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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/21(火) 02:04:42

統一地方選スレから近畿のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
京都ネタはこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187488248/l40
奈良ネタもこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1178710048/l40

504チバQ:2009/10/13(火) 23:42:30
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002437903.shtml
民主、視線の先に地方政策 神戸市長選現職推薦 
 これまでの自民、公明との相乗り構図を崩し、神戸市長選で、政令市長選では初めてという現職候補の単独推薦に踏み切った民主。背景には、来年の参院選などをにらんだ支持基盤固めとともに、政令市長との連携を強化、マニフェスト(政権公約)に掲げる地方政策などを円滑に推進する狙いがあるとみられる。


 知事選、政令市長選で相乗りを原則禁止する民主。今年行われた政令市長選のうち、名古屋、さいたま、千葉、仙台、そして衆院選と同日に行われた横浜と五つの選挙で単独、または社民などと推薦、支援した候補をいずれも当選させている。既に政令市の半分以上が「民主系」の市長だ。この日、神戸と同じく告示を迎えた川崎市長選でも元神奈川県議を単独推薦する。

 矢田氏の推薦、「自公切り」には、小沢一郎幹事長の強い意向が働いたとされるが、同党の土肥隆一衆院議員(70)=兵庫3区=は「政令市を束ねる指定都市市長会長という矢田氏の立場を重視した」とする。同会の事務局を務め、各政令市の要望を取りまとめるのは神戸市。政府、与党にとっては、地方政策を推進する上で協力を得やすくなるという。

 また、同党の高橋昭一衆院議員(45)=同4区=は現職という点を挙げ、「これまで築いた実績、支持基盤を継承できる」と指摘する。

 一方で、同党の神戸市議は「相乗りが崩れ、有権者には分かりやすくなった」としながら、自主投票を決めた自民、公明の反発に気をもむ。市会は半数近くを自公議員が占めており、「(矢田氏が当選した場合)市会運営への影響はまぬがれない」とする。(藤原 学)

(2009/10/12 10:45)

505チバQ:2009/10/13(火) 23:43:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091011/elc0910112158005-n1.htm
神戸市長選告示 民主色前面に出す現職 他の新人候補は批判
2009.10.11 21:57
 11日告示された神戸市長選は、政権交代後、現職が初めて民主単独推薦で臨む首長選挙となった。民主は初日から、伴野豊副幹事長が現地入りし“党のお墨付き”を強調。こうした動きに、無所属新人は「国政が地方にまで及ぶ」と批判。助役出身の候補に自公民が三党相乗りする構図が続いてきた神戸市長選は近年にない熱い選挙となっている。

 「小沢・鳩山の思いを伝える伝書バトとして応援に駆けつけた」

 民主の推薦を受け、3選を目指す矢田立郎氏(69)の街頭演説会場に駆けつけた伴野副幹事長は、「民主」色を前面に押し出した。

 7月の出馬表明当初は従来通りの自公にも推薦を求めるとしていた矢田氏だが、相乗りの現職が敗れた堺市長選以降事態が急展開。推薦決定の際、小沢一郎幹事長は矢田氏に「自公を切る勇気はあるか」と突き付けたという。この日の出陣式に自公の議員の姿はなかった。

 矢田氏は「市民とともに歩みながら3期目の市政をやっていきたい。必ずやり遂げる」と強い口調で述べた。

 こうした動きを、他の新人候補2人は批判。無所属のIT会社顧問、樫野孝人氏(46)は「国政が地方にまでおよび、神戸を思うがままにしようとしている」。助役出身の市長が60年続いていることを批判し「鎖国状態の神戸の窓を開けたい」と有権者に呼びかけた。

 一方、共産党公認の党県書記長、松田隆彦氏(50)は、日本航空が撤退表明した神戸空港に触れ、「民主自民公明のオール与党で建設を強行して今はどうでしょうか」と問いかけ、応援に駆けつけた穀田恵二・国対委員長は「(矢田氏を)水面下で自公が支援しているのは明らか」と批判した。

506チバQ:2009/10/13(火) 23:47:27
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/01.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(1)単独推薦小沢指令「自公切れ」/相乗り批判で現職覚悟

会見会場に向かう民主党の小沢一郎幹事長(左)と矢田立郎神戸市長=1日午後、神戸市中央区(撮影・三津山朋彦)

