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仙台・宮城・陸奥

737荷主研究者:2010/05/10(月) 23:09:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t13018.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
仙台北部道路 富谷JCT―国道4号間が12年度開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/100501a301.jpg

 仙台北部道路で延伸計画中の富谷ジャンクション(JCT)―国道4号(宮城県富谷町富谷)の1.7キロが2012年度中に開通する見通しとなったことが30日、分かった。3月末に完成した高速環状道路と1本で結ばれ、仙台圏の高速交通網がさらに充実する。

 国土交通省と東日本高速道路の共同施工で、事業費は35億円。設計は09年度に終えた。今後、用地調査や地権者との交渉に入るが、遅れが出れば工期延長の可能性もある。大規模な架橋工事はなく、丘陵地を切り開いて盛り土上部に道路を通す計画。

 ことし3月27日に北部道路の利府しらかし台インターチェンジ(IC)―東北自動車道富谷JCTの6.6キロが開通した。富谷JCTから国道4号につながることで、高速環状道路を経由して東北道や三陸道へ乗り入れしやすくなる。国道の混雑緩和も見込まれる。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、国道4号の東北道泉IC付近―仙台市宮城野区苦竹までの交通量は、北部道路全通で2030年には1999年比で2割減少すると試算された。

 仙台周辺の高速道路では北部道路と三陸道を結ぶ利府JCTのフル化工事が10月完了予定。三陸道の石巻方向と、北部道路の相互通行が可能となる。常磐道も相馬―山元ICが14年度に開通、仙台と首都圏が直結する。

738荷主研究者:2010/05/10(月) 23:10:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t12030.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
仙台トラストタワー完成8月本格営業

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100501008jd.jpg
完成した高層ビル「仙台トラストタワー」

 森トラスト(東京)が仙台市青葉区一番町の東北学院中・高跡地で建設を進めてきた高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)が30日、完成した。高さ180メートルと東北一ののっぽビルは5月からオフィスの一部利用が始まり、8月にグランドオープンする。

 ビルはホテル(1〜3階、25〜37階)、商業施設(1〜5階)、オフィス(6〜24階)の各フロアで構成。オフィスフロアは5月中旬以降、入居が始まる。ホテル、商業施設の開業は8月1日。

 24階のオフィスフロアで行われた完成式には工事関係者ら約60人が出席した。敷地を囲っていた柵も取り払われた。

 同タワーは2008年1月着工。延べ床面積12万5300平方メートルで、うちオフィスの貸室面積は約4万1500平方メートル。隣接して建設が進む29階の高層マンション「ザ・レジデンス一番町」とともに大規模複合開発「仙台トラストシティ」を構成する。

739荷主研究者:2010/05/10(月) 23:11:01
>>732-733
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100501t13038.htm
2010年05月01日土曜日 河北新報
突然の白紙に広がる困惑 エム・セテック、亘理進出計画撤回

エム・セテックが進出を計画していた工場用地。水田を開発して第1期分約10ヘクタールの造成が進む=亘理町逢隈高屋

 大手太陽光発電素材メーカー、エム・セテック(東京)が宮城県亘理町に計画していた新工場建設を白紙撤回した。約32ヘクタールの敷地は造成が急ピッチで進み、600人の雇用が見込まれていただけに、町には大きな波紋が広がっている。別の工場の進出計画がにわかに浮上しているが、「本当に来るのか」と疑問視する声も。地域経済が低迷する中で計画の行く末に期待と不安が交錯する。(岩沼支局・小島直広)

 一辺約600メートル。エム社が進出するはずだった工場用地は目を見張るほど広大だ。農家ら地権者133人が昨年9月、用地を提供した。

背景に社長交代

 「一人でも反対したら工場は来なくなる。町にそう言われたからこそ、皆で協力した」。70代後半の元地権者の男性はそう語る。

 男性は水田を売ったのを機に農業をやめ、農機具もすべて処分した。「子どもや孫の勤め先が大事。売った田んぼはもう元に戻らない。早く次の企業に来てもらいたい」と困惑を隠せない。

 町は5月中にも用地買収に応じた元地権者を対象に、今回の経緯を説明する予定だ。

 造成計画によると、総事業費は約20億円。うち約13億円を県と民間から借り入れ、2009年度に32.6ヘクタールの敷地を買収した。第1期分10ヘクタールを造成してエム社へ引き渡し、その売却代金7億円で、第2期分22.6ヘクタールを造成するはずだった。

 進出計画が頓挫した背景には、エム社の社長交代劇があった。

 4月28日午後、町役場で開かれた町議会全員協議会。エム社の謝勝傑社長が白紙撤回を伝えたわずか数十分後、同じ席に亘理町への進出を主導してきた前社長(3月末退任)の姿があった。

 「工場進出で台湾の幹部と意見が対立した」

 エム社の創業者である前社長はそう語り、昨年の資本提携で親会社となった台湾メーカーから送り込まれた現社長への怒りをあらわにした。

 「亘理に何としても工場を造りたい。これは男の約束。全うしたい」。前社長は声を絞り出すように町議らに訴えた。前社長は席上、エム社と資本関係のない別会社を町内に設立し、同じ場所に進出する方針を示した。

町政運営に暗雲

 斎藤邦男町長は「前社長の誠意を真摯(しんし)に受け止める。早期の工場進出を期待している」と語り、今後資金計画などについて前社長側と詰める構えだ。

 こうした町の対応に異論がないわけではない。

 町議の一人は「一度約束を破られたのに信頼するのはどうか」と指摘。「借入金の利払いはこれから。工場が進出しなければ町長の責任問題になる」と警告する。

 町には本年度から毎年約1500万円の金利負担が発生する。12年秋には元本を一括償還しなければならない。

 亘理町では任期満了に伴う町長選が18日に告示される。立候補を表明しているのは3選を目指す現職の斎藤町長だけ。選挙直前に起きた工場進出計画の撤回が、盤石に見えた現職の町政運営に影を落としている。

740荷主研究者:2010/05/15(土) 15:10:27
立体交差の中止は残念ではあるけど、工期も工費も圧縮されるし、まぁ妥当な判断かねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100504t11032.htm
2010年05月04日火曜日 河北新報
宮城野橋、駅前通と接続 仙台市、事業費と工期圧縮

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東に向かって見た宮城野橋の完成予想図。右側のビルが「アエル」

 「X(エックス)橋」の愛称で市民に親しまれたJR仙台駅近くの宮城野橋架け替え工事で、仙台市は、新しい橋を駅前通と立体交差させる44年前の計画を改め、駅前通と直接つなぐ方針を決めた。当初計画に比べ、橋の長さは半減し、事業費と工期が圧縮できる。

 最新の交通需要推計に基づき、立体交差が必要なほど交通量が増えないと判断した。本年度着工し、2015年度までの完成を目指す。

 変更後の計画によると、宮城野橋の長さは370メートルから152メートルに短縮される。事業費は当初の計画を約50億円下回る約40億円となり、工期も2〜3年短縮される見込み。片側3車線の直線的な陸橋に生まれ変わり、現在のX橋は撤去される。

 新しい宮城野橋は当初、駅前通を陸橋でまたぎ、愛宕上杉通の交差点に接続する予定だった。都市計画道路として決定したのは1966年。市は2009年度、決定から40年以上が経過したことを踏まえ、将来の交通量の見通しをあらためて検証した。

 県警とも協議した結果、「駅前通との交差点を平面交差に変えても、円滑な交通処理は可能」(市道路計画課)との結論に至ったという。

 事業をめぐり地元住民らは、X橋に使われた石材を歩道に再利用するなど、大正時代の歴史的建造物を後世に伝えようと模索している。

 地域の動きに対し、同課は「広い意味でのまちづくりとして、地元住民の相談に応じたい」と話している。

[宮城野橋]JR仙台駅前の再開発ビル「アエル」北側でJR東北線をまたぐ都市計画道路「元寺小路福室線」の一部。愛称は、橋のたもとの道路が両方とも二またに分かれ、上から見ると「X」の文字に似ていることに由来する。現在の橋は1921年に完成したが、その後の再開発事業で橋の両端が1本の道路に集約されている。

741荷主研究者:2010/05/15(土) 15:16:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100507t12011.htm
2010年05月07日金曜日 河北新報
平均空き室率、初の20%超 4月の仙台市内オフィスビル

 仙台市内のオフィスビルの平均空き室率が4月末現在で20.63%になったことが6日、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。20%を超えたのは1989年の調査開始以来初めて。4万平方メートル超えるオフィスフロアもある超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(青葉区一番町)が完成、調査対象に加わったことが影響したとみられる。

 前月末を1.47ポイント上回り、過去最悪をさらに更新。全国の主要都市で最も高く、2番目の福岡(15.30%)とは5ポイント以上の開きがある。

 地区別では駅東が28.83%で最も高く、泉区など周辺21.37%、駅前20.50%、一番町19.87%、県庁・市役所14.50%が続いた。前月比では一番町が5.09ポイントの大幅悪化で、駅前は0.25ポイントの改善。ほかは0.01〜0.58ポイントの上昇だった。

 仙台トラストタワーは4月末に完成。地上37階、地下2階で、6〜24階のオフィス部分の募集面積は約4万1500平方メートルに上る。入居が始まるのは今月中旬からだが、今回から調査対象になり、市内全体の空き室率の押し上げ要因となった。詳しい入居予定状況は非公表。

 三鬼商事によると、今年はほかに、ビル完成など大きな物件の供給予定はないといい、仙台支店は「上昇傾向に歯止めが掛かってくるのではないか」と見ている。

 仙台市内のオフィスビルの平均空き室率は、2009年1月末に13.73%となり、過去最悪だった04年3月の13.69%を更新。その後、一時的な改善をはさみ、じわじわと上昇を続けてきた。

 今回の調査対象は新築7棟を含む延べ床990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

742荷主研究者:2010/05/15(土) 16:14:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100510t12034.htm
2010年05月10日月曜日 河北新報
東北電気保安協会が仙台・あすと長町に移転

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100510015jd.jpg
完成した東北電気保安協会あすと長町ビル

 工場やビルの電気設備の保安管理業務などを手掛ける東北電気保安協会の本部が6日、仙台市太白区あすと長町3丁目に完成した新ビルで業務を開始した。県内9事業所を統括する宮城事業本部と、仙台圏南部を担当する仙台南事業所も移り、10日から業務を始める。

 新ビルは鉄骨4階、延べ床面積約5800平方メートル。青葉区花京院のビルを賃借していた本部は、移転で利用面積が従来の約2.3倍に拡大。太白区泉崎1丁目にあった宮城事業本部と仙台南事業所も約1.6倍に広がる。

 高強度の鉄骨を使って耐震性を強化し、大地震などの非常災害時に活用する対策本部室を設けた。高効率のヒートポンプエアコンや発光ダイオード(LED)照明などを採用し、省エネ性能も高めた。

 協会は2008年5月、約2200平方メートルの用地を購入し、09年8月に建設工事を始めた。

743荷主研究者:2010/05/15(土) 16:28:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100511t12020.htm
2010年05月11日火曜日 河北新報
中小企業との研究担う 東北大、新拠点施設が完成

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中小企業との共同研究を強化する未来産業技術共同研究館

 東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)の新しい産学研究棟「未来産業技術共同研究館」が、仙台市青葉区の青葉山新キャンパス予定地に完成した。東北をはじめ全国の中小企業との共同研究を担う拠点施設で、地元企業などの開発提案力の向上を図る。

 新研究棟はNICHe本館南側に建てられた。2011年度に開設予定の青葉山新キャンパスの建物第1号としても位置付けられている。

 5階建て、延べ床3500平方メートルで、すべてを研究スペースとして利用する。カードによる入退室方式にするなど、秘密保持にも配慮した。総事業費は約11億円で、半額が経済産業省の補助金。

 具体的に取り組む共同研究は、NICHeが展開中の18件のうち6件。災害現場で被災者の生存確認などに当たるレスキューロボットの開発や情報通信関連などで、既に機材を運び込んだ。

 完成品などの研究成果は東北大が持つパイプを生かし、大手メーカーなどに売り込む。副センター長の長谷川史彦教授は「付加価値がある技術を中小企業とともに産業化し、地元企業などの育成に本腰を入れたい」と話している。

 NICHeは産学共同研究拠点として1998年に設置された組織。研究件数が増え、本館などの既存施設が手狭になったため、新研究棟を整備した。13日に現地で完成の記念式典が行われる。

744荷主研究者:2010/05/15(土) 16:31:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100512t13017.htm
2010年05月12日水曜日 河北新報
駐停車ゼロへ巡回監視継続 仙台市の路線バス運行支援

蛍光色のベストを着て業務に当たる監視誘導員=青葉区のバス停「県庁市役所前」

 仙台市内を走る路線バスの円滑な運行を図るため、監視誘導員が主要なバス停付近で一般車両に駐停車禁止を呼び掛ける市の対策が、2年目のスタートを切った。本年度は乗降客の多い地下鉄泉中央駅周辺の人員を増強、東北大病院前を新たな監視地区に加えた。

 そのほかの監視地区は、定禅寺通、広瀬通、青葉通がそれぞれ東二番丁通と交わる一帯と、JR仙台駅西口、市立病院前、JR長町駅前で、市内計8カ所になる。

 監視誘導員は蛍光色のベストと帽子を身に着け、2人1組で午前8時〜午後8時にかけて断続的に巡回。バス停付近で駐停車するドライバーにチラシを配るなどして自粛を求める。歩道に自転車を駐輪しようとする人には、近くの駐輪場の利用を促す。

 監視誘導員は、市の緊急雇用対策で採用された25人。雇用期間は半年で、年間延べ50人を充てる。本年度の監視は4月17日に始まり、年末年始などを除いて来年3月末まで行う。事業費は約3200万円。

 道交法ではバス停の前後10メートルの駐停車を原則禁止としているが、ルールを守らないドライバーが後を絶たず、バスの発着や利用客の乗降を妨げている。市公共交通推進課は「前年度はバスの運転手から好評だった。県警とも協力しながら、バス停周辺の駐停車ゼロを浸透させたい」と意気込んでいる。

745荷主研究者:2010/05/15(土) 16:33:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100513t12010.htm
2010年05月13日木曜日 河北新報
貿易事務代行の三井倉庫子会社 7月に仙台センター開設

 倉庫業大手、三井倉庫(東京)の100%子会社で、物流関係の事務業務を請け負う三井倉庫ビジネスパートナーズ(同)は7月1日、仙台市青葉区一番町に仙台センターを開設する。東北への進出は初めて。仙台に拠点を置くことで業務の効率化を図り、競争力を高めるのが狙い。

 仙台センターは仙台トラストタワー内に置く。センターは、現在東京本社で行っている企業の輸出入に必要な税関手続きや決算など、貿易事務の代行業務を展開する。将来は、金融機関や官公庁、医療機関を対象に、総務や会計、情報管理などの代行事業を拡充する方針。

 仙台センターの従業員50人は地元で採用する。20日にハローワーク仙台(宮城野区)で、会社説明会を開催。今後2年間で地元採用者を100人まで増やすという。

 池田求社長は「東京の本社から新幹線で1時間半とアクセスがよく、人材の定着率が高いことなどから進出を決めた。従業員の地元採用や新規ビジネスの開拓で、仙台経済の活性化を目指す」と話している。

 同社は2001年設立。資本金1億円。首都圏や中部、関西の各地域にセンターがある。

 仙台市は立地促進助成金として、新規雇用助成金や3年分の固定資産税相当額を交付する。13日に池田社長が市役所を訪れ、正式な手続きを行う。同社は昨年秋、市に進出を打診し、準備を進めてきた。

746荷主研究者:2010/05/15(土) 16:37:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100513t15038.htm
2010年05月13日木曜日 河北新報
「上杉山」の魅力発掘 市民団体と地元8社が連携 仙台

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勝山公園(左)の新緑がまぶしい上杉山通。倶楽部は「上杉山」の魅力の掘り起こしを目指す=仙台市青葉区

 仙台市青葉区の上杉地区周辺の企業などが、地元の魅力を掘り起こす「上杉山倶楽部(くらぶ)」を設立した。来年3月まで、老舗の工場見学や情報誌の発行を行う予定。なりわいと暮らしが息づく地域の良さを市民と探り、製品やマンションの販売促進にもつなげようというユニークな試みだ。

 倶楽部は4月下旬、地域おこしに取り組む市民団体「センダイ自由大学」の呼び掛けで発足した。会員は現在8社で、酒造会社の勝山企業、玉虫塗の東北工芸製作所、和菓子の玉沢総本店、野村不動産、仙台放送などが参加している。

 「上杉山通」を中心とする地区を対象に活動する。南北は錦町公園付近から北仙台駅周辺まで、東西は宮町3、4丁目から二日町までで、全体を「上杉山エリア」として独自に設定した。

 活動は「地元発見学」や「伊達(だて)なアイデア塾」「地元交流会」などを想定。アイデア塾では特産の弁当づくりの検討などが候補に挙がっている。

 発見学は今月中にも始める。最初は東北工芸製作所(上杉3丁目)の販売店や工場(青葉区愛子)を回る方向で調整中で、伝統工芸品を作り続ける老舗の存在を住民らにアピールする。

 野村不動産は6月末、青葉区本町にある常設のモデルルーム内に約50平方メートルの倶楽部専用スペースを用意。講座や交流用に無償で使ってもらう。

 同社はこれまで上杉山エリアで16棟のマンションを販売し、現在は仙台市内100棟目となるマンションをエリア内に計画中。仙台支店は「モデルルームの無償提供は会社で初の試み。地域貢献を通じ、100棟目という記念のマンションの売り込みも図りたい」と話す。

 倶楽部はイベントなどを通じ、企業や市民会員を増やす方針。センダイ自由大学の野原昌之学長(45)は「上杉山の良さを具体的な事例として発信したい」と話す。会費は法人が月1万円(1口)から、個人が月2500円から。連絡先は広告出版会社、創童舎のセンダイ自由大学「上杉山倶楽部」事務局022(263)4420。

747荷主研究者:2010/05/27(木) 22:49:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100519t15021.htm
2010年05月19日水曜日 河北新報
仙台市、錦ケ丘に小学校新設 15年度開校、愛子小と分離

 仙台市は2015年度、児童増加の著しい青葉区の愛子小を分離し、同区錦ケ丘に「錦丘小(仮称)」を開校する方針を固めたことが18日、分かった。予定地は錦ケ丘7丁目の民有地。開校時の児童数は900人超になる見通し。

 市教委が同日、定例教育委員会を開き、錦丘小の開校を近く仙台市に申し出ることを決定。市は用地取得費や測量費などを含む、10年度一般会計補正予算案を市議会6月定例会に提出する。

 愛子小は09年4月、児童が急増した広瀬小(青葉区)を分離して開校した。愛子小では10年度、児童992人(5月1日現在)、33学級に増え、文部科学省の学校分離新設の目安の31学級を上回った。

 錦ケ丘地区では、子育て世代をターゲットにした宅地分譲が進んでおり、現在も愛子小児童の6割近くが同地区から通学する。民間調査会社の推計でも、10年後の愛子小の児童数は1400人台になり、約8割が錦ケ丘地区の児童になる見通し。

 市教委は「少子化に直面する学校もある中で慎重に検討した結果、錦ケ丘地区は世帯数が多く、分離しても当面規模を維持していけると判断した」と説明する。

 錦ケ丘地区では、02年度から地区内への小学校建設を要望してきた。愛子小の新設が決まった05年ごろは、JR愛子駅周辺で人口が伸びていたため、錦ケ丘地区への建設は見送られた。

748荷主研究者:2010/05/27(木) 23:01:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100521t12032.htm
2010年05月21日金曜日 河北新報
航空機器製造のジャムコが仙台空港に工場 三鷹から移転

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京)が、東京都三鷹市にある航空機器製造工場を、宮城県岩沼市の仙台空港内に移転新築する方向で検討を始めたことが20日、分かった。

 移転時期の詳細は未定だが、2012年度までの3カ年事業計画に岩沼への移転を前提とした設備投資予算のシミュレーションを組んでいる。本年度内にも詳細を固める方針という。

 同社は、航空機の内装品製造、エンジン部品などの機器製造、整備の3部門で事業を展開。仙台空港内には整備工場があり、隣接地が自社所有地のため、機器製造部門の移転先として有力視されている。

 航空機器製造部門の工場は、全国で三鷹の1カ所だけ。エアバス社の大型旅客機A380の床部材となる炭素繊維構造部材製造を主軸にしている。同社は本格的な景気回復を視野に入れ、受注増に備えて移転、生産規模拡大を検討している。

 ジャムコは1955年に設立。資本金は53億6000万円で、売上高は10年3月期357億5400万円。従業員は1236人。

749荷主研究者:2010/05/27(木) 23:18:38

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420100520hlac.html
2010年05月20日 日刊工業新聞
東北大と産学官など、モーター用永久磁石の戦略会議発足

 【仙台】東北大学をはじめとする産学官が連携して、6月17日に仙台市内で「東北モータ磁石イノベーション戦略会議」を発足させる。

 電気自動車や省エネ家電などに欠かせない永久磁石について、資源リスク対応や高性能化の側面から議論する。これを通じ、東北を磁石研究開発の拠点とするとともに、人材育成、新産業の集積に結びつける考え。

 事務局は東北大学未来科学技術共同研究センター内に設置。メンバーとして東北経済産業局、東北地方の各県、仙台市などの自治体に加えて、自動車メーカーといった磁石ユーザーや磁石メーカー、さらに東北経済連合会など産業団体にも参加を呼びかける。毎年1回会議を開き、最新の磁石研究開発動向について意見交換する。

750荷主研究者:2010/05/30(日) 11:02:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t12023.htm
2010年05月26日水曜日 河北新報
宮城県内観光客6124万人 過去10年で最多

 宮城県が公表した2009年の観光統計によると、県内を訪れた観光客は6124万9000人(速報値)で、過去10年間で最も多かった。08年の岩手・宮城内陸地震の影響は残ったが、高速道路の休日1000円乗り放題の効果で日帰り客が増えるなどして、全体数を押し上げた。

 09年の1年間に観光地589カ所を訪れた観光客は、08年と比べ446万人(7.9%)増えた。2000年以降で最も多かった07年の5787万7000人を大きく上回った。

 県は、09年は5月と9月の連休が長かったことや高速道路の休日1000円乗り放題の実施に加え、仙台・宮城「伊達な旅」キャンペーンを展開したことが要因と分析している。

 圏域別では、仙台3338万9000人(前年比13.1%増)、大崎1063万8000人(2.8%増)、仙南588万4000人(1.7%増)、石巻434万5000人(0.4%減)、気仙沼363万人(3.3%増)、登米248万5000人(5.0%増)。

 内陸地震で被災した栗原圏域は前年比0.2%増の87万9000人。道路や施設の復旧が進まず地震前の半分以下にとどまった。県観光課は「栗駒山に通じる県道が復旧する秋以降、観光客が徐々に増える」と期待している。

 観光客のうち宿泊者は787万1000人で、17万3000人(2.1%)減った。外国人宿泊者は11万人で24.8%落ち込んだ。国別で台湾、香港、韓国、米国の順。

751荷主研究者:2010/05/30(日) 11:03:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100526t12033.htm
2010年05月26日水曜日 河北新報
「新・国分町」盛り上げよう 29日に「誕生祭」

誕生祭の打ち合わせをする「国分町街づくりプロジェクト」のメンバー=仙台市青葉区の元鍛冶丁公園

 シンボルアーチなどが設置された東北一の歓楽街・国分町の新たな門出を祝おうと、地元の街づくり法人が29日、新たに野外ステージが整備された仙台市青葉区の元鍛冶丁公園で「新・国分町」誕生祭を開く。景気低迷で客足が落ち込む中、国分町の「サポーター」を増やすのが狙い。市民が気軽に参加できる交流パーティーの形式で、飲食店街の盛り上げに一役買う。

 主催するのは地元町内会や飲食店関係者らでつくる一般社団法人「国分町街づくりプロジェクト」(阿部秀彦理事長)。国分町による国分町のための「ムーンライト・パーティー」と銘打ち、当日は午後3〜9時に出店が並ぶ。

 野外ステージでは、午後7時から歌手の上田正樹さんらの無料ライブがあり、DJの大坂ともおさんらによるFM公開収録も行われる。会場は出入り自由で、付近の店にはしごしてもらう趣向。誕生祭の岡祐樹実行委員長は「国分町にかかわる人たちをつなげ、街を楽しく活気づけたい」と参加を呼び掛ける。

 誕生祭は、法人が本年度から仕掛ける国分町「フォーシーズンズ・プロジェクト」の第1弾。8月は仙台七夕まつりに合わせた交流会「夜の七夕」(仮称)を開く予定。

 9月は定禅寺ストリートジャズフェスティバルで飲食店が舞台を提供する「国分町夜ジャズ」、12月にはSENDAI光のページェントに合わせたツリー電飾イベント「キラキラBun―cho Night」と、いずれも2年前に始めたイベントをプロジェクトに組み込んで展開する。

 法人によると、昨年6月時点で、飲食店街の中心となる国分町2丁目周辺で営業可能な店舗物件は約2300カ所に上るが、うち約400カ所は空き店舗。高級店が低料金の店に業態転換したり、安いメニューを増やしたりして生き残りを図る動きが目立つという。

 阿部理事長は「国分町の斜陽化に何とか歯止めをかけたい。地域のインフラ整備を機に、国分町の魅力を発信できる機会を増やし、にぎやかで楽しい街にしていきたい」と話している。

752荷主研究者:2010/06/06(日) 13:31:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12013.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
みやぎ自動車産業振興協 会員急増、1年で97団体

 宮城県の産学官でつくる「みやぎ自動車産業振興協議会」の企業・団体会員数がこの1年間で97団体増え、計405団体に達したことが26日、県のまとめで分かった。トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、地元企業の参入意欲の高まりを示す形となった。

 東北他県の同種組織は微増か横ばい。宮城の会員数は、エンジン製造の日産自動車いわき工場(いわき市)を抱える福島(346団体)を抜いて東北最多となった。

 新加入97団体はほとんどが県内企業で、山形や福島、東京の製造業者など県外は10社。業種別では製造業の49社が最多で、人材派遣などサービス業17社、卸売り・小売業13社と続いた。

 今年2月に加入した、岩沼市と山元町にワイパー部品工場を持つ大友製作所(埼玉県)は「宮城の企業と連携して受注を狙いたい」と加入理由を説明。同時期に加入した石巻市の自動車部品製造会社も「1次部品メーカーの県内進出もあり、取引拡大のチャンスが広がっている」と話す。

 村井嘉浩知事は「自動車産業が期待を集めているのは喜ばしい」と強調。部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「会員増は自動車産業のすそ野の広さの表れ。受注獲得につなげてほしい」と期待を寄せている。

 宮城の協議会は2006年設立で、当初の会員は124団体。

753荷主研究者:2010/06/06(日) 13:32:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12016.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
トヨタ紡織東北 宮城工場、予定前倒し量産12月末から

 トヨタ自動車グループで内装部品製造のトヨタ紡織東北(岩手県北上市)の柴田和民社長は26日、仙台市であった「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会で講演し、宮城県大衡村に建設中の宮城工場について「12月末から量産に入る」と述べ、来年1月としていた量産開始を早める方針を明らかにした。

 宮城工場は、隣接地で来年1月に稼働するトヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)にシートなどを供給する予定。量産開始を前倒しする理由について柴田社長は講演後、河北新報社の取材に対し「セントラルの稼働時に一定数の内装部品が必要になるため」と述べた。

 講演では宮城工場の今後のスケジュールについて「7月に建物が完成し、8月から生産設備を搬入する」と説明。「セントラルとともに、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)も生産台数がこれまでより増えるのではないか」と東北での完成車の増産に期待感も示した。

754荷主研究者:2010/06/06(日) 13:32:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12029.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
ケーヒンと商談会 10月、東北6県合同で

商談会開催など本年度事業を決めた「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会

 産学官組織「みやぎ自動車産業振興協議会」の総会が26日、仙台市で開かれた。この中で宮城県は、ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)との東北6県合同商談会が10月8日に開かれることを明らかにした。

 商談会は東北6県の産学官組織「とうほく自動車産業集積連携会議」の事業として、ケーヒン栃木開発センター(栃木県高根沢町)で行う。6月に参加企業を募集する。

 角田市と宮城県丸森町に拠点を構えるケーヒンとの合同商談会は2008年以来。今年は9月9、10日に神奈川県厚木市で日産自動車と、10月27、28日に愛知県刈谷市でトヨタ自動車グループ向けにもそれぞれ開く。別の1社とも開催準備を進めているという。

 県は、宮城単独で自動車部品大手デンソー(刈谷市)との商談会を7月8日に同社本社で開くことも公表した。デンソー子会社デンソー東日本の新工場が来年5月、福島県の田村西部工業団地(田村市、三春町)で操業するのを見据え、県内の約25社が出展する。

 総会では商談会を含む本年度事業を了承。トヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、地元企業向けの研修事業の強化策などを盛り込んだ。

 村井嘉浩知事は総会で「セントラル稼働で新時代を迎える東北の自動車産業を、6県連携でさらに盛り上げたい」と強調した。

755荷主研究者:2010/06/06(日) 13:33:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100527t12012.htm
2010年05月27日木曜日 河北新報
新装店舗で再スタート 大規模耐震工事終了 さくら野百貨店

紳士服とリビング用品を集約した5階の売り場

 さくら野百貨店(仙台市)は26日、JR仙台駅西口の店舗で進めていた経営再建に向けた大規模な改装と耐震補強工事を終え、新装店舗でのスタートを切った。28日まで全館で記念セールを行う。

 改装後の店舗(地上8階、地下2階)は1階が婦人・紳士服、2〜4階が婦人服。5階には紳士服のほか、これまで6、7階にあったインテリア・家庭用品売り場を集約した。

 地下1階は食品売り場、地下2階はネイルサロンなど。

 6階以上は大型テナントなど外部に貸し出す。6階には衣料・食品メーカーや個人に売り場を貸し出すフリーマーケット型の「仙台楽市」が6月30日にオープン予定。7階と8階の一部には同月12日、現在は近くのビルに入る中古書籍販売「ブックオフ」が移転する。

756荷主研究者:2010/06/20(日) 14:32:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12019.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台空港鉄道、3期連続赤字 累積34億6500万円に

 仙台空港アクセス線を運営する仙台空港鉄道(名取市)は31日、取締役会を開き、2009年度の通期決算を承認した。純損失は9億5400万円で、2007年3月の開業以来3期連続の赤字。累積赤字は34億6500万円に膨らんだ。

 営業収入は前年度比2.5%減の6億6300万円。営業経費は0.7%減の13億7300万円。営業損失は1.1%増えて7億900万円となり、依然厳しい経営状況が続く。

 輸送人員は2%減の232万8000人。新型インフルエンザや景気低迷で、航空旅客が減ったことが影響した。

 人件費や光熱費の圧縮で経費節減に努めるが、営業経費の半分以上を占める減価償却費が経営の重荷となっている。金融機関への利息返済も2億7500万円に上り、12年度以降、元本返済は毎年5億円に増える。13年度には債務超過に陥る見通しだ。

 経営改善支援策として、県は橋脚や土地などの資産を買い取って、空港鉄道が運行に専念する「上下分離」実施を検討。適正な買い取り価格を見極めるため、本年度中に資産評価を終える方針。

 空港鉄道の斎藤進社長は「多額の借入金や減価償却費など、現状では赤字がかさむ財務体質。県と一体となって増収対策に臨みたい」と話している。

757荷主研究者:2010/06/20(日) 14:33:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t11013.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台市の未着手都市計画道見直し案 70区間「廃止」

 仙台市が都市計画道路の未着手区間の存廃を検討した見直し案が31日、明らかになった。検討対象168区間143.5キロのうち、「廃止候補」と判断されたのは70区間68.5キロで、半分近くの47.7%に上った。整備分を含めた現行計画総延長(500キロ)の13.7%が廃止になる計算。全国の政令市で、都市計画道路網の抜本的見直しに踏み込むのは初めて。

 人口減少や少子高齢化の進展を見据え、市が目指す「拡大」から「集約」へのまちづくりの転換が道路政策で明確に示された。幹線道路の整備を期待する地域住民の間で議論を呼ぶのは必至だ。

 見直し作業では、客観的な指標と地域事情を考慮して事業の必要性を多面的に評価した。郊外だけでなく都心部にも大なたを振るっている。

 「廃止候補」は、郊外が岩切根白石線の3区間(泉区上谷刈―みやぎ台、計8.0キロ)、鈎取茂庭線の西高前、佐保山の両区間(太白区、計4.4キロ)など。都心部では、青葉区錦町と宮城野区新田を結ぶ定禅寺通上田子線8区間(計4.9キロ)、錦町から青葉区台原にかけての仙台駅旭ケ丘線5区間(計2.0キロ)が対象となった。

 市は08年度、見直し作業に着手。(1)JRや地下鉄など公共交通利用のしやすさ(2)既存道路の活用(3)費用対効果―といった視点で設定した17項目の指標を用い、対象区間ごとにプラスマイナスを判定。地域固有の条件を加味した総合評価も行い、継続か廃止を決めた。

 今回の見直し案で「継続候補」となった98区間75.0キロの整備完了は、40年程度にまで短縮される。ただ、今後の財政運営は厳しさを増すと予想され、より事業効果の高い17区間を優先的に事業化する。

 市は見直し案を近く公表し、6〜7月にかけて市民説明会やパブリックコメントを実施。市議会での議論も踏まえ、10年度内に正式決定したい考え。

[仙台市の都市計画道路]1966年策定の都市計画が原型。これまで計画区間が廃止されたのは青葉山周辺や、虹の杜地区の約17キロ。2009年度末の整備率は68.1%。これまでの市の試算では、完全整備まで約80年、総工費は1500億円程度掛かると見られている。

758荷主研究者:2010/06/20(日) 14:35:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12020.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
仙台・旧佐々重ビル跡 新ビル来年7月完成 地上10階

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100601003jd.jpg
ガラス張りの外観が特徴となる一番町平和ビルの完成予想図

 平和不動産(東京)が仙台市青葉区一番町3丁目の旧佐々重ビル跡地に6月着工する複合ビルの概要が31日、分かった。地上10階で服飾などの商業フロアとオフィスフロアで構成。名称は「一番町平和ビル」とし、ガラス張りの壁面を白い格子でデザインしたキューブ状の外観が特徴となる。

 新ビルは4日に地鎮祭を行い、来年7月末の完成を目指す。延べ床面積約1万1000平方メートルで、1〜2階に服飾物販、3〜5階に美容室やエステサロンなどのテナントが入る。

 6〜10階はオフィス用とし、金融や不動産関係の企業などが入居する方向で検討中。

 立地場所は東二番丁通と中央通が交差する地点。南向かいには昨年7月、仙台ファーストタワー商業棟が開館、藤崎ファーストタワー館が入る。ガラス張りになっていることから、新ビルも同様の外観にし、景観に連続性を持たせるようにする。

 新ビルは当初、2009年中の着工予定で、昨年暮れまでに旧佐々重ビルの解体を終えていたが、景気低迷や服飾テナントとの調整などで、ずれ込んでいた。

 平和不動産は「通りの連続性を演出するだけでなく、外観をキューブ状に工夫するなど独自性のある建物になる。中心商店街に人を呼び込む力になりたい」と説明する。

759荷主研究者:2010/06/20(日) 14:36:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100601t12030.htm
2010年06月01日火曜日 河北新報
観光客最多の1937万人、前年比23%増 仙台・09年

 仙台市を2009年に訪れた観光客は前年比23.1%増の1937万2182人で、調査を始めた1982年以来、最高だったことが、市の調査で分かった。

 市観光交流課は大幅増の要因として、2009年3月に始まった土日祝日の高速道路自動料金収受システム(ETC)割引の効果に加え、仙台市内に08年9、10月に相次いで開業したアウトレットモールの通年営業、「仙台・宮城『伊達な旅』キャンペーン」の実施などを挙げた。

 過去5年の観光入り込み客数は、ほぼ横ばいの1500万人前後で推移していた。これまでの最多は、NHKの大河ドラマ「独眼竜政宗」が放映された1987年の1609万1200人だった。

 一方、観光客のうち、宿泊客数は448万7275人で、前年より3.0%減少、市の目標を50万人以上下回った。同課は「企業の業績悪化で日帰り出張が増えたことに加え、新型インフルエンザの流行や円高が追い打ちを掛けたのではないか」と分析している。

 市は今年、前年に続き10〜12月に展開する「伊達な旅キャンペーン」を積極的に推進する。大口団体客の獲得にも力を入れ、首都圏の企業が実施する顧客や社員向けの旅行を誘致し、宿泊客の増加を目指す。市は観光客入り込み数の目標は設定していないが、宿泊客数は約510万人を目指す。

760荷主研究者:2010/06/20(日) 14:38:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100602t11019.htm
2010年06月02日水曜日 河北新報
地下鉄・バス連携強化 仙台市が都市交通プラン

 仙台市は1日、地下鉄東西線の2015年度開業を見据え、公共交通の活用を中心とした今後10年の総合的な交通政策「せんだい都市交通プラン(仮称)」案をまとめた。

 基本方針として、公共交通の利便性強化、都心部の交通環境の改善、市民協働による地域交通の確保の3点を設定した。バス路線は、地下鉄やJRの拠点駅に接続できるように再編する。乗り継ぎ割引運賃の拡充のほか、IC乗車券の導入、市民協働による乗り合いタクシーやコミュニティーバス運行の検討も本格化させる。

 具体的なプロジェクトとして、「仙台駅大改造」に取り組み、東西線仙台駅(仮称)の新設や駅前広場の機能強化、東西連絡自由通路の整備を一体的に展開する。都市計画道路「北四番丁大衡線」の11年度全面開通に合わせ、同線にバスレーンを設置し、市北西部と都心部を直結する快速バスの運行も計画する。

 奥山恵美子市長は1日の定例記者会見で、「地下鉄やバスといった公共交通機関を中心に、過度に車に依存しない交通体系を構築し、まとまりのある都市形成を図る必要がある」と策定の狙いを説明した。

 プラン案は、同時に発表した都市計画道路の見直し案とともに、説明会やパブリックコメントで市民の意見を集約し、今秋に決定する方針。

 二つの案は市のホームページで閲覧できる。7日から区役所・総合支所の窓口で配布し、市民意見の募集も始める。住民説明会は22日から市内8カ所で開催する。連絡先は交通政策課022(214)8302。

761荷主研究者:2010/06/20(日) 14:40:55
>>757
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100602t11020.htm
2010年06月02日水曜日 河北新報
仙台市・都市計画道70区間廃止 厳しい財政背景に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p060206x0m200015_01k.jpg
見直し中の仙台市中心部の都市計画道路

 仙台市が1日に正式発表した都市計画道路の見直し案は、現行計画の未着手区間のうち、距離ベースで全体の半分近くを「廃止」と判定する「(道路行政の)重要な転換点」(奥山恵美子市長)となった。進行する事業を止められない行政の悪癖を打破した点は評価できるが、決断の背景には、大胆な見直しに踏み込まざるを得ない、「内輪の事情」も垣間見える。

 本年度の市の道路関係事業費は約240億円。ピークだった1993年度の約4割に激減した。今後、橋の補修工事など維持管理費が市財政を圧迫してくる。都市計画道路に振り向ける予算の先細りは避けられず、新規着手は現実的に難しいという財政事情がある。

 もう一つは、都市計画道路の計画期間の「長さ」をめぐる司法判断だ。

 盛岡市では99年、都市計画道路の予定地のまま60年以上整備されず、土地利用を制限されたとして、地権者が市に損害賠償などを求める訴えを盛岡地裁に起こした。最高裁は2005年、地権者の上告を棄却した一方、「(整備を待つ地権者の)受忍限度を考える場合、制限内容と同時に期間も問題にしなければならない」と補足意見を述べた。

 仙台市でも60年以上経過した予定地がある。市幹部は「計画を削減しないと(将来、同様の訴訟を起こされたら)耐えられない」と明かした。

 市の方針に、地権者ら関係者の受け止め方はさまざまだ。

 廃止候補の向山常盤丁線の予定地で旅館を営む太白区の遠藤敞子さん(70)は55年前、都市計画道路の建築制限のため旅館を鉄筋にできず、モルタル造りで建て直した経緯があるが、「これでまた移転する心配がなくなった。ほっとしたところもある」と複雑な心情を明かす。

 廃止候補となった建設予定地や周辺の地権者から、反発の声が上がることも予想される。都市整備局幹部は「(損害賠償請求など)訴訟になるのも覚悟の上だ」と語った。

 市は本年度中にも見直し案を確定させる方針だ。禍根を残さないためにも、今回の結論に至った経緯や関連データを公開した上で、丁寧な議論を積み重ねることが、市民の理解を得られる唯一の道だろう。(解説=報道部・瀬川元章、門田一徳)

762荷主研究者:2010/06/20(日) 14:43:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t12013.htm
2010年06月04日金曜日 河北新報
宮城新工場7月23日着工 東京エレクトロン、11年4月稼働

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の竹中博司社長は3日、河北新報社のインタビューに応じ、宮城県大和町に建設する新工場について7月23日に着工し、2011年4月に稼働させることを明らかにした。稼働後は順次、設備増強を進めて5年後の生産子会社の年間売上高は稼働当初の倍となる3000億円を目指す考えも示し「新工場は(世界戦略の)重要拠点になる」と強調した。

 計画によると、「大和リサーチパーク」内の29ヘクタールの敷地に建設するのは製造、研究開発、事務の計3棟で総床面積は約7万平方メートル。エッチング装置の開発製造を担う。当初予定(7万2000平方メートル)からの規模見直しは最小限にとどめた。総投資額は約250億円。

 年間売上高は当初1500億円の計画で、5年後に3000億円を目指して生産を拡大。従業員は11年中に1000人体制にする計画で、竹中社長は「(5年後は)従業員数も倍ぐらいになる」として将来的に2000人程度に増やす可能性も示唆した。

 当初の従業員は、子会社東京エレクトロンAT山梨事業所の約1500人のうち500人を異動させる。同社宮城事業所(宮城県松島町)からは全従業員約200人が順次、新工場に移る。宮城事業所の今後の活用方法は検討中だが「閉鎖の検討もあり得る」と言う。

 新工場は山梨、宮城両事業所の機能を集約。東北大と開発した次世代の半導体加工技術「RLSA」を活用する装置も生産する。来月設立する全額出資の東京エレクトロン宮城が運営する。

 竹中社長は新工場の位置付けについて、東北大との連携を念頭に「産学の力を合わせて世界的な競争に勝ち続ける重要拠点になる」と述べた。

 新工場は当初、昨年4月に着工し、今年4月の稼働予定だった。計画は08年12月、半導体市場の悪化を理由にいったん延期され、今年1月に再開方針が決まった。

763荷主研究者:2010/06/20(日) 14:46:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100605t11016.htm
2010年06月05日土曜日 河北新報
仙台市議会、政調費を全面公開 19政令市で18番目

 仙台市議会は4日、政務調査費(政調費)の収支報告書に添付する領収書の範囲を、現行の「1万円以上」から全支出に拡大する方針を固めた。8日開会の6月定例会に、全会派が共同で条例改正案を提出できるよう調整を進める。

 19政令市で政調費支出の全領収書を添付していないのは、仙台市と北九州市のみ。

 4日の各派代表者会議で、全会派が合意した。使途基準や全額添付の実施時期、第三者機関による監査導入の是非などは今後、専門の委員会を設置して検討する方針を確認した。野田譲議長は「各会派の協力を得て、早急に準備を進めたい」と語った。

 仙台市議会の議員1人当たりの政調費は月額35万円。2008年度分から1万円以上の領収書添付を義務付けたが、支出の違法性を指摘する意見や、一層の透明化を求める声が市民、市議会内から上がっていた。

 市監査委員は5月26日、住民監査請求を受けた08年度分政調費の監査結果報告の中で、現行制度の早急な見直しを求めた。

 仙台市民オンブズマンの十河弘代表は「(支出を)1円からの公開は当然。適正な使途基準が作れるのか引き続き見守っていく」と話した。

764荷主研究者:2010/06/20(日) 14:49:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100604t75012.htm
2010年06月04日金曜日 河北新報
10月末に「東北文化の日」 6県・仙台市合意、施設無料など

 東北6県と仙台市は3日、東北全体で文化施策の連携を強めて全国に発信するため、「東北文化の日」を制定する方針で一致した。期日は10月末に設定。以降の1カ月間は事業期間として、各県が文化施設の入館を無料にしたり、市町村による文化イベントを開催したりして交流を促進する。

 東北文化の日は、10月最終の土日の2日間とする。以降、11月の最終日曜日までを事業期間と位置付ける。ことしは10月30、31日が東北文化の日で、事業期間は11月28日まで。

 入館無料か料金割引の事業に参加する文化施設は公設、私設を問わず、美術館、博物館、水族館など約370カ所を想定している。

 市町村で開催するイベントは、文化活動の企画展や地域のサークルが活動成果を発表する文化祭型を計画している。多様な地域文化を広く紹介するため、インターネットなどを活用した広報も強化する。

 9月末まで文化施設や市町村に参加を呼び掛ける。文化の日事業に参加する施設、各地のイベントをまとめたガイドブックを作製する。

 東北文化の日の構想は村井嘉浩宮城県知事が提唱し、ほかの5県や仙台市に共同事業の実施を呼び掛けていた。全国では関西圏の2府8県が2003年、「関西文化の日」を定め、文化施設の入館を無料としている。

765荷主研究者:2010/06/26(土) 17:49:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t12012.htm
2010年06月08日火曜日 河北新報
富士フイルム 大和の施設縮小 デジカメ開発 さいたまへ

 富士フイルムは7日、宮城県大和町にあるデジタルカメラ開発部門「電子映像商品開発センター」を廃止し、さいたま市に新設する関連部署に集約すると発表した。従業員は7月1日付で全員移す予定で、異動規模は数百人に上るとみられる。

 事業の強化、再編の一環。さいたま市にあるレンズの開発と生産を担う全額出資子会社を、本社に統合するのに合わせて集約する。

 センターは仙台北部中核工業団地にあり、デジタルカメラの開発と部品調達、品質保証の機能を担ってきた。同じ敷地内の子会社「富士フイルムデジタルテクノ」は残し、生産技術開発などを続ける。画像センサーの生産は2011年6月以降に外部委託する。

 富士フイルムはセンターの従業員数や異動人員を明らかにしていないが、関係者によると数百人規模。08年まで埼玉県朝霞市にあった開発部門から異動してきた従業員も多いという。

 広報部は「カメラとレンズの開発を連携させ、開発の効率化を図る。従業員は原則、全員異動させる」と説明した。

 既に同社から説明を受けている大和町は「異動に応じられない従業員がいる場合でも、失業することのないようにしてほしい」と話した。

766荷主研究者:2010/06/26(土) 17:52:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100610t12007.htm
2010年06月10日木曜日 河北新報
自動車配管製造の「マルヤス工業」が宮城進出へ

 自動車用配管部品製造のマルヤス工業(名古屋市)は9日、宮城県大衡村に進出する方針を明らかにした。トヨタ自動車グループの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)が移転させる本社工場内で配管部品の加工、組み付けを手掛ける。

 マルヤス工業によると、扱うのはエンジン周辺などの配管。原材料は愛知県から運び、工場内で曲げるなど加工して、セントラルが生産する車両に組み付ける。

 作業は関連会社のエム・ティ・エス(愛知県岡崎市)に委託する。エム社が工場内に事務所を構え、来年1月の稼働までに10〜20人の従業員を配置する方針。

 配管部品は完成した状態では輸送効率が悪いため、マルヤス工業は現地での加工などが必要と判断した。

 東北では、グループ企業のセキソー(名古屋市)の子会社、岩手セキソーが2000年から北上市で操業。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)向けに樹脂部品などを生産している。

 マルヤス工業企画部は「東北での生産台数が増加すれば、将来的に生産拠点の開設も検討することになるだろう」と話している。

 同社の2009年6月期の売上高は786億円。10年5月末現在の従業員は1017人。

 セントラル本社工場内には、トヨタグループでホイール製造の中央精機(愛知県安城市)の子会社も進出し、タイヤとホイールの組み付けを行うことが決まっている。

767荷主研究者:2010/06/26(土) 18:02:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100611t12012.htm
2010年06月11日金曜日 河北新報
仙台トラストシティ 入居22テナントを決定

 森トラスト(東京)は10日、仙台市青葉区の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)に8月1日オープンする商業施設「トラストシティプラザ」(1〜5階)の入居テナント22店を発表した。7店が東北初進出、2店が仙台初登場となる。

 1階は飲食、雑貨販売など7店が入居し、東北初進出のサンドイッチチェーン「サブウェイ」やニューヨークで人気のチョコレートショップも。

 飲食店が並ぶ2階「東北匠味街(たくみがい)」には焼き肉、そば、海鮮料理など東北の食材を提供する6店が入る。秋田の郷土料理店「ダイニング万葉」と喜多方ラーメン「大安食堂」は仙台初進出。

 3階には美容室やマッサージ店など、4階は東北最大級の健康診断施設、5階はコンビニエンスストアなどで構成する。

768荷主研究者:2010/06/26(土) 18:05:29
>>335 >>592
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/06/11 建設新聞
青葉区一番町・NTT東日本
新青葉通ビル建設へ施工者選定に着手
14F前後で延べ2万9000㎡前後見込む

 NTT東日本(東京都新宿区西新宿3丁目9の12)は、仙台市青葉区一番町2丁目にある宮城支店青葉通ビル敷地内での自社ビル増設計画となる「新青葉通ビル建設計画」(仮称)の施工者選定に着手した。

 建築本体、設備など数業種に分けて、複数業者に先日通知し、14日ごろに現説を行い、各社の見積もり意向の確認を行った後に指名通知するものと見られる。今後のスケジュールなどは現説の際に明らかになる見通しだ。

 対象用地は、青葉通沿いの青葉区一番町2丁目地内で、青葉通ビル南側の駐車場等で使用するところに、現在、市内に分散している拠点施設のある程度の集約化を図る方向性を持っているものと見られる。

 増設規模は14階建前後で、延べ2万9000㎡前後が有力視されている。また、既存のビルにもデータセンター的機能を付加させる目的で改修を実施することも検討されているもよう。今後のスケジュールは今年9月ごろまでに施工者を特定し、来年3月ごろの着工、2012年11月頃の完成が見込まれている。

 設計業務はNTTファシリティーズ、ビル計画のコンサル業務および発注代行業務はNTT東日本プロパティーズが担当している。

2010/06/11付1面に掲載。

769荷主研究者:2010/06/26(土) 19:09:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100615t12012.htm
2010年06月15日火曜日 河北新報
東北リコーに新型トナー工場が完成 宮城・柴田

東北リコーに完成した新工場

 事務機器製造大手のリコー(東京)が子会社の東北リコー(宮城県柴田町)敷地に建設していた新型トナー工場が完成し、現地で14日、竣工(しゅんこう)式が行われた。3月から一部稼働しており、7月に量産体制に入る。2013年度にはラインを増設し、生産能力を引き上げる。

 新工場は東北リコーの第7工場の位置付けで、一部4階、延べ床面積2万3500平方メートル。総投資額は200億円。コピーやファクス機能などを備えたカラー複合機に使われ、消費電力の削減につながる「PxPトナー」を製造する。生産能力は年間3000トンでスタートする。

 ライン増設は約100億円を投じ、生産能力を4800トンに拡大する。目標売上高を11年度は60億円、13年度は100億円超に設定した。

 東北リコーは新工場建設に合わせ、従業員約130人を新規採用した。13年度までにさらに60人を雇用する。

 新工場は雨水を冷却水に活用するなど環境にも配慮した。燃料も重油ではなく、二酸化炭素排出量の少ない液化天然ガスを使うという。

 現地で記者会見したリコーの近藤史朗社長は「省エネ型トナーの市場は商用印刷などで確実に広がる。需要に先行して生産体制を整える」と述べた。

 竣工式には宮城県や柴田町の関係者ら約80人が出席。村井嘉浩知事は「事業推進を全力で支援したい」とあいさつした。

 PxPトナーは従来より低い温度で紙に定着し、消費電力を半減できる。リコーは沼津事業所(静岡県)に次ぐ国内2番目の生産拠点として新工場を整備した。

 東北リコーは印刷機や複合機などを製造。現在の従業員は約1300人で、10年3月期の売上高は約462億円。

770荷主研究者:2010/06/26(土) 19:16:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100617t12031.htm
2010年06月17日木曜日 河北新報
トーカロが宮城・大郷に進出決定 今夏にも工場着工

 機械部品の表面処理加工大手で東証1部上場のトーカロ(神戸市)は16日、宮城県大郷町の川内流通工業団地への進出を決めた。今夏にも工場建設に着手し、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が2011年4月、同県大和町で新工場を稼働させるのに対応する。

 トーカロは08年、大郷町への進出方針を固めたが、エレクトロンの進出延期に伴って延期。エレクトロンの進出再開に合わせ、トーカロも再開を決定した。

 トーカロの新工場敷地は1万728平方メートル。エレクトロンが大和町で製造する半導体製造用エッチング装置の部品に、絶縁皮膜を形成する加工などを行う。営業部門も兼ねた東北の事業拠点とする。

 敷地は、工業団地を所有する札幌市の不動産会社から1億7500万円で取得する。総投資額、従業員数は調整中。エレクトロン新工場の事業規模が固まり次第、決める。

 トーカロは、コーティング材料を熱で溶かして部品表面に皮膜をつくる「溶射」分野で国内4割のシェアを持つ最大手。溶射事業の約25%はエレクトロン向け。

 資本金は26億円。09年3月期の連結売上高は225億円。09年12月現在の従業員は496人。

771荷主研究者:2010/06/26(土) 19:20:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100619t15006.htm
2010年06月19日土曜日 河北新報
サヨナラ「ふかひれ号」 年内で運行取りやめ 気仙沼線

運行開始日の「こがねふかひれ号」。12月に運行を終える=07年4月、JR気仙沼駅

 JR気仙沼線の特別列車「こがねふかひれ号」が、年内で運行を取りやめることになった。JR東日本仙台支社によると、車両の老朽化が原因。7月3日から12月26日の最終運行日まで、抽選で利用者に沿線の特産品などが当たる「引退キャンペーン」を実施する。

 ふかひれ号は、観光客向けに2007年4月に運行を開始した。気仙沼線の愛称「黄金海道」にちなんだオレンジとゴールドの外観が特徴で、8月のお盆期間を除く土、日、祝日に1日1往復し、仙台―気仙沼間を2時間10分程度で結んでいる。

 車両は1967〜68年にかけて造られた「キハ29」と「キハ59」の3両編成。いずれも臨時列車として宮城県内で使われてきたが、製造から40年がたち、老朽化が進んだ。

 ふかひれ号がなくなることで、仙台―気仙沼間の直通列車は、1日2往復の快速列車「南三陸号」のみになる。

772荷主研究者:2010/06/26(土) 19:21:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100619t12011.htm
2010年06月19日土曜日 河北新報
東北などの生鮮食品、ロシア輸出 センコン物流

 センコン物流(宮城県名取市)は東北などの生鮮食品のロシア輸出に乗り出す。量販店を展開する極東の企業グループと近く、販売などに関する業務提携を結び、ウラジオストクの店頭に並べる予定。将来的にはモスクワなどへの販路拡大も視野に入れる。

 業務提携相手はウスリークスを本拠に家電量販店や食品スーパーなどを展開するV―Lazer(ブラゼル)グループ。物流、販売の役目を担ってもらい、配送などをスムーズにすることで、出港から約1週間で店頭に並ぶようにする。

 輸出に使うのは新潟東(新潟県)―ナホトカと、境港(鳥取県)―ウラジオストクの定期航路。新潟ルートでは東北の野菜や果物などを、鳥取ルートでは中国地方産などを運ぶ。

 ロシア到着後の通関手続きと保管は、センコン物流が2005年10月にハバロフスクに設立した現地法人センコンロシアが担当する。

 定期輸送は7月中に始まる見込み。ウラジオストク市内のVLグループのスーパー1店舗に「日本産品コーナー」を設けて販売し、反応を見ながら店舗を拡大していく。

 同グループが確立しているシベリア鉄道利用の物流ルートを活用し、モスクワなど中央、西ロシアへの販路拡大の可能性も探る。

 センコン物流はこれまで、チャーハンや釜めしなど日本の冷凍加工食品をハバロフスクに輸出し、現地のスーパーなどでテスト販売していた。

 久保田晴夫社長は「まず極東で早く安く大量に運送できる体制を確立させる。東北の生産者の販路と物流業務の拡大につなげたい」と話す。

773荷主研究者:2010/07/06(火) 22:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100620t11015.htm
2010年06月20日日曜日 河北新報
宮城県の人口233万8138人 5月1日現在

 宮城県が公表した5月1日現在の推計人口によると、県人口は233万8138人(男113万4181人、女120万3957人)で、前月と比べて4001人増えた。前年同月比では1511人減少した。

 市町村別では、前月比で増えたのが仙台(3747人)、多賀城(647人)、名取(314人)など11市町。栗原(150人)、気仙沼(92人)、登米(90人)など23市町村は減少した。涌谷町は増減がなかった。

 自然動態(出生1622人、死亡1878人)は256人の減少。仙台(150人)、富谷(25人)、多賀城(21人)など9市町で増えたが、石巻(73人)、登米(72人)、栗原(55人)など26市町村で減った。

 社会動態(転入1万9119人、転出1万4862人)は4257人の増加。仙台(3597人)、多賀城(626人)、名取(298人)など15市町で増えた一方、栗原(95人)、加美(56人)、白石(55人)など19市町村で減った。大崎市は増減ゼロだった。

 住民基本台帳に基づく4月末現在の世帯数は91万1909世帯。前月比で4984世帯の増、前年同月比では7503世帯の増となった。

774荷主研究者:2010/07/06(火) 22:57:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100623t12028.htm
2010年06月23日水曜日 河北新報
仙台中心街の通行量、日曜7.2%増 駅前際立つ15%の伸び

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 仙台商工会議所は22日、仙台市と共同で5月28日(金曜日)と30日(日曜日)に実施した市中心部商店街の歩行者通行量調査の結果(速報)をまとめた。日曜は前年比7.2%増で、特に仙台駅・東西自由通路とエスパル前デッキはともに15%前後の増と、駅前の伸びの大きさが際立った。

 仙台商議所は日曜日の通行量増加について「昨年の調査日が小雨だったのに対し今年は天候が良く、クリネックススタジアム宮城であったプロ野球の試合にも人が集まったため」と説明している。

 仙台駅前地区、中央通地区、一番町地区の主要17地点の平均通行量は金曜が0.2%減の3万2968人。日曜は3万8720人で、前年より2613人増えた。

 日曜の通行量が多かった地点は表と地図の通り。仙台駅・東西自由通路は2年連続のトップだった。エスパル前デッキは金曜は1位で、昨年の同7位から大幅に順位を上げた。中央通地区では藤崎前、三滝不動尊・三原堂前の日曜の伸び率は3〜4%台だった。

 2006年の調査結果を100とした場合、主要17地点の金曜の平均通行量は95.4、日曜日は93.7となった。

 仙台商議所は「トータルではここ数年の漸減傾向に変わりはない。ただ基本的に人出は安定しており、郊外大型店の影響はそれほどない」と分析している。

 調査は毎年金曜日と日曜日に実施。今年は18地点で午前9時から午後8時までの歩行者を数えた。28日は曇り、30日は曇り時々晴れだった。

775荷主研究者:2010/07/06(火) 23:04:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100624t12014.htm
2010年06月24日木曜日 河北新報
物流拠点、宮城に続々 自動車関連の需要にらむ

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名古屋港から仙台港に自動車部品などを運び込むコンテナ船。完成車製造工場の進出で物流需要の活性化が期待される=仙台市宮城野区の仙台港

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 トヨタ自動車の完成車製造子会社セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が、来年1月に宮城県大衡村で稼働するのを控え、物流拠点の新設が同県内で相次いでいる。今年に入り2社が倉庫や営業所を開設し、来春までに別の2社の拠点も完成する。総合物流大手センコー(大阪市)もセントラル新本社工場周辺への立地を検討するなど、需要を取り組む動きはさらに活発化しそうだ。

 センコーが検討するのは、セントラルが移転する仙台北部中核工業団地付近への拠点整備。トヨタグループとの取引実績を生かし、事業拡大につなげられるかどうかを見極めている。

 同社は「(宮城は)とても魅力的なマーケットだ。今後半年ほどで拠点を設けるかどうか結論を出す」と説明する。

 県内では1月、機械工具商社のトラスコ中山(大阪市)が仙台市内の物流拠点を拡充。機械工具商社の植松商会(仙台市)は4月、自動車関連企業が集まる宮城県大和町に営業所を新設した。

 センコン物流(名取市)も9月、大和町の敷地1万3000平方メートルに物流センターを完成させる。倉庫増設余地も2000平方メートルあり、川名司一専務は「自動車部品の保管需要に応じて増設したい」と意気込む。

 仙台港臨海地区も注目地区で、日通グループの塩釜港運送(塩釜市)が来年3月、約20億円を投じて敷地2万3000平方メートルに倉庫と屋外荷さばき場を完成させる。三陸運輸(同)も倉庫用地2万平方メートルを取得済みだ。

 拠点開設の呼び水になっているのがセントラルの移転と、それに伴う自動車関連企業の進出。このほか、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が大和町に建設する新工場が来年4月稼働と決まり、仙台北部道路と東北自動車道が直結したことも追い風になった。

 加えてセントラルの移転は数千人規模の従業員が移る一大事業。周辺人口も増え、卸、小売りなど多様な需要の拡大も期待でき、ほかにも複数の物流会社が工場周辺で進出用地を物色している。

 ただ、セントラルの移転では系列物流会社も宮城に進出する。「品質保持やコスト要求が厳しく、地元企業が参入できる余地は多くない」と関係者は指摘する。

 国内の物流需要が縮小傾向にある中、注目が集まる宮城県。塩釜港運送の佐川重章常務は参入の難しさは承知の上で、「将来的な自動車部品の輸出ニーズなど伸びしろは大きい。需要増を見込んでしっかり準備したい」と話す。

776荷主研究者:2010/07/19(月) 21:18:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t13021.htm
2010年06月29日火曜日 河北新報
仙台市の敬老乗車証見直し 交通事業者、行方を注視

高齢者を中心に約160人が参加した敬老乗車証見直しをめぐる市民説明会。説明会は計7回開かれ、800人を超す市民が出席した=26日、宮城野区役所

 仙台市が制度見直しを進める、70歳以上の高齢者を対象とした敬老乗車証事業の行方を、市や民間の交通事業者が注視している。見直しで負担感が増す高齢者の乗り控えが広がれば、減収や減便につながりかねないからだ。バス事業関係者は「福祉と交通インフラのバランスをどう保つか。市と市民の間でより良い着地点を見いだしてほしい」と話している。(報道部・上村千春)

<サービス低下懸念>
 「敬老乗車証を使う高齢者が乗車率を上げている。負担増で利用者が減れば、路線廃止につながるのではないか」
 太白区役所で20日あった敬老乗車証制度見直しの市民説明会で、出席した年配女性はサービスの低下を懸念した。
 乗車証は市地下鉄と、仙台市内を走る市バス、宮城交通バスで利用できる。市バスの場合、2008年度の全利用者に占める乗車証利用者の割合は12.8%(運賃ベース)に上った。宮城交通も1割程度を占める。

<収入が大きな柱に>
 現行制度は、交通事業者が毎月、乗車証分の利用額を市に申請。市は利用額のうち、バスは57%、地下鉄は61.75%に当たる額を事業者に支払う。支払額は08年度、市交通局が約15億円、宮城交通は約5億円だった。両事業者にとって乗車証に絡む収入は経営上、大きな割合を占める。
 宮城交通の金森隆浩営業推進部長は「市の見直し素案にある『応益制』や利用上限の考え方では、乗り控えが予想される。乗客が減れば減便などの合理化を検討しなければいけない」と不安を口にした。
 一方、市交通局の保科学交通事業管理者は「高齢者の大半は現在、年間10万円の範囲内で乗っており、負担増が経営に影響するほど利用減を招くとは思っていない」と語る。
 02年度、市はそれまで無料だった乗車証に一部自己負担を導入した。その際、乗車証の交付率は前年の77%から72%に減った。

<柔軟な制度設計を>
 公共交通問題に詳しい宮城大事業構想学部の徳永幸之教授(交通計画)は「経営を考えると、現行の自己負担は安過ぎるが、素案通りになれば(負担を感じる)高齢者が外出を控える可能性が出てくる」と指摘。
 その上で「定額1万円の自己負担で10万円分まで使えるようにし、超過分を2割負担の応益制とする二段構えがいいのでは」と、より柔軟な制度設計を提案した。

[仙台市敬老乗車証制度]原則年間5000円の自己負担で利用上限のない第1種と、無料で1万円まで利用できる第2種の選択制。市の見直し素案では、利用に応じて1割負担する応益制と年間10万円の利用上限を設けることとした。第2種は廃止する。市は7月2日まで素案への意見を公募。2011年秋の実施を目指し、条例改正案を市議会9月定例会に提出する見通し。

777荷主研究者:2010/07/19(月) 21:28:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12010.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
仙台進出の法テラスコールセンター 市に立地表明書提出

奥山市長(左)に立地表明書を提出する寺井理事長=仙台市役所

 2011年4月に仙台市内でコールセンターを開設する日本司法支援センター(法テラス、東京)の寺井一弘理事長は30日、仙台市役所を訪れ、奥山恵美子市長に立地表明書を提出した。

 寺井理事長らは、奥山市長に進出概要を説明。「仙台は人口規模が100万人で大学も多く、人材を安定的に確保できる。オペレーターとしての能力も高い」と立地理由を語った。奥山市長は「厳しい経済状況の中、コールセンターの進出はうれしい」と述べた。

 コールセンターは青葉区中央1丁目の東京建物仙台ビル内に開設。本部で行っているオペレーター業務を仙台に移管し、非常勤の職員約120人を地元採用。7月6、15日、仙台公共職業安定所で求人説明会を開く。12月1日から一部業務を開始する予定。法律トラブルの相談などを電話や電子メールで受け付ける。

778荷主研究者:2010/07/19(月) 21:29:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12014.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
セントラル自稼働まで半年 拠点化へ準備加速

 宮城県大衡村に移転するセントラル自動車の新本社工場は、稼働までおよそ半年に迫った。周辺では関連企業の集積やインフラ整備も進み、自動車生産の「北の拠点」づくりに向け、準備が加速している。

 「多少の遅れはあったが調整の範囲内」とセントラル幹部。工場内への生産設備の設置作業は7月中に終わる予定で、生産ラインの立ち上げ準備に約160人の従業員が携わる。

 これから9月にかけて設備の作動確認などのため計100人以上が新工場に異動する。本格的な異動は12月以降で、相模原市の現工場から生産を全面的に移す予定の5月に備える。

 幹部は「東北の自動車産業にとって、これからの半年は飛躍のための試金石。品質、生産性ともナンバーワンの工場を目指し、全力を挙げる」としている。

 セントラル隣接地に宮城工場を建設中の内装部品製造のトヨタ紡織東北(北上市)は、来年1月から本年末に稼働を前倒ししたことに伴い、9月上旬の建屋完成直後から設備を搬入。栗原市に東北工場を進出させたホイール製造の太平洋工業(岐阜県大垣市)も量産準備を急ぐ。

 インフラ整備は、宮城県がセントラルの工場近くに東北自動車道大衡インターチェンジ(仮称)を年度内に完成させる予定。仙台港ではモータープールなどに加え、高砂コンテナターミナルを21ヘクタールから27ヘクタールに拡張する県の事業も、12年度の使用開始を目指し進行中だ。

 宮城県は「インフラに加えて住環境整備などにも力を注ぎ、移転する従業員のフォローをしっかり行う」(河端章好経済商工観光部長)と言う。

779荷主研究者:2010/07/19(月) 21:30:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12015.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
仙台港モータープール 11月に使用開始 積み出し態勢整う

仙台港で進むモータープールの拡張工事

 宮城県は、仙台港(仙台市宮城野区)雷神埠頭(ふとう)近くで拡張工事を進めていた完成車の一時保管場所「モータープール」について、11月1日に使用を始める方針を決めた。県はトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)新本社工場の大衡村移転を受け、拡張に着手していた。

 完成車の輸送能力を高めるため国が改修していた雷神埠頭についても、大型輸送船の接岸が11月から可能になることが分かった。来年1月のセントラル稼働を控え、東北の完成車生産を下支えする物流インフラが一段と整う。

 モータープールは雷神埠頭近くの「みなと公園」を転用するなどし、計3カ所で拡張。完成後の総面積は現在の10.4ヘクタールから16ヘクタールに増え、一度に保管できる台数は完成車換算で1.8倍の約7000台になる。

 先行して工事が終わる一部の用地は10月に使用を始める。総投資額は7億円。

 雷神埠頭は今年秋、埠頭前の海底を水深7.5メートルから9メートルに掘り下げる工事の半分が終わる予定。現行のほぼ2倍となる1万5000トン級の貨物船や自動車輸送船が接岸できるようになる。

 今年秋の段階で大型輸送船は1隻しか接岸できないが、国は2012年度までに残りの工事を終え、2隻が同時に接岸できるようにする方針。

 仙台港からは現在、トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産された完成車の大半が名古屋向けに積み出されており、セントラルも同港を活用する見通し。

 宮城県土木部は「一連のインフラ整備で、東北の自動車生産の拡大にしっかり対応できるようになる」としている。

780荷主研究者:2010/07/19(月) 21:30:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t12040.htm
2010年07月01日木曜日 河北新報
朝日新聞の印刷受託で基本合意 河北新報社

 河北新報社と朝日新聞社は1日、東北地方に配達する朝日新聞本紙のうち5万―8万部を河北新報印刷センター(仙台市泉区)で印刷することに基本合意した。印刷開始は2011年11月を予定している。

 朝日新聞社は現在、岩手、宮城、山形、福島県内向けの約24万部を仙台日刊印刷社(仙台市宮城野区)の工場で印刷している。印刷設備の見直しに伴い、一部の印刷を河北新報社に委託することにした。部数は夏季、冬季で異なる。

 河北新報印刷センターは03年12月に本格稼働。40ページ24カ面カラー印刷が可能な高速タワー型オフセット輪転機4セットで、河北新報朝夕刊などを印刷している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t13014.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
朝日新聞を受託印刷 来年11月開始予定 河北新報社

 河北新報社と朝日新聞社は1日、東北地方に配達する朝日新聞本紙のうち5万〜8万部を河北新報印刷センター(仙台市泉区)で印刷することに基本合意した。印刷開始は2011年11月を予定している。

 朝日新聞社は現在、岩手、宮城、山形、福島各県内向けの約24万部を仙台日刊印刷社(宮城野区)の工場で印刷している。印刷設備の見直しに伴い、夏季5万部、冬季8万部程度を河北新報社に委託することにした。両社は今後、輸送や販売面での協力の在り方も協議する。河北新報社が全国紙の印刷を受託するのは初めて。

 基本合意書の調印式は東京都中央区の朝日新聞本社で行われ、河北新報社の一力雅彦社長と朝日新聞社の秋山耿太郎社長が合意書に調印した。

 調印後の記者会見で一力社長は「新聞の印刷発行体制を中長期的に支える上でお互いにプラスになる。今後も報道では健全な競争を続けながら、ともに経営基盤や新聞発行体制の安定強化を図っていきたい」と述べた。

 朝日新聞社の宮田善光取締役は「印刷設備の効率化でコスト削減を図るほか、輸送面での協力も検討したい。詳細は今後、具体的に協議を進める」と語った。

 河北新報印刷センターは2003年12月に本格稼働。40ページ24カ面カラー印刷が可能な高速タワー型オフセット輪転機4セットで、河北新報朝夕刊などを印刷している。

781荷主研究者:2010/07/19(月) 21:34:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/01 建設新聞
仙台北部圏域に変化の胎動
住宅開発や病院用地など様々な商機 セントラル・エレクトロン立地が追い風

 セントラル自動車の新工場建設工事が近く完了し、生産開始が今秋に予定されているほか、東京エレクトロン宮城の今月下旬の工場着工、来年4月の稼働開始予定などが要因・遠因となって、黒川郡大和町を中心とした仙台市北部圏域にさまざまな変化の胎動が起き始めている。
 住宅用地の新規開発計画で施工者の選定段階に入っているものや、病院施設の移転検討への働きかけが活発化しているものなど、手詰まり感が払拭しきれない社会・経済環境の中にあっては、同地域ではさまざまな事業が比較的実施継続されているように見受けられる。

◎富谷町明石台東開発は施工者特定へ
 仙台市営地下鉄・南北線の北の最終駅・泉中央駅から国道4号仙台バイパス方面を越えて北東約3㌔㍍の距離に位置する黒川郡富谷町の明石台東地区では、今回、市街化区域への編入(線引き見直し)が決まり、「富谷町明石台東地区共同開発企業体」が事業主体となる開発行為によって、新たな住宅地が形成される。既存の明石台団地の東側一帯の「関兵牧場」を中心とした39万2000㎡に、総戸数776戸、想定人口2328人規模での開発を想定、コンサルタント業務は日技が担当している。
 市街化区域編入を前提に昨年末ごろから概算レベルでの施工者選定に着手、地権者側からの指定3社前後、完成宅地後にこれを購入する意思表示をしていると見られる大手住宅メーカー側の指定3社前後の合計6社前後からの見積もり提出を受け、事業収支成立への確証を得る動きを見せていた。今後は、この業者を中心とした中から正式な施工者特定段階へと移行していく見通しだ。

◎仙台徳洲会病院に用地の働きかけ活発化
 泉中央駅の西部地区となる仙台市泉区七北田地区では、1986年2月に開業した仙台徳洲会病院の現在地周辺地を中心とした新規用地確保への働きかけが不動産・建設関連業者の間で活発化しているようだ。基本的には現在の病院機能を移転させ、現在地を介護老人保健施設等福祉施設用地とする方向性を固めさせようとする目的と見られ、こちらも現病院の周辺で今回市街化区域に編入されることになった用地などを候補地の一つとしているようだが、ここにきて現病院北側に近接する市街化調整区域の用地なども新規確保候補用地として再浮上してきているもようだ。この場所はかつて仙台市が七北田第2小学校(その後、市名坂小学校として開校)の用地確保に向けて地権者交渉を行った際に数名の地権者の了解が得られず、同地への移転を断念した経緯があると見られるエリアの一部に相当する。
 現時点で、仮に病院側が同地区での用地確保を望んだ際に、地権者総意が得られるのか、さらには集約型都市機能の形成を目指す仙台市は病院・学校等の公共公益施設といえども市街化区域への立地を推進する姿勢を明確化させており、現病院の隣(近)接地での開発が可能か否かは行政当局の判断に委ねられることになりそうだ。

2010/07/01付1面に掲載

782荷主研究者:2010/07/19(月) 21:34:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t12008.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
ホテル戦争 仙台夏の陣 新規開業や改装相次ぐ

ウェスティンホテル仙台が公開した客室。高層階からの眺めの良さなどをPRする

 夏の観光ハイシーズンを控え、仙台市中心部でホテルの新規開業や改装が相次ぐ。JR仙台駅東口に近いホリデイ・イン仙台が1日、「ANAホリデイ・イン仙台」としてリニューアルオープンしたほか、来月には高級外資系の「ウェスティンホテル仙台」が営業を始める。中国人向け観光ビザ発給要件の緩和も背景に、外国人も含めた宿泊客の激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。

 仙台駅東口付近では1日、ホリデイ・インとともに「ホテルレオパレス仙台東口」が新たに開業。6日には仙台駅前の「ホテルメトロポリタン仙台」がリニューアルオープンする。来月1日はウェスティンに加え「ダイワロイネットホテル仙台」も仙台駅東口に開業予定だ。

 ホリデイ・インは1日にセレモニーをホテル内で開催。運営会社IHG・ANAホテルズグループジャパンの大屋了三最高執行責任者(COO)が記者会見し「ブランド力とネットワークを生かし、顧客獲得に努める」と意欲を示した。

 この日は青葉区一番町の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」に入るウェスティンも客室の一部、34階の部屋を報道機関など関係者向けに初めて公開。眺めの良さなどを懸命にアピールした。

 国内の「ウェスティン」ブランドを統括する日本スターウッドホテルのロタ・R・ペール日本韓国グアム統括社長は「仙台への進出はチャレンジではなく、エキサイティングな行動。仙台に革新を起こしたい」と生き残りに自信を見せる。

 既存施設も巻き込んだ「ホテル戦争」で、当面の集客の狙い目は仙台七夕まつり(8月6〜8日)。1日からビザ発給要件が緩和された中国人観光客への対応も焦点になり、IHG・ANAの大屋氏は「(中国からの宿泊客は)非常に重要なターゲットになる」と強調する。

783荷主研究者:2010/07/19(月) 21:35:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100702t12007.htm
2010年07月02日金曜日 河北新報
ミクシィ 仙台事業所10月開設 100人地元採用を計画

 会員制交流サイト運営最大手のミクシィ(東京)が、仙台市青葉区のオフィスビルに仙台事業所を開設することが正式に決まり、市は1日、同社への立地助成金の交付を発表した。開設は10月1日。

 業務内容は同社のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「ミクシィ」などに対する規約違反の書き込みの監視。セキュリティー上の理由から、事業所の住所は公表しない。業務は別会社に委託する。

 仙台事業所は、受託会社が約100人を地元採用する計画で、5月から募集を行っている。

 仙台市は3年間の固定資産税相当額の交付、新規雇用数に応じた助成を行う。市産業振興課は「ミクシィの進出は今後の同業種の誘致に弾みがつく」と期待する。

 ミクシィは仙台進出を人件費やオフィス賃料の安さ、市の助成金制度などから決めた。地方進出は2009年の大阪営業所に次いで2番目。

 同社は04年、「ミクシィ」の運営を開始。ユーザー数は約2000万人(10年4月)で国内最大規模。

784荷主研究者:2010/07/19(月) 21:43:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100703t72035.htm
2010年07月03日土曜日 河北新報
アイシン東北、工場増設 設備投資13億円で12月着工

 トヨタ自動車グループの大手部品メーカー、アイシン精機(愛知県刈谷市)の子会社アイシン東北(岩手県金ケ崎町)が、ドアフレームなど車体系部品工場の増設を敷地内で計画していることが2日、明らかになった。設備投資額は約13億円で、新たに10人程度の雇用も計画。早ければ12月に着工し、来年6月の完成、稼働を目指す。

 増設するのは延べ床面積約4200平方メートルの鉄骨平屋。1万1200平方メートルの既存工場の北側に別棟を建てる。ドアフレームなど車体系部品の増産を目的に、製造ライン2本を備える。

 ドアフレームは、同じトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)や、来年1月に宮城県で新本社工場が稼働するセントラル自動車に納品する。増産により本年度の売上高約63億円を、来年度は80億円台に乗せたい考え。

 東北で見込まれる小型ハイブリッド車の生産を見据え、車体関係部品の新規受注も探っている。

 奈倉伸芳社長は「セントラル進出に伴い工場増設に踏み切る。今後、コンパクトカーの生産拠点となる東北で一翼を担いたい」と話している。

785荷主研究者:2010/07/24(土) 13:52:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100704t12013.htm
2010年07月04日日曜日 河北新報
豊田鉄工が登米に新工場 11年末操業開始

 トヨタ自動車のグループ会社で、自動車部品製造大手の豊田鉄工(愛知県豊田市)が宮城県登米市に新たな工場を建設することが3日、分かった。宮城県大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が2011年1月に稼働するほか、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)の増産を見据えた動きで、11年末の操業開始を目指す。

 豊田鉄工は車体のプレス部品、ドアの内張り、ブレーキペダルなどを製造する。部品製造大手の1次サプライヤーが進出することで、宮城への自動車産業集積が一段と加速する可能性がある。

 関係者によると、同社はセントラル自動車と関東自動車工業の両工場への納品を計画しており、物流の近接性を考慮して両工場のほぼ中間に当たる登米市を建設地に選んだとみられる。

 新工場は登米市迫町の長沼工業団地(面積10ヘクタール)内に建てる。現在は土取り場となっているが、市が造成し、年内にも工場建設に着手する見通し。

 新工場は、車体のプレス部品が主力になるとみられるが、手掛ける部品の種類や生産量は明らかになっていない。工場の敷地面積は約7000平方メートルで、100人程度の新たな雇用が見込まれるという。

 豊田鉄工は1946年の創立で、資本金は22億2300万円。10年3月期の連結売上高は2025億円。愛知県や米国、中国など国内外14カ所に工場があり、愛知県以外の国内工場は福岡県に続き2番目となる。

 同社は近く、宮城県、登米市と立地協定を結ぶ予定。

786荷主研究者:2010/07/24(土) 13:53:25

http://www.logistics.jp/headlines/20100701-006.html
2010年07月01日 物流ニッポン
仙台TT 50周年、真価問われる、物流ニーズ高度・多様化

 【宮城】仙台トラックターミナル(斎藤充社長、仙台市宮城野区)が創立50周年を迎えた。自動車ターミナル法に基づき、全国第1号の公共ターミナルとして供用を開始し、物流の効率化に大きな役割を果たしてきた。6月22日には仙台市のホテルで盛大に祝賀会が開かれた。

 同社は1960年、宮城県トラック協会の事業として、旧仙台陸運局(現東北運輸局)の指導を受け、宮城県、仙台市と運送事業者、金融機関、関連企業などが出資して設立。国有地4万2,032平方メートルを払い下げで取得した。翌年、自動車ターミナル法の認可を受け、ターミナル建設に着工。62年11月、日本最初の公共ターミナルとして完成し、供用を開始した。

787荷主研究者:2010/07/24(土) 13:56:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100707t11021.htm
2010年07月07日水曜日 河北新報
独研究機関と仙台市が協力延長 企業と連携産業振興強化

 仙台市は6日、欧州最大の先端技術の研究開発機関「フラウンホーファー研究機構」(ドイツ・ミュンヘン)と2005年7月に結んだ協力協定を3年間延長すると発表した。同機構日本代表部の代表が13日に来仙し、奥山恵美子市長と新たな協定書に調印する。

 MEMS(微小電気機械システム)など応用技術分野に関する連携を目指した現協定を発展させ、新たに10年度から3年間の行動計画を策定。機構と仙台の企業をつなぐコーディネーター配置や機構の最新研究情報の定期的な提供など、産業振興に向けた具体的な取り組みを明記する。

 コーディネーターは機構にも所属する東北大の研究者が務め、機構の関係者と一緒に仙台圏の企業を訪問。情報産業や製造業の分野を中心に、共同研究や技術提携の可能性を探る。

 仙台市産学連携推進課は「関係強化により地元企業による高付加価値製品の開発を促し、将来の産業創出や雇用拡大につなげたい」としている。

 市と機構は05年の協定締結後、東北大とも連携してMEMS関連企業の研究者が参加するシンポジウムを毎年開催。06年には泉区に仙台MEMSショールームを開設した。

 フラウンホーファー研究機構は1949年に開設された応用研究機関。1万7000人以上の研究者が所属し、研究分野は情報処理や材料、生産技術など多岐にわたる。

788荷主研究者:2010/07/24(土) 13:56:52
>>785
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100707t12023.htm
2010年07月07日水曜日 河北新報
豊田鉄工進出で協定 登米に新工場 12年1月量産開始

工場立地協定を締結後、握手する(左から)村井知事、三宅社長、布施市長

 トヨタ自動車グループで部品製造大手の豊田鉄工(愛知県豊田市)は6日、宮城県登米市に計画する新工場の建設に向けて同市と宮城県との間で立地協定を締結した。10月にも着工予定で、来年10月以降に試作に入り、2012年1月の量産開始を目指す。

 新工場ではプレス加工の車体部品などを製造。トヨタの完成車製造子会社で、来年1月に宮城県大衡村で新本社工場を稼働させるセントラル自動車(相模原市)と、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給する。

 宮城県庁であった締結式には豊田鉄工の三宅英臣社長、村井嘉浩知事、布施孝尚市長が出席した。調印後の記者会見で三宅社長は「2、3年後には東北で小型車45万台の生産が見込まれる。現地生産の強みを生かして成長していきたい」と強調。村井知事は「宮城県だけでなく隣県の産業にも好影響を与えるだろう」と歓迎した。

 計画では新工場は、登米市迫町の長沼工業団地(約10ヘクタール)に建設する。敷地5万平方メートル、延べ床面積7500平方メートル。来年10月までに大型プレス機などの設備の搬入を終え、試作などに備える。投資額は土地の取得費も含めて14億円の見通し。

 12年1月に予定する本格稼働では車体のフレーム部品から製造に着手。フル稼働時の年間売り上げは40億円を見込む。

 今月中にも生産を担う子会社「トヨテツ宮城(仮称)」を設立する。操業時の従業員は70人で一部を地元採用する。地元企業との取引も検討しているという。

 豊田鉄工が地元の愛知県以外に生産拠点を開設するのは福岡県に次いで2件目。宮城県内へのトヨタグループ企業の立地は、大衡村で新工場を建設中のトヨタ紡織東北(北上市)などに続いて6件目となる。

789荷主研究者:2010/07/24(土) 14:01:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100708t11019.htm
2010年07月08日木曜日 河北新報
仙台市、宮城野区に育児支援施設 12年度開館

 仙台市は、2012年度開館予定の宮城野区文化センター(宮城野区五輪)へ、育児支援施設「市子育てふれあいプラザ(のびすく)」の機能を盛り込む方針を決めた。のびすくは市内に3館あるが、宮城野区には未設置だった。区内では子育て世帯が増えており、支援施設を要望する声が出ていた。

 センター内に開設する市中央児童館(仮称)の設計を見直し、整備予定の子育て支援室や創作活動室などを活用。乳幼児の親子が利用できる約60平方メートルのひろばと、約30平方メートルの一時保育室を設ける。授乳・おむつ替えスペースも新たにつくる。

 子供未来局によると、宮城野区内の0〜5歳児は1万1217人(10年5月現在)。全人口に占める割合は6.1%で、5区で最も高い。新田東や新田、岩切の各地区が特に増えている。

 子供未来局は「文化センターの構想段階から長い時間が経過し、市民のニーズが変化した。ゆとりのある設計だった児童館を活用し、子育て中の親を支援したい」と方針変更の理由を説明する。

 市内にあるのびすくは現在、仙台(青葉区、04年1月開館)、泉中央(泉区、09年4月)、長町南(太白区、09年10月)の3カ所。仙台と泉中央のひろばは09年度、それぞれ5万人前後が利用し、長町南も開館から約5カ月で約3万9000人が利用した。

790荷主研究者:2010/07/24(土) 14:02:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100708t12021.htm
2010年07月08日木曜日 河北新報
コンチネンタル航空 仙台―グアム線、週4便に

 コンチネンタル航空が定期運航する仙台―グアム線について、現在の週2便から4便への増便を決めたことが7日、分かった。期間は10月1日から来年3月31日までの半年で、需要に応じて延長を検討する。マット・ミラーアジア・太平洋地区支社長らが同日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事に伝えた。仙台―グアム線は今年4月に週2便へ減らしたばかりだった。

 同社によると、4月以降にグアムのほか、グアム経由でパラオ、フィジー、オーストラリア・ケアンズなどに向かう旅行需要が好調。2009年度に約42%だった搭乗率は倍近くで想定を上回って推移した。修学旅行、企業の団体客の今後の予約が前年度比で3〜4割増となっていることもあり、4便への復活を決めた。

 来年4月以降については現段階では未定。グアムでの挙式が人気となっている結婚式目的の需要動向などを見定めて判断するという。高橋亨日本支社長は「できるだけ週4便を継続し、さらに増便する方向で努力したい」と話している。

 村井知事は方針を聞いた席上、「(継続や増便に向け)修学旅行などでグアムが適していることを県としてもPRしていきたい」と述べた。

 仙台―グアム線は1990年7月、週2便で就航。96年12月には11便に増えたが、その後は減便が続き、03年10月以降は週4便に減った。同社によると就航以来の利用者数は延べ約60万人で、09年度は約1万3000人だった。

791荷主研究者:2010/07/24(土) 14:03:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/08 建設新聞
造成面積は約12・3㌶、来年度にも着工へ
国際開発コンサルで土地利用検討 企業誘致へ仙台空港中坪・荷揚場地区を造成

 宮城県は、仙台空港の南西に位置する中坪・荷揚場地区について、企業誘致に向けた造成工事に着手するため、国際開発コンサルタンツに土地利用計画の検討業務を委託した。

 中坪・荷揚場地区は全体面積が17万9、000平方㍍で、住所は岩沼市下野郷地内。東北縦貫自動車道の仙台南ICから30分に位置するほか、2014年に完成予定の常磐自動車道と直結する仙台東部道路の仙台空港ICからは2分と、輸送交通の利便性が高い場所。

 仙台空港の滑走路拡張用地を買収する際に、同地区を緑地公園とする計画を進めていたが、事業の見通しが立たないまま放置していた。このため、07年には有効な活用方法として企業誘致に的を絞り、09年度から誘致活動を展開。同時期に緑地公園の整備にも着手し、来年3月の完成を目指している。

 今回の土地利用計画の策定について、県の担当者は「企業などの立地の動きがあるため、進出が決まった際は早期の利用が求められる」と水面下で企業進出の感触を得ていることを明かす。このため、業務委託の期間も8月末までとなっており、企業の誘致動向によっては、土地利用検討後に造成に係る設計作業を委託する見込みだ。

 造成の対象面積は緑地などを除く部分で、A区の約10万9、000平方㍍およびB区の約1万4、000平方㍍の合計約12万3、000平方㍍。今後の開発には市街化調整区域からの用途変更が必要なたため、都市計画審議会に付議するなどの準備作業を進め、来年度には造成工に着手したい考えだ。

2010/07/08付宮城版に掲載

792荷主研究者:2010/07/24(土) 14:06:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100709t11031.htm
2010年07月09日金曜日 河北新報
重点港湾の石巻港選定に危機感、物流拠点を強調

石巻港で防波堤の整備状況を視察する亀山市長(左から3人目)

 国直轄で整備する全国103の重要港湾から40港を選んで予算を集中配分する「重点港湾」の選定が8月に迫る中、石巻港を抱える宮城県石巻市が危機感を募らせている。特定重要港湾の仙台塩釜港に近いことや取扱貨物量の問題などから、選定されない可能性があるからだ。市は工業港としての側面を強調するなどし、国へのアピールを強めている。

 「どうにか先生の力で重点港湾への指定を後押ししていただきたい」。2日に石巻市内であった参院選与党候補の個人演説会で、亀山紘石巻市長はこうアピールした。石巻市議会6月定例会では、重点港湾選定を求める決議案を可決した。

 重点港湾の選定から漏れた場合、同港が計画してきた耐震岸壁の整備など、新規事業が実現する可能性は極めて小さくなる。継続事業についても、今後の安定的な予算配分が難しくなるという。

 石巻港の2007年度の取扱貨物量は全国の重要港湾103港中45位(492万トン)。約20キロ西には国際貿易の拠点に位置付けられる仙台塩釜港の整備が進んでおり、立地面でのハードルの高さを指摘する声もある。

 市河川港湾対策室は、国や自治体が管理する公共岸壁の取扱貨物量では13位と上位であることを強調。「県内の自動車産業が活況な中、積み出し港としての役割も果たすことができる」と説明する。

 6日には、亀山市長が同港を視察し、国交省の担当者から整備の進ちょく状況を聞き取った。亀山市長は「人も大事だが、コンクリートも大事。石巻の経済のみならず、東北の物流拠点として重要な港をしっかり整備できるよう、あきらめずに要望したい」と述べ、参院選後に巻き返しを図る考えだ。

<石巻港>整備の進ちょく状況を象徴する南防波堤は約7割が完成。しかし、近年は公共事業費の削減に伴い、整備費が2008年度25億円、09年度15億円、10年度9億円と減少傾向にある。09年度の取扱貨物量は、全体の約5割が日本製紙石巻工場が使うチップや石炭など。飼肥料が伸びており、麦が約8万9000トン(前年度比244%)、雑穀が約7万4000トン(同137%)となっている。

793荷主研究者:2010/07/24(土) 14:13:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100710t12003.htm
2010年07月10日土曜日 河北新報
空き室率微増20.49% 仙台6月4月以降ほぼ横ばい

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市内オフィスビルの6月末時点の平均空き室率は20.49%となり、前月末を0.13ポイント上回った。仙台支店は「4月以降、ほぼ横ばいで推移しており、今後は緩やかに低下していく」とみている。

 ほぼ横ばいとなったのは、新規入居が小規模な営業所開設などにとどまったため。今後、半年以内はビル完成など新規供給はない見込み。コールセンター需要などは小規模ながら増えるとみられ「全般的に動きは活発化しそう」(三鬼商事仙台支店)という。

 五つに分けた地区別では県庁・市役所周辺(15.85%)が前月比で1.1ポイント上昇し、最大の悪化幅となった。一番町、駅東はそれぞれ0.09ポイント、0.14ポイントの悪化。逆に駅前地区、泉など周辺オフィス地区は0.16〜0.19ポイント改善した。

 3.3平方メートル当たりの平均賃料は9205円。前年同月比で0.75%(75円)、前月比で0.34%(32円)下がった。

 調査は新築5棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟を対象に行った。

 仙台市を除く東北の主要9都市の6月末の平均空き室率は、八戸、盛岡、秋田、郡山が3月の前回調査に比べて悪化した。盛岡は1.68ポイント悪化の10.79%となり、東北の主要都市すべてが2けた台となった。

794荷主研究者:2010/07/24(土) 14:52:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100713t12006.htm
2010年07月13日火曜日 河北新報
自動車内装部品製造の豊和繊維工業 宮城・大衡に進出へ

 自動車内装部品製造の豊和繊維工業(愛知県春日井市)は、宮城県大衡村に進出する方針を決めた。トヨタ自動車グループの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)が移転させる本社工場内で組み付け作業を行う。

 扱うのは車両天井の内装部品。神奈川県厚木市の工場で製造した部品を搬入し、セントラルが生産する車両に組み付ける。来年1月のセントラル本社工場の稼働に合わせて作業を始める。

 関連会社に作業を委託するか自社の従業員で直接行うのかなどは調整中。営業部は「部品を製造する生産拠点を宮城に開設する考えはない」としている。

 同社は2003年、トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が工場内に設けた賃貸式の部品工場棟に入居。消音用の内張部品などを製造し、納入している。

 豊和繊維工業の10年3月期の売上高は約420億円。従業員は10年3月末で874人。

 大衡村のセントラル本社工場では、トヨタグループでホイール製造の中央精機(愛知県安城市)の子会社と、配管部品製造のマルヤス工業(名古屋市)の2社も部品組み付けを行うことが決まっている。

795荷主研究者:2010/07/24(土) 14:59:15

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/16 建設新聞
NTT東日本 仙台市内の不動産活用
新青葉通ビル完成後の展開に注目集まる 五橋の現支店施設や病院機能など数ヵ所対象

 仙台市の中心部、青葉区一番町2丁目の宮城支店青葉通ビル敷地内に「新青葉通ビル」(仮称)の建設計画を進めているNTT東日本(東京都新宿区西新宿3丁目9の12)が同ビルを完成させ、集約化を図った後の市内の自社用地活用の方向性が早くも注目されている。

 新青葉通ビルは、地上14階前後、延べ約3万平方㍍規模で、来年3月ごろの着工が見込まれているが、このビルには、現在、地下鉄・五橋駅の近くにある若林区五橋3丁目のNTT東日本五橋第一、第二ビルに入る宮城支店の機能の多くが移転することが有力視されている。このため、JR仙台駅西口から徒歩圏にある五橋地区の利便性を活かした土地利用計画が検討される可能性が高い。このことについて、NTT関連企業の社員からは、「NTTグループ内では、現在、若林区大和町にあるNTT東日本東北病院の機能の一部移転、あるいは病院機能と連携する形での土地利用計画が具体化することが希望的観測を持って伝わっている」という話も聞こえてくる。それは具体的には「例えば健康保険組合の健全運営にも寄与する健康管理・診断施設の設置」(同)のようなものでもあるという。

 NTT東日本東北病院は1979年12月に日本電信電話公社東北逓信病院として(移転)開院、現在は病床数199床を持った地域密着の中核病院として、敷地面積1万8、362平方㍍、5/地下1階地上5階建、延べ1万9、973平方㍍規模で運営されている。移築開院後、約30年が経過し、その間一部増築などが図られているが、既存施設の老朽化とともに、中長期的には病院機能の見直しを含めた将来展望がNTT内部で見定められているらしいとの話も出ていた。

 これらの土地利用計画等の方向性が周辺の観測通りとなるのか否かは予断を許さないが、NTTグループでは、このほかにも市内中心部の東二番丁通沿いで南町通との交差点からほど近い青葉区中央4丁目にもビルを保有しており、これらの土地利用計画が将来的に再検討されることもありそうだ。

 NTT東日本は自社不動産の最大有効活用を主眼にNTT東日本プロパティーズを立ち上げており、これを機にこれまで売却処分方式の採用が多かった自社社宅・寮などの跡地利用を自社有効活用をも含めた上で検討する事例が今後増加してくると予想されている。

 仙台市内でも青葉区台原の現在、駐車場として暫定利用している用地への有料老人ホーム等福祉施設の誘致や、地下鉄・富沢駅近くでは、かつて売却が有力視され現在土地区画整理利に伴う既存施設解体中の太白区大野田の五反田社宅跡地に関する福祉施設等誘致の可能性検討など、市内5〜6ヵ所程度での不動産有効活用が併行して進められているもようだ。

2010/07/16付1面に掲載

796荷主研究者:2010/07/24(土) 15:00:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100717t13023.htm
2010年07月17日土曜日 河北新報
東北大に分散博物館 コンピューター進化の資料を展示

過去のスーパーコンピューターなどが並ぶ展示室

 国内のコンピューター技術発展に貢献した製品や資料を収集、展示する施設として、情報処理学会が選ぶ「分散コンピュータ博物館」に東北大サイバーサイエンスセンター(仙台市青葉区)の展示室が認定され、16日に披露式があった。博物館の認定は現在、東北大を含め全国4カ所で、東北では初めて。

 展示室は約150平方メートル。東北大で使われていたスーパーコンピューター(スパコン)や前世代の大型汎用計算機、50年ほど前から本格的に開発が始まった計算機の製品パンフレットなど約100点が並ぶ。

 式典には大学やスパコン製造会社の関係者ら約40人が出席。長年研究に携わった元東北大大型計算機センター長の野口正一名誉教授は「50年間の研究の成果がここに集約された。中学生、高校生ら若い人の科学教育の場になってくれれば」とあいさつした。

 展示室はセンターの利用時間内に一般の人も見学できる。連絡先はセンター庶務係022(795)3407。

798荷主研究者:2010/08/01(日) 21:31:29

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/17 建設新聞
仙台市・一番町二丁目四番地区再開発準組
再開発ビルの上層部を分譲住宅に方針変更 21Fまでに126戸 デベ数社に聞き取り

 仙台市の中心部、青葉通と東一番丁アーケード街との交差部で市街地再開発事業の実施を目指している一番町二丁目四番地区市街地再開発準備組合(山下晴也理事長)と特定業務代行優先交渉権者に位置づけられている戸田建設は、6月29日に開催した準備組合総会で再開発ビルの上層部を住宅(分譲マンション)とする方針変更を固め、都市計画の変更手続き作業に着手した。その後、この住宅保留床の取得可能性のヒアリングを進めるため、マンションデベロッパー数社に対し、再開発事業に対する参加意向の確認作業を開始、16日までにヒアリングの回答受け付けを行った。

 関係筋に配布された資料によると、再開発ビルの4階から最上階の21階部分までの専用床面積8280㎡部分に分譲マンションを配置、総戸数は126戸を想定している。今回、回答を求めていたヒアリングの内容は住宅部分の仕様、販売想定価格、販売時期、保留床取得希望価格などで、この内容をふまえて今後、対象デベロッパーの特定を行い、今年9月に都市計画決定の変更を図り、10月に再開発組合の設立、来年3月の権利変換の認可を得て、8月の工事着工、2013年6月の竣工を目指している(いずれも予定)。

 対象用地は、仙台市青葉区一番町2丁目4の19地内で、地下2階部分で、2015年度開業予定の地下鉄・一番町駅(仮称)と接続、地下1階部分は地下鉄出入り口や機械室等、1から2階に物販・飲食、3階部分に生活支援施設等のテナント入居を想定、最上階(21階)までの総延べ床面積は1万3320㎡を想定している。事業コンサルタントは山下設計、同パートナーは都市デザインが担当。

2010/07/17付1面に掲載

799荷主研究者:2010/08/01(日) 21:40:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100721t12013.htm
2010年07月21日水曜日 河北新報
東京エレク経済効果1559億円 宮城新工場来春操業当初

 七十七銀行は20日、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が23日に着工し、来年4月の操業を目指す宮城県大和町の新工場について、宮城県内への経済波及効果の試算をまとめた。見込まれる操業開始当初の経済波及効果は1559億円と算出。このうち国内総生産(GDP)に算入される粗付加価値額は653億円で、県内総生産を0.8%引き上げる効果があるという。

 東京エレクトロンは新工場での生産を順次拡大し、稼働から5年後に年間生産額3000億円を目指す。予定通りに増産した場合、経済波及効果は年間3898億円に上る見通し。粗付加価値額は1634億円となり、県内総生産を2.0%引き上げると見込む。

 操業開始当初の年間生産額について、試算は1500億円と想定。新工場に集約される東京エレクトロンAT宮城事業所(宮城県松島町)の年間生産額500億円(推計)を差し引いた生産増加額を基に、2005年の県産業連関表を使って計算した。

 当初の波及効果の内訳は、生産増加額分が直接効果として1000億円。部品調達などによる関連産業の生産増加額を示す1次効果は328億円で、従業員らの所得増加に伴う個人消費がもたらす2次効果は231億円だった。

 産業部門別では、半導体製造装置を中心に関連部品製造を含む製造業が1080億円でトップ。ほかは企業の研究開発など「教育・研究」が108億円、不動産が67億円、リース業やビルメンテナンス業関連の「対事業所サービス」が62億円、金融・保険が46億円など。幅広い業種で経済波及効果が期待される。

 七十七銀行が昨年試算したトヨタ自動車グループのセントラル自動車(相模原市)とプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)の宮城進出に伴う県内への経済波及効果は、操業開始当初で3088億円だった。

 東京エレクトロンの新工場分と単純に合算すると、経済波及効果は操業当初段階で年間4647億円に達し、県内総生産を2.2%引き上げる計算となる。

 同行調査課は「新興国の成長が続く中、半導体製造装置は今後も市場規模の拡大が期待できる。東京エレクトロンの進出は県経済全体を底上げするだけになく、自動車産業の集積と合わせ、県内製造業の足腰を強めることになる」と指摘する。

800荷主研究者:2010/08/01(日) 21:43:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100722t11032.htm
2010年07月22日木曜日 河北新報
県中央児童館跡の公園、無償譲渡へ 仙台市に12年移管

 宮城県は21日、2012年3月に廃止する仙台市太白区向山の中央児童館跡地のうち、公園・緑地部分を仙台市に無償譲渡する方向で、最終調整に入った。今月中に市と基本合意書を取り交わし、12年4月の移管を目指す。譲渡しない跡地は13年度以降に売却する。

 県によると、児童館廃止後の跡地6万7000平方メートルのうち、滑り台やブランコなどの児童遊園、プール、野外炊飯場がある南側の4万7000平方メートルを譲渡する。

 老朽化したプールは撤去し、遊具は修理や安全対策を講じる。費用は県が全額負担。市は譲渡区域の一部を保存緑地に指定しており、跡地は緑地公園として活用する。

 現在閉鎖している児童館本館や遊技館のある北側の約2万平方メートルは、12年度に施設の解体・撤去に着手する。花壇や池、木製遊具なども取り壊し、さら地にした上で民間企業などに売却する。

 解体・撤去には6200万円がかかる。遊具の修理なども含めると、県負担は総額1億円以上になる見通し。

 中央児童館の機能は12年4月、県が名取市下増田に開設する教育・福祉複合施設が継承する。一部NPOは活動場所を求め、児童館廃止後の施設利用を要請していたが、市との移管交渉で施設存続は困難と判断した。

 県子育て支援課は「周辺は住宅地でもあり、公園機能の維持を最優先に跡地利用を検討した。イベント開催も現行通りできるよう、市と協議していきたい」と語った。

 市百年の杜推進課は「長く市民が公園として親しんできた経過がある。現在の状態を維持できるように、譲渡を受け入れたい」と話している。

801荷主研究者:2010/08/01(日) 21:47:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100723t12035.htm
2010年07月23日金曜日 河北新報
東エレク新工場起工式 「世界に勝てる技術発信」 宮城・大和

工事の安全を願いくわ入れする東京エレクトロンの竹中社長(右)と東京エレクトロン宮城の北山社長=23日午前11時20分ごろ、宮城県大和町の大和リサーチパーク

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は23日、宮城県大和町の大和リサーチパークで新工場の起工式を行った。稼働は2011年4月の予定。

 式には、東京エレクトロンの東哲郎会長、竹中博司社長に加え、新工場の運営を担う子会社、東京エレクトロン宮城の北山博文社長や村井嘉浩宮城県知事らが出席し、くわ入れなどの神事を行って工事の安全を祈った。

 新工場は29ヘクタールの敷地に、事務棟も含め計3棟を建設する。総床面積は約7万平方メートルで、エッチング装置の開発製造を行う。総投資額は約250億円。

 年間売上高は当初1500億円の計画で、5年後に3000億円を目指して生産を拡大する。従業員は11年中に1000人体制にする。

 新工場は子会社の東京エレクトロンAT山梨事業所(山梨県)と、宮城事業所(宮城県松島町)の機能を集約。東北大と開発した次世代半導体技術を活用する装置も生産する。

 東京エレクトロンは当初、昨年4月の着工、今年4月の稼働を計画したが、半導体市場の悪化を理由にいったん延期し、今年1月に再開方針を決めていた。

 東京エレクトロンの竹中社長は起工式後の記者会見で「新工場から世界に勝てる技術や装置を発信する」と意気込みを語った。

802荷主研究者:2010/08/01(日) 21:48:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12018.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
東京エレク新工場着工 新興国需要拡大に対応 宮城・大和町

工事が始まった東京エレクトロンの新工場建設地=23日、宮城県大和町

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が23日、宮城県大和町での新工場建設に着手した。半導体市場は新興国を中心に拡大し、新工場は近い将来の増産も見込む。半導体関連産業は付加価値が高く、すそ野も広い。新たに誕生する開発生産拠点は、東北の地域産業全体のけん引役としても期待される。

 「半導体市場はうなぎ上り。需要に追い付くため来年度いっぱいは忙しい状況が続く。(集約する計画の)宮城事業所もフル稼働のまま、新工場を稼働させることになるだろう」

 東京エレクトロンの竹中博司社長は起工式後の記者会見で、半導体市場の動向と工場の運営方針を説明した。同席した東哲郎会長も「パソコンや携帯電話、電気自動車など搭載される製品が増え、需要のある地域も広がっている」と解説した。

 世界半導体市場統計の予測によると、2010年の世界の半導体市場規模(出荷額)は約26兆3990億円。中国など新興国の需要を背景に、前年比28.6%の大幅増となる見込みだ。

 半導体製造装置関連の製品出荷額は東北でも伸びている。07年の工業統計では2992億円と1995年の6倍に達し、全国の3.5倍を大きく上回る。東京エレクトロン東北(奥州市)などの生産拡大や地元企業との取引拡大が理由で、11年4月に新工場が稼働すれば、さらに飛躍的にアップする。

 七十七銀行の試算では、新工場の経済波及効果は操業当初の段階で年間1559億円。宮城の県内総生産を0.8%引き上げることになる。

 新工場周辺では既に取引企業進出の動きもある。数井寛東北経済産業局長は「新工場の操業でさらに関連産業の集積と取引拡大が期待され、産業構造の強化につながる」と指摘。東京エレクトロンと東北大との共同研究などに触れ、「産学連携による成功事例としても注目される」と語る。

 地元企業も関連産業への参入の可能性が広がる。ただ、世界一を目指す東京エレクトロン側の要求水準は高い。新工場を運営する子会社、東京エレクトロン宮城の北山博文社長は「ほかと同じことをしていては駄目。強みを持ち寄り、世界一になる意気込みを持てば一緒にやれるチャンスはある」と強調する。

803荷主研究者:2010/08/01(日) 21:48:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12021.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
東京エレク、地元企業と連携を 波及効果 期待膨らむ 

記者会見後に笑顔を見せる(左から)北山博文東京エレクトロン宮城社長、東哲郎東京エレクトロン会長、竹中博司社長、村井知事、浅野町長=仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテル

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の新工場建設が23日、宮城県大和町で始まった。集積が進む自動車産業に続く、仙台圏北部での高度電子産業の一大拠点整備に、関係者は期待を一段と膨らませた。

 「『富県』の実現に大きく貢献してもらえる。理工系学生の就職先としても期待できる」。宮城県の村井嘉浩知事は起工式後の記者会見で、力を込めた。

 大和町の浅野元・町長も「世界レベルの技術が地元から発信されることを誇りに思う。若者に夢と希望を与えてくれる」と喜びを表した。

 新工場を建設する大和リサーチパークでの起工式には、県内の自治体や経済関係者が出席した。

 新工場の操業開始当初の経済波及効果を1559億円と算出した七十七銀行の鎌田宏会長は「地元企業が東京エレクトロンとの関係をどう築くのかがポイント。地元企業の取り組みを積極的に支援したい」と語った。

 リサーチパークでは、東京エレクトロンに部品などを供給する2社が既に着工。隣接の大郷町にも、関連する機械部品の表面加工処理大手が進出するなど、高度電子産業の集積エリアが着実に形成されつつある。

 仙台市の奥山恵美子市長は「半導体市場が上り調子の時に、タイミングよく着工した。多くの技術者が移り住むことにつながり、地域全体の力になる」と話した。

 東京エレクトロンに、地元企業との連携を期待する声も大きい。みやぎ高度電子機械産業振興協議会の仲田武彦会長は「県内には高い技術力を持った企業が多い。地元企業との取引拡大を進めてほしい」と要望する。

 東北経済連合会の庄司雄一常務理事は「トップランナー企業が、世界と戦う拠点として東北の『知』と『人』を求めて進出した。東北には東北大などの優れたシーズ(種)もあり、産学連携のさらなる進展が見込める」と東北全体の振興に期待を寄せた。

804荷主研究者:2010/08/01(日) 21:51:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12016.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
キャセイパシフィック、仙台―香港線再開 12月から

 香港のキャセイパシフィック航空は23日、子会社の香港ドラゴン航空が2008年3月末から運休している仙台―香港線の定期便を再開することを明らかにした。12月1日から来年2月末までの期間限定で、週3便を運航する。12月4日の東北新幹線新青森駅開業で空の需要が拡大すると判断したとみられる。

 キャセイパシフィック航空は22日、宮城県に対して再開の方針を伝えた。同社は河北新報社の取材に対し「昨年に比べ観光需要が回復し、仙台発、香港発の双方で利用が見込める。東北のゲートウエイである仙台空港の機能を生かし、東北の需要を取り込む」と説明した。

 運航する曜日や出発時刻、使用する機材などの詳細は未定で、2月末以降の運航については「需要を見極めて判断する」という。

 定期便の再開は、宮城県や東北の産業界が要望していた。県内の空港関係者は「欧州やアジアの乗り継ぎにも利用できる。海外旅行の需要は一層高まる」と歓迎した。

 仙台―香港線の定期便は1993年12月に週2便で初就航し、96年4月には週6便を運航した。新型肺炎(SARS)などの影響で利用が低迷したのを受け、03年4月に運休。07年10月に半年間限定で再開したが、燃料費高騰などから通年運航には至らず、チャーター便だけを運航していた。

 香港線の再開で、仙台空港の国際線就航都市はソウル、グアム、北京、大連、上海、長春、台北と合わせ8都市となる。

805荷主研究者:2010/08/01(日) 21:51:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100724t12020.htm
2010年07月24日土曜日 河北新報
貸会議室大手のTKP、仙台本格進出 8月下旬

 全国で貸会議室を運営する業界最大手のティーケーピー(東京、TKP)は、仙台市での事業を8月下旬から本格化させる。市中心部に仙台支店を開設するほか、「TKP仙台カンファレンスセンター」を設置し、大小11室を貸し出す。東北では初の支店開設となる。

 支店とセンターは、青葉区花京院の複合ビル「ソララガーデン」の2〜4階を一括して借り上げて設ける。センターには定員126〜102人のホール5室、90〜72人のカンファレンスルーム4室、定員18〜12人のミーティングルーム2室を用意。総収容人数は942人で、8月23日に営業を始める。

 料金は1時間当たり3600〜2万1000円で、会議をはじめ、セミナーや研修会、懇親会など、さまざまな用途に対応する。

 同社は2007年3月、青葉区春日町に仙台勾当台公園会議室(45席)を開設。09年4月には宮城野区二十人町に仙台駅前会議室(72席)を設け、試験運営を続けてきた。稼働率が高いことから、さらなる需要が見込めると判断。事業の本格展開に踏み切った。既存の2カ所の営業も続ける。

 河野貴輝社長は「メーンターゲットはホテルで開かれるような100人規模以上の会議。いす、テーブルなどはホテル仕様で、弁当も手配できる。立地も良く、リーズナブルな会議開催が可能だ」とアピールする。

 連絡先は仙台カンファレンスセンター準備室022(306)7677。

806荷主研究者:2010/08/12(木) 18:33:15

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/476
2006年07月09日日曜日 河北新報
カーブ10カ所、見通し改修へ 東北道白石―仙台南

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100726t13025.htm
2010年07月26日月曜日 河北新報
東北道白石―仙台南IC間 連続カーブ、見通し向上

 東日本高速道路東北支社は25日までに、カーブが連続する東北自動車道の白石―仙台南インターチェンジ(IC)間で4年間にわたり進めてきた改良工事を完了した。ドライバーの見通しを向上させることにより、事故の減少を図る。

 施工したのは上下線のカーブ計10カ所で、総延長8キロ。前の車を見渡せる距離を延ばすために、左カーブではカーブ内側に路肩を広げ、右カーブでは中央分離帯の防護柵を右側に寄せた。

 改良工事を施した10カ所のうち8カ所は、見通しが110メートルから135メートル以上に延び、追突の危険性が減少した。既に135メートル以上の見通しを確保していた残り2カ所は今回、路肩を拡幅し、大型車がはみ出すことなく緊急停車することが可能となった。

 工事は2006年に着手し毎年数カ所のペースで進めてきた。6月、下り線の仙台南IC付近(仙台市太白区、名取市)の1.1キロ区間を完了し、すべての工事を終えた。総工費は13億円。

 改良した場所での事故件数は年々減少している。工事を始めた06年は76件だったが、09年には32%減の52件となった。

807荷主研究者:2010/08/12(木) 18:34:19

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/07/26 建設新聞
仙台空港隣接地・ジャムコ
航空機器製造工場の建設 中央数社 設計・施工プロポで選定へ

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京都三鷹市大沢6丁目11の25 寺田修社長)は、宮城県仙台空港隣接地に航空機器製造工場の建設を計画しており、この施工者を設計・施工プロポーザル方式で選定するため、中央数社を指名した。すでに基本計画などの諸条件が与えられ、今月末ごろに各社の提案内容を求めるもようだ。提案に関しては2ヵ所の施工場所を想定している。

 同社の業務内容は航空機器製造、航空機内装品、航空機整備の3部門で構成されるが、このうち航空機器製造ラインを置くのは、東京都三鷹市の本社工場のみとなっている。エアバス社製の大型旅客機の床部材等を生産しているが、今後の市場回復で需要増加が見込まれるため、この主要機能を宮城県内に移転するため今回の計画となった。

 施工場所に関しては現在、航空機整備カンパニー仙台整備工場となっている仙台空港隣接の岩沼市下野郷新拓の自社敷地内に3階建前後、延べ約1万2600㎡規模で建設した場合と、名取市愛島地区へ新たに用地確保し、平家建でほぼ同延べ面積規模の施設を建設した場合の2案について、提案を求めているものと見られており、今のところ着工は来年1月ごろ、完成は来年末ごろがそれぞれ有力視されている。

2010/07/26付1面に掲載

808荷主研究者:2010/08/12(木) 18:35:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100727t11017.htm
2010年07月27日火曜日 河北新報
総合特区、宮城県5件応募へ 45フィートコンテナ、保育支援

 規制緩和や財政支援で地域経済の浮揚を目指す政府の「総合特区制度」の提案募集に対し、宮城県は26日、「45フィート(約13.7メートル)国際海上コンテナ物流特区」をはじめ、「保育支援特区」「ビジネスジェット特区」など5テーマを応募する方針を固めた。30日に政府に提案する。

 「45フィートコンテナ特区」は、公道走行が認められていない大型海上コンテナの走行を認める構想。一般的な40フィートコンテナに比べ1.5メートル長く、積載容量は1.27倍で物流の効率化が図れる。

 県は、生産拠点から仙台港までコンテナが安全に通行できる国道や県道の選定や交差点の改良も想定。コンテナ購入の財政支援も盛り込む。

 「保育支援特区」は幼保一元化の促進を目指し、幼稚園を経営する学校法人が保育事業に参入できるようにする。県内の保育所の多くは満員状態だが幼稚園の入園率は7割弱で、新たな受け皿とする。認可外保育所の入所要件も緩和する。

 「ビジネスジェット特区」は、企業や個人の小型ジェット機の利用促進を図る。旅客以外の人が仙台空港に駐機中の機内に乗り込むことを認め、ジェット機利用者が空港を出ないで企業と商談できるようにする。海外からのジェット機利用者の出入国手続きの簡略化や着陸料の減免も盛り込む。

 ほかに提案する「データセンター立地推進特区」は、情報通信企業などが有する大規模な情報処理施設を専用コンテナに設ける構想。コンテナは特例で消防設備を設ける必要をなくす。建物内への設置と比べ大幅な経費削減につながるという。国内外の高度情報通信産業への売り込みを図る。

 「水産都市活性化特区」は国が重要港として指定する「特定第3種漁港」が気仙沼、石巻、塩釜の3市にあるため、水揚げ量確保に向けた財政支援や漁船の建造支援ファンドの創設を提案する。

 特区制度は民主党が参院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ。政府は2011年度予算に特区を認めた自治体への財政支援を盛り込む。

 村井嘉浩知事は「どれも富県戦略に必要な事業。宮城をさらに元気にするきっかけにしたい」と話している。

809荷主研究者:2010/08/12(木) 18:46:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t15030.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
東北大大学院新拠点 エクステンション教育研究棟が完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100728010jd.jpg
完成した法科大学院などの教育研究棟

 東北大の法科大学院など3専門職大学院の新たな教育拠点となる「エクステンション教育研究棟」が仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに完成し27日、完成記念式典が開かれた。

 大学関係者ら約100人が出席。井上明久総長は「人文社会系の重要な拠点であり、総合大学としての基盤が強化された。高度な専門職業人育成をさらに加速させたい」と述べた。

 エクステンション教育研究棟は鉄筋コンクリート6階で、延べ床面積は6845平方メートル。これまで片平、川内の両キャンパスに分散していた法科大学院と公共政策大学院の研究室や講義室が集約されたほか、会計大学院の一部も入った。本部別館を解体した跡地に新築され、総工事費は11億5000万円。

 市内中心部に立地する特性を生かして、1階には研究成果などを市民に紹介する広報ギャラリーや、市民が閲覧できる法律やジェンダー関連専門の図書室も新設。東北大は「片平キャンパスのシンボルとして、社会に開かれた研究棟にしたい」としている。

810荷主研究者:2010/08/12(木) 18:47:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t11014.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
仙台市の人口 2020年65歳以上4人に1人

 仙台市の65歳以上の高齢者人口が、2020年には4人に1人に達することが、市のまとめた将来推計人口で分かった。15〜64歳の生産年齢人口も減少し、少子高齢化が急速に進むとみられる。市は、策定中の次期総合計画で、少子高齢化問題を最重要課題に位置付け、対応策を探っていく。

 推計は、10年の人口予測を基に、出生率を過去10年の平均値、社会移動率を過去5年の平均率に固定して試算した。

 年齢区分別の人口の推移と見通しはグラフの通り。10年の高齢者人口の割合は18.8%だが、13年に20%を超え、20年には全人口(102万8967人)の25.4%に達する。生産年齢人口は2000年には72%を超えていたが、20年には62.8%まで落ち込む。14歳以下の年少人口は、13.2%(10年)から11.8%(20年)に減少する。

 また仙台市の人口は、12年の103万8425人をピークに、減少局面に入ると予測される。09年秋に発表した将来推計人口では、減少は11年以降と予測したが、1年遅れる見通しとなった。推計人口の起点を08年から10年のデータに改めたこと、10年4月の流出人口が前年同月よりも約1300人少なかったことなどが理由。

 市総合計画課の梅内淳課長は「仙台には大学などが多く、若い年代が流入する優位性がある。次期総合計画では少子高齢化対策に加え、若い世代の雇用の場を創出し、市の活力を失わない施策が必要だ」と話す。

 市は、将来推計人口のデータを13日の総合計画審議会の専門部会に提示した。委員からは「人口減少が見込まれる中、住居系の土地利用だけを進めるのは問題がある」「市全体だけでなく地域ごとの人口予測をすべきだ」などの意見が出た。

 市はことし10月の推計値を基に再度、将来推計人口を算出するが、今回の数値から大きな変化はない見通し。

 総合計画は20年度までの都市づくりの指針となる市の最上位計画。審議会は将来の少子高齢化を見据え、住宅団地対策、介護や子育て支援などに対応する計画案を11年1月までに答申する。

811荷主研究者:2010/08/12(木) 18:48:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100728t12010.htm
2010年07月28日水曜日 河北新報
東エレク、セントラル自 居住先の人気は仙台・泉区

 仙台商工会議所は27日、トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)、半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の従業員を対象にした住環境に関するアンケート結果をまとめた。ともに2011年に宮城県内で新工場が稼働する予定で、住みたいエリアは両社の工場から近い仙台市泉区が最も人気を集めた。

 居住希望(複数回答)で泉区は68%に達し、2位の宮城県富谷町(21%)を大きく引き離した。ほかは泉区を除く仙台市(18%)、大和町(15%)、大衡村(6%)の順だった。

 エリアを選んだ理由(複数回答)では「交通の便利さ」が71%でトップ。「日常生活の利便性」も65%に上り、通勤や買い物などの利便性を考慮している様子がうかがえる。

 セントラルと東京エレクトロンで傾向が分かれたのが希望する住居の形態。セントラルでは44%が分譲一戸建てを選んだのに対し、東京エレクトロンでは51%が賃貸マンション・アパートと回答した。

 住居形態の選択には移転時の家族構成が反映されているとみられる。セントラルは家族同伴が50%、単身が28%。東京エレクトロンは平均年齢が若く、単身が37%、家族同伴が25%だった。

 仙台商議所は「自由回答では食や自然の魅力を指摘する声が多かった。不動産にとどまらず、波及効果が期待できそうだ」とみている。

 セントラルは11年1月、大衡村で新本社工場が稼働、東京エレクトロンは同年4月、大和町で新工場が操業開始予定。

 アンケートは商議所が両社の従業員向けに作る生活情報冊子に同封し、60人が回答した。

812荷主研究者:2010/08/12(木) 18:53:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100730t12037.htm
2010年07月30日金曜日 河北新報
モリヤが再生法申請 負債102億円、6店順次閉鎖

 食品スーパー経営のモリヤ(仙台市)は30日、民事再生法の適用を仙台地裁に申請し、保全命令を受けた。代理人によると、負債総額は約102億円。宮城県内で展開するスーパー19店舗のうち、6店舗を8月1日以降に順次、閉鎖する。残り13店舗は営業を継続する方針。

 東京商工リサーチ東北支社によると、モリヤは1977年設立のヤマモが前身で、同年11月に仙台市内にフレッシュフードモリヤ1号店を開店した。積極的な店舗展開を進め、ピーク時の2009年6月期には年売上高212億円を計上した。

 デフレ進行を背景に、仙台圏を中心としてスーパーの価格競争が激化。多店舗展開による投資負担が重荷となって資金繰りが悪化し、自力再建を断念した。

 代理人によると、閉鎖を予定している店舗は「フレッシュフードモリヤ」が福田町店(宮城野区福田町)、中山台店(青葉区芋沢)、仙台駅前店(青葉区中央)、一番町店(青葉区一番町)の4店舗。「スーパービッグ」がキャラウェイ店(泉区高森)とゆりが丘店(名取市ゆりが丘)の2店舗。

 閉鎖店舗のパート従業員約150人は順次解雇するという。

813荷主研究者:2010/08/12(木) 21:46:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100802t15036.htm
2010年08月02日月曜日 河北新報
鮮やかCGで仙台城 県護国神社が制作、5日から公開

仙台城本丸大広間の「上段の間」。壁面に描かれた鳳凰や天井画なども鮮やかに再現された

 仙台城本丸大広間落成400年を記念して宮城県護国神社が、現存していない本丸内を周遊した感覚も味わえる新しいCG(コンピューターグラフィックス)の映像を制作した。仙台市青葉区の仙台城跡にある青葉城資料展示館専用シアターで5日から一般公開する。

 護国神社は1993年に東京のコンピューター会社に依頼して仙台城のCGを制作。これをベースに、新たな歴史的な研究成果と最新の映像技術を加え、より精度の高いCGに仕上げた。東北大の佐藤巧名誉教授(建築史)が監修した。
 CGは約16分。仙台城や登城する道を上空から見下ろしたり、本丸大広間を歩いて回ったりする視点で編集した。映像の解像度は従来の約4倍で、障壁画などの細部が一層リアルに浮かび上がった。伊達政宗を護衛する武者が隠れて待機していたという「御張台(みちょうだい)の間」なども初めて映像化した。
 政宗や五郎八(いろは)姫らをかわいらしくデザインしたキャラクターが映像の進行役を務め、政宗の人間性がうかがえるエピソードなどを挿入。片倉小十郎ら家臣とのかかわりも分かりやすく解説している。
 5日には関係者を招き、完成披露式典が開かれる。青葉城資料展示館の田中於菟彦(おとひこ)館長は「現実に迫るようなCG映像で、仙台城を歩く疑似体験を楽しんでほしい」と話している。
 CGを見るには入館料(大人700円、中高校生500円、小学生300円)が必要。9月5日まで特別展が開かれ、本丸大広間「上段の間」を彩った「鳳凰図屏風(ほうおうずびょうぶ)」(宮城県松島町所蔵)が140年ぶりに里帰りして展示される。連絡先は青葉城資料展示館022(227)7077。

814荷主研究者:2010/08/12(木) 21:48:52
>>704 >>738 >>767
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100802t12015.htm
2010年08月02日月曜日 河北新報
仙台トラストシティ全面開業 見上げる高さ、客足上々

「トラストシティプラザ」には東北初進出の飲食店もあり、開店早々に行列ができた

 森トラスト(東京)が仙台市青葉区一番町1丁目で開発を進めてきた「仙台トラストシティ」が1日、全面開業した。高さ約180メートルと東北一を誇る複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)で、外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」と商業施設「トラストシティプラザ」が営業を始め、初日から大勢の利用客が訪れた。
 トラストタワー前で行われた式には、森トラストの伊達美和子専務やウェスティンホテル仙台のウィリアム・J・ピトン総支配人、奥山恵美子仙台市長らが出席。スタッフ約30人とともに長さ約60メートルのテープカットを行い、にぎわいや憩い、職や住を提供する街の新たな拠点の誕生を祝った。
 トラストタワーの1〜3階と25〜37階を占めるホテル(客室数292)は、二つのレストランが昼も夜も満席となる上々の滑り出し。物販、飲食店など22のテナントが入るシティプラザ(1〜5階)の開店前には、約700人が行列を作った。
 シティプラザを訪れた仙台市若林区の主婦森谷友子さん(42)は「大きな会議の受け入れなど都市の機能が高まり、仙台の魅力アップにつながってほしい」と話した。
 トラストタワーは6〜24階がオフィス。隣接する29階の高層マンション「ザ・レジデンス一番町」は分譲中の高層階の入居が今月下旬に始まる。

815荷主研究者:2010/08/12(木) 21:50:50

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/08/01 建設新聞
あすと長町土地区画整理事業
どうなる、どうする「あすと長町」 市立病院移転地周辺で土地活用の動き
販売用地の借地化の可能性も模索か

 仙台市立病院の移転工事の来年度中での着工が予定されている仙台市南部の太白区「あすと長町土地区画整理事業」の整備工事が進み、その全容が姿を現し始めている。

 総延べ約4万6000㎡、概算工事費は179億円とも試算されている新市立病院の2014年度内での開院目標の方針が明らかにされたことで、土地区画整理内北側の病院予定地周辺地では水面下で、さまざまな土地利用計画が具体化に向けて検討されている。

 病院移転予定地南西側隣接地は、数年前にこの地域から仙台港地区に工場移転した産業向けゴム製造業の地元T社所有地の仮換地分で、ここではこの所有企業もしくはこの系列企業が建物を建てて、大手ファイナンス会社がマスターリースを設定し、北海道の大手調剤薬局が自社の営業事務所拠点、調剤薬局店舗、医療福祉スペース、研修施設機能などを備えた施設をテナントとして入れる方向で施設概要の調整が進められている。施設規模は当初、延べ約6600㎡を想定していたと見られるが、現在はやや縮小方向にあるもようだ。

 この用地のさらに周辺一帯地区で都市再生機構(UR)が販売物件として扱っている広大地2〜3ブロックでは、昨年あたりからスポーツ用品販売大手のゼビオスポーツの店舗施設の出店が検討されているほか、これに併設してプロバスケットボールbjリーグの仙台89ERSの専用アリーナ、全天候型テニスコート、飲食施設などで構成する集客施設の具体化も検討されている。中央ゼネコンがデベロッパーとなり、用地を購入するプランニングも検討されたが収支計画の成立見通しが立ちにくいため、当面、用地を借地することができるか否かについてURや区画整理の事業主体の仙台市と協議を進めているものと見られている。

 なお、本日発売開始の東北ジャーナル(TJ)8月号では、このほかにも、区画整理エリア内でのここ数年内での動きを振り返り 「TJ飛耳長目」 のコーナーでまとめた。TJ8月号では、このほか特集として「2010年度 東北6県の下水道事業計画」、今年度の都市景観大賞を受賞した山形県金山町(金山地区)の鈴木洋町長のインタビュー記事などを掲載している。TJ8月号の内容の一部は本社ホームページの「立ち読みコーナー」(下記にリンク)でも閲覧できる。
2010/08/02付1面に掲載

816荷主研究者:2010/08/12(木) 21:51:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100803t12019.htm
2010年08月03日火曜日 河北新報
仙台−川崎町間をツアーバス運行 岩沼の旅行会社

 旅行会社のジャパントラベル東北(岩沼市)は17日から、川崎町―仙台市間で1日4往復のツアーバスを運行する。料金は片道500円で、3日から予約を受け付ける。東北運輸局は「ツアーバスは長距離路線では一般的となってきたが、地方生活路線では聞いたことがない」と話している。

 ツアーバスは路線バスと異なり、事前に客を募集した上で、停留場を設置せずに運行する。届け出たダイヤ通りに定時定路線を義務づけられる路線バスに比べ、経費面での利点が大きいとされる。
 川崎―仙台間のツアーバスは、ジャパン社が乗客を募集し、貸し切りバス事業者のタケヤ交通(川崎町)に運行を委託する。最速50分で川崎町と仙台市中心地を結ぶ。川崎町からは午前6時〜午後8時、仙台市からは午前9時〜午後10時に各4便が出発する。
 乗車には事前予約が必要で、予約の際に伝えた場所で乗車し、希望の場所で下車する方式を取る。乗降の場所は、川崎町中心地や場外舟券売り場「ボートピア川崎」、JR仙台駅、仙台市役所などを想定している。
 タケヤ交通がボートピア―仙台駅間で運行する無料送迎バスを一部活用することで、ツアーバスが可能になった。ジャパン社は「空席のまま回送運転する送迎バスをうまく活用したかった」と説明する。
 現在、川崎―仙台間では宮城交通が仙台行き、川崎行き合わせて1日9本の路線バスを走らせている。町観光協会は「ワンコインで仙台まで移動する手段ができ、通学、通勤、観光の利便性が向上する」と歓迎している。
 予約はジャパン社の専用ダイヤル0224(84)5910。

817荷主研究者:2010/08/12(木) 21:53:13
>>509
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100803t13018.htm
2010年08月03日火曜日 河北新報
東北道三本木スマートIC 利用50万台突破

 宮城県大崎市三本木の東北自動車道三本木スマートインターチェンジ(IC)の利用車両が、運用開始から約10カ月半で50万台を突破した。三本木スマートICの南約18キロにある富谷ジャンクションと仙台北部道路利府しらかし台IC間が3月末に開通し、二つの高速道がつながった効果などもあって、当初予想(今年11月)より大幅に早まった。
 三本木スマートICは昨年9月18日に利用が始まり、7月30日に50万台を超えた。今年2月までの1日平均の利用は約1300〜1400台で推移したが、仙台北部道路と接続した3月以降は右肩上がりで、4月は1819台、7月には最高の1970台を記録した。
 三本木スマートIC地区協議会事務局の大崎市建設課は「仙台北部道路との接続に加え、三本木スマートICが国道4号に近いなど利便性が高い点も利用者増加につながった」と分析している。協議会は50万台達成を記念し、5日午前10時から、三本木スマートIC上下線のゲート付近で100台に記念品を配布する。

818荷主研究者:2010/08/12(木) 21:55:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100804t12020.htm
2010年08月04日水曜日 河北新報
第3ライン、来月中旬稼働 EVエナジー宮城工場

 トヨタ自動車グループで車載用電池製造のプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)は3日、宮城県大和町の宮城工場で、3本目となる生産ラインを9月中旬にも稼働させる方針を明らかにした。生産能力は年20万台分から30万台分に向上する。
 新ラインは従来の2本と同様にトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」用のニッケル水素電池を量産する。稼働後は品質検査などを経て10月上旬、愛知県内のプリウスの生産拠点へ出荷する見通し。
 既にラインの組み上げ、据え付けなどの作業をほぼ終え、最終的な点検作業に入っている。
 新ライン稼働で、EVエナジーが宮城工場で計画した総額350億円に上る投資はすべて完了する。会社全体の生産能力は静岡県内の2工場と合わせて年110万台分になる。
 EVエナジー宮城工場は今年1月に操業を始め、4月には2本目のラインが稼働した。当初計画の生産能力は年20万台分だったが、HV需要が急速に高まり、ラインの増設を決めていた。

819荷主研究者:2010/08/12(木) 21:57:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100806t12012.htm
2010年08月06日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル 空き室率横ばい 新築は67.6%

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市のオフィスビル平均空き室率は7月末時点で20.49%となり、前月と同じだった。仙台支店は「完成1年以内の新築ビルの一部で成約や内定の動きはあったが、既存ビルからの借り換え移転もあり、改善にはつながらなかった」と分析している。

 空き室率の内訳は、既存ビルが18.30%と前月に比べて1.02ポイント悪化した。新築ビルは67.60%と6.76ポイント改善したが、依然として高い水準にあり、テナント誘致は厳しい状況が続いている。既存ビルで引き合いが出ているのも割安感のある物件で、十分な空き室解消には至っていない。

 市内の5地区別では駅前、一番町、県庁・市役所の3地区で悪化した。悪化幅が最も大きいのは一番町の0.20ポイントで、空き室率は20.15%。駅東は0.86ポイント改善したが、空き室率は27.23%と5地区の中で最も高いままだった。

 3.3平方メートル当たりの平均賃料は9203円。前年同月比で0.63%(59円)、前月比で0.02%(2円)下がった。

 調査はこの1年間に完成した新築4棟を含め、延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟を対象とした。

820荷主研究者:2010/08/12(木) 23:23:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100807t12012.htm
2010年08月07日土曜日 河北新報
スマートフォン アプリ開発に熱 世界視野、学生や企業参入

 「iPhone(アイフォーン)」など高機能携帯電話(スマートフォン)の大ヒットを受け、仙台市でアプリケーション(アプリ)開発に乗り出す動きが活発化している。初期投資が少なく、アイデア次第で世界市場に参入できるため、ビジネスチャンスとして関心が高まっている。

 東北大大学院2年の今村理さん(24)は2009年12月、音楽サークルの後輩の東北大3年内田直樹さん(20)と開発した伴奏アプリ「アイコード・プレーヤー」を発売した。

 希望の拍子や和音を入力すると、規則的な音楽が流れ、楽器の練習に活用できる。半年で約1100回(1回450円)のダウンロードがあったという。

 今村さんは「海外の利用者から『ベースを練習中の息子が使っている』とのコメントが寄せられた」と手応えを語る。

 アプリ開発を本業と並ぶ新機軸の事業に位置付ける企業も増えてきた。

 ソフト開発会社「ピー・ソフトハウス」(宮城野区)は5月、DJ機能を持つアプリを発売した。音楽に合わせ、アイフォーンを振ったり、指でなぞったりしてDJ気分を楽しめる。約2カ月間で約5000回(1回115円)ダウンロードされ、週間のダウンロード数がアプリ紹介サイトの音楽部門で2位になったこともある。

 本業はゲーム制作だが、アプリ開発のチームをつくり、年度内にさらに5本の新作投入を狙う。制作担当者は「アプリを通じて、本業に関心を持ってもらった事例もある。世界の利用者が顧客で、有料アプリがヒットすれば利益は大きい」と説明する。

 IT(情報技術)市場の専門調査会社「MM総研」(東京)によると、スマートフォンの国内出荷台数は今年、前年比28%増の300万台に達する見込み。アプリ数も急増し、アイフォーンの場合、08年のサービス開始時の約800本が、10年6月には約22万本と劇的に増えた。

 MM総研は「アプリは、スマートフォンの市場拡大や、開発キットの無料開放で、個人レベルで世界市場を狙える。今後も爆発的にアプリ数は増えるだろう」と予測している。

821名無しさん:2010/08/15(日) 21:12:53
東北人にとって仙台なんて興味ない

822荷主研究者:2010/08/20(金) 00:13:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100810t15012.htm
2010年08月10日火曜日 河北新報
長町情報発信に新拠点 JR駅西口、公設民営で

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100809011jd.jpg
地域情報の発信拠点となる長町駅前プラザ

 仙台市太白区のJR長町駅西口に、地域情報を発信する「長町駅前プラザ」が7日オープンし、開館式が行われた。市が建設し、地元のまちづくり団体が運営する公設民営型の施設で、約200人の出席者が地域の新たな拠点の誕生を祝った。

 プラザを管理運営するのは、町内会や商店街、PTAの関係者らでつくる「長町まちづくり市民協議会」。開館式で協議会の柿沼敏万代表世話人は「立地を生かし、利用される施設にしたい」とあいさつし、稲葉信義副市長は「長町は仙台の今後の発展を支える地域。地区の東西交流に役立ててほしい」と述べた。

 プラザは鉄骨平屋で延べ床面積160平方メートル。多目的ギャラリーなどを備える。総工費は6000万円。あすと長町土地区画整理事業で整備した長町駅西口広場の敷地内に建設された。

823荷主研究者:2010/08/20(金) 00:15:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100810t12005.htm
2010年08月10日火曜日 河北新報
最先端研究を社会へ還元 東北大公開講座に33社・57人

社会人が大学院レベルの高度な技術を学んだ講座

 東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)は5日までの4日間、社会人を対象に大学院レベルの知識を学んでもらう無料の集中公開講座を開いた。お茶の水女子大が始めた社会人教育プログラム「知の市場」に連携した講座で、東北では初の試み。NICHeは今後、参加企業との産学連携の可能性なども探る。

 講座は金属と油をナノレベルで結合させる「超臨界水熱合成技術」がテーマで、自動車や電気関連など全国の33社・団体から計57人が参加した。

 技術を開発した東北大の阿尻雅文教授をはじめ、熊本大や韓国の研究者らが、理論や、食品加工での応用など産業化事例を説明した。合成装置を使った実習にも取り組んだ。

 参加したソニー仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)の北田敬太郎さん(25)は「初めて知る技術だが、産業化に結び付けやすい印象を受けた。新しいものづくりにつなげたい」と話した。

 知の市場は2004年、お茶の水女子大の増田優教授が最先端研究の社会還元を目指して始めた。他大学にも広がり、10年度の講座は東北大を含め、全国32カ所で計108科目分に上る予定。講座後に社会人入学する受講生に対し、講座を単位として認定する大学もあるという。

 阿尻教授は来年度以降も講座を続ける方針。NICHeの渡辺英一産学官連携研究員は「生涯学習的な公開講座と違い、大学院レベルの研究知識を企業にしっかり伝える機会になる。大学と企業を結び付け、産業化を探る場として活用したい」と話している。

824荷主研究者:2010/08/20(金) 00:18:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100811t11016.htm
2010年08月11日水曜日 河北新報
石巻と仙台塩釜港統合 12年度実現で国と調整 宮城県

 国が来年度以降、集中整備する「重点港湾」に石巻港(宮城県石巻市)が選定漏れしたことを受け、宮城県は10日までに、同港と特定重要港湾「仙台塩釜港」の統合時期を2012年度に設定し、国と調整に入る方針を決めた。県は今後、国土交通省東北地方整備局に統合に向けたスケジュール案を提出し、具体的な統合作業に着手する。

 両港の統合について、国が「円滑な意見調整ができれば、一体整備の可能性はある」(国交省幹部)と前向きな姿勢を示していることを受けた措置。時期の明示によって統合を強く推進していく狙いもある。

 石巻港は重要港湾で、仙台塩釜港と統合するには港湾関係の政令などの見直しが必要。県は統合に必要な手続きや事務作業を精査し、来年夏ごろに国に港湾区域の変更を申請する方針。

 国との調整と並行し、県は来月、国交省や学識経験者、地元の経済関係者らでつくる「戦略ビジョン策定委員会」を設置。来年度前半をめどに、石巻港と仙台塩釜港の機能分担などの新ビジョンをまとめる。完成車の積み出し機能の一部分散も想定されるという。

 両港の統合実現に向けて村井嘉浩知事は5日、前原誠司国交相を訪ねて検討を要請し、前原氏は「前向きに検討したい」と述べている。

 石巻港が特定港湾に格上げされれば、国直轄の新規事業が着手できるほか、国の補助率がかさ上げされるため、効率的な整備が期待できる。

 県土木部は「石巻港の新規事業整備の担保を得るためにも国に検討に入ってもらい、すぐにでも作業に着手したい」と話している。

 重要港湾の統合は、08年12月に茨城県内の3港で実現している。

[特定重要港湾] 港湾法で「重要港湾のうち国際海上輸送網の拠点として特に重要」とされた港湾。施設建設の直轄事業で、国の負担率が引き上げられるなどの利点がある。塩釜港(仙台港区、塩釜港区)の昇格は全国22番目。昇格を機に法的名称の「塩釜港」も「仙台塩釜港」に改められた。

825荷主研究者:2010/08/20(金) 00:22:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100811t11025.htm
2010年08月11日水曜日 河北新報
路線バス10月試験運行 公共交通空白域の太白区青山

 仙台市は10日、公共交通機関の空白域になっている太白区青山地区で、10月に路線バス(愛称・青山くん)を試験的に走らせる計画を発表した。バス路線の新設を望む地域住民の要望に応えた。需要を調査しながら、来年度以降の本格運行を目指す。

 運行区間は、JR長町駅東口から東北工大八木山キャンパスまでの約7.3キロ。一部区間は宮城交通(仙台市)の路線バスが走っており、今回はこれを延長させる形になる。実験期間は10月1〜29日の平日(20日間)で、午前6時台から午後8時台の間に12〜14便を走らせる。

 運行ルートには「弥生青山」や「青山桜木」など4カ所のバス停を開設し、40人乗りの宮城交通の中型バスを導入する。運賃は150〜350円に設定。実験費用は、環境省の「低炭素地域づくり面的対策事業」(400万円)の委託費を活用する。

 青山地区は丘陵地帯に挟まれた谷間にあり、傾斜のある細い道路が張り巡らされている。マイカーを持たない高齢者も多く、10年ほど前からバス路線の新設を要望する声があり、地元13町内会が昨年9月、「新たな生活交通検討会」を組織。市や学生向けシャトルバスを運行する東北工大などとバス路線運行の可能性を探っていた。

 市公共交通推進課は「運行実験を行いながらバス路線の新設を検討するのは初めて。路線バスを求める声は多く寄せられており、同様の手法を他地区でも導入していきたい」と話している。

826荷主研究者:2010/08/20(金) 00:31:28
>>654
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100812t15029.htm
2010年08月12日木曜日 河北新報
松島水族館移転 協調融資予定銀行団が解散

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)を経営する仙台急行(仙台市)は11日、水族館の仙台移転計画に41億円の協調融資を予定していた銀行団が同日付で解散したことを明らかにした。

 移転計画は、仙台急行の資金調達難航を受け、10億円の出資を予定していた仙台市が3月に出資撤回を決め、事実上、白紙状態になっていた。

 仙台急行の西条直彦社長は「仙台移転は必要であり、総事業費圧縮や新たな出資者の募集などで新しい枠組みをつくり移転を進めたい」と話した。

 松島水族館は施設の老朽化のため、2012年3月に仙台市宮城野区に移転、開業する計画だった。総事業費83億円のうち、仙台急行や仙台市、民間企業などが42億円を出資、13の金融機関が41億円を協調融資する予定だった。

827荷主研究者:2010/08/22(日) 13:51:18
>>301 >>740
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100813t11021.htm
2010年08月13日金曜日 河北新報
新陸橋にX橋の面影 仙台市、要望に応じ転換

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100813004jd.jpg
コンクリートに石垣の模様を施した新しい宮城野橋の擁壁=仙台市宮城野区名掛丁

 都市計画道路の整備に伴い、撤去されるJR仙台駅北側のX橋(正式名・宮城野橋、仙台市青葉、宮城野両区)の擁壁模様が、新設される陸橋に生かされる。仙台市が、「歴史的建造物の雰囲気を残してほしい」という地域住民の要望に応えた。片側3車線の新たな陸橋は、2016年度にも完成する。

 X橋は1920年代前半に、鉄道(現在のJR東北線)をまたいで造られた鉄橋で、両方のたもとが二またに分かれた独特の形状から、この呼び名が付いた。擁壁は西側が一部れんが造り、東側は石垣造りになっている。

 市は、新たに建設する橋(アプローチ部を含め全長約400メートル、幅員約34メートル)の擁壁が、X橋の面影を残す外観となるよう調整。コンクリートの西側壁面(約65メートル)にはれんが模様、東側壁面(約100メートル)には石垣模様を刻み、歴史的な雰囲気を演出する方針に転換した。東側は5月中旬に敷設工事が始まった。

 橋の擁壁は当初、打ちっ放しのコンクリートとする予定だった。地元町内会の名掛丁東名会(宮城野区)から09年3月、「X橋が仙台駅東口の歴史の象徴であることを踏まえた設計にしてほしい」との要望を受け、市は計画を再検討していた。

 橋の工事は、線路をまたぐ部分はJR東日本が行い、アプローチ部分は市が担当する。費用負担は市とJRとで協議中だが、総工費は40億円以上になると見込まれている。年明けにも本体工事に着手する。

 事業をめぐっては、東名会がX橋に使われた石材を地域の神社の参道に再利用する計画もある。同会副会長の菅原章さん(69)は「周辺の街並みが区画整理で一変したこともあり、X橋の面影がこのような形で残るのはうれしい」と語る。

 市南道路建設課は「地元住民のX橋にかける思いを尊重した。新たな橋も市民から愛されるようになればうれしい」と説明している。

828荷主研究者:2010/08/22(日) 14:07:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100815t11017.htm
2010年08月15日日曜日 河北新報
気仙沼 「大島架橋」グッと近づく、23・24日に県説明会

 宮城県は、2018年度の完成を目指す気仙沼市の大島架橋事業について、23、24の両日、同市の大島公民館などで事業説明会を開く。新たに橋の建築形式などが示される見通し。一方、架橋に伴う地域振興策などを考える住民らの検討組織も先日発足し、「架橋」が目に見える形で動きだした格好だ。

 県による事業説明会は、2年前にあった架橋ルートの説明以来。今回は、これまで複数検討した橋の形式案の中から、絞り込んだタイプの具体的イメージが示されるもようだ。

 事業費は100億円以上と見込まれることから、建設の前提として県行政評価委員会・大規模事業評価部会への諮問が本年度、予定されている。県はこの手続きを進めつつ、来年度の事業着手を見据えた建設計画のスケジュール作成も行っており、併せて説明する。

 説明会は、23日が大島公民館で午後7時から、24日は気仙沼市民会館で午前10時から開催する。

 一方、気仙沼市は架橋後の地域振興策や懸念される課題への対応を考える「気仙沼大島振興推進会議」を今月発足させた。市、県の関係者、住民ら12人が委員に委嘱された。任期は3年。

 前年度まで県主導で協議してきた同様の検討会の成果を踏まえ、地域振興、生活基盤整備、生活安全、産業振興の4専門部会ごとに議論を深める。交通や防犯、定住促進、医療、特産品開発といった多面的な課題解決に向け、実施計画案を取りまとめる予定だ。

 菅原茂市長は「橋が架かることをイメージできる段階に入り、より掘り下げた議論を期待したい」と話している。

829荷主研究者:2010/08/22(日) 14:41:57
>>816
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100815t13030.htm
2010年08月15日日曜日 河北新報
仙台―川崎町間、ツアーバス運行延期 運輸局が待った

 17日から予定されていた川崎町―仙台市間のツアーバスの運行が、当面延期されることになった。地方生活路線でのツアーバス運行は異例の試みだったが、東北運輸局宮城運輸支局が「路線バスとしての許可が必要」として事実上の待ったをかけた。明確な理由を示されないままに、延期を強いられる形となった事業者側は困惑の表情を見せている。

 ツアーバスを企画していたのは岩沼市の旅行会社ジャパントラベル東北(森庄一社長)。毎日午前6時〜午後10時ごろにかけて、川崎―仙台間を1日4往復走らせる計画だった。

 川崎町公報に掲載された計画を見た東北運輸局宮城運輸支局の職員は今月上旬、森社長らに「路線バス事業者の許可を申請してもらいたい。川崎―仙台間には既に運行する路線バスもある」と伝えた。これまで、同局がツアーバス企画会社に許可を取るよう求めたケースはない。

 同局が問題視するのは2点。ツアーが(1)複数の乗降場所を設けている(2)バスの運行ダイヤをあらかじめ町公報に周知している―ことから「路線バスの運行形態に類似している」と判断した。

 ただ、ツアーの違法性については「許可を取らずに運行した場合、違法かどうかは上局と協議して判断する」と答えるにとどまっている。

 宮城運輸支局の説明に、既にツアー参加者の募集も始めていたジャパン社側の怒りは収まらない。

 他社にも出発時刻を掲げて定期的なツアー企画を行う旅行会社もあることを指摘し、「道路運送法に基づいて、わが社のツアーのどこが違法なのか明示してほしい」と強調。今後、弁護士を交えて協議していく予定だ。

 観光アクセス向上などへの期待が大きかった川崎町も戸惑っている。佐藤昭光町長は「ツアーバスが当面延期となったのは非常に残念。合法的に実現してもらえるのを願っている」と語った。

[路線バスとツアーバス]路線バスの運行に際して、事業者は道路運送法に基づき(1)路線の起点と終点(2)路線距離(3)主たる経過地―などを記載した計画書を国に提出し、許可を得る必要がある。ツアーバスは旅行業法に基づき、旅行会社が貸し切りバスを使って企画募集する旅行商品のこと。計画書通りの定時定路線運行が義務づけられる路線バスに比べて、経費面での利点が大きいとされる。

830荷主研究者:2010/08/29(日) 12:04:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100819t11029.htm
2010年08月19日木曜日 河北新報
「重点港湾」選定漏れ 一体整備へ要望案 石巻・同盟会

 国が来年度以降、集中整備する「重点港湾」に石巻港が選定漏れしたことを受け、石巻港整備・利用促進期成同盟会は18日、石巻市役所で臨時総会を開いた。特定重要港湾の仙台塩釜港との一体整備を、行政、経済界が足並みをそろえて働き掛けていく方針を確認し、31日に国に提出する要望案を承認した。

 同市の港湾関係企業や地元選出議員ら約60人が出席。(1)石巻港と仙台塩釜港の一体化(2)南・西防波堤の早期整備(3)日和岸壁改良工事の継続―を国に要望していくことを決めた。総会では、議員から「石巻港よりも取扱貨物量が少ない港が選ばれるなど、選定理由は極めて不透明。なぜ選外となったのか、国に説明責任を果たさせる姿勢が必要」「仙台塩釜港との一体化ではなく、重点港湾に追加認定するよう求めるべきだ」などの意見も出された。

 同盟会の会長を務める亀山紘石巻市長は「選外だった約60港は、予算確保に向けて次の動きをスタートさせている。今は迅速に次のステップに踏み出すことこそ必要だ」と理解を求めた。

831荷主研究者:2010/08/29(日) 12:05:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100819t11030.htm
2010年08月19日木曜日 河北新報
石巻港、重点港湾根強い復活論 一体整備なお温度差

港湾一体整備の方針をめぐり、県幹部(左側)に説明を求める石巻地区議員会の県議=10日、県庁

 国が来年度以降、集中的に整備する「重点港湾」に石巻港が選定漏れしたことを受け、県は同港と特定重要港湾「仙台塩釜」との2012年度統合へ向けて準備作業に入った。「重点港湾復活の望みはない」として一体整備に急速にかじを切った県に対して、重点港湾入りを目指して国に陳情を重ねた地元関係者には割り切れない思いも残る。「国に対してあらためて復活を訴えるべきだ」との声も上がる。(報道部・吉田尚史)

■県のスタンス批判

 「選定からこぼれた理由を、国に対し徹底して追及していくべきだ」。10日正午、石巻・牡鹿、東松島両選挙区選出の県議6人は、県庁で橋本潔土木部長に詰め寄った。

 「東北における石巻港の役割を考え、国に復活させるのが本来の県のスタンスではないか」「仙台と石巻で予算の取り合いになるのでは」―。県が打ち出した「一体整備」に対し、県議たちは次々と不満をぶちまけた。

 地元にとって「落選」のショックは大きい。現状のままでは、石巻港は国直轄の新規事業予算が配分されず、継続事業の実施しかできなくなる。県港湾計画で描く大型船舶に対応できる岸壁整備なども実現は厳しくなる。

 ショックがさめやらぬうちに出てきたのが、仙台塩釜港との統合話だった。亀山紘石巻市長は「外れた以上、残された道は『一体整備』しかない」と今は理解を示すが、落選が決まった3日の段階では「敗者復活のような(実質の伴わない)一体整備では困る」と不安を漏らしていた。

 地元には「国との口約束に終わるのではないか」との不安もぬぐえない。前原誠司国土交通相は村井嘉浩知事に前向きな姿勢を示したが、「内閣改造で大臣が代わったら、うやむやになるのではないか」という懸念がある。

 一方の県。仙台塩釜港との一体整備に活路を見いだそうと躍起だ。

■潜在力の高さ訴え

 選定漏れの理由として国は、県に対し「比較的近い距離に特定重要港湾の仙台塩釜港が位置し、両港の適切な連携と役割分担で対応してほしい」という趣旨の説明を伝えた。県は、地元関係者が望みをつなぐ「復活」が厳しいと受け止める。

 橋本土木部長は「国から重点港湾復活はないと言われている。指をくわえて待っていても石巻港がじり貧になるだけだ」と言う。

 県の狙いは、特定重要港湾の仙台塩釜港と統合することで、石巻の新規事業を担保すること。県にとっても「石巻港の整備の重要度は高い」(村井知事)からだ。

 県内に自動車関連企業の立地が相次ぐ中、将来、完成車積み出し台数が大幅に増えた場合、仙台塩釜港では対応しきれない事態も予想される。同港のアジア市場向け貨物も増えており、石巻港との役割分担は現実的な課題だ。

 石巻港の潜在力の高さを訴える県港湾課は「仙台塩釜港に吸収されるというような印象が地元にあるとすれば、それは違う。互いを必要とするビジョンを描き、東北の拠点港として発展するための一体化だ」と、統合推進に理解を求めている。

832荷主研究者:2010/08/29(日) 12:06:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100819t11028.htm
2010年08月19日木曜日 河北新報
あすと長町の事業期間2年延長 総事業費50億円圧縮

 都市再生機構(都市機構、横浜市)が仙台市太白区のJR長町駅周辺で進める「あすと長町土地区画整理事業」の事業期間が、現行計画(1997〜2015年度)より2年延長されることが18日、分かった。移転補償の交渉に時間が掛かったのが主な要因。基盤整備など実質的な工期は2012年度までとなり、事業は清算期間を含めて17年度に終了する。

 資金計画も見直した結果、総事業費を1139億円と見積もり、現行より50億円減少した。最近の地価下落を踏まえ、保留地の処分による収入減を織り込んだが、これまでの事業実績の精査で、工事費を圧縮できると判断した。景気低迷の中で予定通り販売できるかどうかが鍵となる。

 事業期間の2年延長に伴い、都市機構は来月、事業計画の変更認可を国土交通省に申請。年明けにも認められる見通し。

 あすと長町は市内最大規模の再開発事業。区画整理面積は約82ヘクタールで、進ちょく率(事業費ベース)は09年度末で89.3%。将来的な居住人口、従業人口をそれぞれ1万2500人と見込む。移転新築される市立病院は14年度に開院する。

833荷主研究者:2010/08/29(日) 12:10:56
>>591
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100821t11024.htm
2010年08月21日土曜日 河北新報
港湾関連の来年度新規事業 仙台塩釜港など選定 国交省

 国土交通省は20日、来年度予算の港湾に関連した新規直轄事業として、仙台塩釜港仙台港区の高松埠頭(ふとう)など8事業を選んだ。公共事業費削減を受け、本年度予算では新規の事業を凍結していた。概算要求に盛り込む方針。

 高松埠頭は、現在作業船の船だまりになっている区域6ヘクタールを埋め立て、水深14メートルの岸壁を整備する。完成車の積み出し量拡大に備え、港全体の物流能力を強化する。

 ほかに新規事業が予定されているのは函館港、苫小牧港(いずれも北海道)、沖ノ鳥島(東京都)、境港(鳥取県)、鹿児島港、竹富南航路(沖縄県)。港では岸壁の耐震化に加え、港内のしゅんせつなどにより船の安全な航行を確保する。沖ノ鳥島は排他的経済水域(EEZ)の基点となる「特定離島」として港を整備、竹富南航路では浅瀬の岩の除去などを実施する。

 国交省は今月3日、来年度以降に集中整備する「重点港湾」として43港を選んだが、予算上の制約から新規事業は函館、境、細島、鹿児島の4港にとどまった。

834荷主研究者:2010/08/29(日) 12:12:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100821t12023.htm
2010年08月21日土曜日 河北新報
全日空、仙台―中部を増便 10月末から

 全日本空輸は20日、仙台―中部など国内線計6路線を、10月31日から現行より1日1往復ずつ増便すると発表した。日本航空の競合路線が廃止または減便になる路線が中心で、利用拡大を見込む。一方、羽田―大分は1日1往復減らす。

 仙台―中部は4月に1日1往復の減便となっていたが、5往復に戻る。同社仙台支店によると、午前10時半〜11時ごろで増便し、126席の中型機を使用する予定。

 仙台―中部の4〜7月の平均搭乗率は約52%で、前年同期より3%ほど伸びた。支店は「東北は自動車産業の集積が進み、名古屋の便はビジネス客が期待できる。県の働き掛けも強かった」としている。

 ほかに増便するのは大阪(伊丹)発着の松山と福岡、関西―札幌(新千歳)、羽田発着の広島と高松。国際線では10月31日以降、成田―中国・瀋陽を週7往復から3往復に、成田―台北は1日2往復から1往復にそれぞれ減らす。

835荷主研究者:2010/08/29(日) 12:13:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100821t11017.htm
2010年08月21日土曜日 河北新報
こども病院付近が有力 県肢体不自由児療育センター新築

 老朽化に伴い新築方針が決まっている肢体不自由児施設「宮城県拓桃医療療育センター」(仙台市太白区)の建設地について、県は20日、県立こども病院(青葉区)付近が有力になっていることを県議会保健福祉常任委員会に報告した。

 候補地は現在、医療・福祉関係者でつくる第三者機関「県拓桃医療療育センターあり方検討懇話会」(座長・土屋滋東北大大学院医学系研究科教授)が協議中。県によると、「両施設が医療とリハビリで連携する利点は大きい」として、一体的な整備を求める意見が大勢を占めているという。

 懇話会は10月に整備方針の意見を取りまとめ、県に提出。これを受け県は、建設地を含めた基本構想の策定に乗りだす。建設時期は未定。

 新センターの建設方針をめぐり、懇話会は(1)独立した施設(2)こども病院との機能連携―の2案を検討。「両施設に通う子は多く、一緒になれば負担が軽くなる」(患者側委員)「急性期と回復期をトータルに診療できる」(病院側委員)などの意見が出ていた。

 新センターは引き続き、肢体不自由児の療育拠点の役割を担う。病床数は入院患者の減少傾向を勘案し、現在の120から80程度に削減。利用者の希望が多いショートステイ機能は、拡充する方向で検討している。

 現センターは1955年、小児専門の整形外科、神経科、リハビリテーションなどの拠点施設として開所。築55年となり、建て替えが急務になっている。

 2008年の利用者は新規入院が290人、外来が1万5651人だった。

836荷主研究者:2010/09/04(土) 12:48:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100823t12036.htm
2010年08月23日月曜日 河北新報
トヨタ紡織東北 宮城・大衡の工場完成

ほぼ完成したトヨタ紡織東北宮城工場の建屋=宮城県大衡村

 トヨタ自動車グループで内装部品製造のトヨタ紡織東北(北上市)が、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設を進めていた宮城工場の建屋がほぼ完成した。グループの完成車製造、セントラル自動車(相模原市)本社工場の同村移転に伴う拠点設置で、12月末の稼働を予定する。

 セントラル移転を機に東北の生産拠点化を進めるトヨタのグループ企業では車載用電池製造のプライムアースEVエナジー宮城工場(大和町)、セントラルに続く3カ所目の工場完成。セントラル納入のため進出したグループ部品工場としては最初の完成となった。

 工事は最終段階で、トヨタ紡織東北への引き渡しは9月初旬となる予定。同月に生産設備の搬入が始まり、12月末に量産を始める計画。来年1月のセントラルの工場稼働に合わせ、シートをセントラルに供給する。

 宮城工場の敷地面積は約5万平方メートルで、建屋は約1万3000平方メートル。太陽光発電装置を屋根に設置、工場の空調補助に地中熱を利用するなど環境に配慮したトヨタ紡織グループの最新工場となる。投資額は約40億円。

 セントラル移転に伴うトヨタグループ企業の進出計画は、ほかに大衡村へのアイシン高丘(愛知県豊田市)田村市のデンソー(同県刈谷市)登米市への豊田鉄工(豊田市)の3社がある。

837荷主研究者:2010/09/04(土) 12:54:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100824t12023.htm
2010年08月24日火曜日 河北新報
自動車部品、丈夫で軽く 岩機ダイカストや東北大など開発へ

 金属部品メーカーの岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)は、東北大工学部などと共同で、新しい成型法と、それによる新たな鋳造素材の開発に着手する。電気自動車などで求められる自動車部品の軽量化と高強度化につなげる方針で、3年後のサンプル出荷を目指す。

 開発するのは溶かした金属を金型に流し込む「ダイカスト」と、別の素材を挟み込んで成型する「サンドイッチ工法」を組み合わせた複合成型法。特に流し込む金属は固体と液体を混在させる「半凝固法」を用いる。

 半凝固法は通常のダイカストに比べ、金型への注入速度が遅くなるのが特徴。このため、空気を巻き込む可能性がほとんどなくなり、製品の強度が高まるという。さらに別の素材を挟み込むことで強度は一段と増し、薄くすることが可能になり、軽量化も図れる。

 同社は新成型法で造った部品の強度を約50%向上させることを目指しており、サンドイッチ工法で用いるのに適した素材も探る。足回りやボディー、シャシーなど、ダイカスト部品が使われている部位への置き換えを想定している。

 金属素材を半凝固状態にする装置については、東北大工学部の協力を得て、既存の生産設備を最大限利用できるように工夫する。新規の設備投資を抑え、現行のダイカスト法に近い生産コストの実現を図る方針だ。

 同社は昨年夏、半凝固の手法を用いた農機具部品の生産を始めている。この手法での量産ベースに乗せている企業は国内でも数少ないという。

 鎌田充志常務は自動車産業で進む部品の樹脂化などを踏まえ、「ダイカスト部品のパイが縮小しつつある中で、付加価値の高い自動車部品を造り、シェアを高めていきたい」と話す。

838荷主研究者:2010/09/04(土) 12:56:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100826t12027.htm
2010年08月26日木曜日 河北新報
企業取引行 七十七銀メーン5割超 帝国データ支店調査

 宮城県内企業のうち54.4%が七十七銀行をメーンバンク(主力取引銀行)と認識していることが、帝国データバンク仙台支店の調査で分かった。上位7行まで地元勢が独占した。仙台圏を中心にメガバンクや県外の地方銀行も加わった競争が激しさを増す中でも、依然として地元勢の強さが際立った。

 2位は仙台銀行で13.0%。ほかは杜の都信用金庫(仙台市)5.9%、仙南信金(白石市)2.7%、石巻商工信用組合(石巻市)2.2%などの順だった。

 県外勢では北日本銀行(盛岡市)が8位、東北銀行(同)が10位に入った。メガバンクは三菱東京UFJ銀行の12位が最高だった。

 業種別では、主要7業種すべてで七十七銀がトップ。地元以外では北日本銀が卸売業で4位に食い込むなど、5業種で上位10行に入った。不動産業では上位10行のうち、三井住友、みずほのメガバンク2行を含む県外勢が5行を占めた。

 企業の売り上げ規模別でも、七十七銀が各規模でトップ。50億円未満までの上位2行はいずれも七十七、仙台両行だったが、50億円以上は2〜5位にメガバンクが並んだ。

 仙台支店は「県外の金融機関は仙台圏の不動産投資に積極的に取り組んでいるようだ。地元勢の強さが裏付けられたが、企業の売り上げ規模が大きくなるほどメガバンクのランクインが目立つ」と指摘する。

 調査は帝国データバンクの企業データベースに収録されている県内の2万2108社を対象に実施。これまでに蓄積した主力行などに関する情報を集計した。

839荷主研究者:2010/09/04(土) 13:07:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100829t11022.htm
2010年08月29日日曜日 河北新報
人口減「市民力」で対応 仙台市次期総計

 仙台市は、中長期的なまちづくりの指針となる次期総合計画で、骨格をなす「基本構想」と2011年度から10年間の政策展開を示した「基本計画」の各中間案を策定した。東北唯一の百万都市も間もなく人口減少局面に突入するため、少子高齢化に対応した共生社会を構築し、引き続き東北を先導する持続可能な都市経営を目標に設定。知的資源や市民力を生かした「ひとが輝く杜の都」の実現を目指すとした。

 各中間案は、市役所で27日に開かれた市総合計画審議会(大村虔一会長)の第5回会合で了承された。審議会は11年1月に最終案を決めて奥山恵美子市長に答申。市議会2月定例会で関連議案が審議される見通し。

 基本構想では、仙台の将来像を考える上での重要な要素として、地域での多彩な学びや自然との調和、東北との交流などを列挙。まちづくりのキーワードとして「市民力」の育成を挙げる一方、市役所自体も地方分権や市民ニーズに応じた自己変革を加速させる姿勢を明確にうたった。

 基本計画は、10年間を「成熟社会における変革の期間」と位置付けた。重点政策の取り組みとして(1)歴史や自然環境、学術文化を生かしたミュージアム都市づくり(2)地下鉄南北線と東西線を中心とする環境負荷の小さい都市軸形成(3)成長が見込まれるクリエーティブ産業や観光による交流人口の拡大―などを掲げた。

 詳細な施策は「市民の暮らし」(5分野28施策)、「都市の魅力」(6分野22施策)の両分野に分類して盛り込んだ。市内五つの区別計画は各区役所が計画づくりを主導し、充実を図った。

 中間案は9月上旬に市のホームページで公表する。パブリックコメント(9月10日〜10月20日)を実施するほか、区民意見交換会(9〜11月上旬)や市民フォーラム(10月10日、せんだいメディアテーク)を開催して市民から意見を募り、最終案に反映させる。

840荷主研究者:2010/09/04(土) 13:07:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100829t12016.htm
2010年08月29日日曜日 河北新報
アイシン高丘の宮城工場、年内にも稼働 設備据え本格化

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)が、稼働を延期している宮城県大衡村の新工場について、早ければ年内に稼働させる方向で検討していることが28日、関係者の話で分かった。一定水準の生産を確保できると判断したとみられ、近く、空き工場を改修した建屋への生産設備の据え付けなどを本格化させるもようだ。

 年内稼働を検討しているのは、エンジンやブレーキなどの部品加工工場。併設して新棟を建てる鋳造工場については着工時期を含めてまだ決まっていない。

 同社は設備の備え付け後、試運転などに入り、本格的な生産を開始する。加工した製品は、来年1月に大衡村で稼働するセントラル自動車(相模原市)の新本社工場や、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産するトヨタ車向けに出荷する。

 トヨタがセントラル、関自工岩手を小型車の生産拠点とする戦略を鮮明に打ち出し、方針変更がないことなどが判断理由になったとみられる。

 アイシン高丘は当初、2009年8月に加工工場を稼働予定だったが、08年秋のリーマン・ショックによる自動車販売不振を受け、09年3月に稼働延期を決めていた。石川敏行社長は今年1月、夏には加工工場の生産開始時期を決め、鋳造工場は11年夏ごろまでに見極める方針を示していた。

 部品加工、鋳造を合わせた新工場の投資額は約90億円で、年間3万5000トンの生産能力を持たせる計画。新工場での生産は現地子会社のアイシン高丘東北が担う。

 同社総務部は「準備を進めていることは確かだが、稼働時期は決まっていない」と話している。

841荷主研究者:2010/09/19(日) 04:09:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t11024.htm
2010年08月31日火曜日 河北新報
利府JCTフル化へ 三陸道と仙台北部道 10月22日

 東北地方整備局と東日本高速道路東北支社は30日、宮城県利府町の利府ジャンクション(JCT)で10月22日午後3時から、三陸自動車道石巻・松島方面と仙台北部道路との双方向の通行が可能になると発表した。東北の観光や物流などの利便性向上に寄与しそうだ。

 利府JCTは、これまで三陸道石巻・松島方面と北部道路の行き来ができなかった。国と東日本高速道路は2006年度から総工費53億円を投じ、相互通行を可能にする「フル化」工事を進めてきた。

 主なインターチェンジ(IC)間の料金は仙台宮城―松島海岸が普通車1250円、仙台宮城―鳴瀬奥松島で1700円、松島海岸―平泉前沢は2950円。各区間とも東部道路と南部道路を経由する従来のルートより距離が短縮し、料金も最大で1300円安くなる。

 東北地方整備局は「フル化で、宮城県北や岩手県などから松島にスムーズに乗り入れができるようになり、観光地の周遊に効果がある。迂回(うかい)路の機能も期待される」としている。

842荷主研究者:2010/09/19(日) 04:10:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t11027.htm
2010年08月31日火曜日 河北新報
「仙台へ来てけさいん」市が首都圏プロモーションチーム発足

 仙台市は企業や観光客の誘致を促進するため、庁内に「首都圏プロモーションチーム」を設ける方針を決めた。出先機関の東京事務所の機能をフルに活用し、進出を予定する企業や旅行会社へのPRを強化する。

 チームは9月1日に発足し、経済局と東京事務所の職員計20人で組織。大半の職員は現在の業務との兼務だが、東京事務所に主査クラスの職員1人を専門職として配置し、プロモーションに特化した業務に当たらせる。

 首都圏の企業訪問が中心で、進出企業に対する市の助成制度を説明したり、相手先のニーズを把握したりして、積極的なセールスにつなげる。企業側の日常的な問い合わせも東京事務所が受け付け、迅速に対応する。

 企業や観光客の誘致活動はこれまで、市の経済局が中心に担ってきたが、首都圏にその都度、通う必要があり、時間的なロスが課題になっていた。12月の東北新幹線青森延長や2015年度の地下鉄東西線開業を見据えて仙台への呼び込みを強化しようと、日本政策投資銀行出身の伊藤敬幹副市長が発案した。

 伊藤副市長は「企業誘致を成功させるには、担当者と顔を合わせる機会を増やすことが大事だ。チームが一体となって情報を共有し、都市型産業の誘致や観光客の増加に結びつけていきたい」と話している。

843荷主研究者:2010/09/19(日) 04:11:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t13050.htm
2010年08月31日火曜日 河北新報
「東一市場に愛称ほしい」組合と東北工大グループ

東一市場の活性化に取り組み始めた組合と大学の関係者

 仙台市青葉区一番町4丁目にある「東一市場」の活性化とPRに、地元商業組合と大学教員が乗り出した。市場は昭和の横町の面影を残し、サラリーマンや観光客に人気があるが、「場所と名前が一致しない」という世代も増えてきた。分かりやすい愛称を決めて看板やマップを作り、市民にさらに親しまれる街を目指す。

 市場の活性化に取り組んでいるのは、東一市場商業協同組合と東北工大の教員グループ。本年度中に3回の勉強会を開き、街の将来像を話し合う。市の商店街広報力強化支援事業の助成を受けており、市場の出入り口に看板を立てるほか、各店舗の特徴を記したマップも作る方針だ。

 23日に開いた初の勉強会には、組合関係者と教員約10人が出席。組合員からは「市民にも東一市場の場所が分からないと言われる」「市場の意味すら知らない若者がいる」などと現状を憂える声が出た。

 愛称に関しては「壱弐参(いろは)横丁(中央市場)のような名前を募集したい」「東一のレトロな響きは残すべきではないか」など、さまざまな意見が交わされた。

 東北工大の菊地良覚教授(地域デザイン)は「長年培ってきた市場の雰囲気を愛称で表現できるといい。市場の在り方を確認する良い機会にしてほしい」と述べた。

 東一市場は仙台空襲(1945年7月)の焼け跡に建てられたバラックが始まりで、東一番丁通に続くビルの「一条通」「二条通」と、仙台三越脇の「三越通」で構成する。食料品や衣料、雑貨を扱う物販店が多かったが、現在は68店舗のうち75%を飲食店が占め、市場の雰囲気は薄れてきた。

 老朽化したビル内のトイレの改修も今月終了し、客の受け入れ態勢は整いつつある。組合の小林紀元代表理事は「多くの市民に市場を知ってもらい、仙台の横町文化を守りたい」と意気込んでいる。

844荷主研究者:2010/09/19(日) 04:12:28

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20100831_01.htm
2010年08月31日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(29)太平洋工業東北工場/蓄電池ケース、主力に

車載電池用バッテリーケースの生産現場

<東日本唯一の工場>
 5月に稼働したばかりで、ホイールキャップ、ハイブリッド車(HV)用バッテリーケースを生産する。日本を含め計6カ国で工場を展開する自動車部品製造大手の太平洋工業(岐阜県大垣市)にとって、東日本で唯一の工場。トヨタ自動車グループの企業集積が進む東北に部品を供給する拠点と位置付けられている。
 立地場所は、部品納入先となる関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と、来年1月に宮城県大衡村に移転するセントラル自動車(相模原市)のほぼ中間点。既存の空き工場を改修した。
 ホイールキャップの生産量は現在、月に約2万個で、東北イノアック(宮城県美里町)の樹脂部品を塗装、組み付けして関自工岩手に納める。移転後のセントラルにも出荷予定で、約1万個を増産する計画だ。

<「部品種類増やす」>
 バッテリーケースはトヨタの車載用電池製造子会社、プライムアースEVエナジー宮城工場(宮城県大和町)に納入し、プリウスに搭載されている。人気車種のため月生産量も約2万個と伸びており、東北工場の売上高の約8割を占める。
 工場の敷地は8.9ヘクタール、延べ床面積が5600平方メートル。建屋にはまだ空きスペースがあり、今後の活用策を早期に検討する方針。
 小川信也社長は7月の開業式で「セントラル稼働後は、モデルチェンジなどに合わせて生産部品の種類を増やしたい」と強調。新たな部品製造が実現した場合、必要となる部品を東北で調達することも検討するという。
 従業員は地元採用が20人と大多数を占め、大垣市での研修を経て配属された。セントラル稼働後の2011年度にはさらに採用を増やす考え。
 園部一人工場長は「この1年は人材育成に力を入れたい。地域貢献活動にもかかわり、東北に根を張った地域密着型企業にしたい」と説明する。

[基本データ]
操業開始 2010年5月
従業員  24人
売上高  約12億円(11年度予想)
住 所  栗原市栗駒猿飛来大長根6
電 話  0228(49)1311

845荷主研究者:2010/09/19(日) 04:15:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100901t12030.htm
2010年09月01日水曜日 河北新報
複合ビル開業、手応え 森トラスト・森章社長に聞く

森章氏

 不動産業の森トラスト(東京)の森章社長が仙台市を訪れ、河北新報社の取材に応じた。同市青葉区一番町の東北学院中・高跡地に開発した超高層複合ビルとマンション棟からなる「仙台トラストシティ」の全面開業から1カ月を迎え、「東北の中心である仙台の機能を高めた」と強調。東北に対しては「潜在力は高く、中国、ロシアとの物流拠点として日本海側の動向にも注目したい」と期待を込めた。

 ―開業から1カ月。複合ビルに入る「ウエスティンホテル仙台」では、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の第3回高級事務レベル会合(SOM3)も9月25、26日に開かれる。
 「これまで仙台に不足していたレベルのホテル。質の高いサービスを求めていた方々にも満足していただいていると感じている」
 「SOM3開催に加え、これまで他都市で行われてきた循環器系医療の学会などの引き合いもある。主要都市でありながら仙台で開催できなかった国際会議などは多く、実績を積み上げて発信力を高めていきたい」

 ―中国を中心に海外からの観光客誘致に向けた役割も期待されている。
 「中国はホテルの一番のターゲット。富裕層を中心に中期、長期滞在の観光客を取り込みたい。宿泊と人間ドックを合わせた予防医学などの需要があるとみている」

 ―オフィス部分、マンション棟はどうか。
 「(全国で見ても)仙台の位置付けは今後、より高くなる。(進出企業にとっては)広くてグレードも高い事務所が必要になり、オフィス棟にも波及する。仙台の力を伸ばすのがこのビルで、これからの仙台に必要なものを造った」
 「投資額は全体で550億円。テナントやマンション購入などお客さまの投資を合わせると750億〜850億円になる。それに見合った(集客や経済波及などの)期待が持てるのがこのプロジェクトだ」

 ―東北の今後の発展をどう考えるか。
 「日本の生産者人口は減る一方だが、東北は農業も漁業もあり、食材も豊かで自給率が高い。日本をブロックに分けた場合、成長性は最もある。農業は拡大余地があり、安心安全という付加価値も付けやすい。農業を1.5次産業的に改良し輸出力を高めるべきだ」
 「山形、秋田の今後にも注目している。中国北東部やロシアとの物流において酒田港、秋田港などはセンター的な役割を発揮できるのではないか。大型コンテナに対応できる水深を備えた港湾整備などが求められる」

 ―仙台に期待する役割は。
 「東北大を中心にした優れた『知』を生かす必要がある。例えば、活発な製造業を含め、『知農工商』の連携を具体化させることが必要。われわれも経済的にも社会的にも役に立つように、東北とはずっと付き合っていく」

<もり・あきら>東京都出身。慶大卒。みずほ信託銀行(旧安田信託銀行)を経て、72年森ビル入社。社長室長、常務を歴任し、93年森トラスト社長に就任。74歳。

846荷主研究者:2010/09/19(日) 04:16:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100901t12015.htm
2010年09月01日水曜日 河北新報
東西線一番町駅直結の再開発ビル 21階建てに計画倍増

 仙台市地下鉄東西線「一番町駅」の出入り口に直結する青葉区一番町2丁目の再開発事業で、地権者らで組織する市街地再開発準備組合が、新たに建設される複合ビルの階数を既存計画の2倍を超す地上21階とし、上層部の用途を分譲マンションに変更することが分かった。市が31日あった市都市計画審議会で明らかにした。

 計画によると、建設場所はサンモール一番町商店街入り口の角地で、敷地面積は約1300平方メートル、総床面積は約1万3300平方メートル。1、2階には商業スペース、3階には地域住民が使える生活支援施設を配置し、4階以上を分譲マンションとする。

 分譲規模は100戸以上を予定。地下1、2階は空調機械室や地下鉄の出入り口になる。再開発準備組合は10月にも本組合を結成し、2013年の完成を目指す。

 再開発事業は当初、地上8、9階、地下2階の商業・業務複合ビルを建設する計画だった。しかし、景気の低迷で市内のオフィスビルの空き室率は今年7月末現在、20.49%と高い水準にあることから、準備組合は「今後も業務系用途の需要は見込めない」として、住宅に切り替えることにした。

 市都市再開発課は「交通の便がいい都心のマンションは需要が見込める。定住人口が増えることで交流が生まれ、ビルや商店街ににぎわいを生み出すことにつながればいい」と話している。

847荷主研究者:2010/09/19(日) 04:20:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/09/01 建設新聞
あすと長町土地区画整理事業 大規模用地の活用法に課題も
南部エリアには企業立地の動き

 都市再生機構(以下、UR)が仙台市から受託して進めている仙台市太白区の「あすと長町土地区画整理事業」は、このほど事業期間を2年間延長して2017年度までとする方向性を固め事業計画の変更手続きに入っている。

 このあすと長町土地区画整理事業では、8月2日付本紙1面で掲載したようにエリア内北側の2014年度開院予定仙台市立病院移転建設予定地周辺地で、病院開院をにらんだ医療福祉関連施設の建設計画が持ち上がっているほか、これまで売却地として扱われてきたURの販売用地に関して、定期借地等として利用する可能性を探る物販・スポーツ施設などの動きも出てきている。

 一方、エリア内中心部から南側にかけては、区画整理区域内に土地所有権等を有していた企業等の仮換地が多数存在し、売却や有効活用のタイミングを見計らっている。さらに、先行取得者からの転売を受け、店舗事務所施設を建設し始めた東北労働金庫や、この南側で今春用地を取得し、事務所等施設の建設計画を持つと見られる寝装寝具販売会社など、企業立地の先陣を切る形でアクションを起こし始める者も現れ始め、今後の企業誘致への弾みとなることが期待されている。

 だが、これら域外からの進出組が手当てした用地はおしなべて中小規模の敷地で、エリア中心部に存在するURや運輸機構国鉄清算事業が扱う売却予定地、大手企業などが持つ大規模面積の仮換地などには、一部を除き今のところ具体的な取得希望者や利用計画が見えてこない。これはこの中心エリアのさらに南北幹線道路沿道沿いを中心に「あすと長町中央地区」地区計画が設定され、敷地面積の最低限度を2000㎡とすることなどが影響しているものと開発・不動産関係者は指摘している。高度な都市機能の充実を図る目的を据えた区画整理の計画設定時から経済環境が激変している状況下、今後、何らかの対応が迫られる可能性もありそうだ。

 「土地区画整理による敷地整序とこれに併行して行う大区画の創出、ここに高度容積率を設定し、これを売却することで事業の資金回収を行い、物販・サービス等の企業を誘致し賑わいを創出する」といったこれまでの都市郊外地における開発の方程式が崩れかけていることが暗示されているとも言える中で、今後、仙台市では2015年度開業予定の地下鉄・東西線の需要喚起を命題とする沿線開発が待ったなしとなる。市東部地区の旧来の産業団地の移転と跡地の商業施設開発構想など、これまでは通じた民間資本の誘導方法もこのまま経済環境が停滞した状況では容易に通用しないとの危機感も高まるところだ。

 景気は変動するが、国内ではこれまで経験したことのない生産人口が止めどなく減り続ける事態に直面していくことになる。社会環境や産業構造、企業の収益構造も今後大きく変化することが必至である今、都市開発のあり方自体を大きく変えて、あらゆる意味で限られたパイを如何に開発対象に呼び込み、事業を成立させていくかが大きな課題となる。

 このほか、あすと長町土地区画整理区域内の中心部部・南部エリアの動きを、北部エリアをまとめた東北ジャーナル8月号のPART1に続き、本日発売の9月号にPART2としてまとめた。東北ジャーナル9月号では、このほか特集として「東北6県の環境・エネルギー対策」、さらに東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科の竹内昌義教授のインタビュー記事なども掲載しております。東北ジャーナル9月号の内容の一部は、本社ホームページ(アドレスは本紙欄外参照)の「立ち読みコーナー」でもご覧いただけます。※立ち読みコーナーはこちら。

2010/09/01付1面に掲載

848荷主研究者:2010/09/19(日) 04:28:19
ここが開通すると、都心部の残りは北山トンネルを残すだけとなる。北山トンネル開通後、本格的に北四番丁大衡線が利用され始めた時に東北大学病院前の北四番丁通りとの交差点の混雑悪化が気になるところだ。

http://www.city.sendai.jp/kensetsu/road/hiroba/machimichi/pdf/aramaki-honzawa05.pdf
荒巻本沢だより(開通のお知らせ)

(1)開通日 平成22年9月1日(水) 午後1時

(2)路線名 都市計画道路北四番丁大衡線(荒巻本沢工区)

(3)開通区 青葉区荒巻本沢二丁目〜桜ヶ丘二丁目

(4)延長 798m

(5)幅員 25m

849荷主研究者:2010/09/23(木) 12:25:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100902t12012.htm
2010年09月02日木曜日 河北新報
横18メートルの巨大LED広告 JR仙台駅前に登場

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20100901019jd.jpg
JR仙台駅前に登場したデジタル広告看板(正面右側のビル屋上)

 仙台コカ・コーラボトリング(仙台市)は1日、JR仙台駅前のビル屋上に設置したデジタル広告看板の運用を始めた。約45万個の発光ダイオード(LED)を使った画面は「屋外広告としては東北最大級」(同社)という。

 9階のオフィスビル「ヒューモス5」の屋上に設置した。外枠は横30メートル、縦12.5メートルで、画面サイズは横18メートル、縦6メートル。自社製品などを静止画像でPRする。

 8日以降はプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスやサッカー、Jリーグ1部(J1)のベガルタ仙台の試合日程などの情報も流す。宮城県提供の県内観光情報なども紹介する予定。

 仙台コカ・コーラボトリングはデジタル看板の愛称も募集中。24日締め切りで、採用者1人にコカ・コーラ製品1年分を贈る。連絡先は同社営業業務課022(284)5980。

851荷主研究者:2010/09/23(木) 12:28:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100904t12009.htm
2010年09月04日土曜日 河北新報
生鮮食品市場が12月に開業 東北の食材集める 仙台・卸町

「場外『杜の市場』」の店舗内イメージ

 仙台市若林区の卸町地区に計画されていた生鮮食品市場が、12月半ばをめどにオープンすることになった。東北の農水産品や特産品を扱う25店ほどが入る予定。当初は約200店の小売店や飲食店が入る「東北最大規模」とする方針だったが、不況の影響で、計画延期を経て大幅に縮小される。

 「場外『杜の市場』」と名付けられた施設は、不動産賃貸業の斎喜ビル(仙台市)が国道4号仙台バイパス沿いの自社所有地に建設する。敷地約8300平方メートル、鉄骨平屋延べ床面積1300平方メートルで、150台分の駐車場を整備する。総事業費は数億円で8月に着工した。

 近くの仙台市中央卸売市場の場外市場との位置付けで、宮城県など東北の水産業者、青果店など約20社が出店する。生鮮、物産品売り場などのほか、鮮魚を使った丼ものや牛たんが食べられる飲食店も入る。目標売上高は年間15億円。

 2007年の計画では、1万2000平方メートルの敷地に5階のビルを建設し、09年中の開業予定だった。入居店は約200としていた。

 だが、景気の急激な悪化などに伴い、計画通りに進めることが難しくなって、着工を先延ばしするとともに、事業を見直した。

 斎喜ビルは「宮城、東北の食材を生かし、地域を活性化するという理念は変わっていない。話題のスポットとして観光客も呼び込む」と話す。

 卸町地区の活性化を進めている仙台市都市整備局は「規模縮小とはいえ、仙台の新たな魅力づくりにつながる」と期待する。

852荷主研究者:2010/09/23(木) 14:10:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100905t11026.htm
2010年09月05日日曜日 河北新報
宮城県の人口233万7358人 8月1日現在

 宮城県がまとめた8月1日現在の推計人口によると、県人口は233万7358人(男113万3602人、女120万3756人)で、前月比114人減となった。前年同月比でも2423人減少した。

 市町村別では、前月に比べ増えたのは利府(58人)、名取(57人)、多賀城(46人)など13市町。減少したのは登米(65人)、栗原(47人)、女川(38人)など19市町だった。七ケ宿、亘理、大衡の3町村は増減がなかった。

 自然動態(出生1639人、死亡1670人)は31人の減少。増加したのは仙台(210人)、多賀城(22人)、富谷(21人)など8市町。栗原(48人)、石巻(45人)、気仙沼(39人)など26市町村で減少した。岩沼市は増減ゼロだった。

 社会動態は(転入8232人、転出8315人)は83人の減少。利府(48人)、名取(38人)、美里(30人)など20市町村で増加したが、仙台(200人)、登米(36人)、女川(31人)など15市町で減った。

 住民基本台帳に基づく7月末現在の世帯数は91万3092世帯。前月比で459世帯の増、前年同月比では7761世帯の増となった。

853荷主研究者:2010/09/23(木) 14:23:16
>>739
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100908t12026.htm
2010年09月08日水曜日 河北新報
エム・セテック進出白紙撤回で用地を売却へ 亘理町

 大手太陽光発電素材メーカーが、宮城県亘理町の工場用地への進出を白紙撤回した問題で、新たな企業誘致を進めている町は7日、造成中の工場用地32.6ヘクタールを一括売却していく方針を明らかにした。町議会9月定例会の一般質問で、斎藤邦男町長が答えた。

 斎藤町長は「県と協議した結果、平たん地で32.6ヘクタールという広大な用地は希少と判断した。全体を1社に売り払えればと考えている」と述べた。

 未造成の第2期工事分について斎藤町長は「進出企業が決まった時点で残りを造成する。雑草など外観上の問題があり、暫定的に盛り土工事ができないか検討している」と語り、追加工事に伴い新たな財政負担が生じる可能性も示唆した。

 町は太陽光発電素材メーカーのエム・セテック(東京)と立地協定を結び、約13億円を借り入れて用地取得と造成に着手したが、同社は市況悪化を理由に4月末に計画を白紙撤回した。

 この影響で第1期分10ヘクタールは6月に完成したが、2期分22.6ヘクタールは未着手。

 町は6月末、町企業誘致対策本部を設け、首都圏などで企業誘致セミナーによるPR活動を進めているが、進出企業は決まっていない。

854荷主研究者:2010/09/23(木) 14:24:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100909t72013.htm
2010年09月09日木曜日 河北新報
浅井鉄工、登米に新工場建設 トヨタ車向け部品製造

 自動車部品製造の浅井鉄工(愛知県豊田市)が宮城県登米市に工場を建設することが8日、分かった。既に登米市への工場建設を決めているトヨタ自動車グループの自動車部品製造、豊田鉄工(豊田市)などに供給する。

 関係者によると、浅井鉄工が製造するのは自動車のボディーやシャシーの部品。2012年1月の稼働を目指す。操業時の従業員は10人程度で、一部を地元採用する。

 工場の建設地は登米市迫町の長沼工業団地。年内にも建設に着手する。土地面積は約1ヘクタールで、建築面積は2000平方メートル前後。投資額は約3億円。

 浅井鉄工の主な取引先は豊田鉄工や、自動車部品製造のフタバ産業(愛知県岡崎市)。登米市内での工場の建設は、豊田鉄工や、フタバ産業の子会社のフタバ平泉(岩手県平泉町)に納品する際の輸送コストを抑えるのが狙いと見られる。

 浅井鉄工は1961年の設立で、資本金は1000万円。従業員は約90人。愛知県以外に工場を建設するのは初めて。

855荷主研究者:2010/09/27(月) 00:31:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100914t13032.htm
2010年09月14日火曜日 河北新報
地下鉄東西線、荒井駅前に商業施設 地権者ら整備計画発表 

 仙台市地下鉄東西線の荒井駅(仮称)の周辺整備について理解を深めてもらおうと、地権者らでつくる「市荒井東土地区画整理組合」は13日、せんだいメディアテークで「まちづくり計画発表会」を開いた。

 建設業者やスーパー、ホームセンターなどの関係者約150人が参加。区画整理の設計などを手掛ける街づくりコンサルタント「国際開発コンサルタンツ」(東京)仙台支店の斎藤充次長が整備計画について説明した。

 計画によると、施行地区のエリアは荒井駅南側の33.7ヘクタール。駅前には商業施設や市営のパークアンドライド駐車場(0.3〜0.5ヘクタール)を配置し、その南側には市営住宅(約300戸)やマンションを建てる。南端の県道荒浜原町線の周辺には一戸建て住宅を造る。

 事業費は87億8000万円で、2012年度から保留地の販売を始め、15年度の地下鉄開業に合わせてまち開きを行う。

 組合の和井内貞明副理事長も講演し、子育てや介護などを総合的に支援する「まち・サービス・センター」を設けたり、低炭素社会に対応するために貸自転車やカーシェアリングを始めたりするプランを公表した。

856荷主研究者:2010/10/03(日) 21:12:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/09/15 建設新聞
仙台市 契約議案を上程 宮城野橋(X橋)の架け替え 
鉄道近接部を37・5億でJRに委託へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/x-hashi.jpg

 仙台市は、都市計画道路「元寺小路福室線」のルート上で架け替え中の宮城野橋(現橋・X橋)のうち、JR東北本線と東北新幹線に近接する区間の上・下部工工事について、JR東日本に37億5000万円で委託するため、9月定例議会に工事委託契約の議案を提出した。

 宮城野橋は、JR東北本線の上部と東北新幹線の高架下を横架する橋長193㍍の構造物で、幅員は34・3㍍(歩道4・5㍍×2)。片側3車線の上り線と下り線を分けたセパレートタイプを採用し、上部工は、青葉区側の起点側から3径間連続中空床版桁、合成床版桁(1径間)、5径間連続中空床版桁で構成する。下部工は上下線一体型のA1とA2橋台、セパレート型のP1〜P8橋脚をそれぞれ整備する。詳細設計は復建技術コンサルタントが担当。

 今回、JR東日本に委託する上・下部工(図参照)は、上部工が合成床版桁のP3〜P4間と5径間連続中空床版桁のP4〜A2間で、橋長の約3分の2に当たる区間。下部工はP3〜P6で、1橋脚当たり2基のセパレート型となるため計8基が対象となっている。

 市の施工分では現在、A2橋台の南側半分が工事中で、今年度事業ではA2橋台の北側半分と下り線側(北側半分)のP7、P8橋脚を一括して工事発注する。今年度はこのほか、P1とP2橋脚も一括発注する予定となっているが、起点側の道路区域内に上部工の架設ヤードを設置する計画があるため、構造物が立ち上がると作業に支障をきたす可能性があることから、この2基についてはJRとの協議の中で着工時期を確定していく考え。

 市は今後、11年度早々に上部工の製作・架設工事を発注し、13年度早々に北側にあたる下り線を先行して暫定供用させる。既存の橋を撤去した後、上り線の工事に入り、16年度内の全体完成を目指す。

2010/09/15付1面に掲載

857荷主研究者:2010/10/03(日) 21:14:56

http://www.city.sendai.jp/toshi/tomizawa/220915.html
平成22年10月1日(金)午前11時から、(都)郡山折立線の一部区間が全断面開通します。

 富沢四丁目交差点から富沢駅の南までの区間については、片側2車線(両側4車線)で通行できるようになります。

 富沢4丁目交差点には、信号機が設置されます。また、この区間には、中央分離帯が設置されます。

 富沢駅南側のT字路は、これまでどおり左折イン、左折アウトのみで、郡山折立線の西進方向から富沢駅東口への右折はできません。

(詳細は、下記図面をご参照願います)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/220915.jpg

開通日時:平成22年10月1日(金)午前11時
(*悪天候等により開通時間が変更になる場合もあります)

858荷主研究者:2010/10/03(日) 21:16:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100917t52008.htm
2010年09月17日金曜日 河北新報
山形→宮城 買い物客減少 「アウトレット」の影響少なく

 山形県の消費者が宮城県など県外で買い物をする割合を示す「買い物流出率」が、2009年は03年に比べ低下したことが、山形県の買い物動向調査で分かった。

 09年の調査結果によると、衣料品や洋品などの「買い回り品」を県外で購入する割合は、金額ベースで3.7%(うち宮城県2.6%)。03年調査の6.4%(同3.4%)を下回った。品目別では「靴・バッグ」9.7%、「時計・眼鏡・アクセサリー」9.3%、「婦人・子供服」7.6%が高かった。

 県外に買い物に出掛けるかどうかを尋ねた質問では、「出掛ける」は46.7%、「出掛けない」が51.7%、無回答が1.6%。年代別の「出掛ける」の割合は20代78.4%、30代55.5%、40代43.7%などで、年代が若いほど高かった。

 「出掛ける」との回答者の頻度は、「月2回以上」8.3%、「月1回程度」21.7%、「2〜3カ月に1回程度」39.8%、「年に1〜2回程度」29.6%。

 主に出掛ける人は「親子」が40.4%、40代以下の夫婦が17.9%、10〜20代の個人が12.8%、30〜40代の個人が11.8%だった。

 仙台市へ買い物に出掛ける人に対し、「中心部の商店街」と「中心部の商店街以外の大型店」を利用する割合を尋ねた結果、「中心部」は61.3%、「大型店」は38.7%を占めた。

 県商業・まちづくり振興課の高橋康則課長は「仙台市や周辺のアウトレットモール、大型商業施設の影響を探ったが、意外に少ない。背景としては山形市に大型商業施設ができたことや、消費マインドの冷え込みが考えられる」と分析している。

 調査は09年8〜10月、県内の商工会議所や商工会、市町村を通じて調査票を配布し実施。9287人から回答を得た。

859荷主研究者:2010/10/03(日) 21:17:56
>>829
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100917t12030.htm
2010年09月17日金曜日 河北新報
仙台―川崎町に高速バス ミヤコーが10月新設

 ミヤコーバス(仙台市)は16日、仙台市―川崎町間で高速バスを10月1日から運行すると発表した。同区間では岩沼市の旅行会社が参入を目指したが、東北運輸局から待ったがかかり、運行を延期したばかり。黒字運営が難しいとされる路線にもかかわらず、競争が過熱している。

 14日付で東北運輸局から路線開設の認可を受けた。片道運賃は大人1000円、小学生以下500円。大人対象の回数券と1カ月の通勤・通学定期券も販売する。

 東北道経由で最速59分で両市町を結び、1日3往復運行する。仙台市内は市役所前、JR仙台駅、川崎町内はみちのく杜の湖畔公園、川崎町役場付近などに停車する。

 同区間では宮城交通が上下計9本の路線バスを運行する。8月中旬には岩沼市の旅行会社が貸し切りバスを使った旅行商品の一種の「ツアーバス」の運行を計画し、東北運輸局が「既存の路線バスと運行形態が似ている」と、路線バス開設の許可を得るように異例の要請をしていた。

 ミヤコーバスは「採算性では困難もある路線だが、観光や通勤通学の利便性向上のため開設を判断した。他社の参入計画は全く判断材料にならなかった」と説明する。

860荷主研究者:2010/10/03(日) 21:18:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100917t12033.htm
2010年09月17日金曜日 河北新報
大衡・工業団地隣の宅地 来月、分譲を開始

10月に分譲が始まる住宅団地「ときわ台」

 宮城県住宅供給公社(仙台市青葉区)は16日、第2仙台北部中核工業団地(大衡村)の西隣に開発した住宅団地「ときわ台」の現地見学会を始めた。19日まで。92区画のうち、36区画を10月16日から分譲を行う。工業団地に集積する自動車関連企業の従業員らの居住を目指す。

 ときわ台の総面積は4万2990平方メートル。1区画当たりの広さは、大半が200平方メートル台で、土地坪単価7万4000円で販売している。

 県住宅供給公社は「工業団地に近く、通勤に便利な住宅地」と売り込んでいる。見学会を訪れた大衡村の会社員男性(25)は「小学校も近く、子どもを育てるのにいい土地だと思う」と話していた。

861荷主研究者:2010/10/03(日) 22:10:06

http://www.pref.miyagi.jp/snd-doboku/rireki/kakudayamasita-kaituusiki.pdf
記者発表資料
平成22年9月17日 土木部道路課
一般県道角田山下線の供用及び角田山元トンネル開通式の開催について

 平成12年度から整備を進めて参りました一般県道角田山下線の「角田山元トンネル」を含む3.5km区間について,平成22年9月25日(土)に供用することになりました。

 本路線は,県道半田山下線のバイパスとして整備し,角田・白石方面から常磐自動車道山元IC のアクセス道路として,広くは東北自動車道白石IC に連絡する路線として位置づけており,事業区間の全線開通により,県南部地域内の連携強化及び交流促進,さらには経済活動の活性化が期待されます。

 なお当日は,開通式の開催やトンネルウォーキング等のイベントが予定されています。

■供用日時 平成22年9月25日(土)午後3時

■供用区間 県道丸森柴田線の交差点から国道6号

■供用延長 L=3,500m

■事業概要
1)事業区間 角田市枝野字青木から山元町小平字北まで
2)事業延長 L=6,350m
3)全体事業費 約66億円
4)主な構造物 角田山元トンネル(L=961m)

■開通式の開催
供用に当たり,開通式が開催されます。
1)名 称 一般県道角田山下線角田山元トンネル開通式
2)日時 平成22年9月25日(土)午前10時から
3)場所 角田山元トンネルの角田側坑口付近
4)主催者 一般県道角田山下線角田山元トンネル開通式協賛会(角田市・山元町)
5)その他 開通式終了後11時30分から,「角田山元トンネル探索ウォーキング」イベントを開催

862荷主研究者:2010/10/03(日) 22:24:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100922t12018.htm
2010年09月22日水曜日 河北新報
HMV一番町店 11月閉店 跡地に物販店入居 仙台

11月7日で閉店するHMV仙台一番町店

 音楽CDなどを販売するHMVジャパン(東京)が東北の店舗では最大の仙台一番町店(仙台市青葉区一番町3丁目)を、11月7日で閉店することが21日、分かった。宮城県内の2店舗も既に閉店または今月中に閉店予定で、東北で残るのは仙台市内とつがる市内の2店舗だけになる。

 同社は「店舗運営上の諸事情」と説明。8月22日には東京都渋谷区の旗艦店「HMV渋谷」も閉店させており、インターネットの音楽配信に押され、CD販売が落ち込む中で進める店舗網再構築の一環とみられる。

 仙台一番町店は1997年、市中心部のアーケード街にオープンした。売り場面積は約1050平方メートルで、東北の同社店舗では最大。同店は「閉店は寂しいが、今後は近隣店舗を利用していただきたい」としている。

 名取市のイオンモール名取エアリ店(売り場面積約360平方メートル)は12日に既に閉店。仙台市泉区のイオン仙台泉大沢店(約330平方メートル)も27日で閉める。

 東北で残るのはJR仙台駅前の仙台LOFT(ロフト)店と、つがる市のイオンモールつがる柏店。

 仙台一番町店が入居する建物を所有するベルモードスズキ(仙台市)は「後継として物販店が入ることは決まっている。空き店舗のままにはしない」と話している。

863荷主研究者:2010/10/03(日) 22:25:06

http://www.lnews.jp/2010/09/38061.html
2010年09月22日 LNEWS
日通/仙台塩釜港のNVOCC業務を強化

 日本通運は9月22日、グループ会社である塩竈港運送と連携し、東北地方のゲートウェイ港である仙台塩釜港のNVOCC(フォワーダー)業務を1日から強化したと発表した。

 東北地方においては、直接的なNVOCCの販売・オペレーションの拠点を持っていなかったため、ことし4月に、仙台塩釜港の港湾事業免許を有するグループ会社、塩竈港運送と業務委託契約を締結した後、システム環境の整備やグループ内教育を行っていた。すべての準備が整ったため、本格的な連携業務を開始した。

 これによって、仙台塩釜港発の北米向け定期混載サービスやFCL(フルコンテナロード)商品の販売開始、同社システムの導入による塩釜港輸入貨物のリードタイム短縮や、塩竈港運送の倉庫を利用した保管・JIT配送など、さまざまな対応が可能となる。

 仙台塩釜港は、東北地方における輸出入拠点として注目されており、北米・中国・韓国・台湾とをダイレクトに結ぶ国際コンテナ定期航路や、京浜港への内航フィーダー航路が拡充されるなど、今後も取り扱い貨物の増加が予想されている。

865荷主研究者:2010/10/11(月) 23:09:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100925t12025.htm
2010年09月25日土曜日 河北新報
データセンター誘致・検討会初会合 5社が進出に意欲

データセンターの立地促進に向け意見を交わす検討会の参加者

 企業の大量の電子情報を処理、保存する「データセンター」の誘致を目指し、宮城県や東北電力、東北大などでつくる立地推進検討会が24日発足し、仙台市内で初会合を開いた。東京に本社を置く5社が進出に意欲を示している。検討会は10月以降、個別面談を始め、立地場所などを協議する。

 県によると、数社が「実証実験を展開したい」と申し出ているという。センターは電気料金が経費の大半を占めるため、国の「電源立地交付金」の一部を事業者に補助できる石巻市への立地が有力視されている。

 県内は、気候が冷涼で電子機器の排熱処理が低コストででき、通信設備の環境も整っているなど優位な立地条件を持つ。検討会は、早ければ2012年春のセンター稼働を視野に誘致活動に全力を挙げる。

 初会合には10の関係機関の30人が参加。「小規模のデータセンターに取り組んでいる事業所が既にある。どうかかわりを持たせるのか」との意見が出た。

 県企画部の担当者は「事業者の投資コストをいかに下げるかが課題だ。関係機関が連携し、事業者のニーズに応えたい」と話している。

866荷主研究者:2010/10/11(月) 23:10:46
>>642
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100925t11030.htm
2010年09月25日土曜日 河北新報
廃棄物処理に10億円 仙台・旭ケ丘複合施設計画

 仙台市議会9月定例会は24日、決算審査特別委員会を開いた。青葉区旭ケ丘に温水プールを含む複合型公共施設を建設する計画をめぐり、市側は予定地に埋まる廃棄物の処理対策費が、最大で10億円に達するとの試算を明らかにした。

 市民局によると、施設整備には既に約18億円が投じられ、今後は処理対策費を含め約49億円が掛かる見通し。

 市は約4キロ離れた泉区泉中央の健康増進センター温水プールを本年度末に廃止する方針で、同時期に新設、廃止という異なる政策判断をしたことに議会から批判が出ている。

 奥山恵美子市長は「分かりにくい話になった点は十分に反省する」とした上で、「旭ケ丘の温水プールは早期完成を願って協力を頂いた地域の思いを踏まえ、引き続き事業を進めたい」と明言。健康増進センターは「健康指導を受けにくい市民のための施設に特化することで理解を得られるよう努めたい」と述べた。

 特別委ではまた、財政局が仙台スタジアム(ユアテックスタジアム仙台)の命名権(ネーミングライツ)販売などの広告収入が2007〜09年度で約3億円あったのに対し、ふるさと納税は08、09年度で約240万円にとどまった実績を報告。

 建設局は、八木山動物公園で協賛企業を募り、企業名を入れた動物の説明板を本年度内に設置する考えを示した。

867荷主研究者:2010/10/11(月) 23:37:47
>>861
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100926t11023.htm
2010年09月26日日曜日 河北新報
角田山元トンネル開通 沿岸・内陸の物流に効果

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/kakuda_01k.jpg

 阿武隈山系を越えて宮城県角田市と山元町を結ぶ「角田山元トンネル」が完成し25日、角田市側入り口で開通式が行われた。

 県が建設したトンネルは、常磐自動車道山元インターチェンジ(IC)から角田市中心部へ通じる県道角田山下線の一部で、県南沿岸と内陸部の物流活性化や交流人口の増加が期待される。

 式典には大友喜助角田市長、斎藤俊夫山元町長ら関係者約70人が出席。大友市長が「山元ICと直結することで、角田が高速交通体系に組み込まれる。産業や観光への影響は計り知れない」とあいさつした後、テープカットして開通を祝った。

 両市町の住民計約200人がそれぞれの入り口を出発して、トンネル内を歩くウオーキングイベントも行われた。

 トンネルは全長961メートルで片側1車線。2007年に着工し、総事業費は約22億円。これまで両市町を結んでいた県道半田山下線はカーブが多く、狭い峠道だったため、同路線のバイパス道として整備された。トンネル開通により、県道角田山下線も同日、全線の使用が開始された。

868荷主研究者:2010/10/11(月) 23:45:20

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/09/28 建設新聞
専門学校・予備校の新増設が具体化へ 三幸・滋慶は増設、四谷は新設の動き
JR仙台駅東口 既存施設を改修利用

 弊社発行の東北ジャーナル6月号で紹介したように、仙台市中心部では複数の専門学校や予備校の校舎新増設計画が水面下で検討されてきたが、このうちいくつかの学校がJR仙台駅東口エリアで既存建物を使う形での開校にメドを付け始めた。

 仙台駅東口で、仙台医療秘書福祉専門学校など複数の専門学校を運営している学校法人・三幸学園(東京都文京区)は、仙台市若林区新寺で別の学校法人が所有していた学校施設を取得し、今後、施設の必要改修に着手する。三幸学園が取得したのは、阿含宗東北本部の南側に位置する仙台市若林区新寺1丁目4の4地内にある都築育英学園グループ(福岡市南区)が所有していた仙台デジタルテクノ専門学校の閉校後の施設。建物規模はS造8階建、延べ約4、500平方㍍で、1995年の竣工。現在、一部を学校の臨時講座等のスペースで使用開始したが、この講座修了後に必要改修工事に着手すると見られる。

 一方、同じく東口の若林区新寺2丁目で滋慶文化学園・仙台医健専門学校および仙台コミュニケーションアート専門学校を2007年春に開校させている滋慶学園グループ(大阪市中央区)が取得していた宮城野区榴岡4丁目11の1地内の旧花王仙台ビルは、このほど設計を一級建築士事務所アルティ、施工を東レ建設が担当し「滋慶文化学園第2校舎新装工事」として着工した。仙台市内では3校目の学校開設を検討しているもようだ。

 さらに、首都圏を中心に「四谷学院」の校名で予備校を運営しているブレーンバンク(東京都新宿区)は、現在、首都圏以外の地方ブロックへの新規進出を進め、2009年2月に名古屋校、福岡天神校、今年2月に北九州校を開校させ、来年2月には札幌校を開校させるための建設工事に着手している。すでに仙台市内では仙台駅周辺地区のリサーチを行い、既存のビルを賃借する方向での具体的交渉作業に入ったとの不動産情報もある。この話が具体化すれば強力なブランド力を持った予備校が新規参入することとなり話題を呼びそうだ。

2010/09/28付1面に掲載

869荷主研究者:2010/10/11(月) 23:45:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100930t12015.htm
2010年09月30日木曜日 河北新報
自動車内装部品の共伸プラスチックが大崎に新工場建設

 自動車内装部品など製造の共伸プラスチック(埼玉県日高市)が宮城県大崎市古川の石田工業団地に新工場を建設することが29日、分かった。宮城県大衡村に移転するトヨタ自動車グループの完成車製造、セントラル自動車(相模原市)向けなどにプラスチック部品を製造する。

 新工場は約1万1600平方メートルの用地を購入して建設し、アンテナカバーなどを生産。10月中旬に市と立地協定を結び来年5月の完成、同11月の操業開始を目指す。従業員45人のうち30人程度を大崎市など地元から採用する方針。

 セントラル移転に加え、トヨタグループの完成車製造、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が増産を予定することから、受注が見込めると判断した。

 同社は1968年創業、資本金3000万円。埼玉県内でトヨタ、ホンダ向けの部品を造り、東北では二本松市の工場で住宅関連機器を製造している。大崎市への誘致企業進出は2006年の合併で同市ができて以来初めて。

870荷主研究者:2010/10/11(月) 23:51:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101001t15008.htm
2010年10月01日金曜日 河北新報
七ケ浜町民バス利用者10万人 「利用者本位で運行」好調

10万人目の利用者となり、花束を受け取る佐藤さん

 宮城県七ケ浜町の町民バス「ぐるりんこ」の延べ利用者が9月28日、10万人を超え、町生涯学習センターで記念セレモニーが開かれた。

 10万人目の乗客になったのは同町花渕浜の佐藤やす子さん(74)。生涯学習センター前のバス停で下車すると、渡辺善夫町長から記念乗車証と花束が手渡された。

 佐藤さんは週4回、自宅からセンターまでバスを利用している。「家にいるよりも友だちに会いたい。バスで外出できると健康にも良い」と笑顔で語った。

 ぐるりんこは、町が民間バスの路線縮小に対応して昨年8月に本格運行を始めた。マイクロバスで町内の狭い道も循環するほか、隣接する塩釜市、多賀城市と結び、通勤や通学、通院、買い物に利用されている。

 昨年度の1日平均利用者は6790人だったが、本年度(8月末現在)は7828人と好調だ。渡辺町長は「ぐるりんこが町民にさらに愛されるように、利用者本位の運行に努力したい」と話している。

871荷主研究者:2010/10/11(月) 23:52:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101001t13027.htm
2010年10月01日金曜日 河北新報
85年間ありがとう ミヤコーバス七ケ宿線廃止 白石

運転手に花束を手渡す児童

 宮城県白石市―七ケ宿町間を結んだミヤコーバス(仙台市)の「七ケ宿線」が9月限りで廃止され、沿線の白石市小原地区で運行最終日の30日、地域住民らが感謝のセレモニーを行った。

 「学校下」停留所であったセレモニーには、自治会関係者や小原小の児童ら約50人が参加。「長い間ありがとうございました」と書いた横断幕を掲げて午後3時50分着のバスを出迎え、運転手に記念の花束をプレゼントした。

 七ケ宿線は大正時代の1925年の開設で、白石市―上山市間を結んでいた時期もあった。

 近年は白石市の東北新幹線白石蔵王駅と七ケ宿町の町開発センターの間を1日6往復した。本年度は小原小の児童25人のうち4人が通学に利用していた。

 廃止を受けて白石市と七ケ宿町は1日からそれぞれ市民バスと町民バスを運行させ、七ケ宿線の沿線住民らの足を確保する。

872荷主研究者:2010/10/11(月) 23:56:43
>>428
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101002t11030.htm
2010年10月02日土曜日 河北新報
鉄壁 仙台地下鉄の可動式ホーム柵 設置1年転落ゼロ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101002002jd.jpg
市地下鉄各駅の転落事故はホーム柵設置でゼロになった=仙台市青葉区の勾当台公園駅

 仙台市地下鉄各駅のホームに転落防止の「可動式ホーム柵」が最初に設置されてから1年が経過した。年平均で5件の発生があった不意の転落事故は、ホーム柵の設置後はゼロになった。市交通局は「相当の効果を上げている」としている。

 市交通局によると、転落事故は1987年の開業以来、計110件に上り、2009年度は5件、08年度は14件起きていたが、ホーム柵の設置後は1件もなかった。

 人身事故に至るとダイヤは大幅に乱れ、復旧の見通しが立たない場合は代替輸送に切り替えざるを得ないなど、多くの人の交通に影響が出る。

 市交通局は「酒に酔った客らの不意の転落がなくなったほか、傘や手荷物などの落下も相当数減った。安定運行が図られ、線路への飛び込みにも一定程度の抑止効果があった」と説明する。

 ホーム柵は高さ1.3メートルで列車の到着に連動して開閉。列車との間に障害物を検知するセンサーが付いており、閉じこめを防止する。市は09年10月、富沢駅を皮切りに順次設置工事を進め、全17駅に計544基を取り付けた。費用は約20億円。

 今後も柵の安定稼働を維持するため、利用者に柵に寄りかかったり、荷物を立てかけたりしないよう呼び掛けていく。

 ホーム柵は01年に東京のJR新大久保駅で起きた転落死亡事故を契機に、全国で設置が進んでいる。国土交通省によると、全国でホーム柵を使用しているのは26路線の308駅。

873荷主研究者:2010/10/11(月) 23:57:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101002t12016.htm
2010年10月02日土曜日 河北新報
セントラル自など進出で雇用規模5400人に 宮城県調査

 来年1月に大衡村で新本社工場を稼働させるトヨタ自動車の完成車製造子会社セントラル自動車(相模原市)など、新たに県内へ進出を決めた企業19社の雇用規模は少なくとも計5400人に上ることが1日、県の調べで分かった。県議会9月定例会の一般質問で、村井嘉浩知事が明らかにした。

 業種別では、セントラル自動車や車載用電池製造のプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)など自動車関連が10社で2400人。半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)など高度電子機械関連が6社で2700人。パン製造業大手のフジパン(名古屋市)など食品関連が3社で300人。雇用数が明らかでない企業は含んでいない。

 企業進出の波及効果で、運輸業やサービス業などの雇用創出も見込まれ、全体の雇用効果は1万人以上になる見通し。村井知事は答弁で、「自動車産業や電子機械の関連企業が順調に増えており、一層の雇用創出が期待できる」と手応えを語った。

 県は2月、県政運営の基本指針「宮城の将来ビジョン」の第2期行動計画(2010〜13年度)を策定。1万人分の雇用創出を盛り込んでおり、13年度を待たず、目標を達成する見通し。

874荷主研究者:2010/10/11(月) 23:58:36
>>661 >>825
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101002t11005.htm
2010年10月02日土曜日 河北新報
路線バス空白域でテスト 「青山くん」出発進行 仙台・太白

関係者に見送られて出発する青山くん

 公共交通機関の空白域になっている仙台市太白区青山地区で1日、路線バス(愛称・青山くん)の新設に向けた実証実験が始まり、同区の東北工大八木山キャンパスで出発式が行われた。

 地域住民ら約60人が参加。地元の桜木町町内会の斎藤満男会長(71)らがバスの前でテープカットを行い、念願だった路線バス第一便の出発を祝った。

 青山くんは40人乗りの中型バス。JR長町駅東口から東北工大長町キャンパスを通り、八木山キャンパスまでの約7.3キロを運行する。29日までの平日(20日間)、午前6時台から午後8時台に計26便を走らせる。料金は150〜350円。

 東北工大も実証実験に参加。八木山、長町両キャンパスを結ぶシャトルバスを1日25便から12便に減らし、学生や教職員に青山くんへの乗車を促す。利用者には無料の特別乗車券を交付する。

 青山地区は坂道が多く、マイカーを持たない高齢者らは既存のバス停まで長い徒歩移動を強いられていた。斎藤会長は「急な坂道を歩かなくて済むようになり、実証実験はうれしい。本格運行に向けて住民に利用を呼び掛けていきたい」と語った。

875荷主研究者:2010/10/16(土) 13:33:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101003t11022.htm
2010年10月03日日曜日 河北新報
宮城県の人口233万7512人 9月1日現在

 宮城県が公表した9月1日現在の推計人口によると、県人口は233万7512人(男113万3781人、女120万3731人)で、前月と比べて154人増えた。前年同月比は2672人の減だった。

 市町村別では、前月比で増えたのが仙台(533人)、富谷(119人)、名取(102人)など9市町。減少したのは東松島(79人)、角田(74人)、岩沼(67人)など26市町村。

 自然動態(出生1700人、死亡1805人)は105人の減少。仙台(171人)、名取(29人)、富谷(23人)など9市町で増えたが、登米(52人)、石巻(44人)、栗原(35人)など25市町で減った。大衡村は増減がなかった。

 社会動態(転入7810人、転出7551人)は259人の増。仙台(362人)、富谷(96人)、名取(73人)など13市町で増えた。減ったのは岩沼(75人)、東松島(72人)、角田(47人)など22市町村。

 住民基本台帳に基づく8月末現在の世帯数は91万3505世帯。前月比413世帯の増。前年同月比では7581世帯増えた。

876荷主研究者:2010/10/16(土) 13:34:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101003t11029.htm
2010年10月03日日曜日 河北新報
バス3年連続赤字、地下鉄・ガス黒字 09年度、仙台市公営事業

 仙台市の6公営事業の2009年度決算と事業実績が出そろった。水道と下水道、病院が6年連続で黒字を達成した一方、バスは仙台空港線を廃止した07年度から3年連続の赤字となった。地下鉄とガスは2年連続の黒字だが、巨額の累積赤字や企業債残高が積み上がる。人口の減少局面に加え、設備の維持更新にコストがかさみ、経営の先行きは明るくない。

 ■地下鉄
 乗客数は前年度比2.8%減の約5513万人で、4年連続の減少。乗車料収入も3.1%減の102億5711万円で、不況や新型インフルエンザが影響したとみられる。企業債の支払利息を圧縮するなど費用を節減して黒字を確保した。一般会計からの補助金は約28億円。15年度開業予定の東西線の建設には約274億円を充てた。

 ■バ ス
 乗客数は前年度比0.6%減の約3896万人で2年ぶりの減少に転じ、乗車料収入も71億9134万円と前年度を2.0%下回った。赤字額は前年度に比べ約1億5000万円多い。一般会計補助金は約28億円。20%超で経営健全化計画策定を求められる資金不足比率は7.4%で、前年度比0.7ポイント改善した。

 ■水 道
 総配水量は前年度比0.6%減の1億2225万立方メートルと4年連続のマイナス。家庭での節水意識の浸透や景気低迷による事業者向けの需要減が主な要因。営業費用は前年度を上回ったが、企業債支払利息の縮減に努め、黒字を維持した。

 ■下水道
 収益は使用料の減収で前年度割れしたが、費用も圧縮して6年連続の黒字となった。一般会計からの負担金や補助金は約86億円。累積欠損金はないが、企業債残高は約2525億円に上る。

 ■ガ ス
 都市、プロパンを合わせた契約戸数は前年度比0.4%減の36万2152戸で2年連続の減少。販売量は5.7%増の2億9344万立方メートルで、仙台圏北部の工業団地への供給開始など業務用大口需要が押し上げた。総費用も原料価格の下落を主因に12.4%減った。

 ■病 院
 市立病院(525床)の延べ患者数は前年度比1.1%減の40万9805人。4年連続で減少したが、入院(15万1866人)は0.3%増加した。病床利用率は0.3ポイント増の79.3%。一般会計からの負担金は約20億円。14年度に太白区あすと長町に移転する新病院の建設費に2億1795万円を投じた。

877荷主研究者:2010/10/16(土) 13:56:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101004t11021.htm
2010年10月04日月曜日 河北新報
愛称は「ぐるっ都・仙台」 仙台都市圏高速環状道路

 宮城県と仙台市、東北地方整備局仙台河川国道事務所、東日本高速道路仙台工事事務所は3日、募集していた仙台都市圏高速環状道路の愛称が「ぐるっ都・仙台」に決まったと発表した。

 命名したのは、亘理町の部品製造工場の女性社員でつくる「SCの愉快な仲間達」の11人。応募した亘理町の森奈緒美さん(30)は「応募用紙の地図に環状線が円形に描かれていたのを見て、『ぐるっと』という言葉が浮かんだ」と語った。

 愛称は同日、県庁で開かれた「高速環状ネットワークを考える」シンポジウムでお披露目され、村井嘉浩知事が森さんに表彰状を手渡した。村井知事は「一目で環状線と分かる。なじみやすい、いい名前だ」と喜んだ。

 公募には県内の住民やグループ、企業が計632作品を寄せ、県商工会議所連合会の丸森仲吾会長らが審査した。選ばれた愛称は自治体のパンフレットに使用され、企業誘致などに役立てる。

 環状道路は1周60キロ。東北自動車道、三陸道、仙台北部、東部、南部道路の5路線で構成する。22日には北部道路と三陸道が結節する利府町の利府ジャンクション(JCT)が全線開通し、環状線はすべて完成する。

878荷主研究者:2010/10/16(土) 14:24:41

http://www.lnews.jp/2010/10/38215.html
2010年10月04日 LNEWS
センコン物流/宮城県黒川郡に物流センター完成

センコン物流は10月4日、仙台北部中核工業団地内(宮城県黒川郡大和町)に仙台北部ロジスティクスセンターの第1期工事が9月30日完成し、開設した。

<仙台北部ロジスティクスセンター>

新センター、自動車関連企業などの進出企業への営業強化を図るため整備したもので、敷地面積13000㎡に、倉庫は2棟から成り、鉄骨平屋建で倉庫面積は4111㎡。

1棟目は4区画(3923㎡)で、内1区画は摂氏-5℃から+35℃間の温度調節ができ、残り3区画は常温倉庫となっている。2棟目は危険品の専用倉庫(188㎡)。

今後の新たな物流ニーズに応えるため第2期工事用地も確保している。

879荷主研究者:2010/10/16(土) 14:26:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101006t12007.htm
2010年10月06日水曜日 河北新報
宮城交通グループ バス停の時刻表にソーラー照明設置

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夜間に点灯し、時刻表を見やすくするソーラースポットライト

 宮城交通とグループ会社のミヤコーバス(ともに仙台市)は、太陽光で発電した電力を使う夜間照明「ソーラースポットライト」を、宮城県内の161カ所のバス停に設置する。

 宮城交通によると、東北のバス事業者で導入するのは初めて。人が近づくとセンサーが感知し、発光ダイオードが自動的に点灯する仕組みで、夜間でも時刻表が見やすくなり、防犯効果も期待できる。

 今月から街路灯が少ない地域や団地内などの薄暗い場所を中心に設置を進め、年内に終える予定だ。総事業費は約320万円。

 宮城交通は「サービス向上の一環として実施する。利用客が夜間でも安心して乗車できるようにしたい」と話している。

880荷主研究者:2010/10/16(土) 14:27:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101007t12011.htm
2010年10月07日木曜日 河北新報
本町・家具の街、大手へ対抗 6店初の共同フェア 仙台

 仙台市青葉区本町2丁目の「本町・家具の街」にある全6店が15日から1カ月間、初の共同フェアを開催する。市内に相次ぎ進出する家具量販店に対抗するのが狙いで、購入客向けに不用になった家具の無料引き取りや記念品のプレゼントなどを行う。

 6店は「ファニチュア ヒロシ」「ユノメ家具本店」「家具の橋本」「渡辺家具店」「ギャラリーモダンスペース」「家具の大丸」。購入客には店ごとに異なるプレゼントのほか、周辺駐車場の利用を無料にしたり、分割払い時に10回まで金利と手数料を取らないなどのサービスを実施する。

 専門店の知識を生かし、各店で家具の手入れ相談に応じ、修理も受け付ける。フェアを機に「本町・家具の街」のホームページも新たに設ける。

 市内ではJR仙台駅北側に大塚家具(東京)の大型店が昨年10月、郡山市から移転した。宮城野区の仙台港背後地には東京インテリア家具(東京)が今年1月に進出、ニトリ(札幌市)も新店舗のオープンを予定するなど、家具量販店の出店ラッシュが続いている。

 老舗の「ユノメ家具本店」を経営する湯目家具百貨店の湯目一潔社長は「個性豊かな家具店がそろう本町の魅力を多くの人に味わってほしい」と話している。

881荷主研究者:2010/10/16(土) 14:28:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101007t12015.htm
2010年10月07日木曜日 河北新報
セントラル自 1号車完成1月10日めど 前倒し計画策定

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車の葛原徹社長は6日、相模原市の本社で河北新報社のインタビューに応じ、宮城県大衡村で稼働させる新本社工場について、「1号車の完成は来年1月10日ごろになる」と見通しを示した。現在の工場からの生産機能の全面移管に関しては、5月の当初予定を前倒しする計画を策定したことに加え、新本社工場の立ち上げ要員として約100人の期間従業員を採用することも明らかにした。

 新工場では当初計画通り「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)を最初に組み立てる。本格的な稼働は年明け間もなくとみられ、最終的な生産装置の微調整を行いながら、数日程度で1号車を完成させる。

 関係者らを招いて完成車の製造開始を祝う対外的な式典については「2月中にも開きたい」と述べた。

 1月以降も続ける「カローラアクシオ」の生産を新本社に移す全面移管は当初、5月の大型連休ごろの計画だった。葛原社長は「生産効率向上のため、早ければ早いほどいい。年度内完了を目標に前倒しの計画を立てている」と語った。

 新本社工場の稼働時の態勢は1000人程度の想定だったが、「特別シフトを組む要員が100人程度不足する」とし、期間従業員の採用を宮城県内で既に始めたことを明らかにした。全面移管時には正社員だけでも1300人態勢となる。

 葛原社長は期間従業員の雇用期間について「当面11月〜来年1月を予定している。それ以降は生産台数などの状況を見ながら判断したい」と話した。

882荷主研究者:2010/10/16(土) 14:31:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101008t12040.htm
2010年10月08日金曜日 河北新報
オフィスビルの空き室率高止まり 仙台・9月末

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市内オフィスビルの9月末時点の平均空き室率は20.54%で、前月末より0.09ポイント上昇した。仙台支店は「4月以降、新築による新規供給はないが、既存ビルでの大型募集や中小規模のオフィス縮小があり、高止まりしている」としている。

 空き室率の内訳は既存ビルが18.57%で前月より0.19ポイント悪化した。新築は64.44%で0.56ポイントの低下。4カ月連続で下がり、過去最高だった3月末より13.68ポイント改善しているが、依然として水準は高い。

 仙台支店によると、既存ビルでは計画していた建て替えを経済情勢の悪化から見合わせ、改修して再募集に転じた物件があった。新築は値ごろ感のあるビルに動きがあり、テナント獲得競争が激化しているという。

 市内を五つに分けた地区別では、築年数の浅い物件に大型需要があった駅東地区が2.08ポイント改善。泉など周辺オフィス地区も0.21ポイント低下した。ほか3地区は悪化し、悪化幅は一番町地区(0.73ポイント上昇)が最大だった。

 3.3平方メートル当たりの平均賃料は9167円で、前月より0.29%(27円)下がった。

 調査対象は、この1年間に完成した新築3棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

 仙台市を除く東北の主要9都市の9月末の平均空き室率は弘前、八戸、盛岡、福島、郡山の5市が6月末時点の前回調査に比べ悪化。このうち悪化幅が最も大きかったのは福島で、1.17ポイント上昇の16.73%だった。

883荷主研究者:2010/10/16(土) 14:34:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101010t12025.htm
2010年10月10日日曜日 河北新報
東松島に東エレク下請け「サワ」進出 市と立地協定

 宮城県東松島市川下内響のひびき工業団地に、半導体製造装置の部品加工などを手掛ける「サワ」(山梨県上野原市、佐波和社長)が進出を計画していることが9日、分かった。半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の下請け企業で、来年4月に大和リサーチパーク(大和町)で稼働する新工場にも部品を納入する方針。市は、15日にもサワ社と立地に関する協定を締結する。

 関係者によると、サワ社は工業団地内にある水道施設会社の工場だった空き施設(敷地面積4345平方メートル、施設延べ床面積659平方メートル)を借り上げる。年内にも従業員が移り住む見通し。本格的な稼働は来年4月を予定している。

 同社は建設費が掛からないコスト面の優位性や立地条件の良さなどを考慮し、進出を決めたとみられる。複数人の地元採用枠も検討しているという。

 サワ社は資本金1000万円で、従業員数40人。1923年創業で、主に半導体製造装置の部品や住宅用建材の製造、部品を組み立てる専用機器の開発を手掛ける。

 石巻圏の経済関係者は「サワ社の進出で、関連企業の誘致にはずみがつく可能性もある」と話している。

884荷主研究者:2010/10/23(土) 12:47:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101013t11036.htm
2010年10月13日水曜日 河北新報
あすと長町に“ゼビオアリーナ”建設 89ERS本拠地に

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あすと長町に建設されるゼビオアリーナの完成予想図。89ERSの本拠地などとして利用される

 スポーツ用品小売り大手のゼビオ(郡山市)など3社は12日、仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」に、大型のスポーツ複合施設を建設する計画を発表した。男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台89ERSの本拠地となるアリーナのほか、スポーツ用品販売施設とスポーツドーム棟を整備する。2012年の全面オープンを目指す。

 立地先は、あすと長町北側の約3万平方メートル。予定地3区画のうち、北側の1区画には6000人を収容するゼビオアリーナ(仮称、延べ床面積約1万平方メートル)を建設する。89ERSのホームゲームやアイスホッケーの試合のほか、コンサート会場などとして利用する。

 南側の2区画には、ゼビオやスポーツクラブなど4店舗が入居するゼビオ棟(約1万9000平方メートル)と、テニスコートやフットサル場、バスケットコートを備えるドーム棟(約6000平方メートル)を建てる。

 予定地は都市再生機構(横浜市)が所有する保留地で、9月に利用事業者を募集。三菱UFJリース(東京)と佐藤工業(同)が共同応募し、20年間の事業用定期借地とすることが決まった。アリーナとゼビオ棟は、三菱UFJリースがゼビオに貸し出し、ドーム棟は佐藤工業が整備する。ゼビオはアリーナ分について、仙台市から固定資産税相当額の助成を受ける。

 正式契約は今月下旬にも行われ、ドーム棟は11年4月、ゼビオ棟は11年11月、アリーナは12年5月のオープンを予定している。

 ゼビオの大滝秀雄取締役が12日、仙台市役所を訪れ、奥山恵美子市長に立地表明書を提出した。大滝取締役は「あすと長町は仙台市中心部の南に立地し、福島や山形からの交通の便がいい。地域の活性化や周辺からの集客につながる施設にしていきたい」と述べた。

 奥山市長は「スポーツ施設は集客力があり、仙台の元気をアピールできる。この2年間は世界的な景気低迷で地域の土地利用も停滞していたが、今回の立地が新しいステップになると期待している」と語った。

[あすと長町]JR長町駅周辺で行われている仙台市内最大規模の再開発事業。総事業費は約1100億円、区画整理面積は約82万平方メートルに上る。進ちょく率(事業費ベース)は2009年度末で89.3%。約16万平方メートルを所有する都市再生機構は保留地の処分を進めてきたが、売却は約3万平方メートルにとどまっていた。地域には市立病院が14年度に新築移転する。

885荷主研究者:2010/10/23(土) 12:48:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101013t11034.htm
2010年10月13日水曜日 河北新報
総生産10兆円達成困難 「富県戦略」修正も 宮城県

 宮城県議会9月定例会は12日、決算特別委員会を開き、2009年度一般会計決算などの総括質疑を行った。村井嘉浩知事は、「富県戦略」に掲げた16年度までの数値目標「県内総生産10兆円」について、「経済情勢などから実現は難しい」と述べ、下方修正もありうるとの見解を示した。

 「県内総生産10兆円」は、県政運営の基本指針で、富県戦略などを盛り込む「将来ビジョン」に明記。

 同ビジョンに基づく「第2期行動計画」(10〜13年度)も総生産10兆円を前提としている。

 村井知事は「(策定時は)リーマンショックによる世界的な経済混乱は想定していなかった。次期行動計画を策定する段階で、目標を再確認する」と述べた。

 特別養護老人ホームの待機者が1万人を超えている現状に関しては「11年度は500床程度の整備を図りたい」と答弁。一般財源や国の交付金を積み立てた基金を取り崩し、約21億円の整備費を確保する考えを示した。

 橋本潔土木部長は、仙台松島道路(三陸自動車道利府中―鳴瀬奥松島インターチェンジ)で09年度に実施した料金割引の社会実験を、本年度も行う方針を明らかにした。11月中旬を目途に開始し、来年3月末まで続ける。対象は自動料金収受システム(ETC)を登載した中型以上のトラック。終日3割引きとする。

886荷主研究者:2010/10/23(土) 12:49:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101013t13029.htm
2010年10月13日水曜日 河北新報
買い物難民化、仙台中心部も加速 デパートまで歩くしか…

日々の買い物で不便さを感じ、移動販売を利用するようになった内田さん(右)

 近所の商店が廃業し、日常の買い物に困る高齢者が仙台市中心部でも増えている。「買い物難民」とも呼ばれ、過疎地だけにとどまらない深刻な問題になりつつある。高齢化社会のニーズをとらえ、食料品を戸別配達するサービスも始まった。

 青葉区大手町の主婦内田みつ子さん(75)は、日々の買い物に苦労している。近くにスーパーがなく、最寄りのデパートまで約1キロの道のりを通う。車はなく、買い物はもっぱら徒歩かバスだ。

 住まいのある住宅街にはかつて、精肉店や青果店が6店ほどあったが、大半は10年ほど前に店をたたんだ。内田さんは「仙台の中心部に住んでいても、買い物の不便さは過疎地と変わらない。気軽に買い物に行けるスーパーが近くにできるとありがたい」と訴える。

 経済産業省の推計で、買い物難民は全国で約600万人いるとされる。背景にあるのは商店の減少だ。

 仙台市経済局によると、2007年の市内の小売店は8012軒で、ピーク時の1988年(1万408軒)に比べて23%も落ち込んだ。郊外型大型店への一極集中で個人商店の淘汰(とうた)、廃業が進み、中心部に住む高齢者は食料品などを購入する店を失った。

 郊外のスーパーや大型店の撤退は、なおさら深刻だ。経営再建中のスーパー「モリヤ」が8月に店舗を閉鎖した青葉区芋沢地区。周辺に住む高齢者らは近場で買い物ができなくなり、他店への長い徒歩移動を強いられている。

 ある宅配業者はモリヤの閉店以降、芋沢地区に住む高齢者からの問い合わせが一気に増えたという。担当者は「高齢になると運動機能の衰えもあり、免許を返上している人も少なくない。車を持たないお年寄りにとって、近所のスーパーの突然の閉店は死活問題につながるようだ」と語る。

 買い物難民の増加を商機ととらえ、積極的な訪問販売を展開する業者も現れた。青葉区の鮮魚店「三陸おさかな倶楽部(くらぶ)」は昨年5月、近くにスーパーがない大手町地区とその周辺の高齢者宅を自転車で週1回訪ね、魚を販売するビジネスを始めた。配達先は約40軒に上り、評判は上々だ。

 店主の津田祐樹さん(29)は「遠くのスーパーまで通うことができない高齢者のニーズに応えた。ほかの食品販売店などとも連携し、いろんなメニューを提供できる仕組みを整備していきたい」と話している。

887荷主研究者:2010/10/23(土) 12:51:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101013t71038.htm
2010年10月13日水曜日 河北新報
自動車輸送特区を申請 岩手・宮城県 年内認定見通し

 岩手県と宮城県は12日までに、政府の構造改革特区で、国の規制値より長い全長21メートルトレーラーで完成車を輸送できる「いわて・みやぎ自動車輸送特区」を申請した。トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)から釜石港や仙台港までの完成車輸送を効率化するのが狙い。年内に認定される見通しで、来年秋ごろから輸送業者が試験走行する。

 両県連名による特区申請は初めて。来年1月にはトヨタグループのセントラル自動車(相模原市)の新本社工場が宮城県大衡村で稼働することから、同工場からの輸送での利用も想定される。

 申請したのは、道路法に基づいて国や自治体が2年ごとに通行を許可している自動車運搬用フルトレーラー連結車の長さの限度。現行の上限19メートルより2メートル長くする内容で、上下2段の積載台数は現行の6台程度から8台程度に増える。

 特区が認定されれば通行許可手続きがスムーズになる。対象は、関自工岩手から仙台港や釜石港に至る東北自動車道沿線地域など、岩手県内12市町と宮城県内8市町村とした。

 同特区は、21メートルフルトレーラーの製造を予定する特殊車両製造の浜名ワークス(浜松市)が民間提案し、内閣府が今年6月に特区メニューに加えた。関自工岩手からの完成車輸送での利用も見込まれるため、両県が特区申請することにした。

 両県は「輸送業者のコスト削減や二酸化炭素(CO2)排出量の低減が図れるほか、周辺の渋滞緩和にもつながる。特区認定を東北の自動車産業集積のさらなる弾みにもしたい」と話している。

 宮城県によると、トヨタグループの完成車製造工場を抱える静岡、愛知、福岡各県も同特区を申請しているという。

888荷主研究者:2010/10/23(土) 13:00:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101014t12022.htm
2010年10月14日木曜日 河北新報
共伸プラスチック、大崎市と立地協定

 自動車内装部品製造の共伸プラスチック(埼玉県日高市)は13日、宮城県大崎市古川の石田工業団地に計画する新工場建設に向けて同市と立地協定を結んだ。

 新工場は約1万1600平方メートルの用地を購入して建設し、運転席やドア回りの内装部品を生産する。大衡村へ移転するトヨタ自動車グループの完成車製造、セントラル自動車(相模原市)や関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)へ取引先を通じて納入する。

 12月に着工し、完成は2011年5月の見通し。6月から試験的に操業し、11月に本格稼働する。従業員45〜50人のうち、7〜8人を大崎市内から新卒採用し、パート職員も雇用する。

 協定書調印を前に、同社の多田恵一郎社長は「周辺へのアクセスの良さから大崎市進出を決めた。地元の発展に寄与したい」とあいさつ。伊藤康志市長は「この地域からものづくりに貢献する大企業として発展してほしい」と歓迎した。

889荷主研究者:2010/10/23(土) 13:06:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101014t12013.htm
2010年10月14日木曜日 河北新報
マンション販売のセレーノ、事業を停止

 帝国データバンク仙台支店によると、分譲マンション販売・不動産仲介などのセレーノ(仙台市)が13日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。今年6月末時点の負債は約38億9400万円だが、その後の在庫売却などで減っている可能性があるという。

 帝国データバンク仙台支店によると、同社は89年11月の設立。仙台市近郊を中心に、自社ブランドの分譲マンション「セレーノ」や戸建て住宅などを販売した。

 2007年9月期には約58億5200万円の売上高を計上したが、その後、マンション建設のための土地取得代金など資金需要が増加。金融機関からの借入金が膨らんだほか、建築資材高騰などの影響も受け、財務内容が悪化した。

 他社との競争による値引きなども加わって、09年9月期の売上高は約27億1200万円に落ち込み、債務超過に陥っていた。所有不動産の売却や従業員の大幅削減なども図ったが、資金繰りがひっ迫し、事業の継続を断念したとみられるという。

890荷主研究者:2010/10/23(土) 13:10:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101014t13024.htm
2010年10月14日木曜日 河北新報
騒音や振動大丈夫? 東北線と新幹線の間に認可保育所計画 河原町

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東北新幹線と在来線に挟まれた認可保育所の予定地。左端の線路は貨物線

 仙台市が認可し、来年4月に若林区に開所する「河原町すいせん保育所(仮称、定員90人)」の立地場所をめぐり、疑問の声が出ている。JR東日本仙台支社が有償提供する予定地は、東北新幹線の高架と在来線に挟まれ、貨物列車も走る。列車が通るたびに大きな音や振動が起き、近隣の住民は「子どもがかわいそう」と心配している。

 提供される約1900平方メートルの用地は、元は駐車場だった。東側を東北線、西側を新幹線の高架が通り、開園時間中は平均で1時間に25本の列車が走る。特に東北線下りの線路が近く、列車の通過音で話し声がかき消されてしまうほどだ。

 近隣の60代男性は「なぜここに保育所を建てるのだろう。私たちは分かって住んでいるが、預けられる子どもたちはかわいそうだ」とまゆをひそめる。地元で2回開かれた説明会でも立地に関する質問が出た。

 設置主体の社会福祉法人「幸生会」(仙台市)によると、建物に二重サッシ窓や断熱材などを施し、室内で聞く騒音は基準値を下回るという。

 市は昨年11月、市職員で構成する選定委員会を開催。用地については、委員5人のうち1人が反対したが、建物に対策が講じられるとして幸生会の申請通り選定した。

 市子供未来局の担当者は「保育所用地としてベストではないが、認可保育所の需要が増す中、土地を準備して保育所を設置してくれるのはありがたい。園庭については、法人と対策を協議していきたい」と説明する。

 幸生会は「これまで子どもが長く過ごす建物の対策のみを考えていた。指摘を受け、園庭も音や振動を軽減する方法を考える」と話している。

 JR仙台支社は5月、JR沿線の社有地を社会福祉法人に貸し、二つの認可保育所が整備されると発表。幸生会が複数の用地から、待機児童の多さや利用者の利便性を考慮し、若林区河原町とJR仙石線小鶴新田駅に隣接する宮城野区新田東の用地を選んだ。

891荷主研究者:2010/10/23(土) 13:13:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101015t12015.htm
2010年10月15日金曜日 河北新報
イトーヨーカドー泉店閉店へ 仙台撤退、消費減響く

 大手スーパーのイトーヨーカ堂(東京)が、仙台市内唯一の店舗「イトーヨーカドー仙台泉店」を閉店する方向で検討していることが14日、市幹部の話で分かった。店舗建物の8割強を所有する住友商事との賃貸契約が2012年6月末に切れることから、契約を更新しない形で撤退するとみられる。

 仙台泉店は1992年、仙台市地下鉄泉中央駅前に開業した。地上5階、地下1階で売り場面積は1万3667平方メートル。

 地元商工関係者によると、最近は個人消費の低迷や他社郊外店との競争激化で売り上げが大きく落ち込んでいたとされ、営業継続は困難と判断したとみられる。

 仙台市に対しては、住友商事がヨーカドー撤退の方向を伝え、後継の核テナントを誘致する方針も説明しているという。市幹部は「(新テナント誘致などによる)泉中央駅周辺の活性化に向けた動きと受け止めている」と述べた。

 宮城県内のヨーカドー店舗は今年1月、石巻中里店(石巻市)が閉店。仙台泉店が撤退すると、県内では石巻あけぼの店(石巻市)のみとなる。

 親会社のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は「住友商事と契約更新について協議中だが、現段階では何も決まっていない」と話した。

 同HDは8日、イトーヨーカドーについて来年2月までに全国で6店舗を閉鎖し、その後も毎年、6、7店舗を閉める方針を示していた。

892荷主研究者:2010/10/23(土) 13:15:15
>>772
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101015t12017.htm
2010年10月15日金曜日 河北新報
名取のセンコン物流がロシア輸出強化 現地企業と業務提携

 センコン物流(名取市)は14日、ロシアで食品スーパーなどを展開する現地のV―Lazer(ブラゼル)グループ傘下の物流会社VLロジスティクス(VLL)社と、10日付で業務提携契約を結んだことを明らかにした。11月には資本提携でも調印する予定。

 業務提携はロシア―日本間の輸送システムの改良と2国間ビジネスの促進が目的。経営ノウハウに関する相互の情報提供やマーケティング活動での協力なども盛り込んだ。将来的には日本産の果物、野菜を通年ベースで供給できる物流体制の構築を目指す。

 センコン物流とブラゼルグループは7月、境港(鳥取県)から輸出した鳥取産のスイカ、メロンをウラジオストク市内の2店舗で販売するなどの実証試験を実施。出港から1週間で店頭に並び、スイカは1個6000円の高値にもかかわらず、56個が完売したという。

 センコン物流の久保田晴夫社長は「日本産の生鮮物に対するロシアの評価は高く、より早く安く輸送できる体制づくりを進める。東北からの輸出拠点となる新潟東港からの実証試験も早期に行いたい」としている。

893荷主研究者:2010/10/23(土) 13:18:31
>>874
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101016t13021.htm
2010年10月16日土曜日 河北新報
路線バス「青山くん」青息吐息 利用者の1便平均8.8人

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101016004jd.jpg
利用が伸び悩んでいる青山くん。残る実験期間中に利用者を増やすことができるか=14日、太白区のJR長町駅東口

 公共交通機関の空白域になっている仙台市太白区青山地区で、市が今月実験運行している路線バス「青山くん」が苦戦している。1便当たりの利用者数は目標の15人を大幅に下回る8.8人。実験は15日で折り返しを迎え、残る期間中にどれだけ利用されるかが路線開設の可否の鍵となりそうだ。

 市公共交通推進課の速報値(13日現在)によると、青山くんの利用者数は計1849人。1便当たりの平均で、実験初日の1日は10.1人を記録したが、2日目の4日以降は低調となり、6〜9人台で推移した。

 時間帯別では、午前9時台の東北工大八木山キャンパス発の便が平均利用者数21人と好調だが、その折り返しや午後の便は空席が目立ち、平均利用者数が5、6人程度にとどまる便もある。

 市や地元町内会は、1便当たり15人の利用を目標に掲げていた。市は25日以降、バスの乗客にアンケートを取るなどして、本格運行に移せるかどうかの参考にする。

 市公共交通推進課は「利用が多いほど本格運行への道が開ける。住民の足を確保するためにも、多くの人にバスに乗ってもらいたい」と話している。

 青山くんは40人乗りの中型バス。JR長町駅東口から東北工大八木山キャンパスまでの7.3キロを運行する。29日までの平日、午前6時台から午後8時台に計26便が走る。料金は130〜350円。

894荷主研究者:2010/10/23(土) 14:59:49
>>411
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101019t14021.htm
2010年10月19日火曜日 河北新報
大衡IC12月18日開所 仙台港へのアクセス向上

 宮城県が大衡村に建設中の東北自動車道大衡インターチェンジ(IC)の利用開始を12月18日と決めたことが18日、分かった。大衡ICの完成により周辺の仙台北部中核工業団地(大衡村、大和町)の物流機能が強化され、仙台港へのアクセスが格段に向上する。

 大衡ICは古川―大和IC間に県が設置する。大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場に近接し、来年1月の稼働前の完成にこぎつけた。

 県の試算によると、仙台北部中核工業団地から仙台港への高速道でのアクセスは、大衡ICの利用で6分短縮される。従来は同工業団地から約3キロ南の大和ICを使う必要があった。

 今年3月には仙台北部道路の利府しらかし台IC―東北道富谷ジャンクションが開通しており、大衡ICにより同工業団地から仙台港までが高速道で直結される。今後の企業誘致の大きなセールスポイントになりそうだ。

 大衡ICは2009年10月着工。事業主体の県と、東日本高速道路分とを合わせた総工費は35億円。県道大衡落合線が接続する。同線は、工業団地と東北道を結ぶ物流路線として09年12月に全線(7.4キロ)が4車線化された。

 大衡ICを挟んで東側に位置する仙台北部中核工業団地の現在の分譲率は89%、西側の第2仙台北部中核工業団地が61%。関係者は、IC完成で自動車産業や高度電子関連企業の集積がさらに進むと期待している。

895荷主研究者:2010/10/23(土) 15:01:20
>>748 >>807
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101017t12018.htm
2010年10月17日日曜日 河北新報
ジャムコ、名取に新工場 航空機部品など製造

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京)が、宮城県名取市の愛島西部工業団地に新工場を建設することが16日明らかになった。2011年度の操業開始を目指し、社内で最終調整を進めている。航空機の部材などを製造する本社工場の一部を移転させる方針で、宮城県、名取市と近く立地協定を結ぶ。

 同社は今月、同工業団地内に5万9000平方メートルの用地を取得した。新工場には、エアバス社の大型旅客機A380の床部材となる炭素繊維構造部材(ADP)の製造工場と、航空機エンジン部品を製造する工場の一部が、東京・三鷹市の本社工場から移転する。

 新工場は11年度に着工し、従業員は100人前後となる見込み。本社工場から転勤する社員が含まれる。

 同社は、東京の本社工場敷地を分断する形で通る道路の拡張工事が進むと、効率的な生産活動に支障を来すことが予想されるため、移転先を探していた。

 仙台空港内には同社の整備工場があり、管理部門を共有できるなどのメリットがある。エンジン部品を取引するIHI相馬工場へのアクセスの良さも、名取市を選んだ背景にあるとみられる。

 ジャムコは1955年、「伊藤忠航空整備」として設立。資本金は53億5989万円。10年3月期の売上高は357億5400万円。従業員は1169人。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101019t12014.htm
2010年10月19日火曜日 河北新報
航空機部品メーカー「ジャムコ」 名取に工場進出を発表

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京)は18日、宮城県名取市の愛島西部工業団地に、本社工場の一部を移転させる用地5万8800平方メートルを取得したと正式に発表した。新工場は2011年4月に着工し、同年12月の操業開始を予定している。

 新工場には、エアバス社の大型旅客機A380の床部材となる炭素繊維構造部材(ADP)の製造工場と小型ジェット機向けエンジン部品を製造する工場が、東京・三鷹市の本社工場から移転する。航空機用金属部品の生産拠点は東京に残す。

 ADPとエンジン部品の生産量の増大に対応するには、広大な用地の取得が必要と判断した。

 小型ジェット機のエンジン部品は近年、受注が増加。ADPは今後、エアバス社など航空機メーカーが新機種を開発する際、新たに採用される可能性があるという。

 同社の寺田修社長は26日、村井嘉浩宮城県知事、佐々木一十郎名取市長と県庁で立地協定を締結する。

896荷主研究者:2010/10/29(金) 00:31:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101023t12022.htm
2010年10月23日土曜日 河北新報
仙台空港鉄道「13年度にも債務超過」 外郭団体、明らかに

 仙台空港アクセス線を運営する県の外郭団体、仙台空港鉄道(名取市)の斎藤進社長は22日、県議会県出資団体等調査特別委員会の意見聴取で「経営状況が改善しなければ、2013年度に債務超過に陥る」との収支見通しを明らかにした。

 同社の累積赤字は09年度決算で34億6500万円。毎年、9億5000万円前後の経常損失を計上している。累積赤字は13年度に72億円を突破する見通し。資本金71億円を上回る計算になる。

 同線は現在、1日の平均乗客が6300人にとどまる。斎藤社長は低迷原因を「空港利用客の伸び悩みと沿線まちづくりの停滞」と説明。過大積算との批判があった1日1万人の当初需要予測について「結果的に甘かった」と認めた。

 同社は、自治体が駅舎などの施設を買い取り、会社は運行に専念する「上下分離」方式の導入を検討。9月末に施設の資産評価や今後の需要予測の調査を民間企業に依頼。同方式の可否判断のデータを作成する。

 斎藤社長は「事業継続のポイントは債務返済と減価償却の軽減。『上下分離』は有効な選択肢で速やかに検討したい」と強調した。議員側は「会社が耐えられる時間は少ない。県民負担を伴う上下分離の妥当性を判断できるデータや会社の方針を早く示すべきだ」と指摘した。

 特別委は、仙台南部道路などを管理する県道路公社も意見聴取した。千田信夫専務理事は「建設資金の償還が続く37年度まで公社の道路で差し支えないはず」と存続を求めた。議員側は「債務を含め国に道路を引き取ってもらえないのか」と解散の可能性に迫った。

897荷主研究者:2010/10/29(金) 00:35:43
>>728 >>841
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101023t12023.htm
2010年10月23日土曜日 河北新報
利府JCTがフル化 三陸道と仙台北部道、双方向通行始まる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/sanriku_01k.jpg

仙台北部道路の周辺自治体の関係者が参加した記念式典

 仙台北部道路と三陸自動車道石巻・松島方面の相互通行を可能にする宮城県利府町の利府ジャンクション(JCT)の「フル化」工事が完成し、22日午後3時、双方向の通行が始まった。

 利用開始を前に、利府町役場で記念式典があり、周辺自治体の関係者ら約50人が出席。仙台北部道路建設促進期成同盟会会長の若生英俊富谷町長が「JCTの開通で、観光や物流の利便性が向上する」と述べた。

 出席者は、バスで三陸道利府塩釜インターチェンジ(IC)と北部道路利府しらかし台ICの間を往復する走り初めに参加。完成したばかりのJCTのランプ橋(立体連絡橋)などを視察した。

 利府JCTはこれまで、三陸道石巻・松島方面と北部道路の行き来ができなかった。国と東日本高速道路が2006年度、フル化工事を始めた。総工費は53億円。

 完成により三陸道、北部道路を含む仙台都市圏高速環状道路と東北自動車道とのアクセス向上が図られる。松島や平泉など東北の主要な観光地が高速道路で直結したため、観光客の増加も期待される。

898荷主研究者:2010/11/08(月) 22:38:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101026t73010.htm
2010年10月26日火曜日 河北新報
東北の安全な血液一元管理へ 仙台・日赤東北センター起工

東北ブロック血液センターの完成予想図

 東北6県の輸血用血液を一元管理する日赤東北ブロック血液センター(仮称)の起工式が25日、仙台市泉区明通2丁目の建設現場で行われた。

 関係者約30人が出席。日赤宮城県支部副支部長の三浦秀一副知事が「安全な血液を供給する責務を果たすために必要な施設となる」とあいさつした。

 東北ブロック血液センターは、東北6県で採血された血液をすべて集め、必要に応じて各県に供給する。鉄骨4階で、延べ床面積は6795平方メートル。2012年3月の完成を予定する。

 隣接する宮城県赤十字血液センターも改修する。現在は、南東北3県分の血液製剤の製造業務を手掛けているが、改修後は6県分を担う。両センターの総工事費は約37億円。

 県赤十字血液センターは「少子高齢化や過疎化で、県ごとに献血者を確保するのは難しい。両センターを一体的に運用することで、東北の医療機関に安定的に血液を供給できる」と説明している。

899荷主研究者:2010/11/08(月) 22:40:33
>>779
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101026t12035.htm
2010年10月26日火曜日 河北新報
仙台港にモータープール完成 岸壁も改修、完成車積み出し強化

 宮城県は25日、仙台港(仙台市宮城野区)で拡張工事を進めていた完成車の一時保管場所「新中野地区モータープール」が完成し、11月1日に使用を開始すると発表した。国土交通省が改修を進めてきた雷神埠頭(ふとう)2号岸壁も同日、利用が始まる。自動車産業集積に対応した仙台港の港湾機能がさらに強化される。

 モータープールは、雷神埠頭近くの公園などの敷地を転用して拡張した。総面積は約6ヘクタール広がり、16ヘクタールとなる。一度に保管できる完成車は従来の1.5倍の8000台に増強される。

 県は2009年度、整備に着手。トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)が来年1月、宮城県大衡村で予定する新本社工場の稼働に間に合わせた。トヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)とセントラル自動車の年間生産能力計50万台規模への対応が可能となる。総事業費は約7億円。

 雷神埠頭2号岸壁は、今回の改修により、現行のほぼ2倍となる1万5000トン級の貨物船や自動車輸送船が接岸できるようになる。

 雷神埠頭では仙台港の完成車積み出し能力の強化に向け、09年度から水深を掘り下げる工事を進めてきた。12年度までに残る1号岸壁の改修を終え、大型輸送船が同時に2隻接岸できるようにする方針。

900荷主研究者:2010/11/08(月) 22:57:20
>>895
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101027t12025.htm
2010年10月27日水曜日 河北新報
ジャムコと立地協定調印 宮城県と名取市

立地協定に調印し握手する(左から)村井知事、寺田社長、佐々木一十郎名取市長=26日、宮城県庁

 航空機部品メーカーのジャムコ(東京)は26日、宮城県、名取市と新工場の立地協定に調印した。東京・三鷹にある本社工場機能の一部を名取市の愛島西部工業団地の新工場に移す。操業開始は来年12月。20〜30人を地元採用する見込み。

 取得した5万8800平方メートルの用地に、来年4月から鉄骨平屋約1万2000平方メートルの新工場を建設する。総投資額は約10億円。東京からの転勤者と地元採用の計約80人体制で操業を始め、2012年度の売上高は約25億円を目指す。

 県庁であった調印式で、寺田修社長は「急激な円高の中、海外移転が進めば、製造業の国内空洞化が進む。海外進出だけに頼らないで生き延びたい」と国内での新工場建設の意義を説明した。

 村井嘉浩知事は「地域経済の活性化、地元雇用の創出に大きく貢献してくれると期待している」と歓迎した。

 新工場には、エアバス社の大型旅客機A380の床部材、炭素繊維構造部材(ADP)と、IHI相馬工場(相馬市)に納入する小型ジェット機のエンジン部品の製造拠点を移す。航空機用金属部品の生産部門は東京に残す。

 同社は今回、本社工場が手狭になったことに加え、ADPとエンジン部品の生産量増大に対応するには、広大な用地取得が必要と判断。仙台港や仙台空港へのアクセスの良さや、空港内にある同社の整備工場と人員を融通できるメリットがあるとして、立地を決めた。

901荷主研究者:2010/11/08(月) 22:58:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101027t11018.htm
2010年10月27日水曜日 河北新報
仙台松島道、終日3割引き ETC搭載トラック・バス対象

 宮城県は、県道路公社が管理する仙台松島道路(三陸自動車道利府中―鳴瀬奥松島インターチェンジ)で、トラックやバスの通行料金を終日3割引きとする社会実験を11月22日から来年3月末まで実施する。

 割引対象は、自動料金収受システム(ETC)を搭載した中型車以上。地元企業の物流活性化、並行して走る国道45号や県道(利府街道)の混雑緩和を目的に実施する。

 割引実験は前年度に続き2回目。混雑緩和の効果が大きかったことから、今回は時間帯を拡大して終日実施する。

 県は実験期間中、一般道と併せて交通量調査を実施する。利用者や沿線住民に対するアンケートも行う。割引効果を検証した上で、今後の料金体系の在り方などに反映させる方針。

 前年度の割引実験期間は、10月中旬から3月末までの約5カ月間。午前9時〜午後5時の日中は対象外だった。時間帯により割引率が異なり、利用者から日中の割引を望む声が寄せられていた。

 昨年12月の県調査によると、通行料金を一律100円に大幅値下げした午前0〜4時の時間帯の交通量は前年10月の調査に比べ60%増加。国道45号から仙台松島道路への乗り入れが進んだ。

902荷主研究者:2010/11/08(月) 23:00:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101027t52011.htm
2010年10月27日水曜日 河北新報
ヤマザワ薬品、仙台都心に初出店 11月

 ヤマザワ薬品(山形市)は11月、仙台市の中心商店街に「ドラッグヤマザワ」の都市型店舗を初めて出店する。地場と全国チェーンが競合する激戦区をあえて選び、都市住民の需要を探るアンテナショップ的な役割を担わせるという。

 出店場所は仙台市青葉区一番町3丁目の中央通りに面した一等地。売り場面積は約270平方メートルで、商品構成はヘルスケアとビューティーケアが4割ずつ、残り2割を雑貨や衛生用品とする方針。

 同社は「価格面での競争も大切だが、健康相談や美容アドバイスなど、接客力を高めて競合他社との違いを出していきたい」(妹尾好真営業本部長)と戦略を立てる。

 ヤマザワ薬品はスーパーのヤマザワ(山形市)の連結子会社で「ドラッグヤマザワ」「ヤマザワ薬品」「ヤマザワ調剤薬局」の店名で山形、宮城両県に69店舗を持つ。

 しかし、スーパー、薬品とも仙台圏の出店は周辺部が多く、店舗の空白域では知名度が高くなかった。今回の出店で「ヤマザワ」全体のブランド価値向上ももくろむ。

 山沢進社長(ヤマザワ会長)は「軌道に乗れば駅周辺を含め、仙台の街中に複数店舗を出したい」と話している。

903荷主研究者:2010/11/08(月) 23:11:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101028t12017.htm
2010年10月28日木曜日 河北新報
仙台・勝山スケート場跡地 住友不動産が取得

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/101028a101.jpg

 住友不動産(東京)が仙台市青葉区上杉2丁目にある営業中のボウリング場やスケート場跡地を含む土地を、飲食・不動産業の勝山企業(仙台市)から取得して開発することが27日、分かった。移転が計画されている東北大農学部の南側の約1万7000平方メートルで、再開発の行方が注目されていた。住友側は高級分譲マンション用地などとして活用する方向で検討している。

 取得するのは愛宕上杉通と北六番丁通などに面する区画。以前は勝山スケーティングクラブがあり、現在は駐車場が大半を占める。スーパー西友などのテナントも入る勝山ボウリングクラブが営業している。

 住友不動産は9月に勝山企業との間で売買契約を結んだ。住友不動産は「マンションを中心とした開発になる」と説明し、具体的な開発や着工の時期については未定という。契約額も明らかにしていない。

 土地は更地にして一括で引き渡される予定。勝山企業によると、ボウリング場などが営業を続けていることもあり「引き渡しは2年半後くらいになりそう」と言う。

 区画内にある住宅と、1989年に仙台市都市景観賞を受賞した勝山酒造の旧店舗が建つ約3000平方メートルは売買の対象から外した。

 住友不動産は仙台市中心部のマンション需要が底堅く、まとまった土地を一気に開発できる好機と判断し、取得に踏み切る。同社は「歴史と風情ある街並みを生かし、付加価値の高い開発を進めたい。当社が仙台市内で手掛ける開発では最大規模になる」と説明する。

 勝山企業は土地売却の理由について「所有資産の有効活用などを総合的に判断した」としている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101028t12021.htm
2010年10月28日木曜日 河北新報
勝山グループが創業地売却 複合開発の可能性も

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101028003jd.jpg
住友不動産が取得する土地。右が愛宕上杉通、左端が勝山ボウリングクラブ

 飲食・不動産業の勝山企業(仙台市)が住友不動産との間で、仙台市青葉区上杉2丁目のスケート場跡地などの売却契約を結んだことが27日、明らかになった。勝山グループの創業地で、分譲マンションなどの開発が進められる見通し。周辺エリアでは今後、移転が予定される東北大農学部の跡地利用に注目が集まる。

 勝山企業は酒造業からスタート。売却が決まった土地には2005年まで江戸末期に造られた酒蔵があった。営業中の勝山ボウリングクラブは1972年に開業した。78年には隣に勝山スケーティングクラブもオープンし、09年4月の営業終了まで市民に親しまれ、フィギュアスケートの男子五輪選手も輩出した。

 土地売却について勝山企業は「所有資産を有効活用するため」としているが、ボウリング場が老朽化したのに加え、少子高齢化でレジャー施設の維持そのものが難しくなっていることも理由とみられる。

 住友不動産は今後、マンション建設を中心に具体的な開発計画を検討する方針。約1万7000平方メートルで、大手企業が単独で開発できる限界に近い規模ともされるだけに、仙台市内の不動産関係者は「商業施設などとの複合開発も可能だ」と指摘する。

 周辺エリアでは東北大が、老朽化が進んだ農学部・農学研究科の雨宮キャンパス(青葉区堤通雨宮町、9.3ヘクタール)を売却し、青葉山新キャンパス(青葉区荒巻)に移転させる計画を進めている。

 東北大は売却益を移転財源とする予定だが、地価低迷のため、現在のところ有力な交渉相手はいないという。

904荷主研究者:2010/11/08(月) 23:17:09
一般県道坂本古川線の供用開始について
http://www.pref.miyagi.jp/road/press/%E5%85%AC%E5%85%B1%EF%BC%88%EF%BC%A8%EF%BC%B0%E7%94%A8%EF%BC%89%EF%BC%88%E9%A3%AF%E5%B7%9D%EF%BC%89H221007.pdf

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101029t13036.htm
2010年10月29日金曜日 河北新報
大崎・県道坂本古川線が開通 加美方面アクセス向上

テープカットと花火で完成を祝った開通式

 宮城県大崎市古川の県道坂本古川線が28日、開通し、現地で式典が行われた。県道は、移転新築され2013年度に開院する大崎市民病院本院の建設地前に接続している。加美町方面からのアクセスが向上する見通し。

 開通式には大崎市、加美町の関係者や県の担当者、住民ら約40人が出席。地元の和太鼓グループ「陸前太鼓」の演奏とテープカット、花火で利用開始を祝った。

 完成した県道は大崎市古川塚目―同市古川穂波間の約1.4キロ。同市古川と加美町を結ぶ国道347号の渋滞緩和を目指し、347号から南東へ分岐する形で整備された。

 式典で、伊藤康志大崎市長は「JR古川駅や市民病院など拠点施設へのアクセスが良くなる」と語った。村井嘉浩知事は「加美町はもちろん(国道347号でつながる)山形県との交流促進も期待できる」と述べた。

 2002年度に着工し、総事業費は約20億円。県北部土木事務所は「加美町方面から古川中心部までの車の所要時間は、15分程度の短縮が見込める」と話している。

905荷主研究者:2010/11/08(月) 23:36:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/10/29 建設新聞
一番町・青葉通の角地に大きな動き 信用堂ビルの土地半分等が売買成立
二丁目四番地再開発はデベ2社を特定の方向へ

 青葉通と東一番丁通が交差する青葉区一番町2丁目と3丁目地区の両角地一帯での動きが注目されている。

 一番町3丁目の藤崎本館がある2番街区の南西角地に建つルイ・ヴィトン仙台藤崎店の底地と、この北側地続きとなる信用堂ビルの南側約半分の底地を所有していた白石庵敬神会(仙台市青葉区二日町9の2)は、9月初め、信用堂ビルの北側約半分の用地と建物を取得した。これにより、従来から持つ藤崎本館の青葉通側の一部の底地を含めた2番街区の南西角地一帯の用地のほとんどを敬神会が所有することになった。

 ヴィトンの店舗は計画段階で短期として土地利用が計画されているため、営業予定期間は残り約2年程度と見られている。その後は、老朽化が進む藤崎本館の施設整備と歩調を合わせた土地利用が有力視されていたことから、今回、敬神会が取得したところも含めた一帯開発も視野に入ったもよう。ただ、藤崎側の当初の構想策定期に比べ経済環境が悪化しているため、抜本的な施設整備に数年内のうちに入れるかは予断を許さない状況だ。

 目前の青葉通直下では、2015年度開業予定の地下鉄南北線・一番町駅(仮称)が設置される予定で、地上部との連絡路はこの街区の青葉通をはさみ南向かいとなる一番町2丁目4番地区にすでに確保の見通しは立っているが、地下鉄利用客の利便性を考慮すればこちらの3丁目エリアにも出入り口を確保したいのが市側の本音と見られている。このため、「近い将来、藤崎と白石庵敬神会と仙台市の3者が具体的交渉を開始するのでは」と見る地元関係者は多い。

 白石敬庵会は、JR仙台駅東口のデンコードー仙台東口ビルの南側に隣接する宮城野区榴岡1丁目7の10地内にある駐車場を所有し、こちらはすでに仙台市と同じ東西線の新寺駅(仮称)の出入り口として地役権設定の具体的交渉を行っているところだ。

 一方、一番町二丁目四番地区市街地再開発準備組合(山下晴也理事長)が行っていた再開発ビルの4階から21階部分までの分譲マンション(総戸数126戸を想定)の開発を担うマンションデベロッパーを特定するためのヒアリングおよび提案内容の検討作業は、このほど大手マンションデベロッパー2社の共同事業として位置付ける方針を固めたものと見られる。同事業の特定業務代行優先交渉権者は戸田建設、事業コンサルタントは山下設計、同パートナーは都市デザインとなっており、来年8月の工事着工を目指した準備が本格化する見通しだ(7月17日付本紙1面参照)。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/ichibancho-aobadori.jpg

2010/10/29付1面に掲載

906荷主研究者:2010/11/11(木) 00:00:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101101t13015.htm
2010年11月01日月曜日 河北新報
仙台のボロボロ歩道橋、どこまで耐える 建設後30年、老朽化

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101101004jd.jpg
利用者がほとんどいない中江1丁目横断歩道橋。老朽化も進み、市は撤去を検討している

 仙台市内で老朽化のため、撤去か早期補修かの判断を迫られる横断歩道橋が増えている。階段を上り下りしなければならない不便さに加え、傷みの激しさに危険を感じて利用を敬遠する人も少なくない。修理されないまま放置される歩道橋は、街の美観も損ねる始末。住民からは、撤去を求める声も出始めている。

 「見るからにボロボロ。怖くて渡りたくないわよね」。泉区の会社員の女性(67)は渋い顔で、勤務先近くに設置された建設後36年の中江1丁目横断歩道橋(青葉区)を見上げる。

 建設当時、歩道橋が架かる市道は市中心部から市東部の岩切方面(宮城野区)に抜ける唯一の道路だったこともあり、車の往来が多かった。

 しかし、1997年に近くに片側2車線の幹線道路が開通し、車の通行量は以前の約4割に激減。住民は階段の上り下りを嫌って、横断歩道のない道路を横切るようになった。

 市が9月、利用実態を把握するため平日早朝の2時間にわたって調査したところ、歩道橋を渡ったのは1人だけだった。

 老朽化でさびが広がり、階段部分の所々に穴が空いていることも敬遠される一因になっている。地元の中江北町内会は昨年6月、市に撤去を申し入れており、会長の鈴木キシエさん(82)は「手入れが不十分なため、まさに廃虚状態。使わない歩道橋は取り外し、道路を渡りやすくしてほしい」と語る。

 市道路管理課によると、仙台市内の歩道橋は63本。市はこのうち市道、県道、3けた国道に架かる38本を管理している。大半は30年ほど前に地元の要望などを受けて建設されたものの、最近は手入れが行き届かないため腐食が進んでいる。昨年12月の調査では、中江1丁目歩道橋を含む11本が「早急に補修が必要」と判断された。

 近年はバリアフリーの観点からも「歩道橋不要論」が高まっている。鈴木会長は「お年寄りにとって上り下りは大変。横断歩道にしてもらった方が助かる」と漏らす。

 市は今後、中江1丁目歩道橋を撤去する方向で周辺の学校や宮城県警などと協議する。市道路管理課は「ほかの歩道橋についても利用実態を調べ、住民の要望が多ければ撤去も検討していきたい」と話している。

907荷主研究者:2010/11/11(木) 00:01:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101101t15013.htm
2010年11月01日月曜日 河北新報
新キャンパスを「次世代車」実証拠点化へ 東北大・青葉山

 東北大は、整備を進めている仙台市青葉区の青葉山新キャンパスについて、次世代自動車の実証実験拠点とすることを決めた。電気自動車(EV)を軸に安全性を高めるシステムなどを搭載した車両を開発し、2015年度からはキャンパス内の移動手段として使う社会実験にも乗り出す。先端分野の研究や技術開発を通じて、人材育成と産学連携推進の弾みとしたい考えだ。

 実証試験は教授ら15人でつくり、次世代車関連の技術開発に取り組む学内横断組織「次世代移動体システム研究会」が中心になって行う。今回、開発する車両には自律走行システムや走行補助の画像表示システム、路面などの装置から非接触で給電するシステム、新型モーターなどを組み込むことを想定している。

 首都圏や九州の大学の技術開発と差別化を図るため「積雪・寒冷地仕様」といった次世代車づくりを狙う。

 新キャンパス内の道路で車両を動かすのは13年度から。構内にはシステムや走行性能を評価・検証する専用施設も整備する。社会実験は敷地内に仙台市地下鉄東西線「青葉山駅」(仮称)が開業するのに合わせて始め、駅を拠点にキャンパス内を巡るようにする。

 車両製作には地元企業も参加できるようにし、EVなどの普及を見据えて東北の企業の技術力向上にもつなげる。

 東大や弘前大とも連携する方針。総事業費は未定だが、国などの補助金を活用し、学内からの支援も受ける見込み。

 研究会の会長を務める内山勝東北大大学院工学研究科長は「最先端の技術や研究を結集し、安全と環境に対応した次世代移動体を造り、新たな社会インフラシステムも提案したい」と話す。

 東北大はことし2月、産学連携拠点「情報知能システム(IIS)研究センター」を設立するなど、次世代車の技術開発を活発化させている。

[東北大青葉山新キャンパス]仙台市青葉区荒巻のゴルフ場だった旧宮城県有地を整備、雨宮キャンパス(青葉区)の農学部・農学研究科と、片平キャンパス(同)の電気通信研究所を移設する。敷地面積は81万平方メートルで、事業費は二百数十億円の見込み。2011年4月の開学予定。移転財源の一部となるキャンパスの売却遅れなどで、移転完了は12年度以降にずれ込む見通し。

908荷主研究者:2010/11/14(日) 11:44:25
>>180-181
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/11/01 建設新聞
仙台駅中央南地区まちづくり事業 仙台駅西口の再開発が計画白紙の様相
一部地権者に既存施設解体や改修の話が浮上

 JR仙台駅西口駅前で検討が進められてきた「仙台駅中央南地区まちづくり協議会」による再開発事業が、事実上の計画白紙となったものと見られている。

 仙台駅中央南まちづくり協議会による再開発事業は、JR仙台駅西口とペデストリアンデッキで結ばれた青葉区中央3丁目7番の街区と、中央4丁目1番街区のうち、すでに「ホテルモントレ仙台」が建てられた敷地を除く約1万9000㎡を対象に構想づくりに着手。その後、3年ほど前に南町通と愛宕上杉通とが交差する角地で「エンタツパーキングビル」を営業する円達企業が計画から脱退を表明したことで、対象面積は約1万5600㎡となっていた。

 再開発の検討継続が危ぶまれ始めた今春以降、対象区域内では、一部地権者による微妙な動きの変化が起き始めている。

 南町通沿いの自走式駐車場をパーク24に運営委託している大成建設は、この駐車場の建物解体撤去の検討を開始しているようだ。また、再開発ビルと地下部分で地下鉄に直結させる計画を持っていた仙台市は、この再開発構想の対象地を含めた南町通沿いのJR仙台駅最寄地区で小規模な用地の確保に向けた交渉を進めている。それは、地下鉄に不可欠な通風口を確保するためと想定され、必要用地面積は100〜130㎡程度と見られている。

 一方、イービーンズを所有し、これまで再開発事業の推進役ともなっていたエンドーチェーンは今春以降、築後45年程度を経た既存建物(RC・B1/9F延べ約2万8000㎡)について、耐震診断・改修に着手する動きが見え始めている。当面、周辺の地権者を含めた再開発を行う可能性は低いと見られるため、現在の施設を継続利用するための環境整備に入ったと目されている。ただ、「南側の一部地権者との再開発スキームの再構築の可能性もゼロではない」(周辺地権者)と見られるため、仮に耐震改修を行う場合、どの程度の投資規模となるのか注目されるところだ。

2010/11/01付1面に掲載

909荷主研究者:2010/11/14(日) 11:50:46

http://www.city.sendai.jp/toshi/tomizawa/221101.html
平成22年11月30日(火)午後2時から、(都)大野田線(皿屋敷工区)の通行ができます。

 皿屋敷橋(太白区役所施工)の完成にあわせ、都市計画道路大野田線(皿屋敷工区)が通行できるようになります。

 これにより、都市計画道路大野田線と皿屋敷橋方面からの接続部はT字交差点となり、これまでと通行形態が変わりますのでご注意ください。

(詳細は、下記図面をご参照願います)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/221101.jpg

この辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=38.21065216871181&lon=140.87395774287628&z=18&mode=map&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=38.276086633915&hlon=140.58748709125&layout=&ei=utf-8&p=

910荷主研究者:2010/11/14(日) 11:52:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101102t11020.htm
2010年11月02日火曜日 河北新報
大和町が人口2万5000を突破 節目はセントラル自社員

 宮城県大和町は1日、人口が2万5000を突破したことを祝う式典を町役場で開いた。2万5000人目の住民となったセントラル自動車(相模原市)社員野崎信裕さん(27)一家に記念品を贈った。

 浅野元町長は「企業進出に伴い、従業員の方に住んでもらえるのはうれしい。第一の古里だと思ってもらえる街づくりを進めたい」と述べ、町産の新米60キロや町木のモミジの苗木を贈った。

 野崎さんはセントラルに入社して4年目。来年1月に稼働する大衡村の新本社工場に勤務する。大和町吉岡に住宅を購入し、妻麻由さん(26)、長男嵩斗(しゅうと)ちゃん(3カ月)と相模原市から10月26日に転居した。

 野崎さんは「大和はこれから発展しそうな感じがする。住みやすそう」と話し、麻由さんは「自然が豊かで、子どもにいい所」と語った。

 10月末現在の町人口は2万5061。9月と比べ140人増、昨年比で318人増えている。町民課は「セントラル関連の転入者が多い」と説明している。

911荷主研究者:2010/11/14(日) 11:53:18
>>850
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101102t12029.htm
2010年11月02日火曜日 河北新報
リン青銅メーカー 仙台工場を増強、生産性3割増

スリット加工の最新装置を導入した原田伸銅所仙台工場

 電子部品の材料となるリン青銅を製造する原田伸銅所(埼玉県戸田市)は、宮城県大衡村にある主力の仙台工場の建屋を増築し、最新の加工装置を導入した。

 工場の床面積を3割増の約1万5000平方メートルに広げた。ロール状のリン青銅を顧客に合わせた幅に裁断する「スリット」と呼ばれる最終工程で使う装置を新たに導入した。総投資額は20億円。

 装置は1台で従来の装置の倍の生産能力があり、精密な加工が容易になる。スリット工程の生産性は、仙台工場にある従来機と合わせ3割アップするという。

 リン青銅は銅とスズ、リンでつくる合金。ばね性に優れて電気伝導度も高く、携帯電話の基板回路やハイブリッド車のベアリング向け電子部品材料などに利用されている。仙台工場では素材の溶解から鋳造、圧延、出荷まで一連の工程を手掛けている。

 原田真理生社長は「さらなる工場増強も検討している。品質や生産性を高め、アジアの競合社との競争に勝ちたい」と話す。

912荷主研究者:2010/11/14(日) 12:02:03
>>899
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101103t12019.htm
2010年11月03日水曜日 河北新報
仙台港物流、飛躍的に向上 埠頭・モータープール完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101103009jd.jpg
テープカットでモータープール拡張と埠頭改修の完成を祝う関係者

 宮城県が仙台港(仙台市宮城野区)で拡張を進めていた完成車の一時保管場所「新中野地区モータープール」と、国土交通省が改修してきた雷神埠頭(ふとう)2号岸壁の完成式典が2日、現地であった。利用は前日から始まっており、関係者は「自動車産業の集積につながる」と歓迎した。

 式典には、利用するトヨタ自動車グループのセントラル自動車(相模原市)と関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)、宮城県や国の関係者ら計50人が出席。テープカットで完成を祝った。

 セントラル自動車が来年1月に予定する宮城県大衡村での新本社工場稼働前の完成に、関係者の期待も膨らんだ。

 宮城県の三浦秀一副知事は「雷神埠頭とモータープールの一体利用で、物流効率が飛躍的に向上する。東北の中枢港湾として揺るぎない地位を築くため、使い勝手の良い港づくりを進めたい」とあいさつで強調した。

 セントラルの完成車の貨物船積み込みを担うことが決まっている塩釜港運送(塩釜市)の山本照雄常務は式典後、「70万台、100万台と東北での生産台数がどんどん増えていけば取引拡大につながる」と話した。

 関自工岩手を抱える岩手県の平井節生県土整備部長は「宮城には企業が多く、仙台港の機能強化は喜ばしい」と歓迎する。ただ釜石港(釜石市)の利用増を目指していることもあり「(アクセス道路整備などで)釜石港の利便性を向上させ、岩手で生産した車は同港から出してもらえるようにしたい」とも語る。

 モータープール拡張は2009年度着工で事業費約7億円。総面積は約6ヘクタールから16ヘクタールに広がった。雷神埠頭2号岸壁は09年度に着工し、事業費約32億円。水深を9メートルに掘り下げ、1万5000トン級の自動車輸送船が接岸できるようにした。大型船はこれまで、東側の中野埠頭にしか接岸できず、今回の改修で効率的な完成車積み出しが可能となった。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101103t12035.htm
2010年11月03日水曜日 河北新報
生産車8割超、仙台港から関東、中部に セントラル自

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101103008jd.jpg
自動車産業集積に対応して拡張された仙台港のモータープール

 トヨタ自動車は、子会社のセントラル自動車(相模原市)が2011年1月から宮城県大衡村の新本社工場で生産する完成車の8割以上を、仙台市宮城野区の仙台港から関東、中部圏に海上輸送する方針を決めた。

 トヨタの坂井基憲国内物流室長が、2日に仙台港であった完成車の一時保管場所などの完成式典に出席して明らかにした。グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)の生産車両も現状を変えず、9割以上を仙台港から運び出すといい、同港の積み出し拠点としての位置付けが一段と高まる。

 セントラルは11年度の生産台数を8万台程度と見込む。坂井室長によると、新本社工場の生産車両のうち、約85%を仙台港までトラックで運び海上輸送する。東北や北関東で販売する約15%は、各地にトラック輸送するという。

 11年1〜3月については、新本社工場では輸出車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)しか生産しないため、すべての生産車両を仙台港から中部圏などに運び、輸出用の船に積み替える。

 坂井室長は「仙台港は完成車輸送の主力拠点になる。(一時保管場所を含め)港湾環境が整備されることは(メーカーとしても)ありがたい」と強調した。

 仙台港では、完成車の保管場所となるモータープールが6ヘクタール拡張され16ヘクタールに広がった。雷神埠頭2号岸壁は、水深を9メートルに掘り下げ1万5000トン級の船が接岸可能となった。大型船はこれまで、東側の中野埠頭にしか接岸できなかったが、今後は効率的な完成車の積み出しができる。

913荷主研究者:2010/11/14(日) 12:03:07
>>893
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101103t11031.htm
2010年11月03日水曜日 河北新報
「青山くん」やっぱりブルー 路線バス実験運行終了 仙台

 仙台市は2日、公共交通機関の空白域になっている太白区青山地区で10月に実験運行した路線バス「青山くん」の利用状況(速報値)を公表した。1便当たりの平均利用者数は8.8人で、目標の15人を大幅に下回った。

 市公共交通推進課によると、青山くんが運行した10月1〜29日の平日20日間の利用者数は計4580人。1日平均の利用者数は、最高が最終日の12.1人で、最低は25日の6.6人だった。

 時間帯別では、東北工大八木山キャンパス発の第3便(午前9時55分発)が平均21.4人と好調だったが、同13便(午後7時発)は2.4人、同最終便(同7時55分発)は0.5人と低水準だったことが響いた。

 青山くんはJR長町駅東口から東北工大長町キャンパスを通り、八木山キャンパスまでの約7.3キロを結ぶバスで、午前6時台〜午後8時台に計26便を運行した。料金は150〜350円。

 市は利用者にアンケートを行っており、今後は住民や学生のニーズを分析する。

 奥山恵美子市長は2日の定例記者会見で「青山くんは(2015年度開業予定の)地下鉄東西線の動物公園駅に直結する路線になる。ダイヤを工夫することで、本格運行の実現に向けて力を尽くしたい」と語った。

914荷主研究者:2010/11/14(日) 12:05:38
>>898
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101104t73019.htm
2010年11月04日木曜日 河北新報
「血液、安定供給損なう」福島で反発 日赤、製造業務を仙台に

日赤東北ブロック血液センター(仮称)の建設予定地=仙台市泉区

 日赤が輸血用血液の製造業務を仙台市に集約する計画について、福島県内から反発が起きている。既に県医師会が反対の声明を出したほか、産科学会の県組織なども今後、反対の意思を表明する見通し。緊急手術や交通がストップした際の供給を不安視しているためで、「今まで通り県内で製造業務を続けてほしい」と訴えている。

 東北の輸血用血液は現在、各県の日赤ごとに製造されている。福島県内では、県赤十字血液センター(福島市)が製造、郡山市やいわき市など5カ所で原則3日分を備蓄し、必要な医療機関に運んでいる。

 ところが、日赤の計画では、東北の輸血用血液製造は2012年4月から、仙台市泉区の「日赤東北ブロック血液センター」(仮称)に一元化。ブロック血液センターから6県に供給されることになった。

<危機対策を>
 計画に対し、福島県医師会は10月末、将来の宮城県沖地震の発生なども指摘しながら、「危機管理対策が十分担保されない限り、リスク分散を図るべきだ」との声明を出した。

 県立医大医学部の教授会も「一元化は血液の安定供給を損ない、県民の生命を危うくする」との意見書を日赤に提出。大戸斉・医学部長は「雪で東北道が通行止めになったりすれば、会津地方などへの供給は不安だ。備蓄分は緊急手術などで使い果たす可能性もある」と心配する。

<お産が心配>
 日本産科婦人科学会福島地方部会と県産婦人科医会も今後、連名で意見書を出すことにしている。婦人科学会からは「お産では突然出血するケースも多い。患者が珍しい血液型だった場合の対応も不安だ」との声が出ている。

 反対意見について、日赤血液事業本部は「一元化しても供給体制に問題はなく、各県の3日間の備蓄にも変更はない。現在も各県で血液を融通し合っており、緊急時でも十分に対応できる」と説明している。

 日赤は現在、全国を7ブロックに分け、輸血用血液製造業務の集約を進めている。東北の他県からは今のところ、反対意見は寄せられていないという。

915荷主研究者:2010/11/14(日) 12:06:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101104t15017.htm
2010年11月04日木曜日 河北新報
横浜の法人、泉にインターナショナルスクール開設へ

ホライゾン学園が新たなインターナショナルスクールに活用する建物

 横浜市の学校法人ホライゾン学園が、経営難で2006年に休校した仙台市泉区高森4丁目の「仙台インターナショナルスクール(SIS)」の建物を活用し、新たなインターナショナルスクールを開校する準備を進めていることが3日、分かった。12年4月の開校予定で、既に土地も含めて取得した。

 ホライゾン学園は横浜市でインターナショナルスクールを運営し、トルコ人が理事などを務める。

 活用する校舎は2階建て、敷地は約6000平方メートル。学園によると、それぞれ所有していた熱海工務店(仙台市)と温浴施設運営のリフレ(宇都宮市)から9月末に取得した。取得額は明らかにしていない。

 学園は校舎を修繕して使用し、外国人子弟や帰国子女のほか、希望があれば一般の日本人の子どもも受け入れる。

 現在は各種学校の認可取得に向け、県と調整を進めている。

 来年4月には先行する形で、系列会社のバハール・エデュケーション(東京)が3〜5歳児と小学1年を対象にした私塾的な教室を設け、スクール開校後に生徒を引き継ぐ。

 SISは05年秋、NPO法人「東北国際学園」が開校したが、資金不足を理由に06年1月に休校。多数の生徒が転校を余儀なくされ、校舎建築費や講師派遣料の未払い問題も起きた。校舎はその後、使われずにいた。

 ホライゾン学園は「建物を有効活用し、きちんとしたカリキュラムもそろえる。仙台の教育環境向上に役立ちたい」と話している。

 仙台市泉区には東北唯一のインターナショナルスクール「東北インターナショナルスクール」もある。

916荷主研究者:2010/11/14(日) 12:15:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101106t12017.htm
2010年11月06日土曜日 河北新報
ベスト電器仙台店が年内閉店 不採算店舗など整理

 家電量販大手のベスト電器(福岡市)が、仙台市青葉区中央2丁目のダイエー仙台店8階に入る「ベスト電器・ダイエー仙台店」を年内いっぱいで閉店することが5日、分かった。同社が進めている不採算店舗などの整理の一環とみられる。

 ベスト仙台店は2003年7月、ダイエーが経営再建のため閉鎖した総合家電売り場の後継テナントとして直営で出店。売り場面積は約1000平方メートルで、白物家電やパソコンなど幅広い商品を扱ってきた。

 同社は東北でダイエー仙台店を含め22店を展開。今年3月に全国約530店舗のうち63店舗を2年間で閉店する事業再構築計画方針を発表していた。

917荷主研究者:2010/11/14(日) 12:16:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101106t15019.htm
2010年11月06日土曜日 河北新報
仙台空港・アクセス鉄道 台湾・香港の観光客に優しく

 東北で増加する香港や台湾人観光客の利便性向上を図ろうと、名取市の仙台空港ビルと仙台空港鉄道は、国際線到着口やトイレなどの案内表示に、中国語の「繁体字」案内を新たに加える。空港ビルは「個人旅行客の一層の増加に備え、案内サービスの質をより高めたい」と話している。

 中国語の漢字表記には「簡体字」と「繁体字」の2種類があり、画数が多い繁体字は台湾や香港、マカオなどで用いられている。二つの字は漢字の形態が異なり、類推できない文字もあるという。

 繁体字は空港ビル内の71カ所、仙台空港鉄道が運営するアクセス線3駅の30カ所の案内表示に追加する。費用は計約350万円。空港ビル分は今月中に完了し、アクセス線は12月4日のダイヤ改正に間に合わせる。

 現在、仙台空港には台北便が週2便就航。運航するエバー航空は、紅葉シーズンの9〜10月に限定して週4便に増便した。12月にはキャセイパシフィック航空が香港便を再開し、来年2月末まで運航する。

 県の観光統計によると、2009年の県内の外国人宿泊者数は、台湾がトップで2万8832人。香港が1万3413人と続く。冬季には温泉などを巡る観光ツアーが人気で、需要が高まっているという。

 仙台空港ビルと、アクセス線の外国語案内表示には現在、英語、韓国語、中国語(簡体字)の3カ国語を使用。仙台空港の新ターミナルビルが完成したのは1997年で、台北便の就航以前だったため繁体字の採用を見送った経緯がある。

918荷主研究者:2010/11/14(日) 12:17:23
>>567
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101106t12008.htm
2010年11月06日土曜日 河北新報
宮城新工場完成 12月一部操業へ 電子機器「スズデン」

宮城県大和町に完成したスズデンの新工場

 電子機器商社のスズデン(東京)が宮城県大和町の大和リサーチパークに建設していた大和工場が5日、完成した。12月下旬に一部操業を始め、半導体製造装置向けの電子部品を造る。本格操業は来年4月以降になる見通し。従業員は地元採用した3人で、今後、パートを含め10人に増やす。当初は20人の雇用を予定していたが、当面は半分の人員でスタートさせる。2011年度の売り上げ見込みも当初の8億円を3億円とした。

 大和工場は商社事業中心の同社にとって初の生産拠点。延べ床面積3300平方メートルで、総投資額は10億円。半導体製造装置の電源系統などに使われる部品を組み立て、同じ大和リサーチパークに建設中の東京エレクトロン(東京)の新工場に納める。物流・営業機能も備える。

 現地で行われた竣工(しゅんこう)式には約80人が出席。佐々木秀明社長は「宮城には自動車関連産業なども進出している。半導体関連の部品生産を土台とし、取引先の拡大を目指す」と話した。

919荷主研究者:2010/11/21(日) 11:14:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101108t15028.htm
2010年11月08日月曜日 河北新報
宮城県の人口 233万7188人 10月1日現在

 宮城県が公表した10月1日現在の推計人口によると、県人口は233万7188人(男113万3551人、女120万3637人)で、前月より324人減った。前年同月比は2841人の減。

 市町村別では、前月比で増えたのが富谷(69人)、仙台(61人)、利府(59人)など10市町。石巻(94人)、気仙沼(92人)、栗原(71人)など24市町村は減少した。美里町は増減がなかった。

 自然動態(出生1662人、死亡1641人)は21人の増加。仙台(251人)、多賀城(21人)、名取(19人)など11市町で増えたが、栗原(53人)、石巻(49人)、気仙沼(45人)など23市町村で減った。大郷町は増減なし。

 社会動態(転入7463人、転出7808人)は345人の減少。利府(51人)、富谷(51人)、白石(37人)など12市町で増えた。仙台(190人)、名取(51人)、気仙沼(47人)など22市町村は減った。色麻町は増減ゼロ。

 住民基本台帳に基づく9月末現在の世帯数は91万3771世帯。前月比で266世帯の増、前年同月比は7720世帯の増加だった。

920荷主研究者:2010/11/21(日) 11:21:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101109t12029.htm
2010年11月09日火曜日 河北新報
三陸道・唐桑道路、12月19日開通 気仙沼初の供用区間

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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101109017jd.jpg
12月19日に開通する唐桑道路=気仙沼市唐桑町只越付近

 三陸自動車道の宮城県気仙沼市唐桑町只越地区と舘地区を結ぶ唐桑道路(延長3キロ)が、12月19日に開通する。気仙沼市内の三陸道の供用区間は初めてとなる。国土交通省仙台河川国道事務所が8日、発表した。

 唐桑道路は、霧立トンネル(2039メートル、暫定2車線)と、南北二つの橋からなる。2005年に着工し計画通り5年後の開通にこぎ着けた。急カーブが多く、海岸沿いに迂回(うかい)する形の国道45号線を直線ルートで結ぶ。

 同事務所によると、開通は12月19日午後3時。当面は片側1車線で制限速度は時速60キロ。同日正午から霧立トンネル北側で現地式典を行う。

 地元の気仙沼市は、開通プレイベントとして12月12日に唐桑道路を歩く「ハイウェイ・フリーウオーキング」を開く。募集は約400人(先着順)。15日から申し込みを受け付ける。

 菅原茂市長は「唐桑道路の早期の開通は喜ばしいが、ほかの未開通区間の事業が遅れることのないよう今後も国への予算要望活動を展開していきたい」と話している。

 フリーウオーキングの連絡先は同市担当課0226(22)3454。

921荷主研究者:2010/11/21(日) 11:24:18
>>812
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101110t12019.htm
2010年11月10日水曜日 河北新報
再建、道半ば 仙台・スーパー「モリヤ」破綻から3カ月

 食品スーパー、モリヤ(仙台市)の経営破綻(はたん)から3カ月余りが経過した。経営陣刷新など再建に向けた取り組みは徐々に進み、多くの取引先が納品を続けている。ただ、一部には粉飾決算発覚などを受け、取引を停止したケースがあり、モリヤ側が探しているとされるスポンサーの支援表明もまだない。来年1月に提出期限を迎える再生計画案の作成まで道のりは平たんではなさそうだ。

 モリヤは破綻後、宮城県内6店舗を閉鎖したものの、残り13店舗では営業を続けている。そのうちの一つ、仙台市宮城野区の幸町店を頻繁に利用する主婦(58)は「店内の活気が減った気もするが、品ぞろえは以前とほぼ同じ。特に不便は感じない」と話す。

 モリヤは相次いで仙台圏に進出する中央資本などの大手スーパーに対抗し、仕入れ商品などで「地元色」を出してきた。それだけに再建に期待する地元の取引先は多い。

 「独自ブランドばかり扱う大手と違い、地元商品を多く仕入れてくれていた。再建を失敗させてはわれわれにも打撃だ」と話すのは取引を継続する仙台市内の食品メーカー。別の企業も「強引に買いたたくことがない大切な存在」「商品供給を今まで通り続けようと他社に呼び掛けた」などと語る。

 ただ、好意的な取引先ばかりではないのも事実だ。破綻後の8月には約20億円の粉飾決算をしていたことが発覚した。複数の流通関係者によると、「信用できないとして、一時的に納品をストップした大手食品メーカーもある」という。

 仙台市も破綻直後から、市指定のごみ袋の納品を止めている。代金約370万円が回収不能になる恐れが生じたためで、廃棄物管理課は「市財政への被害拡大の可能性を避けたい」と説明。現金決済のみの取引に変更した市内の食品商社は「一度失った信用は簡単には回復できない」と指摘する。

 スポンサー探しでは一時、関係者の間で北東北や北海道、首都圏などの同業者の名前が挙がった。しかし、いずれも河北新報社の取材に「業界の同士として再建を期待するが、それ以上ではない」「接触もしていない」などと答え、支援に前向きとの見方を否定する。

 東北のあるスーパーの幹部は「欲しい店舗はあるが、利益を見込めない店舗もありそうだ。まずは具体的な数字を伴う再生計画案を見てから。計画案が債権者集会で否決される可能性もある」と静観している事情を説明する。

 再建方法などの見通しについて、代理人の弁護士は「今後の方向性はまだ検討中。債権者の了承が得られるかは、再生計画案を作ってみなければ分からない」と話す。

[モリヤの経営破綻] 新規出店などに伴う設備投資負担が重荷となって資金繰りが悪化し、7月30日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請。8月16日に再生手続き開始が決定した。負債額は約102億円。破綻後、2007年6月期から3年間にわたり、利益計約20億円を粉飾決算していたことも発覚。8月30日付で守谷定夫氏が社長を引責辞任し、有馬隆氏が新社長に就くなど経営陣を刷新した。

922荷主研究者:2010/11/21(日) 12:05:41

http://www.jr-sendai.com/doc/100924-1.pdf
2010年12月ダイヤ改正について
東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社

【ダイヤ改正日】2010年12月4日(土)

<在来線>

1.仙台空港アクセス線の朝時間帯の列車を増強します

◆「仙台空港アクセス線」内から仙台への通勤・通学列車増強及び仙台空港への利便性向上
・仙台空港から仙台行きの列車を増設定し、フリークェンシーを高めるとともに、朝時間帯の輸送力を増強します
・仙台空港での発便が多い朝時間帯に仙台から仙台空港行きの列車を増設定し、空港利用されるお客さまの利便性を向上します
・仙台〜仙台空港間の快速列車2往復を各駅停車とし、乗車チャンスを拡大します
※朝時間帯は全て4両編成での運転となります
※ご利用の少ない仙台駅発着14時台については仙台〜仙台空港間を3往復から2往復に削減

2.仙石線、夜時間帯の停車駅を増やします

◆快速列車1往復をあおば通〜多賀城間停車とします
・20時台のあおば通駅発、石巻駅発1往復を「A快速」から「B快速」に変更し、あおば通〜多賀城間のフリークェンシーを向上し、後続の各駅停車の混雑を緩和します

3.朝時間帯の左沢線が変わります!
◆左沢発8:57の普通列車が北山形で仙山線「快速列車」(仙台行き)に接続
など

4.各方面の列車接続を見直します!!
◆新白河駅での新幹線との接続をもっと便利に

◆山形新幹線「つばさ」との接続を見直します
・新庄発上り初列車の「つばさ」から仙山線(仙台方面)にゆとりある接続時分を確保します
など

◆小牛田以北〜仙台間の速達性を向上します
・小牛田着9:42の東北本線上り普通列車から気仙沼線快速「南三陸2号」(仙台行き)に接続
・小牛田着18:30の気仙沼線快速「南三陸3号」(気仙沼行き)から東北本線下り普通列車に接続

◆東北本線と利府線の接続を見直します
・岩切着21:22の東北本線上り普通列車から利府線に接続

923荷主研究者:2010/11/21(日) 12:07:23
>>574 >>840
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101111t12019.htm
2010年11月11日木曜日 河北新報
アイシン高丘宮城工場 来月上旬に部品出荷へ

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘(愛知県豊田市)が、稼働を延期している宮城県大衡村の新工場について、12月上旬に生産部品を出荷する方向で準備を進めていることが10日、関係者の話で分かった。11月中にも本格稼働する見通しだ。

 空き工場を改修した部品加工工場でブレーキ部品の切削加工を始める。製品はトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)に供給。来年1月に大衡村で稼働するセントラル自動車(相模原市)の新本社工場にも納める計画だ。

 生産設備の据え付けを終え、既に試作の最終段階に入っているとみられ、関自工岩手、トヨタ東北と納品に向けた調整を進めている。

 従業員は昨年採用して愛知県内の工場での研修を終えた13人に加え、今年に入って地元からも採用しており、30人規模で操業を始める。

 部品加工の新工場に併設予定の鋳造工場は、着工時期を含めて未定。このため当面は部材を愛知県から運び、機械加工のみを新工場で行う。

 アイシン高丘は当初、2009年8月に部品加工工場を稼働予定だったが、08年秋のリーマン・ショックによる自動車販売の落ち込みを受け、09年3月に操業延期を決めていた。

924荷主研究者:2010/11/21(日) 12:09:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101111t11025.htm
2010年11月11日木曜日 河北新報
気仙沼・大島架橋 整備ルートなど視察 県行政評価委

大島架橋事業の予定地を視察する大規模事業評価部会の委員ら

 宮城県が2018年度の完成を目指す気仙沼市の大島架橋事業の妥当性を検討する県行政評価委員会大規模事業評価部会(部会長・増田聡東北大大学院教授)は10日、大島で現地調査を行った。増田部会長は視察後、「島への距離は近いが、道路でつながるのは良いことだ」と述べた。

 調査には委員5人が参加。大島側の整備ルートにあたる磯草地区で道路やトンネルが通る土地の現況を視察した。亀山展望台では、対岸の気仙沼市鶴ケ浦地区との位置関係や距離感を確かめた。

 増田部会長は「残された課題を審議していく。(妥当とされる)可能性は高いと思う」と指摘した。各委員から駐車場整備や観光面での活用法について質問があった。

 次回会合は12月17日。県民の意見聴取結果も踏まえ、有効性や効率性などを総合的に評価し、12月下旬に事業が妥当かどうかを村井嘉浩知事に答申する。

 県土木部が10月示した評価調書によると、架橋後の観光客増加に伴う経済波及効果は約78億円とされる。

 同部会は10日、登米市の校舎改築事業についても現地調査した。

925荷主研究者:2010/11/21(日) 12:10:58
>>641
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101111t11026.htm
2010年11月11日木曜日 河北新報
東西線「国際センター駅」周辺整備 有識者会議で協議

 仙台市地下鉄東西線(2015年度開業予定)の「国際センター駅」(青葉区青葉山、仮称)周辺整備について、市は有識者会議を設置し、仙台商高跡地に建設する集客施設を中心とした整備プランの議論に入る方針を固めた。12月に初会合を開催し、来年6月を目標に提言をまとめる。市は来年度中に基本計画を決定する見通し。

 当初の構想は、仙商跡地に仙台国際センターと連携可能な展示施設、駅を挟んだ県スポーツセンター跡地には仙台城跡や市博物館の玄関口となる公園を15年度までにそれぞれ整備する内容。

 市は年度内に基本計画を策定する予定だったが、財政窮迫の中で巨額の事業費が想定されるため、民意が反映される形で事業の骨格を固める必要があると判断した。

 有識者会議で協議するたたき台によると、目指すべき基本理念を「新たな魅力を創造発信する杜の都のシンボルゾーン」と位置付け、コンベンションや観光交流、ミュージアムの3機能の強化を提示する。

 市民参画の手法として、ワークショップや関係団体との意見交換も行う。これまでに仙商跡地の一部を活用した総合学術博物館構想が浮上した経緯もあり、青葉山新キャンパス完成を控える東北大とも連携を深める。

 市企画調整局は「スケジュールが遅れても、市民ときちんとキャッチボールする手続きを踏むべきだと考えた。知恵を結集し、愛される財産にしたい」と話している。

926荷主研究者:2010/11/21(日) 12:11:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101111t12027.htm
2010年11月11日木曜日 河北新報
日本公庫、仙台の3店舗集約へ ワンストップ実現図る

 日本政策金融公庫仙台支店が仙台市内2カ所に分かれている農林水産、中小企業、国民生活の3事業の各店舗を1カ所に集約することが10日、分かった。集約先は青葉区中央1丁目の東京建物仙台ビル内で、来年1月末から2月中旬にかけて順次移転する。

 ワンストップサービスを実現し、顧客の利便性向上を図るのが狙い。現在は農林水産、中小企業の両事業が青葉区の住友生命仙台中央ビル(SS30)内に、国民生活事業は同区本町に、それぞれ店舗を構えている。

 農林水産事業は11階に入り、営業開始日は1月31日の予定。中小企業事業は10階で2月7日に、国民生活事業は6階の一部と9階で2月14日に営業を始める計画だ。

 仙台支店の3事業を合わせた職員数は159人で、今年3月末の融資残高は総額4947億円。

 店舗集約は2008年10月に3金融公庫などの統合で日本公庫が誕生して以来の課題とされてきた。

927荷主研究者:2010/11/21(日) 12:15:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/11/10 建設新聞
東西線・動物公園駅西門地区 太白区御堂平で沿線開発計画
土地区画整理と施設誘致の計画進む

 2015年度開業予定の仙台市営地下鉄東西線の西の最終駅・動物公園駅から西側に行った太白区鈎取字御堂平の宮城県仙台西高等学校北側一帯で都市計画道路整備に伴う沿道地区の土地区画整理事業と、これに伴う商業施設等誘致の土地利用計画の検討作業が進められている。

 土地区画整理事業が検討されているのは、仙台赤十字病院前を西進し社会福祉法人・共生福祉会が運営する「萩の郷工場」前で行き止まりとなる都市計画道路・川内旗立線の整備予定ルート沿道地区となるところ。この地区での都計道路整備は、現在は分断されている八木山南地区と西側のひより台地区を結ぶ予定となっていて、八木山以西の市民の地下鉄利用促進にもつながるものと見込まれているところ。

 土地区画整理事業は、現在、市内の土木コンサルタント会社が中心となって土地区画整理の検討作業が進められており、昨年あたりから一部のゼネコンなどに業務代行方式による実施に向けた打診が行われているが、現段階では事業スキームの確定には至っていないもよう。

 また、区画整理後の土地利用に関しては、大手スーパーのヨークベニマルに出店可能性をうかがう様子が見えるほか、ドラッグストアチェーンのカワチ薬品などの誘致も行われていると見られている。さらに、都市計画道路の整備により敷地が分断される可能性が高い共生福祉会の将来的な特別養護老人ホーム等を整備対象候補とした福祉施設用地への充当なども合わせて検討されているもようだ。

2010/11/10付1面に掲載

928荷主研究者:2010/11/21(日) 12:17:39

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/11/11 建設新聞
宮城県の港湾整備状況・計画 中野地区にマイナス14㍍岸壁のふ頭新設
石巻港は仙台塩釜港との一体整備を要望

 セントラル自動車の宮城県大衡村での来年1月操業を控え、仙台塩釜港では、宮城県が拡張を図ってきた新中野地区モータープールと、東北地方整備局が1万㌧級RORO船に対応し増深改修を進めている雷神ふ頭の第2岸壁が完成。また、高砂コンテナターミナルでは、国際コンテナ貨物の需要増加に対応して約6㌶のふ頭用地を造成中で、中野地区でも大型バルク船に対応しマイナス14㍍岸壁を備えた新ふ頭が計画されている。一方、国土交通省の「新規の直轄港湾整備事業の着手対象とする港湾」から外れた石巻港では“仙台塩釜港との一体”整備を要望し、雲雀野地区などの建設促進を図りたい考えだ。

 東北地方の広域物流拠点として発展してきた仙台塩釜港は、2001年に東北地方で初の特定重要港湾に指定された。北米への最短の海上ルートという地理的特性に加え、東北縦貫自動車道や三陸自動車道などの高速交通ネットワークの進展など交通アクセス機能の充実もあり、国際コンテナをはじめ貨物取扱量が年々増加している。

 特に、完成自動車の取り扱いは、東北地方への新車陸上げの約8割、岩手県北上市の関東自動車で生産された新車の積み出しの約9割が同港仙台港区中野地区の公共ふ頭を利用。さらに来年1月には宮城県大衡村に立地したセントラル自動車が操業開始予定で、本格操業時には年間50万台ともなる完成自動車を取り扱う港湾施設の整備が急務となっている。

 このため東北地方整備局と宮城県では、中野地区の雷神ふ頭の専用モータープール化を計画。東北整備局は2009年度から直轄岸壁改修として、マイナス7・5㍍、130㍍岸壁3バース(ほかに取付部30㍍)を、1万㌧級のRORO船2隻が接岸できるように先端部を30㍍延伸するとともに、水深を掘り下げてマイナス9㍍、220㍍岸壁2バース(ほかに取付部10㍍)とする増深改修工事(このうち中心部の1バース分220㍍は耐震強化岸壁)を実施。港奥側の取付部を含めた雷神2号岸壁1バースが今年11月2日に完成。また、これと併せて雷神ふ頭前のマイナス9㍍航路・泊地の浚渫も、仙台湾での養殖の関係から今年4〜9月で完了させた。

 残る雷神1号岸壁1バースについても、今年度は延伸部のジャケット製作などに着手しており、11年度に同上部工など仕上げ工事を進め、12年度完成を図る予定だ。

 一方、県施工により昨年度から進められてきたフェリーふ頭北側にあるみなと公園約3・7㌶、および宮城県仙台塩釜港湾事務所跡地約0・9㌶のモータープール拡張工事、雷神ふ頭と道路で分断された西側約3・2㌶のふ頭用地との一体化工事も完了。既設と合わせて約16㌶の新中野地区モータープール整備事業が完成し、11月1日から供用を開始した。

929荷主研究者:2010/11/21(日) 12:18:18
>>928 続き

◎マイナス14㍍の新岸壁1バース事業化へ

 雷神ふ頭をモータープールとして特化する一方、中野地区の荷役作業のすみ分けを図り、大型化するバルク貨物船への対応として計画されているのが、仙台港区港口部の高松作業船船溜を埋め立て、中野地区最大水深となる5万5、000㌧級バルク貨物船が接岸できるマイナス14㍍、280㍍岸壁1バースを備えた6㌶の新ふ頭整備。

 岸壁を整備する東北地方整備局、ふ頭用地を担当する宮城県では、10年度の事業化を求めていたが、昨年、民主党に政権交代し、新政府の公共事業の新規事業抑制から見送られた。同局と宮城県では、11年度新規事業に採択されるよう再度要望。その結果、国土交通省が来年度政府予算要望の新規要望事業に盛り込んだことから、順調に進めば来年度、整備着手される見込みだ。

 計画では、11年度は埋め立て申請を宮城県知事に提出するとともに、岸壁の詳細設計などを実施。埋め立て申請は審査や手続き等に約1年かかるため、工事は早くとも11年度後半となる見込みで、手続きが整い次第、国直轄工事により船溜前防波堤を撤去し、ここにマイナス14㍍、280㍍岸壁1バースを築造する。宮城県は東側の護岸と6㌶の埋め立てを担当し、護岸部分については隣接する高松ふ頭(マイナス12㍍岸壁)との連続性を考慮して、将来的に岸壁とすることも可能な護岸設計を行う予定。埋め立てについては新岸壁の深度に合わせて前面の泊地・航路を浚渫するため、この土砂などを用いて実施し、14年度の完成を目指している。

 このほか仙台港区では、増加する国際コンテナ貨物に対応して、宮城県施工により高砂コンテナターミナルで6㌶のふ頭用地を造成中。現在、埋め立てを完了したところで、今後は道路の切り替え工事を年度内いっぱいで実施。来年度はフェンスの張り替えなどを行い、舗装は12年度を予定。その後、新貨物ヤードの暫定供用を図りながら、管理棟の移設や諸施設の再配置を進め、全体完成は14年度を予定している。

◎直轄による雲雀野地区の整備継続を要望

 塩釜港区では、主力のマイナス7・5㍍岸壁に合わせて、直轄事業で06年度から航路の浚渫に取り組んでいる。今年度からは馬放島を過ぎた外港地区に工区を進めてきたところで、12年度の完了を目指している。

 また、県施工関係では、造船所跡地の約3・1㌶の緑地整備と、新町川河口部分の水門を含めた高潮対策の防潮堤工事を進めており、15年度の完了を目指している。

 今後の計画では、マリンゲート前の観光船桟橋(離島関係の耐震化桟橋を含む)整備を5ヵ年で整備する予定。また、貞山地区に海上保安庁の巡視船を停泊するなど防災拠点となるマイナス9㍍の耐震岸壁を備えた約2㌶のふ頭用地を計画しているが、既設の港湾施設の多くが老朽化してきており、現況調査を実施中で、これらの結果なども踏まえ再編整備を図っていく考えだ。

 重要港湾・石巻港については、現在、国直轄で12年度完了を目指して南防波堤仙台側110㍍、宮城県施工で16年度完了を目標に西防波堤100㍍の整備を実施中。一方、石巻港の主要産業である製紙会社や飼料会社などの立地、施設拡張などを想定した雲雀野地区の新港整備は、先般、国交省の「新規の直轄港湾整備事業の着手対象とする港湾」から石巻港が外れたため、同地区で計画されている国直轄によるマイナス14㍍岸壁、耐震強化を図った12㍍岸壁などが困難な状況となっている。

 船舶の大型化への対応をはじめ、石巻港の発展を図る上で欠くことのできない施設だけに、宮城県では石巻港の整備を“仙台塩釜港との一体”整備として、これらの施設整備が実施されるよう国交省に要望中だ。

2010/11/11付1面に掲載

930荷主研究者:2010/11/21(日) 12:20:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101112t12028.htm
2010年11月12日金曜日 河北新報
EVエナジー、第3ライン量産開始 年30万台体制整う

 トヨタ自動車グループで車載電池製造のプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)は、宮城県大和町の宮城工場で3本目となる生産ラインを稼働させ、量産を始めた。これまで年20万台分だった生産能力は30万台分にアップし、フル稼働できる体制が整った。

 第3ラインは第1、第2ラインと同様にトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」用のニッケル水素電池を生産する。10月末には一部の工程が稼働し、今週に入って全工程で製造が始まった。

 このラインで製造した電池は来週以降、愛知県内のプリウス生産拠点に出荷される見通し。

 第3ラインが完成したことで、宮城工場で計画されていた総額約350億円の投資は完了。会社全体の生産能力は静岡県内の2工場と合わせ年110万台分になった。

 東北ではトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が2011年末をめどに、小型HVの生産を始める見通し。EVエナジー宮城工場はこの小型HV向けにも電池を供給する予定だ。

 EVエナジーは当初、9月中に第3ラインを稼働させる予定だった。エコカー補助金の終了に伴う自動車販売の急減などの影響を受け、1カ月半ほど本格稼働を遅らせた。

 将来的な増産などの可能性について、同社は「HVの需要動向やトヨタの販売計画に対応できる体制を整える。ただ現段階で新たな投資計画はない」としている。

932荷主研究者:2010/11/21(日) 12:29:53
>>788
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101113t12021.htm
2010年11月13日土曜日 河北新報
登米の新工場計画を3倍に拡大 豊田鉄工、将来の増産見据える

 トヨタ自動車グループの自動車部品製造大手、豊田鉄工(愛知県豊田市)が宮城県登米市に建設する新工場について、建物の規模が当初計画の3倍に拡大されることが12日、分かった。取得する敷地も2.5倍に広げる。将来の増産の可能性を見据えて設備増強のスペースを確保する。

 急激な円高に伴い自動車メーカーが海外生産シフトを進める中での規模拡大。トヨタは東北を「第3の生産拠点」と位置付けており、拠点としての将来性を見込んだ動きといえそうだ。

 新工場は登米市迫町にある長沼工業団地に建設する。延べ床面積は当初計画の約7500平方メートルから約2万4000平方メートルに、敷地も5万平方メートルから12万5000平方メートルにそれぞれ広げる。

 投資額も当初の14億円から40億円に膨らむ見通し。だが投資額の増加について同社は「必要な生産設備などをあらためて検討した結果」としており、建物の規模拡大が主要因ではないという。

 新工場は今月22日に着工し、建物は2011年7月完成予定。同12月に一部操業を始め、12年1月の本格稼働を見込む。敷地は今年10月末に一部を取得しており、建設工事を進めながら本年度末までに残りを取得する。

 工場運営は9月30日付設立の生産子会社「トヨテツ東北」(水野雅幸社長)が担い、プレス加工の車体部品などを製造。トヨタグループの完成車製造拠点で、宮城県大衡村に移転するセントラル自動車(相模原市)の新本社工場と関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給する。

 従業員は約70人、フル稼働時の年間売り上げは約40億円で、当初計画から変更はない。

 豊田鉄工企画部は「将来の増産に対応できるようにするため、建物の規模を見直すことにした」と説明している。

 同社は今年7月、宮城県、登米市と立地協定を締結した。長沼工業団地では自動車部品製造の浅井鉄工(豊田市)も新工場を計画している。

933荷主研究者:2010/11/21(日) 14:16:32

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320101113bjae.html
2010年11月13日 日刊工業新聞
村田製作所、仙台工場を再稼動−高周波表面波フィルター生産再開

 【京都】村田製作所は2010年度内にも、一時閉鎖中の仙台市にある高周波表面波フィルターの工場を再稼働する。08年9月のリーマン・ショック後に受注が急減したため生産調整していたが、同フィルターが搭載される主力の携帯電話市場が急回復しているため生産体制を整備する。

 仙台での生産再開は09年3月以来となる。生産計画など詳細を現在詰めているもよう。生産能力増強とともに、生産拠点を分散させて災害などのリスクに備える。

 高周波表面波フィルターの生産を再開するのは全額出資子会社である金沢村田製作所(石川県白山市)の仙台工場(仙台市泉区)。同フィルターは携帯電話などに搭載し、電波から必要な周波数の信号を取り出す部品で、村田製作所は世界シェア首位の約40%を占める。

934荷主研究者:2010/11/21(日) 14:23:51
主要地方道仙台岩沼線は国道4号のバイパス的機能を担っており、各所で細かなバイパスなどの整備が行われなかなか走りやすい主要県道となっている。玉崎交差点は東北本線を跨ぐ陸橋のすぐ近くにあり、その陸橋を活かして国道4号線との立体化はできないものかと個人的には考えていた。仙台都市圏は道路の立体化にあんまり積極的ではないので、他にもっと立体化の優先度の高い交差点が残っていると思われるが…。

http://www.pref.miyagi.jp/snd-doboku/rireki/minamihase_korabo.pdf
地域協働事業による交差点改良事業の完成について
〜主要地方道仙台岩沼線 玉崎交差点〜

 平成22年2月から進めて参りました主要地方道仙台岩沼線と国道4号との交差点(玉崎交差点)の改良工事が完成し,平成22年11月19日(金)に供用することになりました。
 当交差点は,国道4号へ流入する車両により朝晩の渋滞が激しく,そのため脇道へ進入した車両が事故を起こすなど周辺交通環境へも甚大な影響を与えておりました。
 これらを解消するため,平成20年度から地域協働事業として,地域の方々や各関係機関をメンバーとしたコラボチームを立ち上げ,現状の調査・検討を行い,計画の提案を行いました。
 その提案に基づき工事を進めた結果,これまでの道路に右折専用車線1車線を増設することにより,交通渋滞の改善が期待されます。

■供用日時
平成22年11月19日(金)午後1時

■事業概要
1)事業名 主要地方道仙台岩沼線南長谷地区地域協働事業
2)事業延長 L=160m
3)全体事業費 約3千万円
4)検討メンバー 地元周辺区長,国,県,岩沼市,警察
5)検討項目 渋滞の解消,地域道路の問題や解決案の検討など

935荷主研究者:2010/11/21(日) 14:37:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101113t12029.htm
2010年11月13日土曜日 河北新報
東西線「一番町駅」ビルは地上22階 仙台の再開発概要

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東西線の一番町駅に直結する複合ビルのイメージ図

 仙台市地下鉄東西線「一番町駅」の出入り口に直結する青葉区一番町2丁目の再開発事業で、市は12日の市議会東西線沿線整備調査特別委員会で、新たに建設する複合ビルの概要を明らかにした。総事業費は45億円で、地下2階、地上22階(約77メートル)になる。

 市によると、4階以上を埋める分譲マンションは120戸程度を予定しており、三井不動産レジデンシャル(東京)と野村不動産(同)が販売を担当する。地権者らで組織する市街地再開発準備組合は、早ければ今月中にも本組合を設立。2011年8月に着工し、13年6月の完成を目指す。国と市の補助金約7億円を活用する。

 ビルはサンモール一番町商店街入り口の角地に建設予定で、建築面積は約1200平方メートル、総床面積は約1万3120平方メートル。1、2階は商業用、3階は業務用のスペースとなる予定。

 市都市再開発課は「商業施設と住宅、一番町駅の出入り口を一体整備することで、にぎわいの創出や地域の活性化につなげていきたい」と話している。

936荷主研究者:2010/11/21(日) 14:38:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101113t12027.htm
2010年11月13日土曜日 河北新報
仙台空港鉄道、下部構造の簿価90億円

 経営が悪化している「仙台空港鉄道」(名取市)の資産を宮城県が買い取る「上下分離」方式をめぐり、県は12日、資産となる橋脚や土地などの下部構造が簿価で約90億円となる見込みを示した。来年度中にも上下分離後の収支計画を策定する考えも明らかにした。

 同日あった県議会の県出資団体等調査特別委員会の意見聴取で、土木部が説明した。

 同社は仙台空港アクセス線を運営。上下分離は、県が5月に策定した同社の「改革支援プラン行動計画」の経営改善策として盛り込まれ、県は2014年度までの実施を目指している。実現すれば、固定資産が減り、減価償却費を圧縮。県費の投入で空港鉄道の資金も増えることから、借金返済も進むとしている。

 正確な買い取り範囲は現在、資産評価と併せて検討中。同計画期間の5年以内では、簿価上で約90億円になる。県は、今後の乗客数や収益見通しなどを考慮した上で、買い取り対象を確定する。

 委員会では「上下分離をしても、抜本的に単年度の決算が良くならなければ意味がない」などの指摘が相次いだ。

 橋本潔土木部長は、仙台空港ビルでのイベント実施など利用促進策の推進を強調。「負債は減っても、毎年赤字では困る。乗客の利便性向上に努めていく」と説明した。

 空港鉄道の累積赤字は09年度決算で34億6500万円。金融機関への元利返済は11年度にピークを迎え、このままでは13年度に債務超過に陥ると予測されている。

937荷主研究者:2010/11/23(火) 12:12:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101116t11034.htm
2010年11月16日火曜日 河北新報
泉開発三セク株売却 住商、駅前整備を促進 仙台市

 仙台市が、泉区中心部の商業開発を手掛けてきた第三セクター「泉新都心」(泉区)の保有株式すべてを住友商事に売却する方針を固めたことが15日、分かった。市地下鉄泉中央駅周辺で行政が先導的に進めてきた街づくりが一区切りつき、民間主導で開発を促進させる必要があると判断した。

 住友商事は市所有分だけでなく、金融機関などが持つ泉新都心の全株式を取得する意向とされ、駅前開発を加速させる狙いがあるとみられる。

 仙台市は泉新都心の筆頭株主で、全株式の40.4%(額面約1億8200万円)を保有している。売却に向け、既に住友商事との間で大筋で合意しており、年度内に契約を結ぶ方向で調整している。

 泉中央駅周辺ではバスターミナルの整備など、市が引き続き実施すべき事業や課題も残っており、市と住友商事は近く、今後の街づくりの方針について覚書を交わす。

 泉新都心は1987年、地下鉄南北線の開業に合わせた「北の副都心」形成を目指し、当時の泉市や金融機関、地元商工会などが出資して設立された。99年には住友商事とともに、泉中央駅前に複合商業ビル「セルバ」を建設するなど、駅周辺の開発をリードしてきた。

 一方で、隣接するイトーヨーカドー仙台泉店は2012年の閉店を検討、周辺の商環境は変化が予想されている。

938荷主研究者:2010/11/23(火) 12:13:40
>>933
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101116t12030.htm
2010年11月16日火曜日 河北新報
金沢村田製作所仙台工場 年明け操業再開

 電子部品製造大手の村田製作所(京都府)が一時閉鎖している子会社の金沢村田製作所仙台工場(仙台市泉区)について、早ければ来年1月にも操業を再開させることが15日、明らかになった。高機能携帯電話(スマートフォン)の需要拡大に対応するため、基幹部品の「高周波表面波フィルター」を生産する。

 仙台工場は泉パークタウン工業流通団地にあり、世界的な不況を受けて2009年4月1日に一時閉鎖していた。関係者によると、年明け早々に一部を除く生産ラインを動かす。

 一時閉鎖で金沢村田の本社工場(石川県)に異動させていた社員150人は、大半を11年9月ごろまでに順次、仙台工場に戻す。

 金沢村田は村田製作所の全額出資子会社。携帯電話でやりとりする一定の周波数の信号を取り出すフィルター生産を一手に担い、世界シェアはトップの約40%を占める。

 スマートフォンの市場拡大に合わせて生産能力を高めるとともに、リスク分散を図る観点から仙台工場を再稼働させる必要があると判断した。

 金沢村田は「ことし夏から再開の準備を進めていた。現在、生産計画などの詳細を詰めている」と説明している。

 仙台工場は敷地12万1000平方メートル、2棟の工場の延べ床面積は4万4000平方メートル。金沢村田が08年7月、富士フイルムから敷地と工場を譲り受けた。村田製作所は将来のグループ中核工場と位置付けていた。

939荷主研究者:2010/11/23(火) 12:20:21

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/11/16 建設新聞
青葉区国分町・千松島 店舗付き自走式駐車場・PSCビルの新築
S5F5258㎡ 幸興産・松井建設で実施案

 千松島(仙台市青葉区国分町2丁目11の11 菅原甚一社長)は、仙台市青葉区国分町に新築を計画している「PSCビル」(仮称)の実施設計を幸興産一級建築士事務所・松井建設に委託している。施工は松井建設が担当し、来年3月に着工する予定。

 建設場所は、東北随一の歓楽街である国分町通に面した青葉区国分町2丁目11の4地内の敷地面積1372・82㎡。既存の自走式駐車場ビルを解体し、新たに店舗付(自走式)駐車場に建替えるもの。施設規模はS5F延べ5258・05㎡で、来年3月初めの着工、12月末の完成を目指す。

2010/11/16付1面に掲載

940荷主研究者:2010/11/23(火) 12:23:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101117t11019.htm
2010年11月17日水曜日 河北新報
仙台駅、東西自由通路16メートルに 15年度完成目指す

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16メートルに拡幅する東西自由通路のイメージ図

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 JR仙台駅南側の東西自由通路について、仙台市とJR東日本仙台支社が、現在の6メートルを16メートルに拡幅することで合意したことが16日、分かった。恒常的な混雑状態を緩和するのが狙いで、市地下鉄東西線が開業する2015年度までの完成を目指す。

 関係者によると、自由通路は市とJRが3メートルずつを所有している。拡幅の際は通路の位置を変えず、北側に10メートルほど広げることでおおむね一致し、両者が9月上旬に確認書を交わした。

 拡幅に合わせ、通路両脇に小売店スペースを新設したり、通路と駅ホームをつなぐ改札口を整備したりする計画もあるという。着工時期や整備内容、事業費の負担割合について今後、詰めの協議をする。

 仙台駅の東西を結ぶ通路はほかに、東西地下自由通路と北部名掛丁自由通路があるが、とりわけ東西自由通路の利用者が多く、10年度の1日の通行量は平日で4万4000人、休日は6万4000人に上る。

 プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスのゲーム開催日は特に混雑し、地元商工団体などが拡幅を要望していた。

 自由通路は現仙台駅と同じ1978年に完成。長さは96メートルで、事業費2億8000万円は市と当時の国鉄が折半した。市とJRは09年夏ごろ、拡幅に向けた本格的な協議を始めた。市は10年度予算で設計費として1000万円を計上していた。

941荷主研究者:2010/11/23(火) 12:29:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101117t11036.htm
2010年11月17日水曜日 河北新報
教育・福祉複合施設 名取に12年春開設決定 県教委

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 宮城県教委は16日、名取市に建設予定の教育・福祉複合施設を、2012年4月に開設する方針を公表した。12月1日に着工し、完成後、県中央児童相談所(児相、仙台市青葉区本町)など教育・福祉分野の5機関が移転する予定。

 名取市下増田の仙台空港アクセス線美田園駅近くの区画整理事業地に建設する。敷地面積は約2万8000平方メートル。鉄筋一部5階の建物(延べ床面積約2万1300平方メートル)を核とし、116台収容の駐車場やグラウンド、児相の一時保護所の園庭などを整備する。

 入居する機関のうち、最大となるのは「県総合教育センター」(仮称)。県教育研修センター(青葉区荒巻)と県特別支援教育センター(泉区南中山)を統合し、教職員の資質と指導力向上を図る拠点にする。

 全体の約半分に当たる約1万平方メートルの用地を充て、研修室や社会教育室、体育館兼用の多目的ホールなどを設ける。

 現在の仙台一高通信制課程が通信制独立校として開校する「美田園高」(仮称)や県子ども総合センター(青葉区本町)、県リハビリテーション支援センター(若林区南小泉)の計5機関も入居する。

 事業は民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式。建設費は83億4000万円。

942荷主研究者:2010/11/23(火) 12:31:41
>>932
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101117t12018.htm
2010年11月17日水曜日 河北新報
豊田鉄工、登米新工場で地鎮祭 12年1月本格稼働

 トヨタ自動車グループの部品製造大手、豊田鉄工(愛知県豊田市)は16日、宮城県登米市の長沼工業団地に建設する新工場の地鎮祭を現地で行った。正式な着工は22日で、来年7月の完成を目指す。

 三宅英臣社長や生産子会社トヨテツ東北の水野雅幸社長、布施孝尚登米市長ら約30人が出席し、工事の安全を祈った。水野社長は「部品を安く安定的に供給するという大きな責任をしっかりと感じて、工場を立ち上げたい」とあいさつした。

 新工場は敷地面積約12万5000平方メートル、延べ床面積2万4000平方メートルの予定。将来の増産の可能性を踏まえ、それぞれ当初計画の2.5倍、3倍に広げる。

 2012年1月の本格稼働を見込み、プレス加工の車体部品などを製造する。トヨタグループの完成車製造拠点で宮城県大衡村に移転するセントラル自動車(相模原市)の新本社工場と関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給する。

 地鎮祭後、豊田鉄工の三宅社長は「環境問題などから(東北での)小型車生産は伸びると考え、将来の増産に対応できる構えにした」と拡張理由を説明。布施市長は「トヨテツ東北と地元企業の連携を後押しし、地域活性化につなげたい」と話した。

943荷主研究者:2010/11/23(火) 12:32:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101117t11026.htm
2010年11月17日水曜日 河北新報
仙台市、卸町に能舞台施設 新たな文化の創造期待

仙台市が整備する能舞台型文化交流拠点施設の模型

 仙台市は16日、若林区卸町の協同組合仙台卸商センターが所有するイベント倉庫「きよみず」(卸町2丁目)を改修し、能楽や神楽、演劇などの公演や練習に使う能舞台型文化交流拠点施設を整備すると発表した。市民が寄贈した能舞台を移築して芸術文化の振興とまちづくりの拠点として、来年7月に開館する。

 市によると、青葉区小松島4丁目にあった能舞台を1月、個人所有者から譲り受けた。ひのき造りで大きさが4.5メートル四方と、正式の能舞台より一回り小さい。現在は入手が困難な木材が用いられ、鏡板には能楽師津村礼次郎氏の手による老松が描かれている。

 「きよみず」は、鉄骨平屋で床面積約250平方メートル。市が借り受け、本舞台や楽屋、80〜100人の客席を設ける。伝統芸能のほか、舞台施設を生かした現代演劇などに使ってもらう。

 近くにあるせんだい演劇工房10―BOXの別館と位置付け、管理運営は市市民文化事業団が一体的に担う。施設整備費は5000万円。

 奥山恵美子市長は「卸町は文化拠点施設が整備され、クリエーティブ産業の集積も進んでおり、伝統芸能が加わることで新しい文化の創造が期待できる」と述べた。

 仙台市は藩制時代から能楽が盛んで、多数の流派が精力的に活動する。市は拠点施設の整備に加え、市民から要望のある能楽堂の建設についても検討を続ける。

 約600人が加盟する市能楽振興協会の萩原邦明会長は「寄贈してくれた方の気持ちを大切にしながら、能楽の振興普及に施設を役立てたい」と話している。

944荷主研究者:2010/11/23(火) 12:35:32

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/11/17 建設新聞
仙台市の市営住宅整備計画 今後10年間で5団地の建て替えを推進
2019年度までに約240億円を投入

 仙台市が進めている市営住宅の整備計画によると、今後10年間で予定している建て替え事業は、現在事業中の鶴ヶ谷第一団地再整備をはじめ、同第二団地の一部、北六番丁のほか、荒井東、その他荒井周辺の計5団地を整備する。改修関係では、老朽化した既存住宅を対象に、従前の仕様を超える外壁改修や屋上防水などの長寿命化型改善や、住戸内の段差解消、階段室型住棟へのエレベーター設置などといったバリアフリー化改善などに取り組む。今年度から2019年度までに約240億円を投入し、各事業を推進していく方針だ。

◎DB方式で2〜3月に公告・鶴ヶ谷第一団地の3工区

 2008年度から工事がスタートした鶴ヶ谷第一団地の再整備は、現在の1036戸の住宅を計6棟700戸に再整備し、全室バリアフリーで多様な住戸タイプを備える新住宅に建て替える計画。発注は全体を4工区に分割し、実施設計・建設・工事監理を一括で行うDB(デザインビルド)方式を採用する。

 これまで1工区(橋本店連合体が担当)の2棟158戸が完成し、現在は2工区(阿部建設連合体)の1棟151戸が年度内の完成に向けて工事中。

 3工区の1棟184戸については、来年2月から3月ごろに一般競争入札を公告し、11年度の6月定例議会で契約締結の議会承認を目指す。実施設計の完了を待って12年度から工事に着手し、完成は13年度半ばを予定している。

 残る4工区の2棟207戸は13年度中の公告を見込む。14年度で設計を完了させた後に工事に入り、16年度当初の完成を想定している。

 また、同団地の北東に位置する鶴ヶ谷第二団地も一部住宅の建て替えに着手する。

 鶴ヶ谷第二団地は管理戸数1652戸の市内最大規模の市営住宅で、1970年度から73年度にかけて竣工した。特に老朽化が進んでいる既存住宅の2階建と中層棟の一部を解体し、約100戸の建て替えを先行して進める。

 予定スケジュールは、2013年度で解体工事に着手し、14〜15年度で基本・実施設計を作成。16〜17年度の2ヵ年で工事を完了させる方針だ。

◎北六番丁市営住宅の建替は創建設計で基本・実施案

 北六番丁市営住宅の建て替えは現在、基本・実施設計を創建設計と仙台総合設備計画に委託しており、今年度で設計作業を完了させるとともに、既存住宅を解体する。

 設計概要は、RCで共用部を除く住戸のみの面積は延べ約2200㎡。戸数は1DK24戸、2DK22戸、3DK4戸の計50戸。付帯施設として延べ約100㎡の集会所や、延べ120㎡程度の駐輪台数100台の駐輪場なども含む。

 今後、来年度から2ヵ年で工事を進め、12年度内の入居開始を目指す。

 近く工事着手する既存住宅の解体は、RC5F延べ999・18㎡の1号棟、RC4F延べ922・32㎡の2号棟などが対象となっている。

945荷主研究者:2010/11/23(火) 12:36:15
>>944 続き

◎荒井東住宅の基本計画は委託先の選定準備に着手

 15年度の開業を目指す地下鉄東西線整備に伴い、新たなまちづくりが進められている荒井駅(仮称)の周辺では、延べ約450戸の市営住宅が計画中だ。

 荒井駅から徒歩圏内に位置する荒井東住宅は、300戸程度の住宅建設に向けて今年度で基本計画を作成する。さらに、同駅周辺で計画中の土地区画整理事業内などを候補地に、別途150戸程度の住宅を確保する方針。建設予定年度は17〜18年度を想定しているが、今後、供給手法を含めた検討を進めていく。

 このうち、先行して整備する荒井東住宅は、昨年度末に事業着手した荒井東土地区画整理事業内に計画。新規に供給する市営住宅では市内初の駅前型住宅となる。

 現在、基本計画を指名競争入札で発注するための諸準備を進めており、年内に契約を締結する。

 また、市の大規模事業が対象となるPFI導入検討候補事業に位置付けられていることから、PFI導入可能性調査の適否について年度内に判断する予定だが、従来方式の整備手法となる可能性が高いと見られる。

 この場合のスケジュールは、来年度で基本設計、12年度で実施設計に入り、13年度の着工、15年度の入居開始を想定。鶴ヶ谷第一団地と同様のDB方式の採用についても検証し、来年度中には発注方法を固める見通しだ。

◎外壁改修やエレベーター設置など・長寿命化に向けた改修計画

 このほか、改修関係では、従前の仕様を超える外壁改修や屋上防水などの長寿命化型改善に取り組む。今年度から10ヵ年計画で、改修周期15年を超える134棟を対象に実施。計画初年度の今年度は郡山、太白、上原、西中田の4団地に着手する。

 住戸内の段差解消、手すり設置などの住戸内バリアフリー化改善は、西中田、上原、福田町第一・第二、鶴ヶ谷第二の5団地、延べ約140戸で計画。これらの団地を除いた1階空家の約100戸についても年10戸ペースで整備する。

 エレベーター設置や階段室への両側手すり設置といった共用部バリアフリー化改善は計141棟で実施する。このうちエレベータ設置の対象は14棟で、事業後10年以上使用できること、5階建の階段室型住棟であることが条件。階段室への両側手すり設置は127棟が対象となっている。

 居住性向上のための改善では、年300戸ペースで計約3000戸を対象に、使いやすく安全な風呂設備に更新していく方針だ。

2010/11/17付1面に掲載

946荷主研究者:2010/11/23(火) 12:37:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101118t15027.htm
2010年11月18日木曜日 河北新報
仙台「れんが下水道」に栄誉 土木遺産認定、映画ロケにも活用

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土木遺産になった馬てい形のれんが下水道。映画「ゴールデンスランバー」の撮影に使われた

 映画「ゴールデンスランバー」のロケ地として活用され、完成後約110年たった現在も利用されている仙台市青葉区のれんが下水道が、2010年度の土木学会選奨土木遺産に選ばれた。認定証の授与式が17日、市役所であった。

 認定されたのは、長さ約500メートルで断面が長方形(一番町1丁目)と、約540メートルの馬てい形(桜ケ岡公園)、約290メートルの卵形(片平2丁目)のれんが下水道。いずれも1900〜03年に建設された。

