなの党1人、ほかは無所属だった。
投票率は76.61%で、過去最低だった前回(81.45%)をさらに4.84ポイント下回った。当日有権者数は2万2521人(男1万788人、女1万1733人)。【鈴木健太】
◇村山市議選開票結果(定数17−18)
当 1231 森 一弘 56 無現
当 1219 大山 正弘 57 無現
当 1155 秋葉 新一 60 公現
当 1111 茨木 久弥 72 自現
当 1024 須藤 和幸 60 社現
当 1008 中里 芳之 44 共現
当 1006 柴田 好美 66 無現
当 1002 佐藤 敏彦 54 無現
当 985 川田 律子 58 共現
当 982 能登 淳一 57 自現
当 928 長南 誠 66 無現
当 926 長谷川 元 38 無現
当 876 佐藤 昌昭 54 無現
当 857 海老名幸司 63 自現
当 821 鈴木 健治 61 自現
当 690 井沢 秋雄 70 み元
当 688 布川 淳一 59 無現
615 菊池 貞好 57 無新
最終更新:10月23日(日)23時58分
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111024t11012.htm
民主と自民火花 安住財務相、村井知事が宮城県議選で応援
政権与党の強みを訴える安住財務相=23日、涌谷町
立候補予定者の応援に駆け付け、演説する村井知事=23日、角田市
東日本大震災で延期された県議選(11月4日告示、13日投票)を目前に、定数1をめぐる攻防を繰り広げる県内2選挙区に22、23の両日、安住淳財務相と村井嘉浩知事が入り、それぞれ民主党、自民党の候補予定者の応援にフル回転した。政権与党の強みを前面に出す安住財務相に対し、村井知事は県政与党として支える自民党との二人三脚ぶりを強調した。
1人区のうち両党の公認・推薦候補が激突するのは角田・伊具(角田市、丸森町)と、遠田(美里、涌谷両町)の両選挙区。角田・伊具選挙区は今回から定数が2から1減となる。
「被災者に何とか以前の生活に戻ってもらいたいと願い、3次補正を編成した。復興へ、国は責任を持ってやる」
安住財務相は22日、角田市に入り、民主党新人の緊急集会に出席。約200人の支持者に対し、国の財政責任者の立場を強くにじませた。
翌23日には涌谷町内で開かれた同党新人の決起集会でマイクを握り、「私も一緒になって町の利便性を高め、若い人が住める町にしたい」と訴え、地元の幹線道路などインフラ整備の例を挙げながら政権政党の自信をのぞかせた。
一方の村井知事。2日間、両選挙区に立つ自民党の公認、推薦候補が開いた集会を駆け回った。
涌谷町内で22日開かれた同党現職の総決起集会では、約220人の支持者を前に「(自民党の候補が)当選するかどうかは、遠田選挙区の声が私の所に届くかどうかという大きな問題。危機感を持っている」と述べ、与党効果をにじませ、陣営を引き締めた。
23日には、角田・伊具選挙区で同党が公認、推薦する2現職の集会に相次いで出席。各会場で「県執行部の信頼も厚い」「私の最大の理解者」と訴え、「村井効果」を自ら演出した。
22、23の両日、安住財務相は両選挙区を含む民主党の候補予定者5人の集会に出席。村井知事は自民党の7人(推薦を含む)の応援に回った。
2011年10月24日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111025t11018.htm
宮城県議選前哨戦 TPPめぐり温度差 慎重民主・反対自民
交渉参加の是非判断が大詰めを迎える環太平洋連携協定(TPP)をめぐり、県議選(11月4日告示、13日投票)の前哨戦で民主、自民両党の訴えに温度差が目立っている。野田佳彦首相が参加に前向きな姿勢を示す民主党は、候補予定者が慎重な対応を強いられるのに対し、自民党は農村部を中心に反対姿勢を強力に打ち出し、選挙戦での争点化を狙う。
民主党県連は、21日に発表した政策集に「TPP」の文言は一切盛り込まなかった。県連幹部は「政府内で話し合うべき問題だ」と説明。「TPPは県議選の争点にはならない」と話した。
県連内には「党と候補者の考えに違いがある。賛否の態度表明は難しい」と嘆く声がある。22、23の両日、県内各地の選挙区を回った安住淳財務相(衆院宮城5区)は、農業問題を前面に訴えつつ「TPP」の言葉を慎重に回避した。
同党現職の一人は「政府は結論を少しでも先送りしてほしい」と話す。県選出国会議員は「党への風当たりが強い中、TPPに着手すれば勝負できない」と言い切った。
一方、ことし3月、TPPの反対決議をした自民党県連は、農村部を中心に攻勢を強めている。
「体を張ってでもTPPを阻止する。風土に合った農業を守らなければならない」。県北部で22日にあった県政報告会で同党現職は力を込めた。
別の会場でマイクを握った県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)は「農業対策がない状態で参加に踏み込むのはあんまりだ。政府がTPPに前のめりなのは、沖縄をめぐる外交の失敗を穴埋めするため」と解説し、民主党との対立軸を鮮明にした。
他の政党の対応も分かれている。
社民党は、福島瑞穂党首が仙台市内で行った街頭演説で「日本の農業は本当に駄目になる」と強調。共産党は23日、仙台市内でマイクを握った小池晃政策委員長が「国内の1次産業をつぶすことになる。まるで亡国の政治だ」と訴えた。
公明党県本部の石橋信勝代表は賛否は明確にせず、「直ちに導入されると農業者は全滅してしまう」と慎重に話す。みんなの党の菊地文博県支部長は「(交渉参加に)乗り遅れることなく、話し合いをすることが重要」と賛成の立場だ。
2011年10月25日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111027t11026.htm
宮城県議選 仙台市議、支援の動き低調
東日本大震災の影響で延期されていた宮城県議選(11月4日告示、13日投票)の仙台市内5選挙区で、仙台市議の動きが全般的に低調だ。統一地方選で同日選だった市議選は8月に終了。県議選が単独実施となり、政党内の連携や現職陣営間のバーター戦術が弱まったことが背景にある。市議選で高みの見物を決め込んでいた県議の支援要請に、「選挙の借りは選挙で返すのが鉄則」(ベテラン)と突き放す本音も聞かれる。
仙台市の政令市移行に伴い、県議選と市議選は1991年春の統一地方選から、同じ日程で5回実施された。政党候補や地盤が重なる候補らが連動した選挙戦を展開してきたが、ことしは震災でともに延期され、市議選は8月、県議選は11月に分断された。
ある民主党市議は今月中旬、同じ選挙区の党県議から支援依頼を受けたが、「市議選で力添えを頂いたわけでもないし…」と歯切れが悪い。
自民党市議も「選挙が別々になっていろいろ頼まれるが、今回は『それなり』の応援になる」と打ち明ける。
無所属市議の一人も、選挙はがきや総決起集会の準備といった裏方の仕事を複数の県議から頼まれ、うんざりの様子。「市議選後、震災復興の議会が続き、自分の選挙の残務整理もままならない。応援する余裕はない」とこぼした。
市が予算計上した市議選と県議選の費用は、約7億1400万円。分断選挙の影響で、2007年の前回を約2億5200万円も上回ることになった。中堅市議は「選挙費用はかさむし、約2カ月半の間に2度の大型選挙。有権者の選挙離れが心配だ」と懸念する。
県議選は告示まで8日。計算できる固い組織票で議席確保を目指す公明党や共産党、社民党のほか、4議席を獲得した市議選に続く躍進を狙うみんなの党の所属市議は、活動を強め始めた。
前回は各選挙区で、県議選と市議選合わせて15〜30の陣営が入り乱れて戦ったが、今回は最も多い青葉選挙区でも立候補を予定するのは10陣営。多くの市議が「盛り上がりに欠け、過去最低だった市議選の投票率(40.03%)を下回るのではないか」と予想している。
2011年10月27日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111026t11023.htm
宮城県議選 みんなの党、攻勢強める 民・自批判の受け皿狙う
仙台市内の街頭でアジェンダを訴えるみんなの党関係者
迫る宮城県議選(11月4日告示、13日投票)に初めて参戦するみんなの党が、攻勢を強めている。6選挙区に公認候補を擁立し、全員当選を狙う。8月の仙台市議選では無党派層の受け皿となり、4議席を獲得する躍進を見せた。直後の選挙戦だけに、各党が警戒を強めている。
県議会9月定例会が閉会した19日夕。みんなの党の立候補予定者は仙台市内のショッピングセンターで街頭演説を展開した。車両に渡辺喜美代表の顔写真を大きく張り出し、「増税なき復興を」と呼び掛けた。
同党は県議選で、仙台市の5選挙区と気仙沼・本吉選挙区に計6人を立てる。元衆院議員秘書や会社社長をはじめ、仙台市議の秘書を経験した女性などがそろった。
8月の仙台市議選では6人を擁立し、元市議と3新人の計4人が当選。県議選に立つ新人は「市議選後、有権者の反応に手応えを感じる。議席獲得により、党を見る目が変わった」と言う。
政策面でもアピールを忘れない。国、県の震災対応に対する不満を吸収しようと、「復興アジェンダ(政策課題集)」を策定した。目標議席は、県議会で議案提出権を持つ交渉会派になるための5議席以上。改選後に会派再編が大きく流動化すれば、キャスチングボートを握れる可能性もある。
無党派層に食い込みたい民主党陣営が警戒を強める。党県連幹部は「政権党への批判の受け皿になる可能性がある。個人の実績を訴え、これまでの支持層を着実に固めていくしかない」と気を引き締める。
自民党県連幹部は「被災者は施策実現のスピードを求めている。地元をよく知り、経験と実績がある人が優先されるだろう。仙台市議選ほどの結果は出ないのではないか」と予測する。
みんなの党は、昨年夏の参院選で元県議の菊地文博氏が立候補し敗れたが、10万票余りを獲得して一定の地歩を築いた。菊地氏は県支部長に就き、次期衆院選宮城2区の公認候補となる。仙台市議選と県議選の二つの地方選を支持基盤強化の突破口と位置付け、候補者を発掘し、戦略を構築してきた。
菊地氏は「風頼みではない政党に脱皮できるかどうか。本当の勝負はここから。党勢をより確固たるものにしたい」と意気込む。
2011年10月26日水曜日
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>>1930-1937あたり
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111028t51016.htm
町レベルで異例の大物対決 山形・大石田の出直し町長選
山形県大石田町の公共工事入札に絡む汚職事件で受託収賄罪で起訴された前町長の辞職に伴う出直し町長選(11月8日告示、13日投票)で、自民党参院議員丸山和也氏が11月6日、立候補を予定する新人の応援のため同町を遊説することが27日までに決まった。別の新人の応援には民主党の蓮舫行政刷新担当相が30日に駆け付ける。全国的に知名度のある2人が前哨戦の応援に来るという、町長選レベルでは異例の展開になっている。
立候補を予定するのは元町議大山二郎氏(56)と会社役員庄司喜与太氏(65)の2人で、無所属新人同士の一騎打ちになる見通し。大山氏の応援に丸山氏、庄司氏の応援に蓮舫氏がそれぞれ来る。
大山陣営によると、大山氏が県外の自民党関係者に知名度のある応援弁士の派遣を依頼し、丸山氏の遊説が決まった。丸山氏は大山氏の決起集会に出席し、自民党県議らと応援演説する予定。大山陣営は「丸山氏の人気で多くの町民を集めたい」と意気込む。
蓮舫氏は、野田グループの同僚である近藤洋介衆院議員(山形2区)の国政報告会に出席するため、尾花沢市に来ることが以前から決まっていた。庄司氏と付き合いのある近藤氏からの要請を受けて隣町の大石田へも足を運び、庄司氏の後援会集会に参加する。
丸山、蓮舫両氏とも立候補予定者との個人的なつながりはない。「うちは参院比例選出ということもあり、選挙の規模にかかわらず都合が付けば応援に行く」と丸山氏の事務所。蓮舫氏の事務所は「町村長選の応援に閣僚が赴くのはあまり例がないかもしれないが、調整がついたので要請に応じた。汚職絡みの出直し町長選という事情は承知している」と説明する。
今回の出直し町長選は、汚職の温床となった入札制度の改革や町政の信頼回復が最大の焦点になる。町内のある商業関係者は「応援がヒートアップするのはいいが、大石田をどうするかという本質が選挙から抜けているようで情けない」と感想を語った。
2011年10月28日金曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111022-00000027-mailo-l04
’11県議選みやぎ・震災後:/上 仙台市内は混戦模様 太白は政党対決鮮明 /宮城
毎日新聞 10月22日(土)10時47分配信
東日本大震災を受け延期されていた県議選(11月4日告示、同13日投開票)は、告示まで2週間を切った。立候補を準備している顔ぶれを、注目選挙区や津波被害を受けた沿岸部の選挙区を中心に紹介する。(敬称略)
■青葉
有権者約23万人で、浮動票の行方が結果を左右する選挙区。県内最多の定数7に対し10人が挑む予定。民主は遊佐と菅原、自民も相沢と元職の中沢を擁立。公明の石橋は6選を、共産の遠藤は再選をそれぞれ目指す。みんなの熊谷は元厚生労働事務官。無所属のうち前回トップの菅間は支持団体を小まめに回り、吉川は東北電力労組の支援を受け再選を狙う。伊藤は桜井充参院議員の元秘書。
■宮城野
宮城野は若林とともに震災で津波被害を受け、集団移転の問題が残る。定数4に7人が立つ見通しで、民主の坂下が6選を、自民の石川、公明の庄子が3選をそれぞれ目指す。みんなの堀内は、党県支部長で元県議の菊地文博の後継。無所属の佐々木は菊地の元秘書。沢田は医師の視点で復興を訴える。目黒は補選を含め4度目の挑戦。
■若林
定数3に7人が挑み、混戦模様となる見込み。民主は擁立を見送る方針。自民は千葉と細川が議席維持を目指す。前回トップの社民の本多は集会を小まめに開き支持固め。共産の福島は仙台市議から転身して挑む。みんなの菊地は8月の同市議選での躍進を足がかりにする。無所属の小野寺は先月、立候補の意向を表明。渡辺は市川一朗前参院議員の秘書だった。
■太白
定数5に8人が立つ見通しで、ほぼすべての主要政党が候補者を擁立、激戦の様相を呈している。前回トップの民主の藤原は支持層固めを進める。自民はベテランの菊地と若手の佐々木が議席維持を狙う。公明の小野寺は5選を目指す。共産の横田は県政批判票を取り込む。前回48票差で次点に泣いた社民の岸田は返り咲きを狙う。みんなの阿部は元仙台市議秘書の人脈も活用。諸派の赤間は過去2回の市議選に続く挑戦。
■泉
定数5に8人が立候補する予定。前回トップの菅原は労組の票固めを進める。自民はベテランの今野と3選を目指す外崎を公認し、秋葉賢也衆院議員元秘書で無所属の岩沼を推薦した。公明は最重点区と位置付け伊藤が支持を固める。共産は五島が前回に続く挑戦。みんなの峯岸は中野正志前衆院議員の元秘書。小野は自民系会派だが無所属で4選を狙う。
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◇県議選立候補予定者◇
【青葉】(定数7)
遊佐美由紀 48 党県政調会長 民現(4)
菅原敏秋 63 党県役員 民現(1)
相沢光哉 72 元県議長 自現(5)
中沢幸男 71 会社役員 自元(6)
石橋信勝 66 党県代表 公現(5)
遠藤いく子 62 党中央委員 共現(1)
熊谷敏彦 32 党県役員 み新
菅間進 60 元会社員 無現(5)
吉川寛康 42 東北電力社員 無現(1)
伊藤聡 32 元参院秘書 無新
【宮城野】(同4)
坂下康子 52 行政書士 民現(5)
石川光次郎 44 党県役員 自現(2)
庄子賢一 48 党県副幹事長 公現(2)
堀内周光 35 会社社長 み新
佐々木秀之 36 元県議秘書 無新
沢田朋啓 33 医師 無新
目黒政市 57 元県議秘書 無新
【若林】(同3)
千葉達 66 党県顧問 自現(4)
細川雄一 44 学校法人理事 自現(1)
福島一恵 50 元市議 共新
本多祐一朗 55 党県政審委長 社現(5)
菊地幸郎 50 会社役員 み新
小野寺一貴 37 会社員 無新
渡辺勝幸 36 元参院秘書 無新
【太白】(同5)
藤原範典 64 党県選対委長 民現(4)
菊地浩 70 団体役員 自現(5)
佐々木幸士 39 党県青年部長 自現(1)
小野寺初正 62 党県副代表 公現(4)
横田有史 67 党県副委員長 共現(4)
岸田清実 56 党県幹事長 社元(3)
阿部千夏 41 元市議秘書 み新
赤間学 63 元会社員 諸新
【泉】(同5)
菅原実 62 元高校教諭 民現(2)
今野隆吉 71 元県副議長 自現(6)
外崎浩子 51 元団体職員 自現(2)
伊藤和博 52 党県副幹事長 公現(1)
五島平 60 党県書記長 共新
峯岸真哉 34 党県青年局長 み新
小野隆 67 不動産会社長 無現(3)
岩沼宏幸 38 元衆院秘書 無新
10月22日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00000026-mailo-l04
’11県議選みやぎ・震災後:/下 定数5に6人立候補か−−石巻・牡鹿 /宮城
毎日新聞 10月24日(月)10時43分配信
◇2議席目指し現新5人−−塩釜
■石巻・牡鹿
石巻・牡鹿(石巻市、女川町)では、前回トップの自民県連幹事長・須田善明が女川町長選への立候補を表明。これを受け、定数5を6人で争う構図になりそうだが、元県議を擁立する動きもある。民主は加賀と坂下がともに4選を目指す。自民は佐々木と元職の池田が立候補し2議席獲得を狙う。共産の三浦は石巻市議から転身しての挑戦。前回2位の本木は自民会派だが無所属で3選を狙う。
■塩釜
定数2に対し5人が立候補する予定。民主新人の阿部は石山敬貴衆院議員の元秘書で、若さをアピール。自民はベテランの柏と前回トップの佐藤が2議席独占維持を狙う。共産は先月の塩釜市長選に立候補した天下(あました)が12年ぶりの議席奪還を目指す。無所属の松木は生カキ販売会社元社長。
■気仙沼・本吉
定数2の気仙沼と定数1の本吉(南三陸町)の両選挙区が統合された。本吉の自民現職・高橋長偉が「震災で選挙の態勢が整わない」と引退の意向を表明。定数3に対し立候補の意思を示しているのは3人だが、新人も立候補を模索しており、情勢は流動的だ。民主は前回トップの内海が6選を、自民は議長の畠山が5選をそれぞれ目指す。みんなの境は昨年4月の気仙沼市長選に続く挑戦。
■名取
自民の小林正一と無所属で自民会派の佐々木敏克が引退する方針。定数2に対し無所属新人3人が立候補する予定で、前回の無投票から一転して選挙となる見通し。自民は過去2回、名取市長選に立候補した石川を推薦。民主は太田を推薦し、橋本清仁衆院議員が支援する。佐藤は元市議で、昨年1月まで議長を務めていた。
■亘理
亘理(亘理、山元両町)は定数1に対し2人が立候補し一騎打ちになる見通し。自民は議長や党県連幹事長を歴任した渡辺が7選を目指す。学習塾を経営する無所属新人の山本は批判票の取り込みを狙う。
■宮城
宮城(松島、利府の両町)は前回の無投票から一転、一つの議席を2人が争う構図になる見通し。松島町議から転身した自民現職の安部は同町が地盤。一方、無所属新人の渡辺は住まいのある利府町を基盤にする。(敬称略)
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◇県議選立候補予定者◇
【石巻・牡鹿】(定数5)
加賀剛 59 党県役員 民現(3)
坂下賢 49 党県役員 民現(3)
佐々木喜蔵 62 食堂経営 自現(4)
池田憲彦 58 会社役員 自元(3)
三浦一敏 61 元石巻市議 共新
本木忠一 54 団体役員 無現(2)
【塩釜】(同2)
阿部真喜 25 元衆院秘書 民新
柏佑整 64 党市支部長 自現(4)
佐藤光樹 43 党県役員 自現(2)
天下みゆき 55 党県委員 共新
松木英一 61 元会社社長 無新
【気仙沼・本吉】(同3)
内海太 64 団体役員 民現(5)
畠山和純 65 県議長 自現(4)
境恒春 32 NPO役員 み新
【名取】(同2)
石川利一 63 元仙台市職員 無新
太田稔郎 60 元市議 無新
佐藤賢祐 66 不動産賃貸業 無新
【亘理】(同1)
渡辺和喜 70 党県顧問 自現(6)
山本久人 46 亘理町議 無新
【宮城】(同1)
安部孝 55 党県役員 自現(3)
渡辺博史 41 元高校教諭 無新
10月24日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111022_07.htm
宮城県知事再選2年―点検・村井流復興(上)強硬と弱腰/特区、原発 真逆の姿勢
水産業復興特区の撤回を求める請願が採決された本会議。演壇で開票作業が進む中、村井知事(手前右)は厳しい表情を崩さなかった=18日、宮城県議会
「採択に可とする者20票、否とする者37票」。開票結果が読み上げられた瞬間、防災服姿の村井嘉浩宮城県知事は正面を見据えたまま、表情を変えなかった。
18日の県議会9月定例会本会議。宮城県漁協が提出した県の「水産業復興特区」構想の撤回を求める請願は、記名投票の結果、賛成少数で「不採択」となった。議会は賛否をめぐり揺れた末、知事の意思を是認した。
<勝算秘める>
沿岸漁業権の一部を企業に開放する特区構想を知事が打ち出したのは、東日本大震災の発生から間もない5月。唐突な提案に、一部県議や漁業者は気色ばんだ。
反発の急先鋒(せんぽう)となった木村稔県漁協会長(当時)は6月、県庁を訪れ「復興への意欲や希望を打ち砕かれるような気持ちだ」と撤回を迫った。
反対の声は日増しに強まったが、知事は早くから「勝算」を秘めていた。提案段階で、漁業権の一部開放に賛成する漁業者や企業の存在を把握。県漁協との直接交渉に、ぶれない姿勢で臨む後ろ盾とした。
宮城県の震災犠牲者は、被災県で最も多い9000人以上。復興の使命を背負うトップの立場も加わり、知事は着実に自らの主張を法制化の軌道に乗せた。
20日召集された臨時国会には、特区の関連法案が提出される見込みだ。タブー視されてきた既得権の開放は、国家的課題に昇華された。
賛否が割れる問題にあえて一石を投じ、賛成派の存在を推進力にして政策実現の道を開く。強硬にも映る計算された政治手法は、特区問題に限ったことではない。
震災前の1月、衛星利用測位システム(GPS)端末を利用して性犯罪前歴者の行動を常時監視する条例の検討を表明した際も、「再犯防止効果が見込める」という賛成派の支持を盾に正面突破を試みた。
その陰には、真逆の一面もある。
<素っ気なく>
水産業復興特区問題とは対照的に「及び腰」「消極的だ」との批判が多いのが、東京電力福島第1原発事故による放射能汚染対策だ。
19日に閉会した県議会9月定例会では、多くの議員が放射性セシウムによる汚染稲わらや汚泥の問題を取り上げたが、村井知事は「国の責任でやるべきだ」と、紋切り型の答弁を繰り返した。
女性団体が放射能対策の強化を求める要望書を提出した18日、知事は「国の明確な指示がない」と素っ気ない答えに終始。メンバーは「なぜ県独自でやろうとしないのか」と落胆した。
村井県政は「富県宮城」を掲げ、自動車産業集積など産業政策に心血を注いだが、福祉や教育ではカラーが見えないとの批判も強まっていた。
そこにめぐってきた3.11。震災前の実績はかき消され、県民の視点は震災後の復興や危機管理に集中する。
福島県に隣接する丸森町は、住民の放射能不安への対応に追われる。保科郷雄町長は「原発事故の対応には物足りなさを感じる。宮城県は女川原発を抱えている。事故を人ごとと考えず、対策に本腰を入れるべきだ」と強調する。
◇
村井知事が再選を果たした2009年10月の知事選から、25日で丸2年を迎える。企業誘致の成功に彩られてきた県政運営は、東日本大震災で一変した。2期目の折り返しを控え、復興対策に映し出された村井流の光と影を検証する。(宮城県政取材班)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111024_10.htm
宮城県知事再選2年―点検・村井流復興(中)速攻と拙攻/仮設 質への配慮後手
民間団体から、こたつを贈られる仮設住宅の住民。宮城県は建物を素早く整備したが、生活再建を支えるきめ細かな配慮は後手に回った=21日、気仙沼市の気仙沼公園
「スピード重視のつけが回った」。東日本大震災の被災者向けに宮城県が整備した仮設住宅をめぐり、こんな評判が広がっている。
<数はクリア>
233戸に450人が住む仙台市太白区あすと長町の仮設住宅団地。若林区で津波被害に遭い、5月初旬に入居した鈴木良一さん(69)は、敷地内の水はけの悪さに頭を痛める。
「ここなんですよ…」。鈴木さんが指すのはプレハブの基礎部分。雨水がたまりやすく、大雨が降ると完全に引くまで2週間はかかるという。
仮設住宅運営委員会の会長も務める鈴木さん。「基礎の木くいが水で腐ったせいか、床がゆがんできた。業者の選定や施工段階での指導は十分だったのだろうか」と入居者の声を代弁する。
仮設住宅建設に向けた県の動きは速かった。鈴木さんも「避難所暮らしは限界だった。早く入居でき、ありがたかった」と感謝する。
混乱の真っただ中だった震災3日後の3月14日、県は社団法人プレハブ建築協会(プレ協、東京)に1万戸の建設を要請。4月1日には2万戸を追加した。
「スピードを上げろ」。村井嘉浩知事はこう言い続けたという。避難所暮らしを一刻も早く解消するための、強力なトップダウンだった。
5月末には1万1172戸が完成し、当時、国が被災3県に示した完成目標(1万戸)をクリアしたのは宮城だけ。一括発注したプレ協の加盟各社の供給能力も、5月には週当たり計2500戸に増強。7月末には目標戸数2万2000戸の8割が完成した。佐藤仁南三陸町長は「お盆前にほぼ全てが完成した。評価したい」と振り返る。
<工事ずさん>
「速攻」は奏功したかに見えたが、被災者の入居が始まった途端、予期せぬひずみが露見した。サッシからの浸水、床隙間からのアリの侵入…。
気仙沼市のボランティア団体代表の佐藤賢さん(34)は「建設初期は特に、壁が薄かったり雨漏りが激しかったりとずさんな工事が目立った」と証言する。
大手メーカー中心の建設で、地元業者が活用されず、断熱材補強や風除室設置といった寒さ対策の遅れが際立った。
地元の建設会社幹部は「地域風土を熟知する業者なら、迫る冬を越すための丁寧な防寒対策は織り込み済み。知事は被災地が寒冷地であることを忘れ、地元の技術を軽視した」と言う。
県議会9月定例会では、与党の自民会派から不満が噴出。県が借り上げた民間賃貸住宅の家賃支払いが大幅に滞っている問題も相まって、追及は激しく、代表質問で村井知事が「手続きが遅れ、心からおわびしたい」と非を認める場面もあった。
「(完成の)期限にこだわり過ぎるあまり、きめ細かい対応を必要とする自治体と多少の意識の違いがあったことは否めない」。仮設住宅用地の確保に奔走した菅原茂気仙沼市長は、現場と県庁との温度差に不満をにじませる。
大胆な政治決断は村井流の真骨頂だが、そこにはときに死角が潜む。「拙攻」と紙一重の危うさが付きまとう。
2011年10月23日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20111024_11.htm
宮城県知事再選2年―点検・村井流復興(下)発信と受信/提案機敏、足元に弱さ
宮城県のPRボードの前で記者団の取材に応じる村井知事。震災以来、情報発信に心血を注いでいる=8日、県庁
<先手を打つ>
宮城県庁4階の秘書課ロビーに、鮮やかなグリーンをあしらった県のPRボードがある。
正面にはケヤキの県章と「復興へ頑張ろう!みやぎ」の文字。村井嘉浩知事が記者団の取材に応じる際に背後に置かれ、写真や映像に収まる。
東日本大震災後、メディア露出が一気に増えた知事。この機を捉え、「宮城の名前をアピールしない手はない」と県広報課が8月下旬に作った。
知事がメディアに注目されるのは、単に被災地の首長という理由だけではない。政府を動かすような独自の政策提案があるからだ。
「先手を打つ」。混乱のさなかだった4月上旬、知事は幹部職員にこう宣言し、政策の立案を指示した。
言葉通り、委員を務めた政府の復興構想会議では、村井流の構想を繰り出した。沿岸漁業の漁業権を民間開放する「水産業復興特区」を提起したほか、復興財源の確保策として被災地自ら増税を求めた。
当時の菅直人首相の震災対応がスピード感を欠いていたことも相まって、「復興のイニシアチブを取る力強いリーダー」という印象を発信することに成功した。
奥山恵美子仙台市長は「最初から制度の議論に持って行こうとした着眼点が素晴らしい」と手腕を評価する。
続く一手もしたたかだった。震災対応の合間を縫って、殺到するメディアの取材依頼に応じ、被災地の状況や復興に必要な政策を訴えた。新聞、テレビにとどまらず、海外メディアや会員制の専門誌にまで及んだ。
県秘書課によると、震災以降、知事が受けた単独取材は今月20日までに100件。県内メディアが58件を占めるが、海外を含む県外も42件に達する。
<遠く感じる>
「外」への情報発信は周到だが、県民を含む「内」への姿勢には変化が見て取れる。
政府への要望活動や中央メディアの取材、講演などで上京が多くなったことで、被災地を訪ねる機会はめっきり減った。
県震災復興計画案は、全国の著名な経済人、大学教授らを委員とした会議でまとめた。地元各界代表が計画を検討した岩手県とは逆の策定プロセスをたどり、「被災者に寄り添っていない」(宮城県議)との批判もあった。
「首長との個別の意見交換があまりに少ない。メディアに出るのは結構だが、出過ぎはいかがなものか」と言うのは、知事が自民党県議時代の先輩にあたる佐藤勇栗原市長。「被災地にもっと足を運び、足元を固めて復興に当たってほしい」と忠告する。
仮設住宅に身を寄せる被災者は、知事の姿勢を注意深く見守る。
東松島市の農業大江貞徳さん(69)は「知事が遠くに感じられる」と言う。岩沼市で暮らす行政区長の桜井清さん(69)は「被災者が何を求めているのか、もっと耳を傾けてほしい」と求める。
「衆知を集める県政」。村井知事が2005年に初当選した際に掲げた基本方針だ。2期目後半に向けて、どんな知恵を受信し、政策に生かしていくのか。復興へ正念場が続く。
2011年10月24日月曜日
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下がない
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111025/myg11102519410004-n1.htm
【攻防 宮城県議選】
復興への一票(上)それぞれの重い決断
2011.10.25 19:39 (1/4ページ)
統一地方選として4月に行われる予定だった宮城県議選は、東日本大震災の影響で7カ月遅れとなり、11月4日告示、13日投票の日程で行われる。県外から事務職員の応援なども得てようやく実施にこぎつけたが、震災は選挙戦の構図にも影響を及ぼしている。(敬称略)
気仙沼・本吉選挙区(定数3)。ここは今回から区割りが変更され、気仙沼(定数2)と本吉(同1)の2つの選挙区が合区になった。本吉を地盤にする自民の長老、当選5回で議長経験もある高橋長(ちょう)偉(い)(70)が出馬を断念した。
当初は周囲の要請もあって、立候補するつもりだった。気仙沼地区の人口は本吉地区の4倍以上にも上るため、気仙沼にも拠点を設けた。しかし、協力してくれる予定だった人たちが震災で被災。加えて、地元である南三陸町の支援者の多くも震災後に仮設住宅に入ったり、県外に避難したりして、通常の選挙態勢すらままならない状況に追い込まれた。
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「本来ならこういうときだからこそ最後のお勤めをしなければならない立場なのだが、なにぶん選挙なので、勝てなければ働けない」。心残りの表情で高橋は言った。自身も津波で自宅を流されたが、「幸い会社は大丈夫だったので、今後は経済人として雇用の確保などに貢献したい」
同選挙区は民主、自民の両現職とみんなの党の新人だけとなり、無投票の可能性も残されているが、新たな立候補の動きも出てきている。
■ ■
登米選挙区(定数2)は前回(平成19年)、定数3に4人が立ち、自民党の現職が約200票差で落選した激戦区。震災で登米市の死者はゼロ。仮設住宅を建て、南三陸町の被災者を受け入れている。
自民党候補の只野九(つ)十(く)九(も)(63)と熊谷盛広(60)の総決起集会には、県議選出馬を断念した高橋長偉の姿があった。
「南三陸の隣にいらっしゃる先生に託して引退したい」と声を張り上げた。高橋は自民党県連幹事長の立場でもある。南三陸町から住民票を登米市に移した被災者も多い。「被災者票」を頼みにする候補者の姿が浮き彫りになる。
登米選挙区の前回県議選のトップ当選は民主党系の袋正(61)。ところが袋が夏になって突然、引退を表明した。袋は「正直なところ震災で疲れてしまった。震災からの復興案や地元の高校の再編もめどが立ったので、これを区切りに農業に専念しようと思った」と理由を語る。
登米は今回から定数が1減となり、前回にもまさる激戦が予想されていた。袋は無所属だが民主の推薦を受け、県議会で統一会派を組んだ。当選4回を数え、北部内陸では貴重な民主系の議席。地盤の強さも折り紙付きだっただけに、引退をいぶかる向きも多い。
民主党県連選対委員長の藤原範典は「検討するにも時間が足りなかった」。袋は「震災からの復興はいずれ若い人に託すことになる」と、次回以降の世代交代を模索している。
いずれにしても、袋の地盤である登米市の旧迫(はさま)町の票の行方が分からなくなった。ここの票の獲得が勝負のカギを握るといえる。
■ ■
震災で重大な決断を迫られたのが、石巻・牡鹿選挙区(定数5)で3回当選を果たしていた自民党の須田善明(38)だ。今回は県議選ではなく女川町長選(11月13日投票)に挑む。
「自分を育ててくれ、自分が住んでいる町が、これほどのダメージを受けている。県政を通してできることもあるが、自分たちの町すらなんとかできないということでは、との思いがある」と胸の内を明かす。
「責任世代が先頭に立って、その姿を次の世代に見せなければならない。やれば少なくとも納得はできるはず。20年後、30年後、ここまでしかやれなかったと判断されるのか、ここまでできたと評価されるのか、それは分からないが」。須田も被災者。重い決断だったに違いない。
同選挙区の立候補予定者は、7人とも石巻市に拠点を持つ。人口は石巻市が約16万人に対し、女川町は約1万人だ。
■宮城県選の経過 宮城県議選は延期特例法で最初、9月22日が期限だったが、沿岸部の被災市町で有権者の実態が把握できないなどの理由から実施が見送られ、その後12月31日まで再延期された。障害になっていたのは有権者の把握や投開票所の確保などだが、仮設住宅への入居が進むなどしてこれらの問題も解消された。被災市町では選挙事務に東京都内の自治体から50人近い応援を受け入れる。前回まで同じ日に行われていた仙台市議選は8月28日に実施済み。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110250005
福島市 世代交代の様相
2011年10月25日
●3.11後の選択:県議選の構図〈1〉
東日本大震災のため春の統一選から延期されていた県議選(定数58)は11月10に告示、20日に投開票される。19選挙区の構図を、立候補を予定している顔ぶれとともに紹介する。(敬称略)
○福島市
今のところ現職で立候補を予定しているのは定数の半分の4人で、世代交代の選挙となりそうだ。
自民は、前回選挙で2議席を獲得したが1人が任期途中で死去。今回はただ1人の現職で3期目を目指す桜田、返り咲きを期す前職西山、新顔の佐藤と丹治の4人を擁立し、議席の大幅増を狙う。民主は、現職で3期目を目指す高橋と再選を狙う石原、前回に続いて挑戦する新顔大場の3人を立て、議席増を図る。
公明は現職甚野が5期目に向けて議席の維持を図る。共産は現職に代えて新顔宮本を、社民は4期務めた現職が退き、新顔紺野をそれぞれ擁立する。
8期務めた無所属望木昌彦も引退を決めており、その票の行方も注目される。
脱原発を掲げる市民団体代表の佐々木は前回に続いて準備を進めている。
○伊達市・伊達郡
定数3に現職、元職、新顔の5人が立候補を予定し激戦となりそうだ。保守支持層が多いとされる旧飯野町は福島市区になった。
自民は、現職の遠藤、佐藤を擁立。遠藤は、将来予定される東北中央道の相馬―福島間の開通を軸にした地域振興を訴える。酪農会社社長の佐藤は農家の早期賠償を訴え農村部を回る。
民主からは前回トップ当選の現職、亀岡が立候補し、今後本格化する除染の推進などを訴える。共産は、元職の阿部が「脱原発」を前面に押し出し、議席の復活をねらう。
新顔では、旧梁川町の元町議、橘が無所属での立候補を予定している。
○二本松市
今回選挙から区割りが変わり区域が拡大、定数が1増えた。当初、立候補の準備を進めていたのは現職で民主の本田と、新顔で自民推薦の遊佐の2人だけだったが、無所属の男性1人が共産の推薦を受ける予定で立候補の準備をしており、選挙戦となる見通しだ。
3期目を目指す本田は知名度を生かして旧市内を中心に支持を訴える。ミニ集会なども開催し幅広い層への浸透を図る。元市職員の遊佐は自民の支持層に加え、長年かかわるスポーツ少年団の活動を通じ、若い世代への支持拡大を狙う。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110260005
3.11後の選択:県議選の構図〈2〉
2011年10月26日
○主要6党、論争熱気/郡山市
主要6政党の12人が9議席を争う激戦模様。エネルギー政策を中心にした政党間の政策論争に加え、立候補予定者の大半を占める50代半ば以上の世代と、30代の2人の世代間論争も注目される。
自民は現職の大和田光流が引退、同じ田村町を地盤とする山田を擁立し、現有5議席確保を目指す。市長選立候補に伴って辞職後、前回返り咲いた佐藤は議長の経験を引っ提げての戦い。長尾と柳沼は3期目、勅使河原は2期目に挑む。
民主は現職の吉田に加え、市議4期の佐久間と参院議員元秘書の椎根で、一気に2議席増を狙う。
公明は党県本部幹事長の今井、共産は県議団長の神山の議席確保が目標。社民は通算5期務めた古川正浩が引退、後継に市議5期で知名度のある八重樫を立て、議席死守を図る。
みんなは震災後に名乗りを上げた新顔の辻が初議席獲得を目指す。
○合区で選挙戦へ動き/須賀川市・岩瀬郡
須賀川市と岩瀬郡を合わせた新たな選挙区。二つの旧選挙区は前回いずれも無投票で決まったが、今回は現元新の5人による戦いが確実視される。
民主は県連総務会長の宗方が、市議時代からの地盤である旧須賀川市を中心に支持を固める。自民は県連幹事長の斎藤が議長を務めた鏡石町を拠点に、須賀川市へと支持拡大を図る。
川田は旧岩瀬郡区で4回当選。市内と鏡石町、天栄村に事務所を置いて10年ぶりの返り咲きを狙う。円谷は民主の推薦を辞退し、「豊かな福島を取り戻そう」と初めての選挙を無所属で戦う。須賀川市議を1期務めた鈴木は、公務員制度改革などを掲げて初当選を目指す。
○無投票の公算大/本宮市・安達郡
民主現職の佐藤が再選を目指す。旧本宮町時代に町議を務めた本宮市など全域で支持拡大を図る。そのほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
(敬称略)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001110270004
3.11後の選択:県議選の構図〈3〉
2011年10月27日
○組織力争いの様相に/会津若松市
4議席を、5政党の7人が争う見通し。議席を持つ民主、自民がそれぞれ2人を擁立。共産、社民、みんなが議席獲得を目指す。際だった争点はなく、候補者の組織力争いの様相だ。
民主は現職2人を立てる。前回トップ当選の渡部は東北電力労組の支援で6選を狙う。宮下は渡部恒三衆院議員の支持者への浸透で再選を目指す。
自民は前回2議席を得たが、任期途中で小熊慎司が参院議員(みんな)に転出。現職平出は会津若松市長選へのくら替え出馬を断念、個人後援会の組織力で4選を目指す。新顔石村は農業団体に支えられる。
共産、社民は前回と同じ顔ぶれ。共産は原田を立て、8年前に失った議席の奪還を目指す。社民の小川は自治労と旧社会党時代からの人脈が支え。
みんなの水野は唯一の女性。2大政党に不満を持つ保守層の受け皿を狙う。
○4連続無投票か/喜多方市・耶麻郡
喜多方市と耶麻郡の2選挙区が合区したが、いずれも1999年の選挙以来同じ顔ぶれで無投票が続く。今のところ、7選を目指す民主現職の瓜生、自民現職の小檜山、遠藤以外に立候補の動きはなく、4回連続で無投票の公算が大きい。
瓜生は北塩原村や喜多方市全域、小檜山は猪苗代町、遠藤は旧喜多方市を中心に支持を広げている。
○政権党との距離問う/南会津郡
5選を目指す民主現職の渡部に、無所属新顔の星が挑む。ともに渡部恒三衆院議員を選挙で支えているが、政権党との「距離感」は異なる。
渡部は「震災や豪雨災害からの復興には政権党との強いパイプが大切」と訴える。星は「県政は政権党のいいなりではいけない」と草の根の支援に期待。
○久々の選挙戦か/河沼郡
5選を狙う無所属現職の小澤に対し、自民が新顔の小林を擁立。16年ぶりに選挙戦となりそうだ。
初当選以来の選挙戦となる小澤は、後援会の引き締めに躍起。これまでの実績と県庁内の人脈を背景に安定感を訴える。今月初めに立候補表明した小林は、現職への不満について「町村長との対話が足りない」と述べる。「変化」のムードを盛り上げようと懸命だ。
○無投票の公算大/大沼郡
党県筆頭副幹事長で自民現職の杉山しか出馬表明がなく、前回に続き無投票の公算が大きい。
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>>1980
これ、社民現有2ってなってるけど
07年当選時は現有3だったが、民主にでも移ったのか?
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>>2001
いわき市の現職が離党しましたけど民主には移ってないですよ。
理由については、不明確ですけど党務を離れて政務に専念したいみたいなことを言ってたようです。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/480
一方、社民党県連の副代表だった同市選出の西丸武進県議(64)が先月、離党届を出し、今月初めに受理されたことも波紋を呼んだ。市立常磐病院の民間譲渡を骨子に含む「市立病院改革プラン」がまとまって間がなく、西丸氏が地域医療問題に熱心だったことから、「市長選転出か」と見られたわけだ。だが、西丸氏も「離党は党務と県議活動(政務)に対する党県連合との見解の違い。市長選とは無関係だ」と話すばかりだ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012514/1965
社民は前回まで公認していた現職が09年に離党。このため、公認候補は擁立しない模様。
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>>2002
ありがと。結局、離れた本当の理由って何だったんだろうね。
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http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/10/post_2301.html
支所設置に賛否両論 職員も家族と離れ離れ
2011年10月29日 | カテゴリ: 連載・原発大難
福島支所の開所式に臨む職員。大橋課長(前列左)も家族と離れた生活が続く=28日 すぐ戻れる―と思って古里を離れて200日以上。緊急時避難準備区域が解除されるなど自治体の置かれた状況は少しずつ変化している。一方で仮設住宅などでの不自由な住民生活は固定しつつある。避難自治体で唯一、県外の埼玉県に役場機能を置いた双葉町が28日、郡山市に支所を開き新たな局面を迎えた。ただ町にとっても、住民にとっても将来の輪郭をはっきり描ける段階ではない。住民の気持ちをどうつなぎとめ、未来を展望すればいいのか。大きな壁を前に苦悩する自治体の姿を追う。
開所の日、訪れる町民はわずかだった。
町福島支所が設けられた旧仙台食糧事務所郡山支所での開所式には井戸川克隆町長(65)をはじめ職員、町議らが出席した。簡単なセレモニーの後に業務がスタートした。県内の本格的な行政窓口の設置はこれまで議会をはじめ多くの町民が要望を続け、ようやく実現した。しかし、町民からは「ようやくだ」「いまさら」と賛否両論がある。
「(支所の開所は)遅かったと思うが、あった方がいい」。8月に避難先の山形県から移り、妻、母と郡山市の仮設住宅に暮らす高村博さん(63)は多少、心強く感じている。これまで町からの情報提供は乏しく、支所が開所する日も知らなかった。「今までほとんど町の情報がなかった。支所ができて改善されれば」と願う。一方、同じ仮設に住む40代の男性は「今ごろできても仕方がない。もう証明書の発行を受けるなどの用事もない。(支所が)あってもなくても一緒ではないか」と冷ややかだ。
福島支所に配属されたのは全部で約80人いる町職員のうち4分の1の20人。「多くの町民が待ち望んでいた。各班が協力して期待に応えたい」。総務班長として支所の責任者を務める大橋利一産業振興課長(58)は力を込める。
大橋課長は原発事故後、一緒に住んでいた母親、妻、次男と共に埼玉県へ避難した。体調を崩した母親は間もなく埼玉県内の介護施設に入り、妻は仕事の関係でいわき市に移った。富岡町に住んでいた長男もいわきに落ち着いた。大橋課長と次男は役場機能を移した同県加須市と狭山市で、それぞれ借り上げのアパート暮らしを続けていた。
9月からは二次避難所の猪苗代町のホテルに設置された町連絡所に駐在していたが、福島支所への異動で今度は郡山市に移った。
慣れない単身生活で食事は外食や弁当が続く。
家族との会話のない日々は味気ない。母親が弱ったのは避難が負担になったためだと思う。休日は母親に面会するため片道約2時間半の道のりを車で行き来することになる。
猪苗代では住民票や被災証明発行で日数がかかることなど町民の不満を直接感じていた。「一人暮らしは大変だが少しは慣れてきた。業務も自分の生活も、しばらくはバタバタするだろうが、少しでも良くなるように前向きに進むしかない」。疲れなど感じている暇はないと思っている。
加須市に家族を残して福島支所に異動になった別の職員は「境遇は(多くの町民と)皆同じ。町民のために働くのが仕事なのだから、とにかく一生懸命やるだけ」と気持ちを奮い立たせる。「町が最終的に県内に戻る時期は分からないが、県内に戻る先陣として土台づくりをしたい」と語る職員もいる。
井戸川町長は開所式で「今の状況は長く続けられない。みんなとどこかに集まり、町がきれいになったら帰る。それまで町民一体となって頑張りたい」と、感極まった顔であいさつした。
原発事故による避難自治体で唯一、県外に活路を求めた双葉町。どの自治体も経験したことのない事態の中、答えの見えない模索が続く。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111101_01.htm
3回連続「無風」濃厚 復興最優先 釜石市長選6日告示
任期満了に伴う岩手県釜石市長選(6日告示、13日投票)は、告示まで5日となった。立候補を表明しているのは、現職で再選を目指す野田武則氏(58)だけ。かつて保守系同士が激しい選挙戦を繰り広げた同市長選も、無投票が2回続く。東日本大震災からの復興が最優先課題となる中、異例の3回連続「無風」が濃厚となってきた。(釜石支局・玉応雅史)
野田氏は2007年11月の市長選に立候補し、初当選した。同じ年の4月に、無投票で再選されたばかりの前市長小沢和夫氏の死去に伴う選挙だった。民主党の岩手県議を2期目途中で辞し「市民党的な立場」を前面に、無投票で市長に転身した。
前市長の死去という「緊急事態」で選挙が回避された側面が強い前回に続き、野田氏は震災という「緊急事態」に再度直面することになった。
震災の爪痕がいまだに癒えない市内では「震災がなければ選挙になっただろうが、一刻も早い復興が最優先の時に選挙をやっている時間はない」(自営業の男性)との雰囲気が重く漂う。
各政党も野田氏を推薦するのか、独自候補を擁立するのかの態度を明らかにしておらず、選挙ムードは高まらない。
野田氏陣営は「派手な運動はできない」(後援会幹部)と気を使う。選挙に備えた後援会事務所もいまだに設置しておらず、告示前日の5日にテントを設営し、事務所代わりにするだけにとどめる考えだ。
このまま対立候補が現れなければ、野田氏は有権者の審判を受けずに2期目を迎えることになる。釜石市で、3回連続無投票でトップが誕生するのは異例だ。
野田氏は県議4期、釜石市長3期を務めた父武義氏の後援会組織を受け継いだ。県議選で強さを発揮し「盤石な布陣に戦いを臨める人がいない」(市議)との見方もある。
政治的に無風とはいえ、市政課題は山積する。新日鉄釜石製鉄所とともに栄え、1963年には人口9万2123人を誇った三陸の拠点都市も、89年に高炉が停止し人口流出が止まらない。2009年には4万人を割り込み、震災でさらに2000人以上減少。3万7271人(10月1日現在)に落ち込んでいる。
人口流出を食い止める新たな産業創出など、震災前からの課題の解決は依然、道半ば。野田氏は市長1期目の取り組みを「80点」と自己採点するが、有権者の評価が下される可能性は低い。
釜石商工会議所の和田盛雄専務理事は「選挙になっても、震災でゼロからのまちづくりとなり、野田市政の成果をどう評価するかは難しい」とした上で「市民の声を広く聞く姿勢は評価できるが、それを具体化する決断力とリーダーシップが、震災の今こそ求められる」と話している。
◇主な釜石市長選の結果
1987年4月
当 野田 武義(無新)18,219
浜川才治郎(無現)17,925
柏崎 知哉(無新) 718
91年4月
当 野田 武義(無現)無投票
95年4月
当 野田 武義(無現)無投票
99年4月
当 小野 信一(無新)12,833
大久保隆規(無新)11,553
野田 忠孝(無新) 5,119
2003年4月
当 小沢 和夫(無新)14,057
長谷川忠久(無新)12,973
07年4月
当 小沢 和夫(無現)無投票
07年11月
当 野田 武則(無新)無投票
2011年11月01日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111028_03.htm
復興 秋の陣―県議選激戦区ルポ(1)/太白、角田・伊具
東日本大震災で延期された県議選は、11月4日の告示(13日投票)まで1週間となった。震災後初めての全県選挙で、民主党政権の震災対応をはじめ、復興をめぐる村井嘉浩知事の県政運営が争点に浮上している。各政党の消長も焦点。前哨戦から激しい攻防を繰り広げる10選挙区を見た。(5回続き)
◎太白(定数5)=仙台市太白区/主要6政党競り合う
「国との連携を密にし、復旧復興に全力を挙げる」。5選を狙う民主現職の藤原範典は21日、党県連の県議選向け政策集を県庁で発表し、政権党の強みを強調した。
前回(2007年)は県内最多の2万597票を獲得したが、一転して逆風にさらされる。
政権交代後、首相が3人も代わり、震災対応は後手に回った。8月の仙台市議選では同じ選挙区の党現職2人が前回票を半減させ、1人は落選。藤原は「前回の反動は大きい」と危機感を強め、支持者回りに躍起だ。
太白選挙区は主要6政党の候補が激突する。党勢を懸けた競り合いは波乱含みの様相だ。県政与党の自民党は、現職2人が議席確保を狙う。
6選に挑む現職の菊地浩は26日、選対組織を発足させた。県政与党の自信を背景に「復興には経験と実績が欠かせない」と即戦力を強調した。
中田地区などに浸透し、体育関係の人脈も生かす。「民主党と違い、地域に根を張る自民党の強みをフルに発揮する」と対決姿勢を鮮明にする。
「行動力と若さにあふれ、復興になくてはならない人だ」。再選を期す佐々木幸士は8日、地元の泉崎で後援会集会を開き、知事村井嘉浩のメッセージを披露した。
8月の市議選では、父親の両道が6800票を獲得してトップ当選。「相乗効果で上位当選を」と余勢を駆る。
ほかの4党も「看板候補」が立つ。
5選を目指す公明現職の小野寺初正は「6政党がそろい、候補者は全て横並びだ」と集会のたびに危機感を強調する。堅固な党支持組織の支援に加え、地元票の掘り起こしに余念がない。
「大企業優先で被災者不在」と村井県政を揺さぶるのは、共産現職で5選を狙う横田有史。街頭や集会で県復興計画を批判する。党県委員会は「争点は明確。存在感を示す」と戦略を練る。
前回48票差で落選した社民党元議員の岸田清実は「最後の1議席を争う戦いになる」と背水の陣を敷く。党首福島瑞穂が22日に仙台入りし、てこ入れを図った。労組の支持固めにも奔走する。
混戦に拍車を掛けるのが初挑戦のみんなの党。地元育ちで新人の阿部千夏は、豊富な運動量が武器だ。「しがらみのない政党だから改革ができる」と訴え、二大政党批判票の受け皿を目指す。
無所属新人の赤間学は「宅地被害の支援強化を」と主張する。
◎角田・伊具(定数1)=角田市、丸森町/現新3人サバイバル
定数削減条例が10月に施行されたため、定数は2から1に減った。4年後の想定が前倒しの形となり、震災前に立候補を表明していた現職2人と新人1人の3人が、一つの議席を争う。少なくとも現職1人が議席を失うサバイバル戦だ。
「大変な選挙だが、どんなことがあっても頑張り抜く」。4選を狙う自民党現職の寺島英毅は23日、地盤の丸森町で開いた県政報告会で、現職のプライドを振り払うように自らを鼓舞した。
県農政部長などを歴任したベテラン。角田との合区前を含む過去3回の選挙と比べ、「これだけ厳しい戦いは記憶にない」と危機感を強める。
丸森町では町議選が県議選と同日選。寺島は系列町議と連動して、支持固めに奔走している。
3選を目指す無所属現職の長谷川洋一は23日、角田市で総決起大会を開いた。「定数減が今回から適用とは想像しなかった」と率直に述べ、「震災復興の大事な時期だからこそ、県議として仕事をさせてほしい」と支持を呼び掛けた。
ベテランの寺島を意識して「フットワークの軽さ」を前面に掲げる。新人との攻防では「豊富な経験」を打ち出す両面作戦だ。地盤の角田市での浸透に加え、丸森町への広がりを狙う。
「少しずつ名前と顔を覚えてもらえるようになった」。2現職に挑む民主新人の武田暁は、手応えを強調する。10月上旬以降、ほぼ毎朝、角田市内の交差点に立つ。
財務相安住淳(衆院宮城5区)が応援に入った22日の緊急集会。武田は「地域の声を県に届け、さらに国につなげるのが県議の役目」と政権中枢との近さを強調。「小さなアリだって何千匹も集まれば巨象を動かせる」と対抗心を燃やした。(敬称略)
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◇県議選立候補予定者
【太 白】(5−8)
藤原範典 64 党県選対委長 民現(4)(国推)
菊地浩 70 元大学教授 自現(5)
佐々木幸士 39 元衆議員秘書 自現(1)
小野寺初正 62 党県副代表 公現(4)
横田有史 67 党県副委員長 共現(4)
岸田清実 56 党県幹事長 社元(3)
阿部千夏 41 元市議秘書 み新
赤間学 63 元会社員 無新
【角田・伊具】(1−3)
寺島英毅 71 元県職員 自現(3)
長谷川洋一 57 元角田市職員 無現(2)(自推)
武田暁 36 元衆議員秘書 民新 (国推)
2011年10月28日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111029_02.htm
復興 秋の陣―県議選激戦区ルポ(2)/登米、遠田
立候補予定者の演説に拍手を送る支持者ら=22日、涌谷町
◎登米(定数2)=登米市/現元3人「迫の戦い」
「当選の枠が二つに狭まり、現職2人と元議員が争う。厳しい選挙戦になる」。知事の村井嘉浩は22日、登米市内2カ所でマイクを握り、危機感をあおった。
村井が足を運んだのは、ともに自民現職で再選を目指す旧豊里町長の只野九十九と、旧津山町長の熊谷盛広の県政報告会。両会合には、それぞれの支持者約400人ずつが詰め掛け、演説に聞き入った。
東日本大震災後、戦いの構図は激変した。10月に定数削減条例が施行され、定数は1減の2となった。その直前には、5選を目指し民主推薦で立候補する意向を固めていた無所属の袋正が突然、引退を表明した。
震災後の前哨戦で焦点に急浮上したのは、袋が前回獲得した約1万5000票の行方だ。
袋が地盤としていたのは旧迫町と旧中田町。登米市内の有権者約7万1000人のうち、この地域の有権者は4割以上を占める。特に旧迫町は、約1万7000人が住む大票田だ。
「袋票」の取り込みに勝機を見いだそうとする3陣営は、激烈な「迫の戦い」を繰り広げる。
熊谷は、旧迫町を中心とした商業関係者への支持拡大を狙う。県政報告会では「商業や商店街の活性化は重要な課題だ」とアピールを忘れなかった。出身の佐沼高の同窓生も集票の軸だ。
只野は、袋を支持していた畜産関係者への浸透を目指す。県政報告会やチラシで、稲作と畜産を組み合わせた「登米型農業」の確立を訴える。袋の後援会関係者にも支持拡大を図る。
2現職に挑む無所属元議員の渡辺忠悦は、旧迫町を中心に朝の街頭活動に余念がない。交通量の多い交差点で、通り掛かりの車に頭を下げ、有権者に顔を売り込む。
渡辺は前回、約200票差で当選を逃した。陣営は「出身の旧南方町を足場に、旧迫町でも福祉充実や零細企業支援を訴えて広がりを目指す」と議席奪還に燃える。
◎遠田(定数1)=涌谷、美里町/老練と若手、舌戦し烈
5選を目指す自民現職の中村功のてこ入れに、復興を指揮する県政トップが駆け付けた。
「次を勝ち抜けば、間違いなく議長になる。町にとって、こんな素晴らしい、名誉なことはないんです」。知事村井は22日、涌谷町のイベントホールで演説し、最大級のリップサービスで支持を呼び掛けた。
中村を待ち受けるのは、財務相安住淳(衆院宮城5区)の後援会が支える民主新人との一騎打ち。「非常に苦しい戦いと感じている」。中村は、これまでにない危機感をにじませた。
父の故健一から地盤を受け継ぎ、農業政策に通じる。党県連幹事長や自民会派会長を歴任しキャリアは十分だ。陣営は「地に足の着いた政治家」をアピールし、古くからの支持者や農業団体への支持固めに奔走する。
「ここで育てていただいた恩返しをしたい。介護、医療を充実させたい」。民主新人の大友新は21日夜、自身が住む美里町山の神団地で、ミニ集会を開いた。25畳ほどの会場に詰め掛けた住民は約40人。自治会幹部は「選挙で推薦を出すのは初めて。地元から県議を出そう」と呼び掛けた。
大友は町内で高齢者福祉施設を運営する。少子高齢化が進む地域で「介護のプロ」を強調し、浸透を狙う。安住の後援会が支えるほか、美里町長の佐々木功悦が支持を鮮明にする。
「年齢は相手の2分の1だが、思いや行動力はある」。街頭では現職を意識した訴えに力が入る。(敬称略、県議選は11月4日告示、13日投票)
◇県議選立候補予定者
【登米】(2―3)
熊谷盛広 60 元津山町長 自現(1)
只野九十九 63 元豊里町長 自現(1)
渡辺忠悦 61 会社役員 無元(1)
【遠田】(1―2)
中村功 61 農業 自現(4)
大友新 33 会社社長 民新(国推)
2011年10月29日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111030_01.htm
復興 秋の陣―県議選激戦区ルポ(3)/泉、塩釜
立候補予定者の集会で「頑張ろう」と声を張り上げる支持者たち=20日、仙台市泉区
◎泉(定数5)=仙台市泉区/2新人攻勢 現職警戒
自民党衆院議員の秘書を務めた新人2人が、攻勢を掛ける。
「絶対負けられない戦いです」。みんなの党新人の峯岸真哉は25日、仙台市泉区上谷刈の住宅地に入った。元衆院議員中野正志の秘書時代に築いた人脈を武器に直伝のどぶ板戦を展開。企業、支持者回りは9月から6000回以上を数えた。
もう1人は、衆院議員秋葉賢也(比例東北)の秘書だった無所属新人岩沼宏幸。25日朝、市地下鉄黒松駅前で「食品の放射線検査を徹底する」と呼び掛けた。街頭活動重視は、秋葉が県議時代から続けたスタイル。31日には決起集会を開く。
現職たちは、強力な防衛線を張る。
3選を狙う自民現職の外崎浩子は過去2度、秋葉の後継として戦った。岩沼の参戦で危機感は強い。「何とか勝ち抜きたい」。20日の集会で支持者120人に訴えた。中野も駆け付け「私の元秘書は他党。応援はあり得ない」と言い切った。
「2新人に票を奪われている」。7選に挑む自民現職の今野隆吉は焦りを隠さない。9月以降、休まずに平日朝の街頭演説に取り組み、これまでにない空中戦を展開。ミニ集会にも力を入れ、高森などの地盤で着実な支持固めを進めている。
副議長で4選を狙う無所属現職の小野隆は、県政報告会を各地で開く。23日に松森地区で行った集会では「大型新人候補と横一線の情勢だ。苦戦している」と支持を求めた。泉中央や七北田で支持を広げ、商工、体育団体の人脈も生かす。
3選を狙う民主現職の菅原実は前回(2007年)、1万6000票余りを獲得してトップだった。今回は逆風を警戒して街頭活動は控える。「確実に獲得できる票を固めよう」。23日の選対会議で、支持者周りを加速させることを確認した。
再選を目指す公明現職の伊藤和博は23日、党参院議員と共に、震災で地割れや陥没が発生した紫山、寺岡地区に入った。「不安を取り除く対策が大切だ」と住民に寄り添う姿勢をアピールし、強固な党支持層へ確実に浸透する。
共産新人の五島平は、線量計を左手に握るスタイルで街頭に立ち「原発ゼロの実現を」と主張する。26日の事務所開きでは、陣営幹部が「前にも後にもないチャンスだ」と声を張り上げた。
◎塩釜(定数2)=塩釜市/独占自民に3氏挑む
塩釜市で22日、民主の国政報告会があった。会場のホテルはほぼ満席。「頼めば時の財務大臣だって来てくれる。これが政権党だ」。党県連幹部が目を細めた。
その財務相安住淳(衆院宮城5区)は、主役である新人の阿部真喜を褒めちぎった。「これから20年、政治家をやってもまだ45歳。相当大物になりますよ」。阿部は感極まって泣きだした。
自民が独占する塩釜での議席獲得を安住は「悲願」と言う。陣営幹部は「経験不足は問題じゃない。政権党のメンツの問題だ」と言い切る。
5選を狙う自民現職の柏佑整が迎え撃つ。支部長を務める党塩釜市支部の主催で30日、国政報告会を開く。会場は民主が使った同じホテル。来賓は元首相の安倍晋三だ。
「こちらは党県連幹事長も経験したベテラン。民主と同じ条件で集会を開き、震災復興に必要な人材は誰かと有権者に問いたい」。陣営のボルテージが増す。
3選を目指す自民現職の佐藤光樹は、震災の後遺症と闘っていた。自宅と後援会事務所は津波で全壊。10月に入ってようやくプレハブ事務所を設け、立て直しを急ぐ。
この4年、地道にミニ集会を続けてきた佐藤。強力なフットワークで人脈は格段に広がった。「被災者の一人として県民の声を聴くことから始めたい」と話す。
火花を散らす二大政党を横目に、共産新人の天下みゆきが間隙(かんげき)を縫う。狙うのは1999年県議選の再現。6人が立候補して保守票が分裂し、共産新人が2議席目に滑り込んだ。
9月の塩釜市長選に続く挑戦で知名度はある。党市議と連携してあいさつ回りを続け「地場産業の再起に手厚い復興予算を」と訴える。
無所属新人の松木英一は24日、県庁で記者会見し「若年層に食い込んでいきたい」と話した。
(敬称略、県議選は11月4日告示、13日投票)
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◇県議選立候補予定者
【泉】(5−8)
菅原実 62 元高校教諭 民現(2)(国推)
今野隆吉 71 県社協理事 自現(6)
外崎浩子 51 元団体職員 自現(2)
伊藤和博 52 党県副幹事長 公現(1)
小野隆 67 県議会副議長 無現(3)
五島平 60 党県書記長 共新
峯岸真哉 34 元衆議員秘書 み新
岩沼宏幸 38 元衆議員秘書 無新(自推)
【塩 釜】(2−5)
柏佑整 64 元衆議員秘書 自現(4)
佐藤光樹 43 元参議員秘書 自現(2)
阿部真喜 25 元衆議員秘書 民新(国推)
天下みゆき 55 党県委員 共新
松木英一 61 元会社社長 無新
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111031_01.htm
復興 秋の陣―県議選激戦区ルポ(4)/若林、名取
立候補予定者の後援会集会で演説を聞く有権者ら=22日、名取市内
◎若林(定数3)=仙台市若林区/現新7人、混戦の様相
4人もの新人の挟撃に遭い、現職3陣営が危機感を強める。
「票の重みを背に受け頑張ってきた。議会で発言力も増した」
前回(2007年)トップ当選で、6選を狙う社民現職の本多祐一朗は22日、六郷地区の集会で支持を求めた。強力な後援会組織で深く浸透するが、後援会幹部は「新人から攻勢を受けている。苦しい」と漏らす。
前回の立候補者は4人。当選ラインを境に優劣は明らかだったが、今回は一転して混戦の様相だ。
5選を目指す自民現職の千葉達は、実績を前面に掲げる。19日に一本杉町地区で開いた集会では「候補者の中で最年長。50〜80代の立場で年金、福祉に取り組む」と強調した。知事村井嘉浩も駆け付け、県政与党の強みを演出して見せた。
もう1人の自民現職で再選を期す細川雄一は24日の集会で、必死の形相で訴えた。「私を使ってほしい。必ず期待に応える」。集まったのは、地盤の七郷地区の町内会や農協の関係者ら約450人。地元の票を固めきる戦術が加速する。
守りを強める現職を、新人陣営は攻め立てる。
プレハブの仮設住宅が立ち並ぶ日辺地区で25日、共産新人の福島一恵が被災者に声を掛けて回った。「村井知事は東京の大企業を向いている。皆さんの声を県政に届け、復興を加速させる」。仙台市議を5期20年務めた知名度を生かし、保守層への食い込みも狙う。
みんなの党新人の菊地幸郎は「増税なき復興」「脱原発」などを掲げた党のアジェンダ(政策課題)を携え、連日街頭に立つ。支援者回りも加速させている。
無所属新人の渡辺勝幸も、被災者目線を重視する。20日、地元の沖野地区の集会では犠牲になった友人の消防士を悼みながら「復興は遅れている」と強調した。
無所属新人小野寺一貴は幹線道路でつじ立ちし、知名度アップを図る。
◎名取(定数2)=名取市/3新人、復興構想競う
震災の大津波で、沿岸の閖上、下増田地区が壊滅的被害を受けた。復興の在り方が大きな争点になっているが、被災者に配慮した静かな前哨戦が続いている。
自民現職2人は引退。無所属3新人が争う。震災後、各陣営は運動を控え、被災者支援や独自の復興計画作りに取り組んだ。それぞれの復興構想の浸透度合いが、攻防の鍵になりそうだ。
閖上出身の石川利一は、4月に「新生なとり市民の会」を結成し独自の復興計画を市に提言した。「閖上のまちを残す」という現地再建の手法で、津波防御の県道塩釜亘理線の海側回りと名取川新橋架橋案を描いた。
過去2回挑んだ市長選で構築した後援会組織が回転。自民の推薦も得た。元仙台市幹部の経験を生かし「復興には仙台、岩沼両市や県との連携が必要」と強調する。
元市議の太田稔郎は、南部の館腰地区が拠点。震災直後に災害ボランティア団体を発足させ、避難者の生活支援や子どもたちへの学習支援に取り組んできた。
各地でミニ集会を重ね、「活動を通じて聞いた被災者の叫びを市全体に伝えたい。雇用確保、農業再生が重要課題だ」と呼び掛ける。民主の推薦を受け、復興策の推進へ政府与党との近さをアピールする。
元市議会議長の佐藤賢祐は「被災者の代弁者になりきる」と強調する。震災では地元の下増田で津波被害を目の当たりにした。「子どもたちの未来を考えた復興を」と、集団移転と移転跡地買収を主張する。
地区住民でつくる「市東部震災復興の会」の事務局による仙台空港を核とした国際観光拠点づくりを市などに提案してきた。後援会を通じて政策の浸透を図る。
(敬称略、県議選は11月4日告示、13日投票)
◇県議選立候補予定者
【名 取】(2−3)
石川利一 63 元仙台市職員 無新(自推)
太田稔郎 60 農業 無新(民・国推)
佐藤賢祐 66 不動産賃貸業 無新
【若 林】(3−7)
千葉達 66 元衆議員秘書 自現(4)
細川雄一 44 元衆議員秘書 自現(1)
本多祐一朗 55 党県役員 社現(5)
福島一恵 50 元仙台市議 共新
菊地幸郎 50 会社社長 み新
小野寺一貴 37 会社員 無新
渡辺勝幸 36 元参議員秘書 無新
2011年10月31日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111101_02.htm
復興 秋の陣―県議選激戦区ルポ(5完)/石巻・牡鹿、宮城
立候補予定者の決起集会。選挙戦に向け、結束を確かめた=29日、石巻市
◎石巻・牡鹿(定数5)=石巻市、女川町/7陣営必死の票固め
戦いの構図が急転し、民主党の2現職は緊迫の度を深める。
「元の石巻を取り戻したいんです…。やらせてください」。4選を目指す坂下賢は10月23日、石巻市内であった決起集会で声を詰まらせた。
震災で地盤の旧北上、雄勝両町が甚大な被害を受け、支えてくれた女性会会長が津波で亡くなった。後援会幹部は「父の故清賢の時代を含め、52年間で最大の危機」と焦りを隠さない。
加賀剛も4選を狙う。地盤の石巻市水押地区から共産新人が名乗りを上げたことに危機感を強め、地域懇談会を計8回開催した。22日の決起集会では「地方から国に対し『これをやれ』と訴える」と述べ、政権党の強みをアピールした。
前回(2007年)トップ当選の自民現職須田善明は女川町長選に回った。4現職に、元議員2人と新人1人が挑む形となり、予断を許さない混戦となった。
5選を期す自民現職の佐々木喜蔵。陣営は、須田が前回獲得した1万8000票の行方を注視する。「同じ党として、ほかに渡すわけにはいかない」と陣営幹部。地盤の市中心部を引き締めるほか、女川町でも攻勢を強める構えだ。
3選を目指す無所属現職の本木忠一は、津波で死去した前石巻市長の故土井喜美夫の後援会組織から前回に続き支援を取り付けた。古くからの支持者は「弔い合戦」の様相もにじませる。自主投票となる公明支持層の取り込みも狙う。
元議員2人の参戦が、構図をさらに複雑にする。
4回目の当選を狙う自民の池田憲彦が29日夜に開いた決起集会で応援弁士が言い放った。「10年間、手足のように使われた人に立候補表明された。負けるわけにはいかない」
矛先を向けられたのは、過去3回の衆院選宮城5区に自民公認で立候補して敗れた無所属の斎藤正美。24日に突然、名乗りを上げた。池田は地盤の旧河南、桃生両町で斎藤の衆院選を支援してきた。「県政に向けて一番歩いてきたのは私だ」と票固めに躍起だ。
斎藤は「最速復興」を掲げる。地盤の石巻市蛇田地区での支持を固めるほか、半島部などの集落にも小まめに足を運び、8年ぶりの県議会復帰を目指す。
保守陣営の集票合戦を横目に、共産新人の三浦一敏が急浮上を狙う。党支持票に加え、震災後に党が行った支援活動への評価もある。同日選の女川町議選で党候補との連携が加速する。
◎宮城(定数1)=松島、利府町/「松島VS利府」鮮明に
8年半ぶりとなる選挙戦は、4選を狙う自民現職の安部孝と、無所属新人の渡辺博史の一騎打ち。安部は松島町、渡辺は利府町を地盤とし、地域間対決が燃える。震災を経て、競り合いはさらに先鋭化している。
10月30日に松島町であった安部の総決起大会。「震災の復旧復興には、この先5年、10年と時間も金もかかる。(安部が)負けたら松島は5年、10年と遅れてしまう」。約400人の聴衆を前に、マイクを握った応援弁士は危機感をあおった。知事村井嘉浩もビデオメッセージを寄せた。
安部は「有力な新人が出て難しい選挙だ。12年の実績を生かして松島、利府両町と県をつなぐ懸け橋になりたい」と実績を前面に出した。
渡辺も負けてはいない。29日、利府町であった総決起大会には約400人が詰めかけ、熱気であふれた。
「利府からは48年間、県議が出ていない。ずっと松島(町)さんにお世話になってきた」。支援を鮮明にする利府町長の鈴木勝雄は、地元県議の誕生を「悲願」と位置付け会場を沸かせた。
渡辺は「震災後のボランティア活動を通じ宮城の課題が見えた。知事を支え、命をささげる覚悟で取り組む」と若さと行動力をアピールした。
前回は安部が無投票で3選。03年は利府町の無所属新人に245票差まで迫られた。
ことし9月現在の有権者は利府町の2万7334人に対し、松島町は1万3180人。利府が松島のほぼ倍だが、03年の投票率は松島が62.22%、利府は50.38%だった。政治風土の違いが、戦いの行方を不透明にしている。
「数(人口)で上回る利府が本気でやれば、負けるわけがない」「松島から県議を出さなかったことは、今まで一度もない」
系列町議を巻き込み、両陣営は激しく火花を散らす。ともに利府町の新興住宅地が攻防を左右する鍵とみて、票を掘り起こす。
(敬称略、県議選は4日告示、13日投票)
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◇県議選立候補予定者
【石巻・牡鹿】(5−7)
加賀剛 59 団体役員 民現(3)(国推)
坂下賢 49 元県議秘書 民現(3)
佐々木喜蔵 62 食堂経営 自現(4)
本木忠一 54 団体役員 無現(2)
池田憲彦 58 会社役員 自元(3)
斎藤正美 56 元石巻市議 無元(4)
三浦一敏 61 元市議 共新
【宮 城】(1−2)
安部孝 55 元松島町議 自現(3)
渡辺博史 41 元高校教諭 無新
2011年11月01日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111015_01.htm
焦点/“文化の復旧”なお時間/宮城の11大型公共施設、再開できず
震災で壁が剥がれるなどした東京エレクトロンホール宮城=仙台市青葉区
東日本大震災では東北各地で、市民会館や文化センターなどの大型公共施設も数多く被災した。宮城県内では東京エレクトロンホール宮城(仙台市)など11施設が、震災から7カ月が過ぎた今も再開できないでいる。天井落下や壁面の亀裂など被害が深刻なためで、現在も避難所として使われている施設もある。
◎天井落下・壁に亀裂…、損傷激しく
宮城県内の40の大型公共施設が加盟する県公立文化施設協議会によると、加盟全施設が被災した。このうち再開できていない施設は表の通り。エレクトロンホールや泉区の「イズミティ21」、南三陸町スポーツ交流村(ベイサイドアリーナ)など10施設は震災被害が大きく、気仙沼市民会館は避難所にもなっている。
津波被害を受けたのは石巻文化センター。他は大規模な空間を支える柱がないホール特有の構造が、甚大な被害につながったとみられる。12月10日に再開予定のイズミティ21以外は、年内の再開が難しい状況だ。
震度7を記録した栗原市の栗原文化会館は壁面に亀裂が入り、配管から漏水した。今後、耐震性を高める修繕工事に入る予定で、再開は早くて来春以降となる。壁面や音響設備の損傷が激しかった角田市市民センターも全面的な改修が必要で「取り壊しも含め検討中」(同センター)という。
エレクトロンホールは天井の一部が落下したり、屋上にある暖房の排気筒が壊れたりしたため、来年3月までの使用中止を決めた。今月中にも本格的な修繕工事に着手する。
エレクトロンホールの指定管理者の一つ、県文化振興財団は「心に癒やしを与える文化施設が復旧しないと、平穏な生活に戻ったとはいえない。一日も早く再開させたい」と話している。
◎「支援優先」避難所に/事業中止、財務を直撃
「今は避難している人が自立した生活を送れるよう支援することが最優先」。気仙沼市民会館の松下尚子館長(66)が強調する。会館には今も、さまざまな事情で仮設住宅などに移れない被災者約40人が身を寄せる。
例年、この時期は芸術関連のイベントがめじろ押しだが、中ホールや楽屋は被災者の避難所となり、ロビーには支援物資の段ボールが山のように積まれている。
毎年、文化の日(11月3日)の前に開かれていた気仙沼市最大の文化イベント「気仙沼市民文化祭」はことし、「会場が確保できない」として、中止になった。市内の全児童生徒が参加する「小中学校音楽祭」も開催を見合わせた。
松下館長は「来年の成人式を皮切りに本格再開させたい」と話すが、それまでに被災者の移転先が決まる確かな見通しは今のところない。
多賀城市の社会人らでつくる多賀城吹奏楽団は毎年10月、多賀城市民会館で定期演奏会を開いてきた。震災で市民会館は天井、壁の一部が崩落し、再開の見通しは立っていない。楽団はことしの定期演奏会を見送り、代わって慰問活動や地域の催しに力を入れる。
団長の立花重典さん(40)は「会館が落成した1987年からここで演奏してきた。慣れ親しんだ場所でもう一度演奏したい」と話す。
長引く休館は、施設の財務状況も直撃している。東京エレクトロンホール宮城(仙台市)は、震災前に前払いで受け取っていた利用料の返却手続きに追われている。2011年度は大ホールと会議室の利用申し込みが1124件あり、返金総額は約4000万円に上る。収益の柱だった演劇や演奏会など12の自主事業も開催を見送った。
ホールの指定管理団体の一つ、県文化振興財団によると、総収入2億5000万円のうち半分を占める利用料や事業収益が本年度は全額見込めなくなった。
財団の白石光雄事務局長(61)は「職員の自宅待機などで人件費の削減に取り組んでいる。早く再開の期日を決め、利用予約の受け付けや自主事業を企画したい」と話す。
2011年10月15日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111102t11025.htm
民主県連・連合宮城、共闘態勢に不安 宮城県議選
宮城県議選(4日告示、13日投票)を目前に控え、民主党県連と支持母体の連合宮城の共闘態勢に不安が広がっている。県連からの明確な支援要請がいまだなく、各労組の活動の方向性が定まらないのが要因だ。労組や候補予定者は「惨敗した仙台市議選の二の舞いになりかねない」と危機感を募らせる。
「県議会の民主党は少数で、地方組織も脆弱(ぜいじゃく)だ。県議を増やすことが政権安定には不可欠だ」
仙台市内で10月25日に開かれた連合宮城の定期大会。同日再任された山崎透会長は、県議選の勝利に向け、力を込めて傘下労組を鼓舞した。
連合宮城は今回、民主党の公認候補13人全員を推薦した。「全員当選を」と山崎会長は訴えるが、掛け声とは裏腹に、労組の間では「どう運動したらいいか分からない」「組合員が投票へ行くかどうかも怪しい」など困惑の声が上がっている。
連合宮城幹部の一人は「特定候補の支援が決まると組合員も活気づくが、現状では動きようがない。要請を待ち構えている状態」と明かす。
県連は従来、労組の組織内候補以外の現職、新人候補について、県連が主導して主要労組へ支援を要請。連合宮城の傘下労組はポスター貼りや選挙事務所の運営支援など実動部隊を担ってきた。
支援要請の遅さに加え、県連の「司令塔」としての戦略性の乏しさを懸念する声もある。
別の連合宮城幹部は「青葉区には連合の推薦候補が3人もいる。党に逆風が吹く中、選挙区情勢を分析し、てこ入れする候補を考えるのは県連の役目。労組はそれを伝えられて初めてメリハリのある運動ができるのだが…」といら立ちを隠さない。
民主党は8月の仙台市議選で公認候補12人を擁立し、現職3人を含む5人が落選。改選前を2議席下回る惨敗を喫した。
県議選の告示が秒読み段階に入った今、「ビラをまく要員が足りない」と悲鳴を上げる候補予定者も出ている。
こうした現状に、県連幹部は「認識が甘いと言われれば弁明のしようがない。市議選の敗北で立ち直るのに時間がかかった」と話し、「県議選はこれまで以上の支援が必要。市議選の繰り返しになりかねない」と焦りの色を浮かべた。
連合宮城側の不安や不満に対し、今野東県連代表は「認識不足があったかもしれない。連合は最大のサポーターであることに変わりはなく、恒常的な協力体制は築けている」と強調。近く各労組に支援要請する考えを示した。
2011年11月02日水曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001110280002
県議選争点はこれだ1 漁業特区警戒と期待
2011年10月28日
養殖漁業の再開に向けて、漁業者たちはワカメの種をはさんだロープを船に積み込んだ=25日、石巻市小渕浜
「去年はここでカキむきをしていたのにね」。25日、牡鹿半島の石巻市桃浦(もものうら)。県漁業協同組合の桃浦出張所の組合員が、がれきが残る漁港を見ながらつぶやいた。
62軒あった集落のうち、津波の被害を免れたのは3軒のみ。カキ養殖の船やイカダを失い、年1千万円程度の売り上げが見込めなくなった。現在、がれき撤去で生活を維持している。
後藤建夫支部長(64)は「震災直後は漁業をやめるつもりだった」と明かす。組合員が19人と少なく、平均年齢は60代。カキ養殖再開には数千万円かかる。
「民間会社などに手助けをしてもらい、給料をもらいながらノウハウを生かして養殖を続けられないか」。4月、そんな思いが皆に広がっていった。
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5月、政府の復興構想会議。村井嘉浩知事が沿岸漁業への民間参入を促す「水産業復興特区」を提案した。漁業の早期再開に加え、高齢化で担い手が減少する沿岸漁業の競争力を高める狙いだった。
桃浦出張所は賛成の手をあげた。「企業の力を借り、若い人を呼び込める漁業をつくる手伝いをしたい」。組合員の大山勝幸さん(65)は話す。
だが、浜を束ねる県漁協、さらに全国漁業協同組合連合会が反対を打ち出した。「漁協の一括管理だからこそトラブルが避けられてきた」「民間は採算が合わなくなれば撤退する」
桃浦から十数キロ離れた小渕浜。25日、養殖ワカメ再開に向けた準備作業が始まった。県漁協表浜支所の組合員は海に入れるロープにワカメの種苗をはさみ、船に積んでいった。
地震で沿岸は約120センチ地盤沈下したが、一部をかさ上げし、船が着岸できるようになった。300近い漁業者が加入する組合の幹部は「後継ぎの若者が多いので早く再開できた」。
漁具の調達も難しかったが、大規模経営の漁業者の仲介で海外から取り寄せた。海中に沈めたワカメは来春、収穫を迎え、長い時間をかければ漁業は成り立ちそうだ。
復旧に向かいつつあるなかで、多くの浜で漁業者は企業参入に警戒感を募らせる。「民間開放で浜の秩序が崩壊する」
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強硬姿勢を受け、村井知事は県復興計画で特区を「検討すべき課題」にとどめ、「導入は2013年度」と明言した。
県議会は、県漁協が提出した漁業特区撤回の請願について、産業経済委員会は採択したものの、本会議では反対多数で不採択となった。導入への具体的な見通しは立っていない。
「待つ間にみんなやる気をなくさなければいいが」。漁業者からはこんな声もあがる。(高橋昌宏)
○水産業復興特区
漁業権は現在、漁協に優先的に与えられているが、漁業者と連携する民間会社も同列に扱う。野田政権の復興特区法案でも盛り込まれる見通し。県はまず、漁業者団体と企業が新しい法人をつくることを進め、特区導入に合わせて出荷できるように準備を進める方針。
11月4日の県議選告示まで1週間。「震災選挙」で何が問われるべきか。争点を探る。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001110290001
県議選争点はこれだ2 TPP問題
2011年10月29日
今年産米の収穫作業が急ピッチで進む。農家にはTPP交渉の参加問題も気がかりだ=登米市南方町
環太平洋経済連携協定(TPP)は断固反対――。JAみやぎ登米は、21日から急きょ登米市内に街宣車を走らせている。
民主党政権は、11月中旬のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議をめどに、TPP参加を巡る判断を示す見通しだ。農家には、TPPで関税撤廃となれば、国内農業は崩壊するとの危機感がある。
「今は震災復興に取り組んでいる最中。沿岸部の本格的な農地復旧はこれからで、内陸部では放射能問題も未解決。間隙(かん・げき)を突かれた格好だ」。同JAの榊原勇組合長(62)は政府への不信を口にする。
TPP問題が浮上したのは昨年10月。当時の菅直人首相が所信表明演説でTPP交渉参加の検討を表明し、翌月に関係国との協議開始を閣議決定。今年6月に政府が参加の是非を判断するはずだったが、震災で先送りになっていた。ところが、野田佳彦首相は早期に結論を出す考えを示し、TPP問題が再浮上した。
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海外との連携強化で成長戦略を描く経済界。県内の経済団体は「議論を深めてほしい」(東北経済連合会)と態度を明確にしていないものの、中央の経団連などは今月1日、「世界の成長と繁栄から取り残されることになりかねない」として、緊急集会で交渉への早期参加を求める決議をしている。
しかし、農家側は反論する。農家と栽培契約を結び、年約3千トンのコメをスーパーなどに販売する農業法人・登米ライスサービス社長の伊藤克成さん(61)は「関税撤廃で輸出産業が救われるのか。円高の方がはるかに障害だ」。
もし参加が避けられないなら、関税撤廃を逆手にとり、海外でコメを作って日本に輸出する手もあるのだろうが……。不本意ながらそんな考えもよぎる。
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県議選では、農業者の政治団体である県農協政治連盟が、依頼のあった立候補予定者を推薦。それぞれと交わした政策協定には「TPP参加の断固阻止」という趣旨の一文が入っている。各方面のしがらみを受け、TPPを論点にしようという立候補予定者は目立たない。
「反対も賛成もできないな」。角田市でコメと野菜を作る専業農家の男性(54)は話す。「雇用や医療など影響は多岐に及ぶのに、それらも含めた日本のあるべき将来の姿を誰も示していない」
県議の力に限界があることは承知しているが、国会議員より身近な存在だ。「立候補する人たちが、どれだけ真剣にTPPのことを考えているのだろうか。それも見えない」(荒海謙一)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001110310003
県議選争点はこれだ3 脱原発胸の内は様々
2011年10月31日
「まずいことになっている。心の準備をしたほうがいい」。3月11日夜、停電した自宅で、仙台市太白区の主婦(34)は夫(37)から言われた。
携帯電話で見ることができたニュースは、東京電力福島第一原発の事故を伝えていた。放射能との「戦い」が始まるとは、その時は思わなかった。
放射性物質の飛散、汚染水の海への放出が続く。小学生の子ども2人への影響が心配になり、食材は産地を選んだ。缶詰はメーカーに問い合わせ、製造が事故の前か調べた。どの場所が安全か、市民が独自に放射能測定器で測った数値を書き込むサイトに見入った。
学校は安全なのか、給食は大丈夫なのか……。同じように不安を抱く知人らと5月、市民団体を立ち上げた。「脱原発」まで主張しないが、「安心して生活したいんです」と話す。
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「脱原発」には住民の間で温度差もある。
市民団体「5年後10年後こどもたちが健やかに育つ会せんだい・みやぎ」も震災後、主婦らが作った。約200人が登録している。
代表を務める仙台市若林区の主婦は、原発事故から1カ月間、小学1年の娘の被曝(ひ・ばく)を恐れて自宅の外に出られなかった。北海道や関西、沖縄へ「疎開」した知人もいる。
5月中旬、学校での放射能測定や給食の産地表示を求める要請書を仙台市に出した。知人のつてで数人の県議に会い、県議会に請願書も出した。今月22日には、県議選の応援で仙台市を訪れた野党党首に、国の財政支援などを要望した。
原発事故の恐ろしさは身をもって知った。「原発停止がどこまで大変なことなのか、わかっていないところもある」と思いつつ、主婦は「県議選では、女川原発を再稼働させないと主張する人を選びたい」と話す。
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原発をめぐり、県議選の立候補予定者は「脱原発」の方向でほぼ一致するが、「自然エネルギーへの転換を目指し、原発依存は徐々に減らす」「女川原発は即時廃炉」と主張は様々だ。
県内19の市民団体は今月末、県議選の立候補予定者に原発や放射能問題への意見をたずねるアンケートを送った。結果は近くまとめて発表する予定だ。
アンケートを主導する「みやぎ脱原発・風の会」の篠原弘典代表は話す。「女川原発の再稼働には県の同意が必要で、選挙後の県議会の議論も重要になる。候補者には真剣に考え、意見を示してもらいたい」(福島慎吾)
<女川原発と県内の放射能問題> 東北電力女川原発は震災で13メートルの津波を受け、全号機が自動停止した。しかし、東京電力福島第一原発の事故で県内にも放射性物質が飛散。汚染された稲わらを食べた肉牛から放射性セシウムが検出されるなど、食品への不安が広がった。県南部では比較的高い放射線量を測定。県は「健康被害の心配はない」とするが、丸森町の2地区の子どもを対象に健康調査を実施する方針。
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県議選争点はこれだ4 多選、薄らぐ批判
2011年11月01日
自民党政策フォーラムでベテラン県議の激励に村井嘉浩知事が訪れた=10月29日、山元町
「震災後の施策をここまでやってこられたのは先生のおかげ」。山元町中央公民館で10月29日に開かれた自民党政策フォーラム。村井嘉浩知事が100人以上の出席者に語りかけた。
知事が持ち上げたのは、地元の亘理選挙区(定数1)で7期目を目指す自民現職の渡辺和喜氏(70)。県議長や党県連幹事長を歴任し、元自民党県議の知事と親しい。
23日に亘理町であった後援会事務所開き。斎藤邦男町長や自民党の西村明宏・前衆院議員、三浦秀一副知事らが駆けつけた。「6期やらせてもらった経験が生きる」。渡辺氏が叫ぶと、別の選挙区で6選を狙う自民県議は「多選批判は僕らには当てはまらない。実力が違う」と声をあげた。
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その日、亘理選挙区で立候補する無所属新顔の山本久人氏(46)は、年1度の亘理町の祭りに顔を出した。「よろしくお願いしますね」。通行人に頭を下げ、チラシを配った。
掲げる政策は、JR常磐線の早期再開や医療法人の誘致促進。人口流出に歯止めをかけ、雇用の場を確保することに新たな力を注ぎたい――そんな思いでミニ集会を重ねている。
2007年に町議になり、政治家として活動してみると、県議の具体的な仕事が見えなかったという。「表立って多選の批判をするつもりはない。知名度も組織もないから、具体的な政策を真正面から有権者に訴える」
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4年前の県議選亘理選挙区。渡辺氏は1万票余を獲得して当選したが、次点の元町議に約2千票差に迫られた。渡辺氏に善戦した森俊博さん(61)は「世代交代への期待票だった」と振り返る。
一般的に、県議が当選を繰り返すと知事や国会議員と人脈ができ、発言力が強まって政策への影響力が高まる。半面、地域で側近が権力を振るったり、公共事業で自らに近い業者に配慮したりという印象もあり、多選批判がつきまとう。
ただ、森さんは震災後、多選は「経験」というプラスの意味で有権者にとらえられるようになったと感じる。「今こそ私たちのために働いてくれると期待する有権者がいる」
津波で自宅を流され、仮設住宅に暮らす亘理町の農業男性(65)は、震災後、集団移転などについて県議に相談してきた。「経験と人脈がないと復興・復旧は果たせない」。一方、約20年前に同町に移り住んだ公務員男性(54)は「長年、県議をやりながら仕事が見えないなら新しい人に新陳代謝するのも手だ」と語った。(鈴木剛志)
<県議選と「多選」> 朝日新聞の10月31日までの集計では、今回の県議選の立候補予定者のうち、5期目以上をうかがうのは15選挙区の24人。3選挙区の3人は無投票の公算が大きい。2007年の前回選挙では、12選挙区で16人が5期目以上を狙って立候補し、当選は10選挙区の13人(無投票1人)だった。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111020001
県議選争点はこれだ5 避けられる増税議論
2011年11月02日
仮設住宅の集会所で内職をする入居者たち。今後の暮らしを考えると増税論議は気になるという=10月31日、仙台市宮城野区
仙台市宮城野区にある仮設住宅の集会所で10月31日夜、津波で家を流された入居者11人が集まり、内職に取りかかった。「お金ためてハワイでも行くか」。笑いが途切れることなく作業が続く。
助けや応援を呼ぶ防災用の「いのちの笛」に手書きのメッセージを添えて、袋詰めする。1個500円。売り上げの半分が仮設団地の自治会に入り、内職者には1個あたり10円が支払われる。公益社団法人の事業で、被災者の孤立化を防ぐ狙いもある。
平山次雄さん(73)は妻が営んでいた床屋兼自宅が津波で流され廃業。今は国民年金が頼りだ。最近、消費増税のニュースが気になる。「食品や身近なものまで10%になったら大変なんてもんじゃない」
一緒に内職する女性(69)は「増税する前にもっと無駄を省けないのか」と感じる。「議員報酬も高いし、役人は天下りすれば何年も勤めず何千万円も退職金が出る。一般の感覚では許せない」
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「所得増税『13年に開始』 復興財源」「G20文書に消費税10% 野田政権の方針明記へ」。野田政権になってからも永田町や霞が関からは増税に関するニュースが流れる。
津波で甚大な被害を受けた石巻市や女川町を選挙区に抱える安住淳財務相も増税の旗振り役だ。県議選で県内を応援に回った際も「孫子に借金を残したまま死んだら、お墓参りに来てくれない」と復興増税に理解を求めた。消費税も「来年には(増税)法案を必ず出す」と言う。
増税は与野党で導入期間に隔たりがあり、民主党内も二分する論議となっている。1日の衆院代表質問でも増税の話題は盛んに取り上げられた。
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「増税なき復興をめざす」「迅速な被災地の復興のため増税は必要」。県議選の立候補予定者も、それぞれの考えを持っている。しかし、ミニ集会などで有権者に語る人は少ない。
「選挙で増税とは言いづらいから、口をつぐんでいるのでは」。仮設住宅の居住者の間では、そんな声も漏れてくる。
仮設住宅に暮らす平山政子さん(63)は「必要な増税は、仕方ない」と思う。年金財政たて直しのため、年金支給開始年齢の引き上げを検討する話もニュースで話題になっている。社会の高齢化が進む中、社会保障を守るために一定の負担はやむを得ない。一方で、こうも思う。「増税してもいいが、しっかりとした将来にしてほしい」(中村靖三郎)=終わり
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111027-OYT8T00076.htm
被災地選挙 11.13争点?
漁港、復旧へ独自の道も
冠水で水浸しになった石巻魚市場。その奥では仮設市場の建設が進む(24日、石巻漁港で) 「このままでは加工団地全体がダメになってしまう。石巻を出て行くと言っている会社もある」
石巻漁港近くの水産加工団地の一角にある「大興水産」の大塚敏夫社長(60)は表情を曇らせる。
同社は震災前まで、年商50〜55億円を売り上げてきたが、津波で本社屋や加工工場、冷蔵倉庫、資材倉庫の計10棟が全壊。被害額は約40億円に上る。
この団地には加工のほか、冷蔵業者など約200社が集まるが、震災から7か月以上過ぎた今も、再開できたのはわずかに数社。大興水産も工場3棟の修理を進めているが、操業再開は来年夏以降になるという。
事業者の再建努力の一方で、水産業復旧の大きな足かせになっているのが、地震による地盤沈下と、それに伴う冠水だ。石巻漁港周辺では、大潮ともなると、岸壁から内陸側へ40メートルほどが水没する。
冠水を防ぐには土地のかさ上げが必要だが、前提となる道路の高さが決まらず、手つかずのまま。道路などの公有地はかさ上げしても、民有地の工事が進まなければ、海抜より低い土地が出てくる。大塚社長は「かさ上げが復旧の前提だが、資金のない個々の業者では無理」と公的支援を訴える。
震災で、県内142の漁港のすべてが被害を受けた。県は震災復興計画の中で、石巻、気仙沼両港を含む県内主要5港を水産業集積拠点と位置づけ、漁港、市場、後背地を一体的に優先整備するとうたっている。
石巻漁港では、岸壁のかさ上げ工事を待たずに、隣接する西港にテントを張って7月から水揚げが再開された。それでも、水揚げ量はまだ震災前の2割にも満たない。「まずは岸壁と市場の復旧を最優先すべき。水産業の入り口がネックになっていたら、何も進まない」。市場を運営する「石巻魚市場」の須能邦雄社長(68)は、いらだちの色を浮かべる。
半壊した市場の隣に仮設市場の建設が進むが、完成は年末の予定だ。須能社長は「このままだと漁船が他の港に逃げていく」と声を強めた。
県の復興計画には、養殖業や沿岸漁業の再生に向け、漁港を3分の1程度に機能集約する方針も盛り込まれた。しかし、県の考えとは別に、各漁港は復旧に向けて独自の道を歩き出した。既に来年の収穫を目指してホヤやワカメ、ノリなどの種付け作業が始まっている。
気仙沼市が管理する小規模漁港・宿舞根(しゅくもうね)漁港。肉厚のカキやホタテが育つことで知られるが、100台以上あった養殖いかだはすべて流失した。
カキとホタテを養殖していた鈴木芳則さん(37)は、養殖ロープを使って細々ながらカキ養殖を再開した。「港の大きさではなく、地元でよく使われていた漁港を優先してほしい」。鈴木さんは、地割れが目立つ岸壁を眺めながら、漁港集約化の方針に疑問を投げかけた。
すそ野が広い水産業の復興は、沿岸地域再生のかぎを握る。
(2011年10月27日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000029-mai-pol
<宮城県議選>村井知事が奔走 自民立候補予定者テコ入れ
毎日新聞 11月3日(木)19時15分配信
宮城県の村井嘉浩知事が、4日告示される県議選(13日投開票)を前に自民党立候補予定者のテコ入れに奔走している。県政与党である自民党の過半数を維持して足場を固め、復興策を軌道に乗せる戦略で「早く復興するためには、我々が国に対する要望を明確にすることが重要」と言い切る。
10月29日、沿岸部が津波に襲われた同県山元町。自民現職を支援する会合に集まった約100人を前に、村井知事は声を上げた。「復興計画を前に進めるため、私を応援してくださる議員さんが半分以上当選していただくことが最優先です」
避難所で暮らす県民がいる間は派手な選挙支援はしない方針を見せていたが、事実上は休日返上で各地の会合に顔を出す。震災後、県内の市町が提案した集団移転策や復興計画案が、各議会で修正を迫られた苦い思いが背景にあるとみられる。
知事自身は震災直後から発言力を強めた。4月には沿岸15市町を「原形復旧は不可能」と位置づけ、住宅地の高台移転など都市構造を抜本的に見直す復興基本方針(素案)を発表。「人命だけは救える街をつくりたい」と訴え、政府の復興構想会議でも財政支援の必要性を主張した。「会議に欠かさず参加しているのは、会議で出された復興策は政府がすべてのみ込んでくれると信じているから」と言ってはばからず、結果的に政府の第3次補正予算案で集団移転は全額が国負担となった。
漁業権を民間企業に開放する特区構想は県漁業協同組合から猛反発を受けたが、議会では「県漁協と協議を重ねる」との姿勢を強調し、構想撤回を求める県漁協の請願を不採択に持ち込んだ。この構想も10月に関連法案が国会に提出され、法制化の流れに乗った。
一部県議から「聞く耳を持たない」と批判も上がるが、実績を上げている自信からか、有権者に「地元の意向を受けて直接私のところにくるパイプが必要」と呼びかける場面もある。【宇多川はるか】 .
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111102/akt11110202470000-n1.htm
「国産米」で配布予定 おにぎり誤表示問題 秋田
2011.11.2 02:47
あきたこまちの新米キャンペーンとして、都内のイベントで配ったおにぎり約1万個のパッケージが「コシヒカリ100%」と誤表示された問題で、県は1日、おにぎりは当初、「国産米」の表示で配る予定だったことを明らかにした。
県議会の県政協議会で説明した。県議からは「なぜ専用のパッケージを使わないのか。そんなイベントに大きな予算を使うのはとんでもない」(自民・北林康司議員)、「県は広告会社に任せる楽な道を選び、自ら汗をかく情熱がない」(同・能登祐一議員)など批判が続出した。
県側の説明によると、おにぎり製造を請け負った全農パールライスでは、コシヒカリだけを扱っており、「国産米」のパッケージを10月1日から「コシヒカリ100%」に変更することにしていたが、誤ってあきたこまちに使った。県はイベント向けに、あきたこまち専用のパッケージを発注していなかった。
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今日、宮城県議会公示だが、正式な党派別の立候補人数とかは出てますかね?