 告示まで4日と迫りながら、情勢が今なお激しく揺れ動いている神戸市長選。政権交代、相乗り、首長連合、分権、公共事業、行革…。地方政治にまつわるキーワードを軸に、前哨戦を追った。(藤原 学)

 「民主の旗の下、戦う決意をされたことを高く評価する」

  いつになく上機嫌な民主党幹事長小沢一郎(67)は、党名やロゴマークが入ったボードの前で、神戸市長矢田立郎(69)とがっちり握手を交わした。

  神戸市長選告示まで10日と迫った今月1日。神戸市内のホテルで記者会見を開いた小沢は、3選を目指す矢田の民主単独推薦を発表した。

  過去2回の選挙を民主、自民、公明など各党相乗りで戦った矢田。衆院選の結果などを受け、今回は民主以外に推薦を求めていなかったが、既に自民、公明の市議らも支援へ動いており、政党の枠組みはこれまでと変わらないとみられていた。それだけに質問は、自公への対応に集中した。

  「総選挙で自公政治はノーを突き付けられた。(民主とは)国政、市政とも運営理念が異なる」と相乗りはあり得ないとする小沢。なおも質問がその点に及ぶと、初めて声を荒らげた。

  「2人並んで決意表明し、互いに力を合わせようと天下に公表している。これが何よりの担保だ」

507チバQ:2009/10/13(火) 23:47:51
■    ■

 3日前の9月28日、朝一番の飛行機で上京した矢田は、首相官邸に官房長官平野博文(60)を訪ねた。表向きは、指定都市市長会長としての政府要望。しかし、話題はすぐに有利とみられた現職が新人に大敗した前日の堺市長選へと移った。

  「対応が中途半端になってしまった」

  大阪選出の衆院議員で、民主府連代表を務める平野は自民、公明が推薦する現職を民主が支援したことを悔やんだ。知事選や政令市長選での相乗り原則禁止を打ち出す民主。当選した新人を支援した大阪府知事橋下徹(40)ら「首長連合」はその点を突き、「政党のなれ合い」「談合」と厳しく批判、民主支持層を含む多くの有権者を動かした。

  過去2回と実質同様の枠組みで政党支援を期待する矢田にとっても、同じ3選を目指した現職の落選はショックだった。

  そんな矢田に平野が強い口調で迫った。

  「(堺での対応を)わたしもつくづく反省している。(相乗りは)だめですよ市長。覚悟を決めてください」

■    ■

 東京で1泊する予定を急きょ変更、神戸にとんぼ返りした矢田は翌29日朝、登庁すると副市長の梶本日出夫(67)を市長室に呼び入れ、ひと晩考えた末に下した決断を告げた。

  「民主の単独推薦を受けようと思う。自民、公明には選挙協力を求めない」

  矢田が置かれる現状を考えると、梶本にもそれが最善の判断と思えた。

  9月初めに出した民主への推薦要請は、同党の相乗り禁止の原則がネックとなって“たなざらし”の状態。その民主には、ウェブ制作会社の無所属新人樫野孝人(46)も推薦を要請していた。助役出身の市長が60年間も続く「役人主導」の転換を掲げる樫野は、衆院選前から代表の鳩山由紀夫(62)ら民主幹部と接触、首長連合にも接近し支援を求めていた。これまでになく危機感を募らせる矢田に選択の余地はなかった。

 民主単独推薦を受け入れるという決断を下した矢田は、側近らに続いて市会の民主、自民、公明3会派の代表を集め、その経緯を説明した。

  既に矢田と一緒に街頭に立ち、応援演説もしていた自公会派の代表は「支援は受けられない」という突然の申し出に戸惑い、そして憤りを隠さなかった。

  「これでは党員も支援者もまったく動かせなくなる」「本当にそれでいいのか」。繰り返し翻意を促したが、矢田の決意は揺らがなかった。

  同じ日の午後、民主党本部(東京)の幹事長室には、兵庫4区選出の衆院議員高橋昭一(45)の姿があった。前日、地元議員として矢田に付き添い、「(推薦を出すよう)小沢幹事長を説得する」と約束していた高橋は、小沢に市長選の情勢を説明。矢田推薦を願い出た。