 施設は、下水溝の大きさを決める手法として日本で初めて、降雨量と地表こう配をもとに計算する「ビルクリー・チグラー公式」を用いて計画された。仙台市出身で、日本の下水道技術の第一人者だった東京帝国大の中島鋭治教授の指導で設計された。

 国内で最初に旧下水道法による事業認可を取得し、管理規定(下水道条例)を制定した施設だったことも選定理由になった。

 最近は、馬てい形の下水道が「ゴールデンスランバー」で主人公が逃走するシーンに使われ、れんが造りの建造物が醸し出すレトロな雰囲気が脚光を浴びた。

 授与式で、東北支部選考委員会の岸野佑次委員長が「全国初の先端技術を取り入れ、大きな地震にも耐えた。映画撮影にも使われるなど貴重な施設だ」とあいさつ。銘板を手渡された市建設局の栗和田幸夫局長は「先人の技術力の高さに感銘を受けている。貴重な土木遺産を維持し、市民に発信したい」と述べた。

 土木遺産は幕末から1945年までに建設された土木建造物の顕彰を目的に、2000年に創設。年間20件程度が選ばれ、県内では野蒜築港(東松島市)と北上川分流施設群(登米市、石巻市)、品井沼干拓関連施設(松島町、東松島市)の3件が選ばれている。

947荷主研究者:2010/12/02(木) 21:13:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101120t12038.htm
2010年11月20日土曜日 河北新報
仙台空港利用、海外へPR 宮城県が外国人誘客作戦

香港市民らに宮城県の観光地などを紹介する広告を車体に張ったバス

 仙台空港発着の国際線の利用促進を目指し、宮城県が外国人向けPR活動に力を入れている。香港では車体全面に観光広告を張ったバスを走らせ、現地情報誌に特集も掲載して県内観光地をアピール。東北に滞在する外国人の需要を掘り起こそうと、英文パンフレット作製にもかかわる。同空港では期間限定で国際線の再開や増便が続いており、搭乗率を高めて通年運航や観光振興につなげる戦略だ。

 車体広告は、JTBの現地法人が香港の空港と中心部の間で走らせているマイクロバスを活用。側面に「仙台・宮城的四季色彩」と記し、写真で仙台七夕まつりや松島・五大堂などを紹介している。来年10月まで1年間継続する。

 香港ドラゴン航空は仙台―香港の定期便を2008年3月に廃止したが、ことし12月〜来年2月の期間限定で再開させ、週3便を運航する計画。バス広告もこれに合わせた。

 10月には仙台市、山形県と共同で現地の情報誌に16ページの広告特集も掲載。松島や蔵王温泉、牛タンや海産物などをPRした。

 英文パンフレットはグアム線の路線案内。旅行会社のエイチ・アイ・エスとコンチネンタル航空が共同で作り、県が東北他県を通じ、外国人講師らに配っている。同航空がグアム線を10月〜来年3月、週2便を4便に増やしたのがきっかけ。東北に長期滞在中の外国人は冬場に温暖なリゾート地に出向くケースが多いといい、県が「路線利用につながる」とパンフ作製を提案した。

 県は13年度に、国内線を含めた仙台空港の利用客数を約353万6000人にする目標を掲げる。09年度は新型インフルエンザの影響で、過去10年間で最低の約280万1000人に落ち込んでおり、国際線の再開や増便の動きを利用客増と定着につなげたい考え。

 県空港臨空地域課は「今後もターゲットを絞った広告を打つなどして、国際線の利用者を増やしたい」と話す。

948荷主研究者:2010/12/02(木) 21:13:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101120t12013.htm
2010年11月20日土曜日 河北新報
名古屋東部陸運が登米に新拠点 自動車部品の輸送狙う

 運送業の名古屋東部陸運(愛知県豊田市)が宮城県登米市に新たな拠点を設けることが19日、分かった。自動車部品製造業などとの取引を目指す。

 関係者によると、拠点は長沼工業団地に設ける。土地面積は約6000平方メートルで、投資額は約4000万円。2011年春の着工、同年秋の営業開始を目指す。導入トラックは5台程度。運転手は登米市内の運送業者から派遣を受ける。

 登米市の拠点は、トヨタ自動車グループで宮城県大衡村に移転するセントラル自動車(相模原市)の新本社工場や関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に自動車部品を輸送する業務の受注などを狙う。

 名古屋東部陸運は1958年の設立で、資本金は3600万円。従業員は約320人。東北への拠点設置は初めて。

949荷主研究者:2010/12/02(木) 21:18:41
>>768
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101120t12015.htm
2010年11月20日土曜日 河北新報
NTT東が仙台青葉通に新コールセンター 12年完成予定

 NTT東日本が仙台市青葉区一番町の自社敷地に、東北各県のコールセンター機能の集約や設備強化などのため、新ビルを建設することが19日、分かった。

 新ビルには仙台市中心部や東北各県に分散するコールセンターの機能を移転。次世代ネットワーク(NGN)を使った高速大容量サービス拡充のための設備も導入する。同社の青葉通ビルに隣接し、駐車場として利用中の敷地に建設する。

 地下1階、地上14階で延べ床面積は約3万平方メートル。2011年4月に着工し、12年11月の完成を目指す。

 新ビル完成後、老朽化している青葉通ビルを含めた一体的な土地利用を検討する可能性もあるという。

 同社宮城支店は「機能集約に伴い空き室ができる既存施設については、高度利用ができるよう検討したい」としている。

950荷主研究者:2010/12/02(木) 21:51:31
>>177 >>770
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003614845.shtml
2010/11/18 08:23 神戸新聞
トーカロ、宮城に新拠点

トーカロが宮城県に開設する新拠点の完成予想図

 高機能皮膜を形成する溶射加工の最大手、トーカロ(神戸市東灘区)は17日、宮城県内に東北地方で初となる事業拠点「宮城技術サービスセンター」を開設すると発表した。土地代を含め、投資額は約7億円。2011年1月に着工し、同7月の稼働を目指す。

 鉄骨平屋建ての建屋(1400平方メートル)を新設し、表面改質加工などの設備を導入する。半導体分野の研究開発など、顧客向けの先端技術サービスを充実させるのが狙い。

 同社は今年6月、取引先などの東北進出に合わせ、宮城県大郷町にある工場団地の敷地約1万平方メートルを取得していた。

(段 貴則)

951荷主研究者:2010/12/02(木) 22:17:07
10月の土曜日に仙台北部道路を18時頃通過したが、確かにトラック等の通行が多くなかなかの利用量があると実感した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101121t12021.htm
2010年11月21日日曜日 河北新報
仙台北部道路 10月・利府―富谷間 予想通行量の2.5倍

 今年3月開通した仙台北部道路利府しらかし台インターチェンジ(IC)―東北自動車道富谷ジャンクション(JCT)間の10月の通行量は当初予想の2.5倍に達していることが、東日本高速道路の集計で分かった。

 同区間(6.6キロ)の10月23〜29日の平均通行量は1日9600台。当初予測の3800台を大幅に上回った。2002年に開通した北部道路の利府しらかし台IC―利府JCT間も2.3倍。東北道富谷JCT―大和IC間も1.4倍の4万1200台を記録した。

 北部道路と三陸自動車道を結ぶ利府JCTでは、石巻・松島方面との相互通行を可能にする「フル化」工事が10月22日に完了。利便性が高まり、環状道路の通行量を押し上げている。

 一般道の渋滞緩和にも効果がみられた。国道4号では通行量が1日当たり2%減少。仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)と仙台港方面を結ぶ県道塩釜吉岡線からの乗り入れも進み、同線は通行量が13%減った。県北方面から北部道路を経由して仙台港の大型商業施設に向かう車も増えたという。

 同社東北支社は「県内の産業集積は進んでおり、物流ルートとしての北部道路の重要性はさらに高まる」とみている。

952荷主研究者:2010/12/02(木) 22:50:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101126t11023.htm
2010年11月26日金曜日 河北新報
あすと長町3年連続応札ゼロ 再値下げ実らず 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101126004jd.jpg
3度目の入札も不調に終わった支援機構所有の区画=仙台市太白区の「あすと長町」

 仙台市太白区の「あすと長町」(約82ヘクタール)で、大口土地所有者の「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(横浜市)による大規模区画の売却が暗礁に乗り上げている。ことしも4区画の公開競争入札を公示したが、25日の入札日に応札者は現れなかった。入札不調は3年連続で、機構は戦略の練り直しを迫られそうだ。

 売却予定の4区画はJR長町駅東側にあり、面積は0.8〜1.8ヘクタール。最低売却価格は9億8000万〜23億6000万円で、10月上旬の現地説明会には二十数社が参加したが、その後の反応は鈍かった。

 売却が進まない原因について、支援機構は「景気低迷で企業の投資意欲が弱まっていることが大きい。区画が大きく、活用策が大型施設などに限定されていることも響いた」と分析。当面は、今回の最低価格のまま先着順で購入者を募る。

 支援機構は2008年、区画売却を開始。競争入札方式で購入者を募ったが、応募者はゼロだった。最低価格を2割以上引き下げた09年も応募者はなく、今回はさらに1割ほど下げた。

 説明会に参加し、応札を見送った市内の開発業者は「ザ・モール仙台長町やララガーデン長町が集積する長町南地区に比べ、JR長町駅前は人通りが少ない。大規模集客施設を立地させるにはリスクが大きい」と語る。

 支援機構が、さらに価格を下げて販売すれば周辺の地価の値崩れを誘発する恐れがあり、周辺の土地所有者は機構の方針を注視する。市都市整備局は「機構の土地が売れないのは、街づくりにとってマイナス。どのような売却の仕方が望ましいのか一緒に協議していきたい」と話している。

953荷主研究者:2010/12/02(木) 22:51:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101126t12007.htm
2010年11月26日金曜日 河北新報
韓国観光公社仙台支社 年内で閉鎖 コリアプラザは2月まで

常設展示のほか講演会や文化教室などが開かれてきたコリアプラザ仙台

 韓国観光公社が東北での韓国の観光PRを担ってきた仙台支社(仙台市青葉区一番町)を12月31日付で閉鎖することが25日、分かった。国際的な統廃合の一環で、1998年7月の開設から12年余で役目を終える。

 支社と同じビル内に入る広報展示施設「コリアプラザ仙台」も来年2月25日を最後に閉館する。催しなどは1月以降は行わない。

 日本国内には東京、大阪など計5支社があり、閉鎖するのは仙台のみで、業務は東京支社が引き継ぐ。ほかに中国、米国でも1支社ずつを閉鎖する。組織の効率化を図るとともに、他国への支社展開による新たなマーケット開拓を進める狙いもあるとみられる。

 仙台支社は札幌支社の閉鎖を受ける形で開設され、東北6県と新潟県、北海道を管轄にしてきた。日本から韓国への旅行者に占める仙台支社管内の割合は日本の5支社で最も低い4.4%(2009年)にとどまることなどもあり、閉鎖対象にした。

 コリアプラザ仙台は06年9月開設で、韓国の観光資料や伝統工芸品、音楽の視聴コーナーなどを備え、講演会などの催しも開いてきた。韓流ブームもあり来場者は増加傾向で、今年も10月末で1万6555人に上り、年間で過去最高だった前年の1万5000人を既に超えている。

954荷主研究者:2010/12/02(木) 22:51:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101126t12037.htm
2010年11月26日金曜日 河北新報
ニューテック宮城工場で起工式「アジアで勝つ機器作る」

 半導体製造装置のプリント基板開発、製造のニューテック(山梨県甲斐市)は25日、宮城工場(宮城県大和町)の起工式を現地で行った。来年3月上旬に完成、4月に稼働する。同社は半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の1次サプライヤーで、エレクトロンが来年4月に稼働させる大和町の新工場に製品を納める。

 起工式には関係者約20人が出席。平賀義洋社長は「エレクトロンの製品がアジア市場で勝つために、宮城工場で性能やコストで優れた機器を作っていく」と話した。

 宮城工場は大和流通・工業団地内に建設。主に半導体製造装置の制御機器を生産する。建物面積は約825平方メートルで、総投資額は約2億円。操業開始時の従業員は十数人で、フル稼働時で40〜50人程度になる見通し。

955荷主研究者:2010/12/02(木) 22:58:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101127t12014.htm
2010年11月27日土曜日 河北新報
仙台圏の分譲マンション 新規供給、回復の兆し

分譲中のマンション(左)の後方で新たな物件の建設が進む仙台市中心部

 仙台市中心部の分譲マンションの新規供給が、回復の兆しを見せている。2009年に供給が過去最低に落ち込んだ多賀城、塩釜、名取の3市を含む仙台圏では、最近になって大手デベロッパーなどによる着工や用地取得が相次ぐ。分譲価格の割引などに伴って新築物件の在庫が減少。税制優遇の効果などもあって今後も需要が見込めると判断したようだ。

 「大手を中心に在庫解消を見越した動きが起きている」と言うのは仙台市内の不動産関係者。用地の新規取得などとともに「凍結していた事業の再開も増えている」と話す。

 最近では住友不動産が青葉区上杉のボウリング場跡地などを取得し、分譲マンション主体の開発を行う計画が判明。大和ハウス工業は7月、凍結していた宮城野区東仙台のマンション建設に着手し、10月には青葉区宮町でも新築工事を始めた。

 このほか、三井不動産は青葉区二日町、野村不動産は同区堤通雨宮町などで、それぞれマンションを建設中。泉区泉中央、太白区長町など副都心でも用地取得が進む。

 総合広告代理店DGコミュニケーションズ創芸カンパニー仙台支社の集計によると、仙台圏の新規供給は07年の2099戸から減少が続き、09年は1152戸となって調査を始めた1988年以降で最低を記録した。

 10年上期(1〜6月)も約500戸で前年同期を100戸ほど下回る。建設中物件の多くが集計に反映されるのは11年以降とみられ、10年通期の供給も1100〜1200戸程度にとどまる見込みだ。

 一方、販売を開始した月の契約率は上向いている。09年は52.7%で前年より4.0ポイント増え、10年上期も前年同期並みの58.0%だった。仙台支社は「購入マインドは復調傾向。税制優遇、住宅版エコポイントなどもあり、今後は在庫消化がより進展する」とみる。

 「地価や建築費の下落で、数年前と同価格で、より質の良い物件を買えるようになった」(不動産関係者)との指摘もある。このため、各社は環境対応を重視するなど企画性や立地の良さで需要を取り込む方針だ。

 仙台市中心部で高層マンションを開発中の大手開発会社の東北支店長は「住宅は実需で需要の層も厚い。これからも供給を増やしていく」と話している。

956荷主研究者:2010/12/05(日) 15:23:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101129t12018.htm
2010年11月29日月曜日 河北新報
明るい雰囲気に一新 JR仙台駅1階「ディラ」

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101129002jd.jpg
表示や照明などが一新された「Dila仙台」

 JR仙台駅1階のショッピングモール「Dila(ディラ)仙台」がリニューアルした。照明を増やし、より明るい雰囲気に模様替え。改装に合わせたキャンペーンを30日まで実施している。

 改装したのは約1800平方メートルのうち共用スペース約1100平方メートル。全17店舗の出入り口にあるライトを80カ所から176カ所に増やし、白熱灯から発光ダイオード(LED)電球に替えた。

 壁面も化粧直し。駅舎外壁と同じ赤れんが風のタイル張りをやめ、落ち着きのあるマスタードイエローに塗り直した。JR東日本仙台支社は改装効果で、1日の来店者数が1割増の約1万人になると見込んでいる。

 キャンペーン期間中、モール内の飲食店やドラッグストアで1回500円以上の食事や買い物をするとスクラッチカードがもらえ、最高500円の金券などが3030人に当たる。連絡先は仙台支社事業部022(266)9640。

957荷主研究者:2010/12/05(日) 15:33:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101130t12013.htm
2010年11月30日火曜日 河北新報
C&D、宮城・大衡進出 セントラル自動車子会社

 トヨタ自動車グループで完成車製造のセントラル自動車(神奈川相模原市)の部品製造子会社、C&D(神奈川県愛川町)は29日、宮城県大衡村に来春、本社を移転する方針を明らかにした。移転先はセントラルが来年1月に稼働させる新本社工場内で、引き続き車体プレス部品の生産などを担う。

 車体床面や天井などプレス部品の製造のほか、車体溶接の一部工程を担当する。セントラルの新本社工場稼働に合わせるため、一部の従業員を先行して異動させる。投資額は未定。

 セントラルの現本社工場内を含め神奈川県内にある4工場については、来年度中に閉鎖する方針。新たに宮城県内で正規採用した10人ほどを含む従業員約100人が新本社に異動する。

 同社は「セントラルの稼働に向けた準備に万全を期し、安定生産したい」としている。

 C&Dは2009年、セントラルのグループ2社の合併で設立された。10年3月期の売上高は76億4300万円。

 セントラル新本社工場では、ホイール製造の中央精機(愛知県安城市)、配管部品を造るマルヤス工業(名古屋市)のそれぞれのグループ会社も部品組み付けを行う。

958荷主研究者:2010/12/05(日) 15:34:30
>>938
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101130t12031.htm
2010年11月30日火曜日 河北新報
金沢村田製作所仙台工場、来年1月に再稼働

 電子部品製造大手の村田製作所(京都府)子会社、金沢村田製作所(石川県)の佐々木文雄社長は29日、河北新報社のインタビューに応じ、一時閉鎖している仙台工場(仙台市泉区)について来年1月5日に再稼働させる方針を明らかにした。「生産規模を増やさないと利益が出ない」とも語り、円高の行方をにらみながら本年度末をめどに設備増強に踏み切るかどうかを判断する考えも示した。(聞き手は報道部・鈴木美智代)

 ―再稼働の時期と内容は。
 「多機能携帯電話(スマートフォン)に使われる高周波表面波フィルターを来年1月5日から量産する。閉鎖の際に金沢事業所(石川県)に異動させた従業員約160人については再開時までに約120人を仙台に戻し、来秋までにさらに約30人を帰す」

 ―一時閉鎖した2009年4月時点では2年後の再開としていた。
 「当時は受注の落ち込みが尋常ではなく、複数の拠点を維持できなかった。部品の需要が大きく伸び、再稼働を前倒しできることになった。従業員や社会に対して一定の義務を果たせると思う」

 ―市場動向をどう見る。
 「フィルターは通話品質を高めることなどを目的に、携帯電話に搭載される。特に数多く使うスマートフォンが急速に普及しており、市場も順調に伸びるのではないか。当社の高周波表面波フィルターは世界シェア約40%。供給体制を整えるのは責務だ」

 ―08年に富士フイルムから仙台工場を譲り受けた際は、操業5年後に従業員を1000人に増やす構想を示した。
 「150人では採算が合わず、生産規模を数倍に増やさないと利益が出ない。(1000人規模の工場という)理念を変えたつもりはない。金沢事業所は増床の余地がなく、国内の今後のフィルター事業は仙台が中心になる。新たな投資を行う場合は数十億円規模となり、本年度末が検討する一つのタイミングだ」
 「ただ円高などで事業環境は変わっている。部品の用途が広がる可能性もあるが、異常な円高が続けば国内生産の今後も不透明で(増強については)慎重に見極めたい」

959荷主研究者:2010/12/05(日) 15:35:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101130t11023.htm
2010年11月30日火曜日 河北新報
3港一体整備、議論スタート 仙台塩釜・石巻・松島

あいさつで一体整備の重要性を述べる村井知事

 仙台塩釜港と石巻港の2012年度中の一体整備を目指す宮城県は29日、「港湾戦略ビジョン策定委員会」の初会合を仙台市内で開いた。松島港も観光戦略面で重要と位置付け、同港を含めた3港の一体整備の必要性や意義について検討。今後4回の会合を開き、11年度前半までに各港の役割分担を描いた戦略ビジョンを策定する。

 県や国、地元自治体首長や経済団体関係者ら委員32人が出席。委員長に日本港湾協会の鬼頭平三理事長を選出した。

 港湾管理者の村井嘉浩知事はあいさつで「3港が統合一体化することで、これまで以上に宮城や東北の産業基盤を力強くけん引していける」と強調した。

 会合では、各港の機能や特性を把握するため貨物取扱量などを提示。東北の中枢港湾として競争力を高める必要性や、各港の特性を生かした機能分担を協議した。仙台塩釜港の仙台港区では、増加する貨物量が一体化によって分散化できる利点が挙げられた。

 委員からは「交通網が発達し、仙台と石巻間は遠くなくなった。各港がバランス良く発展するために一体化は必要だ」との肯定的意見が出る一方で、「港湾を利用している荷主や企業の視点が大切」「東北全体でどう役割を果たしていくのかもっと明確にする必要がある」との指摘もあった。

960荷主研究者:2010/12/13(月) 01:12:35
>>497 >>501 >>517
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101201t12010.htm
2010年12月01日水曜日 河北新報
仙台エクセル東急閉館 開業30年 土地・建物対応焦点

30年間にわたる営業を終え、荷物の運び出しなどが始まった仙台エクセルホテル東急

 仙台市青葉区一番町2丁目の青葉通沿いにある「仙台エクセルホテル東急」(客室302室、定員466人)が30日、営業を終了した。「仙台東急ホテル」として1980年に開業してから30年。仙台の都市機能を担ってきたシティーホテルの閉幕に関係者から惜しむ声が上がった。今後は土地と建物を所有する日本生命保険(大阪市)の対応が焦点になる。

 午前11時すぎ、ほぼすべての従業員がエントランスロビーに並び最後の宿泊客を送り出した。営業終了を知らせる立て札に涙ぐむ従業員もいた。

 宿泊客の一人、福島県磐梯町の会社役員東条武夫さん(64)は「開業時から出張時に使ってきた。ラウンジから見える緑が印象的。サービスの質も高かった」と話した。

 地上13階、地下2階で、仙台初の東京資本のホテルとして誕生し、2002年4月に現在名に変更した。運営会社の東急ホテルズ(東京)が昨年12月、施設の老朽化や将来性などを理由に閉鎖方針を発表していた。

 従業員111人のうちほぼ半数は系列ホテルへの異動や宮城県内企業への再就職が決まっている。残る半数の希望者の再就職も支援していく。

 中村博治総支配人は「料理や宴会様式などで東京スタイルを示してきた。ただ、婚礼宴会の多様化やホテルの仙台駅前集中が進み、経営環境は厳しさを増した」と残念そうに語る。仙台の閉鎖で東北の東急系ホテルはゼロになる。

 経済関係者の落胆は大きく、仙台商工会議所の間庭洋専務理事は「大変残念。本格的シティーホテルが減ると、学会開催や国際会議招致で不利になる」と懸念する。

 土地と建物について日本生命は「これから検討を本格化させる。現時点で決まっていることはない」としている。

961荷主研究者:2010/12/13(月) 01:17:41
>>884
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101202t12023.htm
2010年12月02日木曜日 河北新報
ゼビオなど運営スポーツ施設 あすと長町で起工式 仙台

 仙台市太白区の「あすと長町」(約82万平方メートル)で1日、スポーツ用品小売り大手のゼビオ(郡山市)などが運営する大型スポーツ複合施設の起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願した。

 ゼビオや土地所有者の都市再生機構(横浜市)、共同事業者の三菱UFJリース(東京)の関係者ら約80人が出席。記者会見で同機構仙台都市整備事務所の高橋寛所長は「周辺の街づくりを先導する街区になる。市民に末永く愛される施設になってほしい」と述べた。

 着工するのは「SRGタカミヤスポーツパークあすと長町」(仮称、約6000平方メートル)、「スーパースポーツゼビオあすと長町店」(同、延べ床面積約1万9000平方メートル)。

 スポーツパークはドーム3棟で構成し、テニスコートとフットサル場、バスケットコートを整備。ゼビオあすと長町店は3階建てで、ゼビオやゴルフ用品店、スポーツクラブが入る。

 スポーツパークは2011年4月、ゼビオあすと長町店は同年11月にオープンする。

 北側の区画には男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台89ERSの本拠地となるゼビオアリーナ(仮称、約1万平方メートル)が立地する予定で、11年春の着工、12年5月の開業を目指す。

962荷主研究者:2010/12/13(月) 01:18:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101202t12036.htm
2010年12月02日木曜日 河北新報
仙台―香港線、運航再開 2年9ヵ月ぶり、第1便に80人

仙台空港に到着し、歓迎を受ける乗客ら(中央)

 香港ドラゴン航空(香港)が1日、仙台―香港線の定期運航を2年9カ月ぶりに再開し、乗客約80人を乗せた第1便が同日夕、仙台空港に到着した。

 仙台空港では、自治体や旅行会社の関係者ら約20人が「ようこそ宮城へ」などと中国語で書かれた横断幕を広げ、利用客を出迎えた。仙台市の観光PR集団「伊達武将隊」も加わり、東北の観光パンフレットや仙台銘菓などが入った袋を一人一人に手渡した。

 香港に住むジミー・ポンさん(30)は「雪を見たい。路線の選択肢が広がり良かった」と話した。花巻温泉や十和田湖などをツアーで巡る40代男性は「東北は初めて。おいしい料理を楽しみたい」と笑顔で語った。

 定期便の運航が決まっているのは来年2月27日まで。宮城県空港臨空地域課は「通年運航に踏み切ってもらえるよう利用促進に力を入れたい」と話した。

 香港線は、水、木、日曜に週3往復運航される。1日は、仙台発の再開第1便も香港に向かった。

 香港線は1993年に就航したが、新型肺炎(SARS)などに伴う利用低迷で03年に運休。07年10月に再開されたが燃料高騰の影響などで再び運休していた。

963荷主研究者:2010/12/13(月) 01:20:52
>>887
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101201t71013.htm
2010年12月01日水曜日 河北新報
自動車輸送特区を認定 トレーラー長さ制限緩和 内閣府

 内閣府は30日、岩手、宮城両県が申請していた「いわて・みやぎ自動車輸送特区」を政府の構造改革特区に認定した。従来より2メートル長い全長21メートルの自動車運搬用トレーラーの運行が可能になり、東北の完成車工場から搬出港までの輸送が効率化される。

 輸送特区は道路法に基づき国や自治体が通行許可できる自動車運搬用トレーラーの連結車の長さの範囲を緩和した。積載台数は現行の6台から8台程度に増え、輸送効率は約3割アップする。

 対象範囲は岩手県内12市町と宮城県内8市町村で、トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)から釜石港(岩手県釜石市)や仙台港(仙台市)までのルートが含まれる。トヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が来年1月に宮城県大衡村で稼働させる新本社工場から仙台港までの輸送ルートも対象となった。

 宮城県自動車産業振興室は「交通渋滞の緩和や二酸化炭素排出量の低減を図れる。輸送コスト圧縮による東北の自動車産業の競争力向上にも期待したい」と話す。

 輸送特区は特殊車両製造の浜名ワークス(静岡県浜松市)が提案し、自治体が申請できる特区メニューに6月に加えられた。同社は今後、全長21メートルの連結車開発を進める。

 完成車製造工場を持つ愛知、静岡、福岡の各県も同様の輸送特区を申請し、いずれも同時認定された。

964荷主研究者:2010/12/18(土) 16:33:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101206t12012.htm
2010年12月06日月曜日 河北新報
セントラル自、稼働まで1カ月 量産開始の準備大詰め 大衡

稼働に向けて生産準備を急ぐセントラルの新本社工場=宮城県大衡村

 宮城県大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が稼働するまで約1カ月となった。新工場は来年1月上旬の稼働に向け設備調整などが大詰めを迎え、生産体制が整いつつある。トヨタは東北を「国内第3の生産拠点」と位置付け、関連企業の集積も加速している。東北で自動車製造の拠点形成が着実に進みつつある。

 セントラルの新本社工場には11月末時点で約700人の従業員が勤務。今月中にさらに250人が相模原市の現工場から異動する予定だ。

 量産開始に向けてトヨタグループ各社の技術者も応援に入り、最新鋭の生産ラインの調整を急ぐ。量産時の作業スピードで各工程を終えられるかどうかの確認に今週中にも着手するという。

 量産を最初に手掛ける「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)については、今月下旬に現工場での生産を終え、年末にかけて関連の一部設備を宮城に移設する。セントラル幹部は「準備も第4コーナーを回り、現場の集中力は増している。スムーズな船出に向けて万全を期したい」と強調する。

 工場周辺では関連企業の進出に拍車が掛かっている。セントラル移転決定の2007年秋以降に東北への進出を明らかにした主な企業は表の通り。同じトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)への部品供給も想定し、岩手県南から宮城県北にかけたエリアに立地するケースが目立つ。

 このうち一関市では今春以降、プラスチック部品製造のタイセイプラス(愛知県清須市)など3社の立地が決まった。7月に登米市への進出を発表したトヨタグループの大手部品製造、豊田鉄工(愛知県豊田市)は将来的な増産を見据え、施設規模を当初計画の3倍に拡大する。工場運営は生産子会社、トヨテツ東北が担う。

 自動車メーカー各社が海外生産を強化する中、部品メーカーからは「(国内有数の生産拠点の)愛知県内ではもはや、受注量の増加は期待できない」との声も上がる。トヨタは東北への小型車生産の集約化方針を示しており、企業集積が一段と進むことも予想される。

 村井嘉浩宮城県知事は「セントラルが稼働すれば、計り知れないほどの経済効果が期待できる。宮城が東北の自動車産業の核になれるようにインフラ整備を着実に進め、今後の企業進出につなげたい」と話す。

965荷主研究者:2010/12/18(土) 16:39:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101207t13020.htm
2010年12月07日火曜日 河北新報
企業誘致の「玄関口」を公開 東北道・大衡IC、18日開通

18日に開通する大衡IC

 東北自動車道大衡インターチェンジ(IC、大衡村)の18日開通を控え、県と東日本高速道路東北支社仙台工事事務所はは5日、報道機関に大衡ICを公開した。

 現地で植樹式も行われ、大衡小の児童12人が参加。ソメイヨシノの苗木6本を、大衡IC事務所の敷地に植えた。大衡村の跡部昌洋村長は「開通は夢のよう。ICを目玉に企業誘致を進めたい」と話していた。

 大衡ICは、仙台北部中核工業団地と第2仙台北部中核工業団地の中間にあり、大和ICの北3.2キロに位置する。両団地を貫通する県道大衡落合線と接続する。

 総工費は35億円。県が23億円、東日本高速道路が12億円支出した。車線表示板や信号灯には消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を使用する。

 一般車は18日午後3時から利用できる。

966荷主研究者:2010/12/18(土) 16:48:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101208t12023.htm
2010年12月08日水曜日 河北新報
セントラル自、宮城工場の計画前倒し 全面移管2011年4月

インタビューに答えるセントラルの葛原社長=宮城県大衡村の新本社工場

 トヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の葛原徹社長は7日、報道各社のインタビューに応じ、同市の現工場での車両生産を来年3月末に停止する方針を明らかにした。1月に宮城県大衡村に移転させる新本社工場への生産機能の全面移管は4月中になる見通しで、当初計画の5月からの前倒しが決まった。

 葛原社長は新本社工場でインタビューに答え「早期に新本社工場への機能集約を進めたい」と強調した。現工場で3月末まで生産するのは国内向け小型車「カローラアクシオ」で、生産停止後に一部の生産設備を新工場に移すという。

 同車種の新本社工場での生産は機械の調整などを経て「早ければ4月中旬にも開始する」と言う。

 セントラルが生産する車両のうち、輸出用小型車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)については12月下旬に現工場での生産を終え、新工場での生産準備に入ることが決まっている。

 新工場が稼働する1月以降は新工場、現工場の2カ所で、別々の車種を生産する。生産体制や部品輸送などでコストが掛かることから、セントラルは効率化に向けて早期の生産集約を目指していた。

 従業員に関しては約600人が3月末まで現工場に残り、その後、全面移管に合わせて新工場に順次異動するという。

 葛原社長は「アクシオの生産停止から(新工場への)移管、人事異動をスムーズに実施したい」と述べた。

◎工場稼働は1月6日

 セントラル自動車(相模原市)は宮城県大衡村に移転させる新本社工場について、来年1月6日に稼働させる方針を決めたことが7日、明らかになった。

 生産を始める車両は「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)で、1号車の完成は1月10日ごろになる見通し。トヨタ自動車グループの仕事始めに合わせて、セントラルも車体製造に着手する。

 セントラルは「量産スタートに向け、現場の緊張は高まっている。1号車をそのまま出荷するか、記念品として保存するかはこれから検討する」としている。

 新工場はことし3月から生産設備の搬入、設置を行い、グループ各社の応援を受けて設備の作動状況の確認や調整を進めてきた。今週中にも、量産時の作業スピードで各工程を終えられるかどうかの確認作業に入る。

967荷主研究者:2010/12/18(土) 16:49:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101208t12033.htm
2010年12月08日水曜日 河北新報
仙台中心部に「シェアオフィス」開設 21、22日内覧会

シェアオフィス6階の完成イメージ図

 不動産会社のエディット(仙台市)は賃貸用ビルのワンフロアを複数の個室に区切った「シェアオフィス」を仙台市中心部に開設する。クリエーターらの小スペース物件の需要に応える試み。共用スペースも設け、入居者同士が交流できるようにする。オフィス需要が低迷する中、他ビルとの差別化で入居率の向上を図る。

 同社が管理する青葉区一番町3丁目の「広瀬通Nashville(ナッシュビル)」の6〜8階を全面改装し「CORSO Sendai(コルソ仙台)」の名称で貸し出す。フロア面積は計約600平方メートル。15〜33平方メートルずつの計13室を設け、中央の通路から出入りできる構造とした。

 6階には電磁調理器やオーブンがあるキッチンやシャワー室、会議室など共用スペースも用意。1部屋の賃料は月6万〜10万円程度に設定する。内装にもこだわり、階によりフランス、スペイン、イタリア風に分ける。

 仙台市中心部の多くの物件は面積が広く賃料も高いため、若い世代の経営者が借りにくいのが現状で、若い経営者のニーズに着目した物件を企画した。

 21、22の両日に内覧会を開き、入居は今月中旬以降とする予定。馬渕喜彰社長は「食事しながら打ち合わせをするなど、起業家仲間が語り合える空間と交流の機会をつくる。遊び心のあるオフィスにしたい」と話す。

968荷主研究者:2010/12/18(土) 16:52:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101209t15033.htm
2010年12月09日木曜日 河北新報
「仙台文庫」来月に創刊 書き手も編集者も市民

仙台文庫の出版に向け、打ち合わせをする大泉さん(右)と前野さん=カフェ「火星の庭」

 仙台市内のクリエーターらでつくる「メディアデザイン」(青葉区)は来年1月、新書サイズの「仙台文庫」を創刊する。地元の文化人らに執筆を依頼し、仙台の魅力を発信する。代表の大泉浩一さん(50)は、「商業でも自費でもない『市民出版』として継続的に刊行したい」と意気込んでいる。

 仙台文庫は、B6判よりやや小さめで、定価は987円(税込み)。魅力的な活動を繰り広げる文化人らに一冊丸ごと書き上げてもらい、市民がボランティアの編集者となって書き手を発掘するスタイルを目指す。

 大泉さんは、地元の詩人らと2008年に結成した「杜の都を本の都にする会」の活動を通して地方発の出版媒体の少なさを痛感し、仙台にも魅力的な文化の担い手がいることを広めようと、独自の出版レーベル創設を決めた。

 1冊当たり50万円程度かかる出版経費は現在、大泉さんが負担している。将来的には市民からの拠出金で賄えるような仕組みを検討しているという。

 初回配本は2冊で、ともに224ページ。「ブックカフェのある街」は、青葉区でカフェ「火星の庭」を営む前野久美子さん(41)が、店の魅力や本を通して知り合った人々を紹介。「大きな羊のみつけかた 『使える』美術の話」は、宮城県美術館の教育普及部長で、開館当初からユニークな普及活動を展開する斎正弘さん(59)が、美術の楽しみ方を指南する。

 各1000部を発行し、1月31日に市内の主要書店で発売する。来年中にはさらに、3冊を刊行する予定で作業を進めている。

 大泉さんは「商業出版は売れる本が中心になり、自費出版は執筆者の思いが強すぎる内容になってしまう。本には人と人、街と人をつなぐ力がある。書き手と編集者が切磋琢磨(せっさたくま)し、一緒に本を作るシステムを10年ほどかけて築き上げたい」と話す。

 連絡先はメディアデザイン022(224)5308。

969荷主研究者:2010/12/18(土) 16:54:19

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2010年12月09日木曜日 河北新報
全館LED照明に 仙台・建設中の一番町平和ビル

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101208013jd.jpg
LED照明を全面導入する一番町平和ビル(右)。10階部分まで組み上がった

 平和不動産(東京)が仙台市青葉区一番町3丁目の旧佐々重ビル跡地で建設中の複合ビル「一番町平和ビル」(地上10階)について、ほぼすべての照明設備に発光ダイオード(LED)を導入することが8日、分かった。来店客が利用しない機械室などにも設置する予定。断熱性に優れた高性能のペアガラスも採用するなど、「環境配慮型ビル」に徹する計画だ。

 複合ビルは地上10階で、1〜5階が商業フロア、6〜10階がオフィスフロアになる予定。内部のほか外側に掲げる看板用にもLED照明を使う。

 服飾など物販店が入る1〜2階の一部については、入居店側の意向に沿ってLED照明を使わない可能性もあるが、「協力していただけるように依頼している」という。

 このほか空調設備の高効率化や1階エントランスの壁面緑化も進める予定。こうした取り組みを行わない場合との比較では、エネルギー消費量は31.2%削減できるとしている。

 平和不動産は「同規模の新築テナントビルで、LEDを全面導入するのは東北では初めて。人目に触れない部分も含めたLED化は全国でも珍しいのではないか」と説明する。

 複合ビルは来年7月末に完成し、8月初旬に全館営業開始となる予定。既に1、2階にはファッション関連をはじめ、雑貨、飲食などの計5店の入居が決まり、各店が1、2階を利用する形態となる。3〜5階は美容室や医療関係が入居する方向で調整している。

 同社は「仙台市中心部にマンションが増えていることもあり、近隣で暮らす住民も立ち寄りたくなるようなテナント構成にする」と話す。

970荷主研究者:2010/12/18(土) 17:08:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101210t12010.htm
2010年12月10日金曜日 河北新報
空き室率20%下回る 8ヵ月ぶりに仙台駅周辺で改善顕著

空き室率の改善がみられるJR仙台駅周辺

 仙台市内のオフィスビルの11月末時点の平均空き室率が前月より0.45ポイント改善し、19.65%となったことが、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。20%を下回ったのは3月末時点以来で8カ月ぶり。1年前との比較ではJR仙台駅周辺の地区だけが低下しており、交通の利便性の高さなどから全体の改善傾向をけん引している様子が浮き彫りになった。

 全体の改善幅は前月(0.44ポイント)を0.01ポイント上回り、ことしに入って最大となった。

 五つに分けた地区別の前月比では、0.38ポイント悪化した泉など周辺オフィス地区(空き室率20.49%)を除いて改善した。改善幅は県庁・市役所(16.35%)の0.71ポイントが最も大きく、仙台駅前(18.41%)0.65ポイント、仙台駅東(25.43%)0.40ポイントなどと続いた。

 前年同月比でみると、仙台駅東が2.81ポイントの大幅改善となり、仙台駅前も1.77ポイント改善した。対照的に19.88%だった一番町周辺地区は、5.72ポイントの大幅悪化となった。

 三鬼商事仙台支店は「この1年間に、一番町や県庁・市役所周辺から駅周辺への借り換え移転などがあった。特に仙台駅前の高層ビルでは、11月に入ってオフィス統合による大型需要があった」とし、オフィス集約の動きなどが駅周辺の改善につながったと分析する。

 今後については「依然として空き室率は高い水準にあるものの、中小規模のオフィス需要がある一番町も回復基調にある。全体的に悪化の動きは落ち着いたと言える」と改善の動きが続くとみている。

 調査対象は、この1年間に完成した新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

971荷主研究者:2010/12/18(土) 17:11:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101211t12007.htm
2010年12月11日土曜日 河北新報
仙台に外貨両替専門店 15日開店、送受金業務も

15日に開店するトラベレックス仙台店

 外貨両替大手のトラベレックス(ロンドン)の日本法人、トラベレックスジャパン(東京)は15日、仙台市青葉区中央2丁目に、両替と国際送金業務を行う「トラベレックス仙台店」をオープンする。東北の外貨両替専門店は、三沢市にある在日米軍対象の店以外では初めて。

 新店はJR仙台駅前のさくら野百貨店の西側向かいで、ビル1階に入居。扱う通貨は32種類。両替に加え、200を超える国と地域との間で送金や受け取り業務を行う。送金手数料を割安に設定したといい、最も安いケースでは990円で済むという。

 海外へ向かう旅行者やビジネスマン、東北を訪れる外国人の両替需要が見込めると判断した。国際送金、受け取りは留学生らの利用を想定する。初年度は取扱額8億円を見込む。

 同社グループは25カ国に約800店の外貨両替店を展開。日本は仙台店で計47店舗となる。

 トラベレックスジャパンは「手数料が安く、休日にも利用できる外貨両替専門店を仙台にも設けてほしいとの声が多かった。留学生や外国人ビジネスマンも多く、送金需要も見込める」と話す。

972荷主研究者:2010/12/26(日) 22:23:22

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2010/12/10 建設新聞
仙台市役所 荒井東市営住宅の建設
基本計画策定へ8者を指名12月20日入札 整備戸数約300戸、2013年度の着工めざす

 仙台市は、2015年度開業予定の地下鉄東西線・荒井駅(仮称)から徒歩圏内に新設する荒井東市営住宅(同)の建設計画を進めており、基本計画の作成に向けた業務の委託先を選定するため、20日14時に指名競争入札を行う。指名メンバーは東北設計計画研究所、日立建設設計、ラウム計画設計研究所、松田平田設計、安井建築設計事務所、日総建、岡設計、大建設計の8事務所。

 今後の予定では、11年3月25日まで業務を完了させ、来年度はプロポーザル方式を視野に入れながら設計者の選定を行うとともに基本設計を取りまとめる。12年度から実施設計、13年度から工事にそれぞれ着手し、15年度までにすべての整備を完了させる方針だ。

 建設用地は、地下鉄東西線荒井駅に隣接する荒井東土地区画整理事業の施行区域内で、敷地面積約2万5400㎡。整備戸数は約300戸で複数棟を配置するほか、集会所やその他付属施設も設ける。同駅から徒歩圏内に位置し、新規に供給する市営住宅では市内初の駅前型住宅となる。

 同地区は、東西線整備に関連して市内東部エリアの核となる新市街地に位置付けられており、基本計画の作成に当たっては、まちづくりの先導的事業であることや、新しい入居世帯層を想定したコミュニティの形成などを考慮。さらに、敷地に隣接する仙台東部道路からの騒音などを総合的に踏まえた上で、住棟配置や住戸の平面計画などを取りまとめる。業務内容は▽整備予定地周辺の現況整理▽計画条件の検討▽全体ゾーニングの検討と配置計画図(案)の作成▽住戸の平面プランと住棟・住戸仕様の作成▽建設実施計画―の5項目。

 また、施設整備に当たっては分割発注を想定しており、段階的に実施設計と工事に入る見込み。2工区に分割する場合は、1工区が2012年度で実施設計、2013〜14年度で工事を行い、2工区は2013年度で実施設計、2014〜15年度で工事を進める。具体的な計画は今のところ未定だが、基本計画の作成と並行して詳細を固めていくとしている。

2010/12/10付1面に掲載

973荷主研究者:2010/12/26(日) 22:52:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101214t11030.htm
2010年12月14日火曜日 河北新報
灰溶融炉、2012年に廃止 仙台・松森工場

 仙台市泉区のごみ焼却施設「松森工場」に設置した灰溶融炉について、市は2012年9月をめどに廃止する方針を決めた。溶融炉の費用対効果や環境への影響などを考慮した。

 市は、(1)溶融に多大な電力を要し、年間の運転維持管理コストが約8億円かかる(2)想定していたほどの減容効果がない(3)焼却灰を処理した「溶融スラグ」のリサイクルが進展しない(4)溶融炉の稼働で温室効果ガスの排出量が年間約8600トンに上る―を挙げる。

 工場の建設計画当時は、灰溶融炉設置が国庫補助金の交付要件だった。国がことしから、最終処分場の残余容量が15年以上確保されていれば、溶融炉を廃止しても補助金を返す必要はないとした措置も契機となった。

 溶融炉の廃止に伴い、年間約6億5000万円の経費が節減されるほか、焼却熱を利用した発電による売電収入が約1億5000万円増えると見込まれている。市は11年度から2カ年計画で、長時間の連続運転に耐えられるよう、約9億円をかけて焼却炉の灰出設備の改造工事を行う。

 灰溶融炉は焼却灰を高温で溶融固化して量を減らし、最終処分場を延命させることなどを目的に設置された。05年8月以降、3基の焼却炉とともに24時間体制で稼働している。

974荷主研究者:2010/12/26(日) 22:55:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101215t11027.htm
2010年12月15日水曜日 河北新報
みやぎ県北高速幹線道一部が来年開通へ 栗原・築館―登米・迫

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101215_m10_001.jpg

 東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と、三陸自動車道登米IC間を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」の宮城県栗原市築館加倉―登米市迫町北方の9キロ区間が、2011年中に開通する見通しとなったことが14日、分かった。

 同道路は全長24キロ。県北地域には東北道と三陸道を東西につなぐ地域高規格道路がなく、物流機能強化や観光利便性の向上を担う道路として早期整備が期待されている。

 県は全体を5カ所の整備区間に分け、1995年度に着工した。来年開通するのは第1期区間。春をめどに国道398号(登米市迫町北方)―若柳南IC(同若柳下畑岡)間の2キロを先行開通させ、栗原市築館加倉までの残り7キロ区間を来年中に完成させる。

 同区間は片側1車線で制限速度は時速70キロ。通行所要時間は約8分。南側を走る県道築館登米線のバイパス機能を担い、県道を利用する場合に比べて約7分短縮できる。通行は無料。ICは、若柳南と伊豆沼(栗原市若柳上畑岡)に設ける。

 同区間の総事業費は約250億円。国の11月補正予算で1億9000万円が計上され、開通時期が早まった。

 県は12年度、第2期となる登米市中田町浅水―同中田町石森(国道346号)の5キロ区間に着手する予定。完成後は登米市迫町の市街地から三陸道登米ICへのアクセス時間短縮が見込まれる。

975荷主研究者:2010/12/26(日) 22:58:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101215t12007.htm
2010年12月15日水曜日 河北新報
ヨーカドー石巻中里店跡地 ヨークベニマル出店へ

 ヨークベニマルは、ことし1月撤退したイトーヨーカドー石巻中里店(宮城県石巻市南中里2丁目)の跡地に、複合型の新店舗を建設する。ベニマルが同じセブン&アイ・ホールディングス系列の店舗跡地に出店するのは初めてのケースという。

 新店舗「ヨークタウン石巻中里」は売り場面積約4000平方メートル。ヨークベニマル(売り場面積2000平方メートル)とドラッグストアチェーン「サンドラッグ」が進出する。既存の書店とレンタルビデオ店を敷地内に併設し、駐車場を共有する形で開業する。来年3月末ごろまでに着工、オープンは同7月を予定する。

 イトーヨーカドー石巻中里店は1982年、石巻市初の郊外型大型店として開業。売り上げ減少などを理由に閉店し、建物はすでに解体されている。

 ヨークベニマルは同市内で「石巻蛇田店」など4店舗を営業。今回は同一商圏内に自社店舗がないため、採算が取れると判断した。

976とはずがたり:2010/12/26(日) 22:58:22
>>974
そんなおされな道路があるのか♪>みやぎ県北高速幹線道路

977荷主研究者:2010/12/26(日) 22:59:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101215t11019.htm
2010年12月15日水曜日 河北新報
「道の駅」整備なお意欲 宮城・大河原町長、産業振興を強調

 宮城県大河原町が検討し、住民の反対のため棚上げ状態になっている道の駅整備構想について、斎清志町長は14日の町議会12月定例会本会議で「町民の理解が得られるよう時間をかけて検討していく」と述べ、計画推進の可能性を示唆した。

 斎町長は一般質問への答弁で、町の交流人口を増やすための拠点施設の必要性を指摘。「産業振興施策の延長線上として道の駅整備を考えてほしい。単なる箱ものではない。町民、議会に議論を深めていただくよう心から期待している」と強調した。

 町議会3月定例会では、整備に反対する住民の請願が採択された。これについて町長は「住民への説明責任、必要性の訴えは十分でなかったと反省している。当時は反対したが、現在では産業振興の必要性について理解できるという声も届いている」と語った。

 道の駅整備に反対する議員も質問し、「町に道の駅はいらないとの請願が採択された。町民の声を真剣に受け止めているのか」と批判した。

 大河原町の道の駅構想は、金ケ瀬地区の国道4号拡幅工事に合わせ、沿道の約2ヘクタールの敷地に駐車場やトイレ、地域振興施設などを公設民営で整備する計画。総事業費は約9億円とされ、巨額の財政支出や整備後の経営見通しをめぐり、議論となった。

978荷主研究者:2010/12/26(日) 23:05:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101216t11021.htm
2010年12月16日木曜日 河北新報
仙台市が市街地拡大抑制 「都市計画の方針」中間案

 仙台市は、市街地を基本的に拡大しない方針を盛り込んだ「都市計画の方針」の中間案をまとめ、15日の市議会都市整備建設委員会に示した。行政コストを要する郊外の乱開発を防ぎ、機能集約型の都市形成を目指す。

 来年度以降10年間の街づくりや施策の方向性を示す計画は、自然環境を壊して形成してきた郊外の市街地を顧み、初めて「市街地の拡大は抑制することを基本とする」と明記した。

 都市計画制度に基づく市街化区域を原則的に広げず、地下鉄南北線と東西線の両軸に機能を集約し、効率的な都市経営を実現するとしている。

 郊外では日常の買い物に困る「買い物難民」の増大が懸念されており、計画には店舗立地の誘導や住み替え支援制度の構築など、地域再生に向けた視点も盛り込んだ。

 市の市街化区域は1970年に1万4000ヘクタールだったが、郊外部の開発に伴い、ことしまでに1万8000ヘクタールに拡大。一方、現在103万7000人の市の人口は2035年には94万9000人に落ち込む見込みで、拡大成長型開発の転換を迫られていた。

 市都市計画課は「市街地拡大を進めればインフラ整備などの行政コストが掛かり、車依存社会からも抜け出せない。都市機能を集約し、東北の中枢都市としての魅力を高めたい」と話している。

 市は24日から来年2月7日まで中間案へのパブリックコメント(意見公募)を行い、本年度内に最終案をまとめる。連絡先は市都市計画課022(214)8294。

979荷主研究者:2010/12/26(日) 23:12:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101217t13021.htm
2010年12月17日金曜日 河北新報
空き家、仙台でもじわり 高齢化進み増え治安悪化懸念

庭が荒れ放題になった空き家。張り出した木の枝は近所迷惑になっている=仙台市青葉区

 仙台市内の古い住宅団地で、放置されている空き家が増えている。治安の悪化が懸念されることに加え、庭の枝木は生い茂り、街の美観も損ねる。人口減少社会の到来で団地の空き家はさらに増える可能性もあり、市は部局を超えた対策に乗り出し始めた。

 青葉区のとある住宅団地。家屋が整然と並ぶ一角に、3年ほど前から空き家になった一軒家がある。手入れされていない庭の草木は伸び放題で、高さ約10メートルのカエデは枝を大きく広げ、一部は敷地外に張り出している。

 隣に住む主婦(70)によると、この家には高齢の女性が一人住まいをしていたが、数年前に死亡。子ども夫婦が住み着いたものの、間もなく姿が見えなくなった。主婦は「落ち葉が雨どいを詰まらせる。伐採したいが、持ち主の所在が分からないので何もできない」と不満を打ち明ける。

 総務省の調査によると、市内で1998年に9100戸だった一軒家の空き家は、この10年で1万1990戸まで増えた。背景にあるのは団地の高齢化だ。持ち主が死亡したり、別の地域に暮らす子ども夫婦の元に移ったりする例が多い。郊外型の団地で殊に目立っており、市には適正管理を求める苦情が相次いで寄せられている。

 青葉区北部の川平学区連合町内会(3571戸)でも最近、空き家が少しずつ目立つようになってきた。町内会が9月、初めて空き家の実態調査を実施したところ、持ち主が長期間不在の家屋が約60戸に上ることが分かった。

 島田福男会長は「空き家は不審火が起きたり、ごみの不法投棄場所になったりする。行政はずさんな管理を改善するよう所有者に徹底して指導してほしい」と注文する。

 青葉区は約10年前から空き家の写真を撮り、家屋の所有者に郵送しているが、「大半は連絡も取れず、個人情報の保護が壁になって持ち主の所在が分からないケースもある」と担当者は語る。

 仙台市の人口(約103万7000人)は数年後に減少局面に入り、35年には94万9000人に落ち込むと予想される。市は都市計画道路の整備見直しなどで集約型の街づくりを進めており、郊外ではさらに空き家が増える可能性もある。

 市は6月に市民局や都市整備局などでつくる庁内連絡会議を設立し、総合対策の検討に入った。市市民生活課の佐藤尚之課長は「空き家は防犯や生活衛生、建物の保安などの問題が複雑に絡み合っている。各部局の連携で、解決を図りたい」と話している。

980荷主研究者:2010/12/26(日) 23:24:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/12/17 建設新聞
仙台市 青葉通の再整備
2011年度で詳細設計に着手 西公園〜東二番丁の1㎞を先行整備

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 仙台市は、杜の都のシンボル「青葉通」を再整備するため、来年度で道路詳細設計に着手する方針を固めた。

 第1期事業として西公園通から東二番丁通りまでの延長1000mを整備する計画で、2012年度から14年度の3ヵ年で工事を完了させる。両側の車道を1車線ずつ減らし、歩道幅員を約1・5倍に拡幅してゆとりある歩行空間を確保するほか、地下鉄東西線整備に伴い一部撤去されたケヤキ並木を復活させ、杜の都のシンボルロードのさらなる魅力アップを図る。

 整備を計画している区間は、15年度開業予定の地下鉄東西線整備に伴い、現在は歩道と車道の幅員が変更され、路面には覆工板が設置されている。地下鉄工事の進捗で12年度後半ごろには道路復旧に着手できる見通しとなったことから、このほど再整備計画の事業スケジュールを固めたもの。

 計画によると、道路幅員の全幅は現在と同じ36mで、地下鉄工事前の歩道部6m×2、車道部10・5m(3車線)×2、中央分離帯3mを再整備する。両側の車道を片側1車線ずつ減らして歩道幅員を両側とも約9mに拡幅。バス停やタクシー乗り場付近は歩道に切り込みを入れ、車線減少による道路渋滞の解消にも配慮する。

 また、ヤナセ東北仙台支店付近と藤崎付近から一部撤去されたケヤキは、周囲の木の大きさなど見栄えを考慮しながら植え直し、ケヤキ並木を復活させる。既存のケヤキについても根が車道の路盤に干渉して生育を妨げることがないように歩道・車道の整備を進める考えだ。

 一方、整備区間から東側の東二番丁通から仙台駅前通の延長560mについても再整備を計画しており、市が策定した「仙台市都市交通プラン」に基づく仙台駅西口バスプールの再編整備などの状況を見ながら事業スケジュールなどを固めていくとしている。

2010/12/17付1面に掲載

981荷主研究者:2010/12/30(木) 00:26:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101218t15017.htm
2010年12月18日土曜日 河北新報
複合施設に再開発 仙台駅東口ヨドバシカメラ 近く着手

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 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口にある「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」(仙台市宮城野区)周辺で近く着手する再開発計画の概要が17日、関係者の話で分かった。マルチメディア仙台を核店舗に幅広いテナントを組み込んだ大型複合施設を想定。数年後のリニューアルオープンを目指す。

 複数の関係者によると、ヨドバシカメラの関連会社が取得していたマルチメディア仙台向かいの旧仙台市農協会館跡地に、仮店舗と立体駐車場を建設。その後マルチメディア仙台を取り壊し、大型複合施設に建て替える案が有力視されている。渋滞を解消するため、既存の立体駐車場は解体する方向だ。

 同社の藤沢昭和社長が16日、仙台市役所で奥山恵美子市長らと会談。再開発の方針を説明した上で、開発許可や環境アセスメントといった行政手続きがスムーズに進むよう支援を要請した。市側も関連する部局間で連携を緊密にし、協力する方針を伝えたという。

 同社は11月、JR京都駅前の近鉄百貨店跡地に「マルチメディア京都」(京都市)をオープンした。品ぞろえを充実させた家電売り場のほか、ファッションやグルメ、趣味の買い物も楽しめる。こうした「家電量販店の百貨店化」を基本に、仙台でも都市のイメージと調和した多彩な店舗による複合施設づくりを展開するとみられる。

 ヨドバシカメラは「現在、公表できるような計画はない」(広報)としている。

982荷主研究者:2010/12/30(木) 00:27:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101218t12028.htm
2010年12月18日土曜日 河北新報
セントラル自 「ヤリスセダン」生産設備を宮城工場に移設

 宮城県大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)は17日、相模原市の現工場での「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)の生産を終了した。年内に生産設備の移設を終え、来年1月6日に稼働する新本社工場に生産を移管する。

 セントラルは2007年からヤリスセダンの生産を手掛けてきた。現工場では来年3月末までカローラアクシオの生産を継続させ、4月に新本社工場に生産機能を全面移管する。

 新本社工場では、今年夏までに主要な生産設備の設置を終え、機器の調整などを進めてきた。今後、一部の生産設備を現工場から新本工場に移設し、稼働に備える。

 新本社工場では1月10日すぎにヤリスセダンの1号車が完成する見通し。

983荷主研究者:2010/12/30(木) 00:28:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101218t11026.htm
2010年12月18日土曜日 河北新報
宮城の3公社「廃止」 県議会特別委が提言方針

 宮城県議会の県出資団体等調査特別委員会は17日、多額の累積債務を抱える県の林業公社と住宅供給公社、道路管理の移管が指摘されている道路公社について、「廃止」を県に提言することで一致した。来年1月の次回委員会で決定し、県議会2月定例会に報告する。

 林業公社は木材価格の低迷による減収で、借入金164億円の返済めどが立たない。県は本年度内に公社解散か、債権放棄して存続させるか判断する方針で、特別委の提言は影響を与えそうだ。

 委員11人中9人が廃止を主張し、2人が存続させて経営改善に努めることを求めた。「林業公社が担う事業の実戦部隊は森林組合。森づくりなら税金はそちらへ投入すべきだ」との意見も出た。

 193億円の借金を抱える県住宅供給公社は、「宅地造成の役割は終えた」と判定。仙台南部道路と仙台松島道路を管理する県道路公社に関しては、それぞれ東北自動車道と三陸道との一元化を求め、事業を「東日本高速道路へ移管すべきだ」とした。

 3公社以外では県土地開発公社を廃止か、休眠状態にすることで一致した。累積赤字が34億円に上る仙台空港鉄道と7億円の県農業公社は存続の上、「事業縮小を図りながら経営改善に努める」との方向性を確認した。

 渥美巌委員長は「具体的にどう廃止するか、いつ廃止するかは知事の執行権の範囲だが、自主解散もあれば(茨城県住宅供給公社のような)破産もあり得る」と語った。

984荷主研究者:2010/12/30(木) 19:13:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101219t12013.htm
2010年12月19日日曜日 河北新報
産業拠点と東北道直結 大衡IC開通で仙台港へのアクセス向上

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仙台港に直結し、物流機能向上への期待が高まる東北道・大衡IC=18日、宮城県大衡村

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 東北自動車道の大衡インターチェンジ(IC)が宮城県大衡村に完成し、18日開通した。仙台北部中核工業団地群(同県大和町、大衡村)の物流機能が強化され、仙台港へのアクセス環境が向上する。インフラ拡充を機に、県は企業誘致の一層の促進を目指す。

 大衡ICは大和―古川IC間に設置された。仙台北部中核工業団地(大和町、大衡村)と第2仙台北部中核工業団地(大衡村)の中央付近に位置し、物流の中枢的役割を担う。両工業団地内の基幹道路「県道大衡落合線」と接続し、輸出入拠点の仙台港や仙台空港への利便性が高まる。

 ことし3月には仙台北部道路が東北道富谷ジャンクションと直結し、仙台都市圏高速環状ネットワークが完成。大衡ICの完成で両工業団地と仙台港方面は高速道路網でつながり、団地から仙台港へは大和IC利用時に比べ約6分短縮される。

 今後、国が整備中の仙台港IC(仮称)が完成すれば、輸出入の利便性はさらに高まる。

 IC周辺では、大衡村に移転するトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場が来年1月に稼働する。今後、自動車産業や高度電子関連産業の企業誘致促進が期待される。

 大衡ICは地方公共団体が主体となって整備する地域活性化IC制度に基づき、2009年10月に着工。総事業費は約35億円で、県が23億円、東日本高速道路が12億円支出した。1日2700台の利用を見込む。

 現地では18日午前、開通式典があり、村井嘉浩知事や地元町村長らがテープカットし、完成を祝った。

◎効果計り知れない/村井嘉浩宮城県知事の話

 大衡ICは富県戦略を進める上で重要なインフラで、開通の経済効果は計り知れない。セントラル自動車の稼働前に完成できて、本当に喜ばしい。企業誘致の加速に向け、大きなセールスポイントとなる。

985荷主研究者:2010/12/30(木) 19:13:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101219t15022.htm
2010年12月19日日曜日 河北新報
本物の計器類前に操縦、客室も再現 仙台空港ミュージアム開設

19日に開設する「エアポートミュージアム」のイメージ図

 仙台空港ターミナルビル(名取市)は19日、航空機のコックピット搭乗体験などが楽しめる「エアポートミュージアム」を同ビル3階に開設する。機内の雰囲気を味わえるように客室の様子も再現。「子どもたちに空への憧れを抱いてほしい」(同ビル事業部)と来場を呼び掛ける。

 面積は125平方メートル。ビルの空きスペースを活用し、宝くじ助成金の交付を受け約3500万円掛けて整備した。

 目玉はコックピットの体験コーナー。航空会社で訓練用として使った機材を借り受けた。本物の計器類を前に、機長席の臨場感が味わえる。ゲーム感覚で離着陸操作を体験できるフライトシミュレーターもあり、仙台空港の滑走路の映像を見ながら操縦できる。

 大空の雰囲気を演出するため、ミュージアムの周囲は青の壁紙で装飾。ボーイング747で実際に使ったシート2脚を3列並べて客室の気分を味わってもらう。仙台空港に就航する航空機の模型や航空管制の仕組みを解説したパネルも設けた。

 3階のミュージアム外のフロアには、軽飛行機「富士FA―200」1機を東日本航空専門学校(岩沼市)から借り、常設展示する。

 ビル屋上にはことし3月、航空機が間近に見られる「展望デッキ」を開設。同ビル事業部は「ミュージアムで空港の魅力がさらに高まる。遊びのスポットとして、親子連れなどの利用を期待したい」と話す。

 入場無料。フライトシミュレーターは1回100円。営業時間は午前8時〜午後8時。記念イベントとして、19日午前11時15分から仙台フィルハーモニー管弦楽団の弦楽四重奏によるクリスマスコンサートを開く。仙台空港駅では同日午後1時30分からミニゴスペルコンサートを開く。

986荷主研究者:2010/12/30(木) 19:37:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/12/20 建設新聞
野村不動産 東海興業で4月着工へ
青葉区大町・プラウド大町二丁目の新築 RC・B1/17F延べ約1万0709㎡

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区一番町2丁目5の1 篠雅治支店長)は、仙台市青葉区大町2丁目のホテルレオパレス仙台跡地に分譲マンション「プラウド大町二丁目」(仮称)の新築を計画しており、東海興業の施工で来年4月初めの着工を予定している。実施設計の作成は、創建設計と東海興業が担当している。

 建設場所は、仙台市青葉区大町2丁目3の1地内の敷地面積1889・53㎡で、現在、旧ホテル施設は解体中の状況。

 杜の都のシンボルとも言える青葉通の並木通に面し、2015年度開通予定の仙台市営地下鉄東西線・西公園駅(仮称)予定地からもほど近い、絶好の都市型マンション立地。

 施設規模は、RC・B1/17F延べ1万0709・55㎡で、ファミリータイプの分譲住宅99戸を設けるもの。完成は2012年11月末を予定している。

2010/12/20付1面に掲載

987荷主研究者:2010/12/30(木) 19:38:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101221t13021.htm
2010年12月21日火曜日 河北新報
買い物どこで、高齢者悲鳴 地元商業施設閉鎖 仙台・将監

9月末で閉鎖された将監ふれあい市場

 仙台市泉区将監地区のお年寄りたちが、日々の買い物に不自由している。将監地区の商業施設「将監ふれあい市場」が9月末に閉鎖されたからだ。地域に親しまれてきたが、近年の売り上げ不振が響いた。「遠くのスーパーマーケットに通うのはもう限界」と悲鳴を上げるお年寄りたち。高齢化が急速に進む都市部の住宅団地から「買い物難民」を生まない知恵が求められている。

 行きは30分、帰りは荷物を抱えて50分。

 ふれあい市場閉鎖後、将監6丁目の無職男性(73)の買い物はもっぱら、歩いて別の住宅地内のスーパーへ。「牛乳など重い物はつらい。体を壊したらどうすればよいのか」と不安が募る。

 将監7丁目の主婦(70)は、息子にスーパーまで車を運転してもらい、数日分の買いだめをする。「ふれあい市場なら足りない物をすぐ買いに行けた。大事な存在だった」と振り返る。

 将監ふれあい市場は、将監商業協同組合が、仙台市の所有地を賃借して運営していた。市によると、5月末現在で3600万円の累積赤字を抱え、毎月の土地代75万円の支払いは2009年度分から延滞。ことし9月30日で営業を停止した。

 組合の担当弁護士は「売り上げ不振の影響が大きい」と話す。解散する方向で手続きを進め、取引先と個別に債務の整理を続けているという。

 市は、10月上旬に組合と土地の賃貸借契約を解除。だが、跡地利用のめどは立っていない。

 1970年代に開発された将監地区は、高齢化が加速している。

 市の統計によると、将監小学区で65歳以上の人口が占める割合を示す高齢化率(4月1日現在)は27.6%。泉区(17.5%)、市(19.4%)の中で突出している。

 ふれあい市場から車で5分圏内に大型スーパーは数軒あるものの、マイカーの運転が難しくなる高齢者が増加して「買い物難民」化するのは確実だ。

 将監中央町内会の高橋節子会長は「買い物に困っているお年寄りは多い。跡地は商業用地として活用するべきだ。市は、地元の声を真摯(しんし)に聞いてほしい」と訴えている。

 市地域産業支援課は「他地域でも起こり得る状況であり、全市的な課題だ。市を挙げて交通、福祉の観点からも方策を考えていきたい」と話す。

<将監ふれあい市場>1972年、泉市が「将監公設小売市場」として開設。将監商業協同組合が運営し、生鮮食料品の小売店などが軒を連ねた。当時は、新興住宅地の商業環境を整えるため行政主導で各地に公設市場を設置された。仙台市は2003年3月「大型スーパーが多くできた。役割を終えた」として将監の公設市場を廃止。同年12月に完全民営化して再オープンした。

988荷主研究者:2010/12/30(木) 19:41:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101221t72006.htm
2010年12月21日火曜日 河北新報
製造業売上比率宮城44位 「支店経済」を反映 帝国データ

 宮城県内企業の総売上高に占める製造業の割合は全国の都道府県で44位にとどまることが、帝国データバンク仙台支店の調査で分かった。これに対して卸売業は全国4位で、仙台支店は「宮城の産業構造は支店経済の特徴を反映し、第3次産業の基盤が強く、製造業は弱い」としている。

 総売上高に占める製造業の割合は、宮城が13%だった。製造業が集積する山形は31%で全国12位となり、東北トップ。ほかは福島33位(23%)、岩手35位(22%)、秋田36位(21%)、青森37位(19%)の順だった。

 卸売業は宮城が26%で、高知、東京、大阪に続いた。東北では青森も24%とウエートが大きく、9位だった。小売業は秋田3位(22%)、福島4位(21%)、岩手8位(19%)などと東北勢が上位を占めた。

 サービス業は岩手8位(22%)、小数点以下の差で秋田が9位(22%)など。建設業は秋田4位(15%)、青森8位(13%)、岩手10位(13%)などとなった。

 仙台支店は「建設業の割合は東北6県とも全国より高く、主要産業として大きな位置を占めている。宮城は製造業の基盤強化が課題。自動車産業の集積が地元企業の受注増加や技術力強化につながることを期待したい」としている。

 調査は11月時点で帝国データバンクのデータベースに収録されている全国約135万社から売上高を抽出し、分析した。

989荷主研究者:2010/12/30(木) 19:42:19

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20101221_01.htm
2010年12月21日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(43)プライムアースEVエナジー宮城工場/HV支える電池生産

広大な敷地に立つ宮城工場。3本目のラインも稼働し、生産能力は年間30万台分になった

<先端技術、積極導入>
 ハイブリッド車(HV)に搭載するニッケル水素電池を生産する。1月から量産を始め、4月に2本目の生産ラインを稼働。10月に3本目が完成し、生産能力は年間30万台分となった。
 トヨタ自動車の「プリウス」向けが中心。9月には北米で生産されている「カムリハイブリッド」向けが静岡県内の工場から移管された。カムリ用はプリウスよりも大きいため、別の組み立て工程で対応している。累計生産数は10月19日、10万台分に達した。
 同社の3カ所の生産拠点の中で最新で、生産設備の一部に他工場ではまだ使われていない先端技術も導入している。ニッケル水素電池製造の主力拠点として、トヨタなどの協力も得ながら新しい生産技術確立にも積極的に取り組む。

<地元から9割採用>
 工場長の小栗寛司常務は「将来的には一つのラインで複数の製品に対応できるようにしたい。宮城からニッケル(電池)のコストを下げるバリュー・エンジニアリング(VE)を提案、発信していく」と意欲を見せる。
 従業員の約9割を地元から採用した。平均年齢は約30歳。新しい工場ということもあり、生産現場を支える人材の育成に力を入れる。
 具体的には4、5人でつくる班ごとに生産性、品質、安全などのテーマを設定し、改善策を考える活動を4月から始めた。月2回の成果発表会で現場の問題解決力、チームワーク力などを高めている。
 「自分たちの造った電池が市場に出ていることで従業員に自信がついてきた」と手応えを語る小栗常務。「人材育成をさらに進め、工場としての基礎体力を強めたい」と話す。

[基本データ]
生産開始 2010年1月
従業員数 約520人
敷地面積 24万8300平方メートル
資本金  200億円(本社)
売上高  約1100億円(2010年3月期、本社)
住所   宮城県大和町流通平1
連絡先  代表022(353)0111

990荷主研究者:2010/12/30(木) 19:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101222t11030.htm
2010年12月22日水曜日 河北新報
東西線沿線街づくり連携強化 仙台市と東北大院協定

市の街づくりなどに関する協定を締結した奥山市長(右)と内山科長

 東北大大学院工学研究科の人的、知的財産を仙台市の施策や事業に生かそうと、市は21日、同研究科と連携を強化する協定を結んだ。当面は、2015年度に開業を予定する市地下鉄東西線沿線の街づくりについて提言してもらう。

 協定は、市と研究科が情報やアイデアを提供し合い、市の施策の推進や地域課題の解決、人材育成を図るという内容。14年度までの5年間の協定だが、自動更新することも念頭に置いている。

 連携の第1弾として、研究科は科内の講座で東西線の国際センター駅(青葉区青葉山、仮称)周辺の街づくりなどを研究し、市に計画を提案する予定。市は実践的に研究できる場を提供するなど、学生の調査活動を全面的に支援する。

 市役所であった締結式で、奥山恵美子市長は「東西線は市の大プロジェクト。学生から街づくりに向けた多くの知恵を頂きたい」とあいさつ。研究科の内山勝科長は「幅広い連携、協力を進め、成果を仙台から世界へ発信したい」と語った。

991荷主研究者:2010/12/30(木) 19:46:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101222t11014.htm
2010年12月22日水曜日 河北新報
政府予算案特別枠 仙台地下鉄東西線は満額計上

 政府の2011年度予算案の「元気な日本復活特別枠」に、仙台市の地下鉄東西線の建設費として約80億円が要望通り満額計上されることが21日、分かった。国土交通省が都市鉄道整備事業(総額約104億円)の一環として求めていた。

 特別枠への要望についてA―Dの4段階で優先順位を決める公開の「政策コンテスト」では「積極的に評価できるが、問題がある」のB判定とされ、最終的な予算計上額が焦点となっていた。

 仙台市交通局によると、東西線は06年に着工。JR仙台駅を中心に東西約13.9キロを結び、総建設費は約2735億円。15年度開業予定で、年間約11.9万人の利用を見込む。同市内では、2本目の地下鉄となる。

 特別枠には、当初想定していた1兆3千億円に対し、各府省庁から189事業計約2兆9千億円の要望が集中。政府は、このうち2兆円超を11年度予算案に計上する方針。

992荷主研究者:2010/12/30(木) 19:49:32

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/12/21 建設新聞
仙台駅西口・菊重 ホテルサンルート仙台の建替
運営事業者に藤田観光を特定

 機械商社の菊重(仙台市若林区卸町3丁目6の7)は、JR仙台駅西口南側で同社が運営を行っているサンルートホテル仙台の施設建替計画を具体化させるため、建替後のビル利用計画の検討作業に入っていたが、このほど全国でワシントンホテルなどを運営する藤田観光(東京都文京区)を特定した(本紙調査)。同社が施設を建設し、テナントとして入居させるもようだ。

 対象用地は、仙台市青葉区中央4丁目10の8地内で、現在営業中のホテルは同社が運営しているため、新事業計画の具体案が固まった段階で閉店し、既存施設の解体作業を行う見通し。

 同社では、これまで他のホテルチェーンや、ブライダル業者からの提案を受付け、ヒアリングを重ねてきた結果、今回の絞り込みに至った。ワシントンホテルは、数年前まで仙台市青葉区大町の青葉通沿いで2館の営業を行っていたが、その後、両ホテルとも違うホテル企業の運営に引き取られ、仙台市内での藤田観光運営によるワシントンホテルはなくなっていた。

2010/12/21付1面に掲載

993荷主研究者:2010/12/30(木) 19:50:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101223t12016.htm
2010年12月23日木曜日 河北新報
着工延期の鋳造工場、12年稼働検討 大衡・アイシン高丘

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘東北(宮城県大衡村)の天草治彦社長は河北新報社のインタビューに応じ、着工を延期している大衡村の鋳造工場の今後の計画について、2012年初めの稼働を検討していることを明らかにした。同工場の従業員も11年から追加採用する方針で「100人規模になる」と述べた。

 アイシン高丘東北は12月上旬から、大衡村でブレーキ部品の加工工場を操業している。計画が実現すれば、鋳造部品の一貫生産体制が整うことになる。

 同社はアイシン高丘(愛知県豊田市)の子会社。アイシン高丘専務も兼ねる天草社長によると、鋳造工場は空き工場を改修した加工工場の隣に新設する。投資額は40億〜50億円の見通し。

 天草社長は「部材の現地調達見通しやコスト低減の可能性など、詰めの協議を進めている段階。着工時期など詳細はまだ明らかにできない」と説明した。11年夏までに最終判断するという。

 製品はトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)に供給する。来年1月に大衡村で稼働するトヨタの完成車製造子会社、セントラル自動車(相模原市)の新本社工場にも納める。

 従業員の追加採用は11年の早い時期から始め、鋳造工場稼働までは愛知県内で研修を重ねる。

 アイシン高丘東北は初年度の売上高を約20億円と見込んでおり、鋳造工場稼働後の14年度には約40億円にほぼ倍増する見通しという。

 同社は現在、地元採用の約30人を含む37人体制。愛知県から部材を運び機械加工のみを行っており、輸送コスト削減などから早期の鋳造工場着工の可能性を探っていた。

 天草社長は「(トヨタグループが東北で生産する)小型車向け部品でも採算性を確保するため、鋳造の新ライン開発にも着手している。雇用を増やして地元貢献にも努めたい」としている。

 アイシン高丘東北は当初、鋳造工場を10年中に稼働予定だったが、リーマン・ショック後の自動車販売不況を受けて着工を延期していた。

994荷主研究者:2010/12/30(木) 20:05:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101225t12012.htm
2010年12月25日土曜日 河北新報
太陽光発電システムのSSI 仙台へ本部機能移転

11年から製造を開始する、商業施設や住宅向けの小型太陽光発電システム

 仙台市は24日、高効率太陽光発電システムの開発や製造、販売を行うベンチャー企業「スマートソーラーインターナショナル」(SSI、東京)が2011年1月、本部機能を青葉区中央1丁目の市情報・産業プラザに移転することを明らかにした。同社は2月、大崎市に製造拠点を設置して稼働させ、15年までに従業員数百人を地元採用する計画という。

 製造拠点は大崎市にある工業薬品製造のラサ工業(東京)三本木工場の一部2000平方メートルを借り受ける。11年に商業施設や住宅用で出力150ワットの小型製品を、12年には国内外の発電施設に対応する560ワットの大型製品をそれぞれ製造販売する。ともに販売実績はないが、15年までに年100億円の売り上げを目指す。

 SSIの太陽光発電システムは独自技術により(1)高効率でレアメタルに依存せず、低コスト(2)太陽追尾の集光ミラーを導入、集光に伴う温度上昇を抑える冷却機構も装備―が特徴。従来のパネル型結晶シリコン太陽電池と比べ発電コストが半分に抑えられるという。

 SSIは09年8月設立で資本金3億1000万円。従業員18人。富田孝司社長はシャープでソーラーシステム事業本部長や常務などを歴任。07、08年には東北大客員教授を務めた。

 市産学連携推進課によると、富田社長はことし4月、青葉区の科学技術振興機構イノベーションプラザ宮城に研究開発拠点を置き、東北大と材質に関する共同研究を進めていた。

 SSIは「東北大や行政の協力が得られることから移転を決めた。ソーラー事業は競争が激しいため、仙台市の助成や事業支援を利用したい」と話している。

995荷主研究者:2011/01/02(日) 15:33:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/12/24 建設新聞
カワチ薬品 仙台市「あすと長町」エリア 店舗出店へURと定期借地契約

 ドラッグストアチェーン大手のカワチ薬品 (栃木県小山市卒島1293 河内伸二社長)は、仙台市太白区で都市再生機構(UR)が施行中のあすと長町土地区画整理区域内に店舗を出店するため、URと定期借地権方式による土地の賃貸借契約を締結した。

 同社が出店するのは、仙台市太白区あすと長町土地区画整理49街区1画地地内の5499・31㎡で、あすと長町大通線に面したJR太子堂駅近くの場所。URは用地の売却もしくは定期借地権方式による土地利用者の募集を行っていた。定期借地権方式による最低月額賃料は241万9697円(440円/㎡、賃料減額措置あり、最低保証金5807万2728円=月額賃料の24ヵ月分)に設定していた。来年秋ごろのオープンを目指し、今後、施工者選定等に着手する。

 あすと長町エリアでの大型商業施設は、すでにオープンしているヨークベニマルあすと長町店、今月上旬に着工したゼビオスポーツの店舗・スポーツアリーナ等複合施設に続き三つ目となる。

2010/12/24付1面に掲載

996荷主研究者:2011/01/02(日) 15:35:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101228t12012.htm
2010年12月28日火曜日 河北新報
「こがねふかひれ号」最終列車見送り JR気仙沼線

列車の前で横断幕を掲げ、別れを惜しむ人たち

 JR気仙沼線のリゾート列車「こがねふかひれ号」が26日、運行を終えた。ラストランを見届けようと、発着駅や各停車駅には大勢のファンが訪れ、別れを惜しんだ。

 上り最終列車の始発駅の気仙沼駅では、約100人が参加して見送りイベントが行われた。菅原茂気仙沼市長は「残念だが、この列車で来ていただいた人たちに感謝したい。また別の企画を皆で考え、気仙沼をもり立てていきたい」とあいさつした。

 「崎浜大漁唄(うた)い込み」の歌声が響く中、午後4時35分発の列車がホームを離れると、横断幕を掲げた女性グループの人たちが「さよなら」と手を振って見送った。

 「こがねふかひれ号」は2007年4月、気仙沼線に登場。土・日、祝日に仙台―気仙沼間を1日1往復していた。車体の老朽化に伴い引退が決まった。

997荷主研究者:2011/01/02(日) 18:01:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2010/12/28 建設新聞
仙台市の中心アーケード街 ライブハウス進出など活発化
建設中のビルテナントも具体化へ

 まもなく2011年の幕が開く。新年も明けやらぬ1月2日、仙台の中心商店街では、全国区の知名度を誇る「仙台初売り」が一斉に繰り広げられる。

 1年の中で最も仙台の中心部が活気づくこの時期、中心アーケード街には初売り袋を手にした多くの買い物客でにぎわうことだろう。今年もさまざまな動きのあったこのアーケード街での、現在の動きのいくつかをピックアップした。

◎TICにはライブ空間が誕生へ
 仙台三越などがある一番町4丁目商店街。仙台三越の向かい側に昨年12月にオープンし1年が経った東一センタービル運営の「TIC」には、地元のイベント企画会社・G社がビルオーナーと共同で新たに会社を設立し、音楽コンサートを中心としたライブホールの恒常的運営を行うため借り受ける方向性が固まったようだ。同ビルの7階は元々、ホール的機能として使うテナントを誘致できるように天高などの仕様が施されており、ここに仙台の新たなエンターテイメントの文化を根付かせようという狙いだ。

 また、仙台東映プラザ北側のTS仙台ビルには、カラオケ事業大手の第一興商が運営するカラオケ店舗ビッグエコーの入居が本決まりになりつつあるようだ。

 広瀬通を渡って南下し、仙台フォーラス側の一番町3丁目商店街・ぶらんどーむ一番町に入る。この南端部、青葉通との角地で、現在、ブランドショップのルイ・ヴィトン仙台藤崎店があるところでも先日、本紙が取り上げたように見た目には現れない変化が起きている。ヴィトンの店舗がある場所と、この東側に続く藤崎本館青葉通側エントランス側の一部は、かねてから財団法人・白石庵敬神会(仙台市青葉区二日町)が底地を所有していて、この上に藤崎が長年、借地権を設定している。さらに、敬神会はヴィトンのアーケード側で北側に隣接する信用堂ビルの用地の南側約半分を所有していたが、この残る北側約半分の用地と建物を今年9月初めに取得した。これにより、信用堂ビルの土地・建物の所有権は一本化されたため、一番町3丁目2番街区の南西角地一帯の土地(底地)は敬神会が持つことになった。仙台市が目前で整備を行っている2015年度開業予定の地下鉄・東西線一番町駅(仮称)との接続や、これに併せて想定される取得用地を含めた土地利用計画の具体化などが、藤崎のリニューアル計画と関連して行われるのか否かも含めて注目される。

◎仙台平和ビルの低層部にも動き
 中央通アーケード街のマーブルロードおおまちで注目されるのは、平和不動産が佐々重ビル跡地で建設中の仙台平和ビル。注目される低層部の具体的なテナント名は公表されていないが、中心部の事情に詳しいある商業不動産コンサルタントは「雑貨店F、コーヒーショップU社、紅茶の茶葉販売のL社、3コインショップなどを展開するP社、さらに若者に人気のアパレル系セレクトショップBなどが内定しているようだ」と話している。

 東二番丁通をダイエー仙台店側に渡り、中央2丁目のクリスロード商店街に入る。水晶堂ビルから数軒東側の旧宝文堂ビル跡地は、地元の自転車・オートバイ販売会社の最大手ハヤサカサイクルが取得し、3階建前後の店舗を設け来年春以降のオープンを考えている。

 中央通りアーケード街の最も仙台駅寄りとなるハピナ名掛丁商店街では、一時、ハピナ名掛丁商店街沿いの中央2丁目8番街区での大規模な用地買収に入っていた東急不動産の動きが止まったことで、今、その跡地暫定利用計画が進行している。裏側でさくら野百貨店と行き来できていた小新堂通(ジャンジャン横丁)もその一つ。ここにはS2F延べ1011㎡規模の飲食ビルが建てられる予定で、鹿島が設計・施工にあたっている。

 概ね7年間前後の暫定土地利用計画と見られ、今年後半に飲食店関連業者を対象にテナント誘致が図られた。正式なテナント構成は現段階では発表されていないが、名掛丁通側に牛タンのR社、コーヒーショップのI、南の政岡通側にはDホルモン、ハイボール系のショットバーを出店すると見られるM社、これら4店舗の上に2階部分を通しで使う居酒屋チェーンのO社が出店することが有力視されている。

 このほかにも、中央通のダイエー仙台店の8階で営業を行っていたベスト電器が今月末で閉店することに伴い、その後継テナントとしては、ダイエー子会社のアシーネ(東京都台東区)が運営する書籍販売店舗の入居が決まっている。宮城県内には初出店で、東北では青森県八戸市の店舗に続く2店舗面の出店。

2010/12/28付1面に掲載
東北ジャーナル1月号「飛耳長目」連動。より詳しい『記事』が東北ジャーナルでお読みになれます。

998荷主研究者:2011/01/02(日) 18:08:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101230t11013.htm
2010年12月30日木曜日 河北新報
仙台空港鉄道の客数7%増なのに… 駅広告激減、収入半減

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20101230002jd.jpg
風景やチューリップの写真など「ダミー広告」が目立つ駅構内=名取市の杜せきのした駅

 仙台空港アクセス線を運営する仙台空港鉄道(名取市)が広告料収入の低迷に苦しんでいる。本年度上半期(4〜9月)は、前年同期比の半分以下に激減した。全体収入に占める割合は1割未満と小さいが、経営悪化であらゆる増収策に力を入れる同社は、予想外の数字に頭を抱えている。

 同社によると、上半期の営業収入は3億4770万円。うち、旅客運輸収入は3億4030万円を占め、前年同期比6%増と堅調だった。

 不振を極めたのが広告料収入を含む運輸雑収入。前年同期比40%減の740万円に落ち込み、2年前に比べ半減した。特に、前年同期は1000万円以上だった広告料収入の落ち込みは深刻で、ことしは半分以下の480万円に激減した。

 主な減収要因は、2007年春のアクセス線開業時、3年契約で締結した広告がことし春に更新期を迎え、再契約を見送る企業が続出したこと。駅構内にある電照看板スペース(縦120センチ、横90センチ)は七夕などの風景写真や自社広告でしのぐケースが目立ってきた。

 杜せきのした駅構内の場合、13カ所のスペースのうち、企業広告は2カ所だけ。改札口前の目立つ場所の大型看板(縦180センチ、横120センチ)4カ所も、大型商業施設などが順次撤退した。

 同社の斎藤進社長は「開業当時は勢いがあり、宣伝効果もあった。今は他路線よりも優位性がなければスポンサーをつなぎ留めるのは難しい状況」と苦しい事情を語る。

 列車内の中づり広告もまばらだ。中づり広告の業務委託を受けるジェイアール東日本企画仙台支店は「交通広告は08年のリーマン・ショック以降全国的に減少傾向。広告を得るには乗降客数が重要で、空港鉄道の場合、今後の宅地の広がりなどに期待したい」と話す。

 明るい兆しもある。空港鉄道は開業以来3期連続の赤字を計上したが、上半期の乗降客数は前年同期比7%増の125万人。誘客イベント実施や沿線の住宅分譲に伴う人口増などが好材料となっている。

 斎藤社長は「地域と連携したイベントなどを通じ、鉄道媒体としての空港鉄道の魅力を向上させ、利用客を増やさねばならない」と力を込めた。

999荷主研究者:2011/01/02(日) 18:09:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101230t12016.htm
2010年12月30日木曜日 河北新報
ダイエー仙台店 ベスト電器年末撤退後 系列書店が入居へ

 ダイエーは、仙台市青葉区中央の仙台店8階から31日で撤退するベスト電器仙台店の後継テナントに、ダイエー子会社の書店チェーン「アシーネ」(東京)を入居させる。

 来年春のオープン予定で、ベスト電器撤退後に改装に入る。売り場面積は1000平方メートル。アシーネは全国で約90店を展開しており、県内への出店は初めて。

 ベスト電器仙台店は2003年7月、ダイエー仙台店の総合家電売り場の後継テナントとして直営で出店。白物家電やパソコンなど幅広い商品を扱ってきたが、不採算店舗整理で、閉店が決まっていた。

1000荷主研究者:2011/01/02(日) 18:09:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101230t11011.htm
2010年12月30日木曜日 河北新報
仙台市本庁に「税務署」機能 区役所・支所から集約

 仙台市は、5区役所と2総合支所にある税務部門を本庁に集約した新たな税務組織を2011年10月に設立する準備を進めている。課税から徴収までを一貫して受け持つ独自の「税務署」機能を担う。市は再編しても職員を増やさず、徴収率アップにつなげる考えだ。

 区役所と総合支所に在籍する税務担当の職員は約220人。分散よりも集中配置することで、年々複雑化する地方税制に関する知識やノウハウを共有化して税務事務レベルの底上げを図るほか、スケールメリットを生かした効率的、機動的な執行体制を構築する。

 新税務組織の規模は未定だが、オフィスは市役所周辺に確保する予定。税証明の交付や納税相談、窓口での納税など住民に身近なサービスは従来通り、区役所と総合支所が担当する。市県民税の申告期間などの繁忙期には、臨時窓口を設けて対応する。

 市財政局によると、09年度の市税収入は歳入全体の4割に当たる約1752億円で、重要な財源に位置付けられている。一方で、市税滞納額は経済情勢の悪化を背景に約35億円に達し、累積額は約99億円に上っている。

 市は07年度に滞納整理事務を本庁に一元化して徴収業務を強化したが、市税の総括収入率(09年度)は93.8%で、09年度の18政令市の中で14位と低迷している。

 市財政局は「区役所で人事管理をしているため、市全体で税務職員を統一的に育成することが難しい現状がある。新たな組織で税務のスペシャリストを育て、公平で確実な市税徴収に取り組みたい」と話している。

 税務事務を集約化する動きは、札幌や千葉をはじめ政令市で一般的な流れとなっている。

1001荷主研究者:2011/01/09(日) 14:29:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110101t12006.htm
2011年01月01日土曜日 河北新報
トヨタエンジン工場 10年代後半にも稼働 宮城・大和

 トヨタ自動車の新美篤志副社長は河北新報社の取材に対し、宮城県大和町での建設を延期しているエンジン工場について、2010年代後半の稼働を考えていることを明らかにした。同社は新型エンジンの開発に着手しており、「新工場で生産することになる」と述べた。関連部品の生産も将来的に愛知県など中部から東北に移す方針。

 エンジンは自動車生産の中核的な要素で、工場が稼働すれば東北の生産拠点としての位置付けが一段と高まることになる。

 新美副社長はエンジン工場に関し「国内の生産台数が復調し、開発中の新エンジンが完成した時が設備投資のタイミングになる」と説明。具体的な稼働時期は「5年以内は難しいが、10年はかからないと思う」と語った。

 新エンジンは既に基礎研究を進めているといい、「欧米で強化が見込まれる燃費性能の法規制に対応するため(構造などを)抜本的に見直す」としている。

 新工場での生産が始まれば、今月6日に宮城県大衡村で稼働するセントラル自動車の新本社工場と、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)の二つの小型車生産拠点に供給する見込み。

 トヨタはセントラルと関自工岩手で使う部品の現地調達率を高める方針。精密な加工が求められるエンジンに必要な高付加価値部品などについても、地元調達の可能性を探るとみられる。

 トヨタは国内のエンジン生産能力に余剰感があるため、月産能力を従来の半分の9000基に抑えるなどして、より効率化した製造ラインも開発した。既に愛知県内の工場に導入しており、宮城の新工場でもこうした新技術を活用することになりそうだ。

 延期中の計画では、エンジン工場は部品製造のトヨタ自動車東北(大和町)が建設する。当初は総事業費500億円で10年末の生産開始を予定していたが、08年秋のリーマン・ショック後の自動車販売不況の影響で計画を先送りした。

1002荷主研究者:2011/01/09(日) 14:31:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110101t32013.htm
2011年01月01日土曜日 河北新報
「部品現地調達8割超に」 セントラル自と関自工岩手

 トヨタ自動車の新美篤志副社長は河北新報社の取材に対し、宮城県大衡村で今月6日に稼働するセントラル自動車と、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で使う部品に関しては「8割以上を現地調達したい」と述べ、地元との取引拡大に意欲を示した。東北に自動車開発を委ねる考えにも言及した。関自工岩手での生産が見込まれる小型ハイブリッド車(HV)について「いずれ両工場で生産することになるだろう」として、将来はセントラルで製造する見通しも語った。

 ―トヨタは東北を「国内第3の生産拠点」と位置付ける。

 「中部、九州に次ぐ拠点としてコンパクトカー生産を担ってもらう。北海道で製造している変速機を含め、最低でも8割以上を地元調達したい。中部で生産している駆動系、電子系の基幹部品もいずれ東北、北海道に移管する」
 「地元企業の参入ハードルを下げるため(あらかじめ)部品総量の1割程度を地元に託し、少しずつ比率を高めることも考えられる。部品製造だけでなく、複数の部品を組み上げる工程も東北で行うつもりだ」

 ―延期している宮城県へのエンジン工場新設の見通しは。

 「生産能力に余剰感があり、5年以内の工場稼働は難しい。国内生産台数が回復し、開発中の新型エンジンが完成した時が投資のタイミングになる。現在は基礎研究を行っている段階だが、実現まで10年はかからないと思っている」

 ―東北での生産台数の目標は。

 「当面は(2工場がフル稼働となる)年間50万台を目指す。生産台数を伸ばすだけでなく、東北で製造する自動車の開発も現地に委ねる。関自工が2009年に岩手工場内に設置した開発拠点『開発センター東北』を核に、部品開発と同時に地元からの調達策を探る」
 「将来的に小型HVを商品化すれば、東北がその製造拠点となる。関自工岩手、セントラル同時着手にはならないが、いずれ両工場で生産することになるだろう」

 ―国内製造業の空洞化が懸念されている。

 「少子高齢化が進む国内の需要は150万台水準が続く。輸出台数を増やして国内生産320万台を維持する。低迷している米国市場もいずれ復活する。韓国メーカーも急速に競争力を高めており、円高でも戦えるレベルの製造原価を実現することが必要だ」

 「世界市場でもコンパクトカーの需要が増えると予想しており、東北は輸出車製造の拠点として重要性が増す可能性がある。拡大する市場を制するため、技術分野での東北の潜在能力に大いに期待している」

 ―東北の産学官との連携は。

 「部品の軽量化といった技術的テーマで、東北の大学などとの連携をより深化させたいと考えている。トヨタにとって東北は新たな拠点。長期的視点で地域の皆さんに育ててもらいたい」

<にいみ・あつし> 名古屋大卒。71年トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。生産管理部長、愛知県内の元町工場長などを経て、04年取締役(専務待遇)就任。09年6月から現職(生産企画、生産技術、製造担当)。愛知県出身。63歳。

1003荷主研究者:2011/01/09(日) 14:33:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110101t12007.htm
2011年01月01日土曜日 河北新報
東北大が産学連携強化 総長と経営者 意見交換

 東北大は宮城県内の製造業者など地元企業との連携を強化する。井上明久総長が経営者らと直接、語り合う「地域企業との意見交換会」を今月27日に初めて開き、年1、2回のペースで続ける。宮城県などがつくる企業支援のネットワークにも新たに参加する。

 意見交換会は経営者側からみやぎ工業会の川田正興会長をはじめ、宮城県内のものづくり、医療、情報通信、流通、金融各分野の13人が出席。大学側からは工学、医学系、農学の各大学院研究科長ら7人も参加する。

 1時間半ほどの懇談で、大学側は先端的な研究シーズ(種)などを紹介。企業側のニーズにも耳を傾け、研究成果を地域で活用してもらう具体的な取り組みにつなげる。

 東北大が新たに参加するのは、宮城県が他大学とつくる「KCみやぎ推進ネットワーク」。地元企業からの相談に対応する2005年発足の組織で、東北学院大や石巻専修大など13の学術研究機関が参加している。東北大は早ければ今月中にも県と参加のための協定を結ぶ方針。

 井上総長は「地元企業との産学連携はこれまで弱い部分だった。自動車・半導体の関連企業の宮城進出が相次いでおり、地元企業が技術力を身に付けて仕事が取れるよう支援したい」と話している。

1004荷主研究者:2011/01/09(日) 14:36:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110104t11010.htm
2011年01月04日火曜日 河北新報
青葉通、仙台市が新年度から再整備 車流入を抑制

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/110104m101.jpg
市地下鉄東西線の開業に合わせ、3車線から2車線に削減される青葉通

 仙台市は2011年度以降、主要幹線道路「青葉通」の大幅な再整備に取り組む。片側3車線を2車線に減らすとともに、歩道の幅員を1.5倍に広げる。市中心部の主要幹線道路で車線を減らすのは初めてで、市地下鉄東西線の建設で伐採されたケヤキ並木も復活させ、杜の都のシンボルロードとしての魅力を向上させる。

 再整備するのは、西公園通から東二番丁通までの約1キロの区間。現在、36メートルある道路の幅員は変えず、歩道側の車道を1車線ずつ減らして片側2車線にする。タクシー乗り場や荷さばき帯などの駐停車スペースも設け、渋滞が生じないようにする。

 歩道は現在の6メートルから最大9.25メートルに拡幅し、市民が気軽に休憩できるよう、ベンチを設置する。東西線工事に伴い、街路樹のケヤキ44本が伐採されたことから歩道拡幅に合わせて植え直す。透水性の高い舗装を施し、ケヤキの良好な生育環境を確保する。緑豊かな街の彩りを補うため、歩道の各所に花壇も配置する予定。

 市は車線を減らすことで都市への車の流入を抑え、地下鉄東西線などの軌道系公共交通の利用を促す。道路を新たな緑の空間に変えることで、「杜の都」という都市の個性をグレードアップさせる狙いもある。

 市は11年度に道路設計を行い、12年度に着工。14年度までに整備を完了し、15年度の東西線開業に間に合わせる。東二番丁通から東側の560メートルの区間についてはバスプールの再編計画が固まっていないため、市内部の検討結果を踏まえて2期工事として整備する。

 市道路計画課は「新たな青葉通は歩行者にもケヤキにも優しい環境になる。車線を減らすことで二酸化炭素の排出削減にも貢献する地下鉄の利用が増え、コンパクトシティーの構築につながればいい」と話している。

1005荷主研究者:2011/01/16(日) 16:26:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110105t12012.htm
2011年01月05日水曜日 河北新報
仙台支店を月内に開設へ 森トラスト

 都市開発大手の森トラスト(東京)は仙台支店を今月中に開設する。昨年8月に全面オープンした超高層ビル「仙台トラストタワー」と隣接の高層マンションで構成する「仙台トラストシティ」(仙台市青葉区)の運営などに当たる。

 支店はトラストタワー内に設ける予定。トラストシティと仙台MTビル(宮城野区)の管理運営が業務の中心になる。具体的な業務内容や人員、規模などは開設までに決める。開設に先行し、遠藤信幸常務執行役員(66)が1日付で支店長に就任した。トラストタワー内のウエスティンホテル仙台の総支配人代行なども兼務する。

 遠藤支店長は「国際都市仙台の発展に寄与するため、地元の要望の把握に努め、施設運営に生かしたい。国際会議の誘致やオフィス入居、ホテル稼働率の強化も図る」と話している。

1006荷主研究者:2011/01/16(日) 16:30:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110105t12013.htm
2011年01月05日水曜日 河北新報
仙台・一番町にライブホール 市が助成、4月開設

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110104029jd.jpg
7階にライブホールの開設が決まったTICビル

 仙台市は4日、青葉区一番町4丁目の商業ビル「TICビル」に約700人収容のライブホールの開設が決まり、「広域集客型産業立地促進助成金」の交付対象に内定したと明らかにした。ホールの利用開始は4月の予定で、ビルを所有する東一センタービル(仙台市)とイベント企画会社のジー・アイ・ピー(同)による共同出資会社が運営する。

 仙台市やビル関係者によると、施設名は「ライブホールRENSA(レンサ)」で、運営会社名も「レンサ」。2009年12月のビル誕生前にあった飲食店街「東一連鎖街」にちなんだ。

 地上8階のビルの7階(約730平方メートル)に入る。天井までの高さは約6.5メートルと、開放感を持たせる。収容人員は立ち見約700人で、着席の場合は約270人。東北のライブホールとしてはJR仙台駅東口の「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」(1、2階合わせて立ち見約1500人)に次ぐ規模になるという。

 コンサートのほか講演会や映画の上映会、文化行事などにも貸し出す方向で検討している。音響や照明設備設置などの投資額は未定。

 市の「広域集客型産業立地促進助成金」は、賃料や設備などにかかる固定資産税相当額を5年間にわたって交付する。市は「広範囲からの集客や商店街への波及効果が期待できる」と判断し、助成対象とした。

 市産業振興課は「コンサートがある夜間だけでなく日中の集客も重要。施設運営会社や地元商店街と一緒に活用策を検討したい」と話している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t12008.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
仙台・一番町にライブホール 「レンサ」が今月末に着工

 仙台市青葉区一番町4丁目の商業ビル「TICビル」に4月開設が決まった新ライブホールの運営会社、レンサ(仙台市)は6日、仙台市に立地表明書を提出した。4月1日のオープンを目指し、今月末に着工する。

 市役所で同日、立地を正式表明した同社の笹木みえ子社長は「仙台市と地元商店街のにぎわい創出に寄与できればうれしい」と語った。奥山恵美子市長は「新しい元気のもとが生まれる」と歓迎の意向を示した。

 ホール名は「RENSA(レンサ)」。収容は立ち見700人、着席の場合は270人。コンサートのほか、映画上映や落語などの古典芸能、講演会などに利用できる多目的ホールになる。幅広い集客が見込める施設立地を支援する市の広域集客型産業立地促進助成金を受けることが正式に決まった。

 レンサによると、首都圏では近年、人気アーティストのコンサートチケット入手の競争率が高く、仙台などに流れる動きが強まっている。馬渕喜彰取締役は「コンサート来場者の食事や宿泊などの需要もあり、周辺への波及効果がかなり期待できる」と話した。

1007荷主研究者:2011/01/16(日) 16:31:23
>>958
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110106t12002.htm
2011年01月06日木曜日 河北新報
仙台工場を再稼働 多機能携帯需要増で 金沢村田

再稼働した金沢村田製作所仙台工場で作業に当たる従業員=仙台市泉区の泉パークタウン工業流通団地

 電子部品製造大手の村田製作所(京都府)は5日、一時閉鎖していた子会社、金沢村田製作所の仙台工場(仙台市泉区)を1年9カ月ぶりに再稼働させた。設備点検などに続いて6日以降、多機能携帯電話(スマートフォン)などに使われる高周波表面波フィルターの量産を始める。

 金沢村田の金沢事業所(石川県)に異動していた社員約160人のうち約100人は、1日までに仙台工場勤務に戻り、5日に設備点検と装置清掃などを行った。

 本格的な部品生産は6日からとなり、3交代24時間態勢で作業に当たるという。

 金沢事業所に移ったままの残り約60人についても、研修を重ねるなどして秋ごろまでに大半が仙台工場勤務となる。

 小沢浩二工場長は「品質や価格競争力で顧客の期待に応えていく」と語った。2009年4月の採用とほぼ同時に金沢事業所に異動した製造課の白鳥恵美さん(20)は「閉鎖の際は不安だったが、新しい気持ちで頑張りたい」と話していた。

 村田製作所は09年4月1日、世界的な不況などを理由に仙台工場を一時閉鎖し、2年後の再稼働を目指していた。スマートフォンの需要拡大を受け、全社的に生産能力を上げるため再稼働時期を前倒しした。仙台工場は将来のグループ中核工場と位置付けられている。

1008荷主研究者:2011/01/16(日) 16:32:30

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/01/06 建設新聞
HOTEL RICHFIELD SERVICE
青葉区大町・笹生の里跡地の高度活用 自走式駐車場建設 安藤建設で4月着工

 阿部蒲鉾店の関連会社で、ホテルリッチフィールド仙台などの運営を行っているHOTEL RICHFIELD SERVICE(仙台市青葉区中央2丁目3の18 阿部賀寿男社長)は、仙台市青葉区大町の旧阿部蒲鉾本店笹生の里跡地の現時間貸駐車場用地に「大町1丁目自走式駐車場」(仮称)の建設を計画しており、安藤建設の設計・施工で4月下旬の着工、10月下旬の完成をそれぞれ予定している。

 対象用地は、仙台市青葉区大町1丁目2の10ほか地内の敷地面積1620・47㎡で、晩翠草堂やユネスコ会館の北側隣接地。現在、駐車場専門業者に外部委託して行っている駐車場運営が好調なことから、土地の高度活用を図る観点でS4F延べ5259・52㎡規模の自走式立体駐車場施設を新たに設け、収容台数の拡大を図るもの。建設後の収容台数は219台になる見通し。

 一番町や中央通アーケード街から近く、ビジネス街の一角にも位置することから、相当のニーズが見込めそうだ。

2011/01/06付1面に掲載

1009荷主研究者:2011/01/16(日) 16:33:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t12022.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル、空き室率19.4% 12月

 仙台市のオフィスビルの2010年12月末時点の平均空き室率は19.41%で、前年同月比で1ポイント上昇したことが、ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。年末時点で空き室率が前年より悪化するのは4年連続。ただ、上昇幅は過去最悪だった09年の5.67ポイントより大幅に縮小した。

 昨年の各月の空き室率のピークは4月末で20.63%。1989年の調査開始以来、初めて20%台に乗った。10月末までは20%台で推移したが、11月末には20%を切った。12月末は前月比0.24ポイント低下し、3カ月連続で改善している。

 同支店は「新規の供給が止まり、景気低迷に伴うオフィスの撤退、縮小も落ち着いた。拡張や新規進出の動きが出てきている」と分析している。

 10年に仙台市中心部に完成した新築ビルは2棟で、延べ床面積の合計は約12万7000平方メートル。棟数は前年の8棟から減少したものの、延べ床面積は大型物件の仙台トラストタワーがあったため約2万平方メートル増加した。

 11年に完成予定の新築オフィスビルは3棟で、自社使用が大半を占める見込み。同支店は「新年度に向けオフィスを確保する動きも始まっている」として、持ち直し基調が続くとみる。

 12月末の新築ビル空き室率は58.27%で、前月より4.86ポイント改善。既存ビルは18.16%で0.1ポイント改善した。

 五つに分けた地区別では、募集面積を残す既存ビルがある仙台駅東地区が25.90%で最大。前月より0.47ポイント悪化した。泉区など周辺オフィス地区が0.06ポイント上昇の20.55%で続いた。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

1010荷主研究者:2011/01/16(日) 16:34:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110106t12011.htm
2011年01月06日木曜日 河北新報
宮城新本社工場 きょう稼働 セントラル自動車

 セントラル自動車は6日、宮城県大衡村の新本社工場を稼働させる。車体部品の製造からスタートし、10日すぎに1号車が完成する見込み。1993年操業で同じトヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に続いて、東北2カ所目の完成車製造拠点が動きだす。

 新本社工場の生産能力は年間12万台。関自工岩手と合わせると、部品メーカーの進出が加速するとされる50万台規模に拡大し、東北の自動車産業集積がさらに進む可能性がある。新本社工場で量産を始めるのは輸出車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)。昨年12月17日に相模原市にある現工場での生産を終え、生産設備の移設を進めていた。

 6日は車体のプレス部品製造から着手し、車体溶接、塗装、組み立ての各工程に移る。生産設備の移設から稼働まで短期間だったこともあり、当面は品質の維持に努めながら、徐々に生産スピードを上げる。

 相模原工場では3月末に「カローラアクシオ」の生産も終了、4月中に新工場に生産機能を全面移管する。セントラルは新工場の初年度の生産台数を8万台強と見込む。大衡村への本社登記の移転は、相模原工場の清算作業を終えるなどした6月以降になる見通し。

1011荷主研究者:2011/01/17(月) 22:57:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t72011.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
トヨタ輸出用小型車生産 初年度は8万台強 セントラル自

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稼働したセントラルの新本社工場。駐車場は通勤車両でいっぱいになり、従業員は真新しい工場に向かった=6日午前7時20分ごろ、宮城県大衡村

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 セントラル自動車は6日、宮城県大衡村の新本社工場を稼働させ、トヨタの輸出用小型車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)の生産を開始した。東北の完成車製造拠点は、同じトヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に続いて2カ所目。トヨタが掲げる「小型車の生産拠点」化に向けて、東北の自動車産業は新たな段階に移行する。

 トヨタはセントラルの宮城県移転を機に、東北を中部、北部九州に次ぐ「国内第3の生産拠点」と位置付けた。セントラルと関自工岩手の両工場は当面、年間の生産能力である50万台規模の生産実現を目指す。

 セントラルでの作業は車体部品の製造から着手。車体溶接、塗装、組み立ての各工程に移る。品質保持を最優先するため、ラインを1日10台未満のゆっくりしたペースで動かし、徐々に速度を上げる。宮城県で製造された「1号車」は12日に完成する予定。

 初出荷は18日で、約50台を仙台港から中部地方に海上輸送する。製造ペースは今月中に1日250台に引き上げる。

 新本社工場ではこの日午前10時、従業員と関連企業の応援要員を合わせ約1000人が総決起集会を開催。職場ごとに代表者が決意を述べた。

 工場長を兼務する白井安良副社長は「やっと稼働まで来た。地域に根差した企業を目指し、世界のお客さまに宮城で製造した車を届けたい」と意気込みを語った。

 新本社工場の生産能力は年12万台。トヨタグループの最新工場として、ライン全長を大幅に短縮して小型化を図った塗装装置など、先進的な技術を世界に先駆けて導入した。初年度の生産を8万台強と見込む。

 拠点だった相模原市の工場の生産は3月末で終え、4月中に生産機能を新本社工場に全面的に移す。大衡村への本社登記の移転は6月以降になる見通し。

 セントラルは2月16日、地元自治体関係者やトヨタ首脳を招いた開所式を開き、生産設備などを披露する。

 同社は相模原工場の老朽化に伴い、2007年に大衡村への移転を正式表明した。新本社工場の延べ床面積は約12万平方メートル。従業員約1500人のうち、既に異動した約750人を含む約1350人が新工場に移る見込み。

1012荷主研究者:2011/01/17(月) 22:57:53
>>1011 続き

◎強力な参入支援必須

 【解説】セントラル自動車の新本社工場稼働により、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせて、東北の完成車製造は2拠点体制の時代を迎えた。ただ、地元企業の参入例はまだ少ないのが現状。産学官による参入支援の強化など、今後の取り組みこそが重要になる。

 トヨタ自動車は東北を「国内第3の生産拠点」と位置付け、小型車生産を集約する計画を打ち出す。将来的には中部で製造している基幹部品も移管する考えで、東北は部品供給基地としても期待されている。

 セントラル稼働で、東北の自動車関連の取引規模は一層の拡大が見込まれる。トヨタは東北での部品調達率を8割に引き上げる意向も示す。地元企業にとって新規参入の間口は広がる公算が大きい。

 ただ、求められるコストと品質の水準は高い。自動車メーカー各社は海外への生産移管を加速させており、地元企業は世界レベルの技術力を持つことが不可欠な環境に置かれている。

 東北の6県はこれまでも人材育成などで連携してきたものの、具体的な成果はまだ乏しい。県境を越えた施策の展開や大学の研究シーズ(種)を地域企業に活用してもらう試みも、緒に就いたばかりだ。

 製造業がグローバル競争の波にもまれる中、国内に新たな生産拠点をつくるチャレンジが東北で始まった意義をかみしめたい。「東北は国内のものづくりを守る最後の決戦地」(トヨタグループ企業幹部)との見方もある。地域一丸で参入の高いハードルを乗り越えられるかどうか。それは国内製造業の未来を切り開く作業にもなる。(報道部・斎藤秀之)

<地域挙げて応援/村井嘉浩宮城県知事の話>
 これから宮城発、東北発の自動車が国内外に出て行く。自動車産業は裾野が広く、雇用効果も大きい。地域が元気を取り戻すきっかけにするため、県として引き続き、地元企業の技術力向上や人材育成の支援に取り組む。地域を挙げて応援する。

<産業集積へ前進/豊国浩治東北経済産業局長の話>
 東北の自動車産業集積に向けた新たな一歩。企業の海外移転が進む中での稼働は国内的にも大きな意義がある。まずは(産学官一体で)東北での年間50万台の生産体制を確実にしたい。国も関連企業の誘致と地元企業の参入拡大を後押しする。

1013荷主研究者:2011/01/17(月) 22:59:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t13015.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
黒川郡4町村が新住民争奪戦 セントラル自新本社工場稼働

「分譲中」の旗がたなびく住宅団地「ときわ台」=大衡村

 セントラル自動車の新本社工場が6日、宮城県大衡村で稼働した。拠点だった相模原市から異動した従業員は現在、約750人で、4月には約1350人に倍増する。地元黒川郡の大和、大郷、富谷の3町と大衡村は「人口増、経済活性化につながる」と期待。これまで打ち出した定住策を強化するなどして新住民の争奪戦を繰り広げる。

 同社によると、昨年10月末現在、県内で一戸建てなど不動産を購入した従業員は215人。富谷町が58人、仙台市と大和町が各56人で、3市町で8割を占める。賃貸契約を結んだ338人では、大和町の120人が最多で、仙台市92人、富谷町77人、大崎市22人と続く。

 こうした状況を踏まえ、居住が進んでいない大衡村は、子育て支援策の充実を懸命にアピールする。目玉は4月からの18歳以下の医療費無料化。幼稚園と保育所を一体化させた認定こども園の来年4月開園もセールスポイントだ。

 マイホームを新築すれば最大130万円助成する制度も設け、県住宅供給公社が分譲を開始した住宅団地「ときわ台」などに呼び込む方針。村は「商業施設は少ないが、永住地の選択肢に入るはずだ」と自信を見せる。

 大郷町も宅地分譲で対抗する。昨年、町有地を20戸分の住宅地として整地した。このうち大松沢地区は1平方メートル当たり2400円で販売を開始しており、町は「新工場まで車で10分強で着く」と売り込む。

 大和町は行政サービスの向上をPRする。昨年5月に、転入転出や小中学校の転校など行政手続きを1カ所で行える総合窓口を設置した。町は「町内にはスーパーや病院などの施設も整う。役場にも親しみを持ってほしい」と話す。

 富谷町は住環境や教育施設の紹介する冊子を新住民向けに作った。担当者は「仙台に近い利便性を前面に、住みやすさを訴えたい」と説明する。

1014荷主研究者:2011/01/17(月) 23:01:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t12019.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
東北各界「産学連携さらに」 セントラル自新工場稼働

 セントラル自動車が6日、宮城県大衡村で稼働させた新本社工場について、東北の各界からは「地域、産業の活性化につながる」と歓迎の声が上がった。さらなる集積に向けて、地元企業の参入促進や産学連携の強化を求める指摘もあった。

 「世界に向けた車の生産がついに始まった。感無量だ」と言うのは新本社工場が立地する大衡村の跡部昌洋村長。「東北全体の飛躍につながると確信している」と期待した。

 東北の完成車製造能力は関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と合わせて50万台規模となった。

 東北6県の産学官でつくる、とうほく自動車産業集積連携会議代表幹事の達増拓也岩手県知事は「産学官連携を進め、世界に誇れる自動車産業の集積地を目指す」と意欲を示す。

 福島県では5月、カーエアコン製造のデンソー東日本(田村市)も操業する。佐藤雄平知事は「セントラルの波及効果が県内の自動車産業の活性化につながることを期待したい」と話す。

 販売店側も「東北製」の乗用車生産に期待する。山形トヨタ自動車(山形市)の鈴木吉徳社長は「新拠点ができたことでトヨタへの愛着が深まる。販売増につながってほしい」と望んだ。

 セントラル立地などを契機にした自動車関連産業の集積は、東北の製造業を大きく変える転機にもなる。

 東北経済連合会の高橋宏明会長は「高付加価値のものづくりに転換するチャンス」と指摘。「コストや品質などの高い要求に応えられるよう、地元の産学が努力しなければならない」と説く。

 みやぎ工業会の川田正興会長は「地元企業が自動車関連産業に参入し、産業の裾野が広がることが大切だ。国内のものづくりが置かれた状況は厳しいが、集積が拡大するように支援していく」と話した。

◎セントラル自動車新本社工場稼働までの動き
2007年10月 第2仙台北部中核工業団地への移転を表明
  08年 2月 宮城県、大衡村と工場立地協定を締結
      7月 トヨタ自動車がセントラルの完全子会社化を決定
     11月 新本社工場用地44ヘクタールを取得
     12月 新本社工場着工
  09年12月 新本社工場建屋完成
         生産技術部門を若柳工場に集約
  10年 3月 トヨタがセントラル新本社工場隣接地44ヘクタールを取得
         仙台北部道路と東北自動車道が接続
     11月 仙台港でモータープールの拡張工事完成
     12月 相模原工場でヤリスセダンの生産終了
         東北道大衡インターチェンジ開通
  11年 1月 新本社工場で車両生産開始

1015荷主研究者:2011/01/17(月) 23:04:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110107t12009.htm
2011年01月07日金曜日 河北新報
大衡村にガラス工場 ビューテックがセントラル自に納入

 自動車用ガラス加工のビューテック(愛知県豊田市)が、第2仙台北部中核工業団地(宮城県大衡村)に工場を新設することが6日分かった。今年秋の操業開始を目指す。団地内に新本社工場を稼働させたセントラル自動車に製品を納入する。

 セントラル自動車に隣接する宮城県土地開発公社所有の用地約1ヘクタールを、本年度中に取得する方向で最終調整している。今月下旬、県、大衡村と立地協定を結び、今春にも着工する見通し。

 新工場では、自動車用窓ガラスに、ゴムやプラスチックなどの部品を取り付ける作業を行う。納入先に近く、物流コストを抑えられるメリットがある。

 東北では、岩手県金ケ崎町の岩手中部工業団地内に営業所を持ち、関東自動車工業岩手工場に製品を納入している。

 ビューテックは1965年設立。資本金は52億8900万円。従業員4300人。業務はガラス加工、物流、樹脂成型品の製造など。グループ全体の売上高は09年12月期、968億円。

1016荷主研究者:2011/01/17(月) 23:05:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110108t12016.htm
2011年01月08日土曜日 河北新報
セントラル自にシート初出荷へ トヨタ紡織東北・宮城工場

 トヨタ自動車グループの内装部品製造、トヨタ紡織東北(北上市)は、宮城県大衡村で稼働させた宮城工場で製造するシートを10日にも、隣接するセントラル自動車新本社工場に初出荷する。

 宮城工場は6日に生産を始めた。現在の従業員は47人。トヨタ紡織グループの最新工場で、空調に地中熱を利用するなどした。敷地面積は約5万平方メートル、建屋の延べ床面積は約1万3000平方メートル。建屋は昨年8月に完成し、生産準備を進めていた。

1017荷主研究者:2011/01/17(月) 23:07:19

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/01/07 建設新聞
ヨドバシカメラがスカイビルを取得
仙台駅東口・仮店舗整備に一歩前進 関連会社が仮登記、増改築の準備進む

 JR仙台駅東口のヨドバシカメラマルチメディア仙台店の増改築計画の検討を行っているヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3丁目20の1)は、増改築着手への前提になると見られていた仮店舗設置において、注目されていた仙台市宮城野区榴岡1丁目の「駅東スカイビル」に対し、昨年12月初め、関連会社のヨドバシ開発を通じて条件付所有権移転の仮登記を行った。今後、売買条件が整った段階で正式に所有権化し、すでにこれ以前に取得している仙台店向かいの榴岡1丁目2番街区内の仙台市農協会館跡地と合わせた仮店舗整備の実現に向け、一歩前進するものと見られる。

 現段階ではヨドバシ側から店舗増改築計画に関する発表は行われていないが、概ねの方向性としては、現店舗東向かいに位置する旧農協会館跡地を中心に仮店舗を建設し機能をいったん移転した後に、現店舗のほとんどを併設の立体駐車場を含め解体し、新店舗を建設する案が有力視されている。旧農協会館跡地がある1丁目2番街区とスカイビルがある1丁目8番街区とは公道で東西に遮られているが、ヨドバシ側ではかねてから公道の付替の可能性も含めた検討を行っていると想定する向きもあり、仮店舗といえども「新店舗オープン後は、この仮店舗を他社に賃貸する事が可能となるくらいの施設スペックを想定しているのでは」(地元事情に詳しい不動産業者)と見られている。

 駅東スカイビルは昨秋、仙台地方裁判所の不動産競売で横浜市に本社を置く不動産業者が落札、競売対象となっていたのは榴岡1丁目8の2ほか地内の宅地2655・99㎡(一部売却外物件あり)、および付随する建物(共同住宅・店舗・事務所 SRC・B1/14F延べ1万3285㎡)で、建物1階部分ではスーパーのSEIYU仙台東口店が現在も営業中。

 ヨドバシカメラの店舗増改築に関しては、これまで市をはじめとした行政側と仙台商工会議所などが連携して劇団四季の専用劇場を併設する動きも見せていたが、地元商工会関係者によると、「非公式的に市側との協議で同地への専用劇場としての進出は困難な趣旨が伝わっている」という話も出ており、仮に本当であれば店舗建替の際の集客装置として新たな仕掛けが必要となってくる可能性もある。また、店舗の改築時期についても、ヨドバシ側では当初、昨年11月にオープンしたマルチメディア京都に続く整備計画として位置づけていたもようだが、着手時期については「やや後位に位置づけられたのでは」と見る建設関係者もいて、なお流動的な状況だ。

 ※写真1=駅東スカイビル(左)と取得済みの平面駐車場(右)。 写真2=仙台駅東口から見た旧農協会館跡地。右手奥がスカイビル。写真3=現在の「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」店舗。

 JR仙台駅東口では、駅に隣接するライブホールZEPP Sendaiと商業施設E−GATEのJRとの土地賃貸借契約が切れる2012年夏以降に、JRが新たに30階建前後の超高層ビルを建設し、劇場機能や商業施設、ホテルメトロポリタンやホテルメッツブランドを候補にしたホテル機能、オフィステナントスペース、商業施設などを入れる計画も浮上している。一時、昨今の経済状況から見てビルの超高層化を断念したのではないかとも見られていたが、ここにきて超高層施設建設の前提条件となる仙台市「杜の都」景観計画における都心ビジネスゾーン(D−4地区)における高さ制限地上80㍍以下の緩和(制限撤廃)に向け「市当局とコンタクトを開始したらしい」(先の不動産業者)との話も出ており、今後の動向が注目されるところ。

 JRではこのビル建設に合わせて駅西口中央改札口と対を成す「東口中央改札口」と新たな駅東西自由通路を設ける計画も持っており、今後、東口南北の両プロジェクトの動きとも絡まりながら、青葉区一番町の森トラストによる仙台トラストシティの昨年夏の完成後の仙台市中心部の民間開発計画をリードしていきそうな気配だ。

2011/01/07付1面に掲載

1018荷主研究者:2011/01/17(月) 23:11:11
>>828 >>924
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110108t11019.htm
2011年01月08日土曜日 河北新報
大島架橋「実施は妥当」 宮城県行政評価委部会が答申

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大島架橋の予定地。気仙沼市鶴ケ浦地区(手前)と、緑に覆われる大島の磯草地区を結ぶ長さ355メートルのアーチ橋が架かる

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 宮城県行政評価委員会の大規模事業評価部会(部会長・増田聡東北大大学院教授)は7日、県が2018年度の完成を目指す気仙沼市の大島架橋と、登米市に15年度新設予定の総合産業高の両事業について、「実施は妥当」とする報告書を村井嘉浩知事に答申した。

 実施の際の留意事項として、大島架橋に関しては「宮城県沖地震に備えた耐震化」「景観形成への調和」など3点を指摘。産業総合高は、校舎とグラウンドの間を市道が通ることに伴う安全対策など3点を求めた。

 村井知事は「いずれも重要度が高い事業。架橋も学校も、部会の意見を吟味して県民に喜んでもらえるような施設にしたい」と述べた。

 県は関連事業費の一部を2011年度当初予算案に盛り込む方針。大島架橋は離島の大島と本土を結ぶ3キロで、総事業費約140億円。18年度末の利用開始を目指す。

 総合産業高は上沼、米山、米谷工の3校と登米・商業科を統合して新設する。総事業費は約43億円。

 同部会は、全体事業費が30億円以上の施設整備事業と100億円以上の公共事業を対象に、知事の諮問に基づき、大学教授ら有識者が妥当性を審議する。

◎44年「待ち焦がれた」 地元気仙沼、喜びひとしお

 気仙沼市の大島架橋事業について県行政評価委員会の大規模事業評価部会が7日、「実施は妥当」と答申したことで、地元の長年の悲願が実現へ動きだすことになった。建設構想が県、市の政策課題となって44年目。地元関係者の喜びもひとしおだ。

 村井知事は答申を受けた後、「観光の柱になると期待している。島民には命の橋であり、災害時でも利用できるようにしないといけない」と決意を示した。

 気仙沼大島架橋促進期成同盟会の会長でもある菅原茂市長は「待ち望んだ答申が出され感謝したい。架橋完成後の部会の指摘事項については、積極的に取り組みたい」との談話を出し、地域一体となった事業への協力姿勢を示した。

 答申では、完成後の生活環境の変化、自然環境への影響など留意点が指摘され、クリアすべき課題は少なくない。

 気仙沼市は昨年8月、住民や関係者による「気仙沼大島振興推進会議」を発足させた。交通対策や防犯、産業開発などの課題解消や地域振興の検討を進めている。架橋のメリットを生かした地域づくりと活性化策を、今から考えておこうという意識は市民の間に徐々に浸透している。

 架橋実現に力を注いできた大島地区振興協議会顧問の水上忠夫さん(78)は「この日を待ちこがれていた」と喜んだ上で、「これからが出発点。島内の融和を図りながら、架橋を最大限に生かした大島振興を進める必要がある」と力を込めた。

1019荷主研究者:2011/01/25(火) 23:04:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t13033.htm
2011年01月12日水曜日 河北新報
宮城県人口、05年比1万人超減少 10年国勢調査

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 宮城県は11日、2010年国勢調査の速報値を発表した。10月1日現在の県人口は234万7784人で、前回05年の調査に比べ1万2434人減少した。人口減は初めて減少に転じた前回調査に続き2回目。減少幅は0.53%で、前回より0.31ポイント拡大した。仙台都市圏で伸びを示す一方、県北部を中心に減少が加速した。

 県人口は1920年の第1回から2000年の調査まで一貫して増加してきた。236万5320人となったピークの2000年と比べると、1万7536人下回った。

 市部は192万2483人で6616人(0.34%)減少した。このうち仙台市は104万5902人で2万804人(2.03%)増えた。町村部は42万5301人で5818人(1.35%)減った。

 減少の主な要因は、少子高齢化により死亡数が出生数を上回る自然減が進んだため。特に栗原、登米、気仙沼・本吉の各広域圏はいずれも前回比約6%の大幅減だった。

 国立社会保障・人口問題研究所は05年調査に基づき、10年の県人口を233万4000人と推計した。速報値は推計を約1万3000人上回り、減少幅は予測より小幅にとどまった。県は「県外からの転入など社会的要因による人口増が一定程度あり、自然減のスピードが抑制されたのではないか」と分析している。

 世帯数は90万1158世帯で、前回より3万5958世帯(4.16%)増。1世帯当たりの人数は2.61人で、前回の2.73人を下回った。

1020荷主研究者:2011/01/25(火) 23:06:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t13031.htm
2011年01月12日水曜日 河北新報
仙台圏人口2万6000人増 10年国勢調査

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 宮城県が11日発表した2010年国勢調査の速報で、県内35市町村の約8割に当たる27市町村で人口が減少した。県北を中心に人口減が進む一方、仙台都市圏では約2万6000人増加。「仙台圏」への人口集積が一段と進んだ。

<圏域別>
 県内七つの広域圏で唯一、仙台都市圏(仙台市など14市町)だけが1.82%増えた。人口は2万6595人増の148万9874人となり、県人口の63.46%を占めた。前回より1.46ポイント増え、集中度が増した。

 ほかの六つの広域圏は軒並み減少した。減少率は、栗原6.62%(栗原市1市)、登米6.00%(登米市1市)、気仙沼・本吉5.86%(気仙沼市、南三陸町)と県北で高かった。仙南は3.90%(白石市など9市町)、大崎3.49%(大崎市など5市町)、石巻3.44%(石巻市など3市町)だった。

<市町村別>
 前回に比べ8市町で人口が増えた。増加率が最も高い富谷町の人口は4万7045人で、岩沼市や東松島市を上回り、県内10位となった。

 減少率は七ケ宿町が最も高い9.51%。次いで丸森町7.65%、松島町6.82%の順。

 仙台市の人口は104万5902人で、県全体に占める割合は1.12ポイント増の44.55%。市内5区では、宮城野区(4.27%増)と青葉区(3.64%増)の増加が目立った。太白区は0.78%の減少に転じた。

<世帯数>
 前回比で4.16%増の90万1158世帯。核家族化の進展を反映し、1920年の調査開始以来、増え続けている。

 1世帯当たりの平均人数は2.61人。市町村別では、最多が色麻町の3.88人、最少は仙台市の2.25人だった。

 増加率は、富谷町16.53%、名取市11.37%、利府町10.76%の順。減少率は七ケ宿町4.61%、松島町2.33%、加美町2.29%だった。

1021荷主研究者:2011/01/25(火) 23:11:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t13019.htm
2011年01月12日水曜日 河北新報
仙台厚生病院が医学部新設を構想 医師不足解消目指す

 財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)が、東北の医師不足解消に向けた対策として、臨床医養成のために大学医学部開設に乗り出す方針を決め、東北福祉大(同区)を最有力候補として交渉に入ったことが11日、分かった。福祉大に医学部を新設し、仙台厚生病院は大学付属病院とする方向で検討が進んでいる。政府が2011年度にも踏み切る方向で検討を進める医学部新設凍結解除の動きに併せ、早期の実現を目指す。

 厚生会は11日に臨時理事会を開き、医学部開設に向けて具体的に動きだす方針を決めた。連携する大学は年度内に最終決定する見通しで、福祉大には既に構想を伝えている。

 構想では、新設医学部の定員は80〜100人。座学は連携する大学の既存校舎、臨床実習は仙台厚生病院の活用を想定。医学部新設には200億円程度の資金が必要とされる。厚生会が大半を工面する方向で検討している。

 東北に根付く臨床医を育てるため定員の半数前後を東北枠とする。市町村とも連携し、自治体から奨学金を受ける医学生を積極的に育て、出身地での勤務を促す考えだ。

 医学部新設は1979年を最後に認められていない。だが、政府は全国的な医師不足を受けて新設凍結解除を検討。早ければ11年度に見直しを行う考えを示している。既に全国の複数の私立・公立大で新設を目指す動きがある。

 学部新設は、文部科学省との事前の調整から、計画の申請、審査を経て、認可されるまで1、2年かかるとされる。仮に11年度に新設再開が決まると、最短で13年春に開設できる可能性がある。

 厚生労働省によると、東北は全国でも医師不足が深刻な地域。現在の医師数に対して必要とされる医師数は、岩手1.40倍、青森1.32倍で全国1、2位を占め、他の4県も全国平均を上回る。

 厚生会の目黒泰一郎理事長は「東北では、既存の大学だけでは地方中核病院への医師派遣がままならない状況にある。東北の中核である仙台から医学部新設の名乗りを上げるべきだと決断した。国の政策転換、認可などハードルは多いが、地域とともに東北の医療の窮状を救う百年の計を成し遂げたい」としている。

 仙台厚生病院は病床数383床、医師数95人。心臓血管、消化器、呼吸器の3診療科を持ち、心カテーテル治療や肺がん手術数などで東北トップクラスの実績を誇る。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t13036.htm
2011年01月12日水曜日 河北新報
仙台厚生病院、医学部新設構想を発表 年度内に連携先決定

 財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)の目黒泰一郎理事長は12日、宮城県庁で記者会見し、仙台市内の大学に医学部の新設を目指す構想を発表した。既に交渉に入っている東北福祉大(同区)を最有力候補として本年度中に連携する大学を決め、国に医学部新設の認可を求めていく。

 会見で目黒理事長は「比較的良好な病院経営の現状に安住することなく、疲弊した東北の地域医療を救済するため、一歩踏み出す決断をした。地域にも歓迎してもらえると思うので、国にはぜひ認可してもらい、構想を実現させたい」と述べた。

 構想では、新設医学部の定員は80〜100人。大学の既存校舎で座学を行い、臨床実習は大学付属病院となる仙台厚生病院が担う。約200億円とされる新設資金は厚生会が大半を負担する。

 東北の医師不足解消を目指し、定員の半数前後を「東北枠」とする。市町村とも連携し、自治体の奨学金を受ける地元学生を積極的に受け入れ、古里へのUターンにつなげる。

 教員は、地域の病院に勤務する医師を臨床教授として起用するほか、全国に公募する方向で検討している。

1022荷主研究者:2011/01/30(日) 19:56:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110113t12015.htm
2011年01月13日木曜日 河北新報
セントラル自動車、宮城1号車完成 量産開始 集積へ前進

製造ラインの最終段階でチェックを受けるヤリスセダン。セントラル新本社工場にとって初の量産車となった(セントラル自動車撮影)

 宮城県内での量産第1号となる自動車が12日、今月6日に稼働したセントラル自動車の新本社工場(宮城県大衡村)で完成した。同じトヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に続いて新たな拠点が量産体制に入り、東北はさらなる産業集積に向け大きな一歩を踏み出した。

 1号車は輸出用小型車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)。内装、外装部品の組み立て状況を確認した後、午後1時ごろ、赤色の車体が製造ラインからゆっくりと滑り出した。この日は1号車を含め計5台を製造した。

 工場内では1号車の完成を祝う式典も行われ、従業員と関連会社の社員計約200人が出席した。葛原徹社長とセントラル自動車労組の高山秀剛委員長が握手を交わし、工場の飛躍を誓った。

 葛原社長は式典で、トヨタグループと地域の期待の大きさに触れ「世界に誇れる良い車を造ることが、われわれの使命だ」と抱負を述べた。

 新本社工場は今後、1日10台未満でスタートした生産ペースを徐々に引き上げ、今月中に1日250台とする。3月末まではヤリスセダンだけを生産し、拠点だった相模原市の工場で製造している「カローラアクシオ」なども手掛けるのは4月以降となる。

 新本社工場からの初出荷は18日の予定。トヨタは約50台を仙台港から中部地方に海上輸送した後、北米などに輸出する。

 セントラル自動車はこの日、工場内の公開は行わず、式典などの様子を撮影した写真や映像を報道機関に提供した。

1023荷主研究者:2011/01/30(日) 19:57:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110113t32014.htm
2011年01月13日木曜日 河北新報
トヨタ紡織東北 相模原工場3月閉鎖 宮城工場に生産集約

 トヨタ自動車グループの内装部品製造、トヨタ紡織東北(岩手県北上市)は、3月末で相模原市にある相模原工場を閉鎖し、宮城県大衡村の宮城工場に生産機能を集約する。

 シート部品を納入してきたセントラル自動車が相模原市の現工場を閉鎖し、宮城県大衡村の新本社工場に完成車の生産機能を全面移管するのに合わせる。

 トヨタ紡織東北はことし4月以降、相模原工場の従業員60人の5割強を宮城工場に異動させ、一部の生産設備を移設する。宮城工場の従業員は現在47人で、2012年末には相模原工場からの転勤者と新規採用者を含めて130人になる見通し。宮城工場は今月6日、セントラルと同時に稼働し、シート部品を供給している。

1024荷主研究者:2011/01/30(日) 20:03:01
>>1021
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110113t13032.htm
2011年01月13日木曜日 河北新報
仙台厚生病院、診療科絞り専門医育成 高度・救急医療実現図る

心カテーテル治療などで東北トップクラスの実績を誇る仙台厚生病院

 医学部新設構想を発表した財団法人厚生会仙台厚生病院は、心カテーテル治療や肺がんの手術数などで東北トップクラスの実績がある。心臓血管、消化器、呼吸器の3センターに絞り込み、専門医の育成を図って高度医療や救急医療を実現。診療体制を手厚くすることで、勤務医が働きやすい環境も整えている。

 病床数は383床。3センターを中心に95人の医師を配置する。2009年7〜12月の患者数は7246人で、宮城県内で最も患者数が多い東北大病院の8123人に迫る。

 心臓血管センターに1999年、心臓血管外科を新設。09年には血管を撮影できるエックス線装置を備えた心臓血管外科専用の手術室を設け、隣県の重症患者にも対応できる環境を整えた。

 少人数のチームで診療科を担当する中小規模の総合病院は、長時間勤務になりがちだ。仙台厚生病院では、医師の1カ月の超過勤務が、平均10時間以下にとどまる。多人数のチームが診療科を受け持つことで、24時間体制の高度専門医療を実現しつつ、医師の休みを確保している。

 目黒泰一郎理事長は「2人で365日頑張れば疲弊するのは当たり前。20人にすれば、当直を2人置いても残り18人は休める」と説明。医学部新設によって、医療体制と医師の勤務環境を両立させる独自の方式を、他の病院に広める構想も思い描く。

 有力な連携先として挙がっている東北福祉大の萩野浩基学長は「実績を挙げている民間病院として東北でナンバーワン」と述べ、連携に期待を込めた。

1025荷主研究者:2011/01/30(日) 20:04:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110114t12020.htm
2011年01月14日金曜日 河北新報
仙台アンパンマンミュージアム 400人規模新規採用

 仙台市が宮城野区の市有地に誘致した「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仮称)の運営会社が、4月下旬の開業に向けて400人規模の新規採用を計画していることが13日、関係者の話で分かった。今月下旬から採用活動を本格化させる。

 計画によると、運営会社の従業員に加え、グッズ販売や飲食店などモールに入居するテナント約20店の店員を募集する。職種はミュージアムの管理運営や場内整理、物販など。雇用形態は契約社員かアルバイトで、採用時期は今春の見込み。

 ミュージアムの建設工事は順調に進んでおり、4〜5月の大型連休前にオープンできる予定。運営会社とテナントは今月28日と2月17日の2日間、青葉区の市情報産業プラザ(アエル5階)で合同の採用説明会を開く。

 市幹部は「雇用情勢が厳しい中で、若者を中心に400人という規模の採用は朗報だ」と話している。

 詳しい採用情報や問い合わせ先は、今月17日からホームページ(http://www.sendai-anpanman.jp)に掲載される。

1026荷主研究者:2011/01/30(日) 20:07:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110115t12010.htm
2011年01月15日土曜日 河北新報
通販大手のアマゾン 岩沼に物流センター 取扱量拡大に対応

 インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)は14日、年内をめどに新たな物流センターを宮城県岩沼市など全国2カ所に開設すると発表した。物流規模の拡大などに対応するためで、東北では初の開設となる。

 センターは「アマゾン岩沼FC(フルフィルメントセンター)」と、愛知県の「アマゾン常滑FC」。ともに物流業務を担うアマゾンジャパン・ロジスティクス(千葉県)が開設する。

 雇用は非正規を含め2カ所合わせて100人を超える規模になる予定。詳しい立地場所や建物規模、投資額などは「現段階では明らかにしない」(アマゾンジャパン広報部)としている。

 書籍のほかDVD、ゲームソフト、家電やアウトドア、ペット関連など扱う商品が増え、在庫スペースの確保と迅速な配送体制を整えるのが狙い。品ぞろえのさらなる拡充も視野に「新たな物流センターが必要」と判断した。

1027荷主研究者:2011/01/30(日) 20:09:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110115t11024.htm
2011年01月15日土曜日 河北新報
仙台・青葉山公園整備 片倉邸模したセンター建設

 仙台市は、青葉山公園(青葉区)の整備基本計画の改定案を固めた。仙台藩重臣の片倉小十郎邸の跡地に、武家屋敷を模した「公園センター」(仮称)を建設。大規模開発は控え、史実を基に周辺の環境と調和した公園づくりを進める。

 整備地の主な対象は、計画区域(50.3ヘクタール)の約半分を占める追廻地区。小十郎が現地に居宅を構えていたという歴史を踏まえ、公園センターは片倉邸をイメージさせる外観にする。周辺には小型の池を配置した日本庭園も設ける。

 南隣の中央広場は、「追廻」の地名の由来になった馬場の広がりを体感できるエリアとして芝生などを敷設する。公園内の自然を楽しめる散策路を整備する予定。

 市が1996年に公表した基本計画は、艮櫓(うしとらやぐら)の復元や追廻地区に巨大な日本庭園を整備する大規模改修を想定したが、史実に沿って艮櫓を復元するかどうかで市民の賛否が分かれた。2003年には計画区域の過半が新たな構造物の建設を制限する国史跡に指定され、市は計画見直しを決めた。

 今回の改定案は、専門家や市民でつくる検討委員会が05年に策定した報告書をほぼ踏襲。史実通りの保存に取り組む史跡指定地区に合わせ、史跡指定外の追廻地区についても歴史を尊重して大規模な開発を行わないことにした。

 市は本年度中に国に事業認可の変更手続きを行う。追廻地区については11年度に埋蔵文化財の発掘調査を始め、16年度にも整備を終える。

 公園センターは、昨年末に発足した産学官関係者らによる懇話会の議論を参考に施設内容を検討。史跡指定地区は登城路などの既存施設を改築し、地下鉄東西線開業前の14年度の完成を目指す。

 追廻地区は現在約60世帯が生活し、5月末が明け渡し期限となる。市は宮城野区新田に集合住宅を用意したが、移転を拒んでいる住民もいる。

 市建設局は「仙台の歴史が感じられ、市民にも観光客にも親しまれる公園に整備する。追廻地区の住民とは引き続き移転交渉を進めていく」と話している。

1028荷主研究者:2011/01/30(日) 21:47:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110117t11008.htm
2011年01月17日月曜日 河北新報
仙台塩釜と京浜 利用増へ2港連携 国際競争力を強化

 特定重要港湾の仙台塩釜港を管理する宮城県と、京浜港を管理する東京都、川崎、横浜両市は、両港間の海上輸送網の強化に向けた連携協定を結ぶ方向で最終調整に入った。貨物の集荷体制を強化して取扱量を増やし、東アジアでの国際競争力を高めるのが狙い。今月中の締結を目指す。

 京浜港側からの呼び掛けに、宮城県が応えた。仙台塩釜港が他港と協定を結ぶのは初めて。同港と京浜港を結ぶ内航フィーダー輸送網を拡充し、貨物量を増やす戦略が軸となる。両港は共同で輸送コスト低減に向けた仕組みづくりを検討。企業訪問やセミナー開催でも連携し、企業の港湾利用促進につなげる。

 国土交通省の2008年調査によると、東北の荷主企業が6県の各港湾を利用して貿易をする割合は45.1%。残りの大半の企業は直接、京浜港へ陸送している。宮城県にとっては、仙台塩釜港の利用率向上が課題だった。

 一方、京浜港は昨年8月、東アジアでのハブ港を目指す国土交通省の「国際コンテナ戦略港湾」に選定された。韓国・釜山港に対抗するため、東日本から貨物の集約を進めてきた。東北の拠点港である仙台塩釜港との連携を強めることで、貨物量の拡大を図る。

 両港は今月下旬にも協定を締結。宮城県は31日に都内で開かれる「京浜港利用促進セミナー」に参加し、京浜港側と連携してポートセールスを展開する予定だ。

 県港湾課は「仙台塩釜港の機能充実には、直接海外と結ぶ外貿ダイレクト航路とともに、内航フィーダーの取扱量増が重要。首都圏で港を売り込む機会が増えることになり、大手企業など新たな荷主の掘り起こしにつながる」と期待している。

[内航フィーダー輸送網] 国際コンテナ輸送航路の支線(フィーダー)で、国内主要港と各港を結び輸出入貨物を中継輸送する。仙台塩釜港と京浜港間には7航路あり、週13便が就航。世界280港以上との輸出入実績がある。2009年の仙台塩釜港のコンテナ貨物取扱量は18万個(20フィートコンテナ換算)で、うち内航フィーダー輸送分は8万個と4割を占める。

1029荷主研究者:2011/01/30(日) 21:48:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110118t11018.htm
2011年01月18日火曜日 河北新報
仙台市都市計画道 建築制限を事前撤廃、70区間廃止

 仙台市は、都市計画決定から長らく経過しても未整備になっている都市計画道路70区間を廃止する方針を正式に決めた。市は廃止区間沿線の厳しい建築制限について、土地所有者の申請があれば、都市計画の変更手続きが完了する前にも撤廃する。都市計画変更前に建築制限をなくすのは、政令市で初めて。

 廃止されるのは、岩切根白石線の3区間(泉区上谷刈―青葉区みやぎ台、計8.0キロ)や仙台駅旭ケ丘線の5区間(青葉区錦町―台原、計2.0キロ)など70区間の68.5キロ。市が昨年6月に公表した区間と同じ箇所を対象にした。

 市は客観的な指標や地域事情を考慮し、事業の必要性を多面的に評価。11年度に商業地域を含む30区間の都市計画変更手続きに入り、12年度までに全ての区間で手続きを終える予定だ。

 市は沿線の土地所有者に配慮し、都市計画の変更手続きを終える前でも申請があれば制限してきた家屋の増改築などを可能にする。申請受け付けは2月1日に始める。

 継続区間(98区間、75キロ)のうち、郡山折立線の5区間(太白区郡山―青葉区青葉山、4.5キロ)など17区間は、今後20年以内に優先的に着手する。残りの区間は2月以降、2階建てまでだった建築制限を3階まで建てられるように緩和する。

1030荷主研究者:2011/01/30(日) 22:04:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110119t12007.htm
2011年01月19日水曜日 河北新報
阿部蒲鉾本店跡地 立体駐車場建設へ 仙台

 阿部蒲鉾店(仙台市)は18日までに、青葉区大町1丁目の本店跡地に自走式立体駐車場を建設することを決めた。

 同社によると、駐車場は4階で延べ床面積5260平方メートル、計219台の収容が可能。4月中旬に着工し、10月末に完成予定。経営は100%子会社のホテルリッチフィールドサービスが担う。

 阿部蒲鉾店は2007年ごろ、本店跡地の売却を検討したが価格面などで条件が合わず、売買が成立しなかった。現在は平面の時間貸し駐車場となっている。

 旧本店の「笹生(ささぶ)の里」は1989年にオープン。日本庭園風の建物が仙台市から評価され、市都市景観賞の第1号にも選ばれた。

1031荷主研究者:2011/01/30(日) 22:07:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110119t12009.htm
2011年01月19日水曜日 河北新報
セントラル自、初出荷 仙台港から完成車30台

セントラルから初出荷され、船積みを前にモータープールに並べられた「ヤリスセダン」=18日午後3時ごろ、仙台市宮城野区の仙台港

 セントラル自動車は18日、今月6日に稼働した宮城県大衡村の新本社工場で製造した完成車30台を初めて出荷した。車両は仙台港(仙台市宮城野区)に運び込まれ、専用船で名古屋港に向かい、トヨタ自動車は同港などから北米や欧州に輸出する。

 出荷されたのは輸出用小型車「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)。トヨタが17日に大雪で愛知県内の工場の操業を停止、セントラルも18日の製造を休止せざるを得なくなり、初出荷は当初予定の50台を下回った。

 30台は新本社工場で社員ら約150人が見守る中、計5台のトレーラーに積み込まれた。昨年12月開通の東北自動車道大衡インターチェンジ(IC、大衡村)から仙台北部道路、三陸自動車道を経由。仙台港北IC(宮城野区)に近い仙台港のモータープールに到着した。

 その後、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が生産した約600台の完成車とともに、専用船「豊徳丸」に積み込まれた。専用船は横浜港などを経て名古屋港に20日午後到着する。

 出荷に先立ちセントラル新本社工場では、葛原徹社長がトレーラーの運転手一人一人と握手。葛原社長は「新本社工場はまだ初期の段階だが、求められる品質の車を生産、出荷できた」と語った。

 新本社工場は今月12日に量産1号車を完成させた。今月末までに生産、出荷ペースを1日250台に引き上げる。初年度の生産は8万台強を見込む。

1032荷主研究者:2011/01/30(日) 22:08:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110119t12021.htm
2011年01月19日水曜日 河北新報
国際センター駅周辺整備たたき台を提示 仙台市地下鉄東西線

せんだいスクール・オブ・デザインの受講生も、駅周辺整備の方向性について提言した

 2015年度開業予定の仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」(仮称)の周辺整備をめぐり、産学官の関係者による懇話会(座長・宮原育子宮城大教授)の第2回会合が18日、青葉区の仙台国際センターであり、市側は現時点で想定されるたたき台を提示した。

 たたき台は、国際センターと連動して大規模な学会や見本市を開催できるコンベンション施設を仙台商高跡地に設置するのが柱。ほかに(1)県スポーツセンター跡地には地域の玄関口としてふさわしい公園(2)国際センター駅舎の上部空間には多目的スペースや情報案内施設(3)青葉山公園計画区域の追廻地区には武家屋敷を模した公園センター(仮称)―を整備する。

 委員からは「コンベンションの訪問者数や経済効果など、具体的なデータに基づいて議論すべきだ」「住んでよし、訪れてよしという仙台の強みを生かすコンセプトを構築しないと、ただのホールになる恐れがある」との意見が出された。

 このほか、東北大大学院工学研究科の市民講座「せんだいスクール・オブ・デザイン」の受講生が、コンベンションに力を入れる国内外の都市との比較を踏まえた整備の提案をした。

1034荷主研究者:2011/02/02(水) 21:56:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110121t15012.htm
2011年01月21日金曜日 河北新報
仙台市の将来人口推計 15年105万人ピークに減少

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110121a1_02.jpg

 仙台市の人口が2015年の約105万1000人をピークに減少に転じる見込みであることが、市が国勢調査を基に再計算した将来人口推計(10〜20年)で分かった。65歳以上の高齢者人口の割合は20年に4人に1人に達する一方、14歳以下の年少人口は10年に比べて11.5%、15〜64歳の生産年齢人口も7.8%減少する。

 推計は、10年国勢調査の速報値(104万5902人)がまとまったのを受け、年齢層で区切った集団ごとに時間の経過に伴う出生や死亡、移動の比率を加味して再計算した。10年7月に公表された推計より、市人口のピークは3年先に延び、約1万2000人上方修正された。

 総人口と年齢別人口の見通しはグラフの通り。市人口は15年まで微増した後、緩やかに減少し、20年は約104万7000人と予測。高齢者人口は10年の約19万6000人(18.7%)から急増し、20年には約26万8000人(25.6%)まで上昇する。

 反対に、年少人口は10年の約13万9000人(13.3%)から20年には約12万3000人(11.7%)に減少。労働や消費、納税の中核をなす生産年齢人口も10年の約71万2000人(68.0%)から20年には約65万6000人(62.7%)に落ち込む。

 推計は、市役所で20日あった総合計画審議会の最終会合で示された。今後の少子高齢・人口減少時代に対応するため、25日に奥山恵美子市長に答申される基本計画案(11〜20年度)では、共生や健康、子育て支援、安全安心を重視する「地域で支え合う心豊かな社会づくり」を明記した。

 市総合計画課は「セントラル自動車や東京エレクトロンの進出などで人口が伸びている仙台の潜在力が注目されている。仙台の一人勝ちと捉えず、東北の活力を引き出す役割と責任を果たしたい」としている。

 国立社会保障・人口問題研究所が08年に公表した市の推計人口は、15年が約103万2000人、20年は約102万2000人だった。

1035荷主研究者:2011/02/02(水) 21:57:43
>>974
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110122t11039.htm
2011年01月22日土曜日 河北新報
「みやぎ県北道」3月に迫―若柳間1.9キロ一部開通

 宮城県は21日、東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と、三陸自動車道登米IC間を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」の登米市迫町北方(国道398号)―栗原市若柳下畑岡(若柳南IC)間の1.9キロの利用を、3月17日に開始すると発表した。

 開通部分は、同道路の第1期の整備区間(登米市迫町北方―栗原市築館加倉)8.9キロの一部。通行は無料。区間の西側起点の若柳南ICは、伊豆沼の北側を走る県道若柳築館線に接続し、栗原―登米間のアクセス性が向上する。

 栗原市築館加倉まで伸びる第1期分の残り7キロの区間は、年内に完成させる予定。完成後は、伊豆沼南側を走る県道築館登米線のバイパス機能を果たし、県道を通行する場合に比べて約7分短縮可能。物流機能強化や観光利便性の向上が期待されている。

 県北高速幹線道は計画全長が24キロ。片側1車線の自動車専用道で、制限速度は時速70キロ。県は、5区間に分けて整備を進めている。12年度は、第2期整備区間として、登米市中田町浅水―同中田町石森(国道346号)の5キロ区間に着手する予定。

1036荷主研究者:2011/02/06(日) 12:18:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110123t15012.htm
2011年01月23日日曜日 河北新報
仙台駅東口再開発 中低層ビル3棟に転換 JR東日本

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 JR東日本は22日までに、仙台駅東口の再開発で、商業施設やホテルなどを建設する計画を固めた。当初は30階以上の高層ビル建設を検討したが、方針を転換。複数の中低層のビルで構成する案を採用した。仙台市地下鉄東西線が開業予定の2015年度から順次、開業させる方針だ。

 建設予定地はJR用地で、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」から、仙台駅南側の東西自由通路にかけての一帯。

 関係者によると、施設は最も高い15階規模のホテル棟など3棟から成る。1棟は、15年度までに拡幅する計画の東西自由通路と一体化した構造で、商業施設を予定している。

 ゼップ仙台との定期借地契約が満了する12年7月以降、整備を本格化させる。地下鉄東西線の開業に合わせて駅東口のにぎわいを創出するため、商業施設からオープンさせていく考えだ。

 JRは当初、高層ビルの建設を検討。仙台でのオフィスビルが供給過剰となっていることなどから、構想を見直した。近く再開発計画を正式発表し、仙台市と環境アセスメントの協議に入る。

 仙台駅東口周辺では、再開発の動きが進む。家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)は、既存の「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」のリニューアルを核とした大型複合商業施設の建設を計画。市が誘致した「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仮称)も4月のオープンを目指している。

1037荷主研究者:2011/02/06(日) 12:21:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110125t12011.htm
2011年01月25日火曜日 河北新報
仙台・東口再開発 複合駅ビル、12度年着工

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 JR東日本は24日、仙台駅東口で進める再開発計画の概要を発表した。商業施設やホテルなどが入る3棟の複合ビルを中心に整備する。最も高い建物で14階とした。2012年度以降に順次着工し、15〜18年度のオープンを目指す。

 敷地面積は3棟で計6万8000平方メートル、延べ床面積は9万1000平方メートル。JRは同日、仙台市に環境影響評価(アセスメント)方法書を提出した。

 計画によると、拡幅する東西自由通路を挟む形で、北側に4階、南側に6階の商業施設を建設する。北側商業施設に隣接し14階のホテル棟を建てる。現在、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」がある仙石線上には、オフィスなどの入居を見込む業務施設棟を建設する。

 商業施設は店舗構成を今後詰め、自由通路とともに12年度に着工。仙台市地下鉄東西線開業に合わせ、15年度にオープンする。

 ホテルの客室部分は5〜14階に設定、客室数は250〜300程度を想定する。「ホテルメトロポリタン仙台と同等か少し上のクラス」(JR東日本)で調整を進める。16年度着工し、17年度の開業を目指す。

 業務施設棟には、ホールや子育て支援など「社会貢献施設」の設置も検討し、18年度の完成を見込む。計画は14階だが、今後の規模変更もあり得るとしている。

 JR東日本仙台支社は「東北の玄関口にふさわしい仙台駅の新しい顔となるように、再開発を進めたい」と話している。

1038荷主研究者:2011/02/06(日) 12:24:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110125t13025.htm
2011年01月25日火曜日 河北新報
「駅裏」イメージ一新 相乗効果に期待 仙台駅東口再開発

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JR東日本の再開発計画が明らかになった仙台駅東口。仙台市地下鉄東西線開業に向けて、周辺の開発が進みつつある

 2015年度に予定される仙台市地下鉄東西線の開業に合わせ、再開発の動きが進むJR仙台駅東口。24日発表されたJR東日本の計画では、東西自由通路の拡幅を取り込む形でホテルや商業施設が新たに整備される。周辺の計画と合わせ、にぎわいを生む東口の集積が一気に高まりそうだ。

 「待ちに待ったJRの再開発が一歩進み、うれしく思う。『駅裏』という印象が強かった東口のイメージが一新するだろう」。地元の事業者でつくる仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長(52)は喜ぶ。

 東口周辺では市の駅東第2土地区画整理事業が進み、市が誘致した「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仮称)が4月のオープンを目指す。家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)は、既存の「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」のリニューアルを核とした大型複合商業施設の建設を計画する。

 松坂理事長は「すべての再開発が完了すれば、東口の年間の利用者は現在の120万人から200万人程度に伸びるのではないか」と期待する。

 東西線開業に合わせた駅の「東西交流」を進めるため、市はJRとともに東西自由通路の拡幅に乗り出す。現行の6メートルから16メートルに拡幅予定で、自由通路と駅ホームをつなぐ改札口を新設する方向で検討を進めている。

 奥山恵美子市長は「(JRの再開発は)東口周辺の活性化と街づくりの推進に寄与するものと期待する。自由通路の拡幅整備を着実に推進するため、JR側と協議を進めたい」と、さらなる利便性の向上を目指す。

 一方、JRの再開発計画によって、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」が現在地から立ち退く。「新しいビルにも音楽ホールのようなものができてほしい」(地元商店)といった要望も出ている。今回の再開発計画では、具体的な施設内容が固まっていない部分も残されている。需要動向はもちろん、地元ニーズを反映した検討がさらに求められそうだ。

1039荷主研究者:2011/02/06(日) 12:24:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110125t12026.htm
2011年01月25日火曜日 河北新報
仙台駅東口再開発 集客力アップ期待 周辺ホテル商業施設

 JR東日本が24日、仙台駅東口の再開発で商業施設やホテルの建設計画などを発表したことを受け、仙台駅周辺の商業施設やホテルは「駅周辺の集客力が増す」などと歓迎した。仙台市内では大型集客施設の立地が相次いでおり、競争がさらに激しくなるのは必至で、「それぞれが価値をいかに高めるかが問われる」などと警戒する声も上がった。

 「東口の集客力が高まる」と期待するのは、ホテルレオパレス仙台東口の安田俊明総支配人。昨年7月に仙台駅東口近くにオープンしたばかりで、「(JRの再開発で)新たな東口への人の流れができ、地域がより活性化する」と話す。

 同様に東口に近いANAホリデイ・イン仙台の柴田公房総支配人は「東口に改札もできるのではないか。そうなれば利便性が高まる。(激しくなる競争への)対応はJRのホテル規模が明らかになってから考えたい」と語る。

 これに対して仙台駅の西側に立地するホテルは警戒気味だ。仙台国際ホテルの野口育男社長は「市内のホテルはほぼ飽和状態。今後は料金勝負ではなく、各ホテルが親しみや居心地の良さ、情報提供力などの独自の価値を高めていくしかない」と強調する。

 仙台駅西口の商業施設も期待と警戒感が交錯する。仙台パルコは仙台駅構内でのファッションショーを開催していることもあり、「(駅ビルと)今後も共通の販促活動を行い、一緒に駅前を盛り上げていきたい」と再開発を商機ととらえる。

 さくら野百貨店仙台店は「駅前の集客力向上につながる。ただ現状でも人気テナントの引き抜き合いが起きており、競争がさらに激化するのは確実だ」とみる。

1040荷主研究者:2011/02/06(日) 12:26:55

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20110125_01.htm
2011年01月25日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(45)アルプス電気古川工場/車載部品、開発にも力

<製造ラインに400人>
 電子部品大手のアルプス電気(東京)の自動車分野を担う国内拠点だ。車のエレクトロニクス化に伴って電子部品の重要性は増しており、部品量産に加えて開発機能の強化にも力を注ぐ。

 従業員は約2300人で、このうち約400人が車載部品の製造ラインに携わる。エアコンやカーナビゲーションを一体的に操作できる機器、ステアリングのユニット部品など月に約400万個を、世界の自動車メーカー向けに出荷している。

 商品開発にも積極的で、400人のスタッフが新技術、ソフト研究を進め、電子技術の車載分野への応用策などを探っている。近年では通常の約2倍に当たる20万回作動できる耐久性の高いスイッチを開発し、カーナビ向けなどの量産につなげた。

<電磁波対策を強化>
 アルプス電気は40年前、ラジオ製造で自動車分野に参入した。古川工場はパソコン関連部品などを製造していたが、自動車関連の強化に伴い、1993年に車載電装事業部(2009年、AUTO事業本部に改編)の拠点となった。

 自動車には多数のコンピューターが搭載され、機器が発する電磁波で誤作動する恐れもある。このため古川工場では現在、コンピューターを組み込んだ電子部品などへの電磁波の影響を検査する「電波暗室」の増設を進めている。

 ことし夏までに実験棟を増築し、自動車を運び込める規模も含め5室を整備。作動チェックを効率化し、開発期間の短縮を目指す方針だ。

 自動車関連事業は比較的堅調に伸びており、10年3月期の売上高はグループ全体の2割に達した。AUTO事業本部事業戦略室の野沢功課長は「電子分野の蓄積を生かし、車両の安全性と環境性能の向上につながる商品を提案していきたい」と話す。

[基本データ]
操業開始 1964年8月
従業員数 約2300人(製造子会社の人員含む)
売上高  1125億円(10年3月期、AUTO事業本部分)
資本金  236億2300万円(本社)
住 所  大崎市古川中里6丁目3の36
電 話  0229(23)5111

1041荷主研究者:2011/02/06(日) 12:35:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110126t12011.htm
2011年01月26日水曜日 河北新報
東エレク新工場が4月5日完成 同月中に稼働 宮城・大和

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)が宮城県大和町で建設を進める新工場が4月5日に完成する見通しとなったことが25日、関係者の話で分かった。同月中に稼働させる見込みで、完成後に山梨県内の子会社工場などから従業員を順次移し、半導体製造工程で使われるエッチング装置の生産に乗りだす。

 新工場は昨年7月、大和リサーチパーク内で着工した。敷地29ヘクタールで、製造、研究開発、事務の計3棟(総床面積約7万平方メートル)から成る。総投資額は約250億円。昨年7月に設立した全額出資の東京エレクトロン宮城が運営を担う。

 新工場には子会社の東京エレクトロンATの山梨事業所と宮城事業所(宮城県松島町)の機能を集約させ、「世界戦略の拠点」とする方針。エッチング装置のほか、東北大と開発した次世代の半導体加工技術「RLSA」を活用する装置も製造する。

 「半導体製造装置産業のモデル工場」とも位置付けており、大規模太陽光発電設備を導入するなど、二酸化炭素排出量の削減にも取り組む。

 従業員は山梨事業所の約1500人のうち500人を異動させ、宮城事業所の約200人すべても新工場勤務とする。11年中には1000人体制にする方針だ。

 東京エレクトロンは新工場の当初の年間売上高を1500億円と見込む。5年後には3000億円を目指す意向も示しており、順調に生産規模が拡大すれば、従業員を2倍の2000人規模に増やす可能性もある。

 同社広報・IR室は「4月稼働を目指しているが、工事の進渉(しんちょく)状況にもよるため、現段階で完成日は確定していない」としている。

1042荷主研究者:2011/02/06(日) 12:37:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110127t11019.htm
2011年01月27日木曜日 河北新報
地下鉄東西線 荒井駅に子育て支援施設を設計 仙台市

 仙台市は26日、市地下鉄東西線の荒井駅と国際センター駅(ともに仮称)の駅舎上部に、子育て支援施設や多目的スペースを整備する方針を明らかにした。同日開かれた市議会東西線沿線整備調査特別委員会に、基本設計の概要を示した。

 市によると、両駅とも複合施設として建設する。2階建ての荒井駅は、1階に地下鉄の改札口を設置。2階には子育て支援施設(約860平方メートル)や市民活動を支援する多目的室(約480平方メートル)を整備し、屋上に子ども用の広場も設ける。今後、子育て支援施設にどのような機能を持たせるかについて協議を進める。

 国際センター駅も2階建てで、1階は改札口や観光情報などを提供するコーナー(約100平方メートル)を配置する。2階には、ミニコンサートやセミナーが開催できる多目的スペース(約140平方メートル)や、待ち合わせ場所として使えるカフェスペースを確保する。

 全13駅の東西線で、駅舎を複合施設として整備するのは両駅のみ。市は駅舎上部施設の建設費として、計約11億円を見込んでいる。荒井駅は2011年度末、国際センター駅は12年度当初に着工する予定。

 市東西線沿線まちづくり課は「子育て支援施設を整備することで、荒井駅周辺に子育て世代の居住が期待できる。両駅とも市民の利用ニーズなどを見極めながら、今秋をめどに詳細な設計をまとめたい」と話している。

1043荷主研究者:2011/02/06(日) 12:38:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110128t11022.htm
2011年01月28日金曜日 河北新報
東西線見据え路線再編 仙台市交通局、バス事業で経営改善案

 仙台市交通局は、バス事業経営の指針となる市自動車運送事業経営改善計画(2011〜14年度)の案をまとめた。15年の地下鉄東西線開業を見据え、環境変化に対応できる経営体質の構築を目指す。

 計画案は、経営方針として東西線開業を見据えた着実な準備、質の高いサービス提供による乗客満足度の向上、経営基盤の強化に向けた積極的な施策展開の3点を掲げた。

 重点的に取り組む項目には、(1)東西線開業に合わせ、仙台駅(JRと地下鉄)までの直通バス路線を東西線の駅に結節させるなど路線の再編(2)バスと地下鉄の一体的な集積回路(IC)乗車券の導入(3)バス運転業務の管理委託―を挙げ、利便性の高い乗り継ぎや運賃支払いを目指すとしている。

 計画期間の4年間に経費削減を進めるため、13年度以降、事業量の半分程度を目安に民間委託するほか、乗務員の労働条件の見直しなどを行う。収支計画では、乗車料収入の減少率を年平均0.6%に抑制し、収支改善を図るとしている。

 市交通局は、現行の「市営バス事業経営改善計画」が10年度で終了することから、今回の計画案を取りまとめていた。2月1〜28日まで、交通局ホームページや各区役所などで公表。市民の意見を募った上で、3月下旬に計画を決定する。

1044荷主研究者:2011/02/06(日) 14:41:03
>>438
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110202t11021.htm
2011年02月02日水曜日 河北新報
仙台駅前にバス停集約へ 市、西口の拡張を検討

 仙台市は、JR仙台駅西口のバスプールを拡張する方向で本格的な検討に入った。駅周辺に分散している路線バスの乗降所を集約し、駅への交通結節機能の向上を図る。交通事業者や周辺の商店関係者らと協議を重ね、市地下鉄東西線が開業する2015年度の整備完了を目指す。

 計画によると、駅前広場(1万7800平方メートル)のバスプールを、隣接する南町通(市道)側に拡張。停留スペースを増やし、現在、駅周辺の20カ所以上に分散しているバス停すべてを集約する。

 青葉通や広瀬通などに点在する高速バスの停留所も、駅前広場に集める方向で調整する。市は新年度当初予算案に基本設計費を盛り込む方針で、14年度の着工を目指す。

 駅前広場は1981年、市と国鉄(当時)が東北新幹線の開業に合わせて整備した。近年はバス路線の新設などでバスプールが飽和状態になり、乗降所は青葉通や愛宕上杉通に分散。市民からは「バス停がどこにあるか分からない」「乗り継ぎが不便だ」といった声が市に寄せられていた。

 市と交通事業者は2007年度、集約化の検討に入り、09年7月にはバスプール拡張の可能性を探るため、仙台駅前の南町通(約180メートル)への車の進入を禁止する社会実験も実施した。周辺の道路で渋滞が生じるなどの課題は残ったが、6割の市民が「バス停の集約化は良いと思う」と理解を示した。

 市は今後、周辺の商店街関係者らに計画を説明し、整備に向けて具体的な設計を検討する。市は「仙台の顔となる駅前広場の機能を高め、公共交通機関の利便性向上を図りたい」と話している。

1045荷主研究者:2011/02/20(日) 11:38:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110203t11032.htm
2011年02月03日木曜日 河北新報
東西線、過去最高349億円 仙台市新年度予算案

 仙台市の企業会計を含む新年度当初予算案は、2015年度開業予定の地下鉄東西線の建設費に過去最高の349億9630万円を計上するなど、より重点化を図った。

 東西線建設費は国庫補助金の増加を見込み、10年度当初比で30億円の増。トンネルの掘削工事のほか、駅の出入り口の整備にも着手する。東西線沿線の資源を活用したまちづくり推進費は3億2333万円を充てた。

 人口減少社会を見据えた機能集約型の都市形成を目指し、手狭になっているJR仙台駅西口駅前広場(バスプール)の再整備に入る。仙台駅東西自由通路の架け替えや青葉通整備の設計費と合わせ、1億3684万円を盛り込んだ。

 観光振興には5億7481万円を投じ、外国人観光客誘致などに力を入れる。新規事業として、中心商店街の活性化のため、イベント集中時期に観光案内を行う「コンシェルジュ事業」などに1億264万円、農産物の生産と加工、販売を一体的に進める「6次産業化モデル促進事業」などに530万円を付けた。

 低炭素都市づくりの推進費は1億1319万円。二酸化炭素排出量の少ない低炭素型ボイラーへの転換に対する補助などを行う。

1046荷主研究者:2011/02/20(日) 11:43:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110204t12013.htm
2011年02月04日金曜日 河北新報
仙台・サンモール商店街 アーケード全面改修

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110203024jd.jpg
改修されるサンモール一番町商店街のアーケード

 仙台市青葉区のサンモール一番町商店街振興組合がアーケードの大規模な改修工事を計画していることが3日、分かった。2015年度の仙台市地下鉄東西線開業に合わせた商店街活性化策の一環。13年度ごろをめどに実施する。イベント充実などを盛り込んだ街づくり事業計画も策定しており、東西線「一番町駅」(仮称)に直結する複合ビルの再開発事業とも連動して集客につなげる。

◎天井板を明るく

 改修は天井のアクリル板をすべて交換し、透明度を高めてアーケード街全体の印象を明るくする。雨漏り箇所も修繕し、鉄骨部分は再塗装する。

 改修時期は、アーケード街が挟む青葉通の東西線関連工事や複合ビル建設の事業と関連性を持たせることなどから流動的で、14年度にずれ込む可能性もある。

 現在のアーケードは1986年に完成した。2006年に一部を改修したものの、予算面などからアクリル板交換は断念。店舗撤退に伴って空き店舗が目立ち始めたことから、再改修によって活性化を図る。

◎イベントも充実

 策定した街づくり計画には、今後5年間の取り組みを盛り込んだ。七夕まつりや相撲大会などのイベント充実や、縁結びで知られる組合管理の「野中神社」を核にした集客戦略を進める。

 イベントなどでの連携を想定する複合ビルは、地権者らによる別の組合が計画している。地下2階、地上22階(約77メートル)で13年6月の完成目標。1、2階が商業施設、3階が業務用スペース、4階以上が分譲マンションとなる予定。

 商店街振興組合は地域商店街活性化法に基づく中小商業活力向上事業に計画を申請し、ソフト事業も含めた費用について最大3分の2の補助を受けたい考え。

1047荷主研究者:2011/02/20(日) 11:54:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110205t12007.htm
2011年02月05日土曜日 河北新報
ダイエー仙台店が全面改装 3月に新装開店

 ダイエーは、仙台市青葉区中央2丁目の仙台店を27日から全面改装する。食料品、衣料品、生活雑貨の各売り場など、ほぼ全館で行う予定。同社によると仙台店の大規模な改装は十数年ぶりという。

 工事のために店を4日間休み、3月3日に新装開店する。8階から昨年末に撤退したベスト電器の後継テナントとして入居するダイエー子会社の書店チェーン「アシーネ」(東京)も同日に営業を始める。

 ダイエーIR広報部は改装の理由を「消費者のニーズや、立地周辺の商環境の変化に対応するには、リニューアルが必要と判断した」と説明している。

 ダイエー仙台店は地上8階、地下2階。売り場面積は、直営部分とテナント合わせて約2万平方メートル。

1048荷主研究者:2011/02/20(日) 12:42:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110206t11015.htm
2011年02月06日日曜日 河北新報
三陸道に石巻北IC整備 東北整備局方針、救命医療の拡充期待

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 国土交通省東北地方整備局は、三陸自動車道矢本石巻道路に「石巻北インターチェンジ」(IC、仮称)を新設する方針を決めた。新年度にも事業着手する。同ICは石巻赤十字病院に隣接し、広域の救命救急医療態勢が拡充されるほか、企業団地「石巻トゥモロービジネスタウン」の最寄りICとして、企業誘致促進が期待される。

 予定地は石巻河南―河北IC間の石巻市蛇田地区で、石巻河南ICから北に2キロ付近。矢本石巻道路は同省管轄の無料区間のため、料金所は設けない。同整備局は新年度の概算要求で、測量や道路設計調査費などに約1億円を見込んでいる。

 県は新IC建設に合わせ、国道398号石巻北部バイパスの西側起点と結ぶ県道340メートルを整備する。新年度中に都市計画変更を決定し、2012年度の着手を目指す。

 新ICに隣接する石巻赤十字病院は、救急医療と重症治療を主に手掛ける新病棟を14年度までに増築する。近年患者数が増えており、一般外来患者の利便性が向上する。

 「石巻トゥモロービジネスタウン」は現在、三陸道河南ICが最も近いが、新IC開設後は渋滞の多発する市街地を経由する必要がなくなり、3分以上の時間短縮が可能となる。女川方面からのアクセスも10分以上短縮できる見通し。

 三陸縦貫自動車道・アクセス道路建設促進期成同盟会長の亀山紘石巻市長は「三陸道延長に伴い石巻赤十字病院の救急搬送件数も急増している。圏域の命を守るICとして、役割は非常に大きい」と話している。

1049荷主研究者:2011/02/20(日) 13:24:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110209t15014.htm
2011年02月09日水曜日 河北新報
プレス設備増強へ セントラル自宮城工場、生産コスト圧縮

 セントラル自動車は宮城県大衡村で稼働した新本社工場のプレス工程について、新たに設備を導入し生産機能を増強する。既にプレス棟の拡張工事に着手しており、年内に製造を始める予定。工場内で造る部品の幅を広げ、車両の生産コスト圧縮につなげる。

 導入するのはロール状の鋼材を部品サイズに合わせる切断装置と、車体の外装部品などを製造するプレス機。このうちプレス機はトヨタ自動車の中部地方の関連工場から遊休状態になっている大型機を移す方向で、現在の設備で対応できなかった車体側面の大型部品などを生産する見込みだ。

 プレス棟の拡張面積は約2900平方メートル。1月に基礎工事に入り、建屋が完成する9月以降、設備の据え付けを始める。増築、移設の投資額は明らかにしていない。

 セントラルは相模原市の工場ではプレス部品の製造を行わず、周辺の関連会社やトヨタグループの工場から供給を受けていた。これに対して1月6日に稼働させた新本社工場では一部の車体部品の製造を始めていたが、さらに輸送コスト削減にもつながる設備増強を図ることにした。

 将来的にはプレス部品を同じトヨタグループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給することも視野に入れているとみられる。

 セントラルは「新本社工場は投資額を抑えるため最低限の機能、設備でスタートした。増築はするが、導入設備の詳細は検討中だ」と話している。

1050荷主研究者:2011/02/20(日) 13:28:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110209t13032.htm
2011年02月09日水曜日 河北新報
周辺住民「横断歩道併設を」 仙台北署近く幹線丁字路

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横断歩道の設置要望が出ている昭和町歩道橋。自転車専用の横断帯を渡る歩行者もいる=仙台市青葉区

 仙台市青葉区の昭和町歩道橋を利用する周辺住民が、階段の上り下りがつらい高齢者らの利便性を考え、横断歩道の整備を要望している。歩道橋を設置した当初は想定していなかった横断歩道の併設だが、住民の要請を受けて警察も検討を始めた。

 仙台北署近くの丁字路にかかる昭和町歩道橋は1981年に設置。スロープがないため、自転車の利用者には専用の横断帯を設けた(図)。

 歩道橋の下を走る車は、半日で約4万4000台(2008年度)と多い。登下校時の小中学生は歩道橋を渡っているが、自転車と一緒に横切る人も少なくない。横断帯は自転車専用のため、青信号の時間が短い。

 地元の上杉地区連合町内会は、7年ほど前から横断歩道の設置を訴えてきた。同連合町内会の池田文彦副会長(65)は「買い物カートを使う高齢者も多く、階段がつらい人が増えている。ベビーカーにも不便」と理解を求める。

 当初は歩道橋の撤廃を訴えたが、市は「まだ十分使える。交通量も多く、利用者も多い」(青葉区道路課)と現状維持の考えだ。そこで町内会は、横断歩道の併設を求めた。

 法律上、併設を妨げるものはない。ただ、これまで歩道橋で歩行者と車を分離してきた場所だけに、警察は慎重だ。

 宮城県警交通規制課は「実際に道路を横断してしまう人もいて住民の要望は理解できる」としながらも「横断歩道の設置で事故の可能性が高まったり、車の流れに影響が出たりしかねない」と説明。歩道橋下の交通量に影響を与えそうな、都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区)が開通することし12月以降に判断したいという。

 日大理工学部の高田邦道特任教授(交通工学)は「高齢者には路面を歩く方が楽。使えるうちは歩道橋を残し、横断歩道と併用してもいいのではないか」とした上で「どんな形がいいかを地域で考え、反映させる仕組みが必要ではないか」と助言している。

1051荷主研究者:2011/02/20(日) 13:32:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110210t11021.htm
2011年02月10日木曜日 河北新報
錦丘小の用地取得が難航 業者、市予定額の2倍提示 仙台市

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錦丘小建設予定地の近くには、15年度開校をPRする看板が設置されている

 仙台市が青葉区錦ケ丘に2015年度の開校を目指す「錦丘小(仮称)」の用地取得交渉が、市と不動産業者の間で難航している。市は10年度末までに土地を取得する予定だったが、業者の希望価格と隔たりがあり、10年度の一般会計に計上した関連経費約5億円を繰り越す方針を決めた。市は開校時期に遅れが出ないよう、用地収用の手続きは進める考えだ。

 市教委によると、建設予定地は錦ケ丘7丁目の約2万9000平方メートル。市は不動産鑑定を行った上で、公有財産価格審議会に諮って取得価格を決定。土地取得費と測量費などを盛り込んだ10年度一般会計補正予算案を昨年の市議会6月定例会に上程し、可決された。

 一方、土地を所有する青葉区の不動産業者も鑑定を行い、市が示した価格の約2倍の希望価格を提示。取得交渉は平行線をたどり、不動産業者側は10年12月、市を相手にした調停を仙台簡裁に申し立てた。

 土地の売買契約が締結されなければ、本来は設計に着手できないが、市側は土地収用法に基づく事業の認定を受けるため、当初のスケジュール通りに11年度に基本設計作業に入る。

 不動産業者は「価格面で受け止め方に違いがあり、話し合いを詰めている段階。地元が待望する小学校なので、開校に影響が出ないようにしたい」と話す。

 市教委は「裁判所が示す調停案を見て検討したい」と語る。

 錦丘小は、09年4月の開校から1年間で児童数が1000人近くに増えた愛子小(青葉区)を分割する形で新設される。愛子小に通う約6割が錦ケ丘地区の子どもという。

1052荷主研究者:2011/02/20(日) 13:43:41
キタ〜!! これで白石〜大崎間のR4号の4車線化以上が達成される。次は仙台バイパスの主要交差点の立体化が課題だな。
>国道4号大和三本木間5㎞の新規事業化

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/02/07 建設新聞
宮城県内の国道拡幅・バイパス事業
セントラル自動車の立地で整備に拍車 国道4号大和三本木間5㎞の新規事業化目指す

 セントラル自動車など相次ぐ企業立地により、地域活動の活発化が期待される宮城県。その一方で交通基盤整備の遅れから交通渋滞が各所で発生している。安全で快適な交通環境の確保、所要時間短縮による地域間交流の促進に向けた、東北地方整備局による宮城県内の国道拡幅、バイパス整備の現況と今後の見通しをまとめた。

 一般国道4号は、東京都日本橋を起点とする総延長854.2㎞のわが国最長の国道で、東北地方太平洋側内陸部の主要都市結ぶ最重要路線。宮城県内を走る同国道を見ると、延長158・9㎞のうち4車線化されているのは仙台市内の6車線区間を含めて5割強の85・1㎞。東北の中枢都市・仙台市へのアクセス向上をはじめ、セントラル自動車の立地に代表される国道4号沿線への相次ぐ企業立地などもあり、市民生活や産業振興の基幹インフラとして全線4車線化の要望が高まっている。

 「富谷大和拡幅」は、仙台市泉区七北田字大沢から黒川郡大衡村大衡間の延長13.3㎞の4車線拡幅事業。当初は、1972年に大和拡幅、翌73年に富谷拡幅の二つの事業としてスタートし、その後、中間部の志戸田地区なども含め一体化した拡幅事業となった。2001年12月までに起点から12.0㎞地点までの4車線化が完了。現在は、残る終点側の1.3㎞の建設を進めており、大衡村の第二仙台北部中核工業団地内へのセントラル自動車の立地などもあって整備を促進した結果、今年度中には工事を終える予定だ。

 これより北側約5㎞で進められている「三本木古川拡幅」も、1966年度に三本木バイパス、70年度に古川バイパスとして事業化され、その後、一体化された拡幅事業。延長は16.1㎞で、2006年3月までに起点の大衡村蕨崎から1.9㎞区間を残して14.2㎞が供用。現在は、1.9㎞区間内に一部残る用地買収を進めるとともに、拡幅部分に工業用水道の配水管があるため、この移設を実施し、その後、拡幅工事に着手する段取り。拡幅工事自体は、大型構造物もないため概ね3ヵ年ほどで終了する見通し。

 なお、富谷大和拡幅と三本木古川拡幅に挟まれた約5㎞についても、現行の2車線のままではボトルネックとなり渋滞が予想されるため、東北地方整備局では仙台都市圏と古川都市圏のアクセス向上の上からも、早期に4車線化を図りたいと調査を進め、新規事業化を目指す意向だ。

1053荷主研究者:2011/02/20(日) 13:44:20
>>1052-1053
◎金ヶ瀬拡幅蔵王工区も用地買収に着手
 また、国道4号では、仙台市から白石市の間で唯一2車線の蔵王町宮から大河原町金ヶ瀬間の交通混雑の緩和を図る「金ヶ瀬拡幅」、仙台市宮城野区の苦竹ICから鶴ヶ谷交差点間の6車線化を目指す「仙台拡幅」、仙台市太白区のあすと長町副都心土地区画整理事業に関連した「長町拡幅」、宮城県北の栗原市築館地区の交通混雑解消を図る「築館バイパス」の四つの事業が進められている。

 金ヶ瀬拡幅は、蔵王町と大河原町にまたがる延長3.7㎞の4車線化を図る拡幅事業。2004年度に事業着手。中間地点の北白川交差点を境に北側の大河原工区2.1㎞、南側の蔵王工区1.6㎞の2工区分け、現在は、北側の大河原工区を中心に整備中。蔵王工区についても、今年度から用地買収に着手しており、来年度は、引き続き大河原地区の工事促進を図るとともに、蔵王地区の調査・設計、用地買収を進める予定だ。

 仙台拡幅は、国道4号仙台バイパスの4車線から6車線への拡幅事業。仙台市内の国道4号は1975年3月に全線4車線化が図られ、82年7月には仙台市太白区郡山地内の仙台南部道路から宮城野区苦竹地内の苦竹IC間8.1㎞が6車線化された。仙台拡幅は、これに続く苦竹IC以北の6車線化事業。89年に宮城野区燕沢地区の山崎交差点まで2.8㎞が事業化され、その後、2006年度に同区鶴ヶ谷地内の鶴ヶ谷交差点まで1.8㎞延伸、全体で4.6㎞となった。

 07年3月には当初の山崎交差点までの2.8㎞の工事が完了。現在は、残る1.8㎞について用地調査や用地買収を進めている。ただ、起点側の沿道には店舗なども多く、当面は用地買収を進め、用地がまとまった区間から順次、工事に着手したいとしている。

 長町拡幅は、JR長町駅西側にあった国道を、あすと長町土地区画整理事業に伴い、東側に設けた延長1.7㎞、幅員40から50㍍の「あすと長町大通り線」を国道に昇格し、これに関連する整備事業。2007年5月の街びらきでは北側1.5㎞が供用。南側0.2㎞区間も現在、道路工事を終え、一部電線共同溝関連工事は残るものの、今年度でほぼ終了する予定だ。

 築館バイパスは、渋滞頻発個所の栗原市築館地区の市街地を迂回する栗原市築館赤坂から築館城生野までの延長7.0㎞のバイパス事業。2007年度には築館外南沢地内の国道4号分岐点から県道若柳築館線までの延長1.8㎞が暫定2車線で供用。現在は、これに続く国道398号までの志波姫地区1.3㎞の用地買収と工事、ならびに国道398号から終点までの2.9㎞区間の調査・設計、起点から外南沢地内の分岐点までの4車線化に向けた現道拡幅の調査・設計を進めている。来年度も各地区の調査・設計や用地買収を進めるとともに、志波姫地区1.3㎞の早期供用に向けて工事を促進する計画。

◎古川東BP起点側2.3㎞の一部供用へ整備促進
 このほか宮城県内では大崎市の国道108号「古川東バイパス」、大崎市鳴子温泉の国道108号「花渕山バイパス」(1月19日付け宮城県内の道路トンネル計画で紹介)、仙台市宮城野区の国道45号「坂下拡幅」の各事業を推進中。

 古川東バイパスは、大崎市内を通過する国道108号の交通混雑解消を目指し、大崎市古川鶴ヶ埣を起点に大崎市街地を南側に迂回し、同市稲葉地内の国道4号に至る延長5.1㎞の新道建設事業。1990年度に事業化され、起点側から都市計画道路李埣飯川線と交差する延長2.3㎞区間を先行して工事中。同区間には、新江合川橋(仮称)やJR陸羽東線を跨ぐ李埣こ線橋(仮称)などの構造物が設けられるが、新江合川橋は上部工、床版工事を終え仕上げ段階、李埣こ線橋も先ごろ上部工工事が発注された。

 今後の整備は、起点側の2.3㎞の工事を促進し、2から3年後を目標に一部供用を図るとともに、残る国道4号までの2.8㎞についても、中間地点の主要地方道古川松山線をはさんで工区を二つに分け、それぞれ早期着工に向けて調査・設計を進めていく。

 坂下拡幅は、慢性的な交通渋滞個所となっている国道45号の仙台市宮城野区原町から苦竹間1.2㎞の4車線拡幅事業。1972年度に事業化され、93年度から拡幅工事に着手。2003年度までに起点の坂下交差点から中原入口交差点間0.5㎞、07年度には終点側0.2㎞が4車線化され、現在はJR苦竹駅をはさんだ0.5㎞の3車線から4車線への整備を推進中。駅前の施設密集地区のため用地買収に時間を要しており、任意の用地交渉とともに、法的土地収用なども行いながら用地買収を進めるほか、同区間には電線共同溝が設けられる計画で、拡幅工事と併せ電線共同溝工事を実施する予定だ。

2011/02/07付1面に掲載

1054荷主研究者:2011/02/21(月) 00:12:24

「仙台都市圏の交通を考える」を久しぶりに大幅に更新
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu.html

まずは内容が乏しかった道路系の充実を図った。

・国道4号の白石〜古川の改良について
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu06.html#6-5
大崎市内の三本木バイパス、古川バイパスの写真は撮影していないのでまだ無いが、それ以外については比較的豊富な写真が撮れていると思う。今後は具体的な改良について充実させていきたい

・仙台北部道路
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu06.html#6-4
昼間の走行経験が無いため写真は無し。新聞記事を纏めた。

・都市計画道路
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7
骨格となる3環状12放射状線の図を貼り付け。

・北四番丁大衡線
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7-1
今後の仙台都市圏の南北の骨格となる都市計画道路。北山トンネル開通後に更に充実させたい。

・川内南小泉線
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7-3
内環状線を形成する重要な道路。安養寺工区開通後の写真が今後の課題。

・宮沢根白石線
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7-4
南鍛冶町工区の写真が欲しいところ。浦田工区も今年度中に完成とのことなので写真を撮りに行きたいところだ。

1055とはずがたり:2011/02/21(月) 20:06:58
>>1054
萌え(はあと)&おつ

1056荷主研究者:2011/02/27(日) 12:22:47
>>1021 >>1024
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110216t15011.htm
2011年02月16日水曜日 河北新報
仙台厚生病院・医学部新設の連携先 東北福祉大に決定

 仙台市内の大学に医学部新設を目指す財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)は15日、連携先を東北福祉大(同区)に決めたと発表した。病院と大学は3月上旬に理事会を開き、連携を正式決定する。国は約30年間凍結してきた医学部新設について、今夏にも認めるか否かの方向性を示す方針。凍結解除をにらみ、全国的に異例な病院主導による医学部開設構想が本格始動する。

 厚生会の目黒泰一郎理事長は宮城県庁で会見し、福祉大との連携に関して個別に意向を確認した結果、理事14人のうち、ほぼ全員から賛同を得たことを明らかにした。

 目黒理事長は、福祉大を選んだ理由に(1)民主党が医学部新設大学の条件とする看護系学部がある(2)指導の即戦力となる医師の教授が20人以上いる―などを挙げ、「東北福祉大に勝る選択肢はない」と述べた。

 福祉大が運営する病院「せんだんホスピタル」(144床)も好材料と判断した。目黒理事長は「仙台厚生病院の383床と合わせると、大学病院の目安の600床に近づく。(国の認可を受ける際の)大きなメリットになる」と語った。診療科や病床を補強するため、今後、連携可能な公立、民間の病院を募る。

 目黒理事長は「構想発表後、激励を数多くいただいた。国はいまの医療困窮の原因が、医師の偏在ではなく絶対数不足にあることを直視し、新設認可に動いてほしい」と訴えた。

 病院の決定について、東北福祉大の渡辺信英学長補佐は「選んでいただき、非常にありがたい。東北の医師不足解消という共通目標に向かって、本学も全力で取り組んでいきたい」と話した。

 病院と大学は、国が医学部新設を認めた場合に備え、3月にそれぞれ準備室を開設する。さらに6月をめどに、共同で外部有識者による諮問委員会も設置。教育方針や医師が東北に根付く仕組みづくりについて、地元経済界や患者代表らから意見を募る方針だ。

1057荷主研究者:2011/02/27(日) 12:34:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110217t12023.htm
2011年02月17日木曜日 河北新報
セントラル自新本社工場開所式 知事「非常に感慨深い」

 セントラル自動車の開所式が16日、大衡村の新本社工場で開かれた。自動車関連企業の誘致に奔走してきた村井嘉浩知事や県内市町村長らが出席。自動車生産技術の粋が詰まった最新鋭ラインと従業員約900人を抱える工場内を見て回った村井知事らは「非常に感慨深い」と語り、地域活性化への波及効果に期待を込めた。

 出席者は葛原徹社長らセントラル幹部の案内で、車体部品の取り付けラインなどを見学した。村井知事は「多くの若い人が働いており、大きな雇用の場になっていると実感した。部品が多く、あらためて自動車産業の裾野の広さを感じ取った」と笑顔を浮かべた。

 村井知事と跡部昌洋大衡村長、張富士夫トヨタ自動車会長は開所式後、工場正面のロータリーにケヤキを植樹。東北の新たな完成車製造拠点の発展を祈った。

 跡部村長は「地元として、安定した生産が継続できるように支援を約束する。セントラルにも企業村民として、まちづくりに力添えをお願いしたい」と、産官一体の地域活性化を誓った。

 セントラルの生産設備を製造する若柳工場を抱える栗原市の佐藤勇市長は「新しい産業の幕開けを感じた」。他産業に好影響を与えることも期待し「農業と自動車産業の連携を促進したい」と持論を述べた。

 東北全域での自動車産業底上げを目指す東北経済産業局の豊国浩治局長は「時間はかかるが、各県と連携しながら地元企業の技術力向上や人材育成を、粘り強く丁寧に進めたい」と語った。

◎報道陣国内外から110人

 セントラル自動車が16日に行った大衡村の新本社工場の公開と記者会見には、国内外の報道関係者が詰め掛け、トヨタ自動車の最新鋭工場に対する注目度の高さをうかがわせた。

 仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテルで行われた新美篤志トヨタ副社長と葛原徹セントラル社長の会見。報道機関56社、約110人が集まり、ロイター、ブルームバーグといった通信社など海外メディアも目立った。

 ウォール・ストリート・ジャーナル東京特派員は「円高で生産拠点の海外移転が進む中、国内に大型工場を造った点が興味深い」。米専門紙オートモーティブニュース記者は「最新技術が投入された新工場内部を見られたのは収穫」と話す。

 国内では全国紙やブロック紙などが記者複数を配置。トヨタ本社がある中部地方を拠点にするブロック紙、中日新聞の記者は「東北の企業がどれだけトヨタの下請けに食い込めるか」と注視する。

 会見では「新技術による生産コスト削減効果」「雇用への波及」などに対する質問が相次ぎ、報道関係者は終了後も新美副社長を取り囲んだ。

海外メディアを含め約110人の報道関係者が集まった記者会見=16日午後3時30分ごろ、仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテル

1058荷主研究者:2011/02/27(日) 12:35:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110217t12026.htm
2011年02月17日木曜日 河北新報
セントラル自開所式 トヨタ新美篤志副社長「非常にいい」

記者会見するセントラルの葛原社長(左)とトヨタの新美副社長=16日午後3時30分ごろ

 セントラル自動車の新本社工場の開所式後、トヨタ自動車の新美篤志副社長、セントラルの葛原徹社長は16日、仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテルで記者会見し、東北で自動車を生産することへの決意や期待を語った。

 ―開所の感想を。
 「関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)とセントラルを合わせ、トヨタの国内生産の第3拠点がいよいよスタートした。感慨は深く、責任の重さも感じている」
 「新しい生産技術、工法を導入し、大きなチャレンジをたくさんした。セントラルがいち早く試作、試運転に取り組んでくれた結果、工場の立ち上がりは車の品質、設備の稼働状況を含め非常にいいと感じている」

 ―新興国が自動車生産、販売の中心になりつつある中でセントラル、東北をどう位置付ける。
 「セントラルと関自工岩手には(競争が激しい)小型車に挑戦してもらう。東北の産学官のネットワークの力にトヨタの技術力を足せば、世界と戦える魅力と原価を実現できると信じている」

 ―新しい生産ラインへの評価は。
 「(通常の縦列ではなく)車体を横に向けて流すラインは(エンジンやブレーキなど)足回りの組み付け工程で導入した。愛知県内の工場で試した時は作業内容と合わずに効果が上がらなかったが、足回りにはぴたりと合う。老朽更新を含め、新ラインを造る時は世界の工場に展開する」

 ―東北への期待は。
 「地域のものづくり力、特に(素材加工の)素形材分野の強みを生かして、世界と伍(ご)していけるものを造っていきたい。材料分野に強い東北大への期待は大きい」

◎セントラル自・葛原徹社長「地元調達12年に40%へ」

 ―開所式を迎えた心境は。
 「地元行政などさまざまな人たちの支援を受けながら、ここまで来ることができた。感謝の気持ちでいっぱいだ」

 ―現在の部品の現地調達率と今後の考え方は。
 「宮城で製造しているヤリスセダン(日本名ベルタ)は、相模原工場(相模原市)から移管した直後ということもあり約20%だ。2012年には約40%になる見込みで、そこを目標に進めている」
 「将来的にはもっともっと調達率を高めていきたい。東北にはいい技術を持った企業が多い。セントラルが直接調達することはできないが、売り込みがあればトヨタに橋渡しし(地元企業の参入などを)手伝いたい」

 ―ハイブリッド車を生産する可能性はどうか。
 「答えられないが、さまざまな車種を造れる態勢にし、知恵を出していくつもりだ。今は地に足を付け、セントラルの実力をトヨタにしっかりと認めてもらう取り組みを進めることが重要だ」

 ―新工場の特徴は。
 「多車種に対応できる工場だ。車種に応じて工夫のしやすい構造、設備配置にしている。改善を進め、さらに容易に対応できる工場にしたい」

 ―仙台港から海外に輸出する可能性はあるか。
 「物流は量がないとコスト的に合わない。現状の生産台数(1日250台)では、仙台港から米国に直接出すということにはならない」

1059荷主研究者:2011/02/27(日) 12:36:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110217t12016.htm
2011年02月17日木曜日 河北新報
「カイゼン」至る所に 車体横向きライン、レイアウト自在

 セントラル自動車が16日初公開した宮城県大衡村の新本社工場。数多くの生産設備の間を車体が整然と流れるラインには、新時代の車づくりを見据えた工夫が随所にあった。車体の流し方を見直すなど、効率性を追求したトヨタ自動車の姿勢がうかがえる。(報道部・斎藤秀之)

 最も目を引いたのはエンジンや足回り部品などを組み付ける工程だ。車体は高い台座に載せられ、作業員が部品を取り付ける。従来のハンガーで車体をつり下げる光景はない。

 台座上の車体も前向きではなく、ラインに対し直角に配置されている。乗用車は全長より横幅が短い。「縦列状態となる従来設備よりも、横向きに並べた方がライン全長が35%短くなる」とセントラル社員。トヨタグループ初の試みで、建屋の建設費抑制を図る改善の成果という。

 工場のテーマの一つ「フレキシブル(柔軟)」に沿った工夫も。車体を製造する工程のベルトコンベヤーは床面備え付け方式などを採用した。

 床面を掘り下げて設置する従来方式では、ラインの再配置などを行う場合に建屋自体の工事が必要になる。だが新方式はラインを容易に改修でき、レイアウト変更は自在となる。

 通常は6メートルの天井までの高さを4.5メートルに抑えながら、天井に採光用の窓を大量に配置し、圧迫感を与えないような工夫も施されている。

 細かい革新技術を積み重ねた東北2カ所目の完成車製造工場。激しい国際競争を勝ち抜き、国内の自動車産業の未来を切り開く可能性を秘めている。

1060荷主研究者:2011/02/27(日) 12:42:04
>>814 >>845
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110218t12013.htm
2011年02月18日金曜日 河北新報
ホテル稼働率「想定通り」 仙台トラストシティ開業半年

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全面開業から半年余りが過ぎた「仙台トラストシティ」

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◎大規模会議誘致/都市機能の向上/需要創出真価これから

 外資系のウェスティンホテル仙台が入る超高層複合ビルなどで構成する仙台市青葉区の「仙台トラストシティ」は、昨年8月1日の全面開業から半年余りが経過した。東北最大の都市の中心部に誕生し、都市機能向上への役割も期待された大規模開発。運営会社は「ホテル稼働率、マンション分譲ともほぼ想定通り」と言う。ただ国際会議誘致など都市の魅力アップへの貢献という意味で、真価が問われるのはこれからといえそうだ。(報道部・山形泰史)

<新年度70%目標>

 トラストシティを運営する都市開発大手の森トラスト(東京)によると、292室あるホテルの客室稼働率はこの半年間の平均で約50%。同じ複合ビル内の貸しオフィスも、4万平方メートルを超える募集面積のほぼ半分が埋まった。マンションは分譲125戸の7割が実際の居住用として売れ、賃貸119戸も6割が既に入居したという。

 同社仙台支店の遠藤信幸支店長は「ほぼ想定通り。ホテルの稼働率は新年度には70%まで高めたい」と強調。仙台に企業の支店が多いことを踏まえ、企業との年間契約プランなどに力を入れる方針で「サービス強化でおのずとお客さまはついてくる」と自信を見せる。

<「連携いい刺激」>

 東北の中枢都市の大型開発は、周辺施設にもさまざまな余波をもたらしている。

 「婚礼や宴会などで客を奪われた」と打ち明けるホテルがある一方、向かい合う仙台国際ホテルは昨年8月末に大規模な学会を連携して受け入れた。同ホテルの野口育男総支配人は「次につながる実績になった。連携は、自社の独自性を高めるためのいい刺激にもなる」と語る。

 最大の課題は森トラストの森章社長が開業に当たり「(国際会議など)新たな需要を生み出す施設になる」と述べたように、新施設は、大規模会議や宿泊のニーズ喚起につながったのかどうかという点だ。

 昨年9月にはウェスティンホテルで、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の第3回高級事務レベル会合が開かれるなど実績も挙げつつある。が、大学の各種セミナーなど仙台開催が恒例で会場が移っただけのケースもある。

<提案力をアップ>

 ウェスティンホテルはことし1月18日、東京であった仙台観光コンベンション協会など主催の大規模会議誘致の催しに参加。市内の他のホテルや温泉旅館とともに、首都圏の会議運営会社に施設の魅力を売り込んだ。

 ホテルメトロポリタン仙台の紺野純一総支配人は「宴会機能を持つ宿泊施設の連携などを通じて地域全体の魅力を高め、地域全体を売っていくという視点が大規模会議の誘致には欠かせない」と指摘する。

 その連携の核となることに期待もあるトラストシティ。森トラストの遠藤支店長は「まずはホテル、店舗、オフィスが入り、一つの都市のようになっている施設の魅力を高めることで、提案力をアップさせていきたい。大規模会議については問い合わせも増えている」と話している。

[仙台トラストシティ] 仙台市青葉区一番町の東北学院中・高跡地に開発された。東北一の高さ約180メートルで商業施設も入る複合ビル「トラストタワー」(地上37階、地下2階)と、マンション棟「ザ・レジデンス一番町」(地上29階)から成る。

1061荷主研究者:2011/02/27(日) 13:29:25

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/02/18 建設新聞
仙台市中心部でビル売買が活発化
数億から数十億円と大規模な成約事例も リファイナンス時期迎え売り物件相次ぐ

 仙台市内中心部のビル売買の取引が活発化している。これまで、安定的な需要を見込めるレジデンス系建物と比較して成約事例の少なかった業務系ビルがその対象になっていることが直近の特徴だ。

 JR仙台駅西口近くの南町通沿いに、東京建物などが出資した仙台プロパティ特定目的会社が建設した「仙台プライムビル」は、光台(福島県郡山市島2丁目32の24)が1月末に取得した。対象物件は、仙台市青葉区中央3丁目5の5ほか地内にあり、建物の規模はRC・B1/9F延べ9110・83㎡(2007年3月築)。現在、1階部分ではパチンココンサートホール仙台駅前店が、2階から上層部ではコンフォートホテル仙台西口が営業を行っている。

 青葉区中央のアーケード街に面したダイエー仙台店の向かい側にあるCD等販売店舗の「新星堂カルチェ5仙台店」は同じく1月下旬に菅原興業(仙台市青葉区本町1丁目10の12)が取得した。対象物件は、仙台市青葉区中央2丁目4の4ほか地内にあり、S1/8F延べ3288・48㎡(1995年5月築)の建物規模。

 駅前通と定禅寺通の交差部に近い青葉区花京院にランド(横浜市)などが建設したオフィスビル「花京院ビルディング」は、マルエイコーポレーション(千葉市美浜区幸町2丁目1の2)が1月中旬に取得した。同社(グループ)は、千葉県内を中心にスーパーマーケットの店舗運営や不動産事業を展開、数年前に宮城県松島町のホテル壮観を取得している。今回取得した対象物件は、仙台市青葉区花京院2丁目8ほか地内にあり、建物規模はS14F延べ5433・77㎡(2009年1月築)。

 リーマンショック以前に不動産投資ファンドなどが取得した物件の多くが、今年から本格的なローンの借り換え、いわゆる「リファイナンス」の時期を迎える。年度末(決算期末)という企業にとって最も収支バランスに敏感になるこの時期と相まって、これを機に地方都市の保有案件を外部に売却して保有資産のスリム化を図り、併せて首都圏を中心とした資産構成を検討する傾向が強まっていることなどが供給側の事情として挙げられる。

 一方、取得者側から見れば、地方都市では相対的にレジデンス施設と比較し「リスク資産」の性格の濃い業務系ビルに投資利回りの上昇ムード(成約価格の値ごろ感)が出てきていること、融資元となる金融機関、特に地方銀行が優良融資先を囲い込み、融資実績を上げたい思惑が見え隠れしていることなどが重なって、相次いで売買取引を成立させる要因となっているようだ。

 また、首都圏の投資家層の一部には最近の首都圏の不動産市場の回復で、「買いたくてもライバルが増えて買えない」という特殊事情が出始め、そのニーズの一部が地方都市に流れてきているという背景もある。

 これら売買事例の後にも仙台市内中心部およびその縁辺部では複数の業務系ビル売却の動きが出てきており、これから3月期末を迎え成約事例が相次ぐ可能性もありそうだ。これが一時期的なものでなく、4月以降も取得者側の投資マインドに継続した緊張感が保たれるだろうことを仙台の不動産業界は期待している。

2011/02/18付1面に掲載

1062荷主研究者:2011/03/06(日) 13:40:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110223t11023.htm
2011年02月23日水曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線需要 「11万9000人」下方修正?

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 仙台市は新年度、地下鉄東西線の需要予測の見直しに着手する。「1日12万人弱」とした数値をめぐっては、市民から「多すぎて実態に合っていない」との指摘もある。開業を予定する2015年の人口は、03年当時の想定より減少する見通し。市が需要予測を下方修正する可能性が高まっている。

 需要予測の見直しは、国土交通省の要領に基づく事業再評価の一環で行う。市は、評価基準となる費用と効果の比率「費用便益比」を算定するため、将来人口の推計値などを基に開業後の1日の利用者数を再計算する。

 現行の需要予測である1日11万9000人は03年、開業時の人口を107万6000人と設定してはじき出した。市は「南北線の実績と比べても妥当な数字。地下鉄整備と一体で街づくりを進めており、十分に達成できる」と胸を張っていた。

 8年たって状況は変わった。市が1月、10年国勢調査の速報値を基に将来人口を再計算したところ、15年の推計値は105万846人にとどまることが判明した。

 伸び率は予想を大きく下回り、最近は「開業時に需要予測を達成するのは難しい。下方修正せざるを得ないのではないか」(市幹部)との見方が広がっている。

 東西線と同じリニアモーター式で、05年に運行を始めた福岡市地下鉄七隈(ななくま)線は、1日の平均利用者が6万1000人(09年度決算値)。需要予測の11万人を大きく下回る。

 福岡市交通局の担当者は「市民が中心部の集合住宅に移住し、地下鉄を使わないライフスタイルが広がった。自転車の利用者が増えたのも誤算だった」と説明。同市は、累積赤字の解消時期を26年度から69年度へ先送りすることを決めた。

 鉄道整備で郊外の沿線開発を促し、利用人口を増やして営業収入を確保するのが従来の「鉄道建設の方程式」。成熟した人口減少社会の到来で、手法の修正は避けられない情勢だ。

 地下鉄建設に反対する市民グループ「美しい仙台を創る会」の河村直人代表は七隈線の苦境を踏まえ、「11万9000人の達成はあり得ない。住民の動態調査を見ても、せいぜい6万人程度にとどまるのではないか」と推測する。

 仙台市交通局は「仙台駅まで運行している直通バスを東西線の主要駅に結節させる。バスを持たない福岡市と違い、仙台はバス路線再編で利用者を地下鉄に誘導できる」と説明する。

 総事業費(2735億円)を300億円程度圧縮する方針を決めていることも挙げ「万が一、需要が落ちても費用便益比が大きく下がることはないと思う」と話している。

1063荷主研究者:2011/03/06(日) 13:41:57

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20110222_01.htm
2011年02月22日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(49)アイシン高丘東北/ブレーキ部品増産へ

ブレーキ部品となる鋳造品を切削、研磨する加工ライン

<年内に鋳造設備も>
 ブレーキ関連を手掛けるトヨタ自動車グループの部品製造会社。加工前の鋳造品は現在、愛知県内から運んでいるが、年内に鋳造も行う建屋を新設する計画で、一貫生産による効率アップを目指す。

 製造品目はディスクローターとブレーキドラムという部品だ。6ラインで1日当たり計約2500個を加工し、宮城県大衡村のセントラル自動車新本社工場や関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)などに供給。セントラルが相模原市の現工場から生産機能を全面移管する4月以降は、1日3500〜5000個への増産を見込む。

 加工ラインでは、鋳造品の表面を約2ミリ切削した後、研磨、塗装する。ブレーキは車両の走行機能や安全性を左右する重要部品となるだけに、品質維持に細心の注意を払う。工程ごとに機械と人の目による二重三重のチェック体制を敷き、不良品の出荷を防いでいる。

<品質とコスト両立>
 ラインの設備などは中部地方の親会社の工場から移設した。安定稼働を図りつつ、工程改善によるコスト圧縮にも挑戦。切削工程では加工速度を微調整することで、さび止め溶剤を使わないことを実現し、溶剤費カットにつなげた。加えて切削時に発生する鉄くずを乾燥した状態で回収できるようになり、リサイクルも容易になったという。

 従業員の9割を地元から新規採用したこともあり人材育成に力を注ぐ。工程ごとに1〜2カ月周期で担当者を入れ替え、1人が複数工程に習熟できるよう工夫している。

 西岡孝工場長は「自動車にはエンジンなどにも鋳造部品が搭載されている。品質とコストを両立させ、ブレーキ以外の部品も任されるよう実績を重ねたい」と話す。

[基本データ]
操業開始 2010年12月
資本金  4億9000万円
売上高  20億円(11年見込み)
従業員数 31人
住所   宮城県大衡村大瓜青木83の2
連絡先  022(739)7155

1064荷主研究者:2011/03/06(日) 13:47:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110224t12023.htm
2011年02月24日木曜日 河北新報
仙台空港鉄道・杜せきのした駅 新駐車場と直結

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110224-m1.jpg

 仙台空港アクセス線の杜せきのした駅(名取市)で実施するパークアンドライド事業で、仙台空港鉄道などでつくる実施団体は来月1日、駅正面の駐車スペースを新たに利用可能にする。現在の駐車場は駅から約300メートル離れており、利用が低迷している。「駅直結」という利便性を打ち出し、事業の普及とアクセス線の乗客増を狙う。

 新たな駐車スペースは、駅前の大型商業施設「イオンモール名取エアリ」内に確保。駅と施設を結ぶ連絡橋の真下に位置し、エレベーターを利用してアクセスできる。事業に使える駐車台数は現在のスペースと合わせて計100台。台数の配分は、今後検討する。

 現在のスペースもエアリ駐車場内にあるが、駅まで徒歩5分ほどかかり、利用者から不便を訴える声が寄せられていた。

 パークアンドライド事業は2008年4月、名取市と仙台空港鉄道、イオンモール名取エアリの3者でつくる事業推進協議会が始めた。

 車と電車を乗り継ぐ通勤スタイルを定着させ、アクセス線の利用促進と環境負荷の軽減を狙ったが、利用は当初から低調だった。100台分の駐車スペースに対し、利用者は現在17人にとどまる。

 運賃の高いアクセス線を避け、民間駐車場を借りてJR東北線の名取駅を利用するケースも目立つという。

 仙台空港鉄道総務課は「パークアンドライドは二酸化炭素の削減につながり、帰りがけに買い物をするにも便利」と利用を呼び掛ける。

 駐車場利用時間は平日の午前6時〜午前0時。連絡先は仙台空港鉄道総務課022(383)0150。

1065荷主研究者:2011/03/06(日) 14:46:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110225t12027.htm
2011年02月25日金曜日 河北新報
働く女性に照準、化粧品と総菜拡充 ダイエー仙台全館改装発表

 ダイエーは24日、仙台市青葉区中央2丁目の仙台店を全館改装し、3月3日に新装開店すると正式に発表した。化粧品や婦人服、総菜の売り場を拡充。市中心部に住む20、30代の働く女性や単身者の取り込みを図る。全館改装は1998年以来。

 1階の化粧品売り場を2割拡大。靴下、タイツ類のコーナーを従来の2.5倍の230平方メートルに広げる。地下2階の食品売り場は総菜を拡充し、小分け商品も増やす。地場産食品の扱いも1.5倍の570品にする。8階から昨年末撤退したベスト電器の後継テナントとして、ダイエー子会社の書籍店が入る。

 照明は基本的に発光ダイオード(LED)などの省エネ型に切り替え、使用電力量を半分程度に節減する。

 2012年2月期の売上高は前期比2%増が目標。工事のため同店は27日から4日間、休業する。

 仙台店の売上高は1992年2月期の約200億円をピークに下降し、ここ数年は前年割れが続く。仙台店の芝村浩三店長は「店の周囲1キロ商圏は6割が単身世帯。利用客に多い団塊世代の主婦層に加え、仕事帰りの団塊ジュニアらも通える店にしたい」と話している。

1066荷主研究者:2011/03/06(日) 14:53:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110225t11012.htm
2011年02月25日金曜日 河北新報
世界初 無線で列車制御 仙石線一部区間 来月運用スタート

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/sekaihatu20musennde.jpg
アタックス仕様の列車の運転席。運転台の右上にある情報画面には走行可能な上限速度などが表示される

 JR東日本は無線通信を利用した新列車制御システム「ATACS」(アタックス)の運用を、3月27日から仙石線の一部区間で始める。信号機を使う現行のシステムに比べ機材が減り、増便も可能になるという。同社によると、無線による列車制御システムの本格運用は世界で初めて。

 アタックスは主要駅に設置された制御装置間と列車の間で、1秒間隔で自動的に無線交信する。制御装置は各列車の情報に基づき、前方列車に追突しない位置を割り出して情報を送り、運転士をサポートする仕組み。緊急時には各列車のブレーキも自動制御する。

 レールの電流で列車位置を把握し、信号機を制御する従来の閉塞(へいそく)方式に比べ、地上設備が不要になり、機材故障の軽減や整備費の削減が見込まれる。

 閉塞方式では、信号機で仕切られた1区間(約200〜1500メートル)に1列車しか走れない。アタックスの導入により、最短約200メートル間隔で運行できるようになる。

 先行運用されるのは仙石線あおば通―東塩釜間(17.2キロ)。車両が1種類で、他線からの乗り入れがないことから導入が決まった。

 JR東日本は1995年、アタックスの開発に着手した。運用区間で23日深夜から行われた訓練走行では、列車同士が接近した際、自動的にブレーキが作動するかどうかなどが確認された。

 同社は「アタックスは増便を可能にするシステム。将来的には首都圏での導入を目指したい」としている。

1067荷主研究者:2011/03/06(日) 14:56:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110225t11010.htm
2011年02月25日金曜日 河北新報
宮城県図書館の“魂”移管 専門家ら「再考を」

 宮城県図書館(仙台市泉区)所蔵の古地図や古書など11万点が、県施設の東北歴史博物館(多賀城市)に移管され、その中に同図書館発祥時からの蔵書である「青柳文庫」「養賢堂文庫」が含まれることが分かった。専門家や利用者から「県図書館の根幹に関わる」「より広い議論が必要だ」と再考を求める声が上がっている。

 博物館に移管されるのは「坤輿(こんよ)万国全図」「仙台城絵図」などの歴史資料や、和漢の古書など約11万1500点。日本最初の公共図書館とされる青柳文庫の蔵書467点、仙台藩校・養賢堂の蔵書263点、戦後収蔵した伊達文庫4170点など、「特殊文庫」と呼ばれる県図書館ならではのコレクションが約3万9000点含まれる。

 県教委生涯学習課によると、移管の対象は「国や県指定の文化財と、今後の文化財指定が見込まれる貴重な資料」。移管の理由として(1)専門の学芸員による調査研究の必要性(2)文化財保護に適した管理(3)展示スペースの確保―などを挙げている。

 館長の諮問機関の図書館協議会には、今月18日に初めて報告された。同協議会長の沢井清宮城学院女子大名誉教授(図書館情報学)が「青柳文庫や養賢堂文庫は県図書館の最も基本となる蔵書で、多くの研究者に利用されている。移管は県民の意見を聞いてから、決定すべきだ」と再考を求めたが、認められなかった。

 生涯学習課によると、移管については昨年、図書館と歴史博物館の職員が調査し、同10月の教育委員会協議会に報告。移管の経費約740万円を盛り込んだ2010年度県補正予算は今月17日に県議会で可決された。移管作業は28日にも始まり、6月までに終える予定という。

 西条公美生涯学習課長は「図書館には文化財保存に適した薫蒸設備がなく、十分な展示スペースもない。広く県民の利益を考え、移管を決めた」と説明する。

 他県では古書の移管の際、公聴会で県民の声を聞いたケースもある。東北大東北アジア研究センターの平川新教授は「図書館と博物館では収蔵の意味が異なる。古典籍の利用に関しては図書館のサービスの方がかなり良く、使い勝手が悪くなれば歴史博物館への批判が出るのではないか」と懸念する。

[「青柳文庫」「養賢堂文庫」]文庫は「書籍を収納する倉」の意味。青柳文庫は仙台藩出身の青柳文蔵が1831(天保2)年、現在の仙台市青葉区一番町に開設。約1万冊の蔵書を武士・町民の区別なく閲覧させ、貸し出した。養賢堂の文庫は1779(安永8)年の設置。約1万7000冊を所蔵していた。両文庫の蔵書は明治維新後に散逸し、一部が1881年開設の宮城県図書館の前身「宮城書籍(しょじゃく)館」に引き継がれた。

1068荷主研究者:2011/03/06(日) 14:56:53
>>1067-1068
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110225t15017.htm
2011年02月25日金曜日 河北新報
「移管、理解に苦しむ」の声 青柳文庫など東北歴史博物館へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110225001jd.jpg
青柳文庫の蔵書の一つ、林子平著の「海国兵談」の写本(宮城県図書館所蔵)

 宮城県図書館(仙台市泉区)から東北歴史博物館(多賀城市)に移管予定の青柳文庫や養賢堂文庫は関係者の間で、「公共図書館の原点」と位置づけられてきた。県図書館にとって象徴的な存在で、図書資料としての価値も高い。専門家らの間から、移管を疑問視する声が上がっている。

 「青柳文庫は県図書館の出発点。特別な資料だ。なぜ博物館にしまってしまうのか、理解に苦しむ」。2003年度から3年間、県図書館の資料奉仕部長を務めた早坂信子さん(65)=泉区、東北学院大非常勤講師=は驚きを隠さない。

 青柳文庫は蔵書の幅広い活用を望んだ青柳文蔵による寄付を基にできた。蔵書は書庫の建設費や運営資金と合わせて当時の仙台藩に寄贈され、日本の公共図書館の先駆けと評される。

 一部が県図書館の前身「宮城書籍(しょじゃく)館」開設時(1881年)の蔵書となり、図書館の出発点を示す資料として、今日まで受け継がれてきた。文庫創設の経緯などを踏まえ、早坂さんは「図書館は個人の蔵書の積み重ねでできた側面がある。青柳文庫は原点であり、寄贈者の思いを尊重すべきだ」と訴える。

 移管の理由や決定に至る手続きに疑問を投げ掛ける声もある。

 出版文化研究家の渡辺慎也さん(79)=太白区=は「計画を広く周知して、いろいろな意見を吸い上げるのが県の務めだろう。空きスペースと収容物を計算しただけで移管を決めたのではないか」と手厳しい。

 県が示す移管理由について、東北大東北アジア研究センターの平川新教授(江戸時代史)は「県図書館で管理を続けても問題があると思えない。書庫は保存のための設備が整っている。本来なら、図書館で手放すはずがない」と指摘している。

1069小説吉田学校読者:2011/03/12(土) 21:11:12
ここになるんでしょうかねえ。
私もいわきに家族が、福島第1原発の地域には高校の同窓生(東電に勤めていたりもする)がいるんで、これまでにない不安の下で生活しております。被災地の方は、私等よりはるかに不安でしょう。
だが、救援は来る。いまは、つらいでしょうが、待っていることが最大の安全対策です。
そして、前も書きましたが、遠隔地にいる私たちに出来ることはお金を援助することでしょう。

緊急消防援助隊の派遣、全国から1123隊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110312-OYT1T00642.htm

 東日本巨大地震に伴い、総務省消防庁が被災地に派遣した緊急消防援助隊は12日午後4時現在、1123隊で、2004年の新潟県中越地震の480隊を大きく上回り過去最大規模となった。


 東京消防庁のほか、愛知、京都など全国各地から宮城、岩手、福島、千葉、長野の5県に出動している。
 緊急消防援助隊は大規模・特殊災害の被災地に駆け付け、救助活動を行う部隊で、阪神大震災を教訓に1995年度に創設された。全国で4278隊(昨年10月時点)が登録されている。

1070荷主研究者:2011/03/13(日) 15:56:35

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110313_86.htm
2011年03月13日日曜日
生活関連情報/ガソリン・灯油/GS一部営業店に列

ガソリンスタンド(写真奥)を目指して並ぶ車の列。対向車線も渋滞し、緊急車両が通りづらい状態だ=13日午前8時50分ごろ、仙台市若林区

 仙台市内では13日早朝から、ガソリンや暖房用の灯油を求める車と人の列がさらに長くなった。

 若林区一本杉町のガソリンスタンド前には暗いうちから車が並び、開店予定時間の午前8時ごろには2カ所の交差点をコの字形に囲む形で数百メートルの列となった。灯油用のポリ容器を持った人々も続々と集まった。ただ、時間になっても従業員は現れず、休業かどうか気をもむ客もいた。

 午前4時ごろに訪れたという国家公務員男性(42)は「(震度7を観測した)栗原市で1人暮らしの母親と全く連絡が取れない。昨夜は区内の別のスタンドに並んだが2、3キロの列になり、入れられなかった。給油して早く迎えに行きたい」と心配そうに話した。

 津波で壊滅的な被害を受けた若林区荒浜の女性(37)は午前4時半から並んだ。「(生存を諦めていた)両親が自衛隊に救出されたと連絡があった。早く確認に行きたい」と語った。

 タンクローリーによる供給が滞り、営業しているスタンドは数えるほど。営業中のスタンドも1台10〜20リットルの制限を設けるなどして販売している。

 仙台市内で現在、2カ所のガソリンスタンドのみで営業している出光興産東北支店は「太平洋岸の出荷基地が軒並み被災し、秋田県など日本海側から輸送している。輸送の車両も量も限られるため、制約は当面続く」と説明している。

1071荷主研究者:2011/03/13(日) 15:57:01

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110313_87.htm
2011年03月13日日曜日 河北新報
生活関連情報/交通

◇バス・地下鉄
 仙台市バスは13日午前6時半から、主要幹線路線で不定期運行を開始した。最終は午後8時半の便の予定。宮城交通は、おおむね午前8時〜午後9時まで運行する(一部運休、区間運休、間引き運転あり)。

 市地下鉄南北線は長町南駅で線路を支えるコンクリートに亀裂が見つかったほか、八乙女駅の屋根が崩落する危険があり、全線が運休中。代替輸送として14日以降、泉中央と八乙女、長町の各駅から仙台駅に向かう市バスを運行する予定。

◇JR
 東北新幹線と宮城県内のJR在来線は13日も終日運転を見合わせる。JR東日本仙台支社によると、運転見合わせは14日も続くという。

 JR東日本仙台支社によると、県内では新幹線車内に取り残されている乗客はいないが、仙台駅をはじめ運転施設に被害が出ている。

 在来線では東北、常磐、仙石の各線でレールなど運転施設に損傷があるという。安全確認作業を続けており、現時点で運転再開の見通しは立っていない。

◇通行止め
 仙台市災害対策本部によると、13日午前6時50分現在、通行止めとなっている主な道路や場所は次の通り。

 青葉区高野原2〜3丁目、太白区八木山橋、向山鹿落坂、秋保温泉線、仙台南部道路、中山幹線1号線、仙台城址線、県道塩釜亘理線の仙台港付近

1072荷主研究者:2011/03/13(日) 15:57:29

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110313_43.htm
2011年03月13日日曜日 河北新報
仙台市、被災者向けに仮設住宅整備を検討

 仙台市は12日、東日本大震災の被災者向けに、仮設住宅を整備する検討に入った。沿岸部を襲った大津波で倒壊した住宅が相当数に達するとみられることから必要と判断した。入居条件や利用期間など、具体的な制度設計は今後、詰める。

 宮城野区の榴岡公園といった大規模用地への建設に向け関係部局で協議している。太白区あすと長町などに土地を所有する鉄道建設・運輸施設整備支援機構に建設地の提供を依頼したほか、独立行政法人都市再生機構(UR)にも賃貸住宅の提供を打診している。

1073小説吉田学校読者:2011/03/14(月) 21:08:42
写真と共に罹災者数の記事を噛みしめる。
災害報道は、数字で語られがちで、当然、数字は重要でありますが、その中身は、一個人の生命や生活の集合体であるのを忘れてはならない。

「死者は万人単位」宮城県知事が見通し
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103140011.html

 東日本大震災による死者数が約1700人にのぼることが朝日新聞の調べでわかった。安否確認のできない人の数は1万2千人以上となった。宮城県の村井嘉浩知事は13日、県内の死者数について、万人単位になるとの見通しを示した。
 朝日新聞が、警察庁や各警察本部、自衛隊、自治体などの情報を集計した。結果、死者数は14日午前0時現在、岩手、宮城、福島など12都道県で1697人以上、安否確認のできない人は1万2412人以上となった。
 うち宮城県での死者は643人。警察庁や県警によると、仙台市若林区の荒浜地区で約200人、東松島市の野蒜(のびる)地区で200人以上の遺体が見つかった。県内では遺体安置所に次々と運び込まれており、竹内直人県警本部長は13日の県災害対策本部会議で「遺体の数が万人単位に及ぶことは必至だ。それを想定して対応して欲しい」と発言。村井知事も「私も万人単位になるだろうと思う」と話した。
 同県南三陸町の対策本部によると、町民約1万8千人のうち、町内にある複数の避難所に計約7500人がいるが、約1万500人の安否確認ができていないという。
 警察庁によると、岩手県内では14日午前0時現在、死者は502人で、行方不明者は315人。これとは別に防衛省によると、同県陸前高田市で300〜400人の遺体が見つかったという情報がある。
 同庁や福島県によると、県内では死者401人、行方不明者1189人となっている。
 死者や安否不明者の数はさらに増えるとみられる。岩手県災害対策本部に寄せられた被害情報によると、釜石市が約3万1千人、大槌町が約1万2千人、山田町が約1万人の住民と連絡が取れない状態だという。ただ、市町外に避難している可能性もあるという。
 また観光庁によると、同庁が日本旅行業協会を通じて、被災地域(青森、岩手、宮城、福島、茨城)への旅行客の安否状況を調べたところ、この地域を訪れていたとみられる約4100人のうち、約2500人の安否が確認できていないことが分かった。

写真 大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で、女性が道路に座り込んで涙を流していた=13日午前10時57分、恒成利幸撮影

1074荷主研究者:2011/03/17(木) 23:27:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110314t13002.htm
2011年03月14日月曜日 河北新報
生活情報/交通/JRは運転見合わせ/地下鉄きょう一部再開

◇JR
 東北新幹線と宮城県内のJR在来線は14日も終日運転を見合わせる。

 JR東日本仙台支社によると、県内では新幹線車内に取り残されている乗客はいないが、仙台駅をはじめ運転施設に被害が出ている。

 在来線では東北、常磐、仙石線各でレールなど運転施設に損傷があるという。安全確認作業を続けており、現時点で運転再開の見通しは立っていない。

◇地下鉄・バス
 仙台市交通局は14日、東日本大震災の影響で全線運休していた市地下鉄南北線の運行を一部再開する。市バスは主要幹線路線を不定期ダイヤで運行する。

 地下鉄運行区間は富沢―台原駅間。運行ダイヤは、台原発が午前5時42分〜午後11時50分、富沢発が午前5時35分〜午後11時47分。4両編成で、約8分間隔の運行となる。

 台原駅以北の黒松―泉中央駅間のコンクリート製高架橋に、多数のひびやレールのゆがみが発生。八乙女駅の屋根部分の鉄骨アンカーも破断している。市交通局は台原―泉中央間の運転を見合わせ、直通の無料バスを運行する。

 市バスの運行路線は以下の通り。

 北方面
 八乙女駅―虹の丘入口経由仙台駅、泉ビレジ―北仙台経由仙台駅、住吉台―泉中央駅、旭ケ丘―宮町経由仙台駅、桜ケ丘―北仙台経由仙台駅、西中山―山手町経由仙台駅

 南方面
 八木山南―愛宕大橋経由仙台駅―交通局、長町営業所―長町駅経由南仙台駅西口、長町営業所―長町南駅経由恵和町

 東方面
 東仙台営業所―原町経由仙台駅、東仙台営業所―中江経由仙台駅、鶴ケ谷―原町経由仙台駅、霞の目営業所―志波町経由仙台駅―交通局大学病院前、霞の目営業所―大和町経由仙台駅―交通局大学病院前、霞の目営業所―遠見塚経由仙台駅―交通局大学病院前、霞の目営業所―若林経由仙台駅―交通局大学病院前、陸前高砂駅―原町・仙台駅経由交通局

 西方面
 川内営業所―広瀬通経由仙台駅、川内営業所―青葉通経由仙台駅、国見ケ丘3丁目―貝ケ森経由仙台駅、国見ケ丘1丁目―南吉成経由仙台駅、白沢―R48経由仙台駅、茂庭台―西花苑・折立経由(西道路直通)仙台駅、大国神社―みやぎ台・八幡町経由仙台駅、畑前北―赤坂・八幡町経由仙台駅

 岩手県交通(盛岡市)は14日、盛岡地区で路線バスの運行を開始する。対象は11路線。連絡先は019(654)2141。

◇道路
 仙台市災害対策本部によると、13日午後2時現在、通行止めとなっている主な道路や場所は次の通り。

 青葉区高野原2〜3丁目、太白区八木山橋、向山鹿落坂、秋保温泉線、仙台南部道路、中山幹線1号線、仙台城址線、県道塩釜亘理線の仙台港付近、片平丁線、折立団地7号線の折立4丁目付近、荒巻青葉4号線
   ◇
 宮城県警は13日、救援活動の優先道路としている高速道などを走行する場合、事前の届け出を義務化することを決めた。各署に通行を届け出て、認められれば通行車両確認標章を得る。標章がないと通行できない。

 対象となる道路は東北、常磐、三陸の各自動車道と仙台北部、仙台東部、仙台南部の各道路と、気仙沼市内の国道284号、三陸道米谷インターチェンジから南三陸までの国道346号。

 引き続き、仙台市内全域などで車の使用を控えるように要請している。仙台市以外の区間は塩釜市から南三陸町までの国道45号、登米市迫町から気仙沼市に至る国道346号、塩釜市から亘理町までの県道塩釜・亘理線。
   ◇
 宮城県警は13日、被災者の救助や支援物資輸送車の通行を優先する「緊急交通路」を3区間で追加指定した。一般車の通行を禁止する。3区間は次の通り。

 東北自動車道仙台南インターチェンジ(IC)―仙台東部道路若林ジャンクション(JCT)―常磐道山元IC▽東北道富谷JCT―三陸道利府JCT―国道398号(登米市東和町米谷越路、国道45号との交差点まで)▽国道284号(気仙沼市名木沢の岩手県境―同市古町4丁目の国道45号との交差点まで)

 既に県内全区間で指定している東北道に加える措置。期間は4月12日まで。
   ◇
 国道6号の宮城県山元町坂元―福島県境間の通行止めが13日、解除された。

1075荷主研究者:2011/03/17(木) 23:28:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110314t13056.htm
2011年03月14日月曜日 河北新報
仙台−山形、新潟行き 長距離バス運行を再開

 仙台市内では14日朝、長距離バスの乗り場でも列ができた。仙台―山形間は13日、仙台―新潟間は14日に運行を始めた。宮城から県外に向かう唯一の公共交通機関で、出張や旅行中に地震で足止めされた人や、実家などに一時身を寄せる人たちの利用とみられる。

 仙台―山形間は、JR仙台駅前から午前8時すぎに始発が出発した。駅前の青葉通沿いにある乗り場では午前9時ごろ、300人以上の列ができた。宮城県庁前の乗り場でも同じ頃、600人以上が並んだ。

 仙台への出張中に被災した八戸市の会社員鈴木克弥さん(46)は「避難所や同僚宅で3日間過ごした。秋田、弘前を通って帰る。家族と連絡は取れているが、心配なので早く戻りたい」と話した。

 仙台―山形間は、宮城交通と山交バスの共同運行で、14日は夜まで計17便を運行する予定。バスの調整がつけば、複数台を同時に出発させる。

 仙台―新潟間は新潟交通とJRバス東北の共同運行で、通常1台のバスを5台に増やした。仙台駅東口から2〜3時間おきに8便を運行する計画。東口の窓口や電話、ホームページからの事前予約が必要という。

1076荷主研究者:2011/03/17(木) 23:29:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110314t73014.htm
2011年03月14日月曜日 河北新報
山形行きバスに長い列 定期運行一部再開

震災で帰宅できなかった人たちが山形行きのバスを待つ長蛇の列をつくった=仙台市青葉区の県庁前

 仙台―山形間の路線バスが13日、定期運行を一部再開した。震災後、宮城から県外へ向かう唯一の公共交通機関となり、足止めされていた首都圏などの帰宅困難者が長蛇の列をつくった。

 山形市からは、震災被害を免れた山形空港へのアクセスが容易。新潟行きの高速バスもあり、JR上越新幹線で首都圏に乗り継ぐこともできる。

 始発停留所の県庁市役所前には正午ごろ、300メートル以上の列ができた。

 出張中に被災し、避難所に滞在した横浜市の平田哲治さん(25)は「避難所は寒く、疲れた」と話した。妻と5カ月の男の子を連れて兵庫県に帰る大学教員成沢健さん(28)は「山形から大阪(伊丹)への臨時便があると聞いた。予約はしていないが、ミルク用のお湯が出るだけ山形の方がいい」と話した。

 山形交通は同日、宮城交通と共同で臨時便として13便を運行。東北自動車道、山形道は通行できないため、国道286号を経由。運行時間は通常の1.5倍の1時間半ほどかかる。

 山形交通は「14日も燃料の手配と運転手の人繰りがつく限り、なるべく運行したい」と話す。

1077荷主研究者:2011/03/17(木) 23:31:55
これは深刻だ…
>支社の社員全約6800人中、約3割の安否が不明

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t12032.htm
2011年03月15日火曜日 河北新報
JR、復旧めど立たず 仙台駅ホーム天井数十メートル落下

東北新幹線ホームでは天井の板がはがれ、ホームに落下。壁が崩落し、漏水も生じている=14日正午ごろ、JR仙台駅

 11日の東日本大震災で運転施設が甚大な被害を受けたJR東日本。東北新幹線では車両が脱輪し、東北の在来線も、三陸沿岸部で列車ごと津波にのまれた区間も出た。安否不明の社員も多数いて、運転再開のめどは全く立たない。

 東北新幹線は、地震時から白石蔵王―古川間に上下4本が止まったまま。乗客にけがはなく、既に救出された。仙台駅から北に4.5キロの地点で、試験走行中だったE2系が脱輪した。白石蔵王―福島間で、レールの継ぎ目のずれなどが目立っている。

 仙台駅の被害も激しい。新幹線ホームの天井の板が、数十メートルにわたってはがれ落ちた。柱の中を通る水道管が破損し、ホームに水が流出。駅構内は今も立ち入り禁止になっている。

 東北新幹線は東京―那須塩原間に限り、15日からの運転再開を目指すものの、福島以北の見通しは立っていない。

 在来線では、特に沿岸部の被害が大きい。仙石線東名―野蒜間(東松島市)、常磐線山下―浜吉田間(宮城県山元、亘理両町)などでは列車が津波にさらわれ、駅が冠水した。石巻、気仙沼両線のほとんどの区間は、津波注意報が解除になるまで調査に入ることさえできなかった。東北線梅ケ沢―新田間(登米市)でも線路が陥没している。

 JR東日本仙台支社によると、支社の社員全約6800人中、約3割の安否が不明。多くの鉄道設備が破壊された上、資材と人材の不足も深刻。東北では羽越線や奥羽線で一部運転を再開しているが、被害路線の復旧の見通しは立っていない。

1078荷主研究者:2011/03/17(木) 23:33:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t15044.htm
2011年03月15日火曜日 河北新報
生活情報/交通 地下鉄全線開通に数ヵ月

◇地下鉄・バス
 仙台市は14日の災害対策本部会議で、震災の被害で台原―泉中央駅間が運休している市地下鉄南北線について、全線開通まで数カ月かかるとの見通しを明らかにした。

 鉄骨部分が破損した八乙女駅の上屋を詳細に調べた結果、大きな余震があった場合、崩落の恐れがあることが判明。周辺の高架橋などにも破損が見つかり、復旧工事に当初の想定より時間がかかるという。

 仙台―山形間の高速バスは15日、17往復運行する予定。バスを運行している山交バスによると、燃料の軽油が残り2〜3日分となっており、16日以降は減便も想定されるという。

 岩手県北バスは15日、盛岡市、岩手町、八幡平市、一戸町、九戸村で路線バスの通常運行を再開する。ただし安比高原線は運休、盛岡大学線は休校日ダイヤで運行する。

◇道路
 地震による影響で通行止めになっている宮城県内の県道と、その区間や地域は14日現在、次の通り。

 白石柴田線・白石市白川内親―下小倉、蔵王川崎線・川崎町北川橋、古川松山線・大崎市古川志田橋、鳴子池月線・大崎市岩出山沢月木、築館登米線・栗原市築館照越、鹿島台鳴瀬線・二子屋橋、丸森柴田線・角田市坂津田、白石上山線・蔵王町遠刈田温泉大鳥居―山形県境、牡鹿半島公園線・石巻市鮎川浜―鬼形、利府松山線・大郷町粕川―新掘橋、升沢吉岡線・大和町吉田―志田川橋、名取村田線・村田町菅生サーキット東側、仙台三本木線・大崎市三本木市道多高田線付近、栗駒岩出山線・大崎市岩出山上野目天王寺、閖上港線・名取市閖上宮下橋、河北桃生線・石巻市辻堂―雄勝町釜谷、涌谷三本木線・美里町小牛田化粧坂、名取村田線・村田町内田、大和幡谷線・大郷町不来内、杉ケ袋増田線・仙台東部道路―塩釜、南蔵王七ケ宿線・七ケ宿町横川―長老湖、古川一迫線・栗原市高清水小山田、栗駒岩出山線・大崎市岩出山下真山
  ◇
 仙台市内の通行止めになっている市道と区域は次の通り。

 市道新川ハイランド線・青葉区新川左手山、市道仙台城路線・青葉区川内、市道向山1号・太白区向山1丁目、市道大平線・泉区福岡岳山、市道八木山二沢線・太白区八木山弥生町、市道今市福田線・宮城野区岩切今市東、市道仙台城線・太白区長町越路、市道高野原27号線・青葉区高野原2〜3丁目、市道中山幹線1号線・青葉区中山6丁目、市道片平丁線・青葉区土樋1丁目、市道折立団地7号線・青葉区折立4丁目、市道荒巻青葉4号線・青葉区荒巻青葉、市道みやぎ台支線14号・青葉区みやぎ台2丁目、市道栗生1丁目1号線・青葉区栗生1丁目、市道横町沢口線・太白区秋保馬場、市道鹿野人来田線・太白区羽黒台

【写真】運行を再開した地下鉄南北線の仙台駅では通勤客の姿が多く見られた=14日午前7時35分ごろ、仙台駅

1079荷主研究者:2011/03/17(木) 23:34:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110315t75043.htm
2011年03月15日火曜日 河北新報
仙台−新潟間バス運行開始 山形便は増便検討

 仙台市内では14日朝、長距離バスの乗り場で列ができた。仙台―山形間は13日、仙台―新潟間は14日に運行を始めた。宮城から県外に向かう唯一の公共交通機関で、出張や旅行中に地震で足止めされた人や、実家などに一時身を寄せる人たちの利用とみられる。

 仙台―山形〓(6BE1)は、JR仙台駅前から午前8時すぎに始発が出発。駅前の青葉通沿いにある乗り場では午前9時ごろ、300人以上の列ができた。宮城県庁前の乗り場でも同じころ、600人以上が並んだ。仙台―山形間は、宮城交通と山交バスの共同運行。バスの調整がつけば、複数台を同時に出発させる。

 仙台―新潟〓(6BE1)は新潟交通とJRバスの共同運行で、通常1台のバスを5台に増やした。仙台駅東口から2〜3時間おきに8便を運行する計画。東口の窓口や電話、ホームページからの事前予約が必要という。

1080荷主研究者:2011/03/17(木) 23:35:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011031501000808.htm
2011年03月15日火曜日 河北新報
被災者対応で高速バス運行 秋北バスと山交バス

 秋北バス(秋田県大館市)は16日、東日本大震災で避難する被災者らに対応するため、高速バスの大館(秋田県)―盛岡線と能代(秋田県)―秋田線をそれぞれ2往復、大館―仙台線と二ツ井(秋田県)・能代―仙台線を各1往復させる。

 山交バス(山形市)も16日、高速バスの山形―仙台線を17往復させるほか、新庄(山形県)―仙台線を4往復、米沢(山形県)―仙台線を2往復させる。特に山形―仙台線は仙台市からの被災者の避難に使われており、山交バスは「仙台市で利用者の行列もできている」と説明している。

1081荷主研究者:2011/03/17(木) 23:41:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110316t13058.htm
2011年03月16日水曜日 河北新報
仙台市ガス局、1カ月で復旧困難 製造工場に想定以上の被害

激しく損傷した仙台市ガス局の港工場=仙台市宮城野区港4丁目

 東日本大震災の影響で都市ガスの製造、供給を全面停止している仙台市ガス局は15日夜、ガス製造を担う港工場(宮城野区)が想定以上の甚大な被害を受けたため、1カ月程度で復旧するのは困難との見通しを明らかにした。

 現地調査を14日に始めた結果、10メートル前後の津波が押し寄せ、液化天然ガス(LNG)タンクやガスホルダーを除く主要設備が軒並み破損したことが分かった。

 これまでの全国の震災では最大規模の被害という。地震発生時、職員29人は事務所棟の屋上に避難して全員無事だった。

 ガス局の都市ガスの原料はLNGの気化ガスと、新潟―仙台間のパイプラインからの天然ガスの2種類。比較的被害が小さかったパイプラインを活用した方が復旧が早いとみている。パイプラインとガス局との接続装置の点検は16日にも終わるという。

 港工場の復旧作業と併せ、全国の関係者の応援を得てガスの導管の点検、修理にも着手。(1)病院など生命に関わる施設(2)一般家庭(3)大口事業者―の順に復旧を目指す。

 ガス局はガス漏れなどの二次災害を防止するため、器具栓とガス栓、メーターガス栓を全て閉めるよう呼び掛けている。職員が現在、利用者宅を訪問し、メーターガス栓の確認を行っている。

 大嶋英世ガス事業管理者は「導管はそれほど大きな被害がないと期待している。安全を確保しながら一日でも早くガスを供給したい」と話した。

 問い合わせガス局総務課フリーダイヤル(0800)8008977=午前8時半〜午後7時=。フリーダイヤル以外の時間帯は022(256)2111。

1082荷主研究者:2011/03/20(日) 14:00:22
>>853
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110301t12027.htm
2011年03月01日火曜日 河北新報
エム・セテック仙台工場閉鎖へ 社員は配置転換 宮城・山元

 太陽光発電素材メーカー大手のエム・セテック(東京)が、宮城県山元町にある仙台工場を3月末で閉鎖する方針を固めたことが28日、分かった。正社員約110人については、相馬市などの他工場へ配置転換することで最終調整しているとみられる。

 関係者によると、仙台工場に勤務する正社員は山元町や隣接する宮城県亘理町、福島県新地町などに居住する。閉鎖に伴って、相馬市や高知県などの工場へ転勤させる方針が有力だが、条件が合わない場合は希望退職も募る見込み。

 会社側は仙台工場の労働組合幹部に工場閉鎖の方針を伝えた。従業員の処遇などについては協議中という。エム・セテック幹部は28日、山元町役場を訪れ、町側に工場閉鎖の方針を伝えた。

 同社は河北新報社の取材に対し「組合と協議中なので、はっきりしたことは現段階では一切申し上げられない」(総務部)としている。

 仙台工場は1984年、太陽光発電用素材の単結晶シリコンウエハーを製造する工場として操業を開始。敷地面積4万1000平方メートルで一時は従業員が300人を超え、年間220億円以上の売り上げがあった。

 同社は2007年、相馬市で新しい材料製造工場を稼働させ、仙台工場などで太陽光発電パネルの素材に加工し製品化していた。

 09年に台湾の液晶パネルメーカー友達光電(AUオプトロニクス)の資本を受け入れ子会社となった。10年春からは台湾資本主導の経営体制となり、謝勝傑社長が就任。創業者の松宮律夫前社長が進めてきた亘理町への新工場建設の方針を白紙撤回するなど、生産体制の見直しを進めていた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110302t12005.htm
2011年03月02日水曜日 河北新報
エム・セテックが仙台工場閉鎖を発表 従業員115人配転

記者会見で仙台工場の閉鎖を正式発表する斎藤取締役仙台工場長(右)ら

 太陽光発電素材メーカー大手のエム・セテック(東京)は1日、仙台市内で記者会見し、宮城県山元町の仙台工場を3月末で閉鎖すると正式発表した。同工場の正規従業員115人(2月16日現在)については、相馬工場(福島県相馬市)など他工場に配置転換する方針。

 台湾の親会社、液晶パネルメーカー友達光電(AUオプトロニクス)が世界的に進めるグループの再編の一環。世界の他メーカーと対抗するため、資源を集約してアジアに新たなシリコンウエハー生産拠点を設ける方針で、仙台工場が閉鎖対象になったという。

 エム・セテックによると、仙台工場は太陽光発電用素材の単結晶シリコンウエハーを製造し、ピーク時の2004年ごろには年間500万枚を生産。設備投資の遅れによる競争力低下に、08年秋のリーマン・ショック後の受注減少も加わり、10年には100万枚にまで落ち込んだ。

 正規従業員115人は相馬工場か高知工場(高知県)に配置転換。全員を近くの相馬工場で受け入れるのは難しいといい、退職を余儀なくされるケースもあるとみられる。

 パート従業員約40人については1月中旬で契約を更新しなかった。派遣従業員も2月末と3月末に約20人ずつ、契約満了に伴って退社する。

 斎藤博之取締役仙台工場長は「大変つらい判断で、断腸の思いだ。グループ内で新たな生産体制を築く一環として、仙台工場の閉鎖を決めた。技術開発が遅れ、中国などアジア勢に蹴落とされる形となった」と述べた。

 仙台工場の跡地は今後、売却などを含めて対応を検討する。白紙撤回した宮城県亘理町の新工場建設計画に関しては「再開の可能性はゼロではないが、当面はない」(斎藤取締役)と説明した。

1083荷主研究者:2011/03/20(日) 14:01:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110302t12010.htm
2011年03月02日水曜日 河北新報
アイシン高丘が鋳造工場を17日着工 来年3月量産 大衡

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘東北(宮城県大衡村)が17日、建設を延期していた鋳造工場を着工することが1日、分かった。建屋は秋に完成し、来年3月をめどに量産に入る見通し。独自に開発した最新の溶解炉を導入し、鋳造から部品加工までの一貫生産体制を整える。

 鋳造工場は、ブレーキ部品の切削加工などを行っている現工場の隣接地に建設する。延べ床面積は1万平方メートル程度の見通しで、建屋完成後に生産設備を設置。来年初めに試作に着手し、量産に備える。投資額は明らかになっていないが、40億〜50億円とみられる。

 導入する最新の溶解炉は現在、中部地方の関連工場で保管している。コークスを熱して鉄を溶かす一般的な鋳造手法と異なり、コークスを使わない新技術を採用したのが特徴。製造コストの引き下げと環境対応の両立を実現させた。

 鋳造工場の稼働に伴い、現在約30人の従業員を最終的に約100人増員する。地元の経験者を中心にことしから採用活動を本格化させる。

 17日には宮城県と地元の大衡村の関係者を招き、現地で地鎮祭を行う。

 アイシン高丘東北は昨年12月、ブレーキ関連の部品加工部門のみで稼働した。鋳造工場は当初、2009年夏に着工し、10年10月の稼働予定だったが、08年秋のリーマン・ショック後の世界市場の低迷を受けて建設計画を延期していた。

1084荷主研究者:2011/03/20(日) 14:12:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t13039.htm
2011年03月03日木曜日 河北新報
廃止後35年、仙台市電の枕木撤去へ あすから緊急工事

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路面を沈下させる枕木の撤去が行われる国道45号=宮城野区原町3丁目付近

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現場近くを走行していた1976年当時の仙台市電(庄子さん提供)

 1976年に廃止された仙台市電の枕木が地下に埋まったままになっている宮城野区の国道45号で、路面沈下の恐れが出ている。東北地方整備局仙台東国道維持出張所は、改修の優先度が高い危険箇所を特定し、4日から緊急に工事を行う。関係者は「市電の敷設物の影響に伴う工事は、最近では珍しい」と驚いている。

 改修するのは、JR仙石線陸前原ノ町駅(宮城野区)近くの156メートル。掘り起こして地中にある枕木を撤去する。工期は25日ごろまでを予定している。

 出張所によると、昨年6月ごろ、深さ約5センチの小規模な陥没が2カ所で見つかった。7月に舗装の一部をはがして調べたところ、地下の枕木が腐敗して路面を沈下させたことが判明した。

 枕木の腐食が進み、一部で「表面が波打っている状態」(担当者)という。「放置すれば路面沈下が起きて、重大な事故を起こしかねない」として費用約800万円をかけ、大規模な改修工事に着手することを決めた。

 工事は上下4車線すべてを改修する。時間は午後9時から翌日の午前6時まで。期間中、車線の減少などの交通規制を行う。

 市電を運行した市交通局などによると、76年の市電廃止後、市はレールと枕木を撤去せず、アスファルトで埋め固めた。その後、路面の亀裂などで露出したレールは撤去したが、枕木はそのまま残っている。

 2007年4月には市道の拡幅工事をしていた青葉区花京院付近で約500本の枕木を発見。08年2月にもJR仙台駅近くの地下鉄工事現場から5、6本の枕木が見つかっているが、「枕木が原因で道路の改修が行われるのは初めてではないか」(市交通局)という。

 現場近くで印章店を営む市電ファンの庄子喜隆さん(53)は「廃止後35年という節目の年に枕木の存在がクローズアップされることに驚いた。ガーデニングなどで活用されるケースが多いので、希望者に配ってはどうか」と提案する。

 出張所は「撤去した枕木は、腐敗の状態を見た上で廃棄するかどうかを判断したい」と話している。

1085荷主研究者:2011/03/20(日) 14:14:36
>>705
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t12036.htm
2011年03月03日木曜日 河北新報
仙台駅前複合商業施設「EDEN」 オープン4月27日

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110303007jd.jpg
「EDEN」の完成イメージ。テナントが回廊状に並び、シンボルツリー(左)としてケヤキも植えられる

 オリックス不動産(東京)がJR仙台駅前の仙台ホテル跡地で建設中の複合商業施設「EDEN(エデン)」を4月27日にオープンさせることが2日、分かった。飲食店を中心にテナント16店が入居し、今月15日に予定する建物の完成後、各店が開業準備に入る。

 同社によると、テナントのうち12店が飲食店で、モスバーガーを展開するモスフードサービス(東京)が新業態のカフェを出店。都内を中心に居酒屋などを運営するリン・クルー(同)は、東北初出店のスペイン料理などの「Tapas Blanco(タパス ブランコ)」を出す。

 他は「具体名は公表段階にはない」としているが、飲食店ではダイニングバーやとんかつ店などが入る。飲食以外の4店はアパレル物販が3店、保険サービス業が1店で、アパレル物販店は青葉通に面したスペースに入居予定という。

 EDENは昨年11月半ばに着工した。平屋で延べ床面積約1400平方メートル、敷地約2700平方メートル。青葉通と愛宕上杉通とで通り抜けができる開放的な空間になる。

 オリックス不動産は「他にも東北初出店のテナントがあるほか、東北の企業による店舗も入る予定だ」と説明している。

1086荷主研究者:2011/03/20(日) 14:15:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t13009.htm
2011年03月03日木曜日 河北新報
セントラル自動車 来月11日にも宮城全面移管

 セントラル自動車は宮城県大衡村の新本社工場について、拠点だった相模原市の現工場からの生産機能の全面移管を4月11日にも行う方針を決めた。相模原工場での生産は3月29日で終え、生産設備の移設などを進める。新本社工場は4月中旬から下旬にかけ、フル稼働状態に入る見通しだ。

 生産移管するのは国内向けの小型車カローラアクシオ。1月6日から新本社工場で生産開始した輸出用小型車ヤリスセダン(日本名ベルタ)と合わせた生産台数は、1日当たり約150台増の約420台になる。

 全面移管に伴い新本社工場の勤務体制は現在の昼間のみから、昼、夜の2交代に移る。相模原工場に勤務する600人も順次、新本社工場に異動する。

 セントラルは相模原工場での生産終了翌日の3月30日、従業員OBや地元の関係者らを招いて現地で閉所式を行う。最後の生産車両1台は相模原市社会福祉協議会に寄贈する。

 同社は当初、ことし5月に新本社工場への生産車種の集約を進める計画だった。相模原工場との2拠点での並行生産は、輸送コストがかさむことなどから昨年秋以降、計画の前倒しを模索していた。

 相模原工場は1960年に稼働。建屋、設備の老朽化に伴い、2007年10月に大衡村への移転を発表した。本社移転登記は株主総会後の6月以降になる。

1087荷主研究者:2011/03/20(日) 14:19:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110304t11026.htm
2011年03月04日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線 最後の工区、安全を祈願

安全を祈願する工事関係者ら=青葉区川内の東西線建設工事現場

 2015年度の開業を目指す仙台市地下鉄東西線(動物公園―荒井駅、14.4キロ)で、未着工だった国際センター駅(仮称)工区の安全祈願祭が3日、青葉区川内の工事現場で行われた。

 式典は工事の受注業者が主催し、工事関係者や市職員ら約40人が出席。神事を行い、工事の安全を祈った。今回の工区は約170メートルで、国際センター駅のホーム部分などを整備する。近く、開削工事のためのくい打ちを行う。

 東西線21工区のうち、最後の起工となった同工区は、近くであった埋蔵文化財調査のため、整備が遅れていた。土木工事の事業費は約9億5500万円で、13年3月の完了を目指す。

 市交通局東西線建設本部の森研一郎建設課長は「最後の駅工事の着手ということもあり、感慨深いものがある。周辺には美術館や博物館などがあるので、行き方の案内を分かりやすく工夫したい」と述べた。

 東西線の事業費(2735億円)ベースの進渉(しんちょく)率は、本年度末で約30%。

1088荷主研究者:2011/03/20(日) 14:21:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110304t12011.htm
2011年03月04日金曜日 河北新報
働く女性ターゲット ダイエー仙台店が改装オープン

新装開店し、大勢の来店客でにぎわったダイエー仙台店

 改装を進めていたダイエー仙台店(仙台市青葉区中央)は3日、リニューアルオープンした。13年ぶりの全館改装。市中心部に住む比較的若い世代の働く女性層をターゲットに据え、化粧品や婦人服、総菜の各売り場を拡充した。

 午前9時の開店を前に、入り口には約1200人が行列をつくった。店頭で紅白まんじゅうを配るとともに、和太鼓の演奏などで新装開店ムードを盛り上げた。

 改装は働く女性向けに1階の化粧品売り場のスペースを2割拡大。靴下やタイツ類のコーナーも従来の2.5倍に広げた。地下2階の食品売り場は地場商品の品ぞろえを増やし、単身者向けに小分け商品の取り扱いを強化した。

 最上階の8階には昨年末で撤退したベスト電器の後継テナントとしてダイエー子会社の書店「アシーネ」が入った。館内のほとんどの照明を発光ダイオード(LED)などの省エネ型に切り替え、使用電力量の削減も図った。仙台店は「化粧品やおしゃれ雑貨の強化で、20代、30代女性の利用をより増やしたい」と話す。

1089荷主研究者:2011/03/20(日) 14:42:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110305t12013.htm
2011年03月05日土曜日 河北新報
「現場環境に万全期す」東京エレクトロン宮城

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は4日、宮城県大和町で建設を進めている新工場の生産開始時期を、当初予定の4月初めから延期すると発表した。2月に建設現場で資材が焼ける小規模のトラブルがあったのが原因。工場を運営する子会社東京エレクトロン宮城の北山博文社長は仙台市内で河北新報社の取材に応じ、「延期期間は数カ月になる」との見通しを示した。

 北山社長によると、トラブルがあったのは2月15日早朝。工事中の生産棟内に置いてあった床面用の塗料缶から煙が出ているのを、建設会社の作業員が発見した。建屋自体に損害はなかったものの、「空調ダクトなどにすすが入っている恐れがあるため、今月いっぱいかけて影響を調査する」という。

 具体的な生産開始時期について北山社長は「装置製造はクリーンな環境が必要。品質を最優先させたい」として明言を避けた。

 4月から新工場で見込んでいた生産分に関しては、関連会社の東京エレクトロンAT(宮城県松島町)の宮城事業所(同)と山梨事業所(山梨県韮崎市)で対応する方針。「全体の生産計画への影響はない」と説明した。

 4月5日に予定していた竣工(しゅんこう)式は延期する。ただ生産棟とは別に新工場に建設中の事務、研究開発の2棟については、4月1日から業務を開始するとして、北山社長は「工場の稼働は4月のままで、稼働延期とは考えてない」とも話した。

 新工場は昨年7月着工。半導体製造工程で使われるエッチング装置などを製造する予定で、東京エレクトロンは当初の年間売上高を1500億円と見込んでいる。

 ―稼働まで数カ月かかる理由は。めどはいつか。
 「(資材が焼けたトラブルの)規模は小さかった。万全を期して生産を始めるため、慎重に対処すべきだと判断した。現在、生産棟の設備の調査を行っている」
 「半導体製造という作業の特性から、ちりやほこりなどを完全に排除しなければいけない。空調ダクトにすすが入っていれば交換する必要がある。品質を最優先するため、何をどこまでやるべきか慎重に見極める」

 ―生産計画などへの影響は。
 「製品の納期や受注には一切影響させない。関連会社の山梨県内の事業所の生産を拡大し、(閉鎖するかどうか検討していた)宮城県松島町の松島事業所の生産体制も維持して対応する」

 ―従業員の異動や規模はどうなる。
 「予定通り、山梨事業所の従業員1500人のうち600人をことし中に異動させる。6月末には8割ほど移っている予定だ。松島事業所からことし中に約200人全員を移すことも変わらない」
 「4月1日入社の新卒者も三十数名いる。ほかに非正規の従業員を約200人雇用し、予定した約1000人の従業員体制とする」

 ―業況は。
 「多機能携帯電話など向けの半導体需要が旺盛で、装置の受注もほぼ計画通り推移している。5年後に従業員数と売上高規模を初年度の倍にするという目標も変更していない」

1090荷主研究者:2011/03/20(日) 14:42:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110305t12016.htm
2011年03月05日土曜日 河北新報
東京エレクトロンの新工場、来月の生産開始延期

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は4日、宮城県大和町で建設を進めている新工場の生産開始時期を、当初予定の4月初めから延期すると発表した。2月に建設現場で資材が焼ける小規模のトラブルがあったのが原因。工場を運営する子会社東京エレクトロン宮城の北山博文社長は仙台市内で河北新報社の取材に応じ、「延期期間は数カ月になる」との見通しを示した。

 北山社長によると、トラブルがあったのは2月15日早朝。工事中の生産棟内に置いてあった床面用の塗料缶から煙が出ているのを、建設会社の作業員が発見した。建屋自体に損害はなかったものの、「空調ダクトなどにすすが入っている恐れがあるため、今月いっぱいかけて影響を調査する」という。

 具体的な生産開始時期について北山社長は「装置製造はクリーンな環境が必要。品質を最優先させたい」として明言を避けた。

 4月から新工場で見込んでいた生産分に関しては、関連会社の東京エレクトロンAT(宮城県松島町)の宮城事業所(同)と山梨事業所(山梨県韮崎市)で対応する方針。「全体の生産計画への影響はない」と説明した。

 4月5日に予定していた竣工(しゅんこう)式は延期する。ただ生産棟とは別に新工場に建設中の事務、研究開発の2棟については、4月1日から業務を開始するとして、北山社長は「工場の稼働は4月のままで、稼働延期とは考えてない」とも話した。

 新工場は昨年7月着工。半導体製造工程で使われるエッチング装置などを製造する予定で、東京エレクトロンは当初の年間売上高を1500億円と見込んでいる。

1091荷主研究者:2011/03/20(日) 14:43:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110305t12012.htm
2011年03月05日土曜日 河北新報
やまや、仙台に3店出店 自動車集積 需要狙う

26日オープン予定の泉野村店の完成イメージ図

 酒販チェーンのやまや(仙台市)は仙台圏での販売強化に乗りだす。3月と4月に仙台市内に計3店を新規出店し、うち泉区には旗艦店を含む2店を設ける。関西で力を注ぐ既存店の改装と併せて進める方針で、自動車や半導体関連産業の集積などに伴い、人口と購買力が伸びている仙台北部地域などの需要取り込みを狙う。

 旗艦店は泉野村店で、宮城野区の福室店とともに3月26日オープンする。4月後半には泉区に市名坂店を開業させる予定だ。

 このうち泉野村店はショッピンセンター(SC)「ヨークタウン泉野村」に新築中。鉄骨平屋で売り場面積は約980平方メートルと、1000平方メートルを超える仙台市若林区の沖野店、岩手県奥州市の水沢店に次ぎ、同社では東北3番目の規模になる。

 市名坂店は売り場約660平方メートルで、宮城県運転免許センター向かいにあるホームセンターのケーヨーデイツーと同じ敷地内に建てる。

 泉野村店には常設のギフトコーナーを設けるほか、高級ワイングラスなど酒類関連グッズも充実させる。同じSC内には酒類、清涼飲料も扱うヨークベニマル、ドラッグストアのカワチもあるものの、専門店の特徴を生かした品ぞろえと価格で顧客獲得を図るという。

 やまやはこれまで、2008年に事業継承した関西圏の酒販店「楽市」やディスカウント店「スピード」などの既存店改装に努めてきた。山内英靖社長は「ことしは北関東から仙台までの間で新規出店を進める。仙台再強化の年と位置付ける」と話す。

1092荷主研究者:2011/03/20(日) 15:07:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110316t75007.htm
2011年03月16日水曜日 河北新報
生活情報/交通 東北地方整備局

 東北地方整備局は15日、救援・輸送ルートの選定に関するリンク集を同整備局のホームページ(HP)内に作成した。国、東日本高速道路、岩手、宮城、福島各県のルートの確保状況を掲載する。HPトップページのバナーから閲覧できる。

◇バス
 東日本急行は16日から当分の間、仙台―一関線(1日4往復)、築館経由の仙台―金成線(2往復)、佐沼経由の仙台―とよま線(2往復)、築館経由の仙台―一迫線(1往復)の臨時運行をする。高速道路の通行規制に伴い、運休していた。

 岩手県交通は盛岡市、雫石町、滝沢村、矢巾町、紫波町の路線バスを、大幅に本数を減らした特別ダイヤで運行している。燃料確保の見通しが立たないとして、19〜21日は運休。このほかの地域の路線バスと高速バスは全面運休。花巻空港―盛岡市中心部の路線は16日から特別ダイヤで運行開始。17日以降は通常ダイヤ。

 岩手県北自動車は16日、宮古駅前発の西ケ丘団地、和井内、花輪、宮園団地、小山田・八木沢方面行きの路線バスの運行を再開する。通常ダイヤの半分程度となる1日3〜5本の運行。宮古駅前とショッピングセンター「マリンコープDORA」を結ぶシャトルバスも同日午前10時30分から30分間隔で運行を再開する。

◇第三セクター鉄道

 三陸鉄道(盛岡市)は16日から北リアス線の久慈―陸中野田間で臨時の部分運行を始める。1日3往復で、当面無料。

 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は16日昼すぎから、いわて銀河鉄道線の盛岡―いわて沼宮内間の運転を再開する予定。当面は本数を減らした特別ダイヤで運行する。

1093荷主研究者:2011/03/20(日) 15:10:18

http://yamagata-np.jp/news/201103/16/kj_2011031600417.php
2011年03月16日09:40 山形新聞
移動ルート問い合わせ殺到 本県経由で東京、大阪へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/img_2011031600175.gif
山形市経由の主なルート

 東日本大震災に伴い、東北新幹線や東北自動車道など太平洋側の交通網が甚大な被害を受け、救援や避難目的で本県を経由して宮城県と東京、大阪方面を行き来する人が急増している。公共交通機関を使った移動ルートの問い合わせが県に殺到、県地域・交通政策課は山形と新潟を結ぶバスや山形、庄内両空港を乗り継いだルートを勧めている。

 同課によると、多数の被災者がいる仙台市と山形市を結ぶ公共交通機関は現在、バスのみ。15日正午現在、仙台−山形間の高速バスは山交バスだけで計17便が出ている。所要時間は約1時間15分。山形自動車道は本県側しか利用できないため、従来より約30分遅れて到着している。

 山形市経由の主なルートは4パターンあり、それぞれ東京、大阪を出発した場合をシミュレートした。新潟を通るケースでは、東京から新潟は上越新幹線を利用し、その後は本県直通バスに乗り継ぐ。また、新潟からJR羽越本線で鶴岡、酒田まで行った後、山形行き高速バスに乗る手もある。

 空路を使う場合、山形空港は羽田、伊丹の両便が運航しており、山形空港から山形市までは乗り合いタクシーがある。庄内空港は羽田便のみ。空港からバスか乗り合いタクシーで酒田、鶴岡を目指し、山形行きのバスに乗る。

 同課は「燃料の調達が困難になっており、公共交通機関も例外ではない。今後、バスの本数が減ることも考えられる」と話している。

1094荷主研究者:2011/03/20(日) 15:11:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t75047.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
生活情報/地下鉄・バス・列車

 仙台市交通局は、市地下鉄南北線の運行を再開している。運行区間は富沢―台原駅間で、運行ダイヤは台原発が午前5時42分〜午後11時50分、富沢発が午前5時35分〜午後11時47分。上下線とも4両編成で、約8分間隔。運転を見合わせている台原―泉中央駅間は午前6時半〜午後8時半、直通の無料バスを走らせている。

 市バスは午前6時半〜午後8時半、主要幹線路線を30分〜1時間の間隔で運行している。彼岸に合わせ、18〜24日に運行を予定していた仙台駅―葛岡墓園(青葉区)、泉中央駅―いずみ墓園(泉区)のバスは運休する。

 ◇

 宮城交通は、一部を除き、路線バスを休日ダイヤの5〜6割で運行中。新たに仙台―福島間を1日10往復する。仙台―鳴子、古川、加美の高速バスについては17日、休日ダイヤから平日ダイヤに戻す。仙台―栗駒、大衡、蔵王、佐沼は便数を通常より減らす。連絡先は同社022(771)5310。

 福島交通バスは仙台―福島間を4往復。

 JRバス東北は仙台―新宿間、仙台―新潟間を予約制運行。仙台―古川間を1日2便で運行。

 東北急行バスは18日から仙台―東京(八重洲)間を4往復で運行予定。

 JRバス東北(仙台市)など5社は17日、仙台―盛岡間を1日4往復で運行再開する。出発時刻は仙台駅前(宮交仙台高速バスセンター)が午前8時半、午後3時半、4時半、5時半。盛岡駅西口が午前8、9、10時、午後3時半。運賃(片道)は大人2850円、小学生以下1430円。連絡先はJRバス東北盛岡支店019(604)2211。

 弘南バス(弘前市)は、17日から盛岡―青森間、18日から仙台―弘前間の高速バスを1日1往復、臨時運行する。期間は未定。出発時刻はJR青森駅前午前7時20分、JR盛岡駅西口午後5時45分と、弘前バスターミナル午前6時40分、JR仙台駅前午後9時45分。運賃(片道)は盛岡―青森間が大人3160円、子ども(小学生以下)1580円、仙台―弘前間が大人5090円、子ども2550円。予約は受け付けない。連絡先は弘前バスターミナル0172(36)5061。

 ◇

 東北、秋田、山形新幹線は運転再開見通し立たず。東北線は17日から盛岡―北上間で運転を再開。ただし、釜石行き列車は運休する。北上―一ノ関間は20日から再開する予定。田沢湖線は、17日から盛岡―雫石・赤渕間で一部を除き運転を再開。赤渕―大曲間は18日から運行する予定。

 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)と青い森鉄道(八戸市)は17日中に盛岡―八戸間の運行を再開する。盛岡―二戸間と、盛岡―八戸間をそれぞれ1往復する。当面は、本数を減らした特別ダイヤでの運行となる。

1095荷主研究者:2011/03/20(日) 15:13:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t15071.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
代替バス待つ人、人、人 通勤に行列1時間半 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110317008jd.jpg
バスを待つ人たちで何重にも波打つ行列ができた泉中央駅バスターミナル=17日午前8時30分ごろ、仙台市泉区

 震災のため仙台市地下鉄南北線の台原―泉中央駅間が不通になっている影響で、仙台市泉区の地下鉄泉中央駅では17日朝、市交通局が同区間で運行する代替輸送の無料バスに、利用者の長い列ができた。業務を再開する事業所が増えたためか、行列の中では、携帯電話で職場に連絡する会社員の姿も目立った。

 午前8時半ごろの泉中央駅バスプールには、500人以上が並んだ。並び始めてから乗り込むまで、長い人で約1時間半。市交通局は70人前後が乗れるバス20台を投入してピストン輸送を続けたが、列はなかなか短くならなかった。

 青葉区本町の職場に出勤する泉区の会社員男性(42)は「1時間以上待っている。台原までなら自転車の方が早かったかもしれないが、もう仕方がない」と疲れた表情を見せた。

 青葉区二日町のアルバイト先に向かう宮城県富谷町の女性(58)は「今日が地震後の初出勤。並んで待つのはつらいが、街が少しずつ活気を取り戻しているのだと捉えたい」と話した。

 市交通局は、市地下鉄の運行を再開した14日から代替バスを運行。利用者は日増しに増えているという。職場復帰する人が増える一方、ガソリン不足からマイカー出勤が困難になっていることが、混雑の背景にありそうだ。

 混雑は激しさを増しているが、市交通局は当面、現行の輸送体制を続ける考え。「他のバス路線も維持しなければならず、燃料の軽油も不足気味。代替バスをこれ以上増やすのは難しい」と理解を求めている。

1096荷主研究者:2011/03/20(日) 15:16:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t13039.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
仙台インフラ復旧 水道見通し一両日中 ガス1ヵ月は困難

 東日本大震災の影響で都市ガスの製造、供給を全面停止している仙台市ガス局は16日、港工場(宮城野区)の設備を中心に被害状況を調査し、復旧計画の策定に入った。甚大な被害を受けたため、1カ月程度で復旧するのは困難との見通しを示している。

 都市ガスの原料の天然ガスを取り込むパイプライン(新潟―仙台)とガス局との接続装置の点検を継続。ボイラーや計装設備、液化天然ガス(LNG)船監視棟などが全損・全壊した港工場では配管類を撤去するため、管内の圧力を下げる作業や電気系統の点検などを実施した。

 職員が利用者宅を訪問し、メーターガス栓の閉栓を確認する作業は15日現在、対象の35万8781戸のうち7万7474戸(約21.6%)を終えた。

 水道については、仙台市災害対策本部が16日、全面的な復旧の見通しについて、一両日中にも明らかにできると発表した。

 ガスに関する問い合わせはガス局総務課フリーダイヤル(0800)8008977=午前8時半〜午後7時=。フリーダイヤル以外の時間帯は022(256)2111。

1097荷主研究者:2011/03/20(日) 15:17:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t13038.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
JRバス東北 仙台―新宿間22日まで運行 既に予約で満席

 JRバス東北(仙台市)は16日、東日本大震災の影響で休止していた新宿―仙台間の高速バスの運行を再開した。仙台発は22日まで1日2便を運行するが、既に予約で満席。燃料確保が難しく、23日以降の運行は決まっていない。

 2便はJR仙台駅発着で、仙台発が午前8時と同9時20分。16日は両便とも満席で東北自動車道を経由し東京に向かった。路面状況が悪いため、通常の倍近い約8時間かかったという。

 同社によると、緊急車両としての許可が得られ、東北道利用が可能になったため再開した。夜間は路面状況が確認しにくいとして運行を見送った。

 予約は電話とインターネットなどで受け付け、同日午前中で満席になったという。仙台駅東口のバス案内所には同日、完売を知らなかった市民が殺到。午後2時半ごろには40メートル近い行列ができ、職員らが「完売しました」と説明して回った。

 案内所を訪れた仙台市青葉区の無職阿部和子さん(68)は「東京方面の娘が心配し、仙台を離れるように勧めてくれた。ネットも電話もつながらずに予約できず、窓口に駆け付けた」と話した。

 JRバス東北は「燃料の軽油が入手しにくい。23日以降も運行したいが、現段階では何とも言えない」と説明する。

1098荷主研究者:2011/03/20(日) 15:18:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t13028.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
仙台市、物資調達仲介強化 周辺の沿岸自治体対象

 東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市は、市内の復旧作業に急ピッチで取り組む一方、県庁所在地の政令指定都市として、津波でより甚大な被害が出ている仙台圏の沿岸自治体を対象に、避難所で必要な物資調達の仲介支援に力を入れ始めた。

 県市長会の会長を務める奥山恵美子市長は14日、村井嘉浩知事と会談。物資の調達について、市と県が機能的に連携して全県的な復旧レベルの底上げを図ることで一致した。県は気仙沼市や南三陸町、石巻市など三陸沿岸の支援に重点を置いている。

 震災で自治機能をも失った小規模自治体が、他県に救済を求めにくい環境にあるほか、最大で10万人を超えていた仙台市内の避難者数が16日午後5時現在、4万人まで減少した。

 これを受け、市は仙台都市圏広域行政推進協議会の沿岸自治体(松島町〜山元町の4市5町)と東松島市に食料や水、暖房や薬など必要な物資の照会を始めたほか、全国各地からの応援部隊の派遣先を調整している。

 被災地は通信状態が悪く、中には防災用電話さえ通じない自治体もあり、市にとってもどかしい状況が続いている。

 各自治体の要望を把握できれば、市が可能な範囲で調達したり、全国市長会などを通して全国に支援を呼び掛けたりして必要な物資を調達。自衛隊の協力を得て搬送する計画だ。

1099荷主研究者:2011/03/20(日) 15:18:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110317t12061.htm
2011年03月17日木曜日 河北新報
仙台港、使用再開へ 仙台空港に救援物資ヘリ

 東日本大震災の発生から7日目となった17日、被災地支援の大規模な活動が相次いだ。津波で冠水した仙台空港は、一部滑走路でがれきの撤去作業が完了し同日、米国の救援物資などを運ぶヘリコプターが同空港に飛来。仙台港も被害が比較的少なかった高松埠頭(ふとう)の一部で使用再開に向けた最終安全確認が進められ、軽油などを積んだ水産庁の船が沖合に姿を現した。

 仙台空港は3000メートル滑走路のうち約1500メートルで撤去作業が終わり、利用は救援物資輸送の航空機に限られる。旅客便の運航再開はめどが立っていない。

 宮城県は「ヘリコプターで孤立地域を確認する活動はほぼ終了」としており、17日からはヘリで物資を降ろす作業に専念すると説明している。

 海上自衛隊は同日、石巻市の渡波漁港で、缶詰やおにぎりなどの救援物資の陸揚げ作業を行った。輸送艦「くにさき」が漁港の被災で接岸できないため、搭載してきたホーバークラフトによる物資輸送。

 宮城県災害対策本部によると、自衛隊ヘリなど約100機が17日、沿岸部の被災地に向け、救援物資の大規模搬送を行う。

 東北地方の被災地は17日朝、冬型の気圧配置の影響で真冬のような寒さになった。最低気温は盛岡氷点下5.9度、久慈同3.6度、仙台同2.7度、塩釜同4.2度、宮城県亘理同2.6度で平年を2〜5度下回り、雪が各地で断続的に降った。仙台管区気象台は18日朝まで冷え込みが続くとして、避難者の健康管理に注意を呼び掛けている。

1100荷主研究者:2011/03/20(日) 15:29:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t15001.htm
2011年03月18日金曜日 河北新報
生活情報/地下鉄・バス・列車

 仙台市は17日、地下鉄南北線の不通区間(台原―泉中央駅間)で運行している無料バスの臨時バス停を、八乙女駅に設置した。臨時バスは午前6時半〜午後8時半、約30分間隔(朝夕の通勤時間帯は増便)で運行している。地下鉄が全線開通するまで走らせる。
     ◇
 宮城交通は一部を除き、路線バスを休日ダイヤの5〜6割で運行中。高速バスについては18日、新たに気仙沼線(臨時便)の運行を開始する。混乱防止のため、県庁市役所と気仙沼市総合体育館の2地点だけを結ぶ。連絡先は同社022(771)5310。
     ◇
 震災で運行が止まっていた秋田新幹線は18日、秋田―盛岡間で運転を再開する。JR東日本秋田支社によると、全席自由で一日4往復となる。

 上りは秋田発午前8時56分、盛岡着同10時39分、秋田発同10時56分、盛岡着午後12時37分、秋田発同12時58分、盛岡着同2時37分、秋田発同4時29分、盛岡着同6時4分。

 下りは盛岡発午前11時1分、秋田着午後12時37分、盛岡発同2時24分、秋田着同3時56分、盛岡発同5時24分、秋田着同7時2分、盛岡発同7時24分、秋田着同8時56分。

1101荷主研究者:2011/03/20(日) 15:32:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t13020.htm
2011年03月18日金曜日 河北新報
高速バス次々再開 県庁所在地の路線網復活 東北

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運行を再開した高速バスに乗り込む利用客=仙台市青葉区の高速バスセンター

 東日本大震災で運休していた仙台―盛岡と盛岡―青森の高速バス2路線が17日、運行を再開した。仙台発着のバスは既に山形、福島線などが再開されており、乗り継ぎを含め仙台と東北各県の県庁所在地を結ぶ路線がすべて復活した。宮城県内では18日以降、津波被害が甚大だった気仙沼、石巻と仙台をつなぐ高速バス臨時便の運行も始まる予定。

 仙台―盛岡は1日4往復で宮城交通、JRバス東北など5社の共同運行。盛岡―青森は弘南バスが1日1往復。

 盛岡行き第1便は午前8時半発だったが、乗車券を求めて前日夜からJR仙台駅西口近くの高速バスセンターに並んだ人もいた。午後3時半発の第2便も希望者が殺到。運行会社は急きょ臨時便計8台を出した。

 盛岡行きに乗った女子大学生(21)は、津波で石巻市の自宅が倒壊し両親らが避難する岩手県矢巾町の弟宅へ向かうという。「必死に調べ、運行再開を知った。早く会いたい」と話した。

 仙台―気仙沼、石巻の両臨時便はミヤコーバスと宮城交通がそれぞれ、18日と19日に運行を始める。1日1往復の気仙沼は、避難所の同市体育館が発着場。石巻は石巻消防署近くが発着場で1日4往復。両便とも乗車は先着順となる。

 仙台発着は大曲行きもありJR田沢湖線経由で秋田へ行ける。18日は仙台―弘前の1日1往復も再開。東京方面は既に新宿行きが運行。18日に東京行きも再開する。東京方面は予約制。

1102荷主研究者:2011/03/22(火) 22:03:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t13045.htm
2011年03月18日金曜日 河北新報
ロビーに土砂と流木 仙台空港ビルの復旧見通し立たず

1階の手荷物受け取り場は土砂や流木に覆われ、椅子など備品も散乱していた=17日、仙台空港ターミナルビル

 東日本大震災で津波の直撃を受けた仙台空港ターミナルビル(名取市)が17日、報道関係者に公開された。

 長さ220メートルのターミナルビルの1階到着ロビーは、全てが土砂に覆われ、無数の流木が床に散乱している。横転した数台の乗用車がビル内に残る。旅行会社の案内カウンターも流された。

 ビル関係者によると、11日の震災直後、利用客を3階に誘導すると高さ約3メートルの津波が押し寄せた。周辺住民を含め約1600人がビル内に孤立。救出される16日まで、ペットボトルの飲料水や土産品を食べて空腹をしのいだ。

 隣接する空港管制塔も1階レーダー室は土砂と流木が押し寄せ、復旧の見通しは立たない。

 仙台空港ビル総務部の佐藤達也次長は「被害が大きい1階と地下に重要設備が集中しており、再開のめどは立たない。一日も早くお客さまに利用してもらえるよう全力を挙げたい」と語った。

1103荷主研究者:2011/03/22(火) 22:06:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110318t13052.htm
2011年03月18日金曜日 河北新報
生鮮食品 徐々に流通 仙台

久々の野菜を求めて多くの人が買い物に訪れた=17日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区小田原の山形八百屋小田原店

 東日本大震災の影響でストップしていた生鮮食料品の流通が17日、被災地の仙台市で少しずつ回復し始めた。野菜は徐々に入荷が再開。精肉も運搬のための燃料確保など条件が整えば、間もなく店頭に並ぶという。関係者は「買いだめは必要ない」と呼び掛ける。動きが戻りつつある流通網の中で、鮮魚だけは沿岸漁業基地への津波の爪痕が深く、入荷のめどが立っていない。

◎買いだめ必要なし/野菜

 仙台市青葉区小田原の「山形八百屋小田原店」は17日、野菜を仙台中央卸売市場から仕入れ、販売した。近くの住民ら約100人が、午前の開店前に列を作った。
 白菜、ネギ、卵などを買い込んだ近所の主婦星京子さん(69)は「震災後、青物不足で体調が悪かった。ガスが使えず、石油ストーブの上に鍋を置いて煮るつもり」と話した。
 同店によると、わずかだが北海道、愛知産などの野菜が仙台に入り始めた。安達剛史店長は「焦って買いだめする必要はない」と強調する。仕入れ値は、震災前と比べ5〜6割高いという。
 仙台中央卸売市場の鈴木善弘企画調査係長によると、野菜の入荷量は普段の数%まで減っている。運搬車両の燃料不足が響いているとみられる。
 スーパー各社は、地震で被害を受けた店舗などの改修を進めている。売り場の安全確認が済めば販売を再開したい考えだが、燃料不足で大量に運搬できないため、再開時期は不透明だ。
 宮城、山形両県で店舗を展開するヤマザワによると、「従業員が被災し、人員確保もままならない」という事情もネックになっている。

◎店頭販売燃料頼み/精肉

 家畜を運搬する車両の燃料や、枝肉に加工する機械を動かす重油が不足していて、本格的な仕入れは進んでいない。
 みやぎ生協(仙台市)は「在庫精肉の販売は近く、一部の店舗でできるようになる。ただ販売には肉を加工する機械用の電気と清潔さを保つ水が欠かせない。建物被害の大きい店舗は当面難しい」と話す。
 津波で飼料製造施設も被害を受けた。八戸港や石巻港の工場で製造、出荷がストップした北日本くみあい飼料(仙台市)は「倉庫が水をかぶるなどしたが、近く操業を再開したい」としている。

◎入荷震災前の1割/鮮魚

 津波で漁業関係者、魚市場が壊滅的な被害を受けた三陸産は、仕入れの見通しが全く立っていない。魚は鮮度が落ちやすく、震災で道路が寸断されたことも流通の妨げになっている。
 宮城などで鮮魚販売を見合わせているイオンリテールの東北カンパニー(仙台市)は「日本海側から仕入れるにしても、車の燃料がない。高速道路は使えず鮮度も落ちる。停電地域では冷蔵、冷凍もできない」とあきらめ顔だ。
 仙台中央卸売市場には北海道産、青森産などが入ってきているが、量は震災前の1割程度にとどまるという。
 仙台市の別のスーパー関係者は「三陸沿岸漁業の復活には相当な時間を要するだろう。これまで地場産を中心に扱ってきたが、商品構成を再考しなければならない」と話した。

1104荷主研究者:2011/03/22(火) 22:16:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t13054.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
ガス出荷設備が全壊 津波直撃、港工場内部を公開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110319023jd.jpg
液化天然ガスを送るパイプ(手前)が断裂し、供給が停止している仙台市ガス局の港工場=19日午前10時33分、仙台市宮城野区港4丁目 ※奥にある緑色の建物は液化天然ガスのタンク

 都市ガスの供給を全面停止している仙台市ガス局は19日、東日本大震災による津波の直撃を受けた港工場(宮城野区)の内部を報道関係者に公開した。

 液化天然ガス(LNG)を貯蔵するタンクやガスホルダーは被害が少ないものの、ガスを気仙沼、石巻両市に送り出す出荷設備は全壊。2階建ての事務所は1階の窓ガラスが割れ、浸水で壊滅的な状態になっている。

 市ガス局によると、報道陣の立ち入りが認められなかったLNGを気化するためのコンプレッサーなどの設備の被害が大きく、復旧時期の見通しは立っていない。

 港工場の牧野実製造課長は「被害は甚大で、1カ月以内の復旧は難しい。1日でも早く36万戸に供給できるように全力で取り組んでいる」と述べた。

 市ガス局には現在、日本ガス協会などから復旧隊が派遣され、設備の被害状況の調査や復旧計画の策定を急いでいる。

 並行してガス局と復旧隊の要員約520人がガス導管の点検、メーターガス栓の閉栓を進めておいる。都市ガスを利用する約36万戸のうち、17日現在で約38%の閉栓作業を終え、25日の終了を目指している。

1105荷主研究者:2011/03/22(火) 22:19:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t13055.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
仙台城跡、石垣など一部崩落 市道通行止め

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110319029jd.jpg
地震で崩落した仙台城跡の石垣=18日

 東日本大震災で、仙台市青葉区の仙台城跡の石垣や復元した隅櫓(すみやぐら)の一部が崩落していたことが分かった。断続的に発生する余震でさらに崩れる可能性があるため、市は石垣沿いの市道を通行止めにしている。

 市によると、崩落箇所は、市バスの停留所「仙台城跡」の西側の2カ所。いずれも石垣の高さは5メートルほどで、幅は十数メートルと6、7メートル程度。崩れた石が市道の半分程度を埋めた。

 このため大手門から八木山橋を抜け、八木山ベニーランドに向かう区間が通行止めになっている。

 隅櫓も南側の軒先部分が地震で崩れた。市道を挟んだ土塀の一部もはがれ落ち、灯籠なども崩れたという。

 石垣の崩落部分は史跡ではなく、護国神社が管理している。同神社は「11日の地震後、見回ったときに気づいた。生活道路でもあるので、余震が収まり次第、修復の方法を考えたい」と話している。

1106荷主研究者:2011/03/22(火) 22:20:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t15053.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
「掲示板」大活躍 商店街などで張り出し 仙台市中心部

炊き出しや営業中の飲食店の情報を知らせるチラシなどが張られた掲示板=17日、仙台市青葉区一番町4丁目

 東日本大震災後の停電や通信規制で多くの市民が「情報過疎」に陥る中、仙台市中心部では、市民が手書きで情報を寄せる「掲示板」が役立っている。テレビを見ることができず、携帯電話がつながりにくい状況で、ITとは違うアナログな情報伝達手段が存在感を発揮している。

 青葉区の一番町4丁目商店街では、閉店中の飲食店前のコルクボードなどを活用。安否情報や炊き出しの場所、営業中の飲食店を知らせるチラシなどが張られた。

 震災翌日の12日、商店街有志が、通行人に被災者の安否情報を書いてもらい、張り出したのが始まり。飲食店の情報などを通行人が張っていくようになったという。情報を集めた青葉区の会社員斎藤悠さん(30)は「シャワーを浴びられるサウナ店など、情報が具体的でありがたい。手書きのチラシには人の温かみも感じる」と話した。

 青葉区本町のブックカフェ「火星の庭」のウインドーには、新聞と一緒に、被災生活に役立つ情報も掲示された。簡易トイレの作り方や重曹で髪を洗う方法などが紹介され、通行人らが立ち止まって読んでいた。

 発案者は、震災後、同店に一時避難している東北大大学院工学研究科の北野央さん(30)=青葉区=。「震災直後は停電などで情報を得にくかったが、翌朝の新聞を見るとさまざまな生の声や写真が載っていた。役立つと思った」と言う。

 通信状況が改善された後も、インターネットで入手した防災の心得などを印刷し、パソコンを使わない高齢者向けにも掲示した。

 「今回は、情報を得るのにツイッターも威力を発揮した」と北野さん。「それでも、ネット環境だけに頼らず、歩ける人は歩き、近くの人と情報を交換することも必要ではないか」と話す。

1107荷主研究者:2011/03/22(火) 22:21:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110319t15046.htm
2011年03月19日土曜日 河北新報
生活情報/バス

気仙沼発仙台行のバスに乗り込む乗客=18日午前9時ごろ

◎仙台―気仙沼間が再開/ミヤコー、石巻便はきょうから

 仙台―気仙沼を結ぶミヤコーバス(仙台市)の高速バスが18日、運行を始めた。離れて暮らす家族の安否の確認や自宅を目指す被災者らが乗り込んだ。当面、気仙沼市総合体育館と宮城県庁を1日1往復する。

 午前9時30分に市総合体育館前を出発した第1便の乗客は53人。

 「仙台で働く長男の安否を確認しに行く」と、バスに乗ったのは気仙沼高に避難していた小山江吏子さん(38)。早朝に避難所を歩いて出発。見知らぬ人の車に乗せてもらいながら、待望のバスに何とか滑り込んだ。

 市内に帰省していた大学生村上宗真さん(20)は、奨学金などの手続きのため20日まで岐阜県に戻らなければならないという。「とりあえず仙台まで行ってルートを確かめたい」と宗真さん。見送りに来た漁船員の父康浩さん(49)は「本当は行ってほしくないが、無事にたどり着いてほしい」と送り出した。
   ◇
 ●宮城交通とミヤコーバスは19日から、仙台―石巻間で高速バスの臨時便を4往復運行する。乗り場は「仙台駅前」(青葉通りさくら野前33番乗り場)、「大橋臨時発着場」(石巻消防署隣接地)の2カ所。発車予定時刻は仙台発便が午前8時52分、午後12時7分、午後3時7分、午後5時37分。石巻発便が午前7時40分、午前11時半、午後2時40分、午後5時40分。

 ●東日本急行(仙台市)は18日、高速バス「仙台駅前―一迫総合支所前線」の運行を中止した。燃料の確保が難しいため。「仙台駅前―栗原市金成庁舎前線」は燃料在庫が続く限り運行する。連絡先は022(218)3131。

 ●岩手県北バスは18日から、山田町(船越)―宮古を5往復、盛岡経由の宮古―東京を1往復運行するほか、19日からは盛岡―八戸を1往復運行する。

 ●岩手県交通は18日から、仙台―花巻・北上線を再開して1往復運行。盛岡―釜石は18日、盛岡発のみ運行し、19日からは2往復運行する。

 ●弘南バス(弘前市)は仙台―弘前間の高速バスを20日運行分から予約制に変える。問い合わせが殺到したためで、片道券のみ販売する。また、20日に上野―弘前・青森間、横浜・品川・浜松町―弘前・五所川原間、盛岡―弘前間の高速バスをいずれも再開する。盛岡―弘前間は1日1往復。ほかは1日3〜4往復で予約制。連絡先は同社予約センター0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

1108荷主研究者:2011/03/22(火) 23:24:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110320t15028.htm
2011年03月20日日曜日 河北新報
小型タンカー接岸が可能に 塩釜港

 宮城県災害対策本部によると、塩釜港は22日、津波被害で港内に沈んだ漁網などの撤去作業を終え、小型タンカーが接岸できる見通しになった。東北の燃料油の供給拠点が本格的に動きだす。

 県と東北地方整備局、海上自衛隊、海上保安部などが作業船2隻で漁網や養殖いかだなどの撤去を18日に開始。支障物の有無の調査を行い、22日にも使用を再開する。

 同港には原油を精製した後のガソリン、灯油、重軽油を貯蔵するカメイや出光興産などの油槽所がある。国は同港を東北各県への燃料油の重要供給拠点と位置付けており、最優先で復旧作業を進めてきた。

1109荷主研究者:2011/03/22(火) 23:26:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110320t75018.htm
2011年03月20日日曜日 河北新報
生活情報/バス 仙台―白石、岩沼に臨時便

 ミヤコーバス(仙台市)は20日、仙台と白石、岩沼両市を結ぶ臨時バス2路線の運行を始める。白石方面は長町駅―城下広場間で2往復。片道1500円。岩沼方面は長町駅―岩沼駅間で5往復。片道600円。

 宮城交通は20日、仙台―秋田間の高速バスの運行を再開する。当面は1往復で、秋田行きは午前8時仙台駅前発、仙台行きは午後3時40分秋田バスターミナル発。片道4000円。

 さくら観光(白河市)は仙台駅―東京駅間で高速バスの臨時便を運行している。20、21の両日は1往復。22日は仙台行きのみ。片道4000円。
  ◇
 岩手県交通(盛岡市)は20日から、花巻―池袋(東京)、盛岡―横浜を1往復ずつ運行する。

 岩手県北バス(盛岡市)は20日から、被災地の山田町―大槌町で無料バスを3往復運行する。

1110荷主研究者:2011/03/25(金) 00:13:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110321t75055.htm
2011年03月21日月曜日 河北新報
生活情報/バス・列車

◎仙台―亘理間運行/ミヤコーバスはきょうから

 ミヤコーバス(仙台市)は21日に仙台市と宮城県亘理町、22日に仙台市と利府町を結ぶ臨時バスの運行を始める。亘理方面は長町駅―亘理駅間で4往復。片道1000円。利府方面は仙台駅―利府駅間で3往復。500円。

 弘南バス(弘前市)は仙台―弘前間の高速バスについて、26日運行分から、仙台発便の発車時刻を午後9時45分から午後2時半に変更する。乗り場は「宮交仙台高速バスセンター前」。予約制。連絡先は0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

 秋田中央交通(秋田市)は21日、仙台―秋田間の高速バス「仙秋号」を3往復運行する。22日以降は未定。電話予約のみ。連絡先は同社高速バス予約センター018(823)4890。

 岩手県交通は20日、一関―気仙沼間の急行バスの運行を2往復で再開した。

 JR東日本は20日、震災で運行が止まっていた仙石線について、あおば通―小鶴新田間の運転を3月中に再開すると発表した。仙台支社によると、再開日、運転本数などは後日決定。暫定ダイヤで一部列車の運転となる見通し。

1111荷主研究者:2011/03/25(金) 00:28:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15075.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
地下鉄・バス大混雑 通勤客、1時間待ちも 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110322016jd.jpg
地下鉄台原駅では代替バスからの乗り継ぎ客らが長蛇の列をつくった=22日午前9時50分ごろ、仙台市青葉区

 東日本大震災の発生から初の3連休明けとなった22日朝、仙台市内の交通機関は通勤客らで大混雑した。富沢―台原間のみで運行している市地下鉄のうち、青葉区の台原駅は乗車待ちの市民らでごった返し、トラブルも。乗客からは「交通の混乱はいつまで続くのか」といった声が相次いだ。

 台原―泉中央間が運休している市地下鉄。台原駅は泉中央駅発の無料代替バスからの乗り継ぎ客も加わり、市交通局によると待ち時間は最大約1時間に上った。震災から一定期間が経過し、通勤客が増えた影響とみられる。

 順番待ちをめぐる客同士のトラブルも起きたため、市交通局は出入り口を1カ所に制限。その結果、出入り口までの行列は午前9時前には500メートル近くに達した。

 泉中央駅発のシャトルバスで台原駅から地下鉄に乗り込んだ泉区の会社員庄司直子さん(43)は「泉中央駅でも並び、1時間半かかった」とうんざりとした表情。

 宮城県富谷町のアルバイト数馬千鶴子さん(58)は「勤務先がきょうから業務再開なのに」、泉区の男性会社員(60)は「交通の混乱はいつまで続くのか」と困り果てた様子で語った。地下鉄では、長町、長町南の両駅でも入場制限を行った。

 運行路線が増えた市バスも、不通となっているJR線各駅の停留所と市中心部などを結ぶ路線が混雑した。市交通局によると、仙石線陸前高砂駅ではバスの乗車待ちの客が駅前広場から国道45号まであふれたという。

1112荷主研究者:2011/03/25(金) 00:30:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15051.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
ガス復旧1ヵ月半めど 仙台市、あすから順次

 東日本大震災で供給がストップしている仙台市ガス局の都市ガスについて、奥山恵美子市長は21日の記者会見で、23日から順次、供給を再開できるとの見通しを示した。津波の被害が大きい地区を除き、1カ月〜1カ月半程度で全面復旧させる。今後のスケジュールは22日に公表する。

 都市ガスの原料には、比較的損傷が少なかった新潟―仙台間のパイプライン(総延長261キロ)から供給される天然ガスを利用。設備の点検、修繕を終えた後、気化された天然ガスを市ガス局の港工場(宮城野区)で付臭し、供給する。

 23日は仙台オープン病院(宮城野区)と市立病院(若林区)の災害拠点病院2カ所へ供給を再開。一般家庭への供給は24日に始める。

 供給地区の仙台、多賀城、名取の3市と利府、富谷、大和の3町、大衡村を155ブロックに分け、メーターガス栓の閉栓を終えた地区で導管のガス漏れの有無を確認。ガス局職員らが再度、利用者宅を訪問し、開栓作業を行う。

 閉栓は20日現在、対象の35万8781戸のうち20万5082戸(57.2%)で終えており、25日までに完了する見込み。今後の作業は日本ガス協会などの応援を得て、約3000人態勢で進め、1日1万〜1万5000戸の供給再開を目指す。

 供給量のうち、約7割を占めていた液化天然ガス(LNG)を使ったガス製造は、港工場の設備が甚大な被害を受け、復旧のめどは依然、立っていないという。

 奥山市長は「市民には不便を掛けて申し訳なかった。一日も早い復旧に向けて全力で取り組む」と話した。

1113荷主研究者:2011/03/25(金) 00:30:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110322t15015.htm
2011年03月22日火曜日 河北新報
生活情報/バス

 仙台市交通局は22日、南、東、西方面で計5路線のバスの運行を再開する。これまで走らせてきた特別路線3線も同日、通常路線に戻す。運行路線数は計30。時間は午前6時半〜午後8時半で、30分〜1時間間隔。

 運行再開路線は次の通り。

 長町営業所―長町駅経由南仙台駅東口―四郎丸、岩切駅前―利府街道―東仙台営業所―原町経由仙台駅―交通局大学病院前、東高校入口―若林経由仙台駅―交通局大学病院前、青葉台―宮教大・工学部―青葉通経由仙台駅、作並温泉―白沢車庫―国道48号・八幡町経由仙台駅

 十和田観光電鉄(十和田市)などは22日、仙台―青森間の高速バスの運行を再開する。1日3往復で予約制。運賃は中学生以上片道5700円で、小学生以下は半額。連絡先は同社青森営業所高速バス予約センター017(787)1558(午前9時〜午後6時)。

 宮城交通は22日、仙台―弘前間の高速バスの運行を再開する。1日1往復で予約制。運賃は中学生以上片道5090円で、小学生以下は半額。同路線は既に運行を再開している弘南バスと合わせて1日2往復となる。連絡先は弘南バス予約センター0172(37)0022(午前9時〜午後6時半)。

 岩手県交通は22日、仙台―江刺間、盛岡―水沢・千厩間の急行バスの運行をそれぞれ2往復で再開する。

 JRバス東北は22日、盛岡―久慈間を3往復で全線運行する。これまで盛岡―葛巻の部分運行だった。

 県北バスは22日、盛岡―軽米・大野間を1往復で運行再開する。

1114荷主研究者:2011/03/25(金) 00:31:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t15016.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
月内から順次在来線を再開 JR・仙台圏

 JR東日本は22日、運転を見合わせている仙台圏の東北線について、月内に仙台―岩切間の運行を再開すると発表した。仙石線青葉通―小鶴新田も既に月内の再開方針を示しており、4月上旬には仙山線も一部再開する予定。仙台駅を中心に在来線の復旧が進みつつある。

 JR東日本仙台支社によると、東北線は4月上旬までに岩沼―利府間まで運行区間を拡大。仙山線も仙台―愛子間と山寺―山形間で折り返し運転を始める。仙台駅構内は配水管などの施設に被害が出ているが、各線の運転再開までに応急措置を施す。

 東北線郡山―本宮間、奥羽線福島―米沢間、陸羽西線新庄―余目間なども、それぞれ4月上旬には再開する見通し。いずれも暫定ダイヤで一部の列車の運行になる。

1115荷主研究者:2011/03/25(金) 00:32:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t13044.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
放置車両の撤去開始 多賀城

フォークリフトを使って放置された乗用車を撤去した=22日、多賀城市八幡

 宮城県多賀城市は22日、津波で流され、市内に放置された車両の撤去作業を始めた。

 一車線が放置車両でふさがっていた八幡地区の市道などで作業を実施。市の委託業者がフォークリフトで持ち上げて大型トラックに載せ、計42台を同市町前の一時保管場所に移した。

 保管場所に置かれた車両は、所有者との連絡が半年以上取れない場合、処分するという。

 市道路公園課の鈴木弘章課長は「作業した場所は国道45号から市役所につながる道路で、救援物資などを運ぶ重要な路線だった」と説明した。

 市によると、市内に放置された車両は市道上だけで少なくとも3000台、市全体では7000〜8000台に上る。市は1カ月以内に道路上の車両を移動させた後、私有地に放置された車両の撤去にも取り掛かる方針。

1116荷主研究者:2011/03/25(金) 00:33:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t11051.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
あすと長町に仮設用地確保 仙台市

 奥山恵美子仙台市長は22日の災害対策本部会議で、仮設住宅の建設用地として、大規模再開発が進むあすと長町地区(太白区)に約10ヘクタールを確保したことを明らかにした。

 市によると、同地区に大規模な更地を所有する都市再生機構から4.7ヘクタール、鉄道建設・運輸施設整備支援機構から5.5ヘクタールの提供をそれぞれ受ける。県と市は市内で必要な仮設住宅を3000戸と想定し、うち1000戸は県が建設する予定。

 奥山市長は「被災した他の自治体の分も含め、市内での仮設住宅の建設用地の確保に一定のめどがついた」と述べた。

 残りの2000戸については、既存の公営住宅や民間賃貸住宅を借り上げる形で用意する。

1117とはずがたり:2011/03/26(土) 01:11:46

磐城ネタも勿論東北スレの此処へ貼り付け。

[東日本大震災]福島県いわき市 「五重苦」に直面
http://news.livedoor.com/article/detail/5439664/
毎日新聞
2011年03月25日13時44分
提供:毎日新聞

 東日本大震災で地震と津波の被害に加え、福島第1原発事故に直撃された福島県沿岸部。最も南にあるいわき市は、中心部が原発から約40キロ離れており、原発周辺地区からの避難者を多数受け入れた。だが、人口1%強の最も北の地域が半径30キロの屋内退避区域にかかっただけにもかかわらず、いわき市は「危険」という根拠のない風評が首都圏などで広がり、物流が滞るなど市民生活に深刻な影響が出ている。23日には新たに農産物の出荷停止が加わり、「五重苦」に直面した街を歩いた。【森禎行、町田徳丈、松本惇】

 市役所から10キロ以上南の港町・小名浜地区。津波で流されひっくり返った乗用車が木造家屋に突っ込んだままの光景が、現在も多く見られる。

 3月は旬のメヒカリやカレイが出回る時期だが、停電で魚市場は閉じたまま。原発近くの海水から放射性物質が見つかり、漁師(68)は「魚取っても誰も買わねえっぺ」と、いら立つ。地元漁協は「昨年取ったサンマの加工品もキャンセルされた」と嘆く。

 22日朝には、ガソリンスタンドを起点に150台に及ぶ車列が延び、多くの市民がエンジンを切った車内で息を潜めていた。先頭にいた医療機関に勤める女性(42)は前日午後3時から車を止めて一夜を明かした。

 「勤務先では断水が続き衛生面が心配。おむつなども届かない。車がないと生死にかかわる」と訴えた。スタンドの店長(36)は「20日から、ようやく1日置きに油が届くようになった」と話し、殺到する客の対応に戻った。

 数少ない営業中の地元スーパーでは、100人以上が開店を待つ。「シミズストア」リスポ店の佐藤誠店長(33)によると、震災直後の顧客1人当たりの買い物額は5000円を超え、棚はすぐに空に。

 通常は商品全体の6〜7割を市内で仕入れていたが、現在は7〜8割を約130キロ離れた福島市で調達しなければならない。23日に営業再開したコンビニエンスストアは約2時間で品切れになった。

 常磐自動車道は東京からいわき市まで一般車も通行できたのに、物流は滞った。市内に24店舗をもつ地元スーパー、マルトの安島誠専務(50)は「米国政府が原発から半径80キロ圏内の米国人に避難勧告した影響がある。首都圏からの物資が茨城県内で止まっている」と話す。ガソリンも、約80キロ離れた郡山市へタンクローリー車を迎えに行く始末だった。

 鈴木英司副市長(59)は「地震、津波、原発、風評被害の四重苦。原発事故が終わらないと、地震と津波の対策に取り組めない」と訴えた。市と業者が先週末から「原発から遠く、安全です」と訴えて回った効果からか、物流は回復しつつある。22日まで5店舗しか開いていなかったマルトも24日には、11店舗が営業した。

 明るさが見え始めたようだが、福島県産農産物で出荷停止の品目が広がる。青果卸「平果」の岡部守利常務(63)は「政府が対策をとってくれないと、福島とつくだけで消費者から避けられてしまう」と、ため息をついた。

 いわき市は県内最多の人口34万人。そのうち、屋内退避区域の人口は約5000人。県が測定する放射線量も、県庁所在地である福島市の約3分の1前後にとどまっている。

1118とはずがたり:2011/03/26(土) 22:07:26
三陸海岸の僅かな平地に街を作ってきたけどそれを諦めるとなると土地あるのかな??