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111103-00000057-mailo-l04
議員であること:被災県議選/上 去る者、首長転身図る者 自ら痛手受け決断 /宮城
毎日新聞 11月3日(木)12時22分配信
「一番いいのは先生の敷地なんですが……」。南三陸町で10月上旬、携帯電話の臨時電波塔を建てる場所を探していた業者は、高橋長偉(ちょうい)県議(70)=自民党・5期=に打診した。自身が経営する時計部品製造工場近くに建設された仮設住宅の入居者から「電波状況が悪く携帯がつながりにくい」と相談され、町に掛け合っていた最中だった。結局、2社の電波塔を建てるために工場敷地を提供した。
震災直後、工場内で住民約190人が2晩をしのいだ。「父ちゃんが死んだ」。自宅を流された高橋氏は避難所で住民の話にただただ耳を傾けた。停電した冷凍庫内の魚の処分を業者から相談された際は、フェンスを使って「網焼き」にするアイデアを出し、被災者に振る舞った。
「住民から頼りにされている実感はある」が県議選に立候補はせず引退を決めた。「何でやめるのか、と支持者から言われた」と顔を曇らせるが、津波で後援会幹部約40人のうち5人が犠牲になり、事務所や支持者名簿などを流されたショックは癒えない。「住む場所や仕事を確保するめどが立たない住民の心情を思えば、選挙に時間を取らせるのは忍びない」
それでも政府による復興財源がいまだに定まらないことには焦りを募らせる。「確保できずに時間がたてば、被災地は忘れ去られる」。震災発生から半年の9月11日に気仙沼市で営まれた合同慰霊祭では、同席した政府の宮城現地対策本部長の郡和子民主党衆院議員(54)に「財源の確保、この一言に尽きる」と直談判した。議長も務めたベテラン県議の言葉に、郡氏は「分かっています」と丁寧に応じた。
県議から女川町長選に立候補する決意を固めたのは須田善明県議(39)。「県議は『中二階』だが、2階の国にも1階の地元自治体にも意見を自由に言える」。県議のポジションを自己分析した後、町長への転身を「意見を言う側から実行する側」と位置付ける。
父親は99年に亡くなるまで町長を務めた。後援会幹部らから「お前が出るならまとまる」と強く推され、転身を決断した。現職の安住宣孝町長(66)は、須田県議の動きを受けて「政治的な混乱を避けたい」として立候補しない方針で、無投票当選の公算が大きい。
須田氏の自宅は津波で流され、6日に仮設住宅に入る予定だ。町は壊滅的な被害を受け、町議4人が死亡・行方不明になった。町長に選出されれば、行政機能の復旧に加え、住宅の高台移転など山積する課題に直面するが「20年後に責任世代になる自分が復興の先頭に立たないといけない」。須田氏は自らに言い聞かせるように語った。
11月3日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000029-mailo-l04
議員であること:被災県議選/下 現職・新人、復興胸に 自分から動けばいい /宮城
毎日新聞 11月4日(金)10時45分配信
県議会の震災対策調査特別委員会の設置(3月15日)を発案した畠山和純議長(65)の怒りは収まらなかった。東京電力が福島第1原発の低レベル放射能汚染水を海に放出した際、政府から連絡が入らなかったからだ。放出は報道で知った。出身地の気仙沼市など三陸沿岸の漁業へのダメージを考えると「涙が止まらなかった」。
委員会は国への要望を中心に活動した。政府の宮城現地対策本部との意見交換5回、要望書の提出14回、120項目以上−−。市町村負担がほとんどない形でのがれき処理を実現させるなど成果は上げたが、国への怒りは日増しに募った。
7月27日の全国都道府県議長会。畠山氏は菅直人首相(当時)の退陣を求める緊急決議を岩手、福島両県の議長と共同提出した。「首相自身が復興の最大の足かせになっている」と記された決議文は畠山氏が練った。「国は、対応を地方に丸投げして復興を遅らせている」との思いを書面にぶつけた。
県の震災対応にも疑問を感じている。仮設住宅の寒さ対策で、県は岩手県に後れを取った。面積が広いため地域の出先機関に権限を与え意見を吸い上げる「分権型」の岩手県に対し、「本庁集権型」の県組織に問題があると畠山氏はみる。
自らの力不足も痛感した。議員として大型水門の門扉開閉自動化などの津波対策を推進したが、犠牲者が出るのを防げなかった。心が折れそうになったが「地震予知能力の向上や防災教育を中心にした新たな対策を訴える必要がある」と感じ、県議選に立候補する。「行政や政治家は『1000年に1度の津波』『予知できない災害』と言うべきでない。予知できなかったことを恥じるべきだ」。自戒を込めて語る。
震災を機に立候補を決断した新人もいる。若林選挙区から無所属で立候補する渡辺勝幸氏(36)は昨年まで10年間、東京で県選出参院議員の政策秘書を務めた。津波で変わり果てた県内でボランティア活動に携わった。学校の文房具不足を知り、インターネットで呼び掛けて集めた鉛筆など約8000本を、各校に配り歩いた。
夏以降、復旧から復興へと局面が変わりつつあると感じ、「長期的な視点で復興を考えるのに若手の意見は不可欠」と立候補を決意した。県議になることに可能性を感じている。「秘書の経験から県や市町村、霞が関のどこに話を通せばいいのかコツも分かってる。自分から動けばいい」
復旧、復興への道をどう築いていくのか。重い課題に向き合う県議は13日に選出される。
◇
この企画は影山哲也が担当しました。
11月4日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111104t11023.htm
序盤戦から党首級応援へ 宮城県議選きょう告示
宮城県議選は4日の告示とともに、序盤戦から各党の党首らが公認候補や推薦陣営の応援に入る。民主党政権の震災対応をはじめ、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題など国政の重要テーマをめぐり、政党対決が激化しそうだ。
民主党は3日、小宮山洋子厚生労働相が仙台市を訪れ、党公認の現職と宮城野区の仮設住宅を視察。告示後最初の週末となる5日は、岡田克也前幹事長が石巻市と美里町を訪れ、計3カ所で街頭演説する。震災対応を優先し、重要閣僚らの応援は控えるという。
自民党は5日、谷垣禎一総裁が県内入りする予定。仙台、栗原、塩釜、利府の計5カ所で街頭演説。若林区の仮設住宅では被災者との対話集会に臨む。村井嘉浩知事とも会談し、県政と党の近さも演出する。2日に県内に入った大島理森副総裁は4日まで被災地の陣営を激励する。
公明党は6日、山口那津男代表が4現職を擁立した仙台市内の4選挙区を回り、JR仙台駅前など4カ所でマイクを握る。9日には太田昭宏前代表が応援に入る予定。
共産党は志位和夫委員長が6日、公認候補を立てる石巻、塩釜、仙台の3カ所で街頭演説し、原発ゼロを訴える。幹部の石巻入りは10月21日の市田忠義書記長に続く。
社民党は6日、福島瑞穂党首が4選挙区を転戦する。栗原、大崎、仙台の計6カ所で街頭演説し、夜は公認候補が太白区の3カ所で開く個人演説会に出席する。
みんなの党は舌戦スタートの4日、渡辺喜美代表が入る。気仙沼市で演説した後、仙台市の5カ所で公認候補と街頭に立ち、復興アジェンダ(政策課題)を訴える。
2011年11月04日金曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t11022.htm
宮城県議選 TPP対立軸にならず 民主候補も政権と一線
県農協中央会などが開いたTPP反対の県民集会。居並ぶ国会議員は反対を唱えたが、県議選の論戦に結びついていない=4日、仙台市宮城野区
ヤマ場を迎える環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題をめぐり、宮城県議選(13日投票)の多くの立候補者が党派を超えて「反対」「慎重」の立場を見せている。賛成派のみんなの党を除く自民党など国政野党は、批判を強めて争点化を図るが、民主党の候補も「時期尚早」と参加に難色を示す。国政の議論が緊迫度を増す中、県内では対立軸とならないまま選挙戦が進んでいる。
二大政党が一騎打ちを演じる遠田選挙区(定数1)。自民現職は4日の街頭演説で「日本にとって有利なことは何もない。昨年10月に菅直人前首相が何の説明もなく突然提案した」と訴え、「断固反対」と力を込めた。
対する民主新人。5日のミニ集会で「『大規模化はまだできない』と言う農家がほとんどだ。まず農業の基盤整備に取り組む必要がある」と慎重に話し、交渉参加を目指す政権と一線を画した。
遠田選挙区同様、農業を基幹産業とする角田・伊具選挙区(1)でも論戦はかみ合わない。
自民現職は4日の告示日の第一声で「参加すれば宮城の農業は壊滅的打撃を受ける」と声を張り上げた。一方、民主新人は、政策ビラに「農家の経営と暮らしを守る」と反対姿勢を明示。無所属現職はTPP問題を前面に出さず、地域課題などを中心に訴える。
ある陣営幹部は「結局、3人とも反対の立場。農村部では政策の違いを示しにくい」と争点化の難しさを指摘する。
民主候補のいない穀倉地帯の大崎選挙区(4)は、先を急ぐ政府の姿勢に反対一色に染まる。ある現職は5日の街頭演説で「参加すれば地域の農業文化が一気に崩壊する」と攻撃。新人も個人演説会で「米国の強い圧力で参加を決めるのはおかしい」と批判した。
ただ、郡部の陣営でもジレンマは抱えている。県南のある陣営幹部は「商工業者が多い中心部では、農村と異なりTPPの問題を前面に出しづらい」と明かす。
仙台市内の陣営は「情報の少なさもあり、都市部の有権者は農村部ほど敏感ではなく、争点にはならない。むしろ震災復興だろう」とTPP論戦の低調ぶりを指摘した。
みんなの党は、党として賛成姿勢を打ち出す。菊地文博県支部長は10月29日に宮城野区で開いたミニ集会で「TPPは原則賛成。ぜひ交渉のテーブルに着いて、議論を進めるべきだが、政府は説明不足だ」と訴えた。
2011年11月08日火曜日
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20111109ddlk04010006000c.html
’11県議選みやぎ・震災後:石巻・牡鹿選挙区 候補者、半島への対応に苦心 /宮城
◇軸足の置き方に違い
東日本大震災の津波で甚大な被害が出て、復旧も進まず人口が激減した石巻市の牡鹿半島。13日の投開票に向け舌戦が繰り広げられている県議選だが、半島では様相が異なる。有権者が多い市内の内陸部を重視するか、それとも被災地復興を半島で強調するか−−。石巻・牡鹿選挙区の候補者のスタンスは微妙に異なっている。
同選挙区は定数5に対し7人が立候補した激戦区になっただけに各陣営とも「1票でも多く」と必死だ。「一度は牡鹿半島に足を運ぶ」との姿勢は共通しているが、軸足の置き方に違いが出ている。
自民元職の池田憲彦氏の陣営は、半島では声高に自身の政策を叫ぶより、「被災者の意見を聞く」というスタンス。応急仮設住宅ではマイクも使わない方針だ。選挙活動は有権者が多い内陸部に重点を置いている。
同じく内陸部を重視する自民現職の佐々木喜蔵氏は、10日に半島を選挙カーで回る予定。陣営スタッフは「半島には選挙どころではないという被災者も多いけど、行かないわけにはいかない。当選したいと必死になっているが、配慮しながら訴えないと」と話す。
民主現職の加賀剛氏の陣営も「選挙区全体をくまなく回るけれど、どちらかと言えば内陸部」。陣営スタッフは「何しろ浜に行っても人がいない。何人かでも残っている人にはPRしたいが……」。
民主現職の坂下賢氏の陣営は9日に初めて半島を回る予定。応急仮設住宅や浜での演説は「被災者の様子を見ながら。行ってみないと分からない」という状況だ。
一方、「牡鹿半島でもしっかり政策を訴える」との姿勢なのは共産新人の三浦一敏氏の陣営。「震災後からの救援活動で、党派を超えたつながりができた」と半島での浸透に自信をのぞかせる。
無所属現職の本木忠一氏も8日、半島を回り、マイクで声を張り上げた。震災直後から半島で復旧活動に取り組んできただけに、実績を訴えようと人もまばらな仮設住宅も足を運び、「寄り添う姿勢」を強調した。
無所属元職の斎藤正美氏は告示日の遊説先に半島を選んだ。陣営スタッフは「被災した浜の復興のため、できるだけ早く半島に入りたかった」と話す。【宇多川はるか】
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>>1980
>>1964-1966
時事立候補者
自民32
民主23
公明3
共産6
社民4
みん3
無属17
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>>1990
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111109-OYT8T01230.htm
町の体質どう改善
.大石田町長選 汚職の前町長に権限集中
「不在」の札がかけられた町長室。備品だけが並ぶ風景は、まもなく終わる(大石田町役場で) 公共工事を巡る汚職事件を受けて実施される大石田町の出直し町長選は、13日の投開票に向け、いずれも無所属で新人の前町議会議長大山二郎氏(56)と、薬局経営庄司喜与太氏(65)の2氏が舌戦を展開している。受託収賄罪で起訴され、町長を辞職した阿部孝義被告(75)が残した町の体質を、どう改善していくのか。選挙戦の行方が注目される。
「陳情は、町長一人で」――。
2003年に阿部被告が町のトップとなって以来、役場内で出来上がっていった“不文律”だ。
阿部被告は、大学を卒業後、1959年に町職員となり、総務課長、教育長、助役などの要職を歴任。今の役場内で誰よりも行政経験が長く、事業内容に精通していた。以前の町長なら1時間はかかった案件の報告は、「5分程度で済んだ」(町幹部職員)という。
阿部被告が町長選の公約にも掲げ、最も力を入れてきた流雪溝整備事業。その一部を国交省の事業として採択を得る際、何メートルもの雪が積もった写真や、除雪車が不足している報告書など大量の書類を風呂敷に包んで、東京へ足しげく出かけた。
「要望活動は自分で直接」が口癖。「通常なら4〜5年はかかる」(町幹部職員)というところ、わずか2年ほどで事業採択を受けられた。
「新規借入額は、起債返済額の半分まで」と決め、2期8年で町の起債残高を約20億円も減少。懸案だった小中学校の統合も推し進めてきた。
「側溝のふたをつけてほしい」と町民から要望があると、数日後には担当課に指示して実現させる細やかさもあった。
別の町幹部職員は「誰よりも仕事に詳しいので、頼り切ってしまっていた部分もある」と打ち明け、「町長の発言や行動をいさめる人を置けなかったのが、事件を引き起こす温床になってしまったのかもしれない」と、これまでの役場のあり方を反省した。
今回の汚職事件で阿部被告は、大きな権限を持つ指名競争入札で、町の指名業者選定審査会の決定後に、詳しい説明をすることなく、町建設課の担当職員に、「この業者を外す」と通告。贈賄側業者の依頼通りに地元の有力業者を外したとされる。
大山氏も庄司氏も、トップダウンだった町の体質を指摘。職員らと対話を重ねて町政を運営する姿勢を示している。
(2011年11月10日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111108-OYT8T01380.htm?from=popin
大石田町出直し町長選に2新人
前町長汚職で起訴 町の信頼回復争点
大石田町の出直し町長選が8日告示され、いずれも無所属の新人で、前町議会議長大山二郎氏(56)と、薬局経営庄司喜与太氏(65)の2氏が立候補を届け出た。町発注の公共工事を巡り、前町長の阿部孝義被告(75)が受諾収賄罪で起訴された汚職事件で失った町の信頼回復を争点に、両陣営は選挙戦を繰り広げていく。投票は13日に行われ、即日開票される。
大山氏は午前8時半頃、同町大石田丙の事務所で出陣式を開催。同9時頃に事務所前で第一声を行い、透明性の高い入札制度や、流雪溝だけに頼らない除雪制度の創設などを公約に掲げた。村山市議や尾花沢市議らが応援に駆けつけた。
庄司氏も午前8時半頃から同町大石田丁の事務所で出陣式を行い同9時25分頃に事務所前で第一声をあげた。庄司氏は町民や専門家の意見を取り入れた入札制度や、町長報酬50%カットなどを訴えた。尾花沢市議や天童市議らが出席した。
投票は13日午前7時〜午後8時に町内22か所で行われ、同日午後9時から町役場で開票される。7日現在の有権者数は6942人。
(2011年11月9日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111050003
「出直し」の課題 大石田町長選 (上)
2011年11月05日
汚職事件の「現場」の一つにもなった大石田町役場。町長選の開票作業も行われる=大石田町大石田
∞ 町二分の争い 9年も 「不信」の構図
「政争の町」とも呼ばれてきた大石田町の町長選が8日告示、13日に投開票される。前町長の阿部孝義被告(75)が受託収賄罪で起訴された汚職事件を受けての出直し選挙。町民の審判を前に、事件の背景やこれからの町政の課題などを探る。
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「すべては、あの『7票差』から始まった」。町の土木建設業界に通じる商工業者はそう言う。今回立候補を予定している新顔2人の一方の陣営幹部だ。
2002年12月の町長選。阿部前町長が3289票対3282票で新顔同士の一騎打ちを制し、初当選した。相手陣営は県選管に異議を申し立て、町議会は「開票に不正があったかどうか」で1年近くもめ続けた。
「役場は敵。職員ぐるみで不正をした」。相手陣営幹部の1人は、今も確信している。「選管委員が開票所と別室を何度も行き来していた」「開票作業が終わってから、発表まで2時間もかかった」などと指摘し、「白票に名前を書き入れたのではないか」とまで言い放つ。
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町を二分した争いは、阿部町政に影を落とした。「対立候補を支援した業者は競争入札の指名から外された」と証言する土建業者もいる。同じ2人が再び対決した06年12月の町長選で、前町長は再選を果たした。票差は172に開いた。ある土建業者は「干された業者が町長派に移った結果」と推測する。
今回の事件の舞台となったのは、翌07年8月の指名競争入札だ。町の有力業者が指名を外されたことについて、関係者の間では「06年選挙の『報復』の意味合いもあった」との見方も根強い。有力業者は表向きは現職支援だったが、熱心さが足りないと見られていたという。
「町建設業協会は現職推薦を決めたのに、(有力業者は)何を考えているんだ。指名を外してやる」。当時、町総務企画課長だった横山利一副町長(町長職務代理者)は、前町長のそんな趣旨の発言を覚えているという。「指名を外すのは、町長の権限。カネさえもらわなければ問題はなかったのに……」
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前町長が新顔を破って3選を果たした昨年12月の町長選。開票所となった役場3階会議室に見慣れない光景があった。職員が開披台で票の山を踏みつけながら、カラの投票箱の中を立会人と参観者にじっくり見せる作業を続けたのだ。「時間がかかってもいいから、絶対に疑われることがないようにした」と町選管。2人の票差は65。町を二分する構図は変わらなかった。
「町民と向き合って新たな町の伝統と未来像を作らねばならない」。3期目の抱負をそう語った前町長は、自らの言葉を裏切り、受託収賄容疑で逮捕された。役場の職員の嘆きは深い。「町への疑念を晴らし、『公正な町政』を訴えてきた。この事件で、それが崩れてしまった」
(三浦亘が担当します)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111070001
「出直し」の課題 大石田町長選 (中)
2011年11月07日
旧大石田高校跡地などに昨春開校した大石田中学の校舎(右)。用地選定でももめ、グラウンドは都市計画道路で分断された=大石田町大石田
◇ 大型事業 過疎債頼み
「流雪溝の整備で、夏と同じように車を車庫から出せるようにした」「小中学校統合は歴代町長が実現できなかったが、今春、新中学校が完成した」
昨年12月の町長選での第一声で、阿部孝義前町長(75)は真っ先に二つの実績を強調した。
過疎と少子高齢化が進む町は厳しい財政運営を強いられている。財政再建を掲げた前町長は2002年の初当選後すぐ、借金残高減らしに取り組んだ。一般会計での新たな借金(地方債発行)は5、6億円に抑え、返済(公債費)を平均約9億円にするなど、町長就任時に約74億円あった地方債残高を2010年度で約61億円まで減らした。
それでも経常収支比率(収入に占める必要経費の割合)は、ほぼ毎年度100%を超す。自由に使えるカネのない町が頼ったのが、国や県の補助と、過疎債だった。
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08年度の横山地区など計298世帯対象の流雪溝工事。町建設課によると、総事業費約13億円のうち町負担の工事費は5年間で約4億7千万円だが、その6割を国の補助、残る4割(約1億8千万円)を町の借金となる過疎債で賄った。過疎債の7割は地方交付税で手当されるため、利息などを除く町の持ち出しは約5600万円で済んだ。
少ない予算で大きな事業ができるもう一つの柱は、学校建設だ。町教委によると、特別豪雪地の学校建設への国の補助は、建設費(基準単価)の55%。残り45%を過疎債などで賄うと、町の持ち出しは数%で済む。
1988年から99年まで教育長を務めた前町長はこの仕組みを使い、駒籠小、亀井田中、田沢小などを次々に改築した。「児童が減ると分かっているのに、改築しては統廃合。無駄な工事を繰り返した」と批判する町民も少なくない。一方、町教委教育文化課の柴崎隆課長は、地域の反対で統合が遅れた事例を挙げ、「合意がないからと言って、老朽化した校舎を放置することはできなかったはず」と言う。
いずれにせよ、学校建設工事で、町内の土建業者に仕事が回ったことは事実だ。
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町長選に出る予定の大山二郎氏(56)と庄司喜与太氏(65)はいずれも、財政運営と学校統合での前町長の手腕は評価するという。一方で2人は、学校統合に絡む入札の不透明さを指摘する。05年8月に行われた大石田中(昨春開校)の校舎の設計委託の入札で、前町長が直前に最低制限価格を導入した件だ。
指名6社中5社が失格し、最高値の社が落札した。ダンピング防止が主な目的の最低制限価格を、設計の入札で設けるのは異例の措置とされる。疑惑は10年4月の旧大石田一中の解体工事などを巡っても飛び交った。
今回の事件を受け、町は入札制度の見直しを始めている。どんな方策を講じるのか。それが新町長の最初の大仕事になる。
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111070002
「出直し」の課題 大石田町長選 (下)
2011年11月07日
最上川の右岸堤防に沿った商店街。大山氏と庄司氏の店舗もこの通りに並ぶ=大石田町大石田
◇ 潜在力 引き出す道は
汚職事件の被告となった阿部孝義前町長の辞職に伴う今回の町長選。阿部派と反阿部派が町内を二分した過去3回の選挙の構図は、がらりと変わる。
立候補を表明している元町商工会長の庄司喜与太氏(65)は前町長との一騎打ちとなった昨年12月の選挙で落選。もう一人の立候補予定者、前町議の大山二郎氏(56)はその選挙で庄司氏の選対事務局長として采配を振るったばかり。反阿部派同士が、対決する形になった。
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庄司氏が営む薬局と大山氏の衣料品店は商店街のはす向かいにあり、2人は子どものころから親しい間柄だ。商工会青年部の活動では大山氏が庄司氏をサポート。大山氏が1998年の町議補選で初当選した際は庄司氏が選対事務局長を務め、以来有力後援者であり続けた。
それぞれの後援会関係者は当初、2人の話し合いによる一本化を模索した。しかし「出直し選挙に無投票はありえない」との考えもあり、調整には至らなかった。大山氏は「現職町長が逮捕、起訴されるという緊急事態。町議13年、行政を知り尽くす経験の即戦力こそ必要」、庄司氏は「政治経験がないからこそ、何のしがらみにもとらわれず、町政を改革できる。素人の目線こそ必要」と訴える。
ただ、人口減少を食い止めるための若者向け住宅の建設、子育て支援、福祉バスの運行、克雪対策、農商工連携による産業振興など、2人の公約に違いはほとんどない。汚職事件を受けての入札制度改革についても、「指名業者選定審査会に学識経験者など第三者を入れる」「審査会の決定に町長が口を挟めなくする」などほぼ同じ考えを示している。信頼回復策の一つとして、「すぐやる課」を設ける公約まで同じだ。
* *
かつて最上川の舟運の中継地として繁栄し、川沿いに豪商が軒を連ねた街並みは、今も町の誇りだ。荷車や馬車が行き交った道は、車社会となった現在も片側2車線はある広さで、先人の先見の明さえ感じさせる。
商店街の活気は年々衰えつつあるが、各地区にある個性豊かなそば店には、その店ならではの味を目当てに県内外から客がやって来る。添加物を使わず製造日内の消費期限を売り物にするだんご店の広い駐車場は、休日ごとに県外ナンバーの車で埋まる。両氏が掲げる「観光振興と交流人口の拡大」「雇用と産業の活性化」は、こうした地域の潜在力をいかに引き出すかにかかっている。
大山氏と庄司氏は「きれいに戦い、どちらが町長にふさわしいかを純粋に選んでもらう」と口をそろえる。「政争の町」の汚名を返上できるのか。「どちらが勝っても、しこりを残さないでほしい」。2人の店舗に近い商店主の願いは切実だ。
(三浦亘が担当しました)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111107_05.htm
流転政治 震災・宮城県議選(上)逆風/国政影響、民主が苦闘
激震に襲われ、津波にのみ込まれた被災地で、大型選挙が動きだした。東日本大震災からの復興針路を争点に、4日告示された宮城県議選(13日投票)。列島が緊迫した震災後も、政治の流転は止まらない。後手に回った震災対応、首相の交代劇、課題山積みの内政外交。被災地の政党対決は、政治のいまをどう映し出すのか。(宮城県政取材班)
震災を境に、政権党はさらに失速した。
沿岸部に大津波の爪痕が残る仙台市若林区。約7カ月の延期の末、論戦に入った宮城県議選に、ここから立候補するはずだった民主党推薦の新人の姿はなかった。
<前哨戦で離脱>
定数3の若林は仙台市5選挙区の中で唯一、民主党が候補を擁立できなかった保守地盤。震災前の2月の事務所開きで、衆院議員の郡和子(宮城1区)は「逆風を弱めてみせる」と意気込んだ。
「戦う態勢が整わない」。3.11から半年たった9月上旬、新人から党県連に電話が入った。
批判が渦巻いた震災対応、退陣を表明したはずの首相菅直人の「居座り」…。政権交代直後、48%あった党の支持率は、菅政権末期の8月には15%にまで落ち込んだ。
前哨戦ですさまじい逆風にさらされた新人。党県連のサポートもゼロに等しく、戦線を離脱するしかなった。
県議選は復興を争点に、無投票当選した9人を除く81人が50議席を争う。震災から約8カ月。被災地そっちのけの政争劇や閣僚の失言も響き、多くの民主党陣営は苦闘を強いられている。
<激減の可能性>
現職の菅原実(62)が3選を目指す仙台市の泉選挙区(定数5)。衆院議員の斎藤恭紀(宮城2区)は第一声で「浴びせなくてもいい逆風を浴びせてしまっている」と頭を下げた。
約2カ月半前、民主党は苦汁をなめた。8月28日投票の仙台市議選で、擁立した12人のうち5人が落選。政党対決では「一人負け」だった。
泉区の市議選候補の総得票は前回(2007年)比で4割近く激減。市内5区で最大の減り幅だった。菅原は前回、16000票を獲得してトップ当選したが「激減の法則」に照らせば、議席が遠のく可能性すらある。
「財務相と直結した太いパイプを生かす」。津波被害が甚大だった石巻・牡鹿選挙区(定数5)で4選を目指す坂下賢(49)は、第一声で必死にアピールした。
野田佳彦内閣で財務相に登用された安住淳(衆院宮城5区)は、石巻市が地盤。史上2番目の12兆1千億円に上る第3次補正予算の編成責任者でもある。
坂下は「安住効果」で浮上を狙うが、安住は10月のG20財務相・中央銀行総裁会議で、消費税率を10%に引き上げる法案を来年の通常国会で成立させる考えを国際公約していた。
県議選で増税に触れる党候補はいない。対照的に安住は、応援演説で「選挙にはマイナスかもしれないが、孫や子に借金を残したら墓参りに来てもらえない」と増税に理解を求める。
<七つの空白区>
民主党が県議選に擁立したのは、推薦を含め14人にとどまった。選挙戦になった17選挙区のうち候補空白区は7に上る。党県連に戦略を練る頭脳はなく、逆風の中で「風任せ」の戦いが続く。
県政与党の自民党は33人を公認し、地力の違いを見せつける。党県連会長の衆院議員小野寺五典(宮城6区)は「政府・民主党の震災復興を一大争点にしたかったが、目の前に戦う相手がいない」と言う。
(敬称略)
2011年11月06日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111107_07.htm
流転政治 震災・宮城県議選(中)低迷/自民、知事人気に活路
自民党総裁の谷垣禎一が5日、宮城県議選(13日投票)の応援に入った。仙台市や郡部での街頭演説、被災地視察が並ぶ過密日程に、10分間の懇談が加えられた。
相手は宮城県知事の村井嘉浩。震災復興の最前線に立つ、自民党県議出身のトップだ。
<支持率が半減>
「県政を支えてくれたのは自民と公明。旗を鮮明にして応援してきたが、公務が忙しい」と村井。谷垣は「本当にありがたい。われわれも全力を挙げる」と応じた。
野党第1党の党首と、被災地知事の会談。村井を街頭に立たせることなく、あらためて「自民党知事」と印象づけるのには、十分な演出だった。
県政与党として33人を立てた自民党。郡部を中心に固い支持基盤は健在だが、党全体は上昇気流に乗れていない。
2009年9月の政権交代以来、自民党の野党暮らしは2年を越えた。民主党政権が迷走するたびに自民党の支持率は上昇傾向を示すが、政権党時代には及ばない。
前回県議選(07年)のときの支持率は40%ほどを確保していたが、現在は20%前後をさまよう。民主党への失望感が強まる陰で、自民党もまた長い低空飛行が続く。
<貴重な「看板」>
そこで、村井の存在が際立つ。
2005年に元知事浅野史郎の後継を破って初当選し、09年の政権交代後の知事選では民主党候補を寄せ付けなかった。宮城の自民党にとっては、県民を引き付ける貴重な「一枚看板」だ。
10月19日、仙台市の若林選挙区(定数3)で5選を狙う自民現職の千葉達(66)は上機嫌だった。決起集会に村井が駆け付け、支持者が沸く。
「一番応援に来てほしかった政治家は、ダントツで知事」と言う千葉。事務所に張られた谷垣の為書き以上に、村井と千葉のツーショットのポスターが目立つ。
<党本部に失望>
「人事に斬新さがなく、支持率は回復しない」。長年、自民党を強力に支えてきた宮城県建設業協会長の佐藤博俊は、中央に目を向ける。
党本部は9月30日、新執行部を発足させたが、有権者の反応は芳しくない。共同通信社の全国世論調査によると、新執行部に「期待する」は32%で、「期待しない」の61%を大きく下回った。
長老たちが隠然たる影響力を温存し、「先祖返りした」(東北の若手衆院議員)という不満が党内に渦巻く。
自民党の次の展望が見えない中、「村井頼み」に危うさを感じる見方が党内にもある。
村井と県議時代の同期当選で、互いに「盟友」と呼び合う衆院議員の秋葉賢也(比例東北)は「村井人気にあやかろうという候補者ばかりでは、県政は盤石にならない。直言する人も必要だ」と忠告する。
「知事は特定政党の応援に肩入れしすぎだ」。村井のようなエースを育てられなかった民主党宮城県連には、ねたみにも似た感情をにじませる幹部もいる。
厚みを増す「一枚看板」は意に介さず、震災選挙で軸足を定める。
(敬称略)
2011年11月07日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111108_02.htm
流転政治 震災・宮城県議選(下)消長/党首次々、小党も躍起
党首が、突風の再来を後押しする。
「復興が進まないのは、民主党政権のでたらめ政治と、それをたださない野党第1党の自民党の体たらくが原因だ」
<足掛かり得る>
宮城県議選(13日投票)が告示された4日、みんなの党代表の渡辺喜美は仙台市で演説し、「増税なき復興」を強調した。
同党は8月の仙台市議選で、初挑戦ながら4議席を獲得。「全くノーマークだった」(民主党県連幹部)と県政界を驚かせた。既成政党に見切りを付けた無党派票が、一気に流れ込んだのだ。
宮城での初陣は昨年夏の参院選宮城選挙区。渡辺が元県議で党県支部長の菊地文博を擁立した。敗れはしたが、10万6000票を獲得して足掛かりを得た。
次期衆院選宮城2区に立つ菊地は、県議選に6人を擁立した。「残り数日の浸透が鍵だ」。各陣営が、第2の躍進を目指してフル回転する。
苦戦を強いられる民主と、過半数維持を狙う自民。攻防を横目に、ほかの4党が間隙(かんげき)を縫う。
<沿岸部で激戦>
「きょうだけ選挙カーを使わせてもらいます。私の足が長いかどうか見てもらうため」
公明党代表の山口那津男は6日、仙台市内4カ所でマイクを握り、冗談めかして釈明した。党県議団が「被災者に配慮する」として、選挙カーを使わない方針を決めていたからだ。
党の目標は現有4議席の死守。固い組織票は揺るがず戦いは堅調に映るが、最前線に立つ選対からは「名前が浸透しない」と悲鳴が上がる。
山口の熱弁を聞いた60代の女性支持者が言う。「私たち一人一人が選挙カーになったつもりで代弁する」。真骨頂の組織戦がうなりを上げる。
共産党委員長の志位和夫も6日、3都市を転戦した。擁立した7人が、仙台市や津波被害を受けた沿岸市部で激戦を繰り広げる。
<危機感強める>
志位は矛先を知事村井嘉浩にも向け、「知事は中央や大企業ばかり見ている。仮設住宅もプレハブ協会に丸投げし、今になって寒さ対策に慌てている」と批判した。
福島第1原発事故を受け、党県委員会は「脱原発」の訴えに手応えを感じる。仙台市議選では改選前議席を1増やして7にした。衆院議員の高橋千鶴子(比例東北)は「二大政党に不満な有権者が、他党に途中下車しないよう訴える」と言う。
「TPP(環太平洋連携協定)に反対し、東北電力女川原発の再稼働を阻止する」。社民党党首の福島瑞穂も6日、仙台市に入った。
公認候補は3人。前回から2人減らした。政権交代後の鳩山政権で連立与党の一角を占めたが、党勢回復の兆しはなかなか見えない。全国の党の自治体議員は、過去10年で3割も減った。
県連代表の菅野哲雄は「公認3人と推薦2人の全員が当選しないと、党再生のプロセスを描けない」と危機感を強める。
被災地の政党対決は終盤に入る。各党の消長と、内政外交に揺れる政治の流れが、あぶり出されていく。
(敬称略)
2011年11月08日火曜日
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>>1993>>2012
>>2029
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111080003
震災選挙 県議選激戦区をみる・上
2011年11月08日
仮設住宅を回り、支持を訴える候補者(左)=石巻市(写真の一部を修整しています)
「パイプが必要です。政権与党のベテラン県議を失うわけにはいかない」
石巻市の仮設住宅の集会所。告示日の4日夜、民主現職の加賀剛氏(59)の個人演説会で、地元宮城5区選出の安住淳財務相のメッセージを秘書が代読した。加賀氏も「安住さんと相談しながら」と述べ、親密ぶりを強調した。
同日朝、民主現職の坂下賢氏(49)の出陣式。やはり安住氏の後援会が「昔でいえば大蔵大臣が『賢ちゃん必ず勝たせねきゃなんねんだよ』。その言葉です」と伝言を披露した。
定数5に7人が立候補する石巻・牡鹿選挙区。民主は現職2人が再選を目指す。前回4年前の選挙で吹いた民主への追い風は消えたが、頼るのは国へのパイプだ。
「民主党へのバッシングがまだ向かい風となっている節があるが、復旧、復興こそが課題」。ある陣営幹部は語る。北上川河口部を選挙地盤とする坂下氏の陣営は後援会幹部や支持者が多数亡くなり、集落が壊滅的な被害を受けている。
「国の予算を最終的に政府で決める責任者に電話一本で伝えられるのが大事」。5日、岡田克也・前党幹事長が石巻市で訴えると陣営幹部はうなずいた。
一方、初の政権野党として臨む自民の候補者も「パイプ役」を自任する。
現職の佐々木喜蔵氏(62)は県議会最大会派の会長。後援会の会報に村井嘉浩知事との写真を使った。陣営は「復興住宅を知事と一緒に一日も早く完成することなどを掲げている」。
前回落選した前職の池田憲彦氏(58)の集会には、村井知事や自民県連幹部が顔をそろえた。無所属ながら自民会派だった本木忠一氏(54)の陣営も「村井与党として知事には要望しやすい」と主張する。
ただ、「県政与党」の自民も盤石ではない。宮城5区の自民候補だった元県議の斎藤正美氏(56)が告示直前の先月24日、立候補を表明した。両陣営とも「保守系で票の奪い合いになる」と断言する。
二大政党の混迷を突こうとするのが共産だ。「TPP(環太平洋経済連携協定)、原発ノー」。新顔の三浦一敏氏(61)は訴える。共産は旧石巻選挙区で2001年に補選があって以来となる10年ぶりの擁立。福島第一原発事故で「脱原発」の声が高まっていることなどを受けた。
「党救援対策センターの責任者として、5千人のボランティアと2万5千人に支援物資を届ける仕事をやってきた」。6日、志位和夫・党委員長が石巻市を訪れ、三浦氏を持ち上げた。
「選挙を意識した活動だ」。そう批判する陣営がある一方で、「うちも党名を隠して支援していた」と対抗する陣営も出ている。(高橋昌宏)
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>>1991
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111090001
震災選挙 県議選激戦区をみる・中
2011年11月09日
仙台駅前の歩道橋周辺は、党首や候補者の街頭演説を聞きに集まった人でいっぱいになった=仙台市青葉区
5日夕、仙台市青葉区の商店街入り口。自民党の谷垣禎一総裁は街宣車に乗らず、買い物客に話しかけるよう訴えた。「村井さんが宮城県の力を引き出すために頑張っている。だから、2人を助けて下さい」。同党県議出身の村井嘉浩知事を引き合いに、傍らの相沢光哉氏(72)、中沢幸男氏(71)への支持を求めた。
その翌日、JR仙台駅近く。「復興策を提案し、自民と民主を引っ張ってきた」と公明党の山口那津男代表が声を張り上げた。隣にいる石橋信勝氏(66)は「人工透析の患者に優先的にガソリンを供給できるようにした」。東日本大震災での実績を強調すると、聴衆から拍手が飛んだ。
道路を挟んだ向かいでは共産党の志位和夫委員長が「共産党の躍進が求められている」と力を込めると、遠藤いく子氏(62)が「がれき処理も仮設住宅も、(受注したのは)地元でなく東京の大企業だった」と県政批判を強めた。
県内最多の約23万人の有権者を抱える仙台市の青葉選挙区(定数7)。無党派層を狙って、知名度の高い国会議員を客寄せにした「空中戦」が特徴だ。
だが、そもそも空中戦が得意だった民主党が、閣僚や党幹部の応援を控えている。ある県連幹部は「政権党で迎える初の県議選だが、党が不人気だから呼ばない」。
現職2人は「守り」の選挙戦だ。遊佐美由紀氏(48)は、市街地に設けていた選挙事務所を地元に置いた。週末は町内会の清掃活動などに顔を出し、「地域の力なくして復興はない」と訴える。菅原敏秋氏(63)も地盤の北仙台を中心に街宣車を走らせ、市議6期、県議1期の政治経験をアピールする。
民主党のお株を奪う勢いなのが、みんなの党だ。渡辺喜美代表は告示日の4日、市中心部で二大政党を批判。熊谷敏彦氏(32)は「増税の前にやるべきことがある」と熱弁をふるった。8月の仙台市議選で初挑戦ながら4議席を獲得した同党は、所属国会議員を連日、市内に送り込む。
他陣営には警戒感が広がる。無所属の菅間進氏(60)は宅地開発で人口が増えた地盤の選挙区西部で街頭演説を繰り返す。吉川寛康氏(42)も東北電力労組の支持を固め、地盤の北仙台で演説会をこなす。伊藤聡氏(32)は市内を広く回り、知名度アップを図る。
ある陣営幹部は言う。「みんなの党は無党派層次第。市議選と同日でなくなって盛り上がらないこともあり、足元の票を固めた方が確実だ」(福島慎吾)
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>>2006
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111100001
震災選挙 県議選激戦区をみる・下
2011年11月10日
候補者の演説に拍手して応援する支持者=4日、丸森町
丸森町の町民グラウンドで6日あった町畜産共進会。開会式であいさつした自民公認の寺島英毅氏(71)の後、自民推薦の長谷川洋一氏(57)、民主公認の武田曉氏(37)が時間をずらして、会場に現れた。それぞれが頭を下げる姿を見た酪農家(62)は「3人のうち当選するのは1人だから、必死だよ」。
定数1の角田・伊具選挙区に、自民系の寺島氏、長谷川氏の2人が立ったのは東日本大震災の影響だ。県議会は3月、同選挙区の定数を2から1に減らすことを決めたが、「周知期間が必要」と定数削減の適用を10月以降とした。だが、震災で期日が今春から半年ずれ、定数1で選挙をすることに。2人の公認と推薦は決定済みで、自民にとっては「誤算」となった。
同選挙区は有権者数2万6千人の角田市と1万3千人の丸森町だ。前回は寺島氏が丸森町での得票率が8割を超え、トップ当選。長谷川氏は角田市で5割を超える得票率で2位に入った。2人が2市町ですみ分けた形だ。だが、今回、1人区となり、すみ分けの構図は消えた。
「宮城県を、丸森町を、角田市をもっともっと豊かにしたい」。4日の告示日、寺島氏は同町の中心部で声を張り上げた。県の保健福祉部長、農政部長を歴任、「郷土の発展に尽くす」のが持論だ。同町では任期満了による町議選も告示中だ。町議選に引っ張られ、県議選の投票率も前回の66%より上がると見込まれる。陣営は「好材料」と町議らと町内を歩き、地盤固めに力を入れる。
「いっぱい、いっぱい夢がある」。長谷川氏は街頭や集会で放射能問題やまちづくりと次々と課題を挙げ、「私に任せて」と訴える。元角田市職員で、過去2回、自民公認候補を破って当選を果たした「地力」が持ち味だ。選挙ポスターに「働き盛り」と明記し、高齢批判もある寺島氏と新顔の武田氏との違いを出す。丸森町の渡辺政巳・前町長の支援も受け、同町での支持拡大にも努める。
一方、民主新顔の武田氏。4日夜、丸森町役場前での街頭演説で放射能問題を取り上げ、「こんな後ろ向きな対応で住民の健康を守れるのか」と、県の対応を強く批判、それは現職2氏へも向けている。
党県連は告示前に安住淳財務相を応援に入れてバックアップしているが、党への逆風は今も強い。強みは祖父がかつて地元農協の組合長を長く務めていたこと。「その孫」として保守層への食い込みに躍起だ。(石井力)
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>>2038>>1997
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111107-OYT8T00029.htm
県議選 激戦区ルポ 上
連絡先不明の支持者も
石巻市と女川町からなる石巻・牡鹿選挙区(定数5)。震災による犠牲者は合わせて5000人近くに上る。震災のショックは、選挙区の構図をも激しく変えた。
当初、出馬が見込まれたのは現職5人と元議員1人の計6人。しかし、震災後、前回トップ当選の須田善明が女川町長選にくら替えし、共産党が石巻市議団長だった三浦を擁立。告示の11日前に元議員で自民党から衆院選に3回挑戦した斎藤も加わり、7人による激戦となった。
被災地での選挙に、どの陣営も戸惑いを隠せない。
多くの支持者の連絡先が分からず、電話で支持を訴えるこれまでの選挙戦略は通用しない。仮設住宅を訪ねると、住民からは不満や要望が噴き出してくる。ある陣営の幹部は「『投票をお願いします』と声をかけるのもためらってしまう」と話す。
水産業復興、市立病院再建、住環境改善、JRの早期開通――。各候補ともそろって震災からの復興を公約の前面に押し出すが、訴えに大きな違いはないとも言える。
そうした中、各候補は実績や人脈を前面に押し出す。
「今回の選挙は与党に厳しいが、ここは安住財務相の地元。党を挙げ、国を挙げて石巻の再生に努める」
5日午後、前民主党幹事長の岡田克也が石巻市内でマイクを握り、公認候補2人への支持を訴えた。告示直後に代表経験者を投入するという同党の対応には、政府・与党に吹き付ける逆風に対する危機感がにじむ。
逆風を自覚する民主の加賀は震災後に党幹部らと折衝した経験を、坂下は親子2代にわたる地元への貢献をアピールする。ともに安住財務相とのパイプを強調するところは変わらない。
自民の佐々木と池田は、支持層が重なる斎藤との票の食い合いを意識しつつ、ともに村井知事を会合に招き、県政与党を強調する。無所属の本木、斎藤は実績に加え、復興のスピードアップを訴える。三浦は「原発ゼロ」を掲げて他陣営との差別化を図る。
◇◇◇
選挙区が合区された気仙沼・本吉選挙区(定数3)。2倍以上の面積になった選挙区内には、まだ至る所にがれきが山積みとなっている。
「気仙沼を離れて、岩手県で暮らしている皆さんが一番ご苦労されていると思って、参りました」
気仙沼市民151人が入居する岩手県一関市千厩町の仮設住宅。自宅と事務所を津波で流された自民の畠山は4日、届け出を終えた直後の第一声で、被災者の住宅確保に力を尽くす考えを訴えた。
畠山に限らず、候補4人全員が、自宅や事務所を津波で失った被災者でもある。
民主の内海は「気仙沼には首相にも来てもらった」と政権与党とのパイプをアピール。みんなの党の境は、村井知事が訴える「水産業復興特区」に賛意を示す。告示4日前に出馬表明した今野は「既成政党に頼らないのは自分だけ」と訴える。
13日投開票の県議選は、無投票を除く17選挙区で舌戦が繰り広げられている。東日本大震災の影響で選挙活動に自粛ムードが広がる中、候補者たちは有権者の反応をうかがいながら、熱い戦いに臨んでいる。注目区の戦いを追った。(敬称略)
【石巻・牡鹿】
池田憲彦58自元《3》
三浦一敏61共新
佐々木喜蔵62自現《4》
本木忠一54無現《2》
坂下賢49民現《3》
斎藤正美56無元《4》
加賀剛59民現《3》〈国〉
【気仙沼・本吉】
境恒春32み新
内海太64民現《5》〈国〉
畠山和純65自現《4》
今野雄紀53無新
※届け出順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦・支持政党、〈国〉国民
(2011年11月7日 読売新聞)
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>>1997>>2008
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111107-OYT8T01409.htm
県議選激戦区ルポ(中)
定数削減 適用前倒し票奪い合い
東日本大震災は県議選の定数にも影響を与えた。選挙が先送りされたことで、次回の県議選から適用されるはずだった定数2減が今回から適用されることに。統一選への準備段階から突然イスが一つ消えた選挙区では、生き残りをかけた選挙戦となった。
定数3から2となった登米選挙区。定数減に加え、前回トップ当選し、民主党推薦で出馬を予定していた袋正(61)が9月に突然、不出馬を決めたことで波乱含みの選挙戦となった。袋が前回選で獲得した約1万5000票の行方が選挙戦を大きく左右することになった。
「震災対応、しっかりやります」。5日午後、自民の只野は、田園が広がる中田町の郊外を遊説していた。住民の姿を見つけると、すかさず車から降りて駆け寄った。反応こそ悪くはないが、「ここは袋さんの地盤。そう簡単には崩せない」と表情を引き締めた。
「袋票」を狙うのは他の2陣営も同じだ。告示翌日の5日には、3候補が競い合うように中田町に選挙カーを走らせた。
4年前の選挙に自民公認で出馬し、約200票差で敗れた渡辺は、今回は無所属で議席奪還を狙う。出陣式では、袋が地盤としていた迫町と中田町の名前を挙げ、「お知り合いに電話で応援をお願いしたい」と訴えた。
3候補の中で唯一、迫町に事務所を構える自民の熊谷は、中田町にも攻勢をかける。「『袋でなければ熊谷に』という感触はある」と支持者固めに必死だ。
◇◇◇
定数1減でたった一つのイスを3人で争う角田・伊具選挙区。4年前の前回は、寺島が丸森町、長谷川が角田市と、それぞれの地盤で大量得票し、議席を分け合った。しかし、今回は、新人の武田も加え、互いの地盤を切り崩す激しい戦いとなっている。
寺島陣営は前回、8割を超える票を得た丸森町での得票は目減りすると見込み、角田市に重点を置く戦略をとる。7日夜には同市中心部の公民館2か所で個人演説会を開き、「この地域を豊かにしなければならない」と訴えた。
長谷川は、告示日に角田市の事務所前で第一声を上げると、慌ただしく丸森町に移動し、「課題が山積している。働かせてほしい」と実績と即戦力を強調した。週末には、丸森町内で開かれたイベントの会場内を歩いて回り、7日は同町内の4か所で街頭演説を繰り返した。
民主の武田は「若い私に任せて」と30歳代の若さをアピールする。週末は角田市中心部を徒歩で回り、7日午後は丸森町内の4か所で街頭演説した。放射能に敏感な住民を意識し、「村井県政の対応は後ろ向きだ」とも訴える。県議選初挑戦の武田の得票は未知数。他陣営も警戒を強めている。(敬称略)
(2011年11月8日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000015-mailo-l04
’11県議選みやぎ・震災後:入場券639人分が宛先不明で返送−−石巻市 /宮城
毎日新聞 11月9日(水)10時34分配信
津波で被災した石巻市の選挙管理委員会が県議選の有権者に発送した投票所入場券のうち、639人分が宛先不明で返送されたままになっていることが分かった。当初は1253人分が返送されてきたが、仮設住宅の申込者リストなどを使って転居先を調べ、7日までに614人分は判明したという。同市の選挙人名簿登録者数は12万7947人(3日現在)で、返送分は0・5%。市選管が引き続き調べている。
毎日新聞の集計では、津波で被災した沿岸15市町のうち、県議選が行われる石巻、気仙沼市など11市町で少なくとも約1000人の宛先が不明になっている。ただ、過去の選挙でも宛先不明は一定数出ており、被災を理由とした宛先不明が占める割合は石巻市以外の市町では比較的少ない見通しだ。【影山哲也】
11月9日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000015-khks-l04
地盤固め、フル回転 10陣営「どぶ板」徹底 県議選
河北新報 11月9日(水)9時40分配信
宮城県議選(13日投票)は終盤戦に入り、有権者が23万人で最も多い青葉選挙区(定数7)では、10陣営が徹底した「どぶ板戦」を展開している。統一地方選で同日程だった仙台市議選が8月に終了。相乗効果が失われ、投票率低下の懸念もあるため、地盤をがっちりと固めるスタイルを重視する。政党対決は影を潜め、地盤死守をかけた「仁義なき個人戦」が繰り広げられている。
◎青葉
「今回は候補者自身を地元に張り付ける。徹底して地域票を固める」
区東部が地盤の陣営幹部は断言する。地域の一部は、ほかの陣営と重なる。幹部は「選挙区を1日でも空けたら、すぐに奪われる。気が抜けない」と防衛線を強める。
政党公認や無所属など5陣営の選挙事務所がひしめく区北西部。現職陣営は、前回2007年の選挙戦で取り組んだ中心部での党主催の街頭演説や、大物弁士を招いた演説会をほぼ封印した。連日選挙カーの助手席に乗り込んで自らマイクを持ち、住宅街を駆け回る。
候補は「今回ほど地域代表を意識したことはない。地域の力と培った人脈をフルに生かさないと勝ち抜けない」と危機感をあらわにした。
仙台市議選と日程が離れたことも候補者の不安を駆り立てる。ある現職は「同じ党の市議選候補2〜3人と一斉に回った前回に比べ、相乗効果や運動量は大きく減った。広がりが期待できない」と話した。
青葉選挙区で戦うのは現職7人、元議員1人、新人2人。民主、自民、公明、共産、みんなの党が公認を立てた。新人を除く8人のうち、5人が4期以上の実績を持つベテランだ。仙台市議や国政選挙に挑戦した経験者もいて、それぞれに深く浸透した地域を持つ。
選挙ムードが盛り上がりに欠けていることも、陣営を地盤固めに走らせる。多くが「よくて8月の市議選並み(39.9%)」「30%台前半か」など低投票率を予想する。
ベテラン現職陣営は「低投票率の中、各陣営が拮抗(きっこう)する状態では、地元にしっかりと訴え、間違いなく投票に行ってもらうことが当選への近道」と明かす。
現職の強固な地盤を崩しにかかる新人の一人は「現職の動きは予想できた。新人として、一人でも多くの人に呼び掛けて判断してもらうのが基本。地盤だとか地域の枠にとらわれずに戦うだけだ」と力を込めた。
◎気仙沼・本吉/「巡回型投票所」に照準/演説や集会、開設日前に集中
県議選気仙沼・本吉選挙区(定数3)の各陣営が、仮設住宅での期日前投票に照準を合わせた戦術に力を入れている。仮設入居者に配慮し、気仙沼市が1日だけの「巡回型投票所」を多数の住宅内集会所に設けたことが背景にある。各陣営はおおかたの入居者が13日を待たずに投票するとみて、開設日前に演説会を開いたり、周辺地域を選挙カーで回ったりしてアピールに躍起だ。
同選挙区では今回、候補者が被災者に配慮してスピーカーの音量を下げ、名前の連呼を控えるなど、全体に抑制気味のムードが漂う。
そうした中、効果的な選挙運動の狙い目になっているのが期日前投票所だ。市内の仮設住宅など19カ所には、12日までの運動期間中、毎日2〜3カ所、“日替わり”の投票所が設けられる。
ある現職陣営は7日夜、鹿折地区の仮設集会所で個人演説会を開いた。候補者は、集まった40人にひざ詰めで復興策を語り、寒さ対策の遅れをわびた。9日はその集会所が投票所になる。
選対幹部は「期日前投票を意識しながら、個人演説会の日程を組んでいる。被災者に復興対策の情報をきちんと伝え、支持を得たい」と話す。
候補者に「仮設を早く出られるように」と直接要望したという入居者の男性(76)は「期日前投票をする予定で、その前に話を聞けてよかった」と語った。
別の現職陣営も投票所の開設日程に合わせた選挙カーの運行ルートを組む。開設日前日に投票所周辺を集中的に回り、名前を売り込む戦術だ。
選対幹部は「今回は仮設住宅の有権者の多くが期日前に投票するはず。手をこまねいている訳にはいかない」と打ち明ける。
◎投開票作業手順を説明/県選管が担当者会議
県議選を前に、県選管は8日、市区町村の選管事務局担当者会議を開き、投開票作業の手順などを説明した。
無投票選挙区を除く17選挙区、26市町村の担当者約40人が出席。被災市町の負担軽減のため、推定投票率の発表を前回(2007年)の6回から3回に減らすことや、開票結果の中間発表を取りやめる方針を県選管の担当者が説明した。
県選管事務局の三浦保徳次長は「できるだけ作業を簡素化する方針にした。各開票所での有権者への情報提供は重要。それぞれで取り組んでもらいたい」と話した。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20111111ddlk04010042000c.html
’11県議選みやぎ・震災後:具体策欠き争点見えず 内陸部ではTPP言及も /宮城
13日投開票の県議選で、東日本大震災の津波で被害を受けた選挙区の候補者の多くは「被災地の復興」を訴えている。キーワードとなった「復興」は口にするが、具体的な政策を語る場面は少なく、争点が見えにくい様相だ。一方、津波被害を受けていない内陸部は放射能汚染対策や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)へのスタンスなど個別の政策に言及する候補者もいる。沿岸部と内陸部の被害の違いは、選挙戦に微妙に影響している。【宇多川はるか】
「地域を必ず復興させることをお誓い申し上げたい」
石巻・牡鹿選挙区の自民現職は2日、石巻市で開いた集会で繰り返し「復興へ全力」と呼び掛け、感極まったのか涙をぬぐった。水産業の復興、市街地の街作り、半島部の復旧−−など山積する課題は多いが、具体的な政策を語った場面は少なかった。支持者らに配るチラシもA4判の1枚。「力の結集 石巻の底力」などのメッセージで一面を埋めた。政策を訴える個人集会も告示後は取りやめており、選対幹部は「選挙どころじゃないという有権者も多いから」と説明した。
気仙沼・本吉選挙区の民主現職も、選挙戦での訴えは個人の主張というより、「政府の取り組みを伝える」という姿勢だ。陣営スタッフは「名簿が流れてどこに誰がいるかも分からないし、勝敗を考えて政策を主張するというより、情報を共有するのが現職の務め」と話す。
仙台市の若林選挙区のみんな新人も、被災者には自身の政策を訴えるより、「困っているでしょう」「大変でしょう」と声をかけているという。陣営スタッフは「復興の遅れに不満がある被災者の感情を刺激するようなことはしたくない」。
一方、登米選挙区の自民現職はTPPに「断固反対」との姿勢を明確にして選挙戦を展開している。東京電力福島第1原発事故による放射能汚染の風評被害についても、対策に取り組む考えを主張。陣営は「沿岸部と違って、内陸部は復興、復興と叫んでも有権者はピンとこない。しっかり主張を申し上げないと」と話す。
角田・伊具選挙区の3候補者は、福島県境に近いことを考慮して、それぞれ放射能対策を主張している。民主新人は「健康調査をやります」と具体的な政策をチラシに書き込んでいる。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111110_02.htm
宮城県議選・終盤の情勢(上)
東日本大震災からの復興針路を最大の争点とした県議選は、13日の投票まで3日となった。無投票当選が決まった6選挙区(計9議席)を除く17選挙区では、81人の候補者が50議席をめぐって激しい攻防を繰り広げている。最終盤に入った各選挙区の情勢を探った。
<青葉/現・新・元4氏、当落線で攻防>
組織力が堅い4人が先行。無所属現職の吉川、菅間が横一線で競る。再選を目指す吉川は東北電力労組がフル回転。中山、桜ケ丘地区の地域票も掘り起こす。過去2回連続でトップ当選した菅間は区西部に深く浸透し、6選を狙う。
6選に挑む公明の石橋は強固な党支持層に浸透し、地域票の拡大も狙う。再選を期す共産の遠藤は党が得票を伸ばした仙台市議選の勢いに乗り、票の上積みを図る。
民主の遊佐は地域票の広がりが5選の鍵。失速回避へ女性や若年層に攻勢を掛ける。
当落線上の争いは激しく、最終盤までもつれ込みそう。6選を狙う自民の相沢は支持団体の引き締めに懸命。自民元議員の中沢は地盤の区東部の票固めに余念がない。民主現職の菅原は、区北西部で地域票の結集に全力を挙げて再選を目指す。みんなの党新人の熊谷は党国会議員が応援に入り、支持拡大を図る。
無所属新人の伊藤は無党派層へ働き掛ける。
<宮城野/強固な支持層 現職2氏先行>
ともに3選を狙う公明の庄子、自民の石川の2現職が抜け出し、みんなの党新人の堀内、民主現職の坂下が続く。
庄子は強固な党支持層に支えられ、安定している。石川は全域に満遍なく浸透し、保守票を囲い込む。堀内は元県議菊地文博の支援をてこに党支持票をかき集める。6選に挑む坂下は労組票に加え、女性票の取り込みを強める。
無所属新人の佐々木は県議秘書時代の人脈を生かし懸命に追い上げる。
無所属新人の沢田は知名度アップに懸命。
<若林/現職地盤固め新人切り崩し>
社民現職の本多が安定し、自民の千葉、細川2現職を、共産新人の福島が激しく追う。
6選に挑む本多は強固な後援会と労組がフル回転。若林、六郷両地区で浸透する。
5選を狙う千葉は、南小泉地区など区西部を固めきろうと躍起。再選を目指す細川は自民市議と連携し、七郷地区での支持固めに余念がない。福島は市議5期の知名度を武器に、保守層の一部を切り崩す。
若年層や高齢層に食い込む無所属新人渡辺、上げ潮ムードに乗るみんなの党新人菊地は追い上げに躍起。無所属新人小野寺は知名度上昇を図る。
<太白/自公の2現職トップを争う>
自民現職の佐々木と、公明現職の小野寺が首位争い。再選を狙う佐々木は区南西部に広げた後援会組織が回転し、保守、若年層に浸透する。小野寺は強固な党支持層に支えられ、堅調な戦いで5選を視野に入れる。
中位から下位の争いは、攻守が目まぐるしく入れ替わる大混戦だ。
5選に挑む民主現職の藤原は党への逆風を懸念。地盤の鈎取地区を拠点に攻勢を掛ける。みんなの党新人の阿部は党幹部が連日応援に入り、二大政党の批判票取り込みへ勢いづいてきた。
共産現職の横田は党支持層を固め、無党派層に浸透して5選を狙う。6選に挑む自民現職の菊地は世代交代の加速を警戒し、区南部で支持固めに躍起。背水の陣を敷く社民元議員の岸田は、労組、地域票を軸に激しく追い上げる。
無所属新人の赤間は支持拡大に必死。
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<泉/組織力で浸透2氏抜け出す>
組織力のある2現職が抜けだしつつある。再選を狙う公明の伊藤は党組織がフル回転、個人票も掘り起こす。無所属の小野は後援会を引き締め、商工業者に深く浸透して4選を期す。
7選を目指す自民現職の今野は、高森地区を拠点に支持者を手堅くまとめる。みんなの党新人の峯岸は、元衆院議員の秘書時代の人脈と、党市議の支援が厚い。
当選圏争いは、ともに3選を狙う民主、自民の2現職と共産新人が競り合ったまま最終盤に入る。民主の菅原は南光台地区での浸透が鍵で、労組票の上積みが頼り。自民の外崎は衆院議員秋葉賢也(比例東北)の支援を受け、女性票の取り込みに必死。共産の五島は党支持者に加え、無党派層の票を積み増して攻勢を掛ける。
無所属新人の岩沼は若さを前面に出し、知名度アップに懸命。
<塩釜/有力4氏混戦 投票率が鍵か>
有力4候補がしのぎを削る混戦は、投票率が当落の鍵を握る。有権者の関心は盛り上がらず、固定票頼みの戦いが続く。
3選を狙う佐藤は、全域に満遍なく浸透して支持票をまとめる。柏は水産業界を中心に支持を集めて5選を目指す。天下は県政批判で革新支持層にアピールする。阿部は従来の自民支持層の切り崩しを図る。出遅れた松木は巻き返しに懸命。
<気仙沼・本吉/政党公認3氏 安定した戦い>
旧気仙沼、旧本吉区が合区されて初の選挙戦。政党公認の2現職と1新人が安定している。
議長で5選を狙う自民の畠山は、水産業を中心に幅広く浸透する。拠点がなかった旧本吉区では引退する元議長高橋長偉とともに浸透を図る。
6選に挑む民主の内海は党への逆風を警戒しながらも、長年培った固い後援会組織に支えられ、旧気仙沼区を中心に安定した戦い。
みんなの党新人の境は、街頭活動を小まめにこなし、現職の批判票の取り込みに全力を挙げる。
立候補表明が遅れた今野は広がりに欠ける。
<名取/無所属の新人、追い上げ懸命>
いずれも無所属新人の石川と太田が競り合い、佐藤が懸命に追う。
石川は市内全域に構築した後援会組織を足場に、個人演説会を重ねて支持固めに余念がない。引退する自民の小林正一が支援する。
太田は市南部地区に浸透し、ほかの地区では街頭演説に重点を置いて支持拡大に躍起。推薦を受けた民主の支持層にも食い込む。
佐藤は津波被災者の立場で津波浸水域への住宅再建に反対、集団移転と移転跡地の国有化などを主張している。(敬称略)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111111_01.htm
宮城県議選・終盤の情勢(下)
<石巻・牡鹿/共・自・民5氏当選圏へ激戦>
ともに無所属で組織力が強い元議員の斎藤、現職の本木がリード。共産新人の三浦は党支持者以外にも広がりがある。自民の現職佐々木と元議員池田、民主現職の加賀、坂下が横一線で追い上げている。
斎藤は衆院選宮城5区に3度挑戦した知名度を生かし、立候補表明の遅れを挽回して浸透。本木は業界団体や故土井喜美夫前市長の支持票を手堅くまとめ、3選を視野を入れる。
三浦は党支持票に加え、地元の同市水押地区など市中心部や出身地の旧桃生町で支持を広げる。
5選に挑む佐々木は自民会派会長としての実績や県政とのパイプを強調し、市中心部を奔走。池田は地盤の旧河南町で組織を固めるほか、知事村井嘉浩との親交の深さを前面に出す。
4選を狙う加賀は日本製紙労組などの支持を取り付けたほか、仮設住宅で小まめに個人演説会を開催。坂下は財務相安住淳のてこ入れで支持層を開拓、地盤の雄勝、北上、河北の旧3町で票を掘り起こし4選を目指す。
<角田・伊具/3氏が大接戦、支持拡大急ぐ>
2現職と1新人による大接戦。3陣営とも決め手に欠き、競り合いは最終盤までもつれ込む。
4選に挑む自民の寺島は地盤の丸森町で町議選候補と連動しながら、足場固めを急ぐ。票の上積みを狙って、角田市にも攻勢を掛ける。
3選を目指す無所属の長谷川は角田市の農村部で浸透してきた。前町長渡辺政巳の支援を受け、丸森町の切り崩しにも力を入れる。
民主新人の武田は、角田市内で集中的に個人演説会を開き、若さや政権与党とのパイプを強調。現職の批判票取り込みを狙う。
<登米/地盤の旧町で票固めに躍起>
ともに再選を狙う2現職と元議員による競り合いは、横一線のまま最終盤に入った。
自民現職の只野は、強固な後援会組織がフル回転して幅広い支持を集める。町長を務めた旧豊里町や隣の旧米山町で勢いがある。
無所属元議員の渡辺は後援会の動きがかみ合い、上向いてきた。自宅がある旧南方町のほか、旧迫町や旧中田町での浸透を目指す。
自民現職の熊谷は、地盤の旧津山町で強みを見せる。出身の佐沼高の同級生を中心に、旧迫町や旧中田町で票の掘り起こしに取り組む。
<栗原/無所属現職を2氏追い上げ>
無所属現職の熊谷を、自民現職の長谷川、無所属元議員の川嶋が急追している。
熊谷は地元築館と一迫の支持を固め、栗原市長佐藤勇の支持層など党派を超えて浸透している。長谷川は元法相で祖父の故峻から続く支援者が奮起し、党県連のてこ入れで浮上を図る。川嶋は女性支持者がフル回転して若柳、金成で浸透。民主党元参院議員大石正光の支援も受ける。
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<大崎/自・社現職4氏競り合う展開>
自民3現職と社民現職が競り合い、共産新人が激しく追い上げている。投票率の動向が勝敗の鍵。当落線上の争いは混戦となりそうだ。
3選を狙う自民の中島は地盤の岩出山、鳴子で深く浸透し、古川や田尻などでも支持固めを急ぐ。自民の佐々木は3期の実績を訴え、地元の鹿島台や松山、三本木などで票固めに躍起。
再選を目指す自民の菊地は、農業を含む産業振興を挙げ、地元古川を中心に票を掘り起こす。前回4位だった社民の岩渕は、支持労組や後援会組織の引き締めを強めて5選に挑む。
共産の内藤は、県政批判票の結集を図って党組織がフル回転している。
<亘理/元議長が先行、新人浸透図る>
自民現職で元議長の渡辺が先行し、無所属新人の山本は知名度アップに懸命だ。
渡辺は6期務めた経験と実績を掲げ、震災復興予算の獲得などを公約。亘理、山元両町で支持を広げている。農協などの支援も受ける。
山本は、被災者救援のボランティア活動で得た人脈をつてにひざ詰めの集会を重ねる。街頭では若さをアピールし票の取り込みを狙う。
<宮城/現職と新人がつばぜり合い>
自民現職の安部を無所属新人の渡辺が追い上げ、激しいつばぜり合いが続いている。
安部は地盤とする松島町の復旧復興を掲げ、3期12年の実績と経験をアピールする。
渡辺は利府町での浸透に躍起。町長鈴木勝雄が全面支援し、支持町議も活発に動く。
両陣営ともに、利府町の新興住宅地に攻勢を強めている。
<黒川/競る現職2氏女性新人急追>
自民現職の中山、藤倉の競り合いが激化、民主新人の作並が急速に追い上げている。
3選を目指す中山は地盤の富谷町を拠点に、全域で票の上積みを図る。6選を狙う藤倉は、地元の大和町を固め後援会の引き締めに躍起。作並は富谷で無党派票と女性票をかき集め、労組も活発に動いている。
<遠田/無党派・若年層支持動向が鍵>
自民現職の中村と、民主新人の大友が互角の戦い。無党派層や若年層の支持動向が鍵を握る。
中村は農業団体の支援を受け、環太平洋連携協定(TPP)問題を批判。地元涌谷町で組織の動きが上向き、党のてこ入れで抜け出しを狙う。
大友は、財務相安住淳の後援会が強力に回転しており、美里町で勢いがある。在宅介護支援を訴え、無党派票の掘り起こしに取り組む。
(敬称略)
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8241 名前:チバQ 投稿日: 2011/11/13(日) 13:11:27
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111113t11012.htm
政令市の県議 役割は? 仙台市長発言で焦点に
東日本大震災で延期され、13日投開票される宮城県議選(定数59)で、政令市・仙台市選出の県議の在るべき姿をめぐる議論が浮上した。きっかけは、奥山恵美子仙台市長が告示前の記者会見で「政令市の県議の存在意義が見えにくい」と指摘した発言。8月に終了した市議選と分離され、県議選が単独実施になったことで、県議の役割があらためて焦点になった。全議席の4割を占める24人の政令市県議の存在意義とは―。(宮城県政取材班)
「政令市の県議はこれでいいのか、と考え続ける日々だった」。仙台市議出身の現職候補が10日夜、個人演説会で率直に振り返った。市民の要望実現に奔走した市議時代と違い、存在感を示すことが難しかったという。
候補者のうち仙台市議出身者は9人。この現職は他候補に比べ市議キャリアが長い。「地区の運動会に行くことが仕事のような人もいる。それでは議員ではない」と言う。
仙台市は1989年、政令市に移行。河川行政と警察関係を除き、宮城県とほぼ同じ権限が与えられた。市議が担う住民サービスが拡大するのと反比例して、県議の活躍の場は狭まった。
泉区の県議だった自民党の秋葉賢也衆院議員(比例東北)は「県議時代、陳情の8〜9割は市役所や区役所に持っていった」と振り返る。
村井嘉浩知事も宮城野区で県議を3期10年務めた。10月末の記者会見で「県議には県全体の発展を考える役割もある」と反論した。
仙台市議の間では、以前から市選出県議への辛口意見が多かった。
10期のベテランで元市議会議長の大泉鉄之助氏は「市長発言は的を射ている。政令市県議の中で、全県的視野を持って活動しているのは1人くらいだ」と手厳しい。住民ニーズを反映する仕事の少なさから「各区2人でいい」と言い切る。
現議長の佐藤正昭氏は、県主導の仮設住宅の寒さ対策が後手に回ったことを挙げ「政令市の県議は市民との距離が遠いのでは」と疑問視する。
震災では災害救助法が適用され、県主導の場面が増えた。政令市の権限を生かせる場面が減り、「政令市の県議の存在意義が問われるのはこれからだ」(佐藤議長)という声も増えている。
奥山市長は「震災後、知事の存在が大きくなるにつれ、県議会の存在も重要度を増した。政令市の県議は、どぶ板政治に忙殺されない分、大所高所から震災復興をリードしてほしい」と話す。
◎被災者は活躍期待 「知事に直接声届けて」
存在意義が見えにくいと指摘される仙台市選出の宮城県議だが、東日本大震災で被害を受けた仙台市若林区の被災者からは、活躍を期待する声が相次いだ。
197戸が立ち並ぶ同区最大の「若林日辺グラウンド仮設住宅」。自治会の理事会長阿部東悦さん(64)は「政令市の県議の出番は、震災の復興で格段に増えた」と強調する。
震災前、地域の問題で仙台市議と県議に陳情する割合は6対4だった。県が管轄する貞山堀がある関係で、堤防の修復など県議に頼る場面は今後も増えると予想する。
同区二木の自宅が被災した区臨時職員の秋谷智明さん(41)は「仮設住宅の冬対策一つとっても、県の決定が仙台市に与える影響は大きい。県議は、被災者の声が一番届かないといけない知事に直結している」と話す。
農地が浸水し、来年度も作付けが制限されている同区三本塚の農家の男性(58)は「8月の市議選後、市議の姿を見かけなくなった。県議選後、県議も姿を消すのだろうか。被災者を見捨てないでほしい」と訴えた。
◎「政策立案に力を」浅野前知事
2005年まで宮城県知事を3期務めた浅野史郎慶大教授は「政令市の県議は地域代表の役割を期待されることが少ない分、二院制の上院のように県政全般について政策立案する時間を確保しやすい」と指摘する。
知事時代を振り返り、「政令市の県議は論客が多く、国会議員の供給源にもなった。議会の役割をチェック機能に求める声も多いが、監視役は3人もいればいい。政令市県議は、論戦と政策立案で知事と『善政競争』をしてほしい」と語った。
2011年11月13日日曜日
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http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY201111090182.html
現在位置:asahi.comニュース社会その他・話題記事2011年11月9日17時1分印刷
「夜、街灯が無い」 宮城県議選、繰り上げ投票所倍増[PR]
13日に投開票される宮城県議選で、午後8時までの投票時間を繰り上げる投票所が前回の2倍、403カ所に増える。津波被害の大きい沿岸部で繰り上げが相次ぎ、県選管は「街灯が復旧しないなど夜の投票で安全確保に課題がある」という。
県選管によると、今回投票時間を繰り上げる403カ所は18市区町にまたがり、全投票所(無投票選挙区を除く)の54%にあたる。4年前の県議選では、全投票所の21%にあたる14市区町の194カ所だった。
1千人以上が亡くなった気仙沼市は、前回繰り上げ投票をしなかったが、今回は全41投票所で午後6時に投票を締め切る。市選管は「津波で破壊された信号機や街灯がまだ復旧していない所がある。地盤沈下で道路が陥没し、日が暮れてから投票所に向かうのは危険と判断した」と説明する。
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111111ddlk07010189000c.html
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選告示(その1) /福島
◇被災地の明日担う 過半数狙う自民、守りの県民連合
原発事故の「復興策」を巡り、県議選(19選挙区、定数58)が10日、スタートした。県議会最大会派で過半数獲得を狙う自民党と、民主・社民党などでつくる第二会派の県民連合の勢力争いが注目される。このほか2町長・5町村議選も告示され、浪江町長選は現職の馬場有(たもつ)氏が無投票で再選された。投票は20日行われ、即日開票される。【種市房子】
党派別の立候補者数は、自民32人(現有議席26)▽民主23人(同16)▽公明3(同3)▽共産6(同3)▽社民4(同2)▽みんな3人(同0)▽無所属17人(同3)。現元新別では現職44人▽元職4人▽新人40人。
無投票となった選挙区は、喜多方市・耶麻郡(定数3)▽相馬市・新地町(同1)▽本宮市・安達郡(同1)▽大沼郡(同1)▽東白川郡(同1)。
自民は前回選挙で、獲得議席29にとどまり、単独過半数を獲得できなかった。その後、市長選出馬に伴う辞職などで議席数は26にまで減った。今回は公認・推薦候補は33人。福島市(定数8)に4人、いわき市(同10)に6人を擁立して、過半数獲得を狙う。
対する県民連合は大幅躍進は難しそう。同会派には民主、社民、無所属の19人が所属。このうち民主は大沼郡など一人区の擁立を目指したが、政権交代後の逆風もあって候補者選定が進まなかった。社民の公認候補4人はいずれも新人で、知名度不足が懸念材料。
公明は福島市などの市部で手堅く3人を擁立。現有議席を守る。共産は脱原発を主張し、存在感をアピール。いわき、伊達市の議席増・奪還を狙う。みんなは初の県議選。「増税なき復興」を主張して初の議席獲得を目指す。
◇第一声、古里への思い−−県議選双葉郡選挙区
福島第1原発が立地する県議選双葉郡選挙区(定数2)に立候補を届け出た5人は、いずれも避難生活を余儀なくされている。第一声では古里への思いを述べたり、原発の廃炉に言及した候補者もいた。
無所属新人の青木敏孝候補(40)は郡山市の仮設住宅を「全ての行動は未来のために!」と書かれた選挙カーで回り、「双葉郡の復興のためにがんばります」と呼びかけた。
無所属新人の白土正一候補(62)は、いわき市内の仮設住宅前で「(福島)第1、第2原発ともに廃炉を求め、安全安心な地域作りを目指したい」と決意を述べた。
社民新人の遠藤陽子候補(61)も、いわき市の選挙事務所で支援者約40人を前に「原発事故で古里を追われた。生活を破壊した原発を廃炉にすることが福島、日本の安全につながる」と表明した。
自民現職の吉田栄光候補(47)は二本松市役所を望む同市の選挙事務所前で、集まった有権者約100人を前に「まず(放射性物質を)止めて除染してみなさん帰りましょう、というのが私のスタイル」と述べた。
民主現職の坂本栄司候補(56)は、いわき市の選挙事務所前でうぐいす色の作業着を着て、「古里に住みたい人、新天地で生活を始める人もいる。両方の希望にどう応えるかが課題だ」と訴えた。【和泉清充、岡田悟、長野宏美】
◇集団移住か、除染推進か 再建巡り8年ぶり選挙戦−−大熊町長選
福島第1原発事故の影響で延期されていた任期満了に伴う大熊町長選が10日告示され、新人で元町議の木幡仁氏(60)=無所属=と現職で再選を目指す渡辺利綱氏(64)=同=の2人が立候補を届け出た。原発を抱える町の再建を巡り、8年ぶりの選挙戦となった。
木幡氏は午前9時過ぎ、選対本部のある会津若松市の仮設住宅前で出陣式を開いた。「放射能被害の中で定住先をどこに求めていけばいいのか。現実を直視した方策が必要だ」。集まった支持者らに問い掛け、持論の町外への「集団移住」を訴えた。さらに「原発は事故が起きれば必ず被害が出る。原発はいらないとはっきり宣言したい」と、原発に頼らない町づくりを鮮明に打ち出した。
一方、渡辺氏は午前10時過ぎ、約150人の支持者が集まった会津若松市の選挙事務所で第一声。「帰れないのではなく、帰る環境を作るのが大事」と除染によるまちづくりを強調し、「町内の線量が低い場所に商業圏、医療と福祉を兼ね備えた新たなニュータウンを作っていく」と訴えた。雇用については、「線量が下がっても生活はできない。つなぎの仕事として除染作業が大事」と述べた。
9日現在の有権者は8664人。【蓬田正志、山本将克】
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◇大熊町長選立候補者(届け出順)
木幡仁(こわた・じん) 60 無新
[元]町議▽農業▽JAふたば理事▽東北大中退
渡辺利綱(わたなべ・としつな) 64 無現(1)
町長▽農業[歴]町議長▽宮城県農業短大
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◆無投票当選
◇浪江町長略歴
馬場有(ばば・たもつ) 62 無現(2)
町長▽酒小売業[歴]町議長▽県議▽東北学院大
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◇候補者、手探りで奔走−−双葉町議選
埼玉県加須市に役場機能ごと避難している双葉町議選の投票は郡山市と加須市、開票作業は加須市で行われる。候補者たちは避難先などで第一声を上げ、異例の選挙戦がスタートした。
元職の男性候補は役場の置かれた旧騎西高校で第一声。「原発立地の町として賠償問題のきちんとした基準を作りたい」と訴えた。現職の男性候補は「課題は山積。できる限り精力的に回りたい」と話し、福島県内の仮設住宅で支持を訴えるため車に乗り込んだ。
別の候補は「一日も早く双葉町に帰れるよう頑張ると訴えるしかない」と話した。これまで複数回当選したベテランだが「必勝だるまは双葉町の自宅に残したまま。選挙戦の実感がわかない」と戸惑いも見せた。
旧高校で集団生活する会社員、渡部晃さん(64)は「賠償問題など、解決してほしい問題はたくさんある。選挙に関心のない人も目立っているが、やる気のある人を見極めて投票したい」と話した。
双葉町の有権者数は5494人(9日現在)で40都道府県に避難。町選管は福島県内の仮設住宅8カ所を職員が巡回し期日前投票所を設けるほか、町議選で初めて作成した選挙公報を全国の避難先に送り、不在者投票を呼び掛けるなど投票率アップに努める。
20日の投票は加須市の旧高校と郡山市にある福島支所の2カ所で実施。開票は旧高校で行われるため、福島支所の票を車で3時間かけて運ぶ。
総務省によると、自治体がある都道府県以外での開票作業は初めてだという。【藤沢美由紀】
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2010年
http://yamagata-np.jp/news/201012/12/kj_2010121200634.php
大石田町長に阿部氏が3選 庄司氏を65票差で下す
2010年12月12日 23:10
任期満了に伴う大石田町長選は12日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の阿部孝義氏(74)=田沢=が、新人で前町商工会長の庄司喜與太氏(64)=大石田=を65票差で下し、3選を果たした。投票率は84.69%で、前回を2.17ポイント下回った。
阿部氏は、今年3月の町議会定例会で出馬表明して以来、地区単位で座談会を重ね、2期8年の実績と経験をアピール。3期目の公約にJR大石田駅東地区の「若者タウン」としての開発整備、中学3年までの医療費無料化、スクールバスの空き時間帯を活用した巡回バス運行などを掲げ、「みんなが主役の町づくり」をキャッチフレーズに「安全・安心・豊かなくらし」実現を訴えた。小林征雄議長ら町議6人の支援と、自民党大石田町支部の推薦を受け、運動最終日には岸宏一参院議員が応援に入った。地元の横山地区南部で強みを発揮したほか、亀井田地区を手堅くまとめ、中心部の大石田地区でも着実に支持を広げた。
庄司氏は今年9月に立候補を決断。県薬剤師連盟の推薦と、近藤洋介衆院議員の町後援会の支援を受け、町議3人が陣営に付いた。「みんなで変えよう大石田」を合言葉に、経済人の視点を生かした町活性化策、町長の給料・ボーナスの50%削減などを公約に町政刷新を訴えた。近藤衆院議員の全面支援を受け、地元の大石田地区では幅広く浸透。周辺地区でも若者層を中心に浸透を図ったが、知名度不足を解消しきれなかった。
当選が決まった阿部氏は、選挙事務所で「町民の皆さまのご理解をいただき、ようやく当選させていただいた。批判票を真摯(しんし)に受け止め、町政に当たりたい」と3期目の抱負を述べた。
2006年
3223 阿部孝義アベ コウギ 70 - 無所属 現
3051 常盤茂樹トキワ シゲキ 36 - 無所属 新
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111113-00000052-mai-pol
<山形県大石田町長選>前町商工会長の庄司喜与太氏が初当選
毎日新聞 11月13日(日)22時57分配信
山形県大石田町で、受託収賄罪で起訴された阿部孝義・前町長の辞職に伴う出直し町長選が13日投開票され、無所属新人で前町商工会長の庄司喜与太氏(65)が無所属新人の前町議、大山二郎氏(56)を破り、初当選した。
▼山形県大石田町町長選
当 庄司喜与太 無新 3126
大山二郎 無新 2508
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164:11/13(日) 23:56 33VGHgbC [sage]
当選した無所属の会派調べたぞ
菅間進 (無所属・民主系)
小野隆 (無所属・自民系)
長谷川洋一 (無所属・自民系)
吉川寛康 (無所属・21世紀クラブ)
斉藤正美 (無所属・自民系)
本木忠一 (無所属・自民系)
石川利一 (無所属・新生なとり市民の会)
渡辺忠悦 (無所属)
川嶋保美 (無所属・夢ネット)
佐藤詔雄 (無所属・社民系)
168:11/13(日) 23:57 d1Bq9DYN [sage]
宮城県議選
自民単独過半数は維持出来なかったが推薦を含め過半数に
世論の影響か民主減
公明維持
社民減
共産議席伸ばす
みんなの党無党派層取り込み2議席獲得
自28
民7
公4
共4
社3
み2
無11
定数59(3議席減)
-
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/14/20111114dde041010132000c.html
選挙:宮城県議選 投票率最低41.69% 自民系過半数、民主は議席減
東日本大震災で約7カ月延期された宮城県議選(定数59)は13日投開票され、村井嘉浩知事を支える県政与党の自民が28議席を獲得(前回30議席)、推薦2人と合わせて過半数を維持した。民主は国政での逆風を受け2減の7議席になった一方、共産は過去最多の4議席に倍増させ躍進。県議選初挑戦のみんなは2議席を獲得した。
投票率は41・69%(前回50・45%)と過去最低を更新し、初めて50%を割り込んだ。40%を切る自治体もあり、仙台市で34・97%、沿岸部の南三陸町で36・71%となった。候補者の多くが被災地の復興を訴えたため争点が見えにくかったことに加え、「選挙どころではない」との心理も影響したとみられる。
その他の政党の獲得議席は▽公明4▽社民3。無所属の当選者は11人。自民、公明などの与党が過半数を維持したことで、村井知事が掲げる水産業特区構想や高台移転などの復興策が進むとみられる。【影山哲也】
毎日新聞 2011年11月14日 東京夕刊
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111140005
県議選 民主低調 2減7議席
2011年11月14日
当選し万歳する名取選挙区の石川利一氏=13日午後10時42分、名取市、小宮路勝撮影
県議選 自民横ばい、共産は2増
東日本大震災で延期されていた県議選が13日、投開票された。党勢拡大を図った民主党は改選前の9議席から2議席を減らした。自民党は28議席だったが、無所属推薦の2人を合わせて過半数を確保。共産党は2人増の4議席を獲得し、初挑戦のみんなの党は2議席を得た。投票率は過去最低の41・69%で初めて5割を切った。
初挑戦みんな、2議席
全23選挙区に計90人が立候補し、前回選挙の86人を上回った。無投票だった6選挙区の計9議席を除き、17選挙区の計50議席を81人が争った。
政権与党として初の県議選に臨む民主党は前回より4人多い13人を公認。角田・伊具、黒川、遠田の3選挙区に30〜40代の若手を配し、郡部への浸透を狙ったが、現職の壁を破れなかった。津波の被害を受けた石巻・牡鹿、青葉両選挙区で現職が1人ずつ落選した。
民主党政権の震災対応への不満が根強く、野田佳彦首相が投票日直前に、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加の方針を正式に表明したことも響いたとみられる。
自民党は名取選挙区を除く22選挙区に33人の候補を立てた。村井嘉浩知事の応援を得るなど県政与党の強みを発揮し、民主などと一騎打ちとなった1人区の遠田、宮城、亘理などで議席を守った。一方で、自民の公認や推薦候補が重なる選挙区で苦戦。太白や塩釜など5選挙区でベテラン議員らが落選した。公明党は、仙台市の4選挙区に立てた4人全員が当選した。
共産党は、仮設住宅の業者発注などをめぐる県の姿勢を大企業寄りと批判。女川原発を抱える石巻・牡鹿選挙区で「原発ゼロ」を訴えた新顔が当選し、初めて議席を得た。塩釜選挙区では、2003年の選挙で失った議席を奪還した。
社民党も「脱原発」を掲げ、放射能汚染に不安を抱く若い世代にも浸透を図った。2議席を守り、太白選挙区で前職が返り咲いた。
初挑戦のみんなの党は、同じく初陣の8月の仙台市議選で4議席を獲得した勢いに乗ろうと、渡辺喜美代表ら党幹部が相次いで県内入り。宮城野選挙区や気仙沼・本吉選挙区で議席を獲得した。
今回から定数が各1減となったうち、登米(定数2)は自民現職の熊谷盛広氏が落選、角田・伊具(同1)は無所属現職の長谷川洋一氏が制した。
県議選は4月の統一地方選で実施予定だった。だが、沿岸市町は被災者の対応に追われ、避難している有権者の把握や投票所などの確保が難しいとして、約7カ月間延期された。
自宅や事務所を失った候補者も複数いた。支持者が大勢亡くなり、避難先が把握できずに戸惑いながらも戦う候補者もいた。
13日は丸森、亘理、山元、女川の4町議選も投票があり、即日開票された。
被災地、深刻な政治不信
「好きな政党もあったが、今は何党とか言ってられない。震災後に何度も足を運んでくれた人を応援したい」。新顔候補の演説を聴くために仮設住宅を出てきた仙台市若林区の60代女性の言葉だ。
このことは選挙戦で政党の存在感が乏しかったことの裏返しだ。その多くは、政権党たる民主党の無責任さに起因する。候補擁立は23選挙区のうち11にとどまり、不戦敗が相次いだ。「復興に取り組む」との訴えも迫力に欠けた。
候補者の多くが前回から票を減らしたのは、政権交代の期待はずれに加え、復興策の推進が鈍く、被災者と向き合おうとしない党の姿勢と無縁ではない。
自民党は堅調のように見えるが、以前からの「地域代表」は県政与党として村井嘉浩知事とのパイプを強調するばかりで、復興策に具体性はなかった。無党派層が多い都市部では党勢回復はうかがえない。
みんなの党は2大政党を批判し、票を伸ばした。被災県での2大政党の不振は「復興を政治に頼っても意味がない」という深刻な政治不信でもある。過去最低の投票率を政党や候補者は真摯(しん・し)に省みる必要がある。
住宅の集団移転や津波に強いまちづくり、農林水産業の再生など、県政の課題は山積している。漁業特区といった利害が対立する構想もある。トップダウン型の村井知事に対峙(たい・じ)してチェック機能を果たせるか、迅速な復興を有権者に託された議会の責任は重い。(蔵前勝久、高橋昌宏)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111114t11011.htm
宮城県議選 県政与党、自公が過半数維持 民主2減
東日本大震災の影響で約7カ月延期された宮城県議選は13日、投票が行われ、即日開票の結果、無投票当選の9人を含む新県議59人が決まった。政党別の内訳は民主7、自民28、公明4、共産4、社民3、みんなの党2、無所属11。自民、公明など村井嘉浩知事の県政与党は過半数を維持し、民主は前回(2007年)から2減となった。
震災後初の全県選挙で、県土復興の針路が最大の争点になった。政府の震災対応、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加など国政課題をめぐる論戦も交わされ、各政党の消長も焦点となった。
投票率は41.69%で、過去最低だった前回50.45%を下回った。
民主は過去最多の13人を擁立。現職2人を含む6人が落選した。33人を公認した自民は現職5人が落選し前回から2減となったが、最大勢力を維持した。
公明は手堅い組織戦を展開し、仙台市内4選挙区に立てた現職4人がいずれもトップ当選。共産は石巻・牡鹿で初の議席を獲得したほか、塩釜でも新人が当選。前回の2から4に伸ばした。
社民は公認の2現職と元議員が当選。6人を擁立したみんなの党は宮城野と気仙沼・本吉で計2議席を獲得した。
新旧別では立候補した現職55人のうち8人が落選。元議員は6人全員が議席を奪還。新人は29人が挑戦し、6人が当選。女性は8人が立候補し、5人が当選した。
白石・刈田、多賀城・七ケ浜、柴田(定数各2)、岩沼、東松島、加美(各1)の6選挙区で計9人が無投票当選した。
無投票の選挙区を除く当日の有権者は160万1821人。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111114t11022.htm
民主退潮止まらず 共産倍増、みんな2議席 宮城県議選
宮城県の震災復興を担う新しい県議の顔ぶれが決まった。復興を一大争点とした激しい選挙が各地で展開され、現職は手堅さを発揮。元議員が相次いで返り咲いた。念願の当選を果たした新人の事務所は13日深夜、大きな歓声や拍手に包まれた。
7議席を10人で争った県内最大選挙区の青葉では、現職が強みを見せた。みんなの党、無所属の2新人が涙をのんだ。民主現職も落選。自民元議員の中沢幸男氏が議席を取り戻した。
現職3人に新人4人が挑み混戦となった若林(定数3)。自民2人、社民1人の現職が、新人の猛追をかわして議席を死守した。共産新人の福島一恵氏はわずかな差で及ばなかった。
太白(5)では社民元議員の岸田清実氏が悲願の議席回復を果たした。みんなの党新人の阿部千夏氏、自民現職の菊地浩氏は届かなかった。
混戦となった石巻・牡鹿(5)は、元県議の斎藤正美氏が抜群の知名度を生かしてトップ当選。共産も初議席を得た。現職2人を擁立した民主は1議席を失った。
今回の選挙から合区された気仙沼・本吉(3)では、自民、民主両党のベテランが知名度を生かした。初参戦のみんなの党新人の境恒春氏が議席を獲得した。
定数が1減となり、現職2人、新人1人で1議席を争った角田・伊具は、無所属現職の長谷川洋一氏が3選を決めた。民主新人、自民現職が苦杯をなめた。
大崎(4)は現職4人が議席を守った。栗原(2)は元議員が返り咲き、社民推薦の無所属現職が落選。黒川(2)は、民主新人が自民現職2人の厚い壁に阻まれた。
◎石巻・牡鹿/選挙区初の共産県議/三浦さん「県政を変える」
石巻・牡鹿(定数5)で初の共産党県議が誕生した。石巻市中里の三浦一敏さん(61)の選挙事務所は、支持者の歓喜の声で沸き返った。
温厚な人柄で、7期19年務めた市議時代から党派を超えて人望が厚かった。震災後、党の支援活動の地元責任者として先頭に立った。
立候補表明は9月上旬。民主、自民両党が態度を鮮明にできない原発問題や水産特区について、歯切れ良く反対姿勢を打ち出した。
出身地の旧桃生町や地元の市中心部で着実に浸透し、初勝利をたぐり寄せた。「オール与党の県政を変えてみせる」。大勢の支持者と握手を交わした。
◎宮城野/堀内さん初陣飾る 党への期待感呼び込む
宮城野(定数4)は、みんなの党新人の堀内周光さん(35)が初陣を飾った。歓喜に沸く宮城野区原町の事務所で、「皆さんに支えられたおかげです」と深く頭を下げた。
前回トップ当選の元県議菊地文博さんが、党県支部長として全面支援。地盤と戦術を受け継ぎ、豊富な運動量を見せた。増税なき復興や脱原発を掲げ「全国に被災地の意思を示そう」と訴えた。
渡辺喜美代表ら党幹部が何度も応援に入った。演説では名前より党名を連呼。党への期待感を呼び込み、知名度不足をはねのけた。
堀内さんは「身の引き締まる思い。スピード感を持って復興に取り組みたい」と決意を語った。
2011年11月14日月曜日
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>>2052-2053
http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2011/11/11/20111111ddlk07010050000c.html
■立候補者の顔ぶれ(届け出順)
◆県議選
◇福島市 福島市(定数8−11)
石原信市郎 44 民現(1)
社会福祉法人理事▽党県常任幹事▽東洋大
宮本しづえ 59 共新
党県副委員長[歴]市議▽県総合衛生学院
佐藤雅裕 45 自新
[元]市議[歴]東芝社員▽蘭エラスムス大院
大場秀樹 42 民新
NPO法人理事長[歴]市議▽参院議員秘書▽駒大院
佐々木慶子 69 無新
[元]中学校教諭▽市民団体代表▽桜の聖母短大
西山尚利 46 自元(1)
不動産管理業役員[歴]衆院議員秘書▽市議▽法大
紺野長人 56 社新
[元]県立医大職員[歴]県職連合役員▽県総合衛生学院
丹治智幸 40 自新
NPO法人理事▽党県青年部幹事長[歴]市議▽慶大
甚野源次郎 64 公現(4)
党県代表[歴]公明新聞社員▽市議▽中大
桜田葉子 54 自現(2)
福島学院大短大客員教授[歴]県党紀委会長▽国立音大
高橋秀樹 46 民現(2)
党県筆頭副幹事長[歴]NTT東日本社員▽安達高
◇会津若松市 会津若松市(定数4−7)
原田俊広 52 共新
党会津地区副委員長[歴]民青同盟地区委員長▽福島高
宮下雅志 56 民現(1)
食品会社社長▽党4区副総支部長[歴]市議▽明大
石村善一 57 自新
[元]市議▽農業▽JA理事▽県農業短期大学校
小川右善 62 社新
農業▽党県4区支部代表[歴]市議▽国学院久我山高
渡部譲 61 民現(5)
[元]県副議長[歴]市議▽党県幹事長▽東北電力学園
平出孝朗 55 自現(3)
竹材業[歴]衆院議員秘書▽市議▽県政調会長▽立教大
水野さち子 49 み新
[元]エフエム会津司会[歴]保育士▽郡山女大短大
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>>2061つづき
◇郡山市 郡山市(定数9−12)
吉田公男 55 民現(2)
NPO理事長▽党県政調会長▽安積高
辻雅彦 36 み新
通販会社社長[歴]保険会社社員▽商社社員▽法大
今井久敏 58 公現(1)
党県幹事長[歴]市議▽郡山西工高
山田平四郎 58 自新
酒造業▽郡山酒造協同組合理事長▽明大
神山悦子 56 共現(3)
党県副委員長[歴]生命保険会社社員▽国学院大中退
椎根健雄 34 民新
[元]参院議員秘書[歴]製菓会社勤務▽新潟大
柳沼純子 64 自現(2)
農業[歴]県私学振興基金協会理事▽郡山女高
佐藤憲保 57 自現(4)
農業▽県議長▽県アイスホッケー連盟会長▽日大
佐久間俊男 56 民新
[元]市議▽党県副幹事長[歴]労組支部役員▽福島工高
勅使河原正之 59 自現(1)
[元]市議[歴]市職員▽日大
八重樫小代子 61 社新
[元]市議▽党県副代表[歴]市監査委員▽駒大
長尾トモ子 63 自現(2)
保育園長[歴]市私立保育園連絡協議会長▽郡山女大短大
◇いわき市 いわき市(定数10−15)
阿部広 64 自現(1)
[元]市議▽飲食・小売業▽党勿来支部長▽千葉商大
西丸武進 67 無現(4)
[元]市職員[歴]自治労県書記長▽小名浜高
矢吹貢一 56 自新
[元]市議長▽夏井川水系河川改良促進同盟会長▽湯本高
古市三久 63 民現(1)
[元]市議▽農業▽党総支部幹事長▽平工高
鈴木智 38 自新
[元]市議▽海洋少年団長[歴]参院議員秘書▽国士舘大
清水敏男 48 自現(3)
[元]衆院議員秘書[歴]市議▽全国若手市議会長▽日大
宮川絵美子 65 共現(1)
[元]市議▽党県委員[歴]労組青年婦人部役員▽磐城女高
長谷沼邦彦 44 無新
産業廃棄物処理業▽市民団体代表▽会津工高
青木喜三郎 63 み新
税理士[歴]東京国税局職員▽磐城高
長谷部淳 52 共元(1)
党地区委員[歴]病院事務長▽医療生協部長▽京大
斉藤健吉 68 自現(1)
[元]市議▽会社社長[歴]小名浜一中PTA会長▽早大
青木稔 65 自現(6)
党県総支部長[歴]観光会社顧問▽市議▽法大
佐藤健一 62 民現(2)
障害者団体事務局長[歴]衆院議員秘書▽関東学院大
鳥居作弥 37 民新
[元]衆院議員秘書[歴]不動産会社社員▽独協大
安部泰男 54 公新
[元]市議▽党総支部長[歴]党県本部副幹事長▽中京大
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>>2061-2062
◇白河市・西白河郡 白河市、泉崎村、中島村、西郷村、矢吹町(定数3−4)
渡辺義信 48 自現(2)
農業会社専務[歴]JC福島ブロック会長▽日大東北高
三村博昭 69 民現(2)
[元]矢吹町長[歴]町出納室長▽保育園長▽白河高
満山喜一 60 自現(2)
[元]市議[歴]建設会社社長▽JC理事長▽東京農大
山口耕治 57 無新
[元]市副議長▽食品製造会社社長▽日大
◇須賀川市・岩瀬郡 須賀川市、鏡石町、天栄村(定数3−5)
円谷哲司 43 無新
印刷業社長[歴]須賀川JC理事長▽東北学院大
川田昌成 68 無元(4)
私塾事務所長▽保護司[歴]JC福島副会長▽明大
宗方保 63 民現(3)
建築会社会長▽党県総務会長[歴]市議▽法大
斎藤健治 67 自現(3)
党県幹事長▽左官会社社長[歴]鏡石町議長▽月舘中
鈴木公成 36 無新
[元]市議[歴]IT・システム開発会社代表社員▽会津大
◇二本松市 二本松市(定数2−3)
遊佐久男 52 無新
農業[歴]安達油井小PTA会長▽市係長▽福島大中退
本田朋 37 民現(2)
党県青年局長[歴]商社勤務▽仏ウエストミンスター大院
根本敬 55 無新
県農民連事務局長▽農業▽千葉大
◇田村市・田村郡 田村市、三春町、小野町(定数2−5)
樽井義忠 59 民新
[元]市議[歴]農業共済職員▽衆院議員秘書▽船引高
渡辺広迪 65 自現(4)
農業[歴]建設会社社長▽三春町議▽党県総務会長▽日大
先崎温容 37 自新
[元]市議[歴]旧滝根町議▽JAたむら理事▽麗澤大
三瓶正栄 50 無新
[元]三春町議[歴]三春LC会長▽国士舘大中退
本田仁一 49 無新
[元]市副議長[歴]旧常葉町副議長▽市文教委員長▽船引高
◇南相馬市・飯舘村 南相馬市、飯舘村(定数2−3)
渡部一夫 63 民新
衆院議員秘書[歴]旧原町市PTA会長▽市議▽小高工高
太田光秋 43 自現(3)
党原町総支部長[歴]建設会社社長▽党県副幹事長▽日大
高野光二 59 無新
[元]市議[歴]旧小高町議▽県立農業短期大学校
◇伊達市・伊達郡 伊達市、国見町、桑折町、川俣町(定数3−5)
佐藤金正 62 自現(2)
農業[歴]川俣町議長▽県酪農協理事▽福島農蚕高
亀岡義尚 48 民現(2)
[元]県林業公社理事[歴]衆院議員秘書▽明大院
阿部裕美子 65 共元(2)
党福島相馬地区委員[歴]党県副委員長▽宮城県立農短大
遠藤保二 63 自現(3)
[元]建設会社専務[歴]旧保原町議▽関東学院大
橘典雄 62 無新
[元]旧梁川町議▽保護司▽コンビニ経営▽保原高
◇南会津郡 南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村(定数1−2)
星公正 58 無新
建設会社会長[歴]県建設業協会支部長▽立命館大
渡部勝博 51 民現(4)
[元]衆院議員秘書[歴]県監査委員▽明大
◇河沼郡 会津坂下町、柳津町、湯川村(定数1−2)
小澤隆 70 無現(4)
会社取締役[歴]JC福島ブロック副会長▽若松商高
小林昭一 59 自新
[元]会津坂下町議長▽町商工会副会長▽若松商高
◇石川郡 石川町、古殿町、浅川町、平田村、玉川村(定数1−2)
円谷健市 57 民新
[元]石川町議▽縫製業▽衆院議員秘書▽白河農商高
野崎正夫 61 自新
[元]古殿町議[歴]輸入石材業▽神社総代▽宮本中
◇双葉郡 浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、川内、葛尾村(定数2−5)
青木敏孝 40 無新
[元]衆院議員秘書[歴]不動産会社社員▽国士舘大
白土正一 62 無新
[元]富岡町課長[歴]県原発所在町情報会議事務局長▽拓大
遠藤陽子 61 社新
[元]公立校教諭[歴]県教組書記次長▽東京音大
吉田栄光 47 自現(2)
会社社長[歴]浪江JC理事長▽双葉高
坂本栄司 56 民現(1)
[元]衆議員秘書[歴]郡小中学校PTA連合会長▽東海大
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>>2061-2063
◆無投票当選の新県議
◇喜多方市・耶麻郡 喜多方市、猪苗代町、西会津町、磐梯町、北塩原村(定数3)
小桧山善継 64 自現(6)
農業[歴]党県総務会長▽県副議長▽東京農大
瓜生信一郎 62 民現(7)
県副議長▽農業[歴]衆院議員秘書▽県民連合会長▽日大
遠藤忠一 63 自現(5)
農業[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽喜多方高
◇相馬市・新地町 相馬市、新地町(定数1)
斎藤勝利 67 自現(4)
農業[歴]市議▽広域水道企業団議会議長▽相馬農高
◇本宮市・安達郡 本宮市、大玉村(定数1)
佐藤政隆 58 民現(2)
産廃会社役員[歴]旧本宮町議▽市議▽国学院大
◇大沼郡 会津美里町、三島町、金山町、昭和村(定数1)
杉山純一 54 自現(3)
[元]衆院議員秘書▽党県筆頭副幹事長▽東京農大
◇東白川郡 棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村(定数1)
立原龍一 59 民現(2)
まち工房たなぐら取締役[歴]棚倉町議▽東京電機大
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◇候補者一覧の見方◇
▽氏名▽年齢(投票日の13日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ内数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は過去の経歴▽学歴
※政党略称は、自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、み=みんな、無=無所属
毎日新聞 2011年11月11日 地方版
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>>2052-2053>>2061-2064
http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2011/11/11/20111111ddlk07010080000c.html
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選告示(その3止) /福島
◇5町村議選告示 69人が立候補
震災と原発事故の影響で延期されていた双葉郡の5町村議選も10日告示された。
広野町議選(定数12)15人▽川内村議選(同10)13人▽大熊町議選(同14)18人▽双葉町議選(同8)13人▽葛尾村議選(同8)10人−−が立候補を届け出た。投開票日はいずれも20日。【種市房子】
==============
◆町村議選
◇大熊町立候補者(定数14−18)=届け出順
伊藤昌夫 66 公新
多田正友 68 無新
菅野正克 67 無新
佐藤洋一 63 無新
片倉荘次 63 無新
渡辺信行 58 無現
阿部光国 55 無新
千葉幸生 54 無現
加藤良一 54 無現
松永秀篤 59 無現
石田洋一 70 共現
石田忠文 64 無現
堀川亘夫 67 無現
吉岡健太郎 45 無現
鈴木光一 56 無現
武内弘 63 無現
広島公治 61 無新
仲野剛 42 無現
◇広野町立候補者(定数12−15)=届け出順
中津伸一 59 無現
鈴木紀昭 62 無現
黒田政徳 55 無現
坂本紀一 71 無現
小磯利雄 57 無元
遠藤智 50 無現
渡辺久長 74 無現
畑中大子 62 共現
渡辺正俊 62 無現
北郷幹夫 62 無現
鈴木正範 66 無現
門馬巧 67 無現
塩史子 66 無現
門馬まりえ 62 無新
松本浩司 60 無元
◇双葉町立候補者(定数8−13)=届け出順