  8月の衆院選で初当選した高橋だが、国政に挑み始めたころから、小沢が主宰する勉強会に参加。小沢が期待を寄せる若手議員の一人だ。

  小沢は続いて幹事長室を訪れた兵庫県連代表の参院議員辻泰弘(53)に、目の前で矢田に電話をかけさせた。

  「自公との相乗りを断ち切れますか」

  矢田の覚悟と政権与党民主への忠節を確かめる「踏み絵」のように。堺ショックから2日。矢田陣営の態勢は固まった。=敬称略

(2009/10/07)

508チバQ:2009/10/13(火) 23:48:28
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/02.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(2)戦略転換新人、脱「民主寄り」模索


 民主党幹事長小沢一郎(67)の記者会見から2日後の3日夕。神戸市長選に立候補予定の無所属新人樫野孝人(46)は堺市内で、大阪府知事橋下徹(40)と初めて会った。

 小沢会見を受け、既に「個人的に支援しない」との橋下の意向は伝わっていたが、樫野は、橋下が前横浜市長中田宏(45)らとつくる「首長連合」の支援に望みを懸け、直談判を試みた。

 「一人では決められない」と答えるにとどまった橋下は会談後、待ち構える報道陣を前に、樫野が掲げるマニフェスト(選挙公約)をこう評した。

 「財源を気にしないばらまきのように思えた」

 橋下が推す新人が相乗りの現職に勝利、神戸市長矢田立郎(69)に民主単独推薦受け入れを促す市長選があったばかりの堺。樫野は皮肉にもここで公約、戦略の軌道修正を迫られた。



 約2カ月前の7月30日。立候補を表明した矢田は逆に樫野の影を恐れていた。20代後半まで地元神戸で過ごした後、映画プロデューサー、ウェブ制作会社社長など若手実業家として活躍、経済界に幅広い人脈を持つ樫野。一時は引退説まで取りざたされた矢田がこの日を選んだのも、まだ態度を明らかにしていない未知の敵、樫野の機先を制する狙いがあった。

 その後も樫野の動向をにらみながら、矢田陣営は手を打ち続けた。最も目まぐるしく形を変えていったのは、最終的に民主単独推薦となる「みこし」の形だった。

 当初「幅広く支援をいただきたい」と各党からの推薦を描いていた矢田。だが、陣営は「高齢、助役出身。さらに相乗り批判が加われば、嵐の中へ船をこぎ出すようなもの」と政党推薦の回避を検討する。推薦は受けないが、水面下では今まで通り各党が支援するという戦略だ。

 衆院選に民主が圧勝すると二つの懸念が浮かび上がる。一つは民主党本部主導の候補者擁立。もう一つは民主が樫野を推す可能性。

 「支援体制や戦略を立て直さなければならない」

 衆院選翌日の8月31日、民主市議団の団長前島浩一(62)は矢田側に民主に推薦を求めるよう詰め寄った。「早めに不安の芽を摘んでおく必要があった」と前島。矢田は9月1日、樫野より6日早く民主への推薦要請に踏み切った。



 政権に就いた民主の勢いと力を自身の選挙に取り込もうと試みながら、後手後手に回った樫野。当初、反矢田市政を掲げる市民グループを介して、協力を模索した共産党も「(樫野の)政策とは相いれない」と、党県委員会書記長の松田隆彦(50)を擁立。神戸市長選では実に40年ぶりの党公認候補(予定者)で選挙戦に臨む。

 三つどもえの戦いの構図が固まる中、樫野は「民主党に寄り過ぎたかもしれない」とするマニフェストの見直しを急ぐ。重点を置くのは、橋下にも「弱さ」を指摘された行財政改革への取り組み。自公支持層を含めた矢田批判票の受け皿も視野に、「逆転の一手」を練る。=敬称略

(藤原 学)

(2009/10/08)

509チバQ:2009/10/13(火) 23:49:00
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/03.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(3)擁立断念突然の決別、自公手詰まり
 神戸市長選への独自候補擁立を断念した自民党兵庫県連の決定から一夜明けた8日。市会議長や自民党市議団長などを務め、市会のボスとして、市役所だけでなく神戸政界に絶大な影響力を及ぼしてきた元市議村岡功(71)が、神戸拘置所に収容された。

 過去2回の市長選では自民、民主、公明の市会与党を束ね、現職矢田立郎(69)を支援。しかし、2006年4月、市の産廃処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件であっせん収賄などの容疑で逮捕、起訴され、先月、懲役2年6月の実刑が確定していた。