東日本大震災:被災跡地の買い取り検討 岩手・大船渡
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m040084000c.html

 岩手県大船渡市の戸田公明市長は26日の会見で、低地の木造住宅を高台や内陸などに移転させ、跡地を市が買い上げる案を検討する意向を示した。戸田市長は「これから議論が必要だが、子や孫が同じ思いをしないように今回の教訓を生かしたい」と述べた。

 住宅を建てられるエリアを制限するには、市の都市計画審議会に諮り用途地域を変更する必要がある。市民の反応や買い上げにかかる費用など、現時点では不透明な点は多いが、戸田市長は「安全なまちづくりには避けられない。市民の皆さんも同感だろう」との見解を示した。大船渡市では、民家など約3600戸が津波で全半壊した。【銭場裕司】

毎日新聞 2011年3月26日 20時47分

1119荷主研究者:2011/03/27(日) 20:59:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110307t12015.htm
2011年03月07日月曜日 河北新報
ホテル仙台プラザ25日閉館 賃貸契約協議こじれる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110307001jd.jpg
25日に閉館することが決まったホテル仙台プラザ=仙台市青葉区本町2丁目

 仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は今月25日で同ホテルの営業を終了し、閉館することを決めた。不況などで経営環境が悪化したのに加え、土地と建物を所有する東京海上ホールディングス(HD)のグループ会社との間で、賃貸借契約をめぐる協議がこじれ、営業継続が困難になった。近く法的整理に入るとみられる。

 同市中心部では、JR仙台駅前の仙台ホテルが2009年末で営業を終了。昨年11月末には仙台エクセルホテル東急も閉館しており、仙台の観光や経済を支えてきたシティーホテルがまた一つ、姿を消すことになる。

 プラザによると、青木社長が6日、従業員に対して閉館の方針などを伝えた。アルバイトを含む約230人は全員解雇する方向。会議や宴会の予約は2年先分も含め約400件あるといい、宿泊の予約者とともに早急に連絡を取るという。

 プラザは売上高の減少などから07年2月、東京海上HDの関連会社による特別目的会社(SPC)に対し、土地と建物を売却。プラザが借り受ける形で営業してきた。

 この賃貸借契約に関し、賃料設定などをめぐる訴訟に発展。その後、プラザ側の支払い延滞が続くなどし、SPC側の申し立てを受けた仙台地裁の決定に基づき、今月に入って債権が差し押さえられた。

 青木社長は取材に対し「運転資金が続かないと判断し、閉館を決めた。一時あった建て替え計画も不況などで実現できず、最悪の結果になってしまった。お客さまにおわびしたい」と説明。従業員については「再就職に向けた他ホテルへの働き掛けなど、できる限り対応したい」と話している。

[ホテル仙台プラザ] 1888年開業の陸奥別館青木ホテルが起源。戦災による焼失と再建、仙台セントラルホテルへの改称などを経て1975年に現在の場所と名称で開業。客室177室、収容人員は271人。仙台のシティーホテルの中でも有数の大宴会場を備え、地元政財界の大規模な会合にも使われてきた。運営会社のホテル仙台プラザは72年の設立で、資本金は1億円。

1120荷主研究者:2011/03/27(日) 21:01:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110308t13012.htm
2011年03月08日火曜日 河北新報
従業員180人全員解雇 閉館を正式発表 仙台プラザ

 仙台市青葉区の老舗シティーホテル、ホテル仙台プラザを運営するホテル仙台プラザ(同市、青木昌敏社長)は7日、今月25日での閉館を正式発表した。青木社長はホテル内で記者会見し、現在の従業員約180人について「4月6日付で全員を解雇する」と説明した。今後の法的整理の方向性では、破産以外の手法も含めて検討する考えを示した。

 青木社長は従業員への対応で「再就職に向けてできる限りのことをする。(今月分の)賃金は、取引業者への支払い分とともに、確保する道を模索したい」と述べた。

 プラザによると、年間売上高はピーク時の1993年に約33億円に上った。その後は約25億円(2005年)前後で推移したが、近年は経営環境が急速に悪化。09年には約15億円に落ち込み、赤字に転落したという。

 07年2月に土地と建物を売却した東京海上ホールディングス(HD)の関連会社との賃貸借契約をめぐる協議もこじれ、今月1、2日には仙台地裁に債権や動産を差し押さえられた。

 青木社長は「現金でしか仕入れができなくなった。血を止められてしまった」と語り、差し押さえによる運転資金の不足で閉館を最終決断したと説明した。

 プラザは7日、ホテル内で取引業者への説明会を開き、集まった77社の約110人に閉館の経緯などを報告した。従業員には同日までに解雇の方針を伝えた。

 土地と建物を今後どうするかについて、東京海上HDは取材に対し「今の段階では何も決まっていない」と話している。

1121荷主研究者:2011/03/27(日) 21:01:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110309t15015.htm
2011年03月09日水曜日 河北新報
宮城県美術館のレストランなど年度内営業継続へ 仙台プラザ

 今月25日で閉館するホテル仙台プラザ(仙台市青葉区)は8日、県美術館と市博物館=ともに同区=で運営するレストランと喫茶店の計3店について、本年度末まで営業する意向を県、市に示した。

 プラザの担当者が、両館を訪れて説明した。新年度も営業を継続するかどうかは今後、協議していく。

 県美術館のレストラン「サリックス」(約50席)と喫茶店「ゼルコバ」(10席)は1981年の開館当初から、市博物館のレストラン「三の丸」(約50席)は2007年2月からプラザが運営している。プラザは年度ごとに施設の使用許可を受け、使用料を毎月支払っている。

 県美術館の担当者は「レストランは来館者に好評だが、プラザが新年度に営業できない場合、速やかに後継を探さなければならない」と話している。

1122荷主研究者:2011/03/27(日) 21:04:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110309t11014.htm
2011年03月09日水曜日 河北新報
定禅寺・晩翠通、交差点歩車分離信号に 接触事故防止

 宮城県警は10日、仙台市青葉区の定禅寺通と晩翠通の交差点で、歩行者信号が青の間は車の信号を全て赤にする「歩車分離式信号」を導入する。従来の信号方式を午前10時に切り替える。歩行者が安全に横断歩道を渡れるようにするための措置で、県警は見切り発車などによる事故に注意するよう呼び掛けている。

 繁華街にある同交差点は歩行者、車両ともに通行量が多い。道路幅は定禅寺通が約30メートル、晩翠通が約20メートル。通常の信号では、横断する歩行者と車が接触する危険があったという。

 新しい方式では、定禅寺通の車両用、晩翠通の車両用、歩行者用の順で信号が青を表示する。歩行者が横断中、車両用信号は全て赤となるが、交差点を斜めに渡ることは禁止となる。

 従来の方式は、交差点で左折する車が歩行者の横断を待つため、朝夕は左折待ちの車で渋滞するケースが多かった。

 周辺では、毎年9月の定禅寺ストリートジャズフェスティバルや12月のSENDAI光のページェントなどイベントが多い。多くの観光客が詰め掛けると、渋滞に拍車が掛かっていた。

 県警交通規制課は「歩行者と車が交差点に進入するタイミングを別にすることで、事故の危険が減る。導入直後は戸惑うドライバーがいるかもしれない。信号をよく見て運転してほしい」と話している。

1123荷主研究者:2011/03/27(日) 21:51:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110323t75042.htm
2011年03月23日水曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 宮城交通(仙台市)は23日、JR仙台駅前―郡山駅前間の高速バスの運行を再開する。当面は1日2往復。仙台駅からは午前8時20分、午後2時10分発、郡山駅からは午前11時20分、午後5時50分発。片道2100円。回数券も利用できる。

 ミヤコーバス(仙台市)は23日、仙台駅前―本塩釜駅間で臨時バスの運行を始める。1日3往復で片道700円。仙台駅からは午前10時、午後2時半、午後5時半発。本塩釜駅からは午前8時、午前11時半、午後4時発。
 旅行会社タビックスジャパン(東京)は23日から、JR福島駅を経由し、仙台駅と郡山駅を結ぶ高速バスツアーを始める。福島市のバス会社、トランスパックが運行する。23日は2往復を設定。24日以降の便数は未定。料金はいずれも片道で仙台―郡山間2000円、仙台―福島間と福島―郡山間1000円。

 多賀城市と宮城交通は23日、JR仙石線多賀城駅前発仙台駅前行きの臨時バスを運行する。市の便は仙台直行便(片道500円)で、午前7時の始発から一日10便。宮城交通の便(同490円)は午前8時41分始発で一日18便。連絡先は市長公室022(368)1141。

 ミヤコーバスは22日、同バス塩釜営業所と利府町しらかし台を結ぶ「利府線」を再開した。当面の間、土日祝日ダイヤで運行する。
 仙南交通(仙台市)は22日、JR名取駅(名取市)と仙台市地下鉄長町南駅(太白区)を結ぶ臨時路線バスの運行を始めた。運休しているJR東北線が復旧するまで、平日のみ走らせる。長町方面は朝を中心に21便、名取方面は朝と夕方を中心に23便。

 はらまち旅行(南相馬市)は23日から、仙台市と角田市を結ぶ臨時バスを運行する。午前6時半の阿武隈急行角田駅発、午後6時半のJR仙台駅東口発の1日1往復。片道1000円。連絡先は角田市政策企画課0224(63)2112。

 会津乗合自動車(会津若松市)とJRバス東北(仙台市)は24日、会津若松市と仙台市を結ぶ高速バスの運行を再開する。臨時便として運行させ、乗降地は若松駅前バスターミナルと仙台駅東口のみ。片道2800円で予約不要。24日は若松駅からが午前7時40分発の1便、仙台駅からが午後1時発と同7時発の2便。25日以降は若松駅からが午前8時40分発を加えた2便となる。連絡先は会津乗合自動車0242(22)5560。

 ◇

 JR東日本は22日、東北線仙台―岩切間、郡山―本宮間について、今月中に運転を再開させる見通しを示した。東北線仙台―岩切間は、4月上旬に岩沼―利府間にまで運行区間を拡大する予定。また、4月上旬までに、仙山線仙台―愛子間と山寺―山形間、奥羽線福島―米沢間、陸羽西線新庄―余目間で、それぞれ運転を再開する。いずれも暫定ダイヤによる一部列車の運転になる。

1124荷主研究者:2011/03/27(日) 21:56:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t15031.htm
2011年03月24日木曜日 河北新報
生活関連/バス・鉄道
◎仙石線・あおば通―小鶴新田間/28日から運行再開

 ミヤコーバス(仙台市)は25日、宮城県山元町役場とJR仙台駅東口を結ぶ予約制臨時バスの運行を始める。1日3往復で途中の乗降はできない。山元発は午前9時、午後2時、同6時。仙台発は午前7時半、午後0時半、同4時半。片道1200円(子ども半額)。予約は利用日の前々日と前日の午前9時〜午後5時に山元町役場で受け付ける。連絡先は090(4755)0030。

 仙台―盛岡の高速バスは月〜木曜日は10往復、金〜日曜日は13往復で運行。盛岡―東京の高速バスは2往復で運行する。

 JRバス東北は23日、盛岡―二戸、盛岡―浄法寺をそれぞれ1往復で運行を再開した。24日には、運行している高速バスのうち、仙台―八戸間をこれまでの1往復から3往復に、仙台―福島間を10往復から19往復に、仙台―新宿間を3往復から4往復にそれぞれ増便する。新宿以外は他社との共同運行。同社は「詳細なダイヤはホームページで確認してほしい」と話している。



 JR東日本は23日、仙石線あおば通―小鶴新田間について28日から運転を再開すると発表した。ほかに運転再開日が決まった主な在来線区間は、磐越西線郡山―津川間(26日)、奥羽線新庄―院内間(27日)、左沢線北山形―左沢間(28日)。

1125荷主研究者:2011/03/27(日) 21:57:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110324t13011.htm
2011年03月24日木曜日 河北新報
石巻工業港、9岸壁復旧 救援物資船が陸揚げ

船から自衛隊のトラックに物資を積み込む乗組員ら=23日正午ごろ、石巻工業港

 東日本大震災で被災した石巻工業港は23日、31岸壁(バース)のうち9岸壁の利用が可能になり、救援物資を積んだ最初の船が寄港した。国土交通省東北地方整備局によると、東北の太平洋側の主要港湾全11港で緊急輸送物資の対応が可能になった。

 石巻工業港で使用を再開したのは中島埠頭(ふとう)の3岸壁、大手埠頭の4岸壁、日和埠頭の2岸壁。20日以降、クレーン付き台船が津波被害で沈んだがれきなどの撤去を続けてきた。

 23日は救援物資を積んだ巻き網漁船「第112福一丸」(静岡県焼津市)が入港、焼津市の企業などが寄付した食料や生活用品約25トンを陸揚げした。物資は自衛隊が各避難所に搬送する。伊藤幸造漁労長は「乗組員には宮城、岩手の出身者が多く、震災は人ごとではなかった」と話した。

 東北地方整備局は「これで海からの緊急輸送路は確保できた」(川嶋直樹企画部長)と強調、今後は物流機能の再興に向け、本格的な復旧作業を進める方針。

 宮城県内では気仙沼港が25日、石巻漁港、女川、志津川両港が26日の再開を目指し、物資受け入れの応急工事が進む。

 気仙沼港は23日、航路や岸壁近くに沈んだ漁具などを撤去する作業が終了。石巻漁港と女川、志津川両港も24日に終了する予定。塩釜漁港は作業を続けている。

1126荷主研究者:2011/03/27(日) 22:06:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t13026.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
ホームにひび、橋脚損傷 仙台地下鉄・八乙女駅周辺

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110325031jd.jpg
中央部のコンクリートが崩落し、ゆがんだ鉄筋が露出した七北田川の橋脚=25日、仙台市泉区

 仙台市交通局は25日、東日本大震災後初めて、地下鉄八乙女駅(泉区)周辺を公開した。橋脚は鉄筋の一部が露出、ホームのタイルは砕けるように割れていた。交通局は5月末の全面復旧を目指している。

 八乙女駅で観測された加速度は1149.9ガルで、「阪神大震災を上回る想定外の揺れの強さ」(市幹部)。駅周辺は地下区間よりもダメージを受けやすい高架区間で、駅の南端から泉中央駅近くまでの約1キロにある橋脚の2割程度、約50本が損傷した。

 八乙女駅の上屋を支える鉄柱46本全てで、基礎に固定するボルト(長さ50センチ、太さ2.4センチ)が折れたり、曲がったりするなどの被害を確認。ボルトが破断した17本は補強用の鉄骨を溶接し、応急処置を施した。

 ホームでは、駅出口への進路を表示する掲示板が落下。揺れのひずみに耐えきれなかったのか、ホームの継ぎ目に沿うようにタイルが砕け散っていた。

 ユアテックスタジアム仙台のそば、七北田川に架かる鉄橋の橋脚はコンクリートがはがれ落ち、鉄筋の一部がむき出しになった。市交通局の森研一郎建設課長は「橋脚は取り壊して造り直すしかない。地盤が軟弱で、このままでは重機が入れない」と説明した。

 地下鉄は現在、台原―泉中央駅間で運休し、代替の無料バスを運行中。交通局は5月末に富沢―泉中央駅間の全面復旧を目指し、作業を進めている。

1127荷主研究者:2011/03/27(日) 22:07:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t13024.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
仙台港にフェリー到着 震災後初、物流回復へ一歩

 仙台港(仙台市宮城野区)のフェリー埠頭(ふとう)が利用可能になり、太平洋フェリー(名古屋市)の大型フェリー「きたかみ」(1万3937トン)が25日、入港した。

 民間フェリーの仙台港入港は、東日本大震災の発生後初めて。海運による物流機能の回復に向けた大きな一歩となった。

 北海道の苫小牧港を出港した「きたかみ」は午前10時ごろ、仙台港に着岸。積載してきた10トントラック53台とトレーラーのシャシー(荷台)44台分の物資が次々と運び出された。積み荷には食料や医薬品などの支援物資もあった。

 旅客輸送や仙台―名古屋航路再開のめどは立っていないが、27日にも苫小牧港から仙台港に入る予定。太平洋フェリーの牧野敏明東北支店長は「2週間ぶりに海上交通路がつながり、物資の大量輸送が可能になった。必要物資を被災地に届けたい」と話した。

1128荷主研究者:2011/03/27(日) 22:08:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110326t15010.htm
2011年03月26日土曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 JR東日本は25日、28日に運転を再開する仙石線あおば通―小鶴新田間の運転計画を発表した。上下とも始発は午前5時台で、終発は午後11時台。通常の62%の運行で、1時間に2〜7本運転する。

 仙台空港鉄道は4月上旬、復旧見通しの立たない仙台空港アクセス線の代替輸送のため、バス代行を実施する。区間はJR名取駅と美田園駅間。杜せきのした駅を経由する。運行開始日、運行本数は決まり次第公表する。所要時間は美田園駅―名取駅間が20分(210円、小児110円)、杜せきのした駅―名取駅間は15分(170円、小児90円)。

 ◇

 JRバス東北(仙台市)は26日、仙台―会津若松間の高速バスを通常の8往復に戻す。28日には仙台―いわき間の運行を3往復で再開するほか、仙台―弘前、仙台―八戸間を3往復から4往復に、仙台―秋田を7往復から9往復に、仙台―福島を19往復から20往復にそれぞれ増便する。各便とも他社との共同運行。仙台―会津若松、福島以外は予約制。連絡先は仙台駅東口バス案内所022(256)6646。

 ミヤコーバス(仙台市)は26日、仙台駅と東松島市の矢本バス停を結ぶ臨時バスの運行を始める。1日2往復で片道700円(子ども半額)。途中の乗降はできない。仙台駅からは午後0時37分発と午後5時7分発、矢本からは午前9時発と午後2時40分発。

 東日本観光バス(岩沼市)と東洋交通(宮城県富谷町)は28日から当面の間、JR東北線の大河原駅前―仙台駅東口間で臨時バスを運行する。運賃は片道1000円。平日は大河原駅前午前7時発、仙台駅東口(ホテル仙台ガーデンパレス前)午後6時、6時15分、6時半、7時発。土日と祝日は大河原駅前午前7時発、仙台駅前は午後6、7時発。

 JR仙台駅と山形空港間の直行バスが27日から運行される。山形空港発着便のダイヤに合わせ、同空港発は1日12本、仙台駅前発は11本の運行。所要時間は1時間10分。料金は大人2000円、子ども1000円。被災証明書を提示すると、それぞれ半額。連絡先は近畿日本ツーリスト山形支店023(632)3210。

 仙台―鶴岡、酒田、本荘間の高速路線バスは28日、運行を再開する。仙台発、本荘発(一部酒田発)とも1日10本運行。予約制。連絡先は庄内交通高速バス予約センター0235(24)7600。

 京成バス(東京)は、JR仙台駅(宮交仙台高速バスセンター)―東京(上野)・千葉方面間の「緊急支援高速バス」を1日3往復運行している。仙台駅からは午前8、10時と午後10時発。東京・千葉方面からは千葉駅午前7時50分、新浦安駅同10時、成田空港午後9時15分発。いずれも京成上野駅(めぐりんバス乗り場)経由。片道・昼行4000円、夜行5000円(大人)。予約制。連絡先は03(3621)2430。

1129とはずがたり:2011/03/28(月) 12:58:35

仙石線、きょう一部再開 あおば通―小鶴新田間
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13043.htm

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転が再開される。立ち入り禁止だった仙台駅も利用可能となり、駅構内の店舗も一部で営業を始める。仙台駅を通る在来線の運転再開は震災後初めて。
 仙石線は暫定ダイヤで運行され、始発は午前5時台、終発は午後11時台。JR東日本仙台支社によると、1時間に2〜7本で、本数は通常の6割程度になる。
 仙台駅は崩落した壁の補修や新幹線ホームの工事などが続くため、利用が制限される。
 東口の地下通路からの改札は従来通り利用できるが、西口の中央改札口の利用は2階の東西自由通路からと、1階の南側と中央の出入り口からの3カ所に限られる。駅2階につながるペデストリアンデッキは、31日の東北線仙台―岩切間の運転再開に合わせて利用できるようになる見込み。
 仙台駅では中央改札口付近に震災の影響で使えなくなった切符の払戻窓口を設けるほか、一部店舗が営業を再開する。
 JR東日本は27日、仙台駅の復旧状況を報道陣に公開した。渡辺英明駅長は「仙石線の場合、地下部分の被害はほとんどなかった。駅の利用制限で迷惑をお掛けするが、一日も早い全面復旧を目指す」と話した。

2011年03月28日月曜日

東北線、岩沼―仙台間4月2日再開
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13042.htm

 JR東日本は27日、東日本大震災で見合わせていたJR東北線岩沼―仙台間の運転を4月2日に再開すると発表した。
 東北線は31日に仙台―岩切間で運転が始まり、運行区間は4月2日以降岩沼―岩切間に拡大される。

2011年03月28日月曜日

1130とはずがたり:2011/03/28(月) 13:01:24

2次避難 宮城沿岸10市町が関心
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t11039.htm

 宮城県が沿岸14市町に被災者の2次避難について意向調査した結果、10市町が避難の必要があるとの認識を示し、受け入れ先の情報提供を求めたことが27日、分かった。

 関心を示したのは仙台、石巻、気仙沼、東松島、名取、岩沼の6市と女川、南三陸、亘理、山元の4町。多賀城、塩釜両市と松島、七ケ浜両町は仮設住宅などで対応できるとして不要と答えた。
 さらに村井嘉浩知事が個別に各市町長の考えを聞き取りした結果、気仙沼市と石巻市、岩沼市が2次避難に前向きな姿勢を示したという。県は壊滅的な被害を受けた南三陸町を含む4市町を重点地区と決め、被災者への説明などに乗り出す。
 県災害対策本部によると、県内の避難者は27日現在、601カ所に8万1592人。県はこのうち「数千から1万世帯は2次避難が必要になる」と見込んでいる。


2011年03月28日月曜日

1131とはずがたり:2011/03/29(火) 21:33:55

632 名前:R774[sage] 投稿日:2011/03/25(金) 20:34:24.44 ID:B0sg7gRU
http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku60003.html
東部道路は完全にダメだな。

1132とはずがたり:2011/03/30(水) 13:18:32
原町(南相馬市)も中村(相馬市)も内陸に位置してるんですねぇ。
http://www.gsi.go.jp/common/000059847.pdf
古くからの市街は津波だけとは限らないけど海からの災害を避けて成立してきたと云えるのかも。

岩沼・名取・中田(南仙台)・長町・仙台・多賀城なんかもそんな傾向が読み取れなくもない。
http://www.gsi.go.jp/common/000059845.pdf

1133荷主研究者:2011/03/31(木) 23:43:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t12038.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
操業一時停止相次ぐ 国道4号仙台バイパス周辺

深刻な被害は少ないとされる卸商団地でも、1階が完全につぶれた事業所も=25日、仙台市若林区卸町2丁目

 仙台港周辺の事業所や商業施設は、大津波で大きな被害を受けた。海岸から約5キロ以上離れ、流通や製造業の団地が集中する仙台市若林区の国道4号パイパス周辺では比較的、軽微な被害にとどまった企業もある。

 仙台港に近い仙台市宮城野区港の東洋水産東北支店仙台営業所は、インスタントラーメンなど加工食品販売の東北の営業拠点となっている事務所が津波で使用不能となった。28日にはJR仙台駅東口に仮事務所を設けることにした。

 商業施設「三井アウトレットパーク仙台港」は2階建て店舗の1階部分が浸水。現在は営業を停止している。運営する三井不動産は「目視の点検では大きな構造的被害はないが、営業再開までには当分時間がかかりそうだ」と説明している。

 4号バイパス西側の卸商団地は、食料品や機械・金属、繊維など多様な卸売会社を中心に、約270社が集積する東北の流通拠点。地震を受けて若林区が19〜21日に実施した応急危険度判定によると、立ち入ったり使用したりするのが「危険」と判定された建物は約18%となった。

 調査総数は団地の隣接地区も含め573。外壁が落ちそうになっている被害が多いという。同区は「構造にまでダメージが認められた深刻な被害は、危険判定の10%に満たない」とみる。

 4号バイパス東側の仙台印刷工業団地でも、建物や設備に被害が出た。食品向け包装材製造の常盤化工は変電設備が故障したため、2工場のうち1工場の操業を停止している。

 庄子幸夫工場長は「包装材がなければ、取引先の食品メーカーが被災地に物資を送れない。他社の協力を得て生産を続けているが、4月上旬には復旧させたい」と話す。

 鐘崎は仙台東部工場団地の本社工場の生産設備が、地震で一部損壊した。「被害は軽微。すり身など原料調達もある程度めどが立った」と3月中の操業再開を目指す。

 中小メーカー20社が立地する仙台工業団地でも、操業を一時停止する企業が相次いだ。ただ建物の壁やガラスが破損したり、機械がずれるなどした被害が多く、深刻なものは確認されていない。

 団地の協同組合の梶原功専務理事は「1978年の宮城県沖地震を受けて、耐震補強をした企業が多い。津波被害が届かなかったのが大きい」と話す。

(山形泰史、鈴木美智代、酒井原雄平)

1134荷主研究者:2011/03/31(木) 23:48:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t12039.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
生産再開見通せず 設備破損、燃料不足…、企業直撃

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110327003jd.jpg
工場が集積する仙台港周辺。大津波は事業所の業務機能も押し流した。仙台港の南側の工場集積地を西方向に望む=18日午後3時ごろ、仙台市宮城野区

 自転車で駆け付けた10人以上の従業員が、がれきと格闘する。仙台港(仙台市宮城野区)の工業団地にある工業用刃物製造の東洋刃物(仙台市)の本社と隣接の工場。津波で甚大な被害を受け、今も工場内にがれきがうずたかく積もる。

 敷地内にある工場は7棟。外壁には津波とともに押し寄せた大型トラック、コンテナが食い込み、どの棟の内部にも無数のがれきや乗用車が流れ込んでいる。

 浸水は2階建て本社の1階天井部分まで達した。敷地内にいた従業員は全員避難して無事だったものの、業務で外出中の女性1人が亡くなった。

 「2008年秋のリーマン・ショックの影響から、ようやく立ち直ったところだった」と肩を落とす庄子公侑社長。被害の大きさに「あまりにも痛い」と漏らす。

 ●「必ず復興を」
 7棟の生産額は全社の3分の1を占める。宮城県富谷町の工場に本社機能も移して増産するなどしているが、7棟が担うはずの受注量の半分を補うのがやっとという。

 いつ復旧と生産開始にこぎ着けられるのか。全て新調すれば数十億円かかる生産設備を、どう整えたらいいのか。庄子社長は「生産開始は見通せない」と途方に暮れる。

 ただ大阪府など各地の工場も含め、400人近くに上る従業員は再建を信じているという。「もう失うものはない」。庄子社長は懸命に働く従業員の姿に「みんなで一丸となり、必ず復興させてみせる」と誓う。

 ●製造ストップ
 仙台港近くのキリンビール仙台工場の津波被害も深刻だ。熟成用の貯蔵タンク15基のうち4基が倒壊。東北6県と新潟県に供給するビールの製造は完全にストップしている。

 約32万平方メートル。日本製紙クリネックススタジアム宮城にして約10個に相当する広大な敷地の中は安全性が確保できず、数人の従業員しか立ち入りが認められていない。

 「被害状況の確認を続けている。復旧のめどを検討できる状況にすらない」と同社東北統括本部は説明する。

 仙台工場は1983年、仙台市青葉区小田原の旧工場から移転する形で操業を始めた。その旧工場ができたのは23年7月。同9月には関東大震災で横浜工場が全壊し、仙台がビール製造を担う拠点になったという。

 「わが社にとって今回の震災は、関東大震災に匹敵する未曽有の危機。だが復興に向けて一歩一歩前進するしかない」

 旧工場の誕生から88年。人でいえば米寿の節目で直面した災害に、東北統括本部の従業員たちは立ち向かう覚悟でいる。(山形泰史、鈴木美智代)

1135荷主研究者:2011/03/31(木) 23:50:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110327t15022.htm
2011年03月27日日曜日 河北新報
生活情報/バス・鉄道

 宮城交通(仙台市)は28日、運行する仙台近郊の一般路線バスを休日ダイヤから土曜ダイヤに切り替える。午前7時〜午後8時半としていた運行時間の制限も取りやめる。高速バスでは仙台と上山、八戸、酒田、本荘を結ぶ各路線を再開。仙台―福島、郡山、盛岡間の各路線は通常運行に戻し、仙台―山形線は午後9時台の3本を除き通常運行する。

 ミヤコーバス(仙台市)は28日、仙台―石巻間の臨時バスを4往復から8往復に増便する。運賃は片道800円。仙台―大衡線は通常ダイヤで運行する。

 ◇

 JR東日本は26日、東北線仙台―岩切間を31日に再開すると発表した。仙台駅を通る在来線の再開は、28日再開予定の仙石線あおば通―小鶴新田に続き、2路線目。東北線では、29日に再開する郡山―本宮間は、4月上旬には安積永盛―福島間にまで運転区域が拡大される。また、陸羽東線小牛田―新庄間も4月上旬に運転を始める。

1136荷主研究者:2011/04/01(金) 00:17:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13050.htm
2011年03月28日月曜日 河北新報
JR仙石線、一部再開 あおば通―小鶴新田間

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JR仙石線はあおば通―小鶴新田間で運転を再開した=28日午前8時すぎ、仙台駅

 東日本大震災の発生から18日目の28日、運転を見合わせていたJR仙石線あおば通―小鶴新田間(5.6キロ)が午前5時すぎ、運転を始めた。宮城県内の在来線としては震災後初めての再開。立ち入り禁止だったJR仙台駅も部分的に利用できるようになり、仙台圏の日常生活を支える主要な交通インフラがまた一つ動きだした。

 午前5時9分、上り始発が小鶴新田を出発した。通勤時間帯の午前7時から8時台に上下線で各4〜7本が運行され、通勤客らが利用した。石巻市で震度5弱を記録した同7時24分の地震によるダイヤへの大きな影響はなかった。JR東日本は当面、再開区間の運行本数を通常の6割程度とする。

 仙石線の一部再開に合わせて、仙台駅構内の店舗も部分的に営業を再開した。崩落した壁の補修などが続くため、構内の利用は制限されている。

 仙台市内などでは、避難所で暮らす被災者を受け入れる仮設住宅の建設も始まった。

 名取市では市内の小中学校16校のうち、被災した閖上小、閖上中、避難所となっている下増田小、館腰小を除く12校で授業が再開された。

 警察庁の28日午前10時現在のまとめによると、震災の死者は1万872人、家族が警察に届けた行方不明者は1万6244人で計2万7116人に上った。被害が大きい東北3県の死者は宮城6627人、岩手3213人、福島974人。

1137荷主研究者:2011/04/01(金) 00:18:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110328t13057.htm
2011年03月28日月曜日 河北新報
朝の日常、一歩前進 ホームに通勤の足音 仙石線一部再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110328026jd.jpg
再開を待ちわびた通勤客らで混雑したJR仙石線の小鶴新田駅=28日午前7時40分ごろ

 東日本大震災の影響で運転を見合わせていたJR仙石線が運転を再開した28日、ホームには久しぶりに通勤客らの足音が戻ってきた。仙台駅では駅構内の売店なども一部で営業を再開。少しだけ戻ってきた朝の日常風景に、利用客の安堵(あんど)の表情が広がった。

 上りの始発駅となる小鶴新田駅(宮城野区)には、午前7時ごろから利用客が増え始めた。同駅から東の未通区間の利用客らも押し寄せ、午前8時前後にはホームを埋め尽くすほど混み合った。

 被災後、太白区長町の職場にバスで2時間かけて通っていた宮城野区の会社員阿部美歩さん(33)は「これで通勤時間が半分になる」と喜んだ。

 震災によるガソリン不足で、初めて利用する人もいた。仕事の移動に車を使っていた会社員大賀雅博さん(32)=泉区=は「ガソリンが気がかりで、公共交通に切り替えた」と話した。

 午前7時24分には、仙台で震度3の地震があり、利用客にも一時、緊張が走った。仙石線は上下線に3本の列車が出ていたが、ほぼ暫定ダイヤ通り運行を続けた。

 仙台駅では、パンの売店なども営業を始めた。補修工事などで駅構内の利用制限は続くものの、商業施設としての顔も一部で取り戻した。

1138荷主研究者:2011/04/01(金) 00:28:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13028.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
通勤客沿線から殺到 仙石線一部再開

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一部区間で運転を再開したJR仙石線。通勤客らで混雑したが、未開通区間が約9割残る=28日午前8時、JR仙台駅

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転を再開した。31日には東北線も仙台―岩切間で運転を始める予定で、仙台駅を中心に鉄路の復旧が進む。しかし、各路線の全面復旧には時間がかかりそうで、沿線住民は不便を強いられている。

 部分再開した仙石線は朝の通勤時間帯、久しぶりに通勤客らが各駅のホームに並んだ。小鶴新田駅には、さらに東側の未通区間の沿線住民らも押し寄せ、一時混雑した。

 被災後、仙台駅前の職場に自転車で通っていた仙台市宮城野区の会社員山口弘さん(22)は「震災で道路もでこぼこ。自転車で50分もかかっていた通勤時間が、15分で済む」と喜んだ。当面は暫定ダイヤで、通常の6割程度の本数で運行する。

 今回再開した区間は5.6キロで、仙石線全体の約1割。それ以外の再開日程は未定だ。小鶴新田から東に4駅目の多賀城駅には、同日も臨時バスを待つ通勤客ら200人以上が並んだ。

 多賀城市と宮城交通が運行する臨時バスの本数は1日上下計58本。それでも通勤時は混み合い、長い列は解消されない。同市の女性会社員(35)は「先週の何倍も乗客がいてびっくり。明日はもう少し早く家を出ないと」と驚いた様子だった。

 臨時バスは、仙台駅発の最終便が午後7時15分と早い。残業などで帰りに利用できない人もおり、仙石線の運行区域拡大を望んでいる。

 臨時バスに乗るため、宮城県七ケ浜町の自宅から多賀城駅に自転車で通う男性会社員(43)は、津波で車を流された。「仕事が遅い日は、タクシーで帰らなければならない。自転車で仙台方面まで通おうか迷っている」と打ち明ける。

 多賀城市は「多賀城駅の乗客数の多さは仙石線の中でも有数。臨時バスでは電車の10分の1程度の輸送能力しかない」と、進まない鉄路の復旧に頭を悩ませている。

1139荷主研究者:2011/04/01(金) 00:29:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13027.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
石巻線女川など5路線16駅流失 JR東・在来線

 JR東日本は28日、東日本大震災による在来線の被害が、東北線など36線区で約4400カ所に上ると発表した。これまでに気仙沼線志津川、石巻線女川、常磐線坂元など、5路線の16駅の流失も確認された。

 被害の内訳は、レールのゆがみや損傷が約2200カ所、架線を支える電化柱の壊れが約1150カ所など。現在、原発事故の影響で常磐線いわき―亘理間の点検作業を見合わせていることから、被害箇所はさらに増えるとみられる。

1140荷主研究者:2011/04/01(金) 00:30:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110329t13031.htm
2011年03月29日火曜日 河北新報
都市型建物被害深刻 849棟「倒壊の恐れ」

倒壊の危険があると判定された市営住宅。作業員が落下したがれきの撤去に当たっていた=仙台市宮城野区

 東日本大震災の余震による二次被害を防ぐため、宮城県内で建築物の応急危険度判定が行われている。津波による甚大な被害にかき消されがちだが、内陸部の住宅・建築物も大きな地震被害を受け、仙台市ではマンションを中心とする都市型の建物被害が深刻だ。

 仙台市中心部のビルやマンション、住宅にも大きな被害が出ている。市は22日までに、被害の大きい地域を中心に6231棟の応急危険度判定を終え、849棟を倒壊の危険性が高い「危険」と判定した。全体の被害総数ははっきりせず、全容はつかめないままだ。生活再建や二次災害防止に向け、独自の対策に乗り出した住民もいる。

 宮城野区幸町の市営住宅高層棟(11階、約230世帯入居)は応急危険度判定で「危険」とされた。入り口に立ち入りを制限する赤い紙が貼られている。

 入居者の千田昌伸さん(54)は「今は友達の家でお世話になっているが、今後どこに住んだらいいのか」と話す。

 青葉区荒巻本沢のマンション・ハイネス荒巻(14階、119世帯入居)は、地震でビルの至る所でひび割れが発生し、コンクリートが落下した。市の応急判定の対象からは漏れた。住民や管理会社の社員らが自主的に立ち入りを制限、日中の荷物の持ち出しに限り立ち入りを許可している。

 このマンションは、ビルの所有者が震災前に行方をくらまし、裁判所の管理下にある。修繕や建て替えの見通しは全く立っていない。住民らは15日に急きょ自治会をつくり、行政の救済策に期待を寄せる。

 自治会長の青野佳智さん(46)は「7〜8人がまだ避難せずに残っている。避難所で暮らす人も多い。全員が今後に不安を抱えている」と話す。

 2009年1月に建築された宮城野区の賃貸マンション(14階、208世帯)は、1階エントランス内に「退去勧告」の張り紙を出している。

 管理人によると、梁(はり)や外壁のひび割れ、タイルのはく落、玄関ドア枠の変形によるドアの開閉不能などを確認。民間会社による建物診断の結果、「地震により建物全体が重大な損傷を受け、使用不能と判明した」として、入居者に安全な場所への避難を勧告しているという。

 損傷があるが立ち入りは可能とされた「要注意」は1453棟あった。

 市建築指導課は「建物に不安がある場合は、市や県建築士事務所協会に相談してほしい」と話している。(勅使河原奨治)

1141荷主研究者:2011/04/01(金) 00:32:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110330t72019.htm
2011年03月30日水曜日 河北新報
東北線 福島―岩沼 来月上旬再開

 JR東日本は29日、東日本大震災で運転を見合わせていたJR東北線の福島―岩沼間を4月上旬、常磐線の亘理―岩沼間を4月下旬に再開すると発表した。

 東北線は、主要駅の郡山と仙台が結ばれる。沿岸部を走る常磐線は「被災地復興のため早期の復旧が重要」(仙台支社)となる路線で、折り返し運行の起点となる亘理駅の修復工事を急いでいる。

 原発事故で調査を見合わせているいわき―亘理間については、復旧見通しが立っていない。

 仙山線の仙台―愛子間は4月4日に運行を始める。

1142荷主研究者:2011/04/03(日) 15:14:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t15009.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス
◎仙山線東北線来月中旬全面再開

 JR東日本は30日、JR仙山線と東北線を4月中旬に全面再開すると発表した。東北線は3月31日に運転を始める仙台―岩切間に続き、岩沼―仙台間を4月2日、岩切―松島間と岩切―利府間を4月5日、松島―小牛田間を4月上旬、小牛田―一ノ関間と黒磯―安積永盛間を4月中旬にそれぞれ再開する予定。常磐線岩沼―亘理間については運転再開を4月中旬に早める。仙石線小鶴新田―東塩釜間と石巻線小牛田―前谷地間も4月中旬に運転を始める。

 石巻、仙石両線の不通に伴い、4月5日から石巻―松島間、石巻―小牛田間で代行バスを走らせる。それぞれ1日4往復運行する予定。

 仙台空港鉄道は4月2日から、JR名取駅―美田園駅間でバスによる代替輸送を始める。杜せきのした駅を経由する。午前6時半〜午後10時半に30分間隔で32往復を運行。所要時間はJR名取駅―美田園駅間で20分。午前と午後に、JR名取駅―仙台空港駅間でも2往復運行する。連絡先は仙台空港鉄道総務部総務課022(707)2235。

 ◇

 仙台市交通局は4月1日から、地下鉄南北線運休区間の台原―黒松駅間で、新たに無料バスを走らせる。運行期間は地下鉄が全面復旧するまで(5月末を予定)。旭ケ丘駅を経由し、おおむね20分間隔で運行する。台原駅始発は午前6時50分、黒松駅始発は午前6時半で、最終はともに午後8時半。

 台原―泉中央駅間の無料バス(八乙女駅経由)は、台原駅乗り場を地下鉄南1出口付近に移し、交通渋滞を避けるために経路を変更した上で、これまで通り運行する。

 宮城交通(仙台市)は4月1日から、JR仙台駅前―大橋臨時発着場(石巻市)間で運行している臨時バスを、1日8往復から22往復に増やす。片道800円。

 ミヤコーバス(仙台市)は4月1日から、JR本塩釜駅―小鶴新田駅間で臨時バスを運行する。1日6往復。片道500円。仙台駅―本塩釜駅間の臨時バス運行は31日で終了する。

 また同社は4月2日から、JR岩沼駅と、城下広場(白石市)、山元町役場、大河原駅前をそれぞれ結ぶ臨時バス3路線の運行を始める。岩沼―白石間は1日4往復、片道800円。岩沼―山元間は5往復、700円。岩沼―大河原間は6往復、500円。仙台市と白石、岩沼の両市、亘理、山元の両町を結ぶ臨時4路線は4月1日で運行を終える。

1143荷主研究者:2011/04/03(日) 15:17:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t13054.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙台―岩切間、朝の通勤風景戻る JR東北線も部分開通

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JR仙石線に続いて東北線も一部で運転を再開。仙台駅は通勤客らで混雑した=31日午前7時40分ごろ

 東日本大震災の発生から21日目の31日午前、JR東北線は仙台―岩切間(8.1キロ)で運転を再開した。宮城県内では28日の仙石線あおば通―小鶴新田間に続く、在来線の区間復旧。雨の年度末となった朝の仙台駅は、通勤客らで混雑した。再開された路線や区間が限られているため震災前より利用者は少ないものの、ターミナル駅は少しずつ日常風景を取り戻し始めた。

 学校の修了式と先生の離任式に出席するため、岩切駅から仙台駅まで乗った仙台二華高2年高橋紗知さん(17)=多賀城市=は「車でガソリンを使うのはもったいないので、電車が動かなければ出席は諦めようと思っていた。友達に会えるのが楽しみ」と話した。

 仙台市若林区の会社員小座間善彦さん(25)は「仙台駅から宮城県利府町の職場まで会社の送迎バスで通っていたが、渋滞で1時間もかかっていた。きょうからは時間短縮ができる」と先を急いだ。

 午前10時現在の警察庁のまとめで震災の死者は宮城、岩手など12都道県の1万1417人となった。家族が警察に届けた行方不明者は宮城、岩手、福島など6県の1万6273人で、計2万7690人。

 宮城県警によると、県内の死者は6959人。宮城県災害対策本部によると、県内の避難者は約7万3300人。

1144荷主研究者:2011/04/03(日) 15:19:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12029.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙石線 増える「通勤難民」小鶴新田―東塩釜間 運行は来月中旬

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仙台行きの臨時バスに乗るため、長蛇の列をつくる通勤客ら=29日午前8時ごろ、塩釜市の本塩釜駅前

 東日本大震災で停滞した経済活動が徐々に回復する中、宮城県塩釜市方面から仙台市中心部へ通勤する人の交通手段が十分に確保されていない。大動脈のJR仙石線は28日、あおば通―小鶴新田間で運転を再開したが、小鶴新田―東塩釜間の再開は4月中旬になる見通し。「通勤難民」からは、代替バスの大幅増便を求める声が上がっている。

 通常、1日約7000人が利用する本塩釜駅。29日朝、仙台駅行き臨時バスの乗り場には午前8時の始発に乗るため、大勢の会社員らが並んだ。

 先頭にいた塩釜市の団体職員柏静子さん(60)は「午前6時に来て並んだ」と言う。バスに乗れても到着まで約1時間半かかる。多賀城市の国道45号で被災車両と給油待ちの車が車線の半分をふさぎ、渋滞が慢性化しているためだ。

 「始業時間には間に合わない。帰りの最終便も仙台発午後5時半は早い。代替バスをもっと出してほしい」と求めた。

 臨時バスはミヤコーバスが23日、1日3往復の運行を始めた。始発便の乗客は日ごとに増え、30日は約340人が列を作った。4台を運行したが、20人ほどが乗れず、仕方なくタクシーに乗り込む人もいた。

 同社は4月1日から、臨時バスの行き先を仙台駅から小鶴新田駅に変更する。所要時間は45分を予定し仙石線に接続。1日6往復に増やして始発も午前6時55分に早めるが、通勤客は当面不便を強いられそうだ。

 JR東日本は「東塩釜駅―仙台駅間は利用者が多く、バスではカバーしきれない」として代替バスは運行しないという。

 多賀城駅から仙台までは、多賀城市と宮城交通が1日二十数往復の臨時バスを運行中。これだけ走らせても多賀城駅の通常の1日の利用者約1万4000人に照らすと、需要に追い付いていない。市は「これ以上の増便は難しい」としている。(阿部信男、加藤伸一)

1145荷主研究者:2011/04/03(日) 15:21:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12030.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
仙台空港アクセス線、運転再開めど立たず「復旧には半年以上」

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倒壊した防護フェンスや流木などにふさがれたままの線路=30日、名取市下増田南原

 東日本大震災の津波で鉄道設備が浸水した仙台空港アクセス線(JR仙台駅―仙台空港)の被害状況の一部が30日、明らかになった。制御システムが全壊したほか、空港近くのトンネルは冠水したままで、被害の全容把握には相当な時間がかかるという。運行する仙台空港鉄道(名取市)は、全面復旧まで半年以上かかるとみている。

 高架駅の仙台空港駅はホームの浸水は免れたが、1階の運輸管理所と施設管理所が冠水し、運行を制御するシステムの機器類が破壊された。

 空港東側にあり、滑走路の下をくぐる570メートルの「空港トンネル」も全てが冠水。トンネル内は海水と土砂、流木などで埋まり、ポンプ車による排水作業が続いている。

 11日の震災発生時は、列車3本が運行中だったが、仙台、仙台空港の両駅に停車中だったため乗客にけがはなかった。

 空港の使用は現在、自衛隊や米軍による緊急物資輸送に限られる。空港側は国内線の一般旅客便の運行再開を見据え、応急的に1階を発着ロビーとして代用する方向で復旧作業を進めている。

 仙台空港鉄道は4月2日、代行バスの運行を始める。JR名取駅と美田園駅間で32往復、名取駅と仙台空港駅間で2往復を走らせる。

 仙台空港鉄道の斎藤進社長は「空港トンネル内の排水が完了しない限り、全体の被害状況が分からない。全線復旧まで半年以上はかかりそうだ」と話した。

 同日、アクセス線を視察した国土交通省東北運輸局の清谷伸吾局長は「被害の甚大さをあらためて認識した。一日も早い復旧のため、工事車両の燃料確保などを支援したい」と語った。

(橋本智子)

1146荷主研究者:2011/04/03(日) 15:23:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110331t12028.htm
2011年03月31日木曜日 河北新報
気仙沼―大島 航路再開

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 東日本大震災の影響で運航を見合わせていた気仙沼港と大島を結ぶ定期航路が30日、再開された。一部通行止めが続いていた宮城県内の高速道は規制が解除され、全ての車両が全線通行可能となった。大震災から20日目で、被災地と結ぶアクセスが大幅に改善、物資の輸送が加速する。

 大島航路は安全航行を確保するための航路調査や漂流物除去が済み、第1便が午前6時に大島を出港した。この日は8往復が運航され、島民らが荷物を抱えて乗り降りし、買い出しや親族らの安否確認に利用した。

 三陸自動車道の鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)―登米東和IC間(45.3キロ)は午前6時、一般車両の規制が解除された。補修工事のため通行止めとなっていた三陸道と仙台東部道路にまたがる利府ジャンクション(JCT)―仙台若林JCT間の上り線も、午後2時から全車両の通行が可能になった。

 JR東日本は30日、常磐線岩沼―亘理間の再開を、当初の4月下旬から4月中旬に早めると発表した。「復旧工事の資材調達のめどが立ったため」(仙台支社)という。

 東北のJR各線の復旧、復旧見込みは表の通り。東北新幹線は一ノ関―盛岡間が4月8日に、仙山線山寺―山形間が4月1日に再開される。

1147とはずがたり:2011/04/04(月) 19:08:37

福島県、校庭1428か所で放射線量測定
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110404-OYT1T00726.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故を受け、福島県は4日、避難指示が出ている同原発の半径20キロ・メートル圏内を除く県内すべての小中学校などの校庭1428か所で放射線量の測定を実施すると発表した。

 新学期を控え、保護者や学校関係者から「子供を屋外で遊ばせても大丈夫か」などの問い合わせが相次いでいるのを受けた措置。

 測定は5〜7日、各校庭で高さ1メートル前後と地表近くの空間放射線量を測定する。高い放射線量が測定された場合は、土壌を採取して詳細な調査を行う予定。

 県は測定結果を基に、体育の授業など屋外活動の可否を判断する。子供の屋外活動について安全とされる放射線量の規定がないため、県は国に基準を示すよう求めている。
(2011年4月4日17時13分 読売新聞)

1148とはずがたり:2011/04/04(月) 21:15:19

飯館村に屋内退避を提言 京大助教ら、現地で放射線量調査
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011040490161402.html
2011年4月4日 16時14分

 福島第1原発事故で、屋内退避地域外にありながら高レベルの放射性物質が検出されている福島県飯館村で、支援にあたる糸長浩司日本大教授らが、子どもや妊婦を汚染の低い地域のコンクリート家屋に避難させることや、道路や建物を除染することなどを村に提言した。

 京都大の今中哲二助教や広島大の遠藤暁准教授ら研究チームが3月28、29の両日、現地で放射線量を調べたところ、大気中で1時間当たり30マイクロシーベルトの高い値を示す地点があった。村は原発から30〜50キロ離れている。

 調査では村南部の比曽川沿いで毎時10マイクロシーベルトを超える放射線量が観測され、最も高い地点では道路上で毎時24マイクロシーベルト、隣接する牧草地で毎時30マイクロシーベルト。この地点で1カ月間屋外にいた村民は、避難すべきだとされる計50ミリシーベルトの外部被ばくを受ける計算になる。

 周辺で採取した土壌からは、放射性のヨウ素やセシウムを検出。セシウム137は1平方メートルあたり218万8000ベクレルという高濃度だった。放射線量は、木造家屋の中では40%、車内で80%、コンクリートの建物の中では10%にまで遮蔽(しゃへい)されることも分かった。

 今中助教は「毎時10マイクロシーベルト以上の地点で生活している人もおり、驚いた。被災者への対策に役立ててもらいたい」と話した。

 飯館村では、国際原子力機関(IAEA)が1日、日本側が土壌から検出した放射性物質の数値を独自に分析し、政府に「平均値は避難基準を下回ったが、状況を注視してほしい」と伝えていた。

(中日新聞)

1149とはずがたり:2011/04/06(水) 14:59:56

ボランティア団体「相馬救援隊」立ち上げ 旧藩主子孫の兄弟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000022-khk-l07
河北新報 4月6日(水)14時31分配信

 東日本大震災に伴う津波で沿岸部が壊滅的な被害を受けた福島県相馬市で、旧相馬藩主の子孫が地元のためにボランティア団体「相馬救援隊」を立ち上げ、食料や衣類を被災住民に届けている。

 救援隊は、北海道大樹町で牧場を経営する相馬行胤(みちたね)さん(36)と、陽胤(きよたね)さん(35)の兄弟が東京都内の友人らと結成した。インターネットなどで物資の提供や運搬協力を呼び掛け、トラック数台で東京都内の倉庫から相馬市まで運んだ。
 福岡市で会社を経営する陽胤さんは「震災報道を見て居ても立ってもいられず、相馬に戻った。何かできることはないかと救援隊を結成した」と話す。
 兄、行胤さんは34代目に当たる。毎年7月に開かれる国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」の総大将を務める家柄で、兄弟ともに地元で「若殿」と呼ばれ、親しまれている。
 北海道と相馬を行き来しながら、これまでに東京から4度、支援物資を集めた。事務所代わりの相馬中村神社に運び込んだ物資は、市内の避難所や隣の新地町や南相馬市にも配られた。
 物資不足はある程度解消されたものの、現在も相馬市内では、約1900人が避難生活を送る。救援隊は今後、沿岸部の復興など長期的な支援を視野に入れる。
 今年は相馬藩の居城、相馬中村城開城から400年。相馬野馬追は週末開催に変更されるなど、転機の年だ。「野馬追は飢饉(ききん)や太平洋戦争の時も中止しなかった。災害になんか負けない」と、陽胤さんは力強く前を見る。(加藤敦)

最終更新:4月6日(水)14時31分

麻生元首相が相馬市慰問 相馬家の縁で
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/7466

東日本大震災:麻生元首相、相馬市で地元産野菜を味わう /福島
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1191-1195

1150とはずがたり:2011/04/06(水) 20:40:18
>>1147-1148

福島県の校庭放射線、浪江町と飯舘村で高測定値
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110406-OYT1T00904.htm

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、県内の小中学校などの校庭で放射線量を測定している福島県は6日、調査済みの結果を発表した。

 5日に測定した31市町村計537か所の速報値をまとめた。

 それによると、測定値が高かったのは浪江町と飯舘村。地面から高さ1メートルの地点では、浪江町で毎時23・0マイクロ・シーベルト、飯舘村で同14・0マイクロ・シーベルトが最高値だった。一般の人が自然界以外で浴びてもよいとされる年間許容量は1000マイクロ・シーベルト。

 測定は7日まで、県内55市町村1652か所で実施。県は、結果を基に子供たちの屋外活動の可否を判断する方針だが、現状では基準がないため、国に基準を示すよう求めている。
(2011年4月6日19時22分 読売新聞)

1151荷主研究者:2011/04/09(土) 17:16:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110401t75046.htm
2011年04月01日金曜日 河北新報
山形新幹線の運転再開 奥羽線、東北線一部区間も

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20110331028jd.jpg
福島―新庄間で運転を再開した山形新幹線つばさ。鉄路の復旧が進んでいる=31日、JR福島駅

 東日本大震災で運転を見合わせていた山形新幹線が31日、20日ぶりに福島―新庄間で運転を再開した。同区間の奥羽線も復旧した。4月中旬に全面再開を予定する東北線も同日、仙台―岩切間で運転を始めるなど、鉄路の復旧が進んでいる。

 山形新幹線の一番列車となった山形発のつばさ332号は午前10時16分、約20人を乗せて福島駅に到着。新幹線ホームがタイルなどが落下して使えないため、奥羽線のホームに滑り込んだ。

 暫定ダイヤだが、新幹線と奥羽線の復旧で福島から山形経由で青森までつながった。自宅のある山形市から、震災後初めて福島市に入った福島学院大短期大学部教授の沢井昭男さん(75)は「交通手段が復旧し安心した。学校の復興に頑張る職員や学生をねぎらいたい」と話した。

 宮城県内では、東北線の仙台―岩切間が、仙石線あおば通―小鶴新田間に続いて運転を再開。年度末とあって仙台駅は、久しぶりに改札を通る通勤客らで混雑した。

 普段は一駅先の陸前山王駅を利用するが、未通のため岩切駅から乗り込んだという多賀城市の会社員加藤ゆりさん(32)は「自宅から仙台市内の会社まで自転車で1時間かけていたので、くたくただった。部分的な開通でも助かる」と喜んだ。

 JR東日本によると、8日に一ノ関―盛岡間で運転を再開する東北新幹線は、4月下旬までに全面再開の予定で、仙山線も4月中旬に全線で運行を始める。常磐線岩沼―亘理間は4月中旬の再開を見込んでいる。

1152荷主研究者:2011/04/09(土) 17:17:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t75039.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東日本は1日、東北線福島―岩沼間を7日に再開すると発表した。岩沼―仙台間が2日に再開し、いずれも暫定ダイヤでの運行になる。また、3日に全線復旧する陸羽東線はほぼ通常ダイヤでの運行。4日に再開する仙山線仙台―愛子間の運行本数は通常の7割程度になる。
   ◇
 宮城交通(仙台市)は4日、仙台―気仙沼間の臨時バスを1往復から6往復に増便する。運賃は片道1800円。仙台―釜石線も同日、岩手県交通との共同運行で再開する。2往復の通常運行で片道3200円。JR利府駅―岩切駅間の臨時バスはJR線の運転再開に伴って4日いっぱいで運行を終える。

 仙南交通(仙台市)とタケヤ交通(宮城県川崎町)は4日、JRの亘理駅西口(同県亘理町)と岩沼駅東口(岩沼市)間を結ぶ臨時バスの運行を始める。JR常磐線の運休が続いているのに伴う対応。岩沼方面行きは13便(土日・祝日6便)、亘理方面行きは16便(同6便)。JR東北線の復旧に伴い、名取駅(名取市)―仙台市地下鉄長町南駅(太白区)間で運行していたバスは1日で終了した。
   ◇
 三陸鉄道(盛岡市)は1日、臨時で3往復運行していた北リアス線の久慈―陸中野田間を5往復に増便した。無料運行は3月31日で終了し、当面は1〜2割引きの料金で運行する。

1153荷主研究者:2011/04/09(土) 17:18:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t72037.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
東北、製造業再興へ一歩 パナ仙台・旭化成石巻・関自工岩手

 東北の製造現場で、震災で停止していた生産を再開する動きが加速してきた。パナソニックは1日、宮城、福島両県の工場で生産を一部開始。東芝も同日、半導体製造子会社の岩手東芝エレクトロニクス(北上市)で、11日から生産を始める方針を発表した。

 パナソニックが再開したのは、デジタルカメラを組み立てる福島工場(福島市)と、ブルーレイディスクレコーダーの部品を製造する仙台工場(名取市)。

 震災で一部設備が壊れ、点検などをしていた。全面再開の見通しについて同社は「節電への協力もあり、まだめどは立っていない」と説明する。

 岩手東芝はシステムLSIの生産を開始する。建屋が震災で一部損壊、修復や製造設備の点検などを進めてきた。3月28日にはラインを動かし、最終チェックに入った。

 旭化成も4月5日から、携帯電話など搭載の集積回路の組み立てを担う子会社、旭化成パワーデバイス石巻事業所(石巻市)を部分的に稼働させる。

 停電、断水が一定程度解消され、破断した生産設備の配管の修理が終わったため。一部製品から手掛け「インフラの回復状況などを見ながら稼働範囲を広げていく」としている。

 トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)も1日までに、交換用バンパーなどの製造を再開した。セントラル自動車も宮城県大衡村の本社工場で既にプレス部品の生産を始めている。

 いずれの企業も全面再開には取引先の被災による部品不足解消などが不可欠で「調達に向けて東北各地を回っている」(あるメーカー)などとしている。

1154荷主研究者:2011/04/09(土) 17:20:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t12053.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
仙台・塩釜・石巻の3港 一般船舶入港可能に

 宮城県は1日、東日本大震災で被災した仙台、塩釜、石巻3港で一般船舶の利用を再開したと発表した。震災後、3港の岸壁利用は緊急物資輸送船に限定されていた。仙台港では8日、自動車運搬船が入港する予定で、復興に向けた物流の活性化が期待される。

 県港湾課によると、仙台港は全12岸壁のうち高松、中野、雷神の各埠頭(ふとう)の計8岸壁で接岸可能になった。海上保安庁が1日、航路と停泊地の水深を確認した。

 同港の復旧作業で、県は海底に沈んだコンテナ154個を回収した。依然として330個が残っているとみられ、今月中旬までに撤去し、さらに深い水深を確保する。

 震災後第1号の一般船舶は、名古屋から入港する自動車運搬船となる見込み。メーカー各社の完成自動車を積み、8日午後2時に中野埠頭3号岸壁に接岸する。

 石巻港は、全17岸壁のうち13岸壁の利用を再開した。港内の海底では一部に隆起した場所があり、今後しゅんせつして水深を確保する。塩釜港は全21岸壁で一般船舶が入港可能になった。

 県港湾課は「海上物流網の再開は復興を後押しし、地元の経済を元気づけるはず。今後は一日も早いコンテナ船の再開が大きな課題になる」と指摘した。

1156荷主研究者:2011/04/09(土) 17:32:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t13054.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
コンテナ回収本格化 仙台港高砂埠頭の復旧急ぐ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110402001jd.jpg
コンテナの回収が進められている仙台港高砂コンテナターミナル=3月31日、仙台市宮城野区

 東日本大震災で使用が停止されている仙台市宮城野区の仙台港高砂埠頭(ふとう)の復旧作業が本格化している。津波の直撃で打ち上げられたり、海底に沈んだりしたコンテナの回収が急ピッチで進む。埠頭は自動車部品などのコンテナ輸送拠点で、東北の企業活動の復興を左右する。宮城県は「2、3カ月で暫定利用の開始にこぎ着けたい」としている。

 長さ12メートル、高さ3メートルほどのコンテナが無秩序に転がる。広さ約21万6000平方メートルの高砂コンテナターミナルでは、重機によるコンテナ回収作業が行われている。

 港湾輸送大手の三陸運輸(塩釜市)の担当者は「自社扱い分だけで5000〜6000個が津波に見舞われた。他社も含めると、1万個以上が影響を受けた」と言う。

 作業は比較的順調だ。海中に沈んだ200個以上のコンテナの引き揚げは今月上旬には終わるとみられる。

 埠頭は1、2号の二つがあり、県によると積載能力5万トン級の大型船が入港できる2号は一部で陥没するなど激しく損傷したが、3万トン級までの1号埠頭は比較的軽微な被害で済んだ。

 県は荷物の陸揚げ用大型クレーンの一部が稼働すれば、1号埠頭での港湾機能を確保できるとみて、クレーンの電源設備の復活を急ぐ考えだ。

 東北の企業は震災で生産を停止したものの、再開の動きが目立ち始めている。高砂埠頭は部品輸送などの拠点で、早期復旧への期待は大きい。

 県港湾課は「本格的な物流回復に向けて整備に力を入れたい」と話す。

1157荷主研究者:2011/04/09(土) 17:39:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110402t11050.htm
2011年04月02日土曜日 河北新報
新次元の防災都市構築 仙台市が復興方針

 仙台市は1日、「震災復興基本方針」を策定した。「絆」と「協働」を基礎に日常生活の「安心」、経済と地域、仙台と東北の「再生」を目指し、暮らしや仕事の在り方を含めた新しい次元の防災・環境都市を再構築するとしている。

 避難所生活を送る被災者の支援策として今月上旬に避難所を集約し、プライバシーの確保など住環境を改善。職員や医療関係者が巡回して総合的な支援に当たり、5月上旬に始まる応急仮設住宅の入居につなげる。失業した被災者の緊急的な雇用確保にも努める。

 ライフラインや公共交通の早期回復を図り、都市ガスは4月中、地下鉄と市バスは5月中の全面復旧を目指す。

 津波の被害を受けた東部沿岸地域では、がれきの撤去や農業支援、防災面を重視した農地や集落の再生に力を注ぐ。住宅や地盤の損壊が目立つ丘陵住宅地域は地質調査を行い、安全性の確保策を検討する。

 復興を加速させるため、市長を本部長とする「震災復興推進本部」を設け、実務を担う専門組織を5月に新設。仙台と東北の再生に向け、各分野の具体策を網羅した「復興計画」を速やかにつくり、骨組みとなる「復興ビジョン」を5月中に、本計画を年度内に策定する。

 財政面では事業の延期や中止を念頭に、本年度予算を再編成する。東北一丸となって財政措置を伴う強力な支援制度の創設を国に求める。

1158荷主研究者:2011/04/09(土) 18:00:41

http://www.minyu-net.com/news/news/0401/news7.html
2011年4月1日 福島民友ニュース
山形新幹線が再開 東北線は中旬までに全線開通

在来線ホームから出発する山形新幹線=31日午前10時40分ごろ、JR福島駅

 山形新幹線は31日、震災から約3週間ぶりに運転を再開した。震災の影響で新幹線ホームの施設の一部が壊れ復旧作業が進められていることから、在来線ホームが使われた。作業は4月中旬に終わる見込み。

 JR東日本は31日、東日本大震災の影響で止まっていた東北線が4月中旬までに全線で再開すると発表した。全線開通により、支援物資や燃料など輸送網が大幅に改善されることになる。

 県内の東北線は郡山―本宮間が運転を始めている。本宮―福島間は4月5日再開の予定。郡山以南は安積永盛―郡山間が同2日、黒磯(栃木)―安積永盛間が同中旬までに復旧する。

阿武急、上旬から一部再開

 東日本大震災の影響で全線運休中の阿武隈急行(伊達市)は31日、4月上旬から被害の少なかった駅間での運転を再開することを発表した。福島―瀬上駅間など再開の見通しが立っていない区間もあり、バスなどの公共交通機関に乗り継ぎやすい臨時ダイヤで対応する予定。

 同社によると、4月上旬に保原―梁川駅間、中旬に瀬上―保原駅間、角田―槻木駅間が再開する見通し。

1159荷主研究者:2011/04/09(土) 18:22:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110403t13016.htm
2011年04月03日日曜日 河北新報
仙台―岩沼、再開見合わせ JR東北線 沿線ビルに危険箇所

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110402022jd.jpg
JR東北線岩沼―仙台間の運転見合わせを受け、南仙台駅に向かう代替バスに列をつくる乗客=2日午前7時25分ごろ、岩沼市の岩沼駅

 JR東日本は2日、暫定ダイヤで運行再開を予定したJR東北線岩沼―仙台間の運転を始発から見合わせ、一部区間をバスの代替輸送に切り替えた。線路脇の建物に危険箇所が見つかったのが原因。JR東日本仙台支社は撤去工事を始めたが、3日も同区間の運転再開の見通しは立っていない。

 同区間は午前5時30分仙台発の始発列車から運行を再開する予定だった。名取市の館腰駅の南約200メートルの線路脇にあるビルの一部が、線路側に落ち掛かっているのを社員が発見。午前6時すぎに南仙台―仙台間の折り返し運転に切り替え、岩沼―南仙台間はバス輸送で代行した。午後には折り返し区間が名取―仙台になった。

 仙台支社は「1日の点検では安全と判断したが、崩落が進み、運転を取りやめた」としている。

 館腰駅から仙台市の勤務先に向かう途中だった名取市の派遣社員女性(52)は「3月はほとんど仕事に行けなかった。やっと職場に行けるようになると思ったのに」と語り、代替バスを待った。

 亘理町の避難所で暮らす両親に会うため、深夜バスで訪れた横浜市の細田明さん(49)は「仙台駅で電車に乗ったが、南仙台駅で降ろされ、タクシーで岩沼まで来た。こんなに混乱しているとは思わなかった」と話した。

1160荷主研究者:2011/04/09(土) 18:26:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110404t12072.htm
2011年04月04日月曜日 河北新報
仙山線、仙台―愛子間再開 JR通勤網が徐々に回復

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110404038jd.jpg
一部で運転が再開されたJR仙山線。愛子駅のホームには久しぶりに乗客の姿が戻った=4日午前8時ごろ、仙台市青葉区愛子

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110404-y1.jpg

 JR仙山線が4日、仙台―愛子間(15.2キロ)で運転を再開した。仙台駅を通る在来線は既に東北線が岩沼―岩切間で、仙石線があおば通―小鶴新田間で、それぞれ部分再開している。仙台圏の通勤通学網となっている在来線3線は、いずれも一部区間ながら機能が復活しつつある。

 久しぶりに乗客を迎え入れた仙山線愛子駅。いつもの平日より乗客は少なかったものの、窓口には運転休止期間中の定期券の払い戻しを受ける人の列ができ、駅員4人が対応に追われた。

 仙台三桜高3年の柴田純伶さん(17)=仙台市太白区秋保=は1日から、新入生歓迎式典の準備のために登校している。「ガソリン不足で家の車で送ってもらえず、バス停まで30分歩き、バスに1時間乗って登校していた。授業が始まる前に運転が再開されてよかった」と喜んだ。

 北仙台駅まで利用する会社員の岩渕孝司さん(39)=青葉区錦ケ丘=は「震災後は臨時バスを使っていたが、混雑で2時間かかることもあった。時間が読めるので電車は助かる」と話した。

 愛子駅では、臨時バスに分散したこともあってか、まだ乗客は平常時の半分以下。愛子駅の矢口康夫駅長は「学校が始まれば以前の状態に近づくのではないか」と話している。

 仙山線の運転再開で、仙台駅を通る在来線3線は、それぞれ一部区間ながらもネットワーク機能を回復しつつある。台原駅(青葉区)以北が不通で混雑が続く市地下鉄南北線も「(路線が重なる)在来線の復旧の影響で一部に若干の混雑緩和がみられる」(市交通局)という。

1161荷主研究者:2011/04/09(土) 18:30:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110405t75015.htm
2011年04月05日火曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東日本は4日、常磐線岩沼―亘理間の運転を12日に再開すると発表した。合わせて亘理―相馬間で代行バスを走らせる。また、仙山線の全面再開予定を今月中旬から同下旬に変更した。盛り土流失に伴う復旧工事が難航しているため。東北線は福島―岩沼間が7日、松島―小牛田間が9日に再開する。

 ◇

 宮城交通(仙台市)は5〜8日、JR松島駅―大崎市鹿島台(鎌田記念ホール)、松山駅間に臨時バスを運行する。JR東北線松島―小牛田間の運転が再開されるまでの対応。鹿島台間は1日7往復で片道500円、松山間は4往復で片道600円。ダイヤなど詳細は同社のホームページに掲載する。連絡先は022(771)5310。 仙台市交通局は5日、折り返し運行していた市バス根白石線を、始発便から全区間で走らせる。根白石線は道路状況が悪く、金森橋―泉岳少年自然の家間の運行を見合わせていた。詳しい運行ダイヤは市交通局のホームページや各バス停の時刻表に掲示している。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

1164荷主研究者:2011/04/20(水) 00:18:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t13029.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
勝山ボウル10日閉鎖 施設、大きな被害

 飲食・不動産業の勝山企業(仙台市)が仙台市青葉区の勝山ボウリングクラブを10日付で閉鎖することが6日、分かった。東日本大震災で天井や壁など、施設が大きな被害を受けて営業継続を断念した。

 ボウリング場については、隣接するスケート場跡地を含む土地とともに住友不動産への売却が決まっていた。勝山企業によると、営業は2012年3月まで継続予定だったが、復旧に多額の費用と時間を要することから、閉鎖時期を早めたという。

 勝山ボウリングクラブは1972年6月、東北最大規模のボウリング場としてオープン。当初は1、2階合わせて88レーンあった。

 2002年からは1階にスーパーの西友がテナントとして入り、2階の60レーンで営業。震災後は営業を休止している。

1165荷主研究者:2011/04/20(水) 00:19:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t73037.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
JR東北線・福島―岩沼間再開 新幹線、12日福島に

 JR東北線は7日、東日本大震災で運転を見合わせていた福島―岩沼間が再開した。既に仙台―岩沼間は運行しており、仙台と福島を結ぶ在来線が復旧した。12日にも東北新幹線の那須塩原―福島間が再開する見通しで、仙台と東京が在来線と新幹線による鉄路で結ばれる。

 JR東日本仙台支社によると、東北線福島―岩沼間は快速も復活。福島―白石間は通常ダイヤで、白石―岩沼間は通常の95%の運行本数を確保する。仙台―岩沼間は通常運行。

 9日には仙台―岩沼間が他在来線の運休に伴う旅客増に対応し、一部列車を増便する。同日、松島―小牛田間も再開。4月中旬に黒磯―安積永盛間と小牛田―花泉間がそれぞれ運転を再開し、全線が復旧する見込み。

 東北新幹線も7日午後、運休区間のうち一ノ関―盛岡間で運転を再開。4月下旬の福島―一ノ関間の復旧で、全線再開となる見通しだ。
   ◇
 警察庁の7日午前10時のまとめで、震災の死者は宮城、岩手など12都道県で1万2596人、行方不明者は宮城、岩手、福島など6県で1万4747人となった。死者・不明者は計2万7343人。宮城県警によると、県内の死者は7680人。

 被害が大きい東北3県のうち宮城以外の死者は岩手3687人、福島1168人。

1166荷主研究者:2011/04/20(水) 00:22:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t11027.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
仙台地下鉄、29日全面再開 台原―泉中央 工事1ヵ月短縮

 仙台市交通局は6日、東日本大震災の影響で運休している地下鉄南北線台原―泉中央駅間の復旧工事を約1カ月間短縮できるめどが立ったとして、29日の始発から全線で運転を再開すると発表した。

 運行ダイヤはラッシュ時を除き、おおむね通常に戻る見通し。市郊外の泉区と都心を結ぶ交通の動脈がようやく正常化。泉中央駅が最寄り駅となるユアテックスタジアム仙台で、29日に行われるサッカーJ1仙台のホーム開幕戦(浦和戦)にも間に合う形となる。

 市交通局によると、地下鉄の被害は泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての高架区間約1キロに集中。七北田川の橋脚と八乙女駅上屋の損壊が特に激しいため、当初は5月末の全線開通を見込んでいた。

 早期復旧を模索する市交通局は、東北運輸局とJR東日本に協力を打診。新幹線高架橋の震災復旧工事でノウハウを持つJR東日本から技術的な助言と業者の仲介も受け、短期間で十分な強度が得られる工法に変更したという。復旧事業費は概算で約11億円。

 全線運転再開に伴い、台原―泉中央駅間と台原―黒松駅間で代替運行する無料バスは28日で終了する。午後8時半発となっている最終バスの運行時間の延長は、乗務員が確保できないため不可能という。

1167荷主研究者:2011/04/20(水) 00:23:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t12021.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
車運搬船きょう仙台へ 販売店向け まずホンダ

 東日本大震災で被災し、民間の物流機能が停止していた仙台港(仙台市宮城野区)に7日、震災後初めて一般貨物船が入港する。

 入港するのは、ホンダ車約440台を積載した自動車運搬船「さやま2」(2926トン)。四日市港(三重県)から横浜港を経由して、7日正午ごろに仙台港に入る。

 8日にはトヨタ自動車、ダイハツ工業、スズキの完成車など約430台を積んだ自動車運搬船「清和丸」(1万5781トン)が午後2時に入港する予定。

 両船とも中野埠頭(ふとう)3号岸壁に接岸し、販売店向けの完成車を降ろす。

 宮城県港湾課によると、震災発生後、緊急支援物資以外の荷物を積んだ一般船舶が仙台港に入るのは「さやま2」が初めて。3月31日までは支援物資運搬船のみが入港可能だった。

 これまで、仙台港内の航路では、流出したコンテナや自動車などが海中の334カ所で確認された。5日までに322カ所で引き上げなどの作業が完了。14岸壁のうち、中野3号を含む9岸壁で接岸が可能になった。

 県港湾課は「定期航路の自動車運搬船が運航を再開することで、本格的な物流機能、企業活動の回復が期待できる」と見ている。

 松島港(宮城県松島町)では5日、海中に沈んだ養殖いかだや船の撤去作業が始まった。

 県は、航路や停泊水域の水深を早急に確保し、観光客受け入れに向けて、地元観光協会が求める20日までの作業終了を目指す。

1168荷主研究者:2011/04/20(水) 00:24:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110407t12020.htm
2011年04月07日木曜日 河北新報
県営工業用水道、月内全通 仙台港は中旬にも

 東日本大震災で被害を受けた宮城県営工業用水道が6日、今月中に企業への送水を全面再開できる見通しになった。操業が再開できない企業も多いが、県は「県経済の復興に向け、企業活動の再開を支援したい」と強調している。

 県は、復旧が遅れている仙台港以北の送水管約10キロの状態確認を急いでいる。広域上水道に比べ破損は少なく、完全復旧は仙台港地区が4月中旬、多賀城・七ケ浜・塩釜港地区で4月下旬となる見込み。県企業局によると、6日現在、契約企業73社中57社(78%)への送水が可能になった。使用を始めたのは態勢が整った43社(59%)。一部では当面、清掃用に使われているとみられる。

 大津波で被災した企業が多い多賀城・七ケ浜・塩釜港地区では契約15社のうち、送水できるのは2社。仙台港地区では、契約企業の8割に当たる14社への送水が可能になったが、既に使用しているのは5社にとどまっている。

 仙台卸商団地・名取地区では、漏水箇所の修復が5日に終わり、全面復旧した。これら以外の地区は既に送水可能になっていた。

 契約企業は、自動車や電子精密機器、飲料など業種が幅広い。伊藤直司公営企業管理者は「工業用水は、電気などと並ぶライフライン。企業活動のいち早い再開は、県経済の復興にもつながる」と全面支援する方針だ。

1169とはずがたり:2011/04/20(水) 17:22:45
被害を受けた野蒜と東名から駅が無くなるので無理とは思うけど野蒜のこの迂回を止めて山側に短絡して貰いたい。出来れば高架+複線で。やれば出来るヽ(`Д´)ノ
http://yj.pn/DiVb91

序でに,仙塩港に次ぎ仙石の中間点に重化学工業地帯を狙って大久保(利通)の野蒜築港を今一度復活させて東名・野蒜はその支線として存続させてもよいぉ(*´ー`*)

JR仙石線・小鶴新田―東塩釜再開 多賀城駅の通勤風景戻る
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t13035.htm

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR仙石線の小鶴新田―東塩釜間が19日再開し、あおば通―東塩釜間での運行を始めた。沿線の多賀城駅や本塩釜駅も利用できるようになった。
 仙台市内を除いて沿線で最も利用者が多い多賀城駅。早朝から、定期券を払い戻したり、新たに購入したりする客が窓口に列をつくった。
 運行本数は暫定ダイヤで通常の85%程度だが、多賀城市の会社員佐藤真志さん(29)は「昨日までは30〜40分並んで仙台駅までの臨時バスに乗っていたので、やっと楽になった。余震で再び運休にならないことを願う」と話す。同市から通学する仙台白百合学園高2年の山王智世さん(16)と板宮千尋さん(16)も「きのうから学校が始まり、これまで通り一緒に通えるので良かった」と改札口をくぐった。
 仙石線全線50.2キロのうち、運転を再開したのは17.2キロ。残る東塩釜―石巻間33キロについてはレールなどの損傷が激しく「再開のめどは立っていない」(JR東日本仙台支社)という。


2011年04月19日火曜日

1170小説吉田学校読者:2011/04/23(土) 09:59:29
時事通信は「善意もありがたいが、ちょっと多すぎ」という趣旨で報じ、そういう側面もあると思うが、「ランドセルはやや余る程度きてしまったが、ランドセルが結果として必要なくなってしまったので、余りが増えた」という側面もあるのではないかと思いました。辛い記事です。

ランドセル大量に余る=全国から続々、行き場失う−「送る前に連絡を」・東北自治体
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011042300024

 東日本大震災の被災地で、全国から贈られたランドセルが大量に余っている。食料や衣服と違い、通常1個を使い続けるランドセルは必要な数に限りがあり、自治体の担当者は「気持ちはありがたいが、善意を無駄にしたくないので、送る前に確認の連絡をしてほしい」と呼び掛けている。
 岩手県釜石市には、全国のNGOや小学校を卒業したばかりの個人から、2500個以上が届いた。津波でランドセルを失った児童ら約500人に配り終えたが、受け取りをやめた4月以降も車や宅配便での寄贈が後を絶たず、約2000個が行き場を失っている。
 譲渡を持ち掛けた他の市町村も間に合っており、反対に「譲りたい」と言われたことも。事前の連絡なしに届けられるランドセルもあり、市教育委員会学事総務課長補佐の菊池拓也さん(50)は、「どうしたらいいか」と頭を抱える。
 宮城県にも全国から約5000個が届き、県内市町村の求めに応じて計約4000個を分配。約1000個が余ったため、無償提供を受ける予定だった大手小売店に辞退を伝えた。
 県教育庁スポーツ健康課長補佐の千葉章さん(50)は「せっかく贈ってくれたのに非常に心苦しい」と繰り返し、「1個でも2個でも渡したい。不足している学校などがあれば連絡をほしい」と話している。

1171荷主研究者:2011/04/23(土) 13:56:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110409t12034.htm
2011年04月09日土曜日 河北新報
仙台空港34日ぶり再開 羽田と伊丹臨時便

 東日本大震災で被災した仙台空港が、13日に一部国内線で運航を再開することが8日決まった。就航するのは羽田、大阪(伊丹)の臨時便。東北の空の玄関口は、大津波から34日ぶりに民間航空機を迎え入れる。

 市村浩一郎国土交通政務官が8日、宮城県庁内で明らかにした。

 臨時便は羽田4往復、伊丹2往復。日本航空が羽田便1往復、伊丹便2往復、全日空は羽田便3往復を運航する。所要時間は羽田便が1時間、伊丹便が1時間20分。ともにボーイング737―800型機で約170席。

 仙台の出発時刻は羽田便が午前9時半、午後0時半、3時半、5時。伊丹便は午前11時と午後2時。1番機は日航4721便で、羽田を午前6時55分に離陸、仙台には同8時に到着する。

 両社は20日までの臨時便としてダイヤを設定した。21日以降の運航予定は別途発表する。

 空港の運用は日の出から日没まで。大量のがれきが流れ込んだターミナルビルは停電中のため、照明やエックス線検査の電源には小型発電機を使う。従来の1階到着ロビーで乗降手続きをする。断水のため仮設トイレを設置する。

 県バス協会の加盟各社は、仙台駅発のシャトルバスを運行する。仙台空港鉄道は運休中の仙台空港アクセス線の代行バスを名取駅との間で運行している。

 村井嘉浩知事は8日、「東北の拠点空港である仙台空港の再開は、本県復興の象徴として県民を勇気づける。迅速な復興を促す基盤になることを期待したい」と述べた。

 津波にのまれ、広範囲で浸水した滑走路は、米軍と自衛隊が共同でがれきを撤去し、国と県はターミナルビル内のシステム修復などを急いだ。

 仙台―羽田線は休止した1985年以来、26年ぶりの復活となる。

1172荷主研究者:2011/04/23(土) 14:20:18
>>270-271 >>329
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110406/bsc1104061924016-n1.htm
2011.4.6 19:22 Fuji Sankei Business i.
仙台の半導体工場を前倒し閉鎖 米フリースケールが震災で

 半導体メーカーの米フリースケール・セミコンダクタは6日、今年12月末で閉鎖する予定だった子会社「東北セミコンダクタ」の仙台工場(仙台市泉区)について、東日本大震災による損傷が深刻なため、復旧作業をせず、前倒しして閉鎖すると明らかにした。

 フリースケール社日本法人によると、工場の従業員は約750人。期間を延長して給与を支払うなどの対応を取るとしている。

 仙台工場は1987年、東芝と米通信機器大手モトローラの合弁で建設された。フリースケール社は2004年にモトローラから分離して誕生。主に自動車や産業機械向けの半導体などを生産していたが、09年に生産拠点再編のため閉鎖が発表されていた。

1173荷主研究者:2011/04/23(土) 14:58:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110412t11004.htm
2011年04月12日火曜日 河北新報
県土再構築目指す 宮城県知事、復興基本方針を公表

 村井嘉浩宮城県知事は11日、県議会大震災対策調査特別委員会で、住宅の高所移転、漁港の集約再編などを盛り込んだ復興基本方針(素案)を公表した。知事は「元の姿に戻す原形復旧では到底、復興は果たせない」と指摘し、県土のグランドデザインの再構築を目指す考えを強調した。

 素案によると、2020年度までの10年間で復興を達成する。最初の3年を復旧期、次の4年を再生期、最後の3年を発展期と区分し、再生期までに震災前の姿に戻す。

 知事は「復旧期の3年間が肝心。復興に大きなはずみをつけたい」と強調。「どの季節、時間帯に災害が起きたとしても、命は助かる環境づくりが大前提」と述べ、海岸から離れた山を切り崩し、住宅地を整備する方針を明らかにした。

 水産業再生に関しては、漁港の集約再編や集積拠点の再構築などの検討を表明し、「多くの漁港が地盤沈下し、元に戻すとなると膨大な経費がかかる。復興対象の取捨選択を考えざるを得ない」との認識を示した。

 農業の土地利用や営農計画を抜本的に見直し、稲作から施設園芸への転換、畜産の生産拡大を盛り込んだ。

 県は素案をたたき台に、新設する有識者懇話会、既設の富県宮城推進会議などで議論。被災地の市町長とも意見交換し、8月をめどに復興計画を策定、県議会9月定例会に議案として提出する。

1174荷主研究者:2011/04/23(土) 15:02:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110412t12048.htm
2011年04月12日火曜日 河北新報
東京―仙台間、鉄路復活 JR東北線・新幹線が運行を再開

 東日本大震災と余震の影響で運転を見合わせていた東北線の福島―仙台間が12日、運転を始めた。東北新幹線の東京―福島間も同日、運転を再開し、これに伴い山形新幹線も全線で復旧した。福島―仙台間では、東北、山形両新幹線に接続する臨時快速「新幹線リレー号」が運行を始め、東京と仙台を最短約3時間で結ぶ鉄路が復活した。

 宮城県内の在来線は7日深夜の余震以来、全線で運転を見合わせていた。12日は常磐線の仙台―亘理間も再開し、仙台駅には久しぶりに通勤客の姿が戻った。出張で東京に向かう大崎市の会社員南生清一さん(46)は「新幹線が復旧しなければ、山形からの空路を考えていた」と言いながら、新幹線に乗り継ぐためのリレー号に乗りこんだ。

 ただ、この日も午前8時すぎの地震で東北新幹線が一時、運転を停止するなど、余震の影響が心配された。新幹線と在来線を乗り継いで仙台まで来た横浜市の会社経営白木栄次郎さん(59)は「途中、トンネルの中で5分ほど停車した。余震でどうなるか分からないので、まだ時間に余裕を見ていないといけませんね」と話していた。

1175荷主研究者:2011/04/23(土) 16:03:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110413t53015.htm
2011年04月13日水曜日 河北新報
「日常戻ってきた感じ」 山形新幹線が全線復旧

上り一番列車のつばさ102号。福島駅からも首都圏へ向かう乗客らが乗り込んだ=12日午前7時30分ごろ

 東北新幹線東京―福島間の運行が再開した12日、山形新幹線も全線復旧し、震災から1カ月を経て福島、山形両駅が新幹線で東京と直結した。仙台駅から東京へ最短3時間でアクセスできるルートも確保され、鉄路の復旧が進んだ。

 上り一番列車となった山形新幹線つばさ102号は午前5時37分、新庄駅を出発。山形、福島を通って東京に向かった。

 法事で山形市を訪れていた茨城県牛久市の無職大宮勇二さん(70)は山形駅から乗車。「来る時はバスで8時間。ほっとした」と帰路に就いた。

 福島市の会社員小桧山英子さん(51)は通勤で郡山に向かうため福島駅から乗り込んだ。「震災後は車で1時間半かかっていた。日常が戻ってきた感じ」と話した。

 同日から東北線の臨時快速「新幹線リレー号」が福島―仙台間で運行を始めたこともあって、福島駅では乗り継ぎ客も目立った。東京に出張する仙台市泉区の会社員男性(34)は「やっと福島まで再開したので、まずは一安心」と先を急いだ。

 7日の余震以降、在来線全線が止まっていた宮城県内では、東北線に加え、常磐線亘理―仙台間も運転を再開。仙台駅に久しぶりに乗客の姿が戻った。岩沼―仙台間を利用した岩沼市の会社員森長力也さん(36)は「バスを利用していたが、通勤時間が3分の1に短縮される」と喜んだ。

1176荷主研究者:2011/04/23(土) 16:04:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t13040.htm
2011年04月14日木曜日 河北新報
生活情報/JR・バス/陸羽東線、16日全線再開

 陸羽東線は16日に全線再開し、小牛田―新庄間をほぼ通常通り運行する。石巻線小牛田―前谷地間は、17日に暫定ダイヤで運転を再開する予定。

 ◇

 宮城交通(仙台市)は14日、高速バス郡山線(郡山駅前―須賀川間)の運行を再開する。福島交通、JRバス東北もそれぞれ運行し、3社で計26往復の予定。

 宮城交通・ミヤコーバス(仙台市)は15日、JR本塩釜駅アクアゲート口とJR小鶴新田駅前を結ぶ臨時バスの運行を始める。1日6往復。連絡先は宮城交通022(771)5310。

 仙南交通(仙台市)は14日から仙台空港とJR仙台駅東口を結ぶ臨時シャトルバスを運行する。

 13日に運航が始まった20日までの国内線臨時便に合わせたダイヤで、1日6往復。連絡先は仙南交通022(242)1234。

1177荷主研究者:2011/04/23(土) 16:07:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110414t12030.htm
2011年04月14日木曜日 河北新報
「1ヵ月で運航とは」 仙台空港再開 社員ら感無量

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110414008jd.jpg
旅客機の運航が再開され、利用客で混み合うターミナルビル=13日午前8時10分ごろ、名取市の仙台空港

 仙台空港が再開した13日、ターミナルビルは航空関係者や利用客の歓喜の声に包まれた。東日本大震災の津波でがれきと泥で埋め尽くされ、誰もが早期復旧を諦めていた。万感の思いを乗せた旅客機が1カ月ぶりに復興の大地に着陸した。

 1番機が到着する15分前、駐機場には「ご搭乗ありがとうございます」の横断幕を掲げる約40人の日本航空社員が並んだ。流れる涙をぬぐいながら着陸を待つ女性スタッフの姿もあった。

 苦しい1カ月間を振り返り、多くの社員がこみ上げる思いをこらえた。日航仙台空港所の柴原雄太所長は早朝、従業員にげきを飛ばした。「お客さまを安心させるためにも笑顔で出迎えよう。泣き笑いでもいいから、にこやかに」。

 日航1番機の尾翼に刻まれたのは赤い鶴の「鶴丸」。JAL再生の象徴に、被災地復興の願いを込めた。機長の大川博之さん(44)は「経営再建中のわれわれも頑張る。東北の皆さんも頑張って」とエールを送った。

 利用客も感無量の様子だった。「1カ月で運航にこぎ着けたことに驚いた。自然は恐ろしいが、人間の力はもっとすごい」と仙台市泉区の無職佐藤松雄さん(69)。中国・瀋陽で国際交流協会顧問を務める吉田登美子さん(64)は「空から地上を見て、言葉もなかった。中国の方からは『日本の復興を信じている』と激励の言葉を受けた」と涙ながらに語った。

 がれきの撤去に携わった在日米軍第35兵站(へいたん)任務部隊司令官のステーシー・タウンゼンド中佐(43)は「1番機の到着は素晴らしい。日米で一丸となって働いたチームワークの結果だ」と声を弾ませた。
(藤本貴裕、神田一道)

1178名無しさん:2011/04/23(土) 22:03:43
>>1170
ランドセルに限らないと思いますが、黙って送りつけるという側は何を考えてるのでしょうかね?

1179荷主研究者:2011/04/24(日) 15:05:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t13011.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
知の拠点爪痕深く 東北大、理科系学部中心に甚大被害

 東日本大震災では、東北大も多くの建物や研究設備が損壊した。国内外の大学や研究機関が、設備の開放や留学生の受け入れを申し出るなど、支援の輪が広がっている。だが、被害規模があまりにも大きく、今後の研究活動に影響が出るのは避けられそうにない。

■火災またも
 なぎ倒された書棚、1メートル以上もずれ動き、横倒しになった実験設備や器具。東日本大震災で受けた東北大の被害は、実験設備を抱える理科系学部で特に大きかった。「地震のダメージは大学にとっても、学生にとっても計り知れない」と、東北大大学院理学研究科の福村裕史研究科長(理学部長)は言う。内部がぐちゃぐちゃになり、火災も発生した理学研究科の化学棟(1972年落成)に大震災の爪痕を見る。

 最上階の8階。そこで地震に遭遇した飛田博実教授(無機化学)は水素ボンベが倒れ、「シュー、シュー」と音を出して漏れるのを耳にしながら避難した。幸い爆発は免れたものの、身の毛のよだつ思いだった。

 78年の宮城県沖地震の際、化学棟では4階と7階の研究室から出火した。今回の震災でも7階が火事になった。

 「危険な薬品類を扱う化学の研究施設は低層階の建物にすべきだ」。それが、2度の大地震を経験した飛田教授が導き出した結論だ。

 1階や2階の低い階が火事になると、上の階は逃げられなくなる。そのため、危険物を扱う研究室ほど上層階に配置されがちだが、上層階ほど揺れは大きく、出火の可能性が高まるからだ。

■再開見えず
 火事になった7階西側、機能分子化学研究室の薬品室に足を踏み入れた。広さ20平方メートル余りの部屋は全体が黒こげになり、割れた瓶が散乱する。

 化学消火剤のものと思われる異臭は、地震から1カ月たっても残る。出火原因ははっきりしていないが、排気設備付近の燃え方が激しかった。

 「室内には1000種類ぐらいの試薬があったが、果たしてどれだけ使えるかは分からない」と清水宗治講師。5月になったら研究を再開する予定だったが、「今月7日の余震で振り出しに戻り、見通しが付かなくなった」と肩を落とす。

■2億5000万円
 「研究への影響という点では、停電で実験サンプルが壊滅した研究室や、測定機器が壊れた研究室の方が大変」と清水講師が連れて行ってくれたのは、有機分析化学研究室の5階にある装置室。

 「見てください。定価で言えば、あの核磁気共鳴装置(NMR)が5000万円ぐらい、こっちの質量分析計は8000万円ぐらいかな」と山下修治助教。研究室の被害はざっと2億5000万円に上るという。

 「抗がん剤の候補になる化合物を研究しているが、分子構造がきちんとできているかどうかを調べるのにはどちらの装置も欠かせない」と言う。

 NMRは化学棟に計8台あるが、1台は完全に壊れ、廃棄が決定。修理で数カ月以内に使える見通しなのが3台、半年ほどかかるのが4台だという。

■補助金暗雲
 山下助教は「この先、測定機器の使用が制約を受けるのだから、研究の質は3分の2でも妥協せざるを得ないかもしれない」と考え始めている。

 さらに、やりたい研究よりもやれる研究テーマ、あるいはお金の掛からない機器で実験できる研究テーマに修正することも、現実問題として必要になりそうだ。

 大震災が研究に与える影響は中長期的にも想定される。

 「研究成果を上げなければ、新たな科学研究費補助金の獲得が難しくなりかねない」と語るのは、理学研究科化学専攻長の美齊津(みさいづ)文典教授(理論化学)。被災地の大学には、大学設備の復興予算だけでなく、研究費配分の上でも配慮が求められる。(長谷川武裕)

1180荷主研究者:2011/04/24(日) 15:05:48
>>1179 続き

◎施設提供、共同研究 国内外支援の輪

 大震災による研究設備の破損や研究中断を心配して、東北大には国内外からさまざまな支援の申し出が寄せられている。

 国立大学協会(浜田純一会長)は3月30日、各大学に対し、被災した学生や大学院生が避難先の大学で履修した科目について、所属する大学の単位として認定するよう要請。さらに研究スペースの提供や機器の共用なども呼び掛けている。

 東北大大学院理学研究科の花輪公雄教授(地球物理学)は「避難のため宮城県外の実家などに帰った学生が勉強できるよう、全国の多くの大学が図書館などの施設を開放してくれている。この先、実験設備が壊れた研究室は、他の大学施設を借りたり、共同研究の形で支援を受けたりすることもあるだろう」と、広がる支援の輪に感謝する。

 海外の大学や研究機関からも数多くの支援が寄せられている。

 「研究室の被害で研究への影響を避けるため、急きょ、大学院博士課程2年の学生を米国の大学に留学させる方向で話を進めている」と言うのは理学研究科の寺田眞浩教授(反応有機化学)。「学費などの経費は米国側が負担してくれる。欧米の大学や研究機関は、災害支援に加え、この際、日本の優秀な研究者を招きたいという考えもあるようだ」とみる。

 工学研究科では、人間・環境系実験研究棟など3棟が立ち入り禁止となっている。大学側はプレハブの建設などで対応することにしているが、やはり研究へのダメージは避けられそうにない。

 大震災の余波は、東北大の問題だけではない。計画停電に象徴される電力不足で、膨大な電力を使う物理系の測定施設は稼働できない状態に陥っており、海外への「研究疎開」や「頭脳流出」は今後、他の大学にも広がり、かなりの規模で進む可能性がある。

1181荷主研究者:2011/04/24(日) 15:06:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t13020.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
東北大、770億円被害 28棟・7000機器損壊

 東北大は15日までに、東日本大震災による被害状況をまとめた。学生2人、入学予定者1人が津波で死亡、宮城県女川町の農学研究科付属施設など28棟が、建て替えが必要な状態となった。実験機器約7000台も損壊。被害総額は計770億円に及び、研究活動に大きな支障が出そうだ。

 亡くなったのは発生当時、名取市内にいた農学部4年と経済学部1年の女子学生。農学部に入学予定だった陸前高田市の女子高校生も死亡した。学生約500人が家屋流失の被害に遭った。

 研究施設など建物の被害額は約440億円。建て替えが必要な28棟のうち、女川町の農学研究科付属複合生態フィールド教育研究センターなど16棟は津波で全半壊した。

 仙台市青葉区の青葉山キャンパスの工学研究科人間・環境系実験研究棟、川内キャンパスの東北アジア研究センターなど12棟は応急危険度判定で危険と判定され、立ち入り禁止となった。ほかにも多くの施設で全面改修が必要になっている。

 研究機材では、仙台市太白区の電子光理学研究センターで、高速の電子線を発生させる粒子加速装置(約13億円相当)が損壊し使用不能となったほか、各研究科の電子顕微鏡や、大学病院の診療機器なども破損し、計330億円の被害が出た。

 調査を終えていない施設や7日の余震の被害が明らかになれば、被害額はさらに膨らむ可能性がある。今後、文部科学省の調査を経た上で、4月中にも建て替えや改修に着手する方針だが、復旧までには3年近くかかる見込み。

 研究活動を継続できるよう、仮設の実験棟を早期に整備するほか、他大学の施設の使用などに向けた調整を進めている。

 講義は被害を免れた施設を活用し、4月下旬から順次再開する。遅れた分は夏休みを短縮する形で対応する方針だ。

 東北大は「早急に復興計画をまとめ、施設の再建を進めたい。被災した学生への経済的支援や自宅を流された学生への寮のあっせんなどの対応も急ぎたい」としている。

1182荷主研究者:2011/04/24(日) 15:16:19
>一時期、佐大商店の敷地が仙台市の都市計画道路予定地に組み込まれた
これは「川内南小泉線」のことだろうか。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110416t12039.htm
2011年04月16日土曜日 河北新報
仙台「堤焼」登り窯無残 損傷激しく修復困難

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登り窯の被害状況を確認する佐藤さん=6日、仙台市青葉区

 東日本大震災では、300年以上の歴史を持つ仙台の伝統工芸「堤焼」の登り窯も損傷した。仙台市青葉区堤町に唯一現存する窯は、6基のうち3基が倒壊。旧仙台城下の庶民の暮らしを伝える貴重な遺産だけに、関係者は胸を痛めている。

 登り窯は1918(大正7)年築造。トンネルの形をした間口1.6メートル、奥行き5メートルの窯が階段状に連なる。上部の3基が崩れ落ち、残る3基にもひびが入った。窯の中に残されていた焼き物のかめや花びんも壊れた。

 窯元の佐大商店4代目佐藤はつみさん(80)は「崩れたれんがが脇の道路にまで散乱した。(1978年の)宮城県沖地震でも壊れなかったのに本当に残念だ」と肩を落とす。損壊が激しく、修復は技術的にも資金的にも難しいという。

 堤焼は、江戸時代に足軽たちの副業として始まり、最盛期の明治から昭和初期にかけて約60戸が携わっていた。

 戦後は都市化に伴って衰退。最後まで残った佐大商店の登り窯も78年に火を落としたが、はつみさんの夫で堤焼職人だった故達夫さんが「堤焼の文化を後世に伝えたい」として保存してきた。

 足軽町の歴史を伝える遺産として親しまれてきたが、一時期、佐大商店の敷地が仙台市の都市計画道路予定地に組み込まれた経緯もあり、文化財には指定されていない。

 市文化財課によると、指定文化財が損壊した場合は一定割合で修復費用の補助を受けられるが、佐大商店の登り窯は対象外だ。

 登り窯の保存や、堤町の歴史の伝承に取り組んできた市民団体「建築と子供たちネットワーク仙台」代表の渋谷セツコさん(59)は「旧城下町の暮らしを伝える市内では数少ない遺産だった」と惜しみ、「今後、地域の心のよりどころになるよう、少しでも修復して保存できる方法を模索したい」と話している。(菊池春子)

1183荷主研究者:2011/05/03(火) 01:18:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110419t12015.htm
2011年04月19日火曜日 河北新報
宮城に来月中全面集約 セントラル自が方針

セントラル新本社工場の敷地内で行われた朝礼。葛原社長らが製造再開への決意を語った=18日午前8時ごろ、宮城県大衡村

「品質の良い車の製造が宮城、東北復興の足掛かりの一つになる」と語るセントラルの葛原社長=18日午前、セントラル新本社工場

 セントラル自動車の葛原徹社長は18日、拠点だった相模原工場(相模原市)から宮城県大衡村の新本社工場への生産機能の全面集約を5月中に行う方針を明らかにし「(部品調達の回復を待ち)6月からフル生産体制に入りたい」と述べた。震災が東北の自動車産業に与える影響については「集積が加速することはあっても、後退はない」と強調した。同日、生産を再開した新本社工場で報道各社の取材に答えた。

 葛原社長によると、相模原工場で製造する小型2車種のうち「カローラアクシオ」は18日で製造を終え、19日に本社工場で生産準備に入る。従業員の勤務シフトの組み替えなどもあり、移管車種の生産開始は5月中旬となる見込み。

 残り1車種は4月いっぱいで生産自体を停止。同時に相模原工場を閉鎖し、同工場勤務の従業員400人の大半が大型連休中に宮城に異動する。

 葛原社長は工場の稼働状況について「5月中は5割程度」と説明。早期のフル稼働に関しては「部品供給の回復が前提となる」と語った。

 新本社工場の再稼働の意義について「品質の良い車を製造することが宮城、東北復興の足掛かりの一つになると思う」と話した。

 セントラルは震災後、トヨタ自動車から送られた大量の生活物資を被災地に届けてきた。18日からは社員10人以上をボランティアとして被災地に派遣しており「継続的に地域に貢献したい」としている。

◎「経済復興の希望」/部品メーカーも始動

 宮城県大衡村のセントラル自動車新本社工場と関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が完成車の生産を18日再開したのに合わせ、トヨタ自動車系をはじめ東北の部品メーカーも動きだした。各社は「裾野の広い自動車産業の再開は、東北の経済復興につながる。二つの完成車工場が早くフル生産体制に入ってほしい」と期待を寄せる。

 ブレーキ関連部品などを製造するトヨタ東北(宮城県大和町)はこの日、愛知県のトヨタの工場で代替生産されていた部品を含め、全面的に生産を再開した。

 桜井幸三常務は「東北の経済復興という希望になると信じ、ラインの正常化に取り組んできた。震災により素材や部品工場が集まる東北の重要性が、世界に認識された。東北の関連産業は今後、さらに発展できるはずだ」とみる。

 完成車工場の生産再開を「待ちに待っていた」とシート製造のトヨタ紡織東北(北上市)。大衡村の同社宮城工場も18日に再稼働し、幹部は「動ける事業所などが経済を回し、被災地の復興を支援したい」と話す。

 地元企業の喜びも大きい。金属部品メーカーの岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)は震災後の停電で操業を停止。自家発電で電力を確保し復旧を急ぐ一方、金型を取引先に預けて他社に生産を任せてまで供給責任を果たしてきた。

 横山広人常務は「完成車工場の再開で何百もの部品が動く。インパクトは大きい。東北への自動車産業集積の機運が再び高まる」と期待する。

 今後は5割にとどまる完成車工場の稼働率アップが鍵となる。車体部品などを手掛けるアイシン東北(金ケ崎町)の丹羽芳明常務は「まだ先は見えず、厳しい経営が続く。早くフル生産に戻ってほしい」と語る。

◎明るいニュース/宮城知事

 宮城県の村井嘉浩知事は18日の記者会見で、大衡村のセントラル自動車新本社工場の生産再開について「大変明るいニュースで、うれしく思う。一台でも多く車を造り、一人でも多く雇用してもらえるようにお願いしたい」と述べた。

 製造業振興を軸とした富県戦略の見通しに関しては「スピードが鈍る可能性はあるが、変更はない」と語り、企業誘致などに引き続き力を入れる考えを示した。

 岩手県の達増拓也知事も同日の記者会見で、関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)の操業再開について「待ちに待った再開で、非常に喜ばしい」と歓迎。達増知事は「地震の被害が岩手内陸部は小さくて済んだ。もっと部品工場を関自工の周辺に造ってもらえればいい」と強調した。

1185荷主研究者:2011/05/03(火) 01:24:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t73043.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
JR東北線が全線復旧 貨物の仙台―盛岡も再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110421023jd.jpg
全線で運転を再開したJR東北線。岩切駅にも通勤風景が久しぶりに戻った=21日午前8時40分ごろ

 東日本大震災と余震で運転を見合わせていたJR東北線は21日、仙台―一ノ関間と岩切―利府間が再開し、全線が復旧した。仙台駅に乗り入れる在来線の全線再開は震災後初。沿線の各駅は朝から通勤、通学客らで混雑した。

 ほぼ通常ダイヤで再開したが、復旧直後のため徐行運転を終日の予定で実施。JR東日本仙台支社によると、午前11時現在で上下線とも通常ダイヤより最大で約40分遅れ、計6本が運休した。

 利用客は身近な足の復活を歓迎した。岩切駅(仙台市宮城野区)から乗り込んだ同区の高校2年菊池成津美さん(16)は「きょうから新学期。再開はうれしい」と笑顔を見せた。

 東北線は震災後、安積永盛―松島間まで運転区間を広げたが、7日深夜の余震で再び運休。仙台まで通勤する宮城県利府町の会社員東條舞さん(37)は「2度目の運休はがっかりした。バス通勤は時間がかかり、再開は助かる。日常がだいぶ戻ってきた」と喜んだ。

 ほぼ同じ線路を使う貨物列車も21日、仙台貨物ターミナル―盛岡貨物ターミナル間が復旧。関東から北海道まで結ばれ、日本海側を迂回(うかい)していた貨物の輸送時間が大幅に短縮された。

 仙台圏では23日、仙山線が愛子―山寺間の運転を再開し、全線復旧する予定。

1186荷主研究者:2011/05/03(火) 01:25:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t13018.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 名取―美田園7月に再開

 東日本大震災で大きな被害を受け、運休している仙台空港アクセス線について、宮城県は20日、7月末をめどに名取―美田園駅間で運行を再開させる方針を決めた。名取駅でJR東北線に乗り入れ、仙台まで直通運転する見込み。9月末までに仙台空港駅までの全線開通を目指す。

 県によると、仙台空港駅1階の運行司令室は、機械類が津波で壊滅的な被害を受けており、運営会社の仙台空港鉄道は美田園駅に運行管理設備を仮設する。

 海水が流れ込んだ空港敷地内のトンネルでは、がれき撤去が完了。21日には排水作業も終わる見通しになった。

 アクセス鉄道の復旧事業費をめぐり、宮城県は鉄道事業者の負担をゼロにし、国がほぼ全額負担するよう国土交通省に要望している。

 県土木部は「アクセス線は空港利用者のみならず、地域住民の足を担っている。空港鉄道会社の復旧作業を全面的に支援し、一日も早い運行再開を目指す」としている。

 仙台―仙台空港間では現在、代行バスが運行されている。

1187荷主研究者:2011/05/03(火) 01:26:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110421t13033.htm
2011年04月21日木曜日 河北新報
生活情報/鉄道・バス

 JR東北線は、乗り心地向上を図る線路整備のため23、24、28日に一部区間で運休する。23、24日は小牛田―瀬峰間で午後0時20分ごろから同5時20分ごろまで、28日は白石―大河原間で午前9時15分ごろから午後2時15分ごろまで。運休中はバスで代行輸送する。

 ◇

 仙台空港鉄道は21日、運行を見合わせている仙台空港アクセス線のバス代行のダイヤを変更する。JR名取駅―仙台空港駅間を1日9.5往復から13往復に増便。名取駅―美田園駅間は、1.5往復減らし29.5往復にする。期間は21日〜28日。

1188荷主研究者:2011/05/03(火) 17:57:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110422t11021.htm
2011年04月22日金曜日 河北新報
仙石線でも「トモダチ作戦」 日米合同復旧作業始まる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110422010jd.jpg
自衛隊とともにがれき撤去作業を行う在日米軍の隊員=21日、東松島市のJR野蒜駅

 津波で甚大な被害を受けた東松島市のJR仙石線野蒜駅で21日、日米合同のがれき撤去が始まった。仙石線東塩釜―石巻間は膨大ながれきが残され、復旧のめどが立っていない。宮城県などが自衛隊に作業を要請し、米軍も加わった。

 初日は自衛隊の16人と在日米軍の約40人が作業に当たった。重機を用い人海戦術で、なぎ倒された樹木や電柱、がれきや泥を撤去していった。駅舎内では、作業開始時に1階天井近くまであったがれきが、1日でほとんど片付けられた。

 作業は10日間の予定で、野蒜駅と陸前小野駅の周辺で行われる。米軍側は魂を込めて作業を行おうと、今回の活動を「ソウル トレイン」作戦と命名した。

 作業を見守っていた宮城県松島町の会社員堺和敏さん(40)は「母の実家が野蒜駅近くにあったが、流されてしまった。仙石線は地域になくてはならない存在で、早く復旧してもらいたい」と話した。

 仙石線は、あおば通―東塩釜間で運行を再開している。

1189荷主研究者:2011/05/03(火) 17:57:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110422t11024.htm
2011年04月22日金曜日 河北新報
仙台市議会臨時会 300事業停止、復興へ充当

 仙台市議会は21日、臨時会を開き、奥山恵美子市長が東日本大震災の復旧復興費219億8500万円を増額する2011年度一般会計補正予算など12議案を提出し、質疑を行った。

 奥山市長は、津波で甚大な被害を受けた東部沿岸地区の復興を「仙台の新しい出発を象徴し、杜の都を全国に発信するもの」と強調。「防災機能をより高めた復旧、道路や緑地帯の整備のほか、安全な地域への集団的な移転を含め、総合的な見地から防災都市づくりを検討する」と述べた。

 福島第1原発事故への対応については「多くの市民が大きな関心を持っている。できる限りの情報を集めて迅速に提供し必要に応じて独自に検査したい」と言及した。

 中鉢裕財政局長は、11年度当初予算を見直した結果、現時点で約300事業、総額約177億円の執行を停止し、復興事業の財源に充てる考えを示した。

 地下鉄旭ケ丘駅前に整備する複合型公共施設に温水プールを設置する計画に関し、佐藤均市民局長は「震災で多くの施設に被害が生じた状況を考えると、極めて困難な状況にある」と述べ、プールの設置を中止し、施設自体の整備も再検討する方針を表明した。

1191小説吉田学校読者:2011/05/05(木) 19:24:35
港町の現実でもあるのですが、外国人研修生がいないと水産会社は経営がやっていけないという現状もあるのです。そして、東日本大震災はたしかに想定外だったかもしれませんが、我が国は台風もある。言葉の壁や災害に対する考えの壁を乗り越えて、災害時、避難させたり集団行動させるのが結構、大変なのだそうです。
この佐藤専務をはじめ、被災地ではこういう話がたくさんある。私が同じ立場になったら、同じ行動を取れただろうか。

東日本大震災 中国人研修生を誘導後、津波にのまれ死亡した水産会社専務の葬儀営まれる
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198822.html

 東日本大震災による大津波で死亡し、「女川の誇り」とたたえられた水産会社の専務の葬儀が5日、しめやかに営まれた。
 5日、宮城・女川町で水産会社の専務をしていた佐藤 充さんの葬儀がしめやかに行われた。
 葬儀に参列した人は、「(最期は)充さんらしいっていうか。本当に女川のために一生懸命尽くしてくれた方」、「自分を捨てて人助けしたのは、誇りでもある」などと語った。
 「女川の誇り」とたたえられた佐藤さんの行動への感謝の思いは、海の向こう、中国からも聞かれた。
 中国人は「(佐藤さんの)英雄としての魂は、永遠にわれわれの心の中に生き続けると思います」と語った。
 水産業の町・女川を瞬く間にのみつくした大津波。
 ウニの加工などを行う、佐藤さんの工場も被災した。
 そして震災当時、ここにはおよそ20人の中国人研修生がいたが、全員避難することができた。
 この時、佐藤さんは寮に住んでいた中国人留学生たちを高台に避難させた。
 佐藤さんに「もっと高台へ」と促された中国人研修生たちが、その後見た光景は、屋根の上で行き場をなくした佐藤さんだった。
 佐藤さんは、研修生たちを高台に避難させたあと、家族を捜しに戻っていた。
 その後、研修生たちは全員無事が確認され、帰国した。
 帰国した研修生は「佐藤さんがいなければ、わたしたちも今どうなっているのか、まったくわからない。死んでいたかもしれません」と語った。
 佐藤さんの行動はその後、中国メディアによって、「佐藤 充さんは中国人の心の中の英雄である」などと大きく報じられた。
 大連にある派遣元の会社では、祭壇が設けられ、佐藤さんの遺影が飾られている。
 さらにおよそ1,000万円の義援金が集まり、4月下旬、水産会社の社長を務める佐藤さんの兄たちに直接手渡された。
 葬儀に参列した人は「(佐藤さんに)見守っていただいて、よくやったなと将来いわれるような町にしていけるよう、みんなで頑張っていきたい」と語った。

1192荷主研究者:2011/05/07(土) 16:44:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110423t11003.htm
2011年04月23日土曜日 河北新報
道路・鉄道に堤防機能 復興まちづくり方針 宮城県

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 宮城県は東日本大震災の復興まちづくりで、沿岸部の道路や鉄道を全て盛り土構造とし、堤防機能を持たせる方針を固めた。津波の再来を前提とした対策で住宅地は内陸側に移転する。堤防に囲まれた集落「輪中」に似た市街地を形成し、津波の防御効果を高める。(1面に関連記事)

 道路や鉄道を盛り土構造にするイメージは図(1)の通り。海側から防潮堤、国道・県道クラスの道路、高速道路、鉄道と幾重にも「堤防」を設け、市街地の手前で津波を食い止める。

 県は今回の津波で、盛り土構造だった仙台東部道路、常磐自動車道が堤防機能を発揮し、道路より内陸側の浸水が軽微だったことに注目。平野が広がる県南部を中心に輪中の形成が減災に効果があると判断した。

 まちづくりでは津波で浸水した区域は原則、住宅地としない方針も固めた。住宅地や病院、役所などの市街地機能は丘陵地などに移転。被災した鉄道はルートを見直し、新市街地への新駅設置も視野に入れる。

 住宅地を移転するイメージは図(2)の通り。水産地域は漁港近くに加工場を設けざるを得ないが、職場と住まいを可能な限り分ける「職住分離」を進める。被災鉄道のルート見直しは22日からJR東日本と協議に入った。

 農地は浸水や地盤沈下で復旧が困難で、国による土地の買い上げを提案し、緑地公園などの緩衝地帯にする。農業は稲作から施設園芸への転換のほか、畜産の生産拡大を図る。

 水産業は県内に大小約140カ所ある漁港を3分の1から5分の1に集約して再編し、新しい経営方式を導入する。

 「エコタウン」の形成も意識。家庭用蓄電池や燃料電池の普及を図り、環境配慮型のまちづくりを推進する。太陽光発電やバイオマスエネルギーを活用し、災害時の非常電源を確保する。

 村井嘉浩知事は23日、政府の復興構想会議に出席し、方針を説明する。

1193荷主研究者:2011/05/07(土) 16:53:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110426t13037.htm
2011年04月26日火曜日 河北新報
東北新幹線東京―仙台再開 復興へ期待広がる

JR仙台駅の新幹線ホーム。震災後初めて、乗客の姿が戻った=25日午前8時30分ごろ

 東北新幹線福島―仙台間が再開した25日、1カ月半ぶりに東京―仙台間が新幹線で直結した。震災で被害を受けた仙台駅の新幹線ホームも復旧し、乗客の姿が戻った。首都圏と結ぶ大動脈の復活に地元では震災復興への期待感も広がった。

 仙台駅の新幹線ホームには、朝から列車を待つ人の列ができた。静岡県に出張する名取市の会社員山本輝幸さん(32)は「運転再開が早まって新幹線を使える」と喜んだ。福島まで通勤する仙台市宮城野区の地方公務員山崎麻知子さん(30)は「不便だった生活が元に戻りつつある感じ」と、上り列車に乗り込んだ。下りの一番列車の乗車率は始発の東京駅で40%。出張で仙台を訪れた東京都港区の会社員関洋二郎さん(26)は「震災後は夜行バスで仙台まで2往復した。これからは日帰りできる」と再開を歓迎した。

 この日、上りの一番列車をホームから見送ったJR東日本の里見雅行仙台支社長は「震災後、仙台駅にとって一番うれしい日だ」と語った。

 東北新幹線は昨年12月4日に東京―新青森間が全線開業、3月5日に新型車両「はやぶさ」が投入された。交流人口の増加など経済効果への期待が膨らむ中、同11日の震災で出はなをくじかれただけに、地元経済界も再開を歓迎した。仙台商工会議所の間庭洋専務理事は「待望の再開だ。復興の原動力はヒト。ヒトが動けばモノ、カネも動く。経済的に大いにプラスで復興に弾みがつく」と全線復旧に期待した。

◎運休や遅れ/1万3000人に影響

 東北新幹線は25日、新白河―白石蔵王間で午後1時半ごろから断続的に停電が発生し、東京―仙台間で運転を停止。午後6時10分に運転を再開したが、運休や遅れが相次いだ。

 区間運休を含め上下線計21本が運休し、22本が最大3時間36分遅れ、約1万3000人に影響が出た。同区間では点検作業で、再開後の午後7時20分すぎにも約30分間、運転を一時休止した。

 JR東日本によると、福島駅北側で架線の一種の保護線がたるみ、通常の架線と接触し、ショートしたとみられる。震災で切れ、補修した箇所だったという。保護線は過電流などが流れた場合に逃がす役目がある。

 仙台駅では、駅員に事情説明を求める乗客の姿が見られた。横浜市の自宅に戻るという主婦野村貴子さん(48)は「飼い犬と一緒なので、車内に持ち込める新幹線で帰るしかない」と、うんざりした表情。大宮に出張する仙台市若林区の会社員吉田幸弘さん(31)は「再開初日なのでトラブルは仕方ない」と話した。

1194荷主研究者:2011/05/07(土) 16:56:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110426t13049.htm
2011年04月26日火曜日 河北新報
“震閑”仙台・国分町正念場 スナック・高級店直撃

人通りが戻り始めた国分町。スナックや高級店は震災の影響で苦戦を強いられている=25日午後10時30分ごろ、仙台市青葉区

 東日本大震災は、東北一の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)にも打撃を与えた。スナックやバーは利用客の激減などで、閉店に追い込まれるケースが出ている。居酒屋といった一部店舗で食事をする復旧事業関係者が増えるなど、回復傾向も表れてきており、関係者は「ここ数カ月が踏ん張りどころ」とみている。

 3月末に営業を再開した国分町2丁目のスナック「ふらっと」は、来店客が震災前の2割程度にとどまる。

 オーナーの屋代恵子さん(56)は「常連客は震災後の仕事に奔走し、ほとんど来ない。賃料や光熱費はこれまでの蓄えで何とか不足分を補っている」と嘆く。

 入居するビル内では経営を諦めた店もある。屋代さんは「うちも閉めようかと悩むが、それではお客さんに申し訳ない」と必死だ。

 酒類卸売・不動産業のカネサ藤原屋(仙台市)も影響の大きさを痛感する。自社所有や管理を担うビル20棟に入るテナント約500軒のうち、10軒が閉店や半年後の解約を決めた。4月分家賃の全額免除など支援策を打ち出したが、「他にも約20軒が解約を視野に対応を検討している」という。

 自粛ムードや余震への不安、公共交通機関の復旧の遅れなどが客足に響いているとの見方が関係者には多い。バーなどのほか高級料理店も厳しいとされ、国分町で複数店を経営する銀たなべが25日、約5億円の負債を抱えて事業を停止した。

 地震の揺れで店内に大きなダメージを受け、再開できない店もあると言われる。

 先行きが全く見通せないわけでない。地元町内会関係者らでつくる一般社団法人「国分町街づくりプロジェクト」の荒川雅光副理事長は「(復興に携わる)応援組が食事には来ている。スナックや高級店はしばらく厳しいが、人通りは少なくない」と説明する。

 藤原屋も酒類など国分町向けの売り上げが震災前の7割程度まで回復した。佐藤裕司社長は「復興の本格化で建設関係者をはじめ大勢の人が宮城、仙台に流入する。今後2、3カ月で元に戻り、その後は震災前より良くなるだろう」と期待を込める。

1195荷主研究者:2011/05/07(土) 17:00:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110429t12025.htm
2011年04月29日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄、きょう全線開通 通常ダイヤで運行

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28日まで運行していた無料代替バス。地下鉄に乗り継ぐ利用客で長蛇の列ができていた=仙台市青葉区の台原駅

 仙台市地下鉄南北線(14.8キロ)は29日、東日本大震災の影響で運休している台原―泉中央駅間4.3キロの運転を再開し、全線開通する。

 市の南北を貫く大動脈はようやく復活し、泉中央駅が最寄り駅となるユアテックスタジアム仙台で同日行われるサッカーJ1仙台のホーム開幕戦にも間に合った。

 27日未明に台原―泉中央駅間で試験運転を行い、安全を確認した。再開後は平日168本、休日145本の通常ダイヤで運行する。

 南北線は震災3日後の3月14日、富沢―台原駅間で運転を再開した。残る区間のうち、泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての高架区間約1キロで高架橋の橋脚部分にひびが入ったり、八乙女駅の上屋を支える柱のボルトが損傷したりしたため、復旧に時間がかかっていた。

 当初は5月末の全線開通を目指していたが、JR東日本の技術協力を得て短期間で強度を得られる工法に変更したため、工期を大幅に短縮することができた。

 市交通局は28日まで、台原―泉中央駅間と台原―黒松駅間で代行輸送する無料バスを運行。宮城交通や愛子観光バス、みちのく観光の協力を得て、平日600便、休日300便を走らせた。

 市交通局の保科学交通事業管理者は「多くのお客さまにご迷惑を掛けたが、何とか早期復旧にこぎ着けた。JRや民間バス事業者の協力に感謝したい」と語った。

1196荷主研究者:2011/05/07(土) 17:04:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110429t13024.htm
2011年04月29日金曜日 河北新報
命懸け33台のバス守る 業務受託の宮交社員

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救出したバスを見つめる山家さん(右)ら=28日、仙台市若林区の霞の目営業所

 東日本大震災後に津波の直撃を受けた仙台市交通局岡田出張所(宮城野区)で、33台のバスが奇跡的に被災を免れた。運行業務を受託している宮城交通社員の所長らが、決死の覚悟でバスを内陸部に移動させたことが功を奏した。

 海岸から約3.5キロの距離にある岡田出張所は市東部路線の運行を担う。激しい揺れに襲われた3月11日、山家洋二所長(50)がまず命じたのは、バスを津波から守ることだった。

 運行中の27台は、霞の目営業所(若林区)に向かうよう指示。出張所にあった7台も内陸部へと走らせた。全てのバスが出張所を出たのは午後3時40分ごろ。その8分後、高さ約3メートルの濁流が平屋の出張所を襲った。

 中にいた山家さんら5人は首まで海水に漬かり、十数時間後に全員屋外へ脱出した。

 避難中のバス1台が津波に巻き込まれたものの、33台は助かった。代償として、出張所にあった社員の車44台は津波に流された。

 心を痛めた市交通局の保科学交通事業管理者は今月28日、霞の目営業所を訪れ、職員からカンパした200万円と感謝状を山家さんに手渡した。

 保科管理者は「命懸けで車両を守っていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べた。

 宮城交通は2008年度に市から運行業務を受託。出張所を起点とする10路線25系統の運転業務を請け負っている。

 山家さんは「公共交通を担う者として、どうしてもバスを流されたくなかった」と話した。(神田一道)

1197荷主研究者:2011/05/07(土) 17:07:15

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110429/bsc1104290503005-n1.htm
2011.4.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
空港復旧、熊谷組の献身 慎重な作業、早期再開へ奮闘

仙台空港のがれき撤去は米軍や自衛隊も大きく貢献した=3月24日

 東日本大震災でターミナルビルや滑走路に甚大な被害を受けた仙台空港が今月13日、わずか1カ月あまりで国内線の就航再開にこぎ着けた。きょう29日からは就航時間が夜間にも拡大する。「復興のシンボルにしたい」。異例ともいえるスピード復旧の裏には、こうした思いで作業に打ち込んだゼネコンや空港関係者らの姿があった。

 就航再開まもない今月中旬、宮城県名取市と岩沼市にまたがる仙台空港に飛んだ。到着直前に窓から地上を見渡すと、家屋や自動車、がれきの山が目に飛び込んできた。予想以上の惨状だった。しかし降り立った滑走路と仮設のロビーは、1カ月前に大津波が襲ったとは思えないほど、整然としていた。

 「復旧をお願いしたい」

 3月12日未明、熊谷組東北支店に一本の電話がかかってきた。電話の主は仙台空港ビルの担当者。熊谷組は1997年に開業した空港ビルの施工を担当していた。被災状況が気がかりだった営業担当の水野賢司・お客様相談室長ら2人は、急いで空港に車を走らせた。

 夜明けとともに空港の惨状が明らかになった。滑走路と空港ビルの1階部分が水に没し、空港は完全な「陸の孤島」と化していた。

 水野室長らが空港内に入れたのは、ある程度水が引いた14日になってからだった。

 1階には大木や自動車、家屋が大量に流れ込んでいた。いつもの空港とあまりにもかけ離れた光景。われに返った2人は必要な資材の確認作業に取りかかった。

 「1日でも早く」。熊谷組と協力企業は、がれきなどの撤去と同時に、被害が大きくなかった国内線の到着口に臨時の発着ロビーを設置する作業に精力を注いだ。

 その作業は、照明がなく作業は日中に限られるなど、普段とは勝手が違った。現場責任者は作業者の士気の高さを頼もしく思いながらも「力みすぎると危険だ。2次被害があっては元も子もない」と繰り返した。作業は慎重かつ迅速に進められた。

 仙台空港は東北地方の拠点空港で、国内線と国際線を合わせた年間の利用客は約279万9000人、貨物取扱量は約1万3500トン(いずれも2009年)。名実ともに東北の要だ。

 それだけに滑走路などを管理する国の動きも速かった。緊急物資の輸送拠点にするため、自衛隊や米軍などが急ピッチでがれきなどの撤去にあたった。3月末には3000メートルの滑走路全体が使用可能になった。

                   ◇

 ■経済拠点 9月の全面復旧へ全力

 国土交通省東京航空局仙台空港事務所の大坪守仙台空港長は「米軍の力は大きかった」と振り返る。こうした尽力もあって民間機就航への道も大きく開ける。国交省は、空港ビルの復旧状況もみて、就航再開日を4月13日に決めた。

 「これならいけるぞ」

 全日本空輸仙台空港所の猪木康正所長は、がれきの山が撤去され、日に日に変わる空港の風景に、胸が高ぶった。

 猪木所長は3月下旬、本社から早期復旧の特命を帯びて現地入りした。「(復旧に)何が足りないか。わからなければ、新しい空港を作るつもりで対応しろ」。旅客、貨物、運航、整備などの各部門に指示を飛ばして回った。

 そして4月13日、国内線の一部で民間航空機の就航が再開した。全日空の旅客担当、佐口香奈さんは「やっと青い飛行機(全日空機)が仙台空港に来た」と熱くなる目頭を押さえつつ利用客を迎えた。

 現在、仙台空港は日本航空と全日空合わせて東京・羽田、大阪・伊丹間の計8往復の就航。国内線1日40往復と国際線週40往復という震災前の水準にはほど遠い。しかし、仙台空港ビルの伊藤克彦社長は「東北の復興のシンボルとして、一定の役割は果たせた」と、張りつめた顔を一瞬緩めた。

 発着ロビーで利用客に話を聞いた。鹿児島に単身赴任中の仙台市泉区の会社員、坂口憲人さん(58)は「あんなに被害が出たのに、1カ月間で復旧したのはすごい。がんばってくれている」と笑った。思いは通じていた。

 仙台空港では9月の完全復旧を目指し、懸命の作業が進められている。29日からは発着可能な時間帯が午後9時半まで拡大。就航便も計9往復に増える。

 現在、最優先なのは冠水した電源系統の復旧。同時に、今後の津波対策の検討も重ねられているところで、作業は着々と進められている。

 「空港は経済活動の拠点になる。1カ月間で暫定復旧できたことを糧に、半年といわず早期の全面復旧を目指す」(伊藤社長)。東北の戦いはまだ続く。(中村智隆)

1198荷主研究者:2011/05/07(土) 17:22:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t73017.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
大動脈 待望の復旧 一番列車エールで出迎え

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震災から50日目に全線復旧した東北新幹線。「はやぶさ」も運転を再開した=29日午前10時50分、JR仙台駅

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仙台市地下鉄の全線で運転が再開され、泉中央駅はサッカーの観戦客や買い物客らで混雑した=29日午後0時30分ごろ、仙台市泉区

 春の大型連休に合わせて東北の大動脈が帰ってきた。29日、東日本大震災で分断されたJR東北新幹線が全線復旧。乗客は歓迎し、沿線の観光地はにぎわいの復活に期待を膨らませた。

 新青森駅に午前11時9分、東京発の一番列車が到着。青森高の生徒がエールで出迎えた。東京から弘前市に帰省した横浜市の会社員須藤貴子さん(29)は「休日と全線再開が合って良かった」と語った。観光で来た東京都文京区の会社員鈴木達朗さん(29)は「弘前の桜が楽しみ」と笑顔を見せた。

 青森県では、大型観光宣伝活動「青森デスティネーションキャンペーン(DC)」が23日に始まった。青森DC推進委員会の林光男会長は「全線復旧でDCに弾みがつく」と期待をかけた。

 はやぶさも運転を再開し、仙台駅では親子連れらがカメラを構え、到着を待った。

 東京都杉並区の主婦山下香代子さん(50)は夫が仙台に単身赴任している。「震災後初めて仙台に来た。はやぶさに乗ったのも初めて。徐行の時もあったが、快適だ」と述べた。

 さいたま市の会社員男性(42)はサッカー観戦で訪れた。「観戦するかどうかは新幹線次第だったのでうれしい。宮城県松島町の友人宅もお見舞いに訪ねたい」と会場に向かった。

 東北新幹線は本震と余震で1750カ所の設備に被害が出た。JR東日本の清野智社長は運休区間として最後に残った仙台―一ノ関間を視察するため、仙台発の下り一番列車に乗った。「復旧作業に当たった人に感謝する。東北、日本を元気にしたい」と話した。

◎仙台市地下鉄も全線再開 始発ホーム乗客戻る

 仙台市地下鉄南北線が全線再開した29日、泉区の泉中央駅には49日ぶりに利用客の姿が戻った。市民は市北部と中心部とを結ぶ動脈の復活を喜び、地下鉄関係者はさまざまな思いを胸に始発列車を見送った。(1面に関連記事)

 同駅は午前5時すぎにシャッターが開き、十数人の利用客が切符を買ってホームに向かった。千葉県の実家に帰省する泉区の会社員大竹一也さん(51)は「大型連休に間に合って良かった。定時運行する鉄道の再開は助かる」と話した。

 29日はサッカーJ1仙台のホーム初戦があり、昼すぎの駅では黄色いユニホームを着たサポーターの姿が見られた。

 青葉区の会社員砂越貴之さん(37)は「車窓から(チーム本拠地の)ユアテックスタジアム仙台が見えた時、涙が出そうになった。地下鉄とサッカーがこんなに早く元に戻るとは思わなかった。うれしい」と感激した様子だった。

 勾当台管区駅長の桜田宏さん(53)は70人の駅務員とこの日を待ち望んだ。泉中央駅で午前5時35分の一番列車を見送り、「感慨無量だ。運休中、代替バスに我慢して乗っていただいたお客さま全員に感謝したい」と語った。

 始発列車は市交通局運転課の佐々木剛さん(50)が運転した。「身が引き締まる思いで運転した。地下鉄の再開で市民が元気づけられ、復興が早まってほしい」と述べた。

1199荷主研究者:2011/05/07(土) 17:24:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13016.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
仙台地下鉄が全通 台原―泉中央の工事完了

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仙台市地下鉄が全線復旧し、J1仙台が本拠地開幕戦を迎えたユアテックスタジアム仙台の横を車両が行き交った=29日午前10時ごろ、仙台市泉区

 東日本大震災で被害を受け、区間運行していた仙台市地下鉄南北線は29日、台原―泉中央間で復旧工事が完了し、運転を再開した。地下鉄の運行再開で通勤・通学の手段は震災前の状態に戻り、市中心部と泉中央とを結ぶ幹線道路の渋滞緩和も期待される。

 この日は、休日の通常ダイヤで運行。昼すぎには、ユアテックスタジアム仙台(泉区)で行われたサッカーJ1仙台の本拠地開幕戦を観戦する大勢のサポーターや親子連れらで混雑した。

 南北線は、震災3日後の3月14日に富沢―台原間で運転を再開した。運休区間のうち、特に泉区の八乙女駅周辺から泉中央駅にかけての約1キロの被害が大きく、橋脚にひびが入ったり駅舎の柱のボルトが損傷したりしたため、復旧が手間取っていた。

 当初は5月末の全線開通を目指したが、JR東日本の技術協力を得て工期を大幅に短縮した。

 地下鉄で、J1仙台の観戦に訪れた奥山恵美子市長は「大型連休前の再開は難しいと思っただけにとてもうれしい。市民に不自由をかけ、バスの乗り換えに協力してもらったことに感謝している」と語った。

1200荷主研究者:2011/05/07(土) 17:24:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13014.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
JR気仙沼線が一部再開 前谷地―柳津間

 東日本大震災で運転を見合わせていたJR気仙沼線の前谷地―柳津間(17.5キロ)が29日、3月11日の本震発生から49日ぶりに運転を再開した。

 当面は暫定ダイヤの運行で、午前6時台〜午後8時台に1日7往復する。通常の8割程度の運行本数となる。同区間の運転再開に伴い、涌谷―柳津間を走っていた代行バスは28日で運行を取りやめた。

 残る柳津―気仙沼間(55.3キロ)については、駅舎や線路が流失するなど被害が大きく、「再開のめどは立っていない」(JR東日本仙台支社)という。

1201荷主研究者:2011/05/07(土) 17:27:57
ほほぉ。どのような区間に走らせるつもりなのだろうか…。
>次世代型路面電車(LRT)を走らせるアイデア

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t11028.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
石巻、3ゾーンで被災地整備 宅地は堤防・盛り土で防御

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 宮城県石巻市は29日、市街地再整備の指針となる「新都市構想」を明らかにした。津波が直撃した海岸部や旧北上川河口付近に「公園」「工業」「水産加工」の3ゾーンを設定。宅地は移転した上で、堤防と盛り土した道路の二重の防御で被災を防ぐ考えを示した。

 復興基本計画作成に当たっての参考案として示した。市は5月中に被災者を対象にしたアンケートを実施し、転居希望など住民の意向を把握し、構想に反映させる。

 構想は石巻工業港周辺に「工業ゾーン」、石巻、渡波両漁港の背後地に「水産加工ゾーン」、旧北上川河口付近の南浜町・門脇町などに「公園ゾーン」を設けた。

 既存の中心商店街や蛇田地区は「商業ゾーン」、開成地区の総合運動公園周辺は「防災拠点」に位置付けた。海岸周辺は原則的に人が住まないエリアとし、防波堤と盛り土した道路を造って住宅や病院、学校がある「住居ゾーン」に津波が流れ込むのを防ぐ。

 各ゾーンを結ぶ避難路と緊急輸送路を整備し、太陽光発電など自家発電装置を備えた避難ビルを建設する。

 市街地には幼稚園と老人介護施設を併設する複合施設や、店舗と公共施設も兼ねた中層住宅などを整備し、地域コミュニティーの形成を促進する。次世代型路面電車(LRT)を走らせるアイデアも盛り込んだ。

1203荷主研究者:2011/05/07(土) 18:29:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t13037.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
仙台市地下鉄南北線 駅上の道陥没、渋滞深刻

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陥没で中央の車線を規制している地下鉄南北線五橋駅上の愛宕上杉通。歩道側の車線は、仙台市立病院の駐車場に入る車でふさがっている=27日午前10時、仙台市青葉区五橋

 東日本大震災によって、仙台市では中心部のあちこちで幹線道路が陥没した。とりわけ被害が大きかったのは、仙台市地下鉄南北線の駅や線路の上にある道路。震災から50日を過ぎて、今も交通規制が続く区間もある。

 大規模な陥没が発生したのは南北線の12の地下駅のうち勾当台公園、五橋(青葉区)、長町一丁目、長町、長町南(太白区)の5駅の地上。長町一丁目―長町間上の市道(旧国道4号)の被害も大きかった。

 五橋駅上の片側3車線の県道愛宕上杉通では、上下線とも中央車線に亀裂が入っている。この区間は上下線とも約100メートルが通行規制され、渋滞も深刻化。市交通局などはバスの運行ルートと停留所を規制区間から移動させたが、渋滞は解消していない。

 27日は午前9時すぎから仙台市立病院の駐車場利用者の車で歩道側車線が埋まり、1車線しか通行できず、渋滞は仙台駅まで1キロ近く続いた。

 宮城野区の特別養護老人ホームの女性職員(27)は「普段は30分かからないのに、1時間以上並んでいる。診察の予約時間を過ぎてしまった」といらだちを募らせた。

 仙台市は同区間の補修工事を25日から始め、工期は5月下旬までを予定しているという。

 長町一丁目―長町間上の市道は、100メートル以上にわたり道路が陥没した。応急的な補修は終わったが、道路は今もゆがんでおり混雑が続く。

 他に長町一丁目、長町両駅の地上にある歩道と車道の分離柵が、それぞれ50メートル以上陥没。勾当台公園駅の上でも、歩道の点字ブロックや勾当台公園の一部が陥没した。

 市交通局によると、1987年に開業した南北線の地下駅は、全て地表から掘り下げる工法で建設。長町一丁目―長町間なども同様の工法を採用した。他の区域は横穴を掘り進める工法だったという。

 道路の陥没について周辺住民からは「地下鉄工事で道路を掘っていた。(78年の)宮城県沖地震では被害がなく、地下鉄工事の影響ではないか」(長町の自営業者)と推測する声も上がる。

 市交通局は「建設から20年以上になるが、過去に大きな陥没があったという報告は聞いていない。共同溝などの埋設構造物もある。地下鉄建設との因果関係は現段階では分からない」と話している。(神田一道、門田一徳)

1204荷主研究者:2011/05/07(土) 18:31:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110430t12046.htm
2011年04月30日土曜日 河北新報
仙台・壱弐参横丁が苦境 震災から50日、都市ガス不通

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都市ガスの不通で多くの飲食店が苦境に陥っている壱弐参横丁=28日午後0時20分ごろ

 昭和のレトロな雰囲気をとどめる仙台市青葉区一番町2丁目の「壱弐参(いろは)横丁」の飲食店が、苦境に陥っている。東日本大震災から50日以上たっても都市ガスの供給が再開せず、営業に深刻な影響を及ぼしているからだ。廃業を決めた店もあり、「このままでは横丁が滅びる」との声も出ている。

 横丁を管理する中央市場商業協同組合(荒井美和子組合長)によると、営業する飲食店62店のうち、57店が都市ガスを使用。震災で地下のガス管が寸断され、東西入り口付近の計4店を除き、供給再開のめどは立っていない。

 鉄板料理が看板の居酒屋を経営する種沢和五郎さん(55)は「火力の弱いカセット式コンロでは料理の味が落ち、値段を下げざるを得ない。客足も遠のき、経営は限界」と頭を抱える。

 親の代から60年以上もラーメン店を経営してきた長谷川荘治さん(72)は「1978年の宮城県沖地震の時は石油バーナーで営業を続けたが、今は消防法の規定で許可が下りず、休業を余儀なくされている」と嘆く。古い建物が入り組む横丁では、プロパンガスも使えないという。

 壱弐参横丁の建物は礎石の上に載っているだけの簡素な造り。「いわば原始的な免震構造」(パソコン店主)のおかげで地震による建物被害はほとんどなかった。その一方で規模の小さな店が多く、日々の営業が命の綱。天ぷらを揚げることができず、廃業を決めた専門店もある。「ガスさえ通れば」との声が渦巻く。

 店主らは市ガス局に仮設管の設置を陳情しているが、ガス局は慎重。壱弐参横丁ではガス管と水道管を市、下水管を組合が担当して一度に更新する計画がある。しかし、組合執行部が提案した下水道工事の施工業者や施工方法について、震災前にあった総会で「工事金額が高すぎる」などと異論が噴出し、未着手のままだ。

 市ガス局の担当者は「仮設管は露出管のため、保安上、長期間の使用はできない。いずれは地下埋設を考えなければならないが、下水道の工期がはっきりしない限り、仮設管の工事にも取り掛かれない」と説明する。

 荒井組合長は「下水道工事に関しては誤解を受けている部分も多い。組合員にきちんと説明し、ガスの早期再開につなげたい」と話している。(野村哲郎)

1205荷主研究者:2011/05/15(日) 13:31:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110501t15022.htm
2011年05月01日日曜日 河北新報
東北大、留学生国外避難の余波(上)荷物残し戻らぬ人も

福島第1原発の事故後、避難帰国したまま戻ってこない留学生の荷物。各部屋から会議室に移して保管している=4月26日、仙台市青葉区の東北大国際交流会館

 福島第1原発の事故を機に、東北大の外国人研究者や留学生の多くが帰国した。原発事故の長期化で、いまだに大学に戻らない人も少なくない。母国に落ち着いてしまった人もいるため、アパートなどに置き去りにしたままの荷物の処分を大学側が迫られるケースも出ている。外国人研究者の帰国による研究活動への影響も懸念されており、東日本大震災と原発事故が国内大学の国際研究交流に与えた打撃は大きい。(長谷川武裕)

<教授が費用負担>
 「致し方ない事態。でも、荷物を処分するのには苦労した」。東北大大学院理学研究科の谷垣勝己教授(電子物理学)はこう振り返る。

 谷垣教授は4月上旬、研究室に所属していた中国人の研究者家族(3人)が住んでいた公団住宅と、単身の女性のポスドク(ポストドクター、大学院博士課程を修了した研究者)が借りていたアパートの後片付けをした。

 両者とも滞在予定期間が残りわずかだったため、「もう仙台には戻らない」と電子メールで伝えてきた。

 家族連れの研究者の荷物は、大学の車で運ぼうとしたところ、処理業者が見つかったために頼んだ。単身女性の方はアパートが大学の近くだったこともあり、研究室のスタッフが荷物を大学まで運んで一時保管し、その後、廃棄した。

 荷物の処理費用などは谷垣教授が立て替えた。未払い分の家賃も含めて約20万円になった。

 谷垣研究室は所属メンバー23人のうち、外国人は11人。内訳は中国7人、ベトナム2人、デンマークとインドが各1人。4月中旬以降、中国人、インド人各1人と、ベトナム人2人が大学に戻った。

 だが、谷垣教授は「放射能汚染を気にして様子を見ている人が多く、戻ってこない人がいるかもしれない」と心配する。

<300人から7人に>
 帰国後の荷物整理などに追われたのは、東北大の外国人研究者や留学生らが暮らす国際交流会館やユニバーシティ・ハウス三条(ともに仙台市青葉区)も同じだ。

 原発事故の後、多くの国が自国民に国外への避難を勧告。一部の国はバスや飛行機の臨時便を手配し、国外脱出を支援した。

 「地震には比較的冷静だったものの、放射能は怖いと、皆浮足立っていた」と国際交流会館で事務を担当する福田一朗さん(62)は話す。

 3月11日の地震発生当時、国際交流会館とユニバーシティ・ハウス三条には合わせて約300人の外国人がいたが、事故後は一時、3家族7人にまで減った。

 年度替わりの時期に当たることから、新年度の入居予定者のために部屋を空ける必要に迫られ、留学生課の職員が荷物を会議室に保管した。

 4月に入ってから、仙台に戻ってくる人は徐々に増えたが、大学が本格的に動きだしていないこともあり、4月28日現在、2施設合わせて111人と、本来の約4割にとどまっている。

 所属研究室などを通じて9割程度の人は帰ってくると連絡してきた。だが、福島第1原発事故の国際的な事故評価尺度が、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」と評価されたことによる影響が懸念されている。

 東北大の留学生数は1500人前後に上る。このうち、年度をまたいで在籍する予定だった学生は1000人弱。「その8割以上が原発事故後に帰国した」と角田賢次留学生課長は言う。

 国際交流会館、ユニバーシティ・ハウス三条はどちらも大学の施設。そのため、入居費の未納が発生するなどしても、荷物は施設内に保管していることもあって、大学側が負担する費用は大きくはない。

 しかし、民間のアパートの場合、未払い家賃や原状回復費用に加え、荷物の移動や保管にも手間と金がかかる。

 東北大留学生後援会は、留学生がアパートを借りる際に保証人となることもあり、その数は約600件(うち3月末が入居期限だったのは90件)。今後、未払い家賃や荷物整理などで費用負担を迫られることもあり得る。

1206荷主研究者:2011/05/15(日) 13:32:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110501t15021.htm
2011年05月01日日曜日 河北新報
東北大、留学生国外避難の余波(下)国際水準維持に黄信号

東日本大震災、福島第1原発事故について語り合う東北大の外国人留学生たち。原発事故が彼らに与えた影響は小さくない=4月26日、仙台市青葉区の東北大国際交流会館

<教員27人帰らず>
 世界的な研究実績を誇る東北大にとって、外国人の研究者や留学生は研究成果を上げる大きな推進力であり、研究室に活力を与える存在でもある。

 東北大が雇用している外国人の教授や准教授らの教員は322人(非常勤含む)。このうち、144人が原発事故後に国外へ避難し、4月28日現在、27人がまだ戻っていない。

 東北大人事課の植垣健一課長は「無断で欠勤しているわけではないため、現段階では服務規程には違反していない」と判断する。

 ただ、長期間の指導教員の不在が、研究や教育に与える影響は決して小さくはない。

 大学院理学研究科の福村裕史研究科長(理学部長)は「海外との交流が、研究成果の原動力になっている。交流が生み出す研究水準の高さが魅力となり、さらに多くの優秀な外国人研究者や留学生がやってくるという循環を維持することが、震災後の大学の復興には必要不可欠だ」と強調する。

<正しい情報発信>
 外国人教員や留学生の帰国は、東北大だけでなく、東日本の大学を中心に起きた。

 筑波大では、帰国したままの人がいるものの、「4月13日から新学期が始まっていることもあり、大半の外国人教員、留学生は戻ってきた」(広報室)と説明する。

 福島大は175人の留学生のうち、半数以上が海外に避難したままだが、「連絡を取り合った手応えとして、12日の講義開始の前後には大半が帰ってくると思っている」と今井賢司学生課長は語る。

 福島大の場合、原発と同じ「Fukushima」の名称から、今後、海外の研究者や学生から敬遠されるのではないか、と懸念する声もある。

 今井課長は「正しい情報を世界に発信し、大学の活力でもある外国人留学生を従来通り呼び集めたい」と気を引き締める。

◎日本信じている、大丈夫
ミャンマー出身仙台残留
東北大大学院国際文化研究科研究員・ソーシュエさん(41)

 ミャンマーには大きな地震はないので、とてもびっくりした。4月7日の余震では妻が逃げる際、足を骨折した。

 原発事故が起きてからは、国際交流会館にいた人はほとんどが避難した。でも、私は日本を信じているし、仙台の人たちも皆逃げていないので、大丈夫だと考えて会館に残った。

 地震から2週間ほどして、大学の研究室を片付けた。研究は多少遅れたが、既にデータ解析を終えていたので、影響はあまり大きくはない。

 外国人は放射能の問題にとても神経質になっているが、まだ戻ってきていない人もいずれは戻って来ると思う。東北大は研究水準が高く、先生方も素晴らしいから。

 これからは食べ物の汚染が心配だ。早く、原発事故が収束してほしいと願っている。

◎早く研究をしたかった
マレーシア出身一時帰国
東北大大学院理学研究科博士課程3年・ハニス・モハメド・ユソフさん(29)

 地震の時は、一緒に留学している夫と東京にいた。原発事故が怖くて、仙台にいた研究室の友人らに相談したが、「危ない」というアドバイスだったので、3月15日、仙台には戻らず、東京からマレーシアに帰国した。服2枚、本1冊だけという状態だった。

 日本が好きで、研究もしたかった。だから、早く戻りたかったが、原発事故はマレーシアでも連日大きく報道され、親は随分と心配していた。研究室から「もう大丈夫」との連絡があり、4月26日に仙台に戻った。

 大学の被害は大きかったようだが、私の実験設備は使えるようなので、この間の研究の遅れを挽回したい。

 放射能汚染の問題もあり、この先、食べ物には気を付けたい。シーフードは食べないようにしようと思う。

1207荷主研究者:2011/05/15(日) 13:37:38

http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050701000102.html
2011/05/07 08:38 共同通信
震災で大学の被害900億円超 最大級の加速器も破損

 東日本大震災で被害を受けた東北大工学部棟の屋上の設備=仙台市青葉区(東北大提供)

 東日本大震災で岩手、宮城、福島、茨城にある主要国公立大学が受けた研究設備などの被害額が900億円を超えたことが7日、分かった。世界トップ水準の競争を繰り広げている先端研究を支える装置も多く、復旧が遅れれば、日本の国際競争力の低下を招く恐れがある。学生の教育にも影響が出そうだ。

 文部科学省は「本格復旧に向け改修改築を急ぎたいが、災害範囲が広く、情報収集に時間がかかっている」としている。

 金属工学など先端技術の国内有数の研究拠点である東北大の被害額が突出した。研究設備の被害額が約352億円、建物の被害額が約440億円に上った。

 研究設備では、「電子光理学研究センター」にある国内の大学で最大規模の加速器が壊れた。電子ビームを使って陽子や中間子の構造を解析し、米国やドイツの研究チームと世界最先端を争っていたが、復旧の見通しは立っていない。

 同センター所属の須田利美教授(原子核物理学)は「全国の大学との共同研究の拠点になっており、各チームの研究に深刻な影響が出ている」と話す。

 東北大では、応急危険度判定で危険とされる建物が計28棟に上った。中でも被害が大きかったのは、工学系や理学系の拠点が集まる仙台市青葉区の青葉山キャンパス。情報通信の基盤技術を研究する電子情報系など工学研究科の3棟や、理学研究科の化学棟が損壊するなど、大きな被害を受けた。このほか宮城県女川町にある水産系の研究実験施設も津波でほぼ全壊した。

 東北大に次ぐ被害規模の筑波大(茨城県)は建物と研究設備の被害額が計約70億円。筑波大でも加速器装置が壊れたほか、図書館や体育館をはじめ多くの建物で内壁が崩落するなど被害が出た。大学側は「慎重に調査を進めているが、被害額は今後さらに拡大する可能性が高い」としている。このほか茨城大や宮城教育大も被害を受けた。

1208荷主研究者:2011/05/15(日) 14:35:34

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/05/09 建設新聞
エンドーチェーン 仙台駅前のイービーンズ フジタで解体・改修
解体は今夏、リニューアルは今秋の完成めざす

 東日本大震災によってJR仙台駅前に建つ商業施設「イービーンズ」に大きな建物被害を受けたエンドーチェーン(仙台市青葉区中央4丁目1の1)は、イービーンズの一部解体と残る施設の耐震補強改修の施工をフジタに決め、近く着工する。震災後、フジタなど2社程度から施工計画提案を求めていた。

 解体するのは、ペデストリアンデッキでJR仙台駅と直結する青葉区中央4丁目のイービーンズのうち、表側(東側)約1、300平方㍍部分に建つ1964年3月開業の旧館部分。西側約2、000平方㍍部分に1972年に竣工し、旧館とつながっている新館は残し、耐震改修を行って安全を確保する。今夏までに解体を完了させ、今秋の新館リニューアルオープンを目指している。イービーンズは震災後、全館休館状態が続いていた。

 イービーンズを含む「仙台駅中央南地区」は数年前まで再開発の実施を目指して、勉強会の開催を重ねてきたがリーマンショック以降は状況が一変し、昨春には計画の早期具体化は困難な状況を地権者の一部が相互に確認しあったという話も出ていた。このため、元々の計画区域内では地権者各々の違った動きが見え始め、南町通沿いに建つタイムズ弘進パーキングは解体更地化し、当面は平面時間貸駐車場としての利用が見込まれている。また、南町通沿いで2015年度に開業予定の地下鉄東西線の新駅設置を予定している仙台市は、地下鉄通風口の確保を目指して周辺地権者と協議を進めた結果、弘進パーキングと東側隣接のエンタツパーキングビルとの間に用地を確保する方針を固めたものと見られている。イービーンズも建物の老朽化に伴って施設の耐震改修設計に着手しようと金融機関などと協議を進めてきた矢先に震災に見舞われたもよう。

 イービーンズの旧館解体後の用地は当面、イベント開催などで利用される見通しだが、仙台のまさに玄関口とも言える場所だけに、震災復興がいち早く実現し、賑わいが取り戻されることを周辺商店街も期待している。

2011/05/09付1面に掲載

1209とはずがたり:2011/05/25(水) 17:04:38

苦戦が続く仙台空港アクセス線の需要喚起にもなりそうな美田園駅隣接立地だけに無事,竣工・開設されて欲しいところであるが。。

名取に建設中の県教育・福祉複合施設 津波被災で工事中断
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110525t11021.htm

 宮城県名取市下増田に建設中の県教育・福祉複合施設が大津波で被災し、工事が中断したままになっていることが24日、分かった。県教委は本格的な被害調査に近く着手し、復旧方針の検討に入る。予定していた来年4月の開設は、半年以上遅れることが確実になった。
 複合施設は昨年12月、仙台空港アクセス線美田園駅近くの区画整理事業地(面積約2万8000平方メートル)で着工した。震災当時は本体施設(鉄筋一部5階)の基礎工事が終わった段階。津波は一時、建設現場の高さ1メートル地点まで達した。
 その後、基礎部分の鉄筋にさびが出るなどの被害が見つかった。県教委は「安全性の確認を徹底する」として、工事を中断。詳細な調査を7月中旬にかけて実施することを決めた。被災状況によっては、開設時期に最大1年程度の遅れが出る可能性もあるという。
 複合施設には、既存の教員研修施設を統合して発足する「県総合教育センター」(仮称)や仙台一高通信制が通信制独立校として開校する「美田園高」(仮称)、県中央児童相談所(仙台市青葉区)など県の5機関が入居する予定となっている。


2011年05月25日水曜日

1210荷主研究者:2011/06/05(日) 22:18:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110514t12021.htm
2011年05月14日土曜日 河北新報
ソニー事業縮小「計画見直し県が要請を」県労連など

 宮城県労連などは13日、ソニーが被災した仙台テクノロジーセンター(多賀城市)の事業縮小を打ち出したことについて、計画見直しをソニーに求めるよう県に要請した。

 ソニー労組仙台支部によると、縮小によって正規社員約280人が県外拠点への異動対象になるほか、関連子会社の期間従業員約150人が雇い止めされるという。

 センサー、バッテリーの研究開発機能は神奈川県などの拠点に移転する見通し。

 地元採用が多く、被災した従業員もいるといい、県労連の鈴木新議長は「事業縮小は復興に水を差す行為だ。県から見直しを働き掛けてほしい」と求めた。

 河端章好経済商工観光部長は「事実関係を確認し、できることは早急に対応したい」と答えた。

1211荷主研究者:2011/06/05(日) 22:38:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110516t12026.htm
2011年05月16日月曜日 河北新報
カローラ「宮城1号」が完成 大衡・セントラル自動車

新本社工場で完成したカローラアクシオを前に取材に応じるセントラルの葛原社長=16日午前9時45分ごろ、宮城県大衡村

 宮城県大衡村のセントラル自動車新本社工場で16日、拠点だった相模原工場(相模原市)から生産を移管したトヨタ自動車の小型車「カローラアクシオ」の量産1号車が完成した。葛原徹社長は輸出用の「ヤリスセダン」(日本名ベルタ)を含む工場の稼働率について、6月には現行の3割余りから8割以上に上がる見通しを明らかにした。

 工場内で行われた完成を祝う式典で葛原社長は、参加した従業員約100人を前に「良い車を製造することが東北復興の一助になる。新たな気持ちで頑張ろう」と呼び掛けた。

 葛原社長は式典後、完成したばかりの1号車を前に報道各社の取材に応じた。今後の稼働状況に関しては「6月からは昼夜2交代の勤務体制になる。1日約420台の生産を見込んでいる」と説明した。

 同社の生産能力は1日約500台。これに対して5月中は160台ペースにとどまっている。トヨタは部品調達のめどが立ってきたとして、5割程度に抑制してきた国内工場の稼働率を引き上げる方針を示していた。

 新本社工場はことし1月に稼働、ヤリスセダンの製造を開始。4月末の相模原工場閉鎖を受け、今月10日からカローラアクシオの生産にも着手していた。同車種の初出荷は品質面の確認作業を終える19日になる予定。

1212荷主研究者:2011/06/05(日) 22:40:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110518t11016.htm
2011年05月18日水曜日
仙台市長、国連防災世界会議15年誘致正式表明

 国連が2015年に開催を予定する「防災世界会議」について、仙台市の奥山恵美子市長は17日の定例記者会見で、東日本大震災の被災地として誘致に乗り出す方針を正式に表明した。福島第1原発事故が起きた福島県や、津波被害が甚大な三陸沿岸地域とも連携し、東北での広域開催を検討する。

 奥山市長は「大震災の経験を基に、世界レベルの防災拠点都市づくりの取り組みを発信することは被災地の責務。復興を世界にアピールし、東北全体の経済活性化に寄与したい」と述べた。

 防災世界会議は国際的な防災戦略を議論するため、1994年に横浜市で初開催。2005年に神戸市であった2回目の会議には168カ国と78の国際機関、161の非政府組織(NGO)から計4000人以上が参加した。

 内閣府の東祥三副大臣が10日、ジュネーブで開かれた国連会議で国内誘致を表明し、仙台市がこれに呼応した形。奥山市長は20日の東北市長会で協力を求めるほか、伊藤敬幹副市長が18日に内閣府や外務省を訪問し、誘致活動を本格化させる。

 奥山市長はまた、1978年の宮城県沖地震が発生した6月12日に例年行っている総合防災訓練について、本年度は中止する考えも示した。

1213荷主研究者:2011/06/05(日) 22:41:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110519t73023.htm
2011年05月19日木曜日 河北新報
三陸復興国立公園に再編 青森・種差から宮城・松島まで

陸中海岸国立公園の名所の一つ、浄土ケ浜も震災で大きな被害を受けた=18日、宮古市

 環境省は18日、東日本大震災で被害を受けた陸中海岸国立公園と南三陸金華山国定公園などを、「三陸復興国立公園」(仮称)として再編する方針を明らかにした。範囲は青森県の種差海岸から宮城県の国特別名勝「松島」までを想定する。観光活性化で復興を後押しする一方、海沿いの避難路を兼ねた長距離歩道の整備なども検討している。

 この日の政務三役会議で、震災復興に向けた対応方針の一つとして盛り込まれた。環境省は今後、政府の復興構想会議に提案するとともに、公園化の同意を得るため、地元自治体などと順次協議に入る見通しだ。

 構想は水産業、防災と連携した自然公園づくりを図り、復興に貢献することが大きな目的。キャンプ場や展望スポットなど既存施設の改修、新設に加え、津波被害を記録、継承する場づくりや「鎮魂の森」の整備案なども浮上している。

 被災した農業者、漁業者らに協力の輪を広げながらエコツーリズムを推進するなど、新たな雇用創出も模索する。

 陸中海岸国立公園は、国内に29カ所ある国立公園の一つ。久慈市から気仙沼市までの沿岸約180キロが指定区域で、「陸中」の岩手から「陸前」の宮城まで12市町村にまたがる。

 区域内の自治体では約20年前から、漁場や水産物のブランドとして認知度が高い「三陸」に公園名の変更を求める声が高まっており、「陸奥」に当たる八戸市も種差海岸の編入を要望していた。

 地元の意見を踏まえ、環境省は2012年中にも公園の名称変更と拡張の手続きを行う予定だったが、震災の発生を受けて方針を変更。来月にも被害実態の把握と具体的な再編プランづくりの緊急調査に着手する。

 環境省自然環境局は「被災地域の復興、再生を視野に、ゼロベースで新たな国立公園づくりを進める。ブランド化を支援し、風評被害などの打撃を受ける東北観光の起爆剤にもしたい」(国立公園課)と話している。

[陸中海岸国立公園]
 久慈市から気仙沼市までの総延長約180キロ、面積約1万2212ヘクタールの海岸公園。1955年指定。宮古市を境に北部は隆起性の段丘海岸、南部は沈降性のリアス式海岸が広がる。岩手県田野畑村の北山崎など、大断崖が続く景観は「海のアルプス」と称される。

 南三陸金華山国定公園 気仙沼市と宮城県南三陸町、石巻市など3市2町に広がる面積約1万3902ヘクタールの海岸公園。1979年指定。リアス式海岸特有の地形が特色。神割崎などの岬や牡鹿半島、金華山などの島々で、大規模な海食崖を形成する。金華山は黄金山神社や野生のニホンジカの生息地でも知られる。

 特別名勝「松島」 宮城県松島町や七ケ浜町、塩釜市など2市3町に広がる面積約1万2600ヘクタールの景勝地。1952年指定。日本三景の一つで、アカマツやクロマツなどが生い茂る大小230以上の島々が連なる。景観保護を目的に文化財保護法で建築規制がかけられている。

1214荷主研究者:2011/06/05(日) 22:43:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110520t13036.htm
2011年05月20日金曜日 河北新報
仙台港「抜港」相次ぐ 外国船が原発忌避

 福島第1原発事故の影響で、外国船が仙台市の仙台港などへの寄港を取りやめるケースが相次いでいることが分かった。宮城県は急きょ、仙台港で海水の放射性物質測定を実施し、不検出を確認。「風評被害で安全性に問題はない」として国内外にアピールする。

 県によると、一般貨物の荷役の取り扱いを再開した4月1日以降、少なくとも10隻の外国船が仙台港のほか、石巻市の石巻港の寄港を取りやめる抜港(ばっこう)を行い、東京や大阪に行き先を変更した。

 抜港したのは石炭や穀物、製材、冷凍水産物など海外の荷物を積んだ不定期船。一部は他地域の港に荷揚げし、トラックや国内航路で輸送した。

 原発事故が長引く中、輸出する荷物を積んで仙台港を出航した船が、中国やヨーロッパの寄港国で入港を拒否されるケースも出ているという。

 県は18日、6月のコンテナ貨物の取り扱い開始に向けて予定していた放射性物質測定を前倒しして実施。海水から放射性ヨウ素や放射性セシウムは検出されなかった。

 空気中の空間放射線量は毎時0.065マイクロシーベルト。1年間浴びてもエックス線の集団検診1回分と同程度の低さだった。

 県は20日、仙台港や石巻港の安全性を海外諸国に訴えるよう政府に求める方針。来週には外国船の船主団体にもアピールする。

 県土木部は「抜港がこれほど多いとは思わなかった。希望する船に仙台港の放射線量測定値を記した安全証明書を発行するなど、対策を急ぎたい」と話している。

[抜港]本来寄る予定だった港への寄港を取りやめること。福島第1原発事故の影響で外国船が寄港を敬遠する傾向が東京、横浜の両港を含め東日本全体の港に広がっている。中でも宮城、福島、茨城3県の港で著しいという。

1215荷主研究者:2011/06/05(日) 23:07:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110520t15024.htm
2011年05月20日金曜日 河北新報
石巻駅69日ぶり乗客 JR石巻線、前谷地間の運転再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110519035jd.jpg
69日ぶりに通学の生徒らの姿が戻ったJR石巻駅=19日、石巻市

 東日本大震災で被害を受け、区間運行しているJR石巻線は19日、前谷地―石巻間(15.1キロ)で復旧工事が完了し、運転を再開した。残る不通区間の石巻―女川間(17.0キロ)復旧のめどは立っていないが、石巻駅は69日ぶりに列車の乗降客でにぎわった。

 午前8時ごろ、石巻駅は通学の高校生であふれた。石巻高3年高橋尚文君(17)=宮城県石巻市桃生=は「渋滞で代替バスに1時間近く乗ったこともあった」と振り返り、石巻市女高2年伊藤佳子さん(16)=石巻市桃生=は「道路状態が悪く、乗り物酔いをしていたので復旧はうれしい」と笑顔を見せた。

 石巻駅の秋元達夫駅長(53)は「ホームが久々に雑踏に包まれて、明るさを感じることができた。ようやくここまで来た」と感慨深げに話した。

 石巻線は当面、通常より本数がやや少ない暫定ダイヤで運行される。前谷地―石巻間の復旧により、石巻駅はJR東北線経由で仙台駅まで鉄路でつながった。

1216荷主研究者:2011/06/05(日) 23:09:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110521t11022.htm
2011年05月21日土曜日 河北新報
沿岸に「二重防潮堤」 仙台市の復興構想骨子固まる

 仙台市は、東日本大震災の復興計画の素案となる復興ビジョンの骨子を固めた。津波被害を受けた東部沿岸地域の再生策として、県道塩釜亘理線に盛り土を施して仙台東部道路との「二重防潮堤」とし、住民の集団移転や海岸公園の再整備を盛り込んだ。震災直後の燃料不足を教訓に、燃料の備蓄を国や事業者と取り組むほか、復旧復興を円滑に進めるため、港湾部の産業支援などで特区制度の適用を目指す。

 市は5月末に復興ビジョンを決定した後、意見交換会やパブリックコメント、有識者会議を開いて市民の意見を採り入れ、10月末に復興計画を策定する方針。

 ビジョンは市民との絆と協働を重視し、減災を基本に据えた「新次元の防災・環境都市」がコンセプト。計画期間は本年度から2015年度までの5年間で、前期を「復旧・再生期」、後期を「発展・創出期」に設定した。

 東部沿岸地域では、県道塩釜亘理線や公園、避難施設を盛り土構造にするほか、貞山運河や海岸防風林の機能を回復させ、複合的に津波に備える。海岸公園にはスポーツ、レクリエーション施設の整備を検討する。盛り土工事には、震災廃棄物の利用も考える。

 家屋が流失、全壊するなど甚大な被害に遭った海岸線から近い地区(約2600世帯)についてはより安全な西側への集団移転を基本に据える。浸水被害を受けた市街地や集落でも移転や宅地の盛り土による集約化で防災機能を高める。必要に応じて建築制限もする。

 市郊外の丘陵団地で深刻な宅地被害の再建策としては、既存の支援制度の拡充を国に求めるほか、新制度の創設を模索し、所有者の負担軽減を図る。経済政策では、農と食に関連する産業、自然エネルギー産業の集積を目指す。防災教育や訓練施設の役割を担う防災拠点施設を設置する。

1217荷主研究者:2011/06/11(土) 18:05:53
>>921
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110524t12006.htm
2011年05月24日火曜日 河北新報
モリヤ譲渡 伏見屋と基本契約 従業員は新会社が雇用

 民事再生手続き中の食品スーパー、モリヤ(仙台市)は23日、酒類小売店を展開する伏見屋(秋田県仙北市)と事業譲渡に向けた基本契約を結んだ。管財人の吉田幸彦弁護士と東海林稔伏見屋社長らが仙台市内で記者会見して発表した。

 説明によると、伏見屋が19日付で設立した新会社「仙台物産」(仙台市)が、モリヤの宮城県内11店舗と経営権を譲り受ける。6月中旬をめどに正式契約し、仙台地裁の許可を得て、7月末の譲渡実現を目指す。

 「モリヤ」の名称は譲渡後も引き続き使用する。子会社を含めたモリヤの従業員約750人は7月末にいったん退職させ、大半を新会社が再雇用するという。

 債権者にはモリヤが譲渡金と預金などの資産を基に弁済し、会社としてのモリヤは清算する。一連の方針は再生計画案として10月25日の期限までに地裁に提出する。

 伏見屋は秋田県内で「酒のビッグバン」を経営し、宮城県内でスーパーを展開する「サンマリ」(仙台市)などを子会社に持つ。現在の運営店舗数は東北を中心に計48店。350億〜400億円と見込むグループの年間売上高は、モリヤの買収で500億円を超える見通し。

 会見で伏見屋の東海林誠副社長は「仙台に拠点を持ちたいと考えていた。仙台発の地元スーパーを残し、地域に貢献したい」と説明した。

1218荷主研究者:2011/06/11(土) 18:09:32
>>1208
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110524t12007.htm
2011年05月24日火曜日 河北新報
解体は旧館4階以上 仙台・イービーンズ 10月にも開店

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110523024jd.jpg
改装後のイメージ図。3階までを残す旧館(手前)の屋上は緑地になる

 エンドーチェーン(仙台市)は23日、震災で被害を受けたJR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」について、建物東側の解体を、4〜6階部分にとどめ、3階までを残すことを明らかにした。屋上(約990平方メートル)はイベントも可能な緑地として整備する方針で、西側の新館部分とともに耐震化を図り、ことし10月中の新装開店を目指す。

 解体対象は旧エンドーチェーン仙台駅前店に当たる旧館(地上6階、地下2階)。ペデストリアンデッキと2階部分でつながり、市地下鉄仙台駅とも直結する利便性などを確保するため、全面的な解体を避けることにした。被害が上層階中心だったことも理由。

 解体は26日に着工する。その後、西側(地上9階、地下1階)と一体的な改装を進める予定で、総事業費は約7億円。

 従来の入居テナントとの契約は震災後にいったん終了しており、「8月中には(再契約も含めて)新たなテナントを決めたい」としている。「ギャル系」と呼ばれる若い女性向けのカジュアル衣料に力を入れる方向は変えないとみられる。

 遠藤養一社長は河北新報社の取材に「休業期間が長くなるが、完全に安全な施設でお客さまを迎えたい。(屋上の緑地は)憩いとにぎわいの空間にし、復興のシンボルにする」と話した。

 工事期間中は地下鉄仙台駅の南2番出口が使えなくなる。

1219荷主研究者:2011/06/11(土) 18:10:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110525t12015.htm
2011年05月25日水曜日 河北新報
JR仙台駅・「すし通り」来月再開 構内利用も全面復旧へ

 東日本大震災以来、営業を見合わせていたJR仙台駅3階の「すし通り」が、6月1日に再開する。すし通りとともに利用できなかった北側の階段1〜3階も通行可能となり、駅構内の利用が全面復旧する。

 すし通りは、すし店5店が並ぶ。同じ通りの南側にある牛タン店が並ぶ「牛たん通り」は4月22日に営業を再開したが、すし通りは休止が続いた。

 北側に接する階段の壁が崩れ落ちるなど被害が比較的大きく復旧工事に時間がかかったほか、すし店の仕入れ先の多くが被災したことが影響した。

 これまで、宮城県産の海産物を多く使い「地産地消」を売りにしてきたが、震災で三陸沿岸が大きな被害を受けたため、当面は北海道や青森、東京などから仕入れたネタが中心になる。

 営業時間は従前通り午前10時〜午後10時半。1〜5日は、再開記念で一部メニューを割引価格で提供するフェアを開催する。

 仙台駅は震災で新幹線ホームの天井板が落ちるなどの被害で、一時構内が全面立ち入り禁止となった。新幹線ホームの利用が再開された4月25日までに、大半の利用が可能になっていた。

1220荷主研究者:2011/06/11(土) 18:15:56

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/05/23 建設新聞
JR仙台駅東口 ヨドバシカメラ
マルチメディア仙台新店舗の建設計画 来年夏以降に現店舗解体し第2期土地利用へ

 ヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3丁目20の1)が具体化を検討してきたJR仙台駅東口の「マルチメディア仙台」の改築計画が始動する見通しとなった。既存店舗の向かい側にある農協会館跡地を中心に第1期として新店舗を建設し、完成後に現店舗を解体し第2期計画として土地利用を図ることが有力視されている。第1期計画の設計業務は梓設計が担当するもよう。

 新店舗の建設場所は、現店舗の東向かいとなる仙台市宮城野区榴岡1丁目2の10ほか地内にある農協会館跡地。現段階で有力視される施設プランは地上7階建前後の建物を建設し、1階から3階程度までを自社店舗として利用、それより上層階はテナントスペースとするもの。さらに、この東側隣接街区で現在解体中で、昨年12月初めに条件付所有権移転の仮登記を設定した駅東スカイビル跡地には、立体駐車場等を設ける案も併せて検討されているようだ。スカイビルは東日本大震災後に解体に着手、これに伴い1階で営業していたスーパーマーケットの西友は5月上旬に閉店した。

 第1期工事は6〜7月中にも施工者を特定し、今秋にも着工、来年夏以降に機能を移した後、現店舗用地を対象とした延べ7万平方㍍規模が見込まれる第2期計画に着手するものと見られている。

2011/05/23付1面に掲載

1221荷主研究者:2011/06/11(土) 18:19:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110526t12004.htm
2011年05月26日木曜日 河北新報
仙台港から震災後初のコンテナ船、6月8日出航

 津波で被災した仙台港のコンテナ専用埠頭(ふとう)「高砂1号埠頭」から6月8日、震災後初のコンテナ船が出航することが25日、分かった。国際物流の要となるコンテナ貨物拠点の復活は、被災地の経済活動の正常化に寄与しそうだ。

 宮城県土木部によると、第1便は県内企業が製造した自動車用タイヤなどを積む内航船。東京港で大型コンテナ船に積み替えられ、米国ロサンゼルス港に輸出される。

 高砂埠頭では、4基あるコンテナ用「ガントリークレーン」が被災したため、自走式クレーン1台を調達し代用する。コンテナ4000個が波に流されて散乱したコンテナ置き場は、西半分のスペースを確保した。

 震災前に7航路、週14便あった仙台港を発着する内航船の定期航路は、ほとんどの路線が運航を再開する見通し。便数は貨物の需要次第という。

 5航路、週5便あった外国と直接結ぶ定期コンテナ船は、一部の船会社が運航再開を希望しているが、具体的な時期や路線は決まっていない。

 ガントリークレーンは2号機が8月末までに修理を終える予定。

 県土木部は「震災の爪痕が残るが、少しでも港が動きだすことが重要。東北の多くの企業が仙台港を使えず、物流コストがかさんでいる。一日も早く改善したい」と話す。

1222荷主研究者:2011/06/11(土) 18:27:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t12018.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
外国船、仙台港に震災後初の入港、物流正常化へ期待

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110527029jd.jpg
仙台港に震災後初めて入港した外国貨物船=27日午後0時20分ごろ、仙台市宮城野区

 仙台港(仙台市宮城野区)に27日、震災後初の外国貨物船が入港した。これまでは福島第1原発事故の影響で寄港を回避するケースが相次いでいた。地元業者などは初入港を歓迎する一方、国際物流機能の完全復活に向け「安全性の立証が不可欠」と指摘する。

 貨物船はインドネシアを出港した「グローバル スプレンダー号」(パナマ船籍、3万2トン)。午後0時半ごろ、向洋埠頭(ふとう)に接岸し、宮城県内の工場で燃料として使う石炭約1万トンを陸揚げした。

 仙台港は4月に入り、一般貨物の受け入れを再開したが、外国船の利用はなかった。入港手続き代行などを担う三陸運輸(塩釜市)の担当者によると「海水が放射能で汚染されているとの風評で、直前でキャンセルになる例が続いた」という。

 カナダから住宅用資材を輸入する三善材木店(同市)の小泉幸彌社長は「第1便を機に物流が正常化してほしい」と期待。震災後は関東などの港を利用せざるを得ず「コスト増で採算ぎりぎりだ」と現状を説明する。

 岩沼市に仙台工場を持つタイヤ製造の東洋ゴム工業も「現在は工場向け石炭を北陸に陸揚げ後、国内船に積み替えている。コスト高は国際競争にも響く」と訴える。

 ただ外国船入港が震災前の年700隻以上に戻る見通しはない。宮城県は今月18日、海水を検査し、放射性物質は検出されなかったとの結果を公表するなど風評の沈静化に懸命。日本船主協会(東京)は「海外船主らの放射能への警戒感は強い。港利用の促進には客観的データの継続した開示が必要だ」としている。

1223荷主研究者:2011/06/11(土) 18:29:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t11023.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
次世代エネ産業誘致 宮城県・復興計画第1次原案

 宮城県は27日、東日本大震災復興計画の第1次原案を固めた。災害に強い「宮城モデル」のまちづくりを目指し、環境やエネルギー分野の次世代産業誘致を明記。津波で壊滅的被害を受けた農水産業の再生は、大規模化と集約化を強く打ち出した。原子力防災対策と放射能監視態勢の強化も盛り込み、太陽光発電の積極的な導入も表明した。

 まちづくりでは、幹線道路と鉄道を盛り土構造に変え、防潮堤と併せて津波への「多重防御」を図る。住宅や学校、病院は高台へ移転。沿岸部は港に津波避難タワーを整備し、高台から通勤する「職住分離」を進める。

 復興住宅には太陽光発電システムを全戸完備する。国の電力買収の優遇制度を活用し、ITで電力需給を調整する次世代送電網(スマートグリッド)を採り入れた「エコタウン」を形成する。

 産業の復興は「富県戦略」の核となる自動車関連産業、高度電子機械産業の誘致を継続する一方、エコタウン形成に伴うクリーンエネルギー産業、新しい医療福祉産業の創出や誘致に取り組む。

 津波で浸水した農地は集約化を推し進める。稲作から施設園芸へ転換を図り「野菜団地」「花き団地」「畜産団地」などを形成する。地盤沈下で復旧困難な農地は国が買い上げ、緩衝地帯として国営公園化を提言する。

 水産業は、漁協以外の法人も漁業権が得られる「水産業復興特区」の創設を提案し、民間投資を呼び込む。142カ所ある漁港は統廃合を進め、県営27港を拠点化する。

 環境省が打ち出した三陸沿岸地域を「三陸復興国立公園」(仮称)に再編する方針に対応し、東北6県の広域観光ルートの再構築に乗り出す。

 原子力防災では、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の周辺地域で、放射能監視施設や防災拠点施設の再建を急ぐ。

 災害時の首都機能喪失を想定し、東北に代替機能を整備することを求める。震災の経験を学ぶ研修旅行も誘致し、拠点となる「復興祈念公園」の整備を国に提言する。

 県は6月3日に東京で開く県震災復興会議に1次原案を提示。意見を踏まえ内容を修正し、17日の県震災復興本部会議で1次案を決定する。2次案は7月上旬にも固めたい意向で、県民説明会などを経て県議会9月定例会に最終案を提出する。

1224荷主研究者:2011/06/11(土) 18:30:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t12013.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
豊田通商子会社の新工場30日着工 12年1月操業 仙台

 豊田通商(名古屋市)の金属スクラップ加工子会社、グリーンメタルズ(福井県)は30日、宮城県大和町の仙台北部中核工業団地で新工場建設の安全祈願祭を行う。震災後、同県内でトヨタ自動車グループの新設工場が着工されるのは初めて。

 新工場は同県大衡村のセントラル自動車新本社工場のプレス工程で出る不要な鋼板材を回収し、再利用可能なブロック状に加工。東北のトヨタグループの自動車部品工場に納入する。

 スクラップの加工能力は月間2000〜2500トン。新工場の敷地面積は1万6000平方メートルで、建屋の床面積は約23000平方メートル。投資額は9億円を見込む。

 新工場は12月下旬の完成、2012年1月上旬の操業開始を目指す。30日の安全祈願祭にはグリーンメタルズの近藤和充社長らが出席する予定。

 グリーンメタルズは当初、4月中の着工を目指していたが、東日本大震災の影響で約1カ月遅らせた。

1225荷主研究者:2011/06/11(土) 19:43:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t13043.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
老舗の鹿落旅館が廃業 震災で解体余儀なく 仙台・向山

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解体された鹿落旅館の跡地

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震災前の旅館は眺望の良さなどで多くの人に愛された=仙台市太白区向山1丁目

 杜の都を一望できる眺めの良さなどから、多くの人に愛された仙台市太白区向山1丁目の鹿落(ししおち)旅館が東日本大震災で被災し、解体された。趣向を凝らした客室や鉄鉱泉の風呂を備えた旅館は、幾度となく時代の荒波を乗り越えてきたが、被害のダメージは大きく、長年の歴史に終止符を打たざるを得なかった。

 震災が起きた3月11日、崩れた崖の岩が旅館を襲った。ドーンという音と同時に砂煙が立ち、建物の3分の1が壊滅。残った建物は1階から2階にかけて、「く」の字に曲がる大きなダメージを受けたが、巻き込まれた客は間もなく救出され、大事には至らなかった。

 旅館名は「身ごもったシカが清水を飲みに行く途中、誤って崖から滑り落ち、鉄鉱泉で傷を癒やした」という伝説に由来する。旅館前の市道は鹿落坂と呼ばれ、言い伝えが示すように旅館は断崖を背に建っていた。

 館主の遠藤光春さん(47)は「解体の起工式で、初めに自分がのみを打った。この時はさすがにつらかった」と明かす。立ち会った母敞子さん(71)は、無言で涙していたという。

 旅館は、光春さんの祖父母が1939年に経営を引き継いだ。裏にある石碑には、延宝8(1680)年の文字が刻まれている。敞子さんは「戦前は公衆浴場。戦後、旅館にした。延宝の時代から何かの施設があったんでしょう」と説明する。

 旅館は1945年7月に仙台空襲で焼失し、その後、再建した。54年には市の都市計画決定で、旅館の敷地が都市計画道路の予定地になり、移転を迫られそうになったこともあった。

 敞子さんは「71年9月には台風23号で土砂崩れの被害にも遭った」と、当時の様子を伝える新聞を開いてみせた。

 苦難を乗り越えてきた旅館には、敞子さんの父宗吉さんの「本物志向」と「遊び心」が凝縮されていた。

 「木材にこだわり、宮城県内外のあちこちを回って材料を集めた」と敞子さん。大広間の天井には、大きな船底をあしらった。「よくも(夜クモ)いらっしゃいました」との気持ちを込め、天井全体をクモの巣のように細工した客室も作った。

 「月見サロンとして利用されたり、花見ライブが開催されたり」「『鹿落杯』という名のマージャン大会を開いていたお客さんもいましたよ」

 光春さんと敞子さんの思い出話が弾む。

 放浪の画家として知られる山下清、いわき市出身の詩人草野心平も宿泊し、大相撲仙台準場所の宿舎にもなった。

 光春さんは「やっぱり、お相撲さんは印象深いですね。(元小結)青葉山とキャッチボールもしました」と懐かしむ。解体が始まった翌日の4月5日、所属する旅館組合に廃業届を出した。(末永秀明)

1226荷主研究者:2011/06/11(土) 19:49:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t13044.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
仙石線、東塩釜―高城町が再開 松島観光復興に弾み

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JR仙石線の東塩釜―高城町間が再開し、松島海岸駅にも利用者の姿が戻った=28日午前10時35分ごろ、宮城県松島町

 JR東日本は28日、東日本大震災の影響で運転を見合わせていた仙石線東塩釜(宮城県塩釜市)―高城町(宮城県松島町)間の運転を再開した。東塩釜―石巻間で運行していた仙石線の代行バスは、松島海岸―石巻間に短縮した。

 引き込み線を有する高城町駅まで運行区間を延長したことで、あおば通(仙台市青葉区)―高城町間は、ほぼ通常ダイヤに戻った。ただ、高城町―石巻間は施設の損傷が激しく、復旧の見通しは立っていない。

 今回の運行区間の延長で、瑞巌寺などの観光施設にほど近い松島海岸駅も営業を再開した。

 JR東日本によると、震災前の同駅の1日当たりの乗車人数は約1200人(2009年度)。

 松島観光協会は「松島観光の玄関口が鉄路で仙台と結ばれたことで復興にも弾みが付く」としている。

1227荷主研究者:2011/06/11(土) 19:51:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110529t12011.htm
2011年05月29日日曜日 河北新報
「生産の8割集約を」東エレク宮城新工場研究・事務棟開所式

東京エレクトロンの新工場。事務棟(写真)と研究開発棟が完成した=28日、宮城県大和町テクノヒルズ

 半導体製造装置大手の東京エレクトロンが宮城県大和町で建設を進めている新工場のうち研究開発棟と事務棟が完成し、28日に現地で開所式が行われた。運営子会社、東京エレクトロン宮城の北山博文社長は記者会見し、生産棟の10月稼働後は山梨県と宮城県松島町の2事業所の生産を集約し「2012年3月には新工場で(2事業所生産分の)8割以上を手掛けたい」と述べた。

 北山社長は開所式後の会見で、山梨と松島の2事業所で行っている装置製造を早期に新工場に集約する考えを表明。従業員は2事業所から異動させ、6月末に約250人とする。生産棟を含めると、10月末に約900人、12年3月には約1300人にするという。

 この日開所した研究開発棟は平屋、事務棟は3階建てで、延べ床面積はそれぞれ約1万7000平方メートル、2万4000平方メートル。生産棟に隣接する。設備を運び込み、7月1日に製品評価などの業務を始める。

 東京エレクトロンは当初、新工場の4月稼働を予定した。建設現場で資材が焼けたトラブルや震災の影響などで開発、事務両棟と生産棟の稼働を延期していた。

 北山社長は「世界一の工場にして地域の雇用と経済、震災復興に貢献したい」と話した。

1228荷主研究者:2011/06/11(土) 20:02:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110529t11020.htm
2011年05月29日日曜日 河北新報
居住地集団移転や現地集約 仙台東部3ゾーン化 市が検討

津波で木造家屋が根こそぎ流され、基礎だけが残る仙台市若林区の荒浜中丁地区。多くの住民が移転を希望する

 東日本大震災で津波による浸水被害を受けた仙台市東部沿岸地域の居住対策について、市は海岸からの距離によって三つのゾーンに区分した上で、集団移転や住宅の集約化を検討している。今月中にまとめる復興計画の中間案「復興ビジョン」に盛り込む方向で、詰めの作業を進めている。

 市は被災状況やアンケートの結果などから、仙台東部道路の東側の地域を、海岸から近い順に(1)家屋流出が見込まれる区域(2652世帯)(2)床上1メートル以上の浸水が見込まれる区域(1323世帯)(3)床上浸水が見込まれる区域(2526世帯)―に分類。それぞれ市としての考えを示す方向で調整している。

 現段階で想定される有力な構想は(1)は集団移転(2)は集団移転と現地での住宅の集約化(3)は現地での集約化―をそれぞれ求める案。移転先の一つとして、2015年度の開業を目指す市地下鉄東西線の荒井駅周辺が候補地に挙がっている。

 市は5年以内に集団移転を完了させる方針。だが住民が移転を希望しないケースも予想される。

 奥山恵美子市長は24日の記者会見で「安全ではない場所に住み続けることへの可否は、考えなければならない。場合によっては住んではいけないと判断する可能性は排除できない」と語り、市が転居を勧めたり、建築制限を設けたりすることもあり得るとの認識を示している。

◎「愛着ある」「津波怖い」住民に温度差

 東日本大震災で津波被害を受けた仙台市東部沿岸地域で、住宅移転に対する住民の意向は割れている。被災の程度や土地への愛着心、職業、家族構成など被災者が置かれた環境の違いにより、思いは千差万別。若林区の被災現場を歩き、住民の声を拾った。

<8割現地希望>
 仙台東部道路から、すぐ東側の荒井笹屋敷地区。約120世帯の大半は浸水被害で一時、自宅を離れたが、その後は30世帯ほどが戻った。電気やガスなどのライフラインが復旧している家もあり、より海側に比べれば被害が少ない地区だ。

 住民によると、地区の8割の世帯が現在の場所での生活を希望している。農業の菊地柳秀さん(67)は「11代続く農家で地域には愛着がある。自宅も流されていないので、ここで暮らしたい」と話す。

 さらに東側の県道塩釜亘理線付近に向かうと、風景は様変わりする。県道沿いの井戸地区は津波で多くの住宅が流され、辛うじて残った家もヘドロまみれで、無残な姿をさらす。

 トラック運転手の庄子正美さん(48)は「妻も子どもも津波を怖がっている。もうここには住めない」とうなだれる。震災で両親を失ったこともあり「古里を離れるのは悔しいが、(防潮堤の役割を果たす)東部道路よりも西側に移りたい」と語る。

 同じ場所で再起を誓う人もいた。無職の大友悟さん(75)は自宅が浸水したものの、家屋の骨組みに被害はなかった。「長年住み慣れた場所を離れるのはつらい。津波の不安はあるが、自分たちの代まではここに住まわせてほしい」と言う。

<リスク大きい>
 海岸から約300メートルの荒浜中丁地区に足を踏み入れると、寒々しい光景が広がる。震災で全ての木造家屋が流され、残ったのはコンクリート製の建物だけ。地区再建の見通しは立っていない。

 漁業を営む佐藤政智さん(57)によると、地区の約90世帯の9割以上が別の場所での生活を望んでいるという。

 佐藤さんは「子や孫のことを考えると、ここに住み続けるのはリスクが大きすぎる。早く別の場所で生活を再建したいし、市は早く候補先を示してほしい」と話した。(神田一道)

1229荷主研究者:2011/06/11(土) 20:13:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110531t11027.htm
2011年05月31日火曜日 河北新報
東部・丘陵再建に力点 仙台市、復興ビジョン策定

 仙台市は30日、震災復興推進本部会議を開き、復興計画の素案となる復興ビジョンを策定した。津波被害を受けた東部沿岸地域の再生、郊外の丘陵団地で深刻な宅地被害の再建に力点を置いた。計画期間は2015年度までの5年間で、市民の絆や協働を重視し、減災や省エネルギーの考え方を中心にした「新次元の防災・環境都市」をコンセプトに据えた。

 東部沿岸地域は、被害の程度に応じて3ゾーンに区分。今後の居住対策として(1)集団移転(2)宅地の盛り土などによる住宅の集約化(3)現地での市街地再生―を組み合わせ、被災者と協議を進める。移転先の候補として宮城野区田子、若林区荒井の両地区を明記した。

 盛り土構造の仙台東部道路が、防潮堤の機能を果たした事実に着目。海岸と平行する県道塩釜亘理線を盛り土でかさ上げするとともに、海岸に丘を複数築き、防災林を植栽する。復興を後世に伝える憩いと交流をテーマにした拠点を整備する。

 産業面では、東部地域を「農と食のフロンティア」と定義した。農地の再生や、農商工、産学官と連携した技術革新を実現し、新たな1次産業の創出を図る。

 宅地被害では「所有者のみでの復旧は費用負担が大きく、放置すれば二次災害に拡大する懸念がある」と指摘。既存の支援制度の拡充だけでなく、同様の被害を受けた他の自治体と連携し、新制度の創設を国に強く要望する。

 新次元の防災・環境都市に向けた施策として、震災で欠乏した燃料の備蓄に国や事業者と乗り出すほか、広域災害にも対応できる防災センターの建設を検討する。次世代送電網(スマートグリッド)や大規模太陽光発電所(メガソーラー)といった新エネルギー関連産業の集積にも取り組む。

 迅速で確実な推進を担保するため、財政基盤を強化し、特別立法や特区制度を提案して国の支援を求める。市は今後、有識者会議を設けて議論を具体化させるほか、意見交換会やパブリックコメントを通して市民の意見を募り、10月末までに復興計画をまとめる。

<仙台市震災復興ビジョン(抜粋)>
【被災者の生活再建と被災地域の復興】
・仮設住宅の整備を7月末まで、宅地内 のがれき撤去を8月末までに完了
・被災者を臨時職員として雇用
・復興住宅の供給に向けて検討開始
・中小企業の二重ローンへの支援策を国 に要請

【復興に向けた新次元都市づくり】
・災害に強い広域交通ネットワークの整 備
・運営や備蓄、設備など避難所の見直し
・自然エネルギー先進地区の構築
・地域やNPO、企業との協働による復 興支援活動の推進
・「復興」「祈り」をテーマに被災地が連 携した新たな観光商品の開発

1230荷主研究者:2011/06/11(土) 20:18:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110601t14014.htm
2011年06月01日水曜日 河北新報
あすとドーム完成 被災小中学校に開放計画 仙台・長町

完成したスポーツパーク内のバスケットドーム

 仙台市太白区の「あすと長町」に建設されたドーム形の運動競技場「エスアールジータカミヤ スポーツパークあすと長町」が完成し、31日、関係者に公開された。

 スポーツパークは1万2600平方メートルの敷地に、テニス(3面)、フットサル(2面)、バスケット(1面)の3棟のドームで構成。バスケットは3日、テニスとフットサルは4日オープンする。

 周辺には飲食店やカルチャーセンターなど14店舗を開設。震災で体育館が損壊した小中学校に施設を開放したり、仮設住宅入居者らを対象に無料レッスンを実施したりする計画もある。

 スポーツパークは4月に完成予定だったが、震災の影響で遅れた。隣接するゼビオあすと長町店は2012年春に、ゼビオアリーナは12年秋に落成する。事業主体の佐藤工業(東京)の山田秀之社長は「地域に愛され、震災復興のシンボルになる施設になればいい」と語った。

1231荷主研究者:2011/06/11(土) 20:23:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110602t13021.htm
2011年06月02日木曜日 河北新報
仙台・東部沿岸地域の集団移転先 田子など3地区候補

 仙台市議会は1日、東日本大震災対策特別委員会を開き、市が策定した「復興ビジョン」を中心に議論した。津波で住宅が壊滅した東部沿岸地域の集団移転先について、市は宮城野区田子、若林区荒井に加え、若林区下飯田の計3地区を候補に挙げていることを明らかにした。

 田子、荒井両地区は計画中の土地区画整理事業地を想定し、下飯田地区は地権者らと協議して新たに整備する方針。奥山恵美子市長は「市民は安全な宅地を求めている。地下鉄東西線の荒井駅周辺は有力な候補地で、東西線の意義に役割が加わった」と述べた。

 福島第1原発事故を受け市は来週、大気中の放射線量の測定を始めると表明。測定器10台を導入し、1台で複数の地点を測る。市長は「地域的なバランスを考え、子どもたちが過ごす小中学校や保育所での測定を検討する」と述べた。

 特区制度については山田文雄震災復興本部長が「規制緩和や手続きの簡素化、税の特例など、復興に当たって特区の活用を基本に進める」と述べ、国に制度創設の要望を続ける考えを示した。

1232荷主研究者:2011/06/11(土) 20:28:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110602t15002.htm
2011年06月02日木曜日 河北新報
東北大が「片平」一部売却を断念 新キャンパス見直し

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 東北大が、学校法人東北学院と売買交渉を進めていた仙台市青葉区片平2丁目の片平キャンパスの土地の一部について、売却を断念する方針を固めたことが1日、分かった。近く正式決定する。関係者によると、地価低迷に加え、東日本大震災で大学全体の損害が多額に上り、青葉山新キャンパスの計画を一部見直す必要が出てきたことに伴う措置だという。

 東北大が売却を断念したのは、片平キャンパスの南側エリア。面積は5.5ヘクタールで、電気通信研究所がある。

 東北大は同研究所を新キャンパスに移転し、跡地の売却益を移転費用に充てる計画だった。売却断念で、同研究所は現在地で存続する。

 東北大関係者によると、新キャンパスの整備方針を策定した2005年に比べて地価が大幅に下落した。現状では同研究所の移転費用が土地の売却益を上回り、大幅な赤字となる見通しだという。

 加えて、震災で大学の研究施設28棟や実験機器約7000台が損壊。4月中旬時点で被害額は770億円に上り、復旧に多額の費用がかかることも影響した。東北大関係者は「震災で財務上の緊急対応が必要な状況となり、新キャンパスの計画を見直した」と話す。

 同研究所の土地は、隣接する東北学院が取得の意向を示し、両者が交渉を進めてきた。東北大は既に、東北学院側に売却中止の考えを伝えた。

 東北学院総務部は「売却しないという以上、申し入れについては受け入れ、交渉を断念せざるを得ない。土地を取得する前提でキャンパス整備を計画してきたが、今後再検討する必要がある」としている。

 東北大関係者によると、農学部・農学研究科がある雨宮キャンパスの売却と、農学部・農学研究科の新キャンパス移転の方針に変更はないという。

[青葉山新キャンパス]仙台市青葉区荒巻のゴルフ場だった旧宮城県有地を整備、雨宮キャンパスの農学部・農学研究科(青葉区堤通雨宮町)などを移設する。2008年に造成に着手し、11年4月の移転を予定していた。敷地面積は81万平方メートルで、事業費は二百数十億円の見込み。

1233荷主研究者:2011/06/11(土) 20:36:45
>>1220
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110602t12001.htm
2011年06月02日木曜日 河北新報
ヨドバシカメラが仙台駅東口に来春2号館 「復興応援」

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ヨドバシカメラが建設する複合ビルの外観イメージ

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 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)の藤沢昭和社長は1日、河北新報社の取材に応じ、JR仙台駅東口にある「マルチメディア仙台」(仙台市宮城野区)の東側向かいに、「2号館」(仮称)とオフィス用賃貸スペースで構成する複合ビルを建設する方針を明らかにした。

 藤沢社長は「東日本大震災の復興に少しでも役立ちたい」として、来年11月に開店する当初の計画を前倒しし、今秋の着工、来年4月の大型連休前のオープンを目指す。

 建設用地は、仙台市農協会館跡地と駅東スカイビルを含む約5800平方メートル。複合ビルは地上8階の制震構造で、延べ床面積は約3万6200平方メートル。1〜3階を2号館、4〜8階をオフィス用のテナントにする。400台収容の立体駐車場も敷地内に整備する。

 2号館の売り場面積は約1万4400平方メートルを想定し、東北最大級となる見通し。3階に正面玄関を配置し、市道をまたぎエスカレーターで東口駅前広場と接続するデッキを設ける。

 藤沢社長は「2号館はマルチメディア仙台よりも品ぞろえを充実させるとともに、入荷のスピードと従業員の商品知識で勝負する。震災からの復興に向け、地元経済の活性化や東口のにぎわいに取り組みたい」と話した。

 2号館の開館に伴い、100人程度の新規雇用を予定し、被災者の採用枠を設ける方針。藤沢社長は1日、村井嘉浩宮城県知事、奥山恵美子仙台市長と相次いで会談し、交通対策や行政手続きの面で支援を要請した。

 2号館の建設は、マルチメディア仙台の再開発計画の一環。2号館の開店後にマルチメディア仙台の建物を取り壊し、ヨドバシカメラを核店舗にした大型複合施設に建て替えるプランが有力視されている。

1234荷主研究者:2011/06/25(土) 23:19:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110608t12025.htm
2011年06月08日水曜日 河北新報
コンテナ船、仙台出港 震災後初 国際物流が復活

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内航船に積み込まれる国際コンテナ=8日午前11時10分ごろ、仙台市宮城野区の仙台港高砂1号埠頭

 東日本大震災で被災した仙台港のコンテナ専用埠頭(ふとう)「高砂1号埠頭」で取り扱い業務が再開され、震災後初となるコンテナ船が8日午前、出港した。国際物流拠点の復活は、被災地の経済復興に弾みをつけそうだ。

 「国際コンテナ物流復活」と書いた横断幕を張った内航船「はるかぜ」(749トン)が、同日早朝に着岸した。積み荷は岩沼市の工場で生産された自動車用タイヤで、被災したガントリークレーンに代わり自走式クレーンを使い、40フィートコンテナ70個が次々と積み込まれた。

 コンテナ船は午前11時40分に出港し、東京港に向かった。東京港で大型船に積み替えられ、北米向けに輸出される。

 宮城県仙台塩釜港湾事務所の石沢秀春所長は「仙台港には東北全体から国際コンテナが集まってくる。国際貨物の再開は、東北の経済、物流の復興に向けて大きな意味がある」と話した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110609t12011.htm
2011年06月09日木曜日 河北新報
仙台港・コンテナ船再開 港湾機能、全て回復

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110608020jd.jpg
コンテナの取り扱い業務を再開した仙台港の高砂埠頭ターミナル=8日午前11時40分ごろ、仙台市宮城野区

 仙台港(仙台市宮城野区)は8日、国際コンテナ取り扱い業務の再開で、全ての機能が回復した。東日本大震災後初となるコンテナ船出航には荷主らも立ち会った。ガントリークレーンの修理などが残り、完全復旧には至っていないが、関係者は国際物流拠点の復活に「今後の産業集積の弾みになる」と歓迎した。

 仙台港は津波によって大量のがれきが流入し、多くの港湾施設が損壊した。その後の復旧作業で、一般貨物船とフェリーの定期船の入出港は4月中に再開。しかし、港の南側にあるコンテナ専用の高砂埠頭(ふとう)は敷地内に散乱したコンテナが多く、復旧に時間を要していた。

 出港に立ち会った宮城県仙台塩釜港湾事務所の石沢秀春所長は「当初は復旧まで半年かかると考えていた」と説明する。代用クレーンの能力が限られるため、大型船入港には対応できないものの「予想以上のスピードで再開できた」とほっとした様子で話す。

 第1便の荷主となった東洋ゴム工業の河野博SCM統括部長も「高砂埠頭の一刻も早い復活を待っていた」と強調。これまでは仙台工場(岩沼市)で製造した輸出用タイヤを、大阪などの代替港まで陸送していただけに「これで輸送コストが削減できる」と喜ぶ。

 東北に九つある国際港のコンテナ取扱量のうち、仙台港は昨年実績で6割以上を占める。出荷品別ではタイヤや紙・パルプなどとともに自動車部品も多い。

 定期コンテナ船を運航する近海郵船物流(東京)の山本幹常務は「東北に集積する自動車関連企業からも、待望論が出ていた。東北の完成車工場の稼働率が高まっていることもあり、仙台港の重要性は一段と大きくなる」とみている。

1235荷主研究者:2011/06/25(土) 23:29:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110610t11025.htm
2011年06月10日金曜日 河北新報
仙台市、国際会議を積極誘致 12年のWTTC総会狙う

 仙台市は、各国の主要観光産業の経営者が集う2012年の世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)総会と、関連会議の誘致に取り組む。東日本大震災からの復興を世界に発信する機会として、ほかにも複数の大規模国際会議の誘致活動を展開する。

 WTTC総会は日本開催が決定しており、併催のグローバルトラベル&ツーリズムサミットは、国際機関や各国政府、経済団体などから1000人以上が参加する大規模会議となる見通し。市は日本組織委員会や観光庁に働き掛け、総会かサミットの一部、視察旅行の誘致獲得を目指す。

 12年10月の東京開催が決まった国際通貨基金(IMF)と世界銀行の総会でも、付随する会議を呼び込みたい考え。15年の国連防災世界会議の候補地としても、既に名乗りを上げている。

 市国際プロモーション課によると、市内では震災以降、国内外の大規模会議・大会が軒並みキャンセル。宿泊施設は現在、損保や建設など震災関連業者らで一定の需要があるものの、業者らが引き揚げた後の需要回復が懸念されるなど、観光をめぐる状況は厳しい。

 同課は「国際会議や視察旅行を機に、復興状況を広く発信するとともに、交流人口を増やすことで地域経済の活性化を図りたい」と誘致強化の意義を語る。

1236荷主研究者:2011/06/25(土) 23:31:10
>>1085
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110610t12005.htm
2011年06月10日金曜日 河北新報
仙台ホテル跡の複合商業施設EDEN 7月22日オープン

 オリックス不動産(東京)は9日、JR仙台駅前の仙台ホテル跡地に建設中の複合商業施設「EDEN(エデン)」を7月22日にオープンさせると発表した。

 震災の影響で当初予定の4月27日から延期していた。復旧工事が進み、飲食や服飾など16のテナントがそろって開業できる見通しになった。

 テナントは飲食12店、アパレル物販3店、保険関係が1店。このうち飲食店の「東京とんかつ」「伝説のすた丼」などは東北初進出で、アパレル物販では「AVIREX」などが入る。

 EDENは平屋で床面積約1400平方メートル。敷地は約2700平方メートル。約800平方メートルの公開空地に、植栽やベンチも配置した。

1237荷主研究者:2011/06/26(日) 00:10:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110616t11020.htm
2011年06月16日木曜日 河北新報
最大161世帯に避難勧告 仙台の丘陵宅地被害

 仙台市は15日、東日本大震災で深刻な宅地被害を受けた青葉区折立5丁目や泉区松森陣ケ原などの最大161世帯に16日以降、順次避難勧告を出す方針を発表した。梅雨入りを控え、地滑りなどの二次災害が発生する恐れがあると判断した。

 避難勧告を出すのは青葉区高野原1〜3丁目や同区折立5、6丁目、太白区緑ケ丘2丁目、泉区南光台6丁目など約30カ所の丘陵住宅地の一部世帯。市の被災宅地危険度判定で「危険」や「要注意」の判定を受けたり、崖下で擁壁が崩れる恐れがあったりする家屋の世帯を対象にした。

 対象区域は大震災やその後の余震で地割れや家屋の傾斜が生じ、地滑りや崖崩れの危険性が高まっている。市は「梅雨で地盤の緩みが広がれば、二次災害に発展する」として、避難を勧めることを決めた。

 市は16日以降、各地で開く会合で避難勧告の趣旨などを説明。その後、対象世帯を巡回して避難勧告を通知し、仮設住宅への入居を呼び掛ける。避難期間は被害によって異なり、都市整備局は「半年から1年かかる場合もある」としている。

 市は当初、避難勧告の地域を十数カ所と想定していたが、その後の調査で被害の拡大を確認し、対象世帯数を増やした。

1238荷主研究者:2011/07/03(日) 13:09:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110621t11026.htm
2011年06月21日火曜日 河北新報
仙台・地下鉄東西線工事 3ヵ月ぶりに一部区間再開

3カ月ぶりに再開した市地下鉄東西線の建設工事=20日、仙台市若林区荒井

 東日本大震災の影響で建設が中断していた仙台市地下鉄東西線(動物公園―荒井駅、14.4キロ)の工事が20日、約3カ月ぶりに一部区間で再開された。

 再開したのは、市交通局と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が手掛ける新寺や動物公園など8工区。このうち、荒井車庫の一部工区では午前8時から、約40人の作業員が十数台の重機を操縦し、高さ約3メートルの車庫の盛り土を施した。

 大成建設などの共同事業体(JV)の井田正人作業所長は「震災直後は被災地の復興にも携わったが、きょうからは気持ちを切り替えて地下鉄の早期完成を目指したい」と語った。

 東西線の各工区は震災で、トンネル資材や下水道管などが破損した。市交通局は、残る13工区についても8月までに工事を再開する。

 東西線建設本部は「3カ月の中断期間が生じたが、工法を見直すなどして2015年度の開業時期を変えずに取り組みたい」と話している。

1239荷主研究者:2011/07/03(日) 13:10:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110621t11010.htm
2011年06月21日火曜日 河北新報
環状高速網 一元管理を 宮城県 国への働き掛け強化

 東日本大震災の被災者を対象とした高速道路の無料化が20日始まり、宮城県は、仙台都市圏高速環状ネットワークの国の一元管理を求める動きを強めている。無料対象となった仙台南部道路(11キロ)の移管を軸に、環状道の機能向上と公社の減収抑制を図る。

 ネットワークは、東日本高速道路と宮城県道路公社の管理区間が混在する。公社管理分の無料対象は仙台南部道路と仙台松島道路(三陸自動車道利府中―鳴瀬奥松島インターチェンジ間、18.3キロ)。県は被災者支援の観点で無料化を了承。公社の減収は数億円を見込んだ。

 今後、無料対象車の増加が見込まれる上、対象車種の拡大や期間が延長されれば、公社の減収幅はさらに広がる。国は減収分の交付金措置を検討しているが、明確な基準を示していない。

 仙台南部道路に関して、県は「高速ネットワークとして東日本高速道路管理分と一体化している」として国への移管を要望してきた。今回の無料化を踏まえ、国への働き掛けを強める方針だ。仙台松島道路は当面、公社が全線4車線化を目指し工事を進める考え。

 県は「震災で一元的な緊急対応の必要性も高まった。一元管理が実現すれば、料金格差が解消し、利用者の利便性も向上する」と説明している。

1240荷主研究者:2011/07/03(日) 13:30:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110623t15008.htm
2011年06月23日木曜日 河北新報
JR仙石線・復旧急ピッチ 来月末の再開へ順調

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110622021jd.jpg
津波被害で不通となっているJR仙石線の矢本―石巻間の線路復旧工事。通勤通学の足の復活に向け、作業員らが汗を流す=22日午前11時45分ごろ、東松島市赤井

 東日本大震災で不通となっているJR仙石線の矢本―石巻間(8.8キロ)で、津波で被災した線路の復旧工事が急ピッチで進められている。JR東日本は7月末にも運転を再開する方針。暑さが増す中、地域住民の足の確保に向け、作業員らの奮闘が続く。

 宮城県東松島市赤井の陸前赤井駅周辺では22日、約30人の作業員が、津波で土砂をかぶった砂利を入れ替え、枕木を交換した上で、線路を敷設し直す作業に当たった。

 JR東日本仙台支社によると、同区間の工事は約8割まで進んでおり、ほぼ計画通りという。

 変電設備などが被災したため、ディーゼル車を導入しての運転再開となる。冠水した陸前赤井、陸前山下(石巻市)の両駅は仮駅舎で対応する。

 仙石線は、あおば通―高城町間(25.5キロ)が通常運転しているが、高城町―矢本間(15.9キロ)は線路の流失など津波被害が大きく、再開のめどは立っていない。

1241荷主研究者:2011/07/03(日) 13:33:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110623t11021.htm
2011年06月23日木曜日 河北新報
東松島市・復興計画土地利用案 津波対策に「三重防潮堤」

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/110623m101.jpg

 宮城県東松島市は22日、市の復興計画に盛り込む土地利用案を公表した。津波対策として、護岸部分に防潮堤を建設し、その内側にかさ上げした道路2本を整備。「三重防潮堤」の機能を持たせる構想を提案した。津波で壊滅状態となった地域の集団移転候補地としては、内陸部の6地区を想定していることを示した。

 市役所で同日あった市議会全員協議会で明らかにした。土地利用のイメージは図の通り。防潮機能は三重の備えを構築。大規模な防潮堤、高さ10メートル以上にかさ上げした道路を2本整備し、内陸部への浸水を防ぐ。

 集団移転の候補地は、内陸部の農地など6カ所を提示。具体的には矢本地区などを念頭に検討が進むとみられる。

 海と運河に挟まれている大曲、野蒜両地区は原則として居住地とせず、自然エネルギー生産施設の拠点などに活用する。壊滅状態となった半島部の宮戸地区は、半島内の高台を移転地とする方針。

 津波で流されたり全壊したりした浜市、野蒜両小と鳴瀬二中は、新設する内陸部に通じる避難路の近くに建設する案を盛り込んだ。

 農漁業者の働き場所として、沿岸部に漁村集落、内陸部に農村集落を設けることも示した。

 協議会で市は、復興施策の方針を説明。防災自立都市や市民協働によるまちづくりなどを基本理念に挙げた。新組織として復興政策部(仮称)を設ける方針を説明した。

 阿部秀保市長は「市民にずっと住み続けたいと思ってもらえるような街を目指す。有識者委員会や住民説明会で意見を聞きながら、柔軟に協議を進めたい」と話した。

1242荷主研究者:2011/07/03(日) 14:10:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110625t12005.htm
2011年06月25日土曜日 河北新報
アウトレットきょう再開 商業機能回復進む 仙台港

新規出店の準備に当たるスポーツ関連「ナイキ」のスタッフ=仙台市宮城野区の三井アウトレットパーク仙台港

 三井アウトレットパーク仙台港(仙台市宮城野区)が25日に営業を再開するのを前に、運営する三井不動産は24日、報道関係者向け内覧会を開いた。周辺では複数の大型店が順次営業を再開しており、津波で被害を受けた仙台港の商業機能が回復しつつある。

 説明によると、震災を受けて9店舗が撤退したものの、新たに16店が出店する。テナント数は計約120店舗となり、当初は9割余が営業し、他店も順次再開する。

 新規出店ブランドは、衣料が「アルマーニ」「セシルマクビー」「トミーヒルフィガー」など。スポーツ関連は「ナイキ」「アディダス」「プーマ」の三つが入る。

 25日〜7月10日には復興応援企画「ハートフルセール」を開催し、収益の一部を義援金に充てる。期間中の土、日曜はJR仙台駅西口から無料シャトルバスを運行する。

 2階建ての三井アウトレットパークは津波で1階が浸水。建物の構造に問題はなく、被害を受けた電気設備などを中心に復旧作業を進めていた。

 三井不動産の森永哲郎東北支店長は「仙台は東北全体を元気にする役割を担っており、当施設もその一翼となりたい」と話している。

 周辺の大型店では、東京インテリア家具仙台港本店も25日、一部で営業を再開する。家具量販のニトリ仙台港店は一部営業中で、7月1日に全面オープンの予定。ケーズデンキ仙台港店は、既に震災前とほぼ同じ品ぞろえで営業している。

 仙台市郊外のアウトレットモールでは、地震で配電設備などに被害を受けたチェルシージャパン(東京)運営の仙台泉プレミアム・アウトレットも、17日に再開した。

1243荷主研究者:2011/07/03(日) 14:13:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110625t11027.htm
2011年06月25日土曜日 河北新報
仙台塩釜港・中野1号暫定利用可能に 復興会議

 宮城県は24日、仙台市での第2回仙台塩釜港復興会議で、被災した仙台港の中野1号埠頭(ふとう)の暫定利用が可能になったと報告した。仙台港14埠頭のうち12埠頭で接岸できるようになった。

 中野1号埠頭の海中にあった支障物を取り除き、船舶の航行に必要な水深12メートルを確保した。一方で、被害が大きい高砂2号埠頭の再開時期は示されず、出席者からは「仮復旧でもいいから早く使えるようにすべきだ」と、国や県の対応の遅さを批判する声が上がった。

 仙台港の復旧の工程表も明らかにされ、本年度内に港の復旧工事が終わる見通しが示された。今後、多くの埠頭で地盤沈下分のかさ上げなどの作業を進める。

1244荷主研究者:2011/07/10(日) 22:24:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110705t11018.htm
2011年07月05日火曜日 河北新報
仙台市「復興会議」設置へ 大学・財界などから16人

 東日本大震災の復興計画に各分野の専門家の考えを反映させるため、仙台市は学識経験者ら16人で構成する「震災復興検討会議」を設置する方針を決めた。13日に市役所で初会合を開く。

 委員は、東北大大学院工学研究科の今村文彦教授(津波工学)をはじめ、都市計画や地域づくり、社会福祉などを専攻する大学関係者が12人を占める。経済界からは仙台商工会議所の鎌田宏会頭、みやぎ工業会の川田正興会長が参加。仙台で活動する人材で固めた。

 検討会議は市が5月末に策定した「復興ビジョン」をたたき台に、被災者や市民の意見を踏まえ、奥山恵美子市長と復興の在り方について議論を深める。復興計画をまとめる10月末までに、5回程度開催する見通し。

 ほかの委員は次の通り。

 浅野弘毅東北福祉大せんだんホスピタル病院長▽阿部重樹東北学院大経済学部教授▽板橋恵子エフエム仙台執行役員▽風間基樹東北大大学院工学研究科教授▽桜井常矢高崎経済大地域政策学部准教授▽辻一郎東北大大学院医学系研究科教授▽中井裕東北大大学院農学研究科教授▽堀切川一男東北大大学院工学研究科教授▽牧原出東北大大学院法学研究科教授▽増田聡東北大大学院経済学研究科教授▽宮原育子宮城大事業構想学部教授▽宗片恵美子NPO法人イコールネット仙台代表理事▽渡辺浩文東北工大工学部教授

1245荷主研究者:2011/07/10(日) 22:25:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110705t11020.htm
2011年07月05日火曜日 河北新報
地下鉄東西線の需要予測見直し、津波で遅れ

 仙台市が建設中の市地下鉄東西線について、本年度中に実施すべき需要予測の見直しが、来年度にずれ込む公算が大きくなった。東日本大震災による津波が市東部地区を襲った影響で、沿線の人口動向が把握できず、予測が立てられなくなった。市は復興計画の策定後に調査に入り、予定している2015年度の開業を目指す方針だ。

 需要予測の見直しは、国土交通省の要領に基づく事業再評価の一環で行う。一定期間を経過しても完成していない事業に関し、費用対効果などを算定した上で市の監視委員会に示すことになっている。

 市は10年度から予測の準備を進めてきたが、震災で状況が一変。需要を見込んだ東部地区の住民が津波で散り散りになり、「現状では適正な需要調査ができない状態」(市交通局)に陥った。

 市は震災直後、国土交通省に事情を説明して再評価の延期を要望。国交省側から早期の再評価を求められなかったこともあり、奥山恵美子市長は「おおむね了解が得られた」と受け止めている。

 市交通局は、復興ビジョンに東西線東端の荒井駅周辺への人口集積が盛り込まれていることを踏まえ、「復興計画が固まる10月末ごろには本格的に需要調査に着手できる。公表は12年度にずれ込む可能性がある」と説明する。

 需要予測の見直しが遅れても、状況が好転するわけではない。現行の予測値(1日当たり11万9000人)は震災前から「過大で実態に合わない」との指摘があった。市幹部の間には「下方修正せざるを得ない」という声さえある。

 震災後は、市民団体などが「復興に東西線の建設費を回すべきだ」「正しい需要予測を行い、現在の見込みの半分程度なら事業を中止してほしい」などと相次いで要望している。

 市交通局東西線建設本部の佐野公司管理課長は「荒井駅への人口集積が進めば、利用人口は確実に増える。地下鉄南北線が震災後すぐに運行を再開したように、市民の足を支える地下鉄東西線の意義が薄らぐことはない」と話している。

1246荷主研究者:2011/07/10(日) 22:36:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110706t11023.htm
2011年07月06日水曜日 河北新報
仙台市の津波シミュレーション IBMが技術協力

奥山市長と合意文書を交わす日本IBMの橋本社長

 仙台市と東北大が共同で進めている市東部沿岸の被災地を再建するための基礎資料「津波シミュレーション」の作成に、米コンピューター大手IBMが技術協力することが5日、決まった。日本IBMの橋本孝之社長が同日、市役所を訪れ、奥山恵美子市長と合意した。

 津波シミュレーションは(1)津波の規模(2)防潮堤の有無(3)かさ上げする県道の位置や高さ―といった条件から浸水地域を演算処理で割り出し、CG(コンピューターグラフィックス)で表示する。

 集団移転先の選定、防潮施設の配置などを検討する際に有効で、市は今後の震災復興計画づくりに役立てる。

 今回の協力は、IBMが世界100都市で5000万ドル(約40億円)相当の技術やサービスを提供する都市運営支援プログラムの一環。国内では札幌市に次いで2例目。津波シミュレーションの作成には、IBMグループの社員数人が加わる見通し。

 橋本社長は「未曽有の震災で生じた課題の解決にITを活用し、得られた新しい知見を世界に発信する責務がある。津波以外の分野でも支援を拡大したい」と述べた。

 奥山市長は「津波シミュレーションの結果を市民に分かりやすい形で示すため、IBMの力を貸していただけるのは大変うれしい。世界で津波被害が想定される地域の安全安心にも貢献できるのではないか」と話した。

1247荷主研究者:2011/07/10(日) 22:42:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110708t12014.htm
2011年07月08日金曜日 河北新報
米フローズンヨーグルト店 ゴールデンスプーンが仙台進出

8日にオープンするゴールデンスプーン仙台一番町店と新田社長(右)

 米国のフローズンヨーグルト専門店「ゴールデンスプーン」が8日、仙台市中心部のアーケード街に東北1号店をオープンする。運営会社は「今後も出店を拡大し、被災地の雇用拡大につなげたい」としている。

 専門店はカリフォルニア州をはじめ北米やアジアなどで展開。日本では大阪や東京などに14店あり、脂肪分のないソフトクリーム状のヨーグルトが人気を集めている。仙台では青葉区一番町4丁目に出店。インターネットカフェなどを展開する同市のニューイーストが運営を担う。

 同社の新田秀悦社長は石巻市の実家が津波被害を受けた。震災後「被災地に笑顔を取り戻したい」とゴールデン社日本法人と交渉。日本法人は東北進出を来年度以降に予定したが、復興支援につなげたいと前倒ししたという。

 ニューイーストは本年度中に仙台市内でさらに2店を出す考え。新田社長は「雇用創出に貢献し、地域経済や街の復興につなげる」としている。

1248荷主研究者:2011/07/10(日) 22:43:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110708t12015.htm
2011年07月08日金曜日 河北新報
オフィスビルの空き室率16.5%に改善 仙台

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市内の6月末時点のオフィスビル平均空き室率は16.50%で、前月比0.64ポイント低下した。震災以降では3月末は未集計で、5月末、6月末と改善が続いている。16%台は2009年8月末の16.14%以来。仙台支店は「被災ビルからの移転と、復興需要を見込む企業の出張所開設などが続いている」としている。

 空き室面積は1カ月で約9900平方メートル減少。五つに分けた地区別では、減少面積のうち約6000平方メートルを仙台駅前地区が占め、同地区の空き室率は15.75%と0.01ポイント改善した。

 他の4地区も全て改善。改善幅は泉区など周辺オフィス地区(空き室率14.82%)の1.40ポイントが最大だった。一番町周辺地区(17.27%)は0.39ポイント、仙台駅東地区(19.37%)が0.33ポイント、県庁市役所周辺(14.62%)は0.20ポイント。

 仙台支店は「7月末までは改善が続くのではないか。震災で補修中のビルもあり、これらが今後、入居募集を始めると空き室率が悪化する可能性もある」とみている。

 調査は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル363棟が対象。

 他の東北主要9都市の空き室率も発表し、山形(13.97%)、福島(9.6%)、郡山(9.58%)の3市は前回調査(4月末)と比べ改善した。弘前(15.37%)、盛岡(10.04%)、秋田(15.27%)は横ばい。青森(16.55%)、八戸(14.86%)、いわき(27.44%)は悪化した。

1249荷主研究者:2011/07/18(月) 21:29:43

http://www.amita-net.co.jp/info/release-20110709-002031.html
アミタグループ東北オフィスの開設のお知らせ
2011年7月9日

アミタグループは、東日本大震災の長期的復興活動と日本の新たな再生を目指し、2011年7月11日(月)、宮城県仙台市青葉区に、アミタグループ東北オフィスを開設することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

■開設の目的:
このたびの東日本大震災では、地震、津波により多くの人命が失われ、仕事や生活が奪われ、原発事故に象徴されるように、日本の近代そのものが脆くも崩れ去りました。 アミタグループは、被災地域はもとより、日本全体の「再生」を目指し、事業を通じた長期的かつ持続可能な復興に取り組むことで、希望溢れる新たな未来を、地域の方々とともに創り出していきたいと考えております。

被災地域の方々のご協力を得ながら、再生に向けた事業活動を企画・実施するため、宮城県仙台市青葉区に新たな事業拠点を開設いたします。

■オフィス情報:
名称:アミタグループ東北オフィス
 ※当オフィスには、以下の各関係会社の事務所が設置されます。
 ・アミタホールディングス(株)東北事務所
 ・アミタ(株)東北事務所
 ・(株)アミタ持続可能経済研究所東北事務所
住所:980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目6番1号仙台第一生命タワービルディング 11階
電話番号:022‐217‐1517
FAX番号:022‐265‐0161
開所日:平成23年7月11日(月)
事業内容:
被災地域および、日本全体の長期的かつ持続可能な復興に寄与する事業として、森林の再生、里地・里山・里海の再生、エネルギー・資源の再生等の事業を行います。

アミタグループは、このたびの大震災を当事者として受け止め、被災地域の復興と、次の時代を創る新たな「人と人」「人と社会」「人と自然」の関係性の構築に尽力してまいります。

1251荷主研究者:2011/07/18(月) 21:54:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110714t72015.htm
2011年07月14日木曜日 河北新報
トヨタ3社統合へ 東北の拠点化加速 12年7月新会社

記者会見でポーズをとる、トヨタ自動車の豊田社長(左から3人目)らグループ各社の首脳=13日午後、名古屋市中村区

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/toyota01k.jpg

 トヨタ自動車は13日、岩手県金ケ崎町に岩手工場を持つ関東自動車工業(神奈川県横須賀市)とセントラル自動車(宮城県大衡村)、部品メーカーのトヨタ自動車東北(同県大和町)の3子会社が2012年7月の経営統合に向け協議を開始することを柱とした生産体制の見直しを発表した。トヨタは東北を中部、九州に次ぐ国内第3の生産拠点と位置付けており、経営統合で東北の拠点化を加速させる方針だ。(3.8.16面に関連記事)

 関自工については12年1月、いったん完全子会社化する計画。経営統合後の本社所在地は未定だが、宮城県内を軸に調整が進むとみられる。

 名古屋市で記者会見したトヨタの豊田章男社長は「車両生産の企画、開発、生産を一貫して担当してもらうことで経営判断の迅速化につなげ、国際競争力の向上を図りたい」などと述べた。

 東北の拠点化を明確に打ち出した10年5月ごろから、統合の検討を始めたことも説明。その上で東日本大震災に触れ「現地の部品供給会社は、期待を上回る回復ぶりを見せた。この現場力をベースに、未来に向けてチャレンジすることが国内のものづくりを守ることにつながる」と強調した。

 国内の生産台数については下限の目安としてきた年間300万台が「ぎりぎりの線だ」と語り、円高の逆風にあっても現行の国内生産体制を維持する方針をあらためて表明した。統合を目指す3社は現行の正社員雇用を維持する考えも示した。

 会見に同席した関自工の服部哲夫社長は「活躍の領域が広がる」と経営統合に向けた協議入りを歓迎。セントラルの葛原徹社長は「今後は現地調達率の向上も課題になるだろう」とした。トヨタ東北の杉山正美社長は「世界で戦える拠点づくりを目指す」と意欲を見せた。

 トヨタは併せて、ミニバンや商用車を造るトヨタ車体(愛知県刈谷市)も12年1月に完全子会社化することも発表した。

◎域内完結集積後押し

 【解説】東北に拠点を持つトヨタ自動車系3社の統合によって、東北を「国内第3の生産拠点」にするという同社の戦略がより鮮明になった。統合によるメリットでもある開発から量産までの地域完結は、地元企業にとっても参入の間口が広がることにつながる。来年夏に見込まれる新会社の誕生は、東北の産業集積を後押しする可能性を秘めている。

 関東自動車工業岩手工場は開発機能の強化に努めており、セントラル自動車はコンパクトカーに特化した生産ラインを特徴とする。東北の二つの完成車工場の統合は両社の強みを生かし、より小型車生産の専門性を高める狙いがある。

 一方、ユニット部品を手掛けてきたトヨタ自動車東北には、エンジン工場を新設する計画がある。3社の統合はスケールメリットを追求するだけでなく、互いの強みを持ち寄り、基幹部品の製造、車両開発、生産までを自己完結できる「総合会社」に脱皮することをも意味する。

 東北の自動車産業をリードしてきた3社の「進化」は、参入を目指す地元企業にとってもメリットを生む可能性がある。

 自動車産業では車両の企画・開発段階で、部品供給企業が決定しているケースも多い。トヨタは車両の開発そのものも新会社に委ねる考えを示しており、東北での開発が本格化すれば、地域企業が参入する敷居が下がることも期待される。

 ただ関自工は静岡県内に開発本部と完成車の生産ラインを有しており、当面はそれらの設備を維持する考えを示す。新会社が発足しても、東北への機能集約には時間がかかることも予想される。

(斎藤秀之)

<足腰強い企業に/村井嘉浩宮城県知事の話> 
復興に取り組む宮城にとって大変明るいニュース。3社の統合により車体本体の企画から開発、生産まで全て一体で行える足腰の強い企業ができる。東北を第3の拠点にするという意思表示だろう。関連企業や部品メーカーが東北に進出してくる可能性は高い。宮城、東北を元気にするには民間投資が重要。震災前と同様に企業誘致を進める上で後押しになる。

<波及効果に期待/達増拓也岩手県知事の話>
 3社統合は英断と受け止めている。東北での自動車の一貫生産体制の構築につながる大きな前進で、歴史的に意義深い。被災地へのエールとなり、波及効果も出てくると期待している。関東自動車工業(岩手工場)は新会社で最も重要な生産拠点であり、開発機能の強化に期待している。インフラ整備や地場企業の取引拡大の支援に、東北一丸で取り組みたい。

1252荷主研究者:2011/07/18(月) 21:55:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110714t72021.htm
2011年07月14日木曜日 河北新報
復興ものづくり トヨタ3社経営統合へ 地元取引の拡大期待

 東北に拠点を置くトヨタ自動車グループ3社が経営統合に向け協議を始めることが13日、明らかになった。東日本大震災で東北の製造業が大きなダメージを受けてから4カ月。東北の経済団体や自治体の関係者は「ものづくり産業の復興にも弾みがつく。地元企業との取引拡大も見込める」と期待を寄せた。

 みやぎ工業会の川田正興会長は「多くの製造業が海外へのシフトを進める中、トヨタは国内拠点を強化していく決意を示した」と受け止めた。その上で「東北復興のシンボリックな出来事。裾野が幅広い自動車産業を地元企業も支えていかなくてはならない」と意気込む。

 東北経済連合会の高橋宏明会長は「効率性、合理性と地域のことを考えたトヨタならではのやり方だと思う。東経連もこれまで開催してきた自動車産業の勉強会の成果を活用したい」と自動車関連産業の発展に向け、さらに活動を強化する考えを示した。

 宮城県商工会議所連合会の鎌田宏会長は「宮城の自動車産業発展につながる明るいニュース。効率化を考えての統合だと思う」と話した。

 トヨタグループの自動車部品最大手デンソーの子会社、デンソー東日本(田村市)が10月から操業を始める福島県。斎須秀行商工労働部長は「トヨタが東北を国内拠点として重視していることは大変心強い。県内企業とのさらなる取引拡大も期待できる」と評価した。

 自動車関連部品を生産する企業が多数立地する山形県の広瀬渉商工観光部長は「県も、県内自動車産業とトヨタグループとの連携強化を一層後押ししていきたい」と強調。同県商議所連合会の清野伸昭会長は「山形県の企業の技術レベルは高い。岩手、宮城の企業に負けずに取引できるよう飛び込んでいくべきだ」と指摘した。

◎岩手「平泉」に続く朗報

 関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)を中心に、東北の自動車関連産業をけん引してきた岩手県内の関係者は13日、関自工を含むグループ3社の経営統合協議を「東北の拠点化が一層進む動き」と歓迎した。

 県商工会議所連合会の元持勝利会長は「東北全体にとってプラス。雇用への好影響も見込まれる。『平泉の文化遺産』の世界遺産登録に続き、岩手の名を世界にとどろかせる契機になってほしい」と喜んだ。

 県工業クラブの長岡秀征会長は「東北に対するトヨタの思い入れの表れ」と期待を寄せる一方、「関自工岩手は地元密着で事業を進め、われわれも協力してきた。トヨタの完全子会社になっても地元の意見を反映してほしい」と注文を付けた。

 トヨタが東北をコンパクトカーの国内拠点としてあらためて位置付けたことについて、いわて産業振興センターの黒沢芳明事務局長は「こんなチャンスはそうはない。地元もこれに応えないといけない」と気を引き締めた。

 関自工岩手が立地する金ケ崎町の高橋由一町長は「岩手工場でハイブリッド車の量産が見込まれており、今回の経営統合はビッグな発表。経済活性化と震災復興につながるよう期待したい」とのコメントを出した。

1253荷主研究者:2011/07/18(月) 21:58:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110714t72023.htm
2011年07月14日木曜日 河北新報
商機、地元企業は歓迎 トヨタ3社統合へ コスト減、負担も

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/toyotoyo08_01.jpg

 トヨタ自動車が13日、セントラル自動車(宮城県大衡村)など東北に生産拠点を置く子会社3社の経営統合協議入りを発表し、東北の自動車関連企業からは歓迎の声が上がった。大手部品メーカーの進出がさらに進むとの見方が出され、「受注機会が拡大する」などと受け止めている。

 「東北で腰を据えて車を造る。その意思表示と受け止めた」と喜ぶのは、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)に金型を納入するキョーユー(同県美里町)の畑中得実社長。開発から生産までの一貫体制を打ち出したトヨタに対し「奮起して応えたい」と意気込む。

 表面処理業、加美電子工業(同県加美町)の幹部は「大手部品メーカーの進出が加速し、地元企業の参入可能性が高まる」とみる。

 同様にトヨタ東北と取引するダイカスト部品製造の岩機ダイカスト工業(同県山元町)の斎藤吉雄社長は「統合実現で規模が拡大すれば、地元企業の受注が増える可能性がある」と指摘する。

 金型部品などで今後の参入を目指す松栄工機(大崎市)の小林敬社長も「現地調達のスピードが上がる。取引開始を望む企業には大きなチャンスだ」と言う。

 一方で今回の動きを慎重に見る企業関係者も。トヨタグループの部品メーカーと取引する福島県内の企業は「効率化で競争力が高まり、日本の自動車産業にプラス。ただ調達の規模が大きくなって大量発注となれば、下請けへのコスト削減要請は強まる」と、地域企業も一段の効率化を求められる可能性を指摘する。

◎トヨタグループ3社の主な動き

1993年11月 関東自動車工業岩手工場が岩手県金ケ崎町で稼働
  98年 7月 トヨタ自動車東北が宮城県大和町で稼働
2005年 6月 関自工岩手が累計生産台数100万台を達成
  05年11月 関自工岩手の第2生産ラインが完成
  08年 2月 セントラル自動車(相模原市)が宮城県大衡村に本社工場
         立地の協定を締結
  08年 4月 トヨタ東北がエンジン工場建設計画を発表
  08年12月 リーマン・ショックを受け、トヨタ東北がエンジン工場建
         設計画の延期を表明
  09年 4月 関自工岩手に設計開発拠点「開発センター東北」設置
  11年 1月 セントラル新本社工場が大衡村で稼働
  11年 4月 セントラルが相模原市の工場を閉鎖。5月に新本社工場に
         生産を完全集約
  11年  6月 セントラルが本社を大衡村に正式に移転

[関東自動車工業]岩手工場(岩手県金ケ崎町)と東富士工場(静岡県裾野市)で、ラクティスやオーリスなどの小型車を中心に、輸出用のカローラも生産する車両メーカー。11年3月期の連結売上高は5041億円、純損益は20億円の赤字。生産台数は約36万4000台。

[セントラル自動車]トヨタグループの東北地方の車両メーカー。国内向けのカローラアクシオと海外輸出用の小型車「ヤリスセダン(日本名・ベルタ)」を生産している。11年3月期の生産台数は約7万2000台。

[トヨタ自動車東北]トヨタの東北地方の部品生産拠点。急ブレーキをかけた時にスリップを防止するアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)のほか、サスペンションなどを製造している。生産した部品は主にトヨタ自動車の愛知県内の工場に納入。今後はエンジンの生産も予定している。

1254荷主研究者:2011/07/18(月) 22:39:39

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110712/bsd1107120503000-n1.htm
2011.7.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
イケア、仙台に復興支援拠点 国内初の小規模店9月オープン

 外資系家具販売のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は11日、仙台市泉区内で生活雑貨を中心に扱う小規模店を9月末にオープンすると発表した。大規模店を展開してきた同社が小規模店を出すのは初めて。東日本大震災で被災した住民の新生活需要に応えるとともに、復興支援の拠点とする考えだ。

 名称は「IKEA 仙台ミニショップ」。約1980平方メートルの店舗に、食器や調理器具、小型の収納家具といった生活雑貨600品目をそろえる。仙台市泉区にある商業区画のテナントの一つとして出店する。

 これまでのイケア店舗は4万5000平方メートル前後の敷地に約9500品目の取扱商品数を誇る大型店がメーンだったが、規模よりも迅速な出店を重視した。今後は今回の店舗を足がかりに、被災地ニーズを分析し、効果的な支援へとつなげたい考えだ。

 これまで同社は寝具やタオルなどを避難所などに配送。このほか、仮設住宅用として計1万5000戸分の寝具や家具、調理器具などを無償で提供した。

1257小説吉田学校読者:2011/07/31(日) 12:18:45
雪、地震、津波、原発、ホットスポット、余震、大雨、また地震。福島が何をしたというのだ。

新潟・福島 避難住民不安と疲労「16年豪雨よりひどい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000077-san-soci

 褐色の濁流が一気に付近の集落に広がった。新潟、福島両県で30日も降り続いた記録的豪雨。新潟県では7年前の豪雨でも決壊した三条市の五十嵐川など次々と川が氾濫。住民らは立ちすくみ、避難を余儀なくされた人々は「水はやはり恐ろしい」と不安と疲労の色をにじませた。福島県只見町では孤立した地区からヘリコプターで助け出された住民が「何とか助かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 三条市内の交差点や道路の一部は、ひざ下の深さまで冠水した。床下浸水した民家では、漂着した木の枝やごみを片付ける住民の姿も。消防団は堤防近くで土嚢(どのう)の積み上げを急ぎ、住民は不安そうに川の流れを見つめていた。60代の男性は「7年前もここまでひどくなかった。こんな雨は初めてだ」と話した。
 避難所となった同市立第1中学校では、眠れない夜を明かした約40人が支給された毛布を敷いて座ったり横になったりし、疲れた様子を見せていた。
 自宅が浸水した佐藤公男さん(59)は「7年前も経験したので早めに1階の荷物や畳を2階にあげた。バケツをひっくり返した以上の大雨で、家を出るときは腰まで水につかった。雨はやっぱり怖い」と振り返った。
 同県長岡市でも避難指示を受け、避難所となった中之島文化センターに住民らが次々と避難。平成16年の豪雨で夫を亡くしたという村越たけのさん(82)は「あのときの雨は忘れられない。今度も同じ雨。怖かった」と言葉少な。
 約100人が避難した新潟市南区の市立味方小学校では、主婦の小熊悦子さん(60)が「不安で眠れなかった。早く家に帰りたい」と心配そうに窓の外を眺めていた。
 土砂崩れで一部が孤立状態となった只見町。JR只見線の鉄橋が落ち、激しい濁流の上で線路だけが垂れ下がった光景も見られた。孤立地区では陸上自衛隊のヘリコプターによる救助活動も進められた。
 自衛隊員らの肩を借り、一人また一人と住民が避難所になった小学校の校庭にヘリコプターから降り立つ。妻と2人、29日は自宅2階で過ごしたという農業、五十嵐隆さん(74)は、飼っていた烏骨鶏(うこっけい)を助け出す際、流木で頭を打った。「怖くてほとんど寝ていないが、なんとか助かった」と安堵の表情を見せた。
 出張先の東京から戻ったという同町のエンジニア、上野浩之さん(55)は校庭で、救助された妻(48)と次男(10)と再会。「よかった」と妻の肩に手をやった。29日から連絡が途絶え、家族を案じ続けていたという。
 小学校の避難所では人々がタオルケットを顔にかぶり、疲れ切った様子で休んでいた。
 祖母がまだ孤立地区にいるという高校3年の渡部凌輔さん(17)は「思いもよらないことで、おばあちゃんが心配です」。30日は所属する野球部の引退試合だったが、豪雨で中止になったという。

1258小説吉田学校読者:2011/07/31(日) 12:21:48
(続き)父母を喪った者もいる、つつがなからずの友垣、雨に風に地震に放射性物質につくし、山は青からず、水は清からず故郷・・・

<地震>福島県で震度5強=午前3時54分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110731-00000006-mai-soci

 31日午前3時54分ごろ、福島県で震度5強の地震があった。気象庁によると震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定される。なお、この地震による津波の心配はないという。
 ▽震度5強=福島県楢葉町、川内村
 ▽震度5弱=福島県郡山市、白河市、平田村、田村市、いわき市、広野町、川内村、葛尾村、茨城県日立市、常陸大宮市、栃木県大田原市
 ▽震度4=福島県福島市、郡山市、白河市、須賀川市、二本松市、国見町、川俣町、大玉村、鏡石町、天栄村、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町、棚倉町、矢祭町、石川町、玉川村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、田村市、伊達市、本宮市、いわき市、相馬市、広野町、富岡町、新地町、飯舘村、南相馬市、猪苗代町。
 茨城県水戸市、日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、ひたちなか市、茨城町、東海村、大子町、常陸大宮市、那珂市、城里町、小美玉市、土浦市、石岡市、つくば市、鹿嶋市、美浦村、稲敷市、筑西市、かすみがうら市、行方市、桜川市、鉾田市。
 栃木県大田原市、那須町、那須塩原市、宇都宮市、真岡市、益子町、市貝町、芳賀町、高根沢町、那須烏山市、那珂川町。
 岩手県普代村、盛岡市。
 宮城県加美町、栗原市、登米市、美里町、大崎市、白石市、仙台空港、名取市、角田市、岩沼市、蔵王町、大河原町、村田町、川崎町、丸森町、亘理町、山元町、宮城野区、若林区遠、石巻市、塩竈市、松島町、利府町。
 千葉県香取市、成田市

1259荷主研究者:2011/08/07(日) 12:09:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110720t75003.htm
2011年07月20日水曜日 河北新報
トヨタ 宮城エンジン工場新設 大衡に企業内訓練校

会談に際し手を重ね合わせる(右から)村井宮城県知事、トヨタの豊田社長、達増岩手県知事=19日午後2時10分、宮城県庁

 トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、仙台市青葉区のウェスティンホテル仙台で記者会見し、宮城県内でのエンジン工場建設などを柱とする東北復興支援策を正式に発表した。製造するエンジンは小型ハイブリッド車(HV)専用で、工場は早ければ2013年初めに稼働する。支援策には岩手県での小型HVの生産や、企業内訓練校の開設も盛り込んだ。豊田社長は「ものづくりを通じて東北の未来をつくっていきたい」と強調した。

 エンジン工場はトヨタとして国内5カ所目で、東北では初めて。生産は部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)が担い、工場隣接地に新たな建屋を建設する。当初の投資額は約20億円。当面は組み立てだけを行い、年間10万基を関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)に供給する。

 将来的には部品からの一貫生産を目指す方針で、トヨタの新美篤志副社長は会見後、「新エンジンの開発に合わせ、数年後には部品製造も東北に移管する」と述べた。

 小型HVは関自工岩手が生産する。トヨタが1月に発表した「プリウス c」がベースになるとみられ、年末の生産開始、来年初めの発売が見込まれている。

 企業内訓練校は13年4月、宮城県大衡村に開設。セントラル自動車の敷地内が有力で、東北の工業高の卒業生や製造業の従業員ら10〜30人を受け入れ1年間にわたって教育し、ものづくり人材を育てる。

 支援策には各種の地域貢献策も取り入れた。停電時に自動車を電源として使えるシステムを、東北6県のトヨタのHV公用車に無償で取り付ける。セントラルには8000キロワット規模の自家発電設備を設置し、非常時に行政機関などに送電する仕組みの構築も検討。東北への太陽光発電装置の設置も考える。

 豊田社長は会見で「東北の復興こそが日本の未来をつくる。オールトヨタの体制で東北に貢献していく」と述べた。

 当初、エンジン工場は08年4月にトヨタ東北が建設計画を発表。総事業費500億円で10年末の稼働を予定したが、08年秋のリーマン・ショックで着工を延期した。

<豊田社長、岩手・宮城知事と会談 「力ある拠点に」>

 トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、宮城県庁で村井嘉浩宮城県知事、達増拓也岩手県知事と会談し、宮城県でのエンジン工場新設、岩手県での小型ハイブリッド車(HV)の生産開始を決めたことを報告した。

 会談は非公開で行われた。豊田社長は両知事に対し「国内生産の第3の拠点として、東北を力あるものにしていきたい。6県の支援をお願いしたい」と話したという。会談にはトヨタの新美篤志副社長も同席した。

 東北の産学官でつくる「とうほく自動車産業集積連携会議」の代表幹事も務める達増知事は会談後、「東北に対する思いの強さと迫力を感じた。HV生産が現実になったことで、連携会議の中長期ビジョンをさらに高度化させたい」と述べた。

 村井知事は「エンジン工場は大きな雇用効果が見込める。震災で雇用環境が心配になる中、夢のある話だ」と歓迎。「6県でバックアップ体制をしっかりと築き、トヨタの期待に応えていきたい」と話した。

1260荷主研究者:2011/08/07(日) 12:11:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110720t12015.htm
2011年07月20日水曜日 河北新報
東北で部品調達強化 トヨタ復興支援策

記者会見する(右から)杉山トヨタ東北社長、葛原セントラル社長、服部関自工社長、豊田章男トヨタ社長、新美篤志トヨタ副社長=仙台市青葉区のウェスティンホテル仙台

 トヨタ自動車が19日に仙台市内で行った記者会見には、来年7月の経営統合を目指す関東自動車工業(神奈川県横須賀市)とセントラル自動車(宮城県大衡村)、部品メーカーで新設工場のエンジン生産を担うトヨタ自動車東北(宮城県大和町)のグループ3社のトップも同席した。3人は「国際競争力のある小型車を東北で造っていきたい」などと強調した。

 トヨタ東北の杉山正美社長は「宮城の地で操業を始めて13年。リーマン・ショックなどで延期されたエンジン生産が決まったことは、大きな一歩」と強調。「どんな部品が現地調達できるかを考えたい」とも述べ、新設工場で今後計画するエンジン製造の際は、現地調達の拡大に努める考えも示した。

 当初は組み立てだけを行うエンジン工場は、製品を関自工岩手に供給する予定。セントラル向けエンジンについて、杉山社長は会見後の取材に対し「将来的には東北で生産する全ての車のエンジンを、東北で賄いたいとの気持ちもある」と生産拡大に意欲を見せた。

 関自工の服部哲夫社長は小型ハイブリッド車(HV)の生産も含め「地域の皆さんと一緒になって成長させていきたい」と述べた。今回の東北での生産体制強化を機に、岩手工場(岩手県金ケ崎町)の調達機能を強化する方針も明らかにした。

 会見では3社の経営統合についても言及。セントラルの葛原徹社長は「新本社工場の最新鋭の設備を生かし、3社の良いところを参考に競争力のある車を造りたい」と抱負を語った。

 統合会社の本社所在地については服部社長が「新しい場所を考えたい」と説明。取材に対しては「(3社による)準備委員会で協議する。新会社名も含めてことし中に決める」とした。

◎拠点性、一段と向上へ

 トヨタ自動車が正式発表した東北でのエンジン工場建設と、小型ハイブリッド車(HV)の生産開始は、自動車産業における東北の拠点性を一段と高めるだけでなく、地域のものづくり力をレベルアップさせる可能性を持つ。

 エンジン生産は自動車メーカーにとって基幹となる事業。トヨタは国内のエンジン生産能力に余剰感を抱え、東北への工場の早期建設に慎重だったが、計画推進にかじを切った。コスト競争に打ち勝つには東北の完成車工場近くでエンジンを生産し、輸送費を削減することが不可欠と判断したためだ。

 エンジンは単に組み立てるだけでなく、部品の製造も将来的には東北で行う考え。完成車の部品の現地調達率も「6〜8割に引き上げたい」(新美篤志副社長)としている。

 これに伴い今後、東北への関連企業進出や設備投資の加速が予想される。地元企業による部品納入の間口も広がり、自動車産業の裾野拡大に寄与しそうだ。

 東北で生産されることになるHVは高い燃費性能が消費者に評価され、今や主力商品。増産が期待できる上、モーターや電池など先端技術を扱う生産拠点が地域にできることで、新産業の形成を誘発する可能性もある。

 トヨタはものづくり人材の育成も発表した。東北の技術基盤の強化を図り、円高をはじめとする逆風に立ち向かう姿勢を鮮明にした。

 豊田章男社長は19日の記者会見で「地域と一緒に東北の未来をつくる」と述べ、産学官の協力にも期待を寄せた。

 東北各県や地元企業が取り組んできた技術提案や人材育成などの取り組みを、加速させられるかどうか。東日本大震災後の東北をけん引する製造業全体の成長に向け、地域側の取り組みも重要性を増したといえる。

(解説・斎藤秀之)

1261荷主研究者:2011/08/07(日) 12:12:08
>>1260 続き

◎主な復興支援策

<エンジン工場>
 凍結していたエンジン工場を、宮城県大和町のトヨタ自動車東北の敷地内に建設する。小型ハイブリッド車(HV)用で、年10万基の組み立てからスタートし、将来は部品製造も行う。当初の投資額と従業員は約20億円、80〜100人。2013年中の稼働が見込まれる。

<小型HV>
 関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)の二つの生産ラインで製造する。2011年末に生産開始の見通し。ガソリン1リットルで40キロ以上走行できる燃費性能とされ、ことし1月にトヨタが発表した「プリウス c」がベースになるとみられる。

<人材育成>
 東北の工業高新卒者らがものづくりを学ぶ企業内訓練校を、宮城県大衡村に設立する。2013年4月の教育開始を目指す。教育期間は1年間。地元企業からも人材を受け入れ、東北の技術力向上を図る。

<社会貢献>
 震災孤児・遺児の育英基金「いわての学び希望基金」(岩手県)、「東日本大震災みやぎこども育英基金」(宮城県)、福島県が設立予定の育英基金に各1億円ずつ計3億円を寄付する。東北でチャリティーコンサートも開催。

<外部電源供給システムの提供>
 東北各県が公用車として保有するトヨタのHV「プリウス」計40台程度に、外部電源供給システムを無償で取り付ける。停電時などに車両から最大1500ワットの電力を取れるようにする。

1262荷主研究者:2011/08/07(日) 12:16:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110721t12009.htm
2011年07月21日木曜日 河北新報
ゆったり「街の公園」 仙台駅前商業施設・EDENあす開業

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110720018jd.jpg
「街の中の公園」をイメージした中庭を備えるEDEN

 オリックス不動産(東京)は20日、JR仙台駅前の仙台ホテル跡地にオープンする複合商業施設「EDEN(エデン)」(仙台市青葉区中央1丁目)の内覧会を報道関係者向けに開いた。開業は22日で、当日は午前11時にセレモニーを行い、11時半に一般開場する。

 同社が敷地約2700平方メートルを取得し、建設を進めていた。鉄骨平屋で売り場面積は約1400平方メートル。飲食12店をはじめ服飾3店、保険サービス1店の計16テナントが入る。

 約800平方メートルの中庭には、シンボルツリーのケヤキや季節の草花を配置した。ベンチで飲食もできるようにし、「街の中の公園」「癒やしの空間」をイメージしたという。敷地内を経て青葉通と愛宕上杉通の間を通り抜けできるようにもした。午前0時〜7時はゲートを閉める。

 同社は震災の影響で当初の4月27日開業予定を延期していた。内山庄一不動産投資事業第2部長は「仙台駅前の活気をさらに高め、地域の震災からの復興に貢献したい」としている。

 22日は正午からは中庭で仙台市出身のミュージシャン「Rake(レイク)」のオープン記念ライブもある。入場無料。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110723t12015.htm
2011年07月23日土曜日 河北新報
複合商業施設・EDENオープン 600人列 初日にぎわう

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仙台ホテル跡地にオープンした複合商業施設のEDEN。多くの買い物客らでにぎわった

 JR仙台駅前の旧仙台ホテル跡地に整備された複合商業施設「EDEN(エデン)」(仙台市青葉区中央1丁目)が22日、オープンした。午前11時半の開場時間前から約600人の行列ができるなど、初日からにぎわいを見せた。

 震災の犠牲者に黙とうをささげた後、敷地内でオープニングセレモニーを行った。開発を進めたオリックス不動産(東京)の益子哲郎常務執行役員が出席し、仙台駅前商店街振興組合の横山治理事長らと鏡開きをした。

 エデンは売り場面積約1400平方メートル。飲食、服飾を中心に16テナントが入る。開放的な中庭で飲食もできる。食事に訪れた岩沼市の会社員清沢真悠子さん(26)は「気軽に立ち寄れる雰囲気のお店が多い」と満足そう。旧仙台ホテルをよく利用していたという仙台市泉区の主婦相馬三恵子さん(60)も「とてもよい跡地利用」と喜んだ。

 オリックス不動産はエデンを暫定施設と位置付け、隣接地に所有するGSビルを含む一体開発を視野に入れている。益子常務執行役員は取材に対し「エデンの営業は5年がめど。その後は発展的な一体開発を目指したい。具体案は今後検討する」と述べた。

1263荷主研究者:2011/08/07(日) 12:18:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110721t11028.htm
2011年07月21日木曜日 河北新報
苦渋の解体へ 登録文化財の仙台・荒巻配水所旧管理事務所

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110721014jd.jpg
仙台市が解体の方針を示している国登録文化財の荒巻配水所旧管理事務所

 仙台市青葉区国見3丁目の国登録文化財「荒巻配水所旧管理事務所」(仙台市水道局所有)について、市は東日本大震災の影響でコンクリート落下などの危険が生じたため、解体する方針を固めた。1933年築造の同館は、斬新な国際様式の建築で知られ、市民団体などから解体に反対する声が上がっている。

 旧管理事務所は、仙台工業学校(現仙台工高)出身で仙台市水道課技手だった菊地孝太郎が設計。鉄筋コンクリート一部2階で、延べ床面積は約92平方メートル。優れた近代建造物として、99年に登録文化財に選ばれた。

 現在も使用されている配水所の敷地内に立地。本年度に実施する配水池の整備工事に伴い、建物を保護するため、木組みの井げたに乗せて移動させる「曳家(ひきや)」作業を進めていたさなかに震災が発生した。地震で井げたが一部崩れ、上に載った旧管理事務所の建物も損壊する恐れがあるという。

 仙台市水道局は「別な工法で工事を継続し、建物を保護できないか検討したが、十分に安全を確保できず、コンクリートが近くの市道に落ちる危険性もあった」と説明。「苦渋の決断として、解体を選択せざるを得なくなった」としている。

 6月下旬に仙台市文化財保護審議委員の専門家も現場を確認。解体する方針を地元の町内会関係者にも説明したという。

 解体の方針に対し、市民団体「まち遺産ネット仙台」は15日、「仙台の近代化の過程を伝える貴重な遺産であり、保存・修復の手だてを再検討してほしい」として、中止を求める要望書を市に提出した。

 西大立目祥子代表は「市民共有の財産なのに、市民向けの説明が不十分だ」と強調。「保存に向けた協力は惜しまない。震災を乗り越えた施設として、後世に伝えるべきだ」と話している。

1264荷主研究者:2011/08/07(日) 12:22:36

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/07/16 建設新聞
JR東日本 13年度の暫定供用へ 仙台市から委託の宮城野橋架け替えを発注
東工区=清水・仙建、西工区=鉄建・ハザマ

 JR東日本は、仙台市から委託された宮城野橋の架け替え工事の一部について、東工区を清水建設・仙建工業JV、西工区を鉄建・ハザマJVにそれぞれ発注した(本紙調査)。

 宮城野橋は、JR東北本線の上部と東北新幹線の高架下を横架する橋長193㍍の構造物。幅員は34・3㍍(歩道4・5㍍×2)で、片側3車線の上り線と下り線を分けたセパレートタイプを採用する。上部工は、青葉区側の起点側から3径間連続中空床版桁、合成床版桁(1径間)、5径間連続中空床版桁で構成。下部工は上下線一体型のA1とA2橋台、セパレート型のP1〜P8橋脚をそれぞれ整備する。詳細設計は復建技術コンサルタントが担当。

 このうち、仙台市がJR東日本に委託した鉄道近接部の上・下部工(図参照)は、上部工が合成床版桁のP3〜P4間と5径間連続中空床版桁のP4〜A2間。P3〜P4間に架設する桁は市が製作工事を発注(下り線側は7月28日に開札予定)し、JRに支給する。下部工はP3〜P6で、1橋脚当たり2基のセパレート型となるため計8基が対象となっている。今回、2JVに発注した東工区と西工区はP4を境に東側と西側をそれぞれ施工する。

 一方、仙台市施工分の工事については、A1の基礎杭とP1〜P2(下り線側)の橋脚工を赤坂建設、P7〜P8(前同)の橋脚工とA2を橋本店にそれぞれ発注している。

 今後の予定では、2013年度に北側にあたる下り線側を先行して暫定供用させ、既存の橋を撤去した後、上り線側の工事に入り、16年度内の全体完成を目指す。

 なお、仙台市とJR東日本との工事委託契約額は37億5000万円となっている。

2011/07/16付1面に掲載

1265荷主研究者:2011/08/07(日) 12:44:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110723t11001.htm
2011年07月23日土曜日 河北新報
厚生病院と福祉大の医学部基本構想 臨床・地域医療前面に

 仙台市内に医学部新設を目指す財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)と東北福祉大(同区)が合同で設置した医学部開設準備室は22日までに、基本構想を固めた。基本方針として臨床重視、地域医療貢献を掲げる一方、東日本大震災に伴い懸念される疾患の検査や治療に取り組むことを盛り込んだ。25日に開く構想検討委員会で協議する。

 教育方針には「病める人とその郷土に貢献することによろこびを見出す医療人の育成」を打ち出した。地域医療現場の見学やボランティア活動に力を入れる。

 幅広い疾患に対応でき、専門医による治療の必要性を判断できる総合医、総合救急医の育成を目指す。震災関連では、粉じんによる健康被害などの長期的調査や予防、治療の研究を進める。

 入学者選抜には、東北地域枠を設け、内申書を重視する。卒業後の地域医療貢献を促すために、市町村や病院が奨学金を拠出する奨学金制度の設立を検討する。奨学生は卒業後、3年目からの7年を義務年限とし、地域の病院などに勤務する。

 医学教育の教員については東北大医学部に協力を求める一方で、地域の病院に勤務する医師らを兼任などで採用する。一般教養は東北福祉大の教員を活用する。

 臨床実習を行う病院は、仙台厚生病院や東北福祉大付属せんだんホスピタルに加え、自治体病院と連携して800〜1000床を目指す。

 目黒泰一郎仙台厚生病院理事長は「臨床に優れた能力を持つ医師を育て、地域に定着させることが存在意義だ。検討委員会の意見を踏まえ、東北に貢献できる体制を整えたい」としている。

1266荷主研究者:2011/08/08(月) 00:51:42

http://sendai.keizai.biz/headline/966/
2011年07月22日 仙台経済新聞
「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」開業−震災で3カ月遅れて

オープン直後の様子。出迎えたアンパンマンとバイキンマンに子どもたちが抱きついた

 仙台駅東口そばに7月22日、「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仙台市宮城野区鉄砲町、TEL 022-298-8855)がオープンした。

 同施設は「それいけ!アンパンマン」をテーマにした参加・体験型のミュージアムで、神奈川県横浜市、三重県桑名市に続く3都市目の出店。当初は4月22日のオープンを予定していたが、東日本大震災で建物のガラスが割れるなどの被害を受けて延期。復旧工事が済み、関係各所の体制も整ったことから、3カ月遅れで開業にこぎ着けた。

 敷地面積は7117平方メートルで、「ミュージアム」と「モール」の2つからなる。「ミュージアム」は、アンパンマンの世界が楽しめる展示やアトラクション、ステージショー、映像プログラムを上映する「やなせたかし劇場」などで構成。「モール」は、キャラクターグッズを販売するショップをはじめ、ベーカリーショップ、ファミリーレストラン、カフェ、ヘアサロン、写真スタジオなど、親子で楽しめる20店舗が出店する。

 オープン当日は、家族連れを中心に約2500人が列を作った。オープニングセレモニーでは、アンパンマンの登場キャラクターと主題歌などを歌う双子ユニット・ドリーミングが歌と踊りを披露。アンパンマンの声を務める女優・戸田恵子さんも駆け付け、テープカットを行った。「キャラクターがそろって踊っているのを見て涙が出そうになった。まだまだ大変なことがあると思うが、みんなで力を合わせて頑張ってほしい。皆さんもミュージアムにどんどん遊びに来てもらえれば」と来場者に呼び掛けた。

 同施設広報担当者は「震災後の停電で暗い中、ラジオに『アンパンマンのマーチ』のリクエストが多く寄せられたと聞いている。アンパンマンが発信する『愛と勇気』『やさしさと友情』のメッセージを体感できる空間なので、震災で怖い思いを経験した子どもたちや親御さんに元気と笑顔を届けるお手伝いができれば」と話す。

 営業時間は、ミュージアム=10時〜18時、ショッピングモール=10時〜19時。入場料金は1,500円だが、当面は復興支援価格として1,000円に値下げする。

1267荷主研究者:2011/08/08(月) 00:54:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t15003.htm
2011年07月24日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 仙台―美田園間で部分開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110723020jd.jpg
再開区間では、久しぶりにホームに利用客の姿が戻った=23日午前10時すぎ、名取市の杜せきのした駅

 東日本大震災で被災し、全線運休していた仙台空港アクセス線(仙台―仙台空港、17.5キロ)が23日、仙台―美田園間で部分開通した。全線復旧は9月末の予定。利用が再開された駅には、震災から4カ月ぶりに利用客の姿が戻った。

 JR東北線と分かれる名取―仙台空港間の復旧が進まず、これまで同区間をバスで代行していた。この日、仙台からの直接乗り入れを再開し、震災前の約7割の本数を確保。バス代行が続く美田園―仙台空港間(3.3キロ)を含め、全線の所要時間は平均で40分弱になる。

 イオンモール名取エアリ(名取市)につながる杜せきのした駅には、多くの通勤客や買い物客が降り立った。南仙台駅から利用する会社員佐藤有紀さん(28)=名取市=は「直通になって30分は早く着けた。助かる」と職場に向かった。家族と映画を見に来た白石二小4年の遠藤士雄凌(しおり)君(9)=白石市=は名取駅から利用。「バスより楽でうれしい。もっと来たい」と話した。

 残る美田園―仙台空港間の再開は、仙台空港の全面復旧に合わせた9月末を目指す。運行する仙台空港鉄道(名取市)の斎藤進社長は「利用者に迷惑をかけたが、再開でき感無量。全線開通に向け、復旧工事を進めたい」と語った。

1268荷主研究者:2011/08/08(月) 00:55:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110724t11013.htm
2011年07月24日日曜日 河北新報
山元町が復興方針、高台移転促す JR常磐線内陸迂回案も

 宮城県山元町は東日本大震災の復興基本方針案を固めた。最大の焦点となるJR常磐線のルート設定は、内陸部に大きく迂回(うかい)する案を盛り込んだ。中心市街地の形成による「コンパクトなまちづくり」を目指し、津波で被災した沿岸住民の高台移転を促す。

 常磐線のルートについては「津波による機能喪失が再び起きないような位置に復旧することを基本とする」とし、国道6号西側に迂回する案を提示した。

 新たなまちづくりと一体的に整備するため、国や県、JRと調整を進める方針を示した。

 新たな土地利用に当たっては「居住地」「産業用地」「防災緑地」などのゾーンを設定した。

 居住地ゾーンは、国道6号西側に公共施設や駅を核とし、商業施設の誘致を図るなどして中心市街地の形成を図る。

 高台には生活や防災、福祉の拠点となる住宅団地を造成し、津波で被災した住民の集団移転を促す。仮設住宅の入居期限も踏まえ、高齢者に配慮した公的住宅の供給も盛り込んだ。

 産業用地ゾーンは2カ所を想定。現在の常磐線と国道6号に囲まれた中央の平野部に水田や畑を集約し、常磐自動車道山元インターチェンジ周辺では企業や施設園芸作物の生産、産直施設などの集積を目指す。避難路となる道路を整備し「職住分離」を図る。

 町が全世帯を対象に行った意向調査の速報結果によると、「鉄道や道路は新しい位置を検討すべきだ」という回答が全体の80.9%に上った。

 望ましいまちづくり(複数回答)は「公共交通機関が利用しやすい便利なまち」が48.8%で最も多く、町は基本方針への反映を目指す。

 町は24日に開く震災復興会議などを経て、7月中に基本方針をまとめ、年内に復興計画を策定する予定。

1269荷主研究者:2011/08/08(月) 01:23:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110725t12030.htm
2011年07月25日月曜日 河北新報
復興へ空からのろし 仙台空港国内定期が完全復活

国内定期便の再開と国際臨時便の就航を祝い、テープカットをする関係者=25日午前7時50分ごろ、仙台空港ターミナルビル

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台空港で25日、国内定期便と国際臨時便の運航が再開された。空港の主要機能は震災から4カ月半で回復し、復興を目指す東北の地域経済、観光への波及効果が期待される。

 震災後の国内定期便の1番機となったアイベッスエアラインズの福岡行きは、機材トラブルのため定刻から42分遅れの午前9時7分、離陸した。午前11時51分には国際臨時便のユナイテッド航空グアム線も出発した。

 就航に先立ち、この日から使用が再開された旅客ターミナルビル2階の出発ロビーでは、村井嘉浩宮城県知事、大西賢日本航空社長、洞駿全日本空輸副社長らがテープカットし、本格復旧を祝った。

 村井知事は「国内外へのネットワークが広がり、宮城のみならず、東北の復興に弾みがつく。大きな経済効果が期待できる」と歓迎した。

 4月13日から臨時便での運航が続いていた国内線は、ターミナルビル2階の復旧で旅客受け入れ能力が回復。震災前より1往復多い8路線41往復の定期化にこぎ着けた。

 国際線はチャーター便に限って、6月23日から再開していた。定期便は、ユナイテッド航空が10月2日からのグアム線再開を表明している。ターミナルビル3階を含む空港の全面復旧と、仙台空港アクセス線の全線開通は9月末の見通し。

1270荷主研究者:2011/08/08(月) 01:24:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110727t72001.htm
2011年07月27日水曜日 河北新報
仙台港にコンテナ運搬車 名古屋の業者無償提供

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110726014jd.jpg
仙台港に到着した寄贈されたコンテナ運搬車両=26日午前8時30分ごろ

 被災した港の物流業者を支援しようと、コンテナを運ぶ専用車両が名古屋市の業者から無償提供され、仙台市宮城野区の仙台港に26日到着、塩釜港運送(宮城県塩釜市)に引き渡された。

 提供された車両は、仙台港のコンテナヤード内で使用される2両。名古屋港運協会(名古屋市)が地元業者から引き取り、東北港運協会(仙台市)を通じて寄贈した。

 震災では仙台港で操業する物流2社の計11両のうち9両が使用不能となるなど、太平洋側の業者が大きな被害を受けた。日本港運協会(東京)は各地の港運協会に、車両を含む荷役機器などの提供を呼び掛けていた。

 今後は名古屋市と福岡県内の業者から、さらに3両が東北協会に寄贈される予定。うち2両は仙台港で操業する別の業者に、もう1両は宮古港(岩手県宮古市)の業者に渡される見通し。全国からはクレーンなどの提供申し出もあるという。

 東北協会の神崎祥二会長は「太平洋岸の業者は多くの機器、資材を失っており、支援は心強い。提供された機器類を港の正常化に役立てたい」としている。

1271荷主研究者:2011/08/14(日) 13:30:44
>>1250
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420110728eaap.html
2011年07月28日 日刊工業新聞
東北大、ロボで被災キャンパス調査−陸と空から3次元データ収集

 東北大学は30、31日に米国の研究者と共同で、東日本大震災で被災したキャンパス内の建物でロボットの実証試験を行う。同大で開発した小型移動ロボットと米国の超小型飛行ロボットを使い、被害状況を調査する。

 陸と空の情報を組み合わせれば被害をより正確かつ安全に把握できる可能性があり、その有用性を検証する。人間が入るには危険な場所の状況を調査する技術の確立を目指す。成果は8月1日に同大で開かれる特別講義で発表する。

 実験するのは東北大学の田所諭教授と、米ペンシルベニア大学のビジェイ・クマー教授。1日に同大に設置された「極限ロボティクス国際研究センター」の初めての実質的な活動となる。実験は田所教授らが開発した小型移動ロボット「クインス」と、クマー教授が開発した超小型飛行ロボット「ペリカン」を使って行う。

1275荷主研究者:2011/08/14(日) 14:18:51
>>1119-1120
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110802t12015.htm
2011年08月02日火曜日 河北新報
ホテル仙台プラザ、破産を申請 負債8億円

 仙台市青葉区のシティーホテル運営、ホテル仙台プラザは1日までに、仙台地裁に破産を申請した。代理人によると負債額は約8億円。ホテルはことし3月13日で閉館していた。

 従業員約180人は4月6日付で全員解雇していた。代理人によると、独立行政法人労働者健康福祉機構の未払い賃金立て替え制度を使って、退職金を支払う方針。閉館発表後に、宮城県内の宿泊施設などから協力の申し出があった再就職については「震災の影響などで思うように進んでいないとみられる」という。

 ホテル仙台プラザは1888年、「陸奥別館青木ホテル」として仙台駅前で創業し、1975年に青葉区本町に移った。ピーク時(93年)の年間売上高は約33億円に上ったが、近年は経営環境が急速に悪化。土地・建物の所有者との賃貸契約をめぐる協議がまとまらず、営業継続を断念した。

 ことし3月7日に同25日での閉館を発表したものの、震災による設備損傷などを受けて閉館を早めた。

1276荷主研究者:2011/08/14(日) 14:40:30
>>1271
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720110802eabd.html
2011年08月02日 日刊工業新聞
東北大、ロボで被災状況調査の実験報告会

 【仙台】東北大学大学院工学研究科の田所諭教授らのグループは1日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスで、米国研究者と共同で実施した災害対応ロボットによる被災状況調査実験の報告会を開いた。米ペンシルベニア大学が開発した小型飛行ロボット「ペリカン」と、東北大が開発した小型移動ロボット「クインス」を組み合わせて、東日本大震災で被災した東北大の校舎内の3次元データの取得に成功した成果などを報告した。

 実験に参加した永谷圭司東北大准教授は「二つのロボットの協調が本当に実現できた。通信や充電の部分を改良すれば、(福島第一原子力発電所の状況調査などに)実際に役立てると実感した」と話していた。

 実験は7月28―31日まで実施。がれきの上を走行できるクインスの上に、小さな空間を動き回れるペリカンを乗せ、校舎内の形状評価を行った。

1277荷主研究者:2011/08/19(金) 13:35:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110806t11035.htm
2011年08月06日土曜日 河北新報
JR常磐線 宮城・山元町長、内陸迂回案に理解求める

 宮城県山元町の斎藤俊夫町長は5日、町役場で記者会見し、東日本大震災の影響で亘理駅以南が不通となっているJR常磐線の山下駅までの暫定復旧について「現実的ではない」と述べ、町が示した内陸迂回(うかい)ルート案への理解を求めた。暫定復旧は沿線住民が求めている。

 斎藤町長は「現在の山下駅には、交通の結節点になることができる機能が備わっていない」と説明。「できるだけ早い時期に町内に新しい駅をまず一つ造り、南の自治体につないでいければいい」と話した。

 津波で壊滅した町内の山下駅、坂元駅の駅舎については「1カ所への集約は難しく、二つの駅が不可欠」と強調。新たな駅舎の位置は山下駅を国道6号の東側、坂元駅を西側とする方向で検討する考えを示した。

 仮設住宅については、追加で建設中の83戸が今月12日までに完成するとの見通しを示した上で「お盆までには希望者全員が入居できる」と述べた。

 町内で1カ所残っている避難所は、自宅の修理を待つ被災者がいることから当面運営を続ける。

 町は土地利用計画などを盛り込んだ復興基本方針を決めた。早ければ今月下旬にも町民説明会を実施する。

1278荷主研究者:2011/08/19(金) 13:36:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110806t12002.htm
2011年08月06日土曜日 河北新報
仙台ワシントン 13年春に復活 旧サンルート跡に開業

 ワシントンホテルチェーンなどを経営する藤田観光(東京)は5日、JR仙台駅前に仙台ワシントンホテル(仮称)を開業すると発表した。オープンは2013年春で、震災復興需要などを見込む。

 立地場所は4月末に閉館した仙台市青葉区中央4丁目のホテルサンルート仙台の跡。土地を所有する機械工具商社の菊重(仙台市)が近く既存ビルを解体、地上9階の新ビルを建設する。藤田観光がほぼ全館を借り、1階を直営レストラン、2〜9階を客室(シングル198室、ツイン25室)とする予定。シングルは広めの18平方メートルを確保する。

 藤田観光は全国30カ所でワシントンホテルを展開。東北には青森、山形、福島3県に9館を持つ。仙台市内にあった2館は不採算を理由に2002年と08年に相次いで閉館した。同社広報部は「閉館後も仙台で適地を探していた。最新型ホテルを目指し、東北復興を加速させる一助になりたい」としている。

1279荷主研究者:2011/08/19(金) 14:32:48

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/きょうの建設情報.htm
2011/08/06 建設新聞
仙台市・青葉山公園の整備計画
国際センター周辺地区の基本設計を委託 追廻地区など約14㌶の整備概要かたまる

 仙台市を代表する観光名所の1つである青葉山公園の整備計画が具体化してきた。3月11日に事業計画の変更認可を受け、追廻地区など約14㌶の整備概要がまとまったほか、新たに認可区域に編入する国際センター周辺地区の基本計画と基本設計を作成するため5日に指名競争入札を行い、パシフィックコンサルタンツに業務を委託した。来年度は追廻地区の遺跡発掘調査に着手するとともに、国際センター周辺地区の詳細設計をまとめ、2013年度の着工を目指す。

 公園内の観光資源はこれまで仙台城本丸跡を中心とする国史跡指定地区がメーンとなっていたが、今後は杜の都のシンボル・広瀬川に面する追廻地区で、豊かな自然を生かした散策路や広場の整備、片倉小十郎屋敷跡に計画中の情報提供・展示機能を有する公園センター(仮称)の建設などハード事業が本格化する。さらに15年度開業予定の地下鉄東西線建設事業では、同公園の最寄り駅となる国際センター駅(仮称)が建設中で、隣接する宮城県スポーツセンター跡地には公園の玄関口にふさわしい良好な景観を施し、来訪者の交流の場となる機能を確保する計画だ。こうした集客エリアの拡大に加え、課題となっていた交通アクセス面も大幅に改善されることで、リピーターを含めた来園者の拡大につながることが期待できる。

 整備概要が確定した追廻地区などの約14㌶は、仙台城本丸跡を有する国史跡指定地区の東側に位置し、追廻住宅やテニスコートがあるところ。計画によると(詳細は図参照)、同地区の北側に位置する片倉小十郎屋敷跡に、公園内の管理や情報提供、展示機能を持った公園センターを配置。整備に当たっては、今後の発掘調査や歴史資料などを参考にしながら、武家屋敷をイメージした歴史的なデザインを採用する見通しで、国際センター駅周辺整備に関する検討結果を踏まえながら、施設機能を含め検討を進めていく。

 さらに同地区の中央部には、藩政時代の馬場のような広がりを体感できる中央広場や、広瀬川に親しみながら憩うことができる桜の小径を整備。このほか、広瀬川や竜ノ口渓谷といった豊かな自然が残る貴重な周辺環境を生かし、自然散策広場や自然散策路を整備するとともに、老朽化したあずまやや外柵など既存施設の改修、樹林地の間伐・枝払いを行い、良好な眺望を確保する。

 また、今年度で新規に事業計画の認可区域に編入する国際センター周辺地区は、宮城県スポーツセンター跡地や西側の道路を挟んだエリアの約6㌶が対象。パシフィックコンサルタンツに委託した基本設計業務では、ゾーニングなどの基本計画をまとめた上で、国際センター周辺とスポーツセンター跡地の約5㌶を対象に基本設計を作成する。履行期間は12年3月30日まで。

 整備に当たっては、国際センター駅からの玄関口として良好な景観を確保するとともに、市内外から来訪する人々の交流の場として機能する空間とする。同エリアのほか、公園区域外の仙台商業高校跡地を含めた同駅周辺の整備計画については「地下鉄東西線(仮称)国際センター駅周辺整備に関する懇話会」で検討作業が進められていることから、懇話会での議論を踏まえ、公園内の整備計画を策定して認可区域に編入する方針だ。

 今後の予定では、来年度で追廻地区の遺跡発掘調査と国際センター周辺地区の詳細設計に着手。来年度から順次工事に入り、国際センター周辺地区は15年度、追廻地区は16年度にそれぞれ整備を完了させて事業完了を目指す。

 なお、公園整備計画の基礎調査は国際開発コンサルタンツ、基本計画修正等業務は協和コンサルタンツが担当した。

2011/08/06付1面に掲載

1280荷主研究者:2011/08/19(金) 14:33:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110809t11005.htm
2011年08月09日火曜日 河北新報
仙台港に1周7.8キロの防潮壁 復興会議方針集約

 宮城県は8日、県庁で仙台塩釜港復興会議の最終会合を開き、同港の復旧・復興方針をまとめた。仙台港では港湾一帯に総延長約7.8キロの防潮壁を新設し、岸壁機能の保護とともに製油所や工業地帯、港背後地の市街地を津波から守る計画を打ち出した。

 防潮壁は港湾道路に沿うように、仙台港の12埠頭(ふとう)全体を1周する形で整備する。新たな防護ラインと位置付け、高さは1〜2メートル程度を想定している。

 塩釜港は、港湾部分と市街地の距離が近く、防潮堤など多重防護施設の新設が難しいことから、既存の防潮堤(高さ3.6メートル)の再整備で対応。地盤沈下などで低くなった部分をかさ上げする。

 被害が大きく復旧のめどが立たなかった仙台港高砂2号埠頭について、県は10月中にも一部利用を再開することを明らかにした。埠頭の330メートルの岸壁のうち、180メートルを部分復旧させ、北米航路の大型コンテナ船を接岸可能にする。

 残りの150メートル分も11月中の応急工事完了を目指す。被災したコンテナ用のガントリークレーンは4機中1機の修理が終わり、今月末までに稼働させる。

 県は、同埠頭の復旧工事を2012年度末までに完了させる方針。これで仙台港の全12埠頭が本格復旧する。

 仙台塩釜港復興会議は国、県と同港の周辺自治体、港の利用企業でつくる仙台国際貿易港整備利用促進協議会などで構成。今回まとめた復旧・復興方針は、新年度予算編成などに反映させる。

1281荷主研究者:2011/08/19(金) 14:34:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110809t13004.htm
2011年08月09日火曜日 河北新報
宮城の人口2万1380人減 震災影響色濃く

 宮城県は8日、東日本大震災後、初となる県内の推計人口を公表した。7月1日現在の県人口は232万5473人(男112万8554人、女119万6919人)で、震災前の3月1日現在と比べ、2万1380人減少した。4カ月間の死亡は1万6487人、県外転出は3万4438人に達し、大震災の影響が色濃く表れている。

 自然動態は4カ月間の出生が6055人で、1万432人減った。県内の市町村間と県内外への移動を合わせた社会動態は、転入5万8803人、転出6万9751人で1万948人減少した。県外からの転入は2万2220人だった。

 主な被災自治体の推計人口は表の通り。女川町と南三陸町は、被災した住民基本台帳ネットワークが未復旧で推計できず、県人口は3月1日現在の数値を適用した。

 減少幅が最も大きいのは石巻市の7844人。気仙沼市3406人、東松島市2203人、山元町1835人、仙台市1390人、亘理町1016人だった。

 自然減は石巻市の3580人が最も多い。気仙沼市は1238人、東松島市は1030人、名取市は848人で、仙台市は654人減少した。

 社会減も最多は石巻市の4264人。気仙沼市は2168人、多賀城市は1406人、東松島市は1173人、山元町は1159人と続いた。

 仙台市は宮城野区で1749人、若林区で840人減ったが、青葉区は1139人増、太白区も881人増え、市全体では736人減となった。

 4カ月間で人口が増えた自治体は内陸部を中心に11市町村あった。富谷町が最も多く415人、利府町は319人、大和町は273人だった。

 県統計課は「2千人余の行方不明者と住民票を異動せず県外避難中の県民は増減に表れない。震災に伴う実際の人口動態は、推計より大きいのではないか」とみている。

1282荷主研究者:2011/08/28(日) 13:58:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110811t12009.htm
2011年08月11日木曜日 河北新報
仙台―北京国際定期便2路線 来年3月25日に再開の見通し

 東日本大震災後、運休している仙台と北京を結ぶ国際定期便2路線(上海経由、大連経由)が来年3月25日に再開する見通しとなったことが10日、分かった。国際定期便の再開表明は、ソウル、グアム各線に次いで3路線目。復興に向けた経済活性化、観光誘客に役立つと期待される。

 運航する中国国際航空が11日、正式発表する。中国国際線大手の同社の再開判断は、運休が続くエバー航空の台北線、中国南方航空の長春線の再開に、影響を与える可能性がある。

 中国国際航空によると、仙台―上海―北京線は週3便で、水、土、日曜に運航される。仙台―大連―北京線は火、金曜の週2便。発着時刻は震災前と同じ。164席のボーイング737―800型機を使用する。

 震災前の搭乗率は両路線で平均40〜50%程度だった。同社は日本などアジア路線を収益性の高い路線と位置付けている。中国国内には依然として福島第1原発事故への不安があるが、日本政府が目標に示した来年1月の原子炉冷温停止の達成を前提に、再開を決めた。

 同社仙台支店の韓平支店長は「日本政府は早く原発事故の安全宣言を出して、海外のマーケットを安心させてほしい。運航再開後に乗客が戻ってくるか不安だが、各方面に働き掛けて乗客を取り戻したい」と話す。

 仙台空港には震災前、国際定期便6路線、週20便が就航していた。震災後、国際臨時便が7月25日に再開。アシアナ航空のソウル線は9月25日、ユナイテッド航空のグアム線は10月2日、それぞれ定期便を復活させる。

1283荷主研究者:2011/08/28(日) 14:25:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110816t12016.htm
2011年08月16日火曜日 河北新報
オフィスビル 空き室率横ばい16.4% 7月・仙台

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内の7月末時点のオフィスビル平均空き室率は、前月比0.08ポイント低下の16.42%となった。震災後集計を始めた4月末時点以降、3カ月連続で改善した。

 仙台支店は「被災ビルからの移転が引き続きあった。震災で修繕中だったビルが入居者募集を再開する動きが出始め、改善幅は小さかった」としている。

 五つに分けた地区別では3地区で改善。県庁・市役所周辺地区は前月比0.42ポイント低下の14.20%。仙台駅前地区(15.56%)も0.19ポイント改善し、仙台駅東地区(18.46%)も0.91ポイント低下した。

 泉区など周辺オフィス地区は0.47ポイント上昇して15.29%、一番町周辺地区も0.41ポイント増の17.68%と、ともに悪化した。

 仙台支店は先行きについて「復興需要を見込んで中小規模の企業進出が続くが、入居者募集再開の動きも広がり、空き室率はほぼ横ばいの状況が続く可能性がある」とみている。

 調査は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル363棟を対象にした。

1285とはずがたり:2011/09/05(月) 17:28:59

証言/石巻専修大の奮闘/施設を開放、災害拠点に
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20110901_01.htm

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市で、建物や設備への被害が比較的少なかった石巻専修大は震災直後から、災害対応の最前線拠点として役割を果たしてきた。避難してきた多くの市民を収容する一方、ヘリポートや救護所、ボランティアセンターが相次いで開設された。未曽有の事態への対処を迫られた教職員や学生たちは、戸惑いながらも全力で運営を支えた。(東野滋、土屋聡史)

<切迫>
 3月11日午後6時半。停電で一帯が暗闇に包まれる中、自家発電の明かりがともる大学に近隣住民ら100人以上が集まってきた。
 大学には既に、地震発生時に実験などをしていた教職員と学生ら計約300人がいた。指定避難所でないため、備蓄の食料や水には限りがある。
 「大学としては学生を守るのが第一だが、人が入れる場所がある以上、知らん顔はできない」
 当時学生部長だった理工学部の山崎省一教授(60)は、教職員が話し合って、避難者の受け入れを決めた理由をこう説明する。
 12日には近隣の避難所に入れない人が押し寄せた。市も避難者の大規模な収容を要請。1日最大約1000人の市民が暮らす避難所が誕生した。
 42万平方メートルの広大な敷地に体育館や多数の教室があり、自家発電も備える。大学は一気に重要拠点となった。
 坂田隆学長(60)は「震災で真っ先に役立ったのが大学の持つ『ハード』だった」と語る。
 市や自衛隊、日本赤十字社などの外部機関が次々と協力を求め、13日にはグラウンドに臨時ヘリポートが完成。15日にはボランティアセンターと救護所が設けられた。
 グラウンドはボランティアがテントを張る用地にもなり、延べ9万人以上が利用した。
 市社会福祉協議会の大槻英夫事務局長(61)は「地震後、広い敷地と頑丈な建物がそろった場所はほとんど残っておらず、大学の存在に助けられた」と感謝する。

<忙殺>
 「避難者」だった教職員や学生は、運営を支えるマンパワーとして動きだすしかなかった。
 増え続ける避難者の教室への誘導、経験の無い避難所運営の補助、情報が錯綜(さくそう)する中での外部機関との調整…。教職員約30人は多忙を極めた。事務課の尾形孝輔さん(30)は「最初の10日間の記憶がほとんど無い。当時のメモを見ても思い出せない」。
 学生も13日朝、残っていた約150人が8グループに分かれ、教職員の手伝いを始めた。トイレなどの清掃や救援物資の仕分け、駆け付けた保護者の応対。作業は山ほどあった。
 床に敷いた段ボールやいすの上での睡眠時間は約4時間だった。風呂はなく、消臭剤を使って同じ服を着る毎日。下着は1週間はいて捨てた。
 地震後に栗原市の自宅に帰り、12日に大学に戻った理工学部4年の三塚光さん(22)は「被災の体験談に圧倒されたり、責任の重い仕事を任されたりした。1日があっという間だった」と語る。

<一心>
 4月28日、最後まで残った避難者約30人が退去し、大学は避難所の役割を終えた。
 「新学期を控え、別の避難所に移ってもらった。申し訳なかったが、『ありがとう』と言われて救われた」と語る山崎教授。「困難は多かったが教職員も学生も、石巻のために自分ができることをやろうという一心で乗り越えた」と振り返る。

1286とはずがたり:2011/09/05(月) 17:29:17
>>1285-1286
◎被災地の大学、重責自覚/学生の安否 確認懸命

 震災発生から一夜明けた3月12日、石巻専修大の教職員は詰め掛けた大勢の避難者の対応に追われる一方、学生、大学院生計約1900人の安否確認という重い課題に直面していた。電気も電話も使えない中で、懸命の作業が始まった。
 「サーバーが使用できないなんて…」
 事務課の千葉真哉さん(34)は12日朝、同僚の報告に頭を抱えた。学生の住所や連絡先を管理するサーバーがある棟には、自家発電の電気が供給されていなかった。
 「手作業でやるしかない」。紙の名簿から沿岸部に住む学生を片っ端から抜き出し、リストを作成した。電話の復旧と同時に、一斉に安否確認に取り掛かるためだった。
 姉妹校の専修大(東京)は12日、ホームページ上で石巻専修大の学生に安否を連絡するよう告知。仙台市に住む石巻専修大の教員は、手持ちの名簿を基に学生に電話をかけた。
 石巻、仙台、東京にそれぞれ寄せられた学生からの連絡を集計できたのは21日。1675人の安否がやっと確認できた。
 実際にゼミの所属学生を捜し回った教員もいる。経営学部の李東勲(イ・ドンフン)准教授(41)は12日朝、市内に住む8人の安否を確かめようと、避難先の高台から市中心部に向かった。
 避難所と病院を回ったが、誰も見つからない。ヘドロの異臭が漂い、がれきや車の残骸が散乱する光景を前に最悪の事態が頭をよぎった。
 「先生、先生!」。突然、耳慣れた声が聞こえた。5メートル先にある水没寸前のアパートの2階で、男子学生が手を振っているのが見えた。
 一呼吸置いて叫び返した。「けがはないか! 食料はあるか!」。李准教授は15日、8人全員の無事を知った。
 3月30日、安否確認に一定のめどが付いた。学生6人、入学予定者1人が津波にのまれて亡くなっていた。
 自宅が津波で流失するなど被災した学生は約400人に上る。職員は下宿先や交通手段の確保、新学期の準備という新たな仕事に奔走し、5月20日の大学再開にこぎ着けた。
 「親を亡くし、つらい思いをする子どもを見てきた。将来、サポートしてあげたい」
 震災発生から間もなく6カ月。学生たちは若い心で震災を受け止めている。
 理工学部4年の小川雄也さん(22)は大学院に進み、小学校教師になることを決めた。避難所となった大学で多くの子どもと接したのが理由だ。
 「祖父母が戦争体験を語ってくれたように、震災で何があったかを次世代に伝えたい。被災地の学生だからこそできることだし、その責任がある」

2011年09月01日木曜日

1287とはずがたり:2011/09/14(水) 19:49:14
気仙沼小と南気仙沼小の位置
http://yj.pn/uPVz5s

南気仙沼小、来春気仙沼小と統合 市検討委
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110914t11019.htm

 宮城県気仙沼市の小中学校の再編の方向性を協議している市義務教育環境検討委員会(委員長・菅野仁宮城教育大教授)は13日、東日本大震災で被災し校舎が使えない南気仙沼小について、来年4月に現在間借りしている気仙沼小と統合する案を決めた。今月中に菅原茂市長に提言書を提出する。県教委によると震災後、小中学校の再編方針が示されたのは県内で初のケースという。
 検討委では、市教委の白幡勝美教育長が「津波の被害に遭った同じ場所での再建は困難。今後の居住地形成の方向を考えれば、現在一緒に学んでいる気仙沼小と一つになるのが自然ではないか」と基本姿勢を示した。
 委員からは「中途半端な間借り状況は早く解消するべきだ」「南小の保護者や子どもの感情にも十分配慮して計画を進めてほしい」などの意見が出され、検討委として来年4月の統合を提案することで合意した。
 会合後、白幡教育長は「最終的には市長の判断だが、統合(合併)の形態や学区編成については今後、両校の関係者の理解を得ながら進めていきたい」と述べた。
 南気仙沼小は、気仙沼小から分離する形で1967年に開校。現在の児童数は、転校などで震災前より153人減り197人(9月1日現在)。在校生も学区外の親戚宅や仮設住宅から通う児童が多くを占める。
 検討委は全市域の再編の具体案を来年9月までに示すが、南気仙沼小については緊急課題として議論し結論を出した。

2011年09月14日水曜日

1288荷主研究者:2011/09/19(月) 10:58:09

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20110823_03.htm
2011年08月23日火曜日 河北新報
復興市政を問う―11年仙台市議選(3)地下鉄東西線/費用対効果、期待と不安

建設工事が再開された地下鉄東西線の荒井駅周辺。被災者の移転先としても注目を集めている

<荒井へ移転要望>
 仙台市若林区荒浜地区6町内会の役員ら11人が7月21日、市役所を訪れ、住民が抱える不安を次々と市幹部に訴えた。

 「沿岸部の住宅は壊滅状態だ」「集団移転の希望を何とか聞いてほしい」。席上、移転先として名前が挙がったのは、2015年度に開業を予定する地下鉄東西線の荒井駅周辺だった。

 東日本大震災後に津波が押し寄せた際、防波堤の役割を果たした仙台東部道路の西側で、荒浜地区から5キロほど内陸になる。駅周辺は東西線沿線まちづくり計画で、「市東部の中心街」と位置付けられる。現在、4地区で土地区画整理事業の計画があり、総面積は約120ヘクタールに及ぶ。

 既に着工した駅南側の荒井東地区以外は準備が遅れ、開業に間に合わない状況だった。沿線への機能・人口の集積を目指していた市は、事業のスピードアップに向けた検討を始めた。

<需要予測先送り>
 今回の震災で、沿岸部住民の沿線への移転という新たな要素が加わる一方、費用対効果から地下鉄整備に慎重論も再燃する。

 仙台市民オンブズマンは5月、自然保護団体「青葉山の緑を守る会」は6月にそれぞれ、震災復興を優先させるべきだとして、建設断念や工事凍結を求める申し入れ書を市に提出した。

 オンブズマンの小野寺信一弁護士は「後戻りできる段階で正しい需要予測を行い、収支見通しを市民に知らせるべきだ」と指摘する。

 市は震災で人口動向の把握が難しくなったとして、本年度中に実施する予定だった国土交通省の要領に基づく需要予測を断念。復興計画を基に作業を再開し、来年度中に発表する方針を打ち出している。

<問われる「対話」>
 03年の事業認可時、東西線の1日当たりの利用者予測は11万9000人。このうち荒井駅は約7700人を見込んだ。集団移転が見込まれる荒井駅ですら、「数値の維持は厳しい」(市幹部)との見方が大勢だ。

 しかし、市は震災3日後の3月14日に南北線の部分運行を再開し、公共交通機関として市民の移動を下支えした点を挙げ、「地震に強い地下鉄の信頼性が高まった。東西線沿線の開発への期待は膨らんでいる」と強調する。

 東西線の工事は震災後に一時ストップしたが、現在は21工区中、西公園工区(青葉区)以外は全て再開。予定通りの開業を目指し、急ピッチで作業が進む。

 「東西線が単年度で黒字になることはなく、一般会計から毎年、巨額の赤字補填(ほてん)をしなければならない」(オンブズマン)

 多額の費用が見込まれる復旧復興事業と並行し、地下鉄整備を進める必要性を市民にどう伝えるのか。「対話」「納得」「実行」を旨とする奥山恵美子市長の手腕が問われることになる。(報道部・門田一徳)

1289荷主研究者:2011/09/19(月) 10:59:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t13026.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
仙台市、自殺率が政令市で最低 若年層は半減

 2010年の人口動態統計で、仙台市の10万人当たりの自殺者数(自殺率)が、前年から6.7ポイント改善して18.3人となり、政令指定都市で最少だったことが24日、分かった。

 市によると、10年の自殺者数は男性146人、女性45人の計191人。減少幅が最も大きいのは、25歳以上34歳以下の若年層で、49人から21人に半減した。全国的に自殺者数が最も多い、50〜59歳の働き盛り世代は、55人から47人に減った。

 09年は過去最多の259人、自殺率を算出した18政令市の中で4番目に高かった。10年の全国の自殺率は23.4人、県は22.8人。

 市は10年度、自殺予防の取り組みとして、心の相談窓口を記したリーフレットを市内全戸に配布。朝の通勤時間帯に街頭キャンペーンを行うなど、啓発を強化した。

 市健康増進課は「東日本大震災もあり、悩む人が孤立しないよう、引き続きサポート態勢を整えたい」と話している。

1290荷主研究者:2011/09/19(月) 10:59:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t12012.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
トヨタ、宮城のエンジン工場を来年度前半に稼働へ

 トヨタ自動車が宮城県内への建設を発表したエンジン工場について、2012年度前半の稼働を計画していることが23日、関係者の話で分かった。早ければ年内に着工する見通し。13年初めごろとしていた稼働時期を大幅に前倒しすることになり、工期の圧縮などで対応する。

 エンジン工場はトヨタの部品製造子会社のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)が、同社隣接地に建設する。製造するのはハイブリッド車(HV)専用のエンジンで、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が生産する予定の小型HVに搭載される。

 小型HVは12年初めにも発売が見込まれている。HV市場は拡大しており、トヨタは東北域内でもエンジン供給体制を早期に構築することが必要と判断したとみられ、エンジン工場稼働の前倒しに向けた作業を進めている。

 関係者によると、トヨタ東北は既に建設準備を本格化させており、今月上旬には建築業者向けの現地説明会を開催した。

 エンジン工場はトヨタ東北の隣接地約21ヘクタールに、床面積約5000〜6000平方メートルの建屋が建設される予定。総事業費は約20億円が見込まれている。

 新設工場には愛知県内の工場にも採用されている最新の生産ラインを導入。当面は供給された部品で年間10万基を組み立て、将来的に部品の生産も担うようになった場合は建屋を増設する。

 エンジン工場は08年4月、トヨタ東北が建設計画を発表。当初は10年末の稼働を予定したが、08年秋のリーマン・ショックの影響で着工が延期された。トヨタの豊田章男社長はことし7月、仙台市で記者会見し、東日本大震災を受けた東北の復興支援策としてエンジン工場計画の推進を表明した。

1291荷主研究者:2011/09/19(月) 11:00:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110824t12001.htm
2011年08月24日水曜日 河北新報
トヨタ東北、HV部品の生産倍増へ 年内にもラインを改良

 部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)はハイブリッド車(HV)向け部品の生産設備を増強する。HV販売の好調さを受け、年間20万台分の生産能力を2倍に引き上げる。建屋増設などは行わず、ライン改良で対応する予定で、年内にも増産態勢を整える方針だ。

 増強するのは電子制御ブレーキシステム(ECB)と呼ばれる部品の加工と組み立て工程。既に工場内にスペースを確保するなど、ライン改良の準備に着手した。

 ECBは車の制動に加え、走行中にブレーキ油圧を電子制御して走行の安定性を高める機能を持つ。同社の製品は「プリウス」などトヨタの複数のHVに搭載されている。

 東北では同じトヨタグループで完成車製造の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で、小型HVの生産が計画されている。トヨタ東北はこの車種向けのECBも全量を供給する見通しだ。

 同社は震災後、サプライチェーン(部品の調達・供給網)の寸断などで生産を一時停止。積み上がった受注残などに対し、7月から昼夜交代勤務への移行による増産で対応してきた。

 さらにHV市場の拡大などで同社の今後の生産量は、過去最高だった2007年を上回るペースで増える見込み。このため生産設備の増強が必要と判断した。

1292荷主研究者:2011/09/19(月) 11:17:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110826t12016.htm
2011年08月26日金曜日 河北新報
仙台空港、来月25日に全面再開

 宮城県は25日、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台空港の旅客ターミナルビルを9月25日に全面オープンさせる方針を固めた。震災から半年余りで、空港機能は全面的に回復する。

 当日は、アシアナ航空が震災後初の国際定期便となる仙台―ソウル線を再開させる。被害が甚大だった旅客ターミナルビル1階では、有料待合室や飲食店が営業を始める予定。

 閉鎖されているビル3階も復旧工事が大急ぎで進んでおり、利用客の利便性を高めるため、9月11日から一部の飲食店が営業を再開する見通し。ビル屋上の展望デッキも早期再開を目指す。

 仙台空港発着の国内定期便は7月25日、震災前の運航水準を回復した。空港の主要機能も回復し、出入国管理、税関、検疫の各業務はほぼ平常通り行われ、国際臨時便の運航に対応している。

 同ビルでは復旧工事と同時に津波対策工事も実施された。津波で水没した1階にあった防災センターを中2階に移したほか、津波が侵入してきたビル東側を中心に、開口部や壁などを補強した。

 仙台空港―美田園駅間で運休が続いている仙台空港アクセス線は、9月末の全線開通を目指している。

1293荷主研究者:2011/09/19(月) 11:18:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110826t12011.htm
2011年08月26日金曜日 河北新報
仙台―ソウル便、週7往復の早期実現図る アシアナ副社長

 アシアナ航空の玄東実副社長は25日、仙台市内で河北新報社の取材に応じ、9月25日に週3往復で運航再開する仙台―ソウルの国際定期便について、東日本大震災前と同じ週7往復の早期実現を目指す方針を明らかにした。需要の回復次第では1日2往復への増便も視野に入れており、「仙台空港を東日本の拠点にしたい」と強調した。

 玄副社長は「韓国経由で日本に向かう中国人も徐々に増えている」と説明。原発事故の影響などで福島、茨城両空港で定期便再開の見通しが立っていない現状も踏まえ、「仙台空港に経営資源を集中させたい」と述べた。

 仙台―ソウル線については7往復化の実現を図った上で、将来的な1日2往復化に言及。「需要が増えれば午前と午後に1往復ずつ運航することも考えたい」などと話した。

 利用する機体に関しても従来の140〜170人乗りを260人乗りまで大型化し、国際貨物取り扱いの業務拡大も図る方針も示した。

 ただ来月の運航再開後の当面の利用動向見通しでは「韓国では津波と放射能への懸念が強く、日本からの旅客が中心になる」と推測。風評被害克服のため「東北と韓国の人的交流を進めることが大切だ」と指摘した。

 その上で玄副社長は「増便実現には日本の利用者数で実績を示すことが必要。海外客を東北に取り戻すためにも、地元の利用促進活動に期待している」と語った。

◎9月の運航再開、知事に報告

 アシアナ航空の玄東実副社長は25日、宮城県庁で村井嘉浩知事と会談し、9月25日から火、木、日曜の週3往復で運航再開することを報告した。

 玄副社長は「仙台空港がこれほど早期に復活するとは思わなかった。地元の人々の思いが早めたのだろう」と復興への取り組みに敬意を表した。

 村井知事は「国際定期便の復活は本当にありがたい。日韓両国がいい形で発展していけるようにしたい」と話した。村井知事は29〜31日訪韓予定で、31日にアシアナ航空本社も訪れる。

1294荷主研究者:2011/09/19(月) 11:20:27
>>1263
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110827t15024.htm
2011年08月27日土曜日 河北新報
国登録文化財「荒巻配水所旧管理事務所」 解体工事始まる

解体工事が始まった旧管理事務所=26日午後、仙台市青葉区国見

 仙台市は26日、東日本大震災の影響でコンクリート落下などの危険が生じていた青葉区国見3丁目の国登録文化財「荒巻配水所旧管理事務所」(仙台市水道局所有)の解体工事を始めた。

 配水所敷地内に重機を搬入し、鉄筋コンクリート一部2階の建物の屋根や壁などの解体に着手。9月上旬ごろまでに終了する予定という。旧管理事務所は1933年築造。斬新な国際様式の建造物として、99年に登録文化財に選ばれた。

 本年度実施予定だった敷地内の配水池の整備工事に伴い、建物を井げたに乗せて移動させる「曳家(ひきや)」作業を進めていた途中で震災が起き、井げたが一部崩壊。市は「作業の安全を確保できず、建物も倒壊の恐れがある」として、7月に解体の方針を決めた。

 市民団体「まち遺産ネット仙台」は「保存の方策を探るべきだ」として中止を求める要望書や、約830人分の署名簿を市に提出していた。西大立目祥子代表は「市民への説明も不十分だった。文化財は地域の復興にとって重要であり、大変残念だ」と話している。

1295荷主研究者:2011/09/19(月) 11:30:25
だいぶ内陸になるなぁ。既存線と比べて線形があまり良くないように見えるのも気になるところ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110828t11015.htm
2011年08月28日日曜日
常磐線の内陸移設構想 町駅移転候補地示す 宮城・山元

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p082803x0a300003_01kjoubann.jpg

 宮城県山元町が、津波で線路や駅舎が流失したJR常磐線を内陸側に移設する案を東日本大震災復興計画の土地利用構想案に提示することが27日、分かった。構想案では町内の山下、坂元両駅の移転候補地も示している。ただ、一部の沿線住民は現行ルートでの暫定開通を求めており、今後の議論は難航も予想される。

 山元町の土地利用構想案は図の通り。常磐線の新たなルートは、津波の浸水深が2メートル未満の区域を前提とし、現在のルートから1〜1.5キロ程度、内陸側に移設する方針を示した。

 新山下駅の移転先は現在地より西約1キロで、県道山下停車場線と農免農道の交差点西側を想定。新坂元駅の候補地は現在地の西約1.3キロにある国道6号坂元交差点付近を挙げた。新山下駅〜新坂元駅の一部区間は国道6号西側を迂回(うかい)する構想だ。

 町の復興に当たっては、新山下駅と新坂元駅、国立病院機構宮城病院を拠点とした3カ所の市街地を形成する計画。新規宅地開発や災害公営住宅の建設などを進める。

 町は津波で被災した沿岸部の住民の集団移転を促進するため、建築基準法に基づき、住宅建築を制限する「災害危険区域」を沿岸部に設定する考え。同時に、町が災害危険区域の土地を買い取る手法も検討している。

 現在の常磐線ルートは盛り土をするなどして堤防機能を持たせ、津波被害を受けた県道相馬亘理線を移設する方針。2014年度開通予定の常磐自動車道相馬―山元間には、県道角田山元線近くにスマートインターチェンジの設置を要望する。

1296荷主研究者:2011/09/19(月) 12:08:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110830t15004.htm
2011年08月30日火曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 10月1日全線再開 震災前の体制に

 仙台空港アクセス線が、東日本大震災の影響で運休している美田園―仙台空港駅間の復旧に伴い、10月1日に全線で営業運転を再開することが29日、分かった。

 仙台空港は9月25日に国際定期便の運航が再開されるなど全面的な再オープンを予定している。アクセス線の復旧は、拠点空港の機能回復に弾みを付けそうだ。

 運行本数は快速2往復を含む1日40往復で、震災前の本数に戻る。津波により水没した列車運行管理システムは、津波対策の一環として仙台空港駅1階から同駅2階に移し、再稼働させる。

 アクセス線の全線開業に伴い、美田園―仙台空港駅間で行われているバスによる代替輸送、JR仙台駅と同空港を結ぶ直行バスの運行は9月30日で終了する。

 アクセス線は津波で電気設備や高架橋、トンネル、駅舎などが大きな被害を受け、全線で運休した。7月23日には列車運行管理システムを美田園駅で暫定復旧させ、名取―美田園駅間で運行本数を震災前の約7割に抑えて部分再開していた。

1297荷主研究者:2011/09/25(日) 14:41:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110901t15015.htm
2011年09月01日木曜日 河北新報
宮城8月1日現在の推計人口 総人口は下げ止まり

 宮城県は31日、県内の推計人口(8月1日現在)を発表した。総人口は232万5378人(男112万8851人、女119万6527人)で前月比89人の減。震災後の4カ月間で2万人以上減少した総人口は、下げ止まりをみせている。

 県は今回、震災後の月別の推計人口も公表した。総人口(各月1日現在)の前月比は、震災直後の4月が1万1645人減、5月が8370人減、6月が423人減、7月が948人減だった。4、5月の2カ月間の死者は計1万1473人、転出は計4万2674人に上った。

 女川、南三陸両町は住民基本台帳ネットワークシステムが未復旧で推計できず、3月の数値を適用している。

 震災前の3月と8月を比較すると、総人口は2万1479人減少した。主な市町村別では石巻市が8768人減、気仙沼市が3707人減、東松島市が2329人減だった。

 8月1日現在の推計人口の自然動態(出生1495人、死亡2237人)は前月比で742人の減。社会動態は(転入1万516人、転出9863人)653人の増だった。

 市町村別にみると、石巻市が前月比924人減、気仙沼市が301人減、東松島市が126人減など。

1298荷主研究者:2011/09/25(日) 14:46:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110901t12004.htm
2011年09月01日木曜日 河北新報
NHK仙台放送局が移転、新築 ホテル仙台プラザ跡へ

 NHKが仙台市青葉区錦町の仙台放送局を、青葉区本町のホテル仙台プラザ跡地に移転新築する方針を固めたことが31日、分かった。ホテルと一体的な構造になっている旧斎藤報恩会自然史博物館の立地分も含めた土地の取得などについて、9月1日にも発表するとみられる。ホテルはことし3月13日で閉館しており、跡地利用が注目されていた。

 ホテルは敷地約4740平方メートルで、現在は東京海上ホールディングス傘下の特定目的会社が建物も含めて所有。旧博物館は約1440平方メートルの敷地、建物ともに、不動産会社アトリウム(東京)のグループ企業が所有している。

 NHKによると、現在の仙台放送局は1961年3月完成、同9月運用開始。地上5階地下1階、延べ床面積1万1305平方メートルで、敷地面積は6279平方メートル。築50年を経過し、老朽化が進んでいるため、以前から仙台市中心部などに移転先を探していた。ことし3月の東日本大震災では一部に被害が出た。

 NHKの松本正之会長は7月14日の衆院総務委員会で「用地を取得した上で建設にかかる。(震災の影響もあり)条件が整えば早くスタートしたい」と説明。完成までには「5、6年はかかりそうだ」との見通しを示している。

 東京や大阪にあるような音楽ホールの併設の可能性については、想定される稼働率の低さを理由に挙げ、「考えてはいない」と否定している。

 仙台放送局は河北新報社の取材に「現段階ではコメントできない」としている。

 ホテル仙台プラザは経営環境の悪化などからことし3月25日での閉館を決めていたが、震災による被害が大きく、予定を早めて閉館。旧斎藤報恩会自然史博物館は2009年3月、当時運営していた財団法人の事業見直しで閉館していた。

1299荷主研究者:2011/09/25(日) 14:50:29
>>1298
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t13017.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
NHK仙台放送局、仙台プラザ跡地移転 18年度運用開始へ

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NHK仙台放送局の移転新築先となるホテル仙台プラザ跡地

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 NHKは1日、仙台市青葉区錦町の仙台放送局(仙台放送会館)を、同区本町のホテル仙台プラザ跡地に移転新築する計画を正式発表した。建物の規模などは未定で、現段階では2018年度の運用開始を目指す。

 仙台放送局によると、移転先はホテルに隣接する旧斎藤報恩会自然史博物館の跡地と合わせて計5522平方メートル。両施設の建物と土地を、それぞれの所有者から8月30日付で35億円で取得した。

 14年度までに取得した建物の解体と新局舎の設計を終え、17年度内に工事を完成させる。災害に強い構造とし、市民が東日本大震災の映像資料などを見られるようなライブラリー機能も持たせるという。

 敷地には仙台市所有の隣接地(1034平方メートル)も取得したい考え。移転後の錦町の跡地は、売却を前提に検討する。

 現在の放送局は地上4階地下1階、延べ床面積1万1305平方メートル。1961年3月の完成から50年が経過した上、震災で一部が被害を受けた。

 宮城県庁で記者会見した菅俊秀仙台放送局長は「運用開始は前倒しに努める。市民に親しまれ、復興のシンボルとなる放送局としたい」と説明した。

 移転先のホテル仙台プラザは3月13日に、博物館は2009年3月に閉館。ホテルは東京海上ホールディングス傘下の特定目的会社、博物館は不動産会社アトリウム(東京)のグループ企業が所有していた。

1300荷主研究者:2011/09/25(日) 15:06:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t12008.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
復興需要閉鎖店復活 仙台中田の売り場面積2倍 ダイシン

開店セレモニーでテープカットを行う関係者

 ホームセンターのダイシン(仙台市)は1日、2005年1月に売り上げ不振で閉店していた仙台市太白区中田の中田店を再オープンした。震災の復興需要を受けた異例の対応で、売り場面積は閉店前の約2倍に拡大した。

 従来の店舗を取り壊し、同じ場所に新築した。売り場面積は約2000平方メートル。生活用品などのほか家電など計4万品目を扱う。

 中田店は05年の閉店後、女性向け雑貨店がテナントとして入っていたが、1年半前からは空き店舗になっていた。ダイシンは、震災後のホームセンター需要の増加と、近隣に同業店が少ないことから、再オープンが可能と判断した。

 同社は中田店を除き、宮城県内に計13店を持つ。3〜7月の売り上げは前年同期比60%増。冬場に向けても節電需要で既に石油ストーブなどが好調で、ことし12月期の売上高は前期比50%増の約100億円を見込んでいる。

 中田店の開店セレモニーに出席した親会社アイリスオーヤマの大山健太郎社長は「震災をきっかけに、多様な商品が並ぶホームセンターは便利と再認識されたことが好調の要因」と話した。

1301荷主研究者:2011/09/25(日) 16:11:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110904t11010.htm
2011年09月04日日曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 資産買い取りへ 「上下分離」前倒し

 宮城県は3日、経営難が続いている第3セクター「仙台空港鉄道」が所有する仙台空港アクセス線の駅舎や橋脚、それらが立地する土地などの資産を買い取る方針を固めた。15日開会の県議会9月定例会に提出する2011年度補正予算案に、取得費用85億1000万円を盛り込む。議決を経て、年内にも買い取りを実施する考え。

 同社は、列車運行に専念するとともに、県から駅舎などの施設を借り受け維持管理業務を担う。

 県が買い取るのはアクセス線の全長7.1キロのうち、6キロ分の橋脚と、杜せきのした、美田園両駅の駅舎など。空港敷地内の施設は対象外とした。買い取り額は複数の民間企業による資産評価で確定し、財源は全額を起債して賄う見通し。

 県は、アクセス線を地域の復興や産業振興などに欠かせない社会資本に位置付ける。同線の継続的な運行には、資産の買い取りによる空港鉄道の経営の安定化が必要と判断したとみられる。

 買い取りが実施されれば、空港鉄道は売却益と自己資金で金融機関からの借入金約87億円を繰り上げ返済する。金利負担が軽減されるほか、減価償却費、固定資産税の削減が図られ、収支の黒字化が見込まれるという。

 県が資産を買い取り、空港鉄道が運行を担う「上下分離」は昨年5月に策定した改革支援プランに盛り込まれ、12年度以降の「条件が整った段階」での実施を表明していた。しかし、震災による収入減などで12年度中にも資金が枯渇する恐れが出てきたため、買い取りを前倒しすることにした。

 空港鉄道が抱える県と金融機関からの借入金残高は3月末現在で約166億円。金融機関への元利返済は本年度から本格化し、金利を含めた本年度分の返済額は約9億円に達し、資金繰りが悪化していた。

 東日本大震災で鉄道施設が被災し、復旧費用は最大で33億円に膨らむ見通し。震災発生から約半年間の運休と利用客の減少などから、本年度の収入は前年度比で約4億円の減少を見込んでいる。

1302荷主研究者:2011/09/25(日) 16:12:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t11014.htm
2011年09月06日火曜日 河北新報
仙台空港アクセス線鉄道資産 宮城知事、買い取り表明

 村井嘉浩宮城県知事は5日、経営難に陥っている第三セクター「仙台空港鉄道」(名取市)再建のため、仙台空港アクセス線の駅舎や橋脚など同社の鉄道資産を買い取る方針を表明した。自治体が施設を保有し、鉄道会社は運行に専念する「上下分離」方式の導入で、早期の黒字化を目指す。

 村井知事は定例記者会見で「アクセス線は県の経済発展を支える重要な社会資本。震災復興を進めるためにも、安定的に維持・継続させる必要がある」と述べた。

 経営悪化の要因については「当初の見込みより利用客が少なかった上、震災で半年以上も運行できなくなる特殊要因が重なった」と説明。「買い取りにより、会社の負担は間違いなく軽くなる。早期に経営を軌道に乗せたい」と理解を求めた。

 利用客1日1万人の需要予測に関しては「(7割にとどまった)結果が全て。予測が甘いとの批判は甘んじて受ける。真摯(しんし)に反省したい」と責任を認めたが、「(鉄道建設は)間違った投資ではなかった」と強調した。

 村井知事は仙台空港の国内線が増便されたことを挙げて「アクセス線も利用客を呼び戻せる可能性は十分ある」との認識を示し、「会社は経営の効率化を図った上で、運賃引き上げも検討すべきだ」と注文を付けた。

 一方、県幹部は5日、同社に出資する山形県や仙台、名取、岩沼各市に対し「直接的な負担は求めないが、何らかの支援がもらえるよう相談したい」との考えを示した。

 今回、県が買い取るのは全長7.1キロのうち6キロ分の橋脚、杜せきのした駅と美田園駅の駅舎、仙台空港敷地外の土地で、取得費は85億1000万円。補正予算案に計上し、15日開会の県議会9月定例会に提出する。

 買い取りが実施されれば、会社は売却益と自己資金で金融機関からの借入金約87億円を繰り上げ返済。金利や固定資産税の負担が軽減される。

◎経営再建、15年度黒字化目標

 経営難が続く第三セクター「仙台空港鉄道」の抜本的な再建策として宮城県は5日、「上下分離」方式の導入を正式に表明した。駅舎など鉄道資産の一部を県が買い取り、鉄道会社が運行に専念するこの方式について、県は昨年4月以降、検討を重ねてきた。4年後の本格的な黒字化を目指すが、市民団体からは「安直なやり方だ」と批判の声も出ている。

 同社は、売却額約85億円で金融機関からの借入金を繰り上げ返済する方針。返済負担は大幅に軽減され、12、13年度の資金収支はほぼ均衡化する見通し。15年度からは黒字転換を見込んでいる。

 県は、15年度以降の10年間で同社の資金残高を積み上げ、県からの借入金の元利返済が本格化する20年代中ごろ以降も、安定経営できる財務基盤を確立したい考えだ。

 空港鉄道の斎藤進社長は「震災の影響もあり、買い取りの前倒しの方針はありがたい」とした上で、「今後、どれくらいの収入を確保できるかが鍵。これからが勝負だ」と話す。

 仙台空港アクセス線の建設には国や県、仙台、岩沼、名取3市が計71億円の補助金を支出している。仙台市は「経営改善が喫緊の課題だったので評価できる」と県の方針に理解を示し、「空港の利用を国内外にもっとPRしなければならない」と誘客強化を訴える。

 一方、需要予測の見通しの甘さなどを指摘してきた仙台市民オンブズマンは「売却益を金融機関からの借入金返済に充てるというのは、あまりにも安直なやり方だ。金融機関と債権減免を交渉するなど、他にも検討すべきことがあるのではないか」と批判している。

1303荷主研究者:2011/09/25(日) 16:16:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t12015.htm
2011年09月06日火曜日 河北新報
積む降ろす力強く 荷役用クレーン仙台港で再稼働

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110905029jd.jpg
宮城県による修理を終え再稼働し、コンテナを陸揚げするガントリークレーン=5日午後1時20分ごろ、仙台市宮城野区の仙台港

 東日本大震災の津波による被害で故障していた仙台港(仙台市宮城野区)の荷役用のガントリークレーン1基が5日、修理を終えて再稼働した。コンテナの陸揚げなどを行うクレーンは全4基が被害を受けており、宮城県は残る3基についても来年3月までに復旧させる予定。

 この日は仙台港と京浜港を往復しているコンテナ船「公竜丸」が着岸。クレーンはコピー用紙などが入った約50個のコンテナを次々と陸揚げした後、輸出用タイヤが詰まった約60個を積み込んだ。

 当初は1日の稼働予定だったが、台風の影響でコンテナ船の入港がずれ込んでいた。

 仙台港はコンテナ取り扱いは6月に再開されたものの、積み降ろし作業は建設現場などで使われる自走式クレーンを使っていた。ガントリークレーン稼働で、1時間当たりの作業効率は2倍以上に向上するという。

 県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「コンテナ業務の効率化は、輸出品を製造する立地企業の輸送コスト削減につながる。残る荷役クレーンの復旧も急ぎたい」と話した。

1304荷主研究者:2011/09/25(日) 16:27:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110907t12007.htm
2011年09月07日水曜日 河北新報
「築地銀だこ」石巻に本社 11月めど移転100人雇用

「築地銀だこ」をはじめ飲食店などが並ぶ「ホット横丁石巻」=6日、石巻市大街道北1丁目

 たこ焼きチェーン「築地銀だこ」などを運営するホットランドは6日、本社を群馬県桐生市から宮城県石巻市に11月をめどに移すと明らかにした。タコの加工工場も石巻市内に新設し、被災地の雇用創出を図る。

◎タコの加工工場も新設

 同社は8月、被災地支援の取り組みとして石巻市内に飲食店や運動用具店などを集めた「ホット横丁石巻」を開設。大型店にテナントとして入るなどの既存スタイルに加わる新業態を、本社移転などで確立する狙いもある。

 新本社はホット横丁に隣接する事務所に置く。正社員、パートなど計約100人を採用。業態開発や人材教育などを手掛ける。現在の本社所在地には工場や物流機能を残し、社員約20人の雇用も継続するという。

 新たな加工工場は年内の立地場所選定を目指し、石巻市と協議中。中国の工場で行っている年2000トンのタコのカット作業のうち約3分の1を移す。雇用規模は未定。

 同社は石巻市出身の社員がいることから、炊き出しなどの活動を震災直後にスタート。ホット横丁は長期的な支援策の一つとして発案し、約100人を雇用した。

 広報担当者は「本社移転は雇用創出の一環で決めた。新工場では水産加工が盛んな地元の人々の技術を活用したい。横丁は今後、東北の他地域や首都圏での展開を目指す」と説明している。

1305荷主研究者:2011/09/25(日) 16:27:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110907t12006.htm
2011年09月07日水曜日 河北新報
仙台に東北初「ポケモンセンター」 グッズや文具など販売

 任天堂の関連会社で世界的に人気の「ポケットモンスター」のブランド管理などを担う「ポケモン」(東京)は、東北初となる公式ショップ「ポケモンセンタートウホク」を仙台市青葉区のアエル3階に出店する。開店は11月か12月になる見通し。

 売り場面積は約260平方メートルを予定。キャラクターグッズや文房具などを販売する。公式ショップ限定の商品も多数そろえる。

 東日本大震災からの復興支援として、売り上げの一部を寄付したり、被災地の子どもを店舗に招待したりすることも計画している。

 ポケモンセンターは現在、東京や大阪、名古屋両市などに計6店舗あり、来店客は年間計約400万人に上る。仙台市中心部への出店で東北一円からの来客を見込めると判断した。

 同社は「復興支援の意味も込めて出店計画を進めてきた。東北の子どもたちが笑顔になるような拠点を目指したい」としている。

1306荷主研究者:2011/09/25(日) 16:30:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110908t11013.htm
2011年09月08日木曜日 河北新報
仙台空港鉄道 38年度に黒字恒常化 宮城県が見通し

 経営難が続く第三セクター「仙台空港鉄道」の資産を宮城県が買い取る「上下分離」方式の導入をめぐり、県は7日、買い取り後の同社の収支見通しを明らかにした。恒常的な黒字化は2038年度を見込んだ。建設時の県からの借入金78億円の元利返済が本格化しても、資金が枯渇しない財務基盤を確立する。

 県の買い取り額は約85億円。上下分離の効果として、減価償却費が年8億円から4億円に軽減される。売却益と自己資金による金融機関からの借入金の繰り上げ返済で、年間9億円の返済がゼロになる。

 14年度は県への利子一括返済が発生し、約3億5000万円の赤字となるが、15〜24年度は単年度黒字が続く見通し。25年度までに資金残高を10億円以上に積み上げる。

 県への元本返済は25年度に始まり、赤字経営になるが、上下分離効果で資金枯渇の懸念はなくなるという。38年度には再び単年度黒字へ転換すると見込んだ。

 収支見通しの鍵となる1日当たりの利用者数見込みは、これまでの実績や震災の影響を踏まえて下方修正した。10年度実績の6670人に対し、12年度は約6000人に設定。14年度はこれまで公表していた7800人から7400人に減らした。

 県は、資産買い取りによる財務構造の改善に加え、沿線地域の街づくりや増便に向けたエアポートセールスを展開。利用客増加による空港鉄道の再建を進める方針。

1307荷主研究者:2011/09/25(日) 16:33:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110908t11006.htm
2011年09月08日木曜日 河北新報
港湾使用料50%減免 仙台塩釜、石巻の50施設 宮城県

 宮城県は7日、東日本大震災で被災した仙台塩釜、石巻両港の港湾施設が本格復旧するまでの間、施設使用料を50%減免する方針を決めた。

 減免対象は各港湾の荷さばき地、野積場、コンテナ上屋の約50施設。港湾別では、仙台塩釜港仙台港区で約20カ所、同塩釜港区で約10カ所、石巻港で約20カ所。被害が少ない一部の野積場など約10カ所は対象外とした。

 対象施設では震災で地盤が沈下したり、段差が生じたりしている。県は利用企業の荷役作業などに支障が出ているとして、減免措置が妥当と判断した。県が使用料を長期的に減免するのは初めてという。地方港湾での減免も検討する。

 減免期間はことし3月12日から対象施設が本復旧するまでの間。既に支払われた使用料の減免相当額は利用者に返還する。本復旧工事が完了した施設から順次、減免措置を解除する方針。

 県は仙台塩釜、石巻両港の大半の岸壁や施設を2012年度内に本復旧させる目標を掲げている。10年度の県内全港湾の使用料収入は約13億5000万円だった。

1309とはずがたり:2011/09/27(火) 16:36:18

全線再開へ試運転 仙台空港アクセス線
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110926t15015.htm

 仙台空港アクセス線は25日、震災の影響で運休が続く美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で試運転を行った。10月1日に予定する全線の営業運行再開に向け、安全確認作業は最終段階に入った。
 2両編成の列車は午前10時半ごろに美田園駅を出発し、通常の約4分の1の時速25キロで走行。交換したレールや架線などの安全性を確認しながら、約10分後に仙台空港駅のホームに入った。
 試運転は4往復行い、3、4往復目は通常の時速110キロまでスピードアップ。運行に支障がないことを確認した。今後、信号設備の作動確認などに移り、全線再開に向けた準備を進める。
 この日、仙台空港鉄道は津波で浸水した仙台空港駅の1階から2階に移した運輸指令室、信号通信機器室などを報道機関に公開。1階の非常用発電機室は高さ3メートルのコンクリート壁で囲い、ドアには止水板を新設した。
 水没した空港敷地内のトンネル内には、車内からの緊急脱出用はしご10基、避難誘導板25個を設置。トンネル中央部には地盤の変動を感知し、司令室などに知らせるセンサーも設けた。同社の斎藤進社長は「震災を契機に災害対応の体制やマニュアルを見直し、さらなる安全運行を心掛けたい」と話した。

2011年09月26日月曜日

1310とはずがたり:2011/09/27(火) 18:36:11
>>1169
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/4704-4705
内陸に300mかあ。。

こんなかんじかな?
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/nobiru01.jpg

常磐線も内陸移設の方向か。序でに複線化用地も確保したす(`・ω・´)
>常磐線はJRと沿岸自治体が宮城、福島両県の津波の被害が大きかった3駅を内陸に移設することで合意した。
仙石線・東名―野蒜間、内陸移設 JRと沿線自治体が調整
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t15013.htm

 東日本大震災で被災し不通となっているJR仙石線の高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間の復旧について、JR東日本と沿線自治体が区間内の東名と野蒜両駅(同市)を内陸側に約300メートル移設するルート案で最終調整していることが26日、分かった。
 関係者によると、現在の東名、野蒜両駅を通るルートは津波で壊滅的な被害を受け、そのまま復旧しても運行の安全確保が難しいという。東松島市が野蒜地区住民の内陸部への集団移転を検討していることもあり、両駅を内陸に移転するルート案の調整が進められていた。両駅以外の5駅はほぼ現行の位置で再建を目指すとみられる。
 ルート案は30日、仙台市内で開かれるJR仙石線復興調整会議で協議する。事務局の東北運輸局が提示し、JRと石巻市、東松島市、松島町などの沿線自治体が合意すれば、復旧スケジュールなどを詰める作業に移る。
 震災の被害で不通となった東北沿岸部のJR在来線をめぐっては、八戸線は2012年春をめどに全線復旧するほか、常磐線はJRと沿岸自治体が宮城、福島両県の津波の被害が大きかった3駅を内陸に移設することで合意した。

2011年09月27日火曜日

1311荷主研究者:2011/10/02(日) 15:32:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110914t15005.htm
2011年09月14日水曜日 河北新報
東北大が「災害科学研」設立へ 被災地支援学を創設

 東日本大震災を受け、従来の防災・減災対策では対応できない課題を解決しようと、東北大が「災害科学国際研究所(仮称)」の設立計画を進めていることが13日、分かった。仙台市で同日開かれた震災に関する研究者の報告会で、東北大が明らかにした。

 研究所は2012年4月の開設予定。研究分野は(1)災害リスク(2)人間・社会への対応(3)地域・都市再生(4)災害理学(5)災害医学(6)社会連携―の6部門で構成される。

 災害発生後の生活再建や地域づくりをサポートする被災地支援学の創設が目玉。広範囲に被害が及ぶ大災害に対応する医学と医療体制の確立も設立構想に盛り込んだ。従来の研究を発展させ、超巨大地震と津波の発生メカニズムの解明や次世代早期津波検知技術の開発、東日本大震災の研究分析に基づく減災技術の再構築も掲げる。

 宮城県と同様に沿岸部で甚大な津波被害を受けた岩手県の岩手大、福島県の福島大をはじめ、東北を中心とした他大学との連携強化も図る。津波や災害医療、除染などに関する分野で共同研究などに取り組む。

 文部科学省には既に設置申請を済ませており、早ければ11月にも認可される見通し。

 東北大災害制御研究センター長の今村文彦教授(津波工学)は「今回の震災のように低頻度でも巨大な災害にも対応することへ、発想を転換しなければならない。人と人とのつながりの形成や地域産業の再生など、復興に必要な『人間への支援』という要素を取り入れたのが大きな特徴だ」と説明している。

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/jishin-kinkyu/sinsaifukkou1-sougou.htm
2011/09/14 建設新聞
【東北大学】70年ぶりに本格研究所設立へ 東北大学の災害科学国際研究所
12年度概算要求に施設新営の要望も

 東北大学(井上明久総長)は、13日に開いた東日本大震災6ヵ月後報告会の中で、70年ぶりの本格的な研究所設立となる「災害科学国際研究所」(仮称)の概要を報告した。研究所は4月に立ち上げた災害復興新生研究機構の要と位置付け、6つの研究部門を設けて減災技術の再構築やデジタルアーカイブの構築などを主要な課題として研究を進める。2012年4月の設立を目指す。東北大では12年度概算要求に同機構の組織、研究棟となる施設新営の要望を出している。

 東北大学は、震災から間もない4月に「東北大学災害復興新生研究機構」を立ち上げた。同機構は、これまで経験したことのない大震災からの復興・地域再生に被災地の知の拠点として貢献することを目的とするもの。復興・地域再生に寄与するプロジェクトの推進をはじめ、総合大学として同大学が持つポテンシャルの集結による復興・地域再生支援、東北や日本のみならず災害復興を目的とした総合研究開発の世界的拠点を目指している。

 新設予定の災害科学国際研究所による「災害科学国際研究推進プロジェクト」をはじめ、工学・理学・環境科学研究科などによる「環境エネルギープロジェクト」、工学・経済学・農学研究科等による「地域産業復興プロジェクト」などの7テーマの震災復興プロジェクトを進めている。

 このうち、災害科学国際研究所では、新たな学術的研究組織として国内外の研究機関と協力しながら災害科学の世界最先端の研究を推進。▽災害リスク研究▽地域・都市再生研究▽災害理学研究▽情報管理社会連携▽災害医学研究▽人間・社会対応研究―の6つの研究部門を立ち上げ、広域複合巨大災害の減災に向けた調査研究をはじめ、地震・津波発生メカニズムの解明や被災地支援学の構築、自然災害デジタルアーカイブの構築などの研究課題を進める。国内外の研究機関や被災自治体、関連団体、民間企業などと連携し、被災地大学とは、岩手大学と津波災害や被災地支援学の分野で、福島大学とは除染科学や放射能観測などの分野で連携を密にする考え。研究所の設立は震災からおよそ1年後となる12年4月を目指して、現在体制を整備しているところ。

 井上総長は、「東北大学としては70年ぶりの本格的な研究所設立となる。研究成果から、今後発生が懸念されている東海、南海、東南海地震での防災、減災に対しても有効な知見が得られるだろう。先導的な研究を組織的に進め、地域社会に貢献していきたい」と話した。

 なお、東北大学では、12年度概算要求に災害復興新生研究機構の組織、研究棟となる施設新営の要望を出している。

1312荷主研究者:2011/10/02(日) 15:46:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t11011.htm
2011年09月16日金曜日 河北新報
県道塩釜亘理線の東側など災害危険区域に 仙台市方針

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 仙台市は15日、震災で津波被害を受けた東部沿岸地域について、宮城野、若林両区の海岸沿いを南北に走る県道塩釜亘理線の東側を住宅の新築や増改築ができない「災害危険区域」に指定し、集団移転を進める方針を固めた。16日に開催される市の震災復興検討会議で協議する。

 指定区域は、塩釜亘理線の東側全域と、西側のうち今回と同規模の津波が襲来した場合に深さ2メートル以上の浸水が予想される若林区井土、種次の一部の計約1500ヘクタールを想定する。宮城野区の白鳥団地も深さ2〜4メートルの浸水が見込まれる地区があり、新築や増改築の際には2階建て以上とするなどの緩やかな建築制限を設ける見通し。

 移転対象は、最大約2400世帯。移転先は、これまで示してきた若林区の荒井(地下鉄東西線駅周辺)と下飯田、宮城野区田子の3地区に加え、地元から要望がある宮城野区岡田地区の塩釜亘理線西側や、若林区荒井の仙台東部道路東側なども候補にする。

 市は沿岸地域の減災に向けて、東北大や米IBMと「津波浸水シミュレーション」を共同開発している。その過程で国と県がそれぞれ整備する堤防に加え、塩釜亘理線を盛り土で6メートルかさ上げし、「二線堤」とすることで内陸部の浸水被害を軽減できることが分かり、検討を進めていた。

 国の防災集団移転促進事業を活用する方針で、現行制度では10戸以上の移転が条件。市が用意した土地を被災者が買ったり、賃借したりして自費で住宅を建てる。建設費借入金の利子補給や、移転費用の補助がある一方、被災地の地価は大幅に下落しており、市は要件緩和や補助増額などの救済策を国に求めている。

 市は24日から宮城野、若林両区沿岸部の28町内会を対象に、まちづくりの検討状況を報告する地元説明会を開き、今後の対応を話し合う。

1313荷主研究者:2011/10/02(日) 15:47:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t11005.htm
2011年09月16日金曜日 河北新報
道路・堤防機能 「盛り土3〜4メートル」最適 宮城県

 宮城県は15日、大津波対策として道路や鉄道をかさ上げして堤防機能を持たせる「多重防御」で、道路の盛り土の高さは「3〜4メートル程度が望ましい」とする検討結果をまとめた。同日あった県公共土木施設構造検討会で示した。

 検討会は3回にわたり県内各地の被災状況を検証。津波の押す力、引き波による力に対応し、道路と堤防の両機能を維持できる粘り強い構造が実現できる高さは3〜4メートルと結論付けた。

 今回と同規模の津波を想定した浸水シミュレーション結果も公表。仙台平野南部で海岸堤防、高さ3メートルの市道と県道の「3線防御」とした場合、浸水の深さが2メートル以下となり、木造住宅でも居住可能な面積が拡大した。一方、盛り土を5メートル以上とした場合、道路を越えた津波が山側ののり面を削り取る力が増大。道路の構造が弱くなり、引き波によって盛り土全体が損壊するリスクが大きくなるとした。

 道路は幅10メートル以上を確保し、安定度を向上させる。強い引き波で盛り土の一部が崩落する可能性を考慮し、歩道を山側に設定して車道を残す方策も打ち出した。土地の制約や道路の構造上の理由で盛り土の高さが5メートル以上になったり、幅が10メートル以下になったりする場合、山側ののり面をコンクリートやアスファルトなどで保護し、全体の強度を維持する。

 宮城県は県議会9月定例会に提出している震災復興計画案で、仙台湾南部地域を中心に、道路、鉄道の盛り土構造による「多重防御」を図るとしている。

1314荷主研究者:2011/10/02(日) 16:43:59
キタ〜!!北環状線全線開通ぅ!!
国道4号仙台バイパスとの交差点を立体化してもらいたいところだが、まずは開通したことを素直に喜びたい。今後は宮沢根白石線の工事がどのように進むかが気になるところ。

http://www.city.sendai.jp/kotsu/1200018_2486.html
都市計画道路 八乙女折立線・宮沢根白石線(浦田工区)が開通します

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110918t11017.htm
2011年09月18日日曜日 河北新報
北環状線が27日全線開通 周辺道路の渋滞緩和に期待 仙台

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 仙台市が建設を進める県道仙台北環状線(都市計画道路八乙女折立線)のうち、未整備区間だった泉区松森地区の工区が完成し、27日正午に全線開通する。泉区八乙女から同区松森の国道4号仙台バイパスへの接続が容易になり、周辺道路の渋滞緩和が期待される。

 開通するのは、八乙女折立線の440メートルと都市計画道路宮沢根白石線の浦田工区200メートル。片側1〜4車線で、幅員は22〜38メートル。両側には3.5メートルの歩道を設ける。2002年5月に事業に着手した。両工区の工事費は約11億7000万円。

 県や市によると、北環状線は青葉区折立から泉区松森までの約12キロを結ぶ基幹道路。県が1978年度に整備を始め、89年度から市が事業を引き継いだ。

 3月下旬に全通する予定だったが、東日本大震災で路面に亀裂が入るなどの被害があり、補修のため開通が遅れていた。

 北環状線沿線は近年、大型商業施設の立地が進み、近隣の市道の交通量も増加。休日や平日の朝夕には特に激しい渋滞が発生している。

 市北道路建設課は「国道4号バイパスとの環状網が形成され、周辺市道の混雑解消が図られる。地下鉄八乙女駅へのアクセスも向上し、交通量の分散につながればいい」と話している。

1315荷主研究者:2011/10/02(日) 17:57:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110923t12017.htm
2011年09月23日金曜日 河北新報
生活小物類が充実 イケア仙台店、初のミニショップ内覧会

イケアの仙台ミニショップの店内=仙台市泉区紫山1丁目

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人、イケアジャパン(千葉県)は22日、仙台市泉区の商業施設「紫山プラザ」内に26日オープンする「仙台ミニショップ」で、報道関係者向け内覧会を開いた。

 ショップは売り場面積約1650平方メートルで、取扱商品は約500品目。15人のパート従業員は宮城県内で採用した。店内は順路に沿って進むと台所用品や寝具、小型家具などの売り場を一巡できる構造にした。

 同社は首都圏などで4万平方メートル前後の大型店を展開しており、初のミニショップ開設。東北出店も初めてで、震災復興で生活用品の需要が増えると判断した。

 北野陽子店長は「当初は小物類が8割を占める。今後、家具の割合を増やすなどニーズに対応し、被災地の生活支援につなげたい」と話す。

1316荷主研究者:2011/10/02(日) 17:58:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110923t12016.htm
2011年09月23日金曜日 河北新報
「仙台箪笥」普及の場に 歴史工芸館、家具の街にきょう開館

江戸時代から現代までの仙台箪笥を展示する仙台箪笥歴史工芸館

 仙台箪笥(たんす)の普及などに向け仙台箪笥協同組合は23日、「仙台箪笥歴史工芸館」を仙台市青葉区本町2丁目の「本町・家具の街」にオープンさせる。組合員の所有品を展示し、仙台箪笥の江戸時代からの変遷を紹介。商品開発や新作発表の場としても活用する。

 工芸館は本町2丁目のユノメ家具百貨店の本店4階に開設。広さ約200平方メートルで、現代の仙台箪笥を含めて32さおを並べる。時代ごとの特徴や製作方法などを伝えるパネルも展示する。

 修理相談や完成品の展示販売のコーナーも設け、修理品をアンティーク商品としても売る。イベントとして若手の工芸作家との共同展示会などを想定しており、仙台箪笥の魅力発信や業界の活性化につなげる。

 22日に現地であった関係者の事前セレモニーで、組合の湯目一潔代表理事(ユノメ家具百貨店社長)が「仙台箪笥を次世代に引き継げるよう、消費者に良さを伝える拠点としたい」と話した。

 工芸館は入場無料。土日祝日は組合関係者が常駐。平日はユノメ家具百貨店の社員が対応する。

1317とはずがたり:2011/10/05(水) 20:57:13

気動車で運行中か。

仙石線石巻―矢本ディーゼル運行 陸前小野まで延長へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t15001.htm

 JR東日本の清野智社長は4日の記者会見で、東日本大震災後に再開し、ディーゼル車で運行している仙石線の区間を、現在の石巻―矢本間から2駅分仙台方面よりの陸前小野(宮城県東松島市)まで延ばすことを明らかにした。年内の延長は厳しく、年明け以降になりそうという。変電施設が被災しており、ディーゼル車での運行は継続する。
 仙石線はあおば通―高城町(宮城県松島町)間が段階的に再開。残る高城町―陸前小野間はJRと地元自治体などが一部を内陸に移設する方向で合意し、具体的なルート選定に入っている。再開時期は「全く分からない」(清野社長)という。復旧費用について清野社長は「内陸に移る場合、土地の手当てなどさまざま必要だ。諦めないで引き続き政府、与党に支援をお願いしていく」と述べた。
 一方、東北の高速道路無料化の対象車種拡大について清野社長は「(無料化は)道路を利用しない方からも料金をもらうことになり、負担の平等の原則から見てもおかしい。全車種が対象になれば、年間200億円程度の影響(減収)はある」とけん制した。


2011年10月05日水曜日

1318とはずがたり:2011/10/05(水) 20:57:54
>>1314
まあまあ(゚∀゚)♪

1319とはずがたり:2011/10/07(金) 10:48:09

2011年9月16日22時42分
仙台市、沿岸部で建築禁止の方針 対象最大2400世帯
http://www.asahi.com/national/update/0916/TKY201109160611.html?ref=reca

 仙台市は16日、東日本大震災の津波被害を受けた沿岸部のうち、将来も津波で高さ2メートル超の浸水が想定される地区で、住宅の新築や増築を禁止する方針を明らかにした。市は早ければ12月議会に条例改正案を提出する。

 この日公表した復興計画の中間案では、津波の浸水の高さと危険性について「2メートルを超えると家屋が流失する割合が高くなる」とし、同市宮城野、若林両区の沿岸部約1500ヘクタールを「災害危険区域」に指定。住宅の新築や増築を禁止する建築制限を設ける。対象は最大2400世帯で、内陸1〜2キロの地域へ集団移転を進める。

 市によると、特例法で認められた建築制限は震災から最長8カ月だが、市の建築制限は再度の条例改正を経ない限り解除されない。

宮城県も災害危険区域の指定検討 無期限で建築制限
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY201104280610.html
2011年4月29日18時32分

 東日本大震災の復興を巡り、宮城県は、再び津波被害を受ける恐れのある沿岸部を中心に、建築基準法に基づき、無期限で建築を制限できる「災害危険区域」を指定する検討に入った。同区域の指定には、被災した市町が条例を制定する必要があり、今後、自治体の意向を優先して調整する。

 これまで宮城県は、震災後の無秩序な開発を防ぐため、2カ月間、市街地での建築を制限できる同法の規定を適用。一方で「2カ月では短い」と政府に要請していた。これを受け、菅政権は最長で今年11月11日まで建築制限をかける期間を延長できる特別措置法を国会に提出し、28日に成立した。

 しかし、津波が襲った沿岸部では、再び海沿いに家を建てたいと望む被災者が多く、同県は11月までの建築制限と並行して、特に津波再来の可能性が高い地域は、恒久的に建築を制限できる「災害危険区域」を設けることも必要と判断。津波被害の再発を防ぐため、今後、被災した市町が危険と判断する地域については、積極的に災害危険区域に指定していくことも、選択肢として検討する。

 災害危険区域を巡っては、岩手県が12市町村に対して、同区域に指定する条例制定を求めている。(高橋昌宏)

1320荷主研究者:2011/10/10(月) 22:31:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t11029.htm
2011年10月05日水曜日 河北新報
三陸道・仙台港北―利府中IC間、4車線化 国交省が方針

ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/sanrikudo/sanriku_01k.jpg

 国土交通省は5日、三陸縦貫自動車道仙台港北―利府中インターチェンジ(IC)間(7.8キロ)の4車線化と、宮城県が管理する仙台南部道路(11.0キロ)の東日本高速道路への有償移管を進める方針を示した。同区間に県が要望していた多賀城IC(仮称)の新設にも着手する。

 国交省は、東日本大震災の復興道路として三陸縦貫道などで構成する三陸沿岸道路の未着手区間の整備を表明している。今回の仙台港北―利府中ICの拡幅、仙台南部道路の移管も高速道のネットワーク強化策の一環とみられる。

 仙台港北―利府中IC間は暫定2車線で運用されている。同区間は交通量が増加傾向にあるものの、車線が狭まるため、渋滞が慢性化する「ボトルネック」状態になっている。

 仙台南部道路は宮城県道路公社が管理する。仙台都市圏高速環状網では唯一の県管理道路で、環状網を構成する東日本高速道路管理分で設定されている料金や割引などとの不均衡が生じていた。

 県や地元自治体は、震災前から車線拡幅や多賀城IC設置、南部道路の一元管理化を国に要望していた。震災後は、災害時の効率的な道路管理の面などから、国への働き掛けを強めていた。

 村井嘉浩宮城県知事は同日、前田武志国交相を訪ね、環状ネットワークの拡充のほか、災害復旧・復興事業の着実な実施に向けた予算額の確保を求めた。

1321荷主研究者:2011/10/10(月) 23:27:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t12001.htm
2011年09月27日火曜日 河北新報
サンシティ再生法申請 消費者に大手志向

サンシティが他社と共同で進める分譲マンションの建設予定地。同社は「計画は今後も継続する」としている=石巻市穀町

 仙台市に本社機能を持つ不動産業のサンシティが26日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請した。マンション需要はここ数年、全国的に低迷傾向が続いていた。震災を受けて仙台圏などでは住宅需要が回復傾向にあるものの、消費者の大手志向などもあり、関係者からは「中堅や地元のデベロッパーの苦戦は、今後も続きそうだ」などの声が上がった。

 「2005年の耐震強度偽装事件で、安心安全面から消費者の大手志向が強まった」と言うのは、仙台市内の不動産関係者。建築確認の審査終了までに時間がかかるようになったことも踏まえ「大手のように体力がないと、生き残れない状況が進んだ」と話す。

 加えて08年秋以降の不動産不況などを受けてマンション需要は低迷し、新規供給も減少した。

 総合広告代理店DGコミュニケーションズ創芸カンパニー仙台支社の集計では、2010年の仙台圏(仙台、多賀城、塩釜、名取の各市)の新規供給は1134戸。1988年の調査開始以降で最低となった。

 震災後のマンション需要について、東京商工リサーチ東北支社は「被災した住宅からの移転などで回復傾向にある」と指摘。ただ大手の物件が中心といい、「開発資金に乏しい中堅以下のデベロッパーは厳しい環境にある」と分析する。

 サンシティは今後、スポンサーの支援を受けて再建を目指す方針。震災からの復興需要を見込んで石巻市中心部で他社と計画中のマンション開発は「今後も継続して進める」としている。

1322荷主研究者:2011/10/10(月) 23:30:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110928t12017.htm
2011年09月28日水曜日 河北新報
アマゾン、仙台にコールセンター 来年3月開設

 インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)のジャスパー・チャン社長と奥山恵美子仙台市長は27日、市役所で記者会見し、顧客の電話問い合わせに対応する同社のカスタマーサービス(CS)センターを2012年3月、市内に開設すると発表した。従業員数は最高1000人を見込み、市の誘致企業としては政令市移行後、最多の雇用規模となる。

 同社のCSセンターは札幌市に続き2カ所目で、青葉区一番町1丁目の仙台トラストタワー内に設置する。取扱品目が2000万点を超え配送サービスも多様化しており、顧客対応の拠点増強が必要と判断した。

 管理職やオペレーターの大半を現地採用し、正規雇用枠を極力広げる方針で、新卒採用は13年4月から実施するという。

 チャン社長は「CSセンターは顧客と日常的に接する大切な部門。優秀な人材が集まり、良質な顧客サービスを全国に提供できる拠点として仙台を選んだ」と説明。奥山市長は「東日本大震災で雇用情勢が厳しい中、素晴らしいニュース。人材の供給に努めたい」と話した。

 同社と市は昨年から立地協議を続けていた。市は企業立地助成制度に基づき、同社に固定資産税相当額を3年間補助する。市は事務代行業や研究開発機関と同様、コールセンターを「都市型産業」と位置付け、誘致を強化していた。

 同社は2000年11月に営業を開始。書籍やCD、家電、文房具、食品など幅広い品目を扱う。売り上げは非公表。

 記者会見では、アマゾンジャパンが岩沼市で進めていた物流センター新設計画を中止したことも明らかにした。

 会見に同席した物流センター運営会社アマゾンジャパン・ロジスティクス(千葉県)のジェフ・ハヤシダ社長によると、センター開設予定地は仙台空港に近接し、震災で津波被害を受けた。「今後は岩沼市や東北に限定せず、国内全域で候補地を検討する」としている。

1323荷主研究者:2011/10/18(火) 00:11:07
>>949
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110930t12002.htm
2011年09月30日金曜日 河北新報
NTT東「新青葉通ビル」着工 1階に避難場所設置 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110929020jd.jpg
新青葉通ビルの完成予想図。1階にはギャラリーを設け、災害時の避難スペースとする

 NTT東日本は29日、仙台市青葉区一番町の「新青葉通ビル」(仮称)の建設を始めた。2013年5月の完成予定で、約2000人が勤務するコールセンターや、通信設備が入る。当初は4月の着工予定だったが、震災を受けて延期。設計も急きょ変更し、災害時には避難スペースとなるギャラリーを1階の一角に設ける。

 現地であった安全祈願祭に出席した江部努社長は「わが社の一大プロジェクトになる。新ビルを仙台と東北の復興のシンボルにしたい」と述べた。

 新ビルは現在の青葉通ビル駐車場に建設する。地上14階、地下1階で延べ床面積約2万9600平方メートル。制震構造を採用する。総工費は非公表。

 下層階は通信設備やデータセンターが入る。上層階は事務部門が入るほか、仙台市内に分散しているグループ会社のコールセンターを集約させ、番号案内や電報受け付けなどの業務を行う。コールセンター勤務者のうち、500人は新規雇用となる予定。

 1階のギャラリーは広さ約100平方メートルで、通常は展覧会などで市民が利用できる。災害時は避難場所として市民を受け入れ、公衆電話や携帯電話の充電器なども設置する。壁面のPR用モニター画面も、災害時はテレビ放送に切り替える。

 老朽化している現在の青葉通ビルと土地は、再開発する方向。江部社長は「具体的な検討はまだ先になる」と話した。

1324荷主研究者:2011/10/18(火) 00:25:52
>>1310
とはずがたりが想定したルートとほぼ一致しそうである。線形が良くなり営業キロも短くなるので、仙台〜石巻間の所要時間短縮にも繋がりそうだ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15015.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
仙石線 東名、野蒜500メートル内陸へ JRと地元合意

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001a10zu.jpg

 JR東日本や沿線自治体などでつくる第3回JR仙石線・石巻線復興調整会議が30日、仙台市内で開かれ、津波で壊滅的な被害を受けた仙石線の東名、野蒜両駅(ともに宮城県東松島市)を内陸側に移す新ルート案に合意した。石巻線は石巻(宮城県石巻市)―浦宿(宮城県女川町)間を現行ルートで復旧し、女川駅(同)は移転することで一致した。

 震災で不通となっている仙石線の高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間のうち、新ルートは陸前大塚―陸前小野(ともに東松島市)間の一部で、約3キロの区間。

 現在より500メートルほど内陸側の小高い丘を通るルートを設定し、区間内の東名、野蒜両駅は移す。この日示されたルート案は100メートルの幅があり、今後詰める。両駅以外の5駅は現行の位置で再建する。

 新ルートは浸水被害を受けておらず、東松島市が検討する集団移転の候補地に入っている。安全運行を重視するJRと、街づくりと一体的な復旧を求める同市の考えが一致。事務局の東北運輸局が、市の土地利用計画を土台にルート案を作成した。年内に復旧スケジュールを決める。

 石巻線は不通の石巻―女川間17.0キロのうち、石巻―浦宿間(14.5キロ)は護岸整備を進め、現行ルートで復旧。浦宿―女川間(2.5キロ)は女川駅の移転先も含めて具体的なルートを今後検討する。

 東北運輸局は「仙石線のルート変更が合意できたのは前進だ。いつまでに復旧できるかを地域の皆さまに早急に示したい」と話した。

1325荷主研究者:2011/10/18(火) 00:26:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15008.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
国際定期貨物が復活 仙台港に韓国から第1便

入港した国際定期船から次々と降ろされるコンテナ=30日午前10時30分ごろ、仙台港

 韓国の南星海運が運航する国際定期コンテナ船が30日、仙台市宮城野区の仙台港に入港した。同港の国際定期航路は東日本大震災の発生後、途絶えており、再開第1便。仙台空港は9月25日に一部の国際定期便が再開しており、東北の国際ネットワークの拠点は空路、海路ともに部分的ながら機能を取り戻した。

 再開したのは韓国・釜山を起点に中国の大連や青島を結ぶ定期航路。太平洋側の他寄港先の復旧が遅れていることなどから、当面は週1便の入港となる見込み。震災前は週2便だった。

 初日は20フィートコンテナ約960個を積載できる貨物船「スターユニックス」が仙台港の高砂1号岸壁に接岸。日用雑貨などが入った約170個のコンテナを降ろし、中古機械などを詰めた約160個を積み込んだ。

 岸壁であった再開を祝う式典で宮城県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「仙台港から直接輸出入したいという企業の要望は強い。定期船復活は企業の競争力アップにつながる」と強調した。南星海運の日本代理店社員には花束などが贈られた。

 仙台港には震災前、東南アジアや北米向けなど五つの国際コンテナ定期航路が就航。コンテナ取り扱い業務は6月8日に再開したものの、東京向けなど国内航路に限られていた。北米向けなどの大型貨物船が接岸できる高砂2号岸壁はまだ使用できず、国と宮城県は2012年度中の完全復旧を目標に工事を急いでいる。県港湾課は「他の定期航路も再開できるよう港の復旧ぶりを船会社にアピールしたい」と話している。

1326荷主研究者:2011/10/18(火) 00:27:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t11007.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
県推計人口 震災後初の増 9月1日現在 宮城県発表

 宮城県は30日、県推計人口(9月1日現在)を発表した。総人口は232万6905人(男112万9801人、女119万7104人)で前月比1527人の増。東日本大震災に伴う大規模な人口減を記録した4月1日現在以降、前月比で初めて増加に転じた。

 仙台市は震災後初めて全5区で、転入数が転出数を上回った。震災前の3月1日現在との比較では、8月1日現在の53人減から急速に回復し、2055人の増となった。

 県内全体の死者数はほぼ例年並みとなり、震災犠牲者の届け出をお盆前に済ませた遺族が多かったとみられる。県統計課は「県全体の転出数も少なくなっており、生活全般が落ち着いてきたのではないか」と分析している。

 女川、南三陸両町は、住民基本台帳ネットワークシステムが未復旧のため推計できず、3月の数値を適用している。

 市町村別で3月1日との比較で最も減少幅が大きいのは石巻市の9258人(自然減4218人、社会減5040人)、次いで気仙沼市3903人(自然減1487人、社会減2416人)、東松島市2439人(自然減1102人、社会減1337人)の順。いずれも前月より減少幅が拡大した。

 県全体の9月1日現在の自然動態は334人の減(出生1677人、死亡2011人)、社会動態は1861人の増(転入1万746人、転出8885人)だった。

1327荷主研究者:2011/10/23(日) 01:40:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111001t15033.htm
2011年10月01日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線 204日ぶり全面再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001012jd.jpg
震災前の風景を取り戻した仙台空港駅のホーム=1日午前10時20分ごろ

 仙台空港アクセス線は1日朝、東日本大震災で被災し、運休していた美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で運行を始め、全線での営業運転を再開した。

 大津波で1階が完全に水没した仙台空港駅では同日午前6時22分、震災から204日ぶりとなる始発列車が出発した。その後、仙台駅からの列車が続々と仙台空港駅に到着し、旅行カバンなどを抱えた乗客が、次々とホームに降り立った。

 札幌市の会社員、根岸浩史さん(30)は「街中に行くにも空港に行くにも、鉄道があるとやはり便利だ」と歓迎した。

 アクセス線は7月23日、仙台―美田園駅間で部分開通した。運行本数は震災前の約7割に抑えられていた。全線開通により震災前と同様、快速2往復を含む1日40往復の運行本数を回復した。

 仙台空港鉄道は、仙台空港駅1階にあった運輸指令室、信号通信機器室などを2階に移設したほか、架線や架線柱などを交換するなどの復旧作業を進めてきた。復旧費用は約30億円。

 仙台空港駅では関係者らが全線運行再開を祝うセレモニーを行った。

1328荷主研究者:2011/10/23(日) 01:41:27
>>1327
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111002t15009.htm
2011年10月02日日曜日 河北新報
空と陸、仙台の玄関直結 アクセス線が全面再開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111001023jd.jpg
震災以来、204日ぶりに全線再開した仙台空港アクセス線の仙台空港駅付近を走る車両(手前)=1日午後0時5分ごろ

 東日本大震災で被災した仙台空港アクセス線は1日、運休していた美田園―仙台空港駅間(3.3キロ)で運行を始め、全線での営業運転を再開した。仙台駅と仙台空港は、震災から204日ぶりに鉄路で結ばれた。

 大津波で1階が完全に水没した仙台空港駅では、全線再開のセレモニーが開かれた。出席者は震災の犠牲者に黙とうをささげた後、植樹を行うなどして再出発を祝った。

 仙台空港鉄道の斎藤進社長は取材に対し「約7カ月での全線再開は感慨深い。アクセス線の安全性や快適性を実感してもらえる取り組みを進め、利用者の増加を図りたい」と述べた。

 アクセス線は7月23日に仙台―美田園駅間で部分開通。全線開通に伴い震災前と同様、快速2往復を含む1日40往復の運行本数を回復した。仙台―仙台空港間は最短17分で結ばれる。

 同社は仙台空港駅1階で被災した運輸指令室、信号通信機器室などを2階に移設したほか、レールや架線、架線柱などを交換するなどして津波対策と復旧作業を進めた。復旧費用は約30億円。

1329荷主研究者:2011/10/23(日) 02:07:14

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201110010555.html
2011年10月2日0時43分 朝日新聞
劇場全壊、仙台の劇団 山形で復活公演

 仙台市を拠点に活動を続ける劇団「SENDAI座☆プロジェクト」が、震災後の復活を目指して進める地方公演を、10月8日に山形県鶴岡市藤島の東田川文化記念館・明治ホールで開く。活動拠点にしていた仙台の劇場は全壊したが、「演劇を通じた心の交流を広げ、いつか仙台に現代演劇の常設劇場を実現したい」という。

 SENDAI座は、東北の拠点仙台に現代演劇を楽しむ文化を定着させたいと、庄内町出身で仙台で活動を続けてきた俳優の渡部ギュウさん(47)らが4年前に立ち上げた。

 県内外での公演のほか、俳優の養成所も設け、3月までは30人の研修生もいたが、震災で拠点だった青葉区の白鳥ホールは全壊、研修生もほとんどがいなくなった。

 疲れや不安、原発問題。心が折れそうな劇団のメンバーを奮い立たせたのは、震災後、全国の演劇仲間から相次いだ「義援金を送りたい」「うちで公演しないか」などの支援だった。

 「芝居で心を元気にするのが、自分たちにできること」。再び稽古に取り組み、6月に仙台と東京で公演を再開した。

 今回の公演は、9月に仙台市の老舗デパートが会場提供してくれて始まったプロジェクトの一環で、鶴岡南高校出身の渡部さんの同窓生らが協力して実現した。会場の明治ホールは、旧東田川郡会議事堂で、県指定有形文化財の明治時代の建築。同会館での芝居の上演は10年ぶりという。

 演目は1950年代を代表するハリウッド映画の名作「十二人の怒れる男」。渡部さんは「東北発の演劇表現をあきらめたくない。演劇は課題を乗り越える人生の追体験ができる。心の活力にもつながると思う」と話す。鶴岡公演後、被災地の宮城県気仙沼市を無料公演で励ます予定だ。

 鶴岡公演は8日午後5時開演。一般3500円(前売り3千円)。問い合わせは同劇団(022・399・8057または090・3006・1004)。(溝口太郎)

1330荷主研究者:2011/10/23(日) 02:18:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111003t11022.htm
2011年10月03日月曜日 河北新報
仙台市6公営事業10年度決算 ガス3年ぶり赤字

 仙台市は6公営事業の2010年度決算と実績をまとめた。水道と下水道、病院は7年連続の黒字だったが、バスは4年連続の赤字、ガスは3年ぶりに赤字転落した。事実上、一般会計からの繰り入れに依存する中、東日本大震災で被害を受けた設備の復旧に費用がかさむ上、当面の需要低下も見込まれ、経営環境は厳しさを増している。

      ■地下鉄
 乗客数は前年度比1.2%減の約5445万人で5年連続の減少。乗車料収入も2.5%減の約99億9800万円で、震災が発生した3月分は前年度同期より約2億3000万円目減りした。

 一方、企業債支払利息や退職金が前年度を下回り、3年連続の黒字を確保した。総収益のうち一般会計からの補助金は約33億円。累積赤字は3年連続で減少したが、約1042億円に達する。

 15年度開業予定の東西線建設費は資本的支出から約121億円を充て、約499億円を翌年度に繰り越した。

      ■バ ス
 乗客数は約4068万人。「学都仙台フリーパス」の発売効果で前年度を4.4%上回ったが、乗車料収入は震災で通常ダイヤを運行できず、2.7%減の約70億円にとどまった。総収益のうち一般会計補助金は約30億円。20%超で経営健全化計画の策定を求められる資金不足比率は7.5%で、0.1ポイント悪化した。

      ■水 道
 総配水量は約1億2262万立方メートル。猛暑による夏場の使用増で前年度を0.3%上回った。仙南・仙塩広域水道の受水費が引き下げられたほか、被災した水道管修繕工事約2億1000万円を翌年度に繰り越したため、総費用は減少した。

      ■下水道
 支払利息の減少、震災で工事の未完成や遅れが出て翌年度に繰り越した支出があり、総費用は前年度を下回り、黒字を維持した。総収益のうち一般会計の負担金と補助金は約85億円。累積赤字はないが、企業債残高は約2461億円に上る。

      ■ガ ス
 都市、プロパンを合わせた契約戸数は前年比0.6%減の35万9898戸で3年連続の減少。大口需要家の増加で販売量は6.0%増えたが、料金の引き下げや震災の影響でガス売り上げが前年度割れし、総収益は減った。原料価格の上昇で原料費が9.0%上昇し、収支を圧迫した。

      ■病 院
 市立病院(525床)の延べ患者数は前年度比4.4%減の39万1871人で、約5000人が震災の影響で減少したとみられる。病床利用率は2.3ポイント減の77.0%。診療報酬の改定で医業収益が3.1%増となり、黒字に寄与した。総収益のうち一般会計の補助金と負担金は約20億円。

 14年度に太白区あすと長町に移転する新病院の建設事業には、実施設計などに約3億2900万円を投じた。

1331荷主研究者:2011/10/30(日) 00:54:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111004t11003.htm
2011年10月04日火曜日 河北新報
仙台市の定禅寺通・宮城野通 「景観地区」に指定へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/111004a101.jpg

 仙台市は景観法に基づく「景観地区」に、定禅寺通(青葉区)と宮城野通(宮城野区)を中心としたエリアをそれぞれ指定する方針を決めた。街並み形成に関わる規制はこれまで条例で定めていたが、法による区域指定で景観を損なう行為の抑制効果を高める。市によると、景観地区の指定は宮城県内では初めて、東北では岩手県平泉町に続き2例目という。

 範囲は定禅寺通地区の約13ヘクタールと、宮城野通地区の約21ヘクタール。現在は条例で「景観形成地区」に指定され、建物の形態や壁面の色彩などが周囲と調和するよう基準が設けられている。法に基づく指定で今後、現状変更の認定申請や罰則の対象となる。

 景観地区の指定に合わせ、市は「街並み形成ガイドライン」を作成する。建築物の用途や高さ、敷地面積などを定めた「地区計画」、屋外の看板や張り紙などのデザインの基準となる「広告物モデル地区」といった制限内容を事例ごとに整理する。

 各地区の景観形成の基本目標も設定し、定禅寺通は「ケヤキ並木と調和し、文化の薫り高い魅力ある街並み」、宮城野通は「ゆとりとうるおいある環境を活(い)かし、躍動感のある都市文化と生き生きとした暮らしの舞台」とする。

 具体的な空間の活用事例も「誘導指針」として示し、街路と一体的に利用できるオープンスペースの創出、歩道に面した開放感のあるカフェテラスの設置などを挙げる。

 市は景観地区指定のための関係条例改正案を市議会12月定例会に提出する考え。

1332荷主研究者:2011/10/30(日) 00:54:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111004t11021.htm
2011年10月04日火曜日 河北新報
丘陵地の斜面復旧工事が本格化 仙台市

崩落した斜面を改修するため、市道があったエリアで復旧工事が進められている=9月28日、仙台市泉区北中山

 仙台市は、東日本大震災で地滑りや擁壁崩壊などの被害があった丘陵部の宅地周辺で、斜面の復旧工事を本格化させている。崩落部分に改良を加えることで、宅地の地盤安定化を図る。現行制度では私有地内の擁壁を公費で修復することが困難なため、公共事業で対応できる市管理分から工事を急ぐ。

 泉区北中山3丁目の住宅地では、斜面の上に取り付けられた市道の一部を巻き込みながら、幅104メートル、高さ最大22メートルにわたって崩れ、土砂が下方の市道をふさいだ。崩落した市道に沿って整備された宅地にも沈下や亀裂などの被害が生じ、避難や転居を余儀なくされた住民もいる。

 泉区によると、崩れ落ちた斜面は盛り土によって築かれていた。地下水位が高いため、地盤が緩くなっていた斜面の下部側から地すべりを起こしたとみられる。

 復旧工事の概要は図の通り。崩れ落ちた市道を支える土台として、重い土砂の代わりに発泡スチロールを敷き詰め、斜面への負担を減らす軽量盛土工法で実施。地下水を抜く排水管を設置した上で、傾斜を緩やかにして形を整える。8月下旬に着工し、年度内の完成を見込む。

 市は8月19日時点で、宅地4031カ所、擁壁2184カ所で被害を確認。大規模盛土造成地滑動(かつどう)崩落防止、災害関連地域防災崖崩れ対策など4事業を活用する方針だが、宅地の復旧は原則、斜面の土が崩れて道路や河川をふさぐ恐れがある場合などを除き個人負担とされている。

 市住環境部は「現行の制度では、宅地300カ所程度しか対象にならない。国に要件緩和や補助率のかさ上げなどを求めているが、回答はまだない」という。

 斜面と市道の復旧工事は今月中旬、青葉区高野原でも始める。同区滝道1丁目と泉区東黒松では、斜面の仮設土留め工事を進めている。

1333荷主研究者:2011/10/30(日) 00:56:20
>>891
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111005t15002.htm
2011年10月05日水曜日 河北新報
ヨーカドー仙台泉店、閉店見直し 震災後売り上げ好調

 セブン&アイ・ホールディングスは2012年中の閉店を検討していた傘下のイトーヨーカドー仙台泉店(仙台市泉区)について、閉店の見直しを含めた再検討に入った。東日本大震災後の好調な売り上げなどを考慮したとみられる。

 セブン&アイの村田紀敏社長が4日の記者会見で「復興に貢献するため東北の閉鎖計画は見直したい」と述べた。具体的な対象店舗は明らかにしなかった。同社広報センターは河北新報社の取材に「結論は出していないが、仙台泉店も東北全体と同様に対応を見直す必要がある」と話した。

 仙台泉店は12年6月末で店舗建物を所有する住友商事との賃貸契約が切れる予定。このためセブン&アイ側は閉店も視野に関係者と協議を続けていた。震災後の同店の状況について広報センターは「復旧需要などで地元での支持が非常に高まっている」としている。

 セブン&アイはこの日、2011年3〜8月期連結決算を発表。本業のもうけを示す営業利益は前年同期比25.9%増の1501億円で過去最高となり、東北で展開する食品スーパーのヨークベニマルも営業利益が2.4倍となった。

 売上高は7.9%減の2兆3572億円。純利益は震災による店舗の被災などで234億円の特別損失を計上し、15.4%減の527億円だった。12年2月期の通期業績予想は、純利益を7月に見込んだ1050億円から1270億円へと上方修正した。

1334荷主研究者:2011/10/30(日) 00:57:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111006t15001.htm
2011年10月06日木曜日 河北新報
日銀仙台支店70周年記念の企画展 仙台藩の“紙幣”展示

日銀仙台支店の開設70周年を記念して始まった企画展

 日銀仙台支店は5日、今月10日に開設70周年を迎えるのを記念した企画展を仙台市青葉区の支店内で始めた。日銀の歴史が分かる資料や、江戸時代の紙幣のレプリカなどを展示している。13日まで。

 支店3階の会場には、開設当初に使った支店の表札や、仙台藩や新庄藩などが発行した紙幣(藩札)のレプリカなど約30点が展示されている。1億円分の模擬紙幣(約10キロ)や、江戸時代の小判のレプリカは実際に触れられる。

 12、13の両日は午前10時と午後1時から、日銀貨幣博物館(東京)の学芸員が、仙台藩の藩札などについて解説する講演会(定員各25人)も開く。支店は「多くの人に来場してもらい、支店の歴史や日銀の仕事を知ってほしい」としている。

 日銀仙台支店は1941年10月10日、全国18番目、東北では福島、秋田に次ぐ3番目の支店として開設された。企画展は支店休業日の8〜10日を除き、午前10時から午後3時まで。見学前日までに電話での申し込みが必要。連絡先は日銀仙台支店022(214)3157。

1335荷主研究者:2011/10/30(日) 01:06:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111008t11017.htm
2011年10月08日土曜日 河北新報
「常磐線15年度末再開」 復興計画で見込み 宮城・山元町

 東日本大震災の津波で被災したJR常磐線の内陸移設問題で、宮城県山元町は早ければ2015年度末の運転再開を見込んで震災復興計画案の策定作業を進めていることが、7日分かった。常磐線移設は復興計画の核になるため、町はJR東日本との調整を進める。

 町はこれまでのJRや関係機関との協議などを基に、11年度中にも用地買収に着手し、早ければ12年度中に鉄道敷設工事が始められると想定。工事は15年度中にも完了し、移設ルートは15年度末から16年度にかけて開通可能との見通しを立てる。ほぼ同時並行で駅前広場の整備を進める計画だ。

 坂元駅の移転先については、これまで土地利用構想案で示していた国道6号坂元交差点付近から、北に約500メートル離れた場所に変更する案を検討している。線路が国道と立体交差する際に必要な駅舎の高層構造を避けるのが主な理由とみられる。

 町は常磐線の新山下、新坂元両駅などを中心とした市街地の形成を目指す。災害公営住宅は12〜14年度の入居を想定し、防災集団移転促進事業は16年度までの土地買い上げ、転居を見込む。

 町は今後、町議会への説明を経て10月下旬に復興計画最終案を策定。11月中旬に住民説明会を開催し、12月上旬の町議会12月定例会に復興計画を提案、議決を求める。

1336荷主研究者:2011/10/30(日) 23:28:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111007t12002.htm
2011年10月07日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル 空き室率改善、15%台に

アマゾンのCSセンターをはじめ、新規入居などが続いている仙台トラストタワー=仙台市青葉区一番町1丁目

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店が6日発表したオフィスビルの9月末時点の平均空き室率によると、仙台市内は15.87%で、前月から0.18ポイント低下した。東日本大震災後に集計を再開した4月末以降5カ月連続の改善。2009年6月末時点(15.79%)以来2年3カ月ぶりの15%台となった。

 インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)が仙台市青葉区一番町の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」(地上37階、地下2階)に、カスタマーサービス(CS)センターを開設することが決定。この1カ月間で減少した市内の空き室面積(約2640平方メートル)の約8割をCSセンターが占め、全体の空き室率改善につながった。

 市内5地区別では駅前が悪化した以外は改善した。このうち仙台トラストタワーがある一番町周辺は16.42%となり、18.20%の駅東とともに前月比0.76ポイント低下した。

 アマゾンのCSセンター効果もあり、仙台トラストタワーはオフィス部分の入居率が約80%まで上昇したという。運営する森トラスト(東京)仙台支店は「制震構造などが評価され、震災後に引き合いが増えた。年度内には入居率を90%まで上げたい」と説明している。

 ただ、市内全体では震災後の借り換え移転が落ち着きつつあり、三鬼商事仙台支店は「来年度に向けた企業の動きを含め、今後は震災による需要動向の変化を注視したい」としている。

 調査は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル363棟を対象にした。

1337荷主研究者:2011/11/06(日) 12:31:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111013t13027.htm
2011年10月13日木曜日 河北新報
JR常磐線内陸移設 用地買収後3年で復旧

山元町議会で説明するJR東日本仙台支社の相沢部長=山元町役場

 JR東日本仙台支社の相沢義博企画部長ら3人が12日、山元町議会特別委員会に出席し、東日本大震災の津波で被災した常磐線の内陸移設案について「用地買収後、全体の開通までおおむね3年あれば復旧できる」との見通しを示した。JRが被災した県内の沿線自治体で説明の機会を設けたのは初めて。

 議員から現在の山下駅まで暫定復旧した上で、新ルート建設を求める意見が出たが、JR側は「二重投資になり、非常に厳しい。新ルートを基本に検討している」と理解を求めた。

 さらに現行ルートで復旧した場合でも津波対策として線路をかさ上げする必要があることから、「(新ルートと)同じくらいの工期になるのではないか」との認識を示した。

 新ルート建設に伴う用地買収に当たっては、山元町に地権者との交渉などの代行を要請していることを明らかにした。

 常磐線をめぐっては、山元町が現行ルートから内陸側に1〜1.5キロ移設する土地利用計画案を策定。町は同日示した震災復興計画案で、常磐線の復旧時期について2011年度末にも用地買収に着手し、12年度中に着工、早ければ15年度末の開通を見込む。

1338荷主研究者:2011/11/06(日) 12:34:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111016t12023.htm
2011年10月16日日曜日 河北新報
わかさ生活、仙台に支社 来春復興支援で100人採用

 健康補助食品製造販売のわかさ生活(京都市)が2012年4月、仙台市に東北支社を開設することが15日、分かった。同社が東日本に拠点施設を設けるのは初めてで、大学、高校の新卒予定者ら約100人を正社員として新規採用する。東日本大震災で雇用情勢が悪化した若年層を採用することで、被災地の復興を支援する。

 東北支社は「東北コミュニケーションズ」の名称で、青葉区一番町1丁目の仙台トラストタワー内に置く。顧客からの注文や問い合わせを受けるコールセンターを中心に、マーケティングやウェブ関連、デザインといった業務を担う。

 同社はことし4月、震災の影響で内定を取り消された新卒者ら100人を正社員として採用すると発表し、これに応じて入社した宮城、福島両県の14人も、東北支社に配属する予定。

 就職説明会は今月25日と11月1日、ハローワーク仙台で開催される。詳細は19日、ホームページに掲載する。

 同社は「東北の復興を長期的に支えるため、若者が継続して仕事に取り組める正社員での採用が重要と判断した。宮城県内のお客さまが全国トップ10に入るほど多く、何か役立つことができないか検討した」と話している。

 同社は1998年の創業。ブルーベリーなどを素材とするサプリメントの研究開発や委託製造、販売などを手掛ける。10年度の売上高は163億円。

 仙台市はコールセンターを「都市型産業」の一つに位置付け、誘致活動を強化している。インターネット通信販売大手のアマゾンジャパン(東京)も12年3月、最大で1000人の採用が見込まれるカスタマーサービスセンターを、仙台トラストタワーに設置する。

1339荷主研究者:2011/11/06(日) 12:35:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111015t13003.htm
2011年10月15日土曜日 河北新報
ソニー仙台、遊休施設を開放 被災企業の入居募る

 ソニーは東日本大震災で事業縮小した仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)の遊休施設を、地域に開放することを決めた。地元企業の復興や新事業創出を後押しするインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」を12月1日、センター内に開設する。

 みやぎ産業振興機構と連携し、センター敷地内の1〜6階の建物7棟を活用する。総床面積は約3万9000平方メートル。主に研究開発部門が使用していた建物で、クリーンルームもある。

 入居者は震災で被災したり、新たな事業展開を目指したりする地元企業、産学連携を積極的に進める大学や研究機関などを想定。賃料は管理費分として1平方メートル当たり月額700円とした。

 7棟の建物はみやぎ産業振興機構に無償貸与し、同機構が入居者選定や開設後の運営を担う。入居者募集を13日に始めており、20日と11月1日には内覧会を予定。入居者は同機構が設ける審査委員会で決定する。

 ソニーは震災後、センターにあった研究開発機能の一部を神奈川県などの拠点に集約。センター内の機能統合も進め、空きスペースの活用方法を検討していた。津波で浸水した建物では改修工事を進めている。