白岩寿夫 54 無元
佐々木清一 63 無現
羽山君子 62 無新
高萩文孝 45 無現
渋谷一弘 64 無現
谷津田光治 69 無元
菅野博紀 41 無現
尾形彰宏 53 無元
伊沢史朗 53 無現
野村満 59 無現
石田翼 68 無現
清川泰弘 70 無現
岩本久人 54 無現
◇葛尾村立候補者(改選数8−10)=届け出順
松本忠彦 76 無現
杉本宜信 51 無現
松本静男 60 無新
菅野好雄 65 無現
佐久間哲次 35 無新
松本一夫 65 無現
中村健彦 66 無新
松本一男 64 無現
吉田義則 62 無現
松本信夫 59 無現
◇川内村立候補者(定数10−13)=届け出順
佐久間武雄 61 無新
風見正博 61 無新
横田安男 55 無現
猪狩健壽 64 無新
松本勝夫 71 無現
西山東二 62 無現
渡辺一夫 67 無現
新妻一浩 69 無現
高野政義 62 無現
井出剛弘 64 無新
吉田トシ子 66 無新
堀本雄一郎 74 無現
井出茂 56 無現
毎日新聞 2011年11月11日 地方版
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111115-00000144-mailo-l06選挙:米沢市長選 鈴木氏の推薦、自民が見送り /山形
毎日新聞 11月15日(火)13時0分配信
自民党米沢市支部(支部長・佐藤忠次市議)は14日、任期満了に伴う米沢市長選(20日告示、27日投開票)に立候補を表明した無所属新人の鈴木睦夫氏(67)から出された党推薦申請を見送ることを決めた。併せて同市長選は自主投票に決めた。【近藤隆志】
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001111160002
前新3氏が激突(藤崎町)
2011年11月16日
藤崎町長選が15日に告示された。町議会の不信任再議決による町長失職で実施された出直し選に立候補したのは、いずれも無所属で、新顔の佐々木弘文氏(64)、前職の小田桐智高氏(51)、新顔の平田博幸氏(54)の3人。投票は20日で、即日開票される。
2005年に旧藤崎町と旧常盤村が合併して以降2度の町長選は、いずれも小田桐氏が無投票当選しており、合併後初めて、今回は有権者の投票で町のリーダーを決める選挙となった。
旧藤崎町長の佐々木氏は、現職として臨んだ03年2月の選挙で当時木村派(木村太郎衆院議員支持系)の小田桐氏に187票差で敗れて以来の首長選。役場前で第一声をあげ「町は、町長や議会のものではない。多くの町民が大混乱の解消を望んでいる。ブランクはあるが、正常化のため決意した」と切り出し、農業所得の向上、常盤支所の存続や早期の学校整備を訴えた。
小田桐氏は、町内の事務所前や役場前などで街頭演説。「町立病院民営化、職員削減など、行財政改革で借金を目標以上に削減し、財政は好転した」と実績を強調。「合併後6年半、かじを取ってきた。今後は『常盤と藤崎の絆』をキャッチフレーズにする」と演説。さらに「この町特有の強い圧力が町政にかかり、混乱した。脱木村派を宣言し、選挙を戦う」と、今後の立場を明確にした。
平田氏は、町議会で最初に不信任を提案した町議10人のうちの1人。役場前の第一声で「納得するまで議論することを、私の基本的な政治スタンスとして(町政を)進めていく」と宣言。「町いきいき協議会を新設して意見を聞きながら、人づくりこそ町づくりの原点として取り組む」。混乱した学校整備問題では「ガラス張りの入札制度を作り、地元(業者)も入れ経済発展を図る」とした。
選挙人名簿登録者数は14日現在で1万3356人。期日前投票は16〜19日に町役場で投票できる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000091-mailo-l04
県議会:自民・県民会議33人、民主系9人 知事支持が安定多数 /宮城
毎日新聞 11月18日(金)11時50分配信
13日投開票の県議選で全59議席が確定したのを受け、各党会派は17日までに所属会派届を県議会事務局に提出した。自民党・県民会議は33人、民主党系会派「改革みやぎ」は9人で届け出た。自民・県民会議と公明(4人)を合わせ、村井嘉浩知事を支持する勢力が引き続き、県議会の安定多数を占めることが確定した。
公認・推薦計30人が当選し過半数を確保した自民は、改選前から会派に籍を置く無所属2人と、元職からカムバック当選した川嶋保美氏(栗原選挙区)を加え33人で会派を構成。
公認・推薦計8人が当選した民主は、無所属の菅間進氏(青葉)が引き続き会派には籍を置くことになり、改革みやぎとしては9人となった。公明、共産は各4人で、社民も推薦1人を加え4人、みんなは2人。
1人会派を届け出たのは吉川寛康(青葉)、斎藤正美(石巻・牡鹿)、渡辺忠悦(登米)の無所属3人。【影山哲也】
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◆県議会の会派構成◆
選挙後 選挙前
自民・県民会議 33 38
改革みやぎ 9 11
公明 4 4
共産 4 2
社民 4 4
みんな 2 −
その他1人会派 3 1
定数計 59 61
(欠員1)
11月18日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000014-khks-l04
宮城県議会は9会派 自公が絶対安定多数
河北新報 11月18日(金)8時49分配信
宮城県議会(定数59)の会派結成届の提出が17日締め切られ、新しい会派構成が決まった。主要6政党の系列会派がそろい、無所属3人はそれぞれ1人会派を結成。改選前から3増の9会派となり、やや細分化が進んだ。村井嘉浩知事の県政運営をめぐり、各党が主張を述べ合う構図も強まった。
会派構成の内訳はグラフの通り。
最大会派は「自民党・県民会議」で改選前から5減の33人で過半数を占めた。「公明党県議団」は4人で変わらず、自民会派と合わせ絶対安定多数(36人)を確保した。
第2会派は民主党系の「改革みやぎ」で2減の9人。「社民党県議団」は4人のままで、「共産党県会議員団」は倍増の4人。新会派の「みんなの党」は2人となった。
無所属は現職の吉川寛康氏(42)が「21世紀クラブ」を維持。元議員の斎藤正美氏(56)は「最速復興県民の会」(復興の会)、元議員の渡辺忠悦氏(61)は「みずの里」をそれぞれ結成した。
代表質問ができる5人以上の会派は、改選前と同じく自民党・県民会議、改革みやぎの2会派。
新議員の所属会派は次の通り(丸数字は当選回数)。
【自民党・県民会議】
今野隆吉、渡辺和喜、中沢幸男=(7)▽相沢光哉、藤倉知格、仁田和広=(6)▽千葉達、畠山和純、渥美巌、中村功、安藤俊威=(5)▽小野隆、皆川章太郎、安部孝、佐々木征治、池田憲彦=(4)▽長谷川洋一、中山耕一、本木忠一、中島源陽、佐藤光樹、川嶋保美、外崎浩子、石川光次郎=(3)▽只野九十九、寺沢正志、菊地恵一、高橋伸二、細川雄一、村上智行、佐々木幸士、長谷川敦=(2)▽石川利一(1)
【改革みやぎ】
内海太、坂下康子、菅間進=(6)▽藤原範典、遊佐美由紀=(5)▽坂下賢(4)▽菅原実(3)▽須藤哲(2)▽太田稔郎(1)
【社民党県議団】
本多祐一朗(6)▽岩渕義教(5)▽佐藤詔雄、岸田清実=(4)
【公明党県議団】
石橋信勝(6)▽小野寺初正(5)▽庄子賢一(3)▽伊藤和博(2)
【共産党県会議員団】
横田有史(5)▽遠藤いく子(2)▽三浦一敏、天下みゆき=(1)
【みんなの党】
堀内周光、境恒春=(1)
【21世紀クラブ】
吉川寛康(2)
【最速復興県民の会】
斎藤正美(5)
【みずの里】
渡辺忠悦(2)
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福島県議選 ほぼ「脱原発」一色 候補者訴えに濃淡
河北新報 11月18日(金)6時10分配信
福島県議選は20日の投票に向けて最終盤に入った。福島第1原発事故後初の全県選挙で、ほぼ全候補が結論としては「脱原発」を打ち出すものの、これまでの原発に対する姿勢が有権者への訴え方に影響している。原発を推し進めてきた保守系陣営は「安全神話を信じてしまった」と釈明に追われ、反原発を貫いた革新系陣営は「問題を訴えてきたのはわれわれ」と攻勢をかけている。
「(東日本大震災前の)3月10日までは原発推進と何度も言った。国と東電が安全と言うから信じてしまった」
自民党の現職候補は告示前の10月末、郡山市であった他候補の総決起集会の応援演説に立ち、陳謝した。自民党はかつての政権与党として原子力政策を推進。自らも党県連幹部として県議会で原発の増設を迫った。
原発事故を受け、軸足を脱原発に移した。「原子力に頼らない。再生可能エネルギー発電を進める」。選挙公報で脱原発を六つの公約の筆頭に掲げている。主張を変えた理由については「公報に書いたことが全て」と多くを語らない。
民主党も状況は似通う。現職候補は告示前の決起大会で「原発に関し、議会で一度も質問や意見を述べたことがなかった。安全神話を検証しなかった」と釈明。「残る時間を脱原発国家への転換にささげる」と訴えた。
共産、社民両党は原発反対を唱え続けた立場を生かし、攻勢を強める。新人候補の応援で13日に福島市に入った共産党の志位和夫委員長は、街頭演説で「自民党も反省したのは結構だが、オール福島の声を実現するのは共産党」と皮肉った。
社民党の福島瑞穂党首は12日、いわき市での街頭演説で「ずっと脱原発を訴えたが、残念ながら事故が起きた。原発を推進した党でなく、社民党が福島から脱原発の声を出さなければいけない」とアピールした。
県議会は10月20日、福島第1、第2原発の全10基の廃炉請願を採択した。47議員が賛成に回る中、5議員が退席して一定の異議を唱えた。
退席議員のうちの一人、保守系無所属の候補は「今まで原発を肯定したのに、選挙だからといって態度を変えたら変節したことになる」と語る。
対立候補は脱原発路線を強調し、違いを際立たせる。陣営に動揺が走り、支持者から「戦いにくい」と詰め寄られた。
この候補は「現時点での再稼働は反対だが、代替エネルギーや地域振興策を議論せず、一足飛びに全面廃炉を決めるのは拙速で乱暴だ」と言う。
それでも迷いはある。選挙戦で主に訴えるのは地元の振興策。原発問題は聞かれれば答える程度で、積極的には触れない。 最終更新:11月18日(金)6時10分
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111070005
3.11後の選択:再生への課題<1>
2011年11月07日
雑木林を伐採して整地作業が進む仮置き場=伊達市霊山町下小国
●仮置き場 確保進まず/除染土壌どこへ 県は効果的な支援を
畑の間の道を進むと、雑木林を伐採したあとに重機で砂利を敷く整地作業が進んでいた。約2千平方メートル。民家から150メートルほど離れている。放射性物質を取り除くために出る土壌を一時保管する伊達市霊山町下小国地区の仮置き場だ。
東京電力第一原発事故により、県内の広範囲が放射性物質で汚染された。約5万8千人が県外で避難生活を送る。家に戻るには、除染が欠かせないが、作業はまだ県内の一部にとどまっている。
県議選を目前にして立候補予定者たちは除染の必要性を強調する。中通りの現職は街頭演説で「除染なくして復興なし」、別の現職も事務所開きで「福島がスタート地点に立つためにはまず除染を完了させなければいけない」と訴えた。
その前提になるのが仮置き場。市町村ごとに土などを3年ほど保管する。除染が進まないのはその確保が難航しているためだ。
局地的に線量が高い特定避難勧奨地点の地域がある伊達市は、線量が高い地域を優先して10月中旬から本格除染に乗り出した。
仮置き場の用地を提供した佐藤幹夫さん(70)は「孫たちに自由に遊びに来てもらいたくて、一刻も早く除染してきれいにしなければと思った」と話す。
市は、7月下旬から各地で説明会を開いた。「ライオンを野放しにするより捕まえてオリに入れた方が安全ではないか」とのたとえ話もして仮置き場への理解を求めていった。
福島市でも、仮置き場が確保できた大波地区では除染が進む。ただ、モデルケースとして取り組んだ6戸分だけで予想を大きく上回る約250トンの土が出た。今後、削る土を抑えても、地区全体で1万トンを超える計算だ。地区内の仮置き場で収容しきれなくなるおそれがあるとしている。
市が次に除染を計画する渡利地区では、まだ仮置き場が確保できない。同地区の自治振興協議会長の菅野広男さん(69)は「大波地区の結果を踏まえ、除染工程表を作って早く住民説明会を開いてもらいたい」と要望するが、冨田光・市政策推進部長は「ある程度仮置き場の話の方向性が見えた段階で」と話す。
伊達市でも地区によっては住民の反対で協議が進まない。同市梁川町山舟生地区には「放射性物質 仮置 断固反対」などの立て看板が道路わきで目に付く。近くの採石場跡が仮置き場になることに住民が反対している。神官の八巻平(ひとし)さん(60)は「近くに水源がある。地区は井戸水を使っており水質が不安だ」。
二本松市は二十数カ所の市有地を提示したが、すべて反対された。三保恵一市長は「放射能が心配だということと、いつまで仮置きすればいいのかといったことが理由だ」と語る。
市町村の除染担当者らは県に対し、「県として主体的に除染が進められる体制づくりに努力してほしい」「仮置き場用地の確保に法制面で支援をしてもらいたい」などと求める。
10月中旬、県に除染対策課が発足した。除染計画策定の手助けや業者発注のひな型づくり、仮置き場設置に向けた住民への安全性の説明……。市町村への効果的な支援が県に求められている。(鬼久保幹男)
◇
県議選が10日に告示されるのを前に、福島の再生に向けた課題を整理する。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111080005
3.11後の選択:再生への課題〈2〉
2011年11月08日
はんらんした河川に流された小川橋。奥の対岸側に壊れた橋脚が沈む=4日、只見町小川
水が抜けて決壊当時の姿をさらけ出したままの藤沼湖=1日、須賀川市江花
●復旧・再建に程遠く/原発だけじゃない 震災や豪雨で水害も
今年は津波や原発事故以外の震災被害や豪雨災害も猛威を振るった。
7月末に奥会津地方を襲った豪雨災害。路肩が崩れ、橋も畑も流された。約2千世帯すべてに避難勧告が出された只見町では、男性(63)が川に流されて行方不明になった。
同町を流れる伊南(いな)川にかかる小川橋も、はんらんした川の勢いに耐えきれず流され、全長約136メートルのうち約90メートルが橋脚もろとも崩れた。近くの農業渡部良正さん(74)は7月30日未明、近くの高台の親戚方に避難していた。「グワーッと雷のような橋が崩れる音が何度も聞こえた。あんな怖い思い、初めてだ」
農業被害や林道修復、水道復旧などを含めた町全体の被害額は約80億円。一方、町が災害復旧に使える基金は14億円余り。町産業振興課の山内清示課長は「県議は被害状況をつぶさに見て、県からの財政支援を後押ししてもらいたい。水害の防止策も一緒に考えて頂きたい」と話す。
町内では一人暮らしの高齢者3人が家を失い、宿泊施設に身を寄せる。県の仮設住宅は今月、やっと完成する。避難生活を送る男性(69)は「仮設ができるまでになんでこんなに時間がかかるのか」と訴える。
震災で決壊、150万トンもの水が山すその集落を襲った須賀川市長沼地区の農業用ダム「藤沼湖」。空っぽの湖底は草紅葉が伸び放題、本堤や湖畔を通る道路も崩れ落ちたままだ。
ダムの水は簀(す)の子川沿岸の22棟を流出させ、7人の命を奪った。1人はいまも行方が分からない。
自宅を失った人たちの多くは現在、市内の雇用促進住宅に入る。約80世帯は「被災者の会」を結成し、ダムの管理運営者である江花川沿岸土地改良区に対して補償を求める。改良区側は死者・行方不明者1人当たり250万円、全壊1戸当たり30万円を提示。これに対し森清道会長(56)は「これでは日々の生活がやっと」。生活再建には程遠く、さらなる上乗せを求める。
一方、改良区の年間収入は1200万円程度。一組織で被災者の要求に応えられないのが実情だ。加えてダムが壊れた現状で、約800の加盟農家が来年稲作できるかの見通しが立たない。安田勝男事務局長は「(設置者の)県や(所有者の)市に支援を要請するしかない」と頭を抱える。
市は、県や改良区と支援策を協議するとしているが、「津波被害同様、被災者への直接的な補償は難しい」と県農村基盤整備課。森さんは「まずは現場に足を運び、少しでも早く支援に取り組んでほしい」と立候補予定者に呼びかける。(小沢邦男、池田拓哉)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111090005
3.11後の選択:再生への課題<3>
2011年11月09日
サンマのみりん干しを製造する小野利仁さん。津波で工場が浸水した被災者でもある=いわき市小名浜花畑町
●行政の支援 管轄が壁/よみがえれ漁業 小名浜、各業種一丸
「船(漁師)とか、魚屋(仲買・水産加工業者)とか言っている場合ではない。みんなが団結する必要があるんです」
10月31日午後、いわき市の小名浜港にある漁協の会議室。市内の四倉や沼ノ内、勿来などの業者約30人を前に、小名浜水産加工業協同組合の小野利仁組合長(54)は説明した。
県水産加工業連合会に加入する168業者のうち123業者が同市内にある。小野さんは、漁師、仲買・加工業者、製氷業者、運送業者らが一丸となった「一港一家」のようなグループをつくって、行政への支援の申請にあたろう、と呼びかけている。
漁港ではもともと、こうした異種の業者同士がつながっていた。特に津波に被災し、原発事故で沿岸の出漁自粛が続く今は運命共同体のはず。だが――。
「県に支援融資を申請したら管轄ではないと言われた」「わしらは農水か、商工か」といった相談が小野さんに寄せられるようになったのは5月ごろ。国や県による漁師向けの支援策を見て「船ばっかりで、魚屋には何もないのか」との声も聞かれた。
漁港にとって行政の対応がちぐはぐなのは、漁師は農林水産省→県農林水産部、中小企業とみなされる加工業者は経済産業省→県商工労働部の担当になっているからだ、と感じた。
県商工労働部の「中小企業向け復旧・復興支援ガイドブック」(第6集)を見ると、紹介してある計14の補助制度や融資策のうち、水産加工業者も対象に含まれるのは補助事業1種類だけ。県の担当者は「水産加工業者への支援は農水の方でみているはずだ」。
運転資金の貸し付けや漁船・漁具の整備への融資などのほか、魚のモニタリング調査を担う県水産課によると、水産加工業者も対象の制度は、県と農林中金がつくる「漁業経営対策特別資金」しかないという。担当者は「水産加工業者は中小企業ですから」と言う。
小野さんは「魚のモニタリング調査などで水産課にはお世話になっているが、商工にもあてはまる存在なんだと実感した」と話す。
相馬市の高橋永真さん(51)は水産加工会社を営み、ヒラメやアイナメなど松川浦港の魚を加工して外食チェーン店や大手スーパーの総菜用に納入していた。震災半月後、放射能への不安から、加工品を作っても取引は難しい、と取引先に言われたが、相馬への工場再建こそ復興だ、と思っている。「そのための助成を手厚くしてほしい」
県漁業協同組合連合会の野崎哲会長(57)は「現場と国の間に立つ県が、国の施策をうまく切り貼りして現場にぴったりくるよう改造する役割を担ってほしい」と話す。(西堀岳路、佐々木達也)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111100004
3.11後の選択:再生への課題〈4〉
2011年11月10日
「キッズパーク」で遊ぶ子どもたち。屋外で走り回れない福島市の子どもや親にとって貴重な場だ=福島市南矢野目
●不安に向き合ってこそ/人口流出止まるか 安心へ行政も全力
「ダルマさんが転んだ!」。鬼役のスタッフの女性に向かって、子どもたちが一斉に駆け出す。
「外では一切、遊ばせていないので、うれしそうです」と見守るお父さんの顔もほころんでいる。
福島市南矢野目の「キッズパーク」。放射線の不安から外遊びを控える動きが続く中、屋内で思い切り体を動かしてもらおうと、スポーツ用品販売大手「ゼビオ」(郡山市)を中心にした企業が財団を設立、運営する。土、日曜はもちろん平日も歓声が響く。
郡山市では、地元スーパー「ヨークベニマル」が施設・遊具を市に無償提供し、大規模な屋内遊び場が12月に出来る。市も屋内の大型遊具や遊び道具を約500万円で買い、来月から市内で巡回設置する。
震災後の子どもの心と体の健康について同市に助言している小児科医の菊池信太郎医師は「体力面からもストレスからも、屋外と同じように遊べる施設がぜひ必要だった」と語る。
両市とも、放射線への不安から「母子避難」による人口流出に悩む。4月以降、福島市からは10月28日現在で小・中学生750人、郡山市からは10月31日現在で1067人が出て行った。ピークは越えたが転出は今も続く。「あらゆる機会をとらえて教育長自らが考えを伝え、安心につなげたい」と郡山市の木村孝雄教育長。両市とも「除染さえ進めば」と期待するが、有効な対策が見つからないのが実情だ。
県内から全国に散らばった避難者は国の復興対策本部が把握しているだけで約5万8000人に上る。県人口は7月の推計値で、200万人を割り込んだ。
風評被害も重なり、事業中止や規模縮小に追い込まれる企業も出てきた。東邦銀行系のシンクタンク「福島経済研究所」のアンケートでは、回答企業369社のうち8割近くが、原発事故によって工場の移転や取引停止など、何らかの被害を被った、と答えた。働く場の減少はさらなる人口減にもつながりかねない。
被災者支援に関わる福島大学の丹波史紀(ふみのり)准教授は「まず生活再建をどうするか。行政も候補者も避難者と丁寧に向き合い、要望を吸い上げることだ。皆さんを決して見捨てないというメッセージがなければ、福島に戻れないどころか、さらなる流出を促すことになる」と指摘する。
復興計画づくりを進める県企画調整部の野崎洋一部長は「30年続ける全県民健康調査や先進医療の充実によって全国一の健康長寿県にする。安心して住み続けられるビジョンを示す」と言葉に力を込める。(西村隆次)=おわり
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どう復興 論戦手探り
2011年11月11日
県議選双葉郡選挙区の候補者は、もともとの地盤から遠く離れた地域で出陣式を開いた=10日午前、加藤丈朗撮影(写真の一部を修整しています)
●県議選など8選挙告示 ミニ統一選スタート
除染や放射線からの健康管理、故郷への帰還――。原発事故後の課題にどう向き合うかを問う県議選(定数58)が10日に告示され、88人が立候補した。2町長選、5町村議選も告示され、大熊町長選は現職と新顔の一騎打ち、浪江町長選は現職の無投票当選が決まった。県内外に多数の避難者を抱えた手探りの選挙は20日に投開票される。
●散り散り候補者奔走/県議選 無投票は5区7人
双葉町から約200キロ離れた埼玉県加須(かぞ)市。臨時町役場をおく高校旧校舎の「社会科準備室」が、町議選の届け出会場となった。教室の半分ほどの部屋は、午前8時半の届け出開始前から、候補者や選管職員でごった返した。
避難先の福島市から車を運転して来た候補者は、受け付け開始に間に合わなかった。「朝5時に出て焦って運転してきたのに残念だ」。とんぼ返りで福島市に戻った。候補者13人の避難先は、山形県や東京都などに散らばっている。
15万人以上が県内外で避難生活を続ける中、始まった八つの選挙の届け出会場は、県議選が県内17カ所、2町長選と5町村議選は、避難先の仮役場6カ所。
県議選では震災後、復興策や原発政策をめぐって10人が名乗りを上げた。候補者計88人は、23選挙区あった1991年以来の多さだ。現職議員9人が引退、新顔は前回より15人増えた。須賀川市では16年ぶりの選挙戦に突入するなど、無投票も前回の9選挙区から5選挙区に減った。
前回無投票だった田村市・田村郡選挙区では、定数2に5人が受け付け開始と同時に届け出た。七つ道具を受け取って「みんなが待っているから」と、小走りに玄関に向かった。
会津若松市内の仮設住宅に暮らす大熊町の無職の男性(83)は「仮設暮らしが続いて、みんな精神的にまいってる」という。「これまでと状況が違うんだから、今度の選挙で当選する人の責任は重大だ。ボヤボヤしてると町がなくなっちまう」と話した。
○5町村議選も選挙戦に突入
県議選との同日選となった大熊町、双葉町、広野町、川内村、葛尾村の町村議選は、いずれも定数を上回る届け出があり、選挙戦に突入した。5町村で定数計52に対し、候補者は計69人。いずれも20日に投開票される。
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●除染・雇用・賠償 各党訴え
□県議選激戦区
福島市区の民主新顔は出陣式で、「子どもが避難している人から、帰った方がいいのか、帰らない方がいいのかと質問された。私たち自身でできる被曝(ひばく)対策も必要だが、中間貯蔵施設を県内に造り、本格的な除染を早く始めるべきだ」と訴えた。支援組織の代表も「働く者は失業、雇用不安でおびえている。県議会で力を発揮して、雇用を創出してほしい」と激励した。
郡山市区の自民現職は事務所前で第一声をあげた。「県民は今なお放射能との戦いを強いられている。復興は国にぶら下がっているだけではダメだ。中間貯蔵施設が30年なんてバカなことあるか、長くて10年だ」と佐藤雄平知事の姿勢も批判しながら、「子どもを守り、産業を守るため、10年、20年先を見据えた復興の道筋をつける責任が私にはある」と訴えた。
「大事なのは除染。国にその体制ができていない。総力をあげて取り組む必要がある」と福島市区の公明現職は強調した。「特別立法をつくって中小企業や農林漁業の再生に道筋をつけてもらい、世界に誇れる美しい福島を実現したい」とも話した。井上義久幹事長も応援に駆けつけ、「どう復興するかが問われる大事な選挙。あと一押しで勝たせてほしい」と求めた。
返り咲きを目指す、いわき市区の共産前職も演説の大半を原発問題に費やした。「原発のない社会を子どもたちへ。この願いを私に託していただきたい」と語り、徹底した除染や被害の全面賠償を求めると訴えた。「原発事故直後の県議選は全世界から注目されている。県議会に送り出し、大きな動きを作らないと日本は変わらない」と呼びかける応援演説もあった。
郡山市区の社民新顔も長年の党の方針である「脱原発」を強調した。「子どもの健康被害に対処する。全ての原発を廃炉に。そうでないと県民の健康、命は守れない。財産も吹っ飛んでしまう」と声を大きくした。TPP交渉参加にも反対姿勢を明確に。「農業、商業、工業、医療に介護までが大変なことになる。暮らしを守るため、党の議席を失うわけにはいかない」
会津若松市区のみんな新顔は、「原発事故が収束せず、風評被害が生活に打撃を与えている。未来の子どもたちを守るため、勇気と力を持って人生かけて戦います」と声を震わせた。同党の小熊慎司参院議員は戊辰戦争を戦った新島八重に候補をたとえ、「『平成の八重』を県政に送り届け、震災を克服しよう。100年安心の県政ができます」とあいさつした。
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●遊説集中 仮設鉢合わせも
□双葉郡5陣営
原発事故で住民のほとんどが避難を強いられている双葉郡選挙区(定数2)には、5人が立候補した。選挙戦初日、候補者は双葉郡への住民の帰還や除染について、それぞれの考えを訴えた。住民が各地に散らばり、遊説先は仮設住宅に集中している。
元衆院議員秘書で、無所属新顔の青木敏孝氏(40)は、郡山市内の仮設住宅内で第一声を上げた。
高濃度の放射性物質に汚染された地域が多い双葉郡の除染について、「除染してもすぐに線量が戻ると後ろ向きな人もいるが、私は前向きだ。どうなるか分からないが、とりあえず動いてみて、戻ったらまた除染すればいい」と訴えた。
元富岡町職員で無所属新顔の白土正一氏(62)は同町の避難者が多い、いわき市内の仮設住宅を最初の遊説先にした。
「現在の除染では、飲み水も安全になる保証はない。子どもたちを内部被曝(ひ・ばく)から守るには、すべての環境が安全になるまで、長い間帰れないと考えられる」と述べ、生活支援を国や県に求めたいとした。
元中学教諭の社民新顔、遠藤陽子氏(61)も、いわき市内の仮設住宅で第一声。「私たちが故郷に帰るには脱原発、廃炉。これがなければ帰ることはできない。未来を担う子どもたちの生活を安定させるためにも脱原発、廃炉を訴える」
自民現職の吉田栄光氏(47)は二本松市で出陣式後、市内の仮設住宅を回った。「我々がいつ帰れるのか、国にはっきりさせる。国は帰るのを決めてから除染をしているが、順番が違う。除染が進んでから帰るべきだ」と民主政権への批判を強めた。「発災前の双葉郡に戻す覚悟がある」
民主現職の坂本栄司氏(56)はいわき市の選挙事務所で出陣式をした。「帰還するのにこれから長期間かかる地域も見込まれる。やはりふるさとの近くに住みたい方、新天地で新しい生活を送りたい方、その両方のみなさんの希望にそえるようにしていくのが、県政の課題だ」と述べた。
双葉郡の住民は県内外の借り上げ住宅や、県内全域に点在する仮設住宅で暮らしている。借り上げ住宅については、どこにどれくらいの双葉郡内の有権者が暮らしているのか、候補者側には分からない。このため遊説先は、仮設住宅に集中しがちだ。
郡山市内の仮設住宅で、2陣営の候補者がかち合う一幕もあった。
これまでの選挙では、複数の候補者が、同時に演説をしないようにスケジュールのすり合わせをすることもあったという。だが今回は、それもできない。ある陣営の幹部は「仮設しか行くところがない以上、鉢合わせになるのはしょうがない」とあきらめ顔だ。
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月12日
告示前、候補者に線量計の測定結果を見せられる有権者=会津若松市七日町
●線量計手に共感広げ/無党派層取り込みかぎ
「毎時0.16マイクロシーベルト。大丈夫ですね」。告示前の9日、民主現職の宮下雅志氏は有権者の家を訪ね、庭や側溝付近の放射線量を測った。9月から線量計を持って1千軒以上を回り、東京電力への損害賠償請求も手伝った。同党の渡部恒三衆院議員の後援会に支えられる宮下氏だが、「4年前と違い、民主に風は吹いていない」と危機感を強める。その分、線量計を仲立ちにした有権者との結びつきに期待する。
公務員の労働組合「自治労」などが支える社民新顔の小川右善氏も告示前まで線量計を持って支持者以外の家を回り、除染のアドバイスをした。陣営は「有権者の不安に寄り添う姿勢に無党派層の共感を期待したい」。12日、福島瑞穂党首が応援に駆けつける。
共産新顔の原田俊広氏は、党や友好団体が震災後に展開したボランティア活動や、原発の廃炉を目指す勉強会などを通じて「党への理解や共感は広がっていると思う」と話し、8年ぶりの議席奪還を目指す。
市中心部を地盤とする自民現職の平出孝朗氏は、県連政調会長として風評被害対策や復旧支援に取り組んだ実績を後援会で訴えてきた。選挙事務所には「今こそ先頭に立ちます」と大書き。陣営幹部は「支持者には、無党派の知人に『強いリーダー』と印象づけて支持を広めて欲しい」。
もう一人の自民候補者で新顔の石村善一氏。農業団体の支援を受け、風評被害対策に取り組む姿勢を強く打ち出す。市中心部を除く農業地域を重点に回り、平出氏とのすみ分けを図る。陣営幹部は「会津の農業を守るという主張が響くのは決して農家だけでない」。
一方、「無党派層の取り込みよりも組織固めを重視している」(選対幹部)のが民主現職の渡部譲氏だ。前回は東北電力労組の全面支援でトップ当選。だが、原発事故で電力業界への風当たりは厳しい。推薦を受ける連合福島加盟の労組員らの結束を強め、個人後援会を引き締める。
保守層の支持者が多い民主、自民の候補者が警戒するのが、みんな新顔の水野さちこ氏。唯一の女性候補だ。昨年の参院選比例区で、同党は市内で約1万8千票を得た。陣営幹部は「この票をいかに守るかが課題。我々は2大政党への不満の受け皿になれる。無党派の有権者には最も新鮮に映るはずだ」。15日、渡辺喜美代表が駆けつける。
公明は自主投票の方針だが、市議選で6800票余を集めた組織力を頼り、自民とみんなの計3陣営が選挙協力を求めている。
会津若松市では8月の市長選や市議選の投票率が過去最低だった。各陣営は県議選も低調と予想、無党派層の取り込みが勝敗を左右するとみる。(池田拓哉)
◇
原発事故に端を発する課題が山積する中、県議選でどんな論戦が繰り広げられているか、激戦区を見る。
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月14日
選挙戦初日、演説の後、笑顔の有権者らに握手を求める候補者=いわき市
●〈2〉いわき市(定数10−候補者数15)
低い関心 投票率に影/「みんな」参戦どう影響
「有権者とひざつき合わせた話し合いがしたい」。自民現職の青木稔氏は告示前、自陣幹部に要請した。市内各地で、自ら「初めての経験」という30人前後の「ミニ集会」を重ねる。
震災後、有権者の間でさらに強まった「政治不信」「政党不信」を、有権者との身近な会話で払拭(ふっしょく)したいとの思いが背景にある。「7選を目指す大ベテランが、相当の危機感を抱いている」と陣営幹部は驚きを隠さない。
いわき市区は県内で最も多い定数10に15人が立った。しかし震災で大きな被害を受けた同市内では有権者の関心を呼び覚ましてはいない。そのため「投票率は前回より10ポイント近く下がり、45%に届くかどうか」と予想する陣営も多い。
合併前の地域間に「壁」が残り、地盤を固めた上でどう全市へ浸透するかがカギだ。各陣営はそれぞれの地盤を中心に回りながら選挙への関心を呼び起こそうと必死になっている。
自民はほかに、4選を目指す清水敏男氏、再選を狙う斉藤健吉氏、2009年の補選で初当選した阿部広氏、新顔の矢吹貢一氏と鈴木智氏の計6人を立て、「全員当選で県議会過半数につなげる」と意気込む。
民主は3選を目指す佐藤健一氏、09年の補選で初当選した古市三久氏、新顔の鳥居作弥氏の3人を擁立し全員当選をねらう。ただ、「有権者の厳しい目が向けられている」という意識は、両党に共通している。
「定数は10。でも実質は七つのいすを巡る争いになるかもしれない」。告示前、そんな声も多くの陣営から聞かれた。
投票率が低くなると、前回1万7千票余りを獲得して2位当選した公明現職の後継の新顔、安部泰男氏とやはり固い支持層が支える共産の2人が有利……。そんな見立てからだった。
その構図に微妙な影を落としたのが告示2日前に発表された、みんなの党新顔の青木喜三郎氏の擁立だ。昨年の参院選、みんなの公認候補はいわき市内で共産候補を上回る1万4千票余りを集めた。民主、自民の2大政党に不信感を抱く有権者の受け皿を目指す。
最下位当選が1万170票だった前回、共産候補は2人で計2万3千票近くを取ったが、6割以上を集めた宮川えみ子氏が初当選、再選を目指した長谷部淳氏は次点に甘んじた。「共産以外の候補者と徹底的に競い合うことで得票を重ねたい」(地区委員会)と同じ2人の当選を目指す。
社民を離党し、無所属で5選を目指す西丸武進氏の陣営には、中小企業や零細企業からの支援が寄せられている。陣営幹部は「社民時代はなかったこと」としつつ、後援会組織の引き締めを図っている。
初挑戦の長谷沼邦彦氏は「子どもを内部被曝(ひばく)から守る」などと訴えている。(江川慎太郎)
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月15日
●最多6党しのぎ削る/「横一線」で党首応援も/<3>郡山市(定数9−候補者数12)
「国が守らないなら、オレが県民を守る、となぜ言えないんだ」。告示日の第一声で、自民現職の佐藤憲保氏は佐藤雄平知事にそう直言した、と声を張り上げた。原発推進に協力してきた責任を認めて謝罪、「震災時の議長として復興の道筋をつけるのが私の使命」と5選へ意欲を見せた。
郡山市選挙区は県内で最も多い6党が候補を立てた。新顔のうち2人は初めて選挙に挑む30歳代。各陣営とも「ほぼ横一線」と口をそろえる。自民を除く4野党の党首も応援に入り、選挙戦は熱を帯びてきた。
自民は現有5議席の維持を目指している。
現職の柳沼純子氏は「震災前の県、郡山に戻すため、全力をあげる」と3期目への抱負を語る。やはり3期目に挑む長尾トモ子氏は「子どもを放射能から守る」と健康被害調査、医療センター創設を訴える。
初挑戦だった前回、3位当選の勅使河原正之氏は市中心部が地盤で、「医療都市・郡山」の実現を呼びかける。新顔の山田平四郎氏は地元の田村町と西田・中田の通称「三田」を重点に、子育ての環境整備や農業政策を掲げている。
現有の1議席から一気に2議席増を目指し、攻勢に出ているのが民主だ。
現職の吉田公男氏は「災害ボランティアが政治の原点」。それだけに災害対応の遅れには悔しさをにじませる。中間貯蔵施設は「まず東電と政府が悩むべき問題だ」と強調する。
新顔の佐久間俊男氏は告示日に出身の東北電力近くの公園で、「公園に子どもの笑い声を取り戻す。除染なくして復興なし」と訴えた。もう1人の新顔椎根健雄氏は若さを強調、特区をによる減税を生かした企業誘致などを掲げる。
公明現職の今井久敏氏は15歳以下の医療費無料化などを掲げ、「原発に頼らない県土作り」を主張する。除染のスピードを上げるには県内への中間貯蔵施設設置はやむなし、の立場だ。
これに対し、「中間貯蔵施設は県外に」と主張するのは引退議員の後継を託された社民新顔の八重樫小代子氏。「福島県を自然エネルギーの発信地にしよう」と訴える。
共産現職の神山悦子氏は「国や東電にはっきりモノが言えるのは企業献金も政党助成金も受けていない共産党だけ」と強調。電力会社には「原発埋蔵金」があるとして、精神的負担も含めた全面賠償に充てさせる、と力をこめる。
これら3党の1議席死守をかけた戦いに震災後、加わったのが、みんなの新顔辻雅彦氏。「地域主権、しがらみのない政治を実現させよう」と若さを前面に、無党派層への浸透を図る。
9月の市議選の投票率は過去最低を10ポイント近くも下回る43.10%。各陣営とも有権者の関心の度合いにも気をもむ。(西村隆次)
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月16日
●長年の均衡崩れ混戦/新顔ら奮闘、現職引き締め/<4>須賀川市・岩瀬郡/田村市・田村郡
◇須賀川市・岩瀬郡
「『宗方は大丈夫』と思われるのが一番怖い」。11日夕、須賀川市中心部の商店街を回った民主現職の宗方保氏は、旧知の支持者が営む菓子店でこぼした。
旧須賀川市区としては16年ぶり、旧岩瀬郡区は8年ぶりの選挙戦。現元新の5人が3議席を争う。
須賀川市では、市議を3期務めた宗方氏にかなわない。そんな声が他陣営から出る同氏の陣営幹部は「玄葉光一郎外相のおひざ元でトップ当選以外はあり得ない」。気の緩みを最大の敵として引き締めにかかる。
自民現職の斎藤健治氏は、町議を21年務めた鏡石町をはじめ岩瀬郡での知名度は揺るがない。郡部を中心に選挙前からミニ集会を重ね、須賀川市での活動も強化。「原発廃炉と再生可能エネルギーの推進に尽力する」と訴える。
「役人も政治家も復興の力になっていない」と指摘する川田昌成氏は10年ぶりの返り咲きを狙い、「ふるさと再生への思いは負けない」と強調。復興と除染に全力を尽くすと訴える。
新顔の円谷哲司氏は震災後、被災者支援のために中断していた毎朝夕の街頭演説を9月から再開。「除染で安心な生活を取り戻し、子どもたちに明るい未来を」と力を込める。
鈴木公成氏は市議からの転身を図る。事務所は設けず、ポスターは家族ら10人ほどで掲示。放射能問題の責任徹底追求などを公約に自転車で選挙区内を回る。
◇田村市・田村郡
12年ぶりの選挙戦。前回までは有権者の多い旧船引町と三春町からそれぞれ民主、自民の候補が立ち「地域も政党もバランスが取れていた」(地元陣営)が昨年末に民主現職が急逝。新顔が次々名乗りを上げ、5人による混戦となった。
「玄葉は玄葉。樽井はTPPには慎重だ」。死去した民主議員と同じ旧船引町が地盤で、地元出身の玄葉光一郎外相の元秘書、樽井義忠氏。台風の目との周囲の視線をよそに、陣営は外相が推進するTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の影響を気にかける。
長年、三春町議を務めた三瓶正栄氏は、16年ぶりの県議選挑戦。同じ三春が地盤の自民現職渡辺広迪氏と地元票を分け合うことになるが、民主推薦を得たことで追い風に期待する。
5選をめざす渡辺氏は、選挙区全体が農業地域であるだけに、党本部がTPP交渉参加反対を明確にしたことや地域代表としての実績を訴える。
先崎温容氏は37歳の若さが売りだ。大学生の時に旧滝根町議となり、荒井広幸・現参院議員の選挙戦を手伝うなどしてきた。ニューリーダーの必要性を訴え、小野町などを中心に浸透を図る。
本田仁一氏は新顔の中で出馬表明が最も早く、党派色の薄さを前面に足で浸透を図る。他陣営は「当選ラインが下がると、薄く広く集票する怖い存在」とみている。(小沢邦男、渡辺康人)
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月17日
●引退議員票 獲得競う/旧飯野町へも浸透図る/<5>福島市(定数8―候補者数11)
「事務所がうちの3軒隣なので、参りました」
8期務め、今期で引退する無所属望木昌彦氏(74)は、告示前の8日開かれた候補者の総決起大会で応援弁士として壇上に立った。
過去に自民公認で当選したこともある。2003年は1万7782票を獲得してトップ当選、前回も1万1871票で4位。後継者は出さなかった。
定数8に対し、11人がしのぎを削る激戦区。「望木票」に、多くの陣営が触手を伸ばしている。
望木氏が地盤にする市西部地域には、自民前職の西山尚利氏、新顔の佐藤雅裕氏、民主現職の石原信市郎氏、新顔の大場秀樹氏がそれぞれ事務所を構える。
前回、苦杯をなめた西山氏は雪辱を期す。事務所を望木氏の自宅近くに開設した。「望木先生の票をいかに多く持ってくるか。それが最大の戦略だ」と語る。
佐藤氏は元衆院議員の義父の地盤を継ぐ。新顔とはいえ、09年11月の福島市議補選に初挑戦し4万票余りを獲得した。望木氏の票にも「アプローチしたい」。
石原氏は、衆院選を2度戦った知名度に加え、親族の衆院議員がたびたび駆けつけてテコ入れしている。党派を超えて望木氏の支持者の取り込みも図る。
前回、初挑戦で涙をのんだ大場氏は連合の支援を得て再挑戦。「望木票」が自民の4人に均等に入ることを警戒している。
自民はほかに現職の桜田葉子氏、新顔の丹治智幸氏を擁立する。桜田氏は市北部を中心に固い支持基盤がある。商工会関係などの支援も得て市南部にも支持を広げる。
丹治氏は、市南部の松川町が地元。市議時代の支持者や、任期中に死去した議員の支援者を中心に後援会を組織した。
民主は現職の高橋秀樹氏を合わせて3人を立てる。高橋氏は、出身母体のNTTの労組など連合の支援を受ける。企業回りや個人演説会などをこなして組織固めに力を入れる。
公明現職の甚野源次郎氏は、盤石な党支持組織がある。選対は「少しは来てもらえれば」と望木氏の支援者も取り込み、支持拡大を図っている。
共産新顔の宮本しづえ氏は、福島市議連続7期の経験で知名度がある。陣営は地元・渡利地区などで放射線量を独自に測定、チラシにして配るなどの活動でアピールし、「原発ゼロ」を訴える。
社民新顔の紺野長人氏は、引退する現職の後継として連合の支援を受け、組織固めに力を入れる。「脱原発を言い続けてきた」と他党との違いを強調する。
無所属新顔の佐々木慶子氏は「反原発」を掲げて支持を訴える。
今回、候補者たちが新たに獲得を目指すのは合併で加わった旧飯野町の票だ。有権者5千人余り。候補者たちは商工関係者や知人などを通じて浸透を図っている。(鬼久保幹男)
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3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月18日
●主張届けるのに苦心/避難者を追い他県へも
〈6〉双葉郡(定数2―候補者数5)
楢葉町民約400世帯が住むいわき市の仮設住宅前で、社民新顔の遠藤陽子氏は声を張り上げた。「ぶれない精神で、脱原発どころか廃炉にしなければふるさとに戻ることはできないと思っております」
福島第一、第二原発を抱え、原発とどう向き合うかが問われる双葉郡選挙区。廃炉を強調するのは、県内の全原発の廃炉を求める請願を県議会が採択し、違いが見えにくくなる中、他の候補者との違いを鮮明にする狙いがある。
住民が県内外各地に分散し、各陣営とも自分の主張を届けるのに苦労している。遠藤氏は昨年まで務めた富岡町での中学校教員の経験を生かし、子どもの教育や健康を守ると訴えて、郡内の有権者が住む仮設住宅などを広く回る。
浪江町が地元の自民現職吉田栄光氏の陣営は、できるだけ多くの有権者にアピールできるよう、比較的多くの町民が避難している二本松市など6カ所に事務所や連絡所を置いた。
それでも、悩みは尽きない。これまでの選挙では、郡内の自民党系町村議が支持を広げるために動いていたが、今回は5町村議選が同じ日程で行われる。陣営幹部は「自分の選挙を抱えているから、通常なら動いてくれるはずの人が動けない」とこぼす。
富岡町出身で民主現職の坂本栄司氏は、双葉郡南部が地盤だ。同町や楢葉町などの仮設住宅があるいわき市に事務所を構えた。
前回は「南部から県議を絶やしてはならない」と訴えたが、今回は地盤が重なる遠藤氏や無所属新顔の白土正一氏との違いを際立たせようと、「経験と実績の坂本」と訴える。東電労組や自治労の支援を受け、支持拡大を目指す。
白土氏は富岡町職員34年間のうち約10年間は原発行政に携わり、生活環境課長も務めた。遊説も、同町の有権者が住む仮設住宅などを中心に進めている。
「長く住民の声を直接聞けるところで仕事をしてきた。原発事故で住民が苦しんでいる今こそ、経験を生かしたい」と話す。
浪江町出身で無所属新顔の青木敏孝氏は組織に頼らない草の根選挙を展開。「知名度がない分、一人でも多くの人に知ってもらう必要がある」と、埼玉県加須市や東京都江東区など県外にも足を運ぶ。
原発事故の早期解決や企業誘致を掲げ、若さを生かして動き回るが「半分は移動にとられてしまう」。
回りきれない避難先に浸透するには――。ある陣営は、費用対効果を考えて選挙はがきの送付を見送った代わりに、選挙公報に経歴や両親の情報も紹介し、口コミが広がる効果を狙う。町長選、町議選とのトリプル選挙になる大熊町は投票率が高まるとみて同町を重視する陣営もある。
一票でも多く、積み上げる努力が続く。(井上亮、川口敦子、小島寛明)=おわり
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00085.htm
原発と県議会
(上)安全性 監視役果たせず
原発の廃炉を求める請願の採決で、「賛成」の意思を示すため起立する県議ら(10月20日、県議会で) 「まさかそんなことが」と議場の出席者は思っただろう。2005年2月28日、県議会2月定例会の一般質問。前年12月に起きたインドネシア・スマトラ沖地震の被害を引き合いに、共産党の長谷部淳氏が原発の耐震安全性を質問していた。
「原発立地地域で大地震や大津波があった時に、原発が大事故を起こして大量の放射性物質を外部にまき散らすことで、地震災害と大規模放射能災害とが増幅し合う人類未体験の破局的災害は、何としても避けなければなりません」――。
スマトラ沖地震の惨禍を受け、内閣府が津波避難ビルの指針策定に乗り出すなど、国内で津波に備える動きが出ていた時期だ。だが「原発と共存共栄」との考えが支配的な県議会では、海外の地震を受け県内原発の安全性を再チェックしようという空気は希薄だった。
県の答弁もそっけなかった。「津波は福島第一原発では最高水位が5・4から5・7メートル。大余震や津波の影響は、新たな知見が得られた際に検討が行われていると聞いております」。当時の生活環境部長はそう答えている。
津波への根本的な対策がとられることのないまま、質問の6年後、恐れていたことは現実になった。
県議を5期務めた県民連合の古川正浩氏も、原発の危険性を指摘してきた一人だ。だが、質問のたびに「『何を言っている』『妄想ではないか』と、毎回冷ややかに見られた」と振り返る。
昨年9月10日、福島第一原発3号機にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル計画の受け入れでも、県議会は県の判断を「尊重する」と認めた。
事故を受け、県議会は原発への姿勢を180度転換した。10月20日、「県内すべての原発の廃炉を求める」とする請願を採択。前日の企画環境委員会では「県の方針が出ないうちに廃炉に賛成できない」と慎重な議員もいたが、結局、廃炉をまだ明言しない県の先を行く異例の展開になった。請願は共産党系の団体が提出したが、自民党のベテラン議員は「共産党の請願を我々が賛成するのは記憶にないが、差別はしない」と言い切った。
与党系会派と野党系会派との冷戦ムードは吹き飛んだ。しかし、事故を防げなかった事実は消えない。「県議会がチェック役を果たせかと言われれば、果たせなかった。果たせていれば、事故はない」。古川氏は唇をかんだ。
(2011年11月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00073.htm
原発と県議会
(中)存在感に不安募る
東日本大震災復旧復興特別委員会で、佐藤知事ら県側答弁を聞く県議ら(手前側)(10月18日、県議会第1特別委員会室で) 県議らの言葉の端々から、やり場のない怒りがにじみ出た。9月7日、県議会は福島第一原発事故を起こした東京電力の西沢俊夫社長ら幹部を、全員協議会に呼んだ。「県民10万人が不安の中で避難している。それだけの事故を起こして(事故原因調査は)『検討中』ですか? 対応があまりに遅い」。県議が問いつめると、「本当だ」とヤジが飛んだ。「事故を起こしてしまい申し訳ない。当事者の責任は重々感じている」。社長は小さな声で謝るしかなかった。
だが、県議らも、選挙区に戻れば有権者から「除染への対応はどうなっている」と迫られる立場になる。9月14日の県議会自民党の会議は、地元の不満を県議が県にぶつける光景が繰り広げられた。「県道や一部の河川敷は県の管轄だ。住民が除染に取り組んでも、県がやらなければ進まない」「どうして県が率先して取り組まないのか」。県の担当者は「基本的には各市町村が除染計画を策定し、県は連携する」と答えたが、県議らは納得しない。
放射性物質に汚染された土壌などを保管する中間貯蔵施設では、「県が主体的に(立地場所を)示さなければできない。県が『こうしたい』と言うべきだ」との質問が出た。県の部長が「何を持っていくのか明らかにされない中で、『今検討しろ、今方針を示せ』と言われてもなかなか難しい」と答えると、県議は「そういうのを詭弁(きべん)と言うんだ」。怒りは収まらなかった。
仮置き場の設置や除染計画の策定は市町村、中間貯蔵施設の計画は国の主導――。有権者から様々な要望を受ける県議には、「県の主体性が見えない」という不満が渦巻く。
県議ももどかしさを感じている。ある若手県議が支援者に配った日誌には、震災後の活動がびっしり書き込まれている。震災と原発事故が起きた3月は避難所への慰問や被災地の視察。4月は内閣府や文部科学省などに被災状況を伝えて要望活動を実施、5月は葛尾村の酪農、畜産農家と意見交換……。
だが震災後、知事や市町村長の対応が注目を浴びるのに比べ、県議の存在感が増したとは言い難い、と感じている。この県議は「これまでの実績を訴えて勝負するしかない」と語る。
震災後半年間の活動を、どこまで有権者は評価してくれるか。中堅県議の一人は「いつも選挙は大変だが、今回は特に不安だ」と語る。多くの県議が歯がゆさを抱えたまま、選挙戦を迎える。
(2011年11月5日 読売新聞)
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原発と県議会
候補予定者の集会で気勢を上げる参加者(6日、福島市内で) 原発事故後、県議選の争点は当初予定されていた4月の時点に比べて一変した。
「(3月に)用意したパンフレットに書いたことは、全部言えなくなった。それだけ福島は違う町になったんです」。民主党の新人候補予定者は10月中旬、自身の事務所開きで開口一番に訴えた。「子供がキノコ狩りをして河原で遊び、天気のいい日は布団を干す。当たり前の生活を何とか取り戻したい」。10分余りのあいさつは、除染の推進と再生エネルギー整備を目指す内容に終始した。
4年前の前回選では、所得格差の是正や福島第一原発のプルサーマル計画受け入れの是非などが主な争点だった。震災前も、県職員削減や少子化対策といった課題が浮かんでいた。そうした課題は影を潜め、今回の選挙で候補予定者の多くが公約に掲げるのが、原発事故に関する事柄だ。各候補予定者が除染などに訴えの多くを割くため、福祉や少子化対策、雇用といった訴えは2番目以降になりがちだ。
だが、「『脱原発』ではみんな同じだ」(民主党ベテラン県議)。原発事故で県政の主要課題の一つだった原子力政策が、争点になりにくいという皮肉な構図となっている。多くの候補予定者が有権者の反応を気にかける。
候補予定者の主張が似通う分、実績を持たない新人も厳しい選挙戦を強いられる。自民党の新人候補予定者は連日、集会をこなす日々だが、手応えをつかみかねている。
これまでの政治活動と比べ、有権者の関心の低さを感じることがある。あいさつしても「うちはいいです」と断られたり、あいさつだけの場面で現状への不満を訴えられたりする。「『震災から8か月たつのに議員は役に立っているのか』と思われている。原発事故前は、顔見知りであれば『何とかよろしく』で済んだが、今回は主張を聞いて判断される」と話す。
福島大の功刀(くぬぎ)俊洋教授(地方政治論)は、「県議会はこの20年間目立った政策論争はなく、(2009年の)政権交代後もこうした論争をするチャンスを逸した。原発事故後も『脱原発』で再び『オール福島』になった。『県議は地域の利益代表』という側面が幅をきかせ、政党別の違いも出にくい」と手厳しい。
有権者の声を聞き、きめ細やかな政策を訴えることから、復興の議論は始まる。
(この連載は池上由高、小沼聖実が担当しました)
(2011年11月7日 読売新聞)
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http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9908420&newsMode=article
当落線上で激しい攻防 県議選、各陣営が浮動票を狙う
第17回県議選は20日、投票が行われる。無投票の5選挙区を除く14選挙区の立候補者は10日の告示以来、舌戦を繰り広げてきた。福島、郡山、いわき、会津若松など都市部を中心に票の動きが読みにくい混戦となっており、最終盤まで当落線上で激しい攻防が続いている。各陣営は街頭運動最終日、繁華街などで遊説し浮動票の取り込みを目指す。
福島市は現職3人が引退し新人6人が立候補したことで、有権者の支持動向が流動化している。最終日は新たに選挙区に加わった旧飯野町に選挙カーを入れ、票の開拓を目指す動きもある。
郡山市は複数の候補が当落線上に並ぶ。最終日は浮動票を狙い市街地で演説をしたり、引退する自民現職の地盤の東部に的を絞り遊説する候補者もいる。
いわき市は立候補者15人のうち7人が元職と新人。各陣営とも有権者の関心は高まっていないとみて、自らの後援会や支援団体を引き締めている。
会津若松市は4つの議席を7人で競う。各陣営は最終日、それぞれの地元を中心に遊説し追い込みをかける。
双葉郡の候補者は、いわき市や郡山市、二本松市の仮設住宅で支持を訴える。定数3の伊達市・伊達郡、定数2の二本松市、田村市・田村郡、定数1の南会津郡、河沼郡なども激戦で、情勢は最後までもつれそうだ。
■9選挙もあす投票
20日は大熊町長選と、相馬、川俣、広野、川内、大熊、双葉、葛尾、新地の8市町村議選の計9選挙も投票が行われる。
(2011/11/19 10:05)
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111115_04.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(上)低投票率/浮動票消え新人沈む
668票差の次点で落選した太白選挙区のみんなの党新人阿部千夏(右)。低投票率が「あと一押し」を阻んだ=13日、仙台市太白区
政党の消長や地盤の死守を懸けた対決に、明暗が浮かび上がった。13日投開票された県議選。記録的な低投票率が候補者の当落を分け、震災復興を押し進めた村井嘉浩知事へのスタンスの打ち出し方も戦いを左右した。9日間の激闘を振り返る。(県政取材班)
<もう一押しが…>
開票が始まった13日午後9時すぎ、県選管が発表した確定投票率に陣営がどよめいた。「太白選挙区、36.76%」。前回2007年より10ポイント以上低い。
約2時間後、みんなの党新人の阿部千夏(41)は長町の事務所で声を詰まらせた。「基礎票がない中で8000人近い支持を得た。あと3カ月あれば…」
太白は定数5。8人が争った。阿部は選挙戦を街頭演説1本で戦った。当選圏に肉薄したが、「もう一押し」を呼び込むはずだった風は記録的な低投票率に阻まれた。
泉(定数5)の同党新人峯岸真哉(34)も低投票率に沈んだ。選挙戦最終日の12日夕。峯岸は仙台市中心部で党代表の渡辺喜美と商店街を練り歩き、最終盤の追い込みを演出した。反応は上々だったが、その帰路、峯岸は周辺につぶやいた。
「手応えはものすごくいい。ただ、その人たちは投票に行くだろうか」
<手を緩めぬ組織>
不安は的中した。泉の投票率は35.69%。峯岸は329票差の次点だった。党県支部長の菊地文博は「全ては低投票率。ここまで下がるとは思わなかった」と悔しがる。
県議選の投票率は過去最低の41.69%。前回の50.45%を大幅に下回った。仙台市内に限って見ると34.97%で、前回を11.43ポイント下回った。8月の仙台市議選(40.03%)にも及ばなかった。
議席を得たのは、強力な組織に支えられた候補と固い地盤を持つベテランが多い。
支持母体の創価学会を軸に分厚い組織を持つ公明党は、仙台市内に擁立した4現職がいずれも1万票以上を獲得し、トップ当選だった。
警戒したのは「組織のある公明は強い」という楽観。党は代表の山口那津男、前代表太田昭宏ら党幹部を相次いで投入。候補者には街頭演説を1日20回以上課して浸透を図った。トップ当選は「候補者にとっては地獄」(党関係者)の組織戦を展開した結果だった。
<地域を狭く深く>
青葉(定数7)で7回目の当選を果たした自民元議員の中沢幸男(71)は、青葉区小松島地区など地盤を徹底して固めた。
狭く、深く。陣営が勝機を見いだしたのは仙台市議選の投票率の低さだった。「地域を固め、必ず投票に行く人を増やせば、間違いなく浮上する」(陣営幹部)。得票は落選した前回より1500票減ったが、7062票で10人中7位。陣営の読み通りだった。
民主は、仙台市内の得票を半減させた。早くから党への逆風と低投票率の「二重苦」を予想し、地域や組織固めに重点を置いた。
前回1万6000票を獲得してトップだった民主現職の菅原実(62)=泉=は13日夜、3選を決めたが、笑顔は少なかった。得票は前回の半分。「今回は『地域の菅原』を押し出した」と言う。
同党県連幹部は開票結果を見てうなる。「投票率が異常に低く、みんなの党に流れる浮動票が少なかった。もし、投票率が上がっていたらどうなったか…」
(敬称略)
2011年11月15日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111116_01.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(下)対決姿勢/民主、選択軸を示せず
遠田で5選を果たした中村功(中央)。村井知事の応援を得て民主との接戦を乗り切った=13日、涌谷町の選挙事務所
県議選の遠田選挙区(定数1)は、自民現職と民主新人の緊迫した一騎打ちだった。投開票された13日夜、自民の中村功(61)の5選が確実になると、知事村井嘉浩は涙を流して喜んだ。
<村井戦略が奏功>
人望が厚いベテランは村井にとって「一番の理解者」。7年目に入る県政運営を盤石にする上で、欠かせない人物だった。すぐに電話で勝利をたたえた。
競り合ったのは、財務相安住淳(衆院宮城5区)がてこ入れした大友新(33)。地元首長も応援に回った。「中村が危ない」。切迫した前哨戦で、村井は全面支援に乗りだした。
「震災復興は争点にならない。今回の県議選は私の県政が是か非かだ」。10月24日、村井は定例記者会見で県政与野党の激突をあおった。
政府の震災対応などをめぐり、民主批判は強かったが、自民の支持は伸び悩む。村井は「戦いの土俵が県政なら圧勝できる」と読み、あえて選択軸を持ち出した。
苦戦要素が消えなかった自民を強力に援護した村井戦略。党は推薦を含め、目標とした過半数の30議席を獲得し、県政基盤は揺るがなかった。
<影を潜めた舌鋒>
現職2人が落選して、7議席にとどまった民主。防戦一方の中で、最後の武器は政権党の看板だった。
被災地の石巻・牡鹿(定数5)。ともに4選を目指す民主現職の坂下賢(49)、加賀剛(59)が、自民系と共産の4候補と激しく争った。
「財務相と直結したパイプがある。少々の無理でも聞いてもらえる」。坂下は11日、街頭演説で安住との親密ぶりをアピールした。県政課題にはあまり触れず、沿岸部でも村井が目指す「水産業復興特区」構想を批判することはなかった。
加賀も演説会で「震災復興はどうしても国頼みになる。国にこれをやれ、と訴える」。議会では熱い舌鋒(ぜっぽう)で県を追及してきたが、村井攻撃は影を潜めた。
河北新報社が全立候補者に行ったアンケートでは、民主公認13人のうち9人が村井の震災対応を「評価する」と答えた。この点で自民の主張と相違はなかった。
民主は村井の挑発に乗らなかったが、代わりの選択軸は示せなかった。坂下は最後の議席に滑り込み、加賀は落選した。
対照的に、共産は村井県政に真っ向から挑んだ。
<共産が受け皿に>
「村井知事は中央や大企業ばかり見ている。ゼネコン丸投げの仮設住宅は今ごろ寒さ対策だ」
石巻市の街頭で6日、県政批判を展開したのは共産党委員長の志位和夫。党首の熱弁に、新人三浦一敏(61)も「浜を大企業に渡すことは許さない。水産特区は絶対阻止する」と続き、議席を勝ち取った。
結果は倍増の4議席。県委員長の中島康博は「村井県政を正面から批判したのは共産だけだ。民主は対立軸を示せない中途半端な存在になった」と批評した。
「震災対応に至らぬ点もあり、共産が受け皿になったが、県政批判とは受け止めていない。県政は信任された」
14日の定例記者会見。村井は任期が2期目後半に入ることを念頭に置いてか、いつになく強気の構えを際立たせた。(敬称略)
2011年11月16日水曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111119t13027.htm
白石市長らに放火予告 業務妨害・脅迫容疑で45歳男逮捕
白石市長や消防署長、警察署長らに放火を予告する年賀はがきを送ったとして、宮城県警捜査1課と白石署は18日、威力業務妨害と脅迫の疑いで、白石市祢宜内、無職桜井清容疑者(45)=窃盗罪で起訴=を逮捕した。
逮捕容疑は2009年10月から12月下旬の間、市長や白石署長らに宛てて「今年も放火しまくるぞー」「また連日の車両火災のはじまりです」などと印刷した年賀はがきを投函(とうかん)し、市や消防署、県警に市内の警戒をさせて通常業務を妨害した疑い。
さらに同じ時期、河北新報社白石支局に「支局が燃えるかもな…」と記載した年賀はがきを送って男性支局員(42)を脅迫したほか、知人で同市の40代の会社員男性にも「リストラされろ、トラックにひかれろ」などと印刷した年賀はがき5通を送り、脅迫した疑い。
県警によると、桜井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。年賀はがきは、それぞれ10年1月1日から同6日までに見つかった。差出人は「白石放火団」となっていた。
白石市では09年10月27日以降、車両などを狙った連続放火事件が十数件発生。県警や消防、市などが警戒に当たっていた。県警と消防は放火を予告する年賀状が届いたため、近隣の署員らを招集し警戒を強めたという。
白石市の風間康静市長は「放火が頻繁に発生していた時期に放火予告のはがきが届き、憤りを感じた」と話した。白石消防署の渡部良一副署長は「1、2月は休み返上で特別警戒に当たるなど明らかな影響があった。市民は当時、相当な不安を抱えていた」と振り返った。
桜井容疑者は10年1月5日午後2時25分ごろ、白石市のホームセンターで塗料用シンナー1缶を盗んだとして、ことし10月7日に逮捕され、窃盗罪で起訴された。
県警は10月29日、レンタルビデオ店からDVDを盗んだとして、桜井容疑者を盗みの疑いで再逮捕。仙台地検は18日、窃盗罪で追起訴した。県警によると、シンナーを盗んだことは否認しているという。
2011年11月19日土曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000022-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 自民、過半数ならず−−県議選 /福島
毎日新聞 11月21日(月)10時37分配信
◇自民27議席 民主1減、15議席 公明3、社民1、共産2増5、みんな1
東日本大震災と福島第1原発事故で延期されていた県議選(定数58)は20日、無投票当選が既に決まっている5選挙区(定数7)を除く14選挙区で投開票された。県議会最大会派の自民は1増の27議席にとどまり、前回(07年4月)同様、単独過半数の獲得はならなかった。第2党の民主も原発事故への政府の対応への不満から議席を伸ばせず15議席。共産は現有に上積みし5議席とした。当日有権者数は143万3891人。投票率は過去最低の47・51%(前回56・99%)だった。【種市房子】
県議選14選挙区で81人が51議席を争った。党派別では、自民28人▽民主20人▽公明3▽共産6▽社民4▽みんな3▽無所属17。
県内全域に原発事故が影を落とす中での選挙戦だったが、各候補の主張が「除染推進」や「風評被害払拭(ふっしょく)」など原発事故対策に集中し、有権者には争点が不鮮明だった。原発事故や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)協議参加など与党・民主の政権運営を巡り、各党間で論戦が繰り広げられた。
支持を集められず伸び悩んだ自民は、無所属候補の会派入りを模索し、第1党として政策や意見を提示していく方針。
09年の政権交代後初の県議選となった民主は、政権運営への失望感など逆風が響き、現有16から1議席減の15議席にとどまった。
公明は福島、郡山、いわき市で手堅く現有の3議席を維持。共産はいわき市と伊達市・伊達郡で議席を奪い、前回比2議席増の5議席となった。社民は福島市で新人が当選、議席を死守した。初の県議選となったみんなは、会津若松市で新人が1議席を獲得した。
一方、同日選となった大熊町長選は、現職の渡辺利綱氏(64)が、新人で元町議の木幡仁氏(60)=ともに無所属=を破って、再選を果たした。8市町村議選の投開票もあり、新議員が決まった。
◇現職2人、激戦制す 「脱原発」の新人、涙のむ双葉郡
福島第1原発が立地し、多くの住民が避難生活を余儀なくされている双葉郡選挙区(定数2)では候補者5人による激戦を制して、自民現職の吉田栄光氏(47)と、民主現職の坂本栄司氏(56)が当選を果たした。「脱原発」などを訴えた新人は涙をのんだ。
吉田氏は、二本松市の事務所で支持者を前にあいさつ。避難者同士の支え合いを呼びかけ、除染の徹底や住民の帰還の可否を明確にするよう国に求めるという。
坂本氏はいわき市の事務所で集まった支持者にあいさつ。除染の推進と住民の生活再建支援を訴え続けた。復興住宅建設や特区指定による企業誘致を進めるとしている。
一方、「廃炉が双葉の安全につながる」として「脱原発」を訴えた社民新人の遠藤陽子氏(61)は、いわき市の事務所で敗戦の弁を語った。無所属新人の白土正一氏(62)は「福島第1・第2原発の廃炉」を主張し、東京電力の事故対応について批判したが、当選に至らなかった。原発事故収束作業の情報開示などを訴えた無所属新人の青木敏孝氏(40)は知名度不足に泣いた。
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◆県議選開票結果
◇福島市(定数8)
当 13509 西山尚利 46 自元
当 13418 甚野源次郎 64 公現
当 13073 桜田葉子 54 自現
当 12002 宮本しづえ 59 共新
当 9801 紺野長人 56 社新
当 9367 丹治智幸 40 自新
当 8258 石原信市郎 44 民現
当 7118 佐藤雅裕 45 自新
6743 高橋秀樹 46 民現
6331 大場秀樹 42 民新
2846 佐々木慶子 69 無新
=選管最終発表
◇会津若松市(定数4)
当 11521 平出孝朗 55 自現
当 7591 水野さち子 49 み新
当 7080 渡部譲 61 民現
当 6720 宮下雅志 56 民現
5802 石村善一 57 自新
4915 小川右善 62 社新
2305 原田俊広 52 共新
=選管最終発表
◇郡山市(定数9)
当 12993 今井久敏 58 公現
当 11629 佐藤憲保 57 自現
当 10117 勅使河原正之 59 自現
当 10012 神山悦子 56 共現
当 9430 椎根健雄 34 民新
当 8432 柳沼純子 64 自現
当 8142 山田平四郎 58 自新
当 7733 長尾トモ子 63 自現
当 7593 佐久間俊男 56 民新
5809 八重樫小代子 61 社新
5772 辻雅彦 36 み新
4777 吉田公男 55 民現
=選管最終発表
◇いわき市(定数10)
当 16248 安部泰男 54 公新
当 13659 矢吹貢一 56 自新
当 11197 長谷部淳 52 共元
当 11171 宮川絵美子 65 共現
当 9226 清水敏男 48 自現
当 9153 古市三久 63 民現
当 8393 青木稔 65 自現
当 6913 鈴木智 38 自新
当 6900 阿部広 64 自現
当 6870 西丸武進 67 無現
6578 斉藤健吉 68 自現
5932 佐藤健一 62 民現
5023 鳥居作弥 37 民新
3721 青木喜三郎 63 み新
498 長谷沼邦彦 44 無新
=選管最終発表
◇白河市・西白河郡(定数3)
当 13404 渡辺義信 48 自現
当 11157 満山喜一 60 自現
当 11118 三村博昭 69 民現
5746 山口耕治 57 無新
=選管最終発表
◇須賀川市・岩瀬郡(定数3)
当 9738 宗方保 63 民現
当 9291 斎藤健治 67 自現
当 8651 川田昌成 68 無元
6605 円谷哲司 43 無新
2512 鈴木公成 36 無新
=選管最終発表
◇二本松市(定数2)
当 12329 遊佐久男 52 無新
当 8038 本田朋 37 民現
6082 根本敬 55 無新
=選管最終発表
◇田村市・田村郡(定数2)
当 9474 本田仁一 49 無新
当 8871 先崎温容 37 自新
6823 樽井義忠 59 民新
5336 渡辺広迪 65 自現
5002 三瓶正栄 50 無新
=選管最終発表
◇南相馬市・飯舘村(定数2)
当 14603 太田光秋 43 自現
当 7720 高野光二 59 無新
6640 渡部一夫 63 民新
=選管最終発表
◇伊達市・伊達郡(定数3)
当 14070 佐藤金正 62 自現
当 11585 阿部裕美子 65 共元
当 10362 亀岡義尚 48 民現
9922 遠藤保二 63 自現
891 橘典雄 62 無新
=選管最終発表
◇南会津郡(定数1)
当 11414 星公正 58 無新
8578 渡部勝博 51 民現
=選管最終発表
◇河沼郡(定数1)
当 7338 小林昭一 59 自新
5646 小澤隆 70 無現
=選管最終発表
◇石川郡(定数1)
当 10516 円谷健市 57 民新
8028 野崎正夫 61 自新
=選管最終発表
◇双葉郡(定数2)
当 13671 吉田栄光 47 自現
当 5932 坂本栄司 56 民現
3810 遠藤陽子 61 社新
3799 白土正一 62 無新
2653 青木敏孝 40 無新
=選管最終発表
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◆県議選 喜びの当選者
◇福島市=福島市(定数8−11)
西山尚利 46 自元(2)
不動産管理業役員[歴]衆院議員秘書▽市議▽法大
甚野源次郎 64 公現(5)
党県代表[歴]公明新聞社員▽市議▽中大
桜田葉子 54 自現(3)
福島学院大短大客員教授[歴]県党紀委会長▽国立音大
宮本しづえ 59 共新(1)
党県副委員長[歴]市議▽県総合衛生学院
紺野長人 56 社 新(1)
[元]県立医大職員[歴]県職連合役員▽県総合衛生学院
丹治智幸 40 自新(1)
NPO法人理事▽党県青年部幹事長[歴]市議▽慶大
石原信市郎 44 民現(2)
社会福祉法人理事▽党県常任幹事▽東洋大
佐藤雅裕 45 自新(1)
[元]市議[歴]東芝社員▽蘭エラスムス大院
◇会津若松市=会津若松市(定数4−7)
平出孝朗 55 自現(4)
竹材業[歴]衆院議員秘書▽市議▽県政調会長▽立教大
水野さち子 49 み 新(1)
[元]エフエム会津司会[歴]保育士▽郡山女大短大
渡部譲 61 民現(6)
[元]県副議長[歴]市議▽党県幹事長▽東北電力学園
宮下雅志 56 民現(2)
食品会社社長▽党4区副総支部長[歴]市議▽明大
◇郡山市=郡山市(定数9−12)
今井久敏 58 公現(2)
党県幹事長[歴]市議▽郡山西工高
佐藤憲保 57 自現(5)
農業▽県議長▽県アイスホッケー連盟会長▽日大
勅使河原正之59 自現(2)
[元]市議[歴]市職員▽日大
神山悦子 56 共現(4)
党県副委員長[歴]生命保険会社社員▽国学院大中退
椎根健雄 34 民新(1)
[元]参院議員秘書[歴]製菓会社勤務▽新潟大
柳沼純子 64 自現(3)
農業[歴]県私学振興基金協会理事▽郡山女高
山田平四郎 58 自新(1)
酒造業▽郡山酒造協同組合理事長▽明大
長尾トモ子 63 自現(3)
保育園長[歴]市私立保育園連絡協議会長▽郡山女大短大
佐久間俊男 56 民新(1)
[元]市議▽党県副幹事長[歴]労組支部役員▽福島工高
◇いわき市=いわき市(定数10−15)
安部泰男 54 公新(1)
[元]市議▽党総支部長[歴]党県本部副幹事長▽中京大
矢吹貢一 56 自新(1)
[元]市議長▽夏井川水系河川改良促進同盟会長▽湯本高
長谷部淳 52 共元(2)
党地区委員[歴]病院事務長▽医療生協部長▽京大
宮川絵美子 65 共現(2)
[元]市議▽党県委員[歴]労組青年婦人部役員▽磐城女高
清水敏男 48 自現(4)
[元]衆院議員秘書[歴]市議▽全国若手市議会長▽日大
古市三久 63 民現(2)
[元]市議▽農業▽党総支部幹事長▽平工高
青木稔 65 自現(7)
党県総支部長[歴]観光会社顧問▽市議▽法大
鈴木智 38 自新(1)
[元]市議▽海洋少年団長[歴]参院議員秘書▽国士舘大
阿部広 64 自現(2)
[元]市議▽飲食・小売業▽党勿来支部長▽千葉商大
西丸武進 67 無現(5)
[元]市職員[歴]自治労県書記長▽小名浜高
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◇白河市・西白河郡=白河市、泉崎村、中島村、西郷村、矢吹町(定数3−4)
渡辺義信 48 自現(3)
農業会社専務[歴]JC福島ブロック会長▽日大東北高
満山喜一 60 自現(3)
[元]市議[歴]建設会社社長▽JC理事長▽東京農大
三村博昭 69 民現(3)
[元]矢吹町長[歴]町出納室長▽保育園長▽白河高
◇須賀川市・岩瀬郡=須賀川市、鏡石町、天栄村(定数3−5)
宗方保 63 民現(4)
建築会社会長▽党県総務会長[歴]市議▽法大
斎藤健治 67 自現(4)
党県幹事長▽左官会社社長[歴]鏡石町議長▽月舘中
川田昌成 68 無元(5)
私塾事務所長▽保護司[歴]JC福島副会長▽明大
◇二本松市=二本松市(定数2−3)
遊佐久男 52 無新(1)
農業[歴]安達油井小PTA会長▽市係長▽福島大中退
本田朋 37 民現(3)
党県青年局長[歴]商社勤務▽仏ウエストミンスター大院
◇田村市・田村郡=田村市、三春町、小野町(定数2−5)
本田仁一 49 無新(1)
[元]市副議長[歴]旧常葉町副議長▽市文教委員長▽船引高
先崎温容 37 自新(1)
[元]市議[歴]旧滝根町議▽JAたむら理事▽麗澤大
◇南相馬市・飯舘村=南相馬市、飯舘村(定数2−3)
太田光秋 43 自現(4)
党原町総支部長[歴]建設会社社長▽党県副幹事長▽日大
高野光二 59 無新(1)
[元]市議[歴]旧小高町議▽県立農業短期大学校
◇伊達市・伊達郡=伊達市、国見町、桑折町、川俣町(定数3−5)
佐藤金正 62 自現(3)
農業[歴]川俣町議長▽県酪農協理事▽福島農蚕高
阿部裕美子 65 共元(3)
党福島相馬地区委員[歴]党県副委員長▽宮城県立農短大
亀岡義尚 48 民現(3)
[元]県林業公社理事[歴]衆院議員秘書▽明大院
◇南会津郡=南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村(定数1−2)
星公正 58 無新(1)
建設会社会長[歴]県建設業協会支部長▽立命館大
◇河沼郡=会津坂下町、柳津町、湯川村(定数1−2)
小林昭一 59 自新(1)
[元]会津坂下町議長▽町商工会副会長▽若松商高
◇石川郡=石川町、古殿町、浅川町、平田村、玉川村(定数1−2)
円谷健市 57 民新(1)
[元]石川町議▽縫製業▽衆院議員秘書▽白河農商高
◇双葉郡=浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、川内、葛尾村(定数2−5)
吉田栄光 47 自現(3)
会社社長[歴]浪江JC理事長▽双葉高
坂本栄司 56 民現(2)
[元]衆議員秘書[歴]郡小中学校PTA連合会長▽東海大
◆無投票当選者
◇喜多方市・耶麻郡=喜多方市、猪苗代町、西会津町、磐梯町、北塩原村(定数3)
小桧山善継 64 自現(6)
農業[歴]党県総務会長▽県副議長▽東京農大
瓜生信一郎 62 民現(7)
県副議長▽農業[歴]衆院議員秘書▽県民連合会長▽日大
遠藤忠一 63 自現(5)
農業[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽喜多方高
◇相馬市・新地町=相馬市、新地町(定数1)
斎藤勝利 67 自現(4)
農業[歴]市議▽広域水道企業団議会議長▽相馬農高
◇本宮市・安達郡=本宮市、大玉村(定数1)
佐藤政隆 58 民現(2)
産廃会社役員[歴]旧本宮町議▽市議▽国学院大
◇大沼郡=会津美里町、三島町、金山町、昭和村(定数1)
杉山純一 54 自現(3)
[元]衆院議員秘書▽党県筆頭副幹事長▽東京農大
◇東白川郡=棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村(定数1)
立原龍一 59 民現(2)
まち工房たなぐら取締役[歴]棚倉町議▽東京電機大
◇大熊町長選開票結果=選管最終発表
当 3451 渡辺利綱 64 無現
2343 木幡仁 60 無新
◇大熊町長略歴
渡辺利綱(わたなべ・としつな)64 無現(2)
町長▽農業[歴]町議長▽宮城県農業短大
11月21日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000513-san-pol
福島選挙 投票率最低の47・51% 帰還派の大熊町長再選
産経新聞 11月21日(月)2時10分配信
東日本大震災と福島第1原発事故で4月の統一地方選から延期された福島県議選(定数58)、同原発を抱える大熊町の町長選、8市町村の議員選は20日、投開票された。県議選の投票率は過去最低の47・51%で、自民が1増の27、民主は1減の15議席だった。県議、町議選とのトリプル選となった大熊町長選は、「移住」か「帰還」かで町を二分したが、帰還派の現職、渡辺利(とし)綱(つな)氏(64)が再選した。
県議選の投票率は過去最低だった前回選の56・99%を9・48ポイントも下回った。一方、19日まで受け付けた期日前投票は前回の約1・6倍に増加。不在者投票も1万4467票が各選管に届いた。
警戒区域に指定された福島県楢葉町の投票所が設けられたいわき市のいわき明星大学内に、有権者の人影はまばらだった。この投票所からやや離れた仮設住宅に楢葉町から避難している主婦、佐藤香代さん(33)は、「選挙をやるくらいなら避難中の高齢者支援にあててほしい」と長女(5)と部屋で折り紙を折った。「脱原発してどう雇用を守るか、主張に現実味がない」と候補の訴えにも冷ややかだ。
近くのパチンコ店では無職の男性(48)が「議員は何もしてくれなかった。選挙に行っても変わらない」と、あきらめ顔でパチンコ台に向かった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000005-jij-pol
自民、第1党維持=投票率、最低の47.51%―福島県議選
時事通信 11月21日(月)1時36分配信
東日本大震災で延期されていた福島県議選(定数58)は20日投開票され、推薦を含む33人を擁立した自民党が改選前を2議席上回る28議席を獲得し、議会第1党を維持した。推薦を含む24人を擁立した民主党は改選前を1議席下回る15議席に終わった。
選挙戦は震災からの復興や東京電力福島第1原発事故対策などが争点となったが、投票率は47.51%で、2007年の前回(56.99%)を下回り過去最低を更新した。原発事故で現在も一部の住民が県内外に避難しているほか、ほとんどの投票所で投票時間を繰り上げたことなどが影響したとみられる。
同県議選に初挑戦のみんなの党は1議席を獲得。その他の政党の獲得議席は公明党が3、共産党が5、社民党が1だった。無所属は5人が当選した。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111121ddlk02010094000c.html
選挙:藤崎町長選 平田氏が初当選 前町長への批判実る /青森
議会の不信任再議決を受け、町長が失職したことに伴う藤崎町の出直し町長選は20日、投開票が行われ、町長批判の先頭に立ち出馬した無所属新人の前藤崎町議、平田博幸氏(54)が初当選した。失職から返り咲きを図った前町長の小田桐智高氏(51)と、合併前の旧藤崎町長だった新人の佐々木弘文氏(64)の無所属2氏は敗れた。
当日有権者数は1万3261人、投票率は70・98%だった。
05年に旧常磐村と合併して以来、過去2回の町長選は小田桐氏が無投票当選で、今回が初の町長選となった。
平田氏は、99年から今年9月に小田桐町長(当時)が議会を解散するまで町議。6月議会の一般質問で、町の学校建設の入札方法を批判し、8月議会で町長の1回目の不信任に賛成した。議会で一度否決された議案を再提出するなどした町長の姿勢を「議会無視だ」と非難してきた。
全町議14人のうち9人の支援を得て組織力のある選挙戦を展開。「対話と納得」を基本に町民参加で町政全般を話し合う「町づくり協議会」の新設、特別職報酬カットなど行財政改革を訴えてきた。
同町葛野の平田氏の事務所では、20日夜、当選の知らせを受けて支持者らが万歳を唱えた。初当選を受け平田氏は「教育、福祉、産業振興などで町民が参画できる町政に愚直にまい進したい」と抱負を語った。敗れた小田桐氏は「政策に間違いないと証明するため戦ったが、力不足だった。今後も一町民として町の発展にかかわりたい」と述べた。
同町は8月議会の町長不信任可決を受け、9月に町長が議会を解散。10月の町議選後の議会で再び町長不信任が議決され、町長が失職するなど町政が停滞していた。【松山彦蔵、山本佳孝、宮城裕也】
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◇藤崎町長選開票結果
=選管最終発表
当 4408 平田博幸 54 無新
3891 佐々木弘文 64 無新
1053 小田桐智高 51 無前
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◇藤崎町長略歴
平田博幸(ひらた・ひろゆき) 54 無新(1)
農業▽町体育協会長▽町野球協会長[歴]町議▽弘前実高
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111210001
新現3氏の争い 米沢市長選告示
2011年11月21日
∞ 活性化巡り舌戦
米沢市長選は20日告示され、旅館業の新顔関谷幸子氏(61)、NPO法人理事長の新顔鈴木睦夫氏(67)と、3選を目指す現職安部三十郎氏(58)の3人=いずれも無所属=が立候補を届け出た。投票は27日で、即日開票される。19日現在の有権者数は7万1179人。
主な争点は中心市街地活性化事業や雇用問題。2期8年の安部市政を有権者がどう判断するかが焦点だ。
関谷氏はこの日、上杉神社で必勝祈願後、金池2丁目の事務所前で第一声。支援者ら数十人が集まり、高校の恩師という石栗正人後援会長らが「米沢初の女性市長を」と激励した。
鈴木氏は愛宕神社で必勝祈願をしたあと、矢来3丁目の事務所隣のコンビニエンスストアの駐車場で、支持者ら約20人を前に第一声。その後、選挙カーで市内遊説に出た。
安部氏は羽黒神社で必勝祈願後、門東町3丁目の事務所前で出陣式。後援会からは「初心に戻って頑張ろう」と陣営を引き締める声も。福島市長や福島県相馬市長も応援に駆けつけた。
◆ 候補者の第一声 届け出順
○ 関谷幸子 61 無 新
旅館業 元音響機器メーカー社員 ▽東京経済大短大部 ▽米沢市小野川町
無駄省き活力を
年々人口が減って企業も撤退し、衰退の一途をたどる米沢を元気にしたい、明るく活力のある街にしようと思い、立候補しました。
元気になるには何といっても雇用です。皆さんが働く枠組みを第一に考え、全国からの企業誘致、農業の6次産業化を実現します。観光などあらゆるものを国内外にアピールし、ネットワークを作り、全力でトップセールスマンとしてがんばりたいと思っています。
安定した市政運営を維持するため、女性ならではの目線で無駄をなくし、皆様の力を借りて活力のある街づくりをします。子育て支援や介護では、市民の声を市政に反映させるような仕組み、組織を作ります。「民」の力こそ明日の米沢の力。一緒にがんばっていきましょう。
○ 鈴木睦夫 67 無 新
介護NPO理事長 技術コンサルタント会社長 元市議 社福法人常務理事 ▽山形大工業短大部 ▽米沢市相生町
殖産振興を図る
この選挙は、米沢市の将来の大きな発展に結びつくのか、ズルズルと発展の遅れた都市になっていくのか、その大きな分かれ目の戦いです。争点は明らか。今の安部市政か、鈴木睦夫が掲げる新しい市の姿か。その実現のための殖産振興を掲げ、立候補しました。
米沢市はいま、非常に迷っている状態です。一つはTPP問題。市にとって良い面と悪い面があるなかで、どういう選択をしていくのか。市長がリーダーシップをとってやらねばいけない課題です。市民の多くの意見を聞くことが大事です。多くの問題を、街頭で訴えてまいります。
市民の皆さんには、市を変えるんだという気持ちを示していただきたい。米沢の殖産振興のため、残された人生でお返ししたいと思います。
○ 安部三十郎 58 無 現 2
元行政書士 専門学校講師 プラスチック成形会社員 ▽福島大院地域政策科学研究科 ▽米沢市川井
雇用の場を確保
市長を8年間、市民こそ主役との旗印を掲げてやってきました。山形大の有機イノベーションセンター支援など実績を残してきましたが、まだやらねばならないことが山積しています。
雇用不安が広がっているので、米沢織など伝統産業を含めて雇用の場を確保して参ります。街中の空洞化に対しては、図書館や市民ギャラリー、人工芝サッカー場、歴史公園などを整備します。城下町らしい風情を取り戻し、全国からの観光客に歩いてもらいます。
米沢を担う次の世代を育てるため、若者の婚活事業を始め、米沢に移住しようという人には住宅補助を考えています。起業にも支援制度が必要です。市民一人ひとりが大切にされていると実感できる行政が何よりも大事だと思っています。
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001111210003
藤崎町長に平田氏
2011年11月21日
当選し、支援者から花束を受け取る平田博幸氏=藤崎町
藤崎町長選は20日投票され、即日開票の結果、新顔で前町議の平田博幸氏(54)が、新顔の佐々木弘文氏(64)と前職の小田桐智高氏(51)を破り初当選した。町議会の不信任再議決による町長失職に伴う出直し選を、小田桐氏に批判的な町議に支えられた平田氏が制した。当日有権者数は1万3261人で、投票率は70・98%。合併後の町長選は2回とも無投票だった。
無所属同士3人の選挙戦で勝った平田氏は20日夜、支持者らに囲まれ「これからはもうノーサイド。町民の幸せのため、町政に邁進していきたい」などと話した。公約にした町いきいき協議会を来年度に設け、町民の声を反映させる考えも改めて示し、抱負を語った。
平田氏は、木村派(木村太郎衆院議員支持派)として盟友だった小田桐氏と袂(たもと)を分かち、小学校整備をめぐる事業の発注や入札への疑問を指摘して、当時の町議9人と町長不信任を提案。町長が議会を解散して町議選になった際も、次の町長選をにらんで立候補を見送った。
町長選では、町議9人が街頭などで応援。13日にあった総決起集会には隣接市町村からも系列の議員らが集まり結束を示した。だが、今回の混乱を「木村派内の対立」とする陣営もあり、派閥色は出さずに「町民が主役」を掲げ通した。これから町政の再起動、信頼回復に向けた手腕が問われることになる。
佐々木氏は旧藤崎町長を務めた経歴や非木村派の立場から、「町政の正常化」などを訴えたが及ばなかった。出直しを期した小田桐氏も、支持してきた町議らが他陣営に回ったことなどもあって振るわず落選。「町運営に対する非は全くないと思っているが、町の政治を変えたいという気持ちを伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。
■廉潔な町政の証しを
木村派の盟友だったと認め合う平田氏と小田桐氏が、表舞台で決別した瞬間がある。
6月15日の町議会一般質問で、当時町議の平田氏が「バックマージンの話が公然とされている」と疑念をぶつけた。小田桐町長(当時)は「そういう事実は全くございません」と答弁した。議事録は町のホームページに載っている。
政治家の資質の一つとして、廉潔性というものがある。私欲がなく心や行いが正しいことだが、喪(うしな)えば、しばし繕うことができたとしても、いずれ信を失う。
廉潔性を問いかける政治的手法の一つが、学校整備事業案の否決であり、不信任案だったろう。真相を解くために地方自治法による百条委員会を設置せず、まっすぐに町長失職を目指した理由は、定かではない。
町長選が終われば混乱が本当に収まるのかどうか。当落とは別に、町民は廉潔な町政の証しを求めているのではないか。
かつて取材した自治体では、知事や議員らの口利きを記録し、予算配分で色を付けて考慮するためのマーキングにしていた。だがいまは、同じ記録でも、口利きがなかったことの証左として情報が公開される。
平田新町長に期待したい。公共工事の業者選定から物品発注まで、首長や議員、町外関与も含めて、紹介、あっせん、(暗黙のあっせんになる)問い合わせなどがあったら、発言内容を含めて記録・公表することだ。「証し」の一つにはなるだろう。(吉田芳彦)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111121-OYT8T00138.htm
自民27過半数ならず 民主15伸び悩む 県議選
共産2増の5議席 公明3維持、みんなの党1
東日本大震災と原発事故で延期されていた県議選が20日、投開票され、全19選挙区のうち無投票となった5選挙区を除く14選挙区で当選者51人が決まり、無投票当選者7人と合わせ、新県議58人が出そろった。最大会派を構成する自民党の当選は27人と過半数は確保できなかった。改選前は16議席だった民主党は15人にとどまり、民主党と統一会派を組む社民党は1議席を確保。公明党は3議席を維持し、共産党は議席を増やして5議席を獲得した。一方、現職議員の落選が相次ぐなどの波乱もみられた。
福島市の自民党県連会館に集まった党県連幹部らは、都市部の福島市と郡山市で公認候補が全員当選したことで、安堵(あんど)の表情を浮かべた。斎藤健治幹事長は「目標の過半数には届かなかったが、現有の26議席より増えたので勝利といえる。福島の復興を目指して、まずはしっかりとした復興計画をつくりたい」と述べた。
同党は過半数の確保のため30議席超の獲得を目指した。原子力政策ではこれまで原発との共存共栄を訴えてきた分、演説でこれまでのおわびを述べる候補もおり、厳しい選挙戦を強いられてきた。
政権交代後、与党として初めての県議選となった民主党は、福島市の県連事務所に吉田泉代表らが集まり、開票状況を見守った。前回選の12人を大幅に上回る23人を擁立したが、現職の落選が相次いで伝えられると、沈痛な雰囲気に。吉田代表は午後11時前に記者会見し、「大変厳しい審判。一言でいうと大ショックだ」と唇をかんだ。苦戦の原因については、「政権への批判が続いたということ。震災への対応が遅いという批判も影響している」と述べた。
現有3議席と同数の候補者を擁立した公明党は、支持組織を固め、3人全員が当選した。
6人を擁立した共産党は、原発事故の前から原発の危険性を訴えてきたことをアピールし、いわき市で2議席を得るなど、支持を拡大。代表質問が可能になる交渉会派(5議席以上)の資格を得た。
社民党は新人4人を擁立したが、1人の当選にとどまった。
今回の県議選で初めて3人を擁立したみんなの党は、1人が当選した。
投票は午前7時から計1046か所で行われ、時間が繰り上げられた一部の投票所を除き、午後8時に投票が締め切られた。
(2011年11月21日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111121-OYT1T00093.htm
東電社員の2現職町議、再選…大熊・双葉町
福島原発
東京電力福島第一原発がある大熊、双葉両町議選には東電社員の現職が1人ずつ立候補しており、いずれも再選された。
大熊町議選(定数14)で当選した加藤良一氏(54)は3番目の得票数だった。双葉町議選(同8)では高萩文孝氏(45)が4番目で当選。読売新聞の取材に対し「いただいた票を重く受け止め、頑張りたい。原発事故の収束にも全力を尽くしたいし、賠償問題についても、仲立ちするような形で住民の支援ができれば」と話した。
(2011年11月21日08時10分 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111122/CK2011112202000054.html
戻るべきか、別の地か 福島・双葉町 町の再建策は二分
2011年11月22日
当選証書を受け取る双葉町議ら=加須市で
福島第一原発事故の影響で、役場機能ごと加須市の旧騎西高校に避難している福島県双葉町の町議選は二十一日未明に開票作業が終わり、新議員八人が決まった。町に戻るべきか、それとも別の場所で再建するのか−。町の復興ビジョンをめぐり、議員の声は二つに分かれた。 (増田紗苗、宮本隆康)
国の方針や除染の効果が示されない中、議員の意見は「除染をして戻るべきだ」(岩本久人氏、高萩文孝氏)と「双葉には戻れないと思っている」(羽山君子氏)などと割れた。井戸川克隆町長は九月議会で、町民がまとまって役場機能ごと別の場所へ再移転する考えを示しており、今後が注目される。
町長の専決処分を不承認とするなど、町との対立が目立った震災後の町議会。今後の姿勢について、伊沢史朗氏は「町長が議員の声を聞いてくれれば、対立はなかった。選挙で民意を受けたので、今後は町長も耳を傾けてくれるはず」とけん制。岩本氏は「難局なので、町長も議会も両方が歩み寄らなければいけない」と語った。
賠償問題については、「町が設置する弁護団を使って納得のいく賠償を実現する」(佐々木清一氏、清川泰弘氏ら)とする意見が最多。白岩寿夫氏や菅野博紀氏からは「日々の生活補償を求めることが先決」との声が上がった。
◇
新議員は二十一日、旧騎西高校で町選管から当選証書を受け取った。避難先の同校で当選を知ったり、福島県郡山市の事務所から車で駆け付けたりした八人に笑顔はほとんどなく、一様に神妙な表情だった。
◇双葉町議選確定得票(定数8−候補13)
当 405 岩本久人 無現<2>
当 389 佐々木清一 無現<4>
当 387 伊沢史朗 無現<3>
当 348 高萩文孝 無現<2>
当 308 羽山君子 無新<1>
当 285 清川泰弘 無現<5>
当 279 白岩寿夫 無元<2>
当 267 菅野博紀 無現<2>
230 野村満 無現
199 渋谷一弘 無現
178 谷津田光治 無元
110 石田翼 無現
29 尾形彰宏 無元
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111122t61002.htm
福島県議選 知事支持派の民・社後退 自民、最大会派維持
20日投票が行われた福島県議選(定数58)は同日深夜、無投票の5選挙区7議席を除く51議席が決まった。過去最多の23人を擁立した民主党は選挙前に比べ1減。同党とともに県議会の第2会派「県民連合」を構成していた社民党も1減で、これまで一貫して佐藤雄平知事を支えてきた両党が後退した。
所属党派別の当選者は表の通り。現職は44人が立候補し、36人が当選した。落選者の党派別内訳は民主党4人、自民党3人、無所属1人だった。
自民党は単独過半数を逃したものの、選挙前に比べ1人増え、最大会派を維持。さらに21日、推薦した無所属の遊佐久男氏(52)=二本松=を追加公認した。
自民党は昨年10月の知事選で佐藤知事を支援した。ただ今回の県議選では、復興策や原発政策をめぐって知事を批判する意見も出ており、今後の姿勢が注目される。
公明党は引退議員の後継が当選し、選挙前の議席を守った。
共産党はいわき市で初の2人当選を果たし、12年ぶりに5議席を獲得した。県議会の交渉会派に復帰し、代表質問などができることになった。
県議選初挑戦のみんなの党は、小熊慎司参院議員(比例)の地元、会津若松市で初議席を得た。
投票率は47.51%で、過去最低だった前回07年の56.99%を9.48ポイントも下回った。選挙区の大半が福島第1原発の避難区域となった双葉選挙区は54.49%で、11.68ポイント下がったが県平均は上回った。
仮設住宅での投票所設置などのほか、双葉郡の大熊町長選と5町村議選が県議選と同日になり、相乗効果もあったとみられる。
無投票を除く14選挙区の当日有権者数は143万3891人。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111221
県議選2名追加公認へ 自民県連
2011年11月22日 09時35分配信
20日、投開票された県議選の結果を受け、自民党県連は21日、県議会の過半数となる30議席確保に向け、所属党派証明を受け田村市・田村郡選挙区で当選した先崎温容氏と、二本松市選挙区で推薦し、当選した遊佐久男氏を追加公認することを決めた。
両氏は追加公認を受ける意向。
先崎、遊佐両氏が公認を受ければ党所属議員は28人となる。
さらに、別の無所属議員2人にも連携することを打診。
政権交代以前に中央で連立を組んだ公明との協力関係の構築も急ぎたい意向だ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111118t51004.htm
図書館新築、推進か慎重か 米沢市長選で争点化
新図書館の建設予定地。現在は市の観光施設などが入居する大型ビルが建っている=米沢市中央
任期満了に伴う山形県米沢市長選(20日告示、27日投票)で、市が2014年度の開館を目指し、来年度、移転・新築に本格着手する新図書館の建設計画が大きな争点に浮上している。福島第1原発事故による風評被害で観光業など市内の主要産業が痛手を受ける中、旧中心部の活性化を狙って総額約50億円を投じる大事業。立候補を予定する現職と新人の計3人が、前哨戦から論戦を展開している。
市長選には3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)と、元市議で福祉関連NPO法人理事長鈴木睦夫氏(67)、小野川温泉旅館経営関谷幸子氏(61)の新人2人が、いずれも無所属での立候補を表明している。
新図書館建設を推進するのは安部氏。「歴史や文化が薫る米沢にするために不可欠な中核の一つ。交流人口の増大が期待できる。国の事業補助率が4割と高いのも好都合」と、市長選の公約に掲げる。
対する新人2人はともに慎重派で、鈴木氏は「農業振興や雇用創出なども課題」、関谷氏は「風評被害の払拭(ふっしょく)こそが早急の問題」と主張し、新図書館建設の優先順位を低く位置付ける。
移転場所は、市役所から1キロほど南にある地元百貨店を核とした商店街の一角。敷地面積は駐車場を含めて約9000平方メートルに上る。予算規模は、歴史公園整備など中心市街地活性化事業を含め総額約49億円。上杉神社にも歩いて行ける距離で、年間約23万人の利用を見込んでいる。
地元経済界や商店街からは「人通りが増えて商機につながる」「地価浮上のきっかけになる」と新図書館建設を歓迎する声が上がる。
市民からは立地場所や集客効果への疑問の声が聞かれる。「1970年代は市役所やデパートが並ぶ中心地だったが、衰退した今はむしろ飲み屋街。受験生の勉強場所にはふさわしくない」と派遣社員の女性(55)。会社役員の男性(50)は「(幅広く人が集まる)市役所や病院なら周辺への効果も大きいだろうが、図書館ではどうか」と首をかしげる。
市議の一人は「市民から聞いた限りでは賛否が半々という感じだ。図書館が将来的なまちづくりの中でどう利益、不利益をもたらすのかなどについて、市民は説明不足の印象を持っているはず。市長選が判断の一助になるといい」と熱い論戦に期待する。
2011年11月18日金曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000119-mailo-l06
米沢市政の課題:/上 中心市街地活性化 大型事業、財政負担危惧 /山形
毎日新聞 11月18日(金)12時28分配信
今月11日、米沢市中央の「たつまち商店街」の立町十字路角の建物2階に新しい喫茶店「CAFE LABORATORY」が開店した。「商店街にコーヒーのおいしい、人を集める場を」と同市塩井町で11年続く自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店の完戸(ししど)修平さん(38)が常連客らの協力を得て出店した。1階には米国の大学に留学した彫金師でもある完戸さんの彫金、レザークラフトショップや、友人・仲間のお香、レコードのセレクトショップが来春までには入る。
この立町十字路は米沢市中央国道287号と南北に走る「白布街道」の名で知られる県道につながり、約750メートル南には上杉神社がある、まさに中心市街地。完戸さんは「店50メートル四方や商店街を若い人が歩き面白く、楽しくしたい。店を接点にしてストリートをもりあげたい」と意気込む。
こういう動きが出てきたのも、市が中心市街地活性化事業の目玉として、街中への「新市立図書館・市民ギャラリー建設事業」が基本設計へと具体化してきたからだ。
用地は立町十字路から直線距離で約300メートル。デパートと飲食店、商店以外シャッター通りと化した中心商店街の一角。商業施設「ポポロ」の土地と市営駐車場跡地計約4800平方メートルに地上2階建て、延べ床面積5000平方メートルの建物と、3階建て延べ床面積4000平方メートルで150台収容の駐車場を約20億円で14年秋にオープンさせる計画だ。
完戸さんは「人が集まるいい施設に」と期待を寄せ、「たつまち商店街振興会」の斎藤栄助理事長は「若い人たちが出入りする喫茶店の開店は大変喜んでいる。市のまち中図書館建設も動き出した。これを利用し商店街活性化へ商人の心意気、意気込みが問われてくる」と話した。
資金は、国が4割負担する「社会資本整備総合交付金(旧まちづくり交付金)」の認定を受け昨年3月交付決定され、6割が市負担だ。同交付金を使う中心市街地活性化事業は、ナイター照明付き人工芝サッカー場2面と、クラブハウス建設計22億円など約49億円の大型事業となる。市の負担は市債などの借金で、市議会や市民の間で「大震災後」の財政負担を危惧する声も出ている。
◇ ◇
任期満了に伴う米沢市長選が20日告示、27日投開票される。市政の課題とその現状を2回にわたり探ってみた。【近藤隆志】
11月18日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000069-mailo-l06
米沢市政の課題:/下 悪臭問題 「解決には政治判断を」 /山形
毎日新聞 11月19日(土)11時37分配信
今月14日に開かれた米沢市議会悪臭問題特別委員会。市に寄せられた悪臭苦情の集計データが報告された。その中で、同2日午後4時過ぎから同5時過ぎの短時間に、主に市中心部から9件も苦情が寄せられていたことが論議を呼んだ。いずれも悪臭源の一つで、市中心部から直線距離で5〜6キロ南の李山地区にある養豚業者の豚舎のふん尿の臭気とされた。市環境生活課は「業者に作業確認をしたが原因は不明だった」と答弁。これに対し、委員の市議からは対応不十分との指摘があった。このため同課は苦情が集中した場合に職員を派遣するなどの対応マニュアルを作成することになった。
この豚舎やもう一つの悪臭源の堆肥(たいひ)製造所から約1・5キロの同市南原石垣町の自宅で長年悩まされてきた野原征雄さんは「一年を通じて朝玄関を開けると獣のふん尿のにおいと、生ごみが腐ったような堆肥のウッとするにおいがする」と苦笑いする。悪臭問題解消へ向け、4703人の地域住民の代表として活動する「南原地区自然環境保全推進協議会」の会長だ。
同協議会の活動は事態を改善してきた。「天地人」ブームの09年、直江兼続や上杉家ゆかりの米沢に訪れる観光客に悪臭が評判になっては観光面からも困るとして、市と堆肥製造所が操業停止も含む悪臭防止協定を締結することにつながり、臭気指数基準も下げさせた。
しかし野原会長は「基準以下でもにおう。市長は地元に来るたび『完全解決します』というが、春から秋に住民は戸や窓を閉める生活で苦労している。国、県、市の議員も何とか改善を考えてほしい」と訴える。
その堆肥製造所は「脱臭装置設備にこれまで7000万円かけた。製造のための原料も3割減らし、臭気指数は規制より低く保てている。今後も酸、アルカリ両方で処理するため3000万円かけて装置をもう1基追加することを考えている」と努力をアピールする。
一方、年間1万3000頭を出荷する豚がブランド化してきた養豚業者は「市の2回の改善勧告への対策を実施し、ふん尿コンポストの脱臭装置を2500万円で設置して4基態勢にしたほか、臭気対策に年間3700万円経費をかけている。場所があれば移転も考えるが」と話す。
野原会長は「なかなからちが明かないので、悪臭解消を求める市民署名を考えている。解決にはもう政治判断で移転場所を決めてもらうしかない」と語気を強めた。【近藤隆志】
11月19日朝刊
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6824
選挙:米沢市長選 情勢、混とんとした状況 対立軸様変わり /山形
毎日新聞 2007年11月10日
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米沢市長選の構図がわからないですね。
現職は自民に付かず離れずってとこみたいだけど、民主近藤は?
