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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6930チバQ:2018/06/24(日) 11:53:43
https://mainichi.jp/articles/20180623/ddl/k20/010/060000c
選挙
大町市長選 あす告示 市民参加の街づくりカギ 芸術祭は一過性か、呼び水か /長野
毎日新聞2018年6月23日 地方版
 任期満了に伴う大町市長選が24日、告示される。投票は7月1日で即日開票される。4選を目指す現職の牛越徹氏(67)と、市民団体役員で新人の太谷優子氏(60)がいずれも無所属での出馬を表明しており、一騎打ちが予想される。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万3969人(男1万1664人、女1万2305人)。【安元久美子】

 少子高齢化や若者の雇用、地域医療の問題--。人口約2万7000人の大町市でも県内の他自治体と同様の課題に悩まされている。その中、2017年6〜7月に行われた「北アルプス国際芸術祭」。市内各地に自然を生かした現代アートを設置し、57日間で5万4395人が来場。目標の2万人を大幅に超え、県内外に「大町」の名前を広めた。次回は2020年に行われる予定のこの芸術祭を通し、大町の今後を探った。

 「今までシーンとしていた街が、常に人でざわざわしていましたね」と市の中心街でそば店「こばやし」を営む小林宏仲さん(56)は振り返る。店を継いだ約35年前、早朝から登山客が列をなして歩き、午後には下山した大勢の人が明るいうちから商店街でビールを飲みにぎわっていた。パンフレットを持った人が行き交った芸術祭期間中は、活気があった当時を思い起こさせた。

 芸術祭の費用対効果はどうだったのか。長野経済研究所によると、宿泊や飲食など市内の観光消費額は4億7000万円で、県内への経済波及効果は10億円だった。総支出は2億3200万円で、約7200万円を市が一般財源などから負担した。国と県の補助金などを含めた総収入は2億8900万円で、余剰金5700万円は芸術祭の実行委員会から市に寄付され、市は実質的な負担は1500万円とする。市まちづくり交流課の北沢好泰課長は「十分すぎる効果を発揮した」と語る。

 北アルプス国際芸術祭は、現代アートの力を借りた国内外への地域の魅力発信▽観光誘客による流動を起こし地域を交流の場とする▽市民参加を地域づくりに取り組む原動力にする▽地域の消費拡大の四つを主目的にした。しかし、芸術祭の実行委員会が17年11月にまとめた中間報告書では市民参加の部分がほか三つより低い「D評価」とし、市民参加の仕組みや意識を培う取り組みがさらに必要とした。登録ボランティアサポーターも607人中、市内は206人と半分以下だった。

 大町商工会議所の会員386事業者のうち、184事業者が回答したアンケート結果でも、芸術祭の評価を「悪かった」「やや悪かった」「どちらとも言えない」と回答した事業者が41%を占め、「市内全域の広がりが不十分であったのでは」と分析した。芸術祭期間の前半は多くの人出のあった日曜に飲食店が休みで「昼食難民」が発生し、大町市商店街連合会会長が営業を呼びかけたほど。商議所の鷲沢恒夫事務局長は「準備不足感はあった。芸術祭に合わせた商品作りをもっとしていれば良かったのではないか」と振り返る。

 第2回開催へ、公募した県内外の住民4人を含む22人で問題の掘り起こしを行う検討会議が5月から開かれている。11月中旬には基本計画を策定予定だ。芸術祭が呼んだにぎわいを一過性のものに終わらせるのか、移住者増加や観光振興につながる呼び水とするのか。市民を巻き込んだ街づくりを進めるためにも、市長の手腕に期待がかかる。


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