 事件を機に、条例で市議の口利き防止などが図られる一方で、ボス不在となった自民市議団は内部対立を繰り返し今年7月、ついに分裂、市会最大会派を民主に譲った。8月の衆院選では市内4選挙区すべてで自民、公明現職が民主候補に敗退。そして市長選で民主の矢田単独推薦を許した。

 ある自民党関係者は自嘲(じちょう)気味に話す。

 「カネと権力を巧みに操るボス政治、それを周囲が『違う』と言えなかったことが、この窮状を招いた要因の一つかもしれない」



 民主党の矢田単独推薦が決まって以降、公明とともに矢田陣営から支援不要という「決別」を宣言された自民県連は、その対応をめぐって揺れ続けた。

 衆院選に圧勝した民主は、各地の首長選で独自候補擁立を加速。先月末には来年の参院選で、兵庫をはじめ改選数2以上の選挙区で、複数候補擁立を検討する方針まで打ち出していた。

 「こんな強権的な手法、政治的脅迫に屈するわけにはいかない」

 自民県連内では、県議を中心に市長選への対立候補擁立論が高まる。矢田市政を与党として支えてきたことから当初、矢田の判断に理解を示していた市議らも「支援者に説明できない」などと次第に擁立論に傾いていった。現職県議ら複数の名前が挙がったが、結局、擁立には至らなかった。

 7日午後、会見した県連幹事長五島壮(66)は「時間的制約があり、適切な候補者は見つからなかった」と「時間切れ」を強調。だが、理由はほかにもあった。

 「中途半端な対応で負ければ、衆院選惨敗の傷口を広げるだけ」。別の幹部はそう代弁した。



 「表も裏もなく自主投票で臨む」

 公明党県本部幹事長の野口裕(59)は8日、記者会見を開き市長選への対応を説明、「正直、予想できなかった」と矢田の判断に首をかしげた。ただ、同席した同党市議団長の吉田謙治(53)はほかの立候補予定者と比較し、矢田のマニフェスト(選挙公約)を「賛同できる」と評価。「与党」としてのアピールも忘れなかった。

 こうした自公に、矢田の周辺では両党へのアプローチを模索する動きも出始めた。

 「勝手連的に(矢田を)支援してもらえるような仕掛けができないか」

 選挙後を見据えながら、前哨戦は水面下でも繰り広げられる。

=敬称、呼称略
(藤原 学、紺野大樹)

(2009/10/09)

510チバQ:2009/10/13(火) 23:49:30
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/04.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(4)神戸空港日航ショックで再び争点
 「自主再建は十二分に可能だ」

  先月30日、緊急会見を開いた国土交通相前原誠司(47)は、経営再建問題に揺れる日本航空の将来にそう太鼓判を押した。

  会見の狙いは、信用不安拡大への歯止め。前原は「運航や資金繰りに支障が生じないよう政府としてバックアップしていく」とも強調した。

  日航から神戸空港撤退方針を伝えられていた神戸市長矢田立郎(69)は同28日、本社(東京)を訪れ、撤退の再考を申し入れた。しかし、日航側の返事は「撤退する方向で検討が進む」とにべもなかった。前原会見はそれから2日後。その間に矢田は、市長選での民主単独推薦受け入れ、「自公切り」を決断していた。

  「神戸(空港)はこれで助かるかもしれない」。市幹部は政府対応に期待をにじませた。



  市会の反対決議などによって、いったんは消えた神戸沖の空港建設計画が再び浮上したのは1982年。90年には、共産も含む市会全会一致で神戸空港の建設決議が採択された。

  しかし阪神・淡路大震災後、当時の市長笹山幸俊(85)が3選を目指した97年の市長選では震災復興の進め方が問われる。空港建設に反対する市民の声が高まり、オール与党体制から離脱した共産などが推す新人候補が、笹山に肉薄した。

  翌年には、市民団体が30万人を超す署名を集め、空港建設の是非を問う住民投票条例案を直接請求。神戸市会は否決したが、市民団体は笹山の解職(リコール)請求へと動いた。

  市空港整備本部長も務めた矢田が、笹山の後継として初めて立候補した2001年、開港まで4カ月に迫った05年の市長選でも空港は争点に。繰り返しその是非が議論されてきた。