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□2003年11月30日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率65.46%
当24703 安部三十郎(無新、50歳、初当選)
19862 大久保利之(無新、公推薦、59歳)
3013 斎藤 浩(無新、49歳)
□2007年11月25日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率63.33%
当23898 安部三十郎(無現、54歳、2回目の当選)
15128 野村研三(無新、61歳)
5401 川野裕章(無新、48歳)
853 鈴木睦夫(無新、63歳)
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%83%A8%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%83%8E
安部三十郎
平成7年の米沢市長選挙に初出馬。現職の高橋幸翁との一騎打ち。政党や企業団体の推薦もなく、泡沫候補と言われていたが、高橋氏の得票23,017票に対し17,185票と6000票近くに迫った。
平成11年の米沢市長選挙に二回目の出馬。現職の高橋幸翁を含む3人の争い。高橋氏には自民党・公明党・民主党の主要政党と地元選出の国会議員と県議全員、および市議のほとんどが推薦を決めた。一方の安部氏は今回も政党や企業・団体の推薦を全く受けられず、支持母体である「夢のある米沢をみんなで作る会(みんなの会)」を中心に草の根運動の選挙作戦を展開した。安部氏本人も市政アンケートを携えながら四年間で全戸を訪問し、朝晩の街頭演説も欠かさず行うなどの成果から、前回よりも支持の広がりは見られたが、現職の24,179票に対し20,383票と約3800票差で破れ、高橋幸翁氏が五回目の当選を果たした。
平成15年(2003年)の米沢市長選挙に三回目の出馬。現職の後継者である元助役を含む三人の争い。元助役には米沢市を地盤とする民主党の近藤洋介代議士と、県議・市議の多くがいち早く推薦を表明した。安部氏は三度目の選挙でも変わらず草の根運動中心で政党や団体の推薦を全く受けなかった。しかし、選挙が第43回衆議院議員選挙の直後で、同じ米沢市を地盤として小選挙区で争った自民党、民主党の対立のしこりがあり、近藤洋介が推薦する元助役への相乗り支援を嫌がった自民党の遠藤武彦代議士の支援者などから支持を得ることができた。加えて二度の落選を経験した安部氏の通算八年以上にわたる市内全戸の訪問や地道な街頭活動などで知名度も浸透したことも大きく、元助役に5000票近い差をつけ24,703票で初当選を果たし第33代市長に就任した(第2位の元助役は19,862票)
平成19年の米沢市長選挙には現職として出馬。元県議一人と元市議二人の計四人の争い。選挙スタイルは変わらずの草の根運動中心で、政党の推薦も全くなかったが、地元の自民党県議の支援者や一部の市議などが推薦を表明した。得票は23898票。二位の元県議は15128票。8000票以上の票差をつけ、二期目の当選を果たし第34代市長に就任した。
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>>1883 地域政党いわて
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111124_5
椎名派の再起なるか 県議会議席失い大きなダメージ
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元衆院議員の椎名悦三郎、素夫氏の父子2代が奥州市を中心に勢力を築いた「椎名派」は9月の県議選奥州選挙区(定数5)で議席を失ったことを受け、捲土重来(けんどちょうらい)に向け模索を始めた。父子の死去後、組織の高齢化と弱体化が進む中で、同市を地盤とする小沢一郎民主党元代表の勢力に対抗する「最後のとりで」を失ったダメージは大きい。4年後の次期県議選に向け、組織再構築と有力候補発掘ができなければ「椎名イズムは途絶える」と、関係者は危機感をにじませる。
「県議選は結果が実らず、おわびを申し上げる」。水沢日本外交協会が同市内で22日開いた時局講演会の懇親会。会長の亀卦川富夫前県議(71)は冒頭、深々と頭を下げた。出席者には椎名派の顔触れも多く、さながら反省会となった。
椎名父子の元秘書である直系の亀卦川氏が3選に挑んだ9月の県議選奥州選挙区。陣営は高齢の椎名派支持者で選対を固めた結果、過去の選挙戦で善戦した地域も切り崩されるなどして次点で落選。小沢氏率いる民主党の5議席独占を許した。
(2011/11/24)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000006-mailo-l07
県議会:民主、統一会派を維持 社民議員らに参加打診 /福島
毎日新聞 11月24日(木)10時31分配信
民主党は23日、県議選当選者15人が集まり、社民、無所属と組んでいる統一会派「県民連合」の枠組みを継続することを決めた。ただ、名称については「民主・県民連合」として党名を前面に出す方針だ。また、空席になっている県連幹事長には、宗方保総務会長が内定した。
会合後、宗方氏は記者団に対して、社民党の紺野長人氏=福島市、1期▽無所属の西丸武進氏=いわき市、5期=の2議員に会派入りを打診していることを明らかにし、「他の無所属候補にも声を掛けている」と述べた。
県民連合は改選前、自民に次ぐ県議会第2会派として副議長も出していた。会派内では、民主党議員が圧倒的な多数派で、同党内には「会派の中で民主党が主たる役割を果たしていることを明確化すべきだ」との声が根強かった。このため、県議会事務局への届け出名は「民主・県民連合」とする。
この日は、幹事長に宗方氏を推薦することも満場一致で決定した。25日の常任幹事会で正式決定する見通し。
また、今回の選挙戦で、みんなの党の推薦を受けた本田朋氏=二本松市、3期=の処分も同日の常任幹事会で検討する。【種市房子】
11月24日朝刊
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111123ddlk07010267000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/上 原発事故対応、不満根強く /福島
◇活動見えにくく、現職に逆風
県庁で22日、激戦を戦い抜いた新県議に当選証書が手渡された。「しがらみのない若い世代への期待を感じた」。福島市選挙区で初当選した自民の佐藤雅裕氏(45)はやや緊張した面持ちで証書を受け取り、こう振り返った。その理由を、佐藤氏は「政治は何もしてくれない、という有権者の不満の声が強かったから」と語る。
今回は、前回(07年4月)より8人多い新人18人が当選。一方、県議を4期務めたベテランが落選するなど世代交代を印象づけた。
自民は、新人7人が当選し、議席を1増の27に伸ばした。自民県連幹部は「原発事故を巡る政府・民主党や、現職への反発の受け皿となり、議席を伸ばせた」と分析する。
今回の県議選に対する各陣営の一致した見解は「原発事故対応への審判」。新人が大量当選した一方で、落選した前県議は8人(前回6人)に上った。このうち半数を中堅、ベテランが占める。落選した前県議からは「国や知事への要望などで必死になって働いても、地元には結果が見えにくかった」と嘆き節も聞こえてくる。
20議席を狙った民主は1議席減の15議席どまり。落選した7人のうち4人が現職で、県連では「惨敗」との声もささやかれている。福島市選挙区で落選した前県議の陣営幹部は「住民は除染対策で政府、県に不満を募らせている。その影響をまともに受けてしまった」と肩を落とした。
12月9日には定例議会が始まる。除染のあり方、中間貯蔵施設の受け入れ可否、風評被害の払拭(ふっしょく)−−。差し迫った重要課題は目白押しだ。課題を巡り、佐藤雄平知事の政策にどう向き合い、県議会の存在感を発揮できるのか。有権者の願いを受けて誕生した新県議58人には、厳しい監視の目が向けられている。
◇ ◇
原発事故への対応で、国政や県政に対する不信感が広がる中、県議会の勢力図に変化の兆しが見え始めている。県議選を振り返り、課題を展望する。【種市房子】
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111124ddlk07010077000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/下 「選挙どころではない」 /福島
◇同日選で高投票率の町村も
福島第1原発が立地する県議選双葉郡選挙区(定数2)。5人が立候補した激戦区で各陣営は「有権者が県内外に散り散りに避難した状態では、投票率は2〜3割だろう」と予想していた。
ところが、ふたを開けてみると、投票率は54・49%。前回(07年4月)より11・68ポイント減少したが、県の平均を6・98ポイント上回った。
カギを握ったのは首長選や議員選と同日選になった町村だった。避難区域に指定された葛尾村は、前回比13・37ポイント増の88・01%と驚異的な投票率となった。村選管は「避難者の所在確認はほぼ100%で、選挙を周知徹底した。村議選との同日選だったことが投票率アップにつながった」と分析する。同じく避難区域の広野町は同15・17ポイント増の75・17%で、やはり町議選との同日選だった。
他方、避難区域でも全町避難となった富岡町は、市町村別で投票率ワースト2位の39・38%。町長選が無投票で決まった浪江町も前回より23・53ポイント減の46・08%で、有権者8893人が棄権した。ともに県議選のみで、非常時下での選挙執行の難しさを物語る。
県全体の平均投票率は、過去最低の47・51%(前回比9・48ポイント減)。県選管の担当者は「所在確認作業や選挙周知が一定の効果を上げた」としながらも「5割を切ったことは厳しい状況」と険しい表情を見せた。
県平均を押し下げたのは、避難区域だけではない。福島市(44・48%)や郡山市(39・60%)などの市部には、前回より10ポイント以上下がったところもある。有権者の間に「放射線対策で選挙どころではない」「県議会は何をやっていたのか」との不満が根強い。
福島市選挙区で再選を決めた民主現職の石原信市郎氏(44)は「告示日に街頭活動をしていても『選挙なんてやっている場合か』と冷めた空気がまん延していた」と振り返る。震災直後から県議団は現地視察をして、必要な物資や応急処置を要する避難所を県に伝え、県の対応につなげてきたという。だが、今回の投票率を見て「有権者に県議会の活動を伝えきれなかったのが反省点」と自戒した。【種市房子】
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◆双葉郡選挙区の町村別投票率◆
今回 前回
広野町 ○75.17 60.00
楢葉町 45.11 64.05
富岡町 39.38 62.30
川内村 ○85.27 76.97
大熊町 ◎68.35 63.53
双葉町 ○63.67 67.87
浪江町 46.08 69.61
葛尾村 ○88.01 74.64
※〇は町村議選とのダブル選挙、◎は首長選、町村議選とのトリプル選挙
毎日新聞 2011年11月24日 地方版
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111220005
3.11後の選択:同日選を終えて
2011年11月22日
県議選双葉郡選挙区で当選し、支援者らとバンザイをする吉田栄光氏=20日午後9時43分、二本松市
●(上)原発の足元で/重なる訴え「廃炉」かすみ
「先が見えない避難生活。被災者にとって精神的苦痛は、日に日に増していると痛感している」。20日夜、二本松市。県議選の双葉郡選挙区でトップ当選した自民現職の吉田栄光氏(47)は、支援者へのあいさつで、言葉をかみしめるようにして語った。
福島第一、第二原発がある双葉郡は大半が避難区域に重なる。激戦を制したのは吉田氏と民主現職の坂本栄司氏(56)だった。
古里を取り戻し、失われた生活への補償を――。避難を続ける人たちの多くに共通する願いだろう。「双葉郡の課題は明確で、求めることはみな同じ。違いは単純に現職だったからというのが大きいのでは」。現職2人が当選した結果を、坂本氏はこう受け止める。
選挙中、無所属新顔の白土正一氏(62)と社民新顔の遠藤陽子氏(61)は2人とも、第一、第二原発を廃炉に、と積極的に訴えた。
白土氏は「第二は大丈夫ではという期待があった。現状を知って、第二の廃炉もやむを得ないと考えるようになった」と言う。
社民党関係者らによると、同党は当初、白土氏の支援も検討したという。白土氏に廃炉の立場を明確にするよう求めたが、折り合いがつかなかったため、9月になって「全国の原発の廃炉」を主張してきた遠藤氏を公認した。
両氏の票は割れ、ともに当選に届かなかったが、「原発に依存してきた双葉郡に2人が出て、廃炉を正面から訴えたことは価値があった」と社民党双葉総支部の佐藤龍彦さんは言う。
一方、現職の2人は選挙中、廃炉の是非をはっきりとは口にしなかった。原発とどう向き合っていくのか、もう少しそれぞれの考えを聞きたかった。
双葉郡の住民が暮らす仮設住宅は県内80カ所以上。遠藤氏の事務所には大きな地図が貼られ、回った仮設住宅にペンで印が付けられていた。その中に、最も南にある広野町もあった。
告示日の10日は広野町を走る遠藤氏の選挙カーを追いかけた。「どうかよろしくお願いします」。緊急時避難準備区域が解除された後も住民の帰還が進まず、ひと気のない町に響く運動員の声。訴えを届けたいのに届かない、陣営のもどかしさが伝わってきた。
県外に避難した人や借り上げ住宅にすむ有権者を探しあてるのは難しく、各陣営の遊説先は仮設住宅に集中した。「早く楢葉に帰してくんちぇえ」「きっちり補償してもらえるよう、どうかがんばって」。候補者と握手をするのは高齢者がほとんどだった。
無所属新顔の青木敏孝氏(40)は選挙中、県外にも足を運んだ。
告示後、いわき市の仮設住宅に住む女性の部屋を訪れると、5人の名刺が並んでいた。
「だれが当選しても、この生活を変えてくれるなら、それでいいんだぁ」。東京で暮らす孫たちの写真をなでながら言った、女性の言葉は今回の選挙を象徴しているような気がした。
地域の人々の願いを形にできるのか。新議員の真価は、これから問われる。(川口敦子)
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震災と原発事故後に行われた同日選。その結果が示したものを考える。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111230001
3.11後の選択 同日選を終えて(中)
2011年11月23日
●重視政策は除染や雇用
新しい県議会は何を議論していくのか。朝日新聞社が県議選の告示前に実施した候補者88人のアンケートから、当選した58人を抽出し、重視する政策を調べたところ、最も多く挙がったのは「地域の除染」だった。
今月に入り、政府は警戒区域などでの除染をモデル事業として開始。だが、県内の多くの自治体が、中間貯蔵施設や仮置き場問題に阻まれ除染は進んでいない。
中間貯蔵施設の県内設置案については、11人が「大いに支持」、38人が「どちらかといえば支持」と、計8割以上の支持があった。
これを届け出や推薦を受けた政党別でみると、民主は当選した15人のうち「大いに支持」が6人、「どちらかといえば支持」が8人だったのに対し、自民は28人中、「大いに支持」が3人だけで、「どちらかといえば支持」が23人と消極的な支持がより目立った。
自民県連政調会長の平出孝朗氏は「どちらかといえば支持」を選んだうえで、「原子力発電所は首都圏のための施設。廃棄物は首都圏で中間貯蔵すべきだと思う」との意見を付けた。
中間貯蔵施設が地元市町村にできるとしたら、「同意する」が12人、「同意しない」が20人、「何ともいえない」が24人だった。
当選後に重視する政策を五つまで選んでもらうと、「地域の除染」(50人)、「放射線に対する健康管理」(48人)、「雇用対策」(41人)が突出。以下、「農林漁業政策」(24人)や「教育・子育て」(23人)と続いた。
また、知事の原発事故後の対応については、「大いに評価する」と「どちらかといえば評価する」が計19人。内訳は民主9人、自民6人、公明2人、無所属2人だった。一方、「どちらかといえば評価しない」「まったく評価しない」は計39人で、民主6人、自民22人、共産5人、公明、社民、みんなの党は各1人、無所属3人だった。具体的には、初期対応、情報開示、被災者や被災市町村への支援、政府を動かす力、除染問題の5項目で、評価しない人が評価する人を上回るマイナス評価となった。プラス評価は賠償問題、県民の健康、復興政策の3項目だった。
県が原発の新規立地を認めず、将来にわたり原発依存度をひき下げていく方針には、52人が「大いに支持」、6人が「どちらかといえば支持」で、新議会でも「脱原発」が継承されるのは確実な情勢だ。
東京電力福島第二原発の廃炉については、「大いに支持」が45人、「どちらかといえば支持」が12人、無回答は1人だった。
事故が起きるまで原子力政策を推進、容認してきた知事や議会の責任は大半が認めた。民主の椎根健雄氏は「東電とのなれ合いで進めてきた責任は重い」と指摘。原発推進派だった双葉郡選出の2人は「責任はあるが、技術的な構造までチェックするのは無理」(民主・坂本栄司氏)、「地震、津波対策ができなかった」(自民・吉田栄光氏)と記した。(大月規義)
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111240001
逆風・受け皿 明暗分ける
2011年11月24日
●3.11後の選択〈同日戦を終えて〉下:新県議会の勢力
県議選の投開票があった20日夜。福島市の民主党県連に集まった幹部は一様に険しい表情だった。「ひとことで言うと大ショック。20人くらいは、との思いがあった」。吉田泉代表は報道陣にそう語った。獲得議席は改選前から一つ減らし、15議席にとどまった。
2007年の前回選挙で、民主は政権交代への期待などを追い風に過去最多の11議席を獲得。その後、無所属議員の合流で議席を増やし、今回も県政第1党を目指し23人を擁立した。
しかし、原発事故を受け、自民や共産の候補者は民主政権の放射性物質の除染や事故対応の遅れを選挙戦で強く批判した。有権者の政権批判も予想以上だった。現職4人が落選、佐藤雄平知事や玄葉光一郎外相の出身地でも議席を得られなかった。
自民は改選前より1議席増の27議席を獲得した。福島市では公認の4人全員が当選して2議席を増やし、郡山市でも5議席を維持した。ただ、目標の単独過半数には届かず、全体の得票率も前回の47%から6ポイント減少。いわき市や田村市・田村郡などで、現職3人が落選した。県連の斎藤健治幹事長は「善戦した。政府にノーという答えが出た」とする一方、当落の差が出た原因を「真剣に震災後対応した候補は強かった」と推測する。
政府批判の受け皿となった共産は、いわき市で戦後初となる2議席を獲得し、伊達市・伊達郡でも公認候補が返り咲いた。5議席を獲得し、目標としていた交渉会派入りを果たした。「放射線への不安に応えるため、地域で線量測定を進めるなど、きめ細かな活動が支持を集めた」と党県委員会の久保田仁委員長は分析する。
県議選の結果を受け、各政党は、多数派工作を加速させている。
自民は無所属で当選した1人を追加公認し、公明党と政策協定を結んだ。2人の無所属議員とも連携し過半数の勢力確保を目指す。
民主は23日の県議団会議で、幹事長を宗方保総務会長とし、無所属議員らとの統一会派「民主・県民連合議員会」を結成することを内定し、社民や無所属県議に結成の打診を始めた。
来年には衆院解散、総選挙も取りざたされる。共産の久保田委員長は「除染や賠償など課題は山積み。会派間の対立よりも、議会として県や国を動かす取り組みが重要」と指摘する。(林義則、井上亮)=おわり
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20111124ddlk06010042000c.html
選挙:米沢市長選 後半戦入り 3氏、支持訴え /山形
任期満了に伴う米沢市長選は27日の投開票に向け後半戦に入った。立候補しているのはいずれも無所属で、新人の温泉旅館女将、関谷幸子氏(61)、新人の老人介護NPO理事長の元市議、鈴木睦夫氏(67)、3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)。3氏は市内を選挙カーで走り支持を訴えている。選挙活動を追った。
◇主婦層ら中心に「手作りの選挙」−−関谷幸子氏
関谷氏の組織は選対本部長を置かず、選挙経験者もいない。後援会長の石栗正人さん(87)は米沢東高時代の恩師。石栗さんは「手作りの選挙」と言う。
選挙活動を支えるのは米沢の未来について話し合うことを狙いに設立した「てんとうむし倶楽部」の会員たち。50〜60代の主婦層が中心。ボランティアでポスター張りなど運動を手伝う。会員は1300人を超え、定期的に開く会合は10回を超えた。毎回、参加者が手作りの漬物などを持ち寄り、政治について語り合う。
地元の小野川温泉や西部地区を中心に選挙カーで市内を丁寧に巡回し訴えている。24日午後7時から置賜総合文化センターで総決起大会を開く予定。【前田洋平】
◇現職への批判層取り込みを狙う−−鈴木睦夫氏
鈴木氏は理事長を務めるNPO法人の関係者や自ら設立した政治団体の支持者らから支援を受け支持拡大を図る。政党や大規模団体からの支援は受けず、無党派層のほか、現職への批判層を中心に政策を訴える運動を進めている。
前回市長選で落選した候補者の支持者の取り込みにも力を入れ票の上積みを狙う。
現在住んでいる相生町や、市議時代の地盤がある矢来地区などを中心に選挙カーで市内をくまなく回る。25、26日には市役所や大型ショッピングセンター、スーパー前など中心街での街頭演説も1日6カ所予定し最後の追い込みを図る。26日は知人の元衆院議員2人も来て応援演説し活動を後押しする予定だ。【浅妻博之】
◇全市に厚い基盤、さらに引き締め−−安部三十郎氏
旧市街地には「みんなの会」(夢のある米沢をみんなでつくる会)、新市街地には地区後援会があり全市に厚い支持基盤を構えている。それでも選対幹部らは口々に「一番の心配は投票率」という。このため「投票に行くように」と支持者らを引き締める。「今後の市政運営のためにも前回並み(2万票台)は獲得したい」という。
日中は選挙カーで市内を回り、街頭演説に立つ。告示後の3日間でほぼ全域に顔を見せた。23日は板谷地区など山間地を皮切りに市内を回った。夜は連日3、4カ所で個人演説会を開く。
24日夜には金池の「グランドホクヨウ」で決起集会を予定。26日午後7時半から市役所前で最後の支持を訴える。【近藤隆志】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111126-OYT8T00524.htm
社民統一会派離脱へ
民主の名称変更方針に反発
社民党県連は25日、福島市内で役員会を開き、県議会で民主党などと構成していた統一会派「県民連合」から離脱する方針を決めた。民主党が、会派名を「民主・県民連合」に変更する方針を示したことに反発した。12月3日の常任幹事会で正式決定する見通し。
一方、民主党県連は25日、常任幹事会を開き、党県連の新役員を決定した。幹事長に宗方保氏(須賀川市岩瀬郡区)、政調会長に宮下雅志氏(会津若松市区)、総務会長に三村博昭氏(白河市西白河郡区)が選出された。統一会派について宗方幹事長は、「時間がかかっても(名称変更を)ご理解いただき、今後も協力してやっていきたい」と、引き続き社民党に参加を呼び掛ける考えを示した。
(2011年11月26日 読売新聞)
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111261
自民、正副議長独占へ 県議会
2011年11月26日 09時58分配信
自民党県連は25日、県議会改選に伴う執行部人事で幹事長に政調会長の平出孝朗氏(55)=会津若松市、4期=を起用する新体制を内定するとともに、議長候補に幹事長の斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期=、副議長候補に総務会長の斎藤勝利氏(67)=相馬市・相馬郡(新地町)、4期=を選出した。
民主党県連も同日、宗方保氏(63)=須賀川市・岩瀬郡、4期=を幹事長とする新役員体制を決めた。
自民は民主との「協調路線」から一転、正副議長ポストを独占して「第一会派」としての発言力を強める構えで、改選後の議会運営は緊迫の度を増す。
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得票率ベースで見るととても党勢が回復したとはいえないのでは。党員の高齢化等による党勢の衰退傾向がこの一連の選挙結果からとまったと考えるのは早計。低投票率や個別の選挙区事情によるものと考えるのが自然では。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000075-san-pol
共産、被災地選挙でじわり 他勢力「支援は票目当て」
産経新聞 11月27日(日)7時55分配信
東日本大震災の被災地で共産党がじわじわと勢力を増殖させている。岩手、宮城、福島の被災3県の県議選ではいずれも前回を上回る議席を獲得し、震災後の組織的な義援金配布やボランティア活動が原動力となって保守系支持者を取り込んだケースもある。他の勢力は「票集めのための被災地支援。地方行政の運営に支障が出かねない」と牽制(けんせい)している。(伊藤真呂武、荒船清太)
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福島県議選の投開票が行われた20日夜。同県いわき市の同市漁協四倉支所長、鈴木三則さん(61)は自宅のテレビで共産党候補の当選を確認して喜んだ。
「応援したかいがあった。しがらみはあったけど、他の党は何もしてくれなかったから…」。長年、自民党を支持してきた鈴木さん。1月には同党候補から「今年もお願いします」と頼まれていただけに、苦渋の決断だった。
共産党は同市選挙区で初めて2議席を獲得するなど改選前の3議席から5議席に伸長。投票率の低下で全体の得票数は減らしたが、得票率は前回の8・12%から8・70%に伸ばした。
同党は震災後、9億円の義援金を被災自治体や支援団体などに寄贈。党員を動員し、炊き出しや家の片付け、放射能測定などのボランティア活動を展開した。
津波被害を受けた四倉漁港にある漁具倉庫は、同党から贈られた100万円を元手に再建された。鈴木さんは「あれは生きたゼニだった。議会活動よりも、支援活動こそ政治の大事な仕事。選挙目当てだったとしてもいい」と感謝する。
鈴木さんは同党候補の「応援者紹介カード」に、漁協組合員約60人の連絡先を書き込んで送付。市田忠義書記局長の応援演説には、漁協組合長に頼まれて異例の出席をした。
同党は他の被災地選挙でも軒並み勢力を伸ばしている。仙台市議選、岩手県議選で各1議席増。宮城県議選では2議席から4議席に倍増させ、最大の被災地である石巻選挙区で初の議席も獲得した。
同党宮城県委員会からは「救援活動は党に対する信頼を深め、選挙戦での前進の大きな力にもなった」と“勝利宣言”が出された。
一方、保守系県議の後援会事務所は「われわれのボランティアはあくまで事務所レベル。票集めにつながるからといって、共産党のように組織を動員することはできない」と嘆く。
共産党は福島県議会では代表質問が可能になる交渉会派に復帰し、脱原発での議会工作を加速させそうだ。自民党関係者は「実質的な議論よりも、脱原発などの反論しにくい質問で議会運営の手足を縛られかねない。躍進は歓迎できない」と警戒を強めている。
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■主な被災地選挙での共産党の結果
投開票日 獲得議席(得票率) 前回議席(得票率)
仙台市議 8月28日 7(10.92%) 6(10.28%)
岩手県議 9月11日 2( 4.45%) 1( 4.37%)
宮城県議 11月13日 4( 7.33%) 2( 7.25%)
福島県議 11月20日 5( 8.70%) 3( 8.12%)
最終更新:11月27日(日)7時55分
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000074-mai-pol
<米沢市長選>安部三十郎氏が3選
毎日新聞 11月27日(日)23時30分配信
山形県米沢市長選は27日、投開票され安部三十郎氏(58)が3選。旅館業の関谷幸子氏(61)▽NPO理事長の鈴木睦夫氏(67)を破る。投票率は49.78%。
確定得票数次の通り。
当24800 安部三十郎=無現<3>
6366 関谷 幸子=無新
3035 鈴木 睦夫=無新
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女ヤッて金もらえるの?(人・ω・)♂ http://ylm.me/
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000001-mailo-l07
民主県連:本田氏を除籍 県議選でみんな推薦受け /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信
民主党県連は28日、県議選(20日投開票)に民主党公認として立候補し、再選された本田朋氏(37)=二本松市、3期=を同日付で除籍処分とし、公認を取り消したと発表した。本田氏が県議選でみんなの党推薦を受けたことや、選挙期間中に同党所属議員の応援演説を受けたことなどが、民主党の倫理規定に反するとされた。
民主県連倫理委員会の三村博昭委員長らによると、本田氏は26日の委員らの聞き取りに対し、「選挙区で極めて深刻な事情があった。ご迷惑をおかけした。覚悟の上での行動だった」と語ったという。本田氏は党県連で青年局長や副政調会長を務めていた。【泉谷由梨子】
11月29日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000000-mailo-l07
県議会:自民、正副議長独占へ 無所属とみんなは交渉会派 /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信
県議会改選を受け、各会派が28日、結成届を事務局に提出した。第1会派の自民は佐藤雄平知事を支えた民主系との融和路線から一転、公明との連携で過半数を得て、正副議長など主要ポストを奪取し、発言力を強める構え。対する民主は、社民らとの統一会派「県民連合」を解消し、「民主・県民連合」に改めた。みんなと無所属は新たに「ふくしま未来ネットワーク」を発足。共産とともに、代表質問などができる交渉会派入りした。激しい論戦が交わされる見通しで、佐藤知事の議会運営も変化を迫られそうだ。【泉谷由梨子、関雄輔】
定数は58。各会派の人数は、自民28人▽民主・県民15人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人▽社民1人。
自民は28日の議員会議で、正副議長を独占、六つの常任委員会の正副委員長を公明と分け合う方針を確認した。4年前に県民連合に明け渡した副議長職を取り戻し、佐藤知事との協調路線から転じて第1会派としての発言力を強める狙いだ。
議長候補は斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期、副議長候補は斎藤勝利氏(67)=相馬市・新地町、4期。12月9日開会の県議会本会議で選任される見込み。平出孝朗幹事長は「議会を引っ張っていく。我々は一致結束して議会にあたりたい」と強調した。
対する民主・県民には28日付で除籍、公認取り消しとなった本田朋氏(37)=二本松市、3期=を除く14人に、無所属の西丸武進氏(67)=いわき市、5期=が加わった。たもとを分かった社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は一人会派を結成した。民主の宗方保幹事長は「(自民方針は)多数決なのでやむを得ないがそんなことで今後の議会運営ができるのか。こちらは政調組織を強化し備える」と話した。
また、みんな新人の水野さち子氏(49)=会津若松市=や、本田氏ら無所属の計6人で「未来ネット」を新たに発足。ここには、自民が当初連携を打診していた本田仁一氏(49)=田村市・田村郡、星公正氏(58)=南会津郡=の保守系2新人も加入している。代表に就いた無所属新人の高野光二氏(59)=南相馬市・飯舘村=は「それぞれ党派はあるが、県民党としてやっていく。個人の意見を尊重する」とし、会派としては議案の賛否などを拘束しない方針を示した。
11月29日朝刊
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>>2120>>2126
県議会のホームページでは30日現在、民主・県民連合に社民も加わっていますね。
一人では交渉会派に入れないので途中で社民が折れたんでしょうか。
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111201ddlk02010242000c.html
政治資金収支報告書:10年、4.4%減15億203万円 景気低迷を反映か /青森
県選挙管理委員会は30日、政治資金規正法に基づき10年分の政治資金収支報告書を公表した。収支報告書の提出義務のある政治団体は10年末現在で計984団体で、前年に比べ9団体増えた。前年繰越額を除いた収入額は計15億203万円で、前年比4・4%減となった。昨年7月に参院選があったものの、低迷を続ける景気を反映してか、団体からの寄付などが減ったことが影響したとみられる。【吉田勝】
■政党
収入のトップは、県内に108の政治団体を抱える自民で、3億5390万円。前年より20・2%、8930万円減った。党本部からの交付金と法人など団体からの寄付がいずれも30%余減ったことが主な要因とみられる。
次いで、共産2億7832万円(前年比6・4%増)▽民主1億6379万円(同10・1%増)▽公明4355万円(60・4%増)▽社民3743万円(同10・7%増)▽たちあがれ日本1695万円(10年5月設立のため前年比較なし)−−などとなっている。
■政党以外
県内の政党以外の政治団体(資金管理団体とその他の政治団体)は県内に805あり、収入総額は6億806万円で、前年より7・4%、4827万円減った。
最も収入が多かったのは、今年6月に3選を果たした三村申吾知事の三村申吾後援会で5044万円。前年より477万円、10・5%増加した。次いで、衆院議員の大島理森後援会3375万円▽青森県医師連盟3010万円▽参院議員の山崎力後援会2105万円▽衆院議員の木村太郎後援会連合会2094万円−−と続いた。
■資金パーティー
政治団体が開催した政治資金パーティーは22件(19団体)あり、収入総額は1億7403万円で、前年比65万円減。収入額が1000万円以上の「特定パーティー」は、昨年より1団体減り4団体が開いた。特定パーティーによる収入総額は1億233万円で、前年に比べて1653万円、13・9%減少した。
最も収入が多かったのは、「三村申吾君を励ます会」(三村申吾後援会)の3628万円。前年も3548万円でトップだった。次いで、「自由民主党青森県政経セミナー」(自民党県連)の3234万円、「大島理森君を激励する会」(大島理森後援会)の2116万円などとなった。
毎日新聞 2011年12月1日 地方版
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111201ddlk07010137000c.html
県議会:社民・紺野県議、民主会派に再加入 /福島
県議会の会派構成で、社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は29日付で、離脱した民主、無所属による統一会派「民主・県民連合」に再加入する届を議会事務局に提出した。社民会派は消滅し、民主・社民系などによる統一会派が継続されることになった。
変更後の会派構成は次の通り。(定数58)自民28人▽民主・県民16人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人。【泉谷由梨子】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20111130-OYT8T00056.htm
政治資金 11.5%減の16億
2010年分 選挙少なく寄付など減少
県選挙管理委員会は29日、県内で活動する政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表した。943団体の収入総額は計16億3112万円で、前年から11・5%(2億1167万円)減った。県選管は「10年は参議院選挙があったものの地方選挙が少なく、政治活動の諸経費が抑えられ、寄付や交付金が減少した」とみている。
団体別の収入状況では、政党が前年比1・0%増の計8億8616万円と昨年に続いて増加。党本部などからの交付金が3億9930万円、個人や企業・団体からの寄付が2億2352万円で、ともに前年を割り込んだが、機関紙の発行事業などによる収入が前年の3倍近くに伸びた。
一方で、寄付の減少が響き、資金管理団体が同29・0%減の計2億513万円、その他の政治団体が同20・2%減の計5億3983万円と、それぞれ減少に転じた。
政党別に見ると、自民党が4億558万円で最も多く、次いで共産党が2億4617万円、民主党が1億1589万円となった。ただ、自民党が前年から4・9%減ったのに対し、前年に90%近い伸び率を示した民主党は10年も23・9%増と収入を伸ばした。
政党以外の政治団体で、前年繰越金を含む収入総額が1000万円を超えた団体は、資金管理団体で4団体。業界団体や政治家の後援会など、その他の政治団体では12団体あった。
資金管理団体で最も多かったのは、佐竹知事の「地域経済研究会」の4672万円で、政治資金パーティーによる事業収入2818万円のほか、1415万円の寄付があった。自民党の衆院秋田1区支部長に選任された冨樫博之県議の「樫の会」が1965万円、穂積志・秋田市長の「穂積志政策研究会」が1458万円で続いた。
943団体の支出総額は、前年比17・0%(2億4098万円)減の計11億7907万円。政党が同1・2%減の計7億352万円、資金管理団体が同42・5%減の計1億4279万円、その他の政治団体が同27・6%減の計3億3275万円で、いずれも減少した。内訳を見ると、組織活動費や選挙関係費などの政治活動費が7億1427万円と前年から2億円以上抑えられた。
(2011年11月30日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111129-OYT8T01231.htm
昨年の政治資金14%減
民主横ばい、自民大幅減
県選管は29日、2010年分の県内の政党・政治団体の政治資金収支報告書(県選管所管分)を公表した。政党と政治団体が1年間に集めた政治資金の収入総額は前年比13・9%減の18億8667万円だった。政党別では、自民党が大幅に収入を減らし、政権交代後の資金力低迷を如実に示す結果となった。政党・政治団体の支出総額は同13・9%減の18億5877万円。収入、支出ともに大幅に減ったのは、衆院選や知事選、仙台市長選があった09年に比べ、10年は大型選挙が参院選のみだったことも影響したと見られる。
政党全体の1年間の収入額(繰越金は除く)は前年比17・0%減の11億9963万円。目立ったのは、自民党の大幅減。同党の収入は前年の5億8684万円から44・9%減で、トップの座を明け渡した。政権獲得から2年目の民主党の収入は2億1712万円で前年とほぼ横ばいだった。
今回のトップは4億6680万円の共産党。今回初めて報告書を提出したみんなの党は1300万円だった。
政党以外の政治団体の収入総額(前年からの繰越金を含む)では、前年5位の桜井充後援会が4939万円で1位。県医師連盟、中野正志後援会が続いた。中野正志氏は10年7月の参院選の比例選に自民党から出馬したが、落選した。
政治資金パーティーを開いたのは28団体で、前年の29団体をわずかに下回った。収入総額も1億3468万円で、前年の1億4515万円から微減だった。収入が1000万円以上の「特定パーティー」は、自民党県連(収入3676万円)、桜井充後援会(同2142万円)の2件だった。
報告書未提出2団体 政治資金規正法で義務づけられた報告書の提出を28日までに県選管にしなかった政党支部は、いずれも自民党の北上支部(山中祐弘代表)と県第5選挙区支部(斎藤正美代表)の2団体だった。2年連続で未提出の場合、政治活動が行えない団体として指定されるが、2支部は、いずれも前年は報告書を提出したという。
津波で書類流出も 県選管に届け出ている1221団体のうち、1000団体が2010年分の報告書を提出した。提出率は81・9%。このうち、自民党の石巻、女川、気仙沼の各支部や小野寺五典後援会、共産党県東部地区委員会など沿岸部12団体が、津波被害などで会計帳簿など関係書類を失い、報告書の内容を完全に記載できなかったと申し出た。
(2011年11月30日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111202ddlk02010202000c.html
松橋・田子町長:辞職願を提出 病気療養中、長期リハビリで /青森
田子町の松橋良則町長(68)は1日、沢口勝町議会議長宛てに辞職願を提出し、受理された。内容は「一身上の都合」としている。今年8月から病気療養のため、公務を休んでいた。約2カ月入院し、現在は退院しているが、長期のリハビリが必要なことから辞職したとみられる。
沢口議長は2日にも町選管に辞職願を通知する。公職選挙法では通知日から50日以内に町長選が行われる。【松沢康】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t13022.htm
議長就任直後、辞職の勧告 宮城・丸森町議会
宮城県丸森町議会(定数16)は1日、改選後初となる12月定例会を開き、議長に海川正則氏(65)、副議長に加藤宗郎氏(65)を選出。正副議長選の直後、海川議長に対する辞職勧告決議案が提出、否決された。議長就任日の同決議案提出は「聞いたことがない」(町議会事務局)という。
町議選(11月13日投票)で使われた海川氏の選挙ポスターについて、決議案を提出した議員は「存在しない掲示責任者の名前を虚偽に表示した。町民を欺く行為だ」と提案理由を述べた。
海川議長の退席後に採決した結果、賛成7、反対7の同数となった。副議長裁決で加藤副議長が反対に回り、決議案は否決された。議長選での海川氏の得票は9だった。
海川議長は「4年前のポスターを再利用した。その間に掲示責任者が死亡したのに、名前の修正が徹底されなかった。ミスは認めるが、議長の責任を問われるものではない」と話している。
2011年12月02日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111202-OYT8T01351.htm
奥州市、「副県都」を返上?
総合計画から削除案 一関に人口抜かれ
2006年の合併時に「副県都」構想を掲げ、市総合計画にも「副県都」という言葉を盛り込んだ奥州市が、この言葉を計画から削除するかで揺れている。今年9月に旧藤沢町を編入合併した一関市の人口が奥州市を抜き、県内2位となったからだ。
奥州市は06年2月20日、5市町村が合併、人口13万1272人と盛岡市に次ぐ県内2位の人口となった。同市は翌07年から10年間の総合計画で、目指すべき都市像を「歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都」とし、副県都としての街づくりを進めてきた。
市は計画策定時、11年の人口を12万8600人と見込んだが、少子高齢化が進み、10月末の人口は約3000人少ない12万5539人。9月に旧藤沢町と合併した一関市の10月末の人口は12万8531人で、奥州市を抜き県内2位となった。
このため、市は11月に各地で開いた市政懇談会で、計画から「副県都」という言葉を外すと説明。目指すべき市のイメージは、「高度な水準をめざす『教育と医療のまち』」や「地域が支え育てる『農業のまち』」などとした。しかし、出席者から「人口以外にも、副県都を目指す理由がある。副県都という言葉を外さないでほしい」という声が上がった。また、ある市議からは、「農業生産高など産業面で県内第2位を目指せる」などの意見も出て、市は再度、検討中だ。
(2011年12月3日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/akita/news/20111206ddlk05010039000c.html
大館市:本庁舎、耐震補強を転換 「移転」か「全面改築」へ /秋田
◇「長期使用に不安」
大館市は東日本大震災を受け、耐震補強工事を計画していた本庁舎(同市中城)について、「移転」と「現庁舎全面改築」の2案で検討していく方針に転換した。「耐震補強を行ったとしても長期使用に不安がある」というのが理由。懸案だった庁舎整備について、市が2案の方針を示したのは初めて。
5日の市議会定例議会一般質問に答え、小畑元市長が明らかにした。市総務課によると、鉄筋コンクリート3階建ての本庁舎は1954(昭和29)年建築。76年に増築し、現在は広さ約4500平方メートル。老朽化が進み、09、10両年度実施の耐震診断で補強工事の必要性を指摘され、今年度設計、12年度施工の準備を進めていた。
しかし、東日本大震災はマグニチュード9、最大震度7を記録。従来の耐震計画の想定を大きく上回り、防災拠点として、より強度の高い庁舎整備が求められている。市は再検討に際し、現庁舎を耐震補強する▽市所有の旧正札竹村本館・新館を改修し移転▽現庁舎を全面改築−−の3案を基に、建物の強度、経費、耐用年数などを比較。その結果、今後約30年にわたって、防災拠点としての機能を備えた庁舎を想定した場合、現庁舎は今のコンクリート設計基準強度を満たさず、旧正札竹村本館・新館は強度を保っていることが分かった。
このため、市は旧正札竹村本館・新館を改修して移転する案と、現庁舎を改築する案の2案を基に、具体的に検討することにした。小畑市長は「今後は市民の声を広く聞きながら検討を重ねていく」としている。【田村彦志】
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/07/kiji/K20111207002191280.html
福島県議会の自公両会派“西山氏、来るな”
女性スキャンダルで懲戒処分を受けた西山英彦・経済産業省元官房審議官(54)が、環境省福島除染推進チーム次長に就任した人事について、福島県議会の自民、公明両会派は6日、西山氏の解任を求める要望書を県に提出した。西山氏を「よりによって更迭された人物」と表し、次長就任は「県民感情を逆なでしている」と批判。国に抗議するよう求めた。
自民、公明両会派の県議5人が午後3時すぎ、県庁を訪問。佐藤雄平知事あての要望書を内堀雅雄副知事に手渡した。
要望書では「着実に除染を進めるには、信頼関係のもと緊密に連携しなければならない」と指摘。「よりによって更迭された人物を除染の責任者にする人事は、あまりにも県民感情を逆なでしており、言語道断と言わざるを得ない」とした。内堀副知事は「国にしっかり伝えていく。真剣に対応したい」と応じた。
西山氏は原発事故発生後、会見で経産省原子力安全・保安院のスポークスマンを務め、お茶の間にも広く知られたが、6月に一部週刊誌で女性職員との不倫が報じられ更迭。9月、勤務時間中に省内で女性職員と不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の懲戒処分を受けた。
環境省は11月18日、西山氏を福島除染推進チームの次長とする人事を発令。関係者からは「左遷」との見方が出ていた。
自民党福島県連の斎藤和夫事務局長によると、西山氏の次長就任は報道で知ったといい、「信じられない思いだった」と憤慨。「除染は福島の最大の問題。原発事故のさなかに女性スキャンダルを起こして更迭された人と、県民は信頼関係を結べない」と強調した。
福島県議会は定数58で、自民会派が28人、公明会派が3人。民主会派の16人を大きく上回る計31人で、西山氏にNOを突き付けたことになる。
環境省秘書課によると、西山氏は次長就任後、1回福島入りしたが、その後は東京で勤務。現在は除染のモデル事業について各省庁間の調整などに当たっているという。
細野豪志環境相は1日の参院東日本大震災復興特別委員会で、社民党の吉田忠智議員から西山氏の人事について「不適切」と指摘され、「福島の皆さんもいろいろ思いがあるので、本人は表に出ることなく、必要な時は地元に行く」と答弁していた。
同省は今回の解任要望について「現段階でコメントは差し控えたい」としている。
▽西山氏の女性スキャンダル 6月に週刊新潮が、経産省勤務の20代後半の独身女性と都内の路上でキスする様子などを報道。同23日に海江田万里経産相(当時)から口頭で厳重注意を受け、「(記事が)掲載されたこと自体、私の至らなさを示している」などと謝罪。同29日にスポークスマン役を更迭され、7月15日付の人事で官房審議官から官房付になった。9月30日に、3月下旬から6月ごろにかけて、省内の審議官室で女性職員とキスや抱擁など不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の処分を受けた。相手の女性職員も同日付で訓告処分。
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>>1930>>1933-1934>>1937
>>2031-2034>>2055
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111207-OYT8T00053.htm
大石田町の入札汚職 前町長の情状争点に
あす初公判
大石田町発注の公共事業の指名競争入札を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた前町長の阿部孝義被告(75)の初公判が8日午後、山形地裁で開かれる。阿部被告は起訴事実を認める方針で、争点は量刑を決める情状面に絞られ、早期に結審する見通し。一方で、事件当時の詳細なやり取りや、便宜供与が入札にどのように影響したかは、具体的には明らかになっておらず、法廷での発言や主張が注目される。
起訴状などでは、大石田町長(当時)の阿部被告は2007年6月12日、町役場内の町長室で、尾花沢市の建設会社社長から、町発注の町道流雪溝工事の指名競争入札で同町の企業1社を外すように自身の支援者を仲介して依頼を受け、承諾。同8月11日、自宅敷地内の寺院で、現金100万円を受け取ったとされる。社長は贈賄罪の時効(3年)が成立している。
便宜供与の依頼があった大石田町役場 関係者によると、阿部被告の弁護側は、事実関係は認めたうえで、〈1〉わいろの認識時期〈2〉企業を指名から外した際の心情――について争う予定。〈1〉については「金は返すつもりで机に入れた後、自分のものになったと感じて使った」と訴え、〈2〉は「以前から企業に仕事上の問題があったため、入札から外そうと考えており、社長からの依頼に後押しされた」と主張する方針という。
今回の事件を巡っては、首長に権限が過度に集中していた同町の指名競争入札のあり方が問われている。阿部被告が、町幹部で構成する「審査会」の後に独断で企業1社を外したとされるが、阿部被告と町職員らの間で、どのようなやり取りがあったかは、不透明な部分が多く、法廷で明らかになるのかが注目される。
また、問題の町道流雪溝工事の入札(予定価格4440万円)は、大石田町と尾花沢市の計7社が参加し、阿部被告に便宜供与を求めた建設会社が4200万円で落札。落札率は約95%と高率で、「事件に絡んで談合があった可能性がある」(複数の捜査関係者)という。今回の便宜供与が、入札にどのように影響したかは公には明確になっていないが、事件の背景の重要な要素の1つであるため、法廷で検察側や弁護側が、主張の中で言及する可能性もある。
阿部被告は9月25日、県警に逮捕され、勾留中の10月3日付で大石田町長の辞職願が受理された。山形地検が同14日に起訴し、同17日に保釈されている。
(2011年12月7日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001112070003
「国体開催へ」市町村に戸惑い
2011年12月07日
「復興のシンボルと位置付け、開催する」。震災の影響で開催か延期かが焦点になっていた2016年の岩手国体について、達増拓也知事が開催を正式に表明した。県は民間団体の力を借りて震災復興との両立を目指すが、前例のない形式に市町村の担当者には戸惑いもある。
「岩手の復興を国民に宣言する場になれば」。こう歓迎するのはラグビーとトライアスロンを予定する釜石市の担当者。「復興後の開催が望ましい」と注文を付けていた大槌町も「復興の後押しになる」(伊藤正治教育長)と期待する声が上がる。
県の調査では、沿岸被災地を含めて開催に否定的な市町村はなかった。ただ、被災した競技会場の再建や見直しはこれからだ。ソフトバレーボールの会場が被災した大槌町は「練習、宿泊施設など、どのくらい整備できるか分からない」。軟式野球場ががれき置き場になった宮古市は、他の自治体に開催を打診中だ。
最大の課題は、人員と予算の確保だ。市町村の開催費用は総額99億円に絞り込んだものの、県が負担する開催費用118億円のうち7割が施設整備費。この経費をどれだけ削減し、民間団体からどの程度寄付や協力が仰げるかによって、開催規模は変わる。
開・閉会式を担当する北上市は「施設整備は県にお願いしたい部分が多い。どういうスタンスで開くのか早く示して欲しい」と不安もみせる。10競技を予定する盛岡市の担当者はこうくぎを刺した。「開催は喜ばしいが、運営費の試算など詳細を県が出すまで具体的には動きづらい」
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001112100002
みんなの党、手探りの駆け出し議員
2011年12月10日
みんなの党として初の一般質問に臨む境恒春議員(手前)=県議会
初挑戦の仙台市議選、県議選で計6人が当選し、県内での躍進ぶりを印象付けたみんなの党。うち5人は40〜30代で政治経験はないに等しく、戸惑いながらの議員活動だ。他の政党は「お手並み拝見」といったところ。議会に新風を吹き込めるのか。
「被災地では怖くて道路が渡れない。視界の悪くなる夕方以降は、外出ができないという不安の声が多く寄せられている」
同党の境恒春議員(32)が9日、県議会で初めての一般質問に立ち、被災地で信号機の復旧が遅れていることを指摘した。「政治経験がないので、過去の一般質問の映像や傍聴した経験を参考に文章の構成を考えた」と言う。
初の当選を決めてからまだ1カ月。みんなの党会派に所属する境氏と堀内周光氏(35)の2人は、議会のルールや慣習に戸惑うことが少なくない。
「失敗」もした。先月30日の本会議。県職員の給与を平均0・29%引き下げる条例改正案に「削減幅が足りない」と、会派として反対した。
だが、その前に開かれた総務企画委員会では堀内氏が出席していたにもかかわらず、議案は全会一致で賛成となった。起立や挙手を求めない表決方法だったため、「『反対』と返事しないと賛成になると知らなかった」と堀内氏。
一方の仙台市議会。「県議会と違って、こっちには代表がいてよかったと3人で話すことがある」。同党市議の小野寺淳一氏(45)は、率直に打ち明ける。
その代表は当選6回を数える柳橋邦彦氏(71)。市議会棟の同党会派控室では9日午前、柳橋氏の前で、小野寺氏ら1年生議員3人が演説原稿を朗読した。12日以降、それぞれが行う一般質問の予行演習だった。
「ゆっくり水が流れるように読む」「『いただけないか』という言葉はいらない。我々は市当局にお願いする立場じゃない」
そんな指示をした柳橋氏は「演説はまだまだだが、3人は震災を経て問題意識を持って議員になった。意気込みを感じる」と話す。
2005〜07年に議長を務めた柳橋氏。09年の市長選で敗れた因縁もあり、「復興のスピード感がなく、存在感もない」と奥山恵美子市長に批判的だ。
ベテランが若手を引っ張り、市議会の台風の目になれるのか。ほかの会派は、まだ様子見の状況だ=表。自民党・仙台から選出された佐藤正昭議長は「どんな活動をするのか、まだ評価はできない。市民もそうだろう。4年後の選挙で真価が問われる」と語った。(鈴木剛志、高橋昌宏)
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http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20111210-875008.html
サスケ公開レコで「もう選挙出ない」
レコーディングを行ったザ・グレート・サスケ プロレスラーで元岩手県議会議員のザ・グレート・サスケ(42)が9日、都内で東日本大震災の復興アルバム「みちのく魂」の公開レコーディングを行った。現在も岩手・盛岡市に住み、3月11日も同市で被災し、6月から温めていた企画。CDは14曲+サスケの語り「復興宣言」からなるミニアルバム。「私は津波の被害は受けていない、生き残ってしまった東北人。何かできないかと思った」とサスケ。今回のCD制作には岩手・陸前高田市で兄を亡くしたバンドHAZEのボーカル霞さんも参加した。07年まで県議を務めたサスケだが同年の県知事選に出馬し、落選。今年9月にも県議選で落選した。今後については「もう選挙には出ません」と事実上の政治家引退を表明した。
[2011年12月10日10時43分 紙面から]
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111219-OYT1T00209.htm
町が分断、見通し明るい…帰還メドで反応に差
3大臣との会談後、記者団の質問に答える佐藤知事 政府が、現在立ち入り禁止となっている警戒区域を、年間放射線量で三つに分けて見直すという案を福島第一原発周辺市町村に示した18日、首長らは様々な反応を見せた。
「町が分断される」「見通しは明るい」――。見直しの結果、住民帰還のメドが立ちそうな自治体と、そうでない自治体との間で、受け止め方に違いが出た。
平野復興相、枝野経済産業相、細野原発相は、同日午後、県庁で佐藤知事と会談した後、福島市内のホテルで福島第一原発周辺市町村長との意見交換会に臨んだ。席上、政府側から20ミリ・シーベルト未満は避難指示解除準備区域、20ミリ・シーベルト以上50ミリ・シーベルト未満は居住制限区域、50ミリ・シーベルト以上は帰還困難区域とする案が示された。意見交換会は冒頭以外は非公開で、終了後、首長らが報道陣に感想を述べた。
同原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は、国から新たな三つの区域の見直し案が示されると、町内の大半が5年以上帰還が難しい帰還困難区域に指定されるのではと懸念した。「子供たちなど町民を放射線量の高い状態にさらすわけにはいかず、(今の状態で帰還するという)冒険はさせたくない。致し方ないのかなと思う」と話した。同じく同原発が立地する、大熊町の渡辺利綱町長も「町の大半が居住制限区域になり、分断されることも考えられる。持ち帰ってしっかり検討しないとならない」と厳しい見方を示した。
新しい区分けで、町が三つの区域に分かれると説明された浪江町の馬場有町長は、「これでは町が分断されてしまう」と批判した。
一方、今回集まった市町村の中で、比較的放射線量が低い楢葉町の草野孝町長は、「(帰還への)見通しは大変明るいと思う。希望を持っている」と前向きに受け止めた。その上で、「帰宅できるようになったとしても、町に自主財源はなく、復興事業ができない。原子力発電所がある限りは、原発関連の交付金を継続してほしい」と注文をつけた。ほぼ全域が年間放射線量20ミリ・シーベルト未満とみられる川内村の遠藤雄幸村長も、「20ミリ・シーベルトという一つの基準が示されたことについては評価したい」と述べた。村の復興計画では、来年3月末までに全村民の帰還を目指しているが、国が4月をめどに警戒区域を見直すとしているので、一部の地域では4月以降にずれ込む可能性が出てきた。
計画的避難区域になっている山木屋地区など森林が多い川俣町の古川道郎町長は、「山は生活圏。政府に対しては、除染を徹底してやることを求めた」と述べた。
(2011年12月19日21時31分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000002-khks-l07
避難区域再編案、線引きに不満も 首長、評価と戸惑い交錯
河北新報 12月19日(月)6時10分配信
福島第1原発事故で、政府が18日示した避難区域の再編案には長期間の避難を求める「帰還困難区域」と、帰還を前提とする「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」で線引きする方針が盛り込まれた。地元市町村長からは「一定の前進」と評価する声が上がる一方、「住民にどう説明するのか」との戸惑いが広がった。
大熊町は第1原発1〜4号機が立地し、町の相当部分が帰還困難区域に指定される見込みだ。渡辺利綱町長は「大きな方向性が示されたことは評価する」と受け止めた。その上で「われわれには戻って生活する権利があり、住める環境にするのが(東京電力と国の)義務」と語った。
富岡町は3区域が混在する可能性がある。遠藤勝也町長は「一つの町を分断するなら大問題。町は全町民を支えるために国と協議する」と説明した。
浪江町は山間部が帰還困難区域、沿岸部が居住制限区域、避難指示解除準備区域に主に色分けされる見通しが強まった。馬場有町長は「町を分断する区域設定は受け入れられない」と反発した。
南相馬市は9月末に中心部の緊急時避難準備区域指定が解除されたが、その後も医療環境などの復旧が進んでいない。桜井勝延市長は「除染も健康検査も市が率先して行っている。国の対応はスピード感がない」と苦言を呈した。
福島県の佐藤雄平知事は県庁で枝野幸男経済産業相ら3閣僚と会談した。その席で、野田佳彦首相が原発事故収束に向けた工程表のステップ2が完了した際、工程途中なのに「事故収束」と断言したことを問題視し、「容認できない」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000066-mai-soci
<警戒区域再編方針案>「町を分断するのか」 首長ら不信感
毎日新聞 12月18日(日)21時38分配信
枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相、平野達男復興担当相を迎えて行われた被災市町村との意見交換会=福島市内のホテルで2011年12月18日午後2時59分、竹内幹撮影
政府が18日福島県や市町村側に示した警戒区域の解除・再編方針に対し、当該11市町村の首長らは「町を分断するのか」「帰還に向けた除染やインフラ整備の工程を示す方が先ではないか」など、強い不信感を表した。
枝野幸男経済産業相ら3閣僚がこの日福島市を訪れ、首長らに放射性物質の汚染マップを配り、三つの新たな区域設定の考え方などについて説明した。マップに基づけば、富岡町や浪江町は3分割されることになる。
既に警戒区域と計画的避難区域に二分されている浪江町の馬場有町長は会合後、「町民を分断するようなことはやってはならない」と危機感をあらわにした。年間被ばく線量50ミリシーベルト以上の土地を買い上げる手法についても「にっちもさっちもいかなくなった時の問題で、今の時期は考えられない」と戸惑いを隠さなかった。全域が警戒区域内にある富岡町の遠藤勝也町長も「3区分になることは考えていない。住民が一緒に帰れるのが目標だ」と話した。
一方、福島第1原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は「説明を聞き、町全域が帰還困難区域になると感じた」と話し、「今後は町として一つにまとまりながら、仮の町を設けるということになる。どこに作るかは町民と話し合っていく」と、集団移転の可能性に言及した。
また、南相馬市の桜井勝延市長は「警戒区域は国の責任で除染するということなので、その工程表をまず明確に示すべきだ。ズタズタになったインフラの復旧にも手がつかず、国の方針が見えない」といらだちを見せた。
これに先立ち、枝野氏らと会談した佐藤雄平・福島県知事は「一日も早い帰還を実現するということで、(政府)一丸となってさらに努力してほしい」と述べ、避難区域見直しに向け、政府内に専門チームを設けるよう求めた。【松本惇、清水勝、吉川雄策】
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111203ddlk19040166000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/1 どう考え、どう語ったか /山梨
先月8日夕方、乗車していた仙台行き東北新幹線「Maxやまびこ143号」が新白河駅を通過。目的地の福島県内に入った。稲刈り後の農村風景が車窓に広がる。ちょうど通路のドア上の電光掲示板に、こんな「毎日新聞ニュース」が流れた。
原発事故で避難区域の福島県双葉郡8町村、住民の27%が「戻る気ない」と回答 34歳以下は5割強 福島大調査
福島訪問の目的は、東日本大震災の影響で4月実施が見送られた県議選など統一地方選(投開票20日)の取材応援のためだ。
◆ ◆
福島を訪れるのは06年秋の秋田支局勤務時代、高校野球秋季東北大会の取材以来だ。雨で序盤の試合が順延され、東北各県から集まった同期入社の記者と福島市内の温泉に繰り出し、地場産のキノコや手打ちそばを食べた。太平洋岸に並ぶ原発が、爆発で放射性物質をまき散らす可能性など、考えることもなかった。
今では福島県産の一部地域のキノコは放射能汚染によって、出荷や摂取が制限されている。
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県議選では、双葉郡選挙区(定数2)が、福島第1、2原発がある自治体を含む8町村のエリアだ。ここから5人が立候補した。大半の地域が警戒区域(同原発から半径20キロ)や計画的避難区域になったため、各候補者は、主に内陸の仮設住宅を訴えて回る異例の選挙戦となった。
山梨県から遠く福島県内の選挙戦ではあるが、原発事故は悲しいことに、世界的な関心を集めている。その原発が生み出す電力は、東京電力管内である山梨県にも供給されてきた。福島県議選を通して、候補者や陣営関係者、避難住民が原発をどう考え、どのように語ったのか。山梨県民に報告する。(この連載は岡田悟が担当します)=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111204ddlk19040085000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/2 関心事に触れぬ候補 /山梨
先月の福島市内。見た目は、日常的な風景だった。休日のJR福島駅前は買い物客でにぎわい、中高生が街を自転車で駆け抜ける。
ただ大気中の線量は、原発事故前より高いまま。福島県公式サイトの専用ページによると、福島第1原発から約62キロ離れた県庁横の紅葉山公園の空間線量率測定結果は、同21〜25日時点でも、毎時0・97〜0・98マイクロシーベルトで推移している(甲府市内は事故後も同0・042〜0・072マイクロシーベルト)。
それでも、立ち入りが禁止された原発周辺よりは圧倒的に低い。
選挙取材のため、紅葉に色づく山々を横目にレンタカーを走らせると、カーラジオから、県内の測定結果がまるで天気予報のように伝えられる。
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福島市や二本松市、郡山市などがある県中央部(通称「中通り」)には、事故を起こした原発がある双葉郡8町村の一部が臨時役場を設けるなどし、避難者が多く暮らしている。広い空き地やグラウンドには大抵、仮設住宅のプレハブが並んでいた。
4月に実施予定だった統一地方選のメーンとなる県議選が告示された先月10日、郡山市の複合施設「ビッグパレットふくしま」周辺の仮設住宅に、民主党現職で双葉郡選挙区(定数2)から2期目を目指す坂本栄司氏(56)が姿を見せ、避難住民を握手して回ってから、訥々(とつとつ)と演説を始めた。
先日、細野(豪志)原発事故担当相と話し、いつ地元に帰還できるのかはっきり示すよう訴えました。除染の範囲を広げ、なるべく早く戻れる地域にします。災害復興住宅の建設、特区制度を活用した働く場所を作るのも重要です。
国民の関心が高い「脱原発」の是非。最大の被害を受けた有権者に対し、自ら「与党の一員」とうたう坂本氏は、演説でこれに触れなかった。=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111205ddlk19040065000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/3 将来への明言避ける /山梨
−−前回選挙では「原発との共存共栄」を掲げていたが。
四つの原子炉の廃炉が決まり、残り六つ。住民感情もあり、(東京)電力さんも再稼働を言う態勢が整わないのではないか。その結果として廃炉となる。共存共栄はもうない。廃炉作業が、原発産業の主流になるのかな。
−−脱原発ということか。
脱原発という概念的な話より、今いる人たちの雇用を守り、転職できる環境の整備も国の責任でやっていかないといけない。
福島県議選(先月20日投開票)で、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区(定数2)から立候補した民主現職の坂本栄司氏(56)は街頭演説後の地元テレビ局のインタビューでやっと、原発の将来性に言及した。
「四つ」とは、事故を起こした福島第1原発1〜4号機、「残り六つ」は冷温停止中の同5、6号機、第2原発1〜4号機のことだ。
◆ ◆
県議会は10月、県内全10基の原発の廃炉を求める請願を賛成多数で可決した。
坂本氏はこの決議を前に退席していた。告示3日前の先月7日に開かれた同選挙区5候補予定者による公開討論会では、第2原発再稼働の是非を問う質問に、他4候補と同様「×」(すべきでない)のパネルを上げた。
それでも、選挙演説では廃炉に触れない。記者に聞かれれば「廃炉」と答える。煮え切らないのだ。
◆ ◆
自民現職で3選を目指した吉田栄光氏(47)は、東日本大震災前まで原発推進を明言していた。選挙戦最終日の19日、吉田氏は二本松市の仮設住宅前で街頭演説していた。
我々は40年間、この(原発の)エネルギー政策を推進し、地域振興策がなされてきた。3月12日の事故以降の先の見えない避難生活。今後の我々の地域振興、エネルギー政策について、皆さんとしっかりしたご協議をしながら、皆さんの訴えを、大きく大きく受け止めた次第でございます。
実は演説の前に、あるテレビ局の記者が「原発や除染の問題で考えを示してほしい」と要請していた。この日以外の街頭演説でも私は数回取材した。吉田氏は、原発の将来性には一切触れなかった。=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111206ddlk19040053000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/4 経済の重し、口堅く /山梨
福島県議選双葉郡選挙区(定数2)に立候補した現職候補たちは、なぜ原発の将来性にあまり言及しないのか。
自民の吉田栄光候補(47)の選対本部長を務めた勝山一美・同県浪江町議に疑問をぶつけたところ、「有権者の意識は大方、脱原発だが、代替手段もなく、声高に叫べばいいというものではない」との答えが返ってきた。
◆ ◆
福島第1原発は同郡のうち、双葉町と大熊町、第2原発はその南の富岡町と楢葉町に立地。双葉町の北に位置する浪江町内には原発がないため、国からの交付金は立地自治体より少なく、原発による直接の固定資産税収入はなかった。
それでも住民は、原発での作業に東電やプラントメーカーの3次、4次下請けとして携わる「協力会社」社員として収入を得、これら企業や社員の消費によって、同町のみならず双葉郡全体の経済が回っていた。勝山町議は「町内ではナシなど果樹畑が多かったが、生計を立てるのは厳しく、子供に原発勤務を勧めた家庭は多い。2年間原発で働けば、2町歩(約2ヘクタール)の田以上の収入になった」と話す。
もっとも、勝山町議も事故への怒りや悔しさを隠さず、「事故直後でも避難は3、4日と住民の多くが思っていた。それだけ『安全神話』に慣らされていた」と振り返る。
県ホームページによると、同町の空間線量率は今月1日現在、毎時5・37マイクロシーベルト。事故後は同町民約2万1000人のうち1万4000人が県内各地へ、約7000人が県外への避難を強いられた。
それでも、原発の全否定は、雇用を奪うことと取られかねないのだという。
◆ ◆
大熊町から県内陸部の会津若松市の仮設住宅に避難している女性(67)は、かつて同町役場に勤務し、第1原発建設の用地買収をする東電社員に同行したこともある。
「(事故前に)貸しアパートを建てれば、東電の人が全部借り切ってくれてね」と話しながらも、「原発ができた当時はみんな喜んだが、『いつか大変なことになるのでは』とも思っていた。自宅を建て替えたばかりなのにこんなことに……」と涙を見せた。
事故や放射能汚染のリスクへの不安と、経済的な“恩恵”の中での暮らし。「一体、どういう気持ちだったのですか」と聞いたが、「それは……、何とも言えないねえ」。=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111207ddlk19040122000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/5 2新人、「廃炉」明確に /山梨
事故を起こした原発がある福島県議選双葉郡選挙区(定数2)の新人候補のうち2人は、かなり明確に脱原発や廃炉を打ち出していた。
無所属新人の白土正一氏(62)は、福島第2原発がある富岡町の生活環境課長として、東電や国と県内原発立地町村の「情報会議」の事務局長を長く務め、国や東電に安全対策や情報開示を厳しく迫ってきた。02年に発覚した福島第1原発などのトラブル隠しを念頭に、県議選告示の先月10日、同郡の南に隣接するいわき市での演説で東電を批判した。
東京電力は、事故が起こるとマニュアルを作り、形だけ(対策を)やるような姿勢を見せ、隠蔽(いんぺい)体質をやめるとは考えません。東電に対し、不信感が根強く残っております。
選挙公報には「『原発依存をやめ』、福島第一・第二原発の廃炉を求める」と明記し、演説でも訴えた。
また、双葉郡の除染には物理的、経済的に限界があると主張。同17日、同市の事務所を訪れた私に「除染さえすれば帰れるとの見方は、住民を愚弄(ぐろう)している」と言い切った。現職候補より主張を明確化し、原発労働従事者から反発はないのかと問うと、「有権者の反応には強いものを感じる」。
◆ ◆
社民新人で、双葉郡で中学教員をしていた遠藤陽子氏(61)は、原発事故後に立候補を決めた。
人災である原発事故は、すべての生活を破壊しました。東電と国、国策として原発を進めてきた自民党、民主党の責任は重く、プルサーマル発電を認めた県も例外ではありません。
告示日の出陣式でこう訴えた遠藤氏。党県連幹部は、同党が従来から原発のあり方を批判してきたとあいさつし、党是としての脱原発を強調。福島瑞穂党首が応援に駆けつけた日もあった。
だが選挙戦中盤、私の同僚記者が遠藤氏を取材したところ、こうこぼしていたという。「双葉郡で廃炉を支持している人が少なく、あまり声高には言えない。東電に補償や謝罪をきちんとさせるという話はしているが、雇用の問題まで伝えきれない」=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111208ddlk19040118000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/6 「政策より地縁血縁」も /山梨
福島県議選の取材の一環で、県内各地の仮設住宅を回って、避難住民の話を聞くこともあった。
NHKはこう報じた。投票日の先月20日、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区の有権者への出口調査で、7〜8割が廃炉に賛成している。
その通りなのかもしれない。ただ、私の取材に応じてくれた避難者の中には、脱原発を訴える人は多くはなかった。
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同選挙区の浪江町からの避難者が暮らす内陸部の二本松市の仮設住宅。長女夫婦が千葉県に避難したという自営業の男性は「原発事故は自然災害が原因だろう。県内の原発は無理でも、東電には動かせる原発は動かしてもらわないと、我々の補償がしてもらえないという不安もある」と話した。長女の夫は原発関連のプラントメーカーの関連会社に勤務しているのだという。
元々農家だったという無職の男性(70)は「原発をなくしても、代替エネルギーはすぐに準備できない」と話した。
また、会社員の男性(41)は「日本全体のエネルギーを考えれば、原発は必要」と話したが、その表情はこわばっていた。福島第1原発の収束作業のため仮設住宅から通っているのだという。原発でどのような作業をしているのか尋ねてみたが「会社から止められている」。名前も教えてもらえなかった。
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双葉郡選挙区の県議選を通じて、原発を巡る各候補者の訴えがどれほど浸透し、議論が深まっていたのか。
選挙戦最終日の先月19日、自民現職、吉田栄光氏(47)は、二本松市のこの仮設住宅で街頭演説をした。拍手を送っていた高齢の女性2人に話を聞いた。1人は、吉田氏を支持する理由を「お父さん(吉田氏の父は元浪江町議)の頃から応援してんだから」。原発の是非については「それは……、わがらねー」。
もう1人は「原発はもうねえ方がいい。(吉田候補は原発に)反対してくれる」。
政策や主張より地縁血縁というのも、選挙の一面ではある。=つづく
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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111209ddlk19040065000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/7止 支持者と東電に配慮 /山梨
これだけ痛めつけられ、すべてのものがばらばらにされてしまった。その原因を作ったのは何だったのか。原発の安全神話は崩れ去った。原発を再考し、脱原発という考え方で進んでいただきたい。
福島県議選などが告示された先月10日、無投票で再選が決まった同県浪江町の馬場有(たもつ)氏(63)。役場が移転した二本松市で万歳三唱をした後、「県議選で原発についての議論が低調だが、どう思うか」との報道陣の問いに、こう語気を強めた。
前日に臨時町役場でインタビューした際にも、「自宅に(一時帰宅で)帰るのにタイベックス(防護服)を着ていく。とんでもない話だ。それをしたのは誰ですか? 壊れた家も直せない。精神的な被害は時間がたつほど増えていくんです」と述べ、国や東電への怒りをあらわにしていた。
◆ ◆
開票日の同20日、自民現職、吉田栄光氏(47)は2位当選の民主現職、坂本栄司氏(56)に倍以上の差を付け3選を決めた。
地震と津波で亡くなられた方々、そしていまだ収束しない原発事故で避難している窮状を考えると、非常に複雑な思いをしながらの万歳だった。さまざまな訴えのいろいろな有権者のご判断をいただいたと考えている。
同市の事務所で、集まった支持者にこうあいさつした吉田氏。万歳や家族から祝いの花束を受け取る時以外は、厳しい表情だった。
「4年間に向けた決意を」「避難している有権者にメッセージを」。報道陣の囲み取材で当たり障りのない質問が続く。私は問うた。
−−県内原発の廃炉を訴える候補者もいたが、吉田候補は街頭ではあまり明言されなかったと感じる。改めて考えは。
現在、事故の収束は見えず、軽々に再稼働はできない。損害の賠償、古里にいつ帰れるのか、地域住民の考え方は重要で、現時点では廃炉の方向を考えざるを得ない。ただし、これは事業者がある程度決めるべき問題で、今後、安定化、廃炉と進んでいくわけで、東電と地域の信頼関係は欠かせないので、事業者がしっかりこの点について大きな方向を示す必要があると思います。
言葉を慎重に選び、こう答えた。廃炉を求める県議会への請願に自身が賛成したことを踏まえ、現時点では廃炉はやむなしとしつつも、「さまざまな訴えのいろいろな有権者のご判断をいただいた」うえでの当選なので、住民への賠償などを条件に再稼働に含みを持たせ、最終的には東電にげたを預ける。あらゆる方面に気を配った、ある意味“完璧”な回答だった。=おわり(この連載は岡田悟が担当しました)
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◇福島県議選双葉郡選挙区(定数2)
当 13671 吉田栄光 47 自現
当 5932 坂本栄司 56 民現
3810 遠藤陽子 61 社新
3799 白土正一 62 無新
2653 青木敏孝 40 無新
=選管最終発表
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48 名前:名無しさん 投稿日: 2011/12/22(木) 07:42:55
関係職員26人を処分、副市長は引責辞任 仙北市税金不正処理問題
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111221o
旧角館町と仙北市の税金不正処理問題で市は21日、不正があった1998〜2006年度に税務課に在籍していた職員10人を停職や減給、戒告の懲戒処分とし、16人を訓告や厳重注意処分とした。市の調査委員会で委員長を務めた石山修副市長は「市政に停滞を招いた責任がある」として、任期を2年残し今月末で辞職することを表明した。門脇光浩市長は自らの報酬を来年4月から3カ月、20%カットする。
虚偽確定申告などの不正行為を実行した当時の主事や主任計3人のうち2人が停職6カ月で、1人は同3カ月。当時の課長、課長補佐、係長の3人は監督責任を問い、それぞれ同1カ月。課長補佐1人は減給10分の1を1カ月、主事や主任計3人は戒告。ほかに事務担当の11人を訓告、窓口担当の5人を厳重注意とした。
市の調査報告書には、職員が上司(退職)から指示を受けて不正を働いたとの証言が記されたが、発端は未解明のまま。この日の会見で門脇市長は「不明な点はあるが、現在いる職員に処分を下すしかなかった」と説明。県への清算金などの支払いは、関係職員のほかOBにも求めたい考えを示した。刑事告発の可能性については「ほとんどの事案は時効となっており、考えていない」とした。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111228-OYT8T01042.htm
前大石田町長に有罪判決 懲役1年6月、執行猶予3年
「町政の信頼損ねた」
閉廷後、報道陣の質問に答える阿部被告 大石田町発注の公共事業の指名競争入札を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた前町長で僧侶の阿部孝義被告(75)(同町田沢)の判決が28日、山形地裁であった。矢数昌雄裁判官は「公共事業だけでなく、町政全般への信頼を損ねた結果は重い」として、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金100万円(求刑・懲役1年6月など)を言い渡した。
矢数裁判官は、争点とされていた企業を入札から外した経緯について、検察側の「選挙で対立候補を応援した企業を快く思っていなかった」という主張と、弁護側の「(入札から外そうと考えたのは)企業は工事の手直しが多かったため」という双方の訴えを認定した。
現金を収受した動機については「妻からの小遣いでは交際費が賄いきれなかった」と述べるにとどめ、「依頼直後から、わいろを受け取る意思があった訳ではない。約9年間、(町長として)町民のために努力していた」とした。
判決によると、阿部被告は2007年6月12日、自身の支援者を仲介者として、尾花沢市の建設会社社長から、町道流雪溝工事の入札で地元企業1社を外す依頼を受けて承諾。同8月11日、自身が住職を務める自宅敷地内の寺院で現金100万円を受け取った。
阿部被告はこの日、黒いスーツに白いシャツ、紺色のネクタイ姿で入廷。背筋を伸ばし手を前に組み、証言台に立った。主文読み上げの間は、終始うつむき加減。初公判時と同じように裁判官の顔を見ることはなかった。
裁判官が「発送した郵便物を部下に回収させてまで、業者を入札から外した」と指摘すると、「ふーっ」と小さくため息をついた。閉廷後は、裁判官が退廷するまで頭を下げ続けたが、傍聴席に向かって会釈する姿も見られた。
(2011年12月29日 読売新聞)
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20120125105944.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
元関脇・追風海が町議選出馬意向
角界から政界へ−。板柳町出身で2006年、けがのため惜しまれつつ引退した元関脇追風海(36)=本名・斉藤直飛人、顔写真=が、2月の同町議会議員選挙に立候補する意向であることが24日、分かった。同日、同選挙の説明会に姿を見せた。
説明会場の町福祉センターには現職11陣営、新人2陣営の立候補予定者や代理人が集まった。その中でも身長185センチのがっしりとした体格はひときわ目を引いた。追風海は取材に「現状を変えるのは簡単でないが、情熱を持って当たりたい」と話した。
引退後、同町に戻り警備会社に勤務。体力維持のためトレーニングを続けているという。「年配の議員ばかりで若い人が育たない。『俺がやらなきゃ』という気持ちになった」と動機を語った。
子どもたちの体力向上を抱負に掲げる一方、話題づくりのため「議員としてアマチュア相撲へ復帰することも考えている」とも。現役時代のしこ名を使い「追風海直飛人」として立候補するという。
板柳町議会議員選挙は2月14日告示、19日投開票。現役時代は正攻法の一方で奇襲「八艘(そう)跳び」を繰り出すなど、器用な一面がある追風海。新たな挑戦でも力強さと技の切れを発揮できるか注目を集めそうだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120124-OYT1T00228.htm
地方議員で全国最多の15選果たした83歳
. 22日投開票の宮城県色麻町議選で、現職の田中一寿さん(83)がトップ当選で15選を果たし、現職の地方議員としては全国最多当選となった。
田中さんは1959年5月色麻村議(当時)補選で初当選。91年3月に町長選出馬(落選)で辞職し、翌年2月に町議に返り咲いた。在任期間は51年。
田中さんは「町民の意見を代弁してきたことが評価された」と述べるとともに、15期目に向けて「町内企業に採用枠の1割を町民にしてもらい、若者を定着させて町の農業を守る」と抱負を語った。
全国町村議会議長会などによると、これまで岐阜市議で15期58年、広島県議で14期55年11か月、山形県鮭川村や高知県奈半利町、徳島県上板町で13期52年務めた町村議がいた。
(2012年1月24日10時10分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000079-mailo-l05
選挙:湯沢市長選 前市長の鈴木氏、無所属で出馬へ /秋田
毎日新聞 1月29日(日)12時25分配信
来年4月16日の任期満了に伴う湯沢市長選に、鈴木俊夫・前市長(61)が無所属で立候補することが28日、分かった。次期市長選への出馬表明は鈴木氏が初めて。
鈴木氏は28日、毎日新聞の取材に対し「後援会などから早く表明をと言われ、前日(27日)にあった後援会の新年会で決意を示した」と述べ、「市民と協働し、地域づくり、人づくりに力を入れた行政を目指す」としている。共産党籍は残したまま出馬するという。
元県議の鈴木氏は02年の旧市長選で初当選し、4市町村が合併した05年の新市長選では旧首長4人による激戦を制した。09年の前回市長選は前市議の斉藤光喜・現市長との激しい一騎打ちとなり、小差で再選を阻まれた。【佐藤正伸】
1月29日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000066-jij-pol
宮城県も議事録未作成=福島県は一時対応できず―大震災
時事通信 1月30日(月)13時12分配信
東日本大震災を受け宮城県が設置した災害対策本部会議で、議事録が作られていなかったことが30日、分かった。議事録をめぐっては、震災関連の政府の重要会議でも未作成だったことが明らかになっている。ただ、県の会議は全て公開されており、危機対策課は「情報公開の点においては問題ない」としている。
一方、震災や東京電力福島第1原発事故への対応で開かれた福島県の災害対策本部会議も、震災直後の6日間、議事録を作成していなかった。
宮城県の本部会議は村井嘉浩知事を本部長とする最高意思決定機関で、昨年3月11日から10月20日まで計94回開催。初日の11日は1時間半から2時間半おきに1日4回開かれており、危機対策課は「震災発生当初は忙しく、議事録が作れる状況になかった」と話す。
県は震災の記録史を作成するため、発言要旨や決定事項について職員が書き留めたメモをまとめ直す方針。ただ、録音や映像には残していないことから、「一言一句を再現するのは難しい」としている。
福島県の本部会議は、昨年3月11日から同16日までの計33回分、協議項目を箇条書きした記録は残しているが、議事録は作っていなかった。県は「人員が限られており、議事録の作成まで手が回らなかった」と話している。同17日以降の議事録は作成している。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120130t11027.htm
桜井氏、政界再編にらみ勉強会 超党派で地方議員41人参加
民主党政調会長代理の桜井充参院議員(宮城選挙区)は29日、超党派の地方議員による勉強会「日本型国家を創る会・宮城」の初会合を仙台市青葉区のホテルで開いた。
桜井氏は「東日本大震災からの復興に向けた政策の実現には、与野党が連携しなければならない」と述べ、政界再編を視野に入れた政治勢力の結集を呼び掛けた。
会合には県議や市町議計41人が出席。県議は須藤哲氏(民主)、菊地恵一氏(自民)、菅間進氏、渡辺忠悦氏、太田稔郎氏(無所属)の5人が参加。うち須藤、菅間、太田3氏は県議会の民主党系会派に所属している。
仙台市議は大泉鉄之助氏(自民)、野田譲氏(同)、鈴木繁雄氏(無所属)の議長経験者のほか、民主の若手ら8人が参加した。
意見交換で桜井氏は、自身の政治行動について「参院から民主党代表選に出ることも可能だが限界もある。衆院に移る可能性は当然ある」と県内の衆院選挙区へのくら替えに含みを持たせた。参加者とは定期的に勉強会を開く方針を確認した。
桜井氏は取材に対し、勉強会の位置付けについて「(今後の政局で)何が起きても対応できるよう下地づくりの意味もある」と述べた。
2012年01月30日月曜日
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逝ってよし+.(・∀・).+♪ http://s.64n.co/
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>>2156
桜井参議は衆院2区内の宮城野区出身だから、離党した斎藤恭紀への刺客立候補もあり得るか?
(浅尾慶一郎みたいにならなきゃいいけど)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120207/trl12020723200006-n1.htm
北秋田市長選の選挙違反 元鷹巣町長、2審も有罪
2012.2.7 23:19
平成21年の秋田県北秋田市長選をめぐり、公選法違反(買収)の罪に問われた元鷹巣町長、岩川徹被告(63)の控訴審判決で、仙台高裁秋田支部は7日、懲役1年、執行猶予2年とした1審秋田地裁判決を破棄し、懲役1年、執行猶予5年を言い渡した。
卯木誠裁判長は判決理由で「原則5年の公民権停止期間を下回る執行猶予期間を付す特段の事情は見受けられない」と指摘した。
被告側は男性運動員=同罪で有罪確定=への現金の供与は「運転と道案内の労務の対価」として無罪を主張したが、卯木裁判長は、支援者らの「公判供述は信用できない」として退けた。
判決によると、岩川被告は21年2月と3月、北秋田市で男性運動員に票の取りまとめなどを依頼し、報酬として計30万円を渡した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000015-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/上 農林水産、産出額3000億円 /山形
毎日新聞 2月14日(火)10時28分配信
◇戸別補償制度交付金を含め目標達成へ 「数字合わせ」に疑問も
「これまで以上に農林漁業者や生産者の団体と連携を強め、12年は『農林水産業を起点とする産出額3000億円』の仕上げの年にしたい」。1月10日の定例記者会見で吉村美栄子知事は、09年の知事選で公約に掲げた「産出額3000億円」の12年の達成に自信をのぞかせた。
産出額3000億円は県内農業を元気にするための目標値。しかし1月25日現在、10年の産出額は2333億円の見込みで、前年実績額を15億円下回る。このまま推移すれば12年の産出額見込みは2778億円で3000億円に届かない。
農林水産省統計の「農業産出額」は、県独自の産出額にも加算される主要項目の一つ。農家が生産した農畜産物の数量と販売額(諸経費を除く)をかけたデータだ。同省が1月下旬に発表した10年の県の農業産出額は1986億円で、73年以来、37年ぶりに2000億円を下回った。米余りなどで米価下落が影響したため。結果、県独自の産出額見込みも目標より減った。
こうした傾向にもかかわらず吉村知事が3000億円達成に自信を見せるのは、農水省が産出額に入れていない戸別所得補償制度の交付額を含めるからだ。
吉村知事は「戸別所得補償制度のモデル対策事業で169億円が稲作農家に交付され、経営安定が図られる効果があった」と説明。169億円を加えれば10年の産出見込み額は2503億円となり、一転して前年比155億円増。12年も同様に試算すれば3000億円達成も見えてくると県は説明する。
戸別所得補償制度は、農家に作物の販売価格と生産費の差額を交付する制度。農水省の農業産出額統計には国の交付金が加算されているが、戸別所得補償制度は加算されていない。農水省は「農作物の価格を補う交付金は含めるが、戸別所得補償は農家所得助成なので農業産出額の対象とはならない」と説明する。これに対し、県農政企画課の佐藤宏昭課長は「国の産出額の推計方法に『各種奨励補助金を農産物の販売価格の一部とみなし加えた額』としている。戸別所得補償は米を作るからこそ農家がもらえる収入で産出額とすべきだ」と説明する。
さらに県は、林業と水産業に加え、食品製造業者の県産品使用割合など加工・販売も含めて積み上げる。
◇ ◇
前回知事選の際の表現は「農業産出額3000億円」だった。しかし就任後に「農業」を「農林水産業」に対象を拡大。さらに「加工等関連」も含め、農林水産業を「起点とする産出額」と軌道修正した経緯がある。県議からは「数字合わせ」との批判が出た。今回の戸別所得補償額の加算も「数字合わせ」との疑問も浮かぶ。
県は目標達成に向け、農山漁村資源を活用し、観光とも連携した新ビジネスの創出など付加価値の拡大▽つや姫の生産増加と全国ブランド米としての定着−−などを掲げる。数字目標の達成だけでなく、農業を元気にする取り組みが実のあるものになるかどうかが問われている。
◇ ◇
吉村知事がスローガンの「温かい県政」を掲げて就任してから13日で3年を迎え、任期は残すところ1年となった。吉村県政を検証するとともに、1年後の知事選を展望する。【浅妻博之】
2月14日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000084-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/中 3万人雇用創出は達成 /山形
毎日新聞 2月15日(水)11時39分配信
◇大半は国の事業、非正規中心で質伴わず どう実現「長期安定」
山形市のハローワーク山形には主に正社員の求人を求める人がひっきりなしに訪れる。今月上旬に同所に来ていた上山市の男性(42)は短期間の仕事しか見つけられずにいた。「これから面接を受ける会社で採用されても1年契約で再雇用はない。再びハローワークで職探しだ」と声を落とした。県は雇用拡大のため10、11年度で2万人の雇用を創出したとアピールするが男性は「2万人の雇用が生まれたなんて実感はまったくない」。不安そうな表情で面接会場へ向かった。
吉村美栄子知事は公約実現のため就任直後に「雇用創出1万人プラン」を掲げた。08年12月に仕事を探す人約2万5000人に対し、求人数は約1万5000人と1万人の差。この差を09年度末までに埋めるとして1万人の雇用を生み出す目標を立てた。県によると、最終的に1万3028人分の雇用を創出したが、うち把握している正社員は約1割の1451人。大半は国の交付金を使った原則6カ月以内の「緊急雇用創出事業」で、長期の安定雇用に結びついていない課題が残った。
県はさらに10年2月に、10年度から2年間で計2万人の雇用を目指す「2万人プラン」を打ち出した。1万人プランは達成した一方で仕事を求める人と求人数の差は約1万7500人まで広がったためだ。しかし、新計画の内容は1万人プランとほぼ同じ。違いは国の交付金でいずれも1年間の「重点分野雇用創出事業」と「地域人材育成事業」の計1300人分が加わったこと。長期雇用への対応策は示せなかった。
2万人プランは昨年10月末に前倒しで達成し、県は「14日現在で2万1701人の雇用を作った」とするが、うち雇用期間が6カ月から最長でも3年の国の「雇用基金事業」が1万267人と約半分。さらに3年以内の「ふるさと雇用再生特別基金事業」は1423人だけ。大半が6カ月から1年以内の雇用にとどまり、1万人プランの課題は先送りされた形だ。
県生活環境部の佐藤和志部長は「とりあえず仕事についてもらうつなぎとして雇用の下支えになった」としながらも「依然として安定雇用に結びついておらず、1万人プランの課題はクリアできなかった」と計画の実効性が上がらなかったことを認める。さらに佐藤部長は「国の基金は仕事がない人への緊急措置的なもの。県独自の予算だけでは厳しく、国の基金を活用せざるを得ない状況もある」と説明する。
県は12年度から3年間を目標に、長期安定雇用に結びつけるため40億円の独自の基金を創設する。3年間を目標に、「エネルギー政策」や「農業の6次産業化」など、県で発展の可能性のある新分野での産業振興により雇用に結びつけるのが狙いだ。
◇ ◇
「景気は厳しいが、県には知恵を出してもらい早く正社員の求人を増やしてほしい」。ハローワーク山形を訪れていた男性の声は切実だ。今度こそ長期の安定雇用につながる施策につながるだろうか。【浅妻博之】
2月15日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000131-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/下 知事選へ動き表面化 /山形
毎日新聞 2月16日(木)12時18分配信
◇連合山形、正式表明待たず支援確認 自民の対応、焦点に
1月5日に山形市で開かれた連合山形の旗びらき。大泉敏男会長は約200人を前に「来年1月に予定される知事選では吉村美栄子知事の再選を力を合わせて勝ち取らないといけない」と声を張り上げた。
09年の前回知事選で連合山形は吉村氏擁立の中心的な役割を果たした。来年の知事選に向けても連合山形は吉村知事自身が立候補の意思を表明をしていない中で、既に昨年11月の定期大会で、吉村知事再選に向け支援していくことを確認。早くも吉村知事の出馬を前提に選挙に向けた動きを表面化させている。
吉村知事の後援会も組織の拡大を図る。後援会は当選直後の09年3月に組織された金山町を皮切りに3年間で30市町村に達した。会員は現在で約5000人に上る。夏ごろまでに全35市町村に設立することを目標としている。後援会幹部は「自民党は対抗馬を出してくるだろう。だからこそ支持基盤を盤石にし、4月から本格的な選挙準備に入る」と話す。
前回の知事選は民主、共産、社民が吉村氏を支援。県議会最大会派の自民党は県議31人のうち29人が当時現職の斎藤弘氏を支援した。吉村氏の就任直後は「是々非々」を掲げ距離を置いていたが、11年4月の県議選が近づくにつれ態度は軟化していった。県議選を約半年後に控えた10年9月には、吉村知事を囲んで政策について学ぶ「あったかい県政を勉強する議員の会」を同会派内に発足させた。勉強会は定例県議会ごとに開催。現在1期目も多く、会派32人中約20人が入会している。
こうした自民の動きについて、ある同党県議は「吉村知事は県民に人気があるから、当時は県議選が間近に迫り、近寄ろうとしていた部分もあったのだろう。すり寄っていると疑われても仕方がない」と話す。別の自民県議は「それぞれの選挙区の有権者の知事に対する考えに左右されている部分もある」と説明する。
今後、前回知事選で大半が斎藤氏を支援した自民が対抗馬を擁立するのかが最大の焦点となる。同党県連幹事長の志田英紀県議は「現段階で白紙」としながらも、「年内に次期衆院選があった場合その結果次第(自民党が勝った場合)ではどうなるかわからない」と話し、国政で自民が勢いを増した場合の対応に含みを持たせた。【浅妻博之】
2月16日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120221-OYT8T00152.htm
青森市庁舎整備案が難航
市側「段階的に」議会側「一括建て替え」
柱に鋼板を巻くなどの耐震補強でしのいでいる現第一庁舎(昨年10月、青森市提供) 市役所庁舎の建て替えを検討している青森市は20日、今年度中に策定する予定だった基本方針について、6月まで先送りすることを決めた。分散している現庁舎を2段階に分けて整備したい市側に対し、一括整備を求める議会側が「待った」をかけた。現庁舎は震度6強の地震で倒壊する危険があり、待ったなしの状況だが、議論は難航しそうだ。
市側は、耐震性が特に脆弱(ぜいじゃく)な第1、第2庁舎を集約して現在地に建て替え、教育委員会などが入る柳川庁舎、議会棟、第3庁舎は耐用年数までフルに使用して二十数年後に新庁舎隣に整備する案を推している。現時点で庁舎整備のための基金積み立てがないため、財源負担を単年度に集中させず、「使える庁舎は使う」意図がある。事業費(浪岡庁舎整備費を除く)は約150億円。
一方、議員の大勢はすべての庁舎を集約し、現在地で建て替える案を支持する。「柳川庁舎が離れていて不便」という市民の根強い声を受けている。事業費は約146億円と市側の案より割安だが、2017年度だけで15億円の負担がかかる見込み。市の試算によるとそれまでに市の案より約11億円多い約39億円の積み立てが必要になるという。
議会では各会派の代表で作る検討委が、基本方針について「3月決定は性急」として、市側に半年延ばすよう要望。花田明仁議長は「専門家を呼んで研究すれば、さらにコストを抑えて一括整備ができる可能性もある」と話す。市は18年度の供用開始の方針は変えず、来年度内に基本計画を策定するため、妥協案として6月まで基本方針の決定を延期することにした。鹿内博市長は「市の案を進める意向は変わらないが、両案を詳細に比較検討したい」と述べた。
(2012年2月21日 読売新聞)
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/21/kiji/K20120221002674590.html
重すぎる町議?元関脇の追風海氏 青森県板柳町議に初当選!
町議に初当選した元大相撲関脇追風海の斉藤直飛人氏
Photo By 共同
元大相撲関脇の追風海(はやてうみ)氏(36)が19日投開票の青森県板柳町議選で初当選し、20日に同町役場で当選証書を受け取った。引退から6年が経過したが、体重は現役時代から10キロ減の120キロ。同県では「美人すぎる市議」として知られる八戸市の藤川優里市議(31)に続き、“重すぎる町議”が誕生した。
追風海氏は午前10時から行われた当選証書授与式に出席。演説でかれた声で取材に応じ「初めての選挙で右も左も分からず大変な思いをした分、やっとだなという気持ち」と感慨に浸った。
板柳町議選は定数12で、いずれも無所属の現職11人、新人3人の計14人が立候補。追風海氏は2番目の得票数となる846票を獲得した。
98年春場所に初土俵を踏み関脇まで昇進後、06年に引退。09年に出身地の板柳町に戻り、警備会社に勤務し、新人指導などを行っている。
「町を元気にしたい」との思いで1月末に出馬の決意を固め、選挙戦を開始したのは投開票の2週間前。街宣カーで町内を隅々まで回り、街頭演説を繰り返した。
現役時代は力士としては小柄な1メートル84、130キロで、引退後も120キロをキープ。食事の量も現役当時よりは減ったというものの、投開票日の昼食はラーメン大盛りと焼き肉定食に、さらにご飯2杯。「この2週間は寝る間もなく10キロ減った」というが、同町議の中でもダントツの体格だ。
正攻法の一方で奇襲の「八艘(はっそう)跳び」を繰り出すなど技巧派で知られ、「相撲では真っ向勝負し、ケガも多かったけどはい上がってきた。政治の世界も相撲と同じスタイルで大きな壁を乗り越える。たまには八艘跳びもやるけどね」と抱負。国政進出については「興味はある。勉強して力をつけて、目指したい」と意欲を見せた。
選挙では同町名産のリンゴのブランド化などを公約に掲げた。03年に結婚したがその後離婚。09年に再婚して現在は娘(2)と息子(1)の2児の父。「子育て支援にも力を入れたい」と話している。
同町は追風海氏の1年後輩の十両・高見盛(35)も輩出し、「大相撲で活躍できる選手を出したい。小中学校の部活動で相撲を教えたい」と意気込んだ。引退後も筋トレを続け、「アマチュア相撲で横綱を目指したい」と新たな目標も掲げた。
◆追風海 直飛人(はやてうみ・なおひと) 本名斉藤直飛人。1975年(昭50)7月5日、青森県板柳町生まれの36歳。板柳中から埼玉栄高に進み、日大時代に学生横綱など15タイトルを獲得。98年春場所に幕下付け出しでデビュー。両膝や首のケガに泣きながら、右四つの技巧派相撲で幕内に22場所在位、技能賞1回。06年1月の初場所を最後に引退。同10月に両国国技館で引退相撲が行われ、断髪式では約150人がはさみを入れた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120222-OYT8T01151.htm
4市町の新清掃工場 上山市大石蔭地区を断念
2工場同時発注困難に
大石蔭地区での建設を断念したことを報告する市川山形市長(左) 山形市、上山市、山辺町、中山町の2市2町で構成する山形広域環境事務組合(管理者=市川昭男山形市長)は22日、建設を計画している新清掃工場について、上山市大石蔭地区での建設を断念し、別の建設予定地を選定する方針を同組合議会に報告した。2工場方式のうち、山形市立谷川地区は既に建設地として決定しており、建設費削減の目的で進めていた2工場の同時発注は困難となった。建設予定地の撤回は3度目で、同組合は今後、新たな候補地の選定作業に入るが、具体的なめどは立っていない。
この日開かれた同組合議会で、市川市長が「(大石蔭地区の)一部地権者が現状では同意できない意思を示し、用地確保が困難な状況になった」と説明。建設予定地として決定した当初には同意を得られたが、周辺住民の反対運動を受け、地権者の意向が変わったという。
新たな建設予定地について市川市長は、「改めて2市2町での候補地選定に向けて最大限の努力を図っていきたい。具体的にあそこにするというのは持っていない」と述べた。副管理者の横戸長兵衛・上山市長も、「できるだけ早くもう一つの清掃工場の道筋を作るのが責任と考えている」と話した。
これまで2工場方式で建設を計画していた新清掃工場だが、同組合は2011年11月、地元住民の反対で難航する大石蔭地区に先行して立谷川地区を建設予定地から建設地に決定。同地区では、17年10月の稼働を目指しており、今年4月から約2年間かけて生活環境影響調査を実施。14年10月の入札を予定している。
しかし、新たな建設予定地は、これから選定に入るため、立谷川地区との同時発注は日程的に不可能となった。
新清掃工場の建設計画は1998年に着手。当初の山形市蔵王半郷地区での建設計画は、地元の反対などで2005年に計画を撤回。その後、代替地として建設計画を進めていた上山市柏木地区でも10年に断念した。今回で、建設予定地の撤回は3度目となった。
一方、大石蔭地区での建設に反対していた「上山市大石蔭新清掃工場構想の撤回を求める会」の菅野健吉代表は、「大石蔭地区での建設撤回には感謝している。清掃工場を新たに作るのではなく、ゴミをいかに減らしていくのかが大事だと考える」と話した。
(2012年2月23日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000015-mai-soci
<福島第1原発>帰村か移住か、共同体に亀裂 飯舘
毎日新聞 2月26日(日)13時59分配信
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避難先の南相馬市から飯舘村の自宅に雪かきをしにきた女性。「村に戻って犬といっしょに住みたい」と話した=福島県飯舘村で2012年2月25日、小林努撮影
東京電力福島第1原発事故で計画的避難区域に指定され、全村避難する福島県飯舘村。自然を生かし、助け合って暮らしてきた共同体に亀裂が入りつつある。村は除染を進めて5年後に希望者全員の帰村を目指すが、一部の住民からは「新村」への集団移住を望む声が上がり、「理想の山村」の再興に向けた道筋は見えないままだ。
【双葉で毎時89.9マイクロシーベルト】福島詳細線量地図を公表
「約50戸の除染モデル事業で6億円かかる。無意味だ」「放射線量が下がらないかもしれないのにやるのか」
1月末、福島市に避難する村役場の会議室に、村内20地区の区長らが顔をそろえた。厳しい質問を浴びた菅野典雄村長は「やってみないと分からない」と答えるだけだった。
人口約6000人の飯舘村は独自の村づくりを進めてきた。創造的な田舎暮らしを楽しむ村民の表彰、肉牛のブランド化。03年からは、方言で「丁寧に」を意味する「までい」をキャッチフレーズに自然エネルギーを生かしたスローライフの村を掲げた。
村は今後、約3200億円をかけて住宅は2年、農地は5年、森林は20年で除染する考え。帰村を望む住民も多いが、福島市の借り上げ住宅に避難する農業、菅野哲(ひろし)さん(63)の目には、村の形の維持にこだわり、村民の生活をないがしろにしていると映る。「限界の暮らしを強いられる村民を助けてほしい」
約20年前から村に協力してきた糸長浩司・日本大教授は、2拠点居住構想を提案する。国や東電の費用で30〜50年暮らせる分村を設け、線量が下がったら戻るという内容。糸長教授は「国が避難区域を見直せば、村はまた分断される」と指摘する。だが、菅野村長は「国が移住の面倒をみる保証はない」と、構想に否定的だ。
移住を望む村民らは「新天地を求める会」を結成し、昨年11月から署名活動を始めた。村は直後、村の施設に「(施設内で)政治活動および各種署名活動を一切禁止する」と掲示したが、署名は200人分集まっている。
村は帰村を巡り、住民の意向調査をしていない。移転を望む住民との対立は解消しないままだ。【泉谷由梨子、北村和巳】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00000589-san-soci
南三陸町長の告訴状提出 津波犠牲の職員遺族
産経新聞 3月6日(火)18時38分配信
東日本大震災の津波で南三陸町の防災対策庁舎にいた41人が犠牲になったのは、佐藤仁町長が高台に避難させなかったためだとして、町職員2人の遺族が6日、業務上過失致死容疑で南三陸署に告訴状を提出した。同署は「資料を精査して、受理するかどうか検討する」としている。
告訴状によると、佐藤町長は震災後、庁舎2階に災害対策本部を設置。大津波警報が発令されても、町職員らを庁舎内にとどまらせたとしている。
一部遺族は殉職職員家族会として公開質問状を佐藤町長に提出。防災担当ではない一般職員を高台に避難させず庁舎に集めた経緯などの説明を求め、マニュアルの不備を指摘したが、町長は「想定外で判断ミスはない」と回答していたという。
町総務課は「告訴状の内容を確認してから、対応を考えたい」とした。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201203079
酒酔い運転市議辞職許可 須賀川市議会
2012年03月07日 09時32分配信
道交法違反(酒酔い運転)で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた須賀川市議の円谷年雄氏(32)が議員の辞職願を提出したことを受け、市議会は6日、開会中の3月定例議会で辞職を認める議案を可決した。
円谷市議の辞職に伴い欠員が生じたため、市選管委は市議補選を今夏予定の市長選と同時選で行う方向で調整している。
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120308ddm003040146000c.html
大震災1年:止まらぬ人口減 「職」「住」喪失、生活描けず 「国策支援を」首長悲鳴
津波で壊滅し人口が激減した石巻市の旧雄勝町=2月24日、宇多川撮影 東日本大震災後、人口が計8万人以上も減少した岩手、宮城、福島3県。震災前から人口減と高齢化が進む地域が多かったものの、震災で一気に人口流出が加速する想定外の事態に陥った。即効性のある対策は見当たらず、自治体からは「もうお手上げ」との声すら漏れる。専門家は、将来を担う若者の声を反映した復興計画の重要性を指摘する。
◇「職」「住」喪失、生活描けず
「大変に厳しい数字だ」。宮城県南三陸町の佐藤仁町長は今年2月、被災者の転出が想定以上に進んでいることを示す町の調査結果を見て絶句した。実施したのは復興住宅整備などの計画を策定するための住民調査。中間集計では回答者の11%が「町外に移転した・移転予定」とした。商業地が壊滅した志津川地区では「移転・移転予定」が13%に上った。
震災直前には1万7666人だった町の人口は、多数の犠牲者や転出のため12・5%減少し、1万5458人(1月末現在)になった。復興計画(昨年12月策定)では、町内への人口回帰や雇用の創出で、10年後もわずかな人口減少で食い止められると見込んでいたが、既に甘い予測だった可能性が出てきた。
高齢化も著しい。21年には65歳以上が5232人で人口の35%を占めると推計される。帝国データバンク仙台支店の紺野啓二・情報部長は「インフラ整備はしたものの人は住んでいない『税金の無駄遣い』にならないよう、企業再建と雇用の確保をしなければならない」と指摘する。
平成の大合併で同県石巻市に吸収合併された旧雄勝町は、約1660世帯(11年2月末)のうち1231世帯が全壊、115世帯が大規模半壊・半壊とほぼ全集落が壊滅状態になった。死亡・行方不明は236人。残った住民も市内外の親類宅に身を寄せるなどし、約4300人いた住民は約7割減の約1300人しかいなくなった。
市雄勝総合支所は内陸の高台に住宅街を整備し、人口流出を食い止めたい考え。三浦裕・地域振興課復興対策副参事は「親戚を頼って県外に行った高齢の住民からも『早く雄勝に戻りたい』という声を聞く。少しでも早く高台移転を進め、住民が戻れる場所を作ってあげたい」と話す。
一方、一部の住民は「海が見える故郷の集落から離れた内陸への高台移転が進められたら、戻ってくる住民は少ない」と高台移転に反発。合意形成は全域では得られていない。
一方、住まいや仕事を失った被災者の受け皿になっている仙台市。人口は105万3086人(2月1日現在)で前年同月より6100人も増え、過去最高を更新した。
繁華街・国分町は活況にわいている。ある居酒屋の男性店長は「被災地外から建設作業員らが来ていることもあって、昨年の売り上げは3割増しだった」と話す。【熊谷豪、宇多川はるか】
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◇「国策支援を」首長悲鳴
岩手、宮城、福島3県42市町村長アンケートでは、「震災により人口流出が加速した」との回答が6割近い24人に上った。被災地では震災前から、高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)が30%を超える自治体が多く、死亡数が出生数を上回って人口は減少に転じていた。そこに震災が追い打ちをかけた。
アンケートでは、復興計画が完了する時点での人口見通しについて、4割の16人が「大幅に(おおむね1割以上)減少する」と回答。沼崎喜一・岩手県山田町長は「1次産業は後継者難に直面し、雇用もない」と説明し、放射能汚染の影響が深刻な福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は「県外に避難する約7000人は、ほとんど帰らないようだ」とした。
若者の流出防止策では、新産業育成や企業誘致、1、2、3次産業の組み合わせによる雇用の場の確保▽教育環境の充実や子育て支援▽住環境の向上−−などを挙げる首長が目立った。ただ、野田武則・岩手県釜石市長は「企業がアクセスの悪い土地に好きで進出してくるとは考えにくい。国策として目を向けてもらわなければ、三陸全体が限界集落になってしまう」と言う。佐藤仁・宮城県南三陸町長は「雇用を支えた企業・商店の85%が壊滅して仕事が無く、手立てはない」と話した。
東北各地で街づくりに助言し、宮城県石巻市などで復興を支援する北原啓司・弘前大教授(都市計画)は「以前から指摘されながら、思い切った改革や世代交代をしなかったところに、10年早く危機が来た」と指摘。従来は地位のある人たちだけで街づくりが進められてきたとして、「若い世代にチャンスを与え、自分たちの街は自分たちでつくっていく姿勢が必要だ」と話す。
今後は日本全体が人口減少に直面する。北原教授は「被災地を対岸の火事とせず各地で考えていくべきだ」と語った。【北村和巳】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000001-mailo-l06
選挙:知事選 県農協政治連盟、出馬表明「早めに」 突然の要請、知事困惑 /山形
毎日新聞 3月8日(木)10時29分配信
来年の知事選について農協の政治団体「県農協政治連盟」(今田正夫会長)は7日、山形市内で役員会を開き、出馬表明をしていない吉村美栄子知事に再選出馬を促す異例の対応を決めた。その後、今田会長が県庁に吉村知事を訪ね「推薦したいが立候補を表明していないので早めに(出馬表明を)お願いしたい」と伝えた。吉村知事は「議会中で即答できない」と困惑した表情を浮かべながらも、「ありがたく受け止めさせていただく」と述べた。
役員会では、吉村知事に出馬を促すことを満場一致で決めた。同連盟は、知事について、つや姫など県産農産物のブランド確立と知名度向上への取り組み▽農業予算の拡充▽TPP交渉への慎重姿勢など、農業施策を高く評価していることを挙げ、「農業施策の継続を切望する」と説明。
吉村知事は「いつかは決めないといけないという気はしているが、時期も含めて考え中」とした上で、「力強いエールをいただいたと受け止め、任期最終年の来年度の県政をしっかりやりたい」と述べるにとどめた。
吉村知事の再選への出馬表明を促す動きとしては、連合山形が昨年の定期大会で応援していくことを決めている。【浅妻博之】
3月8日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t51001.htm
次期知事選、現職を支持 出馬表明前に山形県農政連
今田会長(右)から異例の支持決定の報告を受ける吉村知事
山形県農協政治連盟(会長・今田正夫県農協中央会長)は7日、任期満了(来年2月)に伴う次期知事選の対応を協議し、現職の吉村美栄子氏を支持することを全会一致で決めた。吉村氏は立候補するかどうか意思表示しておらず、この日も明言しなかった。同農政連が、出馬表明前の段階で支持を決めるのは、国政選挙も含め初めてという。
今田会長は記者会見し「吉村県政3年間の農業施策の継続と充実を生産現場は強く切望する。出馬を促し、再選に向けて組織の総力を挙げて取り組む」と語った。
次期知事選に出馬表明した人はいない。この段階で、各種団体に先駆けて現職の支持を決めたことについて、今田会長は「今までは県政と合致しない面がたくさんあった。吉村知事にはわれわれの意見をくみ取っていただいている」と述べた。
組織決定後、今田会長ら農政連幹部10人は県庁を訪れ、吉村知事に「早めの決断を」と立候補表明を迫った。吉村知事は驚いたような表情を見せた後、「即答はできないが、大変ありがたいお言葉。心強く思う。しっかり受け止めたい」と笑顔で対応した。
山形県農政連は、過去の知事選では原則として、推薦依頼を受けて現職を支持してきた。しかし前回は、再選を目指した当時の現職斎藤弘氏と新人の吉村氏のどちらも支持せず、自主投票とした。
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001203060001
秋田市長の退職金 高すぎるのでは?