 ソニーは「復興を目指す地元企業に有効活用してもらい、次世代につながる研究開発が産学官で進むことも期待したい」と話している。

 みやぎ産業振興機構は「東北の被災企業の復興、地元企業の新事業創出の新たな拠点を目指す」としている。連絡先は同機構総務課022(225)6636。

1340とはずがたり:2011/11/06(日) 23:44:21

常磐線原ノ町−相馬間、12月中に再開へ
http://www.minyu-net.com/news/news/1022/news3.html

 JR水戸支社は21日、震災の影響で不通となっている常磐線原ノ町―相馬駅間について、12月中に再開すると発表した。相馬―亘理駅間は未定。
 再開に当たっては、相馬―亘理駅間が不通のため、車両点検設備を南相馬市に新設。運行に使用する車両は線路を使って輸送できないため、仙台市から陸送する。原ノ町―相馬駅間はレールがゆがんだり、電柱が傾くなどの被害があり、9月から復旧作業を進めている。再開の具体的な日時は12月に発表する予定。
 同支社は同日、12月1日〜来年2月29日の冬の臨時列車の運行予定も発表、常磐線と水郡線で年末年始、冬休み期間中を中心に合わせて135本を運行する。
(2011年10月22日 福島民友ニュース)

1341荷主研究者:2011/11/13(日) 19:21:17
>>974 >>1035
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111019t15016.htm
2011年10月19日水曜日 河北新報
県北高速幹線道 第1期整備区間8.9キロが来月全通へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/111018a3101.jpg

 東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と三陸自動車道登米ICを結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)について、宮城県は18日、栗原市築館加倉―同市若柳下畑岡(若柳南IC)間の7キロを、11月24日に開通させる方針を決めた。

 6月28日に先行して使用が始まった登米市迫町北方(国道398号)―若柳南IC間の1.9キロと合わせ、同道路の第1期整備区間8.9キロが全線で通行可能となる。

 同区間の車道幅は7メートルで片側1車線。制限速度は県管理道路として初の時速70キロに設定された。区間内には伊豆沼IC(栗原市若柳上畑岡)を設置する。使用開始は開通日の午後1時の予定で、通行は無料。

 栗原市築館―登米市迫町間は県道を使用した場合と比べ、距離で1キロ、時間で7分の短縮が見込まれる。宮城県北地域の物流機能強化のほか、観光利便性の向上も期待される。

 県は全体を5区間に分割。第1期分は1995年度に着工し、総事業費は約240億円。第2期分として2012年度の着手を目指す登米市中田町浅水―同中田町石森(国道346号)間の5キロについて、県は11年度第3次補正予算案での対応を国に要望している。

1342荷主研究者:2011/11/13(日) 19:40:36

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Kyouno_kensetsu_jyouhou.htm
2011/10/15 建設新聞
トキワ 仙台市青葉区本町1丁目 賃貸・トキワ仙台本町マンションの建設
RC11F3220㎡ 鹿島で来年2月着工へ

 トキワ(東京都品川区大崎3丁目6の4 渡邊龍雄代表)は、仙台市青葉区本町に「トキワ仙台本町マンション」(仮称)の建設を計画しており、鹿島の設計・施工で来年2月の着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区本町1丁目10の3ほか地内の敷地面積633・01㎡で、錦町公園の東側の愛宕上杉通と国道45号交差部に位置する旧ガソリンスタンド跡地。

 建設する施設は、RC11F延べ3220・14㎡規模で、総戸数100戸の共同住宅を建設するもの。完成は2013年3月末を予定している。

2011/10/15付1面に掲載

1343荷主研究者:2011/11/13(日) 19:44:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111022t11027.htm
2011年10月22日土曜日 河北新報
仙台城石垣と通行止め市道、15年復旧目指す

 仙台市は21日、東日本大震災で崩落した仙台城跡の石垣と、通行止めの措置を講じている市道仙台城跡線について、2015年3月の復旧完了を目指す方針を発表した。

 石垣は、構築当時の伝統工法を基本に、可能な限り元の位置に戻す。文化庁の災害復旧事業として工事を実施するため、被災箇所を含む県護国神社所有の本丸西側については国史跡の追加指定を同庁に申請する。

 11月から史跡指定のための測量に取り掛かる。崩れた石材を移動し、石垣の変形箇所を解体した後、市道の復旧工事を始める。

 本丸詰門(つめのもん)跡から市道青葉山亀岡線との接続地点までの約320メートルの全面通行止めは、工事の終了まで続く。大手門跡隅櫓(すみやぐら)から本丸詰門跡までの区間は歩行者に限り、利用できる。

 震災では、本丸北西部の石垣(全長約200メートル、高さ5〜7メートル)のうち、3カ所計約60メートルにわたり崩落。市道には、路面や擁壁に亀裂が生じた。

1344荷主研究者:2011/11/13(日) 19:44:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111022t11028.htm
2011年10月22日土曜日 河北新報
水族館誘致を再協議 仙台市、複数の民間業者と

 仙台市議会9月定例会は21日、決算審査特別委員会の総括質疑を行った。水族館の誘致をめぐり、市は設置運営に意欲を示す民間事業者との協議を再開したことを明らかにした。

 市はマリンピア松島水族館(松島町)の仙台移転が2010年に頓挫した以降も水族館の誘致を模索し、複数の関係者と協議している。

 藤本章総務企画局長は「東日本大震災後に一時中断したが、夏ごろから実現に向けて協議を再開した。事業者が今の経済状況を踏まえ、種々検討を進めている状況にある」と説明した。

 国の補助事業で、会計検査院から約748万円の不適正経理を指摘された問題に関し、市は10年11月に始めた全庁調査の結果を今後1カ月をめどに公表する考えを示した。

 藤本局長は「調査はことし9月に一通り終了し、現在は原因の分析と再発防止策の取りまとめで詰めの作業を行っている」と答弁した。

1345荷主研究者:2011/11/13(日) 20:34:18

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111009/fnc11100910300002-n1.htm
2011.10.9 10:30 産経新聞
仙台、異形の現ナマ景気 増税より復興の道筋示せ

仙台市内の繁華街では賑わいが増している
■編集委員・田村秀男

 「デフレ不況時には、お札を刷ってヘリコプターからばらまけばよい」とは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長のプリンストン大学の経済学部長時代の言である。確かに、景気というものは「現金なもの」である。

高額商品が売れる

 東北のセンター都市、仙台では高級腕時計、宝飾品、ブランド物バッグなどが飛ぶように売れている。欧州製高級車のベンツ、ボルボなど、東北全体の9月の輸入車新規登録台数は1439台で前年同期の2.1倍に上った。多くのお客さんは現金払いである。夜の繁華街も札束を持った、県外からやってきた工事関係者たちでにぎわっている。

 被災者やその身内が「癒やし」を求めて高額商品につい惹(ひ)かれる。貯蓄ばかりしてこんな災難に遭うくらいなら、命あるうちに思い切って散財してみよう、と人生観を変えた方々もおられるだろう。

 他方では、壊れた家に住み続けている体の不自由なお年寄りもいる。農地も家も津波で流され、仮設住宅で職のあてもなくストレスがたまる日々。被災地全体の言い知れぬ苦難を思えば、何とも複雑な気持ちにさせられるカネの仕業である。

デフレ吹き飛ばす

 仙台へのカネの出所は地震保険、義援金などがまず挙げられるが、8月以降は本格化したがれき処理の代金が高額消費へとなだれ込んでいる。

 何しろ、民主党政権は地元自治体の言い値を丸のみして、がれき処理費を100%出している。1995年1月の阪神大震災のがれき処理コストはトン当たり2万2千円。その後、人件費や資材価格が下がるデフレ時代が続いていることから、コスト上昇はないはずなのに、仙台周辺や岩手県ではトン当たり10万円もかかるケースがあるという。「精査していたら時間がかかり、がれき処理が進まず、マスコミにたたかれる」と民主党関係者は弁明する。

 現金ばらまきの余波は全国に及んでいる。9月28日付の日経新聞夕刊によると、建設工事関連の人手不足が深刻となっている。東日本大震災の影響で東北や北関東を中心に建物の補修需要が急増したうえ、がれき処理にも多くの人員が割かれているためだ。鉄筋工事の単価は東京周辺でトン当たり3万6千円前後で震災前に比べて3千円(約9%)上がった。解体作業、足場設置など「とび」工事は、東京周辺では1日・1人当たり1万5千円程度と、今春比で約11%上昇、という具合で関西にも及んでいる。

 まさに、日本版ヘリコプター・マネーが建設工事部門に限っては「20年デフレ」を吹き飛ばしている。

「職」の青写真なし

 第3次補正予算が成立し、さらに「青天井」で復興費を来年度予算に計上すれば、日本経済は「復興特需」で浮上すると野田政権は安易に考えているようだ。被災地に職と雇用の機会を回復させるための青写真や設計もない。地域、さらに日本全体の経済を再生する方向へと収斂(しゅうれん)させる政策はどこにもない。自力再建を図る被災農漁業者の高い志を支援する仕組みもない。

 例えば、全国的にいちご栽培で知られている仙台郊外の亘理町では、いちご畑が津波に流され全滅した。専業農家の多くは遊休農地を借り上げ、自主努力で再起を図っている。国にできることは金融面での支援ばかりではない。大規模栽培の早期実現に向け、農地の集約を可能にする法制度面での整備である。

 漁業の再建も、単に企業に漁業権を与えれば進むというわけではない。海洋の生態系保全や雇用維持を、短期的な収益よりも優先し、長期的な投資に徹する企業を選別する仕組みにしないと、地元漁民は不安になるだろう。

 復興債の償還財源は増税だが、政府の増税路線の始まりしかない。財務省は野田首相を通じて、2013年には消費税の10%引き上げを確定させようともくろむ。増税に次ぐ増税は、全国的に消費者心理をますます冷え込ませ、デフレを助長する。デフレ分を加えた実質金利は上昇し、円高がさらに進む。

 1995年の阪神大震災から2年後、橋本龍太郎政権が増税・緊縮財政に踏み切り、好転しかけた景気を一挙にデフレ不況局面に突入させた。このときはアジア通貨危機も重なった。今回の臨時増税規模は97年度を実質的に上回る。しかも泥沼の欧州金融危機と重なっている。欧州から逃避した世界の余剰資金は世界最大の対外資産国、日本の国債に向かい、円相場を押し上げる。超円高、デフレと増税の三重苦で企業は基幹技術ごと海外に逃避する。

 仙台で突如出現した現ナマ主導景気は茫漠(ぼうばく)とした復興の道の脇に咲く異形のあだ花でしかない。

1346とはずがたり:2011/11/14(月) 17:58:57

ワタミ、被災地で100人雇用へ 岩手にコールセンター
http://www.asahi.com/business/update/1109/TKY201111090115.html

 津波で壊滅的に被災した岩手県陸前高田市で9日、飲食チェーン店などを経営するワタミ関連企業の食事宅配会社が、大規模なコールセンターの起工式を開いた。来年2月から営業を始め、震災で失業するなどした住民約100人を正社員やパート従業員として採用する予定だ。

 ワタミの渡辺美樹会長が震災後、市の参与に就任し、雇用を生み出すための進出を約束していた。コールセンターでは高齢者向け宅配弁当の注文を受けつける。来春卒業する地元の高校生の採用面接も進めているという。

 戸羽太市長は起工式に出席し、「将来の住まいと雇用が大きな課題。多くの市民が勇気づけられる」と述べた。

1347荷主研究者:2011/11/17(木) 22:52:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111025t12009.htm
2011年10月25日火曜日 河北新報
仙台パルコ開館4年目 牧山社長に聞く

 まきやま・こうぞう 慶大卒。81年パルコ入社。常務執行役、取締役兼専務執行役などを経て5月から社長。53歳。大阪府出身。

 商業ビル大手パルコの牧山浩三社長は、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。ことし8月下旬で開館4年目に入った仙台パルコは売り上げが好調で「国内の模範店となっている」と語る。消費動向の変化に合わせた情報発信に力を入れる方針も示した。(聞き手は酒井原雄平)

<消費者の思い強く>

 ―東日本大震災後の仙台パルコの売れ行きは。
 「(全社では前年同期比1.2%減だった)6〜8月期の売上高は、仙台では28%増えた。9、10月もほぼ30%増で推移している。仙台はパルコを代表する模範的な旗艦店の位置付けとなっている」

 ―開館以来、初の大改装が8月で終了した。
 「若者向けゾーンの拡充などを図った。震災後に『日常生活に戻りたい』『おしゃれを楽しみ、気分を変えたい』という消費者の思いが強まり、改装効果との掛け算で売り上げ増となった」

<楽しさ提供が原点>

 ―震災の教訓は。
 「(5月の社長就任前の)4月下旬、営業再開に踏み出した仙台店を見舞いに訪れた。従業員と来店客の表情豊かなやりとりに『楽しさをプロデュースする』というパルコの原点を見た。仙台店に学ぶべきことは多く、他の18店すべての店長にも視察させた」

 ―被災地の大型店として復興にどう貢献する。
 「震災後、消費の本質は大きく変わった。人間は物質的にだけでなく、気持ちの豊かさもないと生きていけない。大変なときも楽しさを表現するのがパルコの役割。今後も消費の変化を読みながら、ファッション情報の発信などでクリエイトしていく」

<シナジー効果模索>

 ―5月の社長就任は、筆頭株主の森トラストと保有率2位のイオンから経営陣の刷新を求められた結果。両社との今後の付き合い方は。
 「(業務提携を話し合う)3社による検討委員会を発足させた。さまざまな企業とのシナジー効果を模索しないと、スケールの大きいことはできない。いきさつは別にしてパルコにプラスになる具体的な提案があれば、構えることなく検討したい」

1348荷主研究者:2011/11/17(木) 22:52:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111025t12008.htm
2011年10月25日火曜日 河北新報
多目的スペース 仙台中心部に開設 仙台放送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p10250xx0e100008_02senndaihouso.jpg

 仙台放送(仙台市)は24日、仙台市青葉区中央のクリスロード商店街に来春、多目的スペースを開設することを明らかにした。テレビ番組に関連したイベントや中継などで活用する。

 常陽銀行仙台支店の隣接地に同行関連会社が建てる平屋の建物(床面積約150平方メートル)を、仙台放送が借り受ける。近く5年間の賃借契約を結ぶ。

 建物の半分程度のスペースには、仙台放送が宮城県物産振興協会と共同運営する「食材王国みやぎ地産地消市場」が青葉区一番町のマーブルロードおおまち商店街から移転する。12月に先行オープンし、宮城県内の各市町村の物産市を開く。

 同社広報戦略局は「視聴者との交流拠点を仙台市中心部に設け、局のブランドイメージを高めたい」としている。

1349荷主研究者:2011/11/17(木) 23:20:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111027t15012.htm
2011年10月27日木曜日 河北新報
トヨタ東北 エンジン工場、来月着工式 宮城・大和

 トヨタ自動車東北(宮城県大和町)が敷地内に計画中のエンジン工場について、11月18日に着工式典を行うことが26日分かった。建築確認審査が終了次第、実際の工事に入る見通し。早ければ2012年夏前にも建屋を完成させ、同年度前半のエンジン生産開始を目指すとみられる。

 式典では宮城県幹部ら関係者を招いてくわ入れを行う。敷地は現在のトヨタ東北の工場に隣接する約21ヘクタールで、工場の床面積は5000〜6000平方メートル規模となる。

 工期は半年程度を見込む。建屋建設と並行して設備設置を進めるなど工法を工夫し、稼働までの期間短縮を図る。総事業費は約20億円。

 新工場ではハイブリッド車(HV)専用のエンジンを生産。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)がことし12月から製造する小型HV「アクア」に搭載される。

 トヨタ東北は当面、中部地方などから供給される部品を使って年間10万基を組み立てる。将来的にはエンジン部品の製造も手掛ける方向で、建屋を増床して対応する。

 エンジン工場は当初10年末の稼働予定だったが、トヨタは08年秋のリーマン・ショックを受けて着工を延期した。ことし7月、東北の復興支援策として、トヨタの豊田章男社長が建設計画の推進を表明した。

1350荷主研究者:2011/11/17(木) 23:23:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111028t12013.htm
2011年10月28日金曜日 河北新報
仙台にコールセンター レノボ・NEC傘下、11月開設

 NECと中国のパソコンメーカー、聯想(レノボ)による合弁の持ち株会社「レノボ・NECホールディングス」傘下のNECパーソナルコンピュータ(東京)は27日、コールセンター「コンタクトセンター」を11月1日付で、仙台市青葉区の仙台トラストタワーに開設すると発表した。

 センターはNEC製パソコンの個人購入者からの使い方相談に応じる。実際の業務はIT(情報技術)関連サポート業で、トラストタワーに入居しているキューアンドエー(東京)に委託する。

 キューアンドエーは既に今回の受託事業を専門に担当する50人を地元採用しており、来年4月までに計100人に増やす予定。

 NECパーソナルコンピュータは来年1月から、購入2年目以降を有料としてきた使い方相談を無償にする方針。これに伴って相談の増加が見込まれることからコールセンターの新設を決めた。

 同社は「優秀な人材を確保できると判断し仙台に開設することにした。地元の雇用拡大につながることも期待したい」としている。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111102t12003.htm
2011年11月02日水曜日 河北新報
NEC製PCコールセンター 来春までに200人雇用 仙台

新設されたNECパーソナルコンピュータのコールセンター

 NECと中国のパソコンメーカー聯想(レノボ)による合弁会社「レノボ・NECホールディングス」傘下のNECパーソナルコンピュータ(東京)は1日、仙台市青葉区の仙台トラストタワー9階に、NEC製パソコン購入者の相談に応じるコールセンターを開設した。

 センターは床面積約300平方メートルで、約50ブースある。業務はIT関連サポート業のキューアンドエー(東京)が担う。従業員は非正規を含め約70人。来年3月末までにブースを2倍に、人員を計約200人に増やす。

 開所式には関係者ら約80人が出席。NECパーソナルの鳥谷部秀喜カスタマーサービス本部長は「日本一のコールセンターを目指してほしい」とあいさつ。キューアンドエーの小山琢取締役は「仙台での雇用をさらに増やしたい」と述べた。

 宮城県情報産業振興室の大山明美室長は事務系の就労先が不足している現状に触れ「震災後の雇用のミスマッチ解消につながってほしい」と期待した。

 NECパーソナルは来年1月、パソコン購入2年目以降が有料だった個人の相談を無償化。相談が約4割増えると見込まれ、人材確保の可能性も踏まえ仙台へのコールセンター新設を決めた。

1351荷主研究者:2011/11/17(木) 23:23:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111028t13033.htm
2011年10月28日金曜日 河北新報
歩道橋下に横断歩道 住民要望受け設置へ 仙台・昭和町

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/p10280yx0y100001_01k.jpg

横断歩道併設の方針が伝えられた報告会=27日、仙台市青葉区の上杉山中

 周辺住民から要望が出ていた仙台市青葉区の昭和町歩道橋下の横断歩道整備について、管轄する仙台北署と青葉区役所は27日、住民への報告会の席上、要望通り横断歩道を併設する方針を伝えた。予算措置が必要になるが、早ければ年度内にも横断歩道が整備される可能性が出てきた。

 報告会には住民ら約40人が出席。仙台北署の大津信克交通課長が宮城県警の考えを説明した。住民の要望通り2カ所に横断歩道を設置し=図=、現在ある仙台北署前の横断歩道を廃止。同時に、車道についても仙台北署側から愛宕上杉通に右折できるレーンを設ける方針を伝えた。

 昭和町歩道橋には自転車スロープがないため、歩道橋下に自転車専用の横断帯を設置しているが、横断歩道はない。高齢者を中心に「階段の上り下りがつらい」といった声が多く、自転車専用の横断帯を横断する歩行者も多い。買い物カートやベビーカー利用者から不便を指摘する声もあって、地元の上杉地区連合町内会(七井英雄会長)が7年ほど前から横断歩道の設置を要望してきた。

 交通量が多い現場では長年、歩道橋で歩行者と車の分離を図っていた。警察は当初、併設に慎重だったが、住民の要望が強いことから「併設容認」にかじを切った。青葉区役所によると、撤去費用が約4000万円に上るとも試算され、当面は歩道橋も存続させる。

 大津課長は「長年の住民の要望に応えることが必要だと考えた。新たな右折レーンを設けることを含め、信号規制で歩行者と車両を分ける『歩車分離』が可能。この方向で進めたい」と述べた。

 要望活動にかかわってきた連合町内会の池田文彦副会長(66)は「長年の要望が受け入れられ喜んでいる。できるだけ早い整備をお願いしたい」と話している。

1353荷主研究者:2011/11/23(水) 16:32:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111031t12001.htm
2011年10月31日月曜日 河北新報
エバー航空、台北線運航再開 国際定期便3路線目 仙台空港

仙台空港で歓迎を受ける国際定期便仙台―台北の乗客=30日午後2時30分ごろ

 東日本大震災の影響で運休していたエバー航空(台湾)の国際定期便仙台―台北が30日、運航を再開した。震災前に計6路線あった仙台空港の国際定期便は、これで3路線が復活。来年3月には北京と結ぶ2路線の再開が決まっている。

 仙台空港国際線の到着ロビーではこの日、宮城県内の商工関係者らが横断幕を掲げ、台北から到着した1番機の乗客を歓迎。特産品や観光パンフレットも配布した。歓迎行事に先立ってエバー航空側には、東北の観光振興に貢献したとして観光庁の感謝状も授与された。

 仙台―台北線は震災前と同じ週2往復で運航。震災前は平均8割を超える高い搭乗率を維持していたが、この日の仙台到着便は6割を切る水準にとどまった。

 エバー航空の王振興日本支社総支配人は「再開第1便としては上々の滑り出し。放射能汚染に対する懸念は薄らいでおり、年末にかけて利用者は増えるだろう」と話した。

 仙台空港では9月25日にソウル線、10月2日にグアム線がそれぞれ再開した。

1354荷主研究者:2011/11/23(水) 16:34:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111101t12002.htm
2011年11月01日火曜日 河北新報
貸会議室大手TKP 仙台に2ホールオープン

TKPがオープンするガーデンシティ仙台のホールの一つ

 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京)は4日、JR仙台駅近くのアエル21階に約300人まで収容可能な二つのホールを備えた「TKPガーデンシティ仙台」をオープンする。東日本大震災後に企業の就職説明会や学会などが相次ぎ、仙台の会議室需要が増えているのに対応する。

 空いていたオフィス用の1フロアを全て使う。ともに約400平方メートルで定員300人のホール二つと、61平方メートルで定員36人の会議室二つを備える。ホールは1室を二つに区切り定員150人で利用することもできる。

 1時間当たりの料金はホールが4万2000円(150人定員で使う場合は2万4000円)、会議室が6500円。オープンキャンペーンとして12月いっぱいをめどに20%引きとするほか、東北の企業が利用する場合は当面の間、復興支援として30%割り引く。

 TKPの施設としてはことし8月1日開設の「仙台西口ビジネスセンター」に続いて市内5カ所目。震災以降の会議室需要が高く、TKPの市内施設の稼働率も8〜9割で推移し、全国平均の7割程度を上回る状況が続いていることから新設が必要と判断した。

 TKPは今回の施設について「大学の入試会場としての利用も見込める」と説明。今後に関しては「仙台のほか、まだ施設のない東北の他地域での開設も検討する」としている。

1355荷主研究者:2011/11/23(水) 16:36:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111102t12021.htm
2011年11月02日水曜日 河北新報
仙台北部工業団地 スズキが新車整備施設など検討

 スズキが宮城県大和町の仙台北部中核工業団地の土地約4.1ヘクタールを購入したことが1日、分かった。販売店に運ぶ前の4輪の新車を整備していた子会社運営の仙台納整センター(仙台市宮城野区)が東日本大震災の津波で被災したことなどから施設の移転用地や新車のモータープールなどとしての活用を検討している。

 購入額は約6億2000万円。スズキ広報部は「納整センターを移転させるか否かも含め、最終的な土地の用途は決めていない」と説明。部品工場など生産拠点を設ける可能性については「計画はない」としている。

 仙台納整センターは2002年9月、仙台港近くに完成。岩手、宮城、山形3県の販売代理店向けの納車前の新車整備を一括して担っていた。震災では建屋と機材が津波で浸水し現在も復旧しておらず、千葉県などにある系列施設が業務を代行している。

1356荷主研究者:2011/11/23(水) 16:42:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111103t11024.htm
2011年11月03日木曜日 河北新報
「景観地区」青葉通も 仙台市来年度の指定目指す

 仙台市は2日、市役所で開かれた市景観総合審議会で、青葉区の青葉通を中心としたエリアを、景観法に基づく「景観地区」に指定することを検討していく方針を明らかにした。

 対象は、青葉通のJR仙台駅前から西公園手前までの約1.5キロとその周辺。地元関係者らと協議会を設けて具体的な範囲を決定し、来年度中の指定を目指す。

 青葉通については現在、主に市の「杜の都景観計画」で、建物の形態や壁面の色彩、高さなどに関する基準を設けている。法に基づく地区に指定することで、現状変更の認定申請や罰則の対象となり、景観を損なう行為の抑制効果を高める。

 「定禅寺通」と「宮城野通」の景観地区指定についても審議し、関係条例改正案を市議会12月定例会に提出する市の方針を了承。定禅寺通地区が、都市景観大賞の都市空間部門で特別賞を受賞したことも報告された。

 会合には委員12人が出席。役員選出で、会長に涌井史郎東京都市大教授が再任された。

1357荷主研究者:2011/11/26(土) 15:21:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t12006.htm
2011年11月08日火曜日 河北新報
宮城に植物工場を検討 日本GEのマーク・ノーボン社長

マーク・ノーボン 米ペンシルベニア州立大卒。80年GE入社。GEチャイナ社長などを経て、11年3月日本GE社長。53歳。米ワシントンDC出身。

 米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人、日本GEのマーク・ノーボン社長は仙台市内で河北新報社のインタビューに応じ、東日本大震災を受けた復興支援の一環として、宮城県内での植物工場プロジェクトの展開などを検討していることを明らかにした。実現に向けて「自治体などとの調整が必要となる」と述べ、仙台市内に小規模の事務所を新たに設ける考えも示した(聞き手は報道部・安野賢吾)

 ―震災後の対応は。
 「私は震災から10日後に仙台入りし、宮城県幹部と会って復興への支援を約束した。この秋に仙台空港近くの県道に設置した発光ダイオード(LED)照明と、県に寄贈した軽自動車のドクターカーはその一つだ」

 ―他の支援策は。
 「インドアファーム(植物工場)のプロジェクトを展開する可能性がある。植物などの廃棄物を利用し発電するGE製のガスエンジンとLEDなどで野菜を栽培する構想だ」
 「水田が津波で深刻な被害を受けた農村地域の新たな農業の道として、こういった技術を使っていただきたい。実現すれば雇用にもつながる。宮城県内の複数の自治体と協議している」

 ―地元との連携は。
 「プロジェクトを実行するにはローカルの企業と協力していくことになると思う。複数のパートナーが必要だろう。分野は違うが、LEDでは既に照明販売でアイリスオーヤマと連携している」
 「東北大ともヘルスケア分野で緊密な連携を取っている。今後も医療に限らず、エネルギー関連も含め多分野で協力していく方向だ」

 ―事業展開に向けた体制は。
 「仙台市内に金融とヘルスケアの拠点がそれぞれあるが、さまざまなプロジェクトのコーディネートを取る小規模の事務所も必要になると考えている。県をはじめ自治体、多分野のパートナーと連絡を取ることが欠かせなくなる。正式決定したら発表したい」

 ―東北の可能性をどうみる。
 「新しい技術の導入は通常、古いものとの交換によって行われる。だが、この地域は交換ではなく、『再建』『復興』という形で、新技術を導入する機会を持つことになった。より良く、より効率的で、よりモダンなものを取り入れる好機が広がっている」
 「そのためにはベストの人材と知見を取り入れ、実行に移すことが大切だ。日本は成長が緩慢でリーダーシップも発揮できなくなったと見えるかもしれないが、素晴らしいアイデアとともに革新的な技術が導入できれば、世界の評価を得られる。東北はこうしたチャンスを持っている」

1358荷主研究者:2011/11/26(土) 15:22:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111108t12005.htm
2011年11月08日火曜日 河北新報
来月リニューアルオープンへ ディズニーストア仙台店

 ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京)は7日、仙台市青葉区一番町のディズニーストア仙台東映店を、12月7日にリニューアルオープンすると発表した。米国や欧州で展開する「都会の中にある公園」をイメージした新型店となる予定で、アジアの店舗では仙台が改装1号店となる。

 新型店は内装が特徴で、店内に設けた小道の色が変わる。ディズニー作品を映す大型モニターも設置する。

 加えて仙台東映店ではファミリー層に加えて17〜25歳の女性をターゲットに、既存店では扱ってこなかった香水やキャンドルなども販売する。店舗は現在、改装工事のため閉店中。

 同社は国内でディズニーストアを46店舗展開している。他店も順次、仙台と同様に改装する予定。

 ディズニーストアPR事務局は「東日本大震災からの復興の願いも込めて、仙台をアジアでの改装1号店にした」としている。

1359荷主研究者:2011/11/26(土) 15:24:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111109t11006.htm
2011年11月09日水曜日 河北新報
一部不通続くJR仙台―石巻間 小牛田経由で直通快速運行へ

 JR東日本の清野智社長は8日の記者会見で、東日本大震災の津波被害で一部不通が続き、仙台―石巻間(49.7キロ)の直通運転ができない仙石線に代わり、小牛田を経由して東北線と石巻線を通る直通快速列車を運行する考えを明らかにした。

 仙石線は高城町―矢本間が不通で、仙台―石巻間の直通運転再開のめどは立っていない。現在、松島海岸―矢本間の代替バスを利用した場合、仙台―石巻間は約110分、小牛田で乗り継いだ場合は約90分かかり、通勤や通学に不便との声が上がっていた。

 石巻線の小牛田―石巻間は非電化区間のため、東北線の仙台―小牛田間も含め、直通運転はディーゼル車で行う。仙台―石巻間(71.1キロ)は80分弱で運行するという。1日1〜2本程度を予定している。清野社長は「遅くとも年度内、できればもっと早く始めたい」と話した。

1360荷主研究者:2011/11/26(土) 15:27:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111109t61002.htm
2011年11月09日水曜日 河北新報
「戻らない」52% 福島大が双葉8町村の全世帯対象に調査

 福島大災害復興研究所(所長・清水修二副学長)は8日、福島県双葉郡8町村の住民を対象に住居などについて調査した結果、以前の居住地に「戻らない」との回答が、34歳以下で52.3%に上ったことを明らかにした。特に若い世代で放射能汚染への不安が強いことがあらためて示された。

 浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、葛尾、川内村の全世帯主計2万8184人に調査票を郵送、9月末までに47.8%、1万3463人から回答を得た。

 避難前の居住地に戻るかどうかについては「ほかの町民の帰還後に戻る」が27.8%で、「戻らない」26.9%、「除染実施後に戻る」22.7%と続いた。「安全宣言後すぐに戻る」は4.9%しかなかった。

 「戻らない」との回答は34歳以下のほかは、35〜49歳が36.5%、50〜64歳が25.8%で、年代が上がるにつれて帰還への意欲が強かった。戻らない理由では「除染が困難」が83.1%で最も多く、次いで「国の安全レベルが低い」65.7%、「原発事故の収束が期待できない」61.3%の順だった。

 職業では、「無職」が震災前の状況に比べ約2倍の54.5%に上った。自営業の60.7%、会社員の32.5%が震災後に職を失った。

 調査を実施した丹波史紀准教授(公的扶助論)は「子どもへの放射能の影響を心配する声が若い世代では特に目立った」と分析。「居住地と職場が異なる住民も多く、自治体の枠を超えた双葉郡全体の取り組みが必要だ」と指摘している。

1361荷主研究者:2011/11/26(土) 15:28:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111111t12015.htm
2011年11月11日金曜日 河北新報
仙台・オフィスビル空き室率 6ヵ月連続の改善

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店が10日まとめた10月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は15.68%で、前月から0.19ポイント低下した。震災後の4月末に集計を再開して以降、改善は6カ月連続。

 地区別では駅東が1.68ポイント低下の16.52%で最大の改善幅。北部や中心部からの事務所の統合移転などが影響した。他は泉区や卸町など周辺(空き室率16.10%)が0.29ポイント、一番町周辺(16.15%)が0.27ポイントそれぞれ改善。県庁市役所周辺(13.93%)は0.01ポイントの微減。駅前(15.54%)は0.38ポイント悪化した。

 仙台支店は「一番町周辺は店舗入居の成約もあり、周辺地区では若林区六丁の目などの動きが良くなっている」と指摘。駅前の悪化は「築年数の浅い他地区ビルへのまとまった移転があったため」としている。

 調査対象は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

1362荷主研究者:2011/12/06(火) 23:20:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111112t12004.htm
2011年11月12日土曜日 河北新報
イービーンズ、18日再開 屋上に緑地庭園

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111111020jd.jpg
緑地庭園の工事が進むイービーンズ旧館3階屋上=仙台市青葉区中央

 エンドーチェーン(仙台市)は11日、東日本大震災で被害を受けて大規模改修を進めてきたJR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」の営業を18日に再開することを明らかにした。書店フロアが拡大するほか、丸善が新たに入り文具関係を扱う。ファッションフロアの1、2階は改装工事の継続などのため一部を除いて営業開始が来春にずれ込む。

 改修工事では東側の旧館の4〜6階を解体し、西側の新館も耐震補強を行った。旧館3階の屋上には舞台やオブジェを備えた緑地庭園も整備してイベントにも使う。

 改装後の延べ床面積は旧館(地上3階、地下2階)と新館(地上9階、地下2階)を合わせて計約2万5000平方メートルとなり、従来より約3500平方メートル減る。総事業費は約8億円。

 テナントではジュンク堂書店が5〜7階に入り従来より1フロア増やす。マンガ中心の喜久屋書店も再契約して8階に入居する。丸善は3階。書籍・文具関係の床面積は約870平方メートル増の約4700平方メートルに広がる。

 このほか4階の島村楽器、地下1階の古着店「ドンドンダウン オン ウエンズデイ」なども再契約した。旧館5階にあったダルマ薬局、100円ショップ「ザ・ダイソー」などは撤退した。

 1、2階の通路や飲食店、地下鉄仙台駅の南2番出口も18日から利用できる。

 遠藤養一社長は「8カ月間の休業は苦しかったが、再開で仙台商人の心意気を示せる。新たな駅前の顔として復興のシンボルとしたい」と話している。

1363荷主研究者:2011/12/11(日) 14:33:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111116t15004.htm
2011年11月16日水曜日 河北新報
石巻発仙台直通・平日早朝快速列車 12月1日運行開始

 JR東日本仙台支社は15日、小牛田駅(宮城県美里町)を経由する石巻発仙台行きの上り直通快速列車を12月1日から運行すると発表した。東日本大震災の影響で仙台―石巻間の直通運行ができない仙石線に代わり、小牛田経由で石巻線と東北線を使って通勤通学客の足を確保する。

 運行は早朝1便のみ。下りも運行する方向で検討しているが、開始時期やダイヤは未定という。

 直通列車の運転は平日だけで、午前6時43分に石巻を出発し、仙台着は7時59分。途中の乗降はできない。運賃は仙石線の仙台―石巻間と同じ820円。同区間の定期券も利用できる。

 石巻線は電化されていないため、車両は2両編成のディーゼル車(定員計約240人)を使う。運行期間は仙石線の全線再開までを見込む。

 仙石線は高城町(宮城県松島町)―矢本(東松島市)間で不通が続いている。途中の代替バスを利用すると仙台―石巻の所要時間は約110分。普通列車で石巻線と東北線を乗り継ぐ場合も約90分かかり、直通快速の運行によって15〜30分程度短縮される。

1364荷主研究者:2011/12/11(日) 14:36:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111116t13026.htm
2011年11月16日水曜日 河北新報
東西線「一番町駅」直結の再開発ビル 13年度冬オープンへ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111116007jd.jpg
一番町駅(仮称)に接続する複合ビルの完成予想図

 2015年度開業予定の仙台市地下鉄東西線「一番町駅(仮称)」周辺の地権者らでつくる一番町二丁目四番地区市街地再開発組合は15日、駅出入り口に直結する「商住一体型」複合ビルの概要を発表した。13年度冬の完成、オープンを目指し、今月着工した。

 複合ビルは、サンモール一番町商店街入り口の青葉通に面した角地に建てられる。地下1階、地上22階(高さ81.9メートル)で、事業費は約45億円を見込む。

 1、2階は商業施設(延べ床面積1600平方メートル)、3階は医療・福祉サービスや子育て支援といった業務施設の入居をを想定。テナントは未定で、来年から誘致活動を行う。

 4階以上は分譲マンションで、1LDK〜4LDKの118戸。最上階は4戸だけの「プレミアムフロア」とする。三井不動産レジデンシャルと野村不動産(ともに東京)が販売を担当し、来年春ごろにモデルルームをオープンする。

 制震構造を採用し、地下に備蓄倉庫にも使えるスペースを設ける。耐震性について、設計担当者は「構造解析を行った結果、東日本大震災クラスでも主要な構造部材に影響はない」としている。

 再開発組合の山下晴也理事長(54)は「東西線開業を商店街の活性化につなげようと、検討を重ねてきた。震災で、市の復興、発展のために頑張る決意を新たにした」と話している。

1368荷主研究者:2011/12/26(月) 00:31:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111123t12005.htm
2011年11月23日水曜日 河北新報
仙台商業地、下落幅縮小 地価動向

 国土交通省は22日、全国の主な商業地と住宅地の四半期ごとの地価動向報告(10月1日時点)を公表した。東北で対象となっている仙台市の3地点は東日本大震災の影響で調査を休止していたが、今回から報告を再開。商業地区の一部は震災前(1月1日時点)に比べて下落幅が縮小した。

 仙台市の対象は、いずれも青葉区の錦町(住宅地区)と中央1丁目、一番町(商業地区)。3地点とも「0%超3%未満の下落」だった。錦町と中央1丁目は1月時点と変わらず、一番町は「3%以上6%未満の下落」から改善した。

 不動産鑑定士の評価によると、住宅地区は被災者の借り上げ需要に加え、一般需要も戻り始め、マンション市況は分譲・賃貸ともに回復基調が顕著になっている。商業地区も被災企業の移転需要などでオフィスや倉庫への引き合いが堅調に推移している。

 仙台市内の不動産関係者は「中心部マンションの完成在庫はほとんどなくなった。震災後、富裕層がより高い安全性を求めて購入する動きが見られる」と指摘する。

 宮城県宅地建物取引業協会の田所照章常務理事は「仙台市中心部は住宅地、商業地とも土地の値段が上昇している。住宅地は上杉、錦町に加え、中心部から少し外れた木町通や子平町などの動きも活発。ミニバブルの様相を呈してきたとも言えそうだ」と話している。

1369荷主研究者:2011/12/26(月) 00:33:08
>>959
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111123t11006.htm
2011年11月23日水曜日 河北新報
宮城県、3港統合の戦略ビジョン固まる 国と協議へ

 仙台塩釜、石巻、松島の3港湾の統合に向け、宮城県が策定を進めていた「県港湾戦略ビジョン」が22日、固まった。各港の役割分担を明確にし、投資と復興の効率化、迅速化を図る。県は本年度内に統合に向けた国との協議を始め、来年度中の実現を目指す。

 ビジョン案は24日に仙台市内で開かれる策定委員会で正式に決定される見通し。県は来年1月、港湾区域の変更を県地方港湾審議会に提案し、その後、国との協議を本格化させる。

 ビジョン案では、仙台塩釜港の仙台港区に貨物が集中している現状を踏まえ、物流や観光面などで各港湾の機能分担を明確にした。

 物流機能は、仙台港区をコンテナや自動車など「ユニット貨物」の拠点と位置付けた。塩釜港区には冷凍水産品、鉄など小型のばら荷、石巻港は紙・パルプ、合板など大型のばら荷を集める将来像を打ち出した。

 観光面では、観光地にある松島港を中心に、仙台港区でフェリー、塩釜港区で小型観光船、石巻港で大型観光船を受け入れる体制づくりを進め、仙台湾内の観光ネットワークを確立するとした。

 統合港湾の維持、発展に向けた戦略として、優先順位を付けた効率的な整備、貨物の種類による岸壁の利用再編などを掲げた。個別で実施してきたポートセールスについては、横断的な推進母体の設立も検討する。

 戦略ビジョンは、石巻港が国の「重点港湾」に選定されなかったことを受け、仙台塩釜、松島両港との一体整備を目指し、策定を進めていた。当初は本年度前半に策定する予定だったが、震災の影響でずれ込んだ。

1370荷主研究者:2011/12/26(月) 00:39:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111123t11020.htm
2011年11月23日水曜日 河北新報
仙台商高跡に展示施設 地下鉄東西線で整備中間案

 2015年度開業予定の仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」(仮称)の周辺整備について、産学官の関係者が協議する懇話会(座長・宮原育子宮城大教授)の第6回会合が22日、市役所で開かれた。仙台商高跡地にコンベンション施設を整備したり、青葉山公園にビジターセンターを設けたりする基本的方向性(中間案)をまとめた。

 中間案は、駅周辺地区を「新たな魅力を創造・発信する、杜の都仙台のシンボルゾーン」と位置付け、四つの整備箇所ごとに機能を整理した。

 仙台商高跡地には展示や会議、レセプションを行える施設を新設。仙台国際センターと連動し、5000人以上の大規模な学会や商談会などを国内外から誘致する。

 新施設は、約3000〜5000平方メートル程度のホールや会議室などを想定。事業用定期借地権を設定した上で、民間主体で建物の整備・運営を行う。12年度にも公募を始める予定。

 青葉山公園に設ける「公園センター」(仮称)は、片倉小十郎屋敷跡という歴史的背景に配慮した外観とし、周辺の歴史案内や休憩所の機能も持たせる。駅舎上部には、オープンスペースや情報提供コーナーを設置。県スポーツセンター跡地は、芝生を植えて多目的広場とする。

 委員からは「地区内での機能分担が必要」「市民の創意工夫を取り入れて魅力を高める視点が大切だ」「歩いて楽しめる動線整備をすべきだ」などの意見が出た。

 市は委員の提案を参考に12月上旬までに中間案を決め、パブリックコメントを実施。来年1月後半に予定される次回会合で、最終案をまとめる。

1371荷主研究者:2011/12/26(月) 00:42:19
>>1233
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111123t12017.htm
2011年11月23日水曜日 河北新報
ヨドバシカメラ仙台第2ビル 来年4月開業

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)は、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口に「ヨドバシカメラ仙台第2ビル」を建設し、東北最大級の家電量販店を出店する。既に大規模小売店舗立地法に基づく計画を市に届け出ており、2012年4月下旬のオープンを目指す。

 計画によると、第2ビルは東口にある既存店「マルチメディア仙台」(売り場面積約6500平方メートル)の東側向かいにある約5800平方メートルの土地に建設する。

 地上8階、地下1階で、延べ床面積は約3万6100平方メートル。1〜3階に入る店舗の面積は、既存店の2倍近い約1万2000平方メートルに上り、4〜8階はオフィス用のテナントとなる予定。

 マルチメディア仙台は第2ビルの完成後に取り壊し、大規模な再開発に着手するプランが有力視されている。

1372荷主研究者:2011/12/26(月) 00:47:21
>>1341
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111125t11027.htm
2011年11月25日金曜日 河北新報
「みやぎ県北高速幹線道」Ⅰ期区間全線が開通

Ⅰ期区間が全線開通し記念パレードを行う行政関係者の車=24日、栗原市築館加倉

 東北自動車道築館インターチェンジ(IC)と三陸自動車道登米ICを結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)のⅠ期区間(栗原市築館加倉―登米市迫町北方、8.9キロ)が24日、全線開通した。県北の沿岸部と内陸部を結ぶ横の道として震災復興をはじめ物流や観光交流の促進が期待される。

 栗原市築館加倉で開通式を行った。村井嘉浩知事は「登米、栗原の両圏域の連携促進、震災からの復旧復興にも大きな役割を果たす」とあいさつした。行政関係者、地元住民らが乗った車両が記念パレードをした。

 開通したのは、Ⅰ期区間のうち伊豆沼ICを含む栗原市築館加倉―同市若柳下畑岡(若柳南IC)間の7キロ。残る1.9キロは6月に開通した。

 同区間は道幅7メートル、制限速度は時速70キロ。通行は無料。歩行者や自転車、原付きバイクは通行できない。栗原市築館―登米市迫の走行距離が1キロ短縮し、7分の時間短縮が見込まれる。Ⅰ期の事業費は約240億円。

1373荷主研究者:2011/12/26(月) 00:47:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111125t12030.htm
2011年11月25日金曜日 河北新報
名取・美田園に大型仮設店舗 来年1月オープン

来年1月オープンを目指し建設が進む仮設店舗=名取市美田園7丁目

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上・下増田地区の31事業所が入る仮設店舗が、名取市美田園7丁目に建設される。仮設店舗では県内最大級で、鮮魚や水産加工品の販売店やすし店、理髪店、事務所などが入居する。12月末に完成し、来年1月にそれぞれの店がオープンする。

 仮設店舗・事務所は中小企業基盤整備機構(東京)が事業主体となり、仙台空港アクセス線美田園駅西側のりんくうタウン民有地3300平方メートルに建設される。

 建物は軽量鉄骨2階の7棟で、延べ床面積は計約1560平方メートル。39台分の駐車スペースがある。中小機構が市に一括貸与し、市が津波で被災した事業所に2年間無償で貸し付ける。

 契約期間は最長5年。市は被災地域の復興の進み具合を勘案しながら、3年目以降も貸与を続けるかどうかを決める。

 中小機構はまた、名取市下余田の県道閖上港線の旧自動車学校跡地1万6900平方メートルに仮設工場・倉庫も建設する。軽量鉄骨平屋11棟で、延べ床面積約4600平方メートル。仮設工場としては県内最大となる。

 中小機構が市に貸与し、市は被災した製造業、建設業など16事業所に貸す計画。完成は2月中旬の見通し。市商工観光課は「被災した事業所が復興後にきちんと戻れるよう、できるだけの支援をしていきたい」と話している。

◎「復興プレミアム商品券」27日発売 名取市商工会

 宮城県名取市商工会は、市民の生活支援と商業振興を図るため、市内の一般小売店や大型店で、12月1日〜来年2月末の3カ月間使用できる「復興プレミアム商品券」を発行する。来年1月に営業を始める仮設店舗にも使える店がある。今月27日に市内4カ所で販売する。

 発行するのは2割増商品券で、1万2000円分を1万円で購入できる。6000円分商品券(500円券12枚)が2種類1組で、一つは大型店と一般小売店で使え、もう一つは一般小売店限定で使える。1人2組まで購入できる。販売総額は6000万円で5000組。市が地域経済振興のため1000万円を補助した。

 販売は27日午前9時〜正午。名取市役所、増田西公民館、名取が丘老人憩いの家、那智が丘公民館の4カ所で行う。売り切れ次第終了する。

 連絡先は市商工会022(382)3236。

1375荷主研究者:2011/12/30(金) 20:57:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111127t13019.htm
2011年11月27日日曜日 河北新報
JR常磐線浜吉田駅、来年3月まで復旧を 住民組織、要請へ

浜吉田駅までの早期復旧を求める声が相次いだ意見交換会=26日、亘理町

 宮城県亘理町の住民自治組織「吉田東部地区まちづくり協議会」(渡辺信秋会長)は26日、東日本大震災で不通となっているJR常磐線の亘理駅以南の復旧に関する意見交換会を町内で開いた。亘理駅南隣の浜吉田駅まで既存ルートでの早期復旧を求める声や、通学などの不便さを訴える意見が相次ぎ、協議会は来年3月までの復旧を求めていくことを確認した。

 住民ら約80人が参加。同席した町の担当者からは、浜吉田駅までは既存ルートでの先行復旧を要望しているものの、折り返し運転に伴う信号機整備などの課題があることや、明確な復旧日程などがJR側から示されていない現状が報告された。

 住民からは「浜吉田駅が使えず通学が不便。一日も早く再開してほしい」「このままの状態が続くと駅周辺地域の人が戻って来なくなり、町の人口減少がさらに進む」といった声が出た。亘理駅発着の代行バスの増便を求める意見もあった。

 山元町との境界地域に住む住民からは「亘理町内でもルートが変更されるのなら早く示してほしい」といった要望もあった。

 協議会は6月に浜吉田駅の早期再開を求める3620人分の署名を町に提出している。渡辺会長は「線路沿いの清掃などを住民が行い、復旧を願う気持ちをアピールすべきだという意見ももらった。決起集会などを開き、町やJRに引き続き早期復旧を働き掛けたい」と話した。

1376荷主研究者:2011/12/30(金) 20:57:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111129t12026.htm
2011年11月29日火曜日 河北新報
新商業施設、名取に来春開業 企業が雇用拡大後押し

 宮城県名取市に来春オープンを予定する、農園や加工場を併設した新たな商業施設に、日本IBMや三菱電機などが協力企業として参画することが決まった。28日、施設を運営する一般社団法人「東北復興プロジェクト」(仙台市)が計画の概要を発表した。

 地元の障害者や被災者の雇用を支える震災復興事業として計画され、同市イオンモール名取エアリの近接地を取得。農園で野菜生産を行う一方、パン店、そば店のほか、加工場も設け加工品や農産物の直売を行う。最大100人程度の雇用を見込む。

 協力企業は10社ほどになる見通し。日本IBMは社員向け通販サイトを活用した買い支え支援のほか市場調査などをサポート、三菱電機が施設内のキッチンスタジオの整備、JTB東北(仙台市)が施設を活用した教育プログラムの開発などに当たる。また、建物デザインなどで、俳優の伊勢谷友介さんが代表を務めるリバースプロジェクト(東京)が協力する。

 30日は午後4時半から伊勢谷さんの記念講演、伊勢谷さんら協力企業の担当者によるパネル討論などが、仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスで行われる。

1377荷主研究者:2011/12/30(金) 20:59:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111128t15006.htm
2011年11月28日月曜日 河北新報
5万トン石炭船入港 大型船の積載量制限解除 石巻工業港

入港後、クレーンで石炭を荷揚げする大型船=27日、石巻市の石巻工業港

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の石巻工業港で、大型船が入港できる水深を確保するためのしゅんせつ工事が終了し、27日、約5万トンを積んだ石炭船が工事終了後初めて入港した。

 工事は10月9〜29日に実施。海底の土砂約6万6000立方メートルをすくい上げ、水深13メートルを確保し、船の積載量制限は解除されていた。

 この日入港したのは、パナマ船籍の「ダイナクレーン」(最大積載量5万5705トン)。搬入した石炭は、主に日本製紙石巻工場の燃料などとして使う。

 船を出迎えた亀山紘市長は「震災前のようにスムーズに大型船が入ってくる環境が整った。地元経済の活性化を期待したい」と述べた。

 震災後は同港に大型船が入港する場合、一部を別の港で荷揚げするなどして積載量を調整していた。今後は一度に搬入が可能となり、県の試算では年間約1億6000万円の輸送コストを縮減できる。

 同港は2012年度内に地盤沈下した岸壁のかさ上げ工事を終え、完全復旧する見込み。

1378荷主研究者:2011/12/30(金) 21:12:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111130t11025.htm
2011年11月30日水曜日 河北新報
沿岸4地区集団移転先「恵み野」西側を検討 岩沼市

 宮城県岩沼市は東日本大震災で被災した相野釜など沿岸4地区の住民の集団移転先を、同市押分の新興住宅地「恵み野」の西側の隣接地区にする方向で検討に入った。4地区の町内会は既に集団移転の方向で住民の意見を集約している。市は必要面積などを精査した後、移転先地権者との交渉に入りたい考えだ。

 井口経明市長が29日の市議会11月定例会の一般質問で明らかにした。相野釜、藤曽根、二野倉、長谷釜の沿岸4地区の集団移転について、井口市長は「各地区で意見集約を行った結果、移転先として恵み野西側地区でまとまった」と説明。市が建設を計画する災害公営住宅についても「コミュニティーの維持を考慮し、集団移転先に集約したい」として、同地区を念頭に検討していることを明かした。

 恵み野西側地区は、市東部地区を南北に走る仙台東部道路と県道塩釜亘理線の間に位置する。現在は農地として利用されている。

 市は12月上旬、4地区の住民との面談に入る予定。一戸建てか災害公営住宅のいずれかを選択してもらい、一戸建てに関しては「希望する土地面積」や「土地を購入するか借地か」などについて聞き取りを実施。それを基に移転先に必要な面積などを精査する考え。

1379荷主研究者:2011/12/30(金) 21:18:39
>>1227
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111130t12008.htm
2011年11月30日水曜日 河北新報
東京エレクトロン宮城 半導体製造装置を初出荷

半導体製造装置の初出荷を祝ってテープカットする関係者=29日、宮城県大和町の東京エレクトロン宮城

 東京エレクトロンの生産子会社、東京エレクトロン宮城は29日、宮城県大和町の本社工場で生産した半導体製造装置1台を初出荷した。従業員ら約70人が参加して工場内で記念式典を行い、生産活動の順調な滑り出しを祝った。

 式典では、東京エレクトロンの堤秀介執行役員が「生産現場、開発陣が一体となって世界最高の生産システムを構築していこう」とあいさつ。東京エレクトロン宮城の北山博文社長らがテープカットをし、装置を載せたトラックが出発した。

 出荷されたのは半導体基板上に回路を作るエッチング装置。成田空港まで陸送した後、空路でアジア方面に輸出される。

 北山社長は式典後、「(スマートフォンなど)モバイル端末関連で半導体装置の世界的需要は高まっており、来年1月にかけて増産を見込んでいる。雇用面などで地域に貢献していきたい」と話した。

 工場はことし10月11日に完成し、製造準備を進めていた。1日当たりの生産能力はエッチング装置2台程度。初年度の売上高は1500億円を見込んでおり、5年以内に倍増させる計画だ。

1380荷主研究者:2011/12/30(金) 21:28:16
>>1359 >>1363
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t13023.htm
2011年12月02日金曜日 河北新報
JR・石巻発仙台行き直通 早朝快速の運行始まる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20111202003jd.jpg
石巻からの直通列車第1便が到着したJR仙台駅=1日午前8時ごろ、仙台市青葉区

 JR石巻線から小牛田(宮城県美里町)を経由して東北線を通る石巻発仙台行きの直通快速列車が1日、運行を始めた。東日本大震災の影響で一部不通が続いている仙石線の代替輸送の位置づけで、第1便には通勤通学客を中心に約70人が乗車した。

 直通列車は石巻を午前6時43分に出発する1本のみの運行。初日は仙台に定刻の7時59分に到着した。

 仙台と石巻を結んでいた仙石線は、不通区間の代替バスを使うと仙台―石巻間の所要時間は約1時間50分。直通列車では約30分の短縮となる。

 石巻市内から仙台高専名取キャンパス(名取市)に通う佐々木秀弥君(17)は「起床時間が遅くなって体が楽になった」と喜んだ。出張で仙台を訪れた石巻市の会社員田中良昭さん(54)は「仙石線を使うより早くて便利。下りの便も含め、運行本数をもっと増やしてほしい」と語った。

 JR東日本は下りを運行するかどうかを検討中。定員約240人に対する初日の乗車率は3割程度にとどまったものの、JR仙台支社は「直通列車の運行が浸透すれば、利用者は増えるだろう」と話している。

1381荷主研究者:2011/12/30(金) 21:33:57
>>1370
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111203t11033.htm
2011年12月03日土曜日 河北新報
地下鉄東西線「国際センター駅」整備案への意見公募 仙台市

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/201120p120306x0m100012_01k.jpg

 仙台市は、2015年度開業予定の市地下鉄東西線「国際センター駅」(仮称)の周辺整備に関して、11月下旬に作成した基本的方向性(中間案)に対するパブリックコメント(意見公募)を実施する。

 中間案の施設配置とエリア機能のイメージは地図の通り。駅周辺地区を「新たな魅力を創造・発信する、杜の都仙台のシンボルゾーン」と位置付け、駅、県スポーツセンター跡地、仙台商高跡地、公園センター(仮称)の整備を進める。

 市は仙台国際センターを中核施設とし、仙台商高跡地に新設する展示施設、東北大百周年記念会館・川内萩ホールを含む地区をコンベンション機能強化エリアとする。

 周囲には仙台城跡や青葉山公園、県美術館、市博物館などがあり、観光交流機能、ミュージアム機能も充実させる。

 意見の応募期間は5〜25日。応募方法は、任意の様式に意見と住所、氏名、年齢、性別を記入し、仙台市総務企画局企画調整課に送付する。郵送は郵便番号980―8671(住所不要)、ファクスは022(214)8037。市ホームページ(HP)の電子申請サービスも利用できる。

 中間案の資料は、市役所本庁舎や区役所案内窓口、総合支所、中央市民センターなどで配布。市のHPでも閲覧できる。

 市はこれまで、産学官の関係者でつくる懇話会(座長・宮原育子宮城大教授)を設け、検討を重ねてきた。来年1月下旬に開く次回会合を経て、最終案をまとめる。

1382荷主研究者:2011/12/30(金) 22:55:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111206t52017.htm
2011年12月06日火曜日 河北新報
ヤマザワが店舗空白域に出店攻勢 宮城県北・県南に計15店

1日に開業したヤマザワ古川北店。宮城県北初進出で、この日は同じ大崎市内に古川バイパス店もオープンした

 山形県と仙台圏を中心に食品スーパー約60店を展開するヤマザワ(山形市)が、店舗空白域だった宮城県北や南部への進出に乗り出した。両地域に5年計画で計15店程度の出店を目指す。1日には大崎市に古川北店と古川バイパス店が同時オープン。これを足掛かりに北東北への進出も加速させ、岩手、秋田両県への出店にも順次着手する。

 同社によると、宮城県北、県南にそれぞれ5〜10店を出店する。県北では古川北店と古川バイパス店に続き涌谷町、登米市佐沼、加美町中新田などを出店候補地として検討。県南は角田市、白石市、大河原町などへの出店を模索する。

 同時に北東北進出も具体化させ、岩手県と秋田県で各10店ほどの開設を目指す。このうち秋田は由利本荘市に出店し、進出エリアを広げていく。

 順調に進めばヤマザワの店舗数は今後5年間で、山形県内や仙台圏での新規出店も含め現在より50店ほど増え、山形、宮城、岩手、秋田の4県で計110店前後となる。

 同社は山沢進会長が昨秋、約8年間務めた山形商工会議所会頭を退いて会社経営に再び集中できるようになったことを機に、出店戦略の積極的な見直しを図った。

 東日本大震災の発生で「地域住民に寄り添う小売業の役割をあらためて感じた」(山沢会長)といい、まず宮城の店舗空白域への進出を進める。

 山沢会長は「仙台への第2本社設置なども検討し、5年後には売上高を今の倍となる年間2000億円規模に伸ばしたい」と話している。

1383荷主研究者:2011/12/30(金) 22:57:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2011/12/06 建設新聞
東北大学 新規6事業が具体化へ
2万㎡規模の東北メディカル・メガバンクなど 復興・地域再生研究の拠点施設整備が始動

 東北大学は、東日本大震災からの復興・地域再生を支援する研究開発に全学的取り組んでいるが、東北メディカル・メガバンク構想などの主要事業が国の第3次補正で認められたことから、その拠点整備に向けた検討が急ピッチで進められている。

 文部科学省の2011年度国立大学法人等施設整備実施予定事業(補正予算第3号)では、東北大学の新規事業として①青葉山3団地―災害復興・地域再生重点研究拠点施設②片平団地―総合研究棟(学術資源拠点、多元研)③星陵団地―地域医療・被災地支援教育研究センター④川渡団地―地球温暖化防止フィールド教育研究施設⑤青葉山団地他―災害復旧事業Ⅱ―の5事業が認められるとともに、今年度の同施設整備実施事業に星陵団地のメディカルサイエンス拠点施設が追加された。

 また、3次補正では、患者のゲノム情報と診療情報・診療サンプル保管を一元管理する"複合バイオバンク"を中核に、被災地域の医療復興と連動した臨床医学研究の振興、予防医学の推進などを目指した東北メディカル・メガバンク構想に対して文部科学省が158億円を拠出。東北大学を中心に地域大学病院や地元企業、国立がんセンターなど国内主要研究機関・大学などが一体となった次世代型医療体制の構築を推進する。

 これらの新規事業に伴って、拠点となる施設整備も具体化へ動き出した。

 災害復興・地域再生重点研究拠点施設は、東日本大震災からの一刻も早い復興と地域再生、さらに、国際貢献や将来の未知なる大災害への対処などを目指し、同大学が70年ぶりに設立した本格的な研究所の「災害科学国際研究所」(仮称)などが入居する災害科学の世界最先端研究施設。仙台市青葉区荒巻字青葉地内の青葉山新キャンパスのこれまで片平キャンパスの電気通信研究所が移転を計画していた場所に、免震構造で自家発電設備などを備えたRC5F延べ約1万㎡の施設を整備する。同大学では第3次補正予算を見込み、簡易公募型プロポーザル方式による基本設計の委託者選定作業を進めてきたが11月25日に、建築設計を久米設計、設備設計を総合設備計画に特定。基本設計を12月22日まで作成するとともに、引き続き実施設計行い、今年度内の設計完了。工事は2012年6月〜13年3月を予定している。
※建設新聞11月29日付け1面に関連記事。

 総合研究棟改修(学術資源拠点、多元研)は、片平団地に設けられた史料館(大正14年竣工。RC2F延べ1、200㎡)と多元物質科学研究所の事務部棟(昭和2年竣工。RC2F延べ約900㎡)が東日本大震災で被災したため、耐震補強など改修するもの。このうち史料館は、大正末期の近代建築の姿を今に留める建物で、歴史的建造物の長期保存を考慮して、震災直前の今年3月には耐震補強に向けての改修工事のため、簡易公募型プロポーザルによる設計者選定作業(技術提案書をNTTファシリティーズと針生承一建築研究所の2者に要請)を進めていた。今回の大震災で、壁にひび割れが発生するなど建物が被災したため、設計の前提条件も変わったことから、整備に際しては改めて設計者選定を行い、工事を実施する予定。史料館、多元研それぞれに今年度内にも簡易公募型プロポーザルなどで設計者を決定したいとしている。

 星陵団地の地域医療・被災地支援教育研究センターは、同団地の北東側で現在、倉庫となっている「旧看護学校等生徒寄宿舎」を取り壊し、被災地支援に向けて医師の招聘・派遣の際の宿泊等に使用する研修機能を備えた施設を新築するもの。施設規模は、RC6F延べ約2000㎡を想定している。

 川渡団地の地球温暖化防止フィールド教育研究施設は、宮城県大崎市鳴子温泉字原75地内に農学研究科附属複合フィールド教育研究センターが設けられているが、老朽化している上に、東日本大震災で建物被災したことから、実験施設を建て替えるもの。施設規模は、RC2F延べ約1、500㎡。

 また、青葉山団地他の災害復旧事業Ⅱは、青葉山団地にある研究・講義棟などの諸々の建物が、建て替えまではいかないまでも震災で建物にクラックが生じるなどしているため、これらの施設全体の災害復旧工事を行う。

 ※本日付一面に、さらに関連記事「年内にも公募型プロポ」を掲載。
2011/12/06付1面に掲載

1384荷主研究者:2012/01/02(月) 01:15:05
>>1358
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111208t12001.htm
2011年12月08日木曜日 河北新報
ディズニーストアが新装開店 香水や仙台限定商品も

新装開店初日からにぎわったディズニーストア仙台東映プラザ店

 仙台市青葉区一番町のディズニーストア仙台東映プラザ店が7日、リニューアルオープンした。欧米で展開する「都会の中の公園」をイメージした新型店のアジア1号店となった。

 店内は落ち着いた色調で、ディズニーキャラクターの映像が投影される樹木のモニュメントも売り場に設置。国内のディズニーストアでは初の香水や、熊のぬいぐるみ「ユニベアシティ」の仙台限定バージョンなども販売する。

 店頭の特設ステージであったオープニングセレモニーでは、ミッキーマウスやドナルドダックなど人気キャラクターが登場し、新装開店を盛り上げた。大崎市の大学生中楯美香さん(20)は「シンプルで落ち着いた内装が気に入った」と話していた。

 運営するウォルト・ディズニー・ジャパン(東京)の安藤徹バイスプレジデントは「震災復興の願いも込めて仙台をアジア初の新型店にした。若い女性を新たな客層にしたい」と期待していた。

1385荷主研究者:2012/01/02(月) 01:15:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111209t11031.htm
2011年12月09日金曜日 河北新報
仙石線復旧、復興交付金の活用検討 宮城県知事

 村井嘉浩宮城県知事は8日、県議会11月定例会本会議で、東日本大震災で一部区間が不通のJR仙石線の全線復旧に向け、復興特区法で新設された使途の自由度が高い「復興交付金」の活用を検討する考えを明らかにした。

 復興交付金は防災集団移転事業など、復興まちづくりの基幹40事業を実施する際に事業費相当額が交付される仕組みだが、まちづくりに関連した「効果促進事業」の費用も交付額に算定される。

 村井知事は「仙石線復旧を沿線まちづくりの効果促進事業として、復興交付金をJRへの財政支援に充てる方法がある。特区法は与野党協議で修正され、使途がかなり柔軟になった。国と調整してみたい」と述べた。

 仙石線は現在、津波で壊滅的被害を受けた高城町(松島町)―矢本(東松島市)間が不通。このうち陸前小野(同市)―矢本間は、JR東日本が年度内の再開へ工事を進めている。残る高城町―陸前小野間は復旧のめどが立っていない。

 JR東日本は沿岸各線が被災し、巨額の復旧費が必要だが、国の支援措置は定まらない。黒字会社への国の財政支援が法律で禁じられていることがネックとされている。

 県は復興交付金を活用し、県経由で国が財政支援する方策を検討する考え。村井知事は「交付金が使えれば早期復旧を促す呼び水になる。宮城の特殊事情として認めてもらいたい」と強調した。

1386荷主研究者:2012/01/02(月) 01:16:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111210t11017.htm
2011年12月10日土曜日 河北新報
仙台空港 民営化を検討 関連三セク3社を一元化 宮城県

経営効率化や利便性確保のため宮城県が民営化の検討を始めた仙台空港=9月9日

 宮城県が、東日本大震災で被災した仙台空港の運営を民営化させる方向で検討に入ったことが9日、分かった。国が管理する滑走路などの運営と合わせ、県が出資する仙台空港鉄道など空港関連の第三セクター3社の経営を一元化し、民間会社に委託する。国に協力を要請し、2014年度の実現を目指す。

 空港運営を担う民間会社には、企業や金融機関などからの出資を見込む。民間資金を活用した社会資本整備(PFI)を拡充した改正PFI法に基づき、国からの滑走路などの運営権付与を想定する。

 一元化の検討対象とする三セクはアクセス線を運行する空港鉄道のほか、ターミナルビルを運営する仙台空港ビル、国際貨物を扱う仙台エアカーゴターミナル。3社の経営環境は震災などの影響で厳しさを増している。

 県は空港の経営効率化に向け、3社の一体経営が有効と判断。滑走路や待機場などの運営と組み合わせ、民間の経営ノウハウを活用することで空港の収益性向上や利便性確保を狙う。

 空港運営の効率化と並行し、周辺地域の活性化にも取り組む方針。地元自治体と連携し、クリーンエネルギー分野、医療分野の産業集積などを図る。民間投資を呼び込むため特区制度の活用を検討する。

 県は12年度、民営化の可能性調査に着手。13年度に企業からの事業提案の募集や運営会社の選定を行い、14年度に民間委託を実現させたい考え。

 12日には村井嘉浩知事が国土交通省を訪れ、国の協力を要請する。

 改正PFI法では、国や地方自治体が公共施設の所有権を持ったまま、運営権を民間企業に売却するなどして長期的に付与できる「コンセッション方式」が導入された。県は同方式による空港民営化の第1号を目指す。

 国土交通省の「空港運営のあり方に関する検討会」は7月、国管理の全国27空港について、民間委託や空港本体と関連事業の一体化などの経営改革を20年度までに実現するとした報告書をまとめている。

1387名無しさん:2012/01/02(月) 13:38:57
荷主研究者様
古いデータを参照できるので非常に有用なサイトとしてよく利用させてもらっています。

「仙台都市圏の交通を考える」のページで、国道45号坂下拡幅に関して
”拡幅工事を長年 しているのだが、いつ完成するのか予定がまだ明示されていない”
と書かれていたので、今更だしもう知っているかもしれませんが >>1054に関連する情報のリンクを貼っておきます。

平成22年10月19日に開かれた東北地方整備局事業評価監視委員会(第3回)の資料です。
http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00097/k00360/h13jhyouka/2203hpsiryou/2203hpsiryou.htm

資料3の『一般国道45号坂下拡幅事業』の13pに平成25年度に強制収容が完了予定な事、
同じ資料の17ページに平成27年度(±20%)に拡幅完了予定な事が載っています。

1388荷主研究者:2012/01/07(土) 23:46:36
>>1387
情報のご提供ありがとうございます!!
ご提供戴いた資料は初見です。坂下拡幅は用地の強制収用を行い平成27年度に完成予定なんですね〜。まだ時間がかかるとは言えメドが立ったことは嬉しい限りです。
それにしても事業の経緯のページを見ると、境界争いとか補償内容に不満とか、かなり赤裸々に書いてあって苦労が偲ばれます。もっと早く強制収用に踏み切れなかったのかと、もどかしい思いもします。

今後も是非、当掲示板及び「仙台都市圏の交通を考える」をご活用下さい。
仙台都市圏の方はここ暫く更新が滞っていますが、東北自動車道が無料の内に仙台に取材に行かなくちゃいけないなーと思っております。

1390荷主研究者:2012/01/08(日) 00:00:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111213t11023.htm
2011年12月13日火曜日 河北新報
上杉分庁舎建て替え 仙台市方針、14年度内に10階程度

 仙台市は12日の市議会12月定例会一般質問で、東日本大震災による被害で使用不能になった青葉区の上杉分庁舎を建て替える方針を明らかにした。2012年度当初予算に関連費用を計上し、早ければ14年度内に10階程度の新庁舎の完成を見込む。

 上杉分庁舎は、青葉区役所の北隣にある旧県労働福祉会館(ろうふく会館)で、地上7階、地下1階のビル(延べ床面積約5100平方メートル)。完成は1973年で、市が01年に取得した。

 財政局の一部や土地開発公社が使っていたが、震災で建物の構造が激しく損傷し、7月上旬までに全て退去した。市は震災業務の増大に伴い、新たに市役所周辺の民間ビルを借りている。

 山内晃財政局長は「民間ビルの借り上げ縮小による経費節減、敷地面積の有効利用などの観点から建て替えを検討している」と明言。規模については「事務室面積を現庁舎の倍以上とし、民間ビルの賃借を現在の半分以下にしたい」と示した。

 山内局長は「本庁舎や北庁舎を含め、庁舎全体の在り方も大きな課題。財政見通しや庁舎設備の耐用年数を勘案し、検討を進める必要がある」とも述べた。

 小野寺健氏(市民フォーラム仙台)が質問した。

1391荷主研究者:2012/01/08(日) 00:01:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111213t12020.htm
2011年12月13日火曜日 河北新報
仙台のオフィスビル、空き室率7カ月連続改善 11月末

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた11月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は、前月比0.04ポイント低下の15.64%だった。震災後の4月の集計再開以降、7カ月連続の改善。地区別では駅東地区が0.61ポイント低下の15.91%で、最も改善幅が大きかった。築年数の浅いビルで成約が進んだ。一番町周辺も0.28ポイント改善し15.87%となった。

 他の3地区は上昇した。悪化幅は県庁市役所周辺が(空き室率14.40%)0.47ポイントで、オフィス集約に伴う解約などが響いた。泉区や卸町など周辺地区(16.48%)は0.38ポイント、駅前地区(15.66%)は0.12ポイント、それぞれ悪化した。仙台支店は「春に向けた借り換え移転や復興需要を見据えた新規進出の動きはまだあり、改善傾向は続く」とみている。

 調査対象は新築2棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

1392荷主研究者:2012/01/08(日) 00:02:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111214t12005.htm
2011年12月14日水曜日 河北新報
自転車専門店「イオンバイク」、東北初の路面店 名取

名取市にオープンした「イオンバイク名取手倉田店」

 イオンが展開する自転車専門店「イオンバイク」の東北初の路面店が10日、宮城県名取市手倉田の県道沿いにオープンした。大型総合スーパー(GMS)内などにある同社の従来店より自転車、関連商品を大幅に充実させた。

 「イオンバイク名取手倉田店」は平屋で売り場面積約500平方メートル。自転車約500台、衣料品を含む関連商品約1200種類を扱う。スタッフ9人のうち3人が自転車整備の有資格者で、修理にも力を入れる。

 10日は大勢の買い物客が来店し、低価格の変速機能付き自転車などを購入していた。子ども連れで訪れた名取市の主婦小島ふみさん(41)は「店内は明るく商品も多くていい。修理でも利用したい」と話していた。

 イオンはGMS内の既存店改装なども含め、イオンバイクの出店を東北で加速させる方針。路面店は22日にJR盛岡駅近くで開くほか、仙台市内でも来春までに数店を出す方向で検討している。

1393荷主研究者:2012/01/08(日) 00:03:37
>>1380
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111214t15001.htm
2011年12月14日水曜日 河北新報
JR・石巻と仙台の直通快速 仙台発、来月10日運行

 JR東日本仙台支社は13日、小牛田(宮城県美里町)を経由する仙台発石巻行きの下り直通快速列車を来年1月10日から運転すると発表した。上り直通列車は12月1日に運転を開始しており、下りのダイヤを設定することで、通勤通学客らの帰宅の足を確保する。

 運転は平日の1便。午後5時58分に仙台を出発し、東北線と石巻線を走って、石巻には午後7時2分に到着する。途中の下車はできない。運行車両には2両編成のディーゼル車(定員計約240人)を使う。

 仙台―石巻間を結んでいた仙石線は、東日本大震災の影響で一部不通が続いている。不通区間で代行バスを使った場合に比べ、直通列車を使うと所要時間は約45分短くなるという。

 JR仙台支社は「これ以上の増発の予定はなく、当面は1日1往復の運行にとどめる」としている。

1394荷主研究者:2012/01/08(日) 00:04:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111214t11003.htm
2011年12月14日水曜日 河北新報
「民間投資で復興を」 仙台空港民営化に意欲 宮城知事

 村井嘉浩宮城県知事は13日の定例記者会見で、東日本大震災で被災した仙台空港の運営を民営化する構想に関し、「民間投資を活用して復興していく宮城県のシンボリックな存在になる」と述べ、実現に意欲を示した。

 村井知事は「利益が上がれば着陸料を下げることができる。仙台空港を使う航空会社が増える可能性がある」と民営化のメリットを強調。「(空港関連の)第三セクター3社の経営が黒字化し、空港周辺の開発も民間投資で行える」と語った。

 三セク3社の一元化については「仙台空港鉄道と仙台エアカーゴターミナルは赤字だが、3社一体で経営することが構想の大前提だ」と話し、黒字の仙台空港ビルだけの民営化協議には応じない考えを示した。

 民間会社が空港周辺で展開する収益事業に関しては「全く白紙だが、ホテルやアミューズメント施設の経営が考えられる」とした。仙台空港周辺には復興カジノを誘致する動きもあるが、「カジノは構想外。(カジノをやらないことが)宮城県の条件の一つ」と否定的な考えを示した。

 県は2012年度に民営化の可能性調査に着手し、13年度に事業提案の募集や企業選定を行う。14年度には民間委託を実現させたい考えだが、村井知事は「(自治体や団体との)調整がかなり必要になる」と指摘した。

 民営化構想は、国が管理する滑走路や空港本体の事業に加え、県が出資する三セク3社が担う空港ターミナルビル、空港アクセス線、国際貨物取り扱いの経営を一元化し、民間会社に委託する。

 村井知事は12日、国土交通省を訪れ、前田武志国交相に協力要請した。

1395荷主研究者:2012/01/08(日) 00:12:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111215t13001.htm
2011年12月15日木曜日 河北新報
気仙沼線代替議論 JR東・仙台支社長「廃線前提にせず」

在来線の復旧に向けた方向などについて語る里見支社長

 JR東日本の里見雅行取締役仙台支社長は14日、仙台市青葉区の同支社で河北新報社の取材に応じた。東日本大震災で被災し一部運休が続く気仙沼線の復旧策として、代替輸送手段の導入案が浮上していることについて「(JRとしても)情報を提示し、地元自治体と議論したい」と述べ、積極的に関わっていく姿勢を示した。

 代替輸送手段には軌道を舗装してバスを走らせるバス高速輸送システムや次世代型路面電車などがあり、国土交通省が気仙沼市など自治体に提示する方針を固めている。

 里見支社長は気仙沼線に関し「沿線の被害が大きいのに加え、他の被災路線に比べ鉄道設備のダメージが大きい」と指摘。「鉄道ありきではなく、(路線復旧には)地域特性を考慮した議論が重要になる」と強調した。

 ただ「廃線が前提ではない」と鉄路復旧の可能性にも言及した。仮に代替輸送手段を導入する場合の対応は「JRが責任を持って路線整備に努める」と語った。

 同様に津波被害で一部区間が運休中の常磐線と仙石線の内陸側へのルート移設については「地域の足を確保する責務を果たしたいが、事業費は膨大。経営的な責任も考慮しなければならない」として、国などによる公的支援が必要との認識を示した。

◎内陸移設検討 常磐・仙石線/現ルート仮復旧否定

 JR東日本の里見雅行取締役仙台支社長は14日、河北新報社の取材に対し、震災による被災で一部区間の内陸側への移設を検討している常磐線と仙石線を、移設完了まで現行ルートで仮復旧させる可能性について「二重投資になり、考えていない」と否定した。

 ―東北のJR在来線は震災で計7路線が一部不通となっている。
 「全線の復旧を基本方針に、工事可能な区間は順次開通させてきた。仙石線、常磐線の一部区間については内陸移設の方向で検討を進めているが、正式なルートが決まったわけではない」
 「内陸移設には土地買収などで膨大な事業費が必要になる。地域の足を守る責任は大きいが、巨額投資には経営的な責任も伴う。国などの公的支援が必要だ」

 ―現行ルートを生かす復旧の可能性は。
 「乗客の安全を確保するため、津波被害が大きかった地域での再建は避けたい。現行ルートでの仮復旧も考えていない。最終的に移設することになれば二重投資にもなってしまう」

 ―移設時期は。
 「線路敷設に当たっては沿線のまちづくりと歩調を合わせることが必要。実際の工事着手は、沿線自治体の都市計画が決まってからになる。土地買収交渉などでは自治体側の協力を期待している。新ルートの敷設工事の進展に合わせて、徐々に運行区間を伸ばすことも検討する」

 ―気仙沼線では国が地元に代替輸送手段を提案する方針を示している。
 「JRとして複数の代替手段案について資料提供していく。ただわれわれが個々の案の優劣をつけるつもりはない。何が地域にとって最良なのか。国、沿線自治体と一緒に議論していきたい」

1396荷主研究者:2012/01/08(日) 00:13:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111215t12007.htm
2011年12月15日木曜日 河北新報
トヨタ東日本 宮城に本社 部品現地調達へ新組織

 トヨタ自動車は14日、東北に生産拠点を持つトヨタ自動車グループ3社が来年7月の発足を目指す統合会社「トヨタ自動車東日本」の本社を、3社のうちのセントラル自動車(宮城県大衡村)に置くことを正式発表した。統合に先行して部品の現地調達を進める「東北現調化センター」を来年1月にセントラル内に新設する方針も示した。仙台市内で記者会見した初代社長に就任予定の白根武史トヨタ専務役員は「(小型車生産で)世界一を目指す」と強調した。

 統合する3社はセントラルと、岩手県金ケ崎町に岩手工場を持つ関東自動車工業(神奈川県横須賀市)、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)。関自工東富士工場(静岡県裾野市)を念頭に「宮城は3社の拠点の要にある」などと本社所在地の選定理由を説明した。

 新設する「東北現調化センター」は当初、関自工の組織として発足させ、セントラル社内に活動拠点を置く。20人規模でスタートする。

 調達担当のほか、設計に携わる技術者も加わる予定。地元企業を積極的に回るなどして、東北からの部品、部材の調達拡大に努める。

 これに伴い関自工岩手内にある設計開発拠点「開発センター東北」は「技術センター東北」に改編する。調達機能を現調化センターに移す一方、産学官の連携による新技術、新部品開発を強化する。現行約50人からの増員も図る。

 白根氏は会見で「自動車生産は地域の協力とものづくりを育てる心があってこそ成り立つ。引き続き(地元企業などとの)関係を強化したい」と、現地調達の拡大に強い意欲を示した。

 トヨタは統合形式やスケジュールも発表。関自工が存続会社となり、他の2社を吸収合併する方針で、来年4月に合併契約を締結し、株主総会での承認を経て当初計画通り7月1日に新会社が誕生する。3社の生産、開発拠点はいずれも維持する方向で、管理部門の集約については引き続き3社で協議する。

1397荷主研究者:2012/01/08(日) 00:14:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111215t12009.htm
2011年12月15日木曜日 河北新報
トヨタ東日本社長就任予定の白根氏 地元企業発掘に努力

東北の地元企業との取引拡大に意欲を示す白根氏

 トヨタ自動車の白根武史専務役員は14日、仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台で記者会見し、東北に生産拠点を持つグループ3社を統合して来年7月に発足予定のトヨタ東日本について抱負などを語った。

 ―初代社長就任に向けた意気込みは。

<責任全うしたい>

 「震災発生時は、トヨタ本社で対策本部長をやっていた。本格的に始まる東北の復興の一翼を担うことを考えると、責任の重さと同時にやりがいを感じる」
 「(東北には)関東自動車工業(神奈川県横須賀市)やトヨタ自動車東北(宮城県大和町)の長い歴史がある。地元企業などと築いてきた関係を太く強くしながら、小型車を造り込む責任を全うしたい」

 ―新会社の規模、今後の生産体制は。
 「3社が一つになって世界との競争に勝つという高いハードルがある。(コストがかかる)人員の大規模な異動や本社ビルの建設は考えられない。関自工の東富士工場(静岡県裾野市)はトヨタ本社の開発拠点に隣接しており、連携という意味で大切な存在。吸収合併は一番効率的な形だ」

 ―東北現調化センター、技術センター東北の機能、役割分担は。
 「現調化センターではトヨタ本社の調達部門と深く連携し、東北のメーカーとして地元企業の発掘に努力したい。既に東北に進出している1次、2次の部品メーカーなどとも協力していく」

<いち早く成功を>

 「技術センターでは東北の技術者が、東北の部品や生産技術をトヨタの車造りにどう生かしていくかを中心に考えていく。一つでも二つでも早く着実に成功に結び付けたい。現地調達率の数字は後から付いてくる」

 ―震災復興に対する貢献をどう考えるか。
 「長い目で見ると、絶対に途中でやめないことが重要だ。仕事をつくり働いてもらうことで、東北の復興に寄与することが一番大事だ」

 ―関自工の岩手工場(岩手県金ケ崎町)で最新の小型ハイブリッド車(HV)生産が始まる。
 「トヨタで初のコンパクトHVを岩手で造る意義は大きい。今後出てくるであろう派生車も含め、『小型車は全て新会社で造る』という意気込みで進めていきたい」

◎地元首長/雇用確保に期待の声

 東北に生産拠点があるトヨタ自動車グループ3社の統合会社「トヨタ自動車東日本」の本社所在地などが14日発表されたことについて、地元自治体のトップらは「雇用確保につながり、東日本大震災からの復興への後押しになる」と期待した。

 村井嘉浩宮城県知事は同日、トヨタ東日本の初代社長に内定している白根武史トヨタ専務役員と県庁で会い、本社を同県大衡村に置く理由などの説明を受けた。

 村井知事は「1人でも多くの雇用を創出できるよう(県としても)努力する。東北の地元企業を鍛えてほしい」と要望した。会談後、「社員数9000人を超える大企業の本社が宮城に決まり大変喜ばしい。部品の現地調達率が上がるように東北全体で手伝いたい」と述べた。

 跡部昌洋大衡村長は「感謝したい。地域が震災から復興する大きな力になる」と強調。トヨタ自動車東北が立地する大和町の浅野元町長は「(本社設置で)自動車の生産拠点のイメージがこの地域に根付く」と歓迎した。

 関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)を抱える岩手県の佐々木淳科学・ものづくり振興課総括課長は「東北に本社を置く意義は大きい。岩手に本社が置かれないのは残念だが、岩手工場は統合会社の中核になるだろう。強力にサポートしていきたい」と語った。

1398荷主研究者:2012/01/08(日) 00:15:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111215t12017.htm
2011年12月15日木曜日 河北新報
トヨタ東日本、来夏発足へ 「参入の好機」地元歓迎

宮城県大衡村へのトヨタ東日本の本社設置などを発表した記者会見=14日午後3時20分ごろ、仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台

 東北に生産拠点があるトヨタ自動車グループ3社の統合会社「トヨタ自動車東日本」が宮城県大衡村に本社を置くことなどが14日発表されたことを受け、東北の自動車関連企業からは歓迎の声が上がった。統合会社は部品の現地調達率を高める方針で、高い参入の壁を乗り越えるため「さらなる努力が必要だ」との指摘も相次いだ。

 「近年にないビッグニュース。東日本大震災後の地域が輝きを取り戻す好機になる」と言うのは、みやぎ工業会の川田正興会長。トヨタが掲げる東北での国内第3の生産拠点化実現に向け「地元企業はものづくり力の一層の鍛錬が必要」と話す。

 地元企業の参入に関しては、トヨタグループに生産設備を納入する引地精工(岩沼市)の引地政明社長が「そう簡単ではないだろう」と強調。トヨタ独自の生産方式などに触れ「まずはいろいろ勉強することが欠かせない」と語る。

 自動車用樹脂部品などを製造する新妻合成製作所(栗原市)の新妻信男専務も「参入を目指す地元企業にとって朗報だが、設備、技術などを整える必要性は変わらない。大手部品メーカーといかにパイプをつくるかが課題になる」と指摘する。

 その大手部品メーカーの一つ、アイシン東北(岩手県金ケ崎町)の奈倉伸芳社長は「東北に大きな期待を寄せるトヨタに地元がどう応えるか。チャレンジ精神が必要だ」と地元企業を鼓舞する。大手メーカー自身にも「(東北の出先に)部品の調達権限を持たせるなど、地元に歩み寄る姿勢が求められる」と言う。

 東北経済連合会の高橋宏明会長は「東北への産業集積と地元企業の参入などが加速する。本格的な震災復興のエンジン役になると期待する」と展望した。

1399荷主研究者:2012/01/08(日) 00:15:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111215t15012.htm
2011年12月15日木曜日 河北新報
千年後に震災伝える 東北大・デジタル資料収集、公開

運用が本格化したデジタルアーカイブ「みちのく震録伝(しんろくでん)」。東日本大震災に関するデータを集め、公開している

 東北大は、東日本大震災に関するあらゆる記録や資料のデジタルデータを収集するアーカイブシステム「みちのく震録伝(しんろくでん)」の運用を始めた。データはインターネット上で公開し、震災関連の研究や復興に向けた取り組み、今後の防災・減災対策に生かしてもらう。国や自治体、企業など50を超える機関と連携。今後10年でシステムの整備を進め、内容の充実を図る。

 データの公開は1日から本格化した。アーカイブのホームページで、東北大の研究者5人が撮影した被災地の写真8345枚や、NHKメディアテクノロジー(東京)が撮影した被災地の映像などを閲覧できる。

 今後も、震災発生時やその後の様子を伝える写真、映像、音声、文書のほか、東北大の研究者らの研究結果を収録する。貞観津波(869年)や明治三陸大津波(1896年)など過去に東北で起きた災害の記録も保存。被災地での医療や避難所運営の状況、人間の行動などの記録にも対象を広げていく。

 データは企業や自治体、国内外の研究者に加え、市民からも提供も受け付ける。システム運用や協力企業の業務に関係した雇用の創出も視野に入れる。

 アーカイブの利用者は研究者や自治体の関係者に、自主防災組織、NPOなどを想定。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って利用者と大学、利用者同士を結び、システムへの要望を出したり、情報を共有したりしやすい環境をつくる。

 東北大災害制御研究センターの佐藤翔輔助教は「千年に一度の震災と言われるが、その先の世代と被災地の外の人にも震災の全てを伝えなければいけない。世代と世代、地域と地域をつなげるプロジェクトだ」と話している。連絡先は同センター022(795)7515。

▽みちのく震録伝
http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/

1400荷主研究者:2012/01/08(日) 00:49:20

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2011/12/19 建設新聞
東北地方整備局 WTO適用 仙台第1合庁増築棟の建築を公告
制振構造のB2/16F延べ3万5760㎡

 東北地方整備局は16日、WTO適用一般競争入札の対象となる「仙台第1地方合同庁舎増築棟(11)建築工事」を公告した。入札参加申請書の提出は2012年1月6日まで、入札締切は2月23日16時で、開札は同月27日13時30分に行う。

 参加資格は、東北地方整備局における建築工事の認定を受け、経営事項評価点数が1200点以上である者により構成されている特定建設工事共同企業体または単体有資格業者、経常建設共同企業体(甲型)。単体有資格業者、特定JVおよび経常JVにおいては構成員のいずれか1社が、1996年度以降に元請けとして完成・引き渡しが完了した、制振機構を有する構造でSまたはSRC造地下2階以上、地上11階以上、延べ面積が2万㎡以上の庁舎、事務所または類似施設の施工実績を有すること。JVのその他の構成員は、96年度以降に元請けとして完成・引き渡しが完了した、S造またはSRC造地上4階以上、延べ面積が3、000万㎡以上の庁舎、事務所または類似施設の施工実績を求める。

 仙台第1地方合同庁舎増築棟は、東北地方整備局ならびに仙台第1合同庁舎が老朽化したことから、仙台市青葉区3丁目地内の仙台第1合庁西側の敷地に東北地方整備局、東北財務局、東北経済産業局、東北管区警察局が入居する施設として計画され、2007年度には、公募型プロポーザルにより設計をNTTファシリティーズに委託した。その後、国の出先機関の統廃合の論議などから建設計画が凍結されていたが、東日本大震災を踏まえ、2011年度第3次補正予算に東北地方の広域的活動拠点として防災合同庁舎として整備することが認められ、事業着手となったもの。

 工事概要は、第1合庁西側の既存車庫(RC・B1/1F延べ3753㎡)を取り壊し、その跡地に制震構造のS一部SRC造地下2階地上16階塔屋2F延べ3万5、760㎡の増築棟を建設するほか、車庫(RC一部S1F延べ41㎡)1棟、自転車置場(RC1F延べ37㎡)1棟の新築、第1合庁との取り付け部分などの既設合庁の改修工事などを実施する。工期は、15年3月13日まで。

 なお、総合評価の評価項目は、▽施工体制(品質確保の実効性、施工体制確保の確実性)と▽技術提案・指定テーマ①鉄骨工事(工場製作を除く)の施工における品質・精度管理について②狭隘敷地での施工における公衆安全および周辺環境保全等の対策について―でそれぞれ30点と40点の計70点を設定。

 電気設備、機械設備の両工事も近々、WTO適用一般競争入札として公告予定。

2011/12/19付1面に掲載

1402荷主研究者:2012/01/15(日) 11:46:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111218t15019.htm
2011年12月18日日曜日 河北新報
歴史的集落も移転対象 仙台市沿岸部・和田と荒浜

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1820年代前半の荒浜周辺の絵地図。緑の部分が海で、肌色の部分に集落が見える(宮城県公文書館所蔵)

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江戸期の面影を残す和田地区の西小路。屋敷林「いぐね」の大半が津波の塩害で枯れた=仙台市宮城野区蒲生

 仙台開府(1601年)後に起きた慶長三陸地震津波前後に、仙台市沿岸部にできた和田(宮城野区)、荒浜(若林区)という歴史ある集落が、市の震災復興計画の移転対象に組み入れられた。慶長津波後に、新田開発などによる食料供給拠点として復興を支えた両地区だが、これまで通りの集落維持は難しく、歴史的な転換点を迎えている。

◎1611年慶長津波後の復興支える/住民「居住地再興が願い」

 宮城野区蒲生の西端に位置する和田地区。震災の津波で住宅は大きな被害を受け、屋敷林の「いぐね」も塩害などで大半が枯れた。それでも、「西小路」「北小路」と呼ばれる道や地割は、江戸期の面影を今も残す。

 同地区は慶長津波後、間もなく、和田家の所領となったのが起源。農村に藩士と家臣が屋敷を構えた集落「在所」として位置付けられた。市内では同地区と松森地区(泉区)の2カ所しかない。

 「和田新田」の名が残るように、和田家は仙台平野の新田開発や河川整備を進めた。伊達政宗に京都でスカウトされたという初代和田因幡為頼、2代房長ともに藩財政を預かる出入司を務めた。津波や塩害対策として沿岸林の植樹も手掛け、その範囲は塩釜市から仙台市まで及んだという。

 同地区は移転対象の災害危険区域に入ったが、震災後も約40世帯が自宅に戻り暮らしている。

 和田町内会長を務め、和田家家臣の系譜に連なる高橋実さん(73)は「慶長津波の後に復興の最前線を担った地区の歴史は評価されるべきだと思う。居住地として復興させ、震災を語り継ぐことが子孫の責務」と言う。それがかなわない可能性もあるが、高橋さんは「それでも和田家の偉業をたたえる土地の活用を図ってほしい」と願う。

 和田地区同様に災害危険区域に入った若林区荒浜地区は、慶長年間(1596〜1615年)に、5人の浪人が移り住んで誕生したと伝わる。

 当時、荒浜は湿地帯で、農業だけで暮らせない住民が沖でヒラメやサケを捕り、半農半漁の集落を形成した。閖上(名取市)と並び、仙台城下の台所を支えたという。

 10代にわたる農家の佐藤長良さん(75)は「何代にもわたって築かれた集落。移転するにしても荒浜と名の付く場所で復興を目指したい」と希望する。今は災害危険区域から外れた荒浜西部の農地への移転を見据える。

 「和田を含む蒲生は新田開発と物流の拠点、荒浜は海産物の水揚げと、それぞれの役割を担い発展してきた」と市博物館の菅野正道市史編さん室長。「その歴史が途絶えるのだとしたら、残念でならない」と語る。慶長津波をへて、仙台の街づくりに影響を与えた両地区の姿は大きく変わろうとしている。

[慶長三陸地震津波] 1611(慶長16)年に発生した大津波。徳川家康の行動を記録した「駿府政事録」には、仙台藩内で溺死者5000人、津軽や南部藩でも3000人が亡くなったと記録されている。

1403荷主研究者:2012/01/15(日) 11:52:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111219t12001.htm
2011年12月19日月曜日 河北新報
仙台港流通ターミナル、11月解散 震災影響で損害14億円

 宮城県の外郭団体「仙台港流通ターミナル」(仙台市)が、東日本大震災の津波で倉庫施設が全壊し、事業継続が困難になったとして、11月いっぱいで会社を解散したことが18日、分かった。震災の影響で外郭団体が解散するのは初めて。

 県によると、仙台港の雷神埠頭(ふとう)北側にあった同社の倉庫や事務所が津波で被災し、14億円の損害を背負った。2億円の建設費をかけ、完成間近だった低温倉庫も流された。

 復旧には増資や借金が必要だったが、県や仙台市、運送会社などの主要株主に増資する余力はなく、新たな借金を返済できる見通しも立たなかった。同社は11月30日に臨時株主総会を開き、同日付の解散を決議した。

 現在は清算手続きが行われている。解散時点で現金資産が1億円、借入金などの負債が4億円。今後、土地の売却で差額の3億円を返済する予定だが、売却金額で足りなければ、県など株主は新たな支出を求められる。

 仙台港流通ターミナルは1978年、自前の荷さばき場を持てない中小企業向けにターミナル施設を運営する第三セクターとして、県などの出資で発足した。

 経営は一貫して順調で、89年度に初めて収支が黒字に転じると、95年度以降は剰余金を計上。2006年度からは株主配当もあり、財務状態は「優良企業」だった。

 近年は荷さばき場としての利用は減り、貸倉庫の需要が高まっていた。施設復旧の資金さえ調達できれば、収益は確保できるとみられたが、貸倉庫業の民間事業者は多数あり、第三セクターの必要性も問われたという。

 同社を所管した県商工経営支援課は「震災がなければ問題なく存続していた外郭団体だが、被害規模があまりに甚大だった。仙台港の物流拠点として果たした役割は大きかった」と話した。

1404荷主研究者:2012/01/15(日) 11:58:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111221t14023.htm
2011年12月21日水曜日 河北新報
J1仙台、5000万円黒字 2011年度決算見通し

 サッカーのJ1仙台を運営するベガルタ仙台は20日、仙台市青葉区の漁信基ビルで取締役会を開き、5000万円の黒字になるという2011年度決算見通しを報告した。黒字決算は2年連続。

 報告によると、収入21億3300万円に対し、支出が20億8300万円。入場料収入は、観客数減少に伴い6億2600万円と昨年度を約1億円下回った。広告協賛収入は6億9600万円で、昨年度を約7000万円上回った。リーグ4位賞金6000万円、東日本大震災関連補助2000万円のJリーグ分配金の上積みもあった。

 支出は、マルキーニョス選手の退団や斉藤大介選手の移籍で選手人件費が減少したほか、シーズン途中の選手補強が少なかったことで、震災後に下方修正した計画と比べ全体で約3000万円抑えられた。

 白幡洋一社長は「広告協賛収入は震災前の目標7億円をほぼ達成し、4位賞金や震災関連補助などリーグ関係の収入も大きかった。支出は選手関係の費用を減額できた」と説明。「観客数減少はリーグ全体の課題。震災の影響で苦しい中、主催4試合を満員にできた。来季は8試合以上にできるよう策を講じたい」と話した。

1405荷主研究者:2012/01/15(日) 12:11:26
>>209
宮城交通が参加するのは当然でしょう。合意するのに時間かかり過ぎではないか。Suicaとの連携も当然やるべきで、利用者側に立った結論を出して欲しいねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111222t15027.htm
2011年12月22日木曜日 河北新報
IC乗車券、宮城交通も参加 15年度導入、仙台市と合意

 仙台市が2014年度以降、地下鉄や市バスに順次導入するIC乗車券の新規システムに、宮城交通(仙台市)も参加することで21日、市と合意した。これにより、IC乗車券が市内の公共交通機関で共通して利用できる体制が整うことになる。

 市交通局で同日開かれた仙台IC乗車券推進協議会の総会で、宮城交通の青沼正喜常務が「厳しい経営環境にあるが、利用者の利便性向上や公共交通の利用促進を図る観点から、導入を図っていきたい」と表明した。

 同社と市交通局は、共通で運用している磁気カード乗車券の老朽化に伴い、IC乗車券を新たなシステムとすることで一致。14年度に地下鉄南北線、15年度には東西線とバスへの導入を目指す。総事業費として約108億円を見込む。

 市は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業」と「社会資本整備総合交付金」を活用し、財政支援する。事前に入金するプリペイド方式で、利用実績に応じたポイント制度も採用。JR東日本の「Suica(スイカ)」との連携も検討を続ける。

 推進協会長の中鉢裕市交通事業管理者は「利便性が高く、多彩なサービスの提供が図れる。費用対効果も見据えて機能を選定し、コスト圧縮にも努めたい」と述べた。

 3者は、10年4月に推進協を設立。下部組織として実務者レベルの検討会も置き、導入に向けて協議を進めてきた。

1406荷主研究者:2012/01/15(日) 12:22:35
>>272-273 >>758 >>969
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111222t12009.htm
2011年12月22日木曜日 河北新報
仙台・一番町平和ビル、入居内定率8割に 来月完成

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完成間近の一番町平和ビル

 平和不動産(東京)は、仙台市青葉区一番町3丁目の佐々重ビル跡に来年1月完成予定の「一番町平和ビル」(地上10階)のオープンスケジュールなどを明らかにした。

 ビルは1月中旬に完成し、オフィスフロア(6〜10階)の入居は2月上旬に始まる。商業フロア(1〜5階)は1、2階を中心に3月上旬以降、順次オープンする。

 平和不動産は「ビル全体の入居内定率は約8割。東日本大震災後、入居交渉が止まった期間もあったが、その後は引き合いも増え、順調に推移している」と話す。

 同社によると1、2階には服飾、インテリア、生活雑貨、飲食の計5店が入る。3階は「美容」4階は保険関係など「サービス」、5階は「医療」の各フロアとし、医療には内科、眼科など六つの診療科が入る予定。

 ビルはことし7月の完成予定が、震災の影響で延期された。

1407荷主研究者:2012/01/15(日) 12:23:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111222t12008.htm
2011年12月22日木曜日 河北新報
KDDI 仙台に契約センター開設 新規採用700人

 仙台市は21日、KDDI(au)の携帯電話に関する契約業務全般を担う「KDDIau仙台契約センター」(仮称)が宮城野区に新設され、来年2月に営業を開始すると発表した。同社の契約センターは東京、大阪に続いて3カ所目で、地方都市への進出は初めて。従業員数は最大で700人を予定しており、大半を契約社員として新規採用する見通し。

 設置するKDDIの小野寺正会長、運営する100%子会社のKDDIエボルバの伊東博社長が22日、市役所を訪れ、奥山恵美子市長に立地表明書を提出する。

 契約センターは、宮城野区榴岡3丁目のアゼリアヒルズに入る。携帯電話の契約書のデータ処理など、情報通信技術(ICT)を活用した事務管理部門「バックオフィス」の機能を担う。来年1月11、12の両日、ハローワーク仙台(宮城野区)で会社説明会を開く。

 KDDIは業績拡大に伴う契約センターの増設を検討する中で、東日本大震災の被災地の雇用確保にも貢献できると判断。仙台ゆかりの有力経済人の情報や人脈を施策に生かす市の「せんだい首都圏リーダーズネット」に、市出身の小野寺会長が名を連ねている縁もあり、仙台を進出先に選んだとみられる。

 市はコールセンターやバックオフィスといった都市型サービス業の誘致を強化。アマゾンジャパン(東京)のカスタマーサービスセンター、わかさ生活(京都)の東北支社をはじめ、震災後の実績は6件目となる。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111223t12002.htm
2011年12月23日金曜日 河北新報
KDDIが仙台に契約センター 宮城野区に開設、正式表明

奥山市長(右)に立地表明書を手渡す小野寺会長

 携帯電話事業「au」を展開するKDDIの小野寺正会長は22日、仙台市役所で記者会見し、携帯電話の契約業務を担う「au仙台契約センター」を2012年2月中旬、宮城野区に開設することを表明した。

 従業員数は最大約700人を見込み、契約社員を基本に地元で新規採用する。仙台市出身の小野寺会長は「仙台はリテラシー(情報活用能力)を持った人材が多いのが大きな魅力。震災以降の東北の雇用に少しでも貢献したいと考えた」と立地の理由を説明した。

 au仙台契約センターは、宮城野区榴岡3丁目のアゼリアヒルズに入り、床面積約2000平方メートルに約400席を設ける。市の立地促進助成金を受ける予定。

 情報通信技術(ICT)を活用した事務管理部門「バックオフィス」の位置付けで、各地の携帯ショップで受け付けた申込書の確認や専用システムへの入力が業務の中心。スマートフォンやタブレット端末の投入で契約関連の事務量が増えており、同社は東京、大阪に続く3カ所目の契約センター設置を決めた。

 小野寺会長から立地表明書を受け取った奥山恵美子市長は「震災後、事務的な仕事へのニーズは高く、年の瀬の大変うれしいニュース」と謝意を表した。

 両氏は、民間借り上げ仮設住宅で暮らす独居高齢者の安否確認や緊急連絡、情報配信が可能な携帯端末を提供する生活支援策についても、早急に実現を目指す考えを明らかにした。

 契約センターを運営する100%子会社のKDDIエボルバは12年1月11、12の両日、宮城野区のハローワーク仙台で会社説明会を開く。時間は両日とも午後1時半と午後3時半からの2回。連絡先は東北支社採用フリーコール(0077)780314(平日のみ)。

1408荷主研究者:2012/01/15(日) 12:24:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111222t12007.htm
2011年12月22日木曜日 河北新報
ウェブ制作メンバーズ 来年4月 仙台にオフィス開設

 インターネットマーケティングを手掛けるメンバーズ(東京)は21日、仙台市に「仙台オフィス」を開設し、来年4月をめどに営業を始めると発表した。同社の地方都市への進出は初めて。

 青葉区のオフィスビルに置く予定の仙台オフィスは、大手企業から受注したウェブの制作と運用が業務の柱となる。新卒の正社員を10人程度採用し、13年度末までに50人程度に増員する方針。

 メンバーズは名証セントレックス上場企業で、売上高は45億6600万円(2011年3月期決算)。東日本大震災の被災地支援の一環として7月、青葉区にサテライトオフィスを設置。仙台オフィスとして本格的に業務拡大することを決めた。

 同社広報は「義援金を送るよりも、現地で雇用を確保することが震災復興に貢献できると考えた。サテライトオフィスが想定以上の成果を上げており、仙台オフィスへの期待も大きい」と話している。

1409荷主研究者:2012/01/15(日) 12:24:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111222t13005.htm
2011年12月22日木曜日 河北新報
北米航路 来月再開へ 週1便体制維持 仙台港

 東日本大震災の影響で休止されていた仙台港の北米向け国際コンテナ定期航路が来年1月に再開されることが21日、分かった。北米に直行する東北唯一の航路が、約10カ月ぶりに復活することになる。被災地経済の復興をはじめ、輸出産業の競争力アップを強力に後押ししそうだ。

 海運大手の日本郵船など3社が共同運航する国際コンテナ船が来年1月22日から毎週日曜、コンテナ専用の高砂埠頭(ふとう)の2号岸壁に入る予定。震災前と同じ週1便体制が維持された。

 再開第1船は、コンテナ運搬船「エヌワイケー アーガス」(約7万5500トン)となる見通し。北米向け大型船の入港は震災前の3月6日以来となる。

 同埠頭で自動車用タイヤのコンテナなどを積み込み、米国ロサンゼルスに向かう予定だ。

 同埠頭では、津波で約2000個のコンテナが流されたほか、岸壁やガントリークレーン全4機が被災した。

 2号岸壁は特に被害が大きかったが、復旧工事が進み、今月中の暫定再開にめどが立ったことから入港が可能になった。

 仙台港の国際コンテナ定期航路は、同埠頭1号岸壁の復旧に伴い、9月30日に韓国、中国向け航路が再開している。

1411荷主研究者:2012/01/22(日) 14:15:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111227t15029.htm
2011年12月27日火曜日 河北新報
伊達家の「宝」公開に支援を 被災の仙台・福島美術館が訴え

震災後、休館を余儀なくされている福島美術館=21日、仙台市若林区土樋

福島美術館が寄付者に贈る「七福絵はがき」

 仙台藩由来の美術品や近代絵画などを収蔵する福島美術館(仙台市若林区土樋)が、東日本大震災で建物に被害を受け、休館したままになっている。修繕費は約1000万円かかる見込みだが、調達の見通しが立たず、広く募金を呼び掛けることになった。

 福島美術館は社会福祉法人共生福祉会が運営。同会設立者の故福島禎蔵氏からコレクションの寄贈を受け、1980年に開館した。近世から昭和初期までの絵画や書、工芸品、書籍など約3000点を収蔵。伊達政宗筆の書状をはじめ、仙台藩伊達家や黄檗(おうばく)宗関連の資料、郷土作家の作品など貴重な資料が多く、「街の小さな美術館」として親しまれてきた。

 震災で美術館が入居する鉄筋コンクリート4階の建物は、壁に亀裂が入るなどの被害が出た。展示室や収蔵室は雨漏りがするようになったため、作品は館内の別室に移して保管している。

 修繕費は約1000万円と見込まれる。一部は行政に補助金を申請する方針だが、仮に認められたとしても足りない状態だ。そこで募金を呼び掛けるチラシ2000部を作製し、全国の美術館などに発送した。

 募金は郵便振替か美術館窓口で、1口2000円以上で受け付ける。募金した人には、収蔵作品の中から7作品を選んで作った絵はがきセット「七福絵はがき」を贈る。七福神や折り鶴を折る子どもなどを図柄にしており、めでたいこと、幸せ、元気、絆といったメッセージを表したという。

 学芸員の尾暮まゆみさんは「多くの人に温かい支援をもらう以外、再開の道を見いだすことはできない。ピンチを好機と捉え、美術館のことを少しでも知ってもらう機会にもしたい」と話す。

 郵便振替の場合は郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、金額、口数、匿名希望の有無を記入。口座名は福島美術館。口座番号は02200―0―134324。連絡先は同美術館022(266)1535。

1412荷主研究者:2012/01/22(日) 14:20:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111227t12005.htm
2011年12月27日火曜日 河北新報
エンジン工場着工 12年5月末の完成目指す トヨタ東北

トヨタ自動車東北の敷地内で始まったエンジン工場の新設工事=26日、宮城県大和町

 トヨタ自動車の部品製造子会社、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)は26日までに、敷地内でエンジン工場の新設工事に着手した。建屋は2012年5月末の完成予定で、設備設置など生産体制を整えて年末までに本格稼働する見通し。杉山正美社長は同日、河北新報社の取材に「(生産開始に向け)しっかり準備を整えたい」と話した。

 トヨタ東北は11月18日、建設予定地で安全祈願祭を行った。建築確認が今月19日に済んだのを受け、施工業者が23日に建設作業に入った。

 新工場は鉄骨一部2階で延べ床面積約8700平方メートル。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で今月19日に生産が始まった小型ハイブリッド車(HV)「アクア」に搭載するエンジンを生産する。投資額は約20億円。

 当面は中部地方などからの供給部品で年10万基を組み立てる予定。トヨタは将来的に新工場で部品生産する考えも示しており、その場合は建屋を増築して対応する。

 トヨタ東北は12年7月、関自工、セントラル自動車(宮城県大衡村)と統合予定で、エンジン工場も新会社「トヨタ自動車東日本」の生産拠点として稼働する見通し。

1413荷主研究者:2012/01/22(日) 14:26:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111228t11009.htm
2011年12月28日水曜日 河北新報
「気仙沼線バス輸送導入」 JR東仮復旧案を提案

 JR東日本は27日、東日本大震災で被災し運休が続く気仙沼線の柳津(宮城県登米市)―気仙沼間について、軌道を舗装しバスを走らせるバス高速輸送システム(BRT)の導入を仮復旧案として考えていることを明らかにした。仙台市宮城野区の東北港運会館であった同線復興調整会議で「復旧に関する基本的な考え方」として気仙沼市など沿線自治体に示した。

 会議では国土交通省が全線鉄道での復旧などを含む4案を示し、国交省側もBRTを「当面のサービス確保にもなりうる」とした。JR東日本の大口豊経営企画部次長は会議後の記者会見で「(復旧の)最終形を鉄道とは約束できない」と述べており、鉄道復旧を望む自治体側が受け入れるかどうかは不透明だ。

 会議には東北運輸局やJR、気仙沼市、宮城県南三陸町などの関係者約30人が出席した。JRは復旧の基本方針を「安全を最優先に地域のまちづくりと一体的に進める」などとした。その上でバスによる現在の代替輸送のサービス向上策としてBRTの導入案を提示。運賃を鉄道並みなどとする方針を伝えた。

 一方、国交省が示した4案は「全線鉄道」「全線BRT」「大部分鉄道・一部次世代型路面電車(LRT)」「一部鉄道・大部分BRT」の各案で、経済性など評価結果を3段階で示した。国交省側によると、復旧費用は全線鉄道が数百億円、全線BRTが数十億円規模の見通しという。

 これに対して、自治体側からは「最終的な鉄道の復旧を望む」などの意見が上がった。気仙沼市の小川良直企画政策課長は会議後、「持ち帰って検討したい。JRにさらに説明をしてもらうこともある」とした。

 次回会議は来年2月ごろに開き、自治体が検討結果を報告する。

1414荷主研究者:2012/01/22(日) 14:32:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111229t72017.htm
2011年12月29日木曜日 河北新報
ユニクロ、仙台に超大型店 繁華街中心部へ

 カジュアル衣料専門店ユニクロを展開するファーストリテイリングが、売り場面積が約3300平方メートル(千坪)級の「超大型店」を札幌、仙台、名古屋、広島、北九州、福岡、熊本、鹿児島の8都市で新たに開業する方針を固めたことが28日、分かった。

 柳井正会長兼社長は既に開業した超大型店について「豊富な品ぞろえや商品の見せ方が評価され、(集客の)威力がすごい」と述べており、同社は主要都市に展開することで、国内事業の起爆剤にしたい考えだ。

 具体的な立地や開業時期は今後詰めるが、主要駅の近くなど、繁華街の中心部で開業する予定。

 超大型店は人気商品の品ぞろえに加え、巨大ディスプレーや豊富なマネキンによる着こなしの紹介など、広さを生かした店舗づくりが特徴。東京都内と大阪市、神戸市でターミナル駅直結の商業施設などに計5店が既に開業している。2012年には東京の銀座と新宿に新たにオープンすることが決まっている。

 同社は20年度をめどに、現在約850ある国内ユニクロ店舗を超大型店を含めて千店に拡大する構想だ。開業方針を固めた8都市以外への超大型店の出店についても「それ以下(の人口規模の商圏)でもうまくいくか、販売動向をみながら判断したい」(柳井会長)とし、検討する方針だ。

1415荷主研究者:2012/01/22(日) 14:33:20
>>1413
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111229t15024.htm
2011年12月29日木曜日 河北新報
JR気仙沼線 「本復旧は鉄路」もバス代替に一定理解

 東日本大震災により運休が続くJR気仙沼線(柳津―気仙沼)の仮復旧案として浮上しているバス高速輸送システム(BRT)について、沿線自治体の首長は28日、一時的な導入には一定の理解を示しながらも、「将来的には鉄道による本復旧が不可欠」との認識を示した。

 菅原茂気仙沼市長は記者会見で、JR側が27日にBRTによる仮復旧案を示したことについて「歓迎する。近中距離間の利便性が高まり、高校生や通勤客の負担が減る」と述べた。

 ただ時間短縮効果は限定的だとして「利便性は一定程度に限られる。あくまでも仮復旧でのことだ」と強調。「仙台までの鉄路の堅持は気仙沼市民の願いであり、市の復興にとっても必要だ」と語った。

 佐藤仁南三陸町長は取材に対し、落橋部分などは一般道を通ることになるため、定時運行が確保できないなどの問題点を挙げ「BRTでの復旧は、メリットがイメージできない」と疑問を呈した。

 町の復興計画は気仙沼線復旧が前提。佐藤町長は「JR側がBRTを導入することは否定しない」としながらも、「1977年の気仙沼線全線開通は町民の悲願だった。鉄道の復旧が約束されることが(導入の)前提だ」と話した。

<BRT>軌道を舗装したバス専用道路などを走行することにより通常の路線バスより速達性や定時制を向上させた交通システム。茨城県では廃線となった鹿島鉄道の跡地で2010年8月末から運行している。

1416荷主研究者:2012/01/22(日) 14:33:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111229t11023.htm
2011年12月29日木曜日 河北新報
一戸建て 希望と不安 仙台市・復興公営住宅供給計画

市が整備した鶴ケ谷第一市営住宅。集合住宅型の復興公営住宅の家賃モデルの一つとして、住民説明会で提示している=仙台市宮城野区

 仙台市は、東日本大震災の被災者向けに整備する復興公営住宅の供給計画で、集合住宅タイプに加え一戸建ても建設する方針だ。一戸建てに住み慣れた人が多い地域事情や再建費用への不安から、被災者の間で高まる要望に応えた形になった。ただ建設場所や家賃、間取りなどは不確定で、希望はあっても決めかねている人が少なくない。

 「仕事道具も置けそうだし、庭があるのも魅力」。若林区荒浜地区で自宅を失った左官業庄子正さん(68)は、妻千枝子さん(67)とともに一戸建ての公営住宅への入居を望む。ただ「希望した土地に行けるか」と不安も残る。場合によっては、長男家族と家を建てることも考えている。

 公営住宅への入居は、経済的負担が少ないのがメリット。市が集合住宅タイプのモデルとして示す鶴ケ谷第一市営住宅の場合、家賃は2人世帯の2DK・3Kで月2万4100円〜3万7500円。一戸建ての場合、やや高くなると見込まれるが、それでも住宅ローンを組まないで済む。

 若林区の仮設住宅で暮らす斎藤宏さん(60)も一戸建ての賃貸を望む。個人タクシーを営んでおり、家族5人で車4台を所有する。集合住宅タイプで発生する駐車場代の負担が重い。

 一戸建てにも心配はある。自力再建の場合に最低50坪(165平方メートル)の土地が確保されるのに対し、公営の一戸建ては50坪が上限。斎藤さんは「5人で住める間取りか、十分な駐車スペースが確保できるか」と言う。

 市が11月末にまとめた沿岸の住民アンケートによると、98%近くが震災前は一戸建てに居住。公営住宅に一戸建ての選択肢を示していなかったアンケート時は、一戸建ての新築希望が6割ほどで、公営住宅希望は2割にとどまった。

 今後、一戸建て公営住宅の希望者が増えると見込まれる。自力での住宅再建も公営住宅整備も原則的には同じ場所で行われる。市は「一戸建ての公営住宅の希望数には応えられると思う。ただ移転の希望地が集中した場合は、自力再建希望の住宅を優先させることになるだろう」(市営住宅課)と説明する。

<メモ>仙台市の計画では最低でも2000戸分の復興公営住宅を供給する予定。まず、2013年度をめどに集合住宅型で約610戸分を整備。供給場所は集団移転候補地の宮城野区田子西地区など5カ所。次に約560戸分を、15年度に開業する地下鉄東西線沿線など5カ所に予定する。残る約800戸分は市の建設に加え、民間からの買い取りなどでも確保する予定。

1419荷主研究者:2012/01/22(日) 14:58:56

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420111229hkba.html
2011年12月29日 日刊工業新聞
日本街路灯製造、復興本格化で東北に拠点

 【名古屋】日本街路灯製造(名古屋市熱田区、後藤保正社長、052・681・2181)は、2012年4月をめどに仙台市内に営業拠点を開設する。東日本大震災で被害を受けた自治体や商店街などで復興計画の策定が本格化しており、今後は街路灯の需要が増えると判断し、営業体制を整える。15年3月期に同拠点だけで売上高5000万円を目指す。

 東北地方への拠点開設は初めて。場所は現在、選定中。人員は1人でスタートし、売上高の拡大に応じて増員も検討する。豊明工場(愛知県豊明市)内にある街路灯のデザイン部門と連携し、自治体などへの提案営業を展開する。

 街路灯は設置場所によって固有のデザインを採用することが多く、景観に与える影響も大きい。都市計画の策定段階から発注側との間で形状や設置本数などについて綿密な協議が必要という。従来は東北地方への営業活動は本社や東京支社(東京都品川区)からの出張で対応していた。

1420荷主研究者:2012/01/22(日) 15:46:53
北四番丁大衡線全面開通キタァ――!!
>都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町―山手町)が3月に完成し、同路線が全面開通する

市北西部団地におけるバスの利便性向上の取り組み
平成24年春、都心直行型路線バスの運行が始まります。
http://www.city.sendai.jp/sumiyoi/kotsu/smart/1201418_1593.html

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120101t11013.htm
2012年01月01日日曜日 河北新報
直行バス、仙台都心へ素早く 市が北西部団地に今春導入

 仙台市は今春から、通常の路線バスより短い時間で中心部に到着する「都心直行型バス」の運行を始める。駅が遠く鉄道が利用しにくい青葉区川平や泉区長命ケ丘など市北西部の団地の利便性向上と、公共交通の利用促進を目指す。

 バスの運行は、都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町―山手町)が3月に完成し、同路線が全面開通するのに合わせてスタートする。バス優先レーンの導入や、停留所の少ない経路を通ることで、移動時間を短縮する。

 市は「少なくとも10分以上は中心部への到着が早くなるのではないか。混雑に左右されず、時刻表通りの定時運行が可能になる」と利点を説明する。道幅が狭い箇所や踏切付近での渋滞緩和も期待されるという。

 当面は朝のラッシュ時に運行する。平日午前7〜8時台に青葉区の荒巻小前、葉山町などを通る市営バス50本弱のうち、2〜3割を北山トンネル経由に振り分ける方向で調整を進めている。運行時間や本数は2月ごろに決定する。

 市は、2010年11月に策定した「せんだい都市交通プラン」で、公共交通を中心とした交通体系構築の一環として、都心直行型バスの導入を掲げていた。

1421とはずがたり:2012/01/22(日) 22:24:37
>>1420
いいこんだら♪ヽ(´ー`)/風穴があくとはまさにこのこと(*`・ω・´*)

1422荷主研究者:2012/01/29(日) 12:50:33
>>1352
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120103t15003.htm
2012年01月03日火曜日
仙台・青葉通りに医療モール アイリスオーヤマ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120102004jd.jpg
改装後の「アイリス青葉ビル」のイメージ

 アイリスオーヤマはJR仙台駅前の旧仙台三和ビルディング(仙台市青葉区中央2丁目)の再開発事業に乗りだす方針を決めた。ビルは既に取得しており、大規模な改装を進め、7月に「アイリス青葉ビル」としてオープンさせる。複数の診療所などによる医療モールを中核施設とする構想で、市中心部の活性化に加え、健康を意識した飲料水販売などヘルスケア事業を手掛ける同社のイメージアップにもつなげる。

 ビルは青葉通に面し、地上9階、地下2階、延べ床面積約1万3500平方メートル。完成は1960年で、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)の仙台支店などが入っていた。2008年に全テナントが退去し、閉鎖された。

 アイリスは昨年9月末、所有者の大手金融機関から土地と建物を取得した。購入金額は明らかにしていない。

 計画では6、7階を医療モールとする。総合健康診断センターを中心に内科や婦人科、心療内科など計7、8科を誘致する方向。市中心部に勤務する会社員らの利用を見込む。

 モール内には検査機器を共同利用できる施設も併設し、各診療所の設備導入費を抑えることで、新たに開業しやすい環境を整える。

 1〜3階は金融機関の支店を入れる方向で調整している。4、5、8、9階はオフィスフロアとし、アイリスのネット通販関連会社や、他社が入居する予定。地下1階には料亭が入る。

 近く始める改装では、外壁を全面ガラス張りにし、青葉通の街路樹を映し出すようにする。環境にも配慮し、空調設備は現在より使用電力を25〜30%削減した最新型を導入。全フロアで自社製の発光ダイオード(LED)照明を使う。緊急時に備えて自家発電装置も設ける。

 大山健太郎社長は「昨年からヘルスケア事業に力を入れている。医療モール開設もその一環。好立地のビルを生かすことで、仙台中心部のさらなる活性化につなげたい」と話している。

1423荷主研究者:2012/01/29(日) 12:53:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120104t11009.htm
2012年01月04日水曜日 河北新報
仙台湾岸の防災林盛り土 宮城県と林野庁

 宮城県と林野庁は、東日本大震災で被害を受けた仙台湾岸の海岸防災林の復旧に際し、植林したクロマツの根が深く張るよう部分的に盛り土をする方針を決めた。大津波で根が浅かった木が軒並み倒れ、流された教訓を踏まえる。一部では2012年度に工事を始める。

 仙台湾岸には、仙台市宮城野区の七北田川河口から宮城県山元町の福島県境まで約30キロにわたり、クロマツ100万本以上が植えられていた。大半は津波でなぎ倒され、一部は根こそぎ陸側に流された。

 東北学院大の宮城豊彦教授らの調査の結果、通常は地中2〜3メートルに達するマツの根が浅かったことが判明。激しい揺れによる液状化や地盤の軟弱化で根元がぐらついたところに津波が押し寄せ、高さ20メートルに及ぶ体を支えきれなかったという。

 根の深さは地下水の水位に関係がある。仙台平野の沿岸部はもともと湿地で、地表から0.5メートルに地下水脈がある場所もあり、根が深く伸びなかったとみられる。

 林野庁は11〜20年度、国の直轄事業として、仙台湾岸の防災林を復旧させる事業に取り組む。12年度以降、宮城県と協力して地表近くに地下水がある場所を調べ、1〜2メートルほど盛り土する。

 宮城県は「根こそぎ倒された一部のマツが住宅にぶつかるケースもあった。根をしっかり張らせ、津波の減衰効果を確実にしたい」と話している。

1424荷主研究者:2012/01/31(火) 23:34:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120113t11027.htm
2012年01月13日金曜日 河北新報
再建か移転か3月判断 折立、緑ケ丘、松森陣ケ原

 仙台市は12日、東日本大震災で地盤崩落や擁壁倒壊などが多発した丘陵部宅地のうち、甚大な被害が生じた青葉区折立5丁目、太白区緑ケ丘4丁目、泉区松森陣ケ原の3地区について、現地再建か集団移転かを3月までに判断する方針を明らかにした。

 青葉区内で同日開かれた「折立団地東部町内会被災復興の会」の集会に、市の担当者が出席。市は「国の造成宅地滑動崩落緊急対策事業が実際に動きだす時期や公費による建物解体の期限を踏まえ、遅くとも3月には対応を決めたい」と述べた。

 現地再建か集団移転かの判断材料とするため、2月に3地区の約180宅地の地権者らを対象にアンケートを行い、意向を把握する。

 一方で市は「1978年の宮城県沖地震で被災したかどうかが重要なポイント。折立地区は復旧可能と考えている」との見解を提示。測量やボーリング調査、境界画定などを経た上で設計に入り、地滑り抑止対策のくい打ち、擁壁再建といった手順を考慮すると、完了までに1年半程度かかるとの見通しを示した。

 市内の被災宅地4031カ所のうち、公費による復旧工事の対象となる約3000カ所を約300地区に分け、一斉に事業着手する考えも伝えた。

 市は、市宅地保全審議会技術専門委員会の議論などを基に、被災宅地の復旧策を協議している。現地再建を基本とし、技術専門委で集団移転も視野に入れた対処方法の検討を指摘された3地区については、より柔軟に考査している。

1425荷主研究者:2012/01/31(火) 23:37:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120113t12002.htm
2012年01月13日金曜日 河北新報
仙台オフィスビル空き室率5年ぶり減 震災需要で大幅改善

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/senndai20akisituritu.jpg

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた2011年12月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は15.05%となり、前年同月比では4.36ポイントの改善となった。年末時点の比較で前年を下回ったのは06年以来5年ぶり。1年間の改善幅としては1992年の調査開始以降で最大となった。

 東日本大震災後の復旧や復興事業に携わる企業の進出や、被災企業の借り換え移転などが改善の要因。仙台支店は「耐震、制震構造の大型ビルへの入居が目立った。ことし完成予定のビルの引き合いも進んでおり、今後も緩やかな改善傾向が続く」とみている。

 平均空き室率は前月比では0.59ポイントの低下で、震災後に集計を再開した4月末時点から8カ月連続で改善した。調査しなかった3月を除くと、11年は1月末時点の20.37%をピークに毎月改善が進んだ形となった。

 五つに分けた地区別では駅東地区が15.01%で、前年同月比10.89ポイントの大幅改善。KDDIが12月、宮城野区榴岡のビルに「au契約センター」の開設を公表し、入居を決めたことなどが影響した。仙台トラストタワーがある一番町周辺地区も3.68ポイント改善し、15.41%となった。

 ことしは今月中旬、青葉区一番町に地上10階の一番町平和ビルが完成する。4月下旬には家電量販大手のヨドバシカメラがJR仙台駅東口に地上8階の制震構造のビルを開業予定。4〜8階はオフィス用に貸し出す方向で、1フロアの面積は約3300平方メートルと東北最大になる見込みという。

 三鬼商事仙台支店は「仙台では大型需要に対応できる新築や築年数の浅いビルに品薄感がある。2棟の新ビルの募集動向が注目される」としている。調査対象は新築3棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の賃貸オフィスビル362棟。

1426荷主研究者:2012/01/31(火) 23:38:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120113t12004.htm
2012年01月13日金曜日 河北新報
仙台駅前に天空の結婚式場 MJQ、アエル最上階に2月開設

MJQがアエル31階に開設する新会場の完成イメージ

 婚礼プロデュースの「MJQウェディング」(仙台市)はJR仙台駅前のアエルに、結婚披露宴やパーティーなどで利用できる「ザ・オリエンタル・スイート・ヴィラ」を2月11日に開設する。最上31階の全フロアを利用し、高さ約145メートルから仙台を見下ろせる展望の良さをアピールする。

 3月3日には仙台駅前の商業ビルにもブライダルサロンを開設予定。仙台駅周辺の新たな2拠点を生かして営業力を高め、既存施設も含めた自社式場の利用率アップを図る方針だ。

 アエルの新会場は約730平方メートルで、チャペルも備える。50〜70人規模の披露宴のほか、企業のパーティーなどにも貸し出す。利用は1日昼夜1組ずつの完全貸切とする。中華レストラン「聘珍樓」(へいちんろう)が昨年夏に閉店後、MJQが改装を進めてきた。

 サロンは「仙台駅前ブライダルサロン」の名称で、ペデストリアンデッキから入れるビル「ヒューモスファイブ」の3階に入る。同社の営業拠点としては、青葉区国分町にある本社併設のサロンに続き2カ所目。

 このほか本社近くの定禅寺通沿いには、東日本大震災の影響で昨年10月オープン予定を延期していた式場「グラン・スイート」も3月11日に開業する。直営の式場はアエルの新施設も含めて仙台市内計5カ所になる。

 同社の昨年の式場利用は約550組で、ことしは1000組が目標。三浦純一社長は「会場を増やすことで運営の効率化も進める。良質で値ごろ感のある結婚式を提供していきたい」としている。

1427荷主研究者:2012/01/31(火) 23:38:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120113t12003.htm
2012年01月13日金曜日 河北新報
アイリスオーヤマ、新工場検討 社長「宮城の被災地に」

 アイリスオーヤマの大山健太郎社長は12日、仙台市内で開いた同社の賀詞交歓会のあいさつで東日本大震災に触れ「宮城県内の被災地に新工場を建設したい」と述べ、新たな生産拠点の開設に意欲を示した。時期に関しては「実現に向けて検討したい」と明言しなかった。

 大山社長は昨年暮れに村井嘉浩宮城県知事と会談して工場の県内新設を働きかけられたことを紹介し、「地元企業として(被災地支援に)貢献したい」と語った。あいさつ後の河北新報社の取材には「候補地や何を生産するかは検討している段階」とした。

 同社の国内生産拠点は計8カ所ある。うち宮城県内は角田市と大河原町の2カ所で、新設すれば県内3カ所目となる。

 大山社長は、2011年12月期(単体、速報値)の売上高が前期比17.8%増の約1000億円と過去最高を記録する見通しとなったことも公表した。

 主力のプラスチック製品などに加え、中国・大連で製造する発光ダイオード(LED)照明といった節電関連が好調だったため。12年12月期の売上高目標は1350億円に設定した。

1428荷主研究者:2012/02/01(水) 00:16:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120115t11006.htm
2012年01月15日日曜日 河北新報
仙台市の人口105万人突破 被災者ら転入 11年11月

 東日本大震災後、仙台市の推計人口は増加傾向が続いている。市の想定以上のペースで、2011年11月に初めて105万人を突破。現在は105万2476人に伸び、震災前より5739人(0.55%)増えた。他の自治体の被災者や復興業務の従事者が転入したのが主な要因とみられる。被災地では人口流出に歯止めがかからない中、東北の中枢機能を持つ仙台への一極集中が強まっている。

 市の推計人口は震災や福島第1原発事故などの影響で、11年4月から2カ月連続で前月割れし、計4763人減った。復旧復興に向けて落ち着きを取り戻した6月からは8カ月連続で回復し、計1万502人増えた。

 11年3月と今月のデータを区別に比較すると、青葉が4012人(1.37%)、太白が2503人(1.14%)、泉が1550人(0.73%)それぞれ増加。一方、津波で大きな被害を受けた宮城野は1581人(0.83%)、若林も745人(0.56%)減少した。

 推計人口ベースで、市の人口増は近年、年間1000〜3000人台で推移。本年度スタートした「総合計画2020」で示した将来人口推計では、15年の105万846人をピークに緩やかに減少すると予測したが、最新の推計人口は既にこれを上回り、人口減少の転換時期も16年以降に伸びる可能性がある。

 人口増について総合計画策定に携わった仙台市の幹部は(1)復興需要(2)民間賃貸物件の多さ(3)交通の利便性―を指摘。「雇用の場もあり、移住しやすい環境にある。定住につながるかどうかはまだ判断できないが、今後数年間は人口の増加が続くのではないか」と推測する。

 他方、仙台周辺の14市町村で構成する「仙台都市圏」の推計人口(11年12月現在)は149万1279人と、震災前の11年3月を580人下回った。県の推計人口(同)も同比2万155人減の232万6698人で、仙台市の一人勝ちの構図が鮮明になっている。

 住民票を移さずに転居してきた被災者や、原発事故による福島県内からの避難者も2250人(同)おり、市内の実際の人口は推計人口を上回ると見込まれている。

1429荷主研究者:2012/02/16(木) 00:04:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120117t12015.htm
2012年01月17日火曜日 河北新報
仙台空港利用前年上回る 昨年12月、復興需要で国内回復

 東日本大震災で被災した仙台空港の昨年12月の利用者数は国内線と国際線を合わせて19万7469人となり、震災後初めて前年同月の実績を上回ったことが16日、分かった。復興需要などで国内線利用者が回復基調にあり、全体を押し上げた。

 同空港の月別利用者数の推移はグラフの通り。昨年12月は前月より約2万1000人減少したものの、前年同月を478人上回り、震災前の水準を回復した。

 昨年12月の国内線利用者数は18万7060人(前年同月比105.7%)。空港が被災し、臨時便の運航しかなかった昨年4月の3万2766人(同16.9%)を底に順調に回復している。復興需要などを背景に、ビジネス客が堅調に推移しているとみられる。

 一方、昨年12月の国際線利用者数は1万409人で、前年同月比51.9%にとどまった。震災前の国際定期便6路線のうち再開は3路線のみで、運航本数や使用機材の座席数も減少。苦戦が続いている。

 空港利用者数の回復を受け、仙台空港アクセス線の昨年12月の利用者数(自動改札通過人数)も前年同月比99.5%となった。全線で営業運転を再開した同10月以降、客足が戻ってきている。

 今後は国際定期便の運航本数の確保、国外からの誘客が課題となる。宮城県は「福島第1原発事故に伴う風評被害の解消も含め、航空各社に情報を提供し、路線再開や便数増を働き掛けたい」(空港臨空地域課)と話す。

1430荷主研究者:2012/02/16(木) 00:06:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120117t12022.htm
2012年01月17日火曜日 河北新報
仙台・あすと長町に老人ホーム併設型医療モール 14年開業

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あすと長町に建設される有料老人ホーム併設型医療モールのイメージ図

 仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町1丁目」に、地上13階の有料老人ホーム併設型医療モールが建設されることが16日、分かった。医療モールは1、2階に開設。有料老人ホームは3階以上に292室あり、市内最大級となる見込み。2014年夏に移転開業する市立病院の南隣に立地し、同年4月にオープンする。

 施設名は「SHIP(シップ)あすと長町ビル」。関西で有料老人ホームを運営する「グリーンライフ」(大阪府)が11年夏、都市再生機構(横浜市)の分譲地約5100平方メートルを取得した。建築面積は約2400平方メートル、延べ床面積は約2万900平方メートルで、総事業費約80億円。

 医療モールは内科や小児科、皮膚科、整形外科など6〜8科目の入居を予定し、調剤薬局と保育所も備える。3〜13階は全て老人ホームで、開設当初は入居者が介護を必要とする場合、外部事業者にサービスを依頼する「住宅型」で運用し、将来は施設側がサービスを提供する「介護付き」の指定を目指す。

 医療テナントは、東北で調剤薬局23店舗を展開する仙台調剤(仙台市)の関連会社で、医療コンサルタントのOMP(同)が募集する。グリーンライフと仙台調剤は、医療・保健・介護分野の事業を手掛ける持ち株会社シップヘルスケアホールディングス(大阪府)の子会社。

 OMPの市谷文吾常務は「必要な医療を提供し、特別養護老人ホームの入所待機者、保育所の待機児童の受け皿にもなる。施設全体で200人以上の雇用を生み出したい」と話している。

1431荷主研究者:2012/02/16(木) 00:10:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120119t11021.htm
2012年01月19日木曜日 河北新報
富谷町、年内にも人口5万到達 組織強化が急務

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/120119m101.jpg

4万9000人目の町民となった阿部さん夫妻。若生町長から記念品が贈られた

 宮城県富谷町の人口が昨年12月に4万9000を超え、「富谷市」に移行するための要件「人口5万」に年内にも到達する見通しとなった。地方分権改革の進展に伴い、市の権限は町村と比べ、格段に範囲が広くなった。市制移行が現実味を帯びてきた町にとって、職員の能力向上や組織強化が行政課題になりそうだ。

 富谷スポーツセンターで7日開かれた新年祝賀会で、4万9000人目の町民となった阿部勝さん(72)、伊代子さん(66)夫妻に記念品が贈られた。

 阿部さん夫妻は石巻市の自宅が東日本大震災の津波で流された。昨年12月20日に富谷町成田に移った。「二度と津波がない所に住みたかった。仙台市にも近く、きれいな町」と笑顔を見せた。

 富谷町の住民は昨年12月末現在、4万9033人。仙台市北隣の新興住宅地に人口流入が続き、明石台東地区では約750戸分の宅地が開発中。年内にも5万人突破の可能性がある。

 市制施行は、早ければ2015年国勢調査の翌年の16年が想定される。人口規模では岩沼市(約4万3000人)、東松島市(約4万人)、白石市(約3万6000人)、角田市(約3万1000人)を上回る。

 市になれば、行政サービスに大きな変化が生まれる見込みだ。

 昨年8月成立の地域主権一括関連法は、市と町村の権限に一線を引いた。騒音や悪臭の規制地域指定、家庭用品販売業者への立ち入り検査など都道府県の権限は市に移譲したが、町村は除かれた。

 かつて、政令市を除く市と町村の権限に大きな差はなかった。地方自治法上、市には生活保護事務などを担う福祉事務所の設置が義務付けられた程度だった。

 内閣府地域主権戦略室は「平成の大合併が進み、大規模な市が増えた。町村より職員数や能力を十分に備えているとの前提で、市への権限移譲が多い」と説明する。

 税金の配分も町村に比べ、市に手厚い。

 県が市町村に配分する緊急雇用創出事業の交付金(11年度)は、市に一律4000万円で、町村には一律2000万円。求職者数に比例した配分額も加わるが、県は「町村は規模が小さく、さまざまな事業展開が大変。市に多くの雇用創出を期待している」という考えだ。

 実際の行政能力や人口と関係なく、「市」であるだけで権限やカネが来るシステムだ。

 富谷町は10年度、市制移行に備えて14課体制から4部14課に組織を改編したが、行政実務の向上や職員のレベルアップは緒に就いたばかりだ。

 若生英俊町長は新年の訓示で「気魄(きはく)、熟考」を求めた。「5万人都市を新たに造る気概を1人1人が持ってほしい」と話している。

1432荷主研究者:2012/02/16(木) 00:11:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120119t11003.htm
2012年01月19日木曜日 河北新報
仙台港全岸壁、使用可能に 「高砂2号」きょう再開

 東日本大震災で大規模被災した仙台港は19日、高砂2号岸壁の暫定利用が始まり、震災から約10カ月で全14岸壁の使用が可能になる。

 輸出入貨物を国内で中継輸送する内航フィーダー船(749トン)が同日、高砂2号岸壁に接岸。復旧したガントリークレーンで荷役作業を行う。

 22日には北米向け直行航路が再開する。同岸壁に7万5500トンの大型貨物船が入港、国際貿易港の機能が本格回復する。当日は国土交通省や宮城県、港湾関係者らが出席し、再開を祝うセレモニーが開かれる予定。

 高砂2号岸壁は水深14メートル、長さ330メートルで大型コンテナ船に対応できる。震災で岸壁が約60センチ沈下したほか、ガントリークレーンのレールを支える基礎部分が損傷するなどの被害を受けた。

 同岸壁は現在、270メートルが利用可能で、新年度中に完全復旧する見通し。全4基が被災したガントリークレーンは3基が復旧しており、残る1基は3月末までに再稼働させる。

1433荷主研究者:2012/02/16(木) 00:14:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120119t11028.htm
2012年01月19日木曜日 河北新報
仙台駅、自由通路拡幅へ協定締結 JR東日本と仙台市

 仙台市とJR東日本仙台支社は19日、地下鉄東西線が開業する2015年度を目標に、JR仙台駅2階の東西自由通路を拡幅整備する基本協定を締結した。東西の連絡機能の強化に伴い、JRは駅東口周辺の開発計画を推進。市は東西駅前広場の再整備などに取り組み、東北の玄関口にふさわしい駅周辺の一体的な街づくりを進める。

 新たな自由通路は、現在の6メートルを約16メートルに拡幅する。3層構造で高さ約16メートルの吹き抜けとし、通路を挟む南北の線路上部に商業施設(6階)を建設。5、6階に駐車場を設ける。

 12年度中に着工し、使用開始は15年度を予定している。自由通路の拡幅整備費用は約30億円で、市が3分の2、残りをJRが負担する。維持管理はJRが担い、24時間通行を確保する。

 商業施設とともにホテル、業務施設の計3棟で構成する複合ビルを東口に整備するJRは、自由通路に接続する改札口を新設。駅利用者の回遊性や利便性の向上を図る。

 東西駅前広場の再整備では、路線バスや高速バスの乗降場の集約化を図るとともに、JR線や東西線など公共交通機関の相互乗り継ぎ機能を高めるため、エスカレーターなどを設置する。

1434荷主研究者:2012/02/16(木) 00:14:40

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120119-OYT8T01196.htm
2012年1月20日 読売新聞
仙台駅東西通路広々と 2015年度までに拡幅

完成後の仙台駅東西自由通路と商業施設のイメージ図

 仙台市とJR東日本は19日、JR仙台駅の東西自由通路を、地下鉄東西線が開業する2015年度までに現在の6メートルから16メートルに拡幅すると発表した。合わせて、通路周辺に商業施設やホテル、オフィスビルを新設するなど100億円規模の再開発整備も行う。駅東側の活性化が進むことが期待される。

現在のJR仙台駅東西自由通路(19日、仙台市宮城野区で)

 計画によると、自由通路を現在より10メートル拡幅し、通路を南北に挟むように商業施設(地上6階、高さ約30メートル)を建設する。商業施設2階に設けられる自由通路は4階まで吹き抜けとし、天井はガラス張りにする。新たに東口改札も設置され、利便性が高まる。

 現在の自由通路北側の商業エリアを7月末頃から解体し、来年1月着工を目指す。総工費約30億円のうち、仙台市が約20億円、JR東が約10億円を負担する。

 駅東の再開発は、商業施設のほか、ホテル(地上14階、高さ約60メートル)とオフィスビル(地上13階、高さ約60メートル)も建設する。ホテルの部屋数は約280室で、駅西口のホテルメトロポリタン別館として、より高級な宿泊主体のホテルに位置づける。ホテルは17年度、オフィスビルは18年度から営業する予定だ。

 さらに、仙台市は現在駅周辺に4か所ある高速バスや観光バスの発着場をあおば通と東口に集約し、駅東西の機能分担を図る。

 19日の記者会見で、JR東の里見雅行・仙台支社長は「重要なプロジェクトとして地下鉄開業に合わせるよう行っていきたい」と語り、仙台市の奥山恵美子市長は「震災からの復興のシンボルとして、東西一体の街づくりの発展に不可欠な大きな推進力を生み出してくれると期待している」と話した。

1435荷主研究者:2012/02/16(木) 00:15:06

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120120/myg12012002260000-n1.htm
2012.1.20 02:26 産経新聞
仙台駅が復興牽引 東西自由通路拡幅 新たに商業施設

 JR東日本仙台支社と仙台市は19日、仙台駅2階東西自由通路を拡幅整備することで合意した。これに伴いJRは、駅東口に6階建ての商業施設や14階建てのホテルなどを新たに整備する。「にぎわいを創出し、震災からの復興を牽引(けんいん)するプロジェクト」と位置づけている。自由通路と商業施設は、仙台市の地下鉄東西線が開業予定の平成27年度の完成を目指す。(本間篤)

 東西自由通路は幅を現在の6メートルから16メートルに広げ、新たな改札口を設置するもので、費用は約30億円。仙台市が3分の2、JRが3分の1を負担する。3層の吹き抜けにして、自然光も取り入れる。

 商業施設は自由通路を挟む形で線路の上空と東口に整備。1〜4階が商業施設、5、6階が駐車場になる。地域貢献施設として保育園の設置も計画しているという。

 新たなホテルは、西口のホテルメトロポリタン仙台の別館と位置づけ、宴会場などは持たない宿泊主体型とする。規模は280室程度になる見込みで、オープンは29年の予定。

 ホテルの北側には13階建ての業務施設を建設する。1階には店舗のほか、地域に開放する多目的ホールを整備する。2階以上はオフィス。30年の開業を目指す。これらはJRの事業だが、投資額などは明らかにしていない。自由通路と商業施設は実施設計の後、25年早々にも着工の予定。

 仙台市は地下鉄東西線の開業までに、駅前広場の再整備も進める。

 西口広場は東西線の仙台駅から地上の路線バス、JR線への乗り継ぎ機能を向上させるため、エレベーターやエスカレーターを設置する。また、南町通の一部をバスプールとして拡張し、分散している路線バスの乗降場を集約する。高速バスの乗降場は、方面別に青葉通と東口の南側にまとめる。

 記者会見した奥山恵美子市長は「東西線の開業を機に、仙台駅周辺が東北全体の活性化につながる玄関口になるよう整備を進めたい」と表明。仙台支社の里見雅行支社長は「事業を通じて、魅力ある仙台のまちづくりに貢献したい」と強調した。

1436荷主研究者:2012/02/16(木) 00:19:48

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/01/23 建設新聞
仙台市とJR東日本仙台支社が合意 仙台市が東西駅前再整備方針を提示
仙台駅東西自由通路拡幅など2015年度供用へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/120123-SendaiST_EW_path-b.jpg

 仙台市とJR東日本仙台支社は、2015年度の地下鉄東西線開業を目標に、仙台駅2階の東西自由通路を拡幅することで合意し、基本協定を締結した。15年度の供用開始を目指す。併せて、JR東日本仙台支社は駅東口周辺の開発計画を進めるとともに、仙台市は仙台駅東西駅前広場の再整備方針を取りまとめた。

 JRと仙台市の共同事業として拡幅整備する仙台駅東西自由通路は、既設の自由通路(幅員約6㍍、延長97㍍)の位置で幅員約16㍍に拡幅する。12年度で設計に着手し、13年度着工、15年度供用開始を目指す。事業費は約30億円が見込まれ、仙台市が3分の2、JRが3分の1を負担。JRの施設として整備し、維持管理はJRが主体で行う。

 自由通路の拡幅整備に併せて、JR東日本仙台支社は自由通路に接続する新たな改札口を設置するほか、自由通路を挟む南北の線路上空に商業施設、駅東口にホテル棟、業務施設を整備する。

 商業施設は自由通路を挟んで南側が6階建、北側が4階建、合計4万1、000平方㍍の規模。店舗や子育て支援施設が入り、5〜6階は駐車場となる見込み。着工は12年度、開業は15年度を予定する。客室数280〜300程度となるホテル棟は、14階建、延べ1万4、000平方㍍の規模で、14年度着工、17年度の開業を予定。隣接する業務施設は13階建、延べ2万5、000平方㍍で、1階は店舗等、2〜13階はオフィスとなり、16年度の着工、18年度の開業を目指す。

 また、仙台市がまとめた仙台駅西口・東口駅前広場の再整備方針では、西口駅前広場について、南町通の道路空間にバスターミナルを拡張し、バス乗降場を集約することなどが盛り込まれた。南町通りは現在の4車線から2車線となる。さらに、JR線と地下鉄東西線などの乗り継ぎ機能向上へ、エスカレーターやエレベーターを整備。

 このほか、▽バス、タクシー自家用車の車両動線分離▽高速バス乗降場の方面別の集約化―などが盛り込まれた。東口駅前広場では、観光バスや送迎バスの乗降スペースを西口から新たに移設する。

 こうした取り組みにより、約40ヵ所に分散している路線バスの乗降場を29ヵ所に集約する。仙台駅東西駅前広場の再整備は12年度で設計に入り、13年度工事着手、15年度供用開始を目指す。

2012/01/23付1面に掲載

1437荷主研究者:2012/02/16(木) 00:24:41

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120119ddlk04020078000c.html
2012年1月19日 毎日新聞 地方版
仙台市営バス:中古車を購入へ コスト削減で復興に/宮城

 仙台市は、市営バスの車両として中古車を購入する方針を明らかにした。これまでは原則として新車を購入してきたが、今年度からの5年間で1兆円超かかる東日本大震災への復旧・復興事業費を賄うため、コスト削減を進める必要があると判断。新車の4分の1程度の約630万円で購入できる中古車を活用することにした。

 国の方針では、バス事業者は20年度までに使用車両の約7割を、床が低くて高齢者や障害者が乗りやすい「ノンステップバス」に変えなければならない。市は全車両516両のうち25%に当たる130両をノンステップバスに切り替えており、今後数年間で毎年25〜30台程度をノンステップバスの新車に入れ替える計画を策定した。

 ただ、一般的なノンステップバス1台の価格は約2360万円で、25台購入した場合は1年で約6億円を投じることになる。このため市はコストの安い中古車の導入を進めることにした。

 市の試算では、使用期間を新車20年、中古車8年と仮定した場合、購入費や維持費を合算した1年当たりのコストは新車が218万円、中古車は193万円で、中古車は中長期的にも経済的だという。市は近く市議会に中古車の購入方針を説明する。【平元英治】

1438荷主研究者:2012/02/19(日) 00:48:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120121t12003.htm
2012年01月21日土曜日 河北新報
松月産業が法華クラブ仙台を取得 数年後に全面改装へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120120015jd.jpg
松月産業が取得したホテル法華クラブ仙台

 ビジネスホテル「ホテルグリーンチェーン」を仙台市内で展開する不動産業、松月産業が同市青葉区本町の「ホテル法華クラブ仙台」を取得したことが20日、分かった。当面は現状を維持し、数年後に全面改装を行ってグリーンチェーンの旗艦ホテルとする方針。

 同社は今月、青葉区国分町の「ホテルベルエア仙台広瀬通り」も取得した。さらに年内に複数の物件を取得し、東日本大震災の復興関係者の宿泊需要増に対応し事業拡大を図る方針だ。

 法華クラブは地上11階で客室数151。ホールや会議室、レストランも備える。松月産業は昨年10月、海外ファンドが土地と建物を証券化し所有していた信託受益権を買い取った。

 現在は取得前から運営する東京の法華倶楽部(くらぶ)に貸している形。法華倶楽部との賃貸借契約の満了後、グリーンチェーンへの改装を行うという。

 国分町のホテルは地上7階。改修後の3月3日に「ホテル・グリーン・ウィズ」(客室数78)の名称で開業する予定。市内12カ所目のチェーンホテルとなる。料金はシングル1泊6000円台前半に設定する方向。

 投資額は2物件を合わせて十数億円。田所照章社長は「原発事故の影響で海外ファンドの投資意欲が陰っている事情もあり、資産の取得時期と考えた。地元での雇用創出にもつなげたい」と話している。

1439荷主研究者:2012/02/19(日) 00:48:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120122t15018.htm
2012年01月22日日曜日 河北新報
「常磐線復旧早く」亘理・沿線の住民ら線路の草刈り

雪の中、線路の雑草を刈り取る沿線住民

 宮城県亘理町内のJR常磐線沿線の住民らが21日、東日本大震災から不通になったままの浜吉田駅の早期再開を願い、駅周辺の草刈り作業をした。

 住民自治組織「吉田東部地区まちづくり協議会」(渡辺信秋会長)が呼び掛け、約180人が参加。浜吉田駅周辺の延長約1.8キロの線路上の雑草を刈っていった。あいにくの雪で草が湿って刈りにくく、寒さの中での作業だったが、早期の復旧を願う気持ちをアピールしようと雑草を取り除いた。

 現在、常磐線の再開は浜吉田駅の一つ北の亘理駅まで。作業に参加した丸子功さん(63)は、職探しのため仙台市に通っているという。「途中までの代行バスは不便。浜吉田駅が早期に開通しないと、周辺から離れていく人も増えると思う」と訴えた。

 協議会では、3月までの復旧を求めていくことを確認している。渡辺会長は「高齢者が多い地域にとって大事な足。町とともに、一日も早い復旧をJRに働き掛けていく」と話している。

1440荷主研究者:2012/02/23(木) 00:31:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120123t15004.htm
2012年01月23日月曜日 河北新報
仙台港・北米航路再開 震災後初、大型コンテナ船接岸

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震災後初めて北米向けの大型コンテナ船が接岸した仙台港高砂2号岸壁

 東日本大震災で被災した仙台港(仙台市宮城野区)で22日、北米に向かう定期コンテナ航路が、震災から約10カ月ぶりに再開された。東北の港で唯一の北米航路の回復は、輸出産業の競争力向上につながりそうだ。

 日本郵船など3社が共同運航する大型コンテナ船「エヌワイケー アーガス」(7万5500トン)が正午すぎ、同港高砂2号岸壁に接岸。復旧したガントリークレーンを使い、輸出する自動車用タイヤや輸入した製材、牧草などの積み降ろしをした。

 北米航路と高砂2号岸壁の再開を祝う式典も同港で開かれ、国土交通省、宮城県、港湾関係者ら約70人が出席。三浦秀一副知事は「北米航路の再開は地域経済の復興を強く後押しする」と期待を述べた。

 震災の影響で休止していた国際コンテナ定期航路の再開は、昨年9月の中国.韓国向けに次いで2例目。

 県によると、昨年12月の仙台港のコンテナ取扱量は前年同月の約72%。うち輸出入コンテナは32%にとどまった。県は取扱量回復に向け、荷主や運送業界への働き掛けを強める。

 今回、高砂2号岸壁は全長330メートルのうち270メートルの利用を暫定的に再開。仙台港の全14岸壁が接岸可能になった。被災した荷役用のガントリークレーンは4基中、3基が復旧している。

1441荷主研究者:2012/02/23(木) 00:32:06
>>1440
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120123t15009.htm
2012年01月23日月曜日 河北新報
地元経営者ら歓迎 仙台港・北米航路再開

仙台港高砂2号岸壁と北米向け定期コンテナ航路の再開を祝った式典=同港

 仙台市宮城野区の仙台港に北米向けの大型コンテナ船が入港した22日、岸壁は航路再開を喜ぶ声に沸いた。東日本大震災から10カ月余り。北米と東北を結ぶ唯一の海路復活に、地元の経済関係者らは「経済活動が活発になり、復興が加速する」と期待を膨らませた。

 タイヤ約4万6000本を積み込んだ東洋ゴム工業の河野博SCM統括部長は「輸送費を1割削減できる」とほっとした表情。同社の仙台工場(岩沼市)から国内の他港を経由して輸出しなければならなかっただけに「円高で悪化した採算性が改善できる」と話した。

 地元経済界も北米便の再入港を歓迎した。

 官民でつくる仙台国際貿易港整備利用促進協議会会長の鎌田宏仙台商工会議所会頭は「輸出入が容易になり、東北の経済が活性化する」と強調。東北への自動車産業の集積を踏まえ「将来的には完成車の直接輸出につなげたい」と抱負を語った。

 仙台港には震災前、五つの国際コンテナ定期航路が就航。再開を果たしたのは北米と中国.韓国向けの2航路にとどまっている。

 船舶代理店の三陸運輸(塩釜市)の渋谷斡一社長は「北米航路は貿易拠点としての仙台港の象徴だ。今回の入港は、他の航路の再開にもプラスに作用するだろう」と指摘した。

1442荷主研究者:2012/02/23(木) 00:39:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120124t15005.htm
2012年01月24日火曜日 河北新報
次世代型都市「スマートシティー」 仙台・荒井東で事業構想

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スマートシティー構想の本格的な検討が始まる仙台市若林区荒井東地区

 日立製作所とNTTグループ4社は、東日本大震災の津波被災地の移転候補先になっている仙台市若林区荒井東地区で、環境負荷の小さい次世代型都市「スマートシティー」の実現に向けた検討を本格的に始める。地元の推進団体と連携し、2015年度開業予定の市地下鉄東西線の荒井駅(仮称)南側の区画整理事業用地内に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を設け、公的施設などに電気を供給する構想。地下鉄開業時をめどに実現したい考えだ。

 グループ4社はエネルギー事業などを手掛けるNTTファシリティーズ、NTT東日本、NTTドコモ、持ち株会社のNTT(いずれも東京)。

 地元の推進団体は荒井東土地区画整理組合の関係者らでつくる「アライグリーンシティ構想委員会」で、元東北大大学院教授の建築家大村虔一氏が委員長を務める。仙台市や東北大も協力するほか、地元企業などにも参加を呼び掛ける。

 構想はメガソーラーのほか、ガスエンジンなどによるコージェネレーション(熱電併給)施設を整備し、電気や熱を地区内で賄うようにする。木質バイオマスの導入も検討する。総事業費は数百億円規模の見通しという。

 荒井東地区の区画整理事業は約34ヘクタールに1600戸の住宅が建つ計画。土地区画整理組合は病院などの誘致を目指しており、発電した電気を供給する。現行法では供給が認められていない一般家庭に供給する方策も探る。

 組合は震災前から大村氏の助言を受け、スマートシティーの可能性を検討。震災後、市沿岸部の津波被災地の移転候補先にもなり、災害に強いまちづくりを目指す構想が一気に具体化した。昨年秋には構想委員会を設立。呼び掛けに応じた日立、NTTグループと実現可能性の下交渉を重ねた。

 日立は「参加企業の得意分野を生かし、復興に貢献したい」と説明。NTTファシリティーズも「より良いまちづくりを進めたい」と言う。各社は今月25日、構想委員会と本格的な協議に入る。

 大村氏は「3月をめどに実現に向けた協力体制を構築したい。(メガソーラーなど)インフラ完成後の運営に、住民が参加する仕組みも検討していく」と話す。

 太陽光など再生可能エネルギーを活用するスマートシティー構想は、被災地などで検討が相次いでいる。宮城県内では三井物産などが東松島市で、トヨタ自動車グループが大衡村での実現を目指している。

1443荷主研究者:2012/02/23(木) 00:41:34
>>1442
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120126t13020.htm
2012年01月26日木曜日 河北新報
地元と本格協議開始 仙台・荒井東スマートシティー

スマートシティー構想の予定地となっている仙台市若林区荒井東地区

 日立製作所とNTTグループは25日、仙台市若林区荒井東地区での環境負荷の小さい次世代型都市「スマートシティー」構想の実現に向け、地元の推進団体との本格的な協議を始めた。両者は、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を核にしたシステム構築に協力することで合意。事業の実施母体となる新たな組織を3月末をめどに設立させる方針も確認した。

 協議は仙台市青葉区の日立東北支社で非公開で行われた。地元の荒井東土地区画整理組合の関係者らでつくる「アライグリーンシティ構想委員会」や東北大の研究者ら計約30人が出席した。

 構想委委員長の大村虔一元東北大大学院教授によると、太陽光発電やガスエンジンなどによるコージェネレーション(熱電併給)といった先進技術を、まちづくりに生かす方策を最優先課題と位置付けた。

 構想では計画地は市地下鉄東西線荒井駅(仮称)南側の区画整理事業用地約34ヘクタールで、地下鉄開業の2015年度の実現を目指す。誘致を予定する病院などで発電した電気を利用するほか、現行法では認められていない一般家庭に供給する方策も探る。

 東北電力に対して協議への参加を要請することも決めた。

 荒井東地区は東日本大震災で津波被害を受けた市沿岸部からの移転候補地になっている。大村氏は「震災からの復興に向け、環境に優しく暮らしやすい先進的なまちづくりを目指したい」と話している。

1444荷主研究者:2012/02/23(木) 00:47:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120126t13031.htm
2012年01月26日木曜日 河北新報
JR仙石線の内陸移設着手へ 東名・野蒜の2駅、3年半で完了

 東日本大震災で被災し不通となっているJR仙石線について、JR東日本は26日までに、東松島市にある東名、野蒜の2駅を内陸部に移す新ルート敷設に向けた作業に着手する方針を固めた。高城町(宮城県松島町)−陸前大塚(東松島市)間についても現行ルートで復旧を進める。用地買収と工事などで計3年半程度かかる見込みだが、仙石線は全線開通に向けて大きく前進する。

 東名、野蒜の2駅は現在地より内陸側に500メートルほど移設する方針。JRは昨年10月に地元自治体などと合意したルート案に基づき、測量、設計のほか環境影響調査などを進める。

 工期の詳細は未定。事業費は新ルート敷設を含め全体で約100億円。JRは土地買収に当たって地元自治体の協力も要請する。

 仙石線は津波でレールが流失するなどして、高城町−矢本(東松島市)間で不通が続いている。JRは高城町−陸前大塚間は現行ルートのまま復旧する方針で、今後、県などと協力して護岸工事を進めて全線開通に備える。

 同じく不通となっている陸前小野−矢本間については、年度内の運転再開を予定している。

http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001201270001
2012年01月27日 朝日新聞
仙石線 全線復旧は3年半後

 JR東日本は26日、震災で深刻な被害を受けた仙石線の全線復旧に向けた工程を正式に発表した。用地買収などに1年半、工事に2年程度要するとし、全線復旧は3年半後と見込む。一方、線路を内陸移設する区間を抱える東松島市の阿部秀保市長は「工事期間の短縮を要望する」とのコメントを出した。

 JR仙台支社の里見雅行支社長がこの日の記者会見で明らかにした。

 内陸移設する陸前大塚―陸前小野駅間の測量や環境影響調査、用地買収などにかかる期間について、里見支社長は「おおむね1年半」とし、工期の2年を含めると全線復旧は「2015年内とするのは可能だと思う」と述べた。

 工事費については「精査中」としながら、護岸工事や線路のかさ上げを施す高城町―陸前大塚駅間の費用と合わせて100億円強と見込んでいることを明らかにし、「引き続き国に支援を求めたい」と語った。

 一方、東松島市の住民の中には「内陸移設すると復旧まで時間がかかる」として、現行ルートでの仮復旧を求める声もある。里見支社長は「野蒜(の・びる)地区は津波の被害が大きかった場所で、安全が確保できない。仮復旧は考えていない」と述べた。市も早期復旧を求めているが、「JRの計画を尊重し、仮復旧は求めない」(総務部)としている。

 市は昨年末、住民の集団移転事業用地の一部として、野蒜地区周辺の山林など計201ヘクタールを4億3288万円で取得。現在も用地買収は続けていて、来年度の早い時期にも完了させる予定だ。JRがこれらの買収地に線路を敷く計画を立てた場合、市はJRに土地を売却する方針。

1445荷主研究者:2012/02/26(日) 16:54:04
>>1018
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120128t11020.htm
2012年01月28日土曜日 河北新報
気仙沼大島架橋「県土復興の象徴に」県が事業着手

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架橋の完成予想パネルを除幕する出席者

 宮城県が2018年度完成を目指す気仙沼市の大島架橋事業の「事業着手式」が27日、大島の大島小体育館であった。村井嘉浩知事は「県土の復興につながる事業として、一日も早い完成を目指す」とあいさつ。当初計画通りの推進を確約した。

 県と市が主催し、島民、関係者ら約300人が出席した。昨年1月に県の行政評価委員会大規模事業評価部会が「妥当」と答申。11年度の事業着手が決まっていたが、東日本大震災で橋に通じる県道大島浪板線が壊滅的被害を受け、遅れが懸念されていた。

 村井知事は「アプローチ道路は津波の浸水高に対応して新たに整備し直す。三陸道のインターチェンジも近くにできることになり、その接続によって観光、経済面でも架橋の重要性は高まる」と期待を込めた。

 式では、美しい曲線を描く「中路アーチ橋」の完成予想パネルの除幕もあり、関係者が事業の着実な前進を誓った。

 県は今回、従来計画になかった大島側の県道整備(浦の浜間〜一杯森付近1.5キロ)も組み入れ、延長400メートルの架橋本体を含めた事業区間は約7.8キロに伸びた。

 総事業費は当初の140億円から約200億円に増えた。本年度は事業費3億円で調査設計、県道ルートの見直し作業、地元説明会などに入る。新年度以降、用地買収、道路工事に着手する。

1446荷主研究者:2012/02/26(日) 16:58:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120128t11019.htm
2012年01月28日土曜日 河北新報
仙台市立病院「あすと長町」移転 14年夏開業へ

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新市立病院の外観イメージ

 仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」に移転、新築される市立病院の起工式が27日、現地で行われた。2014年4月の建物完成、開院準備作業を経て、同年夏のオープンを目指す。

 式典には関係者約150人が出席し、奥山恵美子市長らがくわ入れして工事の安全を祈願した。奥山市長は「震災発生以来、市として最初の大型工事。市民の健康増進と福祉の向上、救急医療の職責を果たすため、早期完成へ向け取り組みを加速させたい」と述べた。

 新市立病院は本館が地上11階、地下1階の免震構造で、延べ床面積は5万2286平方メートル。病床は525床を設ける。厚生棟(延べ床面積1364平方メートル、地上3階)には院内保育所、レストランなどが入る。消防局の救急ステーションも併設される。

 建設費は約160億円。非常用設備としては、自家発電機を動かす重油と、飲料水や医療用水に使える水を、それぞれ3日分確保。震災を受け、建物の構造や非常用電源を再検証し、同規模クラスの地震に耐えられることを確認したという。

 現在の市立病院は1980年、若林区清水小路に建設された。建物と敷地が手狭になり、設備の老朽化、耐震性なども課題になっていた。

1447荷主研究者:2012/02/26(日) 16:59:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120128t72009.htm
2012年01月28日土曜日 河北新報
NECトーキン250人削減 再編へ希望退職者募集

 NECが26日発表したグループの人員削減に関連し、NECトーキンが約250人の早期退職者を募ることが27日、分かった。事業再編の一環で東京にある本社機能も5月をめどに、宮城県白石市の白石事業所に移す。仙台市に置く登記上の本店は変更しない。

 希望退職は国内の全社員約1500人が対象。募集期間は3月中旬から下旬で、退職日は原則4月末の予定。同社は27日午後、社員に削減計画の概要を説明した。

 白石への機能移管は、東京のオフィスビルの入居費削減などが目的。営業部門を残し管理部門の大部分を移す。白石への異動者は100人規模になる見通しで、白石事業所内の空きスペースをオフィスとして活用する。

 仙台市にある仙台事業所の事務部門も白石事業所への集約を検討する。

 同社は2010年後半から主力の電子部品などの売り上げが減少。昨年10月のタイ洪水で同国北部に立地する工場が浸水して操業が止まったことも、業績に響いた。同社の12年3月期決算は赤字に転落する見通し。

 同社は「経費削減で早期の業績回復につなげたい。本社機能の移転は社員に宮城県出身者が多いことも判断材料になった」と説明している。

 東北に立地する主なNECグループはトーキンのほか、いずれも通信機器製造のNECインフロンティア東北(白石市)、NECネットワークプロダクツ(福島市)、システム開発のNECソフトウェア東北(仙台市)がある。NEC本社は「他のグループ企業については、人員削減をするかどうかも含めて検討している段階」としている。

1449荷主研究者:2012/02/26(日) 17:57:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120130t11012.htm
2012年01月30日月曜日 河北新報
仙台湾南の堤防再建開始 空港付近は12年度完成

 東北地方整備局は29日、東日本大震災の津波で壊滅的な被害が出た仙台湾南部の海岸堤防の本格復旧工事に着手した。整備局によると、岩手、宮城、福島3県の海岸堤防は総延長約300キロのうち約190キロが被災し、本格復旧工事は3県で初めて。仙台空港のそばの海岸堤防など重要箇所は2012年度中の完成を目指し、沿岸部の復興を後押しする。

 工事は、高潮や数十年から百数十年に1回程度の発生が予想される津波を想定。仙台市宮城野区の七北田川河口から宮城県山元町までの約60キロは、堤防の高さを7.2メートルに統一し、うち国が約30キロを担当する。

 担当区間のうち、仙台空港や下水処理場がそばにある場所は12年度中の完成を予定する。全区間の復旧完了は15年度中を見込む。

 宮城県名取市下増田であった着工式には、地元首長ら約70人が出席。村井嘉浩知事が「復興に向けた大きな一歩になる。街づくりの弾みになることを期待する」とあいさつ。佐々木一十郎名取市長も「一日も早い復旧をお願いしたい」と要望した。

 仙台湾南部の海岸堤防は震災前、高さ5.2〜7.2メートルだった。津波で大半が倒壊したが、現在は大型土のうなどで高さ2.0〜6.2メートルの仮設堤防が設置されている。

 復旧工事の11年度分の事業費は253億円。津波が乗り越えても破壊されない堤防にするため、陸地側のり面のコンクリートの重さを約4倍にするなどして補強する。

1450荷主研究者:2012/02/26(日) 17:59:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120131t12028.htm
2012年01月31日火曜日 河北新報
JR仙石線陸前赤井駅新駅舎 来月4日に利用再開

 JR東日本仙台支社は30日、東日本大震災で被災したため駅舎新築を進めていた、仙石線の陸前赤井駅(東松島市)の利用を2月4日に始めると発表した。震災の影響で休止していた蛇田駅(石巻市)の窓口業務も同日に再開する。

 新駅舎は鉄骨平屋、広さ約66平方メートル。待合室、事務室、自動券売機があり、照明には発光ダイオード(LED)を採用する。外壁には木材調にして親しみやすさなどを出した。

 旧駅舎は、津波で浸水し土砂も流入して使用できなくなった。昨年7月中旬のディーゼル車での矢本(東松島市)−石巻間の運行開始に合わせ、プレハブの仮待合室を設けて自動券売機での券売を行っていた。

 JR仙台支社によると被災して新築予定の仙石線の駅舎では初の完成。3月末までには陸前山下(石巻市)、陸前小野(東松島市)の新駅舎も完成する予定という。

1451荷主研究者:2012/02/26(日) 18:02:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120131t11018.htm
2012年01月31日火曜日 河北新報
仙台市、転入大幅増 岩手・福島からも 11年・人口移動

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 東日本大震災で甚大な津波被害に遭った県内の沿岸部が、軒並み転出超過になっていることが30日、総務省の住民基本台帳に基づく2011年の人口移動報告で分かった。仙台市は県内外からの転入が大幅に増え、前年比5000人以上多い6633人の転入超過で、市町村別では全国5位だった。

 報告によると、県内の転入者数は4万7662人(男2万7493人、女2万169人)、転出者数は5万4064人(男2万9713人、女2万4351人)。転出超過は6402人(男2220人、女4182人)で、昨年の転出超過数556人を大幅に上回った。

 市町村別の転入、転出超過数は表の通り。

 転出超過は5位の多賀城市に続き、東松島市(1276人)、亘理町(900人)、女川町(724人)など、沿岸部が上位を占めた。県外転出先で多かったのは、盛岡、山形、一関、秋田、郡山の各市だった。

 仙台市は津波が押し寄せた宮城野、若林両区が転出超過となったが、残る3区は県内市町村に加え、岩手、福島両県からの転入もあり、転入者の数字を押し上げた。

 内陸部の中核地域の大崎市や登米市、大河原町、柴田町などへの転入が多かったのも特徴となっている。

 自動車関連産業や半導体製造装置の工場進出があった仙台圏北部の転入超過も際立った。

1452荷主研究者:2012/02/26(日) 18:06:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120201t12002.htm
2012年02月01日水曜日 河北新報
JR仙台駅東口にヨドバシカメラが商業棟と複合ビル開業へ

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 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口の「マルチメディア仙台」(仙台市宮城野区)で計画する大規模再開発の概要が31日、明らかになった。暫定店舗が入る「ヨドバシカメラ仙台第2ビル」の完成後に取り壊し、自社店舗を核に飲食店や物販店を組み合わせた5階建ての商業棟と、オフィス用テナントや住居スペースなどで構成する複合ビルを一体的に整備する。

 二つの施設を合わせた延べ床面積は9万平方メートルを超える見込みで、地上8階、地下1階となる仙台第2ビルの延べ床面積(約3万6100平方メートル)の2倍以上の広さ。商業棟は2014年春、複合ビルは15年にそれぞれ開業する予定。周辺の渋滞対策として地下に大型駐車場を設け、専用道路で市道につなげる構想もある。同社は近く、再開発計画の環境影響評価(アセスメント)について市と協議に入る。

 仙台第2ビルはマルチメディア仙台から市道を挟んで東側の仙台市農協会館跡地に建設中で、上棟式が31日に行われた。1〜3階に入る暫定店舗は、売り場面積が約1万2000平方メートルと東北最大級で、4月29日にオープンする予定。

 仙台駅東口をめぐっては、東西自由通路の拡幅と商業施設の整備に合わせ、JR東日本がホテルと業務施設を併設する方針。これに伴い、ライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」がことし7月末までに営業を終えることが確実視されており、東口での存続を求める要望が上がっている。

1453荷主研究者:2012/02/26(日) 18:23:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120201t11016.htm
2012年02月01日水曜日 河北新報
常磐線内陸移設 国道6号東側で調整 JRと山元町

 東日本大震災の津波で被災したJR常磐線の内陸移設問題で、山元町が国道6号の東側を通るルート案を軸にJR東日本と調整を進めていることが31日、分かった。2月末までに新ルートが確定する見通し。

 常磐線の新ルートについて、町は当初、国道6号の西側に一部横断する案を提示した。ところが、昨年12月の町議会定例会で、早期開通に向け、水田地帯の6号の東側を通るルートを検討するよう求める意見が相次いだため、幅を持たせたルート案に修正された。

 関係者によると、これまでの協議の中で、JR側は町に対し「国道6号の東側を通るルートの方が、より早く整備できそうだ」との認識を示したという。町も「全体のまちづくりに支障が出ない」と判断した。

 これまで国道6号の坂元交差点付近を想定していた新坂元駅の位置についても、6号の東側に変更する方向で調整している。町が震災復興計画に基づき、坂元地区で新たに形成する市街地に合わせ、6号の近くに新坂元駅を設置したい考えだ。

 移設後の常磐線の開通時期についてはこれまで通り、早ければ2015年度末と見込んでいる。

1454荷主研究者:2012/02/26(日) 18:29:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120204t12024.htm
2012年02月04日土曜日 河北新報
太陽電池、宮城で製造 昭和シェル石油子会社が大衡へ

 昭和シェル石油の子会社で太陽電池製造のソーラーフロンティア(東京)が、宮城県内での工場新設に向けて検討していることが3日、明らかになった。建設地は同県大衡村の第2仙台北部中核工業団地が有力。県内では東日本大震災後、初めての大型企業誘致となる。

 県は震災からの復興計画の柱の一つに再生可能エネルギーの普及を掲げており、関連企業の進出による復興の加速に期待が高まりそうだ。

 同社などによると、新工場では太陽電池モジュールを製造。太陽光発電の急速な浸透を視野に普及事業にも取り組む。進出が決定すれば、同社にとって東北での初の生産拠点となる。

 立地場所は今後、県などと調整を進める。総投資額は数百億円規模になる見通し。

 最近の大型投資は、2007年10月に進出を決めたセントラル自動車(大衡村)の約400億円など。

 宮城県を有力候補とした理由について、同社は(1)震災復興の中で再生可能エネルギーに対する関心が高まっている(2)既に半導体産業の集積があり、地元の人材に期待ができる−などを挙げた。

 今回のプロジェクトは、経済産業省が同日発表した「国内立地推進事業補助金」の補助対象に採択された。

 亀田繁明社長は「自社事業や業界動向などを注視しながら、宮城県黒川郡を候補地として詳細な検討に入る。震災復興に寄与できればと思う」とコメントした。

 県は昨年10月に策定した震災復興計画で、復興住宅全戸での太陽光発電設置、クリーンエネルギーなど成長産業の集積を打ち出した。立地が実現すれば、復興を目指す地域経済への波及効果も期待される。

 ソーラーフロンティアは昭和シェルの100%子会社で06年8月設立。従業員数は約1500人(11年12月末現在)。宮崎県で3工場を稼働させており、昨年4月に完成した宮崎第3工場は太陽電池工場としては世界最大規模。

◎復興のシンボルに/村井嘉浩宮城県知事の話

 震災後、初の大型投資案件になる。県が復興計画で「集積を図る」としたクリーンエネルギー産業の進出計画となり、県民に大きな夢と希望を与えるプロジェクトだ。震災復興のシンボルにもなる。早期の立地決定に期待する一方、政府に申請中の「民間投資促進特区」の税制優遇を有効活用し、県もできる限りサポートしていく。

1455荷主研究者:2012/02/26(日) 18:29:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120204t11035.htm
2012年02月04日土曜日 河北新報
「100万人の復興元年に」 仙台市長施政方針

 奥山恵美子仙台市長が、市議会2月定例会で表明する2012年度施政方針の概要が固まった。「100万人の復興元年」と位置付け、「新たなふるさとづくり」「未来へつなぐ安全なまちづくり」「東北の元気づくり」を柱に2年目を迎える震災復興計画を加速させる。100億円規模の予算で「仙台経済ステップアッププラン」を展開。中国からの貸与が決まったジャイアントパンダの受け入れ準備に入る。

 新たなふるさとづくりは被災者の生活再建が主題。津波被害が出た沿岸部の集団移転、地滑りや地盤沈下が多発した丘陵部の宅地復旧を推進。被災者の生活設計相談や就労支援といったソフト面にも目配りする。

 安全なまちづくりでは、指定避難所に備蓄物資を増強し太陽光発電装置を配備する。地域防災リーダーの養成、防災教育の充実で仙台モデルの構築を目指す。津波防御の要となる県道塩釜亘理線のかさ上げ費用約10億円を当初予算に盛り込み、緊急輸送道路の整備も検討する。

 東北の元気づくりでは、大型経済施策で復興のけん引を図る。中心商店街対策として東北の観光と物産を集約する「東北復興交流パーク」を開設し、アーケードの一部の掛け替えに乗りだす。JR仙台駅東西自由通路の拡幅工事と併せ、駅周辺の装いを新たにする。

 復興特区制度の活用で、次世代エネルギー産業の誘致、農地の大規模化と6次産業化に力を入れる。「地域ビジネスマッチングセンター」(仮称)による地元企業の販路拡大にも取り組む。

 パンダは「東北の子どもに夢を与える復興のシンボル」とし、八木山動物公園(太白区)の再整備計画を見直す。復興事業で財政需要が膨らむため、現行の「行財政改革プラン2010」より踏み込んだ対策を吟味する。

1456報奨金50万円って太っ腹だね。。。:2012/02/26(日) 19:26:35
◆大地震の震源や活断層がなく安全な岡山市では、「被災農業者リスタート奨励金支給事業」を実施しています。
まだ支給枠が残っていますので、希望する方はお申込みをなさってみては?
特色ある野菜や果樹の栽培を、安心・安全な岡山市で始めてみませんか?
50万円の報奨金を活用なさり、「被災農業者」のご家族が再出発できますよう、お祈りしています。

■栃木から移住、岡山市建部のTさん一家に奨励金

 東日本大震災をきっかけに関東地方から岡山市内に移り住んで農業を営む一家に、岡山市が被災農業者を支援するための奨励金50万円を贈った。自然農で野菜づくりを始めており、「ずっと岡山で農業をやっていけたら」と言う。

 北区建部町のTさんと奥様、お子様2人の4人家族。空き家になっていた農家に昨年4月から住み、野菜や米をつくっている。

 栃木県茂木町でハクサイやダイコンをつくっていたが、福島第一原発の事故で出荷制限指示が出た。「子どもが小さいこともあって、移住を決意した」。災害が少なく、ほかの原発からも遠いことから、岡山を選んだという。

 Tさんは、土地を耕さず、農薬や化学肥料も使わない。同じような自然農の吉備中央町の農家を通じて、建部町の家と農地を紹介してもらった。

 夏から秋にかけて、岡山で育てたトマトやピーマンを、栃木時代につきあいのあった首都圏の顧客に出荷できた。今年3月からはレタスやキャベツ。「同じ自然農に取り組む農家との交流も広がった」と言う。

 市が設けた「被災農業者リスタート奨励金支給事業」。東日本大震災で被災し、市内に避難して専業農家を営んでいく人が対象で、支給はTさん一家が初めて。まだ支給枠が残っており、3月末まで申請を受け付けるという。

◆この事業ではありませんが、自主避難をなさる方や、お蕎麦や和菓子などの製造・販売をなさる方、食堂や居酒屋などを経営なさる商店主の方、お味噌や日本酒の蔵元様など、あらゆる皆様のうち岡山での再出発を希望なさる方は、岡山市役所に相談をなさってみてはいかがでしょうか。

電話番号
・総合相談窓口(被災者相談所)086-803-1358
・被災農業者の就農支援(農林水産課)086-803-1347
・事業所の新設や移転の支援(企業立地推進課)086-803-1328

1457荷主研究者:2012/03/04(日) 13:24:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120206t11022.htm
2012年02月06日月曜日 河北新報
仙台市、災害公営住宅800戸増 中心部・丘陵部に一戸建ても

 仙台市が、東日本大震災の被災者向けに整備する復興公営住宅(災害公営住宅)の供給目標戸数を当初より800戸増やし、2800戸とする方針を固めたことが5日、分かった。被災者の希望に応じ、一戸建てタイプも採用するほか、交通の利便性が高い市中心部、丘陵部の被災宅地の近隣で建設を進める。

 市は2013年度までを第1段階と位置付け、集合住宅の642戸を供給。第2段階の14年度はまず、一戸建ても含む1092戸を整備する。残りの1066戸は、12年度当初に実施する入居意向調査で各地区の希望状況を把握し、第2段階の計画戸数に上積みする。公募で買い取る民間物件数も設定する。

 建設場所は青葉区を中心に7地区増え、17地区となる。仮設住宅入居者や沿岸部の被災者への意向調査を参考に、上原市営住宅(青葉区愛子中央)の隣接地(予定30戸)、同区の通町(150戸)や霊屋下(40戸)などでも整備する。

 被災宅地の住民から、住宅再建の経済的負担の重さを訴える声が上がっていることを考慮して、青葉区折立地区に近い同区落合(163戸)、太白区緑ケ丘地区の近隣の同区芦の口(26戸)も加えた。仮設住宅となっている青葉区角五郎のNTT東日本社宅(48戸)は、14年度に土地と建物を買い取り、復興住宅にする方向で調整している。

 一戸建てタイプの戸数や建設地は未定。集団移転先への整備を基本に、被災者の意向も踏まえて決める。家賃は同規模の集合住宅より高くなる見通しで、年度内に家賃算定の方針をまとめる。

 復興住宅の募集方法や応募資格は、青葉区の北六番丁地区(12戸)が完成する12年度末より半年程度前に決める。

 復興住宅の整備事業費は約620億円で、復興交付金などを財源に見込んでいる。

1458荷主研究者:2012/03/04(日) 13:26:15
>>1299
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120209t15008.htm
2012年02月09日木曜日 河北新報
仙台市本町の市有地 NHK、さらに取得 18年度に新会館

 NHK仙台放送局は8日、仙台市青葉区錦町にある同局(仙台放送会館)の移転新築用地として、青葉区本町の市有地1034平方メートルを買い取り、引き渡しの手続きが同日終了したと発表した。購入額は5億円。

 NHKは2011年9月、今回の取得用地に隣接するホテル仙台プラザ、斎藤報恩会自然史博物館の敷地計5522平方メートルを35億円で購入。12年度末まで現存する建物を解体した上で、14年度に今回の取得分と合わせた用地に新放送会館を着工。18年度の運用開始を目指す。

 同局によると、新会館の詳細は未定。市民が映像資料などを見られるようなライブラリー機能を整備する方針だが、東京や大阪にあるホールの併設は考えていないという。錦町の敷地は、売却する方向で検討している。

1459荷主研究者:2012/03/25(日) 10:19:59
いてもたってもいられなくなり、昨日開通した北四番丁大衡線の北山トンネルの下り線をたった今走行完了。いやー感無量である、東北大学病院前から水の森までこんなにスムーズに移動できるとは!途中に信号のある交差点があるのが玉に瑕だが、とりあえず祝福気分である。
北山トンネルの内部は今朝、通った環八の井荻トンネルに何となく似ていると言ったら褒めすぎか(笑)。

1461荷主研究者:2012/03/31(土) 19:01:31
>>1407
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120215t12009.htm
2012年02月15日水曜日 河北新報
au契約センター始動 被災地支援、750人雇用 仙台

最大400席で業務に当たるau仙台契約センター

 KDDI(au)は14日、仙台市宮城野区のオフィスビル、アゼリアヒルズに新設した「au仙台契約センター」での業務を開始した。東日本大震災の復興支援を兼ねて地元採用した契約社員と派遣社員計約750人が、携帯電話の契約に関する業務に当たる。

 2フロア合わせて約1500平方メートルに400席を設置。全国の携帯電話販売店からファクスなどで送られてくる顧客の契約書類を、パソコンを使ってデータ登録する。

 運営を担う子会社KDDIエボルバ(東京)の伊東博社長は業務開始式後、「(人材確保が)難しいのではないかと不安もあったが、大勢の応募があった。震災で職を失った人も多く、末永く働いてほしい」と話した。

 KDDIの契約センターは東京、大阪に続いて3カ所目。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレッド端末の普及による事務量増加を想定し、仙台への開設を決めた。

1462荷主研究者:2012/03/31(土) 19:02:39
>>1420 >>1459
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120215t13016.htm
2012年02月15日水曜日 河北新報
仙台「北四番丁大衡線」北山トンネルが3月24日開通

 仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町−山手町)が3月24日、開通する。北四番丁大衡線の市内区間が完成することにより、泉区方面に行き来する主要幹線道路が県道仙台泉線に加えて複数確保されることになる。朝夕のラッシュ時の渋滞緩和が期待される。

 北山トンネルは上り線629メートル、下り線843メートルで、歩行者、自転車は通行できない。

 2008年8月に着工し、11年12月の完成を予定していたが、東日本大震災の影響で工事が一時中断したため、約3カ月遅れの完成となる。工事費は約53億円。

 トンネルを含む北山工区(青葉区木町−荒巻本沢2丁目)は長さ1233メートルで、総事業費は約125億円。3月24日は午前10時に式典を行い、午後3時に全線開通する。

 市は北山トンネル開通に合わせ、青葉区中山や泉区長命ケ丘など市北西部の住宅地から市中心部に直行する市バスの運行も始める。

 トンネルを経由したり、北四番丁大衡線の一部にバス優先レーンを設けたりすることで、従来と比べ約10分間の時間短縮を見込んでいる。

 北四番丁大衡線は、青葉区木町通の国道48号から大衡村の国道4号までの23.8キロを計画。このうち仙台市内を走る10.2キロは1978年ごろに現在の泉区で着工した。

1463荷主研究者:2012/03/31(土) 19:12:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120216t12003.htm
2012年02月16日木曜日 河北新報
M&A仲介・ストライク、仙台に営業所 来月19日

 中小企業の合併・買収(M&A)仲介を手掛けるストライク(東京)は仙台営業所を3月19日に開設する。地方展開の一環で、ことし1月の大阪、3月1日開設予定の札幌の両営業所に続いて3カ所目となる。

 JR仙台駅東口に近いビル内を事務所にし、当面は所長ら2人で運営する。東日本大震災で被災して事業継続に合併を検討する企業などが増える可能性もあると判断して進出を決めた。

 荒井邦彦社長は「後継者がいないため廃業せざるを得ない企業も多い。M&Aで事業の継承先を見つけることで雇用維持にもつなげたい」としている。

1464荷主研究者:2012/04/02(月) 02:05:37
>>1459
まずは先日初体験した北四番丁大衡線の北山工区(北山トンネル)の走行記録を纏めてみた。

7−1−2.北山工区開通後の北四番丁大衡線
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7-1-2

その他の道路や鉄道についても、今後更新予定。

1465とはずがたり:2012/04/03(火) 12:08:21
>>1464
レポおつ。無料化前の駆け込みかやあ?被災者以外は関係ないだっけ?
俺としても割と感慨無量だに(・∀・)♪わざわざ上りと下り両方堪能しただかやぁ。
俺も東大阪地区から清滝生駒道路,大宮道路辺りそろそろ着手しているでね。そっちも奮起しなぁーい

1466荷主研究者:2012/04/08(日) 14:24:21
>>1465
無料化終了前の駆け込みだら。そのせいか、仙台都市圏は至る所で渋滞発生。仙台南部道路は今泉〜山田間で渋滞6kmとか、北部道路や東部道路、仙台西道路も軒並み数kmの渋滞が発生していた…。

北山トンネルはわざわざ上り下りの両方を堪能したら。上りと下りは延長や片方の入口が違うし両方とも走る必要性は大いにある。その他の都市計画道路や仙台西道路も早速更新。詳しくは更新ページを参照。

東大阪地区、清滝生駒道路、大宮道路とかも大事だけぇが、日本海沿岸東北道の作成が中途半端になっているのが個人的に気になるだけぇが、こっちで手を入れても良いだかやぁ?

1467荷主研究者:2012/04/08(日) 15:12:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120219t13022.htm
2012年02月19日日曜日 河北新報
賃貸住宅の不足深刻 借り上げ仮設などで需要増 宮城

 転勤や新入学に伴う引っ越しシーズンを前に、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の沿岸部を中心に、アパートなどの賃貸住宅の不足が深刻化している。物件が多い仙台市でも、家族向けは見つけにくい状況が続く。借り上げ仮設住宅としての入居が多いことに加え、復旧・復興関連などで需要が高まっているためだ。企業は人事異動の規模を縮小したり、異動の発令や内示の時期をずらしたりして対応に追われている。(山形泰史、佐藤崇)

<99%が埋まる>
 「管理している物件の99%が埋まっている状態。石巻地域の人や物の動きが活発化し、増員しようとする企業も多いが、なかなか応じられない」。不動産会社信和物産(石巻市)社長の比佐野信一さん(66)が嘆く。

 同社が管理していた物件は多くが被災し、現在管理する物件は約1100戸と約25%減った。空いていた単身向けや家主が修繕した物件の大半は、借り上げの仮設住宅として既にあっせん済みだ。

 宮城県内の借り上げ仮設は10日現在、県のまとめによると入居決定分で2万5789戸。プレハブ仮設住宅の完成戸数(2万2095戸)を大きく上回る。最多は仙台市の8339戸で、石巻市の6562戸が続く。空き物件の多くは、借り上げ仮設として被災者が入居した。

<新築も少なく>
 3月は転勤や卒業などで数多くの空き物件が出るが、需要を満たせるかどうかは不透明だ。

 不動産会社ウイングライフ(石巻市)社長の奥田正武さん(54)は「復興関連の法人需要も含め、60人以上が空きを待っている。希望に応えられるかどうかは見通せない」と言う。

 新築物件は、建設業界の人手不足などもあって大きく増えていない。賃貸住宅は投資回収に15〜30年かかるとされ、奥田さんは「復興需要がいつまで続くか分からない。リスクもあり、そもそも建てる人は多くない」と解説する。

 宮城県内外の被災地からの人口流入が続く仙台市。沿岸部で住宅や宿泊施設が不足しているため、多くの工事関係者らが拠点とし、復興関連の企業進出も相次ぐ。

 泉中央地区と仙台駅前で店舗を展開する山一地所(仙台市)統括マネージャーの沢井邦匡さん(32)は「2部屋以上の家族向けで、3月の月末前に入居できる物件は市場にほとんど出回っていないと言っても過言でない」と指摘する。

 同社によると、住宅事情への危機感から、異動を早めている企業も出ている。逆に3月中の入居を諦め、異動発令を4月にずらす動きもあるという。

<「2年は続く」>
 人事異動自体を抑制する企業もある。

 南東北3県を営業圏とする仙台コカ・コーラボトリング(仙台市)は1月発令の異動を必要最小限にし、規模を例年の半分以下に抑えた。東北最大手の医薬品卸のバイタルネット(仙台市)も7月の異動で、住宅確保の状況を見極めながら、沿岸部での規模縮小を検討する。

 不動産関係者からは、沿岸部の賃貸物件について「少なくとも2年程度は厳しい状況が続くのではないか」との声が出ている。

1468荷主研究者:2012/04/08(日) 15:12:51
>>1467
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120219t13021.htm
2012年02月19日日曜日 河北新報
狭まる選択 学生も受難 賃貸住宅、都市部も激減

大学入学を控え、入居する物件を探す新入生の家族=仙台市泉区の東北学院大生協泉店

 東日本大震災をきっかけに、宮城県内の都市部や沿岸部で激減した賃貸住宅の空き物件。その影響は、大学などの新入生の住まい探しにも及んでいる。入試結果がほぼ出そろうのは3月中旬になるが、不動産関係者は「より郊外に住まいを求めるなど、広域化が進む可能性が高い」とみる。

 「やっと希望に合うマンションが見つかった。通学しやすい部屋があるうちに決めたかった」

 仙台市青葉区の東北大川内北キャンパスに東北大生協が設けた特設店舗。工学部への入学が決まった名古屋市の男子高校生(18)が、ほっとした表情で話す。市内の不動産会社を3軒回った末の契約だった。

 東北大では例年、新入生の約7割に当たる1700人程度が民間賃貸住宅に入居するという。東北大生協の藤巻正之さん(37)は「自転車で通学できる人気地域は、物件数が昨年の約半分。卒業生らが退去する物件が今後出るが、全体では例年より少ないだろう」と語る。

 単身用の賃貸住宅も一部は仮設住宅として借り上げられているほか、交通の便がいい物件には復旧・復興関連の企業関係者が入居している。

 東北学院大では例年、新入生の約3割に当たる約800人が住まいを探す。東北学院大生協の千葉正昭さん(39)は「新入生数に見合った物件は提供できるが、選択できる幅は狭くなる」と話す。新しい、安い、近いといった条件を全て満たす物件は限られそうだ。

 宮城県宅建業協会常務理事で、不動産会社リードホーム(仙台市)社長の大城秀峰さん(54)は「希望の地域で見つからず、近年入居が減っていた地域に選択肢を広げて探す人が増えるのではないか」と指摘する。

 賃貸物件がもともと少ない沿岸部では、関係者の危機感は強い。

 学生約1800人を抱える石巻専修大(石巻市)は、不動産会社や個人オーナー計80者に、新入生向けの物件の確保と最新情報の提供を2回にわたって文書で要請した。

 気をもむのは大学や学生だけではない。牡鹿半島鮎川浜の石巻市牡鹿中とPTAは、石巻市中心部などの高校に進学する生徒の下宿先の確保に奔走している。

 物件不足に加え、当てにしていた親類宅が被災したケースもある。市内の高校に進学する約30人のうち、下宿するのは例年10人程度。だがことしは、通学圏の高校が津波で被災して仮校舎に移るなどし、通学を諦めて下宿に切り替える家庭が増える見込みだ。

 PTA会長の三浦政浩さん(48)は「例年の10軒に加え、市民の協力で10軒以上の下宿先が集まりつつある。同じような境遇のほかの中学校とも、情報を共有したい」と話している。

1469名無しさん:2012/04/08(日) 15:20:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120222t12004.htm
2012年02月22日水曜日 河北新報
手芸用品・ユザワヤ、仙台に来月2店オープン 東北出店は初

 手芸用品大手のユザワヤ商事(東京)は21日、仙台市内2カ所の大型商業施設内に3月に相次いで新店を出すと発表した。同社は関東を中心に全国で32店を展開しており、東北出店は初めて。

 2店は仙台市泉区の泉パークタウンタピオ北館2階に3月16日、JR仙台駅前のイービーンズ3階に同24日にオープンする。売り場面積はタピオが約500平方メートル、イービーンズが約560平方メートル。どちらも生地や毛糸、和洋裁用品など約5万点を扱う。

 ユザワヤ商事は「2店の手応えが良ければ、東北での店舗拡大も検討したい」としている。

1470荷主研究者:2012/04/08(日) 15:21:48

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120224304.htm
2012年2月24日02時11分 北國新聞
福島に放射線測定拠点 エオネックス、仙台にも営業所

 地質調査などを手掛けるエオネックス(金沢市)は、福島、宮城両県に営業所を開設する。東北からの放射線測定依頼が増加しており、現地で迅速に対応する態勢を整える。同社は放射線の環境調査業を切り口に、除染作業や家屋解体申請業務など新分野にも乗り出す方針だ。

 福島営業所は3月1日、郡山市に設置する。測量や地質調査などを手掛けるジーシーアセスメント(同市)と業務提携し、同社所有のビルに開設する。宮城県では4月2日、エオネックスのグループ企業である国際航業(東京)の東北支社(仙台市)内に営業所を置く。

 エオネックスは昨年の東日本大震災後、放射線測定装置を導入。国際航業グループのネットワークを活用し、東北や北陸をはじめ、全国からの受注に対応している。福島営業所では、放射線の簡易測定を行うことができる設備を整える。

 東北では従来の測量、地質調査を含め、がれき処理の管理など複数の業務を包括的に受注できる態勢の構築を目指す。福島、仙台の両営業所は新たに設置した東日本復興支援室の傘下となり、市山勉社長は「技術力を最大限に発揮し、東日本大震災の復興と東北地方の活性化に貢献したい」としている。

1471荷主研究者:2012/04/08(日) 15:59:45

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120225-OYT8T00033.htm
2012年2月25日 読売新聞
塩釜水族館建設 4社出資

2014年開業めざす

 塩釜市で進められている水族館建設構想で、地元の塩釜ガスなど4社が出資し、水族館を建設・運営する会社が、3月にも設立される見通しとなった。4社は24日、新会社設立の前段階として塩釜水族館建設推進協議会を発足。今年9月の着工、2014年4月開業を目指す。

 出資するのは、塩釜ガスのほかに、カメイ(仙台市)、弘進ゴム(同)、香川県の水槽設備メーカー「日プラ」。仙台市の百貨店「藤崎」も出資を検討している。

 市は今月21日、沿岸部の観光振興を目的に、新規立地の事業者を対象に税を減免する措置を盛り込んだ復興特区を申請しており、4社は復興特区が認められ次第、新会社を設立するとしている。水族館建設にかかる総事業費は20億円を見込む。

 水族館の建設予定地は、同市港町のマリンゲート塩釜の向かい側の敷地。地上5階建てで、延べ床面積は1万5000平方メートル。1〜4階は水族館、5階は通常時はイベントなどに使い、災害時には避難スペースにする。屋上にはヘリポートを設置し、救助活動などに対応する。

1472とはずがたり:2012/04/11(水) 19:38:12
>>1439>>1453

常磐線移設距離を短縮 運輸局が一部修正、ルート決定
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20120303_06.htm

 東北運輸局は2日、東日本大震災の影響で運休しているJR常磐線の再開に向け、沿線自治体などとの復興調整会議の第4回会合を仙台市内で開いた。内陸移設で合意している新地駅(福島県新地町)南側から浜吉田駅(宮城県亘理町)までの約15キロについて、従来案を一部修正したルートを正式決定した。
 修正では宮城県山元町の坂元−山下駅間の内陸側への移設距離を、従来の約2キロから約1キロにとどめた。国道6号との交差をなくし、工期短縮が図れるため。これに伴い坂元、山下両駅の新築場所も当初案より東側にずらす。JRと関係自治体は今後、新ルートに基づき用地買収や基本設計などの準備を進める。
 常磐線の移設は昨年9月に沿線自治体が基本合意した。ただこの日の会議では、移設区間には含まれない相馬、南相馬両市が「開通の遅れで人口が流出している」などとして現行ルートでの早期仮復旧を要請し、新ルート案にも賛成しなかった。


2012年03月03日土曜日

1473とはずがたり:2012/04/11(水) 19:39:27
>>1401>>1439>>1453

常磐線移設距離を短縮 運輸局が一部修正、ルート決定
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20120303_06.htm

 東北運輸局は2日、東日本大震災の影響で運休しているJR常磐線の再開に向け、沿線自治体などとの復興調整会議の第4回会合を仙台市内で開いた。内陸移設で合意している新地駅(福島県新地町)南側から浜吉田駅(宮城県亘理町)までの約15キロについて、従来案を一部修正したルートを正式決定した。
 修正では宮城県山元町の坂元−山下駅間の内陸側への移設距離を、従来の約2キロから約1キロにとどめた。国道6号との交差をなくし、工期短縮が図れるため。これに伴い坂元、山下両駅の新築場所も当初案より東側にずらす。JRと関係自治体は今後、新ルートに基づき用地買収や基本設計などの準備を進める。
 常磐線の移設は昨年9月に沿線自治体が基本合意した。ただこの日の会議では、移設区間には含まれない相馬、南相馬両市が「開通の遅れで人口が流出している」などとして現行ルートでの早期仮復旧を要請し、新ルート案にも賛成しなかった。


2012年03月03日土曜日

1474とはずがたり:2012/04/11(水) 19:40:08
>>1465
日沿道の追加適宜やってくれると嬉しいら♪俺も放置気になってるで。

1475荷主研究者:2012/04/15(日) 22:41:10
>>1321
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120229t12002.htm
2012年02月29日水曜日 河北新報
サンシティ事業譲渡へ 北九州の人材派遣企業に

 民事再生手続き中の不動産業サンシティ(仙台市)は28日、ジャスダック上場で製造業向けを中心に人材派遣事業などを展開するワールドインテック(北九州市)に事業譲渡する方針を決めたことを明らかにした。代理人が仙台地裁であった債権者対象の意見聴取会で説明した。

 代理人などによると、両社は仙台地裁の許可が得られ次第、正式に事業譲渡契約を結ぶ。スポンサー基本合意書は1月30日付で締結しており、ワールド社が東北におけるマンション分譲事業や首都圏でのマンション販売など、全ての事業を譲り受ける方向だ。

 事業譲渡の予定額などは明らかにしていない。サンシティは譲渡代金を原資に、約300人の債権者に弁済を行う予定。こうした方針を含む再生計画案を3月5日の期限までに仙台地裁に提出し、4月下旬予定の債権者集会での可決を経て地裁認可を目指す。

 ワールド社は情報通信や不動産事業なども手掛け、子会社ワールドレジデンシャル(東京)は首都圏で分譲マンション事業を展開する。2011年12月期の連結売上高は378億9200万円。

1476荷主研究者:2012/04/15(日) 22:45:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120301t12024.htm
2012年03月01日木曜日 河北新報
「仮設前」発車オーライ 仙台港背後地に新バス停 4月から

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120301002jd.jpg

 仙台市交通局は29日、宮城野区中野の仙台港背後地6号公園仮設住宅(100戸)の前に、蒲生線の新たなバス停を新設すると発表した。東日本大震災の被災路線の復旧対応策の一環で、住民の要望に応えた。4月1日のダイヤ改正に合わせて運用を始める。

 新しいバス停は蒲生線の折り返し点になる。名称は「6号公園住宅前(臨時)」。平日はJR仙台駅方面に16便が走り、運賃は仙台駅前まで片道490円になる。

 これまで、仮設住宅最寄りのバス停「中野高柳」から仙台駅方面へは、平日で1日2便のみ。ボランティアによる送迎サービスはあるものの、住民は増便を望んでいた。仮設住宅自治会の佐藤修一会長(61)は「要望がかなって良かった。バス停ができれば、仙台駅方面などに行きやすくなる」と歓迎する。

 蒲生線は震災後、沿岸部の区間を運休。今回の改正では、同区「中野新町(臨時)」までだった折り返し運転区間を延長する形を取った。仙台市交通局は「住民の要望もあり、バス停新設を決めた。多くの方に利用してもらいたい」と話す。

 ほかの被災路線では、深沼線は笹新田(若林区)、井土浜線は井土浜(同)での折り返し運転を4月以降も継続する。

1477荷主研究者:2012/04/15(日) 23:17:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120304t12015.htm
2012年03月04日日曜日 河北新報
事業者再生機構が発足 仙台に本店 被災企業再建後押し

式典で被災企業の再建に向け決意を新たにした関係者

 東日本大震災で被災した企業の二重ローン対策として新設された東日本大震災事業者再生支援機構が3日、本店を置く仙台市青葉区で発足式を開いた。5日に業務を始める。中小零細企業や農林水産事業者も救済対象とし、被災企業の再建を後押しする。

 仙台市内で記者会見した同機構の池田憲人社長は「民間金融機関が培ってきた企業再生の方程式が、今回は当てはまらない。(既設の)ファンドや政府、金融機関と連携し、新しい処方箋で被災企業の再生、新生を図る」と抱負を語った。

 同機構は約100人体制で、仙台市に本店、東京に本部を置いた。主な支援対象は、昨年11月に業務を始めた債権買い取りファンド「産業復興機構」で救済が難しかった小規模な企業や商店、農林水産や医療福祉の事業者。既存債権を金融機関から買い取り、最長で15年間保有する。

 買い取り枠は最大5000億円。国が全額出資し、政府保証を付けたのが特徴。対象地域は岩手、宮城、福島、青森など14都道県285市町村。つなぎ融資や専門家派遣も行う。

 相談業務は産業復興機構と一元化し、各県の産業復興相談センターが担う。救済基準として、主力取引金融機関やスポンサーから支援が見込まれることや、原則5年以内の営業損益の黒字化、15年以内の債務超過解消などが示されている。

 式典には、政府や金融機関、支援対象の県の関係者ら約100人が出席した。あいさつした平野達男復興相は「被災企業の支援には歴史的な使命と役割がある。高い志を持って再生モデルを構築してほしい」と述べた。

1478荷主研究者:2012/04/15(日) 23:41:08
>>1472-1473
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120306t75013.htm
2012年03月06日火曜日 河北新報
常磐線移設で沿線に温度差 JR東、復旧作業着手を発表

 JR東日本が東日本大震災の影響で運休中の常磐線について、一部区間の内陸移設による復旧作業着手を発表したことを受け、移設区間を抱える宮城県山元町と福島県新地町は「全面協力する」などと歓迎した。一方、移設区間より南の福島県相馬、南相馬両市はあくまで現行ルートでの仮復旧を求め、反発した。

 山元町では町内の全ルートが移設される。斎藤俊夫町長は「人口流出に歯止めをかける手段として、鉄道復旧は最優先課題。調査測量にも全面協力する」とJRの決定を喜んだ。

 一部区間が移設する新地町も「早期に建設着手できるよう福島県とともに用地買収に協力したい」(復興対策室)と評価した。

 これに対し南相馬市は「移設完了まで一体何年かかるのか。国、JRに仮復旧を要望する」(企画経営課)と強調。相馬市の立谷秀清市長も取材に対し「(ルート移設には)もろ手を挙げて賛成できない」と述べた。

 立谷市長は仙台市内へ通勤通学する常磐線利用者について触れ「運休が長引けば失業、人口流出が拡大する」と懸念。仮復旧などによる代替輸送の確保を求める考えも示した。

 自治体の受け止め方の違いについてJR東日本の里見雅行仙台支社長は5日の記者会見で「内陸への移設ルートは(山元町など)地元自治体の復興計画とも整合性を保っている。相馬、南相馬市の住民にも理解を求めていきたい」と述べた。

1479荷主研究者:2012/04/15(日) 23:42:11
>>1478
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120306t75005.htm
2012年03月06日火曜日 河北新報
常磐線相馬−亘理間の復旧着手 JR東、開通時期は未定

 JR東日本は5日、東日本大震災の影響で運休している常磐線の相馬(福島県相馬市)−亘理(宮城県亘理町)間について用地買収を含む復旧作業に着手すると発表した。宮城、福島県境はルートを内陸側に移設する。開通時期は未定。同様に一部運休中の石巻線は、渡波(宮城県石巻市)−浦宿(宮城県女川町)間を2013年度初めに開通させることを明らかにした。

 常磐線のレール敷設などの工期は3年程度の見込み。ただ用地買収の完了は未定で、仙台市内で記者会見した里見雅行仙台支社長は「(具体的な開通時期は)明言できない。工事の進展度合いによっては、完成した区間から運転再開することも検討する」と説明した。

 常磐線は駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間で現行より1キロほど内陸に移設し、この間の新地、坂元、山下3駅を新設する。JRは今後、現地測量や用地買収などの手続きに入る。相馬−駒ケ嶺と浜吉田−亘理間はルート変更しない。

 この区間とは別に原発事故の警戒区域などに含まれるため運休が続く広野(福島県広野町)−原ノ町(福島県南相馬市)間は再開見通しが立ってない。

 石巻線は今春、渡波−浦宿間で護岸工事に着手する。石巻−渡波間は今月17日に開通予定。残る浦宿−女川(宮城県女川町)間は女川駅を移設する方向で地元自治体などと協議を進める。

 常磐線の内陸移設については相馬、南相馬両市が「現行ルートで仮復旧してほしい」として反対を表明していた。里見支社長は「乗客の安全確保の観点から、現行ルートでの仮復旧はできない。沿線の足を守るため早期に移設工事を進めたい」とした。

1480荷主研究者:2012/04/18(水) 01:11:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120307t71007.htm
2012年03月07日水曜日 河北新報
内陸工業用地のニーズ上昇 復興工事の資材置き場などに

山に囲まれた名取市の愛島西部工業団地。進出に向けた企業の用地取得が相次ぐ

 宮城、福島両県の内陸部にある工業団地の売れ行きが好調だ。東日本大震災で被災するなどした企業の沿岸部からの移転に加え、復旧・復興工事に携わる建設関連会社が資材置き場などとして取得に動きだしたためだ。これまで誘致に奔走してきた自治体は一転して用地不足という事態に直面。新たな造成を決めたケースも出ている。

 宮城県名取市内陸部に民間が開発した愛島西部工業団地は、震災後の企業進出が既に5件に上る。うち2社は沿岸からの移転。さらに本年度中にもう1社の進出が見込まれる。

 1997年の分譲開始以降は年間1、2件の例が多かった。分譲業務を担う市商工観光課は「地盤が強く、津波の恐れがないことが評価された」と話す。

 宮城県大和町でも震災後、仙台港近くの拠点が津波で被災した大手企業2社が仙台北部中核工業団地の土地を取得した。大和リサーチパークは別の医療機器メーカーが進出を決め、造成済み用地はほぼ完売となった。

 建設関連では1社が宮城県大崎市への立地を決めたほか、宮城県内の複数の自治体が「資材会社などからの問い合わせが増えている」と語る。

 福島県内では工業集積地のいわき市への問い合わせが増えているという。

 両県内では企業が望む土地の不足が現実になっている。主なものだけで46団地を抱える宮城の場合、残っているのは山林や水田のままの用地が少なくない。

 造成地を仮設住宅に利用している事情もあり、県産業立地推進課は「即座に提供できる物件は少なく、具体的な商談に入りにくい」と嘆く。

 こうした状況を受けて活発化しているのが新たな造成の動きだ。栗原市は新年度、二つの工業団地の整備に乗り出す方針を決めた。市は「今後は自動車産業の集積も見込める」と期待する。

 大崎市も「市内に残る工業用地はわずか。今後の進出に備えたい」と新規造成に意欲を見せる。

 福島県いわき市も市内の15団地のうち、いわき四倉中核工業団地しか分譲地が残っていない。しかも仮設住宅用地などを除けば、現状で売買できるのは10ヘクタール程度にとどまる。

 新年度には新たな造成に向けた調査事業に着手する予定で、市は「1社でも多く誘致し、被災地全体の経済復興のけん引役になりたい」と話している。

1481荷主研究者:2012/04/18(水) 01:14:28
>>737
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t11021.htm
2012年03月08日木曜日 河北新報
仙台北部道路富谷JCT−国道4号 開通13年度に延期

 2012年度中に開通が予定されていた仙台北部道路富谷ジャンクション(JCT)−国道4号(富谷町富谷)の1.7キロの工期が延長され、開通が13年度中に遅れることが7日分かった。

 関係者によると、国土交通省による用地買収が長引いたことが影響したという。工事を担う東日本高速道路東北支社(仙台市)は「13年度中の早い時期には完成させたい」としている。

 富谷JCTと国道4号を結ぶ延伸工事の総事業費は31億円。東北支社は、ことし1月に工事に着手した。料金所を設置し、「富谷インターチェンジ(IC)」(仮称)とする。

 富谷町は、北部道路だけでなく富谷JCTを通る東北自動車道とも国道4号を結ぶ「富谷JCTのフル化」を求めているが、東北支社は「計画にはない」としている。

1482荷主研究者:2012/04/18(水) 01:15:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t12012.htm
2012年03月08日木曜日 河北新報
イケア、仙台圏に大型店 来年以降に着工か

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人、イケア・ジャパン(千葉県)のミカエル・パルムクイスト社長は7日、仙台市泉区の同社仙台ミニショップで記者会見し、東北初の大型店を仙台圏に開設する方針を明らかにした。

 パルムクイスト社長は「近い将来、新店舗を立ち上げ、東日本大震災からの復興に向けて雇用創出なども図りたい」と強調した。取得する土地を選定中で、来年以降の着工になるとみられる。

 新店舗は首都圏などの既存店(売り場面積4万平方メートル前後)と同規模の想定で、9500品目を扱う見込み。レストランも入るほか、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用も積極的に進める。従業員は400〜450人の見通し。

 イケアは現在、全国で大型店5店を展開。2020年までに仙台を含めて計10〜12店に増やす計画で、「震災を受けて仙台の計画を早めることにした」(パルムクイスト社長)。

 復興需要などを見込んで昨年9月にオープンした仙台ミニショップ(売り場面積約1650平方メートル)は新店オープンに合わせて閉める。

 イケアは12年度から2年間、震災支援事業「東日本子どもプロジェクト」を行うことも発表した。売り上げの一部を活用し、子ども向けの遊び場づくりなどを行う方向で検討している。

1483荷主研究者:2012/04/18(水) 01:16:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t11022.htm
2012年03月08日木曜日 河北新報
宮城県人口2万4941人減 女川町は16%減

 宮城県は7日、昨年10月1日現在の県推計人口年報を発表した。総人口は232万3224人(男112万8365人、女119万4859人)で、前年比2万4941人(1.06%)の大幅減となった。東日本大震災の被害が甚大だった女川町、山元町、南三陸町では前年比10%以上の減少を記録した。

 増減率の高い市町村は表の通り。減少率が最も高かったのは女川町の16.99%(1708人)。次いで山元町12.98%(2169人)、南三陸町12.49%(2177人)の順だった。気仙沼市は5.91%(4343人)の減となり、7万人の大台を割った。石巻市の減少率は6.25%で減少数は1万人を超えた。

 県内では35市町村中、27市町で前年を割り込んだ。減少率の高い上位10市町のうち、七ケ宿町を除く9市町を沿岸部が占めた。増加したのは仙台市、大和町、利府町、大衡村など8市町村。

 転出入に伴う社会増減は、県全体で9595人の減(転入12万3438人、転出13万3033人)。沿岸部では大幅な転出超過となった。転出数は石巻市8928人、気仙沼市3783人、東松島市3191人、山元町1795人、女川町1068人、南三陸町1702人など。転入数の1.7倍〜4.5倍だった。

 自然増減数は前年比1万5346人の減(出生1万8679人、死亡3万4025人)だった。

1484名無しさん:2012/04/19(木) 02:42:19
石巻ブサイク男多すぎ
いい加減にして

1485荷主研究者:2012/04/22(日) 00:27:08
>>1406
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120310t12021.htm
2012年03月10日土曜日 河北新報
一番町平和ビル、きょう全面開業 仙台

10日に全面開業する一番町平和ビル

 平和不動産(東京)が仙台市青葉区一番町3丁目の佐々重ビル跡に開発した複合ビル「一番町平和ビル」が10日、全面開業する。

 地上10階で1〜5階が商業用、6〜10階がオフィス用。各店が1、2階を利用する路面店では、衣料品の「ビームス」やインテリア・生活雑貨の「フランフラン」などが全面開業に合わせて営業を始める。

 制震構造を採用し、ほぼ全館に発光ダイオード照明を導入した。ビル完成は1月中旬。震災の影響で、当初の昨年7月予定が半年ほど遅れた。

1486荷主研究者:2012/04/22(日) 00:53:42
>>953
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120313t15011.htm
2012年03月13日火曜日 河北新報
韓日交流の拠点誕生 韓国観光公社、仙台に交流センター

センターの看板を除幕した李社長(左から2人目)ら

 韓国観光公社は12日、仙台市青葉区中央4丁目の商業ビルに韓日観光交流センターを開設した。東日本大震災の影響で外国人観光客が減少する中、韓国と宮城、東北の観光情報の発信拠点としての役割が期待される。

 同センターであったセレモニーには、同公社の李参(イ・チャム)社長、村井嘉浩知事、鎌田宏仙台商工会議所会頭らが出席。センターの看板を除幕し、開所を祝った。

 村井知事は取材に対し「震災から1年が経過し、新たな一歩を踏み出す上で、観光は地域の起爆剤になりうる。センターは東北、韓国双方の観光情報の中継基地になる」と期待を寄せた。

 セレモニー前に県庁で記者会見した李社長は「放射能不安などで韓国からの観光客は減少しているが、センター開設が安全性を示すことにつながる。民間団体の相互交流を強化し、復興に役立ちたい」と述べた。

 同公社は仙台市内で広報展示施設「コリアプラザ仙台」を運営していたが、組織の見直しで昨年2月に閉館していた。

1487荷主研究者:2012/04/22(日) 00:56:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120314t32004.htm
2012年03月14日水曜日 河北新報
スーパーのジョイスが宮城進出 10月、仙台・泉に1号店

 スーパーのジョイス(盛岡市)は13日、宮城県進出第1号となる「仙台松森店」が仙台市泉区松森に10月末、オープンすると発表した。同社は2月、八戸市出店で青森県に初進出した。今後は仙台を中心に宮城への出店攻勢を強める方針。

 仙台松森店は国道4号バイパスのダイシン泉店隣に立地。鉄骨平屋で店舗面積は2084平方メートル、従業員は約150人。「食の提案型スーパーマーケット」をコンセプトに、店内調理の焼き魚や焼き鳥など総菜コーナーを充実させる。年間売り上げ目標は16億円。

 同社は2009年度から店舗や不採算部門の見直しを進め、岩手県内では6店で新築・改装を実施。仙台松森店は今春の出店予定だったが、東日本大震災で延期していた。今回の出店で、今夏に開店予定の北上鬼柳店を含め岩手35店、青森、宮城、秋田各1店の計38店となる。

 小苅米秀樹社長は「少子高齢化で各地の商圏が縮小している。仙台の消費者に、旬や鮮度にこだわったサービスを提供したい」と話している。

1488荷主研究者:2012/04/22(日) 01:05:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120315t15009.htm
2012年03月15日木曜日 河北新報
アシアナ航空 仙台−ソウル線 震災前の週7往復に回復

 アシアナ航空は14日、週3往復で運航中の国際定期便仙台−ソウル線を5月21日から、週7往復に増便すると発表した。毎日運航は震災前と同じ水準で、海外からの観光誘客に弾みがつきそうだ。

 同社の西沢明夫仙台支店長は取材に対し「現在の利用客の割合は仙台が8割、韓国が2割。韓国の利用客を震災前の水準に回復させ、大型機材に戻すことも実現していきたい」と語った。

 休止中の福島−ソウル線については「再開の見通しは立っていない」と述べた。

 同社は昨年9月25日、被災した仙台空港の全面オープンに合わせて火、木、日曜の週3往復で定期便を再開。2月末までの搭乗率は91%と好調に推移しており、旅客需要があると判断した。

 西沢支店長はこの日、宮城県庁を訪れ、三浦秀一副知事に便数回復を報告。三浦副知事は「県が観光誘客に力を入れている中、大変ありがたい」と歓迎した。

 毎日運航に向け村井嘉浩知事は昨年8月、ソウルのアシアナ本社を訪ねて要請。同社を経営する錦湖アシアナグループの朴三求会長は昨年9月に来県した際、前向きな姿勢を示していた。

1489荷主研究者:2012/04/22(日) 01:07:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120316t12002.htm
2012年03月16日金曜日 河北新報
マツキヨHD ダルマ薬局を子会社化へ 既存店の営業継続

 ドラッグストア大手のマツモトキヨシホールディングス(HD)は15日、宮城県内を中心に展開する同業のダルマ薬局(仙台市)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。5月をめどに株式取得の手続きを進める。ダルマ薬局は店名を変えずに既存店の営業を継続する。

 両社が同日、基本合意書を締結した。マツモトキヨシの東北6県の店舗は31店。61店を展開するダルマ薬局を傘下に収め、東北でのシェア拡大を図るとともに、効率化に向けて仕入れの共同化なども検討する。

 ダルマ薬局は仙台市青葉区の中央通店にある会員制スポーツジム「ゴールドジム仙台」の運営も継続する。ポイント制度を共通化するかどうかは今後検討する。

 ダルマ薬局は1946年創業で、宮城県内の51店のほか、青森、岩手、山形、福島、栃木各県に計10店を構える。2011年3月期の売上高は106億7100万円。

 マツモトキヨシHDは「宮城で知名度が高く、お客さまからの信頼も厚い企業を子会社化し、東北でのグループ競争力を強化したい」と説明。ダルマ薬局は「業界内の競争が激化する中、収益力の強化と財務基盤の安定化を目指したい」と話している。

1490名無しさん:2012/04/22(日) 10:51:22
毎日たった10Bqの食物を摂取しただけでも、
100日後には体内に600Bqのセシウムが残存してしまう。
これは、体重30Kgの子どもの場合、バンダジェフスキー氏による
前述の危険域である20Bq/Kgのセシウム体内濃度に
わずか100日後に達することを意味する



↑ 体重70kgの大人は600日で到達する。





10ベクレル程度だと軽視してはいけません。
放射能はどんなに微量でも、確実にあなたのDNAを傷つけるのです。

「ICRP」の資料によると、1ベクレルを毎日摂ったら、体内に200Bq溜まり続ける、とも読み取れます。

原発推進派の御用団体ICRP(国際放射線防護委員会)でさえ
「1日10Bq摂取したら1000日後には体内が1400Bqになる」と正式に公表しているのです。

そういう人もこれは認めざるを得ないんだとしたら、かなり本当のことなのでしょう。
だから、1Bqだって危険、なるべく頑張ろう、と思いました。





バンダジェフスキー博士
「セシウムの体内汚染が0〜5Bq/kgの人では15%の心電図異常なのに対し
12〜26Bq汚染だと60%に異常(この数値は福島の子供からもすでに出ている)、
74〜100Bqになると90パーセントに異常が出る」

「幼児は体重1キログラム当たり50ベクレル以上だと突然死の可能性が高くなる」





@obikichi

汚染レベルごと「40Bq/kg」「20Bq/kg」「10Bq/kg」「5Bq/kg」といった
低レベルの汚染食品のみを摂取した場合でも、体内汚染が進むのがわかります。http://yocaki.tumblr.com/post/9643743631/n





@yodaka_sh
しかも、毎日食事するんだよね。
RT @Milena_Oc
12べクレル、つまり一食分だけで2008年一日に摂取していた国内最高値0.057べクレルの
約210倍のセシウム混入量でした。と報道して欲しいかな。




最近、福島の食材を積極的に使うと表明してるセブンイレブンの新規オープンが
とても多いです。
タダ同然で仕入れて、さぞ儲かっているのでしょう。
CMでキヨシローの曲が使われてますが生きてたら、もちろん断っているでしょうし、
あの世で怒ってる(悲しんでる)でしょう・・・                                                                  





@ryomashiro

福島産の奇形トマト。群馬のマイミクさんから。
段ボール10箱分、箱売りで半値でセブンイレブン系列のスーパーで売られてたそうな。
箱が下にいくほど形が酷かったそう。 http://twitpic.com/8866se




@cmk2wl

100ベクレル(セシウム137)の放射性物質が体内に入ったら
1秒間に100回の放射線が体内から放出される。
1分で6千回。
1時間で36万回。
1日で864万回。
100日で8億6400万回
も体内から放出される。
(生体半減期は無視)





@cmk2wl

LLRCは、まったくほかに選択がない以外は、
50ベクレルを超える食品は食べないようにアドバイスします。
国民がそのような汚染食品を食べないように国際的な食料援助を求めるべきだと、
私たちは日本政府に対して勧告します。



@taruto617

私の周りも気にしてない人ばかりです。
普段あまり病気がちじゃなく健康体な人は、添加物なども気にしてないし、
ジャンクフードも平気でどんどん食べてるような人だから、
放射性物質も同じように軽く考えてる。
自分は大丈夫と思ってるのかも。






@kuminchuu

主人のドイツ人の上司から聞いたのは、ドイツではいまだに
妊婦や幼児にはキノコを控える家庭も多いとのこと。
去年猟ったイノシシから6Bq見つかり、廃棄になっていました。
6Bqで廃棄なのに日本は…。




@hobikichi

大沼淳一さん「子供にだけ汚染されてない食べ物でいいのか。
チェルノの死因はガン、白血病よりも、心臓病、脳血管障害、内分泌異常、免疫力低下による感染症などのほうが多い。
ニューヨーク科学アカデミーによれば、チェルノの被害で98万人が死亡したとされている。」





@chatran6

◆拡散希望「私は飲食店の調理師です。
東北関東の野菜は311以前と変わらず納品されて冷凍食品もより安く入ります。
ご存知でしょうが、外食は本当に危険です。
飲食従事者は殆ど無関心。
不買運動してほしいです」(2chより)

1491荷主研究者:2012/04/22(日) 12:50:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/03/19 建設新聞
ナイス・青葉区木町通・創建設計で実施案
分譲「北四番丁プロジェクト」の新築計画 免震構造のRC19F9252㎡、7月着工へ

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4丁目33の1 岸本照雄住宅事業本部取締役)は、仙台市青葉区木町通に分譲マンション「北四番丁プロジェクト」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、地下鉄・北四番丁駅からほど近い青葉区木町通2丁目306の1地内の敷地面積1445.89㎡。建設する施設は、RC19F延べ9252.08㎡規模。免震構造を採用し、分譲住宅69戸と2つの事務所スペースを設ける見通しだ。

 着工は、7月初め、完成は2014年4月末をそれぞれ予定している。

2012/03/19付1面に掲載

1492荷主研究者:2012/04/22(日) 12:50:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120323t12005.htm
2012年03月23日金曜日 河北新報
イービーンズ全館営業 エスパル仙台新装開店 あす仙台

 JR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」は24日、東日本大震災の発生から1年ぶりに全館営業を再開する。同日は駅ビル「エスパル仙台」も新装オープンし、駅周辺の二つの大型商業施設が新たなスタートを切る。

 イービーンズは休業していた1、2階に若者向けファッションのほか子ども服などが入る。3階の手芸用品を含め、新テナントは18店。従来の女性客に限らず、幅広い年代を取り込む。

 建物は震災で被災。一部を取り壊し、耐震補強などを経て、1、2階を除くフロアが昨年11月に仮オープンしていた。運営するエンドーチェーン(仙台市)は全館営業に当たり「夢のあるショッピングモールを目指したい」としている。

 エスパルは本館1階を大規模改装した。全10店中6店舗を入れ替え、ファッションと化粧品中心から食材やキッチン用品、雑貨中心に変更。内装も明るさを演出した。

 エスパル仙台は「大人の女性に彩りや潤いのあるライフスタイルを提案する」と話している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120325t12023.htm
2012年03月25日日曜日 河北新報
立ち上がる商人の心希望の像に映し全館復活 仙台・イービーンズ

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オープンと同時に、彫像の建った1階店頭から店に入る買い物客

 JR仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」が24日、東日本大震災の発生から約1年ぶりに全館営業を再開した。遠藤養一社長(83)と商店街関係者らがテープカットを行ったほか、営業再開を記念して建てた彫像も披露された。

 オープン前に約2000人が列を作った。再開後の延べ床面積は旧館、新館合わせて計約2万5000平方メートル。テナント数は45店。

 休業していた1、2階には若者向けファッションのほか子ども服などが入った。3階の手芸用品を含め新テナントは18店。従来の女性客に限らず幅広い年代を取り込む。

 建物は震災で被災。一部を取り壊し、耐震補強などを経て、1、2階を除くフロアが昨年11月に仮オープンしていた。

 彫像はブロンズ製で、二科会会員だった彫刻家の故鹿野幸子さんの作品「CosmosIV」。「困難から立ち上がる希望が像から感じられる」(遠藤社長)と、震災後に購入し、1階店頭に設置した。

 子ども服を購入した仙台市青葉区の主婦松田さとりさん(39)は「若い女性向け以外の店も加わり、これから家族で来る機会が増えそう」と話していた。

1493荷主研究者:2012/04/22(日) 12:53:20
>>1311
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120323t15018.htm
2012年03月23日金曜日 河北新報
東北大 災害科学研所長に平川氏 来月開設、副所長今村氏

 東北大は22日、4月に開設する「災害科学国際研究所」の初代所長に、東北アジア研究センターの平川新教授(61)=日本近世史=を充てる人事を決めた。副所長には災害制御研究センターの今村文彦教授(50)=津波工学=が就く。任期はいずれも2年。東日本大震災を受けた防災対策を総合的に研究する。

 平川氏は福岡県出身。東北大大学院文学研究科修士課程修了。1996年、東北大東北アジア研究センター教授。2005〜07年、センター長。同大の研究者グループ「防災科学研究拠点」代表を務め、文理連携による防災・減災研究を進めてきた。

 今村氏は山梨県出身。東北大大学院工学研究科博士課程修了。2000年から東北大大学院工学研究科教授。04年から東北大災害制御研究センター長。国内外の津波被災地で、現地調査や復旧復興への助言を行ってきた。

 研究所は約70人の研究者が在籍し、自然災害に関する世界最先端の研究を推進する。震災の経験に基づいた実践的な防災学を構築し、国内外の被害軽減への貢献を目指す。

 部門は「災害リスク」「人間・社会対応」「災害理学」「災害医学」など七つに分かれ、37分野で構成。具体的な目標として、巨大な地震や津波の発生メカニズム解明と次世代観測技術の開発、広域的な巨大災害に対応する医学や医療の確立を掲げた。

 東北大が研究所を新設するのは約70年ぶり。仙台市青葉区の青葉山キャンパス内に約1万平方メートルの敷地を確保し、今秋に5階建ての研究棟建設に着手する。

1494荷主研究者:2012/04/22(日) 13:33:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120323t13028.htm
2012年03月23日金曜日 河北新報
大学病院周辺、渋滞懸念 仙台・北山トンネルあす開通

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渋滞する北四番丁大衡線と国道48号の交差点周辺

 仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町−山手町)が24日、開通する。県道仙台泉線と並ぶ泉区方面への主要ルートが誕生する一方、北山トンネルの木町側入り口周辺では交通量の急増が予想され、渋滞の緩和や通学路の安全確保が新たな課題になっている。

 北四番丁大衡線の南側起点となる国道48号交差点周辺は現在も、通勤時間帯に1キロ前後の慢性的な渋滞が発生している。

 一因とされるのが、1日平均3000人の外来患者が訪れる東北大病院。580台収容の外来患者向け駐車場に入りきらない車が国道48号にあふれる。北山トンネル開通後は、これまで以上に泉区方面からの車が増える見通しで、さらに混雑が激しくなりそうだ。

 木町通中部町内会会長の志間順治さん(74)は「今でも国道48号は混雑がひどく、通らないようにしている。東北大病院は早期に対策を取ってほしい」と訴える。

 病院は新たに340台収容の駐車場を設置することを決めたが、完成は2014年。住民からは560台分の職員専用駐車場の運用を見直すよう求める声も上がる。

 北山トンネル木町側入り口付近には通町小、木町通小、仙台二中の3校があり、周辺道路は通学路になっている。トンネル開通後は、北四番丁大衡線や国道48号の渋滞を避ける「抜け道」として、通学路の通行量が増えることも懸念される。

 道幅が狭い通学路には歩車道が分離していない場所や信号のない交差点が多い。昨年9月には、通町小の女子児童3人が通学路で車にはねられ、死傷する事故も起きた。

 木町通小学区連合町内会長の鈴木幸夫さん(76)は「車が今よりも増えると、子どもが横断歩道を渡ることさえ危ない状態になる」と心配する。

 木町通小の保護者は4月から通学路の交差点などに立ち、監視を強化する予定。同小PTA会長の佐々木基子さん(48)は「通学路の安全性に問題がないかどうかチェックして、事故が起きないようにしたい」と語る。

 渋滞対策として、仙台市はバスなど公共交通機関の利用を呼び掛け、宮城県警はトンネル周辺に新たに車両感知器などを約20機設置し、こまめに信号の長さを調整して、スムーズに車が流れるようにするという。

 東北大の桑原雅夫教授(人間社会情報科学)は「東北大病院周辺は交差点の形状などからも車が密集しやすい性質がある」と指摘。「北四番丁大衡線と西公園通を直通させ、西公園通に車を分散させるような構造にすれば渋滞の解消は見込める」と話している。

<北山トンネル>2011年12月の完成を目指し08年に着工したが、東日本大震災の影響で工事が中断し、開通が約3カ月遅れた。上り線629メートル、下り線843メートルで歩行者と自転車は通行できない。北山トンネルの完成で1978年着工の北四番丁大衡線は、仙台市青葉区木町−宮城県大衡村間の約24キロが全線開通する。

1495荷主研究者:2012/04/22(日) 13:34:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120324t15033.htm
2012年03月24日土曜日 河北新報
北山トンネル開通 仙台北部へ待望の新動脈

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北山トンネルが開通し、記念の通り初めをする行政関係者の車=24日午前10時35分ごろ、仙台市青葉区荒巻神明町

 仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町−山手町)の開通式が24日、青葉区荒巻神明町の北側坑口であった。これで「北四番丁大衡線」の全線が開通。県道仙台泉線と並ぶ泉区方面への主要ルートが誕生した。

 式で奥山恵美子市長は「北部からの移動増加が見込まれ、地域と産業の発展が期待される」とあいさつ。行政関係者、地域住民らが乗った車両が通り初めをした。

 今回開通したのは、北山トンネルを含めた青葉区木町−荒巻本沢2丁目間の1233メートル。北山トンネルは2008年に着工したが、東日本大震災の影響で中断し、開通が3カ月遅れた。上り線629メートル、下り線843メートルで、歩行者と自転車は通行できない。

 北山トンネルの完成で1978年着工の北四番丁大衡線は、青葉区木町−宮城県大衡村間の約24キロが全線開通した。

 開通に合わせて、北山トンネルを含めた一部区間などにバス優先レーンを設けるほか、市中心部と北西部の住宅地を結ぶ直行型の路線バスが導入される。

1496荷主研究者:2012/04/22(日) 13:35:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120326t13028.htm
2012年03月26日月曜日 河北新報
仙台・北山トンネル開通後初平日 以前に増す激しい混雑

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北山トンネル開通後初の平日の朝を迎え、激しい混雑となった北四番丁大衡線=26日午前8時20分ごろ、仙台市青葉区

 仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町−山手町)が開通して初めての平日となった26日、トンネルと周辺の幹線道路は通勤などの車で激しい混雑となった。

 北山トンネル木町側入り口付近から北四番丁大衡線の南側起点となる国道48号交差点までの約1キロは、午前8時から9時ごろにかけて、市中心部に向かう南行きの車の流れが滞った。一部区間に設けられたバス優先レーンにも乗用車が入り込み、路線バスがなかなか進まない状態が続いた。

 混雑を避けるため木町側入り口付近にある通町小と仙台二中の通学路を「抜け道」にしようとする車も相次ぎ、取り締まりの仙台北署員らに制止されていた。

 国道48号交差点付近は東北大病院を訪れる患者らの駐車待ちに加え、北四番丁大衡線の交通量の増加で、以前よりさらに渋滞の列が伸びた。県警交通規制課によると、午前8時〜9時までで北四番丁大衡線の交通量は先週月曜に比べ、少なくとも約1割増えた。

 北山トンネルの木町側入り口付近に住む仙台北地区地域交通安全活動推進委員協議会会長の佐藤民夫さん(70)は「こんな混雑は見たことがない。排ガスが不安なので、混雑解消の対策をしてほしい」と話した。

1497荷主研究者:2012/04/22(日) 13:35:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120327t15018.htm
2012年03月27日火曜日 河北新報
北山トンネル、通勤時間帯に激しい混雑 開通後初の平日

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北山トンネル開通後初の平日の朝を迎え、激しい混雑となった北四番丁大衡線=26日午前8時20分ごろ、仙台市青葉区

 仙台市中心部と北部を結ぶ都市計画道路「北四番丁大衡線」の北山トンネル(青葉区木町−山手町)が開通して初めての平日となった26日、トンネルと周辺の幹線道路は朝の通勤時間帯を中心に激しい混雑となった。

 この日は午前8時ごろから約1時間、北山トンネル木町側入り口付近から北四番丁大衡線の南側起点となる国道48号交差点までの約1キロにわたり、市中心部に向かう南行きの車の流れが滞った。一部区間に設けられたバス優先レーンにも乗用車が入り込み、路線バスもなかなか進まない状態になった。

 国道48号付近は、東北大病院を訪れる患者らの車が駐車場に入りきれず車道にあふれ、渋滞が慢性化していたが、北山トンネルの開通で北四番丁大衡線の交通量が増加し、以前にも増して渋滞の列が伸びた。

 東北大病院近くの会社に勤める建築会社従業員の鈴木賢さん(39)は「朝は今までになく混んでいて驚いた。混雑しないように対策を考えてほしい」と話した。

 県警によると、午前8時〜9時の北四番丁大衡線の交通量は先週月曜に比べ、少なくとも約1割増加した。県警は「4月には学校が始まり、交通量が増える可能性があるので、状況を見て対応を検討したい」(交通規制課)と話している。

1498荷主研究者:2012/04/22(日) 13:45:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120327t15012.htm
2012年03月27日火曜日 河北新報
仙台港−釜山航路30日再開 定期コンテナ復活3例目

 宮城県は26日、仙台港と韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ航路が30日に再開すると発表した。東日本大震災で休止した同港の国際コンテナ航路の復活は、中国・韓国向け、北米向けに次いで3例目となる。

 興亜海運と高麗海運(いずれもソウル)が共同運航するコンテナ船「ハンザ・ロンドン」(約9600トン)が30日朝、仙台港高砂1号岸壁に入り、荷役を行う予定。震災前と同じ週1便の運航となる。同日は運航会社の関係者を招き、歓迎式典を開く予定。

 別の海運会社が運航する韓国向け航路も4月上旬に再開する見込みで、実現すれば、震災前に就航していた五つの国際コンテナ航路のうち4航路が復活することになる。

 同港の国際定期コンテナ航路は震災で全て休止した。昨年9月に中国・韓国向け、ことし1月に北米航路が再開した。

 昨年12月の同港のコンテナ取扱量(国内航路含む)は前年同月比の72%。県は2013年度までに震災前のコンテナ取扱量の回復を目指しており、荷主や物流業界への働き掛けを強める。

1499荷主研究者:2012/04/22(日) 13:46:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120328t11029.htm
2012年03月28日水曜日 河北新報
宮城3港湾統合、2012年夏にも 仙台塩釜、石巻・松島

 仙台塩釜、石巻、松島3港湾の統合に向け、宮城県が設置した統合港湾長期構想委員会が27日、仙台市内であり、県はことし夏の統合実現を目指し、国との協議を進めていく考えを示した。

 会合では、統合港の将来的な施設配置を示した長期構想と港湾計画素案を了承した。29日に開かれる県地方港湾審議会で、3港の港湾区域の変更が承認される見通し。

 計画素案によると、完成車やコンテナ、ユニット貨物の拠点とする仙台港区では、モータープールの拡張に向けて新たに埠頭(ふとう)用地計4.8ヘクタールを確保する。フェリー2号岸壁は将来的に廃止する方針。

 石巻港区は、大型ばら貨物の集約に対応するため、雲雀野地区中央岸壁の延長(約40メートル)を盛り込んだ。松島港区は有名観光地の立地特性を生かし、観光交流拠点に位置付けた。

 構想では東日本大震災の教訓を踏まえ、大規模な災害対策を強化する方針を掲げた。緊急物資の受け入れや広域的な物流ルートの確保を目指し、耐震強化岸壁の整備を進める。

 委員会で橋本潔県土木部長は「震災からの復旧、復興のシンボルとして3港統合で一体化を図り、施策を着実に推進していきたい」と述べた。

1500荷主研究者:2012/04/22(日) 13:47:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120329t11018.htm
2012年03月29日木曜日 河北新報
仙石線新ルート用地と被災ルート 東松島市とJR売買へ

 東日本大震災で被災し、内陸への移設が決まった宮城県東松島市のJR仙石線陸前大塚−陸前小野間について、市は28日、市有地となる新ルートとJR東日本所有の現ルートを、両者間で売買する方針を固めた。市とJRは近く、売買などを明記した協定を締結し、全線復旧を急ぐ。

 売買するのは、陸前大塚−陸前小野の現ルート約6.4キロの一部と、約500メートル内陸側に移設する新ルート約3キロ。市は津波被害に遭った現ルートの価格を低く設定するよう求めている。JRは2路線の等価売買を望んでおり、調整が続いているという。

 市は防災集団移転事業などを活用し、新ルートの用地を買収。造成を行った後、JRに売却する。代わりに市は現ルートの用地を買い取る。線路撤去後の買い取りを要望しており、活用策として、遊歩道やサイクリングロードが浮上しているという。

 協定は4月初旬に結ぶ方向で調整している。書面には用地売買のほか、移設に関するJRと市の役割分担などを盛り込む予定。

 仙石線で現在、不通となっているのは高城町(宮城県松島町)−陸前小野間。JRは3年半程度で全線復旧を見込む。ほかのJRの被災路線では常磐線の宮城、福島県境でルート移設が決まっているほか、気仙沼線でバスを導入した仮復旧が検討されている。山田、大船渡両線は具体的な復旧方針が固まっていない。

1501荷主研究者:2012/04/25(水) 00:45:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120330t12004.htm
2012年03月30日金曜日 河北新報
トヨタ、次世代送電網 宮城・大衡で導入 基本構想固まる

 トヨタ自動車が宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に導入を検討している次世代送電システム「スマートグリッド」の基本構想が固まった。完成車製造子会社のセントラル自動車などが所有する複数の自家発電装置を一元的に管理し、団地内で利用する。非常時には東北電力に買い取ってもらった上で、村役場などに供給する。

 トヨタは実現に向けて年内にも基本計画の策定に乗りだし、団地内の電力利用の効率化と地域の防災機能アップにつなげる方針だ。

 基本構想では、3段階に分けて電力供給先を広げることとした。当初は、セントラルがことし2月に導入したコージェネレーション(熱電併給)設備を使い、トヨタ紡織東北宮城工場など周辺の関連企業に融通する。

 続いて設置が想定される他社の太陽光発電など自家発電分も加え、供給先をトヨタグループ以外の既存施設に拡大。最終的には今後立地する工場も対象とする。発電規模と事業化の時期は未定。

 発電や送電設備の一元的な管理は「F−グリッドセンター」が担う。グループ外への供給開始前に団地の新組織として設立し、融通した電力の料金徴収なども行う。

 基本構想は東北大や宮城県などで構成する検討委員会が昨年10月から、国の補助金を受けて検討していた。今月上旬の報告書には団地内の発電設備増設などに向けて「公的支援が必要」などの項目も盛り込んだ。

 検討委によると、構想が実現すれば団地内全体の使用電力は最大20%の削減を見込めるという。柏木孝夫委員長(東京工業大教授)は「国内工業団地の安定稼働や地域社会の安全維持に貢献できるモデルとなる。電力インフラが未整備な新興国でも応用できる」としている。

1502荷主研究者:2012/04/25(水) 00:47:14
>>1498
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120331t12020.htm
2012年03月31日土曜日 河北新報
仙台港・釜山定期コンテナ航路再開、3例目の復活

韓国向けの輸出用コンテナを積み込む「ハンザ・ロンドン」

 東日本大震災の影響で休止していた仙台港と韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ定期航路が30日、再開された。同港の国際コンテナ航路の復活は3例目となった。

 興亜海運と高麗海運(いずれもソウル)が共同運航するコンテナ船「ハンザ・ロンドン」(9608トン)が同日早朝、高砂2号岸壁に着岸。水産加工品などの輸入コンテナ363個を陸揚げし、鋼材などの輸出コンテナ71個を積み込んだ。

 岸壁では、航路再開を祝うセレモニーが行われ、興亜海運の金泰均社長らに花束が贈られた。

 宮城県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「2013年度には震災前のコンテナ取扱量を回復したい。韓国航路の再開は、他の船会社にも好影響を与えると期待している」と話した。

 同港の国際コンテナ定期航路は、昨年9月に中国・韓国向け、ことし1月に北米航路が再開した。4月には別の海運会社が運航する韓国向け航路も再開する見通しで、運航が始まれば、週4便体制となる。

1503荷主研究者:2012/04/25(水) 00:47:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120331t12003.htm
2012年03月31日土曜日 河北新報
子ども服販売・ベリーズが再生法申請、負債37億円超 仙台

 子ども服販売のベリーズ(仙台市)は30日、仙台地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。代理人によると負債総額は約37億1900万円。今後、事業の譲渡先を探す方針で、当面は国内外の45店舗の営業を続ける。

 帝国データバンク仙台支店によると、同社は1997年「ゼオ・サプライ」として設立。オリジナルの子ども服を中国で委託生産するなど、企画、デザインから販売までを一貫して行ってきた。

 「ベリーズベリー」のブランド名で積極的に出店し、2009年には全国やフランス・パリなどに約110店を展開、ピーク時の同年3月期の売上高は約43億円に上った。

 その後、景気後退に伴う消費不振による客単価下落などで不採算店舗が増えた。為替リスク回避のために行っていた通貨オプション取引では、円高による為替差損が発生。11年3月期の売上高は約25億円に落ち込み、3期連続の純損失に陥るなどして経営に行き詰まった。

1508荷主研究者:2012/04/28(土) 15:56:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120402t11014.htm
2012年04月02日月曜日 河北新報
長春線7月にも再開 国際定期便すべて復活 仙台空港

 東日本大震災の影響で運休している中国南方航空の仙台−長春線の国際定期便が7月にも運航再開を目指していることが1日、分かった。仙台空港発着の国際定期便は、震災前に就航していた6路線のうち長春線を除く5路線が運航を始めている。長春線が再開すれば、全ての定期便が復活することになる。

 村井嘉浩宮城県知事と、中国吉林省の王儒林省長が同日、仙台市内で行われた県と吉林省の友好提携25周年共同宣言締結式で会談。村井知事が長春線の再開を要望し、王省長が「7月までに定期便を復活させたい」との見通しを示した。

 村井知事は会談後、「再開時期について明言を頂き、実現に期待している。ようやく震災前の仙台空港の機能を取り戻せる」と話した。

 仙台空港の国際定期便は、昨年9月にソウル線、10月にグアム線と台北線が再開。ことし3月には中国国際航空の仙台−北京線(上海経由、大連経由)の2路線が復活している。

1509荷主研究者:2012/04/28(土) 16:03:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120405t12028.htm
2012年04月05日木曜日 河北新報
来春開校「トヨタ東日本学園」 東北の高卒者15人採用

 トヨタ自動車は4日、宮城県大衡村に企業内訓練校として来年4月開校する「トヨタ東日本学園」の概要を発表した。セントラル自動車の敷地内に設け、定員は30人で、東北の工業高の新卒者を1年間、地元企業の従業員を最長1年受け入れる。初年度の新卒者は15人を採用する。

 トヨタは7月、セントラルと関東自動車工業(神奈川県横須賀市)、トヨタ自動車東北(宮城県大和町)を統合させ、「トヨタ自動車東日本」を設立する予定。訓練校に入る新卒者は新会社の社員との位置付けで、卒業後は全て生産現場に配属される。

 トヨタ東日本の初代社長に就任予定の白根武史トヨタ専務役員は4日、セントラルで記者会見し、「小型車生産で世界に勝てる人材を育てたい。(新会社も含め)地域に密着し、東北の一翼を担う」と述べた。

 訓練校に設けるのは製造設備科のみ。生産技術と設備の高度化への対応などを学ぶ。現セントラルの完成車製造ラインでの応用実習も重ねる。

 校舎はセントラル北側に建設する。鉄筋2階で太陽光発電設備なども備える。7月に着工し、12月の完成を目指す。総工費は約10億円。

 訓練生に学費はなく、社員の給与体系に合わせた「生徒手当」が支給される。全員が入る寮は大衡村内に新築する。1期生の募集は7月に開始する。

 トヨタによると、トヨタ東日本学園はグループ企業の主な訓練校としては12校目となる。

1510荷主研究者:2012/04/28(土) 16:06:29
>>903 >>1164
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120405t12001.htm
2012年04月05日木曜日 河北新報
スーパー西友・仙台勝山公園店が6月閉店、再開発計画の一環

 スーパーの西友(東京)が仙台市青葉区上杉2丁目の勝山公園店を6月10日で閉店することが4日、分かった。住友不動産が一帯で検討中の再開発計画の一環。店舗が入る勝山ボウリングクラブの建物を所有する勝山企業(同市)は今後、更地にして住友側に引き渡す。

 西友によると、東日本大震災後に勝山企業から「建物被害が大きい」と賃貸借契約解除の申し入れがあり、応じることにした。

 勝山公園店は2002年6月、勝山ボウリングクラブの1階の一部を改装し、テナントとして開店した。売り場面積は990平方メートル。24時間営業で、食料品や日用品を販売している。

 勝山企業と住友不動産は10年9月、勝山公園店の土地と隣接するスケート場跡地など約1万7000平方メートルの売買契約を締結した。勝山ボウリングクラブのボウリング場は大震災で天井や壁など、施設が大きな被害を受け、昨年4月10日に閉鎖された。

 住友不動産は取得する土地をマンションの開発用地などに活用する方向で検討しているが、同社は「具体的な開発内容や着工時期は未定」としている。

1511荷主研究者:2012/04/28(土) 16:08:03
>>1493
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120405t13010.htm
2012年04月05日木曜日 河北新報
東北大が「災害科学国際研究所」開設 防災研究を推進

災害科学国際研究所の看板を掲げる東北大の里見総長(左)と平川所長

 東北大は4日、工学部管理棟の玄関に、今月1日に開設された「災害科学国際研究所」の看板を掲げた。

 上掲式には関係者ら約30人が参加した。里見進総長は「文系理系を融合させた総合的な防災研究を進めたい」とあいさつ。初代所長に就任した平川新・教授は「災害に強い社会づくりに貢献したい」と述べた。

 研究所は東日本大震災を教訓に、発生メカニズムの解析、社会の備え、災害医学などを研究する。新たな研究棟は仙台市青葉区の青葉山新キャンパスに10月着工し、2014年2月に完成予定。それまで看板は管理棟前に設置し、約70人の研究者はそれぞれの拠点で防災研究に当たる。

1512荷主研究者:2012/04/28(土) 16:13:58
>>1320 >>1506
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120407t11030.htm
2012年04月07日土曜日 河北新報
三陸道・仙台港北−利府中IC間 7.8キロ、4車線化着工

着工式でくい打ちをする関係者

 三陸縦貫自動車道仙台港北−利府中インターチェンジ(IC)間7.8キロの4車線化工事の着工式が6日、多賀城市八幡で行われた。

 村井嘉浩宮城県知事、徳山日出男東北地方整備局長、郡和子復興政務官、菊地健次郎多賀城市長や工事関係者ら約90人が出席。村井知事は「4車線化は地域の発展に欠かせない事業。国や県、市町と関係機関が協力して進めたい」とあいさつ。くいを打って工事の安全を祈った。

 7.8キロのうち利府ジャンクション(JCT)−利府中IC間の幅員は既に4車線分あるが、暫定2車線で運用中。仙台港北IC−利府JCT間は4車線化工事が終わっておらず今回、高架橋を設ける。事業費は240億円。

 工期は最長10年で、新設される多賀城IC(仮称)周辺の埋蔵文化財調査の進行状況で変わる。東北地方整備局は「一日も早い開通を目指す」としている。

 仙台港北−利府中IC間は交通量が増加傾向にあるものの、車線が狭まるため渋滞が慢性化している状態にあった。

 三陸道は仙台港北−桃生豊里IC間(52.6キロ)で4車線化の事業が進められている。

1513荷主研究者:2012/04/30(月) 11:13:45
>>1410 >>1442-1443
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120411t12013.htm
2012年04月11日水曜日 河北新報
仙台・荒井東のスマートシティー構想 新たに大手5社参加

 日立製作所とNTTグループが仙台市若林区荒井東地区で検討中の環境負荷の小さい次世代型都市「スマートシティー」構想に、ゼネコン大手の清水建設(東京)をはじめ住宅や自動車部品の大手計5社が参加することが10日、分かった。各社は既に地元地権者と共に、実施母体設立に向けた準備会を発足。10以上の企業・団体で実現を目指すこととなった。

 新たに参加するのは清水建設のほか、住宅大手のトヨタホーム(名古屋市)とパナホーム(大阪府)、自動車部品最大手デンソー(愛知県刈谷市)、豊田通商(名古屋市)。日立とNTT東日本などNTTグループ4社を加え、参加企業は現段階で10社に上る。

 このうちトヨタホームは、デンソーが開発した制御システムを組み込んだ省エネ型住宅を販売している。他社も国内各地でスマートシティー構想に参加しており、今回の参加も事業展開の一環とみられる。

 参加企業・団体は10月、実施母体の「荒井東まちづくり協議会」を設立する方向。3月29日に発足した準備会では、地元の土地区画整理組合幹部が会長に、日立と清水建設が幹事に就任。仙台市も特別会員で加わった。

 清水建設は「事業内容の詳細などは未定」と説明。パナホームとトヨタホーム、デンソーは「東日本大震災からの復興に向け新たな街づくりに役立ちたい」としている。

 準備会顧問に就いた大村虔一元東北大大学院教授は「実現のためさまざまなアイデアを出し合っていきたい」と話す。

 構想は仙台市地下鉄東西線荒井駅(仮称)南側の区画整理事業用地約34ヘクタールが対象。東西線開業の2015年度を目標に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を中心としたシステムの実現を目指す。計画地は市沿岸部の津波被災者の移転候補地にもなっている。

1514荷主研究者:2012/04/30(月) 11:16:00
>>1333
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120413t12007.htm
2012年04月13日金曜日 河北新報
イトーヨーカドー仙台泉店、営業を継続 近く館内改装

震災後に客足が戻り、営業継続が決まったイトーヨーカドー仙台泉店

 セブン&アイ・ホールディングスが傘下のイトーヨーカドー仙台泉店(仙台市泉区)の営業継続を正式決定していたことが12日、分かった。2012年中の閉鎖を検討していたが、東日本大震災後の売り上げ回復を受けて判断した。近く館内を改装して集客力をさらに高める方針だ。

 閉店見直しについては、セブン&アイの村田紀敏社長が昨年10月の記者会見で言及した。同社によると、営業継続はその後に決まった。店舗建物を所有する住友商事とは既に、6月末で切れる予定だった賃貸借契約を延長した。

 改装に関しては現在、全館で行うかどうかなど規模を含めて検討している。同社は「新しい売り場で店全体の魅力を上げたい。なるべく早く実施したい」としている。

 仙台泉店は震災後、売り上げが堅調で、特に食品は震災前の2〜3割増で推移しているという。

 同社広報センターは「震災を機に品ぞろえの豊富さなどが再評価され、現在も店への期待感を持ってもらっている。再評価に甘えることなく、常に新鮮さを提供していく」と話している。

 仙台泉店は1992年開業で、セブン&アイ傘下の大手スーパー、イトーヨーカ堂(東京)が運営する仙台市内唯一の店舗。地上5階、地下1階で、売り場面積は1万3667平方メートル。個人消費の低迷による売り上げ減少などが響き、10年に撤退を検討していることが明らかになっていた。

1515荷主研究者:2012/04/30(月) 11:18:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120413t13019.htm
2012年04月13日金曜日 河北新報
ナスパ、6月にも閉鎖 東北電、施設復旧を断念 名取

 東日本大震災で被害を受けた宮城県名取市愛島の総合運動施設「名取スポーツパーク」(ナスパ)について、所有する東北電力が6月にも閉鎖することが12日、分かった。同社は震災による火力発電所の被災などで経営環境が悪化しており、多額の費用が必要な施設復旧を断念した。

 ナスパは震災で、主要施設の愛島陸上競技場や愛島球場が大きな被害を受け、テニスコートなど一部を除いて営業を休止していた。閉鎖に向けて、今月1日からは全面的に施設利用を停止した。

 東北電は震災で太平洋側の発電所被災に加え、原発停止に伴う火力発電燃料費も増大し、収支が悪化。2012年3月期連結決算の純損益は過去最大の2500億円の赤字が見込まれ、コスト削減を進めていた。

 東北電は「もともとは社員の福利厚生施設であり、収支が厳しい中で復旧は困難と判断した」と説明。施設の解体や跡地利用は現時点で決まっていないという。

 ナスパは1992年に主要施設が完成した。総面積は約72万平方メートル。一般にも開放され、01年のみやぎ国体では高校野球(硬式)、ラグビー(成年)の会場にもなった。愛島球場は高校野球県大会でも利用されてきた。

1516荷主研究者:2012/04/30(月) 11:20:00
>>1503
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120413t12004.htm
2012年04月13日金曜日 河北新報
子ども服販売のベリーズが破産手続き、民事再生を断念

 子ども服販売のベリーズ(仙台市)は12日、仙台地裁から破産手続き開始決定を受けた。同社は3月30日、約37億1900万円の負債を抱えて民事再生法の適用を同地裁に申請したが、その後、税滞納を理由に資産の一部を国に差し押さえられたため、同法による再建を断念した。

 破産管財人によると、同社は他社に事業を譲渡した上で、最終的に清算される。譲渡先については「既に決まっているものの、明らかにできない」としている。

 譲渡されるのは国内外45店のうち34店となる方向で、従業員約200人のうち100人弱が引き継がれる見通し。「ベリーズベリー」の商標権も引き続き使われる。

 帝国データバンク仙台支店によると、ベリーズは景気後退に伴う消費不振、為替リスク回避のために行っていた通貨オプション取引で生じた為替差損などで経営が窮迫した。

1518荷主研究者:2012/04/30(月) 11:35:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120414t11023.htm
2012年04月14日土曜日 河北新報
仙台市復興計画・エコモデルタウン実現へ 補助金8億円交付

 仙台市が震災復興計画に盛り込んだ災害に強い省エネ型の「エコモデルタウン」について、市は13日、総務省の2012年度補助金として約8億円の交付が決まったと発表した。宮城野区の田子西土地区画整理事業地で、情報通信技術(ICT)を駆使して電気と都市ガス、太陽光発電を最も効率のいい割合で提供できるエネルギーシステムを構築する。

 復興公営住宅の集合住宅4棟(計180世帯)、一般向け一戸建て住宅16棟の屋上や敷地に、太陽光パネル(出力計約40キロワット)を設置。公営住宅そばに(1)一括受電装置(2)大型のガスコージェネレーション(熱電併給)(3)太陽光発電用の蓄電池(約25キロワット)−などを備える「エネルギーセンター」を建設する。

 大規模災害時には集会所などにエネルギーを継続的に供給する。スマートメーター(次世代電力計)をはじめ電力の需給状況を可視化する機器も導入し、需給が逼迫(ひっぱく)した際の節電協力に対する優遇制度の実現可能性を探る。

 総事業費は約24億円。補助金以外の財源は震災復興特別交付税で賄い、市の一般財源からの持ち出しはない。エネルギーシステムは12年度中に完成予定で、市は7月をめどにシステムを管理運営する事業主体を募集、選定する。

 市産業プロジェクト推進課は「エコモデルタウンの実現を一歩進められる意義は大きい。ICTを活用した災害に強い街づくりを発信していきたい」と話している。

1519荷主研究者:2012/04/30(月) 11:51:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120415t12013.htm
2012年04月15日日曜日 河北新報
東北大片平キャンパスの一部 東北学院に売却へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120414026jd.jpg

 東北大は14日までに、仙台市青葉区片平の片平キャンパスのうち、南側の電気通信研究所があるエリア(約5.5ヘクタール)の一部約0.8ヘクタールを学校法人東北学院に売却する方針を決めた。東北学院は購入する意向。測量で正確な面積を確定後、価格や利用方法などを東北大と協議し、早期の売買契約締結を目指す。

 対象地は南側エリアの中でも東北学院大土樋キャンパスと隣接する南端の部分。建物はなく、テニスコートや駐車場として利用されている。

 東北大は当初、電通研を青葉山新キャンパスへ移転させる予定で、東北学院が南側エリア全体を取得する方向で売買交渉を進めていた。地価低迷で電通研の移転費用を上回る売却益が見込めず、東日本大震災による大学全体の損害が約800億円に上ったため土地売却計画の見直しを迫られ、昨年6月断念した。

 東北大によると、昨秋に東北学院から再検討を求められ、最終的に一部を売ることにした。

 東北大資産管理課は「エリア全体の売却中止について理解を得た上で、東北大の研究活動に支障が出ない範囲で譲れる面積の土地を売ることにした」と説明する。

 東北学院は当初、南側エリア全体を活用してキャンパス整備を計画していた。庶務部は今回取得する土地の活用について「全面取得を前提としていたので、もう一度、計画を検討し直したい」と話している。

 東北大は震災を受け、新キャンパスの施設整備の一部を再検討する方針。農学部農学研究科は立地する雨宮キャンパスの売却と新キャンパスへの移転の方針に変更はない。片平キャンパス南側エリアの移転中止に伴い電気通信研究所は当面、現在地で研究を続ける。

1520荷主研究者:2012/05/05(土) 00:18:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120416t11017.htm
2012年04月16日月曜日 河北新報
仙台市人口105万人割れ 年度末異動で11カ月ぶり減

 仙台市の1日現在の推計人口は104万9824人で、前月より3993人(0.38%)減り、11カ月ぶりに減少した。105万人を下回ったのは昨年10月以来。年度末の引っ越しシーズンで転出が転入を大きく上回ったのが要因。東日本大震災直後の前年同月比では、7771人(0.75%)増加した。

 自然動態は出生が779人、死亡が715人で64人増。社会動態は転入が1万1035人、転出は1万5120人で、4085人の転出超過だった。県外への転出(1万408人)と、県外からの転入(6256人)の差が転出超過に直結した形となっている。

 5区別の人口を見ると、前月比は全区で減少。前年同月比では青葉区が4857人(1.67%)、太白区が2732人(1.24%)、泉区が1912人(0.91%)増えたのに対し、津波被害を受けた宮城野区が1177人(0.62%)、若林区も553人(0.42%)減った。

 市広聴統計課は「3月の人口移動を反映した数字で、例年と同じ傾向にある。震災以降の流動は落ち着いてきており、5月の推計人口がどこまで戻るか推移を見守りたい」と話している。

1521荷主研究者:2012/05/05(土) 00:24:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120417t12017.htm
2012年04月17日火曜日 河北新報
夢メッセ、7月に再開 第1弾は自動車フェス 仙台

7月の再開に向けて復旧工事が急ピッチで進む「夢メッセみやぎ」

 宮城県は16日、東日本大震災で被災して休業していた仙台港近くの展示場「夢メッセみやぎ」(仙台市宮城野区)の復旧作業を6月中に終え、7月に再オープンすると発表した。再開第1弾のイベントとして、自動車の歴史と未来を紹介する「とうほく自動車フェスタ」(7月20〜29日)の開催も決まった。仙台港の商業機能回復に弾みがつきそうだ。

 メッセは東北、北海道で最大級となる床面積7500平方メートルの屋内展示場を持つ大型施設。震災による津波で、大量の車両やがれきが展示棟に流れ込んだほか、多くの電気設備が水没するなどの被害があった。

 県は「震災からの産業復興に不可欠」として昨年12月、総額約30億円を投じて全面復旧に着手。現在、連日200人以上の作業員がひび割れた壁の修復、空調設備の交換などを進めている。

 津波対策として、事務室や防災センターなどを会議棟2階に移設。電気室の床も底上げした。

 震災前のメッセは、セミナーや展示会など年間200件以上の利用実績があり、毎年40万人超を集客していた。村井嘉浩知事は16日の定例記者会見で「施設再開は仙台港のにぎわい創出につながる。被災地の復興ぶりを国内外に発信する拠点になってもらいたい」と期待感を示した。

 「とうほく自動車フェスタ」は、河北新報社など宮城県内の九つの企業、団体でつくる実行委員会が主催し、宮城県が共催する。昨年7月に夢メッセで開催予定だったが、震災で延期された。

 会場は「進化を知る」「近未来社会を展望する」など4ゾーンで構成。トヨタ自動車など国内外の車メーカー十数社の協力を得て、往年の名車やスポーツカーなど計約80台を展示する。未来の交通システムなど、東北大などよる自動車技術の研究成果も紹介する。

 復興支援の一環として、被災地の特産品や工芸品を販売する「みやぎ復興物産市」も実施。屋外会場では災害時に活躍する特殊車両を展示する。

1522荷主研究者:2012/05/05(土) 00:30:12
>>65
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120418t12023.htm
2012年04月18日水曜日 河北新報
ソマテック、フィルム工場完成 7月から本格生産

完成したソマテックの大和工場

 化学素材製造ソマール(東京)の子会社ソマテック(仙台市)は17日、宮城県大和町の大和リサーチパークに完成した大和工場の竣工(しゅんこう)式を現地で開いた。スマートフォン(多機能携帯電話)向けなどの高機能フィルムを7月から量産する。

 式には村井嘉浩宮城県知事ら約30人が出席。ソマールの曽谷太社長は記者会見で「世界で打ち勝つ最先端の製品を生産する拠点にしたい。建屋の増設や開発部門の設置も今後検討する」とさらなる増強に意欲を示した。

 大和工場は鉄筋2階、延べ床面積1万1200平方メートル。今月、試験生産を始めた。投資額は約55億円。従業員は地元採用の4人を含む14人で、7月の本格生産開始時には20人に増やす。

 当初は2009年度に着工する予定だったが、08年秋のリーマン・ショックを受けて延期。10年6月に着工したが、東日本大震災の影響で11年5月としていた操業開始が遅れた。

 この間に、生産品目を計画していた自動車関連向けの樹脂製品から変更した。導入する生産設備が変わった影響で、投資額は当初の約38億円から膨らんだ。

1523荷主研究者:2012/05/09(水) 23:43:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120420t12019.htm
2012年04月20日金曜日 河北新報
マンション供給40%減 震災、着工遅れ 11年仙台圏

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120419046jd.jpg

仙台市青葉区の新築マンション。空き室は残り少なく、看板には完売御礼の札が並ぶ

 仙台圏(仙台、多賀城、塩釜、名取各市)で2011年に新規供給された分譲マンションは674戸となり、前年の1134戸を460戸(40.6%)下回る大幅減となった。

 総合広告代理店DGコミュニケーションズ創芸カンパニー仙台支社がまとめたもので、前年に続いて1988年の調査開始以来の最低記録を更新した。一方で契約に至った割合に当たる最終契約率は97.5%に上り、統計がある93年以降で最高となった。

 仙台支社は「東日本大震災を受けて免震、耐震性の強化といった設計変更などによる着工の遅れが相次ぎ、安全性の高い新規物件を求める需要に追い付かなかった」と分析している。

 仙台圏のうち新規供給があったのは仙台市と名取市のみ。仙台は前年比41.5%減の651戸にとどまり、特に太白(56.6%減)、宮城野(55.7減)、青葉(43.7%減)の3区の落ち込みが大きかった。

 最終契約率はこれまで93年の93%が最高だった。11年は分譲開始1カ月以内で売れた「初月契約率」が高く、前年比21.6ポイント上昇の79.1%に達した。月別は震災前の2月が38.5%だったのに対し、5月に94.2%に跳ね上がって以降は70〜90%台で推移した。免震、耐震機能の高い物件を中心に売れたという。

 仙台支社は「購入者は高所得者層が中心で、安全性の高い都心の物件を求める傾向は今後も続く。供給数も回復が進み、13年には年間1000戸台に戻るのではないか」と予測している。

1524荷主研究者:2012/05/09(水) 23:44:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120420t12018.htm
2012年04月20日金曜日 河北新報
ヨドバシ仙台暫定店舗 予定前倒し26日開店

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120419047jd.jpg
26日の開店が決まったヨドバシカメラの新店舗

 家電量販大手ヨドバシカメラ(東京)はJR仙台駅東口に建設中の暫定店舗「マルチメディア仙台」を26日に開店させることを決めた。当初は29日を予定していたが、工事を早めに終える見通しが立ち、ゴールデンウイーク商戦に間に合うと判断、前倒しした。

 建設中の「仙台第2ビル」(地上8階、地下1階)のうち、1〜3階のヨドバシカメラが先行オープンする。テナントが入る4〜8階のオフィス用フロアの工事はその後の完成となる。

 売り場面積は約1万2000平方メートル。新店舗向かいで営業している既存店の2倍近い広さとなり、家電量販としては東北最大級という。

 1階はカメラ、時計、テレビ、2階は家電、ゲーム、美容グッズ、3階はパソコン、携帯電話などを扱う。商品数は従来より大幅に多い約50万点に上る。

 藤沢昭和社長は19日、河北新報社の取材に対して「豊富な品ぞろえで、東北の復興に役立ちたい。最新型の通信端末やテレビなどを取りそろえており、さまざまな提案ができる」と説明。懸念される付近の交通渋滞については「しっかり解決していく」と話した。

 既存店は暫定店舗オープン後に取り壊し、跡地には自社店舗を核にした大型商業施設を2014年春に開店させる計画。

1525荷主研究者:2012/05/09(水) 23:46:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120420t12020.htm
2012年04月20日金曜日 河北新報
宮田工業栗原に新工場 消火器、年産120万本

宮田工業が東北第2工場を開設する旧紡績工場

 消火器製造大手の宮田工業(神奈川県茅ケ崎市)が宮城県栗原市志波姫南郷に東北第2工場を整備し、最終製品化までの一貫生産を担う拠点とする計画が19日、分かった。年間120万本の出荷を目指す。23日に栗原市と工場立地協定を締結する。

 東日本大震災による防災意識の高まりに加え、消火器の規格省令などの改正に伴って交換需要が膨らむことに対応する。

 第2工場は栗原市志波姫にある東北工場から西へ約1キロ離れた旧紡績工場を活用。敷地面積は東北工場(約3ヘクタール)の1.5倍の4.6ヘクタール、建物の延べ床面積は同規模の6100平方メートル。今月中に改修工事に入り、来年5月に稼働させる予定。

 投資額は約10億円。雇用人員は約100人。東北工場の約120人と合わせ200人を超える規模になる。

 東北工場では現在、消火器の容器や構成部品などを生産。第2工場稼働後は東北地区で容器に薬剤を詰める工程も担い、部品から最終製品まで一貫生産する。

 消火器は安全対策強化を目的に、2011年に規格省令と耐圧性能など点検基準が改正された。古い消火器の交換が進むとみられるが、宮田工業の本社工場は既にフル生産のため余力がない。

 東北工場は、大手自転車メーカー宮田工業の子会社として1973年に設立された東北ミヤタ工業が前身。当初は自転車部品を生産していたが、約10年前から消火器にシフト。05年に宮田工業に吸収合併された。

 宮田工業は国内第1号の自転車、粉末消火器を製造するなど自転車、消火器の老舗。09年に消防車製造最大手のモリタホールディングス(大阪市)の完全子会社となり、10年に自転車部門を分社した。モリタグループの消火器のシェアはヤマトプロテック(東京)に次いで国内2位(28%弱)。

1526荷主研究者:2012/05/13(日) 15:29:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120421t12015.htm
2012年04月21日土曜日 河北新報
ゼビオ・あすと長町店開店 スポーツ施設隣接 仙台

初日から多くの買い物客が訪れたスーパースポーツゼビオあすと長町店=仙台市太白区

 スポーツ用品販売大手ゼビオ(福島県郡山市)は20日、仙台市太白区に大型店「スーパースポーツゼビオあすと長町店」をオープンした。仙台南部商圏の旗艦店と位置付け、スポーツ施設に隣接する立地を生かした商品販売を展開する。

 鉄骨3階で、売り場は1階の4600平方メートル。ゼビオやゴルフ専門のヴィクトリア、スポーツサングラス専門店など同社が展開する5種類の店舗が入っている。2、3階は駐車場など。同社としては宮城県内7店舗目となる。

 スポーツ複合施設エリアの一角に位置し、テニスコートなどが入る「エスアールジータカミヤ スポーツパークあすと長町」への来場者にも利用をPRする。

 ゼビオなどが整備を進めているゼビオアリーナ(仮称)は今秋の完成予定で、男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台の本拠地となる。

 あすと長町店は昨年11月のオープン予定だったが、東日本大震災の影響で延期していた。

1527荷主研究者:2012/05/13(日) 15:31:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120424t11029.htm
2012年04月24日火曜日 河北新報
東松島市とJR東、仙石線で覚書締結

覚書を取り交わし、握手する阿部市長(右)と里見支社長

 宮城県東松島市とJR東日本は23日、東日本大震災で被災し移設を計画している仙石線陸前大塚−陸前小野間の復旧に関する覚書を締結した。現ルートと新ルートの用地を両者間で売買し、3年半後をめどに移設を完了させる。

 覚書は、JRが所有する現ルート(約6.4キロ)の一部と、市が取得する新ルート(約3.5キロ)を互いに有償で譲渡し、移設の際は線路と道路を立体交差化することなどを盛り込んだ。用地の売買価格は両者で調整している。

 JRや市によると、新ルートは現ルートより500メートルほど内陸寄りの高台を通る。区間内には東名、野蒜両駅を移設する。詳細なルートを確定させた上で、市が復興交付金を活用した区画整理事業で用地を買収、造成し、JRに譲渡する。

 造成完了までに1年半程度かかるとみられ、JRは線路や駅舎などの工期を2年間と見込んでいる。測量と設計作業は本年度中に着手する。

 現ルートはJRが線路を撤去後、市が買い取る。住民からは遊歩道やサイクリングロードとしての活用を求める意見が出ている。

 覚書締結式は市役所であり、阿部秀保市長は「用地買収は本来JRの役割だが、復興のスピードを考え、市で進めることにした」と話した。里見雅行JR仙台支社長は「早期復旧を望む地元の声に応えられるよう事業を急ぎたい」と述べた。

 仙石線で不通となっているのは高城町(宮城県松島町)−陸前小野間。JRは高城町−陸前大塚間(約5.3キロ)について、現ルートで復旧を目指す方針を示している。

1528荷主研究者:2012/05/13(日) 15:31:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120424t61031.htm
2012年04月24日火曜日 河北新報
県・新地町・JR東、常磐線内陸移設で覚書締結

 福島県と新地町、JR東日本は23日、常磐線の内陸移設を円滑に進めるため「常磐線の復旧に関する覚書」を締結した。

 覚書によると、新地町の常磐線の新ルートは現行ルートより約200メートル内陸側で、JRの用地買収に県と町が協力する。

 県は現行ルートの線路用地をJRから県道相馬亘理線の用地として買い上げる。町は現行ルートと国道6号の間に、新しい新地駅を含む市街地を形成する土地区画整理事業を行う。

 JRは新線開通の目標時期を「用地買収完了から約3年の工期を経た後」と説明している。

 覚書の締結式は県庁であり、熊本義寛JR水戸支社長、佐藤雄平知事、加藤憲郎町長が出席した。加藤町長は「仙台を生活圏とする町として1日も早い復旧を望んできたが、一歩前進できた」と述べた。

 現行ルートと新地駅は海岸線から約750メートル内側で東日本大震災の津波で流された。県道相馬亘理線は現行ルートよりも海側で、橋が流されて寸断されたままとなっている。県は土盛りの上に県道を通し、津波が海岸の堤防を超えても被害を抑える「二線堤」機能を持たせる。

1529荷主研究者:2012/05/13(日) 15:58:07
>>1357
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120425t72010.htm
2012年04月25日水曜日 河北新報
日本GE 仙台に東北本社開設 復興支援事業を展開

 米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリックの日本法人、日本GE(東京)は24日、東北本社を仙台市に開設したことを明らかにした。東日本大震災の被災地で復興支援につながる事業の展開に力を注ぐ狙い。地域本社は他になく、東京に次ぐ重要拠点と位置付けた。

 日本GEは7月にも、多賀城市内の植物工場で、GEの発光ダイオード(LED)照明を使った効率的なレタス栽培の実証試験を始める予定。東北本社は「今後はオランダなどで導入しているガスエンジンを使う植物工場も被災地などで展開したい」としている。

 東北本社は1日付で仙台市青葉区一番町のビル内に開設した。従来の金融部門の出先部署に加え、持続可能な街づくり事業を担う「復興支援・サステナブルシティ推進本部」を新たに設けた。金融部門14人、推進本部2人の計16人体制でスタートした。

 GEグループはこれまで、環境や健康分野で宮城県内の自治体と連携し、シンポジウムなどを開催してきたほか、東北大と医療関連の共同研究にも取り組んできた。震災後は石巻市の復興プロジェクトにも関わっている。

 北川裕明復興支援・サステナブルシティ推進本部長は「岩手など東北の他県にも事業を広げていきたい」と話している。

1530荷主研究者:2012/05/19(土) 17:08:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120427t12025.htm
2012年04月27日金曜日 河北新報
仙台空港利用者3割減 11年度・震災で長期運休響く

 仙台空港の2011年度の定期便、チャーター便の利用者(速報値)は184万5681人で、前年度より29.6%減少したことが26日、県のまとめで分かった。東日本大震災の津波で被災し、就航していた定期便が長期間運休したのが要因とみられる。

 国内線の利用者は24.8%減の177万7078人。月別の利用者は昨年12月以降に震災前水準まで回復したが、全8路線あった定期便が最長4カ月にわたって運休したのが響いた。

 国際線は73.5%減の6万8603人に低迷した。6路線あった定期便のうち5路線は年度内に再開したものの、ことし2月までの利用者は前年同期実績の半分以下にとどまった。

 仙台空港は本年度、週3往復のソウル線が5月から週7往復に増便されるなど、いっそうの利便性向上が図られる。県空港臨空地域課は「海外向けのアピールを強め、宮城、東北に観光客などを呼び込みたい」と話す。

1531荷主研究者:2012/05/19(土) 17:08:56
>>1524
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120427t12007.htm
2012年04月27日金曜日 河北新報
ヨドバシ仙台暫定店舗 1〜3階が営業開始

大勢の買い物客でにぎわったヨドバシカメラの新しい「マルチメディア仙台」

 家電量販店大手ヨドバシカメラの「マルチメディア仙台」の暫定店舗が26日、JR仙台駅東口にオープンし、大勢の買い物客でにぎわった。

 建設中の「仙台第2ビル」(地上8階、地下1階)のうち、1〜3階が先行して開店した。東口駅前広場とデッキで結ばれた店舗3階入り口には、午前9時半の開店前から長い列ができた。客は各売り場で販売担当者から、目当ての商品の説明を受けた。

 売り場面積は、道路を挟んで立地する既存店の倍近い約1万2000平方メートル。既存店は今後取り壊し、跡地には自社店舗を核にした大型商業施設を2014年春に開店させる。

 宮城県東松島市から訪れた東北学院大4年奥田駿資(しゅんすけ)さん(21)は「フロアは広く、明るい雰囲気。商品数もだいぶ増えた」と話した。

 下戸正己店長は「スマートフォン(多機能携帯電話)や携帯型端末などはハードのみならず、アクセサリーも充実させた」と説明している。

1532荷主研究者:2012/05/27(日) 11:17:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120502t11012.htm
2012年05月02日水曜日 河北新報
常磐線移設 宮城県が用地取得支援へ JR・山元町と覚書

 宮城県は1日、東日本大震災で被災したJR常磐線について、不通となっている同県山元町内の区間(約11キロ)の内陸移設に伴う用地取得業務を支援する方針を固めた。県と山元町、JR東日本が7日、復旧に関する覚書を結ぶ。JR線の復旧に向け、県と地元自治体、JRの三者が連携するのは宮城県内では初めて。

 県は、同町の復興には常磐線の早期復旧が不可欠と判断し、協力を決めた。JR、町とともに効率的な用地取得を進め、早期の復旧工事着手を後押しする。

 7日の締結式には、村井嘉浩宮城県知事、斎藤俊夫山元町長、里見雅行JR東日本仙台支社長が出席する予定。

 同町は町復興計画で、現行ルートから内陸側に1〜1.5キロ移設する土地利用計画案を策定。JRも被災区間のうち、駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間の約14キロを内陸側に移設して復旧することを決めている。

 JRは昨年10月、山元町議会で常磐線の内陸移設案に関して「用地買収完了後からおおむね3年で復旧できる」との見通しを示した。町などは、早ければ2015年度末の復旧を見込む。

 常磐線の復旧をめぐっては、福島県と同県新地町、JR東日本が4月23日、内陸移設を円滑に進めるための覚書を締結した。県が用地取得に協力した上で、移設後の現行線路用地を買い上げることを盛り込んだ。

 常磐線は、津波被害と東京電力福島第1原発事故の影響で、福島・宮城県境の相馬−亘理間、福島県内の広野−原ノ町間が不通となっている。

1533荷主研究者:2012/05/27(日) 11:22:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120503t15014.htm
2012年05月03日木曜日 河北新報
バンコク−仙台間のチャーター便再開 観光需要回復見込む

仙台空港に到着し、関係者の出迎えを受けるバンコクからのツアー客

 バンコク−仙台間のチャーター便が2日、2008年5月以来4年ぶりに仙台空港に就航した。タイの政変や円高などの影響で運航されていなかったが、両国の観光需要が戻りつつあると判断した旅行代理店がツアー再開に乗りだした。

 空港ロビーでは、宮城県と仙台市の関係者や観光PR隊「伊達武将隊」のメンバーら約30人が、バンコクからの乗客34人を歓迎。タイ語で「こんにちは」と呼び掛け、拍手で出迎えた。

 家族で訪れたカマラ・タナコンパリーさん(33)は「タイも洪水の被害があったが、今はすっかり立ち直った。東北にもう不安はない。きれいな景色が、今から楽しみだ」と話した。

 バンコク−仙台間のチャーター便は2000年に初めて就航。交流人口の拡大に向け、市とタイ政府観光庁は1月、06年に結んだ観光に関する相互協力協定を再締結した。

 今回のツアーは採算ラインを超える乗客を確保するため、人気が高い札幌(新千歳)を経由した。企画したエイチ・アイ・エス東北北海道事業部によると、次回のチャーター便は、ことし秋ごろを検討しているという。

1534荷主研究者:2012/05/27(日) 11:40:45
けっこう完成までに時間がかかるねぇ…
>国道4号の蔵王町宮〜大河原町金ケ瀬の3.7キロを片側1車線から2車線に広げる。…残る蔵王町内の区間1.6キロは16年度以降に完成する見通し

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120505t11023.htm
2012年05月05日土曜日 河北新報
県南の幹線道工事着々 大河原の大橋整備・国道拡幅進む

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120505003jd.jpg
建設が進む金ケ瀬さくら大橋

 宮城県大河原町金ケ瀬地区で幹線道路の整備が着々と進んでいる。町は併せて接続する町道整備も進めており、「幹線道路完成により、県南全体の交通事情に大きな変化がもたらされる」と期待を寄せている。

 本年度内に終了するのは金ケ瀬さくら大橋(全長248メートル)の整備工事と、国道4号金ケ瀬拡幅事業の大河原工区分。このうち、金ケ瀬さくら大橋と、その関連工事を含めた総事業費は24億5800万円で、2010年度に完成している大谷こ線橋(207メートル)とともに、来年4月から開通する予定だ。

 県が事業主体となっている仙南東部広域営農団地農道整備事業の一部。大橋が完成すると角田市毛萱から東北道村田インターチェンジ(村田町)まで14キロが、大河原町中心部を迂回(うかい)して結ばれる。

 金ケ瀬拡幅事業は総事業費84億円。国道4号の蔵王町宮〜大河原町金ケ瀬の3.7キロを片側1車線から2車線に広げる。昨年5月以降、大河原町側から順次供用を始め、年度内には町内の2.1キロが使用可能となる。

 拡幅区間では、早朝や夕方の時間帯には通勤・帰宅の車で渋滞が発生している。東北地方整備局によると、残る蔵王町内の区間1.6キロは16年度以降に完成する見通しだ。

 大河原町はこれらの幹線道路整備に合わせて、みやぎ県南中核病院へのアクセス道路など町道建設も進める。担当者は「幹線道路の完成で渋滞が緩和され、地域医療拠点への所要時間も短縮する」と話している。

1535とはずがたり:2012/05/27(日) 11:51:10
>>1534

仙南東部広域農道
http://www.pref.miyagi.jp/oksgsin/topics/news/news-H190523nn/news-H190523nn.html

1537荷主研究者:2012/05/27(日) 12:40:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120508t15013.htm
2012年05月08日火曜日 河北新報
仙台市内の12ホテル誘客へ連携 総支配人協きょう発足

 仙台市内の主要ホテルの総支配人12人が8日、「仙台ホテル総支配人協議会」を発足させる。実務トップが率直に意見を交換し、観光客増や国際会議誘致などに向けた戦略を練る。東日本大震災の復旧関係者の宿泊による震災特需後を見据え、連携強化に乗りだす

 設立するのはホテルメトロポリタン仙台、仙台国際ホテル、ウェスティンホテル仙台、江陽グランドホテル(いずれも青葉区)、仙台ロイヤルパークホテル(泉区)などのシティーホテルと一部ビジネスホテルの総支配人。

 隔月第2水曜に定例会議を開催。業界情報を交換するほか、(1)大型会議誘致に向けた行政、コンベンション協会との連携(2)観光客拡大の方策(3)婚礼事業での共同展開−について意見を出し合う。

 宮城県や仙台市、仙台商工会議所、仙台コンベンション協会、大手旅行会社などの担当者を講師に招き、誘客に向けた勉強会も随時開く。

 ホテルの業界団体は日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟など複数あるが、地域単位の組織は全国的にも少ない。支配人会がある横浜市などは、国際会議誘致で強みを発揮している。

 仙台は震災特需を除くと、国内外の観光客は減少傾向で、中長期的なホテル需要には不透明感がある。婚礼事業も低価格、少人数のゲストハウスとの競争が激化しており、特需後は厳しい経営環境が予想される。

 呼び掛け人の一人、ホテルメトロポリタン仙台の紺野純一総支配人は「互いに営業面で競争はするが、全体の需要を増やさないと生き残れない。東北の玄関口のホテルとして共通認識を持ち、共存共栄できればいい」と話している。

 総支配人が参加する他のホテルは次の通り。

 ホテルモントレ仙台、三井ガーデンホテル仙台、ホテルJALシティ仙台、リッチモンドホテルプレミア仙台駅前、ホテルRICHFIELD仙台(青葉区)、ダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)、ANAホリディ・イン仙台(若林区)

1538荷主研究者:2012/05/27(日) 12:40:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120508t11011.htm
2012年05月08日火曜日 河北新報
宮城県、山元町、JR東 常磐線移設へ覚書締結

覚書を取り交わした(右から)斎藤町長、村井知事、里見支社長

 宮城県、山元町、JR東日本は7日、東日本大震災で被災したJR常磐線の復旧について、県と町が鉄道の内陸移設に必要な用地取得に協力することなどを盛り込んだ覚書を締結した。

 覚書などによると、同町内の現行区間(11.5キロ)を内陸側に約1キロ移設し、新しい坂元、山下両駅を設ける。

 県は用地取得のノウハウを持つ県土地開発公社を通し、JRの用地取得を支援する。町は、町実施の土地区画整理事業の地区内にある移設予定地を確保。JRが取得する。

 現行区間については、移設後に県と町が道路用地としてJRから買い上げることも明記した。県と町は高さ2〜3メートルの盛り土を行い、国が復旧工事に着手した海岸堤防と合わせて、津波防御に活用する。

 新ルートと県や町が管理する道路などが交差する場所は、立体交差で整備する方針。事業費や着工時期は未定。

 宮城県庁で同日あった覚書の締結式では、村井嘉浩知事、斎藤俊夫山元町長、里見雅行JR東日本仙台支社長が、それぞれ署名した。

 記者会見で村井知事は「安全な鉄道を再開させるのは最重要課題の一つ。早期に住民が戻れる環境づくりを進めたい」と述べた。斎藤町長は「早期再開は町や沿線自治体の悲痛な願いだ。今回の締結で復興に弾みがつく」と歓迎した。

 里見支社長は「着工から3年以内の、可能な限り早い時期に運転を再開したい」と話した。

1539荷主研究者:2012/05/27(日) 12:42:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120509t11029.htm
2012年05月09日水曜日 河北新報
開放型広場で交流促進 仙台市の復興公営住宅整備概要

 仙台市は8日、東日本大震災の被災者向けに建設する宮城野区田子西や若林区若林西など4地区の復興公営住宅団地(計595戸)の整備概要を発表した。団地全体のバリアフリー化を進め、地域コミュニティーの活性化を図るため広場や福祉施設を設ける。ことし秋に着工し、2013年度中の入居開始を目指す。

 田子西地区(宮城野区)は中央部分が連結された4、5階建ての4棟計176戸(延べ床面積約1万5600平方メートル)を中庭を挟む形で配置。市が震災復興計画で掲げる「エコモデルタウン」構想に基づき、太陽光をはじめとした災害に強い省エネ型の発電システムを導入する。障害児親子通園施設も整備する。

 若林西地区(若林区)は民間との複合開発で、量販店などに隣接して建てる。住居は6〜8階の3棟計152戸(約1万4000平方メートル)で、地域住民との交流や災害時の避難の拠点となる開放型の広場も設ける。

 2期に分けて整備する荒井東地区(宮城野区)は、1期分の11階197戸(約1万3100平方メートル)を建設。鹿野地区(太白区)は5階の2棟計70戸(約5000平方メートル)で、知的障害者支援施設を併設する。

 間取りはいずれも単身用の2K(約35平方メートル)、2、3人家族用の3K(約50平方メートル)と4K(約65平方メートル)、4人以上の世帯向け4DK(約75平方メートル)の4タイプ。

 4地区の総事業費は田子西36億円、荒井東48億円、若林西29億円、鹿野10億円を見込む。

 市は14年度までに2800戸の復興公営住宅を整備する。うち約1700戸は17地区の建設場所をすでに決めている。ことし夏には入居者の募集方法を示す。

1540荷主研究者:2012/05/27(日) 12:45:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120510t15001.htm
2012年05月10日木曜日 河北新報
仙台港、中韓航路週2便に 国際コンテナ、ほぼ震災前水準

 宮城県は9日、仙台港(仙台市宮城野区)と中国・大連港、韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ航路が17日に就航すると発表した。東日本大震災で休止した中国・韓国航路は週1便から週2便に増える。

 仙台港の国際コンテナ航路が震災後に復活するのは4路線目。廃止された東アジアの航路を除くと4路線週4便となり、震災前の水準にほぼ回復する。

 今回就航するのは南星海運(ソウル)。17日は20フィートコンテナ962個を積載できる「スタークリッパー」(9520トン)が仙台港高砂埠頭(ふとう)に寄港する。

 同港は震災で高さ5メートルを超える津波に襲われ、港湾機能が停止した。国際コンテナ航路は昨年9月、別の海運会社が運航する中国・韓国航路が再開したのを皮切りに、ことし1月に北米航路、3月に韓国航路がそれぞれ運航を始めた。

 高砂埠頭は積み降ろし用ガントリークレーンが4月28日、震災前と同じ全4基の稼働を始めた。

 県港湾課は「荷主にとっては選択肢が広がり、物流コストの削減につながる。震災復興を目指す地域経済の後押しにもなる」と期待している。

1541荷主研究者:2012/05/27(日) 12:46:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120510t15003.htm
2012年05月10日木曜日 河北新報
中国東方航空、仙台−上海線開設へ 今冬めど、週2便以上

 中国航空大手、中国東方航空(本社上海市)が、仙台−上海線の国際定期便の開設を検討していることが9日、分かった。実現すれば、仙台空港への国際定期便の就航は、2007年の中国南方航空広州線(08年運休)以来5年ぶりとなる。

 中国政府民用航空局の幹部と中国の航空会社5社が同日、仙台市役所を訪問し、市幹部に開設の意向を伝えた。東方航空は早ければことし冬、遅くとも来年春までに週2便以上の運航を目指す。

 懇談では中国南方航空の幹部が、東日本大震災の影響で運休している仙台−長春線の国際定期便について、7月30日に再開する方針を伝えた。これで、震災前に就航していた国際定期便6路線全てが復活する。

 仙台空港と中国を結ぶ国際定期便は震災後運休が続いたが、中国国際航空の仙台−北京線(上海経由、大連経由の2路線)がことし3月に再開。比較的高い搭乗率で推移しているという。

 仙台市によると、10年に市内で宿泊した香港を除く中国人観光客は約7400人に上ったが、11年は震災や東京電力福島第1原発事故などの影響で7〜8割減った。

 市は本年度、中国向けプロモーション活動を本格化し、旅行者への情報発信に力を入れている。政府も東北の被災3県を訪れる中国人観光客のビザ発給基準を緩和し、被災地の観光業の復興を支援している。

1542荷主研究者:2012/05/27(日) 12:48:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120510t12007.htm
2012年05月10日木曜日 河北新報
アイシン鋳造工場完成 自動車部品を一貫生産 宮城・大衡

アイシン高丘東北が既存工場(左)近くに建設した鋳造工場

 トヨタ自動車系部品メーカーのアイシン高丘東北(宮城県大衡村)が敷地内に建設していた鋳造工場が完成し、関係者を招いた披露式が9日、現地で行われた。新開発の溶解炉を導入したのが特徴で、7月の量産開始に向けて既に試験操業に入っている。

 鋳造から加工までブレーキ部品などの一貫生産が可能になったことで、生産コストは愛知県内で鋳造していた従来と比べ約1割下がる見通し。輸送経費分を含めると、さらに削減効果が見込める。

 披露式には、セントラル自動車(大衡村)など取引先の幹部ら約40人が出席した。アイシン高丘東北の天草治彦社長は「一貫体制が整い、競争力が備わった。東北の成長に寄与したい」と強調。トヨタ自動車東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「(東北の)自動車産業の集積に弾みがつく」と期待した。

 新工場は3月中旬、ブレーキ部品などの加工を行う既存工場横に完成した。一部2階、延べ床面積約1万平方メートルで、ブレーキ部品用で月19万個分の生産能力がある。投資額は約40億円。

 導入したのは親会社アイシン高丘(愛知県豊田市)が開発した「直接噴射連続溶解炉」。高性能バーナーで原料の鉄を溶かし、不純物を取り除く。コークスを使う従来方法と比べ、鋳造精度は高く二酸化炭素排出量も5分の1に抑えられる。

 ラインはブレーキ部品用と、高い強度が求められる駆動系部品用の2種類を設置。ともにラインを短くし、作業に関わる人員を削減した。

 アイシン高丘東北は地元を中心に新たに80人を採用。従業員数は110人になった。村井嘉浩宮城県知事は披露式で「雇用創出効果も大きく、県として最大限の支援をしたい」と述べた。

1543荷主研究者:2012/05/27(日) 12:58:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120511t11030.htm
2012年05月11日金曜日 河北新報
「アクセル」復旧にブレーキ 収益見込めず補修二の足

被災して閉鎖状態となっているアクセルの貸しスペース

 宮城県企業局が所有する多目的ビル「仙台港国際ビジネスサポートセンター(アクセル)」(仙台市宮城野区)が、東日本大震災から1年以上過ぎても全面復旧のめどが立たない。収益改善の見通しが立たず、貸しスペースフロアの補修に踏み切れないためだ。県などが対応策に知恵を絞っているが、妙案は浮かばない。

 5階建てのアクセルは仙台港近くにあり、震災では2メートル近い津波に襲われた。3階以上にあるオフィスフロアは昨年5月に再開したが、貸しスペースのホール、スタジオが入る1、2階は車両などの流入物を取り除いた状態のまま閉鎖が続く。

 貸しスペースは震災前から低稼働にあえいでおり、運営費などで年間4000万円程度の赤字を生んでいた。全面補修しても利用頻度が上がる可能性は低く、県企業局は「補修にかかる経費は億単位。回収の見込みが立たない」と嘆く。

 家賃収入目当てに貸しオフィスへの転用を図る手法もあるが、津波で被災した低層階への入居は敬遠されがち。原状回復、転用いずれの場合も再投資は免れず、ビルを共同所有する第三セクター「仙台港貿易促進センター」を交えた話し合いの結論は出ない。

 隣接する県の大型展示場「夢メッセみやぎ」が7月に営業再開することもあり、関係者には焦りの色も浮かび始めた。県企業局は「仙台港全体が震災前の機能を取り戻しつつある。地域の印象を良くするためにも、一日も早く復旧方針を固めたい」と話している。

1544荷主研究者:2012/06/03(日) 13:14:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120518t12023.htm
2012年05月18日金曜日 河北新報
カタログハウス、仙台に業務拠点を開設

 季刊誌「通販生活」などを発行する通信販売のカタログハウス(東京)は、注文情報の入力などを行う業務拠点を仙台市青葉区に開設した。東日本大震災を受けた被災地の雇用拡大などが狙いで、仙台市や周辺から約30人を新規雇用した。

 開設は1日で、東京都内にあった機能を移転した。注文情報を端末に入力し、メーカーや自社の物流センターに発注する役目を担う。商品の申し込みはがきやファクスは本社で受け付け、いったん機械で読み取り、仙台の新拠点に送信する。

 注文の6割を占める電話のほか、電子メールでの申し込みは、東京の本社コールセンターで引き続き受け付ける。

 同社はこれまでも岩手、宮城、福島3県で生産された商品を「メード・イン・東北」シリーズとして重点的に販売し、被災地の企業を支援してきた。

 同社広報室は「被災地での雇用環境は厳しい。長期的に働く場を創出することが、最大の支援につながると考えた」と話している。

1545荷主研究者:2012/06/03(日) 13:14:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120518t15017.htm
2012年05月18日金曜日 河北新報
仙台港、中韓週2便就航 震災前水準ほぼ回復 国際コンテナ

輸出品が積み込まれる中国・韓国航路のコンテナ船「スタークリッパー」

 仙台港(仙台市宮城野区)と中国・大連港、韓国・釜山港などを結ぶ国際定期コンテナ航路が17日、就航した。中国・韓国航路は週2便に増える。同港の国際コンテナ航路は4路線、週4便となり、東日本大震災前の水準にほぼ回復した。

 南星海運(ソウル)のコンテナ船「スタークリッパー」(9520トン)が同日午前7時20分、高砂1号埠頭(ふとう)に着岸。化学薬品を積んだコンテナ12個を陸揚げし、パルプ、タイヤなど輸出品のコンテナ119個を船に積み込んだ。

 埠頭であった歓迎式典で、宮城県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「中国・韓国航路の就航は港のポートセールスにとって貢献度が大きい」とあいさつ。週2便を運航する南星海運ジャパンの朴英鎮(パク・ヨンジン)社長は「震災前の体制を回復できた。東北の復興につなげたい」と強調した。

 仙台港は震災の津波で、港湾機能が停止した。国際コンテナ航路は東アジア航路が廃止されたが、昨年9月に中国・韓国航路が再開。1月に北米航路、3月に韓国航路がそれぞれ運航を始めた。

1546荷主研究者:2012/06/03(日) 13:18:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120519t15034.htm
2012年05月19日土曜日 河北新報
仙台・将監、2万平方メートル「空き地」に 再開発求める声

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120519013jd.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120519012jd.jpg
閉鎖した将監ふれあい市場(左)と撤退する真如苑仙台支部

 仙台市泉区の将監地区で、新たな商業施設の誘致など再開発を求める声が高まっている。東京の宗教法人が東日本大震災を踏まえて撤退を決め、敷地を売却する方針を固めた。隣接する市有地に建つ商業施設「将監ふれあい市場」も閉鎖されており、併せて約2万平方メートルの「空き地」が住宅地に出現した。地域住民は「市が中心になって地域一帯を整備してほしい」と要望している。

 将監8丁目にある真如苑(本部・東京)仙台支部は、建物の内部が東日本大震災で大きく損傷。今年から解体工事に入った。真如苑広報課によると、新築はせず、3カ所の駐車場を含め敷地の売却を検討している。移転先や売却先は「未定」としている。

 真如苑の敷地に囲まれる位置に、将監ふれあい市場がある。仙台市の公設市場があった市有地を、2003年12月から将監商業協同組合が賃借してふれあい市場を運営してきた。10年9月末、売り上げ不振のため営業を停止。清算手続きが現在進んでいる。

 真如苑と市場の敷地を併せた面積は約2万66平方メートル。地元の高齢者を中心に「ここに新たな商業施設の誘致はできないか」と期待感が高まっている。

 将監地区は高齢化が急速に進んでいる住宅地。市の統計では、将監小学区の人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)が昨年4月1日現在で28.26%と、泉区(18.10%)、全市(19.97%)を大きく上回る。

 ふれあい市場の営業停止後、地元住民は買い物に不便を強いられており、マイカーの運転が難しく「買い物難民」化する高齢者も増えつつある。

 ふれあい市場は市有地でもあり、市は「民間のスーパーマーケットを呼べればいい」と利活用に前向き。真如苑の土地については「購入は、財政が厳しい時勢であり難しい。真如苑の意向も分からない」(市地域産業支援課)と、一体的な再開発には難色を示す。

 将監中央町内会の高橋節子会長は「高齢者だけではなく、若い人が喜んで来られる施設が地域活性化には必要だ。市が十分に考えてほしい」と望んでいる。

 真如苑は1995年に進出。立体駐車場の建設計画をめぐり、地元では反対運動も起きた。

1547荷主研究者:2012/06/03(日) 13:18:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120519t12037.htm
2012年05月19日土曜日 河北新報
石巻の書店、震災後初の新規出店 仙台に24日オープン

24日の開店を前に、準備が進むヤマト屋書店仙台三越店

 宮城県石巻市のヤマト屋書店は24日、仙台市青葉区の仙台三越定禅寺通り館地下2階に仙台三越店をオープンさせる。東日本大震災による津波で、石巻市の2店が閉鎖に追い込まれた同書店にとって、震災後初の新規出店。仙台市地下鉄勾当台公園駅の改札口に近い立地を生かし、デパートの買い物客、通勤通学客らの利用を見込む。

 出店場所は地下フードコートがあったスペース。売り場面積は約1155平方メートルで、書籍や雑誌は計20万冊を店頭に並べる。

 官公庁やオフィス街が近いため、ビジネス、法律、技術分野など人文・自然科学系の専門書は3万冊以上をそろえる。文具や玩具も扱う。

 同書店は震災前、石巻市に4店、仙台市に2店を展開していた。津波で石巻市内の3店が被災し、石巻中里店は再開できたものの、他の2店は営業再開を断念した。

 新店舗は5店舗目で、仙台市内では3店舗目。仙台三越が被災企業支援と地元企業との連携強化の一環で誘致した。

 ヤマト屋書店の阿部博昭社長は「仙台市中心部での大きなチャレンジになる。規模と品ぞろえを生かし『大きい、楽しい、まちなか書店』を目指したい」と話す。

 仙台三越の村上英之社長は「書籍や文具はお客さまのニーズが高い。より気軽に利用できる百貨店としてお役に立ちたい」と出店効果に期待する。

 開店以降の24、26、27日は、宮城、福島両県在住の作家・漫画家(いがらしみきお、和合亮一、熊谷達也、瀬名秀明、井上(き)みどりの各氏)のサイン会を開く予定。

 営業時間は午前10時〜午後8時。連絡先は同書店仙台三越店022(393)8541。

1548荷主研究者:2012/06/03(日) 13:38:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120521t11012.htm
2012年05月21日月曜日 河北新報
場当たり分散、タコ足庁舎 仙台市役所、コストめぐり賛否

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仙台市役所の仮庁舎と分庁舎

 仙台市役所の庁舎分散化が場当たり的に進んでいる。本庁舎(青葉区国分町)がもともと手狭だった上に、東日本大震災で事務量が増大し拍車が掛かった。本庁舎周辺に計10カ所の庁舎が点在、仮庁舎の賃料は年3億円を超え、7月にはもう1カ所増える。復興事業優先の財政事情を考えると、本庁舎の建て替えをはじめ、抜本的な打開策を見つけるのは難しい状況だ。

 市が建物を所有する分庁舎、民間ビルに入居する仮庁舎の状況は地図と表の通り。

 4月に約170人規模の復興事業局が新設され、市民局の大半が本庁舎から「アーバンネット勾当台ビル」に移転した。仮庁舎6カ所の賃料は年約3億2000万円にも上る。7月には、税務部門の集約化に伴い、北庁舎の教育局が「東二番丁スクエア」に移る。年間約1億円もの賃料が維持管理費として上積みされることになる。

 庁舎の「膨張」に対し、市役所内ではコストや効率の面で賛否両論の声がある。

 本庁舎から約400メートル離れた環境局(小田急仙台ビル)に勤務経験がある幹部は「市長や副市長に判断を仰ぎたくても、すぐに行けるとは限らない。何より、本庁舎の『空気』が分からないのが困る」と明かす。

 「執務環境がいい民間ビルに入居し、ワンフロアになったおかげで局内のまとまりが出てきた」。こう評価するのは、北庁舎の4、5階から2011年9月に仙台パークビルヂングに移った経済局の若手職員。「本庁舎に行かないと取れない情報は確かにあるが、足で稼げば問題ない」と話す。

 市は、震災で使用不能になった旧上杉分庁舎(7階建て)を14年度までに建て替える方針。新分庁舎(10階建て程度、概算事業費20億円)の事務室はこれまでの2倍以上の広さとなる見込みで、仮庁舎の解消に一定程度貢献しそうだ。

 抜本的な解決策となる本庁舎建て替えは見通せない。藤井黎元市長は04年に建て替え方針を表明したものの、200億〜300億円に上る費用がネックとなり翌05年、約9億円を投じて耐震補強工事による延命策に転換した経緯がある。

 耐震補強が奏功し、1965年完成の本庁舎が震災で受けた被害は軽かった。約1億8000万円をかけた復旧工事もほぼ終了。市は少なくとも今後10年程度は使い続ける計画だ。

 市庁舎管理課は「コンクリート建築は60年が限界とされている。本庁舎や北庁舎の建て替えに対する問題意識はあり、本年度中に課題を整理したい」と話す。

1549荷主研究者:2012/06/03(日) 13:47:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120522t12019.htm
2012年05月22日火曜日 河北新報
高速バスに無線LAN 東北初の試験導入 宮城交通

 宮城交通(仙台市)は仙台発着の一部路線の高速バスで、東北初となる「公衆無線LAN」のサービス提供を試験的に始めた。スマートフォン(多機能携帯電話)などを使えば、バス車内で移動中も早い通信速度でインターネットを楽しめる。

 ソフトバンクモバイルが提供する「Wi−Fiスポット」を車内に設置した。同じ環境で通常のパケット通信を使う場合に比べて通信速度が速く、パケット通信料も不要になる。ソフトバンクの携帯電話か、同社と通信契約したパソコンなら利用できる。

 設置路線は東北自動車道を経由する「仙台−福島線」(1日10往復)と、「仙台−郡山・須賀川線」(7往復)。ともに比較的渋滞に巻き込まれやすい路線で、利用者の反応を検証する。

 3〜4カ月をめどに導入効果を見極め、他の高速バス18路線や仙台市内の路線バス、仙台高速バスセンター(青葉区)などでの提供も検討する。

 宮城交通は「車内で大容量データ通信が可能になり、スマートフォンで配信の音楽や映像を楽しんでもらえる。震災では電話回線よりデータ回線が有効だったため、非常時の連絡手段の役割も期待できる」としている。

1550荷主研究者:2012/06/03(日) 13:47:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120522t12014.htm
2012年05月22日火曜日 河北新報
アシアナ航空「仙台−ソウル線」 毎日運航を再開

 アシアナ航空は21日、国際定期便仙台−ソウル線の毎日運航を再開した。同定期便は昨年9月25日、東日本大震災で被災した仙台空港が全面オープンしたのに合わせ、週3便で運航を再開。搭乗率が好調に推移していることを受け、震災前と同水準の週7往復に戻した。

 仙台空港内であった記念セレモニーには、三浦秀一宮城県副知事、李凡淵駐仙台韓国総領事、鎌田宏仙台空港国際化利用促進協議会長ら約40人が出席した。社員旅行でソウルに向かう仙台市宮城野区の会社社長山口聡子さん(41)らに花束を贈り、出発を見守った。

 アシアナ航空の柳光熙専務は「毎日運航を再開でき、宮城の観光活性化に少しは役立てたと思う。韓日両国の多くの人に定期便を搭乗してほしい」と語った。

 三浦副知事は「日韓の交流を深めるのに大事な路線だ。6月早々にも韓国などアジア向けの仙台PRを始め、需要を掘り起こしたい」と述べた。

 仙台−ソウル線は現在、震災前より小型の機体を使って運航。このため輸送客は震災前まで回復していないが、搭乗率は1〜4月の平均で89.7%に上る。

 アシアナ航空は今後も85%以上の搭乗率が維持できれば、震災前の機体に戻すことを視野に入れる。玄東実副社長はセレモニー後、「毎日運航は一つの過程で、機体の大型化や1日2往復の実現に努力したい」と話した。

1551荷主研究者:2012/06/03(日) 13:52:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120523t13025.htm
2012年05月23日水曜日 河北新報
三陸道・利府中−松島海岸IC間 7月上旬に4車線化

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 三陸自動車道の仙台松島道路利府中−松島海岸インターチェンジ(IC)間の4車線化工事が7月上旬に完了し、利用開始されることが22日、明らかになった。同区間で整備中の春日パーキングエリア(PA)は8月上旬に開業する。仙台市内であった県復興道路連絡調整会議で、県道路公社が説明した。

 同区間は4.0キロ。4車線化の目安となる1日1万台の通行量を大きく上回ることなどから、2008年度に着工した。ことし3月に工事が完了する予定だったが、東日本大震災の影響で時期がずれ込んでいた。

 春日PAは利府中ICから1キロ付近にできる。上り線は小型車48台分と大型車13台分、下り線は小型車63台分と大型車21台分の駐車場をそれぞれ確保する。商業施設にはコンビニエンスストアが入るほか、産地直売所を設置する計画もある。

 仙台松島道路の4車線化事業は松島海岸−松島北IC間(7.5キロ)でも進んでおり、14年3月の完成を目指している。利府中−松島北IC間の事業費は計150億円。

1552荷主研究者:2012/06/03(日) 13:53:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120523t11024.htm
2012年05月23日水曜日 河北新報
気仙沼5地区、集団移転へ 復興整備協、区画整理事業を了承

 宮城県気仙沼、東松島両市の復興整備協議会が22日、県庁であり、気仙沼市で初となる防災集団移転促進事業と、東松島市の土地区画整理事業を盛り込んだ復興整備計画をそれぞれ了承した。両市は今月下旬に計画を公表し、正式決定する。

 気仙沼市によると、集団移転事業を進めるのは大沢(52戸、229人)、舞根2(31戸、89人)、階上長磯浜(78戸、254人)、登米沢(5戸、18人)、小泉町(95戸、346人)の5地区。2012〜15年度に事業を行う。総事業費は83億5200万円。

 同市は5地区を含む計34地区の約700戸で集団移転の協議を行っているが、中心市街地の集団移転に向けた動きは遅れているという。

 協議会に出席した大江真弘副市長は「市内全地区の計画がいつ決まるか、見通しを示す段階にない。拙速にせず、着実に進めたい」と強調した。

 東松島市では、野蒜北部丘陵地区土地区画整理事業が進むことになる。被災したJR仙石線から500メートル程度内陸の高台91ヘクタールを整備。事業費は約300億円で、12〜16年度の実施を予定している。野蒜海岸に近い地区や同線沿線から約2300人が移転する見通し。

 移転後の跡地利用も計画に盛り込み、農地や水産加工施設などの産業用地、再生可能エネルギーの活用の場を想定する。

 県内の集団移転はこれまで、石巻市13地区、岩沼市6地区の事業実施が決まっている。

1553荷主研究者:2012/06/03(日) 14:15:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120524t15032.htm
2012年05月24日木曜日 河北新報
旧村支えた遺構を後世に 仙台・「冠川根白石発電所」

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発電所出水口跡を確認する地元住民ら=5月上旬、仙台市泉区福岡

 1920年代に仙台市泉区福岡の七北田川で稼働していた水力発電所「冠川(かむりがわ)根白石発電所」を、後世に伝えていこうと、地元住民が保存団体の設立を進めている。現在でも、取水用のせきや水を通したトンネルの跡が残っている。地元住民は「地域の文化遺産を子どもたちに知ってほしい」と話している。

 発電所跡の保存や管理を行う住民組織づくりを進めているのは、泉区根白石の上の宿町内会の会長庄司一史さん(73)と副会長渋谷満さん(67)たち。

 冠川根白石発電所は、旧根白石村(現在の泉区西部)の村誌などによると、1920年8月に地元選出の県議らが電気会社を設立し、着工した。

 21年1月に営業発電を開始。当時の根白石村と宮床村(大和町宮床)の443戸に送電した。29年8月、電力需要が高まり各地に発電所が開設された影響で廃止された。

 発電所が稼働していた当時から近くに住む農業鴇田豊吉さん(89)によると、発電所の社宅に電気で沸かす風呂があり、毎日のように入りに行ったという。「電気を川に流して魚を捕っていた」との思い出もある。

 現在は、取水用のせきの一部が七北田川に残る。そこから約500メートル南東にトンネルが延び、コンクリート製の出水口の遺構がある。発電用モーターが設置されていたとみられる出水口部分は低木や草で覆われ、ごみも詰まっている。

 「発電所廃止後、トンネルの中は遊び場だった」と振り返る庄司さん。団体設立により、発電所跡に表示板や案内板の設置を検討するほか、地元住民や市に協力を呼び掛け、現場周辺の清掃や子どもたちに伝える活動を展開したい考えだ。

 渋谷さんは「地域にあった発電所を歴史に埋もれさせておくのはもったいない。エネルギーへの関心が高まっている今こそ、多くの人に知ってほしい」と話している。

1554荷主研究者:2012/06/03(日) 14:20:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120526t15017.htm
2012年05月26日土曜日 河北新報
宮城・亘理の常磐線浜吉田−亘理 JR東、先行復旧検討

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 東日本大震災で被災したJR常磐線相馬−亘理間(27.6キロ)のうち現行ルートでの復旧が決まっている宮城県亘理町内の浜吉田−亘理間(5.0キロ)について、JR東日本が他区間に先行して復旧させる方向で検討していることが25日、分かった。仙台支社は河北新報社の取材に対し、「ルート移設が必要な浜吉田駅以南とは位置付けが異なる」と説明した。工事着手や運行再開の時期に関しては「現時点では白紙」とした。

 JRは同区間での災害発生時の乗客の避難場所、避難経路を亘理町と協議しており、「輸送の安全が守られる状況になってきた」と話した。

 先行復旧の場合、浜吉田駅で折り返し運転となり、信号の制御設備が必要となる。津波で海水に漬かった線路の大幅改修も欠かせず、仙台支社は「復旧工事は着手から1年弱かかる」とみている。

 同区間については地元の住民組織が昨年6月、浜吉田駅の早期再開を求める署名を町に提出した。仙台支社は取材に「浜吉田駅再開の要望が強いことは十分認識している。先行復旧は(大きな)選択肢だ」と説明した。

 被災による不通区間のうち、内陸側にルートを移設する予定の駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田間は用地取得が必要で、運転再開の見通しは立っていない。現行ルートで再開を目指す相馬−駒ケ嶺間は現段階で先行復旧は検討されていない。

1555荷主研究者:2012/06/14(木) 23:44:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120526t72003.htm
2012年05月26日土曜日 河北新報
東北の上場36社の2、3月期 29社黒字、11社最高益

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 東北6県の上場企業の2012年2、3月期決算は、36社(金融除く)のうち29社が連結純損益で黒字を計上した。このうち26社は前期比で増益または黒字転換となり、11社は過去最高益を記録した。東日本大震災関連の損失がかさんで赤字11社、減益10社だった前期から、復興需要を追い風に改善が一気に進んだ。13年2、3月期も景気の回復傾向は続くとの見方が多く、33社が黒字を予想する。

 36社の内訳は2月期8社、3月期28社で、各社の決算状況は表の通り。純損益は前期比で18社が増益、8社が黒字に転換した。減益は3社、赤字は7社となった。

 売上高は25社が増収となり、前期の19社を上回った。うち10社は過去最高に達した。減収は11社だった。

 好調が目立ったのは、商社、物流、小売りなど。カメイは重機用軽油が好調で純利益は65億7700万円と、東北36社で最高額となった。流通、包装用資材卸の高速(仙台市)は食品加工向け需要が伸び、売上高、経常利益、純利益ともに過去最高に上った。

 復興需要が顕著だった小売りでは、ヤマザワ、酒販チェーン大手やまや(仙台市)が売上高、経常利益、純利益ともに最高を更新した。ホームセンターではダイユーエイト(福島市)、サンデー(八戸市)が経常利益、純利益ともに過去最高となった。

 製造業は円高や受注減から、化学メーカーの日本化成(いわき市)など4社が経常減益となるなど苦戦した。

 純損失は東北電力の2319億円が最大。被災した火力発電所の復旧費や原発停止に伴う火力発電の燃料費増が響き、同社としては過去最大の赤字額となった。常磐興産(いわき市)の88億5300万円が次いで多く、基幹施設のスパリゾートハワイアンズの休業が影響した。

 13年2、3月期は東北電、ユアテック、ソフト開発のワイズマン(盛岡市)の3社を除く33社が黒字予想。増益18社、黒字転換4社の計22社が業績改善を見込む。減益は11社の見通し。東北電は電力需要や原発再稼働の見通しが不透明なため「未定」とした。

1556荷主研究者:2012/06/14(木) 23:45:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120526t11022.htm
2012年05月26日土曜日 河北新報
仙台市の道路かさ上げ満額 復興交付金2次配分

 25日に発表された復興交付金の第2次配分で、仙台市には全国の被災市町村で最も多い約373億円が交付された。焦点の一つだった沿岸道路のかさ上げは満額回答だったものの、丘陵部の被災宅地復旧などに伴う市独自の支援策は不採択だった。

 配分額の内訳は2012年度が約178億円、13年度は約141億円。認められた16事業のうち最も額が大きいのは、防災集団移転促進事業の約287億円。ソフト向け事業費にも約54億円が計上された。

 1次申請で計上を見送った県道塩釜亘理線と市道を約9キロにわたって6メートル盛り土する道路のかさ上げには、調査費など約5億円が認められた。本年度中に測量・設計に入り、計画通りにいけば15年度にも工事が終わる。

 集団移転事業費は移転先の用地取得などに充てられ、住民合意が得られた地区から順次進められる。復興公営住宅は青葉区愛子地区の上原、太白区の芦の口の2カ所を約11億円かけて建設。蒲生北部地区に成長産業を集積する土地区画整理事業の計画案策定には約4億円が盛り込まれた。

 一方、効果促進事業として要求した津波浸水域の宅地かさ上げや移転費用助成(申請額約26億円)、丘陵部の被災宅地復旧に伴う市の独自支援策(約18億円)は国の既存制度に上乗せする内容のため、全く認められなかった。

 奥山恵美子市長は取材に対し「集団移転やかさ上げに事業費を措置してもらい、被災者の暮らし再建を加速できる」と評価。独自支援策のゼロ査定については「大変残念。他の自治体と連携し、時間をかけてもう一度精査したい」と述べた。

1557荷主研究者:2012/06/14(木) 23:45:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120526t11015.htm
2012年05月26日土曜日 河北新報
「ろっけんパーク」オープン 仙台市、商店街の活性化狙う

オープニングセレモニーに続き、物産市が開かれた東北ろっけんパーク

 東北6県の物産品や観光地を紹介する仙台市の施設「東北ろっけんパーク」が25日、青葉区中央2丁目のクリスロード商店街にオープンした。約1キロしか離れていない商店街にも同様の機能を持つ市の施設があり、両施設の初年度の事業費は4億円を超える。多額の経費を、狙いとする「東北の復興支援」と「商店街のにぎわい創出」に結び付けられるか、課題となりそうだ。

 ろっけんパークは商店街の空きビル(3階建て)を借りて開設。1階で石巻市や気仙沼市の被災者が作ったTシャツなどを販売。金曜〜日曜は東北各地の名産品も売る。2階には起業家向けの販売ブースを設けた。

 オープニングセレモニーで奥山恵美子市長は「震災以来『東北は一つ』と考え、先陣を切ってきた。東北の全てが分かる場所を目指したい」と力を込めた。

 市は昨年8月、一番町4丁目商店街に仙台や東北の観光情報を発信する「仙台なびっく」を開設し、物産市も月1回開いてきた。物産市には3日間で最大8000人が集まったこともあるが、平日に限れば利用者は100人に満たない。

 両施設は、地元の9商店街などで組織する共同企業体が市の委託を受けて運営。年間事業費4億3000万円のうち、国の復興基金から約3億円、残りの約1億3000万円を市が負担する。

 機能が似通った両施設が物産市の客を取り合う可能性について、市の担当者は「販売する商品を分けたほか、両施設を回ってもらうためにスタンプラリーを検討している」と話す。

1558荷主研究者:2012/06/15(金) 00:30:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120529t65005.htm
2012年05月29日火曜日 河北新報
高速バス「仙台−相馬」線、来月増便 1日12往復に

 宮城交通(仙台市)と福島交通(福島市)は6月1日、共同運行する高速バス「仙台−相馬線」のダイヤ改正を行い、通勤・通学時間帯を中心に増便し、現行の1日8往復から12往復にする。

 最終バスの発車時刻も大幅に繰り下げ、仙台駅前発(福島交通運行)は1時間50分遅い午後9時に、相馬市役所発(宮城交通運行)は1時間15分遅い午後8時に変える。

 運賃の見直しも行い、仙台駅前−相馬市役所間は片道1200円から1000円、仙台駅前−新地町役場間は1200円から800円に引き下げる。いずれも現在実施中の最大36%引きキャンペーン価格と同額にする。国土交通省と宮城、福島両県からの助成に伴い、1、3、6カ月の各通勤・通学定期券も導入。1枚1000円の6枚つづり回数券は廃止する。

 東日本大震災でJR常磐線相馬−亘理間が不通のため、同区間の高速バスを利用する通勤・通学客は多く、両社は同路線の利便性向上を図った。

1559荷主研究者:2012/06/15(金) 00:31:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120530t15013.htm
2012年05月30日水曜日 河北新報
「塩釜水族館」東北最大に 建設構想、推進協が発表

水族館の外観イメージ。ランドマークになる屋根は漁船の網をイメージした

 民間企業でつくる塩釜水族館建設推進協議会(稲井善孝代表)は、宮城県塩釜市に建設を予定する水族館の構想をまとめた。4階建てで延べ床面積は東北最大。2階分の高さのある巨大水槽を備える。29日、塩釜商工会議所の「塩釜のみなとを考える会」で報告した。

 構想によると、塩釜市港町1丁目のマリンゲート塩釜の隣接地に建設する。水族館の延べ床面積は1万6700平方メートルで、アクアマリンふくしま(いわき市)、葛西臨海水族園(東京都江戸川区)をしのぐ。次世代型の水族館をコンセプトとし、大水槽のほか、自由なレイアウトが可能な水槽を設ける。中央部にはイルカのショーなどを行うプールを配置する。

 3Dの海洋映像を観賞するシアターホールや物産館、キッズコーナーも備える。2階エントランスと、フェリーターミナルのあるマリンゲート塩釜を連絡通路で結ぶ。

 東日本大震災の教訓を生かすため、3階以上に複数の緊急退避スペースや食料などの備蓄倉庫を用意する。屋上にはヘリポート、ソーラーパネルを備え、緊急時医療などにも対応する。

 構想づくりは、水族館の大型アクリルパネル製造・販売で世界最大シェアを持つ日プラ(香川県三木町)の関連会社が担った。

 協議会によると、建設費は数十億円に上る見込みで、1〜3期に分けて建設を進める予定。震災支援で建設資材の提供を受ける。出資を表明しているのはカメイ、弘進ゴム、日プラ、塩釜ガス、藤崎の5社。

 水族館は塩釜市の「千賀の浦観光推進特区」の核施設として期待されている。税制上の優遇措置などを受けられる特区の指定に向け、市との協議を6月に始める。秋には運営母体となる新会社を設立し、建築確認申請を経て、着工は来年春以降になる見通し。

 協議会は「行政や金融機関との協議次第では、着工が前倒しになる可能性もある。展示する魚類などは検討中だが、塩釜の個性を生かしながらグローバルな内容にしたい」と話している。

1560荷主研究者:2012/06/15(金) 00:32:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120530t12027.htm
2012年05月30日水曜日 河北新報
仙台空港鉄道、初の黒字 累積赤字は61億円 2011年度

 仙台空港アクセス線を運営する第三セクター「仙台空港鉄道」(宮城県名取市)は29日、取締役会を開き、2011年度の通期決算を承認した。純利益は1100万円で、2007年3月開業以来、初の黒字となった。東日本大震災で被災した施設の復旧に対する国や県の補助金を11年度に繰り入れたためで、累積赤字は61億2000万円に上る。

 震災後、アクセス線は昨年9月30日まで運休した。営業収入4億1500万円(前年度比35%減)に対し、営業経費は12億1800万円(8%減)。営業損失は8億200万円に達した。

 運転再開した10月1日以降の輸送人員は約159万人。前年度の約229万人を下回った。

 鉄道施設復旧に関する補助金は25億2400万円。特別利益として計上した結果、単年度黒字を達成した。前年度決算の純損失は26億6600万円だった。

 11年度に同社が所有する橋脚や駅舎を県に売却して得た約85億円は、長期借入金の返済などに充てた。長期借入金は78億5900万円まで圧縮した。

 震災で、仙台空港鉄道は運輸司令室などがあった仙台空港駅1階が津波により水没。架線や架線柱にも大規模な被害が出た。

1561荷主研究者:2012/07/01(日) 10:22:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120603t11024.htm
2012年06月03日日曜日 河北新報
仙台市バスの民間委託半数に 15年度の完全移行で到達

 仙台市交通局は、市バス霞の目営業所(若林区)の運行関連業務を2013年度から段階的に民間事業者に委託する。バス事業の累積赤字を圧縮するため進めてきた民間委託の総仕上げで、市地下鉄東西線が開業する15年度には、市交通局が走らせる路線バスの半数が民間委託となる。7日開会の市議会6月定例会に関連議案を提出する。

 市東部の8路線を運行する霞の目営業所のバスは約80台で、8カ所ある営業所・出張所で3番目に多い。運転手約120人が働く。

 13年度以降、民間委託するバスの台数を徐々に増やし、東西線開業に伴い路線が減る15年度中に完全移行する。民間委託が完了している新寺出張所(若林区)を統合し、17年度までの5年間で約11億円の経費削減効果を見込む。

 市交通局の累積赤字は10年度末で52億円を超える。経費の半分以上を占める人件費圧縮のため、06年度の白沢出張所(青葉区)を皮切りに、岡田(宮城野区)と七北田(泉区)の両出張所と東仙台営業所(宮城野区)で民間委託を進めてきた。

 公営企業が民間委託できるバスの運行台数は、道路運送法に基づく国の通達で全体の2分の1以下と定められている。本年度の委託割合は36%で、霞の目営業所の民間委託が計画通りに進めば、15年度には上限の約半分に達する。

1562荷主研究者:2012/07/01(日) 11:08:59

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/06/05 建設新聞
青葉区一番町・住友不動産 超高層「仙台一番町計画」に10月着工
30F約1万5168㎡、三井住友建設で

 住友不動産マンション事業本部仙台事業支店(仙台市青葉区花京院1丁目4の25)は、仙台市青葉区一番町に建設する超高層分譲マンション「仙台一番町計画」(仮称)について、三井住友建設の設計・施工で10月初めの着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区一番町1丁目2の2地内の敷地面積1890.49㎡で、市内中心部のメーンストリートの1つである南町通に面したところ。

 建設する施設は、免震構造を採用したRC一部S・B1/30F延べ1万5168・35㎡規模の都心型超高層(高さ99・98㍍)の分譲マンションで、総戸数は144戸。

 完成は2015年2月末を予定している。

2012/06/05付1面に掲載

1563荷主研究者:2012/07/01(日) 11:09:30
>>1562
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120606t12023.htm
2012年06月06日水曜日 河北新報
仙台・一番町に30階超高層マンション 住友不動産建設

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120606009jd.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120606008jd.jpg
住友不動産の高層マンション建設予定地

 住友不動産は仙台市青葉区一番町1丁目に、地上30階、高さ約100メートルの超高層マンション「シティタワー仙台一番町」(仮称)を建設する。144戸を分譲予定で、ことし10月に着工し、2015年2月の完成を目指す。

 建設場所は南町通に面し、輸入食品などを扱う明治屋仙台一番町ストアーが入る仙台NSビル東側。住友不動産が10年に取得し、これまで駐車場として利用してきた。

 敷地約1890平方メートルで、延べ床面積約1万5200平方メートル。免震構造を備え、屋上には植栽のスペースも設ける。

 仙台市内にある同社のマンションでは、青葉区のシティタワー仙台五橋(28階)、シティタワー仙台花京院(29階)と同程度の高さという。

 分譲はことし末から来年初めにかけて開始する予定。住友不動産マンション事業本部仙台事業支店は「東日本大震災以降、中心部の安全性の高い物件を求める傾向が続いている。幅広い年代をターゲットに販売したい」としている。

1564荷主研究者:2012/07/01(日) 11:11:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120607t12014.htm
2012年06月07日木曜日 河北新報
事業所数、2年連続増 仙台商議所の会員減に歯止め

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120606029jd.jpg

企業の支店長や所長らが参加した「交流懇談会」。こうした場が販路拡大などにひと役買っている=1月23日、仙台市青葉区の江陽グランドホテル(仙台商工会議所提供)

 仙台商工会議所の会員事業所数が2年連続で前年を上回り、減少傾向に歯止めがかかりつつあることが6日、分かった。2011年度末時点は7168事業所で、過去最少となった09年度末から6.3%増えた。全国的に商議所会員が下降線をたどる中、ビジネス交流会の開催や商談会への参加を増やす取り組みが、「販路拡大に役立つ」と奏功している。

 仙台商議所の会員事業所数の推移はグラフの通り。長引く不況などの影響で03年度に1万を割り込み、09年度までの10年間で約3分の2に落ち込んだ。10年度は反転し、前年度から405事業所増えた。11年度も微増となった。

 新規会員の加入はこれまで、既存会員の紹介に頼りがちだった。このため、仙台商議所は10年度、東京の営業コンサルタント2人を加えた6人の勧誘プロジェクトチームを設置した。

 職員は勧誘ノウハウを吸収しながら未加入事業所を回り、公共事業や備品調達など幅広い入札情報の提供を含む会員向けサービスの説明に力を入れた。昨年11〜12月の訪問数は約1200事業所に上ったという。

 交流会や商談会の充実は、事業所訪問で「販路や人脈を拡大したい」との声が多かったのを受けて決めた。開催ペースは09年度の4回から10年度は9回に、11年度は12回に増やした。

 本年度は他県で開かれる商談会への参加を含め16回に上る予定。このうち東京、大阪、名古屋の各商議所は東日本大震災の被災地の出展企業枠などを設けており、大都市圏でのビジネスマッチングの可能性も広がった。

 こうした活動が入会の呼び水になっている。最近では「販路拡大につながるメリットが大きい」との入会動機が最も多いという。

 仙台商議所は今後の会員増にも期待する。中小企業支援部は「震災による売り上げ減や経費削減で一定程度の退会はあるだろうが、12年度末時点では7500事業所まで増えるのではないか」としている。

 全国の各商工会議所の会員数は不況を背景にした事業所の廃業、業界再編に伴う合併・統合などで減少傾向が続く。仙台商議所によると、政令市で増えているのは、仙台以外では名古屋や京都、広島などわずかという。

1565荷主研究者:2012/07/01(日) 11:13:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120607t12015.htm
2012年06月07日木曜日 河北新報
ホテルコムズ仙台アネックス 7月14日営業終了

7月14日に営業を終了するホテルコムズ仙台アネックス=仙台市青葉区中央2丁目

 仙台市青葉区中央のビジネスホテル「ホテルコムズ仙台アネックス」が7月14日で閉館することが6日、分かった。建物を所有する明治安田生命との賃貸借契約が同日で満了を迎えるため。運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)は「2002年のオープン時から契約更新しない方針を決めていた」と説明している。

 同社のホテルでは、近くの「ホテルコムズ仙台」(旧三井アーバンホテル仙台)が、東日本大震災で建物に大きな被害が出て営業を休止中。このホテルについては「時期は未定だが、再開に向けた準備を進めている」としている。

 アネックスの宿泊は7月14日のチェックアウト分まで受け付ける。レストラン2店舗も6月14日までに順次、営業を終える。従業員数は明らかにしていないが、全員を同社の別ホテルなどに異動させる。

 建物は震災で若干の被害を受けた程度で、営業継続に支障はなかった。同社は「営業終了と震災は全く無関係。稼働率も悪くなく、当初方針に沿っただけ」と話す。明治安田生命は「今後の建物の運用方法は検討中」としている。

 アネックスは02年4月、「三井アーバンホテル仙台アネックス」としてオープンし、08年4月に名称を変更した。地下1階、地上10階で、客室数は118。

1566荷主研究者:2012/07/01(日) 11:13:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120608t12009.htm
2012年06月08日金曜日 河北新報
JR仙台駅に新店舗「イベントステーション仙台」オープン

仙台駅2階にオープンした「イベントステーション 仙台」

 JR各駅で売店「KIOSK」を運営するJR東日本リテールネット仙台支店(仙台市)は7日、JR仙台駅2階の中央改札口北隣に新店舗「イベントステーション 仙台」をオープンさせた。出店者が月単位や季節ごとに替わる。

 面積は約28平方メートル。女性に人気のスイーツを中心に、有名店の逸品や話題性のある商品を提供する。首都圏には約20店あるが、東北で展開するのは初めて。

 6月は軽い口当たりが人気の「ブリオッシュパン」を販売するヴィクトワール(東京)が営業する。7月はわらび餅が有名という香川県の和洋菓子店「松風庵かねすえ」が出店を予定する。

 リテールネット仙台支店は「県外の人気店を積極的に引っ張ってくるつもり。通勤・通学客だけでなく、仙台駅を訪れる多くの利用者に足を運んでほしい」としている。

 営業時間は午前10時〜午後9時。年中無休。連絡先はJR東日本リテールネット仙台支店022(222)3770。

1567とはずがたり:2012/07/02(月) 13:30:12
スレ立て逃げされたのを削除につき此処に転載

【杜の都】仙台都市開発議論VOL43【瑞鳳殿】
1 :いちごちゃん:2011/10/16(日) 02:03:41
【杜の都】仙台都市開発議論VOL43【瑞鳳殿】
(本文)
東北の拠点都市であり、学都・楽都とも称される和み深い仙台市。
建設的で有意義で希望ある語り合いをしましょう。

前スレ
【杜の都】仙台都市開発議論VOL42【定禅寺】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/chiri/1315361830/

1568荷主研究者:2012/07/08(日) 14:28:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120614t15027.htm
2012年06月14日木曜日 河北新報
旧金属博物館解体へ 震災で損傷復旧困難 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120614006jd.jpg
解体が決まった旧金属博物館

 かつて金属をテーマにした世界唯一の展示施設として開設された旧金属博物館(仙台市青葉区荒巻)が取り壊されることになった。博物館閉館後の2004年に企業の研究拠点に生まれ変わったが、東日本大震災で再び閉鎖に追い込まれていた。損害の激しさから、施設を所有するみやぎ産業振興機構(仙台市)が復旧は困難と判断した。

 旧博物館は鉄筋2階、延べ床面積約1140平方メートル。日本金属学会(仙台市)が1975年に学会付属博物館として建設した。03年の閉館に伴って機構が建物を取得し、企業向け研究施設「あおばインキュベーションスクエア」に改修、使用していた。

 震災では、内壁や外壁のガラスが崩落するなどの深刻な被害が発生。復旧策を探ったものの利用率の低迷もあって、昨年秋に断念した。解体時期は未定で、入居中だった2社は既に撤退しているという。

 機構は今後、ソニーが多賀城市内に設けた研究拠点「みやぎ復興パーク」などで企業育成を進める考え。博物館を運営していた金属学会は「取り壊しは残念だが、損害を考えれば仕方がない」と話している。

 旧金属博物館は、金属材料や考古資料など約1万点を収蔵。ピーク時の入場者は年間約1万人に達し、閉館まで約12万人が訪れた。資料は東北大に無償で譲渡された。

1570荷主研究者:2012/07/08(日) 14:52:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120615t12011.htm
2012年06月15日金曜日 河北新報
眼鏡「JINS」、仙台に旗艦店 7月、東北初の路面店に

 眼鏡専門店「JINS(ジンズ)」を展開するジェイアイエヌ(前橋市)は東北初の路面店「仙台一番町店」を7月7日、仙台市中心部にオープンさせる。東北の旗艦店との位置付けで、百万都市の繁華街で知名度アップを図り、出店攻勢につなげる方針だ。

 新店の所在地は青葉区一番町3丁目。東一番丁通に面した2階建ての賃貸物件に入る。売り場面積は1、2階合わせて220平方メートルで、眼鏡2000個を扱う。

 価格は4990円、5990円、7990円、9990円の4タイプ。フレーム価格にレンズ分も含まれ、加工料金などは発生しない。

 同社は現在、首都圏を中心に約150店を展開する。大半は商業施設などにテナントとして入っており、路面店は珍しいという。

 仙台市中心部への出店は、宮城県外からの買い物客を含め人通りが多く、東北全体へのPR効果が大きいと判断して決めた。宮城県内で一般募集した市民約1600人が出演する広告やテレビコマーシャルも開店に合わせて展開し、知名度アップにつなげるという。

 同社は5年間で、全国の店舗を500店に増やす考えで、「仙台の旗艦店を足がかりに、これまで当社の知名度が低い東北でも、出店を加速させたい」としている。

 JINSは宮城県内では2008年に仙台市泉区に仙台プレミアムアウトレット店がオープン。東北では他に秋田、山形、福島、郡山の各市に1店ずつあり、いずれも駅ビルなどに入っている。

1571荷主研究者:2012/07/08(日) 15:01:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t13029.htm
2012年06月16日土曜日 河北新報
三陸道・利府中−松島海岸IC間の春日PA、8月8日開業

 県は15日、三陸自動車道の仙台松島道路利府中−松島海岸インターチェンジ(IC)間(4キロ)で整備中の春日パーキングエリア(PA)が8月8日正午に開業すると発表した。同区間の4車線化工事も完了し、7月12日午前6時に利用が開始される。

 春日PAの愛称は「むすび丸春日PA」。利府中ICから1キロ付近に設置される。三陸道で初めてとなる物販施設ができ、コンビニエンスストアや飲食スペース、地場産品の直売施設が入る。上り線は小型車48台分と大型車13台分、下り線は小型車63台分と大型車21台分の駐車場を設ける。

◎7月12日、4車線利用開始

 仙台松島道路の4車線化事業は、今回利用が始まる区間を含む利府中−松島北IC間(11.5キロ)で進められている。総事業費は150億円。2013年度中の完成を目指している。

1572荷主研究者:2012/07/08(日) 15:02:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t11028.htm
2012年06月16日土曜日 河北新報
1700世帯移転、始動へ 仙台市事業を国が同意

 仙台市は15日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた沿岸部で進める防災集団移転促進事業計画について、国の同意を得た。単独計画としては、現時点で全国最大の約1700世帯を対象とした集団移転事業が本格始動する。

 国交省によると、震災による集団移転は石巻、岩沼両市のほか、岩手県野田村、相馬市などの計画が認可されている。仙台市は、国の同意を得た7番目の自治体となる。

 移転促進区域は宮城野区の蒲生・港、若林区の荒浜、藤塚など計7地区で、対象は1706戸、約4700人。移転先として、仙台東部道路の内陸側を中心に、宮城野区田子西、若林区六郷など計14地区(約40ヘクタール)を整備する。

 事業費は約567億円。移転跡地の買い取り予定面積を精査した結果、計画策定時と比べ約4億円減った。市は今後、用地取得や造成工事に着手。宅地造成を終えている荒井公共区画整理地区(若林区)など3地区82戸は、ことし秋以降に住宅建設が始まる見通し。2015年度までに全地区の移転を完了させる。

 防災集団移転促進事業は住居移転や用地買収に強制力がないため、対象者の合意が前提となる。住宅再建資金の確保や、移転後のコミュニティー形成に不安を訴える被災者も多く、事業推進に向けた取り組みは、これからが正念場となる。

1573荷主研究者:2012/07/08(日) 15:03:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t12007.htm
2012年06月16日土曜日 河北新報
イケア、あすと長町に用地1.8万平方メートル取得 仙台