  「神戸空港など大型公共事業を進める現職をなぜ推すのか」

  無所属新人の樫野孝人(46)は、公共事業の見直しなどをマニフェスト(政権公約)に盛り込みながら、矢田を単独推薦した民主党を批判する。空港をめぐる経緯を振り返りながら「一定の署名が集まれば、住民投票を実施する制度をつくる」とも明言。空港でも矢田との対立軸を際立たせようとする。

  震災後、与党を離れた共産は、党公認の新人松田隆彦(50)が「神戸空港関連事業の中止」を訴える。

  06年の開港以来3年連続で年間需要予測(319万人)を下回った神戸空港。1日28往復便あった定期便は22便にまで減った。日航が撤退すれば、一気に8往復便が減り、利用客全体の40%に当たる105万人(08年度実績)を失う。空港島の土地売却、ポートアイランドで進める医療産業都市構想も停滞しかねない。

  市長選のマニフェスト(選挙公約)で「神戸空港の利便性向上と需要拡大」を掲げる矢田にとって、路線確保は絶対に譲れない一線。スカイマーク、全日空へは増便などを打診する。

  日航ショックをきっかけに揺れる空港の将来像。その在り方が市長選でもう一度問われようとしている。

=敬称略
(紺野大樹)

(2009/10/10)

511チバQ:2009/10/13(火) 23:49:59
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/05.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(5)行革公約で競う中身と手法
 9日夜、市役所に近い神戸国際会館で開かれた神戸市職員組合連合会(市労連)主催の市長選決起大会。あいさつに立った市長矢田立郎(69)は、阪神・淡路大震災以降、厳しい財政状況下での組合員らの理解と協力をたたえた。

  「神戸復興のため、職員一丸となって血を流すような努力を続けてくれた」

  6年前、2010年度を目標に職員3000人、市債6000億円をそれぞれ削減する行政経営方針を打ち出した矢田。組合側が本年度末までに2800人、5500億円の削減を受け入れたことこそ矢田の言う「努力」だった。

  今回のマニフェスト(選挙公約)のメニューにも、さらなる職員削減や外郭団体の統廃合など行革継続を掲げる。そんな矢田に市労連委員長本多義弘(54)は「職場を守ることがわれわれの使命。だが、その前に神戸市を守ることが重要」と応える。

  「組合との間で必ず協議の場を設ける。市役所一家の『身内』。決してむちゃなやり方はしない」

  別の労組幹部は、協調の理由をそう話す。

  市職員に採用されてから半世紀。矢田にとって自身が育てられ、1万7000人の後輩たちが働く市役所が「最大の与党」と言えるのかもしれない。



  60年間にわたり、助役出身の市長が続く神戸市。民間企業に勤務、経営者としてのキャリアも積んできた無所属新人の樫野孝人(46)は、その弊害を指摘する。

  「同じことをやろうとしても、庁内のしがらみや内輪での妥協がスピードを鈍らせている。市民には不幸だ」

  告示日が迫る中、樫野は連日深夜まで、市議を含む選対のメンバーらと公約の点検、見直し作業を進める。

  重点に置いたのは「有権者への分かりやすさ」。選挙公報では、事業仕分け、天下り禁止、民間並み給与の導入などで財源を捻(ねん)出(しゅつ)、それを、中学卒業までの医療費無料化など公約に掲げた施策に充てる―といった段階的手法を示した。大阪府知事橋下徹(40)から公約を「財源なきばらまき」と指摘されたことも、大きなきっかけとなった。

  役所の外からでは、効果などが正確に算出できないため、数値目標はあえて盛り込まなかったが、「トップが変われば、予算の優先順位や判断基準が変わる」と樫野。「民間人市長の誕生こそ行革だ」と訴える。



  「職員削減の前に、無駄な公共工事などに歯止めをかけることが行革。それをやろうとしない2人(矢田、樫野)は結局同じ」

  共産党兵庫県委員会書記長で、市長選では40年ぶりの党公認候補となった新人松田隆彦(50)は指摘する。陣営は、党独自推薦の候補が過去最多得票を記録した7月の県知事選を挙げ、「市政に不満を持つ有権者は少なくない」と同様の批判票の取り込みを狙う。

  政権交代により塗り替えられた政界地図。その下で、神戸の明日を問う2週間の論戦がきょうスタートする。=敬称略

(藤原 学)
=おわり=

(2009/10/11)


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