2012年03月06日
秋田市長の退職金は高いのでは――。5日の2月市議会本会議で、そんな指摘が出た。市長の退職金は約3266万円。昨年10月現在、中核市41市中、上から4番目だ。市は「他市では月給が高いところもあり、ボーナス、退職金も含めた任期4年間の総額では真ん中ぐらい」と説明している。
質問したのは小林一夫市議(フォーラム21)。自治体の財政事情は厳しく、議会も報酬を見直そうとしているなどとして、「(市長の退職金は他市より)高いのではないか」と述べた。
市によると、市長の退職金は条例により、月給と在職した月数に100分の58を掛けて導く。秋田市では2009年12月から市長の月給(117万3千円)を10%カットしているが、退職金はカット前の月給で計算される。一方、ほかの市では、カット後の月給を基に退職金をはじいたり、掛ける割合を減らしたりしているところもあるという。
小林市議は、教育委員などの報酬も高額ではないかと指摘。市側は、それらも含めて、基本的には適切な水準だとした上で、「経済情勢などに応じて見直しは継続していかないとならない」と答えた。
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201203159
川内村長選新人出馬へ 帰村問題争点か
2012年03月15日 09時14分配信
任期満了に伴い4月12日告示、22日投票で行われる川内村長選に元同村議で新人の西山千嘉子氏(63)=無所属=が立候補する。
14日、村コミュニティセンターで開かれた立候補予定者説明会に出席、取材に対し「徹底的な除染による安全の確保が最重要で、村が示した帰村宣言は時期尚早」として立候補を表明した。
西山氏は川内村出身。
双葉高卒。
平成19年の村議選で初当選し、1期務めた。
同村長選には、3選を目指して現職の遠藤雄幸氏(57)が立候補を表明しており、選挙戦になる見通しだ。
東京電力福島第一原発事故に伴い、村は役場機能を郡山市に移すなどして全村避難したが、1月末に帰村宣言している。
帰村問題が選挙戦の争点になるとみられる。
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http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20120317090849.asp
青森市長、有権者に寒中見舞い
鹿内博青森市長が1月上旬、同市の有権者らに「寒中見舞い」と印刷したはがきを送っていたことが16日、関係者への取材で分かった。市選挙管理委員会(神一郎委員長)は公職選挙法違反に当たるとして鹿内市長を同日、口頭で注意した。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001203190005
町と議会対立、住民に疲れ/双葉町帰還問題
2012年03月20日
●議会が「6月までに帰還」を決議
役場機能を福島県内に戻す問題をめぐって、双葉町と町議会の対立が激しくなっている。移転計画を具体化させない井戸川克隆町長への不満が、19日の帰還決議となった。先の見えない避難生活を続ける住民は、疲れもピークに達している。
決議は、役場機能を6月末までに移すよう具体的に提示。新たに設置した移転の候補地を調べる特別委員会も6月までに報告書をまとめる方針だ。
町議会は1月17日から25日にかけて、避難先の福島市や郡山市、茨城県つくば市など10カ所で町民との懇談会を開催。多数の町民から「役場機能の県内移転」を求める声が上がった。
双葉町から避難している住民は、県内、県外がほぼ半数ずつ。役場機能を置く旧埼玉県立騎西高校(加須市・398人)よりも、いわき市には3倍近い1156人が生活している。
町議会は昨年6月から、繰り返し町に県内移転を要望。3月議会でも移転を求める質問が続いたが、井戸川町長は「新年度以降に町民と町議会と議論して検討していきたい」と述べるにとどまった。19日の町議会でも、移転の結論を出す時期について「速やかに、なるべく早くしたい」と慎重だった。
決議案を提案した岩本久人議員は「何度となく県内移転を求めてきたが、現状では何一つ具体化していない。復旧、復興に向けて県や双葉郡町村との連携強化をするために、早く戻るべきだ」と話した。
双葉町が町ごと避難している旧騎西高校。1人で避難している元自営業の男性(47)は、割り当てられた3畳ほどのスペースに寝泊まりしている。荷物と布団を置くと、残りはわずかしかない。
同じ部屋にいるのは約10人。隣の住民との間を仕切っているのは積み上げられた段ボール。高さは約60センチしかなく、立ち上がれば中の様子が分かり、会話も聞こえる。
食事は3食とも弁当だ。入浴と洗濯は、グラウンド脇に設置された共同浴場と洗濯場で済ましている。女性は着替えの度に、廊下の片隅に段ボールで囲った更衣室を使う。
「1年たっても他人を気にしながら生活するのに慣れることはない。しかし、町の情報が集まるため、今はここにいる」
60代の男性は、夜になると不安が高まってくる。「どうしよう」。高齢の母と妻らと4人暮らし。着の身着のまま逃げてきたが、これからどうなるのか。そんな時は布団に潜って気を静めるしかない。
ふるさとでの生活を取り戻したいが、先は見えない。「宮城や岩手は復興が進んでいるのに、双葉町は放射能が邪魔し続ける。いつになったら戻れるのかな」
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120330k0000m040088000c.html
原発事故:福島県民200万人全員への補償決まる
東京電力福島第1原発事故による損害賠償で、約200万人の福島県民全員への補償が29日、決まった。避難区域外で、放射線量が比較的低い白河、会津若松市など会津・県南地方の取り扱いが焦点になっていたが、東電の代わりに県が給付する提案を同地域の市町村が受け入れた。ただ、市町村には「本来は賠償は東電がすべきで額も少ない」として全県同額の賠償を求めていく声も多い。
同日の市町村との協議で県は、会津17市町村の妊婦と18歳以下の子ども20万円▽東電が20万円の賠償方針を示した県南9市町村の妊婦・子どもに上乗せで10万円▽その他の住民に4万円−−を支給する案を提案した。東電が福島、郡山市など23市町村を対象にした妊婦・子ども40万〜60万円、その他住民8万円の賠償の約半分。
県は国の補助金で作った原子力被害応急対策基金404億円の一部に東電の寄付30億円を足し約300億円を拠出する。一方、東電の避難区域外への賠償額は約2100億円。
佐藤雄平知事は「県南・会津もイメージダウンや風評被害が厳しく全県民を対象にするよう国や東電に求めてきた」としたうえで、「地域ごとに差が出て復旧対応に支障があってはならない」と給付理由を述べた。東電の賠償対象から外された会津地方からも「格差是正に一歩前進と評価したい」(山口信也・喜多方市長)、「分断された福島が一つになる歩みとなる」(井関庄一・柳津町長)と歓迎する声が上がった。
一方で、東電が賠償する地域と変わらない放射線量の地点が点在する自治体もあり、「給付の元は税金。東電は各市町村を謝罪に回るべきだ」(佐藤昭大・喜多方市議長)、「県の基金からの賠償はいらない。東電に賠償を求めていく」(中野目正治・泉崎村議長)と東電の姿勢を批判した。【乾達】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012040500764
町長選に新人2人が立候補=全住民避難の福島県楢葉町
東京電力福島第1原発事故で全住民が避難している福島県楢葉町の町長選が5日告示され、元町議の結城政重氏(65)と元町議会議長の松本幸英氏(51)の無所属新人2人が立候補を届け出た。投開票日は15日。同町選挙管理委員会は、住民が全国に避難しているため不在者投票に時間がかかるとして、選挙期間を通常の5日間から10日間に延長した。
福島第2原発のある楢葉町は、第1原発がある双葉、大熊両町とともに、除染で生じる汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の設置要請を国から受けている。
受け入れに前向きだった現職の草野孝町長が任期満了で引退。新人の両候補はいずれも設置反対の姿勢を示しており、町長交代は国と地元自治体の協議にも影響を及ぼす可能性がある。(2012/04/05-18:10)
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http://mainichi.jp/select/news/20120406mog00m040007000c.html
町議会議長:議長選後、複数議員に花贈る 公選法抵触か
2012年04月06日
山形県大江町議会の結城岩太郎議長(61)が議長選後の昨年10月、自身に投票した複数の町議にコチョウランの鉢植えを贈っていたことが5日、分かった。寄付の禁止などを定めた公職選挙法に触れる可能性もあり、町議会で問題になっている。
同日、町議会全員協議会が開かれ、結城議長は事実関係を報告した。記者会見した結城議長によると、昨年9月末の議長選後の10月、複数の親しい町議や親族に、県内の花屋で買った数千円のコチョウランの鉢植えを贈ったという。いずれも結城議長が自宅に届けた。
結城議長は「議長選のお礼という意味合いではなく、『今後ともよろしくお願いします』と社会儀礼の一環だ。また議長選の前ではなく後に贈っている。悪気はなかった。法律に触れるとは思わない」と釈明した。進退については「まだ考えていない」と話した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012041002000084.html
いわき市長 流入憂慮 「働かない避難者 パチンコ店満員」
2012年4月10日 朝刊
福島県いわき市の渡辺敬夫(たかお)市長は九日、福島第一原発事故で同市に避難している双葉郡の住民について、「東京電力から賠償金を受け、働いていない人もいる。パチンコ店も全て満員だ」と述べた。復興協議で市役所を訪れた平野達男復興相との会談後、記者団に語った。
同市には市民から「避難者は仕事もせずにパチンコばかりしている」という声が寄せられているといい、市長が感情的行き違いなどを憂慮した形だ。
渡辺市長はまた、「避難者は医療費が(窓口負担免除で)無料なので市内の医療機関は大変な患者数だ。一年後にどうなっているか心配だ」と指摘。避難者の流入に伴う診療増で市民の受診機会に支障が出ることに懸念を示した。
いわき市は約二万五千人の避難者を受け入れ、市民との間で摩擦が起きている。双葉郡の自治体が集団移転する「仮の町」の候補地に同市が挙がっていることについて、渡辺市長は文化、歴史的背景から理解を示しながら「市の将来計画や地域コミュニティーに大きな影響がある」と指摘した。
渡辺市長は三日の記者会見で「仮の町について国や県、双葉郡の自治体から説明がない」と不快感を示していた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120409/fks12040917240001-n1.htm
「福島市長が山形居住」発言の山内教授が謝罪「流言飛語信じ込んだ」
2012.4.9 12:03
瀬戸孝則福島市長に謝罪する神戸大の山内知也教授=福島市役所
東京電力福島第1原発事故を受け、神戸大の山内知也教授(放射線計測学)が自身の講演会で「福島市長は山形市から通っている」などと事実と異なる発言をした問題をめぐり、山内教授が9日、福島市役所に瀬戸孝則市長を訪ね、謝罪した。瀬戸市長は「謝罪を了とする」と述べ、法的措置などは取らない考えを示した。
この問題は、山内教授が2月に大阪市で開かれた講演会で「福島市長は山形市に住んで毎日、公用車で通っている」などと発言。発言はインターネットで配信された。これに対し、福島市は市民の市長に対する信頼を損なわせ、放射線対策への影響も懸念されるとして、3月に山内教授に対し謝罪を求める文書を発送していた。
市役所を訪れた山内教授は「放射能に苦しんでいる福島市民と市長との信頼関係を損ない、市民の心を混乱させてしまった」と謝罪した。瀬戸市長は「放射性物質の仮置き場の設置や市と市民に対するイメージを損ねた」と述べた上で、「本人が足を運んで文章をもって謝罪したことは重い。反省も含めて感じ入ったので了とする」と述べた。
山内教授は記者団に対し、「流言飛語のたぐいを信じ込み、市民に混乱を与えてしまった」と語った。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120413-OYT8T01246.htm
新文化会館建設に反発も
市民の一部巨額事業費を憂慮
新文化会館の建設が予定される南陽市役所南側の市有地付近 南陽市が計画する大型ホールを備えた新文化会館建設に対し、市民の一部から反対の声が上がっている。県によると、同市の2010年度の実質公債費比率(財政規模に対する借金返済額の割合)は20・3%で、県内35市町村で最悪。反対派の市民らは「新施設には、30億円以上の事業費のほか、維持費や周辺道路の整備費もかかる」として計画の大幅な見直しを求める構えだ。
市によると、現在の市民会館(南陽市赤湯)は築43年で老朽化しており、耐震面の不安もある。このため、市は11年度、新施設建設の検討を進め、今月1日付の市報で施設の規模などの素案を公表した。
大ホールは500〜800席で活用し、催事によっては1000席以上を設置。音楽や演劇以外に、大規模な会議にも使えるようにして利用率を上げる。市民が創作活動などに取り組めるスペースも設ける。
市では、市役所南側の市有地を建設候補地とし、事業費は30億〜33億円を見込む。15年度頃の完成を目指しており、今年度は基本計画策定などの事業費3500万円を予算化した。
これに対し、反対派の文化・教育関係者ら約50人は3月下旬、「新文化会館建設を考える市民の会」(錦啓(あきら)代表)を結成。「周辺道路や遊歩道の建設で事業費が50億円規模に膨らむ可能性がある」「施設の維持費には年間8000万円程度が必要になるが、説明がない」などと主張する。
19日には、塩田秀雄市長に要望・質問書を提出するほか、6月市議会に請願を出すという。同会事務局長で元市議の五十嵐諒(まこと)さん(65)は「計画を凍結し、市民がしっかり議論できる機会を設けてほしい」と話す。
同会では、市が事業費の2億5000万円分を寄付で賄い、当初は「そのうちの1億円を市民から集める」とした点も問題視した。この点について、市は「『寄付金がなければ、建設ができない』と誤解を招きかねない」として、「市民から1億円」という方針を撤回。企業・団体や市民から篤志寄付として2億5000万円を募る考えを示した。
市総務課の伊藤賢一文化会館推進主幹は「市の総合計画に関する市民アンケートで、文化ホールの充実は最も要望が強かった。今後も市民の意見を聞き、基本計画を決める」と説明。事業費のうちの起債9億6000万円の償還は、「年6000万円ほどで、市の一般会計予算の約0・5%に過ぎない」としている。
(2012年4月14日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012041500264
新人松本氏が初当選=中間貯蔵施設が争点−福島県楢葉町長選
任期満了に伴う福島県楢葉町長選が15日投開票され、無所属新人で元町議会議長の松本幸英氏(51)が、無所属新人で元町議の結城政重氏(65)を破り初当選を果たした。町は、大部分が東京電力福島第1原発事故で指定された警戒区域の中にあり、現在もほとんど全ての町民が町外に避難している。
投開票は、町役場の機能を移転した同県いわき市内などで行われた。選挙戦は、放射性物質の除染で生じる汚染土壌などを保管するため、双葉郡内の双葉、大熊両町とともに国から設置の要請を受けた中間貯蔵施設に対する賛否が争点となった。
施設設置に理解を示していた草野孝町長は引退。2氏は設置反対の立場だが、松本氏は町民の同意を前提に国と協議する方針を示し、設置に「絶対反対」と訴える結城氏を退けた。(2012/04/15-23:04)
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120417ddlk03010057000c.html
選挙:九戸村長選 新人の五枚橋氏、初当選 59票差で現職破る /岩手
毎日新聞 2012年04月17日 地方版
任期満了に伴う九戸村長選が15日に投開票され、無所属で新人の元農協職員、五枚橋久夫氏(65)が、現職で4選を目指した岩部茂氏(66)=無所属=を59票差で破り、初当選した。当日有権者数は5497人(男2618人、女2879人)。投票率は84・01%。
五枚橋氏は農業を中心とした産業振興や若者の定住促進などを訴えた。岩部氏は3期12年の行財政改革の実績を強調したが、及ばなかった。【山中章子】
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◇九戸村長選開票結果=選管最終発表
当 2333 五枚橋久夫 65 無新
2274 岩部茂 66 無現
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◇九戸村長略歴
五枚橋久夫(ごまいばし・ひさお) 65 無新(1)
[元]JA北いわて生活購買課長[歴]会社員▽岩手大中退
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>>2179
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001204110002
結城議長が議長辞職願 大江町議会
2012年04月11日
∞ 同僚町議に鉢植え
大江町議会の結城岩太郎議長が昨年秋の議長就任後に複数の同僚町議にコチョウランの鉢植えを贈っていた問題で、結城議長は10日付で議長職の辞職許可願を議会に提出した。議長の辞職は本会議での採決が必要で、近く開かれる臨時議会で審議する。
結城議長は9日夜に小野祐一副議長に辞職許可願を手渡した。小野副議長によると、理由は「一身上の都合」とだけ書かれていたが、結城議長は「町民をお騒がせしてしまったことに対する道義的な責任を取りたい」と話したという。
公職選挙法は政治家が選挙区内の有権者に金品を贈ることを禁じている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120418-OYT1T00285.htm
「犯人捜しすると混乱」ラン受領の町議特定せず
議場に入る結城氏 山形県大江町議会の結城岩太郎議長(61)が、議長選後に同僚の町議らにコチョウランの鉢植えを贈っていた問題で、同町議会は17日、臨時議会を開催し、結城氏の議長辞職願を全会一致で許可した。
直後に議長選を行い、新議長には、小野祐一副議長(68)、副議長には安彦勉町議(64)が選ばれた。
結城氏は、10日に議長辞職願を提出。臨時議会で改めて理由を説明し、「議長として指導すべき立場でありながら、自らが政治倫理に反する事実があるとの道義的疑惑を持たれている」としたうえで、「町政や議会の停滞を招いたり、議会への町民の信頼を損ねたりしないよう辞職したい」とした。
一方で、議長辞職後、記者団に対し、「私自身は公職選挙法にある寄付の禁止には抵触しないと思っている」と釈明。「反省しながら議員活動に一生懸命努めたい」とし、議員辞職をする考えはないとした。
小野・新議長は、再発防止策として、全町議を対象にした公選法に関する研修会を開催する方針を表明したが、コチョウランを受け取った町議の特定や、受け取ったことの是非の検証は、「犯人捜しをすると混乱が生じる」などとして実施しない考えを示した。
同議会が3月、議員政治倫理条例を可決して間もない不祥事発覚に、町議の一人は、「コチョウランをもらった町議が、知らんふりをしてお茶を濁すのはいかがなものか。割り切れない」と話している。
(2012年4月19日11時58分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120418-OYT8T01152.htm
居所わからぬ支持者
激戦の大船渡市議選
屋台村に向かって演説する候補者(16日、大船渡市で)=武藤要撮影 15日に告示され、22日に投開票される大船渡市議選は、定数20に対し27人が立候補する激戦となっている。東日本大震災から1年1か月たっても、かつての支持者の居所が分からない候補者もいる。市内全域の被災者が暮らす同市猪川町の仮設住宅には連日、候補者が詰めかけ、震災からの復興を訴えている。(吉田拓矢)
ある候補者は「今まで応援してくれた支持者がどこにいるのかつかめない」と、市内全域をくまなく回る。
震災の津波で壊滅的な被害を受けた同市大船渡町のJR大船渡駅近くにある飲食店街「大船渡屋台村」前には16日、自宅が被災した候補者2人が相次いで立ち寄った。「被災者の一人としてしっかりと働き、市役所をチェックする」「被災者の要望を聞き、住宅再建の独自の提言を市に申し入れる」と力説した。
震災の津波で店と自宅を流され、仮設住宅から屋台村に通う店主(62)は演説を聞き、「仮設住宅と仮設店舗を出た後の暮らしが見えない。私たち被災者の声に耳を傾けてくれる、行動力ある議員を望む」と話した。
同市猪川町の高台にある市内最大の仮設住宅(306世帯)には連日、候補者が選挙カーで駆けつける。市内10地区のうち、8地区で前回市議選の有権者を下回る中、猪川町の有権者は20・62%増の3912人。この仮設住宅で生活する無職男性(70)は「市議会が何をしてくれるのか、よく分からない。当選後も市政報告や要望を聞く機会を作ってほしい」と注文した。
(2012年4月19日 読売新聞)
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http://www.sakigake.jp/p/special/12/satake/article_01.jsp
点検佐竹県政 知事任期あと1年
[看板政策]
産業振興は道半ば
記事ツール 「産業、雇用基盤の強化を『1丁目1番地政策』と位置付ける」
2009年4月の知事選。佐竹敬久候補がマニフェストに掲げた最優先公約が本県経済の立て直しだった。当選から3年。県経済はデータで見る限り、改善の兆候は見えない。
就任前の08年に12件だった工場の新規立地件数は09年は13件と増えたが、10、11年とも8件どまり。製造品出荷額等は08年の1兆5500億円から、10年には1兆3100億円と15%ダウン。有効求人倍率は09年以降、改善傾向だが水準は依然低い。労働者の現金給与総額は1月まで17カ月連続して前年割れした。
産業施策の中で、佐竹知事が「看板政策」として掲げたのは風力、太陽光発電装置などを製造する再生可能エネルギー産業の創出だ。昨年5月には、県の調査で09年度700人だった県内の再生エネ関連の従業員数を、13年度に3倍近い2千人にするという目標を打ち出した。
目標に向けて、県は昨年から首都圏の風力発電の大手メーカーを含む50社に本県での建設を働き掛け、部品製造やメンテナンスでの地場産業の参入を目指した。しかし各社とも既存工場で製造しており、色よい感触は今のところない。本県に工場を建てるメリットや必要性をメーカーに感じさせる思い切った施策を打ち出していないことが誘致できない理由だ。
鹿角市で太陽光発電パネルを製造するトワダソーラーの湯瀬昇社長は、佐竹知事の再生エネ産業施策を評価する一方で、企業育成への取り組みに物足りなさを感じている。「行政関連施設に太陽光パネルを大量に設置し、企業の実績作りを後押しする姿勢がほしい」と、一歩踏み込んだ施策を期待する。
再生エネ産業創出にいち早く取り組んだ佐竹知事だが、県内経済界には「県有風車を建てたり、第三セクターに発電会社を運営させて先行事例を作るくらいの意気込みも必要」と、アクセルを踏み、施策のスピードを上げることを望む声もある。
佐竹知事が産業振興を進めるには、経済環境が悪かったのは事実だ。リーマン・ショックから約半年後の09年4月に就任。11年は東日本大震災、歴史的円高などにも見舞われ、目の前の緊急対応に追われた面もある。だが、昨年の県民意識調査によると、回答者の74・5%が県の商工業関連施策を「不十分」と判断。雇用、生活で変化を実感できない県民の不満はくすぶっている。
もう一つの看板政策である「脱少子化」の対策でも目標達成は困難な情勢だ。佐竹知事は「行政が踏み込みづらい部分もタブー視せずに取り組む」と、10年に異性を紹介する結婚支援センターを県主導で開設した。13年の出生数目標を8千人としているが、10年は6688人と過去最少。11年は同じ6600人台となる見込みだ。
産業振興と少子化は本県が抱える長年の課題だけに関心度は高く、掲げた目標にどこまで近づけるのか。手腕が問われる1年となる。
(2012/04/16 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/12/satake/article_02.jsp
点検佐竹県政 知事任期あと1年
[トップの手法]
奇てらわず論理重視
記事ツール 「東日本大震災のがれきの受け入れは、絆がどうのこうのという心情の問題ではない。データを積み重ね、安全性を担保するという科学的な問題だ」。3月下旬、定例会見での佐竹敬久知事の発言だ。
隣県として、東北の仲間として復興を後押ししたいという思いは前面に出さず、慎重な姿勢を貫いた。がれきに含まれる放射性物質の濃度によっては、県民の安全に関わる。県民に判断材料を示しつつ、自らが冷静に決断することが必要との考えだ。
被災地に県職員を派遣して放射線量を測定する。市町村と共にがれきの試験焼却を実施し、安全性に関するデータを集める。トップとして当然の責任とはいえ、データや論理を重視する手法は、「理系の人間」を自認する佐竹知事の政治姿勢を象徴している。
がれき受け入れで安全対策を重視してきた県議の宮腰誠氏(社民)は「数値を重視し、安全性を確認していく姿勢は理解できる。感情を先走らせず、冷静な見方をしている」と話す。
数値を根拠に“交渉”する姿勢は観光文化スポーツ部の設置をめぐる議論にもうかがえた。昨年の12月県議会では部設置の効果を疑問視する県議に「観光客の7割超が文化、スポーツ関連などの観光に興味がある」と観光、文化部門の統合を主張。ある県幹部は「物事を決める際は知事自らさまざまな情報を集め、裏付けを取っている」と語る。
データを集め論理を構築するやり方には「スピード感が足りない」との指摘もある。同じ12月県議会で渋谷正敏氏(自民)は「11月に『一気呵成(かせい)にがれきの受け入れを進める』と言ったが進んでいない。市町村を自ら行脚し、受け入れをお願いするべきだ」と要求。佐竹知事は「市町村長を説得するデータがそろっていない」と反論した。
渋谷氏は「石原慎太郎知事の強いリーダーシップで、東京都は本県より早く11月に受け入れを実現させた。トップに慎重さは必要だが、もっと迅速に対応するべきだった」と注文を付ける。
トップダウン型といわれた寺田典城前知事に対し、佐竹知事は「対話」も重視し結論を導き出す。県議や県幹部の評は「人の話をよく聞く」「決断まで時間をかけるが、決めたらぶれない」「奇をてらわず、安定感がある」。がれきの試験焼却データの公表も、数値を通じた県民との“対話”だと言える。
一方、国への強い姿勢を求める声もある。特に、10年産米の生産調整をめぐり当時の赤松広隆農相が「(減反を守らない農家へのペナルティーを廃止しなければ)秋田を戸別所得補償から外す」と発言した問題では、「知事は減反を守る農家の怒りをもっと国にぶつけるべきだった」との声が県議から漏れる。
3年前の知事選で県経済の立て直しを掲げた佐竹知事。経済団体の長にはどう映っているのか。県中小企業団体中央会の塩田謙三会長は、タイムリーな施策を打ち出すなど時代の流れや情勢を分析する力を評価。ただ先が読みにくい時代だけに「長期的視点で秋田をどう発展させるかを含め、自身の思いや哲学をもっと打ち出していい」と一層の強いリーダーシップも望む。
(2012/04/17 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/12/satake/article_03.jsp
点検佐竹県政 知事任期あと1年
[対県議会・職員]
対話重ね摩擦を回避
記事ツール 県議会本会議場を出た佐竹敬久知事は、全ての会派の控室を回り、各県議に深々と頭を下げた。第1回定例県議会2月議会が終わった3月23日。全議案が可決された後の恒例のあいさつ回りだ。
佐竹知事が就任した2009年4月以来、県が提出した議案が通らなかったことは一度もない。県議会(定数45)で、野党の立場を鮮明にしているのは民主党(3人)と共産党(1人)だけ。最大会派の与党・自民党(27人)以外の会派も、与党的な色合いが濃くなっている。
寺田典城前知事は、自民党を中心に県議会との対立が目立った。否決・不同意・不認定となった議案は地域振興局再編案など12件。一方で、佐竹知事の「対話路線」は、県と県議会によるなれ合い政治を生みかねないとして、批判の対象にもなってきた。
佐竹知事が県議会と良好な関係を保とうとする姿勢は、多くの会派が取材に「われわれの意見に耳を傾けてくれる」と答えていることに反映されている。佐竹知事は「与党だ、野党だ、敵だ、味方だという区分はしていない。どの会派の意見であれ、いいものは取り入れていく」との考えを示す。
県幹部によると、12年度当初予算の決定プロセスでも、少数会派の女性県議の意見に配慮した。病児・病後児保育を実施している施設に対する助成要件を緩和し、事業費を11年度の800万円から2300万円に増額したのがその一例だ。
自身の古巣でもあり、職員約3400人がいる県庁内でも「対話路線」の組織運営を心掛けている。佐竹知事の側近だった県幹部の見方は「基本的にはボトムアップ型だ。職員と信頼関係を築きながら物事を進めようとしている」。
県庁出身だけに、県議の間には「職員に甘い」という指摘もある。財政難が続く中、県議会では職員給与の削減が何度も議論の対象になったが、佐竹知事は昨年まで「職員のやる気に関わる」と削減に否定的な考えを繰り返し述べてきた。
ところが、残り任期1年の今年、佐竹知事は方針転換の姿勢を示し始めている。
「本意ではないが、皆さんに協力を仰がなければならない場面もあり得る」。3月2日の県職員労働組合(県職労)の定期大会。佐竹知事は神妙な表情で来賓あいさつに立った。
「給与削減」という言葉は一度も使わなかったが、言い回しは削減の方向性を示していた。県内経済が好転する兆しが見えない中、今の職員給与の水準のままで県民の理解が得られるのか。佐竹知事の心の内には、そんな思いがあるとみられる。
給与削減をめぐる県職労との交渉は近く始まる見通し。「協議を重ね、納得してもらえる方向付けをしなければならない」。佐竹知事は定期大会で、県職労の意見に十分に耳を傾ける考えも強調した。
寺田前知事が07年2月の県議会本会議で給与削減を電撃表明し、県職労と対立したのとは対照的だ。周囲との摩擦をできるだけ回避して物事を進めようとする佐竹スタイルが、ここにも垣間見える。
(2012/04/18 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/12/satake/article_04.jsp
点検佐竹県政 知事任期あと1年
[「次」への対応]
今秋には態度を表明
記事ツール 佐竹敬久知事の任期が残り1年となり、「来春」が注目される状況になった。次期知事選に、佐竹知事が再選を目指し出馬するのか、各政党がどう対応するかが焦点だ。
「県民が(私を)どう評価するかを見なければならない。もう少し考えたい。9、10月には判断したい」。16日、取材に応じた佐竹知事は、今秋には知事選への対応を決めたいとの意向を示した。
昨年4月12日に脳出血で入院、5月30日に退院し6月3日に公務復帰。現在も左手足に若干の感覚障害は残るが「健康状態はとてもいい」と強調。公務に全く支障はないとの認識だ。
本人は現段階での意思表示を避けるが、知事周辺では再選への出馬は「既定路線」との見方が強い。伊藤憲一後援会長(元雄和町長)は「首長は2、3期やらないと結果は出ない。知事もそのつもりと思う。当然、次も出るはずだ」と断言。県幹部の一人も「体調に問題はない。出馬は確実」とみる。
寺田典城前知事が退任を表明した2009年の前回知事選は、新人4人の争いになった。佐竹知事は、寺田県政時代に野党だった自民党と、社民党の支持を得て初当選。民主、国民新の両党が支持し、寺田前知事が「後継指名」した川口博前小坂町長(現衆院議員)との事実上の一騎打ちを制した。
県内政党はいま、1年後をどう見据えているのか。
「県政与党という自覚と責任がある。お願いがあればそういう形になる」。自民党県連の渋谷正敏幹事長は3月中旬の会見で、佐竹知事からの要請があれば、支援を前向きに検討する考えを示した。
党所属の県議27人は県議会で過半数を握り、佐竹知事を支える。「知事の熟慮型の政治手法はスピード感に欠ける面はあるが、県政運営は堅実だ」と渋谷幹事長。党内から「出馬するなら全力で支えるべきだ」との声も上がるほど、同党と知事の距離は近い。
社民党県連は現段階で知事選への対応は未定だが、佐竹知事の県政運営は「そつがない」と評価している。
一方、前回知事選で川口氏を支援し、佐竹県政に対して野党を自認する民主党は、知事への批判姿勢を強めている。党県連の沼谷純政調会長は「知事の政策は総花的。何をやろうとしているのか見えない」と強調。寺田学幹事長も「県庁には緊張感がない」と苦言を呈する。
党県連は佐竹知事の県政運営を検証する委員会を近く立ち上げ、9月をめどに結果をまとめる方針。検証結果に基づき、独自候補を擁立するかどうか決める。国政でも自民党と対峙(たいじ)する立場であることから、独自候補を擁立する可能性は高いとみられる。
前知事の寺田典城参院議員(みんなの党)の動向も注目される。前回知事選では「元県職員の佐竹氏では内向きの県政に戻る」として川口氏を支持。現県政については「県当局と議会のなれ合いで、昔の県庁に戻った。トップを代えなければ秋田は良くならない」と批判を強める。
前回独自候補を擁立した共産党県委員会も「不戦敗は考えていない」とし、擁立に動く考えだ。
佐竹知事の任期満了は来年4月19日。改選が近づくにつれ、各党の動きが加速するのは必至だ。
(2012/04/19 付)
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http://www.sakigake.jp/p/special/12/satake/article_05.jsp
点検佐竹県政 知事任期あと1年
[自己評価と決意]
新産業「成功例作る」
記事ツール 任期が残り1年となった佐竹敬久知事に、これまでの3年間の自己評価と、課題に取り組む決意を聞いた。
インタビューに「新産業で幾つか小さな成功例を作りたい」と語る佐竹知事=知事室 ―力を入れて取り組んできたことは。
「前県政は、課題解決に向け国や市町村、産業界とフランクに情報交換できる状況になかった。政策推進のため外部との関係構築に努めてきたつもりだ」
―具体的には。
「県として案を示した日本海沿岸東北自動車道のミッシングリンク(未開通区間)解消、秋田港の整備といった県内の大型インフラの方向性にある程度めどを付けた。国との密接な関係を取り戻したことで可能になった。湖東総合病院の存続、仙北組合総合病院の移転改築など、要望の多かった地域医療支援についてはスピード感を持ち決断した。少子化対策は経済要因などもあり簡単ではないが、本年度は子育て世帯への経済的支援の充実を図る」
―「1丁目1番地政策」に掲げた産業・雇用基盤の強化について、成果が見えないとの声が強い。
「力を尽くしてきたつもりだが、あらゆる産業が転換期を迎え、変化のスピードは思いのほか速い。県の意識改革がスムーズにいかず、変化に対応できていないのは事実。県民が成果を実感できずにいることは率直に認める。ただ、企業誘致は簡単にはいかない。大企業の誘致は全国をみても無理だし、一方で特定の企業に依存するのも危ない。中小の地場産業を集積し、先端技術を取り入れた産業政策にシフトしていく」
―自己採点すると。
「75点ぐらい。全体的に土台は築いたが、棟上げには至っていない。観光分野では本年度、観光文化スポーツ部を新設してコーディネート力の強化を図ったが、東日本大震災前に観光振興に力を入れていれば、震災後の客足の落ち込みにも慌てずに済んだという反省点はある」
―被災地復興を支援しながら、どう本県を発展させる。
「直接的な支援は職員派遣や避難者の受け入れ、震災がれきの処理。被災地への莫大(ばくだい)な投資の波及効果を受け入れる態勢づくりも必要だ。震災後の東北での本県の位置付けを明確にしていきたい」
―残り1年、何に重点を置く。
「道筋を付けた施策が実際に動くようにする。TDKの県内生産拠点の再編に伴う離職者の受け皿としては、植物工場などを考えている。農業分野では地下水熱を主軸とする再生可能エネルギーを活用した実証試験を、構想から計画に移す。再生可能エネ発電事業にはメガソーラー設置を含めて、かなり関心が寄せられている。こうした動きを、地域経済を上向かせる契機にしなければならない。新産業は成功例が見えないと、県民がイメージできない。幾つか小さな成功例を作りたい」
―次期知事選への対応は。
「種をまいたものが本年度、目に見える形で出てくる。ただ、県民からは経済・雇用情勢が好転していないとの見方もあるだろうし、どう評価されるか見極めなければならない。健康状態は全く問題ない。9、10月には判断する」
<終わり>
(2012/04/20 付
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120424ddlk06010141000c.html
米沢市:新図書館用地変更 「責任ある説明」求める 市長に申し入れへ−−市議会代表者会議 /山形
毎日新聞 2012年04月24日 地方版
米沢市議会の7会派代表者会議が23日、開かれ、安部三十郎市長が突然打ち出した新図書館・市民ギャラリーの用地変更問題を協議し、安部市長に対し「責任ある説明」と「明確な責任の取り方」を文書で申し入れることを決めた。
今回の用地変更と20日の全員協議会での安部市長らの説明に対し、「不誠実であり、1週間余りでの代替地の急な決定と事業変更は14年度完了条件の交付補助金欲しさの帳尻合わせだけで進めており、市長の責任は重い」という意見が大勢を占めた。この日は1会派が保留し6会派が文書申し入れに賛成した。文書を詰め、全会派が賛成すれば議長名で、保留・反対会派があれば賛同会派の代表者連名で申し入れる。
会見した佐藤〓(ひさし)議長は「計画は市民の要望であり、潰したくはない。しかし3月議会で用地買収費2億2000万円など12年度予算を承認した際に立ち退き問題の情報提供もなく、代替地案も拙速であり、審議を覆す議会軽視だ」と述べた。
. この問題は、市が土地を購入予定だったショッピングビルで立ち退かない飲食店1店に対し、ビル管理会社が明け渡し訴訟を起こすことが9日に分かり、市が用地変更して事業継続を図ろうとしたことに市議会が反発していた。【近藤隆志】
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http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001204270003
秋田市長選 波穏やか
2012年04月27日
◇来春予定、低い関心
来春に予定される秋田市長選まで1年となった。これまでに立候補を表明した人はいないが、早くも「無投票か事実上の現職の信任投票の公算が大きい」との声も出ている。ただ、市長選が近づいても有権者の関心が高まらなければ、財政再建や少子化対策など、市政課題をめぐる議論が深まらない懸念がある。
◇現職に与野党「相乗り」構図
秋田市内のホテルで3月中旬、来春の任期満了まで残り1年に迫った穂積志市長の政治資金パーティーがあった。
市議会(定数39)からは民主、自民、公明、社民といった党派を超えた26人の市議が駆けつけたほか、県選出国会議員秘書、商工団体や労組の幹部ら有力者がそろい踏み。共産党を除く「相乗り」を印象づけた。
2001年の市長選で穂積氏を退けた佐竹敬久知事の姿も。市長を2期務め、09年に穂積氏にバトンを渡した佐竹氏が、「穂積市長には謝らないといけない。私は市長時代にたくさん積み残した。後始末と整理で、大変な難儀をかけた」とねぎらう場面もあった。
与野党相乗りの構図は、前々回05年の市長選をほうふつとさせる。民主、公明、社民と自民党秋田市支部の支持を取りつけた佐竹氏は、共産党系の女性候補を相手にした事実上の信任投票で、3倍以上の大差をつけて再選を果たした。
穂積氏はいまのところ、市長選の態度を明らかにしていない。今月5日の記者会見でも、記者の問いに、「4年間の任期をまっとうしたい。選挙は白紙だ」とけむにまいた。
だが、「無風」の情勢が変わる可能性もある。消費増税をめぐる与野党の攻防から、解散総選挙がささやかれるなか、「年内に総選挙があれば、落選者が市長選に挑む可能性はある」(市幹部)というのだ。
市内が選挙区の秋田1区では、県議の冨樫博之(自民)、元医療法人職員の佐竹良夫(共産)の2氏が名乗りをあげているほか、現職の寺田学氏(民主)も4選をめざして立候補が確実な情勢だ。09年春の知事選に無所属で挑み、佐竹氏に惜敗した川口博氏(現民主党衆院議員)が、同年夏の衆院選で初当選したケースがあり、衆院選で知名度が上がれば市長選にもプラスに働くとみられるからだ。
ただ、政党色を前面に出して衆院選を戦った人が、市長選を勝ち抜くことは難しい。集票力のある市議の支援を党派を超えて集めることが困難になるためだ。
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■過去3回の秋田市長選の結果
○2009年4月12日投開票(投票率62.22%)
穂積志(1)無新 9万7343票
丸野内胡桃 無新 5万1289票
佐藤広久 無新〈共〉 1万1964票
○2005年6月19日投開票(同33.71%)
佐竹敬久(2)無現〈民〉〈公〉〈社〉6万8274票
佐藤純子 無新〈共〉 1万9638票
○2001年7月8日投開票(同57.40%)
佐竹敬久(1)無新〈自〉 4万7064票
穂積志 無新 4万4776票
丸野内胡桃 無新 3万3671票
田中玲子 無新 7510票
赤木信久 無新〈共〉 7172票
※〈〉内は推薦・支持政党。()内数字は当選回数
◇賛否割れる「穂積流」
穂積氏は、初当選した前回09年の選挙で掲げた40の公約のうち「38はすでに達成済み、または着手済み」と胸を張る。
一方で、「穂積流」といわれる慣例にとらわれない政治手法を批判する声も出ている。その一つが、大森山動物園への中国からのパンダ誘致だ。
穂積氏が昨秋に打ち出したパンダ誘致は、市議会への根回しもなく、突如会見で発表したもの。一部市議の猛反発を招きながら、誘致関連の予算案は議会で可決。ところがその直後、先に誘致に名乗りをあげていた仙台市へのパンダ貸与が、日中首脳会談で決定した。穂積氏は1月の訪中団派遣こそ取りやめたが、「あきらめたわけではない」と公言。その後も市幹部は、水面下で3月下旬の訪中を探り続けていた。
県職員出身で、調整型とされる佐竹氏に比べ、市議、県議上がりの穂積氏は「スピード感がある」と評される。一方で、「意思決定が速すぎる」という一部職員の不満や、「万事が拙速だ」(ベテラン市議)との批判もつきまとう。
達成公約に挙げた「秋田公立美術工芸短大(美短)の4年制大学化」もそう。外部の有識者が4年制化を提言したのは11年2月のこと。わずか2年後の来春には4年制大学になる見込みだ。必要な運営費は年間10億700万円。美短より3億200万円増え、市財政を圧迫する可能性がある。
また、10年秋に表明した「家庭ごみの収集有料化」は、「住民説明が不十分」との批判を受けて一度は提案を断念。ところが11年夏、市議会開会直前に提案を表明した。説明不足の点や市民1人あたり年千円の負担増を問題視して反発した市議会を市幹部が切り崩し、可決にこぎつけた。(河井健)
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http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001205040005
現・元首長が「九条の会」
2012年05月04日
握手する(右から)元常盤村長・石澤善成さん、元大畑町長・木下千代治さん、元浪岡町長・古村一雄さん=青森市柳川1丁目の青森市民ホール
憲法記念日の3日、県内の現・元首長6人が「青森県・市町村長九条の会」を結成した。地方政治で培った経験と人脈を、平和憲法を守る運動に生かすのが狙い。メンバーらは「戦争をする国につくりかえようとする政治の動きに歯止めをかけたい」と意気込む。
結成趣意書に名を連ねるのは鹿内博青森市長、古川正隆蓬田村長の現職2人のほか、木下千代治・元大畑町長、いずれも元浪岡町長の古村一雄氏、平野良一氏と石澤善成・元常盤村長。
代表の木下氏(79)は、現役時代から護憲を公約に掲げてきた。下北半島の佐井村で育った少年時代。2人の兄は戦死し、小学校の教員らも兵隊にとられ、授業が受けられなかった。戦後、中学校はやっと卒業したが、自身の人生を振り返り、「私の学歴は苦学一生。今の子どもたちに二度とそんな思いはさせたくない」。地方の首長経験者として憲法9条を守る運動に関わることの意義については「戦争とは中央集権で行われる。健全な地方自治があれば、国政の不穏な動きを阻止できる」と話す。
首長経験者らによる「九条の会」は宮城や秋田でもすでに結成されており、全国的にみて東北が主導的な役割を果たしている。19日には福島県で「東北地区九条の会ブロック交流会」が開かれ、各県の首長の九条の会メンバーらと意見交換するという。
また、この日は「憲法を守る青森県民の会」や「憲法ネット青森」主催の集会も開かれ、雨の中、街頭で平和憲法の大切さを訴えた。(水戸部六美)
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http://www.asahi.com/national/update/0503/TKY201205030257.html
2012年5月3日17時3分
「がれき受け入れたら自殺」 秋田・大館市役所に落書き大館市役所本庁舎の壁で見つかった落書き。市職員がシンナーを使って消した
3日午前4時40分ごろ、秋田県大館市中城の市役所本庁舎の壁面に落書きがあるのを通りがかりの男性が見つけ、大館署に通報した。署員と市職員が調べたところ、正面玄関左側と国道沿いの壁2カ所に赤のスプレー状の塗料で、「放射能がれきを受け入れたら私は自殺する」と書かれていた。同署は建造物損壊の容疑で捜査している。
落書きの大きさは玄関左側が幅3.5メートル、高さ2メートル、国道沿いが幅3メートル、高さ1.8メートル。市によると、守衛が3日午前0時ごろ、付近を巡回したが、異状はなかったという。
市は東日本大震災で発生したがれきの受け入れを検討している。
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http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1090/20120505_01.htm
戻る人影 戻れぬ苦悩 本格帰村から1ヵ月 福島・川内
スクールバスで登校する川内小の児童ら
福島第1原発事故で全村避難した福島県川内村で本格的な帰村が始まり、1カ月が過ぎた。役場や小中学校が再開し、閑散としていた村内に人影が戻りつつある。しかし、避難を続ける村民からは、役場や帰村者との分断を懸念する声が上がる。帰還見通しの立たない沿岸部から内陸部に、生活圏をどう切り替えるか、も重い課題だ。
「役場や学校が戻って人と車の往来が増えた。活気が全く違う」と語るのは、村の中心部で旅館を営む村商工会長の井出茂さん(56)。
昨年4月は自衛隊の装甲車が走り、夜、明かりがともる家は周囲になかったという。「ようやく村も息を吹き返した」と喜ぶ。
村は昨年3月16日に全村避難し、役場機能を郡山市に移した。今年1月末に帰村宣言を発表。4月2日、役場や学校、診療所などを戻した。
村によると、村民約2800人のうち避難先を引き払って帰村したのは1日現在で223人。この1カ月で36人増えた。村で週に半分以上過ごす人を含めた実質帰村者は約600人に達する。
川内小には16人が通う。スクールバス3台で全児童を送迎できる態勢を整えた。除染で放射線量は毎時0.1マイクロシーベルト台と低いが、屋外活動は3時間以内にとどめ、給食の放射能検査も実施する。
高島仁校長は「できる限りの放射線対策に取り組む。施設環境に恵まれた村の学校に戻り、子どもたちは伸び伸びしている」と話す。
一方で帰村に踏み切れない人も多い。村の中心部、第3行政区長の猪狩紀元さん(68)は郡山市の仮設住宅の自治会長を務め、「開いてない商店が多く、住宅の除染も進んでいない。まだ帰れない」と述べる。
猪狩さんは役場が村に戻り、避難者の中には疎外感が生じているという。「郡山に1500人が避難している。避難者も村民。村は気を配ってほしい」と訴える。
村は沿岸部の富岡町や大熊町などとつながりが深いが、両町の警戒区域指定は解けていない。井出寿一村復興対策課長は「勤め先の4割強は沿岸部の町。病院や高校、買い物も大半が沿岸部だった。そこに行けないのが課題」と明かす。
商店主の鈴木孝幸さん(58)は昨夏に営業を再開したが、魚や肉などの生鮮食品は並べられない。主な仕入れ先が富岡町の市場だったからだ。「役場が帰ってきても状況は変わらない。川内は行き止まりの村になってしまった」と嘆く。
遠藤雄幸村長は「1カ月で大きく変わった実感はなく、復興の道のりはこれからだ。帰村者と避難者の間で分断が生じるのが怖い。懇談会を定期的に開き、避難者にも寄り添う。今後は内陸部の田村市や小野町との連携が重要になる」と話す。
2012年05月05日土曜日
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001205230001
争点は閖上の復興 名取市長選
2012年05月23日
7月1日告示の名取市長選への立候補予定者の説明会が22日、市役所で開かれ、3陣営が出席した。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた閖上地区をはじめ、震災からの復興策や災害に強い街づくりなどが課題となる。投開票は同8日。
説明会には、すでに立候補を表明をしている現職で3選を目指す佐々木一十郎(いそお)氏(62)と、新顔で自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)のほか、1陣営が出席した。
「この計画では安心して暮らせない」
「もっと内陸側で再建する選択肢はないのか」
19日、閖上地区の再建策について名取市が開いた説明会。海岸堤防や土地のかさ上げなどで現地再建をめざす市の計画に、住民から反対意見が相次いだ。2児の母で、生まれも育ちも閖上という会社員女性(38)は「好きな街だから戻りたい。けれど、周りは次々と別の場所に離れてしまった」と肩を落とす。
同市長選は、震災前から閖上が主な舞台となってきた。同市は1958年、増田町、閖上町、館腰村など2町4村が合併してできた名取町が、市に移行して発足。市長は、前職の故・石川次夫氏が就任した80年以降、30年以上にわたり閖上出身者が務めてきた。現時点で立候補の意思を表明している二人も閖上出身だ。
震災後初の今回の市長選でも、閖上の復興策が「最重要課題」(ベテラン市議)だ。市が示す現地再建策をめぐって、主に若い世代から内陸部への移転を求める声が根強く、住民の意見が割れているためだ。佐々木氏は当然再建策を推進し、一方の大橋氏は、市の再建策を基本としつつ複数の居住先を示す考えだ。
実は、約7万2千人の市民の多くは、仙台市のベッドタウンとして発展する内陸の新興住宅地で暮らす。だが、今回の市長選に内陸部から候補者が出る動きは見られない。ある市議は「閖上の問題が焦点になっているのに、よそから市長選に名乗りを上げるのは、『火中のクリを拾う』ようなものだ」と説明する。
市民にも戸惑いがある。内陸部の団地で町内会役員を務める男性は「閖上復興の手助けをしたいとは思うが、他地区からは関わりにくい雰囲気がある」と明かした。(田中美保、平間真太郎)
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>>2198
名取駅が元増田駅だったし増田が中心だけど支配力足りず名取になった(似たような例に黒沢尻→北上・中村→相馬・原町→南相馬・今市→出雲・見付→磐田・武生→越前・中村→四万十etc)寧ろ閖上なんか!?寧ろ四国中央(伊予三島・川之江)的な2極構図かな?
>同市長選は、震災前から閖上が主な舞台となってきた。同市は1958年、増田町、閖上町、館腰村など2町4村が合併してできた名取町が、市に移行して発足。市長は、前職の故・石川次夫氏が就任した80年以降、30年以上にわたり閖上出身者が務めてきた。現時点で立候補の意思を表明している二人も閖上出身だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120529-OYT1T00209.htm
県議・県職員138人の料亭飲食、自己負担へ
山形県議と県職員計138人が4月に「意見交換会」として県費で飲食をしていた問題で、県議会最大会派の自民党は28日、出席者がそれぞれ飲食費用を負担する方針を決めた。
意見交換会に参加した自民党以外の議員も同様の対応をする考え。県も同日までに、参加職員が自費で支払うことを決めた。
意見交換会は4月25日、県が主催し、県議会の常任委員会ごとに山形市内の料亭6軒で開催。共産党県議1人をのぞく、県議43人(自民32人、県政クラブ7人、公明1人、無所属3人)と県職員95人が参加し、飲食費は1人約8000円、総費用は計約110万円だった。県によると、現段階で料亭への支払いはしておらず、県費はまだ使われていないという。
自民党は28日に開いた議員総会で、意見交換会の飲食費の支払いに関して議論。しかし、意見がまとまらず、会派執行部らに対応の決定を一任した。その後の執行部の協議で、「4月25日の意見交換会については、会費として飲食代を負担する」という方針を決定、所属議員に通知した。
会派代表の志田英紀県議は、「現在の社会通念上、許されない。県民におわびを申し上げる」と話した。
また、県政クラブも28日までに、各自支払うことで意見を集約。公明党や無所属の県議も、「支払うべき」「みなさんと足並みをそろえたい」などとしており、出席した全県議が支払いに応じる見通しだ。
県も「できるだけ早く、出席者から会費を集める」(望月明雄・総務部長)とし、職員の自己負担とする方針。
今後の意見交換会について、県では開催するかどうかを含め、費用負担の方法などを、今後、議会側と検討していくとしている。
(2012年5月29日13時29分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120529-OYT1T00206.htm
公務中の市長、職員運転の公用車で後援者宅へ
不適切な公用車の使用を陳謝する安部市長(米沢市役所で) 山形県米沢市の安部三十郎市長は28日の定例記者会見で、4月に公務のため市職員が運転する公用車で市内を移動していた合間に、自身の後援会関係者宅に立ち寄っていたとして、「公務から逸脱した行為だった。意図的、常習的ではないが、申し訳ない」と陳謝した。
安部市長は費用返還する意向を示し、ガソリン代や人件費の返還が寄付行為を禁じた公職選挙法に触れないかを市総務部に調べさせていることを明らかにした。
市長の説明によると、4月28日昼頃、市内の地区後援会の幹部宅に、支援者が対象の市政報告会の打ち合わせをするため、10分ほど立ち寄った。この日は土曜日で、同市の図書館が入る文化複合施設の問題などについて関係者と協議するため、公用車で他に5か所を訪ねた途中だったという。
今月になって市議から指摘があり、安部市長はこの日の会見で報道陣の質問に対し、不適切な公用車の使用を認めた。安部市長は、就任後に市長専用車を廃止した点を強調し、「公務以外で公用車を使ったことは他にない」と述べた。
市総務部は、「市の公用車使用に明確なルールはないが、公務と政治活動は区別すべきだ」としている。
(2012年5月29日18時01分 読売新聞)
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>>2198-2199
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120601t11025.htm
復興争点、現新対決か 名取市長選、告示まで1カ月
任期満了に伴う宮城県名取市長選(7月1日告示、8日投票)は告示まで1カ月に迫った。立候補を表明しているのは、現職で3選を目指す佐々木一十郎氏(62)=無所属=と、新人で自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)=同=の2人。東日本大震災からの復興に関心が向き、表立った擁立劇は鳴りを潜めているが、水面下では新たな候補を模索する動きもある。
佐々木氏は3月に立候補を表明。4月末から後援会主催の市政報告会を各地区で開き、「失われた街を一日も早く復興することが必要」と、被災した閖上地区の現地再建などを唱えている。
大橋氏は5月中旬に出馬の意向を示した。被災地の復旧復興や、自然と共生する街づくりなどを公約にする考えだ。近く、後援会事務所を市内に設け、正式に出馬表明する見通し。
両氏はともに閖上地区の被災者。市が進める同地区の現地再建案には一部住民から反対意見があり、選挙戦の争点になるか注目される。
前回と前々回は、佐々木氏と無所属新人石川利一氏(64)が激戦を繰り広げた。昨年秋に石川氏が県議選名取選挙区にくら替えし、自民推薦で初当選した。前回、佐々木氏に973票差に迫った石川氏の支持票の行方が、勝敗を占うともみられている。
自民系の市議経験者は「沿岸部が被災した非常事態。復興のスピードが最も求められており、いま戦いを仕掛けるような雰囲気にない」と候補擁立には難色を示す。
昨年10月には市職員中途採用問題をめぐり、佐々木氏に対する市長辞職勧告決議案が15対1の圧倒的多数で可決されたが、佐々木氏は「任期を全うする」と突っぱねた。
それでも議会内に対立候補として名乗りを上げる人物はおらず、市民からは「いったい何のための辞職勧告だったのか」との批判がくすぶる。
ある市議は「このままでは議会の存在意義が問われかねない。候補者擁立をぎりぎりまで探る」と打ち明ける。
2012年06月01日金曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120602-OYT8T01041.htm
閖上地区集団移転検討 名取市住民意向に配慮
名取市が進める同市閖上地区の現地再建計画に住民が反発している問題で、同市が地区外への集団移転を可能にするプランを複数作成し、想定される移転戸数や事業費などを具体的に検討していることが、2日分かった。同市が集団移転容認へとかじを切るかどうか、今後の対応が注目される。
今回明らかになった案のうち、住民の意向を最大限くみ取ったのが、希望者全員を移転対象とする案(案4)。沿岸部からも内陸部からも、仙台東部道路西側など地区外への移転が可能になる。移転対象者は700戸と多数に上る見込みで、移転地確保などの作業が煩雑で行政の負担が重くなるため、全住民の生活再建に要する期間が長引く恐れもありそうだ。
沿岸部の住民のみを移転対象とする案は、事業費が抑えられる点などがメリット。内陸部と沿岸部を一体として区画整理する場合(案2)と内陸部を先行して区画整理する場合(案3)で分けた。一体型は、沿岸部の集団移転が遅れれば、土地区画整理事業全体の進行がずれ込むことが予想される。内陸部先行型は、沿岸部の産業エリアの開発が遅れる可能性もある。
このほか、市議会内では、現行案(案1)を修正する形で、内陸部の居住区をさらに西側に拡大する案なども検討が始まっている。実現すれば、より内陸側に移転できる選択肢が広がることになる。
集団移転の選択肢を市が検討していたことについて、閖上地区の市民グループのメンバーは「市はどんどん案を出してきて当たり前で、逆に遅いぐらい」と話し、「きっちり公表してもらって、改めて案を比較しながら市民と議論していくべきだ」と注文を付けた。
(2012年6月3日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t11030.htm
「国営祈念公園」整備“石巻拠点”に異論 気仙沼市長
東日本大震災の犠牲者を追悼し、教訓を伝える場となる「国営祈念公園」を石巻市に整備するよう、県が国に求める方針を固めたことについて、気仙沼市の菅原茂市長は15日の記者会見で「国の方針がまだ定まっていない中で、石巻市を拠点に決める理由はない」と述べ、今後も気仙沼市への整備を要請していく考えを示した。
菅原市長は、この問題で村井嘉浩知事とやりとりした経緯に触れ、「(知事は)被災の度合いが大きい石巻を拠点に、県として早く手を上げておきたいということだった」と説明した。
その上で、国交省の「復興祈念公園検討会議」がまとめた論点の一つに「後世に伝承することがふさわしい場所」とされていることに言及し、「気仙沼市の方が合っていると思う」と語った。
同市の祈念公園構想は、津波で陸上に打ち上げられた大型漁船の保存や、市のシンボルの安波山の活用を通じ「鎮魂の森」「防災拠点施設」などを一体的に整備する内容。
2012年06月16日土曜日
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>>3>>5
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001206190002
白石市長が陳謝連発
2012年06月19日
18日の白石市議会で、市が出していた議案をめぐって風間康静市長が立て続けに陳謝や修正を迫られた。いずれも、市の「勇み足」に議員が反発したためだ。
市長が謝ったのは、1998年に廃校になった白石市福岡八宮の福岡小学校蔵王分校の土地・建物を岩沼市の飼料会社に売る問題。地方自治法に基づき、市が14日、売却に当たって必要な議案を出していた。
しかし、市がすでに飼料会社による校舎の改修を許し、会社も5月から操業を始めていたことが判明。18日、議員から「議会軽視だ」「地方自治法違反だ」との反発が相次いだ。
市は、東京電力福島第一原発事故で牧草が使えなくなったため、代わりに配合飼料を多く供給するための廃校売却だったとして「緊急性があった」と説明。企業誘致の側面からも「マニュアル通りには進められなかった」と釈明した。
本会議を中断して議員が話し合った結果、「市長の謝罪が必要」と判断。市長は「手続き上、議会に諮ることなく本日に至ったことをおわびします」と謝った。これを受け、議案は27日に可決される見通しだ。
修正することになったのは、東日本大震災で被災した白石城の改修費用として寄せられた寄付金を元手に、2代目城主・片倉小十郎重長の甲冑(かっ・ちゅう)の複製品を作ろうと、1千万円を計上していた今年度補正予算案だ。
市は昨夏、改修費用の寄付を呼び掛け、1500万円が集まった。しかし、今年3月に約1億円の費用全額が国からの交付税で賄えることになった。このため、市は寄付金を生かして「白石城基金」を作り、このうち1千万円を複製品の制作費などに充てることにした。
しかし、18日の議会では、議員から「特定の目的で寄せられた寄付金を別の費用に充てるのは問題」との批判が出た。
市長は同様の批判を市民からも受けていると明らかにし、「白石城に複製品を置き、魅力を増すのが目的だったが、説明不足だったと反省している」と陳謝。予算案から1千万円を削る修正案を19日に出し直すことにした。(石井力)
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>>2176
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061901002400.html
双葉町長の不信任案提出へ 役場帰還で議会と対立
東京電力福島第1原発事故で、埼玉県加須市に役場機能ごと避難している福島県双葉町の6月定例議会に、井戸川克隆町長の不信任決議案が提出される見通しとなったことが19日、分かった。会期は21日まで。役場機能の福島県内への帰還をめぐる対立などが理由とみられる。
町議会の定数は8。可決には出席議員の4分の3(6人)以上の同意が必要だが、微妙な情勢という。
役場機能を戻すかどうかをめぐっては、今年3月の議会が6月末までの帰還を全会一致で決議したが、具体的な進展がなく議会側と町長との亀裂が深まっていた。
2012/06/19 21:31 【共同通信】
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120615-OYT1T00002.htm
双葉町長不信任案提出へ…役場帰還の姿勢不明と
福島第一原発事故により役場機能が埼玉県加須市に移転している福島県双葉町の町議会(定数8)で一部議員が19日に開会する6月定例会に井戸川克隆町長の不信任決議案を提出する方針を固めた。
可決には4分の3(6人)以上の賛成が必要だが、4、5人程度とみられ、可決は微妙な状況だ。
議会は3月定例会で「役場機能本体を福島県内に戻すことについての決議」を全会一致で可決。5月に行った町民へのアンケートでもいわき市など県内への帰還を求める声が大きく半数を超した。
しかし、井戸川町長は、県内帰還について態度を明確にしていないことから、一部議員が、不信任案提出を決めた。
地方自治法の規定では、不信任案が可決されれば、町長は10日以内に議会を解散しなければ自動的に失職する。
解散しても改選後の議会で再度不信任が可決されれば失職する。
(2012年6月15日11時17分 読売新聞)
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>>1977-1978とか
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120620t11004.htm
宮城海区漁業調整委、8月改選 水産特区で「無風」一転
8月に改選となる宮城海区漁業調整委員会の選挙(7月24日告示、8月2日投票)に、宮城県内の漁業者の関心が高まっている。東日本大震災後、村井嘉浩知事が打ち出した沿岸漁業権を民間に開放する「水産業復興特区」構想が争点に浮上しているからだ。海区委は漁業権の免許を審査する機関で、これまで漁協関係者が当選してきた。過去30年以上も無投票が続いたが、一転して選挙戦となる波乱含みの展開も想定される。(報道部・馬場崇)
同構想を提唱した村井知事は、2013年の漁業権免許更新期に合わせ、特区を導入する意向を示している。免許を与えるのは知事の権限だが、その是非を審議するのは、今回の選挙で選ばれた委員になる。
海区委は漁業者代表の公選委員9人と、学識代表などの知事選任委員6人の計15人で構成する。いずれも任期は4年。
漁業者代表の選挙は公選法が準用される。選挙権・被選挙権があるのは20歳以上で県内沿岸15市町に住所があり、年90日以上、漁業に従事する人。2010年12月現在の有権者は4753人。
選挙は無投票がほぼ慣例化してきた。候補者は「三陸沿岸、仙台湾など地域バランスを考慮したり、地域内の暗黙の了解で決まったりしていた」(漁業関係者)という。
最後にあった選挙戦は1980年。その後、補選を含む8回の選挙は全て無投票だった。漁業者の減少に伴う後継者不足や大きな争点がなかったことも理由とみられる。
今回の改選もひっそりと進むはずだったが、水産業復興特区構想で状況は一変した。
特区構想に対し、県漁協は反対の意思決定をしている。漁業関係者は「候補者は特区への賛否が問われ、有権者の判断基準になる」と語り、特区の争点化をにじませる。
選挙戦は県内水産業の将来に影響を及ぼしそうだ。県南の漁業者は「海区委選挙は、漁業者の意見を直接、県の施策に反映できる機会。課題が山積みの中、水産県・宮城の今後を左右する大事な選挙だ」と選挙の意義を強調した。
◎県選管 有権者の大半被災、準備も異例ずくめ
震災後初となる海区委選挙の準備は、異例ずくめで進んでいる。
震災で沿岸部は大打撃を受け、漁業者の大半は家を失った。仮設住宅に移ったり、転居したりしていて、選挙人名簿の作成は難航している。
例年、名簿の確定日は「選挙前年の12月5日」だったが、今回は国の特例法で告示日の5日前、7月19日となった。
県選管は漁協、市町選管を通じ、名簿作成に必要な有権者登録申請を呼び掛け、名簿作成にこぎ着けた。担当者は「有権者数はだいぶ落ち込みそうだ」とみる。
選挙戦になれば、昨年秋に行われた宮城県議選と同様、仮設住宅への投票所開設などの対応が求められそうだ。
[海区漁業調整委員会]漁業法に基づき、漁場計画の策定、漁業権の免許、漁業調整規則の制定に関する知事の諮問に対し答申するほか、漁業権の制限・条件付与について意見を申し立てる。漁場使用、水産動植物採捕の制限、禁止を指示する。
2012年06月20日水曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20120620-OYT8T01528.htm
双葉町長「年度内に福島帰還」 除染、適地…課題山積
原発事故で加須市に集団避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長が20日、議会で「役場機能を年度内に福島県に戻す」と表明した。これまで、放射能への不安などを理由に慎重な姿勢を示してきたが、井戸川町長は報道陣に、「多くの住民の要望に応えることも必要」と述べ、苦しい胸の内をにじませた。
移転実現には、さまざまなハードルがある。井戸川町長は、職員が安心して働ける環境として、年間被曝(ひばく)線量1ミリ・シーベルト以下を条件に挙げている。適地を探すこととともに、除染技術の進展も不可欠だ。また、井戸川町長は20日、移転候補地として多くの町民が挙げるいわき市の住民から「(受け入れを)絶対に阻止する」などの声が届けられていると明かした。受け入れ自治体の十分な理解が得られるかも課題となる。
(2012年6月21日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20120620-OYT8T00366.htm?from=popin
双葉町役場の移転先…「いわき市」が半数
住民アンケート 議会が尊重要請
埼玉県加須市に移している福島県双葉町の役場機能の再移転先について、町議会の特別委員会は19日、町民の希望が最も多いとして、同県いわき市を候補地とするよう町側に要請した。
加須市騎西総合支所議場で同日開会した町議会定例会で、全国に分散避難する2823世帯を対象に実施したアンケートの結果を特別委が報告した。約半数の1432世帯が回答し、いわき市を挙げたのが778世帯(54・3%)と過半数に上った。次いで郡山市が332世帯(23・2%)で、これに福島市84世帯(5・9%)、南相馬市54世帯(3・8%)、白河市51世帯(3・6%)が続いた。
特別委委員長の伊沢史朗議員は「全員一致でいわき市が最適と考える。町長は重く受け止め、速やかに決定してほしい」と述べた。議会後、井戸川克隆町長は「重く受け止めるということに尽きる」と述べた。
町によると、町民の避難先は18日現在、福島県内が3584人で、いわき市では最多の1298人が暮らす。県外は3411人で、埼玉県が1188人と最多。
(2012年6月20日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001206220002
吉村氏が出馬表明 知事選 再選目指す
2012年06月22日
次期知事選への立候補を表明した吉村知事=県議会
「県のさらなる発展のため、引き続き県政を担わせていただきたい」。吉村美栄子知事は21日の県議会本会議で、来年2月13日の任期満了に伴う知事選に2期目を目指して立候補すると表明した。前回知事選では自民党県議の大半が対立候補を支援したが、高い人気を背景に現時点では対抗馬擁立の動きは出ていない。
吉村知事は、自民党会派の志田英紀県議と県政クラブの阿部昇司県議の代表質問に答え、「県民の審判を仰ぐ決意を固めた」「県民一人ひとりが喜びと幸せを実感し、生き生きと輝いて生きていける県の実現に全力を尽くす」と述べた。
今後の県政運営については「エネルギー政策の大転換が求められている。原発依存から卒業すべきだ」と改めて「卒原発」の考えを強調。「再生可能エネルギーを活用した分散型エネルギー社会を先導し、余剰エネルギーを県外に供給することを目指す」と語った。
知事の出馬表明を受け、自民党県連幹事長でもある志田県議は「率直にお答え頂いた」と評価しつつ、党の対応については「国会議員とも相談し、党内手続きを経て決める」と述べるにとどめた。前回「自主投票」だった公明党県本部代表代行の菊池文昭県議も「他人の話に耳を傾ける知事の姿勢は評価すべきだが、知事選への対応はまだ考えていない」と話した。
一方、民主党県連会長の和嶋未希衆院議員は「農林水産業の振興や震災と原発避難者対応などの県政運営の手腕を高く評価し、敬意を表したい。1期目同様、万全の応援・協力をしていきたい」とコメント。
また、社民党県連合幹事長の高橋啓介県議は「吉村知事は対話重視で政策にも反映してきた。またお願いしたいという声は多い」、共産党県委員会の本間和也委員長は「前回の選挙での政策合意に基づいて命と暮らしを守る政治を進めてきたことを評価したい」と述べ、いずれも前回に続き支援する姿勢をにじませた。
吉村知事は議会後、報道陣に「県民党でいく」と述べ、前回同様、無所属で立候補する考えを示した。政党の支援については、まだ決まっていないとしている。
◇ 初当選から3年半 実績は
農林水産振興 険しい3000億円達成
震災への対応 支援へ決断力示す
初当選から3年半。経済の低迷が続き、震災への対応にも追われる吉村知事の県政運営を、数値目標の面などから改めてたどった。
知事は選挙公約の「雇用創出1万人プラン」、さらに2010〜11年度に2万人の雇用を生み出す「雇用安心プロジェクト」に取り組んだ。就任直後0・40倍だった有効求人倍率は、12年4月には0・92倍に。ただ正社員に関する有効求人倍率は0・35倍と低迷。評価は今年度始めた「やまがた新雇用安定プロジェクト」にかかっている。
公約のもう一つの柱は「12年の農林水産業を起点とした産出額3千億円」の目標を掲げた農業振興。08年の2351億円から10年には2503億円(実績見込み)に増やした。6次産業化を促進し付加価値を増す政策が奏功した形だ。ただ、原発事故の風評被害による肉牛の価格下落などは深刻で、東京電力による賠償額を含めても「3千億円」の達成は険しそうだ。
子育て推進部を立ち上げるなど少子化対策にも一貫して力を入れてきた。しかし11年の合計特殊出生率は1・46。選挙で掲げた「1・50」の目標には届いていない。保育所の定員増など子育てしやすい環境づくりに取り組んでいるが、更なる方策が必要だ。
震災後は、避難者を全国で最も多く受け入れ、被災地支援にも尽力してきた。牛肉の風評被害への対応では全頭検査を全国で初めて実施。震災がれきもいち早く受けいれると表明し、決断力を示した。「卒原発」では今年3月に県エネルギー戦略を策定し、今年度は環境エネルギー部を創設。実効性のある施策をどう打ち出すか、これから手腕が問われることになる。(西尾邦明、遠藤隆史)
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>>2176>>2206-2207>>2209
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001206210005
井戸川町政に批判 不信任案は否決/双葉
2012年06月22日
不信任案が否決された後、記者会見に応じる福島県双葉町の井戸川克隆町長=埼玉県加須市の旧騎西高校
東京電力福島第一原発の事故で埼玉県加須市に役場を移転している福島県の双葉町議会は21日、井戸川克隆町長の不信任決議案を提出した。出席議員7人のうち5人が賛成したものの、出席議員の4分の3に届かず否決された。町議会は井戸川町長の町政運営に批判を投げかけた。
不信任案を提出したのは菅野博紀町議。不信任案では、埼玉県加須市に役場機能を移転する際の判断や、昨年6月、避難町民が逮捕された際に義援金の辞退を決めたことなど、町長の独断が過ぎると指摘した。
ほかにも、「住民の声を聞くと公の場で言っているが、話を聞くこともなく、住民不在の対応」ばかりで、役場機能を福島県に戻すことを求めた20日の一般質問などで、具体的な内容の答弁がなかったと批判している。
この日の町議会本会議では、佐々木清一議長が家族が亡くなったため欠席。残り7人が出席し、不信任案への賛成は5人だった。不信任案の決議に必要な出席議員の4分の3に足りず、否決された。
不信任案に議員の半数以上の5人が賛成したことについて、井戸川町長は記者会見で「重く受け止める。今後の対応は自己反省の中で考えたい」と話した。
井戸川町長は、埼玉県への移転は「災害対策本部の中で合意をした」、義援金の辞退は「議会の同意は得なかったが、反省の意味を込めた」と独断ではなかったと釈明。「精いっぱいやっているが、理解されないことがたくさんある。しかし、一切の責任は私にある。今後はもっと町民と多くを語っていきたい」と話した。
提案した菅野町議は議会後、「今日、多くの町民の方々が町長にノーを伝えたということになる。町長は双葉町を残すためにやっているが、僕らは町民のためにやっている」と話した。
不信任案に賛成しなかった2人の町議は、町議会の討論で「決議の理由が不信任に当たらない」「年度内に福島県に戻るということで一定の理解をしている」などと述べた。(木村俊介)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000106-mailo-l11
集団避難「双葉町」から:町長不信任決議案否決 議会との溝深く 町民「もめている場合か」 /埼玉
毎日新聞 6月22日(金)12時15分配信
東京電力福島第1原発事故で加須市に役場機能ごと避難している福島県双葉町。井戸川克隆町長への不信任決議案は21日の町議会で否決されたが、震災後の対応を巡る町長と町議の溝の深さを改めて浮き彫りにした。町長は意思疎通が不十分だったと認めたものの、議会を傍聴した町民からは「こんな時期にもめている場合か」と不満の声が上がった。
菅野博紀町議ら5人が決議案を提出。役場機能の県内移転について「年度内に(福島)県内に戻す」とした町長の答弁を「具体的ではない」などと批判し、「町民の話を聞くこともなく、住民不在の対応」と強調。議会が3月定例会で「6月末までの移転」を求めていたことを踏まえ、6月定例会での表明を「決断が遅い」と受け止めていた。
役場機能移転以外にも、原発事故直後に町長がさいたまスーパーアリーナを経て旧騎西高校を避難場所に決めたり、昨年5月に避難町民の不祥事を受けて義援金を一時的に辞退したことなど、震災後の対応に不信感を募らせていた。
町長は議会後の記者会見で「こういう時こそ、支えてもらうべきではないか」と決議案提出に反論。その一方で「国に出向くことが多く、ひとりひとりの町民の声も聞いてこなかった」とし、「今後は議会側とわだかまりを取り除き、役割分担を明確にする」と語った。
町民の多くもこの日の議会を傍聴。現在は茨城県守谷市に住む谷津田陽一さん(61)は「一致団結して復興を目指さなければいけない時に一枚岩になっていないのはとても残念」と複雑な心境を明かした。加須市内のアパートで暮らす女性(57)は「町長は自分の考えをきちんと発信してほしい。議会も、ばらばらになった町民の声を聞いてまとめていくべきだ」と話した。【大平明日香、清水隆明】
6月22日朝刊
http://www.minpo.jp/news/detail/201206222065
双葉町長の不信任案否決 賛成、必要な4分の3に届かず
東京電力福島第一原発事故で、埼玉県加須市に役場機能ごと避難している双葉町の6月定例議会は21日、加須市で最終本会議を開き、役場機能本体移転の対応などをめぐり、議員から井戸川克隆町長に対する不信任決議案が提出された。採決の結果、否決された。
可決には出席議員の4分の3以上の同意が必要。定数8に対し、この日は佐々木清一議長が欠席し、7人が出席した。可決には6人の賛成が必要だったが、賛成は5人で、反対が2人だった。
本会議終了後、記者会見した井戸川町長は「不信任決議案提出は自分の責任。ただ、責任の由来は東京電力福島第一原発事故にある。今後は原発事故への問題提起を続けながら、議会と執行部が忌憚(きたん)なく議論していかなければならない」と述べた。
( 2012/06/22 08:42 カテゴリー:主要 )
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http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20120622g
次期知事選出馬「秋には判断」 佐竹知事、「県民評価見極めて」
第1回定例県議会6月議会は21日、本会議を開き、加藤鉱一(自民)、三浦英一(新みらい)、菅原広二(自民)の3氏が一般質問を行った。任期が残り約10カ月となった佐竹敬久知事は、次期知事選への出馬の意向を問われ「これまでの取り組みや成果に対する県民の評価を見極め、秋には判断したい」と述べた。
佐竹知事は就任後、選挙時のマニフェストを具体化した県政運営指針「ふるさと秋田元気創造プラン」の施策について「具体的な数値目標を掲げて全力で取り組んできた」と強調。高速道路の未開通区間解消への取り組み、秋田港の国際コンテナターミナル整備などの成果を列挙した。
一方、産業振興分野で十分な成果が上がっていないことや、本年度、観光文化スポーツ部を創設したばかりであることに触れ「いまだ道半ばという思いがするのも確か」と語った。
(2012/06/22 13:29 更新)
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>>2210
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120622t51006.htm
山形知事選、吉村氏再選出馬表明 県政野党自民の対応焦点
吉村美栄子山形県知事(61)が21日、再選出馬を表明し、県内各党は今後、知事選対応の検討に入る。県政与党の民主、共産、社民3党は、前回に引き続き吉村氏の支援に回るのが確実で、野党自民党の対応が最大の焦点。有力な対抗馬が見当たらない中、吉村氏との距離を縮める自民党がこのまま吉村氏支持に突き進むのか、有権者の熱い視線が集まる。
吉村氏は県議会6月定例会の本会議で、2議員の代表質問に再選出馬を表明した。1人目は自民党県連幹事長の志田英紀氏、2人目は民主党県連総務会長の阿部昇司氏で、野党の質問が最初に出馬表明を引き出す形になった。
「知事は最大会派の自民党に敬意を表したのでは」と自民党県議の一人。議会後、報道陣に囲まれた志田氏は「県民の顔を見ながらよくやっている。大きなエラーはないと思う」と吉村氏を持ち上げた。
定数44のうち自民党県議は32人。前回知事選では大半の県議が当時現職の斎藤弘氏(54)を支援したが、現在、吉村氏を囲む勉強会に党県議21人が参加するなど、3年半で状況は変わった。
党県連は今後、国会議員3人の見解を踏まえて対応を協議する。志田氏は「誰であれ支援の打診があればオープンな議論をする」と、吉村氏について表向き和戦両様の構えを見せるが、選択肢は徐々に狭まっている。「現時点で白紙」と知事選出馬を否定しない斎藤氏にも「(支援)要請があっても難しい」(県連幹部)と距離を置く。
与党3党は吉村氏支援が既定路線とされ、民主党県連幹事長の吉村和武県議は「吉村知事は震災がれきの受け入れなどで東北復興に役割を果たした。これまで同様に連携したい」と、早くも選挙後を見据えた。
共産党の渡辺ゆり子県議は「卒原発など、多くの県民の思いを踏まえている。政策協議で合意した上で吉村知事を推したい」、社民党県連幹事長の高橋啓介県議は「力強い出馬表明だった。対話重視の吉村県政は県民の信頼を得ている」とそれぞれ語った。
前回自主投票だった公明党の菊池文昭県議は「3年間で県政は間違った方向には進まなかった」と振り返った。
議会後、吉村氏は報道陣に、各党への応援要請は「県民党の立場なので、今のところ考えていない」と語った。
2012年06月22日金曜日
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>>2198-2199
>>2202-2203
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120624t11029.htm
宮城・名取市長選告示まで1週間 沿岸復興港町対決
任期満了に伴う名取市長選(7月1日告示、8日投票)は告示まで1週間に迫った。現職と新人の一騎打ちとなる見通し。2氏はともに東日本大震災の津波被災地である閖上地区住民。沿岸部復興の是非を争点とした「港町対決」の行方に注目が集まる一方で、大票田の内陸部に住む市民の関心は薄く、前哨戦は盛り上がりに欠けている。
立候補を表明しているのはいずれも無所属で、3選を目指す現職佐々木一十郎氏(62)と、新人で自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)。
3月に立候補を表明した佐々木氏は21日、後援会主催の決起大会を市文化会館で開いた。支持者を前に佐々木氏は「失われたまちを一日も早く復興することが大切」と市の計画への支持を呼び掛けた。市議らも応援に駆けつけた。
大橋氏は6日に出馬表明したばかり。市内手倉田に後援会事務所を構え、15日、支持者を集め祈願祭を行った。大橋氏は「被災した弱い立場の人々に寄り添いたい」と決意を語る。後援会は告示へ向けた準備を急ピッチで進める。
20日に開かれた市選管の事前審査には、2陣営のみが出席し、他に立候補への動きはみられない。戦いの構図はほぼ定まったものの、市民の関心はいま一つで、「本当に市長選はあるのか」といった声すら聞かれる。
名取市長選は前回と前々回、2度にわたり現職と別の新人が激戦を繰り広げた経緯がある。
市中心部の住民は「前回までは選挙前に相当声掛けがあったが今回は至って静か。内陸部も地震でかなりの家屋が被災しているのに、選挙前の話題にすら上らない」と疎外感をあらわにする。
前回投票率は過去最低の51.93%。市選管は23日から市内155カ所にポスター掲示場設置を開始。駅に投票日をPRする看板を掲げ啓発を始めたが、前哨戦の低調さに両陣営からは投票率低下を危ぶむ声も出ている。
2012年06月24日日曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120619-OYT1T01533.htm
酔って暴行市議、「自分なりに」辞職勧告応じず
宮城県名取市議会は19日、市内の飲食店で女性従業員に暴力行為を行ったなどとして、今野栄希市議に対する議員辞職勧告決議を賛成多数で可決した。
決議には法的拘束力はなく、今野議員は取材に対し、辞職しない考えを示した。
決議は、同市議会の6会派の代表者ら7人が共同で提案した。
決議によると、今野市議は3月22日夜、酒に酔って女性従業員に暴行し、同県警岩沼署員が駆けつける騒ぎを起こしたとしている。また、今月7日に開会した市議会定例会に、入院加療のためとして欠席届を出していながら、10日には車で外出し、別の車と衝突事故を起こすなど、「議員として著しく資質を欠く」とした。飲食店での暴力行為は、女性従業員が被害届を提出していないという。
今野議員は取材に対し、「内容は間違いない」と事実関係を認めながらも、「自分なりに反省しており、誠心誠意、残された期間を責任もって全うしたい」と述べた。
(2012年6月20日07時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120619-OYT8T01513.htm
名取市議に辞職勧告
名取市議会は19日、市内の飲食店で女性従業員に暴力行為を行ったなどとして、今野栄希市議に対する議員辞職勧告決議を賛成多数で可決した。決議には法的拘束力はなく、今野議員は取材に対し、辞職しない考えを示した。
決議は、同市議会の6会派の代表者ら7人が共同で提案した。
決議によると、今野市議は3月22日夜、酒に酔って女性従業員に暴行し、岩沼署員が駆けつける騒ぎを起こしたとしている。また、今月7日に開会した市議会定例会に、入院加療のためとして欠席届を出していながら、10日には車で外出し、別の車と衝突事故を起こすなど、「議員として著しく資質を欠く」とした。飲食店での暴力行為は、女性従業員が被害届を提出していないという。
今野議員は取材に対し、「内容は間違いない」と事実関係を認めながらも、「自分なりに反省しており、誠心誠意、残された期間を責任もって全うしたい」と述べた。
(2012年6月20日 読売新聞)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/8632
小沢氏はどこへ 一連の動き、賛否割れる
2012年06月27日
(中略)
◇
被災地の首長の反応も様々だ。ただ、賛否を離れ「復興の邪魔をしないでほしい」で一致している。
戸田公明・大船渡市長は「国全体を見ればようやく第一歩を踏み出した」と法案通過を評価し、民主党離党を模索する動きについて「どちらにしても引き続き地元の意見を中央に届けてほしい」と話した。
野田武則・釜石市長は「復興を考えれば消費増税の議論自体が好ましくない。日本の最大の危機に別方向に議論が向いている」。「反対した議員は我々の思いを国政に伝えている。政界再編に動くのは当然で国民に信を問うべきだ」と述べた。
山本正徳・宮古市長は「財政事情で増税は避けて通れないが時期が悪い」。せめて税率を上げる2年後まで震災復興に全力を挙げてほしいと話す。困るのは政局の混乱。「被災地は一つになって頑張っている。総選挙になっててんでに議論したら、みんなの気持ちがぐちゃぐちゃになる」。選挙事務に役所の人手を取られるのも痛い。「全国から応援をもらっているのにマンパワーが割かれる。たまらん」
山内隆文・久慈市長は「消費税は安定財源として期待できるが逆進性をどうするのか。しっかり議論して必要な制度設計を早く示してほしい」と注文した。
大槌町の碇川豊町長は「生活困窮の被災者への増税は受け入れがたい」と反対だ。政局には関心がない。小沢一郎氏の動向について「影響力を感じたこともないし、興味がない」。さらに「民主党が分裂状態になったって、どうでもいい。そんな暇があれば成長戦略の政策でしのぎを削ってほしい」。
◇
釜石市平田の尾崎白浜で今春から雑貨店を開いた佐々木真理子さん(65)はため息をついた。「商売を始めたばかりで見通しがつかない。コンビニやスーパーのように次々と客が来るわけでないのに増税では。昔は貧乏でも楽しかったけどこれからは生き地獄だね」
大船渡市末崎町の漁師小松陽市さん(70)は「復興が始まったばかりなのに、消費税を上げてどうするのか」と憤る。津波で漁船を失い、海に出られない。地域の漁船は6割ほどしか戻っておらず、漁に出るめどが立たない仲間は多い。「財政難はわかるが消費税が10%になったらとても船なんて買えない」
「被災地のため、復興のため、という言葉が最後まで聞こえなかった」。陸前高田市竹駒町の仮設住宅で暮らす主婦残間雪子さん(71)は「被災者は置き去りにされた」と感じた。1月、仮設住宅を訪れた小沢元代表の集会に参加した。野田政権への批判が続いたが「消費税とか社会保障の話なんて何もなくて」と振り返る。
山田町で外装業と飲食店を営む斉藤秀喜さん(54)は「被災地は国民の税金で助けてもらっている。増税に我々が文句を言う立場じゃない」と話すが、増税の時期に疑問がある。「何も復興が始まっていない。そしてこの不景気。壊し屋というけど、いまは小沢さんが言うことがもっともだ」
大槌町吉里吉里の仮設住宅に住む大工川原繁夫さん(67)は「建築資材も土地も上がっている。消費税まで上がったら被災地の家が再建できなくなるよ」とあきれ顔だ。自宅を修理しながら頼まれた家の建て直しを手伝っている。「請負金額を上げないようにすると、経費がかさみ、労賃が減る。自分の家を直すことに専念しようかと思うが、稼がないと収入がない」
盛岡市中心部でレストランの店長を務める菅原和真さん(36)は「家計が厳しくなると外食の機会が減る。先のこととはいえ増税は痛い」と顔を曇らせた。
同市の山田京子さん(45)は家計の足しにと昨年パートを始めた。長時間の立ち仕事と慣れない接客で体調を崩したこともあった。「いずれ上がるだろうとあきらめていた。上げた分だけは医療や福祉の保障をちゃんとしてほしい」
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001206250003
復興のゆくえ 名取市長選を前に 上
2012年06月25日
「再建しても、若い人たちが戻ってこない閖上になってしまう。内陸側にも、居住区域を広げてほしい」
6月8日、名取市役所。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた閖上地区の住民8人が、佐々木一十郎(い・そ・お)市長(62)に訴えた。
8人は「閖上地区現地再建区域の一部変更を求める会」のメンバー。60歳代の主婦が中心だ。市が進める閖上の現地再建計画の見直しを求め、陳情に訪れた。代表の大友美恵子さん(66)は言う。「津波を実際に見た人は、戻りたくても怖くて戻れない人が多い。次の世代を思って陳情することにした」
市の復興計画を話し合った「名取市新たな未来会議」は昨年8月、閖上での現地再建の方針を佐々木市長に示した。海岸や名取川沿いに防潮堤を造り、道路をかさ上げする「多重防御」をした上で、宅地を盛り土すれば津波被害を食い止められる、というものだ。
佐々木市長も「閖上がこれまで築いた歴史、文化を後世に残したい」と現地再建策に同調。市議会も10月、現地再建策をふくむ復興計画を認めた。
だが、その計画に閖上住民から反発が起きる。
現地再建をめぐって市が2〜5月、住民約2400人の意向を調べたところ、回答した1582人のうち、「再建した後の閖上に戻る」と答えたのは4割にとどまった。市が5月から計9回開いた説明会でも反発が続出。終了予定時刻が過ぎても、居残って市職員に詰め寄る住民もいた。
「私たちの声に耳を傾ける姿勢が足りなかった」。自宅を流され民間住宅を借り上げた「みなし仮設」に住む橋浦武さん(70)は説明会に参加したが、納得がいかない。「仙台市や岩沼市の沿岸は内陸に集団移転するのに、なぜ閖上は現地再建なのか」。住民の中には、現地再建策の見直しをめざして署名活動を始める動きもある。
現地再建は、道路を広げたり公園や避難場所を確保したりする土地区画整理事業を行う必要がある。市町村が行う場合、県が認可する要件に住民ら地権者の同意割合は定められていない。ただ、関係者から意見を求める機会を設けなくてはならず、太田隆基副市長は「反対意見が多いなか、このままで認可を得るのは難しい」と話す。
現地再建に固執する限り住民の同意が得られず、再建計画が前に進まない――。そんな袋小路から抜け出そうと、佐々木市長は現地再建を基本としつつも、住居地域を少しだけ内陸側に広げる方針を固めた。
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7月1日の名取市長選告示を目前に、3選を目指す佐々木一十郎市長は閖上の現地再建策を「微修正」した。立候補表明した自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)も主張は同じで対立点は小さい。それでも選挙の主要テーマは閖上だ。告示を前に、復興のゆくえを探る。(田中美保、平間真太郎が担当します)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001206260003
復興のゆくえ 名取市長選を前に 中
2012年06月26日
6月初め、名取市役所。「住民の反発が多い。このままでは議会も困る」。佐々木一十郎(い・そ・お)市長(62)に対し、市長に近い有力市議が切り出した。
震災で大きな被害を受けた閖上地区の現地再建策に、津波を不安がる住民の反発が強い。だが、市長は「歴史ある閖上の街を残したい」と、現地再建にこだわっていた。
市議会も昨秋、現地再建を含む市の復興計画を全会一致でいったんは認めた。だが、その後、反対意見ばかりの住民説明会を傍聴した市議らに危機感が広がる。震災復興調査特別委員会の場で、急きょ閖上の対応策を21人全員で話し合った。「住民の声を聞く機会を持つべきだ」「見直しを真剣に考えるべきだ」。特別委では、そんな声が相次いだ。
有力市議が市長と面会していたのは、その数日後。特別委の雰囲気を伝える市議に、市長はこう切り返した。「そんなに文句を言うなら、議会としての意見を出してください」。市議はピンと来た。「市長は議会に助け舟を求めている」
面目を保ちながら住民と折り合いをつけるため、議会を頼りにしたい。そんな市長の思惑は、住民団体が現地再建の見直しを求めて面会に来た際の言葉にも表れた。「計画は市議会の議決をもらっている。それ以外のことをやると、議会を無視することになる」
隣接する仙台市や岩沼市が描く津波被災地の復興策は、ほとんどが内陸へ集団移転させる計画だ。だが、名取市は閖上について現地再建を選んだ。なぜか。
閖上は江戸時代からの漁師町で、長く名取の中心だった。港の周りには水産加工業も育ち、2500世帯、7千人規模の街があった。そこで市長はかつて酒造会社を経営していた。支援者も地元業者が中心だ。
早く事業を再開したい業者の多くは、復興までの時間が短くて済む現地再建を望んでいる。このため市は、減税などの特例が受けられる復興特区制度を生かして企業を誘致したり、市南部の仙台空港と一体的に観光エリアにしたりして再興する青写真を描いた。こうした背景が、「市長が現地再建にこだわるのは、支援者への配慮だ」といぶかる市民を増やしている。
自らの政治基盤に配慮しつつ、住民の反発をどう和らげるか。市長が考える落としどころは、現地再建を基本として住民が住む区域を少し内陸に拡大する「微修正」案だ。市長選で対立候補になる自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)も同じような考え方で、争点は見えにくくなった。
中堅市議は言う。「市長も市議会も、めざすのは一日も早い復興だ。お互いに歩み寄らないと」
28日、特別委に市長も出席する。閖上問題を取り上げてから初めてだ。
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001206280002
復興のゆくえ 名取市長選を前に 下
2012年06月28日
27日午前、平野達男復興相が名取市を視察に訪れた。この日の対応ぶりに、復興政策の重心が閖上に偏っている市の現状がよく表れていた。
「内陸への移住を希望する意見があり、どうまとめるかが課題です」
甚大な津波被害を受けた閖上地区の日和山で、太田隆基副市長らが、住民の意見が割れている現地再建策を説明した。視察時間は予定より10分延びて30分。その後、同じく被災した下増田地区も視察したが、時間はわずか10分程度だった。
閖上の南にある下増田地区は、砂地を生かし、ハウス栽培によるチンゲンサイやメロンなどの園芸農業が盛んだった。震災の犠牲者は約740人にのぼった閖上に比べて、約60人と少ないが、600棟のハウスは軒並み津波で流された。今も地盤沈下が激しい。
市は下増田の復興について、現地再建を決めた閖上とは逆に「堤防による安全対策が難しい」と内陸への集団移転を選んだ。だが、移転計画は進まず、住民の間では不満が噴き出している。「閖上がもめている間に、下増田は集団移転を決めた。それでも進まないのは、市の関心が、閖上ばかりに偏っているからだ」
下増田のうち北釜地区の集団移転の世話役を務める高橋学さん(61)は移転の進捗(しんちょく)状況を知らせる「北釜新聞」を発行している。地元の話題や行事予定を載せ、市外に離れて暮らす住民を含め、200部を2カ月に1度配る。「住民がバラバラにならないよう、同じ方向を向いて移転を進めたい」との思いがある。「自分たちは集団移転の準備を進めていくだけ」と、市長選への期待は薄い。
今回、市長選に名乗りをあげる現職の佐々木一十郎氏(62)も、新顔で自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)も閖上在住。市長選の争点はいきおい閖上の復興策に向かう。
だが、7万2千人の市民の大半は、内陸のJR名取駅周辺や新興住宅地で暮らす。隣接する仙台市のベッドタウンとして住み着いた「仙台市名取区民」とも言える人たちだ。
そうした住民の中には、市長選から疎外されていると感じている人もいる。市内には内陸でも、地震の揺れで地盤が崩れる被害が出ている地域がある。「閖上の復興が最大の問題になるのは分かる。ただ、宅地被害など内陸部の復旧・復興が顧みられなくていいのか」。仙台市役所に勤める住民の男性は不満を持つ。
だが、ベッドタウンで暮らす新興住民の多くは、市政への関心が薄い。一方、数は少ないが昔からの住民が多い「下町」が影響力を持つ――。都市部によく見られる、身近な行政をめぐる構図。それが震災によってより顕在化した状況の中、市長選は7月1日に告示される。=おわり
(田中美保、平間真太郎が担当しました)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120628-00000007-mailo-l04
選挙:名取市長選 閖上再建、かすむ争点 出馬表明の現新2氏−−1日告示 /宮城
毎日新聞 6月28日(木)10時53分配信
東日本大震災で1000人近くが死亡・行方不明となった名取市で7月1日、市長選が告示(8日投開票)される。現職と新人の2人が立候補を表明しているが、津波被害が最も大きかった閖上(ゆりあげ)地区の住宅再建については、ともに「現地再建プラス一部内陸移転」を掲げるが、具体策はあいまいなままだ。同市の最重要課題である再建計画で争点はかすみ、被災した有権者にとって復興についての民意反映が難しくなっている。【金森崇之】
立候補表明しているのは、いずれも無所属で、3選を目指す現職の佐々木一十郎(いそお)氏(62)と、新人の大橋信彦氏(68)。
昨年8月、有識者らでつくる「市新たな未来会議」は、防潮堤と道路かさ上げ、宅地盛り土で津波被害を防ぐ現地再建を市長に提言。市議会も現地再建を中心とした復興計画を承認した。
しかし、今年2月の市の調査では、居住地を「閖上以外」とする被災者が4割を超え、5月に計9回開かれた住民説明会では「他に選択肢はないのか」「復興住宅をもっと山側に建てるべきだ」などの反対意見が続出。これを受け、佐々木氏は、内陸側への移転も検討する方針へ転換した。
一方の大橋氏は、自然と共生する社会の実現を掲げ、同地区の日和山を拡幅して避難所とする津波対策などを提案。「移転したいという住民の声に耳を傾けるべきだ」と主張するが、現地再建を主眼とする方向性は佐々木氏と同じで、大きな対立点は見いだせない。
自宅を流され、市内の仮設住宅で暮らす無職男性(75)は、「閖上には戻りたくないと1年も前から話しているが何も変わらなかった。(佐々木市長の)方針が変わっても、市長が代わっても、また復興が遅れるだけだ。投票には行かない」とつぶやいた。
6月28日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120628t65013.htm
「仮の町」と呼ばないで 「領土割譲」連想 福島・双葉郡
福島第1原発事故で避難する福島県双葉郡の町村民が、ほかの自治体に一時集団移住する生活拠点が「仮の町」と呼ばれていることについて、県が神経をとがらせている。呼称に対し、受け入れ先の候補となる自治体が好意的な印象を持っていないためで、県は拠点整備に向けた協議の本格化をにらみ配慮を働かせているようだ。
「仮の町という言葉に違和感がある」。27日の県議会6月定例会一般質問で、先崎温容議員(自民)が指摘した。答弁した県の八木卓造避難地域復興局長は仮の町を「新たな生活拠点」と呼び換え、拠点整備の調整に積極的に関わると述べた。
仮の町は県内外に分散避難している住民が、ほかの自治体に一時的に集団で居住する構想。現時点で大熊、双葉、富岡、浪江の4町が打ち出し、うち大熊、富岡、浪江の3町が候補地にいわき市を挙げている。
いわき市は双葉郡と地理的、風土的に近く、拠点整備の有力候補地となることは確実だ。県幹部は「そのいわき市が仮の町の呼称を最も嫌がっている」と明かす。
拠点整備の調整では、いわき市が主な交渉先となる可能性が高い。県としては同市と良好な関係を保ちたいのが本音だ。
県避難地域復興局は「仮の『町』は自治体の中に別の自治体ができるイメージで『領土割譲』の印象を与えかねない。仮住まいと考えない避難者が住むかもしれず、『仮』もなじまない」と説明。整備先と避難住民の双方への配慮をにじませる。
政府も福島復興再生基本方針の検討案の中で、仮の町の概念を「町外コミュニティー」と表現した。復興庁福島復興局は「これから協議が始まる段階でまだ統一名称が決まっていない」と話す。
双葉郡内でも、最初に「仮の町」を使い始めた双葉町や、「リトル浪江」と表現する浪江町など一様ではない。
大熊町は策定中の復興計画素案に「いわき市に拠点を設けて役場機能と教育施設を設置する」と盛り込んだ。仮の町の呼称は「イメージがよくない」(渡辺利綱町長)として使っていない。
町幹部は「仮の町は端的に説明しやすい言葉なので使うこともあるが、落ち着いて生活できない印象も与える。呼称は検討課題だ」と話す。
2012年06月28日木曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001206290005
山田町長選・上 2陣営具体策見えず
2012年06月29日
閑散とした山田町中心部のポスター掲示場
亡夫の思い出を語る仮設住宅の女性の声に耳を傾ける
震災で757人が犠牲になった(20日現在、県発表)山田町で7月3日、任期満了に伴う町長選が告示される。3期務めた現職沼崎喜一氏(69)が引退し、前町商工会専務佐藤信逸(57)、元高校教諭東海林和彦(67)両氏の新顔対決が予想されている。震災から約1年4カ月、被災地のリーダーをどう選ぶのか。
「大変だったねえ」。24日夕、東海林氏は自宅近くの仮設を訪ね歩いていた。戸口に現れるのは、夫の急死が震災関連死と認められず、「悔しい」と嘆く女性(69)。船をなくし、「漁師はやめたでば」と肩を落とす男性(80)―。
漁師塾を作り、全国から若者を呼び込むなどの政策を打ち出している東海林氏だが、まずは被災者の嘆きに耳を傾ける。握手の後、「政治に期待なんてない」と言い切る男性まで出てきた。「震災、復興の遅れ。みんな疲れているんですよ」
初めて選挙に出た4年前の町長選に比べ、痛感するのは空き家の多さという。有権者は前回より1800人減り、約1万4500人。震災死に加え、職を求める若者が流出し続ける。
20日にあった佐藤氏の決起集会も、よくある選挙の風景とは異なっていた。頑張ろう三唱の前に、全員が起立し、ギター伴奏で歌ったのは「故郷(ふるさと)」。佐藤氏はもっぱら「町民の間で希望が薄れている」という危機感や団結の大切さを説く。
ふたりともなかなか具体策には言及しない。「これでは比べようがない」。佐藤氏の集会参加者には、歯がゆそうに話す人もいた。
それは被災者への配慮、ということだけではない。昨年8月、隣の大槌町長選では、元総務課長や元議長らが復興手法について自説をぶつけ合ったが、山田町長選に名乗りを上げた2人に行政経験はない。「住民合意の早期形成」「町民と一体となった町づくり」など、従来との違いはにじませるものの、なかなか踏み込めない。
論戦の相手になるはずの行政出身者が出ないことも、影を落とす。有力視された副町長が「体調不調」で固辞。近隣自治体などに勤める町出身者も手を挙げなかった。
「被災から日が浅かった大槌町長選のころと違い、一応復興計画ができた今は、早く進められるかどうかが課題。住民からは、どうしても遅いと批判される。難しさの分かる行政内部の人間ほど、出たがらないんじゃないか」。沿岸部の別の首長は話す。実際、大槌町長選後、沿岸部であった釜石市長選、岩泉町長選は、ともに現職が無投票で当選している。
「これでいいはずがない」。山田町議の本木敏明さん(60)は憤る。12年前の町長選で初めて立候補予定者討論会を開いた。主張を明確にさせ、選ばれる側にも、選ぶ側にも責任を問うた自負がある。
ましていまは、町を造り直すとき。復興事業のため、今年度当初予算は前年の2倍に膨れ上がっている。かつてない権限を持つリーダーを選ぶのだ。討論会準備に奔走し、選挙管理委員会にも持ちかけたが、結局かなわなかった。
いまも「討論会をやらないのか」と町民から電話がかかってくる。「町民はまだあきらめていない」と思う。その熱を選挙に吹き込めないか。悩んでいる。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001206300001
山田町長選・下 復旧の足並みそろわず
2012年06月30日
仮設店舗や事業所が点在する山田町中心部
海から500メートル。津波とその後の大火災をぎりぎり免れた山田町役場から、かつての街を見下ろすと、最近あちこちにできたプレハブ店舗が目に飛び込んでくる。大半は中小企業基盤整備機構が建てており、町内に25カ所ある。8月には34カ所に増え、計143店(事業所含む)が入る。
家の基礎だけの荒野が広がっていた1年前に比べ、一見復興が進んだようだ。でもばらばらに立地している分、どこにどんな店があるのか、地元の人もなかなか分からない。隣の宮古市が4カ所に30店、大槌町が7カ所85店と、集中立地させているのと対照的だ。山田にはさらに自力再建の店もあるのだ。
町社会福祉協議会の買い物バスは、店舗案内をアナウンスしながら走る。町民の間では、支援団体作成の店舗マップが人気だ。
本来は公共用地に集中させるはずだったが、2千戸の仮設住宅建設で土地を使い果たし、商工会関係者らがかつての自宅や店の跡地を提供し、自らも一角に入居するなどした。民有地でも集中立地は可能だが「早く店を」という声に押され、調整できなかった。
とはいえ、住宅新築は自粛している津波被災地だ。数年以内に土地のかさ上げなどをする際には、店舗は撤去する約束だ。だが、そのとき、街の本格復旧がすすんでいなければ、立ち退き交渉がもめ、復興を停滞させかねない。
「本当は、町がみんなに我慢させなきゃいけなかったんだよ」。公園に張ったテントの商店街で2年頑張るつもりだったというカメラ店経営、昆尚人さん(37)は行政の力不足を嘆く。昨年6月スタート時に9店あったテントの仲間は次々に出て行き、3店だけ。昆さんも7月、仮設店舗に入るが、客が来てくれるかどうか気がかりだ。
5月の豪雨で、のり面が崩れた山田町織笠の仮設住宅団地。現場はまだブルーシートがかけられ、重機がうなりをあげて土砂を動かしている。「表面は固めてくれたが、団地の裏ではまだ沢水がわき出している」。崩れたのり面のすぐ上に住む佐々木誠さん(62)はなお不安そうだ。
もちろん仮設の災害復旧工事より、心待ちにしている移転先の土地造成が始まらないことが一番の気がかりだ。町は県と覚書を結び、来年度末には公営住宅入居とうたうが、「用地交渉が順調に進めば」という条件つき。ここでも問われるのは、用地交渉を始め、地域で時には相反する利害をまとめる指導力だ。
28日夜、ある陣営の集会に参加した住民10人に「実行力」「知識」「情熱」の三つのうち、何を一番に候補者を選ぶのか尋ねてみた。回答は順に7人、2人、1人だった。「口だけじゃだめ。今回はとりわけそうなんです」。ある女性は力を込めて語った。
山田町長選の投開票は7月8日、行われる。
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001206280011
鈍い反応、討論も不発/県内議会
2012年06月29日
●大飯原発再稼働決定に県内議会/福島市・いわき市「反対」を否決
野田政権の関西電力大飯原発の再稼働決定に、県内の市町村議会で反対の決議や意見書の可決が相次いでいる。しかし、原発事故の被害が深刻な自治体で議決したのは南相馬、浪江、川俣、飯舘の4市町村のみ。福島市やいわき市は自民党系会派などの反対で否決され、「脱原発」を掲げた被災県の自治体としては、「鈍い反応」が続いている。
28日のいわき市議会。大飯原発の再稼働に反対する決議案が賛成少数で否決された。
決議案は「福島原発事故の原因究明も終わらず、事故発生の場合の避難計画や新たな原子力規制機関の設置もない」と指摘し、「福島の悲惨な経験を全く無視するような国の判断は時期尚早」と批判する内容だ。
無所属と民主・社民系議員らで作る会派が提案、共産、公明が賛成したが、自民系会派や電力労組出身議員らでつくる連合系労組会派が討論なしで反対にまわった。賛成14、反対19。提案者の福嶋あずさ市議(民主)は「被災地の自治体議会だからこそ、決議に大きな意味を持つのに」と残念がった。
政府が判断を表明する前の7日。全会一致で反対の意見書を可決したのは、町の一部が計画的避難区域になった川俣町議会。「いまだ16万人が避難生活を強いられ、除染も賠償も進まず、先行きに展望をもてない状況だ」と再稼働に反対する理由を説明した。
13日には南相馬市議会、20日には浪江町議会が同趣旨の意見書を可決。飯舘村議会は21日、「原発からの脱却を強く求める」との意見書を可決した。
浪江町役場が避難している二本松市、浜通りから多くの避難者を受け入れている会津若松市、喜多方市の各議会も同様の意見書を可決した。
しかし、22日の福島市議会は僅差(きんさ)で否決。共産4人と社民・護憲連合3人の共同提案に、公明の4人、保守系会派の議員らが賛成したが、賛成17、反対19だった。
各会派の討論では、賛成討論に2議員が立ったものの、反対討論はないまま無記名投票で否決された。反対にまわったのは自民・保守系の最大会派の13人と民主系会派の4人ら。反対派の市議は「再稼働を認めた地域の事情を理解せずに他自治体の決定に横やりを入れるのはどうか」などと口をそろえるが、提案者側は「民主的な議論もせずに否決だけするのは議会として恥ずかしい」と話す。(本田雅和)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012070100169
奥山仙台市長が入院=尿管結石で1週間
仙台市は1日、奥山恵美子市長が仙台市立病院に入院したと発表した。市によると、30日夕方、自宅で背中左側に激痛を訴えて同病院に搬送され、尿管結石と診断された。
入院期間は約1週間。奥山市長は、3日から市内で開催される世界防災閣僚会議で東日本大震災からの市の復興状況を報告する予定だったが、これを含め入院中の公務は副市長が代行する。 (2012/07/01-18:21)
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>>2226
俺も尿路結石の持病持ちだが1週間も入院とは何事か?!