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大型店出店に向け、イケアが取得した用地

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人、イケアジャパン(千葉県)は15日、仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」に、大型店の出店用地1万8300平方メートルを取得したと発表した。出店が実現すれば同社としては東北初の大型店となる。

 着工時期や規模などは「未定」としているが、開店は2013年度以降になる見込み。取得用地は国内他店の敷地面積より狭く、店舗は比較的コンパクトとなる可能性もある。

 用地は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有する「あすと長町土地区画整理事業16街区」で、JR東北線長町駅東口近くの国道4号沿い。機構が12日に実施した公開競争入札で落札した。落札額は非公表。

 イケアは現在、国内で6店を展開する。いずれも敷地は数万平方メートルで、売り場面積は4万平方メートル前後。仙台の新店舗について同社は「(売り場面積は)既存店の規模に近づけたいが、建物の構造にもよる。今後、具体的に検討する」としている。

 仙台への大型店出店は、ミカエル・パルムクイスト社長が3月、仙台市内で記者会見して表明。あすと長町を選んだ理由について同社は、公共交通機関や道路アクセスなどの利便性の高さを挙げている。

 イケアは「新店は宮城県外からも集客を想定する。開発が進む地域への出店で、街づくりにも寄与できる。従業員は積極的に地元採用したい」と説明。東日本大震災からの復興支援を掲げ、仙台市泉区に昨年9月にオープンした小型店「仙台ミニショップ」については「(継続するかどうか)決まっていない」としている。

1574荷主研究者:2012/07/25(水) 23:25:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120622t15018.htm
2012年06月22日金曜日 河北新報
ユナイテッド 仙台−グアム週4便 震災前水準に回復

 米航空大手のユナイテッド航空は21日、週2往復で運航中の国際定期便仙台−グアム線について、10月1日から東日本大震災前と同水準の週4往復に増便すると発表した。円高を背景にグアム方面の需要が増加。平均搭乗率も震災前を上回っており、さらに利用増が見込めると判断した。

 同社の高橋享日本地区営業統括マネージング・ディレクターが同日、宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事に「宮城、東北の人にグアム線をぜひ使ってほしい」と増便を報告。村井知事は「グアム線は財産。増便は大変ありがたい」と歓迎した。

 現在の運航は木曜と日曜。10月以降は月曜と金曜日にも飛ばす。機材は現在のボーイング737−700型(124席)を使用。往路は仙台発午前11時50分、グアム着午後4時45分、復路はグアム発午前7時50分、仙台着午前10時50分で変わらない。

 同社は震災後、グアムへのチャーター便運航を経て昨年10月に週2往復で定期便を再開。現在までの平均搭乗率は80%台で、震災前の70%前後を超えている。

 高橋ディレクターは取材に「週4往復を維持しながら、年末年始や春休みなどに、期間限定で増便できれば東北に貢献できる。今後の需要動向を注視したい」と語った。

1575荷主研究者:2012/07/25(水) 23:25:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120622t12015.htm
2012年06月22日金曜日 河北新報
仙台に家具店、30日オープン ナフコ

オープンに向けた準備が進むナフコの店内

 西日本を中心にホームセンターなどを展開するナフコ(北九州市)は30日、家具やインテリア関連を扱う店舗を仙台市泉区大沢3丁目にオープンさせる。同社として初の東北進出となる。

 名称は「ナフコ ツーワンスタイル仙台泉店」で、アークランドサカモト(新潟県三条市)が運営する「ホームセンタームサシ仙台泉店」2階の一部に入る。売り場面積は約3000平方メートルで、家具やベッド、寝装品やカーペットなどをそろえる。

 ツーワンスタイルは家具などを扱う店舗ブランド。国内外のメーカーと共同開発した商品などが特徴という。仙台泉店は同社としてはホームセンターを含め305店目、ツーワンスタイルとしては全国88店目となる。

 深町圭司常務は「まずは仙台での出店で知名度を上げ、お客さまの反応をみて、今後の東北での展開も考えていきたい」としている。

 ナフコは1970年設立で、2003年にジャスダックに上場した。

1576荷主研究者:2012/07/25(水) 23:41:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120626t62016.htm
2012年06月26日火曜日 河北新報
アウトレット家具販売・まつもと、富谷町に代替店 7月開店

開店準備が進むB家具・ABCアウトレットマツモト仙台富谷店

 アウトレット家具販売のまつもと(福島県双葉町)は、福島第1原発事故の警戒区域内にあり、営業を停止している「B家具・ABCアウトレットマツモト双葉店」(同)の代替店を宮城県富谷町に出店する。オープンは7月14日の予定。

 代替店は「B家具・ABCアウトレットマツモト仙台富谷店」で、富谷町ひより台2丁目の旧カインズホーム富谷店の跡に入る。売り場面積約3300平方メートル。ショールーム展示品や廃番品などのアウトレット家具を扱う。年商3億円を目指す。

 双葉店は原発から約4キロにあり、営業停止で従業員約10人を解雇。相馬店(相馬市)のみで営業を続けていた。

 いわき市や福島市など福島県内での出店の道を探ったが、条件の合う賃貸物件が見つからず、商圏の大きい仙台圏への進出を決めた。松本光典社長(48)は「競合店は多いが、大手が扱わない優良アウトレット家具を売り出して差別化を図りたい」と話している。

1577荷主研究者:2012/07/25(水) 23:42:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120626t11027.htm
2012年06月26日火曜日 河北新報
人口 宮城、13年ぶり転入超過 3〜5月 復興で企業進出

 総務省は25日、今年3〜5月期の人口移動報告を公表した。東日本大震災で被災した宮城県は、復興需要による企業進出などで13年ぶりに転入者が転出者を逆転。福島県は9779人の転出超過となったが前年同期と比べ約4割減で、被災地からの人口流出が鈍化した形だ。一方、液状化被害が出た千葉県は53年ぶりの転出超過となった。

 報告は住民基本台帳に基づいて集計した。宮城県は転入が転出を1249人超過。1万188人の転出超過だった前年同期と比べ、転入者が8077人増えたことが影響した。総務省は「復興需要で企業が人を送る動きが続いている」と分析。転入元は東京都の2962人が最も多かった。ただ、東京都へは転出者も多く、差し引きでは1607人の転出超過。福島県からは1473人の転入超過だった。

 福島県は転出が1万9018人に対し、転入は9239人。転出超過は、東京電力福島第1原発事故直後だった前年同期の1万7524人から44%減った。転出先で最も多いのは東京都の3586人だった。岩手県は3225人の転出超過で、前年同期の4040人から大きな変化はなかった。

 千葉県は226人の転出超過となり、前年同期の転入超過4376人から一変した。原発事故後、県内に放射線量が比較的高い地点があったことや、液状化被害が影響しているとみられる。

1578荷主研究者:2012/07/25(水) 23:43:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120628t12015.htm
2012年06月28日木曜日 河北新報
ウエーブ、仙台進出 9月稼働、150人採用

 通信販売型の印刷会社「ウエーブ」(滋賀県守山市)が、仙台市泉区小角に新工場を設けることが27日、分かった。東日本大震災後、仙台市内に製造業が進出するのは初めて。ことし9月に稼働する計画で、来年度までにデザイナーなど計150人程度を正社員採用する。

 約1万平方メートルの用地と、鉄筋2階の空き工場(延べ床面積約2400平方)を購入する。投資額は約5億円。印刷機のほか裁断機、製本装置を備え、名刺やポスター類の印刷を手掛ける。滋賀県の本社工場に集約しているデザイン部門も置く。

 ウエーブは営業部門を持たず、インターネット上で契約やデザインデータの授受を行う通販型の経営手法を採る。受注増への対応に加え、関西電力管内の電力不足を回避する狙いもあって東北進出を決めた。

 同社は将来的に仙台の新工場で電子書籍の製作、ウェブデザインなども行う考え。白子善久社長は「技術系の学生を多く採用できるのが仙台の魅力。通販型印刷の市場は拡大が予想されており、さらなる工場建設も検討する」と話した。

1579荷主研究者:2012/07/25(水) 23:46:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120627t11025.htm
2012年06月27日水曜日 河北新報
地下鉄東西線・荒井駅、国際センター駅 駅舎デザイン決定

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公表された上が荒井駅、下が国際センター駅の完成イメージ図

 仙台市は26日、2015年度開業予定の地下鉄東西線13駅のうち、地上駅となる「荒井駅」「国際センター駅」(いずれも仮称)の駅舎デザインを明らかにした。外観は、周辺景観や地域の歴史に配慮した。両駅とも年内に建築工事に着手する。

 荒井駅(若林区)は、周辺に広がる田園風景や点在する居久根(いぐね)がモチーフ。白を基調とした外壁で、壁面緑化も取り入れる。地上3階、地下1階で、子育て支援施設や市民交流活動のための貸室も設ける。駅ホームも含めた床面積は約6150平方メートルとなる。

 国際センター駅(青葉区)は、ガラス張りを多用した開放感あふれる造り。市博物館や東北大などが近隣に立地し、学術・文化の拠点となる地域イメージを表現した。地上2階、地下1階で、床面積は約4310平方メートル。情報提供コーナーや多目的スペースを備える。

 市は、東西線全駅の建築工事の発注を年度内に終える予定。

1581荷主研究者:2012/07/26(木) 00:13:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120629t11030.htm
2012年06月29日金曜日 河北新報
美田園駅北を要望 名取・北釜の集団移転先で決議

 東日本大震災で被災した宮城県名取市下増田地区の防災集団移転促進事業について、仙台空港東側にある北釜地区(120世帯)住民でつくる集団移転協議会(高橋学会長)は28日、同市美田園第2仮設住宅集会所で全体会議を開き、集団移転先に仙台空港アクセス線「美田園駅北側」を市に要望することを決議した。

 北釜地区は同市沿岸部で集団移転を希望している4地区で、最大の集落。市内で移転先を決めたのは同地区が初めて。

 会議では市が今月中旬に実施した地区の個別意向調査の結果が報告された。高橋会長は「移転先を決めて次の課題を解決する時期だ」と述べ、採決の結果、賛成多数で移転先を決定した。

 市の意向調査によると、「集団移転したい」のうち借地・建物建築は38.4%、土地購入・建物建築が10.5%、災害公営住宅は23.3%。「分からない・検討中」が8.1%、「個別移転したい」が16.3%だった。

 移転先希望については美田園駅北側が96.9%、仙台東部道路西側が3.1%だった。

 高橋会長は「震災から1年3カ月がたち早く移りたいといら立つ住民が多い。安全と安心が実現できるよう市に要望していく」と話している。

 美田園駅北側は市街化調整区域で現況は水田。市は他地区の動向も踏まえて移転計画を策定し、用地買収に入る方針。

1582荷主研究者:2012/08/12(日) 21:02:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t12019.htm
2012年07月02日月曜日 河北新報
トヨタ東日本発足 売上高、東北2位に 宮城・大衡

 トヨタ自動車グループ3社の合併によるトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が1日、発足した。トヨタが国内第3の拠点と位置付ける東北で、世界と対抗できる小型車生産を担う。売上高は3社の2011年度単体決算の単純合計で約6780億円に上り、東北では東北電力に次ぐ大企業の誕生となった。

 関東自動車工業(神奈川県横須賀市)が存続会社となり、セントラル自動車(大衡村)、部品製造のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)を吸収合併した。資本金は68億5000万円、社員数は約7800人。

 社長には元トヨタ専務役員で、直前に関自工社長となっていた白根武史氏が就任。副社長には葛原徹セントラル社長と石井善章関自工副社長がともに就いた。

 セントラルは新会社の本社と宮城大衡工場、トヨタ東北は宮城大和工場に変わる。岩手県金ケ崎町にある関自工の完成車工場は岩手工場の名称のまま変わらない。

 このうち岩手は小型ハイブリッド車「アクア」など、宮城大衡は新型カローラ2車種などをそれぞれ製造。「ラクティス」などを造る東富士工場(静岡県裾野市)を含め、生産能力は計約62万台に上る。

 宮城大和はブレーキ部品などのほか、12月には敷地内で本格稼働する新工場でエンジン製造も担当する。

 トヨタは東北を中部地方、北部九州に続く国内拠点と位置付け、東北への小型車生産の集約を進めており、新会社設立で競争力を一段と高める方針。トヨタ東日本は今後、部品の現地調達率アップなどを図る方向で、地元企業の自動車分野への参入拡大なども期待される。

1583荷主研究者:2012/08/12(日) 21:03:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t15013.htm
2012年07月02日月曜日 河北新報
熱い音楽 最後まで ゼップ仙台、惜しまれ閉館

ゼップ仙台最後のライブイベントに駆け付けた大勢のファン=1日午後4時50分ごろ、仙台市宮城野区榴岡

 JR仙台駅東口にあるライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」が1日、営業を終了した。最終日のイベントには大勢のファンが詰め掛け、2000年の開館から12年間にわたり東北の音楽シーンを盛り上げてきた同ホールの閉幕を惜しんだ。

 閉館は、土地を所有するJR東日本との定期借地契約が7月末で終了するため。ゼップ側が建物を解体し、JRに返却する。

 イベントにはスガシカオさんやロックバンド「サンボマスター」らが出演し「最後の夜を伝説になるほど盛り上げよう」と呼び掛けた。

 仙台市青葉区の専門学校生近藤真菜さん(18)は「高校生のときに初めて来て以来、何十回と足を運んだ。なくなるなんて信じられない」と涙声で語った。

 後藤宏行支配人は「お客さんが盛り上がってくれてよかった。個人的にも愛着があり、閉館は寂しい」と話した。

 ゼップ仙台は2000年8月、最大約1500人収容の東北初の本格的なライブホールとしてオープンした。JRとの定期借地契約は当初、10年7月末までだったが、2年間延長されていた。

1584荷主研究者:2012/08/12(日) 21:03:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t12033.htm
2012年07月02日月曜日 河北新報
仙台・青葉通、4年連続下落 路線価、下げ幅は縮小

 仙台国税局は2日、2012年分の土地の路線価を発表した。宮城県内の最高路線価は仙台中税務署管内の仙台市青葉区中央1丁目、さくら野百貨店仙台店前の「青葉通」で1平方メートル当たり168万円となった。前年から16万円(8.7%)下がり、4年連続の下落。下げ幅は東日本大震災からの復興需要による商況の改善で1.5ポイント縮小した。路線価は1月1日時点の評価で、震災の影響を踏まえた公表は今回が初めて。

 さくら野百貨店仙台店前の路線価推移はグラフの通り。全国の県庁所在地別の最高路線価額で、仙台は前年の10位から11位に下がる一方、下落率は3位から4位になった。

 県内2位は仙台北税務署管内の青葉区本町2丁目「広瀬通」の90万円で、8万円(8.2%)下落した。仙台南税務署管内の最高路線価は仙台市太白区長町南3丁目の「太白区役所前通」の15万5000円で5000円(3.1%)下がった。

 県内10税務署ごとの最高路線価では、石巻だけが上昇した。津波被害を受けた石巻市鋳銭場の「石巻駅前通り」の評価が下がり、最高路線価地点は1000円(2.1%)上昇した同市蛇田新金沼の「石巻工業港曽波神線通り」に移った。

 気仙沼税務署管内は横ばい。気仙沼市本郷の「県道26号通り」は津波被害が「軽微だった」(国税局)といい、交通アクセスの良好な立地が評価された。その他の8税務署は下落した。

<路線価>1月1日時点の主要道路に面する1平方メートル当たりの土地評価額。相続税や贈与税の税額算定基準になる。宅地の標準地点は全国約36万5000(2012年)で、国土交通省が発表する公示地価の約2万6000地点(同)より多い。公示地価をベースに売買実例や不動産鑑定士の意見などを参考に算出。同一地点の路線価は公示地価の8割が目安。

1585荷主研究者:2012/08/12(日) 21:04:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120702t15024.htm
2012年07月02日月曜日 河北新報
陸奥国分寺跡に見学施設 仙台市教委、整備基本計画を策定

 仙台市教委は、国史跡「陸奥国分寺跡」(若林区)の整備基本計画を策定した。近接する地下鉄東西線薬師堂駅(仮称)の2015年度開業を見据え、多目的広場や見学施設を新設する。計画に基づき市は13年度、整備事業に着手する。

 計画によると、史跡約9.15ヘクタールを「導入」「主要寺院」「将来の発掘調査」の3ゾーンに区分けした。うち、「導入」「主要寺院」の2ゾーンの整備方針を示した。

 史跡の入り口に当たる導入ゾーンには、寺跡の史料や解説パネルなどを展示する見学施設を16年度内に設置。仙台城跡(青葉区)や瑞鳳殿(同)など東西線沿線の主要遺跡を紹介するブースや、ボランティアガイドの控室を併設する。

 国の重要文化財「薬師堂」などの遺物が多数残る主要寺院ゾーンでは、15年度から樹木の刈り込みを行う。空き地の部分は、地域や学校の行事に使える「多目的広場」として整地する。

 陸奥国分寺跡は1922年、国史跡に指定された。市は財政難からハード整備を見送ってきたが、市の「地下鉄東西線沿線まちづくり基本方針」に史跡の活用が盛り込まれ、事業化が決まった。

 市文化財保護課は「街づくりの核となるような施設を目指し、史跡の恒久的な保存管理につなげたい」としている。

1586荷主研究者:2012/08/12(日) 21:16:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120706t12022.htm
2012年07月06日金曜日 河北新報
「H&M」11月東北進出 さくら野仙台店改装

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11月まで改装するさくら野百貨店仙台店。ペデストリアンデッキ側の2階入り口付近にH&Mが東北初出店する=仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店を運営するエマルシェ(仙台市)は5日、11月までに婦人関連商品の売り場を改装すると発表した。既に工事に入っている。目玉はファストファッションの世界的なチェーン「H&M」(スウェーデン)。11月のオープン予定で、東北初出店となる。エマルシェは4年後の創業70周年に向け、大型テナントの入居で収益力強化を図る方針だ。

 H&M「仙台さくら野店」は、現在若者向け婦人服・化粧品売り場がある2階東側に入る。売り場面積は約2000平方メートルで、女性や子供用の割安な衣類、アクセサリーをそろえる。営業は午前10時〜午後9時の予定。

 JR仙台駅に近く、ペデストリアンデッキから直接入店できる好立地を生かし、東北一円からの集客を見込む。内装のほか外装も改修する。

 このほか改装は1〜4階の婦人服やアクセサリー売り場などを中心に行う。うち2階の化粧品売り場は1階に移し、婦人雑貨などと一体となった売り場を構成する。

 8階のイベントスペースも拡大。8月後半のオープニングイベントとして「ザ・ローリングストーンズ展」を開く。

 エマルシェは2002年2月期から赤字が続き、前身「丸光」の創業70周年に当たる16年2月期の黒字転換を目指す。佐々木敏夫社長はH&Mの高い集客力に期待し「大型テナントの賃料は収益の安定化につながる。黒字化の大きなてこになる」としている。

 改装工事に伴い、ペデストリアンデッキ側の2階入り口は11日から閉鎖する。

 H&Mは、最新の流行に合わせた新商品を割安価格で次々と投入するファストファッションの代表的な存在。2008年に東京・銀座に進出し、国内に19店ある。

1587荷主研究者:2012/08/12(日) 21:19:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120707t12042.htm
2012年07月07日土曜日 河北新報
仙台オフィスビルの空き室率 3ヵ月ぶりに悪化 6月末時点

 ビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、6月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は、前月比0.55ポイント上昇の15.04%で、3カ月ぶりに悪化した。

 5地区別ではJR仙台駅東が5.10ポイント上昇の19.46%と大きく悪化。駅東口に完成した「ヨドバシカメラ仙台第2ビル」のオフィス用フロアの募集開始が全体の空き室率上昇につながった。

 他の4地区は全て低下した。仙台駅前は0.24ポイント低下の15.31%、青葉区一番町周辺は0.08ポイント低下の14.46%、宮城県庁・仙台市役所周辺は0.45ポイント低下の12.25%、泉区などの周辺オフィス地区は0.17ポイント低下の12.07%。

 ヨドバシカメラのビルは地上8階、地下1階で、4〜8階のオフィス用は延べ床面積約1万6000平方メートル。6月に募集を始め、現段階では成約に至ったケースはない。

 三鬼商事仙台支店は「(ヨドバシカメラのビルは)駅近くの立地で企業の注目度は高く、今後は引き合いが出るだろう。市内全体の空き室率も改善に転じるのではないか」とみている。

 調査対象は新築3棟を含む延べ床面積990平方メートル以上のオフィスビル361棟。

1590荷主研究者:2012/08/13(月) 22:32:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120718t12008.htm
2012年07月18日水曜日 河北新報
西友台原店の解体始まる 仙台・被災し休業

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建物の解体工事が始まった西友台原店

 西友は東日本大震災で被災、休業していた仙台市青葉区の台原店の建物の取り壊し工事を始めた。解体作業は11月ごろまでに終える予定。跡地利用については検討中で、「新店舗建設も選択肢の一つ」としている。

 台原店は鉄筋3階。1階に生鮮食料品や日用品売り場があり、2階にテナントとしてゲームセンター、3階にボウリング場とビリヤード場などが入居していた。

 被災後は全館で営業を見合わせた上で、「すぐに解体する必要はない」と判断し、再使用の可能性も検討した。しかし、老朽化と建物の損傷が激しいため、再使用を最終的に断念し、今月上旬に解体工事に着手した。

 広報室は「現段階では土地の売却は考えていない。営業再開に向けて積極的に動いているが、具体的な検討内容はまだ公表できない」と説明している。

 台原店はエンドーチェーンの店舗としてオープンし、いったん閉店後、1996年に西友の店舗として営業を再開した。

 西友はことし3月、震災で被災した仙台泉店(泉区)の営業を再開する一方、勝山公園店(青葉区)を再開発計画に伴い6月で閉めた。東北での現在の店舗数は台原店を除き、宮城、福島両県で計20店。

1591荷主研究者:2012/08/13(月) 22:33:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120721t12013.htm
2012年07月20日金曜日 河北新報
仙台・中央通、日曜の通行量7.5%増 商議所調査

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 仙台商工会議所は、仙台市と共同で5月25日(金曜)と27日(日曜)に実施した2012年度の市中心部の通行量調査結果(速報)をまとめた。東日本大震災前の前回調査(10年度)に比べ、日曜の中央通3地点の平均が7.5%増となったのに対し、一番町3地区は横ばいにとどまった。

 仙台市内ではJR仙台駅周辺に集客施設が続々とオープンしている。仙台商議所は「新たな施設立地が中央通の通行量増につながったのではないか」とみている。

 調査地点は図、それぞれの通行量と前回調査比は表の通り。日曜の中央通3地点の平均通行量は5万1795人で、前回調査に続いて上昇した。金曜は平均4万2875人で10.3%増えた。

 これに対し一番町3地点の平均は日曜が3万2918人で0.7%増、金曜が2万6444人で4.6%減った。

 日曜の通行量トップは「仙台駅・東西自由通路」で3回連続。前回と比べ9.6%減だが、前回はプロ野球東北楽天戦が日本製紙クリネックススタジアム宮城であったことによる反動とみられる。今回と同様に楽天戦がなかった08年度比では6.1%増えた。「松澤蒲鉾店前」は増加幅が2割を超えた。

 金曜は東西自由通路と中央通3地点がいずれも前回より増えた。一番町では、農産物直売市「マルシェ・ジャポン」が開かれた「イオンバイク前」が増え、他の2地点は減った。

 仙台駅周辺では10年以降、複合商業施設「EDEN(エデン)」や仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール、家電量販店ヨドバシカメラの新店舗などがオープンしている。

 調査は例年金曜、日曜の午前9時〜午後8時に実施。今年は効率化のため、調査地点を前回の18から7に減らした。天候は金曜が曇りのち雨、日曜が晴れ。震災のあった昨年は実施を見送った。

1592荷主研究者:2012/08/13(月) 22:37:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120720t15021.htm
2012年07月20日金曜日 河北新報
仙台・折立の被災丘陵部 コミュニティー、見えぬ再建

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被災した住宅の解体が進み、更地が目立つ仙台市青葉区折立5丁目

 東日本大震災で大規模な地滑り被害が発生した仙台市青葉区折立5丁目の住民が、コミュニティーの維持に苦心している。公共事業による丘陵部の宅地復旧は2013年度中に完了する見込みだが、高齢世帯が多く、資金面から自宅再建をためらう被災者が少なくないからだ。

 「戻る人は半分程度でこのままでは虫食い状態。公費で宅地を直してもらってもゴーストタウンになったら無意味だ」

 約60世帯でつくる「折立団地東部町内会被災復興の会」の新村庸治さん(67)は表情を曇らす。

 市が2月に行った意向調査では、回答した55世帯のうち、元の場所での生活を望んだのは28世帯にとどまった。

 14世帯はすでに転居済みか団地を離れる意向を示した。

 団地は1970年代前半に売り出され、被災地区の世帯主はほとんどが70歳前後。丘陵部では、住宅再建への公的支援は、主に被災者生活再建支援金(最大300万円)だけで、多くの住民が新築資金の捻出に悩む。

 新村さんは約40年暮らした自宅を解体し、みなし仮設住宅に住む。一時は現地再建を考えたが、周囲のほとんどが転居を決めてしまった上、費用確保のめども立たず諦めかけている。

 「年齢を重ねれば、大きな病気になりやすく、多額の治療代も必要になる。なけなしの財産を家につぎ込んだら、安心して暮らせない」

 復興の会は、住民が提供した土地に市が一戸建て復興住宅を建設したり、被害が少なかった場所にまとまって住むアイデアを検討したりしているが、具体化していない。

 市は原状回復の方針を崩していない。担当者は「財産の大半を失った津波被災地との支援のバランスもあり、追加支援は難しい」と話す。

 自宅を直す高橋俊一さん(69)は「多くの人が折立に戻り、新たな住民も迎えられる団地にしたい。行政も知恵を貸してほしい」と訴える。

 メモ 仙台市で二次被害の恐れがある丘陵部の被災宅地は5080区画。約7割が公共事業の対象で、宅地の原状回復と耐震性確保のための復旧工事が行われる。各戸の擁壁部分の復旧は1割が自己負担。折立5丁目では現時点で58区画が対象で、10月に着工予定。公共事業が適用されない地区では、所有者が行う工事に市が独自に助成金を出して支援する。

1593荷主研究者:2012/08/13(月) 23:32:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120725t12032.htm
2012年07月25日水曜日 河北新報
大京、仙台駅東にマンション 中間免震構造を採用

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大京のマンション完成予想図。1階と2階の間に免震装置を設置する

 マンション分譲の大京(東京)は大規模災害への備えを強化した分譲マンションの建設を、JR仙台駅東側の再開発地区で始めた。基礎部分ではなく、低層階の間に免震装置を設置する「中間免震構造」を採用したのが特徴だ。

 マンション名は「ライオンズ仙台レジデンス」で、仙台市宮城野区東九番丁に建てる。鉄筋コンクリート13階建て。敷地面積は約2200平方メートル。108戸を分譲予定で、来年12月の完成を目指している。

 住居部分は2階以上で、この下の1階共用部分との間に免震装置を設置し、基礎から1階部分は耐震構造を採用する。通常の「基礎免震」で発生する恐れのある地表付近での設備被害と、免震装置の水害による影響を避けられ、点検や補修も行いやすいという。

 このほか、停電時にエレベーター1基を動かす専用の自家発電も設ける。各戸に配布する水用タンクなどを保管する倉庫も整備する計画だ。

 住居は全戸オール電化とし、充電設備を備えた電気自動車用の駐車場も数台分を準備する。

 販売価格は、約70平方メートルの3LDKが約3000万円前後となる見通し。10月に入居者の募集を始める。

 同社の仙台市内のマンションとしては計195棟目で、中間免震の採用は市内で3棟目。広報室は「東日本大震災をきっかけに、顧客の安全重視の姿勢が強まっていることもあり、今後は中間免震の採用を増やしていく」としている。

1594荷主研究者:2012/08/15(水) 09:59:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120726t11013.htm
2012年07月26日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線利用者、予測3割減 1日8万人に修正

 仙台市は25日、2015年度開業を目指し建設を進める市地下鉄東西線(動物公園−荒井駅、全長14.4キロ)について、1日当たりの利用者を当初予測の11万9000人から3割減の8万人に下方修正した事業の再評価結果を公表した。予測修正に伴い、単年度黒字の達成は、1年遅れの開業10年目(24年)、累積欠損の解消は4年遅れの24年目(38年)になった。

 市は03年、国の鉄道事業許可を受けた際、開業時の人口を107万6000人と見込んで需要を予測した。今回は、少子高齢化の進展を考慮し、推計人口を105万1000人に修正した。

 全13駅沿線の推計人口は、当初の35万3000人から8.6%減の32万2000人に減少。動物公園駅(太白区)を整備する八木山地区の人口減が特に進むと予想した。

 一方、東日本大震災で被災した市東部沿岸地区の住民の多くが荒井駅(若林区)周辺に移転し、利用しやすくなるとして、荒井地区の利用者数は数百人増と見込んだ。

 景気低迷によるビジネスマンらの移動距離の減少など社会情勢の変化も考慮し、利用者数の減少を算定した。

 事業費は経費節減を実現する新技術導入などで437億円圧縮し、2298億円と見込んだ。事業効果を計る国の基準に「快適性」「定時性」など新たな指標が加わったことで、費用と効果の比率「費用便益比」は1.62から1.59の微減にとどまった。

 市交通局東西線建設本部管理部の鈴木昭部長は「社会情勢の変化に基づき算定した結果で、当初の見込みが甘かったとは思わない。事業効果を高めるため、人件費抑制などに努める」と話した。

 再評価は前年度中に行う予定だったが、震災の影響でずれ込んだ。結果は8月9日に開かれる市公共事業再評価監視委員会で示し、同月中に国へ報告する。

1595荷主研究者:2012/08/15(水) 10:00:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120726t13021.htm
2012年07月26日木曜日 河北新報
地下鉄東西線予測修正、採算性に懸念「パンダ効果」期待も

 仙台市が25日公表した地下鉄東西線の需要予測修正は、当初見込んだ1日の利用者11万9000人が33%も減少し、8万人に落ち込んだ。市交通局は建設費を16%圧縮できる点などを挙げ「安定的な経営は確保できる」と強調したが、再評価の信頼性や開業後の採算性をめぐり、巨大プロジェクトへの不安や疑問があらためて渦巻いた。

 市議会の中堅議員は「市は費用対効果では問題ないと言うが、減少率で見たら大変厳しい数字。当初の見通しも甘かった」と批判した。

 それでも沿線の八木山動物公園(太白区)へのジャイアントパンダの受け入れが実現することを想定し、「8万人を上回る可能性がある」と期待を寄せた。

 仙台市民オンブズマン代表の千葉晃平弁護士は「開業してしまえば、赤字の垂れ流しが続く。建設を中止すべきだ」と求めた。オンブズマンが建設差し止めを求めた訴訟は敗訴が確定したが、「市は少なくとも今立ち止まり、中止と続行のメリット、デメリットを市民に提示してほしい」と注文を付けた。

 2005年に開業した福岡市の地下鉄七隈線では、需要予測の再評価で1日15万人から11万人に下方修正されたが、実際の利用者数は6万人前後にとどまる。

 1日15万人が利用する仙台市の地下鉄南北線も予測(22万人)を大幅に下回り、累積欠損額は10年度決算時で1042億円に上る。

 仙台市交通局は「運賃収入は減少するが、建設費の縮減や人件費の抑制といった経営努力で補う」と説明する。

1596荷主研究者:2012/08/15(水) 10:02:14

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/07/26 建設新聞
新日本建設 仙台市青葉区 上杉2丁目マンションに11月着工
RC14F5499㎡、福田組の設計・施工

 新日本建設(千葉市美浜区ひび野1丁目4の3 金綱一男代表)は、仙台市青葉区上杉で同社では仙台圏初の分譲マンション開発となる「上杉2丁目マンション」(仮称)の建設計画を進めており、福田組の設計・施工で11月初めの着工を予定している。

 建設予定地は、東北大学雨宮キャンパス(農学部)南西向かいの青葉区上杉2丁目55の155の4地内の敷地面積1220.95㎡で、北六番丁通に面したところ。

 施設規模は、RC14F延べ5499.61㎡で、総戸数は64戸を見込んでおり、2014年3月末の完成を予定している。

 同社は、JR仙台駅東口エリアで、オフィスビルの「AI・Premium」と「エクセレントスクエア仙台」の開発実績を持つ。分譲マンション開発事業は「エクセレントシティ」などのブランド名で首都圏で多くの開発実績を持つが、仙台圏での新規計画は今回が初めて。

2012/07/26付1面に掲載

1597荷主研究者:2012/08/15(水) 10:04:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120727t15019.htm
2012年07月27日金曜日 河北新報
JR常磐線 浜吉田−亘理、来春再開「津波避難対策にめど」

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した常磐線相馬−亘理間(27.6キロ)のうち宮城県亘理町の浜吉田−亘理間(5.0キロ)で、8月上旬にも復旧工事を始め、来春に運転を再開すると正式に発表した。

 浜吉田−亘理間はルートを移設せず、現位置に復旧させる方針。住民の通勤や通学の利便性を考慮し、他区間に先行して早期再開を図る。相馬−亘理間の代行バス輸送は継続する。

 復旧工事は、津波で海水に漬かった線路の交換や浜吉田駅の改修、同駅での折り返し運転に対応した信号設備の設置などを行う。順調に進めば来春完了の見通し。3月のダイヤ改正に合わせ運転を再開する可能性もある。

 現行ルートで復旧する同区間は、津波からの避難対策が不可欠。JRと亘理町は協議を重ね、沿線2カ所の集会所などを避難場所に指定し、付近を通る盛り土構造の常磐自動車道に駆け上がれる階段も設置した。

 里見雅行仙台支社長は同日の定例記者会見で、「乗客の安全を確保する対策にめどが付き、運転再開しても問題ないと判断した。地域の足を一日も早く復活させるために努力したい」と述べた。

 相馬−駒ケ嶺(福島県新地町)間も現行ルートで再開させる方針だが、現段階で先行復旧は検討しておらず、里見支社長は「ルート移設区間と一緒の運転再開になる」との見通しを示した。

 移設区間の駒ケ嶺−浜吉田間は、新ルートの用地取得に向けた測量作業などを進めている。JRは「工事着手から3年で運転を再開できる」としているが、用地取得に一定の時間を要するとみられ、めどは立っていない。

1598荷主研究者:2012/08/15(水) 10:04:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120727t11029.htm
2012年07月27日金曜日 河北新報
美田園駅北に集団移転 名取・下増田地区、市が選定

 東日本大震災で被災した宮城県名取市下増田地区の防災集団移転促進事業について、市は26日、市議会震災復興調査特別委員会で、集団移転先を仙台空港アクセス線美田園駅北側に選定する方針を明らかにした。

 市によると、移転先の開発区域は「なとりりんくうタウン」北側に隣接する同市下増田前田、飯塚の水田5.5ヘクタール=地図=。集団移転する被災世帯が購入・借地する一戸建て用宅地80区画と、災害公営住宅40世帯分(集合住宅1棟含む)を整備する。

 対象は集団移転を要望している4地区のうち、北釜地区(120世帯)と広浦地区(36世帯)の希望者。住民の意向次第で今後、区域拡大も検討する。市は既に移転先となる地権者12人に計画を説明した。

 市は本年度中に整備計画などを策定して農地転用手続きや用地買収に入り、国などの同意を得る。2013年春に造成工事に着手、14年3月の完成を目指す。

1599荷主研究者:2012/08/17(金) 01:00:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120728t13049.htm
2012年07月28日土曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線 八木山トンネル掘削工事が完了

到達式で八木山トンネル貫通を知らせるブザーのボタンを押す工事関係者

 2015年度中の開通を目指す仙台市地下鉄東西線(全長14.4キロ)の建設工事で「八木山トンネル」(太白区、約720メートル)の掘削工事が完了し27日、現地で「到達式」が行われた。これで西の起終点の動物公園駅(太白区)から川内駅(青葉区)までのルート上にある三つのトンネル(計約4キロ)が全て貫通した。

 工事関係者や地元住民ら約80人が出席。市から工事を受託した鉄道建設・運輸施設整備支援機構の職員が貫通を宣言し、万歳や鏡開きなどで工事の節目を祝った。市東西線建設本部の木村哲也本部長は「八木山トンネル貫通は全線開通に向けた大きな一歩だ」と話した。

 八木山トンネルは09年10月着工。工事費は約33億6000万円。4月下旬に貫通予定だったが、震災による工事中断の影響で3カ月遅れた。今後は内壁の補強などを施し、13年11月に工事が完了する見込み。

1600荷主研究者:2012/08/17(金) 01:02:09
>>1422
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120728t12022.htm
2012年07月28日土曜日 河北新報
「アイリス青葉ビル」ほぼ完成 医療モール年内診療開始

今月初めに先行オープンした地下1階のシンプルスタイル

 アイリスオーヤマが取得したJR仙台駅前の旧仙台三和ビルディング(仙台市青葉区)の改修工事がほぼ完了し、一部で利用を始めた。目玉施設の医療モールは当初規模をやや縮小。テナントとして入る医療機関が年内に診療を始める予定だ。

 ビル名は「アイリス青葉ビル」(地上9階、地下2階)で、延べ床約1万3000平方メートル。耐震補強を行い、全フロアに発光ダイオード(LED)照明を設置した。

 地下1階には同社運営のインテリア店「シンプルスタイル」が今月1日付で開店した。インテリアやホームセンター向け生活関連商品をそろえ、アンテナ店と位置付けた。6〜8階オフィスフロアには関連会社2社が入り、30日業務を始める。

 医療モールは4階のみで、2フロア使用予定を見直した。内科、外科、婦人科、歯科などの診療所が入居する方向で、11月以降にオープンする見通し。1〜3階は9月中旬、三井住友信託銀行が仙台、仙台あおばの両支店を開設する。

 アイリスオーヤマ広報室は「テナント募集の結果などを受け、当初計画と変更した部分もあるが、ビルのオープンで仙台駅前の活性化につなげたい」としている。

 ビルは1960年完成。アイリスオーヤマは昨年9月、所有者の大手金融機関から土地建物を取得し、同秋から改修工事を行っていた。

1601荷主研究者:2012/08/17(金) 18:18:09
>>1411
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120731t15034.htm
2012年07月31日火曜日 河北新報
仙台の福島美術館12月再開 震災修復工事が来月終了

福島美術館の壁を修復する作業員。工事は8月中に終了する予定だ

 東日本大震災で被害を受け休館中の福島美術館(仙台市若林区土樋)が12月下旬に再開することが30日、分かった。当初は資金難が見込まれたが、同館が呼び掛けた募金に協力の輪が広がった。

 福島美術館は社会福祉法人共生福祉会が運営。ことし6月中旬に始めた修復工事は8月に終了する見通しで、内部を整理した上で再開する。

 再開記念企画展として、縁起物の絵画などを集めた正月恒例の「めでた掛け」を予定。再開に先立ち、「被災地の文化財を守れ 仙台市・福島美術館所蔵の絵画」展が31日〜8月26日、仙台市博物館で開かれる。

 福島美術館の修復費は約1300万円に上り、1口2000円以上で募った寄付は6月末までに約600万円が集まった。応じてくれた人には、収蔵品の中からめでたい図柄を選んで作った「絵はがきセット」を贈った。協力者の中には、震災で自宅が壊れた女性もいたという。

 同館は仙台藩伊達家や黄檗(おうばく)宗関連の資料をはじめ、近世から昭和初期までの絵画や書、工芸など約3000点を収蔵。入居する鉄筋4階の建物は震災で壁に亀裂が入るなどし、休館を余儀なくされていた。連絡先は福島美術館022(266)1535。

1602荷主研究者:2012/08/24(金) 00:19:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120812t11014.htm
2012年08月12日日曜日 河北新報
仙台塩釜、石巻、松島の3港湾区域 宮城県、国に統合申請

 宮城県が仙台塩釜、石巻、松島の県内3港湾区域の統合を国に申請したことが11日、分かった。国の運輸審議会で協議され早ければ今月中に同意が得られる見通し。関係省庁と県は、港の機能や規模を盛り込んだ港湾計画を審議し、順調に進めば年内に統合が決定する。

 申請は7日付。統合港湾の名称は「仙台塩釜港」となる見込み。港湾区域は現在の仙台塩釜港に石巻、松島両港を加え、仙台、塩釜、石巻、松島の4港区に変更する。

 統合後は、各港区が果たす役割を分担。仙台港区は物流拠点と位置付ける。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が7月に誕生するなど東北への産業集積の加速を見据え、国内外の海上コンテナ貨物の需要に対応する。

 塩釜港区は水産加工など小型ばら荷、石巻港区は紙・パルプや飼料など大型ばら荷の取り扱いに重点を置く。松島港区は広域観光の中心にする。

 県は、統合港湾を東日本大震災からの復興の象徴と捉え、東北の中心的な国際拠点港湾として機能を強化していく。今後、港湾の管理や運営を一体的に進める体制整備に乗り出す。

 4港区を抱える8市町と連携し、港湾の管理運営に関する協議会をつくる。国や県、市町、港湾利用団体で構成する利用促進協議会も設け、統合港湾の将来像を探る。統合港湾をめぐっては震災前の2010年7月、国が集中的に整備する重点港湾の選定で石巻港が外れたのを機に、県内で統合の議論が活発化。県地方港湾審議会はことし3月、石巻、松島両港の港湾区域を廃止し統合する案を承認した。

1604荷主研究者:2012/09/17(月) 10:45:30

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120822302.htm
2012年8月22日02時41分 北國新聞
宮城に1号店 秀光ビルド、東北進出

 秀光ビルド(加賀市)は9月8日、仙台支店を宮城県名取市に開設し、東北地方へ進出する。復興に伴う旺盛な住宅需要を取り込み、初年度に100棟の受注を目指す。8月24日の京都を皮切りに9月中旬に岐阜、11月に兵庫、大阪と他府県にも矢継ぎ早に拠点を設け、再来年に始まる消費税率引き上げに向けた駆け込みに備える。

 同社は北陸三県と大阪、奈良、滋賀、愛知の7府県に11拠点を展開する。低価格を強みに今期(2012年8月期)は7月末までの11カ月で843棟を受注。出店攻勢によるエリア拡大も相まって、前期1年の586棟を大きく上回っている。

 受注は月120棟ペースに達しており、今期は最終的に年間受注1千棟弱、売上高は約90億円となる見通し。年内に仙台支店など5店を新設、11府県16拠点体制とし、来期の上積みに弾みをつける。

 仙台支店はJR仙台駅から車で20分ほど。今月1日には仙台市青葉区に仮事務所を構えて営業を始め、既に先行受注を獲得した。

 京都支店(京都市伏見区)、岐阜支店(岐阜県瑞穂市)はそれぞれ京都、岐阜初出店。11月には兵庫1号店となる加古川支店を開設、大阪府箕面市には大阪3号店の北摂支店を出す。それぞれショールーム「住まいづくり館」を併設する。

 本間航也社長は「消費税率アップを見据え、前倒しで出店を決めた。北陸発の家づくりを東北、中京、関西にも広めていきたい」と力を込めた。

1605荷主研究者:2012/09/17(月) 10:48:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t12021.htm
2012年08月23日木曜日 河北新報
仙台−上海線10月就航 5年ぶり新路線 中国東方航空

 中国東方航空の国際定期便仙台−上海線が10月18日に就航することが22日、分かった。週4往復運航する。仙台空港を発着する国際線の新規開設は、2007年12月の広州線(08年運休)以来5年ぶり。

 上海発の運航は水、木、土、日曜で仙台着午後7時50分。仙台発は木、金、日、月曜で仙台発午前9時。所要時間は3時間。機材はエアバスA320(156席)を予定している。

 岩手、宮城、福島の被災3県を訪れる中国人観光客を対象とした数次査証(ビザ)の発給が7月に始まり、中国人観光客の増加が見込まれている。

 東方航空東京支店は「中国からの観光需要が多いとみているが、仙台からも観光、ビジネス路線として利用してもらいたい」と期待する。

 仙台−上海間は、中国国際航空も上海経由北京線を週2往復運航している。仙台空港の国際線は長春線が7月に再開し、東日本大震災前と同じ6路線が回復した。10月1日にはグアム線が週4往復に回復。東方航空の上海線を加えると国際線は週23往復となり、震災前の週20往復を上回る。

1606荷主研究者:2012/09/22(土) 17:32:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t11034.htm
2012年08月23日木曜日 河北新報
大和リサーチパーク拡張 工業用地9haを来秋分譲

 宮城県と県土地開発公社は22日までに、大和町にある工業団地「大和リサーチパーク」を拡張する方針を固めた。現団地に隣接する県有林を開発し、分譲用地として9ヘクタール程度を造成する。企業ニーズが高い内陸部に工業用地を確保し、今後の半導体関連産業などの集積に備える。

 県、公社が工業用地を新規造成するのは、大衡村のセントラル自動車(現・トヨタ自動車東日本)の移転用地を整備した2008年以来。東日本大震災で沿岸部の工業団地ががれき置き場に転用されるなどしたため、県内で工業用地の不足感が高まっていた。

 計画では、工業団地西側の山林約16ヘクタールを開発する。今冬にも伐採作業に入り、数区画に分けた上で来年秋の分譲を目指す。事業費は十数億円を見込んでいる。

 リサーチパークの総面積は約51ヘクタール。半導体製造装置を手掛ける「東京エレクトロン宮城」の立地を機に企業進出が相次ぎ、11年中にほぼ完売状態となっていた。

1607荷主研究者:2012/09/22(土) 17:32:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t11031.htm
2012年08月23日木曜日 河北新報
仙台・宮城野区文化センター 市民協働の場、お披露目

384人収容の「パトナホール」

 仙台市宮城野区の地域文化拠点となる「区文化センター」が完成し22日、報道関係者に公開された。384席を備えた音楽ホール「パトナホール」と舞台や映画鑑賞用の「パトナシアター」(198席)が10月1日にオープンする。

 区文化センターは、区役所南側のJR仙石線車両基地跡(1万2600平方メートル)に立地。地上3階、地下1階で、延べ床面積は約1万3600平方メートル。総事業費は51億3000万円。

 二つのホールの他、市内4カ所目となる育児支援施設「市子育てふれあいプラザ(のびすく宮城野)」や図書館、市民センター、区情報センターを併設する。市民、情報両センターは今月28日に先行して開館する。

 市は1996年、市内5区全てに地域文化拠点を整備する計画に基づき、センター建設を決定。「市民協働」のモデル事業にも位置付けられ、公募の区民約20人でつくる「パートナーシップ推進会議」が基本構想の策定に当たった。

 当初は2009年6月の開館を予定していた。工事を落札した共同企業体(JV)が談合事件で家宅捜索を受けるなど5度にわたって入札が成立せず、完成が大幅に遅れていた。

 市地域政策課の佐藤ゆうこ課長は「ようやくセンターをお披露目することができ、ほっとしている。市民協働の拠点として、地域に根付いてほしい」と述べた。

1608荷主研究者:2012/09/22(土) 17:36:10
>>1278
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120823t12019.htm
2012年08月23日木曜日 河北新報
仙台ワシントン開業延期 入居ビル着工めど立たず

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新ビル着工のめどが立たず、来春の復活オープンが延期された仙台ワシントンホテルの出店予定地=仙台市青葉区中央4丁目

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 藤田観光(東京)がJR仙台駅前に2013年春の開業を目指していた「仙台ワシントンホテル」のオープンが、同年夏以降にずれ込むことが22日、分かった。入居を予定する新ビルの着工が、東日本大震災の復興需要のあおりで大幅に遅れているため。市内のワシントンホテルとしては数年ぶりの「復活」となるだけに、藤田観光は「一日も早い完成を願うしかない」と想定外の事態に困惑している。

 開業を予定するのは、昨年4月に閉館したホテルサンルート仙台跡地(仙台市青葉区中央4丁目)。土地を所有する機械工具商社の菊重(仙台市)が地上9階のビル建設を計画し、当初はことし5月着工、来年4月の完成予定だった。

 菊重によると、旧ビルの解体工事は3月までに終了したが、建設工事の委託業者と請負金額で折り合いが付かず、契約締結の見通しが立っていない。復興需要の増加で建設資材や人件費の積算価格が高騰していることが背景にあるという。

 同社は「現時点でビル建設の方針に変わりはない」と説明。ただ「採算ベースに乗らない事業はできない。いつまでも価格が折り合わなければ、方針を変更せざるを得なくなる」とも話す。

 藤田観光は「ホテルの復活は新ビル建設が大前提。オープンの時期以外は計画に変更はないのだが…」と当惑する。

 藤田観光は全国30カ所でワシントンホテルを経営。仙台市内にも2館あったが、不採算を理由に02年と08年に閉館させた。昨年8月、震災復興の宿泊需要などを見込み、「復活」を発表した。

 出店計画では、ビルの1階に直営レストランが入り、2〜9階は客室(シングル198室、ツイン25室)にする。シングルは通常より広めの18平方メートルを確保する。

1609荷主研究者:2012/09/22(土) 17:39:14
>>960
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120824t12012.htm
2012年08月24日金曜日 河北新報
仙台・エクセル東急跡地 高層マンション建設へ

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分譲マンション大手3社が取得した旧仙台エクセルホテル東急

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 三井不動産レジデンシャル(東京)などマンション分譲大手3社が、仙台市青葉区一番町2丁目の旧仙台エクセルホテル東急を、所有する日本生命保険(大阪市)から取得したことが23日、分かった。建物を解体し2015年春の完成を目標に、共同で24階建ての高層マンション(250戸規模)を建設する。ホテルは10年11月に営業を終えており、跡地利用が焦点になっていた。

 他の大手2社は野村不動産(東京)と住友不動産(同)。三井によると、3社は共同事業体を組み8日付で購入した。取得額は非公表。

 登記簿によると、敷地は広さ約4160平方メートル。所有権は三井が34%、野村、住友が各33%となっている。

 旧ホテルは既に解体工事に入っており、13年春にもマンション建設に着手し、同年中に入居者募集を始める予定。計画では建物は免震構造を採用し、自家発電装置や防災倉庫も整備する。

 土地は仙台市中心部の青葉通に面し、15年度開業予定の市地下鉄東西線の一番町駅と西公園駅(ともに仮称)のほぼ中間に位置する。

 三井不動産レジデンシャルの森永哲郎東北支店長は「中心部で緑も多く、住宅用地としての環境が良好と判断した」と説明。共同で取り組む理由については「都心の大規模開発となることから、3社で合意した。災害に強い住まい造りを目指す」と語った。

 ホテルは1980年、仙台東急ホテルとして開業し、02年に名称を変更した。老朽化などのため10年に閉館。東日本大震災後の昨年5月からは石巻市の被災者の2次避難所として利用された。

 日生は全避難者が退去した3月末以降、ホテルやオフィスビルとしての土地利用も含め売却交渉を本格化させていた。同社は3社への売却について「地域の活性化につながると考えた」と話している。

1610荷主研究者:2012/09/22(土) 17:43:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120825t11020.htm
2012年08月25日土曜日 河北新報
東京エレクトロン、東北大に産学連携拠点 磁気メモリー開発

 半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)は、東北大が整備している青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に研究開発棟を寄付し、共同で次世代磁気メモリーの実用化に向けた技術開発を進める。東北大が24日、発表した。同キャンパスで、民間拠出による産学連携拠点の設置が決まったのは初めて。

 新設されるのは「国際産学連携集積エレクトロニクス研究開発センター(仮称)」で、鉄骨3階で延べ床面積約6000平方メートル。総工費約22億円で東京エレクトロンが建設し、東北大に寄付する。2013年春に完成予定。28日に現地で安全祈願祭が行われる。

 研究対象は次世代磁気メモリー「STT−MRAM」。電源を切っても記憶を保持し、情報を処理する時だけ電力を消費する。スマートフォン(多機能携帯電話)などの省エネ化につながるため、国内外で開発競争が激しさを増している。

 同分野の研究は、大学院工学研究科の遠藤哲郎教授(電気エネルギーシステム)が世界をリードする。開発には遠藤研究室を中心に東京エレクトロンをはじめ、電子機器メーカー10社程度が参加。東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)で18年度の本格量産を目指す。

 東京エレクトロンの保坂重敏常務は「次世代メモリーの開発は、企業単独では難しい。大学の技術を生かして実用化につなげたい」と話している。

◎企業立地促進助成金増額へ 仙台市、東北大と再締結

 仙台市は、東北大が整備を進めている青葉山新キャンパス(青葉区)への企業の研究開発施設の誘致促進に向け、市独自の企業立地促進助成金を上積みする方針を固めた。年内にも東北大と協定を再締結する。

 2008年に結んだ協定では、進出した研究開発施設の固定資産税相当額を5年間、助成することを決めた。新たな協定には、助成金の大幅増額のほか、東日本大震災の復興特区法に基づく「民間投資促進特区」を活用することも盛り込む。

 市は支援策の強化により、地域産業の活性化につなげたい考え。同キャンパスに設置が決まった「国際産学連携集積エレクトロニクス研究開発センター(仮称)」に加え、世界レベルの研究開発施設の集積促進も目指す。

1611荷主研究者:2012/09/22(土) 18:27:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120830t15011.htm
2012年08月30日木曜日 河北新報
東北大病院、400億円超再開発事業が終了 精算スムーズに

改装された東北大病院の待合ホール。精算方法を見直し、待ち時間を減らした=東北大病院

 東北大病院(仙台市青葉区)で1987年から行われていた再開発事業が終了した。東西新病棟と、歯科診療部門を統合した新総合診療棟を柱に、建設費が400億円を超える大事業。廊下や通路を広くするなど、外来患者と職員が利用しやすいように設計した。

 新西病棟が2000年に、新東病棟が06年にそれぞれ完工した。09年に外来診療棟の北隣に、歯科診療部門を統合した新外来診療棟が完成。7月中に1階入口近くの医事課の受付、カルテ部門、待合ホールの改修工事が終了し、全ての作業を終えた。

 順次、診療部門の移動や改組、改修を実施。循環器内科と心臓血管外科が連携する「循環器センター」、呼吸器外科と呼吸器内科による「呼吸器センター」なども新設した。

 平日の外来患者は平均3000人。東西病棟は延べ床面積約8万平方メートルで、ベッド数1262床は、国立大病院では最多を誇る。

 狭い場所で8平方メートルだった診察室は約1.5倍の12平方メートルに。廊下や待合室はできるだけ広いスペースを確保した。年間で外来患者12万人を採血する中央採血室は、動線を考慮して病院の中央に置いた。従来は、支払窓口で診療費用を一括して計算していたが、各階に分散させることで、精算にかかる待ち時間を減らした。

 東北大病院の富田有一総務課長は「休診することなく工事を進めたが、利用者には不便な思いをさせていた。今後は診療科などに患者を誘導するポスターなど、快適に利用できるよう工夫を続けたい」と話している。

1612荷主研究者:2012/09/22(土) 18:28:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120830t12025.htm
2012年08月30日木曜日 河北新報
仙台圏・石巻 マンション供給回復、上半期前年95戸上回る

 仙台市など仙台圏と石巻市で1〜6月に新規供給された分譲マンションは483戸だったことが、総合広告代理店のDGコミュニケーション創芸カンパニー仙台支社のまとめで分かった。東日本大震災の影響で大幅に減少した前年同期を95戸(24.5%)上回る。石巻市は1棟の40戸で、23年ぶりの新規供給となった。

 上半期が増加に転じたのは2008年以来4年ぶり。7月の発売も300戸を超えており、仙台支社は「被災者の需要もあり、販売は好調に推移している。12月までの1年間では、1134戸だった震災前の10年の水準に近づく」とみている。

 地域別は表の通り。塩釜、多賀城、岩沼の3市は供給がなかった。石巻市の1棟は建設中で来年3月に完成予定。仙台市のうち青葉、若林区は減少したが、「年間では前年を上回る見通し」(仙台支社)という。

 販売開始から1カ月以内の初月契約率は前年同月比16.7ポイント低下の54.9%、6月末時点の期末契約率は3.9ポイント低下のは86.3%。いずれも供給回復による需給バランスの落ち着きが低下につながったとみられる。平均価格は3146万6000円で前年から37万5000円アップした。

 仙台支社の吉野敦支社長代理は「上半期の物件の大半は資材不足などが深刻化する前に完成した。ただ、下半期以降の発売物件については、高止まりしている建設のコストの影響が価格に反映される可能性がある」と指摘する。

 11年の年間供給は1988年の調査開始以来最低の674戸だった。

1613荷主研究者:2012/09/22(土) 18:28:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120830t11028.htm
2012年08月30日木曜日 河北新報
石巻駅舎、橋上化 市役所へ歩行者用デッキ 市が構想

 宮城県石巻市は29日、東日本大震災の津波で被災した市立病院を移転新築するJR石巻駅周辺の土地利用構想を明らかにした。緊急車両用の陸橋などを設け、駅舎は津波対策として橋上化した上で病院、市役所と結ぶ歩行者用デッキを整備。デッキには津波襲来時の一時避難場所の機能も持たせる。

 市立病院の建設地は市役所西側に位置する市有地。緊急車両用の陸橋は2016年の開院に合わせ、駅舎北側から線路をまたぐ形で建設する。

 一般車両の出入り口は線路沿いの市道と設定し、駐車場は院内と隣接の立体型を合わせて計125台分を確保。交通渋滞対策で病院と市役所の間の丁字路に信号機を設置する。病院関連の事業費は約20億円と見込む。

 石巻駅の駅舎はJR東日本と協議を進め、22年ごろをめどに橋上化し、駅の南北を結ぶ自由通路も整備。自由通路は駅舎と病院、市役所の3カ所をつなぐデッキとも接続し、歩行者の利便性を向上させる。

 市は駅周辺に市民が交流する公共施設なども集積させ、機能性の高いコンパクトな街づくりを目指す。公共施設の整備費は全額、津波復興拠点整備事業として国費を活用する計画。

 土地利用構想は市議会全員協議会で示した。市は構想について、地権者全54人のうち既に52人に説明したという。

 市立病院をめぐっては、市議会が3月定例会で基本設計などを盛り込んだ本年度予算案を可決する一方、駅周辺の交通渋滞などを理由に建設地の再考を求める付帯決議案も可決している。

1614荷主研究者:2012/09/22(土) 18:29:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120830t11032.htm
2012年08月30日木曜日 河北新報
地下鉄東西線 仙台市再評価委、需要予測3割減を了承

 仙台市公共事業再評価監視委員会(委員長・三浦尚東北大名誉教授)は29日、市役所で本年度の最終会合を開き、需要予測が3割下方修正された2015年度開業予定の市地下鉄東西線建設事業を審議した。駅周辺の人口見通しや計算式の信頼性など、予測の根拠に関する市の説明を了承した。

 市交通局の担当者は、全13駅ごとの利用圏人口や乗車数について、国の鉄道事業許可時(03年)の予測と今回の再評価との比較を示した。

 1日当たりの利用者数を、仙台駅(仮称)に次ぐ1万4912人と見込んだ一番町駅(同)は5764人に大幅減。駅周辺の再開発でマンションが建ち、夜間人口は増えるものの、店舗の撤退などで従業員の数が大きく減った。

 東日本大震災の集団移転先の一つとなる荒井駅(同)周辺は、土地区画整理事業が前回予測時より進まず、7722人から半減近い4456人に修正した。

 委員からは駅周辺開発の進行状況などを確認する質問が出たが、説明内容への異論はなかった。

 東西線の需要予測は、事業許可時には1日11万8702人だったが、ことし7月に公表された再評価結果で7万9664人と32.9%減少。監視委は、詳細な理由説明を条件に事業継続を承認していた。

1615荷主研究者:2012/09/22(土) 18:29:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120830t15033.htm
2012年08月30日木曜日 河北新報
古代都市の区画を再確認 多賀城山王遺跡多賀前地区

三陸道の4車線化に伴い発掘調査が進む山王遺跡多賀前地区

 宮城県教委は29日、多賀城市市川の山王遺跡多賀前地区の発掘調査結果を発表した。三陸縦貫自動車道仙台港北−利府中インターチェンジ(IC)間7.8キロの4車線化工事などに伴う再調査で、奈良−平安時代の古代都市の区画や、建物の移り変わりがあらためて明らかになった。

 山王遺跡発掘調査は、4車線化部分の多賀前地区と、多賀城IC新設予定地の八幡地区の2カ所で、ことし3月に始まった。多賀前地区は国特別史跡多賀城跡城外の東西大路の南にあり、開通前の調査で碁盤の目状に整備された町並みや身分の高い役人の屋敷、庭園などが確認されている。

 今回調査したのは拡幅部の幅10メートル、長さ600メートルの約6000平方メートル。庭園の遣(や)り水跡の周辺で、洪水で堆積した約10センチの砂の層が新たに見つかり、県教委は貞観津波(869年)で運ばれた可能性もあるとして分析を進める。

 三陸道は震災の復興道路の位置付けで、早期の工事終了が待たれる。県教委文化財保護課の古川一明技術補佐は「派遣職員の応援などを得て、調査の早期終了を目指している」と話す。

 八幡地区の調査結果は11月にも発表する。4車線化と多賀城ICの建設は、早ければ5年ほどで完了する見通し。

 多賀前地区調査の現地説明会は、9月1日午前10時半から開かれる。連絡先は文化財保護課022(211)3684。

1616荷主研究者:2012/09/22(土) 18:35:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120902t11009.htm
2012年09月02日日曜日 河北新報
仙台空港、利用600万人・貨物5万トン目標 県方針

 宮城県は1日までに、仙台空港民営化に向けた基本方針を策定した。民間企業による柔軟な空港経営を推進するとともに、誘客や周辺開発で県も積極的に関わる姿勢を示した。民営化30年後の長期目標として、ピーク時の2倍に当たる年間利用者600万人、貨物取扱量5万トンの実現を掲げた。

 仙台空港は国が管理する27空港の一つ。運営権の委譲は国と企業間の契約となる。県は国、企業と一体となった空港経営を前面に、周辺地域を含めた活性化を目指す。

 運営主体については、一部地方空港で検討されている第三セクターなどを排除する方針を示した。「民間手法による抜本的な経営改革が必要」との表現で商社など一般企業の参入を求めた。

 滑走路事業に加え、駐車場事業、旅客と貨物の各ターミナルビル事業、アクセス鉄道の関連4事業については、全体で最適化を図るとして多様な経営の在り方を認めた。

 空港運営を担う企業の設備投資にも触れ「(自然災害や法律改正に伴う)不合理なコスト、リスクを企業に負わせるのは参入障壁になりかねない」と企業負担の軽減策を国に要望した。

 空港と周辺地域の将来像も打ち出した。従来の旅客、物流、ビジネスの拠点に加え、首都直下型地震などを想定した国内、アジアのバックアップ空港としての機能強化を盛り込んだ。

 県は3日に県庁で開催する仙台空港活性化検討会で基本方針、将来像を報告する。メンバーの商社、国土交通省など関係機関の理解を求める。

1617荷主研究者:2012/09/23(日) 00:18:46

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/09/03 建設新聞
住友不動産・若林区南材木町 分譲・河原町Ⅱ計画に12月着工
RC8F4427㎡、東海興業の設計・施工

 住友不動産マンション事業本部仙台事業支店(仙台市青葉区花京院1丁目4の25)は、仙台市若林区での分譲マンション開発計画となる「河原町Ⅱ計画」(仮称)の建設について、東海興業の設計・施工で12月上旬の着工を予定している。

 建設場所は、地下鉄・河原町駅からほど近い若林区南材木町68の1地内の敷地面積1784.54㎡で、風情有る街並みが残る河原町エリアの一角に位置する。

 施設規模は、RC8F延べ4427.5㎡で、ファミリータイプの分譲住宅51戸を設けるもの。完成は2014年2月下旬を予定している。

 同社では、仙台市中心部の南町通沿い、青葉区一番町1丁目地区でも、地上30階建の超高層マンション(144戸)の建設着手準備に入っているなど、積極的な新規供給体制を整えているところだ。

2012/09/03付1面に掲載

1618荷主研究者:2012/09/23(日) 00:19:24

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/09/04 建設新聞
三菱地所レジデンス・宮城野区中央 分譲「仙台駅東口計画」に12月着工
18F6876㎡、68戸、浅沼組で実施案

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3丁目6の1 宮田尚所長)は、JR仙台駅東口エリアでの分譲マンション開発計画となる「仙台駅東口計画」(仮称)の建設について、浅沼組で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、JR仙台駅東口の北側方向に徒歩数分程度の距離に位置する仙台市宮城野区中央1丁目24の1の一部(仙台駅東口第2土地区画整理1−5B2L)地内の敷地面積1043.31㎡(現況時間貸駐車場)。現在、仙台駅東口では、ヨドバシカメラの仮店舗開業に続く、仙台店の建て替え計画が進んでいるほか、JR東日本も商業、ホテル、オフィスなどで構成する大型複合ビルの建設準備に入るなど、仙台の中心部の中で最も再開発が進んでいるエリアとなっている。

 建設する分譲マンションは、免震構造を採用したSRC一部S18F延べ6876.17㎡規模で、総戸数は68戸を見込んでいる。

 着工は12月中旬、完成は2014年12月下旬をそれぞれ予定している。

2012/09/04付1面に掲載

1619荷主研究者:2012/09/23(日) 00:21:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120904t15013.htm
2012年09月04日火曜日 河北新報
ホテルコムズ仙台再開断念 震災被害甚大、賃貸借契約解消へ

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営業再開を断念したホテルコムズ仙台。震災後、建物はフェンスやネットで覆われたままとなっている=仙台市青葉区本町2丁目

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 東日本大震災による損傷で休館中の仙台市青葉区本町のホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル仙台)が営業再開を断念したことが3日、分かった。運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)は「多額の復旧費の負担が重いため」と説明。建物の今後について、所有する三井生命保険(東京)は「解体するか修復するか、方針は決まっていない」としている。

 仙台市内では近くのホテルコムズ仙台アネックス(青葉区中央)が7月、賃貸借契約の満了で閉館しており、コムズチェーンのホテルは東北から姿を消す。

 グランビスタ社によると、コムズ仙台は地震の強い揺れで、最上階にあるレストランの調理場や客室の一部が大きく損傷した。営業再開には設備や備品の大幅な修繕が必要な状況だった。

 7月中旬に三井生命と協議した結果、「営業再開は難しい」と判断。9月末で賃貸借契約を解消すると決めた。営業を再開する場合に必要だった復旧費は公表していない。

 グランビスタ社は6月ごろまでは「再開に向けた準備を進めている」としていた。同社広報担当は河北新報社の取材に「震災の影響で閉館を余儀なくされたが、これで東北から撤退するつもりはなく、機会があれば再び出店する」と話した。

 三井生命によると、建物自体も震災による損傷が激しい。現在はフェンスとネットで低層部を覆ったままで、工事などは行われていない。

 コムズ仙台は地上13階で、震災前の客室は212。1981年8月、三井アーバンホテル仙台として開業し、2008年4月に名称変更した。宮城県庁や仙台市役所に近く、仙台を代表する宿泊施設の一つとして親しまれてきた。

1620荷主研究者:2012/09/23(日) 00:29:07

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/09/07 建設新聞
東新住販 宮城県名取市(仙台園初) 分譲「アドグランデ杜せきのした」の建設
免震13F7239㎡、東海興業JVで着工へ

 東新住販東北支店(仙台市青葉区一番町3丁目1の1 田中賢一支店長)は、同社では仙台圏初めての分譲マンション開発計画となる宮城県名取市での「アドグランデ杜せきのした」の建設について、東海興業・ヤマウラ(長野県駒ヶ根市)JVの施工で近く着工する。実施設計の作成は創建設計が担当している。

 建設場所は、仙台空港鉄道仙台空港線の杜せきのした駅からほど近い名取市杜せきのした2丁目3の3地内の敷地面積2189.57㎡。周辺にはイオンモール名取をはじめとした大型店舗や複合商業施設、スポーツ施設などが集積し、生活利便性の高さが注目されている。

 建設する分譲マンションは名取市内に建つマンションとしては初の免震構造を採用し、RC13F延べ7239.42㎡で、総戸数は84戸を見込んでいる。完成は、2014年2月下旬を予定。

 同社の田中支店長は「今回の物件開発を足掛かりに、仙台市やその周辺都市などで次のマンション開発適地の選定も本格的に進めていきたい」と、今後の見通しを話している。

2012/09/07付1面に掲載

1621荷主研究者:2012/09/23(日) 00:34:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120908t11022.htm
2012年09月08日土曜日 河北新報
地下鉄職員に1700人応募 55.9倍 仙台市交通局

大勢の受験希望者が集まった仙台市交通局の採用説明会=7月26日、市役所

 仙台市交通局が実施する2013年度の地下鉄職員採用試験に、過去最多の約1700人の応募があった。15年度予定の東西線開業に向け採用枠を30人に増やし、年齢制限を緩和したことが要因とみられる。景気低迷による公務員人気に加え、東西線が地方で新設される「最後の地下鉄」という事情も背景にあるようだ。

 募集したのは運転士と駅務員になる「高速鉄道運輸職員」で、受験資格は18〜35歳。8月20日から31日まで受け付け、想定した1000人をはるかに超える1678人が応募した。倍率は55.9倍の狭き門となった。

 交通局は東西線開業に伴い、少なくとも運転士40人の増員が必要となるため、13年度の大量採用を決めた。年齢制限の上限を29歳から35歳に引き上げ、全国にある鉄道関係の専門学校約20校にも募集要項を配布した。

 応募者のうち30歳以上が3割を占め、社会人経験者の応募が増えた。7月の採用説明会では、「八木山など山の中を走る地下鉄は珍しい」「新しい地下鉄業務に関われるのは魅力」などと志望動機を語る鉄道ファンも少なくなかった。

 運転士と駅務員を一緒に採用するようになった10年度以降、交通局は毎年、5〜18人を採用。最も受験者が多かったのは12年度の391人で、倍率が高かったのは10年度の73.6倍だった。

 13年度の1次試験(筆記と面接)は23日から始まり、面接や適性検査などの2次試験は11月26日にスタート。来年2月に合格者を発表する。

1622荷主研究者:2012/09/23(日) 00:41:33
>>1048
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120909t11008.htm
2012年09月09日日曜日 河北新報
三陸道・石巻北IC着工 アクセス県道も新設へ

着工式でくわ入れする(左から)阿部秀保東松島市長、安住財務相、亀山紘石巻市長、須田善明女川町長

 東日本大震災の「復興道路」として位置付けられる三陸沿岸道路の石巻北インターチェンジ(IC)と県道石巻北インター線の着工式が8日、建設予定地の石巻市蛇田であった。

 関係者約40人が出席。安住淳財務相(衆院宮城5区)や石巻、東松島、女川の3市町長らがくわ入れし、早期完成を祈願した。村井嘉浩宮城県知事は「国道と結ぶ重要な路線で、大規模災害時には重要な道路だ。復興に大きな弾みになる」とあいさつした。

 石巻北ICは石巻河南IC(石巻市)から北約2キロの地点に設置される。国土交通省は来月に着工し、三陸沿岸道路矢本石巻道路の4車線化工事と同時に進める。事業費は約20億円を見込む。

 建設に合わせ、県はICと国道398号石巻北部バイパス、国道45号を結ぶ片側2車線の県道(343メートル)を整備する。用地取得はほぼ完了し、来年度に着工する。事業費は約5億円。ICと県道の完成時期は未定。

 東北地方整備局などによると、ICと県道の新設で、隣接する石巻赤十字病院へのアクセス向上や石巻市中心部の混雑緩和が期待できるという。

1623荷主研究者:2012/09/23(日) 01:30:46
>>1482 >>1573
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/09/13 建設新聞
あすと長町・イケアジャパン 延べ約5万㎡「IKEA仙台」の建設計画
2013年夏の着工へ久米設計で基本設計

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は仙台市太白区あすと長町に大型商業施設「IKEA仙台」(仮称)の出店を計画しており、久米設計で基本設計を進めている。

 出店用地は今年6月に独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構から取得した仙台市太白区あすと長町土地区画整理事業16街区で、敷地面積は約1万8300㎡。

 計画によると、施設規模はS4F店舗面積は約2万㎡程度、延べ面積は約5万㎡前後で、内部は店舗および駐車場とする考え。

 すでに施工者選定に向けゼネコン数社に見積もり依頼の代診を行ったもようで、今秋にも施工者選定を行い2013年夏の着工、14年春の完成を目指す。

2012/09/13付1面に掲載

1624荷主研究者:2012/10/21(日) 16:00:34
>>1605
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120920t75010.htm
2012年09月20日木曜日 河北新報
仙台−上海線の就航が延期 中国東方航空「需要見込めぬ」

 10月18日に就航予定だった中国東方航空の国際定期便仙台−上海線の運航が中止になったことが19日、分かった。宮城県によると、運航中止は当面の間。同社東京支店は取材に対し、「日中間の問題が落ち着き、経済状況が元に戻れば、2月ごろに就航したい」との見通しを示した。

 同社は既に、当初計画していた運航の認可申請を取り下げた。18日夜、県に「旅客需要が見込めない」として運航中止を伝えた。

 県は「日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に抗議する中国各地の反日デモが影響しているのだろう」(土木部)と分析している。

 同社の仙台−上海線は10月18日から週4往復の運航を計画していた。エアバスA320(156席)を使用し、所要時間は3時間の予定だった。

 仙台−上海間は、中国国際航空が上海経由北京線を週2往復運航している。大連経由北京線(週2往復)と合わせ、仙台発着2路線を持つ同社は「今後も通常通り運航する方針」(仙台支店)と説明した。

 東日本大震災で一時運休し、ことし7月に再開した長春線(週2往復)は、日中関係の緊張化に伴うキャンセルや機材繰りの関係で、10月15、22、26の3日間の欠航が決まった。運航する中国南方航空は「10月末以降もこれまで通り運航する予定だが、現状を考えると何とも言えない」(仙台支店)と話す。

 仙台空港の国際線は現在、震災前と同じ6路線が回復。10月1日にはグアム線が週2往復から週4往復に増便する。中国東方航空が就航すれば、2007年12月の広州線(08年運休)以来5年ぶりの新規路線だった。

1625荷主研究者:2012/10/21(日) 16:07:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120921t12036.htm
2012年09月21日金曜日 河北新報
仙台塩釜港の貨物量1800万トン 震災前超え

 仙台塩釜港の2012年1〜6月の取扱貨物量(速報値)は約1800万トンで、東日本大震災前の10年上半期を上回ったことが20日、県のまとめで分かった。国際コンテナの取扱量も10年上半期の4分の3まで回復した。

 仙台塩釜港の取扱量は10年上半期比で5%前後増加した。同港仙台港区は1615万トンだった10年上半期の水準に達した。完成自動車やセメントの取り扱いが目立った。

 同港塩釜港区は10年上半期の110万トンと比べ、取扱量を60%以上伸ばした。石油関連施設が被災した仙台港区に代わり、重油や石油製品の取り扱いが増加した。

 石巻港は200万トン近かった10年上半期の7割弱にとどまったが、11年上半期と比べると7割増え、回復基調が鮮明になった。

 仙台港区の国際コンテナ取扱量は紙・パルプやゴム製品が震災前の水準に戻っていないが、復旧・復興需要を反映して製材などが増えた。

 村井嘉浩知事は20日の県議会9月定例会の代表質問で、県内港湾の利用拡大について「情報発信や企業訪問など、これまで取り組んできた活動を強化していく」と述べた。

1626荷主研究者:2012/10/21(日) 16:08:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120922t12013.htm
2012年09月22日土曜日 河北新報
宮城でもHV生産へ トヨタ東日本、早ければ来秋発売

カローラを製造するトヨタ自動車東日本宮城大衡工場。来秋には新たにHVモデルも製造する

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が、本社のある宮城大衡工場で小型車カローラのハイブリッド車(HV)生産に乗り出すことが21日、分かった。トヨタ自動車のHV車種拡大の一環で、カローラとしては初の導入となり、早ければ2013年秋にも発売する。宮城県内でのHV生産は初めてとなる。

 東北ではトヨタ東日本岩手工場(岩手県金ケ崎町)が人気車種の小型HV「アクア」を全量生産している。宮城大衡工場が国内向けの全量生産を担うカローラでも手掛けることで、東北のHV生産は一気に加速する。

 関係者によると、HVモデルを追加するのはセダン型「アクシオ」とワゴン型「フィールダー」の2車種。ともに複数の排気量があるが、開発期間を短縮するためアクアと同じ1500ccクラスに限定する計画だ。

 ガソリン1リットル当たりの燃費性能は現行のセダン20.0キロ、ワゴン19.6キロがさらに向上する。価格は200万円前後に設定するとみられる。

 宮城大衡工場は、生産ラインの一部をHV関連部品の組み付けを行えるように改修する。同一ラインで通常のガソリン車と併せて造り、生産コストの抑制を図る。

 エンジンは、トヨタ東日本大和工場(宮城県大和町)の敷地内で12月に本格稼働するエンジン工場が、アクア向けとともに生産。組み込むニッケル水素電池は、トヨタグループのプライムアースEVエナジー宮城工場(同)が供給する。

 トヨタは5月、カローラを全面刷新するとともに、国内向けの製造を宮城大衡工場に集約した。同工場にとっては、12年の生産計画約12万8000台の8割を占める車種となっている。

1627荷主研究者:2012/10/21(日) 16:08:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120922t12014.htm
2012年09月22日土曜日 河北新報
内陸に拠点 リスク分散 ウチダ、名取の新工場披露

新導入の200トンプレス機(左)などを備えたウチダ仙台名取工場

 自動車部品製造のウチダ(川崎市)は21日、宮城県名取市に新設した「仙台名取工場」の見学会を開き、金型加工やプレスの最新技術を、取引先や行政関係者に披露した。新工場は6月に稼働しており、東日本大震災の津波で被災して閉鎖した岩沼市内の工場に代わる拠点の一つとなっている。

 新工場は1月、内陸の同市愛島にある工業団地内に着工した。鉄骨平屋、床面積1800平方メートルで、プレス機10台、金型加工設備23台を備える。総工費は約8億円。

 精密な板鍛造などの高い技術を生かし、自動車の燃料噴射装置の部品やオイルフィルターなどを製造する。生産能力は月約200万〜300万個で、国内の有力部品メーカーに納めている。

 震災では岩沼市内にある二つの工場が津波で被災。このうち閉鎖したのは仙台第2工場で仙台工場は復旧させた。

 前社長の内田洽志会長の後任として、8月に新社長に就いた佐々木泰孝氏は「内陸にも拠点を設けることで、リスク分散を図った。海外との差別化のため、新工場を難しい技術に挑戦する拠点に育てたい」と語った。

1628荷主研究者:2012/10/21(日) 18:10:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120923t11029.htm
2012年09月23日日曜日 河北新報
仙台市初の106万人突破 復興需要で転入続く

 仙台市の1日現在の推計人口は、前月比1134人増の106万263人(男51万5504人、女54万4759人)で、初めて106万人を突破した。前月を上回ったのは5カ月連続。東日本大震災前の昨年3月1日現在と比べると、1万3526人(1.29%)増えた。

 5区別では、青葉区29万9204人(前月比336人増)、宮城野区19万408人(338人増)、若林区13万2093人(106人増)、太白区22万4007人(174人増)、泉区21万4551人(180人増)。前年同月比も全区で増えた。社会動態のうち転入は5171人、転出は4273人。自然動態は出生828人、死亡640人で188人増だった。

 市広聴統計課は「県内の被災地からの転入は落ち着いてきたが、復興需要などを背景に県外からの転入が続いているようだ」と話している。

1629荷主研究者:2012/10/21(日) 18:51:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120928t75010.htm
2012年09月28日金曜日 河北新報
常磐線・駒ヶ嶺−浜吉田間 移設工事14年春着工

 JR東日本仙台支社は27日、東日本大震災で被災した常磐線相馬−亘理間(27.6キロ)のうち、ルートを内陸側に移設する駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間(18.2キロ)の復旧工事を2014年春に始めると発表した。

 運転再開の時期は明言していないが、仙台支社は「工事着手から3年程度を見込んでいる」としており、移設予定地の用地取得が順調に進めば、17年春の可能性がある。

 JRはことし4〜5月、宮城、福島両県、新地町、同町北隣の宮城県山元町と常磐線復旧に関する覚書を締結。新ルートと道路の交差方法や用地取得の役割分担などに関し、各自治体と調整を進めてきた。

 今後は山元町で約300人、新地町で約60人と見込む移設予定地の地権者と用地取得の交渉に入る。環境影響評価、埋蔵文化財調査、都市計画手続き、現地の測量や設計も順次行っていく。

 新ルートは新地町の新地駅を300メートル、山元町の坂元、山下両駅をそれぞれ1100メートル内陸側に移す。駒ケ嶺−浜吉田間は500メートル長くなるが、所要時間は震災前と変わらないとみられる。

 現行の線路用地は移設後、両県と両町に売却する方針。各自治体は跡地に盛り土を行い、堤防機能を持った道路にする計画を立てている。

 里見雅行仙台支社長は同日の定例記者会見で、「早期復旧に取り組んでいく。14年春の着工は用地取得が前提で、地権者には協力をお願いしたい」と強調した。

 常磐線のうち浜吉田−亘理間(5.0キロ)は、JRが8月上旬に復旧工事に着手し、来春の運転再開を目指している。相馬−駒ケ嶺間(4.4キロ)は着工時期が未定だが、運転再開は駒ケ嶺−浜吉田間と同時期とする方針で、早ければ17年春に原ノ町(南相馬市)−仙台間が復旧する。

1632荷主研究者:2012/10/28(日) 22:41:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121003t11030.htm
2012年10月03日水曜日 河北新報
山元2新駅周辺、656戸整備 商業施設など集約

 宮城県山元町は2日、町議会東日本大震災災害対策調査特別委員会で、内陸部への移設が決まっているJR常磐線の新駅2カ所周辺に整備する新市街地の都市計画案を示した。被災者の集団移転と災害公営住宅の建設で計656戸の市街地を形成する。商業施設や学校などの公共施設も集約し、早期復興のための活動拠点として利便性の向上を図る。

 町の土地利用計画図によると、新山下駅周辺は総面積約44ヘクタール。分譲住宅と災害公営住宅各269戸のほか、駅前には保育所などの公共施設を整備。駅前と町役場間に東西約1キロの地区幹線道路を通し、両側は商店街機能を有する商業用地などとした。

 新市街地の西端には将来の小学校建設を念頭に置き、約2ヘクタールの公共施設用地を確保。若い世代の定住を見据え、被災に関係なく居住できる中高層タイプの公営賃貸住宅も構想に盛り込んだ。

 新坂元駅周辺は約9.6ヘクタール。国道6号を隔てた西側に分譲住宅62戸、災害公営住宅56戸分のほか、町の復興計画に掲載した地元農水産物の直売所用地も確保した。新駅に近い国道東側は、町役場坂元支所や商業施設などを集積する。

 2カ所とも、災害時に避難所などとして活用できる前線防災拠点施設を駅前に整備する。

 計画案は9日に山下中で開く説明会で住民示した上、町の都市計画審議会を経て来月中にも決定する。町事業計画調整室の高久政行室長は「新駅を核ににぎわいと活力のある市街地にしたい」と話した。

1633荷主研究者:2012/10/28(日) 22:47:33
>>884
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121004t15003.htm
2012年10月04日木曜日 河北新報
ゼビオアリーナ、4日に竣工式 仙台・あすと長町

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5日にオープンするゼビオアリーナ仙台

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 スポーツ用品小売り大手のゼビオ(福島県郡山市)が仙台市太白区に建設を進めていた多目的ホール「ゼビオアリーナ仙台」が完成し、4日に竣工(しゅんこう)式が行われる。

 アリーナはJR長町駅近くの大規模再開発地「あすと長町」に建てられた。鉄筋コンクリート3階で延べ床面積は約1万平方メートル。総座席数は約4000席で、中央のフィールド部分を含めると最大6000人を収容できる。スポーツをはじめ、会議や展示会、コンサート会場などにも使用できる。

 内部には、天井からつり下げられた4面の立体ビジョンに加え、2、3階席の前面に帯状発光ダイオード(LED)画面が中央フィールド部分を囲む形で設置され、スポーツ試合などを華やかに演出する。

 南側には、スポーツクラブなどが入居する「ゼビオ棟」と、バスケットやフットサルが行える「ドーム棟」が既にオープンしている。

 アリーナでは、男子プロバスケットボール、bjリーグ仙台やバレーボール女子、チャレンジリーグ仙台ベルフィーユの公式戦をはじめ、ボクシングの世界戦などが予定されている。

 オープンは5日で、8日までの4日間は、ビーチバレーやフットサルなど、さまざまなイベントを繰り広げる「スポーツ&ミュージックフェスティバル2012」が開かれる。入場無料。

<東北のスポーツの聖地に、諸橋社長が抱負>

 ゼビオの諸橋友良社長(48)が3日、仙台市の河北新報社を訪れ「スポーツ観戦を一つの市場と捉え、それを開拓する先駆けにしたい」と同市太白区に建設したゼビオアリーナ仙台の基本的な考え方を示した。

 諸橋社長は「つり下げ式のマルチビジョンをはじめ、映像や音響などは日本最先端の演出機材を使っている」とアリーナをPR。「東北の中心都市であると同時に、ゼビオの大規模店舗1号店がある」と仙台市に建設した理由を説明し、「東北のスポーツの聖地にしたい」と話した。

 施設使用料が高い、という指摘があることについては「百パーセント民間施設なので、公設体育館と比べて多少高くなる」と理解を求めた。その上で「スポーツを含めた特別なお披露目の場、晴れの舞台として利用を考えていただければ」と語った。

1634荷主研究者:2012/10/28(日) 22:48:48
>>1633
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121005t14030.htm
2012年10月05日金曜日 河北新報
「愛される施設に」 ゼビオアリーナが竣工式 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121005004jd.jpg
中央のつり下げ式大型ビジョンが目を引く「ゼビオアリーナ仙台」の内部

 スポーツ用品小売り大手のゼビオ(福島県郡山市)が建設した多目的ホール「ゼビオアリーナ仙台」の竣工(しゅんこう)式が4日、仙台市太白区の同アリーナで行われた。

 奥山恵美子仙台市長、ゼビオの諸橋友良社長ら関係者約70人が出席。奥山市長は「スポーツをはじめ、文化的に最高の舞台ができた。愛される施設になるように市も協力したい」とあいさつした。式後には関係者向け内覧会が行われ、選手用のロッカールームやVIP室などが公開された。

 アリーナは昨年7月着工、コンクリート3階建てで総工費は約30億円。最大6000人を収容できる。天井からつり下げられ4面に配置された160インチ相当のモニター、立体ビジョンや、フィールドを囲む形で設置された帯状発光ダイオード(LED)画面などでスポーツの試合やイベントを華やかに演出する。

 5日から8日までは、オープン記念イベントが開かれる。アリーナに砂を敷き詰めてのビーチバレーや、芸能人によるフットサルチームの試合などが行われる。イベントの入場は無料。

1635荷主研究者:2012/10/28(日) 23:39:20
>>267
南北線は片道日中7分30秒間隔で運転しているので、泉中央以北は単線で建設し半分の15分間隔運転の前提で建設するというのが現実的かな(笑)。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121008t13022.htm
2012年10月08日月曜日 河北新報
泉中央駅以北の延長構想 鉄道議連思惑交錯

 黒川郡(大和、大郷、富谷、大衡4町村)で、鉄軌道の新設を目指す議員連盟結成の動きが出ている。相次ぐ企業進出を起爆剤とし、仙台市地下鉄泉中央駅を起点に鉄路を黒川郡へ北伸させる構想が軸。しかし各議会の思惑も絡み、息の長い取り組みを強いられる活動の行き先はまだ見えない。

◎富谷/不参加半数、大和/バスも視野 大衡/設立見送り、大郷/静観の構え

 議連設立の先陣を切ったのは富谷町議会。6月下旬に結成した。仙台市地下鉄南北線の延長や新たな鉄軌道の建設に向けた調査を進める。

 大和町議会も9月上旬に設立。「企業立地が進み、住民が待望している」との名目を掲げる。両議連は11月に合同で埼玉県を視察するという。

 だが各議会間には温度差やずれがある。

 富谷の議連は全議員20人のうち参加は10人。一致結束した動きではない。不参加の議員は「単なる選挙、人気目当てには乗らない」と冷ややかだ。

 全18議員が参加した大和は、南北線の延長に加え「大量輸送機関」の導入も併せて研究する。ある議員は「鉄道でなくても、バスの専用道も現実的」と話す。

 大衡村議会は9月定例会中に議連設立を協議したが、見送った。「議会内の勢力争いがある富谷に引きずられたくない。様子を見た方がいい」との声もあった。大郷町議会は「盛り上がってない」(議員)と議連設立への動きはまだない。

 黒川郡では2002年、町村長と議長で組織する「緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会」が、泉中央−大衡間の鉄軌道構想を掲げた。その際の試算で建設費は500億円前後とされた。

 ある富谷町議は「企業立地が進んで交通アクセスの向上は必要だが、ハードルは高い。住民や仙台市も交えた動きが必要だ」と指摘している。

1636とはずがたり:2012/10/29(月) 08:23:58
>>1635
震災復興の名目はつかんのかね!?(;´Д`)
どうせなら古川まで♪

先日仙台以北の東北新幹線に恐らく初めてのったけえが古川は割と都市化していた。あぶ急含めて福島〜仙台〜古川を民鉄で結んでこその東北の自律的復興である(`・ω・´) キリッ

1640荷主研究者:2012/11/15(木) 23:30:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121011t11024.htm
2012年10月11日木曜日 河北新報
県道かさ上げ着手 年度内に境界画定 仙台市

かさ上げ道路の建設予定地で始まった測量作業=仙台市若林区二木

 仙台市は10日、津波多重防御策の一つとして東部沿岸の道路を約10キロにわたって約6メートル盛り土するかさ上げ事業に着手した。国が整備する海岸堤防、防潮林と併せ、被害軽減を図る。年度内に土地の境界画定を終えて2013年度から用地の取得を開始。18年度までの完成を目指す。

 市の委託業者が同日、若林区と宮城野区の2カ所で、道路の形状や構造を決めるための測量作業を始めた。

 かさ上げ道路は片側1車線で幅約10メートル、のり面を含めた幅は30〜40メートル。若林区の名取川付近から約8キロは、県道塩釜亘理線の東側に整備する。宮城野区の七北田川堤防までの約2キロは、海岸線とほぼ平行に走る市道や農道の東側をかさ上げし、川の堤防沿いにも道路を新設する。現在の県道などは側道として残す。

 かさ上げには、約100万立方メートルの土砂が必要となる見通し。約70万立方メートルはコンクリート片などの震災がれき、津波による土砂堆積物を再生利用する。200億円程度と試算していた事業費は、再生材活用などによって百数十億円に圧縮できる見込み。財源は復興交付金を充てる。

 奥山恵美子市長は同日の定例記者会見で「市東部地域の再生と津波防災の基幹となる事業だ。用地買収がどれだけ順調に進むかで完成時期が左右される。地元の協力、理解を得られることが重要だ」と述べた。

 市は12〜25日、かさ上げ道路の事業予定地や隣接地の地権者約550人を対象にした説明会を7カ所で開く。

1641荷主研究者:2012/11/15(木) 23:30:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121012t12012.htm
2012年10月12日金曜日 河北新報
日進機工が宮城・大衡進出 機械保守、新工場11月稼働

 産業機械メンテナンスなどを手掛ける日進機工(名古屋市)は11日までに、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地へ進出することを決めた。工業団地内に本社を置くトヨタ自動車東日本など、自動車関連産業を中心に事業拡大を図る。

 延べ床約700平方メートルの空き工場を購入し、東北事業所を開設する。従業員約20人のうち一部を地元採用する。土地、建屋の購入費を含む総投資は約1億円。

 11月上旬に設備洗浄とメンテナンス部門を稼働させる。今後プレス機など生産設備の導入を進め、来年8月までに設備製造に業務を広げる。事業開始3年後で年間8億円の売り上げを目指す。

 日進機工は1965年設立。中部、関東、九州に拠点を構えている。同社経営管理室は「東北事業所を北海道を含む東日本の拠点に育てたい。事業拡大が見込めるため、新工場建設も検討する」としている。

1642荷主研究者:2012/11/15(木) 23:31:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121013t12008.htm
2012年10月13日土曜日 河北新報
仙台・オフィスビル 9月の空き室率2ヵ月ぶり改善

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、9月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は、前月比0.38ポイント低下の14.53%となり、2カ月ぶりに改善した。

 5地区別では、JR仙台駅前が小売関連企業の大型成約によって前月比0.72ポイント下がり、14.24%に改善した。宮城県庁・仙台市役所周辺はオフィス面積拡張の動きがあり、0.37ポイント低下の12.64%。青葉区一番町周辺も0.17ポイント低下して13.86%となった。

 JR仙台駅東地区は、「ヨドバシカメラ仙台第2ビル」に一般事業所の入居がない状態が続くが、他の物件の小幅な面積拡張によって0.23ポイント低下、19.09%となった。泉区などの周辺オフィス地区は0.11ポイント上昇して、12.97%に悪化した。

 同支店は「さまざまな業種でオフィス移転や面積拡張の動きが続き、今後も改善傾向で推移するだろう」としている。

 調査対象は、昨年10月以降に完成した新築3棟を含む延べ床面積990平方メートル以上のオフィスビル360棟。

1643荷主研究者:2012/11/15(木) 23:32:25
>>1602
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121013t11031.htm
2012年10月13日土曜日 河北新報
国際拠点港「仙台湾」へ 仙台塩釜、石巻、松島3港統合

 政府は12日、仙台塩釜港に石巻、松島両港を統合し、「仙台湾」として国際拠点港湾に位置付ける港湾法施行令の改正を閣議決定した。統合港湾の名称は「仙台塩釜港」となる見通し。3港を統合する国の手続きは近く完了し、統合港湾は事実上動きだす。

 17日に公布、施行され、3港の港湾区域を変更する大臣同意が同日実施される。県は国の手続き後、統合港湾の名称と区域を告示する予定。石巻港は「仙台塩釜港石巻港区」、松島港は「同松島港区」に変わる。

 閣議決定を受け、村井嘉浩宮城県知事は報道各社の取材に対し、「東日本大震災で大きな被害に遭った3港の早期復興を果たすために統合を求めてきた。政府には大変感謝している」と話した。

 亀山紘石巻市長は「震災で甚大な被害を受けた石巻港が、さらなる発展を実現できるよう関係市町と連携しながら、強力に港湾振興を推進したい」とコメントした。

 県は今後、統合に関連する条例改正案を県議会11月定例会に提出する。県地方港湾審議会で港湾計画を一つにまとめるなどして、本年度中の手続き完了を目指す。

 県地方港湾審議会はことし3月、石巻、松島両港の区域を廃止し3港を統合する計画を承認。県は3港の区域の変更、統合を8月7日付で国に申請した。運輸審議会は10月9日に申請を認めた。

1644荷主研究者:2012/11/15(木) 23:33:19
>>1629
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121013t71027.htm
2012年10月13日土曜日 河北新報
常磐線・相馬−浜吉田17年春再開 原ノ町以北全線復旧へ

 東日本大震災で被災したJR常磐線の復興調整会議が12日、仙台市内で開かれ、国と関係自治体、JR東日本は、運休中の相馬−亘理(宮城県亘理町)間(27.6キロ)のうち、相馬−浜吉田(亘理町)間(22.6キロ)の運転再開を2017年春とすることで合意した。

 浜吉田−亘理間(5.0キロ)は、JR東日本が13年春の運転再開を発表している。亘理−仙台間、原ノ町(南相馬市)−相馬間で折り返し運転が続く原ノ町以北の常磐線は、約4年半後に全線復旧する見通しとなった。

 会議は非公開で行われた。東北運輸局によると、JRはルートの移設を伴う駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田間(18.2キロ)の復旧工事を14年春に始める方針を報告。用地取得、環境影響評価の実施など着工までのスケジュールを確認した。

 JRは運転再開のめどを「着工から3年程度」と説明。相馬−駒ケ嶺間(4.4キロ)の着工時期は未定だが、用地取得や復旧工事が順調に進むとの前提で、17年春の運転再開を決めた。工事期間の短縮などに努力し、再開時期の前倒しを目指すことも申し合わせた。

 会議は国と宮城、福島両県、沿線5市町、JR東日本で構成。昨年6月から相馬−亘理間の復旧方法を協議してきたが、運転再開のめどが立ったとして、解散を決めた。

 常磐線は、東京電力福島第1原発事故の警戒区域がある広野(福島県広野町)−原ノ町間(54.5キロ)も運休中で、復旧の見通しは立っていない。

1645荷主研究者:2012/11/15(木) 23:34:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121013t11033.htm
2012年10月13日土曜日 河北新報
大連経由の仙台−北京 29日から運休

 宮城県は12日、中国国際航空の国際定期便仙台−北京線(大連経由、週2往復)が29日から来年3月30日まで運休すると発表した。

 機材繰りを理由としているが、沖縄県・尖閣諸島をめぐる領土問題が影響しているとみられる。

 仙台空港発着の国際定期便では、中国東方航空が今月18日に予定していた上海線の新規就航を延期。中国南方航空も長春線(週2往復)を5日から運休している。

 大連経由北京線が運休すると、仙台空港と中国を結ぶ定期便は中国国際航空の仙台−北京線(上海経由、週2往復)だけとなる。

 県空港臨空地域課は「日中間の緊張が背景にあると思われるが、粘り強く運航再開、新規就航を働き掛けていきたい」としている。

1647荷主研究者:2012/11/16(金) 00:05:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121016t12031.htm
2012年10月16日火曜日 河北新報
仙台・一番町サンシャインビル 書店、ボウリング場再開へ

書店とボウリング場が再開することになったサンシャインビル

 東日本大震災で被災した仙台市青葉区一番町4丁目のサンシャインビルの修復工事が11月中旬にも終わり、テナントの書店やボウリング場が営業を再開する見通しとなった。仙台市中心部の買い物客とレジャーの利便性が向上しそうだ。

 ビルは地上6階、地下1階。震災後に閉鎖され、全てのテナントが営業休止となっていた。このうち1階の書店チェーンあゆみブックス(東京)の仙台一番町店は11月中旬にも、4、5階のボウリング場、ボウルサンシャイン仙台店は12月上旬にそれぞれ再開する。

 書店は2010年12月に開店し、3カ月で震災に見舞われた。売り場面積は約630平方メートル。10月下旬に内装工事を始める予定。再開後も震災前と同様に12万冊以上をそろえ、カフェも併設する。

 あゆみブックスは「お客さまから『再開しないのか』との多くの声が寄せられていた。『お待たせしました』という思いだ」としている。

 ボウリング場は9日に内装工事が始まった。延べ床面積は2300平方メートル、24レーンで震災前と変わらない。開業は1983年で市民に親しまれてきた。

 運営するアイ・ケイ・エス(仙台市宮城野区)は「リニューアルをチャンスととらえ、ボウリングをしていなかったお客さまにも楽しんでもらいたい」と話している。

 ビルの修復工事は7月末に始まった。他のテナントの営業再開時期などは未定。

1649荷主研究者:2012/11/18(日) 13:39:38
>>1619
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121016t12030.htm
2012年10月16日火曜日 河北新報
三井生命仙台ビル解体 月内に工事着手、跡地利用は未定

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121015010jd.jpg
来年6月までに解体される三井生命仙台ビル。跡地利用は決まっていないという=仙台市青葉区本町2丁目

 三井生命保険が仙台市青葉区の「三井生命仙台ビル」を解体することが15日、分かった。入居していたホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル仙台)が9月で撤退し、建物活用の行方が注目されていた。

 ビルは宮城県庁や仙台市役所に近く、ホテル営業時は仙台を代表する宿泊施設として親しまれた。同社広報グループは跡地利用について「現時点で未定」としている。

 三井生命によると、解体工事は10月中に始まり、来年6月末に完了する予定。ビルは地上13階で、1981年7月に建設された。翌8月に三井アーバンホテル仙台が開業。2008年4月、ホテルコムズ仙台に名称を変更した。

 ホテルは昨年3月の東日本大震災で、レストランの調理場などが損傷したために休館。今年8月までに営業再開を断念し、9月末でビルの賃貸借契約を解消した。

 ホテルとともに入居していた三井生命保険宮城支社の事務所は震災直後、JR仙台駅西口に近い同社アジュール仙台ビルに移転している。

 三井生命保険は河北新報社の取材に「ビルは建築から31年経過しており、ホテル退去を機に、解体することにした」と説明した。

1650荷主研究者:2012/11/18(日) 13:40:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121017t15001.htm
2012年10月17日水曜日 河北新報
仙台南郵便局 新局舎完成、営業を再開 「局員の心一つに」

地域住民らと新局舎の完成を祝った仙台南郵便局

 東日本大震災で全壊した仙台南郵便局(仙台市太白区長町7丁目)の新しい局舎が完成し、現地で15日、営業を始めた。地域住民や局員ら約130人が記念式典に集まり、再開を祝った。

 新局舎は鉄骨2階で、延べ床面積約1100平方メートル。民営化などを踏まえ、広さは震災前の約4分の1に縮小した。六つの窓口と現金自動預払機(ATM)3台を備える。

 式典で浅野不二男局長は「再開までの間、お客さまに不便を掛けた。局員の心を一つにして地域に必要とされる郵便局を目指す」と語った。

 近所の主婦千葉家寿子さん(75)は「手紙を出したり貯金を引き出したり、月に1度は郵便局を利用する。新局舎ができて良かった」と喜んでいた。

 仙台南郵便局は震災で1階が激しく壊れた。太白区の生出郵便局に同居する形で業務を続け、局舎解体後のことし2月から敷地内の仮店舗で営業してきた。

 日本郵便によると、震災の影響で、県内では計18局が現在も営業を休止している。

1651荷主研究者:2012/11/18(日) 13:41:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121017t12030.htm
2012年10月17日水曜日 河北新報
仙台三越 売上高17ヵ月連続前年超 独立経営売り場刺激

業績やサービスが優秀な従業員を表彰した仙台三越の朝礼。商品の販売方法や従業員の士気が好調維持の鍵を握る=15日、仙台市青葉区一番町4丁目

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仙台三越の売上高前年比の推移

 仙台三越が堅調な売り上げを維持している。売上高は直近の9月まで17カ月(1年5カ月)連続で前年を上回る。東日本大震災からの復興需要が一服した今夏以降も前年超えを続けるのは、東北の百貨店ではただ1社。2010年4月に三越から分社化し、独立経営になった仙台三越の売り場の内側を探った。(報道部・藤本貴裕)

 15日午前10時前の仙台三越本店1階。開店前の朝礼には従業員約300人が集まった。

 当日は追い上げを図る10月後半の始まり。村上英之社長は「(前年比プラスの)18連勝達成に向け、今週は大変なウエートを占める」と強調した。

<東北唯一の伸び>
 仙台三越の売上高の前年同月比推移はグラフの通り。11年は復興需要で、ほぼ2けたの伸びを記録した。

 中でも今年5月以降が目を引く。東北百貨店協会によると、東北の19店の売上総額は5月に13カ月ぶりに前年を下回り、7、8月もマイナス。わずかでもプラスを続ける百貨店は東北でほかにない。入店客も10%前後の伸びを保つ。

 分岐点となった5月、仙台三越は集客の要の一つとなるテナントを誘致した。定禅寺通り館地下2階に入ったヤマト屋書店(石巻市)だ。

 同書店は石巻市の店舗が津波被害に遭った。誘致は支援の意味合いもあったが、ニーズ調査で「本や文具が欲しい」との声が寄せられていた。

 戦略は成功し、全体の35%だった定禅寺通り館の入店客は45%に上昇。村上社長は「定禅寺通り館そのもののプラス効果になった」と説明する。

 震災を境にした東北の百貨店に対する信頼の高まり、2008年の三越と伊勢丹の経営統合効果による品ぞろえ強化なども背景にある。

<毎朝メール送信>
 もう一つ見逃せないのは、分社化で誕生した社長のリーダーシップだ。昨年5月に就任した村上社長は毎朝、販売ポイントを電子メールで課長級以上に一斉送信する。店内巡回も欠かさない。

 「売り場を最重要視している。『管理部門も1日5時間売り場に出ろ』と言っている」と村上社長。指示は具体的で、15日の朝礼でも「気候が秋らしくなってきた。扱う秋物の基幹商品の数や種類を最大化してほしい」と矢継ぎ早に伝えた。

 分社化に伴い給与体系も三越本体と切り離され、独自の業績に連動する形に。その結果、6月の賞与はここ20年で最高レベルになった。

<緊張とやりがい>
 トップの行動力に、従業員は「気を抜けない。緊張感がある」と言うが、「頑張れば賞与に反映される。自分の働きが会社を支える」との感覚も生まれたという。

 ライバルの藤崎は「売り上げを伸ばすのに奇策はない。震災で強まったお客さまとのつながりを強化していくだけだ」と冷静に受け止める。

 上昇基調は続くのか。仙台三越は80周年を迎える13年度以降、石巻市と宮城県大河原町に展開している小型店を、新たに4〜5店設ける方向だ。

1652荷主研究者:2012/11/18(日) 13:49:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121016t11013.htm
2012年10月16日火曜日 河北新報
仙石線、東北線乗り入れへ 松島町内で接続 JR東が検討

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121016001jd.jpg

 JR東日本と宮城県が、東日本大震災で被災したJR仙石線の一部区間を東北線に乗り入れる方向で最終調整に入ったことが15日、分かった。両線を宮城県松島町内の並行区間で接続し、一部車両が乗り入れる。現在、仙台−石巻駅間の最短は東北線を使った小牛田駅ルートの約1時間10分で、これと比べ20分近く短縮される見通し。

 石巻地域の復興を後押しするとともに、通勤通学客を含めた利用者の利便性向上につながると判断したとみられる。

 計画では仙石線の松島海岸−高城町駅間、東北線の塩釜−松島駅間で、両線を結ぶ軌道を新たに敷設。仙石線の車両は接続箇所以南で東北線を走行する。仙石線が全線復旧する2015年中にも工事を完了させる方針。

 仙台−石巻駅間の震災前の所要時間は、快速列車で1時間3分だった。これと比べても停車駅数が減少し、10分程度短縮される。

 事業費は車両費などを除き20億円程度と見込まれている。同社は宮城県との協議を通し、用地買収に関する協力を求める考え。合意後、設計や用地取得に向けた作業に着手する。

 両線の接続は以前から要望があったが、電化方式が仙石線は直流、東北線は交流で異なるため、乗り入れが難しいとされてきた。同社は架線から電気を取らない気動車の活用により課題の克服を検討する。

 仙石線は津波で線路が流失するなど被害が甚大で、現在も高城町−陸前小野駅間が不通。仙台−石巻の所要時間は東北線の小牛田経由の場合が約1時間10分、松島海岸−矢本駅間を走る代行バスを使った場合は1時間40分程度かかっている。

 東松島市内の陸前大塚−陸前小野駅間は線路を内陸側に約500メートル移設し、復旧する方針が決まっている。

1653荷主研究者:2012/11/18(日) 13:50:02

http://sankei.jp.msn.com/region/news/121017/myg12101702020002-n1.htm
2012.10.17 02:02 産経新聞
仙石線、東北線乗り入れ JRが提示 仙台−石巻間10分短縮

 JR東日本は16日、石巻地域と仙台を結ぶ仙石線のスピードアップを図るため、仙石線が松島町内で並行する東北線に乗り入れる計画を沿線市町に提示した。石巻地域の復興を支援するためで、津波で壊滅的な被害を受けた不通区間が復旧する平成27年に合わせて接続工事を終える計画で、震災前、快速電車で1時間3分かかった仙台−石巻間の所要時間が10分程度短縮できるという。

 乗り入れ計画は、両線が並行する仙石線の松島海岸−高城町間駅と、東北線の塩釜−松島駅間の区間に両線をつなぐ新たな軌道を敷設、仙石線の一部列車が接続点から仙台までは東北線を利用するとしている。

 仙台駅から東北線・松島駅は8駅目、仙石線・松島海岸駅は15駅目。接続点から仙台までの停車駅がほぼ半減することでスピードアップが図れる。

 同様の計画は、仙石線のスピードアップを目指し沿線自治体が組織した「仙石線整備促進期成同盟会」(事務局・石巻市)でかつて検討されたことがある。

 しかし、電化方式が仙石線は直流、東北線は交流と異なり、用地買収も含めると費用がかかりすぎて実現の可能性がないとして、平成11年の段階で要望を見送った経緯がある。

 期成同盟会にとって今回の計画は、一度は消滅した構想が東日本大震災という未曽有の大災害からの復興という強い後押しで復活した格好だ。JR東は乗り入れる仙石線の車両に気動車(ディーゼル車)を使うことで異なる電化方式を克服、用地買収などで約20億円を投入して実現にこぎ着けたい考え。

 接続点は、国宝・瑞巌寺の北約400メートルで特別名勝松島の指定地域。このため、新たな軌道の敷設には文化財保護法に基づく現状変更の国の許可が必要になる見込み。許可申請には地元自治体と県の現状変更を認める意見が不可欠で、今後の調整が必要となる。

 仙石線は津波で壊滅的な被害を受けた陸前大塚−陸前小野駅間が線路を内陸に約500メートル移設して復旧を図り、27年までに高城町−陸前小野駅間の不通区間解消を目指している。JR東から計画の説明を受けた松島町は「マイナスにはならないだろう」として、基本的に協力姿勢だ。

 今回の計画について、JR東の里見雅行仙台支社長は18日、村井嘉浩知事と記者会見し、概要を正式に発表することにしている。

1655荷主研究者:2012/11/18(日) 14:05:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121019t11021.htm
2012年10月19日金曜日 河北新報
復興促進に期待 仙石線、15年度東北線乗り入れ

仙石線の東北線への乗り入れを正式に表明した里見支社長(左)と村井知事

 JR仙石線の東北線への乗り入れ計画を発表したJR東日本の里見雅行仙台支社長、村井嘉浩宮城県知事は18日、県庁での共同記者会見で、「仙台−石巻間の通勤・通学の利便性が高まる」と所要時間の短縮効果を強調し、東日本大震災からの石巻地域の復興促進にも期待を寄せた。

 計画は仙石線の松島海岸−高城町(宮城県松島町)間、東北線の塩釜−松島間に単線の接続線を整備。上りは高城町通過後に東北線に、下りは塩釜通過後に仙石線に乗り入れる。

 実現すると、仙台−高城町間の駅数は両駅を含め現在の仙石線の17から7に減少。JRによると、所要時間は震災前の快速列車との比較で、10分程度短縮される見込み。

 里見支社長は「石巻から仙台への通勤、通学に大きな効果が期待できる。沿線の利便性を高めることで、被災地の復興を後押しする」と語った。

 村井知事は「往復で20分も違えば、石巻や女川の被災地に足を運ぶ観光客が増える。滞在する時間も長くなるはず」と観光面の効果を強調。「マイナス要素は一つもない」と歓迎した。

 運行ダイヤはJRが今後検討するが、朝夕の通勤・通学時間帯を中心に「快速列車をある程度の本数」(里見支社長)乗り入れさせるという。

 仙石線と東北線の異なる電化方式には、電気が不要なディーゼル車(気動車)で対応し、首都圏で使われている交直流両用の電車は導入しない。

 現在の仙石線の下りが東北線に、東北線の上りが仙石線に乗り入れるための接続線整備は、当面は検討しない。

 沿線住民が求める石巻線の石巻−女川間への乗り入れについては、里見支社長は「物理的には可能」と説明。ただ石巻駅の改修が必要になるとして「今後の検討課題」と述べるにとどめた。

1656荷主研究者:2012/11/18(日) 14:06:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121019t11012.htm
2012年10月19日金曜日 河北新報
JR仙石線 東北線乗り入れ15年度開始 財政支援など検討

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121018023jd.jpg

 JR東日本と宮城県は18日、東日本大震災で被災したJR仙石線が東北線に乗り入れる計画を正式に発表した。総事業費は約20億円で、県は財政面を含めた支援策を検討する。一部区間で不通が続く仙石線が全線復旧する2015年度中の乗り入れ開始を目指す。

 里見雅行仙台支社長と村井嘉浩知事が県庁で共同記者会見を開き、表明した。計画によると、同県松島町内で並行する仙石線高城町駅と東北線松島駅付近に新たな線路を敷設し、接続する。仙台−石巻間の所要時間は、震災前の最速1時間3分から、10分程度短縮される見通し。

 両線の電化方式は仙石線が直流、東北線が交流と異なっており、乗り入れる車両はディーゼル車を採用する。走行距離が変わるため、運賃は「今後検討する」(里見支社長)という。

 県は支援策として、資金面のほか用地取得への協力などを検討する。

 接続区間は、国指定の特別名勝「松島」の保護地区内になるとみられ、事業着手には文化庁などとの調整が必要になる。

 記者会見で里見支社長は「(JRとして)復興に役立てることは仙石線の時間短縮だ。以前から要望があり、震災を契機に決断した」と話した。村井知事は「利便性が高まり、被災した沿線市町の復興に大きく寄与する」と歓迎した。

 仙石線は津波で一部線路が流失し、高城町−陸前小野間が不通となっている。

 現在の仙台−石巻間の所要時間は、東北線小牛田駅経由で約1時間10分、松島海岸−矢本間で運行する代行バスは約1時間40分。

1657荷主研究者:2012/11/18(日) 14:07:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121019t12027.htm
2012年10月19日金曜日 河北新報
名取に分譲マンション 東新住販建設、14年2月完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121019002jd.jpg
名取市内で4年ぶりの着工となる分譲マンションの完成予想図

 マンション開発の東新住販(東京)は宮城県名取市杜せきのした2丁目で、分譲マンションの建設を始めた。市内での分譲マンション着工は、穴吹工務店(高松市)が手掛けた2008年9月以来4年ぶりとなる。

 名称は「アドグランデ杜せきのした」。鉄筋コンクリート13階、計84戸で、3LDKが中心。名取市内のマンションでは初めて免震構造を採用した。2014年2月の完成予定。

 平均価格帯は2400万円前後となる見込み。27日に現地でモデルルームをオープンさせ、入居者募集を開始する。

 同社のマンション販売は首都圏中心で、今回は東北初の物件。宮城県内への企業進出や東日本大震災の住宅再建需要などを見込み、2月に仙台市内に東北支店を開設し、準備を進めてきた。

 田中賢一支店長は「人口が集中する仙台圏のマンション需要は今後も続くとみられる。今回の物件以外にも、郊外を中心に新規着工を模索したい」と話している。

1658荷主研究者:2012/11/18(日) 14:20:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121020t12031.htm
2012年10月20日土曜日 河北新報
塩釜市魚市場塔屋 震災と老朽化で解体 新施設15年度完成へ

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解体工事が進む魚市場。シンボル的存在だった4階建ての塔屋(左)も間もなく取り壊される

 老朽化と震災被害のため建て替えることになった宮城県塩釜市魚市場の一部解体工事が、今月から本格化した。12月末までの工期となる今回の解体では、塩釜の象徴的建造物として親しまれてきた塔屋部分も対象となり、市民の間からは惜しむ声も出ている。

 市魚市場の一部解体工事は、全体の半分近くとなる約1万3000平方メートルが対象で、南東側事務所棟やマグロ解体場などが含まれる。解体費用は7500万円で、国の災害等廃棄物処理事業の補助金を活用する。

 事務所棟とともに1965年に建てられた塔屋は、地上4階建てで高さは18メートル。最近はほとんど使用されていないが、かつては松島湾を一望できる望遠鏡のある展望スポットとして人気があり、市内の小学生らの見学場所としてにぎわった。

 老朽化が進む中、東日本大震災で荷さばき場が破損。事務所も雨漏りや天井が壊れるなどの被害が出て、施設の使用が難しくなっていた。

 市では、魚市場の業務を続けながら解体作業などを進め、2015年度の新施設完成を目指す。市魚市場管理事務所は「新しい魚市場は、高度衛生管理体制の整った施設となる。防災機能も強化するが、解体前の塔屋のような建物ができるかどうかは未定」としている

 市内の漁業関係者は「漁を終えて塩釜港に戻るとき、存在感のある塔屋が見えるとほっとした。施設が新しくなるのはいいが、港町のシンボルがなくなるのは寂しい」と話す。

1659荷主研究者:2012/11/18(日) 14:21:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121020t12010.htm
2012年10月20日土曜日 河北新報
印刷業のウエーブ、仙台拠点を開所 11月上旬から稼働

稼働に向けて生産設備の準備が整ったウエーブ仙台事業所

 インターネット受注の印刷会社ウエーブ(滋賀県)は、本社に次いで2カ所目の生産拠点となる仙台事業所を仙台市泉区小角に設け、19日、開所式を行った。11月上旬に稼働させ、首都圏などの企業を対象に、チラシやポスターなどの印刷を少量から請け負う。

 鉄骨2階、延べ床面積約2100平方メートルの空き工場などを取得し、カラーオフセット印刷機2台を導入した。投資額は約6億円。

 従業員は約30人体制でスタートし、当面は平日の日中のみ稼働する。初年度の売上高は約3億円を見込む。将来は約160人まで増やし、年末年始を除く24時間体制でフル稼働させ、売上高約12億円を目指す。

 本社より首都圏に近く、西日本での災害発生に備えられることから仙台への立地を決めた。従業員は当初、60人規模で始める予定だったが、仙台周辺の人手不足で半分になったという。

 現地で記者会見した白子善久社長は「朝に出荷すれば、夕方には首都圏の顧客に届く。立地を生かすためにも、フル稼働に向けて人材確保を急ぎたい」と話した。

1660荷主研究者:2012/11/18(日) 14:31:31

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121021t11028.htm
2012年10月21日日曜日 河北新報
仙台市、塩漬け土地が簿価半減 市立病院用地取得で

 仙台市の外郭団体「市土地開発公社」が先行取得してから5年以上活用されていない「塩漬け土地」の簿価は、2011年度末時点で69億2500万円で、前年同期を54.5%下回ったことが市の集計で分かった。太白区あすと長町に14年度オープンする市立病院の移転用地(約4万7800平方メートル)を市が約81億9900万円で買い取り、総額が半減した。

 簿価の減少は8年連続。公社は09年度から先行取得をしておらず、塩漬け土地は今後も着実に減る見通し。ただ、公社が抱える大型物件の荒井小建設用地(若林区、約1万9700平方メートル、27億9100万円)に仮設住宅が整備されたため、公社存廃の検討は当面、先送りされそうだ。

 11年度末の塩漬け土地は10カ所あり、総面積は前年同期比47.8%減の約5万2400平方メートル。市は同年度、市立病院用地のほか、市道元寺小路郡山線の拡幅用地(太白区、約110平方メートル)を約1億5100万円で購入した。

 市は本年度、富沢駅周辺土地区画整理事業用地(約3900平方メートル)、仙台駅東第二土地区画整理事業用地(約1900平方メートル)を計約8億5900万円で公社から取得した。さらに2件を計約4億1300万円で買い取る方針。市財産管理課は「公社の財産は計画的に処分を進める。公社存廃の方向性は、荒井小の用地を市が取得した段階で見えてくる」としている。

1661荷主研究者:2012/11/18(日) 14:54:32
>>1608
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121023t12017.htm
2012年10月23日火曜日 河北新報
建設予定のワシントンホテル 13年12月中旬開業へ

 藤田観光(東京)は22日、JR仙台駅前に計画中の「仙台ワシントンホテル」の開業時期が2013年12月中旬に決まったと発表した。東日本大震災の復興需要に伴う資材高騰などのあおりで、入居するビルの建設めどが立たず、当初予定した13年春の開業を延期していた。仙台市内のワシントンホテルとしては5年ぶりの復活となる。

 同社によると、ビルを建設する機械工具商社の菊重(仙台市)と19日付で賃貸借予約契約を結んだという。新ビルは11月1日に着工し、1年後に完成する予定という。

 場所は仙台市青葉区中央4丁目で、11年4月に閉館したホテルサンルート仙台の跡地。ビルは地上9階で、従来計画通り、1階を直営レストラン、2〜9階を計223の客室にする。

 旧ビルの解体工事はことし3月まで終了した。当初は5月に新ビルの建設工事に入り、13年4月に完成し、程なく開業させる予定だった。

 だが、復興需要が急増し、建設資材や人件費の積算価格が高騰した影響もあり、菊重と工事業者の契約が請負金額で折り合わず、一時、着工見通しが立たなくなった。

 藤田観光は「開業を延期し、大変心配を掛けたが、一貫して仙台に復活させる方針だった。被災地の復興に貢献し、地元に愛されるホテルを目指したい」としている。

 藤田観光は全国30カ所でワシントンホテルを経営。仙台市内にも2館あったが、不採算を理由に02年と08年に閉館した。

1662荷主研究者:2012/11/18(日) 15:03:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121024t11031.htm
2012年10月24日水曜日 河北新報
仙台市の集団移転先の雨水対策、調整池造らず排水管整備で

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 仙台市の防災集団移転促進事業の移転先となっている若林区の荒井西(46.5ヘクタール)と荒井南(17.7ヘクタール)の土地区画整理事業で、雨水対策として調整池を造成する当初の予定を変更し、名取川に雨水を流す排水管を整備する計画が進められている。調整池分の土地の有効活用や工期短縮につながるという。

 市によると、河川などから離れた地域の区画整理事業で、調整池以外の雨水対策を講じるケースは珍しい。

 土地区画整理事業などの開発行為は、洪水を防ぐため雨水を一時的にためる調整池の整備が必要になる。荒井西と荒井南の2地区では近くを流れる霞目雨水幹線の下に排水管を埋設し、約4キロ南の名取川に雨水を排水する。管の直径は約3メートルで、調整池を整備する荒井東土地区画整理事業地の雨水も流す予定。

 市は排水管の整備費約104億円を17日に提出した復興交付金の第4次申請に盛り込んだ。荒井西の約1.6ヘクタール、荒井南の約0.9ヘクタールの調整池用地は宅地などに活用する。計画変更によって調整池の設計や下水、農業の関係機関との調整は不要になり「着工を半年ほど前倒しできる」(市都市整備局)という。

 荒井西では震災前、土地区画整理事業の実施を不安視する意見もあった。荒井西土地区画整理組合設立準備委員会の伊藤敬一郎委員長は「地権者の中には調整池用地の確保で減歩率が高くなることを懸念する意見が複数あり、一時は断念も考えた」と振り返る。

 転機は両地区が被災者の集団移転先になったこと。地権者の間に「復興に貢献すべきだ」との意見が増え、開発機運が高まったという。市も2011年秋に荒井西、荒井南の区画整理事業の工期短縮策の検討に着手。排水管整備案が浮上した。

 荒井西と荒井南への移転希望世帯は計約290戸で、市は14年度末までの移転を計画している。区画整理事業は荒井南が17年度、荒井西が18年度の完了を見込む。

 市都市整備局の小島博仁局長は「被災者の移転先になる重要な地区なので、事業が早期完成するよう努めたい」と話す。

1663荷主研究者:2012/11/18(日) 15:20:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121027t12030.htm
2012年10月27日土曜日 河北新報
読売新聞印刷工場宮城・大和に建設へ 県・町と立地協定

 読売新聞東京本社は宮城県大和町に新たな印刷工場の建設を決め、26日、宮城県、大和町と立地協定を結んだ。来年11月に着工し、2015年2月の稼働を目指す。

 用地1.2ヘクタールに鉄筋3階の建屋を建設し、輪転機2セットを備える。宮城県全域と岩手、山形県内の一部に配る朝刊約12万部を刷るほか、他媒体の印刷も検討する。総投資額は未定。稼働に伴って新規雇用を予定する。

 立地場所はリサーチパークの拡張区域約9ヘクタールの一部。同社は仙台市宮城野区の旧工場が東日本大震災で被災、閉鎖したため、代替拠点の整備を検討していた。

 協定締結式に出席した読売新聞東京本社の杉山美邦専務は「(立地場所は)地盤がしっかりしている。安定してニュースを届けたい」と語った。村井嘉浩知事は「雇用拡大など地域活性化を期待する」と歓迎した。

1664荷主研究者:2012/11/18(日) 15:21:48
>>1652-1656
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121027t12031.htm
2012年10月27日土曜日 河北新報
仙石線高城町−陸前小野「全て電化で復旧」 JR仙台支社長

 JR東日本仙台支社の里見雅行支社長は26日の定例記者会見で、東日本大震災で運休が続く仙石線高城町(宮城県松島町)−陸前小野(同東松島市)間の復旧について「全て電化で復旧させる」との方針を明らかにした。

 仙石線はJRと県が東北線への乗り入れ計画を進めている。構想が浮上した1997年当時、JRは「乗り入れの場合は高城町駅以北を非電化にする」と沿線自治体に提案した経緯があり、対応が注目されていた。

 里見支社長は高城町以北の電化復旧を明言した上で「乗り換えが必要のない列車を走らせる」と説明。震災前と同様にあおば通(仙台市)と石巻を結ぶ快速列車を運行させる考えを示した。

 過去の非電化提案に関しては「当時は車両の効率的な運用なども考え、基本的には(東北線経由で)石巻と仙台を結び、(高城町以南は)乗り換えてもらうことを検討した」と述べた。

 電化方式が異なる両線の乗り入れに交直両用車を使わないことには「一定の設備が必要になり(事業費に)ロスがある。ディーゼル車の速度は決して遅くない」と強調した。

1665とはずがたり:2012/11/20(火) 14:43:31
『東北の地下資源と産業振興」
(東北の地下資源と産業振興調査報告)』
昭和28年5月
東北電力株式会社
(財)日本経済研究所

なる本を古本屋の目録中に見付けたので図書館で探して借りてきた♪
当時東北には247鉱山あったそうな。今どの程度が鉱山として残っているのか不明であるが,隔世の感有りである。
閉山は資源の枯渇が原因だけど,資源が枯渇するのは日本が経済強盛大国の大門を何処かの北朝鮮と違ってしっかり開いたからであり,まだ幾多の資源が採算に合わずに眠って居るであろうから将来の再開もちょっと期待。

1666荷主研究者:2012/11/25(日) 23:24:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121027t11033.htm
2012年10月27日土曜日 河北新報
名取市、愛島西部工業団地拡張へ 震災特需で進出続々

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工業団地の拡張が計画されている名取市愛島台ニュータウン。奥が予定地

 宮城県名取市は26日までに、市西部の愛島西部工業団地(44.5ヘクタール)を拡張する方針を固めた。東日本大震災後、津波の恐れが少ない内陸部にある同団地への進出需要が急増し、用地が不足する見通しとなったためだ。市は隣接する市有地の工業系用地への転換を目指し、730万円を予算化して調査を開始。2014年度にも造成を始める。

 拡張が計画されているのは、同市愛島台ニュータウン(207ヘクタール)内にある工業団地で、現在29社が入居する。

 市が拡張を目指すのは西側に隣接する市有地25ヘクタール(地図)。現在は住宅地の用途に指定されているが、工業系に土地利用を変更する。

 市はまた、文化施設などの立地を想定した団地東側の「カルチャー地区」5.7ヘクタールについても需要が多い大規模太陽光発電(メガソーラー)用地への計画変更を目指す。

 愛島台ニュータウンは民間業者によって1992年、住宅と工場が共存する職住近接型の団地として開発が始まった。

 当初計画の宅地は約2000区画。97年に分譲開始されたが、景気低迷の影響を受け販売が伸び悩み、2005年には開発業者が破綻。市が未開発部分77ヘクタールの無償譲渡を受けた。今回の拡張用地はこの一部。

 現在、宅地は造成済み約900区画中、450世帯1500人の入居にとどまる。震災特需で住宅着工は上向いてはいるが、当初計画には遠く届かず「地区人口が少ないため、学校や公民館、商業施設などが整備されず不便を強いられている」(住民)という。

 一方、工業団地は2010年度以降、震災特需もあって13社が続々と進出を決定。残りは10区画10.6ヘクタールとなっている。

 愛島台自治会の斎藤裕矢会長(35)は「工場が来るだけでは騒音や渋滞の問題があり住民にメリットはない。だがまちの発展には人口増加が必要。その起爆剤となるならば歓迎したい」と語る。

 市商工観光課は「公害などのおそれがない業種の企業誘致を進め、雇用の創出と団地全体の発展を図れるようにしたい」と話している。

1667荷主研究者:2012/11/25(日) 23:25:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121027t72014.htm
2012年10月27日土曜日 河北新報
仙台・郡山のリッチフィールド BBHグループに譲渡

経営が譲渡され、11月から名称が変わるホテルリッチフィールド仙台が入るビル

 ホテルリッチフィールドサービス(仙台市)は26日までに、仙台市と郡山市にある三つのビジネスホテル「ホテルリッチフィールド」の経営を、横浜市のブリーズベイホテルを旗艦店とする「BBHホテルグループ」に譲渡した。いずれも11月1日付で名称を変える。従業員約100人は引き続き雇用されている。

 リッチ社親会社の阿部蒲鉾(かまぼこ)店(仙台市)によると、10日1日付で、BBHグループの企業に譲渡した。

 3ホテルは仙台市青葉区国分町の「リッチフィールド仙台」、同区中央の「リッチフィールド青葉通り」、郡山市大町の「リッチフィールド郡山」。このうち「青葉通り」は阿部蒲鉾店が土地と建物を所有しており、BBH側へ賃貸した。

 名称はそれぞれ「ホテルグランテラス仙台国分町」「ホテルクラウンヒルズ仙台青葉通り」「ホテルクラウンヒルズ郡山」に変わる。

 阿部蒲鉾店は将来的な経営基盤強化のため、笹かまぼこ製造・販売に経営資源を集中させることにした。リッチ社はホテル業から撤退し、阿部蒲鉾店が仙台市中心部に開設した駐車場運営に専念する。ホテル事業は東日本大震災後の復興需要で好調だったという。

 BBHグループは2004年にホテルの買収再生業に参入し、全国で59ホテルを展開。東北でも東急グループの福島東急イン(現ホテルクラウンヒルズ福島、福島市)を買収するなどしている。

 阿部蒲鉾店の鈴木文彰管理本部長は河北新報社の取材に「全従業員の継続雇用を条件に譲渡先を探してきた。復興特需に沸くこの時期だからこそ、専門ノウハウのあるホテルグループに引き継げた」としている。

 3ホテルのうち、青葉通りは1973年、東京第一ホテルとして開業し05年に改称。郡山は89年に第一イン郡山としてオープンし、02年に名称を変えた。仙台は99年に閉館したホテルリッチ仙台を引き継ぎ、2000年に開業した。

1668荷主研究者:2012/12/09(日) 11:23:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121101t12005.htm
2012年11月01日木曜日 河北新報
東北初、仙台にリラックマ専門店 きょう開店

人気キャラクター、リラックマのグッズ3000種類を扱う専門店

 キャラクターグッズ販売のキデイランド(東京)は1日、人気キャラクター、リラックマの東北初の専門店「リラックマストア仙台店」を、仙台市青葉区のエスパル仙台店3階に開く。

 売り場面積約100平方メートルで、3000種類の商品を並べる。25〜35歳の女性を主なターゲットに、仙台店限定販売の縫いぐるみやミニタオルのほか、女性向けバッグなども扱う。東北全域を商圏とし、年商約2億円を見込む。

 店頭にはリラックマのオブジェを配し、内装は木目調にして「癒やし」を演出した。併せて隣接するキャラクターショップ「キデイランド仙台店」も改装した。31日、取引業者などを対象に内覧会を行った。

 リラックマストアは首都圏、近畿圏などに次いで8店目。全てリラックマの版権を持つサンエックス(東京)が協力している。年中無休。

1669荷主研究者:2012/12/09(日) 11:23:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121101t12003.htm
2012年11月01日木曜日 河北新報
ジョイス、仙台・泉に1号店 宮城県内初の店舗

国道4号仙台バイパス沿いに開店したジョイス仙台松森店

 岩手県を中心に食品スーパーを展開するジョイス(盛岡市)は31日、仙台市泉区に、宮城県内初の店舗となる仙台松森店をオープンさせた。同社は9月、業界2位アークス(札幌市)と経営統合しており、グループ初の仙台進出となった。

 立地場所は国道4号仙台バイパス沿いで、鉄骨平屋、延べ床面積2750平方メートル。約280台分の駐車場を備える。

 約5000種類の商品を扱い、同社として初めてカップに入れてスープを持ち帰れるスープバーを設けた。1人暮らしや小人数家族向けに総菜コーナーの品目を増やし、喫茶スペースも用意した。

 ジョイスとしては36店目、アークスグループでは290店目。周辺3キロ圏内(人口約12万5000人)を商圏とし、年商約15億円を見込む。従業員は正社員17人、パート社員約60人。

 小苅米(こがりまい)秀樹社長は「仙台は新しい商圏で、まずはジョイスの認知度を高めたい。その上で複数の店舗を出したい」と話した。

 仙台松森店は年中無休で、営業時間は平日が午前10時〜午後10時、日曜祝日は午前9時開店。

1670荷主研究者:2012/12/09(日) 11:46:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121102t13035.htm
2012年11月02日金曜日 河北新報
焦点 分譲マンション急回復 仙台中心部、大手続々

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住友不動産が仙台市青葉区一番町に計画する高層マンションの工事現場

 東日本大震災による住宅再建需要を背景に、宮城県内での分譲マンション建設が急速に回復している。国土交通省のまとめによると、1〜9月の新規着工戸数は計971戸。震災の影響を受けた2011年の年間戸数(663戸)を優に超え、10年実績(854戸)も突破した。大手による仙台市中心部での大型開発に加え、東北での実績が少ない企業が石巻市などで建設に乗り出したことも着工増につながっている。(浅井哲朗)

◎高まる住宅再建需要/宮城の着工戸数、震災前上回る

<東西線沿線に>
 宮城県内の着工戸数推移はグラフの通り。仙台市中心部で建設中の主なマンションは計画段階も含め図と表の通りで、15年度開業予定の市地下鉄東西線沿線を中心に、大手による動きが目立つ。

 青葉区一番町2丁目の仙台エクセルホテル東急跡では、三井不動産レジデンシャル(東京)、野村不動産(同)、住友不動産(同)の大手3社が来春の着工に向け、旧ホテルの解体工事を始めている。

 JR仙台駅東側でも大京(同)が7月に着工した。三菱地所レジデンス(同)は12月、自社所有地で建設に着手する。

<石巻などにも>
 石巻市では、民事再生手続き中のサンシティ(仙台市)の元社員らが設立した東北パートナーズ(同)が3月、JR石巻駅前で戸数40戸の建設をスタート。渡波地区では9月中旬、地元の建設・不動産販売業、牡鹿観光が手掛けた物件が完成した。

 東北パートナーズは11月上旬、いわき市でも新規建設に乗り出す予定。販売を担う関連会社、東北パートナーズリアルエステート(仙台市)の安瀬裕一社長は「被災地の住宅需要は高い。今後も大都市周辺をターゲットにする」と話す。

<「事情が一変」>
 17年ぶりのマンション開発となる牡鹿観光の担当者も「採算が厳しい状況が続いた石巻の開発事情は震災で一変した」と強調する。

 このほか、東新住販(東京)が9月、名取市内で着工。フージャースコーポレーション(同)も本年度中に仙台市若林区と青葉区で建設を始める方向。ともに初の仙台圏進出で、東新住販東北支店(仙台市)の田中賢一支店長は「震災や大型の企業進出による県外からの人口流入により、今後も需要は続く」とみている。

1671荷主研究者:2012/12/09(日) 11:47:59
>>1586
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121102t12016.htm
2012年11月02日金曜日 河北新報
おしゃれで東北元気に H&Mあすオープン 仙台

割安な価格でデザイン性に優れたファッションを提供するH&M仙台さくら野店

 ファストファッションチェーンのH&M(スウェーデン)の東北1号店が3日、仙台市青葉区のJR仙台駅前のさくら野百貨店仙台店2階にオープンする。日本法人のH&Mジャパン(東京)のクリスティン・エドマン社長は1日、報道関係者向けの内覧会で「他県にも出店させたい」と東北での店舗展開に意欲を示した。

 店名は「仙台さくら野店」で、国内21店舗目となる。売り場は約2000平方メートル。男性や女性向けの衣類のほか、子ども服、アクセサリーを扱う。約2000〜3000円が主流の価格帯という。

 子ども連れやお年寄りが利用しやすいよう試着室スペースを広くした。東北一円からの集客を見込む。商品数や年間売り上げ目標は非公表。

 エドマン社長は「仙台駅に近く、集客力の高い百貨店内という魅力ある立地。家族そろってファッションを楽しめる店にしたい」と説明。東日本大震災に触れ「昨年は復興支援のキャンペーンを展開し、売上金の一部を寄付した。ファッションで東北全体を元気にしたい」と話した。

 3日は午前11時にオープンする。通常営業は午前10時〜午後9時。改装を進めてきたさくら野百貨店仙台店も同日を全館グランドオープンと位置付け、買い物客にクーポン券をプレゼントするなどのイベントを行う。

1672荷主研究者:2012/12/09(日) 12:02:26
>>1671
http://sendai.keizai.biz/headline/1284/
2012年11月03日 仙台経済新聞
仙台駅前に東北初「H&M」オープン−ペデストリアンデッキに900人が列

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「H&M」仙台さくら野店に続くペデストリアンデッキにオープン前から並んだ900人の行列

 スウェーデン発のカジュアルファッションブランド「H&M」仙台さくら野店(仙台市青葉区中央1)が11月3日、仙台駅前にオープンした。

【画像】スタッフのハイタッチで出迎えられ入店

 国内21店舗目、東北初出店となる同店。当日は朝からオープンを待ちわびた市民ら約900人が、仙台駅西口のペデストリアンデッキに行列を作った。20〜30代の女性を中心に幅広い層が並び、家族連れの姿も目立った。

 列の先頭に並んだ仙台市太白区の女子大学生は0時から待機。「限定のノベルティーが欲しくて並んだ。名古屋では開店前に1000人以上が並んだと聞いていたので、自分たちが一番乗りでびっくり」。東京・銀座店まで足を運んだこともあるといい、「(H&Mは)かっこよくて学生にも買い安い価格が魅力。仙台駅前にできてうれしい。たびたび利用したい」と話した。

 H&Mジャパンのクリスティン・エドマン社長と同店の前田奈保子店長によるテープカットで11時にグランドオープン。入店制限を掛けながら客を出迎えた。「予想をはるかに越えるお客さまに並んでいただき感謝、感動している。天気も晴れて心も晴れ晴れ」とエドマン社長。「お客さまの笑顔を見ていると元気になる。お買い物を楽しんでもらって、東北の皆さんにも元気になってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時〜21時。

1673荷主研究者:2012/12/09(日) 12:43:27

http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001211020001
2012年11月02日 朝日新聞
国際会議、仙台に呼ぶぞ

1日に新設されたコンベンション推進室。国際会議誘致のため、仙台市を英語でPRする資料も作られている=仙台市役所

 仙台市は1日、国際会議の誘致を強化するため、新組織を作った。東日本大震災からの復興を世界にアピールし、落ち込んだ観光客を呼び戻す狙いがある。東北大とも協定を結んで本腰を入れるが、ライバル都市は手ごわい。大規模施設が乏しいという弱点もある。

 市は1日、国際プロモーション課に「コンベンション推進室」を新設した。10人の同課は外国人観光客と国際会議の誘致を担ってきたが、1人増員。推進室の3人を会議誘致に専従させる。当面のターゲットは2015年の「国連防災世界会議」。小川内(おお・こ・うち)浩文室長は「誘致は情報戦。アンテナを高くして全力を注ぎたい」と話す。

 会議の誘致に力を入れるのは、東京電力福島第一原発事故の風評の払拭(ふっ・しょく)に加え、経済効果も期待できるからだ。会議の参加者は、泊まったり飲食したりする。同課は、7月の世界防災閣僚会議では2日間で7900万円、10月の国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会でも2日間で5100万円が地元に落ちたと推定している。

 ただ、ライバルが多い。会議運営サービス会社の日本コンベンションサービスの担当者は「景気低迷で企業誘致が難しくなる中で、他都市も会議誘致に熱心。競争は激しい」と話す。

 仙台市で10年に開かれた国際会議は、全国8位の72件。1位は東京23区の491件、2位は福岡市の216件、3位は横浜市の174件だった。国際会議を含むイベントの開催件数は昨年度、震災の影響で半減。市は、15年度までに震災前の水準に戻したい考えだ。

 市は先月30日、東北大との間で学術会議の誘致に向けた協定も結んだ。里見進総長は協定式で「ワンストップで態勢を敷いてもらえる」と喜んだ。東北大が会議を誘致する際、市が窓口になって会場の手配などを担うことで、東北大の事務負担が軽くなるからだ。

 奥山恵美子市長も「公表されていない会議の情報を提供してもらえる」と東北大に期待する。実際、東北大は10年に仙台市で開かれた国際会議72件のうち33件を主導している。

 ただ、課題は施設だ。大きな会議では、分科会やレセプションの会場も必要になる。市内最大の仙台国際センターでも、収容人員は3千人。5千人を超える会議の誘致では、大規模会場を持つ他都市より不利だ。

 東北大が強い医学系の会議の場合、製薬・医療機器メーカーの展示会も開かれるため、参加者数が膨らむ。5千人が参加した昨年の日本乳癌(がん)学会学術総会では、国際センター屋外にプレハブを建ててしのいだ。

 市は、仙台商業高校跡地など国際センターの周辺施設を生かす方向性を示しているが、まだ具体化していない。(長嶋晶子)

1674荷主研究者:2012/12/09(日) 12:45:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121105t11012.htm
2012年11月05日月曜日 河北新報
石巻・新蛇田、造成着手 集団移転、1460戸供給へ

くわ入れし、新蛇田地区の造成開始を祝う関係者

 宮城県石巻市は4日、東日本大震災の防災集団移転促進事業の新市街地として整備する新蛇田地区の起工式を現地で開いた。市によると、用地面積は46.5ヘクタールで市内最大の移転先となる。本格的な造成工事に近く着手し、2014年10月に宅地供給を始める。

 式典には復興庁の郡和子政務官や宮城県の三浦秀一副知事ら約150人が出席した。亀山紘市長は地権者138人に謝意を示し、「被災者の暮らしを取り戻す大きな1歩を踏み出した」と述べた。関係者がくわ入れし、造成開始を祝った。

 新蛇田地区は現在、農地で三陸自動車道石巻河南インターチェンジの西側に位置する。災害公営住宅と一戸建て住宅計1460戸分が計画され、3700人が移転する見通し。

 20年度までに公園や緑地などを整備する。総事業費は98億5100万円。

 このほか、市は三陸道を挟んだ南側の用地27ヘクタールを年度内に、残り14ヘクタールを来年度にそれぞれ地権者から取得し、造成に入ることを目指している。

1675とはずがたり:2012/12/09(日) 20:03:10
東北開発3法マンセーヽ(゚∀゚)ノ

東北活性化研究センター
沿革
http://www.kasseiken.jp/center/history.php

東北活性化研究センターは、平成22年6月1日に、財団法人東北開発研究センターと財団法人東北産業活性化センターが合併し発足しました。そして、平成24年4月1日、公益財団法人として新たなスタートを切りました。
前身である二つの財団のこれまでの成果と評価を引き継ぎつつ、今後も、産・官・学の強力なネットワークの下、複合化・多様化する地域のニーズに対応する「調査研究・実践一体の地域シンクタンク」を目指し、東北地域の活力
向上と持続的な発展に寄与してまいります。

財団法人東北開発研究センター

昭和36年4月、「東北開発3法」の制定、「東北開発促進計画」の策定等を背景に、東北7県の産・学・官が発起人となり経済企画庁(当時)所管により設立された「財団法人東北経済開発センター」が前身です。
昭和50年代後半に入り、東北におけるシンクタンク・ネットワーク体制の確立による東北地域の一体的な開発整備の必要性が官民双方から提起され、昭和59年8月、改めて官民からの出捐を受けて、財団法人東北開発研究センターとして改組拡充されました。
以降、主に官・学とのネットワークを広げながら地域開発、地域づくり、地域経済分析、公共政策分野等の調査研究を行い、一貫して地域振興に取り組んでまいりました。

財団法人東北産業活性化センター

昭和62年、地域産業の活性化を主導する団体が必要との「東北地域経済活性化研究会」の提言等を受けて、昭和63年1月に東北地域経済界の出捐により設立されました。
平成元年には、社団法人東北機械電子工業会を吸収統合し、旧工業会が担っていた産業技術振興に関する
業務を事業の一つとして継承いたしました。
以降、東北地域の産業・技術の振興、活性化に貢献するべく、学識経験者や専門家をはじめ各界各層の関係者の皆様と協働しながら、調査研究等に鋭意取り組んでまいりました。

1676荷主研究者:2012/12/12(水) 00:13:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121110t12008.htm
2012年11月10日土曜日 河北新報
西友、仙台台原店 被災・解体で新店舗 来春再開へ

 西友は9日、東日本大震災で被災し建物を取り壊した仙台市青葉区堤町の台原店について、新たに店舗を建設し、来年春に営業を再開させると発表した。解体前の建物内にあったボウリング場などは入らない。

 約7700平方メートルの敷地に、平屋の店舗を建てる。来週中に着工する。売り場面積や投資額、具体的な開業時期は明らかにしていない。

 扱うのは食料品や日用品。親会社の米ウォルマート・ストアーズからの直輸入商品も並べ、競合他社との差別化を図る。

 台原店はエンドーチェーンの店舗としてオープンし、1996年、西友になった。鉄筋3階だった旧店舗は震災で建物が激しく損傷して休業し、今年7月から取り壊し工事をしていた。旧店舗には2階にゲームセンター、3階にボウリング場とビリヤード場なども入っていた。

 西友広報室は「台原店は地域の需要が高く、お客さまに長く、ご愛顧いただいてきた。低価格路線を進め、引き続き利用してもらえる店を目指したい」としている。

 台原店が営業を再開すると、西友は宮城県内で計19店、東北では福島の2店と合わせ21店となる。仙台市内の同社店舗は、被災した仙台泉店(泉区)が3月に営業を再開。勝山公園店(青葉区)は6月、周辺の再開発計画に伴って閉店した。

1677荷主研究者:2012/12/12(水) 00:13:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121110t11030.htm
2012年11月10日土曜日 河北新報
東西線・コンベンション施設、スポーツセンター跡に変更

 2015年度開業予定の仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」(仮称)の周辺整備をめぐり、市は9日、中核となるコンベンション施設の整備予定地を仙台商高跡地から県スポーツセンター跡地に変更する方針を固めた。隣接する仙台国際センターとの一体的な利用が容易になり、大規模なコンベンション誘致に有利に働くと判断した。

 施設は約3000平方メートルの展示空間と複数の会議室を備え、15年のオープンを目指す。国際センターと併用することで、市が誘致を目指す国連防災世界会議(15年)をはじめとする5000〜6000人規模のコンベンション誘致が可能となる。

 県スポーツセンター跡地(1.6ヘクタール)は国有地で、市が公園用地として無償で借りており、現在は更地となっている。収益施設を建設するには都市公園法の制約が大きいとされ、市のこれまでの構想は大半が市有地の仙台商高跡地(1.5ヘクタール)にコンベンション施設を整備し、スポーツセンター跡地は多目的広場とする内容だった。

 関係者によると、東日本大震災に伴う交流人口の減少などを受け、あらためて東北財務局や国土交通省と折衝した結果、「コンベンション施設の整備は法令上、支障ない」との回答を得たという。

 仙台商高跡地は観光客向けのパーク・アンド・ライドの拠点、コンベンション施設駐車場として活用する方向で調整する。

1679名無しさん:2012/12/12(水) 22:19:20
駅からタクシーで東北大学医学部まで行ったことがあるけど
光景を見ながら研究者を排出しそうな医学部だと、その時実感した

1680荷主研究者:2012/12/20(木) 00:10:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121114t25017.htm
2012年11月13日火曜日 河北新報
オフィス街を音楽交流の街に 仙台・仙建ビルに演奏スペース

7日にあった音楽スペースの開設記念のミニコンサート

 市民が楽器練習などに利用できる音楽スペース「ハナミズキ2−13」が、仙台市青葉区一番町2丁目の仙建ビル1階にオープンした。ビルを所有する建設業の仙建工業が創立70周年の地域貢献策として設け、被災地支援に取り組むグループがグランドピアノを寄贈した。7日にはオープン記念のミニコンサートがあり、プロの演奏家らが美しい音色を披露した。

 名称は敷地内に3本あるハナミズキと、「2番13号」の住所にちなんで付けた。ビル1階の玄関ホール隣にあり、広さは約50平方メートル。壁と天井は防音になっている。

 ピアノは被災地の音楽活動を支援する「被災地へピアノをとどける会」(仙台市)が寄贈した。これまでに津波などで楽器を失った教育施設などに200台以上のピアノを提供してきた。

 スペースは会員登録すれば利用できる。料金は光熱費や維持管理費として、原則1回約4時間につき1000円。平日の正午〜午後1時は無料で使える。

 仙建工業は、音楽関係に携わる仙台市内の関係者の働き掛けを受け、70周年の記念事業としてスペース開設を決めた。

 7日のミニコンサートでは、仙台フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターで、バイオリニスト渋谷由美子さんら、開設を後押しした有志6人が演奏。ピアノとバイオリンでバッハの「G線上のアリア」、葉加瀬太郎の「情熱大陸」など7曲を披露し、聴衆約40人を魅了した。

 ビルは東北学院大の発祥地として知られ、仙台市電の沿線でもあった場所に立地する。

 仙建工業の吉田幸一社長は「現在はオフィス街となってしまった一帯が、再び市民の活気でにぎわう地域になればうれしい」と話す。渋谷さんは「心ある方が贈ってくれたピアノを多くの人に弾いてほしい」と交流拠点となることを期待する。

 スペースの開設時間は平日が無料時間の正午〜午後1時と有料の午後5時半〜午後9時半。土日祝日は午前9時〜午後9時半で有料。連絡先はハナミズキ2−13運営事務局022(268)5821。

1681荷主研究者:2012/12/20(木) 00:11:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121114t11029.htm
2012年11月14日水曜日 河北新報
民間買い取り復興公営住宅 東西線東部最多660戸 仙台市

 仙台市は13日、東日本大震災の被災者向け復興公営住宅3000戸のうち、民間物件を買い取って整備する1380戸の地域別募集戸数を明らかにした。「地下鉄東西線東部」(荒井−薬師堂駅)の660戸(上限)が最も多い。

 対象エリアは「地下鉄南北線南部」(河原町−富沢駅)、「JR線東部2」(陸前高砂、福田町駅)など鉄道沿線に5カ所を設定。各駅を中心に、おおむね1.5キロ圏内に整備する。

 地域ごとに募集戸数の上限と下限を設け、希望状況や事業者からの提案内容を勘案して最終的な整備戸数を決める。

 地下鉄は「東西線東部」が260〜660戸、「南北線南部」が190〜390戸、「南北線北部」(泉中央、八乙女、旭ケ丘、台原駅)が100〜200戸。JRは「東部1」(東照宮、東仙台、苦竹、陸前原ノ町駅)が200〜480戸、「東部2」が120〜240戸となっている。

 建設費は原則、1戸当たり上限1600万円で、土地代を含め最大2300万円とした。今月下旬に募集要領を公表し、12月下旬から公募を開始。来年1月下旬に事業者を決める。

1682荷主研究者:2012/12/20(木) 00:44:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121114t12031.htm
2012年11月14日水曜日 河北新報
伊達なスタイルで発進 地下鉄東西線車両デザイン発表

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車両外観のイメージ

 仙台市は13日、2015年度の開業を目指す市地下鉄東西線(動物公園−荒井駅、全長14.4キロ)の車両デザインを発表した。前面に仙台藩祖伊達政宗のかぶとを連想させる三日月をかたどった意匠を施すなど「仙台らしさ」を演出した。

 外観はアルミ合金の材質を生かした銀色がベース。側面上部に広瀬川の清流や太平洋などをイメージした水色のラインを配し、その下に正方形の模様を等間隔で並べた。基本色の水色に加え、青葉山と東部田園地帯の緑、街の温かさや活気を連想させる黄やオレンジを配色した。

 座席の色は伊達家が合戦の旗に使った紺色を、乗降口の扉窓は柔らかな雰囲気を醸す楕円(だえん)形を採用した。市はことし8月、仙台工高と県工高の生徒を招きワークショップを開催。高校生が考えた沿線のイメージや色を基に、近畿車両(大阪府東大阪市)が設計し、デザインを決めた。

 需要予測が03年の事業許可時と比べ3割減り、整備費圧縮のためカラーリングはシールで行う。約2億円の塗装設備が不要となるなど経費節減につながるという。

 東西線は1編成4両で定員388人。15編成(計60両)を発注する。車両整備費は1編成当たり約5億6000万円で計約83億円。13年4月から製造し、14年度に試運転を始める。

 奥山恵美子市長は13日、「杜の都を連想させる南北線車両の緑に対し、東西線沿線の特徴の海や川を表す水色が効いている。かぶとのデザインも目を引く」と話した。

1685荷主研究者:2012/12/30(日) 21:22:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121120t11009.htm
2012年11月20日火曜日 河北新報
仙台港ICが来月1日開通 仙台東部道路

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 東北地方整備局は19日、仙台市宮城野区に建設中の仙台東部道路仙台港インターチェンジ(IC)を12月1日に開通すると発表した。交通渋滞を避けて国際拠点港湾の仙台港(仙台市宮城野区)にアクセスできるようになり、物流効率の向上が期待される。

 仙台港ICは仙台東−仙台港北IC間に位置する。現行で港に最も近い仙台港北ICは、港まで車両通行量の多い国道45号を経由する必要がある。今後は県道で直結されるため、完成車を運搬する大型キャリアカーの通行も容易になるという。

 東日本大震災後、整備局は三陸自動車道などからなる三陸沿岸道路を「復興道路」と位置付けて、優先的に事業を進めている。仙台港ICもその一環。震災で一時工事を中断したが、予定通り年度内の完成にこぎつけた。

 整備局仙台河川国道事務所の大場義行副所長は「仙台港を利用する車両の利便性が上がる。被災地の復興がIC開通で加速することを期待する」と話している。

 仙台港ICは2008年度に着工した。事業費は約70億円。国土交通省が東日本高速道路東北支社と共同で事業を進めてきた。12月1日には現地で開通式が行われる。

1686荷主研究者:2012/12/30(日) 21:24:00
>>1677
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121120t11024.htm
2012年11月20日火曜日 河北新報
地下鉄東西線周辺施設 仙台市長、公設民営を正式に表明

 仙台市の奥山恵美子市長は19日、建設中の市地下鉄東西線「国際センター駅」(仮称)周辺整備の中核となるコンベンション施設を「公設民営」で整備する方針を正式に表明し、「誘致を進める2015年の国連防災世界会議に間に合わせる必要がある」と理由を説明した。

 奥山市長は定例記者会見で質問に答え「財政状況を勘案すれば民設民営が理想だが(民設の)可能性を提示する企業を見いだせなかった。防災世界会議に会場として使えるよう市が直接、施工する判断をした」と述べた。

 立地場所を仙台商高跡地から、公園としての利用が前提となる国有地の県スポーツセンター跡地に変更する点については「公益性の高い展示施設であることを強調し、国の理解を得た」とし、民間事業者による施設運営の在り方は「隣接する仙台国際センターとの一体管理が望ましい」との考えを示した。

 市の構想で施設は約5000平方メートル規模、建設費は十数億円を見込む。市は市議会12月定例会に提案する12年度一般会計補正予算案に設計費約1200万円を盛り込んだ。

1687荷主研究者:2012/12/31(月) 00:05:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121127t11026.htm
2012年11月27日火曜日 河北新報
名取・閖上区画整理 計画人口3千人に下方修正

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上の復興計画で、市は26日、区画整理事業の計画人口について、当初の5500人から3000人に下方修正し、国や県との協議を進めていることを明らかにした。市議会震災復興調査特別委員会で答えた。

 市は閖上の区画整理事業(約120ヘクタール)をめぐり、国土交通省から(1)計画人口5500人の根拠(2)事業規模と土地利用計画(3)非居住区域となる公園用地の規模−などについて詳細な説明を求められているという。

 市は、被災前に約5500人が居住していたことに加え、小中学校や医療機関、商業施設などの維持に最低限必要な人口だと強調した。しかし、7〜8月の個別面談で「事業地内に居住したい」との意向を示した住民が34%にとどまり、国交省側がこの計画人口を疑問視しているという。

 このため市は、事業地内への居住希望者を880戸2400人(未定・未回答分も計算)と想定した上で、仙台東部道路西側や地区外への移転希望者を、住宅再建の市独自支援策などで誘導。220戸600人を上積みし、1100戸3000人とする新たな目標を提示した。

 国交省のガイドラインでは閖上地区の場合、居住区域となる70ヘクタールをかさ上げする予算措置に最低2800人が必要としている。市震災復興部は「3000人は当面の目標。将来的にはまちの機能が維持できる人口規模を目指す」としている。

1688荷主研究者:2012/12/31(月) 00:06:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121128t11024.htm
2012年11月28日水曜日 河北新報
山元の災害住宅26戸着工 宮城県受託、来春入居見込む

山元町に整備される災害公営住宅の完成予想図

 東日本大震災の被災市町から宮城県が受託し設計や工事を行う災害公営住宅のトップを切り、山元町の1期分26戸の整備が始まるのを前に27日、現地で工事着手式があった。

 復興庁、県、町の担当者や工事関係者ら約50人が出席。斎藤俊夫町長は「被災した多くの町民が待ち望んでいた。住宅の形が見えることによって被災者の生活再建に向けた大きな励みになる」と喜びを語った。斎藤町長ら出席者はくわ入れをし工事の安全を願った。

 災害公営住宅はJR常磐線の内陸移設に伴って新設される新山下駅周辺に、町が集団移転先などとして整備を計画する新市街地の一角に建設。1棟に2戸が連結する木造一部2階で2DK、2LDK、3LDKの3タイプを造り、玄関スロープなど高齢者に対応したバリアフリー設備も設ける。木材の4割以上は県産杉などを使う。

 県と町は来年3月までの完成、4月の入居開始を見込む。1期分は当初50戸を予定したが、二つに分けて入札したうち24戸分が不調に終わった。県は近く再入札し早期着工を目指すが、完成は2カ月ほど遅れる見通し。

 県土木部の橋本潔部長は「被災者の生活再建には恒久的な住宅の確保が最優先課題。残りも一日も早く完成させたい」と話した。

1689荷主研究者:2012/12/31(月) 00:14:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121130t15016.htm
2012年11月30日金曜日 河北新報
仙台港背後地に水族館 大手商社など、15年開業目指す

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121129018jd.jpg

 仙台市宮城野区の仙台港背後地に大手総合商社などが水族館の建設を計画していることが29日、分かった。三陸の豊かな海を再現する大水槽や海の動物たちのショーを楽しめるエリアなどを備え、2015年の開業を目指す。計画が実現すれば、東日本大震災の影響で落ち込んだ仙台圏の交流人口の回復にも寄与しそうだ。

 関係者によると、大手商社や首都圏で水族館を運営する企業が中心となって13年に特定目的会社(SPC)を設立。仙台港背後地の土地区画整理事業地内に水族館を整備する。大手商社などは地元企業にも出資を要請する。

 東北の海や川に生息する魚類を多く展示し、メーンとなる大水槽は親潮と黒潮が交わる三陸沖の豊かな海をイメージ。アシカなどのショーを観覧できる施設は東北最大級の規模となる見通し。

 12月1日に使用開始となる仙台東部道路仙台港インターチェンジ近くにある高砂中央公園整備地(14.5ヘクタール)の一角を建設予定地として想定。敷地の利用が可能となるよう、公園整備を進める仙台市と協議を続けている。

 同公園整備地への移転計画が10年に頓挫した経緯があるマリンピア松島水族館(宮城県松島町)も運営に参加する。老朽化した現在の施設は閉鎖し、飼育魚類などを引き継ぐ方針という。

 仙台圏での水族館建設をめぐっては、地元企業などでつくる塩釜水族館建設推進協議会が、塩釜市港1丁目のマリンゲート塩釜の隣接地への整備構想を打ち出している。

 仙台市若林区の市地下鉄東西線荒井駅(仮称)周辺でも、民間企業が事業化を検討している。

1690荷主研究者:2012/12/31(月) 11:06:41
>>1685
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121202t11005.htm
2012年12月02日日曜日 河北新報
仙台港IC開通 東部道路、震災で一時中断

開通した仙台港IC=1日、仙台市宮城野区福室

 仙台東部道路の仙台港インターチェンジ(IC)が1日開通し、仙台市宮城野区福室の同IC付近で式典があった。

 式典には約100人が出席。村井嘉浩宮城県知事は「仙台港にとって重要なIC。東日本大震災の復興と広域物流、防災拠点としての機能強化が期待できる」とあいさつした。トヨタ自動車東日本の白根武史社長は「港を利用する企業の後押しになる」と述べた。

 テープカットをした後、完成車を運ぶ全長21メートルの大型キャリアカーなどが乗り入れ、仙台港北ICまでパレードした。

 仙台港ICは、仙台東−仙台港北IC間に設置。仙台港の高砂埠頭(ふとう)にあるコンテナターミナルに最も近いICで、国道45号の交通渋滞を避けて港に到達できる。岩手県や宮城県大衡村などの自動車関連工場の完成車の運搬がスムーズになるなど、物流効率の向上が期待できる。

 仙台港ICは2008年度に着工し、東日本大震災で工事を一時中断したが、予定通り完成した。事業費は約70億円。国土交通省が東日本高速道路東北支社と共同で事業を実施した。

1691荷主研究者:2013/01/03(木) 09:32:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121206t72014.htm
2012年12月06日木曜日 河北新報
コメダ珈琲店 東北進出方針 13年3月以降

 東海地域を中心に「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)は5日、2013年3月以降に東北や九州へ進出する方針を明らかにした。セルフサービスではない昔ながらの喫茶店サービスが人気で、数年以内に店舗数を現在の2倍となる千店に拡大する。

 ことし11月末の店舗数は472店で、内訳は東海が332店と多く、関東が67店、関西も48店を数える。10年以降、北陸や中国・四国でも展開し、今月11日には香川県、13年1月には広島県で1号店を開く予定。東北、九州の具体的な進出先は検討中だ。

 コメダは、広めの客席やおしぼりの提供といった客が滞在しやすい店作りが特徴。年齢や性別に偏りがない広い客層を獲得しており、出店を加速できると判断した。新規の加盟店の窓口となる「開発部」を横浜市と大阪市に置き、店の運営を指導する担当者も増強して、全国展開の体制を整えた。

1694荷主研究者:2013/01/03(木) 10:27:18
>>1689
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121211t11033.htm
2012年12月11日火曜日 河北新報
仙台港背後地水族館計画 仙台市、土地貸与協議へ

 大手総合商社などが仙台市宮城野区の仙台港背後地に計画する水族館建設について、同市の稲葉信義副市長は10日、市議会12月定例会の代表質疑の中で「仙台港背後地への立地は、国際貿易交流拠点としての魅力向上につながる」と述べた。進出予定地の高砂中央公園整備地の貸与に向け、事業者と協議を進める考えを表明した。

 関係者によると、水族館の建設場所は仙台東部道路仙台港インターチェンジ近くの同公園整備地の一角を想定。2015年の開業を目指し、同公園整備地への移転計画が10年2月に頓挫した松島町のマリンピア松島水族館も運営に加わる見通し。

 稲葉副市長は「10年秋以降、新たなスキームで民間サイドによる事業化が検討され、(土地の貸与など)さまざまな条件を精査する段階に至った」と説明した。

 15年度開業予定の市地下鉄東西線「国際センター駅」近くに「公設民営」でコンベンション施設を整備する方針については、高橋裕経済局長が「開催困難だった大規模会議を新たに年間30件程度誘致でき約100億円の経済効果を見込める」と述べ、「民設民営」からの方針転換に理解を求めた。

 質問したのは鈴木繁雄(自民党・仙台)、渡辺敬信(市民フォーラム仙台)、跡部薫(復興仙台)の3氏。

1695荷主研究者:2013/01/03(木) 10:29:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/12/11 建設新聞
ナイス・JX日鉱日石不動産 創建設計で実施案
太白区「分譲・あすと長町26街区計画」の建設 RC15F9960㎡、総戸数97戸、2月着工

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4丁目33の1 高島章生常務)とJX日鉱日石不動産(横浜市中区桜木町1丁目1の8 中谷洋開発事業部長)は、共同事業として仙台市太白区のあすと長町地区に分譲マンション「あすと長町26街区計画」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、ヨークベニマルあすと長町店の東向かい側エリアの一角。南側が公園予定地となっている太白区あすと長町26街区の3地内で、敷地面積は2615.63㎡。周辺にはゼビオスポーツの大型店や、複合スポーツ施設などがすでにオープンしているほか、仙台市立病院の移転工事も開始。今後、外資系大型家具販売店舗のイケアやヨークベニマルの地区内2号店、ホームセンターのコーナンなどの出店計画が目白押しで、仙台市内で最も注目度の高いエリアとなっている。

 両社が共同で建設する分譲住宅は、RC15F延べ9960㎡規模で、総戸数は97戸を見込み、来年2月中旬の着工、2014年10月末の完成をそれぞれ予定している。

2012/12/11付1面に掲載。

1696荷主研究者:2013/01/03(木) 10:35:10
>>1692
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121212t12023.htm
2012年12月12日水曜日 河北新報
仙台のオフィスビル、空き室率13%台に改善 11月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、11月末時点の仙台市内オフィスビルの平均空き室率は前月比0.27ポイント低下の13.92%だった。改善は3カ月連続で、13%台は2009年1月以来3年10カ月ぶり。

 地区別は、青葉区一番町周辺が事務所の賃借面積拡大の動きが目立ち、0.51ポイント低下の13.10%。JR仙台駅前はサービス業を中心に移転、拡張があり、13.22%と0.41ポイント改善した。仙台駅東はマンションモデルルーム開設などで0.60ポイント下がり18.68%だった。

 県庁・市役所周辺は市内他地区への大型移転があり、0.85ポイント上昇の13.46%に悪化。泉区など周辺オフィス地区は11.97%で、一部の解約に伴い0.24ポイント悪化した。

 三鬼商事仙台支店は「年末年始から年度末にかけてオフィス需要の動きが活発化するとみられる。全体的には緩やかに改善するだろう」と見る。

 調査対象は新築3棟を含む延べ床面積990平方メートル以上の360棟。

1697荷主研究者:2013/01/03(木) 10:36:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/12/13 建設新聞
青葉区霊屋下・フージャースコーポレーション
分譲マンション「霊屋下共同住宅」の新築計画
RC7F6154㎡の67戸 創建設計で実施案

 フージャースコーポレーション(東京都千代田区神田美土代町9の1 伊藤晴康支配人)は、仙台市青葉区霊屋下に分譲マンション開発計画である「霊屋下共同住宅」(仮称)の新築を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、広瀬川に架かる霊屋橋のたもとに位置する仙台市青葉区霊屋下118の7ほか地内の企業社宅跡地で、敷地面積は2612.06㎡。市内中心部からほど近い利便性の良さと、周辺は杜の都を象徴する木々の緑と清流が織りなす風景美を感じさせる好立地だ。

 建設するマンションの施設規模は、RC7F延べ6154.77㎡で、総戸数は67戸を見込んでいる。今後、施工者を決定し、来年2月下旬の着工、2014年4月末の完成をそれぞれ予定している。

 同社の仙台圏での分譲マンション開発計画は、先に用地取得し現在着工準備段階にある地下鉄東西線・六丁の目駅(仮称)近くでの「六丁の目南町共同住宅」(仮称・総戸数55戸)に続き2ヵ所目となり、今後は仙台圏以外の東北の主要都市での新規開発も視野に入れた展開を図っていくとしている。

2012/12/13付1面に掲載。

1698荷主研究者:2013/01/06(日) 11:49:36

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220121212aaap.html
2012年12月12日 日刊工業新聞
データサルベージ、仙台にHDDデータの「複製工場」−被災地で雇用促進

 データサルベージコーポレーション(東京都港区、阿部勇人社長、03・5772・2370)は、水没や壊れて読めなくなったハードディスク駆動装置(HDD)からデータを救出・複製する「クローン(複製)工場」を仙台市に設置する。

 月内に事業母体となる新会社「データサルベージ・ソリューション」を現地に設立し、全国から低コストでデータ復旧を請け負う。内閣府が復興支援で進める「東北未来創造イニシアティブ」の認定も取得しており、被災地での雇用促進と新産業の創出にも貢献する。

 「仙台が創業の地」(阿部社長)だった縁から、東日本大地震直後に現地に駆けつけ、被災した病院などの公共データの無償復旧に加え、事業会社や個人から相次ぐデータ復旧要請に実費のみで応じてきた。

1699荷主研究者:2013/01/06(日) 11:53:02

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2012/12/17 建設新聞
大和リーアルティ 宅地開発の事業計画
宮城県大郷町味明・全体面積約9万㎡対象 148区画592人規模・来年6月にも造成着手

 大和リーアルティ(仙台市青葉区川平4丁目26の34 早坂了悦社主)は、宮城県大郷町に宅地開発を計画している。現在、県と町との間で開発行為の予備協議を行っており、来年6月にも県からの許可を得て、造成工事着手を目指している。造成設計はアーバンアシストが担当している。

 対象となるのは、三陸道松島大郷IC付近に位置する大郷町味明字天神原ほか地内の山林(現状)で、仙台市内はもとより自動車関連工場の集積が進んでいる各工業団地へのアクセスにも容易で、今後の発展が見込めるところ。全体面積9万0818㎡を対象に、148区画、人口592人規模を見込み、宅地のほかに公園や道路、緑地、雨水調整池などを整備する。

 同社では、来年4月にも施工者選定に入り、県から開発許可が降りる6月にも造成工事に着手したい考え。その後はハウスメーカーの参画を募りながら分譲を進めていくとしているが、対象は一般のほか東日本大震災で被災して、防災集団移転事業の対象外になった人たちなど、震災被災者の内陸部への住宅ニーズにも対応。分譲開始は開発許可が下り次第、2016年度をメドに居住開始できるようにしたいとしている。

 このほか、造成工事で発生した土について、早坂社主は「被災地の復旧・復興工事で必要ならば提供したい」と復興工事で不足している盛り土などに貢献したい考えを示した。

2012/12/17付宮城面に掲載。

1700荷主研究者:2013/01/06(日) 12:57:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121222t75005.htm
2012年12月22日土曜日 河北新報
JR仙石・常磐線一部ルート移設 5駅位置変更認可

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 東北運輸局は21日、東日本大震災で被災したJR仙石線と常磐線の一部ルートの移設に伴い、計5駅の位置を変えるJR東日本の計画を認可した。被災区間の復旧に向けた最初の法手続きで、JRは今後、ルートや駅舎構造の変更認可、用地取得などを経て工事に入る。仙石線は2015年度内に全線、常磐線は17年春に原ノ町以北の運転再開を目指す。

 5駅は仙石線が陸前大塚−陸前小野間の東名と野蒜(ともに東松島市)。常磐線が駒ケ嶺−浜吉田間の新地(福島県新地町)、坂元、山下(ともに宮城県山元町)。東名と野蒜は各500メートル、新地は300メートル、坂元と山下は1100メートルずつ内陸側へ移す。

 認可したのは事業基本計画変更で、JRが鉄道事業法に基づき申請していた。仙台市宮城野区の東北運輸局で、長谷川伸一局長がJR東日本の里見雅行仙台支社長、小池邦彦水戸支社長にそれぞれ認可書を手渡した。

 ルート移設で仙石線陸前大塚−陸前小野間は、現行より1.2キロ短くなる。常磐線駒ケ嶺−浜吉田間は逆に600メートル長くなる。JRは沿線住民の強い要望がない限り、5駅の名称は変更しない方針。仙石線は早ければ年明けに、次の法手続きとなるルートなど鉄道施設の変更認可を申請する。

 東北運輸局の長谷川局長は「鉄道の運行再開は被災地の復興に不可欠」と強調。里見支社長は「仙石線の一日も早い運転再開を目指す」と語り、小池支社長も「常磐線復旧にはさまざま課題もあるが、しっかりやりたい」と述べた。

1701荷主研究者:2013/01/06(日) 12:57:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121222t13017.htm
2012年12月22日土曜日 河北新報
石巻線渡波−浦宿間・常磐線浜吉田−亘理間 来年3月再開

 JR東日本仙台支社は21日、東日本大震災で被災した常磐線浜吉田−亘理間(5.0キロ)、石巻線渡波−浦宿間(6.5キロ)の運転を、ともに来年3月16日に再開させると発表した。両線とも復旧区間の拡大に伴い、運行本数を現在よりも増やすなどして、震災前の輸送能力に近づける。

 常磐線浜吉田−亘理間は現行ルートで復旧する。浜吉田駅に折り返し運転に対応した信号設備などを整備。午前9時台の下りを1本増やし、浜吉田−仙台間で下り26本、上り23本を走らせる。震災前は下り30本、上り28本だった。

 このうち朝の通勤・通学時間帯は、上下3本の列車を4両編成から6両編成にし、混雑を緩和する。継続する相馬−亘理間の代行バスは、浜吉田駅バス停を西側の国道6号付近に移設する方向で検討している。

 石巻線渡波−浦宿間も現行ルートでの復旧。海岸沿いの浦宿駅付近は、護岸工事に合わせてホームや線路をかさ上げした。小牛田−浦宿間で上下2本ずつ増やし、震災前と同じ上下各11本を運行する。渡波−女川間を走る代行バスは、浦宿−女川間に縮小する。

 残る運休区間のうち、常磐線相馬−浜吉田間は、2014年春に工事に着手し17年春に運転を再開。石巻線浦宿−女川間は宮城県女川町が15年度再開を要望している。

1702とはずがたり:2013/01/06(日) 19:58:14
>>1700
常磐線の新線部分は高架線になるものと思われるが,この際,複線化も視野に入れた設備にしとくとお洒落なんだが。。無理だよなぁ・・(´・ω・`)

仙石線の開業部分も線形や駅の配線など考えて成る可く仙石間の速達性が発揮出来るようにして欲しい所。

1703とはずがたり:2013/01/07(月) 21:51:29

初期の鉄道が昔からの集落に忌避されて離れた場所に敷設されるのは良くある(大きいところでは京都に名古屋,近場だと磐田も見付ではなく中泉につくられて見付が中心性を十分に発揮出来なくなったし掛川もちょっと離れている)が,ここもそうだったのか〜。
山側移設は古くからの集落に近づけるメリットもありか。

海辺の記憶−被災地をたどる/第2部=山元・坂元/鉄路敷かれ人や物集う
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20121227_12.htm

厚い防潮林に覆われていた山元町坂元地区。手前が磯浜=1973年

地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/tetsu/20121227020jd.jpg

<集落の「生命線」>
 震災で不通になったJR常磐線は集落の「生命線」だった。宮城県山元町は明治期に鉄路が敷かれ、人や物の行き来が増えた。温暖な気候を好んで移り住む人もいた。
 地域の歩みを振り返ると、畑作や養蚕の盛んな純農村と見られることが多いが、古代には沿岸部で砂鉄を採ったとされる。ことしに入り山間部で見つかった製鉄遺跡は、国府多賀城を支えた「相馬の製鉄」の北端が山元だったことをうかがわせる。
 戦国時代は坂元地区を中心に相馬、伊達両氏の領土紛争が頻発した。兵士の血が川を染めた伝承が残る同地区磯浜の「赤川」など、戦乱のエピソードには事欠かない。
 争いは江戸時代の幕開けとともに収束する。坂元地区は大條(おおえだ)氏、山下地区は亘理伊達氏の支配下に入り、田畑が増えていった。
 町内唯一の漁港がある磯浜ではカレイやホッキ貝がとれた。ただ、遠浅で船の出入りが難しい海岸線のため、大きな発展はかなわなかった。
 山下駅に先駆けて1897年に坂元駅が開業すると、仙台や関東方面に木炭や米、繭、そして魚が運ばれた。盛夏には駅構内に魚が山積みになることもあったという。
 暮らしは楽ではなかった。磯浜の元漁師三宅勝雄さん(86)は「みんな農業や出稼ぎとか別の仕事を掛け持ちしていた」と戦後間もないころを思い起こす。「祭りをやるにもみこしが買えず、数年間は小舟を代わりに担いでいた」と語る。

<町外移住相次ぐ>
 常磐線は本来、現在の国道6号沿いにできるはずだった。「汽車の煙や騒音を嫌った内陸の住民が敷設に反対したと聞いている」と話すのは元町職員の庄子喜代子さん(84)。養蚕業に悪影響を及ぼすと考えた住民が多かったともいわれる。
 結局、線路は藩制期以前から中心だった内陸を避け、沿岸部に敷設。戦後は坂元、山下駅周辺の海岸近くに住宅や商店が並び、坂元では中浜の世帯数が増えていった。
 津波はそんな人々の営みを直撃した。町全体で人口の4%に当たる約630人が犠牲となった。
 不通になった常磐線は内陸へ約1キロ移した上で2017年春の運転再開を見込むが「大動脈」が絶たれた地域からは町外へ移住する人が相次ぐ。
 「鉄道が沿岸に敷かれなければ、もう少し事態は違っていたのかもしれません」。庄子さんはやりきれない思いを口にした。(亀山貴裕)

<メモ>赤痢菌を発見した事で知られる仙台市出身の細菌学者、志賀潔は晩年を坂元村磯浜で送った。当初は別荘として建てた貴洋翠荘(きようすいそう)に夏ごとに家族で訪れたが、戦災で東京の自宅を失い移住した。海岸を散歩したり回想録を書いたりして暮らしたという。

◎坂元地区の関連年表

▽16世紀後半 相馬氏と伊達氏の領土紛争が頻発
▽1602年 伊達成実が亘理に入る
▽1616年 大條宗綱が坂元に入る
▽1739年 磯浜沖に黒船が現れ、藩内が騒然となる
▽1870年 亘理藩士らの北海道移住始まる
▽1889年 山下村と坂元村が誕生
▽1897年 常磐線坂元駅が開業
▽1949年 同山下駅が開業
▽1955年 山下村と坂元村が合併して山元町に
▽1960年 チリ地震津波で倒壊家屋が多数出る

1704荷主研究者:2013/01/10(木) 23:41:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121226t15045.htm
2012年12月26日水曜日 河北新報
岩沼の新たな顔に 駅前広場の完成祝い式典

テープカットして完成を祝う関係者ら

 宮城県岩沼市のJR岩沼駅東口に駅前広場が完成し25日、現地で完工式があった。

 式では井口経明市長が「交通の利便性が高まる。にぎわいを作り出してほしい」とあいさつ。関係者らがテープカットし、岩沼中吹奏楽部が楽曲を演奏して、新たなまちの顔の完成を祝った。

 駅前広場は広さ5300平方メートル。一般車やタクシー、市民バスの乗降場が新設されたほか、20台分の有料駐車場、イベントができる広場も設けられた。駅東口の道路も拡幅された。

 岩沼駅前整備は市の長年の悲願。1980年代に土地区画整理、90年代には商業ビルによる再開発が構想されたが、いずれも頓挫した。

 市は2005年度から調査事業に着手し、用地買収方式に切り替えて、7カ年かけて完成させた。08年度からは国のまちづくり交付金の補助を活用した。総事業費は18億円。

1705荷主研究者:2013/01/10(木) 23:44:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121226t12022.htm
2012年12月26日水曜日 河北新報
イオンタウンと住友不動産が「あすと長町」用地取得 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20121225027jd.jpg

 イオングループの商業施設開発イオンタウン(千葉市)と住友不動産が仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」内の用地を取得したことが25日、分かった。商業施設や分譲マンションを建設する方向。あすと長町ではスーパーの立地や計画が相次いでおり、流通関連の激戦区になりそうだ。

 用地はJR長町駅東側の2カ所。21日にあった都市再生機構の入札で、イオンタウンが1カ所(約1万5000平方メートル)を約30億8000万円で、イオンタウンと住友不動産の共同企業体(JV)がもう1カ所(約1万2700平方メートル)を約19億2000万円で、それぞれ落札した。

 イオンタウンによると、同社の既存施設の敷地面積との比較では、取得用地は中規模程度。総合企画部は「商業施設とするが、具体的な計画を話せる段階にない」としている。

 住友不動産も「分譲マンションの建設を予定しているが、建設時期や分譲戸数は決まっていない」と説明している。

 あすと長町ではヨークベニマルを核店舗とするヨークタウンが2009年に開業。ヤマザワもことし6月、用地を取得した。

 流通関連ではスポーツ用品のゼビオ(郡山市)がことし4月に大型店をオープンさせ、スウェーデン家具大手イケアグループも6月に用地を取得している。

 イオンタウン進出について、現地の開発計画に携わる流通関係者は「相乗効果が期待できるものの、スーパー関連を中心に消費者獲得の激戦区になる」と話す。

1706荷主研究者:2013/01/10(木) 23:52:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121229t11027.htm
2012年12月29日土曜日 河北新報
宮城・富谷町人口5万人 市移行への要件達成

 宮城県富谷町の人口が5万人を突破したことが28日、分かった。地方自治法の規定で市制への移行の要件となっている「人口5万以上」を達成した。

 町によると、住民基本台帳に基づく人口は25日に5万人に達し、27日現在5万22人。市制移行は国勢調査の結果に基づくため、町は2015年の国勢調査を経て16年4月の市制施行を目指す。

 町は、仙台市北隣のベッドタウンとして人口流入が続いている。近年は毎年1000人ずつ人口が伸びている。新興住宅地の開発は活発で、現在は明石台東地区で宅地755戸分、成田センター地区で206戸分の整備が進められている。

 県内13市と比べると、「富谷市」は人口で塩釜市(5万5125人、1日現在)に次ぎ10番目の規模となる。

 町村が合併せずに市に移行する場合、人口のほか「中心市街地を形成する区域内の戸数が全戸数の6割以上」など地方自治法や県条例の要件を満たす必要がある。

 町企画部の荒谷敏部長は「市制への準備を一つずつ整え、5万人の都市づくりを進めたい」としている。

1707荷主研究者:2013/01/20(日) 10:57:23
キタ〜〜〜!!!
昭和47年に事業着手!?苦節40年か…。たかだか1.2kmに随分と苦労したねぇ…。案の定、開通効果は絶大なようだ。

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/44094_1.pdf
平成24年12月21日
国土交通省 仙台河川国道事務所
国道45号坂下拡幅が全線4車線で交通開放
〜仙台市内の国道45号が全て4車線で結ばれます〜

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/44252_1.pdf
平成25年1月15日
国土交通省 仙台河川国道事務所
国道45号坂下拡幅が全線4車線開通して
〜4車線拡幅により渋滞長が十分の一に〜

1708荷主研究者:2013/01/20(日) 11:12:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130107t13017.htm
2013年01月07日月曜日 河北新報
宮城県人口1年で2183人増 震災後の大幅減から一転

 宮城県は、県内の推計人口年報(2012年10月1日現在)を発表した。総人口は232万5407人(男113万775人、女119万4632人)となり、1年間で2183人(0.09%)増えた。11年は東日本大震災の影響で前年比2万4941人(1.06%)の大幅減となっており、1年で増加に転じた。

 増減率の高い市町村は表の通り。増加したのは35市町村中、7市町。増加率が最も高いのは前年に続き大和町で、1.92%(495人)だった。前年4位(1.82%)だった大衡村は0.20%の減となった。

 減少したのは28市町村。減少率が最高だったのは前年に続き女川町で、5.86%(489人)。同町の前年の減少率は震災の影響で16.99%に上っており、減少幅は11.13ポイント圧縮した。前年12.49%の減だった南三陸町は9.99ポイント減った。

 減少数が最大だったのは石巻市の1732人(1.15%減)。次いで気仙沼市の1298人(1.88%減)だった。

 人口動態は自然増減数が4024人の減少(出生1万8229人、死亡2万2253人)。死亡率は前年の14.65%から9.57%に減った。社会増減は6207人の増加(転入11万7596人、転出11万1389人)だった。

1709荷主研究者:2013/01/20(日) 11:25:37

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/01/08 建設新聞
コーナン・仙台市に出店届け
ホームセンターコーナンあすと長町店の新設
太白区あすと長町28街区・延べ約6000㎡

 コーナン商事(堺市西区鳳東町4丁目401の1 疋田耕造代表取締役)は、仙台市太白区あすと長町に「ホームセンターコーナンあすと長町店」の新設に向け、仙台市に大規模小売店舗立地法に基づく届け出を行った。

 出店地は仙台市太白区あすと長町土地区画整理事業地内28街区で、敷地面積は1万1860.35㎡。

 計画ではS1F延べ6002.43㎡の施設を建設し、住宅補修用品や家庭日用品、建築資材および工具関連品を取り扱う店舗を出店する。店舗面積は3906.24㎡で、大和ハウス工業が設計・施工を担当。3月の完成、4月開店の開店を予定している。

2013/01/08付1面に掲載

1710荷主研究者:2013/01/20(日) 11:26:53
>>1458
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/01/09 建設新聞
NHK・新仙台放送会館の建設計画
基本設計委託へ公募型プロポの手続きを開始
B1/7F約2万㎡ 21と22日に要項書交付

 日本放送協会は8日、NHK新仙台放送会館の基本設計を委託するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。

 詳細を記した要項書は21日と22日にNHK経理局資材調達部(東京都渋谷区神南2丁目2の1)またはNHK仙台放送局企画総務部(仙台市青葉区錦町1丁目11の1)で交付。5月をメドに委託者を特定する。

 参加資格は、NHKの「測量・建設コンサルタント」に登録している一級建築士事務所で、延べ2万㎡以上(駐車場部分を除く)の建物、放送局あるいは浮き床構造の録音または放送スタジオ、免震構造(住宅以外)の建物の設計実績(設計中を含む)を有する単体または設計JV。

 仙台市青葉区錦町1丁目1の11地内にあるNHK仙台放送会館は、築後50年が経過して老朽化している上、震災の被害を受けたため早期の改築を計画。移転先として仙台市青葉区本町2丁目20地内のホテル仙台プラザ跡地などを取得済みで、新会館建設用地は6556.46㎡としている。

 新しい施設は地下1階地上7階建、延べ約2万0474㎡を想定。大地震など非常時にも放送を持続可能な建物構造およびインフラ設備とする。内部には大型スタジオや公開スタジオ、ニューススタジオ、吹き抜けの視聴者公開スペース、多目的スペースなどを配置。自然エネルギーの活用や電力消費の少ないシステムを導入する。

 基本設計の期限は12月27日までとし、その後実施設計を委託、2015年2月をメドに着工し、17年5月の竣工、18年1月の供用開始を目指す。

2013/01/09付1面に掲載

1711荷主研究者:2013/01/20(日) 11:28:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130110t72012.htm
2013年01月10日木曜日 河北新報
スカイマークが仙台便 札幌、福岡線4月に就航

 航空会社スカイマークは9日、仙台−札幌(新千歳)、仙台−福岡の2路線を4月20日に就航する計画を発表した。同社の仙台便就航は今回が初めて。

 計画では札幌線を1日3往復、福岡線を1日2往復運航する。機材はボーイング737−800型(177人)を使用する。運航ダイヤや運賃は検討中という。

 スカイマークは2012年4月に仙台−成田線の就航を目指したが、計画を見直し、今回の2路線に方針を転換した。

 同社の担当者は「仙台便は観光やビジネスの需要が見込めると判断した。東北の被災地の復興、経済活性化に貢献したい」と話した。

 県空港臨空地域課によると、2路線計5往復の就航が実現すれば、仙台発着の国内線は1日50往復となる。

1712荷主研究者:2013/02/03(日) 13:38:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130113t15020.htm
2013年01月13日日曜日 河北新報
塩釜の歴史遺産、保存を 幕末・明治の遊郭建築、解体の危機

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130113001jd.jpg
解体が迫る「松亀園」に集まった見学者

 歴史的建築物の保存活動を続けている宮城県塩釜市のNPO法人「みなとしほがま」(菅原周二理事長)は12日、東日本大震災で被災し、解体の危機にある同市本町の茶舗「松亀園」(旧えびや旅館)の見学会を開いた。同法人は土地建物の買い取りを目的とした募金活動も始めており、「貴重な建物の保存と活用を」と市民からの協力を求めている。

 建物は江戸末期から明治初期に建てられた木造3階建て。内部は昭和初期まで旅館・遊郭として使われた当時の意匠をとどめる。長押(なげし)に貝殻細工など港町らしいデザインが見られるほか、一面に満開の桜の花が描かれた天井も残る。

 震災による津波で一部浸水し、老朽化が進んでおり、松亀園は昨年11月で店舗での営業を終了。今月中にも解体の予定だったが、東北工大の高橋恒夫教授(日本建築史)らの調査で、歴史的価値の高い建物であることが分かった。「みなとしほがま」が所有者と協議し、解体を延期している。

 高橋教授は「明治初期の木造3階建ては塩釜では他になく、県内唯一の遊郭建築として残していくべきだ。床組みもしっかりして耐久性もある。御釜神社の真向かいにあり、塩釜の歴史を物語る遺産となり得る」とその価値を語る。

 同法人では、1000万円を当面の目標に募金活動を展開。今月中にも解体の中止と保存活用に向けての方針を決めたいとしている。

 見学会には約40人の市民が集まった。見学者の一人は「こういう建物は二度と造ることができない。文化を守るために何とか保存を実現してほしい」と話す。

 見学会は19日午後2時からも開催する。連絡先はNPOみなとしほがま事務局(旧亀井邸)022(364)0686。

1713荷主研究者:2013/02/06(水) 00:05:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130115t11022.htm
2013年01月15日火曜日 河北新報
宮城県・肢体不自由児療育センター 新築移転、11月着工

センターの移転後のイメージ図。右から学校棟、病院棟、県立こども病院

 宮城県は、県立こども病院(仙台市青葉区落合)の隣に新築移転する肢体不自由児施設「県拓桃医療療育センター」(現在地・太白区秋保町)の本体工事を、ことし11月に始める。新センターとこども病院の一体運用に向けた運営主体の一元化も、着工までにめどを付ける。

 完成予定は2015年度。地上4階、地下1階で、屋上にヘリポートを備えた病院棟(81床)と、屋内運動場のある学校棟を設ける。延べ床面積は約1万6300平方メートル。

 新築移転に伴う事業費は当初67億3800万円だったが、東日本大震災の復旧・復興工事の急増に伴う資材費や人件費の高騰で1割程度増える見通し。

 新センターとこども病院は渡り廊下でつなぐ。こども病院は地方独立行政法人「県立こども病院」が運営しており、県は運営主体の一元化に向けた協議を進める方針。

 県は16日、落合地区の住民を対象とした工事の説明会を開く。25日には入所児童の保護者に移転事業の現状を知らせる。

 県障害福祉課の担当者は「新築移転により、入所児童が高度な小児医療を近くで受けられるようになる。地域住民や保護者の理解を得た上で、計画通りに工事を進めたい」と話している。

1714荷主研究者:2013/02/06(水) 00:06:56

>>1433-1436
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/01/15 建設新聞
JR東日本・仙台ターミナルビル 3月着工
仙台駅東口開発初弾工事の施工者選定に着手
東西自由通路拡幅と東口駅ビル新築・延べ約4万㎡

 JR東日本(東京都渋谷区 冨田哲郎代表取締役社長)、仙台ターミナルビル(仙台市青葉区中央1丁目1の1 新妻博敏代表取締役社長)は、仙台駅東口開発の初弾工事となる東西自由通路の拡幅と東口駅ビル新築工事の施工者選定に着手した。

 対象施設は、仙台駅と駅東口のペデストリアンデッキを接続する東西自由通路をはじめ、通路の南北に併設する商業棟2棟や駐車場の車路、駐輪場棟で、全体の延べ床面積は3万9600㎡。ホテル棟や軌道工事の保守基地線改修などは今後、別途発注する。

 対象施設のうち、自由通路は2F延べ1600㎡、商業施設と駐車場を設ける南側の商業棟は地下1階地上7F延べ2万5200㎡、商業施設や鉄道施設、地域貢献施設を設ける北側の商業棟は4F延べ8300㎡、車路は5F延べ3100㎡、駐輪場棟は3F延べ1400㎡となる。

 施工者選定に当たっては、各施設の躯体・外装・外構などをゼネコン2社で結成するJVに、内装・設備などを設備会社にそれぞれ分割し、見積もりなどの提出を依頼。3月の着工に向けて施工者を決定し、15年度内を予定している仙台市営地下鉄東西線の開業に合わせて供用を開始する方針だ。

2013/01/15付1面に掲載

1715荷主研究者:2013/02/10(日) 11:55:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130115t12019.htm
2013年01月15日火曜日 河北新報
仙台のオフィスビル 空き室率、4年ぶりに14%切る

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130114037jd.jpg

 仙台市内のオフィスビルの平均空き室率が昨年12月末時点で13.73%となり、同時期としては4年ぶりに14%を下回ったことが、オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめで分かった。東日本大震災をきっかけに、比較的新しく耐震性が高いビルへの入居が進んだとみられる。

 年末時点としては、復興事業に携わる企業進出などが活発だった11年に続き2年連続で低下。前月比は0.19ポイント下がり、4カ月連続で改善した。

 地区別の前年同月比はJR仙台駅東を除く4地区が低下。泉区など周辺オフィス地区は11.67%で4.65ポイント、青葉区一番町周辺の空き室率は12.69%で2.72ポイントの大幅改善となった。

 JR仙台駅前は13.09%、宮城県庁・仙台市役所周辺は13.75%でともに改善。仙台駅東は3.52ポイント悪化の18.53%。

 市中心部では、07年以降完成のビルが震災前からの好調を維持。青葉区一番町の仙台ファーストタワー(地上24階)、東二番丁スクエア(14階)、同区中央の仙台マークワン(19階)などの入居率はそれぞれによると、90%台後半に上る。

 三鬼商事仙台支店は「築年数の浅いビルには品薄感も出ている。今後も緩やかな改善傾向が続くだろう」と分析。06年以前完成のビルではテナント流出など「空き室率上昇に直面している物件もある」と指摘する。

1716荷主研究者:2013/02/10(日) 11:55:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130115t12018.htm
2013年01月15日火曜日 河北新報
仙台トラストタワー、入居率95%に 災害時の対応が評価

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130114036jd.jpg
震災後にテナントの入居が相次いだ仙台トラストタワー

 仙台市青葉区一番町の超高層ビル「仙台トラストタワー」の賃貸面積に対する入居率が成約分を含め95%に達する見通しとなったことが、所有する都市開発大手の森トラスト(東京)への取材で分かった。市内での事務所移転や新規開設が相次ぎ、東日本大震災前の50%から大きく伸びた。災害時などの事業継続計画(BCP)に対する企業意識が高まる中、制震構造や自家発電を備えている点が評価された。

 タワーは地上37階、高さ180メートルの東北一の超高層ビルで、2010年8月に全面オープンした。延べ床面積は約12万5000平方メートル。森トラストによると、震災前の入居企業は25〜37階に入るウェスティンホテル仙台を含め40社だったが、現在は入居決定済みを合わせ70社に増えた。

 新規開設ではコールセンターが目立つ。昨年はインターネット通販大手アマゾンジャパン(東京)が2月に、健康食品製造販売わかさ生活(京都市)が6月に設けた。

 市内の他ビルからの移転も続き、キヤノンは近くグループ会社の営業拠点を移す予定という。

 タワーは震度6強の揺れに対応できる制震構造が特徴。停電に対応するため、自家発電設備と10万リットルの地下重油タンクも備える。

 震災後に営業拠点を近隣ビルから移した住宅資材大手のナイス(横浜市)は「いかに事業継続させられるか、社員の不安を取り除けるかを重視した」と説明する。

 オフィスビル仲介の三幸エステート(東京)は入居率の大幅アップについて「進出企業による大型契約も目立ち、復興が進む東北経済の象徴にも映る」とみている。

 森トラスト仙台支店は「災害への対応が可能な設備は今後も大きな武器になる。東京など大都市圏とのリスク分散で、仙台に拠点を新設する企業のニーズに応えられる」と話している。

1718荷主研究者:2013/02/10(日) 12:32:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130122t72016.htm
2013年01月22日火曜日 河北新報
格安航空、東北就航へ ピーチ、仙台−関空1日2往復

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府)は21日、仙台空港と関西空港を結ぶ路線を新設し、4月12日に就航すると発表した。東北では初のLCC就航となる。1日2往復で始め、9月1日からは3往復に増やす。同社は「仙台便は大きな市場として以前から計画していた。70〜75%の搭乗率を目標にしたい」と説明している。

 仙台空港発着では、LCCのエアアジアの最高経営責任者(CEO)が昨年10月、将来的な就航を表明した。ピーチはこれに先駆ける形となる。仙台−関西線は現在、LCC以外の他社も含めて運航していない。

 運賃は空席状況で異なり、片道は4390円〜1万8890円。予約後の払い戻しはできない。

 機材は180人乗りの「エアバス320−200」を使う。7月11日までは仙台発が午前9時15分と午後8時45分、関西発が午前7時25分と午後6時55分。

 ピーチは就航発表に合わせ、10月26日までの搭乗分の予約をホームページなどで始めた。

 同社は「関西空港からの乗り継ぎの利便性もアピールし、これまで飛行機を利用していなかった人たちの需要を掘り起こしたい」と今後の取り組みを示した。

 村井嘉浩宮城県知事は「LCCが東北に就航するのは初めてであり、仙台空港の利便性向上はもとより東北の空の旅が飛躍的に便利になる。心より歓迎したい」との談話を出した。

 ピーチは12年3月に関西空港を拠点に就航を開始。国内線は現在、札幌、福岡、長崎、鹿児島、沖縄の5路線、国際線はソウル、香港、台北の3路線ある。今回は6月14日からの関西−新石垣線、9月13日からの沖縄−新石垣線の新設も発表した。

1719荷主研究者:2013/02/10(日) 12:32:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130123t15009.htm
2013年01月23日水曜日 河北新報
仙台空港、国内線今夏最多に 航空各社増便最大61往復

 仙台空港発着の国内線が今年の夏ダイヤ(3月31日〜10月26日)で最大61往復となり、現在の45往復を上回って過去最高となることが22日、宮城県のまとめで分かった。国内の主要空港が発着枠を拡大したことに加え、東日本大震災からの復興事業の本格化で航空需要が高まっていることが背景にあるとみられる。

 夏ダイヤ期間中の定期便数は関西、大阪(伊丹)両線が計15往復から計21往復に、札幌線が13往復から18往復に増便する見通し。福岡線も2往復増の8往復、中部、小松、広島各線もそれぞれ1往復増える。

 全日本空輸は伊丹線を2往復、成田、中部各線を1往復ずつ増便。6月21日〜9月30日には札幌線を1往復増やす。日本航空も伊丹線を1往復増便し、8月は札幌線を1往復多い6往復にする。

 アイベックスエアラインズは小松、広島各線とも2往復にする一方、成田線は休止する。エア・ドゥは6月21日から札幌線を1往復増やして5往復にする。

 スカイマークは4月20日に札幌線3往復、福岡線2往復を新規に就航する。

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは21日、関西線の新規就航を発表した。

 県空港臨空地域課は「4〜6月は仙台・宮城デスティネーションキャンペーンがあり、増便で相乗効果を見込める」と期待する。

1720荷主研究者:2013/02/10(日) 12:34:11
>>1513
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130123t12018.htm
2013年01月23日水曜日 河北新報
仙台・荒井東スマートシティー 15年度実現へ推進母体設立

 仙台市若林区の荒井東地区で検討されている環境負荷の小さい次世代型都市「スマートシティー」構想で、清水建設など参加企業と地元地権者は22日、推進母体の「荒井東まちづくり協議会」を設立した。今後は2015年度の実現に向け、住宅への太陽光パネル設置や情報通信技術を活用した健康管理など具体的な取り組みを話し合う。

 設立総会は仙台市青葉区の仙台商工会議所会館であり、昨年3月設置の準備会を改編した。

 会長には荒井東土地区画整理組合の庄子秀夫理事長が就任。清水建設のほか、トヨタホーム、パナホーム、持ち株会社のNTT、日立製作所が会社として幹事に、仙台市が特別会員になった。

 準備会に入っていなかった大和ハウス工業、電気設備の産電工業(仙台市)、ケーブルテレビ事業のジュピターテレコム(東京)も会員に加わった。

 構想では15年度開業予定の仙台市地下鉄東西線荒井駅(仮称)の南側33.7ヘクタールに、約1600戸の住宅を建設する。居住人口は約3100人を想定。駅周辺には医療機関や商業施設も誘致する。総事業費は未定。

 設立総会では基本方針も決定。「交流・にぎわい」「低炭素」「減災拠点」などを掲げた。家庭内で使用電力が表示されるようにする「見える化」なども検討する。

 庄子会長は総会後、「安全で安心して暮らせる街を実現したい。東西線開業とともにまち開きを目指す」と話した。

 協議会は28日午後2〜4時、設立記念フォーラムを同市青葉区のせんだいメディアテークで開く。低炭素社会に関するパネル討論などを通じ、次世代都市への理解を深める。入場無料。

1721荷主研究者:2013/02/10(日) 13:16:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130129t15010.htm
2013年01月29日火曜日 河北新報
東北大・片平キャンパスの一部 東北学院に14億円で売却

売買契約を締結した里見総長(右)と平河内理事長

 仙台市青葉区にある東北大片平キャンパス南地区の一部をめぐり、同大と学校法人東北学院(仙台市)が進めていた売買交渉が成立し、28日、両者の間で正式に契約が結ばれた。

 売買が決まったのは東北大電気通信研究所が立地する片平キャンパス南地区(広さ5万4700平方メートル)のうち、東北学院大土樋キャンパスに隣接する南端部分の7950平方メートル。

 現在は東北大のテニスコートや駐車場などとして利用されている。契約額は14億円で、引き渡しは来年2月末を予定する。

 東北学院は購入した土地に建物を新設し、狭い土樋キャンパスの利便性向上を図る。新しい施設を利用し、老朽化した土樋キャンパスの古い建物を更新することも検討する。

 東北大の里見進総長は「譲渡を契機に両校の連携を一層深めたい」と話した。東北学院の平河内健治理事長は「両校で学都・仙台の中心的役割を果たす」と述べた。

 東北大は当初、電通研を青葉山新キャンパスへ移転させ、南地区全体を譲渡する方向で交渉を進めた。しかし東日本大震災で移転計画を断念、東北学院から再検討を求められ、一部売却に方針転換した。

1722荷主研究者:2013/02/10(日) 13:16:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130129t15022.htm
2013年01月29日火曜日 河北新報
宮城、13年ぶり転入超 12年人口移動

 総務省は28日、2012年の人口移動報告を公表した。東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の東北3県のうち、宮城県は復興需要による企業の進出などにより、1999年以来、13年ぶりに転入者が転出者を上回った。福島第1原発事故の影響を受ける福島県は、子どもと子育て世代を中心に人口流出が続き、転出超過数が前年に続き全国最多となった。

 宮城県への転入者は5万3183人で、前年比5521人(11.6%)の増。54年の統計開始以来、4番目の増加率だった。東京都など首都圏からの転入が目立ち、企業進出や転勤者の増加が背景にあるとみられる。

 転出者数は4万7114人で6069人の転入超過となった。前年は6402人の転出超過だった。

 仙台市の転入超過数は9284人で、全国の市町村では東京都区部に次いで2番目の多さだった。市区町村別では、前年転出超過だった仙台市宮城野区、若林区、名取市など5市区町が転入超過に転じた。気仙沼市や石巻市は転出超過分が縮小した。

 福島県は転出超過数が1万3843人。前年の3万1381人に比べ大幅に縮小したが、震災前の2010年の2.4倍となっており、依然として人口流出に歯止めがかかっていない。0〜14歳と、その親世代の25〜44歳の転出が際だった。

 市町村別でみると、郡山市の転出超過数が2709人で全国でワースト2位。全国の転出超過数上位20位に郡山、福島(4位)、いわき(5位)、南相馬(15位)の4市が入った。

 岩手県の転出超過数は前年比1058人減の2385人で、12年ぶりに3000人を下回った。復旧、復興事業が本格化する大船渡市は転入者が上回り、陸前高田、釜石、大槌、山田の4市町も転出超過数が減少した。

[人口移動報告] 自治体間の住民の移動状況をまとめた統計。住民基本台帳法の規定に基づく市区町村への転入届を集計している。市区町村を越えて住所を移し、転入を届けた人が対象で、同じ市区町村内で引っ越した人や外国人の移動は反映されない。総務省が原則として月1回、前月分を発表、毎年1月に前年1年間の状況を発表している。

1724荷主研究者:2013/02/24(日) 11:57:08
>>1414
繁華街中心部ではなくて郊外立地になったのか。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130207t12003.htm
2013年02月07日木曜日 河北新報
ユニクロ 仙台に超大型店3月開店 売り場東北・北海道最大

 カジュアル衣料のファーストリテイリングが「ユニクロ」の超大型店「仙台泉店」(仮称)を、仙台市泉区市名坂に3月15日に開店させることが6日、分かった。平屋の建物はほぼ完成している。売り場面積は約3300平方メートルあり、東北・北海道で最大。ユニクロのほぼ全商品に当たる600種類を常時扱う。

 売り場面積は東北のユニクロで現在最大の「イオンモール利府店」(宮城県利府町)などの約1500平方メートルの2倍を超える。全国では東京の「銀座店」(約5000平方メートル)、大阪の「あべのキューズモール店」(3370平方メートル)などに次ぐ4番目の規模となる。

 立地するのは東日本大震災で被災して閉鎖した映画館などの泉コロナワールド跡地で、「ヨークタウン市名坂」の向かい。

 店内は開放感を出すため通路を広く取る方針。商品は低い場所での陳列を多くし、来店客の目に付きやすいようにするという。駐車場は約120台分を確保する。

 近くにあるユニクロの「ヨークタウン市名坂店」は今月17日で営業を終え、低価格の衣料ブランド「ジーユー」に業態変更する。

 ファーストリテイリングは仙台での超大型店出店について「生活が多様化する中、全商品を扱える店舗にすることで、東北各地からの来店が見込める。用地を確保しやすいため、郊外のロードサイドに着目した」と説明している。

 ユニクロ仙台泉店は平日が午前11時、土日が午前10時開店で、閉店は各日とも午後8時。

1725荷主研究者:2013/02/24(日) 12:00:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130207t12002.htm
2013年02月07日木曜日 河北新報
地下鉄東西線開業へ周辺開発加速 期待高まる

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仙台市地下鉄東西線の一番町駅(仮称)の建設が進む青葉通。アーケード街が全面改修され、複合ビル建設も続く=6日、仙台市青葉区一番町

 仙台市地下鉄東西線が2015年度に開業するのをにらみ、商業施設などの整備が市中心部で加速している。JR東日本は近く、仙台駅東口の開発に着手。青葉区一番町周辺ではアーケード改修が進み、複合ビルも年内に完成する見通しだ。市中心部が求心力を増すのは確実で、東日本大震災からの地域経済復興のけん引役として期待が高まる。

<仙台駅周辺>
 JRが始めるのは仙台駅の東西自由通路拡幅と、通路の南北に予定する商業施設の建設だ。3月にも着工予定で、施設は15年度の開業を見込む。

 その後はホテルやオフィス向けの業務施設棟も建てる計画。JRの里見雅行仙台支社長は「東北の玄関口ににぎわいをつくる」と意気込む。

 東口ではヨドバシカメラも昨年、新店舗を開設し、来年春に仙台駅隣接の旧店舗跡に商業ビルを整備する構想もある。同社は「(隣県からの利用も含め)東口は集客面で優位性がある」と語る。

 西口側も東西線効果に注視する。全面改装を昨年終えた、さくら野百貨店仙台店は「仙台駅の拠点性や集客力がさらに高まる」と期待する。

<一番町周辺>
 東西線一番町駅(仮称)ができる青葉通。東一番丁通との交差点近くでは、地上22階の複合ビルの建設が進む。

 1、2階が商業施設、3階が医療モール、4〜22階がマンションとなる計画。震災の影響で完成は当初のことし6月からずれ込み、12月となる見込みだ。

 西側のサンモール一番町商店街では、昨年9月に始めたアーケードの全面改修が3月で終わり、装いを一新する。周辺では仙台エクセルホテル東急跡をはじめ、マンション建設も相次ぎ、居住人口が急増する見通し。

 それだけに小売業界も懸命で、一番町駅に近接する藤崎は「駅開業は商店街の活性化につながる。顧客の取り込みを目指し品ぞろえを充実させたい」と話す。

1726荷主研究者:2013/02/24(日) 12:01:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130208t72012.htm
2013年02月08日金曜日 河北新報
作業用品「プロノ」 東北出店加速 札幌のハミューレ

昨年12月にオープンしたプロノ多賀城店。デザイン性や機能性を重視した商品が好評という

 建設業者や農業者向け用品の専門店「プロノ」を展開するハミューレ(札幌市)は、東北での出店に乗り出している。北海道以外では初の店舗を昨年11月、仙台市内に出店。今年3月までに岩手、宮城両県で計5店にし、同月には岩沼市に物流拠点も開設する。同社は東北を全国展開の足掛かりとする方針だ。

 プロノはデザイン性や機能性を重視し、自社開発した商品が特徴。明るい色の作業服や農作業具は家庭菜園に取り組む主婦にも好評で、防寒具はアウトドア愛好者やOLの購入も多いという。

 東北では昨年11月の仙台六丁の目店(仙台市若林区)に続き、12月に多賀城店(多賀城市)をオープン。3月には仙台、名取、盛岡各市に1店ずつ増やす。さらに8月までに3店を東北に設ける計画だ。

 正社員の地元採用にも取り組む。東北では1月現在5人を採っており、4月にはさらに5人を採用する。来年春の入社では15人ほどを予定する。

 東北出店は当初、青森県で始める方針だったが、東日本大震災の復興関連需要を見込んで宮城とした。商品構成は北海道より積雪日数が少ないことを考慮し、スニーカー型防寒靴、保温性の高い手袋、インナー類を充実させた。

 売り場面積710平方メートルの仙台六丁の目店は約5200種、約4万2000点を扱う。

 ハミューレは「防寒用と1次産業向け商品の多さを生かし、格好良く、かわいく仕事をしてほしい」とアピールする。関東や中部、近畿への出店も目指すという。

 同社は1975年創業で、北海道ではプロノ24店を展開。従業員232人で、年商は47億5500万円(2012年8月期)。

1727荷主研究者:2013/02/24(日) 12:02:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130209t15032.htm
2013年02月09日土曜日 河北新報
「仏壇」明るくおしゃれに 八木研、仙台に東北初の直営店

明るい内装の店内には、リビングに調和する現代仏壇がそろう=仙台市青葉区中央2丁目

 インテリアに調和する「現代仏壇」と名付けた仏壇の卸販売を手掛ける八木研(大阪市)は9日、東北初の直営店「ギャラリーメモリア仙台青葉通」を仙台市青葉区中央2丁目にオープンさせる。東北全体を商圏と位置付けており、仙台営業所も店内に設ける。

 直営では全国11店目で、青葉通に面した店舗の面積は約260平方メートル。明るい内装の店内には、床上や家具の上に置くタイプ、壁掛け型など約100点(3万〜300万円)を並べる。年商1億2000万円を見込む。従業員は6人。

 「現代仏壇」は同社の登録商標で、リビングに置いても家具などと調和するデザインが特徴。核家族化や価値観の多様化、間取りの小さい住居の増加などで、居間に置けるコンパクトな仏壇のニーズは高いという。

 八木研は「新しい文化をつくってきた団塊の世代などに向け、新しい仏壇の情報を発信したい」とPRしている。

 宮城県内では葬祭業ごんきや(塩釜市)が仙台、多賀城両市の計3カ所にフランチャイズ店「メモリア」を展開し、現代仏壇を扱っている。

 8日は内覧会があり、仏具店や葬儀社の担当者が訪れた。店舗の営業時間は午前11時〜午後7時。

1728荷主研究者:2013/02/24(日) 14:00:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130210t13031.htm
2013年02月10日日曜日 河北新報
仙台・広瀬川沿いのマンション建設予定 住民が見直し要望へ

片平公園から望む経ケ峯周辺の景観

 仙台市青葉区霊屋下の広瀬川沿いでマンション建設計画が進み、仙台藩祖伊達政宗をまつる瑞鳳殿をはじめ伊達家3代の霊廟(れいびょう)が立つ「経ケ峯(きょうがみね)」周辺の景観が損なわれる恐れがあるとして、住民らが危機感を募らせている。マンションは景観関係の法令を満たしており、住民は自主的に高さを抑えてもらえないか業者側に申し入れていく考えだ。

 建設予定地は霊屋橋近くの社宅跡地。近隣住民に配布された建築計画によると、高さ20メートル弱、幅約70メートルの建物が広瀬川に沿って建つ予定だ。

 建設予定地は「広瀬川の清流を守る条例」の環境保全区域に指定され、高さや建ぺい率、緑地面積などの制限がある。マンションの高さや建ぺい率などはいずれも条例には違反していない。

 にもかかわらず、住民が危ぐするのは、対岸の片平公園などからの景観が損なわれる可能性があるからだ。「霊屋下・経ケ峯の景観を守る会」を1月に結成、約20人で業者や市への要望活動を行っている。

 「蛇行する広瀬川の流れ、石灯籠があしらわれた霊屋橋、街並みを背に経ケ峯や青葉山がたたずむ景色は仙台で最も美しい河川風景の一つ。それらがマンションで壁のように隠されてしまう」と守る会の佐藤芳宏代表(47)は語る。

 市の景観指針「杜の都景観計画」は「川岸越しの眺望景観や丘陵景観を遮らない高さとする」と定めるものの、高さ制限は条例などが優先。業者側は「樹木を残すなど景観に配慮している。周囲には既に複数のマンションが建っており、景観が大きく変わるとは考えていない」と話す。

 仙台市の景観計画や条例は他都市と比べ厳しいとされるが、良好な景観の維持には不十分との指摘もある。東北工大の大沼正寛准教授(環境造形)は「文化遺産といえる広瀬川流域の景観を守るには、現状の規制では足りず、実際の見え方といった点を加味した地域ごとの規定が必要ではないか」とみる。

 守る会は広瀬川沿いの景観の価値を広く共有しようと10日午前10時半から、片平市民センターで集会を開く。連絡先は代表の佐藤さん080(1826)9097。

1729荷主研究者:2013/02/24(日) 14:02:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130210t13030.htm
2013年02月10日日曜日 河北新報
バスターミナル、4月出発進行 大和・住民増に対応

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工事が進むバスターミナル

 宮城県大和町の交通の要となるバスターミナルが、4月1日に新設される。路線バスや高速バスなどの発着点となり、相次ぐ企業の立地で増加する住民の利便性向上を図る。無料駐車場を備え、仙台市方面に通う会社員や学生らに乗用車からバスに乗り換えてもらう「パーク・アンド・バスライド」を促進。渋滞緩和や二酸化炭素の削減に結びつけたい考えだ。

 ◇

 バスターミナルは、大和町が町役場北側の約7200平方メートルに整備し、総工費は4億1500万円。町や宮城交通などによると、発着予定の路線バスは、町と仙台市地下鉄泉中央駅、泉区鶴が丘を結ぶ3路線で、1日38便が発着。高速バスはJR仙台駅行きと夜行の東京行きが寄る。

 仙台市内の私立高4校のスクールバスが登下校時に合わせて停車。大和町のほか周辺の大郷、富谷、大衡3町村の住民バスも立ち寄る。

 無料駐車場は100台分。町はターミナルでバスへの乗り換える「エコ通勤」の定着を図り、朝夕の仙台市方面の渋滞緩和を目指す。駐輪場は36台分確保している。待合所とタクシープールも併設される。

 大和町の人口は1月末現在2万6603人。トヨタ自動車系の企業の進出などの影響で、増加傾向が続く。町内に鉄道がなく、国道4号の交通量は増している。

 工業団地に向かう車やトラックも多く、町は「交通量を十分に把握した上で、バスターミナルを活用した対策を考えていきたい」としている。

1730荷主研究者:2013/02/24(日) 14:03:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130211t13022.htm
2013年02月11日月曜日 河北新報
宮城県、急行バス運行へ 仙台・地下鉄泉中央駅−大和、富谷

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 宮城県は新年度、大和、富谷両町と仙台市地下鉄泉中央駅を結ぶ急行バス運行の社会実験を実施する。バス停留所の近くに駐車場や駐輪場を整備し、利用者が乗り継ぐ仕組み。公共交通を核としたまちづくりと二酸化炭素(CO2)削減といった環境対策を連動させていく。

 今秋の2カ月間、県の委託を受けたミヤコーバス(仙台市)が、平日朝の通勤時間帯に片道3本を運行する。

 バスは大和町役場北側に4月に開設するバスターミナルを出発し、国道4号を経て泉中央駅周辺に向かう。途中の停留所は富谷町のひより台のみで、所要時間は同区間を走る通常のバスより15分程度早い、約30分を見込んでいる。

 駐車場と駐輪場は、大和町バスターミナルとひより台停留所付近にそれぞれ整備する。泉中央駅発の急行バスは運行しないため、帰路は、現行路線を走るバスなどで戻ってもらう。

 県は新年度、75人以上を目標に実験の参加者を募集する。対象は大和、富谷両町などから仙台市方面に通勤する住民。運賃は県が負担し、参加者は無料になる。

 県は19日開会の県議会2月定例会へ提出する新年度一般会計当初予算案に、関連事業費800万円を盛り込んだ。県は「東日本大震災の前後で人の動きがどう変わったかを把握し、公共交通のあり方を検討する。環境を意識した事業で、今後の可能性を模索したい」と説明する。

1731荷主研究者:2013/02/24(日) 14:06:47
>>1239
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130211t11005.htm
2013年02月11日月曜日 河北新報
仙台南部道路7月移管 宮城県、有償で東日本高速に

 宮城県が管理する仙台南部道路がことし7月上旬をめどに、東日本高速道路へ有償移管される見通しになったことが10日、分かった。実現すれば、仙台都市圏を環状で結ぶ高速道路を同社が一括管理できるようになり、料金設定の統一など利便性の向上や、物流基盤の強化が期待される。

 対象区間は東北自動車道仙台南インターチェンジ(IC)付近から、仙台東部道路仙台若林ジャンクション(JCT)手前までの12.2キロ。

 ことし1月、国が本格的な移管手続きに入ることを了承し、移管時期が固まった。買い取り価格は未定。今後、価格をはじめ、構造物の点検や資産の引き継ぎ、管理業務の移行など詰めの協議に入る。

 仙台都市圏の環状高速道は、東日本高速道路が東北道と三陸自動車道(仙塩道路)、仙台北部、仙台東部両道路を管理。仙台南部道路は県道仙台南インター線に位置付けられ、県道路公社が管理している。現在、東日本高速道路が管理する路線の料金が1キロ30円台なのに対し、南部道路は1キロ55円と割高になっている。管理が一元化されれば、料金や時間割引といった利用者向けのサービスの拡充が図られる。

 南部道路の有償移管は国交省が2011年10月、東日本高速道路への移管方針を表明。同省と宮城県、東日本高速道路の3者が話し合いを進めてきた。県は「移管の実現で利用者は使いやすくなる。被災地に向かう道路網の充実が図られ、復興の加速につながる」と強調した。

1732荷主研究者:2013/03/17(日) 12:03:20
>>1700
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130214t15004.htm
2013年02月14日木曜日 河北新報
JR仙石線、15年全線復旧へ 震災教訓、踏切ゼロに

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 東北運輸局は13日、JR東日本が仙石線の陸前大塚−陸前小野間(6.4キロ)で計画する一部ルートの内陸移設を認可した。仙石線は東日本大震災で被災した高城町−陸前小野間(11.7キロ)の復旧工事に必要な手続きが全て整った。JRは同日、2013年度早々に工事に入り、15年中の全線復旧を目指す方針を明らかにした。

 移設対象は、宮城県東松島市の陸前大塚駅東側から鳴瀬川橋まで。東名、野蒜両駅を高台の市街地復興土地区画整理事業地内に建設し、現行より約500〜600メートル内陸側を走るようにする。両駅の設備は現在と同様にする。

 移設に伴い、陸前大塚−陸前小野間は現行と比べ約1.2キロ短くなる。標高は現在の約2メートルから約22メートルに上がる。用地は東松島市が取得済みで、JRは最終的に買い取る。現ルートは線路撤去後に市に売却する方針。

 7カ所あった踏切はゼロにし、道路と交わる4カ所は全て立体交差化する。震災発生直後に遮断機が下りたままになって渋滞を招き、津波から逃げる住民の妨げになったことを教訓にした。

 JRによると、ルート移設や駅舎建設により、高城町−陸前小野間の復旧費は100億円を超える見通しという。

 認可書は仙台市宮城野区の東北運輸局で、長谷川伸一局長がJR東日本の井上晋一東北工事事務所長に手渡した。

 井上所長は「被災区間の一刻も早い復旧が望まれている。移設認可は大きな前進。15年中の全線開通を目指し工事を進めたい」と説明。長谷川局長は「沿線住民が復興を実感できるように、一日も早い運転再開に努力してほしい」と求めた。

 ルート移設は昨年12月、JRが鉄道事業法に基づき申請していた。

1733荷主研究者:2013/03/17(日) 12:04:59
>>1609
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/02/14 建設新聞
仙台圏初「三井・野村・住友」3社共同プロジェクト
分譲「一番町二丁目計画」大林組の設計・施工で5月着工 ホテル東急仙台跡地4161㎡に免震構造24F2.4万㎡

 三井不動産レジデンシャル東北支店(仙台市青葉区本町2丁目4の6 森永哲郎支店長)、野村不動産仙台支店(仙台市青葉区一番町2丁目5の1 篠雅治支店長)、住友不動産マンション事業本部仙台事業所(仙台市青葉区花京院1丁目4の25 手塚保事業所長)は、仙台圏では3社が初めて共同で分譲マンション開発計画に取り組む「一番町二丁目計画」(仮称)について、大林組の設計・施工で5月初めの着工を予定している。

 建設場所は、ホテル東急仙台が2010年11月末に営業を終了し、現在は既存施設の解体撤去が進められている仙台市青葉区一番町2丁目9の1地内の敷地面積4161.58㎡。青葉通の並木道沿いに位置する都心部の希少な立地環境は、3社が用地取得した昨年夏頃からすでに大きな注目を集めていた。

 建設予定の施設規模は、免震構造を採用したRC・B1/24F延べ2万4180.16㎡で、総戸数は約250戸を見込んでいる。着工は5月初め、完成は2015年5月末をそれぞれ予定している。

2013/02/14付1面に掲載

1734荷主研究者:2013/03/17(日) 12:15:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130215t12020.htm
2013年02月15日金曜日 河北新報
仙台−ホノルル6月就航 ハワイアン航空、週3往復

 米航空会社ハワイアン航空は14日、国際定期便仙台−ホノルル線を6月26日に就航すると発表した。週3往復を運航する。仙台発は札幌を経由、ホノルル発はノンストップとする。同社の仙台空港就航は初めて。仙台市を中心に東北全域の利用客を見込む。

 仙台発の便は水、金、日曜日に運航する。ホノルルは火、木、土曜日に出発する。機材はボーイング767−300ER(264席)型を使用する予定。

 同社の拠点はホノルルで、日本の就航先は仙台が5カ所目。

 昨年7、8月には仙台−ホノルル線の直行チャーター便4往復を運航し、好評だったという。

 同社は「仙台からの直行便の要望が多く、関心は高かった。東北にとってハワイが今まで以上に近くなる。東日本大震災からの復興の一助になりたい」と説明する。

 今回の就航で仙台発着の国際定期便は、ソウル線(週7往復)グアム線(週4往復)上海・北京線(週2往復)台北線(週2往復)と合わせて18往復になる。

 宮城県空港臨空地域課は「ハワイは観光地として人気が高く、利便性の向上が見込める。東北経済の活性化にもつながる」と期待する。仙台−ホノルル線は日本航空が1994〜2003年に最大週6往復を運航した。

1736荷主研究者:2013/03/17(日) 12:25:36
>>1694
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130215t13019.htm
2013年02月15日金曜日 河北新報
仙台港背後地 三井物産が水族館整備 15年春の開業計画

 仙台市宮城野区の仙台港背後地への水族館整備計画で、三井物産は14日までに、横浜・八景島シーパラダイスを経営する横浜八景島などと水族館建設に向け新会社を設立することで合意した。仙台市など関係機関との協議を経て、2015年春の開業を目指す。

 計画によると、新会社は宮城野区高砂中央公園整備地の一部を借り受け「仙台水族館」(仮称)を建設する。事業費は約65億円を見込み、初年度は120万〜150万人の来場者を想定する。

 延べ床面積は約1万平方メートルで、三陸の海を再現した大水槽などの展示施設を整備する。アシカなど水生動物のショーを楽しめるエリアは東北最大級の規模となる。飼育と展示は横浜八景島が主体となる。

 同公園整備地への移転計画が10年に頓挫した経緯があるマリンピア松島水族館(宮城県松島町)の飼育魚類を引き受ける方針も打ち出している。老朽化した松島水族館は新水族館完成後、閉館する見通し。

 三井物産は地元企業にも出資を要請し、カメイ、ユアテック、仙台三越、河北新報社の4社が経営に参画する。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130216t12026.htm
2013年02月16日土曜日 河北新報
仙台水族館、建設発表 三井物産など 市、特区申請を検討

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仙台水族館(仮称)の建設が計画されている高砂中央公園整備地

 2015年春の開業を目指す仙台港背後地(仙台市宮城野区)の「仙台水族館」(仮称)について、三井物産などは15日、建設計画を正式発表した。地元経済界は、震災の影響で減少した交流人口回復への貢献を期待。懸案だった水族館進出を確実にするため、仙台市は復興特区の申請などに向けた検討を進める。

 水族館は三井物産と、横浜・八景島シーパラダイスを経営する横浜八景島、仙台市内の企業4社による新会社が建設。仙台東部道路仙台港インター近くの高砂中央公園整備地(14万5000平方メートル)の一角を市から借り受け、延べ床面積1万平方メートルの水族館を造る。

 新会社は「東北の復興を象徴する水族館」をコンセプトに掲げ、東北の海や川にすむ魚類を多く展示。海生動物のショーを楽しめるエリアは東北最大規模で、開業初年度は130万人の来場者を見込む。

 仙台商工会議所の鎌田宏会頭は「にぎわいの創出につながり、復興の後押しになる。地下鉄東西線の利用拡大にもつながるなど波及効果は大きい」と立地表明を歓迎した。

 同公園整備地への水族館建設をめぐっては、老朽化したマリンピア松島水族館(松島町)の移転計画が、運営会社の仙台急行(仙台市)の資金不足により10年4月の着工目前になって破綻。市は予定していた10億円の出資撤回を余儀なくされた苦い経験がある。

 仙台水族館は、松島水族館の飼育魚類などを引き受け、連携しながら運営する方針も示す。

 奥山恵美子市長は「公園への設置許可や、復興特区申請など条件を煮詰めていく作業が必要」と慎重姿勢を見せつつ、「市民の期待にこたえる水族館ができることは大変うれしく思う」と期待を寄せた。

1737荷主研究者:2013/03/17(日) 13:28:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130219t12013.htm
2013年02月19日火曜日 河北新報
路線拡大、仙台線が試金石 ピーチ・井上慎一社長に聞く

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪府)の井上慎一社長は18日、仙台市内で河北新報社のインタビューに応じた。東北初のLCC路線として、4月12日に就航する仙台空港と関西空港を結ぶ定期便について「予約状況は順調。期待の大きさを感じる」と強調した。「東北に潜在需要がどれほどあるか見極める」とも語り、仙台線が東北の路線拡大の試金石との考えを示した。(聞き手は報道部・長谷美龍蔵)

 −仙台線就航を決めた理由は。
 「当初から路線開設の候補地だった。東日本大震災の影響で、復興事業に携わる関西の方々の需要ができ、気軽に往復できるサービスを提供すれば、多少なりとも復興に貢献できると考えた」

 −1日2往復で始まり、9月1日から3往復に増える。利用見込みは。
 「東北の潜在需要を掘り起こしたい。飛行機で関西に行きたくても、運賃が高く我慢している人たちが大勢いる。せきを切ったようにLCC路線を利用してもらえればいい。関西に親類がいるとか、東北が故郷だとかいう人たちが法事や墓参り、同窓会などに使ってほしい。ちょっとした旅行にも最適だ」

 −搭乗率の目標は。
 「手堅く計算し、70〜75%に設定する。通常運賃は片道4390〜1万8890円。高い方でも既存の航空会社の半額に近い。需要は仙台、関西の往復だけではない。台湾や香港、韓国などアジアから来日する外国人観光客は間違いなく関空経由で仙台に向かう」
 「LCCのコンセプトは『空飛ぶ電車』。電車に乗るように気軽に利用してほしい。ただ、サービスモデルとして了解願いたいこともある。電車と同じように切符購入や改札は無人の自動システム。出発時刻になれば飛び立ってしまう。乗客を待つことはしない」

 −東北で仙台空港以外にも路線開設はあるか。
 「今のところ計画はない。東北の潜在需要は飛ばしてみないと分からない面がある。仙台線の就航でどんな動きになるか、ポジティブに見極めながら前に進みたい」

 −仙台を拠点空港とする可能性は。
 「空港の運営会社とLCCの関係が大きく影響する。例えば関空はピーチの施設使用料を他社よりも引き下げた。LCCはラウンジも何も一切不要なので当然だが、ピーチはその分、運賃を安くできた。その結果、空港利用客が増え、運営会社の収入増となった」
 「収入源を使用料からLCCが連れて来る客に切り替える。仙台空港もそういう切り口で取り組んでもらえるといい」

 −東北での今後のLCC競争をどうみる。
 「過熱すると思う。それは決して悪いことではない。LCCは潜在需要を掘り起こせる。航空の総需要を増やすことにつながれば、東北の復興にも貢献できる」

 <いのうえ・しんいち> 早大卒。90年全日本空輸入社。北京支店総務ディレクター、アジア戦略室長、LCC共同事業準備室長を経て、全日空などの出資による新会社設立に伴い11年から現職。54歳。神奈川県出身。

1738荷主研究者:2013/03/17(日) 13:30:37
>>1623
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130221t12012.htm
2013年02月21日木曜日 河北新報
イケア仙台14年出店 長町に用地、東北初の大型店

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人「イケア・ジャパン」(千葉県船橋市)のミカエル・パルムクイスト社長は20日、船橋市で記者会見し、2014年に仙台市太白区と東京都立川市に大規模店舗を出店すると発表した。

 イケアは現在、仙台市泉区に昨秋オープンした小型店を含め、国内で7店舗を展開。今後は愛知県長久手市にも出店する方針だ。

 パルムクイスト社長は「日本には大きな潜在的な可能性がある」と述べ、出店加速などにより日本での売上高を12年8月期の674億円から、20年8月期までに倍増させる目標を示した。

 イケアは太白区の大規模再開発地「あすと長町」に、大型店の出店用地1万8300平方メートルを取得している。用地はJR東北線長町駅東口近くの国道4号沿い。出店すると、同社としては東北初の大型店となる。

1739荷主研究者:2013/03/17(日) 13:36:13
>>1714
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130222t11014.htm
2013年02月22日金曜日 河北新報
仙台駅再整備、来月着工 東西自由通路拡幅、東口に商業施設

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東西自由通路の完成イメージ。16メートルの幅員と吹き抜けで広い空間を確保する

 JR東日本仙台支社と仙台市は21日、仙台駅2階の東西自由通路を拡幅し再整備する工事を、3月下旬に始めると発表した。JRは商業施設、ホテルなどを建設する駅東口の開発工事にも着手し、自由通路と商業施設は2016年春に完成の見通し。1977年の現駅舎開業後初の大規模改装となり、東北の玄関口にふさわしい駅を目指すという。

 JRと市は今月14日、自由通路の拡幅工事に関する施行協定を結んだ。起工式は3月27日にある。工事費は28億7400万円で、JRが3分の1を、市が残りを負担する。

 通路は北側に広げ、現在の幅6メートルから16メートルにする。3階相当の吹き抜け構造とし、市中心部のアーケード街と同規模の広い空間を確保。屋根はガラス張りにし、通路の中央には樹木を配置して「杜の都」らしさを演出する。

 商業施設は自由通路を挟んで南棟(地上6階)と北棟(地下1階、地上4階)を建てる。入居テナントは未定だが、エスパルなどとの連動も視野に、階層別に異なる業態を誘致するという。北棟は2階に東口初の在来線改札口を新設し、4階に保育園など子育て支援施設も整備する。

 ホテル(地下1階、地上14階)は14年春に着工し、17年春の完成を目指す。客室280で、仙台駅西口にある同規模のホテルメトロポリタン仙台の別館と位置付ける。宴会場がない宿泊特化型で、宿泊料金は比較的高めの設定にする計画だ。商業施設とともに、JR子会社の仙台ターミナルビル(仙台市)が運営する。

 現駅舎の改修工事も行い、3階の新幹線南口に在来線に接続する改札口を新設する。駅東口の北側には駐輪場も設ける。

 JRはホテル北側に業務施設の建設も計画している。東口開発全体の完成は18年度以降になる見通し。総事業費は入札前のため公表していない。

 里見雅行仙台支社長は21日の定例記者会見で「駅周辺ににぎわいをつくり、首都圏などから多くの人を呼び込みたい」と強調。15年度の市地下鉄東西線開業も踏まえ「利用客が使いやすい駅にしたい」と語った。

 仙台駅は現在1日12万9000人が利用し、うち5万〜6万人が自由通路を通行しているという。

1740荷主研究者:2013/03/17(日) 13:37:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130223t12018.htm
2013年02月23日土曜日 河北新報
仙台三越・定禅寺通り館 魅力アップへ改装 床面積を拡大

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、子会社仙台三越の定禅寺通り館が入る仙台市青葉区の141ビルについて、三井不動産所有分の大半の権利を同社から3月1日付で譲り受けることにした。商業スペースに占める同HDの所有割合は現行の6%から61%に拡大する。仙台三越は定禅寺通り館の魅力アップに向け、内外装のリニューアルを検討している。

 141ビルは地下2階、地上6階。同HDは三井不動産が所有する2〜4階の大半の権利を譲り受ける。譲渡額は非公表。エル・パーク仙台が入る5、6階の権利は仙台市などが所有したままで変更はない。

 定禅寺通り館は2008年にオープン。テナントビルをそのまま利用したため、ショーウインドーが少ないなど百貨店らしさを出し切れていないという。今後の改装では外装変更だけでなく、5、6階を含めて回遊性を高める方向。仙台三越は「ビル全体を活性化させたい」としている。

 仙台三越は定禅寺通り館の集客力向上策も計画している。4月2日には1階南側に新たに玄関口を設ける予定で、南側の本館との行き来をしやすくする。今春に吹き抜け構造の1階を一部改装するほか、手荷物の一時預かりカウンターの設置も検討している。

 仙台三越の村上英之社長は「地元百貨店として、今後も重点投資を行う。さらにお客さまが訪れやすい百貨店を目指す」と強調する。

 三井不動産東北支店は所有権譲渡について「仙台三越がより地域に根差すことが、仙台の商業発展にベストと判断した」と説明する。

1741荷主研究者:2013/03/31(日) 22:24:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130302t12004.htm
2013年03月02日土曜日 河北新報
日本生命グループ会社、仙台に事務センター 6月上旬開設

奥山市長(右)に立地表明書を手渡す和田社長

 日本生命保険グループのニッセイ情報テクノロジー(東京)は1日、保険の事務処理を担う「仙台事務サービスセンター」を6月上旬、仙台市内に開設することを明らかにした。

 センターは青葉区一番町3丁目のオフィスビルに入居。請け負った保険契約申込書や保険金請求書を点検したり、データベース化したりする。従業員は約50人で、大半を地元採用する方針。

 和田俊介社長が市役所で、立地表明書を奥山恵美子市長に手渡した。震災前、日本生命仙台総支店長を務めた和田氏は「保険事務は一過性ではなく、大量の仕事がある。ご恩返しの意味を含め、長い目で仙台の復興に貢献したい」と述べた。

 テクノロジー社は1999年の創業。従業員は約1870人、2012年3月期の売上高は約586億円。本社以外に事務サービスセンターを開設するのは初めて。

 市は企業立地促進助成金と民間投資促進特区を活用して支援する。産業振興課によると、震災以降、市内への企業誘致は21件目。

1742荷主研究者:2013/03/31(日) 22:57:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130307t12008.htm
2013年03月07日木曜日 河北新報
TSUTAYA 仙台・泉に大型複合書店 3月中旬開業

3月中旬にオープンする「蔦屋書店 仙台泉店」

 書籍販売やCD・DVDレンタルのTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は6日、複合書店としては国内最大級の「蔦屋書店 仙台泉店」が3月中旬にオープンすると明らかにした。約80万冊に及ぶ書籍のほか、10万枚のDVDなどもそろえる。

 店舗はツタヤをフランチャイズ展開するトップカルチャー(新潟市)が開設する。3階建てで、書籍・雑誌、玩具などを1階で販売。2階はDVD・CDのレンタル、販売コーナーとする。売り場面積は1、2階だけで約1万平方メートルに上る。

 書籍では児童書や絵本も計3万冊そろえる。団塊世代向けに歴史や哲学など人文系の本も充実させ、レンタルDVDでは1940〜60年代の名画も用意。販売CDでは1万枚のクラシックやジャズも扱う。

 1階にタリーズコーヒーが入る。新品や中古のゲームソフトのほか、文具や調理器具、ワイン、輸入食品、バッグなどの旅行用品も扱い、店内で一日中過ごせるような滞在型の「ブック&カフェスタイル」とする。

 立地場所はショッピングセンターなどが並ぶ仙台市泉区大沢の商業エリアの一角。店舗と一体となった612台分の駐車場を備える。

 書店調査会社のアルメディア(東京)によると、店舗面積は札幌市内にある国内最大の他社店舗(8600平方メートル)を上回るという。トップカルチャーとしては東北6県への初出店となる。

 CCCは「例えば本で読んだようなワインを店内ですぐに入手できる。書籍を中心に幅広い商品を扱い、生活スタイルを総合的に提案したい」としている。

 開店は平日が午前9時、土日祝日は午前8時。閉店は午後11時。

1743荷主研究者:2013/03/31(日) 22:58:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130308t12017.htm
2013年03月08日金曜日 河北新報
イオンリテール、仙台・荒町にミニスーパー 3月下旬開店

新しいミニスーパーが開店するドラッグストア跡。イオンは大都市の顧客取り込みを加速させている=仙台市若林区の荒町商店街

 イオンリテール(千葉市)は都市型のミニスーパーを仙台市若林区の荒町商店街に3月下旬にオープンさせる。商品を食品関連など生活必需品に絞るのが特徴。食品スーパーが不足する中心部で、共働き世帯や高齢者、学生を含む単身者らの需要取り込みを狙う。

 イオングループは中期経営計画(2011〜13年度)で大都市での事業強化を掲げ、首都圏では小型店の出店や既存店の買収などを進めている。仙台市内でも13年度中に、同様の店舗を中心部などに数店出す考えだ。

 店名は「イオンエクスプレス仙台荒町店」。集合住宅1階のドラッグストア跡にテナントとして入る。売り場面積は330平方メートル。約1万人が住む徒歩5分圏内を商圏と見込む。駐車場は設けない。従業員は約20人。

 生鮮食品や総菜、冷凍食品など3000〜4000品目を扱う予定。コンビニエンスストア(2000〜2500品目)より充実させる。

 仙台市中心部ではここ数年、中小規模のスーパーが相次ぎ撤退。一方、居住人口は東日本大震災後、被災地からの流入などで増えている。イオンリテールは「コンビニは多いものの、価格や品ぞろえの面で、消費者のニーズをすくい切れていない」と判断した。

 同社は今回の出店について「住環境の変化に伴う店舗の都市回帰となる。手間をかけずに食べられる総菜などを用意する」と説明。今後の出店も見据え「イオンの商品やサービスを都心の自宅近くで利用していただけるようにしたい」と話す。

 イオングループは既に首都圏などで小型スーパー「まいばすけっと」の展開を加速させている。4日には首都圏や関西などで食品スーパーを運営する企業の全株式を、大丸と松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングから取得し、子会社化することも発表。1月には英スーパー大手テスコの日本法人の株式50%も取得している。

1744荷主研究者:2013/03/31(日) 22:59:55
>>1514
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130308t15009.htm
2013年03月08日金曜日 河北新報
ヨーカドー仙台泉店、全面改装 「アリオ」4月27日開業

ショッピングセンター「アリオ」開業に向け大規模改装中のイトーヨーカドー仙台泉店

 セブン&アイ・ホールディングスがイトーヨーカドー仙台泉店(仙台市泉区)を、グループのショッピングセンター(SC)「アリオ仙台泉」として4月27日にオープンさせることが7日、分かった。東北初のアリオとなる。専門店を2倍近くに増やし、生活必需品だけではなく上質感のある商品を幅広くそろえ、消費者の取り込みを図る。

 イトーヨーカドーは核テナントとして残り、5階の建物のうち、地下1階〜地上4階の各階で食品や衣料などを販売する。約30店だった専門店は50〜60店に増やし、全体の売り場面積(約1万6000平方メートル)に占める比率を従来の25%から60%に上げる。

 専門店では、韓国ファストファッション企業イーランドの女性服ブランド「MIXXO」(ミッソ)の国内2号店がオープンする。生活雑貨「ロフト」、乳幼児用品「アカチャンホンポ」、CDソフト「タワーレコード」のほか、傘下の「そごう・西武」のセレクトショップも入り、衣料や化粧品を扱う。

 「アリオ」は2005年から展開されているSCで、今回の店舗は全国15店目となる。

 仙台泉店はイトーヨーカ堂の仙台市内唯一の店舗。売り上げ減などで10年に撤退が検討されたが、東日本大震災後の売り上げ回復を受けて営業継続が決まった。1月から1992年の開業以来初の大規模改装が進められている。

1745荷主研究者:2013/03/31(日) 23:08:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130310t12029.htm
2013年03月10日日曜日 河北新報
仙台塩釜港12年貨物量 仙台、塩釜震災前上回る

 仙台塩釜港の仙台、塩釜各港区の2012年取扱貨物量(速報値)が東日本大震災前の10年を上回ったことが、宮城県のまとめで分かった。石巻港区も10年比で7割まで回復した。復旧、復興工事に欠かせない建設資材などの扱いが拡大し、港の再生を後押ししている。

 仙台港区は3587万729トンで、10年比で108%となった。震災があった11年と比べると6割以上伸びている。完成自動車の取り扱いが最も多く、セメントや石油製品の増加が目立った。

 塩釜港区は326万6880トンとなり、10年比56%の増。取扱量の多い石油製品やセメント、重油だけではなく、金属くずや砂利・砂、木製品も増加率が高かった。

 石巻港区は276万3092トン。10年の68%だったが、11年との比較では64%増加した。復興需要を反映し、震災前は少なかった砂利・砂が大幅に増えている。

 仙台港区の国際コンテナ貨物の取扱量は16万6860TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)で10年の77%まで回復。県が13年の目標に掲げる震災前水準の達成が視野に入ってきた。

 県港湾課は「復興需要で取扱量が増えている。この流れを持続できるよう利用拡大に努めたい」と意気込んでいる。

 仙台塩釜、石巻、松島3港は昨年10月、「仙台塩釜港」に統合された。県は復興に向けた重要な物流拠点と位置付け、東北唯一の国際拠点港湾としてアピールしている。

 開会中の県議会2月定例会に提出した13年度一般会計当初予算案には、輸送効率化が見込める45フィートコンテナを運ぶ車両購入助成費を盛り込んだ。

1746荷主研究者:2013/04/10(水) 23:49:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130314t15028.htm
2013年03月14日木曜日 河北新報
築館バイパス一部開通、アクセス向上 宮城・栗原

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/20130314008jc.jpg

式典の後、開通区間を車でパレードする出席者ら

 宮城県栗原市築館の市街地を走る国道4号の渋滞を緩和する同4号築館バイパスの一部区間が開通し、現地で13日、式典があった。バイパスと同398号が直結することになり、JRくりこま高原駅と東北自動車道築館インターチェンジ(IC)間のアクセスが向上する。

 開通式には栗原市や県、国土交通省、住民ら約150人が出席。佐藤勇市長は「沿岸部の復興を支える命の大動脈。緊急輸送路の確保、地域間交流の促進、産業振興などが大いに期待できる」とあいさつ。出席者がテープカットやパレードを行い、開通を祝った。

 開通したのは総延長7キロ(築館城生野−築館赤坂)のうち、398号につながる中間の1.3キロ(志波姫堀口滝北−築館源光)。南側の1.8キロは既に開通しており、築館IC方面から国道398号が1本で結ばれ、中心部を通らずに市南部からくりこま高原駅などの市東部や登米市方面に抜けられる。

 距離にして0.7キロ、時間にして10分程度の短縮効果が期待される。国交省は未整備3.9キロの用地交渉を進めている。

1747荷主研究者:2013/04/10(水) 23:50:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130315t13019.htm
2013年03月15日金曜日 河北新報
「BRTは仮復旧」明言 里見雅行JR仙台支社長に聞く

被災路線の早期復旧に「精力的に取り組む」と決意を語る里見支社長

 JR東日本の里見雅行仙台支社長は、仙台市内で河北新報社のインタビューに応じた。東日本大震災で被災した気仙沼線柳津−気仙沼間(55.3キロ)の復旧に関し、昨年8月に導入したバス高速輸送システム(BRT)をあくまで「仮復旧」と明言。鉄路復活に向けては「復旧費の負担を含めた課題の解決が道筋になる」と強調した。(聞き手は報道部・長谷美龍蔵)

 −常磐線、石巻線の一部区間が16日に運転再開する。それでも東北のJR在来線は計245.7キロで不通が続く。
 「全国からの支援を受け懸命に復旧作業を続けているが、道半ばという状況。地域の足をしっかり確保するため、今後も精力的に取り組む」

 −気仙沼線のBRTの位置付けは。
 「BRTは仮復旧だ。しかし、安全を確保して鉄道を復旧させるにはいくつかの課題がある」
 「かさ上げされる防潮堤や川の堤防と、鉄道をどう交差させるか決めなくてはならない。避難路の確保も必要。トンネルの両側を津波に流された場所も多く、津波が来たときに乗客がどこへ逃げればいいか考えなくてはいけない。まちづくりとの整合性も重要。(今後の津波に備えるため)ルート移設を検討しなければいけない地域もある」
 「こうした課題が解決できたら、残るのは費用の問題。負担の在り方を議論しなければならない。復旧費は当初、大ざっぱに100億円と言ったが、根拠はない。かなり多額としか言えない」

 −JRによる全額負担は困難か。
 「1事業者が負うべき範囲を超えている。民間企業として過大な負担は避けなければならない。地域の足を守る責任は確かにあるが、国にも負担をお願いしたい」

 −課題が解決されれば鉄道は復旧できるか。
 「復旧か否かでなく、課題をどう解決するかの議論が先。(東北運輸局や沿線自治体などとつくる)復興調整会議で議論を積み重ね、費用問題もその中で解決することが、復旧への道筋になることは間違いない」

 −BRTの利便性向上に力を入れている。
 「鉄道の復旧までには相当の時間を要する。最初から鉄道を目指すより、まずBRTで地域の足を確保する方がはるかにいい。今年夏ごろまでに、BRT専用道区間の多くが完成し、速達性や定時制はさらに良くなる」

 −鉄路以外の選択肢があると暗に示しているようにも見えてしまう。
 「利便性の追求は事業者の義務。他意はない」

 −常磐線相馬−浜吉田間の復旧見通しは。
 「近くルート移設先の用地買収交渉に入れる。来春までの約1年間で交渉を終え、工事に着手したい。再開は2017年春だが、一日も早い復旧に向け努力する」

 −仙石線と東北線の乗り入れ時期は。
 「15年中に仙石線が全線復旧するのに合わせて実現したい。ダイヤ編成は今後だが、朝夕だけでなく昼間も乗り入れるイメージだ。乗り入れ後も多賀城や本塩釜を通り、あおば通−石巻間を結ぶ快速は無くせない」

1748荷主研究者:2013/04/10(水) 23:54:39
>>1742
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130316t12008.htm
2013年03月16日土曜日 河北新報
国内最大級の複合書店 「蔦屋」仙台泉店 きょうオープン

書籍だけでなく雑貨や文具などを豊富にそろえた「蔦屋書店 仙台泉店」

 書籍販売やCD・DVDレンタルなどを扱う複合書店では国内最大級の「蔦屋書店 仙台泉店」が仙台市泉区大沢に16日オープンするのを前に、地域住民らを対象にした内覧会が15日あった。1、2階の売り場面積は計1万平方メートルで、書籍約80万冊をそろえる。

 運営を担うトップカルチャー(新潟市)の清水秀雄社長は現地で記者会見し「インターネット通販を超える本屋にしたい」と強調。今後2年以内に、売り場5000平方メートル規模の店舗を、仙台圏に2店出す計画も明らかにした。

 新店1階にはワインや輸入食品なども並べ、130席のカフェも入る。2階はDVD・CDレンタルや販売、雑貨や文具、ゲームソフトを扱う。ジャズやクラシックの音楽ソフトを充実させるなど中高年層を意識した。売り上げ目標は年間20億円で、商圏は仙台都市圏の30万世帯を見込む。

 トップカルチャーはTSUTAYAをフランチャイズ展開している。東北進出は初めてで、清水社長は「県外企業の出店で、被災地宮城県の安心や安全をアピールしたかった」と話した。

1749荷主研究者:2013/04/21(日) 12:12:54
>>1629 >>1644 >>1700
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130320t75017.htm
2013年03月20日水曜日 河北新報
常磐線ルート移設認可 駒ヶ嶺−浜吉田間、14年春に着工

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130319025jd.jpg

 東北運輸局は19日、JR東日本が常磐線の駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間(18.2キロ)で計画する一部ルートの内陸移設を認可した。JRは近く移設先の用地買収交渉に入る。常磐線は同区間を含む相馬−浜吉田間(22.6キロ)で、2014年春に復旧工事に着手し、17年春の運転再開を目指す。

 移設するのは新地町の新地駅南側から浜吉田駅南側までの約14.6キロで、現行より最大で1.2キロ内陸寄りにする。駒ケ嶺−浜吉田間の距離は約500メートル長くなる。東日本大震災前と同じ単線とする。

 移設区間内の宮城県山元町の坂元、山下両駅は約1.1キロ西側へ移し、高架駅に変える。新地駅は約300メートル南側へ移設する。周辺が約5メートルかさ上げされるため、高架にはしない。

 津波に備え、線路は盛り土構造か高架とする。道路とは全て立体交差させ、現ルートに25カ所あった踏切は全てなくす。新たにトンネルを坂元−山下間に1カ所設ける。

 JRによると、移設区間の復旧費は概算で約380億円という。相馬−駒ケ嶺間(4.4キロ)は現ルートで復旧させる。

 認可書は仙台市宮城野区の東北運輸局で、長谷川伸一局長がJR東日本東北工事事務所の井上晋一所長に手渡した。

 井上所長は「17年春の運転再開に向け大きな一歩。大きな課題となる用地取得は、地権者の理解を得ながら進めたい」と語った。長谷川局長は「復興を実感できるよう一日も早い復旧に努めてほしい」と述べた。

 常磐線は、福島第1原発事故の警戒区域を通る広野−原ノ町間(54.5キロ)も運休中で、復旧のめどは立っていない。

1750荷主研究者:2013/04/21(日) 12:28:58

http://www.minyu-net.com/news/news/0319/news7.html
2013年3月19日 福島民友ニュース
JRバス東北が撤退 高速バス「須賀川・郡山−仙台線」

 福島交通、宮城交通、JRバス東北の3社が共同運行する高速バス「須賀川・郡山−仙台線」から、JRバス東北が今月末で撤退することが18日までに、分かった。4月以降は一部を減便し、残る2社で共同運行する。

 JRバス東北は毎日6往復を運行していたが、収支が改善しないとして撤退を決めたという。

 撤退に伴い4月以降、福島交通は平日に1往復、土、日曜日、祝日に2往復を増便するが、現行に比べ平日5往復、土、日曜日、祝日4往復の減便となる。

1751荷主研究者:2013/04/21(日) 13:50:08
http://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu06.html#6-3
おぉ〜、私が↑で構想したR4との接続改善策に近いではないか!R4と直結はしないもののやはりこの辺りが位置的にベストなのだろう。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130326t13034.htm
2013年03月26日火曜日 河北新報
仙台東部道仙台空港―名取IC間 スマートIC開設へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130326009jd.jpg

 仙台東部道路仙台空港−名取インターチェンジ(IC)間の名取市下増田と飯野坂にまたがる地点にスマートICが開設されることになり、市や関係機関でつくる地区協議会の設立総会が25日、市役所であった。

 総会には市や県、国、県警、地元町内会など関係10機関の委員17人が出席。佐々木一十郎市長を会長に選出した上で実施計画などを決め、2017年3月完成を目指すことを申し合わせた。

 名称は名取中央スマートIC(仮称)。なとりりんくうタウンやイオンモール名取南側に位置し、東部道路と市道飯野坂杉ケ袋線が交差する場所に建設される。対象車種は自動料金収受システム(ETC)車載器を搭載した全車種で、24時間稼働を予定している。

 13年度に実施設計に入り、14年度に着工、3カ年をかけて完成を目指す。総事業費は約27億円。

 市によると、市の震災復興計画で仙台空港北側に予定する国際物流拠点など新産業ゾーンへのアクセスがよくなり、企業誘致や経済振興、幹線道の渋滞緩和、救急医療活動支援に役立つという。

1752荷主研究者:2013/04/21(日) 13:58:17
>>1652-1656 >>1664
車両費は含まれていない(新製は無し?)と思われるが、けっこう安いなー。どうせなら車両は烏山線に導入される蓄電池式電車(EV-E301系)を希望♪
>総事業費は約18億円。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130326t11017.htm
2013年03月26日火曜日 河北新報
JR東の申請許可 仙石線の東北線乗り入れ 東北運輸局

 国土交通省東北運輸局は25日、東日本大震災で被災したJR仙石線の東北線乗り入れに関し、JR東日本が申請していた接続線鉄道事業を同日付で許可したと発表した。

 申請によると、仙石線高城町駅と東北線松島駅付近に約300メートルの接続線を整備する。仙台−石巻間の直通運行により、所要時間は被災前の約70分から10分程度短縮する。輸送人員は1日約3000人を見込む。

 工期は2013〜15年度で、15年度中の乗り入れ開始を予定。震災の津波被害で不通になっている仙石線高城町−陸前小野間の運行再開と同時期の開業を目指す。総事業費は約18億円。

 ダイヤ編成は未定だが、JR東日本は朝夕の時間帯に加え、日中の乗り入れも想定している。

 申請書で同社は、今回の事業を「仙石線沿線市町への復興支援の一環として、仙台−石巻間の時間短縮を図り、仙台圏域の公共交通ネットワークを向上させる」と位置付けた。

 仙石、東北両線の乗り入れをめぐり、宮城県は財政面を含めた支援策を検討している。

1753荷主研究者:2013/04/21(日) 14:00:53
>>1645
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130327t15016.htm
2013年03月27日水曜日 河北新報
大連経由の仙台−北京線 7月運航再開へ

 昨年10月から運休している中国国際航空の国際定期便仙台−北京線(大連経由)が7月に運航を再開する見通しとなったことが26日、分かった。週2往復を予定。運航している上海経由(週2往復)と合わせると北京線は週4往復に戻る。

 7月2日〜10月25日、毎週火、金曜日に運航する。その後の運航は未定。機材はボーイング737−800型(164席)を使用する。

 大連経由北京線は1994年に就航。東日本大震災の影響で運休し、昨年3月に運航を再開したが、機材繰りや、沖縄県の尖閣諸島をめぐる領土問題の余波で昨年10月に運航を休止した。

 中国国際航空仙台支店は「情勢不安は少しずつ落ち着きを見せている。産業関係を中心に中国北部への渡航需要があり、運航の再開を決めた」と説明する。

 仙台空港と中国を結ぶ定期便は、中国南方航空が長春線(週2往復)を運休しているほか、中国東方航空が計画していた上海線の新規就航も延期となっている。

1754荷主研究者:2013/04/21(日) 14:03:40
>>1739
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130328t12007.htm
2013年03月28日木曜日 河北新報
「復興のシンボルに」JR仙台駅再整備着工 駅東口で起工式

工事の安全を祈ってくわ入れする奥山市長(右)ら

 JR東日本は27日、仙台駅2階の東西自由通路を拡幅し、商業施設や新たな改札口などを設ける再整備事業の起工式を駅東口で行った。現在の駅舎が開業した1977年以来初の大規模改修で、2016年春の完成を目指す。

 起工式には約80人が出席し、JRの林康雄常務、仙台市の奥山恵美子市長らがくわ入れを行うなどして安全を祈願した。奥山市長は終了後「市全体の発展につながる事業であり、東日本大震災からの復興のシンボルにもなる」と期待した。

 起工祝賀会でのあいさつで林常務は「東北の中心都市・仙台がますます発展するように事業を通じて寄与したい。より安全で快適な駅づくりを目指す」と述べた。

 東西自由通路は幅を現在の6メートルから16メートルに広げ、屋根との間を3階相当の吹き抜け構造とし、広い空間を確保する。総工費は28億7400万円で、JRが3分の1、市が残りを負担する。

 商業施設は通路を挟む形で、JRが南棟(地上6階)と北棟(地下1階、地上4階)の2棟を新たに建設する。東口初となる在来線改札口を北棟2階に設置する。

 JR東日本は駅東口にホテル(地下1階、地上14階)も建設する。17年春の完成を目標に14年春に着工する。

1755荷主研究者:2013/04/21(日) 14:06:41
>>1417
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130330t11027.htm
2013年03月30日土曜日 河北新報
若林西復興住宅が着工 仙台市、3棟152戸が来春完成

復興公営住宅の完成予想図

 東日本大震災の被災者が入居する仙台市の「若林西復興公営住宅」(仮称)の起工式が29日、若林区若林2丁目の建設地であった。隣接する複合型商業施設との一体的な整備で、2014年3月の完成を目指す。

 ゼラチン製造のゼライス(多賀城市)の工場跡地に、3〜7階の3棟計152戸(延べ床面積約1万1300平方メートル)を建てる。地域住民との交流や災害時の一時避難場所となる広場や集会所も設ける。

 建設はゼライスが主体となり、市が復興住宅として買い取る。敷地は52年間の借地契約を結ぶ。隣接地には10月、食品スーパーやドラッグストア、飲食店などが入る「ゼライスタウン若林」(仮称)がオープンする。

 起工式でゼライスの稲井謙一社長は「一日でも早く仮設住宅から移れるよう完成を急ぎたい」と述べた。

1756荷主研究者:2013/04/29(月) 12:18:50
>>1729-1730
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130401t15004.htm
2013年04月01日月曜日 河北新報
大和の渋滞緩和に一役 バスターミナル開業 町が整備

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130331024jd.jpg
新設されたバスターミナル

 宮城県大和町の交通の要となる新バスターミナルの利用が1日、始まる。路線バスや高速バスの発着点となり、相次ぐ企業立地で増加する住民の利便性向上と、公共交通の利用に伴う渋滞緩和や二酸化炭素の削減につなげる。

 ターミナルは町が役場北側の7200平方メートルに整備し、総事業費は4億2800万円。バス乗降場4カ所、タクシー乗降場2カ所、バス待機場2カ所のほか、無料駐車場100台分、駐輪場68台分を備える。

 平日の発着数は1日約70便。町と仙台市地下鉄泉中央駅、泉区鶴が丘を結ぶ路線バスが発着するほか、JR仙台駅、東京行きの高速バスが寄る。仙台市内の私立高4校のスクールバスや大和町と大郷、富谷、大衡3町村の住民バスも利用する。

 利用開始に先立ち、現地で31日に開所式があり、浅野元町長が「愛着を持ってもらえる施設にしたい」とあいさつ。約60人が出席し、テープカットをして開設を祝った。

 大和町内には鉄道がなく、立地企業の増加などで国道4号を中心に交通量が増している。町は仙台市方面に通う町民らにターミナルで乗用車からバスに乗り換える「エコ通勤」を促し、朝夕の交通渋滞緩和を目指す。

1757荷主研究者:2013/04/29(月) 12:44:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130403t13030.htm
2013年04月03日水曜日 河北新報
ゆるキャラと楽々渡り初め 「金ケ瀬さくら大橋」完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130403005jd.jpg

 宮城県大河原町金ケ瀬地区で白石川に架かる「金ケ瀬さくら大橋」が完成し、開通式が2日、現地であった。接続する南側の陸橋「大谷こ線橋」も同時に開通。町中心部を経ずに南北での行き来が可能となり、慢性的な渋滞の解消などが図られる見通しだ。

 橋は、角田市毛萱と東北道村田インターチェンジを結ぶ約14キロの広域農道整備の一環として県などが建設した。長さ248メートルで、総事業費は周辺道路の工事費を含め24億4800万円。

 南側の陸橋は長さ207メートルで、JR東北線をまたぐ。2010年度に完成しており、さくら大橋の完成に合わせて通行可能となった。

 町内では白石川と東北線が東西に走っており、中心部にある既存の橋や踏切では渋滞が頻繁に発生していた。

 式典には県南地域の首長や地元住民が参加。伊勢敏町長は「農畜産物の輸送や地域交流に利用されると期待している」とあいさつした。

 式典後、住民たちは県や町の観光キャラクターと一緒に渡り初めを行い、完成したばかりの橋から見える川沿いの景色を楽しんだ。

1761荷主研究者:2013/05/03(金) 23:02:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130416t15017.htm
2013年04月16日火曜日 河北新報
「居・医・商」複合市街地に 東北大雨宮キャンパス跡地

 移転計画がある東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区、9.3ヘクタール)の跡地利用を検討するため、東北大と市、仙台商工会議所の三者で設置した「東北大キャンパス移転まちづくり会議」(大村虔一座長)は15日、土地の一括売却を前提として、周辺市街地と調和する一体的利用を求める報告書をまとめた。東北大は、報告書を基に一定の条件を設けた上で一般競争入札を実施、本年度中に売却する意向だ。

 報告書は、跡地のまちづくりのコンセプトを「まちなか暮らしを先導するスマートタウン」と規定。居住機能に加え、医療福祉・健康増進と商業・生活利便の機能を併せ持つ複合市街地とした。

 導入が期待される具体例として、医療モールやスポーツジム、商業施設、災害時に避難場所となる広場などを挙げた。周辺のマンション需要が好調で上杉山通小の児童数が急増していることから、住居は幅広い世代が住み継ぐことができる多様な形態を求めた。

 東北大の計画では、雨宮にある農学部と大学院農学研究科は2015年度中に新青葉山キャンパス(青葉区、82ヘクタール)に移転する。当初は10年度中だったが、地価低迷と東日本大震災を受け延期した。移転費用には雨宮の売却益も充てられる。

 まちづくり会議委員の佃良彦東北大理事は「報告書を最大限尊重し、仙台の発展に役立つ売却が実現するよう努力したい」と話した。

 跡地をめぐっては、06年に宮城県も加わった同様の検討委員会が放送局や文化ホールが核となる活用例を提言した。その後、進出が見込まれたNHK仙台放送局が青葉区本町のホテル仙台プラザ跡地取得を決め、提言は白紙に戻された。

1762荷主研究者:2013/05/03(金) 23:03:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130416t11019.htm
2013年04月16日火曜日 河北新報
仙台市貸し出し自転車 有料化で利用者6分の1に激減

 仙台市は15日、事業開始から1カ月がたったコミュニティーサイクル事業「DATE BIKE(ダテバイク)」の利用状況をまとめた。同じ台数を無料で貸し出した2010年の社会実験時と比べ、1日の利用者は6分の1に減った。市は利用者増に向けPR活動に力を入れる。

 市によると、14日までに登録した会員数は約1800人。1日当たりの利用台数は約100台で、回転率(1台の1日当たりの利用回数)は1回だった。

 10年11月に行った社会実験での登録者数は約5000人。1日当たりの利用台数は約600台で、回転率は事前の予想(2回)を大幅に上回る6回だった。

 市交通政策課は「有料化による利用者の減少は予想の範囲内。スタートから1カ月の利用状況は他都市と比較しても、平均的な数字だ」と説明。「今後は利用促進のため、ツアーなどのイベントを企画してPRを強化したい」としている。

 3月16日にスタートしたダテバイクはコミュニティーサイクルで初めて、自転車に通信機能を搭載して利用時間や料金などを管理する。計100台の自転車を県庁周辺などの専用駐輪場に配備し、携帯電話などを通じ会員登録して利用する。

 利用時間は午前8時〜午後9時。料金は1時間100円(30分延長ごとに100円)で、1日の最大料金は1000円。

1765荷主研究者:2013/05/12(日) 13:44:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130419t12010.htm
2013年04月19日金曜日 河北新報
スカイマークあす仙台就航 札幌、福岡線

 航空会社スカイマークは20日、仙台−札幌(新千歳)、仙台−福岡の2路線を開設する。同社が仙台空港に就航するのは初めて。札幌線が1日3往復、福岡線は1日2往復の運航となる。

 片道の運賃は札幌線が1万〜1万6800円、福岡線が1万〜1万8800円。機材はともにボーイング737(定員177人)を使用する。

 同社は「利便性の向上と潜在的な航空需要の開拓を図る。東北の観光振興と震災復興に少しでも役立ちたい」と説明している。

 宮城県空港臨空地域課によると、スカイマークを含めた仙台空港発着の国内線は1日58往復で、震災前の40往復を大きく上回り過去最高となる。

1766荷主研究者:2013/05/12(日) 14:29:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130419t12029.htm
2013年04月19日金曜日 河北新報
沿岸部の地元購買率が低下 商店の被災、浮き彫り 2012年商圏調査

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130419005jd.jpg
県内の商圏と商圏人口

 宮城県内の消費者が買い物をする地域を調べる県の2012年消費購買動向調査(商圏調査)の結果が18日まとまった。東日本大震災の被害が大きかった沿岸部では、地元で買い物をすると回答した割合を示す地元購買率が、08年の前回調査から軒並み低下。日常的な買い物をする商店などが、震災で大きな打撃を受けた実態があらためて浮き彫りになった。

 沿岸23地区(「平成の大合併」前の旧市町村単位や仙台市の区)のうち、15地区で、食料品などの「最寄り品」の地元購買率が低下した。

 津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町の旧志津川町地区は19.1%と57.5ポイントの大幅低下。同町の旧歌津町地区も12.5%で22.7ポイント下がった。住民の多くが仮設住宅に住む登米市や、浸水を免れた商業地域がある石巻市、一部商業地域が比較的早く復旧した気仙沼市などに買い物先を移していた。

 地元購買率の低下は、16.3ポイント下がった気仙沼市の旧本吉町地区(28.7%)、9.2ポイント下がった利府町(80.9%)、8.7ポイント下がった東松島市の旧鳴瀬町地区(2.5%)でも目立った。

 調査では商圏の変遷も分析した。12年の商圏は図の通り。08年以降に仙台港後背地に大型商業施設が集積した影響で、仙台宮城野という新たな商圏が形成された。白石、旧中新田の2商圏は他商圏に買い物客を奪われるなどし、消滅した。

 吸引人口が最も伸びたのは、旧志波姫で47.5%増。41.3%増の名取、18.1%増の富谷が続いた。吸引人口を最も減らしたのが多賀城で47.8%減。次いで18.7%減の旧気仙沼、17.6%減の仙台太白だった。

 商圏人口が最も多いのは仙台青葉で、県北や県南からも集客する超広域型の商圏を形成。仙台太白などが吸引人口が10万人以上の広域型、多賀城などが2万人以上の地域型、旧志波姫が地区型だった。

 震災のため調査は12年11月に1年遅れで行われた。

[商圏調査]1978年から3年ごとに実施しており、12回目。公立小3年の児童の保護者が対象で、今回は調査票1万4864枚を配布し、回収率は80.7%だった。合併前の旧市町村単位で調べている。商圏形成の条件は、(1)買回品の地元購買率が30%以上(2)他市町村からやって来る買い物客が15%を超える−の2点。

1767荷主研究者:2013/05/12(日) 14:29:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130420t12008.htm
2013年04月20日土曜日 河北新報
上質・和風テーマに刷新 イオンモール名取・改装オープン

リニューアルオープン初日、大勢の買い物客でにぎわったイオンモール名取

 イオンモール名取(宮城県名取市)が19日、リニューアルオープンした。上質感と和風文化をコンセプトに、東北初進出の12店舗を含む24テナントが新たに加わった。既存36店舗も改装や店内移転しており、刷新規模は2007年の開店以来最大となった。

 眼鏡店「カネコオプチカル金子眼鏡」、生活雑貨「倭(わ)物やカヤ」、セレクトショップ「PLST(プラステ)」などの専門店のほか、和風食堂「ひかり屋」が東北初出店した。子ども服やレコード店も充実した。総テナント数は170店で変わらない。

 午前9時の開店から1〜3階の売り場は買い物客でにぎわった。仙台市太白区の主婦梅崎有喜さん(31)は「初めての店もあり見て回るだけで楽しくなる。家族でまた来たい」と笑顔を見せた。

 5、6月にも新規店のオープンを予定する。イオンモール名取は13年度、前年度を100万人上回る1100万人の来館者を目指している。

1768荷主研究者:2013/05/12(日) 15:40:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130423t12026.htm
2013年04月23日火曜日 河北新報
NECトーキン 本社敷地の一部売却へ 雇用規模は変わらず

売却が決まったNECトーキン仙台事業所の敷地の一部。事務棟(右)などが取り壊し対象になる=仙台市太白区郡山

 NECトーキンは、登記上の本社となっている仙台事業所(仙台市太白区郡山)の敷地の一部2万6000平方メートルを大和ハウス工業などに売却することを決めた。新たに物流施設の整備などを検討している。仙台事業所の雇用規模や業務内容に変更はない。

 売却用地は仙台事業所の西側にあり、総敷地面積の3割に当たる。事務棟と休止中の金属材料工場が建っており、年内に事務機能の移管と建屋取り壊しを終え、大和ハウスなど2社に引き渡す。売却額は非公表。

 仙台事業所は現在250人が勤務し、磁性材料や金属材料の生産、研究開発拠点となっている。NECトーキンは「遊休資産活用のため土地売却を決めた。雇用規模、仙台が研究開発の中心という位置付けに変わりはない」と話している。

 仙台の本社所在地は、NECトーキンの前身となる「東北金属工業」の創業の地。1984年完成の白石事業所(白石市)や海外工場への生産移管が進んだことから、最盛期の3分の1の製造ラインが稼働を停止していた。

1769荷主研究者:2013/05/12(日) 15:45:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130425t75017.htm
2013年04月25日木曜日 河北新報
仙台空港 利用者震災前水準に 12年度269万人

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130424036jd.jpg

 仙台空港の2012年度の利用客数(速報値)が前年度比46.2%増の269万9082人となって10年度実績を上回り、東日本大震災前の利用水準にほぼ戻ったことが24日、宮城県のまとめで分かった。震災の復旧・復興需要を背景に、国内線の利用客が順調に伸び、国際線も回復傾向を見せている。13年度は新規就航が相次ぐため、県は一層の利用客増を見込んでいる。

 12年度の利用客は、国内線が前年度比41.5%増の251万3224人、国際線が2.68倍の18万5858人だった。国内線は11年7月、国際線は同年9月に定期便が運航を再開して以降、回復が続いている。

 利用客の推移はグラフの通り。12年度実績を年度末期に震災が起きた10年度実績と比べると、国内線、国際線の合計で2.9%上回った。09年度との比較では96.4%まで回復した。

 県は13年度、08年度以降リーマン・ショックの影響で下回っていた「300万人」超えを目指す。今月は格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが関西線、スカイマークは札幌線と福岡線の運航をそれぞれ始めた。6月はホノルル線が開設され7月には大連経由の北京線が再開する予定。

 14年度中の仙台空港の民営化を目指す県は、年間利用者600万人を将来的な目標に掲げる。県は「目標を達成するにはまず300万人まで戻すことが必要。利用客のさらなる増加へ活性化策を講じたい」と話している。

1770shusan:2013/05/13(月) 17:04:09
荷主研究者さんの「仙台都市圏の交通を考える」を見て、良くまとめてあると関心した。
私も仕事で仙台に月に1回以上出張し、JR在来線を利用しており何時も不便を感じている。
東北線の上り、下りの発着電車が仙台駅の為に乗換えが不便である。
多分、仙台駅北側に車両基地があるので、発着が仙台駅になっているのだろう。
仙台駅を途中駅にしてしまえば、仙台駅のホームを有効利用でき増発が可能と思う。

1771荷主研究者:2013/05/15(水) 01:13:55
>>1770
>shusan様
書き込みありがとうございます!!本当に仙台都市圏のJR在来線のダイヤには不満を感じてしまいますよね。

拙web「仙台都市圏の交通を考える」に掲げたダイヤのデータなどは古いままなので恥ずかしいのですが、最新のダイヤでも私が指摘したような問題点は特段改善されていないのは残念なところです…。

今後は仙石線の東日本大震災による不通区間の復旧や仙石線⇔東北本線の乗り入れ運転開始が予定される2015年に仙台都市圏のJR線のダイヤは大きく変化することが予想されるので、まずはそれを楽しみにしております。同じようなタイミングで地下鉄東西線も開通しますし、仙台都市圏の鉄道網の更なる飛躍を夢見ております(笑)。

これからもご意見・ご感想等ございましたら掲示板に書き込んで頂けると嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。

1772荷主研究者:2013/05/19(日) 15:01:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130504t11028.htm
2013年05月04日土曜日 河北新報
駅舎落札率100%相次ぐ 仙台市地下鉄東西線工事

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130504_m1-001.jpg

 2015年度開業に向け仙台市が進める地下鉄東西線の駅舎建築工事で、予定価格と同額やほぼ同額の落札が相次いだ。復興事業の本格化に伴う資材費の高騰や技術者不足に加え、地下鉄工事特有の業界事情などが背景にあるようだ。低価格入札が相次いだトンネルなどの本体工事とは状況が一変した。

 全13駅の本体工事と駅舎建築工事の入札結果は表の通り。

 駅舎建築工事の入札は2012年7月〜13年2月に行われた。2〜3JVが応札した卸町、荒井の両駅のほかは、1JVしか参加しない単独入札だった。予定価格と同額の落札が4件あり、ほぼ同額の99.8%以上も7件に上った。

 最も落札率が低かったのは荒井駅の85.6%で、13件の平均落札率は98.5%。トンネル掘削などの本体工事と工期が重なっている事情もあり、いずれも本体を受注したJV筆頭企業が組んだJVが落札した。

 落札率の上昇は、仙台市以外の入札でも起きている。生コンクリートなど資材費や人件費が急騰し、予定価格が実勢価格を正確に反映していないのが理由とされる。

 ただ、東西線の場合、応札がなかったり予定価格を上回ったりする入札不調は起きていない。業界関係者は「地下鉄工事をやれるゼネコンは全国で30社ほど。技術者確保が大変で採算も厳しいが、不調となればゼネコンの社会的な責任にも傷が付く」と特有の業界事情を解説する。

 06年9月〜10年7月に行われた本体工事の入札は、公共事業の削減や談合事件の摘発が相次いだ影響で、落札率50〜60%の「たたき合い」が続発。平均落札率は76.1%に下がった。

 不良工事や下請けへのしわ寄せが懸念されたが、契約時点で約190億円の経費が縮減された。市内部からは「震災前に駅舎も一括発注していれば安上がりにすんだ可能性もあった」との嘆きも漏れる。

 市交通局東西線建設本部は「15年開業に間に合わせるのが至上命令だ。開業後の経営健全化に向け、経費削減や利用者を増やす取り組みに力を入れる」と話している。

1773荷主研究者:2013/05/19(日) 15:49:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130510t12010.htm
2013年05月10日金曜日 河北新報
エース損保、仙台に拠点 地元採用60人 12月業務開始

立地表明書を手渡すヘイガー氏(左)

 エース損害保険(東京)は9日、保険金支払い業務拠点を仙台市に開設することを表明した。「保険金カスタマーセンター」として、12月に業務を始める。東京に集中していた支払い業務を仙台で分担し、二大拠点体制とする。

 青葉区の仙台トラストタワーに入居。自動車や火災、医療など各保険に関する請求の受け付けから、原因調査や査定、支払いまでを担う。従業員約70人のうち60人を地元で採用する見通し。

 市役所を訪れた社長兼最高経営責任者(CEO)のジェフ・ヘイガー氏は「優れた人材が確保できる点や東京からのアクセスの良さなどで仙台を選んだ。東日本大震災からの復興へ少しでも貢献したい」と述べた。

 立地表明書を受け取った奥山恵美子市長は「事務系の求職が多く、ニーズに合う新たな雇用先が生まれるのはうれしい」と期待した。

 エース損保はスイス・チューリヒに拠点を置く「エース・グループ」の日本法人として1999年に誕生。従業員約570人で年商は538億円(2012年3月期)。

1774荷主研究者:2013/05/19(日) 15:53:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130512t12031.htm
2013年05月12日日曜日 河北新報
未来の仙台支える拠点に あすと長町基盤整備工事完了

記念碑の除幕をし、完工を祝った記念式典

 仙台市が市南部の副都心としてJR長町駅周辺で開発を進めてきた「あすと長町土地区画整理事業地区」(太白区、82ヘクタール)の基盤整備工事が完了し、市と施工者の都市再生機構(UR)は11日、同地区のHALEOドームで記念式典を開いた。

 市や立地企業などの関係者約150人が出席。地元の小学生や町内会長らが記念碑の除幕を行い、拍手で事業の節目を祝った。

 奥山恵美子市長は「計画から約20年。多くの人がこの日を待っていた。未来の仙台を支える拠点地域にしたい」とあいさつ。URの石渡広一東日本都市再生本部長は「歴史ある街並みと近代的な都市機能が融合した地域。活力あふれる町になってほしい」と期待した。

 あすと長町の土地区画整理事業は1997年に始まった。総事業費は約1128億円。移転補償をめぐる地権者との交渉難航や東日本大震災の影響で、工事終了は当初予定の2010年末から2年余りずれ込んだ。

 区画内にはヨークベニマルを核店舗とするヨークタウンが09年に開業したほか、イオンやスウェーデン家具大手のイケアが用地を取得している。14年度には市立病院が移転、開院する予定。

 保留地の販売率は13年3月末現在、77.9%(面積ベース)。URは14年度から地権者との清算を始め、18年度の事業完了を目指す。

1775荷主研究者:2013/05/29(水) 23:39:45
>>1212
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130514t11035.htm
2013年05月14日火曜日 河北新報
国連防災世界会議 15年、仙台で開催 復興の歩みを発信

 仙台市が誘致を目指していた2015年の国連防災世界会議について、政府は14日、同市を主会場に開催することを閣議で了解した。会議には各国や国際機関、民間団体などから延べ約6万人が参加する見込みで、東北で開かれる国際会議では最大規模。仙台市は、東北の被災地と連携し、東日本大震災の教訓と復興に向けた歩みを世界に発信する。

 防災世界会議は15年3月、約1週間の日程で開催。約5000人が出席する本体会合は仙台国際センター(青葉区)の隣接地に整備するコンベンション施設で開かれる。関係機関や非政府組織(NGO)が主催する関連会合は、宮城県内の被災自治体のほか、岩手、福島両県でも開催される見通し。

 閣議後の記者会見で古屋圭司防災担当相は「新たな防災戦略を策定する世界的に極めて重要な会議。震災の教訓を生かすため、政府一体で取り組む」と述べた。

 奥山恵美子市長は「多くの方々のご支援で誘致が決まり、大変うれしく思う。大規模災害を経験した教訓を世界に発信したい」と語った。

 仙台市は11年5月、同会議の誘致を表明。国連への働き掛けとともに、世界防災閣僚会議(12年7月)など国際会議の開催実績を重ねてきた。国際センター隣接地に、大規模コンベンション施設の建設にも着手していた。

 同会議には、仙台市のほか、新潟市も新潟県、同県長岡市との連名で開催地に立候補していた。

[国連防災世界会議]大規模な自然災害の被害軽減に向け、10年間の国際的な防災戦略を策定する。1994年に横浜市で初開催。兵庫県が誘致した2005年の会議には、168カ国、78の国際機関、161のNGOなどから延べ約4万人が参加した。

1776荷主研究者:2013/05/29(水) 23:40:29
>>1775
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130515t11024.htm
2013年05月15日水曜日 河北新報
市民・企業の参加課題 15年の国連防災会議、仙台開催

神戸市で開かれた2005年の国連防災世界会議

 仙台開催が14日決まった2015年の国連防災世界会議は、仙台市が誘致実現を強く推進してきた。市は東日本大震災の教訓を世界に発信するとともに、経済復興の起爆剤として位置付ける。開催効果を最大限生かすには、市民や地元企業を巻き込んだ企画の立案や運営などハード、ソフト両面での体制づくりが欠かせない。

 市は11年5月、防災世界会議の誘致を表明した。昨年12月には、懸案だった大規模コンベンション施設の整備に着手。青葉区の仙台国際センター隣接地に約3000平方メートルの展示機能を備えた施設を十数億円かけて建設する。14年末までに完成させ、同会議がこけら落としとなる見通しだ。

 市は誘致表明とほぼ同時期に、震災で落ち込んだ交流人口の回復に向け「コンベンション都市」を目指すと宣言し、国際的な閣僚会議開催などを実現させた。こうした機会を通じ、民間企業との協力による開催支援のノウハウを蓄積。東北大と連携協定を結ぶなど関係機関とのネットワークも強化した。

 防災世界会議については、市はこれまで、政府、国連との交渉を中心に進めてきた。今後は、復興や防災・減災の取り組みを着実に進めながら、会議を一過性の催しに終わらせないため、市民や企業の参加を促す仕掛けが必要となる。

 奥山恵美子市長は14日の記者会見で「震災時に発揮された地域の力を世界に伝えることが、市民の誇りとなるだろう」と強調。「防災訓練などで会議開催をPRし、市民レベルで企画を提案していきたい」と意気込んだ。

 05年に防災世界会議が開かれた神戸市には、防災関連の国際機関や研究所が集積し、具体的な成果に結びついた。仙台市のベテラン市議は「会議が地域にもたらす長期的利益を早期に明示することが、官民一体となった機運の醸成に不可欠だ」と指摘する。

1777荷主研究者:2013/05/29(水) 23:43:12
>>1609
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130514t12007.htm
2013年05月14日火曜日 河北新報
仙台・エクセル東急跡地 高層マンション着工

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130513023jd.jpg
「ザ・青葉通レジデンス」の完成予想図

 仙台市青葉区一番町の旧仙台エクセルホテル東急跡地を活用した大規模マンション「ザ・青葉通レジデンス」が13日、着工した。三井不動産レジデンシャルと野村不動産、住友不動産(いずれも東京)の3社による共同事業で2015年3月の完成を見込む。

 敷地面積約4160平方メートルに251戸入居の24階建てを建設する。免震構造とオール電化システムを採用し、非常用発電機や防災備蓄倉庫も備える。各戸の専有面積は60〜135平方メートル。ことし9月から販売する。価格は未定。

 13日は青葉区の桜岡大神宮で安全祈願祭があった。三井不動産レジデンシャルの森永哲郎東北支店長は「市中心部の好立地の物件。安心安全に配慮した居住空間を提供したい」と語った。

 仙台エクセルホテル東急は10年11月に営業を終了。12年8月に3社が土地を取得した。

1778荷主研究者:2013/06/02(日) 15:20:19
>>1686
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130529t11025.htm
2013年05月29日水曜日 河北新報
仙台市コンベンション施設 基本設計完了、予想図を公開

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130529018jd.jpg
新たなコンベンション施設の完成予想図

 仙台市は28日、青葉区の仙台国際センターに隣接して整備するコンベンション施設の基本設計をまとめ、完成予想図を公表した。仙台開催が決まった2015年3月の国連防災世界会議が、新施設のこけら落としとなる。

 一体的な利用を見込む国際センターと同様、灰色と茶色を基調とした外観を採用する。鉄骨2階で延べ床面積5800平方メートル。広さ3000平方メートル、天井高9メートルの展示室と四つの会議室を備える。渡り廊下で1階と国際センター2階をつなぐ。

 当初十数億円を見込んでいた総事業費は、民間事業者からの意見を反映させて控室を増やしたり、廊下を広げたりしたため約20億円に増えた。来年3月に着工し、同年12月に完成させる。

 調理関係では市内のホテル関係者が求めていた再加熱を行える設備などを整える。料理は外部から運び込む。

 国連防災世界会議は、約5000人が参加する本体会合を新施設で、分科会を国際センターや東北大川内萩ホールなどで開く予定。

 奥山恵美子市長は定例記者会見で「大規模な医学系学会に不可欠な関連機器の展示会にも対応できる。大規模な会議の誘致に積極的に取り組みたい」と話した。

1779荷主研究者:2013/06/16(日) 17:10:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130529t12021.htm
2013年05月29日水曜日 河北新報
サイバー攻撃からインフラ防御 多賀城に研究拠点開設

模擬プラントの一つ、組立工場の生産ラインとロボットを再現した実験装置

 対サイバー攻撃の研究拠点となる「制御システムセキュリティセンター(CSSC)」が宮城県多賀城市内に完成し、28日、現地で開所式が行われた。産業技術総合研究所(産総研)と民間企業が運営主体となり、発電所や工場といったインフラを防御するシステムの開発を進める。

 市内のインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」に拠点を置く。国から20億円の補助を受け、研究棟の1フロア(約1600平方メートル)に模擬プラント室、システム評価室、演習室などを整備した。研究員20人程度が常駐する。

 模擬プラントはビル監視、組立工場、火力発電所など7種類。それぞれの制御システムにコンピューターウイルスによる攻撃を仕掛け、防御レベルの向上を図る。

 CSSCには、産総研のほか東芝、日立など計18社・団体が参加している。来年3月をめどに防御システムの国際的な認証機関の立ち上げを目指す。

 28日は関係者約170人を招いた開所式が行わた。CSSCの新誠一理事長は「高度化するサイバー攻撃への対抗技術を多賀城で生み出していきたい」と意欲を語った。

1780荷主研究者:2013/06/16(日) 17:26:56
>>1044
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/05/30 建設新聞
仙台市役所 JR仙台駅・駅前広場の再整備 来月にも東口駅前広場を発注へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/130530SedStPlaza-b.jpg

 仙台市は、JR仙台駅駅前広場の再整備を計画しており、早ければ来月にも東口駅前広場を発注する。

 再整備計画は、仙台駅周辺地区における交通結節機能を強化するため、西口と東口の駅前広場や駅の東西自由通路を一体的に整備し、東北の玄関口にふさわしいまちづくりを目指すもの。

 Ablock(=左図参照)の東口駅前広場については西口および東口駅前広場の機能分担を図るため、観光送迎バス乗降場を西口から移動。また、高速バス乗降場を方面別に集約化するため、中長距離便高速バスを東口に配置する。西口駅前広場のBblockは、自家用車の降車スペースを拡大し、降車・乗り換えの利便性を向上。Cblockは、ロータリー周辺部やバスターミナル出入口の輻輳を改善するため、バス、タクシー、自家用車の車両動線を分離。タクシープールはバス降車場の設置により運用範囲を縮小する一方、福祉タクシー乗り場を設置するなど利便性を向上する。JR仙台駅と地下鉄東西線相互の乗り継ぎ向上のためのエスカレーターやバリアフリーに対応したエレベーターの整備を。Dblockは、新たなバスアイランドを設置し、路線バスの乗降場集約化による利便性の向上、JR仙台駅と地下鉄東西線相互の乗り継ぎ向上のためのエスカレーターやバリアフリーに対応したエレベーターの整備を行う。

 工事内容は、Ablockがバス停整備や身障者用駐車場上屋整備、舗装工事など。Bblockが舗装工事など。Cblockがバス乗降場新設、エレベーター整備、エスカレーター整備、上屋整備、階段整備、舗装工事など。Dblockがバスアイランド新設、上屋整備、エレベーター整備、階段整備、舗装工事などをそれぞれ実施する。

 今後、Ablockは2013年度での整備完了、Bblockも今年度で着工し13年度での完了を予定、Cblockは今年度から14年度で工事着手、Dblockについては15年度以降の着工を目指している。

 なお、詳細設計はセントラルコンサルタントが担当した。

2013/05/30付宮城面に掲載。

1781荷主研究者:2013/06/16(日) 17:29:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130531t11032.htm
2013年05月31日金曜日 河北新報
仙台塩釜港の貨物量5600万トン目標 県、港湾計画改定案

 宮城県は、仙台塩釜、石巻、松島3港が昨年10月に統合した国際拠点港湾「仙台塩釜港」の港湾計画の改定案をまとめた。仙台など4港区の機能分担を進め、平成30年代後半までに貨物取扱量を2012年比34%増の5600万トンまで増やす目標を掲げた。

 改定案の基本方針は「東北をけん引する中核的国際拠点港湾の実現」。東北の産業競争力を高め、産業、雇用、暮らしを守り発展させることを目指す。

 貨物取扱量の将来目標のうち、コンテナ貨物は12年のほぼ倍の32万8000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)に増加させる。

 各港区で主に取り扱うのは、仙台がコンテナ貨物や完成自動車、石巻が木材チップや石炭、塩釜が金属のスクラップなど。松島港区は観光拠点を担う。

 県は県地方港湾審議会に改定案を示し、了承を得た。既に、国に計画を提出しており、7月ごろの告示を目指す。

 県港湾課は「各港区の役割を明確にし、効率的な体制を築いて貨物取扱量の目標を達成したい」と説明している。

1782荷主研究者:2013/06/16(日) 17:37:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130601t11008.htm
2013年06月01日土曜日 河北新報
広域防災拠点構想が始動 宮城県、調査費計上へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130531032jd.jpg

 宮城県などが宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)一帯を広域防災拠点として整備する構想が動きだす。運動場に隣接する国立病院機構仙台医療センター、JR貨物仙台貨物ターミナル駅の移転を想定した調査作業に着手する。14日に開会する県議会6月定例会に提出する2013年度一般会計補正予算案に関連事業費数千万円を盛り込む。

 県が構想の第1弾と位置付けるのは2事業ある。一つは、仙台医療センターが運動場内に移転することを想定し、移転用地を確保するため自転車競技場を廃止し解体する。補正では事業実施に向けた調査費を計上する。

 解体までの事業費は14年度までの債務負担行為を設定する方針。

 構想は、仙台医療センターが、災害拠点病院としての機能強化を目的に移転建て替えを行うことが前提。県は、自転車競技場を利用する競技団体との話し合いを踏まえ、解体に理解を得られると判断し、移転用地の確保に動く。

 もう一つの事業では、仙台貨物ターミナル駅について土地の広さや地価などの基本情報を調査する。駅移転を想定する県は、JR貨物との協議を円滑に進める準備段階として取り組む。

 構想の対象となる宮城野原一帯43ヘクタールのうち貨物駅は4割を占める。大規模災害時に対策本部を置いたり、市中心部の帰宅困難者らに対応する機能を持たせたりするためには広い土地が必要で、県は同駅の移転が構想実現の鍵を握るとみる。

 広域防災拠点構想は、県震災復興計画(11〜20年度)と連動した大型プロジェクト。村井嘉浩知事が重点施策の一つに位置付け、県が主導して1月、仙台市、医療センター、JR貨物との協議を本格化させた。

 構想が実現すれば、県が国に提言している東北全体の広域防災拠点の補完的な役割を担うことになる。

1783荷主研究者:2013/06/20(木) 00:00:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130605t11031.htm
2013年06月05日水曜日 河北新報
仙台・集団移転 荒井西区画整理が着工 14年度末引き渡し

 仙台市が進める東日本大震災の防災集団移転促進事業で、最大規模の移転先となる若林区荒井西地区の土地区画整理事業の起工式が4日、現地で行われた。2014年度末の宅地引き渡し開始を目指す。

 式典には関係者約90人が出席。伊藤敬一郎理事長(64)は「一日でも早く被災者に移り住んでもらい、第二の古里となるよう迅速に事業を進めたい」と述べた。

 事業予定地は、15年度開業予定の地下鉄東西線「六丁の目駅」から約1キロ南の農地や宅地計46.8ヘクタール。住宅地(24.8ヘクタール)、商業地(6.4ヘクタール)、医療・福祉関係の公益施設用地(1.9ヘクタール)を造成する。18年度末の完了を予定している。

 事業完了後の計画人口は970戸、2730人。集団移転では、荒浜地区の住民を中心に204戸が自宅を再建する見込み。市は39戸の一戸建ての災害公営住宅を建てる予定。

 市は、集団移転先を宮城野、若林両区の計13カ所に用意する。このうち、荒井西など4カ所は民間の区画整理事業地を活用。市は宮城野区上岡田、若林区六郷など7カ所を造成し、ほかに市と県が1カ所ずつ区画整理し土地を確保する。

1784荷主研究者:2013/06/20(木) 00:01:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130605t12004.htm
2013年06月05日水曜日 河北新報
韓国ブランド「SPAO」仙台進出 7月・国内初

アリオ仙台泉に出店する「SPAO」のイメージ図

 韓国の人気ファッションブランド「SPAO(スパオ)」が7月12日、仙台市泉区の大型ショッピングセンター「アリオ仙台泉」に出店する。国内初進出で、10代〜50代までの幅広い層を対象にしたメンズ、レディース商品を取り扱う。

 SPAOは、韓国のアパレルメーカー大手「E−Land(イー・ランド)」のカジュアルブランド。540平方メートルの売り場に服のほかアクセサリー、雑貨も取りそろえる。

 アリオ仙台泉では4月末の新装オープンに合わせ、同じE−Landのレディーファッションブランド「MIXXO(ミッソ)」も東北で初めて出店している。

1785荷主研究者:2013/06/20(木) 00:06:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130606t12039.htm
2013年06月06日木曜日 河北新報
復興需要 翼から追い風 仙台空港鉄道12年度 利用客最多

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 仙台空港アクセス鉄道の2012年度の利用客が前年度比64.7%増の262万2104人に上り、2006年度末の開業以来、最多となったことが、県のまとめで分かった。東日本大震災の復旧、復興需要を背景に空港利用者が増加し、鉄道の利用も伸びた。県は「13年度は仙台空港への新規就航が相次ぐため、さらなる利用客増が見込まれる」と話している。

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取−仙台空港間の3駅の乗降客数を集計。駅別の内訳は、仙台空港が135万2390人(前年度比87.2%増)で最多。杜せきのしたは100万1080人(44.7%増)、美田園は26万8634人(51.5%増)だった。

 大幅な増加は、仙台空港の12年度の利用者が前年度比46.2%増の269万9082人となり、震災前の水準にほぼ戻ったことが要因。震災に伴う内陸部への移転需要を背景に、杜せきのした、美田園両駅周辺で住宅が増えていることも影響したとみられる。

 開業以来の年間利用客の推移はグラフの通り。実質的な開業初年度に当たる07年度が254万4009人でこれまでの最多だった。11年度は仙台空港が被災した影響もあり、159万1757人まで落ち込んだ。

 仙台空港では本年度、路線の新規開設や沿線施設のオープンが続く。

 4月には格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが関西線、スカイマークが札幌線と福岡線の運航をそれぞれ開始。今月26日にはホノルル線が運航を始める。美田園駅近くには4月、県の教育・福祉複合施設「まなウェルみやぎ」が開所。空港の利用拡大にもつながるとみられている。

1786荷主研究者:2013/06/23(日) 11:55:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130607t12011.htm
2013年06月07日金曜日 河北新報
空中通路で回遊性向上 仙台・泉「アリオ」「セルバ」直結

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130606029jd.jpg
セルバ(右)とアリオを結ぶ空中通路の完成イメージ画像

 仙台市泉区中央の大型商業施設アリオ仙台泉とセルバの間に空中通路が建設されることが6日、分かった。両施設は運営母体が異なるが、新たな動線を設けることで互いの回遊性向上を図る。ことし8月の着工で、使用開始は来年3月になる見込み。

 新たな通路は長さ約25メートルで幅は約4メートル。地上から約19.5メートルの高さに位置し、セルバ5階とアリオ4階を結ぶ。両施設の土地と建物を所有する住友商事と泉都企画(仙台市)が数億円かけて整備する。

 現状は両施設を行き来する際は、セルバ2階部分のデッキを利用する必要がある。

 空中通路の階層にはアリオ側が雑貨店やベビー用品店、セルバ側が書店や100円ショップが入居しており、買い物客の往来で相乗効果が期待できると判断したとみられる。

 アリオは1992年開業のイトーヨーカドー仙台泉店が前身で、運営するセブン&アイ・ホールディングスが4月にリニューアルオープンさせたばかり。99年開業のセルバは、住商子会社の住商アーバン開発が運営主体となっている。

 住商広報部は「通路の整備は泉中央エリアの活性化につながる。災害時の避難通路としても活用してもらいたい」と話している。

1787荷主研究者:2013/06/23(日) 11:58:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130608t13035.htm
2013年06月08日土曜日 河北新報
特殊出生率1.30に 2年ぶり上昇 宮城県12年人口動態

 宮城県が発表した2012年の県内人口動態統計(概数)によると、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.30で、前年と比べ0.05ポイント上がった。2年ぶりに前年を上回ったが、全国平均は0.11ポイント下回った。

<出 生>
 出生数は1万8707人で、前年比645人増えた。合計特殊出生率の都道府県別順位は41位(前年44位)。人口1000人当たりの出生率は8.1で、前年の7.8を0.3ポイント上回った。

 出生率を市町村別に見ると、多賀城市が最も高く9.64。大和町9.56、岩沼市9.26、富谷町9.00、名取市8.99と続いた。低かったのは七ケ宿町で3.02。丸森町4.46、女川町4.58などだった。

 母親の出産年齢は30〜34歳が全体の34.7%を占め最多。25〜29歳が30.0%、35〜39歳が19.5%で続いた。

<死 亡>
 死亡数は2万2101人。東日本大震災の影響で大幅増となった前年から1万1874人減少した。人口1000人当たりの死亡率は9.5で、前年を5.2ポイント下回った。

 市町村別死亡率は高い順に七ケ宿町19.90、川崎町16.59、丸森町16.26、栗原市15.16、登米市15.08。低かったのは富谷町4.37、利府町6.63、多賀城市6.99など。

 死因はがんが最も多く、全死亡数の29.2%を占めた。次いで心疾患15.1%、脳血管疾患11.5%だった。出生数から死亡数を差し引いた自然増減数は3394人減だった。

<結 婚>
 婚姻は1万2315組で、前年比906組増加。人口1000人当たりの婚姻率は5.3で前年比0.4ポイント上回り、全国平均と同水準で全国順位は7位だった。平均初婚年齢は夫30.4歳、妻29.0歳。

 離婚は3957組で前年から131組増えた。人口1000人当たりの離婚率は1.71で前年を0.06ポイント上回った。

1788荷主研究者:2013/06/23(日) 12:21:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130612t15013.htm
2013年06月12日水曜日 河北新報
仙台南部道路、移管は7月1日付 料金統一や割り引き実現

 宮城県道路公社と東日本高速道路は11日、公社が管理する仙台南部道路(仙台市)を7月1日付で東日本高速道路に有償移管すると発表した。仙台都市圏を環状で結ぶ高速道路が一括管理されることになり、料金設定の統一や自動料金収受システム(ETC)の搭載車を対象とした料金の割引が実現する。

 対象区間は東北自動車道仙台南インターチェンジ(IC)近くから、仙台東部道路仙台若林ジャンクション(JCT)手前までの12.2キロ。

 1キロ55円だった南部道路の料金は移管後、東日本高速道路が管理する仙台北部道路や仙台東部道路と同じ1キロ34円となる。南部道路今泉−山田IC間の普通車の料金は、移管によって500円から350円に下がる。

 ETC搭載車は、通行の時間帯に応じて3〜5割の割引が受けられる。

 南部道路の買い取り価格については協議が続いており、移管までに確定させる。

 今月21日には南部道路の引き継ぎ式が行われる。村井嘉浩宮城県知事らが立ち会い、千葉三郎県道路公社理事長と広瀬博東日本高速道路社長が引き継ぎ書を取り交わす。

1789荷主研究者:2013/06/23(日) 12:26:34
>>1714 >>1725 >>1739 >>1754
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130614t12009.htm
2013年06月14日金曜日 河北新報
仙台駅東口・商業施設、エスパルと一体 16年整備

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130613027jd.jpg

 2016年3月に仙台市の仙台駅東口に整備する大型商業施設について、JR東日本はエスパル仙台店本館と一体運営する方針を固めた。本館の増床と位置付け、連動性や差別化を考慮してテナントなどを選定する。

 商業施設の店舗面積は約9500平方メートルで、本館と合わせると約2万3100平方メートルになる。衣料や雑貨、飲食店をそろえる予定で、具体的な店舗はオープン1年前までに固める。小売店舗のほか子育て支援施設や医療機関の入居も想定する。

 エスパルはJR子会社の仙台ターミナルビル(仙台市)が運営する。同社は「駅という公共性の高い特性を生かした店づくりを目指したい」と説明している。エスパル以外の新たな施設名をつけるか否かについても検討している。

 商業施設は東西自由通路の拡幅と同時にことし3月に着工した。通路を挟む形で南棟(地上6階)、北棟(地下1階、地上4階)の2棟で構成される。北棟2階にはJR在来線の改札口も新設される。

 JRなどは08年6月、仙台駅北側に「エスパルⅡ」(店舗面積約2600平方メートル)も開館させている。

1790荷主研究者:2013/07/05(金) 00:14:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130619t12026.htm
2013年06月19日水曜日 河北新報
韓国航路が中国へ延長 仙台塩釜港、第1船入港

高砂1号埠頭に着岸したランタウ・ビー

 仙台塩釜港の仙台港区(仙台市)と韓国・釜山、新釜山両港を結ぶ国際定期コンテナ航路が、中国の寧波、上海両港と韓国の蔚山港に延長され、18日、第1船が仙台港区に入港した。

 興亜海運と高麗海運(ともにソウル)が共同運航するコンテナ船「ランタウ・ビー」(9610トン)が同日午前6時50分ごろ、高砂1号埠頭(ふとう)に着岸した。水産冷凍品などを積んだコンテナ397個を陸揚げし、古紙などのコンテナ357個を積み込んだ。

 現地で歓迎式典があり、県仙台塩釜港湾事務所の大滝源所長は「韓国航路の中国への延長は被災地の復旧、復興を後押しする」と述べた。

 今回中国に延長した航路は週1便。コンテナ船は、ランタウ・ビーと、ノビリティー(9998トン)を交互に運航する。

 仙台塩釜港仙台港区を利用する中国・韓国航路は3路線、週3便となる。同港区の国際定期コンテナ航路は、ほかに北米航路がある。

1791荷主研究者:2013/07/05(金) 00:19:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130620t15029.htm
2013年06月20日木曜日 河北新報
八軒小路線あす開通 周辺の渋滞緩和に期待 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130620002jd.jpg

 仙台市の若林区役所周辺から地下鉄東西線駅への往来を容易にする都市計画道路「八軒小路線」の工事が終わり、21日午後3時に全線開通する。2015年開業予定の東西線駅へのアクセス道のうち、最も早い完成となった。

 八軒小路線は全長約600メートル、幅約20メートルの片側1車線。若林区役所近くの六十人町を起点とし、東西線「連坊駅」と「薬師堂駅」の軌道上を走る都市計画道路(整備中)に通じる。市は08年から約20億円を掛け、未開通だった「西新丁工区」(450メートル)の工事を進めてきた。

 若林区役所周辺は、東西線沿線でも特に一方通行や幅が狭い道路が多く、渋滞が起きやすい地域。八軒小路線の開通で、両駅へのアクセス向上のほか、付近の道路の渋滞緩和も期待されている。

1792荷主研究者:2013/07/10(水) 23:20:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130620t12020.htm
2013年06月20日木曜日 河北新報
仙台空港、民営化可能 民間委託法成立 15年度にも実現

宮城県などが民営化第1号を目指す仙台空港のターミナルビル(右)と滑走路

 国や地方自治体が管理する空港の運営を民間に委託できるようにする民活空港運営法が19日、参院本会議で可決、成立した。着陸料収入が中心で経営が厳しい空港の本体事業に加え、収益性の高い空港ビルや駐車場をセットで委託し、請け負った民間企業が一体運営できるようにする。収支改善や増便につなげ、地域活性化を図る。

 宮城県などが国管理の仙台空港の民営化を希望、運営に意欲を見せる企業もある。国はモデルケースと位置付けており、2015年度にも第1号として委託が実現する見通しだ。

 国管理空港の場合、国土交通相が地元自治体などによる協議会の意見を聞いて委託の是非を判断する。企業とは30年程度の契約を結び運営権料を受け取る。企業は航空会社から徴収する着陸料をある程度自由に設定できるようになる。現在、着陸料は原則的に全国一律で、新規路線の誘致の妨げになるとの指摘があった。自治体管理の場合は、自らの判断で委託できる。

 国交省は、駐車場や空港ビルのテナントの収益で経営に余裕が出れば、着陸料引き下げが可能となり、格安航空会社(LCC)などの就航が増加。さらなる経営改善と着陸料引き下げといった好循環につながると期待する。

 国交省によると、国管理空港は28、自治体管理空港は65あるが、多くは赤字だという。一方、空港ビルや駐車場は第三セクターによる経営が多く、黒字でも本体の経営を支援できないケースがあった。

◎仙台空港、民営化第1号へ準備/宮城県、ビルなど一元化へ

 民活空港運営法が19日成立したのを受け、仙台空港の民営化を目指す宮城県は、準備作業を急ぐ考えだ。委託先企業の公募手続きは来年4月以降に始まり、2015年度の委託を想定。本年度は県出資の第三セクターが運営する空港ビルなどの経営を委託先に一元化できるよう、環境を整える取り組みに特に力を入れる方針だ。

 「民間の効率的な運営により新規就航や便数の拡大、利用者増大などが見込まれ、地域活性化につながる。一日も早い民営化を目指す」

 村井嘉浩宮城県知事は19日、空港民営化第1号の実現にあらためて意欲を示した。

 国や県は仙台空港の本体を委託する事業者に、ターミナルビルを運営する仙台空港ビル、国際貨物を取り扱う仙台エアカーゴターミナル(ともに名取市)の経営も一体で委託する計画を描く。

 県によると、着陸料などの収入から経費を差し引いた仙台空港の2010年度の営業損益は10億8900万円の赤字。12年度に5億2700万円の黒字を計上した仙台空港ビルなどと一体運営することで収支が改善され、着陸料引き下げなどの「攻めの経営」が可能になるとみる。

 県は5月、仙台空港ビルなどの株主を訪ね、民営化への理解を求める活動を始めた。10月にも国から一元化の条件案が示される見込みで、国と両社の合意形成に向け調整役を果たす方針だ。

 県が出資する空港関連会社ではほかに、仙台空港アクセス線を運行する仙台空港鉄道(名取市)がある。県は同社も含めた経営一元化を目指すが、国は「空港敷地外の施設だ」として現時点で対象外としており、引き続き協議する。

 企業の期待も高まっている。県が5月末に設置した官民合同の支援組織には、総合商社や航空会社、旅行業など90の企業・団体と個人37人がサポーターとしての参加を申し込んだ。

 仙台空港民営化をビジネスに生かそうという動きも活発化しそうだ。

1794荷主研究者:2013/07/15(月) 10:28:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130626t12018.htm
2013年06月26日水曜日 河北新報
固定費圧縮、ホテルよりも割安 仙台の貸し会議室、盛況

20日にオープンしたTKP仙台勾当台カンファレンスセンター

 仙台市内で企業の貸し会議室需要が高まっている。社内会議にとどまらず採用試験や顧客向けセミナーなど、利用目的は多彩だ。固定費圧縮のため余分なスペースを持たないという最近の企業事情に加え、ホテルに比べて割安な利用料金が人気の理由とみられる。

 市内に複数の拠点を持つ貸し会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)によると、現在の各会議室の稼働率は6〜7割。東日本大震災前の3〜4割程度から大きく改善した。

 需要増を背景に、同社は今月20日、市内6カ所目となる拠点として、仙台市役所近くのビルに100人以上が収容できる二つの会議スペースを確保した。8月下旬には同じビル内に6室を設ける。

 人気の理由の一つは、ホテル宴会場に比べて3割程度安く設定された利用料金にある。同社の及川弘志仙台支店長は「これまではホテルか公共施設しか選択肢がなかったが、貸し会議室が中間的な存在として浸透してきた」と話す。

 六つの貸し会議室を運営する「トラストシティカンファレンス・仙台」(青葉区)も、6月は5割台の稼働率を維持している。

 利用客の半分以上は、中心部に立地するオフィス企業。カンファレンスの鈴木信幸マネージャーは「最近は会議スペースを持たない企業も少なくない」と指摘する。

 会議スペースを各社が確保すれば、それだけ賃貸料は跳ね上がる。無用の支出を抑え、必要な時に最適の物件を借りたいという企業ニーズが、業界の成長を支えている。

 利用者の使い勝手を考慮したサービス向上も進む。市内に七つの貸し会議室を持つ土屋不動産(仙台市)は、午後9時すぎまでの夜間営業で、稼働率のさらなる底上げに努める。

 同社の担当者は「企業はもちろん、個人の勉強会開催の申し込みも増えている」と話している。

1795荷主研究者:2013/07/15(月) 11:36:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130628t15010.htm
2013年06月28日金曜日 河北新報
「河北ライブラリー」が完成 本社で利用開始式

利用開始式で、端末を操作して電子画面上に再現された河北新報創刊号を閲覧する一力社長

 1897(明治30)年の創刊から約100年間の河北新報紙面をパソコンで検索・閲覧できる「河北ライブラリー」が完成し、利用開始式が27日、仙台市青葉区の河北新報社1階読者相談コーナーであった。

 開始式で、一力雅彦社長は「新聞とは記録の宝庫だとあらためて誇りに思う。多くの人に利活用してもらい、大きく育ててほしい」とあいさつ。読者相談コーナーに設けたライブラリー用の端末を操作し、1897年1月17日の創刊号紙面を電子画面上で閲覧した。

 河北ライブラリーは、創刊号から2000年12月31日までに発行した河北新報紙面57万6309ページ分を、電子データで収録。読みたい記事が載った紙面を、日付やキーワードで検索できる。

 記事のみならず、記事下の広告スペースを含めて画面上で再現したことも特徴。紙面全体を通して創刊以来の東北の歩みを伝えるデータベースとなっている。

 一般の人がライブラリーを利用できるのは、河北新報社の読者相談コーナーにあるパソコン。無料で検索・閲覧でき、紙面の印刷は有料となる。ライブラリーの収録紙面を収めたブルーレイディスク(全34枚)は図書館や研究機関への販売を進めていく。

 河北新報社での一般利用は、平日午前9時半から午後5時半まで。連絡先は読者相談室022(211)1447。

1796荷主研究者:2013/07/15(月) 11:38:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130629t12026.htm
2013年06月29日土曜日 河北新報
大規模会議、震災前水準に 仙台12年度経済効果133億円

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130629e2.jpg

 仙台観光コンベンション協会は、仙台市内で2012年度に行われた大規模会議の開催状況をまとめた。総件数は前年度を311件上回る692件となり、東日本大震災前の水準をほぼ回復した。初めて経済効果の試算にも取り組み、総額を約133億円とはじいた。

 過去5年間の大規模会議数の推移はグラフの通り。12年度実績では、経済効果が比較的大きい国際大会並みの国際規模が前年度からほぼ倍増の91件で過去最多となる一方、全国規模は162件と前年度より73件増えたが、震災前の水準には達していない。

 東北規模、宮城県内規模はそれぞれ200件(102件増)、239件(90件増)だった。

 協会は「震災で中止された会議が12年度にずれ込んだほか、復興支援で仙台開催になった例もあった。国際会議を官民で誘致したのが奏功した」と分析する。

 規模別の経済波及効果は「国際」が約40億円、「全国」が約71億円、「東北」が約21億円、「宮城県内」が約1億円。いずれも参加人数や開催日数を基に算出した。

 1件当たりの最高額は、12年5月に開催された化学系のIACIS国際会議(約1000人参加)の約7億900万円だった。

 仙台市は15年までに、青葉区の仙台国際センター隣に展示機能を中心とするコンベンション施設を建設する計画。協会は「施設の完成を見据え、地元が主催する国際会議や医学系の大型学会などの誘致に取り組みたい」としている。

1797荷主研究者:2013/07/15(月) 11:55:27
>>1782
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130702t11023.htm
2013年07月02日火曜日 河北新報
宮城野原の広域防災拠点構想 医療センター17年に移転

 宮城県が主導する宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)一帯の広域防災拠点構想で、国立病院機構仙台医療センターは1日、現在地に隣接する同運動場に移転新築し、2017年1月をめどに開院する方向で計画を進めていることを明らかにした。

 想定される移転先は、自転車競技場などがある運動場内の北側5ヘクタール。県は移転を前提に、自転車競技場の廃止、解体に向けた関連予算案を開会中の県議会6月定例会に提出している。可決されれば、移転用地の確保に向け前進する。

 医療センターによると、移転後の具体的な病院機能を検討しており、11月をめどに結論をまとめる。順調に進めば運動場内の移転先で建物の完成を見込む。医療機材などの移動を済ませ、17年1月の開院を目指す。

 医療センターは「県内唯一の基幹災害拠点病院として救急機能の強化が必要と考えている。構想に参画することで災害時医療の拠点性が高まる」と話している。

 センターは12年6月、敷地内で建て替える計画を一度は決定。ことし1月、県などと広域防災拠点構想の本格協議を始めて以降は、移転する方向で検討を進めている。

 医療センターは31の診療科を持ち、病床数は698。県が導入を検討しているドクターヘリの運航拠点となる基地病院の有力候補の一つに挙がっている。

 広域防災拠点構想は運動場と仙台医療センター、運動場に隣接する仙台貨物ターミナル駅を一体整備し、災害時に救助活動や医療の提供、帰宅困難者対応などを担う。県震災復興計画(2011〜20年度)と連動した大型プロジェクトで、村井嘉浩知事が重点施策の一つに位置付けている。

1798荷主研究者:2013/07/15(月) 12:02:23
>>1752
やはりハイブリッド式を導入するんだねぇ♪次の課題はダイヤがどうなるかだな。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130703t13016.htm
2013年07月03日水曜日 河北新報
ハイブリッド列車で復興加速 JR東、導入へ 仙石線

他地域で運行されている同じタイプのディーゼルハイブリッド車両

 JR東日本は2日、東日本大震災で被災した仙石線に、新型のディーゼルハイブリッド車両を導入すると発表した。仙石線が全線復旧する2015年、東北線と乗り入れするダイヤで運行を開始する。

 新型車両はディーゼル発電機と蓄電池でモーター走行し、ブレーキ時には回生エネルギーで充電する。仙石線が直流、東北線が交流とそれぞれ電化方式が異なるため、JRは架線を使わずに走行できる車両の採用を検討していた。

 JRによると、既存ディーゼル車に比べて消費燃料を約1割、窒素酸化物や粒子状物質の排出を約6割それぞれ低減できるほか、停車時の騒音も抑えられる。2両編成(定員約260人)を8組新しく造る計画で、投資額は未定。

 仙石線の高城町駅と東北線松島駅(ともに宮城県松島町)付近に接続線(約300メートル)を整備。津波被害で不通となっている高城町−陸前小野駅間の運行再開に合わせて、東北線乗り入れを始める予定になっている。

 ディーゼルハイブリッド車が宮城県内を走るのは初めて。仙台−石巻駅間で直行運転が始まれば、所要時間は被災前の約70分から10分程度短縮される見通し。

 JR東日本の冨田哲郎社長は東京で記者会見し、「新車両の導入で復興が加速し、地元に元気をもたらすことができればありがたい」と述べた。

1801荷主研究者:2013/07/21(日) 11:15:22
>>1635
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130707t11018.htm
2013年07月07日日曜日 河北新報
泉中央以北へ鉄道を 黒川郡3町村議員有志が連絡協議会

 宮城県富谷町、大和町、大衡村の黒川郡内3町村議会の議員有志が6日、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から北方面への延長や新たな鉄軌道の新設実現を目指す連絡協議会を設立した。

 泉中央駅から大衡村までの延長を目標に、調査活動に取り組み、機運醸成も図る。会長に選出された高橋正俊富谷町議は「相次ぐ企業進出と人口増で、住民から鉄道による交通アクセス向上を望む声が出ている。議会の垣根を越えて実現させたい」と語った。

 協議会は富谷町議会の20人中10人、大和町議全18人、大衡村議全14人で構成。隣接する大郷町議会は参加していない。

 11月にも設立総会を開く予定で、今後、県や仙台市のほか、トヨタ自動車東日本(大衡村)、東京エレクトロン宮城(大和町)など誘致企業とも連携を図りたい考えだ。

1802荷主研究者:2013/07/21(日) 11:17:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/07/10 建設新聞
仙台市の復興公営住宅整備 東西線六丁の目駅と卸町駅周辺 買取方式で約200戸を計画へ

 震災関連の復興公営住宅建設を進めている仙台市は、六丁の目駅周辺と卸町駅周辺地区に合わせて200戸の復興公営住宅の整備を計画している。事業手法として買い取り方式を想定しており、このうち六丁の目駅周辺地区については土地所有者の仙台印刷工業団地協同組合と事業の基本協定締結が完了したことから、同組合では住宅の基本・実施設計をアサヒ建築設計事務所に委託している。

 六丁の目駅周辺と卸町駅周辺は、仮設で生活する被災者の多くが震災前若林区に多く在住していた。そうした被災者の多くが、若林区の地下鉄東西線駅周辺への災害公営住宅整備を希望していたことから、同市では災害公営住宅の整備計画を進めている。

 六丁の目駅周辺地区は、若林区六丁の西町301の4ほか地内の約3、000平方㍍に、災害公営住宅を整備するもの。今後、11月から12月の設計完了を待って同市では同組合と建物の買い取り予約締結を行い、2014年早々の着工、15年4月の入居開始を目指す。

 また、卸町駅周辺地区については、事業者の協同組合仙台卸商センターと、対象用地である若林区卸町3丁目1の1ほか地内の3、500平方㍍について近く基本協定を締結。その後、同センターが基本・実施設計を委託し、同市と建物の買い取り予約契約を締結した後に建物の建設工事に着手、15年4月の入居開始を見込んでいる。

 仙台市の復興公営住宅は、市の直接建設と民間からの買い取りの計33地区と防災集団移転に対応した地区を合わせて約3、000戸の整備を計画している。

 このうち、昨年度から市の直接建設で宮城野区の田子西に176戸、若林区の荒井東に197戸、太白区の鹿野に70戸と民有地に定期借地権を設定し事業者が住宅を建設後に市が買い取る若林区の若林西地区で152戸が着工したほか、市営住宅の一部を災害公営住宅として整備した青葉区の北六番丁住宅の12戸はすでに入居を開始している。今年度についても青葉区の上原地区が着工している。

 また、今年3月に公募買取事業で選定された太白区のあすと長町26街区などについては、事業候補者が現在、基本設計の作成を進めている。今後は、基本設計の完了後に同市が設計内容の確認手続きを行った後に実施設計に着手し、実施設計完了後の今年中に同市との間で土地・建物の買い取り予約の締結を行い「事業候補者」を「事業者」として正式に選定。各事業者が建物を建設し、完成後に市が買い取りを行い15年4月からの入居開始を目指すスケジュールだ。

2013/07/10付一面に掲載。

1803荷主研究者:2013/07/21(日) 11:18:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130710t12029.htm
2013年07月10日水曜日 河北新報
多賀城駅前再開発ビルに蔦屋書店  図書館委託と別に検討

 書籍販売やCD・DVDレンタルのTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅北の再開発ビルに「蔦屋書店」を出店することが9日、分かった。

 関係者によると、蔦屋書店は2015年夏の完成を予定する再開発ビルに入る。「代官山蔦屋書店」(東京)をモデルとした生活スタイル提案型で、街の拠点づくりを目指し、同じビルに移転する市立図書館の業務委託とは切り離して検討するとしている。

 市は中心市街地整備事業の一環で、多賀城駅前に「東北随一の文化交流拠点」の整備を目指しており、CCCと包括連携協定を結び、企画提案を受けるという。菊地健次郎市長らが11日、東京と多賀城市で記者会見を開き、公表する。

1804荷主研究者:2013/07/21(日) 11:20:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130712t11028.htm
2013年07月12日金曜日 河北新報
多賀城市新図書館 ツタヤが企画・設計 レストランなど併設

新しい多賀城市立図書館のイメージ(CCC提供)

 宮城県多賀城市は11日、JR仙石線多賀城駅前に移転する市立図書館の企画・設計を、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京)に委託すると発表した。官民連携で、市中心部の文化交流拠点づくりを目指す。

 図書館は2015年夏完成予定の駅北再開発ビルに入る予定。CCCは地上3階程度(延べ床面積約6600平方メートル)を見込むビル全体のほか、周辺環境も含めてデザインや設計を一体的に担当する。

 ビルにはレストランやカフェ、CCCが運営する「蔦屋書店」も併設される。図書館の運営をCCCに委託するかどうかは、市教委が検討を進め、年内に決める方針だ。

 同社が公立図書館の企画を手掛けるのは、12年4月開館の佐賀県武雄市図書館に次いで2例目。多賀城市では「家族で一日中楽しめる施設」をコンセプトにするという。

 市とCCCは、民間の資金やノウハウを活用して公共施設を整備する官民パートナーシップ(PPP)の枠組みで事業に取り組む。両者は同日、連携協定を結んだ。

 多賀城市のホテルでCCC幹部と記者会見した菊地健次郎市長は「民の力を借り、東北随一の文化交流拠点を実現させたい」と話した。駅北再開発の総事業費については、当初見込んだ約40億円より増える見通しを示した。

1806とはずがたり:2013/08/01(木) 17:53:26
>>1770
亀レス失敬ですm(_ _)m
収益性を重要視するJR東ですので,仙台市内の車両基地を郊外移転させて跡地開発で収益が上がると成ればやるでしょうね。
何処が良いかはちょいと解りませんが常磐線沿い等沿海部には造りにくいですね。利府辺りでしょうかねぇ。

利府⇔常磐線,仙山線⇔仙台空港,小牛田⇔福島等仙台スルーで運行区間決めて平行ダイヤ組めば便利に成りそうなんですけどねー。

1807とはずがたり:2013/08/01(木) 17:54:34

http://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.38.12.667N39.0.52.827&ZM=9

災害公営住宅 陸前高田で120戸着工
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku_K201308010A0EA0XX00001_220056.html
河北新報2013年8月1日(木)06:10

 岩手県陸前高田市下和野地区で31日、同市で初の災害公営住宅が着工した。東日本大震災級の津波に対応した造りで、2014年9月に完成する予定。
 海抜12メートルまでかさ上げした約1万平方メートルの敷地に6、7階の4棟を建設し、計120戸が整備される。
 震災時、下和野地区では今回かさ上げした土地の高さまで浸水したため、1階は非住居とし、小規模店舗が入居して生活の利便性を確保する。南側の棟の最上階には100人以上を収容できる集会所を設けて災害時の避難所とするほか、3日分の電気を供給できる補助電源装置も備える。
 各棟は回廊で結ばれ、広場も設けて居住者同士の交流を図れるようにする。
 現地で行われた安全祈願祭で、戸羽太市長は「最優先課題は被災者の住宅再建で、公営住宅は重要な柱の一つ。被災地域の象徴となる施設にしてほしい」と語った。
 独立行政法人都市再生機構が設計、発注し、完成後に市が買い取る。14年6月に入居者を募集、入居は10月の予定。建設費は27億7000万円。
 同市内では、市が下和野地区の120戸を含め300戸、岩手県が700戸の災害公営住宅を建設することにしている。

1808荷主研究者:2013/08/03(土) 10:34:52
>>1800
今のところ開業時1日8万人の利用者を見込んでいるけど、個人的な感覚では5万人程度ぢゃないかと思う。別に根拠はないけど。まぁでも南北線1本の片肺状態から脱するというのは意義があると思う。東日本大震災によって >>1802 のように沿線で復興公営住宅が建設されており、人口増加が期待できるのも若干の追い風かもしれない。

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130718t12025.htm
2013年07月18日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線13.9キロ貫通 沿線開発の加速課題

トンネルを除幕するスイッチを押し、貫通を祝う関係者

 2015年開業予定の仙台市地下鉄東西線が17日、本格着工から7年を経て、「動物公園」−「荒井駅」の13.9キロが全線貫通した。土木工事にほぼめどがつき、間近に迫った開業に向けて沿線開発の加速が今後の課題となる。

 青葉区の「一番町駅」地下1階であった貫通式には、市や工事関係者約200人が出席。スイッチを押して地下3階を走るトンネルを除幕し、鏡開きで貫通を祝った。

 南北線と十字の交通軸を形成することになる東西線は、震災後の百万都市発展のけん引役とされる。佐藤正昭市議会議長は「東西線は南北線と一体となり、バス、JRと結びついて交通体系の骨格となる」とあいさつで強調した。

 期待の一方で、開業後の採算性に対する市民の不安はいまだに根強い。市は昨年、東西線の1日当たりの利用者予測を開業許可時(03年)より33%少ない8万人に下方修正。沿線開発は思うように進まず、実際の乗客はさらに減る懸念もある。

 市は6月、沿線のにぎわい創出を目指し「東西線フル活用プラン」を発表。今月16日には官民連携組織「市民応援部」を発足させるなど、てこ入れに躍起だ。奥山恵美子市長は「応援部の発足式では東西線に抱く夢を多く聞いた。沿線まちづくりをしっかり進めたい」と語った。

1809荷主研究者:2013/08/03(土) 10:41:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130719t12028.htm
2013年07月19日金曜日 河北新報
宮城・大衡村の分譲団地完売 若い世帯・誘致企業社員に人気

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分譲された宅地で続々と住宅新築が進むときわ台

 宮城県住宅供給公社が分譲した大衡村の住宅団地「ときわ台」(92区画)が完売した。2016年度内の目標より大幅に早い。手の届きやすい価格が若い世帯に受けたほか、トヨタ自動車グループなど近くの第2仙台北部中核工業団地に立地する誘致企業社員の購入が目立った。

 公社によると購入者の年齢別内訳は、31〜35歳が27人で最も多い。次いで26〜30歳20人、20〜25歳9人の順で、35歳以下が全体の6割を占めた。トヨタ自動車東日本など工業団地の誘致企業の社員は14人に上った。

 村内や大和町など黒川郡内からの転居が48人と全体の半数を超えた。大崎市や仙台市泉区からも多く、東日本大震災で被災した沿岸部からの移住も3人いるという。

 団地は公園や道路などを含め総面積約9.2ヘクタール。宅地は1区画200平方メートル台が多く、分譲は10年10月に始まった。価格は3.3平方メートル当たり一律7万4000円だった。

 公社は早期完売の理由を「土地、建物合わせても2000万円程度と、若い人が現実的に購入を考えられる価格で、周辺の分譲地より割安だったため」と分析。大衡村が住宅新築に最大130万円を助成する制度を導入したことも後押しとなったとみている。

 周辺では住宅の供給不足を指摘する声も出ている。トヨタ紡織東北宮城工場(大衡村)の幹部は「工場近くに家を買いたい社員は多いが、紹介できずにいる」と言う。

 村は11年7月、役場に近い中心部の約40ヘクタールを、住宅地や商業地として大規模開発する計画を立案している。ただ実現時期は決まっておらず、跡部昌洋村長は「それまでは村として小規模開発を多く進め、ニーズに応えたい」と話している。

1810荷主研究者:2013/08/03(土) 10:45:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130720t12011.htm
2013年07月20日土曜日 河北新報
ヨークベニマル、26日開店 仙台・あすと長町に2店目

26日に開店するヨークベニマル太子堂店

 ヨークベニマルは26日、仙台市太白区あすと長町に「太子堂店」を開店する。同社としては185店目で、宮城県内では47店目。700メートルほど北側に2009年から「あすと長町店」を展開しているが、周辺の人口増をにらんで新設を決めた。

 出店場所はJR東北本線太子堂駅前。約1万500平方メートルの敷地に、売り場面積約2600平方メートルの建物を新築した。220台分の駐車場も備える。地場産食材コーナーを拡充するほか、駅の乗降客をターゲットに牛タン、笹かまぼこといった土産物も取りそろえる。若者、高齢者向けの総菜メニューも充実させる。

 年間売上高の見込みは22億円。従業員約90人を地元採用する。

 無休。営業時間は午前9時半〜午後11時。26〜28日はオープニングセールとして午前9時に開店する。

1811荷主研究者:2013/08/03(土) 11:52:16
>>1556 >>1640
でかいなぁ…

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130726t11035.htm
2013年07月26日金曜日 河北新報
かさ上げ実物大モデル設置 仙台市・沿岸道路事業

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130726013jd.jpg
かさ上げ道路の高さや幅をイメージできる実物大モデル

 仙台市は25日、津波多重防御策の柱となる県道塩釜亘理線かさ上げ事業で、完成後をイメージできるよう実物大モデルを、若林区荒浜一本杉南の建設予定地に設置した。

 モデルは、鋼管とネットを組み合わせ、高さ6メートル、幅30メートルの道路の断面を表した。特別養護老人ホーム「潮音荘」跡地付近にある。

 延長約10キロのかさ上げ道路は片側1車線で幅7〜9メートル。のり面を含めると幅は30〜40メートルになる。主に従来の県道や市道の東側に盛り土して造る。年度内に着工、2018年度の完成を目指す。

1812荷主研究者:2013/08/03(土) 12:28:13
>>1323 >>795
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130726t12009.htm
2013年07月26日金曜日 河北新報
新青葉通ビル完成 首都圏災害時、拠点に NTT東

ビル1階にオープンした情報発信ギャラリー

 NTT東日本は25日、仙台市青葉区一番町で建設した仙台青葉通ビル新棟(地上14階地下1階)の完成披露会を開いた。約1500人が働くコールセンターなどが入る。1階には、市民がイベントに活用できる「情報発信ギャラリー」を設けた。

 青葉通ビル南側にあった駐車場跡地を活用した。延べ床面積は約2万9600平方メートル。5棟ある既存棟から3年かけて通信設備を移設する。既存棟の活用策は未定。

 市内に分散しているグループのコールセンターを集約する。既に一部が入居して業務を始めており、年末には勤務者が約1500人になる。将来は2000人体制を見込んでいる。

 災害時の対応拠点になることを想定し、制震構造を採用した。首都圏で災害が発生した場合は、NTT東日本管内の通信設備を監視する役割も担う。

 披露会には約60人が出席した。五十嵐克彦宮城支店長は「防災には万全を期しており、緊急時には首都圏をバックアップしたい」と話した。

1813荷主研究者:2013/08/03(土) 12:29:46

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130721/myg13072102140000-n1.htm
2013.7.21 02:13 産経新聞
仙台−水戸間結ぶ高速バス路線、23日から運行

 東日本大震災で一部区間の不通が続いているJR常磐線に代わり、仙台市と水戸市を直接結ぶ新しい高速バス路線が23日から運行を開始する。

 震災前にJR常磐線の特急が走っていた仙台市と水戸市は、震災後に特急が運休してから両市を結ぶ公共交通機関がなくなった。

 新しい高速バス路線は、茨城県内の沿線自治体などの要望に応え、茨城交通(本社・水戸市)がJR仙台駅と水戸駅南口間で1日2往復運行する。上りの仙台駅前発は午前7時10分と午後4時45分で、下りの水戸駅南口発は午前6時と午後3時20分。所要時間は約5時間で日帰りもできる。

 東北道−磐越道−常磐道の高速道と一般道を走るルートで、茨城県内の日立駅中央口、東海駅東口、茨城交通勝田営業所、勝田駅西口に停車する。運賃は仙台駅前−水戸駅南口が4800円、全席予約制(空席がある場合はその場で利用可)。

1814荷主研究者:2013/08/14(水) 22:32:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130730t12034.htm
2013年07月30日火曜日 河北新報
「仙台塩釜港」運営主体18年度設立へ 宮城県方針

 宮城県は29日、仙台塩釜、石巻、松島3港を統合して昨年10月に誕生した国際拠点港湾「仙台塩釜港」の運営を担う一部事務組合を、仙台や石巻など関係8市町と共に2018年度に設立することを目指す方針を示した。

 関係自治体でつくる仙台塩釜港管理・運営協議会の会合が県庁であり、県が考え方を提示した。現在、仙台塩釜港は県が運営している。統合で港の範囲が拡大し、地域と一体で運営する新たな体制が必要と判断した。

 県と8市町は本年度、名古屋港など一部事務組合が運営する全国6港を参考に、各自治体の財政負担や職員派遣といった課題を整理する。各市町の合意が得られれば、組合設立に向けた法定協議会を15年度に設立する。

 県は、組合設立の時期について「協議の進行状況に応じ、柔軟に対応したい」と説明。東日本大震災からの復旧・復興事業に取り組む市町の負担も考慮し、18年度とする目標に必ずしもこだわらない考えを示した。

 仙台塩釜港の関係自治体や地元の経済団体などでつくる利用促進連絡会議も県庁で開かれた。県は利用増大を図る対策として、仙台湾を周遊する観光航路の研究に取り組む意向を表明した。

1815荷主研究者:2013/08/14(水) 22:38:36
>>1738
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130730t12003.htm
2013年07月30日火曜日 河北新報
イケア仙台、長町で着工 14年秋のオープンを目指す

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130729024jd.jpg
イケア仙台の完成イメージ図

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人「イケア・ジャパン」(千葉県船橋市)は29日、仙台市太白区あすと長町に出店する東北初の大型店「イケア仙台」(仮称)の起工式を行った。建物は鉄骨地上3階、地下1階で、売り場面積は約1万6700平方メートル。2014年秋のオープンを目指す。

 イケア仙台は、JR東北線長町駅東口前の1万8300平方メートルの敷地に建設される。家具や雑貨を中心に約7500点をそろえる。約460席のレストラン、約700台収容の駐車場も備える予定で、約250人の雇用を見込む。

 起工式には約50人が出席。イケア・ジャパンのミカエル・パルムクイスト社長は「素晴らしいお客さまを迎える日を楽しみにしている」とあいさつした後、関係者とくわ入れし、工事の安全を願った。

 イケア・ジャパンによると、泉区に11年9月開店した「仙台ミニショップ」は14年春ごろに閉店し、従業員はイケア仙台に引き継ぐ方針。

1816荷主研究者:2013/08/14(水) 22:56:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130801t11030.htm
2013年08月01日木曜日 河北新報
山元町で新市街地整備が着工 集団移転用など34ヘクタール

くわ入れを行う斎藤町長(左端)ら

 東日本大震災の被災者の集団移転先などとして宮城県山元町が同町浅生原に整備する新市街地の着工式が31日、現地であった。工事は2015年3月の完了を目指す。

 県や町、工事関係者ら約200人が出席。くわ入れなどで工事の安全を祈った。斎藤俊夫町長は「新しい町の発展をけん引する拠点。魅力的な市街地形成を目指す」とあいさつした。

 新市街地はJR常磐線の内陸移設に伴い新設する新山下駅周辺につくる。今回は34.7ヘクタールを造成し、災害公営住宅296戸、集団移転用の分譲地269戸分を整備する計画。町の土地利用計画では山下二小の移転先や保育所、商業施設などの用地も見込む。

 町は設計・施工を一括発注し工期短縮を図ることにし、フジタを中心とする3社の特定建設工事共同企業体が落札した。契約金額は129億4650万円。

 町はこのほか、新坂元駅、宮城病院の各周辺地区にも市街地を整備する計画。新坂元駅周辺地区では7日に着工式を行う。

1817荷主研究者:2013/08/14(水) 22:57:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130801t12018.htm
2013年08月01日木曜日 河北新報
仙台−バンコク12月就航 タイ国際航空、週3往復検討

 タイ国際航空が今冬、仙台空港とバンコクを結ぶ国際定期便を就航させる方針を固めたことが31日、分かった。12月上旬から3月下旬までの冬季限定で、週3往復を運航する方向で調整を進めている。第1便は12月4日となる見通しで、来週中に正式発表する。

 同社幹部が近く、仙台市役所などを訪ね、市幹部らに就航の意向を伝える。仙台市は経済成長が著しいタイとの交流拡大を目指し、定期直航便の就航を働き掛けてきた。

 タイでは、富裕層を中心に温泉やスキーなど冬場の日本観光の人気が高い。円安傾向もあり、一定の搭乗率を確保できると判断したとみられる。同社の日本国内の就航先は7都市目。

 機材は札幌線や福岡線と同じ約300人乗りのエアバスA330−300型機を使用する。

 仙台−バンコク線は2000年12月にチャーター便が初めて就航。07年には9往復、12年は6往復が運航された。

 市は06年8月、タイ政府観光庁(TAT)と相互協力協定を締結するなど、タイからの誘客に力を入れてきた。東日本大震災の影響で激減した入り込み客回復に向け、7月には官民による「仙台−タイ交流促進協議会」を結成、定期便実現を目指していた。

 仙台空港発着の国際定期便は現在、6月に就航したハワイ・ホノルル線(週3往復)など週16往復。

1818荷主研究者:2013/08/17(土) 08:41:43

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/08/06 建設新聞
大和ハウス 空間創造社で実施案
分譲・プレミストあすと長町の新築 RC11F約1.5万㎡・総戸数は121戸

 大和ハウス工業仙台支社(仙台市泉区泉中央3丁目8の1 岡田恵吾支社長)は、仙台市太白区あすと長町に分譲マンション「プレミストあすと長町」(仮称)の建設を計画しており、空間創造社で実施設計の作成を進めている。着工は10月中旬、完成は2015年3月末をそれぞれ予定している。

 建設場所は、仙台市太白区で施行中のあすと長町土地区画整理エリア内10街区2画地地内で、敷地面積は4275.89㎡。JR・地下鉄長町駅からほど近く、建設中の仙台市立病院をはじめとした公共インフラや各種大型商業施設も生活圏内にある好立地だ。

 施設規模は、RC11F延べ1万4870.32㎡で、ファミリータイプの分譲住宅121戸を設けるもの。

2013/08/06付一面に掲載。

1819荷主研究者:2013/08/17(土) 08:43:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130808t13025.htm
2013年08月08日木曜日 河北新報
仙台−ソウル線週7から4往復へ減便 アシアナ航空・9月から

 アシアナ航空は7日、週7往復で運航する国際定期便仙台−ソウル線を9月17日から週4往復に減便すると発表した。同社仙台支店は「旅客の需要が十分に見込めなくなった」と説明している。

 減便後は毎週月、水、金、日曜の運航になる。同社は2011年9月、東日本大震災で被災した仙台空港の全面復旧に合わせ、週3往復で定期便を再開した。昨年5月に震災前と同水準となる週7往復に増便した。

 搭乗率は当初、70〜80%台で推移していたが、昨年10月以降は50%台に落ち込み、ことし4〜5月は40%台の低水準が続いていた。

 県空港臨空地域課は「原発事故による風評被害や日韓関係(の悪化)などが影響しているのではないか。早期の週7往復再開に向けて働きかけを強めたい」と話している。

1820荷主研究者:2013/08/17(土) 08:43:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130808t11030.htm
2013年08月08日木曜日 河北新報
山元町が新市街地着工 集団移転宅地など9ヘクタール

坂元地区に整備する新市街地のイメージ図。中央奥は新坂元駅、中央手前は町役場坂元支所

 東日本大震災の被災者の集団移転先などとして宮城県山元町が同町坂元に整備する新市街地の着工式が7日、現地であった。工事の完了目標は2015年3月で、7月末に着手した同町浅生原の山下地区と同時期となる。

 県や町、工事関係者ら約80人が出席し、工事の安全を祈った。斎藤俊夫町長は「期限内に工事が完了するよう関係者との連携を密にしていく」と述べた。

 坂元地区の新市街地はJR常磐線の内陸移設に伴い新設する新坂元駅周辺の9.1ヘクタール。津波対策のため、地盤を2メートルほどかさ上げする。国道6号を挟んで東側の駅前に商業施設や調整池を、西側には集団移転の宅地62戸分と災害公営住宅53戸のほか町役場坂元支所建設に向けた用地などを整備する計画だ。

 町は工期短縮のため設計・施工を一括発注し、鴻池組と上の組の特定建設工事共同企業体が落札した。契約金額は38億7124万円。

 坂元地区の新市街地整備をめぐっては昨年、町が周辺に計画した災害公営住宅22戸分の宅地造成費が高額だとして、町議会が2度にわたって否決した経緯がある。ようやく着工できたことに、斎藤町長は「山下地区と違った感慨がある」と話した。

1821荷主研究者:2013/08/17(土) 08:45:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130810t12009.htm
2013年08月10日土曜日 河北新報
ハイボール専門店が仙台にオープン サントリー東北初進出

専用のサーバーで作った高品質のハイボールが楽しめる「ハイボールバー 杜の都1923」

 サントリー酒類(東京)がプロデュースしたハイボール専門店「HIGHBALL BAR 杜の都1923」が、仙台市青葉区国分町2丁目にオープンした。全国10店目で東北エリアは初進出。地元食材とともに、ハイボールの多様な味わいを提供する。

 約85平方メートルの店内に41席を用意した。炭酸の爽快感と冷たさを楽しめるよう、専用サーバーを設置した。定番の角瓶ハイボール(450円)など各種飲料をそろえたほか、笹かまぼこや牛タンを使ったフードメニューも充実させた。 営業時間は午後6時〜午前3時。日曜、祝日は定休。運営は飲食業イーケーシー(東京)が担う。店舗の連絡先は022(721)5161。

1822荷主研究者:2013/08/17(土) 08:46:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130810t12010.htm
2013年08月10日土曜日 河北新報
仙台オフィスビル、空き室率7月13.0%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店のまとめによると、仙台市内のオフィスビルの7月の平均空き室率は前月比0.10ポイント低下の13.0%だった。改善は2カ月連続。

 調査した5地区のうち4地区で改善した。仙台駅前周辺は既存オフィスの拡張や他地域からの移転があり、0.54ポイント改善の12.56%だった。

 県庁・市役所周辺は0.31ポイント改善の10.47%、仙台駅東周辺は0.19ポイント改善の19.08%となった。ともに解約が少なく、中小規模の入居があった。泉区など周辺オフィス地区も0.73ポイント下がって9.90%となった。

 悪化したのは青葉区一番町周辺で、0.59ポイント上昇の12.40%。移転に伴う大型解約が響いた。

 三鬼商事仙台支店は「業種を問わず拡張の動きが出つつある。秋以降、来年の事業計画を見据えた動きが出てくるか注目したい」と話している。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上のオフィスビル356棟。

1823荷主研究者:2013/08/17(土) 09:13:49

http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/snd-doboku/ohirasendai.html
2013年8月1日 (一)大衡仙台線 小野工区の供用を開始しました。

(一)大衡仙台線 小野工区

 平成7年度から整備を進めてきました一般県道大衡仙台線の小野工区のうち、未供用となっていた1.3km区間について、平成25年7月31日(水曜)午後4時に供用を開始しました。

 本路線は、大衡村の国道4号を起点とし、仙台市内の泉パークタウンを経由して、仙台市青葉区の国道48号に至る約24kmの幹線道路で、本県の物流を支え、また、国道4号のバイパス的役割も果たす重要な路線です。

 今回の供用により、大和町と仙台市内を結ぶ南北軸が強化され、地域間の交流促進、経済活動の活性化が期待されます。

事業概要
○事業延長    L=1.6km
○今回供用区間  L=1.3km   ※供用済区間 L=0.3km 
○道路幅員    W=6.5(11.0)m
○事業期間    平成7年度から平成25年度まで

1825荷主研究者:2013/08/25(日) 11:36:03
>>1824
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130817t12009.htm
2013年08月17日土曜日 河北新報
仙台三越が泉区のタピオに小型店 10月オープン

「エムアイプラザ 三越タピオ店」の店内イメージ

 仙台三越(仙台市)は10月10日、仙台市泉区の商業施設「泉パークタウンタピオ」南館1階に、常設小型店「エムアイプラザ 三越タピオ店」をオープンする。ギフト中心だった従来のサテライト店とは違う多彩な商品構成で、仙台三越への来店が多いパークタウン周辺住民のニーズに応えるのが狙い。

 営業面積は約550平方メートルで、既存の三越石巻(約200平方メートル)、三越大河原(約400平方メートル)を上回る。品ぞろえも婦人服や雑貨、食品をはじめ、百貨店ならではの高品質の商品を提供する予定。営業時間は午前10時〜午後8時。

 仙台三越はタピオ店を皮切りに、今後5年間で宮城県内を中心に常設小型店計8店の出店を計画。新店舗の全てに三越伊勢丹グループにちなんだ「エムアイプラザ」の名称を使う。

 阿部浩章取締役営業統括部長は「一年を通して季節感を楽しめる店を目指したい」と話している。

1829荷主研究者:2013/08/25(日) 12:38:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130819t11016.htm
2013年08月19日月曜日 河北新報
利府町の文化複合施設計画 図書館、16年度先行開館

文化複合施設の建設が計画される新椎の木前

 宮城県利府町の文化複合施設の基本構想・基本計画がまとまった。収容力のある文化ホールと図書館を軸に、公民館、生涯学習センターなどを併設し、町民の文化、芸術活動や交流を後押しする。町は図書館の整備を先行し、2016年度の開館を目指す。

 構想・計画によると、予定地は県道仙台松島線沿いにある森郷地区新椎の木前の農地1.8ヘクタール。既存の図書館や公民館、郷土資料館がある十符(とふ)の里プラザや、JR東北線利府駅から約500メートルの距離にある。

 同プラザの文化ホールは収容人数が300と狭小で、規模の拡大が課題となっていた。

 新たな文化ホールは、800〜1000席の大ホールと、300席程度の小ホールから成る。音響効果を重視するほか、ギャラリーも備え、町民が質の高い芸術に触れる機会をつくる。

 同プラザからの移転を想定する図書館は、現在の蔵書4万7000冊から約7万5000冊に増やし、郷土資料館の設備や資料も拡充する。

 建物は2階建てで、延べ床面積は7000〜9000平方メートル。駐車場は500台分程度を確保する。事業費は40億〜50億円と算出し、地方債による対応を念頭に置いている。民間の資本やノウハウの活用も検討する。

 町は、施設の整備計画策定費1100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を9月議会に提出する方針。

 町企画課は「東日本大震災による事業の遅れを取り戻し、使い勝手の良い施設を造りたい」と説明している。施設全体の運用開始は19年ごろの見込み。

 町文化複合施設整備検討委員会(委員12人)が昨年9月から構想・計画を検討してきた。

1830荷主研究者:2013/08/25(日) 13:00:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130821t15016.htm
2013年08月21日水曜日 河北新報
石巻・新蛇田に仙石線新駅 15年設置へ 集団移転で人口増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130820036jd.jpg

 宮城県石巻市は、東日本大震災の防災集団移転促進事業で新市街地が形成され人口増加が見込まれる新蛇田地区に、JR仙石線の新駅設置を目指す方針を決めた。「請願駅」としてJR東日本と正式な協議に入り、2015年の全線復旧に合わせた実現を目標とする。

 市が想定する新駅の位置は陸前赤井−蛇田間で、土地区画整理事業で整備する「新蛇田南」(27ヘクタール)の南側。三陸自動車道を挟んだ北側でも集団移転用地の造成が進んでいる。

 新蛇田地区は将来、数千人の居住が見込まれ、周辺を含めた住民の生活環境を向上させるため、市は新駅が必要と判断した。

 駅舎の設計や建設、システム改修などに要する数億円の費用は、市が全額負担する見通し。市は年内の合意を目指し、JRと実務的な協議を進めている。

 陸前赤井−蛇田間の新駅設置は、震災前から地元自治体などが要望していたが、具体化していなかった。大規模な集団移転先の整備で新たな需要が期待できることから、市とJRが水面下で折衝していた。

1831荷主研究者:2013/08/25(日) 13:01:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130821t12025.htm
2013年08月21日水曜日 河北新報
JR東、常磐線の用地取得事務所開設 宮城・山元に2ヵ所目

玄関に新事務所の看板を掛ける竹内所長(左)と斎藤町長

 JR東日本は20日、東日本大震災で被災し内陸移設する宮城県山元町の常磐線12.1キロの用地取得を進める「常磐復興用地事務所」を開設した。用地取得の現地拠点は町内2カ所目。

 新事務所は町役場北側の町有地に建設し、プレハブ2階の約280平方メートル。職員4人が常駐し、主に町北部の地権者との交渉を担当する。2014年春予定の着工後は現地工事事務所となり、職員15人程度が常駐する見込み。

 現地であった開所式にはJRや町の関係者約20人が出席。JR東日本東北工事事務所の竹内研一所長と斎藤俊夫町長が玄関に看板を設置した。斎藤町長は「常磐線の復旧は沿線自治体の切なる願い」と期待を寄せた。

 JRは今秋、町役場西側の町民プール跡地に工事関係者の宿舎を開設する予定。竹内所長は「来春の着工に向けてスムーズに進めていきたい」と話した。

1832荷主研究者:2013/08/25(日) 13:26:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130823t11028.htm
2013年08月23日金曜日 河北新報
集団移転1289戸分整備 当初計画比106戸減 東松島

 宮城県東松島市は22日、東日本大震災の防災集団移転促進事業で造成する移転先の整備戸数が、最終的な住民の意向調査などに基づき1289戸分で確定したと明らかにした。当初の調査を踏まえた計画に比べ、個別移転や現地再建の被災者が増えたため106戸減少した。

 市は7地区に移転先を整備し、住民が自由に選択できる方式を採用。昨年、個別面談などで意向を調査した。

 整備戸数の内訳は一戸建てが719戸、災害公営住宅が570戸。当初計画と比較し、一戸建ては98戸、災害公営住宅は8戸減った。

 地区別では野蒜北部丘陵が448戸、東矢本駅北が580戸、矢本西が127戸、牛網が77戸、月浜が23戸、大浜が14戸、室浜が20戸。野蒜北部丘陵は114戸減少した。牛網には当初計画になかった災害公営住宅が27戸追加整備される。

 各地区の造成工事は3月までに始まった。野蒜北部丘陵、東矢本駅北両地区を除く5地区は2014年6月に一戸建ての移転希望者に土地を引き渡し、住宅建設に取り掛かる予定。

 市復興都市計画課の小林典明課長は「整備戸数が固まったことで移転に弾みがつく。約束の期日までに土地を用意し、スムーズな住宅再建ができるよう事業を進めていきたい」と話した。

1833荷主研究者:2013/08/25(日) 13:27:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130823t11027.htm
2013年08月23日金曜日 河北新報
名取・閖上再建、やっと始動 市、県に事業計画書を提出

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の復興計画をめぐり市は22日、土地区画整理事業の事業計画書を県に提出した。住民の合意形成が難航し大幅に遅れていた復興計画だが、震災から2年5カ月過ぎてようやく実質的手続きに入った。現地再建に対しては住民の間に今も不満がくすぶるが、市は住民説明会を開いて理解を求めている。

 今後の主なスケジュールは表の通り。土地区画整理事業は概要の縦覧・意見書提出期間を経て10月に認可を得る方針。2014年4月にかさ上げに着手し、16年4月の居住開始を目指す。

 閖上の復興計画は変遷をたどってきた。当初は70ヘクタールを海抜5メートルまでかさ上げする計画だったが、ことし2月に45ヘクタールに縮小。7月には32ヘクタールに再縮小した。当初5500人とした計画人口は2400人に下方修正した。

 個別面談の結果、閖上に戻る住民数が想定を下回り、かさ上げに求められる国の人口要件(1ヘクタール当たり40人以上)を満たせなくなったため「苦肉の策」として事業規模を圧縮した。

 集団移転事業を併用するが、移転先はかさ上げ区域内。事業地より内陸には災害公営住宅を約100戸整備するのみで、津波を不安視する住民からは拡充整備を望む声が上がる。居住区域東端に中高層の災害公営住宅を建てる計画にも「津波よけに人を住まわせるのか」との反発が根強い。

 市は計画の詳細についてはさらなる修正も検討するとしているが、限られた時間の中での見直しは容易ではない。事業を推進しながら住民の意向をどうくみ入れていくのか、今後も難しい対応を迫られそうだ。

1834荷主研究者:2013/08/25(日) 13:41:47
>>1736
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130824t15020.htm
2013年08月24日土曜日 河北新報
遊びと学びと笑顔を 「仙台水族館」12月着工

イルカのショーなどを行うエリアの完成イメージ図(仙台水族館開発提供)

 2015年春の開業を目指し仙台市宮城野区の仙台港背後地に整備する「仙台水族館」(仮称)について、三井物産や地元企業などでつくる特定目的会社「仙台水族館開発」は23日、事業計画概要を発表した。イルカなど海生動物のショーを楽しめるエリアは東北最大級となる約1000席の観客席を設ける。ことし12月上旬に着工する。

 施設は鉄骨2階で、延べ床面積約9800平方メートル。約100基の水槽を設置し、親潮と黒潮がぶつかる三陸沖の豊かな海や、東北の美しい川辺を再現する予定。ペンギンやアシカなどと触れ合える「癒やし体験ゾーン」も整備。教育施設としての機能を重視し、食育や環境保護について考えを深めるコーナーも用意する。近隣の小学校への出張訪問授業なども企画する。

 東日本大震災の発生時、立地する高砂中央公園整備地に津波が到達した事情を踏まえ、避難ビルの機能を備えることも検討。非常食の備蓄や来場者の避難行動計画づくりも進める。

 特定目的会社は三井物産のほか、横浜・八景島シーパラダイスを経営する横浜八景島と、カメイなど地元企業4社で構成する。市は、進出予定地を固定資産税減免など優遇を受けられる復興特区として申請し、国の認定を受けた。

 仙台水族館開発の西村孔裕社長は「単なるアミューズメント施設ではなく、東北の復興を象徴するような活力あふれる水族館を目指したい」と述べた。

1835荷主研究者:2013/08/25(日) 13:42:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130824t12009.htm
2013年08月24日土曜日 河北新報
TKP「ガーデンシティ仙台」 貸し会議室 増床1.7倍

 貸し会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)は今月、仙台市青葉区のアエルに開設している「ガーデンシティ仙台」を約1.7倍に拡大した。仙台市内に6カ所ある拠点がいずれも6〜7割の高稼働率を維持していることから、今後の需要の盛り上がりに増床で対応する。

 アエル30階に新たに計360人を収容できる二つのホールと、会議用の2室を用意する。会合だけではなく、展示会やパーティーでの利用も想定する。今月1日に営業を始めた。

 アエル21階にあったガーデンシティ仙台は計600人収容の2ホールと、二つの会議室で構成していた。増床に伴い、TKPの市内の拠点では最大規模になる。

 同社は仙台での攻勢を強めており、6月に仙台市役所近くのビルに新拠点を開設したばかり。及川弘志仙台支店長は「新スペースは眺めも良い。ホテルに流れていたパーティー需要の取り込みを図る」と話した。

1836荷主研究者:2013/08/25(日) 13:43:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130824t12013.htm
2013年08月24日土曜日 河北新報
量産波及効果に期待 トヨタ東日本、宮城産HV生産開始

カローラHVの後部座席付近にバッテリーを取り付ける従業員=トヨタ東日本宮城大衡工場

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)で製造が本格化したカローラのハイブリッド車(HV)は、宮城県内から送り出される初のHV車両となる。低燃費車種は今後も市場拡大が見込まれるだけに、自動車産業集積地として宮城の拠点性が高まるのは確実。関係者は量産による波及効果に期待を膨らませた。

 23日にトヨタ東日本であったラインオフ式典後、車両開発に携わったトヨタ自動車の中村寛主査は「東北が日本のHV市場を活性化させるだろう」と話した。

 東北では、トヨタ東日本岩手工場(岩手県金ケ崎町)が2011年末から小型HV「アクア」を手掛けている。カローラとアクアは共通部品が多いこともあり、部品メーカーにとっては量産効果がアップする。

 車載バッテリーを供給するプライムアースEVエナジー宮城工場(宮城県大和町)は、アクア人気もあって2年前からフル生産が続く。年内いっぱいは高稼働が続くと見られ、高木省三工場長は「東北で製造する車種分の全量を担いたい」と意気込む。

 地元企業も生産車種の多様化を歓迎する。エンジン周辺部品の表面処理を担うケディカ(仙台市)は現在、北上市の拠点で増産対応に追われる。同社の小原良一工場長は「車種の追加で、受注量が安定する」と話す。

 ガソリン1リットル約33キロという高い燃費性能に、販売現場も鼻息が荒い。

 トヨタカローラ宮城(仙台市)は「伊達ブリッド」のキャッチコピーで売り込む考えといい、同社の寺島晃営業企画室長は「宮城産を前面に出し、幅広い年齢層にアピールしたい」と語った。

1837荷主研究者:2013/09/01(日) 13:59:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130827t12023.htm
2013年08月27日火曜日 河北新報
大郷町で宅地開発 一戸建て用150区画 16年完成予定

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130826040jd.jpg

起工式の神事で工事の安全を祈る早坂社主

 不動産業の大和リーアルティ(仙台市)は26日、宮城県大郷町で一戸建て用地約150区画を分譲する大規模な宅地開発に着手した。2016年の完成を予定している。町によると、民間による大型の宅地開発は同町で初めて。

 町東側の味明地区の丘陵地に造成し、名称は「大郷・ヒルズ未明(仮称)」。松島町との境に位置し、三陸自動車道松島大郷インターチェンジ(IC)やJR東北線愛宕駅に近い。

 総面積は約9ヘクタールで、宅地は1区画70坪(231平方メートル)前後が中心。価格は1坪(3.3平方メートル)当たり7万円程度を見込む。共同住宅用も2区画を計画している。

 東日本大震災で自宅を失った沿岸部住民や、自動車産業集積が進む仙台圏北部の工業団地の誘致企業社員を主な顧客層と想定する。交通アクセスの良さを生かし「仙台の通勤圏」としてもアピールしたい考え。

 現地で26日、起工式があった。早坂了悦社主は「求めやすい価格で宅地を提供し、震災復興と大郷の人口増加に貢献したい。土地にはまだ余裕があり、ニーズに応じて追加の分譲も可能だ」と語った。

1838荷主研究者:2013/09/01(日) 14:02:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130828t15014.htm
2013年08月28日水曜日 河北新報
食品買い物スムーズに 仙台三越改装、一部オープン

刷新した地下売り場は、多くの買い物客でにぎわった

 仙台三越(仙台市青葉区)は27日、改装中の地下1階食品フロアの一部を先行オープンした。10月下旬までにリニューアルを終える計画で、前年比15%増に当たる年間115億円の食品売り上げを目指す。再オープンを記念して31日までセールを展開する。

 先行営業したのは、定禅寺通り館にある生鮮ゾーン「フレッシュマーケット」。買い物客が歩きやすいようフロアレイアウトを見直すなどした。来店した宮城野区の女性(42)は「品ぞろえが充実し、照明も明るくなった」と歓迎した。

 仙台三越は本館、定禅寺通り館の地下フロア(計約3000平方メートル)で今年6月から改装工事を進めている。9月下旬に定禅寺通り館の精肉ゾーン、10月に仙台銘菓などを扱う本館「フードガーデン」を刷新する。総事業費は約10億円。

 仙台三越の渡辺憲一社長は「今後もお客さまの期待に応えられる食品フロアを目指していきたい」と話した。

1839荷主研究者:2013/09/01(日) 14:05:28

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130829t11032.htm
2013年08月29日木曜日 河北新報
宮城県人口10年ぶり増 復興従事者ら転入 3月末現在

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130829009jd.jpg

 総務省が28日発表した住民基本台帳に基づく2013年3月末現在の人口動態調査で、宮城県人口(日本人)は前年同期比2183人(0.09%)増の230万4889人となり、10年ぶりに増加に転じた。東日本大震災の復興事業の従事者らが、仙台市などに転入したことが要因とみられる。

 年間の人口動態をみると、自然増減は、出生1万8710人、死亡2万2043人で3333人減少した。転入転出などによる社会増減は、5516人の増だった。

 東北で人口が増えたのは宮城県だけで、人口増加率0.09%は全国で4番目に高かった。

 県人口の推移はグラフの通り。03年の235万132人をピークに減少が続き、震災を経て12年には230万2706人に落ち込んだ。13年も震災前の10年との比較では2万4455人(1.1%)減っている。

 国勢調査を基準にした県推計人口を毎月公表している県によると、県人口は12年6月から前年同期比で増加に転じた。目立つのは、復興従事者や避難住民らが多い仙台市の人口増。7月1日時点の推計人口は震災前の11年3月1日より約2万人増えた。

 県は「仙台市や周辺自治体の増加が県全体を押し上げている。一方、石巻市など被害が大きい地域は人口減が続いている」と分析する。

 調査は、今回から外国人も対象に加えた。県内の外国人は1万3803人で、県の総人口は231万8692人。

1840荷主研究者:2013/09/01(日) 14:05:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130830t12022.htm
2013年08月30日金曜日 河北新報
ドゥクラッセ、東北に初店舗 仙台・きょうオープン

「ドゥクラッセ」の仙台店

 40〜50代の女性向け衣料の通信販売会社「ドゥクラッセ」(東京都)が30日、仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店2階に直営の仙台店をオープンさせる。東北初進出で国内では11店目となる。

 売り場面積は約160平方メートル。店内を「散歩」「ランチ」「夜のお出かけ」の三つのゾーンに分けて、女性用衣料やアクセサリーを販売する。40〜50代向けの紳士服も扱う。

 ドゥクラッセは、上質な素材と体形をきれいに見せる工夫を凝らしたデザインで人気を集める。さくら野の同じフロアにはことし6月、グループ会社の靴屋「フィットフィット」も出店した。

 営業時間は午前10時〜午後7時半。連絡先はドゥクラッセ仙台店022(714)6071。

1841荷主研究者:2013/09/29(日) 22:47:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130905t12013.htm
2013年09月05日木曜日 河北新報
食品プラ容器大手、コバヤシ宮城進出 大和に生産拠点

 食品用プラスチック容器製造大手のコバヤシ(東京)は、宮城県大和町の工業団地「大和リサーチパーク」に進出する方針を固めた。10日に県、大和町と立地協定を結ぶ。同社が東北に生産拠点を置くのは、弘前市の弘前工場に次いで2カ所目になる。

 コバヤシは1952年の創立。納豆や豆腐などの容器や食品トレーといったプラスチック容器のほか、リンゴなど果物の搬送用資材や、玩具用原料の液状プラスチックを製造する。納豆容器の国内シェアは6割に上る。

 新工場の生産品目や規模などは検討中。同社が県産業技術総合センター(仙台市泉区)などと共同開発した環境対応素材を使った製品の開発や量産化も視野に入れている。

 リサーチパークの西地区(約9ヘクタール)のうち、2014年4月に分譲を開始する区画2.8ヘクタールを取得する予定。半導体製造装置製造の東京エレクトロン宮城に隣接し、交通の利便性が高いことなどから立地を決めた。従業員20〜30人は地元で採用する見込み。

 同社の工場は弘前、茨城、東京、静岡など全国7カ所にある。資本金8000万円で従業員は約500人。13年3月期の売上高は233億5200万円。

1842荷主研究者:2013/09/29(日) 22:48:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130905t52007.htm
2013年09月05日木曜日 河北新報
山形から仙台へ 買い物客の流出進む山形市

 衣服や電化製品など複数の店舗で品質や値段を比較して購入する買い回り品を求め、山形県から仙台市へ買い物に行く割合(買い物流出率)が高まっていることが、山形県の2012年度買い物動向調査で分かった。山形市と最上町の流出率が大きく、山形市では10人に1人が仙台市で買う品物もあり、両地域の頻繁な往来を示している。

 山形県から仙台市への買い物流出率(全品目)は12年度が1.2%で、前回調査した09年度から0.1ポイント拡大した。このうち買い回り品は2.9%で、0.4ポイント伸びた。

 品目別では「靴・バッグ」が8.4%で最大。「時計・メガネ・アクセサリー」7.8%、「婦人・子ども服」6.6%と続いた。目的では「レジャー・娯楽」が11.1%、「外食」は3.9%だった。

 市町村別の買い回り品流出率は、山形市が5.2%、最上町が5.1%で際立った。朝日町が4.7%で続き、米沢市3.7%、大石田町と大蔵村が3.6%となった。

 山形市の内訳は「靴・バッグ」が14.2%、「時計・メガネ・アクセサリー」が12.6%、「婦人・子ども服」が12.2%でいずれも高かった。「レジャー・娯楽」は13.7%、「外食」も7.4%に上った。

 県商工労働観光部は「2007年以降、仙台市や名取市に、アウトレットモールなど大規模商業施設が複数開店したことが、県外流出を加速させている」と分析する。

 調査は3年ごとに実施する。今回は12年8月24日〜10月24日、県内の1万世帯にアンケートし、9257世帯(92.6%)から有効回答を得た。

1844荷主研究者:2013/09/29(日) 23:35:53
>>1603
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320130905bfal.html
2013年09月05日 日刊工業新聞
ドコモ、仙台で家庭用エネ管理システム運用−電力の自給自足率90%に

 NTTドコモは年内に仙台市田子西地区のスマートハウスに家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を設置し、電力の自給自足率を従来の71%から80―90%まで向上させる。10月から田子西地区のスマートハウスに住民が入居し、本格始動する。

 ドコモはスマートハウス向けに太陽光発電やリチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池、電気自動車(EV)の蓄電池に対応したHEMSを展開。クラウドを活用した効率的な運用で電力の自給自足率を高める。

 NTTドコモは横浜市で日産自動車などと太陽光発電やEVの蓄電池を組み合わせた実証実験を行ってきた。このスマートハウスには実際に人が住んでおらず、EVに放電機能もなかった。同社はシミュレーション形式で実証実験を行い、電力の自給自足率は71%程度だった。

 仙台市のスマートハウスでは従来の設備のほか日産のグローバルデータセンターとドコモのHEMSクラウドを連携させる。

1845荷主研究者:2013/10/06(日) 12:40:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130917t11020.htm
2013年09月17日火曜日 河北新報
高砂中央公園、入り口隣に水族館 仙台市計画中間案まとめる

 仙台市は、宮城野区の仙台港背後地に整備する高砂中央公園の基本計画中間案をまとめた。メーンの入り口(エントランス広場)に隣接して民間企業が建設する中核施設の「仙台水族館」(仮称)と、多目的広場を配置。南側は野球場などのスポーツゾーンとする。来年度の着工を目指す。

 「新たな交流の核となる復興の杜」を基本コンセプトに据えた。公園全域が法人税減免などの優遇が受けられる復興特区に指定されており、物販や飲食業者の進出を促す。公園の北〜西側は最大幅30メートルの樹林帯にして「杜の都」のイメージを演出する。

 スポーツゾーンには観客席を備えた野球場を2カ所、テニスコートを8面整備する。西側の樹林帯と一体化するように9ホールのパークゴルフ場とジョギングコースを設ける。

 多目的広場は芝生敷きで約1.5ヘクタール。バーベキューが楽しめる炊事施設を設置する。

 市は今月24日〜10月23日、中間案についてのパブリックコメント(意見公募)を実施。11月に基本計画をとりまとめる。

 全体の整備完了には着工から5年程度かかる見込み。水族館は2015年春の開業を予定しており、市は来館者が利用するエントランス広場や駐車場(約800台収容)の工事から着手する。

1846荷主研究者:2013/10/16(水) 23:38:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130924t11013.htm
2013年09月24日火曜日 河北新報
仙台市公営事業、回復基調 復興需要で人口増要因

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130924m1666.jpg

 仙台市は、2012年度の公営事業の決算と実績をまとめた。東日本大震災による事業休止や復旧費計上で収支が悪化した11年度と比べ、復興需要に伴う人口増などによって収支が改善、回復基調となった。地下鉄、水道は黒字を維持し、ガス、病院は黒字に転換。下水道は2年連続で赤字だったものの、純損失は大幅に減った。

 地下鉄の乗客は11年度より約440万人(8.1%)増え、6年ぶりに5800万人台を確保した。乗車料収入は8.0%増の約107億400万円だった。一般会計からの補助金は約38億300万円で、総収益に占める割合は11年度比2.0ポイント減の24.5%。15年度開業の東西線建設に約451億5500万円を支出。資材不足の影響で約434億1000万円を繰り越した。企業債残高の増加傾向は変わらず、1342億円に上る。

 下水道は南蒲生浄化センター(宮城野区)の災害復旧費や、他の被災施設の固定資産除去損が減り、総費用が26.0%減った。使用量は震災前水準に戻り、純損失は11年度の約56億4000万円から約9億9700万円へと大幅に圧縮された。

 ガスの販売量も震災前水準に持ち直し、総収益は11年度比11.5%増の約389億8300万円。液化天然ガス(LNG)の原料価格は1キロ当たり約93円と13.1%値上がりしたものの、復旧費用や固定資産除去損が減少したため、約5億6600万円の純利益を計上した。

 病院は診療報酬の改定や患者数の増加で、総収益が11年度比8.4%増の約130億6200万円。14年の開院を目指す新病院建設に伴い、流動負債額は60.1%増の約22億2600万円に上った。建設資材不足により約1億2000万円を繰り越した。

1847荷主研究者:2013/10/16(水) 23:46:37
>>1762
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130925t15037.htm
2013年09月25日水曜日 河北新報
貸し自転車「ダテバイク」上昇気流 仙台駅東口に駐輪場新設

JR仙台駅の東口駅前広場に設置されたダテバイクの専用駐輪場

 仙台市のコミュニティーサイクル事業「DATE BIKE」(ダテバイク)の専用駐輪場が今月、JR仙台駅東口地区に相次いで整備された。エリアを広げたことで利便性が高まり、苦戦していた回転率(1台の1日当たりの利用回数)はほぼ倍増した。市の委託を受け運営しているNTTドコモは「自転車に乗るには最適な季節。さらに利用してもらえるようPRしたい」と意気込む。

 3月に運用が始まったダテバイクは、自転車に通信機能を搭載して利用時間と料金(1時間100円、延長30分ごと100円など)を管理する。県庁など仙台駅西側の14カ所に専用駐輪場を整備し、計100台を配置した。クレジットカード払いの煩わしさなどから運用開始当初の回転率は1回と低迷していた。

 ドコモは利用者増加策の切り札として、プロ野球東北楽天の本拠地日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)など駅東地区への専用駐輪場開設を検討した。

 楽天野球団と協議し、3塁側ゲート横に30台収容のスペースを確保した。今月13日に開設し、観戦客にはダテバイクの料金を200円割り引くなどのキャンペーンを始めた。

 ドコモによると、13日以降の回転率は運用開始以来、初めて2回を突破。利用者は8月末現在の約4000人から約5300人(18日現在)に拡大した。同社は「駅西側の各駐輪場からKスタに向かった人が多く、Kスタ駐輪場の新設が大きな要因」と解説する。

 初のリーグ制覇に向け、好調が続く東北楽天の観客動員が増えたことも追い風になった。

 21日には、東口駅前広場内の専用駐輪場(23台収容)を開業。駅東地区の起点を増やし、さらに利便性を高めた。

 ドコモは「駅東口地区はスポーツ観戦や買い物だけではなく、ビジネスの需要もある。今後の状況次第で、さらに駐輪場を増やしたい」と利用エリア拡大に力を入れる。

1848荷主研究者:2013/10/16(水) 23:48:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130926t11031.htm
2013年09月26日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線「仮称駅名のまま」76% 意見募集結果

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20130926_m1-0001.jpg

 仙台市は25日、2015年開業を目指す地下鉄東西線の駅名について、一般から意見募集した結果を公表した。大半の駅で、「仮称駅名のままでいい」という意見が大勢を占めた。有識者らでつくる検討委員会による審議を経て市は11月下旬に正式名称を決める方針だ。

 応募があった1万1584件のうち、「仮称がよい」が8853件(76%)に上った。駅別では、「六丁の目」(93%)や「西公園」(86%)、「一番町」(82%)などで仮称駅名を支持する意見が多かった。

 一部は仮称駅名以外の応募も目立った。このうち「動物公園」は仮称名以外が43%で、地名の「八木山」を加える案などが挙がった。仮称名以外が39%だった「連坊」では、駅に隣接する仙台一高の校名を取り入れる意見などがあった。

 仮称「新寺」は「宮城野通」「新寺小路」「仙台駅東口」などの案が寄せられた。「国際センター」は「仙台城跡」「青葉城下」のほか、周辺施設の市博物館や近くを流れる広瀬川を組み合わせる案が集まった。

 「薬師堂」を「聖和学園前」や「陸奥国分寺」、津波被災地に近い「荒井」を「復興」「希望」とする意見もあった。

 検討委員会は今後、募集結果を参考に駅名の具体案を審議する。市は委員会の提言を踏まえて正式決定する方針だ。

 募集は仙台駅を除く12駅が対象で、7月末〜8月末に郵送や電子メールで受け付けた。応募者は1180人で、仙台市民が89%を占めた。

1849荷主研究者:2013/10/16(水) 23:49:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130926t12018.htm
2013年09月26日木曜日 河北新報
食と農の連携推進 機構東北支部、来月2日設立

 全国の農業法人や食に関する企業などでつくる一般社団法人日本食農連携機構は10月、全国2番目の支部として東北支部を設立する。会員同士が連携して取り組む新商品開発などを通し、農業者や商工業者の売り上げと利益の向上を目指す。

 設立記念式典を10月2日、仙台市青葉区の江陽グランドホテルで開く。機構側が支部活動計画を説明し、佐々木康雄東北農政局長が記念講演する。支部長には納豆・みそ製造業で農業法人の川口納豆(宮城県栗原市)の門伝英慈社長が就任する予定。

 支部は3カ月に1度の割合でセミナーや講演会を開催。食と農に関する有識者らを講師に、最先端の農業経営や消費者ニーズの動向の情報を提供する。会員相互の情報交換やネットワークづくりに役立てる。

 ゼミ形式の勉強会も開き、経営課題や新商品開発について意見交換する。食と農が連携したビジネスモデルの構築を目指し、コンサルティングも行う予定。活動を通じて東日本大震災で被災した1次、2次、3次の各産業同士のさらなる連携を促す。

 会員は事業者会員と個人会員があり、農業者、食産業のメーカー、流通、小売業などの関係者の参加を想定する。

 食農連携機構は09年設立。地方支部は10年の熊本支部(現九州支部)に次いで2カ所目となる。

 門伝社長は「会員同士が継続的に切磋琢磨(せっさたくま)し、もうかる農業、食関連産業をバックアップする組織にしたい」と話す。

1850荷主研究者:2013/10/16(水) 23:49:34

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/09/27 建設新聞
仙台市太白区 ワールドアイシティ
あすと長町復興公営住宅・163戸の新築
PC13F約1万1300㎡ ピーエス三菱JVで12月着工

 ワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2丁目4の1 曽原実代表取締役)は仙台市太白区あすと長町に東日本大震災で家を失った被災者向けに「仙台市あすと長町(26街区)復興公営住宅」(仮称)の新築を計画しており、ピーエス三菱・奥田建設JVの施工で今年12月の着工を目指している。

 同復興公営住宅は仙台市が復興公営住宅を建設する民間事業者を公募し、完成後に市が土地と建物を買い取る方式で整備する。昨年12月に公募を開始し、今年3月に地下鉄東西線沿線の若林区六丁の目中町や大和町5丁目など16物件、1349戸(1物件、32戸が取り止め)を選定済みで、いずれも2014年度末の完成を目指し準備が進んでいる。

 今回、ワールドアイシティが計画している復興公営住宅は、同じくあすと長町で植木組(戸数96戸、設計は構創企画ABE)が計画中の住宅に続くもの。

 施設規模はPC(プレキャストコンクリート造)13F延べ1万1295.93㎡で、整備戸数は163戸。建設用地はヨークタウンあすと長町の東側に位置する仙台市太白区あすと長町4丁目3の11地内で、敷地面積は3304.68㎡。着工は12月1日、完成は15年3月15日を予定している。基本・実施設計は山下設計が担当した。

 なお、仙台市の買い取り方式による復興公営住宅は13年度で仙台印刷工業団地協同組合が所有する若林区六丁の目西町の用地約3000㎡と、協同組合仙台卸商センターの卸町3丁目の用地約3500㎡に、合わせて200戸の住宅を追加整備する方針を固めている。

2013/09/27付一面に掲載

1851荷主研究者:2013/10/20(日) 11:48:44

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=10618
2013/09/21 日刊建設新聞
来年度から付加車線工 白石市の国道4号 建設技術研で設計(仙台河川国道)

 国交省仙台河川事務所は、白石市内の国道4号で「白石地区付加車線整備事業」を進めている。大型車の交通量が多い同地の渋滞緩和のために、約3km区間で付加車線を整備するもの。すでに建設技術研究所が詳細設計業務を進めており、来年度から工事着手する予定だ。

 同事務所の計画では、福島県との県境に近い白石市越河地内の国道4号上り車線に、幅員3.25mの付加車線を整備することにしている。

 施工場所は、国道4号がJR東北本線と並走する越河駅付近の約3km区間。現道は、片側幅員が3.25mの2車線で、幅員2.5mの歩道が片側に設けられている。改良工では幅員3.25mの付加車線を設けるほか、4カ所に道路を横断する形で箱型函渠を追加設置する。26年度中に工事着手する見通しだ。

 すでに道路の詳細設計を建設技術研究所(東北支社・仙台市青葉区)に委託し、業務を進めている。来年2月25日までにまとめる予定だ。

 詳細設計の業務内容を見ると、道路設計が延長3360m、平面交差点設計が5カ所、箱型函渠が4カ所。

 既存函渠の規格は、▽3.6m×4.2m▽3.5m×1.6m▽3.8m×4.2m▽2m×2m──の4種。

 事業区間は、大型車の交通量が多く、重要な物流機能を担っている場所だ。長い登り坂が続き、大型車両の速度低下が起きるほか、並行する東北自動車道の通行止め時(冬季)に渋滞が発生するため、交通難所となっている。

 今年度は、詳細設計と用地買収の事業費として、計1億2000万円を確保。来年度からは、用地が確保できた場所から工事を進める予定だ。予備設計は近代設計(東北支社・仙台市若林区)がまとめた。

1852荷主研究者:2013/10/20(日) 11:49:08

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/09/30 建設新聞
太白区鹿野3丁目・野村不動産仙台支店 分譲「プラウド鹿野三丁目」の新築計画
RC15F1.8万㎡、192戸 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区一番町2丁目5の1 篠雅治支店長)は、仙台市太白区鹿野に分譲マンション「プラウド鹿野三丁目」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市太白区鹿野三丁目105の1ほか地内の敷地面積7808.02㎡で、ザ・モール仙台長町やララガーデン長町などの大型商業施設、地下鉄・長町南駅から徒歩圏内にある住環境に優れた立地。

 建設する施設は、RC15F延べ1万8308.14㎡で、ファミリータイプの分譲住宅192戸を設ける大型のマンション開発計画となる。

 着工は、来年3月初め、完成は2016年3月末をそれぞれ予定している。

2013/09/30付一面に掲載

1853荷主研究者:2013/10/20(日) 12:07:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131001t12016.htm
2013年10月01日火曜日 河北新報
仙台空港鉄道 8月の利用客、30.4万人で最多に

 仙台空港アクセス鉄道の8月の利用客は前年同月比27.8%増の30万4965人となり、2007年の開業以来最多となったことが30日、宮城県のまとめで分かった。仙台空港の国内線が過去最多の1日61往復となり、空港利用者が増えた。

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取−仙台空港間の3駅の乗降客数を集計した。駅別の内訳は、仙台空港が15万3258人(前年同月比29.4%増)で最多。杜せきのしたが11万4103人(18.2%増)、美田園が3万7604人(58.9%増)で続いた。

 杜せきのした駅近くのイオンモール名取特設会場(名取市)で木下大サーカス仙台公演が開かれていることも増加を後押ししたとみられる。

 仙台空港の利用者も、8月は30万8737人(速報値)となった。月間利用者の30万人突破は07年11月以来。

 県空港臨空地域課の担当者は「鉄道、空港とも利用が好調で喜ばしい。秋の行楽シーズンに向け、さらなる利用促進策を講じたい」と話した。

1854荷主研究者:2013/10/20(日) 12:08:50

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/10/02 建設新聞
宮城野区燕沢東・近江不動産 仙台市燕沢東復興公営住宅新築の施工者決まる
仁田工務店JV・RC7F4162㎡、15年3月完成へ

 近江不動産(仙台市宮城野区燕沢東2丁目1の23 近江清志代表取締役)は、仙台市宮城野区に仙台市の公募買取方式による被災者向け災害公営住宅「仙台市燕沢東復興公営住宅」(仮称)の新築を計画しており、仁田工務店・仙建工業・広瀬組JVの施工を決めた。

 建設用地は、仙台市宮城野区燕沢東2丁目86番ほか地内の4829.99㎡で、JR東仙台駅まで徒歩圏の立地となっている。

 計画によると、RC7F延べ4162.27㎡の災害公営住宅を建設。内部には62戸を設け一部は車いすに対応した仕様とする。

 着工は12月1日、完成は2015年3月15日を予定している。

 基本・実施設計はアサヒ建築設計事務所が担当した。

 同復興公営住宅は仙台市が復興公営住宅を建設する民間事業者を公募し、完成後に市が土地と建物を買い取る方式で整備する。

2013/10/02付一面に掲載

1855荷主研究者:2013/10/20(日) 13:31:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131012t12015.htm
2013年10月12日土曜日 河北新報
グリー、仙台に新拠点 顧客対応、12月始動70人雇用

 ソーシャルゲーム大手のグリー(東京)が、顧客対応の拠点となる「カスタマーセンター」を仙台市内に開設することが11日、分かった。グリーの同種拠点は全国4カ所目。12月の業務開始を予定し、パート70人を採用する。

 仙台市青葉区中央1丁目の東京建物仙台ビルに入居する。ゲーム代の決済方法など、電子メールで受け付けた問い合わせに対応する。将来的な人員拡充も検討する。

 グリーは現在、東京と北海道、沖縄にサービスセンターを置いている。首都圏に比べて人件費が安く、若年層の労働者が豊富な点を考慮して仙台への立地を決めた。拠点開設に当たっては、市の立地助成金を活用する。

 2004年設立のグリーは、「探検ドリランド」などのヒットで急成長した。最近は業績低迷を理由に、希望退職募集や大阪の開発拠点閉鎖といったリストラ策に取り組む方針を明らかにしている。

 グリー広報室は「選択と集中の一環。仙台のセンターを改善モデルとし、顧客対応の効率化を図りたい」と話している。

1858荷主研究者:2013/10/27(日) 13:40:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131019t15034.htm
2013年10月19日土曜日 河北新報
光学検査機に独自技術 仙台のベンチャー、特殊結晶を製造

改良型の光学検査機。中央の可動式の台にサンプルを乗せ、左側の光源から光を当て、右側にあるセンサーで測定する

 光学素子開発製造のフォトニックラティス(仙台市)は、電子製品の研究、開発現場などで活用される光学検査装置(エリプソメータ)のシェア拡大に力を入れている。独自製造する「フォトニック結晶」を使い、ナノレベルの膜の厚さを計測する性能を持たせた。21日には改良機を発売し、一層の普及を目指す。

 エリプソメータは、サンプルからの反射光を光学センサーで計測し、表面の膜の厚さを測る仕組み。スマートフォン(多機能携帯電話)の市場拡大に伴い、メーカーや研究機関からの需要増が期待されている。

 同社は昨年、小型装置「LiBRA(リブラ)」の商品化に成功。一般的な回転式偏光フィルターの替わりに、フォトニック結晶をフィルターに並べた独自の電荷結合素子(CCD)センサーを採用した。

 新型センサーは、数十万の偏光情報を一気に得られる利点がある。装置そのものの小型化や、製造コスト削減も可能になり、これまで10台近い引き合いがあった。

 新たに市場投入する改良型には可動式のサンプル台を導入し、測定がより効率的にできるよう工夫した。幅2ミリ、長さ1センチの領域を1回で検査し、20マイクロメートル(マイクロは100万分の1)四方単位でデータ採取できる。

 改良型は1台約400万円で、年間10台の販売を目指す。同社の岸田勝人社長は「フォトニック結晶の独自技術は、高速で、詳細な分析が求められる工業分野に貢献できるだろう」と話した。

 [フォトニック結晶]光の屈折率が異なるガラス素材などを、基板上に一定のパターンで重ね合わせた人工結晶。光学素子に使われ、物質表面の複雑な偏光データを検出できる。川上彰二郎東北大名誉教授が量産技術を開発し、事業化のためのベンチャー企業として02年にフォトニックラティスを設立した。

1859荷主研究者:2013/10/27(日) 13:41:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131020t13008.htm
2013年10月20日日曜日 河北新報
東北初、適格消費者団体の母体 NPO法人 仙台で発足

 悪徳商法の被害者に代わり、事業者に不当行為の差し止め訴訟を起こせる「適格消費者団体」を創設しようと、母体となるNPO法人「消費者市民ネットとうほく」(仙台市)が19日、設立された。一定の実績を積み、2016年度に国からの適格団体認定を目指す。適格消費者団体は全国で11団体あるが、東北は空白域となっている。

 仙台市で同日あった会合で、理事の鈴木裕美弁護士は「適格団体は全国で消費者被害防止に寄与している。東北全体のカバーを目指したい」と述べた。

 ネットとうほくは消費生活相談員や弁護士、司法書士、東北6県の生協連などの会員で構成。被害の調査や相談会の実施、不当行為事例の集約や是正申し入れなどを行う。

 適格団体の認定には、原則2年以上の活動や100人以上の正会員などの要件を満たすことが必要。適格団体になると、不当な契約や表示、訪問・通信販売などで不当行為をした事業者に、停止や予防を求める訴えを起こすことができる。

 理事長の吉岡和弘弁護士は「消費者が公正な企業を選べるような社会を目指し、認定に向けて頑張ろう」と呼び掛けた。

 ネットとうほくは会員を募っている。個人正会員の年会費は1口5000円。事務局の当面の連絡先は宮城県生協連022(276)5162。

1860荷主研究者:2013/11/01(金) 00:07:11
>>1044
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131021t11036.htm
2013年10月21日月曜日 河北新報
JR仙台駅前再整備着工へ 市、バス停集約化など図る

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131021001jd.jpg

 仙台市はJR仙台駅前広場の再整備事業に着手する。2015年度の地下鉄東西線開業に備え、バス停集約化やエレベーター増設を進める。東西自由通路の拡幅工事が始まるなど駅構内の大規模な改修も進む「東北の玄関口」の利便性やアクセス機能を向上させる。

 今月下旬から東口の整備に取り掛かる。高速バスの乗降スペースを現在の4台分から6台分に広げ、周辺に散らばっていた停留所を東口に集める。観光と送迎用のバス乗降場所も西口から移し、9台が停留できるようにする。

 14年度は西口ロータリーに、タクシーの乗降場所と分離する形で自家用車専用の乗降場所を新設する。地下鉄と新幹線改札口がある駅3階を初めて結ぶエレベーターも完成させる。

 西口にある路線バスのバスプールは15年度以降、停留スペースを増やす。南町通側に用地を確保し、20カ所以上に分散している停留所を集約する。総事業費は約30億円で、完成は15年度以降の見通し。

 西口の駅前広場は1981年、東北新幹線の開業に合わせて整備された。バスプールが飽和状態となり、バス停が分散。ロータリー内の渋滞が絶えないなど問題が山積していた。市は11年12月、駅前広場の再整備方針を策定し、JR東日本と協議を重ねてきた。

1861荷主研究者:2013/11/01(金) 00:08:47
>>1848
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131022t13030.htm
2013年10月22日火曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線駅名、11駅の原案決まる

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131022034jf.jpg

 2015年開業を目指す仙台市地下鉄東西線の駅名検討委員会(委員長・宮原育子宮城大教授)は21日、仙台駅を除く審議対象12駅のうち11駅の原案を決めた。市が付けた仮称「一番町」を「青葉通一番町」に、「新寺」を「宮城野通」にするなど4駅を仮称から変更した。検討委は来月、12駅の最終案を市に提言する。

 一般公募や地元から寄せられた提案を踏まえ、委員が駅ごとに審議。仮称「動物公園」と「一番町」は「具体的な場所が伝わりにくい」との理由で、それぞれ「八木山」「青葉通」を加えた。

 「新寺」を「宮城野通」としたのは「JR仙台駅東口地区を象徴する通りの名称がふさわしい」と判断したため。「卸町」は近隣の大和町の町内会の要望などを考慮し「やまと卸町」にした。

 「国際センター」については「仙台城跡など歴史を感じられる名称にすべきだ」「仮称のままでいい」などと意見が分かれて決まらなかった。

 仮称通りの7駅のうち「青葉山」「川内」には東北大、「連坊」には仙台一高に関連した名称を求める意見が一般公募で寄せられたが、「特定の団体名はそぐわない」などとして、受け入れられなかった。

1862荷主研究者:2013/11/01(金) 00:17:38
>>827 >>856 >>1264
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131025t13027.htm
2013年10月25日金曜日 河北新報
仙台・宮城野橋下り線完成 31日、上下1車線で開通

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131025022jd.jpg

 「X(エックス)橋」の愛称で親しまれ、仙台市とJR東日本が架け替え工事を進めているJR仙台駅北側の「宮城野橋」下り線が完成し、31日午後に利用が始まる。上り線が2016年度に整備されるまで、下り線が片側1車線の上下線として代用される。

 市中心部と駅東口地区を結ぶ宮城野橋は、1961年完成で老朽化が目立ち、片側1車線のため慢性的な渋滞を引き起こしていた。07年に上下線ともに3車線化する工事が始まった。70億円の総事業費を見込む。

 開通する下り線の全長393メートルのうち、JR東が線路をまたぐ135メートルを、市が両端の258メートルを施工。幅4.5メートルの歩道も設けられた。

 架け替え前の宮城野橋は、たもとの道路の両端が二股に分かれていたため、「X橋」の愛称で呼ばれた。

 架け替えは当初、駅前通と立体交差する計画だったが、予測交通量が減ったことから、市は09年に駅前通と直接つなぐ工事に変更した。

1863荷主研究者:2013/11/10(日) 14:49:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131026t13024.htm
2013年10月26日土曜日 河北新報
石巻線15年春全面再開 女川駅内陸に150メートル移設

石巻線復旧に関する確認書締結式に出席した(右から)西野支社長、須田町長、JR東日本東北工事事務所の竹内研一所長

 東日本大震災で被災し、休止している宮城県女川町のJR石巻線浦宿−女川間について、JR東日本は25日、2015年春に再開する方針を明らかにした。町が中心商業エリアの再生を宣言する「まちびらき」に合わせた。同区間の再開で石巻線は全面復旧する。

 商業エリアの中心となる女川駅は約150メートル内陸側に移設され、同区間の営業距離は約2.4キロと約200メートル短くなる。

 町は土地造成や駅舎建設、周辺インフラと交通広場の整備を実施し、JR東は線路や信号、プラットホームを整備する。

 女川駅は5〜6メートルかさ上げした土地に建設する。鉄骨一部木造3階で、震災前に駅に隣接していた町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」も入る。駅舎部分はJRに有償で貸与する。建設費は約7億2000万円の見込み。

 JR東と町は同日、町役場で復旧工事に関する確認書を交わした。記者会見したJR東日本仙台支社の西野史尚支社長は「被災区間の復旧は乗客の安全確保が大前提。町の土地造成計画が明らかになり、まちびらきに合わせて運転再開できると見込んだ」と話した。

 須田善明町長は「再開時期を明言してもらい、ありがたい。前提となる造成工事は町が責任を持って進める。駅と温泉が一体となった施設を整備し、多くの人が集える場にしたい」と述べた。

1865荷主研究者:2013/11/10(日) 15:22:58

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20131024ddlk04020032000c.html
2013年10月24日 毎日新聞 地方版
仙台市:中心部の一等地ビル跡、駐車場に 復興景気でも続くオフィス余り/宮城

仙台三越前の超一等地はコインパーキングになっている=仙台市青葉区で

 東日本大震災による損傷で解体された仙台市中心部のビジネスホテル跡地(青葉区本町2)でビル再建が見送られ、先月から平地の駐車場として利用が始まった。「復興景気真っただ中の仙台の一等地でなぜ」と疑問もわくが、背景には震災前からの「負の遺産」があった。【山越峰一郎】

 仙台三越と勾当台公園の向かい、定禅寺通と東二番丁通の二つの大通りが交差する場所で、震災時まで「ホテルコムズ仙台」が営業していた。震災で骨組みなどが損傷し、ホテルは営業を停止。土地・ビルを所有する三井生命は築30年を超え修復に多額の費用がかかり、元々ホテルとは2016年までの定期借家契約だったこともあり修復を断念、12年10月に解体を始めた。跡地は64台収容のコインパーキングにした。三井生命は「当面は駐車場として利用する。いずれビルを建てるのか、現時点では決まっていない」(広報グループ)とする。

 復興需要で好調な仙台経済だが、こうした一等地でもビル再建が進まない原因にオフィス市況の不振がある。オフィス仲介の三鬼商事仙台支店によると、先月末時点の空室率は12・57%で、7・90%の東京など全国主要7都市で一番高い。実際、仙台では今年完成予定の新築オフィスビルはない。

 原因は震災前からのオフィス余りだ。同支店の三浦聖一支店長は「空室率の高さは、好景気時に計画されたビルが完成した07〜10年のオフィス供給量が00年代前半の10倍以上の12万坪(約40万平方メートル)超と非常に多かったため。これが(08年9月の)リーマン・ショックによる需要減で埋まらなくなった」と解説する。06年に8・47%だった空室率は、10年には19・41%に急上昇した。

 震災後はむしろ、支社の規模を拡大する企業が現れるなど需要は増え、「空室率は徐々に減っている」(三浦支店長)。08年に撤退したワシントンホテルが12月に仙台駅西口に再進出を予定し、住宅では県内の新設着工戸数が今年に入っても前年比2割超の増加となっている。復興需要が一時的な「カンフル剤」に終わらず、仙台経済の底上げにつながれば、再び街中でオフィスビルの新築風景が見られる日が来るかもしれない。

1866荷主研究者:2013/11/10(日) 15:32:45
仙石線の移設・復旧工事の様子を中心にお伝え
ミヤイ師団日記
http://ameblo.jp/rokkouorosi/

http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130907t13014.htm
2013.09.07 石巻かほく
不通の仙石線陸前大塚−陸前小野間 移設工事進む 15年開通目指す

鳴瀬・吉田川付近から野蒜丘陵に向かう仙石線高架橋の建設現場を望む。トラックが走っている道路が元のルート=東松島市野蒜

 東日本大震災の津波で駅舎や線路が破壊されるなど甚大な被害を受け不通となっている、JR仙石線陸前大塚−陸前小野間(6.4キロ)の移設復旧工事が現在、盛んに行われている。本年度は、高架橋などアプローチ区間の工事を実施。2014年度には駅舎、軌道、信号、電気工事などに着手し、15年中の完成、開通を目指す。

 JR東日本東北工事事務所によると、移設工事を行っているのは、旧東名、野蒜駅から見て500〜600メートル内陸側に移った地域。新区間は約3.5キロで、新しい東名、野蒜両駅が設置される。

 現在、鳴瀬川、吉田川に架かる橋と東松島市が野蒜地区に造成する市街地エリアを結ぶ高架橋(長さ430メートル、高さ17メートル)の設置工事などを行っている。

 陸前大塚側の高架橋(385メートル)工事は9月中に始まり、ともに来年7月末に完工予定。

 旧野蒜市街地より約20メートル高くなる新市街地エリアでの工事は、市と調整し、来春には着工する計画。軌道工事と合わせ電柱や信号機の設置工事などを順次始める。

 野蒜駅については、従来同様に駅舎を建築するほか、線路も駅構内で行き違いができるよう複線にする。東名駅は無人駅で待合室を設置する方向で検討を進めており、詳細については今後詰める。

 仙石線全線開通に当たってはこのほか、高城町駅と東北線松島駅(ともに松島町)付近に約300メートルの接続線を整備し、高城町−陸前小野間の運行再開に合わせ、東北線乗り入れを始める。

 車両は、新造のディーゼルハイブリッド車両(2両編成)を導入することが決まっている。ルート移設や駅舎建設などを含め、高城町−陸前小野間の復旧費は全体で約100億円を見込んでいる。

 東北工事事務所の北郷高則復興推進担当課長は「早くつなげてほしいとの要望が強いので、一日も早い開通を目指し、安全第一に工事を進めていきたい」と話す。

 阿部秀保東松島市長は「一日でも早く開通してほしい。石巻圏内の通勤通学の利便性が向上する。東北線への乗り入れで野蒜−仙台間が30分を切ることにより、仙台圏への通勤も一層容易になる」と期待する。

1867荷主研究者:2013/11/10(日) 15:38:00
>>7 >>846 >>935 >>1364
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131029t12012.htm
2013年10月29日火曜日 河北新報
商業施設名「シリウス」に 仙台・一番町再開発ビル

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131028035jd.jpg
シリウスの完成予想図。正面となるサンモール側からの外観

 仙台市青葉区一番町のサンモール一番町商店街の角地に建設中の再開発ビルで、1〜3階を占める商業施設の名称が「シリウス・一番町」に決まった。オープン予定は来年3月。仙台初進出の女性向け服飾店や医療機関など約20のテナントが入居する。

 商業施設は延べ床面積1500平方メートル。1、2階は商業店が入り、3階は医療フロアになる。テナント構成の詳細は来年初めにも発表される。

 ビルは22階建てで、2015年開業予定の仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町駅」(仮称)に直結する。4階以上は分譲マンションになる。

 シリウスを運営する仙台一番町駅ビルの山下晴也社長は「構想から15年かかったが、シリウスの名の通り、地域活性化の拠点として光り輝きたい」と話した。

1868荷主研究者:2013/11/10(日) 15:38:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131029t11028.htm
2013年10月29日火曜日 河北新報
下増田地区で集団移転地起工 名取市、初の復興事業

起工式でくわ入れする佐々木市長(中央)ら

 東日本大震災で被災した宮城県名取市下増田地区の集団移転事業で、移転先団地の造成工事の起工式が28日、現地で行われた。162世帯分を造成し、2014年度内の居住開始を目指す。閖上地区の復興計画が大幅に遅れている同市で初めて、復興事業のつち音が響く。

 下増田地区は516ヘクタールが災害危険区域に指定され、北釜、広浦、杉ケ袋北、杉ケ袋南の4地域が移転対象となった。仙台空港アクセス線美田園駅北側の水田地帯約6.5ヘクタールに移転先団地を造成する。周辺は津波の浸水域だが、低い場所でも地盤が浸水高より10センチ程度高くなるよう盛り土する。

 14年6月に造成工事を終え、宅地70区画、災害公営住宅92戸(集合50戸、一戸建て42戸)を整備する。集団移転事業の総事業費は約63億円。4地域の移転対象は計193世帯で、うち約110世帯が集団移転を決めている。

 地盤改良の工法判断に時間がかかったほか、地区協議会との調整が長引いた影響で、起工式は予定より約2カ月半遅れた。くわ入れした佐々木一十郎市長は「造成を名取市復興の第一歩ととらえ、一日も早く安全で安心できる快適な住宅地を提供したい」と述べた。

 北釜地区防災集団移転協議会の高橋学会長(62)は「ここまで長かった。住民もやっと前向きな気持ちになれる」と安堵(あんど)の表情を見せた。被災宅地と一体の「介在農地」の買い取りなどを求めて引き続き関係機関と協議を続ける方針だ。

1869荷主研究者:2013/11/10(日) 15:50:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131031t13027.htm
2013年10月31日木曜日 河北新報
山元・新市街地、宅地面積一部縮小 希望世帯減で変更

 宮城県山元町が東日本大震災の被災世帯向けに整備する新市街地の土地利用計画で、宅地面積を一部縮小することが30日、分かった。9月実施の意向調査で移転希望が減ったため。3地区で計20.9ヘクタールだった面積は1.4ヘクタール少ない19.5ヘクタールとする。

 新山下駅周辺地区を予定より1.3ヘクタール減の13.6ヘクタールに、新坂元駅周辺地区を0.2ヘクタール減の3.1ヘクタールに縮小する。宮城病院周辺地区は、宅地の区割り変更などで0.1ヘクタール増の2.8ヘクタールとなる。

 町は昨年9月の意向調査を踏まえ、同11月の都市計画決定で整備戸数を計851戸としていたが、ことしの調査での希望は計758戸にとどまり93戸減少した。地区別は新山下駅周辺が64戸減の534戸、新坂元駅周辺が24戸減の106戸、宮城病院周辺地区が5戸減の118戸だった。

 宮城病院周辺地区の北東エリアに古墳公園を整備する方針も決めた。新坂元駅周辺地区では土地利用計画とは別に、坂元川を挟んで北側の0.8ヘクタールに災害公営住宅14戸も建設する。

 変更案は11月14、15日の住民説明会と、同19日からの縦覧を経て、来年1月に決定となる見通し。

 新山下駅周辺、新坂元駅周辺の両地区については30日までに、町が復興庁に申請していた復興特区が認定された。両駅前の商業エリアに進出する小売業者、サービス業者に対し法人税や事業税などを免除する。町は大型商業施設や飲食店などの集積を見込む。

1870荷主研究者:2013/11/17(日) 11:26:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131101t11033.htm
2013年11月01日金曜日 河北新報
集団移転、5地区造成に着手 仙台市で関係者ら起工式

神事を行い、工事の安全を祈った

 仙台市が津波被災地で進める防災集団移転促進事業で、「田子西隣接」(宮城野区)など市が宅地を造成する5地区合同の起工式が31日、若林区のサンピア仙台で行われた。2014年度中の完成を目指し、今月中旬から工事が本格化する。

 起工式には約70人が出席。奥山恵美子市長が「一日も早く新居で暮らせるよう、全力を尽くしてきた。移転先の地域は新たな住民を温かく受け入れてほしい」と述べた。

 着工するのは田子西隣接のほか、宮城野区の「上岡田」「南福室」と若林区の「六郷」「七郷」。いずれも1〜2.6メートルの盛り土をし、計371区画を整備する。

 若林区藤塚の自宅が流され、六郷に移住する東海林義一さん(71)は「藤塚の住民のうち、六郷に移転するのは半分ほど。震災前の住民の結び付きが続くよう対策を考えたい」と話した。

 市が宅地を造成する移転先7地区のうち、宮城野区の蒲生雑子袋(ざっこふくろ)は工事が終わり、若林区の石場は14年6月に完成する予定。

 市は、区画整理事業を活用した6地区を加えた13地区で計784区画を集団移転先として用意。9月末までに4地区で80区画を引き渡した。

1871荷主研究者:2013/11/17(日) 11:31:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131101t12011.htm
2013年11月01日金曜日 河北新報
トヨタ東日本の管理部門を宮城大衡に集約 来年1月

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が来年1月、同社の東富士総合センター(静岡県裾野市)に分散している管理部門を宮城大衡工場に集約することが31日、分かった。約200人規模の異動が伴う予定で、宮城大衡工場は2000人超の体制となる。

 同社によると、集約は人事、経理部門が対象。異動は来年1月1日付を見込む。昨年7月の関東自動車工業、セントラル自動車、トヨタ自動車東北の3社統合に伴う大規模な組織見直しは、今回でほぼ完了する。

 総合センターはもともと関自工の本社機能を持っていた。隣接する東富士工場とともに、引き続き車体の開発、車両製造を担うという。

1872荷主研究者:2013/11/17(日) 13:33:08

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/11/06 建設新聞
三菱地所レジデンス 15年3月完成 仙台市梅田町復興公営住宅の新築
66戸整備、清水・阿部JVの施工

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3丁目6の1 宮田尚所長)は、仙台市青葉区に仙台市の公募型買取方式による被災者向け災害公営住宅「仙台市梅田町復興公営住宅」(仮称)の新築を計画している。施工は清水建設・阿部建設JV。

 建設用地は、仙台市青葉区梅田町404の1地内の2129.23㎡で、JR東照宮駅まで徒歩8分に位置し、近隣には北六番丁小学校や宮城教育大学附属小・中学校がある。計画によると、RC10F延べ4735.14㎡の共同住宅を建設。内部には2K〜4DKまでの各タイプを設けた66戸を整備、一部は車いすに対応した仕様とする。

 着工は12月下旬、完成は2015年3月末を予定している。基本・実施設計は創建設計が担当した。

 同復興公営住宅は仙台市が復興公営住宅を建設する民間事業者を公募し、完成後に市が土地と建物を買い取る方式で整備する。

2013/11/06付一面に掲載。

1873荷主研究者:2013/11/17(日) 13:33:43

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/11/07 建設新聞
植木組 仙台市あすと長町 復興公営住宅の新築・15年3月完成へ
14F6138㎡ 植木・萩野JVで近く着工

 植木組(新潟県柏崎市新橋2の8 植木義明代表取締役)は、仙台市太白区に仙台市あすと長町(70−2街区)復興公営住宅(仮称)の新築を計画しており、植木組・萩野工務店JVの施工で近く着工する。

 同社は、昨年度末に仙台市が選定した復興公営住宅を建設する公募買取事業者の1社。同復興公営住宅は完成後に市が土地と建物を買い取る。

 建設用地は、仙台市太白区あすと長町土地区画整理事業内70−2街区6画地および6−1画地の1826.24㎡で、仙台市営地下鉄南北線長町駅とJR長町駅から600m、徒歩8分に位置し、近隣にはヨークタウンあすと長町やザ・モール仙台長町などが立地する住環境に優れた場所。施設規模は、RC14F延べ6138.60㎡で、2Kから4DKタイプまでの住宅を96戸設ける。一部は車いす仕様の住宅とする。

 完成は15年3月末を予定。基本・実施設計は構創企画ABE・植木組JVが担当した。

2013/11/07付一面に掲載。

1874荷主研究者:2013/11/17(日) 13:34:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131109t13022.htm
2013年11月09日土曜日 河北新報
松島水族館15年春、閉館 跡地に海の学習施設

松島の観光スポットとして親しまれているマリンピア松島水族館

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館(西條直彦社長)が2015年春をめどに閉館することが8日、分かった。西條社長が同日、同館内に新設した「かき小屋」のオープニングセレモニーで明らかにした。運営母体の仙台急行(仙台市)は、水族館の跡地に海をテーマにした社会教育施設を建設する。

 松島水族館は、15年春に仙台市宮城野区で開業予定の「仙台水族館」(仮称)と業務委託契約を結び、44人の職員のうち飼育担当の約20人と飼育魚類を移す。閉館は、仙台水族館のオープンに合わせたスケジュールとなる。

 松島水族館の建物は解体し、跡地に新しい施設を建設する。構想によると、新施設は松島湾の海の生き物や海藻類などを展示し、体験学習などができる社会教育施設としての性格を持たせる。新鮮な海の幸を味わえるレストランなども備える。残った職員が中心に業務に当たるという。

 同水族館は1927年に開館。第2次世界大戦の影響で一時閉鎖したが、50年に再開した。69年、仙台急行が経営を引き継いだ。

 マンボウの長期飼育で世界記録を更新した84年には年間入場者が83万人に達した。施設の老朽化などで仙台港後背地に移転予定だったが、10年に断念した。

 西條社長は「長い間、水族館として親しまれたこの地で、再び海の魅力を伝えたい。漁業と観光などを結びつける6次化産業を目指す」と語る。

1875荷主研究者:2013/11/17(日) 13:35:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131109t11028.htm
2013年11月09日土曜日 河北新報
イクスカで行くすか 仙台IC乗車券名称決定

 仙台市は8日、2014年度から市地下鉄などに導入されるIC乗車券の名前を「イクスカ」に決定したと発表した。年内にもロゴデザインの選定作業に入る。

 イクスカは、「行く」と仙台弁の語尾に付く「〜すか」を組み合わせた。小旅行、遠足を意味する英語の「excursion(イクスカーション)」も掛けている。8〜9月に市民から寄せられた名称案2198通のうち、富谷町の会社員佐々木美香さんら6人が名付け親となった。

 最終選考にはこのほか、伊達政宗から命名した「ダテカ」や、仙台七夕まつりで使われるササの葉にちなんだ「ササピ」、仙台の別名「杜の都」から取った「モリカ」などが残った。

 市交通局、都市整備局、宮城交通の担当者が協議して、最終的にイクスカを選出。「仙台市民になじみ深い方言が使われていて、定着しやすいのではないか」「言葉の響きが、利用促進につながりそうだ」などと推す声が多かったという。

 IC乗車券は14年度に地下鉄南北線、15年度に東西線と市バス、宮城交通の路線バスで利用を始める予定。15年度以降、JR東日本のSuica(スイカ)との相互利用が検討されている。

 ロゴデザインはコンペ方式で選考する。市IC乗車券推進室の加藤信明室長は「発音しやすく、親しめる名前になった。デザインも名前にふさわしい親しみやすいものにしたい」と話している。

1876荷主研究者:2013/11/17(日) 14:26:42
キターーー「仙台東道路」!!!
まぁ、検討着手という段階だが。構想では(都)元寺小路福室線の上に高架構造で建設することになっているようだが、些かオーバースペック感があるので元寺小路福室線の主要交差点(R4との箱堤交差点、宮城の萩大通との銀杏町交差点など)を立体化するだけでも充分機能しそう。仙台西道路との有機的な連絡も課題だなぁ。
それにしても東日本大震災からの復興で、仙台都市圏の道路網整備は本当に拍車がかかった。 >>552 で指摘した【仙台都市圏環状自動車専用道路の次なる課題】の内、仙台東道路以外の事業は全て既に完成済みか着工済み。しかし仙台東道路まで検討を着手するとは想定外であった…。
(都)元寺小路福室線と仙台東道路は↓を参照。
ttp://tohazugatali.iza-yoi.net/SENDAI/sendai-kotsu07.html#7-2

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131109t12024.htm
2013年11月09日土曜日 河北新報
宮城県、「仙台東道路」検討へ 沿岸部と中心部結ぶ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131109002jd.jpg

 宮城県は、仙台東部道路と仙台市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路となる「仙台東道路」構想の検討に着手する。国や仙台市、東日本高速道路に呼び掛け、年内に建設の必要性を探る検討組織を設立する。東日本大震災後、東北の沿岸部では高規格道路の整備が加速しており、新道路を軸に仙台市中心部に至る道路交通網の在り方を探る。

 県の構想によると、仙台東道路は総延長約7キロ。仙台市中心部と、仙台東部道路仙台東−仙台港インターチェンジ(IC)間を結ぶ。東北自動車道仙台宮城ICと市中心部をつなぐ自動車専用道路「仙台西道路」(総延長約5キロ)と同様の機能を想定する。

 県が呼び掛け人となって設立するのは「仙台東部地区道路ネットワーク検討会(仮称)」。震災後の交通環境の変化を踏まえ、市東部の道路交通網の充実策を議論する。仙台東道路が必要と判断されれば、事業主体の検討など構想を具体化させていく。

 被災各県の沿岸部では、三陸自動車道が宮城県内の全区間で事業化されたほか、常磐自動車道相馬−山元IC間が2014年度に開通する予定。沿岸市町から仙台都市圏への交通需要はさらに高まるとみられる。

 県は、宮城野原公園総合運動場(宮城野区)の一帯に整備を計画する広域防災拠点の機能強化も視野に入れる。構想が実現すれば、大規模災害時、防災拠点へのアクセスが向上し、被災地への物資や人員の輸送も円滑になることが期待される。

 仙台東道路の建設構想は1990年代前半にも浮上した。旧建設省(現在の国土交通省)が94年、地域高規格道路の計画路線に指定したが、事業化には至っていない。巨額の建設費などがネックになり事業主体が定まらず、仙台北部道路や仙台東部道路の建設が優先された経緯がある。

1877荷主研究者:2013/12/01(日) 00:04:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131110t11022.htm
2013年11月10日日曜日 河北新報
宮城の未利用県有地、売却加速 市町が災害公営住宅に活用

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20131110010jd.jpg
仙台市の災害公営住宅が建設される県通町分庁舎跡地=仙台市青葉区通町1丁目

 利用されなくなった宮城県有地の売却が進んでいる。東日本大震災の被災世帯向けに整備される災害公営住宅の用地として、建築主体の市町からの引き合いが増えているためだ。2012年度の売却総額は計12億8183万円と過去5年間で最多。本年度実績も11年度を上回っている。県は「未利用県有地が被災者の住宅再建を後押しする結果になっている」と説明する。

 県によると、12年度は前年度より8件多い24件の売却が成立。総額は11年度の約3.7倍となった。総額のうち73%(9億3532万円)を、災害公営住宅用地として仙台市や多賀城市、石巻市に供給した分が占める。

 仙台市は、青葉区通町1丁目の県通町分庁舎跡地(6億3418万円)など2物件を購入。通町では10月、142戸分の集合住宅型を着工した。市復興公営住宅室の担当者は「市中心部は特に物件がなく、県有地は渡りに船だった」と言う。

 多賀城市は宮城職業能力開発促進センター宿舎跡地(4180万円)を取得。石巻市も泉町待機宿舎跡地(3610万円)を買い受けた。

 同様の傾向は本年度も続き、亘理町が亘理高の実習田(8280万円)を購入した。被災した河川の改修や農業用排水機場整備のため、県農業高の移転跡地の一部(2364万円)を国が取得するなど復興関連需要もあり、10月までの売却総額は5億4890万円に上る。

 県は、利用のめどが立たなくなった県有地については、市町村や国に取得意思の有無を確認している。取得する行政機関がなければ一般競争入札で売却する。

 現在、売却が決まっているのは24物件。うち塩釜市の塩釜署独身寮跡地(1580万円)など5件は1日から入札申し込みを受け付けている。29日まで。

 県財産利用推進室の担当者は「財源確保のため未利用財産を活用する県有地の売却だが、結果として震災復興の側面支援につながっている」と話している。

1878荷主研究者:2013/12/01(日) 00:16:32

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/11/11 建設新聞
積水ハウス 施工は加賀田組JVに
仙台市復興公営住宅2棟の新築計画 小田原に58戸、あすと長町に68戸

 積水ハウス仙台支店(仙台市青葉区一番町4丁目6の1 佐藤満長支店長)と積水ハウス仙台シャーメゾン支店(仙台市青葉区本町2丁目16の10 五十嵐重人支店長)は、それぞれ仙台市の公募買取方式による被災者向け災害公営住宅の新築を計画しており、加賀田組・八興開発JVの施工を決めた。

 仙台支店が建設する仙台市小田原復興公営住宅(仮称)は、同社が分譲している「コモンシティ小田原青葉のまち」のモデルハウス跡地に位置する仙台市青葉区小田原4丁目115の1地内の3033.14㎡で、JR仙台駅から徒歩18分の距離にある住環境に優れた立地となっている。施設は、RC5F延べ3561.4㎡の共同住宅を建設する。内部には2K〜4DKまでの各タイプを設けた58戸を整備、一部は車いすに対応した仕様とする。

 仙台シャーメゾン支店が新築する仙台市あすと長町(54街区)復興公営住宅(仮称)は、仙台市太白区諏訪町479の2〜4地内の2819.85㎡で、仙台市太白区あすと長町土地区画整理事業内の南側。JR太子堂駅から徒歩9分に位置し、近隣にはヨークベニマルやカワチ薬品などが立地するなど生活環境に恵まれたところ。計画によると、RC7F延べ4264.27㎡の共同住宅を建設する。内部には2K〜4DKまで各種タイプを設けた68戸を配置する考えで、一部を車いす仕様とするほかペットとの入居も可能としている。

 今後、両施設とも2014年2月初めに着工し、完成は小田原住宅が15年2月末、あすと長町が15年3月末を見込んでいる。

 なお、基本・実施設計は両施設とも昭和設計が担当した。

2013/11/11付一面に掲載

1879荷主研究者:2013/12/01(日) 00:17:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131112t71022.htm
2013年11月12日火曜日 河北新報
常磐線復旧の拠点開設 JR東、宮城・山元に復興工事区

開設した常磐復興工事区の現地事務所に看板を掲げる(左から)加藤新地町長、斎藤山元町長、竹内所長

 JR東日本は11日、東日本大震災で被災したJR常磐線の駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間14.6キロの復旧工事に当たる「常磐復興工事区」の現地事務所を宮城県山元町に開設した。JRが復興事業で工事区を設けるのは初めて。

 事務所は、山元町役場北側にあるプレハブの常磐復興用地事務所に併設した。社員11人が着工予定の2014年春に向け、工事発注の手続きなどに当たる。着工後は増員する予定。

 開所式にはJRや山元、新地両町の関係者が出席。斎藤俊夫山元町長、加藤憲郎新地町長、JR東日本東北工事事務所の竹内研一所長らが入り口に工事区の名称が入った看板を掲げた。

 竹内所長は「現場に軸足を置いて効率的に工事に当たる態勢ができた」と語った。斎藤町長は「震災から2年8カ月の日に、復興の機動力が発揮できる拠点ができてうれしい」と述べた。

 同区間は内陸に約1キロ移設し、2017年春に駒ケ嶺から1駅南の相馬(相馬市)までを含む22.6キロの再開を計画。JR東日本によると、移設ルートに掛かる両町の地権者計約340人のうち、新地町は9割、山元町は6割程度の同意を得ているという。

1880荷主研究者:2013/12/01(日) 00:18:04
>>1876
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131112t11035.htm
2013年11月12日火曜日 河北新報
仙台東道路検討を表明 村井知事「防災上、有意義」

 村井嘉浩知事は11日の定例記者会見で、仙台東部道路と仙台市中心部を結ぶ「仙台東道路」建設構想について、国や仙台市と連携して検討を始める方針を正式に表明した。広域防災拠点の整備を計画している宮城野原公園総合運動場(宮城野区)一帯近くにルートが想定されることに触れ、「防災上、大変有意義な道路になる」との認識を示した。

 県の構想によると、仙台東道路は総延長7キロほどの自動車専用道路。村井知事はこの時期の検討着手について、「防災拠点はアクセスも考えて整備しなければならない。道路整備と一体的に考える方が県民のメリットになる」と説明した。

 国が2014年度、コメの生産調整(減反)に参加した農業者に配る補助金を大幅に減額する一方、コメの大幅な生産抑制を検討していることに関して、「相当混乱することになるのではないか。慎重に検討してほしい」と注文を付けた。

 国は、減反参加農家に配っている作付面積10アール当たり1万5000円の補助金を5000円に減らす方向で検討中。一方、13年産米の豊作を受け、都道府県に割り当てる生産数量目標を20万トン以上削減する公算が大きい。

1881荷主研究者:2013/12/01(日) 00:18:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131113t12016.htm
2013年11月13日水曜日 河北新報
起業家育成施設を仙台に 都内の社団法人整備・14年秋開所

 国際的にビジネス支援活動を展開する一般社団法人インパクト・ジャパン(東京)が、滞在型の起業家育成施設を仙台市若林区に開設することが分かった。宿泊機能のほか、加工食品や工業製品の開発に活用する厨房(ちゅうぼう)や工房を設け、全国トップクラスの環境を整える。開所は来年秋の予定。東北の起業家育成の拠点として、産業創出の活性化を図る。

 施設は若林区卸町の民有地を借りて建設する。延べ床面積約1000平方メートルの2階建てで、長期滞在を想定し、居室や利用者の交流スペースを設ける。

 東北の農水産物で加工食品を開発できる厨房や、思い付いたアイデアをすぐ具体化できるよう3Dプリンターなどの機器を備えた工房を置く。

 インパクト・ジャパンは、前駐日米大使のジョン・ルース氏が名誉会長を務める。世界的な起業家支援機関と連携し、著名な起業家や経営者らによるセミナー、資金支援なども行う見込み。建設費は、東日本大震災の復興支援を目的とした「カタールフレンド基金」から助成を受ける。

 インパクト・ジャパンは被災地の復興支援策の一環として施設整備を検討してきた。政令市で企業の開業率日本一を目標とする仙台市が、建設用地の選定に協力した。

 18日には、計画を紹介したり、起業家らが事業を発表したりするキックオフイベントを若林区の「能−BOX」で開く。

1882荷主研究者:2013/12/01(日) 00:20:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131113t15023.htm
2013年11月13日水曜日 河北新報
尚絅学院中・高が新校舎 月内着工、15年5月完成予定

15年5月に完成予定の新校舎(左)と体育館(右)

 学校法人尚絅学院(宮城県名取市)は今月下旬、建設から55年が経過した仙台市青葉区広瀬町の中学、高校の校舎を全面的に建て替える工事に着手する。新校舎は2015年5月、グラウンドを含む施設全体は16年中の整備完了を目指す。

 市道を挟んで西側にあるグラウンドに新校舎を建て、完成後に市道東側の現校舎を解体する。跡地に体育館とグラウンドを整備する。

 新校舎は鉄筋一部5階で、延べ床面積約1万1150平方メートル。1階は中学、2〜4階に高校の教室を学年ごとに配置する。広瀬川に面した眺望の良い南側に教室を設け、北側には生物や化学など理科系科目の実験室、美術室や音楽室などの専門教室を置く。

 学年間の交流が活発になるよう、食堂やフリースペースなどをできるだけ広く確保。外観は周辺の住宅街や自然豊かな環境に配慮し、白やグレーを基本とする。尚絅学院は「学内だけではなく、地域住民にも親しみを持ってもらえる学校を目指したい」と説明する。

 尚絅学院は1892年創立。女子校だった中学、高校を2008年に共学化した。

1883荷主研究者:2013/12/01(日) 00:20:43
>>1875
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131115t12039.htm
2013年11月15日金曜日 河北新報
IC乗車券「イクスカ」でいいすか? 仙台市のPR戦略重要

 仙台市地下鉄などで2014年度に導入予定のIC乗車券の愛称が「イクスカ」に決まった。仙台市民は、このユニークな語感を持つ呼び名をどのように受け止めているのか。街の声を聞くと、印象は人それぞれ。愛されるかどうかは、今後のプロモーションが左右しそうだ。

 「温かい響きで親しみやすい」と話すのは、宮城野区の東北生文大高1年の小泉慶浩さん(15)。「『〜すか』というくだけた感じがいい。楽しい雰囲気が伝わってくる」と評価する。

 青葉区の主婦高木玲子さん(36)も好意的だ。「仙台弁を知らない人にとっては新鮮な響きではないか。方言を広げようという姿勢は好感が持てる」と語る。

 手厳しい意見もある。「仙台の人はあまり使わない言い方だ」と主張するのは、生まれも育ちも仙台という青葉区の無職天野君江さん(70)。「どうせなら、『〜だべ』など、もっと誰もが知っている方言を組み込んでほしかった」

 宮城野区の会社員常陸綾子さん(23)は「洗練されていない印象を受けた」と率直に言う。「JR西日本の『イコカ』みたいにみんなが普段から使っている言葉なら、なじみやすいと思うけど…」と話す。

 イクスカは8〜9月に市が公募した案の中から選ばれた。最終選考に残った5作品の中では、伊達政宗にちなんだ「ダテカ」が161通で最も多かった。イクスカは6通。ほかは杜の都からとった「モリカ」109通、仙台弁由来の「ノルッチャ」22通、仙台七夕まつりのササから着想を得た「ササピ」1通だった。

 青葉区の会社員遠藤弘昭さん(52)は「『だて』はマンネリ感がある。候補の中では、イクスカはまだましな方かな」と寸評した。

 専門家にも聞いた。東北大方言研究センターの小林隆教授は「語尾に『〜すか』を付けると疑問、質問の意味になる。イクスカを正確に訳すと『行くのですか?』。前向きに外出を促すメッセージを込めるなら『行ぐべ』となる」と解説する。

 宮城大事業構想学部の高力美由紀准教授(マーケティング論)は「ネーミングをめぐっては、必ず賛否が分かれる。市は利用者に『使いたい、持ちたい』と思わせる乗車券のデザインやPR戦略に力を割くべきだ」と助言している。

<イクスカ>「行く」と仙台弁の語尾に付く「〜すか」を組み合わせた。小旅行、遠足を意味する英語の「excursion(イクスカーション)」も掛けた。IC乗車券は2014年度に地下鉄南北線、15年度に東西線と市バス、宮城交通の路線バスで利用を始める予定。15年度以降、JR東日本のSuica(スイカ)との相互利用が検討されている。

1884荷主研究者:2013/12/01(日) 00:25:07

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/11/15 建設新聞
宮城野区榴ヶ岡・セントラル総合開発
分譲・クレアホームズ榴ヶ岡公園の新築 14F4581㎡、半田建築研究所で実施案

 セントラル総合開発仙台営業所(仙台市青葉区本町2丁目2の3 本多宗夫所長)は、仙台市宮城野区に分譲マンション「クレアホームズ榴ヶ岡公園」(仮称)の新築を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は仙台市宮城野区榴ヶ岡21の3ほか(仙台駅東第2土地区画整理14の4街区2、3画地)地内の敷地面積1005㎡。JR仙石線の榴ヶ岡駅から徒歩圏となる交通至便性と、市民の憩いの場である榴岡公園の西側近隣地に位置する居住環境の高さが注目される好立地。

 施設規模は、RC14F延べ4581.73㎡、総戸数は52戸を見込み、来年2月初めの着工、15年9月末の完成をそれぞれ予定している。

2013/11/15付一面に掲載

1885荷主研究者:2013/12/01(日) 01:06:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131118t13024.htm
2013年11月18日月曜日 河北新報
多賀城駅舎お披露目 立体交差、完了式典 飲食店など整備

新駅舎の完成を祝い、創作太鼓の演奏が披露された

 JR仙石線多賀城駅周辺の線路の高架化に伴い、建て替えられていた多賀城駅の新駅舎が完成し、17日に使用が始まった。現地では、連続立体交差事業の完了を記念する式典が行われた。

 新しい駅舎は、旧駅舎西側の高架下にできた。バリアフリーに配慮し、上下線にそれぞれ、エレベーターとエスカレーターが設置されている。

 駅舎に隣接する施設には、飲食店や市観光協会が運営する観光案内所、895台分の駐輪場などが整備された。

 式典には県や市、JR東日本仙台支社の関係者ら約70人が出席。菊地健次郎市長は「復興のシンボルとして、多賀城駅を核とする中心市街地の活性化に取り組む」とあいさつした。

 新駅舎の完成を祝い、市内の多賀城太鼓保存会が演奏を披露したほか、駅前広場で「たがじょう市民市」が開かれた。

 連続立体交差事業は、県が主体となって2004年度に始まり、上り線が09年11月、下り線が12年4月に切り替わった。延長1.8キロ、事業費128億円。14年度中に旧駅舎の解体と側道の整備を終える。

1886荷主研究者:2013/12/01(日) 01:06:51

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2013/11/18 建設新聞
みやぎ生協 仙台市錦町
婦人会館跡地約1900㎡を取得 有効活用を検討・1〜2年内の具体化めざす

 みやぎ生活協同組合(仙台市泉区八乙女4丁目)は仙台市青葉区錦町にある宮城県婦人会館跡地約1900㎡の用地を取得し現在、有効活用について検討を進めている。

 婦人会館跡地は仙台市青葉区錦町1丁目7の2地内のNHK仙台放送局やKKR仙台の近隣に位置する敷地1917.54㎡。2010年の閉館後に県有財産の売り払い物件となっていたが、今年8月の一般競争でみやぎ生活協同組合が落札していた。

 今後の活用方法について、事務所や店舗などの具体的な方向性は未定としているが、組合員の利益となるような利活用を検討した後、1〜2年内の事業化を目指す考え。

2013/11/18付一面に掲載。

1887荷主研究者:2013/12/08(日) 20:46:23
>>1830
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131122t15041.htm
2013年11月22日金曜日 河北新報
仙石線「蛇田新駅」設置へ 石巻市とJR基本合意

 宮城県石巻市が要望していたJR仙石線の「蛇田新駅(仮称)」設置について、市とJR東日本が基本的に合意した。両者は駅舎基本設計の協定を締結。21日のJR仙台支社長定例記者会見で、支社の相沢義博企画部長は「設置する方向で進めている」と述べた。

 新駅は陸前赤井−蛇田間に整備する計画。市は駅舎の基本設計をJR東に委託する協定を結んだほか、駅前広場の実施設計も業者に発注し、事業を本格化させている。

 数億円と見込まれる駅舎の設計や建設などの費用は、市が全額負担する。来年度は実施設計や設置などの協定手続きを進める見通し。

 東日本大震災で被災した仙石線は2015年の全線復旧を目指している。新駅の開業時期は両者で協議している。

 市は新駅近くに集団移転用の団地を整備する。約6000人の居住を想定していることから、住民生活の利便性を向上させるため「請願駅」として新駅設置をJR東に働き掛けていた。

 相沢部長は会見で「手続きはまだ残っているが、一定程度進んでいるという理解で結構だと思う」と語った。

1889荷主研究者:2013/12/08(日) 21:37:21
>>686
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131126t15032.htm
2013年11月26日火曜日 河北新報
家具の街に変電所、景観にマッチ 商店街の象徴に 仙台

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シックな外観が特徴の本町変電所。正面のガラスで覆われた建物が地域のイベントなどに貸し出される

 仙台市青葉区の「本町・家具の街」で建設が進められてきた東北電力の仙台本町変電所が完成した。当初「街の景観が損なわれる」と立地に反対していた地元商店主らと東北電力が何度も話し合いを重ね、変電所とは思えない親しみある外観に仕上がった。敷地内の一部は12月6日から地域に開放される。

 仙台市内35カ所目となる同変電所(出力6万キロボルトアンペア)は敷地面積約1500平方メートル。地上9メートル、地下12メートルの半地下式。変電所本体は6月から稼働し、外観部分の一部工事が残っていた。

 建物は景観に配慮したのが最大の特徴。変電所本体の建物は正面を明るい鏡張りにし、壁面の一部に木の風合いを感じさせる素材を用いた。

 敷地内に植栽やベンチを配置し、歩行者の出入りを自由にしたほか、広瀬通の歩道と家具の街を結ぶ歩行者用の抜け道も設けた。むき出しになったトランス(変圧器)を鉄条網で囲った一般的な変電所と違い、「街角広場」(地元商店主)の雰囲気が漂っている。

 本体建物の正面には広さ80平方メートル程度の小さな建物を併設した。通常は東北電力が会議などで使用するが、地域振興を目的とした場合などに限り地元の人たちのイベントや会合に貸し出す。

 東北電力宮城支店は「変電所の施設を一般に貸し出すのは初めての事例だろう。(立地に)地元の理解を得るため最大限配慮した」と説明する。

 同変電所は2011年12月の着工までにも曲折があった。当初案では高さ約20メートルの建物を造り、テロ対策のため周囲をコンクリート壁で覆う予定だったが、地元から「家具の街にふさわしくない」と反発され、半地下式に変更している。

 本町商店街振興組合の大村正理事長は「ここまでいろいろあったが、いい形に収まった。施設に愛称をつけて、文化を育む家具の街の象徴にしたい」と語った。12月6日には、同組合などが敷地内に植えたカツラの木にイルミネーションを施す点灯式を行う。

1890荷主研究者:2013/12/08(日) 21:39:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131127t12046.htm
2013年11月27日水曜日 河北新報
仙台・鶴ケ谷SCの中核店舗 営業再開、にぎわい復活

ファミーナ(右側の建物)が営業を再開した鶴ケ谷ショッピングセンター

 仙台市宮城野区の鶴ケ谷ショッピングセンターで、中核店舗の総合衣料品店が東日本大震災で損壊したビルを建て直し、約2年8カ月ぶりに営業を再開した。早期営業を願う地域住民の要望に応え、予定を大幅に繰り上げた。住民や近隣の商店主は「にぎわいが戻った」と歓迎している。

 営業を再開したのは、宮城県内で5店舗を展開する総合衣料品販売ファミーナの鶴ケ谷店。ビル(敷地面積約4500平方メートル)は鉄筋コンクリート一部3階で、2階の店舗フロアが13日にオープンした。1階にはドラッグストアが入居する予定。

 旧ビル(一部6階)は1974年の建設。当初はスーパーが営業し、97年にファミーナがビルを取得した。以前から老朽化が目立つ建物で、2011年の震災で大きく亀裂が入ったり、窓ガラスが割れたりし、ビルは全壊と判定された。

 店側は昨年ビルを解体し、来年4月の営業再開を予定していた。これに対し、鶴ケ谷地区の住民や商店主でつくる「つるがや元気会」が10月、早期の営業再開を求めて店側に申し入れを行った。

 元気会会長の菅原敏之さん(68)は「震災による閉店で、ショッピングセンターは人通りが減った。鶴ケ谷地区は人口減と高齢化で活性化が大きな課題になっており、集客力のあるファミーナの早期復活は地域全体の願いだった」と語る。

 店側は予定を4カ月半前倒しし、暫定フロアで営業を再開した。初日の13日は開店の午前9時に地元の女性客ら約300人が店を取り囲むように列をつくり、店幹部や女性従業員らが客の握手攻めにあったという。

 震災前から鶴ケ谷店長を務める阿部伸也さん(47)は「店を開いてくれてありがとう、また会えてよかったと声を掛けてもらった。とてもありがたかった」と店舗復旧の喜びをかみしめている。

1892荷主研究者:2013/12/22(日) 12:57:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131128t12016.htm
2013年11月28日木曜日 河北新報
井ヶ田、秋保に観光施設 14年7月オープン 仙台

農業振興を目指して整備する物産館などのイメージ図

 仙台市の井ケ田製茶とお茶の井ケ田は2014年7月、太白区秋保地区に地元農家と共同で観光施設「秋保ヴィレッジ」をオープンする。秋保温泉の観光客などに地元産の野菜、加工食品を販売し、地域の農業振興を目指す。将来的に農家レストランを増設するなど、6次産業化の拠点として事業を拡大する。

 秋保地区の温泉街近くの土地約4ヘクタールに、直売所を併設した物産館「アグリエの森」(延べ床面積約1600平方メートル)を建設する。農産物などの販売コーナーのほか、地元食材を使った食事を提供するフードコートが入る。

 事業費は約9億円を見込む。井ケ田製茶、お茶の井ケ田、秋保地区の農家7人が出資する新会社が事業主体となる。

 敷地内には名取川の景観を楽しむ展望デッキを整備し、観光客に楽しんでもらう。ハーブやサラダ用野菜を栽培する農園、ガーデニングコーナーの整備も進める。

 16年内を目標に、農家レストランの開設も計画する。地元産品を使った菓子などの製造拠点の立地も検討するという。

 井ケ田製茶の今野克二社長は「温泉街と同時に、中山間地の秋保地区の農業支援が最大の目的。農家と一緒に6次産業化を進めたい」と話す。

 出資農家の一人で、野菜などの有機栽培に取り組む佐藤茂さん(62)は「農産物の販路拡大と秋保の観光活性化につなげたい」と意気込んでいる。

1893荷主研究者:2013/12/22(日) 12:58:26
>>1861
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131128t13026.htm
2013年11月28日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線12駅名で最終案 西公園は大町西公園に

 仙台市地下鉄東西線の駅名検討委員会(委員長・宮原育子宮城大教授)は27日、仙台駅を除く審議対象の全12駅の駅名最終案を決めた。10月の前回会合で意見がまとまらなかった仮称「国際センター」は、そのまま仮称を採用。前回採択された「西公園」は「大町西公園」に、「やまと卸町」は「卸町」「おろしまち」の2案に変更した。市は来月、最終案を参考に正式な名称を決める。

 委員会は、あらためて各駅ごとに駅名を審議した。「国際センター」は、「国際都市にふさわしい」「仙台城跡など歴史を感じる名前がいい」と意見が分かれ、駅名を仮称のままにする代わりに、副駅名を歴史的な名称にすることで合意した。

 「西公園」については、原案決定後も地元の町内会から「大町」を入れるよう要望が相次いでいることを考慮し、「大町西公園」に変えた。

 前回、いったん意見がまとまった後に一部の委員らが異論を唱えた「やまと卸町」は、「しっくりこない」といった意見が急増。「やまと」の削除は一致したが表記は絞りきれず、「卸町」と「おろしまち」を併記し、判断を市に委ねた。

 他の9駅は、原案のまま最終案に決定した。

 宮原委員長は「各地域の駅名に対する思いは強く、子どもに名前を付ける時のように難しい選択だった」と話した。

1894荷主研究者:2013/12/22(日) 13:04:16
>14年4月、「仙台近郊区間」を新設
仙石線⇔東北本線の短絡線開業に合わせて仙台近郊区間の設定がされると個人的には予想していたが、意外と早かったな。喜多方や平泉が入るなど対象線区も予想外に広い。
http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131114.pdf

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131130t72010.htm
2013年11月30日土曜日 河北新報
JR東、岩手と山形でスイカ導入へ 一部駅で来年4月

 JR東日本仙台支社は29日、カード型IC乗車券「Suica(スイカ)」が使える駅を2014年4月に東北線、仙山線、磐越西線など5在来線で計11駅増やすと発表した。岩手、山形両県では初めての導入となる。

 利用可能となる駅は表の通り。従来の面的に広げる手法ではなく、乗降客数や観光客の利便性を考慮した。

 各駅には対応する自動改札機や簡易改札機を設置する。スイカの発売や払い戻し、再発行はできないが、作並を除く10駅ではチャージ(入金)が可能。

 これに伴い、仙台圏を中心に岩手、宮城、山形、福島4県を走る10在来線に14年4月、「仙台近郊区間」を新設する。当日限りで途中下車はできないが、最安の経路で運賃を計算する。全国のJRで導入は5カ所目。

 JR東は首都圏や新潟でも、スイカ対応駅を計22カ所増やす。

1895荷主研究者:2013/12/22(日) 13:20:06

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=7288
2013年11月30日土曜日 日刊建設新聞
集団移転先14カ所の整備概要示す(仙台市)

 仙台市は、2日にスタートした防災集団移転促進事業の説明会で、移転先とする12地区14カ所の概要を明らかにした。移転先のうち、六郷地区、七郷地区、石場地区、田子西隣接地区と、岡田地区の3カ所は、市が土地を造成する。残り7地区は、区画整理地で、県施行が1カ所、市施行が1カ所、組合施行が5カ所。すでに区画整理事業に着手しているのが4地区、今後に事業着手するのが3地区となる。

 若林区六郷地区は、今泉インターチェンジの北側に位置する今泉字久保田東で、約4.7haを整備する。移転先の用地は、東北農政局が計画している大規模ほ場整備事業で確保する。

 宅地の区画数は約70区画(約60〜100坪)を予定。造成工法は、プレロード工法を想定している。公共施設は、幅員6mの区画道路や、公園、集会所を設けるほか、地区の外周に緑地帯を整備する考え。

 事業スケジュールは、今年度で測量や設計、地質調査に着手し、25年度の中頃から造成工事を進める。公共工事は26年度末の完成を目指す。その後、移転区画を決定し、住宅の建築ができるようにする。

 若林区七郷地区は、市道四ツ谷線沿いの荒井字浜田で約1.9haを整備する。移転先の用地は、ほ場整備事業で生み出す。宅地の区画数は約30区画を計画。造成工法はプレロード工法を想定。配置する公共施設や事業スケジュールは、六郷地区とほぼ同様となる。

 若林区荒浜石場地区は、荒井字新田東で約1.2haを整備する。移転先の用地は、ほ場整備事業で確保する。宅地の区画面積は14区画を計画。造成方法や、配置する公共施設、事業スケジュールは、六郷地区などとほぼ同様になる見込み。

 宮城野区の田子西隣接地区は、田子西土地区画整理事業地の西側で、都市計画道路禅寺通上田子線の南北に計約11.1haを整備する。宅地の整備戸数は約220区画を予定している。

 公共施設は、幅員6mの区画道路や公園、集会所のほか、調整池を設ける。造成工法や事業スケジュールは、六郷地区などと同様になる見通し。

 宮城野区岡田地区は、上岡田に2.1ha、南福室に約2.0ha、雑子袋に約0.2haを整備する方針だ。宅地の区画数は、上岡田と南福室が40区画、雑子袋が7区画とした。

 事業スケジュールは、上岡田と南福室が、六郷地区などと同じ。雑子袋は、今年度に測量や設計、用地の確保、区画割の工事まで進め、移転する各区を決定。順次、住宅の建築に着工できるようにする。

 移転先が区画整理地となるのは、若林区の荒井公共区画整理地地区と、荒井東地区、荒井駅北地区、荒井西地区、荒井南地区、宮城野区の田子西地区、仙台港背後地住宅地区の7カ所。

 このうち、仙台港背後地は、すでに県施行で約260haが整備済み。荒井公共区画整理地も、市施行で約150haが整備済みとなっている。

 荒井東と田子西は、組合施行で区画整理中。荒井西と荒井南は、10月にも組合を設立し、事業着手する見通し。荒井駅北は、組合設立のめどがついておらず、27年度末ごろを見込んでいた住宅再建可能時期が、遅れる可能性があると説明された。

1896荷主研究者:2013/12/22(日) 13:20:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131201t12002.htm
2013年12月01日日曜日 河北新報
高速バスで通勤通学 お供に朝刊どうぞ 宮城交通

新聞が置かれる乗降口付近の専用ラック

 宮城交通(仙台市)は1日、仙台−山形間の高速バス利用者に対し、通勤通学の時間帯に河北新報朝刊を無料で読める車内サービスを開始する。

 対象となるのは1日31便。朝夕の時間帯を中心に、1台に朝刊3部程度を乗降口付近の専用ラックに並べる。乗客は座席で新聞を読める。

 同社営業部は「朝早く家を出て、新聞をゆっくり読む時間のない人に利用してほしい」と話す。来年3月末まで実施し、利用状況によって継続するかどうか判断する。

 仙台−山形間の片道運賃は大人900円、子ども(小学生以下)450円。連絡先は宮城交通022(771)5310。

1897荷主研究者:2013/12/29(日) 00:00:06
>>1481
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131202t13017.htm
2013年12月02日月曜日 河北新報
富谷JCT−富谷IC間22日開通 仙台北部道路、全通へ

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 東北地方整備局と東日本高速道路は、宮城県富谷町の仙台北部道路富谷ジャンクション(JCT)−富谷インターチェンジ(IC)間が22日に開通すると発表した。これにより仙台北部道路は全線が開通し、国道4号に接続する。

 仙台北部道路は、利府JCTと新設される富谷ICを結ぶ総延長13.5キロで、今回開通する区間は、国道4号までの接続道路を含む1.7キロ。構造上、富谷ICから入って東北自動車道に向かうことや、東北道から仙台北部道路に入って富谷ICで出ることはできない。

 東北地方整備局は今回の区間開通の効果について(1)富谷町内の工業団地への企業誘致が促進される(2)県内の物流効率化が進む(3)富谷IC近くの国道4号の渋滞緩和につながる−などを挙げる。

 22日は富谷ICで、国や県、町の関係者が出席して記念式典が開かれる。開通区間の一般開放は午後6時半となる予定。富谷JCT−富谷IC間の整備工事は昨年1月に始まった。総事業費は31億円。

1898荷主研究者:2013/12/29(日) 00:08:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131204t11029.htm
2013年12月04日水曜日 河北新報
大衡村中心部で宅地開発 120戸規模、移住者増で 宮城

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 宮城県大衡村は、村中心部に120戸規模の新たな宅地を開発する方針を決めた。誘致企業増加や若年層の移住で住宅ニーズが高まっていることを受けた。5日開会の村議会12月定例会に用地取得案を提出する。

 開発予定地は村役場南側に位置し、国道4号や第2仙台北部中核工業団地に近い。村は山林約1ヘクタールを所有者から購入し、周囲の村有地約5ヘクタールと合わせて計約6ヘクタールを開発する。2016年度内の分譲開始が目標。造成・分譲は民間企業を募る。

 大衡村では、セントラル自動車(現トヨタ自動車東日本)が11年に同村へ本社移転するなど自動車産業の集積が進むほか、仙台市と大崎市の両都市圏に近く、住宅需要が増している。

 県住宅供給公社が10年に分譲した同村の住宅団地「ときわ台」(92区画)は目標時期より3年早く今夏に完売。村によると、民間がことし7月に分譲を始めた別の住宅地10区画も年内完売が見込まれている。

 トヨタ東日本は来年1月、同社の東富士総合センター(静岡県裾野市)に分散している管理部門を宮城大衡工場に集約する計画で、約200人規模の異動を伴う。

 村関係者は「新たな誘致企業社員や若い移住者が将来的に家を求める可能性は高い。人口増につなげたい」と説明する。

1899荷主研究者:2013/12/29(日) 00:09:59

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131205t12021.htm
2013年12月05日木曜日 河北新報
積載能力国内最大のコンテナ船が定期就航 仙台港区に初寄港

高砂2号埠頭に着岸した「さがみ」

 国内で運航されるコンテナ専用船としては最大の積載能力がある「さがみ」(2425トン)が、京浜(東京)と苫小牧(北海道)を結ぶ定期コンテナ航路に就航し、第1船が4日、地の仙台塩釜港仙台港区(仙台市)に入港した。仙台港区には週1回寄港する。

 第1船は午前7時10分ごろ、高砂2号埠頭(ふとう)に着岸。鉄材を積んだ20フィートコンテナ2個を陸揚げし、空の40フィートコンテナ10個を積み込んだ。

 現地で歓迎式典があり、県仙台塩釜港湾事務所の大滝源所長は「物流の効率化が期待できる」と述べた。定期航路を運営する井本商運(神戸市)の井本隆之社長は「仙台塩釜港の発展に貢献したい」と語った。

 さがみは井本商運の所有で、404TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)。大量の荷物を載せることができるため、荷主は輸送経費を削減できる。主流となっている20フィートや40フィートのコンテナより大きい45フィートコンテナを積むことも可能。

 県港湾課は「荷主の選択肢が広がり、京浜港経由の輸出入の増加が期待できる。仙台塩釜港の国際競争力がさらに高まる」とみている。

1900荷主研究者:2013/12/29(日) 00:13:33
>>1834
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131205t12009.htm
2013年12月05日木曜日 河北新報
仙台水族館 15年春開業目指し、建設予定地で起工式

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仙台水族館(仮称)の外観イメージ図

 2015年春に仙台市宮城野区の仙台港背後地で開業を目指す「仙台水族館」(仮称)の起工式が4日、建設予定地であった。東日本大震災の発生から1000日の節目に当たり、出席者は「震災復興の象徴にしたい」と期待を込めた。

 三井物産、横浜八景島、地元企業4社でつくる特定目的会社「仙台水族館開発」の関係者ら約100人が出席した。

 神事の後、三井物産の佐藤秀之東北支社長は「東北の人たちが元気になるきっかけになればいい」と述べた。

 横浜八景島の布留川信行社長は「震災の影響で、海を避ける風潮もある。子どもや家族が海の恵みを再確認できる水族館にしたい」と話した。

 建設用地は、市の高砂中央公園整備地の一角を借り受けた。奥山恵美子市長は「津波被災地に、にぎわいを取り戻す中心的な施設。周辺事業所にとっても大きな希望になる」と語った。

 施設は鉄骨2階で、延べ床面積約9800平方メートル。三陸沖の豊かな海をテーマにした大水槽、東北最大級の約1000席のショー観覧席、ペンギンやアシカとのふれあいゾーンなどを設ける。総事業費は約65億円。初年度は130万人の来場を見込む。

1901荷主研究者:2013/12/29(日) 00:15:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131206t72008.htm
2013年12月06日金曜日 河北新報
常磐線休止の仙台−いわき間 高速バス利用客が急増

仙台行きの高速バスに乗り込む利用者=JRいわき駅前

 仙台市と福島県いわき市を結ぶ高速バスの利用客が急増している。東日本大震災と福島第1原発事故でJR常磐線が一部不通になり、需要が増した。運行会社のJRバス東北(仙台市)と新常磐交通(いわき市)は増便で対応している。

 JRバス東北などによると2011年度、12年度の乗客はそれぞれ8万3000人、11万6000人。震災前の10年度(3万6000人)の2.3〜3.2倍に上る。13年度はさらに上回るペースで伸びている。

 仙台市でプロ野球東北楽天の日本一パレードがあった11月24日は、パレード終了後の仙台発の便が全て満席となった。

 常磐線は広野−原ノ町(福島県南相馬市)、相馬−浜吉田(宮城県亘理町)間で不通が続く。震災前のいわき−原ノ町間、原ノ町−岩沼間の1日の平均通過人員は計約5000人で、不通に伴って一部がバスに流れた。

 所要時間は約3時間20分で、回数券を使えば片道2200円で利用できる。乗客増を受け、JRバス東北と新常磐交通は1日4往復だった便数を8往復に増やした。

 新常磐交通乗合部の門馬誠部長は「いわきからの日帰り客が多く、今後は仙台周辺からの誘客に力を入れる」と話した。

1902荷主研究者:2013/12/29(日) 00:47:20
>>1887
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131208t13022.htm
2013年12月08日日曜日 河北新報
新駅パーク・アンド・ライド 東松島市、あすから住民意向調査

 宮城県石巻市新蛇田南地区で計画されるJR仙石線の「蛇田新駅(仮称)」設置に関連し、東松島市は9日、隣接する柳ノ目地区に整備を検討しているパーク・アンド・ライド駐車場に関する住民アンケートを開始する。

 新駅は、石巻市が「請願駅」として陸前赤井−蛇田間に設置を想定している。東松島市は、国道45号の慢性的な渋滞の緩和などを目的にパーク・アンド・ライドの導入を検討。コンサルタント会社に委託し、駐車場整備計画の策定作業を進めている。

 アンケートは東松島市の赤井、大曲両地区と、石巻市の須江など13地区から抽出した約2200世帯に調査票を配布。自動車の使用状況や駐車場が整備された場合の利用意向、料金設定などについて尋ねる。

 結果は来年1月末までにまとめ、周辺の交通量調査と合わせ、3月末までに策定する整備計画の基礎資料とする。東松島市は委託業者の報告を受け、計画実施の可否を判断する。

 市復興政策課は「仙石線の全線復旧とともに新駅付近に駐車場を整備できれば、住民の利便性は向上する。多くの意見を計画に反映させたい」と協力を呼び掛けている。

1903荷主研究者:2013/12/29(日) 01:09:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131212t13030.htm
2013年12月12日木曜日 河北新報
迷惑駐輪後絶たず 施設建設で締め出し 仙台市地下鉄・富沢

迷惑駐輪が目立つ富沢駅南側高架下の歩道

 仙台市太白区の市地下鉄富沢駅南側の高架下で、迷惑駐輪が後を絶たない。連日、約100〜150台の自転車が歩道を埋め尽くす状態になっている。市は撤去を告知するステッカーを貼って警告するが、成果はいまひとつ。駅南側で進む駐輪場の整備工事が原因とみられ、市の担当者は早期完成に期待する。

<安全確保が困難>
 高架下の歩道は平日、通勤客や通学客の自転車が、所狭しと並ぶ。市都市整備局富沢駅周辺開発事務所の高橋拓夫工事係長は「自転車が点字ブロックの上にはみ出しているところもある。歩道の安全性が確保できない」と顔をしかめる。

 同事務所は6月、約200台収容できる駐輪場を建設するため、駅南側の高架下に立ち入り禁止のバリケードを築いた。今月下旬の完成までの間、締め出された自転車が、歩道にあふれ出したとみられる。

<北側利用「面倒」>
 駅北側には立体式の700台分の駐輪場がある。稼働率は7割程度で余裕があるが、駅南側の住民が利用するには歩道橋を渡る必要がある。駅北側の駐輪場を管理する男性(60)は「駅南側から通勤や買い物に出かける人が『陸橋を渡るのが面倒だ』と話すのをよく聞く」と話す。

 現在、駅南側は駐輪場がなく、条例の放置自転車禁止区域にあたらない。自転車の撤去には数日間の告知期間が必要な上、警告ステッカーを貼っても所有者がすぐに剥がしてしまうため、抑止効果が働きにくいという。

<年度内に収容増>
 富沢駅周辺はマンションや住宅の建設が進み、人口が増えている。東日本大震災後、JR東北線の復旧の遅れなどから交通手段を地下鉄に切り替えた利用者が多かったことも駐輪が急増する一因になったようだ。

 市は来年3月下旬の完成を目指し、駅前広場の近くに700台分の駐輪場を建設している。完成後、駅北側の駐輪場から切り替える予定だ。

 市建設局道路部の村上貞則部長は「年度内に収容できる自転車の台数は大幅に増える。駐輪場を使ってほしい」と利用を呼び掛ける。

1904荷主研究者:2014/01/05(日) 14:57:53
>>1855
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131219t12015.htm
2013年12月19日木曜日 河北新報
グリー、仙台に顧客対応拠点 40人を新規採用

業務を開始したグリーの仙台カスタマーサービスセンター

 ソーシャルゲーム大手のグリー(東京)は18日、仙台市青葉区に新設した仙台カスタマーサービスセンターの業務を開始した。電子メールによる顧客からの問い合わせに対応する。アルバイト40人を新規採用し、来年2月までに70人に拡大する。

 中央1丁目の東京建物仙台ビルのフロア約600平方メートルに入る。同日、センターで開所式があり、山岸広太郎副社長は「若い人材の確保の観点から仙台を選んだ。きめ細かい対応で顧客満足度を高めたい」と抱負を語った。

 同社は顧客対応拠点を東京と北海道(2カ所)、沖縄にも置いている。

1905荷主研究者:2014/01/05(日) 14:58:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131220t12008.htm
2013年12月20日金曜日 河北新報
宮城交通、高速バス5路線を値上げ 仙台−大衡間は値下げ

 宮城交通(仙台市)は25日、仙台発着の宮城県内の高速バス6路線の運賃を改定する。原油高などによる燃料費の高騰を受け、古川線を含む5路線を値上げする。割高な運賃体系だった仙台−大衡間は値下げし、利用促進を図る。

 値上げするのは古川線のほか栗駒、高清水、加美、鳴子の各路線。片道運賃や回数券、定期券など値上げの対象と幅は路線によって異なる。

 仙台−鳴子間の片道運賃は100円上げの1300円、4枚つづりの回数券は500円上げの4500円となる。仙台−古川間の1カ月通勤定期は1800円上げの2万8800円。

 仙台−大衡間は片道を100円下げの900円、4枚つづりの回数券を300円下げの3200円、1カ月通勤定期を2800円下げの3万200円に設定した。

 来年4月の消費税増税に伴う運賃改定について、同社は「検討中」と話している。

1906荷主研究者:2014/01/05(日) 14:59:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131220t12022.htm
2013年12月20日金曜日 河北新報
太陽電池製造・ソーラーフロンティア 宮城・大衡に新工場

 昭和シェル石油の子会社で太陽電池製造のソーラーフロンティア(東京)は19日、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に東北工場を建設すると発表した。投資総額は約130億円で、東日本大震災後、宮城県内で決まった企業誘致としては最大規模になる。同社にとって東北初の生産拠点となり、2015年3月までの稼働を目指す。

 新工場は敷地面積7ヘクタール、延べ床面積1.5ヘクタール。年間15万キロワット分の太陽電池モジュールを製造し、東北を中心に住宅や工場用に販売する。新たに約100人の雇用を見込む。

 従来品より発電効率の高い製品を生産し、最新の量産技術や設備を導入して生産コストを抑える。海外に工場を展開する際のモデル工場として位置付ける。

 同社は2012年2月、国の国内立地推進事業補助金の対象に採択されたのを受け、宮城への進出を表明した。その後、国内外の需要動向などを見極めた結果、東北では新規需要が見込めることや、人材が確保しやすいことなどを理由に進出を正式決定した。

 宮城県庁で記者会見した平野敦彦副社長は「最新の技術を東北で確立し、世界に広げる。再生可能エネルギーの普及や東北経済の活性化に貢献したい」と話した。

 同社は昭和シェルの100%子会社で06年8月設立。従業員約1350人、資本金約351億円。宮崎県の2工場(年間生産能力計96万キロワット分)で太陽電池を製造する。

1907荷主研究者:2014/01/05(日) 15:00:30
>>1876 >>1880
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131220t11028.htm
2013年12月20日金曜日 河北新報
仙台東道路の必要性探る 検討会で14年度中に方針決定

 宮城県などによる仙台東部地区道路ネットワーク検討会は19日、仙台東部道路と仙台市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路「仙台東道路」の必要性を探る初の会合を県庁で開き、東部地区の道路交通網の在り方に関する方向性を、2014年度中にまとめる方針を決めた。

 県は会合で、沿岸部の高規格道路の交通量が東日本大震災前より大幅に増えている現状を紹介した。13年4〜10月にインターチェンジ(IC)を出入りした車両の1日平均は、三陸自動車道利府塩釜ICが10年度の1.49倍、仙台東部道路仙台東ICが1.24倍となったという。

 仙台圏のICから仙台市中心部までの所要時間も報告。東部地区の仙台東−三陸道利府中IC間の各ICからは約20〜35分かかり、自動車専用の仙台西道路を利用でき、約10分で済む西側の東北自動車道仙台宮城ICからとの違いを説明した。

 検討会は県の呼び掛けで設立され、県と仙台市、東北地方整備局、東日本高速道路東北支社の幹部が参加。仙台東道路の整備の是非を含めた仙台東部地区の道路交通網の充実策を議論する。

1911荷主研究者:2014/01/12(日) 12:15:06
>>1897
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131221t13031.htm
2013年12月21日土曜日 河北新報
あす開通、仙台北部道路富谷IC 東北道入れず注意喚起

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 仙台北部道路富谷ジャンクション(JCT)−富谷インターチェンジ(IC)間が22日に開通するのを前に、関係者が誤進入への注意を呼び掛けている。開通区間は北部道路専用で、富谷ICから利用した場合、富谷JCTを通じて東北自動車道へは向かえないため。東北地方整備局は注意喚起の看板設置などの対策に当たっている。

 想定される誤進入は東北道利用を目的とする車両。富谷JCTは「ハーフJCT」と位置付けられるイラストのような構造で、富谷ICから北部道に入った場合、東北道の上を通過することしかできない。逆に東北道から北部道に入って富谷ICで出ることもできない。

 東日本高速道路によると、東北道への乗り入れを目的に間違えて富谷ICに入った場合には、北部道の他のICでいったん降りてUターンするか、仙台東部道路と仙台南部道路を回り、仙台南ICで東北道に入るしかない。大回りする距離は約40キロになり、料金も1750円〜2000円掛かる。

 整備局は対策として、富谷IC入り口付近に東北道には行けないことを示す看板を設置。併せて東北道にも富谷ICからは出られないことを示す標識を置く。

 地元の富谷町企画部は「誤進入はある程度起こり得る」と想定。来月号の広報で町民に周知する。

 町は今後、東北道への乗り入れが可能となるよう国などに働き掛ける方針。北部道の建設促進期成同盟会長を務める若生英俊町長は町議会12月定例会で「富谷JCTのフルJCT化の実現を求めたい」と語った。

 整備局によると、富谷ICは1993年、北部道と国道4号をつなぎ仙台空港や石巻方面とのアクセス向上を目的に計画された。富谷IC周辺の仙台圏北部はその後、人口増や企業進出が加速し交通量も増えている。

<仙台北部道路>利府ジャンクション(JCT)と新設される富谷インターチェンジ(IC)を結ぶ。総延長13.5キロ。今回の開通区間は国道4号までの接続道路を含む1.7キロで、県内の物流効率化などが期待されている。富谷JCT−富谷IC間の整備工事は昨年1月に始まった。総事業費は31億円。

1912荷主研究者:2014/01/12(日) 12:35:16
>>1893
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131225t11025.htm
2013年12月25日水曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線の全駅名正式決定 漢字表記「卸町」選ぶ

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 仙台市は24日、2015年開業を目指す地下鉄東西線の13駅の名称を正式決定した。駅名検討委員会(委員長・宮原育子宮城大教授)が、2案を併記した「卸町」「おろしまち」駅は漢字表記を選び、ほかの12駅は提言通りの駅名となった。「青葉山」をはじめ4駅は、副駅名を採用した。

 「卸町」に決めた理由について、中鉢裕交通事業管理者は「住居表示に用いられ、日常に浸透している漢字がふさわしいという結論になった」と説明した。

 13駅のうち、「青葉山」「川内」「国際センター」「連坊」の4駅は、それぞれ「東北大学青葉山キャンパス前」「東北大学川内キャンパス前」「仙台城跡入口」「仙台一高前」の副駅名を、駅名標に表示する。

 駅名検討委員会の提言を受けて、市が事前に決めていた仮称から変更したのは「八木山動物公園」「大町西公園」「青葉通一番町」「宮城野通」の4駅だった。市によると、外部委員会が名称を検討したのは、全国の公営地下鉄で初のケースだという。

1913荷主研究者:2014/01/12(日) 12:41:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131226t12014.htm
2013年12月26日木曜日 河北新報
仙台・あすと長町にマンション続々 数年後、一大拠点に

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 仙台市太白区の「あすと長町」で、マンションの整備が急ピッチで進んでいる。東日本大震災後に市中心部の物件に品薄感が強まっていることもあり、計画中を含めた戸数は4棟700戸を超える。不動産関係者は「数年後には仙台を代表するマンションエリアになる」と予想している。

 住友不動産は約400戸が入居する24階建てのタワー型の建設を2014年に始める。仙台支店は「市内でも最大規模の物件になる」とアピールする。

 大和ハウス工業は15年3月、11階建て121戸の完成を見込む。仙台支社は「地区の将来性は抜群。震災後に用地供給が逼迫(ひっぱく)する中、物件としての希少性が高い」と話す。

 08年のリーマンショック前に年間約2000戸供給されていた仙台市内の新築マンションは現在、ほぼ半分の水準に落ちた。被災者の移転需要が高まるにつれ、物件の不足感が強まっている。

 130戸の販売を担うワールドアイシティ(仙台)は「新たなマンション拠点は市内ではここだけ」と断言する。9月発売の97戸の7割に買い手がついたというナイス(横浜市)も「ファミリー層を中心に反応は上々」と話す。

 地区内では14年秋にスウェーデンの家具大手イケアの大型店が開店するほか、若林区から移転する市立病院も14年秋以降の開業を予定する。利便性の向上が、マンション立地を加速させている。

 人気地区とあって、価格帯は上昇傾向にある。マンションの市場分析などを手掛けるDGコミュニケーションズ仙台支社によると、地区内の物件の平均坪単価は150万〜160万円。太白区全体の平均を20万〜30万円上回る。

 同支社は「青葉区などの中心部に比べれば割安。人気は揺るがないだろう」と分析している。

1914荷主研究者:2014/01/19(日) 12:03:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140101t11012.htm
2014年01月01日水曜日 河北新報
宮城県の人口 12月1日現在232万9303人

 宮城県がまとめた12月1日現在の推計人口によると、総人口は232万9303人(男113万4306人、女119万4997人)で、前月に比べて187人増えた。前年同月比は2346人増だった。

 人口動態は自然増減が出生1376人、死亡1887人で511人減。社会増減は転入が7280人で、転出の6582人を698人上回った。

 市町村別では、9市町が前月より増えた。増加数は仙台市が最も多く373人。名取市140人、富谷町118人と続いた。減ったのは24市町。減少数が大きかったのは登米市61人、女川町52人、栗原市51人など。大郷町と大衡村は前月と変わらなかった。

 東日本大震災前の2011年3月1日と比較すると、県全体で1万7550人少なくなった。2万3070人増えた仙台市など8市町村で増えたが、石巻市で1万2592人減るなど27市町で減少した。

1915荷主研究者:2014/01/19(日) 12:10:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140105t13014.htm
2014年01月05日日曜日 河北新報
あすと長町、仙台南部の中核へ着々 秋以降、街並み一新

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急ピッチで開発が進むあすと長町。左下の2棟が新しい仙台市立病院。右上のコの字に見える建物がイケア

 仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」はことし、街並みが大きく変わる。大型商業施設や新市立病院のオープンが見込まれるほか、建設中の高層マンションが相次ぎ完成する。人や物が行き交う市南部の中核地として、一段と注目を集めそうだ。

 秋以降、再開発地の北部に、市立病院が若林区から移転、開業を目指す。新病院の本館は地上11階、地下1階で、延べ床面積は5万2286平方メートル。病床は525床を設ける。

 厚生棟は地上3階の延べ床面積1364平方メートルで、院内保育所やレストランが入る。市消防局の救急ステーションも併設される。

 スウェーデン家具大手イケアの東北初の大型店も、JR東北線長町駅東口前に開店する。鉄骨地上3階、地下1階で、売り場面積は約1万6700平方メートル。家具や雑貨を中心に約7500点をそろえ、約460席のレストラン、約700台収容の駐車場も備える。

 一帯では、開発が急ピッチで進んできた。ショッピングセンター「ヨークタウンあすと長町」が開業した2009年11月以降、ロードサイド型の商業施設や、多目的ホール「ゼビオアリーナ仙台」が続々とオープン。市立病院とイケアで開発ラッシュも一段落する。

 市によると、マンションは3棟が建設中で、4棟の計画がある。地区の計画人口は約1万2500を見込む。13年3月末現在の居住者は3564人。市の担当者は「マンションの立地が活発化しており、数年後には倍増するのではないか」と期待を寄せる。

 東日本大震災の復興へ向けても大きな役割を担う。被災した約190世帯が身を寄せるプレハブ仮設住宅団地と福祉仮設住宅(定員18人)があるほか、14年度中には約320戸分の災害公営住宅3棟が完成する。

 区画整理事業は1997年、旧国鉄の貨物駅ヤード跡や工場跡などを対象に始まった。

 施工面積82ヘクタールで総事業費1128億円。保留地(約16.3ヘクタール)の販売率は91.5%(約14.9ヘクタール)。18年度の事業完了を目指す。

1916荷主研究者:2014/01/19(日) 12:13:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140106t15007.htm
2014年01月06日月曜日 河北新報
進む三陸道4車線化 14年度中に6割完成

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 三陸自動車道仙台港北−桃生豊里インターチェンジ(IC)間の4車線化工事は2014年度、松島北−石巻北IC間の21.2キロが開通し、計画延長(52.6キロ)の約6割の整備が完了する。仙台市と宮城県石巻市が全線4車線で結ばれるのは15年度の予定。

 東日本大震災の復旧、復興工事関連車両の増加に伴う交通渋滞の緩和に加え、県内の産業や観光の振興の弾みになると期待されている。

 4車線化工事は12年7月、利府中−松島海岸IC間(4.0キロ)で完了し、使用が始まった。本年度中に松島海岸−松島北IC間(7.5キロ)が完成する予定。

 14年度は松島北−石巻北IC間(21.2キロ)で工事が完了し、4車線化区間は計画全体の62%に達する見通しとなった。

 15年度には、残る仙台港北−利府中IC間(7.8キロ)と石巻北−桃生豊里IC間(12.1キロ)が相次いで開通する。

 4車線化工事に伴い閉鎖していた松島大郷ICの出入り口のうち、石巻方面の出入り口の利用は昨年12月25日に再開した。仙台方面の出入り口の再開は今月24日。

 三陸道は復興道路に位置付けられ、2車線区間の建設工事も進む。15年度は登米東和−志津川IC間(11.1キロ)が開通する予定。

 三陸道は宮城県道路公社が利府中−鳴瀬奥松島IC間、国土交通省がそれ以外の区間をそれぞれ管理している。

1917荷主研究者:2014/01/19(日) 12:25:50
>>1761
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140106t15009.htm
2014年01月06日月曜日 河北新報
東北大・雨宮キャンパス入札開始 31日落札者決定

移転が計画されている東北大雨宮キャンパス

 東北大は、移転を計画する雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の売却先決定に向けた一般競争入札の手続きに入った。31日に落札業者を決める。業者決定後、同キャンパスにある農学部・大学院農学研究科棟の解体工事などに入り、2017年度内の引き渡しを目指す。

 売却するのは9.3ヘクタールのキャンパス全体で、13年10月7日に一般競争入札の公告を出した。11月11日の提出期限までにゼネコンなど10社以上の競争参加資格確認申請書を受け付けた。

 入札に参加する企業による入札書・利用計画書の提出は今月20日まで。入札価格と利用計画書を総合的に審査し判断する。売却条件として東北大は、昨年4月に仙台市と仙台商工会議所が加わる東北大キャンパス移転まちづくり会議(大村虔一座長)がまとめた報告書に沿った土地利用を挙げている。

 報告書では「医療・福祉健康増進機能」や「商業・生活利便機能」「まちなか居住機能」などが一体となった複合市街地を提唱する。

 東北大は売却先が決まり次第、移転先の青葉山新キャンパス(青葉区)で、新しい学部・研究科棟の建設に着手する。

 同大は学部・研究科棟の完成までに約2年、引っ越しや雨宮の建物解体などに1年ほどかかるとみている。この間、落札業者は仙台市との協議に入り、都市計画変更など必要な手続きを進める。

 青葉山新キャンパスには農学部・農学研究科のほか、青葉山、川内、片平(いずれも青葉区)の各キャンパスからも一部の部局が移転する。総面積は約81ヘクタールで、敷地造成と共同溝などインフラ工事はほぼ完了している。

1918荷主研究者:2014/01/19(日) 12:28:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140106t12027.htm
2014年01月06日月曜日 河北新報
地下鉄東西線 「大町」が駅名に反映 商店主ら発展期待

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仙台市地下鉄東西線の「大町西公園」の駅建設地

 仙台市が2015年開業を目指す地下鉄東西線の全13駅の名称が、正式に決まった。このうち青葉区の「大町西公園」は当初「西公園」だったが、地元の町内会の要望を反映し、変更した。駅名に地域名が冠されたことに、商店主らは今後の街の発展を期待する。

 仙台クリーニング肴町店の店主渡辺貞子さん(79)は「ただ西公園という名前だけでは漠然としている。大町の名前が入っていれば、駅の近隣の店の集客力も上がるのではないか」と、開業を心待ちする。

 カフェ「Schale(シャーレ)おおまち」の代表伊藤あづささん(58)は「遠くから来るお客さんにも大町という駅名が入ることによって、店の場所を伝えやすくなる」と喜ぶ。

 町内会「仙台市大町会」は、駅名に地名を入れてほしいと訴え続けてきた。最寄りのバス停が「大町西公園」を使っていることや、観光客らが駅周辺の地域をイメージしやすいという理由で、「大町西公園」を求める要望書を市に2回提出した。

 駅名検討委員会(委員長・宮原育子宮城大教授)は協議の末、「八木山動物公園」「青葉通一番町」「宮城野通」とともに、市が事前に決めていた仮称から変更する最終案をまとめた。この提言を受けて、正式に採用された。

 大町はもともと商人の街として栄えた。地元には、藩制時代に使われた「御譜代町」を推薦する声もあった。

 町内会は一昨年60周年を迎え、230世帯が加入している。町内会長の駒井秀重さん(67)は「住民の思いがかない、本当にうれしい。駅名をきっかけに大町の歴史に関心を持つ人が増えてほしい」と話す。

1919荷主研究者:2014/01/19(日) 12:34:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140107t11031.htm
2014年01月07日火曜日 河北新報
仙台市、上杉分庁舎建設を本格化 分散庁舎解消なお遠く

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上杉分庁舎の完成予想図

 東日本大震災の被害で解体した仙台市上杉分庁舎の建設工事が本格化している。青葉区役所北隣の現地に14階のビルを新築し、2015年5月の完成を見込む。市役所本庁舎の周辺には仮庁舎や分庁舎が11カ所あり、市は新庁舎を軸に利便性の向上や仮庁舎の賃料抑制をにらむが、抜本的な課題解消は難しそうだ。

 バスケットボールコート3面分の1274平方メートルの敷地に再建する。延べ床面積は約9500平方メートルで、旧庁舎(地上7階)の約2倍。これまで本庁舎に次いで広かった北庁舎(約5240平方メートル)を大幅に上回る。

 市は庁舎分散による弊害の緩和を目指すが、新庁舎が収容できるのは庁舎の2〜3カ所分。市庁舎管理課の担当者は「住民サービスや事務効率を考えると単純に仮庁舎の部局を集約する方法はとれないだろう」と話し、複雑な再編作業に頭を痛める。

 本年度、7カ所ある仮庁舎の賃料は、約4億2000万円に上る。一つでも多く仮庁舎を引き払い、賃料を軽減することが求められる。市内部では、他の分庁舎の部局を新庁舎にスライドさせる案も浮上する。空きが出た分庁舎には、民間ビルを間借りする仮庁舎の部局を移すことになるが、引っ越し費用が二重に掛かる課題がある。

 分散する庁舎のため、市民は目的の部局を探すのに一苦労している上、庁舎間のはしごを余儀なくされるケースも少なくない。市職員にとって、事務効率の低下という悩みを抱える。

 市庁舎管理課は「新庁舎完成で、点在する庁舎の問題を一気に解決できないのは心苦しいが、できるだけバランスのとれた配置ができるよう検討したい」と話した。

1920荷主研究者:2014/01/19(日) 12:36:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140107t13028.htm
2014年01月07日火曜日 河北新報
仙台の下水道、進化へ 災害リスク大幅減 暖房など熱源利用も

異例のスピードで再建が進む南蒲生浄化センター

 仙台市で東日本大震災の被害を受けた下水道施設の復旧復興事業が、本格化している。中核処理施設の南蒲生浄化センター(宮城野区)の再建が進む一方、新たな下水道幹線の工事も始まった。地盤沈下で浸水の危険性が高まった市東部には、雨水専用の排水施設が整備される。総工費2000億円をかけて、災害に強く、国内有数の下水道インフラを備えた都市に生まれ変わる。

<国内外が注目>
 南蒲生浄化センターの処理能力は1日40万トンで、市内から出る下水の7割を占める。海沿いの同センターは震災の津波でほぼ全壊した。今でも下水は仮施設での簡易処理にとどまり、再建が待たれている。

 同じ処理能力の施設の建設には通常、8年以上かかるとされる。2012年9月に始まった同センターの工事は、作業員を増やしたほか、複数の工程を並行して進め、15年までの足掛け4年間で完成させる。市下水道計画課の担当者は「工期を半分に短縮した世界でも前例のないスピード」と言う。

 現在の進捗(しんちょく)率は25%。施設不足に悩む中国や東南アジア各国でも工程が注目され、国内外から視察団が絶えない。

<大雨浸水防ぐ>
 南蒲生処理センターに下水を運ぶ2本の幹線は、震災で震度6弱の揺れに襲われたが、大きな破損はなかった。

 1本は完成から50年以上たち、老朽化が激しい。別の1本は満水状態で、流れを振り分けることができない。仮に震災で大破していたら、下水が若林区や宮城野区の広範囲であふれ、都市機能がまひする恐れがあった。

 それらの代替幹線として新設されるのが「第3南蒲生幹線」だ。総工費は100億円規模となり、昨年11月下旬に着工した。

 若林区の薬師堂付近で周囲の枝線から下水を集め、10キロ下流のセンターへ送る。既存幹線とほぼ並走しているので、振り替えも容易になり、災害リスクは大幅に減る。

 低地やくぼ地が多い市東部は、震災前から大雨被害を受けやすかった。震災の地盤沈下で、さらに危険性が高まっている。11年9月の台風15号では、宮城野区を中心に広範囲で住宅が浸水。増水した水路を点検していた市職員2人が死亡した。

 国の復興交付金が配分され、総額270億円に上る「東部市街地雨水対策事業」は、本年度内に工事が始まる。雨水専用の幹線を整備して都市の排水機能を高め、浸水を防ぐことが狙いだ。

 幹線は若林区卸町付近から宮城野区原町方面に向かう6キロ(原町雨水専用幹線)と、若林区霞目地区と周辺を南北に貫く4キロ(霞目雨水専用幹線)の2ルート。雨水を川に排水するポンプ施設も整備される。

<総額は2000億円>
 下水道の新たな可能性を探る試みもある。市と積水化学工業(大阪市)は昨年11月、若林区内で、年間を通して12〜25度の下水が流れる枝線の管から熱を吸収し、給湯や暖房の熱源にするシステムの実証研究をスタートさせた。実用化されれば、下水道が都市のエネルギー源にもなる。

 下水道の復旧復興事業の予算規模は、15年度までの累計で1350億円を見積もる。事業は20〜23年度ごろまで続くとされ、総額2000億円に達する見込み。

 市建設局の吉川誠一局長は「都市機能を維持する上で、下水道が果たす役割の重大さが、震災で再認識された。下水道幹線の地震対策と浸水対策を進め、災害に強い都市にしたい」と語る。

1921荷主研究者:2014/01/19(日) 12:53:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140109t13006.htm
2014年01月09日木曜日 河北新報
ラッピングバス、台数減速 ピーク時の半分に 仙台

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ピーク時に比べて台数が半減したラッピングバス

 仙台市内で、車体を広告で覆った市バスを見掛ける機会が、少なくなった。市交通局によると、ラッピングバスの台数はピーク時に比べ半減し、広告収入も半分近くまで落ち込んでいる。背景にあるのは、企業のニーズと広告を取り巻く環境の変化。減少に歯止めをかけようと、市は異例の割引キャンペーンを展開している。

 市バスの台数は近年、500台前後で推移。車両全体を広告で包んだフルラッピングバスの台数は、2001年度の96台が最多だった。その後、車体の一部に広告を貼る廉価版のハーフラッピングを導入し、両方を合わせた台数は08年度、フル87台、ハーフ22台の計109台に達した。

 しかし、08年9月のリーマンショック後、生命保険会社が10台の契約を打ち切るなど、ラッピングバス離れが加速した。現在ではフル54台、ハーフ0台まで減ってしまった。

 広告収入もフルラッピングが最も多かった01年度の9724万円をピークに減少に転じ、12年度は5588万円にとどまった。

 不振の一因に挙げられるのが広告費用だ。年間の契約料は1台126万円で、数千円〜数万円の車内広告に比べて高額。初めて導入する際は、ほかに施工費約100万円が必要になる。古くなったフィルムを交換する費用も企業負担だ。

 長期契約が主流のため、新商品の集中的なアピールや入れ替えのある商品の広告には不向き。費用負担とPR効果をはかりに掛け、二の足を踏む企業が多いとみられる。

 ラッピングバスは市バスの広告収入の4割近くを占める。台数回復を目指し、市は12年度から、初期費用の25万2000円を割り引くサービスに乗り出した。フル、ハーフ合わせた新規の契約は11年の4台から、12年度は10台に増加。13年度はこれまでに9台の広告を新たに獲得した。

 最近は学校、病院のように公共性の高い業種が目立つ。市交通局経営企画課の佐々木政道係長は「ラッピングバスは長い間、多くの人の目に触れるため、企業の知名度アップを図ったり、ブランドイメージを訴えたりすることができる。魅力をもっと発信していきたい」と意気込む。

1922荷主研究者:2014/01/19(日) 13:03:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140111t12017.htm
2014年01月11日土曜日 河北新報
仙台空港利用客、300万人超える 復興需要が後押し

13年の利用客が300万人を超えた仙台空港=昨年9月

 仙台空港の2013年の利用客は前年比15.3%増の307万3261人となり、5年ぶりに300万人を超えたことが10日、宮城県のまとめで分かった。東日本大震災からの復旧、復興需要を背景に定期便の新規就航が相次ぎ、国内線の利用客数が伸びた。

 13年の利用客のうち国内線は前年比16.6%増の290万1783人だった。4月に格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが関西線、スカイマークが札幌線と福岡線をそれぞれ開設。1日当たりの運航便数は一時期、過去最多の61往復に達した。現在は59往復が運航している。

 国際線は3.7%減の17万1478人にとどまった。ホノルル線やバンコク線が新設される一方、日中関係の悪化を背景に中国便が運休したことが響いた。

 空港利用客の増加に伴い、仙台空港アクセス鉄道の13年の利用客は308万8000人(前年比20.5%増)となり、07年の開業以来初めて300万人を突破した。

 宮城県空港臨空地域課の担当者は「仙台空港の利用客が増えれば県内の経済が活性化し、東日本大震災からの復興を後押しする。さらなる利用の促進策に取り組みたい」と話した。

1923荷主研究者:2014/01/26(日) 19:02:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140114t13019.htm
2014年01月14日火曜日 河北新報
宮城県人口2年連続増 震災後の激減回復 13年10月現在

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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140114006je.jpg

 宮城県がまとめた県内の推計人口年報(2013年10月1日現在)によると、総人口は232万8143人(男113万3358人、女119万4785人)で、1年間で2736人(0.12%)増えた。推計人口の増加は2年連続で、東日本大震災による激減から回復基調にある。

 市町村別の増減率は、高い順にそれぞれ表の通り。増加は35市町村のうち9市町村で、大和町が前年に続いて最も高く、2.28%(600人)。富谷町2.17%(1066人)、名取市2.15%(1560人)と続いた。仙台市は0.72%(7634人)だった。

 減少は津波被災地や高齢化が進む郡部を中心に26市町。減少率は高い順に女川町6.44%(506人)、山元町4.30%(593人)、南三陸町3.12%(464人)だった。

 減少数が最大だったのは石巻市で1182人(0.79%減)。次いで栗原市の1085人(1.49%減)だった。

 人口動態は、自然増減が3349人の減少(出生1万9144人、死亡2万2493人)。社会増減は6085人の増加(転入11万8367人、転出11万2282人)となった。

 11年の推計人口は、震災の影響で前年比2万4941人(1.06%)減少。12年は前年より2183人(0.09%)増えた。

1924荷主研究者:2014/01/26(日) 19:04:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140114t15002.htm
2014年01月14日火曜日 河北新報
人口全国順位 宮城県、32年ぶり上昇 新潟抜き14位に

 2013年12月1日現在の宮城県の推計人口(月報)が都道府県別順位で新潟県を抜き、14位に繰り上がったことが両県のまとめで分かった。宮城県の順位上昇は1981年以来、32年ぶり。東日本大震災による人口激減から回復基調にある宮城県に対し、新潟県は高齢化に伴う自然減が影響した。

 両県の推計人口は、宮城県が前月比187人増の232万9303人。新潟県は1100人減の232万9042人で、宮城県が261人差で上回った。

 震災後、宮城県の毎月1日現在の推計人口は12年4月に231万6283人まで落ち込み、震災前(11年3月1日)と比べ3万570人の減となった。その後は上昇に転じ、13年12月は震災前に比べ1万7550人減の水準まで回復した。

 新潟県は、死亡数が出生数を上回る自然減に歯止めがかからず、98年から推計人口が減少。13年12月の直前の1年間だけで1万6618人減った。同県統計課は「65歳以上の高齢者人口の割合が全国平均より高く、自然減も急速に進んでいる」と説明する。

 宮城県内では、仙台圏の市町が人口回復をけん引する。震災被害が大きかった沿岸市町では人口減少が目立つが、仙台、名取両市、利府、大和、富谷各町の昨年12月の推計人口は過去10年で最多を記録した。

 仙台市は企業の支店や官公庁の出先機関が多く、毎年4月は一時的に約8000人減少するなど変動もある。両県の差はわずかで再逆転する可能性もある。

 宮城県統計課の担当者は「東北一の都市である仙台市と周辺にはもともと雇用の場がある。復興需要も背景に、東北の他県などからの転入者が増えていることが影響している」と分析している。

[推計人口] 5年に1回の国勢調査の人口を基に、出生数から死亡数を引いた自然動態と、転入数から転出数を引いた社会動態を加味し、各都道府県が毎月算出する。住民票をまとめた住民基本台帳に基づく人口と比べ、実態に即した統計とされる。

1925荷主研究者:2014/01/26(日) 19:13:23
>>1867
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140116t12001.htm
2014年01月16日木曜日 河北新報
仙台・一番町「シリウス」 服飾、美容など15店入居へ

 仙台市青葉区一番町に建設中の商業施設「シリウス・一番町」の入居テナントが決まった。仙台初進出を含め、20〜30代の女性向け服飾、美容関連など15店が入る。オープンは3月7日。

 仙台初出店はフランスのファッションブランド「ザディグ エ ヴォルテール」と今治タオル専門店「伊織」。飲食系はパンケーキなど米国風の朝食を扱う「スプント カフェ」、美容関連はエステティック、ネイルサロンなど4店が入る。

 シリウスは22階建てビルの1〜3階を占め、延べ床面積は約1500平方メートル。1、2階には商業テナントが入り、3階の医療フロアは4月に診療を始める。4階以上はマンションとして分譲される。

 運営主体となる仙台一番町駅ビルの山下晴也社長は「魅力ある店舗がそろった。仙台中心部の新スポットとしてアピールしたい」と話した。

1926荷主研究者:2014/01/26(日) 19:15:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140116t11005.htm
2014年01月16日木曜日 河北新報
集団移転地造成加速へ 巨大コンベヤー稼働 東松島

集団移転地の造成で発生した土砂を搬出するベルトコンベヤー=15日午後2時45分ごろ、東松島市野蒜地区

 宮城県東松島市が東日本大震災に伴う集団移転先として造成する野蒜北部丘陵地で今月、大量の土砂を搬出する巨大なベルトコンベヤーが稼働した。復興庁などによると、移転地の造成でコンベヤーが稼働するのは初めて。

 コンベヤーは延長約1.2キロで、幅1.8メートル、高さ12〜27メートル。造成地から住宅を避け、土砂を仮置きする国有林跡地までのルートで設置された。

 一戸建てと災害公営住宅計448戸分の宅地を確保する野蒜北部丘陵地では、91.5ヘクタールの造成で約550万立方メートルの土砂が発生する見込み。

 コンベヤーは土砂を分速120メートルで運び、1日当たり約1万立方メートルを処理する。来年3月までに約310万立方メートルを搬出。半分は盛り土や農地復旧などに活用される。

 土砂をダンプカーで運ぶ場合、3年以上かかるとの試算があった。市は工期短縮のためコンベヤー導入を決め、昨年8月に着工。13日に本格稼働した。総工費は約70億円。

1927荷主研究者:2014/01/26(日) 19:16:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140116t15015.htm
2014年01月16日木曜日 河北新報
東北大、インフラ研開設 市町村の維持管理を支援

 東北大は15日、道路や橋など社会資本の老朽化対策や長寿命化を後押しする「インフラマネジメント研究センター」を大学院工学研究科内に開設した。技術者が不足する市町村のインフラの維持管理業務を支援する。

 昨年12月に連携協定を結んだ東北地方整備局から道路などの老朽化状況に関するデータの提供を受ける。データの分析結果を基に、老朽化の判断方法などを検討する。市町村職員への研修を実施するなどして、社会資本の維持管理に精通した人材育成にも力を入れる。

 構成員は、センター長の久田真教授、研究員ら計7人。先行して社会資本の老朽化対策に取り組む長崎大のインフラ長寿命化センターと協力する。

 仙台市青葉区の東北大川内萩ホールで開所式があり、金井浩工学研究科長が「国のデータと大学の知識を融合し、課題を解決したい」とあいさつした。久田教授は「社会資本の老朽化や予算の減少、東日本大震災の被害が重なり、東北の市町村は難しい対応を迫られている」と支援の必要性を強調した。

1928荷主研究者:2014/01/26(日) 19:21:44
>>1797
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140117t11010.htm
2014年01月17日金曜日 河北新報
仙台・宮城野原の広域防災拠点 20年度めどに整備完了

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 宮城県は16日、宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)一帯で進める広域防災拠点構想について、2020年度をめどに整備を完了する事業計画案を公表した。具体的な整備目標時期が明らかになったのは初めて。総事業費は314億円を想定する。大規模災害が起きた際、全国から集まる災害救助部隊の活動拠点や支援物資の物流拠点となる公園を整備する。

 県庁であった県行政評価委員会大規模事業評価部会で示した。1月末まで県民意見を募った上で事業評価を受ける。委員会に妥当と判断されれば、具体化に踏み出す。

 計画案では運動場東側のJR貨物仙台貨物ターミナル駅(17ヘクタール)を都市公園として整備し、宮城野原公園を拡張する。14年度は基本設計に入る。

 公園は災害時に支援活動のベースキャンプなどに活用。平常時は緑地として利用し、県民の防災意識向上にも役立てる。

 県は同駅移転や跡地の用地買収について、JR貨物と協議中。交渉がまとまれば15年度以降にも跡地を取得し、移転事業を支援する。公園工事は19年度の着手を目指す。

 事業費は用地取得や公園整備に約300億円を見込む。完成後の維持管理などに約14億円が必要という。財源には国の社会資本整備総合交付金の活用を見込む。

 県は「JR貨物は効率的な荷さばき場を求めており、移転の合意は可能。公園整備の財源も国から交付する見解が示されている」と説明する。

 評価部会は16日、「計画は妥当」との見解で一致した。2月の次回会合で答申内容をまとめ、村井嘉浩知事に提出する。

 広域防災拠点構想は県震災復興計画(11〜20年度)と連動した大型プロジェクト。県は有識者検討会議で担うべき機能を検討しており、2月にも基本構想を策定する。

1929荷主研究者:2014/02/02(日) 01:00:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140118t14007.htm
2014年01月18日土曜日 河北新報
東北楽天 コボスタ宮城、8月までに2万8723人収容

コボスタ宮城に増設される観客席の完成イメージ図(球団提供)

 プロ野球東北楽天は17日、本拠地・楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区、コボスタ宮城)の観客席を今夏までに約4500席増やし、収容人数を現在の2万3466人から2万8723人に拡大する計画を発表した。

 新設するのは三塁側外野寄り後方エリアと、左翼外野席の「楽天山」と呼ばれる芝生席後方エリア。いずれも昨季、クライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズに向けて臨時スタンドを設けており、その部分を解体して新築する。

 楽天山エリアは約1500席。4月1日の本拠地開幕戦を見据え、3月に着工し、同月内の完成を目指す。三塁側エリアは4月に着工し、8月の完成予定。一般席に加え、カウンターやテーブル付きの座席、ボックスシート、パーティーデッキなどバラエティーに富んだ約3000席を設ける。このほか飲食エリアなども改装する。総事業費は約20億円。

 球団初のパ・リーグ制覇と日本一を果たした昨季は、レギュラーシーズンで過去最多の10度のチケット完売を記録。Kスタ宮城(現コボスタ宮城)での総観客数118万4981人(1試合平均1万7686人)は球団史上最多だった。その後のCS、日本シリーズも連日、完売が続いた。

 今季のレギュラーシーズンは1試合平均2万人を目標にする。

 立花陽三球団社長は「(今回増やす)2万8000人は通過点。将来的には3万人収容を目指す。球場のキャパシティーを大きくするとともに、新たなファンサービスを打ち出しながら、日本で一番愛される球団、球場にしていきたい」と語った。

1930荷主研究者:2014/02/02(日) 01:41:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140119t12009.htm
2014年01月19日日曜日 河北新報
コンテナ取扱量 仙台港、震災前水準に回復 復興需要で輸入増

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 仙台港(仙台市宮城野区)の国際コンテナ貨物の2013年取扱量(速報値)は20万4000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)で、東日本大震災前の10年の94.4%まで回復したことが、宮城県のまとめで分かった。復興需要を背景に建設資材の輸入などが拡大し、過去最高だった10年の21万6142TEUに次ぐ2番目の取扱量となった。

 国際コンテナ貨物取扱量の過去10年の推移はグラフの通り。13年の取扱量は12年比で18.1%増加。震災があった影響で前年の44.7%まで落ち込んだ11年と比べると2.1倍に増えた。

 13年は住宅建築などの資材となる木材の輸入が伸びたほか、タイヤなどのゴム製品の輸出量が震災前の水準に戻り、コンテナ貨物の取扱量を底上げした。

 県港湾課は「取扱量は目標としていた震災前の水準にほぼ戻った。14年は過去最高を目指し、荷主や航路の新規開拓に力を入れる」と話す。

 県はコンテナ貨物の受け入れ態勢を強化するため、15年度までに仙台港の高砂コンテナターミナルの面積を現在の21ヘクタールから27ヘクタールまで広げる。

 仙台港を利用する国際定期コンテナ航路は、米国西海岸と結ぶ北米航路が1路線(週1便)、中国・韓国航路が3路線(週3便)の計4路線。

 仙台港は1990年にコンテナ貨物の取り扱いを始めた。12年10月に塩釜港を含む仙台塩釜港と、石巻、松島両港が統合し、現在の仙台塩釜港が誕生した。東北唯一の国際拠点港湾に指定されている。

1931荷主研究者:2014/02/02(日) 01:42:08

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140119t13018.htm
2014年01月19日日曜日 河北新報
かさ上げ道路整備着工 岩沼市、県内初15年度完了

起工式でくわ入れする出席者

 宮城県岩沼市は18日、東日本大震災で被災した沿岸部で、津波の威力を減衰させる多重防御計画の一つ、かさ上げ道路整備事業の起工式を行った。海岸付近と内陸を結ぶ避難路も同時に整備する。かさ上げ道路の本格着工は県内被災自治体で初めてで、2015年度に完了する見込み。

 市は沿岸部で計15基の人工丘を築く「千年希望の丘」構想を進めている。今回のかさ上げ道路と海岸・河川堤防と合わせ、津波の浸水被害を最小限に食い止め、「減災を基本とした安全・安心なまちづくり」を目指す。

 かさ上げ道路は寺島−相野釜地区の延長7.2キロ。海抜4〜5メートルの高さとし、貞山堀のやや西側を南北に走る形で整備する。車道(片側1車線)と歩道を合わせた幅員は11.5メートル。消防・救急活動や避難時の車の乗り捨てを想定し、路肩に車両があっても車が擦れ違える幅員を確保する。事業費は約96億円。

 避難路は海辺から内陸の仙台東部道路西側へと退避できるよう、市道を拡幅するなどして東西に横切る2本を整備する。幅員は11.5メートルで、事業費約35億円。今後、整備が進められる県道も避難路に位置付ける。

 押分地区で起工式が行われ、市や県、国の関係者らがくわ入れした。井口経明市長は「被災地のトップを切って整備できることをうれしく思う」とあいさつ。来賓の根本匠復興相は「震災からの復旧・復興は安倍内閣の最重要課題の一つ。今後も復興の加速化に取り組んでいく」と述べた。

1932荷主研究者:2014/02/02(日) 01:58:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140121t15017.htm
2014年01月21日火曜日 河北新報
中心部に200円均一区間 仙台市地下鉄東西線、運賃案決定

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 仙台市は2015年開業予定の市地下鉄東西線の運賃制度案を決めた。南北線と同じく、運賃区間を200〜360円の5区間に分割する。仙台駅を中心とする東西、南北両線の13駅の範囲には、どの駅で乗降しても一律200円の均一運賃区間を新たに設ける。南北線と連動させて乗客の増加を図るのが狙い。均一運賃区間の導入は、全国の地下鉄で初めてという。

 東西線の運賃は初乗り200円。南北線と同じく3キロごとに料金が加算され、250円、300円、330円、360円となる。ことし4月の消費税引き上げ分も上乗せした。

 仙台駅からの運賃は=図上=の通り。西側は川内までが200円、青葉山は250円、八木山動物公園は300円。東側は薬師堂までが200円、卸町、六丁の目が250円、荒井は300円となる。

 仙台駅で乗り換えた場合の東西、南北両線の乗り継ぎ料金は、南北線泉中央から東西線八木山動物公園までが360円、東西線薬師堂から南北線長町南までが300円など。

 一方、市中心部に位置する東西線国際センター〜薬師堂間と、南北線北四番丁〜河原町間のエリア=図下=は、200円の均一運賃になる。南北線北四番丁〜河原町の運賃は現在、240円(4月以降は250円)だが、東西線開業後は200円に値下げされる。市は、低価格化で乗降客の多い市中心部でのニーズを掘り起こす考えだ。

 東西線の各駅で接続する一部市バスの運賃も見直した。現在は市中心部で実施している市バスの100円均一運賃区間を、東西線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3地区のおおむね1.5キロ圏内でも導入。最大で現状よりも50円安くなる。

1933とはずがたり:2014/02/05(水) 20:35:54
>原則は新設しない踏切も5カ所に設けた
劃期的ですやん♪

住民が踏切設置強く要望 常磐線移設で説明会 宮城・山元
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku_K201402030A0M106X00003_091044.html
河北新報2014年2月3日(月)09:32

 東日本大震災で被災し内陸移設するJR常磐線の駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間14.6キロのうち、宮城県山元町内を通る12キロ区間の工事説明会が2日、町中央公民館で開かれた。JR東日本の担当者が今春に着手する事業の概要を説明。参加した住民からは、分断される道路への踏切の設置を強く求める意見が出た。
 説明会は午前、午後の2回開かれ、1回目は約200人が参加。JRや施工業者らが工程や工法、新駅舎のイメージ図などを示した。
 説明によると、4月下旬から5月上旬の間に本工事に着手し、全体を4工区に分けて高架や橋などの工事を一斉に行う。1年半で完了した後に線路を敷設、2017年春の再開を目指す。移設ルートの東西の通行を確保するため区間の4割が高架で、原則は新設しない踏切も5カ所に設けた。
 説明に対し、町北部の牛橋行政区の住民から亘理町との境に近い踏切が移設計画に盛り込まれなかったことに、「JR浜吉田駅に通じる生活道路が分断される」などと異論が相次いだ。
 斎藤智博区長は「踏切が無くなれば、住民が(危険を押して)線路を横断することになる。地域の死活問題であり、何とか残してほしい」と強く要望。ルートに掛かる地権者の男性は「設置しないなら用地は売らない」と訴えた。
 踏切は道路を管理する自治体がJR側と協議して設置を検討する。JR側は「前向きに検討している」と回答。出席した町幹部も「(設置を)JRにお願いしている」と述べた。 JR東日本東北工事事務所の石川文雄・常磐復興工事区長は「踏切事故を防ぐために立体交差が基本だが、住民の要望に耳を傾けて解決の方策を考えたい」と話した。
 説明会は4日夜にも町坂元支所で行う。

1934荷主研究者:2014/02/09(日) 10:22:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/01/21 建設新聞
仙台市宮城野区・フージャースコーポ
分譲「花京院通共同住宅」の新築計画 18F7812㎡の88戸、エムズで実施案

 フージャースコーポレーション(東京都千代田区神田美土代町9の1 藤井幸雄社長)は、仙台市宮城野区花京院通に分譲マンション「仙台花京院通共同住宅」(仮称)の建設を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、JR仙台駅から北東側の徒歩圏に位置する仙台市宮城野区花京院通5の21ほか、東六番丁36の1ほか地内で、施行中の仙台駅東第2土地区画整理区域内にある敷地面積1633.69㎡。

 建設する分譲住宅は、RC18F延べ7812.99㎡規模で、総戸数はファミリータイプ88戸を見込んでいる。着工は3月中旬、完成は16年4月末をそれぞれ予定している。

2014/01/21付一面に掲載。

1935荷主研究者:2014/02/09(日) 10:28:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140122t11019.htm
2014年01月22日水曜日 河北新報
中国定期便、仙台−北京線(上海経由)3月再開 仙台空港

 昨年10月から運休している中国国際航空の仙台−北京線(上海経由)の定期便が3月下旬に運航を再開する見通しとなったことが21日、分かった。日中関係の悪化を背景に仙台空港と中国を結ぶ定期路線は全て運休していた。また、航空会社スカイマークが仙台−神戸線の4月開設に向け、調整していることも明らかになった。

 上海経由の北京便は3月30日〜10月25日、毎週水、日曜に1往復ずつ運航する。機材はボーイング737−800型(164席)を使用する。

 中国国際航空仙台支店は「運航を再開し、どれくらい需要があるかを確かめる。社会情勢が好転したとは言えないが、ニーズの回復を期待したい」と説明した。宮城県空港臨空地域課は「再開が実現すれば中国との経済や文化の交流が活発化する」と歓迎した。

 同支店によると、2012年10月から運休している大連経由の北京便の再開は未定という。中国路線では、中国南方航空が長春便(週2往復)を運休中。中国東方航空が計画する上海便の新規就航も延期となっている。

 一方、スカイマークは神戸便を4月から週4往復運航する方針を固めた。仙台空港を発着する同社の路線は札幌(新千歳)線、福岡線に続き3路線目。神戸便の定期運航は、09年4月に全日本空輸が路線を廃止して以来となる。

1936荷主研究者:2014/02/09(日) 10:37:30
>>1710
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/01/23 建設新聞
NHK 青葉区本町(プラザH跡地)
新仙台放送会館の概要を公表 免震構造2.3万㎡ 15年2月着工へ

 日本放送協会は、NHK新仙台放送会館の概要を公表した。

 現在のNHK仙台放送会館は築50年余を経過し、老朽化が進む中で東日本大震災により建物の一部で被害を受けた。このため、現在地から南西側約400㍍に位置する定禅寺通り沿いの「ホテル仙台プラザ」跡地を取得し新放送会館の建設を計画しているもので、山下設計に委託していた基本設計が完了したことから施設概要と外観イメージパースを公表した。

 施設は、仙台市青葉区本町2丁目20番地地内の敷地約6550㎡に、免震構造でS・B1/7F延べ約2万3000㎡で建設する。

 基本コンセプトは、災害に強く放送持続可能な機能を持つ会館、安心・安全情報を提供し地域に信頼される会館、東日本大震災を風化させない機能を持つ会館、宮城県や東北の豊かな地域文化を発信する会館、杜の都にふさわしい文化の香りと親しみある開かれた会館、時代に即した機能を持ち地球環境に優しい会館―とした。

 建物の特徴としては、非常用自家発電装置の設置、免震建物、建物の変形を小さくする市松模様の耐震外壁、定禅寺通や隣接公園に開かれたガラスボックスの視聴者ゾーン、東日本大震災アーカイブおよび映像シアターの設置、外部からも視認できる大型ビジョンの設置、視聴者による展示ギャラリー活用など多目的スペースの設置、各種イベントが可能な階段広場、ガラスで構成された公開スタジオ、自然光や通風を確保しエコボイドや井水利用など多くの省エネ手法の採用、などが挙げられる。

 今後の整備スケジュールは、2014年度で実施設計を作成し、15年2月に着工、17年5月の完成、17年度中の運用開始を予定している。
                  
※新放送会館の外観イメージ。(クリックで拡大)

2014/01/23付一面に掲載。

1937荷主研究者:2014/02/09(日) 10:38:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/01/20140125t15009.htm
2014年01月25日土曜日 河北新報
藤崎、本館脇ビル建て替え 高級路線で集客 15年完成

 藤崎は、仙台市青葉区一番町の本館隣接地の商業ビルを建て替える。完成予定は2015年10月。青葉通に面した場所で、市地下鉄東西線の開業をにらみ、高級路線で集客力の向上を図る。

 建物は「新一番町三丁目ビル」(仮称)。地上3階地下3階で延べ床面積は約1430平方メートル。地下通路で東西線の青葉通一番町駅につなげる。別棟となるため本館との行き来はできない。

 07年建築の旧ビルを取り壊し、今月、跡地で着工した。総事業費は未定。テナントなどの詳細は今後詰めるという。

 同社の小野寺宣克取締役経営企画部長は「外観、取り扱う商品ともグレードを上げ、一番町周辺の活性化につなげたい」と話している。

1938荷主研究者:2014/02/09(日) 12:03:29

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/01/27 建設新聞
仙台市宮城野区小田原・ナイス
分譲「ナイス小田原弓ノ町」の新築へ設計委託 RC15F1万4772㎡、総戸数132戸で計画

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4丁目33の1 小暮博雄住宅事業本部取締役)は、仙台市宮城野区小田原弓ノ町に分譲マンション「ナイス小田原弓ノ町」(仮称)の建設を計画しており、ASKA総合計画で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、国道45号に面した仙台駅東第2土地区画整理11の3街区2の3画地ほか(小田原弓ノ町24ほか)地内の敷地面積2730.48㎡。

 施設規模は、RC15F延べ1万4772.83㎡で、ファミリータイプの分譲住宅132戸を設ける。

 5月の着工、2016年3月末の完成をそれぞれ予定している。

2014/01/27付一面に掲載。

1939とはずがたり:2014/02/13(木) 15:40:11

宮脇の時刻表2万キロでも開通時の熱狂が判るが自動車時代になってもその気持ちはまだ残ってるのかなぁ。。三陸道が全通したら今の様なローカル線の必要性はどんどん減りそうなんだけど。快速南三陸は一つの試みだったんだけど。。
>地元住民からは鉄路復旧を望む声が強く

気仙沼線 復旧総事業費700億円 ルート変更などで400億円増 宮城
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140206000.html
産経新聞2014年2月6日(木)08:06

 JR東日本は5日、東日本大震災で不通となっている気仙沼線の気仙沼−柳津(やないづ)間(55・3キロ)の鉄路復旧について、ルート変更やかさ上げに伴う工事など総事業費を概算で700億円と発表した。震災前の原状復旧では300億円の工事費となる見通し。400億円の増額分について、JR東は公的支援を求めたい考えで、今後の焦点となりそうだ。

 国土交通省東北運輸局が同日、仙台市宮城野区の区中央市民センターで開催した「JR気仙沼線復興調整会議」で、JR東が概算を示した。

 気仙沼−柳津間では、JR東が平成24年8月にバス高速輸送システム(BRT)の運行を開始し、地域の足となっている。しかし、地元住民からは鉄路復旧を望む声が強く、国、県、関係市町、JR東でつくる調整会議で協議を続けてきた。

 JR東は昨年8月の前回会議で、津波対策のため、清水浜−歌津(2キロ、南三陸町)▽蔵内−陸前小泉(2キロ、気仙沼市)▽本吉−陸前階上(はしかみ)(7〜8キロ、同市)の3区間でルートを移設する案を示した。

 この日の会議では、ルート移設やルートと交差する河川堤防のかさ上げに伴う新たな工事などの総事業費は700億円、震災前の原状復旧の工事費は300億円となる試算を提示。関係市町など出席者がそれぞれ持ち帰り、検討することになった。

 会議後、会見したJR東復興企画部の山口保幸担当部長は、「安全確保のためには、私たちだけでは限界がある」と述べ、400億円の増額分について公的支援の必要性を強調した。

 東北運輸局の伊藤範夫鉄道部長は「この額を踏まえて議論していく。どういうところで公的資金が入れられるか。県、関係市町と検討していきたい」と話した。

1940荷主研究者:2014/02/23(日) 17:35:41
>>1917
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140201t12025.htm
2014年02月01日土曜日 河北新報
東北大、雨宮地区をイオンに売却 落札額は220億円

イオンモールへの売却が決まった東北大雨宮キャンパス=仙台市青葉区

 東北大は31日、移転を計画している雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の売却先を、大規模商業施設開発・運営のイオンモール(千葉市)に決定した。落札額は220億1000万円。2月中に契約を締結し、キャンパスにある農学部・大学院農学研究科棟の解体工事などに着手。2018年2月の引き渡しを目指す。

 売却するのは9.3ヘクタールのキャンパス全体。13年10月7日に売却先決定に向けた一般競争入札を公告し、期限の1月20日までに大手不動産会社など7社が応札した。入札は金額と土地利用計画の総合審査によって行われた。

 売却の条件として東北大は、仙台商工会議所と仙台市を交えた「東北大キャンパス移転まちづくり会議」が、13年4月にまとめた報告書に沿った土地利用を提示した。

 報告書では「医療・福祉・増進健康機能」「商業・生活利便機能」「まちなか居住機能」が一体となった複合市街地を提唱している。

 イオンモールは宮城県内では名取市や富谷町に進出しているが、仙台市内にモール型の店舗はなかった。全国でも医療と商業、住居の3分野を一体開発した事例はなく、新たな事業形態となる。

 同社広報部は「事業の詳細は未定で、今後仙台市と協議を進めたい。立地を考慮すれば、商業施設は都市型のニーズに応えられる性格になるのではないか」と話した。

 雨宮キャンパス南側のボウリング場・スケート場跡地(1.7ヘクタール)は住友不動産(東京)が開発を計画中で、周辺環境が大きく変わりそうだ。

 農学部・大学院農学研究科は、16年度中に青葉山新キャンパス(青葉区)へ移転する。

1941荷主研究者:2014/02/23(日) 18:20:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140204t12009.htm
2014年02月04日火曜日 河北新報
仙台圏、新築マンション急騰 バブル期超え3559万円

 2013年に仙台圏で供給された新築マンションの平均価格は、前年比7.3%(243万5000円)増の3559万9000円だったことが広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社のまとめで分かった。バブル経済で高値となった1991年の3533万9000円を超えた。

 総供給戸数は1265戸。東日本大震災の復興需要に伴う建設コストの増加、高級物件の販売が相次いだことが価格上昇の要因となった。

 仙台市の5区別では、青葉の4043万2000円(前年比305万5000円増)が最高だった。JR仙台駅東口で開発が続く宮城野は、3404万5000円(同677万3000円増)と大幅に上昇した。

 物件の平均面積は76.11平方メートルで、前年を1.23平方メートル下回った。間取りは3LDKが61.7%(前年比6.3ポイント増)を占めた一方、4LDKは29.0%(3.9ポイント減)だった。平均坪単価は12万8000円増の154万5000円。

 販売開始から1カ月以内の契約率が75.9%(前年比3.7ポイント増)となるなど、売り手市場が強まった。08年のリーマン・ショック前に比べて供給戸数が4割落ちたのに加え、沿岸被災地からの移転需要も上昇圧力となった。

 14年の供給は、大型開発が続いた青葉区は一服感が出ているとされる。あすと長町を中心にした太白区や、仙台駅東口など宮城野区では新築が見込まれる。

 DG仙台支社は「コスト高と供給減で、顧客も価格上昇を当然と受け止めつつある。ことしは郊外での供給が中心になるが、価格は高止まりが続くだろう」と分析する。

1942荷主研究者:2014/02/23(日) 18:21:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140204t12032.htm
2014年02月04日火曜日 河北新報
IC乗車券「イクスカ」ポイント制導入 仙台市地下鉄東西線

 仙台市交通局は、12月から市地下鉄南北線で利用を開始するIC乗車券「イクスカ」に、ポイントサービス制度を導入する。乗車するたびにポイントが付与され、運賃として使える仕組み。路線バスにも拡大され、公共交通機関の利用促進を図る。

 ポイントサービス制度は、南北線の乗車回数と金額に応じて、一定のポイントが1カ月ごとに加算される仕組み。各駅に設置される専用の機器で、たまったポイントをイクスカにチャージ(入金)すると、地下鉄の支払いに使える。ポイントの有効期限は利用翌月から1年間。

 2015年の市地下鉄東西線開業時には、同線のほか、市バス、宮城交通の路線バスでも、イクスカが利用できるようになる。ポイントサービス制度も、東西線と市内一円のバス路線に拡大される。

 地下鉄とバス双方の乗客を増やすため、地下鉄とバスを乗り継ぐと、基本ポイントとは別に、ポイントが加わるシステムも導入する。市は今後、それぞれのポイントの付与率を決める。乗車回数や金額に応じたポイントサービス制度は、札幌市や名古屋市の市地下鉄でも導入されている。

1943荷主研究者:2014/02/23(日) 18:35:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140205t11015.htm
2014年02月05日水曜日 河北新報
地下鉄東西線3駅から14線新設 仙台市バス路線再編案

 2015年に予定される仙台市地下鉄東西線の開業に伴う市バス路線再編案の概要が4日、分かった。バスと地下鉄の主要結節駅となる太白区の八木山動物公園など3駅から、周辺住宅地やJR駅を結ぶ14路線を新設する。一方で東西線と並行する5区間は廃止する方針。市は4〜11月、住民の意見を聞き、14年度内に再編を決定する。

 新設路線のうち9路線は東西線の主要結節駅が起点。西側始発の八木山動物公園駅からは青葉台・成田山(青葉区)、仙台西高入り口や緑ケ丘三丁目(いずれも太白区)を結ぶ3路線。薬師堂駅(若林区)からは市バス霞の目営業所前などに向かう3路線、東側始発の荒井駅(同)からは同駅発着で若林体育館など周辺を巡回する3路線が、それぞれ計画されている。

 東西線各駅とJRの連結を促すため、荒井駅とJR仙石線小鶴新田駅(宮城野区)を結ぶなど5路線も新設する方針。

 東西線沿線の住宅地や施設と市中心部を結ぶ市バスは開業後、路線を短縮して主要結節3駅に接続させ、東西線と乗り継ぐ方向で調整している。

 結節駅への接続が検討されているのは14路線で、市中心部には乗り入れないことになる。バスと地下鉄を乗り継ぐことになり、利便性の確保が課題になりそうだ。

 宮城交通の既存5路線もルートを延長して、八木山動物公園、荒井両駅に乗り入れるよう、同社と協議している。

 市バスで廃止対象になるのは東西線と並行している区間。仙台駅より東側は市バス六丁の目東町−新寺一丁目、木ノ下一丁目−五橋三丁目の2区間。西側は仲の瀬橋−川内三十人町、中央三丁目−片平一丁目検察庁前、大町西公園−東北大理学部自然史標本館前の3区間が対象となった。

 仙台市は住民向けの説明会を開き、意見を参考にして再編案をまとめ直す。14年度内にも再編計画を確定させる。

1944荷主研究者:2014/02/23(日) 18:35:47
>>1943
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140206t12034.htm
2014年02月06日木曜日 河北新報
市バス87系統廃止 仙台市・地下鉄東西線開業へ再編案

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140206_m1-0001.jpg

 仙台市は5日、2015年に予定される仙台市地下鉄東西線の開業に伴う市バス路線再編案を発表した。主要5区間などの87系統の運行を廃止する。市によると、再編の影響を受ける利用者は、約2万7000人と見られる。

 地下鉄東西線と並行する市バス路線は、原則的に廃止する。廃止区間は図の通り。主要区間では仙台駅より東側の市バス六丁の目東町−新寺一丁目、木ノ下一丁目−五橋三丁目、西側は川内三十人町−仲の瀬橋、中央三丁目−片平一丁目検察庁前、東北大理学部自然史標本館前−大町西公園が対象となった。系統はバスに番号で示され、同じ区間を複数の系統が走行している場合が多い。

 廃止便数が最も多いのは、新寺通りを走る六丁の目東町−新寺一丁目の一部区間で片道約100便。連坊通りを走る木ノ下一丁目−五橋三丁目が、片道約70便で続く。

 市の試算では、再編で市バスから東西線に移動手段を変える利用者が約2万1000人、市バスと東西線の併用は約6000人に上る。

 地下鉄東西線に効率よく乗り継ぎができるよう、八木山動物公園駅、薬師堂駅、荒井駅の3駅を発着する60系統の新設を検討している。

 市は4月以降、住民向けの説明会を開き、意見を参考にして再編案をまとめ直し、本年度中に再編計画を決定する。市都市整備局は「地下鉄はバスに比べ、常に安定して運行できる。利用者に利便性を訴えながら、丁寧に説明していきたい」と話した。

1945荷主研究者:2014/02/23(日) 18:45:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140207t12042.htm
2014年02月07日金曜日 河北新報
地下鉄と新幹線スムーズに 東西線開業に向けエレベーター新設

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に向け、乗り換えなどの利便性を高めるため、JR仙台駅で地下階と地上階を結ぶエレベーターやエスカレーターを改良する動きが始まっている。JR仙台駅前広場再整備事業の一環。乗客や買い物客が、各階を楽に行き来できるようにする。

 新設されるのは、地下1階の東西自由通路付近と、地上3階の新幹線南口改札付近を接続するエレベーターで、定員は15人。JR仙台駅は現在、地下1階と3階を結ぶ15人乗りのエレベーターが仙台パルコ寄りに1台あるだけで、新設により搬送力が大幅に向上する。

 エレベーター本体は、隣り合った2面の扉が開閉する珍しい仕様になる予定。設置する場所の関係で、地下1階〜地上2階と地上3階では、乗り降りする扉の向きが90度変わる。

 現在、具体的な工事の費用やスケジュールについて、市とJR東日本が協議していて、東西線開業までには完成する見込みだ。

 市北道路建設課の石戸寿一課長は「地下鉄と新幹線の乗り継ぎがスムーズになる。旅行客やビジネス客が地下鉄を使ってくれるとうれしい」と話す。

 市地下鉄仙台駅は地下1階に改札口、同3階に南北線ホームがあり、東西線ホームは地下4階に設けられる。地下2階は階段、エスカレーターが折り返す踊り場になっている。同駅構内では昨年10月、富沢駅寄りに地下1階から同3階に移動できる下りエスカレーターを新設した。

 地下鉄構内で開業時から稼働中の11基の上下エスカレーターは老朽化に伴い、順次更新する。現在は泉中央駅寄りのエスカレーターの工事が行われている。

1946荷主研究者:2014/02/23(日) 18:45:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140207t13032.htm
2014年02月07日金曜日 河北新報
仙台市、初の107万人突破 2月1日現在推計人口

 仙台市は6日、今月1日現在の推計人口をまとめた。前月比394増の107万389(男52万1261、女54万9128)で、初めて107万を突破した。東日本大震災前の2011年3月1日現在と比べると、2万3652(2.26%)増えた。

 前月を上回ったのは10カ月連続。5区別の人口は青葉区が30万2572(前月比125増)、宮城野区が19万2412(80増)、若林区が13万3112(29減)、太白区が22万5624(135増)、泉区が21万6669(83増)。

 自然動態は、出生846人、死亡870人で、24人減った。社会動態のうち転入は3995人、転出は3530人だった。

 前年同月と比較した増加人数は、12年2月現在が6349人、13年2月現在が9735人、14年2月現在が6781人となっている。

 市広聴統計課は「他の被災自治体からの転入は徐々に落ち着き始めているが、復興事業などによる転入は続いている。増加が途切れる時期は予測できない」と説明している。

1947荷主研究者:2014/02/23(日) 19:14:05
>>1940
http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140211t15016.htm
2014年02月11日火曜日 河北新報
東北大キャンパス跡地利用 周辺住民、期待と懸念

移転後の跡地利用に関心が高まる東北大雨宮キャンパス=仙台市青葉区堤通雨宮町

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の売却先が大規模商業施設開発・運営のイオンモール(千葉市)に決まり、利用形態に周辺住民の関心が高まっている。敷地面積は9.3ヘクタールで「仙台中心部で最後の大規模物件」(市内の不動産業者)。利便性の高い市街地形成への期待の一方、交通渋滞の悪化など生活環境への影響を懸念する声もある。

 売却に際し、東北大は仙台商工会議所、仙台市との3者協議を踏まえ、「医療・福祉・健康増進」「商業・生活利便」「まちなか居住」の各機能を備える土地利用を条件付けた。

 仙台商議所の間庭洋専務理事は、商業機能について「郊外に強いイオンモールが、都心部でどのような業態を展開するか注目したい」と話す。

 医療機能に関しては「クリニックを集めた医療モールでは住民ニーズに応えられない」と指摘。「地域で基幹的な役割を担う総合病院の開設を求めたい」と強調する。

 キャンパスがある上杉地区は近年、マンション建設ラッシュで児童数が急増している。上杉山通小(児童971人)は現状でも教室不足。校庭にプレハブ校舎を建ててしのぐ。学区人口はさらに増える可能性が高い。

 市教委の大越裕光理事は「開発の進展状況をしっかり情報収集し、具体的にどのぐらい子育て世代が移住するのか見極めたい」と慎重に語る。

 上杉地区連合町内会の池田文彦事務局長は「歴史的な文教地区であることを踏まえ、市民センターのような公共施設を設けてもらえるよう市に働き掛ける」と話す。

 キャンパスは渋滞が激しい幹線道路の愛宕上杉通に面している。同連合町内会の佐々木厚一理事は「商業施設と人口増加で渋滞がさらにひどくなるのでは」と危惧する。

 キャンパスの売却額は220億1000万円。東北大は2016年度中に農学部・大学院農学研究科棟を青葉山新キャンパスへ移転し、18年2月の土地引き渡しを目指す。

1948荷主研究者:2014/02/23(日) 19:14:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140211t72008.htm
2014年02月11日火曜日 河北新報
藤原屋、郡山・さとう屋買収 仙台で本社移転も計画

 業務用酒類卸売のカネサ藤原屋(仙台市)は10日、福島県郡山市の業務用酒類・米販売「やまささとう屋」の全株式を取得し、傘下に収めた。東北地区での営業強化の一環で、同市に初進出する。2016年に藤原屋本社を仙台市宮城野区に移転新築し、物流能力を引き上げる計画も明らかにした。

 さとう屋の買収額は非公表。藤原屋は福島、本宮両市に事業所を構えるが、これまで郡山市には拠点がなかった。さとう屋の年商規模は1億円。

 地域の酒販店は優良な取引先を抱える半面、後継者不在などで事業継続が難しくなっている例が多い。藤原屋は近年、そうした中小店の買収を進めており、協議中の案件も数件あるという。

 業務拡大に併せ、手狭になった若林区卸町の本部営業センターの移転も計画。宮城野区苦竹3丁目の所有地約1万3200平方メートルに、本社機能を備えた「新物流センター」を建設する。創業100周年の16年4月までの移転完了を目指す。

 佐藤裕司社長は「半径100キロごとに営業所がある物流網が強み。業務提携や共同物流を含め、配送の効率化と販売チャンネルの拡大を進めたい」と話す。

1949荷主研究者:2014/02/23(日) 19:15:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140214t11019.htm
2014年02月14日金曜日 河北新報
相互利用16年春開始 仙台イクスカとJR東スイカ

 仙台市は13日、交通局がことし12月に導入を予定しているカード型IC乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica(スイカ)」を、2016年春から宮城県内と隣県の一部で相互利用を開始すると発表した。

 イクスカとスイカが利用できるエリアは図の通り。仙台市地下鉄が南北線と15年開業の東西線、バスは市バスや宮城交通の一部が対象になる。

 鉄道はエリア内のJR東北、仙山、仙石、常磐線などの9線と仙台空港鉄道。北方面は東北線の平泉、南は同矢吹、西は磐越西線の喜多方までそれぞれ利用できる。

 首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など、全国9種類のIC乗車券も、エリア内ではスイカと同じ使い方ができる。

 市交通局の担当者は「首都圏や関西圏などのビジネスマンや観光客が仙台エリアを移動する際、IC乗車券を持っていれば公共交通機関での乗り換えが便利になる。市地下鉄やバスの需要増も期待したい」と話す。

 イクスカは、東京や関西などでは利用できない。市交通局はポイントサービス制度の導入や、定期券の機能を持たせるなど、付加価値を高めて利用客の開拓を図る。東西線の開業に合わせ、市バス、宮城交通の路線バスにも利用範囲を拡大していく。

1950荷主研究者:2014/03/09(日) 11:13:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140214t13017.htm
2014年02月14日金曜日 河北新報
仙台駅前デッキ禁煙へ 灰皿移設検討 国連防災会議を意識

廃止が検討されているJR仙台駅のペデストリアンデッキの喫煙スペース

 受動喫煙防止に向け、仙台市がJR仙台駅西口のペデストリアンデッキの喫煙スペース廃止を検討している。灰皿を設置する日本たばこ産業(JT)仙台支店と協議を始めた。国連防災世界会議の開催が1年後に迫り、玄関口のイメージアップが必要と判断した。市とJTは年度内にも、JR東日本仙台支社に対し、駅構内の別の場所に喫煙場所を確保できないか、協議を申し入れる。

 喫煙スペースは現在、駅西口のエスパル寄りとパルコ寄りに1カ所ずつ設けられている。道路区分は市道で、歩きたばこやポイ捨てが社会問題化した05年以降、市が道路占有を認める形でJTが灰皿を置いている。

 喫煙者のマナー向上により分煙が図られている一方、市には「近くを通ると煙たい」「白煙が上がる光景は杜の都の美観を損ねている」との意見が寄せられているという。2015年3月の国連防災世界会議で、世界各国から訪れる関係者に好印象を持ってもらうため、市は喫煙スペースの見直しが必要と判断した。

 JTは市に対し、協力する姿勢を示しているという。両者は近く、代替スペースの確保に向けた協力をJR側に呼び掛け、夏をめどに場所や広さなどを決めたい考えだ。

 受動喫煙をめぐっては、国が10年、公共空間を原則全面禁煙とするよう自治体に通知。仙台市もガイドライン案をまとめ、環境の改善に向けた施策を展開してきた。

1951荷主研究者:2014/03/09(日) 11:13:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140214t15020.htm
2014年02月14日金曜日 河北新報
仙台社保病院、泉へ移転 17年にも開院、ベッド数維持

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 仙台社会保険病院(428床)が仙台市青葉区堤町の現在地から泉区紫山へ移転新築することが13日、分かった。現病棟は大半が1960〜70年代の完成で、老朽化が進んでいた。既に地権者と土地売買契約を済ませ、新年度以降の着工、2017年の開院を目指す。

 同院は52年創立。老朽化に加え、周辺道路も狭く、移転新築を検討してきた。現在の敷地は国有地で、跡地の活用法は未定。

 移転先は泉パークタウン内の民有地約4万3000平方メートル。免震構造の7階建てを新築し、延べ床面積は現在の約1.4倍となる約3万2000平方メートル。ベッド数は変わらない。新築費用は100億円規模となる見通し。

 仙台市立病院(若林区清水小路)がことし11月に市南部の太白区あすと長町へ移転するのを踏まえ、市北部の医療拠点として救急患者の受け入れ機能を強化する。

 特長の腎臓疾患・人工透析の医療体制を拡充し、東日本大震災を教訓にライフラインが断絶しても透析を継続できる施設を整備する。

 泉区や周辺自治体は企業の進出などに伴い人口増加が見込まれ、周産期医療への対応も見据える。田熊淑男院長は「守備範囲を広げるとともに、住民が安心して利用できる療養環境を整えたい」と話した。

 仙台社会保険病院は現在、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構の委託を受け、全国社会保険協会連合会が運営する。

 新年度から独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)の直営となり、名称は「JCHO仙台病院」(仮称)となる。

1952荷主研究者:2014/03/09(日) 11:16:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2014/02/20140215t13004.htm
2014年02月15日土曜日 河北新報
仙山線の2臨時駅、来月廃止 JR東日本仙台支社

 JR東日本仙台支社は14日、仙山線の西仙台ハイランド駅と八ツ森駅(ともに仙台市青葉区)を3月14日で廃止すると発表した。両駅とも現在、列車が停車しない臨時駅で、今後の使用が見込めないと判断した。

 西仙台ハイランド駅はレジャー施設の最寄り駅として1987年にオープン。当初は週末を中心に定期列車が臨時停車していたがマイカーに押され、2003年からは全列車が通過している。八ツ森駅は近くにあった八森スキー場への仮乗降場として37年に開業したが、70年のスキー場閉鎖で利用客が減少。87年に臨時列車向けの臨時駅になったが、02年から停車がなかった。

 仙台支社によると、ホームなど駅施設は今春以降撤去予定。両駅廃止による仙山線ダイヤの影響はない。

1953荷主研究者:2014/03/22(土) 00:58:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140304_11016.html
2014年03月04日火曜日 河北新報
三陸道・石巻北IC、来年3月利用開始

 村井嘉浩宮城県知事は3日、国が宮城県石巻市蛇田で新設工事を進めている三陸自動車道石巻北インターチェンジ(IC)について、2015年3月に使用を開始できるとの見通しを明らかにした。県議会2月定例会の一般質問に答えた。

 石巻北ICは石巻河南ICの北へ約2キロの地点で建設が進められ、現在は地盤改良工事などが行われている。国道45号や国道398号石巻北部バイパスに接続する県道も同時期に開通する見通し。

 完成後は、近接する石巻赤十字病院へのアクセスが容易になるなどの効果が期待される。村井知事は「石巻河南ICに集中している車が分散することで、石巻市街地の混雑緩和にもつながる」と述べた。

 村井知事は、生活困窮者から就労などに関する相談を受け付ける窓口を5月ごろに新設する方針も表明した。

 15年4月施行予定の生活困窮者自立支援法に基づく支援施策を先取りし、就労支援のモデル事業を展開する。県は4月にも、業務を委託するNPO法人や社会福祉法人を公募する。

 質問したのは渡辺忠悦(みんなの党・無所属の会)外崎浩子(自民党・県民会議)斎藤正美(最速復興県民の会)中沢幸男(自民党・県民会議)の4氏。

1954荷主研究者:2014/03/22(土) 00:59:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140304_12010.html
2014年03月04日火曜日 河北新報
コンテナ検査機能復旧 仙台港のセンター再稼働

復旧した大型エックス線検査装置

 横浜税関仙台塩釜税関支署は3日、仙台港(仙台市宮城野区)仙台コンテナ検査センターを再稼働させた。東日本大震災の津波で被災後に進めていた改修作業が完了。輸出入用のコンテナに不正品が入っていないかどうか装置で検査する機能が回復した。

 センターであった再稼働式には、職員ら約50人が出席。後藤真一財務省大臣官房審議官らがテープカットで業務再開を祝った。

 センターは東北唯一の大型エックス線検査装置を備える。トンネル状の検査装置に、コンテナを載せた大型トレーラーを通し、エックス線で中身を調べる。

 建物は津波で損壊し、装置の機能も停止。これまでは職員がコンテナから荷物を取り出し違法な薬物などの有無を調べていた。コンテナ1個当たり約2時間かかっていた検査時間は再稼働に伴い従来の20分程度に戻る。

 仙台塩釜税関支署の川上倫夫統括監視官は「国際コンテナ貨物の取り扱いは震災前の量に戻りつつある。物流を阻害することなく、しっかり密輸を防ぎたい」と強調した。

1955荷主研究者:2014/03/22(土) 01:32:57
>>1678
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20140307305.htm
2014年3月7日02時45分 北國新聞
東北に初の営業拠点 池田模範堂

 池田模範堂(上市町)は10日、宮城県名取市に仙台出張所を開設する。東北地方で初の営業拠点となる。看板商品である虫刺され薬だけでなく、ひび・あかぎれの薬などをアピールし、シェア拡大を進める。

 これまで東京支店からの出張で対応していた東北6県を管轄エリアとし、営業員3人でスタートする。高速道路のインターチェンジや仙台空港に近いことなどから開設を決めた。東日本大震災後、名取市の閖上(ゆりあげ)漁協に赤貝漁船復興のための支援を行ったこともきっかけとなった。

1956荷主研究者:2014/03/22(土) 01:35:16
>>1925
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140308_12003.html
2014年03月08日土曜日 河北新報
新商業施設「シリウス・一番町」がオープン 仙台

関係者がシリウスのオープンを祝った

 仙台市青葉区一番町の新商業施設「シリウス・一番町」が7日、オープンした。20〜30代の女性向けファッション、美容関連など17テナントが入居する。仙台初出店の店舗もあり、開店時には長い行列ができた。

 シリウスは22階建てビルの1〜3階を占める。延べ床面積は約1500平方メートル。1、2階が商業フロアで、3階の医療フロアは4月に診療を始める。2015年開業の市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅に地下で直結する。

 セレモニーでは、関係者がテープカットで開業を祝った。運営する仙台一番町駅ビルの山下晴也社長は「東日本大震災を乗り越えてこの日を迎えた。光輝き、多くの人に愛される施設を目指す」と述べた。

 来店した青葉区の主婦(48)は「贈り物にぴったりの品物が並ぶおしゃれなお店もあった」と話していた。

1957荷主研究者:2014/03/22(土) 01:35:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140308_11010.html
2014年03月08日土曜日 河北新報
東松島の集団移転地 災害公営住宅、着工へ

災害公営住宅の建設が始まる東矢本駅北地区

 宮城県東松島市は7日、東日本大震災の防災集団移転促進事業などで整備する東矢本駅北地区で一部の造成が完了し、今月下旬から災害公営住宅の建設に着手すると明らかにした。市内の集団移転地で災害公営住宅が建設されるのは初めて。

 東矢本駅北地区は約22ヘクタール。市は一戸建て273戸分の宅地と災害公営住宅307戸を整備する。約1800人が移転する見込み。

 事業は都市再生機構(UR)が受託し、4区画に分けて工事。先行した区画は約0.8ヘクタールで、土盛りや水道などのインフラ整備も終えている。

 建設される災害公営住宅は一戸建てと棟続きタイプの計47戸で、1LDK〜3LDKと4Kの4タイプ。ことし11月に完成する予定。残る区画は2015年度までに造成し順次、宅地の引き渡しと災害公営住宅の建設に取り掛かる。

 阿部秀保市長は「住宅再建が本格的に加速し始めた。国、県などと連携し、事業が計画通りに進むよう取り組んでいきたい」と述べた。

1958荷主研究者:2014/03/30(日) 13:49:47
>>1778
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140309_11010.html
2014年03月09日日曜日 河北新報
新展示施設が着工 仙台国際センター西側に整備 12月完成


新展示施設の建設工事が始まった仙台国際センター隣接地

 仙台市は青葉区の仙台国際センター西側に整備する新展示施設の建設に着手した。12月に完成し、来年3月に仙台で開催される国連防災世界会議のメーン会場となる予定で、一般利用は同4月に始まる。

 青葉区の桜岡大神宮で7日にあった起工式には、市や施工業者の関係者ら約30人が出席した。奥山恵美子市長は「東北の定住人口が少子高齢化で減少する中、コンベンションや観光の機能を高め、交流人口を増やしたい」と述べた。

 施設は県スポーツセンター跡に建設される。鉄骨2階、延べ床面積約6060平方メートルで、最大2560人を収容できる展示室(3000平方メートル)と、196人が入れる会議室を四つ備える。隣接する仙台国際センターとは渡り廊下でつなぐ。

 本体工事費は約23億8000万円。通路や擁壁など外構部分も含めた総事業費は、約25億3000万円となる。

 市国際プロモーション課によると、新展示施設の開設で、今までは難しかった参加者5、6000人規模の会議を誘致できる。近くにある東北大の施設も合わせれば、一帯で1万人を超える規模の会議も可能。経済波及効果は約100億円を見込んでいる。

1959荷主研究者:2014/03/30(日) 14:56:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140311_12002.html
2014年03月11日火曜日 河北新報
産業創出、成果着々 みやぎ復興パーク 多賀城

EVの非接触給電装置の実験を進める研究メンバー。車体右側が給電装置

 東日本大震災後、産業創出を目的に開設された宮城県多賀城市の「みやぎ復興パーク」で、入居企業の活動が実を結びつつある。恵まれた環境を生かし、試験プラントの事業化に道筋をつけたり、先端研究で成果を挙げたりしたケースが相次ぐ。関係者は「産学連携の拠点に育てたい」と意気込んでいる。

 植物工場ベンチャーのみらい(東京)はことし5月、パーク内に新工場を稼働させる。開所時から発光ダイオード(LED)照明を使ったレタスの試験栽培に取り組んでおり、1日500個だった生産量を20倍の1万個に引き上げる。

 5人の従業員は30人程度まで増える見通し。同社の小崎享経営企画部長は「商業ベースに本格移行し、東北向けの出荷を増やす。雇用でも復興に貢献したい」と話す。

 パークでは新技術の研究も進む。東北大の次世代移動体システム研究会はこのほど、設備製造の引地精工(岩沼市)と共同で、ケーブルを介さずに電気自動車(EV)に急速充電する装置の試作に成功した。

 開発を支えるのは、試走コースや3Dプリンターといった充実した設備だ。研究会は現在、棟内で走行実験を繰り返し、電池の性能向上を図っている。

 研究メンバーは「近距離カーシェアリングや電気バス運行といった次世代の車社会づくりにつなげたい」と意気込む。

 施設利用は先端分野に限らない。パーク内で仮操業していた金属加工の昭特製作所(川崎市)は昨年8月、津波被害から復旧した仙台市内の工場へと巣立った。

 ことし2月末にパークを完全に引き払うまで、入居期間は2年以上に及んだ。斎藤拓也工場長は「被災地での代替施設確保は難しい。復興パークのおかげで事業継続できた」と振り返る。

 施設を運営するみやぎ産業振興機構(仙台市)によると、14年2月末時点の入居団体・企業数は26で、開所からの延べ数は33となった。担当者は「企業再建が一段落し、広いスペースの需要は減っている。今後は産学連携を進め、新事業創出を後押ししたい」と話す。

[みやぎ復興パーク] 11年12月開所のインキュベーション(ふ化)施設。復興支援として、ソニー仙台テクノロジーセンターが遊休施設7棟(延べ床面積約3万9000平方メートル)を10年間無償提供した。製造業のほか対サイバー攻撃の研究機関なども入居している。

1960荷主研究者:2014/03/30(日) 15:01:35
>>1928
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140313_11015.html
2014年03月13日木曜日 河北新報
広域防災拠点構想で駅移転、基本合意へ 宮城県とJR貨物

 宮城野原公園総合運動場(仙台市)一帯の広域防災拠点整備構想で、JR貨物(東京)が運動場東側の仙台貨物ターミナル駅を県内の他地域に移転し、跡地を宮城県が取得する方向で両者が最終調整に入ったことが12日、分かった。県とJR貨物が3月中に基本合意書を交わす見通し。拠点構想は駅敷地の移転が前提で、県が目指す2020年度整備完了へ大きく前進する。

 関係者によると、県は社会資本整備に充てられる国の交付金などを利用し、駅敷地17ヘクタールを取得する案をJR貨物に提示し協議してきた。

 JR貨物は12日までに、駅移転の方向で検討することを意思決定。敷地の用地補償などについて、県と本格協議に入ることになった。

 基本合意書は(1)県は駅敷地を取得し、広域防災拠点を整備する(2)JR貨物は移転先候補地を決定し、新貨物ターミナル駅整備を検討する−などの項目になるとみられる。

 JR貨物は新駅の整備を目指し、仙台市の別の地域などを移転先候補として検討中。県は移転先決定後、用地所有者との交渉などでJR貨物を支援する。JR貨物は「県の指導を受け、移転するかどうかを最終的に判断したい」と話している。

 県は14年度一般会計当初予算案に、広域防災拠点として利用するため駅敷地を都市公園に整備する基本設計費など4億円を計上。県議会で可決されれば、公園整備の具体的な検討に入る。

 拠点構想は県震災復興計画(11〜20年度)と連動した大型事業で、村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」の重点施策。災害時、駅跡地を救助隊や緊急物資の一時集結場所とする。東日本大震災を教訓に、帰宅困難者対応や災害時医療の拠点としても活用する。

 県が主導して13年1月、JR貨物、仙台市、国立病院機構仙台医療センター(仙台市)と協議を始めた。県はことし1月、県行政評価委大規模事業評価部会に総事業費を最大314億円とする計画案を提示。19年度に公園整備開始、20年度の整備完了を目指す工程を打ち出し、2月に妥当との答申を受けた。

1961荷主研究者:2014/03/30(日) 15:04:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140313_12013.html
2014年03月13日木曜日 河北新報
仙台駅前にパルコ新館 16年開業目標、シネコン併設も

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パルコ新館の建設予定地=仙台市青葉区中央3丁目

 ファッションビルを展開するパルコ(東京)が、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に新館を建設する方針を固めたことが12日、分かった。店舗スペースに加え、シネマコンプレックス(複合型映画館)の併設も検討している。年内にも着工し、2016年中の開業を目指す。

 建設場所はファッションビル「イービーンズ」隣の約3300平方メートル。現在は駐車場として利用されている。所有する日本通運からパルコが長期で借り受け、建物を建設する。両社は近く賃貸契約を結ぶ予定。

 新館の規模は地上8階程度が想定されており、延べ床面積2万平方メートル以上が見込まれる。仙台駅西口では「仙台パルコ」に続く2カ所目の店舗になる。

 関係者によると、低層階を物販スペースに充て、上層階に市中心部では初となるシネコンの入居を検討している。ファミリー層を含めた幅広い集客を図るという。

 建設予定地を含む周辺の開発をめぐっては1990年代以降、大手百貨店の西武と大丸の進出計画が浮上したが、いずれも頓挫した。

 パルコは近年、福岡や広島など地方都市で事業拡大を図っており、札幌市でも16年春に別ブランドの商業施設「ゼロゲート」の開業を計画している。仙台市では来年、市地下鉄東西線開業もあって、集客増が可能と判断したとみられる。

 08年8月オープンの仙台パルコは、仙台駅西口の再開発ビル「仙台マークワン」の地下1階〜9階に入居。若者向けの衣料や雑貨、飲食など約150店がテナントに入っている。

 新館建設について、パルコ広報室は「当社として決定した事実はない」と話している。

1963荷主研究者:2014/03/30(日) 15:04:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140313_12023.html
2014年03月13日木曜日 河北新報
仙台・国分町の瀬戸勝パーキング 4月末で閉鎖

4月いっぱいで閉鎖する瀬戸勝パーキング

 仙台市青葉区国分町2丁目の駐車場「瀬戸勝パーキング」が4月いっぱいで閉鎖することが12日、分かった。競争激化で売り上げが低迷し、営業継続は困難と判断した。跡地利用は未定。

 瀬戸勝パーキングは1974年、国分町通沿いに開業。94年に256台が収用可能なタワー式に建て替えられた。仙台市内の約100店舗と割引契約を結ぶなど、買い物時の駐車場として市民に親しまれてきた。

 利用者は大型やコイン式の駐車場増加の影響で減少。東日本大震災後は従業員の確保も難しくなっていた。月決め契約者には既に閉鎖を通知した。

 瀬戸克而社長は「いずれ赤字は避けられず、閉鎖せざるを得ない。跡地利用については今後、検討していきたい」と話している。

1964荷主研究者:2014/04/06(日) 11:09:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140314_11029.html
2014年03月14日金曜日 河北新報
国連防災世界会議まで1年 3本柱減災意識盛り上げ

神戸市であった前回会議の一般公開事業。国連機関とNGOが耐震化の重要性を訴える実験をした=2005年1月

 仙台市で2015年3月に開催される第3回国連防災世界会議は、閣僚級の本体会議と一般公開事業、歓迎事業の3本柱で構成される。一般公開イベントや語学ボランティアなど市民の参加機会もある。

 本体会議は国連主催。国連加盟全193カ国の代表をはじめ国際機関、NGOから約5000人以上が出席し、05〜15年の取り組み指針「兵庫行動枠組」の評価と後継戦略の策定に当たる。

 神戸市で05年にあった前回会議で、国連国際防災戦略事務局職員として運営に携わった東北大災害科学国際研究所の小野裕一教授(国際防災)は「今後も東日本大震災のような低頻度の巨大災害が起こり得るという認識を共有し、10年間の社会や環境の変化を踏まえた対策を話し合うことになるだろう」と説明する。

 一般公開事業は市民が参加できる。青葉区のせんだいメディアテークや東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)のほか、青森、岩手、福島の各県で防災や復興をテーマにシンポジウムやセミナーがある。公募事業もあり、主催する団体やNPOの一員として携わることも可能だ。

 会議全体の盛り上げにも結び付くことから、市国連防災世界会議準備室は「多くの人に集まってもらい、防災・減災意識の向上につなげたい」と話す。

 市は語学ボランティアも募る予定。海外からの関係者への対応のため、仙台空港やJR仙台駅、ホテル、各会場で通訳に当たってもらう。

 歓迎事業では東日本大震災の被災地への視察旅行を企画。被災状況や復興の現状を発信するとともに、東北の観光資源をPRする。

 前回会議では琴の演奏や伝統工芸品の制作実演などが彩りを添えた。市主催のレセプションでは東北6県の郷土食を提供し、観光パンフレットの配布も検討している。

◎おもてなし官民挙げて/仙台宿泊、交通準備本格化

 延べ4万人以上が参加する国連防災世界会議が1年後に迫り、仙台市は宿泊や交通面の受け入れ準備を本格化させている。外国人観光客誘致や交流人口拡大のチャンスにもなることから、官民挙げてホスピタリティー向上に取り組む。

 国連主催の本体会議に出席する各国代表団ら約5000人規模の宿泊に関しては、大手旅行代理店が市中心部のホテルに約2500室余りを確保した。

 会議の主会場は青葉区の仙台国際センターと、その西側に市が建設中のコンベンション施設。新施設はことし12月に完成し、会議がこけら落としとなる。

 ホテルと会場はシャトルバスで結ぶ。青葉区のせんだいメディアテークなど一般公開事業の会場もつなぐ。

 外国語対応も急ぐ。市はJR仙台駅周辺からメーン会場までの動線を核に、案内標識を分かりやすいデザインや外国語併記に変更する予定。外国人客を見込む商店主らには、指さしの会話表を配布する。飲食店の多言語対応メニュー表作成も支援する。

 宮城県タクシー協会は料金目安などを指さしで示せるよう英語、中国語、韓国語で説明を記載したシートを活用する。仙台国際交流協会の通訳サポートを受けることも検討している。

 仙台商工会議所中小企業支援部の高橋貴美江部次長は「仙台市が外国人観光客にとって歩きやすく、魅力的な街になるきっかけにしたい。歓迎の気持ちが伝えられるよう市の環境整備に協力するとともに、おもてなしの意識醸成に力を入れる」と話す。

1965荷主研究者:2014/04/06(日) 11:27:38
>>1811
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140317_11017.html
2014年03月17日月曜日 河北新報
仙台市、県道かさ上げ工事着手 現地で起工式

 津波被害の多重防御策の一環として、仙台市は16日、県道塩釜亘理線をかさ上げする東部復興道路整備事業の起工式を若林区荒浜の現地で行った。2018年度までの完成を目指す。国の海岸堤防や防災林と併せ、被害軽減を図る。

 行政関係者や施工業者ら約100人が出席。奥山恵美子市長は「復興道路の整備は東部地域の安全を確保するために不可欠な事業だ」とあいさつした。宮城復興局の梶原康之局長らがくわ入れして、工事の安全を祈った。

 かさ上げ区間は、若林区の名取川付近から宮城野区の七北田川堤防沿いまでの長さ約10.2キロ。片側1車線で幅10メートル、のり面を含めると幅35メートル程度になる。

 主に県道や市道などの海側に約6メートル盛り土して造る。現在の道路は側道となる。

 用地買収の進捗(しんちょく)率は15%で、14年度内に終える予定。

1966荷主研究者:2014/04/06(日) 11:44:17
>>1916
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140318_15016.html
2014年03月18日火曜日 河北新報
三陸道・松島海岸−松島北IC 25日から4車線に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140318003jc.jpg

 三陸自動車道松島海岸−松島北インターチェンジ(IC)間(7.5キロ)の4車線化工事が完了し、25日午前6時に利用開始となることが17日、分かった。東日本大震災発生後、復旧・復興工事に関わる車両などの通行量が増えており、交通渋滞の緩和に向け一歩前進となる。

 同区間の4車線化工事は、宮城県道路公社が2010年8月に着手した。12年7月に4車線化した利府中−松島海岸IC間(4.0キロ)と合わせ、事業費は約160億円に上る。

 公社と国土交通省は15年度までに、仙台港北−桃生豊里IC間(52.6キロ)で4車線化工事を終え、仙台市と宮城県石巻市を全線4車線で結ぶ計画だ。

 14年度は残る区間のうち、松島北ICと、15年3月の新設が見込まれる石巻北ICの間の区間(21.2キロ)で工事が完了する。15年度は、仙台港北−利府中IC間(7.8キロ)と、石巻北−桃生豊里IC間(12.1キロ)で工事が終わる予定。

 三陸道の4車線化で交通や物流の円滑化が見込まれる。復興事業の促進や宮城県内の産業や観光の振興にもつながると期待されている。

1967荷主研究者:2014/04/06(日) 11:52:05
>>1961
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140320_12016.html
2014年03月20日木曜日 河北新報
パルコ新館16年春開業 仙台駅西口、東西線効果見込む

 ファッションビルを展開するパルコ(東京)は19日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に新館を建設すると発表した。2016年春の開業を予定し、シネマコンプレックス(複合型映画館)の併設も検討する。市内では08年8月オープンの「仙台パルコ」に続く2店舗目となる。

 建設場所はファッションビル「イービーンズ」隣の駐車場約3600平方メートル。所有する日本通運と同日、長期賃借の予約契約を結んだ。

 新館の延べ床面積は「仙台パルコ」と同規模の約2万5000平方メートルを予定する。今後、仙台市などと協議して施設の詳細を決める。地代を除く建設費は75億円を見込む。着工時期は未定。

 パルコは現在、札幌や福岡、広島といった地方都市で増床や別ブランド「ゼロゲート」の出店などを進める。仙台の売り上げが堅調に推移しており、15年開業の市地下鉄東西線による集客効果も見込めると判断した。

 パルコ広報・IR室は「仙台駅前の回遊性が高まる施設を目指す。入居テナントはさまざまな可能性を検討している」と話している。

1968荷主研究者:2014/04/06(日) 12:21:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140323_73012.html
2014年03月23日日曜日 河北新報
東北大合格者 宮城297人、6県とも減少

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/touhokudaigoukaku.jpg

 東北大は22日、2014年度一般入試後期日程の合格者を発表した。後期は経済、理の2学部で実施され、募集人員93人に対し644人が受験し、109人が合格した。

 前期と後期を合わせた14年度一般入試の合格者は計2128人で、前年度を1人上回った。都道府県(出身高所在地)別の合格者数は表の通り。

 最多は宮城の297人。前年度を1人下回り、全体の14.0%を占めた。東京180人、埼玉121人、茨城と新潟118人がこれに続いた。

 東北6県の合格者数は730人。全体に占める割合は34.3%で、前年度の38.0%を大きく割り込んだ。宮城以外の5県も軒並み前年度を下回った。

1969荷主研究者:2014/04/06(日) 12:25:53
>>1815
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140326_12004.html
2014年03月26日水曜日 河北新報
イケア仙台、7月開業 要望受け今秋から前倒し

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人「イケア・ジャパン」(千葉県船橋市)は25日、仙台市太白区あすと長町に建設中の「イケア仙台」をことし7月に開業させると発表した。

 今秋を予定していたが、工事が順調に進んだのに加え、顧客の強い要望を受けて前倒しを決めた。

 同市泉区に2012年9月に開設したミニショップは5月11日で閉店する。ミニショップが担ってきた復興支援活動は新店が引き継ぐ。

 イケア仙台は昨年8月に着工した。売り場面積約1万6700平方メートルで家具、雑貨など約7500点を取り扱う。スウェーデン料理を提供する約400席のレストラン、約700台収容の駐車場を備える。

 イケアの国内の通常店舗としては、4月開業の立川店(東京都立川市)に次いで仙台が8店目。

1970荷主研究者:2014/04/06(日) 12:28:47
>>1786
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140326_12031.html
2014年03月27日木曜日 河北新報
セルバとアリオ結ぶ空中通路が完成 仙台・泉

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アリオ仙台泉(左)とセルバを結び完成した空中通路

 仙台市泉区の大型商業施設アリオ仙台泉とセルバの間に建設中だった空中通路が完成し、20日に利用が始まった。両施設は運営母体が異なるが、新たな動線を設けることで互いの回遊性向上を図る。

 新たな通路は長さ約22メートルで幅約5メートル。地上から約19メートルの高さに位置し、セルバ5階とアリオ4階を結ぶ。両施設の建物を所有する住友商事が整備した。これまで両施設を行き来する際は、セルバ2階部分のデッキなどを利用する必要があった。

 通路完成に合わせて、セルバは大規模な店舗リニューアルを実施。衣料品店や食品店など計11店が新たにオープンしたほか、既存店のうち30店を改装した。

 セルバの落合孝夫支配人は「通路により雨にぬれずに移動できるようになった。両施設で刺激し合い、泉中央駅前全体のショッピングを盛り上げたい」と話した。

1971荷主研究者:2014/04/13(日) 11:33:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140403_12022.html
2014年04月03日木曜日 河北新報
みやぎ生協、仙台に5年ぶり新店 「長町」「太子堂」年内に

 みやぎ生協(仙台市)は2日、仙台市太白区長町地区にことし秋以降、「長町店」「太子堂店」の2店をオープンすると発表した。みやぎ生協は県内で46店を運営しており、新規出店は2009年の市名坂店(仙台市泉区)以来5年ぶり。

 長町店は、JR東北線長町駅の西約500メートルの敷地(約4200平方メートル)で4日に起工し、開業は10月を予定。鉄骨平屋で売り場面積約1000平方メートル。年間売上高12億円を見込む。

 太子堂店は、JR東北線太子堂駅の南東約100メートルのあすと長町地区に整備するショッピングセンター(SC、約1万4700平方メートル)内で5月中に着工し、11月の開業を目指す。鉄骨平屋で売り場面積約2000平方メートル。年間売上高目標は17億円。SC全体で駐車場186台分を確保する。

 両店とも生鮮食品、総菜、日用品などを中心に販売し、生花、クリーニング、銘菓などのテナントも入店する。

 長町、あすと長町地区は人口増に伴い、ここ数年は大型店などの出店が相次ぐ。みやぎ生協の店舗は空白域になっており、担当者は「組合員の要望も多く、出店に踏み切った」と話している。

1972荷主研究者:2014/04/20(日) 00:14:07
(都)北四番丁大衡線とR48号の交差点が実質的にT字路だからねぇ、混雑するわなー。西公園通りか晩翠通りに直進で繋げるのが理想なんだろうけど、難しいだろうなぁ…。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140406_15017.html
2014年04月06日日曜日 河北新報
東北大病院に新駐車場 北側に300台分 年度内完成目指す

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外来患者らの車で渋滞する国道48号。右奥が東北大病院

 東北大は本年度、東北大病院(仙台市青葉区)の北側に新しい駐車場を整備する。病院周辺の道路では外来患者らの車で以前から慢性的な渋滞が起きており、患者やドライバーらから改善を求める声が上がっていた。新駐車場の建設で混雑の緩和が期待される。

◎周辺の慢性渋滞緩和期待

 東北大などによると、新駐車場は立体型とする方向で、建設地や入り口の場所などをめぐり建築許可を出す市と協議している。計画段階では、病院北側に約300台分の駐車スペースを確保し、本年度内の着工と完成を目指している。

 日本道路交通情報センターによると、病院南側の国道48号は平日朝の通勤時間帯、最大で約4キロにわたって渋滞する。その一因が1日平均2400人の外来患者が訪れる病院だ。

 敷地内には約440台を収容できる外来駐車場があるが、48号に面した入り口は混み合い、道路上で数珠つなぎとなる。

 混雑に拍車を掛けたのが病院東側の県道沿いに一昨年に完成した北山トンネル。市北部の住宅街からも車が流れ込むようになり、48号の交通量は市の昨年10月の調査でトンネル完成前の1.4倍に増えた。

 東北大は昨年5月、病院周辺の民間駐車場7カ所と提携。外来患者は無料で8時間まで駐車できるようにしたが、効果はあまり上がっていない。

 敷地北側に新駐車場ができれば北山トンネル側から南進する車は48号の手前で右折するため、48号の混雑が緩和される可能性がある。

 家族の通院のため48号を車で利用する宮城県大河原町の男性(70)は「今は病院が見えてから駐車するまで30分かかることもざらだ。新駐車場を完成させ、早く診察を受けられるようにしてほしい」と期待する。

 病院広報室の担当者は「駐車台数が足りないことは認識している。患者のため早く新駐車場を整備したい」と話す。

1973荷主研究者:2014/04/20(日) 00:24:32

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140331aaac.html
2014年03月31日 日刊工業新聞
エンジ協会、仙台港でスマートコミュニティー構築−16年度、地域でエネ有効活用

 エンジニアリング協会(東京都港区、高橋誠理事長、03・5405・7201)は、宮城県の仙台港周辺でスマートコミュニティーを構築する。水産加工場、倉庫、工場などの施設を対象としてエネルギー使用量をクラウド上で管理できる地域エネルギー管理システム(CEMS)の運用を、早ければ2016年度に始める。余った熱を他施設に送って利用してもらう熱の相互融通ができる仕組みも構築し、地域全体で電力と熱を有効活用できるエネルギーインフラの導入を目指す。

 CEMSは各施設のエネルギー使用実績データを一元管理し、エネルギー使用量に上限値を設定。上限値を超えそうになると警報を発信し、各施設で省エネルギー化に取り組めるようにする。エネルギー使用実績をクラウド上で管理することで、各施設ごとにエネルギー管理システムを導入するコストを抑制できる。上限値に近づくと設備を制御できる仕組みも導入する予定。14年度にサービスの詳細を詰め、15年度にクラウドシステムを開発する予定。

 冷熱を施設間で相互融通できる仕組みも導入する。工場の排熱を近隣の商業施設に送って冷暖房に使うような融通を想定。各施設にある設備と制御システムを接続する情報基盤をつくり、地域全体での熱のやりとりを最適に運用する方法も検討している。

1974荷主研究者:2014/04/20(日) 00:36:33
4車線化と迂回路の選択肢があるのね。4車線化の方がすぐに完成しそうだし、充分じゃないかねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140409_11003.html
2014年04月09日水曜日 河北新報
宮城・大衡の国道4号、渋滞緩和へ調査 東北地方整備局

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140408024jc.jpg

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朝夕に渋滞する宮城県大衡村の国道4号(写真は一部加工しています)

 東北地方整備局は本年度、宮城県大衡村の国道4号の4車線化などに向けた調査に着手する。宅地化の進行と企業の工場立地で道路は慢性的に渋滞し、地域住民から拡幅を望む声が高まっていた。調査の開始により、懸案だった県北の渋滞緩和に向け動きだす。

 整備局によると、対象区間は2車線の大衡村大衡〓木−駒場蕨崎の約4.5キロ間。

 有識者による委員会を発足させ、4車線化と迂回(うかい)路のどちらが適切かを調べる。地域住民や立地企業へのアンケートも実施する。調査終了までには1〜2年かかるとみられる。

 調査終了後、整備局は県との都市計画変更の手続きに入り、国土交通省に事業化を要求する。用地買収もあり、現段階では着工や完成などの時期は未定。

 大衡村には、トヨタ自動車東日本が本社工場を置く第2仙台北部中核工業団地がある。トヨタ関連の企業進出もあり、国道4号はトラックが多数通行している。

 6月には大崎市民病院新本院が4号に近い同市穂波に移転し、通院による交通量増加が予想される。整備局道路部は「住民の声を聞き、整備に向けた課題を集約したい」と説明する。

 大衡村は役場内にプロジェクトチームを編成し、4車線化の早期実現を求めてきた。跡部昌洋村長は「誘致企業の増加に伴い朝夕の渋滞が目立ち、従業員や村民から解消を望む声が寄せられている。渋滞改善へ一歩前進したことは喜ばしい」と話した。

(注)〓は木へんに爪

1975荷主研究者:2014/04/20(日) 00:38:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140410_12031.html
2014年04月10日木曜日 河北新報
仙台−釜山に貨物航路 初の直行18日、第1便到着

 仙台港と韓国・釜山、釜山新の両港とを結ぶ新たな国際定期コンテナ船が今月18日に就航することが9日、分かった。他の港を経由せず、仙台−釜山だけを往復する初のコンテナ航路となる。

 高麗海運と興亜海運(ともにソウル)が共同運航する。使用船舶は約4000トンで20フィートコンテナ338個を積載できる。

 毎週金曜、仙台塩釜港仙台港区(仙台市宮城野区)に入港し、翌週の月曜に釜山港、火曜に釜山新港に戻るスケジュール。18日に第1便が入る。

 仙台港からは東南アジア向けに紙、中国向けに鉄スクラップなどを輸出する。輸入は紙類を見込む。釜山、釜山新の両港は国際貨物のハブ港のため、他のアジア各国との輸出入も想定する。

 仙台−釜山の定期コンテナ航路は現在、中韓両国の他港にも寄港する3航路があるが、いずれも小名浜や清水など国内港を経由する。仙台港の国際定期コンテナ航路は北米航路もあり、今回の就航は5航路目。

 仙台塩釜港の国際コンテナ取扱量は東日本大震災で大きく落ち込んだものの、2013年は前年比18%増。過去最高を記録した10年の水準までほぼ回復した。

1976荷主研究者:2014/04/20(日) 00:39:07
>>1847
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140410_11017.html
2014年04月10日木曜日 河北新報
ダテバイク快走、利用快調 導入1年、登録8000人超

専用駐輪場に並ぶダテバイク。自転車が快適な季節を迎え、出番が増えそうだ=仙台市青葉区の市役所前

 仙台市が有料で自転車を貸し出すコミュニティーサイクル事業「DATE BIKE(ダテバイク)」は、昨年3月中旬のサービス開始から1年が経過した。約600人でスタートした利用登録者は、ことし3月末現在で8072人に増加し、好調に推移している。市は専用駐輪場を増やして利便性を高め、環境に優しい自転車利用を加速させる方針だ。

 ダテバイクは、電動アシスト付き自転車を「1時間100円」「月額1500円」などの基本料金で利用する仕組み。

 市の委託で運営するNTTドコモ(東京)によると、ダテバイクは3月末までの1年余りで3万7857回利用された。1日当たり約100回。3月は、1日当たりの利用回数が過去最高の平均約150回に上った。

 同社は「順調に浸透してきた。自転車シーズンの本格化とともに、さらに増えそうだ」(ライフサポートビジネス推進部)と期待する。

 導入当初は、代金のクレジットカード払いをはじめ、手続きの煩わしさから伸び悩んでいた。好転したのは昨年9月以降。プロ野球東北楽天の本拠地楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城)に専用駐輪場が新設され、観戦客らから「ちょっと移動するときに便利」と注目度が上がった。

 事業は市中心部の商業ビルや官公庁前など専用駐輪場12カ所、自転車100台で始まった。順次拡大し、現在は24カ所の計145台が街中の買い物や仕事の足として活用されている。どこの駐輪場でも返却できるのが特徴。返却が特定の駐輪場に集中した場合、委託業者が回収して他に移す。

 自転車本体に通信機能や衛星利用測位システム(GPS)を搭載して利用管理するため、施錠管理機能を備えた特別な駐輪設備は不要。簡単な工事で専用駐輪場を整備できるので、さらに設置場所を増やす予定だ。

 市自転車交通安全課の中村喜陽課長は「ダテバイクが定着すれば、街中の魅力発掘やクルマの流入抑制につながる。来年開業予定の地下鉄東西線と連動した利用もできそうだ」と語った。

1977荷主研究者:2014/04/20(日) 00:39:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140411_12030.html
2014年04月11日金曜日 河北新報
空き室率改善、11%台 仙台・3月オフィスビル

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が10日発表した仙台市内のオフィスビルの3月の平均空き室率は、前月比0.31ポイント低下の11.75%だった。3カ月ぶりの改善で、2008年8月(10.82%)以来5年7カ月ぶりに12%を切った。

 同支店によると、東日本大震災の復興工事の本格化に伴い、建設関連や人材派遣などの業界を中心に事務スペースが不足し、増床するケースが多かったという。

 調査対象5地区のうち3地区で改善した。仙台駅前地区は0.49ポイント低下の11.12%で、増床需要などで空き室面積が約2600平方メートル減った。青葉区一番町地区は0.24ポイント低下の11.31%、県庁・市役所地区は0.77ポイント低下の9.36%だった。

 小規模な解約があった仙台駅東地区は0.06ポイント上昇の16.85%、泉区など周辺オフィス地区は0.39ポイント上昇の10.95%で、ともに横ばいだった。

 市中心部は震災前、07年からの新築ラッシュ中に08年のリーマンショックが発生。需給ギャップが広がり空き室率が悪化した。デベロッパーなどが開発に慎重になり、13年3月以降、調査対象となった新築ビルはない。

 同支店の担当者は「4月からも新築の動きは少ない。増床などの需要は高く、改善傾向が続くのではないか」と予測する。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の355棟。

1978荷主研究者:2014/04/27(日) 20:18:41
>>1803-1804
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140416_11008.html
2014年04月16日水曜日 河北新報
多賀城市が駅北再開発ビル概要案 新図書館は南側に入居

JR多賀城駅北再開発ビルの模型。画面の奥、南側に多賀城市立図書館が入居する

 宮城県多賀城市は15日、JR仙石線多賀城駅前に建設する駅北再開発ビルと、ビルに入居予定の市立図書館の設計概要案を明らかにした。レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京)を指定管理者の候補とする方針の市立図書館が南側、CCCが手掛ける書店とカフェなどの商業施設が北側にと分かれて入居する。

 同日の市議会東日本大震災調査特別委員会で示した。2015年夏に完成予定の駅北再開発ビルは、地上3階、延べ床面積約6656平方メートル。

 図書館の1階は、ファミリー層が本と出合う「リビングルーム」と位置付け、料理、旅行、出産育児本を置く。児童書コーナーは、現在の約2.6倍の約300平方メートルに拡大し、読み聞かせ専用スペースも設けた。

 2階は、現在の図書館利用者を想定した「書斎」として、文芸書や人文、自然科学、芸術系が中心。3階は、学生や新聞読者が集う「研究室」を想定し、歴史書や専門書、参考書を置くほか、講演会を行うイベントスペースでは、多賀城市ゆかりの洋画家で河北美術展参与を務めた故日下常由さんの作品を常設展示する。

 商業スペースは、1階が書店部門とカフェ、2階はレンタル部門、3階はレストランが入る。

 市は、市図書館を中心に「東北随一の文化交流拠点」を目指している。市立図書館の指定管理者は、4月下旬からの選定委員会を経て、6月の市議会定例会で正式決定する。

1979荷主研究者:2014/04/27(日) 20:20:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140418_13024.html
2014年04月18日金曜日 河北新報
石巻・大街道の渋滞緩和へ住民団体設立 震災後拍車

渋滞が慢性化している国道398号=17日午後5時25分ごろ、石巻市大街道西2丁目(写真は一部加工しています)

 東日本大震災後、渋滞に拍車が掛かっている石巻市中心部に近い大街道地区の住民有志が17日、「大街道道路の渋滞緩和を進める会」を設立した。地区を通る国道398号は震災でも多くの車が立ち往生し、津波に巻き込まれた。進める会は解消策として、右折レーンの設置などを行政に働き掛けていく。

 対象は国道398号の石巻パルプ5差路交差点から大街道新橋交差点までの約2キロ。右折レーンはほとんどなく、震災前から混雑していた。復興関連事業の車両増や、沿道への大型店進出などで、交通量はさらに増大している。

 震災で多くの犠牲が出たにもかかわらず、2012年12月に津波警報が発表された地震の際も車が数珠つなぎになった。危機感を抱いた住民たちはことし2月、渋滞の緩和を求める署名活動に乗り出し、活動団体結成の準備を進めてきた。

 市内の飲食店であった設立総会には住民ら約50人が出席。会長に選ばれた住職鈴木聡さんが菅原秀幸副市長に、これまで集めた1173人分の署名を提出した。佐藤正次代表幹事は「現状では災害時に同じ事態が繰り返される。避難道路と合わせて国道398号も改良してほしい」と訴えた。

1981荷主研究者:2014/04/27(日) 20:36:39
>>1980
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140419_12016.html
2014年04月19日土曜日 河北新報
釜山直行の国際定期貨物船 仙台港に第1便到着

コンテナを積み込む貨物船「サニーセダー」

 仙台港と韓国の釜山、釜山新両港を直接結ぶ国際定期コンテナ船の第1便が18日、仙台港に寄港した。仙台−釜山の定期コンテナ航路としては4航路目で、国内の他港を経由しない直航便としては初めて。毎週金曜日に寄港する。

 高麗海運と興亜海運(ともにソウル)が共同運航する貨物船「サニーセダー」(3986トン)が早朝、仙台港高砂埠頭(ふとう)に接岸した。

 20フィートコンテナ338個を積載でき、14日に釜山港を出て15日に釜山新港に寄り、紙製品や化学製品などを積んだ。コンテナ積み下ろし後、アジア向け紙製品や中国向け鉄スクラップなどの輸出コンテナを運び入れた。

 埠頭では歓迎式典があり、高麗海運日本法人の李尚禹専務が「釜山とダイレクトに結ぶことで仙台港の復興に貢献したい」とあいさつした。復興需要に伴う住宅建材輸入での利用も見込まれるという。

 仙台港の国際コンテナ取扱量は東日本大震災で落ち込んだが、2013年は前年比18%増と堅調に推移。過去最高だった10年の水準までほぼ回復した。

1982荷主研究者:2014/05/06(火) 19:58:42
待機児童の問題が深刻だというのに、何だこの仙台市の杓子定規な対応は! 70メートルという根拠もよく分からないし、それが50メートルだからと言ってどれだけ保育園に悪影響を与えるというのだろうか。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140419_11015.html
2014年04月19日土曜日 河北新報
朝市保育園窮地 仙台市、認可保育所移行に難色

認可保育所としての存続を求める朝市センター保育園

 仙台市青葉区の仙台朝市にある認可外保育所「朝市センター保育園」(園児54人)が、存廃の岐路に立たされている。国の制度変更に伴い、認可保育所への移行を望むが、仙台市は近くにパチンコ店があることを理由に、否定的な考えを示しているためだ。同園は18日、市役所で保護者とともに記者会見を開き、「仙台駅前の保育需要に長らく応えてきた実績を評価してほしい」と訴えた。

 朝市ビル5階に入居する同園は、朝市の店主や近隣の勤め人のニーズに対応して1987年に開園した。国の認可外の保育所だが、2002年度にできた市独自の認定保育施設として助成を受けている。卒園生は約180人を超える。

 しかし、12年度に子ども・子育て支援関連3法が成立。新制度が完全移行する17年度までに、市は独自の認定制度を廃止する。このため、同園は現在の規模やサービスを維持できる認可保育所への移行を希望する。

 だが認可権限を持つ市は、同園の50メートル北にパチンコ店があるため、「商業地では70メートル以内に風営法の対象施設がある保育園を、児童福祉施設として認められない」(保育部)との立場をとる。

 市の姿勢に安達喜美子園長(54)は「市の独自認定は受けられたのに、あんまりだ。パチンコ店は開園後にできた建物だ」と憤る。園児の父親(40)も「あたたかい朝市の雰囲気が気に入り、息子3人を預けてきた。パチンコ店は意識しなかった」と困惑を隠せない。

 市の判断は、県の設置認可審査要領に基づく。要領は風営法の対象となる施設の近くに、児童福祉施設を設置することについて「適当でない」などと定める。

 市保育部の担当者は「風営法の対象施設のない場所へ移転すれば、認可を出すことができる。現在地で続けたい気持ちは分かるが、別の選択肢を探ってほしい」と促す。

 認可権限は大都市特例として仙台市にある。会見で安達園長は「県の方針と一致させる義務は市にないはず。周辺に代わりの物件もなく移転の負担も大きい」と訴えた。同園は今後、施設存続を求めて署名活動を行う。

[認可保育所]児童福祉法に基づく児童福祉施設。子ども1人当たりの床面積や職員数など国の定めた基準をクリアし、都道府県や政令市などが認可した保育所。仙台市内には4月現在、141カ所ある。

1983荷主研究者:2014/05/06(火) 20:16:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140425_12028.html
2014年04月25日金曜日 河北新報
仙台空港利用者17.1%増 アクセス鉄道は過去最高

 2013年度の仙台空港の利用客(速報値)は、前年度比17.1%増の約316万4000人だったことが県のまとめで分かった。新規就航が相次いだ国内線は過去2番目の高水準。仙台空港アクセス線の利用客数(同)も、22.1%増の約320万2000人と過去最高を記録した。

 空港利用客の内訳は国内線約298万9000人(前年度比18.9%増)、国際線約17万5000人(6.5%減)。

 国内線は13年度、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが関西線、スカイマークが札幌線と福岡線をそれぞれ新規就航させた。国際線はソウル線の減便、上海経由北京線の冬季運休などが響いた。

 アクセス線利用客は仙台空港鉄道(名取市)の運営による名取−仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。駅別では仙台空港約163万6000人(前年度比20.9%増)、杜せきのした約114万4000人(14.3%増)、美田園約42万2000人(57.1%増)。

 空港利用者に加え沿線の住宅整備も追い風になった。美田園駅は、昨年4月開所した県の教育・福祉複合施設「まなウェルみやぎ」利用者が多く乗降したとみられる。

 仙台空港は今月1日のスカイマーク神戸線など新規就航、増便が続いている。県空港臨空地域課は「14年度も過去最高の利用客が狙える。アクセス線利用も堅調に推移するだろう」と分析した。

1984荷主研究者:2014/05/11(日) 13:07:59
テスト

1985荷主研究者:2014/05/18(日) 00:32:32
>>1780
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140427_11022.html
2014年04月27日日曜日 河北新報
JR仙台駅前バスターミナル再整備計画 狭さ、混雑に不安

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JR仙台駅東口に移設予定の観光・送迎用バスの乗降場。現在は市バスの待機場所などに使われる

 仙台市が進めるJR仙台駅前のバスターミナル再整備計画について、バス事業者から疑問の声が上がっている。市はことし7月、駅西口から東口へ観光・送迎用バスの乗降スペースを移す計画だが、複数のバス事業者は「東口の新しいスペースは、狭すぎて安全を保てない」と危機感を募らせる。県バス協会も事態を憂慮し、市に計画の再検討を求めている。

 2015年の市地下鉄東西線の開業に合わせて市は、仙台駅前のバスターミナルの再整備を進めてきた。その目玉が、東西に分散するバス停留所の再配置と集約化だ。

 観光・送迎用バスの乗降場は現在、西口にのみ12台分ある。市は台数を9台に減らした上で東口のタクシープール南側に移設する考えで、停車スペースの整備はほぼ終わっている。

 しかし、乗降場の予定地で3月、複数のバス事業者が実際に全長12メートル前後の大型バスを試験走行したところ、「車両間が狭すぎて乗客の荷下ろしに支障が出る」「誘導員がいないとバックで出られない」などと不満が相次いだ。隣接する高速バス乗降場やタクシープールが混み合う時間帯は、渋滞が起きかねないとみる事業者もいる。

 69の事業者が加入する県バス協会は3月末、トラブルを回避するため、市に再整備の見直しを求める要望書を提出した。

 北村治専務理事は「停車できる台数が削減された上に、実際に止められるスペースはさらに狭まった。拡張や誘導員の配置など東北の玄関口にふさわしい整備を進めてもらいたい」と訴える。

 市交通政策課の鈴木文夫課長は「周辺に適当な土地がなく、拡張は厳しい。現状の西口も利便性が高いとは言えない」と話す。一方で「限りあるスペースを有効利用する手法については、柔軟に考えたい」と述べ、近く県バス協会と意見交換の場を設ける方針だ。

[JR仙台駅前のバスターミナル整備計画]2014年度中に高速バスの県内便停留所を西口の青葉通りに、県外便や貸し切りバスなどの観光・送迎用バス停留所を東口バスターミナルに移設する。停留所が駅周辺の40カ所に分散する路線バスは15年度以降、西口バスターミナルに集約する。

1986荷主研究者:2014/05/18(日) 00:36:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140428_15023.html
2014年04月28日月曜日 河北新報
仙台駅発、銀河行き 天文台直通バス運行開始

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140428005jc.jpg
仙台市天文台の敷地内に新設したバス停を発車する秋保釜房仙台西部ライナー

 仙台市青葉区錦ケ丘の市天文台で今月、JR仙台駅から直通のバス運行が始まった。川崎町を結ぶ民間路線を活用し、仙台駅と天文台の間を約20分で行き来ができる。市中心部にあった天文台を2008年に郊外へ移転して以来、懸案だった交通アクセスが改善し入場者増への期待が高まる。

 1日から天文台を経由しているのは、観光路線バス「秋保・釜房仙台西部ライナー」。川崎町のタケヤ交通が昨年4月に運行を始め、秋保温泉経由で同町のみちのく杜の湖畔公園と仙台駅西口を平日10往復、土日祝日は12往復している。

 4月のダイヤ改正に伴い、バス停を新設し、1時間おきに1便ずつが停車する。仙台駅からは約20分、杜の湖畔公園からは約30分で到着する。運賃はそれぞれ670円(子ども340円)、540円(同270円)。

 これまで天文台の一般客は、マイカー利用が中心だった。JR仙台駅から路線バスを利用した場合、愛子駅や住宅地を経由するため、一番近いバス停まで40分近くかかるほか、バス停から約300メートル歩くことになる。

 このため市教委は昨年12月、タケヤ交通に天文台での停車を打診。同社のバスが敷地内でUターンできることなどを確認し、実現にこぎ着けた。

 天文台の入館者数は昨年度約16万人で、震災後は減少傾向にある。土佐誠台長は「市中心部からの利便性が高まる以外にも、秋保温泉の利用客に立ち寄ってもらう機会が増える」と歓迎する。

 ただ道路運送法に基づく許可制度の関係で、現路線の運行は7月までの「仮免」状態。同社の大宮利幸社長は「もともと仙台西部エリアの交流人口を増やそうと設けたバス。仙台市や川崎町などとともに国との調整を進めたい」と路線継続に意欲を見せる。

 バスは、平日、休日ともに午前9時〜午後5時台の便のみ停車。天文台の休館日は通過となる。

1987荷主研究者:2014/05/18(日) 00:38:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140428_12048.html
2014年04月29日火曜日 河北新報
仙台駅2階コンコース 茶を基調の和風天井に衣替えへ

茶を基調にした天井に改修する仙台駅のイメージ図

 JR東日本仙台支社は、仙台駅2階コンコースの天井改修工事を始めた。色調を白から茶に一新し、「和」を意識させる空間にするのが狙い。天井の改修は1977年10月に現在の駅舎となってから初めて。2015年3月に仙台市で開かれる国連防災世界会議に間に合わせたい考えだ。

 改修するのはコンコースの天井約1600平方メートル。色調のほか、仙台城大広間をイメージした天井の格子を4倍に広げ、形を鮮明にする。仮設の足場を設置するが、工事中も利用者に影響が出ないようにする。事業費は非公表。

 15年度以降の完成を見込む駅の東西自由通路の拡幅や東口の商業施設整備と並行して進める。「歴史と伝統」の西口と「未来」を思わせる東口をつなぐ空間づくりの一環として実施する。

 仙台支社は「利用客に和のぬくもりを感じてもらいたい。東北の玄関口として、復興のシンボルにしたい」と期待する。

1988荷主研究者:2014/05/18(日) 00:39:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201404/20140429_12020.html
2014年04月29日火曜日 河北新報
内装一新、売り上げ20%増 仙台・ダイシン幸町店

陳列棚を低くして開放感を高めた店内

在庫数を減らさないよう、商品は一つの棚に前後に並べた

 ことし2月に改装したホームセンター(HC)ダイシン幸町店(仙台市宮城野区)が、快調に売り上げを伸ばしている。3月の売上高は消費税増税前の駆け込み需要も相まって前年同月比約20%増となり、反動減が懸念された4月も前年並みを保つ。陳列棚を低くして開放感を演出したのが好評で、各地のホームセンターなどから視察が相次いでいる。

 男性客が主体だった店舗に女性客を呼び込もうと、約5300平方メートルの店内を大きく二つに分け、女性向けのゾーンを作ったのが特徴。1メートル80センチだった陳列棚を1メートル35センチに下げ、店舗入り口から奥まで見通せるつくりにした。通路は木目調にし、明るい雰囲気を出した。

 食器売り場の棚は発光ダイオード(LED)でライトアップしたところ、売り上げが4倍になったという。陳列数が減らないよう前後に重ねて並べるなど工夫し、商品数は改装前の水準を保った。

 山田憲弘店長は「物をドンと積んで売るこれまでの考えを見直し、提案型の陳列を目指した」と狙いを説明する。改装のコンセプトは、昨年夏から野城慎二社長ら幹部がプロジェクトチームを組んで練ってきた。他店舗でも順次改装を進める方針。

 野城社長は「店に入ったら気分が高まるような、五感で楽しんでもらえる店を目指した。日本一のホームセンターができたと思う」と手応えを語った。

1990荷主研究者:2014/06/21(土) 14:59:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140502_13005.html
2014年05月02日金曜日 河北新報
被災免れた貞山運河の松並木保存へ 宮城県が復旧工法見直し

保存される貞山運河の松。東(右)側だけに松が植えられている。かつて木材を積んだ舟を運ぶ際、西側を歩いて引っ張ったからといわれている

 東日本大震災で被災した貞山運河の災害復旧工事を進める宮城県が、岩沼市の流域3.5キロに残った松並木を可能な限り保存できるよう、施工方法を見直す方針を決めた。地元住民や研究者らの要望を受け、貴重な歴史的景観の維持に努める。

 震災の津波で、太平洋岸近くにある貞山運河沿いの松は、多くが壊滅的被害を受けた。ただ、岩沼市南部の阿武隈川河口付近は比較的被害が少なく、運河沿いには数百本の松が残った。

 県は昨年度、貞山運河の災害復旧計画を策定。津波に備えて治水効果を高めるため運河を拡幅するとともに、のり面を削って石やコンクリートで固める施工方法を決めた。工事に伴い、流域に残った松も伐採しなければならなくなった。

 これに対し、地元関係者から異論が上がった。周辺の貞山運河はかつて木曳掘といわれた。貞山運河の中で最も古い1597〜1601年に造られた土木遺産で、松並木と共に美しい景観を形成している。

 歴史的価値を維持するためにも、津波に耐えた松はできるだけ保存すべきだとの声が強まった。

 作家司馬遼太郎さんも現地を訪れ、著書「街道をゆく」の中で「これほどの美しさでいまなお保たれていることに、この県への畏敬を持った」と称賛した。

 保存を望む声を受け、県は本年度に入って計画見直しに着手。最も多く松が残った3.5キロの区間については、今後も生育可能が見込める松に、なるべく手を加えないよう方針を転換した。

 松が生えるのり面は削らずに治水機能を発揮できるような工事を検討しており、夏までに具体的な工法を決めるという。

 県は昨年5月に策定した貞山運河再生・復興ビジョンで「人と自然、歴史が調和した復興」を基本方針の一つに掲げる。

 県河川課は「貞山運河に誇りと愛着を持つ住民の思いがあらためて分かった。松並木も運河の一部ととらえ、可能な限り景観を変えないよう配慮する」と話している。

◎河北新報の震災関連記事
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1062/index.html

1991荷主研究者:2014/06/21(土) 15:00:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140504_15015.html
2014年05月04日日曜日 河北新報
JR仙山線作並駅 転車台威容現す 市民グループが発掘

作並駅で掘り出された転車台

 蒸気機関車(SL)の方向転換に使われていた「転車台」が、仙台市青葉区のJR仙山線作並駅の地中から掘り起こされた。電化されていた作並−山寺間は電車が走り、SLは作並駅で仙台方向にUターンしていた当時をしのばせる設備。土木学会の「選奨土木遺産」への仙山線関連施設登録を目指す市民グループは「作並の新しいシンボルとして活用したい」と意気込む。

 転車台は長さ約18メートル、幅3メートル、高さ4メートルで、ターンテーブルとも呼ばれる。鉄骨がさびて運転台は壊れているが、取り囲む円形軌条を含めほぼ現役当時の姿をとどめる。

 地域活性化に取り組む市民グループでつくる「関山街道フォーラム協議会」は1月、鉄道施設の遺産登録に向けて「仙山線・鉄道遺産プロジェクト」実行委員会を設立。メンバーでもある作並温泉旅館組合を中心に3月下旬、JR東日本仙台支社の許可を得て転車台を掘り起こした。

 1937年に全線開通した仙山線のうち作並−山寺間は全長5.3キロの仙山トンネルや急勾配があり、SLの運行が難しい。このため当初から電化され、作並、山寺両駅に転車台があった。

 転車台は60年代後半、全線電化とSL廃止で引退。作並駅では土砂に埋もれて上部の鉄骨だけが地上に見えていた。地元で再評価の声が高まり、掘り起こしに至った。

 プロジェクトの実行委は(1)作並・山寺両駅の転車台(2)熊ケ根駅(青葉区)近くの鉄橋「第2広瀬川橋りょう」(3)仙山トンネル内信号所−の遺産登録を申請済みで、年内の認定を見込む。

 今後は転車台を補修して一般展示や見学コースを整備するなど、地域活性化に生かす方向。実行委員長の加藤栄一さん(78)=青葉区=は「地域の歴史ある宝物がようやく日の目を見た」と喜ぶ。顧問の星山幸男東北福祉大教授(60)は「遺産登録を機に、仙山線が果たした役割を理解する市民の輪を広げたい」と話す。

1992荷主研究者:2014/06/21(土) 15:03:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140506_15029.html
2014年05月06日火曜日 河北新報
仙台港に活気再び レジャー施設充実 手軽な休日の行楽地

停泊するフェリーを眺めながら釣りを楽しむ人も多い

 東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台港(仙台市宮城野区)に活気が戻ってきた。東北随一の物流拠点にとどまらず各種レジャースポットも充実し、仙台近郊の休日の行楽に最適だ。潮風が心地よい港周辺を訪ねた。(報道部・熊谷吉信)

<「工場見学が増加>
 「掘込港湾」と呼ばれる長方形に切り込んだ形状の仙台港は、1967年に整備がスタート。71年7月開港した。

 貨物輸送の仙台臨海鉄道が走る周辺には約50の事業所が立地する。代表的な工場の一つ、キリンビール仙台工場(地図1)は月曜日を除き見学を毎日開催。ビールの製造過程を学べる。

 見学者は震災前の年間約6万人から約8万人と増加傾向にある。担当者は「ビールや清涼飲料を試飲できます。ぜひ家族連れでどうぞ」とPRする。原則予約が必要だ。

 宮城県によると、2013年に仙台港に入港した船は6682隻(速報値)。取扱貨物量は約3850万トンで、震災前の10年に比べ16%伸びた。

 国際定期コンテナ航路は韓国・中国と北米向けの計5航路。4月には韓国・釜山とダイレクトに結ぶ便も新設された。

 行き交う船を眺めながら釣りが楽しめる。雷神(地図2)、中野(地図3)の両埠頭(ふとう)が家族向けにうってつけだ。

<フェリーも発着>
 今の季節、狙うのはカタクチイワシやアジ、カレイなど。休日はマイカーで訪れ、釣り糸をたれる人も目立つ。

 近くの「つりえさ倶楽部マリン仙台新港店」の和地一彦店長は「事故防止のためにもグループで釣行すること。ライフジャケットも着用してほしい」とアドバイスする。

 フェリー埠頭(地図4)からは、太平洋フェリー(名古屋)が苫小牧便を毎日、名古屋便を隔日運航する。

 「船旅には憧れるけれど、遠距離はちょっと」という人には夏休みやクリスマスのランチバイキングクルーズがお薦め。昼食を食べながら約3時間で仙台湾を巡る。

 展示会や会議が開催される夢メッセみやぎ(地図5)と並び、年間を通じて多くの人が訪れるのが三井アウトレットパーク仙台港(地図6)。

 家族や若者向けの約120のショップが入居する。敷地内の観覧車は高さ約50メートルで約12分で1回り。晴れた日には蔵王の山並みを望める。

 津波で被災した中央公園(地図7)は、テニスコートなど一部が4月29日に再開した。今夏には多目的広場や野球場も復旧する。県港湾課は「仙台港の憩いの場所として多くの市民に親しんでもらいたい」と話す。

1993荷主研究者:2014/06/21(土) 15:03:41

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/05/07 建設新聞
仙台市太白区・住友不動産 大林組に決定 大型分譲・あすと長町17街区計画の建設
RC免震24F延べ4.6万㎡・総戸数414戸

 住友不動産住宅分譲事業本部北日本事業所(仙台市青葉区花京院1の4の25 手塚保所長)は、仙台市太白区に分譲マンション開発計画「あすと長町17街区計画」(仮称)の建設を計画しており、大林組の設計・施工で10月初めの着工を予定している。

 建設場所は、JR・地下鉄長町駅からほど近い太白区あすと長町4の2の11地内の敷地面積5886.81㎡。仙台市立病院やIKEAの完成などを間近に控え、仙台都市圏で注目度が高いあすと長町地区のほぼ中央部に位置している。

 開発するマンションの規模は、現在、仙台市内で計画具体化している分譲マンションの中で最大規模となる総戸数414戸。免震構造を採用したRC24F延べ4万6017.88㎡を見込んでおり、完成は2016年11月末を予定している。

2014/05/07付一面に掲載。

1994荷主研究者:2014/06/21(土) 15:07:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140509_12016.html
2014年05月09日金曜日 河北新報
仙台市内のオフィスビル 4月空き室率2ヵ月連続低下

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が8日発表した仙台市内のオフィスビルの4月の平均空き室率は、前月比0.13ポイント低下の11.62%だった。低下は2カ月連続。一部で既存オフィスの統合があったが、増床を計画する企業などの需要が引き続き増加した。

 調査した5地区のうち改善したのは青葉区一番町地区。他地区からの借り換え移転や、解体による供給面積の減少があったため、0.64ポイント低下の10.67%となった。

 他の4地区はわずかに悪化した。仙台駅前地区は0.08ポイント上昇の11.2%、県庁・市役所地区は0.17ポイント上昇の9.53%、仙台駅東地区は0.03ポイント上昇の16.88%。泉区など周辺オフィス地区は0.17%上昇の11.12%だった。

 同支店の担当者は「前月に続いて事務所拡張の動きがあり、今後も改善傾向が続くのではないか」と予測する。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の353棟。

1996荷主研究者:2014/06/21(土) 16:13:47
>>1943-1944
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140513_11014.html
2014年05月13日火曜日 河北新報
「東西線ありき」不満 仙台・市バス路線再編案

連坊、新寺地区などの住民ら73人が集まった説明会=11日、仙台市宮城野区榴岡の市生涯学習支援センター

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に伴う市バス路線再編案の説明会が市内の沿線各地で行われている。新路線案は「東西線の利用促進」を基本方針に設定したため、地下鉄と並走する中心部への直通バス路線は大幅に減る見込み。長年親しまれた市民の足の大転換に、住民から異論、反論が続出している。

 説明会は4月25日に始まり、6月6日にかけて主に連合町内会ごとに全32回開く。今月11日までに12回実施され、計約440人が参加した。

 宮城野区榴岡で11日にあった説明会は、地区を通るバス路線が廃止される連坊、新寺などの住民が対象。地下鉄利用への転換を求める市側に対し、住民から「地下鉄ありきでバスを全廃するのは乱暴」「商店街もマイナスの影響を受ける」などと批判が噴出した。

 両地区には寺院も多い。「高齢者が駅まで歩くのは大変。参拝者に今以上の歩行を強いることにもなる」として、寺院関係者が16人連名で、廃止撤回を求める要望書を出す場面もあった。

 他会場でも「80代にとってバスと地下鉄を乗り継ぐのは大変」(大和地区)「交通弱者に配慮した路線設定を」(南小泉北部地区)との訴えが聞かれ、直通路線を一部でも残すよう求める声が多い。「きめ細かく巡回できる小型バスを走らせたらどうか」との提案も毎回のように出る。

 各会場で市都市整備局の担当者は「運行本数が多く、渋滞の影響も受けない東西線の利用可能な地域を広げ、日常の移動を便利にするための路線再編だ」と強調。駅地階への移動の負担軽減策として、全13駅にエレベーターと上下エスカレーターの設置もPRする。

 ただし、説明会では「市民の都合というよりも、地下鉄の都合に合わせられた」(若林地区)との不満も漏れる。

 市は今回の第1回説明会で出た意見を踏まえ、再編の最終案を作成。10〜11月に開く第2回説明会で示し、15年3月までに決定する。市公共交通推進課の若生孝志課長は「意見はきちんと受け止め、対応できるかどうかを市交通局、宮城交通と検討したい」と語った。

 意見は郵送やファクス、電子メールでも6月16日まで受け付けており、今月9日現在で20件寄せられている。宛先は〒980−8671仙台市都市整備局公共交通推進課、ファクス022(211)0017、メールアドレスtos009520@city.sendai.jp

[仙台市バス路線再編案]東西線各駅から半径800メートル圏内を、歩いて駅に行く「東西線徒歩利用圏」と設定。それ以外の地域向けに(1)八木山動物公園(太白区)(2)薬師堂(若林区)(3)荒井(同)−の3駅に接続する新たなバス路線を設け、中心部への移動は乗り継ぎを基本とした。

1997荷主研究者:2014/06/21(土) 17:53:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140515_12016.html
2014年05月15日木曜日 河北新報
仙台−釜山定期コンテナ増便 復興で資材輸入増 22日から

 宮城県は14日、仙台港(仙台市宮城野区)と韓国・釜山を結ぶ定期コンテナ航路が22日から増便されると発表した。南星海運(ソウル)が新たに定期便を就航させる。仙台−釜山航路は5便体制となる。

 就航するのは貨物船「カリーナ スター」(7401トン)で、20フィートコンテナ706個を積載できる。毎週木曜日に仙台港に寄港し、小名浜港経由で翌週の月曜日に釜山、釜山新両港に着く。

 仙台港では4月、ハブ港の釜山に直行する航路が就航した。従来の輸出入に加え、東日本大震災からの復興需要による資材輸入が増えていることも、航路開設が相次ぐ背景になっている。

 県港湾課は「仙台港の利便性がさらに向上するだけでなく、地元企業の輸出入の選択肢が広がる」と期待する。仙台港の国際コンテナ航路には中国・韓国向けと北米向けがある。

1998荷主研究者:2014/06/21(土) 18:01:34
>>1749 >>1831 >>1879 >>1933
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140516_71018.html
2014年05月16日金曜日 河北新報
JR常磐線・駒ケ嶺−浜吉田 内陸移設が本格着工

常磐線移設工事が本格的に始まった新山下駅周辺

 東日本大震災で被災しルートを内陸側に移すJR常磐線駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田(宮城県亘理町)間の工事が本格的に始まり、JR東日本は15日、報道各社に現場を公開した。高架橋、トンネルなどを整備する本体工事は2015年秋をめどに実施。レールの敷設や駅舎建設を経て、17年春に相馬−浜吉田間の運転再開を目指す。

 移設区間は、新地町の新地駅南側から浜吉田駅南側の計14.6キロ。復興まちづくりと連動させる形で、新地駅は南西300メートルに、宮城県山元町の坂元、山下両駅は西1.1キロに移す。事業費は約400億円を見込む。

 本格工事は5月7日に全5工区で始まった。山下駅周辺を7メートル高架化する山下工区(4.8キロ)では15日、高架橋下の柱を支えるくいを打つ作業を開始した。地中に直径1.8メートル、長さ8メートルの円柱形の鉄筋を入れ、コンクリートを打ち込んだ。

 斎藤俊夫山元町長は「駅を核とした市街地整備の実現に向けて、大きな一歩になる」と語った。

 新地駅北側を7メートル高架化する新地工区(3.5キロ)では、加藤憲郎新地町長がまちづくりの拠点となる駅周辺を視察。「仙台が経済圏、生活圏。住民は一日も早い運行再開を願っている」と期待感を示した。

1999荷主研究者:2014/06/21(土) 18:02:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140516_11019.html
2014年05月16日金曜日 河北新報
地下鉄東西線 窓口業務を民間委託へ 仙台市交通局

 仙台市交通局は15日、2015年開業予定の地下鉄東西線の駅業務のうち、窓口と駅施設の管理業務を民間委託する方針を明らかにした。経営効率化が目的で、地下鉄南北線でも実施する予定。全国9都市の公営地下鉄では、福岡や京都など仙台を除く8都市で既に導入しているという。

 民間委託は、東西線全13駅のうち青葉通一番町や薬師堂など9駅で先行実施し、18年度に大町西公園を加え計10駅で行う。委託期間は19年度まで。東西の起点の荒井、八木山動物公園両駅と仙台駅の3駅は運行関連業務が多いため、直営駅とする。

 委託する業務は乗車券販売や改札、乗客の案内など。駅を管理監督する駅長、助役職や運行業務は委託せず、市交通局職員が担う。

 市は6月下旬に募集要項を公表し、7月下旬に受け付けを開始。10月中旬に、外部有識者でつくる選定委員会の評価を基に事業者を決める。

 地下鉄南北線の駅業務も同様に民間委託する方針。東西線開業の数カ月前の実現を目指す。

 15日の市議会東西線・まちづくり促進調査特別委員会で、市交通局の大泉新一運営計画室長は「災害や事故時に乗客の避難誘導などができるよう受託事業者に対し訓練を課していく」と説明した。

2000荷主研究者:2014/06/21(土) 19:07:06
>>1985
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140529_11021.html
2014年05月29日木曜日 河北新報
仙台駅前の観光・送迎用バス乗降場 東口に7月移設

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140529005jc.jpg

 仙台市は28日、JR仙台駅前で進めているバスターミナル再整備計画の一環で、駅西口の観光・送迎用のバス乗降場を、7月1日に東口へ移設させると発表した。これまでバス事業者は計画の見直しを求めてきたが、話し合いの継続を条件に、市に押し切られた形だ。

 東口に新設する乗降場には、8台分のバス駐車スペースを用意する。2015年度末に終える東西自由通路の拡幅工事などを踏まえて、市交通政策課の担当者は「東口の使い勝手は今後大幅に改善する」と強調する。

 一方で、西口は最多12台が利用できるスペースがあり、仙台駅の「表玄関」のイメージも強いため、多くのバス事業者は計画に反発。市は県バス協会と、善後策について協議を重ねていた。

 27日に市都市整備局の小島博仁局長は同協会を訪れ、(1)移設後も運用面の協議を続ける(2)必要とあれば個別のバス事業者と話し合う−ことを約束した。小島局長は「新乗降場を使ってみないと、分からないこともある」と計画に理解を求める。

 協会の北村治専務理事は「誘導員の配置や安全確保など課題は残るが、西口の整備工事も控えており移設自体はやむを得ない」と話した。

2001荷主研究者:2014/07/05(土) 15:36:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/06/04 建設新聞
セントラル総合開発・仙台市宮城野区鉄砲町
分譲・クレアホームズ榴ヶ岡Ⅱの新築計画 14F5861㎡、8月着工へ半田建築研で実施案

 セントラル総合開発仙台営業所(仙台市青葉区本町2の2の3 本多宗夫所長)は、仙台市宮城野区に分譲マンション「クレアホームズ榴ヶ岡Ⅱ」(仮称)の建設を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、宮城野区鉄砲町10の一部(仙台駅東第2土地区画整理仮換地13−1街区7画地)ほか地内の敷地面積1221㎡。

 JR仙石線の榴ヶ岡駅や榴ヶ岡公園が生活圏内となる住環境の整った場所で、同地近くでは、同社が「クレアホームズ榴ヶ岡公園」(仮称・総戸数52戸)も来年8月末の完成予定で建設中。

2014/06/04付一面に掲載

2002荷主研究者:2014/07/05(土) 15:40:33
>>296
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140604_11009.html
2014年06月04日水曜日 河北新報
仙台・青葉区、人口30万超 分区論議、今度こそ?

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/k060406x0m1.jpg

 東日本大震災の発生後、人口が増加傾向にある仙台市の中で、特に中心部・青葉区の伸びが著しい。2012年12月に人口30万を突破して以降も、他区を上回るペースで増え続けている。一つの区だけで中核市並みの人口規模になり、かつて市審議会が答申した区割り見直しの検討基準に触れる領域に達した。

 仙台市と青葉区の過去10年の推計人口の推移は表の通り。ことし5月1日現在の青葉区の人口は30万2977人で、前月に比べ1899人増えた。他区は太白22万5761人(前月比751人増)泉21万6129人(306人増)宮城野19万2413人(626人増)若林13万3477人(566人増)で、青葉区の伸び幅の大きさが目立つ。

 市の試算では、人口は11年にも減少すると予測されていた。しかし、11年3月の震災発生後、市外の被災者や原発事故避難者、復興関係者らが転入し、想定が覆った。

 青葉区が30万人を超えたことで、注目されるのは市行政区画審議会が5区制の是非を議論して、01年に当時の故藤井黎市長に出した答申だ。

 5区制の維持が妥当と判断し、旧宮城町地区を青葉区から分区して「広瀬区」を新設する案を見送った一方、「将来的に一つの区の人口が30万人を超え、さらに伸び続けるような場合、区画の在り方を検討すべきだ」と求めていたからだ。

 仙台市は宮城町(当時)と1987年に合併した際、「宮城町地区の人口が5万人を超えたら分区を考える」と約束。同地区は96年に人口5万人を超えたため、98年に審議会が設置された。

 その後も愛子、栗生エリアで住宅整備が進み、住民は増えた。5月現在は約7万1000人で、青葉区の人口を押し上げる一因になっている。

 人口は区割り見直しの水準に達したが、今のところ分区論議について目立った動きはない。市区政課の伊藤勝也課長は「他都市の事例を参考に対応を研究する必要がある。震災後という特殊な状況にもあり、当面は人口が増え続けるのか、落ち着くのかを注視したい」と言う。

 全国の政令市では、横浜市が急激な人口増加に伴い分区を繰り返してきた。最近では札幌市が97年、豊平区からの分区で清田区を新設。その後、分区の例はない。

 仙台市行政区画審議会で委員を務めた元仙台市教育委員長の出村和子さん(82)は「一つの区だけ人口が膨れ上がるのは問題だが、区名が変わると住民は大変。慎重な議論が必要だ」と指摘する。

2003荷主研究者:2014/07/05(土) 15:44:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140606_12012.html
2014年06月06日金曜日 河北新報
国際コンテナV字回復 仙台港・復興需要が追い風

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140606003jc.jpg

増便された釜山向けコンテナ船の積み込み作業=5日、仙台港

 仙台港(仙台市宮城野区)の国際コンテナ取り扱いが好調だ。4月就航の韓国・釜山への直航便に続き、5月には別の釜山航路が増便された。東日本大震災で落ち込んだ取扱量は、復興需要が追い風となってV字回復が鮮明。過去2番目だった昨年実績を上回る勢いで、県は「史上最高も狙える」と鼻息が荒い。

 仙台港の国際コンテナ航路は現在、中国・韓国向けが週5便、北米向けが週1便の計6便。

 このうち釜山航路は5月22日に増便された。20フィートコンテナ706個を積める貨物船が毎週木曜日に寄港し、小名浜港経由で翌月曜日に釜山、釜山新両港に到着する。

 仙台港で5日あった増便を歓迎する式典で、運航する南星海運(ソウル)の日本法人は「需要の多さが増便の決め手。復興に役立ちたい」と強調した。

 仙台港の国際コンテナ取扱量の推移はグラフの通り。過去最高は震災前の2010年の21万6142TEU(1TEUは20フィートコンテナ相当の積載能力)だった。

 11年は大きく減らしたが、順調に回復。13年は復興需要で資材輸入が堅調に推移し、20万3741TEUに伸びた。輸出入の比率はほぼ半々だ。

 釜山直航便を運航する興亜海運(ソウル)代理店の三栄海運(東京)は「復興需要がどこまで続くか見極めたい。東北は自動車関連などでまだ上積みできる」と分析する。

 輸入では県内企業の活用が目立つ。アイリスオーヤマは中国・大連で生産し、東北と北関東に出荷する家電やペット用品の輸入を12年、新潟港から仙台港にシフト。「小売店に近くなり、物流コストを2割ほど削減できた」と同社は説明する。

 輸出は県内に大きな工場があるタイヤや紙製品のウエートが高い。東洋ゴム工業(大阪市)は岩沼市の工場で生産する海外用タイヤのほぼ全量を仙台港から輸出。中でも米国向けが好調という。

 一方で、県内に拠点があるのに仙台港を使わないケースもある。ある製造業の担当者は「釜山は国際ハブ港だが、空路に比べ積み替えに時間がかかる」と打ち明ける。

 東洋ゴムの担当者も「欧州や発展が著しいドバイ向け航路があればいい」と漏らす。韓国・中国向けに集中する航路の拡充が課題のようだ。

 仙台港では現在、コンテナ置き場の拡張工事が進む。県港湾課の担当者は「施設整備を航路拡充につなげたい」と話す。

2004荷主研究者:2014/07/05(土) 15:45:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/06/07 建設新聞
地下鉄東西線沿線のまちづくり
15年開業に合わせ駅周辺の開発が加速 官民の計画が目白押し・八木山・六丁の目・荒井

 仙台市の新たな交通軸となる地下鉄東西線の2015年開業に合わせ、新駅周辺で地元住民や企業を中心に新たなまちづくりが動き始めている。八木山動物公園駅では利便性を優先させた公共投資、民間投資が活発化している仙台駅周辺の商業ビル建設など、東西線建設と同様に周辺開発も佳境に入りつつある。

◎八木山動物公園駅
 古くから住宅開発が進んだ西の起点駅・八木山動物公園駅の周辺では、乗り継ぎやすさといった利便性を高めるため仙台市の大規模な駐車場整備が進む。その一つ、新駅駅前広場上部に建設中のパーク&ライド駐車場は地下2地上5階建て、延べ約2万2000平方㍍の規模。駐車台数は約500台で、今年10月末の完成へ最盛期を迎える。また、今年度は延べ約1780平方㍍、収容台数約740台の自転車等駐車場を建設する予定で、近く入札公告を行う見込みだ。
 民間開発では1982(昭和57)年に建設した仙台赤十字病院が現在地周辺で移転新築を計画。老朽化によるもので、すでに移転選定を進めており、東西線開業後に用地取得にめどを付け、数年内の具体化を想定している。
 県内唯一の八木山動物公園も開業に合わせ、再整備を計画。年間約50万人が訪れる動物園だが、地下鉄開業を機にさらに集客力を高めた都市型動物園を目指しており、今年度はふれあい動物園や南門エントランスの整備を進める。このほか、仙台赤十字病院の前を通る都市計画道路・川内旗立線のひより台団地までの整備に伴い、沿道開発も期待されている。

◎仙台駅
 東北最大の都市「杜の都仙台」の玄関口で、JR各線や地下鉄南北線と結節する仙台駅だが、周辺開発は震災前の景気低迷などで、事業中止や見直しを決めた開発が多かった。しかし、震災から3年を経て、ようやく民間投資に拍車が掛かり始めている。
 西口開発の注目事業はファッションビル「仙台パルコ新館」の出店計画だ。建設用地は仙台市青葉区中央3丁目地区で、地下2階地上10階建て、延べ2万4000平方㍍の規模。内部には物販、飲食店のほか、映画館を入居させる。鹿島の施工で16年2月の完成を目指している。
 東口開発では老朽化した東西自由通路の拡幅に合わせJR東日本が仙台ターミナルビルの建設を進めている。規模は南棟が地上6階建て、北棟が地下1階地上4階建てで、延べ面積の合計は4万3000平方㍍。このほか、14年度以降に延べ約1万4000平方㍍の宿泊棟、15年度以降に2万5000平方㍍の業務棟の着工を予定しており、市内中心部の商業開発としては最大規模となる見込みだ。施工は鉄建・大林組JVが担当、16年春の完成を予定している。

◎六丁の目駅
 工場や倉庫のほか、区画整理事業によって整備した住宅地などが混在する六丁の目駅周辺は、地下鉄開業に合わせ新たな街の顔づくりが進もうとしている。
 マンション開発が進んだことで居住人口が増えるなど、周辺環境の変化で移転計画を進める仙台工業団地は、いまだ用地確保のメドが付かない状態が続く。ただ、周辺開発のカギを握る仙台工業団地の全面移転による跡地開発については、移転が実現した場合、跡地利用として駅に接近する大規模な土地のため、今後の動向に注目が集まる。
 また、仙台印刷工業団地が所有する六丁の目西町の土地に組合が建設し仙台市が買い取る(土地は定期借地)災害公営住宅を建設中のため、当初想定していた再開発などの事業は凍結状態。
 加えて仙台市は六丁の目駅周辺の積極的な民間開発を誘導するため、昨年8月の都市計画審議会で用途地域の変更を行っている。内容は準工業地域約12・9㌶および工業専用地域約2・2㌶を近隣商業地域とし、スーパーや飲食店、医療施設などを誘致しやすい環境を後押ししている。

◎荒井駅
 東の起点駅・荒井駅は南側の荒井東地区で土地区画整理事業が進んでおり、15年度までの保留地処分完了を目指している。この区画整理事業は事業面積が約33・7㌶で計画人口は3100人。計画戸数は戸建て住宅400戸、集合住宅等1200戸の計1600戸で、すでに区画整理には市の災害公営住宅2棟の整備が進んでいる。また、駅東側隣接地では荒井駅の車両基地の建設が本格化している。
 また、太陽光など再生可能エネルギーの活用によってスマートシティを目指すこの地区では、民間事業者による太陽光発電事業の計画が進むほか、病院や介護老人施設などを展開する葵会グループ(東京都千代田区)が福祉施設や病院建設に向けた動きを進めている。

2005荷主研究者:2014/07/10(木) 23:57:57
>>1996
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140618_11023.html
2014年06月18日水曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線 市バス路線再編案 市民説明会が一巡

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「生活の足」の大転換に批判が出た説明会=3日夜、仙台市青葉区の川内コミュニティセンター

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に伴う市バス路線再編案の市民説明会が市内の沿線各地を一巡し、全32回の日程を6日で終えた。郵送などによる意見公募も16日に締め切られた。説明会や公募で寄せられた意見は600件を超える見通し。説明会会場では、乗り継ぎの不便さから市中心部までの直通バスの存続を求める声などが目立った。市が10月までに作成する最終案に、市民の声がどのように反映されるかが、次の焦点となる。

 市都市整備局によると、4月下旬に始まった説明会には計1231人が参加した。意見は、各会場の提出分が470件、公募分が130件(13日現在)だった。

 再編案は、東西線沿線のバス停からバス1本で中心部に向かう現行バス路線を見直し、東西線3駅(八木山動物公園、薬師堂、荒井)との乗り継ぎを基本に据える。

 説明会では異論が噴出。「乗り継ぎは不便だ」と中心部への直通バスの存続を訴える声や、病院、区役所へのアクセス改善を求める声が、ほぼ毎回のように上がった。

 特にバス路線が廃止対象になった地域は、反発を強めた。青葉区川内で3日にあった説明会では、東西線川内駅の徒歩利用圏とされた地区住民から「ここは急傾斜地で冬は路面が凍結する。高齢者が歩くのは危険だ」との指摘が相次いだ。

 市によると、再編後の主なバス停から仙台駅までの所要時間、運賃は表の通りになる見込み。大半の地点で時間が短縮される一方、今後導入するICカード乗車券の利用で付与されるポイントを考慮したとしても、運賃が上がる所もある。

 市は東西線3駅周辺(約1.5キロ圏)のバス運賃を100円均一にする負担軽減策や、全13駅に上下のエスカレーターを設置するバリアフリー対応などを強調するが、評価は芳しくない。「乗り継ぎで不便になるし値上がりもするしで、踏んだり蹴ったりだ」(八木山南地区の説明会)といった不満が渦巻く。

 市は、集まった意見を詳しく分析した上で最終案をまとめ、10〜11月に第2回説明会を開く。

 小島博仁都市整備局長は「地下鉄中心の交通体系への移行は、将来を見据えた市全体のまちづくりに不可欠。乗り換えの負担軽減策を周知するとともに、バス路線ごとに再編案の検討に取り組みたい」と語った。

2006荷主研究者:2014/07/11(金) 00:05:51
>>1452
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140619_12004.html
2014年06月19日木曜日 河北新報
ヨドバシ新ビル16年春開業 店舗、オフィス2棟建て JR仙台駅東口

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140618024jc.jpg

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口で進める大規模再開発計画で、旧店舗を取り壊した後に整備する店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の開業時期が、2016年春に予定されていることが18日分かった。

 計画などによると、12年4月まで「マルチメディア仙台」だった旧店舗は14年度中に解体し、第1ビルの基本・実施設計に入る。環境影響評価(アセスメント)の手続きも進めており、仙台市に12日、環境影響評価方法書を提出した。15年4月の着工、16年3月のオープンを目指している。

 第1ビルは延べ床面積約10万平方メートルの複合ビル。地上8階のA棟には1〜5階に自社店舗や飲食店などが入り、6〜8階は駐車場となる。地上14階のB棟はオフィス用テナントなどで構成する。

 敷地面積は約1万5500平方メートルで、南側にある既存の立体駐車場はそのまま活用する。

 仙台駅東口と第1ビル、市道を挟んで東側に建設した第2ビルをペデストリアンデッキでつなぎ、利便性を高める。第1、第2ビルを地下通路で結ぶ計画もある。

 「マルチメディア仙台」は、12年4月から第2ビルで暫定営業中で、第1ビル完成後に同ビルに移る。移転後の第2ビルのスペースの利用方法は未定。広報担当者は「仙台駅東口の活性化に役立ちたい。第1ビルに入るテナントについては今後詰めていく」と話した。

 仙台駅東口では、JR東日本が16年3月の完成に向け、東西自由通路の拡幅と大型商業施設の整備を進めている。

2007荷主研究者:2014/07/11(金) 00:06:45
>>2006
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/06/19 建設新聞
仙台駅東口・ヨドバシカメラ 仙台第1ビルの建設へ7月から設計 3棟約10万㎡を新設、来年4月着工めざす

 ヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3の20の1 藤沢昭和代表取締役)が仙台駅東口で計画を進めている「仙台第1ビル」の計画概要が明らかになってた。現在、解体を進めている旧仙台店跡地に店舗2棟、駐車場1棟の計3棟総延べ10万1000㎡の施設を建設するもので、7月から設計に入り、来年4月の着工をめざしていく。

 これに係わる環境影響評価方法書等の縦覧を仙台市で開始しており、縦覧期間は7月15日までで、29日まで意見書の提出を受け付ける。

 同事業は、JR東日本が進めているJR仙台駅東西自由通路拡幅・東口ビルの新築に合わせて実施するもの。また、新設中の仙台市地下鉄東西線「宮城野通駅」と仙台駅をつなぎ東口の活性化と賑わいづくりに貢献する一翼を担うものと同社では位置づけている。

 計画によると、仙台市宮城野区榴岡1の2の10ほか地内の旧仙台店跡地約1万5500㎡を対象に、店舗A、B棟、駐車場棟の計4棟で構成されるS一部RC延べ約11万6700㎡(既存立体駐車場約1万5700㎡を含む)の大規模建築物を建設するもの。新設する棟別の施設規模は、店舗A棟が地下2階地上8階建て、延べ約7万5000㎡、店舗B棟が14階建て、延べ約1万6300㎡、駐車場棟が8階建て、延べ約9700㎡の合計延べ面積は10万1000㎡となる。

 施設内部は、店舗A棟が地上1階〜4階をヨドバシカメラ店舗、地下1階と地上5階をテナント店舗、地下2階と地上6〜8階が駐車場。店舗B棟がテナント店舗を予定している。駐車台数は現在も使用している旧店舗南側の既存立体駐車で約733台、店舗A棟と駐車場棟で約800台の合計約1553台分を確保する。

 また、計画地の東側に位置する既存のヨドバシ仙台第2ビルとは、新たに整備する駅前ペデストリアンデッキで接続する。さらに、新店舗と仙台第2ビルは地下通路で接続し仙台第2ビルを経由して東八番丁通りへの出入口を確保する。東七番丁通り沿いには、公共交通機能(バスプール)を整備する予定。

 今後のスケジュールは、早ければ7月から設計業務に着手するとともに並行して2015年3月まで環境影響評価を実施。、着工は同4月からを予定し、16年3月の竣工・開業をめざしていく。

2014/06/19付一面に掲載

2010荷主研究者:2014/07/17(木) 23:23:31
>>2005
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140624_11014.html
2014年06月24日火曜日 河北新報
仙台・バス路線再編案 被災高齢者、受難

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140624002jc.jpg

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に伴う市バス路線再編案に、東日本大震災の被災者が不安を募らせている。これまで直通バスで行けた区役所や総合病院に再編後は、乗り継ぎを繰り返さないとたどり着けないためだ。被災者は「頻繁に通わなければならない行政の相談窓口や高齢者の通院先が遠くなる」と訴えている。

◎「病院・区役所遠くなる」/仙台駅からUターンも

 仮設住宅団地が点在する宮城野区「鶴巻地区」、若林区荒浜地区の被災者が集団移転する同区「石場地区」から、それぞれ市中心部に向かうルートは図の通り。

 現行ではバス1本で主要施設に着くが、バス路線の再編後は、複雑な乗り換えを強いられることになりそうだ。

 鶴巻地区から区役所に向かう場合、バスと東西線を乗り継いでいったん仙台駅に出て、再びバスでUターンしなければならない。仮設住宅の住民は「宮城野区民が宮城野区役所へ行くのに青葉区(の仙台駅)を経由しなければならないなんて…」と絶句する。

 石場地区もバスと地下鉄を乗り継がないと区役所にたどり着けない。市公共交通推進課は、薬師堂駅−区役所間の約800メートルを近距離の徒歩区間と想定。住民は「体の不自由なお年寄りも多い。この距離を歩けとは乱暴な話だ」と憤る。

 石場地区と市中心部を結ぶバスは現在1日25往復。東西線開業後は、まずバスで東西線荒井駅に向かわなければならないが、石場地区−荒井駅間のバスは1日5〜10往復に減る。

 市東部沿岸部から市役所、東北大病院などに行くには、2度の乗り換えが必要。太白区あすと長町に移転する市立病院は、仙台駅経由となる。

 市交通局は「バス利用者の6〜7割は通勤、通学客。被災者や高齢者への配慮だけで既存のバス路線を維持するのは経営上難しい。区役所や病院は毎日通う所ではない」と説明している。

2011荷主研究者:2014/07/17(木) 23:38:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140625_12032.html
2014年06月26日木曜日 河北新報
仙台・茂庭にアニメキャラ施設 16年春開業

アニメの世界を再現する体験型施設「WARASCO」の完成予想図

 仙台市太白区茂庭で進む土地区画整理事業で、アニメキャラクターを中心にした体験型複合施設「WARASCO(わらすこ)」が計画されていることが25日、分かった。2016年春のオープンを目指す。設計コンサルタントなどでつくるWARASCO開設準備室が同日発表した。

 区画整理事業用地19.7ヘクタールのうち、国道286号沿いの3.5ヘクタールに建設する。計画によると、キャラクターパビリオン棟2棟とセンター棟(いずれも3階)からなり、延べ床面積は1棟当たり6000〜1万平方メートル。

 メーンのキャラクターパビリオン棟では、アニメやマンガの世界観を再現。大画面を使った体感ミニゲームなどのアトラクションや原画の展示、関連商品のショップも展開する。人気アニメの「ポケットモンスター」や「エヴァンゲリオン」など5〜10程度のキャラクター展示に向け協議を進めている。

 センター棟には飲食店のほか、コスプレや撮影会、ヒーローショーなどを開くイベントスペースを設ける。

 着工は11月の予定で、16年5月の大型連休に合わせてオープンする。総事業費は約100億円。50〜70人を新規雇用する。年間の来場者は100万人以上、売上高は約70億円を見込む。

 準備室のメンバーで、創コンサルティング(仙台市)の佐々木茂社長は「子どもも大人も楽しめる施設を目指すとともに、活気のあるまちにしていきたい」と話した。

2012荷主研究者:2014/07/17(木) 23:42:14

http://yamagata-np.jp/news/201406/26/kj_2014062600597.php
2014年06月26日08:46 山形新聞
関山峠の雪崩対策実施へ 国道48号、年度内に柵設置

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/img_2014062600387.gif

 ことし2月に雪崩によって10日間の通行止めとなった東根市と仙台市を結ぶ国道48号関山峠について、国土交通省は25日、年度内にスノーシェッドの設置などの対策工事を行うと発表した。

 東北地方整備局道路管理課によると、災害対策等緊急事業推進費を活用し、13億6千万円を予算化した。雪崩の発生した全5カ所に対応し、関山トンネルを宮城県側に抜けた北側から3カ所には雪崩を受け止める網状の鋼製待ち受け柵を山の斜面に設置。屋根部分を通過させた雪崩を谷側に落とすスノーシェッドは、長さ50メートルと40メートルの2基を新たに設ける。

 同局は「できるだけ早い時期に着工し、年度内の早期完成を目指したい」としている。

 2月に発生した雪崩では、88台の車が立ち往生し、2人がけがをした。本県の吉村美栄子知事と村井嘉浩宮城県知事をはじめ、沿線の奥山恵美子仙台、土田正剛東根、山本信治天童の3市長、県議、関係市議会が対策を求めて要望活動を行ってきた。

大動脈に安全・安心
 吉村美栄子知事の話 国道48号は日本海側と太平洋側を結ぶ物流を支え、観光交流を担う大動脈として重要な道路。今回の対策工事により一層の安全・安心が確保され、さらなる広域的な交流連携が進むことを期待したい。

2013とはずがたり:2014/07/30(水) 20:01:18
ださい愛称だなぁ。。

JR仙石線、来年6月全線再開 - 仙台〜石巻間列車の愛称「仙石東北ライン」に
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1016365.html
マイナビニュース2014年7月30日(水)18:54

JR東日本仙台支社は30日、仙石線の運転再開などについて発表した。2015年6月までに全線で運転再開し、同時に仙石線・東北本線接続線経由の列車も運転開始される。

仙石線は東日本大震災で甚大な被害を受け、現在も高城町〜陸前小野間が不通に。松島海岸〜矢本間でバス代行輸送を実施している。

不通区間のうち、陸前大塚〜陸前小野間は新ルートに移設される予定。「線路移設部分の造成工事などが進捗し、運転再開時期の見通しが立った」(仙台支社)ことから、2015年6月までに全線で運転再開されることになった。具体的な運転再開日やダイヤなどについては、「改めてお知らせします」とのこと。

同時に仙石線・東北本線接続線(塩釜〜高城町間)を経由し、仙台〜石巻間で直通運転を行う列車も運転開始。新しい経路となることから、「仙石東北ライン」の愛称名で運転される。同区間については昨年、2両編成のディーゼルハイブリッド車両HB-210系を8編成(16両)新造し、投入することが発表されている。

2014荷主研究者:2014/09/06(土) 21:46:35
>>2000
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140702_11013.html
2014年07月02日水曜日 河北新報
観光・送迎バス乗降は東口で 仙台駅前バスターミナル再編始動

JR仙台駅西口から東口駅前広場へ移った観光・送迎用バス乗降場

 仙台市は1日、JR仙台駅前のバスターミナル再整備計画の一環で、駅西口にあった観光・送迎用バスの乗降場を同駅東口へ移設した。2015年の市地下鉄東西線の開業に合わせた再編の第1弾。初日は平日ということもあって大きな混乱はなかったが、バスが混み合う時間帯があったり、一般車両が誤進入したりする場面もあった。

 移設先には乗降スペース8台分と、満車時のみ利用できる降車専用スペース1台分を確保した。利用客の待機場所には屋根、入り口には空車状況を知らせる表示板を設置した。市は、バス事業者から、安全確保の難しさなどを指摘されたため、仙台観光コンベンション協会と管理協定を締結。同協会の職員1人を整理員として配置し、混雑時には2人で対応する。

 利用したバス事業者からは、「誤って進入する車が多かった」「駐車できる時間が短い」「土日の旅館送迎用バスの集中する時間帯が心配だ」といった声が上がった。県バス協会は近く、事業者で構成する対策委員会を設置する。乗降場の課題を集約し、市に改善を求めていく。

 1日あった定例記者会見で奥山恵美子市長は「バス利用の繁忙期の状況を踏まえ、仙台駅が交通結節点として充実するよう今後も事業者と調整していきたい」と話した。市は、東西線の開業に合わせて高速バスや路線バスの乗降場も見直す。

2015荷主研究者:2014/09/06(土) 21:48:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140703_12031.html
2014年07月03日木曜日 河北新報
さくら野仙台店改装へ 9月24日グランドオープン

 さくら野百貨店仙台店は20日、「ICI石井スポーツ仙台さくら野店」が同店に出店するのに伴う改装工事に入る。石井スポーツは9月19日開店、全館グランドオープンは9月24日を予定している。

 石井スポーツは登山・アウトドア用品の専門店で、現在の5階フロアに出店する。売り場面積は約640平方メートルで、アウトドアウエア・グッズのブランドショップ「ici club」を併設。宮城野区榴岡にある仙台店は、9月7日に閉店する。

 石井スポーツの出店により、5階の食器、寝具など生活関連商品の売り場は4階へ移動。4階は住生活、高級婦人衣料、大きいサイズの婦人衣料と売り場の区分を明確にする。3、4階に分散していたセーター、ブラウス売り場は3階に集約する。

 2階には、東京スカイツリーの商業施設「東京ソラマチ」で人気のアクセサリーショップ「シンデレラガーデン」が8月末に東北初出店。2012年11月にオープンしたファストファッションブランド「H&M」との相乗効果で、若年層を呼び込む。

 改装工事の期間中は一部のエレベーターが使えなくなる。さくら野百貨店仙台店を運営するエマルシェ(仙台市)は「フロアの通行などに不便をかけるが、グランドオープン後はこれまで以上に楽しく、便利に買い物ができる店舗になる」と理解を求めている。

2016荷主研究者:2014/09/06(土) 21:48:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140703_12030.html
2014年07月03日木曜日 河北新報
宝印刷、仙台に制作室 初の地方拠点、8月操業開始

 企業の情報公開や投資家情報の資料制作などを手掛ける宝印刷(東京)は2日、制作業務拠点を仙台市に開設すると発表した。「仙台制作室」として、8月の操業開始を予定。地方都市では同社として初の拠点となる。

 宮城野区榴岡4丁目のオフィスビルに入居。有価証券報告書や株主総会招集通知といった資料の編集やチェック業務を担う。従業員数は約50人で、大半を地元採用する。

 堆(あくつ)誠一郎社長が市役所を訪れ、奥山恵美子市長に立地表明書を手渡した。堆社長は「東北の優秀な人材が集まり、利便性が高い仙台を選んだ。将来は従業員100人規模まで拡大させたい」と述べた。

 宝印刷は1952年創業。従業員数685人で、年商約126億円(2014年5月期)。本社と大阪支店に制作拠点がある。国内の上場企業約3500社の7割と取引があるという。

2017荷主研究者:2014/09/06(土) 21:48:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140704_12019.html
2014年07月04日金曜日 河北新報
仙台に音楽ホールを 経済団体基金創設

 仙台経済同友会など地元経済団体は3日、仙台市中心部への音楽専用ホール新設の機運を高めようと「音楽ホール建設基金」を創設した。3年間で10億円を目指し、東日本大震災からの復興のシンボルとして、世界レベルの音響設備を持つ施設整備を市に働き掛ける。

 同友会のほか、仙台商工会議所、東北経済連合会、みやぎ工業会が連携する。基金は、公益財団法人「音楽の力による復興センター・東北」が管理する。

 青葉区の勝山館であった基金の発起人会には経済関係者ら約50人が出席。募金に加え、イベントや勉強会の開催などに取り組むことを確認した。

 構想では、国内外の著名な楽団の演奏会開催ができ、安定的な運営が可能な2000席規模のホールを目指す。

 代表発起人で同友会の大山健太郎代表幹事は「震災でストレスを抱えた被災者の力になれる。地元経済界として心の復興を応援することが大事だ」と述べた。

 市内の音楽ホールは宮城県民会館の1590席が最大で、仙台フィルハーモニー管弦楽団が活動拠点とする市青年文化センターは802席。

2019荷主研究者:2014/09/06(土) 22:14:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140706_15014.html
2014年07月06日日曜日 河北新報
「X橋」見納め 9日深夜、クレーンで撤去

架け替えられてまだ間もないころの「X橋」。まだ橋の上を東北新幹線は通っていなかった=1965年8月 撤去を前にX橋に別れを告げるクロップス親和会のメンバー=4日

 「X(エックス)橋」の愛称で知られるJR仙台駅北側の宮城野橋が近く、架け替え工事のため見納めとなる。重さ約130トンの鉄橋は、特殊クレーンで9日深夜に撤去され、隣接するれんが張りの高架橋は秋にも解体される。仙台の昭和の名残がまた一つ消える。

 橋は1921年、JR東北線をまたぐ渡線橋として誕生し、61年に架け替えられた。長さ29メートル、幅9.7メートルで、耐久性の高い鋼箱桁構造が採用された。たもとの両端が二股に分かれていたため、X橋の呼び名が付いた。

 半世紀近くたった2007年、仙台市は交通量の増加や橋の老朽化に対応するため、長さ193メートル、片側3車線の新しい橋の整備に着手。下り線部分が13年10月に完成し、先行して利用が始まった。

 橋は16年度に開通する上り線の工事のため撤去される。国内でも数少ない1250トンづりクレーンで、約100メートル離れたアエル北側の市有地に移してから解体される。

 橋の西たもとにあり、レトロな風情が漂うアーチ状トンネルの外観を持つ高架橋(長さ8.6メートル)も、9月ごろまでに現在地で解体される予定だ。

 橋の架かる名掛丁エリアで育った元住民らは6月下旬、感謝の気持ちを込めて作った記念絵はがきを関係者に配布。神事も行い、仙台駅の東西を結ぶ大動脈として役割を果たし終えた老橋に別れを告げた。

 元住民の親睦団体「クロップス親和会」会長で、絵はがきを手掛けた画家小野公延さん(70)は「アエルが着工して土地を離れるまでの毎日、X橋を見て育った。撤去されることがまだピンとこない」と惜しむ。

 一帯は近年まで戦後のわい雑な雰囲気を残していた。30代で橋近くの会社に勤め始めた会社経営須山悦郎さん(68)は「X橋は善かれあしかれ、仙台のランドマークだった。れんが張りのトンネルも古里を感じさせる場所だった」と振り返る。

 宮城野橋の撤去工事のため市建設局は9、10の両日、午後11時から翌日午前4時まで新宮城野橋を通行止めにする。

2020荷主研究者:2014/09/06(土) 22:17:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140710_11028.html
2014年07月10日木曜日 河北新報
「地域経済に打撃」 仙台市バス路線再編 地元商店街、見直し要望

 2015年の仙台市地下鉄東西線開業に伴う市バス路線再編をめぐり、若林区の荒町商店街振興組合(佐藤光政理事長)は8日夜、組合事務所で開かれた説明会で、「バスが大幅に減り、地域経済が打撃を受ける」として、減便の見直しを求める要望書を市の担当者に提出した。

 再編案は、東西線沿線地域から直通で中心部に向かう現行バス路線の多くを、東西線との乗り継ぎに変える内容。案が実施されると、荒町地区では、日中のバスの運行間隔が10分に1本から30分に1本になる。

 要望書は「住民だけでなく、若林区内から買い物や通院に来るバス利用者からも不便になると苦情が多い」と指摘した。

 荒町を通る東西線薬師堂駅行きのバスが、若林区役所に止まらないことも問題視。「区役所中心のまちづくりを掲げるのに、区役所に行けないのは本末転倒」と批判した。

 説明会には、商店主ら約20人が参加。質疑応答では「バスがなくなれば店を閉める商店も増える。市立病院の移転とともに問題だ」などの意見が出た。

2021荷主研究者:2014/09/13(土) 22:55:13
>>1004
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140714_15018.html
2014年07月14日月曜日 河北新報
仙台・青葉通 車道減らし歩道拡幅 緑の景観整備着々

再整備工事が終わった一部区間。歩道が広くなり、停車帯が新設された=仙台市青葉区大町

 2015年の仙台市地下鉄東西線開業に合わせ、市中心部の青葉通のリニューアルが進んでいる。市の再整備計画では、現在の片側3車線を2車線に減らし、その分を歩道の拡幅などに充てる。東西線建設工事に伴い一時撤去したケヤキも復元し、杜の都のシンボルロードにふさわしい景観を整える。

 再整備は、西公園通から東二番丁通までの1キロで、工事費は11億円。作業は13年度から始まり、東西線開業前までに終わらせる。

 クルマ社会を見直そうと、歩行者優先の設計にしたのが特徴。削った1車線は(1)歩道の1.75メートル拡幅(2)バス、タクシーや荷さばき用停車帯(2.5メートル)の新設−に利用する。歩道は幅6メートルから7.75メートルとなり、この中に自転車走行帯も設ける。

 一番町と晩翠通付近は歩道を9.75メートルに広げ、停車帯を設けない代わりにベンチを置き、「憩いの空間」を演出する。

 再整備工事は、区間ごとに3段階に分けて進める。最初に着手した晩翠通から国分町通までの210メートル区間は3月に終了した。現在は西公園から晩翠通までの420メートル区間を中心に実施している。残りの国分町通から東二番丁通までの大半は、その後に着手する。

 ケヤキは撤去した44本のうち、植栽スペースを確保できた39本を今冬から植え戻す予定。

 青葉通のうち、東二番丁通から仙台駅前通までの560メートルは、16年度以降に着工する。佐藤良一市道路部長は「潤いのある緑豊かな道づくりに取り組み、市中心部の魅力向上につなげたい」と語った。

2022荷主研究者:2014/09/13(土) 22:55:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140715_12004.html
2014年07月15日火曜日 河北新報
JR東・仙台支社 進む駅の外部委託 専門職を積極的に配置

駅管理の業務委託を実施している太子堂駅

 JR東日本仙台支社が管内の駅管理業務について、同社の退職者やグループ会社の専門社員を配置する外部委託を増やしている。1987年の国鉄民営化とともに始まり、これまで2割近い駅で導入。当初は退職者の再雇用に主眼が置かれたが、最近は専門社員を配置することに力を入れ、サービスの質の維持と効率化の両立を図っている。

 管轄する宮城、山形、福島3県の計287駅で業務を委託しているのは4月1日時点で、常磐線坂元駅(宮城県山元町)など東日本大震災で被災した3駅を含め、56駅に上る。ほかに仙台、あおば通(仙台市)両駅で一部改札業務を委託中だ。

 民営化と同時に、東北線陸前山王駅(宮城県多賀城市)、奥羽線蔵王駅(山形市)、磐越東線大越駅(福島県田村市)で開始。団塊の世代が大量に退職する時期を見据え、希望者を再雇用するエルダー社員制度を設けた。グループ会社JR東日本東北総合サービス(仙台市)の社員として技術や経験を生かしてもらう狙いもあった。

 27年が経過した今も制度は続くが、委託する駅の増加に伴い、東北総合サービスが受託業務を専門に担う社員を独自に採用し、派遣するケースが増えている。

 東北線太子堂駅(仙台市)については2007年の開業当初から業務を委託。東北総合サービスの専門社員が午前6時〜午後9時、交代で2人常駐している。切符販売などの窓口対応のほか、改札口やトイレの管理など業務は多岐にわたる。

 仙台支社は「業務委託の結果、経費節減の効果がみられる。利用者が使いやすい駅としてサービスを提供するのが大前提で、苦情もなく質を確保できている」と説明する。列車の始発、終着となる拠点駅を除き、今後も業務委託を進める方針だ。

2023荷主研究者:2014/09/13(土) 22:56:50
>>1400
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140715_11008.html
2014年07月15日火曜日 河北新報
仙台第1合同庁舎、土壌のヒ素除去作業で完成遅れか 

増築工事中の仙台第1地方合同庁舎=14日、仙台市青葉区本町

 来年3月完成を目指していた国の仙台第1地方合同庁舎(仙台市青葉区本町)の増築工事が、汚染土壌除去作業の影響で遅れる可能性があることが14日、分かった。

 建設現場では2012年11月〜13年4月実施の土壌調査で、基準値の最大3.7倍のヒ素が検出された。建設工事と同時並行でヒ素の除去作業を行ったため、完成が遅れる可能性が出てきた。

 建設工事発注者で、新庁舎に入居する東北地方整備局の縄田正局長が14日の就任記者会見で「今後、工期見直しの検討もあり得る」と述べた。整備局は、年内に工期の延長が必要かどうか見極める。

 新庁舎は地上16階、地下2階、延べ床面積約3万6000平方メートル。総事業費は122億3000万円で、整備局のほか東北経済産業局、東北財務局、東北管区警察局が入居を予定している。

 国は当初、地上20階、地下2階の高層ビル建設を計画。事業費114億円を投じて09年春に着工し、11年度に完成させる予定だった。

 08年11月、当時の地方分権改革推進委員会が「高層ビルは地方分権に逆行する。多額の予算で建てる必要があるのか」と批判。同年12月、国は建設の見合わせを決めた。

 東日本大震災後、国は防災拠点としての機能強化が必要と判断。11年10月、計画を見直して事業再開を決めた。計画見直しで自家発電設備導入など災害対策を追加し、結果として事業費は当初の予算を上回った。

2024荷主研究者:2014/09/13(土) 22:57:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140716_13032.html
2014年07月16日水曜日 河北新報
中心部直通便維持を 仙台市バス路線再編で要望書

要望書を稲葉副市長(左)に手渡す佐藤会長

 2015年の仙台市地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編で、若林区連合町内会長協議会は15日、市役所を訪れ、東西線開業後もバス路線を一定程度残すよう求める要望書を、稲葉信義副市長に提出した。

 市バス再編案は、東西線との乗り継ぎを基本に、東西線沿線地域から中心部に直通で行くバスを減らす内容。要望書は「新寺通線、大和町線の一部区間廃止や、南小泉線、深沼線などの直通便廃止で、高齢者や障害者の買い物や通院に負担がかかる」として存続を訴える。

 さらに、循環バスの導入による東西線各駅とのアクセス改善や、乗り継ぎに伴う運賃の上昇幅の抑制も要請した。

 佐藤いわ子会長は「今回の再編案は極めて残念。協議会の総意として認識してほしい」と述べた。稲葉副市長は「ある程度の便数を残す工夫ができないのかを、バス事業者と協議したい」と答えた。

 協議会は若林区の9連合町内会で構成。13年6月現在、4万9844世帯が加入している。同区には東西線全13駅のうち5駅が設置される一方、東西線ルートと並走する複数のバス路線が廃止対象になるなど、路線再編の影響も大きい。

2025荷主研究者:2014/09/13(土) 22:57:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140716_12005.html
2014年07月16日水曜日 河北新報
家具大手「イケア仙台」あす開店

好きな商品を自ら取り出す1階のセルフサービスエリア

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人、イケア・ジャパン(千葉県船橋市)は15日、仙台市太白区あすと長町に17日オープンする「イケア仙台」の店内を報道関係者に公開した。

 JR長町駅の南東に建つ店舗は、鉄骨3階で売り場面積約1万6700平方メートル。家具や日用品など約7500点がそろう2階ショールームで商品を選び、1階のセルフサービスエリア(在庫棚)から、客自ら商品を取り出す独自の買い物システムになっている。

 スウェーデン料理などを提供する400席のレストラン、スウェーデンの飲食料品の売店も設けた。

 イケアが東北に初めて出す大型店舗で、国内8番目。宮城、山形両県を主な商圏に、東北各地からの来店を想定する。

 駐車場は700台収容。混雑緩和のため8月31日まで有料(一律1000円)とし、買い物をすると9月以降に使える1000円分の買い物券を配る。今月27日まで仙台駅東口発の直行バスも1日4便運行する。

 営業時間は午前10時〜午後9時。10月1日以降は土曜、祝日を除き、午後7時閉店となる。

2026荷主研究者:2014/09/13(土) 23:01:29
>>2025
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_12006.html
2014年07月18日金曜日 河北新報
イケア仙台オープン 年間200万人の来店見込む

イケア仙台のオープン初日、開店を待ち行列をつくる買い物客

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人「イケア・ジャパン」は17日、仙台市太白区に東北初の大型店「イケア仙台」をオープンした。商圏は宮城、山形をはじめ東北一円を想定し、年間200万人の来店を見込む。

 仙台市が新副都心と位置付けるあすと長町に立地。JR長町駅に隣接し、仙台市地下鉄長町駅から徒歩約5分の距離にある。立地条件を生かし、仙山圏を軸に幅広い集客を目指す。

 イケア・ジャパンは2011年9月、東日本大震災からの復興需要を見込み、泉区に同社初の小規模店「イケア仙台ミニショップ」を開設。新店開設に伴い5月11日に閉店するまで約48万人が来店した。

 同社は震災後、被災地の避難所や仮設住宅へ物資提供を実施してきた。支援事業は、新店を拠点に続ける方針。

◎イケア仙台オープン 初日から盛況 今週末、交通渋滞気掛かり
 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_15018.html

2027荷主研究者:2014/09/13(土) 23:02:09
>>2025-2026
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_15018.html
2014年07月18日金曜日 河北新報
イケア仙台オープン 初日から盛況 今週末、交通渋滞気掛かり

大勢の買い物客でにぎわったオープン初日の「イケア仙台」

 スウェーデン家具販売のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)の国内8店目となる「イケア仙台」が17日、仙台市太白区あすと長町東口にオープンし、多くの買い物客でにぎわった。東北最大級の家具店で県外から車で訪れる客も多いとみられ、今週末からの3連休は周辺地区の交通渋滞が懸念される。

 店舗は鉄骨3階で売り場面積約1万6700平方メートル。家具や日用雑貨など約7500点がそろう。スウェーデン料理・飲食料品のレストラン(400席)と売店も備える。

 オープンニング式典ではイケア・ジャパンのピーター・リスト社長が「東北の復興をサポートできるよう、皆さんでイケアを楽しんでけろ」と仙台弁を交え新店をPR。村井嘉浩宮城県知事、奥山恵美子仙台市長らがあいさつし、開店前から行列した約650人の買い物客が続々と入店した。

 来店した太白区の会社員荒井勝実さん(45)は「おしゃれなデザインと値段の安さが魅力。友人と気軽に休日を過ごせる店が近くにできてうれしい」と笑顔を見せた。

 周辺の渋滞回避に向け700台収容の駐車場を一律1000円としたほか、430台分の臨時駐車場も店舗近くの北東側に確保した。仙台駅東口からの無料直行バスも27日まで運行する。

 周辺は大型店が多く、週末はこれまでも渋滞する地区。今週末からの3連休は一層渋滞するとみられ、イケアは「バス、JR、地下鉄などの公共交通機関で来店してほしい」と呼び掛けている。

◎イケア仙台オープン 年間200万人の来店見込む
 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_12006.html

2028荷主研究者:2014/09/13(土) 23:02:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140718_15014.html
2014年07月18日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄IC乗車券イクスカ ポイント最高25%

 仙台市地下鉄南北線で12月に利用開始するICカード乗車券「イクスカ」で、乗るたびに付与され、たまった分を運賃の支払いに使えるポイントサービス制度の概要が17日分かった。月間の乗車回数に応じて段階的に付与率を設定し、利用頻度が高いほどポイントがたまる仕組みにした。

 イクスカは改札機などにタッチして使う乗車券。南北線での導入後、2015年の東西線開業時に同線と市バス、宮城交通の路線バスでも使えるようになる。

 ポイントは、乗車1回ごとに運賃にポイント率を掛けて付与する。ポイント率は地下鉄、バスともに同じで表1の通り。当月の乗車10回以内なら5%とし、回数が増えるたびに4ポイントずつ引き上げ、51回以上なら最高の25%とした。

 地下鉄300円区間の場合のポイントのたまり方は表2の通り。月42回(1日2回、週5日程度)利用すると計1446ポイント付与され、翌月以降に1446円分の運賃として使える。この運賃支払いにもポイントが付くため、最終的には1633ポイントとなり、運賃累計の13%を占める。

 地下鉄とバスを60分以内に乗り継いだ場合には、別途30ポイントを加算する。東西線開業時から適用する。

 ポイントは、地下鉄各駅の券売機などで1ポイント1円としてイクスカに入金(チャージ)する。いったん入金すれば無期限でポイントを使える。定期券や敬老乗車証などはポイントサービスの対象外。

 イクスカの導入に伴い、現行の磁気カード乗車券は、東西線開業時に販売を停止し、約1年後に廃止する予定。

2029荷主研究者:2014/09/21(日) 23:29:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140719_15014.html
2014年07月19日土曜日 河北新報
仙台市バス再編 「現行路線存続」最多19.7%

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140719006jc.jpg

 仙台市は18日の市議会都市整備建設常任委員会で、2015年の市地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編案に対し、市民から1587件の意見が寄せられたと公表した。一部区間の廃止を盛り込んだ案に対し、存続やルート改善などを求める内容が多数寄せられ、委員から再編案見直しを迫る声が相次いだ。

 佐藤清交通事業管理者は「新しい地下鉄に慣れ親しむまで、何らかの経過措置を取れないか検討したい」と答弁した。

 意見の内訳は市民説明会での発言と会場で出された意見書が1133件、郵送やファクス、メールが454件。説明会での発言を加えたほか、同じ人が出した複数の意見も1件ずつ数え直したため、6月に公表した712件から大幅に増えた。

 再編案に関する意見の項目別件数はグラフの通り。「現行路線の存続」が312件と最も多く、全体の19.7%に達した。東西線と並行する廃止区間の路線維持や、中心部への直通バスの存続を望む内容が目立った。

 「ルート案」では、循環バスの導入や病院、区役所経由の路線を求める意見が多かった。運行間隔の短縮を主張する声や、地下鉄との乗り継ぎに対する不満も寄せられた。一方で「定時性の確保につながる」との評価も一部あった。

 委員は「これだけ多くの意見が出た以上、ゼロ回答は許されない」「住民団体の要望も相次いでおり、重く受け止めるべきだ」などと指摘した。

 市は寄せられた意見を基に路線再編の最終案をまとめ、10〜11月の第2回市民説明会で示す。

2030荷主研究者:2014/09/21(日) 23:44:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140723_12004.html
2014年07月23日水曜日 河北新報
「コストコ」富谷に進出へ 16年春オープン

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20140722030jc.jpg

新たに工業用地が造成され、コストコ進出が計画されている富谷町高屋敷地区

 宮城県富谷町高屋敷で新たに造成される土地開発事業用地に、米国系の会員制倉庫型量販店コストコホールセール(川崎市)が進出を計画していることが22日、分かった。関係者によると、店舗規模は1.3ヘクタール程度で2016年春の開店を予定。数百人の地元雇用が見込まれるという。

 コストコは世界各国に約650店舗あり、国内は計20店舗。東北への出店はまだなく、山形県上山市でも進出計画がある。年会費を払って商品を購入するシステムで、倉庫型の店舗で食料品や衣類、雑貨、家電、スポーツ用品などを大量販売する。

 土地開発事業は国道4号沿いにある19.8ヘクタールが対象で、現在は山林や原野となっている。民間地権者による土地区画整理組合が近く発足し、9月にも造成工事に着手する。地権者は東北放送、河北ランド、内ケ崎酒造店など10者。工業用地、準工業用地として整備する計画で、22日に県から組合設立の認可を受けた。

 周辺では昨年末、仙台北部道路富谷ジャンクション(JCT)と国道4号を結ぶ富谷インターチェンジ(IC)が開通。仙台港北ICまで約15分、仙台空港ICまで約30分と所要時間が短縮され、物流の効率が大幅に向上した。

 同地区の開発構想は2008年に持ち上がり、12年に準備委員会が発足。先月、土地区画整理組合の認可申請が県に出された。若生英俊富谷町長は河北新報社の取材に「コストコ進出の実現には大きな期待を寄せている。さらに企業立地が進むよう、町としても支援したい」と語った。

 コストコは「現在、決定した事案はない」と話した。

2031荷主研究者:2014/09/21(日) 23:45:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140723_15019.html
2014年07月23日水曜日 河北新報
長町1丁目駅に出入り口を新設 仙台市地下鉄

地下鉄長町1丁目駅南側に建設中の出入り口

 仙台市立病院が11月1日、太白区あすと長町に移転開業するのを前に、市交通局は最寄りの地下鉄南北線長町1丁目駅に新たな出入り口を建設し、8月中旬から利用を開始する。

 新出入り口は「南2出入り口」として、長町1丁目商店街とあすと長町を結ぶ歩行者専用道路「リップルロード長町」上に設置。患者らの利用を見込んで、上下方向のエスカレーターとエレベーター(13人乗り)を設けた。

 出入り口から病院の正面玄関までは、約300メートルで徒歩4〜5分。病院までの通路には、屋根も整備する。事業費は6億1600万円。

2033荷主研究者:2014/09/23(火) 17:00:01
>>2013
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140731_12022.html
2014年07月31日木曜日 河北新報
仙石線、来年6月までに全通 東北線乗り入れも

 JR東日本仙台支社は30日、東日本大震災で被災した仙石線の全線運転を2015年6月までに再開すると発表した。仙石線が東北線に乗り入れる接続線を利用する列車は、再開に合わせ運行を開始する。

 不通区間の高城町−陸前小野駅間(10.4キロ)のうち、陸前大塚−陸前小野駅間の線路を約500メートル内陸の高台に移設する工事が本格化するなど再開時期にめどが立った。今後、レールの敷設や信号機設備の設置、内陸部に移設する東松島市の東名、野蒜2駅の整備を進める。

 仙石線の東北線乗り入れは、仙石線松島海岸−高城町駅間と東北線塩釜−松島駅間で両線が近接する区間に設ける約300メートルの接続線を活用する。接続線を通る列車は「仙石東北ライン」として仙台−石巻駅を約1時間で結ぶ想定。震災前に比べ、10分程度短縮できる。

 仙台支社によると、全線再開後の本数は、震災前に仙台−石巻駅間で運行した1時間に上下各2本程度を検討している。東北線乗り入れの本数は未定。

 松木茂支社長は定例記者会見で「しっかり仕上げ、安全な仙石線に復旧する。(全線開通が)被災地の復興の後押しになると期待している」と述べた。

 石巻市の亀山紘市長は「仙石線の全面再開と仙石東北ラインの開通は鉄路の利便性が向上し、石巻の復興に経済、観光面で大きな役割を果たしてくれる。市の魅力を発信し、発展につなげたい」と話した。

2034荷主研究者:2014/09/23(火) 17:04:01

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=12783
[2014/8/1掲載]日刊建設新聞
臨港道路湊浜線を整備 仙台港東部に1200m 27年度から工事(仙台塩釜港湾)

 県仙台塩釜港湾事務所は今年度から、仙台港東部で臨港道路湊浜線の整備に着手する。国が仙台市宮城野区港5丁目地区に船の係留施設を整備することに伴い、宮城郡七ケ浜町内から係留施設に通じる新しい臨港道路を整備するものだ。このほど測量設計業務を東北開発コンサルタント(仙台市青葉区)に委託。年度内に業務をまとめ、27年度から工事着手する予定だ。

 国土交通省が整備する新しい船の係留施設は、東北電力新仙台火力発電所や新日本石油精製仙台精油所などがある仙台市宮城野区港5丁目地区だ。仙台港の東部に位置し、七ケ浜町や多賀城市が近接する地区となっている。

 県の計画では、湊浜緑地公園(七ケ浜町湊浜字弁天1−1)北側の県有地から宮城野区港5丁目地区にかけて、東西に走る臨港道路約1200mを新設する。

 仙台港では物流量の増加で大型船の入港が増えており、船の接岸が順番待ちになることもある。これを解消するため、高松ふ頭に新たな岸壁を造ることになっている。高松ふ頭前面には現在、船溜まりとしてタグボートなどの係留施設があるため、新岸壁の整備でこれを移設しなければならなくなった。この移設先が宮城野区の港5丁目地区だ。

 臨港道路湊浜線は延長約1200mで、幅員は7〜10mとする。車線は2車線で、トレーラーなどの大型車両が主に通行することから、ゆったりと余裕を持たせた路肩を確保する。基本的には一般車両は通行できず、港湾関係者の専用道路となる。

 県は7月17日に「臨港道路湊浜線測量設計業務委託」の条件付き一般競争入札を開札し、1358万8000円で落札した東北開発コンサルタントに業務委託した。業務では延長1200mの道路詳細設計をはじめ、路線測量、用地測量などを実施する。履行期限は27年3月25日まで。

 国交省が整備する新係留施設は29年度までの供用開始を目指していることから、県もそれに合わせて臨港道路を整備する。今年度中に測量設計をまとめ、27年度から工事着手する予定だ。

2035荷主研究者:2014/09/23(火) 17:11:45
>>1967
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140816_12005.html
2014年08月16日土曜日 河北新報
TOHOシネマズ仙台進出 16年春、パルコ新館に

TOHOシネマズが展開するシネコン

 TOHOシネマズ(東京)は、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に2016年春、シネマコンプレックス(複合型映画館)「TOHOシネマズ仙台(仮称)」を開業する計画を明らかにした。西口では2006年に東宝系の「仙台東宝」「仙台東宝2」が閉館して以来の映画館“復活”となる。

 ファッションビルを展開するパルコ(東京)が16年春開業を目指し建設する新館6〜9階に出店する。スクリーン数などは検討中。ハリウッドや日本映画の人気作品に加え、単館系の作品も上映するほか、最新設備を駆使しスポーツやコンサートの生中継上映も行う。

 仙台市中心部にはかつて、10館を超える映画館があったが、郊外にシネコンが進出を始めた2000年以降閉館が相次ぎ、06年2月以降は2館4スクリーンのみとなっていた。

 TOHOシネマズは宮城県内初進出となる。「仙台の都市規模であれば、十分に地域のお客さんに支持していただける可能性がある」と説明し、年間80万人の入場を見込む。東北では青森県おいらせ町と秋田市で郊外型シネコンを運営する。

2036荷主研究者:2014/09/23(火) 17:12:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140818_11050.html
2014年08月18日月曜日 河北新報
東中田交番誕生 24時間体制で安心

東中田交番の看板を掲げる南署の鈴木署長(右)ら

 仙台市太白区袋原6丁目の仙台南署東中田駐在所が「東中田交番」として新築され、18日に現地で開所式があった。交番化で所員は駐在所時代の3人体制から6人体制となる。地域の治安を守る拠点の船出を住民らが祝った。

 開所式には仙台南地区防犯協会の会員ら28人が出席。庄司克茂太白区長が「交番は地域の安全安心のよりどころ。犯罪のない街づくりを実現してほしい」とあいさつした。

 南署の鈴木利彰署長は「地域住民にこれまで以上の安全を感じてもらえるように職務に励んでほしい」と激励した。交番所長の佐藤宏警部補が「所員一丸となって地域の安心と安全を守っていく」と決意を述べた。

 東中田交番はJR東北線南仙台駅から東に約2キロの場所にある。木造平屋で延べ床面積は約100平方メートル。3月に着工し、今月初めに完成した。12日に業務を始めた。仮眠室や休憩室が新たに設けられ、駐在所と比べて広さは3倍近いという。

 南署員6人が交番所員として3交代制で勤務し、防犯サポーターらの活動拠点になる。

 開所式に出席した東中田連合町内会の榊原健二会長は「交番の新設は地区住民の長年の要望だった。防犯パトロールに積極的に参加したい」と話した。

 東中田地区は太白区袋原1〜6丁目などからなり、約1万1000世帯、約2万9000人が暮らす。駐在所は警察官が夜間に不在だった。

 このため住民から「夜に所員が常駐する交番を開設してほしい」との声が寄せられ、24時間体制の交番化の計画を進めてきた。

2037荷主研究者:2014/09/23(火) 17:15:38
>>1985
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140819_15035.html
2014年08月19日火曜日 河北新報
バス乗り場、再編着々 仙台駅周辺の60カ所を集約

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JR仙台駅東口に移設された観光・送迎バスゾーン(右)。仙台七夕まつりに合わせて多くのバスが発着した=7日午後4時ごろ

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 JR仙台駅周辺のバス乗り場の再編が始まっている。バス停が分散し、「分かりづらい」と不評だったが、7月の観光・送迎用バス乗降場の東口移設を皮切りに、2015年の仙台市地下鉄東西線開業に合わせて高速や路線バスの乗降場も移動する。1981年の西口駅前広場の整備以来の大事業で、東北の玄関口はどう変わるのか。課題も含めて取材した。(報道部・亀山貴裕)

<混雑解消は悲願>
 仙台七夕まつりがあった今月上旬、駅東口はバスがひっきりなしに出入りしていた。西口から移設して迎えた初の繁忙期。観光・送迎バス乗降場には普段の平日の2倍の便が発着した。

 仙台駅発のバス乗り場はこれまで約60カ所に上り、青葉通や愛宕上杉通にも分散してきた。集約は市にとって悲願で、事業者側も立体型バスターミナル建設などによる混雑の解消を求めてきた。

 市は10年度、東西線開業と、開業に伴う市バス路線の再編を見据え、乗り場の集約方針を決定。駅前広場の一部リニューアルにも乗り出した。

 観光・送迎エリアに続いて、14年度内には県外便を中心とする中長距離高速バスの東口への集約に着手する。15年度以降、路線バスを西口バスプールにまとめ、青葉通に高速バスの県内便を移す構想を描いている。

 市都市整備局の小島博仁局長は「再編がいっぺんには進まず戸惑わせることもあるが、長年の課題をこの機会に解消し、交通アクセスの改善につなげたい」と意気込む。

 念頭にあるのは、16年度に控える駅北側の「新」宮城野橋の全通や、駅東西自由通路の拡幅工事の完成だ。東西の往来が円滑になり、改札から東口への距離も近くなる。

<根強い改善要求>
 ただ、運行ルートが一変する事業者との協議は始まったばかり。他都市と比べて貧弱なバスターミナル機能に対する不満も残されている。

 移設した観光送迎エリアについても「駐車スペースが足りない」「停車できる時間が短い」など改善を求める声が根強い。

 宮城県バス協会の熊沢治夫専務理事は「観光送迎エリアの改善に向けた協議が先で、今は高速バスの移設を話し合える状況にない」と言い切る。

 集約の前提となっている市バス路線の再編も、東西線沿線から中心部への直通バスを廃止したい市側と、反対する住民で妥協点は見つかっていない。熊沢専務は「路線バスの議論次第では、駅東口がさらに混雑する可能性も残る。市の判断を注視したい」と語る。

 仙台駅が東北の玄関口の名にふさわしいターミナル機能を備えるにはまだ、幾つものハードルが残る。

<JR仙台駅周辺のバス乗り場>駅の東西にあるバスプールや青葉通、広瀬通などに52カ所。観光送迎用バス乗降場を含めると60カ所に上る。調査時期は異なるが、全体の発着便数は1日平均で約5700。バス事業の規制緩和などを背景に1990年代から増え続けた高速バスは、東北各地のほか、首都圏や中部、関西などを往来する。

2038荷主研究者:2014/09/23(火) 17:16:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140820_12031.html
2014年08月20日水曜日 河北新報
「ますます身近に」仙台−台北線11月増便

 エバー航空は19日、週2往復で運航する国際定期便仙台−台北線を、11月8日から来年3月28日まで週4往復に増便すると発表した。

 現行の木、日曜に水、土曜の運航を追加する。同区間は2013年の平均搭乗率が82%と好調で、冬期間の観光客の利用増も見込まれることから増便を決めたという。

 ダイヤは午前10時15分台北発、午後2時15分仙台着と午後4時15分仙台発、午後7時半台北着。燃油サーチャージを除く運賃は往復3万3000円から。木、日曜の機材が184席なのに対し、増便する水、土曜は152席となる。

 県空港臨空地域課の担当者は「出発日の選択肢が増え、ますます台湾が身近になる。観光客の増加を期待したい」と話している。

2039荷主研究者:2014/09/23(火) 17:16:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140820_12035.html
2014年08月20日水曜日 河北新報
仙台に「どさんこプラザ」10月開設

東北初出店となる「北海道どさんこプラザ仙台店」のイメージ図

 北海道が10月15日、物産と観光をPRする常設アンテナショップ「北海道どさんこプラザ仙台店」を東北で初めて、仙台市青葉区の一番町四丁目商店街に開設することが19日、分かった。2016年3月の北海道新幹線開業を視野に、道の魅力を東北の人々にアピールする。

 仙台店は、仙台三越近くの錦章堂ビル1、2階に入る。1階は売り場面積約76平方メートルの物販・軽飲食コーナーで、ラーメン、クラフトビールなど北海道産の食品や化粧品、生活雑貨など約800品目を販売する。

 入り口付近に60インチの電子看板を設置し、話題の商品や観光情報を発信する。2階には展示会や新商品の発表会などを開くイベントギャラリーを設け、事務所も入る。

 どさんこプラザは北海道が民間企業に管理運営を委託し開設。札幌、東京、名古屋などに5店ある。仙台店を管理運営する北海道百科(札幌市)の早川和久社長は「北海道の旬の地場産品や観光情報をリアルタイムで提供し、北海道と東北がつながる場にしていきたい」と話す。

 営業時間は午前10時〜午後7時。元日を除き、無休で営業する予定。

2040荷主研究者:2014/09/23(火) 17:24:10

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/08/29 建設新聞
仙台駅東第2地区・タカラレーベン
分譲・レーベン仙台鉄砲町東の新築計画 同社仙台圏初・RC15F1万3942㎡

 タカラレーベン(東京都新宿区西新宿2の6の1 島田和一社長)は、同社では仙台圏初の分譲マンション開発事業となる「レーベン仙台鉄砲町東」(仮称)の建設を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)で実施設計の作成を進めている。

 建設場所は、国道45号に面した仙台駅東第2土地区画整理事業区域内12の2街区10、11画地(宮城野区鉄砲町235ほか)地内の敷地面積2853.8㎡。

 建設するマンションは、RC15F延べ1万3942.01㎡で、ファミリータイプの分譲住宅143戸を設ける。今後、施工者を選定し、11月初めの着工、2016年9月末の完成をそれぞれ予定している。

 同社ではこれまで福島県内で分譲マンション開発実績があり、今後、仙台圏のほか宮城以外の東北各県でも開発の可能性を検討していく見通し。

2014/08/29付一面に掲載。

2041荷主研究者:2014/10/05(日) 18:58:56
昔から何となく仙台都市圏にはロータリーが多いことは気になっていた。仙台市内には「桜ケ丘ロータリー」というバス停があったり、八木山本町、ひより台、日本平や相互台などの南西部の住宅地にもロータリーがいくつもあるし。
>東北では宮城県だけが対象で全国最多の19カ所
>宮城県に環状交差点が多い理由ははっきりしない

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140902_13015.html
2014年09月02日火曜日 河北新報
環状交差点、宮城19カ所 減速で事故抑止

改正道交法の通行ルールが適用される環状交差点の一つ=仙台市太白区八木山本町1丁目

 信号機のない円形交差点「環状交差点」の通行規則などを定めた改正道交法が1日、施行された。適用される8都府県の34カ所のうち、東北では宮城県だけが対象で全国最多の19カ所に上る。信号機がないため、ドライバーの自主的な減速による事故抑止が期待されるほか、災害で停電しても混乱が起きにくいといった効果が見込まれる。

 環状交差点は円形で一方通行の道路。住宅街など交通量が比較的少ない区画が対象となる。車は左折で進入し、時計回りに進み、目的方向に左折して抜ける。改正法では進入時や交差点内での徐行が義務付けられた。

 対向車線の右折車と接触するケースもなく、事故の減少が予想される。車列がスムーズに流れるため、渋滞緩和や災害時の車避難に有効とみる声もある。信号機の維持管理費や電気代の節約も見込める。

 宮城県警は昨年春に選定作業に着手。ことし4月、申請した約25カ所のうち交通量などを考慮して仙台市11カ所、名取市5カ所、塩釜と石巻、大崎の各市1カ所が認定された。新標識の設置と道路への白線引きを経て、今月中にも全ての地点で運用を始める。

 県警などによると、宮城県に環状交差点が多い理由ははっきりしないが、土地開発業者が住民の集合場所や目印などとして造成した可能性があるという。県警交通規制課の担当者は「環状交差点は安全な交通環境を醸成する上で利点が多い。地域に浸透するようしっかり広報したい」と話す。

2042荷主研究者:2014/10/05(日) 19:17:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140905_11047.html
2014年09月05日金曜日 河北新報
新田、鶴ケ谷で災害住宅着工 避難所、集会所機能も

新田地区(上)と鶴ケ谷地区の災害公営住宅完成予想図

 東日本大震災の被災者向けに多賀城市が新田、鶴ケ谷の2地区に建設する災害公営住宅の合同起工式が3日、同市文化センターであった。関係者約80人が出席し、菊地健次郎市長は「被災者に一日も早く良好な住まいを提供し、生活再建を進めたい」と述べた。

 新田地区は、新田浄水場跡地に建設される。鉄筋コンクリート3階の3棟で48戸が入り、延べ床面積3680平方メートルで総工費約20億円。

 鶴ケ谷地区は、東北学院大のグラウンドを取得して建設する。鉄筋コンクリート4〜8階の4棟で274戸。延べ床面積2万880平方メートルで総工費は約92億円。

 新田地区は一時避難場所機能、鶴ケ谷地区は津波避難ビル機能を持たせ、いずれも集会所、高齢者生活相談所を設ける。

 施行は市が委託した都市再生機構(UR)が、鴻池組・斎藤工務店建設工事共同企業体などに発注。完成は新田地区が2015年9月、鶴ケ谷地区が16年2月の見込み。

 市は市内4カ所に532戸の災害公営住宅を計画しており、10月に完成する桜木地区と合わせ、全体の9割に当たる482戸が着工した。

2043荷主研究者:2014/10/26(日) 16:43:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140918_12040.html
2014年09月18日木曜日 河北新報
6年ぶり11%下回る 仙台オフィスビル空き室率

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの8月の平均空き室率は、前月比0.34ポイント低下の10.97%で、6カ月連続のマイナスとなった。解約が少なかった一方、増床が増えたためで、2008年8月(10.82%)以来6年ぶりに11%を下回った。

 調査した全5地区で改善した。仙台駅東地区は0.84ポイント低下の16.86%でマイナス幅が最も大きかった。IT関連企業の大型成約(約1100平方メートル)があり、駅東地区全体を押し下げた。

 仙台駅前地区は0.23ポイント低下の10.51%、青葉区一番町地区は0.16ポイント低下の9.7%、県庁・市役所地区は0.52ポイント低下の9.33%、泉区など周辺オフィス地区は0.44ポイント低下の10.04%だった。

 同支店の担当者は「撤退や事業所を縮小する企業が少なく、既存のオフィスを拡張させる事例が多かった」と説明した。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の353棟。

2044荷主研究者:2014/10/26(日) 16:44:16
>>2033
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140918_13011.html
2014年09月18日木曜日 河北新報
仙石線の東北線乗り入れ レール敷設完了

列車が走る仙石線に並行する接続線。奥は仙石線が乗り入れる東北線

 JR東日本が、2015年6月までに目指す仙石線の全線運転再開に合わせた東北線への乗り入れで、使用する接続線のレール敷設が17日までに完了した。今後、信号機の設置や運用テスト、線路周辺の電気工事などに入る。

 同社東北工事事務所は同日、河北新報社に現地を公開した。接続線は、仙石線松島海岸−高城町駅と東北線塩釜−松島駅で両線が近接する区間に約300メートル敷設する。昨年9月に着工し、ことし1〜6月に分岐器(ポイント)を設置。8月末にレールの敷設を終えた。

 接続線を走る「仙石東北ライン」は仙台−石巻駅を約1時間で結び、東日本大震災による被災前より10分程度短縮する。運行本数は未定。花田正喜仙台工事区長は「スケジュール通りに工事が進み、一安心。一日も早い完成を目指す」と話した。

2045荷主研究者:2014/10/26(日) 16:44:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140918_12056.html
2014年09月19日金曜日 河北新報
仙台でマンション買うなら「駅東口」

 仙台市内で新築マンションを購入する場合、最も人気の高いエリアは「JR仙台駅東口」(宮城野区)、次いで「あすと長町」(太白区)であることが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社が行った仙台市民アンケートで分かった。

 市内を24エリアに分け、住みたいと思う地区を複数回答で聞いた。仙台駅東口は28.2%(前回比1.7ポイント増)で、2006年の調査開始以来、9年連続で首位だった。

 同エリアに魅力を感じる点(複数回答)は「仙台駅が徒歩圏」が68.6%で最も多く、「駅周辺の商業施設」(53.6%)「楽天Koboスタジアム宮城と野球観戦」(36.3%)が続いた。

 あすと長町は10.5ポイント増の25.3%。前回5位から順位を上げた。次いで上杉(青葉区)、泉中央(泉区)、一番町(青葉区)の順だった。

 吉野敦支社長は「駅東口は今も開発が進み、期待感が根強い。あすと長町は(11月に移転開業する)仙台市立病院の整備やイケア仙台のオープンなど街並みが目に見えてきた。両エリアとも住宅と商業地が集約され、利便性が高まったのが評価された」と分析する。

 2015年開業の仙台市地下鉄東西線の駅のうち、「新築マンションの居住地として魅力のある駅」(複数回答)は、1位が仙台駅(22.3%)で以下、青葉通一番町駅(20.7%)、宮城野通駅(16.8%)だった。

 調査は7月に実施。市内に住む20〜60代の男女計1000人に調査票を渡し、全員から回答を得た。

2046荷主研究者:2014/10/26(日) 16:45:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140920_11034.html
2014年09月20日土曜日 河北新報
市バス廃止区間案撤回を要望 立町町内会

 仙台市地下鉄東西線開業に伴う市バスの路線再編案をめぐり、青葉区の立町地区町内会連合会は19日、見直しを求める要望書を市に提出した。

 再編案は、東西線川内、国際センター両駅の利用を促すため川内三十人町−仲の瀬橋間の廃止などを計画。要望書は「川内地区は高齢者が多く坂道も多い。地域事情に配慮しておらず、納得できない」と撤回を求めた。

 市役所を訪れた阿部邦彦会長(82)は「加盟16町内会の意見を踏まえた。生活路線維持に配慮してほしい」と訴えた。稲葉信義副市長は「日中のダイヤのやりくりや回送便の活用を含めて検討したい」と答えた。

 再編は、東西線沿線地域のバスの多くを東西線3駅に結節し、中心部に直行する便を減らす内容で、市は10月下旬に最終案を示す予定。市への要望提出は28団体目となった。

2049荷主研究者:2014/11/16(日) 15:52:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140925_13027.html
2014年09月25日木曜日 河北新報
新市街地19年度完成 利府・新中道

 利府町のJR東日本新幹線総合車両センター北側の新中道地区で24日、町などが計画する土地区画整理事業の起工式があった。大型商業施設や住宅地を整備し、新たな中心市街地の形成を目指す。

 式典には関係者約100人が出席。町新中道土地区画整理組合の小幡光夫理事長は「にぎわいと魅力のある中心市街地を目指す」と述べた。

 事業区域は、県道仙台松島線(利府街道)と総合車両センターに挟まれた32.7ヘクタールで、大型ショッピングセンター(SC)が進出を予定する商業地(15.1ヘクタール)厚生用地(1.6ヘクタール)業務地(0.7ヘクタール)住宅地(4.5ヘクタール)などからなる。

 SCは2018年4月の開業が見込まれている。厚生用地には老人保健施設や医療機関を置き、住宅地には一戸建て122戸とアパート用地などを整備し、合わせて約830人の居住を想定する。住宅地は17〜18年の入居を予定する。

 新中道地区は、JR東北線利府駅の南西約1キロで、町の中心市街地と位置付けられている。土地区画整理組合は14年3月に設立認可された。総事業費は約61億円。19年度の完了を予定している。

2050荷主研究者:2014/11/16(日) 15:59:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140928_51001.html
2014年09月28日日曜日 河北新報
二口トンネル構想、再浮上? 山形側「防災道路に」

二口トンネル構想の調査も兼ね、県道と二口林道の分岐点を視察する山形市選出の県議ら=12日、山形市山寺

 仙台市太白区秋保と山形市山寺を結ぶ県道仙台山寺線「二口トンネル」構想が、山形県側で再浮上の兆しを見せている。山形市の地元住民が建設要望を活発化させるほか、市選出の県議が勉強会を発足させ、市議会でも質問が相次ぐ。15年以上前に事実上頓挫した構想だが、東日本大震災後、防災道路として価値を見直す動きがあり、「幻の構想」はにわかに注目を集める。(山形総局・長谷美龍蔵)

<訪れた県議驚く>
 「仙台がこんなに近いのか」。12日、二口林道を訪れた県議が、思わず驚きの声を上げた。

 林道を山形側から登り、県境を越えてすぐの展望台。泉区の仙台大観音像がはっきりと見えた。二口トンネルは林道の北側を東西に貫く構想。仙台と山形をつなぐ「最短ルート」を肌で感じた。

 市選出の超党派県議は6月、トンネル構想の勉強会を発足させた。林道視察にも多くの議員が参加し、認識を共有した。大内理加議員は「震災を経て再度、必要性を考えてみるべきだ」と語る。

<環境調査で一変>
 二口トンネルは1986年、宮城、山形両県が合同調査に着手。91年からは仙台市と山形県で調査を進めたが、県境周辺で92年、国の天然記念物のイヌワシの生息が確認され、状況が一変した。

 環境影響を避けるには、当初より標高の低い位置にトンネルを掘るしかなくなった。その長さは最短でも8.2キロ。建設費は660億円に上ると試算され、調査は98年度を最後にストップし、構想は頓挫した。

 転機は、東日本大震災だった。東北の太平洋側の道路網が地震で寸断され、宮城、山形県境をまたぐ「横軸」道路が復旧作業、物流確保などに重要な役割を果たした。

 仙山圏には既に山形自動車道、国道48号、286号の「横軸」道路が走る。だが、二口ルートは両県都を最短で結び、秋保温泉と山寺という有名観光地をつなぐため、にわかに機運が高まった。

 山寺を含む山形市北部地区の住民団体は2012年、二口トンネル建設を県や市に直談判した。以後も毎年、重要要望事項として提案を続ける。

 住民団体の代表も務める大内議員は「標高が低ければ雪など気象の影響を受けにくく、災害に強い防災道路になる。長大なトンネルはネックでなくむしろ強み」と話す。

<行政は慎重姿勢>
 山形県は住民の機運を承知しつつも今のところ慎重姿勢だ。巨額建設費を理由に挙げ「非常に厳しい」(県土整備部)と説明する。仙台市も「事業実施は困難。住民から要望もない。何より被災地復興が優先」(道路計画課)と理解を求める。

 「一番メリットがあるのは山形市ではないか」

 9日の山形市議会9月定例会。中野信吾議員は一般質問で市の主体的な取り組みを求め「国にも働き掛けるべきだ」と迫った。震災後、中野議員ら複数の市議がトンネル構想を取り上げている。

 市川昭男市長は「既に国道286号がある」と難色を示しつつ「国直轄事業で整備するなら大賛成だ」とも答弁。県の意向をあらためて確認する考えを示し、構想の再検討に含みを持たせた。

[二口トンネル構想] 県道仙台山寺線(仙台市太白区茂庭−山形市山寺、約40キロ)のうち、道路がなく途切れている約10キロの区間をトンネルでつなぐ構想。1986年度から98年度まで、宮城、山形両県と仙台市が環境調査やルート検討を実施した。だが、両県境付近の蔵王国定公園内などで、イヌワシやクマタカなど猛禽(もうきん)類の生息が確認され、99年度以降は調査が行われなくなった。県道の未整備区間は二口林道がつないでいる。

2051荷主研究者:2014/11/16(日) 16:00:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140930_13010.html
2014年09月30日火曜日 河北新報
地下鉄東西線車両 荒井基地に搬入・仙台

市職員らが見守る中、車両基地(右後方)に搬入される地下鉄東西線の車両=29日午前4時10分ごろ

 2015年開業の仙台市地下鉄東西線で使用する車体2両が29日未明、仙台港から一般道を通って、同市若林区荒井の市交通局車両基地に運ばれた。市は10月18日に市民向け内覧会を開いた後、10月末に性能試験を始める。

 銀色を基調とした車両は午前2時40分ごろ、大型トレーラーに積まれて、仙台港を出発した。伊達政宗のかぶとをイメージして車両前面に施した三日月の意匠が、対向車のヘッドライトに照らされながら、約1時間半かけて基地に到着した。

 1両のサイズは長さ約17メートル、幅2.5メートルで、南北線に比べ一回り小さい。製造費は1編成(4両)当たり約5億6000万円。

 車両は東大阪市のメーカーが製造し、第1弾が25日に大阪南港を出て27日夜に仙台港に着いた。来年夏にかけて1編成ごとに搬入し、全15編成60両体制で開業する。

 市交通局の田代良二技術課長は「混乱なく搬入できて安心した。市民に愛される東西線になるよう、気を引き締めて準備を進めたい」と語った。

 車両内覧会の受け付けは10月10日必着。定員計160人で、希望者多数の場合は抽選を行う。連絡先は市交通局管理課022(712)8359。

2053荷主研究者:2014/11/16(日) 17:06:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141004_11027.html
2014年10月04日土曜日 河北新報
仙台市・下水道3年ぶり黒字 ガスは赤字

 仙台市は2013年度の公営事業の決算と実績をまとめた。地下鉄、水道、病院が黒字を維持し、下水道は3年ぶりの黒字を達成した。一方、ガスが原料価格の上昇で赤字に転落したほか、バスは7年連続の赤字となった。東日本大震災の復興需要を背景に業績を伸ばす事業もあるが、将来の人口減少に加え、老朽化した設備の維持管理費の増加は避けられず、経営環境は厳しい状況が続きそうだ。

 ■地下鉄 
 乗客数は12年度比3.0%増の6047万人で、12年ぶりに6000万人の大台に乗せた。乗車料収入も2.2%増の109億4342万円となり、ともに2年連続のプラス。資本的支出のうち、東西線建設に558億円を充てたが、資機材不足の影響で工事が遅れるなどして、241億円を繰り越した。

 ■バ ス 
 乗客数は12年度を1.7%上回る4453万人で、4年連続で4000万人を超えた。人件費は減ったが、運転業務の管理委託拡大などで「物件費その他の経費」が5億1696万円増え、純損失の赤字幅は6058万円拡大した。

 ■水 道 
 震災以降の人口流入により、12年度に比べ加入金が3億5391万円増加。公営事業で唯一、累積赤字がなく、純利益21億3741万円は減債積立金に充てる。企業債残高は24億6059万円を圧縮した。

 ■下水道 
 固定資産除却損や災害復旧費などの臨時損失の減少で総費用が抑えられ、黒字を確保した。企業債残高は減少傾向にあるものの、2218億円と依然高い水準にある。

 ■ガ ス 
 売り上げは工業用を中心とした販売量回復で増収となったが、液化天然ガス(LNG)の19.2%の値上がりなどで原料費がかさみ、収益を圧迫。10億4504万円の純損失を計上した。

 ■病 院 
 市立病院(525床)の延べ患者数が37万5134人で、12年度比6.1%の減。人件費や材料費の増加により、純利益の減少幅は95.6%の大幅なマイナスとなった。

2054荷主研究者:2014/11/16(日) 17:07:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141004_12009.html
2014年10月04日土曜日 河北新報
さくら野仙台店の5階がスポーツ天国に変身

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の5階が、スポーツを核にしたフロアに生まれ変わった。アウトドア用品中心のショップと、アウトレット商品販売にトレーニングジムを併設する店が相次いでオープン。若い世代に人気の高い既存の店と合わせ、3店がJR仙台駅西口の一等地に集積し、関係者は相乗効果を期待する。

 9月24日に開店したのは「プロショップ フュージョン」。有名スポーツブランドのバッグや服、靴などのアウトレット商品のほか、水素サプリメントや靴の中敷き(インソール)を扱う。加圧トレーニングやストレッチのジムも開設した。

 運営するジーズニューコンセプト(若林区)は東京など全国に7店舗を展開するが、物販とジムを兼ね備えた店は初めて。佐藤浩至社長は「アウトレット店を街の一番目立つ場所に置きたかった。トレーニングもできる新しい形の店を増やしたい」と先を見据える。

 登山用品などアウトドア商品をそろえるICI石井スポーツ仙台さくら野店は9月19日に開店。31年間、店を構えた宮城野区榴岡から移転した。

 ビル南側外壁に看板を掲げ、存在感を示す。佐藤公一店長は「人通りが多く、認知度を高められる。従来客を大事にしつつ、客層を開拓したい」と意気込む。

 迎え撃つのは、ムラサキスポーツ仙台さくら野店。1996年の出店以来、スノーボードやサーフィンの関連商品を主力に20代から支持を得る。

 保坂直史店長は新5階フロアについて「50代前後の姿が増えている。ブランドが他店と重なる部分もある。身近で間口の広い店としてアピールしたい」と言う。

 さくら野仙台店は6月、入店客調査を実施。「40〜50代向けの商品が少ない」という課題が浮かび上がった。対応策として考えたのが、スポーツフロアだった。

 3店で5階売り場面積の6割超を占める。伊勢俊明副店長は「男性客や夫婦の姿が目立つようになった。回遊性を持たせ、フロア全体を底上げしたい」と狙いを話す。

2055荷主研究者:2014/11/16(日) 17:16:49

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=13157
2014/9/26掲載 日刊建設新聞
一部で4車線化検討 仙台南部道路 長町・今泉間に新橋梁(NEXCO東日本)

 東日本高速道路東北支社(NEXCO)が仙台南部道路の一部区間で4車線化を検討していることがわかった。長町IC〜今泉IC区間は、既設の広瀬大橋上流側に新たな橋梁を架けて追い越し車線を設置する方針。事業化されると仙台若林ジャンクションまでが4車化される。近く橋梁設計に向けた地質調査業務を委託する。

 仙台南部道路は、東北縦貫自動車道の仙台南ICから仙台東道路を東西に結ぶ全長約12.2kmの自動車専用道路。幅員は全幅20mの2車線構造で、県道路公社が整備・管理していた。仙台都市圏を環状で結ぶ高速道路で料金設定の統一などを実現するため、25年7月に同社へ移管された。

新橋梁の設置を検討する広瀬大橋の上流部。写真右が長町IC側

 同社は、渋滞緩和策として仙台南部道路に付加車線を設けるため、一部区間で4車線化を検討。対象区間や方針の決定時期については未定だが、長町IC〜今泉IC区間で概略検討・条件整理業務に着手している。いであ(東京都港区)が27年1月までにまとめる同業務のほか、今後実施する地質調査の結果を踏まえて具現化する。

 同区間は全長370mの広瀬大橋(4径間連続鈑桁橋)が架かり、対面通行区間になっている。4車線化は、広瀬大橋の上流側に全幅20mの新たな橋梁を建設し、追い越し車線を設けるほか、広瀬大橋〜今泉IC間の約1kmの道路を含む延長約1.5kmで検討する。道路土工や橋梁工の設計に向け、近く地質調査を委託する。

 同業務では、ボーリングと解析調査(157.9m)や、原位置試験、室内試験、水文総合解析を実施する。年内にも委託先を決定し、約7カ月間で調査結果をまとめる。その成果をもとに、橋梁の基礎や下部工などの構造や規模を固める。併せて河川法に基づく法的手続きや協議を進め、事業化を目指す。

2056荷主研究者:2014/11/16(日) 17:21:59
>>1978
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/10/06 建設新聞
多賀城駅北開発 来年2月から着工めざす
宮城県多賀城市・再開発ビルの新築を公告 2棟延べ1.1万㎡、参加申請は10日まで

 多賀城駅前で多賀城市の図書館を中心に店舗やサービス付き高齢者向け住宅など複合施設からなる再開発ビル2棟の新築を計画している多賀城駅北開発(宮城県多賀城市東田中2の40の32 永沢正輝社長)は、6日付けで工事を公告する。入札方式は条件付き一般競争。