俺なんか激痛で病院行っても検査だけしてじゃああとは利尿剤飲んでおしっこと一緒に出してね,とぽいちょされるのに(;´Д`)
結構でかい石なんか??
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t11028.htm
復興プランで攻防戦 名取市長選スタート
大橋信彦氏
佐々木一十郎氏
任期満了に伴う宮城県名取市長選が1日告示された。立候補したのは、ともに無所属で、新人の自然保護団体代表大橋信彦氏(68)と、3選を目指す現職佐々木一十郎氏(62)。市内沿岸部が壊滅した東日本大震災から1年3カ月。復興のつち音がいまだ聞こえぬ中、市が昨年策定した震災復興計画の見直し論議が浮上、被災住民の要望をどこまで反映させられるかが争点になりつつある。市政の継続か見直しか。8日の投票日に向け論戦がスタートした。
大橋氏は午前9時すぎ、名取市手倉田の事務所前で第一声を上げた。
大橋氏は「市民とともに考え、行動する新しい名取を目指し、皆さんの力を借りて『市民市長』になることを約束する」と強調。震災復興では閖上地区の復興プラン見直しに言及し、住民が希望する場所への住宅早期着工を主張した。
大橋氏は「リセット名取」がキャッチフレーズ。鈴木弘二後援会長は「課題が山積みの名取市を再び活気ある街にするのは大橋さんだ」と現市政の転換を呼び掛けた。
佐々木氏は午前6時半、津波で被災した同市閖上日和山にある神社で必勝祈願。午前9時半すぎ、増田3丁目の事務所前で第一声を上げた。
「全力復興」が旗印の佐々木氏は市の復興計画に触れ「みんなの思いはまちまちで一つのプランにまとめ上げていくことの難しさを感じている。下増田・閖上のまちづくりにみんなの思いを実現させるため、力いっぱい頑張る」と訴えた。応援演説の議員らは「緊急時のかじ取りで船長を変えてはいけない」と市政継続を呼び掛けた。
同市の震災復興計画は昨年10月に決定。市は下増田地区を集団移転、閖上地区を区画整理の現地再建策で復興させる方針だが、閖上のプランについては住民の反発が強いため、市は事業認可申請を延期し住民の個別面談を行うことを決めている。
<大橋信彦(68) 自然保護団体代表 無新>
おおはし・のぶひこ 1944年3月20日、名取市生まれ。山形大卒。電通に入社しメディア・営業部門に勤務し2002年退職。01年名取ハマボウフウの会代表。
<佐々木一十郎(62) 市長 無現(2)>
ささき・いそお 1950年1月10日、仙台市生まれ。東北工大中退。酒造会社社長、市議2期、市商工会副会長などを経て、2004年市長選で初当選。
2012年07月02日月曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t11022.htm
現新2氏の争い 名取市長選告示
任期満了に伴う宮城県名取市長選は1日告示され、ともに無所属で、新人の自然保護団体代表大橋信彦氏(68)と、3選を目指す現職佐々木一十郎氏(62)が立候補を届け出た。東日本大震災からの復旧・復興の在り方が主な争点。投票は8日行われ、即日開票される。
大橋氏は「被災した方々のため希望場所に早く新しい住まいをつくることを、いの一番にやる。安心して将来を考え、生きる希望が見いだせるようにしたい」と語った。
佐々木氏は「いま求められているのは一日も早い震災からの復興。2期8年の支援をさらに広げ、名取の復興が成し遂げられるよう力を寄せていただきたい」と話した。
大橋氏は海岸の自然保護活動などで培った人脈を頼りに草の根的な運動を進め、街頭や個人演説会で訴えを浸透させる。
佐々木氏は市内全域に張り巡らせた後援会支部による組織戦を展開。地元選出国会議員や県議、市議らの応援を受ける。
名取市では、津波で被災した閖上地区の現地再建型復興計画に住民から異論が出ており、論戦の焦点に浮上している。
6月30日現在の有権者は5万7251人。
◎名取市長選立候補者
<大橋信彦(おおはし・のぶひこ)>68 無新
自然保護団体代表(電通社員)名取市、山形大
<佐々木一十郎(ささき・いそお)>62 無現(2)
市長(市議(2)、酒造会社社長)仙台市、東北工大中退
2012年07月02日月曜日
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http://mainichi.jp/select/news/20120704k0000m040075000c.html
福島第1原発:東電おわび行脚 対応に怒る浪江町長
毎日新聞 2012年07月03日 21時25分
東京電力福島第1原発事故の「おわび行脚」で福島県と原発周辺13市町村を訪問していた同社の下河辺和彦会長と広瀬直己社長は3日、浪江町や南相馬市などを訪れ全日程を終えた。同町では、町の質問状への回答書を持参せずに反発を招き、広瀬社長が予定を変更して夕方に再訪する一幕も。一連の訪問では自治体から賠償問題を中心に注文が相次いだ。
3日午前に訪れた両氏に対し、浪江町の馬場有(たもつ)町長は「美しい町を離れて481日目。長いつらい悔しい生活だ。町民1万4000人はバラバラに避難している」と訴えた。回答書がないことを知ると「はなはだ憤りを感じる。誠意がない」と一喝した。
質問状は、事故直後の町への連絡体制を問う内容。東電は先月の事故調査報告書で「(昨年3月)13日から社員が訪問」と記載したが、町側にその記録はないため3日までの回答を求めていた。広瀬社長が再訪時に持参した回答も同趣旨で、馬場町長は「でたらめ。全部うそです」と反発を強めた。
両氏は就任翌日の6月28日の佐藤雄平知事を皮切りに自治体を順次訪問した。「線量が高く戻るに戻れない。できるだけ早く財物賠償を」(渡辺利綱・大熊町長)、「説明が後手で、市民は『再び事故が起きるのでは』と不安を抱えている」(渡辺敬夫いわき市長)などと厳しい注文を受けた。【泉谷由梨子】
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120703_6
県議会民主会派が分裂へ 態度不明確、綱引きも
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小沢一郎元代表が2日に民主党離党を表明したことを受け、県議会の民主党会派の県議23人の分裂は避けられない情勢だ。岩手日報社の取材では、現時点で明確に離党の意思を表明しているのは1人のみ。「残留する」との回答は2人いる。ただ、多くの議員が態度を明確にしておらず、今後、流動的な側面も残される。小沢氏を中心に一枚岩を誇ってきた民主党県連も、県選出国会議員の分裂によって動揺が広がっている。
「未定」とした議員の中には「小沢氏の今後の行動が見えない」といった声や、「支持者と相談したい」との意見もあり、県連内では既に、小沢氏に追随する構えの勢力と、残留意向の議員の間での綱引きも始まっている。
「新党の公約を見てから(離党について)判断する人もいる」とする議員もおり、国政の動向や自らの支持基盤、地域事情なども絡み、各県議とも難しい決断が迫られそうだ。
(2012/07/03)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/670
◇連合系県議、新党合流せず
民主党の小沢一郎元代表が離党表明し、新党結成に向けて動き出したことで、同党の県議23人は多くが同調する見通しだ。ただ、同党の有力な支持団体「連合」系議員を中心に党残留を明言する議員もおり、分裂は必至。態度を決めかねている県議には、県連幹部が新党参加へ説得を強めると見られる。
同党県連代表代行の菊池長右ェ門衆院議員(比例東北)は2日、県議会棟で、県議にこれまでの経緯を説明。「国政、県政ともに流動的だが、どう動いた場合もぜひ一枚岩で行きたい」と述べ、一致結束して行動するよう呼びかけた。
ただ、新党への合流について、県連幹部や小沢氏の地元・奥州市の県議たちは前向きだが、連合系の県議たちは否定している。
盛岡選挙区の軽石義則氏は「連合の方針が変わらない限り民主党に残る」と明言。北上選挙区の高橋元氏も「連合が『新党に行け』ということはないだろう。民主党でやる」と話した。連合系以外の一部県議からも「小沢さんへの同調は100%ない」との声が上がった。
態度を決めかねている議員も多く、沿岸部のある県議は「支持者と相談しないと決められない」と述べた。
県議会で同党会派が分裂した場合、第2会派の自由民主クラブ(12人)と拮抗(きっこう)する可能性もある。このため、党は分裂しても、統一会派の結成に期待する声もある。内陸部のある県議は「同じ方向に向かってきた仲間。一緒になって行動することもある」と話した。
◇民意の受け皿、大変いいこと…知事が歓迎
達増知事は2日、県庁で取材に応じ、小沢氏の離党表明を、「民意の受け皿になる政党ができるのは大変いいこと」と歓迎。民主党籍を持つ自身の今後について、「小沢氏と日本を改革しようとやってきた。今まで以上に一緒にやっていきたい」と述べ、「小沢新党」に参加する意向を示唆した。
◇国民の理解得られる…小沢氏後援会
小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長(80)は2日、奥州市内で記者会見し、小沢氏の離党表明について、「(消費増税に)反対の立場を貫いた小沢先生の行動に国民からも理解を得られると思う。何回党を作り、立て直しても、国民のための政治という初心は貫いてほしい」と語った。
(2012年7月3日 読売新聞)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/8695-8696
県議会の本会議開会前、菊池長右エ門衆院議員(比例)が控室を訪れた。前日、小沢氏が語った内容を伝え、「岩手は今まで一枚岩でやってきた。どういう状態になっても一枚岩で行きたいのでお願いします」と呼びかけた。
県議たちは、凍り付いたように無言だった。それは、できない相談だったからだ。会派には連合系の議員もいる。元連合岩手副会長の高橋元県議は「民主党でこのまま行動していく」と明言する。普段なら即座に小沢氏に同調する衆院4区の県議さえも、口々
に「すぐに決められない」。
「個人的には心は決まっている」という佐々木順一・県連幹事長は、こう言うしかなかった。「一定の結論を導き出すよう努力する。今の時点で表明するのは差し控えたい」
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党残留を表明したのは同党の有力な支持団体「連合」系などの3人。一方、新党参加を明言したのは小沢氏の地元・奥州市の郷右近浩氏だけだ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120703-OYT8T01460.htm
民主離党届の3氏は除籍…県議ら去就迷う
民主党は3日の常任幹事会で、離党届を提出した衆院議員37人を除籍(除名)する方針を決め、参院議員12人の離党を認めた。社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で反対しても、離党届を提出していない議員は党員資格停止処分にとどめる。これ以上の離党者を出さない狙いだ。処分の方針は党倫理委員会の議論を経て正式決定される。
県関係の国会議員では、同法案の衆院採決で反対し、離党届を提出した小沢一郎元代表(4区)、畑浩治(2区)、菊池長右ェ門(比例東北)の3衆院議員は除籍処分の方針となった。
離党届を提出しなかった議員では、同法案の衆院採決で反対した階猛衆院議員(1区)は党員資格停止2か月の処分、棄権した黄川田徹衆院議員(3区)は厳重注意にする方針。同法案の採決前に離党届を提出した主浜了(岩手選挙区)、藤原良信(比例)の両参院議員は、離党が承認された。
除籍処分の見通しになった菊池氏は「私にとっては屁(へ)でもないが、『武士の情け』が感じられない。我々は、本来の民主党の姿に戻そうとしただけだ」と語り、執行部を批判した。
国会では「小沢新党」に向けた動きが着々と進む中、県議会では対応を決めかねている議員は多い。
読売新聞が民主党会派の県議23人に取材したところ、3日現在、党残留を表明したのは同党の有力な支持団体「連合」系などの3人。一方、新党参加を明言したのは小沢氏の地元・奥州市の郷右近浩氏だけだ。
内々に新党への参加を決めた県議も多いようだが、「後援会と相談して決める」と迷う県議もおり、小沢氏に近い県連幹部が説得攻勢を強めることも予想される。
県連の佐々木順一幹事長は、会派として結論を出す時期について、「先延ばししても良くないが、今、判断時期を断定するのは適切でない」と明言を避けた。
(2012年7月4日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120704t31016.htm
民主・小沢氏集団離党表明 岩手県議会、他会派が熱視線
民主党の小沢一郎元代表らの集団離党表明を受け、岩手県議会では3日、分裂が不可避となった最大会派民主党(23人)の動向に他会派の注目が集まった。分裂に乗じた勢力の拡大や、交渉団体への格上げといった思惑や臆測が飛び交った。
県議会(48人)の会派別勢力は=グラフ=の通り。民主党は定数の半数近くを占める。 民主党会派は3日、前日に続き議員総会を開き、今後の対応を協議した。同日までに、連合岩手を支持母体とする2人が党残留を明言する一方、小沢氏の地元・奥州選挙区の2人は離党の意思を示した。
党に残留した国会議員3人の地盤や支持者が重なる県議らの対応にも温度差があり、会派内でさまざまな思惑が入り乱れる。
党県連の佐々木順一幹事長は「政局は日々動いている。適切な時期に会派としてそれぞれの意向を確認し、対応を決めたい」と話した。
民主党が仮に、ほぼ半分に「離党組」と「残留組」へ分かれた場合、第2会派の自由民主クラブ(12人)といずれも同規模となり、会派間の駆け引きが激化しそうだ。
自民クのベテラン県議は「9月定例会までには分裂後の会派間で連携の動きが出てくるのではないか」と推測。2003年4月の県議選後、自由党系会派に最大勢力の座を奪われて以降の主導権獲得も見据える。
第3会派で、交渉会派の要件に1人足りない地域政党いわて(4人)は「離党する人、残る人の割合によって対応は変わる。いずれにせよ県政界は大きく変わる」と今後の経緯を注視する。
無所属県議(3人)の中には、分裂後に無所属議員が増えて、そうした人たちによる交渉会派の結成を望む声も。ある県議は「離党してそのまま会派に属さない人たちが出るはずだ」と話す。
2012年07月04日水曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120704_1
新党情報見極め、協議続行を確認 県議会民主会派
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県議会民主党会派の県議23人は3日、県議会議会棟で議員総会を開き、小沢一郎元代表が民主党に離党届を提出したことを受け、今後の対応を協議した。小沢氏らによる新党結成の動きなどの情報収集を進め、協議を続けていくことを確認した。離党した国会議員らが結束した行動を求める中、離党に慎重な議員も少なくない。分裂は避けられない見通しで、各議員の動向が注目される。
議員総会では、会派代表の佐々木順一・党県連幹事長が小沢氏らの離党届提出を報告。各議員が情報収集するなどして、離党するかどうかについては協議を重ねることとした。
佐々木幹事長は議員総会後、記者団に対し「全員がまとまって行動するのがベストだと思っている」とした上で「最後は政治家としての判断。それを最終的には聞かないといけない」と強調。「速やかに結論を出したいが、当面は議会を優先しながらも協議は継続する」と説明した。
(2012/07/04)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207040001
小沢王国分裂 右往左往の県議たち
2012年07月04日
民主党県連事務所。離党した小沢氏と残留組の階氏のポスターが並ぶ=3日午後2時、盛岡市大通3丁目
民主党県連代表でもある小沢一郎・元党代表が離党を宣言し、「もはや政権交代した民主党ではない」と切り捨てた翌3日、小沢氏を含む県内の国会議員5人が民主党から除籍された。所属県議らは連日会議を続けるが、結論は出ない。
小沢氏の写真、県選出の国会議員、県議らの氏名、リンク先などを載せていた県連のホームページの画面は「ただいまリニューアル中です」とだけ表示するようになった。
しかし、盛岡市大通3丁目の雑居ビル5階にある民主党県連事務所は、「主」だった小沢氏の党ポスターや、衆院選挙区の4人のポスターが張られたままだ。離党騒ぎの対応に追われ、手が回らないという。
県連事務所には残留した平野達男復興相(参院選挙区)と階猛衆院議員の事務所も入っている。
平野復興相は3日の閣議後会見で、やや顔を紅潮させた。「岩手県議団の中にも、引き続き連携してやりたいと言っていただいている方もおられる。強力に連携して、復旧復興を進める」と秋波を送る。
その民主会派の県議たちは、分裂を先送りするのが精いっぱいだ。
一般質問が続く県議会。会派控室で引き続き総会を開いたが、結論は出なかった。
佐々木順一県連幹事長は「個人の意思表示はいつかは聞かねばならないが、今は議会審議に集中するのが議員の務め」と足早に控室に戻った。
「どうしたものか」。元矢巾町助役の高橋昌造氏は3日朝、支持者に電話をかけまくった。元々「無所属・民主党推薦」で当選したので小沢氏との距離は近くない。支持者は「原点に返って無所属で」「今のままで引き続き頑張って欲しい」などと意見は分かれ、自分の腹も決まらなかった。
3日現在、朝日新聞が民主会派の全県議に取材した結果は表の通りだ。
労組系の議員はほぼ残留が確実なほか、一も二もなくついていかねばならないはずの、旧自由党出身や小沢氏のおひざ元・衆院4区の議員は大半が決めかねている。
衆院4区の県議の一人は「民主に残るにも、このタイミングでの増税は地域に厳しい。出るにも、どんな新党になるか見通しがつかない」と打ち明ける。
民主党の支持率も新党への期待もかんばしくない。「行くも地獄、残るも地獄」の現状が選択をさらに難しくしている。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120704-OYT1T01228.htm
「小沢党員」でない…岩手一の「王国」も分裂
民主党
民主党の小沢一郎元代表の地元・岩手県奥州市の同党県議団で、小沢氏の結成する新党への参加を巡って対応が分かれ、県下一の「小沢王国」が分裂する事態となった。
読売新聞の取材に対して、奥州選挙区選出の5人の同党県議のうち、佐々木努県議が「小沢新党」には合流せず、党に残留する意向を表明。渡辺幸貫県議も残留する方向で最終調整していることを明らかにした。
同市は県内でも小沢氏の影響力が強いことで知られ、昨年9月の県議選では同党が5議席を独占した。
しかし、4日の読売新聞の取材に対して、佐々木氏は「平野復興相を始め、復興に向けて頑張る人を支えるのが民主党県議の務めだ。新党では国政に大きな影響を与えられない」と述べ、党に残留する考えを明らかにした。地元への影響については「私はあくまで民主党員で、『小沢党員』ではない」とした。
渡辺氏も「国と一体となって復興を進めたい」と話し、党に残留する方向で最終調整を進めていることを明らかにした。
一方、小沢氏に近い、残る3人の県議は「小沢先生が目指すものを見てみたい」(郷右近浩県議)などとして、「小沢新党」への参加を明言。その結果、同市の同党県議団は分裂することになった。
これまでの読売新聞の取材では、同党会派に所属する県議23人のうち、党に残留する県議と「小沢新党」に合流する県議の数は拮抗している。
(2012年7月5日08時04分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201207050572.html
岩手県議長、民主残留を明言 離党県議は少数か関連トピックス小沢一郎
民主党残留を明言した佐々木博・岩手県議会議長=4日、県議会
岩手県議会の佐々木博議長(60)は5日、民主党の小沢一郎元代表の離党に同調せず、党に残留することを表明した。その他にも、明言はしていないが約半数は残留する見込みで、離党する県議の方が少数にとどまる可能性が出てきた。小沢氏の影響力が低下したことの表れとみられる。
「議会最終日に言うつもりだったが、色々言われているから。結論(残留)はだいぶ前から決めていた」。県議会棟の議長室前で5日、佐々木氏は記者団に語った。
佐々木氏は残留する階猛衆院議員(岩手1区)と同じ地盤の盛岡選挙区選出だ。「階先生にはすでに意思を伝えてある」と言う。残る決断をした理由について「東京に陳情に行ったときには、政府と民主党、自民党を回る。民主党から変わらない方が復旧・復興のためにはいい」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120705-OYT8T00057.htm
奥州の民主県議団分裂
民主党の小沢一郎元代表の地元・奥州市の同党県議団で、小沢氏の結成する新党への参加を巡って対応が分かれ、県下一の「小沢王国」が分裂する事態となった。
読売新聞の取材に対して、奥州選挙区選出の5人の同党県議のうち、佐々木努県議が「小沢新党」には合流せず、党に残留する意向を表明。渡辺幸貫県議も残留する方向で最終調整していることを明らかにした。
同市は県内でも小沢氏の影響力が強いことで知られ、昨年9月の県議選では同党が5議席を独占した。
しかし、4日の読売新聞の取材に対して、佐々木氏は「平野復興相を始め、復興に向けて頑張る人を支えるのが民主党県議の務めだ。新党では国政に大きな影響を与えられない」と述べ、党に残留する考えを明らかにした。地元への影響については「私はあくまで民主党員で、『小沢党員』ではない」とした。
渡辺氏も「国と一体となって復興を進めたい」と話し、党に残留する方向で最終調整を進めていることを明らかにした。
一方、小沢氏に近い、残る3人の県議は「小沢先生が目指すものを見てみたい」(郷右近浩県議)などとして、「小沢新党」への参加方針を明言。その結果、同市の同党県議団は分裂することになった。
これまでの読売新聞の取材では、同党会派に所属する県議23人のうち、党に残留する県議と「小沢新党」に合流する県議の数は拮抗(きっこう)している。
(2012年7月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000063-mailo-l06
選挙:来年の知事選 全首長が再選支持 市町村重視の姿勢評価 /山形
毎日新聞 7月5日(木)11時30分配信
来年2月13日の任期満了に伴う次期知事選で、県内全35市町村の市町村長たちが、再選を目指す吉村美栄子知事を支持する意思を決めたことが4日、分かった。
2日に県内の全13市の市長をメンバーとする「吉村知事を支持する市長の会」(会長・市川昭男山形市長)が結成された。また、県町村会会長の遠藤直幸山辺町長によると、全22町村長も吉村知事の支持を決めた。
尾花沢、村山、東根、天童、山形、上山、長井、南陽の8市の市長が4日県庁を訪れ、吉村知事を支持する意向を伝えた。
加藤国洋尾花沢市長が「温かい県民目線で県政運営している。昨年の震災では牛の全頭検査を全国に先駆けてやってもらい、風評をぎりぎり抑えられた。恩返しを一生懸命やりますので、ぜひ頑張ってください」と述べるなど、各市長が激励。吉村知事は「温かい応援の言葉をいただき心強く思いました。山形を元気ある県にしていきたい。よろしくお願いします」と応えた。
市長の会副会長の土田正剛東根市長は面会後、「知事の市町村を重視した姿勢が市長たちを動かした」と語った。遠藤町長は「知事が町や村の意見をよく聞いてくれていることを皆が評価した」と話している。【安藤龍朗、浅妻博之】
7月5日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120705-OYT8T01334.htm
民主県議の残留「11」新党「9」
県議会の民主党会派(23人)で、同党の小沢一郎元代表が結成する新党に参加せず、民主党にとどまる県議は11人で、新党に参加する方針の県議9人を上回っていることが5日、読売新聞の取材で分かった。残り3人は態度を明確にしておらず、週明けにかけて、双方による説得工作が活発化しそうだ。
◇未定は3人…説得工作活発化も
読売新聞が、5日までに同党会派に所属する23人を取材したところ、同党の有力な支持団体「連合」系の県議や、小沢氏の地元である奥州市の県議2人を含む計11人が、党に残留する意向を示している。
その理由として、被災地の復旧復興を実現するためには、与党にとどまった方が得策だとする県議が多い。
一方、同党を離党し、新党に合流する見通しの県議は、小沢氏の影響力が強い県南部の県議を中心に9人となっている。対応を明らかにしていない3人は若手で、いずれも地元後援会と相談して決めるという。
今後、巻き返しを図る小沢氏周辺が、「残留派」に対して本格的な切り崩しを図ることも考えられ、最終的な勢力図の確定は、週明けにまでもつれそうだ。
◇盛岡で「脱小沢」加速か
「小沢新党」への不参加を決断した階猛衆院議員(1区)の地元県議2人が5日、読売新聞の取材に対し、相次いで民主党にとどまる意向を表明した。
佐々木博議長(盛岡選挙区)は「与党にとどまり、復旧復興に全力を注ぎたい」と理由を説明。また、高橋昌造県議(紫波選挙区)も「残留を決めた。復興を成し遂げないといけない中で、国政と県政がねじれてはいけない」と話した。
1区内の同党県議は4人いるが、既に残留を表明した軽石義則県議(盛岡選挙区)を含めた3人が、党にとどまる意向だ。残る高橋但馬県議(同)は対応を明らかにしていないが、階氏の秘書を務めた経歴から、「階氏と行動を共にするのではないか」との見方が広まっており、県都・盛岡市で「脱小沢」の動きが加速することも予想される。
◇増税反対の請願不採択
県議会総務委員会が5日開かれ、消費増税に反対する請願の採択を巡り、民主党県議4人の意見が割れた。請願は反対多数で不採択となった。
「消費税増税に反対する請願」と「消費税増税関連法案の廃案を求める請願」は、委員長を除いて、民主党4人、自由民主クラブ3人、地域政党いわて1人、社民党1人の計9人で採決された。
その結果、地域政党と社民党の各1人と、民主党の伊藤勢至県議が賛成に回った。伊藤県議は増税が被災者の負担増になるとして、「(被災者という)ハンディキャップを重要視した政策をしてほしい」と訴えた。
一方、残る高橋元、田村誠、佐々木努の3県議は請願採択に反対した。既に民主党残留も明言している高橋県議は「課題を議論し、改善を図ってもらう意見を提出していくのが良い」と意見を述べた。
(2012年7月6日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207060005
県議長も民主残留
2012年07月06日
民主党残留を明言した佐々木博・県議会議長=4日、県議会
県議会の佐々木博議長(60)は5日、民主党の小沢一郎元代表の離党に同調せず、党に残留することを表明した。その他にも、明言はしていないが約半数は残留する見込みで、離党する県議の方が少数にとどまる可能性が出てきた。小沢氏の影響力が低下したことの表れとみられる。
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「議会最終日に言うつもりだったが、色々言われているから。結論(残留)はだいぶ前から決めていた」。県議会棟の議長室前で5日、佐々木氏は記者団に語った。
佐々木氏は残留する階猛衆院議員(岩手1区)と同じ地盤の盛岡選挙区選出だ。「階先生にはすでに意思を伝えてある」と言う。残る決断をした理由について「東京に陳情に行ったときには、政府と民主党、自民党を回る。民主党から変わらない方が復旧・復興のためにはいい」と話した。
小沢氏の地元、奥州選挙区の5人の県議も分裂する見通しだ。小沢氏に同調して離党するのは郷右近浩氏、後藤完氏、及川幸子氏の3人にとどまり、渡辺幸貫氏、佐々木努氏の2人は残留する見込み。5期目で議長経験者の渡辺氏は「これまで何度も選挙を戦ってきたんだから」と自負をのぞかせた。
朝日新聞の5日までの取材では、会派「民主党」所属の23人のうち離党が確実な県議は8人。一方、残留が見込まれる県議は11人で、態度不明は4人。
県議会の第2勢力の自民党会派「自由民主クラブ」は現在12人。「民主党」内で13人を取ればかろうじて最大会派を保つ。会派内で水面下の綱引きが続いているとみられ、残留を決めた県議は5日、「13人に届きそうだ」とホッとした表情を見せた。
一方、小沢氏に近い県議らは「何も話せない」と一様に口が堅かった。
離党する県議は、自らに近い国会議員の影響が大きい。喜多正敏氏(岩手選挙区)の地元は、離党した主浜了参院議員と同じ滝沢村。取材に「主浜先生の判断を重く受け止める」と同調する姿勢を見せた。
判断が揺れているのは当選回数の少ない若手だ。2期目の小野共氏(釜石選挙区)は「自分の思いや後援会、今後の展望などいろいろと考えなければいけない。ぎりぎりまで考える」。1期目の名須川晋氏(花巻選挙区)は「地元の皆さんの意見を聞かないと決められない」と話す。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120706t11027.htm
復興論議かすむ争点 両陣営、閖上「現地再建」名取市長選
新人と現職の一騎打ちとなった名取市長選は、8日の投票に向けて舌戦が展開されている。立候補しているのは、いずれも無所属で、新人の自然保護団体代表大橋信彦氏(68)と、3選を目指す現職の佐々木一十郎氏(62)。両候補とも東日本大震災からの復興を最優先課題に取り上げるが、主張に明確な違いがなく争点はかすんでいる。
選挙戦は、津波で被災した閖上・下増田地区の復興が焦点となっている。両候補は演説会の冒頭、閖上地区の土地区画整理事業(121.8ヘクタール)による現地再建策に触れ、多くの時間を割く。
市の計画で、居住区は貞山堀西側から仙台東部道路東側(約80ヘクタール)の1カ所に限定されている。これには津波浸水域に再び住むことへの不安から反対の声が上がり、市は(1)区画整理事業地の西側拡大案(2)集団移転案(3)個別移転案−などを検討する姿勢を見せる。
大橋氏陣営は市の現地再建策に加え、仙台東部道路西側への新コミュニティー「ゆりあげ村」の建設や同所への木造災害公営住宅の早期着工、公園と避難場所を兼ねた築山「スーパー日和山」建設を公約する。
大橋氏は「住民が東部道路の西側に移りたいと何度か要望を出したが、市は聞く耳を持たなかった。安全な所に安心して暮らせる家がほしいという人々の望みをかなえたい」と主張する。
佐々木氏陣営は、多重防御とかさ上げによる津波防災対策の安全性を強調。今月中旬から地権者への個別面談を実施し、住民の意向を把握すると訴える。閖上に戻れない住民のために、選択肢を検討するとしている。
佐々木氏は「国の制度には限界があり、できないことをさもできるかのように言うのはいかがなものか。住民の意向を聞いて希望が実現できるよう工夫し、国に要望していく」と理解を求める。
閖上復興をめぐる両氏の主張は、「現地再建」を基本としている点で共通している。移転を希望する住民への対応については、大橋氏の公約に対し、佐々木氏は「制度上、可能か国から明確な回答がない」としており、違いが鮮明でない。
一方、内陸部の振興策についてはそもそも論点が全くかみ合っていない。大橋氏は市の将来像として「自然と共生する社会」を説き、市内名所をつなぐ「ふるさとミュージアム」構想を提唱。佐々木氏は学校や幼稚園の配置、生活道路、トイレの水洗化など、地域課題を取り上げて施策展開を訴えている。
前回の市長選では、市民有志主催の公開討論会が開かれ、政策論争が交わされたが今回はその機会もなかった。政策的な対立軸が不明瞭で、沿岸部、内陸部ともに有権者の関心は低調のままだ。
<名取市長選立候補者>
大橋信彦 68 自然保護団体代表 無新
佐々木一十郎 62 市長 無現
【カラー顔写真】大橋信彦氏
【カラー顔写真】佐々木一十郎氏
2012年07月06日金曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120706_2
離党組と残留組が拮抗か 県議会民主会派
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民主党の小沢一郎元代表が離党・新党結成を表明したことを受け、県議会第1会派民主党(23人)のうち9人が離党、11人が党残留の意向であることが5日、岩手日報社の取材で分かった。3人は態度を保留する。現段階で離党組と残留組が拮抗(きっこう)する中、水面下での多数派工作が繰り広げられており、情勢はなお流動的。小沢氏の新党結成は11日に予定され、今週末にかけて綱引きが激化しそうだ。
佐々木博議長=盛岡選挙区=は5日、記者団に「新党結成より復旧・復興にエネルギーを傾けるべきだ」とし、渡辺幸貫元議長=奥州選挙区=も「消費増税と財政再建なくして岩手の復興はない」と述べ、ベテラン議員が相次いで民主党残留の意向を示した。
昨年の県議選で同党が全5議席を独占した小沢氏のお膝元、奥州選挙区では対応が二分。水沢区が地盤の及川幸子氏、郷右近浩氏と胆沢区の後藤完氏の3人が離党を表明した一方、江刺区の渡辺元議長と前沢区の佐々木努氏は残留を選んだ。
(2012/07/06
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120706t31010.htm
小沢氏離党、奥州の県議分裂 2人民主残留「現実を直視」
民主党の小沢一郎元代表(衆院岩手4区)の集団離党問題で、地元・奥州選挙区選出の民主党岩手県議5人のうち、県議会議長経験者ら2人が小沢氏に同調せず、党残留を決めたことが5日、分かった。残る3人は離党の意向で、小沢氏の地盤中の地盤でも分裂が決定的となった。
同選挙区(定数5)は昨年9月の県議選で民主党が独占。このうち渡辺幸貫、佐々木努の両氏が残留を表明した。
渡辺氏は1993年の小沢氏の自民党離党以降、常に行動を共にし、県議会議長も務めた。「増税による財政再建は避けられない。小沢氏には県民の多くが夢を託したが、この現実を直視する時が来た」と語った。
佐々木氏は、「政権与党に残って復興に取り組みたい。水沢高の先輩でもある平野達男復興相(参院岩手選挙区)を支える。後援会にも頑張れと言われた」と述べた。
一方で、同選挙区の後藤完氏は5日、「小沢氏の考えは間違っていない」と離党の意向を示した。これで小沢氏と行動を共にするのは、既に離党の意向を表明した及川幸子氏と郷右近浩氏を合わせた3人となった。
県議会最大会派の民主党(23人)のうち、党に残る「残留組」は半数を超える勢いとなっており、この日は現職議長の佐々木博氏(盛岡選挙区)も「離党はしない」と明言した。
2012年07月06日金曜日
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201207060168.html
'12/7/6
小沢新党、地元岩手で伸び悩み 県議会第3勢力に転落かシェアする
新党結成を控える小沢一郎元民主党代表が地元岩手県で、同調者の伸び悩みにより苦戦を強いられている。民主党会派県議23人のうち、新党参加者は民主党残留組よりも少数にとどまる公算が大きい。「小沢王国」と呼ばれてきたが、民主、自民両党に次ぐ県議会第3勢力に転落しそうな情勢だ。
「知らない番号から携帯に電話がかかってくる」。態度を決めかねている当選1回の民主党県議の携帯には、小沢氏が離党届を提出した2日以降、未登録先からの電話が相次いだ。離党、残留をめぐる綱引きは水面下で活発化している。
民主党県連幹部は、小沢氏が離党を表明すれば県議の大半が小沢氏と行動を共にすると見込んでいた。だが実際には、有力支持団体の連合出身者をはじめ、少なくとも10人が民主党に残る考えを固めている。5議席を民主党が独占する小沢氏のお膝元、奥州選挙区でも2人が小沢氏からたもとを分かつと明言した。
奥州選挙区選出で長年小沢氏と政治行動を共にしてきた渡辺幸貫わたなべ・こうかん県議は「(小沢氏のように)大衆迎合ばかりでは、いかがなものかと感じた」。民主党残留を決めた平野達男復興相と同じ高校出身の佐々木努ささき・つとむ県議は「震災復興に取り組んでいくために復興相を支えていきたい」と話す。
23人の半数以上が民主党にとどまれば、小沢氏の同調者は自民党会派(12人)にも届かずに第3勢力に転落する。
5日の県議会総務委員会では反消費税増税を掲げる小沢氏の威光に陰りが見えた。消費税増税に反対する請願を協議したが、民主党県議4人のうち賛成したのは1人だけで、3人が反対に回り、不採択となった。
予想外の事態に小沢氏に近い民主県連関係者は「県議の多くが政権党のうまみから離れられなくなっている」とうらみ節を口にした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000083-mailo-l03
県議会:民主、11人残留へ 「離党組」最大9人程度 /岩手
毎日新聞 7月6日(金)11時40分配信
民主党の小沢一郎元代表が新党結成を表明したことを受け、分裂が不可避となった県議会最大会派・民主党(23人)で、5日までに11人が党に残留する意向を固めたことが毎日新聞の取材で分かった。小沢氏の結成する新党に合流する「離党組」は、現状では最大9人程度にとどまる見込みで、かつて数の力で絶大な影響力を誇った小沢氏の求心力の低下は一層顕著になるとみられる。
県連所属の国会議員8人のうち、小沢氏を含む5人が離党、3人が党に残留するなど、足並みの乱れが県議団にも波及している。
これまで労組系の高橋元県議ら3人が早期に残留の意向を表明していたが、5日には佐々木博議長ら5人が新たに残留を明言。佐々木議長は「新党を結成しても組織を拡大するにはエネルギーが必要。それよりも現在の立場で復旧復興を優先すべきだ」と説明。また、小沢氏の地元・奥州市選出の渡辺幸貫県議も「県議会議員の一員として判断した。消費増税はやむを得ない」と話した。
当初、「県議会開会中に混乱をきたすのはよくない」などとして、離党か残留かの態度表明について「残留組」で一部慎重な意見もあったが、離党組の水面下での切り崩しがここ数日で激化したことから、早期の態度表明で退路を断ったとみられる。残る数人も既に残留の態度は決めており、地元支持者らへの説明を経て数日中に表明する見通しだ。
一方、離党組は現時点で8人程度が固まったものの勢力の広がりを欠き、最終的に第2会派・自民民主クラブ(12人)を下回る可能性もある。ただ、まだ4人が流動的であることから多数派形成に向けた水面下での駆け引きが続きそうだ。【金寿英】
7月6日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120707t31008.htm
小沢氏離党 県内首長に波紋 「復興へ政治の安定を」
民主党の小沢一郎元代表(衆院岩手4区)らの集団離党をめぐり、地元・岩手県関係の国会議員や県議の対応が真っ二つに割れる中、県内の首長たちには戸惑いや不透明な政局への不安が広がる。小沢氏の行動に理解を示す声がある一方、沿岸被災地の首長たちは「復興に向けて何よりも政治を安定させてほしい」と訴える。
小沢氏の地盤・奥州市の小沢昌記市長は6日、取材に対し「(消費税増税法案をめぐる)民主党の強引な採決の在り方は正しいのか。小沢先生の行動は国民との約束を果たそうとしたものだ」とのコメントを出した。
同じ4区内で、離党しなかった平野達男復興相(参院岩手選挙区)の出身地でもある北上市。高橋敏彦市長は3日の定例記者会見で、党分裂について「国への要望ルートが増えてしまうと、一つ一つが実現しにくくなるのではないかという心配がある」と懸念した。
被災地・陸前高田市の戸羽太市長。5日の定例会見で「小沢さんは信念を通されたんだろう」と受け止めながら「あれだけの離党騒ぎでも、被災地からすれば何も変わっていないし、何も良くなっていない」と、永田町と被災地との距離感をにじませた。
2009年の宮古市長選で、民主党などが推薦する候補と戦った山本正徳市長は「(小沢氏は)波風立てないでほしい」。釜石市の野田武則市長は「政治状況がどうあれ、復興を停滞させてはならない」と注文を付けた。
2012年07月07日土曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120708t11020.htm
対立候補動きなし 角田市長選、告示まで1週間
任期満了に伴う宮城県角田市長選は、15日の告示まで1週間となった。現職で再選を目指す大友喜助氏(61)=無所属=以外に立候補の動きはなく、無投票になる可能性が高まっている。
大友氏は昨年12月、市議会定例会で立候補を表明。6月3日に同市角田大町であった事務所開きでは、東日本大震災からの復興や昨年策定した第5次長期総合計画の推進などを掲げ、「角田発展へ共に前進しよう」と再選への意欲を語った。
一時期、対立候補として市議ら複数の名前が浮上したが擁立には至らず、選挙戦になるムードは見られない。
大友氏陣営のある市議は「いつ選挙戦になっても対応できるよう準備を進めている」と話す。告示直前に大規模な総決起大会などは開かず、地区単位の市政報告会に力を入れる。
今回無投票になれば2000年の市長選以来12年ぶり。選挙になった場合、投票は22日に行われ、即日開票される。
6月1日現在の有権者は2万6344人。
2012年07月08日日曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120708_3
「残留」と「離党」、激しい綱引き 県議会民主会派
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民主党の小沢一郎元代表が離党・新党結成を表明したことを受け、県議会(定数48)は今後の会派勢力をめぐり混沌(こんとん)とした情勢だ。最大会派の民主党(23人)は7日現在、同党残留グループ12人、離党グループ9人、検討中2人と分裂し、第二会派の自民クラブ(12人)とほぼ拮抗(きっこう)。同日も国会議員を含めた残留、離党各グループの綱引きが激しく展開された。達増知事は小沢氏と同一歩調を取る姿勢。震災復興が大きな県政課題となる中で、残留グループが今後、知事とどのようなスタンスを取るかが焦点となりそうだ。
県議会の会派構成は、現状で民主党23人、自民クラブ12人、地域政党いわて4人、社民党3人、共産党2人、無所属4人。民主党会派が分裂することで、民主残留グループ、自民クラブ、民主離党グループに議席数の大きな差はなくなる。
震災復興を軸に当面は緩やかな滑り出しの可能性もあるが、残留、離党意向の双方の議員から「次期衆院選で対決する場面が出てくる。徐々に温度差は出てくるのではないか」「選挙が近づけば、対決する局面も十分あるだろう」との見方も出始めている。
(2012/07/08)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120707-OYT8T01098.htm
民主分裂、県内に余波...離党示唆する市議も
「民主党広報板」の部分が白いテープで消された京野公子衆院議員のポスターの掲示板(6日、湯沢市表町で) 先月末に衆院本会議で採決された税・社会保障一体改革関連法案を巡り、民主党の京野公子氏(62)(秋田3区)と、高松和夫氏(70)(比例東北ブロック)の県関係衆院議員2人を含む小沢一郎元代表のグループが今月2日に同党へ離党届を提出し、除籍(除名)される見通しとなった。秋田3区で京野氏を支援する同党の地元議員らに離党含みの動きが出るなど、民主分裂の兆しが見え始めた。
京野氏の地元事務所は選挙区に掲示しているポスターの「民主党広報板」の部分に白いテープを張って消す作業を進めている。事務所関係者は「民主党はもう『他党』。京野関係のポスターや看板から早く党名を消さないと」と話す。
京野氏を支援してきた横手市の小沢秀宏市議(72)(1期)は1日、後援会員との会合で、参加した40人中33人から「次の選挙に民主党公認で出るなら、もう応援しない」との意向を示されたという。
小沢氏は現段階での離党は保留しつつも、「野田政権が増税やTPP参加の方向性で進めば、次の市議選は民主党からは出ない。支援者の意向を聞いた上で、無所属での出馬もあり得る」と離党の可能性を示唆した。
また、京野氏の支援を受け、市議選を戦った同市の青山豊市議(40)(同)も「現段階では離党を申し出る意向はない」としながらも「恩義のある京野氏への支援は継続する」と断言。秋田3区で民主党が京野氏の対抗馬を擁立した場合、「自分が離党するか、除籍覚悟で京野氏を応援するかだ」と述べた。
由利本荘市の作佐部直市議(61)(同)は「京野、高松両氏と考え方は近い」としながらも党に残ると決めた。一方で、「3区に擁立された民主党候補がTPP賛成や消費増税をあくまで主張するなら、選挙応援をサボタージュする党員が続出するだろう」とみている。
市議らだけでなく、一般党員にも反応が見られる。政権交代に期待し、約4年前に入党した羽後町堀内、農業大日向長作さん(71)は「仲間同士のけんかと排除の論理ばかりの民主党には未来がない」と離党を決めた。「小沢元代表が作る新党に期待したい。今の日本には小沢さんのような強烈なリーダーが必要」と話す。
同党県連によると、2012年度の県内の党員・サポーターは約3500人。政権交代した09年度の約1670人から2000人近く増えている。
同党県連の虻川信一代表代行(66)(県議)は「離党や離反の動きに対して慰留はするが、党の方針に納得できないなら、やむを得ない」としている。
(2012年7月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120708-OYT1T00007.htm
小沢氏の影響力、盛岡で低下も…民主4県議残留
民主党の小沢一郎元代表が結成する新党への不参加を決断した階猛(しなたけし)衆院議員(岩手1区)の地元民主党県議4人のうち、唯一、対応を明らかにしていなかった高橋但馬県議(盛岡)が7日、読売新聞の取材に対して、党に残留する意向を表明した。
これで、1区の同党県議全員が階氏と行動を共にすることになり、県都・盛岡市で小沢氏や達増知事の影響力が弱まることは必至だ。
高橋氏は、残留の理由について「後援会と話し合った結果、震災からの復興を進めるため、党に残ることを決めた」と語った。
さらに、民主党の平野復興相と黄川田徹、階猛の両衆院議員は7日夜、盛岡市内で、民主党に残留する意向を示している県議団と会談した。会合には、渡辺幸貫氏(奥州)、大宮惇幸氏(岩手)ら8県議が出席した。出席者によると、今後も与党として被災地の復興を推進することで一致したという。
終了後、出席者の1人は、県議会(48人)の会派構成について、民主党(23人)に残留する県議が、第2会派の自民クラブ(12人)を上回り、第1会派を維持できる見通しであることを明らかにした。
(2012年7月8日11時41分 読売新聞)
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>>2223-2224
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120709_3
山田町長に佐藤氏が初当選 東海林氏に1882票差
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任期満了に伴う山田町長選は、8日投票が行われ、即日開票の結果、町商工会元専務理事佐藤信逸(しんいつ)氏(57)=無所属=が、元高校教諭東海林(しょうじ)和彦氏(67)=同=を破り、初当選を果たした。
12年ぶりの新人同士の一騎打ちは1882票差で佐藤氏が制し、本格的な復興のかじ取り役を託された。投票率は過去最低の68・96%だった。
【写真=初当選を果たし、万歳をして喜ぶ佐藤信逸氏と弘子夫人=8日午後8時45分、山田町八幡町の事務所】
(2012/07/09)
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>>2215>>2218-2221>>2228-2229>>2242
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120708t11029.htm
名取市長に佐々木氏3選 大差で大橋氏下す
3選を決め、支持者らと万歳して喜ぶ佐々木氏(中央)=8日午後10時40分ごろ、名取市増田3丁目の選挙事務所
任期満了に伴う名取市長選は8日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の佐々木一十郎氏(62)が、無所属新人で自然保護団体代表の大橋信彦氏(68)を退け、3選を果たした。
名取市増田3丁目の佐々木氏の選挙事務所には午後10時半すぎ、当選確実の知らせが入った。
佐々木氏は支持者らを前に「多くの被災者が一日も早い復興を願っていることを選挙戦で実感した。相対する意見もしっかり聞きたい。みなさんの熱い思いを市政に反映させていく」と意欲を語った。
佐々木氏は東日本大震災からの復旧・復興で陣頭指揮を執った経験と、企業誘致や下水道整備促進など2期8年の実績を強調。津波で被災した沿岸部の閖上・下増田地区の早期復興を強く訴えた。
地元選出国会議員や県議、市議、各種団体かららの応援も得て、幅広い支持を獲得した。
大橋氏は行政主導の復旧・復興計画の見直しや、内陸部の振興などを公約に掲げたほか「自然と共生する社会の実現」を唱えて草の根運動を展開したが、出馬の出遅れが響いて広がりに欠け、浸透するに至らなかった。
復興計画の焦点となっている閖上地区の現地再建型復興については、大橋氏が津波浸水がなかった地域への災害公営住宅の早期建設などを主張。
これに対し、佐々木氏は選挙戦で同地区で個別面談を実施することを表明し、復興プランの一部見直しがあり得ることを示唆したため、対立軸が明確にならなかった。
当日の有権者は5万6082人。投票率は前回(51.93%)を11.93ポイント下回る40.00%で過去最低だった。
◇名取市長選開票結果(選管最終)
当15,616 佐々木一十郎 無現(3)
6,381 大橋 信彦 無新
<ささき・いそお>1950年1月10日、仙台市生まれ。東北工大中退。酒造会社社長、名取市選管委員、市議2期、市商工会副会長、幼稚園園長などを経て2004年の市長選で初当選。
2012年07月09日月曜日
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http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012070900727
民主5市議が離党届=消費増税、原発再稼働に反対−福島 福島県の民主党所属の市議5人が9日、消費増税関連法案の衆院通過や関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決めた民主党の対応に反発し、党福島県連代表宛てに離党届を提出したことが分かった。
離党届提出者は、郡山市の佐竹伸一市議ら2人と、二本松市の中田凉介市議ら3人の計5人。本宮市議1人も離党を検討している。佐竹氏は取材に対し、消費増税反対の考えを示すとともに、「福島県は原子力災害で大変な被害を受けている。安全性が担保されていない中で大飯原発を再稼働すべきではない」と述べた。(2012/07/09-17:45)
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http://news24.jp/nnn/news89039513.html
岩手・達増知事、小沢氏の新党に参加へ
(岩手県)
■ 動画をみる 岩手・達増県知事は9日の会見で、今週中に民主党を離党し、小沢一郎議員らが11日に設立する新党に参加する考えを明らかにした。 「『参加します』というふうに明言したい。今週中にも離党の手続きを取りたい」−達増知事は9日の記者会見でこのように述べた上で、新党参加の理由について「民意とともに新しい政治を切り開いていくという運動の母体となる、日本における先頭が新党になる」と述べた。一方で、任期途中での次の衆議院選挙への出馬については「今、頭の中にはない」と述べ、否定した。 達増知事は小沢氏が離党を表明した前日の1日に小沢氏と会談し、今後の協力を要請されていた。
[ 7/9 15:40 NEWS24]
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120710t31006.htm
増税反対請願、一転採択 民主党会派で一波乱 県議会定例会
民主党の小沢一郎元代表らによる集団離党を受け、岩手県議会の最大会派・民主党の分裂が決定的となった影響で、県議会6月定例会最終日の9日、総務委員会で不採択となった消費税増税関連法案に反対する請願2件が本会議で一転、採択される波乱があった。
総務委員会(10人)は、委員長を除いた民主党の委員4人のうち3人は党「残留組」。5日の採決では自民党の3人と合わせて6人が採択に反対し、不採択となった。
ところが、本会議(定数48)では民主党23人(議長含む)から「離党組」とみられる議員ら14人と地域政党いわて4人、社民党3人、共産党2人、無所属3人が採択に賛成し、26対21の賛成多数で採択された。
民主党で採択に反対したのは「残留組」の渡辺幸貫氏(奥州)ら8人にとどまった。党県連幹事長の佐々木順一氏(花巻)ら「離党組」とみられる10人に加え、「残留組」から3人、態度未定議員1人が採択賛成に回った。
態度未定の佐々木朋和氏(一関)は賛成の理由を「党議拘束もなかったので、被災者や中小企業のことを考えて自分自身で決めた」と説明。「(残留か離党かの)身の処し方とは関係ない」と強調した。
党残留を明言しながら、採択に賛成した五日市王氏(二戸)は「増税には賛成だが、今はその時期ではない」と話した。
民主党会派分裂をめぐり、9日は名須川晋氏(花巻)が離党、小野共氏(釜石)が残留の意向を表明。態度未定の1人も含め、党残留が見込まれるのは13人前後とみられ、離党が濃厚なのは10人前後となった。
2012年07月10日火曜日
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120710/iwt12071002150001-n1.htm
岩手知事、新党入り 「小沢氏崇拝の表れ」 県議ら批判、県政かじ取り難しく
2012.7.10 02:15
小沢一郎元代表の民主離党に絡んで、達増拓也知事が9日、「民主離党、新党入り」を表明したことは、県政界に波紋を広げている。県議会の新党会派は、今のところ表明しているのは10人で、自民会派12人、民主残留会派11人に次いで第3会派になる見通し。達増県政は不安定な会派構成の上で、厳しいかじ取りになるのは必至。県議からは「党の代表でなく、県民の代表であることを忘れている」など疑問視する声が出ている。(原圭介)
◇
達増知事は記者会見で、新党入り表明について、「私本人は何も変わらない。いままでやってきて、これからもやっていこうとする運動の母体となる新党に合わせ、(入党)手続きするだけ」と説明。サポーターとして民主党員だったが新党の党員となっても、県政運営に対する姿勢は変わらないことを強調した。
しかし、自民党県連幹事長の千葉伝(つとう)県議は「新党の中身がまだはっきりしない段階での新党入り表明は、個人的な小沢崇拝の表れとしか思えない。県民の代表であることをしっかり認識すべきだ」と指摘する。
自民党のほかの県議は、このタイミングでの表明は「少しでも多く県議を新党会派に引っ張り込むための後押し発言としか思えない」という見方をした。
最大会派の民主会派が分裂すると、民主、自民、新党の上位3会派の数が拮抗(きっこう)し、政策によっては会派の合従連衡(がっしょうれんこう)となる不安定な政局が続きそうだ。
キャスチングボートを握りそうな会派の「地域政党いわて」(4人)の飯沢匡代表は「今後、いろいろ連携を模索することになる」と語った。
この日に開かれた6月県議会最終日の本会議では「消費税増税に反対する請願」「消費税増税関連法案の廃案を求める請願」がともに賛成多数で採択された。採決でも民主会派は賛成、反対に分かれ、民主残留を表明しながら賛成に回った五日市王県議は「残留と消費増税は別」と話した。
今回は分裂過渡期で許された個別対応も、やがて来る次期衆院選では離党、残留に分かれ、それぞれの党の方針に従って戦うことになりそうだ。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207100001
小沢王国分裂 議会亀裂、浮き彫りに
2012年07月10日
消費増税反対を求める請願の採決で、民主党会派が真っ二つに割れた=9日、県議会
達増拓也知事の民主離党と小沢新党への参加の明言は、県議会の亀裂をさらに浮き彫りにした。
9日の定例会見。達増知事は、相変わらずの言い回しだった。
「政権交代をやり直そうというところに、何らかの形で微力を尽くしていきたい」「(県議の動きは)特に承知していない。私自身の考え方が大きく変わるわけではない」
県議らは「議会では態度を明確にしなかったのに。軽視している」「参加するのなら、もう一度政治姿勢を問い直さねば」と緊急質問を申し入れた。
登壇した3議員からは、「民主党員として知事選を戦ったのではないか」「与党から野党の知事をあえて選択したことに、危惧を覚える」などと、知事の新党入り表明を相次いで批判した。
しかし達増知事は「有権者の負託に応えるのに、党籍がこうだから、というのはない」。さらには「本会議で、自分が元民主党幹部だったことを言うと、(新党が元の民主党の理念を持つという)大宣伝になるのではないか」。
そうけむに巻いた達増知事だが、すでに行動は新党幹部なみだ。6日、党県連事務所で、小沢氏に同調する佐々木順一県連幹事長と接触していた。
9日には態度を明確にしてこなかった1期目の名須川晋氏(花巻選挙区)が「民主党を離党して新党に参加します」と記者団に表明した。名須川氏は、小沢氏の元秘書、木戸口英司元県議の地盤を引き継いで当選した。その木戸口氏は現在、達増知事の秘書だ。これで県議会の民主党会派は離党10人、残留12人、保留1人となった。
残留組で元議長の渡辺幸貫氏(奥州選挙区)は知事の離党表明に「(新党の)今後の路線について注意深く見守るのが賢明ではないか。国と一体となって県民の思いを知事として成し遂げてもらいたい」と釘を刺した。
その他にも、消費増税に反対する請願が委員会で不採択相当とされたのに、本会議では民主党会派内で賛成者が出たため、採択されてしまった。県議会最終日は、「小沢王国」の分裂が一気に表面化した1日となった。
残留組の佐々木博議長は「これからこういったことがたびたび起こるのかな」と今後への不安を漏らした。
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>>2254
http://www.minpo.jp/news/detail/201207102397
民主県連に離党届 郡山、二本松の5市議
民主党の太田和美衆院議員(本県2区)の離党に同調し、郡山市議2人、二本松市議3人の計5人が9日、党県連に離党届を提出した。5人は消費税増税と関西電力大飯原発3号機の再稼働への反対を離党理由に挙げ、次期衆院選では太田氏を支持する考えを示した。11日に結成予定の「小沢新党」に参加するかどうかは明確にしていない。
郡山市議は党県第2区総支部幹事長の佐竹伸一氏(53)=1期=と同事務局長の栗原晃氏(55)=1期=で、2人は今後も、市議会会派・新政会に所属して活動する。二本松市議は総支部政調会長の中田凉介氏(55)=3期=、同総務会長の五十嵐勝蔵氏(69)=3期=、同副幹事長の深谷勇吉氏(63)=1期=。3人は市議会会派・真誠会に引き続き所属し、中田氏は会長を務める。
県連によると、5人は一般党員のため党籍は持っておらず、除名などの処分はしない。
佐竹氏が5人を代表し、福島市で佐藤政隆県連筆頭副幹事長(総支部副代表)に離党届を手渡した。
第2区総支部内では、本宮市議の1人も離党届提出を検討しているもようだ。
( 2012/07/10 09:28 カテゴリー:主要 )
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207110002
民主会派10人新党へ
2012年07月11日
民主党会派の議員総会。人で集まる最後の機会に=9日、県議会棟
民主党から除名処分になった小沢一郎元代表は11日、新党を立ち上げる。小沢氏に同調するか残留するかで揺れていた県議会の民主党会派23人の大勢が固まった。いずれも支持母体や系列の国会議員の影響が大きいが、支援者が分裂状態になる悩みを抱える。
10日現在、離党して新党入りする県議は10人にとどまる見通しで、残留が12人、保留が1人。
新党入りするのは自由党時代から小沢氏と行動を共にしてきた県議や、小沢氏の後援会組織が強固な衆院岩手4区内を選挙区とする県議ら。小沢氏の元秘書、佐々木順一・民主党県連幹事長が筆頭だ。
6日に離党表明した関根敏伸氏の地元は、民主党に残留する平野達男復興相(参院岩手選挙区)と同じ北上市。しかし、小沢後援会の強力な支援で3回当選しており、後援会役員に5日、「私の政治の原点である小沢先生と共に行く」と約束した。
一方、早くから残留が確実視されていたのは、連合岩手を支持母体とする軽石義則、田村誠、高橋元の3氏。高橋但馬、佐々木博、高橋昌造の3氏は階猛衆院議員の岩手1区内の県議で、追随して残留した。高橋但馬氏は階氏の元秘書だ。
小沢氏の影響力が強いとされる県南で残留した県議は、後援会の説得に苦労した。その一人の若手県議は7日、地元で後援会の会合で「民主党に残りたいと思います」と伝えた。幹部から次の選挙は支援しないことをにおわせる厳しい言葉を浴びた。残留組の別の県議から電話で「俺たちが一生懸命応援するから」と励まされると、若手県議は涙で声を詰まらせ「最後まで頑張る」と答えた。
残留する県議8人は7日夜、盛岡市内の飲食店で平野、階、黄川田徹(衆院岩手3区)の3氏と会合を持った。国会議員と県議の残留組はこれを含め3回の会合で結束を固めてきた。
残留組のある県議は「黄川田さんへの対応が分裂を決定づけた」とも言う。
消費増税法案が国会に提出された際、小沢氏の意向で黄川田氏ら県選出国会議員は政府や党の役職を一斉に辞任した。黄川田氏が辞職に消極的だったと報道されると、小沢氏系県議らは「県連として厳重注意すべきだ」と非難した。
残留組の県議はその動きに憤っていた。「黄川田さんは家族4人を亡くしながら復興のため政府で頑張っていた。政治の原点は人を大切にすることだ」
■県議会の民主党会派(23人)の分裂状況(敬称略、カッコ内は選挙区)
【新党へ=10人】=衆院議員が新党入りする岩手2・4区中心
伊藤勢至(宮古・下閉伊)、佐々木順一、名須川晋(以上花巻)、関根敏伸(北上)、岩渕誠(一関)、郷右近浩、後藤完、及川幸子(以上奥州)、喜多正敏(岩手)、工藤大輔(九戸)
【残留=12人】=連合系、衆院議員が残留する岩手1・3区中心
高橋但馬、軽石義則、佐々木博(以上盛岡)、田村誠(大船渡)、小田島峰雄(花巻)、高橋元(北上)、小野共(釜石)、五日市王(二戸)、渡辺幸貫、佐々木努(以上奥州)、大宮惇幸(岩手)、高橋昌造(紫波)
【保留=1人】佐々木朋和(一関)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120711-00000072-san-pol
「小沢王国」崩壊の序章 地元・岩手「政局至上主義」に嫌悪感
産経新聞 7月11日(水)7時55分配信
分裂直前に開かれた民主党岩手県議団の議員総会。まだ小沢一郎元代表のポスターがにらみを利かす=9日午後、盛岡市の岩手県議会(写真:産経新聞)
■妻の手紙で不満マグマ噴出
民主党を除籍され、11日の新党結成に向け、気勢を上げる小沢一郎元代表。だが、地元・岩手で小沢氏を支えてきた人々の胸中は複雑だ。東日本大震災からの復興が進まぬ中での「政局至上主義」に嫌悪感が広がっており、妻・和子さんとの離婚問題も暗い影を落とす。半世紀近く「鉄の結束」を誇った「小沢王国」はいまガラガラと崩れつつある。(水内茂幸)
「あれは3月か4月か…。和子さんが電話で『もう水沢には戻らない』とはっきりおっしゃったので解散を決めたんです。29年間も続けてきたんですが…」
小沢氏の故郷である旧水沢市(現奥州市)の「水」と和子さんの「和」から命名した後援会組織「水和(みずわ)会」。その会長を務める岩手県議の及川幸子氏は寂しそうにこう語った。
かつては女性会員を中心に1千人を超え、小沢氏の選挙の主力部隊としてフル稼働したが、平成15年に和子さんの実弟が54歳で急死した後、和子さんはふっつりと水沢に姿を見せなくなった。以来、年1回の総会も開かれていない。
及川氏が解散を決めた理由はもう一つある。差出人が和子さん名義の手紙が届き「小沢は放射能汚染を恐れ地元入りを拒んだ」「離婚を決めた」などと記されていたからだ。消印は福島県内だったという。及川氏は「20年前に亡くなった支持者にも手紙が届いた。どこか政局的なにおいを感じる」と漏らしながらも、地元の小沢事務所に水和会解散を申請した。
めったに地元入りしない小沢氏に代わり、和子さんが地元組織を切り盛りしてきただけに支持者の多くは和子さんに同情的だ。ある民主党県議は「なぜ小沢氏が震災後10カ月も地元入りしなかったのか、手紙を読んで腑(ふ)に落ちた」と漏らした。
「国民の支持を受けた民主党は終わったのです…」
9日夜の県議会で、小沢氏側近である達増拓也岩手県知事は民主党を離党し、新党に参加する理由をこう説明した。だが、拍手はまばら。自民党県議は「復興に取り組む中でなぜ与党から野党を選択するのか」と厳しく批判した。
小沢氏の新党結成宣言に伴い、県議会最大会派の「民主党」も分裂した。
23人中12人は残留を決め、1人は態度未定。離党者は10人にとどまる。達増氏を支持する小沢系新会派は自民党(12人)よりも少ない県議会第3勢力となってしまった。
小沢新党の同調者が少ないのは復興が道半ばであることが大きい。小沢氏が選出された衆院岩手4区(奥州市など)内の民主党県議10人のうち4人が民主党に残った。このうちの一人、渡辺幸貫県議は「国と一体となって復興を進めなければならないのに」と小沢氏への不信感を隠さない。
県議だけではない。岩手選出の衆参民主党8議員のうち階猛衆院議員(岩手1区)、黄川田徹前総務副大臣(岩手3区)、平野達男復興担当相(参院岩手選挙区)は民主党にとどまった。
中でも黄川田氏は震災で父母と妻、長男を失い、今も仮設住宅で暮らす。小沢氏がその黄川田氏に副大臣辞職を迫ったことが地元の不信感を増幅させた。ある県議は「小沢さんの復興より政局を優先させる姿勢は目に余る」と断じる。
小沢氏側は次期衆院選で黄川田氏ら3氏の選挙区に刺客を立てる構えを見せるが、これがさらなる反発を呼び、連合岩手も小沢新党との決別を決めた。小沢氏の後援会幹部はこう漏らした。
「有権者から『小沢王国から普通の県に戻せ』と批判を浴びる。県内には小沢への不満が鬱積しているんだ。和子さんの手紙はたまったマグマを噴出させるきっかけにすぎなかった…」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000010-mai-pol
<小沢新党旗揚げ>「小沢王国」岩手も分裂
毎日新聞 7月12日(木)1時41分配信
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結党大会に出席し、小沢一郎代表(右)と握手する達増拓也・岩手県知事=東京都千代田区の憲政記念館で2012年7月11日、小出洋平撮影
新党「国民の生活が第一」が発足した11日、小沢一郎代表の地元・岩手県では県議会(定数48)に23人いた民主会派が残留12、新党10、態度保留1に割れ、達増拓也知事は新党に合流した。「小沢王国」分裂の背景として、民主に残る県議の一人は東日本大震災での小沢氏の対応を挙げる。「被災地を小沢氏が訪れたのは震災の10カ月後。あまりに遅く、これまでの信頼が崩れた」
【小沢新党旗揚げ】党名は「国民の生活が第一」 49議員が参加
一方、県選出の国会議員8人は残留3、新党5に。次期衆院選は骨肉の争いも予想される。
「小沢先生とたもとを分かつことになったが、目指す方向は一致している」。盛岡市内で7日、岩手1区選出の階(しな)猛衆院議員は地区後援会の支持者らに、民主に残る経緯を説明した。小沢氏との距離をどうとるか。階氏の言葉には苦悩がにじんでいた。
岩手1区は元々、新進党時代から小沢氏と行動を共にする達増知事の地盤。07年に衆院議員から知事に転身したのを機に、階氏が受け継いだ。知事の後援会関係者は次期衆院選で新党が、階氏に対立候補を擁立する可能性に言及しており、民主党に残った県議は「階さんの後援会には小沢さんの支持者も多い。次の衆院選はかつてない厳しい戦いになるだろう」と不安をにじませる。【金寿英、宮崎隆】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120712-OYT8T00046.htm
新党「国民の生活が第一」船出 不安も交錯
結党を祝う小沢代表(前列左から2人目)と達増知事(同3人目)ら(11日、東京・憲政記念館で) 民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表らは11日、新党「国民の生活が第一」の結党大会を東京で開いた。県関係の国会議員では、小沢氏の他、畑浩治氏(2区)と菊池長右ェ門氏(比例東北)の両衆院議員、主浜了氏(岩手選挙区)と藤原良信氏(比例)の両参院議員が参加した。大会終了後、新党への熱い思いを語る議員は多かったが、次期衆院選に向けた準備不足を口にする議員もおり、期待と不安の交錯した「船出」となった。
◆衆院1、3区の人選これから
畑氏は、政策担当の幹事長補佐として、今後は新党の政策立案を担うことになるという。畑氏は記者団に、「(結党大会は)歴史を作る一場面だった。小さく産んで、大きく育てたい。そのために次期衆院選を勝ち抜きたい」と抱負を語った。
一方、菊池氏は、次期衆院選に向けて、民主党に残留した階猛氏(1区)と黄川田徹氏(3区)の両衆院議員の選挙区に独自候補者を擁立する考えを示したものの、「時間がない。非常に厳しい。今後、小沢代表の考えも伺って、候補者の選定をしなければいけない」と不安を口にした。
県連組織の発足についても「まだ、そこまで頭が回っていないのが正直なところだ」と語った。
一方、藤原氏も1区と3区で候補者を擁立する考えを示したが、自身が参院からくら替えし、地元の3区から出馬する考えについては「私自身は参院で行動していきたい」と語り、現時点では否定した。
同大会終了後、来賓として出席した達増知事は、記者団に対して、「民主党に残留し、新党に合流しない人は理解できない。綱領を読めば、合流してもらえると期待している」と語り、「残留組」に秋波を送った。
◆市会議員にも民主離党の動き
民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表らが11日、新党「国民の生活が第一」を結成したことを受けて、民主党籍を持つ県内の市議会議員が、読売新聞の取材に対して、離党や新党参加の意向を表明した。
一関市議会では、2人が民主党議員として活動しているが、佐藤弘征(ひろゆき)市議は「小沢氏と政治姿勢が合致する」として、新党に参加する方向で調整を進めていることを明らかにした。千葉幸男市議は「新党への参加は政策などを見極めて判断するが、民主党には残らない」と離党を明言した。
小倉建一・久慈市議は「1週間以内をメドに離党届を出す。(地元選出の)畑浩治衆院議員と行動を共にする」と述べた。
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◆民主県連代表 黄川田氏が有力
民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表(4区)が務めていた県連代表の後任として、同党県連が前総務副大臣の黄川田徹衆院議員(3区)の就任を軸に最終調整を進めていることが11日、分かった。複数の県連関係者が明らかにした。
党に残留する3人の国会議員のうち、大臣と副大臣は県連代表に就任できないという内規があるため、平野復興相(参院岩手選挙区)に資格はない。階猛衆院議員(1区)は、衆院の社会保障・税一体改革関連法案の採決で造反し、党本部から党員資格停止2か月の処分を受けており、処分期間中は県連代表になることはできない。
分裂した県連組織を建て直すため、早急に県連代表を決める必要があることから、3人の中で当選回数が最も多く、就任への障害が少ない黄川田氏を軸に最終調整を進めることになった。早ければ、来週中にも決定する方針だ。
◆県議会 民主が最大会派を維持へ
県議会の民主党会派(23人)のうち、これまで唯一態度を明らかにしていなかった佐々木朋和県議(一関選挙区)が11日、党にとどまる意向を固めた。同会派は13人となり、県議会第2会派の自由民主クラブ(12人)を上回り、第1会派を維持する見通しとなった。一方、民主党県連幹事長を務める佐々木順一県議(花巻選挙区)は同日、達増知事と県議10人分の離党届を県連に提出し、新党参加を明言した。
佐々木朋和氏はこれまで、新党参加を求める声が後援会に根強く、調整が難航していた。しかし同日、読売新聞の取材に対し、「被災直後の初志を大切にし、現状のまま動かずに地域課題に取り組みたい」と述べ、党に残る方向で最終調整していることを明らかにした。
一方、佐々木順一氏らは同日、離党届提出後、県庁で記者会見した。佐々木順一氏は「もう1回、政権交代のやり直しをしないといけない」と述べ、離党届を提出した10人で月内にも新会派を作る方針を表明。民主党会派との統一会派結成は否定した。
県議会の会派構成は、民主党13人、自由民主クラブ12人、新会派10人、地域政党いわて4人、社民党3人、共産党2人、公明党1人、無所属3人となる。達増知事を支える新会派は第3会派となるため、厳しい県政運営が予想される。
(2012年7月12日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120712t71017.htm
離党議員への追随限定的 3県連で市議1〜5人ずつ
小沢一郎元民主党代表が旗揚げした新党「国民の生活が第一」に合流する離党議員が出た民主党青森、秋田、福島3県連では11日現在、離党意向を示す地方議員は各県で市議1〜5人にとどまり、追随の動きは限定的だ。次期衆院選をにらみ、3県連は離党議員への対立候補擁立を含む選挙態勢の再構築に着手。新党の影響を最低限に押さえ込む構えだ。
石原洋三郎(福島1区)、太田和美(福島2区)両衆院議員が新党に参加した福島県連。このうち太田氏に近い郡山、二本松両市の市議5人が離党届を提出した。党県2区総支部幹事長も含まれている。
秋田県連は衆院議員2人が離党したが、同調したのは大館市議の1人。国会議員5人中、衆参両院議員3人が離党した青森県連では、五所川原、弘前両市議の計2人が離党する見込みだ。3県連とも、所属県議に離党の動きは表立っていない。
福島県連の宗方保幹事長は「市議の集団離党の動きはあったが局部的。追随の動きは広がらない」と強気な見方を示す。秋田県連の沼谷純政調会長は「地方議員が新党について行っても未来はない」と冷ややかだ。
3県連は次期衆院選に向け、新たに生じた空白区の解消を迫られる。
青森県連は14日に常任幹事会を開催する。田名部定男副代表は、離党した横山北斗氏(青森1区)を念頭に「全区に候補者を立てるつもりで取り組まなければならない」と力を込める。
秋田県連は早期解散も視野に入れ、京野公子氏(秋田3区)に替わる候補者擁立の準備を進める。一方、2選挙区が空白となった福島県連の宗方幹事長は「全くの白紙。13日の全国幹事長会議で(党本部の)見通しが示されてから検討したい」と慎重に話した。
たもとを分かった身内との対決が必至となる中、3県連とも組織の分裂回避と、新党との対立軸の設定に力を入れる。
青森県連の田名部副代表は「党に残った者のプライドもある。今こそ一つにならなければならない」と結束を呼び掛ける。秋田県連の沼谷政調会長は「新党は無責任な漂流政党だ」と批判を強め、「増税、反増税は争点にならない。将来世代の社会保障に責任を示せるか否かが対立軸だ」と話した。
2012年07月12日木曜日
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207120001
小沢王国分裂 知事の県政運営 焦点
2012年07月12日
新党結成大会で小沢一郎氏(右)と握手する達増拓也知事=東京・憲政記念館、福留庸友撮影
小沢一郎氏らの新党「国民の生活が第一」結成に合わせ、同調する民主党の県議10人と達増拓也知事が11日、県連に離党届を提出した。7月中にも県議会で新たな会派を届けるほか、新党の地方組織を作って次期総選挙に臨むという。今後は、新党や民主党の総選挙戦略のほか、国政与党から野党に転じた達増知事の県政運営が焦点になる。
民主党県連から新党に参加した国会議員は小沢氏のほか、畑浩治、菊池長右エ門両衆院議員、主浜了、藤原良信両参院議員。公務で上京していた達増知事も新党結成大会に参加。「消費増税にひた走る姿勢は復興に目を背ける姿勢だ。新党は私たちにとって大きな希望だ」とあいさつした。
◇
【新党結成に向けた11日の主な動き】
10・00前 盛岡市大通3丁目の民主党県連事務所に佐々木順一・民主党県連幹事長が入る
11・00 小沢一郎氏の地元奥州市の小沢昌記市長が定例記者会見。「小沢氏の行動は理解できる。仲間を増やし、本来あるべき政党政治を早期に作り上げていただきたい」
11・25 小沢氏、議員会館の事務所に入る
11・50 佐々木氏、県連事務所を出る。「自分を含めた県議10人と達増知事の離党届をまとめて出してきた」
正午 「ここ数日は市民の問い合わせを含め電話が多いので、早朝から来て対応している。忙しい」と県連事務所職員
14・00 佐々木氏と工藤大輔幹事長代行が県庁で会見。「県議10人分と達増知事から預かった離党届を県連の高橋重幸副幹事長(盛岡市議)に提出した」。10人は両氏のほか、伊藤勢至、及川幸子、関根敏伸、喜多正敏、郷右近浩、岩渕誠、後藤完、名須川晋の各氏。「県議会で月内にも新会派を結成したい。地方組織を作って党勢を拡大し、総選挙に備える。届が受理されようが除名だろうが、もう私は幹事長ではない。心、民主党にあらず、だ」
14・20 議員会館の小沢事務所に新党の幹部議員が続々
18・00 新党結党大会開会
18・05 小沢氏の代表就任を承認
18・10 党名は「国民の生活が第一」に。小沢代表があいさつ。「原点に立ち返った政策を国民に示し実現する」
18・26 達増拓也知事があいさつ。「今日、離党届を出しました」「地方から新しい党に期待している。全力で応援することをお誓い申し上げます」
19・10 大会終了後、菊池長右エ門衆院議員は「組織として全てのところ(選挙区)に党の候補を立てなければならないのは自明の理。代表のお考えもうかがいながら候補を選定する」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000027-mailo-l02
小沢新党:結成、県選出3議員が参加 市議ら対応割れる 当面、静観の構えも /青森
毎日新聞 7月12日(木)11時1分配信
民主党を離党した小沢一郎元代表らによる新党「国民の生活が第一」が11日結成され、県選出の国会議員では、横山北斗衆院議員(青森1区)、中野渡詔子衆院議員(比例東北)、平山幸司参院議員(青森選挙区)の離党組3人がすべて参加した。民主党の現職や元職の県、市議らにも離党に同調する動きが出ている一方、先行き不透明な新党への参加には二の足を踏む議員もおり、混迷の度を深めている。【酒造唯、高橋真志、鈴木久美、松山彦蔵、神崎修一】
新党参加を巡り、民主党に離党届を提出するなどした県内の市議らの対応は大きく割れている。先行きが不透明な中、新党の打ち出す政策が今後の動向に影響を与えそうだ。
民主党県連副幹事長の桑田茂・五所川原市議は「近く離党届を出す予定。新党にも入ると思う。横山北斗衆院議員と行動をともにする」と語った。参加時期は、政策を見極めて判断するという。
9日に離党届を提出した元県議の山内正孝氏は「民主や自民など既成政党に所属するつもりはない。これからは(大阪維新の会のような)地域政党の活躍に期待する」と説明。新党には、TPPなど政策を見守る姿勢で、参加については明言を避けた。
既に離党届を出した松橋武史・元弘前市議は新党参加を見送る。後援会や支持団体の意向を聞いて決断したという。松橋氏は「横山衆院議員の政策集団の中で、県内の問題を吸い上げながら、無所属で活動を続けていきたい」と話した。
横山衆院議員の政策集団の会合に参加した民主党県連常任幹事の秋村光男・青森市議は「離党の意志はなく、新党に入るつもりもない」と明言。民主党の地域支部で役員を務めていることが理由という。今後は時間をかけて決める考えだ。
◇「脱原発」に微妙なずれ
新党の政策担当に就任する横山氏は、新党結成大会の直前に報道各社の取材に応じ「新党は消費増税、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)に反対する武器になる。増税派と反増税派の戦いだ」と語気を強めた。
横山氏は7日、地元の市町村議らを集め政策集団を発足させた。しかし、「新党の県連としてではなく、同じ思いを持つすべての人に入ってほしい」と述べ、新党との関連を否定。「特定の支持母体はない」と話した。
中野渡氏も大会前に取材に応じ、「この新党で政権を取る。不安はありません」ときっぱりと言い切った。
選挙地盤の青森2区は核燃料サイクル施設や東通、大間原発がある下北半島を抱える。新党が掲げる「脱原発」について「“脱”という言葉を使わないでほしい」と小沢元代表に直談判したことを明かし、「原発や核燃料サイクルは、なくてはならない存在。原発は40年間維持し、その間に雇用を生む産業を下北に持ってくる」と強調。新党の主張とは微妙なずれをみせた。
平山氏は結党大会の終了後に取材に応じ、「県民本意の政治を実現する固い覚悟だ。極めて厳しい道だが、県民の期待に応えたい」と話した。原発政策では「青森は立地県で関連する人も多い。依存度を徐々に減らす『計画的脱原発依存』を目指す」と述べた。
消費増税法案は現在参院で審議中。平山氏は「早期の解散も求めていく必要があると思う」と述べ、廃案を目指して、法案審議中にも解散総選挙を求める可能性に言及した。
◇民主党県連「とても残念」
県内で離党届提出が相次いでいることを受け、民主党県連代表の田名部匡代衆院議員は「一緒に頑張ってきたので残念。党員に動揺もあるが、法案を通すなど結果を出し頑張っていく」と話した。離党した議員らの新党参加については「コメントすることではない」との見解を示した。
7月12日朝刊
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http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_30319.html
県議10人が離党届 民主会派分裂 (07/12)
小沢一郎衆院議員が11日結成した新党に賛同する県議10人は同日、民主党県連に離党届を提出した。県議会の最大会派であった民主党会派が分裂し、これまで23人で構成していたが、離党する10人が近く新会派を形成することになる。併せて、民主党籍を持っていた達増拓也知事の離党届も県連に提出された。
離党届を提出した県議は佐々木順一氏、名須川晋氏(以上花巻選挙区)、関根敏伸氏(北上選挙区)、及川幸子氏、郷右近浩氏、後藤完氏(以上奥州選挙区)、岩渕誠氏(一関選挙区)、喜多正敏氏(岩手選挙区)、伊藤勢至氏(宮古・下閉伊選挙区)、工藤大輔氏(九戸選挙区)。
佐々木氏は同日午前11時に党県連に県議10人と達増知事の離党届を提出した後、工藤氏と一緒に盛岡市の県政記者クラブで会見した。
佐々木氏は「新党が結成される中で、10人の離党届を出したわけだが、今後は10人と相談しながら、県議会での会派結成をしなければならない」と語り、7月中に新会派を届け出る考え。並行して新党の県連の立ち上げに力を注ぐが、「国民の受け皿となって党勢拡大に努める。与党から野党になるが、迎え来る選挙に備え、目標である政権奪還に全力を傾注する」と今後の展開を示した。振り返って、今回の会派分裂については「残念である」と総括した。
離党の10人はいずれも小沢氏の新党結成に賛同し、手続きを踏まえて入党する方向という。同じく新党入りする達増知事を少数与党として支える。
一方、民主党会派は佐々木博議長(盛岡選挙区)や田村誠氏(大船渡選挙区)ら12人が残留することを表明、佐々木朋和氏(一関選挙区)のみが態度を保留している。現時点で自民会派(12人)と並ぶが、佐々木氏の態度の行方によっては、民主が最大会派を維持する可能性がある。
【写真】離党届後に記者会見する佐々木順一県議(右)と工藤大輔県議=県政記者クラブ
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000051-mailo-l03
小沢民主の行方:新党結成 県連「一枚岩」に亀裂 求心力低下、残留組が結束 /岩手
毎日新聞 7月12日(木)11時28分配信
11日に新党を結成した小沢一郎元民主党代表。おひざ元の岩手では、新党合流と残留で国会議員、県議共に対応が二分した。「小沢民主党県連」が分裂した最後の20日間を振り返る。【宮崎隆、金寿英】
「政権奪還を目指して全力を傾注する」。新党に合流する佐々木順一・前民主党県連幹事長は、11日、県庁で開いた記者会見で小沢新党への期待感をにじませた。この日、佐々木氏は達増知事と県議10人の離党届を県連に提出。民主県連は完全に分裂した。
衆院での消費税増税法案の採決を控えた先月26日午前、畑浩治議員は、階猛議員らと共に、衆院議員会館の小沢元代表の部屋を訪れていた。「小沢先生が新党やむなしと判断されても、岩手がまとまる事が大切です」。地元の県議や支持者の分裂に不安を抱き、説明を尽くすように促す畑氏の言葉に、元代表は「もっともだ」と応じた。
午後の採決では、畑、階氏を含む県連所属の衆院議員5人全員が反対票を投じるか棄権した。法案は可決されたが、野田政権との対決姿勢を強める元代表の下、県連の「一枚岩」は揺るぎないかに見えた。
だが、畑氏の言葉は単なる杞憂(きゆう)ではなかった。既に水面下では、元代表と距離を置く県議たちが、採決の約1カ月前から動き始めていた。ある県議は「もしもの時の対応を協議していた。最初の会合には(県議が)11人も来た」と明かす。
元代表は離党前日の今月1日、急きょ県内入り。達増知事や佐々木氏ら県連幹部と会談して引き締めを図った。しかし、かねてあつれきがささやかれていた平野達男復興相、黄川田徹議員の両氏だけでなく、一度は離党届を元代表に預けた、階氏までが党への残留を決断した。
元代表周辺は焦りを募らせた。ある県議の元には、4日に元代表の秘書から「次の選挙で刺客を送り込む。国民は民主党を見限っていて、選挙では一票も入らない」と、電話があった。離党組の国会議員や県議も残留組の切り崩しをはかったが、県連分裂の流れは変わらなかった。7日夜には、盛岡市内で平野復興相が、黄川田、階の両氏や数人の県議と会食し、残留組は結束を強めた。
元代表の出身地、奥州市選出の及川幸子県議は「今までは小沢先生が号令をかけたら皆ついてきたが、それがもうできなくなった」と、元代表の求心力低下を嘆く。
「小沢一郎は国の中枢を担う人だと思って支えてきた」。残留を決めた県議の1人は言う。しかし、震災後、いつまでたっても被災地を訪れない元代表の姿勢は、県民を失望させ、反感を招いた。「本当に岩手を良くしようと考えた時、このまま小沢さんに任せるべきなのか。私たちはそんな過渡期にいる」
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◇最後の20日間
6・21 東京都内のホテルで小沢グループの国会議員が小沢一郎元代表に離党届を預ける。黄川田徹議員は提出せず
6・26 衆院で消費増税法案が可決。民主党県連所属の衆院議員5人は全員が反対または棄権
6・28 階猛議員が辻恵議員(衆院・大阪17区)と共に小沢元代表と面談し、民主党に残留するよう説得
6・30 階議員と畑浩治議員が地元入りし、それぞれ支持者らに「最善の策は民主党に残って中から変えること」と訴える
7・1 小沢元代表が急きょ来県。盛岡市内で県連幹部や達増拓也知事と会談
7・2 小沢グループが民主党から離党。県連所属の国会議員は階議員、黄川田議員、平野達男復興相の3人が残留。小沢元代表ら5人が離党
7・6 盛岡市内で残留派の県議が集まる。離党派の佐々木順一・県連幹事長と達増知事らは県連事務所で会合。
7・7 平野復興相が来県し、盛岡市内で階、黄川田の両議員、残留派の県議と会合
7・9 達増知事が記者会見で民主党から離党し、小沢新党へ合流すると明言。県議会の野党会派が緊急質問
7・11 小沢新党結成。民主党県連からは国会議員5人、県議10人、達増知事が合流
7月12日朝刊
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>>2269
選挙でもないのに表に出たりはしないのが小沢流なんかも知れないけど。。
>震災後、いつまでたっても被災地を訪れない元代表の姿勢は、県民を失望させ、反感を招いた。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207130003
小沢王国分裂 民主残留は13人
2012年07月13日
民主党会派だった県議23人のうち、離党か残留か態度を明らかにしていなかった佐々木朋和県議(一関選挙区)は12日、現会派に残る意向を明らかにした。民主党は13人となり、かろうじて最大会派にとどまる。一方、同党を離党して新党「国民の生活が第一」に参加する議員らの会派は10人となり、自由民主クラブの12人に次ぎ第
3会派となる。
佐々木県議は取材に「震災直後に持った思いを大切にして、今の会派で復興に取り組むことを後援会幹部に説明した」と話した。
民主党県連は代表の小沢一郎氏と幹事長の佐々木順一県議が離党したため、新たに代表を国会議員から、幹事長を県議から選ぶ予定だ。13日に東京で開かれる全国幹事長会議には県議会議長経験者の渡辺幸貫県議が出席する。
今後県議会では新党の会派結成届が提出され次第、各委員会の構成や、会派控室のレイアウト変更が行われる。
5常任委員会と5特別委員会の委員長ポストは現在、民主が7、自民が3。これとは別に議会運営委員会の委員長も民主党が持っている。今後は、代表者会議と議運委で各委員会の構成を決め直す。委員長ポストはこれらとは別の場で協議し、まとまらない場合は、委員会で互選する。
会派控室の再編では他会派に影響がないようにするのが原則だが「分裂した会派同士を隣り合わせにしていいのか議論が出る」と話す県議もいる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120713-00000010-maiall-soci
<小沢氏地元の岩手>民主県連分裂 政治手法に不満くすぶる
毎日新聞 7月13日(金)17時2分配信
一関市選出の県議の結婚式に参加し、会場を後にする小沢代表(中央)。地元選挙区選出の黄川田徹衆院議員の姿はなかった。左は側近で共に新党に参加した藤原良信参院議員=一関市で、6月10日
岩手県内の国会議員4人、県議10人、達増拓也知事らを引き連れて11日に新党を旗揚げした小沢一郎代表。衆院の消費増税法案採決を引き金に一枚岩とみられた「小沢民主県連」は分裂したが、県連内では小沢代表らの政治手法に対する不満が以前からくすぶっていた。
【写真特集・民主分裂】離党届を提出した顔ぶれ(敬称略)
「小沢(代表)は自分に従わない者はバッサリ切る。県連幹部も小沢の意をそんたくして行動し、密室の県連運営をしてきた」。民主党に残ったある県議は痛烈に批判する。
民主党県連は昨年11月の県議選総括で、小沢系議員が倒閣をもくろんだ菅内閣で、復興相に就任した平野達男参院議員を「菅政権の延命を後押しした上、その後の(民主党)代表選でも独自に活動した」と名指しで批判。今年3月、消費増税法案の閣議決定で、小沢代表に副総務相の辞任を迫られた黄川田徹衆院議員が不満をぶちまけたことに対し、「民主党県連としてこれ以上責任は持てない」などとする最後通告の文書を突きつけようとした県連幹部の強引な手法に反発が広がった。
また、小沢代表が国政ばかりか地方選挙にまで落下傘候補を投入するなど過度に介入する姿勢に、以前から首をかしげる県議も少なくなかった。別の県議は「これまで岩手の選挙では、周囲が全く知らない人が天からぽんと降って預けられ、県議も片棒を担がされた。勝てばいいという事とは別の次元で、地域の人たちが選ぶのが本来の民主主義のはずだという思いがずっとあった」と明かした。
民主党に残留した黄川田議員と階猛議員は5日、国会内で輿石東幹事長と面会。分裂した県連の再構築を党本部としても支援するよう要請し、県連としてより一層結束することを報告した。
ただ、民主党を取り巻く情勢について、小田島峰雄県議は「世論の厳しい風にさらされている」と冷静に分析する。また、9日の県議会最終日では消費増税に反対する二つの請願の採択で、民主党に残留する4人が賛成に回るなど、民主党内部で抱える矛盾を露呈した。
新党に参加した菊池長右エ門議員は「かつての仲間であっても当然対抗馬を検討する」と対決姿勢をあらわにし、次期衆院選では骨肉の争いも予想される。ある自民党県議はこう分析した。「これまでの民主候補者たちは公認を得た瞬間、小沢さんの力で多くの票を得ることができた。小沢さんとたもとを分かったこれからが正念場ではないか」【金寿英、宮崎隆】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000093-mailo-l07
選挙:須賀川市長選/須賀川市議補選 橋本氏、無投票再選 政治の安定求め−−市長選 /福島
毎日新聞 7月16日(月)12時31分配信
◇市議補選に3人
任期満了に伴う須賀川市長選は15日に告示され、現職の橋本克也氏(49)=無所属=が立候補を届け出た。他に立候補者はなく、橋本氏が無投票で再選を果たした。一方、議員辞職に伴う須賀川市議の補欠選挙(改選数1)も15日に告示され、政党役員の横田洋子氏(53)=共産党▽会社役員の中山雄一氏(47)=無所属▽元市議の相楽健雄氏(63)=同=の計3人が立候補し、選挙戦となった。
1954年の市制施行以来、市長選は17回行われ、うち無投票はこれで7回目。今回は、東日本大震災と福島第1原発事故の影響が続く中、市民が政治の安定を求めた結果ともいえそうだ。
橋本氏は立候補が締め切られた15日夕、市役所仮庁舎近くに設置された選挙事務所に現れ、約200人の支持者を前に「復興はまさにこれからが正念場。その力を市民の皆さんから与えられた」と感謝の言葉を述べた。
橋本氏は08年、任期満了で市長を引退した相楽新平氏の全面支援を受けて出馬。県議4期を務めた実績などが評価され初当選した。震災後は放射能への市民の不安を払拭(ふっしょく)するため市内の放射線観測データを積極的に公表、農産物の風評被害対策にも力を入れてきた。
2期目に当たり、子ども病院の設立や震災で壊れた市庁舎の早期再建、ダムの決壊で多くの死傷者が出た藤沼湖周辺の地域再生などを掲げている。
市議補選は22日に投票があり、即日開票される。14日現在の有権者数は6万3765人(男性3万915人、女性3万2850人)。【栗田慎一】
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■ことば
◇須賀川市長の2期目
初代市長の岡部宗城氏が1期で引退後、激しい市長選が5回続いたが、72年の選挙戦を制した澤田三郎氏を含めた歴代3市長(高木博氏、相楽新平氏)の2期目はいずれも無投票で再選。相楽氏は3期目も無投票だった。市議会の野党幹部は「市民は長期的な視点で市政を評価する傾向がある」と分析する。
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◇須賀川市長略歴
橋本克也(はしもと・かつや)49 無現(2)
[元]県議[歴]自民党県連政調会長・幹事長▽不動産会社社長▽駒大
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◇須賀川市議補選立候補者(改選数1−3、届け出順)
横田洋子 53 政党役員 共新
中山雄一 47 自営業 無新
相楽健雄 63 会社役員(2)無元
7月16日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120716t31007.htm
求心力低下「小沢王国」揺らぐ たもと分かつ議員続々
集団離党届の提出前日、岩手県入りしインタビューに答える小沢氏。右隣は新党入りを表明した達増知事=1日、県庁
民主党を集団離党し、新党「国民の生活が第一」代表となった小沢一郎氏の地元・岩手県で、小沢氏の求心力が低下している。達増拓也知事は民主党を離党し、新党入りを表明したが、県選出の国会議員や県議らには「小沢離れ」が広がる。1993年の自民党離党以降、新生、新進、自由、民主の各党を率い、政界再編を主導してきた小沢氏。強い結束力で同氏を支えてきた「小沢王国」が揺らいでいる。
<異例の地元配慮>
岩手県関係の民主党国会議員8人のうち、新党参加は5人、3人が民主党にとどまった。県議会の民主党会派(23人)のうち、新党同調者は10人と半数以下だった。
王国のほころびの予兆は、小沢氏自身の行動にみられた。
集団離党届の提出を翌日に控えた今月1日。小沢氏は岩手県庁で達増知事と会談し、「大きな理想と夢の実現に向け、共に力を携えていこう」と協力を呼び掛けた。
その日の夜は盛岡市内のすし屋で、小沢氏系県議ら県連幹部と懇談し、離党と新党結成に向け結束を図った。
政局絡みで決断する前に、小沢氏が地元にこうした配慮をするのは珍しい。新進党を解党し98年に自由党を結成する際は、小沢氏の秘書が県議全員を集め、入党届にサインを迫ったとされる。
当時、新進党系会派22人のうち15人が自由党系会派に移行した。この時を経験した元県議は「強引な手法が許されるほど、小沢さんには勢いがあった」と振り返る。
2009年衆院選で政権交代を実現し、さらに勢いを増した岩手の民主党は、批判的な首長たちに次々と対抗馬を立てて全面対決を仕掛けた。それが地域と県連内に禍根を残した。
今回、小沢氏とたもとを分かった県議13人には、小沢氏に近い一部の県連幹部の強引な戦い方と平穏を望む地元との板挟みで悩んだ人も多い。「無用な政争の片棒を担がされてしまった」との声が漏れた。
<「説得力がない」>
こうした不満は東日本大震災をきっかけに高まり、小沢氏のカリスマ性は徐々に崩れ始めていた。小沢氏が岩手の沿岸被災地を初めて訪れたのは、震災発生から約10カ月後のことし1月。住民からは「今ごろ来ても遅い」と冷ややかな声が上がった。
「小沢氏に異論を唱えても許される雰囲気になってきた」。元新進党県議で自由党には加わらなかった田村正彦八幡平市長は今回の分裂劇をこう読み解く。民主党にとどまる県議たちは今、「王国から普通の県にしたい」と口をそろえる。
「自民党を離党した93年は、55年体制や自民党政治を終わらせようという小沢氏の主張に説得力があった。今回は先立つ政策がない」と指摘するのは小沢氏の地盤・奥州選挙区選出の県議で、残留組リーダー格の渡辺幸貫氏。「『先生、これ(新党結成)は違うでしょう』と言いたい」
民主党会派を離脱した小沢氏系の県議10人は近く新会派を結成する。最大会派から第3会派に転落するが、党県連で幹事長の要職にあった佐々木順一氏は「与党から野党になる時、最初は従う人が少ないものだ」と冷静を装っている。
2012年07月16日月曜日
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>>627前任の梅原克彦も尿道欠席で入院してたらしい・・・
>>2226から半月入院ですね
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120718/myg12071802090000-n1.htm
仙台市長が公務復帰
2012.7.18 02:09
尿管結石で入院していた仙台市の奥山恵美子市長は17日、公務に復帰し、記者会見で「これを新しいスタートとし、復興に向けてしっかり仕事をしていきたい」と語った。
奥山市長は「入院によっていくつかのイベントや行事に出席できなくなり、市民や関係者に迷惑をかけたことをおわびしたい」と述べた。入院中に各種の検査を行ったことも明らかにし、「結石以外は120%元気だというお墨付きをいただいた」と笑顔で語った。
結石そのものは除去しておらず、時期をみて手術する可能性もあるという。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120719-OYT1T00441.htm
民主党籍市議、集団離党を検討…花巻市や奥州市
民主党
民主党を除籍(除名)処分になり、新党を結成した小沢一郎元代表(岩手4区)の影響力が強い岩手県花巻市や奥州市で、民主党籍を持つ市議が集団離党を検討していることが18日、読売新聞の調べで分かった。
同党籍の市議が9人いる花巻市議会では、同党県連副代表で小沢一郎花巻後援会長の高橋浩市議が18日、読売新聞の取材に対し、県連副代表の辞任と離党の意向を表明。高橋氏を中心に今月中の集団離党に向けて準備中といい、多くの市議が同調する可能性がある。
奥州市議会でも、同党籍の市議17人のうち、11人が離党の意向であることが読売新聞の調べで判明。連合系の1人が残留の意向で、小沢氏と党に残留する県議の双方の後援会に所属し、対応に悩む市議もいる。
一関市議会では、民主党系会派に所属する市議11人のうち、既に2人が離党の意向を示している。
(2012年7月19日10時57分 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012072102000113.html
小沢王国 真っ二つ
2012年7月21日 朝刊
政権与党・民主党を離脱した「国民の生活が第一」の小沢一郎新党代表。新党を立ち上げ「最後の戦い」を始めた。お膝元の岩手県内を歩くと、聞こえてくるのは「小沢流」への失望と反感。「王国」の足元は揺らぎ始めているが、その一方で脱原発を掲げる「生活」が、従来の「小沢支持層」にはない連携を模索する動きも出てきている。
(上野実輝彦)
「小沢さんにはがっかりしている」
岩手県釜石市の中心部から約五キロ南の高台にある平田(へいた)地区の仮設住宅。長年の小沢ファンだったという主婦(60)は「政治家は誰も頼れない」と失望感を漂わせた。
被災から一年四カ月。野田佳彦首相がやっと地元釜石市に入った。その「遅さ」も不満だが、小沢代表が岩手のために働いた痕跡は見えない。
「小沢王国」と呼ばれた岩手政界。かつては国政、県議会などで系列議員は多数派を占めた。小沢代表が新たな党をつくれば、系列議員の多くが行動を共にした。ところが今回は真っ二つに割れた。
民主党国会議員八人のうち新党参加は五人。県議会も分裂し、民主党議員二十三人の中で離党は十人にとどまった。県議会では小沢代表が自民党離党後、小沢系が第一または第二会派を維持してきたが、ついに第三会派に転落した。
民主党に残った渡辺幸貫県議(奥州市)は「被災地が切実な状況なのに与党を離れるとは、地元を考えているのか理解に苦しむ」と首をかしげる。次期衆院選に向け対立候補擁立も視野に入れる。
一方、代表と今回も行動を共にした及川幸子県議(奥州市)は「今まで『小沢』の名前で選挙をしてきた人が、こんなに簡単に反旗を翻すなんて」と怒りを隠さない。
地盤沈下はもっと以前から見えていた。二〇〇九年の政権交代以後、八幡平(はちまんたい)、久慈、陸前高田の各市長選で、民主党は独自候補を擁立。相乗りせず対決姿勢を徹底する「小沢流」を貫いた末に敗れ、有権者に違和感が広がっていたのだ。
それでも小沢代表は強気だ。後継と目される達増拓也岩手県知事が新党に加わり、次期衆院選にくら替えする構想も伝わってくる。
脱原発や消費税増税の反対を訴える「生活」に対し、社民党県議は党としての連携は否定しつつも「政策分野に限って共同歩調をとることはあり得る」との立場を示す。
一方で、小沢代表なき民主党には「どれだけ支持が集まるのか」(県議)との不安も漏れる。盛岡市中心部にある党県連事務所は、小沢代表との関係が深く、新党に明け渡さざるを得ない状況だ。
小沢代表は七十歳。新党結党で多忙が続いたせいか、最近は腰の痛みを気にするそぶりも目立つ。年齢的にも体調的にも、これが最後の挑戦だろう。民主党が政権交代で訴えた「国民の生活が第一」は、再び政治の大きな動きとなるのか−。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20120718-OYT8T01569.htm
新会派代表に佐々木氏…新党参加の県議ら
. 民主党に離党届を提出し、小沢一郎元代表(4区)らが設立した新党「国民の生活が第一」への参加を決めている県議10人が18日、盛岡市内で会合を開き、県議会の新会派代表に、民主党県連幹事長だった佐々木順一氏(花巻)、代表代行に同党県連政調会長だった工藤大輔氏(九戸)の就任を内定した。
会派名については、「『国民の生活が第一』は長すぎる」「スローガンのようだ」といった意見が出て、独自の名前を検討。「復興」を冠することも提案されたが、「(震災復興を終えるまでの)時限的な名称になる可能性がある」などの異論が出て、まとまらなかった。26日にも再協議し、決定する予定で、月内には新会派を届け出る方針だ。
一方、民主党とは対立だけでなく、政策によって連携していく方向でほぼ一致。盛岡市大通の同党県連事務所については、「これまで、小沢先生が使用してきた歴史がある。民主党も『出ましょう』という話になっている」との報告があった。
(2012年7月19日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207210004
小沢王国分裂 小沢氏が県内入り
2012年07月21日
新党結成後、初めて岩手入りした小沢一郎代表(左)=20日、盛岡市
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が20日、結党後初めて県内入りした。新党組の結束を図るためという。小沢氏の県内入りは今月2回目。東日本大震災の発生後、盛岡に入ったのが18日目、被災地入りは今年1月だったことと比べると、異例の頻度。突然の訪問によるてこ入れに、配下の県議すら驚きを隠さなかった。
午後6時。盛岡市内のホテルに民主党を離党した達増拓也知事、県連を離れた国会議員4人と県議10人が集まった。
ある県議は「何も聞いていないよ」と足早にホテルの1室に入った。別の県議も「今日、県議らで会合をする予定はあったが、まさか御大(小沢氏)が来るとは。急だったからネクタイを用意できなかった」。
同6時半。小沢氏が到着すると出席者から拍手が起こった。小沢氏は同7時半ごろ、記者団には何も語らずホテルを後にした。
会合後、佐々木順一県議は「新党の県連をつくるための準備会であり、『結団式』だった」と説明。小沢氏は「必ず政権を奪還する」と述べたという。主浜了参院議員は「新党入りした人、離党した人の心合わせ。(中央)本部を整備した後、地方組織をどうするかという話になる」と話した。
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http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001207230003
小沢王国分裂 民主県連、事務所移転へ
2012年07月22日
民主党県連が明け渡す事務所のあるビル=21日、盛岡市大通3丁目
民主党県連の「残留組」が、小沢一郎氏への対立色を見せない。
盛岡市大通3丁目の民主党県連事務所を明け渡すことが21日明らかになった。中にあった階猛衆院議員(岩手1区)と平野達男復興相(参院岩手選挙区)の事務所とともに、同市中央通3丁目に移る。小沢一郎氏の新党「国民の生活が第一」の事務所になる
かは未定だが、旧自由党時代から使われ「小沢色」が強く、配慮して自発的に譲った。
同日、盛岡市であった県連総務会には県選出の国会議員3人と県議13人、盛岡市議2人、一戸町議1人の計19人が出席。幹事長に大宮惇幸県議(岩手選挙区)が就任することを決めた。会合後の会見では小沢新党に対抗する言葉もなく、残留組の「にらまれたくない」との思いがにじむ。
代表に正式決定した黄川田徹衆院議員(岩手3区)は「震災からの復旧復興に一丸となって取り組むことを確認した」と話したが、総選挙で小沢新党の議員に対立候補を擁立するかについては「これから党本部と協議する」と、白紙を強調した。
その他、副代表には平野氏が就任。階氏は党員資格停止2カ月の処分期間中のためオブザーバーとして出席したが、黄川田氏は「しかるべき役割を担ってほしい」と話した。県議会の最大会派を維持した民主党会派の代表には、元議長の渡辺幸貫県議(奥州選挙区)が就任することも決めた。
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120725/mcb1207251432028-n1.htm
水産特区で注目 宮城海区漁業調整委選挙 競争回避無投票
任期満了に伴う宮城海区漁業調整委員選挙が24日告示され、定数と同じ9人が立候補を届け出た。立候補は同日締め切られ、9人の無投票当選が決まった。無投票となったのは1984年以来、8回連続。任期は8月8日から4年間。
公選法が準用される今回の海区選挙は、東日本大震災後に村井嘉浩宮城県知事が打ち出した沿岸漁業権を民間に開放する「水産業復興特区」構想が争点に浮上。一時、定数を上回る人数が名乗りを上げ、選挙戦となる公算が大きくなっていた。
村井知事は2013年の漁業権免許更新期に合わせ特区を導入する方針。今回の選出委員は、知事の権限で与えられる免許の是非を審議する。
19日現在の有権者数は3301人。東日本大震災前(10年12月現在)と比べ1452人減少した。選挙権・被選挙権があるのは県内沿岸15市町に住所があり、年間90日以上、漁業に従事する20歳以上の人か法人。
◎地域バランス、漁協調整
宮城海区漁業調整委員選挙(定数9)は24日告示され、立候補は9人にとどまり無投票となった。一時は11人が立候補に意欲を示し、1980年以来、32年ぶりの選挙戦が濃厚とみられたが、急速にしぼんだ。衝突回避を狙った漁協組織による水面下の調整が、威力を発揮した格好だ。
「知事ではなく、漁業者主導の水産業復興を目指すべきだ。そのためにも、この選挙を開かれたものにする」
立候補を届け出た塩釜市の男性新人(63)は24日、海区選挙としては異例の第一声を同市内のホテルで行い、40人の支持者に熱っぽく訴えた。
男性は立候補者の中で唯一、漁協に所属せず、推薦も受けない「純粋無所属」。塩釜市からは当初、別の漁協関係の新人も立候補予定だったが、「集票に自信がない」と直前に辞退したという。
男性は無投票当選で「議席」は得たが、「漁業の将来像を懸け、徹底議論する好機だったのに」と残念がる。
選挙戦を求める意見に対し、宮城県漁協幹部は「震災からの復興を目指している時に争っている場合ではない。大事なのは競争よりも共存だ」と強調する。
漁協組織が重視するのは委員の「すみ分け」だ。当選者9人の内訳は石巻、気仙沼が各2人、塩釜、南三陸、女川、七ケ浜、亘理が各1人。結果的に地域バランスがとれた形になった。当選した一人は「漁協の推薦という形で、今回も地域ごとの調整機能が働いた」と振り返る。
震災で有権者数は1452人減り、3301人に落ち込んだ。票が激減し、同じ市町から複数の候補が立てば共倒れの可能性も高まっていた。
幹部は「地域に偏りなく委員を選ぶことで、漁業者の声を満遍なく県の施策に反映できる」と安心した様子で語った。
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http://www.minpo.jp/news/detail/201207252677
9人無投票当選 福島海区漁業調整委選挙
任期満了に伴う福島海区漁業調整委員会委員の選挙は24日、告示された。定数9に対し9人が立候補し無投票当選が決まった。
立候補の受け付けは午前8時半から午後5時まで、南相馬市の県南相馬合同庁舎で行われた。届け出た9人のうち、現職は6人、新人は3人。任期は8月15日から4年。
海区漁業調整委員会は県の行政委員会の1つで、漁業権の決定などを行う。委員は全部で15人。選挙で選ばれる委員9人と、知事選任の委員(学識経験者、公益代表)6人で構成される。
◆福島海区漁業調整委員当選者
佐伯健一 70 現
菊地寛 66 新
小野重美 65 現
松野豊喜 70 現
狩野一美 70 現
高野一郎 65 現
佐藤康徳 66 現
阿野田城次 52 新
馬目祐市 49 新
( 2012/07/25 09:08 カテゴリー:主要 )
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http://news24.jp/nnn/news8853805.html
県議会新会派は「希望・みらいフォーラム」
(岩手県)民主党を離れた県議10人の新しい会派名は「希望・みらいフォーラム」と決まりました。26日は、新会派の佐々木順一代表と工藤大輔代表代行の2人が県議会を訪れ、小原敏文(としふみ)事務局長に会派の結成届を提出しました。新会派の県議は10人で、13人の民主党、12人の自民クラブに次いで、第3勢力となります。「希望・みらいフォーラム」は30日に記者会見を開き今後の取り組みなどを発表する予定です。
[ 7/26 19:13 テレビ岩手]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120726/stt12072620330012-n1.htm
岩手県議会「生活」は第3勢力 県議10人が新会派
2012.7.26 20:32
民主党を離れ新党「国民の生活が第一」に参加した岩手県議10人が26日、県議会(定数48)に新会派「希望・みらいフォーラム」結成を届け出た。岩手は小沢一郎代表の地元だが、民主会派13人、自民会派12人に及ばず第3勢力となる。岩手県議会では、民主残留組が自民や少数会派と議会運営で連携する動きが出ている。新党に加わった達増(たっそ)拓也知事の県政運営にも影響が出そうだ。
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90人中66人が民主離党 県内の市町村議
民主党の分裂を受け、本県の市町村議で党員登録をしていた90人のうち66人が離党したことが同党県連への取材で分かった。同党を除名され新党「国民の生活が第一」を設立した小沢一郎衆院議員(岩手4区)の影響力が強い県南部を中心に7割以上に上る。一定数が新党に合流するとみられるが、「政策を見極めたい」などと様子見の向きもあり、追随の動きがどこまで広がるかは未知数。民主党にとっては年内の衆院解散・総選挙もささやかれる中、組織の再構築が急務となった。
同党県連によると、5月末の定時登録時点で党員登録されていた市町村議は90人いたが、消費税増税法案の衆院採決に端を発する同党の分裂を受け、各総支部に離党届が相次ぎ、26日までに66人分が受理されたという。
同党県連は選挙区や市町村別の内訳は「公表できない」としているが、岩手4区と、中選挙区時代に小沢氏の選挙区だった同3区で多いという。(2012/07/29)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120729_1
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120728ddlk03010009000c.html
県議会:代表者会議 交渉会派要件巡り火花 民主と新会派対立、協議30日以降に /岩手
毎日新聞 2012年07月28日 地方版
県議会新会派「希望・みらいフォーラム」(10人)が結成されたことに伴い民主(13人)▽自民クラブ(12人)▽新会派の代表者らによる初の代表者会議が27日あった。
代表質問や議会運営委員会の委員を出すことができる交渉会派の要件を、現行の所属議員5人から4人に引き下げる案を民主から出ている佐々木博議長が提案。新会派代表の佐々木順一県議と工藤大輔議運委員長が反対したが、正副議長を含む他会派の4人が賛成に回り火花を散らした。
昨年9月の改選後、交渉会派は民主(当時23人)と自民クラブのみとなった。所属議員4人の地域政党いわてなど他会派が引き下げを要求していたが、今年2月までの協議は物別れに終わっていた。
民主党県連幹事長だった新会派の佐々木順一県議は「半年間協議し、5人で決着が付いている」と述べたが、民主の渡辺幸貫県議は「(勢力が拮抗(きっこう)する中)議運でまず協議しなければ本会議にも臨めない」と主張。両者が対立し、協議は30日以降に持ち越しとなったが、他会派のある県議は「(新会派の)小沢系県議たちはこれまで数の力で強引な議会運営をしてきたがもはや孤立している」と指摘した。【金寿英】
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120731/myg12073102240000-n1.htm
石巻市長を証人尋問 百条委 不備の完了書受理で弁明 宮城
2012.7.31 02:24
東日本大震災によるがれき処理業務を石巻市から受注した同市の建設会社が不適切な会計を行ったなどとされる問題で、市議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、亀山紘(ひろし)市長を証人尋問した。
亀山市長は、同社の不備のある業務完了報告書が受理されたことについては、「(震災の)混乱の中で職員の手も足りず、(他社も含めて不備のある書類を受理したことは)やむを得ない状況だった」などと述べ、今後のマニュアル作りなどの改善策を挙げた。
また、建設会社社長が代表理事を務めていた「石巻災害復興支援協議会」から運用を委託された車両の使用経費も含めて市に経費を請求したことなど、不適切な会計が発生したことの背景については「問題が浮上するまで、同社が災害廃棄処理業務を委託されていると知らなかった」と証言した。
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>>2285
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120801ddlk03010094000c.html
県議会:議運、交渉会派要件引き下げ 地域政党いわてを認める /岩手
毎日新聞 2012年08月01日 地方版
県議会の議会運営委員会は31日、代表質問などに立てる交渉会派の要件(所属議員5人以上)を4人以上に引き下げるとする議長提案について協議し、採決の結果、賛成多数で地域政党いわて(同4人)の交渉会派入りを認めた。
佐々木博議長が「(民主党分裂後の)議会構成を考えれば、意見を公平に出すための適正な形になる」として30日の議運に提案。民主、自民クラブが賛成に回ったが、希望・みらいフォーラムが「時間をかけて議論すべきだ」と反対したため、全会一致を基本とする議運では異例の採決が行われた。
民主党分裂後、委員数は民主4▽自民3▽希望・みらい3となったが、今後は民主3▽自民3▽希望・みらい3▽地域政党いわて1で構成される。
また、議運委員長は最大会派から選任することが慣例であることから、工藤大輔県議(希望・みらい)が委員長を辞任。小田島峰雄県議(民主)が後任に選ばれた。【金寿英】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120801-OYT8T00036.htm
庁舎酒盛り自粛通達 青森市職員
青森市職員が青森ねぶた祭期間(8月2日〜7日)の勤務時間後、市役所庁舎内で飲酒する「ねぶた飲み」を長年行っていることが分かった。市職員が酒気帯び運転で摘発される事案があり市が31日に各課長に出した通達で明らかになった。通達は今年に限ってねぶた飲みを自粛する内容だが、慣例化している庁舎での酒盛りは議論を呼びそうだ。
市によると、ねぶた飲みは市職員の間で使っている表現で、期間中、市の大型ねぶたの運行に参加する職員らが、各課に酒を持ち込んで飲酒する行為。長年の慣行として続いてきた。
市庁舎敷地に隣接する国道7号線が運行コースで、窓からねぶたを眺めて酒盛りする職員もいた。かつては、仕事納めの日などにも庁舎内での飲酒はあったが、最近はねぶた飲み以外、行わなくなったという。
発端となった酒気帯び運転は、男性職員が28日未明、市内で飲酒後に車で帰宅途中、警察に止められ、発覚した。市は事実関係を確認して、この職員を処分する方針。ねぶた祭直前の不祥事だったため、加賀谷久輝副市長が各課長に通達した。
ある市職員は「勤務時間外だし、一大イベントの時だけなので許されると思ってきた。今年もねぶた飲みをする予定だったが仕方ない。タイミングが悪かった。職員の連帯責任と考えて我慢しなければ」と話した。
一方、県庁ねぶた実行委員会によると、県庁職員の間では庁舎でのねぶた飲みの慣例はないという。「県民の目を考えると、常識的に庁舎で飲む訳にいかない」(事務局)としている。
(2012年8月1日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120803ddlk06040005000c.html
米沢の新文化施設建設:市長、用地選定を方針転換 「まちの広場」意向表明 /山形
毎日新聞 2012年08月03日 地方版
用地選定が難航している米沢市の「新文化複合施設(新図書館・市民ギャラリー)」問題で、米沢市議会の全員協議会が2日開かれ、安部三十郎市長20+件は市有地の「まちの広場」に建設する意向を表明した。議会の了承を得れば9月議会にも用地調査、基本設計費2000万円の補正予算案を提案する。市はこれまで民間商業施設「ポポロビル」をメーンに用地選定を進めてきており、方針転換することになる。
ポポロビルは、土地所有者が市に寄付を表明し動き出したが、テナントの飲食チェーン店が退去要請に応じず、ビル管理会社が5月に立ち退き訴訟を起こした。市はこの訴訟に伴い、急きょ用地の変更案として「まちの広場」案を提示。しかし市議会側がポポロビル用地購入費など2億2000万円の12年度一般会計予算案を可決していたため、市の対応に反発。市は近くの歴史公園用地を含む計3案を提示し全員協議会で協議してきた。3案のうち国の建設補助8億円が使え、事業費20億円と市負担が最小の「まちの広場」案が有力になっていた。ポポロビル用地調査、基本設計費1900万円は無駄になる。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120803t51006.htm
来年の山形県知事選 全市町村長が吉村氏を支持
吉村氏(左から2人目)に支持の意向を伝える土田氏(左端)ら「市長の会」メンバー=7月4日、山形県庁
来年2月の任期満了に伴う山形県知事選で、県内の全35市町村長が、再選を目指す現職吉村美栄子氏(61)の支援を表明した。選挙構図が固まる前に、首長が一致して現職支持を打ち出すのは極めて異例だ。「吉村独走」の構図を読み切った上での態度表明といえ、現時点で和戦両様の構えを見せる自民党の対応にも影響を与えかねない。(山形総局・関川洋平、新庄支局・菊地弘志)
<「恩義感じてる」>
市町村長のうち県市長会は、全13市長による「吉村知事を支持する市長の会」(会長・市川昭男山形市長)を結成し、7月4日、吉村氏に支持の意向を伝えた。
副会長に就いたのは、前回(2009年)、吉村氏と敵対した土田正剛東根市長。4日は土田氏も同行し、吉村氏との蜜月ぶりを報道陣にアピールした。
前回は、再選を目指した現職斎藤弘氏(54)と新人の吉村氏が一騎打ちを演じ、小差で吉村氏が勝った。
政党レベルでは、基本的に自民党が斎藤氏、民主、共産、社民3党が吉村氏の支援に回った。市町村長の対応も分かれたが、半数以上が斎藤氏を支持し、その中心にいたのが元自民党県連幹事長でもある土田氏だった。
土田氏が吉村氏支持に転じた大きなきっかけは、東根市内に16年度開校予定の県立中高一貫校の建設地が、市の要望通りに決まったことだという。今は「県に恩義を感じている。吉村氏には倍返しの応援をしたい」と言い切る。
山尾順紀新庄市長も前回は斎藤氏を支援した。「吉村氏に行政経験がなかったことが良い方向に働き、県職員に積極性が出た」と吉村県政を評価。「現職知事を応援するのが首長の基本スタンス」と前回の対応と矛盾しないとの認識を示した。
<選択の幅狭まる>
市長会に続き、県町村会も吉村氏支持を表明し、6日に推薦状を手渡す。構図が固まった時点で選挙対応を表明するのが首長の常識だが、次期知事選では「誰が出ても(吉村氏に)勝てない。有力な対立候補は出ないだろう」(ある首長)との読みが働いているようだ。
政党レベルで唯一対立候補を出す可能性がある自民党。県議会の自民党会派が吉村氏との距離を大きく縮めており、選択の幅は徐々に狭まっている。全首長が吉村氏支持を表明したことで「自民党も吉村に乗りやすくなった」(吉村氏周辺)との見方まで出ている。
自民党県連幹事長の志田英紀県議は「首長が吉村氏支持を決めたからといって、党もそれに傾くということではない。誰であれ支援の打診があれば議論する姿勢に変わりはない。首長個人には(支援に)温度差があるはず」と語っている。
2012年08月03日金曜日
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2852 名前:名無しさん 投稿日: 2012/08/08(水) 14:42:02
新党『国民の生活が第一』県連立ち上げ(岩手県)
7月に発足した新党『国民の生活が第一』の県組織が8日設立され、県連の代表に小沢一郎氏が就任した。小沢氏らに同調し、7月、民主党を離党した佐々木順一県議会議員によると、8日午前に県選挙管理委員会に『国民の生活が第一』の岩手県総支部連合会の設立を届け出て、受理されたという。小沢代表が県連の代表を務め、県連には、県議会の新会派『希望・みらいフォーラム』の県議らも今後所属し、市町村議会の議員や一般から党員を募ることにしている。県連では、次の衆議院選挙に備えて設立総会を開く予定で、党の衆議院議員が不在となっている岩手1区と3区について、候補者の人選を急ぐことにしている。
[ 8/8 12:28 テレビ岩手]
http://news24.jp/nnn/news8853871.html
>小沢代表が県連の代表を務め、県連には、県議会の新会派『希望・みらいフォーラム』の県議らも今後所属
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120810/crm12081012580009-n1.htm
市長を減給 盛岡市、汚職事件受け
2012.8.10 12:54
市発注の工事をめぐり元職員が収賄などの罪で有罪判決を受けた汚職事件で、盛岡市は10日、谷藤裕明市長を減給10分の2(3カ月)、当時の建設部長を減給10分の1(同)とすると発表した。
このほか元職員の上司2人を停職1カ月、もう1人を戒告の懲戒処分にした。
7月31日の盛岡地裁の判決によると、市道路建設課主任だった元職員は2007年12月、市発注工事で、道路整備会社の元社員に設計金額を教え、見返りにビール券約200枚(13万円相当)を受け取るなどした。
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120813ddlk04010086000c.html
選挙:大河原町長選 「道の駅」反対派、元県議を擁立へ /宮城
毎日新聞 2012年08月13日 地方版
大河原町「道の駅」構想に反対する住民グループは12日、任意団体「希望と誇りをもって暮らせる福祉の町おおがわらをつくる会」(略称・希望の会)の結成総会を開催。任期満了に伴う同町長選(10月9日告示、同14日投開票)に、元県議の伊勢敏氏(63)を擁立する方向で調整に入った。同町長選で現職の斎清志氏(58)が3選出馬を表明している。【豊田英夫】
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2007年県議選
柴田 定数2−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 9,624(26.7%) 須藤哲 63 民主 新 1 (元)大河原町議=大河原地盤
当 9,571(26.6%) 高橋伸二 40 自民 新 1 党県青年部役員・衆院議員秘書(三塚・西村)=大河原地盤
□ 9,090(25.2%) 伊勢敏 58 無所属 現 学習塾代表=フロンティア・大河原地盤
□ 7,739(21.5%) 舟山邦夫 55 自民 新 コンビニ経営=船岡地盤
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120817t41001.htm
初歩的事務ミス続発 秋田県「行革のせい」
入札工事での積算間違いなど、秋田県で本年度、事務ミスが相次いでいる。県はいずれも初歩的ミスとしながら、原因として挙げているのが「行政改革による職員数の減少」。行革が悪いと言わんばかりの姿勢に、批判の声も出ている。
ことし5月、入札工事で誤った単価を基にした積算ミスや、県内業者へのイベント案内メールの大量誤送信が発覚。6月には、昨年度用の自動車税納税通知書を本年度用と間違えて発送した。いずれも丁寧にチェックしていれば防げたはずの「初歩的なミス」(佐竹敬久知事)との認識だ。
県人事課によると、本年度に事務ミスとして報告があったのは7月末現在で4件。既に昨年度の年間報告数6件に近づくペースとなっている。
ミス頻発について、佐竹知事は県議会で言及。「行政改革で組織が統合され、いい意味での“島意識”がなくなり、責任が不明確になってきている」と述べた。
県総務課によると、財政健全化を目指す行政改革で、1998年には約4800人だった職員数は現在約3400人。各課内で班の統合が進み、一つの班内での仕事が多岐に及ぶようになった。班内で、職員は畑違いの業務も担当することになったという。
同課は「昔は『自分の班からは絶対にミスを出さない』という意地や他の班との競争意識があった。班内で一体感がなくなれば責任感は生まれない」と言う。
こうした県の主張に対し、元県職員の沼谷純県議は「社会情勢に合わせて組織が変わるのは当たり前。『昔は良かった』という考えでは思考停止になってしまう」と批判する。
行政改革による職員数削減は、まず寺田典城前知事が手掛けた。今は佐竹知事が引き継ぎ、推進する立場にある。沼谷県議は「(事務ミスの原因を)まるで人ごとのように行革のせいにする姿勢は元県職員として情けなく思う。これまでの行革がミスの原因と言うなら、佐竹知事なりの行革を示すべきだ」と話している。
2012年08月17日金曜日
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http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/y2012/m08/1208121.html
花巻市議2人が離党 地域政党いわて
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本県の政治団体、地域政党いわて(飯沢匡代表)所属の花巻市議2人が離党し、奥州市議1人が離党の意向をを固めたことが11日、分かった。4人だった党所属市町村議は花巻市議1人となる。「地域主権の確立」を掲げた結党から2年余り。全国で地域政党の活動に関心が集まる中、地域政党いわてがどのように存在感を示していくか注目される。
花巻市議の細川宏幸氏と板垣武美氏は10日に離党届を提出。板垣氏は「(県議と)適切な情報交換ができなくなり在籍理由がなくなった」と語る。奥州市議の佐藤邦夫氏も離党の意向だ。党所属市町村議は花巻市議会の大原健氏のみとなる。
3人の離党について関係者は「(花巻、奥州選挙区の)県議がいなくなったことが大きい」などと指摘する。
(2012.8.12)
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いまさら2011年統一地方選の記事
青森県
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1302620610969_02/news/20110413-OYT8T00010.htm
検証・2011県議選
日頃の活動明暗分ける
記者団の質問に浮かぬ表情の横山北斗・民主党県連代表(10日、青森市の渋谷哲一氏の事務所で) 青森市新城にある民主党公認渋谷哲一の事務所。投開票日の10日夜、まんじりともせずテレビの選挙報道を見守っていた渋谷は、当選の連絡が入ると、喜びを爆発させた。同市区で党唯一の議席を守り、安堵(あんど)の表情もまじった。しかし、それを見守っていた同党県連代表横山北斗に喜びの色はなかった。
今回の県議選で同党が獲得した議席(推薦含む)はわずか7で、現有11議席から4議席減らす惨敗。国政野党時代の前回選で獲得した6議席に、無所属議員を順次引き入れて拡大させた分をすべてはき出すことになった。
自民党県連幹部の1人はこう高笑いした。「民主党議員は、津軽からほとんどいなくなってしまったじゃないか」。弘前市区では元参院議員の三上隆雄ら2人が、五所川原市区では元県連幹事長で政調会長の今博が落選。青森市区の渋谷以外、津軽地方は全滅だった。
6月5日投開票の知事選に出馬する県連幹事長山内崇はその地盤を弘前市とし、県連は津軽地方から支持を固めていく青写真を描いていた。それだけに、津軽地方での惨敗は、出鼻をくじかれた格好だ。落選した三上は、「『暗雲立ちこめる』より、もっとひどい状況だ」と率直に困難さを認める。
山内本人は、「今回の県議選では政策論争の機会が少なかった。政策本位の勝負ができれば知事選での勝機が見えてくる」と意気込むが、弘前市区で三上とともに党公認で出馬した松橋武史は事実上、山内の後継。「後継ぎさえ当選させられないのに知事選に挑戦するのか」(同党関係者)と批判の矛先は山内にも向かってきた。
辛くも当選を果たした県南の同党県議は、敗因をこう分析する。「今回の選挙は常日頃、どういう政治活動をしているかが問われると実感した。党よりも政治家個人が問われる選挙だったのではないか」。ただでさえ菅政権の低迷で逆風下にあった今回の選挙戦。さらに東日本大震災で選挙ムードは盛り上がりを欠き、終盤には大規模停電にも襲われた。一部は選挙カーも使わず、訴える機会や手段が制限された中で、日頃の活動が明暗を分けたというわけだ。
2009年の衆院選で政権交代を成し遂げた同党だが、選挙結果を見ると、効果はほとんど出ていない。昨年7月の参院選は、自民党候補に全市町村で敗れる完敗。同10月の青森市議選(定数41)では当選者1人。そして、今回の県議選だ。県連執行部の1人はあきらめ顔で語る。「最初からこうなると思っていた。風任せの選挙をしてきたつけだ」
落選の憂き目にあった津軽地方のある候補者は11日午前、お礼回りを終えて事務所に戻ってきた。ぼうぜん自失の状態だったが、支持者が声をかけた。「民主党にきていた浮動票を全部もっていかれた。民主党はまだ子ども。自民党は大人だ」。この候補者はうなずくしかなかった。
(敬称略)
(2011年4月13日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1302620610969_02/news/20110414-OYT8T00247.htm
検証・2011県議選
震災復旧 自民に追い風
当選を決めて小林真・八戸市長(右)と握手を交わす熊谷雄一氏(10日午後11時10分、八戸市の熊谷氏の事務所で) 「震災の復興に向けてがんばろう」。自民党公認の熊谷雄一は当選が確定した10日夜、八戸市江陽の事務所で右手を高々と突き上げた。
東日本大震災で最も津波被害が大きかった八戸市選挙区では、沿岸部を中心に有権者から「選挙どころではない」と冷めた声もあがった。そのため水産業界を支持基盤とする熊谷は苦戦必至とみられていたが、ふたを開けてみると、前回選より票を増やしてのトップ当選を果たした。
熊谷は勝因を、「災害復旧への期待感の表れ」と分析する。震災直後に県議会に新設された特別委員会では委員長に就任。「当選2回の若手では前例がない」(県連幹部)異例の抜てきに応えようと、国への要望活動など先頭に立って活動してきた。それだけに、復旧復興への取り組みが評価されたとの思いは強い。
しかし、震災後の取り組みが自民党への追い風になるとの予測は選挙期間中から聞かれていた。「自民党には知事とのパイプがあるが、民主党にはない。有権者が欲しいのは、目の前の支援や仕事だ」。津軽地方の民主党候補の陣営幹部は選挙期間中、こう不安を漏らしていた。逆に民主党政権はそれまでの低迷ぶりに加え、東京電力福島第一原子力発電所の事故対応のまずさがクローズアップされた。震災で他の争点がぼやける中、県政与党の「地の利」が発揮された選挙だったというわけだ。
「これで知事選にも弾みがつくだろう」。県連幹事長の神山久志は強調する。自民党は擁立した計31人(推薦含む)のうち28人が当選。無所属で当選した9人についても、県連執行部は会派入りを働きかけて、さらなる議席増を狙う構えで、知事選への備えは盤石にみえる。一方、同党と公明党から推薦を受ける三村知事側も、震災対応で多忙な公務の合間を縫って、自民党系候補の事務所を激励に回るなど、側面支援に余念がなかった。
それでも県連会長の木村太郎に近い県議の1人は組織内に広がる楽観ムードをいさめる。「自民党県議が増えても、知事選には関係ない。選挙をするのは知事だ」
昨年夏の参院選後に発足した木村をトップとする県連執行部と知事側のぎくしゃくさを指摘する声は今もある。昨年秋には、国と核燃料サイクル政策について話し合う会合を開くよう求める木村系県議と難色を示す知事が一時対立。知事選での推薦要請をめぐっては、水面下で駆け引きも演じた。
「災害をバネに県民は今、一つになろうとしている。新県議を加え、自民党県議団も力を結集する時だ」。神山は選挙後、同党県議が一丸となって震災復興にあたる決意を示した。それは知事選に向けて内部の結束を願うような口調だった。 (敬称略)
(2011年4月14日 読売新聞)
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ついでに2011年青森県知事選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1307399954204_02/news/20110608-OYT8T00018.htm
2011知事選 決戦のあと
自民の狙い 主導権の奪取
自民党の谷垣総裁(左)を招いた選挙期間中の街頭演説。党県連会長の木村氏(中)は党あげて三村氏を支援した(5月30日、青森市内で)=三上津与美撮影 満面の笑みが並んだ。候補者の三村申吾(55)(無=自民、公明推薦)をはさみ、左に自民党県連会長の木村太郎、右に党副総裁大島理森。木村の音頭による万歳三唱に続き、大島がマイクを握った。「我々は国政の場で三村県政をバックアップする。市町村長、業界の方々も力を合わせよう。それはイエスマンになることではない。話し合い、協議する。そしてバックアップしようではないか」。老練な政治家が発した強烈なけん制だった。
過去2回の三村の知事選に比べ、今回は県連が前面に出た。谷垣総裁や石破政調会長ら党幹部を続々と招く一方、木村は連日、三村に付き添ってマイクを握った。組織作りの面でも、三村後援会が仕切っていた一部地域の選挙態勢を県連の指揮下に置き、また正式な出馬表明より前に県連へ推薦願を出させるなど、県連が主導権を握った。「全力で選挙戦を戦うことができた」。木村は当確後、満足そうにあいさつした。
その視線の先にあるのは衆院選だ。「我々が目指すのは政権交代」。県連幹事長で県議の神山久志は選挙前から繰り返してきた。2009年衆院選では比例復活を含め本県でも多くの民主党議員が誕生しただけに、知事選を足がかりに、保守王国再建の狙いがあった。
県連の思惑はこれにとどまらない。木村に近い県議は、「三村の3期目の課題は、県議会や我々自民党県議とうまくやること」と言い切る。「後援会の会合をやるにも、自民党関係者に事前に連絡しない」「行財政改革もいいが、もっと投資をしないと民間経済がもたない」。三村への不満はまさに様々。「選挙戦で恩を売り、県政運営でも主導権を奪う」(党関係者)との戦略が働いているというわけだ。
ただ、三村に考えを変えるつもりはない。「知事としての原点は、県を破綻させないこと」。当選翌日の幹部職員へのあいさつで、今後も財政再建路線を継続させると断言した。
三村に近い県幹部はこう推し量る。「自民党の支援はありがたいと思っているが、それで票が増えたかというと、それは違う」。今回の三村の得票数は34万9000票で、2007年の前回知事選の35万1000票とほぼ同数。「民主党の支持率は低迷しているが、自民党への支持も回復したわけではない」と支援の効果をアピールする県連に冷や水を浴びせる。
しかし、4月の県議選を経て議席数を25から30まで伸ばした自民党県議団が県議会の命運を握っているのも事実だ。ベテラン県議は語る。「クリスタルバレイ構想への県費投入や原子力施設の安全確保など県政にはいろいろ課題がある。今まで知事とは対立してこなかったが、これからはそうはいかない」(敬称略)(佐藤純)
(2011年6月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1307399954204_02/news/20110607-OYT8T00167.htm
2011知事選 決戦のあと
民主大敗 責任は県連に
敗戦が決まり、厳しい表情の山内氏(左)と横山氏(右)。県連は体制を立て直すことができるか 青森市青葉の山内崇(56)(無=民主、国民新推薦)の事務所には、鼻白んだムードが漂っていた。報道各社が現職の当選確実を伝えた5日午後8時。あまりに早い当確に、会場はまだ人もまばらだったが、10分ほどたつと、民主党関係者が三々五々と集まってきた。だが、山内の敗戦の弁を聞くと、そそくさと帰路につく。「いやいや、(5月19日の告示から)長かったね」。県連関係者は深いため息をついた。
現職34万9000票に対し、山内8万3000票という大差での敗戦は、「衝撃的。国政与党とは思えない選挙結果」(ベテラン県議)だ。同じ全県が選挙区の昨夏の参院選では、党公認の新人が次点ながら22万票獲得した。この落下傘候補は東京出身で、地盤も政治経験もない。対する山内は弘前市出身で県議4期、前県連幹事長だが、半数にも届かなかった。
確かに、民主党への逆風は参院選時より強かった。選挙戦終盤には、内閣不信任決議案をめぐって党内の内紛が表面化。県連代表の横山北斗は投票前日の4日の街頭演説で、「先日はお騒がせいたしました」とまず謝罪せざるを得なかった。
しかし、県連幹部は強調する。「今回の敗北は中央のせいにできない」。大敗の責任は県連にあるというわけだ。
一つは候補者選びをめぐるしこり。民間人の名前が水面下で飛び交ったが、議論の俎上(そじょう)に乗るまでには至らず。横山と幹事長だった山内の協議で、「山内出馬」が昨年末になって急きょ内定した。県連関係者の1人はいまだに、「密室談合」と言ってはばからない。ただでさえ、社民、自民両党を渡り歩いてきた山内には組織の内外から厳しい視線が注がれているだけに、ある民主党所属議員は「オープンな議論がなく、応援してやろうという気持ちになれなかった」と語る。
また、山内主導による選挙戦術を敗因とする声もある。候補者の日程管理や資金の手当のほとんどを山内後援会が握り、各地の選対組織からは、「地元の実情は地元が一番知っている。もっと地元に任せないと」と不満があがった。県連幹事長の松尾和彦も「本当にこの形でよかったのかは話し合わないといけない」と暗に戦術の失敗を認める。
さらに、動きが鈍いという県選出国会議員への不満はもはや定番で、恨み節はあきらめに変わっている。今回の惨敗で県連は政権交代後、参院選、統一地方選と大型選挙で3連敗。敗戦のたびに、「次は背水の陣」と強調する県連執行部の意気込みは空証文になりつつある。「もう民主党の看板を背負って表は歩けないよ」。県議の1人は自嘲気味に語った。(敬称略)
(森山雄太)
(2011年6月7日 読売新聞)
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>>2253
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1340637419857_02/news/20120626-OYT8T00051.htm
名取市長選の課題
閖上現地再建が大揺れ…住民に溝
内陸移転望む住民多く
街づくりの方向性について話し合う「こうする閖上」のメンバーら(21日、名取市で) 漁業を中心に江戸時代以前から栄えてきた名取市閖上地区。震災前は人口約5700人が住んでいたが、津波で700人以上が犠牲となった。歴史あるこの街をどう再建するのかを巡り、住民も行政も大揺れに揺れている。
市は昨年10月、閖上の再建計画について、居住区の地盤を3メートルかさ上げするなどの津波対策を施した上で、元の場所に再建する方針を決めた。5000人という大規模な代替用地の確保が困難であることに加え、伝統のある地域のコミュニティーを維持することなどが理由だ。今年3月には、県の都市計画審議会で土地区画整理事業の区画決定の承認も得た。
ただ、計画が住民間で十分な意見集約を経て決まったものとは言い難い。
市が再建方法を決める参考にした、住民代表や学者らでつくる「新たな未来会議」では、現地再建と移転再建とで意見が割れ、多数決で現地再建を選んだ。市が今年2〜5月に実施した意向調査でも、現地再建を希望した住民は4割に過ぎない。
市が4月下旬から計10回にわたって開いた住民説明会では、内陸側への移転を希望する住民から反発の声が相次いだ。
「このまま行政に任せっきりにしていたら、話は進まない」。今月21日夜、閖上の街づくりについて話し合う市民グループ「こうする閖上」の会合で、メンバーの一人は、強引に現地再建に突き進んだ市の態度に不信感をあらわにした。
とはいえ、同グループも結論が出ているわけではない。グループ内には現地再建派も、移転再建派もいて、議論はしばしば行き詰まる。
住民からの予想以上の反発に、市も軟化の兆しを見せ始めた。7月末に予定していた事業計画の知事への認可申請を先送りし、改めて住民との個別面談を行う方針を明らかにした。現地再建の方針は堅持しつつも、移転再建を望む住民の意向を酌み取る案を模索するという。
「こうする閖上」の会合では、重たい空気が漂う中、メンバーの一人が口を開いた。「現地再建に賛成している人も、反対している人も、意地の張り合いになりつつある。このままでは、閖上の街が再建される前に、バラバラになってしまう」
コミュニティーを維持するために選んだ現地再建が、住民間の分裂を生みつつある。
(2012年6月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1340637419857_02/news/20120627-OYT8T00189.htm
名取市長選の課題
中心市街地 進む空洞化
JR名取駅近くの増田商店街。行き交う車の脇を歩行者が通っていく(26日、名取市で) JR名取駅近くの国道4号沿いに、雑貨店や食料品店など30数店舗が並ぶ増田商店街。市の玄関口にある商店街でありながら、アーケードもなければ、目の前の道路には、歩道もない。買い物カートを引いたお年寄りは、ひっきりなしに行き交う車を気にかけながら歩いていた。
「この頃は危険な商店街とまで言われているんだよね」。同商店街の商店主組合「名取中央商栄会」の大友修一会長(60)は自嘲気味に話す。
増田商店街は、20年前まで100店舗以上が軒を連ねる同市の中心繁華街だった。しかし、国道4号バイパス沿いなどに大型店が相次いで進出し、客足は遠のいた。2007年には、大手流通イオンが、仙台空港アクセス鉄道の開業に合わせ、名取駅隣の杜せきのした駅前に東北最大級のショッピングモールをオープン。ダメージは決定的となった。
「市の顔」ともいうべき商店街の衰退に、市は2000年、名取駅前地区の活性化基本計画を策定し、駅舎や駅前広場の整備などを進めてきた。目玉施設として図書館や公民館などからなる複合型拠点施設の計画を盛り込んだが、震災後、復興交付金事業に認められ、ようやく事業着手のめどが立った。
それでも、大友会長は悲観的だ。懸案の国道4号の歩道整備は、市の基本計画では「国に要望中」というレベルでしかない。「いくら複合施設が出来ても、客足は戻ってこないだろう」と、大友会長のため息は止まらない。
名取市は、増田町、閖上町、下増田村など2町4村が合併して1958年に誕生。仙台市のベッドタウンとして宅地開発が進み、80年以降の国勢調査では、一貫して増加を続けてきた県内でも数少ない自治体だ。
それも、東日本大震災を機に様相は変わりつつある。名取市の人口は、震災前の11年2月末の7万3229人から、12年5月末には1177人減った。同市では震災で911人の死者が出たが、人口減はその人数を大幅に上回った。
今や、市内の売り場面積の9割を大型店が占める状況だが、震災直後には、小さな店舗の多くが、建物に被害があっても店を開け、商品を提供して炊き出しを行うなど、地域の商店街の役割が見直された。名取市商工会の担当者は「大型店だけでは、地域の特色もなければ、街としての発展にも限界がある」と訴える。
人口増とともに発展してきた名取市にとって、一体感の醸成とともに、バランスのとれた開発は大きな課題となってきた。震災からの復旧・復興でも、その視点は欠かせない。
(この連載は、上野綾香が担当しました)
(2012年6月27日 読売新聞)
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首長と政党/旗幟鮮明にした「岩手の変」
国政の混迷の深まりを反映して、政党と地方の首長の関係に微妙な変化が生じている。
石原慎太郎東京都知事や橋下徹大阪市長のように、全国区の知名度を持ち、新党構想が浮上するような首長は別格としても、東北の首長の動向にも影響が見て取れる。
民主党籍を持っていた達増拓也岩手県知事が離党し、新党「国民の生活が第一」に参加した。師と仰ぐ同党代表の小沢一郎氏が民主党を除名となったことに伴い、政治行動を共にした。
自身の政治理念に基づき旗幟(きし)を鮮明にすることは、政治家に求められる資質の一つだ。達増氏はこれまで、全国でただ1人の「民主党知事」として発言を繰り返してきた。
立ち位置は明確で、県政に政党政治の要素を持ち込んだ。「小沢王国」の強力な支持基盤に支えられたことも、県政運営の推進力になったと言える。
それを踏まえた上で、達増氏の今回の行動はどうだったろうか。ぶれない信念を感じた人はいたと思う。ただ、政権与党から分裂した小党にためらいなく参加したことに、違和感を持った県民も少なくないだろう。
自由党時代に衆院議員となり、民主党との合併を経て知事に転身した達増氏。政治行動には政権交代の実現を旗印にした「政党色」が前面に出ていた。
比較して今回は、小沢氏との「師弟関係」だけが際立つ。かつての新進党、自由党と比べ、新党には小沢氏を支える有力幹部は少ない。達増氏は「新党の中で、父親のような役割を果たさなければならない」と党の看板としての役割をにじませる。
違和感の源はやはり、よって立つ政党の色合いが薄まり、代わって「小沢色」が前面に出た点にあるのではないか。
新党は「原発ゼロ」「消費税増税廃止」に加え「地方主権改革」を基本政策に掲げた。
達増氏は「政権交代をやり直す」と地方からうねりを起こす意義を強調するが、新党の政策を県政運営にどう反映させていくのか見えてこない。道筋を示すべきではないだろうか。
もっとも、達増氏のように政党を基盤とする首長のスタイルは政党政治にとって本来、当然あっていい姿勢とも言える。
東北の知事の中では、村井嘉浩宮城県知事が自民党出身で政党色が強い。2009年衆院選で村井氏は自民党支持を鮮明にし、達増氏と並んで政党色の強い知事を演じた。ただ直後の宮城県知事選では政党の推薦をもらわず、10年参院選では「中立」を宣言した経緯がある。
多くの知事らは選挙戦で、政党支持を鮮明にせず「県民党」を主張する。幅広い支持を得るための戦略だが、その分、政党と首長の関係はぼやけ、立ち位置は漠然としたものになる。
東北では来年、山形、秋田、宮城の順で知事選が予定され、夏には仙台市長選がある。達増氏の行動を「特殊」「突出」と評価するのは簡単だが、首長と政党の在り方について再考するいい機会だと思う。
2012年08月20日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2012/08/20120820s01.htm
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120819-OYT8T00703.htm
中間施設候補地 知事、賛否言及せず
協議会であいさつする佐藤知事(左)(19日、福島市内のホテルで) 中間貯蔵施設の具体的な調査候補地が細野環境相から示された双葉郡8町村と県、政府による19日の協議会。佐藤知事は各町村と県の実務担当者で論点整理する考えを示したものの、賛否については言及を避けた。帰還へのめどが立たない中、出席した各首長も複雑な反応を見せた。
協議会は、福島市のホテルで約2時間にわたって行われた。政府は調査候補地として双葉町2か所、大熊町9か所、楢葉町1か所を提示。3町の各施設に搬入する汚染土壌の範囲も示した。放射性物質濃度の高いところから低いところに汚染土壌が運ばれることがないよう考慮し、双葉町の施設に伊達や同町など9市町村から、楢葉町の施設にいわきや同町など3市町から、大熊町の施設にはそれ以外の47市町村から、それぞれ汚染土壌が運び込まれる。
協議会の後、環境相は報道陣に対し、「ようやくスタートラインに立ったに過ぎない」と表情を引き締めた。その上で、「中間貯蔵施設の面積・容積が確保できなければ、除染を確実に実行することは難しい」と重ねて理解を求めた。環境省の工程表では当初、7月の調査開始を予定しており、日程は遅れ気味だ。2015年1月とした汚染土壌の搬入開始時期については「そこまでにスタートできるプロセスを踏んでいきたい」と、変更しない考えを示した。
これに対し、知事は「まずは預かり、(双葉郡と県との)実務者で論点整理をする。当然、リーダーシップをとっていく」と述べた。
中間貯蔵施設の候補地に該当しない自治体の受け止め方も複雑だ。浪江町の馬場有町長は、「放射能を浴びせられたのは私たちの方。(施設の設置で)責任を転嫁されてしまうとおかしくなる」と疑問を呈した。富岡町の遠藤勝也町長は「こんな重大な問題は安易に判断できない。持ち帰る。住民への説明をしてもらい、どこまで理解を得られるかが問題だ」と述べた。
◇候補地住民は反発も
候補地が示された3町の住民からは反発の声も聞かれた。
楢葉町の農業大和田信さん(56)は、候補地に挙げられた波倉地区の住民。「津波による被災に追い打ちをかけるようなもの。施設があっては住民の帰りたいという気持ちを萎えさせてしまう。国の対応は許せない」と憤る。避難先の会津美里町で農業を再開し、町内やいわき市などで販売している大和田さん。「先頭に立って、町に戻って農業を再開するつもりでいるのに、将来の道筋が立たなくなってしまう」とうなだれた。
郡山市喜久田町早稲原の仮設住宅で避難生活を送る双葉町下羽鳥の大谷陽子さん(63)の自宅は第一原発から約5キロ。「うちは農家でコメや野菜が作れないと生活できないのに……」と戸惑う。「保管した汚染土壌を誰が引き取るのか。中間貯蔵施設が永久保存施設になる可能性もある。建設はやめてほしい」と訴えた。
一方、いわき市の仮設住宅に避難している大熊町小入野の山田昭一さん(56)は、「汚染土壌を原発の立地町で保管するのは仕方がない。他に誰も受け入れてくれない」と諦め気味だ。山田さんの自宅は「帰還困難区域」となる見通し。「町に戻るつもりはない。それより賠償をしっかりしてもらい、違う土地で生活するしかないのではないか」と話した。
(2012年8月20日 読売新聞)
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地域政党いわて:衆院選候補擁立、行わない見込み /岩手
毎日新聞 2012年08月22日 地方版
地域政党いわて(飯沢匡代表)は20日県庁で記者会見し、次期衆院選について「単独候補の擁立は現段階では行わない見込み。他党との選挙協力については対応を協議している」と述べた。一部で取りざたされている「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)との連携については「否定も肯定もする段階ではない」と含みを持たせた。
また、花巻市議と奥州市議の3人が離党の意思を表明したとして、花巻市議1人を除籍処分、残り2人の離党を受理したことを明らかにした。【金寿英】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120822ddlk03010149000c.html
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120825-OYT1T01017.htm?from=main4
「うるさい」…全候補者が選挙カーを自粛
21日告示された秋田県大潟村議選(定数12、26日投開票)で、立候補した15人が、選挙カーから支持を訴えることを自粛する“紳士協定”を結び、異例の選挙戦を繰り広げた。
食糧増産を目的に八郎潟を干拓して誕生した村は、職住分離の街づくりで住宅が中心部に集中。選挙カーが頻繁に行き来し、「音がうるさい」という住民の声に配慮したという。
大潟村は1964年に創設。大部分を農地が占め、村民約3300人の約1090世帯が、役場など公共施設を配した「総合中心地」に集中している。そのため、過去の村議選で「寝ている子供が起きる」「生活に支障をきたす」といった声が上がっていたという。
候補の一人は、住宅地の空き地で演説を終えると乗用車に乗り込んだが、移動中の拡声機による訴えはなし。「選挙カーを使わないで、どう訴えていけばいいか手探り状態。街頭演説をしていくしかない」と話した。別の候補者は「はがきなどの選挙公報でいかに主張を伝えられるかが(支持拡大の)カギになるのではないか」と話した。
一方、村内の女性(54)は「小さい村の中で何人もの候補者が名前を連呼していたら、何を話しているのか分からない。静かな選挙は賛成」と歓迎。ただ、ある陣営からは「選挙カーがないと雰囲気が盛り上がらない」と、ぼやきも聞かれた。
選挙カーの使用自粛は、昨年の統一地方選で、東日本大震災の被災地への配慮を理由に全国各地で広がった。県選挙管理委員会によると、昨年の県議選秋田市選挙区でも夜間の使用が自粛されたが、住宅の集中を理由に全候補者が使用自粛を申し合わせた例は「聞いたことがない」という。
(2012年8月26日09時47分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY201208260236.html
2012年8月26日20時27分
「宿命」発言、石巻市長に遺族から批判 大川小説明会
東日本大震災による津波で、宮城県石巻市の大川小学校で児童と教職員合わせて84人が死亡・行方不明となった問題で、市教委による遺族への説明会が26日、市内で行われた。亀山紘市長が約1年3カ月ぶりに出席。昨年の説明会で同小の惨事を「自然災害における宿命」とした発言について「おわび申し上げる」と述べたが、遺族からは「謝罪とは言えない」などと批判が相次いだ。
昨年6月の説明会で、亀山市長は「もし自分の子どもが亡くなったら、自分自身に問うということしかないと思っております。これが自然災害における宿命だと思っております」と述べたため、学校や行政の責任をあいまいにしているとの批判が出ていた。
この日も、市長はいったん、「謝罪するのはおかしいのでは」などと発言。しかし、「遺族への説明で使っていい言葉ではない」などと批判を受け、「自分が思い悩むという意味で『宿命』という言葉を出したが、みなさんが憤りを覚えたのであればおわび申し上げる」と述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120825-OYT8T01159.htm
富樫酒田市議が市長選に出馬へ
来年11月に任期満了を迎える酒田市長選に、同市議で、前市議会議長の富樫幸宏氏(56)が立候補する方針を固めたことが25日、わかった。
富樫氏は読売新聞の取材に対し、「以前から出馬の意向は持っていた。9月早々に後援会を集めて、出馬への理解を得て、準備を進めていきたい」と話した。
富樫氏は同市出身。現在2期目で、2009〜11年に議長を務めた。
次期市長選に立候補の意向を示したのは、富樫氏が初めて。
(2012年8月26日 読売新聞)
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>>2222
http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY201208280568.html
2012年8月28日21時59分
住民分散型の「仮の町」提案 いわき市長、避難町村長に関連トピックス原子力発電所東京電力
いわき市の渡辺敬夫市長(右端)との意見交換会に参加する双葉町の井戸川克隆町長(右から2人目)ら双葉郡の首長=28日午後、福島県いわき市、長島一浩撮影
東京電力福島第一原発事故で住民が避難している福島県双葉郡8町村の首長と同県いわき市の渡辺敬夫市長の意見交換会が28日、同市内であった。同市が有力候補地となっている「仮の町」について、渡辺市長はそれぞれの自治体の住民が市内各所に分散して住む「分散型」を提示。双葉郡の首長らは会のあと報道陣に、提案をおおむね受け入れる考えを示した。
一部の自治体は、住宅や学校などを集約させる「ニュータウン型」による「仮の町」を検討してきた。
渡辺市長は報道陣に、住宅は県が供給する災害公営住宅で整備する考えを説明。「市の都市計画に沿った形で、それぞれの自治体を分散する形で配置したい」と述べ、ニュータウン型については「いわき市民との交流ができない」と語った。
双葉郡の首長らは「土地の問題もある。やむをえない」(遠藤勝也・富岡町長)など、市長の考えに一定の理解を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120829-00000022-mailo-l07
東日本大震災:福島第1原発事故 いわきに「仮の町」 国、県の指導力求める声 3町長に市長「公共サービス限界」 /福島
毎日新聞 8月29日(水)10時54分配信
「スタートラインに立ったばかり」。福島第1原発事故の影響で長期避難を余儀なくされた大熊、浪江、富岡3町の町民らがいわき市などに移住する「町外コミュニティ(仮の町)」。いわき市で28日開かれた同市と双葉郡8町村との意見交換会後、出席した首長らからは「仮の町」協議が緒に就いたばかりであることを強調しつつ、国や県の強い指導力を求める声があがった。【桐野耕一、北川仁士、安藤龍朗、小林洋子】
いわき市が主催する意見交換会は昨年8月以来3回目。この日は非公開で行われた。この間、各町村は避難のため県内外を転々とした住民の把握▽仮設住宅や学校、福祉施設の確保など行政サービス提供▽賠償問題▽避難区域の再編−−など、刻々と変化する課題に直面してきた。除染に伴う中間貯蔵施設の建設候補地としても名前が挙がった。
「避難した方々が古里に戻れるまで支える」。改めて「仮の町」受け入れを明言した渡辺敬夫・いわき市長は、住宅、医療、福祉サービスが受ける受容限度を超え、市民の不満が“沸点”に達している現状を説明。「最低でも10年、双葉郡の方々がいわき市民に溶け込んで交流していただくためにも、ニュータウン方式はだめ」と「分散型」を提案した。復興交付金で県が建設する災害公営住宅を、市内の複数箇所に建設し、各町ごと入居してもらおうとの考えだ。
これに対し、出席した首長からは、いわき市への感謝の言葉や、国、県のリーダーシップを求める意見が出た。
遠藤勝也・富岡町長は「いわきでは土地の確保が難しく、(市外からいわき市の仮設住宅に移住するのではなく)いきなり、災害復興住宅に移行してやってはどうかと提言があった。本当に申し訳なく、やむを得ないと思う」。馬場有・浪江町長は「いわきも被災自治体ということを忘れてはならず、私たちもいつまでも避難者という意識ではだめだ。災害公営住宅は国、県の責任で建設し、管理を進める問題だ」。渡辺利綱・大熊町長は「町民の7割がいわきでの生活を希望しており、いわき市に建設をお願いするしかない。土地取得などで厳しい面もあるが、学校などについても今後調整したい」と話した。
一方、アンケート集計が進んでいないことなどから、双葉町はこの日の要請を見送った。井戸川克隆町長は「今、双葉の校歌を歌えない子どもたちが出てきている。町の中には学校が必要で高齢者と子どもが一緒に住まないと町にはならない」と指摘。今後の協議については「国が前に出てこないといけない。もっと国の役割がある」と言葉に力を込めた。
8月29日朝刊
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石原信市郎の弟は石原洋三郎(民主離党→生活へ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00000006-mailo-l07
県議会:2県議が新会派 民主・県民を退会 /福島
毎日新聞 8月30日(木)10時42分配信
県議の石原信市郎氏(45)=福島市=と、古市三久氏(63)=いわき市=が29日、所属会派の「民主・県民連合」を退会し、新会派「福島・みどりの風」結成を県議会事務局に届け出た。
石原氏によると、両氏は6月県議会で環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加反対の請願の採決に、会派の方針に反してそれぞれ賛成、退席した。28日に民主・県民連合幹部から退会勧告を受けたといい、石原氏は「原発再稼働の問題や消費税増税など民主党の方針と一致しない部分があるので受け入れた」と説明した。離党はしない。
会派構成は、自民28人▽民主・県民連合14人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人▽みどりの風2人−−となった。【乾達】
8月30日朝刊
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http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/08/30/new1208300902.htm
松尾県議、三戸町長選への出馬検討(2012/08/30 09:02)
任期満了に伴う11月13日告示、同18日投開票の三戸町長選に、民主党青森県連幹事長を務める三戸郡選出県議の松尾和彦氏(49)が出馬を検討していることが29日、分かった。
松尾氏は本紙取材に、「町内の支持者から打診を受け、誠実に検討している。故郷である三戸町を元気に、生まれ変わらせたいという思いがある」と立候補に前向きな姿勢を示し、「9月中には方向性を固めたい」と述べた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120830/fks12083002040000-n1.htm
「福島差別発言、訂正を」 生態系協会会長に福島市議会会派
2012.8.30 02:04
7月9日に東京都内で開かれた公益財団法人「日本生態系協会」の講演会で、池谷奉文会長が「福島での発がん率が上がる」などと不適切な発言をしたとして、福島市議会会派「みらい福島」の4人が29日、発言の訂正を求めることを明らかにした。しかし、池谷会長は差別発言はしていないと反論。9月7日に池谷会長が来県し、市議会と話し合いをすることになった。
会見した同会派によると、問題となっているのは、同協会主催の「日本をリードする議員のための政策塾」での講演で、同会派の4人を含め、全国から約70人の議員が参加。同会派は、講演冒頭で池谷会長が「福島の人とは結婚しないほうがいい」「今後、福島での発がん率が上がり、奇形児が発生する懸念がある」と発言したと指摘している。
後日、同会派が真意を確認する確認書を送付すると、池谷会長は「そのような発言はしておらず、事実に反する」と反論し、発言を裏付ける根拠を示すよう求めている。同会派の菅野輝美議員は「メモを取っており、他市の議員も聞いている」と主張している。
池谷会長が29日に各報道機関などに宛てた文書で「福島の人を差別するようなことは申し上げたことはありません」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120902-OYT8T00929.htm
維新旋風 政治塾に7人・・・衆院選へ「勢い魅力」
次期衆院選に向けた動きが加速する中、民主、自民の2大政党に対する「第3極」として注目を集めるのが、地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)。候補者を養成するため維新の会が主宰する「維新政治塾」には、県内からも7人が政治の道を志して通っている。県内選挙区からの立候補に意欲を見せる塾生もおり、出馬すれば選挙戦をかき回すのは必至だ。
維新塾は3月、約2000人の受講生で始まり、論文などの審査を経て約900人の塾生に絞られた。維新の会は次期衆院選で400人規模の擁立を目指しており、塾生は候補者予備軍とみられている。維新の会が新党を結成する動きも出ている。
塾生によると、県内から維新塾に通うのは7人。昨年11月の県議選泉選挙区で次点だった峯岸真哉さん(35)や、同若林選挙区で5000票以上を獲得した渡辺勝幸さん(37)といった県議選落選組のほか、学習塾経営、証券マン、医師など職業は様々だ。
学習塾経営の男性(36)は、維新の会が掲げる「地方分権型教育行政」など教育改革に共鳴し、維新塾の門をたたいた。男性は「ただ学力を高めるのではなく、教育に競争を持ち込むなどして質を高めたい。そのために国会議員になりたい」と意気込む。
政治にはほとんどかかわったことがなく、選挙は素人。男性は「正式塾生になれると思っていなかったが、ここまで来たら本気で取り組み、公募があれば応募したい」と、衆院選への出馬に意欲を見せる。
峯岸さんは、県議選ではみんなの党から出馬したが、維新塾に通っている。峯岸さんは「掲げる政策はみんなの党と変わらないが、維新の会の勢いに魅力を感じた」と話し、「自分で決められることではないが、維新の会から衆院選に出たい」と明言する。
渡辺さんは「民主、自民といった既成政党には根強い不信がある。このままの政治ではダメ」と維新塾に通う理由を説明。「衆院選は今のところ白紙。3年後の県議選に向けて活動している」と話すが、平日朝のつじ立ちを続けている。
(2012年9月3日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000013-mailo-l07
選挙:いわき市議選 告示 41人立候補 /福島
毎日新聞 9月3日(月)10時34分配信
任期満了に伴ういわき市議選(定数37)は2日告示され、現職30人、元職1人、新人10人の計41人が立候補を届け出た。震災後初となる市議選の定数は前回から3減。高齢や体調不良などで現職4人が引退し、新人10人が加わってしのぎを削る。政党別では自民17人、無所属11人、共産4人、公明4人、民主3人、社民2人。
各候補は雷雨と曇り空が交錯する荒れ模様の中、出陣式や街宣で震災からの復旧、復興策や生活再建支援策、福島第1、第2原発の完全廃炉などを訴え支持を求めた。
投票は9日午前7時から市内140カ所で。市選管は震災と原発事故に伴う市内外への避難、転居者にはがきを出し、期日前投票や不在者投票を呼びかけている。開票は9日午後8時から同市平上荒川の市総合体育館であり、翌10日未明に新議員が決まる見通し。
1日現在の有権者数は、27万6443人(男13万3359人、女14万3084人)。【中尾卓英】
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◇いわき市議選立候補者(定数37−41、届け出順)
斉藤健吉 69 会社役員 (4)自元
小野茂 53 党支部長 (2)公現
狩野光昭 59 [元]団体職員 社新
溝口民子 65 [元]会社員 (3)共現
渡辺博之 47 党地区役員 (2)共現
蛭田克 62 [元]高校教諭(3)自現
大友康夫 47 会社員 (1)無現
阿部秀文 57 会社員 (2)無現
安田成一 44 会社員 (1)無現
佐藤和美 43 [元]会社役員(3)自現
伊藤浩之 51 党地区委員 (2)共現
吉田実貴人 43 公認会計士 自新
坂本稔 52 企業教育講師 (1)民現
赤津一夫 56 団体役員 (1)自現
遠藤八十八 67 そば屋経営 無新
上壁充 56 党支部副代表 (1)社現
西山一美 52 会社社長 自新
大平洋夫 67 農業 (2)無現
小野潤三 47 会社員 自新
磯上佐太彦 72 団体役員 (5)自現
岩井孝治 56 呉服販売業 (3)自現
蛭田源治 58 農業 (2)自現
大峯英之 51 畳店役員 (1)自現
塩田美枝子 60 党県役員 (3)公現
木田孝司 51 [元]衆議秘書(3)自現
高橋明子 67 党地区委員 (7)共現
柴野美佳 47 党県役員 公新
樫村弘 70 [元]新聞記者(8)無現
小野邦弘 59 高校後援会長 (2)自現
永山宏恵 45 [元]病院職員(1)自現
遊佐勝美 63 会社員 (3)無現
塩沢昭広 42 党支部役員 公新
菅波健 55 会社社長 (2)自現
山守章二 43 [元]会社員 無新
山本健一 44 会社員 (1)民現
福嶋あずさ 39 司会業 (1)民現
佐藤和良 58 [元]生協職員(2)無現
根本茂 61 会社役員 (3)自現
高羽努 36 会社代表 無新
石井敏郎 58 高校同窓会長 (5)自現
木村謙一郎 37 水産会社社長 無新
9月3日朝刊
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http://mainichi.jp/opinion/news/20120903ddm003040118000c.html
クローズアップ2012:東日本大震災・福島第1原発事故 中間貯蔵、割れる地元−−福島3町
毎日新聞 2012年09月03日 東京朝刊
中間貯蔵施設についての意見や質問が相次いだ福島県大熊町の住民説明会=同県いわき市の市文化センターで2012年8月26日、蓬田正志撮影
拡大写真 東京電力福島第1原発事故に伴う、除染作業で生じる汚染土壌などを保管する「中間貯蔵施設」の現地調査候補地12カ所が8月中旬、国から初めて示された。候補地のある福島県大熊町、双葉町、楢葉町は、いずれも原発立地自治体。原発との共存はあくまでも「安全」が前提だっただけに、戸惑いは隠せない。3町とも調査を受け入れていないが、汚染が深刻で除染を進めたい大熊町と、国への不信感が強い楢葉・双葉2町では事情が異なる。原発賠償や避難区域再編の協議も並行する中、国は難しいかじ取りを迫られている。
◆大熊町
◇汚染深刻、賛成町民も 「生活再建と引き換えに」
「中間貯蔵施設ができれば(汚染土壌を搬入する)トラックが町中を走り、もう住めなくなる。国が町全域を買い取ってほしい」
9カ所の現地調査候補地を抱える大熊町が8月26日、避難先の同県いわき市で開いた住民説明会。参加者の女性の訴えに、町民約500人で埋まった会場は拍手で応えた。
同25日から9月2日まで続いた説明会は、町内を3分割する避難区域再編や財物賠償基準が本来のテーマ。だが参加者の意見や質問は、政府と双葉郡8町村の会合で8月19日に調査候補地が示された中間貯蔵施設に関するものが多かった。「施設を造るのなら、町全体を(5年以上帰還できない)帰還困難区域に再編してほしい」「最終処分場を県外に持っていく保証はあるのか。沖縄の米軍基地と同じになる」。国策への不信が渦巻く。
19日の会合後、渡辺利綱町長は「受け入れたわけではないが、否定的に考える必要はない」と柔軟姿勢を見せていた。だが説明会で町民の反発があらわになる中、調査受け入れには至っていない。
渡辺町長は「避けては通れない問題。反対ばかりでは除染が進まない」が基本的な考え。候補3町で最も深刻な放射能汚染が背景にある。町人口の約95%が住む地域が、放射線量が高いため帰還困難区域になる見通しだ。
このため、町外で生活再建できるだけの賠償と引き換えに、施設の早期設置を求める住民団体も。環境省に8月22日提出した要望書に添えた署名は、町民の約14%の1626人分に上る。町議会は翌23日の全員協議会で「国は青写真も持っておらず(現地調査しなければ)判断材料がない」(千葉幸生議長)と調査は容認する姿勢を見せた。だが、施設受け入れには慎重で、一部議員は「議会だけでは決められない」と住民投票を主張する。
町民帰還の前提となる除染に中間貯蔵施設は不可欠だが、町内に施設ができると町民は戻りたがらない。そのジレンマ。町民が賛否に割れる中、渡辺町長は「町単独では決められない。双葉郡や県で協議していく必要がある」と話す。【蓬田正志】
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◆楢葉町
◇「町内限定」無視に怒り 早期本格帰還へ冷や水
町域の大半を占めていた警戒区域が8月10日に解除され、早期帰還を目指す「避難指示解除準備区域」に再編された楢葉町。お盆に帰宅したり、墓の清掃をして笑顔を見せた町民に、調査候補地指定は冷や水を浴びせた。
町内を巡回し防犯対策に当たる町商工会副会長、猪狩久市さん(62)は「商工会アンケートでも約150業者のうち『帰ってくる』が半数。最終処分場になってしまう懸念がぬぐえない中間貯蔵施設ができれば、戻ってこない子育て世帯が増え、商売も成り立たなくなる」と語気を強める。
「施設誘致に動いた」と批判された前町長が今春引退。後を継いだ松本幸英町長は5月の就任当初から「町で出た除染廃棄物は町で責任を持つ」として、町内廃棄物限定の保管庫建設を環境省に提案してきた。隣の広野町やいわき市からも受け入れる今回の案は全く相いれない。「『寝耳に水』とはこのこと」と怒りは収まらない。
町は再編を機に▽放射線量低下を条件に14年4月をめどに役場機能を戻す▽独自の農地・森林除染▽放射線を可視化するガンマカメラによる除染効果の確認−−などで不安解消に努め町民の本格帰還を目指す。このシナリオを施設は脅かす。
いわき市とは、仮設住宅や町役場などを受け入れてもらっている関係だけに「外堀を埋められた」と漏らす町幹部も。だが、松本町長は「環境省の話は当分聞かない」と断言しており、国が信頼を得るのは容易ではない。【中尾卓英】
◆双葉町
◇「説明ない」全面対立
2候補地が示された双葉町。住民の一部には「除染を進めるためにも受け入れざるを得ない」との意見もあるが、井戸川克隆町長は「迷惑施設」と切り捨てる。「なぜ双葉町に造るのか国が理由をはっきり示さなければ、次世代に説明がつかない。調査も受け入れられない」と反対する。
避難区域再編でも(1)帰還困難区域(2)帰還まで数年の居住制限区域(3)避難指示解除準備区域−−に3分割する政府方針に、町は反対している。(1)が見込まれる高線量地域が町の中央を縦断しており、仮に他地域が(2)や(3)になっても影響は免れない。このため「賠償も含め、町全体を最も線量の高い地域に合わせるべきだ」と主張する。
ことごとく政府方針と対立している形で、国の担当者は「ほとんど敷居さえ、またがせてもらえない状態だ」とこぼす。【桐野耕一】
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◇焦る政府、見切り発車 期限迫り、理解得られず
「何かアドバイスをいただけないでしょうか」
中間貯蔵施設の現地調査候補地12カ所を提示した3日後、細野豪志環境相は平野達男復興相に電話した。設置場所の決定期限が、あと7カ月と迫る中、展望なきスタートだったことをうかがわせる。
政府が福島第1原発のある大熊、双葉の両町と、福島第2原発のある楢葉町に中間貯蔵施設建設を提案したのは今年3月。ところが「避難区域の見直しと賠償問題が解決するまで協議には応じられない」と拒否され、話し合いが始まったのは8月19日になってから。
12カ所の選定理由について、細野氏は「地形やこれからの帰還の状況も含めて、総合的に考えた」と説明したが、地元の反発は依然として強い。
政府はこれまで除染などの研究開発拠点を設ける計画など、振興策を強調して地元の理解を得ようとしてきたが、進展はない。「除染は福島県全体の話なのだから、県知事はもっと動いてほしい」と、県の指導力に期待する声も出始めた。
中間貯蔵施設で保管する総容量は約1500万〜2800万立方メートル程度で、総敷地面積は約3〜5平方キロと想定。12年度中に建設場所を選び、13年度中に基本設計や調査、用地取得を終えて、着工する計画だ。設置場所の決定期限まで7カ月となり、政府関係者には焦りも見え始める。
政府職員の一部には、公共の利益となる事業に必要な土地について、所有者の了解がなくても所有権を取得できる「土地収用法」の適用を検討する動きも一時あったが、平野氏は「目線の高いものであれば(話は)進まない。丁寧が基本だ」と退けた。
中間貯蔵施設がそのまま最終処分場になるのでは、との地元の懸念にも答えられていない。政府は中間貯蔵施設に運び込んだ汚染土壌などを「30年以内に県外で処分する」と約束した。しかし、細野氏は8月24日の閣議後記者会見で「さまざまな可能性を探っているが、特定の地方公共団体に打診はしていない」と説明。環境省幹部も「(最終処分場を受け入れる自治体は)そう簡単に見つかるはずがない」と打ち明ける。【藤野基文、岡崎大輔】
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120903ddlk07010078000c.html
選挙:棚倉町長選 湯座氏が初当選 観光活性化訴え 投票率77.46% /福島
毎日新聞 2012年09月03日 地方版
任期満了に伴う棚倉町長選は2日投票され、即日開票の結果、不動産調査士の湯座一平氏(51)=無所属新人=が、前町議で会社社長の宮川政夫氏(53)=同=を破り、初当選を果たした。26票差の辛勝だった。投票率は過去最低だった前回61・04%を大幅に上回る77・46%で、39年ぶりの新人対決で有権者の関心は高かった。
湯座氏は、町学校PTA連絡協議会会長時代、学校校舎の耐震強化を訴えて町を動かし、東日本大震災前に町内ほとんどの小中学校で工事完了を実現。現職の藤田幸浩町長に手腕を買われ、後継として地盤を引き継ぐ一方、観光活性化策など町の再建案を示し、幅広い層の支持を得た。
宮川氏は町議2期8カ月務めた実績を訴え、町議6割の支持を取り付け肉薄したが、立候補表明の遅れが響いた。
当日有権者数は1万1910人(男性5788人、女性6122人)。【栗田慎一】
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◇棚倉町長選開票結果
=選管最終発表
当 4577 湯座一平 51 無新
4551 宮川政夫 53 無新
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◇棚倉町長略歴
湯座一平(ゆざ・いっぺい) 51 無新(1)
http://www.minpo.jp/news/detail/201208313385
2候補激しい舌戦 棚倉町長選、投票まで2日
任期満了に伴う福島県棚倉町長選挙は9月2日の投票まであと2日となった。現職の藤田幸治氏(71)の引退表明で39年ぶりの新人同士の争いとなり、元町議の宮川政夫候補(53)=無所属=と土地家屋調査士の湯座一平候補(51)=無所属=が終盤で激しい舌戦を展開している。
宮川候補は3期8年8カ月の町議経験をアピール。原発事故問題への対策を第一に行政区の機能拡充、地場産業の活性化、福祉および文教面の充実などを訴える。町議時代の基礎票を基に、支援する町議の票の取り込みや町内一円を巡る草の根運動を展開している。
湯座候補は生きがいのある町づくりをスローガンに、放射線対策をはじめ再生可能エネルギーの活用、介護福祉および子育て支援の充実などを公約する。街頭演説などで支持を訴える一方、5後援会と2つの有志会で組織固めを図り支持拡大を目指している。
藤田氏の引退表明で町内の支持構図に変化が生じており、票の流れが読みにくい状況。宮川、湯座両陣営とも「(投票率などは)全く読めない」としている。
◇棚倉町長選立候補者(届け出順・敬称略)
宮川[みやかわ] 政夫[まさお] 53 無新
湯座[ゆざ] 一平[いっぺい] 51 無新
( 2012/08/31 09:16 カテゴリー:主要 )
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>>2315
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000168-mailo-l07
選挙:いわき市議選 新議員決まる 投票率は過去最低50.05% /福島
毎日新聞 9月11日(火)13時16分配信
任期満了に伴ういわき市議選は9日、投開票され、新議員の顔ぶれが決まった。投票率は50・05%で、前回08年(58・2%)を下回り、過去最低だった。
前回から3削減された定数37に対し、41人が立候補した。新旧別では、現職28人▽元職1人▽新人8人−−が当選した。政党別では、自民16人▽無所属9人▽公明4人▽共産4人▽民主2人▽社民2人。
市役所で10日午後、新議員に当選証書が交付された。
同市久之浜で経営する水産加工会社を震災による津波で流され、妻子が県外避難した新人で、トップ当選の木村謙一郎氏(37)らが、震災からの復旧、復興に全力で取り組むことを誓った。
当日有権者数は27万4304人。【中尾卓英】
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◇いわき市議選開票結果(定数37−41)
当 5581 木村謙一郎 37 無新(1)
当 4888 小野潤三 47 自新(1)
当 4834 柴野美佳 47 公新(1)
当 4743 塩田美枝子 60 公現(4)
当 4418 斉藤健吉 69 自元(5)
当 4204 佐藤和良 58 無現(3)
当 4065 小野茂 53 公現(3)
当 3807 上壁充 56 社現(2)
当 3763 赤津一夫 56 自現(2)
当 3763 塩沢昭広 42 公新(1)
当 3762 伊藤浩之 51 共現(3)
当 3706 山守章二 43 無新(1)
当 3687 安田成一 44 無現(2)
当 3668 阿部秀文 57 無現(3)
当 3663 蛭田源治 58 自現(3)
当 3587 渡辺博之 47 共現(3)
当 3578 菅波健 55 自現(3)
当 3568 樫村弘 70 無現(9)
当 3567 永山宏恵 45 自現(2)
当 3562 石井敏郎 58 自現(6)
当 3555 福嶋あずさ 39 民現(2)
当 3497 高橋明子 67 共現(8)
当 3488 大平洋夫 67 無現(3)
当 3277 西山一美 52 自新(1)
当 3140 溝口民子 65 共現(4)
当 3008 大峯英之 51 自現(2)
当 2887 小野邦弘 59 自現(3)
当 2821 大友康夫 47 無現(2)
当 2817 蛭田克 62 自現(4)
当 2601 磯上佐太彦 72 自現(6)
当 2515 坂本稔 52 民現(2)
当 2506 根本茂 61 自現(4)
当 2397 狩野光昭 59 社新(1)
当 2328 佐藤和美 43 自現(4)
当 2309 吉田実貴人 43 自新(1)
当 2277 岩井孝治 56 自現(4)
当 2232 遊佐勝美 63 無現(4)
2185 木田孝司 51 自現
1813 高羽努 36 無新
1792 山本健一 44 民現
1330 遠藤八十八 67 無新
=選管最終発表
9月11日朝刊
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http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001209110001
葛尾村長、引退翻意で7期目出馬へ
2012年09月12日
●「全村避難決意の責任」
葛尾村の松本允秀(まさひで)村長(74)は11日に開会した村議会で「村民の支援、協力がいただけるならば中断することなく村政を担う決意」と述べ、10月11日に告示される村長選に立候補する意思を表明した。
一般質問に立った議員3人のうち2人が「賠償問題などで双葉郡各町村と県、国との協議が進む中、経験豊かな松本村長の継続が必要だ」と立候補を促す形で質問した。
高齢・多選を理由に、周囲に今期限りの引退をほのめかしていた松本村長は取材に対し、「村政を担って6期24年、今期限りの引退は前回選挙時の約束でもあるが、有史以来の全村避難を決意した者の責任として、全村民一体の帰還を目指す」と7期目への意欲を語った。村長選にはほかに元村議会議長の松本信弘氏(66)が立候補の準備を進めている。
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http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120912_8
奥州市長「議員定数20程度に」 大幅な削減提案
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小沢昌記奥州市長は11日の定例記者会見で、市議会の在り方について「4常任委員会を二つにするのが適当ではないか」と述べ、現行34の議員定数を20程度に削減すべきとの見解を示した。市議会は2014年3月の改選に向けて9月定例会後、定数見直しの本格検討に入ることにしており、異例の市長提案は波紋を広げている。
小沢市長は4常任委(8〜9人)から2常任委(各10人以下)への再編や市政監視を強める決算調査特別委の常設などを提言。「市が30地区で要望を聞く会を丁寧にやっており、議員削減に対応できる」などと述べた。
これに対し市議会改革検討委の佐藤克夫委員長(創政会)は「少々乱暴な意見ではないか」と指摘。別の議員も「真意が分からない。今後の議会運営に影響する」と反発する。
(2012/09/12)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120913t11022.htm
震災復旧工事、県外業者の落札急増 県議会で批判や注文
東日本大震災に伴う宮城県発注の復旧工事で県外建設業者の落札が急増していることをめぐり、12日にあった県議会環境生活農林水産常任委員会で、委員から批判と注文が相次いだ。
同日審議した漁港復旧に関する工事契約では、9件中4件を県外業者が占めた。横田有史氏(共産党県議団)は「防波堤整備の実績がない業者もある。きちんと工事ができるのか疑問だ」と口火を切った。太田稔郎氏(改革みやぎ)も「県外業者は下請けも県外から連れてくる」と批判した。
複数の委員は、県外業者が4月に本社を石巻市に移し「県内企業」として落札したことを指摘したり、仙台市に移転した県外業者が3件の入札に参加表明しながら書類の不備で全て「失格」となり「当初から落札の意思がなかったのではないか」と疑問を呈したりし、問題視した。
池田憲彦氏(自民党・県民会議)は「一度落札すると、それが実績になってしまう」と不安視。内海太氏(改革みやぎ)は「できるだけ(業者の)背景を探ってほしい」と注文を付けた。
山田義輝県農林水産部長は「資格審査は基準通り実施しており、入札に問題はないと判断している。工事が適正に行われているかどうか、県としてしっかり施工管理をする」と理解を求めた。
2012年09月13日木曜日
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3302 名前:チバQ 投稿日: 2012/09/14(金) 22:10:00
>>3125>>3266
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/elc12091418520000-n1.htm
加藤氏の地元で「乱」酒田市長が山形3区出馬へ
2012.9.14 18:51
山形県酒田市の阿部寿一市長(53)は14日の記者会見で、次期衆院選で山形3区から出馬する意向を表明した。同日開かれた市議会9月定例会で辞職願を提出、承認された。
自民党公認を目指す考えだが、山形3区の自民党候補には県連会長で14回目の当選を目指す加藤紘一元幹事長(73)がいる。阿部氏は公認されない場合には無所属で出馬する考えを示した。
阿部氏は会見で「地方行政で培ってきた知識や経験を生かし、地方の痛みや願いを直接国政へ届けたい」と話した。
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>>2293-2294
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120914t11028.htm
大河原町長選・投票まで1ヵ月 宙に浮く道の駅構想
任期満了に伴う宮城県大河原町長選(10月9日告示、14日投票)は、投票まで1カ月に迫った。3選を目指す現職の斎清志氏(58)、2008年の前回選挙で落選した元県議の伊勢敏氏(63)が立候補の意思を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。争点の一つは、同町金ケ瀬地区への道の駅整備構想だ。斎氏は推進する考えで、伊勢氏は撤回を求める。賛否が交錯し、混迷を極めた経過を振り返る。
道の駅整備をめぐるこれまでの動きは表の通り。最初に道の駅構想が浮上したのは5年前にさかのぼる。町長就任3年目の斎氏が07年度当初予算に初めて関連予算を計上し、09年度には道の駅基本計画を作成した。
基本計画では、概算工事費を8億4080万円と算出した。「事業手法や国の支出額で総事業費や町の負担額は増減する」(町地域整備課)が、町負担は3分の1程度とそろばんをはじく。
両氏が町長選で戦うのは、三つどもえになった前回に引き続き2度目。前回町長選でも道の駅整備に前向きな姿勢を示していた斎氏が勝利し、一時は整備が加速するかとみられた。
だが、事業は前進も後退もすることなく、宙に浮いたままとなった。その理由は、町議会が「推進」「反対」と相反する判断をしたためだ。
伊勢氏は09年7月、住民団体「『(仮称)道の駅おおがわら』整備事業の撤回を求める町民の会」を設立。税の無駄遣いなどを訴え、5275人の署名を添えて町議会に提出した整備撤回を求める請願は、10年3月定例会で採択された。
一方、ことし3月の議会では、整備予定地の近隣住民らが提出した推進を求める請願が採択され、民意のねじれが顕在化した。「町民の会」は再度署名集めを行い、8月に建設の賛否を問う住民投票条例の制定を直接請求したが、議会は条例案否決の判断を下した。
整備撤回請願が採択された後、斎氏は慎重な姿勢を貫いてきたが、選挙を前に真っ向対決に打って出た。7日の記者会見では「議会の直近の判断は推進。町長選で道の駅の議論をしたい」と力説。農産物直売所や授産施設、防災拠点など道の駅が担う役割を雄弁に語った。
対する伊勢氏は8月24日の立候補表明会見で、ともに前回町長選に出馬し、「整備反対」を訴えた町議の堀江一男氏(64)と共に並び、反町長勢力の結集を演出。「たくさんの反対の署名がある中、町民を無視する政治が続いている。公正、公平、クリーンな町政を実現したい」と強調した。
<道の駅整備をめぐる経過>
2008年
3月 町が(仮称)道の駅「おおがわら」整備基本構想を策定
10月 道の駅に反対する対立候補2人を退け、斎氏が大河原町長に再選
2009年
12月 伊勢氏らが代表を務める住民団体が「整備撤回を求める請願」を5275人分の署名を添えて町議会に提出
12月 町が(仮称)道の駅「おおがわら」基本計画を策定
2010年
3月 町議会が「整備撤回」の請願を採択
12月 斎町長が「町民の理解が得られるよう時間をかけて検討する」と整備への意欲を示す
2011年
12月 整備予定地の周辺住民らが整備推進を求める請願を町議会に提出
2012年
3月15日 町議会が「整備推進」の請願を採択
6月12日 住民団体が道の駅建設の賛否を問う住民投票条例の制定を目指し署名集めを開始
8月10日 住民団体が3010人の署名を添え住民投票条例制定を直接請求
8月29日 町議会が住民投票条例案を否決
9月7日 斎町長が道の駅整備方針を明言
10月14日 大河原町長選投票日
2012年09月14日金曜日
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http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120914ddlk03040306000c.html
交通事故:市議がバイクで64歳男性はねる 重体−−花巻 /岩手
毎日新聞 2012年09月14日 地方版
12日午後7時5分ごろ、花巻市花城町の市道で、同市議の阿部一男さん(66)=同市南川原町=運転のオートバイ(90CC)が、近くに住む無職、松田仁志さん(64)をはねた。松田さんは頭を強く打ち、意識不明の重体。
花巻署によると、現場は片側1車線の直線道路で、緩やかな上り坂。現場に松田さんの自転車があったが、事故当時、自転車に乗っていたか、降りていたかは不明という。現場は街灯があり、見通しが良かった。同署は阿部さんが松田さんに気づくのが遅れたとみて、事故原因を調べる。【安藤いく子】
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/3333
水野さち子県議:みんなの党所属、来週にも離党届 「維新」合流へ /福島
毎日新聞 2012年09月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120915ddlk07010212000c.html
みんなの党所属の水野さち子県議(会津若松市選挙区)は14日、来週にも離党届を出す意向を明らかにした。当面は無所属で活動し、大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が設立する新党「日本維新の会」の地方組織ができ次第、参加する方針。
維新に合流する小熊慎司参院議員と県庁で記者会見した。水野氏はみんなの党公認候補として、昨年の県議選で初当選した。「今の党では地域主権や政界再編など日本を変えることは難しい。小熊議員と行動を共にし、大きなうねりにしたい」と話した。【蓬田正志】
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選挙:酒田市長選/酒田市議補選 来月28日投開票 /山形
毎日新聞 2012年09月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120916ddlk06010014000c.html
酒田市選挙管理委員会は15日、阿部寿一市長の辞職に伴う市長選の日程を、10月21日告示、同28日投開票と決めた。また、市議補選(改選数1)も同日程で行う。阿部氏は14日付で辞職した。市議補選は石黒覚氏(56)が市議から県議へ転出したことに伴うもの。2日現在の有権者数は9万2038人(男4万3146人、女4万8892人)。【佐藤伸】
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120916t21022.htm
原発ゼロ・再処理、矛盾 青森の首長、懸念と不安
政府の新エネルギー戦略は矛盾しているのではないか−。原子力関連施設が立地する青森県内の市町村長らからは新戦略への懸念や不安が相次いだが、枝野幸男経産相の口から歯切れの良い答えは出なかった。使用済み核燃料の再処理事業の継続方針を歓迎する声もあったが、疑問点は解決されないままだった。
「何年までにどんなプロセスで原発をゼロにするのかあいまい。原発ゼロと再処理継続は矛盾だ」。15日、青森市で行われた枝野経産相との会談で、越善靖夫東通村長が痛烈に批判した。
村には建設休止中の東京電力東通1号機、計画段階の同2号機、東北電力2号機の計3機の原発計画がある。少なくとも設置許可を得た1号機は建設可能のはずだ。しかし、枝野経産相は「東電が原発について論議できる段階にない」と述べるにとどまった。
越善村長は、原発ゼロ方針決定に「すでに原子力雇用の減少など、地域経済は大打撃を受けている。立地地域の思いが無視され、はなはだ遺憾だ」と不快感を示した。
大間原発の建設再開の言質を取った金沢満春大間町長は「国が設置許可の変更をしないという点は評価できる」と少しほっとした様子。
使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設が進むむつ市の宮下順一郎市長は「貯蔵する燃料は再処理するまでの一時的なものである、と明言してくれたことは評価する」と述べた。
ただ、原発ゼロになった場合の再処理のあり方を懸念し、「整合性についてはまだ納得できない」と話した。
古川健治六ケ所村長は、村に施設がある再処理事業が従来通りの継続となった点を強調。「村の事情を理解していただいた。原発30年代ゼロとサイクル継続の整合性に若干疑問はあるが、国や立地自治体と連携して対応したい」と前向きに受け止めた。
2012年09月16日日曜日
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120919-OYT8T01369.htm
自民県議が「知事支援の会」 32人中22人参加
吉村知事(中央奥)を囲んで「がんばろう」と気勢を上げる自民党県議ら(山形市松波のあこや会館で) 来年2月に任期満了を迎える吉村知事の再選を目指し、自民党県議ら24人が19日、「吉村美栄子知事を支援する県議有志の会」を結成した。前回知事選では同党県議の多くが、吉村氏と争った斎藤弘前知事支援に回ったが、今回は3分の2以上が吉村氏支持を打ち出したことで、自民党による対抗馬の擁立は困難な情勢となった。
同会には、県議会の自民党会派所属の32人のうち22人が参加したほか、公明党の菊池文昭議員、無所属の山科朝則議員も名を連ねた。
この日の結成総会には、22人が参加。会長に選出された阿部賢一議員が「温かい県政がますます発展するよう力を合わせていきたい」とあいさつすると、吉村氏は「県民の皆さんの前で私を支援すると覚悟を決めてもらった。何よりも力強い」と謝意を示した。
2009年の前回知事選で、民主、社民、共産各党の支援を受けた吉村氏に対して、自民党県連は自主投票としたものの、県議の大半は斎藤氏を支援した経緯がある。選挙後の09年9月議会などでは、副知事を2人制から1人制にする条例案を巡って、自民党会派と対立する局面もみられた。
しかし、吉村氏の県政運営が軌道に乗り始めた10年9月、自民党県議ら約20人が「あったかい県政を勉強する議員の会」を結成。年4回程度、吉村氏と意見交換を重ねるなど、吉村氏と協調する動きが強まっていた。今回の「支援する会」にも大半が参加している。
支援する会の副会長に就任した佐藤藤弥議員は「これだけの議員が集まれば、国会議員が候補を決めて、押しつけることはできない」と述べ、県議主導で知事選候補の支援を進めていく考えを強調する。
一方、支援する会への参加を見送った自民党県議は、志田英紀県連幹事長、森田広副議長、今井栄喜・前県連幹事長ら10人。中堅県議の一人は「知事の今までの県政運営は8割方支持できるが、民主党との結び付きが深いので簡単には応援できない」と指摘する。
自民党県連内に知事選の候補者擁立に向けた具体的な動きはなく、現時点で対応は決まっていないが、志田幹事長は「議員個人の判断には意見を言うつもりはないが、次期衆院選をにらむと慎重になる面もある」と話した。
◇51億の補正予算提出
県議会9月定例会が19日開会し、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の調査費などを盛り込んだ総額51億2800万円の2012年度補正予算案など35議案が提出された。
吉村知事は本会議で「再生可能エネルギーの導入促進などに取り組むことで、環境先進地・山形の構築を進めたい」などと述べた。
会期は10月5日までの17日間で、一般質問は9月21、24日に行われる。
(2012年9月20日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120920t51004.htm
山形知事選 吉村氏再選へ県議の会結成 対立候補擁立難しく
次期知事選で吉村知事(中央)の支援を決めた自民党県議ら
来年2月の任期満了に伴う山形県知事選で、自民党を中心とした県議24人が19日、再選を目指す現職吉村美栄子氏(61)の支援組織「吉村知事を支援する県議有志の会」を結成した。吉村氏の後援会と連携し選挙に協力する。次期知事選は自民党の対応が最大の焦点になるが、党県議の大部分が吉村氏の支持を表明したことで、対立候補の擁立は極めて難しくなった。
会に参加した県議は自民党22人、公明党1人、無所属1人。自民党は県議32人のうち約3分の2が入った。全員が吉村氏の後援会の幹事となる。
山形市内であった結成総会には、吉村氏と後援会幹部も出席。会長に就いた阿部賢一県議(自民)は「吉村知事の政治姿勢や県政運営を評価し、2期目に向けて力になりたいという声が多数ある」とあいさつした。
吉村氏は「覚悟を決めて支援の意志を示してもらい、心強く思う。(就任後の)3年8カ月で私がどんな人間か分かってもらえた」と話した。
前回選挙では、自民党は当時現職の斎藤弘氏(54)を支援し、民主、共産、社民3党が吉村氏を支援した。
次期知事選に向け自民党内ではこれまでも、吉村氏に接近する動きが県議を中心に相次いでいた。対抗馬擁立は困難との見方は既に広がっていたが、次期衆院選が知事選の前に行われ、自民党が県内3選挙区を独占した場合は主戦論が台頭する、との観測もあった。
会に参加したある自民党県議は「仮に擁立の動きがあっても、こちらが多数派である以上、機関決定はできない。われわれは誰が出てきても吉村知事を応援する」と強気の姿勢を見せた。
会に不参加の党県連幹事長の志田英紀県議は「現時点では各議員の考えに意見を述べる段階にない。今後、県選出国会議員とも意見交換し、県連としての意思決定を図りたい」と述べ、知事選対応は未確定と強調した。
次期知事選には吉村氏1人が出馬を表明している。
2012年09月20日木曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120920t51004.htm
山形知事選 吉村氏再選へ県議の会結成 対立候補擁立難しく
次期知事選で吉村知事(中央)の支援を決めた自民党県議ら
来年2月の任期満了に伴う山形県知事選で、自民党を中心とした県議24人が19日、再選を目指す現職吉村美栄子氏(61)の支援組織「吉村知事を支援する県議有志の会」を結成した。吉村氏の後援会と連携し選挙に協力する。次期知事選は自民党の対応が最大の焦点になるが、党県議の大部分が吉村氏の支持を表明したことで、対立候補の擁立は極めて難しくなった。
会に参加した県議は自民党22人、公明党1人、無所属1人。自民党は県議32人のうち約3分の2が入った。全員が吉村氏の後援会の幹事となる。
山形市内であった結成総会には、吉村氏と後援会幹部も出席。会長に就いた阿部賢一県議(自民)は「吉村知事の政治姿勢や県政運営を評価し、2期目に向けて力になりたいという声が多数ある」とあいさつした。
吉村氏は「覚悟を決めて支援の意志を示してもらい、心強く思う。(就任後の)3年8カ月で私がどんな人間か分かってもらえた」と話した。
前回選挙では、自民党は当時現職の斎藤弘氏(54)を支援し、民主、共産、社民3党が吉村氏を支援した。
次期知事選に向け自民党内ではこれまでも、吉村氏に接近する動きが県議を中心に相次いでいた。対抗馬擁立は困難との見方は既に広がっていたが、次期衆院選が知事選の前に行われ、自民党が県内3選挙区を独占した場合は主戦論が台頭する、との観測もあった。
会に参加したある自民党県議は「仮に擁立の動きがあっても、こちらが多数派である以上、機関決定はできない。われわれは誰が出てきても吉村知事を応援する」と強気の姿勢を見せた。
会に不参加の党県連幹事長の志田英紀県議は「現時点では各議員の考えに意見を述べる段階にない。今後、県選出国会議員とも意見交換し、県連としての意思決定を図りたい」と述べ、知事選対応は未確定と強調した。
次期知事選には吉村氏1人が出馬を表明している。
2012年09月20日木曜日
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>>2289
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000118-mailo-l06
米沢市議会:総務文教委、市長給与20%減額に賛成−−用地急変問題で /山形
毎日新聞 9月20日(木)12時23分配信
米沢市議会の総務文教常任委員会が19日開かれ、「新文化複合施設」用地の急変問題で市政を混乱させたとして安部三十郎市長の10月給与を20%減額する「市特別職職員給与条例」の一部改正案を審議した。賛成多数で採決し、最終日(28日)の本会議で議決される見通し。委員からの「不祥事では」との質問に安部市長は、不祥事の定義として犯罪的、反社会的行為などの行為を挙げ「用地急変は政策の失敗であって不祥事ではない」と答えた。
採決は委員8人のうち委員長を除き6対1の賛成多数。委員は「減額率が低く市民が納得しない」「旧用地に昨年度予算で支出した基本設計などの経費約2059万円の税金を無駄にした責任は」などと批判したが減額を認める判断をした。
これに対し市長は「減額は穴埋めではなく、責任を取るメッセージだ。新文化複合施設を完成させ中心街活性化を果たすのが私の責任」とし、「政策の失敗うんぬんは、任期中に政策を遂行し効果があったもの、なかったもの総合的に判断されるべきもの」とした。【近藤隆志】
9月20日朝刊
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http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120921/cpb1209211540004-n1.htm
【放射能漏れ】「5年間帰らない」を可決 原発立地の大熊町議会2012.9.21 15:39
福島県大熊町議会は21日、東京電力福島第1原発事故で役場機能を移した同県会津若松市で9月議会本会議を開き「5年間は帰町しない」とした第1次復興計画案を可決した。
第1原発がある大熊町は、町民約95%が住む地域が長期避難を余儀なくされる「帰還困難区域」に再編される見通し。残された地域だけでは生活が成り立たないとして「5年間は帰町しない」と明記した。
町は「仮の町」や中間貯蔵施設など、状況の変化に合わせ2次、3次の計画を立てる方針。
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http://yamagata-np.jp/news/201209/21/kj_2012092100613.php
中山農業委員選、異例の再選挙へ 定数10に立候補5人のみ
2012年09月21日 11:06
任期満了に伴う中山町農業委員会委員選挙が20日告示され、同日午後5時で立候補の届け出が締め切られた。その結果、定数10に対して立候補したのは5人にとどまり、異例の再選挙が行われることになった。
農業委員会法では各自治体の農業委員について、定数の5分の2を超える欠員が生じた場合、再選挙を行うと定めている。同町は4人以上の欠員で再選挙となる。同町では前回も定数10に対して9人のみの立候補で全員が無投票当選だったが、町選挙管理委員会は「再選挙というのは過去に例がないだろう」としている。
この日届け出た5人全員は無投票当選が決まった。同法に基づき、再選挙は50日以内に行われる予定。
定数に対して半分の立候補者にとどまったことについて、今回再選となった農業委員の一人は「後継者を見つけてから勇退するのが慣例だが、近年は担い手がいないのが現状。50代前後から委員を務める人が多かったが、現在その年代の人は兼業農家だったり、農業に専念していたりして、引き受けてもらえないのでは」と話している。
当選者は次の通り。(届け出順、敬称略)
鈴木一司(63)=長崎、新▽石沢伸悦(57)=同、新▽渡辺桂司(76)=小塩、再▽斎藤政雄(78)=長崎、再▽原田喜勇(85)=柳沢、再
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http://yamagata-np.jp/news/201209/21/kj_2012092100599.php
酒田市長選、構図固まらず 告示まで1カ月
2012年09月21日 08:07
前職の辞職に伴う酒田市長選は、10月21日の告示(同28日投開票)まで1カ月に迫った。これまでに保守系市議(56)1人が出馬に意欲を示しており、他に複数の市議らの名前が上がっている。水面下で候補者一本化の動きもあり、選挙戦の構図は固まっていない。
前職の阿部寿一氏は、次期衆院選への出馬準備のため9月14日、村上栄三郎市議会議長に辞職願を提出。議会同意を得て、同日付で辞職した。任期満了(来年11月12日)まで1年以上任期を残した突然の辞職だったこともあり、市議会各会派や市内の政党、経済団体などの候補者擁立は進んでいない。
保守系市議は、阿部氏が夏以降、国政転出に意欲を示し始めたことから任期満了前の市長選を想定して準備に入ったが、市議会9月定例会を挟んだことで後援会など関係者との協議が遅れている。
これとは別に、阿部氏の後援会組織や前回市長選で阿部氏を支援した自民党関係者などに、候補者の一本化を模索する動きがある。だが、次期衆院選で自民現職の加藤紘一氏と阿部氏の対決が予想される中、自民党関係者には阿部氏が市長選に関わることを懸念し、「市長選が阿部氏の選挙活動に利用されかねない」との警戒感が広がっている。
市長選と同日程で行われる市議補選(欠員1)については、まだ具体的な動きはない。
9月2日現在の有権者数は9万2038人(男4万3146人、女4万8892人)。
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和嶋氏 酒田市長選出馬へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120922-OYT8T01018.htm
民主党の和嶋未希衆院議員(40)(比例東北ブロック)が議員辞職し、来月28日投開票の酒田市長選に出馬する意向を固めたことが分かった。22日、酒田市内で民主党所属の市議らと会合を開き、意向を伝えた。近く正式に出馬を表明する見通しだ。
複数の出席者によると、和嶋氏は会合で、「県議、国会議員として酒田市を見てきたが、何とかしたいという思いが強くなった。国会議員を辞職し、出馬する決断をした」と説明したという。
和嶋氏は同日、読売新聞の取材に対し、「民主党代表選が終わったばかりで後援会にも十分な説明が済んでいないので、現時点では何も申し上げられない」と述べた。23日には民主党の山形3区総支部の常任幹事会と後援会の幹事会が同市内で開かれる予定で、和嶋氏はその席で党関係者らに出馬を明らかにし、理解を求めるとみられる。
酒田市長選を巡っては、阿部寿一前市長が今月14日、次期衆院選に山形3区から出馬する意向を示して辞職。これまでに富樫幸宏酒田市議(56)が出馬の意向を示しているほか、複数の候補者の名前が取り沙汰されている。
また、和嶋氏の動向は、山形3区を巡る情勢にも影響を与えそうだ。
これまでに、阿部氏のほか、自民党の加藤紘一衆院議員、社民党の吉泉秀男衆院議員(比例東北ブロック)の現職2人と、みんなの党の佐藤丈晴酒田市議、共産党の長谷川剛氏の計5人が出馬の意向を示している。民主党県連も和嶋氏に代わる候補の擁立を目指す方針だ。
和嶋氏は酒田市出身で、2003年の県議選(酒田市区)で初当選。09年の前回衆院選で、民主党の比例東北ブロック単独候補として出馬、初当選した。次期衆院選では、8月21日に開かれた党本部の常任幹事会で、山形3区の公認候補に内定したばかりだった。
(2012年9月23日 読売新聞)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120923t61028.htm
「分散」「集約」意向に差 「仮の町」協議会初会合
協議会に出席した受け入れ候補自治体の代表。左から渡辺いわき市長、田辺会津若松副市長、瀬戸福島市長、原郡山市長、三保二本松市長、桜井南相馬市長=22日、郡山市のホテルハマツ
福島第1原発事故で長期避難を強いられる住民が一定期間まとまって移住する新たな生活拠点(仮の町)の在り方について、避難側と受け入れ側の自治体が22日、協議会の初会合を郡山市で開いた。受け入れ側は仮の町をどう考えているのか、候補地6市の市長らに聞いた。
◎あつれき解消目指す/いわき
渡辺敬夫市長 町外コミュニティーの定義がない。制度設計を急いでほしい。出だしが何も決まっていない。多くの市民は受け入れを拒否している。ただ、いわき市は双葉郡と歴史的につながりが深い。支援する姿勢に変わりはない。市民とのあつれきを解消するには分散型がいい。
◎希望聞き候補地選定/郡山
原正夫市長 避難自治体から申し入れはないが、医療福祉が充実している市なので、避難者の受け入れは前向きに検討する。市民にも意見を聞く。避難側と個別に協議をすると混乱するので、国や県を交えて協議したい。受け入れる場合は、避難者から希望を聞いて候補地を選定したい。
◎国と県は枠組み早く/福島
瀬戸孝則市長 受け入れには賛成だが、分散型にならざるを得ない。受け入れ側にも準備がある。どの自治体にどれだけの人が長期避難するのか国と県は枠組みを早く示してほしい。二重行政の問題解決も急務。福島市からの自主避難者も7000人いる。その救済も重要な検討課題だ。
◎行政サービスに課題/会津若松
田辺賢行副市長 戊辰戦争で古里を追われた経験があり、できるだけ支援したい。大熊町を中心に受け入れを考える。分散型か集約型かは避難側の話を聞いて判断する。国には避難者の雇用の確保を強く求めた。避難者は市民ではないが住民。行政サービスをどうするかが課題だ。
◎規制緩和実現へ必要/二本松
三保恵一市長 農地を中心に災害公営住宅の用地確保を進めている。スピード感が必要だ。雇用も確保しなければならない。仮の町実現には規制緩和が不可欠。避難者の立場に寄り添う有事の対応を国に求めた。生活の利便性を考えれば集約型が望ましい。避難側の意向を尊重したい。
◎浪江町民を積極支援/南相馬
桜井勝延市長 隣人である浪江町の避難者は積極的に災害公営住宅で受け入れる。国と県に支援を求める。当市の避難者については避難先で仮の町を作る考えはない。私たちの課題は避難者の復帰をいかに進めるか。現在の人口は震災前の65%。避難している自治
体のモデルを目指す。
2012年09月23日日曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120923-00000000-mailo-l07
東日本大震災:福島第1原発事故 仮の町へ「一歩前進」 避難・受け入れ市町村初会合 国、県提案に一定の評価 /福島
毎日新聞 9月23日(日)10時18分配信
「一歩前進。これで協議に入れる」。福島第1原発事故の影響で5年以上の長期避難を強いられる大熊、富岡、浪江、双葉町などと、受け入れ側のいわき、福島、会津若松、二本松市など計18市町村が22日、郡山市のホテルで開いた初の町外コミュニティー(仮の町)に関する検討協議会。首長らは、国や県の案に一定の評価をした。【高橋秀郎、栗田慎一、中尾卓英、馬場直子、深津誠、三村泰揮】
復興庁は、今月中に仮の町の制度設計などを協議するため、首長らの協議会を設置する案を提示。県は、9月補正予算に500戸の災害公営住宅の整備費を盛り込んだことを報告した。今後、被災自治体ごとに将来的な放射線量予測や除染実施計画を基に、帰還時期を決定。避難区域再編や中間貯蔵施設設置など市町村ごとに異なる課題を整理し復興計画に基づいて、インフラ復旧▽産業再生▽雇用確保▽生活環境整備(除染、モニタリングなど)−−を含むグランドデザインを示す。
仮の町については受け入れ側の自治体ごとに、避難自治体と国、県を加えた個別部会を設置。避難自治体も入って、世帯数▽用地▽災害公営住宅などの整備方式▽役場機能や医療・福祉、教育施設−−などの整備計画を策定する。今年度中にも、会津若松市といわき市で災害公営住宅整備を始める。
非公開の協議後、避難側の双葉町の井戸川克隆町長は「受け入れ先となる自治体の事情を十分考えなければならない」と述べ、分散型に前向きな姿勢を見せた。浪江町の馬場有町長は「国、県には医療、福祉のサービスを責任を持って整備してほしいと要請した。(住民が1カ所に移住する)ニュータウン型は難しい」と話した。
また、いわき、郡山市と町内の低線量地区に仮の町建設を考える富岡町の遠藤勝也町長は「避難先の住民とのあつれき解消に向け、避難先自治体での住民登録や納税負担は必要。避難先の町民は不安でいっぱいで、15年には建設を始めてほしい」。大熊町の渡辺利綱町長は「受け入れ自治体の要望(分散型)に添う形もやむを得ない」と話した。
一方、受け入れ側の自治体も一定の評価を示した。避難者ら約3万人の人口増に悩むいわき市の渡辺敬夫市長は「市民との交流を促進し都市計画と整合性を持たせるためにも、『分散型』が基本。福島、会津若松市も同意見」と主張。「制度設計の提示がなければ全体会議は意味がないと思ってきたが、県が公営住宅をいわき市に建設すると表明し、復興庁も医師、看護師、介護職員不足を認識するなど一定程度前進」と話した。郡山市の原正夫市長は「正式要請ではないが富岡町長と副市長が仮の町について話した。市民と避難者との間にはあつれきはないが、受け入れにも限界があり、避難自治体との協議は県と国の調整が必要」と話した。
9月23日朝刊
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>>952とか 地元有力経済人=新田嘉一氏(平田牧場会長)
3538 :名無しさん:2012/09/23(日) 11:54:14
選挙:酒田市長選 民主・和嶋衆院議員、出馬へ 今月中にも議員辞職か /山形
毎日新聞 2012年09月23日 地方版
◇国政、市政に波乱の予感
民主党の和嶋未希衆院議員(40)は酒田市長選(10月21告示、28日投開票)へ立候補する意思を固め22日、関係者らに伝えた。近く正式表明する。今月中にも議員辞職する見通し。和嶋氏は同党の次期衆院選山形3区の公認候補に内定しており、市長選の対決の図式を大きく変えるだけでなく、山形3区にも影響を与えるのは必至だ。和嶋氏は毎日新聞の取材に対し「多くの関係者に説明している最中で何も言えない」と述べるにとどめた。【佐藤伸、浅妻博之】
関係者らによると22日昼、民主系県議と酒田市議らが出席する会合が同市内で開かれた。席上、和嶋氏は市長選へ立候補する意思を表明。和嶋氏は、山形1区選出の鹿野道彦衆院議員が立候補した同党代表選の投開票が21日にあったことを挙げ、「私事で鹿野氏に迷惑をかけたくないとの思いで伏せてきた」と説明した。また「酒田市は国、県とのパイプが手薄なのではないか」などとも述べ、14日に任期途中で市長を辞職した阿部寿一氏の市政運営を批判した。
「和嶋氏、市長選へ」の報は22日、「激震」となって市内を駆け巡った。和嶋氏の市長選転出はかねてささやかれていたが、8月に同党の山形3区公認候補に内定し、周囲も準備を進めていたことから市長選出馬はないとみられていた。一方、市長選には複数の保守系市議と本間正巳副市長の名前が取りざたされ、来週中にも出馬の有無が明らかになるとの観測が流れていた。
中でも阿部氏の後継と目される本間氏の周囲では地元経済界や市議などが中心となって、態度を明確にしていない本間氏が立候補要請を受けやすい環境作りを進めていた。擁立の理由は(1)元県総務部長の肩書を武器にした県とのパイプ(2)地元有力経済人との関係修復−−の2点。長年の「阿部氏(前市長)」対「反阿部氏」の激しい対立に終止符を打つことへの期待を込め、「オール酒田」を標榜(ひょうぼう)していた。ところが、「和嶋氏出馬」でこの2点が意味をなさない事態となった。
和嶋氏は、吉村美栄子知事誕生の立役者の一人で県とのパイプを持つ。また和嶋氏擁立に動いたのは、以前から和嶋氏を支援してきた地元有力経済人とみられている。有力経済人の眼目は(1)阿部氏の後継者は容認できない(2)不戦敗は避ける−−ことで、それを理由に、和嶋氏擁立へ動いたとの見方が広がっている。有力経済人の交友範囲は党派を超えて広範なため、次期衆院選も絡んで市長選で「民主対自民」の構図が描けるかは微妙だ。
一方、次期衆院選に関し、社民関係者は「これまでの社民、民主、連合との選挙協力関係を考えれば民主は3区に候補者は立てないのでは」と言う。酒田市の選挙関係者の間では「和嶋氏は次期衆院選に出馬しても勝つのは容易ではないため転出するのでは」との見方が広がっている。
和嶋氏は酒田市出身。県議2期を経て09年の前回衆院選で民主党比例代表東北ブロックから立候補し、初当選した。その後、党県連会長を務め、現在は同会長代行。
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120923ddlk06010002000c.html
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120925t11029.htm
風間氏無投票3選か 白石市長選告示まで1ヵ月切る
任期満了に伴う宮城県白石市長選(10月21日告示、28日投票)は告示まで1カ月を切った。これまでに立候補を表明したのは、3選を目指す無所属現職の風間康静氏(51)だけで、20年ぶりに無投票となる公算が大きい。
風間氏は23日、白石市本町で事務所開きを行った。支持者約350人を前に、市内への企業誘致を相次いで成功させた実績を訴え、「観光だけでなく、農業や工業、商業が集まる交流拠点都市づくりを進めたい」と抱負を述べた。
事務所開きには市議18人のうち、15人が出席した。風間氏はことし2月の後援会総会で3選出馬を表明し、各種団体などの推薦も得て着実に足場を固めている。
東日本大震災からの復旧・復興と、福島第1原発事故を受けた放射能対策は市の最重要課題。支持者の間では「震災対応があり、選挙をやっている場合ではない」との声が大勢で、対抗馬擁立の動きをけん制する。
市長選をめぐっては、現市政と距離を置く市議ら複数の名前が対立候補として浮上したが、擁立には至っていない。
一時、自らの出馬を検討し、断念した市議は「白石がどんどんさびれ、人口減少に歯止めがかからない」と現市政を批判。新人候補の擁立は「残された時間が少なく、難しい」としながらも、引き続き模索する考えだ。
2008年の前回市長選で候補者を擁立した前市長の川井貞一氏(79)は「選挙は政策を市民に訴える絶好の機会だが、白石には人材がいない」と述べ、今回は無投票の可能性が高いとの見方を示す。
2012年09月25日火曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120926t51004.htm
酒田市長選 本間副市長が出馬表明 「行政経験生かす」
阿部寿一前市長の辞職に伴う酒田市長選(10月21日告示、28日投票)で、副市長で元山形県総務部長の本間正巳氏(65)は25日、無所属で立候補する意向を明らかにした。自民党が支援する。同市長選では民主党の和嶋未希衆院議員(40)=比例東北=が既に出馬の意思を固め、26日に正式に出馬を表明する。
本間氏は25日、自民党の酒田市内4支部から立候補要請を受け、受諾した。市内で記者会見した本間氏は、「県と市での行政経験を生かし、市民みんなが夢を持てる酒田市をつくりたい」と決意を語った。
阿部市長の後継者として出馬するのか、との記者団の問いには「阿部市政の後継ではなく、新たな酒田をつくりたいとの思いで出馬する」と述べた。
本間氏は酒田市出身。東北学院大卒。1970年に山形県庁入りし、健康福祉部長や総務部長を歴任。県を退職後、県企業振興公社理事長を経て2009年12月、副市長に就任した。
党の酒田市内4支部は同日、県議や市議が出席して合同の役員会を開き、本間氏支援を決定した。会見に同席した党酒田支部長の菅井儀一市議は「候補を出したいとの思いから人材を模索していた。本間氏支援に各支部長から異論はなかった」と語った。
2012年09月26日水曜日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000088-mailo-l06
選挙:酒田市長選 本間副市長が出馬表明 自民の4支部要請 /山形
毎日新聞 9月26日(水)12時34分配信
酒田市の本間正巳副市長(65)は25日、同市内で記者会見し、阿部寿一前市長の辞職に伴う同市長選(10月21日告示、同28日投開票)に立候補する意思を表明した。本間氏は「酒田を大きく転換させたい。酒田はひとつになって大きな力を発揮すべきだ」と意欲を語った。26日には比例代表東北ブロック選出の民主党、和嶋未希衆院議員(40)が正式に立候補を表明する。
25日午前、自民党の市内4支部の合同支部長・幹事長会が開かれ本間氏に立候補要請することを決め、支部長らが市役所を訪れ本間氏に要請。本間氏は「逡巡(しゅんじゅん)してきたが、重く受け止め前向きに検討する」と答えた。この要請が決定打となり同日夕、記者会見。
本間氏は「ジャンプ酒田、オール酒田で大きく羽ばたく酒田にしたい」と述べた。阿部前市長の後継かとの質問に「後継でないと言っても理解されない。私の気持ちとしては後継ではなく、新たな酒田を作るため頑張りたい」と述べた。後援会組織は、今週中に設立する予定。
本間氏は47年、同市生まれ。東北学院大卒。県庁入庁後、総務部長や企業管理者など歴任。09年12月から同市副市長。28日付で辞職の予定。
一方、26日に正式に立候補を表明する和嶋氏は25日、民主党の輿石東幹事長に会い、議員辞職する意向を伝え、了承された。無所属で立候補の意向だが議員辞職前の離党は否定。和嶋氏と本間氏の立候補表明で同市長選は「民主対自民」の対決色が濃厚になった。【佐藤伸、浅妻博之】
9月26日朝刊
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012092600756
秋田県連4役、抗議の辞任へ=自民総裁選「民意反映せず」
自民党秋田県連会長の大野忠右エ門県議ら幹部4人は26日、総裁選で石破茂前政調会長が党員票の過半数を獲得したにもかかわらず、国会議員による決選投票で安倍晋三元首相が逆転勝利したのは民意を反映していないとして、抗議の意思を示すため県連の役職を辞任する意向を明らかにした。
秋田県連は持ち票4票のうち3票が石破氏、1票が安倍氏だった。大野氏は決選投票結果について「民意が反映されていなかった。派閥の問題、旧態依然の体制が残っているということだ」と国会議員の判断を批判。ただ、安倍氏に関しては「外交などいろいろな問題に対処できる新総裁だと思う」と評価した。 (2012/09/26-16:39)
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http://mainichi.jp/area/aomori/news/20120927ddlk02010011000c.html
弘前市議会:議員定数6減を可決 次の市議選から適用 /青森
毎日新聞 2012年09月27日 地方版
弘前市議会の議員定数を現行34から28に6減する条例案が26日、賛成多数で可決された。任期満了(15年4月30日)に伴う次の市議選から適用される。
議案の提出・賛成者には与党会派「憲政公明」13人と中間派「一心会」3人が名を連ねた。採決の結果、無所属系2人が賛成に回り賛成18、反対14、棄権1で可決、成立した。
賛成者は「定数削減は11年4月の前回選挙からの課題」「全国の同規模人口の都市と比べて議員数が多い」と主張。反対派は「削減は賛成だが、議論がし尽くされていない」「市民の真意は仕事をしない議員は要らないということ。議会活動の透明化が先」などと述べた。賛成した無所属系議員は「前回選挙で定数削減を訴えた」「反対の意向だったが、支持者の声を聞いて変えた」と話した。
同市は合併後の07年4月の市議選から現行定数34のまま。一方、青森市は41から35に、八戸市は36から32に、いずれも昨年に定数削減している。【松山彦蔵】
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>>2344何で秋田県連はここまで反発してんだろ?