 図面などの閲覧を10月6日と7日の2日間に限りアール・アイ・エー東北支社(仙台市青葉区中央2の9の1)で10時から16時まで行い、入札参加申請の提出期限は同10日までとし、開札は同24日14時30分から行う。

 参加資格は、宮城県多賀城市の指名参加承認を受け、経営事項審査で建築一式工事の総合評価値が1700点以上で2005年度以降に完成した延べ5000㎡以上の建築工事と鉄道(営業線)近接工事の施工実績を有していることなど。

 建設用地はJR仙石線多賀城駅の北側隣接地で、敷地の西側に建設するA棟の敷地面積が約4052㎡、東側に建設するB棟の敷地面積が約1731㎡。また、中間部分には約1900㎡の駅前広場などの公共施設を整備する。

 整備する施設は2棟で、A棟がS・B1/7F延べ約7000㎡。B棟がS4F延べ4000㎡。A棟は図書館と店舗を設け、B棟には子育て支援センター、業務施設として歯科クリニック、店舗、デイサービスセンター、サービス付き高齢者向け住宅(約50戸)を配置する。

 このうち、A棟については、音楽・映像ソフトのレンタル店のTSUTAYAを展開するカルチェア・コンビニエンス・クラブ(CCC)(東京都渋谷区)が全面的に施設内容の企画・立案に参画しており、同社の商業施設を配置するほか、新図書館の指定管理者にも選定されている。図書館の蔵書は30万冊を予定。

 今後、施工者を決定し、A棟が2015年2月に着工し9月の竣工、B棟については15年6月の着工、16年1月の竣工をそれぞれ予定している。

 なお、設計業務はアール・アイ・エー、業務支援(事業協力者)は五洋建設がそれぞれ担当している。

2014/10/06付一面に掲載

2057荷主研究者:2014/11/16(日) 17:29:46

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/10/07 建設新聞
イリジウム AA&SUNで設計案
仙台駅東口・ビジネスホテルの新築 S12F延べ7039㎡・140室を想定

 イリジウム(東京都千代田区丸の内3の1の1 本郷雅和社長)は、仙台市駅東口で「仙台市宮城野区榴岡一丁目ホテル」(仮称)の計画をしており、エーエーアンドサン一級建築士事務所(東京都千代田区)の設計で進めている。

 これは仙台駅東口のヨドバシカメラ南側となる仙台市宮城野区榴岡1の7の2ほか地内の敷地1462.04㎡にS造12階建て、延べ7039.50㎡のビジネスホテルを建設するもの。部屋数は140室を想定し、2015年1月の着工、2016年4月末の完成を目指している。

2014/10/07付一面に掲載

2058荷主研究者:2014/11/16(日) 17:30:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141008_12046.html
2014年10月09日木曜日 河北新報
ソフマップ、17年ぶり仙台出店

 家電量販店大手ビックカメラの完全子会社で、パソコン販売などを手掛けるソフマップ(東京)は8日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口にあるファッションビル「イービーンズ」1階に出店すると発表した。営業開始は11月下旬の予定。

 店舗名はソフマップ仙台駅前店(仮称)。1階の売り場面積の7割(約1060平方メートル)を確保する。1996年に東北で初めて仙台に出店したが、97年に閉店。今回は17年ぶりとなる。

 ソフマップは東京・秋葉原を中心に、パソコンやソフト、デジタル製品などの販売から買い取り、サポートまで全般をカバーする店舗を全国34カ所で展開している。仙台駅前店は35カ所目。

 ビックカメラのグループ広報担当者は「若者が多く集まる魅力的なエリアで、出店を求める声が多かった。東北のお客さまに喜ばれるサービスを提供したい」と話す。

 イービーンズは9月、若い女性向けファッションの店舗を縮小。新しい客層の取り込みを図るため、ソフマップに出店を要請した。運営するエンドーチェーンは「カルチャーや生活感も感じさせるビルにしたい」と狙いを説明する。

2059荷主研究者:2014/11/16(日) 17:31:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141011_12002.html
2014年10月11日土曜日 河北新報
ジュンク堂書店仙台本店 31日閉店

 仙台市青葉区のファッションビル「イービーンズ」に入るジュンク堂書店(神戸市)の仙台本店が31日に閉店することが10日、分かった。東日本大震災後、同社はJR仙台駅西口で最大3店舗を展開。閉店は仙台ロフト店に続き2店目で、ヤマダ電機LABI仙台(TRビル)に入る店舗は存続する。

 仙台本店は1997年のイービーンズ開店時に出店。5〜7階の書店と、3階の書籍・文具売り場がある。売り場面積は東北最大級の約3700平方メートルで、書籍数は約50万冊。座って本が読めるスペースを設けるなどの店作りを実践した。

 震災後の11年7月、イービーンズ改修工事のため、TRビル地下に移転した。同年11月にイービーンズでの営業を再開し、移転店舗は仙台TR店として存続。8月末に閉店した仙台ロフト店と合わせ3店舗となった。

 仙台本店の川島秀元店長は「専門書をそろえ、ジュンク堂らしさを出した店舗で仙台地区の中心だった。残念だ」と話した。イービーンズを運営するエンドーチェーンは「後継テナントは検討中」としている。

2060荷主研究者:2014/11/29(土) 15:28:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141015_11018.html
2014年10月15日水曜日 河北新報
IC乗車券「イクスカ」12月6日利用開始

イクスカの定期券タイプのイメージ

 仙台市は14日、ICカード乗車券「イクスカ」の市地下鉄南北線での利用を、12月6日に開始すると発表した。乗車券は同月1日から、泉中央駅、仙台駅、長町南駅など6カ所の窓口で販売する。

 イクスカは、改札機などにタッチして使う乗車券。1000円から1万円の範囲で入金(チャージ)して使う。利用開始後は、各駅の券売機でも発行、入金できる。初回入金額のうち、500円が預かり金となり、カード返却時に返金される。

 紛失しても再発行可能な記名式と、共用できる無記名式が選べる。利用に応じて運賃として使えるポイントがたまる。市交通局は初年度、7万〜8万枚の販売を見込み、最終的には約30万枚の発行を目指す。

 2015年の東西線開業時から、同線と市バス、宮城交通の路線バスでも使えるようになる。16年春にはJR東日本のSuica(スイカ)と、仙台圏での相互利用が始まる。

2061荷主研究者:2014/11/29(土) 15:28:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141016_13031.html
2014年10月16日木曜日 河北新報
<地下鉄東西線>工夫さまざま2000系

公開された地下鉄東西線の1編成4両。近未来的な外観に4色の四角形が彩りを添える 座席は鮮やかな青色。膨脹(ぼうちょう)色といわれる白っぽいクリーム色を多用して広く見せる工夫も 先頭車両の運転席。安全運行の司令塔となる

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に向けて、15日に若林区荒井の車両基地でベールを脱いだ「東西線2000系車両」は、デザインと機能にさまざまな工夫が施されている。

 車両はアルミ合金製。コストと環境負荷を低減するため無塗装とし、両側の上部に水色のライン、中央部には広瀬川の清流や青葉山の自然などをイメージした青、緑、黄、オレンジの4色の四角形を等間隔に並べた。

 車内は座席が鮮やかな青、壁を白っぽいクリーム色にして洗練された雰囲気を演出。窓を開閉できない固定式にして壁を薄くしたほか、中づり広告スペースを設けず、網棚も最小限にして車内空間を確保した。各乗降口には英語や中国語など4カ国語表記の案内モニターを取り付けた。

 バリアフリー設備の充実も図った。車いすスペースを車両ごとに設けたほか、乗降口上部に扉の開閉動作を知らせるランプとチャイムを設置、視覚・聴覚障害者が認識しやすいようにした。高齢者らの立ったり座ったりの動作を助ける縦型の手すりも設けた。

 車両デザインは、仙台市内の高校生のアイデアを基に設計した。市交通局技術課の中村浩係長は「市民、乗客に愛着を持たれる車両に育てたい」と語った。

▽<地下鉄東西線>三日月りりしく 車両公開
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141016_15013.html

2062荷主研究者:2014/11/29(土) 15:29:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141017_11015.html
2014年10月17日金曜日 河北新報
バス路線3区間復活 東西線開業で市が修正案

 仙台市地下鉄東西線の2015年開業に伴う市バス路線の再編をめぐり市は16日、市民の意見を基にした修正案を公表した。廃止区間としていた新寺、連坊(若林区)、川内(青葉区)の3地域で運行を復活させ、中心部にバス1本で行く直通便を一部存続させる。減便は当初の500便から250便に圧縮した。

 新寺、川内両地域がほぼ終日1時間に2便程度、連坊は日中に1時間1便程度、走らせる。一方で六丁の目駅周辺や南町通、東北大青葉山キャンパス周辺の3地域は、予定通り廃止する。

 東西線沿線のバスは当初、八木山動物公園、薬師堂、荒井の東西線3駅に結節する計画だった。バスと地下鉄の乗り継ぎを敬遠する高齢者らの声に応え、交通局大学病院前行きの直通便を各駅経由の形で設けた。対象は「藤田・三本塚」「大和町」「緑ケ丘」など7地域で、1日当たり上下2〜7便運行する。

 病院や若林区役所へのアクセスにも配慮した。南小泉、東部工場団地両線の一部を新市立病院の最寄りの停留所に、薬師堂駅に向かう南小泉、井土浜、沖野各線などを区役所前に止まるよう経路変更した。新設する荒井駅発JR陸前高砂駅行きは、東北薬科大病院(宮城野区)を通る。

 市交通局によると、路線復活などに伴い、年間2億3000万円の経費増になる見込み。担当者は「いまの経営状況で最大限の案を示した」と語った。

 修正案は同日、市のホームページに掲載。今月下旬からは各区役所で配布する。市民説明会は27日〜11月21日の計25回、各地で開く。

2063荷主研究者:2014/11/29(土) 15:29:41

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/10/17 建設新聞
三菱地所レジデンス仙台営業所
分譲・青葉区木町通一丁目計画の新築 免震15F延べ5670㎡ 創建設計で設計

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3の6の1 宮田尚所長)は、仙台市青葉区木町通に分譲マンション「仙台市青葉区木町通一丁目計画新築工事」(仮称)を計画し創建設計の設計で進めている。

 これは晩翠通りに面する仙台木町通郵便局南側のビル跡地などとなる仙台市青葉区木町通1丁目323ほか地内の敷地924.04㎡で、免震RC15F延べ5670.51㎡のマンションを建設する。戸数は56戸で、近く施工者を選定し、2015年1月にも着工、2017年4月末の完成をめざす。

2014/10/17付一面に掲載。

2064荷主研究者:2014/11/29(土) 15:38:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141021_11018.html
2014年10月21日火曜日 河北新報
名取・閖上の区画整理着工 18年3月完了

閖上地区の早期復興を願ってくわ入れが行われた

 東日本大震災で被災した名取市閖上地区の土地区画整理事業の起工式が20日、閖上公民館跡地で行われた。津波対策として地盤のかさ上げ工事を進めながら、集団移転事業を併用して現地再建を図る。2018年3月の事業完了を目指す。

 事業認可時の計画人口は2400だったが、市の推計による居住人口は2076。住民の合意形成が難航したため、当初12年度中の着工を目指したスケジュールは大幅に遅れた。

 閖上の復興事業区域は全体で約122ヘクタール。区画整理事業はこのうち約57ヘクタールが対象で、約32ヘクタールを海抜5メートルの高さになるよう平均3メートルかさ上げする。東隣の約65ヘクタールは災害危険区域とし、集団移転事業を実施。移転先はかさ上げ地内に設ける。

 一般住宅147戸、集団移転先団地84戸の宅地を造成し、災害公営住宅の一戸建て257戸、集合267戸を整備する。内陸の仙台東部道路西側には100戸の災害公営住宅を建てる。災害公営住宅の入居開始は、一戸建てが16年春、集合は17年春を見込む。

 工期短縮のため、市は設計・施工一括型工事を採用した。総事業費は186億円。起工式には被災者や市関係者らが出席し、くわ入れをして着工を祝った。

 閖上地区には震災前、約5700人が暮らしたが、津波で約750人が犠牲になった。

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<区画整理>揺れ動いた計画やっとスタート
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141021_11017.html
<区画整理>安全性十分確保できる・名取市長
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141021_11016.html

2065荷主研究者:2014/11/29(土) 15:38:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141023_13019.html
2014年10月23日木曜日 河北新報
国道398号冠水対策に四苦八苦 石巻、女川

台風19号で冠水し、通行止めとなった石巻市沢田の国道398号。女川町は一時孤立状態になった

 石巻市から女川町にかけた国道398号の冠水対策に、管理する県と市町が頭を悩ませている。東日本大震災による地盤沈下の影響で、大雨のたびに通行不能の状況に陥る。迂回(うかい)路や排水設備の整備などを計画しているが、解消には時間がかかりそうだ。

 14日未明から県内を直撃した台風19号では大雨に満潮が重なり、国道は石巻市沢田地区や女川町中心部の鷲神浜地区などで冠水。女川町は石巻市鮎川地区につながる県道牡鹿半島公園線(通称コバルトライン)なども通行止めとなり、6時間近く孤立状態になった。

 県や市によると、万石浦に面した沢田地区は震災で60センチほど地盤沈下した上、地形的に雨が降ると沢水が集まってくる。満潮時は海水が排水溝を逆流し、応急措置の工事用ポンプによる排水が追い付かなくなるという。

 県東部土木事務所は国道を震災前の高さまでかさ上げしたが、周辺の民家と段差が生じた。本格的な排水ポンプ設備の設置を計画する市道路課は「海水が逆流する恐れもあり、抜本的な解消策を県などと模索している」と説明する。

 女川町内でも冠水が目立つ浦宿浜地区では国道の迂回ルートとして、土木事務所が万石浦の海上を通る延長420メートルのバイパス道路の建設を計画している。

 近くの針浜地区には町が最大1万1200立方メートルの雨水をためられる巨大地下貯留槽を整備し、周辺の冠水を防ぐ方針。国道を含む鷲神浜地区一帯は復興工事でかさ上げされる予定だが、いずれの事業も完成まで3〜4年はかかる見通し。

 土木事務所の砂川知哉副所長は「冠水は広範囲な地盤沈下が原因で、すぐには解消できない。かさ上げだけでなく、下水道事業と位置付けた排水対策を進めなくてはならない」と説明する。

2066荷主研究者:2014/11/29(土) 15:42:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141024_12011.html
2014年10月24日金曜日 河北新報
泉中央駅前に医療施設 住友商事が計画

医療施設の建設が計画されている78街区=仙台市泉区泉中央

 仙台市泉区の市地下鉄泉中央駅前に住友商事が医療施設の建設を計画していることが23日、分かった。一等地にもかかわらず長く有効活用されてこなかった「78街区」と呼ばれる区画で、泉中央駅前の再開発に弾みがつきそうだ。

 建築計画によると、用途は病院。地上6階、地下1階で、延べ床面積は1万200平方メートル。大型商業施設「アリオ仙台泉」の西側に位置し、敷地面積は約4900平方メートル。現在は駐車場となっている。

 来年2月着工、2016年5月の完成を予定している。開業時期は未定。

 住友商事によると、同社は直接運営はせず、今後、医療法人と契約を結ぶなど開業へ向けた準備作業を進める方針という。単独運営、医療モールのどちらにするか、診療科数、病床数などは今後詰める。

 同社商業施設事業部は河北新報社の取材に「施設建設を決めた段階であり、詳細はこれから。本年度内には概要を固め、説明できるようにしたい」と話した。

 泉中央駅前には、大型商業施設「セルバ」南側にも、駐車場として現在使われている「81街区」と呼ばれる区画があり、開発が期待されている。

2067荷主研究者:2014/11/29(土) 15:53:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141026_11035.html
2014年10月26日日曜日 河北新報
常磐線内陸移設に同意 山元・牛橋

説明会で斎藤俊夫町長(右最奥)ら町幹部やJRの担当者に質問する斎藤区長

 山元町の牛橋行政区は25日、東日本大震災に伴いJR東日本が進める常磐線の内陸移設工事の着手に同意した。求めていた踏切の廃止撤回の代替として、地下道の新設などを受け入れた。これで、移設ルートに掛かる町内7行政区全てが着工を認めた。

 町とJRが牛橋区民会館での説明会で代替案を明らかにした。町が整備する地下歩道は、廃止する第3牛橋踏切近くを予定。整備費は4000万〜5000万円を見込む。JRは線路東側に、同踏切近くと北隣の亘理町の踏切を結ぶ全長700メートルの側道(車両用)を敷設し、常磐線の再開後に両町に移管する。

 JRの担当者は「新ルートの旧踏切近くはカーブとなり、踏切の設置は安全面と技術面で難しい」と説明。約80人の住民から「踏切は浜通りの生命線だ」との声も出たが、最終的に了承した。避難道路の拡幅などを求める意見もあった。

 牛橋行政区は常磐線の移設で一部集落が分断される。コミュニティー維持や災害時の避難路確保などを理由に第3牛橋踏切の存続を求め、着工の同意を先送りしていた。

 斎藤智博区長は「議論を続けても問題は解決しない。百歩どころか千歩譲って説明に理解を示した」と語る。

 JR東北工事事務所の石川文雄・常磐復興工事区長は「住民に感謝し、真摯(しんし)に工事を進めたい」と話した。2017年春の再開予定に影響はないという。

2068荷主研究者:2014/11/29(土) 15:55:54

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/10/28 建設新聞
太白区長町南・ナイス 来年2月着工・分譲「長町南2丁目計画」
RC11F4479㎡、INA新建築で実施案

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4の33の1 住宅事業本部 木暮博雄取締役)は、仙台市太白区に分譲マンション「ナイス長町南2丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所に実施案の作成を委託している。

 建設用地は発展著しいあすと長町地区の西側近くに位置する太白区長町南2の38の1地内の敷地面積1737.02㎡で、JR太子堂駅からほど近い交通利便性の高い場所。

 建設する分譲マンションは、RC11F延べ4479㎡で、ファミリータイプの分譲住宅42戸を設けるもの。

 着工は来年2月初め、完成は2016年9月末をそれぞれ見込んでいる。

2014/10/28付一面に掲載。

2069荷主研究者:2014/11/30(日) 11:20:55
>>1974
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141105_11024.html
2014年11月05日水曜日 河北新報
国道4号整備に2案「現道拡幅」と「バイパス化」

 渋滞が慢性化している宮城県大衡村内の国道4号の4車線化について、東北地方整備局は4日、「現道の拡幅」と「バイパス化」の両案を検討することを決めた。仙台市であった社会資本整備審議会道路分科会の東北地方小委員会で、了承された。

 整備が検討されているのは大衡村大衡〓木(はぬき)−駒場蕨崎(わらびざき)の約5キロ間。

 検討案によると、現道拡幅の総事業費は60〜80億円。現在、片側にしかない歩道を両側に整備する。バイパス化は現道に沿って新たに4車線を整備し、総事業費は90〜110億円を見込む。

 整備局は8月、大衡村のほか大崎市の古川、三本木両地区と宮城県大和町の全世帯約4万4000戸や周辺事業所を対象にアンケートを実施。通勤時や並行する東北道通行止め時の渋滞を指摘する声が目立った。

 4日の小委員会はアンケート結果を踏まえ、現道拡幅かバイパス化が必要なことで一致。整備局は年内に再び住民アンケートを実施し、年度内にも案を一本化する予定。

 その後、県の都市計画決定を経て国が事業化する見通し。「事業化の時期などは未定」(仙台河川国道事務所)という。

 小委員会ではまた、東北中央道の一部となる昭和(新庄市)−金山(山形県金山町)、及位(同県真室川町)−上院内(湯沢市)、下院内−雄勝こまち(ともに湯沢市)の3区間について新設整備が妥当と判断した。

(注)〓は木偏に爪

2070荷主研究者:2014/11/30(日) 11:21:19

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/11/05 建設新聞
大和ハウス工業仙台支社 来年4月着工 青葉区「プレミスト本町1丁目」の新築
RC15F7683㎡ 空間創造社で実施案

 大和ハウス工業仙台支社(仙台市泉区泉中央3の8の1 岡田恵吾支社長)は、仙台市青葉区本町に分譲マンション「プレミスト本町1丁目」(仮称)の建設を計画しており、実施設計の作成を空間創造社に委託している。

 建設場所は、仙台市青葉区本町1の10の6ほか地内の敷地面積1105.28㎡で、東北電力本社の西側近くの都心型立地となる場所。

 計画によると、RC15F延べ7683.85㎡の分譲マンションを建設し、総戸数は67戸を見込んでいる。

 着工は来年4月初め、完成は2017年3月中旬をそれぞれ予定している。

2014/11/05付一面に掲載。

2071荷主研究者:2014/11/30(日) 11:21:45

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141105-OYTNT50287.html
2014年11月06日 読売新聞
ヨドバシ計画 新ビルに音楽ホール

ヨドバシカメラの新ビル建設予定地。現在は駐車場として利用されている

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、現在は駐車場となっているJR仙台駅東口の旧店舗跡地に建設予定の新ビルに、音楽ホールを設置する計画を進めていることが5日、分かった。跡地は駅に隣接して利便性が高く、実現すれば県内外からの集客が期待できそうだ。

 同社は今年6月に建設計画を発表し、約1万5000平方メートルの敷地に延べ床面積約10万平方メートルのビルを建て、自社店舗のほか、飲食店や物販店などが入居するとしていた。

 しかし、仙台市の都市計画では、この敷地で定められた容積率の上限を超えてしまうため、同社は市と協議。この結果、音楽ホールや、敷地の一部を使ったバスプールなど「都市貢献施設」を整備することで、現行の規定が緩和できると判断し、10月に市に提案した。市は、年内に回答する方針だ。

 新ビルは地下2階・地上9階建てで、2015年夏に着工し、16年に開業する予定。音楽ホールは主に3〜6階に入る計画だ。仙台駅東口では、ライブホール「ゼップ仙台」が12年7月に営業を終了している。

2014年11月06日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2072荷主研究者:2014/11/30(日) 11:32:59
>>1982
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141109_11021.html
2014年11月09日日曜日 河北新報
<朝市保育園問題>仙台市、認可要綱改訂へ

 仙台市青葉区中央の市認証保育施設「朝市センター保育園」がパチンコ店に近いため、市が認可保育所への移行に難色を示していた問題について、市は立地上の規制を設けない方向で、設置認可要綱を改訂する最終調整に入ったことが8日分かった。

 市役所で10日開く市社会福祉審議会の児童福祉専門分科会で説明し、市議会の意見も踏まえた上で、年内に正式決定する。

 国の制度変更に伴い、市は2018年度当初までに独自の認証制度を廃止する。助成を受ける朝市保育園が、現在地でサービス水準を維持するには認可保育所への移行が必要になるが、市は風営法の対象施設からの直線距離で立地を規制する県の認可基準を参考に、移行を認めない考えだった。

 奥山恵美子市長は6月、認可施設として存続を求める2万2000人分の署名提出を受け、「基準をゼロベースで考えたい」と表明。市が見直し作業を進めてきた。

 他の政令市には、風営法の対象施設が近いことを理由に、保育施設の立地を規制する条例や要綱がない。仙台市は「保育環境への影響度は風営施設との直線距離で一律に判断できない。個別事例ごとに検討する必要がある」と、従来の方針を転換した。

 ただし、パチンコ店の2階や店舗型性風俗施設の隣など、明らかに保育環境に影響を及ぼすと判断した場合は設置しないよう求めるなどの行政指導を行う。

 要綱の改訂により、朝市保育園は他の設置基準を満たせば、認可保育所への移行が可能になる。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141111_11018.html
2014年11月11日火曜日 河北新報
<朝市保育園問題>仙台市、基準緩和へ

 国の新しい子ども子育て支援制度の導入に伴い、仙台市は10日、市役所で市社会福祉審議会の児童福祉専門分科会を開いた。保育所の設置認可基準における風俗営業施設の取り扱いについて、市の要綱を改訂する方針を説明し、了承を得た。

 委員10人が出席。市の担当者が、県条例などを参考に風営法の対象施設からの直線距離で規制してきたこれまでの認可基準を緩和し、立地規制ではなく個別指導で対応していく方針を説明した。

 委員からは「指導を無視してパチンコ店の2階に開設された場合はどうなるのか」「規制はしなくても、認可の判断基準を設けるべきではないか」と懸念の声が続いた。

 一方、「保育士や園庭の確保など認可には他の厳しい基準がある。風営施設との立地規制の解除だけで保育環境が悪化するというのは現実的ではない」との意見も出た。

 分科会は、保育事業者が保育環境の悪化や周辺の事業主とのトラブルを招かないよう強く指導することを条件に、原案の了承を決めた。

 市は国の制度変更に伴って、2017年度中に独自助成する認定施設「せんだい保育室」を廃止することを決定。62カ所に認可保育所などへの移行を求めた。青葉区中央の朝市センター保育園は近くにパチンコ店があることを理由に移行が難しく、認可を求めて署名活動が行われた。

 同園の安達喜美子園長は「多くの方々の力が仙台市を動かした。今後は他の設置認可基準を満たせるよう行政と相談して進めたい」と語った。

 市によると、朝市保育園と同様に現在地での認可が難しい認定施設は11カ所ある。いずれも条件を満たせば移行が可能になる。

2073荷主研究者:2014/12/21(日) 18:55:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141111_11014.html
2014年11月11日火曜日 河北新報
岩沼駅−亘理3駅間、深夜バス運行検討

 東日本大震災で一部休止が続くJR常磐線の代替として、亘理町が岩沼駅(岩沼市)と町内各駅を結ぶ深夜バスの運行を検討していることが分かった。常磐線の仙台駅発の最終列車は震災後に約1時間早まっており、残業などで帰宅が遅くなる通勤客らの利便性を考慮した。

 10日の町議会臨時会で、町が運行に向けて岩沼市と協議を行う議案を可決した。斎藤貞町長は提案理由の説明で「通勤者らの足の確保を図り、町民福祉の向上に資する」と述べた。協議の上、同市議会の可決を得られれば、町議会12月定例会に関連条例案を提出する。

 町の計画では、深夜バスは来年1月5日から運行をスタート。東北線の仙台駅を午後11時20分に出発する列車に接続し、岩沼駅を午後11時51分に出て国道6号などを経由して逢隈、亘理、浜吉田の各駅に停車する。

 所要時間は32分で、運賃は一律大人500円、小学生は半額。運行は平日のみで、町が運行する町民バス用の29人乗りマイクロバスを使用する。

 常磐線は被災した相馬駅(相馬市)−浜吉田駅(亘理町)間の運休が続き、震災前の最終列車だった仙台駅午後11時32分発の山下駅行きも運行されなくなった。現在の浜吉田行きの最終は午後10時36分発で、それ以後はは東北線を利用し岩沼駅で降り、タクシーの乗車や家族らの迎えが必要になる。

 JR東日本は休止区間を内陸移設工事中で2017年春に再開予定。町は深夜バスの運行を当面の間続けたい考えだ。

 臨時会ではこのほか、亘理小校舎の将来の改築を見越した学校用地の購入費5430万円を含む一般会計補正予算など議案2件を可決、専決処分2件を承認、閉会した。

2074荷主研究者:2014/12/21(日) 18:56:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141113_11014.html
2014年11月13日木曜日 河北新報
<仙台バス路線再編>修正案に評価と不満

大勢の住民が出席した修正案の説明会=1日、仙台市若林区役所

 2015年の仙台市地下鉄東西線開業に伴う市バス路線再編をめぐり、市が10月に公表した修正案の説明会が各地で行われている。修正案は廃止予定だった3区間を復活させたほか、中心部への直通便を一部残し、減便を当初の500便から半減する内容。沿線住民からは評価の声が出る一方、不満もくすぶる。

 説明会は21日まで25回開く予定で、12日までに17回を終えた。各会場で「新寺、連坊地域の運行復活は良かった」(若林区南小泉)「長町方面への延伸が認められた」(太白区西多賀)と一定程度支持する声が上がる。

 市が「東西線と並行するバス路線は廃止」「東西線沿線からの中心部行き直通便を取りやめる」との当初案を示し、反発が相次いだ4〜6月の前回説明会とは異なり、雪解けムードの地域もある。

 ただし、市は地下鉄を交通体系の基軸に据え、補完的役割を担うバス路線の縮小を図る基本姿勢を変えていない。

 若林区連坊で9日にあった説明会では、住民から「最寄りのバス停に1時間4本止まっているのに、1本に減る」「一気に減らすのは問題だ」と批判が続出。他会場でも、毎回のように減便反対の意見が出ている。

 これに対し、市はバス事業の厳しい経営状況を強調し、理解を求める。

 仙台市と、公営バスを運営する主要7都市との事業比較は表の通り。仙台の運転系統数は7都市平均の2.3倍と路線網がきめ細かい一方、輸送人員と収入は6割強。収入不足が恒常化し、毎年二十数億円を市一般会計から穴埋めしている。

 説明会で市担当者は、札幌市などが経営難を理由にバス事業から撤退した例に言及。増便を求める要望には「市営を維持し市民の足を守るためにも、今回の案が限界。これ以上は難しい」と答えている。

 バス路線再編は東西線開業と同時に実施する。市は説明会後に再編案を固め、ダイヤ編成などの準備に入る。奥山恵美子市長は5日の記者会見で「希望通りになっていない地域もあり、引き続き説明したい」と述べた。

2075荷主研究者:2014/12/21(日) 18:56:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141113_12040.html
2014年11月13日木曜日 河北新報
荒井東、初の一般マンション122戸分譲へ

報道公開されたモデルルームの居間部分

 仙台市若林区の荒井東土地区画整理事業地に建設中の分譲マンション「アドグランデ荒井ステーションアヴェニュー」のモデルルーム(若林区六丁目)で7日、報道機関向け内覧会があった。2015年開業の市地下鉄東西線荒井駅に近く、災害公営住宅も整備されている同事業地に、一般の分譲マンションが建つのは初めてだ。

 東新住販(東京)とヤマウラ企画開発(同)の共同事業。鉄筋コンクリート10階で、入居戸数は122戸。免震構造など市の「防災力向上マンション」の基準を満たす。

 間取りは3LDKと4LDKで価格は3400万〜4800万円。完成予定は16年7月。

 東新住販東北支店の田中賢一支店長は「東西線始発駅の荒井駅の徒歩圏で利便性が高い。震災需要もあり、発展が見込める」と話した。

2076荷主研究者:2014/12/21(日) 18:59:17
>>2011
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141115_12015.html
2014年11月15日土曜日 河北新報
アニメ施設、建設断念 別用地で継続へ

 仙台市太白区茂庭で進められていたアニメキャラクターの体験型複合施設「WARASCO(わらすこ)」の建設計画で、容積率制限の影響で十分な駐車場が確保できず、同地区への建設を断念していたことが14日、分かった。関係者によると、新たな候補地を選定し直して事業を継続するという。

 6月に公表した計画では、茂庭地区の土地区画整理事業用地19.7ヘクタールのうち、国道286号沿いの3.5ヘクタールに、キャラクターパビリオン棟2棟とセンター棟(いずれも3階)を建設する予定だった。

 延べ床面積は1棟当たり約1万平方メートルだったが、対象の土地は「第2種住居地域」への指定が予定され、新たに店舗を建てる場合は6000平方メートル以下という制限がかかることが判明した。

 この制限をクリアするには、1棟当たりの面積を減らして棟数を増やすなどの方法もあったが、土地を分割すると駐車場用地が不足。来場者は年間100万人以上を見込んでおり、交通渋滞を起こす可能性が出てきた。

 関係者らは規制の緩和を求め仙台市と協議したが認められず、9月中旬、土地区画整理組合の理事会で事業の断念が正式に決まった。

 開設準備室のメンバーで、創コンサルティング(仙台市)の佐々木茂社長は「茂庭でできなくなったのは残念だが、別の場所で事業が継続できるよう努力する。子どもたちに夢を与えられる施設を実現したい」と話す。

 WARASCOは最先端の映像技術などを駆使し、アニメやマンガの世界を疑似体験できる施設。総事業費約100億円で、今月着工、2016年春のオープン予定だった。撤退後の土地にはスーパーやドラッグストアなどが建つ見込み。

2077荷主研究者:2014/12/21(日) 19:22:44
>>2066
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141118_11015.html
2014年11月18日火曜日 河北新報
仙台循環器病センターが泉中央駅前に移転

泉中央駅前に移転する仙台循環器病センター

 仙台循環器病センター(149床)が仙台市泉区本田町の現在地から市地下鉄泉中央駅前へ移転することが17日、分かった。住友商事が新築する建物に入居する方向で最終調整している。移転先の建物は来年2月着工、2016年5月完成を予定する。

 センターは宮城県成人病予防協会が運営。1979年の開設で老朽化が進んでいたことに加え、交通利便性を考慮し、数年前から建て替えを検討してきた。

 現在7科ある診療科数や病床数などはほぼ変わらない。センター近くにある同協会市名坂診療所の健診機能の集約を検討している。

 建築計画によると、移転先は敷地面積約4900平方メートル。建物は地上6階、地下1階で、延べ床面積は約1万200平方メートル。関係者によると、隣接地に駐車場を備えた商業施設の新設も検討されているという。

 移転先は泉中央駅前の一等地で、長年有効活用されなかった「78街区」と呼ばれる区画。現在は駐車場となっている。周辺には大型商業施設「セルバ」「アリオ仙台泉」があり、移転は駅前の再開発に弾みを付けそうだ。

 センターは現在、本館(地上4階、地下1階)とリハビリ棟(地上2階)からなり、移転後の跡地利用は未定。センター関係者は「交通などの利便性がよく高齢者でも通いやすい立地になる。最善、最高の医療を提供したい」と話した。

2078荷主研究者:2014/12/21(日) 19:23:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141118_11022.html
2014年11月18日火曜日 河北新報
<地下鉄東西線>仙台市、工事完了にめど

開業に備え、試験走行する東西線車両=12日、仙台市若林区荒井の車両基地

 仙台市が、市地下鉄東西線の開業日を2015年12月6日に固めたことが17日、分かった。18日にも公表する。東日本大震災で建設工事が半年遅れ、復興需要に伴う資材・人員不足に見舞われたが、レール敷設工事などはほぼ予定通り進行。約1年後の運転開始にめどが立ったと判断した。

 これまで開業時期は「15年」としていた。鉄道の場合、開業日の設定は開業の数カ月前が一般的だが、早期に明示し、開業ムードを盛り上げたい意向があるとみられる。

 東西線は八木山動物公園駅(太白区)−荒井駅(若林区)間の13駅、13.9キロを26分で結ぶ。南北線に続く2本目の市営地下鉄で、仙台駅を起点に東西南北に十字に伸びる交通軸が整う。

 東西線整備は、定時性に優れる鉄道網を都市交通の主役と位置付け、道路の渋滞緩和や沿線まちづくりの推進が狙い。07年2月、本体工事に着手した。震災で一時工事を中断、13年7月に当初計画より半年遅れて地下トンネル全線が貫通した。

 ことし9月には、使用する車両全15編成60両のうち1編成4両を荒井車両基地に先行搬入。10月に試験走行が始まった。今後は車両の搬入、試験と並行し、電力設備や各駅の電気・設備工事、運転士らの養成を急ぐ。

 総事業費2298億円。事業進行率は9月末現在で78%。市は1日約8万人の利用を予測する。

【関連記事】
<地下鉄東西線開業>街のにぎわい創出期待
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141118_12056.html
<地下鉄東西線>来年12月6日開業
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141117_13054.html

2079荷主研究者:2014/12/21(日) 19:23:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/11/17 建設新聞
都市再生機構東日本都市再生本部 6449㎡・あすと長町の土地の売却
7.3億余で住友不動産JVが落札

 UR都市機構東日本都市再生本部は14日、仙台市あすと長町土地区画整理事業地内の土地譲受人選定に向けた入札を行った結果、住友不動産・ワールドアイシティJVが7億3520万円で落札した。

 対象用地は、仙台市太白区あすと長町4の3の6および7(区画整理施行時の街区・画地番号は、26街区2および10画地)の6449.10㎡。あすと長町中央地区のヨークタウンあすと長町とあすと長町大通り線をはさんで向かい側の区画の東側部分の土地。これまで仮設住宅(グループホーム)やコミュニティ・ワークサロンが設けられていたが、返却されたことを受けて売却することになったもの。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は500%。

 なお、応札者は住友不動産JVの1者のみで、最低譲渡価格は7億3519万7400円だった。

2014/11/17付一面に掲載。

2080荷主研究者:2014/12/21(日) 19:24:21

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2014/11/18 建設新聞
宮城県・塩釜市海岸通1番2番再開発準組 再開発ビルの概要提示・2月の組合設立めざす
2棟延べ約1.9万㎡、16年3月の本体着工へ

 塩釜市海岸通1番2番地区市街地再開発準備組合(塩釜市海岸通り1の16 鈴木成久理事長)は14日、2014年度臨時総会を塩釜市のホテルグランドパレス塩釜で開き、再開発ビルの施設概要や、組合設立に向けたスケジュールなどを明らかにした。

 施設内容は、再開発事業として海岸通1番2番の一部敷地1.1㌶に、商業施設を核とした都市型住宅や災害時の避難施設、都市計画駐車場を整備した延べ1万8705㎡の再開発ビルを建設する。このうち、海岸通りを挟んで南側となる1街区にはRC一部S12/PH1F延べ1万3680㎡の施設を新築する。1階に専門店街、2〜3階の集会所等、4〜12階には都市型分譲住宅90戸(2LDK:27戸、3LDK:63戸)を設け、4階建ての自走式立体駐車場をビルに隣接して建設する。また、海岸通りの北側の2街区はS8/PH1F延べ5025㎡の施設を建設し、1〜2階に専門店街、3〜8階にホテルを配置する。

 今後のスケジュールは、12月中旬の都市計画の決定を経て、2015年1月の認可申請、2月下旬の組合設立をめざす。設立後は権利変換の申請を15年10月にも行い、同12月の認可、16年2月に既存建物を撤去、同3月に本体着工、18年2月の完成を予定している。総事業費は60億0600万円を見込んでいる。

 再開発ビルの基本設計は久米設計しているほか、事業協力者はフージャースコーポレーション、業務代行者はタカハ都市科学研究所、現況測量はミカミ、従前土地評価に関する概算調査は日本不動産研究所、建物等の現況調査は東日本エンジニアリング、道路や広場などの公共施設の基本設計はセントラルコンサルタントが担当。

 総会には地権者など約40人が出席した。

 鈴木理事長が「2月の組合設立に向けて計画を進めており、これまで80回以上の理事会を行ってきた。これからも地権者一人一人の力を合わせて進めていきたいので、協力してほしい」とあいさつしたほか、同席した佐藤昭塩釜市長が「再開発事業が完成しないと塩釜の復興は終わらない。地権者にも一定の覚悟を持ってもらい、行政も一緒になって進めていきたい」と意気込みを示した。

 議事では14年度補正予算について収支決算を承認し、事業の経過報告と今後のスケジュール、計画案などについて説明が行われた。また、施工者についてはゼネコン数社に事業協力の依頼を検討していることも報告。

※完成予想図。(クリックで拡大)
2014/11/18付一面に掲載。

2081荷主研究者:2014/12/21(日) 19:44:30
>>2073
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141129_13050.html
2014年11月29日土曜日 河北新報
亘理町・深夜バス運行構想 議案提出先送り

 亘理町が検討しているJR岩沼駅(岩沼市)と町内のJR各駅を結ぶ深夜バスの運行に関して、岩沼市は市議会12月定例会に町と協議する議案を提出しない方針を決めた。町は東日本大震災で一部休止が続くJR常磐線の代替とする方針だが、計画する来年1月5日の運行開始は難しくなった。

 市は「現時点でどれだけのバス利用者が見込まれるのか分からない。地元タクシー業者への影響なども調べる必要がある」と、議案提出は時期尚早だと判断した。町民の便宜を図る趣旨は理解できるとして、なるべく早期に調査を進める考えだ。

 亘理町の担当者は「コメントは差し控えたい」と話した。

2082荷主研究者:2014/12/21(日) 19:58:24

http://yamagata-np.jp/news/201412/05/kj_2014120500112.php
2014年12月05日08:35  山形新聞
JR仙台支社、木の伐採範囲など見直し 架線に倒木、仙山線立ち往生

 倒木による停電でJR仙山線の上り快速列車が3日、山形市山寺の山間部で8時間にわたって立ち往生した問題で、JR東日本仙台支社は4日、事故防止のための沿線の木の伐採について範囲や規模を見直す考えを示した。

 仙山線作並―山寺間は山間部を運行。倒木のほか落葉による車輪の空転を防ぐため同社は、沿線の樹木の伐採をしている。今回の架線への倒木は4本(長さ18メートル、直径30センチ)。設置されているフェンスを越えるなどし、架線に掛かったものもあった。さらに面白山高原駅の先でも倒木が発生していた。

 これらのことから、同社は伐採範囲や本数などを再検討する方針。

 JR東日本山形支店によると、仙山線では、日常的に運転士が倒木を警戒しながら運行しており、倒れそうな木を見つけた際は指令室に連絡、後発車の運転を見合わせるなどしている。3日は立ち往生した列車の前に上下3本が現場を走行したが、吹雪で視界が悪く、倒木の危険を察知できなかった。

2083荷主研究者:2014/12/27(土) 15:15:25

http://www.minpo.jp/news/detail/2014120819704
2014/12/08 09:43 福島民報
南相馬―仙台間最短90分 高速バス特急便

 南相馬−仙台間の高速バスを運行する東北アクセス(本社・南相馬市)は、常磐自動車道の同区間が結ばれたのを受け、7日、所要時間が最短で1時間半の特急便の運行を開始した。

 同日午前8時半、同便の停留所である原ノ町駅前には、多くの利用客が列をつくった。用事があって仙台市に出掛ける谷田部すずさん(13)=中学1年=と弟の信吾君(10)=小学5年=は「時間が短くなったのでよかった」と話した。

 開通前の特急便は約2時間かかっていたが、30分短縮した。普通便は1日往復8本、特急便は往復4本運行する。

 運賃は片道1300円。特急便の場合は特急料金として200円が必要。

2084荷主研究者:2014/12/27(土) 15:15:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141207_63007.html
2014年12月07日日曜日 河北新報
<常磐道開通>つながる被災地(上)直結効果/利便性向上、帰還遅れも

<最大40分短縮>
 南相馬市原町区から高速バスで仙台市内の専門学校に通う高橋清美さん(19)は、常磐自動車道浪江(福島県浪江町)−山元(宮城県山元町)インターチェンジ(IC)間の開通に伴うダイヤ改正を喜ぶ。

 「夜に30分早く帰れるのはうれしい。追加料金(片道200円、特急料金)があるので毎日とはいかないけれど、利用したい」

 高橋さんが利用する東北アクセス(南相馬市)の高速バスは、7日から仙台便を12便に増やした。うち4便はいずれも常磐道を通る直行バスで、JR原ノ町−仙台駅を1時間35分で結ぶ。国道6号経由に比べ、片道で最大40分短縮される。

 JR常磐線は相馬(相馬市)−浜吉田駅(宮城県亘理町)間が休止中のため、高速バスは相双地方と仙台圏を結ぶ貴重な交通機関だ。

 東北アクセスによると、高速バスの利用者は平日約450人、休日は約600人。通勤や通学だけでなく、買い物や通院、避難先との行き来と利用はさまざまだ。

 遠藤竜太郎社長(50)は「とにかく南相馬で暮らす利便性を高めないと住民は戻らないし、企業誘致などにもつながらない」と強調する。

<「第2の好機」>
 観光関係者も期待する。道の駅南相馬(同市原町区)は、9月の国道6号の全線開通に伴い、10月の客数が約2万1000人と前年比30%増。交通量の増加がそのまま跳ね返った格好で、高速道の開通を「第2の好機」と見る。

 一方で、高速道の直結は「ストロー現象」のリスクもはらむ。

 開通前の週末の山元IC。利用する車のおよそ3分の2が福島ナンバーだ。名取市内の商業施設でも宮城、仙台ナンバーを除けば、圧倒的に福島ナンバーが多い。

 仙台圏がより身近になり、相馬商工会議所の新妻良一会頭(77)は、相馬地方の交流人口の増加に期待する一方で、懸念も示す。「逆の流れも出てくる。仙台圏での飲食機会などが増え、地元への影響も出てくるのではないか」

<揺れる胸の内>
 原発事故直後、1万を切った南相馬市の人口は現在約5万3000。原発事故の影響や交通の不便さなどから宮城県などへ避難している住民が多く、事故前に比べ2万人減少した。妻子が県外に避難し、家族別居のケースも多い。

 南相馬市内に夫を残し、仙台市内に就学前の子どもと暮らす女性(33)は揺れる胸の内を明かす。「開通で車の行き来が格段に楽になる。南相馬に戻ると決めているが、まだ別居を続けてもいいのかなという気持ちも出てきた」

 元の自宅に近いからと常磐道沿線の宮城県南部に新居を構える原発避難者もいる。時間距離の短縮は被災者の「選択」を広げることにもなる。

 ◇

 東日本大震災と福島第1原発事故の被災地をつなぐ新たな「動脈」が誕生した。6日に2区間が開通した常磐自動車道。来年3月1日の全線開通を控え、沿線に及ぼす影響を探った。
(南相馬支局・大場隆由)

2085荷主研究者:2014/12/27(土) 15:16:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141208_63009.html
2014年12月08日月曜日 河北新報
<常磐道開通>つながる被災地(下)新たな役割/廃棄物輸送占拠に懸念

利用が始まった浪江インターチェンジ。巨大津波と原発事故で、常磐道の役割は大きく変化した=7日、福島県浪江町

<見守り隊巡回>
 「常磐自動車道がつながって、確かに浪江に行きやすくはなるけれど、復興は進んでいない」

 福島県浪江町から避難し、仙台市内で暮らす女性(62)は、浪江−山元インターチェンジ(IC)間が6日迎えた開通を手放しで喜べない。

 同町は福島第1原発事故で約2万1000人の全町民が離郷を余儀なくされている。女性が自宅に帰るのは年に数回。除染が進んでいないため滞在時間はわずか。墓参りが主な用事だ。

 町内の宅地の除染実施率は6%にとどまる。町帰町準備室は「まだ自宅に頻繁に戻れる環境にはない」という。

 車や人の往来が増えれば、住民不在の町とのギャップは増す。

 浪江−山元IC間の開通に伴い、常磐道と接続する国道114号の一部区間は通行証なしで自由に通れるようになった。

 沿道に無数のバリケードが並ぶ。あるじのいない住宅を守るためだ。馬場有町長は「窃盗や住居侵入が危惧される」と懸念を強める。町民で組織した見守り隊が巡回を始め、不審者に目を光らせる。

<被ばくを警戒>
 放射能への不安も消えていない。

 浪江IC付近は放射線量が高い帰還困難区域に含まれるが、オートバイの走行が許可された。一方、同じく帰還困難区域を通る国道6号は通行できない。「常磐道では放射能の影響は限定的」との国の見方が背景にあるが「不必要な被ばくはしたくない」と利用を敬遠する町民もいる。

 常磐道は計画時に想定されていなかった役割を新たに担う。国は除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設を大熊、双葉両町で予定する。廃棄物の搬入計画に盛り込んだのが高速道を輸送に積極利用する方針だ。

 廃棄物の仮置き場や現場保管場所は、県内で7万6000カ所余りに上る。「搬入車両が常磐道を占拠することにならないか心配だ」(馬場町長)と沿線自治体の首長らは不安視する。

 除染や復旧工事関連を中心に、町内には既に1日約2500台の車両が出入りするが、国道6号は9月の全線開通後、渋滞が激しい。町外の宿舎から通う工事関係者は「道を選べるようになるのはいい」と歓迎する。

<避難路も想定>
 廃炉まで最長40年が見込まれる福島第1原発が近くにあり、常磐道は不測の事態に備えた避難路にも位置付けられる。これもまた、当初は想定されていなかった役割だ。

 衆院選公示日の2日、安倍晋三首相は相馬市で街頭演説に立ち、来年3月1日の全線開通を表明し、アピールした。「交流人口の拡大を東北復興の起爆剤にしたい」。

 東日本大震災の巨大津波と原発事故。未曽有の複合災害に見舞われた相双地方が開通効果を生かし、地域の再生を加速させることができるのか。道のりは平たんではない。

2086荷主研究者:2014/12/27(土) 15:18:23

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120141216cebk.html
2014年12月16日 日刊工業新聞
JR東日本、仙石線で世界初の無線式列車制御システムによる踏切制御を開始

 JR東日本は仙石線あおば通駅―東塩釜駅間で無線式列車制御システム「ATACS(アタックス)」の踏切制御機能の使用を始めた。アタックスは走行する列車が自ら位置を検知し、無線により車上と地上の装置との間で通信して列車の間隔を制御するシステム。2011年3月から仙石線に先行導入し、踏切制御機能の開発を進めていた。無線式列車制御システムによる踏切制御は世界で初めて。

ATACSの踏切制御機能を搭載した仙石線

 アタックスは列車の速度と車両性能から踏切までの到達時間を計算し、無線で踏切を制御する。現行の踏切制御は、列車検知装置で列車の進入を検知すると踏切が鳴動をはじめ、踏切道を通過すると鳴動を停止する仕組み。アタックスの導入で踏切の列車検査装置などが必要なくなり、地上設備を簡素化できる。

 JR東日本は17年秋にもアタックスを埼京線に導入する計画。旅客流動の大きい首都圏の路線でも無線式制御により地上設備の削減などを図る。

2087荷主研究者:2014/12/29(月) 14:53:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_14006.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
コボスタ改修計画、正式発表 総工費10億円

正面広場入り口に新設される「ウエルカムゲート(仮称)」の完成予想図。中央奥は大型グッズショップ(楽天野球団提供)

 東北楽天を運営する楽天野球団は19日、来季に向けたコボスタ宮城(仙台市宮城野区)の外周施設改修計画を正式に発表するとともに、完成予想図を公開した。総工費は約10億円で、来年3月下旬完成を目指している。

 球場の正面広場入り口に幅11.2メートル、高さ6.4メートルの「ウエルカムゲート(仮称)」を新設。ゲートをくぐった先には平屋の大型グッズショップを造る。店内では創設10周年を迎えた球団の足跡をたどる写真パネルや記念品などを飾る。

 三塁側内野の新設スタンド入り口前には、直径21メートル、高さ10メートルの多目的ドームを建てる。収容人数は立ち見で最大400人。7台のプロジェクターを備え、パブリックビューイング(PV)や選手とファンの交流会など、多彩なイベントを検討している。一般向けの貸し出しも予定している。

 球場一塁側の1階には高級レストラン「VIPダイニング(仮称)」を開設する。球団の大石幸潔スタジアム部長は「試合以外でも多くのファンに楽しんでもらいたい」とPRした。

2088荷主研究者:2014/12/29(月) 14:54:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_11026.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
石巻市、人口15万割れ 復興に影響も

 宮城県内第2の都市・石巻市の人口が15万を割り込んだ。住民基本台帳によると、11月末現在で14万9972人。多くの市民が犠牲になった東日本大震災で1年間に約1万人減少し、その後も人口流出が続く。復興まちづくりへの影響も懸念され、市は対策に乗り出している。

 人口のピークは、1市6町で合併した2005年4月の17万1107人。以後、毎年平均で1600人減少し、震災直前の11年2月は16万2822人だった。

 ほぼ1年後の12年3月は15万2025人。震災で3176人が死亡し、425人が行方不明になった。被災により住まいや仕事を求め、他自治体に転出した市民も多いとみられる。

 震災後の3年9カ月で減少が目立つのは、被害が大きかった沿岸部。牡鹿、北上両地区は1000人以上減り、雄勝は半減した。一方で内陸部の河南地区や商業施設などが集積する蛇田地区は流入が続き、ともに約2000人増えた。

 少子高齢化も顕著に進行している。出生数は05年度の1227人が、13年度に1054人まで落ち込んだ。14年11月末現在で15歳未満の割合は11.7%で、65歳以上は29.1%に達した。

 市は子どもを産み育てる環境を整えるため、若手職員を中心とした少子化対策プロジェクトチームを設置。仕事や教育の場がある仙台圏との時間的距離を縮め、定住できる地域づくりに力を入れている。

 市復興政策部の担当者は「人口減少は重く受け止めている。居住環境整備や産業振興、防災などに重点を置き、若い人が魅力を感じる施策を打ち出していく」と語った。

2089荷主研究者:2014/12/29(月) 15:13:34
久しぶりに仙台都市圏にとって〝改正〟と呼べる内容かもしれない(笑)
http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2014/12/201503daiyakaisei.pdf

>在来線終電発車時刻は、路線や曜日にかかわらず午前0時2分に統一
松島行きと白石行きが6分、愛子行きが4分、東塩釜行きが3分のそれぞれ繰り下げになるので改善と言えよう。

>夜の帰宅時間帯に仙台−愛子間を1往復増やす
19時台が約20分間隔となる。18時台や20時台が既に約20分間隔なので、当然の増発である。

>仙台駅を午後11時台に発車する東北線上り列車を20分間隔に変更
実際には午後9時台からの発車間隔を見直して、分かりやすいダイヤになる。また浜吉田駅行き最終列車が5分、仙台空港駅行き最終列車が8分繰り下げになる。常磐線は23時台の最終列車が東日本大震災以降運転されないままだが、浜吉田〜相馬が復旧した際には再開されるとは思うのだが。

この次は6月の仙石線の東北本線乗り入れによるダイヤがどのようになるかが気になるねぇ。石巻の地盤沈下を食い止めるためにも仙台〜石巻間の所要時間短縮は重要。女川まで乗り入れが実現すると素敵なんだけどねー。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_12015.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
石巻線、上下22本運行 JR東ダイヤ改正

 JR東日本仙台支社は19日、来年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東日本大震災で被災し同21日に全線で運行を再開する石巻線(小牛田−女川、44.7キロ)は、石巻−女川間で震災前と同じ上下計22本を運転する。また、仙台駅の在来線の最終電車発車時刻を統一する。奥羽線高擶−天童間には天童南駅(天童市)が開業する。

 石巻線は、震災の影響で休止している浦宿−女川間が3月21日に運行を再開。女川駅は震災前より約200メートル内陸に移る。同区間の延長は2.3キロとなり、所要時間は4分。石巻−女川間は最短28分を見込む。

 仙台駅の在来線終電発車時刻は、路線や曜日にかかわらず午前0時2分に統一する。東北線下り松島行き、上り白石行き、仙山線愛子行き、仙石線東塩釜行きの各最終電車が対象。

 奥羽線の天童南駅は無人駅で、上下計35本(土日祝日は36本)が停車する。市南部の住宅地に位置し、来季サッカーJ1に昇格するモンテディオ山形の本拠地や大型商業施設に近い。1日約800人の利用を想定する。

 このほか、仙山線で夜の帰宅時間帯に仙台−愛子間を1往復増やすほか、仙台駅を午後11時台に発車する東北線上り列車を20分間隔に変更する。仙台空港アクセス線は快速列車が通過する杜せきのした駅で、最大44分あった運転間隔を7分縮める。

2090荷主研究者:2014/12/29(月) 15:14:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_72021.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
<常磐道>6日開通「新地−山元」1日8200台

 東日本高速道路東北支社は19日、6日に開通した区間を含む常磐自動車道浪江−山元インターチェンジ(IC)間の交通量調査の結果を発表した。福島、宮城両県を通る新地−山元IC間は開通後1日8200台に達し、2012年4月から利用されている南相馬−相馬IC間は29%増の7200台に上った。

 新地−山元IC間以外の開通区間の交通量は、浪江−南相馬IC間が1日2300台、相馬−新地IC間が7300台。開通区間に接続する山元−亘理IC間は32%増の1万2000台だった。

 曜日別では、平日よりも土、日曜の利用が多かった。東北支社は「仙台圏の高速道とつながり、休日を中心に開通効果が目立つ。来年3月の全線開通で、さらに交通量が増えるのではないか」と分析する。

 調査は7〜13日の1週間実施した。

2091荷主研究者:2014/12/29(月) 15:14:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141220_62020.html
2014年12月20日土曜日 河北新報
<国道6号>走行台数 新地町で25%減

 国土交通省磐城国道事務所によると、常磐道と並行する国道6号の平均走行台数は、常磐道浪江−山元インターチェンジ間が6日に開通後、福島県新地町内で3割近く減少した。常磐道に一定程度流れたとみられる。

 開通後(12月7〜13日)の平均交通量は新地町で1万2700台と、開通前(11月29日〜12月5日)より25.3%減少した。相馬市では2万5100台(調査地点2カ所の合計)と9.4%減った。南相馬市原町区はほぼ変わらなかった。

 国道6号は9月の全線開通後、大型トラックなどの乗り入れが増え、宮城、福島県境では朝夕の渋滞がひどくなっていた。原発事故の被災者は支援策によって高速道を無料で利用できるため、宮城県の避難先からの通勤や相馬地方から仙台方面への買い物などで、常磐道を利用する機会が増えたことがうかがえる。

2092荷主研究者:2014/12/29(月) 15:19:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141221_15024.html
2014年12月21日日曜日 河北新報
エキト多賀城オープン 個性派3店にぎわう

多賀城駅高架下にオープンした「エキト多賀城」

 多賀城市のJR仙石線多賀城駅高架下に20日、商業施設「エキト多賀城」がオープンし、初日から大勢の買い物客でにぎわった。

 現在の駅舎は昨年11月、周辺の線路高架化に伴って完成。高架下活用の商業施設はJR東日本東北総合サービス(仙台市)が運営する。「エキト」には「駅と一緒に」「駅と共に」の意味を込めた。

 入居は計3店。開業済みで仙台市の会社が運営する飲食店「駅中食堂」に、ベーカリーカフェ「ドンクエディテ」(東京)と、農産物と加工品の直売所「産直 穂野か」(登米市)が加わった。店舗面積は計約500平方メートル。

 このうち「ドンクエディテ」は東北では初の出店。店舗ごとに立地や客層に合わせ、扱う商品を変えるのが特徴だ。「穂野か」は農産品を農家から直接仕入れる。

 東北総合サービスは「地域住民の暮らしに密着した施設にしていきたい」と説明した。

2093荷主研究者:2014/12/29(月) 15:31:59
>>2072
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141223_15032.html
2014年12月23日火曜日 河北新報
認可園移行、高いハードル 運営者に重い負担

はだしの子どもたちが元気いっぱい遊ぶ朝市センター保育園=仙台市青葉区

 仙台市は、来春始まる「子ども・子育て新制度」に伴い、無認可保育園を市独自の設置要件で認証、助成する「せんだい保育室」を、2017年度末で廃止する。62ある保育室はそれまでに、認可園か定員19人以下の小規模保育事業所へ移行し、新制度の中で運営を継続する予定だ。ただ認可園移行には、基準を満たすための大規模な施設改修や移転、運営資金確保が必要になり、関係者が頭を痛めている。(生活文化部・越中谷郁子)

<継続へ署名集め>
 17年4月に認可園移行を目指す朝市センター保育園(青葉区・定員60人)は、JR仙台駅前のせんだい朝市通り沿いのビル5階にある。市は当初、パチンコ店が近いため認可に難色を示したが、約2万人の署名の提出を受けて方針を転換、園は現在地での認可園移行が可能になった。

 しかし、安達喜美子園長の顔はさえない。施設改修費をどう工面するか悩んでいるからだ。0歳児1人当たりの面積を現在の3.3平方メートルから5平方メートルに広げ、5階で運営するには各階の階段に避難設備として排煙機能を設けなければならない。入居ビルの2、3階への移転も視野に入れ、設計図を検討中だ。

 費用は約2700万円を見込む。4分の3は国と市から補助が出るが、残り4分の1の約700万円は自己負担。安達園長は「街中の工事は制約が多く費用が膨らむ。借り入れも覚悟している。でも朝市にあるからこそできる保育がある。執念を持って園を継続させたい」と力を込める。

<工事に1ヵ月超>
 2階建てマンションの1階に入居する「ちゃいるどらんど岩切駅前保育園」(宮城野区・定員59人)も、0歳児の床面積の拡大が必要だ。ほかにもオープンスペースにしていた部屋を仕切り、車いす用トイレ、各保育室に手洗い場などを設置しなければならないため、改修は大規模になる。

 運営する株式会社ちゃいるどらんどの大木俊則代表取締役は「工事に1カ月以上かかる。費用に加えて、その間の仮設園をどうしたらいいか」と悩む。仮設園建設の場合、簡易的なものとはいえ約2000万円かかるという。近くの児童館を借りるなど建設を回避できないか方策を探る。

<相談機能を強化>
 関係者にとってもう一つの壁は、安定運営のための自己資金だ。社会福祉法人以外の経営者の場合、賃借物件に入居していると、年間運営費の12分の1に加えて家賃1年分とさらに1000万円が必要になる。これらの資金は借り入れすることはできない。

 ある保育園園長は「ギリギリの運営でやってきた。改修費とさらに1000万円まで移転初年度に求められるのはつらい」と吐露する。別の関係者は「新規参入するわけじゃない。市はこれまでの実績を見て負担軽減策を考えてほしい」と注文した。

 市は担当職員を増やすなどして相談機能を強化している。保育指導課の古山徳子課長は「こちらからもさまざまな提案をしながら、移行を全面的に支援していきたい」と話した。

[せんだい保育室] A型とB型がある。1人当たりの床面積基準はA型が0歳児、1歳児3.3平方メートル以上で、B型は2.475平方メートル以上。保育従事者はA型が全員保育士などの有資格者、B型は3分の2以上が有資格者であればよい。待機児童解消のため、2002年に導入された。15年4月に6園が認可園へ、10園が小規模保育事業所へ移行する。

2095荷主研究者:2014/12/31(水) 15:10:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_12003.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
藤崎6年ぶり小型店 仙台・六丁の目と山形に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20141225031jc.jpg

来年5月の出店を目指す藤崎「六丁の目店」(仮称)の外観イメージ

 藤崎(仙台市青葉区)は25日、2015年5、6月、仙台市若林区六丁の目南町に「六丁の目店」(仮称)、山形市七日町に「山形店」(同)の小型店2店を出店すると発表した。六丁の目店は地下鉄東西線開通に向けた新たな顧客開拓、山形店は中心商店街活性化の一翼を担うのが目的。藤崎の小型店出店は09年の「ヴィーフジサキ ララガーデン長町店」(仙台市太白区)以来6年ぶりで、それぞれ12、13店目。

 六丁の目店は六丁の目南町に整備されるショッピングモール「フレスポ六丁の目南町」内に、鉄骨平屋の独立棟として出店する。店舗面積765平方メートルで、5月22日のオープンを予定している。

 ララガーデン長町店や泉中央店(泉区)の「ヴィーフジサキ」をイメージした店舗として衣料品、食料品(宮城県の名産品)、リビング用品などを販売し、ギフト受け付けや本店からの商品取り寄せなどにも応じる。

 新店舗は、15年12月6日開業の地下鉄東西線・荒井駅と六丁の目駅の中間に位置。人口増加が見込まれる地域で、年間売り上げ5億円を目指す。

 山形店は、8階建て複合ビル「アズ七日町」の1階に出店し、店舗面積は490平方メートル。6月のオープンを予定する。近隣百貨店とも共存共栄できる店舗とし年間売上高4億円を目指す。出店に合わせ、同市錦町の外商営業所もアズ七日町3階に移転する。

 2000年以降、山形市と鶴岡市に外商営業所を設け、山形県内の顧客開拓を進める中で出店の要望が多く、初の小型店出店に踏み切った。

 山形店出店に先駆け、アズ七日町1階には2〜5月、東急ハンズトラックマーケットが開設される。藤崎本店の店舗を移した期間限定催事で同マーケットは山形初出店。

 藤崎の小野寺宣克常務は「百貨店とお客さまとの接点をさらに拡大したい。六丁の目店は、仙台市東部沿岸部の震災復興に貢献する取り組みもしていく」と話す。

2096荷主研究者:2014/12/31(水) 15:11:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_12005.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
仙台駅前・住友生命ビル、外資系に売却

外資系に売却された住友生命仙台ビル=仙台市青葉区中央4丁目

 JR仙台駅前の住友生命仙台ビルが10月、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)が出資する特別目的会社に売却されていたことが25日、分かった。売却額は不明。関係者によると、来年9月ごろにはビルの名称が変わる可能性がある。

 同ビルは1974年の完成。地上19階(高さ67.3メートル)、地下2階で、当時は「東北一のノッポビル」と呼ばれ、仙台駅前のランドマークとして親しまれてきた。青森銀行仙台支店や住友商事などが入居している。

 取得した特別目的会社はGS関連の合同会社八坂キャピタル。オフィス賃料などの収益を投資者に配当する不動産証券化を進めるとみられる。

 関係者によると、同ビルは仙台初進出の企業などを中心に、中小規模のフロア需要があるという。売却前の一定期間は入居募集が停止されたが、現在はGS系の別の会社が募集している。

 住友生命東京本社は「保有する不動産をどうするかといったことは仙台に限らず検討している。個別取引については答えられない」と話している。

2097荷主研究者:2014/12/31(水) 15:14:08
>>2017
仙台財界におけるアイリスオーヤマの存在感を見せつけた感があるねぇ。カメイも奮起を!

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141226_13035.html
2014年12月26日金曜日 河北新報
仙台に音楽ホールを アイリス、基金に寄付

大滝理事に目録を手渡す大山社長(右)

 アイリスオーヤマは25日、仙台市中心部への音楽専用ホール新設を目指して地元経済界が創設した「音楽ホール建設基金」に1億円を寄付した。

 市役所であった贈呈式で、同社の大山健太郎社長が基金を管理する公益財団法人「音楽の力による復興センター・東北」の大滝精一代表理事に目録を手渡した。大山社長は「市民の間で支援が広がる呼び水になってほしい」と語った。

 ホール建設は市も内部で検討している。同席した奥山恵美子市長は「民間がまず一歩を踏み出し、一段と背中を押された」と述べた。

 基金は仙台経済同友会や仙台商工会議所が7月に創設した。3年間で10億円の目標金額を定め、市に建設を働き掛ける。大山社長は基金の代表発起人で同友会代表幹事。

2098荷主研究者:2014/12/31(水) 15:48:21
>>2071
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_12009.html
2014年12月27日土曜日 河北新報
ヨドバシ新ビル、より広く にぎわい創出

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口に2016年ごろの開業を目指し建設する商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」に関し、仙台市は「駅前のにぎわい創出につながる」として、容積率緩和を認める方針を決め、26日までに同社に通知した。市が地下鉄東西線の沿線開発を促すために8月に始めた都市計画提案募集制度に基づく措置で、初のケース。緩和により、同社が提案した音楽ホールの整備が可能になる。

 計画では、旧店舗の敷地1万5000平方メートルに地上8階のビルを整備する。敷地内はエリアによって建設が認められる容積率が異なり、面積案分による容積率は492%にとどまるため、計画通りの建設が困難だった。

 ヨドバシカメラは10月、ビル内に音楽ホールや、東口に不足している都市間バスの乗降場を設け、周辺施設を結ぶペデストリアンデッキも「社会貢献施設」として新設する構想を市に提案。容積率の緩和を求めた。

 市は「歩行者の回遊性や都市間交通の活性化につながる」などと構想を評価し、19日に緩和を認める考えを同社に示した。音楽ホールを災害時の帰宅困難者対策に活用できるよう協力も求めた。同社とは今後、都市計画の変更に向けた協議を進める。

 ヨドバシカメラの広報担当者は取材に「計画が固まった段階で説明したい」と話している。

2099荷主研究者:2014/12/31(水) 15:49:09
>>2079
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_12007.html
2014年12月27日土曜日 河北新報
あすと長町で用地取得 マンション開発か

 住友不動産とワールドアイシティ(仙台市)が仙台市太白区の「あすと長町」内の用地を取得したことが26日、分かった。取得用地の北側では、住友不動産が東北最大級のマンション「シティタワー長町新都心」を建設中で、今後の販売動向や需要を見ながら、さらに同規模のマンションを供給する可能性がある。

 用地はJR長町駅東側にあり、11月14日にあった都市再生機構の入札で、両社の共同企業体(JV)が約7億3500万円で落札した。敷地面積は約6450平方メートルで、24階建て、414戸のシティタワーの敷地(約5900平方メートル)よりも広い。

 開発規模やスケジュールなどは今後、両社で協議して決める。住友不動産は「発展途上のまちで、底堅いニーズが見込める」として、シティタワー級の大規模マンション開発を視野に入れる。

 仙台市中心部では現在、新築マンション向け用地が不足している。ワールドアイシティは「大規模開発ができる場所は限られており、今後もあすと長町地区がマンション開発の中心になる」と説明する。

2100荷主研究者:2014/12/31(水) 15:59:43
>>2098
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20141229-OYTNT50287.html
2014年12月30日 読売新聞
ヨドバシ新ビル、容積率緩和…仙台市方針

 JR仙台駅東口に建設予定の新ビル内に音楽ホールなどを整備することで、ビルの容積率の上限を緩和するよう仙台市に求めていた家電量販大手・ヨドバシカメラ(東京)に対し、市が認める方針を伝えていたことが分かった。

 同社は6月、駐車場となっている旧店舗跡地に延べ床面積約10万平方メートルの新ビルを建てる計画を発表。しかし、市の都市計画に基づく容積率の上限を超えていたため、音楽ホールなど「都市貢献施設」を整備することで、現行規定を緩和するよう求めていた。市は19日、緩和を認める方針を同社に伝えたといい、書類の提出などを待って正式に決定する。

 地上9階・地下2階建ての新ビルは2016年に開業し、音楽ホールは主に3〜6階に入る予定。市は「地下鉄東西線の利用拡大にもつながるため、妥当と判断した。文化振興にも貢献できる」としている。

2014年12月30日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2101荷主研究者:2015/01/17(土) 15:18:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150101_12016.html
2015年01月01日木曜日 河北新報
<東西線12月開業>伊達な街、新局面へ

性能試験を重ねる東西線車両=昨年11月、仙台市若林区の荒井車両基地

東西線の車内を見学する「WE SCHOOL」の受講生=昨年11月

東西線車両が通る「広瀬川橋りょう」。国際センター−大町西公園間の地上に建設され、土木学会賞の一つ「田中賞」も受賞した=仙台市青葉区

 仙台市が目指す地下鉄東西線の12月6日開業まで、残り1年を切った。新路線は100万都市の中心市街地を挟んで、東の田園地帯と西の学術・観光エリアを結ぶほか、南北線と交差して軌道系交通ネットワークが十字を描く。沿線開発や地域間交流の進展、道路の渋滞緩和といった波及効果に期待が高まる。

 東西線は、1987年開業の南北線に続く2本目の市営地下鉄。八木山動物公園(太白区)−荒井(若林区)間の13駅、13.9キロを26分で結び、1日8万人の利用を見込む。

 2007年2月に着工し、東日本大震災で工事を一時中断したものの、7年半余りを経て完成が近づいてきた。総事業費は2298億円。

 事業進行率は昨年9月末現在で78%。ことし1〜2月にレール敷設などの軌道工事が終了し、春には本線での試運転が始まる見込みだ。夏ごろに全ての工事が完了し、本番を想定した運転訓練が本格化する。

 東西線計画は1979年に初めて公式に提案された。36年の時を超えて迎えた「開業元年」。駅舎や出入り口が風景に加わるなど、沿線の街並みは刻一刻と変わり、盛り上げを図る市民の活動も勢いづいてきた。

◎変わる沿線/「副都心」急速に発展

 東西線開業を見据え、各新駅周辺で宅地や商業開発が進んでいる。急速に発展しそうなのが、東の発着点となる荒井駅(若林区)エリアだ。市内有数の水田地帯から、市東部の「副都心」に、生まれ変わろうとしている。

 2010年の荒井東土地区画整理事業に続き、12年に「荒井西」「荒井南」の各区画整理が始まった。3地区の総面積は約100ヘクタール。東日本大震災で津波被害があった被災者の集団移転先にもなり、新住民の人口は計約7420に上る。

 荒井駅は仙台駅から14分。仙台東部道路仙台東インターチェンジとも隣接する。駅南側の荒井東地区には今後、警察署や病院、商業施設が開設される予定。駅から北東約6キロの仙台港背後地には大型の商業施設や展示施設があるほか、7月には「仙台うみの杜水族館」が開館するため、買い物客や観光客の起点にもなりそうだ。

◎活気づく市民/沿線魅力発掘に奮闘

 東西線開業を機に「新しい仙台」をつくろう。そんな情熱を抱いて始動したのが、市民有志が運営するPR活動「WEプロジェクト」だ。

 名称には、西(West)と東(East)の頭文字に「私たち」(We)を重ね、市民主導で街を活気づけようという思いが込められている。

 活動の一環として昨年10月、「WE SCHOOL」と題した講座が始まった。沿線まちづくりや情報発信に関わる人材を育てるのが目的。20〜30代を中心に約80人が、月1、2回開催する講座に出席し、最終回の3月に成果を発表する。

 昨年11月の講座では、東西線車両が入る荒井車両基地(若林区)や、薬師堂駅周辺(同)などを見学。現場取材を踏まえ、まちづくりのアイデアを班ごとに練っている。

 受講生の会社員巻島隆雄さん(25)=仙台市泉区=は、「東西線が開業すれば、今まで足を運ばなかった所にも行きやすくなる。積極的に訪ねたくなるよう沿線各地の魅力を引きだし、仙台全体の魅力アップにつなげたい」と意欲を語る。

2102荷主研究者:2015/01/17(土) 15:28:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150103_13013.html
2015年01月03日土曜日 河北新報
石巻線、仙石線 15年に全線で運転再開

6月までに運転を再開するJR仙石線陸前大塚−陸前小野間。昨年12月、レール締結を祝い、移設される東名駅(東松島市)で作業用車両が走った

 東日本大震災で大きな被害を受けたJR石巻線、仙石線が2015年、全線で運転を再開する。石巻線は休止している浦宿−女川間が3月21日に再開。小牛田−女川間(44.7キロ)がつながり、被災したJR在来線で最初の全線再開となる。仙石線はあおば通−石巻間(49.0キロ)が6月までに再開する予定で、東北線への乗り入れも始まる。震災から5年目に入ることし、沿岸部の鉄路再生が目に見える形になり、少しずつ前進する。

 石巻線の全線再開は、女川駅周辺の復興を宣言する「まちびらき」の3月21日に合わせた。同駅は震災前より内陸へ、約200メートル移される。

 石巻−女川間は、震災前と同じ上下計22本を運行する。最短で28分の所要時間となる見通しだ。

 JR東日本仙台支社は「被災路線の最初の全線再開で、復興を後押ししたい。再開後は利用状況の推移を見守り、今後のダイヤなどを考えたい」と説明する。

 仙石線は松木茂仙台支社長が14年7月、全線再開時期を「15年6月まで」と明言。被災した陸前大塚−陸前小野間(6.4キロ)は約500メートル内陸の高台に移設する。14年12月にレール締結式があり、再開までは試運転を行い安全装置の確認などを実施する。

 東北線に乗り入れ、仙台−石巻間を約1時間で結ぶ「仙石東北ライン」の運行も始める。仙石線松島海岸−高城町間と東北線塩釜−松島間で、両線が近接する区間に敷設された接続線約300メートルを利用し、2両編成で運転。震災前より約10分短縮される。仙台−石巻間は1時間に上下各2本程度と、震災前と同じ本数が確保される見通し。

 他の在来線では、路線を内陸に移す常磐線駒ケ嶺−浜吉田間で14年5月、移設復旧工事が本格的に始まった。地権者と話し合いがまとまり、基礎工事は9割完了した。

 同区間を含む運休中の相馬−浜吉田間は「着工から3年」の17年春の再開を見込む。仙台支社の担当者は「計画通りに進んでいる」と説明する。

 山田線で運休中の宮古−釜石間は14年12月、第三セクター三陸鉄道(宮古市)への移管に道筋が付いた。気仙沼線柳津−気仙沼間と、大船渡線気仙沼−盛間は、バス高速輸送システム(BRT)の代替運行が続く。

 震災と福島第1原発事故の影響で運休していた常磐線広野−竜田間が14年6月、運転を再開した。竜田−原ノ町間は15年2月をめどに代行バスの運行が始まるが、鉄路復旧の見通しは立っていない。

2103荷主研究者:2015/01/17(土) 15:29:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150104_11007.html
2015年01月04日日曜日 河北新報
人口「ダム機能」低下か 仙台市、転入鈍る

 仙台市が東北唯一の政令指定都市として担ってきた人口の「ダム機能」に陰りが見えてきた。仙台は東北、北海道から人を集め、東京など大都市への流出を抑制してきたが、転入は減少傾向にあり、両地域の割合も低下しているからだ。ダム機能は東京一極集中の是正に重要だとされるほか、東北の人口減は経済活動に影響するため、市は危機感を募らせている。

 市の統計によると、転入は2006年の4万9112人に対し、13年は4万7035人で2077人減少。そのうち東北と北海道からの転入と全体に占める割合は、06年が3万657人(62.4%)、13年が2万7052人(57.5%)でともにマイナスになった。

 政令市に移行した1989年以降、転入は95年の5万9065人をピークに減り始め、04年に5万人を切った。東日本大震災が起きた11年は前年比5938人増の4万9914人と激増したが、12年からは再び前年割れに戻っている。

 品田誠司・市政策企画課長は「東北の人が仙台を通り越して首都圏などに流出している可能性がある」と指摘する。市から三大都市圏への転出は、転入を差し引いた純転出が04〜13年の10年間で約4万人に上る。

 昨年5月、有識者でつくる日本創成会議は2040年の人口推計を公表。福島県を除く東北5県の市区町村172のうち137市町村を「消滅可能性都市」に分類した。

 地方の人口減の要因として挙げたのが、若年女性の減少と若者の大都市への流出だ。座長の増田寛也元総務相は昨年8月、市役所で奥山恵美子市長ら幹部職員を前に講演し、「仙台が東北のダムとなり、東京一極集中に歯止めを掛けなければならない」と訴えた。

 東北の人口減は消費縮小を招くため、市の経済活動にとって死活問題になる。特に産業構造の3割を占める卸売業・小売業は東北の広い範囲を商圏とするだけに、打撃は大きい。

 市はダム機能維持のため、(1)中小企業の活性化や交流人口の増加、起業促進を通じた産業構造の転換と強化(2)医療や教育の充実、子育て支援による暮らしやすい環境整備−に力を入れる方針だ。

 奥山市長は「仕事と利便性の高い生活を両立できる都市に人は住む。仙台がこの二つをいかに短期間で成し遂げるかが、今後の勝負どころだ」と強調する。

2104荷主研究者:2015/01/17(土) 15:30:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150106_13018.html
2015年01月06日火曜日 河北新報
<サミット誘致>会場、他予約とバッティング

仙台国際センター西隣に今春オープンする予定の新展示施設。計画では2016年のサミット会場とされている=仙台市青葉区青葉山

 あちらを立てればこちらが立たず…。2016年主要国首脳会議(サミット)の誘致を目指す仙台市が、会場をめぐるジレンマに気をもんでいる。計画では青葉区の仙台国際センター西隣に建設された新展示施設が主会場になる。しかし、同施設は市の積極的なPRが奏功し、既に他の会議や学会の申し込みが相次ぐ。誘致に成功すれば、皮肉にも会期の重なる先約を断らなければならない。

 市がサミット誘致を表明した昨年8月以降、職員は対応に追われた。16年に新展示施設の利用を予定していた企業や団体に対し、予約を破棄する可能性を示唆。「万が一の場合はあらためて相談させてほしい」と説明した。

 新展示施設では16年3月、「第80回日本循環器学会学術集会」が開かれる。運営を請け負う民間企業の担当者は「超一級の国際会議でなければ、許されない話だ」と苦笑する。

 循環器学会は3日間で約2万人が参加する大型会議のため「今から別の会場を用意するのは不可能」と、この担当者は明かす。

 サミットは例年、5〜7月に数日間、開かれることが多い。担当者は「会期が重なる確率は低い」とみる。

 新展示施設はことし3月の国連防災世界会議の主会場として使われた後、4月に正式にオープンする。新設が決まり、市は5000〜6000人規模の会議を誘致できるようになった。

 学会のホスト役を務める機会が多い東北大に売り込むなど、利用促進に奔走した結果、予約は好調だ。15年度の稼働率は現時点で5割に届く見通し。全国規模の会議の場合、数年前には開催地が決まるため、16年度以降も申し込みが舞い込む。

 一方で、新たな悩みも抱えることになった。市内には新展示施設と同規模の代替施設がない。「広さと利便性を兼ね備えた東日本随一の建物」(市国際プロモーション課)を生かし、大型会議や学会を誘致すればするほど、サミットのように急きょ開催地が決まる国際会議への対応は難しくなる。

 16年の開催地と開催期間は、ことし6月のドイツサミットの前に決まるとみられる。村上薫市政策企画部長は「サミットも、その他の大型会議も成功させたい。サミットの日程が決まれば、スケジュール調整が可能になるだろう」と話した。

2105荷主研究者:2015/01/17(土) 15:31:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150107_12043.html
2015年01月07日水曜日 河北新報
仙台空港利用客320万人 国内線好調・14年

 宮城県は7日、仙台空港の2014年の利用者数(速報値)が前年比4.3%増の320万8285人に上り、2年連続で300万人を突破したと発表した。仙台空港アクセス線の利用者数も6.8%増の329万9000人に達し、2007年の開業以来の最多記録を更新した。

 仙台空港は、国内線が4.8%増の304万3295人と好調。格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション関西線が堅調なことに加え、4月のスカイマーク神戸線の新設も後押した。

 国際線は4.4%減の16万4990人にとどまった。13年9月から続くソウル線減便の影響が大きい。チャーター便は22便で8便減ったが、バンコク線はゼロから10便に増えた。

 アクセス線の利用者数は、仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取−仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。月別では、レジャー客の多い8月が31万人で最も多かった。

 空港利用者にとどまらず、沿線の商業施設や県の教育・福祉複合施設の利用者も多く乗降したとみられる。

 県空港臨空地域課は「若い個人客はLCCとアクセス線を併用する傾向がある」と分析する。アクセス線の利用者数は13年の約308万8000人が過去最多だった。

 仙台空港は現在、国内線が10路線あり、1日56往復運航されている。国際線は5路線で週17往復。

2106荷主研究者:2015/01/17(土) 15:37:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150108_72037.html
2015年01月08日木曜日 河北新報
東北知名度アジアで低迷 政投銀調査

◎「訪問したい」3%弱

 日本政策投資銀行東北支店が、アジアの8地域を対象に行った「東北におけるインバウンド意向調査」によると、東北を知っている割合は10%強にとどまり、訪問したい人は3%弱に低迷していることが分かった。東北支店は「東北に外国人観光客を呼び込むには、より一層の戦略的なプロモーション活動が求められる」と分析している。

 日本の7地域(北海道、東北、北陸、関西、四国、九州、沖縄)で知っている地域を尋ねたところ(複数回答)、東北は11.0%で、2013年の前回調査より1.0ポイント下がった。

 北陸(6.6%)に次ぐ低水準で、北海道(65.2%)や沖縄(53.1%)、九州(41.5%)と比べ、知名度不足が際立った。

 東北を「実際に訪問したい」と答えた人は前回比0.2ポイント減の2.9%で、北陸(2.1%)に次いで低かった。最も訪問したい地域は北海道(42.7%)だった。

 日本への旅行に対する不安材料を聞いたところ、東日本大震災の関連では「放射能による健康被害が心配」が41.6%で最多。前回比1.6ポイント減にとどまり、福島第1原発事故に伴う放射能汚染への不安の根強さを映した。

 他は「地震が心配」(37.9%)「放射能の安全性の情報が分からない」(31.8%)「復旧状況が分からない」(20.8%)の順だった。

 東北支店は「(2016年春の)北海道新幹線の開業で、これまで以上に注目が集まる北海道との連携が有効だ」と提案。震災の影響については、「日本全体で風評の早期払拭(ふっしょく)に取り組む必要がある」と指摘した。

 調査は昨年9月、韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの海外旅行経験者4000人を対象に、インターネットで行った。

2107荷主研究者:2015/01/17(土) 15:38:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150110_12037.html
2015年01月10日土曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、3カ月連続改善

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの昨年12月の平均空き室率は、前月比0.11ポイント低下の11.06%で、3カ月連続で改善した。

 調査した5地区のうち4地区で改善。青葉区一番町地区は、コールセンターの増床や新規成約があり、0.05ポイント低下の9.29%だった。仙台駅前地区は、0.27ポイント低下の9.79%で、2008年3月(9.91%)以来の9%台となった。

 県庁・市役所地区は0.01ポイント低下の11.69%、仙台駅東地区は0.02ポイント低下の17.94%でほぼ横ばい。悪化したのは泉区など周辺オフィス地区で、0.07ポイント上昇の10.28%だった。

 仙台支店の担当者は「昨年は増床や拡張移転が続き、小幅ながら空き室が減少した。ことしは新規の供給予定がなく、中小規模の需要が堅調で、改善が期待される」と説明した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の354棟。

2108荷主研究者:2015/01/17(土) 16:04:31
>>1963
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150113_12036.html
2015年01月14日水曜日 河北新報
全階開放テラス 国分町に飲食店ビル着工

瀬戸勝パーキングの跡地に建設される飲食店ビルの完成イメージ図

 昨年4月に閉鎖された仙台市青葉区国分町2丁目の駐車場「瀬戸勝パーキング」の跡地に、全階オープンテラスを備える飲食店ビルが建設される。駐車場を運営した瀬戸勝が今月下旬に着工し、11月下旬のオープンを目指す。約40年にわたって駐車場として親しまれた場所は、市民の集いの場として生まれ変わる。

 新ビルは敷地面積が約760平方メートル。地上5階、地下1階で延べ床面積は約2660平方メートル。1〜5階に東京圏の人気レストランや地元レストランなど約10店舗が入る予定で、いずれも昼間の営業も行う。

 瀬戸勝パーキングは1974年、国分町通沿いに開業した。仙台市内の約100店舗と割引契約を結び、買い物時の駐車場として市民に親しまれたが、コイン式の駐車場増加などの影響で利用者が減少。閉鎖に追い込まれた。

 9日に地鎮祭があり、関係者約40人が工事の無事を祈った。瀬戸勝の瀬戸克之取締役は「これまで国分町になかった新しいスタイルのビルとなる。以前あった駐車場と同じように、国分町のランドマークとなる施設になってほしい」と話した。

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/01/13 建設新聞
瀬戸勝・仙台国分町ビル
八重樫工務店の施工で着工 S・B1/5F延べ2656㎡

 瀬戸勝(仙台市青葉区国分町2の1の12 瀬戸克而社長)は、仙台市青葉区国分町の昨年4月で閉鎖した大型立体駐車場「瀬戸勝パーキング」を解体し、その跡地に飲食店ビル「仙台国分町ビル」(仮称)の建設計画を進めていたが、9日に起工式を行った。設計は街制作室(札幌市)、施工を八重樫工務店が担当。11月の完成をめざす。

 計画では、広瀬通り側の国分町通り入口近辺となる仙台市青葉区国分町2の1の10地内の敷地762.04㎡に、S・B1/5F延べ2656㎡の飲食店ビルを建設するもの。新ビルのコンセプトは「マリアージュテラス」とし、全店昼営業やトレンドレストランと地元人気レストランの融合など新たな仙台の名所スポットとする考え、国分町通りから6mほどセットバックしてイベント広場を確保するほか、建物の路面側をガラス張りとし、2階以上の階に屋外テラスを設け、植栽などで路面店的な演出をするなどの特徴を持たせている。

 地鎮祭では関係者ら30人が参加した。神事では街制作室の岡本克己代表取締役専務が鎌入れ、瀬戸勝の瀬戸克而社長が鍬入れ、八重樫工務店の八重樫義男会長が鋤入れを行うとともに、関係者が玉ぐし奉てんし工事の安全を祈願した。

※仙台国分町ビルの完成予想図。(クリックで拡大)

2015/01/13付一面に掲載

2109荷主研究者:2015/01/17(土) 16:09:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150116_12013.html
2015年01月16日金曜日 河北新報
代ゼミ仙台校ビル、東北福祉大が取得

東北福祉大が取得することが分かった代々木ゼミナール仙台校

 ことし3月に閉鎖される大手予備校代々木ゼミナール仙台校(仙台市宮城野区)のビルを東北福祉大(青葉区)が取得したことが15日、分かった。利便性の高いJR仙台駅東口の物件で、動向が注目されていた。

 代ゼミを運営する学校法人高宮学園(東京都渋谷区)は、既に東北福祉大と土地、建物の売買契約を結んだとみられる。同法人は「3月まで生徒を抱えている立場でもあり、コメントは差し控える」と話している。

 仙台校は1983年に開校した。鉄筋コンクリート地上8階、地下1階で、延べ床面積は約1万1200平方メートル。敷地面積は約1940平方メートル。東北福祉大は「取得に向けて交渉しているのは事実だが、相手のあることなので詳しくは話せない」と述べた。

 代ゼミは少子化や現役志向の高まりを受け、本年度いっぱいで17都道府県にある27校を東京、札幌、大阪などの7校に集約し、仙台校など20校を閉鎖する。

2110荷主研究者:2015/01/24(土) 14:43:21
>>2030
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150117_12005.html
2015年01月17日土曜日 河北新報
「市場に魅力」コストコ富谷出店を正式表明

富谷出店を記者会見で正式に表明するテリオ社長(中央)。同席した若生町長(左)と一力理事長

 米国系会員制量販店コストコホールセールジャパン(川崎市)のケン・テリオ社長は16日、宮城県富谷町役場を訪れ、同町高屋敷地区に「富谷倉庫店」を出店すると正式に表明した。約3500種類の商品を扱い、開業に合わせ町と防災協定も結ぶ考えを明らかにした。

 テリオ社長は若生英俊町長、高屋敷土地区画整理組合理事長の一力敦彦東北放送社長とともに町役場で記者会見。「人口が伸びている富谷は魅力的な市場」と述べた。

 説明によると、店舗は面積約1万3860平方メートル。最大約900台の駐車場を備え、2016年春に開業する。今夏に土地が組合から引き渡され、店舗の建設工事に入る。約300〜400人を地元で雇用し、うち半数は正社員という。取扱商品は国産6割、輸入品4割程度で、地場産品も販売する。

 新たに開発される高屋敷地区の産業用地は、仙台北部道路富谷インターチェンジに近い国道4号沿いで総面積21.4ヘクタール。造成工事は9月完了予定で総事業費は約25億円。地権者は東北放送、河北ランド、内ケ崎酒造店など。

 コストコは7月、上山市に東北初出店となる「上山倉庫店」をオープンする。

2111荷主研究者:2015/01/25(日) 02:27:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/01/19 建設新聞
宮城野区・一建設 3月末着工
分譲・プレシス榴ヶ岡の新築計画 RC15F6784?、オンズデコで設計

 一建設(東京都練馬区石神井町2の26の11 堀口忠美代表取締役)は、仙台市宮城野区に同社として仙台市内で3棟目となる分譲マンション「プレシス榴ヶ岡」(仮称)の新築を計画しており、オンズデコ(東京都千代田区)に設計を委託している。

 計画によると、仙台第4合同庁舎の西側に位置する仙台市宮城野区榴ヶ岡27、鉄砲町1の5地内の1349.86?に、RC15F延べ6784.3?の共同住宅を建設。内部には70戸の分譲住宅を整備する。

 今後、施工者選定に着手し、3月下旬の着工、2017年1月末の完成を予定している。

 なお、同社による仙台市内の分譲マンション事業は泉中央地区とあすと長町地区で実績がある。

2015/01/19付一面に掲載。

2112荷主研究者:2015/01/25(日) 02:34:12

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150118-OYTNT50272.html
2015年01月19日 読売新聞
国連会議 ホテル満室 仙台中心部

仙台市中心部に立ち並ぶホテル。国連防災世界会議の期間中、ほぼ満室だという

 3月14〜18日に仙台市で開かれる国連防災世界会議で、ホテル不足が懸念されている。各国首脳らが防災戦略を議論する本体会議とは別に関連事業も開かれ、団体や企業の関係者、市民ら延べ4万人以上が集まると見込まれている。一方で、市中心部のホテルは、市などで作る会議開催実行委員会が、すでに確保するなどしており、ほぼ満室の状況だ。

 市の担当者によると、市中心部の宿泊施設は計6000室あると推定されるが、このうち44ホテルの計約3000室は、各国首脳や政府関係者のために実行委が旅行会社を通じて押さえている。この間、通常の出張や観光のために宿泊する人もおり、中心部のホテルは予約でほぼ一杯だという。

 会議会場の仙台国際センターや繁華街に近い老舗高級ホテル(青葉区)は、149室に約200人が泊まれるが、スイートルームを含めて満室で、ほとんどの部屋が政府関係者用という。3月中旬は送別会など宴会需要が多い時期だが、「宴会に合わせて泊まりたいという方をお断りせざるを得ない」とうれしい悲鳴を上げる。

 一方、シンポジウムや展示会など関連事業を主催する団体や企業の関係者、関連事業を見聞きしようという一般客は、自力で宿泊先を探さなければならない。

 公開討論会などに国内外から約40人が参加予定の公益財団法人プラン・ジャパン(東京都)は、14年5月に市中心部に人数分の部屋を確保したが、希望の禁煙ルームは満室だった。防災教育イベントなどを開催する一般社団法人日本損害保険協会(同)は、担当者の宿泊先は押さえたものの、協会幹部の仙台入りが検討されている。「高級ホテルはどこも満室。ビジネスホテルなら、なんとか確保できるのだが」とこぼす。

 一方、仙台市郊外の温泉旅館には空き室がある。秋保温泉の老舗旅館「佐勘」(太白区)は防災会議関連の宿泊予約はほとんどない。「この機会に外国人に旅館や温泉の良さを知ってもらいたい」と宿泊を呼び掛けている。

 市の担当者は、市中心部の空き室が見つからないという人に対し、大型ホテルのある秋保・作並の各温泉や松島町、東北新幹線が停車する一関、北上など隣接県での宿泊を検討するようアドバイスしている。

2015年01月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2113荷主研究者:2015/02/01(日) 12:19:10
>>1343
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150122_15026.html
2015年01月22日木曜日 河北新報
市道仙台城跡線2月25日再開へ・仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150121046jc.jpg

4年ぶりの通行再開が決まった市道仙台城跡線と、復旧した北西石垣=20日、仙台市青葉区

 仙台市は21日、東日本大震災で通行止めとなっていた青葉区の市道仙台城跡線を2月25日に再開すると発表した。国史跡に指定される仙台城跡本丸の石垣復旧がほぼ終わり、通行できる見通しが立った。

 再開区間は、大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。当日午前11時半から双方向の通行が可能になる。

 復旧工事に合わせて、北西石垣の脇を通る急カーブなどの車道を一部拡幅した。観光シーズン(4〜10月)の土日祝日の日中は、震災前と同様に八木山方面への一方通行になる。

 市街地観光バス「るーぷる仙台」の運行は翌26日に再開。市博物館方面から清水門石垣を経て、本丸跡へと続く歩道も通行できるようになる。

 仙台城跡の石垣は震災で、市道に面した北西石垣(総延長200メートル)など計4カ所が崩落。復旧工事では約6600個の石材を、ほぼ元の位置に積み直した。

 市道と石垣の復旧費用は約13億円。奥山恵美子市長は21日の記者会見で「4年近く待たせたが、ようやく再開できる。仙台城を訪れる人の利便性も高まり、復興が一歩進んだ様子をアピールできる」と語った。

2114荷主研究者:2015/02/01(日) 12:22:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150122_12006.html
2015年01月22日木曜日 河北新報
仙台港、国際コンテナ取扱量が震災前水準回復

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150121038jc.jpg

 宮城県は21日、仙台港(仙台市宮城野区)の2014年の国際コンテナ貨物取扱量(速報値)が、前年比5%増の21万3000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)だったと発表した。東日本大震災前の2010年実績の99%に回復し、同年に次いで過去2番目に多い取扱量を記録した。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量の推移はグラフの通り。過去最多を記録した10年の翌11年は震災で大きく落ち込んだが、その後は復興需要などを追い風に右肩上がりで回復している。

 14年は輸出が10万6000TEU、輸入は10万7000TEUで、ほぼ半々だった。品目別にみると、輸出は県内の工場から主に北米向けに送り出されるタイヤが好調で、ゴム製品が全体の半数を占めた。

 輸入は復興需要などから住宅用建材が前年並みだったほか、プラスチック製品や加工食品が堅調だった。

 県港湾課は「福島第1原発事故に伴う韓国による水産物の輸入禁止が解ければ、食品類の輸出が期待できる。新規航路や新たな荷主の開拓に引き続き力を入れる」と説明する。

 仙台港は1990年に国際コンテナの取り扱いを開始した。現在、国際コンテナ貨物の定期航路は北米航路1路線(週1便)、中国・韓国航路4路線(週4便)。

 県は、港内の高砂コンテナターミナル敷地を現状の21ヘクタールから27ヘクタールへ拡張する整備工事を進めている。新年度には利用を始められる見通し。

2115荷主研究者:2015/02/01(日) 12:29:06
>>2056
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_13035.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
多賀城駅前再開発ビル着工 図書館など入居

市立図書館が入る再開発ビルA棟のイメージ図

 多賀城市のJR仙石線多賀城駅前に建設される再開発ビル2棟の安全祈願祭が21日、現地であった。このうちA棟に入居する市立図書館は、DVDレンタルと書籍販売大手ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする。

 地権者、入居予定者ら約120人が出席。くわ入れなどの神事の後、菊地健次郎市長が「40年にわたる中心市街地形成の集大成だ。市が目指す東北随一の文化交流拠点の核としたい」とあいさつした。

 駅前広場の西側に建設するA棟は、地上3階、地下1階の鉄骨造りで延べ床面積約7000平方メートル。図書館のほか、書店などが入る。

 東側のB棟は老人デイサービスセンター、子育てサポートセンターなどが入る。地上4階の鉄骨造りで延べ床面積約4000平方メートル。

 完成はいずれも2016年1月。A棟は3月下旬、B棟は5月のオープンを予定する。

2116荷主研究者:2015/02/01(日) 12:31:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_12004.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
仙台圏の新築マンション過去最高値・14年

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150122027jc.jpg

 2014年に仙台圏で供給された新築マンションの平均価格は前年比10.0%(354万2000円)増の3913万2000円で、過去最高となったことが広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社のまとめで分かった。東日本大震災の復興需要に伴う建設費の高騰を背景に、高値水準が続いた。

 仙台圏の供給状況は表の通り。全体の供給戸数は691戸減の574戸で、震災のあった11年の674戸を下回り、1988年の調査開始以来、過去最少となった。中でも青葉区は93戸で前年比459戸の大幅減だった。

 吉野敦支社長は「青葉区では、建設費の高騰で適正価格での供給が難しくなったほか、建設会社が決まらずに着工が遅れたことも供給減の要因となった」と分析する。

 平均価格は、青葉区が2年連続で4000万円台を超え、バブル期の91年(4685万円)に次ぎ過去3番目に高い水準。宮城野、太白、若林各区が3000万円台後半で続いた。

 平均面積は76.03平方メートルで前年とほぼ同じ。物件の間取りは4LDKが8.8ポイント減の20.2%、3LDKが9.7ポイント増の71.4%だった。

 各マンションとも売れ行きは好調といい、販売開始から1カ月以内の初月契約率は10.7ポイント増の86.6%。14年12月末時点の期末契約率は4.2ポイント増の96.5%だった。

 今後の動向について吉野支社長は「15年は青葉区の供給戸数が500戸台に回復し、全体で1000〜1200戸になるとみられる。価格はここ2、3年は緩やかに上昇し、その後は高止まりするのではないか」と予想する。

2117荷主研究者:2015/02/01(日) 12:33:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150123_15013.html
2015年01月23日金曜日 河北新報
<仙台市地下鉄>泉中央はN01 駅名記号化

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150123006jc.jpg
「N08」の記号が入った勾当台公園駅の新しい駅名標。写真(上)が南行き、(下)が北行きのホーム正面に掲示される

 仙台市交通局は、3月に同市で開かれる国連防災世界会議を前に、市地下鉄南北線の駅名表示を一新する。外国人や観光客ら地理に不慣れな市外の乗客が識別しやすいように、路線名と駅名を記号化した「駅ナンバリング」を導入し、駅名と一緒に表示する。

 記号は、南北線のアルファベットの頭文字Nと2桁の駅番号で構成する。北の起点の泉中央駅を「N01」、次の八乙女駅を「N02」のように北から順に番号を振り、南の起点の富沢駅を「N17」とした。

 2月上旬以降、ホーム正面にある駅名標や車内の路線図を順次交換。漢字やローマ字などで記した駅名とともに、各駅の記号を添える。南北線カラーの緑で縁取りした円内に、黒字でアルファベットと数字を記す。

 駅の記号表示は、12月開業の市地下鉄東西線でも採用する。東西線カラーの水色で「T01」などと表示する方向で検討している。

 市交通局は、日本語と英語の2カ国語で記している南北線各駅構内の主要看板についても、会議前までに中国語とハングルを加えて4カ国語表記とする。

2118荷主研究者:2015/02/01(日) 13:59:17
>>2044 >>2102
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150130_12021.html
2015年01月30日金曜日 河北新報
<仙石線全線再開へ>震災前より10分短縮

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150130001jc.jpg

 JR東日本仙台支社は29日、東日本大震災で被災した仙石線の全線運転を5月30日に再開すると発表した。仙台、石巻両市をつなぐ主要路線が震災から約4年2カ月ぶりに結ばれる。再開と同時に、東北線に乗り入れる「仙石東北ライン」の運行も始まり、仙台−石巻間の所要時間は最速約1時間と震災前より10分程度短縮される。

 仙石線で運行を休止している高城町−陸前小野間は、陸前大塚−陸前小野間の線路を約500メートル内陸の高台に移設。同区間の東松島市の東名、野蒜両駅は新しくなる。あおば通−石巻間全線は震災前より1.2キロ短い49.0キロ。あおば通、仙台−石巻間の運賃は840円に設定する。

 仙石東北ラインは仙石線松島海岸−高城町間と東北線塩釜−松島間に設ける約300メートルの接続線を利用し、東北線の仙台駅と仙石線の石巻駅をつなぐ。運行本数は未定。

 使用するのは、ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド型車両。車体は仙石線で使っている青と、沿線の桜をイメージしたピンクを基調にした。計16両を導入し、主に4両編成で運行する。

 松木茂仙台支社長は29日の定例記者会見で「仙石線の復旧と(仙石東北ラインを利用した)時間短縮が復興の後押しにつながればいい」と述べた。

 仙石線は震災で全線がストップした。2011年3月28日にあおば通−小鶴新田間で運転を再開。4月7日の余震で再び休止し、同15日に復旧した。同年に小鶴新田−高城町間、矢本−石巻間、12年に陸前小野−矢本間でそれぞれ再開した。残る高城町−陸前小野間を含む区間は現在も代行バス輸送を実施している。

2119荷主研究者:2015/02/01(日) 14:01:57
>>2012
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150131_15014.html
2015年01月31日土曜日 河北新報
国道48号雪崩対策本格化 仮設車線に切り替え

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150130028jc.jpg

 2014年2月に雪崩が発生した仙台市青葉区作並の国道48号で、東北地方整備局仙台河川国道事務所が雪崩対策工事を本格化させている。30日には工事のため谷側に設けた仮設車線の運用を始め、雪崩が起きた山側の車線を暫定閉鎖した。

 仮設の1車線は、既存の上下2車線に平行して流れる沢を埋め、約380メートルにわたって整備した。30日午後2時半に車線を切り替え、ドライバーが車線を誤らないように係員が誘導に当たった。

 雪崩対策工事は、車線切り替え区間を含む関山トンネルの宮城県側約600メートル間で実施。道路の屋根となるスノーシェッド2基、のり面の防護柵3カ所を整備する。

 総事業費は約13億6000万円。全額を国の災害対策等緊急事業推進費で賄う。スノーシェッドなど防御設備の設置工事は早ければ年度内にも始める。完成時期は未定。

 14年2月の雪崩では車約90台が立ち往生し、復旧作業のため10日間通行止めとなり、宮城、山形両県から対策を求める声が上がっていた。

2120荷主研究者:2015/02/08(日) 12:49:37
>>2119
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150202_13017.html
2015年02月02日月曜日 河北新報
<国道48号雪崩>対策工事間に合わず

通行止めとなった国道48号関山トンネル付近(写真上がトンネル入り口方面)=1日午前10時15分ごろ、仙台市青葉区作並

 仙台市青葉区作並の国道48号で31日夜に発生した雪崩は、昨年2月の大規模雪崩に続き、幹線道路をふさいだ。東北地方整備局仙台河川国道事務所は対策工事のための仮設車線の運用を30日に始めたばかり。工事は当初、昨年内の完了を予定したが、工法見直しなどで間に合わなかった。

◎前日開通の仮設車線埋まる

 整備局が雪崩対策工事を発表したのは昨年6月。関山トンネルの宮城側出入り口から約600メートルの間に、道路の屋根となるスノーシェッド2基、のり面の防護柵3カ所を整備する計画だった。

 完了は雪が深くなる前の年内を見込んだが、詳細設計の段階で仮設車線が必要になることが判明。既存の2車線に平行する沢を埋めて1車線をつくり、30日午後にようやく開通にこぎ着けた。

 昨年2月の雪崩は宮城側出入り口から約1300メートル間で4カ所発生。今回は約600メートル地点で発生した。工事区間の宮城側終点部分に当たる。

 仮設車線を含む工事費は約13億6000万円。今回の雪崩では仮設車線も雪に埋もれた。

 整備局は本年度内の防御設備着工を目指す。だが、スノーシェッド工事は昨年11月に行った入札が不調に終わり、2月中の再入札で業者が決まらなければ、さらにずれ込む可能性もある。

 仙台河川国道事務所の熱海裕章計画課長は「まずは今回の雪崩の応急対策を迅速に講じ、恒久的な防御設備の着工を急ぎたい」と話した。

2121荷主研究者:2015/02/08(日) 12:50:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150203_12006.html
2015年02月03日火曜日 河北新報
牛タン、焼き鳥…仙台駅西口近くに「横丁」

「杜の都 五橋横丁」の外観イメージ

 JR東日本仙台支社は3月31日、仙台駅西口に近い東北新幹線の高架そばの社有ビル1階に、牛タン、焼き鳥などが味わえる複合店舗「杜の都 五橋横丁」を開業する。社有地の有効活用の一環で、仙台支社は「観光や出張で仙台を訪れた人はもちろん、周辺地域の人にも利用してほしい」と呼び掛けている。

 青葉区中央1丁目の横丁は仙台駅西口から南へ約400メートルで、五橋地区にある支社の東側に位置する。約280平方メートルに飲食関係4店と物販関係1店が入る。客席は計約120席。各店から他店メニューも注文できる。

 仙台駅に近く、周辺にホテルが立ち並ぶ。ホテル関係者から「宿泊客が気軽に立ち寄れる飲食店が欲しい」との要望が寄せられ、1年前から検討してきた。

 出店するのは「たんや善治郎 別館」「中華そば・炒麺・餃子(ぎょうざ) ミンパンティン」「串揚げ・串焼き Kiechan,s」「炭火焼鳥 五橋」「惣菜(そうざい)・弁当 五橋」。

2122荷主研究者:2015/02/08(日) 12:51:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150205_15011.html
2015年02月05日木曜日 河北新報
<三陸道>石巻北ICと4車線化 10月ずれ込み

 東北地方整備局は4日、3月を予定していた三陸自動車道の石巻北インターチェンジ(IC)の運用開始と鳴瀬奥松島−石巻北IC間の4車線化が、10月ごろにずれ込むと発表した。

 整備局によると、石巻市蛇田に建設中の石巻北ICは地盤改良に時間がかかり、昨年秋の台風で現場が冠水したため工程に遅れが生じた。

 石巻北ICは2012年9月に着工。約20億円を投じて石巻河南ICの北約2キロ地点に新設する。完成によって、石巻赤十字病院へのアクセス向上や市内の渋滞緩和が期待される。

 鳴瀬奥松島−石巻北IC間は、既存車線に生じた段差などの改修で工事完了が遅れる。増設車線は既にほぼ完成し、改修を終えた箇所から順次4車線化する。仙台河川国道事務所の担当者は「工程を見直した結果、遅れが生じることが分かった。地元の期待に応えられるよう、工事を急ぎたい」と話した。

2123荷主研究者:2015/02/08(日) 12:53:25
>>1902
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150206_15016.html
2015年02月06日金曜日 河北新報
<仙石線>新蛇田地区に「石巻あゆみ野」駅

 JR東日本仙台支社は5日、石巻市門脇の仙石線陸前赤井(東松島市)−蛇田(石巻市)間に、新駅を設置すると発表した。駅名は「石巻あゆみ野」で2016年3月の開業を目指す。東日本大震災の被災者向け住宅地として整備される新蛇田、新蛇田南両地区に隣接し、1日約300人の利用を見込む。被災自治体での新駅設置は初めて。

 東北運輸局が3日付で認可した。石巻市が建設費数億円を負担する請願駅で、無人駅。陸前赤井から2.1キロ、蛇田から1.4キロの市有地に整備する。仙石線の新駅設置は04年3月の小鶴新田(仙台市)以来12年ぶり。

 駅名は、市が「復興や新しい生活、未来への歩み」という思いを盛り込むよう提案し、JRが検討してきた。

 待合室やスロープが付いた駅舎に、JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」対応のシステムを導入する。4両編成の列車まで乗降できるホーム(長さ約85メートル、上下線兼用)を設ける。駅北側に駅前広場を造り、駐車場や駐輪場、公衆トイレを配置する。

 新駅周辺の人口は約4300で、近くに石巻西高がある。新蛇田、新蛇田南両地区は18年3月までに一戸建て用宅地と災害公営住宅計約2000世帯分が供給され、5300人の居住を見込む。

 石巻市はJRに、住民生活の利便性向上を目的に新駅設置を要望。市とJRは14年10月、新駅整備に関する基本協定を結んだ。4月以降の着工を予定する。

 亀山紘市長は5日の定例記者会見で「駅を核とする新しい街ににぎわいが生まれる。石巻全体の復興を後押ししてくれると期待する」と述べた。

2124荷主研究者:2015/02/08(日) 12:57:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/06 建設新聞
三菱地所・泉パークタウン第6住区 2016年からの造成工事着手見込む
対象約148万㎡、20年12月供用開始

 三菱地所(東京都千代田区大手町1の6の1 杉山博孝代表取締役社長)は、仙台市泉区で開発を進めている「泉パークタウン」の最終住区となる第6住区の造成工事に2016年から着手する。

 泉パークタウンは、仙台市北西部の旧丘陵地約1070万㎡の敷地に「住む・働く・憩う・学ぶ・集う・楽しむ」全ての生活機能を満たした複合都市開発として1974年から開発を始め、現在までに第1住区から第5住区までを整備している。住宅計画によると、第1住区(桂、約110万㎡)、第2住区(高森東、約98万㎡)、第3住区(高森西、約102万㎡)、第4住区(寺岡、約161万㎡)、第5住区(紫山、約148万㎡)、そして今回の第6住区(最終住区、約148万㎡)の全6住区。

 第6住区の事業内容によると、対象用地は仙台市泉区根白石字針生山地内の山林で、計画地の面積は約148万㎡。主要用途と面積は、宅地約58万㎡、道路約25万㎡、公園5万㎡、緑地約57万㎡、その他約3万㎡、計画人口は9200人(1戸当たり4人)。全て戸建て住宅用地として整備するとし区画数は約2300戸(1区画の平均面積230㎡)。

 18日まで環境影響評価方法書の縦覧を行っており、3月4日まで意見の提出を受け付け、その後、 実施設計と並行し環境影響評価準備書を作成、2016年6月ごろから準備書を基に評価書を作成し仙台市環境影響評価審査会で審議し承認後、早ければ16年中の造成工事着手、造成期間は4カ年で20年12月の供用開始を予定している。

 設計業務は三菱地所設計が担当した。

 なお、開発行為に係る許認可は04年に取得済みで、今回の環境影響評価は00年に公告された評価書の内容から土地利用計画を大幅に見直したため再度申請したもの。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150206-IzumPark6B-ich-b.jpg
※位置図(図中斜線部分)。
2015/02/06付一面に掲載。

2125荷主研究者:2015/02/08(日) 12:59:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150207_12014.html
2015年02月07日土曜日 河北新報
<気仙沼線>復旧費700億円 論議なく1年

鉄道の代替運行が続く気仙沼線BRT。鉄路復旧に向けた議論は停滞したままだ=気仙沼市のJR陸前階上駅付近

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線柳津(登米市)−気仙沼駅間(55.3キロ)の復旧論議が行き詰まっている。総復旧費用は700億円と見積もられ、JR東日本は400億円の公的支援を要請。巨額な復旧費用にJR、国、自治体のいずれも身動きが取れず「三すくみ」の状態に。JRや宮城県、沿線自治体を含めた正式な議論の場は1年間持たれていない。

 気仙沼線は現在、バス高速輸送システム(BRT)が代替運行しており、運休区間のうち22.7キロは軌道を舗装した専用道となっている。

 JRは昨年2月、気仙沼線の現状復旧費300億円を自社負担する意思を示す一方で、安全な内陸部にルートを移設する費用など400億円の公的支援を求めた。

 700億円は、昨年12月に第三セクター三陸鉄道(宮古市)への移管が決まったJR山田線宮古−釜石間(55.4キロ)の復旧費の3.3倍に上る。

 「あまりに膨大な金額にショックが広がった」と関係者は口をそろえる。JRの支援要請に対し、宮城県や気仙沼市、南三陸町は「負担は極めて困難」として、国に支援の枠組みを創設するよう求めているが、国は現段階で対応していない。

 「どのルートにするのか、地元とJRが議論するのが先決」(国土交通省)とのスタンスだ。

 JR東日本の松木茂仙台支社長は1月29日の定例記者会見で「鉄路復旧にはルート変更やまちづくりとの調整も必要になり、地元と協議を続ける。復旧しても、利用してもらえるのかという課題もある」と説明した。

 鉄路復旧に向けた対応は、東北運輸局やJR、沿線自治体などが復興調整会議の場で協議してきた。気仙沼線の会議は、JRが復旧費を表明した昨年2月以降、開かれていない。

 停滞を打開するため「復興調整会議を首長レベルの会議に格上げすべきだ」との声もある。気仙沼市の菅原茂市長は「慎重姿勢から抜け出し、進展のある年にしなければならない」と語り、関係者が腹を割った協議の必要性を指摘する。

[JR気仙沼線BRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)−気仙沼間72.8キロのうち、柳津−気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短でも鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。1日の利用状況を示す平均通過人員は約260人。09年度(898人)の約3割にとどまる。

2126荷主研究者:2015/02/15(日) 01:21:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/09 建設新聞
セントラル総合開発仙台営業所
分譲・クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館 仙台市宮城野区・RC13F4075㎡
4月着工へ半田建築研究所で実施案

 セントラル総合開発仙台営業所(仙台市青葉区本町2の2の3 本多宗夫所長)は、仙台市宮城野区に分譲マンション「クレアホームズ榴ヶ岡公園三番館」(仮称)の建設を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、宮城野区榴ヶ岡20の一部(仙台駅東第2土地区画整理仮換地14の3街区8画地)地内の敷地面積871㎡。同地近くでは、同社が「クレアホームズ榴ヶ岡Ⅱ」(仮称)(総戸数65戸)を大和小田急建設の施工で建設中。

 三番館の施設規模は、RC13F延べ4075㎡で、総戸数はファミリータイプ48戸を見込む。着工は4月中旬、完成は来年の12月末をそれぞれ予定している。

2015/02/09付一面に掲載。

2127荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:17
>>1801
争点になるほど具体化してないと思うのだが…。
>富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150210_11014.html
2015年02月10日火曜日 河北新報
<富谷町長選>現職側に「誤算」次々

 「やられた。富谷町民の潜在的な願望である地下鉄延長を争点にされたのが大きい。論破を試みたが、相手の土俵に乗る形になった」。現職若生英俊氏の陣営幹部は敗戦後、支持者の去った選挙事務所でうめいた。

 実績十分だったはずの現職陣営がまさかの敗戦を喫した背景には、いくつかの誤算があった。

 一つは、側近だった鈴木和夫前副町長の離反だ。現職に請われ昨年7月に就任したものの、選挙直前の昨年末に突然辞任。「現職は調整能力不足で町政を混乱させている」と、対抗馬を擁立されるきっかけとなった。

 告示直前、新人に自民党推薦が出たことも想定外だった。小野寺五典氏ら同党国会議員が日替わりで新人の応援に入り、民主党の桜井充氏、次世代の党の和田政宗氏ら他党の国会議員も相乗りし、マイクを握った。

 現職側は「町民党」を掲げて戦ったが、自民系の陣営幹部や農商工団体の動きは推薦によって少なからず封じられ、組織力は弱体化。窮地に追い込まれた。

 「どんなに立派な町長でも負ければただの人。勝たせてやってください。この通りです」。危機感の高まりから、現職陣営の中山耕一県議が告示第一声で額を床に付けて懇願する場面もあった。

 新人陣営にも、泉青年会議所(仙台市泉区)が企画した公開討論会を開催直前でキャンセルする失点はあった。

 これを現職側は「敵前逃亡」とばかりに強く非難。告示後の個人演説会でも「採算面から地下鉄延長は無理だ」などと批判に重点を置くあまり、自身の政策について語る割合は減った。

 現職陣営の磯前武後援会長は「正しい判断をしてもらおうと現実的な説明に費やしたが、有権者には夢がないと映ったのかもしれない」と唇をかんだ。

2128荷主研究者:2015/02/15(日) 01:25:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150213_13032.html
2015年02月13日金曜日 河北新報
「ホライゾン学園」仙台に小学校開校へ

 県私立学校審議会は12日、学校法人ホライゾン学園(横浜市)から出されていた小学校新設申請を了承した。学園は2016年4月の開校を目指す。県内の私立小学校は計5校となる。

 「ホライゾン学園仙台小学校」は男女共学の1クラス24人、1学年2学級編成。授業の一部を英語で行い、第2外国語でトルコ語を学ぶなど国際的な人材育成を目指す。幼稚部のある仙台市泉区高森の校舎を増築し、使用する。

 学園は12年、経営難で06年に休校したインターナショナルスクールの土地と校舎を取得し、幼稚部を開園した。

 審議会はまた、生徒数減少で運営が困難になった専修学校「代々木ゼミナール仙台校」の3月末の廃止も了承した。

2130荷主研究者:2015/02/21(土) 18:13:02
>>2109
http://www.sankei.com/region/news/150131/rgn1501310079-n1.html
2015.1.31 07:00 産経新聞
代ゼミ仙台校、東北福祉大キャンパスに

 3月末で閉校する大手予備校「代々木ゼミナール仙台校」(仙台市宮城野区)の校舎が、4月から東北福祉大(同市青葉区)の通信教育部や東北福祉看護学校の「仙台駅東口キャンパス(仮称)」となることが30日、大学への取材で分かった。

 代ゼミは少子化による受験生減少などの影響で昨年8月、全国27校のうち仙台校を含む20校の閉鎖を決定。仙台校は開発機運の高まるJR仙台駅東口の一等地で、校舎の後利用が注目されていた。

 同大は代ゼミを運営する高宮学園から校舎を取得。「時間のない社会人にとっては利便性が高いことが重要」とし、同大の中で社会人学生が多い通信教育部(青葉区国見)と、同じ学校法人が運営する東北福祉看護学校(同)の移転を決めた。

 通信教育部の学生数は約4千人で、土日を中心とした講義やビデオ講義などを開講。東北福祉看護学校は約400人で、准看護師が2年にわたって面接授業などを受けながら看護師を目指す通信制教育課程。同大は「校舎が広いので、他にもあらゆる活用法を検討中」としている。

2131荷主研究者:2015/02/21(土) 18:42:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150216_11016.html
2015年02月16日月曜日 河北新報
仙台市立病院跡地どうなる?式場やホテル…

跡地利用が注目される旧仙台市立病院

 仙台市立病院が昨年11月に太白区あすと長町に移転し、売却予定の若林区清水小路の跡地利用に関心が高まっている。「交通アクセス良好な市中心部にある上、まとまった面積を持つ貴重な物件」(市内の不動産業者)と、跡地1.8ヘクタールに注がれる視線は熱を帯びる。市は一等地という面を重視。まちづくりの視点を加味して売却の方法や条件、スケジュールを慎重に検討する方針だ。

 跡地は市地下鉄南北線五橋駅に近く、目の前を国道4号が走る。周辺には東北大と東北学院大のキャンパス、商店街があり、昼間人口も多い。

 利便性が高いだけに、デベロッパーや不動産業者が興味を示しているとの観測が飛び交う。東北学院大も跡地を取得し、泉区の泉キャンパスを一部移転する構想を抱く。

 市は売却益を新病院の整備費に充てる方針だが、単なる公有地とは事情が異なり、都市機能向上につながる利用が望ましいと判断。売却は所有者の病院に加え、まちづくり政策と財政の2局に担当させる。

 市まちづくり政策局の坂本知靖政策調整課長は「整備費の一部に見込む以上、高値で売ることが重要だが、それが全てではない。実施中の土壌汚染調査の結果を踏まえ、3者で連携しながら方向性を考えたい」と話す。

 注目される跡地に関し、市内の不動産業者は「病院が立っていたため、マンション開発業者は敬遠するのではないか」と指摘。「企業の自社ビルや結婚式場、ビジネスホテルが想定される。立地を考えれば、坪単価は100万〜150万円でも手を挙げるところが出てくるはずだ」とみる。

 市が関わった市内の大規模な土地売却では、昨年1月に約220億円で落札された青葉区の東北大雨宮キャンパス(9.3ヘクタール)のケースがある。同大は市、仙台商工会議所と協議し「医療・福祉・健康増進」「商業・生活利便」「まちなか居住」の各機能を備える土地利用を売却条件とした。

 協議に携わった商議所の間庭洋専務理事は「人口減少社会の中、コンパクトで質の高い都市構造をどう展開するかを重視した。病院跡地の場合も、仙台の活力が高まる利用につなげてほしい」と期待する。

2132荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:22
>>2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_13052.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
国道48号高規格化を 宮城など国に要望

 宮城、山形両県と仙台市は16日、県境をまたぐ国道48号の雪崩対策工事の早期完了、地域高規格道路化などを求め、19日に国土交通相へ要望書を提出する方針を決めた。仙台市青葉区作並で1月31日に発生した雪崩で、県境付近が3日間通行止めとなり、仙山圏の基幹道路が2年連続で不通となった事態を重くみた。

 吉村美栄子山形県知事と宮城県、仙台市の担当者が国土交通省を訪れて提出する。沿線の山本信治天童市長、土田正剛東根市長らが同行する。

 道路の屋根「スノーシェッド」など入札不調で着工が遅れる雪崩防御設備の早期完成、高規格道路化の検討のほか、一定の連続降雨量や積雪量になると通行を規制する基準の厳格運用を求める。

 国道48号は昨年2月にもほぼ同じ場所で雪崩が発生。通行止めは10日間におよび、通勤・通学や物流、観光などに影響が出た。両県は翌3月に雪崩の再発防止策、高規格道路化を国に要望した。

 吉村知事は16日の定例記者会見で「雪や雨に強く、安心して通れる道路を沿線住民と一緒に働き掛けたい」と語った。

 山形県は今月11日の雪崩で、5日間不通となった西川町の国道112号(月山道路)の再発防止策も併せて要望する。

2133荷主研究者:2015/02/21(土) 18:43:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150217_15054.html
2015年02月17日火曜日 河北新報
外国人客、仙台軸に観光 免税店など対応充実

伊達武将隊らがタイ人観光客を出迎えた=13日午前、仙台空港

 仙台市内を歩くと、外国人旅行者を見掛けることが多くなった。街角には「免税」や多言語の案内板が増えた。仙台では来月14日、国連防災世界会議が開幕。その後も仙台空港民営化、東京五輪と海外から来客が見込めるイベントが続く。東北の玄関口・仙台で、外国人は旅をどう楽しんでいるのだろう。(報道部・相沢みづき)

<買う/対象品目が拡大>
 「Have a nice trip」

 13日午前、タイ人ツアー客約100人を乗せたチャーター便が仙台空港に到着すると、出迎えた仙台市職員らが人気の菓子「萩の月」や観光パンフレットを手渡した。

 ツアーは仙台を中心に塩釜、松島、蔵王など宮城県内を巡る4泊5日。主催する旅行業エイチ・アイ・エスの担当者は「タイ人は『桜』『雪』『食』を楽しみに来日する」と話す。

 外国人は東北の温泉地や観光地を周遊後、最終日に仙台に立ち寄ることが多い。市内で買い物をする台湾人や香港人を目にするのはそのためだ。

 昨年、消費税免税品目が拡大され、飲食料品や化粧品も対象に。市内のドラッグストアや百貨店は免税カウンター設置など取り組みを強化した。

 「台湾からの団体客が多い。海外ブランドが人気」と言うのは、仙台空港や松島に好アクセスの三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)。4カ国語対応のフロアガイドを備え、電話案内サービスも用意している。

<見る/お国柄さまざま>
 市内観光はやはり、仙台城跡や瑞宝殿、大崎八幡宮が定番。建築を学ぶ学生らは、せんだいメディアテークを外さない。

 お国柄で人気スポットは異なる。中国人観光客のツアーは、魯迅が学んだ東北大片平キャンパスに立ち寄ることも。

 タイ人のお気に入りは仙台大観音(泉区)。隣接するベストウェスタンホテル仙台は「窓から大観音が見える部屋を希望する客もいる。到着したらすぐ、興味津々に写真を撮っている」と語る。

<泊まる/旅人同士交流も>
 県内の外国人旅行者で多いアジアの団体客は、旅行代理店経由のホテル宿泊が多い。欧米人はユースホステルやゲストハウスで、旅人同士の交流を楽しむ傾向がある。

 メープル仙台ユースホステル(青葉区)の飯塚和宏マネジャーは「交通の便が良い仙台を起点に平泉(岩手県平泉町)や山寺(山形市)などに出掛ける外国人が多い。『焼き鳥が食べたい』など、和食に興味を持つ方も増えている」と言う。

 仙台市は多言語サイト充実など受け入れ環境を整備してきた。国際プロモーション課の高橋輝課長は「東北のゲートウェーとして、まずは情報発信が大事だ」と話した。

[宮城県の外国人延べ宿泊者数] 観光庁の調査によると、2013年は7万8400人。東日本大震災前の10年(15万9490人)の半数にとどまる。国別では韓国7670人、中国9150人、香港3200人、台湾2万2540人、タイ4410人。タイは震災前の88%まで回復した。

2134荷主研究者:2015/02/21(土) 18:50:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150218_12009.html
2015年02月18日水曜日 河北新報
ヤマザワ、あすと長町への出店断念

 ヤマザワは17日、仙台市太白区のあすと長町に予定していた食品スーパーの出店を断念し、取得した用地(約1万2000平方メートル)を大手不動産会社など2社に売却すると発表した。売却額は45億円。28億8000万円に上る売却益は特別利益に計上する。

 売却用地はJR長町駅に近く、ゼビオあすと長町店の南側。2012年に16億2000万円で取得した。その後、あすと長町内にヨークベニマルや生協などが次々と進出し、商圏が重なるため出店を取りやめた。

 同社は「駅の利用客をターゲットに出店を計画していたが、用地を取得した当時とはマーケット環境が大きく様変わりし、飽和状態になっている」と説明した。

2135荷主研究者:2015/02/21(土) 19:06:14

http://www.sankei.com/region/news/150219/rgn1502190077-n1.html
2015.2.19 07:03 産経新聞
仙台厚生病院が「県立医学部新設」で土地建物売却 10年以内に移転へ

 東北で1校に限り認められる医学部新設を目指していた仙台厚生病院(仙台市青葉区)が、県が県立での医学部新設構想を発表した後の昨年7月に、病院の土地と建物を売却していたことが18日、関係者への取材で分かった。同市青葉区内で移転し、新医学部の仙台の拠点病院となる予定にしていたという。構想の頓挫後も、同病院は10年以内に別の場所に移る方針にしており、用地交渉などの準備を進めている。

 同病院は震災前から東北地方の医師不足問題を訴え、病院主導で医学部の新設を計画した。震災後に復興特例で医学部新設が認められるようになり、東北福祉大と連携して準備したが、昨年5月の応募期限の直前に同大が断念。しかし、期限前日に村井嘉浩知事が県立での医学部新設構想を発表すると、200億円を拠出して支援することを約束した。

 さらに、栗原市を本拠地とする予定だった県立医学部の仙台市内の拠点施設化を目指し、「仙台医療センター」の設置も計画。病院の土地と建物の売却益を元手としてより広い敷地へ移り、3年以内に同センターとなる方針にしていた。

 病院の土地と建物の売買契約は昨年7月31日、オリックス(東京都港区)との間で成立。しかし、約1カ月後に、文部科学省が医学部の新設先に選んだのは、東北薬科大(仙台市青葉区)だった。

 同病院の目黒泰一郎理事長は産経新聞の取材に対し、売却の意図について「県の構想が勝つだろうと思っていた」と、県立医学部構想の選定に自信を持っていたことを明かした。オリックスと土地、建物のリース契約を結んでいるため、同病院は現在の場所で運営されている。ただ、目黒理事長によると、「医学の進歩で最新機器を次々導入したり、手術室を増やしたりして、手狭になってきている」といい、リース契約の終わる10年以内に病院を移転する予定という。

 現在、同市青葉区内で現有施設の3倍程度の面積を持つ土地取得へ向け、交渉中。病床数は現在の409床を維持するが、最新の医療機器の導入による設備増などで広大な敷地が必要という。今後急増すると考えられる外来手術(入院せず日帰りで帰る手術)の受け入れを手厚くし、患者数の倍増を見込む。

 目黒理事長は「医学部新設の志は破れたが、今後は高度医療と救急に特化して成功した仙台厚生病院の選択と集中のモデルをますます発展させ、全国に発信していくのが夢」と話している。

2136荷主研究者:2015/02/21(土) 19:11:23
>>2123
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150220_11013.html
2015年02月20日金曜日 河北新報
石巻新駅南側で宅地開発計画

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150219036jc.jpg

 石巻市青葉西地区で民間による大規模な宅地開発計画が持ち上がっている。予定地はJR仙石線に新設される「石巻あゆみ野駅」南側で、現状は市街化調整区域。地権者でつくる土地区画整理組合設立準備委員会は、区画整理事業が可能な市街化区域への編入を市に要望している。市は周辺の土地利用状況も考慮し、慎重に判断する姿勢だ。

 予定地は仙石線と国道45号に挟まれた農地など約11ヘクタール。一戸建て300戸程度を建築でき、事業費は概算で約25億円と見込んでいる。

 大部分を占める農地は東日本大震災の津波で被災。農家の高齢化が進み、現在は耕作されていない。一部の地権者が昨年5月、組合設立準備委を発足させ、他の地権者から事業への同意を集めている。

 現在、予定地には二つの仮設住宅団地もある。市によると、2月1日現在で51世帯が入居。市は地権者と2016年度までの土地貸借契約を交わしているため、事業着手は17年度以降となる見通し。

 付近は大型商業施設や医療機関、文教施設などが集積。仙石線は5月に全線復旧、新駅も来年3月に開業する予定で、周辺の開発熱は高まっている。

 準備委などは先日、市街化区域編入の要望書を市に提出。阿部国昭代表は「新駅が完成すると青葉西地区は石巻の玄関口になる。訪れた人たちをしっかり迎えられるようなまちづくりを進めたい」と話した。

 予定地の北側は、市が区画整理事業で防災集団移転用地として新市街地の形成を図っている。市は青葉西地区の市街化区域編入で、宅地の需給バランスが崩れる可能性もあるとみている。

 亀山紘市長は「新駅で利便性が上がるため、まちづくりをしたいという気持ちは理解できるが、用地の活用は慎重に検討したい」と語った。

2137荷主研究者:2015/03/01(日) 12:03:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150222_13016.html
2015年02月22日日曜日 河北新報
通行止め再発防げず/(上)雪崩 宮城側 ハード対策後手/国道48号県境断絶

2年連続の雪崩で、応急対策として設置された仮設防護柵=3日、仙台市青葉区作並の国道48号

<昨秋に着手予定>
 冬空の下を行き交う車の傍らで、高さ4メートルの鉄板がそそり立つ。

 険しい雪山を縫うように走る仙台市青葉区の国道48号。関山トンネルの宮城側出入り口から約600メートル地点に、巨大な仮設防護柵が100メートルにわたって続く。

 宮城、山形両県を結ぶ国直轄の幹線国道が2年連続で分断されたのは1月31日午後11時すぎ。雪崩が発生し、車23台を立ち往生させ、15キロが3日間通行止めとなった。ほぼ同じ場所で雪崩が起きた昨年2月は、復旧に10日を要した。

 昨年の雪崩の後、東北地方整備局は迅速な動きを見せた。雪解けを待ち、雪崩の恒久対策を講じるため測量を開始。秋にはスノーシェッド2カ所と防護柵3カ所の設置に着手する予定だった。

<想定外の指摘も>
 だが、入札不調に加え、工法の見直しが工期を狂わせた。ことしに入っても着工できず、当初計画になかった仮設車線の運用を雪崩発生の前日に始めたばかりだった。

 対策の遅れの一方で、専門家は2度の雪崩を「想定外」と指摘する。

 「現場は斜面に樹木が多く、通常は雪崩が起きにくい場所。加えて、2年連続の発生は極めて珍しい」

 整備局の依頼で調査に当たった防災科学技術研究所新庄雪氷環境実験所(新庄市)の阿部修契約専門員は話す。事実、昨年以前に現場付近で雪崩があったのは1991年2月にさかのぼる。

 想定外とはいえ、雪崩を3度繰り返すわけにはいかない。整備局はスノーシェッドの早期完成を期し、加工した部材を運び込むプレキャスト工法の導入で工期を短縮。来冬までの完成を目指す。

 そもそも48号は、宮城側の整備の遅れを指摘する声が多い。作並温泉旅館組合の岩松広行組合長は「カーブの具合や路面補修のどれを取っても、山形側との差は歴然」と言う。

<厳しい地理条件>
 整備の差は、沿線自治体の国への要望内容に如実に表れた。

 仙台、天童、東根の3市でつくる「48号道路改良整備促進協議会」が昨年12月、国に提出した要望は4項目。うち3項目は橋の改良など宮城側の課題が占め、山形側からは歩道整備のみだった。

 県境を挟み、整備局内の担当組織が仙台、山形の両河川国道事務所に分かれているのも要因と考えられる。

 仙台河川国道事務所の種市優副所長は「山形側に比べ宮城側は地理的条件が厳しい。改良が必要な場所から優先して着手している」と説明する。

 ◇

 国道48号が2シーズン連続で雪崩による通行止めを余儀なくされた。相次ぐ被害を受け、沿線からは高規格化を求める声が高まる。雪崩対策を検証し、宮城、山形両県をつなぐ大動脈の課題を探る。(報道部・熊谷吉信、山形総局・長谷美龍蔵)

2138荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150223_15010.html
2015年02月23日月曜日 河北新報
<国道48号>横軸結ぶ最短ルート/(中)動脈 「土木の鬼」が往来実現

「48ライナー」に乗り込む通勤通学客。国道48号は山形県と仙台圏を結ぶ動脈だ=18日、東根市のJRさくらんぼ東根駅前

<1日400人を輸送>
 平日の午前7時。東根市のJRさくらんぼ東根駅前のバス停に、仙台市に通う会社員や学生が列をなす。

 山交バス(山形市)が運行する都市間バス「48ライナー」。国道48号経由で新庄市と仙台市を1日9往復し、1日平均約400人を運ぶ。東根からは1時間強の道のりだ。

 同社は、寒河江、天童両市と仙台市を結ぶバスも1日5往復運行。四釜英彦乗合課長は「山形市以北の住民にとって、48号は仙台に最も早く行ける大動脈」と強調する。

 48号は宮城、山形県境越えの関山街道として古くからにぎわった。冬季の往来を可能にした旧関山トンネル(1882年開通)は、当時の山形県令三島通庸が推進した。

 「スケールの大きい“土木の鬼”。関山街道も、太平洋と日本海を結ぶ横軸の一部という構想だったのだろう」。宮城地区郷土史探訪会(仙台市)の本間一夫顧問が三島を評価する。

 旧トンネル工事では開通前年、掘削用火薬の爆破事故で作業員22人が死亡した。本間氏は「全員が山形から来て、従事していた。山形側の熱意がうかがえる」とみる。

<利用客が18%減>
 街道は1953年に国道となる。68年に今の関山トンネルが開通すると交通量はさらに増えた。

 国の2010年道路センサスで、48号の県境付近の通行量は1日9019台と、同じ県境越えの山形自動車道の半分程度にすぎない。ただ山形県北から仙台に向かう場合、山形道を使えば遠回りになる。

 仙台市青葉区作並の区間で1月31日に起きた雪崩で、山交バスは3日間、都市間バスの2路線を山形道ルートで運行させた。到着は「30分前後遅れる」(同社)ため、利用客は不便を強いられる。昨年2月の雪崩で8日間、山形道ルートを使った際は、同月の利用客が前年比18%落ち込んだ。

<住宅開発が進行>
 48号は、仙台の都心部と西部の郊外を結ぶ幹線でもある。青葉山トンネルも含め市内の約13キロが4車線化され、286号沿線に比べ遅れていた住宅開発も近年急速に進む。

 青葉区愛子・錦ケ丘地区は2014年、東日本大震災前の09年比で人口が1.25倍に増えた。震災後、人口増が著しい市内でも伸びが際立つ。

 人口構成を年代別に見ると、0〜14歳が22.3%で全市平均の2倍近いウエートを占める。市は4月、新たに900人規模の錦ケ丘小を開校させ児童急増に対応する。

 住宅販売のセキスイハイム東北(仙台市)は愛子地区で宅地11区画を販売し、既に5区画が売れた。担当者は「自然環境と中心部へのアクセスの良さでファミリー層の関心が高い」と説明する。

2139荷主研究者:2015/03/01(日) 12:04:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150224_13009.html
2015年02月24日火曜日 河北新報
<国道48号>「高規格化」で温度差/(下)連携 費用負担仙台市及び腰

作並温泉で開かれた雪灯籠のイベント。行政をよそに民間レベルは交流が進む=15日、仙台市青葉区

<トンネルが必要>
 昨年2月、ことし1月と相次いだ国道48号の雪崩を受け、宮城、山形両県は19日、対策工事の一日も早い完了を求め国に要望活動を行った。

 山形側からは吉村美栄子知事、土田正剛東根市長、山本信治天童市長が上京。宮城側は県も仙台市も事務方で、議会開会中とはいえ温度差が浮き彫りになった。

 雪崩発生の以前から、山形側では48号の地域高規格道路への格上げを求める声があった。土田東根市長は「東北の地方創生を仙山圏がリードするには高規格化が絶対欠かせない」と言い切る。

 地域高規格道路は、国の第11次道路整備5カ年計画(1993年度)で事業化された。

 制限速度が時速60キロ以上の自動車専用道で、高速道路を補完する位置付け。48号を高規格化する場合は新たなトンネル建設を伴う可能性が大きく、事業費は数百億円規模になるとみられる。

<「復興」が最優先
 高規格化について東北地方整備局は「現時点では白紙」と語るにとどめる。国は98年以降、高規格化の前提となる候補路線と計画路線の指定を行っていない。

 仮に指定されても、実現には山形県と政令市の仙台市が事業費の3分の1を負担しなければならない。

 仙台市の八木裕一道路計画課長は「山形の熱意は十分理解するが、復興事業が最優先」と言う。宮城県幹部も「山形が観光面などで仙台と連携したいのは分かる。しかし、高規格化はハードルが相当高い」と消極的だ。

 東日本大震災で、48号は日本海側と太平洋側をつなぐ「命の道」の役割を担った。

 ただ、震災を教訓に日本海側とのアクセス向上に取り組む宮城県が県境越えルートで優先するのは、48号ではなく大崎-寒河江両市間の347号。今は冬季閉鎖するが、2016年度からの通年通行を目指すという。

<市民交流は進む>
 行政をよそに民間レベルは交流が進む。夏場は1カ月間に親子連れら約4万人が来場する東根市の屋外遊び場「ひがしね あそびあランド」。市の推計では、来場者の3割が主に48号を使って訪れる仙台市民だ。

 運営するNPO法人クリエイトひがしねの村山恵子事務局長は「津波被害の影響なのか、若林区から来る親子もいる。県は違うが、生活圏の一体感がある」と話す。

 雪崩発生現場に近い青葉区の作並温泉で14、15日、発光ダイオードの雪灯籠をともすイベントがあった。主催した市民団体「作並地区未来プロジェクト」の工藤秀也会長は仙山交流に熱心だ。

 20日には山形県内の企業関係者ら約10人が作並を訪れ、48号について意見交換した。「今までになかったこと。民間の連携を深めることが道路整備にもつながる」と工藤さんは提案する。

2140荷主研究者:2015/03/01(日) 12:07:44
>>2058-2059
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_12009.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
ギャルからサブカルへ 仙台駅前西口ビル転換

アニメイト仙台など3店が移転オープンした1月24日、仙台駅前のペデストリアンデッキには入店待ちの客の列ができた

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口の商業ビル「イービーンズ」が、15年ぶりにイメージチェンジした。テナントの主流をギャル向け衣料中心から、アニメや漫画といったサブカルチャー関連中心に転換。商業施設の新設、改装の動きが相次ぐ駅周辺で独自色を鮮明にした。他の商業施設は新たな客層を取り込む好機と捉え、動向を注視する。

<開店前に1000人>
 東北最大級の売り場面積を誇るアニメイト仙台など、イービーンズ周辺にあったアニメ関連専門店3店が1月24日、7、8階に入った。

 開店式典で、アニメイト(東京)の阪下実社長は「(駅から)雨にぬれずに来られる。イベントスペースも新設し、素晴らしい店と自負している」と話した。午前10時の開店に並んだ客は1000人。11時前には入店まで2、3時間待ちとなり、「初売り以外で、これほど並ぶのは珍しい」とビル関係者は驚いた。

 客の評判も「店が1カ所にあって、一日楽しめる」など、上々だ。

 今月3日には、8階にアニメとメニューを連動させるアニメイトカフェが開店。第1弾は仙台が舞台となったアニメ「ハイキュー!!」で、地元のファンを引きつける。

 イービーンズを運営するエンドーチェーンの担当者は「アニメや漫画への高い関心は無視できない。全体の売上高も伸びている」と明かす。

<周辺 動向注視>
 同社は周辺のアニメなど専門店に客が並ぶ動きを見て、路線変更を検討。ファッション関連商業施設の競争激化も考慮した。昨夏のアニメの催事が好評でかじを切った。

 昨秋、17年間入居していたジュンク堂書店仙台本店が閉店。1999年から中核を担ってきた渋谷系ファッションは主に2階に集めた。パソコンなど販売のソフマップ仙台駅前店が11月に出店し、流れを決定づけた。

 劇的な変化に周辺の商業施設は注目する。漫画やアニメ関連商品を扱う「文教堂JOY」が昨年10月、7階に入った仙台ロフトは、イービーンズに近い南側入り口の来店客が増えた。五十嵐和彦館長は「相乗効果で駅西口の活性化につなげたい」と歓迎する。

 イービーンズ北側には、パルコ新館が16年春の開業を予定。パルコ(東京)は「12月の地下鉄東西線開業を控え、中心地が仙台駅に動いている。どのような商品があれば支持されるかを検討中」と説明し、駅周辺全体の動きを注目する。

2141荷主研究者:2015/03/01(日) 12:09:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_15015.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
石垣、市道、見聞館…仙台城跡周辺の復旧続々

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石垣の復旧工事について説明を聞く市民ら=22日、仙台市青葉区の仙台城本丸北西石垣

 仙台市で3月14日から開かれる国連防災世界会議を前に、東日本大震災で被災した国史跡の仙台城跡(青葉区)の石垣修復や施設改修工事が続々と完了する。107万都市仙台の礎と魅力を発信するため、参加者4万人の会議に間に合わせた。25日には、閉鎖されている市道仙台城跡線も4年ぶりに再開し、アクセスが良くなる。

 仙台城跡の石垣の復旧工事説明会が22日、市道仙台城跡線で開かれ、市民約400人が参加した。

 約2年半をかけて約6600個の石を積み直した旧跡について、仙台城史跡調査室の工藤哲司室長は「崩れた石一つ一つに番号を振り、被災前の写真と見比べて95パーセントは元の位置に戻せた。時間はかかったが、史跡にふさわしい工事になった」と振り返った。

 震災では、市博物館裏の清水門石垣や本丸北西石垣など6カ所が被災した。石垣脇を通る仙台城跡線も通行止めとなり、本丸跡の駐車場には迂回(うかい)路を使う必要があった。

 石垣復旧には、自然石を積み上げる「野面積み」と、加工石を重ねる「切石積み」をともに採用。石が砕けた箇所は、10年ほど前の北壁石垣の積み直し工事で余り、保管していた黒っぽい石などを用いた。

 市街地を一望できる本丸大広間跡も変わる。臨時休館中の観光案内施設「仙台城見聞館」が、展示物のリニューアルを終えて27日にオープンする。藩政を執り行っていた大広間跡の位置や各部屋の間取りを紹介するパネルやプレートの取り付け工事も、3月上旬にほぼ終える予定。

 市教委文化財課の吉岡恭平課長は「見どころを一つでも増やし、世界各地から訪れる人々に仙台の魅力を知って帰ってもらいたい」と話す。

 25日の市道仙台城跡線(延長980メートル)の再開は午前11時半から。

2142荷主研究者:2015/03/01(日) 12:10:50
>>2141
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_13047.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
仙台城跡線4年ぶり再開通 震災で石垣崩落

石垣の復旧工事が終わり、通行止めが解除された市道仙台城跡線を走る車=25日午前11時40分ごろ、仙台市青葉区(写真は一部加工しています)

 東日本大震災で一部区間が通行止めとなっていた仙台市青葉区の市道仙台城跡線が25日午前、約4年ぶりに全線開通した。市中心部から、国史跡の仙台城本丸跡や太白区八木山地区へのアクセスが改善し、復興がまた一歩前へ進んだ。

 通行止めが解除された区間は、仙台城大手門跡隅櫓(すみやぐら)から市道青葉山亀岡線との接続部までの約980メートル。

 午前11時半に市職員がバリケードを撤去すると一般車両が市道を行き交った。市のPR集団「伊達武将隊」の3人も駆け付け、開通を祝った。

 友人らと一緒に市道を歩いた東北大4年の秋広尚斗さん(23)は「復興が進んでいることを実感できて感慨深い。通学もだいぶ楽になる」と話した。

 震災で、市道に面した石垣が各所で崩落。市は石垣の復旧工事を今月半ばまでに終え、車道を一部拡幅した上で通行止めを解除した。市道と石垣の復旧費用は約13億円。

 観光シーズン(4〜10月)の土日曜、祝日の日中は震災前と同様、八木山方面へ向かう一方通行となる。

2143荷主研究者:2015/03/01(日) 12:11:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_11037.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
青葉通ケヤキ復活へ 仙台市、若木を順次植栽

中央分離帯に植えられたケヤキの若木

 仙台市は23日深夜、青葉区の青葉通で、市地下鉄東西線建設工事に伴って2008年に撤去したケヤキ44本に代わり、樹齢の若いケヤキを植える作業を始めた。植栽スペースを確保できた39本を順次植え、街路樹の復活に取り組む。

 本年度の植栽は、27日にかけて東西線大町西公園駅付近で実施。車線の一部を夜間交通規制し、樹齢約20年のケヤキ(幹回り約60センチ、高さ約9メートル)13本を植える。残り26本は新年度以降に植樹する。

 初日は、作業員らが重機やクレーンを使って12〜15メートル間隔に4本を植えた。ケヤキは、運搬可能な最大級のサイズを福島、茨城両県内の業者から12本を購入したほか、市に寄付された1本を活用した。事業費は約3200万円。

 市北道路建設課の石戸寿一課長は「東西線とともに、今後の仙台発展のシンボルとして丈夫に育ってほしい」と語った。水や空気の通りをよくする措置を講じ、生育環境の改善にも取り組む。

2144荷主研究者:2015/03/01(日) 12:12:38

http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500504.php
2015年02月25日08:19 山形新聞
仙山線、雪塊衝突で連日のダイヤ乱れ 利用者ため息、JR側は迅速復旧に力

 JR仙山線で列車が雪の塊に衝突し、点検作業などによる遅れや運休が23、24の両日、続けて発生した。山間部を走る同路線は雪の影響を受けやすいが、通学や通勤で1日平均約9千人が利用する大動脈。JRは危険箇所の事前把握に力を入れるなど対策を講じているが、連日のダイヤの乱れに利用者からは「またか」とため息が漏れ、対策強化を求める声が聞かれた。

 JR東日本仙台支社などによると、24日は午後1時35分ごろ、県境付近の仙台市側で、上り普通列車が直径約70センチの雪の塊にぶつかり、緊急停車した。計約60人の乗客にけがはなかった。上下4本が運休し、影響人員は約1400人に上った。23日は面白山高原―高瀬間で同様のトラブルが発生。両日とも雪は山の斜面や線路脇から落ちたとみられ、運転士が気付いてブレーキを掛けたが間に合わなかった。

 今冬は降雪量が多い一方で気温の高い日が続き、斜面などの雪が崩れやすくなっている。仙山線は特に山間部で沿線に道路のない区間があり、落雪などで線路の除雪が必要になると、土木関係の係員が到着するまで乗客は足止めを強いられる。

 例年発生する雪の影響を受け、JRは列車に係員を乗せ、沿線の雪の状態を随時、確認。雪が崩れそうな状態となっている危険箇所があれば運転を見合わせ、除雪するなどしている。24日は、衝突した列車に乗っていた係員が発生後すぐに作業し、約30分で運転を再開した。

 雪との衝突が絶えないことについて、JR仙台支社広報室は「山間部は広範囲。いつ、どこから雪が落ちてくるのか見極めることは難しく、悩ましい」と困惑する。まずは、添乗している除雪担当係員の態勢を強化するなど発生後の迅速な復旧に力を入れる考えという。

 常に利用する乗客の反応は複雑だ。通勤で利用する山形市内の会社員男性(53)は「列車が遅れていないか毎朝不安になりながら駅に向かう」と嘆く。仙台市内の短期大学に通う女性(19)=山形市=は「定期券があるのにバスに乗り換えるのは納得できない。遅れない対策をしてほしい」と訴えた。通学に使う高等専門学校2年の男性(17)=同=は昨年12月、倒木の影響で立ち往生した列車にも乗っていた。「自然災害だから仕方ないとは思うが、影響を最小限に食い止める対策をしてほしい」と強調した。

2145荷主研究者:2015/03/01(日) 12:14:06
>>2100
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/25 建設新聞
仙台駅東口・ヨドバシカメラ
仙台第1ビルの建設 大成建設で基本設計 3棟延べ約10万㎡、16年3月開店めざす

 ヨドバシカメラ(東京都新宿区北新宿3の20の1 藤沢昭和代表取締役)は、仙台駅東口にヨドバシ仙台第1ビルの建設を計画しており、大成建設に基本設計を委託している。

 計画によると、仙台市宮城野区榴岡1の2の10ほか地内の約1万5500㎡を対象に、商業施設や駐車場から構成される3棟延べ約10㎡の大規模建築物を建設するもの。各施設の規模は店舗A棟が地下2階地上8F延べ約7万5000㎡、店舗B棟が14F延べ約1万6300㎡、駐車場棟が8F延べ約9700㎡となっている。

 施設内部は、店舗A棟が地上1階〜4階をヨドバシカメラ店舗、地下1階と地上5階をテナント店舗、地下2階と地上6〜8階が駐車場。店舗B棟がテナント店舗を予定している。駐車台数は現在も使用している旧店舗南側の既存立体駐車で約733台、店舗A棟と駐車場棟で約800台の合計約1553台分を確保する。

 計画地の東側に位置する既存のヨドバシ仙台第2ビルとは、新たに整備する駅前ペデストリアンデッキで接続する。さらに、新店舗と仙台第2ビルは地下通路で接続し仙台第2ビルを経由して東八番丁通りへの出入口を確保する。東七番丁通り沿いには、公共交通機能(バスプール)を整備する予定。

 また、建設用地の容積率が計画延べ面積と異なり、計画通りの建設が困難となっていたことから音楽ホールなどの「社会貢献施設」をビル内に整備し容積率を緩和することを計画。昨年12月に仙台市が地下鉄東西線の沿線開発を促す都市計画提案募集制度に基づき緩和を認める考えを示した。

 今後のスケジュールは、容積率の緩和に向け都市計画変更の協議を進めるとともに、3月まで環境影響評価を実施するなど着工に向けた準備を進め、2016年3月の竣工・開店をめざしている。

2015/02/25付一面に掲載。

2146荷主研究者:2015/03/01(日) 12:15:17
>>2110
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/02/27 建設新聞
宮城県富谷町・コストコ
富谷倉庫店の出店計画を宮城県に届け出 約1万5000㎡で計画・16年4月の開業へ

 米国系の会員制量販店「コストコ」を展開するコストコホールセールジャパン(神奈川県川崎市川崎区)は、宮城県富谷町に「コストコホールセール富谷倉庫店」(仮称)の出店に向け、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 同条例は延べ床面積が1万㎡以上もしくは店舗面積が6000㎡を超える商業施設の立地に際して、適正な商業立地とバランスのあるまちづくりを実現するため、事前に出店計画書などの提出を求めたもの。

 建設用地は富谷町字北沢24の1ほか地内で、今年12月末の完了を目指し昨年10月に着工した高屋敷土地区画整理事業内の敷地9万1131.99㎡。国道4号に隣接し仙台北部道路の富谷ICにも程近い交通至便な場所で、既存店舗の空白地域であることを理由に同地区を選定。商圏範囲はおおむね半径10㎞としている。

 出店計画によると、施設規模は店舗がS1F延べ約1万4100㎡(店舗面積9983㎡)、フードコート約300㎡、ガソリンスタンド約340㎡の合計1万4740㎡で、駐車場台数は773台、一日当たりの利用者数は約9500人を見込んでいる。

 今後は届け出内容の縦覧期間などを経て今年8月の着工、2016年4月15日の営業開始を目指すとしている。

 コストコは現在、9カ国で670店舗を展開しており、国内には20店を開店。東北6県では今年7月、山形県上山市にオープン予定の店舗が東北1号店で、富谷店は東北2号店となる見込みで、将来的には東北各県に店舗を設ける考えだ。

2015/02/27付一面に掲載。

2147荷主研究者:2015/03/01(日) 13:48:34
>>2127
>泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて
LRTだったのか…。仙台市中心部まで行くには地下鉄に乗り換えが必要になると利便性が損なわれると思うのだが、ただ想像される需要を考えるとLRTぐらいが順当かねぇ。むしろかつて三菱地所が構想した北四番丁大衡線を活用した泉パークタウンまでのLRT構想を富谷町まで延長する方が面白いかも(笑)

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_11049.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
「地下鉄延長」実現できるの?富谷町長の公約めぐり質疑

 仙台市議会2月定例会の予算等審査特別委員会で26日、市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて当選した若生裕俊町長の公約をめぐる質疑があった。降って湧いたような話に加え、いまだ町から相談はなく、市側の困惑した答弁が目立った。

 木村勝好氏(市民フォーラム仙台)が質問した。構想実現には、市内でも線路敷設が必要になり、費用を負担する可能性が出てくる。小島博仁都市整備局長は「町が事業主体や費用負担などを、どう考えているのかを知りたい」と述べた。

 木村氏が「町から話は聞くが、協力できない場合は協力できないというスタンスか」とただすと、小島局長は「議員と同じ考えだ」と同調した。

 奥山恵美子市長は「まずは町が議論する問題だが、われわれはライトレールが市内を走行することを想定していない。きちんと研究し、知見を蓄える必要がある」と、もしもに備える考えを示した。

2148荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150225_62012.html
2015年02月25日水曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>企業、広域展開の好機/(上)交流拡大 販促へ海外も視野

3月1日に開通する常磐道の常磐富岡-浪江IC間。計画から約半世紀、全線がつながる

 東北南部の太平洋沿岸と首都圏が一本の道で結ばれる。常磐自動車道が3月1日、三郷ジャンクション(埼玉県)-亘理インターチェンジ(IC、宮城県)間約300キロの全線で開通する。計画から約半世紀を経て実現する沿岸の大動脈。東日本大震災の被災地の企業や住民が期待感を抱く一方、福島第1原発事故の影響は色濃く残る。全線開通前の現状を追った。(南相馬支局・大場隆由、報道部・布施谷吉一、亘理支局・原口靖志)

 宮城県沿岸南部の被災地企業に、販路拡大の好機が訪れる。

 福島県境に接し、特産イチゴの栽培ハウスが広がる宮城県山元町。農業生産法人GRAは、仙台や東京の百貨店、仙台空港などで、大きさや糖度の基準を満たした「ミガキイチゴ」といった地域ブランド販売を手掛ける。次の一手は海外輸出。鍵を握るのが常磐道だ。

<完熟のまま>
 岩佐大輝代表(37)は「日本のイチゴは海外で評価が高い。シェア拡大は可能だ」と青写真を描く。常磐道開通後は近くのICから成田空港に運ぶ。照準は香港や台湾、中東の富裕層。「完熟のまま海外の消費者に届く」と開通効果を挙げる。

 東北と関東に事業所を置く企業の期待は高い。

 車用品販売店イエローハットを運営するホットマン(仙台市)は茨城県に15店舗を持つ。冬の需要期に不足する商品を仙台から運ぶケースもある。東北道と磐越道を経由する場合に比べ、30分以上早く店に着く。

 伊藤信幸社長(65)は「時間に余裕ができ、ガソリン代も浮く」と利点を語る。昨年2月の大雪で宮城、福島県境の東北道が通行止めとなり、並行する国道4号が大渋滞した。「物流はストップできない」と伊藤社長。代替機能が果たせる大動脈の完成を歓迎する。

 宮城県丸森町を第2の拠点と位置付ける鋼材加工業メルコジャパン(茨城県日立市)。液晶、有機エレクトロルミネッセンス(EL)などの関連部品を製造する。航空機部品などの工場を今秋、山元町に新設する。2016年度開設予定の坂元スマートICに近い。

 納入先は首都圏や九州と広範囲にわたる。栗田鋼二社長(47)は「景気上向きによる納期短縮に対応できる。東北の企業とも連携したい」と広域の事業展開を見据える。

<仙台に流入>
 昨年12月6日の浪江-山元IC間開通で、仙台圏と浜通りの交流は活発化した。東日本高速道路によると、常磐道の既設区間の通行量は20〜27%増えた。全線開通を機に、仙台圏の商業施設や観光施設への流入が加速すると見る向きは多い。

 JTB東北(仙台市)の担当者は、仙台市の仙台港背後地に7月開業する仙台うみの杜水族館に注目。いわき市のアクアマリンふくしまなどとの相乗効果を期待する。

 「全国的な知名度を誇る観光施設が少ない東北は複数施設の連携が欠かせない」と強調した。

2149荷主研究者:2015/03/01(日) 13:57:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150226_63009.html
2015年02月26日木曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>避難者帰還に期待/(中)復興加速 観光地は誘客全力

21日に開業した南相馬鹿島SA。沿線自治体は交流人口の増加が復興につながると期待する=南相馬市鹿島区

 東京電力福島第1原発事故で、全町避難が続く福島県浪江町。町内で事業を再開した建築用木毛セメント板製造の日化ボード社長、朝田英信さん(65)は常磐自動車道の全線開通を歓迎する。

<時間を短縮>
 従業員11人。朝田さんら5人が避難先のいわき市から常磐道を使って通勤する。片道約1時間10分。常磐富岡-浪江インターチェンジ(IC)間14.3キロの開通でさらに時間短縮が見込める。

 工場の生産量は原発事故前の半分程度まで回復した。製品は、北は岩手県から南は関東方面に出荷する。朝田さんは「通勤でも、仕事でも全線開通のメリットは大きい」と話す。

 いわき市内に避難する浪江町民は2726人(1月末現在)。福島県内では福島市の3457人に次ぐ。関東地方1都6県の避難者は4000人を超える。「全線開通で一時帰宅しやすくなる住民が増える。帰還を目指す人が増えてくれればいい」と朝田さんは願う。

 沿線は観光地の復興も目指す。

 東日本大震災で被災した、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」。原発事故後の交通アクセスの不便さや風評が相まって、来館者は事故前に及ばない。13年度は事故前の69%、59万7000人にとどまる。宮城県からの来館者は全体の約2割。同館は「アクセスの改善で、宮城方面を中心に来館者が増えてほしい」と熱い視線を送る。

 相馬野馬追のメーン会場となる南相馬市は交流人口の増加に期待する。市内に福島県内唯一の常磐道サービスエリア(SA)が整備され、物販観光施設「セデッテかしま」が4月下旬に開業する。市観光交流課は「相乗効果で野馬追の来場者を原発事故前の20万人台に戻したい」と意気込む。

<流出が心配>
 復興への期待が高まる一方、「ストロー化」の懸念も広がる。

 二つのICができた南相馬市内の婦人服店経営者は「もう影響が出ている」と表情を曇らせる。

 原発事故の影響で顧客を失い、売り上げは事故前の6割ほど。値の張るスーツは昨年12月から出なくなり、前年実績の3〜4割減った。常磐道の仙台方面との直結が影響しているとみている。

 「仕事が終わってからでも名取や仙台方面で買い物ができる。それが日常になりつつある。うちのような店は厳しい」

 作業員の流入で「復興バブル」といわれる街で、変化は出始めている。

2150荷主研究者:2015/03/01(日) 13:58:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_63023.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<常磐道3・1全通>ためらうバス業界/(下)放射能の影 安心確立なお時間

事故車両からの救出訓練。高線量地帯では迅速な退避が求められる=17日、福島県大熊町

 昨年12月の常磐自動車道相馬-山元インターチェンジ(IC)間の開通後、南相馬市と仙台市を1日4往復する高速バスの直行便は利用客が増え、1月は約3700人と2、3往復だった前年の約2.5倍になった。だが、運行する東北アクセス(南相馬市)は、全線開通で直結するいわき市方面の運行には慎重な姿勢を崩さない。

 南相馬周辺は関東方面からの作業員も多く、いわき方面への潜在需要は高いとみられるが、遠藤竜太郎社長(50)は「被ばくが課題」と新路線開設に踏み切れない理由を説明する。「事故時の乗客への対応はもちろん、何度も行き来する運転手への影響も無視できない」

<「遠回りを」>
 最終開通区間の常磐富岡-浪江IC間(14.3キロ)は、福島第1原発事故の帰還困難区域を通り、常磐道の中で最も空間放射線量が高い。空間線量は最高地点で毎時約5.5マイクロシーベルト。短時間の通過による影響は限定的とされるが、住宅地であれば年間20ミリシーベルト以上の被ばくが想定される値だ。

 東北道と磐越道を経由し、1日8往復する高速バスのいわき-仙台線。常磐道に乗れば40キロほど距離を短縮できるが、利用を計画していない。

 利用客からは「近い方がいい」と常磐道ルートを支持する声の一方で、「線量が高い場所があるので遠回りでもいい」と不安も聞かれる。同路線をジェイアールバス東北(仙台市)と共同運行する新常磐交通(いわき市)は「輸送の安全確保を検討している段階」と説明。当面、現行ルートで運行を続ける方針だ。

 福島県内の常磐道は、福島第1原発がある大熊、双葉両町に建設される中間貯蔵施設への除染廃棄物の輸送ルートにもなる。近く試験輸送が始まる予定だが、本格化すれば大型ダンプが1日1500台以上通行する見込みだ。

<効果不透明>
 こうした状況から、旅行業界も全線開通を歓迎しつつも、企画商品の販売に二の足を踏む。地元旅行会社の幹部は「現時点では常磐道を使う商品を販売しにくい。東北道を使うケースが多いだろう」と話す。

 東日本高速道路がかつて想定した常磐道常磐富岡-山元IC間の交通量は、1日7000〜5000台。昨年12月の2区間開通後の実績は1日8000〜2300台と近似するが、避難者の利用や工事車両が多く、原発事故前と様相は異なる。

 「東北の復興の起爆剤にしたい」と、安倍晋三首相が全線開通を急がせた常磐道。多方面に全通効果が表れ、被災地の再生をけん引できるかどうか。道のりは平たんではない。

2151荷主研究者:2015/03/01(日) 14:06:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11049.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
仙台市営バス、新路線を運行 被災者の利便性向上

 仙台市交通局は新年度、災害公営住宅の利便性向上を図るため、ともに宮城野区のJR仙石線小鶴新田駅と陸前高砂駅を結ぶ路線バスを新設する。

 バスは「宮城野高校入口」や災害公営住宅(176戸)のある「田子西市営住宅前」「高砂市民センター前」などを経由して両駅間を結ぶ。

 平日は10往復運行し、朝夕は1時間に約1本走らせる。休日は小鶴新田発5便、陸前高砂発6便を運行する。

 ともに泉区の市地下鉄泉中央駅といずみ墓園を結ぶ路線バスは、墓園内の区画拡大に応じて経路を変更する。

 日曜と祝日、盆、彼岸に1日2往復運行する運行形態は現行のままで変わらない。

2152荷主研究者:2015/03/01(日) 14:09:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150228_11008.html
2015年02月28日土曜日 河北新報
宮城県人口3年ぶり減 津波被災地で顕著

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150227030jc.jpg

 県が27日発表した県内の推計人口年報(2014年10月1日現在)によると、総人口は232万7993(男113万3881、女119万4112)となり、この1年間で150人減った。東日本大震災で激減した県内人口はここ2年回復基調にあったが、3年ぶりに減少に転じた。

 市町村の増減率は高い順位にそれぞれ表の通り。減少したのは35市町村のうち津波被災地を中心に24市町に上った。減少率は高い順に女川町5.69%(418人)、南三陸町3.73%(538人)、山元町3.03%(399人)だった。

 増加は11市町村で、増加率の最高は大和町の2.21%(594人)。名取市2.20%(1635人)、大衡村1.65%(91人)と続いた。

 減少数が最大だったのは栗原市で1120人(1.56%)、次いで石巻市の954人(0.65%)だった。これに対して仙台市は4731人(0.44%)増となり、県内で最も増えた。

 人口動態は自然増減が4497人の減少(出生1万8099人、死亡2万2596人)。社会増減は4347人の増加(転入11万7394人、転出11万3047人)となった。

2154荷主研究者:2015/03/01(日) 15:29:09
>>2118
JR東日本仙台支社 2015年5月ダイヤ改正について
http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2015/02/201505daiyakaisei.pdf

特別快速は塩釜、高城町、矢本の3駅停車で52分かー。例えば1994年12月の時刻表を見ると、仙石線の休日に1日1往復走っていた仙台〜石巻間ノンストップの特別快速の所要時間が44〜45分なので、52分というのはちょっと遅い気がする。50分は切って欲しかったところ。
また特別快速は仙台発が午前9時、石巻発が午後8時ということは、仙台⇒石巻に所用のある需要を見込んでいるわけで意外。逆の石巻から仙台へ通勤するための需要の方が少ないのかねぇ。また高城町で仙石東北ラインと仙石線の乗り換えをスムーズにできるようにしないと、石巻方面⇔本塩釜・多賀城方面が不便になる懸念がある。
一方、宮城野原など快速通過駅は午前中など快速通過時間帯に運転間隔が30分程度空いてしまうことがあったが、それが普通列車化されて解消されるのは朗報だろう。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201502/20150227_13026.html
2015年02月27日金曜日 河北新報
<JR東>仙台-石巻間上下66本、最速は52分

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した仙石線の5月30日の全線運転再開に合わせたダイヤ改正を発表した。あおば通-石巻間(49.0キロ)を運転する普通列車と、東北線経由で仙台-石巻間(47.2キロ)を走る「仙石東北ライン」を上下計66本運行。仙石東北ラインは特別快速、快速列車限定で、特別快速は同区間を震災前より11分短い52分で結ぶ。

 仙石東北ラインは午前6時台〜午後8時台に1時間上下各1本、計28本を運行。仙石線松島海岸-高城町間と東北線塩釜-松島間に設ける約300メートルの接続線を使う。仙台-塩釜間は東北線に乗り入れる。

 特別快速は2本で、仙台発が午前9時台、石巻発が午後8時台を予定している。停車駅は塩釜、高城町、矢本の3駅。残る26本は東北線で塩釜以外を通過し野蒜-石巻間で鹿妻、東矢本を通過する快速(58分)と、東北線の各駅に停車する快速(1時間3分)を各13本運行する。

 仙石線あおば通-石巻間を運転する普通列車は38本。あおば通-高城町間は、現行の快速を全て普通列車に変更する。

 運賃は仙石線、仙石東北ラインとも、あおば通、仙台-石巻間840円。仙石東北ラインはディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド型車両を導入する。主に4両編成(定員524人)で運行する。

 松木茂仙台支社長は26日の定例記者会見で「早く目的地に着きたい乗客と仙台近郊の乗客に合わせ、機能的に使い分けたダイヤ。新しい輸送サービスとして利用してほしい」と意義を語る。

2155荷主研究者:2015/03/08(日) 12:32:37
>>2129
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150224eaam.html
2015年02月24日 日刊工業新聞
東北大学、ベンチャーキャピタル設立-社長に元ダイセル取締役の八浪氏

 東北大学は23日、同大100%子会社のベンチャーキャピタル(VC)「東北大学ベンチャーパートナーズ」を設立した。社長に就いたのは元ダイセル取締役の八浪(やなみ)哲二氏で、資本金は3000万円。東北大が強みを持つ材料、エレクトロニクスと医薬・医療分野のベンチャー事業を支援する。

 VC出資の認可を20日に文部科学省から受け、東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)内に本社を置く。八浪社長はダイセルで研究開発や財務を担当し、ダイセルの金融子会社で社長を務めた経験もある。社外取締役は3人で、東北大からは元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント社長の土岐大介特任教授が就任した。監査役は2人。

 同社は東北大発の技術を使ったVBの設立支援・投資を手がけ、これまで手薄だった試作品作製も後押しする。グローバルビジネスと同時に、東北・北海道エリアでの研究開発・産業化を重視していく。今後、文科省の認可を経てファンドを組成する計画。

2156荷主研究者:2015/03/08(日) 12:45:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_11040.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
広域防災拠点整備用地取得、今月中に覚書

 村井嘉浩知事は2日、仙台市宮城野区の宮城野原総合運動公園一帯に整備する広域防災拠点をめぐり、仙台貨物ターミナル駅約17ヘクタールの用地取得に向け、JR貨物と今月中に覚書を交わす方針を明らかにした。

 県議会2月定例会の一般質問で、村井知事は「2015年度中に土地売買契約を結び、施設配置計画を策定する」と答弁。県は15年度一般会計当初予算案に用地取得費約50億円を計上、現地調査を本格化させる。

 ターミナル駅移転候補地の宮城野区岩切地区でJR貨物が実施中の環境影響評価について、遠藤信哉土木部長は「これまで問題は確認されていない。駅周辺の道路や水路の設計も進んでいる」と説明した。

 東北電力女川原発の過酷事故を想定した避難計画も議論された。隣県との事前調整について佐野好昭環境生活部長は「避難先は基本的に県内自治体。高線量域を確認し、必要があれば他県にお願いする」との認識を示した。

 質問したのは岸田清実(社民党県議団)、中沢幸男、石川利一(自民党・県民会議)、遊佐美由紀(改革みやぎ)の4氏。

2157荷主研究者:2015/03/08(日) 12:48:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150303_13012.html
2015年03月03日火曜日 河北新報
<三陸道>松島北-鳴瀬奥松島30日に4車線

 宮城県道路公社は、三陸自動車道の松島北-鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)間(6.8キロ)を30日午前6時に4車線化する方針を固めた。同区間の4車線化工事は公社が事業費約50億円を投じ、東日本大震災後の2012年8月に着手していた。29日、鳴瀬奥松島ICで完成式典を行う。

 利府中-鳴瀬奥松島IC間の14年の通行量は1日平均約2万3900台。震災前の10年に比べ1.4倍に増えた。4車線化で、復興関連車両などによる朝夕の渋滞緩和が期待される。

 三陸道の仙台港北-桃生豊里IC間(52.6キロ)の4車線化は00年度に始まった。県道路公社と東北地方整備局がそれぞれの管理区間で工事を進めている。

 既に利府中-松島海岸IC間が12年7月、松島海岸-松島北IC間が14年3月に4車線化された。仙台港北-利府中IC間、石巻北(新設)-桃生豊里IC間は15年度中に完成の予定。

 鳴瀬奥松島-石巻北IC間は当初、3月の4車線化を予定していたが、工事の遅れで完成は15年度中の見通し。石巻北ICの利用開始は10月にずれ込む。

2158荷主研究者:2015/03/08(日) 12:52:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/03 建設新聞
泉区泉中央・住友商事
泉中央78街区店舗棟の新築 約1.3万㎡・鹿島の設計・施工

 住友商事(東京都中央区晴海1の8の11)は仙台市泉区泉中央に「泉中央78街区店舗棟」(仮称)の新築を計画しており、鹿島の設計・施工で今年5月の着工をめざしている。

 建設用地は仙台市泉区泉中央1の6の3ほか地内で、イトーヨーカドーアリオ仙台泉店の西側の用地5496.19㎡。先に泉中央78街区計画として医療施設の建設計画を明らかにした南側隣接地で、以前から開発計画に注目を集めていた。

 計画によると、S・B1/5F延べ1万3148.2㎡の店舗および駐車場を新築するもので、今後は入居テナントとの契約を結ぶなどの準備作業を進め、2015年5月初めの着工、16年9月末の完成をめざすとしている。

2015/03/03付一面に掲載。

2159荷主研究者:2015/03/08(日) 12:53:13

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/04 建設新聞
野村不動産仙台支店・ワールドアイシティ
大型分譲マンション・あすと長町中央公園計画 免震24F約4万㎡、345戸 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 井本登啓支店長)とワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳社長)は、共同事業で仙台市太白区に大型分譲マンション開発事業となる「あすと長町中央公園計画」(仮称)の建設を計画しており、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、あすと長町大通線沿いに位置し、南側はあすと長町中央公園に面する太白区あすと長町4の3の9地内で、敷地面積は5634.52㎡。

 建設する施設は、免震構造を採用したRC24F延べ3万9473.56㎡、総戸数345戸規模の大型分譲マンションとなる。

 着工は9月初め、完成は2017年12月中旬をそれぞれ予定している。

2015/03/04付一面に掲載。

2160とはずがたり:2015/03/09(月) 11:10:31
「造成地減は被災者切り捨て」 復興財源めぐり知事
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31145840.html
岩手日報2015年3月5日(木)14:12

 達増知事は4日の定例記者会見で、集中復興期間後の財源措置をめぐり竹下亘復興相が3日の報道各社のインタビューで「全て続けるのは難しい」と地方負担に言及したことについて「わずかな割合でも大きな負担になり、被災県を財政危機に陥らせる。基本的に今の仕組みを継続してほしい」と強く求めた。
 達増知事は竹下復興相が高台造成地などの過剰整備に懸念を示したことを念頭に「建設費高騰で持ち家再建を迷っている場合に対し、『再建しない』と判断して造成地を減らせば被災者の切り捨てになる」と指摘した。
 その上で「むしろ再建がなぜ進まないのか問題を解決すべきだ。『そろそろ地方負担を増やすころだろう』みたいな現場の実態を見ない議論はやめてほしい」と注文した。

2161とはずがたり:2015/03/09(月) 11:11:10

朝日でも人口流出の話しはあった。傾向として地方からの人口流出=過疎化の進展がある訳であれだけの生活破壊があればそれが早まるのは当然で,人口流出(過疎の進展)を前提として考えるべきだ。

<大震災4年>よその自治体で自宅再建23% 続く人口流出
毎日新聞2015年3月8日(日)22:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20150309k0000m040104000c.html

 東日本大震災で自宅を失った被災者の住宅再建先を集計している宮城、岩手、福島の20市町村で、少なくとも計4865世帯が別の自治体に転居したことが毎日新聞の調査で分かった。自宅を既に再建した世帯の23%を占め、自宅を失った世帯の10%に当たる。昨年も集計していた15市町村では1年前に比べ、転出の割合が2ポイント増加しており、被災地からの人口流出に歯止めがかからない実態が浮かび上がった。

 毎日新聞は今年1〜2月、津波被害の大きい被災3県の市町村(福島県の全町避難自治体は除く)を対象にアンケートを実施。国の被災者生活再建支援法に基づき、全半壊した自宅を解体した住民は基礎支援金(最高100万円)を、避難生活を終えて住宅を購入・補修・賃貸する際には加算支援金(同200万円)を元の自治体に申請できるため、加算支援金申請件数と、そのうち別の自治体での再建を申請した世帯数を尋ね、人口流出の実態を探った。

 今年、加算支援金申請者の住宅再建先を集計していたのは、岩手11市町村▽宮城7市町▽福島2市町--の計20市町村。基礎支援金を申請したのは計4万7849世帯で、加算金も申請したのは計2万927世帯だった。うち4865世帯が別の自治体に移っていた。仙台市や宮城県石巻市など流入も多い都市部の自治体は集計していなかった。

 別の自治体での再建を選択した世帯の割合が最も高かったのは、宮城県女川町の73%で、同県南三陸町の49%が続く。いずれも町全体が被災した地域で、かさ上げや宅地整備の遅れなどが人口流出につながっているとみられる。

 一方、昨年と比較できる15市町村では、加算支援金申請件数は2割増の1万4963世帯。別の自治体で再建した被災者の割合は、昨年の22%(2690世帯)から、今年は24%(3540世帯)に増加していた。【金森崇之】

2162とはずがたり:2015/03/09(月) 11:12:04

復興事業、続く職員不足=土木、建築など270人―民間と奪い合いも・50市町村
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-150304X153.html
時事通信2015年3月4日(水)14:41

 東日本大震災の被災自治体で、復旧・復興の業務を担う職員の不足が続いている。岩手、宮城、福島3県の50市町村では、足りない職員が2月1日時点で計277人に上る。その内訳は、事務職の割合が4割で、残り6割を土木職や建築職などが占める。景気が回復基調にあることで民間企業と人材を奪い合ったり、公共事業の増大に伴う全国的な人材不足が影響したりしているとみられる。

 50市町村で復興業務に必要な職員数は計2653人。このうち、他の自治体や民間企業からの応援で1827人、任期付き職員などの採用で549人を確保したが、依然として全体の1割が足らない状態だ。宮城県の不足数が最も大きく、必要人数のうち219人が確保できていない。

 職種別の不足数は、一般事務職が106人。残りの171人は一定の資格が必要な技術系職員だ。港湾・河川復旧事業や災害公営住宅整備に必要な土木や建築職の他、避難生活が長引く被災者の健康ケアなどのため保健師が必要な自治体もある。資格が必要な専門職員の不足は、復興の足かせになっている。

 被災自治体では、膨大な業務が予定されており、専門的な知識や経験、ノウハウを持つ他の自治体の支援が不可欠だ。各市町村は、総務省を通じた全国の自治体からの応援や、姉妹自治体の縁なども頼って派遣を要請している。

 しかし派遣元も、職員の定数削減などで余裕がない自治体が多い。さらに、土木職や建築職については、このところの公共事業の増加が追い打ちとなっている。

 職員不足が深刻な自治体の一つである宮城県石巻市は、市長らが各地の市長会や町村会に支援継続を依頼したり、民間企業からの派遣の受け入れを行ったりしてきたが、「派遣元自治体で派遣をやめるというところも出ている」と話す。また、技術系職員の任期付き採用も、民間との競合などの影響で「思ったほど集まらない」と実情を打ち明ける。

 2015年度は政府の「集中復興期間」の最終年度に当たり、復旧・復興に向けた作業もピークを迎える。宮城県市町村課は「何とか支援を継続してもらえるようお願いしたい」と訴えている。

2163とはずがたり:2015/03/09(月) 11:19:53

100%国負担はコスト意識が無くなるから原理的には絶対に避けるべきである。一方で被災地の災難は日本国民として分かち合うべきである。自由裁量で使えるカネ増やして総額を減らすと地域が自分で考えて復興に使うであろう。巨大インフラは三陸道とそれを東北道に結ぶ何本かの高規格道路の完成でお仕舞いにしてあとは自主性に任せればよい。いいプランが出てきたら被災地で共有すればいいし国もそこにカネを出せば良い。
今の陳情型の体制ではダメだね。被災地に限ったことではないけど。

「市町村も県も自立を」 地方負担、竹下復興相が見解
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-31166669.html
岩手日報2015年3月7日(土)14:37

 【東京支社】竹下亘復興相は6日の記者会見で、東日本大震災の集中復興期間が終了する2016年度以降の復興事業に関し地方負担の導入を検討する意向をあらためて示した。国費による全額負担の継続について「全て国に委ねる姿勢でいいのか。市町村も県も自立してもらわなければならない」と述べ、復興事業の内容や復興の進み具合、被災自治体の財政力を踏まえて慎重に議論を進める構えだ。
 土地の造成や公営住宅、堤防建設など「復興本体に関わる部分は、これまで通り国が全面的にやらないといけない」とした上で、「異例中の異例の措置として10分の10(国費による全額負担)を継続してきた。本当にそれでいいのか」と現行の仕組みに重ねて疑問を呈した。
 達増知事が4日の記者会見で「被災県を財政危機に陥らせる」と地方負担の導入に懸念を示したことに関しては「さまざまな反応があったのは事実。それはそれでいいと思う。これから議論したい」と語った。
 政府は11〜15年度の集中復興期間に総額26兆円超の復興予算を確保し、被災自治体を支援してきた。復興交付金やグループ補助金などの自治体負担分を復興特別交付税で措置し、地方負担は実質ゼロとしてきた。
 16年度以降の復興予算については財源を含めこれから議論が始まるが、「財源の問題は正直極めて厳しい」(復興相)状況。復興事業を精査した上で必要な予算を見極め、8月ごろまでに16年度以降のあり方をまとめる方針だ。県は集中復興期間の延長を求めており、被災自治体にどこまで負担を求めるかの議論は曲折がありそうだ。

2164荷主研究者:2015/03/21(土) 22:25:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150305_12020.html
2015年03月05日木曜日 河北新報
仙台駅前の東洋ビル取り壊し、再開発へ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150304028jc.jpg

閉館する仙台東洋ビル

 仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルが、3月末で閉館することになった。運営する東急不動産(東京)は4月以降、建物を取り壊し、隣接する所有地(旧朝日屋ビル跡地)とともに再開発する方針。

 仙台東洋ビルは、愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点にある老舗のオフィスビル。東日本大震災でも被害は出なかったが、老朽化が進み、賃貸事業としての将来性が厳しい状態だった。

 ビルの敷地約850平方メートルと東隣の所有地約320平方メートルを一体開発する。ビルの解体時期などは未定。アーケード街の入り口に位置し、商店街や不動産関係者の間には「集客力のある店舗が欲しい」「需要のあるホテルもあり得る」などの声が出ている。

 東急不動産は「社内的な検討をしている段階。できるだけ早く結論を出したい」と説明した。

 仙台東洋ビルは1975年の完成。地上9階、地下2階で延べ床面積約7750平方メートル。三菱UFJ信託銀行が所有し、東急不動産が運営する。1階にはドコモショップ仙台店とサンクス仙台東洋ビル店が入っていたが2月末に閉店した。

2165荷主研究者:2015/03/21(土) 22:28:36
>>2132 >>2137-2139
http://yamagata-np.jp/news/201503/05/kj_2015030500090.php
2015年03月05日12:27 山形新聞
一部バイパス化のアイデアを披露 国道48号で東根市長

 東根市の土田正剛市長は4日、雪崩により2年続けて通行止めになった国道48号の整備について「危険箇所のバイパス化も一つの方法」とのアイデアを披露し、将来的な高規格化に向け、新たな提案で仙台市にアプローチする方針を示した。

 市議会の代表質問で秋葉征士議員の質問に答えた。

 土田市長は「地域高規格道路として整備をお願いすることが最終的な目標」と前置きした上で、「まずは雪崩や大雨などによる通行規制のない、安全で安心な道路にすることが急務」と指摘。雨量などが一定の基準を超えれば通行止めになる県境の事前通行規制区間(12キロ)を対象に、バイパス方式で整備する方法について言及した。

 引き合いに出したのが、国道286号の一部として開通した笹谷トンネルが山形道に編入された事例。土田市長は「将来を見据えれば、高規格化にもつながる一手」と強調。県境を挟んで高規格化への熱意に温度差があるものの、大動脈としての重要性は共通認識。「東北市長会などで、奥山(恵美子仙台)市長に提案したい」と意欲を示した。

2166荷主研究者:2015/03/21(土) 22:31:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150307_13022.html
2015年03月07日土曜日 河北新報
ピーチ、仙台空港を拠点化 国際線も就航へ

 関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションが、仙台空港を新たな拠点空港と位置付ける方向で調整を進めていることが6日、分かった。国内線の路線拡充や国際線の新規路線開設なども見込まれる。国は2016年3月の仙台空港民営化を目指しており、LCCの拠点化は追い風になりそうだ。

 関係者によると、ピーチは17年夏までに、仙台を関西、那覇、成田の各空港に次ぐ第4の拠点とする。仙台空港に夜間駐機し、国内線に加え、アジアと結ぶ国際線の複数路線を就航させる見通し。現在は関西線(1日3往復)のみの路線数を大きく増やす。

 仙台空港民営化も拠点化を後押したとみられる。民営化後は着陸料の引き下げなどが見込まれており、コストを重視する経営スタイルのLCCにとっては新規路線を開設しやすい環境が整う。

 国内の各空港は、アジアの盛んな訪日需要の取り込み競争が激化している。東北は他の地方に比べ取り組みが遅れていたが、割安なLCCの路線拡大で海外誘客にも弾みがつくと期待される。

 ピーチは現在、国内に10路線、海外に7路線を展開している。仙台空港には東北初のLCCとして、13年4月に関西線を就航させた。東日本大震災後に決まった仙台空港発着の新規路線第1号となった。

2167荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:24
>>2166
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_12020.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
ピーチが仙台空港拠点化発表 交流人口増期待

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは9日、2017年夏までに仙台空港を国内第4の拠点空港とすると正式に発表した。現在は仙台-関西線のみの国内線を複数にし、国際線を就航させて路線網を拡充。夜間に機体を駐機させる。東北の観光、旅行業界は16年3月の仙台空港民営化も見据え、交流人口の増大につながると歓迎する。

 関西、那覇、成田に次ぐ拠点に仙台空港を選んだことについて、ピーチ社の井上慎一最高経営責任者(CEO)は「12年の就航以来の悲願。国内だけでなくアジア各地への路線展開を積極的に進め、訪日需要を取り込む」とコメントした。

 仙台空港国際化利用促進協議会の鎌田宏会長は、東日本大震災後、訪日外国人客の取り込みが他地域より遅れている東北の現状を踏まえ「既存路線との相乗効果で、海外や国内各地からの誘客増加を図れる」と期待する。

 外国人の誘客に取り組む東北観光推進機構の佐藤一彦副本部長も「座席数が増えることは観光業界にとって非常にありがたい」と評価した。

 「既存の他社と競合しない新しい路線を期待したい」と話すのは日本旅行東北の中村浩彰営業部長。「仙台空港は東北の中心となる機能が求められる」と述べ、空港民営化などを通じてさらに多くの航空会社が乗り入れしやすい環境づくりが進むことを望んだ。

2168荷主研究者:2015/03/21(土) 23:28:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150310_11019.html
2015年03月10日火曜日 河北新報
名取駅前に複合施設 図書館や公民館一体化

名取駅前再開発事業の外観イメージ

 名取市は国の復興交付金を活用してJR名取駅前の市街地再開発事業を進める方針を固め、9日の市議会議員協議会で説明した。東日本大震災で被災した市図書館や増田公民館を商業施設と一体の複合施設として集約・再建する。

 再開発施行区域は名取駅東口広場に隣接する約7300平方メートル。4階建てのA棟(延べ床面積約6200平方メートル)と11階建てのB棟(同約6000平方メートル)、3階建ての駐車場(102台収容)を整備する。

 A棟の1階に商業施設、2、3階に図書館、4階に増田公民館が入る。図書館の蔵書数は現在の16万冊から開館時は18万冊、将来は30万冊を目指す。B棟の1、2階は医療機関などの生活利便施設、3〜11階が集合住宅(54戸)。施設と駅をペデストリアンデッキでつなぎ、駅乗降客らの利用促進を図る。

 総事業費は約60億円。2015年度当初予算に土地整備費約2億5000万円を計上した。地権者らの再開発組合が今秋設立される予定で、16年5月ごろ着工、18年1月ごろ完成の見込み。市は「公益施設の再建とまちなか居住を一体的に進め、駅前の活力向上を図りたい」と話す。

2169荷主研究者:2015/03/21(土) 23:32:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_12002.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
仙台逓信病院4月譲渡 東京の医療法人に

東京の医療法人財団に譲渡される仙台逓信病院

 日本郵政が売却を検討していた仙台逓信病院(仙台市青葉区)が、首都圏、東北などで医療介護施設を展開する医療法人IMSグループの医療法人財団明理会(東京)に事業譲渡されることが10日、分かった。病院名は変わるが、診療科や医師、看護師らの人員体制は維持する方針。

◎診療科など事業継続

 譲渡は4月1日。同グループは宮城、山形両県計8カ所で病院などを運営する。両者は合意に達し、明理会が2月6日付で、宮城県に病院開設者の変更許可を申請した。

 仙台逓信病院は1922年、「仙台逓信診療所」として市中心部に開設された。42年に病院となり、87年に現在地で診療が始まった。病床数は130。内科、外科など8診療科がある。地域の医療拠点としての事業存続を前提に、譲渡先を探していた。

 日本郵政は2015年度半ば以降の株式上場を目指しており、不採算の病院事業の収益改善が急務だった。同社は「診療体制を引き継ぐ形で譲渡の手続きを進めている。地域医療の継続は大きい」と説明した。

 IMSグループは東京、宮城など8都道県とハワイで病院、介護老人保健施設など75施設を運営する。グループ本部は「事業継承の話はしているが、詳細は言えない」と説明する。

2170荷主研究者:2015/03/21(土) 23:34:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_13028.html
2015年03月11日水曜日 河北新報
<国連防災会議>主会場-東北大を遊歩道結ぶ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150310050jc.jpg

仙台国際センターと川内萩ホールの間に整備された階段

 仙台市青葉区の東北大百周年記念会館・川内萩ホールと仙台国際センターを結ぶ遊歩道と階段の利用が始まった。14日開幕の国連防災世界会議に向けて東北大と市が整備していた。

 世界会議は国際センターがメーン会場で、萩ホールでは総合フォーラムを開く。遊歩道の完成で、各会場を行き来する参加者の利便性が高まりそうだ。

 遊歩道は幅約3メートル、延長約100メートル。国際センター前の市道とは長さ約50メートルの階段で接続する。近くには12月に開業する市地下鉄東西線国際センター駅もある。

 木々の間を巡る遊歩道は東北大川内南キャンパス構内の「三太郎の小径(こみち)」につながり散策も楽しめる。

 また、萩ホール1階にはカフェが開店した。営業は開館日の午前10時〜午後5時。火曜休館。

2171荷主研究者:2015/03/21(土) 23:40:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_15056.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
仙台市体育館の名物食堂、30年の歴史に幕

閉店を間近に控え、接客する店長の豊さん=10日

 仙台市体育館(太白区)でアスリートや観客のおなかを満たしてきた館内食堂が17日で営業を終え、30年の歴史に幕を閉じることになった。長年、変わらぬ味に親しんできた市民からは惜しむ声が上がっている。

 体育館2階の食堂はテーブルで80席。1984年9月の開館と同時に営業を始めた。市によると、食堂を併設する体育館は珍しい。

 経営するホテルふじや(太白区長町)社長の渡辺征夫さん(69)は「仙台のスポーツ拠点に出店できて希望に満ちていた」と振り返る。数あるメニューの中でもスパゲティのナポリタン(520円)は開店当時から続く名物だ。自家製ソースが好評でリピーターも多かった。

 近年は体育館周辺に飲食店やコンビニエンスストアが増えた影響で赤字が続いた。渡辺さんの弟で店長の豊さん(66)が昨年体調を崩して一時入院したこともあり、閉店を決めた。

 食堂には多くの思い出が刻まれている。豊さんが真っ先に挙げるのは90年の全国高校総体だ。バスケットボールと卓球の会場になり「午前10時の開店から夕方までひっきりなしにお客さんが来て、手がふやけたまま働いていた」と話す。

 コンサートも数多く「ユーミン(松任谷由実さん)に温野菜を提供したっけ」と豊さんは懐かしむ。

 近所で夫と不動産業を営む今野美幸さん(53)は「おいしい上に値段も量もちょうどよく、娘と通っていたので寂しい」と話す。

 市スポーツ振興課によると、閉店後の約155平方メートルのスペースの活用法は未定という。

2172荷主研究者:2015/03/21(土) 23:41:27
>>1965
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150313_11022.html
2015年03月13日金曜日 河北新報
<東部復興道路>新年度に工事本格化・仙台

かさ上げ用の盛り土材が運び込まれている工事現場=11日、仙台市若林区井土地区

 仙台市が津波被害に備えて整備する「東部復興道路」の工事が、2015年度に本格化する。県道塩釜亘理線などを高さ約6メートルにかさ上げし、堤防機能を持たせる。海岸堤防や防災林、仙台東部道路とともに多重的な津波減災対策の柱として18年度の完成を目指す。

 昨年3月に着工し、用地取得が終わった所から段階的に整備する。用地取得率は約84%。現在は若林区の井土工区(300メートル)で工事中で、11日も大型ダンプが次々に土を運び込んでいた。15年度は全区間で工事着手する方針。

 同道路は仙台東部道路の海側を南北に延びる幹線道路で、事業区間は若林区藤塚-宮城野区蒲生の約10キロ。台形状に土を盛り、上部の道路は片側1車線で幅10メートル、底部は幅30〜40メートルとする。現在の道路は側道として残す。

 かさ上げに使う盛り土材は東京ドーム1.3個分の約160万立方メートルに上る。このうち4割弱の約60万立方メートルは、東日本大震災の津波で生じた堆積土砂やコンクリートがれきを活用する。

 市は、東部復興道路と接して東西方向に延びる既存の(1)県道井土長町線(2)同荒浜原町線(3)市道南蒲生浄化センター1号線-の3本を津波避難道路として整備。人や車が円滑に避難できるよう、18年度までに道路を拡幅する。

 東部復興道路と避難道路を合わせた事業費は200億円超。市南道路建設課の遠藤稔課長は「津波対策の道路整備が進めば、現地再建を希望する人の安心材料になる。地域復興の環境づくりを急ぎたい」と話した。

2173荷主研究者:2015/03/21(土) 23:42:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/13 建設新聞
仙台市若林区荒井南土地区画整理
ヤマザワ「荒井南店」の新築計画 延べ約4000㎡で11月の開店めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 板垣宮雄社長)は、仙台市若林区荒井に「荒井南店」の新築を計画しており、11月の新規開店をめざしている。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内の2.1㌶。同用地は、現在、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、延べ約4000㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も検討している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、店舗面積や施設規模、配置計画などの詳細を詰め、仙台市に大規模小売店舗立地法に基づく届け出を行うなど開店に向けた準備を進める。

2015/03/13付一面に掲載。

2175荷主研究者:2015/03/29(日) 19:40:07

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520150311caak.html
2015年03月11日 日刊工業新聞
積水ハウスが新たな挑戦-宮城・松島市でマイクログリッド活用した「スマートタウン」

宮城県東松島市に建設する「東松島スマート防災エコタウン」の模型

 積水ハウスが宮城県東松島市で分散型小規模エネルギー網(マイクログリッド)を活用した「スマートタウン」の実現に乗り出した。災害公営住宅と周辺の病院などを自営線で結び、再生可能エネルギーをフル活用する。既存の電力会社に依存せずにエネルギーの地産地消に取り組み、エコで災害に強い街を目指す。これまで全国でスマートタウンを展開してきた積水ハウスの新たな挑戦だ。

 積水ハウスと東松島市が進める「東松島スマート防災エコタウン」は、市内のゴミ焼却場やメガソーラーといった新電力(PPS)から一括受電し、自営線を使って地域内に電力を供給する仕組み。地域内には災害公営住宅や病院、集会場などの公共施設が立地する。  太陽光発電設備や大型蓄電池、非常用発電機も備わっており、地域内エネルギーマネジメントシステム(CEMS)で最適制御。「系統電力から電力の供給が止まっても3日間はいつも通り暮らせる」(石田健一積水ハウス執行役員)。

 敷地を越えて電力を相互に融通するのは実用化ベースで国内初の取り組みという。本来であれば公道を越えての電力融通は規制がかかるが、今回は地域が丸ごと市の敷地であるため相互融通が可能になった。

 災害公営住宅は8月から入居が始まる予定。「こうしたエネルギーの地産地消のモデルが広がれば経済的にも豊かになり、街の防災性能も上がっていく」(同)と期待を込める。  これまで積水ハウスは全国16カ所で「スマートタウン」を展開してきた。区画内のすべての住宅が制震あるいは免震構造を持ち、太陽光発電設備を搭載するなどハードウエアの“スマート化”に加え、地域内のコミュニティー形成を重視しているのが同社のスマートタウンの特徴だ。

2176荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150312/bsc1503120500007-n1.htm
2015.3.12 07:06 Fuji Sankei Business i.
被災地を悩ませる“復興格差” 建設・製造は進む一方、人手不足で水産苦戦

東日本大震災から4年、雪が積もるかさ上げ工事の現場前を歩く人々=11日朝、宮城県女川町

 東日本大震災から4年となり、被災地の復興状況に格差が生じている。産業面では復旧工事が盛んな建設業や製造業などで復興が進む一方で、沿岸部の水産業ではなお厳しい経営を強いられている事業者が多い。

 生活面でも基盤となる住宅の再建で、津波被害を受けた沿岸部や原発事故の影響が続く福島県の一部で遅れている。政府は今夏までに集中復興期間後となる2016年度以降の支援の枠組みを策定する予定。被災地の“自立”への模索も始まる中、こうした格差解消への一層の対策もなお求められている。

■「6次産業化」に光

 今月に入り、一部区間で建設が遅れていた常磐道が全線で開通し、やはり複数カ所で寸断が続くJR常磐線の全線開通も決定するなど、インフラ整備が着々と進む。産業では、震災後に早々と復旧した大手企業の工場などが牽引(けんいん)し、東北全体の経済指標は震災前近くまで戻った。しかし、津波に遭った沿岸部では主力の水産加工業が苦戦するなど業種や地域による格差は大きいまま。人手不足や、福島第1原発事故が影を落とす。

 「きつい立ち仕事というイメージや高齢化に被災が重なり、人手不足が深刻になった。外国人技能実習生を採用するにも限界がある」。水産加工の苦境を、岩手県宮古市の佐藤日出海産業振興部長はこう解説する。

 得意先を失い、建設業などに人材が流れる悪循環。施設復旧のための補助金交付先の経営状況を東北経済産業局が調べた結果、昨年6月現在で震災前の水準以上に売り上げが回復したと答えた割合は、水産・食品加工業ではわずか19.4%だった。復興事業で繁忙な建設業が約7割に上ったのとは対照的になっている。

 水産業が活気を欠くのは人手不足だけではない。「いくら安全だとPRしても消費者に手に取ってもらいづらい」。岩手県のワカメ養殖漁業者は原発事故の風評被害に頭を抱える。

 ただ、生産から加工、販売までを担い、ブランド産品を生む「6次産業化」には光が差し始めた。企業の参入を促す「水産業復興特区」の宮城県石巻市・桃浦地区で、カキ養殖から加工、販売を行う「桃浦かき生産者合同会社」は2014年度、初めて収穫量が目標を超えそうで、代表社員の大山勝幸さん(68)は「軌道に乗りつつある」と目を細める。

 工業関連の統計では、活況なスマートフォンの部品が牽引し、東北の鉱工業生産指数は2010年平均を100とすると、14年12月の速報値は96.7。しかし、東北・関東6県の津波浸水地域にある鉱工業事業所の14年12月の生産額(水産加工除く)は、10年12月に比べ18%も低く、土地のかさ上げなどの遅れが響いている。

2177荷主研究者:2015/03/29(日) 19:44:48
>>2176-2177 続き

■住宅再建で地域明暗

 住まいの再建での格差はさらに顕著だ。震災で住宅が被災し生活再建支援金を受け取った世帯のうち、自宅再建にめどを立てたり、災害公営住宅に入居したりして住まいを再建できた割合は、沿岸にある6市町で20〜30%台(1月末時点)に低迷。津波被害が大きく、用地不足などで住宅整備が遅れていることが背景にある。3県の内陸部では60〜70%台の自治体も多く、被災地での地域格差が拡大している。

 住宅が被災した世帯は、被害の程度に応じ被災者生活再建支援金の「基礎支援金」を受け取れる。この申請・受給件数のうち、自宅の再建時に追加で支払われる「加算支援金」の申請・受給数と、行政が整備する災害公営住宅に入居した戸数の合計が占める割合を、住まいの再建率として算出した(岩手、福島は申請数、宮城は受給数)。

 3県の基礎支援金の申請・受給は計約18万3000件。3県全体の再建率は60%で、県別では、内陸部の被災世帯が比較的多い宮城が63%、福島は65%。岩手は43%で、担当者は「沿岸部で用地確保が遅れているため」と説明する。

 市町村別にみると、岩手県山田町が31%、釜石市36%、宮城県南三陸町34%、福島県楢葉町31%など沿岸部で低迷。内陸部は宮城県大崎市が75%、福島市71%など。

 山田町では宅地造成の計画が予定通り進まず、担当者は「資材高騰や人材不足も要因」と分析。40%だった宮城県気仙沼市も、用地取得の遅れや入札不調から公営住宅の整備が遅れている。

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町は29%。支援金申請に必要な被害査定すら終わっていない世帯が多く、申請自体が少ないという。全域が避難区域の富岡町は45%で、担当者は「避難先に新たな家を建てる余力はなく、戻って自宅を修理したい人もできない現実がある」と話す。

2178荷主研究者:2015/03/29(日) 19:50:52

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150318-OYTNT50367.html
2015年03月19日 読売新聞
長町駅高架下に商業施設 JR東中心に整備へ

商業施設の建設計画が進むJR長町駅北側の高架下(仙台市太白区で)

 JR長町駅(仙台市太白区)近くの高架下で、食料品店や飲食店など約20店舗が入る商業施設の建設計画が進んでいることが18日、分かった。JR東日本が中心となって整備するといい、年内の開業が見込まれている。大規模開発が進むあすと長町地区に近く、地下鉄駅も隣接しており、通勤・通学客らの利便性が高まりそうだ。

 地元関係者によると、商業施設は長町駅の北側にある高架下に整備される。飲食店のほか、青果店や精肉店、鮮魚店、総菜店、菓子店など約20店舗がテナントで入る計画だ。既にJR東日本側から地元関係者への説明も行われている。

 JR長町駅の1日の乗車人数は約7700人で、仙台市地下鉄南北線・長町駅が約6500人(2013年度)。今春には、駅周辺に整備される災害公営住宅への入居が始まるほか、民間マンションの建設も進んでおり、人口増が期待される。あすと長町地区では、大型のスーパーや専門店などの開業も相次いでいる。

 JR東日本は「計画を進めているのは確かだが、詳細は時期が来たらコメントする」としている。

2015年03月19日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2179荷主研究者:2015/04/05(日) 20:15:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150319_12073.html
2015年03月20日金曜日 河北新報
ヤナセ東北、あすと長町へ本社移転へ

移転するヤナセ東北の社屋とショールーム=仙台市青葉区大町2丁目

 輸入車販売のヤナセ東北(仙台市青葉区)が、本社を太白区あすと長町1丁目に移転することが19日、分かった。社屋の老朽化に伴い数年前から移転を検討し、再開発が進むあすと長町の需要を見込んだ。移転は来年以降の予定。

 移転先はゼビオあすと長町店の南側で、あすと長町大通に面した約3300平方メートル。ヤマザワが所有していた土地を2月に購入した。本社社屋と整備工場、ショールームを新設する。

 4階の現社屋は1964年に完成。メルセデス・ベンツの正規ディーラーとして定着していた。西公園やことし12月に開業する市地下鉄東西線の大町西公園駅に近く、移転後はマンションを建設し、低層階をヤナセのショールームにする計画も浮上している。

 ヤナセ東北は「移転の具体的な話はまだ公表できない」と話した。

2180荷主研究者:2015/04/05(日) 20:16:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150321_13040.html
2015年03月21日土曜日 河北新報
<集団移転>七ケ浜・笹山 造成工事完了

造成工事が完了した笹山地区の高台住宅団地

 七ケ浜町が計画する防災集団移転促進事業で最大規模(128区画)となる笹山地区の造成工事が終了し、報道関係者に20日、公開された。これで町内5地区の計194区画全ての造成が完了した。

 笹山地区の高台住宅団地は12年8月に着工し、工事費は約18億円。区画は60〜100坪の3種類で、最も多い100坪には97世帯が移転を予定している。町によると分譲は全体の3割で、残りは借地契約を結ぶ。早ければ4月から住宅建設に着手し、夏ごろに入居が始まる。

 笹山地区には東日本大震災で被災した菖蒲田浜、花渕浜、汐見台南の3地区の世帯が移転。まちづくり協議会を組織し、住民同士の良好なコミュニティーを図るための話し合いが2年以上にわたり続けられた。仮設住宅で暮らす会社員相沢勇一さん(59)は「別居している息子家族も一緒になり、3世代住宅を建てる。わくわくする気持ちがある」と入居を心待ちにしている。

 渡辺善夫町長は「震災後4年でやっとここまでこぎつけた。来年の今ごろは約8割が入居し、新しいコミュニティーが形成されるだろう」と話す。

2181荷主研究者:2015/04/05(日) 20:53:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150323_13006.html
2015年03月23日月曜日 河北新報
東北大合格者 宮城トップ296人

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/150323s2999.jpg

 東北大は22日、経済、理学の両部で実施した2015年度一般入試後期日程の合格者を発表した。募集人員93人に対して723人が受験し、125人が合格した。実質倍率は5.8倍。

 前後期合わせた一般入試の合格者は2123人。出身高の所在地に基づく都道府県別合格者数は表の通り。宮城の296人が最多で全体の13.9%を占めた。続いて東京184人、福島119人、埼玉106人、茨城105人の順。

 東北6県の合格者は740人(前年度730人)で、全体に占める割合は34.9%(同34.3%)だった。

2182荷主研究者:2015/04/05(日) 20:54:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150324_14013.html
2015年03月24日火曜日 河北新報
<楽天>球場脇に多目的ドーム新設

新設されたイーグルスドーム

 プロ野球東北楽天を運営する楽天野球団は本拠地、楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)の今季改修工事をほぼ終え、報道陣に23日、公開した。球場外周に多目的ドームなどが新設され「ボールパーク」としての魅力が一層高まった。

 目玉の多目的ドーム「イーグルスドーム」は三塁側内野の新設スタンド入り口前に建てられ、直径21メートル、高さ10メートルで、最大400人を収容できる。220インチの大型画面を備えているほか、3台のプロジェクターを使い、球形の天井全体に映像を映し出せる。

 27〜29日に行われる日本ハムとの開幕3連戦(札幌ドーム)では、パブリックビューイングを実施する。ダンスショーやお笑い芸人を招いたイベントなど、野球以外にもさまざまな企画を予定している。

 正面広場入り口に幅11.2メートル、高さ6.4メートルの入場門「イーグルスゲート」を建てた。門をくぐった先には大型グッズショップ「イーグルスプラザ」を新設。約2500点の商品を取り扱うほか、球団創設時からの足跡をたどった写真パネルや記念品を展示する。

 観客席では左翼ポール脇に女性限定の「女子¥2000シート」(55席)を新設。ユニホーム、応援グッズ、ドリンク1杯が付いて2000円で観戦できる。

 立花陽三社長は「わくわく、どきどきのボールパークになり、子どもから年配者まで楽しめる。野球に興味のない人も遊びに来てほしい」と呼び掛けた。

2183荷主研究者:2015/04/05(日) 20:55:22

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/03/23 建設新聞
オリックス・仙台市若林区荒井西
複合商業施設の新設計画を宮城県に届け出
10棟延べ約2万㎡で計画、9月の着工めざす

 オリックス(東京都港区浜松町2の4の1 井上亮代表執行役)は仙台市若林区の荒井西土地区画整理事業内に複合商業施設の新設に向け、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 建設用地は仙台市若林区で事業中の荒井西土地区画整理事業内58街区1〜20画地および同59街区1〜28画地で、合計の敷地面積は約4万7250㎡。

 計画によると、58街区のAゾーンにはS1F延べ5499.8㎡(店舗面積4964.6㎡)のHC棟など5棟、延べ7808.2㎡(同6376㎡)の生活関連や飲食関連の物販店舗を計画。

 また、59街区のBゾーンにはSM棟としてS1F延べ3299.6㎡(同2199.5㎡)のほか、S1F延べ28811.6㎡(同2530.4㎡)の書籍・カフェ棟など全4棟、延べ8095.9㎡(同6515.8㎡)の食品.日用品施設を新築する。

 このほか、東側近接地のCゾーンには延べ4960㎡(店舗面積3967㎡)の家電棟を計画しており、A〜Cゾーンの合計延べ床面積は10棟、2万0864.1㎡に及ぶ。

 今回の出店計画は事業用地の北側に今年12月に開通する仙台市営地下鉄・東西線「六丁の目駅」のほか、南側の沖野・若林方面にも多数の商業施設があるものの、これらの施設は当該事業用地から1㎞程度離れているため、適地として選定した。

 今後は届け出内容の縦覧などを経て、2015年9月の着工、16年9月末の営業開始を予定している。設計はINA新建築研究所が担当。

2015/03/23付一面に掲載。

2184荷主研究者:2015/04/05(日) 20:59:46
>>1372
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150327_15020.html
2015年03月27日金曜日 河北新報
東北道と三陸道連結前進 県北高速全区着工ヘ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20150327003jc.jpg

着工式でくわ入れをする関係者

 東北自動車道と三陸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(県北高速)のうち、登米市の中田工区(迫町佐沼-中田町宝江間)の着工式が26日、現地であった。2017年度の完成を目指す。用地買収中の佐沼工区、築館工区は15年度中に着工する見通し。全工区で本格着手のめどが立ち、県内陸部から被災地への復興支援が加速すると期待される。

 着工した中田工区は4.7キロ。盛り土構造の自動車専用道路。佐沼、中田各インターチェンジ(IC、仮称)を設ける。事業費は約60億円を見込む。登米市中田町宝江-三陸道登米IC間は既存の県道を活用する。

 着工式で、三浦秀一副知事は「復興支援や栗原、登米両圏域の交流強化、災害時の物資輸送を担う。復興に向けたリーディングプロジェクトとして早期完成を目指す」とあいさつした。

 県北高速は既存の県道や国道バイパスを含む全長24キロで、利用は無料。自動車専用道路の加倉IC(栗原市築館)-登米市迫町北方間8.9キロは11年に開通した。迫町北方-佐沼工区間は、現在の国道398号北方バイパスを使う。

 県は県北高速を復興支援道路と位置付ける。佐沼、築館両工区は盛り土構造の自動車専用道路で、着工から数年以内に完成する見込み。全通で沿岸部へのアクセス向上、栗原市-登米市間や石巻市の医療機関などへの時間短縮を見込む。

 県は30日〜4月10日、県北高速の整備効果などを紹介するパネル展を登米市のイオンタウン佐沼で開く。

2185荷主研究者:2015/04/05(日) 21:00:20
>>2178
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150327_12009.html
2015年03月27日金曜日 河北新報
<東北線>長町駅高架下に商業施設

長町駅北側の高架下に整備される商業施設のイメージ

 JR東日本仙台支社は26日、東北線長町駅(仙台市太白区)の北側高架下に商業施設を整備すると発表した。高架下スペースの有効活用の一環で、2015年度内の開業を目指す。駅西側の既存商店街と東側のあすと長町を結ぶ「街の玄関口」と位置付け、にぎわいづくりに一役買う。

 並行する東北線と東北新幹線の高架下の敷地約4300平方メートルに、約140メートルにわたり鉄骨1階の施設を建設する。魚や肉、青果、総菜、菓子、パンなど20店舗前後の出店を見込む。

 施設の北側には利用客の駐車場や駐輪場を設け、南端は駅改札口に直結させる。5月中に着工する。事業費は約10億円。JR東日本東北総合サービス(仙台市)が運営する。

 再開発が進むあすと長町を含む長町エリアの需要を見込んだ。松木茂支社長は定例記者会見で「古くからの街の良さを残しつつ、あすと長町の街づくりに合わせて発展する開発にしたい」と説明した。

 仙台支社は、14年12月に仙石線多賀城駅の高架下に商業施設「エキト多賀城」を開設するなど高架下の活用に力を入れている。長町駅以南の高架区間も、周辺の開発状況を踏まえて有効活用を検討する。

2186荷主研究者:2015/04/11(土) 16:40:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150328_11043.html
2015年03月28日土曜日 河北新報
「あすと長町第2」来月2日入居開始 仙台

仙台南署近くに完成した「あすと長町第2」

 仙台市が東日本大震災の被災者向けに整備する災害公営住宅のうち太白区長町6丁目の「あすと長町第2」(96戸)が完成し、27日に現地で記念式典があった。建設した植木組(新潟県柏崎市)から31日に市に引き渡され、4月2日に入居が始まる。

 住宅は14階建てで2K〜4DK。入居者が気軽に交流できるよう各階エレベーター脇に縁側のようなベンチを置いた。1階には集会所を設け、屋外のオープンデッキと一体的に利用できる。民間が建設した物件を市が買い取る公募買い取り事業の第1弾として、2013年11月に着工した。

 市復興公営住宅室の高橋清一主幹は式典で「コミュニティー形成に配慮した素晴らしい住宅になった」とあいさつ。植木組の植木義明社長は「新潟県中越地震と中越沖地震の震災経験を基に、被災者の気持ちになって設計した。災害公営住宅のモデルになることを期待している」と話した。

 市によると3月末時点で、災害公営住宅全3206戸のうち今回を含む27地区で約2000戸が完成し、進捗(しんちょく)率は6割強。来年3月までの全戸完成を目指している。

2187荷主研究者:2015/04/11(土) 16:41:45
>>1950
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150329_13022.html
2015年03月29日日曜日 河北新報
杜の都は紫煙の都!? 喫煙所移転が裏目に

ペデストリアンデッキでたばこを吸う人たち

 JR仙台駅西口のペデストリアンデッキが「喫煙無法地帯」になっている。仙台市で今月あった国連防災世界会議を機に喫煙スペースを撤去してから約半月。受動喫煙防止と街のイメージアップを目指した喫煙所の撤去が裏目に出た格好だ。

 仙台の日中の最高気温が5月上旬並みの18.7度を記録した27日、昼下がりのデッキで多くの愛煙家が食後の一服を楽しんでいた。たばこを吸う人が植栽の縁石に腰掛け、紫煙をくゆらす。足元は吸い殻だらけだ。

 サラリーマン風の男性は「灰皿がなくなって不思議に思っていたが、昔からここは喫煙スペース。何の問題もない」と言い張る。学生風の男性は「周りの人が吸っていたから吸っていい場所だと思った」。

 その結果、デッキの手すりに沿ってパルコ前からエスパル前まで約200メートルの区間が延々喫煙スペースのようになってしまった。

 デッキの2カ所にあった喫煙所は、国連防災世界会議の開幕直前に撤去。駅向かい側(地図)に移設した。

 市青葉区道路課は「喫煙所があった場所2カ所に張り紙を掲示し、新しい喫煙所に案内している。あとはマナーの問題で、どうしようもない」と説明する。だが、エスパル寄りにあった張り紙は風に飛ばされたのかなくなっていた。

 杜の都の玄関口で受動喫煙が放置されている事態に市健康増進課は「たばこのポイ捨ては環境局、喫煙マナーは市民局が担当。JRや日本たばこ産業も絡む非常に難しい問題だ」と困惑する。

 街のイメージも台無しだが、関西から出張で仙台に来たという愛煙家の男性は「東北の人は喫煙に寛容なのかと思った」と妙な勘違いをしていた。

2188荷主研究者:2015/04/11(土) 16:43:09
>>2081
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150329_11032.html
2015年03月29日日曜日 河北新報
岩沼駅発、亘理町内各駅に停車 深夜バス来月開始

 亘理町は東日本大震災で一部休止中のJR常磐線の代替として、岩沼駅(岩沼市)と町内各駅を結ぶ深夜バスの運行を4月20日に始める。乗り入れる岩沼市との調整が済み、正式に決まった。

 常磐線は震災後、仙台駅発の下り最終列車が約1時間早まっており、残業などで帰宅が遅くなる通勤通学の町民らを考慮した。深夜バスの運行は平日のみで、東北線の午後11時20分仙台駅発の下り列車に接続するようにする。岩沼駅を午後11時51分に出発し、国道6号などを経て逢隈、亘理、浜吉田の各駅に停車する。

 浜吉田までの所要時間は32分で、運賃は一律500円(小学生は半額)。町民バス用の29人乗りマイクロバスを使い、町民バスと同様に民間に運行を委託する。3カ月間の試行で運行台数などを検討する。

 常磐線は被災区間の内陸移設が進められている。運転再開は2017年春の予定で、町は当面の間、バス運行を続けたい考え。担当者は「通勤通学客の利便性の向上に加え、JR東日本に震災前の最終列車の復活もアピールしたい」と話した。

2189荷主研究者:2015/04/18(土) 21:34:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150404_12005.html
2015年04月04日土曜日 河北新報
「イクスカ」利用で駐車料金割引

 全国でコインパーキングを運営する「タイムズ24」(東京)は、仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」で市地下鉄を利用した人を対象に駐車場料金を割り引くサービスを始めた。同社が渋滞緩和に向けて全国で展開する「交通ICパーク&ライドサービス」の一環で、東北では初めてとなる。

 割引対象は立体式の泉中央駅前駐車場(泉区、屋上含め地上8階)の利用者で、泉中央駅から乗車、さらに同駅で下車した場合に限られる。精算機の読み取り部分にイクスカをかざすと駐車料金が100円安くなる。駅の乗降状況は読み取り時に判別される。

 同社は2008年に同様のサービスを開始。ことし3月末時点で東北を除く全国の鉄道24社と連携し、計135駅で導入している。担当者は「車から鉄道への乗り換えを促し、通勤時間帯など中心部の渋滞緩和に貢献できる」と話す。

 イクスカの発行枚数は3月末現在で約8万1400枚。市交通局は「泉中央駅での利用者が増えれば、他の駅周辺の駐車場にもサービスが広がる可能性がある。パーク・アンド・ライドが促されるきっかけになればいい」と期待する。

2190荷主研究者:2015/04/18(土) 21:34:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150404_15051.html
2015年04月04日土曜日 河北新報
<せんだい ひと模様>壱弐参横丁のイメージアップに力/レトロとおしゃれ両立

「もっと多くのお客さまに足を運んでもらえるよう、頑張ります」と語る荒井さん

◎中央市場商業協同組合理事長・荒井美和子(あらい・みわこ)さん

 仙台市青葉区一番町の壱弐参(いろは)横丁は東日本大震災後、詰まり気味だった下水管を入れ替え、構内6カ所のトイレを一新するなどしてイメージアップに努めている。横丁を運営する中央市場商業協同組合の荒井美和子理事長(66)=太白区=は「多くの人たちに末永く愛される横丁にしたい」と将来像を描く。

<下水管を改修>
 木造2階、棟割り長屋風の建物が東西2本の通路(約120メートル)沿いに並ぶ壱弐参横丁は、戦後間もない1946年に開業した。居酒屋など飲食店や鮮魚店、時計店といった約120店舗が軒を連ねる。

 レトロな雰囲気で幅広い年齢層に支持されてきたが、下水管やガス管などの老朽化が進んでいた。とりわけ下水管は頻繁に詰まって悪臭を放った。トイレはかなり古く、女性客を遠ざける要因になっていた。

 「行政の担当者から『近い将来発生する宮城県沖地震で横丁は倒壊する』って指摘されていました。そんなこともあり、下水管などの設備はだましだまし使っていたのですが、東日本大震災の巨大地震に耐えたことで更新を前向きに考えるようになりました」

 建物は持ちこたえたものの、下水管の傷みは激しさを増し、入れ替えは必至の状況だった。半年で116人の組合員全員に入れ替え工事について説明し、臨時総会で着工の同意を得た。

 仙台市によるガス管と水道管入れ替え工事に相乗りすることで、事業費を大幅に削った。下水管工事は2012年3月に終了。その後、トイレも全面的に改修し、一部を車いすでも利用できるタイプにした。

<女性客が増加>
 「構内で『理事長』って呼び止められるときは大概苦情だったけど、最近は横丁を褒めてくれる人が多いんですよ」と表情を緩める。先日も知り合いの男性から「トイレがきれいになったから、彼女を食事に連れて来られるようになった」と話し掛けられたという。

 横丁にはおしゃれな飲食店が増え始めた。多くの店主が「女性客が増えた」と口をそろえる。組合はさらに横丁をPRするため、「壱弐参横丁」とプリントした前掛けやTシャツなどを作製し、売り出している。

 構内の街灯も、かつては店の営業が終了すると消していたが、今は終日点灯する。「深夜に構内が真っ暗だと犯罪を誘発しかねない。電気代は壱弐参横丁に負のイメージが付かないための必要経費だと考えています」と語る。

 築60年近い建物だけに修理費がかさむ。現在は屋根を全面改修している。建て替えた方が安上がりなのかもしれない。でも、少しずつ手を入れながら、戦後の遺物のような横丁を残していきたいと考えている。

2191荷主研究者:2015/04/18(土) 22:01:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420150401hlai.html
2015年04月01日 日刊工業新聞
期待高まる放射光施設-3GeVクラス実現へ、東北大などが構想

2月に開いたシンポジウムは盛況。期待の高さがうかがえる

 東北地方で高輝度軟X線を利用した大規模放射光施設の建設構想が動き出している。2014年7月に宮城県知事、東北大学総長、東北経済連合会長の3者が共同代表を務める「東北放射光施設推進協議会」が発足。文部科学相に要望書を提出するほか、各地でシンポジウムを行うなど周知を徹底するとともに、域内のニーズ調査を進める。実現すれば地域の産業復興、発展に資するビッグプロジェクトだが、運営方針や費用負担などをめぐり、越えるべきハードルは高い。(仙台・森崎まき)

 協議会は東北放射光施設(SLiT―J)の建設を目指している。国内放射光施設は9カ所が稼働しているが西日本に集中しており、東北地方にはない。兵庫県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」が有名だが、利用予約がいっぱいで、仕方なく海外の施設を利用する企業もあるという。

 東北放射光施設推進協議会が構想するのは、国内にない3GeVクラスの施設の建設。内部構造の検査を得意とする硬X線のスプリング8に対し、モノの表面を観察する高輝度軟X線の施設だ。同クラスの施設は学術と産業向けに世界中で建設が進むが、国内は未整備であるため、建設が急務との立場を取る。

 斎藤雅弘宮城県経済商工観光部新産業振興課技術副参事兼技術補佐が「作る面、使う面、両面で活用してほしい」と期待するように、建設需要も大きい。建設が決まれば「日系メーカーや地元企業が加速器関連の技術を蓄積でき、北上山地に誘致が決まったILCの建設の際に受注量を増やせるのでは」(大渕正和東北経済連合会常務理事事務局長)との見方もある。

2192荷主研究者:2015/04/18(土) 22:05:14
>>1797
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_13015.html
2015年04月09日木曜日 河北新報
新仙台医療センター、開院17年7月以降に

 宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)に新築、移転される国立病院機構仙台医療センターの開院が、当初目標の2017年1月から同年7月以降にずれ込むことが8日、分かった。資材高騰などによる入札不調が原因。新病院を運航拠点とする県のドクターヘリも、16年度初めの導入予定が遅れる見通しだ。

 センターによると、当初昨年10月に入札を予定していたが、参加業者がなく見送った。同11月、ことし3月に2度入札を行ったものの、いずれも予定価格に達する応札がなかった。

 センターは「予想以上に建築市場が高騰している」と話し、東日本大震災後の需要増や円安に伴う資材高騰や労働者不足が響いたとみている。4度目の入札実施時期は未定で、少なくとも予定より半年以上は開院が遅れると見込む。

 これに伴い、敷地内に整備するドクターヘリの格納庫や屋外ヘリポートの建設も遅れる見通し。16年度初めとしていたヘリの運航開始時期も修正を迫られるが、県は「17年度にずれ込むことのないよう調整を図りたい」と説明する。

 新病院は地上11階、ベッド数660床の計画で、県が宮城野原公園一帯で整備を進める広域防災拠点の基幹施設。傷病者治療、災害派遣医療チーム(DMAT)の受け入れなどを担う。

 防災拠点の運用開始は、JR貨物の仙台貨物ターミナル駅移転が完了する20年度以降。開院遅れが防災拠点の運用開始に与える影響について、県は「現時点ではない」と話す。

2193荷主研究者:2015/04/18(土) 22:07:23
>>1454 >>1906
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_12002.html
2015年04月09日木曜日 河北新報
ソーラーフロンティア、大衡工場が稼働

稼働したソーラーフロンティア東北工場

 昭和シェル石油子会社で太陽電池製造のソーラーフロンティア(東京)の東北工場が、宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に完成し、稼働した。投資総額は約130億円で、東日本大震災後に決まった宮城県内の誘致企業としては最大規模。同社としては東北初の生産拠点となる。

 工場は同社4カ所目で、鉄骨一部2階、延べ床面積1万5000平方メートル。敷地は広さ7ヘクタールに及ぶ。

 従来品より発電効率を高めた太陽電池パネルを生産。最新の量産技術や設備を導入して生産コストを抑え、海外展開を見据えたモデル工場として位置付ける。年間生産量は一般的な住宅向けで約3万5000戸分(出力計15万キロワット分)を見込む。

 従業員は地元雇用を中心に約100人体制。現在は品質確認のために試験的に操業する「立ち上げ期間」の位置付けで、年内に商業生産を始めたい考えだ。

 東北工場の建設に関連して、高圧ガス、流体制御機器製造販売の東横化学(川崎市)も、工場の約500メートル東側に宮城事業所を進出させた。太陽電池製造に用いるガスと噴出装置を供給し、メンテナンスなども請け負う。

2194荷主研究者:2015/04/29(水) 18:31:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150412_13018.html
2015年04月12日日曜日 河北新報
仙台高裁・地裁の耐震工事、見えぬ結審

耐震改修工事が長引いている仙台高裁と地裁。10台以上の駐車待ちの列ができている

 仙台市青葉区にある仙台高裁と地裁の耐震補修工事が、なかなか終わらない。工事は東日本大震災から1年後に始まり、当初の予定では昨年3月には終わるはずだった。震災後の人手・資材の不足に加え、審理中の法廷が厳粛性を大前提とする裁判所特有の事情が絡む。完工は来年3月に延期されたが、それすら危ぶむ声が上がっている。

 「裁判所には『間に合いません』と携帯で伝えたが、相手には本当に申し訳ない」。9日午前10時ごろ、高裁東側の門の前で駐車待ちをしていた訴訟当事者の会社員男性(22)が焦りを募らせた。後ろには10台以上の車が連なる。男性は結局、開廷時間に30分遅刻し、法廷に駆け込んだ。

 最高裁が震災後に発注した耐震工事に伴い、高裁の駐車場に仮庁舎が建設され、収容台数は72台から48台へと3割減った。男性のように原告や被告が遅刻するケースもある。毎月第2、第4木曜はさらに悲惨だ。大勢の業者らが集まる不動産競売の開札日に当たり、裁判所周辺は駐車待ちの長い車列ができる。

 原因は耐震工事がいつまでたっても終わらないためだ。裁判所は法廷内の厳粛性の確保が至上命令。高裁は開廷時、騒音や振動が発生する作業を中止するよう業者に通知している。ダンプや重機の搬入口は庁舎入り口脇にあり、訴訟当事者らが出入りする度、工事車両の行き来は中断せざるを得ない。

 日曜祝日と夜間に工事できない事情もある。裁判所周辺は市条例で日曜祝日の工事が禁じられている。夜間も静粛性が求められ、事実上、工事ができない。

 工事の長期化に伴い、他の復旧・復興工事が本格化して作業員や資機材の不足がますますひどくなり、工期が長引く悪循環に陥っている。いつ終わるか分からない工事に、関係者は「まるでバベルの塔」と嘆く。

 高裁総務課は「1回1回の工事中断は短くとも、ちりも積もれば山となる、で長引いてしまった。来年3月の完工予定だが、進捗(しんちょく)状況によってはさらに延期する可能性もある」と悩ましげに語る。

2195荷主研究者:2015/04/29(水) 18:32:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150412_11009.html
2015年04月12日日曜日 河北新報
<三陸道>登米市内の企業進出や誘致に効果

 三陸自動車道桃生豊里(石巻市)-登米インターチェンジ(IC、登米市)間の全線開通(2009年)が登米市内にもたらした整備効果を、仙台河川国道事務所がまとめた。企業進出や観光客の増加に加え、救急搬送の活用が目立った。

 登米市内の工業団地への進出企業は開通前の06〜08年度の計52社に対し、開通後の11〜13年度は計66社に増えた。金属加工や自動車部品関連などが新たに立地した。市は日野渡、迫町北方の2地区で新たな工業団地の整備を進めている。

 観光誘客の効果も顕著に表れた。市内の13年度の観光客入り込み数は約257万7000人で、06年度に比べ約2割増。市内に4カ所ある道の駅も利用客が増えている。

 救急搬送では、登米市内から地域の中核病院である石巻赤十字病院(石巻市)への搬送時間が5〜10分短縮した。12年度の搬送件数は730件で、開通前の07年比で倍増した。

 桃生豊里-登米IC間の13.8キロは登米市と沿岸部、仙台圏を結ぶ幹線道路として国が整備した。区間の通行量は1日約1万台。

2196荷主研究者:2015/04/29(水) 18:32:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/04/14 建設新聞
仙台市青葉区・サトヤ
宮町5丁目マンションの建設 約4100㎡・支倉建築企画に決まる

 サトヤ(山形県米沢市李山4640 佐藤孝市代表取締役)は仙台市青葉区宮町に「宮町5丁目マンション」(仮称)の建設を計画しており、支倉建築企画の設計・施工でことし7月の着工を予定している。

 建設用地は仙台市青葉区宮町5丁目102の6地内の敷地2324.01㎡で、JR仙山線小松島街道踏切の近接地。計画によると、ここにRC7F延べ4098.85㎡の共同住宅を建設するもので、内部には82戸の住宅を設ける。

 着工は7月初めを予定しており、2016年7月末の完成をめざしている。

2015/04/14付一面に掲載。

2197荷主研究者:2015/04/29(水) 18:33:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_12052.html
2015年04月15日水曜日 河北新報
藤崎、売り場一新 東西線駅と直結

9日に改装オープンした藤崎5階の売り場

 藤崎は、子ども関連商品を置く本館5階に乳幼児が遊べる「こどものひろば」を設けるなど、店内のリニューアルを進めている。利用客の店内での滞在時間を増やすとともに、新たな客層を開拓するのが狙い。17日には、12月開業の仙台市地下鉄東西線と直結する地下2階の食品フロアを一新し、魅力ある売り場づくりに力を入れる。

 こどものひろばは、出産準備用品やベビー用品、おもちゃのコーナーを一新したのに合わせて併設した。開設初日の9日には、大勢の親子連れでにぎわった。今後は休日を中心に、体験型の催事も開く予定だ。

 5階は6月までにさらに改装する計画で、子ども向けの雑貨や衣料の売り場を新しくするほか、運動着や文具を充実させる。6月4日には未就学児が英語などを学ぶ幼児教室が開設される。

 売り場の担当者は「子どもを飽きさせない工夫をすることで、パパやママは買い物に集中できる。家族でゆっくり楽しんでもらえる」と説明する。

 「マイキッチン」と名付けている地下2階の食品売り場の改装では、催事などで扱った一部商品をイベント終了後も提供するコーナーや、各地の銘品を集めたグルメコーナーをつくる。

 仕事と家事で忙しい40〜50代女性をターゲットに、下ごしらえをした肉や魚などの食材を充実させる。料理の専門家を招いたイベントを開催するなど情報発信も強化する。

 藤崎は、東西線青葉通一番町駅と直結し、人の流れが大きく変わるとみられる地下2階が新しい客層獲得の鍵を握る、とみている。担当者は「商品の見せ方などサービスの向上に努め、利用客を増やしたい」と意気込む。

2198荷主研究者:2015/05/06(水) 13:05:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_15045.html
2015年04月15日水曜日 河北新報
東西線開業に伴う路線再編公表 宮交バス

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地下鉄東西線の開業に伴い新設・再編される路線

 宮城交通は14日、仙台市地下鉄東西線開業に伴い実施するバス路線の再編計画を公表した。東西線の起点となる八木山動物公園、荒井の両駅に乗り入れる4路線を新設し、同じく3路線の経路を変更・延長する。実施予定は12月6日。

 再編するバス路線は表の通り。山田自由ケ丘線の17便と仙台南ニュータウン線の13便、日本平線の10便は、既存系統の減便分を、新設する八木山動物公園駅前経由の便に振り替える。

 八木山動物公園駅前には1日108便、荒井駅には1日12便が発着し、東西線乗り継ぎの利便性を高める。主に両駅周辺の路線で23の停留所を新設する。

 太白区の八木山南団地とひより台団地を結ぶ「ひより台大橋(仮称)」を通行予定の山田自由ケ丘、仙台南ニュータウンの両路線は八木山動物公園駅前までの所要時間が15分短縮される。

 再編に伴い、太白区の山田自由ケ丘車庫前と南ニュータウン東から日赤病院前を結ぶ路線と、仙台駅前-川内亀岡間の仲の瀬橋経由の路線が廃止となる。

 同社は東西線開業に合わせ、市交通局のICカード乗車券「イクスカ」を使えるようにする。導入に伴って現在の磁気カードの発売をやめ、利用も約1年後に終了する。

2199荷主研究者:2015/05/06(水) 13:07:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150418_11012.html
2015年04月18日土曜日 河北新報
<東西線>荒井駅駐車場は200台収容

 仙台市は、市地下鉄東西線の東の起点となる荒井駅(若林区)のパーク・アンド・ライド用駐車場の収容台数を約200台とすることを決めた。同駅周辺で唯一の大規模駐車場となり、マイカーと地下鉄を乗り継ぐ住民に利用してもらう。

 収容台数は周辺住民の意向調査を基に決めた。市が荒井東土地区画整理組合から購入した土地を活用し、駅南側約5000平方メートルの平地に整備する。

 月決めの定期利用と時間ごとの利用に応じた料金を今後設定する。業務委託する業者を5月から募集し、12月の東西線開業に合わせて利用を始める。

 西の起点の八木山動物公園駅(太白区)では、既にパーク・アンド・ライド用駐車場(519台収容)が完成した。12月に正式オープンし、5月の大型連休中は動物公園駐車場の満車時に限り暫定利用できる。

2200荷主研究者:2015/05/06(水) 13:35:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150419_12016.html
2015年04月19日日曜日 河北新報
<東西線>沿線開発に民間関心 市に相談続々

民間からの事前相談が寄せられている市地下鉄東西線の沿線地域=ことし1月、仙台市若林区の六丁の目駅周辺

 仙台市地下鉄東西線沿線地域を対象に市が昨年8月に導入した都市計画提案制度に、関心が高まっている。沿線の活性化を目指し、行政が担ってきた土地の用途や容積率の変更を民間が提案できるのが特徴。制度に沿ったマンションや商業施設の立地を検討する事前相談がこれまでに13件寄せられ、12月の東西線開業をにらんだ投資意欲がうかがえる。

 用途変更などを伴う都市計画は通常、自治体がつくった原案を基に有識者でつくる都市計画審議会が決定する。今回の提案制度は、原案作成段階で民間の発想を生かす取り組み。2017年12月末までの時限措置として受け付ける。

 市によると、工場が多く立地する六丁の目駅(若林区)周辺で「工業専用地域をマンション用地にできないか」といった市東部の開発に関する相談が目立つという。市都市計画課は「大手不動産会社から個人の土地所有者までと提案側はさまざま。まだ検討段階の案件も多いが、沿線への投資意欲は強い」と見る。

 提案の際は、市への事前相談後に詳細な提案書を出す。これを基に市は、都市計画審議会と同じメンバーでつくる「都市計画協議会」の意見を聞いて対応を決める。

 新たな提案制度を使った第1号として市は昨年12月、家電量販大手ヨドバシカメラ(東京)がJR仙台駅東口に建設するビルの容積率緩和を認める方針を決めた。投資喚起のため市は民間の提案を極力生かす考えで、担当者は「最初の提案が不十分な場合でも見直しの相談に乗り、事業化を後押したい」と話す。

 以前にも、全国一律の都市計画提案制度が03年から実施されているが採用例は少なく、仙台市では導入後12年間でわずかに10件にとどまる。今回は東西線沿線地域を対象にしたことに加え、「対象用地0.5ヘクタール以上」などとする従来の要件を撤廃し、提案しやすいようにしている。

2201荷主研究者:2015/05/06(水) 13:36:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150419_11038.html
2015年04月19日日曜日 河北新報
右折レーン増設で渋滞解消 大崎・交差点で検証

 東北地方整備局仙台河川国道事務所が、右折車線を新増設した大崎市内の国道の交差点2カ所で、渋滞が大幅に減少したとする検証結果をまとめた。

 事務所は昨年6月、大崎市古川の国道4号大崎市民病院前交差点で、栗原市方面から病院方面に向かう右折車線を増設した。増設後、最長100メートルに及んだピーク時の渋滞が、10メートルに縮小したという。

 大崎市鳴子温泉の国道47号新屋敷交差点には12年3月、右折車線を新設。紅葉シーズンに最長6.9キロ続いた渋滞がゼロになった。

 事務所は「右折車対策が極めて有効だとあらためて確認できた」と説明。各地の渋滞発生地点で順次、道路幅などに応じて車線整備を進める。

2202荷主研究者:2015/05/06(水) 13:37:05
>>2115
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150420_12032.html
2015年04月20日月曜日 河北新報
にぎわい創出正念場 仙石線多賀城駅前再開発

再開発が大詰めを迎えたJR多賀城駅前

 多賀城市がJR仙石線多賀城駅前で進めてきた再開発事業がほぼ終わり、レンタル大手ツタヤの運営会社が指定管理者となる市立図書館などが入る再開発ビルやマンションなどの建設が進む。国道45号沿いに発展し、長らく「へそのない街」とされてきた同市。来年3月の図書館開館まで1年を切り、懸案のにぎわい創出は正念場を迎える。(多賀城支局・佐藤素子)

◎新図書館開館まで様子見/仙台水族館に期待

 多賀城市は駅前周辺35ヘクタールを「まちづくり促進特区」として法人税の減免措置を講じるほか、空き物件に入る新規出店事業者への補助制度を設けて商業集積に懸命だ。中でも、東日本大震災の津波被害を受けた桜木地区を中心に飲食店街の復旧を目指すが、申し込みは低調で「事業者は図書館開館までは模様眺めのようだ」と市商工観光課はみる。

 市はツタヤの運営会社に図書館運営を委託する先行事例・佐賀県武雄市を参考に、市立図書館の来場者を年間120万人と見込み、東北歴史博物館などを含めた「東北随一の文化交流拠点」づくりを掲げるが、こちらも具体策が出るのは図書館開館後になる。

 こうした中、市や地元商工業者が注目するのが、7月に仙台市宮城野区の仙台港背後地にオープンする「仙台うみの杜水族館」だ。

 初年度100万人と予測される来館者を一人でも多く多賀城に呼び込もうと、宮城交通にバスの新路線を要望。仙台市地下鉄東西線の12月開業に合わせ、東の起点の荒井駅(若林区)から水族館、三井アウトレットパーク仙台港、夢メッセみやぎ(いずれも宮城野区)を経由しJR多賀城駅前を結ぶ路線新設が実現した。

 多賀城市幹部は「多賀城駅前に誘導する絶好の機会だ」と期待する。

 好材料の一方で、地元の経済効果を疑問視する声も出る。ある商工業関係者は「1日約3300人ともなる図書館来場者や水族館から流れる人たちを迎える態勢ができていない。ただ来てもらうだけでは駄目。地元にお金を落としてもらう仕掛けが不十分だ」と、市に一層の努力を求める。

 駅前に建設中のマンションは、販売が好調だ。販売会社は「生活に必要な施設が全て徒歩圏内にあるコンパクトシティー。仙石線沿線の住民から問い合わせが多い」と評価する。逆に「便利さゆえに結局、賃貸物件だけが張り付き、にぎわいにつながらない恐れもある」と懸念する多賀城・七ケ浜商工会幹部も。1年後の真のにぎわいを模索する動きは続く。

<多賀城駅前再開発事業>1975年に始まった土地区画整理事業が終わり、仙石線の立体交差も2013年11月に完成。駅北側には図書館などが入るA棟と、子育てサポートセンター、老人保健施設が入るB棟の二つの再開発ビルが建設される。駅南側の旧長崎屋跡地には、図書館利用者用の駐車場と商業施設が入るマンションなどが建設される。

2203荷主研究者:2015/05/06(水) 13:37:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150421_13051.html
2015年04月21日火曜日 河北新報
災害公営住宅40戸完成 山元・新坂元駅周辺

入居予定の災害公営住宅の窓から外を眺める家族

 山元町がJR常磐線新坂元駅周辺の新市街地に整備していた災害公営住宅40戸が完成し、20日、内覧会を開いた。同駅周辺では初の災害公営住宅で、23日に鍵を引き渡す。

 住宅は木造平屋の一戸建てと2戸連棟式で、部屋は2DK、2LDK、3LDKの3タイプ。内覧会に訪れた入居予定者は、これから暮らす部屋に入って間取りや設備を確かめた。

 仮設住宅で4年間暮らしたという無職鎌田和子さん(68)は「震災前と同じ坂元に暮らしたかった。子どもが孫を連れて遊びに来てくれるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 同駅周辺には計68戸の災害公営住宅を整備する。町が集団移転先に定めた三つの新市街地での整備予定戸数は計484戸。新山下駅周辺では、既に整備された災害公営住宅のうち166戸が入居を終えている。

2204荷主研究者:2015/05/16(土) 17:40:30
>>2188
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150422_13019.html
2015年04月22日水曜日 河北新報
<常磐線>最終列車代替 深夜バス運行開始

岩沼駅を出発し、亘理町内の各駅に向かう深夜バス

 亘理町は20日、東日本大震災の影響で最終列車が1時間早まったJR常磐線の代替として、岩沼駅と同町の逢隈、亘理、浜吉田の3駅を結ぶ深夜バスの運行を始めた。初日の利用客は5人だった。

 バスは平日のみ運行。午後11時20分発の東北線仙台発上り列車と接続する。岩沼駅を午後11時51分に発車し、3駅に停車。料金は大人一律500円、小学生半額。

 初日に一番乗りした同町の自営業門沢俊夫さん(51)は「運行開始を待っていた。仙台に滞在できる時間が震災前に近づき、有意義に過ごすことができる」と笑顔で乗り込んだ。

 年間事業費は300万円。第1便を見送った斎藤貞町長は「運行を受け入れてくれた岩沼市に感謝する。経費負担は掛かるが、町民の利便性の向上を図りたい。周知されれば乗客も増えると思う」と話した。

2205荷主研究者:2015/05/16(土) 17:44:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150424_12015.html
2015年04月24日金曜日 河北新報
<東西線>新団地「荒井南」街開き

遊歩道も設けられた分譲宅地

 区画整理事業で整備していた仙台市若林区荒井の新住宅団地「荒井南」の造成工事がほぼ完了し、現地で23日、街開きセレモニーがあった。市地下鉄東西線荒井駅から徒歩圏内にあり、計570戸に約1600人が暮らす街になると見込まれる。

 面積は約17.6ヘクタール。トヨタホーム(名古屋市)など大手住宅メーカー3社が計277区画を分譲中で、既に一部の住宅が完成した。建て売りの中心価格帯は4000〜5000万円。ファミリー層を中心に注目され、約100区画を販売したという。

 団地内には東日本大震災で被災した住民の防災集団移転用地があり、市の災害公営住宅(139戸)の建設も進んでいる。

 式典には工事関係者ら約120人が出席。荒井南土地区画整理組合の大泉善郎理事長は「数年前まで田んぼだったと思えないほど造成が進んだ。東西線の活性化を担えるような街にしたい」と意欲を語り、新たな街の出発を祝った。

 区画整理事業は2008年に始まり、14年に宅地分譲がスタート。造成の完了を受け、これから住宅建設が本格化する。

2206荷主研究者:2015/05/16(土) 17:45:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/04/23 建設新聞
宮城野区・アトリウム 福田組の施工決定
賃貸共同住宅・エルスタンザ榴岡公園の新築 RC12F延べ2585㎡、16年11月の完成めざす

 アトリウム(東京都千代田区内幸町1の5の2 福田昭彦代表取締役社長)は、仙台市宮城野区二十人町地内に賃貸共同住宅「エルスタンザ榴岡公園」(仮称)の新築を計画しており、福田組の施工を決めた。

 建設用地は、仙台市の施行で計画が進む仙台駅東第二土地区画整理事業地区内の第14-3街区第17画地となる仙台市宮城野区二十人町1の1地内で敷地面積は587㎡。同地は榴岡公園の西側近隣地に位置し、JR仙石線榴ケ岡駅からも徒歩圏と住環境に恵まれた立地となっている。

 計画によると、ここにRC12F延べ2585.77㎡で建設。内部には1DKを中心に66戸の賃貸住宅を設ける。

 今後、6月上旬にも着工し、2016年11月末の完成を予定している。

 なお、設計はASKA総合計画が担当した。

2015/04/23付一面に掲載。

2207荷主研究者:2015/05/16(土) 17:45:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150425_12033.html
2015年04月25日土曜日 河北新報
スカイマーク仙台撤退 神戸線休止届け出

 民事再生手続き中のスカイマークが仙台空港から撤退することが24日、分かった。現在運航している神戸空港と結ぶ路線は10月24日の便を最後に運休する。

 地元との調整がついたため、この日、国土交通省に届け出た。策定中の再生計画案にも盛り込まれる見通しだ。

 スカイマークは22日にANAホールディングスを再建に向けたスポンサーに選んだと発表した際、基本的に現行の路線を維持する方針を示していた。しかし、経営再建を確実にするため、搭乗率が低い不採算路線の廃止や縮小は避けられないと判断した。

 仙台-神戸線の搭乗率は2月が28.5%、3月も43.7%と低迷し、一般的な採算ラインとされる60%を大きく割り込んでいた。

 仙台空港に関して、スカイマーク首脳は「運航するためのコストも高い」と指摘。路線の存続は厳しいとの認識を示していた。

 スカイマークは5月29日までに再生計画案を東京地裁に提出する。

2208荷主研究者:2015/05/16(土) 18:12:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150427_13046.html
2015年04月27日月曜日 河北新報
<仙山線>旅を追体験 駅・踏切・史跡資料集

旅のガイドとしても役立つ「仙山線の魅力再発見」

 仙台市青葉区西部の住民らでつくる「関山街道フォーラム協議会」の鉄の道部会が、資料集「仙山線の魅力再発見 この土地と人との息吹(いぶ)き」を発行した。JR仙台駅から仙山線に乗って山形方面に向かう旅を追体験できる構成で、駅や踏切、鉄道遺産の歴史、特色を伝える。編集スタッフは「地域の宝を語り継ぐ一冊になった」と話す。

 資料集は仙台-羽前千歳(山形市)間の20駅(2014年廃止の2駅を含む)と踏切47カ所のデータや周辺史跡、住民との関わりを、カラー写真や手書きの地図を交えて紹介。土木学会の14年度選奨土木遺産に認定されたトンネルや長い架台で支えるトレッスル橋、転車台といった仙山線の鉄道施設群の解説も詳しい。

 随所に載せたミニコーナー「仙山線ものがたり」には、沿線住民や縁のある人たちが寄稿。仙山線への愛着、沿線の見どころ、通勤や通学、遠足の思い出などを披露している。

 資料集作りは鉄の道部会のメンバーらが13年、選奨土木遺産の認定を目指し、仙山線の全踏切を現地調査したのがきっかけ。14年秋の遺産認定を受け、記念誌としてまとめた。仙山線を語る会の開催や山形県側住民との連携、作並駅転車台の掘り出しなど認定までの歩みも収めた。

 刊行者代表で鉄の道部会長の加藤栄一さん(79)=青葉区愛子東=は「編集に携わった住民の皆さんの意欲とアイデアに支えられ、身近な仙山線の知られざる多彩な魅力に光を当てることができた」と語っている。

 A4判、100ページで1000部発行。1000円。連絡先は仙台市広瀬市民センター022(392)8405。

2209荷主研究者:2015/05/16(土) 18:12:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150428_11012.html
2015年04月28日火曜日 河北新報
雄勝の人口 震災前から7割減・16年度推計

 石巻市は27日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた同市雄勝地区で、2016年度以降の人口が、震災前の約3割にまで減少するとの推計を明らかにした。市議会まちづくり促進特別委員会で示した。

 市雄勝総合支所によると、雄勝地区の人口は震災前の11年2月末現在で約1600世帯、約4300人。中心部の伊勢畑防災集団移転団地の宅地供給が始まる16年度以降も人口減は続き、約620世帯、約1400人になる見込みという。

 雄勝地区は震災で171人が死亡、71人が行方不明(ことし3月末現在)となっている。約1200世帯の家屋のほか、住民生活を支えた病院、学校、郵便局などが被災。商店や基幹産業の漁業も壊滅的な被害を受け、人口流出が続く。

 新たな高台の中心部には伝統工芸品「雄勝硯(すずり)」を販売する雄勝硯伝統産業会館を再建するほか、市場型商業施設や県漁協雄勝湾支所、市雄勝総合支所、警察署駐在所なども設けるが、委員からは「大幅な人口減少は新しいまちづくりの障害になりかねない」との指摘も出た。

 雄勝地区はリアス式海岸で広い土地がない。三浦裕市雄勝総合支所長は「人口が増えても土地がないというのが実情。今後、雄勝地区に戻る人や新たに住みたいという人の住居をどう提供するかということも課題になる」と話す。

2210荷主研究者:2015/05/24(日) 16:29:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150505_12028.html
2015年05月05日火曜日 河北新報
LCC追い風 仙台空港、国内線利用者が最多

 仙台空港の2014年度の国内線利用者数が307万を超え、過去最多を記録したことが県のまとめで分かった。格安航空会社(LCC)の運航が追い風となった。仙台空港アクセス線の利用者数も334万で過去最多を更新した。

 県の速報値によると、国内線利用者は前年度比2.8%増の307万2541人。これまでは06年度の304万7955人が最多だった。昨年4月にLCCのスカイマークが神戸線を開設し、県空港臨空地域課は「新たな需要が掘り起こされた」と分析する。

 国際線利用者は5.5%減の16万5498人。ソウル線の減便、バンコク線の運休が響いた。ソウル線は日韓両国間の関係悪化が影を落としている面もある。

 国内線、国際線を合わせた利用者数(323万8039人)では2.3%の増加となった。

 アクセス線の利用者は4.6%増の334万8334人。仙台空港鉄道(名取市)が運営する3駅の乗降客を集計した。

 駅別では仙台空港駅171万7369人(5.0%増)、美田園駅46万8463人(11.0%増)、杜せきのした駅116万2502人(1.6%増)だった。

 空港利用者の増加に加え、東日本大震災後の沿線開発に伴う住民増加で通勤通学の利用が伸びた。空港臨空地域課は「周辺開発はほぼ頭打ち。空港利用者を伸ばし、鉄道経営を安定させたい」と話す。

2211荷主研究者:2015/05/24(日) 16:29:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150506_11013.html
2015年05月06日水曜日 河北新報
<かすむ復興>住宅散在薄まるまち/在宅被災者の苦悩(2)/暮らし

数少なくなった住宅がまばらに残る蒲生北部。被災者は将来に不安を抱えながら住み続ける(小型無線ヘリから)

<移転の対象に>
 仙台市宮城野区の七北田川北岸には住宅地が連なるが、県道塩釜亘理線から東側は風景が一変する。ぽつりぽつりと住宅が荒れ野に散らばる。

 東日本大震災の津波で被災する前、東側には和田、西原、蒲生、港の4地区があり、約1150世帯が暮らしていた。

 震災後は全域が「蒲生北部地区」として災害危険区域に指定され、防災集団移転の対象となった。移転終了後は土地区画整理を進め、成長産業の集積を図ることが決まっている。

 危険区域で住宅は新築できないが、流失を免れた家を補修すれば住める。2年前には約40世帯の在宅被災者が生活していた。今は20世帯弱に減ったとみられる。市蒲生北部整備課によると、ことし4月現在で移転を希望していないのは13世帯。「過疎化」はさらに進む。

<仙台市に疑念>
 「最後まで残るのは10軒以下じゃないか。俺? 動くつもりは全くない」。補修した自宅に暮らす40代の男性はそう言い切る。

 移転を拒む理由はいろいろある。先祖伝来の土地を守りたいから。気候が良くて高速道路も近く住みやすいから。そして仙台市の対応に不信感があるからだ。

 男性は今も、災害危険区域の指定に納得していない。震災を奇貨として、仙台港に隣接する蒲生北部を人が住まない地域とし、産業用地を創出する「惨事便乗型」の再開発策だとにらむ。市は否定するが、同様の疑念を持つ在宅被災者は多い。

<8月末が期限>
 世帯数は震災前の百分の一になった。学校、郵便局、交番、バス停、商店が消えた。薄まるまちに、「蒲生はついのすみか」と言う千年凱雄(ちとせ・よしお)さん(83)も不安を感じている。

 「共同体の機能が崩れてしまった。町内会もない。側溝の掃除や草刈りをどうすればいいのか。高齢の世帯が多い。空き地だらけで害虫の発生が心配。福祉面も気に掛かる」と言う。

 市内の防災集団移転事業は本年度限りで終了する。16年度以降は行政による宅地の買い取りや建物移転料の補償は望めない。不動産の鑑定や登記に必要な時間を考えると、在宅被災者の場合、8月末が移転合意の期限になるという。

 市は今後実施する土地区画整理で残存する住宅に移転を求めることはないと明言する。一方、災害危険区域の指定が将来、解除されることもないと強調する。

 蒲生に住み続けるか、移転に応じるか。被災者が重い決断を迫られている。

2212荷主研究者:2015/05/24(日) 16:30:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150508_13017.html
2015年05月08日金曜日 河北新報
<東西線>卸町駅、足りない駐輪場

工事が進む卸町駅南側出入り口。手前が211台分の駐輪場になる

 12月に開業する仙台市地下鉄東西線の卸町駅(若林区)駐輪場が、計画する収容台数480に対し、半分以下の211台分しか確保できていないことが7日、分かった。周辺の住宅開発が急速に進み、見込みを上回る需要に用地確保が追い付かないため。市は駅周辺に適地を探すが、めどは立っていない。

 マンション建設や宅地開発が活発になった影響とみられ、計画台数は東西線全13駅の中でも八木山動物公園(783台)、薬師堂(481台)に次ぎ、3番目となる。市は駅南側出入り口前の平地約330平方メートルを駐輪場として確保したが、収容規模は211台にとどまる。

 市地下鉄南北線各駅の駐輪場の利用率は、平均約6割。卸町駅で見込まれる需要480台に当てはめると最低288台分は不可欠で、少なくともあと77台分が早急に必要になる計算だ。

 480台の根拠は、市が2012年7月に公表した東西線需要予測の見直し結果。乗降客数が見積もりを下回ったのとは逆に、自転車など二輪車でのアクセスは1日453人から637人に増えると見込んだ。その段階で見直し前に計画していた270台では足りず、210台の上積みが必要になっていた。

 需要の大幅拡大が判明してから3年近くがたつ。市道路管理課は「何とか開業に間に合うよう対応したい」と説明するが、駐輪場整備に向けた用地買収は難航が続いている。

2213荷主研究者:2015/05/24(日) 16:34:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150514_13044.html
2015年05月14日木曜日 河北新報
拠点整備機に再開発を 住民主導で活性化目指す

仙台貨物ターミナル駅の移転先となる岩切地区の水田地帯=仙台市宮城野区

 県が取り組む広域防災拠点の整備構想に伴い、JR仙台貨物ターミナル駅の移転が予定される仙台市宮城野区岩切地区で、地元住民らの間に再開発を望む声が高まっている。月1回の勉強会を重ね、新ターミナルを核に周辺の開発を進める絵を描く。行政に先手を打ち、住民主導の地域活性化を目指す。

 広域防災拠点は、県が宮城野原公園総合運動場(宮城野区宮城野)と隣接する仙台貨物ターミナル駅を合わせて整備。JR貨物はターミナル駅敷地約17ヘクタールを県に売却し、東北新幹線と東北線に挟まれた岩切地区の水田地帯に移す。

 「巨大施設を基軸としたまちづくりが必要だ」と強調するのは今市上区町内会の高野秀策会長。高野会長ら地元農家は昨年3月に勉強会を設置し、月1回のペースで新ターミナル駅に伴う周辺開発を考えている。

 岩切地区では米価下落や後継者の確保に悩む農家が多く、再開発への期待が高まっている。区画整理事業で土地を造成し、住宅地のほか運輸関連企業、商業施設の誘致を構想。「住民の悲願がかなう好機」(高野会長)と、東仙台-岩切駅間の新駅建設案も練る。

 さらに新ターミナル駅の完成によって、東北線に並行する県道仙台松島線の渋滞など、さまざまな問題の発生も予想される。住民側は道路整備といった対応策を市や県に求めている。

 しかし現時点で、再開発に向けた行政側の協力は見通しが立たない。市政策調整課は「道路整備は必要だが、長期的に人口減少に向かう中で、再開発の必要性はあるのかどうか分からない」と効果を疑問視する。

 高野会長は「ターミナル駅の移転が夢のある開発につながるよう、市と県は住民と一緒になって考えてほしい」と要望する。

2214荷主研究者:2015/05/24(日) 16:35:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150515_12046.html
2015年05月15日金曜日 河北新報
仙台港の貨物量、過去最高 14年

 仙台港の貨物取扱量が2014年に初めて4000万トンを超え、過去最多を記録したことが宮城県のまとめで分かった。トヨタ自動車東日本(大衡村)の完成車積み出しが好調だった。県は港湾整備を加速させ、さらなる取扱量アップを図る。

 県の速報値によると、仙台港の14年取扱量は4007万トンで、前年比4.1%の増。震災前(10年)より20%伸ばした。

 品目別では「完成自動車」が990万トンと最も多く、前年比3%増。トヨタ東日本の岩手工場(岩手県金ケ崎町)と大衡工場が生産を強化し、仙台港からの積み出しも増えた。

 塩釜港は1.7%増の251万トン。東日本大震災からの復興関連工事資材を運び込む拠点となっており、「セメント」は震災前比で80%を超す伸び。「砂利・砂」は4倍以上の取扱量を記録した。

 石巻港は376万トンで前年比4.9%減。震災前の9割程度に回復したが、主要取扱品目の「木材チップ」や「飼料用とうもろこし」が振るわなかった。

 県港湾課は「各港の岸壁整備や拡張工事を進め、石巻港では企業誘致に力を入れたい」と話す。

2215荷主研究者:2015/05/24(日) 16:55:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150517_15011.html
2015年05月17日日曜日 河北新報
地下鉄駅で高さ日本一 八木山動物公園駅

丘陵地にある八木山動物公園駅。地上部分に大規模駐車場が整備されている

 日本地下鉄協会(東京)は、12月に開業する仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(太白区)を全国の地下鉄駅で最も高い場所にあると認定した。駅は標高136.4メートルに整備され、市と地元住民は設計段階から「高さ日本一」の認定を期待していた。今回のお墨付きを駅周辺の活性化につなげたいと意気込んでいる。

 住民らでつくる「東西線関連八木山まちづくり研究会」が協会に調査を依頼し、このほど認定書が届いた。「日本国内における地下鉄駅として、軌条(レール)面高の標高が最も高い駅であると認めます」と記されている。

 協会によると、これまで最も高かったのは神戸市地下鉄西神・山手線の総合運動公園駅(103メートル)。八木山動物公園駅は30メートル以上の大差をつけて1位となった。石島徹業務部長は「地下鉄のある大都市はどこも標高が高くない。仙台のように中心部のすぐ近くに山が迫っている都市は珍しい」と語る。

 まちづくり研究会の「新たな駅前地区の顔づくり部会」の八木充幸部会長(61)は「地区のセールスポイントとして市内外に発信したい。全国の鉄道マニアにもアピールできる」と喜ぶ。

 住民からは日本一の記念プレートの設置を求める声が上がり、市も検討を始めた。市の担当者は「公式に日本一と認められたので前向きに考えていく。どのようなものがふさわしいか住民と協議したい」と話した。

2216荷主研究者:2015/06/13(土) 18:36:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150519_13029.html
2015年05月19日火曜日 河北新報
仙台空港 ホノルル線運航中止

 米ハワイアン航空は18日、週3往復している仙台-ホノルル線の運航を9月30日で中止すると発表した。2013年6月の就航から、2年3カ月での撤退となる。同社は「定期運航を継続するために必要な乗客数が、今後も見込めないと判断した」と説明している。

 仙台発の便は水、金、日曜に札幌を経由してホノルルに到着。ホノルル発は火、木、土曜に仙台経由で札幌に向かっている。

 同社は、10月1日以降の航空券を予約、購入済みの乗客に対して、予約の変更、振り替え便を手配するなどして対応する予定。札幌-ホノルルを直接結ぶ定期便は継続する。

 宮城県空港臨空地域課は「ホノルル線は東北唯一のハワイ直行路線で、ようやく定着してきたと考えてきただけに、撤退は非常に残念」と話した。

 ホノルル線の撤退で、仙台空港発着の国際定期路線は週15往復から12往復に減少する。

2217荷主研究者:2015/06/13(土) 18:40:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_12018.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
仙台-北京便7月から増便 中国国際航空

 中国国際航空が、週2往復している仙台-北京線(上海経由)の運航を、7月18日から週3往復に増やすことが19日、分かった。円安やビザ(査証)の発給要件緩和を背景に、中国人観光客の増加が見込めると判断したとみられる。

 関係者によると、中国国際航空は現行の水、日曜日に加え、土曜日に仙台発着便を運航する。今後社内体制が整い次第、増便分の搭乗予約受け付けを始める。

 4月の仙台発着便の搭乗率は72%と好調を維持。観光目的の訪日客が多く、特別名勝松島や文豪・魯迅ゆかりの仙台市内巡り、免税店でのショッピングなどが人気だという。

 外務省は1月から、経済力のある中国人向けに有効期間内に何回も日本に出入国できる「数次ビザ」の発給対象枠を拡大。沖縄県か東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島3県のいずれかで1泊することが要件で、仙台空港経由の訪日客増加が見込まれている。

 観光庁の統計では、2014年に宮城県内に宿泊した中国人は1万1380人。震災前の10年の水準(1万3890人)は回復していない。

2218荷主研究者:2015/06/13(土) 18:41:30
>>2080
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_11045.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
宮城県が塩釜・海岸通の再開発認可

施設整備のイメージ図(再開発準備組合提供)

 宮城県は19日、東日本大震災の津波で被害を受けた塩釜市海岸通1番、2番地区の市街地再開発事業について、再開発準備組合に認可書を交付した。計画区域はJR本塩釜駅西側の約1ヘクタールで、観光と生活の新たな拠点として整備が進められる。

 1番地区は14階のマンション棟と防災拠点施設などが入る4階の業務棟を建設する。両棟がつながる1階部分は商業スペースで、別に立体駐車場を設ける。2番地区は2階の建物を整備。塩釜神社の門前町の風情を取り入れた飲食店街にする。総事業費は約50億4500万円で、うち約17億円は復興交付金を充てる。

 震災前のにぎわいを取り戻そうと、地権者らでつくる再開発準備組合が計画を立案した。県の認可を受けて5月31日に本組合を設立する。2016年春の着工、17年度の完成を目指す。

 県庁で交付式があり、遠藤信哉土木部長から認可書を受け取った準備組合の鈴木成久理事長は「やっとここまで来た。県内外から人を呼べる商店街をつくりたい」と述べた。

2219荷主研究者:2015/06/13(土) 18:41:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150520_13062.html
2015年05月20日水曜日 河北新報
倉庫街でうわさ?卸町が宮城野区編入を希望…

卸町に建設中の災害公営住宅。児童は宮城野区の東宮城野小に越境通学する

 「仙台市若林区の卸町が宮城野区への編入を望んでいるらしい」。こんなうわさが宮城野、若林の両区境周辺を駆け巡っている。ただ、関係者は一様に「一体どこが発信源?」と首をかしげるばかり。大胆な住民提案は、発起人不詳のまま不発に終わってしまうのか-。

 宮城野区のある町内会総会で卸町地区の編入話が話題に上ったのは、ことし4月だった。町内会長は「各町内会長が集まる地域懇談会で聞いた」と証言。懇談会に出席していた地区町内会連合会長も「卸町の要望らしい」と振り返る。

 ところが当の卸町町内会長の阿部修さん(69)は「倉庫街の卸町は町内会の加入世帯が10軒に満たず、活動も低調。編入など話し合ったこともない」と不思議がる。

 ただ、卸町地区が若林区であるのは不合理とみる関係者は少なくない。代表的な問題として挙げられるのが学区の不自然さだ。

 卸町は宮城野区の東宮城野小学区に含まれる。このため町内に建設中の災害公営住宅に子どものいる世帯が入居すれば、異例の越境通学となる。それでも交通利用の多い国道4号や県道荒浜原町線を横断して通学するよりは、近いし安全だという。

 ある地区町内会連合会長は「個人的意見」と前置きした上で「地図を見ても卸町が若林区なのは不自然。卸町の生活圏は宮城野区。卸町のイベントには宮城野区民の方が多く駆け付ける。一緒にならなければならない」と編入を支持する。

 編入には市区設置条例をはじめとする関連条例の改正が必要だ。合理的理由を掲げて市当局か議会を動かさなければならない。差し当たり署名活動などで機運を高めるといった手順が考えられそうだ。

 市区政課は「町丸ごとの編入手続きは例がない。どなたか住民代表が名乗りを上げれば、相談にも乗れるのだが…」と困惑している。

2220荷主研究者:2015/06/13(土) 18:44:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150521_12026.html
2015年05月21日木曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、2ヵ月ぶり悪化

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの4月の平均空き室率は、前月比0.11ポイント増の10.93%で2カ月ぶりに悪化した。

 調査した5地区のうち3カ所で悪化し、青葉区一番町は1.05ポイント増の10.12%だった。県庁・市役所は0.56ポイント増の12.20%で、民間ビルに入居していた行政機関が、移転集約に向けて解約予告を入れたのが影響した。泉区などの周辺オフィスは11.58%で0.57ポイント増加した。

 改善した2地区のうち、仙台駅前は0.33ポイント減の9.11%。仙台駅東はコールセンターの増床などがあり、1.51ポイント減の15.82%となった。

 仙台支店の担当者は「新たなオフィスビルの供給が予定されておらず、空き室率は改善傾向になるだろう」と話した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の353棟。

2221荷主研究者:2015/06/13(土) 18:45:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150522_12005.html
2015年05月22日金曜日 河北新報
マンション価格 仙台圏でバブル超え

入居前に販売担当者(右)と話すマンション契約者

 仙台圏で新築マンションの平均販売価格の高騰が続いている。東日本大震災からの復興需要で工事費が上がり、新規供給量が縮小したのが要因。過去最低水準の住宅ローン金利を背景に、消費者の購買意欲も旺盛だ。平均販売価格は既にバブル期を突破。業界内では「もっと上昇する」との見方が少なくない。(報道部・勅使河原奨治)

 「立地環境の良さが決め手。価格は気にならなかった」。野村不動産が昨年9月に販売を始めた仙台市太白区のプラウドシティ仙台長町南(192戸)。太白区の男性会社員(42)は購入理由を歯切れ良く語る。

 仙台市地下鉄長町南駅まで徒歩3分。第2期まで販売した計155戸は全て即日完売した。価格は3LDKで4000万〜4500万円。残る物件も完売が見込まれている。

 広告代理店のDGコミュニケーションズ仙台支社によると、仙台圏の平均販売価格は2013年で3559万円。14年は3913万円に上り、バブル期の91年の3534万円をしのぐ。

 仙台圏の新築マンション供給戸数は08年のリーマンショック前は年間2000戸前後だった。その後、1000戸前後で推移したが、14年は574戸にとどまった。15年も1000戸程度になる見込みで、品薄感は続く。

 金融緩和による低金利の影響も大きい。返済期間が最長35年の住宅ローン「フラット35」の5月の貸出金利は1.46〜2.08%(返済期間21年以上、融資率9割以下)で過去最低水準。富裕層を中心に価格より立地で選ぶ消費者が増え、価格高騰に拍車を掛ける。

 中古物件も立地の良い青葉区中心部などで上昇傾向にある。10年前の取得時の価格と同額で売り出される物件も出ている。

 青葉区一番町2丁目に三井不動産レジデンシャル、住友不動産、野村不動産が共同で開発したマンションは、3月末の入居開始直後から中古物件が出回る。「入居するつもりが、市況を見て売りに出す人もいるようだ」(大手デベロッパー)。購入時4000万〜5000万円の物件が約2割高で売られているという。

 14年に供給がほとんどなかった青葉区中心部では今後、400戸の供給が予定される。このうち3月末に販売を始めた本町のマンションは、5000万〜7000万円でほぼ完売。ことしはさらに新たな価格市場が形成されそうだ。

 復興とオリンピック需要で工事費は高止まりするとみられ、価格下落要因は乏しい。DGコミュニケーションズの吉野敦仙台支社長は「仙台の街の実力を考えると、これまでが安すぎた。当面は震災前の価格水準に戻ることはないのではないか」と予想する。

2222荷主研究者:2015/06/13(土) 18:45:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150522_15010.html
2015年05月22日金曜日 河北新報
仙台城絵図、恐竜標本…所蔵3300点寄贈

寄贈される「奥州仙台城絵図」。江戸時代初期のもので、現存する仙台城下の絵図では最古という

 財団法人斎藤報恩会(仙台市)は21日、仙台市役所を訪れ、市指定文化財「奥州仙台城絵図」や肉食恐竜アロサウルスの骨格複製標本など歴史・自然分野の所蔵品約3300点を市に寄贈する方針を伝えた。

 浜田直嗣理事は「90年を超える会の歴史の中で収集した品々を市に引き継いでほしい」と要請。元東北大総長の西澤潤一理事も「地元ゆかりの所蔵品が市に寄贈されるのは意義のあることだ」と話した。

 奥山恵美子市長は「貴重なコレクションを散逸しないようにしっかり保存したい」と要請を承諾した。市は市博物館と科学館で展示・研究に活用する方針。

 斎藤報恩会は1923年設立。自然史博物館を2009年まで、報恩会博物館をことし3月まで仙台市内に開設していた。ほかの収蔵品約2000点も東北大などへの寄贈を検討している。

2223荷主研究者:2015/06/13(土) 18:48:15
>>2095
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150523_12003.html
2015年05月23日土曜日 河北新報
藤崎の小売店、仙台・六丁の目にオープン

22日にオープンしたヴィーフジサキ六丁の目店

 藤崎は22日、仙台市若林区六丁の目南町に、小型店「ヴィーフジサキ六丁の目店」を開店した。12月の市地下鉄東西線開業を見据え、沿線住民の新たな需要を見込んだ。小型店は2009年の長町店(太白区)以来6年ぶりの出店で、12店目となる。

 六丁の目店はショッピングモール「フレスポ六丁の目南町」の敷地内にあり、鉄骨平屋で店舗面積は990平方メートル。営業時間は午前10時〜午後6時半。

 50代の女性を中心とした客層を想定し、衣料品、服飾雑貨、リビング用品、食品など計約3000種類の商品をそろえた。藤崎本館などの商品を取り寄せることも可能だ。年間の売り上げ目標は5億円。

 22日は、開店前から約700人が列をつくった。日下宏治店長は「地下鉄開業に合わせ、新しい街ができる地域。新規顧客の獲得はもちろん、従来の顧客へのサービスも充実させたい」と意気込みを語った。

 同社は6月12日、13店目として、山形市七日町の複合ビル1階に山形店をオープンさせる。

2224荷主研究者:2015/06/13(土) 19:20:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150526_12005.html
2015年05月26日火曜日 河北新報
仙台箪笥が大きな飛躍 国の伝統的工芸品に

仙台箪笥と申請作業の中心的な役割を担った湯目吏吉也さん=仙台市青葉区の仙台箪笥歴史工芸館

 江戸時代から続く宮城県の仙台箪笥(たんす)が新たな歴史を刻み始める。6月までに法律に基づく国の「伝統的工芸品」に指定されることが決まり、業界にとっては30年来の悲願が実ることになった。ただ、職人の高齢化など課題は多く、販路拡大も急務。仙台箪笥協同組合は今後、国の助成を受けながら振興策を探る方針だ。

 「長年の夢が実現した。ここからが新たなスタート」。組合の湯目研一郎代表理事(湯目家具百貨店社長)は力を込める。

 指定は今月11日にあった経済産業省の有識者会合で了承された。東北では津軽塗(青森県)や南部鉄器(岩手県)などに続き、仙台箪笥は22番目だ。

 指定を目指す活動は1980年代半ばに始まった。当時は有志による任意団体だったため申請できず、2008年に家具店や漆工業者15社で組合を設立。12年から運動を本格化させた。

 組合員の構成は箪笥製作の木地加工と塗装、金具製作の3分野に分かれ、申請に必要な資料集めの足並みがそろわず時間がかかった。加えて指定には百年を超える歴史を証明する必要があるが、箪笥は1945年の仙台空襲で焼失したものも多い。宮城県の協力を得て明治期に製作されたのを探し出した。

 指定を受けると、製品に「伝統マーク」のステッカーを貼ることができ、職人は認定試験を経て伝統工芸士の称号を受ける。組合で申請の中心的な役割を担った湯目吏吉也さん(37)=仙台プロクイックサービス社長=は「製品の価値を高めるとともに、職人さんも誇りが持てるようになる」と取得のメリットを説く。

 組合によると、14年度の業界の売上高は約1億5700万円。全盛期の1928年(約1億3700万円)と金額は変わらず、貨幣価値を考えると衰退ぶりが見てとれる。職人数も現在114人で、当時の6分の1以下に減った。

 組合は今後、国の助成を受けながら5カ年の振興計画を作成。日本貿易振興機構(ジェトロ)と協力して海外へ販路を求めていくほか、技の伝承へ向けて後継者育成に努める考えだ。

2225荷主研究者:2015/06/13(土) 19:35:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150528_12032.html
2015年05月28日木曜日 河北新報
北欧の工具メーカー 栗原に製造機能移管

コロマントキャプト工場の設備を見学する出席者

 切削工具メーカー、サンドビック(スウェーデン)の製造子会社、サンドビックツーリングサプライジャパン(栗原市)は、工作機械への工具取り付け装置「コロマントキャプト」の生産拠点を瀬峰工場に設け、27日、開所式を開いた。スウェーデンから製造機能を移管し、世界の顧客に納入する。

 拠点は瀬峰工場の地下1階、1700平方メートルに設置し、2月に一部生産を開始。4月に本格操業にこぎ着けた。工場全体の年間出荷額約60億円の3割、約20億円の出荷を見込む。工場の全従業員195人のうち、25人がコロマントキャプトの製造に当たる。

 コロマントキャプトは、誤差±2マイクロメートルという精度の高い切削工具などのセット。従来の工作機械や旋盤、複合加工機に取り付けられ、汎用(はんよう)性が高く、器具の交換が容易で時間コストを削減できる。

 サンドビックグループは2008年、栗原市瀬峰にコロマントキャプトを製造する新工場建設を計画したが、リーマン・ショックの影響で09年に中断した経緯がある。13年、既存の瀬峰工場を活用する形でスウェーデンから生産機能を移転すると決定。瀬峰工場がメーンの生産拠点となる。

 式典には、サンドビック本社のヨーラン・ビョークマン副社長や佐藤勇市長らが出席し、稼働を祝った。

2226荷主研究者:2015/06/13(土) 19:38:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150529_15005.html
2015年05月29日金曜日 河北新報
座席動き風や香り体感 4DX映画館7月導入

4DXが導入される109シネマズ富谷(写真の一部を加工しています)

 東急レクリエーション(東京)は7月、宮城県富谷町の映画館「109シネマズ富谷」に最新の体感型上映システム「4DX」を導入する。東北の映画館の4DX導入は初めて。劇場でしか味わえない魅力を提供して実際に足を運んでもらい、レンタルDVDやインターネットでの観賞に対抗する狙い。

 4DXは「3Dの先を行く」という意味で、映画のシーンに合わせて座席が前後、上下左右に動く。嵐のシーンでは風が吹き付け、水が噴き出し、フラッシュライトで雷も光るなど、五感を刺激して映画の中にいるような臨場感を演出する。劇場内に香りや霧なども出せる。

 富谷では10あるシアターのうち一つに導入する。座席数は112。上映第1作は「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」を予定する。料金は通常上映に1000円がプラスされる。

 4DXは現在、国内で10の劇場に導入され、映画ファンに好評という。富谷が東急レクリエーションの導入第1号となり、同社はこれを皮切りに大阪府吹田市に今秋オープンする劇場などにも拡大していく。

 109シネマズ富谷の福田菜穂子支配人は「これまでにない体験ができる劇場になる。ぜひ体感してほしい」と話している。

2227荷主研究者:2015/06/26(金) 22:44:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150526_15007.html
2015年05月26日火曜日 河北新報
<仙石線全線再開>不便解消 期待膨らむ/(1)暮らし/高台新駅 利用に課題も

矢本駅発着で不通区間を結ぶ代行バス。仙石線全線再開に伴い廃止される=東松島市の矢本駅

 仙台と石巻が再び、鉄路で結ばれる。東日本大震災から4年2カ月。JR仙石線は30日、高城町(宮城県松島町)-陸前小野(東松島市)間の運転再開で、ようやく全線復旧を果たす。同時に東北線経由で仙台-石巻間をつなぐ仙石東北ラインも開業する。全線復旧を目前にした被災地の思いと現状を、まちづくり、観光、暮らしなどの分野に追った。(石巻総局・八木高寛、水野良将、高橋公彦)=4回続き

<余儀なく車通勤>
 午前6時半。仙台市青葉区の賃貸マンションを出る。車に乗り込み、混雑の少ない市内を抜け、三陸自動車道で石巻市へ向かう。

 石巻市職員の及川晴彦さん(49)は、勤務先の市役所へ車で1時間10分かけて通う。石巻市南浜地区の自宅は津波で全壊した。

 震災発生当時は仙台市の宮城県後期高齢者医療広域連合に派遣中。石巻の自宅からJR仙石線で通勤していた。その頼りの通勤手段が一部不通になり、2011年5月ごろ、仙台市でマンションを借りた。

 12年4月に石巻市役所に戻ったが、石巻は当時、深刻な住宅不足に悩まされていた。自宅探しは諦めた。自家用車か高速バスで仙台から通うしかない、と決めた。

 仙石線は、高城町-陸前小野間の不通が続き、松島海岸(松島町)-矢本(東松島市)間は代行バスがつないだほか、仙台-石巻間では高速バスが増便された。

 バスは交通渋滞に巻き込まれる頻度が高く、到着時刻が読みにくい。及川さんは帰宅時間が遅くなることもあり、どうしても車で通う頻度が多くなった。

 高速道路料金やガソリン代がかさむ。ことし2月、燃費向上にとハイブリッド車に買い替えた。費用は抑えられたが、仕事後の運転は体力的にきつい。

 仙石線の全線再開で、生活は大きく変わると感じている。全線開通に加え、仙石東北ラインも新たに開通し、仙台-石巻間が1時間弱でつながる。震災前よりアクセスが向上する。

 「待ち遠しかった。ダイヤを検討し電車通勤に切り替える予定。仙台と石巻間の時間短縮もうれしい」。及川さんは30日の全線再開に期待を膨らませる。

<交通弱者を支援>
 津波で被災した東松島市の沿岸部では、駅までのアクセスなどが震災前から劇的に変わる。

 同市の陸前大塚-陸前小野間は従来より約500〜600メートル内陸部に線路が移った。東名、野蒜両駅は集団移転団地の高台に新設された。旧駅舎より約20メートルも高い場所にある。

 野蒜、東名両地区のお年寄りが高台の駅をどのようにして利用するのか。地区住民でつくる「野蒜まちづくり協議会」はアクセス向上策を市に要望。市は高齢者や妊婦らを対象に予約制の無料タクシーを導入することを決めた。16年度末まで試行される。

 協議会の斎藤寿朗会長(75)は「交通弱者が駅を利用するにはタクシーは必要不可欠。地元住民は、駅への利便性が確保されてこそ、全線再開を実感できる」と言う。

 被災地に戻る列車には期待だけでなく、課題も乗っている。

2228荷主研究者:2015/06/26(金) 22:44:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150527_13016.html
2015年05月27日水曜日 河北新報
<仙石線全線再開>駅中核に未来像描く/(2)まちづくり/人口流出に歯止めを期待

完成した野蒜駅(左奥)。集団移転団地では仙石線全線再開後も造成工事が進むことになる=東松島市

<3度目の前倒し>
 ひっきりなしにダンプカーが行き交う横で、ロードローラーが地面をならす。30日のJR仙石線全線再開まで約1週間に迫った22日、東松島市の東名地区。高台に新設された東名駅へ通じる道路の工事が急ピッチで進む。

 東日本大震災の津波で被災した東名、野蒜両駅は、市の防災集団移転団地「野蒜北部丘陵地区」に移設された。高台を切り崩した団地には一戸建て用地278区画、災害公営住宅170戸が整備される。市内で最大規模の移転団地だ。

 宅地の引き渡し開始は2016年7月。来年になってやっと、まちづくりは本格化する。阿部秀保市長はその核を担う駅舎、鉄道の重要性を強調して言う。

 「しばらくは住民が住まないところを列車が走る。心苦しさはあるが、人口流出に歯止めをかけるには、一日でも早い鉄路復活が必要だった」

 仙石線の全線再開の時期は当初、16年3月だった。それが15年10月、同6月、5月30日と順次前倒しとなった。JR側の復旧歩調が加速し、団地では全線再開後も造成工事が続く。

 地区住民がまちづくりを考える野蒜北部丘陵振興協議会の斉藤均会長(67)は「仙石線は広域インフラであり、開通が早まるのは良いこと」と理解を示す一方、住民がいない駅周辺の、とりわけ夜間の防犯体制が課題だという。

<農地転用を要望>
 団地には将来、野蒜小と宮戸小の統合による宮野森小が開校する。仙石線沿線には商業施設が進出予定。野蒜駅周辺には市民センターと観光物産交流センターの一体型施設ができる。

 住民らはまちの未来像を真新しい野蒜駅を手掛かりに描くことになる。

 震災後、人口が急増した石巻市内陸部の蛇田地区。商業施設が集積し、災害公営住宅や大規模な集団移転団地の整備が進む。

 近くには16年3月、仙石線の新駅「石巻あゆみ野」が開業する。陸前赤井(東松島市)-蛇田(石巻市)間に設置され、新しい「石巻の玄関口」として期待される。新駅北側には駅前広場などの付帯施設の整備が計画されている。

 市街化調整区域で農地が広がる南側にも注目が集まる。津波による被災と農家の高齢化で、耕作されていない農地も多い分、新たな活用法を求める動きが出ている。

 「宅地造成などの土地区画整理事業ができる市街化区域に編入してほしい」。地権者らは2月、こう市に要望した。

 全線再開を果たす仙石線。移設や新設される駅周辺で、まちづくりのつち音が大きくなっている。

2229荷主研究者:2015/06/26(金) 22:45:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150528_11006.html
2015年05月28日木曜日 河北新報
<仙石線全線再開>交流人口拡大へ連携/(3)観光/震災の教訓発信にも力

新たなまちが姿を見せつつある宮城県女川町の中心部。観光復興にも期待が集まる。手前の建物はJR女川駅(小型無線ヘリから)

<新たな施設続々>
 東日本大震災で大きな被害を受け、復興の途上にある石巻地方にとって、JR仙石線の全線再開は交流人口拡大のまたとない好機となる。

 宮城県女川町観光協会の鈴木敬幸会長(63)が意気込む。「仙石線の全線再開で仙台圏、さらに首都圏と鉄路でつながる。多くの観光客を呼び込みたい」

 町は3月、JR石巻線の全線復旧に伴い「まちびらき」を宣言。新築の女川駅から一望できる町中心部では復興まちづくりが進む。

 その一角に6月14日、本格的な集客施設が開業する。水産業体験館「あがいんステーション」だ。女川港でホタテやカキ、ホヤなどの水揚げを体験し、調理して味わえる。

 周辺では年内に、多目的ホールや音楽室などを備える「地域交流センター」(仮称)、被災事業者らが入居するテナント型商店街などもオープンする見通し。

 鈴木会長は「水産業を楽しみ、ゆったりとした時を過ごし、買い物もできる。訪れた人に心地よさを感じてもらえるようにしたい」と展望する。

<駅前で共同販売>
 石巻市と東松島市、女川町の観光は震災で大きな打撃を受けた。観光客数は2010年は約443万に上ったが、11年は約191万に激減。それでも、13年は約275万、14年は約282万と回復傾向にある。

 「リピーターを増やせるよう、力を合わせ知恵を絞っていく必要がある」。女川町の仮設商店街「きぼうのかね商店街」の島貫洋子副会長(59)は言う。

 町内の商業関係者らが5月の大型連休中、女川駅前で地元の特産品を用いた食べ物やお土産を売り出したところ、大勢の客でにぎわった。以前から「どこで食事や買い物をすればよいか分かりづらい」といった声が観光客らから寄せられていたことから、駅前で共同販売に取り組んだ。

 石巻市の水産加工会社や農業生産法人などでつくる「石巻うまいもの発信協議会」の千葉雅俊会長(62)は、石巻の市街地に共同開発商品の販売拠点を設ける構想を描く。「全線再開は集客のチャンス。商品開発やファン獲得に努める」

 仙石線で観光や旅行を満喫する傍ら、震災の教訓に触れてほしいと願う関係者も多い。

 石巻市の地域づくり団体「みらいサポート石巻」は震災で家族を失った語り部らによる講話などを展開する。関東や東北、中部などから申し込みが多く、約4分の1は小中高校や大学の教育旅行だ。

 スタッフ佐藤茂久さん(63)は「津波発生時の避難の在り方などは全国に伝えなくてはいけない。命を守るため、教訓を学ぼうとする人はできる限り受け入れたい」。仙石線全線再開はその導線ともなる。

2230荷主研究者:2015/06/26(金) 22:45:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150529_15004.html
2015年05月29日金曜日 河北新報
<仙石線全線再開>人口回復 喫緊の課題/(4)定住/通勤・通学での活用が鍵

シェアハウスで共に暮らす友人と談笑する森さん(左)。仙石線の復旧で石巻への定住促進にも期待がかかる

<空き部屋を改修>
 宮城県石巻市の中心商店街に一軒のシェアハウスがある。約30平方メートルの相部屋と、約10平方メートルの個室が二つ。関西などから集まった20〜50代の男女5人が暮らす。学生や会社員、作家など職業はさまざまだ。

 神奈川県横須賀市出身の森優馬さん(33)は昨年11月、東京の会社を辞めて石巻に来た。「1次産業振興に携わりたかった」。いま、市の6次産業化・地産地消推進センターで働く。

 森さんは「シェアハウスは賃料が安く、人脈を広げられる利点もある。2、3カ月でアパートに移るつもりだったが、居心地がよくて長居してしまった」と笑う。

 運営するのは東日本大震災後に設立された同市のまちづくり団体「ISHINOMAKI(石巻)2.0」。店舗の空き部屋を改修し、昨年5月に開設した。

 市内には震災後、ボランティアなどで多くの若者が訪れ、いまも活動する。松村豪太代表理事は「移住のハードルを下げることが狙いの一つ。試しにここに住んでみたいと思った時、受け皿となる場所が必要だった」と説明する。

 JR仙石線の全線再開で、石巻への交通アクセスは飛躍的に向上する。「二つの居住地を構え、行き来する生活もある。遊休物件の掘り起こしや情報発信に努め、新しい石巻暮らしを提案していく」。松村さんはそんな構想を描く。

<追い風を生かせ>
 市の人口は4月末で14万9292。2005年4月の17万1107をピークに毎年平均1600ずつ減少し、震災後の1年間では約1万減った。流出に歯止めがかからず、定住促進は喫緊の課題だ。

 石巻専修大の石原慎士教授(地域産業論)は「外から人を呼び込む前に、今いる市民を流出させないことが重要」と指摘する。仙石線の活用が鍵になるとして「雇用の場が集中する仙台市に石巻から通ってもらう手だてを考えるべきだ」と言う。

 通勤・通学の面では、仙石線全線再開と同時に開業する仙石東北ラインが注目される。仙台-石巻間を最短52分で結ぶ。

 石原教授は具体策を提案する。「石巻市門脇に来年3月開業する新駅『石巻あゆみの駅』を核にパーク・アンド・ライドを整備したり、通勤費補助を導入したりしたらどうか」

 市も定住人口増加に向け、職員による検討チームを発足させた。堀内賢市復興政策部長は「市内の特定業種に就職した若者向けの奨学金の返済支援制度創設や、ICT(情報通信技術)事業者が進出しやすいよう古民家をオフィスとして整備する仕組み導入などを検討している」と話す。

 仙石線全線再開で石巻地方に吹く追い風をどう生かすのか。官民の知恵が試されている。(石巻総局・八木高寛、水野良将、高橋公彦)

2231荷主研究者:2015/06/26(金) 22:54:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_13055.html
2015年05月30日土曜日 河北新報
<仙石線全線再開>震災で休止4年2カ月ぶり

ルート変更で高台に新設された高架橋を走る仙石線の列車=30日午前7時15分ごろ、東松島市の野蒜-陸前小野間

 JR仙石線は30日、東日本大震災以降、休止となっていた高城町(宮城県松島町)-陸前小野(東松島市)間(10.5キロ)での運行を再開し、あおば通(仙台市)-石巻間(49.0キロ)の全線が4年2カ月ぶりに結ばれた。東北線を経由して仙台-石巻間(47.2キロ)を最短52分で結ぶ仙石東北ラインも開業。主要な駅や沿線では、市民らが新たな門出を祝った。

 仙石線の上り、下りの一番列車は午前5時台、仙石東北ラインは午前6時台にそれぞれ始発駅を出発。津波被害を受け内陸の高台に移した線路を、見慣れた仙石線の車両と真新しい仙石東北ラインのハイブリッド車両が駆け抜けた。

 移設した野蒜駅(東松島市)では、沿線自治体の首長ら関係者が集まり、午前9時40分ごろから合同の記念式典が開かれた。

 出席した村井嘉浩宮城県知事は「全線再開と仙石東北ラインは地域発展を引っ張る大きな力になる」と復興の加速に期待。JR東日本の冨田哲郎社長は「仙石線が地域再生の原動力となるよう今後も全力を尽くす」と誓った。

 仙石線は震災で全線が運休。あおば通-高城町間は2011年5月までに復旧したが、高城町-陸前小野間は海岸線沿いの線路が流失するなどして、運休が続いていた。復旧に伴い、JRは陸前大塚(東松島市)-陸前小野間の線路を内陸側に移設。東名、野蒜両駅も約500〜600メートル内陸側に移して新設した。

2232荷主研究者:2015/06/26(金) 22:54:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_12036.html
2015年05月30日土曜日 河北新報
アーケード今秋連結 仙台・藤崎隣接の十字路

アーケードが新設される市道十字路=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区一番町の藤崎北西側の市道十字路に11月、新たなアーケードができる見通しになった。周辺三方がアーケード街なのに十字路の中心部分だけ設置されておらず、買い物客らから不便だとの声が上がっていた。

 「新・芭蕉の辻アーケード」(仮称)として、十字路に接する一番町一番街、おおまち、サンモール一番町の3商店街が共同で計画。29日に仙台市建築審査会が同意した。委員からは「これまでなかったのが不思議」との意見も出た。

 十字路の面積は177平方メートル。アーケードは高さ約15メートルの鉄骨製で樹木をイメージしたデザインとし、屋根は透明にして太陽光が入る開放的な設計にした。現在ある樹木3本は撤去される。

 事業費は約1億3000万円。3分の2は国の補助金を活用し、残りを3商店街の振興組合が負担する。市の補助金も見込む。6月上旬に市の許可が出た後、8月に着工する。

 近くには市地下鉄東西線の青葉通一番町駅が整備される。一番町一番街商店街振興組合の伊藤政博事務長は「12月の東西線開業までに中心部のランドマークとして完成させたい」と話した。

2233荷主研究者:2015/06/26(金) 22:56:25
>>2035
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150530_12008.html
2015年05月30日土曜日 河北新報
<仙台パルコ>新館、16年初夏オープン

 パルコ(東京)が仙台市青葉区のJR仙台駅西口に建設している仙台パルコ新館(仮称)の開業は、当初公表していた2016年春からずれ込み同年初夏になりそうだ。同社によると、東日本大震災の復興需要に伴う人手不足や資材の高騰の影響はなく、「計画を精査した結果」という。

 新館は市内2カ所目の店舗。商業施設イービーンズ北側約3600平方メートルの敷地に地下2階、地上10階の建物を整備している。延べ床面積は約2万4000平方メートルで、1〜5階は衣料品、雑貨などを扱うテナントが入る。6〜9階には複合型映画館が開業する。

 地下1、2階は駐輪場や自動二輪車置き場、月決め駐車場、荷さばきスペースなどを設ける計画。来客用の駐車場は西へ約200メートルの既存駐車場と提携する。

 具体的な開設日や入居テナントは未定。同社広報IR室は「工事の進み具合を見守りながら、どういったテナントがいいかなどを検討したい」と説明する。

2234荷主研究者:2015/06/26(金) 22:56:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150531_13024.html
2015年05月31日日曜日 河北新報
観光・流通の拠点に 鳥の海スマートIC着工

鳥の海スマートICの着工をくわ入れして祝う関係者や地元児童ら

 亘理町逢隈高屋の常磐自動車道山元-亘理インターチェンジ(IC)間で来年3月の利用開始を予定する鳥の海スマートICの着工式が30日、現地であった。

 昨年12月に開設された鳥の海パーキングエリア(PA)に隣接し、自動料金収受システム(ETC)搭載車に対応するゲートなどを設ける。総事業費は約9億円。事業主体の東日本高速道路は1日当たり1600台の利用を見込む。

 整備に合わせ、町は県道相馬亘理線まで町道を接続。観光拠点の荒浜地区や町中央工業団地までの延長も計画している。亘理ICを利用した場合に比べ、景勝地の鳥の海や中央工業団地への所要時間は約9分短縮される。

 式には約50人が出席。斎藤貞町長や西村明宏国土交通副大臣らが、地元児童とくわ入れをして工事の安全を願った。

 斎藤町長は「工業団地や荒浜へのアクセス向上につながる。震災からの早期復旧を図るため、スマートICを交通と流通の拠点にしたい」と期待を語った。

2235荷主研究者:2015/06/26(金) 22:57:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150602_13035.html
2015年06月02日火曜日 河北新報
仙台港-北米新航路 8日初寄港

 仙台港と北米西岸を直接結ぶ新たな国際コンテナ定期航路が開設されることが1日、分かった。北米から中継地を経ずに仙台に入港する月1便の航路で、8日に初寄港する。東日本大震災の復興需要を見越した住宅建材の輸入拡大が見込まれる。

 関係者によると、新航路はカナダ・バンクーバーから仙台港に入り、東京、韓国・釜山、大阪、米ワシントン州タコマなどを経由してバンクーバーに戻る。

 米国の船会社ウエストウッドシッピングラインズが運航する。総トン数約3万2500トンで、国際コンテナ船としては中規模クラスとなる。

 震災被災地では、低地のかさ上げや高台造成がピークを迎えた。住宅の建築が今後ますます本格化し、北米産建材の輸入拡大が期待されている。

 仙台-北米の定期コンテナ船は2航路目。既存の航路は米ロサンゼルスから神戸などを経由して国内で最後に仙台に寄港するルートで、仙台からの輸出向けの性格が強い。新航路は最初に仙台に寄港するため輸入に適しており、北米貿易の利便性が高まる。

 仙台港の国際定期コンテナ船は、北米2航路と合わせて中国・韓国3航路、韓国1航路の計6航路となる。

2236荷主研究者:2015/06/26(金) 22:57:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150602_13010.html
2015年06月02日火曜日 河北新報
<仙台ハイランド>遊園地閉鎖 ゴルフ場継続

8月30日で閉園することになった仙台ハイランド遊園地

 仙台市民らに親しまれた仙台ハイランド(同市青葉区新川)の遊園地が、8月30日の営業を最後に閉園されることになった。運営する青葉ゴルフ(同市)によると、顧客の減少と施設の老朽化が主な理由。遊具を解体した後は跡地を売却し、ゴルフ場の経営に専念する方針。

 仙台ハイランド遊園地は1981年の開園。東北で唯一のバンジージャンプがあり、観覧車やジェットコースター、流水プールなど計48の施設・アトラクションのある総合遊園地。

 近年は施設の老朽化が進んだが、改修費が負担となり施設更新ができない状態が続いた。2014年の年間利用者は約7万5000人で、20年前の半分以下に減少。冬季の11月末〜3月中旬は休園し、ことしは再開後も週2〜3日は平日休園としていた。

 友人らと1日に訪れた岩沼市の介護士布田拓弥さん(23)は「小さい時から何回も来ていた。思い出の場所だったので残念」と寂しそうだった。

 レジャープールの営業が始まる7月4日からは閉園まで毎日営業する。鈴木康司支配人は「最後まできちんと営業し、楽しんでもらえるようにサービスを提供していく」と話した。

 青葉ゴルフは2006年、多額の負債を抱え民事再生を申請し、現在も経営再建中。14年9月にはレースウェイを閉鎖し、隣接する元スキー場と合わせた約132ヘクタールをソーラー発電事業者に売却した。

 遊園地の跡地の一部はソーラー発電事業者に売却し、残りの土地も別に売却する。時期などは未定。

2237荷主研究者:2015/06/26(金) 23:16:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150605_12032.html
2015年06月05日金曜日 河北新報
ヨークベニマル 宮城県内に52店目開設

 ヨークベニマルは11日、仙台市若林区六丁の目南町のショッピングセンター「フレスポ六丁の目南町」に仙台六丁の目店をオープンする。同社店舗は201店目、宮城県内は52店目。

 鉄骨平屋で売り場面積は2495平方メートル。営業時間は午前9時半〜午後10時、無休。年商16億円を見込む。駐車場(283台)はショッピングセンターの各店舗と共有する。

 11〜14日は午前9時に開店する。各日先着1000人に買い物かごなどをプレゼントする。

 高橋宏明店長は「12月の市地下鉄東西線開業で、人口増が予想される地域。子育て世帯を意識した売り場にしたい」と抱負を語る。

2238荷主研究者:2015/07/04(土) 22:24:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150609_12011.html
2015年06月09日火曜日 河北新報
新北米航路第1便 仙台港にコンテナ陸揚げ

仙台港に寄港した新たな北米航路のコンテナ定期船=8日午前11時30分ごろ、仙台市宮城野区

 仙台と北米西岸を直接結ぶ新たな国際コンテナ定期航路の第1便が8日、仙台市宮城野区の仙台港に寄港した。東日本大震災の復興需要を見込んだカナダ産住宅建材を積載したコンテナ58本が陸揚げされた。

 就航記念の式典が停泊する岸壁であり、約50人が出席。宮城県の遠藤信哉土木部長があいさつし「地域経済の復興を大きく後押しする航路だ」と歓迎した。

 コンテナ船は米国の船会社ウエストウッドシッピングラインズが運航。復興向け建材のほか、パルプなどの需要を当て込む。

 日本法人の鈴木信実船主代表は「顧客を増やし、東北の発展に役立ちたい」と述べた。

 カナダ・バンクーバーから仙台港に入り、東京、韓国・釜山、大阪、米ワシントン州タコマなどを経由してバンクーバーに戻る月1便の航路。国際航路では中規模の約2000TEU(TEUは20フィートコンテナ換算の積載能力)級の船を使う。

 仙台港の国際定期コンテナ航路は既存の北米航路を含めて計6航路となった。

2239荷主研究者:2015/07/04(土) 22:33:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150612_13017.html
2015年06月12日金曜日 河北新報
仙台ユネスコ会館解体へ 民間団体発祥の地

晩翠草堂(左)の敷地の一角にある仙台ユネスコ会館

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の活動を支援する民間団体として世界で初めて設立された「仙台ユネスコ協会」の拠点、仙台ユネスコ会館(仙台市青葉区大町)が来年度、解体される見通しになったことが11日、分かった。築58年と老朽化が進み、所有者の仙台市が耐震性に問題があると判断した。協会は退去することになり、移転先の確保に苦慮している。

 会館は鉄筋コンクリート3階、地下1階。協会が1957年、仙台出身の詩人土井晩翠(1871〜1952年)が晩年を過ごした晩翠草堂がある敷地の一部の土地を相続人から借りて建設した。

 草堂の土地や建物をめぐっては別の相続人と協会、市の間で争いが起き、83年に市が土地を購入することで和解。協会は市に借地料を払う必要が生じたが、資力がないため84年に会館を市に寄付し、無償で市から借りて使用してきた。

 東日本大震災を受け、市が2014年度に耐震診断したところ、コンクリートの強度不足が発覚。隣接する晩翠草堂を訪れる観光客の安全性なども考慮し、解体する方針を決めた。

 協会は「確かに建物は老朽化し、危険な状態だ」と解体を受け入れる考えだが、資金面の問題から移転先探しは難航している。松谷一夫会長は「現在の会館も市民の寄付金で建設させていただいた。今回も寄付をお願いできないかをこれから検討し、呼び掛けていきたい」と語る。

 仙台ユネスコ協会は戦後間もない1947年に設立。日本の国連加盟(56年)よりも早かった。世界初の設立だったことで仙台は民間ユネスコ運動の発祥の地ともされる。協会の会員は現在、約250人。地元文化遺産をテーマにした生涯教育や留学生との国際交流活動を実施しているほか、書道やバレエなど会館を貸し出して各種文化講座を開いている。

 連絡先は同協会022(224)2581。

2240荷主研究者:2015/07/04(土) 22:57:46

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150608hlah.html
2015年06月08日 日刊工業新聞
超低摩擦技術で新産業創出-東北大主導、トヨタ東日本など地域企業と連携進む

5月に東北大で開かれた超低摩擦技術領域の「産学官連携・地域復興支援シンポジウム」のポスター発表

 摩擦を科学的に制御する新たな技術を用いて、自動車、工作機械など産業分野への貢献を目指す産学官の取り組みが東北地域で進んでいる。摩擦や摩耗の制御は、機械システムのエネルギー効率向上、長寿命化など利点も多く、新たな産業創出が期待されている。東北大学の研究者らを中核とするプロジェクトにより、地域企業との連携も深まりつつある。(山形支局長・大矢修一)

 摩擦は身近な現象だが実感をもちにくい現象の一つ。東北で進む摩擦制御技術の開発は、東日本大震災の復興予算により、2012年度にスタートした東北大学を拠点に進む「東北発 素材技術先導プロジェクト」の研究領域である「超低摩擦技術領域」(研究代表者=栗原和枝東北大教授)が中核になっている。

 5月に東北大で開いた超低摩擦技術領域の「産学官連携・地域復興支援シンポジウム」では、研究成果とともに地域産業支援の取り組みも報告された。地域連携ではそれぞれの研究に使うテストピースなどの作製や加工を東北各地の地元企業約20社に発注し、調達している。

 連携する発注先には、表面の微細加工や特殊な表面処理をした試料など実験で得たデータをフィードバック、情報の共有により地元企業の加工技術向上にもつながっている。同領域の研究開発に参画するトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の川村洋一主査は「東北には単一の技術を極めている企業が多く強みでもある」と強調。地元企業が持つ優れた加工技術を融合することで、今後は低摩擦の機能を持つ部品開発などの展開が見込めるという。

2241荷主研究者:2015/07/04(土) 23:02:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150617_13018.html
2015年06月17日水曜日 河北新報
<東北薬科大>NTT東北病院を取得へ

東北薬科大が取得交渉を進めているNTT東日本東北病院

◎付属病院化へ交渉

 来年4月の医学部新設を目指す東北薬科大(仙台市青葉区)が、若林区のNTT東日本東北病院(199床)の経営を譲り受け、付属病院として運営する方向で交渉を進めていることが16日、分かった。

 薬科大は「まだ何も決まっていない」と説明。NTT東北病院は「事業譲渡に向けて薬科大と交渉している」と話している。

 NTT東北病院は、旧電電公社が1979年に開設した中規模病院。診療科目は22。建物は地上5階、地下1階。外来患者は1日平均約530人。

 NTT東北病院の取得により、既にある宮城野区の薬科大病院(466床)と合わせた病床数は、医学部付属病院に必要とされる600床を確保する見通しとなった。

 医学部開設に向けて薬科大は、仙台医療圏でNTT東北病院と、さらに一つの病院を取得する計画。既に基本合意書を締結しているという。当面は第2、第3付属病院として運営し、2018年度の新病棟完成時に本院(約600床)と分院(約130床)、無病床診療所に整理統合する。

 薬科大による医学部の設置は、文部科学省大学設置・学校法人審議会の審査を経て、8月に文科相が認可する見通し。

2242荷主研究者:2015/07/04(土) 23:02:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150618_12057.html
2015年06月18日木曜日 河北新報
阿武隈急行が2年連続赤字 14年度決算

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクターの阿武隈急行(伊達市)は17日、角田市で株主総会と取締役会を開き、2014年度決算を承認した。純損失は4410万円で2年連続の赤字。累積赤字は10億3081万円となった。

 輸送人員は259万4688人で前年度比0.4%増となったが、鉄道事業営業収入は0.9%減の7億1500万円。定期券販売が伸びたが定期外収入は減った。電気料金アップや列車集中制御装置の更新などによる経費増が純損失につながった。原発事故の風評被害賠償金1112万円を特別利益に計上した。

 役員人事では新取締役に鈴木正晃福島県副知事、安海好昭・前福島県食産業振興監、大塚大輔宮城県震災復興企画部長を選任した。

2243荷主研究者:2015/07/04(土) 23:03:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150618_12059.html
2015年06月18日木曜日 河北新報
オフィスビル空き室率2ヵ月ぶり改善 仙台

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの5月の平均空き室率は前月比0.28ポイント減の10.65%で2カ月ぶりに改善した。

 調査した全5地区で改善した。仙台駅前は0.15ポイント減の8.96%で、2008年2月以来の8%台に回復した。仙台駅東は郊外から転入してくる事務所の契約があり、1.05ポイント改善の14.77%だった。

 青葉区一番町は0.08ポイント減の10.04%、県庁・市役所は0.36ポイント減の11.84%、泉区などの周辺オフィスは0.16ポイント減の11.42%だった。

 仙台支店の担当者は「事務所を拡張する動きが続いており、今後も空き室率の改善傾向は続くだろう」と話す。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の353棟。

2244荷主研究者:2015/07/04(土) 23:03:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150619_12057.html
2015年06月19日金曜日 河北新報
ドラッグストア都心に集中 賃料より囲い込み

ドラッグストアの出店が目立つアーケード街=仙台市青葉区中央2丁目

 仙台市中心部のアーケード街で全国チェーンを中心にドラッグストアと薬局が目立つようになった。総延長約1.5キロに計15店が軒を連ね、100メートル歩けば1店は目に入る計算だ。都心の集中立地には、郊外店への誘客を狙う戦略や激しい販売競争といった背景がうかがえる。「高額な賃料に耐えられるのは資金力のあるドラッグストアくらい」との声もある。

 アーケード街で最多の4店舗を展開するのは「ツルハ」(札幌市)。一番町四丁目商店街では隣り合うビルに1店ずつ構える。市内ではもともと郊外出店が多かった。同社の担当者は「都心で働く顧客を獲得できれば、住まいのある郊外でも利用してもらえる」と囲い込み効果に期待する。

 自社店舗が近接しているが「他社とはエリアの奪い合いだ。空き店舗が出た場合、他社が入居するぐらいなら自社で押さえるケースもある」と激しい競争の舞台裏を明かす。

 別の全国チェーンの担当者は「アーケード街の賃料は地場の商店には割高。採算が取れる業種や会社は多くない」と言う。美容品や市販薬市場は、若年層から高齢層まで客層が幅広い。今後も拡大が見込める成長市場との見方を示し、「まだ過当競争とはいえない」とさらに出店が増える可能性を指摘する。

 全国チェーンのドラッグストアなど5店舗が並ぶクリスロード商店街は、平日でも1日当たり約4万8000人が通行する東北随一の商店街。同商店街振興組合の根元重通事務局長は「今の消費者の需要をつかんでいるのだろう。電器店や眼鏡店が増えた時期もあった」と小売店の盛衰を振り返る。

 ドラッグストアの増加はここ10年ほどの傾向。別の商店街の関係者は「路面で営業していた店が後継者がいないなどの理由でテナント業に転換し、オーナーとして貸し出している」と説明する。「仙台らしさが失われつつある」と懸念の声もあるが、「オーナーが経営上有利な選択をすることを否定できない」と話す。

2245荷主研究者:2015/07/08(水) 22:58:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150620_13006.html
2015年06月20日土曜日 河北新報
<仙台空港>民営化直前 晴れぬ視界

旅客機が発着する仙台空港。民営化で路線拡充が期待されている

 来春の民営化を前に仙台空港の視界が晴れない。発着便の搭乗率低迷や航空業界の事情が絡み、増便取り消しや路線自体の廃止が相次いでいる。空港の潜在的な集客力や利便性が問われており、活性化に向けては東北の官民を挙げた継続的な取り組みが求められる。(報道部・片桐大介)

<宣伝計画白紙に>
 「努力したのだが、申し訳ない」。今月9日、中国国際航空仙台支店の幹部が宮城県庁を訪ね、週2往復の北京線を3往復に増便する計画を撤回した経緯を釈明した。中国側の発着枠を確保できなかったという。

 県は「久々に盛り上がるニュースだったのに」(空港臨空地域課)と落胆を隠せない。増便に合わせた利用促進キャンペーン計画も白紙に戻った。

 仙台空港では路線撤退も相次ぐ。経営再建中のスカイマークは神戸線を10月下旬で休止。米ハワイアン航空もホノルル線の運航を9月末で中止すると表明した。

 いずれも乗客数の低迷が響いた。格安航空会社(LCC)の参入で競争が激化する業界事情に加え、円安の進行が海外旅行の割高感を招いている。

<パイの奪い合い>
 仙台空港民営化は県にとって、東日本大震災後の地域経済活性化策の要だ。

 県は民間の発想を生かした空港運営で収益を上げて着陸料減免につなげ、発着便を大幅に増加させるシナリオを描く。東北観光やビジネスの一大拠点空港として、30年後の乗降客を現在の倍近い年600万人とする目標を掲げる。

 華やかな将来像だが、立ちはだかる壁は高い。「正直、東北には一丸となって仙台空港を盛り上げる雰囲気はない」。官民組織の仙台空港国際化利用促進協議会の事務局担当者は嘆く。

 東北の各県はそれぞれ地元の空港活性化に躍起で、圏域内でパイを奪い合っているのが実情だ。昨年、協議会が香港を視察した際には「九州は全県がまとまって来ている。東北はばらばらですね」と袖にされたという。

 事実、仙台空港と5県の県庁所在地を直接結ぶ高速バス路線はない。発着便数や旅行商品数で他を圧倒する成田、羽田両空港に、直接流れる東北の旅行客も少なくない。

<戦略の再構築を>
 関係者は主要都市とつながる「2次交通」の充実度が仙台空港の浮沈の鍵を握るとみる。旅行会社のJTB東北(仙台市)は「利便性を追求した戦略をしっかり構築しなければ、既存路線の維持でさえ大きな懸念が生じる」と警告する。

 仙台空港民営化後の運営権者には、大手商社など4グループが名乗りを挙げている。4者を審査中の国は8月にも運営権者を正式に決定する。仙台空港関係者は「東北一円の官民との連携を重視する運営権者に決めてほしい」と注視する。

2246荷主研究者:2015/07/08(水) 22:59:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150620_15005.html
2015年06月20日土曜日 河北新報
<東西線>荒井駅前にホールやホテル計画

荒井駅(中央上部)南側の更地にイベントホールやホテルが計画されている

 住宅メーカー大手の大和ハウス工業(大阪市)が12月に開業する仙台市地下鉄東西線の荒井駅(若林区)南側で大規模開発を計画していることが19日、分かった。イベントホールやホテル、商業施設などを建設する予定で、来年以降のオープンを目指す。

 計画地は区画整理事業が進む「荒井東」地区の計4ヘクタールで、地権者から購入したり借りたりして開発。ホールとホテルは駅前広場に面するように建設、新たに誕生する街の顔にする。ホールは収容人員1000人規模の計画で、コンサートやスポーツの利用を想定する。

 ホールとホテルの運営などはそれぞれ、他社が担う方向。このほか一戸建てや災害公営住宅近くにはスーパー、ドラッグストア、飲食店などを誘致する。総事業費は数十億円規模とみられる。

 荒井駅は仙台東部道路仙台東インターチェンジに近く、同社は郊外型ホテルの宿泊需要などを見込めると判断。グループ会社と連携し、実際の事業を担う企業に対する後押しやテナント誘致に当たる。

 地権者や進出事業者との交渉・契約の成立などに合わせて順次着工。一部は年内にも着手する。

 荒井東地区では3100人の居住が想定されている。地区内には若林警察署(仮称)や医療機関なども立地する予定。荒井駅は地下鉄東西線の東の起点で、周辺の「荒井南」「荒井西」両地区でも区画整理による宅地開発が進んでいる。

2247荷主研究者:2015/07/08(水) 23:00:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150621_15019.html
2015年06月21日日曜日 河北新報
仙台市老朽ビル活用肩透かし 見込み違い指摘も

 仙台市が本年度始めた中心部の老朽ビルの活用事業が当初の思惑通りに進まず、軌道修正を迫られている。空き物件に若手起業家らの入居を促し市街地活性化を図る計画だったが、空室解消に積極的なビル所有者が少なく、適当な物件が見つからないためだ。市の見込み違いを指摘する声もある。

 事業は「ストック活用型都市再生推進事業」と題し、関連経費約2000万円を計上。アーケード街に近い青葉区の本町や肴町公園、柳町通の3地区を実施対象とした。秋には各地区のビル所有者や起業家らが集う「リノベーションスクール」を開き、両者のマッチングを進めることにしていた。

 しかし事前調査をすると、家賃水準は想定以上に高く、空室があることで困っているビル所有者もいなかった。市都市再開発課は「条件を下げてまで入居してもらおうという切羽詰まった状況ではなかった」と見通しの甘さを認める。

 「老朽ビルの多くは投資分の回収を終えており、力を入れて入居者を募るような環境ではない」と言うのは市内の不動産関係者。市内のオフィスビル空室率は約1割に上るが、「新築物件が相次ぎ、供給が増えたのが要因。起業家が入居しても空室率改善への効果は微々たるもの」と見る。

 市は今回、市街地空洞化に悩む山形、北九州両市の先行事例を参考に事業化した。関係者からは「中心部がにぎわう仙台では、そもそも無理がある」とミスマッチを指摘する声も聞かれる。

 市の担当者は「リノベーションスクールは若林区の荒町や河原町など中心部から少し離れた場所での開催を探りたい」と説明する。

2248荷主研究者:2015/07/08(水) 23:03:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150621_51013.html
2015年06月21日日曜日 河北新報
国道48号にバイパス構想 仙台など3市検討

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 2年連続で雪崩による通行止めが発生した国道48号の安全対策に関し、沿線の仙台、東根、天童3市は宮城、山形県境付近にバイパス道路を整備する構想の検討に入った。天候に左右される県境付近の脆弱(ぜいじゃく)性を解消し、仙山圏の物流、防災の要となる「横軸道路」を強化することが狙い。3市の合意形成ができれば、今秋にも東北地方整備局に要望する。

 20日に東根市であった河北新報社主催の「仙山カレッジ」で、土田正剛東根市長が明らかにした。

 仙台市青葉区の作並除雪ステーション付近から、東根市の関山除雪ステーション付近まで、約12キロの区間内にバイパス道路を設ける構想。具体的にどの区間を結ぶかは決まっていない。

 昨年2月とことし1月の雪崩は、いずれも関山トンネルの宮城側出入り口近くで発生した。現在の国道48号は県境付近の15.3キロが「事前通行規制区間」で、一定の連続降雨、降雪量に達すると通行止めになる。

 バイパス道路の整備で、大雨や雪崩などの影響を受けにくくし、事前通行規制区間を解消する。県境付近の険しい道路環境も改善されるため、大型連休やサクランボ狩りシーズンの渋滞緩和が期待できるという。

 構想は土田市長が提起し、山本信治天童市長と5月15日に仙台市であった東北市長会の総会で、奥山恵美子仙台市長に検討を働き掛けた。既に3市の担当者が議論を始めている。

 東根、天童両市はこれまで地域高規格道路化を求めてきたが、「将来の課題」に先送りする。高規格化に比べ事業費が少ないバイパス構想で、東日本大震災の復興事業を優先したい仙台市との温度差を詰める。

 高規格化は山形自動車道の笹谷トンネルが当初、並行する国道286号のバイパス道路として開通し、後に山形道に編入された経緯を重視。バイパス道路が将来、高規格道路の一部となる可能性に期待を寄せる。

 土田市長は仙山カレッジの基調講演で「バイパス構想を軌道に乗せるには、まずは3市が共通認識を持つことが重要。住民が一丸となって熱意を示せるかどうかが、今後の成否を分けることになる」と強調した。

2249荷主研究者:2015/07/08(水) 23:07:00

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/06/22 建設新聞
三井不動産レジデンシャル東北支店
仙台市青葉区・中央四丁目計画の新築 3890㎡、森本組の設計・施工で8月着工

 三井不動産レジデンシャル東北支店(仙台市青葉区本町2の4の6 伊藤昇支店長)は、仙台市青葉区中央4丁目に共同住宅「中央四丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、森本組の設計・施工で8月中旬にも着工する。

 建設場所は、住友生命仙台中央ビル(SS30)の東側、JR東日本仙台支社ビルの北側に位置する中心市街地の仙台市青葉区中央4丁目8の7、8の8、8の26地内の657.22㎡。計画によるとここに、RC造15階建て、延べ3889.65㎡、52戸の共同住宅を建設する。完成は2017年4月末をめざす。

2015/06/22付一面に掲載

2250荷主研究者:2015/07/08(水) 23:13:58

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150625-OYTNT50392.html
2015年06月26日 読売新聞
仙石線利用客14%減…震災前比

 JR東日本仙台支社は25日、全線での運転を5月30日に再開した仙石線の利用状況を発表した。再開後、2週間の利用客数は震災前と比べ上下線の平均で14%減となった。

 イベントなどで利用客数が多かった5月30、31日を除き、6月1〜14日分を集計した。その結果、高城町(松島町)―石巻(石巻市)駅間の利用客数は、震災前と比べ86・1%となった。また、新たに運行を始めた「仙石東北ライン」の平均乗車率は3割だった。松木茂支社長は記者会見で「沿線の人口減の影響もある。今後の街づくりにも注目したい」と語った。

 一方、鉄路の復旧か、暫定運行中のバス高速輸送システム(BRT)の継続かの協議が続く気仙沼線を巡っては、「会議の場を活用して議論を加速させたい」と話した。

2015年06月26日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2251荷主研究者:2015/07/15(水) 21:40:49
>>2248
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150630_11047.html
2015年06月30日火曜日 河北新報
<国道48号>仙台市長「バイパスは中長期課題」

 仙台市の奥山恵美子市長は29日の定例記者会見で、国道48号の宮城、山形県境付近にバイパス道路を整備する構想を仙台、東根、天童3市が検討を始めたことについて「雪崩対策などの現道改良が優先課題で、パイパス整備は中長期的課題」との考えを明らかにした。

 奥山市長は県境付近で雪崩による通行止めが2年連続で起きたことに言及し、「まずは冬場の安全確保が第一」と強調。バイパス整備に関しては「規模や予算を精査しなくてはならない。国への要望も、3市で議論を始めたばかりで時期は未定」と述べた。

 国道48号をめぐっては山形県側が地域高規格化道路への格上げを求めてきたが、仙台市は東日本大震災の復興事業を重視し、足並みがそろわなかった経緯がある。バイパス整備は「高規格化ほどの温度差はない」(奥山市長)と検討を続ける意向を示した。

2252荷主研究者:2015/07/15(水) 21:45:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/07/01 建設新聞
ワールドアイシティ・名取市杜せきのした
分譲・レジデンシャル杜せきのしたの新築 4074㎡・44戸 日本国土開発で7月着工

 ワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳社長)は、宮城県名取市杜せきのしたに、分譲マンション「レジデンシャル杜せきのした」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計の設計、日本国土開発の施工で7月にも着工する。

 計画によると、施工地は仙台空港アクセス線「杜せきのした」駅前の北東側に位置し、イオン名取店からも徒歩圏内で通勤や生活利便性の高い好立地となる名取市杜せきのした2の5の11地内の敷地1133.90㎡。

 ここにRC12F延べ4074.56㎡の分譲マンションを建設する。戸数は44戸。2016年11月下旬の完成をめざす。

2015/07/01付一面に掲載

2253荷主研究者:2015/07/15(水) 21:46:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150701_11037.html
2015年07月01日水曜日 河北新報
国際会議の誘致 仙台市を強化都市に選定

 観光庁は30日、国際会議の誘致に取り組む「グローバルMICE(マイス)強化都市」として仙台市など全国5自治体を選んだと発表した。

 強化都市には2015〜16年度、外国人専門家によるコンサルティングや海外メディア向けの広告宣伝といった支援が実施され、誘致を後押しする。

 仙台市国際プロモーション課は「海外で仙台の知名度は高くないので大きな弾みになる」と期待する。14年に80件開かれた国際会議を18年には250件に増やしたい考えだ。

 観光庁によると、強化都市選定には15自治体が応募。仙台のほか札幌市、千葉市、広島市、北九州市が選ばれた。政府は30年にアジア最大の国際会議開催国となることを目指している。

 MICEは会議(Meeting)、報奨旅行(Incentive travel)、国際会議(Convention)、展示会(Exhibition/Event)の頭文字で、多くの集客を見込めるイベントの総称。

2254荷主研究者:2015/07/15(水) 21:46:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150701_12032.html
2015年07月01日水曜日 河北新報
仙台中心部の通行量17%増 イベント効果

調査で通行量が最多となった三滝不動尊前=30日、仙台市青葉区のクリスロード商店街

 仙台商工会議所は、仙台市と共同で5月22日(金曜)、24日(日曜)に実施した市中心部の歩行者通行量調査結果(速報)をまとめた。イベントの集客効果で、日曜の平均通行量は前年比17.2%増の4万9429人。金曜はプロ野球の試合がなかった影響などで5.8%減り、3万3924人にとどまった。

 調査した7地点は図、各地点の通行量などは表の通り。日曜の平均通行量は中央通(3地点)が前年比12.4%増の6万148人、一番町(3地点)が34.9%増の4万1349人となった。仙台駅・東西自由通路は前年を下回った。

 通行量1位は3年連続で三滝不動尊・三原堂前。伸び率はカワイ・浅久前の55.3%増が最高。大井宝石店・フォーラス前が27.5%増と続き、「仙台放送まつり」があった青葉区の勾当台公園に近い地域で増加が目立った。

 金曜は全地点で前年に比べて減少した。中央通は3.3%減の4万1560人、一番町は4.9%減の2万5970人。三滝不動尊・三原堂前が4年連続で通行量トップだった。

 2桁減となった仙台駅・東西自由通路は、前年と異なり楽天Koboスタジアム宮城(宮城野区)でプロ野球東北楽天の試合がなかったことに加え、駅東口の大手予備校閉校などがマイナスに働いたとみられる。

 仙台商議所は「イベントがあった日曜は増えたが、金曜は夕方から夜にかけて人出が少ない地点もあった。12月の市地下鉄東西線開業などで人の流れがどう変わるか見守りたい」と説明する。

 調査は例年同様、5月の金曜と日曜の午前9時〜午後8時に実施した。

2255荷主研究者:2015/07/15(水) 21:46:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150702_11033.html
2015年07月02日木曜日 河北新報
<地下鉄>4駅で民間委託始まる 愛宕橋など

始発から業務に臨み、乗降客にあいさつするなどした=仙台市若林区の愛宕橋駅

 仙台市地下鉄南北線全17駅のうち4駅で1日、業務の民間委託が始まった。委託先の警備会社セノン(東京)の社員が改札口に立つなどして、初業務に臨んだ。

 委託は愛宕橋、河原町(若林区)、長町1丁目、長町(太白区)の各駅で実施。社員が2人ずつ勤務し、窓口業務や施設管理に当たる。愛宕橋駅を担当する横山嵩(しゅう)さん(23)は「乗客一人一人にしっかり対応し、満足してもらえるようなサービスを心掛けたい」と語った。

 民間委託は人件費削減とサービス向上が狙い。9月には北仙台駅(青葉区)などにも導入し、計8駅に拡大する。12月開業の東西線でも、全13駅のうち国際センター駅(同)など9駅を綜合警備保障のグループ会社、東北綜警常駐(仙台市)に業務を委託する。

 市交通局の担当者は「民間ならではの顧客重視のサービスを期待したい」と話す。委託により、人件費が今後5年間で約6億5000万円削減できるという。

2256荷主研究者:2015/07/15(水) 21:47:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150703_12018.html
2015年07月03日金曜日 河北新報
<うみの杜水族館>仙台港背後地で不動産熱

貸付先を募集している県有地=仙台市宮城野区の仙台港背後地

 仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)が1日開館した仙台港背後地で、不動産の取引熱がじわりと高まっている。水族館の集客力を当て込んだ飲食店などの進出が期待され、県は県有地の貸し出しに乗り出した。

 県企業局は6月末、仙台港背後地土地区画整理事業用地内の県有地15区画の借地人募集を始めた。内訳は工業地区4区画、流通地区10区画、制限なし1区画で、面積は548〜9198平方メートル。一般競争入札で貸付先を決める。

 区画整理事業地258ヘクタールの換地処分は昨年10月に完了した。県有地の処分は今回の15区画が最後。県企業局は「水族館効果でレストランや土産物小売店の需要が生まれる」とにらむ。

 地元不動産業者も水族館来館者の流れを注視する。「水族館の駐車場が満杯で渋滞が発生すれば、周辺でコインパーキングの需要が高まる。県有地以外でも動きが出てくるかもしれない」と推測する。

 貸付地の入札参加申請締め切りは24日。8月17、18両日に入札を行う。連絡先は県企業局公営事業課022(211)3414。

2257荷主研究者:2015/07/15(水) 21:52:45

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150629eaaf.html
2015年06月29日 日刊工業新聞
文科・経産省、東北大学ベンチャーパートナーズのファンド計画を認定

 東北大学が株式を保有するベンチャーキャピタル、東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)のファンド計画が、文部科学省・経済産業省から認定された。国立4大学による出資事業としては、6月初旬の大阪大学に次ぐ2例目の認定。出資規模は東北大から70億円、同社から8000万円、民間から10億円以上を計画。財務省・政府の協議を経て1カ月以内にファンド組成の見込み。

 東北大は政府からこの出資事業で出資金125億円を確保しており、うち70億円をこの1号ファンドに拠出する。同社は資本金3000万円の中から、当初は400万円を充てる。

 ファンドの投資先となるのは、東北大発の技術によるベンチャー(VB)や産学共同研究による合弁VB。東北大が強い材料や電子・通信などの分野で、3―7年で事業化が見込まれる案件を想定している。

2258荷主研究者:2015/07/20(月) 22:57:38

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=14689
2015/7/1掲載 日刊建設新聞 宮城版
雨宮を来年10月解体 青葉山新キャンパス整備が本格化(東北大学)

 東北大学の青葉山新キャンパス整備事業が本年度、追い込みに入った。農学部・大学院農学研究科は、29年4月の開校に向け、建設工事が本格化する。竣工予定の28年10月以降に雨宮キャンパスの研究棟ほか施設の解体工事に着手する。総延べ床面積は約3万平方m。30年2月までにイオンモールに跡地を引き渡す。

 青葉山の新キャンパスは、20年度に造成工事に着手した。雨宮キャンパスなど、分散する大学の機能集約を進める。敷地内には仙台市地下鉄東西線「青葉山駅」が設置され、12月の開業に合わせ、駅前の環境整備事業にも着手する。

 同大学は、青葉山新キャンパスへの移転原資とするため、農学部がある雨宮キャンパスの敷地9.3haを売却。26年2月にイオンモールが220億1000万円で取得した。土地の引き渡しに向けては、土壌汚染調査と全建物の解体工事を行う。

 場所は、仙台市青葉区堤通雨宮町1─1。農学部・大学院農学研究科の施設は、総延べ床面積で2万9000平方mにおよぶ。土壌汚染調査はNECファシリティーズ(本社・東京都港区)が28年1月22日までにまとめる。イオンモールは跡地開発に向け、仙台市と規制緩和などの協議を進めている。

 農学部の新施設は、青葉山新キャンパス(敷地81ha)西側に配置し、雨宮と同規模・同機能を確保する。総合研究棟など、主要棟は発注・契約済みで、今後は付属施設の工事発注を見込む。工学部や理学部と隣接しているため、学部間の連携による新たな研究・開発も期待される。

 新キャンパス推進室の熊谷室長は「青葉山の新キャンパス整備は、農学部の開校でひと区切りを迎える」と話す。今後は、研究開発に必要な施設整備を発展的に検討していくことになると話した。

2259荷主研究者:2015/07/20(月) 22:59:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150704_12009.html
2015年07月04日土曜日 河北新報
ホットに「コーヒー戦争」仙台・富沢、出店続々

モーニングサービスが充実しているコメダ珈琲店仙台富沢店。近くのスターバックス仙台大野田店と同様に週末は行列ができる

 仙台市地下鉄南北線の南の起点・富沢駅東部地区(太白区)で、コーヒー店の出店が相次いでいる。米シアトル発祥のスターバックス(スタバ)の仙台大野田店と名古屋生まれのコメダ珈琲店仙台富沢店が立地。そこに今夏、ドトール系の星乃珈琲店が開店する。全国展開のメジャー級の3店に個人経営の喫茶店も絡み、「富沢コーヒー戦争」がますますホットになる。

 各店は半径300メートルに集中する。先陣を切ったのはスタバで、2013年3月にオープン。45席に加えて宮城県内初のドライブスルーも併設した。

 飲食店経営の太田道男さん(67)=青葉区=は「音楽や座席など店の雰囲気が良く、考え事をするときによく使う。コーヒー2杯目が100円で飲めるので経済的」と話す。

 ことし1月に開店したコメダの仙台富沢店(123席)は宮城県1号店。名古屋の喫茶店では常識とされる充実したモーニングサービスが売りで、午前11時までにドリンクを頼むとトーストとゆで卵が付く。

 太白区のパート佐藤美智子さん(52)は「1人でもくつろげる。ミニシロノワールやエッグサンドもお勧め」と顔をほころばせる。

 新たに参戦する星乃珈琲店は、機械を使わないハンドドリップのコーヒーが武器。コメダを意識し、モーニングサービスも充実させる予定だ。

 地域事情に詳しい不動産業の東住ハウジング(仙台市)の久松久営業企画部長(65)は「外食産業が狙うのは、周辺に大きな道路が走る人口密度が高い住宅地。富沢地区は区画整理が進んで県道も通る。長町や西中田など仙台市南部の住宅街の中心部に当たり、出店が集中した」と分析する。

 昨年8月に開店した個人経営「ゆうcafe(カフェ)」の熊谷巌店長(53)は「1年前は開店ラッシュを予想できなかったが、競い合うことで相乗効果を期待できる。アットホームな雰囲気を売りに地域密着で頑張りたい」と意気込む。

2260荷主研究者:2015/07/20(月) 23:06:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/07/09 建設新聞
RC造20階建て、8958㎡、総戸数は95戸
エムズ企画設計で実施案を作成 仙台市花京院 分譲マンションの新築

 フージャースコーポレーション(東京都千代田区丸の内2丁目2の3 藤井幸雄社長)は、仙台市青葉区花京院に分譲マンション「花京院一丁目共同住宅」(仮称)の建設を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、JR仙台駅西口北側エリアに位置する青葉区花京院1丁目16地内の敷地面積1517・49平方㍍。

 施設規模はRC造20階建、延べ8958・14平方㍍で、総戸数は95戸を見込んでいる。着工は9月中旬、完成は2017年9月末をそれぞれ予定している。

 同社が仙台市内で開発分譲するマンションは、「デュオ仙台六丁の目」、「デュオヒルズ仙台広瀬川」および今回のプロジェクトと同様にJR仙台駅徒歩圏にある「デュオヒルズ仙台ザ・マークス」に続き、今回が4棟目となる。

2015/07/09付一面に掲載。

2261荷主研究者:2015/07/25(土) 21:57:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150710_15016.html
2015年07月10日金曜日 河北新報
<戦後70年>「軍都仙台」ひた隠し?