石破のおひざ元でもないし、福島みたいに山口に因縁があるわけでもないし・・・
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001209270004
ねじれ鮮明 抗議の県連
2012年09月27日
自民党総裁選は26日投開票され、安倍晋三元首相が決選投票で選出されたが、県選出の国会議員2人は、いずれも石破茂前政調会長に投票したほか、県内党員による投票でも6割近くの票を集めるなど、ねじれが鮮明になった。県連幹部が「地方の民意が反映されていない」と抗議の辞意を表明するなど、異例の展開になった。
金田勝年衆院議員(比例東北)と石井浩郎参院議員は、投票1回目と決選投票のいずれも石破氏に一票を投じた。
県内党員による投票結果は、石破氏2638票▽安倍氏917票▽石原伸晃幹事長711票▽町村信孝元官房長官237票▽林芳正政調会長代理73票の得票順だった。党員と党友を合わせた県内の選挙人数は7182人。投票総数は4595票で、投票率は63・98%(前回43・70%)だった。無効票は19票だった。
秋田県の地方票は4票が割り当てられ、石破氏が3票を獲得。次点の安倍氏は1票に終わった。
安倍氏の新総裁選出について、金田、石井の両議員は「政権奪還に挑戦する立場で、景気回復などに全力投球してほしい」(金田氏)などと政権運営や「選挙の顔」として一定の期待を表明したが、県連幹部は選出方法に不信感をあらわにした。
大野忠右エ門会長ら県連四役は、そろって記者会見を開き、国会議員票による決選投票で決める現行の選考に抗議し、辞職する考えを明らかにした。大野会長は「派閥主体の旧態依然とした動きで新総裁が決まった。次の衆参両院選挙でも悪い影響があると思う」。渋谷正敏幹事長も「地方の声を聞かないなら、1回目の投票から国会議員のみでやればいい」と述べた。(大隈悠)
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>>1221
震災前から議会との関係は悪かったようですね
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201209274
市長問責決議を可決 南相馬市議会
2012年09月27日 09時36分配信
南相馬市の9月定例議会は26日、最終本会議を開き、桜井勝延市長に対する問責決議案を賛成14、反対7、欠席1で可決した。
桜井市長への可決は平成22年6月以来、2回目。
提出者代表の今村裕市議は「警戒区域を解除する際、市民への説明や防犯などの事前準備が不足した。
除染に伴う仮置き場の設置などについて、先頭に立って住民に理解を求めるなどの姿勢に欠いている」などと指摘した。
可決を受けて、桜井市長は「復興に取り組む姿勢を理解してもらえず、誠に残念」との談話を発表した。
最終本会議では、9月補正予算案のうち、市内沿岸部に造成を予定していた防災緑地整備の関連費計1億5300万円を補正予算の予備費として計上する修正案が一部議員から提出され、賛成多数で可決した。
市は原町区の北泉海浜総合公園に流木やコンクリート殻などの災害がれきを利用した海岸防災林の整備を予定していたが、沿岸部全体の土地利用計画が未定であることなどを理由に計画を見直すことになった。
また、国に東京電力福島第一原発事故を人災と認め、対応を求める意見書が提出され、全会一致で採択された。
この他、79億8272万円の一般会計補正予算など追加議案を含む19議案を原案通り可決、同意し閉会した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000007-mailo-l07
南相馬市議会:桜井市長へ問責決議 「独断で復興進まず」 /福島
毎日新聞 9月27日(木)10時42分配信
南相馬市議会は26日、9月定例会本会議で、桜井勝延市長に対し「独断と思いつきで決定し、執行を繰り返しているため復興が進まない」などとする問責決議案を賛成多数で可決した。79億7317万円の一般会計補正予算案も一部修正して可決し、閉会した。
桜井市長に対する問責決議は、初当選から5カ月後の10年6月に続き2回目。最大会派の友和会や公明、共産、無所属議員の一部が賛成した。問責決議は、不信任決議と異なり、法的拘束力はない。
決議は、「避難区域見直し(4月16日)を性急に決めて市民に大きな不安を与えた」「放射性物質の仮置き場など緊急課題が進んでいないのに責任を感じていない」と主張し「猛省を促しその責任を問う」としている。市長支持派の議員は「安易に復興を遅らせるような決議をし、政争の具としてはならない」と反対意見を述べた。
桜井市長は、問責決議に対し「復興に取り組む姿勢を理解してもらえず、誠に残念。議論を踏まえ、真摯(しんし)に対応して参りたい」とのコメントを出した。【高橋秀郎】
9月27日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000003-fminpo-l07
市長問責決議を可決 南相馬市議会
福島民報 9月27日(木)9時34分配信
福島県南相馬市の9月定例議会は26日、最終本会議を開き、桜井勝延市長に対する問責決議案を賛成14、反対7、欠席一で可決した。桜井市長への可決は平成22年6月以来、2回目。
提出者代表の今村裕市議は「警戒区域を解除する際、市民への説明や防犯などの事前準備が不足した。除染に伴う仮置き場の設置などについて、先頭に立って住民に理解を求めるなどの姿勢に欠いている」などと指摘した。可決を受けて、桜井市長は「復興に取り組む姿勢を理解してもらえず、誠に残念」との談話を発表した。
最終本会議では、9月補正予算案のうち、市内沿岸部に造成を予定していた防災緑地整備の関連費計1億5300万円を補正予算の予備費として計上する修正案が一部議員から提出され、賛成多数で可決した。
市は原町区の北泉海浜総合公園に流木やコンクリート殻などの災害がれきを利用した海岸防災林の整備と植樹祭を予定していたが、沿岸部全体の土地利用計画が未定であることなどを理由に計画を見直すことになった。
また、国に東京電力福島第一原発事故を人災と認め、対応を求める意見書が提出され、全会一致で採択された。この他、79億8272万円の一般会計補正予算など追加議案を含む19議案を原案通り可決、同意し閉会した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120928-OYT8T01624.htm
農林公社破綻 野党、知事の責任追及
県内で過去最大の破綻となった「青い森農林振興公社」を巡って、28日の県議会一般質問で三村知事の責任について県と野党側などが激しい攻防を繰り広げた。
共産党の安藤晴美県議は木材価格の低迷が公社の経営悪化の原因としながらも、「県や公社が林業再生のために国に意見をどれだけ述べてきたのか」と知事の責任を追及。古村一雄県議(無所属)も「歴代の県政から(公社問題を)引き継いだだけで損な役割を務めているだけという風情だ」と知事を厳しく責め立てた。
これに対し、三村知事は「国は抜本的な経営改善対策を講じなかった」と国の責任を強調。知事就任後に新規造林を中止するなどの対策を講じたと説明したが、自らの責任についての言及はなかった。
一方、与党・自民党の蛯沢正勝県議は「林業を取り巻く厳しい環境のもとで、臆することなく決断し、前向きの対応だ」と県を評価した。援護射撃を受けた県側も、雇用や地域経済振興などに公社が一定の役割を果たしたと訴えた。
公社は森林所有者に代わって植林し、伐採で得た販売益を所有者と分け合う「分収造林事業」に失敗。約367億円の負債を抱え、8月に青森地裁に民事再生法の適用を申請した。
(2012年9月29日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120929-00000023-mailo-l04
選挙:白石市長選 前市議の沼倉氏が出馬表明 現、新の一騎打ちか /宮城
毎日新聞 9月29日(土)10時47分配信
任期満了に伴う白石市長選(10月21日告示、同28日投開票)について、新人の前白石市議、沼倉昭仁氏(43)が28日記者会見し、無所属で出馬することを表明した。既に現職の風間康静氏(51)が3選を目指し立候補を表明しており、現職に新人が挑む一騎打ちの選挙戦となる公算が大きくなった。
沼倉氏は「市は景気低迷による産業と雇用の停滞、人口減・高齢化による地域の活力低下など大きな課題を抱えている」と述べた上で、「市民の要望や不安を率直にくみ取り、望まれる成果を提供する仕組みが不足している。放射能問題でも国の予算が付いたので実施したに過ぎない」と市政を批判。市政運営に当たっては、第1に「いのち」と「痛み」、第2に国や県から自立した「白石モデル」を創るとした政策を挙げた。
沼倉氏は橋本清仁衆院議員秘書を経て、07年の白石市議選で民主党から出馬し初当選。現在2期目で28日、市議会議長に辞職届を提出して辞職した。近く民主党にも離党届を提出するという。
沼倉氏の議員辞職に伴い、市議補選も市長選と同時に実施する。【豊田英夫】
9月29日朝刊
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http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201210034
役場機能いわき移転へ 市長が受け入れ了承
2012年10月03日 10時47分配信
埼玉県加須市にある双葉町の役場機能本体の移転計画で、いわき市は市内で受け入れることを了承した。
渡辺敬夫市長が2日、記者会見で明らかにした。
町は年度内の移転を目指し、場所を選定している。
関係者によると、町民の仮設住宅がある市内勿来地区などを候補に選定が進むとみられる。
渡辺市長は「これまでも双葉郡の町の役場機能を受け入れている。
市としての(受け入れの)意思は決定していた」と述べた。
井戸川克隆町長は「感謝したい。
渡辺市長にあらためて考えを伝え、受け入れをお願いする」と語った。
先月27日、井戸川町長と鈴木英司副市長が会談し、鈴木副市長が市の意向を伝えた。
今週中にも渡辺市長と井戸川町長が会談する予定で、町は町議会に説明した上で、今月中にも臨時議会を開き、仮庁舎建築に向けた調査設計費の予算化を目指す。
町は、町議会が実施した町民アンケートで役場機能本体の移転先としていわき市を望む声が多かったことを受け、同市と協議を進めていた。
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民主県連:階氏、代表就任へ /岩手
毎日新聞 2012年10月04日 地方版
民主党県連代表の黄川田徹衆院議員が副復興相に就任したことに伴い、後任代表に階猛衆院議員が内定した。党の内規で大臣、副大臣などは県連代表を兼務できないためで、月内にも正式に決定する見通しだ。
同党を除籍(除名)された小沢一郎氏が務めていた県連代表の後任については、残留した国会議員3氏のうち、現職閣僚の平野達男復興相には資格がなく、消費増税法案採決で造反し、党員資格停止2カ月の処分を受けた階氏も処分期間中だったため、黄川田氏が7月に就任。階氏は処分終了後、県連代表代行を務めていた。
今後は階新代表の下で次期衆院選に向けた態勢を構築することになる。【金寿英】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20121004ddlk03010143000c.html
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121010-00000093-mailo-l06
選挙:酒田市長選 「対応決めず」 知事、胸中複雑 /山形
毎日新聞 10月10日(水)12時44分配信
吉村美栄子知事は9日の定例記者会見で酒田市長選について、「どう対応するかは苦慮しているところでまだ決めていない」と述べた。同市長選には、前衆院議員の和嶋未希氏(40)と前副市長の本間正巳氏(65)が立候補する意思を表明している。吉村知事は「和嶋氏は知事選で一緒にタッグを組んで応援していただいた方で、頑張っていただきたい。一方、本間氏は県職員OBとして私を支援してくれたとも聞いている」と前回知事選の対応を振り返った上で、「第一義的には酒田市の皆さんがお二人の考えをしっかり聞いて判断すべきもので、今のところ対応は考えていない」と悩む胸中をのぞかせた。【安藤龍朗】
10月10日朝刊
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121010t51003.htm
吉村知事「恩返し」動くか 酒田市長選21日告示
阿部寿一前市長の辞職に伴う山形県酒田市長選(21日告示、28日投開票)で、吉村美栄子山形県知事の動向に注目が集まっている。知事本人は特定候補の支援を明言していないが、周辺では「知事選の借りを返すのでは」との臆測も飛び交う。
市長選では、前副市長本間正巳氏(65)と、9日付で辞職した比例東北ブロック選出の元民主党衆院議員和嶋未希氏(40)が立候補を表明しており、一騎打ちになる公算が大きい。
吉村氏は9日の定例記者会見で、「和嶋氏には前回知事選で応援してもらった。その意味でも頑張ってほしい」と述べる一方、「本間氏も県職員OBとして支援してくれたと聞く。2人とも私の応援者だ」と語り、対応は白紙と強調した。
吉村氏は2009年の知事選で民主党などの支援を受けて初当選して以降、「個人的な恩返し」として国政選挙で特定の候補を支援している。
09年の衆院選山形1区で民主党の鹿野道彦衆院議員を支援。10年の参院選山形選挙区では、知事選で吉村氏側に付いた自民党の岸宏一参院議員を支援した。
和嶋氏は知事選当時、民主党県議として吉村陣営の一翼を担った。吉村氏の後援会幹部は「知事は選挙応援を貸し借りで考える。鹿野氏と岸氏には借りを返したが、和嶋氏には返していない」とし、吉村氏が和嶋氏支援に回るとの見方を示す。
和嶋氏は次期衆院選山形3区に立候補する予定だったが、市長選に転出した。吉村氏が衆院選で和嶋氏のみを支援すれば他選挙区とのバランスを欠くのは確実だっただけに、「和嶋氏の転出で動きやすくなったのでは」(県内自民党関係者)との観測もある。
2012年10月10日水曜日
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>>2353-2354
吉村のおばちゃんも苦しいところですなぁ。
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20121011ddlk06010140000c.html
選挙:酒田市長選 本間氏、事務所開き「市民の力結集」 /山形
毎日新聞 2012年10月11日 地方版
酒田市長選(21日告示、28日投開票)に立候補を表明している同市前副市長の本間正巳氏(65)=新人=の後援会事務所開きが10日、同市二番町の同事務所で行われた。
支持者ら約150人が出席。本間清和後援会長が「(阿部寿一前市長対反阿部前市長の)十数年来の対立軸を解消させ、力を合わせよう」と述べた。
正巳氏は1市3町の合併、県立日本海病院と市立酒田病院の統合など13年余りの阿部市政の功績を評価。そのうえで「JR酒田駅前の再開発や新市庁舎計画を阿部前市長とすり合わせながらやってきた。阿部前市長と決めたことをジャンプさせたい。もっと酒田を羽ばたかせたい。市民の力を結集し、山形第2の都市になってほしい」などと訴えた。
同市長選には前衆院議員の和嶋未希氏(40)が立候補を表明している。【佐藤伸】
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http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012101100750
飯舘、現職が無投票=葛尾は2氏出馬−福島県2村長選 任期満了に伴う福島県飯舘村長選が11日告示され、無所属で現職の菅野典雄氏(65)が無投票で5選を果たした。飯舘村は東京電力福島第1原発事故により、現在も6360人の村民のほとんどが村外で避難生活を送る。菅野氏は村民の健康検査の充実や生活支援のほか、村内の除染推進を訴えた。
同県葛尾村長選も告示され、現職で7選を目指す松本允秀氏(74)と、新人で元村議会議長の松本信弘氏(67)の無所属2人が立候補を届け出た。投開票は21日。葛尾村も原発事故のため、1522人の村民全員が村外で避難生活を送っており、選挙戦では村への帰還の道筋づくりなどが争点になる。 (2012/10/11-17:53)
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http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121010ddlk07010305000c.html
選挙:葛尾村長選/飯舘村長選 あす告示 葛尾村長選、前回と同じ現新対決か 飯舘村長選は無投票公算大 /福島
毎日新聞 2012年10月10日 地方版
任期満了に伴う葛尾村長選は11日告示される。立候補を予定しているのは、現職で7期目を目指す松本允秀(まさひで)氏(74)と、新人で元村議会議長の松本信弘氏(67)=共に無所属=の2人。前回と同じ顔ぶれで、村を二分する激しい選挙戦が予想される。投開票日は21日。
福島第1原発事故で、村は役場ごと三春町に避難しており、村民も町の仮設住宅や、郡山、田村市の借り上げ住宅などに分散避難している。選挙戦は、仮設住宅敷地内での演説や、各戸への電話攻勢が主体となりそうだ。
村は国の避難区域再編案を受け入れておらず、2人とも再編案の受け入れ条件や、帰村や復興を巡る考え方をぶつけ合う見込みだ。
9月1日現在の有権者は1272人(男性657人、女性615人)。
◇飯舘村長選は無投票公算大
また、任期満了に伴う飯舘村長選は11日告示される。立候補を表明しているのは現職で5期目を目指す菅野典雄氏(65)=無所属=のみ。無投票当選の公算が大きい。投開票日は21日。
9月2日現在の有権者数は5275人(男性2656人、女性2619人)。【栗田慎一、泉谷由梨子】
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120912ddlk07010095000c.html
松本・葛尾村長:勇退撤回 「村復旧復興は私の責任」 /福島
毎日新聞 2012年09月12日 地方版
葛尾村の松本允秀(まさひで)村長(74)は11日、避難先の三春町で開いた村議会で、11月の任期満了で勇退する意向を撤回し、10月21日投開票の村長選に立候補すると表明した。「支援者からの強い要請があった」ことなどが、7期目を目指す理由。
松本村長は「多選や高齢から今期限りとするのが適当と考えていた」とする一方、「原発事故による村史初の全員避難、帰還目標など、中断なく村の復旧復興に取り組むのが私の責任」と語った。
県によると、6期目の松本村長は県内現職市町村長の中で最長。松本村長は7月、毎日新聞の取材に「勇退する」と語っていた。しかし、10日の取材に「途中で投げ出す形になってはいけないと思うようになった。村の未来を担う子どもたちが安心して戻れる環境、これが最優先の課題だ」と強調した。
村長選には、元村議会議長の松本信弘氏(66)がすでに立候補を表明している。前回と同じ2人の一騎打ちとなる公算が大きい。【栗田慎一】
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001210120001
水産業特区、動き本格化
2012年10月12日
村井嘉浩知事の肝いりの「水産業復興特区」に関連する費用を盛り込んだ今年度補正予算案が11日、県議会で可決された。県は年内の特区申請を目指し、動きを本格化させる。ただ、県漁協や県議らの反発は根強く、特区に参加する漁業者らの地元でも、周囲の漁業者との溝は深まっている。県は説明会などで漁協の同意を得たいとしているが、難航しそうだ。
「予算は付いた。しっかり有効に使っていきたい」。県議会終了後の記者会見で、村井嘉浩知事はほっとした表情を浮かべた。
8月末に石巻市桃浦地区のカキ養殖漁師らが、仙台市の水産物専門商社「仙台水産」から出資を受け合同会社を設立。県はこれを受け、県議会9月定例会に、特区の関連費用約6億5千万円を盛り込んだ補正予算案を提出した。このうち、カキむき機などの購入費に2億3千万円、養殖用イカダの購入費に1億6千万円など計5億5千万円が合同会社の支援にあてられる。
知事は桃浦の動きを「アリの一穴」にして、漁協が独占してきた漁業権を漁業者と連携する民間企業にも開放。民間の力を取り込んで、県内水産業の復興を加速させることを目指す。
ただ、予算の成立で、県議らの反発が収まったわけではない。
今議会で、反対派の県議の多くが予算案に賛成したのは、特区申請が1地区にとどまる見通しになったためだ。反対派のある県議は「桃浦しか事例がないなら影響は少ない」との見方を示した。
特区関連の予算が成立したことを受け、県は構想実現の動きを本格化させる方針だ。だが、県漁協や漁業者らの反発は収まらない。
「合同会社は認められない」「漁師にもっと早く説明するべきだった」
10日、石巻市桃浦地区の小学校の体育館に怒声が響いた。そこでは合同会社に参加する桃浦の漁師15人と、近隣の漁場の漁師ら28人が特区について議論していた。県の担当者が特区と合同会社について説明した後、桃浦の漁業者らが合同会社の特区参入について賛否を問うと、近隣の漁業者の6割近くが反対した。
それでも合同会社代表の漁師大山勝幸さん(65)は「反対はあっても、集落を再生するために特区は必要。後には引けない」と強調した。
一方、県漁協も反対の姿勢は崩さない。菊地伸悦会長は「浜の秩序を乱す特区は必要ない」と話す。
村井知事の肝いりの特区構想だが、参加するのは1地区だけ。その桃浦の漁業者は、周囲の風当たりの厳しさにさらされている。
11日の県議会終了後、村井知事は「ほかの浜の漁業者に理解を求めていく」と話した。県は12日にも石巻市で漁師らへの説明会を開き、理解を求める方針だ。(古庄暢、平間真太郎)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121014t11019.htm
白石市長選告示まで1週間 現新2氏一騎打ちか
任期満了に伴う宮城県白石市長選は21日の告示まで1週間となった。いずれも無所属で、3選を目指す現職の風間康静氏(51)と、新人で元市議の沼倉昭仁氏(43)の2人が出馬を表明している。ほかに立候補の動きはなく、2人による一騎打ちの公算が大きい。
風間氏は白石インター、天王両工業団地で計3社の企業立地に成功した実績を強調。震災からの復旧、復興と原発事故対策を最重要課題とした上で、交流拠点都市づくりを掲げた第5次総合計画の推進を通じて「人口減少に歯止めを掛け、定住を促進する」と訴える。
沼倉氏は地域の活力低下を挙げ「現状のままでいいのか、市民の思いを実現する政治がいいのか」と市政刷新を訴える。市長給与の50%カットや、市独自の健康調査などを盛り込んだ放射能対策、公立刈田総合病院と仙台市内の病院との医療連携などを公約に掲げた。
沼倉氏の議員辞職に伴い、市長選と同じ日程で行われる市議補選(欠員1)には、いずれも無所属で、元職の農業制野敬一氏(65)と新人の元団体職員丸山勝寿氏(63)の2人が立候補を予定している。
市長選と市議補選の投票は28日に行われ、即日開票される。今回はいずれも電子投票でなく、自書式で行われる。9月1日現在の有権者数は3万1092人。
2012年10月14日日曜日
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121014t11021.htm
名取・閖上、市が集団移転併用断念 不公平感を懸念
集団移転導入が一時検討された貞山堀東側区域=名取市閖上3、4丁目
東日本大震災で被災した名取市閖上の復興計画見直しで、市は一部地域への集団移転導入を断念し、全域を区画整理による現地再建策で進める方針を決めた。津波再来への不安から要望が強かった内陸居住については、仙台東部道路周辺への災害公営住宅建設で対応する。市は集団移転をなぜあきらめたのか。背景と課題を探った。(岩沼支局・小島直広)
10日開かれた市議会震災復興調査特別委員会で、市が示した閖上地区の復興イメージは図の通り。
当初の被災市街地復興土地区画整理事業(約120ヘクタール)による計画では、平均3メートルかさ上げした居住区域内への換地と、区域内に建設する災害公営住宅入居しか選べなかったが、新たに仙台東部道路周辺に建設する災害公営住宅入居を選択肢に加えた。居住区域内の土地利用も工夫し、西側の住宅地を拡充。内陸側への換地希望に極力配慮する意向を示した。
「集団移転は魅力的な事業ではある」。佐々木一十郎市長は委員会終了後の記者会見でそう質問に答え、苦渋の決断だったことをにじませた。
防災集団移転促進事業は震災後、制度拡充が進む。現在、災害危険区域となる移転元の土地買い取りのほか、移転先の土地建物購入の借入金利子補給や移転費用などに、一戸当たり最大で786万円の補助がある。5戸以上がまとまれば、希望する場所に集団移転することが制度上可能だ。
災害危険区域内の世帯が個別に移転する場合でも、別の制度で土地買い取り以外は集団移転と同様の補助が受けられる。
区画整理事業は、換地により土地の移動と面積減少(減歩)があるものの、権利と資産価値は維持される。しかし、借入金利子補給など目に見える形での支援はなく、震災後の大きな制度拡充もない。市は昨秋、区画整理事業による現地再建を決めたが、「集団移転との格差は歴然」(市)というほど広がっている。
市は約120ヘクタールのうち、大半が居住区域となる西側(約80ヘクタール、約1000戸)を区画整理事業のままで、非居住区域の貞山堀東側(約40ヘクタール、約1000戸)を集団移転とする併用案を検討したが、ネックとなったのは2事業の制度間格差だった。
市が独自支援策で格差を補うには最大96億円の財源が必要と試算し、「単独で予算確保はできない」と判断。住民間に不公平感が生じれば「将来のまちづくりの障害となりかねない」(佐々木市長)として、集団移転併用を見送った。
ただ、区画整理事業にも課題が立ちはだかる。市の個別面談による住民意向調査では「土地を売却したい」が55.6%に上り、「所有を続けたい」が22.7%、「未定」が21.7%だった。
市は区域内の土地売却希望に基本的に応じる方針だが、限度は「公共用地と災害公営住宅分を合わせた約40ヘクタールほど」(震災復興部)。売却希望が続出すれば、全てに応じられない可能性もある。
居住区域のかさ上げも簡単ではない。国のガイドラインでは、「津波防災上必要最小限なものに限られる」と明記。予算措置の要件で計画人口密度を「1ヘクタール当たり40人以上が必要」としており、閖上では3200人以上が必要となる計算だ。
市は計画人口を震災前と同様の5500人と設定するが、意向調査では「戻りたい」とする回答は34.1%にとどまり、復興後の実人口が2000人を切る恐れもある。
国土交通省市街地整備課は「しっかりした復興計画が出されれば、きちんと応援するというスタンスだ。ポイントは計画が合理的に説明できるか否かだ」と話す。
2012年10月14日日曜日
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これは…、地元ではそれなりに番狂わせです。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121014t11033.htm
大河原町長に伊勢氏 斎氏3選阻み初当選
初当選を決め、支持者と万歳をする伊勢氏(中央)=14日午後9時20分ごろ、大河原町大谷の事務所
任期満了に伴う宮城県大河原町長選は14日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元県議の伊勢敏氏(64)が、3選を目指した無所属現職の斎清志氏(59)=自民・公明推薦=を破り、初当選した。
午後9時15分ごろ、当選が伝わると、同町大谷の事務所は約50人の支持者の歓声であふれた。伊勢氏は「町民の声が届く町政を訴え、理解された。少子高齢対策などをしっかりやりたい」と話した。
町長選初挑戦となった2008年の前回選挙では落選。その翌年から、斎氏が示していた金ケ瀬地区への道の駅整備構想の撤回を求める住民運動を展開した。町長選告示後も「争点は道の駅。税金の無駄遣いはさせない」と強調し、住民運動と選挙戦を連動させることに成功した。
斎氏は「道の駅は仙南全体を視野に入れた産業振興の核施設」と説明したが、整備を疑問視する住民らから同意を得られなかった。
当日有権者数は1万9130人。投票率は60.17%で、前回を2.28ポイント下回り、同町長選としては過去最低だった。
◇大河原町長選開票結果(選管最終)
当 5,963 伊勢 敏 無新(1)
5,410 斎 清志 無現
<いせ・さとし>1948年10月2日生まれ、石巻市出身。都立大院修了。全国一般労働組合同盟副書記長を経て、95年に妻の故郷の大河原町に転居。義父は佐藤卓郎元町長。99年の県議選で初当選し、2期務めた。64歳。
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http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221016058.html
ダム工事の汚職で前福島県知事の“有罪”確定へ(10/16 20:59)
福島県発注のダム工事を巡る汚職事件で、1、2審で有罪判決を受けた前福島県知事の佐藤栄佐久被告について、最高裁は、検察・弁護側双方の上告を退けました。執行猶予付きの有罪判決が確定することになります。
佐藤被告は、ダム工事の受注を巡り、建設会社側に便宜を図る見返りに弟の会社の土地を実際より高い値段で下請け会社に買い取らせたとして収賄の罪で起訴されました。1審判決は懲役3年、執行猶予5年で、2審の東京高裁は「土地の売却代金と時価の差額が賄賂にあたる」との検察側主張を認めず、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。検察・弁護側双方が上告していましたが、最高裁は16日までにいずれも退け、「思うように売却できないなかでの土地買い取りは賄賂にあたる」とする判断を示しました。佐藤被告の有罪判決が確定することになります。
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4161 名前:名無しさん 投稿日: 2012/10/19(金) 15:05:04
衆院選にらみ各党思惑 酒田市長選21日告示、2新人の対決
阿部寿一前市長の辞任に伴う山形県酒田市長選(21日告示、28日投票)が目前に迫った。前副市長本間正巳氏(65)=自民推薦=と元民主党衆院議員和嶋未希氏(40)の無所属新人2人が立候補を表明し、地元出身者による一騎打ちとなる公算が大きい。民主対自民の単純な構図に見えるが、次期衆院選山形3区をにらみ各党・各陣営の思惑が複雑に入り乱れ、混迷の前哨戦となっている。
本間陣営は自民党系の県議、市議がフル回転し挙党態勢の構え。特に目立つのが、山形3区で14選を目指す党現職加藤紘一氏の動きだ。決起集会で自らマイクを握り、本間氏の事務所には秘書を送り込んだ。
9月にあった加藤氏の後援会酒田・飽海地区会合で、複数の酒田市議が加藤氏に引退を迫る「反乱」があり、一方で自民党系の阿部前市長が無所属で3区に出馬すると表明した。酒田を舞台にした「反加藤」の動きを、市長選に乗じて封じ込めようというのが、加藤陣営の狙いとみられる。
ある市議は「本間氏の選対がそのまま阿部選対にならないよう、押さえ込もうと必死なのだろう」と加藤氏の腹を読む。
自民党が全面支援する本間氏と対照的に、和嶋氏は市民党を強調し、政党色を極力抑える。陣営幹部は「離党した際の事情があり、民主党の名前は出しにくい」と打ち明ける。
現実には民主党系の県議、市議から支援を受けるが、民主党の3区公認候補に内定していた立場からの転身には、身内からも反発がある。
和嶋氏の県議時代から支え続けてきた民主党系の市議は今回、支援を断った。この市議は「衆院選は和嶋に、とお願いしていた支持者にどう説明するのか。組織の筋として受け入れがたい」と言い切る。
和嶋氏をめぐっては、連合山形が18日の執行委員会で支援を決めたほか、社民党が支援の動きを見せる。
社民党公認で3区に出る吉泉秀男衆院議員(比例東北)は、6日にあった自身の事務所開きで「地元を思う和嶋氏の決断を評価したい。私の思いをくみ取って酒田市長選に当たってほしい」と支持者に呼び掛けた。
県内の民主、社民両党と連合は前回衆院選で3者共闘を実現。民主党は3区に公認を立てずに吉泉氏の支援に回り、比例復活当選を後押しした。社民党と連合は共闘の継続を願っており、この件で鍵を握る民主党に、和嶋氏支援で恩を売ろうとの思惑も読み取れる。
2012年10月19日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121019t51016.htm
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>>2341>>2350>>2360
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001210180001
県南の雄 白石市の課題 上
2012年10月18日
片倉小十郎の銅像の完成式に出席した白石市の前市長・川井氏(左端)と現市長の風間氏(右端)。川井氏の隣は片倉家の現当主の重信氏=4月、白石市
続く対立 市政に閉塞感
○市長と前市長
白石市のシンボル白石城。その隣で旧白石高校の校舎が使われることなく、朽ちていこうとしている。2010年3月末に閉校して、すでに2年半。跡地利用について、市がビジョンを市民に示したことは、いまだにない。
白石は「伊達の先陣」と言われた片倉小十郎が治めた街。白石城をはじめ、外堀だった沢端川や武家屋敷に城下町の面影を残す。東北自動車道には白石インターチェンジがあり、東北新幹線の白石蔵王駅は今年、開業30周年を迎えた。県南の「拠点都市」だ。
しかし、人口は1957年の4万6670人をピークに現在は約3万7千人と、この半世紀で1万人減った。今年3月末の65歳以上の高齢化率は27・6%と県内13市で4番目に高い。JR白石駅前の商店街には、シャッターを下ろしたままの店も目立つ。
○活性化望む声
東日本大震災後は、放射能汚染や風評被害の問題が重くのしかかっている。それでも、白石商工会議所が4月に会員に「会議所に望む支援策」を尋ねたところ、「風評被害の払拭(ふっしょく)」以上に「地域活性化」を望む声が強かった。
「国道4号を仙台から南下すると、次第に寂しくなり、白石に至ってはガタガタだ」。市の現状を、前市長の川井貞一氏(79)はこう評する。84〜04年に市長を務め、全国市長会の副会長だった「大物市長」だ。
その川井氏が8年前に後継に指名したのが、現市長の風間康静氏(51)。白石青年会議所の理事長を務めるなどした「若手のリーダー」で、市内の由緒ある寺の副住職でもあった。
しかし、白石城を復元したり、電子投票を導入したりし、国の施策を巧みに採り入れた川井氏は、今の市政に不満を感じるという。その要因の一つに風間市長の資質を挙げ、「市長にはもっと情熱と先見性、決断力が必要だ」と指摘する。特に「白石にとって大切な旧白石高校の跡地の活用策をなぜ、示さないのか」。
○県南に悪影響
4年前の市長選で川井氏は元市職員を擁立し、風間氏に対抗した。しかし、風間氏が約3千票の差をつけ再選。以来、両氏の関係はぎくしゃくしたままだ。
両氏の対立について、市民の間には「市の閉塞(へいそく)感を強めている」との声があがる。周辺の自治体も、市が現状を打破するのに悪影響が出るのを心配する。
今も川井氏に助言を求めているという近隣の首長は「国も財政難で、補助金をもらい『箱物』を作るという川井氏の時代の行政が、今はできない。ただ、川井氏の人脈と経験は豊富で、これを生かさないのはもったいない」と話す。
白石市の停滞は、県南全体に悪影響を及ぼす可能性がある。広域行政で連携する七ケ宿町の梅津輝雄町長は「白石市はこの地域のリーダー。力強く引っ張っていってほしい」と求める。
◇ ◇
「県南の雄」が苦しんでいる。21日に告示される市長選では、3選をめざす風間氏と、先月末に独自に立候補の意思を表明した前市議の沼倉昭仁氏(43)の一騎打ちになる見込みだ。選挙戦を前に問われる課題を追った。(石井力)
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001210190003
県南の雄 白石市の課題 下
2012年10月19日
越河保育園の除染作業。隣接する丘陵地の枝を切り、草刈りもした=4月、白石市越河五賀
白石市郊外の小原温泉にある市営の岩風呂「かつらの湯」。白石川のせせらぎを聞きながら入浴できる「秘湯」として人気がある。現在、地元住民でつくる活性化推進協議会が指定管理者として運営している。昨年度の入浴者は前年度比で約2500人減り、50万円の収入減になった。東京電力福島第一原発事故による風評被害が原因とされる。
それでも市からの補助はない。協議会の高橋昶(とおる)会長は「人件費を削らなければならなかった。給料が減って『辞めたい』という管理人にお願いして、やっと続けられている」とこぼす。
市主催の個別相談会で東京電力と初めて交渉したのは今月4日。東電の担当者からは「誠意をもって対応する」との返事を得たものの、高橋会長は「もっと早く対応して欲しかった」と市と東電に注文を付ける。
市中心部は福島第一原発から75キロ、もっとも近い地域は66キロしか離れていない。市の調査では放射線量が最大で毎時0・51マイクロシーベルトあった地域もあり、昨年12月には汚染状況重点調査地域に指定された。市内でとれた原木シイタケとタケノコの放射性セシウムは、1キログラム当たり100ベクレルの基準値を超え、出荷停止になっている。
こうした中、市が力を入れるのは、学校や保育園などの「子ども空間」の除染だ。国が除染実施計画を承認するのを待たず、4月末から作業を開始。福島県境に近い越河保育園では園庭を5センチ覆土した。その結果、高さ50センチの放射線量は毎時0・47マイクロシーベルトから同0・19マイクロシーベルトに減った。
同園は6月、1年3カ月ぶりに園庭での外遊びを再開した。覆った土が雨で流されるのを防ぐため7月には芝生も植えた。古山陽子園長は「子どもたちを思いっきり遊ばせられるようになり、良かった」と喜ぶ。
しかし、幼い子どもや孫を持つ家庭を中心に不安は消えない。6月に市内であった「医師から学ぼう放射線のこと」という講演会には、母親ら約150人が参加。阪南中央病院(大阪府)の村田三郎医師が、食品などから体内に入る内部被曝(ひ・ばく)の危険性を指摘した。
講演会を主催した「子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」の吉田貞子さん(54)には思い当たる節があった。昨年12月、市内に住む知人の14歳の息子の尿検査をフランスのNGOに仲介したところ、セシウムが検出されたのだ。「食事にも気をつけている家庭でも内部被曝を防ぐことができなかった。低い数値と言うが、どういう影響が出るのかよく分からず、不安だ」と話す。
村田医師は、心のケアを含めた健康調査の必要性も指摘した。吉田さんは「低線量の影響があるのか、ないのか。国や県が健康調査をしてくれない中、身近な存在の市が独自に取り組んでほしい」と訴える。
市議会では、繰り返し市独自の健康調査を求める質問が出ている。そのたびに風間康静市長はこのように答弁している。「専門家で作る県の有識者会議が必要ない、と判断した。我々は素人、知識のある人の判定を享受するのが今の立場だ」(石井力)
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210190002
商都の課題 酒田市長選(上)
2012年10月19日
公開討論会で政策を訴える和嶋氏(左)と本間氏=酒田市
◇ 地域経済低迷からの再生策は
◎本間氏 既存企業で雇用拡大
◎和嶋氏 地元企業の足腰強く
前市長の辞任に伴う酒田市長選が28日に投開票される。ともに無所属新顔で前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=と前衆院議員の和嶋未希氏(40)が立候補を表明しており、16日には公開討論会も開かれた。2人の立候補予定者が挙げる市政の課題を検証する。
和嶋氏 親の世代、祖父母の世代が頑張ってつくってくれた酒田を再生したい
本間氏 市民が協力し合い、生き生きとした、かつてのにぎわいのある酒田にしたい
民主党の県議、衆院議員を務めた和嶋氏と、副市長として阿部寿一前市長(53)を支えた本間氏。一騎打ちとなる公算が大きい2人だが、公開討論会の場で掲げた大目標は一致していた。人口減や地域経済の低迷から抜け出せない商都・酒田市の再生だ。
通算13年5カ月続いた阿部市政について、和嶋氏は「やるべきことをやってきたかもしれない。でも市民の納得感、満足感につながっているのか。その乖離(かい・り)が多くの市民の閉塞(へい・そく)感になっている」と指摘する。本間氏も1市3町の大合併や県立・市立病院の統合などの成果を評価しつつ、自身が「後継」でないことを強調。有力経済人とのあつれきから勢力が二分されたまま行政が継続されたとし、「今度は全員野球で」と融和を訴える。
酒田市の9月末の人口は11万771人。合併した2005年11月末から7418人減った。05年末と10年末の市の工業統計調査を比べると、事業所数(従業者4人以上)は267社から224社に、従業者数も9027人から8316人に減少。製造品出荷額も2218億円から2046億円に落ち込んでいる。
市は先月、500人規模のコールセンターを酒田京田西工業団地に誘致することに成功。引き続き粘り強く誘致活動を続けている。
新市長はどう取り組むつもりなのか。
和嶋氏は「転出者の増加が大きな課題。生産・経済活動の低下を招き、地域活力が落ちる。それでまた人が出て行くという負のスパイラルに入っている」と現状を分析。「長く続いている地元企業の足腰を強くするために集中的に予算を投資し、新規事業の開発や新分野への参入を支援して雇用を増やす」との政策を訴える。
本間氏は「誘致は宝くじに当たるぐらい難しい。既存の企業が1人でも2人でも多く雇ってくれる状況をつくる」と主張。「企業はグローバルな仕事をしているが、行政は身近な仕事をしているのでマッチングしない」と行政の限界にも触れつつ、「他県の仕事を紹介する商談会を開くなどして雇用を守ることも大切」としている。(岡田和彦)
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間違えた 下がまだだった
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210200002
商都の課題 酒田市長選(下)
2012年10月20日
ようやく開発計画がまとまったJR酒田駅前の空き地に立つポスター掲示場=酒田市
∞ 交通網の整備・観光対策・農業振興
本間氏 山形新幹線延伸に力
和嶋氏 自治体負担あり慎重
日本海の交易の拠点として栄えた商都・酒田。しかしかつての中心街のにぎわいもいまはみられない。交通網整備と交流人口の増加、基幹の農業振興について、立候補を予定している、いずれも無所属新顔の前衆院議員和嶋未希氏(40)と、前副市長本間正巳氏(65)=自民推薦=の2人の考えを探った。
和嶋氏 高速道路の整備率は50%、全国で山形県は40番台。庄内はとりわけ低い。日沿道、東北道の未開通部分に加え、さらに国道47号(新庄―酒田線)を整備することが重要だ
本間氏 交通網が分断していては地域経済は発展しない。秋田、新潟と高速道路をつなげ、新庄へも高規格道路を整備する。骨格が出来てこそ、酒田港の活性化が図られる
本間氏は山形新幹線の庄内延伸実現にも力を込める。「新庄まで来て、なぜ庄内へ来ないのか。延伸して人が集まるようにしないといけない」
一方の和嶋氏は慎重だ。「自治体負担のあり方を考えなければいけない。新庄も大変な思いをしている。費用対効果はどうか。今後、増える市債の問題もある」
観光対策はどうか。山形県観光交流課の観光者数調査によると、昨年度、酒田市の297万人に対して、鶴岡市は529万人。温泉地など好条件にも恵まれて好調な鶴岡市に対し、酒田市は山居倉庫や本間家など歴史的建造物に恵まれながら、「おくりびとブーム」など一時的なにぎわいにとどまりがちだ。
和嶋氏は「十分に観光資源はある。足りないのは発信力。発信とマネジメントはプロパーの力を借りるべきだ」とし、旅行企画の商品化など具体的なプランを提示する。
本間氏は「観光ボランティアによる紹介でもっと魅力を知ってもらうとともに、来てもらうためのインフラ整備が重要だ」と強調している。
農業政策について本間氏は「農家が潤沢にならないと、街に金が回らない。庄内は米に特化してきたが、最近は米の値段が下がって、粗生産は落ちている」と現状を分析。「後継者を育てて、複合経営から利益を上げていくことが大事だ」とする。
和嶋氏は「米だけからどう脱却するか。作って、加工して、販売ルートに乗せて、宿泊やサービスもやっていく。農業は観光資源でもあり、商品開発やグリーンツーリズムなどをもっと知ってもらい、来てもらい、買ってもらう努力をしたい」としている。(岡田和彦)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000156-mailo-l06
浮遊する民意:酒田市長選を前に/上 プロセスなき意思決定 /山形
毎日新聞 10月19日(金)13時5分配信
◇「上意下達」の風力開発 先人の遺産、なおざりに
庄内海岸の県立自然公園内に計6基の大型風力発電施設を建設する−−。8月20日、吉村美栄子知事と阿部寿一市長(当時)は記者会見し、こう発表した。唐突なうえ、これまでとは180度の方向転換。長年、庄内浜のクロマツ林の保全活動に従事してきた男性(80)たちにとっては「寝耳に水」。悪い夢を見ているのではないかとさえ思えた。
1・5〜3・0キロの幅を保ちながら約33キロにわたって連なる庄内浜のクロマツ林。酒田から鶴岡まで続く沿岸一帯は「優れた景観」として県が48年に自然公園に指定した。打ち寄せる白波と白い砂浜と針葉樹クロマツの濃緑色の「白砂青松」の色彩。快晴の日に秀峰・鳥海山を望めば、それは「日本人の心を象(かたど)る風景」のひとつだと、多くの人は感じるだろうと誇りにしてきた。
その景観は安易な景観論から生まれたのではない。クロマツ林は庄内沿岸部を襲う大量の飛砂を防ぐ機能林だ。風に巻き上げられて降り注ぎ一夜にして民家や農地、道路といった人の生活圏を「砂漠」にしてしまう飛砂をどうにか防ごうと300年も前から先人が植え続けた歴史的、民俗的文化遺産である。庄内人が生きていくための景観であり、庄内人が作り出した生態系だった。
一方でそれは風力発電の適地の証左でもあって、過去、企業の食指が動いた地域でもあった。01年に新日本製鉄が、10年には庄内風力発電有限会社が建設を計画。だが県は景観価値を盾に認めなかった。
それが一変した。「原発事故」を契機に県は脱原発に動き出し、自らが認めなかった自然公園内への風力発電施設建設を打ち上げた。
深刻なのは地元の阿部市長が県に歩調を合わせ、しかも、吉村知事の「景観の考え方は時代とともに変わる」との発言にうなずいたことだった。たやすく覆ることへの割り切れなさと違和感。クロマツ林を後世に伝えようとつる切りや枝打ち、道路整備、先人の歴史啓発、環境学習といった自分たちの活動が否定されたように感じた。
阿部市政当時、景観計画と景観条例を制定した。「庄内砂丘とクロマツ林の見事な景観」を大切にし、条例では「高さ20メートル超の電気供給施設、または高さ13メートル超の建築物を新設する際は市長に届け出が必要」と規定した。風力発電の高さは約120メートルで規定に該当するが、「官設」となれば、いったい誰が条例に照らすのか。
「白砂青松」の景観を大切にする市民への十分な説明も、合意形成もないまま「上意下達」で進み出した官製の風力開発。市民の意思は行き場を失い浮遊している。
◇ ◇
阿部前市長の辞職に伴う酒田市長選が21日告示、28日投開票される。酒田市の「民意の現状」を点描しながら市政の在りようを展望する。【佐藤伸】
10月19日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000077-mailo-l06
浮遊する民意:酒田市長選を前に/中 住民の合意形成 /山形
毎日新聞 10月20日(土)12時17分配信
◇説明軽視、垣間見え 基本的手続き抜け落ち
県と酒田市が庄内海岸の風力発電計画を発表してから50日ほどたった今月7日、同市内である会合が開かれた。主催は地元の二つのNPO法人。県と市の環境審議会委員や市議、風力発電事業者など約20人が集まった。風力発電事業を進めるに当たり、建設に至るプロセスの透明性や合意形成過程の尊重、市民合意を大切にすべきだといった意見が出た。
この日の会合は「卒原発に向けて」と題するもの。どのような方法で市民合意を進めていくべきかを県と市の担当者から聞く予定だった。ところが担当者は欠席。「計画地の集落に説明してからにしたい」というのが理由だった。
行政に対する不信感も噴出した。「景観を考えるならば市全体が地元。旧態依然とした行政の進め方を感じる」「一応意見を聞いたから進めるというアリバイ作りに利用されたくない」。3年ほど前に起きた旧八幡町(現酒田市)の八森自然公園土砂採取問題と似ているとの指摘も出た。住民説明を軽視し市が高規格道路建設用の土砂を採取しようとした事案だ。
酒田市政にはそうした姿勢が垣間見える。
たとえば離島・飛島の遠隔診療問題。常駐の医師が不在となり、本土からの医師派遣とテレビ回線による遠隔診療に切り替えることをごく一部の住民代表者らに限って説明、実施しようとした。しかし島民の批判を受け、実施直前の今年3月中旬に島民説明会を開いた。その際には「前もってなぜ説明しない」「私たちだって酒田市民。医療を受ける権利がある」といった悲痛な声が相次いだ。
新庁舎建設計画では、周知の方法に市民はあきれ顔だ。合併特例債を活用し建設費が「50億円半ば」という巨大公共事業だが、学識経験者や諸団体代表者らから意見を聞く委員会を5回、住民参加のワークショップを4回開くなどしたのみで、参加者が少なく低調。基本設計ができて8月に市議会建設常任委員会で報告了承を得たというが、市民のホームページには掲載していない。市新庁舎建設室の本間利彦室長は「来年の3月末に実施設計ができたら公開する」と言う。
庄内浜の大型風力発電施設計画について計画地集落以外の市民や団体などへの説明について、市政策推進課の阿部勉課長は「11月にも開く環境・景観審議会に報告してからだが、要望があればしてもいい」と消極的だ。
市民への情報公開や説明責任、住民参加の合意形成の仕方といった基本的な手続きが抜け落ちたような姿勢に、市内の飲食店経営者(86)は「阿部市政(阿部寿一前市長)の失われた10年だ」と酷評する。市長選を通じて市政を見つめてきた自営業者(69)は「酒田の行政機構はねじが何本かはずれているのか」と手厳しい。【佐藤伸】
10月20日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121021-00000160-mailo-l06
浮遊する民意:酒田市長選を前に/下 課題山積 /山形
毎日新聞 10月21日(日)11時55分配信
◇古里への誇り、回復願う カギ握る「市民目線」
. 13年5カ月務めた阿部寿一前酒田市長が9月14日に任期途中で辞職を表明、国政転出に意欲を見せた。それからわずか40日たらず。21日告示の次期市長選に向け、複数の保守系候補の名前が浮上しては消えた。最終的には阿部氏を09年12月から副市長として支えてきた本間正巳氏(65)と、民主党衆院議員だった和嶋未希氏(40)の一騎打ちの公算が大きくなった。
加藤紘一衆院議員のほか、地元3県議や市議ら自民党から「一本化された支援」を受ける本間氏。社民党の吉泉秀男衆院議員や無所属の舟山康江参院議員のほか民主、社民が自主的支援、連合山形が支援する和嶋氏。対立軸は「自民と対自民」、「老練と若い可能性」、「組織と緩やかな連帯」−−。両氏は今後の市政をどういう方向に導こうとしているのか。
前哨戦が展開される中、決起大会を先に開いたのは和嶋氏。15日に「酒田再生プロジェクトキックオフ集会」と題して開催し、約550人が集まった。対する本間氏は「後援会設立総会・総決起大会」を17日に開き、約950人が集まった。和嶋陣営は動員をかけず、本間陣営は動員しての決起大会。数こそ本間陣営が圧倒したが、同市の政治状況をよく知る人は「この時点では五分五分」とみる。
和嶋氏は「集会」で「どれくらい人が来てくれるか心配だったがこんなに来てくれた。声にならない声が声になる選挙にしたい。現状維持は後退と同じ。3年、5年後の酒田を再生したい」。
本間氏は「大会」で、市町合併など阿部市政を一定評価する一方、「酒田がひとつになって進む気風がなかった。全員野球で、オール酒田で、ホップ、ステップ、ジャンプ酒田にしたい」と訴えた。
市政には人口減少をはじめ、高齢化▽企業誘致・育成▽雇用確保▽観光客誘導▽酒田港活用▽交通網整備▽子育て▽産業育成▽市庁舎新築▽酒田駅前開発▽近隣自治体と県、国との連携−−など、課題が山積する。50代の農業男性は、今回の市長選に「11万都市、古里酒田への誇りの回復」を願う。男性は言う。「薬は市と市民の二人三脚しかない」
13年5カ月前、阿部市政は「市民本位の市政」「市民との対話重視」などを掲げて誕生した。その阿部市政の成果についてある保守系市議はこう回想する。「議会で質問しても職員たちはトップの顔色をうかがって発言していた。その姿が可哀そうで、いつのころからか質問を控えるようになってしまった」。トップ次第で職員の姿勢、目線が変わることを実感し、市民対応の姿勢にも表れていたと分析する。
◇ ◇
市と市民の二人三脚、そして誇りの回復。その根幹にあるのは情報公開や説明責任、住民参加の合意形成だ。職員の能力を最大限に引き出せるのは誰か。民意は、着地点を見つけることができるだろうか。市長選は28日投開票を迎える。【佐藤伸】
10月21日朝刊
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210220004
酒田市長選が告示
2012年10月22日
∞ 新顔同士、一騎打ちに
前市長の辞職に伴う酒田市長選は21日告示された。いずれも無所属新顔で、前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=と、前衆院議員の和嶋未希氏(40)が立候補を届け出て、一騎打ちとなった。同時に行われる市議補選(被選挙数1)にはいずれも無所属新顔の江口暢子(よう・こ)氏(52)と大壁洋平氏(25)が立候補した。
本間氏は酒田市二番町の事務所で出陣式を行ったあと、事務所前の大通り商店街で支持者を前に第一声を上げた。自民党の遠藤利明衆院議員や地元県議3人、市議16人も駆けつけた。遠藤氏は「酒田市は物流拠点として重要。県総務部長や副市長も務め、行政のわかる本間さんに任せてほしい」と支援を呼びかけた。
和嶋氏は酒田市東大町3丁目の事務所で出陣式を行い、支持者を前に第一声。応援に駆けつけた舟山康江参院議員は「和嶋候補は市民本位の政治を取り戻すため立候補した。新しい政治を作っていく決断力、行動力が今の酒田市に求められている」と訴え、「吉村美栄子知事からも激励の電話があった」と、県内初の女性市長誕生へエールを送った。
両選挙の投票は28日午前7時〜午後8時。飛島は26日に繰り上げ実施する。期日前投票・不在者投票は22〜27日(飛島は25日まで)。開票は28日午後9時から、市国体記念体育館(同市飯森山2丁目)で行われる。20日現在の有権者数は9万1987人。
▽ 候補者の第一声 届け出順
◎ にぎわい戻していく
本間正巳 65 無新 自
元副市長・県企業振興公社理事長・県企業管理者・県総務部長・県農林水産部長 ▽東北学院大法学部▽酒田市北今町
今日は皆さんの力でここまで来て第一歩を踏み出した。踏み外さぬよう一歩一歩進んでいきたい。私はオール酒田、全員野球で、酒田をかつてのにぎわいに戻していきたい。
これまで色んな場所で新幹線(の延伸)の話をしてきた。ともすれば冷ややかな声もあったが、内陸と庄内地方はきちんと結ばれていなければいけない。酒田港を活性化して、にぎやかなかつての姿を取り戻す。みんなで夢を持ち、それを実現していきましょう。
ぜひ力を貸していただきたい。二番ではだめ。ぜひ一番を与えて欲しい。
◎ 地場産業育成に投資
和嶋未希 40 無新
元衆院議員・民主党県会長・県議・企画制作会社員▽日大芸術学部▽酒田市大宮町3丁目
現状維持は、じりじりと後ろへ下がること。酒田にそんな余裕はない。長く続く企業や団体の足腰を強くするため集中的に予算を投資し、雇用の場をつくる。
新市庁舎建設に50億円の予算は必要か。合併特例債で7割は国の負担だが、3割は市の負担。市の借金も来年度から超過傾向で貯金を取り崩さないと予算編成もできない状況に向かっていく。身の丈にあった事業を選択し、削った分を地場産業の育成に投資したい。
合併から7年。旧3町の活力が低下している。力をつけ、人口減少をくい止めていく。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/121022/ymg12102202030000-n1.htm
自民VS反自民の争い 酒田市長選、新人一騎打ち 山形
2012.10.22 02:03
現職の辞任による酒田市長選は21日、告示され、ともに新人の元副市長の本間正巳氏(65)と元衆院議員の和嶋未希氏(40)が立候補を届け出た。一騎打ちの構図になったが、本間氏は自民の推薦を受けており、民主、社民の自主的支援を受ける和嶋氏と「自民対反自民」の争いを繰り広げる。
市の中心商店街に選挙事務所を構える本間陣営。出陣式には、自民党の遠藤利明衆院議員が駆けつけたほか、自民県議4人や保守系市議16人がずらりとそろい、自民色を全面に見せつけた。
一方、国道沿いの和嶋陣営では参集した県議や市議の紹介は行わず、民主を離党した舟山康江参院議員が友人として応援演説。選挙カーに14台の自転車が伴走、若さと草の根活動をアピールした。
次期衆院選準備のため現職市長が辞職したことを受け、急遽(きゅうきょ)市長選にくら替えした和嶋氏の陣営は「時間が足りない。組織力の本間陣営に、この1週間でどれだけ追い上げられるか」と漏らす。
両陣営の主張に共通するのは地域活性化だ。酒田市の人口流出は深刻で、本間氏は山形新幹線の延伸を掲げ「酒田にかつてのにぎわいを取り戻したい」、和嶋氏は「地場産業の足腰を強くするために集中的な予算の投資をしたい」とともに訴えた。
投票日は28日、即日開票される。有権者数は男4万3120人、女4万8867人。
◇
◇酒田市長選 届け出順
本間 正巳 65 元副市長 無新 【自】
和嶋 未希 40 元衆院議員 無新
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http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001210220001
白石市長選 現・新一騎打ち
2012年10月22日
白石市長選が21日告示され、共に無所属で、3選を目指す現職の風間康静氏(51)と、新顔の前市議、沼倉昭仁氏(43)が立候補を届け出た。沈滞する市の活性化策や、東日本大震災からの復旧・復興、東京電力福島第一原発事故に伴う放射能汚染への対策などを争点にした選挙戦になりそうだ。
(写真)白石市長選候補 上から届け出順
風間氏が午前8時半から同市本町の選挙事務所で開いた出陣式には、村井嘉浩知事や県内の市町長も応援に駆けつけた。民主党の県3区総支部と自民党の同市支部の推薦も得て、民主の橋本清仁衆院議員と自民の西村明宏・前衆院議員も支持を訴えた。
学校などで除染作業を進めた放射能対策や、工業団地に3社を進出させた実績をアピール。第一声で「交流拠点都市を実現し、元気や活力で宮城県をリードできる白石を一緒に作っていきましょう」と訴えた。
民主党公認で同市議に2回当選した沼倉氏は、今回は離党し無所属で立候補した。この日は午前9時から同市本町の選挙事務所近くで出陣式。新党きづなの斎藤恭紀衆院議員が応援演説し、かつて沼倉氏が秘書を務めた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表のメッセージが読み上げられた。
第一声で「市民の思いをくみ取る仕組みが不足している」と現在の市政を批判。「命にかかわる施策を優先し、市民が望む放射能対策の健康調査を実施する」と訴えた。
沼倉氏の辞職に伴う市議補選(被選挙数1)もこの日告示され、前職の農業制野敬一氏(65)と新顔で元市民団体事務局長の丸山勝寿氏(63)の2氏が立候補を届け出た。
投票は両選挙とも28日で、即日開票される。今回は電子投票ではなく、市長選では12年ぶりに自書式で実施される。20日現在の有権者数は3万1107人。(石井力、力丸祥子)
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http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120929ddlk04010148000c.html
選挙:白石市長選 前市議の沼倉氏が出馬表明 現、新の一騎打ちか /宮城
毎日新聞 2012年09月29日 地方版
任期満了に伴う白石市長選(10月21日告示、同28日投開票)について、新人の前白石市議、沼倉昭仁氏(43)が28日記者会見し、無所属で出馬することを表明した。既に現職の風間康静氏(51)が3選を目指し立候補を表明しており、現職に新人が挑む一騎打ちの選挙戦となる公算が大きくなった。
沼倉氏は「市は景気低迷による産業と雇用の停滞、人口減・高齢化による地域の活力低下など大きな課題を抱えている」と述べた上で、「市民の要望や不安を率直にくみ取り、望まれる成果を提供する仕組みが不足している。放射能問題でも国の予算が付いたので実施したに過ぎない」と市政を批判。市政運営に当たっては、第1に「いのち」と「痛み」、第2に国や県から自立した「白石モデル」を創るとした政策を挙げた。
沼倉氏は橋本清仁衆院議員秘書を経て、07年の白石市議選で民主党から出馬し初当選。現在2期目で28日、市議会議長に辞職届を提出して辞職した。近く民主党にも離党届を提出するという。
沼倉氏の議員辞職に伴い、市議補選も市長選と同時に実施する。【豊田英夫】
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>>2374
http://mainichi.jp/select/news/20121022k0000m030053000c.html
酒田市長選 一騎打ち…市議補選も告示
酒田市長選が21日告示され、いずれも無所属新人で前副市長の本間正巳氏(65)(自民推薦)と、前民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)の2人が立候補を届け出た。約13年半にわたって市政を担った阿部寿一前市長(53)が、次期衆院選の出馬準備で辞職したのに伴う選挙。2005年に1市3町が合併して新酒田市となったが、人口減や地域経済の低迷が続いており、雇用創出や産業振興などの活性化策が問われる。
本間氏は、同市二番町の選挙事務所で午前8時半から出陣式を行った。県連推薦を受ける自民党の遠藤利明衆院議員や県議4人も応援にかけつけた。
同9時過ぎに事務所前で第一声を上げた本間氏は、「かつてのにぎわいある酒田を取り戻す」と宣言。山形新幹線の庄内延伸の実現などを訴えた。
和嶋氏が午前8時から同市東大町の選挙事務所で行った出発式には、社民党の吉泉秀男衆院議員や民主党を離党した舟山康江参院議員らが集まった。
事務所前で行った第一声で和嶋氏は、「地場産業の足腰を強くすることに予算を投資していきたい」と語り、市庁舎建て替えでは事業規模の縮小を強調した。
酒田市議補選(欠員1)も同日告示され、いずれも無所属新人の2人が立候補を届け出た。
投開票はともに28日。期日前投票は22〜27日の午前8時半〜午後8時、市役所など市内4か所で受け付ける。
20日現在の有権者数は9万1987人。
(2012年10月22日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20121023ddlk06010050000c.html
選挙:酒田市長選 吉村知事が和嶋氏支持表明 /山形
毎日新聞 2012年10月23日 地方版
酒田市長選で、吉村美栄子知事は22日、同市の和嶋氏の選挙事務所を訪れ、和嶋氏の支持を表明した。吉村知事は報道機関の「和嶋候補支持でいいか」との質問に「はい」と答えた。吉村知事は約400人を前に「おなかが痛くなるほど悩んだ」と前置き。自身の前回知事選時や、国に陳情に行った際に親身だった和嶋氏の行動を説明した上で、「感謝の気持ちは忘れてはいけないが社会人の基本。行くと決めて晴れやかな気持ちに」と述べた。
同市長選には本間氏も立候補している。【佐藤伸】
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期待!!
適切に以上はお願いします。
宜しくお願いします
http://382a.com/u
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酒田市長選で知事が和嶋氏支援 波紋広がる
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20121023-OYT8T01487.htm
吉村知事は28日投開票の酒田市長選で、前民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)(無所属)を支援する考えを表明した。対立候補の本間正巳氏(65)(無所属、自民推薦)の陣営には、来年1月の知事選で吉村氏の再選を支援する自民県議もおり、知事選の支援態勢に影響を及ぼすかが注目される。
吉村氏が公務の合間を縫って、和嶋氏の選挙事務所を訪れたのは22日夕。集まった350人以上を前に「和嶋さんは知事選で中核的な立場で私を支えてくれた。恩義を感じている。皆さん一丸となって和嶋さんを支えてほしい」と呼びかけた。
2009年の知事就任以降、吉村氏は同年8月の衆院選で鹿野道彦氏(民主)、10年7月の参院選では岸宏一氏(自民)を応援するなど、知事選などへの「個人的な恩返し」を理由に支援を行ってきた。
和嶋氏とも「盟友関係」(県幹部)と言われる間柄。一方、9月に自民党県議の3分の2以上が参加した知事支援グループが発足し、再選を目指す吉村氏支持を打ち出した。今回の市長選で、同党県連が本間氏を推薦したこともあり、吉村氏は9日の知事会見で「どう対応するか苦慮している」と述べていた。
知事選が約3か月後に迫り、県政の「オール与党化」が進んでいることもあり、「知事は身動きが取れない」との見方が強かった。それだけに今回の行動には、県幹部からも「無風状態の知事選に波紋を広げる」と懸念する声が上がるとともに、「静観」を期待していた自民党の一部県議からは不満も漏れる。
「吉村美栄子知事を支援する県議有志の会」の副会長を務める自民党の佐藤藤弥県議(酒田市・飽海郡区)は、「知事選の今後に影響を与える可能性がある。自民党内に知事を支援していこうという機運がある中で、今回のことは誠に遺憾だ」と不快感を示す。同会の同党県議も「支援者から『知事はどうなっているんだ』と不満が出ている。知事選に影響が出かねない」と危惧する。
吉村氏は23日、酒田市で開かれた県交通安全県民大会で、同席した佐藤氏に「これまでの縁があり、やむを得なかった」と説明したという。大会終了後、知事選に与える影響を尋ねる記者団に対しても、「そういうことではない。知事選で中核的な所で働いてくれた方なので、恩返しをしたかった」と語った。
(2012年10月24日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121024-OYT1T00287.htm?from=ylist
青森市、前市長らに9113万円賠償請求
青森市発注の土木工事を巡る官製談合で、同市は佐々木誠造・前市長など当時の幹部4人に9113万9146円の損害賠償を請求した。
市は16日に4人の弁護士に請求書を郵送。30日の期限までに支払われない場合、督促を行った上で訴訟に踏み切るかを検討する。
ほかに請求したのは、米塚博・前副市長、佐藤健一・元副市長、横山精一・元総務部長。
市は談合と認定された2005年〜09年の工事で、グループ分けによる官製談合が行われた06年5月〜09年5月の約16億6545万円について4人にも賠償を求めていた。このうち、破産した「和田工業」「帝産」の2社から回収できなかった計9301万円から遅延利息金を除いた額を請求した。
読売新聞の取材に佐藤氏は「支払う義務はないという基本的な考えに変わりはない」と話した。米塚氏は「お話しすることはありません」としている。
(2012年10月24日10時52分 読売新聞)
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>国政における民主党への逆風を陣営は警戒しており、陣営幹部は「民主党を前面に出しにくい」と打ち明ける。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121025t51020.htm
酒田市長選、28日に投票 終盤の激戦続く
候補者の街頭演説に耳を傾ける酒田市民
無所属新人の一騎打ちとなった山形県酒田市長選は28日の投票日まであと3日となり、終盤の激戦が続いている。前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=の陣営は自民党を前面に出し、党の県議や市議がフル回転で運動を展開。対照的に元民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)は政党色を抑え、一党一派に偏しない「市民党」の立場を声高に訴えている。
告示日の21日、本間氏の出陣式には、山形1区を地盤とする自民党の遠藤利明衆院議員(比例東北)や党の県議、市議がずらりと並んだ。マイクを握った県議の一人は「近いうちに政権交代がある。自民党に近い市長こそが酒田を発展させる」と声を張り上げた。
本間陣営が頼るのは、政党支持率が回復しつつある「自民党の勢い」(陣営幹部)。個人演説会の応援演説でも党の県議、市議が「政権交代」の言葉を多用し、最近まで民主党議員だった和嶋氏をけん制する。
自民党県連は、市長選を衆院選の前哨戦と位置付ける戦略。25日の本間氏の総決起大会には党参院議員佐藤ゆかり氏を中央から招き、党勢を強くアピールする。
和嶋氏は、民主党からの組織的な支援は受けず、選挙戦で党国会議員は一人もマイクを握っていない。国政における民主党への逆風を陣営は警戒しており、陣営幹部は「民主党を前面に出しにくい」と打ち明ける。
特定の政党や団体に支援を求めない「市民党」の立場を貫く一方、自主的に支援を決めた社民党県連や連合山形の後押しは受ける。22日に和嶋氏支持を表明した吉村美栄子山形県知事とのパイプも頼みの綱だ。
告示後、25日の和嶋氏の総決起集会をめぐり「民主党の大物女性議員が駆けつける」との情報が流れ、和嶋陣営が打ち消しに回った。「民主の大物が来て政党対決になれば向こうが自滅する」といったん喜んだ本間陣営を横目に、和嶋陣営幹部は「明らかなデマ。民主対自民という構図には絶対しない」と言い切った。
◇酒田市長選立候補者
本間正巳 65 前副市長 無新(自推)
和嶋未希 40 元衆院議員 無新
2012年10月25日木曜日
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>>2382
>和嶋氏の総決起集会をめぐり「民主党の大物女性議員が駆けつける」との情報が流れ、和嶋陣営が打ち消しに回った。「民主の大物が来て政党対決になれば向こうが自滅する」といったん喜んだ本間陣営を横目に、和嶋陣営幹部は「明らかなデマ。民主対自民という構図には絶対しない」と言い切った。
田舎らしい選挙だ
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000102-mailo-l06
選挙:酒田市長選/酒田市議補選 あす投開票 市長選、最終盤となり舌戦が過熱 /山形
毎日新聞 10月27日(土)11時59分配信
阿部寿一前市長の辞職に伴う酒田市長選は28日投開票される。ともに無所属新人で、前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=と、前衆院議員の和嶋未希氏(40)の一騎打ちとなっている。最終盤となり舌戦も過熱。連日、両氏の選挙カーが市内全域を回り支持を訴えている。また無所属新人2人が立候補している市議補選(改選数1)も同日投開票される。開票は午後9時から。市長選、市議補選ともに確定は同11時ごろの見込み。
70年に県入庁の本間氏は総務部長などを歴任したあと09年12月から同市副市長。豊富な行政経験や実績、温厚な人柄をアピールする。出身校の同市立第一中や酒田東高OB、東北学院大OBらが「同窓生から新市長を」と動く。
一方、「党を一本化して本間氏を推薦した」という自民党も組織を「フル稼働」させる。加藤紘一衆院議員や自民党3県議の後援会も次期衆院選や知事選をにらんで活発に動く。市議たちも自らの地盤で「本間氏支持」を訴える。本間氏は事実上の総決起大会を25日に市内の総合結婚式場で開催。支持者ら約600人が集まった。本間清和選対本部長が「1人3票」ずつ集めてくれるようお願いし気勢を上げた。
県議2期目途中から民主党候補として衆院議員に転出した和嶋氏は「厳しい戦いをするなら、古里酒田のため戦いたい」と、離党・辞職し市長選に立候補した。政党・団体の推薦は受けず「市民一人一人の力の結集」を掲げ、本間氏の分厚い組織に挑む。社民党の吉泉秀男衆院議員や無所属の舟山康江参院議員が支援する。22日には、来年に知事選を控える吉村美栄子知事が選挙事務所を訪れ「和嶋氏支持」を訴え、態度を明確にした。13年余り続いた阿部市政との決別をうたい25日に市総合文化センターで開いた総決起大会には約450人が参集。「酒田再生のために、県内初の女性市長誕生のために頑張ろう」と、支持者らの気持ちを引き締めた。
一方、離島・飛島では26日に繰り上げ投票が行われた。投票率は71・43%で前回市長選の74・44%を下回った。また25日現在の期日前投票は3420票(前回市長選・同期間集計3825票)、不在者投票は88票(同191票)。【佐藤伸】
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◇酒田市長選立候補者
(届け出順)
本間正巳(ほんま・まさみ)65 無新
[元]副市長[歴]県農林水産部長・総務部長・企業管理者▽県企業振興公社理事長▽東北学院大=[自]
和嶋未希(わじま・みき) 40 無新
[元]衆院議員[歴]企画制作会社員▽県議▽民主党県幹事長・副会長・会長▽衆院農水委員▽日大
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◇酒田市議選補選立候補者(改選数1−2)=届け出順
江口暢子 52 無新
大壁洋平 25 無新
10月27日朝刊
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http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210270002
2氏激戦展開 酒田市長選あす投開票
2012年10月27日
繰り上げ投票が実施された飛島から定期船で投票箱を運んできた立会人ら=酒田市
◇ 市議補選も
酒田市長選は28日投票があり、即日開票される。いずれも無所属新顔で前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=と、前衆院議員の和嶋未希氏(40)が立候補している。地域経済が低迷する酒田をどう活性化するのかを争点に、激しい戦いを繰り広げている。同時に行われる市議補選(被選挙数1)には、新顔2人が立候補している。
本間氏は、県総務部長など要職を歴任後、副市長を2年10カ月務めた。豊富な行政経験と手腕を強調。「全員野球で酒田市にかつてのにぎわいを取り戻す」と訴える。山形新幹線の庄内延伸や地場産業の振興、雇用の確保、女性の働きやすい環境づくり、魅力あふれる農林水産業の振興などを公約に挙げている。
自民党の加藤紘一衆院議員、岸宏一参院議員、地元の3人の県議、市議らの支援を受け、連日の個人演説会で浸透を図る。
和嶋氏は、政党や企業、団体の推薦を受けず、同世代の市民らで結成した「酒田再生プロジェクト」を軸に、市民参加による市政刷新を訴える。市庁舎問題の再考などを約束。産業の育成や雇用対策のための10億円規模の集中投資、医療、介護、福祉の連携強化などを目指す。
県議、衆院議員の経験や人脈を強調。親しい吉村美栄子知事や舟山康江参院議員、吉泉秀男衆院議員、地元県議、市議らの支援も受ける。
投票は午前7時〜午後8時。開票は午後9時から、市国体記念体育館(同市飯森山2丁目)で行われる。市長選は午後11時ごろ大勢が判明する見込み。20日現在の有権者数は9万1987人。
一方、飛島は26日に繰り上げ投票があり、不在者投票と期日前投票を合わせた投票率は71・43%(前回74・44%)だった。(岡田和彦)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121028t11025.htm
栗原市長選に市議の千葉氏出馬表明 来春、8年ぶり選挙戦か
栗原市議の千葉健司氏(56)は27日、任期満了(来年4月30日)に伴う栗原市長選に立候補することを表明した。現職の佐藤勇氏(70)が既に、3選を目指して出馬する意向を示しており、8年ぶりの選挙戦になる見通し。
千葉氏は27日、市内で開かれた自身の後援会総会で、歯止めがかからない人口減少と若者流出、商工業の衰退などへの危機感を示した上で、「栗原はこれでいいのかと叫ぶ声が全市域から聞こえる。来年の市長選に出馬し、栗原をあるべき姿に切り替えたい」と決意を述べた。無所属で出馬する意向。
千葉氏は石巻市生まれ。築館中、築館高、国学院大卒。銀行など民間企業勤務を経て2009年の栗原市議選で初当選。現在1期目。祖父、実父は旧築館町長を務めた。
2012年10月28日日曜日
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新人本間氏が初当選=前民主議員の和嶋氏破る―山形県酒田市長選
2012年 10月 29日 0:12 JST
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_537428
次期衆院選へ出馬表明した前市長の辞職に伴う山形県酒田市長選は28日投開票され、無所属新人で前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=が、無所属新人で前民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)を破り初当選した。投票率は59.32%だった。
阿部寿一前市長は9月、次期衆院選出馬のため任期途中で辞職。選挙戦は自民党が支援する本間氏と、2009年衆院選の比例代表東北ブロックで初当選、次期衆院選山形3区の党公認候補にも内定していた和嶋氏による一騎打ちとなった。
[時事通信社]
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酒田市長に本間氏が初当選 元民主・和嶋氏下す
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121029t51021.htm
前市長の辞職に伴う山形県酒田市長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=が、無所属新人で元民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)を破り、初当選を果たした。
本間氏は副市長を務めた2年9カ月の実績を強調し、「交通インフラ整備で酒田を活性化する」などと訴えた。自民党の強固な組織基盤に支えられ、中高年層を中心に支持を伸ばした。
和嶋氏は政策転換による活性化を訴えたが、国政からの転身への批判もあり、及ばなかった。
当日の有権者数は9万1405人。投票率は59.32%で前回を12.83ポイント下回り過去最低となった。
2012年10月29日月曜日
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酒田市長に本間氏 和嶋氏破り初当選
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20121028-OYT8T00995.htm
酒田市長選は28日投開票され、無所属新人で前副市長、本間正巳氏(65)(自民推薦)が、無所属新人で前民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)を破り、初当選を決めた。自民党県連の推薦を受けて、地元選出の国会議員や県議らに支えられた組織型選挙を展開した本間氏が、開かれた市政の実現を訴えた和嶋氏を退けた。投票率は59・32%で前回の72・15%を12・83ポイント下回った。当日有権者数は9万1405人。
同市二番町の事務所で開票結果を待ち受けていた本間氏は、「当選確実」の知らせがもたらされると、笑顔で支持者と喜びを分かち合った。本間氏は「みなさんの力で勝利に導いてもらった。市民の力を結集して活力ある酒田にしていきたい」と抱負を語った。
本間氏は、市庁舎建て替えやJR酒田駅前の開発など、進行中の主要事業を「副市長として企画立案してきた政策」と強調し、市政継続の必要性を訴えた。山形新幹線の庄内延伸や企業誘致の実現なども掲げ、「市民の力を結集し、活力ある酒田にする」と支持を求めた。
知名度では、県議、国会議員を経験した和嶋氏に遅れをとったが、自民党の加藤紘一衆院議員や岸宏一参院議員、県議らの厚い支持基盤に乗って、告示前から企業など団体へのあいさつ回りを繰り返した。選挙戦に入っても、1日3〜5回の個人演説会を行うなどして、支持を固めていった。
一方、「酒田の再生を図る」として、国会議員を辞して市長選に臨んだ和嶋氏だが、突然の転身に身内の支援者からも異論が出るなど、十分な支援態勢を築くことができなかった。離党はしたものの、民主党への逆風も影を落とした。
市議補選(欠員1)も28日に投開票され、新たな議員が決まった。
(2012年10月29日 読売新聞)
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酒田市長に本間氏 投票率は59.32%、過去最低
http://yamagata-np.jp/news/201210/28/kj_2012102800818.php
2012年10月28日 22:35
当確の報道を受け、万歳する本間正巳氏(左から2人目)=28日午後10時24分、酒田市二番町
現職の辞職に伴う酒田市長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦、北今町=が、新人で前衆院議員の和嶋未希氏(40)=大宮町3丁目=を下し、初当選を果たした。投票率は前回より12.83ポイント低い59.32%にとどまり、過去最低だった2003年の71.51%をさらに下回った。
本間氏は、自民党の市内4支部の要請を受け、9月25日に出馬を表明。加藤紘一衆院議員の後援会や自民党所属3県議、保守系市議16人らの支援を受け、厚い布陣で組織戦を展開した。
「ジャンプ!酒田」をキャッチコピーに、副市長としての2年10カ月や、県総務部長などを務めた豊富な行政経験を前面に出し、市民融和のまちづくり、山形新幹線庄内延伸の推進、企業誘致と雇用確保などを訴えた。出馬表明から告示まで1カ月ない短期決戦で、思うように有権者への浸透が進まなかったが、最後は組織力で押し切った。
和嶋氏は出馬に際し、民主党を離党。政党、団体の支援を受けない「市民党」を掲げ、阿部寿一前市長の市政運営に対する批判票の掘り起こしを進めるとともに、40歳という若さや吉村県政との太いパイプを強調し、支持拡大を図った。
県議、衆院議員時代の後援会と若者有志らによる支援組織「酒田再生プロジェクト」を軸に、高い知名度を生かし女性票や若者票の獲得を狙ったが、政党、団体の推薦を受けない選挙戦術が裏目に出た。民主、社民、連合山形などの支援態勢が終盤まで整わず、幅広い支持を集めるまでに至らなかった。
本間氏は午後10時20分すぎ、二番町の選挙事務所で集まった支持者らと共に万歳し「市民と心を一つにし、全員野球で取り組んでいく」と語った。
同じ日程で行われた市議補選(欠員1)は、新人の元団体職員江口暢子氏(52)=亀ケ崎2丁目=が初当選した。投票率は59.27%だった。
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酒田市長に本間氏
2012年10月29日
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210290003
当選が決まり、万歳三唱する支持者に笑顔で応える本間正巳氏=酒田市二番町の事務所
∞ 和嶋氏を破り初当選 投票率59.32%
酒田市長選は28日投開票され、前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=が前衆院議員の和嶋未希氏(40)を破って初当選した。「地域の活性化」が大きな争点になり、「協力体制での市政発展」を訴えた本間氏が無所属新顔同士の一騎打ちを制した。当日有権者数は9万1405人。投票率は59・32%(前回72・15%)で過去最低だった。
阿部寿一前市長が次期衆院選山形3区に出るため、任期途中の9月に辞職したことに伴う市長選。無所属同士ながら、自民党の推薦を受けた本間氏と民主党衆院議員だった和嶋氏の激突で、両党への「風」を示す選挙としても注目された。
本間氏の事務所に当選の一報が伝わると、100人を超す支持者から「よし!」のかけ声と歓声が沸いた。本間氏は深々と一礼。「心から感謝申し上げたい。駅前再開発や市庁舎改築など市政を取り巻く諸課題を、市職員、市民と共に解決する。様々な意見を聴きながら、酒田のにぎわいを取り戻していきたい」と抱負を語った。
本間氏は、県農林水産部長、総務部長、県企業管理者などを歴任後、酒田市副市長を2年10カ月務めた。
選挙戦では、豊富な行政経験と実績を強調。「山形新幹線を延伸して内陸とつながらなければ、庄内の発展はない」とインフラ整備の重要さを訴え、地場産業の振興や雇用確保、女性の働きやすい環境づくり、農林水産業の振興などを公約に掲げた。
ただ、前市長の「後継」であることは否定。市庁舎問題など政策は継承する方針を示したが、「協力体制で市をジャンプさせる」と違いを強調した。
一方、和嶋氏の事務所では「本間氏当選」が伝えられると、集まった支援者から落胆の声が上がった。和嶋氏は「いい戦いをさせて頂き、悔いはありません。できることなら結果に結びつけ、皆さんにお返ししたかった。私の力不足で申し訳ない」と頭を下げた。
和嶋氏は政党や団体、企業の推薦を受けず、市民参加型の「酒田再生プロジェクト」を結成して選挙戦を展開。「一緒に酒田再生」をキャッチフレーズにし、舟山康江参院議員や社民党の吉泉秀男衆院議員、連合山形の支援のほか、吉村美栄子知事の応援も受けた。
◇ 酒田市長選の得票
当 28,553 本間正巳 65 無新(自)
24,981 和嶋未希 40 無新
=確定得票
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酒田市長選挙は社民党が支援し、人気の山形県知事が選挙支援して、民主党衆議院からの鞍替え和嶋未希が有利な状況だったが、自民党に敗北。正直ボーナスステージで敗北したって感じ
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後出しじゃんけんみたいで終わってから言うのは気が引けるけど、ボーナスステージは言い過ぎでは?
和嶋目線で、衆院選なら惨敗確実だったけど、市長選ならなんとかなるかも! ってくらいでは?
和嶋は県議に戻るんですかね?
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20121029-OYT8T00049.htm
投票用紙の配布ミス・・・田舎館村長選
田舎館村選挙管理委員会は28日、同日投開票された村長選で、有権者に投票用紙を配る際、別の紙を渡すミスがあったと発表した。
発表によると、有権者が投票所に来場した際、「到着番号札」を手渡し、職員が本人確認した後、引き換えに投票用紙を交付する。しかし同日午前、1か所の投票所で、回収した番号札と有権者に渡す前の投票用紙の数を点検したところ、投票用紙が1枚多かった。開票後、投票箱から番号札が見つかったが、無効票となった。村選管の中山久志委員長は「投票の機会を奪い申し訳ない」と陳謝した。
(2012年10月29日 読売新聞)
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酒田と言えば
本間様には及びはせぬが
せめてなりたや大名に
本間様の関係者なの?
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>>2365-2366>>2375-2376
直前の立候補の割に競りましたね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000026-mailo-l04
選挙:白石市長選/白石市議補選 市長選は風間氏が3選、8年間の実績と経験強調 市議補選は制野敬一氏 /宮城
毎日新聞 10月29日(月)10時45分配信
任期満了に伴う白石市長選は28日投開票され、現職の風間康静氏(51)=無所属=が、新人で前市議の沼倉昭仁氏(43)=同=を破り、3選を果たした。同時に行われた市議補選(改選数1)は元職の制野敬一氏(65)=同=が当選した。当日有権者数は3万826人。市長選の投票率は58・91%で前回の68・33%を大きく下回り、過去最低となった。
風間氏は、3月定例市議会で3選出馬を表明。定住人口増と地域経済活性化のため、工業団地への3企業誘致や東日本大震災からの復旧・復興対策、放射能対策など8年間の実績と経験を強調。「共汗・共学・共生」を理念に市民総参画のまちづくりを主張。震災復興を最重要政策に、すべて市民の力を結集した「交流拠点都市」づくりなど市政継続を訴えた。民主党県第3区総支部と自民党白石支部や市議の大半、各種団体の推薦も受け、幅広い支持を得た。
3選を果たした風間氏は選挙事務所で支持者を前に「これからも白石発展のために全力で走ってまいりたい」などと決意を述べた。
沼倉氏は「市民の思いを政策に実現する」と、「いのち・痛み」を最優先課題に置き、市長給与50%カットや放射能対策の市独自の健康調査など公約に掲げ、市民団体などの支援を受け市政刷新を訴えたが、出馬表明の遅れなどで浸透しなかった。【豊田英夫、金森崇之】
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◇市長選開票結果=選管最終発表
当 9293 風間康静 51 無現
8607 沼倉昭仁 43 無新
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◇白石市長略歴
風間康静(かざま・こうじょう) 51 無現(3)
市長▽仙南地域広域行政事務組合理事長[歴]幼稚園副園長▽白石青年会議所理事長▽立正大
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◇白石市議補選開票結果(改選数1−2)=選管最終発表
当 10922 制野敬一 65 無元(2)
5625 丸山勝寿 63 無新
10月29日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000012-khks-l04
除染、企業立地に評価 白石市長風間氏3選
河北新報 10月29日(月)8時47分配信
宮城県白石市長選は28日、投開票が行われ、無所属現職の風間康静氏(51)が、無所属新人で元市議の沼倉昭仁氏(43)を下し、3選を決めた。福島第1原発事故に伴う放射能対策が主な争点で、市政トップのリーダーシップの在り方をめぐって舌戦が繰り広げられた。
放射能対策の争点化を仕掛けたのは沼倉陣営だった。道の駅整備問題が単一の争点となり、現職が敗れた14日の大河原町長選が念頭にあったのは間違いない。
風間氏は選挙公報で「放射能」に一切触れておらず、単一争点化を避けたい意向が見え隠れしたが、福島県境の白石市では放射能汚染への不安が根強く、選挙戦で触れざるを得なかった。
放射能対策をめぐり、風間氏は「自治体は国が決めた基準をしっかり守ることが仕事」と言い、沼倉氏は「国や県に関係なく、市民にとって必要な事業は市独自でも取り組む」と主張。基本姿勢の違いは明らかだった。
結果は、幼稚園や小中学校などの除染に取り組んできた実績を強調した風間氏に軍配が上がった。沼倉氏が掲げた市独自の健康調査や福島県並みの損害賠償実現などの公約は、多くの有権者に実現困難と映った。
一方で、風間氏の姿勢に強いリーダーシップの不足を感じ取った市民も少なくない。批判票の重みは謙虚に受け止めなければならない。
風間氏は工業団地造成で相次ぐ企業立地に成功したが、4年前の市長選で掲げた「4万人都市復活」は達成できず、人口政策がなお大きな課題だ。低迷する城下町をどう立て直すのか。風間氏の手腕が問われる。(解説=白石支局・小沢一成)
◇白石市長選開票結果(選管最終)
当 9,293風間 康静 無現(3)
8,607沼倉 昭仁 無新
◎交流拠点都市「実現へ全力」/風間氏
「いやいや、危なかった」。28日午後9時35分ごろ、白石市本町の風間康静氏(51)の事務所に当選の吉報が届くと、詰め掛けた支持者約300人に安堵(あんど)の色が広がった。
大きな拍手で迎えられた風間氏は「皆さんのお力添えのおかげ。ありがとうございます」とホッとした表情。「交流拠点都市実現のため、これからも全力で走り続けたい」と決意を語った。
一時は無投票当選が濃厚とみられていたが、投票1カ月前に選挙戦の構図が固まった。支持者は「苦しい戦いだった」と短期決戦を振り返った。
「届かなかったか」。支持者約40人が集まった白石市本町の沼倉昭仁氏(43)の事務所では、落選が伝えられると重苦しい雰囲気に包まれた。沼倉氏は「白石を変えたいという市民の思いが、私の力不足であと一歩かなわなかった」と敗戦の弁を述べた。
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自民組織フル稼働 酒田市長に本間氏初当選
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121030t51014.htm
当選から一夜明け、花束を手に市役所に初登庁する酒田市の本間新市長
阿部寿一前市長(53)の辞職に伴う山形県酒田市長選は28日に投開票があり、前副市長本間正巳氏(65)=無新、自民推薦=が、元民主党衆院議員和嶋未希氏(40)=無新=を振り切って初当選した。自民党の組織力で支持を伸ばした本間氏に対し、和嶋氏は民主党への逆風を正面から受けた。本間陣営が阿部氏を遠ざけるなど、次期衆院選をにらんだ身内の攻防も垣間見えた。
28日夜、当選が決まり歓声に包まれる本間氏の事務所で、自民党系の県議は「当たり前のことをセオリー通りやっただけ」と勝因を語った。本間陣営は「自民対民主」の政党対決に持ち込む戦略で、党の国会議員や県議、市議が中核となり、従来型の組織選挙を展開。企業・団体からの推薦状は数百に及んだ。
和嶋陣営は当初から民主党の存在を隠す戦術。民主党国会議員の応援は一切受けず、代わりに吉村美栄子知事や、民主党を離党した舟山康江参院議員(山形選挙区)との関係をアピールした。
事務所の壁には、全国の民主党国会議員から送られた激励のため書きなどが多く張られたが、民主党のマークは白い紙で隠していた。ある党県議は「和嶋氏の周辺からは(ため書きを)張らないでと言われたが、捨てるわけにもいかなかった」と内情を明かした。
和嶋氏の民主党色は最後まで払拭(ふっしょく)できず、「(逆風の影響は)大きかった。政策の戦いではなかった」と和嶋陣営の幹部。本間陣営の関係者は「敵失で勝った側面もある」との認識を示した。
本間陣営で目立ったのは、次期衆院選山形3区で14選を目指す自民党現職加藤紘一氏(73)の精力的な動きだ。決起集会で自らマイクを握り、本間氏の事務所には秘書を送り込んだ。
一方、本間氏と二人三脚で酒田市政をけん引してきた阿部前市長は、自民党系でありながら選挙戦で影が薄かった。阿部氏は山形3区に無所属で出馬すると表明しており、敵対関係となる加藤陣営が市長選に乗じて影響力強化を狙ったとの見方が強い。
阿部氏は選挙中、取材に対し「(本間陣営は)私の選対を使い切れていない。自民党を前面に出すなと言っていたのに。私の指示を聞いていればもう少し楽に行けたはずだ」と、不満を漏らしていた。
◎「市民の判断受け止める」/落選した和嶋氏支持の山形知事
山形県の吉村美栄子知事は29日の定例記者会見で、酒田市長選で自身が支持を表明した元民主党衆院議員和嶋未希氏(40)が落選したことに関して、「酒田市民の判断の結果を受け止めなければいけない」と述べた。
和嶋氏への支持表明は前回知事選の「恩返し」だったと強調し、「これまでにも何人かの選挙で支持を表明したが、勝ち負けを意識した動きではない。どの候補者が勝っても、選挙後は県勢の発展のために連携させていただく」と説明した。
本間正巳新市長(65)を推薦した自民党から批判が出ていることには、「自分でも不器用な生き方だと思うが、いただいた恩に感謝の気持ちを返すのは人間の道だと思う」と、理解を求めた。
2012年10月30日火曜日
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4401 :名無しさん:2012/10/30(火) 05:36:02
酒田市長選で和嶋氏落選 民主党ダメージ大きく
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20121029-OYT8T01437.htm
自民党の支援を受けた本間正巳氏(65)が初当選した酒田市長選。前民主党衆院議員の和嶋未希氏(40)は、次期衆院選で山形3区から同党公認で出馬することが内定していたが、それを蹴って敗れただけに同党のダメージは大きく、今後の3区の情勢に影響を与えそうだ。
今回の市長選は、阿部寿一前市長が国政転出の意向を示し、3区からの出馬を表明したことが発端だ。最初に動揺したのは、自民党だった。阿部氏は同党の支援を受けて市長に当選しており、現職の加藤紘一衆院議員に反旗を翻したと受け止められたからだ。
実際、一部の市議は阿部氏支援の立場を鮮明にし、阿部氏の後継含みで本間氏擁立に関わった。
しかし、本間氏の出馬が決まると、同党県連は推薦を決定。加藤氏は、本間氏の事務所に秘書を派遣したり、県議をフル稼働させたりするなど、存在感を見せつけた。25日に開かれた本間氏の集会には、加藤氏自らも姿を見せて健在ぶりをアピールした。
対照的に、阿部氏は選挙戦で見せ場を作れなかった。加藤氏の全面支援を受けた本間氏は、「阿部氏後継」を否定。加藤氏に近い関係者は「党内の一部で見られた阿部氏支持の流れに、くさびを打てた」と満足そうに振り返る。
ただ、本間氏陣営の「実動部隊」を担ったのは、阿部氏に近い市議グループ。このうちの一人は「実際に動いたのは我々で、多くの票を得ることができた。衆院選に向けて、阿部氏に大きなプラスとなった」と手応えを強調する。
一方、政党・団体の推薦を受けない「市民党」のスタンスで臨んだ和嶋氏。28日夜、敗戦の弁を述べる中で次期衆院選への影響を記者団に問われると、「市長選は国政の代理戦争ではない。私の選挙と特段関わりがあるものではなく、影響はない」と強調した。
だが、県議、衆院議員と民主党公認で選挙を戦い、陣営にも党関係者が多数詰めかけ、「民主党色」を打ち消すことはできなかった。同党県連幹部は「政権交代後の市民の失望感が選挙結果に反映された。衆院選にも影響を与えるだろう」と肩を落とす。
3区では、和嶋氏の後任問題が棚上げされたままだ。県連は近く対応を協議する方針だが、関係者からは「なり手が見当たらない。不戦敗の可能性すらある」と弱気の声も漏れる。鹿野道彦県連会長は「(市長選の)戦いが終わってすぐというわけにいかないだろう。時間がもう少したってからだ」と話している。
当選後初めて市役所に登庁し、職員に迎えられる本間新市長 ◇和嶋氏支援の知事「勝ち負け意識しない」
吉村知事は29日の記者会見で、酒田市長選で自身が応援した和嶋未希氏が落選したことについて、「(知事選で受けた)ご恩を返すということが原点なので、勝ち負けは意識していない。どちらが勝っても、県政発展のために働かなければいけない立場なので、酒田市としっかりと連携を取って取り組んでいきたい」と“ノーサイド”を強調した。
一方、本間正巳市長は市役所で当選証書が付与された後、記者団の取材に応じ、この日、吉村知事と電話で話をしたことを明らかにした。本間氏によると、吉村氏から「いろいろありましたね。苦労しましたね」と言われ、自らは「吉村さんが(知事選に)立候補した時、私も一生懸命応援した。いろいろなことでお世話になります」と応じたという。
本間氏は、30日の県・市町村行政懇談会で市長就任後初めて、吉村知事と顔を合わせる。
(2012年10月30日 読売新聞)
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祝 和嶋未希落選
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保守・70歳以上決め手 酒田市長選
2012年10月30日
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001210300002
初登庁で職員から花束を贈られる本間正巳新市長=酒田市役所
∞ 本間氏の初当選
新顔同士の一騎打ちとなり、28日に投開票された酒田市長選で、前副市長の本間正巳氏(65)=自民推薦=が、前衆院議員の和嶋未希氏(40)を破って初当選した決め手となったのは、保守勢力の厚みと70歳以上の支持だった。市長選に投票した人を対象に朝日新聞山形総局がおこなった出口調査の分析から、今回の選挙の特徴が浮かび上がった。
支持政党別の投票先をみると、本間氏は推薦を受けた自民党の支持層の78%を固めた。民主党比例東北ブロックの衆院議員だった和嶋氏も、離党し党の推薦は受けなかったものの、民主党支持層の76%の支持を集めた。回答者の34%を占め最大のかたまりだった無党派層は、本間氏49%、和嶋氏51%と、ここでも浸透の度合いはほぼ互角だった。
ところが、政党支持率の厚みの差が勝敗を分けた。「民主逆風」のなか、自民党の支持率は34%と、民主党の18%の倍近かった。本間氏は保守層の厚みをがっちりとした組織選挙で生かした形になった。
一方、年代別の投票先をみると、30〜60代の人は本間氏と和嶋氏がほぼ互角だったが、70歳以上は本間氏が62%で、和嶋氏の38%を大きく上回った。県の総務部長や企業管理者などを歴任し、行政経験が豊富な本間氏の「安定感」が、高齢層に受け入れられたといえそうだ。
和嶋氏は、ピンクの事務所看板やたすきで「女性候補」や「若さ」を強調し、吉村美栄子知事の支援も受けた。女性票の獲得がかぎとの見方があったが、20〜30代の女性はややリードしたものの、40代以上の女性は各年代とも本間氏に及ばなかった。
調査では、投票の際に何を一番重視したか、についても聞いた。「公約や政策」が48%。「候補者個人の魅力」が32%。「支援する政党や団体」は11%だった。
新しい市長に最も力を入れてほしい政策では、「企業誘致や雇用拡大」が39%を占めた。「福祉や少子高齢化対策」が25%、「市街地の活性化」が20%、「交通網や港湾の整備」は4%だった。
調査は28日に24カ所の投票所で実施。1231人から回答を得た。(岡田和彦)
◇ 「市民の意見を受け止めよう」 本間新市長初登庁
酒田市長選で当選した本間正巳新市長は29日、市役所に初登庁し、玄関前で市職員に拍手で迎えられた。
先月まで執務していた副市長室に入ろうとして、「今日から市長室です」と職員に促された本間氏は、「まだ切り替えができなくて」と照れくさそうに市長室の椅子に座った。
当選証書を受け取った後、市民会館で職員に訓示。「市民の意見をきちんと受け止めて仕事をしよう。『なるべくやらない方向』で物事を考えようとするのではなく、『どうしてやれないのか』『やるにはどうしたらいいのか』という気持ちで仕事にあたってほしい」と呼びかけた。
◇ 新市長との連携 吉村知事が意欲
吉村美栄子知事は29日の定例会見で、酒田市長選で当選した本間正巳氏について「酒田や庄内、県の発展のためにリー