1943年9月発行の「仙台市地圖」の表紙

寄贈された戦時中の仙台の地図を見る仙台市歴史民俗資料館のスタッフ

 太平洋戦争のさなかの1943(昭和18)年9月に発行された仙台市の地図が市内で見つかり、関係者らを通して9日、市歴史民俗資料館に寄贈された。当時の市内には第二師団など多数の軍関係施設があったが機密事項扱いとされ、地図上では存在が消されている。戦後70年の節目に「軍都仙台」の一断面があらためて浮かび上がった。

 東京の盛文館書店が出した「仙台市地圖(ず)」で、発行日は43年9月20日。広げた新聞紙大で、仙台の中心部のほか六郷、西多賀といった周辺地域を網羅している。

 戦時中、仙台にあった陸軍第二師団、歩兵第四連隊、造兵廠(しょう)など重要施設の記載は全くなく、地名のみや畑の印が記されている。

 地図は市歴史民俗資料館にも収蔵されておらず、戦後70年間の歳月の中で埋もれていた。資料館によると、戦時中の地図自体が今は珍しいという。

 地図は6月に市内であった古本市で古本関係者が気付き、仲間に託して資料館に寄贈した。資料館の佐藤雅也学芸室長は「仙台の中心部以外まで載せている点でも資料的価値がある。企画展や資料集を通して紹介していきたい」と話した。

【関連写真特集】
▽<仙台空襲>焦土のまち…助け合い再生へ
http://photo.kahoku.co.jp/graph/20150702/sendaikusyu/001.html

2262荷主研究者:2015/07/25(土) 21:58:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150710_11025.html
2015年07月10日金曜日 河北新報
青葉通沿道のマンション建設 一部規制へ

 仙台市は9日、市地下鉄東西線の12月開業に向けて進める市中心部の青葉通の再整備に合わせ、沿道のマンション建設を一部制限する方針を明らかにした。杜の都のシンボルロードとされる青葉通沿いの建物を商業施設やオフィスビルに限定し、にぎわいの維持・創出を図るのが狙い。年度内に関連条例案を制定する。

 市景観総合審議会で示した。素案によると、規制は青葉通を3区分して行う計画。JR仙台駅前から東二番丁までの約550メートル区間は、通りに面したマンション建設を認めない。

 東二番丁から国分町通までの約350メートル区間は、上層階を集合住宅にすることは可能だが、1〜2階では認めない。既に多くのマンションが建つ国分町通以西は規制を設けない。

 パチンコ店の出店規制や駐車場出入り口の設置を原則禁止とする方針も盛り込んだ。沿道のイベント活用を促すため、既存建物の建て替え時などに約2メートルのセットバック(建物後退)を求める誘導指針を定める。

 市は8月以降、地権者への説明会を開く。計画案の縦覧を経て12月をめどに都市計画法に基づく地区計画などを決定し、関連条例案を市議会に提出する。

 青葉通では、ケヤキ並木の復元や車道削減による歩道拡幅を実施している。

2263荷主研究者:2015/07/25(土) 22:06:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150715_12006.html
2015年07月15日水曜日 河北新報
身近な百貨店アピール 小型店舗出店相次ぐ

地域密着を目指し、藤崎が若林区六丁の目南町に出店した小型店

 仙台市青葉区中心部の百貨店、藤崎と仙台三越が本年度、地域密着型の小型店を相次いで出店し「身近な百貨店」をアピールしている。顧客の新規開拓を狙い、客層が異なるスーパーの隣に出店したケースもある。消費者ニーズの多様化や商圏の変化を踏まえ、本館のブランド力を生かして外に打って出る。(報道部・布施谷吉一)

<スーパーに隣接>
 「本館に月に何回も通ってもらえるような地域ではなかった。『よく出店してくれた』という声が寄せられている」

 若林区六丁の目南町にある藤崎の小型店「ヴィーフジサキ六丁の目店」の日下宏治店長は手応えを語る。5月の開設以降、来店客は想定を上回る平日1日800人、休日はその倍になるという。

 特徴の一つが立地。複合ショッピングタウン内に、スーパーやドラッグストアなどとともに出店する。隣接するヨークベニマルの大高善興会長は「藤崎は非日常、ヨークベニマルは日常の商品を扱う。一緒に出店することで、相乗効果が見込める」と期待する。

 ヴィーフジサキでは衣料、食品、リビング雑貨など約3000種類の商品を扱うほか、中元コーナーの設置など本館の動きに合わせた取り組みも進める。12月開業の市地下鉄東西線沿線にあり、地下鉄駅と直結する本館との連携の幅がさらに広がる可能性もある。

 藤崎の小型店出店は、2009年10月の長町店(太白区)以来。6月には山形県初の小型店「藤崎山形店」(山形市)を複合ビルにオープンし、宮城、岩手、山形、福島4県で計13店となった。店舗計画部の伊藤真弓課長は「本館と一体となって商品を提供し、地域の声を吸い上げ、店づくりに生かしたい」と話す。

<週1回通える店>
 仙台三越は5月、大崎市中心部の複合商業施設に小型店「エムアイプラザ三越古川店」を開設した。6店目で、18年度までにさらに数店を増やす方針。本館には月1回しか来られない客でも、身近な小型店には週1回来てもらえるとの戦略を描く。

 渡辺憲一社長は「お客さまといかにコンタクトを取るかが大事。高品質な商品をそろえ、(地方でも)仙台の本館を感じてもらいたい」と狙いを語る。

 同社は09年に名取店を閉店した過去がある。それでも出店攻勢を強めるのは、少子高齢化や小売店の競争激化で百貨店業界の市場規模が縮小傾向にあり、「大きな百貨店を構えていれば客が来る時代ではない」(渡辺社長)という危機感があるためだ。

 業界関係者の一人は、東北の地域経済の規模と百貨店の需要を考えると、小型店出店の動きは限定的とみる。その上で「消費ニーズやライフスタイルが変化しており、百貨店が積極的に地域へ出て行き、アピールしようと考えても不思議ではない」と解説する。

2264荷主研究者:2015/07/25(土) 22:08:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150716_12011.html
2015年07月16日木曜日 河北新報
仙台駅東口にホテルビスタ 16年4月開業

ホテルビスタ仙台(仮称)の完成イメージ

 ビジネスホテル運営のビスタホテルマネジメント(東京)は、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口に「ホテルビスタ仙台(仮称)」を開業する。東北初進出で、2016年4月下旬にオープン予定。

 SEIYU仙台駅東口店の南側の敷地(面積1462平方メートル)に、ことし1月着工した。12階建てで、客室数はシングル、ツインなど計238室。グループのホテルとしては初の男女別大浴場を設ける。

 仙台駅から徒歩約5分、12月開業の市地下鉄東西線宮城野通駅から徒歩1分という立地の良さを生かし集客を図る。

 担当者は「仙台は東北の玄関口。ビジネスと観光・レジャー両面の需要が見込める」と進出の狙いを説明する。同社は全国で九つのビジネスホテルを展開している。

2265荷主研究者:2015/07/25(土) 22:08:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150717_13021.html
2015年07月17日金曜日 河北新報
<仙台空港>民営化 来年7月に延期

仙台空港=2013年6月10日

 国土交通省は2016年3月に予定していた仙台空港の民営化を同年7月に延期するなどスケジュールを変更する方針を固めた。ことし8月に予定していた運営権者の決定も1カ月ほど遅らせる考えで、17日にも発表する。

◎引き継ぎ帰還確保/安保審議も影響

 仙台空港は国や地方自治体が管理する空港としては初の民営化となる。国交省は「スケジュールに合わせるよりも事業を確実に成功させたい」との方針から、運営委託先への業務引き継ぎ期間を十分確保することなどが必要と判断した。

 運営権者選定に応募したグループとの意見交換に当たる「競争的対話」に時間を要し、選定作業が遅れていることも影響。滑走路の誘導など専門性を持つ公務員を運営会社に出向させる法案は、安全保障関連法案審議の影響を受けてまだ成立していない。

 具体的には委託先の決定をことし8月から9月に、契約締結を11月から12月にそれぞれ1カ月遅らせる。仙台空港ビルなど周辺施設の運営は16年2月開始とし、滑走路の維持管理など十分な業務引き継ぎを経て7月に完全民営化を図る。

 宮城県は16年3月の民営化を前提に、15年度予算で空港周辺地域の産業集積を想定した土地利用調査費を確保。官民組織は利用促進に向け誘客準備を進める。

 また、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが17年夏までに仙台空港を国内第4の拠点空港にし、国内線拡充や国際線の就航を計画している。

 仙台空港の運営権者選定には、大手商社など4グループが応募している。

2266荷主研究者:2015/07/25(土) 22:09:48
>>1390 >>1548 >>1919
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150717_11035.html
2015年07月17日金曜日 河北新報
仙台市上杉分庁舎完成 賃料減も分散は続く

完成した仙台市上杉分庁舎

 東日本大震災の被害で解体した仙台市上杉分庁舎の新築工事が完了し、青葉区役所北隣の現地で16日、報道機関向け内覧会があった。民間ビルに分散していた教育、子供未来両局や財政局納税部など2局2部1係と職員約600人が8月末までに移転する。

 地上14階、地下1階。延べ床面積は約9500平方メートルで本庁舎に次ぐ広さ。事業費は約33億円。自家発電用に軽油2000リットル(約3日分)を備蓄し太陽光発電も導入した。昨年1月に着工し、完成はことし5月。

 青葉区の小田急仙台ビルと東二番丁スクエアに間借りしていた仮庁舎は廃止する。仮庁舎は5カ所に減り年約5億円の賃料は半減するが、分庁舎と仮庁舎は依然として10カ所に上る。

 市庁舎管理課は「庁舎の分散は続くが、一定程度市民の利便性は向上する」と話した。

2267荷主研究者:2015/07/25(土) 22:11:16
>>2097
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/07/17 建設新聞
仙台市・音楽ホールの整備計画
施設規模やコストなど検討調査を委託へ 市内中心部に復興のシンボルとして建設

 仙台市は、市内中心部に整備を検討している音楽ホールの検討調査業務を委託するため指名プロポーザルを行った結果、政策技術研究所(東京都港区)を特定した。

 今回の業務は、音楽ホールを整備するための検討のバリエーションを提案してもらうもので、音楽ホールとしての施設規模や付属施設、建設コストやランニングコストなどとなっている。委託期間は2016年3月末まで。

 今後、16年度で施設内容や建設候補地など基本構想を作成、本格的な具体化をめざす。

 仙台市の音楽ホール建設事業は、太白区長町の太白区役所近隣に当初計画していたが、建設用地をあすと長町地区に変更し山下設計で基本計画を作成していた。しかし、財政難を理由に事業を凍結した後に、その建設予定地は06年度に老朽していた市立病院の移転先とすることが決まり、昨年11月に新市立病院が開院している。

 音楽ホール整備は、復興のシンボルとして来年度の震災メモリアルプロジェクトに位置付けており、仙台経済同友会など地元経済界からも音楽専用ホールの新設を求める意見が出ている。

2015/07/17付一面に掲載。

2268とはずがたり:2015/07/31(金) 09:20:59

いいですね〜。東北地方は民間資本の蓄積が足りない印象だったけど首都圏への一極集中は東北資本にとっては有利なんかも。
原発事故は東北の植民地的性格(山田盛太郎的な地帯構造把握として♪)が未だ未だ残っている印象も与えたけど北関東〜南東北一帯の新しい日本開発の余地は未だ未だあるんでないの?
開発とか真顔で云っちゃってる時点で俺の発想も半世紀遅れてるのかもしれないけど。。

東京ガスと東北電力が提携、首都圏の電力販売参入へ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/2973
2015年7月30日21時14分

…東北電と東ガスの発電所から電力供給を受け、北関東を中心に販売する。北関東は東北の企業が多く拠点を構えており、東北電の顧客網も生かせるためだ。…

2269荷主研究者:2015/08/01(土) 22:09:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150719_13045.html
2015年07月19日日曜日 河北新報
県鉄道整備促進期成同盟会 組織見直しへ

 旧国鉄時代に発足した官民組織「県鉄道整備促進期成同盟会」(会長・安藤俊威県議会議長)が組織の見直しを検討している。東日本大震災後の鉄路復旧が一段落したことを受け、より実務的な組織に見直す。首長や県議が務める理事を半減させ、総会を簡素化。一方、JR東日本により現実的な要望ができるよう新たな情報交換の場を設ける。

 規約で「若干名」となっている理事を43人から22人に減らす。理事に就く首長は17市町から、県内の七つの路線ごとの整備促進団体に所属する市町長7人とし、県議も18人から9人に半減。毎回100人以上が出席した総会は今後開催せず、書面議決で済ませる。

 一方で、JRとの情報交換の場を設定。関係市町と県、JRの担当者が定期的な研修会を持つ。実務者の意見交換で現実的な要望事項の策定に役立てる。いずれも8月開催の理事会と総会で正式決定する見込み。

 1955年の同盟会発足当初は路線延伸の要望も行ったが、近年はダイヤ改正や駅施設改修にとどまっていた。大所帯で、実現できない要望を続ける同盟会の在り方を疑問視する声が高まる中、仙石線など被災路線の復旧を受けて見直しに踏み切る。

 地元が鉄路復旧を求め、協議の場が既に設定された気仙沼線については、国や県、沿線自治体、JRによる会議に委ねる。

 事務局の県総合交通対策課は「要望に一定の効果があった旧国鉄時代と情勢が異なる。組織を再構築する必要がある」と説明する。

2270荷主研究者:2015/08/01(土) 22:09:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150719_15016.html
2015年07月19日日曜日 河北新報
新たな歴史 玉浦西地区、きょう「まち開き」

2013年9月時点の玉浦西地区。造成後の地面がむき出しだった

田んぼの中に造成された集団移転先。待望の「まち開き」が19日にある=岩沼市の玉浦西地区

 田んぼを埋め立てた約20ヘクタールに整然と住宅が立ち並ぶ。海岸線から約3キロ内陸の田園地帯に、新しいまちが生まれた。19日に「まち開き」を行う。

 岩沼市の玉浦西地区。東日本大震災で被災した沿岸部6地区(相野釜、藤曽根、二野倉、長谷釜、蒲崎、新浜)の集団移転先だ。

 造成が始まったのは2012年8月。隣接する三軒茶屋西地区の一部を含め、宅地171区画、災害公営住宅210戸が整備された。約1000人が住む予定で、既に移住予定者の約9割が引っ越した。今月7日にはスーパーも開業した。

 岩沼市は「復興のトップランナー」といわれ、住民参加で着実に再生の道を歩んできた。まち開きで、住民らは新天地での再出発を祝う。

2271荷主研究者:2015/08/01(土) 22:28:20
>>2129 >>2155 >>2257
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150722eaac.html
2015年07月22日 日刊工業新聞
東北大ベンチャーパートナーズ1号ファンド、15件に80億円投資-機関投資家は5社

 東北大学が全額出資するベンチャーキャピタル(VC)の東北大学ベンチャーパートナーズ(東北大VP、仙台市青葉区、八浪哲二社長、022・224・5861)は、9月にも組成する同社の1号ファンドの計画を明らかにした。同ファンドに出資する機関投資家は約5社。ファンドの投資先としては医療機器、材料、電機など”モノづくりベンチャー(VB)“を重視し、1社当たり平均5億円で15件に投資する。

 国立大学による出資事業で、東北大は大阪大学に次ぐ2番手として計画を具体化。国から出資の資金125億円を得ている。このうち1号ファンドに70億円拠出。銀行・生命保険会社など機関投資家からの出資と合わせ、80億円強にする計画が、7月中に国から認められる見込みだ。

 投資先の候補企業を分野別にみると、医薬、医療機器などライフサイエンス向けが半分を占め、材料と電機が4分の1ずつ。同事業で進める研究開発支援先25件と合わせ、35件の投資対象の候補を抽出しており、2―3件への投資から始める。

 モノづくり分野を中心とし、東北大の産学連携部門の支援で発明者側が試作品を完成させていることが条件。そのため、起業前後のVBが対象で、実用化まで比較的早期の3―7年を想定する。

2273荷主研究者:2015/08/08(土) 22:21:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150726_11021.html
2015年07月26日日曜日 河北新報
<新生仙台の針路>経営見通し 不透明さ残る

車両基地に搬入される地下鉄東西線の車両。開業準備が加速している=14日、仙台市若林区

◎仙台市議選(2)東西線

<新たな街が出現>
 仙台市地下鉄東西線の12月開業まで5カ月を切った14日、若林区の荒井車両基地に真新しい銀色の車両が運び込まれた。全15編成60両が勢ぞろいし、開業準備がまた一歩進んだ。

 基地に隣接する荒井駅は東西線の東の起点。開業に合わせた区画整理が一帯で進み、新たな街が姿を現しつつある。

 「近い将来、泉区泉中央と並ぶ人気エリアになる」

 トヨタホームとうほく(仙台市)の担当者は荒井の未来に強く期待する。地区で売り出した平均4000万円台の一戸建てや宅地約100区画は既に8割が売れた。引き合いの強さを実感しているという。

 鉄軌道の空白域に地下鉄を通し、既存の地下鉄南北線と合わせて縦横十字となる交通軸を敷く。新駅エリアで活況への期待が高まる一方、負の影響を受ける市民も少なくない。開業に伴いバス路線が再編され、便数が大幅に減るからだ。

 市内各地から中心部までバス1本で行けたのが、東西線との乗り継ぎが基本になる。若林区では、市中心部を経由し東北大病院まで行く路線が1日3本に減る地区もある。

<バス再編 影響も>
 同区木ノ下の女性(87)は「中心部での買い物もバスなら手軽に行けたのに、地下鉄は駅の上り下りが大変。きめ細かく停車するバスを残してほしい」と訴える。

 市民の足の再編が交通弱者にどう影響を与えるのか。市公共交通推進課は「東西線でどう人が動くか予想できない面もある。バス路線も開業後に再検討したい」と語る。

 市が「都市交通の主役」と期待する東西線の経営見通しも不透明だ。乗降客数の見込みは1日8万人。開業後5年は毎年2.96パーセント、次の5年は2.80%ずつ伸びると予想する。11年目以降は減少に転じるものの、24年目の2038年度には累積赤字の解消を見込む。

 しかし、市が描くシナリオは、南北線開業後の実績を基に将来の人口推計を加えた内容。そもそも沿線の人口集積が異なり、バブル経済真っただ中の1987年に開業した南北線の情勢とは大きな差異がある。

 「過大な数字ではない」と市交通局は説明するが、収支計画の根拠としては心もとない。

 市民参加で東西線を盛り上げる「WEプロジェクト」はキャッチフレーズで「地上を明るくする、地下鉄をつくろう。」とうたう。東西線開業は街に明るい展望をもたらす起爆剤となるのかどうか。総事業費2298億円を投じた巨大事業の成果が問われる。(熊谷吉信)

2274荷主研究者:2015/08/08(土) 22:22:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150727_13021.html
2015年07月27日月曜日 河北新報
<新生仙台の針路>基金30億円 活用策道半ば

日東イシダの工場。仙台の中小企業の多くが人材不足に悩む

◎仙台市議選(3)中小企業

<集まらない人材>
 仙台市東部の工業地区に売り上げを伸ばしている中小企業の工場がある。幹線道路を曲がってすぐ。看板には「日東イシダ」の社名。だが、就職活動中の学生たちにはピンと来ない。

 「中小」というだけで学生や親、教員の選択肢から外れてしまう。求人を毎年行っているが、昨年は募集枠を割り込んだ。

 創業90年以上の歴史を誇る計量器製造・販売会社だ。企業からの注文を受け、一点物のはかりをつくる。「食品の保管タンクを計量器にしたい」「どんな広さや長さの形状にも対応できるはかりはないか」。千差万別の需要に技術力で応じてきた。東北6県に営業所を広げ、売り上げは過去5年で1.5倍に増えた。

 「仙台には素晴らしい中小企業がある。それが学生たちに届いていない」

 市が22日、中小企業経営者を集めた会合でこうした声が相次いだ。市内の従業員の73.9%(2012年)が働く中小企業が今、人材不足の苦境にあえぐ。

 県内の大学を卒業したうち、地元に就職するのは42.8%(13年度)。東北大大学院の理系修了者に至っては、94.2%(同)が県外に流出するのが実情だ。

<学生向け施策を>
 人材不足と、定着せずに流出する人材。107万都市の基盤を揺るがしかねない事態に、市は危機感を強める。

 東日本大震災からの復興後を見据えたまちづくり施策の柱として、市は中小企業の活性化を掲げた。

 目指すは地域の雇用確保と地場企業の育成だ。市中小企業活性化条例を4月に施行し、30億円の大型基金を準備した。使途を検討する会議では、支援対象を絞り、起業などでの「トッププレーヤー」輩出に力を入れるべきだとの議論が進んでいる。

 だが、企業の中でも手厚い保護を求める立場からは「セーフティーネットをつくる方が大事だ」、逆に市場原理重視の立場からは「トップを狙う企業に行政の支援は不要。市場で資金調達できる」とそれぞれ批判が絶えない。

 中小企業活性化に向けた30億円をどう使うべきか。中盤に差し掛かった選挙戦で、各候補から踏み込んだ主張は聞かれない。

 日東イシダには今月中旬、学生3人が企業訪問に訪れた。受験を希望した学生もいたという。

 「補助金を求めていては、企業は自立できない。遠回りでも、中小企業が学生から認められる雰囲気づくりをお願いしたい」。鍋島孝敏社長の願いだ。(菊間深哉)

2275荷主研究者:2015/08/08(土) 22:28:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150730_12039.html
2015年07月30日木曜日 河北新報
<ファミマ>地下鉄駅に店舗型売店の出店続々

地下鉄仙台駅構内に開店したファミリーマート

 ファミリーマートは29日、仙台市地下鉄南北線の仙台駅など3駅の構内に売店型店舗計4店をオープンした。同社が駅構内に出店するのは東北で初めて。

 仙台、泉中央の各駅に1店ずつ、勾当台公園駅に2店を開店した。8月には八乙女駅(4日)と長町南駅(25日)に各1店を出し、5駅で計6店とする。

 営業時間は6店とも午前6時〜午後11時。店舗面積は10〜72平方メートル。売店型店舗の特性を踏まえ、新聞やたばこ、飲み物を充実させ、1200〜2500品をそろえる。JR東日本のIC乗車券Suica(スイカ)など交通系電子マネーも使用できる。

 ファミリーマートの担当者は「通勤、通学など地下鉄を利用する多くのお客さまの需要を見込める。気軽に買い物を楽しんでもらえる店づくりを進めたい」と説明した。

 同社は2007年、駅構内など鉄道関連施設に出店を始めた。6月末現在、11都府県で計約470店を展開している。

2277荷主研究者:2015/08/08(土) 22:41:54

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=14846
2015/7/28掲載 日刊建設新聞 宮城版
姥ケ懐トンネルの概要公表 WTOで来月4日公告 概算工事費40億〜60億円(県出納局)

 県出納局は27日、仮称・姥ケ懐(うばがふところ)トンネル工事について、入札概要などを事前公表した。WTO対象案件として、8月4日に一般競争入札を公告する。工事では県道25号・岩沼蔵王線の狭あい区間改良として、岩沼市志賀などの山間部にNATM(ナトム)工法で延長1285mのトンネルを建設する。概算工事規模40億〜60億円を見込む。

 出納局が公表した工事概要によると、姥ケ懐トンネル工事は3者で結成する特定JVを対象に入札参加を受け付け、9月18日に一般競争入札を執行する。入札には標準型(施工計画型)の総合評価方式を適用する。

 工事は岩沼市と柴田町、村田町にまたがる山間部で実施し、岩沼蔵王線の狭あい区間1909mを改良する。同線の最大の構造物として建設するのが姥ケ懐トンネルだ。

 トンネルの工法はNATMとし、1283.8mの掘削・支保工を行う。内部をコンクリートで被覆し、防水加工する。幅員は全幅7.5mを確保し、車線2車線を整備する。トンネル前後の県道も624m分を改良し、全幅8mを確保する(車線は2車線)。盛土量は5万8500立方mを見込む。

 同トンネルは道路以外の役割も持ち、上水道の通り道にもなる。仙南・仙塩広域水道事業所が保有する送水管を敷設することになっており、同工事で管径1000mmの送水管を1290.3mにわたって敷設する。

 県の発注見通しによると、工期は約30カ月を予定。概算工事規模40億〜60億円を試算している。

 岩沼蔵王線は岩沼市相の原の国道4号交差点部から、内陸部を通って蔵王町向山地区に通じる延長約32kmの一般県道。沿線に東北自動車道・村田インターチェンジがあり、岩沼・名取地区と県南内陸部、山形方面を結ぶ重要路線として早期の道路改良が望まれている。

2278荷主研究者:2015/08/08(土) 22:52:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150801_13058.html
2015年08月01日土曜日 河北新報
<うみの杜水族館>開業1ヵ月 滑り出し好調

◎22万7800人来場

 仙台市宮城野区の仙台港背後地にオープンした仙台うみの杜水族館は1日、開業から1カ月を迎える。この間の来場者は約22万7800人(速報値)に達し、好調な滑り出しとなった。

 水族館によると、約22万7800人のうち年間パスポートでの来場者は延べ約8万人。3連休の中日の7月19日が最多で1万4200人だった。来年3月末までに100万人を目指しており、担当者は「順調なスタートを切れた」と話す。

 当初懸念された車の渋滞は、さほど問題にはなっていないようだ。近くに住む「なかの町内会」の小幡光男会長(67)は「渋滞が心配だったが影響は見られない」と安心した様子だった。

 一方で開業初日からチケット購入窓口に行列ができ、最大で2時間半待ちが生じる課題も。個人情報漏えい問題で中止していたインターネットでの入場券販売を7月15日に再開したのに続き、近日中に年間パスポートのネット販売を始めて、窓口の混雑解消を目指す。担当者は「ネット販売の環境を整え、利便性を高めたい」と話した。

2279荷主研究者:2015/08/08(土) 22:53:20

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/07/31 建設新聞
三井生命保険 青葉区本町2丁目 旧三井アーバンH跡地2204㎡を売却
購入者の真如苑は用地の有効活用検討へ

 三井生命保険(東京都江東区青梅1の1の20 有末真哉代表取締役社長)は、仙台市青葉区本町2丁目に所有する不動産を宗教法人・真如苑に売却した模様だ。

 対象となる不動産は、仙台市内中心部の定禅寺通と東二番丁通が交差する仙台市青葉区本町2の18の3ほか地内で、以前は三井アーバンホテルがテナントとして入居していた三井生命仙台ビルがあった場所。三井生命仙台ビルは東日本大震災で被災したため建物を取り壊し、現在はコインパーキングとして利用している。

 売却は、コインパーキングとして利用している敷地1870.49㎡と東側隣接地にある三井生命仙台第2ビル(SRC・B1/8F延べ2164.47㎡)および敷地333.91㎡で土地面積は計2204.4㎡。対象用地の用途地域は商業、容積率は600%、建ぺい率は80%となっている。

 今後、真如苑は取得した不動産の有効活用について検討を進める。

 同地は仙台市中心部に位置し宮城県庁や仙台市役所に近く一番町商店街にも徒歩圏に位置する空地ということで、動向が注目されていた。

※三井生命仙台第2ビルとホテル跡地のコインパーキング。(クリックで拡大)

2015/07/31付一面に掲載。

2280荷主研究者:2015/08/16(日) 11:49:41
>>2023
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150804_12028.html
2015年08月04日火曜日 河北新報
仙台合庁新ビル 事業費30億円膨らむ

新ビル建設が進む仙台第1地方合同庁舎=仙台市青葉区本町

 工期が遅れている国の仙台第1地方合同庁舎(仙台市青葉区本町)の増築工事の最終的な総事業費が147億円程度に上ることが3日、分かった。当初の予定より30億円以上膨らむ見通し。工事は早ければ11月に完了することも判明した。

 増築工事はことし3月の完成を目指し、2012年6月に着工。現場の土壌調査で基準値の最大3.7倍のヒ素が検出され、汚染土壌の除去作業と新ビル建設を並行して進めたため工期に遅れが生じた。

 国は当初、事業費114億円で地上20階、地下2階の高層ビル建設を計画。08年11月、当時の地方分権改革推進委員会が「高層ビルは地方分権に逆行する。多額の予算で建てる必要があるのか」と批判し、同年12月に建設がいったん凍結された。

 東日本大震災後、国は防災拠点としての機能強化を理由に建設計画を復活。自家発電設備など災害対策を追加し、事業費122億3000万円、地上16階、地下2階の計画に変更した。

 増築工事の発注者である東北地方整備局によると、汚染土壌の除去や処理に必要な費用を加算し、事業費がさらに20億円以上かさむことになった。

 新ビルには整備局のほか東北財務局、東北経済産業局、東北管区警察局の各国出先機関が入居する。年内にも新ビルで業務を開始する予定だ。

2281荷主研究者:2015/08/16(日) 11:53:13
>>2069
この区間は信号は少ないし、沿道商業施設等もあんまり無いので4車線化で充分だと思う。2車線バイパスの場合、1台でも遅いクルマが居るだけでダラダラ混みがちだし、4車線化の方が意外とスムーズに流れると思う。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150806_11012.html
2015年08月06日木曜日 河北新報
<国道4号>宮城・大衡の渋滞緩和4車線化へ

 企業立地や宅地化で渋滞が慢性化している宮城県大衡村の国道4号について、東北地方整備局は5日、現行の2車線を拡幅し4車線化する方針を固めた。近く事業化へ向けて詳細調査に入る。整備費用は60億〜80億円となる見通し。

 4車線化の対象区間は大衡村大衡〓木(はぬき)-駒場蕨崎間の約5キロ。仙台市内であった5日の社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会で、了承された。着工や工事完了の時期は未定。

 整備局は2014年8月と15年1〜2月の2回、大衡村と、隣接する大崎市と大和町の住民や企業を対象にアンケートを実施。渋滞緩和や交通安全対策を理由に、道路整備を求める声が多く寄せられた。

 整備局は2車線を4車線に拡幅する案と並行し、新たなバイパスを建設する案も検討。バイパスは建設費が90億〜110億円に上り、拡幅案より多額になるため選択しなかった。

 大衡村にはトヨタ自動車東日本の本社と工場が立地する第2仙台北部中核工業団地がある。トヨタ自動車の関連企業が進出し、村は宅地開発を促進。国道4号は通勤する従業員のマイカーや大型トラックが目立つ。

 国に4車線化を要望してきた萩原達雄村長は「大変喜ばしい。企業進出の勢いがますます加速することを期待したい」との談話を出した。

(注)〓は木へんに爪

2282荷主研究者:2015/08/29(土) 22:24:32

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/08/10 建設新聞
野村不動産仙台支店 若林区南材木町
分譲・プラウド河原町計画の設計を委託 RC9F5179㎡、ファミリータイプ57戸

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 井本登啓支店長)は、仙台市若林区南材木町に「プラウド河原町計画」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、地下鉄・河原町駅からほど近い仙台市若林区南材木町54地内の2023.24㎡。施設概要はRC9F延べ5179.82㎡で、ファミリータイプの分譲住宅57戸を設ける。

 今後、施工者を決定し、11月初めの着工、2017年6月末の完成をそれぞれ予定している。

2015/08/10付一面に掲載。

2283荷主研究者:2015/08/29(土) 22:29:39
>>1829
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150812_11042.html
2015年08月12日水曜日 河北新報
利府町文化複合施設 一括整備を転換

 利府町は、県道仙台松島線沿いに計画する文化複合施設の一括整備を方針転換し、文化ホールの大ホール(800席)と郷土資料館建設の先送りを決めた。国の補助金が減少する見通しとなったため。先行して整備する小ホール、図書館などは2020年度内の完成を目指す。

 町は、森郷地区の約2.1ヘクタールに、大小の文化ホール、図書館、公民館などの一括整備を計画。事業費約50億円を見込み、18〜19年度の開館を予定した。

 ところが4月の国の制度改正で、市街化調整区にある予定地への建築物は補助対象から外れた。経過措置で基幹事業への補助は得られることになったが、周辺道路の拡幅など構想段階の事業は対象外となった。

 町の単独負担増に対処するため、町は16年度からの5カ年を第1期とし、図書館、公民館などの機能を優先整備することにした。

 第1期の事業費は用地取得費を含めて約40億円。大ホールと郷土資料館の先送りについて町政策課は「まずは先行整備する事業の効果を検証し、他事業との優先度を検証した上で進めたい」と話している。

2284荷主研究者:2015/08/29(土) 22:30:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150812_12058.html
2015年08月12日水曜日 河北新報
アエル一部、東京の投信取得 186億円

ジャパンリアルエステイト社の取得が決まったアエル

 不動産投資信託「ジャパンリアルエステイト投資法人」(東京)は11日、JR仙台駅北側の高層ビル「アエル」(青葉区中央1丁目)のうち、9〜30階の事務所用スペースと1〜4階の商業用スペースなどを、外資系投資ファンド「SCG16特定目的会社」(東京)から約186億円で取得すると発表した。正式な引き渡しは9月1日。

 ジャパンリアルエステイトによると、取得面積は事務所用スペースの約88%の約2万3200平方メートル、商業用が約31%の約1万1100平方メートル。建物全体の55.3%になる。併せて土地(総面積約6590平方メートル)も同率の割合(約3640平方メートル)で取得する。

 取得の理由について、同社は「JR仙台駅から徒歩2分という立地の優位性と、各種イベントが開催されるホールのほか、専門店が軒を連ねる商業ゾーンを備えるなど高い競争力を持った大型複合ビルとして評価した」と説明した。

 今後のビルの運営について同社は「事務所スペースの運営管理会社は変更する方針だが、店舗などの入居に関しては変更はない」としている。同社は仙台市内で東二番丁スクエア(青葉区一番町4丁目)など3棟のビルを取得している。

 アエルは仙台駅北側一帯の再開発事業の目玉として仙台市が建設。1998年に完成し、総事業費約757億円。31階、地下3階、高さ145メートルで、完成時は東北一の高層ビルだった。

 バブル崩壊とその後の景気低迷でフロアの売却先が見つからなかったが、07年に市が約286億円で売却した。

2286荷主研究者:2015/08/29(土) 22:38:23

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/08/18 建設新聞
青葉区上杉・スターツデベロップメント
賃貸マンション・上杉2丁目計画の建設 13F約4000㎡ スターツCAMの設計・施工

 マンション開発のスターツデベロップメント(東京都江戸川区)は仙台市青葉区上杉2丁目に「上杉2丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、スターツCAM(東京都中央区)の設計・施工でことし10月の着工をめざしている。

 建設用地は仙台市青葉区上杉2丁目60の1ほか地内で、仙台市青葉消防署南側の北六番丁通りに面した敷地約700㎡。

 計画によると、施設規模はRC13F延べ約4000㎡で、内部には108戸の賃貸住宅を設ける。

 今後は10月中旬の着工、2017年3月下旬の完成をめざすとしている。

2015/08/18付一面に掲載。

2287荷主研究者:2015/09/06(日) 22:38:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150820_11015.html
2015年08月20日木曜日 河北新報
<三陸道>石巻女川IC 10月4日開通

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は19日、三陸自動車道石巻河南インターチェンジ(IC)-河北IC間(宮城県)に建設している新ICの開通日を10月4日、名称を「石巻女川IC」にすると発表した。

 新ICは当初、石巻北ICの名称で公表されていた。仙台河川国道事務所は、石巻市と女川町のアクセス向上と、両市町からの要望を理由に変更した。

 石巻女川ICは石巻河南ICから北へ約2キロの地点で、石巻赤十字病院に隣接する。2012年9月に着工し、ことし3月開通予定だったが、地盤改良に時間がかかるなど工程が遅れた。

 宮城県はIC開通に合わせて、国道398号石巻バイパスと国道45号の交差点と、石巻女川ICを結ぶ県道石巻女川インター線(343メートル)の利用を開始する。

2288荷主研究者:2015/09/06(日) 22:39:57
>>2269
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150821_13045.html
2015年08月21日金曜日 河北新報
鉄道整備促進期成同盟会 組織の大幅縮小決定

 宮城県鉄道整備促進期成同盟会は20日、仙台市で理事会を開き、理事の半減など組織の大幅縮小を決めた。1955年の発足以来、旧国鉄やJR東日本に対する要望活動が一段落したのを受け、改革に踏み切った。

 県内7路線の沿線自治体の17市町長ら現行43人の理事を、路線につき1首長に限定するなどして来年度から22人に減らす。県議の理事も18人から9人とする。

 JRへの要望活動は今後も続けるが、総会は開かずに原則として書面議決で済ませる。JR、関係自治体が行う実務レベルの研修会は継続する。

 本年度の要望項目にはバス高速輸送システム(BRT)が導入された気仙沼線の利便性向上や、全線開通した仙石線と新設の仙石東北ラインのダイヤ見直しを盛り込むことを決めた。

2289荷主研究者:2015/09/06(日) 22:49:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150821_12062.html
2015年08月22日土曜日 河北新報
楽天モバイル仙台店開設 全国で2店目

来店者(右)の相談に応じる楽天モバイル仙台店の店員

 楽天グループの通信サービス会社フュージョン・コミュニケーションズ(東京)は21日、仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店に、楽天モバイル仙台店を開設した。東北初の楽天モバイル専門店で、全国では2カ所目。

 店舗は百貨店1階に入居。広さは95平方メートルでカウンター9席を配置した。楽天モバイルが提供する端末やサービスの説明を受けたり、申し込んだりできる。営業時間は午前10時〜午後7時半。

 楽天モバイルはNTTドコモの回線を利用するMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス。スマートフォンの格安料金を武器に、昨年10月に業務を始めた。

2290荷主研究者:2015/09/13(日) 12:03:23
七ヶ浜町は産業があまり無いイメージはあるが、そこまでベッドタウン化が進んでいるとはねぇ。鉄道は無く仙台市中心部へのアクセスは良くないので、仙台塩釜港周辺の工業地帯で働く人々が多く暮らす住宅地なのかもしれない。
>町はベッドタウン化が進み、昼間人口比率は約65%で日本一低い

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150826_11014.html
2015年08月26日水曜日 河北新報
<七ケ浜町長選>人口減対策の具体策急務

 【解説】宮城県七ケ浜町長選は、新人の寺沢薫氏が無投票で初当選を決めた。堅実な行政手腕で住民の信頼を得ていた渡辺善夫町長が後継に指名した時点で、対立候補を擁立する機運はしぼんだ。

 復興事業は正念場に差し掛かる。民間賃貸住宅を含め1000人近くが依然として仮設住宅で暮らす。最後の災害公営住宅が11月に完成し、5カ所の仮設住宅は2016年度に3カ所に集約される。被災住民の生活再建は最優先課題だ。

 渡辺町長からは、16年度から5年間の長期総合計画と、国の地方創生に対応した総合戦略の二つの骨子を託された。人口減少の克服を柱にした計画を肉付けし、具体的な事業を展開することが求められる。

 町はベッドタウン化が進み、昼間人口比率は約65%で日本一低い。住宅地が広がる内陸部と、津波被害を受け漁業・観光エリアとして再生を進める沿岸部との間で、いかに「町内交流」を図るかも重要なテーマになる。

 町長選は3回連続で無投票になり、町民はまたも投票の機会を失った。寺沢氏はまちづくりの方向性を丁寧に説明する必要がある。(塩釜支局・山野公寛)

2291荷主研究者:2015/09/13(日) 12:07:15
>>1937
当初は本館と行き来ができないとなっていたが、3階に連絡通路を設けることになったようだ

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150826_12006.html
2015年08月26日水曜日 河北新報
<藤崎>本館西隣に新ビル10月31日開店

藤崎本館西隣に10月31日オープンする新ビル(左)

 藤崎は10月31日、仙台市青葉区一番町の本館西隣に新ビルをオープンする。地上3階の1、2階に有名ブランド「ルイ・ヴイトン」、3階にカフェが入る。市地下鉄東西線の青葉通一番町駅の12月6日開業を生かして新規客の開拓を図る。

 新ビルの店舗面積は計1370平方メートル。2007年3月にできた旧ビルを取り壊し、14年1月に新ビルの工事を始めた。旧ビルにあったルイ・ヴイトンは本館近くの一番町館に移設していた。総事業費は非公表。

 藤崎がコンセプトづくりから関わるカフェは、フレンチトーストのほか野菜や果物を使った飲料を中心に、地産地消を重視したメニューを提供する。子育て世代の利用も見込み、授乳室や個室を設ける。

 新ビルは地上階のみで、カフェのある3階は本館3階と連絡通路でつながる。地下鉄駅とは本館の地下2階食品売り場が接続する。

 藤崎は東西線開業を商機と捉え、新ビルを顧客拡大策の一つに位置付ける。10月15日には電子マネー機能付きポイントカード「+(プラス)Fカード」の利用を開始。同時にスマートフォンをカードとして使えるようにする。

 東西線関連のオリジナル商品販売、イベント開催なども計画する。藤崎は「東西線開業は千載一遇のチャンス。今までのお客さまはもちろん、沿線の新しいお客さまの利用を増やしたい」と期待する。

2292荷主研究者:2015/09/13(日) 12:11:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150828_15016.html
2015年08月28日金曜日 河北新報
<プリプリ>仙台PIT来年3月こけら落とし

仙台PITの開設費用の一部を寄付したロックバンド「プリンセス プリンセス」=27日午後12時20分ごろ、仙台市役所

 エンターテインメントを通して東日本大震災からの復興を支援する一般社団法人チームスマイル(東京)は27日、仙台市内で計画を進めていたライブハウス「仙台PIT(ピット)」を来年3月11日にオープンすると発表した。PITは仙台をしんがりに被災3県と東京に計4カ所設けられ、連携して「心の復興支援」の拠点を目指す。

◎被災地支援3億円 いつも一緒にいたかった…

 仙台PITは、太白区あすと長町2丁目のショッピングセンター「ヨークタウンあすと長町」の隣接地に建設する。8月に着工し、来年2月の完成予定。鉄骨平屋で、総事業費は約12億5000万円を見込む。

 収容人数は立ち見で1200人。コンサートやライブを中心に、演劇やミュージカルなどの利用を想定している。各PITに映像と音を中継し、同時に公演を楽しめる「ライブビューイング」も開く。

 仙台市役所で記者会見した、ぴあ社長でチームスマイル代表理事の矢内広さん(福島県いわき市出身)は「復興をどうやって支援していけるのか考えてきた。東京で上げた収益を東北に回し、活動を継続したい」と述べた。

 事業費のうち約3億1000万円は、復興支援を目的に期間限定で再結成したロックバンド「プリンセス プリンセス」に、ファンが寄せた義援金を充てる。

 会見にはメンバー全5人が同席。ボーカルの岸谷香さんは「音楽を通して集まった寄付金だから、音楽にまつわる何かで支援したかった。一回きりではない、理想的な形になった」と話した。同バンドはこけら落としでライブを行う。

 PITは「東北を元気にする」を意味する「Power Into Tohoku!」の略称。東京・豊洲(立ち見3100人)、いわき市(200席)で開業し、来年1月には岩手県釜石市(150席)にも開設する。

2293荷主研究者:2015/09/13(日) 12:17:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150829_13053.html
2015年08月29日土曜日 河北新報
キリバス名誉領事に仙台出身の男性就任

自宅兼名誉領事館のデスクに座るケンタロ・オノさん

 南太平洋のキリバス共和国の在仙台名誉領事に、宮城野区榴岡のケンタロ・オノさん(38)が任命された。15歳で仙台からキリバスに渡り、23歳で国籍を取得した異色の経歴を持つ。東日本大震災をきっかけに出身地の仙台に戻ってきたオノさんは「日本とキリバスの懸け橋になりたい」と奔走している。

 名誉領事に就任したのは7月31日。キリバスで日本の政府開発援助(ODA)を受けたインフラ整備に携わっていた縁もあり、同国政府から就任を要請された。

 名誉領事館はオノさんの自宅マンションに設けられた。日本にある唯一のキリバスの公的機関として、ビザ発給や両国の交流促進に当たっている。

 オノさんとキリバスの出合いは小学5年の時。テレビに映った美しい景色に魅せられた。若林区の仙台東高に進学したが、キリバスへの思いを募らせ中退。当時東京にあった名誉総領事館に手紙をしたため、留学を取り計らってもらった。

 首都タラワの高校を卒業し、2000年には国籍を取得した。オノさんは「行きたいから行っただけで、私にとっては自然なこと。景色だけでなく人々も素晴らしかった」と振り返る。

 キリバスでの暮らしは順調だったが、東日本大震災で仙台に住む母親が心配になり、11年秋に戻った。

 名誉領事として両国の交流促進を最優先課題に掲げる。キリバスの自然や人の魅力を伝えつつ、地球温暖化による海水面上昇で水没の危機を抱える同国への支援も訴えていく考えだ。

 オノさんは「両国のためにできることを一歩ずつ、いや半歩ずつでも進めていきたい」と張り切っている。

<キリバス共和国>サンゴ礁の島々33からなる南太平洋の国。領土は約720平方キロで、長崎県の対馬とほぼ同じ面積。南北に赤道をまたぎ、東西は約5000キロの範囲に広がる。日付が変わるのが世界で最も早い。人口約10万。1979年、英国から独立した。

2294荷主研究者:2015/09/13(日) 12:18:13
>>2164
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150829_12044.html
2015年08月29日土曜日 河北新報
「収益確保困難」仙台駅西口の再開発を断念

東急不動産が再開発を断念したさくら野百貨店仙台店(手前)と仙台東洋ビル(左)

 東急不動産(東京)が仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店を含むJR仙台駅西口で計画していた再開発事業を断念していたことが28日、分かった。計画対象の不動産の取得時期はいずれも、土地が高騰していた2008年のリーマン・ショック前で、再開発しても収益の確保が難しいと判断したとみられる。

 同社はさくら野仙台店の土地の約8割を所有していたが、14年12月にファンドに売却。今月31日には、北隣の仙台東洋ビルの土地と旧朝日屋ビル跡地の計1095平方メートルを別のファンドに売却する。いずれも売買金額は非公表。

 閉館した仙台東洋ビルと旧朝日屋ビル跡地については、さくら野仙台店の土地売却後も自社で開発する道を模索していた。

 全ての開発を断念した理由について、同社の担当者は「建築費の高騰などから事業の採算性が見込めなくなった」と話した。

 同社は06年9月、仙台東洋ビルを取得したのを皮切りに、07年4月に隣接する旧朝日屋ビルの土地を、同年3〜9月に、さくら野仙台店の土地の一部を入手。一帯を開発して大型商業施設の誘致などを目指したが、リーマン・ショック後に計画が頓挫していた。

 さくら野仙台店は、地権者らとの賃貸借契約が20年まで残っており、一部地権者が変わっても営業に影響はない。

2296荷主研究者:2015/09/13(日) 12:39:12

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/08/31 建設新聞
LKI・分譲マンション11月にも着工 太白区「あすと長町4丁目プロ」の新築
オンズデコの設計・15F1万5159㎡

 LKI(仙台市青葉区二日町7の28)は、仙台市太白区あすと長町で分譲マンション「あすと長町4丁目プロジェクト」(仮称)の新築を計画しており、オンズデコ一級建築士事務所(東京都千代田区)で設計を進めている。

 計画では、あすと長町大通り線に面した仙台市太白区あすと長町4の2の5ほか地内の敷地1895.82㎡に、RC15F延べ1万5159.48㎡、戸数は139戸の分譲マンションを建設する。

 今後、施工者の選定を行い、11月中旬に着工し、2018年2月末の完成を予定している。

2015/08/31付一面に掲載。

2297荷主研究者:2015/09/13(日) 12:39:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150901_15016.html
2015年09月01日火曜日 河北新報
乗降自由の無料循環バス 亘理町計画

 宮城県亘理町は10月から、町中心部で自由に乗降できる無料循環バスの運行を計画している。東日本大震災の被災者の移転先と行政機関などを結び、高齢者など交通弱者の利便性を図る。町によると、県内の市街地では珍しい運行形態だという。

 31日の町議会全員協議会で報告した。運行路線はJR亘理駅を中心とした亘理地区の13.8キロで、所要時間は1周約45分。仮設住宅や災害公営住宅、集団移転団地と町役場や商業施設、病院などを結ぶ。一部区間を除き自由に乗降でき、町内4路線ある町民バス「さざんか号」とも接続する。

 10人乗りワゴン車1台で1日7便から始め、12月に14人乗りの2台で14便に増やす予定。バスの名称は町の観光PRキャラクターにちなんだ「わたりん号」。

 町は、本年度の事業費約470万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を3日開会の町議会9月定例会に提出する。新バス計画について町は「町民の利便性向上に加え、被災後に引きこもりがちな高齢者の外出も促したい」と説明する。

2298荷主研究者:2015/09/13(日) 12:40:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150901_11025.html
2015年09月01日火曜日 河北新報
水産研究センターと環境調査研修所 宮城に誘致へ

 政府機関の地方移転をめぐり、宮城県が国立研究開発法人水産総合研究センター・開発調査センター(横浜市)と、環境省環境調査研修所(埼玉県所沢市)の2機関の誘致を政府に提案したことが31日、分かった。開発調査センターは気仙沼市、環境調査研修所は大崎市へ誘致する。

 両市の意向を踏まえて県が代表して提案した。開発調査センターは民間の漁船を利用し、海洋資源調査や漁具技術開発に取り組む。職員22人。2006年から6年間、センターが気仙沼市で調査した縁で誘致を提案。東日本大震災で被災し再建される市水産研修センターか、国の気仙沼合同庁舎の活用を見込む。

 環境調査研修所は環境省や地方自治体の職員向け施設。職員17人。14年度は延べ1890人の利用があった。ラムサール条約登録湿地の蕪栗沼と化女沼がある大崎市のイメージ戦略と合致。市岩出山総合支所の空き室利用を想定する。

 このほか東北では、岩手県が森林総合研究所(茨城県つくば市)など5機関、秋田県が教育研修センター(同)など3機関、山形県が国立がん研究センター研究所(東京)、福島県が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、川崎市)の誘致を提案した。

 秋田の教育研修センターは、秋田市下新城区への誘致実現に向け、英語コミュニケーション能力日本一などを目指す取り組みをアピールする。

 政府は31日、地方からの要望を締め切った。各自治体や所管官庁の聞き取り調査、有識者会議の意見を踏まえ12月に対応方針を取りまとめる。関係省庁との調整を経て、来年3月に移転する機関を正式決定する。

2299荷主研究者:2015/09/22(火) 11:27:53
>>1999 >>2255
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150902_12040.html
2015年09月02日水曜日 河北新報
<仙台市地下鉄>新たに4駅で業務民間委託

 仙台市交通局は1日、市地下鉄南北線の北四番丁駅(青葉区)など新たに4駅で業務の民間委託を始めた。人件費削減とサービス向上が狙い。委託は計8駅に増え、南北線全17駅の半数近くとなった。

 委託が始まったのはほかに北仙台、旭ケ丘(青葉区)、黒松(泉区)の3駅。いずれも警備会社セノン(東京)の社員が改札や駅施設の管理業務を担う。

 12月開業の市地下鉄東西線でも、全13駅のうち国際センター駅(青葉区)など9駅を綜合警備保障のグループ会社、ALSOK宮城(仙台市)に委託する。

 市交通局によると、民間委託で人件費は今後5年で約6億5000万円削減できる見込み。委託駅では「改札でのあいさつが目立つようになるなど利用者の評判も良い」(市交通局)という。

2300荷主研究者:2015/09/22(火) 11:28:30

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=15007
2015/9/2 日本建設新聞 宮城版
4橋梁新設へ設計着手 高畑定義線の道路改良 総事業費30億円(仙台市)

 仙台市は、高畑定義線の道路改良事業で、事業延長1.9kmを拡幅し、蛇行個所4カ所に4橋梁を新設する。総事業費は約30億円を想定する。事業区間の高畑工区で詳細設計に着手するため、一般競争入札2件を公告し、1件で2橋梁を委託する。28年1月に一部道路工の発注を見込み、早期整備を目指す。

 同線は、青葉区北部の大倉ダム西側を走る市道で、起点部のダム管理事務所と県道定義仙台線を結ぶ。道路改良事業では、道路線形がつづら折りの起点側約1.9kmを事業区間として拡幅し、急カーブ個所に橋梁を新設してショートカットできるようにする。

 道路幅員は、新設橋梁の幅員7.5mに合わせて拡幅する。現況幅員は4〜6m。市は8月31日に、詳細設計業務の一般競争入札2件を公告した。1件で2橋梁を委託する。18日まで郵送で参加申請書の提出を受け付け、10月15日に開札する。

 その1業務では、起点部の道路延長0.51kmと、橋梁がPC3径間のT桁橋(橋長約80m)とPC単純T桁強(同約40m)の2橋。

 その2業務は、その1業務に続く延長1.16kmと、PC2径間T桁橋が2橋梁。橋長はともに約80m。このほか、各業務で張出橋脚や逆T式と重力式の擁壁設計、仮橋、桟道橋の各設計業務をまとめる。履行期間は2件ともに28年3月31日まで。

 参加資格は、「建設コンサルタント鋼構造部門」と「建設コンサルタント道路部門」に登録と、市内に事業所がある事業者。12年以降に道路における橋長50m以上のPC橋の詳細設計を元請けで完了した実績があることなどを求めている。

 同事業は宮城総合支所が所管し、26年度に事業着手した。28年1月に一部エリアで盛土工事の発注を見込む。事業期間は、早期整備の要望があるため、地元や関係機関と検討している。国の防災・安全交付金を活用し総事業費は約30億円を見込む。

 事業エリアの大倉ダム右岸側は急傾斜のがけ地が多いため、東日本大震災では、道路斜面が崩壊し、復旧工事を実施した。

2301荷主研究者:2015/09/22(火) 11:29:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150903_12029.html
2015年09月03日木曜日 河北新報
オプトロム、コンテンツ事業休止

 光ディスク製造のオプトロム(仙台市)は2日、取締役会を開き、音楽、教材用CDや映像用DVDを製造、販売するデジタルコンテンツ事業の一時休止を決めた。11日から製造を休止する予定。

 10月1日付で上場廃止となる影響で新株予約権の発行による資金調達が見込めないことから、赤字が続くデジタルコンテンツ事業の見直しに踏み切る。工場や営業部門約40人の雇用は今後、労働組合と調整する。

 省エネ型蛍光灯の製造販売などを手掛ける環境事業は継続する。

2302荷主研究者:2015/09/22(火) 11:30:12
>>2271
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150904_12003.html
2015年09月04日金曜日 河北新報
東北大発ベンチャー育成 ファンド設立

 東北大発のベンチャー企業を育成するため、同大が全額出資する投資会社と七十七銀行、東邦銀行は3日、ファンドを設立したと発表した。設立は8月31日付。第三者の視点で事業化の是非を判断し、多額の資金が必要な事業化初期段階を支える。同様のファンドは大阪大に続き2例目となる。

 ファンドの正式名称は「THVP-1号投資事業有限責任組合」。東北大が出資、設立した投資会社の東北大学ベンチャーパートナーズ(VP、仙台市)が運営する。

 規模は総額92億8000万円で、東北のベンチャーファンドとしては最大級。出資者は計9者で東北大が70億円、七十七銀は7億円、東邦銀は2億円、VPは8000万円を出資する。他の出資5者は非公表。

 ファンド存続期間は10年で、最長5年間延長できる。1件当たりの出資額は平均5億円を見込み、15〜20件を支援する。東北大が強みを持つ材料工学や電子・デバイス、医工学、バイオへの出資を想定する。

 こうした分野の事業化は初期投資が多額になるため、民間投資家は資金供給に消極的になる傾向があるという。ファンドが事業を軌道に乗せることで、民間からの出資や融資を促す狙いもある。

 ファンドを運営するVPには、大手化学品メーカー出身の八浪哲二社長をはじめ、民間企業で研究開発部門などを経験した人材をそろえた。大学とは異なる視点で研究成果の事業可能性を査定する。

 大学の研究成果を経済成長に結び付けるため、政府は2012年度補正予算で東大、京大、大阪大、東北大の4国立大に計1000億円を出資。東北大には125億円が配分されており、ファンドはこの資金を活用した。

2303荷主研究者:2015/09/22(火) 11:30:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150904_12025.html
2015年09月04日金曜日 河北新報
<東西線>運賃上限は360円

 仙台市交通局は3日、市地下鉄東西線の12月開業を控え、運賃の上限を南北線と同額の360円とする認可申請を東北運輸局に届け出た。10月末にも認可され次第、他の運賃を申請する。

 申請に伴い市交通局は、南北線泉中央-富沢間(14.8キロ)に合わせて「12キロ以上15キロ以下」を360円としている現行規定について、「12キロ以上16キロ以下」に変更する。東西線の起終点の八木山動物公園-荒井間は13.9キロだが、南北線泉中央から仙台で乗り継いで東西線荒井に向かうと15.9キロに延びるための措置。

 東西線の運賃に関しては八木山動物公園-荒井の360円をはじめ、八木山動物公園-仙台、仙台-荒井はともに300円などと、南北線と同様に200〜360円の五つの運賃区間を設定する予定。

 市中心部にある南北、東西両線の計13駅の範囲では一律200円の均一運賃も新設することにしている。

2304荷主研究者:2015/09/22(火) 11:41:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150907_13032.html
2015年09月07日月曜日 河北新報
<東北大医学部>開設100年記念ホール完成

 ことし開設100周年を迎えた東北大医学部の記念ホール「星陵オーディトリアム」が仙台市青葉区の星陵キャンパス内に完成し、5日に落成式があった。学内の関係者やOBら約320人が出席し、新たなシンボルの誕生を祝った。

 下瀬川徹・大学院医学研究科長が「多目的ホールを持つ施設は長年の夢で感慨深い」と式辞を述べ、里見進総長は100年の歩みを振り返り「東日本大震災で若い医師らが支援活動を成し遂げたのは、われわれの誇りだ」とあいさつした。

 文部科学省の担当者や奥山恵美子仙台市長ら来賓が加わってテープカットした後、医学部OBの黒木登志夫・元岐阜大学長の記念講演などが行われた。

 星陵オーディトリアムは鉄骨2階で、延べ床面積1008平方メートル。併設施設も合わせた総工費は9億7500万円。280人を収容できる講堂や大小三つの会議室、レセプションにも対応できる食堂などがある。学位記授与式などの学内行事のほか、各種のシンポジウムにも活用する。

2305荷主研究者:2015/09/22(火) 11:41:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150908_12028.html
2015年09月08日火曜日 河北新報
<マンション>人気は10年連続で仙台駅東口

 仙台市内で新築マンションを購入する場合、JR仙台駅東口エリア(宮城野区)が最も人気が高いことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支店が7月に実施した仙台市民アンケートで分かった。同地区は10年連続の1位。

 市内を24地区に分け、住みたいと思う地区を複数回答で聞いた。仙台駅東口は28.0%で最多。次いであすと長町(太白区)24.6%、泉中央(泉区)17.4%、一番町17.1%(青葉区)、上杉(同)16.5%と続いた。

 ことし12月に開業する市地下鉄東西線の駅近くでマンションを買う場合、最も魅力のある駅は仙台駅が22.6%でトップ。青葉通一番町駅19.2%、宮城野通駅16.2%、八木山動物公園駅12.9%と続いた。

 東日本大震災後の意識変化では、マンション購入時に免震性能を重視するとの回答割合が27.4%で、前年より2.6ポイント低下。前々年と比較すると8.5ポイント低く、震災後に高まった地震対策の意識がやや後退していることをうかがわせた。

 市内に住む20〜60代の男女計1000人に調査票を渡し、全員から回答を得た。調査は2006年に始まり、ことしで10回目。

2306荷主研究者:2015/09/22(火) 11:42:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150909_13020.html
2015年09月09日水曜日 河北新報
<東仙台駅>築74年の木造駅舎お別れ

住民や利用客に親しまれ、業務を終えたJR東仙台駅の木造駅舎=仙台市宮城野区

 老朽化に伴う改築のため、JR東北線東仙台駅(仙台市宮城野区)の木造駅舎が、74年間に及んだ改札業務などの営業利用を終えた。近く解体工事が始まり、来年1月末にも鉄筋コンクリートの新駅舎に生まれ変わる。

 仙台駅から1駅目の東仙台駅は、1909年開設の苦竹信号所(停車場)が前身で、32年に駅として開業した。現駅舎は41年3月建築の木造平屋で、延べ床面積196平方メートル。老朽化が進み、耐震補強が必要だとして改築が決まり、5日に業務を終えた。現在は、隣接するプレハブの仮設駅舎で対応している。

 近くに住む熊谷和江さん(79)は「昔は駅員さんがたくさんいて、家に遊びに来た。近所の人たちと汽車で旅行に出掛けたり、娘が高校に通ったりしたのが懐かしい」と、慣れ親しんだ駅舎との別れを惜しむ。

 JR東日本仙台支社によると、東仙台駅の改築で、仙台市内の木造駅舎は29年完成の北仙台と愛子、2008年に改築された作並の3駅となる。

2307荷主研究者:2015/09/22(火) 11:43:17
>>1978
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150910_15022.html
2015年09月10日木曜日 河北新報
蔦屋書店、ファミマ…多賀城市立図書館に入居

2階の吹き抜け部分から見た再開発ビルの完成予想図

 多賀城市立図書館(宮城県)が移転入居し来年3月にJR仙石線多賀城駅前に開業する再開発ビルの構成が9日、分かった。メーンのA棟の商業施設部分には、いずれも東北初の「生活提案型」書店や地産地消レストラン、特色ある品ぞろえのコンビニなどが入居する。図書館の指定管理者で、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける。

◎地産地消レストランも

 A棟の1〜3階の南側に市立図書館、北側に商業施設が入る。CCCは「もう一つの家」を図書館のテーマに掲げており、商業施設もならう。入居店は、市民へのアンケートで要望が多かった店舗形態を選んだ。

 1〜2階には、CCCが東京・代官山などで展開する生活提案型の「蔦屋書店」が入り、書籍に登場する日用品の販売なども行う。コンビニは、商品構成の幅を広げたファミリーマートの別ブランド「ファミマ!!」。カフェ「スターバックスコーヒー」も入居する。

 3階のレストランは首都圏を中心に展開するカフェカンパニー(東京)が運営し、地元生産者と市民をつなぐ場を目指す。東日本大震災で被災した食品関連産業を支援する一般社団法人「東の食の会」のネットワークを生かす。

 CCC行政サービス企画カンパニーは「図書館の主なターゲットのファミリー層に、心の豊かさを提案したい」と話している。

 再開発ビルは3棟。子育てサポートセンターなどのB棟、図書館利用者用駐車場のC棟も来春完成する。

2308荷主研究者:2015/09/22(火) 11:43:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150911_12001.html
2015年09月11日金曜日 河北新報
<ダイエー>仙台店 市民の生活支え40年

開店40周年を記念し、12日からイベントを展開するダイエー仙台店

 仙台市青葉区のダイエー仙台店が9日で開店から40周年を迎えた。市中心部の大型スーパーとして、市民生活を支えてきた。12日からは記念セレモニーなどのイベントを実施するほか、従業員の士気を高める店独自の取り組みを進める。

 1975年9月9日にオープンした同店は地上8階、地下2階が売り場で、食品、衣料品、化粧品、生活雑貨などを扱う。ダイエー本体はことし1月にイオンの完全子会社となったが、仙台店は今も「ダイエー」の名前が残る東北唯一の店舗となっている。

 東日本大震災では2日後に営業を再開。開店前に約2000人が列をつくる日もあり対応に追われたが、全国の店舗から物資が届き、応援人員も次々と仙台入りし、グループ力を発揮した。安福英和店長は「市中心部唯一の大型スーパー。生活を支えるインフラとしての責任がある」と話す。

 記念セレモニーは12日午前9時の開店前、クリスロード商店街側入り口で開催し、先着100人にずんだ餅を無料で配る。11時からは12、13日の定禅寺ストリートジャズフェスティバルに合わせ、飲食スペースを設ける。

 店内では12〜14日、40年前から流通している定番の食品やおもちゃなど一部商品を割安で販売。温泉旅館の1泊ペア招待券などが当たる抽選会も実施する。開店当時から出店する資生堂は15日まで感謝セールを開催中。1階催事コーナーで、子どもが家族に化粧する体験イベントなどを企画している。

 開店40周年を機にサービスの向上も図ろうと、仙台店の従業員約300人が参加して接客技術などを競う「CS総選挙」を今月末まで実施する。従業員同士が評価して投票する。競争意識を高め、顧客満足度を上げる狙いだ。

 安福店長は「40年の重みを感じる。これからもシニア層を大事にしながら、若い世代を取り込みたい」と意欲を見せる。

2310荷主研究者:2015/09/22(火) 11:49:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150912_12007.html
2015年09月12日土曜日 河北新報
<仙台空港民営化>委託先、東急グループに

 国土交通省は11日、2016年6月末の民営化を目指す仙台空港の運営委託の優先交渉権者に東急グループを選定したと発表した。格安航空会社(LCC)による新規需要開拓などの提案が評価された。国管理空港では初めての完全民営化に向け、大きく前進した。

 東急グループは東京急行電鉄、前田建設工業、東急不動産、豊田通商など7社で構成。旅客数や貨物取扱量の目標値、新路線誘致の提案などが審査され、「空港の活性化に大きく寄与する」(国交省航空ネットワーク企画課)と評価された。応募した3グループのうち、審査委員の大半が東急グループに最高点を与えた。

 委託業務は滑走路の維持管理、着陸料の収受、仙台空港ビルの運営などで、委託期間は最長65年になる。国交省はことし12月にも東急グループと契約を結ぶ。空港ビルなど周辺施設は空港に先行して16年2月から委託運営が始まる。

 仙台空港の民営化をめぐっては、宮城県が11年末、集客力と収益力の向上を目指して国交省に協力を要請。民活空港運営法が13年に成立し民営化が可能になると、運営権者の選定審査が14年12月に始まった。ことし7月からの2次審査には東急グループのほか、三菱地所グループ、イオングループが申請した。

 民営化関連では、公務員を公共施設の運営権者などに派遣できるようにする民間資金活用による社会資本整備(PFI)法改正案が11日、参院本会議で可決、成立した。

<便数増加を期待/村井嘉浩宮城県知事の話>
 運営企業には発着便数の増加に向け、着陸料軽減や駐機場などインフラ整備を期待する。県は、空港運用時間延長に必要な地元との調整や財源確保に協力していく。鉄道事業者だけに、仙台空港アクセス線の活性化にまで踏み込んだ検討や、鉄道ノウハウのアドバイス・支援もしてくれるとありがたい。

2311荷主研究者:2015/10/10(土) 23:06:38

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/09/11-21784.html
2015年09月11日 化学工業日報
スカイフィルム 東北地域の事業展開強化 仙台に営業拠点

 スカイフィルム(埼玉県本庄市、山田明社長)は東北地域での事業展開に拍車をかける。今年7月、仙台市に営業拠点を新設した。同社はインフレーションフィルムとキャストフィルムの2種を手掛けるが、当面はインフレ展開について同地域での営業基盤を固める。一方、供給体制についても、本社工場と福島第1・第2工場(福島県須賀川市)で生産管理システムの共通化を推進。来年度内に整備に着手する。

2312荷主研究者:2015/10/10(土) 23:11:02

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/09/16 建設新聞
野村不動産仙台支店
分譲・プラウド泉中央一丁目の新築計画 14F7695㎡・65戸 エムズ企画で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1丁目2の3 井本登啓支店長)は、仙台市泉区の地下鉄・泉中央駅前に分譲マンション「プラウド泉中央一丁目」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、イズミティ21の南向かいとなる仙台市泉区泉中央1丁目18の21地内の敷地面積1250.00㎡で、地下鉄・泉中央駅の西側駅前地区となる絶好のマンション立地。

 施設規模は、RC14F延べ7695.92㎡で、ファミリータイプの共同住宅65戸を設けるもの。

 着工は来年1月初め、完成は17年12月下旬をそれぞれ予定している。

2015/09/16付一面に掲載。

2313荷主研究者:2015/10/10(土) 23:13:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150917_12001.html
2015年09月17日木曜日 河北新報
<エスパル仙台>新規9店 休憩所も一新

18日にリニューアルオープンするエスパル仙台店

 JR仙台駅ビルのエスパル仙台店は18日、新規出店する9店を含め、リニューアルオープンする。来春の駅東口新館開業を控え、ファッションの情報発信基地としてのイメージを強く打ち出す。

 新規出店のうち東北初店舗は5店。いずれも本館2階で、宝飾「カナル4℃」「サマンサティアラ&サマンサシルヴァ」、女性衣料「レディアゼル」、雑貨アクセサリー「トラベルショップ ミレスト」(以上18日開店)と、宝飾「グッドネス」(10月9日開店)。

 仙台店では、8月上旬から本館2、3階を中心に改装を進め、計33店が装いを新たにする。2階は働く女性向けファッション、3階は若者向けカジュアルを意識した。休憩スペースも木製の椅子からソファに変更。各店の仕切りを減らし、開放的な空間づくりに力を入れた。

 大型連休を含む18〜23日はリニューアル記念で、1万円以上の買い物をした客に先着順で菓子などをプレゼントする。エスパルを運営する仙台ターミナルビル(仙台市)の担当者は「お客さまのニーズの変化に対応することが必要と考えた。楽しく買い物してほしい」と話す。

2314荷主研究者:2015/10/10(土) 23:25:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150919_12005.html
2015年09月19日土曜日 河北新報
<LINEキャラ>仙台に東北初のグッズ店

キャラクターグッズ約600点が並ぶ店内

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」の公式キャラクターグッズショップが19日、仙台市青葉区のぶらんどーむ一番町商店街にオープンする。常設店は東京・原宿に次ぎ国内2店舗目で東北初出店となる。

 売り場は236平方メートルで、文房具やぬいぐるみ、食器、菓子など約600点が並ぶ。武将にふんしたキャラクターのグッズやずんだあんのどら焼きなど仙台限定商品のほか、キャラクターと写真が撮れるフォトスペースもある。

 担当者は「LINEを身近に感じ、愛着を持ってもらえたらうれしい」と期待する。

 無休。営業時間は午前11時〜午後9時(土・日曜と祝日は午前10時から)。19日のみ午前9時にオープンする。

2315荷主研究者:2015/10/10(土) 23:39:35

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20150917-OYTNT50433.html
2015年09月18日 読売新聞
仙石線利用者12%減

 JR東日本仙台支社は17日、全線での運転を5月30日に再開した仙石線の利用状況を発表した。再開後、3か月間の利用客数は震災前と比べ、平均で12%減となった。

 利用状況は6月1日〜8月31日分を集計した。高城町(松島町)―石巻(石巻市)駅間の平均利用客数は、平日が1日あたり8500人、土休日7800人だった。2010年の同時期と比較すると、平日で83%、土休日で98%だった。

 松木茂支社長は「(沿線から)移転した人もいることを踏まえると、まずまず。通勤・通学の足として役割を果たせている」と評価した。

2015年09月18日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2316荷主研究者:2015/10/12(月) 11:16:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150925_15012.html
2015年09月25日金曜日 河北新報
<仙台地下鉄>「○○前」副駅名の命名権募集

 仙台市交通局は24日、市地下鉄南北線と12月開業の東西線について、各駅の名称に添える副駅名の命名権売却を始めた。新たな広告収入源とするのが狙い。各駅から半径500メートル以内に立地する企業本社などを条件に、各種施設の応募を想定している。

 募集するのは両線の仙台駅を除く28駅。各駅名の前に「○○前」と付け、ホームの表示や車内放送の呼称に採用する。使用期間は東西線開業の12月6日から2020年3月末までの約4年3カ月。

 南北線では「県庁市役所前勾当台公園駅」「市立病院前長町1丁目駅」と既に副駅名を導入している例もあるが、こうした駅でも募集する。新副駅名の決定後は「○○前県庁市役所前勾当台公園駅」などとなる。

 選考は入札で実施。非公表の最低価格を超えた応募の中から公共性などを基に判断する。10月19日までに広告代理店を通じて申し込む。担当者は「駅の場所が思い浮かびやすい名称を期待したい」と言う。連絡先は交通局経営企画課022(712)8312。

2317荷主研究者:2015/10/12(月) 11:17:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150925_12035.html
2015年09月25日金曜日 河北新報
仙台港―釜山 新コンテナ航路開設

 仙台港と韓国・釜山港を結ぶ新たな国際コンテナ定期航路が開設されることが24日、分かった。週1便の航路で、10月下旬に初寄港する。日用品や生活雑貨の輸入が見込まれる。

 関係者によると、新航路は釜山から仙台港に入り、八戸、苫小牧などを経由して釜山に戻る。韓国の長錦商船が運航する。使用するのは約830TEU(TEUは20フィートコンテナ換算の積載能力)の船舶で、仙台港に寄港する国際コンテナ船では中規模クラスとなる。

 仙台-韓国の定期航路は中国経由を合わせて5航路目。北米航路を含め、仙台港に寄港する国際コンテナ船は計7航路となる。

2318荷主研究者:2015/10/12(月) 11:44:22

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/09/29 建設新聞
野村不動産都市開発事業部ビル開発部
青葉区中央・仙台青葉通ビルの建設計画 10F約1万2700㎡ 施工は竹中工務店

 野村不動産都市開発事業部ビルディング開発部(東京都新宿区西新宿1の26の2 廣瀬政男部長)は、仙台市青葉区中央3丁目に「野村不動産仙台青葉通ビル」(仮称)の新築を計画しており、竹中工務店の施工に決定した。

 建設場所は、仙台駅西口からほど近い青葉通りに面した仙台市青葉区中央3丁目2の4ほか地内の敷地1595.63㎡で、同社が今月まで時間貸駐車場として活用していたところ。

 計画ではここに、S一部RC・B1/10F延べ1万2674.46㎡の事務所、店舗、駐車場を建設する。

 来年1月にも着工し、2017年4月末の完成を予定している。なお、設計は野村不動産一級建築士事務所が担当した。

2015/09/29付一面に掲載。

2321荷主研究者:2015/10/12(月) 11:50:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151001_11030.html
2015年10月01日木曜日 河北新報
<医学部新設>NTT東北病院、薬科大付属に

 東北薬科大(仙台市青葉区)は30日、NTT東日本東北病院(若林区)の事業譲渡について、経営するNTT東日本(東京)と正式に合意したと発表した。診療は継続し、2016年4月に薬科大が新設する医学部の付属病院となる。

 現在ある診療科18科、病床数199床は維持し、所属する医師34人、看護師211人についても希望者は雇用を継続する。名称は変更する予定。譲渡額は明らかにしていない。

 薬科大の付属病院は、宮城野区にある既存の付属病院(466床)と合わせて665床になり、医師養成に必要とされる600床を超える。薬科大は「基本的には今の東北病院の機能を引き継ぐ形だが、医師養成機能も一部を担うことになる」と説明した。

 東北病院は1979年に日本電信電話公社東北逓信病院として開院した。地上5階、地下1階で、1日の平均患者数は外来531人、入院150人。医学部新設を目指す薬科大が、14年から事業譲渡に向け交渉を進めてきた。

2322荷主研究者:2015/10/12(月) 11:51:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151001_13015.html
2015年10月01日木曜日 河北新報
<コボスタ>天然芝に改修 3万人超収容確保

東北楽天の参入以来、人工芝を使っているコボスタ宮城

 プロ野球東北楽天が来季に向けて進めている楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城、仙台市宮城野区)の改修計画の概要が30日、分かった。グラウンドの人工芝を天然芝に張り替えるとともに、左翼外野席後方を公園として整備し、3万人を超える収容人数を確保するのが大きな柱。球場の魅力を高める「ボールパーク化」を加速させる。

 天然芝に張り替えるのはフェアグラウンドの内外野。人工芝に比べ、選手の体への負担が軽くなると言われる。米大リーグでは屋外の天然芝球場が主流といい、球場の雰囲気づくりにも配慮した。

 2007年オフに張り替えた人工芝は更新時期を迎えている。天然芝への張り替えは寒冷地対策の難しさなどから一時断念したが、技術的に解決できるめどが立ったとして導入を決めた。

 スタンド改修では、左翼外野席後方にある仮設の「楽天山観覧席」(1505席)などを撤去し、観客席の一部として新たに約5500平方メートルの公園を整備する。大リーグ、パドレスの本拠地球場ペトコ・パークを参考に、イベント会場や子どもの遊び場などの活用策を検討しており、新たな観戦スタイルを提案する。

 バックスクリーンのスコアボードは、発光ダイオード(LED)を使った縦10メートル、横25メートルの大型ビジョンに改装する。今まで以上に詳細なデータの紹介や迫力ある演出が可能になる。

 総工費は約30億円に上る見込みで、親会社から支援を受ける。プロ野球に新規参入した当初以来の大規模な球場改修となる。

[コボスタ宮城]1950年に県営宮城球場としてオープン。外野に天然芝を張るなどの改修と照明設備新設が行われ、73〜77年はプロ野球ロッテの本拠地。2005年の東北楽天のプロ野球新規参入に伴い全面改修され、内外野を人工芝化。現在のグラウンドの広さは両翼100.1メートル、中堅122.0メートル。最大収容人数は2万8736人。

2323荷主研究者:2015/10/12(月) 12:05:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151004_13017.html
2015年10月04日日曜日 河北新報
<東西線>始発は5時35分 ダイヤ固まる

 12月6日に開業する仙台市地下鉄東西線のダイヤを市交通局が固めたことが3日、分かった。東西の起点駅の八木山動物公園(太白区)、荒井(若林区)の始発を午前5時35分発、仙台駅(青葉区)からの最終をともに午後11時59分発とする。

 いずれも南北線起点駅の富沢(太白区)、泉中央(泉区)両駅の始発、仙台駅からの最終と同時刻。南北線同様、東北新幹線の上り始発と下り最終に仙台駅で接続できるよう設定。金曜日のみ仙台からの最終を翌日午前0時11分発とする。

 運転間隔は朝のラッシュ時は5分、日中は7分30秒、夕方のラッシュ時は6分とほぼ南北線並みとなるよう計画している。

 市交通局は現在実施中の試運転で各駅間の走行時間を再確認し、ダイヤを最終確定。国土交通省に届け、開業1カ月前の11月6日をめどに正式発表する。

 東西線は八木山動物公園-荒井の13.9キロ。仙台駅からの所要時間は八木山動物公園まで12分、荒井まで14分になっている。

2324とはずがたり:2015/10/19(月) 13:12:25
ここhttp://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E140.50.3.196N38.13.40.300&ZM=9
にぬけんが住んでた頃から注目だったがあれからももう15年ぐらい経ってる訳である。

西多賀〜鈎取のここhttp://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E140.51.6.800N38.12.57.446&ZM=9も芦の口〜八木山のここhttp://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E140.51.21.813N38.13.50.977&ZM=9も南光台〜免許センター前のここhttp://link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E140.54.12.425N38.18.0.020&ZM=9も未だ出来てないのか・・。

<ひより台大橋>49年経てようやく開通
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/kahoku-01_20151018_15018.html
10月18日 10:31河北新報

 仙台市太白区の八木山南、ひより台の両地区を結ぶ「ひより台大橋」(全長290メートル)が17日、開通した。建設を盛り込んだ市都市計画は1966年に決定しており、49年を経てようやく完成した。
 ひより台大橋は、12月開業の市地下鉄東西線八木山動物公園駅(同区)のアクセス道路として整備された。ひより台や太白団地から八木山南方面に北上する場合、谷に隔てられ回り道を余儀なくされていたが、橋の開通で利便性が向上する。
 現地で同日あった式典で関係者らがテープカットし、両地区の住民が歩いて渡り初めをした。奥山恵美子市長は「長い年月を要したが、東西線開業に合わせて完成した。地域のシンボルとして末永く利用してほしい」と述べた。
 地元の山田鈎取地域町内会連合会の鈴木公至会長(73)は「待ちに待った念願の橋。東西線も利用しやすくなり、橋を挟んだ地区同士の交流も進めたい」と話した。
 ひより台大橋は長く「幻の橋」といわれていたが、東西線事業でアクセス道の必要性が高まった。市が2009年に着工し、市道川内旗立線の一部として橋を含む1.1キロの道路を完成させた。事業費は38億円。

2325荷主研究者:2015/10/21(水) 22:31:44
>>2324
西多賀〜鈎取 ⇒(都)郡山折立線(鈎取工区)
芦の口〜八木山 ⇒(都)長町八木山線(土手内工区)
は、12/6に開業する地下鉄東西線に伴うバス路線再編に関係する重要な都市計画道路のため、11月末の開通予定とのこと。いやー、八木山地区の道路環境が劇的に改善されるねぇ(嬉)

一方、南光台〜免許センター前 ⇒(都)宮沢根白石線(浦田工区)はボックスカルバートによるトンネル工事を実施中。2017年3月開通予定。

2326荷主研究者:2015/10/21(水) 22:34:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151005_13020.html
2015年10月05日月曜日 河北新報
<集団移転>「美田園北」誕生 再建へ一歩

くす玉を割って新しいまちの誕生を祝う住民や市関係者

 東日本大震災で被災した宮城県名取市下増田地区の4地域(北釜、広浦、杉ケ袋北、杉ケ袋南)の集団移転先「美田園北」の「まちびらき」が4日、現地であった。4年半の辛苦を共にした被災者は新しいまちの誕生を祝い、生活再建の一歩を踏み出した。

 美田園北は海岸線から約3キロ内陸に位置し、広さ約6.2ヘクタール。仙台空港アクセス線美田園駅北側の水田を埋め立てて造成された。自力再建者の宅地70区画と、災害公営住宅の一戸建て42戸、集合住宅50戸が整備された。閖上地区の一部被災者を含め、計162世帯が住む。

 まちびらきの式典は団地内の「きずな公園」であり、住民や市の関係者ら約300人が参加した。石塚昌志副市長は「50年先、100年先の住民、子どもたちに感謝されるようなまちをつくっていただきたい」とあいさつ。まちびらき実行委員長の高橋学さん(65)は「新たなコミュニティーと絆を育み、住んで良かったと思えるまちづくりを目指したい」と述べた。

 参加者はくす玉を割って新天地誕生を祝ったほか、閖上太鼓保存会などのステージ演奏もあり、和やかに交流を深めた。式典に先立って「美田園北町内会」の設立総会も開かれ、会則や事業計画などを定めた。

 閖上の自宅を失い、美田園北に夫婦で住む無職大友明さん(79)は「4年半は長かった。まちの誕生はうれしいが、まだ仮設住宅で暮らす人々が多く、手放しでは喜べない」と話した。

2327荷主研究者:2015/10/21(水) 22:35:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151005_13009.html
2015年10月05日月曜日 河北新報
<三陸道>石巻女川IC開通

テープカットをして開通を祝う関係者

 宮城県石巻市市街地の三陸自動車道で4日、石巻女川インターチェンジ(IC)とアクセス道となる県道石巻女川インター線(343メートル)が開通した。

 石巻女川ICは、石巻河南IC-河北IC間に位置し、石巻・登米・気仙沼医療圏の中核を担う石巻赤十字病院に隣接する。患者の救急搬送のアクセス向上のほか、市街地の渋滞緩和、産業団地への企業誘致促進が見込まれる。

 現地であった式典には、国や宮城県の関係者、亀山紘石巻市長、須田善明宮城県女川町長らが出席。亀山市長は「災害に強いネットワークが一歩前進した。地域経済の発展、慢性的な渋滞緩和に大きな役割を果たす」と歓迎。須田町長は「人の交流が劇的に増えるだろう」と期待した。

 関係者がくす玉を割って開通を祝った後、パトカーやバスなどによる車両パレードが行われた。

 県道石巻女川インター線は、国道398号石巻バイパスと国道45号との交差点から石巻女川ICにつながる部分。県道とICは2012年9月に着工、事業費は合わせて約24億円。

2328荷主研究者:2015/10/21(水) 22:37:45
>>1522
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151006_12003.html
2015年10月06日火曜日 河北新報
<タツタ電線>宮城・大和に11月進出

タツタ電線が取得した旧ソマテック工場=宮城県大和町

 電線・電子材料製造のタツタ電線(大阪府東大阪市)が、宮城県大和町の大和リサーチパークに進出することが5日、分かった。スマートフォン向け高機能フィルムの生産拠点として11月に稼働する。

 タツタ電線は、生産子会社がリサーチパークを撤退した化学素材メーカーのソマール(東京)から、7万5500平方メートルの土地と工場(延べ床面積約1万1200平方メートル)を14億円で取得した。

 若干の設備投資をし、準備を進めている。電子基板を電磁波から守る高性能フィルムを生産し、韓国、中国、東南アジアなどに立地するスマホ部品メーカーの拠点に出荷する。

 タツタ電線の国内拠点としては4カ所目。電子材料事業部門の大幅な能力増強につながるという。従業員は約30人で、15〜20人程度の地元採用を計画する。

 ソマールの子会社であるソマテックはリーマン・ショックと東日本大震災の影響で操業開始が2012年に遅れ、スマホ向け高機能フィルムの販売不振も響いて14年度に特別清算。工場売却先を探していた。

 タツタ電線の担当者は大和リサーチパーク進出の理由について「生産能力増強と事業継続計画(BCP)を重視し、物流環境の良さも考慮した」と話した。

2329荷主研究者:2015/10/21(水) 22:39:20

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/10/06 建設新聞
ザナック設計コンサルタント・仙台市将監
分譲マンション「将監8丁目計画」の新築 14F5895㎡規模、11月着工へ設計委託

 ザナック設計コンサルタント(横浜市鶴見区鶴見中央1の26の1 阿部正典代表取締役社長)は、仙台市泉区将監に分譲マンション「将監8丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所で設計を進めている。

 建設用地は、泉郵便局の東側となる仙台市泉区将監8の1の97地内の敷地2136.73㎡。計画ではここに、RC14F延べ5895.47㎡の分譲マンションを新築するもので、内部には60戸の住宅を設ける。

 今後、施工者選定に着手し、11月の着工、2017年8月末の完成を予定している。

2015/10/06付一面に掲載。

2330荷主研究者:2015/10/21(水) 22:39:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151007_12027.html
2015年10月07日水曜日 河北新報
<エアアジア>仙台-名古屋就航へ 来年4月

 マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアの日本法人は6日、来春に仙台-名古屋(中部空港)便を新規開設する方針を発表した。関係者によると就航は2016年4月で、1日2往復の見通し。仙台空港に就航するLCCは2社となる。

 国土交通省が6日、エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)に対し航空運送事業を許可した。中部空港を拠点化し、仙台のほかに新千歳と台北便も来春の就航を目指す。

 エアアジアグループはアジアとオーストラリア計21カ国で200路線超を運航する。同社は「グループのネットワークを生かして仙台への誘客を図りたい」と説明した。

2331荷主研究者:2015/10/28(水) 22:11:29

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/10/08 建設新聞
宮城県東松島市・藻バイオテクノロジーズ
新工場-複数棟延べ約8000㎡の建設 来年夏に一部着工、17年末の完成めざす

 藻類の生産や加工・販売などを手掛ける藻バイオテクノロジーズ(茨城県つくば市春日4の1の9 井上元代表取締役)は、宮城県東松島市の大曲浜産業用地に藻類生産工場の新築を計画している。整備に当たっては津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金を活用するとし、今後は12月末までに補助申請を行い、来年夏ごろからの一部着工を目指す。

 同社は、藻類から抽出した油脂を活用した製品の販売などを行う国立大学法人・筑波大学発のベンチャー企業。藻から抽出したスクワレンやDHAなどの成分を活用した化粧品や機能性食品の製造・販売を目指している。

 今回の工場は、大規模生産に向けた藻類生産の拠点工場として計画しているもの。建設場所は復興土地区画整理事業として嵩上げ造成が進む大曲浜産業用地内の敷地約2.53㌶で、ここに藻類の生産設備棟や実験設備を含む管理棟など複数棟、延べ約8000㎡の規模で建設する。

 施工者選定は補助金の認可が下り次第、競争入札で行う方針。本格着工は2017年を予定し、同年末の完成、翌18年春ごろの操業開始をめざす。

2015/10/08付一面に掲載。

2332荷主研究者:2015/10/28(水) 22:11:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/10/09 建設新聞
セントラル総合開発・仙台市青葉区一番町
クレアホームズ一番町 17年9月末の完成めざす 15F延べ8550㎡、半田建築研究所に設計委託

 セントラル総合開発東北支店(仙台市青葉区本町2の2の3 本多宗夫執行役員支店長)は、仙台市青葉区一番町地内に分譲マンション「クレアホームズ一番町」(仮称)の新築を計画しており、半田建築研究所に設計を委託している。

 建設用地は、仙台高等裁判所の東側近隣地に位置する仙台市青葉区一番町1の17の1ほか地内の1369.46㎡で、12月に開業する仙台市営地下鉄東西線の青葉通一番町駅やサンモール一番町に徒歩圏と住環境に優れた場所。

 計画によると、ここにRC15F延べ8550㎡の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を96戸設ける。

 今後、施工者選定に着手し2016年1月上旬の着工、17年9月末の完成を予定している。

2015/10/09付一面に掲載。

2333荷主研究者:2015/10/28(水) 22:12:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151010_12002.html
2015年10月10日土曜日 河北新報
<KKRホテル仙台>老朽化で11月で閉館

11月30日で営業を終えるKKRホテル仙台=仙台市青葉区錦町1丁目

 国家公務員共済組合連合会(KKR、東京)が運営する「KKRホテル仙台」(仙台市青葉区)が、11月30日で営業を終了することが9日分かった。事実上の閉館となる。施設の老朽化が理由で、跡地利用など今後については未定。

 KKRホテル仙台は、仙台共済会館として1965年4月に開業。地上5階、地下1階で客室50室のほか、宴会場や会議室、レストランを備える。土地は国有地(4282平方メートル)で、建物は連合会が所有している。

 最盛期の60年〜70年代には多い年で年間800件以上の婚礼を扱うなど、地元住民にも親しまれてきた。築50年が経過し、エレベーター、ボイラーなどの設備が老朽化していた。

 大川福雄総支配人は「非常に残念な気持ち。閉館まで、しっかりお客さまをお迎えしたい」と話した。

 連合会は、仙台を含めホテルや温泉旅館など全国で38施設を運営している。

2334荷主研究者:2015/10/28(水) 22:12:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151010_13005.html
2015年10月10日土曜日 河北新報
<ろっけんパーク>仙台市 来年3月で閉鎖

仙台市中心部にある「東北ろっけんパーク」

 仙台市中心部のアーケード街で情報発信拠点「東北ろっけんパーク」を運営する市が、本年度でパーク事業を終了する方向で検討していることが9日、分かった。東日本大震災からの市震災復興計画が本年度で終わるのに伴い、一定の役割を果たしたと判断したとみられる。

 ろっけんパークは、復興支援グッズの販売や起業家向け出店スペースの提供をビルの1、2階で展開。東北の被災地の復興状況や6県の物産品、観光地を紹介している。2012年5月に青葉区中央のクリスロード商店街に開業し、市中心部の商店街活性化などを目的とした共同企業体が市の委託を受けて運営してきた。

 市は国の緊急雇用創出事業として国費で委託費を賄っていたが、国の事業終了に伴い、本年度は市の一般財源から約1億3000万円を負担している。

 東北の復興が道半ばにあるため、市はパークが担ってきた事業を何らかの形で継続させることを検討している。

 市は、青葉区一番町に震災後、新設した市中心部商店街の情報発信施設「仙台なびっく」を3月に閉鎖し、施設の機能をパークに統合していた。

2335荷主研究者:2015/10/28(水) 22:14:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/10/15 建設新聞
野村不動産仙台支店・青葉区錦町
分譲・プラウド錦町一丁目Ⅲ」の新築 20F7444㎡75戸 エムズ企画で設計

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3井本登啓支店長)は、仙台市青葉区錦町に分譲マンション「プラウド錦町一丁目Ⅲ」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市青葉区錦町1の192の2地内の敷地面積1273.45㎡で、愛宕上杉通に面し、現在のNHK仙台放送局の南側近隣地にあたる高級邸宅地の一角。

 施設規模は、RC20F延べ7444.22㎡で、ファミリータイプの分譲住宅75戸を設けるもの。

 着工は来年2月初め、完成は2018年6月下旬を予定している。

2015/10/15付一面に掲載。

2337荷主研究者:2015/11/07(土) 22:38:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151019_11018.html
2015年10月19日月曜日 河北新報
<仙台空港民営化>LCC軸に路線を拡充

◎東急グループ提案内容判明

 2016年6月末の完全民営化を目指す仙台空港の運営委託をめぐり、優先交渉権者に選ばれて国土交通省と基本協定を締結した東急グループの提案内容が18日、判明した。格安航空会社(LCC)を軸に路線を拡充。民営化4年後の20年度の年間旅客数として、14年度比で90万人増の約410万人を目標に掲げた。新規路線の誘致策として、旅客減少時に着陸料の負担を軽減する制度を全国で初めて導入する。

 20年度の旅客数目標の内訳は、国内線が14年度より60万人ほど多い362万人、国際線が約3倍の48万人と設定。民営化30年後には宮城県が掲げる数値目標(600万人)に近い計550万人の実現を目指す。貨物量は20年度に現在の約2倍の約1万トン、30年後に2万5000トンを見込んでいる。

 路線拡充はLCCを中心に据え、国際線の就航先は香港や上海、台湾など4時間圏内の東アジア地域を想定する。着陸料と施設利用料などの軽減はオフシーズンの旅客減少時に実施し、航空会社の負担を緩和。通常時期に高い搭乗率を達成した場合にも軽減し、利用拡大の努力を促す。新規就航時にも割引を行い、航空会社を積極的に呼び込む。

 アクセス面では、仙台空港アクセス線の利便性向上のための連携協定をJR東日本と締結済みで、運行本数の充実や沿線の利用促進を図る。

 施設投資では、LCCの小型旅客機に対応可能なボーディングブリッジ(搭乗橋)を新たに整備する。ターミナルビルは改装し、東急グループのブランド力を生かして商業施設としての魅力向上を目指す。駐車場は立体化して収容台数を現行の約1140台から約1600台に拡充する。

 東急グループは東急電鉄、東急不動産、東急エージェンシー、東急建設、東急コミュニティー、前田建設工業、豊田通商の7社で、近く仙台空港の運営に特化した株式会社を設立する。国交省は12月に空港運営会社に運営権を与えるとともに、具体的な事業内容を定めた実施契約を交わす。16年2月にターミナルビルなどの施設を先行して民営化させ、6月末に完全民営化する。同省は近く東急グループの提案内容を公表する。

2338荷主研究者:2015/11/07(土) 22:39:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151020_12001.html
2015年10月20日火曜日 河北新報
<宮城交通>高速バス3路線でもイクスカ導入

 宮城交通(仙台市)は19日、仙台市地下鉄東西線開業の12月6日から、同社と子会社ミヤコーバス(同)が運行する高速バス3路線で、市交通局のICカード乗車券「イクスカ」を導入すると発表した。

 仙台-山形、上山(山形県)、石巻(宮城県)の3路線が対象。イクスカかイクスカ定期券の利用となる。仙台-山形、上山の2路線に乗り入れている山交バス(山形市)では使用できない。このため、2路線の定期券購入者には、イクスカに発着場所を印字し対応する。定期券の発売所は、宮城交通の仙台駅前案内所や山形営業所(山形市)など宮城、山形両県の20カ所。

 宮城交通とミヤコーバスは東西線開業に合わせ、仙台市内の路線バスなどでイクスカの導入を決めている。現在の磁気カードと定期券の発売は12月5日で終了。磁気カードの利用も2016年10月31日で終える。

2339荷主研究者:2015/11/07(土) 22:41:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151020_15013.html
2015年10月20日火曜日 河北新報
<東急ハンズ>仙台駅東口JR施設に出店へ

 JR東日本が仙台駅東口2階の東西自由通路沿いに整備を進める2016年春開業予定の大型商業施設に、生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)が出店する方向で調整していることが19日、分かった。同社が期間限定店などではなく、東北に本格店舗を出すのは初めて。東北の玄関口の集客拡大効果が期待される。

 東急ハンズは駅2階東西自由通路の拡幅工事に合わせ、通路の南北に建設している商業施設に入る。営業時間や販売商品数といった詳細な内容は未定。

 同社は国内37、海外3の計40店を展開。東北では期間限定店のトラックマーケットを1月まで仙台市内に開設し、2月からは山形市内で営業しているが、本格店舗はなかった。

 昨年9月、当時の社長が仙台出店の可能性を示唆。東北各地から集客が見込める仙台駅という立地が出店を後押ししたとみられる。

 東急ハンズは「仙台出店の方針は昨年9月以降も変わっていないが、現時点で何も答えられない」、JR東は「出店するかどうかも含め、コメントできない」と説明した。

 JR東は13年3月、東西自由通路の拡幅と商業施設を同時に着工。商業施設には東急ハンズのほか、衣料品店や飲食店、子育て施設などを設ける。通路北側にはホテルも建設し、17年夏の完成を目指す。

2340荷主研究者:2015/11/07(土) 22:42:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151020_12058.html
2015年10月20日火曜日 河北新報
仙台港に物流拠点完成 センコー

避難所機能を備えた「仙台港PDセンター」

 総合物流大手センコー(大阪市)は19日、仙台市宮城野区港2丁目に、新たな物流拠点「仙台港PDセンター」を開設した。本格稼働は11月で、東北6県を中心に北米や東南アジアなど国内外に対応した拠点とする。災害時の緊急避難所機能も備えた。

 センターはキリンビール仙台工場の東にある敷地(約1万8200平方メートル)に整備した。鉄骨4階、延べ床面積3万4200平方メートルで、トラックの接続スペースを1階(40台)と2階(16台)に設けた。主に家電製品や加工食品、住宅用消費財などを扱う。

 総事業費は約50億円。仙台市が申請した復興特区法に基づく国の利子補給制度の適用を受け、昨年10月に着工した。屋上に太陽光発電設備を設置し、内部に青色発光ダイオード(LED)照明を使い、省電力化など環境面に配慮した。

 2階部分は津波など災害発生時、約1300人を収容できる。センター内に500人分の食料と毛布などを備蓄し、自家発電装置も設けた。同社は11月、仙台市と災害協定を結ぶ予定。

 同社の担当者は「東北の復興に向け、物流拠点の整備は不可欠。仙台市などの協力を得て整備しただけに、復興の一助となる施設にしたい」と話した。

2341荷主研究者:2015/11/07(土) 22:43:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/10/21 建設新聞
三栄地所・宮城野区五輪
「苦竹ビルの新築」RC6F延べ2124㎡ 松井建設の設計・施工で2016年1月着工

 三栄地所(仙台市宮城野区五輪2の1の8 鈴木雅俊代表取締役)は、仙台市宮城野区苦竹に飲食店舗付き共同住宅「苦竹ビル」の新築を計画し、松井建設の設計・施工を決めた。

 計画では、JR仙石線の苦竹駅に近い仙台市宮城野区苦竹1の35の1ほか地内の敷地836.66㎡に、RC6F延べ2124.45㎡の共同住宅を新築。内部は1階が飲食店舗、2〜6階には共同住宅50戸を設ける。

 工事着手は2016年1月、同年12月末の完成をめざしている。

2015/10/21付一面に掲載。

2342荷主研究者:2015/11/07(土) 22:46:20
>>2337
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151022_11037.html
2015年10月22日木曜日 河北新報
<仙台空港民営化>342億円投資 東急提案公表

 国土交通省は21日、2016年6月末の完全民営化を目指す仙台空港の運営委託をめぐり、優先交渉権者に選んだ東急グループの提案内容を公表した。同グループは格安航空会社(LCC)の小型旅客機に対応可能なボーディングブリッジ(搭乗橋)やLCC参入を見込んだ航空会社事務所施設の新設など総額約342億円の設備投資を計画する。

 LCCを積極的に呼び込むため、搭乗橋は簡易型にして航空会社の使用料を軽減。オフシーズンの旅客減少時の着陸料も軽減するなどし、LCCの旅客数割合を14年度の16%から30年後の51%に拡大させる目標を掲げた。

 国際線の就航先には上海や台湾、香港のほかグアムや北京、ソウルなどを想定。改装する仙台空港ターミナルビルは東北の特産品を扱う店舗や飲食店を拡充する。

 官民組織の仙台空港国際化利用促進協議会や東北観光推進機構と連携を強め、東北ブランドの国内外への発信にも力を入れる。

 提案内容について東急電鉄広報部の担当者は「(東急グループとして)実績のある商業施設運営や、空港へのアクセス面を高く評価してもらった」と説明した。

 東急グループは東急電鉄、前田建設工業、豊田通商など7社で、11月にも仙台空港の運営に特化した株式会社を設立。国交省は12月に空港運営会社に運営権を与え、空港業務の引き継ぎに着手する。

2343荷主研究者:2015/11/07(土) 22:47:02
>>2339
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151023_12008.html
2015年10月23日金曜日 河北新報
<仙台駅>東口施設に80店 来年3月開業

来年3月の開業に向けて整備が進むJR仙台駅東口の大型商業施設

 JR東日本仙台支社は22日、仙台駅東口2階の東西自由通路沿いに整備している大型商業施設を、来年3月に開業すると発表した。東北で初の本格出店となる生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)のほか、ファッションや食品、飲食など約80店舗が入る予定。

 仙台支社によると、商業施設の建物は地上6階、地下1階で、延べ床面積約3万9700平方メートル。うち店舗面積は約1万300平方メートル。JR東が建設する。エスパルやホテルメトロポリタン仙台などを経営する仙台ターミナルビル(仙台市)が運営し、エスパル仙台店の新館となる。

 施設の核となる東急ハンズは4階に入る予定。このほか、衣料品のアーバンリサーチ(大阪市)、老舗麻織物の中川政七商店(奈良市)、菓子製造の治一郎(浜松市)などが東北に初出店する。子育て支援を目的に保育園を設置するほか、市民が利用できるクリニックも開業する。屋上には庭園を整備し、市民が気軽に利用できる交流拠点とする方向だ。

 松木茂仙台支社長は「東急ハンズが東北に初出店する意義は大きい。男性も集客できる。東北の顔となる商業施設を目指したい」と話した。

 JR東は13年3月、東西自由通路の拡幅と商業施設の整備に同時着手。通路の利用開始時期は商業施設の開業に合わせる方向で調整している。通路北側にはホテルも建設し、17年の完成を目指す。

2344荷主研究者:2015/11/07(土) 22:49:04
>>2185
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151023_12003.html
2015年10月23日金曜日 河北新報
<長町駅>てくてながまち12月17日開業

イベントなどに活用できるパブリックスペースのイメージ図

 JR東日本仙台支社は22日、東北線長町駅(仙台市太白区)の北側高架下に整備中の商業施設について、12月17日に開業すると発表した。再開発が進む長町エリアの新たな回遊拠点として期待される。

 施設の名称は「tekute(てくて)ながまち」。鉄骨1階で、延べ床面積は約3000平方メートル。店舗面積約1600平方メートルに、鮮魚や青果、総菜、スイーツ、カフェなど主に食品、飲食関係の16店舗が入る。

 このうち、青果販売のフルーツ・タケウチ(花巻市)は仙台初進出となる。菓子「萩の月」を販売する菓匠三全(仙台市)は、新業態のチーズケーキ専門カフェを初出店する。

 イベントなどに活用できるパブリックスペースも設ける。JRや市地下鉄などの利用者の利便性を考慮し、平日午前7時半(土日曜・祝日は午前9時)から施設内の一部を通行できるようにする。

 施設北側に専用駐車場(56台)と駐輪場(150台)も整備した。

2345荷主研究者:2015/11/07(土) 22:49:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151024_13017.html
2015年10月24日土曜日 河北新報
<大内屋>創業339年 来年1月で閉店

来年1月末の閉店が決まった大内屋=仙台市青葉区一番町3丁目

 江戸時代創業の衣料品店「大内屋」(仙台市青葉区)が来年1月末に閉店することが23日、分かった。仙台市泉区の商業施設セルバに入る店舗も同月24日に営業を終了し、衣料品販売は廃業する。主力の女性向け下着やインナーウエアの販売が振るわず、老朽化するビルを建て替えても業績の好転が見込めないと判断。本店の土地と建物の売却も視野に入れている。

 本店は、一番町のアーケード街が交わる角地にあり、多くの買い物客らに親しまれてきた。地上4階、地下1階で、1、2階の店舗で下着や服飾雑貨などを販売。下着ブランドや生花店のテナントも入っている。

 ピーク時は宮城県内のほか青森、岩手、福島、東京など各都県に計14店を展開。売上高は1990年代後半に年約36億円に達した。

 最近はメーカー直営店、インターネット販売などの攻勢に加え、価格競争も激化。7月末にはJR仙台駅ビル「エスパル仙台店」から撤退し、本店とセルバ店の2店舗だけとなり、売上高は約10億円に落ち込んだ。本店は築40年以上経過し、耐震化工事や建て替えが急務となっていた。

 パートや派遣社員を含め約40人の従業員には既に事情を説明した。衣料品販売は廃業するが、会社組織は当面存続し、不動産部門の業務を継続するかどうか検討する。

 大内屋は1676(延宝4)年、古着屋として現在の青葉区大町で創業。1879年に本店を現在地の青葉区一番町に移し呉服を扱った。73年に若者、女性向け衣料品店にリニューアル。89年には下着やインナーウエア中心の店に変えた。

 12代目の大内友幸社長(60)は「倒産して取引先などに迷惑を掛けないために、廃業を決意した。長年信頼して利用してくれたお客さまにご不便をお掛けするのが心苦しい」と話した。

2346荷主研究者:2015/11/15(日) 15:26:27
>>2317
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151027_12049.html
2015年10月27日火曜日 河北新報
新韓国航路第1便 仙台港に到着

 仙台と韓国・釜山を結ぶ新たな国際定期航路の第1便が26日、仙台市宮城野区の仙台港に到着し、発泡酒や冷凍魚、製材などのコンテナ91本が陸揚げされた。仙台港に寄港する国際定期コンテナ船は7航路目。過去最多となった。

 就航式典があり、宮城県の遠藤信哉土木部長は「航路が増えることで貿易港としての利便性が高まる。東日本大震災からの復興の力強い後押しになる」と歓迎した。

 コンテナ船は韓国の船会社長錦商船が運航。釜山から仙台に入り、八戸、苫小牧などを経て釜山に戻る。830TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積算能力)級の船で、仙台に寄港する国際船では中規模となる。

 韓国、中国、ロシア産の水産品、木製品の輸入需要を見込む。仙台からはゴム製品、紙おむつなどを運ぶ。

 仙台-韓国航路は中国経由を含め5航路目。日本総代理店の盧鉉〓社長は「積極的に営業し、輸出入品を増やしたい」と述べた。

(注)〓は「金」へんに「易」

2347荷主研究者:2015/11/15(日) 15:27:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151028_12053.html
2015年10月28日水曜日 河北新報
米系企業運営の物流拠点 仙台・泉に完成

完成したプロロジスパーク仙台泉

 物流施設を開発、運営する米系不動産会社プロロジス(東京)の物流施設「プロロジスパーク仙台泉」(仙台市泉区)の完成式典が27日、現地であった。

 同社所有では東北3カ所目の施設で、いずれも宮城県内にある。食品運送のキユーソー流通システム(東京)の専用施設として貸し出す。本格稼働は来年1月以降の予定。

 立地場所は物流拠点が集積する泉区パークタウン工業団地内で、鉄筋4階、延べ床面積約2万8000平方メートル。冷凍、冷蔵、定温、ドライの4種の倉庫を備え、緊急地震速報システムも導入した。

 プロロジスの担当者は「東北自動車道の泉インターチェンジから約3キロ、JR仙台駅から約10キロと交通アクセスに優れ、東北6県の物流拠点として最適だ」と説明した。

2348荷主研究者:2015/11/15(日) 15:44:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151030_12008.html
2015年10月30日金曜日 河北新報
<ヴイトン>藤崎新ビルに移転オープンへ

31日の移転オープンを前にテープカットする関係者

 ルイ・ヴイトンジャパン(東京)は31日、仙台市青葉区の藤崎の新ビル「青葉通ビル」の営業開始日に合わせ、ルイ・ヴイトン仙台藤崎店を移転オープンする。29日は開店を祝う式典があり、同社や藤崎の関係者がテープカットした。

 藤崎本館西隣の青葉通ビル1、2階に約520平方メートルの売り場面積を確保。1階は旅行バッグや女性向け商品を販売する。2階は時計や宝飾品のほか、男性向け商品のエリアも設ける。

 仙台藤崎店は1984年に開店。市地下鉄東西線の工事で旧ビルを取り壊したのに伴い、本館近くの一番町館に移転していた。

 青葉通ビルは2014年1月に着工した。地上3階で、3階には藤崎が地元食材を生かしたメニューを提供する「ケヤキカフェ」(約80席)を開く。カフェの店内は本館3階から入る。

2349荷主研究者:2015/11/15(日) 15:44:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151031_11025.html
2015年10月31日土曜日 河北新報
<仙台駅東>土地区画整理事業実質終了

仙台駅東第2地区の航空写真。1984年(写真上)当時は住宅密集地の様子がうかがえ、2014年(同下)では広い道路が交差しているのが目を引く

 仙台市宮城野区鉄砲町や二十人町などを対象にした市の仙台駅東第2土地区画整理事業が実質終了し、完成記念式典が30日、現地であった。1960年度に着手し、3期に分けて進めてきた駅東の区画整理はこれで完了。住宅や商店が密集する下町の面影は消え、広い道路にマンションやビルが立ち並ぶ近代的な街に変貌した。

 駅東で最後に区画整理を終えた第2地区は、仙台駅北東の東西1キロ、南北500メートルにわたる45.3ヘクタール。88年に事業を開始し10年間で終える予定だったが、住民の移転交渉などで難航し、ことし9月18日の換地処分終了までに28年を要した。総事業費は758億円。

 太平洋戦争で空襲を受けた仙台駅西側に対し、東側は戦災を免れ、戦後も古くからの街並みが残った。市は土地の高度利用や防災機能の強化を目指し、一帯の大規模区画整理を段階的に実施した。1期は60〜90年度の新寺小路地区で、2期が73〜96年度の宮城野通を中心とした第1地区。

 式典は宮城野区のホテルメルパルク仙台であり、約100人が出席。奥山恵美子市長は「ハード整備だけでなく、人々のぬくもりがあって本当の街になる。新たなまちづくりのスタートの日にしたい」と述べた。

 地権者で区画整理審議会の熊谷慶二会長(74)は「事業は本当に長かった。亡くなった地権者も喜んでいるはず」と振り返った一方、「大規模マンションと駐車場が目立つ街になったのは予想外。今後は魂の入った市民に愛される地区を目指したい」と話した。

2350荷主研究者:2015/11/15(日) 15:49:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151031_11031.html
2015年10月31日土曜日 河北新報
<地下鉄>南北・東西の副駅名決まる

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 仙台市交通局は30日、市地下鉄南北線と12月開業の東西線について、各駅名に添える副駅名を発表した。

 企業などに命名権を売却する形で募集し、表の通り計13駅分を決定した。各駅エリアになじみ深い企業や遊園地、学校などの名が付いた。

 原則として各駅名の後に「○○前」と付け、ホームの表示や車内放送で使う。使用期間は東西線開業日の12月6日から2020年3月末まで。

 副駅名は、仙台駅を除く28駅を対象に、各駅の半径500メートルに立地する企業などを対象に9月から募集。南北線は16駅中5駅、東西線は12駅中8駅に応募があり、命名権料の入札と公共性を条件に選定した。決定した命名権料は非公表。

 市交通局の担当者は「東西線への関心が高いようだ。新たな広告収入源にしたい」と話した。

2351荷主研究者:2015/11/28(土) 21:07:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151101_12012.html
2015年11月01日日曜日 河北新報
<東西線>開発熱 際立つ温度差

新しい街の玄関口となる荒井駅=10月29日、仙台市若林区

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(1)二つの起点駅

 仙台市地下鉄で2路線目となる東西線の開業が12月6日に迫った。杜の都の東西13.9キロを26分で結び、既存の南北線と合わせて十字の軌道系交通軸が完成する。東西線計画が1979年に公式提案されてから36年。2000億円超を投じた事業は、東日本大震災からの復興途上にある仙台の街をどう変えるのか。(報道部・熊谷吉信)=5回続き

<想定人口7500人>
 仙台市内有数の田園地帯が新たな副都心に生まれ変わろうとしている。

 地下鉄東西線で東の起点となる荒井駅(若林区)エリア。仙台駅までバスで約30分かかっているのが、東西線開業後は14分に短縮される。利便性の向上で注目度が急上昇した。一帯は開発ラッシュだ。

 駅が立地し、区画整理事業で誕生した荒井東地区では、住宅メーカー大手の大和ハウス工業(大阪市)がホールやホテルの大規模開発を計画。来春にはスーパーを中核とした複合商業施設を開業させる。警察署や福祉施設も開設予定で、新たに街が切り拓(ひら)かれつつある。

 荒井東土地区画整理組合によると、分譲した一戸建ては全130区画が完売した。金子信也事務局次長は「駅前整備がさらに進めば、仙台の東の拠点になる」と期待する。

 先行する荒井東に続き、荒井南、荒井西の両地区でも区画整理で新たなまちづくりが進む。3地区の想定人口は計約7500と宮城県色麻町(7292人)や女川町(6930人)に匹敵する。

 建物込みの価格は4000万〜5000万円。子育て層の引き合いが強い。西地区で分譲を手掛ける東北ミサワホーム(仙台市)の担当者は「以前なら考えられない荒井での大規模分譲が、東西線で可能になった。来年までに全区画売り切る」と自信を見せる。

<「最後の好機」>
 対照的に西の起点、八木山動物公園駅(太白区)周辺では目立った動きは見られない。古くからの住宅団地で住民の高齢化が進行。交通の不便さなどがあり、かつては多かった大学生もめっきり減ったままだ。

 市は2010年、駅周辺に大型商業施設を立地できる用途変更をもくろんだが、住民の反発が強く断念。市の担当者は「環境を変えたくない思いが住民に根強かった」と振り返る。

 東西線開業に伴い、駅と太白区長町などとを結ぶアクセス道路が整備される。地元まちづくり研究会の八木充幸部会長は「人が出て行くストロー効果になりかねない。一番怖いのは何も変わらないこと。東西線は地域再生の最後のチャンスだ」と語る。

 好機を生かす新たな模索は始まっている。東北工業大の福屋粧子准教授は八木山動物公園駅周辺に学生を呼び戻す取り組みを構想する。老朽マンションを学生向けに生まれ変わらせるリノベーション事業を、まちづくりグループ「やぎやま地域デザイン研究所」と計画中だ。

 「若者が再び多く暮らすことで街が変わる」。福屋准教授は東西線開業後の可能性を強調する。

2352荷主研究者:2015/11/28(土) 21:07:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151102_13016.html
2015年11月02日月曜日 河北新報
<東西線>青写真 方向性にずれ

試験走行する地下鉄東西線。開業後、卸町は仙台駅と9分で結ばれる

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(2)沿線開発

<ビジネスを重視>
 その名の通り、卸売り関連の事業所が多数立地する仙台市若林区卸町。地下鉄東西線の卸町駅から徒歩数分の場所で「卸町コミュニティプラザ」(仮称)の建設が進む。

 市唯一の複合型災害公営住宅だ。1、2階には大型ロビーや医療機関、飲食・物販店などが入る。3〜9階には東日本大震災の被災者が入居する。

 完成は来年4月。地元事業所が加盟する協同組合仙台卸商センターが市と共同で運営する。

 付近にはこの十数年の間に演劇や能舞台施設、音楽スタジオが次々にできた。「ビジネスと暮らし、文化が融合した地域になる」。センターの武田要二事務局長は卸町の将来像をこう描く。

 仙台駅とは東西線の開業後は9分で結ばれる。中心部との時間距離が近くなるのを機に、市は集合住宅や商業施設の集積も進め、生活感のあるまちづくりを進めたい考えだ。

 地元と行政の姿勢は一致しているように見えて、目指す方向性は食い違う。

 卸町は都市計画上の地区計画に基づき、地元の要望を反映してマンション1階に店舗や事務所が入る決まりになっている。

 不動産業界では、こうした形態のマンションは都心部を除いて資産価値の低下を招くとされるが、武田事務局長は意に介さない。

 1965年のセンター設立から50年。「みんな、この地で商売を続けてきた誇りがある。新たなまちづくりも本業が土台だ。卸町の看板は下ろさない」。ビジネス重視を貫く方針だ。

 一方、市幹部は「このままでは開発業者は二の足を踏む。せっかくのチャンスを生かし切れていない」と指摘する。市が狙うのは再開発。ビジネス、住居、商業とそれぞれの立地を区分する青写真を描く。当然、地元との合意形成は難航が予想される。

<提案2件どまり>
 卸町に限らず、東西線の沿線開発は未知数だ。

 市は昨年、沿線地域の事業者を対象に土地の用途や地区計画の変更を容易にする提案制度を設けたが、動きは鈍い。家電量販大手ヨドバシカメラ(東京)がJR仙台駅東口に建設するビルの容積率緩和と、六丁の目駅(若林区)近くのマンション建設に関する用途変更の2件にとどまる。

 沿線のマンション開発も建築費高騰の影響で進まない。マンション市場に詳しいDGコミュニケーションズ仙台支社の吉野敦支社長は「市東部の開発が有望なのは確かだが、業者は様子見の段階だ。土地確保に動くのは開業後の人の流れを見てからになるだろう」と予測する。

2353荷主研究者:2015/11/28(土) 21:08:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151104_11017.html
2015年11月04日水曜日 河北新報
<東西線>高齢化対策の盾に 郊外は孤立化も

鶴ケ谷団地の入り口付近。鉄道駅から遠く、バスが住民の足になっている=仙台市宮城野区

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(3)コンパクトシティー

<「盾」を構え対峙>
 仙台市は南北、東西両線の地下鉄を「十字の盾」に例える。盾を構えて対峙(たいじ)するのは今後加速する高齢化と人口減少。地下鉄沿線を中心に住居を集約し、効率的に行政サービスを進めたい考えだ。

 氏家道也経済局長は「東西線はコンパクトシティーに向けた武器。住民サービス維持のためにもなるべく沿線に集まってもらうことが欠かせない」と力を込める。

 裏を返せば「都市機能の集約」という武器が使える範囲は限られる。地下鉄駅から離れた地域は、置き去りにされる恐れがある。

 市北東部の鶴ケ谷団地(宮城野区)。最寄りの地下鉄南北線旭ケ丘駅までは団地中心部から約3.5キロ。バスで約10分かかる。JR東北線の東仙台駅も遠い。

 1970年代前半に移り住んだ鶴ケ谷地区社会福祉協議会会長の佐藤泰彦さん(71)は「仙台全体でも東西線の恩恵を受ける人は少ないのではないか。市の都合でコンパクトシティーを進めても、郊外の孤立が深刻になるだけだ」と話す。

 鶴ケ谷1〜8丁目の人口は10月現在で約1万2000。78年の約2万2000からほぼ半減した。子どもの遊び声が響き渡った公園はいま、静けさが漂う。住民のほぼ3人に1人が65歳以上と高齢化も著しい。

<都心回帰鮮明に>
 まちづくりの検討材料とした市の内部資料がある。

 2013年の市全体の高齢化率は20.2%。居住域別では、東西線を含む鉄道駅1キロ圏内が17.3%に対し、その他地域は23.3%と高い。若年層は駅近くに集まり、離れた地域を敬遠する傾向がうかがえる。

 住宅団地が郊外に広がった時代から一転、高齢化・人口減社会を迎えて都心回帰が鮮明だ。

 長年、仙台市内の地価公示調査を担当する不動産鑑定士の高橋幾夫さんは「これからの住居選びは利便性や環境が重要視される。エリアによる人気差が著しくなる」と見通す。

 「十字の盾」は2本の地下鉄を軸に面的な広がりを持ってこそ意味を持つ。市は鶴ケ谷地区で市営住宅の再整備などを進めてきたものの、地域を再生させる十分な処方箋を示していない。

 東西線沿線のまちづくりに携わるNPO法人都市デザインワークス(仙台市)の榊原進代表理事は、「人口減少社会で住民サービスの費用をどこまで許容できるかが課題。まずは行政が住民と対話して地域課題に向き合う必要がある」と指摘する。

 東西線開業で浮かび上がる人口107万都市の光と影。コンパクトシティーの名の下に「影」の切り捨てがあってはならない。

2354荷主研究者:2015/11/28(土) 21:08:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151105_11011.html
2015年11月05日木曜日 河北新報
<東西線>協働活動 広がり欠く

決起集会でWEプロジェクトの意義を話す志伯さん=2日、仙台市青葉区

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(4)市民参加

 地下鉄は単なる交通手段ではない。開業を弾みに、新たなまちづくりの推進力にしたい。

 こんな発想から仙台市は、東西線の開業PRに市民参加を掲げた。柱とした事業が「WE(ウィー)プロジェクト」。東(East)と西(West)の頭文字をつなぎ、「私たち(We)でつくる地下鉄に」との願いを込めた。

<養成講座を展開>
 2日夜、プロジェクトの決起集会が市内であり、開業の盛り上げを図る沿線各地の活動が報告された。集まった約250人がまちの未来に期待を寄せた。

 先導してきたのは仙台市出身のクリエーター志伯健太郎さん(40)やコピーライター、建築家ら6人。昨年の始動以来、市民プロデューサーや市民メディア隊養成講座を展開してきた。まちづくりの若手リーダーを育てる狙いもあり、奥山恵美子市長が重視する市民協働の理念がうかがえる。

 プロジェクトは沿線の街歩き撮影会や東西線をテーマとしたドラマ制作などに結実したが、開業前PRの難しさを差し引いても、市民の幅広い層に浸透したとは言い難い。

 「意識の高い若者が夢中になった印象で、地元からすれば何がなんだかという感じ」。沿線で長年、まちづくりに取り組む人からはそんな声も聞かれる。

 当の志伯さんは「市長からのミッションは『地下鉄に市民参加を』だった」と振り返り、こう打ち明ける。「人とまちの絆を強くする意義は大きかったが、テーマは地下鉄でなくてもよかった面がある」

<新提案に待った>
 計画の大枠は広告代理店電通東日本(仙台市)が主導。市は2年間で事業費計2億6000万円を実行委員会経由で拠出した。

 市市民局の白川由利枝担当局長は「こんなにお金を掛けたのにという思いはあるが、107万市民に一気には広がらない。開業後が本番だ」と率直に語る。

 民間事業者との関わりでも、お役所仕事ととられかねないことがあった。

 地下鉄南北線の一部駅で7月に先行導入した駅業務の民間委託。受託した警備業セノン(東京)が提案した乗客向けの傘の無料レンタルサービスについて、交通局が「一部での実施は混乱を招く」と待ったをかけた。傘のレンタルは結局、予定より3カ月遅れて10月に始まった。

 駅業務の民間委託は東西線の全13駅中9駅で行う。民間ならではのサービスがどう提供されるかは不透明だ。各駅周辺の企業や団体に呼び掛けた副駅名の命名権売却も、公募開始が開業直前の9月下旬にずれ込んだ。

 市の佐藤清交通事業管理者は「横一線の意識や慎重さが組織内にあるのかもしれない」と腰の重さを認める。東西線の成功には市民、民間の協力が欠かせない。利用者重視の姿勢が求められる。

[WEプロジェクト]仙台市が2014年3月に始めた。沿線活性化に取り組む人材を育てる「スクール」、沿線情報を映像で発信する「チューブ」、映像取材の機材を集めた「スタジオ」の3本柱で構成。スクールは14年10月〜ことし3月にあり、約80人が受講した。クリエーターらが企画を立案し、地元の経済・NPO関係者らが実行委員会を組織し運営している。

2355荷主研究者:2015/11/28(土) 21:09:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151106_13008.html
2015年11月06日金曜日 河北新報
<東西線>復興への期待背負う

新長田駅に向かう地下鉄海岸線。震災復興の役割も託された=10月21日、神戸市中央区の三宮・花時計前駅

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(5完)二つの被災地

<黒字転換厳しく>
 関西の中心都市の一つ神戸市。21世紀に入った2001年に開業した地下鉄海岸線は、仙台市地下鉄東西線と共通点が多い。

 繁華街の三宮・花時計前駅と新長田駅を結ぶ。延長7.9キロ、結ぶ時間15分は東西線の13.9キロ、26分より短いが、取り巻く環境が似通っている。

 古くからの住宅地や工業団地が広がる。沿線の風景は仙台市東部と重なる。市内で2本目の新線という状況も一緒だ。

 新長田駅周辺は阪神大震災後に再開発された。被災地復興への期待も背負う点が合致している。

 開業から15年目。海岸線は決して快走しているとは言い切れない。

 1日当たりの利用客は14年度実績で4万3520人。開業時8万5000人、開業後5年(06年)で13万人に増えるとの当初予測には遠く及ばない。

 14年度の年間収支は62億円の赤字。当初計画した19年度の黒字転換はとても厳しい状況だ。

 「人口減少」「高齢化」「復興事業の遅れ」…。市が07年にまとめた報告書は利用客低迷の原因をこう分析する。

 苦境は解消されていない。マンション開発が進んだ御崎公園駅周辺のような例もあるが、市の担当者は「多くの課題は変わっていない」と説明する。

 市はことし、有識者を交えたコンソーシアムを設置。今後、打開策を探る。

 委員の一人、和田真理子兵庫県立大准教授(都市計画)は「完成された街に地下鉄を通すだけでは大きな変化は起きにくい」と一筋縄ではいかないとみる。

<かじ取りが重要>
 採算性への懸念は仙台の東西線にも付きまとう。市は12年、1日の需要予測を約8万人に下方修正し、03年に示した約11万9000人から3割減らした。開業10年目の黒字転換を含め、市には計画達成に向けた努力と工夫が求められる。

 神戸市が13年に実施した沿線事業所対象のアンケートは参考になり得る。

 海岸線は従業員の通勤手段でJR線とともに26%で最多だったが、次いで多いマイカーも16%に上った。地下鉄駅で乗り換えるパーク・アンド・ライドへの誘導は仙台でも鍵を握る。

 海岸線と同様に東西線でも一部残る並走バス路線の在り方も課題として残る。

 採算性と利便性のバランスをどう取るか。被災地復興のためにも今後のかじ取りこそ重要になる。

 12月6日の開業まで1カ月。奥山恵美子市長は4日の定例記者会見で「沿線開発の遅れなど課題はあるが、仙台経済の復興に欠かせない存在になる」と力を込めた。

 地域を結び、未来を切り拓(ひら)く役割を担う東西線。開業へのカウントダウンとともに、期待が一段と高まっている。(報道部・熊谷吉信)

2356荷主研究者:2015/11/28(土) 21:43:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151101_15013.html
2015年11月01日日曜日 河北新報
<楽都の行方>音楽人口の先細り懸念

新音楽ホール建設への賛同を呼び掛けたコンサート=31日、仙台市青葉区のアエル1階アトリウム

◎仙台音楽ホール構想(上)2000席の壁

 「楽都」を掲げる仙台市に大型音楽ホールを建設しようと、音楽団体や地元経済界が動きだした。多様な音楽イベントが街をにぎわし、プロのオーケストラを持つ都市にもかかわらず、真の拠点となる音楽施設がない。楽都の現状と課題を探った。(報道部・村上俊)

 吹き抜けのロビーに伸びやかなコーラスが響いた。

 JR仙台駅に隣接する複合ビルのアエル(仙台市青葉区)で31日にあった「街なかコンサート」。市内の中学生や合唱団など10団体がヒット曲や歌謡曲を披露した。

 主催は、宮城県内の合唱、吹奏楽、オペラなどの音楽団体でつくる市民グループ「楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を! 市民会議」。9月の結成後、今回が初のイベントとなった。

 メンバーの一人で、ステージを見守った県合唱連盟事務局長の八巻輝子さん(57)は「この子たちのためにも規模の大きな施設が必要。現状では、若い人が地元宮城で全国コンクールの舞台に立つことはできない」と危機感を募らせる。

<標準仕様の拠点>
 市民会議が掲げる2000席規模の音楽ホールは、合唱や吹奏楽などの全国コンクールを開く要件の一つ。音響の良さや演奏会の採算性の面から、第一線のオーケストラも呼べる「標準仕様」とされる。1980年代後半から2000年代前半、札幌や新潟など各地で盛んに造られた。

 県内では、半世紀前に建った東京エレクトロンホール宮城(青葉区)の1590席が最大。仙台市中心部ではほかに、1310席の市民会館(同)があるが、こちらも築40年を過ぎた。既存施設の狭さと設備の古さもあり、国内外の著名なオーケストラが仙台を訪れることは少ない。

 県吹奏楽連盟会長の三塚尚可さん(76)は「トップレベルの演奏に触れる感動や驚きは、演奏家や指導者を育て、地域の文化を育む。今のままでは音楽人口が先細る」と懸念する。

<調査に乗り出す>
 音楽ホールの建設構想は二十数年前にさかのぼる。市主導で計画が進められたが、財政悪化などでいったん頓挫。09年に初当選した奥山恵美子市長は建設推進を掲げ、11年1月に市基本計画に盛り込んだ。

 東日本大震災以降は事実上凍結されていたが、仙台経済同友会など経済団体は昨年7月、音楽ホール建設基金を創設。復興のシンボルとして施設整備を市に働き掛けている。市は本年度、2000万円の予算を計上し、先進事例や整備手法の調査に乗り出した。

 基金を管理する「音楽の力による復興センター・東北」(仙台市)代表理事の大沢隆夫さん(67)は「音楽の力は抽象的な理念ではなく、人を呼び込み、心を動かす。それを実感できる拠点がないまま楽都を名乗るのは寂しい」と訴える。

[メモ]宮城県内で芸術文化活動に使うホール施設は約40カ所。半数が仙台市にあり、300〜1000席の中規模が多い。1000席を超えるのは、イズミティ21(1456席)、東北大川内萩ホール(1235席)、電力ホール(1000席)など。仙台フィルハーモニー管弦楽団が定期演奏会を開く市青年文化センターは802席で、プロオーケストラの拠点としては手狭とされる。

2357荷主研究者:2015/11/28(土) 21:44:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151102_13012.html
2015年11月02日月曜日 河北新報
<楽都の行方>市民参加の議論不可欠

県民会館として宮城の芸術文化活動を支えてきた東京エレクトロンホール宮城。築50年を過ぎた=仙台市青葉区

◎仙台音楽堂構想(中)拠点のかたち

 仙台の街は、夏から秋にかけて音楽イベントに彩られる。

 定禅寺ストリートジャズフェスティバル、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)。3年に一度の仙台国際音楽コンクールは、国内外の若手の精鋭が仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演して腕を競う。

 「演奏家と聴衆を育てる国際コンクール、市民が楽しむフェス、プロのオーケストラの三つがそろう大都市は東京を除けば仙台だけ。それなのに楽都にふさわしい音楽ホールがない」

 せんくらなどの企画運営を手掛けるジェスク音楽文化振興会(東京)事務局長の堤正浩さん(54)は言い切る。

<専用か多機能か>
 仙台の音楽環境に合った音楽ホールとして思い描くのは、東京のサントリーホールに代表されるアリーナ形式のクラシック専用ホールだ。舞台を囲むように客席が配置され、好きな場所から楽しめる。

 「優れたホールがあれば、仙台の名が音楽を通じて世界に広まる。住む人の誇り、財産になる」

 東京エレクトロンホール宮城(青葉区)といった一般的な公共ホールは多機能型が圧倒的。音響面では専用ホールにかなわないものの、コンサートのほかオペラや演劇などに使える。

 いわき市や北上市など全国約150の文化施設づくりに携わってきた劇場コンサルタントの伊東正示さん(63)=シアターワークショップ(東京)社長=は「可変型の残響装置や反射板など、今の技術なら多機能型ホールでも高い水準の音響を実現できる」と話す。

 一つの分野に特化する専用ホールは施設の個性を打ち出しやすいが、地方で採算が取れるかどうかは分からない。多機能型は使い勝手がいい半面、建設コストが増える可能性がある。

 専用か、それとも多機能型か。仙台市内に2000席規模の音楽ホール建設を目指す市民グループや地元経済界、行政の間でも方向性は定まっていない。

 加えて2000席規模を確保するには、7000平方メートル以上の広大な土地が必要とみられる。建設費は100億円超、運営費は年5億〜10億円に上る。運営費も含めてどうするか、課題は尽きない。

<賛否は真っ二つ>
 市民レベルの機運の盛り上がりもこれからだ。民間調査会社が1月までにまとめた市民アンケート結果によると、音楽専用ホールに関する賛否は「必要派」49.8%、「不要派」49.6%と真っ二つに割れた。

 「ホールは都市機能の一つで、日常的に人が集まる中心部にほしい。暇があれば寄りたくなるような空間が理想的」と劇場コンサルタントの伊東さん。「実現するには構想段階から市民が参加し、ニーズに合ったかたちを見つけていくことが重要だ」と呼び掛ける。

[メモ]東北で2000席規模の音楽ホールがあるのは青森、岩手、福島3県。未整備の3県のうち秋田、山形は建設事業が進む。秋田市では2021年、県民会館と市文化会館を統合した新施設が完成する。山形市ではJR山形駅前に19年、県民複合文化施設が開館予定。宮城県に具体的な計画はない。

2358荷主研究者:2015/11/28(土) 21:44:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151103_13018.html
2015年11月03日火曜日 河北新報
<楽都の行方>まちの復興 劇場が力に

多くの人がロビーを埋めた「オープンデイ」のチェンバロ・コンサート=10月24日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センター

◎仙台音楽堂構想(下)阪神に学ぶ

 阪神大震災で建設計画が中断し、後に復興のシンボルとなった音楽ホールが兵庫県西宮市にある。

 ことし10周年を迎えた兵庫県立芸術文化センター。10月24日には「オープンデイ」と銘打って全館を無料で開放し、約2万人が詰めかけた。副館長の藤村順一さん(66)は「『われらが劇場』をつくろうと立ち上がり、その思いに共感する人々に支えられてきた」と振り返る。

<建設賛成7割強>
 基本構想は震災前の1990年に策定された。設計が進むさなかに震災が起き、生活や経済の復旧復興が最優先された。

 演奏家や地元の劇団員らは、コンサートや出張公演で被災者を励まし続けた。芸術の力が広く再認識され始めていた。

 震災5年の県民意識調査。センター建設の「賛成派」が7割強を占めた。再び計画が動きだした。建設費を当初の480億円から200億円に圧縮して、完成にこぎ着けた。

 芸術監督に世界的指揮者の佐渡裕さん、舞台技術や運営にも民間のプロを招き、設計段階から意見を反映させた。専属の管弦楽団は、オーディションで国内外から若手精鋭を集める。

 県内全ての中学1年対象の芸術体験、ワンコイン演奏会、低価格で親しみやすいオペラ公演などを企画し、すそ野を広げてきた。

 地元商店主らでつくる西北活性化協議会も一緒に盛り上げる。「音楽でまちを発展させようと皆で取り組んだ。震災で傷を負った地域を劇場がつないでくれた」。副会長の松山享さん(68)はこう話す。

<経済効果 年71億>
 オペラ公演の際には、テーマごとに遊び心たっぷりの前夜祭を協議会が企画する。「ナポリが舞台なら面白いピザを募集しよう」「『魔笛』に合わせて笛を持って集まるか」。出演者らも飛び入り参加する。「オペラが地域全体の夏祭りになっている」。松山さんは誇らしげに語る。

 今では全国有数の「チケットを売り切る劇場」と称されるようになった。

 センターによると、開館後に最寄りの阪急西宮北口駅の乗降客が月3万人増えた。マンションが次々立ち並び、ショッピングモールもできた。センターの県内経済波及効果は年71億円との試算もある。

 楽都・仙台でも東日本大震災で、新しい音楽ホールの建設へ向けた動きが止まった。地元経済界や音楽団体が本格的に要望活動などを始めたばかりだ。

 津波被災地では、演奏家らが支援活動を続ける。「震災を経験したからこそ知ることができた文化芸術の力がある。劇場で育て、まちで大きくする。立ち上がっていく力を伝える使命がある」。センター副館長の藤村さんは、西宮と仙台を重ね合わせてエールを送る。

[メモ]兵庫県立芸術文化センターには、コンサートを中心にオペラやバレエも上演できる大ホール(2001席)、演劇や古典芸能に適した中ホール(800席)、リサイタルや室内楽を想定した小ホール(417席)がある。年間イベント数(2013年度)は825件に上り、施設稼働率は96%。全国公立文化施設の平均稼働率78.9%(同)を大幅に上回る。半数近くが主催公演で入場率9割。登録会員数6万人。公演入場者数はことし9月、500万人を突破した。

2359荷主研究者:2015/11/28(土) 21:44:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151103_12059.html
2015年11月03日火曜日 河北新報
仙台-ウラジオ国際コンテナ航路新設

 宮城県は2日、仙台港とロシア極東のウラジオストク港を結ぶ国際コンテナ定期航路が新設されると発表した。仙台-ロシア航路の開設は初めてで、7日に初寄港する。東日本大震災からの復興に伴う住宅再建需要を見越し、ロシア産製材の輸入が見込まれる。

 商船三井(東京)が運航する。ウラジオストクと横浜、名古屋、神戸、富山を結ぶ既存の航路に仙台と清水(静岡県)を加えた。仙台はウラジオストク出港後最初の寄港地で、隔週1便寄港する。

 700TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積算能力)級のコンテナ船を利用。仙台に寄港する国際定期船では小規模という。仙台の国際定期コンテナ航路は8航路目。

2360荷主研究者:2015/11/28(土) 21:48:13
>>1746
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151103_13021.html
2015年11月03日火曜日 河北新報
<国道4号>築館バイパス一部開通へ

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151103_093003jc.jpg

 国土交通省は2日、栗原市の国道4号築館バイパス(7.0キロ)のうち、同市志波姫堀口西風-同市志波姫堀口沖間0.7キロが12月13日に開通すると発表した。延長区間につながる市道の一部も同時に開通する。栗原中央病院へのアクセス性向上が期待される。

 部分開通するのは、同市築館の中心部を避けて建設されているバイパスのうち、国道398号交差点から北に延びる区間。同交差点の南側4.1キロは開通済み。延長区間の北端に接続する市道栗原中央線0.6キロも12月13日に開通する。

 両区間の開通で信号の少ないバイパスの通行が可能になり、栗原中央病院へのアクセス性向上による救急搬送の効率化、市中心部の渋滞緩和などが見込まれる。

2361荷主研究者:2015/11/28(土) 21:48:50
>>2360
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151103_13045.html
2015年11月03日火曜日 河北新報
バイパス予定地に遺跡「ルート再検討を」

入の沢遺跡の竪穴住居跡。同遺跡では国内で初めて、古墳ではなく集落跡から副葬品がまとまって出土した=2014年12月

 宮城県栗原市の佐藤勇市長は2日の定例記者会見で、国道4号築館バイパス建設予定地内にある同市築館の入の沢遺跡(古墳時代前期、4世紀)について、国史跡の指定を視野に保存する考えを明らかにした。保存を前提にした工法やルートの再検討を国や県に求める。

 遺跡では焼失した竪穴住居から権威の象徴である勾玉(まがたま)や小型銅鏡など副葬品が多数出土し、日本考古学協会が「学術的に貴重だ」と保存を求めていた。

 市は、入の沢遺跡を市有地にして管理する意向。佐藤智副市長は「国史跡の価値はあるのではないか」と述べ、県と相談した上で、国に指定を働き掛ける考えを示した。出土品の在り方も県と協議する。

 佐藤市長は「大変な文化財が出土した。国と県には(保存という)市の考え方を伝えた。ただ、市の発展のため計画を変更してでも、バイパスは全通させてほしい」と述べた。

2362荷主研究者:2015/11/28(土) 21:55:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151105_11051.html
2015年11月05日木曜日 河北新報
<東西線>開業へ合わせ市バス停留所を新設

 仙台市は4日、地下鉄東西線が12月6日に開業するのに合わせ、観光地を循環する市バス「るーぷる仙台」の停留所1カ所を新設し、るーぷると地下鉄共通の一日乗車券を新発売すると発表した。

 新しいバス停は、東北大青葉山新キャンパスに接する東西線青葉山駅(青葉区)から約40メートル地点に設置。るーぷるの乗客が途中下車し東西線に乗り換えることで、仙台駅や八木山動物公園駅(太白区)などに向かいやすくなる。

 共通一日乗車券は、るーぷると地下鉄東西線、南北線が乗り放題になる。大人900円、小学生以下は450円。地下鉄各駅の窓口などで購入できる。

 また、市は東西線駅近くのバス停など4カ所の名称を変える。新名称は次の通り。

 青葉通一番町駅(旧青葉通一番町)▽青葉山植物園西(同青葉山植物園ゲート前)▽国際センター駅・宮城県美術館前(同二高・宮城県美術館前)▽広瀬通駅(同地下鉄広瀬通駅)

2363荷主研究者:2015/11/28(土) 21:58:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151106_11016.html
2015年11月06日金曜日 河北新報
<東西線>200円均一区間を導入

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151106_093003jc.jpg
://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151106_093004jc.jpg

 仙台市交通局は5日、12月6日開業の市地下鉄東西線の運賃を正式決定し、国土交通省に届け出た。市中心部では南北線と合わせた200円均一区間を設け、利用者増を図る。

 仙台駅からの運賃は図上の通り。西は川内まで200円で、青葉山は250円、八木山動物公園が300円。東は薬師堂までが200円で、卸町、六丁の目は250円、荒井は300円となる。全国の地下鉄で初となるエリア内の均一運賃は図下の区間で導入。南北線の北四番丁-河原町、愛宕橋間、勾当台公園-河原町間は現行250円から200円に値下げする。

2364荷主研究者:2015/11/28(土) 22:03:16

http://www.sankei.com/region/news/151107/rgn1511070064-n1.html
2015.11.7 07:07更新 産経新聞
仙台市地下鉄東西線 開業まで1カ月

 仙台市地下鉄の2路線目となる東西線の開業まで、6日であと1カ月に迫った。市交通局は駅舎や線路の工事などハード面の整備をほぼ終え、運賃や駅名の決定などソフト面の準備を急ピッチで進めている。一方で期待される沿線開発では建設資材や人件費の高騰が足かせとなるなど、課題も浮上している。(岡田美月)

                  ◇
 ≪運賃≫200円均一区間も

 市交通局が発表した東西線の運賃は初乗りが200円。さらに開業に合わせ、一律200円とする均一運賃を新たに導入したことが特徴だ。

 均一運賃は仙台駅から地下鉄南北、東西線の3駅までの区間はどの駅で乗り降りしても、運賃を200円とする新料金体系。現行で250円の区間も従来より50円安くなる。

 大人運賃は初乗りの200円から250円、300円、330円とし、西端の八木山動物公園駅から東端の荒井駅まで乗車した場合は360円となる。交通局の担当者は「多くの人に分かりやすく乗車していただけるよう、準備を進めたい」と話している。

 また、交通局は15日午前8時から、開業を記念したICカード乗車券「icsca(イクスカ)」を発売する。仙台、泉中央、長町南の3駅内の特設売り場で2万枚限定で販売(デザインは2種、16日以降は仙台駅のみ)。1枚2000円で初日は1人3枚まで購入できる。

                  ◇
 ≪副駅名≫13社に命名権

 広告収入を確保するとともに、乗客に地下鉄に親しみを感じてもらう新たな仕組みが「副駅名」だ。交通局は東西、南北両線の計13駅の副駅名を決めた。

 副駅名がつくのは東西線8駅、南北線5駅。例えば長町駅は「IKEA(イケア)前」、北四番丁駅は「仙台放送前」、大町西公園駅は「菓匠三全 本店前」となり、ホームの表示や車内放送に使われる。

 期間は開業日の来月6日から平成32年3月31日まで。

 その手法は命名権(ネーミングライツ)の売却。交通局は9月から10月にかけ、仙台駅を除く東西線12駅、南北線16駅の各駅から半径500メートル以内に立地する事業者を対象に広告主を募集。広告料や事業規模、ランドマーク性など基準に13社を選んだ。「多くの応募があり、東西線への関心の高さを感じた」(交通局)という。

                   ◇
 ≪沿線開発≫広がる地域格差

 東西線の開業を前に進む沿線開発だが、地域ごとの格差は大きい。

 仙台中心部は再開発事業がめじろ押しだ。青葉通一番町駅近くで今年1月に開業し、住宅と商業施設が併設する「シリウス一番町」は東西線の開業を見越して建設。飲食店や診療所など17店舗、住居が118戸入る。買い物客の流れを作ろうとそのわきに同駅の地上出入り口も設置する。

 一方、仙台駅から遠い駅の開発ペースは鈍い。流通拠点として知られる卸町駅や、工場、倉庫が建ち並ぶ六丁の目駅の周辺では市が土地利用規制を緩和して開発促進を図るが、復興需要を背景に建設資材や人件費の高騰で開発は進まない。

 東西線沿線まちづくり課も「建設・不動産業者との意見交換では、郊外ではコスト高を価格に反映できないと聞く。しばらくは様子見する業者が多いだろう」と話している。

2365荷主研究者:2015/11/28(土) 22:11:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151108_13009.html
2015年11月08日日曜日 河北新報
仙台港国際航路、最多8に 長期的需要が課題

ロシア極東航路のコンテナ船カトリーナ号前で、就航を祝福する関係者=7日午後0時30分ごろ、仙台港

 ロシア極東のウラジオストクからの新たな国際定期コンテナ航路の第1便が7日、仙台市宮城野区の仙台港に到着した。仙台港に国際航路が新規開設されるのはことし3航路目。東日本大震災で落ち込んだ貨物量は順調に回復し港は活況に沸くが、復興特需に支えられているのが実態だ。仙台港が国際競争力を高めるには長期的な貨物需要の開拓が欠かせない。(報道部・片桐大介)

 第1便は、ロシア産の材木、合板などを積載するコンテナ32本を陸揚げした。

 「住宅建材の輸入が中心になる。復興に協力していきたい」。運航する商船三井(東京)の桜田治・定航部長代理は仙台港であった式典で、復興需要を見越した就航だと強調した。

 仙台港のロシア航路就航は初めてで、2015年は6月の北米西岸、10月の韓国・釜山に続く新規航路開設。これで国際航路は計8航路となり、過去最多を更新した。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量はグラフの通り。震災前水準にV字回復を遂げ、県は15年は過去最高の10年を超すと予測する。

 北米西岸、釜山航路ともに主な輸入品は製材。16年度にもピークを迎える被災地の宅地造成を見据え、住宅再建用の製材輸入量は増加するとみられる。

 一方、復興が一段落した後に輸入量を維持できるかどうかは不透明だ。商船三井の桜田氏も「運航サービスを続けることで、復興後の新しいマーケットが開拓されると思う」と言う。具体的な貨物の品目探しは今後の課題だ。

 輸出面では、東京電力福島第1原発事故の余波がいまだに残る。韓国、中国、ロシアはホヤ、サケ、サンマなど宮城県産水産物の輸入禁止を継続中。14年の水産物輸出量は3万4400トンで、震災前(10年)の7万4600トンから大きく落ち込んだままだ。

 県はハード、ソフト両面から仙台港の国際競争力向上をもくろむ。遠藤信哉県土木部長は「岩壁拡張などの港湾整備を進めて利便性を高めつつ、新たな荷主開拓の取り組みも強化したい」と語る。

2366とはずがたり:2015/12/07(月) 13:52:51
遂に開通かー。にぬけんが遊学してゐた仙台に何度も遊びに行った者としては感慨深いが,京都市東西線,神戸市海岸線,福岡市七隈線とミニ規格で作られた第二路線の惨憺たる現状を見るに此処も予断は許さないと思う。
逆に言うと仙台が京都・神戸・福岡を追い越せるチャンスだw

仙台市地下鉄:無事開業の東西線で復興けん引を
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E7%84%A1%E4%BA%8B%E9%96%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E7%B7%9A%E3%81%A7%E5%BE%A9%E8%88%88%E3%81%91%E3%82%93%E5%BC%95%E3%82%92/ar-AAg5NTg
毎日新聞
4 時間前

 仙台市地下鉄の東西線が6日開業し、この日を待ちわびた県内外の鉄道ファンや地元住民が、新車両に続々と乗り込んだ。仙台の新しい発展軸となるとともに、東日本大震災からの復興をけん引する役割も期待されている同線。5日に全列車が緊急停止するトラブルが起きたことから、市幹部は「安全運行のために不断の努力をしたい」と表情を引き締めていた。【三浦研吾、川口裕之】

 東西の起点である荒井駅(若林区)と八木山動物公園駅(太白区)は6日早朝から多くの人でにぎわった。両駅で午前5時15分から始まった出発式では地元の小学生らがくす玉を割って開業を祝い、同35分に一番列車が出発。市によると、両駅で750人以上が乗車したとみられるという。

 荒井駅の一番列車の運転士は、キャリア3年目の松浦美穂さん(25)。「緊張しているが、気を引き締めて運行したい。東西線を利用していただき、復興につなげられたら」と話し、車両に乗り込んだ。

 出発式でテープカットをした奥山恵美子市長も乗車。八木山動物公園駅で降車後、「多くの方々の期待を集めて一番列車が発車でき、うれしい。仙台の魅力を発信できる地下鉄として魅力をさらにアップさせたい」と話した。

 東西線は5日の試乗会で全列車が緊急停止するシステムトラブルが発生。市交通局は今月2日に交換した電子部品の基板が原因として、5日に元の基板に取り換えて開業にこぎつけた。基板は列車の位置情報を送るなどの機能があり、新しい基板のどこに不具合があったのかは不明だが、奥山市長は「運行自体は安全。より精密な分析をし、完璧なシステムにしたい」と述べた。

2367荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151108_13010.html
2015年11月08日日曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>中心街への求心力期待

多賀城市立図書館などが入る再開発ビルの建設が進む=JR仙石線多賀城駅北側

◎知の拠点 試行錯誤/多賀城に来春開館(上)まちの悲願

 東日本大震災で被災した多賀城市が復興の象徴として整備する文化交流拠点の中核施設、再開発ビルが来年3月、JR仙石線多賀城駅前に完成する。目玉は、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社を指定管理者とする市立図書館。一緒に入るカフェや書店との相乗効果による新たな人の流れに期待が集まる一方、同社が関わる先行事例には運営面の課題が噴出する。新図書館をめぐる試行錯誤が続いている。(多賀城支局・佐藤素子)

<40年の総仕上げ>
 多賀城駅北側で建設が進む再開発ビルの壁面に、「多賀城市立図書館」のロゴが登場した。

 ビルにはツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となる市立図書館と、同社直営の書店などが入居。双方合わせた約45万冊の「知の拠点」が誕生する。仙台のベッドタウンである多賀城市が「もう一つの家」と例える滞在型図書館を目指す。

 「ようやくここまできた」。菊地健次郎市長(68)は感慨深げに語る。

 多賀城市は求心力に欠ける「へそのないまち」とされる。中心街形成は市の長年の懸案。市は都市機能を集約したコンパクトシティーを目指し、再開発ビルを約40年に及ぶ駅前再開発の総仕上げと位置付ける。

<CCCモデルに>
 「知の拠点」は当初から構想されたわけではない。ビルには震災前、特別養護老人ホームの入居が決まっていた。震災で事業は白紙に戻り、市は芸術・文化による復興まちづくりへと方針転換。書籍や映画を通じてさまざまな世代が出会い、交流の場として注目されたCCCの「代官山蔦屋書店」(東京)をモデルに誘致に動いた経緯がある。

 「再開発の目的は単なるにぎわい創出だけでなく、市民が交流し、集う場をつくること。行政には人を呼び込むノウハウはない。民間のCCCが運営を担うことは、両方の課題を一気に解決する方法だった」。誘致交渉を担当した市幹部は狙いをこう説明する。

<年120万人見込む>
 市は図書館と書店を中心に近隣の市文化センター、東北歴史博物館などと連動した「東北随一の文化交流拠点整備」を掲げる。新図書館の年間来館者数は120万人を見込み、青写真は壮大だ。

 市が10月に策定した地方創生の総合戦略では文化交流拠点を通じた人材育成を重点プロジェクトの一つに挙げ、新図書館を拠点に、まちづくりの担い手育成にも乗り出す考えだ。

 多賀城商圏の地盤沈下は震災を機に深刻さを増す。県が2012年に実施した調査では、多賀城商圏の吸引人口は08年比で47.8%減少。多くの来館者が期待される図書館は、中心街形成の中核的役割を担う。

 「知の拠点」への期待は既に地域に広がる。交流人口の増加に向け、地元の商工会は防犯カメラ設置など環境整備に動きだした。

 多賀城・七ケ浜商工会の安住政之会長は「駅周辺には人出の受け皿となる飲食店などの施設用地が少なく、このままでは地域経済への波及効果は限定的だ。意欲のある商業者の新規出店を支援したい」と話す。

[JR仙石線多賀城駅前再開発事業]75年に着手し、土地区画整理事業と仙石線の立体交差は既に完了した。再開発ビルは3棟構成。駅北側には図書館などが入るA棟、隣接するB棟には子育て支援センター、保育所などが入居する。駅南側には立体駐車場のC棟が建設される。ほかに民間のマンション2棟、商業施設も整備される。

2368荷主研究者:2015/12/12(土) 22:45:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_13010.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>来館者増も各地で波紋

コーヒーショップもある広々としたスペースで、多くの利用者が本を楽しむ神奈川県海老名市立中央図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(中)新機軸

<新機軸コーヒー片手に>
 天井まで届きそうな書架が広がる。館内には、書籍などを販売する書店と、コーヒーチェーン店も。音楽が流れ、来館者はコーヒーを片手に、読書や勉強など思い思いに楽しんでいる。従来の図書館のイメージとは大きく異なる。

 10月1日、大手レンタルチェーンTSUTAYA(ツタヤ)を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる全国2例目の神奈川県海老名市立中央図書館がオープンした。CCCによると「平日の来館者数は平均約3000人で週末は約5000人。改装前の約3倍になった」。

 CCCによる公立図書館の指定管理者第1号として、2013年4月に開館した佐賀県武雄市図書館は、市の人口5万に対し、初年度は92万人、14年度は80万人を呼び寄せたという。市が9月に行った利用者アンケートでは、回答者の85%が「大いに満足」または「満足」と答えている。

<独自分類に批判>
 CCCによる運営は順調な滑り出しに見えたが、さまざまな騒動が噴出する。海老名で、CCCと指定管理の共同事業体を組んだ図書館流通センター(TRC)は、運営方針の違いから「今後は新たにCCCとは組まない」と表明した。

 TRCは国内の図書館が採用する十進分類法ではなく、CCC独自の分類法を問題視した。例えば、ドストエフスキーの小説「カラマーゾフの兄弟」が「旅行」の棚にあり、分かりにくいと指摘する。CCCは「ロシアを旅したくなったら、読んでほしい本として並べた」と説明する。

 公立図書館の運営では新参組のCCCが打ち出す新機軸は、ほかにも波紋を呼ぶ。武雄市では「建物の主要部分が書店で図書館は奥にやられた」「郷土資料が廃棄された」と市民に批判された。CCCの購入資料が不適切との訴えも。CCCの指定管理を視野に入れた愛知県小牧市では住民投票に発展し、反対多数で市は計画見直しを迫られた。

<集客へ運営尊重>
 多賀城市立図書館(宮城県多賀城市)はCCCが運営する3例目。市は集客力を重視し、CCC独自の運営を尊重する方針だ。市は「開館後、運営上の指摘があるかもしれないが、責任は設置者の市にある。日が浅いCCCには公務員に代わって仕事をする意識をきちんと持ってもらう」とくぎを刺す。

 東北学院大文学部の佐藤義則教授(図書館情報学)は「図書館に指定管理制度が導入され、民間企業が参入したが、多くは直営時代と大きな違いがなく、行政も適正な事業評価をしてきたとはいえない」と指摘。CCCの図書館は、過去に例がないほど公立図書館が注目を集める契機になったとし「リスクを承知の上で、行政には新しい取り組みを総合的に評価する仕組みが必要だ」と話している。

[図書館の指定管理者制度]03年の改正地方自治法で、公共施設の管理運営を民間も担えるようになった。日本図書館協会によると、全国430の公立図書館が導入(14年度現在)。東北では、ともに大手書店「丸善」が管理運営する仙台市の広瀬図書館(青葉区)、榴岡図書館(宮城野区)など21館ある。

2369荷主研究者:2015/12/12(土) 22:46:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151111_13019.html
2015年11月11日水曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>評価基準 構築これから

図書館の37年を振り返る展示を来場者に紹介する照井室長(左)=多賀城市立図書館

◎知の拠点 多賀城に来春開館(下)チェック体制

 宮城県多賀城市伝上山にある現在の市立図書館は、来年3月にJR仙石線多賀城駅前に完成する再開発ビルへの移転準備のため、29日で閉館する。閉館を前に、1978年の開館からの歩みを写真などで振り返る企画展示が行われている。

 レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」が指定管理者となる新図書館の館長に就任予定の照井咲子CCC市立図書館準備室長(61)は、利用者から寄せられた思い出のメッセージに触れ、「図書館への愛情が伝わる。期待に応えたい」と気を引き締める。

<雰囲気様変わり>
 CCCが運営することによって、図書館はどう変わるのか。現新図書館の主な比較は表の通り。年中無休で開館時間が延長、蔵書は全て開架式となり、利用空間が広がることで座席は大幅に増える。書店やコーヒーショップが併設され、雰囲気は一変する。

 一方、人件費を含めた市が負担する運営費は、上限を設けたとはいえ、現状の2倍以上に増える。

 多賀城市の鈴木明広副市長は「年中無休でイベントも多く開催するなど時間単価で見れば直営よりも安い」と民間委託の利点を強調。「多くの市民に利用してもらうためのサービスを提供するのに必要な支出だ」と説明する。

<3万冊超購入へ>
 現在の図書館は、蔵書が小説や児童書で全体の7割を占める「貸し出し型」。「滞在型」を目指す新図書館は、専門書を中心に当面、約3万5000冊を新規購入する方針だ。

 新図書館開館に先立ち市は4月、窓口、移転業務をCCCに委託し、26人の司書が現在、新規購入図書の候補選定も進めている。

 「限られた予算で多くの資料が入手できる」(市生涯学習課)としてCCC指定の古書店からも購入するが、先例の佐賀県武雄市などでは、古くて役に立たない資格本も含まれていたことなどが問題となった。

 CCCは「一冊一冊、購入理由を説明できる本を並べる」と言うが、公共性を維持しながら民間の独自運営をチェックする仕組みは、現状では明確ではない。課題として残ったままだ。

 多賀城の図書館にほぼ毎日訪れるという塩釜市の建築業安倍徹さん(66)は「年中無休で開館時間が延びるのは歓迎。CCCの不手際は確かにあるが、良いものならば、利用者が評価し必ず残るはずだ」と言う。

<成長へ道筋探る>
 利用者の評価の反映についても、既存の図書館運営協議会はあるが、形骸化を指摘する専門家は少なくない。

 「利用者とスタッフで共に育てたい。図書館が成長すれば、まちも成長する」。元多賀城小校長で多賀城市立図書館協議会長も務めた照井室長は、手探りしながら、そう確信している。

[図書館協議会]図書館法の規定に基づき、地方公共団体が設置する図書館の運営について、有識者に運営や提供するサービスを検討してもらったり、意見を求めたりする館長の諮問機関。メンバーは教育委員会が学校教育や社会教育の関係者から任命する。

2370荷主研究者:2015/12/12(土) 22:47:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_12050.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
<JR鹿島台駅>東西、行き来便利に

地域発展への期待が込められた自由通路の開通式

 宮城県大崎市のJR鹿島台駅の自由通路開通式が8日、現地であり、市民ら約300人が町の東西を結ぶ待望の施設完成を祝った。

 自由通路は鉄骨2階で延長約121メートル、幅3.5メートル。24時間通行できる。外観は品井沼干拓事業で造られた明治潜穴のれんがアーチをイメージした。

 東西の入り口にはエレベーターを備え、2階通路部分には自動改札がある。延べ床面積410平方メートルの橋上駅舎とともに、8日の始発から利用が始まった。

 従来の駅舎は東側に入り口がなく、住民は約100メートル北のトンネルを通っていた。自由通路は旧鹿島台町時代の1991年に構想され、昨年2月に着工。総工費は約18億9600万円。

 開通式で伊藤康志大崎市長は「10日に始まる秋の互市前にオープンできた。地域のにぎわいを期待できる」とあいさつした。

 利用者を代表し、駅の東側に住む常盤木学園高3年の菅原美里さん(18)は「遠回りせず、自由に行き来できるようになりうれしい」と述べた。地域住民による渡り初めもあった。

2371荷主研究者:2015/12/12(土) 22:48:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151110_12008.html
2015年11月10日火曜日 河北新報
物流特需が復興下支え 仙台圏で大型施設続々

完成したセンコーの物流施設内で行われた説明会=10月19日

 仙台圏で大型物流施設の開設が相次いでいる。高速道と港にアクセスしやすい利便性の高さがあらためて見直され、特区による優遇措置も追い風になっている。ネット通販が拡大するなど物流拠点の需要の高まりを背景に、仙台圏では今後も建設ラッシュが続く見込みだ。(報道部・山口達也)

<特区も後押しに>
 仙台市泉区の泉パークタウン工業団地で10月27日、2社の大型施設の完成式典が重なった。

 一つは米系不動産会社プロロジス(東京)が整備した食品専用倉庫がある施設(延べ床面積約2万8000平方メートル)。もう一つは食品卸売業の国分(東京)の施設(約3万9600平方メートル)だ。

 同団地に進出した最大の理由は立地条件。プロロジスの担当者は「交通アクセスに優れ、東北6県をカバーする物流拠点として最適だ」と語った。

 2社に先立つ10月19日、宮城野区の仙台港近郊に施設(約3万4200平方メートル)を完成させた総合物流大手のセンコー(大阪市)もアクセスの良さが立地の決め手。田中正志東北主幹支店長は「港が近くにあることで船舶が使え、東北6県だけでなく北米や東南アジアにも対応できる」と話す。

 東日本大震災後に認定された復興特区による優遇措置も3社を後押しした。

 宮城県や仙台市などが申請し、2012年に認定された民間投資促進特区に基づき、3社は、法人税の減額や固定資産税の5年間免除といった優遇が受けられる。センコーはさらに、施設を災害時の緊急避難所として活用することを条件に、国の利子補給制度の適用を受けた。

<「雇用面で貢献」>
 物流業界ではいま、全国的に営業所の集約化が進んでいるほか、ネット通販の普及に伴い、消費地に近い物流拠点の重要性が増している。拠点を増やし、安全確保のためにドライバーの長距離運転を抑制する狙いもある。仙台圏はこうした条件を満たす上に、復興需要が見込まれる。

 復興特区の特例措置の対象外だが、大和ハウス工業(大阪市)は今月末、仙台港近くの、仙台市と多賀城市にまたがる土地に、複数の業者がテナントとして活用する東北最大級のマルチテナント型施設(約6万6000平方メートル)の整備に着手する。担当者は「仙台圏は震災で物流施設が被災した。もともとニーズがある」と説明。岩沼市など3カ所でも新たな施設の建設を計画している。

 このほかにも複数の会社が仙台圏への物流拠点整備を計画する。市企業立地課の担当者は「震災後の工場立地が伸びない中、大型物流施設の整備が活発になっている現状はありがたい。雇用面でも貢献できるので、この流れを歓迎したい」と期待を込める。

2372荷主研究者:2015/12/12(土) 22:49:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151111_12024.html
2015年11月11日水曜日 河北新報
<仙台工業団地>移転先 仙台東IC近く有力

 造成から50年以上が経過した仙台工業団地(仙台市若林区)の移転を計画している仙台工業団地協同組合が、移転先の最有力候補地として同区の仙台東部道路仙台東インターチェンジ(IC)付近の農地を検討していることが10日、分かった。現在の団地は、12月6日に開業する市地下鉄東西線の六丁の目駅から至近距離にあり、移転が実現すれば7.6ヘクタールに上る跡地の利用が注目されそうだ。

 候補地は若林区六丁目南の約9ヘクタール。団地の立地企業約20社でつくる仙台工業団地協同組合が、土地の取得に向け地権者と協議を進めている。協議が整えば、農地転用や市街化地域への編入手続きを経て移転が可能になる。実際の移転は早くても数年後になる見通しだ。

 候補地は移転を計画した当初から挙がっていたが、東日本大震災後に国の大規模圃場整備の対象になり、いったん白紙となった。東西線六丁の目駅周辺の開発需要が高まる一方、周辺に一定規模以上で開発可能な適地がほかにないため、市が圃場整備の対象から外すよう国に求める姿勢を明確にしたことで再び浮上した。

 組合は2008年、周囲の宅地化に伴う騒音問題や施設の老朽化を理由に移転の検討を開始。市も現在地を再開発用地として注目し、09年度策定の東西線沿線まちづくりの基本方針では集合住宅や商業施設が立ち並ぶ青写真を描いた。

 組合は1962年に設立。高度経済成長を追い風に市内で最初の工業団地として各社が操業を始めた。現在は機械製造や金属加工の約20社が加盟している。

2373荷主研究者:2015/12/12(土) 22:50:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151114_14009.html
2015年11月14日土曜日 河北新報
<楽天>コボスタに観覧車建設へ

コボスタ宮城に新設される観覧車のイメージ

 プロ野球東北楽天が来季に向け進めている楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城、仙台市宮城野区)の改修の一環で、新たに観覧車の建設を計画していることが13日、分かった。左翼外野席後方にある仮設の「楽天山観覧席」(1505席)などを撤去して整備する公園の背後に造り、早ければ来年5月の完成を予定する。

 高さ36メートルで、4人乗りのゴンドラ16台が回る。ゴンドラは約5分間で1周し、観覧車から試合を眺めることもできる。ゴンドラの色は決まっていないが、骨組みには発光ダイオード(LED)の電飾を付け、夜間でも映えるように彩る。

 球団は観覧車の建設により、球場の魅力を高める「ボールパーク化」をさらに推し進める方針。球団によると、観覧車を併設する球場は国内で初めてという。

 観覧車の総工費は約2億円の見込み。コボスタ宮城の改修工事は11月下旬に始まる予定で、球団の関係者は「観覧車の建設は5年以上前から温めていた構想。子どもや家族連れに、遊びながら野球観戦を楽しんでもらいたい」と話している。

2374荷主研究者:2015/12/12(土) 23:05:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151116_12004.html
2015年11月16日月曜日 河北新報
<イオンリテール>都市型スーパー全国初出店

イオンリテールが全国で初めて出店する都市型スーパー

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が12月上旬、同社初の店舗面積1000平方メートル規模の「都市型スーパー」を仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅近くに出店することが15日、分かった。コンビニエンスストアなどとの競合が激化する中、簡単に調理できる商品や弁当、総菜などの品ぞろえを強化。都心回帰の動きや人口減を見据え、都市部の事業展開に力を入れる。

 来月オープンするイオンタウン仙台富沢(敷地面積約5700平方メートル)の核店舗として出店する。駅から徒歩数分の住宅地に立地し、1日約1800人の利用を見込む。

 富沢地区は再開発事業で人口が増えており、30代前後の子育て世帯や単身者をターゲットにする。売り場にはフライパンや電子レンジを使えば食べられる商品や冷食を充実させる。

 地元食材も積極的に仕入れ、野菜バイキング、弁当・総菜、ご当地ラーメン、カレーといったコーナーを設置。地酒やワイン、輸入菓子も取りそろえる。

 仙台圏でイオングループはイオンモールや総合スーパーを展開。市中心部にはダイエー仙台店や仙台フォーラスもあるが、地下鉄沿線住民が毎日利用する店舗は少なかった。

 都市型スーパーはモールなどに比べ、出店しやすいメリットもある。12月6日の市地下鉄東西線開業などを背景に商圏が活発化する仙台を手始めに、今後は他地域でも出店を検討する。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151117_12008.html
2015年11月17日火曜日 河北新報
<イオンタウン>仙台・富沢に12月4日開店

イオンタウン仙台富沢の概要を発表する大門社長(右)と家坂支社長

 イオンの開発事業会社イオンタウン(千葉市)は16日、仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅近くに12月4日、ショッピングセンター「イオンタウン仙台富沢」をオープンすると正式に発表した。総合小売事業会社イオンリテール(同)が初めて出店する店舗面積1000平方メートル未満の都市型スーパー「イオン仙台富沢店」を核に、生活密着型の施設を目指す。

 敷地5670平方メートルで、スーパーのほか洋菓子店、クリーニング店など13店が入る。徒歩10分圏内(約6200世帯、1万4000人)を商圏と捉える。

 仙台市内で記者会見したイオンタウンの大門淳社長は「人口が増えている住宅地で、商圏として魅力あるエリア。30〜40代世帯や単身者が多い地域特性を生かした品ぞろえやサービスを提供する」と述べた。

 核店舗のイオン仙台富沢店は売り場面積840平方メートル。野菜、魚介、笹かまぼこなど地元食材を重視しながら、簡単調理品や小さいサイズの弁当、手作り総菜を販売する。

 イオンリテール東北カンパニーの家坂有朋支社長は「『ちょっと新しいスーパー』にしたい。客層を絞り、売り場ごとに特色を出す。価格を抑えながらどう価値を出すかが重要だ」と話した。

2375荷主研究者:2015/12/12(土) 23:06:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151117_13043.html
2015年11月17日火曜日 河北新報
地下鉄へ楽々 仙台駅西口にエレベーター

仙台駅に新設されたエレベーター棟

 JR東日本は16日、JR仙台駅に仙台市と共同で整備した「西口広場エレベーター」の使用を28日に始めると発表した。

 エレベーターは駅西口南側の入り口近くにあり、西口中央地下歩道と地上1〜3階を結ぶ。定員は15人。車椅子対応型で点字や音声案内もある。

 12月6日に開業する市地下鉄東西線の改札口が地下歩道にできるのに合わせて整備した。地下鉄から新幹線や在来線への乗り換えが容易になる。

 JR東日本仙台支社の担当者は「JRと東西線の利便性が向上することを期待している」と話した。

2376荷主研究者:2015/12/12(土) 23:39:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151120_12003.html
2015年11月20日金曜日 河北新報
<エスパル仙台>免税一括カウンター設置

エスパル仙台店の本館1階に設置された免税手続きの一括カウンター

 JR仙台駅ビルのエスパル仙台店(仙台市青葉区)は19日、複数テナントの購入商品の免税手続きを一括してできるカウンターを本館とエスパルⅡ(別館)に各1カ所設けた。訪日外国人観光客の増加を踏まえて利便性を向上させる。

 設置場所は本館1階パルショップと別館インフォメーション。対象テナントには一括カウンター対応を示す赤いステッカーを掲げた。19日時点でファッションや土産のテナント計34店(本館31店、別館3店)の商品を受け付ける。他の一部テナントも一括カウンター対応を計画している。

 免税対象は雑貨、衣料品などで1日の合計購入額が消費税抜きで1万円より高い場合。食品や飲料品、化粧品といった消耗品は、合計額が税抜き5001円以上50万円以下の場合となる。

 これまでは店ごとに免税対応をしていた。一括カウンター設置で、各店での購入額が少額でも合計すれば免税対象となるケースが増え、消費拡大が見込まれる。

 エスパル仙台店の担当者は「外国人観光客のニーズに対応することは新規客の増加につながる。東北を元気にする試みと捉え、積極的に進める」と話した。

2377荷主研究者:2015/12/12(土) 23:43:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151121_11045.html
2015年11月21日土曜日 河北新報
二日町庁舎 移転で閉庁・東北整備局

道路部、河川部など7部が入った二日町庁舎。24日に新庁舎に移る

 国土交通省東北地方整備局二日町庁舎(仙台市青葉区)が20日、閉庁した。道路部など7部が24日から仙台第1地方合同庁舎(青葉区本町)の増築棟で業務を開始する。庁舎移転は1911年8月、二日町に旧内務省仙台土木出張所が設置されて以来となる。

 閉庁式が20日夕に二日町庁舎であり、川滝弘之局長が「ここは東日本大震災の対応の拠点にもなった。新庁舎では県庁や仙台市役所が近くなる。連携を強化したい」と述べた。

 二日町庁舎は敷地5100平方メートル、54〜2004年に相次ぎ建設された建物5棟の延べ床面積は9271平方メートル。敷地は将来、売却される見通し。

 旧内務省仙台土木出張所は43年、東北土木出張所に改称。旧庁舎は45年7月の仙台空襲で焼失し、バラック庁舎の時代もあった。

 48年7月に旧建設省東北地方建設局に改編。2001年1月には、国交省発足に伴い旧運輸省の港湾部局を統合して東北地方整備局となった。

2378荷主研究者:2015/12/12(土) 23:44:11
>>2373
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151121_13018.html
2015年11月21日土曜日 河北新報
<コボスタ>天然芝に観覧車 夢の球場へ

改修後のコボスタ宮城のイメージ。人工芝が天然芝に替わり、左翼席に観覧車がお目見えする(c)Rakuten Eagles

 プロ野球東北楽天は20日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城)の来季に向けた大規模改修計画を正式に発表した。グラウンドの人工芝を天然芝に張り替え、左翼外野席後方に観覧車のある公園を整備する。総工費は約30億円。

 内外野のフェアグラウンドに冬芝「ケンタッキーブルーグラス」を張る。寒冷地対策として、芝の下に温風を吹き込むなどし土壌の温度や水分を管理する「サブエアーシステム」を活用。球団によると、国内の球場への導入は初めてという。天然芝化は球団の三木谷浩史オーナーの強い意向で実施される。

 公園は仮設の「楽天山観覧席」などを撤去し、広さ約4000平方メートルを確保。観客席の一部として約7000人を収容する。目玉となる観覧車は高さ36メートルで、4人乗りのゴンドラ16台が回る。球団は同エリアの命名権を12月25日まで募集する。

 スタンドは一、三塁側のダッグアウト、カメラマン席の上部に計212席を新設。ファウルグラウンドに張り出す「フィールドシート」は計116席増やす。バックスクリーンのスコアボード(縦10メートル、横25メートル)は全面を発光ダイオード(LED)に改装する。

 来年5月の完成を目指す観覧車を除き、工事は来季の開幕前の3月20日ごろに完了する予定。2万8451人の収容人数は3万人を超える見通し。来季は平均2万2000人の動員を目指す。

 球団の立花陽三社長は「天然芝にする球団創設時からの夢が実現する。わくわくしている」と話した。

2379荷主研究者:2015/12/19(土) 20:02:35
>>1947 >>2258
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151122_12028.html
2015年11月22日日曜日 河北新報
<イオン>東北大雨宮跡地 商業区画3.6ha

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)に商業施設などを計画する大規模商業施設開発・運営のイオンモールは21日、仙台市内で近隣住民向けの説明会を開き、整備概要を示した。

 計画によると約9.3ヘクタールの敷地を「商業施設」「医療・福祉施設」「集合住宅」の三つに分割。南東の約3.6ヘクタールを商業地区とし、床面積約6万平方メートルの大規模集客施設を整備する。

 敷地約半分の西側約4.1ヘクタールには地域医療支援病院、北東の約1.6ヘクタールには集合住宅の誘致を目指す。集合住宅の高さは未定だが、同社は「最大で30〜40メートル(10〜13階相当)まで可能になる」と説明した。

 敷地内には幅7〜10メートルの自動車用通路を設ける。中心部に約1000平方メートルの広場を設置する方針。

 説明会では、住民から「自然が気に入っているのにマンションが建つと困る」「渋滞にはどう対応するのか」などの質問が出た。同社の担当者は「渋滞は交通量を調査したので県警と協議していく」と話した。

 同社は2014年、雨宮キャンパスを約220億円で取得した。同キャンパスは16年度中に青葉山新キャンパスに移転。18年の引き渡しを目指す。

2380荷主研究者:2015/12/19(土) 20:03:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151125_12008.html
2015年11月25日水曜日 河北新報
オフィス省スペース主流 貸し会議室の需要増

個人の机を廃止しカフェのようになったCBRE仙台支店のオフィス

 オフィススペースを縮小させて効率的に利用する動きが、仙台圏の企業で出始めている。外資系不動産サービス業のCBRE仙台支店(仙台市青葉区)は倉庫や会議室を減らし、オフィス空間を見直して働き方そのものの改善にも取り組む。業界関係者は「近年は省スペース化がトレンド」と指摘。裏付けるように、貸し会議室の需要が伸びている。(報道部・勅使河原奨治)

<残業削減効果も>
 JR仙台駅前の高層ビルに入る同支店は、8月の全面改装に合わせ、オフィスや会議室として借りていた2部屋(計211平方メートル)を1部屋に半減。これに伴って会議スペースを三つから二つに減らし、資料保管用のキャビネットは8割削減した。

 個人の机も廃止した。荷物は1人当たり45センチ四方のロッカーに収納し、残りの資料類はデジタル保管に切り替えた。契約書などの重要資料は、賃料の安い郊外の貸倉庫で保管する。

 資料が山積みになった机を取り払ったことで、オフィスはカフェのような空間になった。社員は好きな場所に座って作業できる。周りの視線を気にして居残る「だらだら残業」の削減効果も発揮しているという。

 稲毛敦士支店長は「IT環境の整備で社員が特定の場所にとどまる必要がなくなった。固定した席がなくなり、部下と相談しやすい環境が生まれ、作業効率が上がった」と話す。仙台圏を中心に数十社が視察に訪れたという。

 同社のようなケースはまだまれだが、会議室を必要としない企業は増加。それに比例して、貸し会議室の需要が高まっている。

<ビル賃料高水準>
 貸し会議室を運営するティーケーピー(TKP、東京)は2010年、仙台市場に参入した。1拠点(11室)でスタートしたが、ことし10月中旬には6カ所目の拠点を開設。最大300人規模のホールを含め大小42の会議室を用意する。

 TKP仙台支店の及川弘志支店長は「大規模の会議室だけでなく、小規模の需要も着実に伸びている。今後も両方をターゲットに仙台での供給を拡大したい」と勢いづく。

 仙台市中心部は、野村不動産が17年春に、青葉区中央3丁目に大型オフィスビルを開業するまで新規供給計画がない。仙台圏のビル空き室率は約10%に低下し、賃料が高水準を保っていることも、貸し会議室需要の高まりの一因にもなっている。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店の担当者は「入居する企業が自前で会議室を持たずに、必要なときに借りることが当たり前になってきている。ビル内に共用の会議室があるかどうかで物件を決めるケースも増えており、今後もこの傾向は変わらないだろう」と指摘する。

2381荷主研究者:2015/12/19(土) 20:04:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151126_12002.html
2015年11月26日木曜日 河北新報
<仙台空港民営化>アクセス線の利便性向上

岩井卓也(いわい・たくや)東京都生まれ、筑波大卒。85年東急電鉄入社。賃貸住宅部統括部長などを経て15年4月からPFIプロジェクト推進部統括部長。11月の新会社設立とともに社長を兼任する。53歳。

 2016年6月末の仙台空港完全民営化後、経営に当たる特定目的会社「仙台国際空港」(宮城県名取市)の岩井卓也社長が25日、東京都内で河北新報社の取材に答え、東急電鉄を中核に今月設立した新会社の強みを生かし、仙台空港アクセス線の利便性向上に取り組む姿勢を強調した。「積極的な先行投資で旅客需要拡大を図る」と空港経営への意欲を示した。(聞き手は報道部・片桐大介)

◎仙台国際空港社長 岩井卓也氏に聞く

 -東急グループが仙台空港民営化事業に乗り出した狙いは。
 「仙台空港は東北6県に暮らす900万人の基幹インフラだ。交流人口拡大を図ることが可能な地域で空港事業にチャレンジしたいと考えた。東日本大震災からの復興にも寄与したい」
 「東北には世界に誇れる農産物や海産物があり、トヨタ自動車の関連企業や東北大といった学術機関が集積している。航空需要拡大のベースとなり得る魅力的な地域経済がある。各自治体や経済団体と連携し、観光セールスも進めたい」

 -格安航空会社(LCC)の誘致対策や空港ビルの改修など総額342億円の設備投資を計画している。
 「LCC誘致のため先行投資で空港機能を増強する。LCC専用旅客搭乗施設の新設は、可能な限り速やかに取り掛かりたい。4機程度は駐機できる設備にする。ビル内の商業エリアは拡大する。利用者がわくわくする空間にしたい。搭乗直前まで、すしを食べられる店があってもいい」

 -仙台空港はアクセス向上が課題となっている。
 「(鉄道の)仙台空港アクセス線の利便性向上に手を差し伸べる。飛行機の遅延にも対応できる柔軟な運行やダイヤ改善が必要だ」
 「アクセス線はJR線に乗り入れているため、JR東日本の協力がどうしても欠かせない。既にJR関係者と話し合いを進めている。首都圏で鉄道各社と相互直通運転を実施している経験を生かしたい。空港と東北各地を結ぶバス運行のため、関係企業との協議も始めた」

 -現行で午前7時半〜午後9時半の空港運用時間の延長は。
 「大きなテーマだが、今は判断する段階ではない。周辺地域の方々に迷惑を掛けることでもある。航空会社から具体的な要請があってから検討する」

 -東急は東京・渋谷など都市開発の実績がある。空港運営だけでなく、周辺地域の開発への期待もある。
 「空港運営以外の事業については、グループを構成する東急電鉄、前田建設工業、豊田通商などが直接関わると思う。それぞれ業界の知見を持っている。地域と連携したプロジェクトを進めることができるだろう」

2382荷主研究者:2015/12/19(土) 20:06:57

http://www.sankei.com/region/news/151126/rgn1511260047-n1.html
2015.11.26 07:10 産経新聞
【東西線出発進行!】(上)まちづくり変える「十字型」 仙台

 「地下鉄には雪とか雨とか天候に左右されない『定時性』があり、ビジネス面でも安心。(東西線の開業が)仙台の経済、復興と合わせた活性化の中でその大きな活力として生かされれば…」。そう期待を込めるのは運営者となる仙台市の奥山恵美子市長だ。

 公営地下鉄で路線を1つしか持たないのは全国で仙台だけだ。市は平成4年に全面開業した南北線を軸に据え、仙台駅を中心に南と北に長町地区と泉中央地区という2つの拠点を置き、市街地を外側に広げていく構想を描いた。だが、人口減少が進むにつれ、その狙いは外れた。

 東北大工学研究科の奥村誠教授(土木工学)は「これまでのまちづくりでは仙台駅に人や社会の機能が集中し、大町や一番町、国分町などを行き交う人が減った。南北線は都市を栄えさせるように作れていなかった」と指摘する。

 1路線だけの地下鉄を補完してきたのが路線バスだ。だが、仙台駅前のバス停は50カ所に上り、ほぼパンク状態にある。しかも、広瀬川や仙台城跡が東西の行き来のボトルネックとなってきた。

 これを解消すると期待されるのが市を東西に横断し、南北線と交差する東西線だ。東端の荒井駅(若林区)から中心部の仙台駅(青葉区)を通り、西端の八木山動物公園駅(太白区)へと続く全13駅、全長13・9キロ。市を縦断する南北線と合わせて十字型の移動手段が完成する。

 まちづくりのコンセプトも大きく変わる。十字型となった沿線に集中開発で施設や人を集め、都市機能を広げるのではなく、各駅の徒歩圏内に集約していく。目指すのは、国土交通省が今後の国づくりの指針にしている「コンパクトシティー」にほかならない。

 実際、仙台駅を中心に南北、東西両線の端から端の駅までは30分以内で移動が可能となる。さらに、東西、南北両線の沿線には、大学や高校のキャンパスが点在することから、「通勤・通学時間も短縮される」(東西線沿線まちづくり課)としている。

                  ■   ■

 緑やオレンジ色の帯状の板が連なる近未来的なデザインの2階建ての建物。真新しい歩行者・自転車用のえんじ色の道路と黒光りする車道がコントラストをつける。東西線の始発駅となる荒井駅だ。

 開業前の駅付近では通行人もまばらだが、駅舎には市民同士の交流の場や保育施設などを整備。タクシーやバス、一般車の乗降場や駐輪場も備える。

 今後、急ピッチで住宅地や大規模商業施設の開発が進み、病院や警察署も新設される。市は同駅周辺を「駅を中心に歩いて暮らせる便利な住宅地」に変貌させる考えで、新しい街が丸ごと一つ出現する。東西線沿線の中でもっとも大きく変わる街といえそうだ。

 東西線は、まもなく5年を迎える東日本大震災からの復興とも無関係ではない。荒井駅近くには復興公営住宅も建設された。

 市復興公営住宅室によると、今年5月までに荒井駅の徒歩15分圏内に197戸と101戸の集合住宅が2棟、戸建て住宅が15戸完成。それぞれ完成の翌月には入居者が決まり、ほぼ満室になったという。

 全国的にも、地下鉄の新線が本格開業するのは7年ぶり。しかも、今後は当面大きな計画はなく、その注目度は高い。

 日本地下鉄協会(東京)は「東西線は、全国の地下鉄車両の中でも最新鋭の車両で、駅ごとの特色も際立っている。(地下鉄を軸とした都市開発の)試金石になるだろう」と話している。

                  ■   ■

 仙台市地下鉄東西線の開業まであと10日に迫った。着工から10年あまりを費やした一大プロジェクトは東北最大の都市・仙台に何をもたらすのか。3回に分けて検証する。

2383荷主研究者:2015/12/19(土) 20:07:43

http://www.sankei.com/region/news/151127/rgn1511270042-n1.html
2015.11.27 07:01 産経新聞
【仙台東西線 出発進行!】(中)外国人・転勤族

 ■「外」からの利用者を呼び込め 空港民営化で相乗効果期待

 白地に緑のツートンカラーの機体が仙台空港のB滑走路に滑り込んだ。台北発仙台行きのエバー航空(台湾)と全日本空輸の共同運航便だ。

 「日本には何度も来たことがあるが仙台は初めてだ。滞在期間は短いが、楽しみたい」

 11月19日、東北大で開かれる会議に出席するため来日した台北市の男性は笑顔でこう話した。

 来年6月末に民営化される仙台空港。宮城県によると、平成26年度の国内・国際両線の年間利用者数は323万人に達し、東日本大震災前の水準を回復した。

 現在、仙台空港には台北、グアムなど4カ国・地域4路線の定期便が運航する。今年10月には、定期便を運休している仙台-タイ・バンコク間の定期便運航再開に向けて伊藤敬幹副市長が同地を訪れるなど、路線拡充の動きが進む。民営化は「震災前の水準以上の需要拡大を狙った動き」(仙台空港事務所)なのだ。

 空港利用者の増加が見込まれる中で、市観光交流課は来月開業する東西線についても「国内外から仙台を訪れる人たちにも、利用してもらわない手はない」と力を込める。

                   ◇

 仙台市への観光客入込数は震災のあった23年に落ち込んだがその後は急回復。26年は22年の水準に肩を並べた。市ではさらなる上昇カーブに期待する。

 来年3月には北海道新幹線が開業。東京から仙台を経由し、北海道までが4時間あまりで結ばれる。函館市は「仙台-新函館北斗間は2時間40分。東北各県からのアクセスが格段に進歩する」(観光推進課)と東北各地からの観光客誘致に期待を寄せる。

 一方で北海道への観光客流出や“素通り”の懸念も出ている仙台だが、市観光交流課は「東京や函館に向かう途中、仙台に立ち寄る観光客を取り込める」と負けていない。

 26年に宮城を除く東北5県から仙台市を訪れた宿泊者数は約109万人、関東からは約163万人で、関東・東北地方だけで全体のほぼ半数を占める。こうした「東日本発」の観光客をつなぎ止めるのが、東西線の役割でもある。

 市によると、仙台城跡から大崎八幡宮をめぐり仙台駅に戻るルートを、市の観光巡回バス「るーぷる仙台」で移動すると、移動時間だけで約50分かかるが、「東西線を使うと移動時間は半減する」と強調する。

 だが、市が狙うのは時間短縮よりも相乗効果だ。東西線開業日の12月6日には青葉山駅近くにるーぷる仙台の新停留所ができる。また、るーぷる仙台と地下鉄全線で使える1日乗り放題乗車券の販売も始まる。観光交流課は「るーぷると東西線との相互利用で、観光客にとっても移動の利便性が向上する」と意気込む。

 観光しやすい環境整備も進む。仙台城跡に設置した無料Wi-Fi(公衆無線LAN)の利用場所は来月1日からるーぷる仙台の停留所など計29カ所に拡大。開業後は国際センター駅1階でも利用可能となる。

                   ◇

 「マイカーではなく公共交通機関で通勤を促すよう検討する」。東西線沿線に立地する、ある企業の給与担当者が明かす。

 市交通局は通勤・通学者の東西線の利用促進に向けた働きかけも進めている。今春、沿線に立地する高校や大学の在校生や受験生に向けて案内を行ったほか、夏からは沿線100社以上の会社を回り、通勤利用を呼びかける“ドブ板営業”まで敢行した。

 「もともと仙台に住む車利用の人が地下鉄通勤に転換するのは限定的。ライフスタイルを変えることになり難しい」

 交通政策に詳しい宮城大事業構想学部の徳永幸之教授はこう指摘する一方で、「転勤などで新たに仙台に来る人たちを取り込むことが重要だ。『地価は上がっても便利だから沿線に住もう』という人は、地下鉄を使い倒そうと期待する人だろう」と強調する。

 「都心に行けば楽しいよね、と南北線を含め地下鉄全体の魅力を上げ、ファンを増やすことが利用者確保につながるはずだ」

2384荷主研究者:2015/12/19(土) 20:08:13

http://www.sankei.com/region/news/151128/rgn1511280057-n1.html
2015.11.28 07:10 産経新聞
【東西線 出発進行!】(下)「オール仙台」で取り組み重要

 ■不安残す収支計画 期待の沿線開発も足踏み

 「東西線の開業に向けて多くの市民が収支を心配をしていると承知している」

 仙台市の奥山恵美子市長は、25日の定例記者会見で吐露した。

 東西線建設事業が始まった平成15年度から今年度までに計2298億円の巨費が投じられた。国や市などは利払いなどを含め計約2971億円を負担する。

 市交通局は東西線の当初の利用者数を1日当たり8万人と見込み、これが年3%ずつ増加することを前提に財政計画を立てた。開業10年目の36年度に単年度黒字化し、24年目の50年度に累積赤字を解消する目算だ。だが、奥山市長が認めるように、この点が東西線最大の懸念材料だ。

 神戸市でも13年、東西線と同じく市内2本目の地下鉄線が誕生した。東西線より3駅少ない全10駅の「海岸線」だ。阪神大震災で甚大な被害を受け、「復興」を合言葉に再開発が進んだ点で東日本大震災からの復興を目指す仙台と共通する。だが、“先輩格”である海岸線の採算は厳しい状態に直面している。

 神戸市交通局によると、26年度の1日当たり平均利用客数は4万人あまり。しかし開業時には仙台と同じ1日8万人、5年目の17年度には13万人に達すると見込んでいた。19年目の31年度の単年度黒字化を目指しているが、26年度の赤字は62億円に上る。

 すでに開業から28年が経過した仙台市地下鉄南北線の収支状況も開業時の予測通りには進んでいない。

 「赤字がどんどん増えて行き詰まるという状況ではない。長期的にいえば、累積赤字解消の見通しは立っている」

 こう強調する奥山市長だが、単年度黒字化は当初予測より6年も遅れ、開業22年目の20年度にようやく達成。本来なら解消済みである累積赤字も895億円まで積み上がり、足元のペースで利益を積み上げても、解消にはあと30年かかる計算だ。1日当たりの利用者が予測を大幅に下回る平均16万6千人にとどまっていることが響く。

                 ■   ■

 不透明な要素は東西線のほうが大きい。南北線が「周辺に住宅地が最初からできていて、後追いで地下鉄が通っていく」(奥山市長)のに比べ、東西線は「これからの(沿線開発の)可能性に向けて作っていく地下鉄」(同)だからだ。つまり、東西線の収支計画は「沿線開発の稼働見込みを折り込んだ」(市交通局)ものなのだ。

 だが、肝心の沿線開発の進み具合はまだら模様だ。中心部の仙台駅や宮城野通駅、青葉通一番町駅の周辺では新たな商業施設の建設など再開発が急ピッチで進む。一方で、中心部から離れた卸町駅や六丁の目駅周辺などでは、市が土地の用途を変更しやすくする制度を設け開発促進を図ってはいるが、建設資材や人件費の高騰に阻まれ、民間企業の動きは鈍い。

 実際、大手デベロッパー(開発業者)からも「沿線開発を進めるには市場環境は良くない。しばらくは様子見だ」(幹部)との声が漏れる。奥山市長もこうした状況を認めつつ、「足踏みしている(事業者の)背中をいかに押していけるかが課題」と話す。

 「開発計画の進捗(しんちょく)を守ることが収支の達成を大きく左右する」

 こう指摘するのは三菱UFJリサーチ&コンサルティング名古屋本部の加藤義人副本部長。「交通インフラを整備した後、開発をどう進めるか。事業主体と都市開発を担う部門が連携し、『オール仙台』で取り組むことが重要だ」と加藤氏は分析する。

 東西線は仙台市民の生活や東北全体の経済成長にもかかわる大事業。市と市交通局が緊密に連携し、民間もうまく巻き込み、街にヒトやカネを呼び込む-。そんな難しいかじ取りが求められている。

                   ◇

 この企画は岡田美月が担当しました。

2385荷主研究者:2015/12/19(土) 20:09:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13022.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<常磐線>相馬-浜吉田 運転再開前倒し発表

 JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災した常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)について、2017年春としていた運転再開時期を、16年12月末に早めると発表した。仙台圏と相馬地方が鉄路で結ばれることで、被災地の交通利便性が向上すると期待される。

 仙台支社によると、再開する相馬-浜吉田は約23.2キロ。このうち津波で甚大な被害を受けた駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田の線路約14.6キロと、同区間内の新地(同)、坂元(宮城県山元町)、山下(同)の3駅を約0.3〜約1.1キロ内陸側に移設する。

 一部ルートの内陸移設で、相馬-浜吉田は従来より600メートル延びた。復旧工事は昨年5月に始まり、総事業費は約400億円。運転再開に合わせ、JR東は相馬-亘理で複数運行している代行バスを廃止する。

 松木茂仙台支社長は記者会見で「運転再開を望む地元の理解があり、移設用地の取得もスムーズにいった。工事関係者が努力して工事が順調に進み、再開時期を早められた」と話した。

 その他の常磐線運休区間は、南相馬市の小高-原ノ町が16年春まで、浪江(福島県浪江町)-小高が17年3月まで、竜田(同県楢葉町)-富岡(同県富岡町)が18年3月までに再開する。富岡-浪江は未定。

2386荷主研究者:2015/12/19(土) 20:09:46
>>2385
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13023.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<常磐線>仙台圏と再び直結「再建に弾み」

内陸に移設されたJR常磐線山下駅近くのつばめの杜地区。高架そばで住宅などの整備が進む=26日、宮城県山元町

 JR東日本が東日本大震災で被災した常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)の運転再開を16年12月末に早めると発表した26日、沿線自治体の関係者からは歓迎の声が相次いだ。

 宮城県山元町は、常磐線の休止が続く間、人口が震災前の4分の1に当たる4000以上も減った。JR側に前倒しを要望してきた斎藤俊夫町長は「人口減に歯止めをかけ、少しずつ挽回する起爆剤になる。仙台圏への通勤、通学のため町外に避難する世帯の生活再建に弾みがつく」と述べた。

 町は内陸移設される山下、坂元両駅の周辺に沿岸の被災集落の集団移転先として新市街地を整備している。山下駅周辺の「つばめの杜地区」には来年中に小学校や保育所が開設され、スーパーマーケットなどが開業予定だ。

 転入者らでつくる新山下駅周辺地区まちづくり協議会の斎藤敏次会長(68)は「来年の年越し前に拠点施設がほぼ出そろうことになる。早期に新市街地の利便性が高まるのはうれしい」と声を弾ませた。

 福島県内の沿線自治体も、仙台方面と直結する動脈の復旧に期待を寄せる。多くの住民が通勤、通学の足として常磐線を利用してきた相馬市。震災後は高速バスの利用を強いられてきた。立谷秀清市長は「経済的にも文化的にも、仙台方面と再び鉄路で結ばれる意義は大きい。心が明るくなるニュースだ」と喜ぶ。

 新地町は、新設される新地駅舎周辺で約23ヘクタールの市街地整備を計画。将来は300戸程度の居住を見込んでおり、加藤憲郎町長は「駅までのアクセス道の早期完成を県などに強く働き掛ける」と、まちづくりの加速に意欲を見せた。

2387荷主研究者:2015/12/19(土) 20:12:09
>>2187
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151127_13018.html
2015年11月27日金曜日 河北新報
<仙台駅>西口喫煙所 バス降車場隣に移設

 JR仙台駅西口の駅向かい側にある喫煙所について、現在地から約20メートル東側の駅前広場内に仙台市などが移設する。利用開始は12月6日から。

 新しい喫煙所は、市地下鉄東西線工事に伴う駅前広場の再整備で新設されるバス降車場の隣接地で、ペデストリアンデッキの下になる。日本たばこ産業(JT)東北支社が仕切りを2枚立てて、灰皿を設置する。人が比較的集まらず、受動喫煙の心配が少ないと判断した。

 市は、デッキの9カ所に喫煙所の移設に関する案内板を既に掲示。30日からは仙台ロフト壁面の大型ビジョンでCMを流し、周知を図る。

 市とJR東日本仙台支社、JT東北支社はことし3月、国連防災世界会議の開催を機に、受動喫煙の防止と街のイメージアップを目的としてデッキにあった2カ所の喫煙所を撤去。仮の喫煙所を現在地に設けたが、デッキでたばこを吸うマナー違反の愛煙家が後を絶たず、本格的な移設が課題となっていた。現在の仮設喫煙所は12月5日夜に撤去する。

 市の担当者は「喫煙スペースは分かりやすい場所に移る。マナーを守って活用してほしい」と呼び掛ける。

2388荷主研究者:2015/12/19(土) 20:49:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/12/01 建設新聞
名取駅前地区市街地再開発組合 再開発ビル2棟と駐車場棟の建設計画
総延べ1.46万㎡で2018年5月竣工めざす 特定業務代行者選定へ事業提案を募集・参加申請は11日まで

 名取駅前地区市街地再開発組合(本年度内に設立予定)は1日、名取駅前地区大一種市街地再開発事業に係る特定業務代行者を事業提案方式で募集を開始する。

 再開発事業を円滑に進めるとともに権利者などの負担軽減を目的に、建築工事、資金調達や保留床処分などを特定業務代行者に業務委託する。

 応募資格は単独企業または共同体で、過去10年間に組合施行の市街地再開発事業で特定業務代行者としての実績と再開発プランナーを5人以上有することを求める。また、建設業務の幹事企業は経審の建築一式工事1600点以上、構成員には1100点以上であることとし、求める施工実績は幹事企業が延べ2万㎡以上の市街地再開発事業の施設建築物、構成員は延べ1万㎡以上の建築物とする。

 選定スケジュールは、参加申し込みを11日まで受け付け、事業提案書は来年2月19日の10時から17時までに提出とする。その後、有識者で構成する選定委員会が資力信用評価点、技術評価点、価格評価点の合計で最高点獲得者を特定業務代行候補の最優秀提案者とし、同月29日に結果通知、3月下旬に契約を締結する。

 同再開発事業は、東日本大震災の被害が大きかった名取市増田地区の地域活力の回復を目的に、名取駅前に名取市図書館、増田公民館、住宅、商業施設、生活利便機能を集約した複合施設を整備するもの。

 計画では名取駅前の敷地約7300㎡に、S5F延べ約6270㎡規模で図書館や商業施設などが入居する北棟、RC一部S11F延べ6080㎡規模で、住宅、生活利便施設が入る南棟を建設。そのほか、北棟に付属する形でS2F延べ約2250㎡、約100台収容の自走式立体駐車場棟も設ける。

 竣工予定は2018年5月。設計業務は山下設計・関・空間設計・都市デザイングループが担当した。

※名取駅前地区大一種市街地再開発事業の外観イメージ。(クリックで拡大)

2015/12/01付一面に掲載。

2389荷主研究者:2015/12/19(土) 20:50:13

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2015/12/02 建設新聞
仙台市地下鉄東西線沿線のまちづくり(上)
仙台駅東西で民間開発大規模開発が本格化 仙台駅、宮城野通駅にJRホテルやヨドバシ新館など

 《仙台市の東西を13駅でつなぐ地下鉄東西線がいよいよ12月6日に開業する。すでに仙台駅の東口、西口地区では一昨年から民間投資が活発化しており、2013年に着工したJR東日本の新ビルやファッションビル・パルコの新館は来春から夏の完成を目指しているほか、来年にはヨドバシカメラの新館も建設に入る。加えて仙台駅西口では新たな商業開発やホテル用地を物色する動きも浮上している。このほか、オリックスが六丁の目駅周辺の区画整理で計画中の複合商業施設は施工業者が内定し着工準備も整いつつある。仙台市も新交通軸の経済効果をさらに波及させるため東西線沿線の容積率を緩和し、民間の住宅開発などの投資を喚起する考えだ。東西線新駅周辺の新たな街づくりを追ってみた。※全3回。2回目以降は宮城県に掲載予定。》

 1日平均8500人が利用する仙台駅。2008年のリーマンショックや東日本大震災で一時、駅周辺の開発の動きが止まっていたが、一昨年からようやく活発化し始めている。

 07年に仙台市青葉区中央1丁目の仙台駅西口で旧仙台ホテル跡地を購入し、周辺を含めた再開発を計画しているオリックス不動産は、同跡地の当面の利活用として複合店舗「エデン」を開業している。ことし3月には復興需要による建築費や人件費の高騰を理由に、当初計画していた再開発を延期し入居テナントの営業も延長している。

 このため、再開発実現のスケジュールは流動的だが、隣接する商業ビル複数棟を含めた開発も見込まれており、実現すれば久々に大規模開発が具体化する可能性もある。また、周辺では再開発に係る入居テナントの受け皿となる商業ビルの建設計画も動きだしているといわれ、注目が集まっている。

 青葉区中央1丁目にあるさくら野百貨店仙台店の北側に隣接する仙台東洋ビルの再開発は、ことし8月に計画を断念したものの、新たに商業施設の計画が浮上している。現在の仙台東洋ビルは合同会社グリーンファイル(東京都港区)が来年4月までの工期で解体作業を行っており、こちらの開発にも目が離せない状況だ。

 仙台駅西口開発の目玉として長年、注目されていた中央南地区の再開発はエンタツパーキングやイービーンズ、プレイビル、東北電力などの広大な土地を一体的に開発するビックプロジェクトだったが、07年に地権者の一部が再開発組合から脱退し計画が頓挫。

 14年には土地所有者の日本通運がファッションビルのパルコと賃貸借契約し、現在は延べ2万4000㎡の新館を建設中で、16年7月のオープンを目指している。また、再開発用地のうち、東西線仙台駅の西1出入口周辺の約1500㎡は大阪の電子応用機器の企画・開発などを行う企業が取得しており、今後の利活用にも注目が集まっているほか、仙台市内の老舗ホテルが仙台駅周辺で出店用地を物色中とも聞く。

 一方、東口開発では老朽化した東西自由通路の拡幅に合わせJR東日本が仙台ターミナルビルの建設を進めている。規模は南棟・北棟を合わせ延べ4万3000㎡で内部には東北地方初出店となる東急ハンズ仙台店が入居する。さらにJR東日本は同ビルの作業所として使用している敷地内に、客室数280室、延べ約1万4000㎡のホテル棟や2万5000㎡の業務棟を計画。すでに鉄建・大林組JVの施工で着工しており、17年4月の全体完成を目指している。

 また、仙台駅東口ではヨドバシカメラが旧仙台店跡地約1万5500㎡の敷地に3棟延べ約10万㎡の新店舗を建設する。内部には仙台市の地下鉄東西線の沿線開発を促す都市計画提案募集制度を活用し、音楽ホールやバスターミナルを併設することで容積率の緩和を図る計画。今後は施工者を正式決定し、16年中の着工を目指すとしている。

 仙台市の老舗不動産業の松栄不動産は、東口のメーン通となる宮城野通沿いにある宮城野区榴岡の自社用地とその周辺を対象とした再開発事業を模索している。

※来年7月のオープンをめざすパルコ新館。 ※解体工事が進む仙台東洋ビル。新たな計画が浮上。

2015/12/02付一面に掲載。

2390荷主研究者:2015/12/26(土) 21:21:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151201_13065.html
2015年12月01日火曜日 河北新報
<仙台東西線>東の起点の荒井駅は多機能型

地元の伝統的景観「居久根」をイメージした荒井駅コンコース

震災メモリアル施設や保育所を併設する荒井駅

 仙台市が進める地下鉄駅を中心としたコンパクトシティー構想のモデルケースとして、6日に開業する市地下鉄東西線の荒井駅(若林区)が注目を集めている。駅舎は東日本大震災のメモリアル施設や保育所を併設して多機能型を実現した。地元の伝統的景観である「居久根(いぐね)」を大胆に取り入れたデザインも話題になりそうだ。

 荒井駅舎は地上2階、地下1階で床面積は約6400平方メートル。2階には東日本大震災の記憶を後世に伝える「せんだい3.11メモリアル交流館」を併設する。

 来年2月に開館し、隣接する荒浜地区の津波被害や復興状況を紹介する。市民が利用できる会議スペースも設ける。

 市地下鉄駅では初の併設型保育所は、来年4月に開所。市交通局東西線建設本部の高橋幸至建築課長は「駅周辺の住宅地は今後、若い子育て世代が多く居住することになる。市中心部で働く人たちに活用してほしい」と話す。

 風雪から家屋を守る屋敷林「居久根」が点在する地区だけに、駅舎は「都心とつながり いぐねとともに伸びゆくまち」を建設コンセプトとした。

 外壁は白を基調に、植栽パネルや木をイメージした茶色の部材をあしらった。1階コンコースの天井は、木目調パネルの間に照明を配置して居久根の木々と木漏れ日をイメージ。乗降客が居久根の下を歩いているような雰囲気を演出した。

 荒井駅は、1日約4500人の乗車を見込む。駅東側には6万5000平方メートルの東西線車両基地を配し、点検場、作業車の格納庫、運転士の宿泊施設を設ける。

2391荷主研究者:2015/12/26(土) 21:23:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_15020.html
2015年12月02日水曜日 河北新報
<仙台東西線>駐輪場11駅始動 2駅で遅れ

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薬師堂駅の駅前広場に設置された屋外駐輪場=1日

 仙台市地下鉄東西線の開業を控え、全13駅に市が整備する駐輪場のうち11駅の駐輪場が1日、営業を始めた。宮城野通(宮城野区)、青葉通一番町(青葉区)の2駅では工事の遅れから6日の開業に間に合わず、来年12月以降にずれ込む。

 各駅の自転車やバイク、オートバイの収容台数は表の通り。利用時間はいずれも午前5時半〜午前0時半。1回の料金は自転車50円、バイク100円。

 路線バスと結節し、大勢の利用者が見込まれる八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅で台数が多い。若林区の薬師堂駅では駅前広場の一角に整備した。1日は開業前とあって利用者の姿は多く見られなかった。

 卸町(若林区)、大町西公園(青葉区)両駅の駐輪場は用地確保に難航。卸町は計画した480台に対し225台、大町西公園では120台に対し90台にとどまった。

 宮城野、青葉通一番町両駅は大幅に営業開始が遅れる。宮城野通駅は地上に110台を収容予定。関連の道路復旧工事が遅れ、利用開始は2016年12月。青葉通一番町は最大規模の1400台を地下に収容するが、工事費の高騰や地下埋設物の撤去が遅れた影響で17年1月にずれ込む。

2392荷主研究者:2015/12/26(土) 21:24:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151202_12001.html
2015年12月02日水曜日 河北新報
新アーケード完成 仙台の商店街つなぐ

完成したアーケードの下でテープカットをする関係者

 仙台市青葉区一番町の藤崎北西側十字路に周辺の3商店街が整備を進めていたアーケードが完成し、完成披露セレモニーが1日、現地で開かれた。

 一番町一番街、おおまち、サンモール一番町の3商店街関係者や奥山恵美子市長らが出席。一番町一番街の三田恵介理事長は「以前も設置を検討したが、実現しなかった。(6日の)地下鉄東西線開業前に完成しうれしい」と述べた。

 新アーケードは高さ約15メートルの鉄骨製で、透明な屋根から太陽光が入る。総工費約1億3000万円は国と市の補助金を活用した。

 これまでは周辺三方にあるアーケード街が十字路部分だけない状態だった。青葉区の会社員山口ひとみさん(29)は「雨の日は不便だったのが、便利になりうれしい」と話した。

 3商店街は新アーケードの愛称を募集中。採用作品賞には市中心部の商店街で使える共通商品券10万円分を贈呈する。連絡先は一番町一番街商店街振興組合022(265)5146。

2393荷主研究者:2015/12/26(土) 21:25:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151203_12016.html
2015年12月03日木曜日 河北新報
<仙台東西線>定期券の販売振るわず

 6日開業の仙台市地下鉄東西線で、通勤通学定期券の販売が振るわない。11月22日の発売以来、同30日までに売れたのは約3400枚。市が想定した定期券利用者約1万5000人の2割強にとどまっている。

 定期券は販売初日に約240枚、2日目に約140枚、11月30日には約600枚が売れた。開業日が近づくにつれて増える傾向にあるが、劇的に増加する状況にはなっていない。

 安定した収入源となる定期券の売れ行きは東西線事業の成否の鍵を握る。マイカー通勤からの転換を測る指標にもなる。市は1日当たりの予測利用者約8万人の2割弱が定期券を使うと見込み、PRしてきた。

 市交通局の担当者は「開業後しばらくは利便性を確かめたいという人が多いのではないか。定期利用者は週明けから乗る人も多く、今週末の購入状況に期待したい」と言う。

 定期券は地下鉄南北線の泉中央、勾当台公園、仙台、長町南各駅の乗車券発売所で販売中。東西線開業前は同線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅で週末限定で販売し、5日も購入できる。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

2394荷主研究者:2015/12/26(土) 21:27:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151203_13064.html
2015年12月03日木曜日 河北新報
<仙台東西線>バス停留所 分散→集約

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151203_059015jc.jpg

JR仙台駅前に新設された降車専用スペース。ペデストリアンデッキや市地下鉄南北、東西両線と直結する

◎JR仙台駅西口パスプール再編/利便性向上へ

 仙台市は6日、市地下鉄東西線の開業に合わせ、JR仙台駅西口のバスプールを再編する。利便性向上を目的に、「仙台駅前」の呼称が付きながら駅周辺に分散していた停留所の大半をバスプールに集約する。

 乗降場所が変わるバス停は地図の通り。さくら野百貨店前や商業施設EDEN(エデン)前、東邦銀行前にある「仙台駅前」の停留所を、西口バスプールに移設する。さくら野前とエデン前の停留所は、宮城県内各地や一関、山形両市など近距離の高速バス専用乗り場に変える。

 JRあおば通駅前の停留所は残し、終点をバスプールとする。

 バスプールに集約しない例外もあり、市南部方面発交通局大学病院前行きの「仙台駅前」停留所は荘内銀行前からヤマダ電機前に、市中心部発東部方面行きの停留所はさくら野前からアイリス青葉ビル前に変更する。

 再編の一環として市は、仙台駅前を終点とする路線の降車専用スペースを仙台ロフト東側に新設する。青葉通を西から東進するバスは、愛宕上杉通との交差点を直進して降車場に向かうようになるため、交差点の右折待ちがなくなり、渋滞緩和が期待されるという。

 バスプールへの停留所の集約は、開業と同時に実施するバス路線再編で仙台駅前に止まる便数が減るため可能になった。再編では市内各方面から中心部への直通便を大幅に減らし、東西線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅にバス乗降場を設置、地下鉄とバスの乗り継ぎを基本とする交通体系にする。

 市交通局は「回送バスも少なくなるので、仙台駅周辺の渋滞はかなり緩和されるはず」と言う。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

2395荷主研究者:2015/12/26(土) 21:28:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151204_13028.html
2015年12月04日金曜日 河北新報
<仙台東西線>バス大規模路線再編6日開始

市バスが発着する仙台市中心部の停留所。東西線開業に合わせ路線網が大きく変わる

 仙台市は6日、市地下鉄東西線開業と同時に、市バスの大規模な路線再編を実施する。東西線沿線から市中心部に向かう直通便を大幅に減らし、地下鉄との乗り継ぎを促す。市は新ダイヤを各バス停に掲示して周知を図るが、「市民の足」の激変には今も戸惑いの声が聞かれる。

 市交通局は主に八木山動物公園(太白区)、薬師堂、荒井(若林区)の3駅での乗り継ぎを前提に、バス路線を再編した。

 最も影響を受けるのが若林区内から交通局大学病院前に行く路線。バスの多くが薬師堂駅終点となり、中心部への直通便は激減する。連坊経由の場合、日中は1時間に4便あったのが1日5便に減る。一方で住民の要望を基に中心部への直通便を一部残したため、薬師堂駅経由でその前後に若林区役所に計2度止まって中心部に行く路線もある。

 市中心部でもルート変更があり、市南部方面発交通局大学病院前行きは渋滞緩和のため、東二番丁通の「電力ビル前」を通らずに向かうようになる。折り返し便は従来通り「電力ビル前」に止まるため、行き帰りで異なる経路になる。

 市は昨年2月、現行の4206便を3700便に減らす再編案を示したが、各地の市民説明会で批判が噴出。廃止予定区間を復活させるなどして便数を3979便とし、減便幅を約500から225に圧縮したが、高齢者の間には「乗り継ぎは負担だ」との声が根強く残る。

 市バスの経営は厳しく、2014年度までの累積赤字は62億4900万円。路線再編には経営改善の狙いもあり、交通局の担当者は「東西線の利便性やバリアフリーの充実ぶりをPRし、理解を得たい」と話す。

 6日からICカード乗車券イクスカが市バス、宮城交通でも利用できる。バスカードとジョイカード、スキップカードの磁気カードは5日で販売を終え、使用は来年10月末までとなる。

2396荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13022.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>アクセス道4区間が開通

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151205_093003jc.jpg

薬師堂駅方面に向かう狐小路尼寺線

 仙台市地下鉄東西線の6日開業を前に、八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)両駅に向かうアクセス道路4区間が開通した。駅につながる道路環境を改善するため、市が都市計画道路として整備した。

 アクセス道路の各区間は地図の通り。八木山地区は「郡山折立線」(1713メートル)「長町八木山線」(1959メートル)「ひより台大橋」(290メートル)の3本で、国道286号や長町地区との往来を容易にした。

 ひより台大橋は計画から49年を経て開通した。谷で隔てられた八木山南、ひより台両地区を結んだ。

 八木山動物公園駅には大規模な立体駐車場があり、市は今回の道路整備でパーク・アンド・ライドを推進したい考えだ。

 薬師堂駅の西側には狐小路尼寺線(823メートル)を整備した。一方通行だった仙台一高前を対面通行できるようにするなどして、駅へのアクセスを改善した。

 事業費は計約275億円。ひより台大橋は10月、ほかの3区間は11月下旬に相次いで開通した。

2397荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13068.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>うみの杜向けバス新設

 宮城交通(仙台市)は6日、市地下鉄東西線開業に合わせ、土日祝日限定で荒井駅(若林区)-JR仙石線中野栄駅(宮城野区)間を結ぶ急行バス路線を新設する。区間内の仙台うみの杜水族館(同)の来館者向けの路線となる。

 同社によると1日往復9便運行する。期間は6日〜来年5月29日の土日祝日と、年末年始の29日〜1月3日。両駅間には停留所が15カ所あるが、新路線は「卸町東五丁目北」「うみの杜水族館前」「アウトレット仙台港西」の3停留所のみに停車する。

 運賃は荒井駅-水族館が大人390円、子ども200円、中野栄駅-水族館が大人140円、子ども70円。

2398荷主研究者:2015/12/26(土) 21:34:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13069.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス霞の目営業所廃止

 仙台市交通局は4日、市バスの霞の目営業所(若林区)を6日付で廃止すると発表した。市地下鉄東西線の開業に伴うバス路線の再編に合わせ、同営業所の運営を宮城交通(仙台市)に全面委託するため。

 運営委託は2013年度から段階的に実施されていた。同営業所の廃止により、川内、長町、実沢の3営業所体制となる。

2399荷主研究者:2015/12/26(土) 21:37:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13066.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
津波避難の2路線着工 多賀城

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151205_059011jc.jpg

 宮城県多賀城市が津波避難経路として整備する都市計画道路「清水沢多賀城線」「笠神八幡線」の合同起工式が4日、市文化センターであった。東西の幹線道に接続する南北の避難路として、市民の命綱と物流路の役割を担う。

 事業区間は清水沢多賀城線が同市東田中からJR仙石線を経て国道45号までの977メートル。2018年度完成予定で、事業費は74億9000万円。完成後は城南地区から県道仙台塩釜線(産業道路)までつながる。

 笠神八幡線は多賀城高近くの県道から砂押川を越える1520メートル。19年度完成予定で、事業費は35億3000万円。多賀城高から産業道路までが直結する。

 事業費にはいずれも復興交付金を充てる。

 起工式には行政関係者ら約80人が出席。菊地健次郎市長は「高台避難を迅速に進める、不可欠な道路だ」とあいさつした。斎藤雅一東北防衛局長らがくわ入れし、工事の安全を祈った。

2400荷主研究者:2015/12/26(土) 21:40:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151205_13023.html
2015年12月05日土曜日 河北新報
<仙台東西線>36年 曲折を乗り越え
地下鉄南北線が開業

藤井黎市長(当時)が東西交通軸を地下鉄として整備する方針を示しルート案を公表

本体工事に着手

最初のトンネル「青葉山トンネル」が貫通

 仙台市地下鉄東西線の開業までには長い道のりがあった。故島野武市長時代の1979年に市審議会で計画が提案されて以来、JR仙石線の延長やモノレール整備案などが浮上。西は茂庭団地、東は仙台港までの延長も長期目標として検討され、曲折をたどった。

 総事業費2298億円の巨大事業だ。採算面での不安から具体化は進まず、98年にようやくルート案が公表され事業が動きだした。2007年の本体工事着手後は東日本大震災に見舞われ、東の起点の荒井駅では震災復興施策が進む。東西線は復興まちづくりの一端も担うことになった。

<東西線開業までの歩み>
1979年 8月 仙台都市圏交通計画懇話会で東西線計画が初めて公式提案される
  81年    JR仙石線と相互乗り入れによる仙台―西公園駅ルートの整備方針を固める
 85年〜86年 モノレール南西線(西公園―茂庭団地間)の原案完成
  87年 7月 地下鉄南北線が開業
  89年 4月 仙台市が政令指定都市に移行
  91年 3月 石井亨市長(当時)が仙石線の西公園延長の断念と南西線を東部地域に延ばす計画検討を表明
  92年 7月 南北線が泉中央まで延長
  93年 7月 仙台市議会が東西交通軸促進調査特別委員会を設置
  95年 3月 東西線建設促進期成同盟会が早期実現を求め19万人分の署名を市に提出
  98年 8月 藤井黎市長(当時)が東西交通軸を地下鉄として整備する方針を示しルート案を公表
2000年 3月 ルートをリニアモーター式車両の導入を正式決定
     10月 駅の位置と駅名(仮称)を発表
  02年12月 国が東西線を補助事業に新規採択し、事業化が決定
  03年 9月 国が事業認可
  07年 2月 本体工事に着手
  09年10月 最初のトンネル「青葉山トンネル」が貫通
  11年 3月 東日本大震災
      6月 震災で中断していた工事が再開
  12年 5月 車両の製造開始
      7月 市が1日当たりの需要予測を11万9000人(03年試算)から8万人に下方修正
  13年 7月 トンネル採掘工事が完了し全線貫通
  14年 9月 車両の搬入開始
     11月 開業日を15年12月6日とすることを発表
  15年 3月 車両が線路を走る入線試験始まる
      7月 全15編成の車両搬入が完了
      8月 運転士の訓練開始
     11月 国が完成検査を実施
     12月 開業

◎軌跡/モノレールからの転換に難儀/仙台市東西線建設本部 初代本部長 高橋秀道さん(65)

 仙台市の第三セクター、仙台交通の前社長高橋秀道さん(65)は、市職員として長く東西線計画に携わり、市東西線建設本部の初代本部長も務めた。事業化に至る経緯と開業への期待を語ってもらった。

 東西線事業はもともと、JR仙石線の地下化に伴う西公園までの延長と、西公園から太白区の茂庭団地までをつなぐモノレール整備という二つの計画を合わせたものだった。(事業が公式提案された1970年代)当時の市の課題は西部開発。広がる住宅地に合わせた交通機関の整備がテーマだった。

 しかし仙石線の延長は難しく、青葉山にモノレールを通すのも困難と判明。市の開発も西から東に重点が移り、東部に延びるルートに変わった。

 当時は中央省庁再編(2001年)以前の時代。地下鉄は運輸省(現国土交通省)、モノレールは建設省(同)と担当が分かれていた。モノレールを推進したい建設省の調査費を使っていたこともあり、地下鉄への方針転換が簡単にはできなかった。

 市内部でも採算性を理由に慎重論が根強くあった。国との窓口役も務めたが「いいかげん決断してほしい」と国から何度も言われたことを覚えている。

 紆余(うよ)曲折あったが実現して本当に良かった。建設時期がデフレ期と重なり、建設費の高騰がなかったのも幸運だった。インフラ整備はタイミングを逸すると実現しない。既存の南北線とともに十字型の強固な都市基盤が完成した。

2403荷主研究者:2015/12/29(火) 21:10:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13051.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>シャトルバス始動 通学便利に

シャトルバスの運行開始を祝いテープカットする東北工業大の関係者=7日午前8時40分、仙台市太白区の八木山動物公園駅

 東北工業大は7日、仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(太白区)を発着する学生用シャトルバスの運行を始めた。同駅と八木山、長町両キャンパスを午前8時台〜午後6時台に16往復し、駅利用の利便性を高める。

 バスは29人乗りのマイクロバス。午前8時半に八木山動物公園駅で出発式があり、関係者がテープカットして運行開始を祝った。

 多賀城市から通う1年小向健太郎さん(19)は「JR仙石線と路線バスを乗り継いでいたが、バスは渋滞で遅れることがあり、地下鉄は便利。20分は短縮できそう」と期待し、シャトルバスに乗り込んだ。

 同大は学生約500人が通学手段を東西線に切り替えると試算。市の許可を得て駅の乗降スペースを使って運行する。付属校の仙台城南高行きも午前7時台に運行する。

 宮城光信学長は「周囲は坂も多く、事故防止の観点からもシャトルバスを走らせることにした」と話した。

2404荷主研究者:2015/12/29(火) 21:10:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13038.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>新バス路線も運行開始

関係者に見送られて多賀城駅前を出発する第1便

 仙台市地下鉄東西線の開業に合わせ、荒井駅(若林区)とJR仙石線多賀城駅前(多賀城市)を結ぶ新バス路線の出発式が6日、多賀城市の同駅前であった。

 関係者約100人が出席。菊地健次郎多賀城市長が「駅前再開発の完成を間近に控え、新路線開設に心から感謝する」とあいさつ。宮城交通の青沼正喜社長は「住民に愛され、長く続く路線となるよう、応援をお願いする」と述べた。多賀城太鼓に送られて、約30人を乗せた午前8時35分発の第1便が出発した。

 ミヤコーバスが運行する荒井多賀城線は、荒井駅から、うみの杜水族館、夢メッセみやぎを経由して多賀城駅前までを約35分で結ぶ。荒井-うみの杜水族館間の所要時間は約15分。

 来年3月に多賀城駅前に移転する市立図書館への誘客や交流人口増を狙い、多賀城側が官民挙げて要望し、実現した。平日は6往復、土日祝日に4往復が運行される。

2405荷主研究者:2015/12/29(火) 21:11:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151207_13011.html
2015年12月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス再編で激減 高齢者不満

薬師堂駅のバス乗降場。東西線と市バスの接続地点となる=6日午前9時ごろ、仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業に伴い、市バスの大規模な路線再編が6日、実施された。地下鉄との乗り継ぎを促すため、東西線沿線各地から市中心部に向かう直通便が大幅に減ったことに対し、バス利用者から不満の声が相次いだ。

 薬師堂、荒井両駅(若林区)と共に、東西線とバスの結節点となる八木山動物公園駅(太白区)。駅のバス乗り場で、同区八木山南1丁目の無職高野巌さん(85)は「自宅近くの停留所からJR仙台駅方面に行くバスが減り、用足しをするのに不便になった」と漏らした。

 この日は、試しにバスと東西線を乗り継いで仙台駅に行ってみたという。「地下鉄駅構内は歩く距離が長く、老人にはつらい」と帰りのバスを待ちながら疲れた様子で話した。

 薬師堂駅のバス乗降場では、多くの住民が新しい時刻表や運行系統を見ながら熱心にメモを取っていた。

 若林区中倉2丁目の無職本田圭太郎さん(88)もその一人。趣味やボランティアの集まりに参加するため、JR仙台駅周辺に出掛ける機会が多い。「市中心部に行くバスが激減した。東西線を使うしかないが、乗り継ぎは面倒」と渋い表情を見せた。

 若林区連合町内会長協議会の佐藤いわ子会長(87)は「地下鉄は駅構内を上り下りする必要があり、高齢者にはバスの方が助かる。東西線開業後もバス路線をもっと残してほしかった」と語った。

 市交通局によると6日、路線や運賃などバス関係の問い合わせは495件に上り、地下鉄関連の270件を大幅に上回った。

2406荷主研究者:2015/12/29(火) 21:12:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13023.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>混乱なく本格始動 利便性実感

真新しい東西線車両から降り、帰途に就く乗客ら=7日午後6時20分ごろ、仙台市若林区の荒井駅

 日曜日の6日に開業した仙台市地下鉄東西線は7日、初の平日を迎えた。朝夕のラッシュ時は通勤通学の会社員や学生らで混雑し、新地下鉄の利用が本格化した。開業前日の5日、運行管理システムの不具合で列車が緊急停止するトラブルがあったが、7日は正常に運行され大きな混乱はなかった。

 地下鉄南北、東西両線が乗り入れる仙台駅では午前7時半ごろから、東西線ホームが乗降客で混雑した。駅員に乗り換え口を尋ねる姿も見られた。

 聖ウルスラ学院英智高2年熊谷咲季さん(17)=泉区=は南北線泉中央駅から乗り、仙台駅で東西線に乗り換えて学校最寄りの薬師堂駅(若林区)へ向かった。これまではバスを乗り継いでいたが、「通学が楽になった。南北線と合わせて、いろんな場所に行けるのが楽しみ」と期待した。

 「今まで地下鉄に乗るには、自宅からバスで南北線長町南駅まで行った」という太白区の公務員男性(65)は、西の起点の八木山動物公園駅(太白区)から乗車した。行き先は南北線勾当台公園駅(青葉区)。「八木山動物公園駅までは同様にバス利用で地下鉄を含めて乗り換えは2回に増えるが、時間は短縮するはず」と語った。

 東の起点、荒井駅(若林区)では、午後5時半ごろから列車を降りて帰宅する人が増えた。宮城野区の会社員遠藤真里奈さん(22)は自宅から荒井駅までバスを利用し、青葉通一番町駅(青葉区)まで通う。「通勤時間は10分短縮するが、バスの本数が減ったのが残念だ」と話した。

 運行管理システムのトラブルについて、交通局は7日、全容解明には約1週間かかるとの見方を示した。不具合があった基板(フラッシュメモリー)は運行管理システムの作動状況を監視する役割がある。システムを製造した横浜市のメーカーが原因を調べている。

2407荷主研究者:2015/12/29(火) 21:13:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13021.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>直通便減 バス新路線に戸惑い

東西線荒井駅のバス乗降場で車両に乗り込む通勤者ら=7日午前8時ごろ、仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業に伴う市バスの大規模な路線再編後、初めての平日となった7日、交通体系が一変した東西線沿線地域では、新路線に戸惑う通勤通学客の姿が見られた。再編は市中心部への直通便を大幅に減らし、東西線との乗り継ぎを基本とする内容。「地下鉄の利用で移動時間が短くなった」と評価する声も聞かれた。

 若林区の東西線荒井駅前では7日朝、駅舎とバス乗降場を足早に行き交う人の流れが見られた。バスを降りて駅に向かう人もいれば、駅からバスに乗り継ぎ、目的地に行く人もいた。

 案内係に新しいバス路線を尋ねる姿が目立ち、「ダイヤが大きく変わった。慣れるには時間がかかりそう」と不安げに話す通勤者もいた。

 同区荒井のアルバイト女性(65)は自宅からバスで荒井駅に行き、東西線に乗り換えて同区卸町の職場に向かった。1時間以上かかった通勤時間は約15分に短縮される。「乗り継ぎは面倒だけど、短時間で行けるのはいい」と話した。

 宮城県名取市の会社員男性(62)はJR東北線と東西線で荒井駅まで来て、駅からバスで若林区卸町東の勤務先に向かった。「地下鉄は料金が高い」と不満を漏らしつつ「渋滞の影響がなく、雨や雪の日には助かる」と語った。

 市交通局によると、7日のバス関係の問い合わせは825件あり、前日より330件増えた。路線や運賃に関する内容が多かったという。

2408荷主研究者:2015/12/29(火) 21:14:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151208_13024.html
2015年12月08日火曜日 河北新報
<仙台東西線>初日利用者は10万8900人

開業後初の通勤ラッシュで混雑する地下鉄東西線仙台駅ホーム=7日午前7時50分ごろ

 仙台市交通局は7日、市地下鉄東西線が開業した6日の推計利用者を約10万8900人と発表した。1日8万人の需要予測を上回ったが、市は「初日の特殊要因を考えると安心はできない」と気を引き締める。

 駅別では西の起点の八木山動物公園(太白区)が約2万1500人で最多。無料開放された動物公園や八木山ベニーランドを訪れた家族連れの利用が多かったとみられる。次いで市地下鉄南北線と接続する仙台(青葉区)が約1万7600人、東の起点の荒井(若林区)が約1万3600人。

 市の佐藤清交通事業管理者は「平日の朝夕にどれだけ乗ってもらえるかが課題だ」と話した。

 1日当たりの需要予測は、市が2003年時点で11万9000人と算出。12年に8万人に下方修正した。

2409荷主研究者:2015/12/29(火) 21:18:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151209_13011.html
2015年12月09日水曜日 河北新報
<仙台東西線>平日利用 予測大幅に下回る

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 仙台市地下鉄東西線の開業後初の平日となった7日の推計利用者について、市交通局は8日、約4万9400人と発表した。通勤通学の利用が本格化したが、1日8万人とした市の需要予測を約38%下回った。開業日の6日の約10万8900人から半減し、厳しい平日のスタートとなった。

 自動改札で乗車した人数を基に推計した。市地下鉄南北線の駅で乗車し東西線駅で降りた人は推計に含まれないという。交通局は「あと1万人は上積みできる」と説明するが、それでも予測には届かない。

 駅別の利用者数は表の通り。南北線と接続する仙台(青葉区)が最多だったが1万人に届かなかった。事業所が多く立地する市東部の卸町、六丁の目(若林区)も想定の約半分で、通勤手段として浸透していないことがうかがえる。

 東西の起点の八木山動物公園(太白区)、荒井(若林区)と薬師堂(同)の3駅には駅前広場を設置。パーク・アンド・ライドやバスとの乗り継ぎを見込むが、予測に達していない。

 一方、いずれも青葉区で、市中心部の青葉通一番町、西部の国際センター、川内の3駅は予測を超えた。買い物客や大学の学生、職員の利用が押し上げたとみられる。

 また、通勤通学定期券は7日現在で約1万1000枚が売れた。11月の発売直後は伸び悩んでいたが、今月6、7の両日で約2900枚を販売した。

 1日当たりの需要予測は、市が計画当初の1998年、13万2000人と試算。その後13万人(2002年)、11万9000人(03年)と下方修正を繰り返し、東日本大震災後の12年に8万人とした。

 市交通局幹部は「平日の初日であり、もう少し推移を見たい。8万人を目指し、新年度を見据えて通勤通学者の利用促進を働き掛けたい」と話す。

2410荷主研究者:2015/12/29(火) 21:18:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_11021.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
<仙台東西線>南北線なぜ?最終バス3便削減

 仙台市地下鉄東西線開業に伴うバス路線改編で、宮城交通(仙台市)が運行し、南北線泉中央駅を平日午前0時以降に出発する3便が削減された。いずれも最終列車到着に合わせて出発した最終便で、利用者は「東西線とは関係ない路線なのに…」と困惑している。

 宮城交通は東西線が開業した6日から新ダイヤで運行する。仙台圏の運行便数は全体で5%削減。泉中央駅を平日午前0時以降にたち、泉パークタウン車庫(泉区)、富谷営業所(富谷町)、イオン富谷店(同)を終着地とする最終3便の運行を取りやめた。

 3便は人口が急増する泉区や富谷、大和両町内の新興住宅地を回っていた。仕事や飲食帰りのサラリーマンらで混雑する日もあり、宮城交通は「それなりに乗降客はあった」と認めつつ、「運転士が不足している」と理解を求めた。

 富谷町内から仙台市中心部に通勤する公務員の男性(39)は「残業した日などに最終便を使うことがあった。仕事を早めに終わらせるしかない」とぼやく。

 新ダイヤでは東西線荒井駅(若林区)-仙台うみの杜水族館(宮城野区)-JR多賀城駅(多賀城市)を結ぶ新路線などを導入している。

2411荷主研究者:2015/12/29(火) 21:19:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13047.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
震災後初の人口増 避難者再転入が要因か

 宮城県山元町の11月末現在の人口は前月比9増の1万2616で、東日本大震災以降初めて増加に転じた。内訳は男性が10増、女性1減。

 急激な減少傾向にひと息ついた形で、町町民生活課は「集団移転先の新市街地の整備が進み、町外避難者の再転入が増えたからではないか」とみている。

 町の人口は震災前の2011年2月の1万6695から約4000減った。震災で住民636人が犠牲になったほか、沿岸集落の災害危険区域指定やJR常磐線の休止などによる町外流出が響いた。

2412荷主研究者:2015/12/29(火) 21:19:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13008.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
八木アンテナ発明に貢献 斎藤報恩会が解散

斎藤報恩会自然史博物館=2008年12月

 戦前から東北大研究者らを助成してきた財団法人斎藤報恩会(仙台市)が9月末に解散していたことが9日、分かった。支援先には「八木・宇田アンテナ」を発明した旧東北帝大(現東北大)の故八木秀次教授や同大総長で世界的な金属学者だった故本多光太郎氏もおり、特に昭和初期は学都仙台を支える存在だった。

 報恩会は1923年、石巻市の大地主だった故斎藤善右衛門が私財300万円を投じて設立。当時画期的だった民間による研究費助成に取り組んだ。特に東北大とのつながりが深かった。

 青葉区本町の旧ホテル仙台プラザ隣に自然史博物館を構え、貝類や魚類の化石標本、鳥類のはく製などを収蔵・展示していたが、財政難から活動を縮小。2009年に自然史博物館を閉館し、同館を引き継いだ斎藤報恩会博物館もことし3月に閉じた。

 所蔵品は仙台市や東北大に贈った。ことし5月には元東北大総長の西澤潤一理事らが市を訪れ、市指定文化財「奥州仙台城絵図」や肉食恐竜アロサウルスの骨格複製標本など約3300点を寄贈した。

 解散は評議員会で9月2日に決めた。浜田直嗣理事(宮城県慶長使節船ミュージアム館長)は「戦前は研究助成団体として全国有数だったが、助成に必要な基金が減少した上に理事の高齢化も進んだ。寄贈した資料が次世代の研究に役立つことを願う」と語った。

 仙台市博物館の内山淳一副館長は「民間が研究助成金を出すというのは先駆的な取り組みで、息の長い活動は学都仙台の誇りだった。使命を終えたということだろう」と話した。

2413荷主研究者:2015/12/29(火) 21:20:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151210_13013.html
2015年12月10日木曜日 河北新報
<仙台東西線>東の起点に商機あり 地銀続々

地下鉄東西線(中央)と荒井地区に集中する(右上から時計回りに)七十七銀行、山形銀行の新支店と荘内銀行、仙台銀行の支店建設予定地のコラージュ

 6日に開業した仙台市地下鉄東西線の荒井、六丁の目の両駅に近い若林区荒井地区で、東北の銀行の出店や移転新設の動きが相次いでいる。近隣では東日本大震災の被災者の集団移転先となる土地区画整理事業が進む。金融緩和に伴い資金需要が低迷する中、各行は成長を見込める地区で住宅などのローン獲得を目指し、しのぎを削っている。

 「荒井地区は仙台で最も成長性が高い」。9日朝にあった山形銀行(山形市)荒井支店のオープニングセレモニー。長谷川吉茂頭取は晴れがましい表情で期待を口にした。

 鉄骨平屋約360平方メートルの真新しい店舗にはキッズスペースも設け、子育て世代に配慮した。土、日曜日も住宅、自動車などのローンの申し込みを受け付ける。アパート経営などを検討する富裕層向けのローン需要に対応する専門スタッフも常駐。個人客を取り込む陣容を整えた。

 周囲には真新しい家が並び、ハウスメーカーの旗がたなびく。商業施設の開発も急ピッチで進む。市によると、両駅周辺では荒井東、荒井西、荒井南の三つの土地区画整理事業が2018年度までに完了。約7500人の新住民が暮らすことになる予定だ。

 荒井地区における店舗戦略で、最も早い時期に動いたのが七十七銀行(仙台市)だ。ことし4月、山形銀から約1キロ北に「六丁目支店」を移転新設した。土日も営業するローンセンターを併設。六丁の目駅からの距離は旧支店の約半分の200メートルに縮まり、利便性が上がった。

 氏家照彦頭取は11月の記者会見で「競争が激しくなれば、知恵も湧いてくる。この地域では当行はネットワーク力がある」と述べ、地元行として他行を迎え撃つ姿勢を強調した。

 仙台銀行(仙台市)も七十七銀、山形銀と同じ通り沿いに「荒井支店・南小泉支店」を来年5月に新設する。西に約2キロ離れた従来の南小泉支店(若林区中倉)の建物は、新支店の営業開始後に取り壊す予定のため、実質的に移転する形となる。

 荘内銀行(山形県鶴岡市)は来年4月、荒井駅から約350メートル南に「荒井支店」を新設する。支店内にはセミナールームを設け、町内会などの会合にも無料開放する。担当者は「終着駅に近く、買い物帰りにも立ち寄りやすい。地域に役立つ店にしたい」と意気込む。

 別の東北の有力地方銀行も近隣に出店するとの話もあり、ますます競争は激化しそうだ。

2414荷主研究者:2015/12/29(火) 21:20:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151211_12021.html
2015年12月11日金曜日 河北新報
<仙台東西線>駅駐車場 東は堅調…西が苦戦

八木山動物公園駅の4階駐車場。上階ほど空きスペースが目立つ

 6日に開業した仙台市地下鉄東西線で、両起点駅に市が設置したパーク・アンド・ライド用駐車場が対照的な利用状況を見せている。西の八木山動物公園(太白区)は月決めの契約台数が予測の3割未満と苦戦、東の荒井(若林区)は約8割と堅調な出足となった。

 八木山動物公園駅の駐車場は、地上2〜4階と屋上に519台分を収容する。市は300台の月決め契約を想定したが、契約台数は申し込みを含め90台弱にとどまる。時間貸しを入れた利用台数は平日の7〜9日で1日平均約240台。収容能力の半分以下だった。

 市南道路建設課は「パーク・アンド・ライド用に駅へのアクセス道路を整備したことが、かえってマイカー通勤につながった面は否めない」と打ち明ける。

 荒井駅には駅南の屋外に170台分の駐車場を整備した。市はこのうち70台分を月決め用に計画したが、応募が予想を超え、90台分に拡大。既に71台の申請があったという。時間貸し用の80台分には7日に82台、8日には71台が駐車した。

 管理担当者は「時間貸しで利用を伸ばせる余地はある。短時間でも利用してもらい、回転率を上げたい」と話した。

 駐輪場の利用は両駅とも伸び悩む。市は7日午後4時の時点で利用状況を調査。八木山動物公園は収容台数777台分に対し153台と約2割に低迷、荒井も380台分のうち136台と4割弱だった。

 市が両駅に加えて通勤通学の拠点と位置付ける薬師堂(若林区)も481台分に対し、186台と4割に届いていない。南北線各駅の駐輪場の稼働率は平均7割に上っており、今後の浸透が課題になっている。

2415荷主研究者:2015/12/29(火) 21:21:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151212_11015.html
2015年12月12日土曜日 河北新報
<仙台東西線>市バス再編に戸惑いや反発

仙台市中心部を走る市バス。東西線開業で郊外と中心部を結ぶ直通便が減少した=11日、仙台市青葉区

 仙台市地下鉄東西線開業と同時に実施した市バス路線再編をめぐり、市交通局への問い合わせと苦情が6〜10日までの5日間で計3180件に上った。1日平均636件と通常の3倍超。再編では、東西線駅との乗り継ぎを促すため中心部へのバス直通便を大幅に減らしており、一変した路線網に対する戸惑いや反発が数字からもうかがえる。

 3180件の内訳は、路線や運賃に関する問い合わせが2888件、苦情が292件。再編後初の平日となった7日が計825件(問い合わせ713件、苦情112件)と最も多く、1日約200件という通常の4倍以上となった。開業5日目の10日も計653件(590件、63件)と依然として多い。

 窓口の交通局案内センターはひっきりなしに電話が鳴り、オペレーターだけでは対応しきれず、交通局職員が説明に追われるケースも続いている。

 利用者の苦情で多いのは、八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)、荒井(同)3駅と接続するバス路線に関するもの。特に薬師堂駅発着のバスに関する指摘が目立つという。実際、中心部との時間距離が地下鉄開業前よりかかるというケースも出ている。

 若林区遠見塚地区の主婦(58)の長女は学校の帰りに東西線を利用。仙台駅を出て薬師堂駅に着いた後、バスで自宅に向かうが、接続が悪く、以前より2倍の時間がかかるようになったという。「前はバス1本で30分ほどで行けたのに、乗り継ぎのバスの本数が少ない」と憤る。

 八木山動物公園駅でも帰宅ラッシュの午後6〜8時台、八木山南地区方面へのバスは1時間に2本にとどまり、不評だ。交通局担当者は「運転間隔が短い地下鉄との落差は大きいが、頻繁に走らせるほどの余裕はない」と釈明する。

 高齢者を中心に「地下鉄駅は歩く距離が長く、体に負担だ」「バスの直通便が少ない」との不満がくすぶる。交通局は1年後をめどに再度、路線網を見直す予定だが、「微調整できる部分は早めに着手したい」(輸送課)と話している。

2416荷主研究者:2015/12/29(火) 22:44:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151215_13040.html
2015年12月15日火曜日 河北新報
二十人町…街並み変われど町名は変わらず

藤村広場で町名が残った喜びをかみしめる名掛丁東名会の住民ら

 1988年に始まり、ことし9月に実質終了した仙台駅東第2土地区画整理事業の対象地域で、宮城野区名掛丁、二十人町、車町など歴史のある町名が残った。区画整理後は住居表示が変更され、「丁目」表記に変わることが多いが、住民が「藩制時代から続く町名を残したい」と要望。事業主体の市が認めた。

 「名懸組(なかけぐみ)」という武士の屋敷があった名掛丁や鉄砲足軽の住まいだった鉄砲町、二十人衆と呼ばれた鉄砲足軽が暮らした二十人町など、町名にはそれぞれ由来がある。ほかに元寺小路や小田原山本丁、小田原弓ノ町、榴ケ岡(宮城野区)などが残った。

 町名の保存は、地元町内会の名掛丁東名会などが区画整理事業の開始後から取り組んできた。渡辺昭男副会長(72)は「駅西側の地名が変わるのを見て危機感があった」と振り返る。

 地域の歴史を見つめ直すきっかけの一つで、保存活動の原動力になったのは、名掛丁にゆかりのある詩人島崎藤村の存在だ。藤村が下宿した「三浦屋」があり、ここで代表作の詩集「若菜集」の大部分が書かれた。町内会史を91年に発行して藤村との縁を紹介し、市との交渉の末、「藤村広場」の整備が2004年に実現した。

 町名保存は10年4月から13年3月まで開かれた住民らによる「まちづくり懇話会」と同分科会で地元の総意となり、同年の市議会12月定例会で決まった。

 町内会によると、区画整理前にあった約300世帯のうち今も残るのは約10世帯。商店や住宅が並ぶ下町の面影が失われた一方、幅員の広い道路沿いに高層マンションが次々に建ち、街は大きく変貌した。

 「子孫に名掛丁の歴史を伝えたい」と菅原章会長(75)。渡辺副会長は「地名はブランド。新しい住民とコミュニケーションを取り、地域の良さを保っていきたい」と語る。

2417荷主研究者:2015/12/29(火) 22:47:27
>>2344
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151216_12006.html
2015年12月16日水曜日 河北新報
<てくてながまち>17日開店 にぎわい創出

17日にオープンする「tekuteながまち」の店内

 JR東日本が東北線長町駅(仙台市太白区)の北側高架下に建設した複合商業施設「tekute(てくて)ながまち」が17日、オープンする。再開発が進む長町エリアのにぎわいを創出する新たな拠点として期待される。

 施設は鉄骨1階で、面積は約3000平方メートル。安全面を考慮し、もともと高架下にあった柱などはそのまま使った。鮮魚や青果、総菜、スイーツなど主に食品に加え、飲食、雑貨関係の計16店舗が入る。

 仙台初進出となる花巻市の青果販売フルーツ・タケウチは、青果店「カーラ・フルッタ」を構える。竹内伸幸ショップマスターは「岩手産の果物や野菜のおいしさを仙台の人に届けたい」と語った。

 tekuteながまちの引地岳雄店長は「地元の人たちだけでなく、遠方から長町に足を運んでもらった人たちも楽しめる施設にしたい」と話した。

 17日は午前11時オープン。先着で500人にオリジナルのトートバッグをプレゼントする。施設は、JR、市地下鉄利用者の利便性を考慮し、平日午前7時半(土日曜・祝日は午前9時)から施設内の一部を通行できるようにする。

2418荷主研究者:2015/12/29(火) 23:07:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151217_11019.html
2015年12月17日木曜日 河北新報
<仙台東西線>利用者予測の8割 開業8日間

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 仙台市交通局は16日、市地下鉄東西線が開業した6日から13日までの8日間の利用者数(速報値)を明らかにした。1日平均約6万4837人で、8万人とした需要予測の8割にとどまり、通勤通学客の取り込みなどが課題になっている。

 6〜13日の利用者数はグラフの通り。自動改札を通った人を集計し、南北線との乗り換え利用も含めた。6、7日分は当初発表の推計値に3600人、5800人をそれぞれ上積みした。

 開業日の6日は11万2500人と予測を大幅に上回ったものの、翌7日は5万5200人と半分強に減少。その後は5万人台で推移し、金曜の11日は5万8300人と平日最多となった。忘年会や降雨が要因とみられる。土曜の12日は7万2400人に増えた。

 駅別で見ると、平日最多だった11日は13駅中4駅で予測を上回った。4駅は(1)青葉通一番町(青葉区)5800人(2)川内(同)3300人(3)連坊(若林区)2800人(4)国際センター(青葉区)2300人-で、川内は予測の2.6倍に上った。

 一方、仙台駅(青葉区)は1万8600人で予測の7割弱。南北線との乗り換え利用を1万6000人と見込んだが、実際は約6000人と低迷。両起点駅の八木山動物公園(太白区)は4500人と予測の半分強、荒井(若林区)は2300人でほぼ半分だった。

 市の佐藤清交通事業管理者は「目標には届いていないが、マイカーなどからの転換には時間が掛かり、出足としてはまずまず。年度替わりに向け、利用のPRに力を入れる」と話した。

2419荷主研究者:2015/12/29(火) 23:07:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151219_13043.html
2015年12月19日土曜日 河北新報
<仙石線>石巻あゆみ野駅 来年3月26日開業

 JR東日本仙台支社は18日、石巻市門脇に新設する仙石線の「石巻あゆみ野駅」を来年3月26日のダイヤ改正に合わせて開業すると発表した。1日往復19本の普通列車が停車する。起点駅のあおば通(仙台市青葉区)まで平均78分、石巻まで7分で結ぶ。

 石巻市の亀山紘市長は「駅開業で、集団移転地の新蛇田南地区に移転する方々や周辺住民、石巻西高生の交通の利便性向上が図られると期待している」とコメントを出した。

 同駅は、陸前赤井(東松島市)-蛇田(石巻市)間に位置し、石巻市が整備費の全額を負担した請願駅。1日約300人の利用を見込む。仙石線の新駅設置は2004年3月の小鶴新田(仙台市宮城野区)以来。

 このほかのダイヤ改正では、東北線の快速「仙台シティラビット」(福島-仙台)が、新たに仙台市太白区の南仙台、長町の両駅に停車する。仙台支社は「利用客が多く、利便性向上につながる」と説明した。

2420荷主研究者:2015/12/30(水) 12:50:39
>>1751
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151221_13021.html
2015年12月21日月曜日 河北新報
<仙台東部道>名取中央スマートIC着工

地元の児童と一緒にくわ入れをして着工を祝う関係者

 宮城県名取市の仙台東部道路仙台空港-名取インターチェンジ(IC)間に開設される名取中央スマートICの着工式が20日、現地であった。2017年3月の使用開始予定。県内のスマートICとしては5カ所目となる。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車に24時間対応するゲートを設ける。総事業費は約27億円で、1日当たりの利用台数は2800台と見込まれる。

 大型商業施設がある新市街地「なとりりんくうタウン」に近接し、広域移動の利便性向上と周辺の渋滞緩和に寄与。仙台空港北側地区に市が整備を目指す物流拠点「新産業ゾーン」へのアクセスも強化され、企業進出による経済復興にも貢献すると期待される。

 着工式には市や県、国、東日本高速道路の関係者らが出席。地元の小学生とくわ入れをして工事の安全を祈った。東日本高速道路の小島治雄東北支社長は「スマートICの完成が地域の発展に大きく寄与することを願う」と述べた。

2421荷主研究者:2015/12/30(水) 12:53:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151221_13034.html
2015年12月21日月曜日 河北新報
<仙台東西線>高校生活に変化?

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八木山動物公園駅から出発するシャトルバスに乗り込む仙台城南高生

◎通学便利に 受験生増期待/沿線他校との連携に弾み

 今月6日に開業した仙台市地下鉄東西線沿線の高校が、地下鉄のもたらす変化に期待を寄せている。間もなく入試シーズンが本番を迎えるのを前に、通学の利便性が向上した各校は初年度から受験者増に望みを懸ける。鉄路でつながった他校や大学との連携に弾みがつくと喜ぶ学校もある。教育現場への東西線開業効果を探った。(報道部・相沢みづき)

シャトルバス運行
 地下鉄駅で高さ日本一の八木山動物公園駅に近い仙台城南(太白区)。周辺は急な坂が多く、自転車・バス通学で苦労を強いられてきた生徒の一定数が地下鉄に切り替えるとみられる。

 駅から徒歩で16分ほどだが、朝夕に無料シャトルバスを走らせる。所要時間は7分。南北線と乗り継いで泉区や宮城県富谷町からも通ってもらおうと、2016年度入試で富谷町に試験会場を新設する。

 佐々木啓充教頭は「市東部の中学校から募集要項の追加送付の依頼が来た。これまで通学条件を理由に敬遠されてきた地域の受験生にとっても、志望校に十分なり得る」と展望を語る。

 市交通局がパンフレットで東西線各駅から「おおむね1キロ圏」と紹介する各高校・大学は表の通り。「定期券を使い切るまで様子を見るのでは」などと通学事情はすぐには変わらないとの見方がある一方、学校生活全般も含めた変化は確実に現れている。

新たに校門を設置
 聖和学園薬師堂キャンパス(若林区)はグラウンドの一角を薬師堂駅に提供。東西線開業に合わせて新たに南門を設置。同校は「駅周辺の一帯が明るい雰囲気になった。『聖和学園前』の車内アナウンスに喜ぶ生徒もいた」と歓迎する。

 仙台一(同)も学校名がそのまま連坊駅の副駅名に採用された。10年導入の全県一学区化で、南北線を利用して旧仙台北学区からも生徒が通う。

 渋谷貴彦教頭は「同じ東西線沿線の仙台二とは定期戦や部活動で生徒同士の交流が多く、東北大と高大連携にも取り組んでいる。学習や学校生活にさらに広がりが出るだろう」と話す。

 仙台東(同)は東西線沿線ではないが、開業に伴うバス路線再編で荒井、薬師堂両駅、JR長町駅と結ぶ路線が新設され、通学手段が増えた。

 同校は最寄り駅がいずれも遠く、自転車通学またはJRや地下鉄と自転車の組み合わせによる通学が9割を占める。バス路線新設で「悪天候時の通学が楽になるのでは」と同校はみる。

2422荷主研究者:2015/12/30(水) 12:54:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_12049.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
<スイカ>古川駅も利用可 来年3月から

 JR東日本は21日、新幹線専用のIC定期券「Suica FREX(スイカ・フレックス)」で、東北新幹線の仙台地区での利用区間を、従来の郡山-仙台から郡山-古川に拡大すると発表した。来年3月26日から実施する。

 JR東によると、古川駅の利用者は1日約3100人(2014年度)。仙台間での通勤、通学利用者が多いため、対応駅とすることを決めた。東北新幹線では東京-那須塩原(栃木県那須塩原市)の各駅間も既に導入している。

 在来線では、陸羽東線の北浦(宮城県美里町)、陸前谷地(同)の両駅で来年3月26日から駅改札でスイカが利用できる。

2423荷主研究者:2015/12/30(水) 12:57:30
>>1949
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151222_11020.html
2015年12月22日火曜日 河北新報
イクスカとスイカ 相互利用3月26日から

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20151222_093005jc.jpg

 仙台市は21日、市のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica(スイカ)」の相互利用を来年3月26日に始めると発表した。市地下鉄と市内の路線バスでもスイカが使えるようになり、市は利便性向上による地下鉄などの需要増を期待している。北海道新幹線が開業するJRのダイヤ改正日に開始を合わせた。

 対象エリアは図の通り。岩手、山形、福島3県の一部を含むJR9線と仙台空港アクセス線で相互利用できる。北はJR東北線の平泉(岩手県)、南は矢吹(福島県)、西は磐越西線の喜多方まで使える。

 使い勝手の良さは利用方法で異なる。主に仙台市内の地下鉄、バスを利用する場合は、乗車回数に応じて付与されるポイントサービスがあるイクスカの方が得となる。

 ただ、首都圏や関西では利用できず、コンビニエンスストアなどで買い物できる電子マネー機能もないなど、スイカより利用範囲が狭い。市交通局の担当者は「使い方に合わせて選んでほしい」と説明する。

 定期利用で市地下鉄とJR線を乗り継ぐ場合は、イクスカとスイカのどちらかを連絡定期券に選ぶ。JR、地下鉄とバスの連絡定期券はイクスカのみとなる。

 首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など全国9種類のICカード乗車券は既にスイカと相互利用可能になっており、イクスカのエリアでもスイカと同時期から使える。

 イクスカの発行枚数は20日現在で約21万枚。スイカは11月末現在、全国で約5759万枚となっている。

 連絡先は仙台市交通局案内センター022(222)2256。

2424荷主研究者:2015/12/30(水) 13:17:55
>>2119-2120
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151223_13005.html
2015年12月23日水曜日 河北新報
<国道48号>雪崩防止柵など完成 規制解除へ

 昨年2月、ことし1月に大規模な雪崩が相次いで発生した仙台市青葉区作並の国道48号で、東北地方整備局仙台河川国道事務所が整備を進めてきた雪崩防止柵とコンクリート製屋根のスノーシェッドが22日、完成した。事務所は、工事に伴う片側交互通行など規制を全面解除した。

 雪崩防止柵とスノーシェッドは、関山トンネルの宮城側出口から仙台方面に向かって約600メートル区間に設置した。高さ5.5メートルの雪崩防止柵は、上り車線側の斜面3カ所に延べ約210メートルにわたり整備。道路を覆う長さ約40メートルのスノーシェッドは2カ所に建設した。

 現場では2年連続で大規模な雪崩が発生し、車両の通行再開までに3〜10日を要した。事務所は昨年11月に対策工事に着手したが、ことし1月の雪崩再発を受けてスノーシェッドの工法見直しなどに取り組み、工期短縮を図った。

 種市優副所長は「一般的な工事よりも工期を1〜2年早め、降雪が本格化する前に完成を間に合わせることができた」と話した。

2425荷主研究者:2015/12/30(水) 13:28:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151225_13021.html
2015年12月25日金曜日 河北新報
<仙石線>塩釜神社初詣列車の運行中止

仙石線(右)から東北線(左)に乗り入れるため接続線(中央)を通る仙石東北ラインのハイブリッド車両(上)。右下は仙石線車両=2015年5月30日午前10時40分ごろ、宮城県松島町

 塩釜神社(宮城県塩釜市)の初詣客らを運ぶ列車として、長年親しまれてきたJR仙石線の初詣用臨時列車が、来年は運行が中止されることになった。利用客の低迷が理由で、地元からは「残念だ」と惜しむ声が上がっている。

 JR東日本仙台支社によると、臨時列車は少なくとも記録が残る1979年には運行していた。昨年はあおば通-東塩釜間で1月1日未明から上下計6本を各駅停車で運行した。

 利用は低調で、昨年のあおば通発下り列車(4両編成、定員550人)の乗車率は、午前1時半発が40%未満、午前3時発が20%未満。午前4時40分発は10%程度だった。仙台支社は「車の利用者が増え、ニーズにそぐわなくなった」と説明する。

 運行中止について、塩釜市観光交流課の吉岡一浩課長は「最近は参拝客が分散し、臨時列車の乗客も減っていると聞いていた。仕方ない面はあるかもしれないが、残念だ」と話す。

 仙石線本塩釜駅では毎年、臨時列車の運行に合わせて駅前の商店街などが鏡開きを行ってきたが、今回は取りやめる。同駅では旅行窓口「びゅうプラザ」の廃止などもあり、商店主の男性は「観光の玄関口という位置付けがあいまい。臨時列車の運行中止はそれに追い打ちを掛ける出来事だ」と嘆いた。

2426荷主研究者:2015/12/30(水) 13:29:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13013.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>大船渡合意、気仙沼持ち越し

BRTの導入について協議したJR気仙沼線沿線自治体首長会議=25日、国土交通省

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線をめぐり、宮城、岩手両県の沿線5市町のうち大船渡線の沿線3市は25日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案したバス高速輸送システム(BRT)の継続を受け入れることで合意した。気仙沼線は登米市と南三陸町が同意したが、気仙沼市が仙台へのアクセス手段などでJRと協議が必要だとして結論を持ち越した。

 沿線自治体首長会議の第3回会合が国土交通省で路線ごとに開かれ、大船渡線沿線の大船渡、陸前高田、気仙沼の3市長と、気仙沼線沿線の登米市長と南三陸町長がそれぞれBRTの受け入れを表明した。今後は個別に専用道の延長や新駅整備などをJRに要望し、協議を進める。

 JRは、鉄路の復旧は難しいことをあらためて報告。JRが責任を持ってBRTを運行するほか、産業や観光振興による地域活性化に取り組むことなどを約束した。

 結論を持ち越した気仙沼市の菅原茂市長は会議後、「仙台へのアクセスや地域振興策で、もう少しJRと協議が必要と判断した」と説明。「あまり先延ばしはできない。震災から5年の来年3月11日をめどに結論を出したい」と話した。

 沿線自治体首長会議は今回で終了する。気仙沼市は今後、JRと個別に協議する。7月にあった前回会合でJRはBRTによる復旧を提案。今回の会合で自治体が回答する予定だった。

 現在、BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151226_13014.html
2015年12月26日土曜日 河北新報
<BRT復旧>仙台へのアクセスで差

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線と大船渡線の復旧を協議した25日の沿線自治体首長会議で、沿線5市町のうち、気仙沼市は気仙沼線のBRTによる復旧の受け入れを保留した。同じ沿線の南三陸町は早々に受け入れを表明。仙台圏へのアクセスの利便性など環境の違いが判断を分けた。

 気仙沼市の菅原茂市長は会議後、BRTで同意しなかった理由について「地域振興策の課題もあるが、一番は仙台圏へのアクセス問題」と説明。JRとの話し合いがまだ必要との考えを強調した。

 震災前、気仙沼-仙台間は気仙沼線や東北線の快速によって約2時間で結ばれていた。菅原氏は「これまで(快速列車が)持っていた仙台へのアクセス機能をJRが担ってほしい」と求める。

 一方、復興まちづくりに影響するとして、首長会議の年内合意を訴えていた南三陸町。佐藤仁町長は今回の気仙沼市の判断について、「それぞれ自治体の考えはある」としながら、「(町内に)三陸自動車道の志津川インターチェンジが16年度に完成すれば、1時間ほどで仙台に行くことができる」と述べた。

2427荷主研究者:2015/12/30(水) 13:41:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151227_12034.html
2015年12月27日日曜日 河北新報
製造業の立地続々 国道4号沿い川根工業団地

相次ぐ企業立地が見込まれる川根工業団地

 宮城県大河原町金ケ瀬の川根工業団地に、製造業2社が相次いで立地する方向で調整が進んでいる。交通アクセスが良く、上下水道などインフラが整っていることが評価されたとみられ、年度内にも決定する見通し。別の製造業者も周辺の土地取得を検討しており、一層の工場集積が見込まれる。

 団地は国道4号と白石川に挟まれた約2.7ヘクタール。町は自動車部品と液晶パネル部品を手掛ける2社と詰めの協議に入った。自動車関連はエンジン部品を製造。近くに鋳造部品製造工場があることから立地を決めた。液晶パネルは蔵王町に関連工場があり、周辺で適地を探していたという。

 団地東側に工場がある生活用品の製造卸会社も周辺の畑の取得を視野に町と調整を進める。製品の保管場所確保や生産体制の拡大を図るとみられる。町は3社で計150人の雇用を見込む。

 川根工業団地は、かつてしょうゆの原料工場や野球場があった。東北自動車道村田、白石両インターチェンジまでは車で15〜20分。町商工観光課の担当者は「更地で工場などをすぐに建てられる点も重視したようだ」と説明する。

 町は「仕事をつくり安心して働けるようにする」などを柱とした地方創生の総合戦略を作成している。伊勢敏町長は「人口減少を最小限に食い止め、魅力ある町にしていく」と話した。

2428荷主研究者:2016/01/16(土) 14:20:59

http://toyokeizai.net/articles/-/77882
2015年07月23日 東洋経済
仙石東北ラインがほかの被災路線と違う理由
4年ぶりにあおば通〜石巻間の全線運転再開

土屋 武之:鉄道ジャーナリスト

仙石東北ラインに投入されたディーゼルハイブリッド車両。発電用エンジンと蓄電池を搭載し、電気で走る。

早期の復旧が待ち望まれていた仙石線

 2011年3月11日の東日本大震災による津波で長く不通となっていた、仙石線高城町〜陸前小野間の工事が完成し、2015年5月30日よりあおば通〜石巻間の全線で運転を再開した。うち陸前大塚〜陸前小野間は、東松島市の復興計画に従って内陸側の高台に建設中の「野蒜北部丘陵地区」へ、旧線からの直線距離にして約500m移設して新線を建設したもの。同区間にあった東名、野蒜の両駅も新線へ移転している。

 宮城県は「一極集中」の傾向が顕著な県で、県全体の人口が約232万人なのに対し、県庁所在地・仙台市の人口は約107万人に達しており、約46%もが集まっている。東北新幹線の駅や空港を通じての県外との交流拠点としても、むろん仙台市の重要性はゆるがない。

 では、宮城県第二の都市はといえば、人口約15万人と仙台市の約14%にすぎないが、石巻市なのだ。

 JR東日本が公表している1日1kmあたりの利用客数を表す仙石線の「平均通過人員」は、震災前の2010年度には2万1450人あった。これは首都圏の五日市線、内房線に対しても遜色のない数字だった。宮城県第一、第二の都市を結ぶ路線としても、仙台近郊の通勤通学路線としても、仙石線は重要な路線で、それだけ早期の復旧が待ち望まれていたのである。

 ただ、他の被災路線と比べて、今回の運転再開は少し異なったスタイルとなったことに注目したい。仙石線復旧と同時に、仙石線と東北本線を直通する新しい運転系統「仙石東北ライン」が開業。仙台〜石巻間に特別快速、快速を合わせて14往復の運転が始まったのである。

 仙石東北ラインとは、松島駅付近で近接していた仙石線と東北本線との間に約300mの「接続線」を建設し、仙台〜石巻間を東北本線経由で運転するというもの。1日1往復の特別快速は、震災前の仙石線経由の快速より下り12分、上り11分、所要時間を短縮している。

 震災までの仙石線と東北本線の運転系統は完全に別で、被災後も仙石線の快速は、早期に復旧したあおば通〜高城町間で運転を再開していたが、仙台と石巻との間の交通手段を確保するため、東北本線・小牛田経由の「直通快速」も、臨時列車として1日2往復設定されていた。これは途中駅では乗降できず、まさに両市を直結する列車であった。

 これらの仙石線の快速と直通快速を統合する形で開業したのが、仙石東北ラインだ。石巻のみならず高城町〜石巻間の主要駅と仙台との間の「速達化」を図ったのである。(別図参照)

 引き換えに今回、仙石線の快速は廃止され、あおば通〜高城町間は普通列車のみの運転となっている。高城町〜石巻間では、仙石東北ラインとあおば通〜石巻間の普通を合わせ、震災前と同じ33往復の運転が確保された。

2429荷主研究者:2016/01/16(土) 14:21:43
>>2428 続き

 同時に、利用率が芳しくなかった仙台〜松島間の東北本線の区間運転列車(普通)も仙石東北ラインに整理、統合されており、一部の快速が代替として仙台〜塩釜間の各駅に停車。同区間においては列車本数が減った。

 また、ミヤコーバス(宮城交通の子会社)が運行していた仙台〜石巻間の高速バスが、5月30日より、平日ダイヤで36往復から29往復に減便された。これらの点には留意しておきたい。

 接続線の総事業費は約18億円。約100億円と見積もられていた仙石線不通区間の復旧費用より、ずっと少ない投資でより大きな効果。具体的には交流強化による地域復興への後押しが望めるとして、事業化されたものだ。

 事業費のうち、宮城県が約2億2000万円、仙台市が約1億1000万円、東松島市が約4500万円、石巻市が約6500万円を補助金として負担しており、その総額は約4億4000万円にのぼる。なお、東松島市と石巻市の負担割合は0.41対0.59で、これは国勢調査による、仙台市への通勤通学者の割合に基づいている。

 天災で鉄道が大きな被害を受けた時、「復旧と同時に改良工事を行え」という論が、よく生まれる。この論の根底には、1959年の伊勢湾台風により近鉄名古屋線が壊滅的な打撃を受け、復旧の際、同時に1067mmから1435mmへの改軌工事を実施。1435mm軌間だった大阪線との直通運転を可能とし、大阪〜名古屋間ノンストップ特急の運転が始まったことがあると思われる。

 ただし、この改軌工事は伊勢湾台風以前から計画、準備が進められており、台風被害によって実施時期を繰り上げただけであることを忘れてはならない。突然の災害で奪われた日常生活を取り戻すべく、まさに不眠不休で復旧に追われている地元に改良を行う余力まで求めるのは酷で、安易な空想論は慎むべきと思う。

仙石東北ラインに乗ってみた

 東日本大震災においても同様で、山田線、大船渡線、気仙沼線などは復旧の基本方針においてすら紆余曲折を経てきている。

 その中にあって、震災後に具体化した計画(2012年10月18日にJR東日本仙台支社が公式発表)として仙石東北ラインを実現させたことは、まさに異例中の異例。復興への積極的な施策として大いに評価できる。比較的少ない投資で大きな時間短縮効果が期待できること。接続線部分における1日の利用客数予測が3000人という需要の大きさなどが、JR東日本と地元自治体が計画を推進した基礎となったことは間違いない。

 仙石東北ラインの開業後、朝の仙台行きと夕方の石巻行きに乗車してみた。

 仙台〜石巻・女川間で発売されている往復割引きっぷ。大幅な割引により、誘客を図っている。

 きっぷは、8月31日発売までの限定で「仙台⇔石巻・女川開業記念往復割引きっぷ(1200円)」があったので利用した。仙台〜石巻間は片道普通運賃が840円なので、かなり割り引かれている。ソフト面からの交流促進を図る施策で、良い企画と思う。

2430荷主研究者:2016/01/16(土) 14:22:25
>>2428-2430 続き

 朝は石巻6時35分発・仙台7時35分着の快速。この時間帯は東北本線の列車も多いため、9時前に仙台に着く仙石東北ラインは、この1本しかない。そのためか、石巻発車時にはほぼ席は埋まり、次の停車駅の陸前山下から乗った人はもう座れない。東北本線に入る時には4両編成の列車が乗車率100%ほどとなっていたから、400人以上の利用があったことになる。石巻から乗った人のほとんどが仙台まで乗り通した。

 夕方は仙台18時19分発・石巻19時17分着。これも朝と同様で、石巻まで乗り通す人が多く、発車間際に乗り込むと仙石線に入るまで立ちっぱなしになる。仙台対東松島市内(陸前大塚〜陸前赤井間の各駅)と、仙台対石巻市内(蛇田〜石巻間の各駅)の利用客数の比率は、まさに0.41対0.59(4:6)というのが実感に近い。いずれの市も、対仙台の鉄道利用は仙石東北ラインへかなりの数が移行したことだろう。

 開業から2カ月余りが過ぎ、仙石東北ラインはすでに沿線住民の間で定着した感があるが、では今後、さらなる復興促進へ向けての課題はないのであろうか。

 まず、日中の列車には余裕が見られたが、朝夕はかなりの混雑がすでに生じているゆえ、今後の利用客増加を見越すなら、輸送力増強が必要だろう。仙石線内の線路設備の関係で4両以上への増結は難しいので、増発ということになる。安定した輸送ができる鉄道へ誘致し、交流を活発化させるのなら、特にラッシュ時はもう少し本数を増やし、快適な通勤をアピールしてもよさそうだ。

駅を中心とした町づくり

 仙石東北ラインの輸送力増強は、津波被害による高台への集団移転により、駅周辺に住宅や公共施設を集中的に固めた町となる、「野蒜北部丘陵地区」の機能性アップにもつながる。安全な住まいを建設しても、便利な町でなければ定着は進まないと考える。新しい野蒜、東名駅の周辺は、各地で提唱されている「コンパクトシティ」のモデルともなりうる。

 同様のことは、やはり町の高台への移転を前提として、3月21日に移転開業した石巻線の終点、女川にも言える。ここでも駅を中心とした町づくりが進められており、すでに土地のかさ上げ工事や周囲の造成は、相当進んでいるようだった。

 やはり高台に再建された石巻線女川駅。女川町営バスも乗り入れ、交通ターミナルとしての機能も持つ。

 今は駅と公共施設が多少あるだけのような状態だが、町の再建と合わせた、女川への仙石東北ライン乗り入れにも期待したい。すでに女川町などはJR東日本へ要望しているとのこと。仙石線と石巻線の間では貨物列車が直通運転しており、設備上はすぐにでも可能だ。休日の観光臨時列車あたりから実施するのがよいと思う。

 仙石東北ライン開業に当たっては、新造のディーゼルハイブリッド車両が全列車に投入された。だが単なる直通運転であるならば、保安装置さえ整えれば、輸送力の増強や運転区間拡大は高価な新車にこだわる理由はなく、既存のディーゼルカーの転用でも構わない。機敏かつ柔軟な対応を望みたい。

2431荷主研究者:2016/01/16(土) 14:25:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160101_13002.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
東二番丁通、国道286号線に切り替え

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 仙台市中心部の高層ビル群を南北に貫く東二番丁通(青葉区)が4月、国道4号から国道286号に切り替わる。国から地方への権限移譲の一環で、山形県に直結する市管理の3桁国道となる。

 東北大病院や仙台市役所脇を通る国道48号も同様に市に移管され、国道ではなくなる。4号、48号はいずれも並行するバイパスがあり、各国道は移管後、バイパスに一本化される。

 4号は現在の286号と接する宮沢橋前(太白区)-勾当台公園前(青葉区)間の3.3キロが286号になる。やや南東側の八本松(太白区)-宮沢橋間は県道に変更される。

 国道は他の国道と接続させるのが原則。4号を県道や市道にすると、これまで4号に接していた286号が宙に浮くため、286号に切り替え、国道45号の起点となっている勾当台公園前まで延ばすこととなった。

 48号は4月以降、トンネル区間などがある仙台西道路のみ国道として残る。さらにトンネル出口から広瀬通、東二番丁通を経て勾当台公園前まで延伸。一部区間は286号と重なる。

 いずれも2013年12月に閣議決定された「事務権限の地方移譲に関する見直し方針」に基づく。国道4号のうちバイパスから分かれる名取市飯野坂-八本松間の8.5キロは15年4月、先行する形で移管され、既に県道になっている。

 約2キロの東二番丁通は片側4車線で、車両通行量は1日約5万8000台。

2432荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12034.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>より便利に快適に

仙台空港の将来図。搭乗施設を新設し、就航路線の拡充を目指す

東急グループが描くターミナルビル改修後のイメージ図。土産物販売店や観光案内センターを充実させる

◎LCC搭乗棟新設/ビル内店舗増やす

 空港運営を担う仙台国際空港は、2014年度に324万人だった旅客数を、44年度に550万人に伸ばす目標を掲げる。目標達成の鍵を握るのが格安航空会社(LCC)の誘致を軸とする路線拡充だ。特に国際線は、香港など4時間圏内との直行便の新設を狙う。

 仙台空港の魅力向上を図る設備投資は、ターミナルビル内外を合わせて総額342億円を計画する。

 計画によると、ビル西側にLCC専用の搭乗棟を新設。搭乗橋(ボーディングブリッジ)は設置せずに簡素化し、LCCの施設利用料減額につなげて新規就航を促す。搭乗橋を複数の小型機が同時に使える「マルチスポット化」も進め、駐機数増加を図る。

 ビル内の店舗数は現在の19店から拡充する。保安検査ゲート通過後の待合室に店舗を増やし、搭乗直前まで飲食や買い物を楽しめるよう工夫する。東北各地の観光案内機能も増強する。

 空港に乗り入れる公共交通路線は現在、仙台アクセス鉄道と地元・岩沼市の市民バスに限られる。仙台国際空港は各地のバス会社と連携し、東北の主要都市や観光地と直接結ぶ高速バスの定期路線開設を目指す。併せて立体駐車場を建設し、駐車場の混雑緩和を図る。

2433荷主研究者:2016/01/16(土) 14:28:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160102_12032.html
2016年01月01日金曜日 河北新報
<仙台空港民営化>羽ばたき新た

7月1日に完全民営化される仙台空港。旅客路線や貨物取扱量の拡充に向け、民間の発想や行動力に期待が集まっている

 東日本大震災からの復興を力強く後押しする経済活性化策の一環として、仙台空港が7月1日、国管理空港として全国で初めて完全民営化される。東急電鉄など計7社が設立した特定目的会社「仙台国際空港」が空港施設を一体経営。就航路線の拡充や空港アクセスの改善に取り組み、利便性の高い「東北のゲートウエー」を目指す。民営化の経緯を振り返りつつ空港の将来像や今後の課題を探った。

◎選ばれる東北の玄関へ/広域観光の実現課題

 運営会社の仙台国際空港は2月1日、仙台空港のターミナルビルの運営と物販、航空貨物取り扱いの業務を始め、民営化の第一段階に進む予定だ。7月1日からは滑走路維持管理、着陸料収受など管制業務を除く空港業務全般を担い、本格的に空港経営をスタートする。

 今後のスケジュールは表の通り。仙台国際空港は1月中に、ともに第三セクターで、空港ビルを運営する仙台空港ビル(名取市)、貨物を扱う仙台エアカーゴターミナル(同)の株式を取得する予定。宮城県や金融機関などの株主と計57億円で売買契約を締結する。

 物販は仙台空港ビルの子会社、仙台エアポートサービス(同)が担っており、2社の株式取得で第1段階への移行準備が整う。

 完全民営化に向けて、国には運営権の対価として22億円を支払う。7月1日から管制業務以外の空港業務全般を担う体制が始動。運営期間は30年間で、最長で65年まで延長できる。

 訪日外国人旅行客の急増を受け、国内の地方空港は激しい路線獲得競争を繰り広げている。東北各県も地元空港の利用促進に躍起になっている。仙台空港を活用して広域観光や地域活性化を進めようという機運はなかなか盛り上がっていないのが実情だ。

 仙台国際空港は、6県や官民組織の東北観光推進機構と連携し、新たな旅行商品を開発するなどして東北全域に波及効果を広げていく方針。岩井卓也社長は「利用客に積極的に選ばれる空港にする。グローバルゲートを目指して懸命に頑張りたい」と強調する。

2434荷主研究者:2016/01/16(土) 14:29:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160103_13011.html
2016年01月03日日曜日 河北新報
<仙台初売り>東西線効果大 客呼び込む

商店街関係者から縁起物を受け取り笑顔を見せる買い物客ら=2日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台初売りが仙台市中心部などであった2日、大型店や商店街の老舗店は昨年並みか昨年を上回る客が詰め掛け、好調なスタートを切った。先月開業した市地下鉄東西線の沿線では人の流れが変化し、開業の恩恵を受けた店舗もあった。消費動向の明るい兆しに、関係者は「この流れが続いてほしい」と願った。

 豪華な景品入り茶箱で知られるお茶の井ケ田一番町本店(青葉区)。一番乗りは愛知県蒲郡市の自動車整備会社経営の竹内義明さん(75)だった。「茶箱が欲しくて初めて来た。思ったよりたくさん景品が入っていた」と笑みを浮かべた。

 お茶の井ケ田の今野克二会長は「バブル経済以降、ようやく回復基調になってきた。この景気が東日本大震災の沿岸被災地まで伝われば」と語った。

 藤崎(青葉区)は午前8時の開店を15分早め、並んだ約1万人に対応した。本館と東西線青葉通一番町駅がつながったこともあり、2日の来館者は昨年より約5%増えた。婦人服売り場の担当者は「福袋は1万〜2万円の売れ行きが良い」と効果を実感した。

 ヨドバシカメラマルチメディア仙台(宮城野区)は、近くに東西線宮城野通駅ができた。小田島裕也店舗企画担当は「JR仙台駅より、宮城野通駅からの来店が目立った」と振り返った。

 仙台三越(青葉区)は昨年より多い約1万1000人が午前8時の開店を待った。宮城野区に昨年オープンした仙台うみの杜水族館での宿泊(2万5920円、5組)といった体験型福袋が好評だった。

 大型店などで初売りを楽しむ外国人観光客もおり、仙台三越では、昨年1件だった外国人対象の免税手続きが10件を超えた。

 大塚家具の仙台ショールーム(青葉区)は、創業者の父と経営権を争った大塚久美子社長が来店客を迎えた。自身プロデュースの仙台限定商品も登場。大塚社長は「熱気がすごい。伝統を実感した」と話した。

2435荷主研究者:2016/01/16(土) 14:30:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13019.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測下回るも…善戦ムード

間もなく開業から1カ月。仙台初売りなど年末年始期間中も利用された東西線だが、利用者数は?=2日、仙台市地下鉄東西線仙台駅

 昨年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線(八木山動物公園-荒井、13.9キロ)の利用者数をめぐり、市当局の内部に奇妙な安堵(あんど)感が広がっている。需要予測で掲げた8万人を下回っているものの、「善戦」「最低ラインはクリア」との声が多い。背景にあるのは南北線や近年開業した他市の地下鉄の動向。いずれも当初は苦戦し、徐々に上向いた経緯があるためだ。

 12月13日までの開業後8日間の利用者数は1日平均約6万4837人と、予測の8割にとどまる。開業日に11万2500人と突出して多く、平日は5万人台で推移(グラフ)。厳しい状況にも見えるが、内部の受け止め方は総じて前向きだ。

 奥山恵美子市長は同22日の定例記者会見で「開業早々の段階では健闘している」と自賛。幹部も「沿線開発が進んでいない割には善戦だ」と言う。

 楽観的とも言える見通しの根拠が南北線だ。1日22万5000人の需要予測に対し、開業1年目の1987年度は11万3000人と約半数。その後、通勤通学の大動脈として定着し、22年目の2008年に単年度で黒字転換を果たした。14年度は16万6203人で、33億1000万円の黒字を生んだ。

 開業時の苦戦は全国的な傾向でもある。横浜市で2路線目の地下鉄として08年に開業したグリーンライン(13.1キロ)は、初年度の利用者が1日約7万人。予測の10万4000人に届かなかったが、次第に増加し、15年は約13万人と当初の倍近くになった。

 横浜市交通局の担当者は「通勤通学ルートはすぐには切り替わらない。定着に2、3年かかった」と話す。

 05年開業の福岡市地下鉄七隈線(12.0キロ)も、1日11万人の予測に対し05年は約4万4000人と半分以下。それが毎年5%前後ずつ伸び、14年度は約7万5000人になった。一層の需要拡大を見込み、市は中心部と直結する延伸工事を実施中。新線沿いの住宅開発が堅調なのに加え、「沿線の大学に通う学生の利用が目立って増えた」(福岡市交通局)という。

 ただ、東西線にどれだけの伸びしろがあるかは未知数だ。宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「住宅開発は一気には進まない。沿線開発だけを重視するのではなく、市中心部の魅力を高め、東西線を使ってどう人を集めるかも考えるべきだ」と指摘する。

2436荷主研究者:2016/01/16(土) 14:31:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160104_13008.html
2016年01月04日月曜日 河北新報
<エネ自由化>仙台市ガス局の動向焦点

 ガスの小売り自由化をめぐり、都市ガス事業者で東北最大の仙台市ガス局の動向が焦点となっている。市は昨春、ガス局内に事業改革調整室を新設し、かつて頓挫した民営化の具体的検討を再開。民間への事業売却を模索しており、エネルギー関連各社の投資意欲を喚起するかが注目される。

 市ガス局は供給世帯約35万と公営ガスで全国最大規模。売却額は借金に当たる企業債の残高(2014年度503億円)以上を求める方針で、参入の可能性がある企業に聞き取りをして感触を探っている。

 幹部は「より良い条件で事業譲渡するため、企業の意欲や考えを把握する必要がある。譲渡手続きを早期に再開できるか見極めたい」と語る。

 500億円規模に上る巨額の費用負担に耐えられる企業は限られ、売却の行方は楽観視できない。

 市は05年、行財政改革の観点などからガス局の民営化方針を表明。企業債残高621億円を超える売却額を想定し10年の実現を目指した。東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社でつくる1グループが応募したが、リーマン・ショックによる景気悪化を理由に09年に辞退、白紙になった。

 東京ガスの関係者は昨年暮れ、河北新報社の取材に「(再応募は)現段階では検討していない」と説明している。

 ガス小売りの自由化はすぐそこに迫る。民営化しない場合、市ガス局は新規参入企業と価格競争を強いられる可能性がある。
          ◇         ◇         ◇
 電力をはじめ商社や重工業、鉱業各社による火力発電所や液化天然ガス(LNG)基地の新設計画が東北で相次いでいる。家庭向けの電力小売りがことし4月、都市ガスが2017年に全面自由化され、電力、ガス各社の地域独占がなくなる。各社は東北をエネルギーの生産・供給拠点と位置付け、首都圏などでの参入につなげる方針だ。

2437荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12011.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>需要予測の63% 苦戦傾向

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 仙台市交通局は5日、市地下鉄東西線が開業した12月6日から同31日までの利用者数(速報値)を発表した。1日平均5万400人と需要予測8万人の63%にとどまり、苦戦傾向がうかがえた。

 全13駅別の利用者数は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万5800人(2)青葉通一番町(同)5400人(3)八木山動物公園(太白区)5200人-となった。

 青葉山(青葉区)が予測の36%と不振が目立ち、最多の利用者数を見込んだ仙台も予測の57%と低迷。仙台では、利用者のうち南北線との乗り換えが1万6000人と全体の6割近くを占めると予想したが、実際は6000人と4割に届かなかった。

 東西の起点駅は八木山動物公園、荒井(若林区)ともに予測の65%。両起点駅以外では唯一、駅前広場を設けて乗り換え用のバス乗降場を整備した薬師堂(同)は72%だった。

 一方、川内、国際センター両駅(ともに青葉区)は予測を上回った。両駅に近い東北大や高校への通学利用が多かったとみられる。中心商店街と直結する青葉通一番町もほぼ予測通りだった。

 日にち別では開業日の6日が11万2500人と最も多く、次いで12日(7万2400人)、13日(5万9300人)、11日(5万8300人)と最初に迎えた週末と金曜が続いた。

 利用者数は各駅の自動改札を通った人を集計した。有人改札分は含まない。

2438荷主研究者:2016/01/16(土) 14:55:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160106_12016.html
2016年01月06日水曜日 河北新報
<仙台東西線>最低限の水準はクリア

開業後約1カ月の利用状況を説明する佐藤氏

 仙台市の佐藤清交通事業管理者は5日、河北新報社のインタビューに答え、6日で開業1カ月を迎える市地下鉄東西線の利用状況について「最低限の水準はクリアした」と述べた。春の年度替わりに向け、通勤や通学による利用の促進に一層力を入れる考えを示した。(聞き手は報道部・熊谷吉信)

 -1日8万人の需要予測に対し、昨年12月の実績は平均5万400人だった。
 「近くに大学や高校がある駅は健闘したが全体ではまだまだ。100点満点で41点。何とか赤点を免れた感じだ」

 -通勤需要を見込んだ卸町や六丁の目両駅など、大半の駅で低迷している。
 「通勤手段はすぐには切り替わらない。北や南から南北線を利用する人たちが東西線に乗り継ぐ通勤が浸透すれば、仙台駅の利用者も増えるはずだ」

 -経営見通しはどうか。
 「荒井地区を含む東部開発や東北大農学部の青葉山キャンパスへの移転など、伸びしろはまだある。ほかの都市の地下鉄も開業当初は苦戦したが、長期的には好転している」
 「東西線の建設費は南北線に比べ起債(借金)で賄った分が少なく、利子負担がはるかに軽い。南北線は黒字が続いており、両線合わせた市の地下鉄事業としては十分安定している」

 -開業と同時に実施した市バス路線の大規模再編には不満が根強い。
 「バス事業は地下鉄以上に厳しい。見直すべき点は見直すが、全ての要望には正直、応えることはできない。東西線沿線では地下鉄の利便性を丁寧に訴えたい」

2439荷主研究者:2016/01/16(土) 14:57:22

http://toyokeizai.net/articles/-/99112
2016年01月06日 東洋経済
仙台は「地下鉄東西線」開業で不便になった?
「鉄道」と「バス」の連携に課題

鼠入 昌史:ライター

2015年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線

 仙台市に2本目の地下鉄路線・東西線が開業してから、まもなくひと月を迎える。1日平均で6万〜7万人が利用しているとのことで、開業前の需要予測(1日8万人)の約8割。東京や大阪などと比べると“鉄道利用”が日常生活に定着していない仙台という土地柄を考えれば、十分健闘していると言えそうだ。

 今後、沿線の開発が進んでいけば、当初の需要予測を上回ることも考えられる。いずれにしても、開業前から懸念されていた“赤字路線化”を避けるめども立ったといったところだろうか。

 ただ、そんな前途洋々に見える東西線だが、市民からは「不便になった」という声が上がっているのだ。

バスは「地下鉄駅までの足」に

仙台市で2本目の地下鉄路線となる東西線

 仙台市交通局では、東西線開業に合わせて市内のバス路線網の再編を行った。東西線の路線と並行するバス路線を廃止し、一方で東西線の駅と周辺部を結ぶ路線を新設。これにより、地域によっては今までバスに乗れば仙台駅方面まで乗り換えなしで行けたところ、東西線開通後は途中でバスから地下鉄への乗り換えを強いられることになった。いわば、“フィーダー輸送”の体制を整えたというわけだ。

 もちろん、このバス路線再編が一概に不便ばかりというわけではない。市交通局が強調するように、仙台駅までの所要時間が短縮される。仙台市内はもともと渋滞がかなりひどく、朝や夕方のラッシュ時には通常バスで30分程度の距離でも1時間以上かかってしまうことがある。これが地下鉄とのフィーダー輸送化することで、平均で15〜20分程度にまで短縮されるという。

 また、経営という観点からも路線再編の持つ意味は小さくない。従来からバスや自家用車を利用していた人たちを地下鉄利用に誘導するためには、並行路線の廃止という発想は極めて合理的だ。何も手を打たなければ地下鉄利用者が伸びずに赤字が累積し、結果として市バスの運行本数の減少などにつながっていくリスクが高まる。こうしたことからも、バス路線の再編は市交通局の立場から見ても何も不思議ではない。

 しかし、それでも市民からは「不便」という声があがる。これには、乗り継ぎの効率の悪さがある。今回の地下鉄開通で仙台駅までのアクセス時間が短縮されるというのはあくまでも“乗り継ぎがうまく行ったとき”の話。

仙台市地下鉄東西線の車内。1日平均6万〜7万人が利用しているという

 地下鉄は日中7分半ヘッドで運行されているが、バスは最も頻度の高い区間で15分に1本。閑散区間では1時間に1本となる。つまり、タイミングが悪ければ駅前のバス停でバスを1時間近く待つこともあるということになる。それでは決して便利になったとは言えないだろう。

 また、このバスと地下鉄の乗り換えは、高齢者にとって大きな負担になっているという問題がある。仙台市西部に暮らすある男性高齢者は、「乗り換えなければいけないのは辛い。エレベーターはあるけれどどうしても長い距離を歩かなければならないから」と言う。

 東西線の全駅はもちろん完全バリアフリー。しかし、バスを降りてからホームにたどり着くまでにはある程度の距離がある。足腰が悪い老人にとっては、“乗り換えなし”が“乗り換えあり”に変わったことの影響は少なく無いだろう。

2440荷主研究者:2016/01/16(土) 14:58:24
>>2439-2440 続き

都市部の鉄道とバスは役割が違う

 実は、この仙台市のようなフィーダー輸送、理屈としては至極最もなのだが、都市部ではなかなか浸透していない。

 例えば東京都では、山手線内にも多くの地下鉄が走っているが、地上では多数のバス路線が平行して走っている。その最たる例が、都営バスの池86系統。渋谷駅東口から明治通りを北上して池袋駅東口まで向かうバス路線だ。この区間は、地下鉄では東京メトロ副都心線が走っている。

 また、山手線外でも東急田園都市線渋谷〜三軒茶屋間は東急バスにとっても大動脈となっている。こうした例は枚挙に暇がなく、名古屋や大阪、福岡など地下鉄網が整備されている主要都市でも同様だ。

 ただ、これらの路線に乗車してみると、利用者層は大きく異なっていることがわかる。地下鉄は通勤や通学者をはじめ、他の地域から訪れた人たちが中心という印象を持つ。一方で、バスは沿線で暮らしているいわゆる“地元の人”。鉄道駅と比べればバス停は数も多く、自宅から乗り場までのアクセスが楽という点もあるのだろうか、バスはその地域を訪れる人のためのものというよりは、その地域で暮らす人たちのために機能している。

 そもそも、鉄道は比較的長い距離を大量かつ高速輸送するにふさわしい交通機関。一方、バスは大量輸送こそ難しいものの、小回りを活かしてきめの細かい輸送を担う交通機関という特徴がある。それぞれの役割が異なるために、“遠方からの人を運ぶ”鉄道と、“地元の人の地域輸送を担う”バスが共存することができているのだろう。

 もちろん、東京や大阪といった大都市は人口も多く、鉄道とバスが並行していても充分に採算がとれるという点も無視はできない。ただ、仙台の例で見るように、鉄道とバスが連動して公共交通網を充実させるという理屈の上では極めて機能的なシステムが簡単には機能しないのは、こうした背景もある。

 地方都市を見ると、鉄道とバスの並行路線を整理してフィーダー化して成功している例もある。そのひとつは、コンパクトシティを推進していることで知られる富山市だ。

 富山市では、廃線に向けて議論が進められていた旧国鉄富山港線をLRT化し、さらにバス路線もLRTに連絡するように再整備を行った。成果は充分に出ていて、富山ライトレールはローカル線復興のモデルケースともされるほどになっている。

 ただ、「フィーダー化のポイントのひとつは低床車両。バスを降りたら目の前にある駅までバリアフリーですぐに乗れることが重要だった」(同社)と言うように、長い距離を歩かせることになる地下鉄との乗り換えとは事情が異なる。

 また、市内に6の地下鉄路線と複雑なバス路線網を持つ名古屋市交通局は「市内のどの場所からも500m以内にバス停があり、さらに最低でも1時間1本の運行本数を維持するようにしている」(同局営業企画課担当者)としており、フィーダー化には消極的。「経営にプラスでも市民の皆様に不便をかけるわけにはいかない」(同前)と言う。

実は少ない鉄道とバス乗り継ぎ

 2010年に行われた大都市交通センサスでは、鉄道末端交通機関としてバスを利用しているのは首都圏・中京圏・近畿圏いずれでもわずか10%程度に過ぎず、首都圏と近畿圏では60%近くが徒歩で駅まで向かっているという結果が出ている。これを見ても、鉄道とバスを同時に利用していくというスタイルは、特に都市部ではなかなか難しいということなのだろう。

 利便性を高めるはずの鉄道路線の開通が、同時に行われるバス路線の再編でかえって不便になるという不幸な結果。もちろん利便性が向上して喜んでいる人も少なくないだろうが、公共交通という存在である以上、“不便になった”という結果はできる限り避けなければならないだろう。鉄道とバスの“共食い”を防ぐなら、沿線観光地とのタイアップなど考えられる手段はほかにもあるはずだ。

 仙台市営地下鉄東西線開通に伴う仙台市バスの再編は、1年をめどに見直されることになっている。果たして仙台市はどのような結論を出すのか。単に“地下鉄ができて便利になる”と言って終わりにするのではなく、見守っていく必要があるだろう。

2441荷主研究者:2016/01/16(土) 15:01:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160107_13017.html
2016年01月07日木曜日 河北新報
<三陸道>仙台港北-利府中 4車線化完了へ

ほぼ整備を終えた三陸道仙台港北-利府中IC間の4車線区間(左側)

 2015年度中の4車線化が予定される三陸自動車道仙台港北-利府中インターチェンジ(IC)間(7.8キロ)の工事現場が6日、報道機関に公開された。道路建設はほぼ終え、中央分離帯移設や多賀城ICの新設が進んでいる。

 東日本高速道路東北支社によると同区間のうち、整備中の区間は仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)の4.7キロ。事業費約240億円で、12年4月に着工した。利府JCT-利府中ICの3.1キロは既に4車線化した。

 仙台港北-利府JCT間の上下4車線の運用は3月末以降だが、利府JCTに向かう下り線は3月中に前倒しして2車線での利用を始める予定。東北支社仙台工事事務所の大築正明所長は「この区間は朝夕に渋滞が発生していた。4車線化で利便性が高まり、復興にも寄与できる」と話した。

 三陸道の4車線化計画は仙台港北-桃生豊里間(52.6キロ)で進む。仙台港北-利府中ICの完成で、残りは石巻北-桃生豊里間(12.1キロ)となる。同区間は15年度内の完成予定だったが16年度に延期された。

<工事で一部通行止め>
 三陸道の4車線化工事のため、東日本高速道路東北支社は12日正午〜13日午前6時、仙台港-利府塩釜インターチェンジ(IC)間と、仙台北部道路利府ジャンクション-利府しらかし台IC間を全面通行止めにする。

2443荷主研究者:2016/01/16(土) 15:23:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/12 建設新聞
青葉区春日町・大京東北支店
ライオンズマンション春日町の新築計画 15F5125㎡、5月着工へ創建設計で設計

 大京東北支店(仙台市青葉区中央2の9の27佐藤一巳支店長)は、仙台市青葉区春日町に「ライオンズマンション春日町」(仮称)の新築を計画しており、創建設計に設計を委託している。

 建設場所は、仙台市民会館向かいの仙台市青葉区春日町3の12地内の敷地868.94㎡。近隣には市民の憩いの場である西公園や仙台メディアテークをはじめ、一番町商店街にも徒歩圏内となる住環境に優れたところ。

 施設規模は、RC15F延べ5125.02㎡、戸数54戸の分譲マンションとなる。

 近く施工者を決め5月中旬の着工、完成は2018年2月末を予定している。

2016/01/12付一面に掲載

2444荷主研究者:2016/01/16(土) 15:25:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160112_11020.html
2016年01月12日火曜日 河北新報
<仙台市バス>郊外路線 拠点乗り換え方式に

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160111_093023jc.jpg

 仙台市中心部から郊外の各住宅地に向けて放射状に伸びる市バス路線網について、市が見直しを検討していることが11日、分かった。住宅地を回る地区内路線と拠点停留場を新たに設け、拠点停留所で乗り換えて中心部に行く形を想定。近く策定する市交通局の経営改善計画に盛り込み、早ければ2018年度に実施する。

 見直し案のイメージは図の通り。利用者が少なく収支が厳しい路線を対象に現行の直通便を大幅に減らし、中心部へは乗り継ぎを基本とする。

 路線の効率化で経費削減を図るのが狙い。郊外を回る路線を民間のバス会社が担い、市バスは中心部行きの幹線系統に特化することも検討する。

 見直しの背景には市バスの深刻な経営状況がある。14年度は、乗車料収入72億円に市の補助金28億円を加えても4億4900万円の赤字。累積赤字は62億4900万円と増加している。特に郊外路線で利用者減少が目立つという。

 市バスをめぐっては、昨年12月6日の市地下鉄東西線開業と同時に、東西線沿線地域を中心に大規模な路線再編を実施したばかり。東西線との乗り継ぎを促すため中心部への直通バスを減らし、高齢者らから多くの苦情が寄せられた。今回の見直しも利便性の低下は必至で市民の反発が予想される。

 市交通局は17年度にも対象となる郊外団地などで説明会を開き、実施に向けた住民合意を得たい考えだ。

2445荷主研究者:2016/01/31(日) 13:01:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_13050.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>車両望むデッキ人気

展望デッキから東西線車両を眺める家族連れ

◎開業1カ月/国際センター駅

 「来た来た! とーうざーいせーん」

 国際センター駅(仙台市青葉区)2階の展望デッキにいた子どもたちが歓声を上げた。東西線車両が広瀬川橋りょうを渡り、駅に向かって来る。走行中の様子を見下ろせるデッキは人気のスポットだ。

 仙台国際センター展示棟で子ども向けのイベントが開かれていたこともあり、訪れた4日は家族連れが目立った。学会関係者らスーツ姿が大半だった以前と比べ、人の流れが変わった。

 仙台市の委託でセンターを管理する青葉山コンソーシアムの三崎拓哉さん(36)は「来館者の多くが駅に接した北側出入り口を使うようになった。南側に正面玄関があるが、駅側に変わったかのようだ」と話す。

 センター展示棟では昨年3月、国連防災世界会議が開かれた。一帯は仙台城跡や市博物館、宮城県美術館にも近い。文化の薫り豊かなエリアでコンベンション誘致の期待が高まる。

<メモ>所在地は仙台市青葉区青葉山2の6。1日の予想乗車人員1389人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均2500人と1.8倍に上った。駅構内は大型会議や学会の参加者の利用を考慮した開放的な設計で、2階には多目的スペースを備える。

2446荷主研究者:2016/01/31(日) 13:05:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11038.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台圏3万9000人増

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 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査の速報値では、県内35市町村のうち26市町で人口が減少した。減少率の高さは、東日本大震災で津波被害を受けた沿岸市町が際立った。一方で、仙台都市圏(仙台市など14市町)は約3万9000人増加。仙台への人口集中の流れが進んだ。

<市町村別>
 巨大津波に襲われた沿岸部のうち仙台市を除く14市町では、名取、岩沼、利府3市町を除く11市町で減少した。減少率は女川町が最も高い36.98%。南三陸町29.00%、山元町26.28%と続いた。

 前回10年に比べ9市町村で人口が増え、うち7市町村は仙台都市圏だった。増加率が最も高かったのは大和町の13.49%。以下、富谷町9.67%、大衡村6.96%、利府町5.55%の順。

 増加率5位(4.90%)の名取市の人口は7万6719。栗原、気仙沼を抜き仙台、石巻、大崎、登米に次ぐ県内第5市となった。

<圏域別>
 7広域圏では仙台都市圏のみ増え、増加率は2.59%。人口は152万8719で、県全体の65.49%を占めた。前回比2.03ポイント増で、人口集積が加速した。

 残る6広域圏で減少率が最大だったのは気仙沼・本吉(気仙沼市、南三陸町)の14.99%。石巻(石巻市、東松島市、女川町)が9.68%で続いた。栗原(栗原市)6.71%、仙南(白石市など9市町)3.51%、登米(登米市)2.36%、大崎(大崎市など5市町)2.28%だった。

<世帯数>
 前回比4.75%増の94万4719世帯となった。核家族化を反映し、1920年の調査開始以来プラスが続く。1世帯当たりの平均人数は0.09人減の2.47人。市町村別で最多は色麻町の3.67人、最少は女川町の2.01人だった。

 増加率の上位3位は大和町26.24%、大衡村19.33%、富谷町13.57%。減少率は南三陸町23.76%、女川町20.51%、山元町15.47%だった。

2447荷主研究者:2016/01/31(日) 13:06:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11037.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>都市機能集積度で明暗

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 宮城県が12日に発表した2015年国勢調査速報値では、10年の前回に続き仙台市、大和町など仙台都市圏で大きく人口が伸びた。仙台圏から離れた周辺部は減少が止まらず、特に東日本大震災の沿岸被災地は人口流出幅が大きい。商工業や学校など、都市機能の集積度が明暗を分けた。

 仙台市の北に隣接する黒川郡4町村は8.96%増。郡内の工業団地にトヨタ自動車東日本(大衡村)や、半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(大和町)が立地。関連企業が張り付き、従業員の移住が進んだ。

 13.49%と県内最大の伸び率を示した大和町は「仙台近郊で、職場に近い環境が定住に適しているのだろう。比較的安い地価も影響した」(総務課)と話す。

 一方、白石市は5.74%減少した。市は「就職先となる企業が市内に少なく、進学を機に市外に出た若者が戻らない」(企画情報課)と分析する。仙台市中心部までは車やJRで1時間圏内。担当者は「交通の利便性を生かし切れていない。決め手がない」と嘆く。

 被災沿岸部は4市町で減少率が10%を超えた。巨大津波で多くの人命が失われた上に、住まいを奪われた被災者の宅地造成や災害公営住宅建設は完了していない。他地域へ避難したまま帰郷できない状況が続く。

 減少率が最も大きい女川町は津波で町内の建物の7割以上を失い、都市機能をゼロから再建中。須田善明町長は「持続可能な地方小都市をつくるため、しっかりと手を打つ」と述べた。

2448荷主研究者:2016/01/31(日) 13:07:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11017.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>宮城 沿岸など26市町減少

 宮城県は12日、2015年国勢調査の速報値を発表した。県人口は233万4215人で、10年の前回に比べ1万3950人減少し、05年から3回連続でマイナスとなった。減少率は前回より0.1ポイント広がり0.6%と過去最大だったが、東北6県平均(3.8%減)や被災3県平均(3.2%減)は大きく下回った。

 男女別でみると、男性は114万127人で0.1%増加。女性は119万4088人で、1.2%減少した。男性の増加は、誘致企業の従業員らが流入した影響もあるとみられる。

 市町村別では、東日本大震災で被災した沿岸部を中心に26市町で減少し、9市町村で増加した。減少率が大きいのは、ともに被災規模が甚大だった女川町(37.0%)、南三陸町(29.0%)など。石巻市は減少数が最多の1万3590人(8.5%減)に達したが、14万7236人で県内第2の市の座を守った。

 仙台市は3万6199人(3.5%)増の108万2185人。県全体の46.4%を占めた。自動車産業の集積が進む仙台圏北部で増加が目立ち、大和町が県内トップの増加率13.5%を記録した。

 仙台市を除く沿岸14市町は3万9619人減。減少率は6.0%で、激しい人口減少に直面する被災地の実態が浮き彫りになった。

 県の分析では、この5年間で震災の影響や自然減などから約3万8000人減った一方、社会増が約2万4000人に上った。県統計課は「復興需要と企業誘致、外国人留学生の増加で人口減を抑えた」とみる。

 世帯数は94万4719で、前回比4万2857世帯(4.8%)増。1世帯当たりは2.5人で、前回を0.1人下回り減少傾向が続く。

2449荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11011.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>富谷町5万人 半世紀で10倍

 宮城県が12日公表した2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値で、富谷町の人口が5万1592となり、市制移行の要件である5万を超えた。町は10月10日の市制移行を目指しており、最も重要な人口要件をクリアしたことで、準備作業を本格化させる。

 富谷町の人口は前回(10年)より4550増えた。伸び率は9.67%で宮城県内で2番目に高かった。1963年に富谷村が町制施行した当時の人口は約5000だったが、仙台市のベッドタウンとして宅地開発が進み、この半世紀で約10倍になった。

 市制移行の人口要件は国勢調査が基になる。住民基本台帳では富谷町の人口は5万2295(1日時点)で、国勢調査の速報値より多い。住民票を残したまま町外に進学や単身赴任する人がいるためとみられる。

 町は今後、町議会3月定例会に市制移行の議案を提出し、議決を経て国、県に移行を正式申請する方針。

 若生裕俊町長は取材に「5万を超えた数字を目にして、ほっとした。先人の努力と計画的な町づくりのたまもの。10月10日の移行へ向けて作業を加速させたい」と話した。

2450荷主研究者:2016/01/31(日) 13:08:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_11012.html
2016年01月13日水曜日 河北新報
<国勢調査>仙台市 過去最多108万人

 仙台市は12日、2015年国勢調査(10月1日現在)の速報値を発表した。市人口は過去最多の108万2185人で、10年の前回調査に比べ3万6199人増えた。増加率は3.5%と2回連続で拡大。東日本大震災の影響などから想定を上回る人口増となった。

 5区の人口は青葉区が31万181人と最多で、太白区22万6687人、泉区21万6968人、宮城野区19万4930人、若林区13万3419人と続く。全区で増え、増加率は青葉が6.4%と群を抜いて高い。太白2.8%、泉2.7%、宮城野2.3%、若林0.8%だった。

 世帯数は49万9090と前回比で3万3830(7.3%)増えた。1世帯当たりの人数は2.17人で前回の2.25人を下回った。

 市は、16〜20年度の施策の方向性をまとめた「市政策重点化方針2020」で60年までの人口動態を独自に推計。15年の市人口を107万6000人と見積もったが、速報値は約6000人多かった。

 奥山恵美子市長は12日の定例記者会見で「震災後の他地域からの人口流入が想定より多かった」と述べた。20年の108万8000人をピークに人口減少に転じるとした市の予想については、時期が20年以降にずれ込むとの見方を示した。

2451荷主研究者:2016/01/31(日) 13:15:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160116_12008.html
2016年01月16日土曜日 河北新報
創業93年の呉服店「松葉屋」3月末閉店

3月末で93年の歴史に幕を閉じる松葉屋

 1923年創業の老舗で、仙台市青葉区一番町の呉服店「松葉屋」が3月31日で閉店することが15日、分かった。業界全体の低迷に加え、着物レンタル店の普及もあり、今後も店を続けても好転が見込めないと判断。閉店後は地元飲食店がテナントとして入居する方向で調整している。

 一番町四丁目商店街に店を構え、近くに仙台三越がある。開店当初は染め物店を営み、着物の糸をほどいて洗い仕立て直すなどした。戦後は需要の高まりを背景に呉服店に変更。東京や京都の呉服問屋から仕入れた生地を使った。

 同店によると呉服業界の売上高は現在、ピークだった2000年の10分の1に落ち込む。成人式、卒業式など晴れの日の着物も最近はレンタル店に押され、販売は苦戦した。それでも仙台は茶の文化が根付いており、常連客に支えられた。

 赤字経営に陥ることはなかったが、客の高齢化や業界の縮小傾向を受け、閉店を決めた。店は2月10日までセールを実施している。

 栗村雄一郎社長(54)は「お得意様に支えられ、ここまで続けられた。この先も呉服店が成り立つのは難しく、潮時だと考えた」と話した。

2452荷主研究者:2016/01/31(日) 13:20:35
>>2076
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/18 建設新聞
フォレストとダイユーエイト
大規模集客施設整備へ県に新設計画を届出 太白区茂庭・1万1250㎡で6月着工めざす

 フォレスト(東京都新宿区西新宿2の6の1 多田直樹代表取締役)、ダイユーエイト(福島市太平寺字堰ノ上58 浅倉俊一代表取締役)は、仙台市太白区茂庭に大規模大型店舗「仙台市太白区茂庭計画商業施設」(仮称)の出店を計画しており、宮城県条例の特定大規模集客施設の立地誘導に基づく届け出を行った。

 建設用地は仙台市太白区茂庭土地区画整理8街区で、敷地面積は3万2934㎡。計画によると、フォレストはスーパーマーケット棟やドラッグストア棟、物販テナント棟、サービス棟の4棟延べ6023㎡(店舗面積3950㎡)を新築するほか、ダイユーエイトはホームセンター棟として延べ5356㎡(同4959㎡)を新設する。合計の延べ床面積は1万1247㎡(店舗面積8909㎡)で、着工はことし6月末、営業開始は2017年3月初めをそれぞれ予定している。

 仙台市太白区茂庭への出店は計画地の半径3㎞に約1万1000世帯が居住し、ホームセンターの空白地域となっていることから同地区を選定したとし、1日当たり約9300人の利用見込み人数を想定している。

2016/01/18付一面に掲載。

2453荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13010.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台港>復興需要 国際コンテナ過去最多

 仙台港の2015年の国際コンテナ貨物取扱量が過去最高を更新したことが18日、分かった。東日本大震災の復興需要を見据えた国際定期航路が最多の8航路となり、建築資材輸入が増えたのが要因。被災地で進む住宅再建をにらみ、今後の輸入量はさらに伸びるとみられる。

 県の速報値では、15年の取扱量は約22万5000TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積載能力)に到達。これまで過去最高だった震災前年の10年(21万6142TEU)を1万TEU近く上回った。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は1990年の定期航路開設後、順調に伸びてきた。震災があった11年は前年比55%減の9万6528TEUと大きく落ち込んだが、復興需要で12年からV字回復に向かった。

 その後、被災地では災害公営住宅や一戸建て住宅の再建が本格化し、輸入建材の需要が急増。15年には北米西岸、韓国・釜山、ロシア極東ウラジオストクと仙台を結ぶ便が就航し、取扱量を押し上げた。県の担当者は「今後も官民一体でポートセールスに努め、一層の利用促進を図る」と話した。

2454荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160119_13055.html
2016年01月19日火曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>商店街 にぎわい創出

青葉通一番町駅の北側出入り口。藤崎本館の地下入り口(奥)とつながっている

◎開業1カ月/青葉通一番町駅

 青葉通一番町駅(仙台市青葉区)は杜の都のシンボルロード・青葉通にできた初めての地下鉄駅だ。

 藤崎本館の地下と直結し、商業施設「シリウス・一番町」やアーケード街は目と鼻の先。目当ての品を求めて買い物客が行き交う。

 「駅ができた効果は予想以上」と実感を語るのは、地元サンモール一番町商店街振興組合の佐藤雅英事務長。「夕方、学生やサラリーマンの団体が駅を出て飲食店に繰り出す光景を見るようになった」と話す。

 新駅効果は同商店街の一角にたたずむ野中神社にも。仙台藩祖伊達政宗が仙台を町割りする際の起点にしたとされる所。初詣の参拝客は例年の1.5倍という。

 市中心部の8商店街でつくるパートナーシップ準備協議会は東西線の活用策を模索中。青葉通一番町駅の昨年12月の利用実績が好調だった勢いを生かし、中心部全体のにぎわい創出につなげたい考えだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区一番町3丁目3の2。1日の予想乗車人員5764人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均5400人。ほぼ需要予測通りで、13駅全体で予想の6割にとどまる中、堅調だった。青葉通では車道を減らして歩道を拡幅する再整備事業が進む。

2455荷主研究者:2016/01/31(日) 13:21:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13021.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線>大雪で一転活躍 利用者4割増

大雪で地上の交通網が乱れる中、仙台市地下鉄の利用は伸びた=18日午後5時20分ごろ、仙台市青葉区一番町

 仙台市は19日、大雪となった18日の市地下鉄東西線の利用者数を7万2400人と明らかにした。1日平均5万400人だった昨年12月の実績を44%上回り、荒天時の強みが発揮された。

 増加が目立った駅は青葉山、川内(青葉区)。青葉山が6600人で昨年12月の2600人の2.5倍、川内も4500人と2000人から2.3倍に増えた。両駅とも大学キャンパスの最寄り駅。自転車やバイクで通う学生が地下鉄に切り替えたと見られる。

 一方で、開業前の需要予測8万人にはなお届かず、目標達成の難しさも浮き彫りになった。市交通局の担当者は「学生の取り込みが重要」と語り、新年度に向け各大学への働き掛けを強める考えをあらためて示した。

 18日の南北線利用者数は20万5200人と、先週平日の16万7900人〜17万7300人に比べ同様に伸びた。

 奥山恵美子市長は19日の定例記者会見で「都市交通の骨格を保てたという点で地下鉄が力を発揮したと言える」と述べた。

2456荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160120_13062.html
2016年01月20日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>集客拠点 役割強まる

仙台市地下鉄東西線仙台駅の連絡通路。南北線やJR各線と接続する

◎開業1カ月/仙台駅

 「東西線→」「南北線↑」。仙台市地下鉄の東西、南北両線を乗り継ぐ利用者が看板や床の表示に従い、慌ただしく行き交う。

 南北線と十字状に交差する仙台駅(仙台市青葉区)。JR各線や仙台空港アクセス線と接続し、駅前では全国各地に向かう高速バスが発着する。仙台・宮城、東北を代表する交通拠点だ。

 東西線開業後に初めて迎えた年末年始、駅近くの仙台朝市は例年以上の人出でごった返した。「お客さんが1、2割多い。東西線の効果は大きいよ」と仙台朝市商店街振興組合理事長の入間田博さん(57)。「いい商品を安く提供し、チャンスを生かしたい」と力を込める。

 朝市の東隣に仙台パルコの新館が初夏、駅東口にはエスパル仙台店の新館が3月にオープンする予定で、一帯は開発ラッシュの真っただ中。市内の東西南北から人を引き寄せる磁場の役割が一層強まりそうだ。

<メモ>所在地は仙台市青葉区中央1の10の10。1日の予想乗車人員は全13駅で最多の2万7645人。昨年12月6〜31日の実績は平均1万5800人だった。東西線ホームは地下4階で南北線より1階下にある。地下4階と地下1階を結ぶエスカレーターは全長40.8メートルと東北で2番目に長い。

2457荷主研究者:2016/01/31(日) 13:22:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160121_13019.html
2016年01月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所>省エネ基準適合せず老朽化深刻

築50年を過ぎ、空調や防災設備などの問題点が指摘された仙台市役所本庁舎

 築50年を超えた仙台市本庁舎の老朽化に関する診断結果が、20日までにまとまった。空調や防災設備が耐用年数を超え、現行の省エネルギー基準に適合せず、修繕や設備更新の必要に迫られている。設備更新で30年間利用する場合、60億円以上の費用が見込まれるという。

 診断は、東京の建築コンサルタントが昨年6〜10月に市の委託で実施。空調設備の配管をエックス線や内視鏡で調べたところ、腐食やさびが多く見つかった。屋内消火栓や消火水槽などの防災設備にも水漏れがあり、「信頼性の低下が懸念される」と指摘された。

 エレベーター6基のうち建設当初から更新していない2基は、メーカーの部品生産が終了し、故障した場合は修理できない恐れがあるという。

 不備を修繕し今後10年間使う場合は6億円、設備を更新して30年間使用し続ける場合は66億円のコストが生じると見積もった。

 施設の修繕で乗り切るケースは比較的安価で済む半面、トラブルの可能性が残る。設備を更新するケースでは省エネ基準への対応などに多額の費用がかかり、施工中は仮庁舎への移転も必要になるという。

 本庁舎は1965年完成。2004年に故藤井黎元市長が建て替え方針を打ち出したが、財源不足で断念した経緯がある。昨年の市議会9月定例会で建て替えに関する質疑があり、診断結果は今後の議論に影響を及ぼしそうだ。

2458荷主研究者:2016/01/31(日) 13:28:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_13059.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>利用増 プロ野球が鍵

買い物客らが行き交う宮城野通駅周辺

◎開業1カ月/宮城野通

 家電量販店の紙袋を提げた買い物客。アンパンマングッズを抱えた親子連れ。仙台駅東エリアの大型店やレジャー施設を訪れた人たちが、宮城野通駅(仙台市宮城野区)出入り口に向かっていく。

 宮城野区内で唯一の地下鉄駅だ。プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城に通じる大通りが駅名となった。大規模再開発で商業施設やホテルを整備する動きが相次ぎ、活性化の兆しがうかがえる。

 ただ、新駅設置の効果が顕著に表れるには至っていない。仙台駅東口商工事業協同組合の理事長松坂卓夫さん(57)は「思ったより駅の利用者が少ない。恩恵を受けた事業者はまだほとんどない」と打ち明ける。

 地元の商業関係者が待ち焦がれるのはプロ野球シーズンの到来。松坂さんは「駅の利用者を増やすには楽天イーグルスをどう生かすか考えないといけない」と戦略を練る。

<メモ>所在地は仙台市宮城野区榴岡4の6の1。1日の予想乗車人員3948人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均1900人と約半分にとどまった。仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは徒歩7分。駅構内にアンパンマンの立像があり、アニメ主題歌も流れる。

2459荷主研究者:2016/01/31(日) 13:29:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160122_12001.html
2016年01月22日金曜日 河北新報
<フェラーリ>東北初ショールームまもなく

2台を並べられるショールーム

 イタリアの高級車フェラーリのサービスセンターが23日、仙台市泉区の国道4号線沿いにオープンする。専用のショールームとサービス工場を備えた施設は東北で初めて。

 センターは宮城や秋田で輸入車の正規販売店を展開するイデアル(若林区)が運営。ショールームは約130平方メートルで、車両を2台展示できる。サービス工場は約290平方メートルで、車両を持ち上げる専用リフト3基を備えた。イタリアでも研修を受けた専門スタッフ2人が常駐する。

 23、24日はオープニングイベントとして、フェラーリ創業60周年を記念して造られた同社初のハイブリッド車「ラ・フェラーリ」(車両価格1億6000万円、限定499台)を東北で初めて展示する。

 イデアルの西條俊之セールスマネージャー(37)は「プレミアムなものを体感していただける機会。多くの方にお越しいただきたい」と話した。同社によると、東北では約500台のフェラーリが登録されている。

2460荷主研究者:2016/01/31(日) 13:31:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/01/22 建設新聞
ヤマザワ・仙台市若林区荒井
荒井南店の新築へ数社に見積依頼 S1F4830㎡、年内の完成めざす

 ヤマザワ(山形市あこや町3の8の9 古山利昭代表取締役社長)は、仙台市若林区荒井に「ヤマザワ荒井南店」の新築を計画しており、施工者選定に向けて数社に見積もりを依頼している。

 建設用地は、仙台市立七郷小学校の南側に位置する仙台市若林区荒井字丑ノ頭ほか地内で、敷地面積は2万1000㎡。同用地は、組合施行で造成が進む仙台市荒井南土地区画整理事業地内北側で、県道荒浜原町線沿いの沿道商業用地となっている。

 計画によると、ここにS1F延べ4830.18㎡のスーパーマーケットを整備するとし、付属施設としてテナント棟の配置も予定している。近隣にある「ヤマザワ荒井店」は新店舗完成後に閉店する。

 今後、今月末までに見積もりを徴収した後に施工者を決定、年内の完成をめざすとしている。

 なお、設計は永井設計(山形市)が担当した。

2016/01/22付一面に掲載。

2461名無しさん:2016/02/02(火) 11:37:09
東ガスの傘下に這入ゃうのは,勿論東北電力の傘下に這入っちゃうよりはマシだけど,本当は東北人民による東北人民の為の東北人民資本が欲しいなぁ。。東北電力・仙台ガス・JR北日本(福島以北のJR東日本とJR北海道と三陸鉄道や旧東北本線の第三セクターを統合して設立♪)が東北財界の御三家でw
アイリスオーヤマやカメイも棄てがたいw実際的はトヨタ自動車東日本とかNECトーキンとかかな〜??

2016.1.11 08:00
東ガス、念願の「白河越え」狙う 仙台市ガス買収を再検討…小売り自由化へ先手
http://www.sankei.com/economy/news/160111/ecn1601110002-n1.html

 都市ガス最大手の東京ガスは10日、民営化を目指す仙台市ガスの買収を再検討する方針を明らかにした。顧客数で国内最大規模の公営ガスを手中に収めることで営業地域と事業規模を拡大してコスト競争力を高め、平成29年4月の都市ガス小売りの全面自由化に備える。仙台市は今春までに民間企業への譲渡方針を固め、28年度にも譲渡先の募集を始める見込み。東ガスは市の動向を注意深く見守りながら買収メリットを精査し、念願の「白河の関」越えを狙う。

 28年4月の電力小売りの全面自由化から本格化する電力・ガスの自由化は成長余力のある首都圏が主戦場になるとみられている。東ガスは東京電力が独占する家庭用電力販売に参入する一方、翌年の都市ガス小売りの全面自由化では攻め込まれる立場に立たされる。

 一定の顧客流出が想定されるため、仙台市ガスの事業を継承して東北地区に顧客基盤を拡大し、都市ガス事業を死守する構えだ。

 仙台市ガスは顧客数約35万件で、民営事業者を含め全国9位の規模を持つ国内最大の公営ガス事業者。東ガス首脳は「政令市・仙台を中心とした顧客網は魅力的だ」と指摘。「仙台市とはコンタクトをとり続けている」と買収に向け意欲を示す。

2462とはずがたり:2016/02/07(日) 05:49:08
<相馬港>震災乗り越えエネ基地に飛躍へ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151029_62005.html

 相馬港(相馬市、福島県新地町)がエネルギー、物流拠点としての機能を増しつつある。東日本大震災による打撃を乗り越え、新たに液化天然ガス(LNG)の基地化に向けた施設整備が急ピッチで進む。工事中の自動車専用道路で福島県央部と結ばれれば、内陸部の企業集積にも貢献しそうだ。

 国は今月、港湾内の一部でしゅんせつ工事に着手した。大型輸送船の入港に備え、航路の水深を10メートルから14メートルに改良する。海底から採取した土砂で16ヘクタールを埋め立て、2016年度内に新たな岸壁を整備する。
 港湾機能の強化は、石油資源開発(東京)によるLNG基地構想を後押しするのが目的。同社は20年までに23万キロリットルの貯蔵タンク、発電所(出力計120万キロワット)を建設し、仙台方面へのパイプラインを敷設する。プロジェクトの総投資額は1800億円に上る。
 相馬港では東北電力と東京電力が共同出資する卸電力会社が石炭火力発電所2基を稼働。さらに1基の建設計画がある。LNG基地化が進めば複合型のエネルギー拠点へと一気に飛躍する。
 東北地方整備局小名浜港湾事務所の木本仁所長は「港は燃料の搬入口としてだけでなく、福島県北の搬出拠点としても重要性が増すだろう」と展望する。
 港湾機能を左右する物流の動線も強化される。国は現在、福島市方面につながる自動車専用道「相馬福島線」(延長45キロ)を整備中。18年までに相馬-伊達市間が開通し、いずれは東北自動車道からの直接乗り入れが可能となる。
 現行1時間15分程度の移動時間は、全線開通時には半分近くに短縮される見通し。福島河川国道事務所は「現行ルートは荷崩れや冬季の通行止めの懸念がある。相馬福島線によって企業による相馬港利用が加速する」とみている。
 周辺自治体の期待も大きい。福島市は今後、立地企業へのアンケートを実施し、海上輸送のメリットなどを提案していく考え。市の担当者は「物流面の優位性を武器に、企業誘致に弾みをつけたい」と話す。

2015年10月29日木曜日

2463荷主研究者:2016/02/07(日) 11:05:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160124_11020.html
2016年01月24日日曜日 河北新報
<仙台東西線>国際センター駅交流広場 低調

国際センター駅2階から見える交流広場。大規模なイベントがほとんどなく、専ら有料駐車場として使われている

 仙台市が市地下鉄東西線国際センター駅(青葉区)の北隣に整備した「せんだい青葉山交流広場」の利用が振るわない。昨年4月のオープンから9カ月たつが、イベント会場としての貸し出しはわずか数件。使い勝手や利用料設定に課題があるようだ。

 交流広場は仙台商高跡地の約1万9000平方メートル。イベント用に貸すのは原則として駅に近い「Aエリア」(2200平方メートル)で、市役所前の勾当台公園市民広場(2000平方メートル)の面積に匹敵する。

 ただ、これまでの主な利用実績は、昨年8月に広場全面が仙台七夕花火祭の有料桟敷席とされ、今月1日に広場の一角が大崎八幡神社の初詣客を送迎するシャトルバス乗り場に使われた程度。大部分の期間は有料駐車場になっている。

 市の委託で広場を管理する青葉山コンソーシアムの担当者は「駐車場利用だけでは収入の見通しが立たない。イベント予約を増やす必要がある」と話す。

 利用の低迷について、市国際プロモーション課は「トイレや水道がないのが最大のネック」との見方を示す。広場は仙台城跡に近く、一帯が遺跡地域。文化財保護の観点で地下工事が制限されたため、イベントのたびに仮設トイレを置く必要がある。

 利用料も勾当台公園や西公園などの一般の公園と比べて割高感がある。非営利目的の場合、利用面積1平方メートル当たり約16円と公園(5円)の3倍以上。営利目的では約24円と公園(30円)より安いが、公園には観光物産展など公益性の高いイベントの利用料を免除する制度がある。

 市は「東西線の開業効果で風向きは変わる」(同課)と強気の姿勢。仙台国際センターへの大型会議の誘致を進め、交流広場との一体利用を増やしたい考えだ。担当者は「利用者の意見を踏まえ、トイレの使い勝手などの改善を検討する可能性はある」と話す。

2464荷主研究者:2016/02/07(日) 11:06:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160126_13055.html
2016年01月26日火曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>手づくり市 にぎわう

薬師堂駅の駅前広場。駅と仙台市南東部の住宅地を結ぶ市バスが発着する

◎開業1カ月/薬師堂

 薬師堂駅(仙台市若林区)には東西線の両起点駅以外で唯一、バス乗降場を備えた駅前広場がある。市バスとの接続拠点として駅と市南東部の住宅地を結ぶ。

 市内屈指の史跡エリアだ。駅から西に3分ほど歩くと、8世紀後半の創建と伝えられる陸奥国分寺がある。かつて七重塔がそびえた古刹(こさつ)。桜の名所でもある。村山裕俊住職(55)は「今も昔も癒やしの場所。お参りの際、四季折々の魅力を感じてほしい」といざなう。

 境内では毎月8日に「お薬師さんの手づくり市」が開かれる。2008年11月に始まった市はすっかり定着。今月も食品や雑貨など約120の店が並び、大勢の人でにぎわった。

 実行委員会の佐藤正記事務局長(55)は「昨年12月に続き、多くの人でにぎわった。新たに東西線を利用して訪れる人が増えているようだ」と開業効果を実感する。

<メモ>所在地は仙台市若林区白萩町401の2。1日の予想乗車人員5017人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約3600人。聖和学園高の南に接する。陸奥国分寺と同時期に建立されたとみられる国分尼寺や、プロ野球東北楽天の本拠地、楽天Koboスタジアム宮城も近い。

2465荷主研究者:2016/02/07(日) 11:06:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160127_13056.html
2016年01月27日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>流通の街 文化も発信

交通量の多い卸町駅周辺。地下鉄への誘導が課題になる

◎開業1カ月/卸町駅

 卸町駅(仙台市若林区)は仙台市内から仙台港に向かう幹線道路沿いに立地する。全国最大規模の卸商団地「仙台卸商センター」の入り口に位置し、ヒトとモノの往来が激しい。

 ベビーカーを押す若い女性が駅から出てきた。流通ビジネスの街が変わりつつある。駅周辺の土地は、マンションや商業施設を建設できるよう規制緩和された。ファミリー層の利用増に期待がかかる。

 文化の発信地としても存在感を増す。昨年12月末には東西線開業を記念し、駅近くの劇場兼稽古場「せんだい演劇工房10-BOX」などで3日間舞台イベントが展開され、親子連れなど新たな演劇ファンを掘り起こした。

 10-BOXを拠点に活動する劇団「仙台シアターラボ」代表の野々下孝さん(40)は「卸町に関心が向くいまが好機。多くの市民に演劇に親しんでもらえるよう工夫したい」と話す。

<メモ>所在地は仙台市若林区卸町1丁目1の7。1日の予想乗車人員5813人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2700人。市の予想の46.4%にとどまり、青葉山(36.2%)に次ぐ低水準。駅周辺は事業所が集積し、マイカー通勤からの転換が進むかどうかが利用増の鍵となる。

2467荷主研究者:2016/02/07(日) 11:38:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160129_12010.html
2016年01月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>飲食・土産物9店 3月オープン

 JR東日本仙台支社は28日、仙台駅の2、3階に3月、飲食や土産物など計9店を順次オープンすると発表した。

 3月5日には、阿部蒲鉾店(仙台市)の人気商品「ひょうたん揚げ」と、チーズスイーツ、ずんだシェイクのテークアウト専門店計3店が2階コンコース北側に開店する。

 同18日には2、3階に計6店がオープン。首都圏などで人気のチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」(東京)が東北で初出店。同日利用が始まる東西自由通路沿いには、東北以外の全国の名菓などをそろえた土産品店がお目見えする。

2468荷主研究者:2016/02/07(日) 11:38:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160129_12011.html
2016年01月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>「エスパル仙台東館」3月開店

3月18日に利用開始となるJR仙台駅東西自由通路のイメージ図

 JR東日本仙台支社は28日、仙台駅東口に整備中の大型商業施設を3月18日に開業し、拡幅工事が進む東西自由通路の利用も同時に始めることを発表した。商業施設の名称は「エスパル仙台東館」とした。自由通路とつながる東館2階には、東口改札(4レーン)を新設し、東口側から来る利用者の利便性を高める。

 仙台支社によると、東館は地上6階、地下1階で店舗面積約1万300平方メートル。施設の核店舗には、4階に生活雑貨大手「東急ハンズ」(東京)が入るほか、新規の77店を含め計82店舗が入店する。館内に設置する保育園と医療クリニックは4月1日に開業する。

 2階の自由通路は幅6メートルから16メートルに拡幅し、4階まで高さ16メートルの吹き抜けとなる。シンボルツリーやフラワーポットを置くほか、発光ダイオード(LED)照明、太陽光パネルを活用し、環境に配慮した空間にする。市民に自由通路の愛称を募集する予定。

 エスパル仙台は東館開業に合わせ、一部改装中の本館でも33店舗が新規出店や新装オープンするほか、新たなブランドイメージ創出のためエスパルのロゴを変更する。

 新たな取り組みとして、東館の駐車場(5階〜屋上)に電気自動車の充電設備を4基設置。本館の一部に限られていた無料の公衆無線LAN「WiFi(ワイファイ)」の利用範囲を、東館やエスパル仙台Ⅱも含めた全ての共用スペースに広げる。

 訪日外国人旅行者の利便性を高めるため、中国を中心に普及している「銀聯(ぎんれん)カード」も3館のほとんどの店舗で利用できるようになる。

 このほか、仙台駅やホテルメトロポリタン仙台など約40カ所で伝統工芸品などの展示コーナーを設け、東北の魅力を発信するプロジェクト「ヨリ未知 SENDAI」を展開する。

 松木茂支社長は「長年の懸案だった仙台駅の機能の充実と東口の顔をつくる取り組みが、大きく前進する。施設の開業後は、仙台駅の利用者が満足できるよう力を入れたい」と話した。

2469荷主研究者:2016/02/07(日) 11:47:44

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00372742?isReadConfirmed=true
2016年1月29日 日刊工業新聞
工藤電機、仙台R&D拠点完成 最先端技術で雇用創出

【仙台】工藤電機(仙台市太白区、引地智恵社長、022・245・2141)は仙台市太白区内に「研究開発(R&D)センター=写真」を完成し、落成式を開いた。同社がR&Dセンターを開設するのは今回が初めて。引地社長は「本社、工場、R&Dセンターの三位一体で今まで以上に発展する」などとあいさつした。

 地上4階建ての研究棟と試験棟からなる。敷地面積は1753平方メートル、延べ床面積は1869平方メートル。投資額は約10億円。

 津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金で5億円の支援を受けた。名取事業所(宮城県名取市)から設計部隊24人が異動。事務方含め30人が在籍する。

 来賓の守本憲弘東北経済産業局長は「被災地において最先端技術で雇用創出し、復興に大きく貢献されるだろう」、熊谷教孝日本加速器学会長は「工藤電機には新しいものを考えるDNAがある。これからも面白いものができるのではないか」、若生正博宮城県副知事は「県から世界に向けたイノベーションの創出拠点になるだろうと期待する」などと語った。工藤治夫工藤電機会長が講話した。

(2016年1月29日 中小企業・地域経済1)

2470荷主研究者:2016/02/07(日) 11:50:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160131_13021.html
2016年01月31日日曜日 河北新報
復興促進期待 常磐道山元南スマートIC着工

地元児童と一緒にくわ入れして着工を祝う関係者=30日、山元町坂元

 常磐自動車道新地(福島県新地町)-山元インターチェンジ(IC、宮城県山元町)間に開設される山元南スマートIC(同町坂元)の着工式が30日、現地であった。2017年3月までに利用開始となる予定で、宮城県内6カ所目のスマートICになる。

 自動料金収受システム(ETC)搭載車に24時間対応するゲートを設置する。総事業費は約23億円。事業主体の東日本高速道路は1日当たり700台の利用を見込む。

 山元町内のIC設置は、町北部の山元ICに次いで2カ所目になる。山元南スマートICは、東日本大震災の集団移転先として町が整備中の新坂元駅周辺地区新市街地に直結するほか、隣接する角田市、丸森町からの利用も見込まれる。復興まちづくりや企業進出による県南の経済振興、交流人口拡大などが期待される。

 着工式には3市町や県、国、東日本高速道路の関係者らが出席。地元の山元町坂元小の児童5人とくわ入れをして工事の安全を祈った。山元町の斎藤俊夫町長は「着工が復興の力強い後押しとなり、町の均衡ある発展に資する」と期待を寄せた。

 終了後、3市町は国などに常磐道の暫定2車線区間の4車線化の早期実現を要望した。

2471とはずがたり:2016/02/07(日) 12:59:07
>>2461
名無しになってるけど俺だ。

2472荷主研究者:2016/02/11(木) 14:11:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160201_13054.html
2016年02月01日月曜日 河北新報
<仙台東西線>近隣に住宅街誕生へ

車の往来が激しい産業道路沿いにある六丁の目駅

◎開業1カ月/六丁の目駅

 仙台の産業・物流拠点に誕生した六丁の目駅(仙台市若林区)。県道仙台塩釜線(産業道路)沿いにあり、国道4号バイパスが近い。トラックや乗用車の行き来が絶えない。

 車の利用が定着しているエリアだ。地下鉄への転換をどう図るのか。鍵を握るのが産業道路南側で進む大規模な住宅開発だ。

 駅を出て南に徒歩約17分。荒井西地区の住宅地が広がる。一面農地だったが土地区画整理事業で様変わりし、一戸建ての住宅が続々と建ち始めている。想定人口約2700の新たなまちが生まれつつある。

 一帯では銀行の出店が相次ぎ、今秋には大規模商業施設のオープンも控える。

 「目に見える変化はまだ少ないが、新しい住民は増えている。地区はますます発展するはず」。六丁の目町内会長の加藤正敏さん(72)が未来に期待を込める。

<メモ>所在地は仙台市若林区六丁の目中町1の34。1日の予想乗車人員4272人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2100人。駅近くには東日本大震災被災者の集団移転地や災害公営住宅がある。仙台工業団地の移転構想が浮上し、跡地の利活用が注目されている。

2473荷主研究者:2016/02/11(木) 14:12:32
>>2436
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_12010.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<ガス自由化>仙台ガス局民営化 来春は困難

 仙台市ガス局が再検討している民営化について2017年4月から実施するのは困難になったことが1日、分かった。経済産業省は同年4月に家庭向け都市ガス小売り自由化を始める方針を決めており、同時期の民営化は実現できない見通しだ。民営化するかどうかの判断が遅れている上、売却先の公募など手続きにも一定期間を要するため。

 市ガス局はことし3月までをめどに民営化の可否を決める方針だった。だが、新規参入企業が使う都市ガス導管の使用料算定手法をはじめ、全面自由化後の詳細な制度設計が決まっておらず、事業環境を見通せない状況が続いており、判断時期は16年度以降にずれ込む可能性が高い。

 前回、市ガス局が10年4月の民営化を目指した際、売却先の公募を始めたのは08年9月で1年半前だった。今回は17年4月まで既に1年半を切っており、売却手続きを完了させるのは厳しい情勢となっている。

 ことし4月には電力小売りの全面自由化も始まり、エネルギー関連各社が電力分野に投資する動きが相次ぐ。市ガス局は公募の際は複数の応募者を競争させたい考えで、電力への関心が集中する現状で売却先を募るのは好機ではないとの判断もあるとみられる。

 市は前回、行財政改革の観点などから05年に民営化方針を表明した。売却先の公募に1グループが応じたが09年に辞退。15年2月に検討再開を明らかにした。

2474荷主研究者:2016/02/11(木) 14:13:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_11037.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<東北道>菅生にスマートIC構想

 東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、宮城県村田町)に、スマートインターチェンジ(IC)を併設する構想が浮上していることが1日、分かった。菅生PAはスポーツランドSUGOに近く、地域の観光活性化につながると期待される。

 昨年末、国土交通省幹部や県関係者が現地を視察した。町は2日、亘理町で開かれる県南サミットで村井嘉浩知事に協力を求める。

 菅生PAは村田-仙台南IC間(約15キロ)のほぼ中間に位置する。町は地元行政区などと地区協議会を設立し、スマートIC設置案をまとめ国に申請する。

 国の許可が下りれば、東日本高速道路がスマートICのゲートを建設、町はPAへの接続道路を整備する。県の協力内容として接続道路の用地取得交渉、交通量調査などを念頭に置いている。

 県内の東北道のスマートICは、長者原サービスエリア(SA)と三本木PA(大崎市)、泉PA(仙台市泉区)の3カ所。菅生PAに設置されれば仙台以南では初となる。

 スポーツランドSUGOでは毎年、各種モーターレースが開催される。開催時には選手ら関係者に加え、大勢の観客が訪れる。

2475荷主研究者:2016/02/11(木) 14:17:10
>>2474
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_11048.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<菅生スマートIC>県が接続道路整備方針

 村井嘉浩宮城県知事は2日、亘理町で開かれた県南サミットで、東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、村田町)にスマートインターチェンジ(IC)を併設する構想について、支援策としてスマートICと県道を結ぶ接続道路を県が整備する方針を示した。佐藤英雄村田町長の協力要請に応えた。

 接続道路は、スマートICと菅生PAに近接する県道仙台村田線をつなぐ。村井知事は「スマートICの重要性は十分に認識している。町の財政が厳しいと聞いており、県予算で整備させてもらう」と述べた。県によると、今後は国の協力を得ながら計画の検討を進める方針。

 村田町は地元行政区などと地区協議会を設立し、スマートIC設置案をまとめて県に申請する。菅生PAはスポーツランドSUGOに近く、地域の観光活性化につながると期待される。

 県南サミットは、被災後に営業を再開した亘理町営温泉「わたり温泉鳥の海」で開催。4市9町の首長と村井知事が意見交換した。仙台国際空港株式会社の岩井卓也社長が、7月に完全民営化する仙台空港の事業計画と将来展望をテーマに講演した。

2476荷主研究者:2016/02/11(木) 14:17:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_13063.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<仙台東西線駅探訪>新しい街は胎動段階

駅前にバスやタクシーの乗り場が整備され、拠点駅のたたずまいを見せる

◎開業1カ月/荒井駅

 駅前広場にバス、タクシー乗り場を備えた荒井駅(仙台市若林区)。ターミナル駅にふさわしい様相を見せるが、周辺は更地が多い。建設中のマンションの骨組みが点在するぐらい。地ならしする重機の音が響く。新しい街は、まだ胎動段階だ。

 かつては考えられなかった「荒井見学」とおぼしき乗降客も見掛ける。駅舎内に整備された東日本大震災のメモリアル施設にはメッセージノートが置かれ、「宮城県大和町から来ました」などの文言が並んでいた。

 駅から南に10分ほど歩くと荒井東災害公営住宅に着く。住宅とともに新設された荒井東町内会の会長大橋公雄さん(72)は「最寄りのスーパーには徒歩で約1時間かかり、今も車の利用が主体。高齢者は生活の仕方をすぐには切り替えられない。街も人もこれからです」と話した。

<メモ>所在地は仙台市若林区荒井沓形85の4。1日の予想乗車人員4456人に対し、昨年12月6〜31日の実績は平均約2900人。東日本大震災の津波浸水域に接し、地域は被災者の移転先となった。被災実態を知る玄関口の役割も期待されている。

2477荷主研究者:2016/02/11(木) 14:18:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160203_11042.html
2016年02月03日水曜日 河北新報
<仙台東西線>利用者予測を3割下方修正

 昨年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線をめぐり、市が2016年度の1日当たりの平均利用者を5万7000人と見込んでいることが2日、分かった。開業前の需要予測8万人を3割下回る。開業後約2カ月の利用状況を基に算出し、同日示した高速鉄道事業会計の16年度当初予算案で明らかにした。

 市交通局は、3月末までの平均利用者を4万9000人と推定。4月の年度替わりで約6500人が新規に利用すると予想した上、開業後5年間は毎年2.96%増え続けるとした需要予測を適用し、5万7000人とはじき出した。年間収支は70億5000万円の赤字となる見通し。当初計画より13億円増える。

 南北線は15年度の利用者を1日17万人と推定した上で、16年度は9000人増の17万9000人と想定。年間収支は26億円の黒字と試算した。

 南北、東西両線合わせた16年度の地下鉄事業は46億3600万円の赤字で、累積赤字は932億円に上る見込みとなった。

 交通局は今後、東西線の需要予測の下方修正を盛り込んだ地下鉄事業の長期収支計画をまとめる。

2478荷主研究者:2016/02/11(木) 14:20:31
>>2379
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160204_13025.html
2016年02月04日木曜日 河北新報
<東北大雨宮跡地>医療・福祉施設を共同検討

イオンモールと厚生会が医療・福祉施設整備を共同で検討することになった雨宮キャンパス

 大規模商業施設開発・運営のイオンモール(千葉市)と、仙台厚生病院(仙台市青葉区)を運営する一般財団法人厚生会は3日、東北大雨宮キャンパス(同)の移転計画に伴う再開発で、医療・福祉施設整備を共同で検討することで合意した。厚生会は同病院を全面移転したい考えで、かかりつけ医の紹介で患者を受け入れる「地域医療支援病院」を目指す。

 再開発は、キャンパス移転後の跡地約9.3ヘクタールを取得したイオンモールが計画。東北大、仙台市、仙台商工会議所などがまとめたまちづくりに関する報告書を重視し、西側約4.1ヘクタールに医療・福祉施設を設けることにした。

 厚生会は現病院の建物が手狭になり、市中心部の総合病院が郊外に移転するケースが相次ぐ現状を踏まえ、イオンモールとの共同検討を決めた。河北新報社の取材に目黒泰一郎理事長は「都心部の中核病院としての役割を果たしたい。現在の建物はまだ使えるのでじっくり計画を練る」と語った。

 再開発では東側の南約3.6ヘクタールには商業施設、北約1.6ヘクタールには集合住宅を整備する。土地利用の方針、施設の配置や規模などを示した地区計画は3日の仙台市都市計画審議会で賛成多数で承認された。

 イオンモール広報部は「計画が前に進むことになる。地域に歓迎されるエリアを開発する」と説明する。

 東北大は2016年度中に雨宮キャンパスにある農学部・大学院農学研究科を青葉山新キャンパス(青葉区)に移転し、18年に跡地をイオンモールに引き渡す予定。

2479荷主研究者:2016/02/11(木) 14:23:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160204_12047.html
2016年02月04日木曜日 河北新報
<旭陽電気>宮城工場を大和町内で移転

立地協定を結び、握手する(左から)村井知事、金山社長、浅野町長

 電子部品製造の旭陽電気(山梨県)は2日、宮城県大和町の宮城工場を、町内にある大和リサーチパークに建設する新工場に移転すると発表した。半導体製造装置などに使われるハーネスの生産能力増強を図り、「宮城事業所」として12月に稼働する。

 4月に着工する建物は鉄骨平屋、床面積は約2600平方メートルで、総工費は約8億円。従業員を現工場の2倍の50人に拡大し、20人を新たに地元で採用する。ハーネス組み立てのほか、電機・生産設備大手の機器製造を受託する。

 新工場の近隣にある半導体製造装置の東京エレクトロン宮城や、NECの東北拠点に製品を供給する。防災行政無線や計測機器などのITインフラの施工・保守も請け負う。

 2日には県庁で金山光雄社長、村井嘉浩知事、浅野元大和町長が立地協定を結んだ。金山社長は「宮城の生産能力は約2倍となる。ハーネスの少量多品種生産にも対応できる」と話した。

2480荷主研究者:2016/02/11(木) 14:38:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160206_13008.html
2016年02月06日土曜日 河北新報
<仙石東北ライン>女川駅まで一部延長運転ヘ

 JR東日本仙台支社は5日、東北線と仙石線を利用して仙台-石巻間(47.2キロ)を結ぶ「仙石東北ライン」の一部列車を、石巻線に乗り入れて女川駅(宮城県女川町)まで延長運転すると発表した。実施時期はことし夏ごろで、1日1往復を予定している。

 仙石東北ラインは昨年5月30日に仙石線が全線再開したのに合わせ、仙台-石巻間を最短52分で結ぶ快速路線として開業した。現在、1日上下計28本運行している。延長区間(石巻-女川間)は16.8キロ。朝に女川発上り列車、夜に仙台発下り列車を運行する。ダイヤは未定。

 仙台支社の担当者は「女川まで延長運転してほしいとの要望が以前からあった。復興支援の一環として、石巻、女川の住民が利用しやすい路線にしたい」と話した。

 地元自治体は仙台と直通運転で結ばれることを歓迎した。須田善明女川町長は「非常に喜ばしい。仙台市内への通勤・通学の利便性が確保され、より活発な経済活動が期待できる。新たな希望と将来的な定住人口確保にもつながる」との談話を出した。

 亀山紘石巻市長は「石巻駅での乗り換えの負担が軽減され、渡波地区を中心とした市東部からの通勤、通学などの利便性が向上する。復興の加速化や定住促進につながると期待している」とのコメントを出した。

2481とはずがたり:2016/02/13(土) 22:51:25

苦しい経営に追い打ち…飲み会自粛、解除陳情へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160207-OYT1T50101.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月08日 07時40分

 職員の飲酒運転が相次いだことを受け、宮城県石巻市が職場関係の飲み会を自粛したことをめぐり、市内の飲食業者でつくる団体などが、自粛を解除するよう市に陳情することが分かった。

 年明け以降、予約のキャンセルが相次ぐなど商売に影響が出ているという。

 陳情するのは、石巻商工会議所、みやぎ寿司海道石巻地域協議会、石巻料理店組合など約10団体。8日に亀山紘市長に対し、震災の影響で飲食店経営が苦しいなか、市の自粛が追い打ちをかけていると訴える予定だ。陳情団代表の伏見不二雄さん(72)は「自粛が続けば、地域経済が大変なことになる。送別会がある年度末に向けて解除してほしい」と話している。

 市では職員が昨年6月に飲酒運転で物損事故を起こしたほか、12月には2人が酒気帯び運転で相次いで逮捕された。

2482荷主研究者:2016/02/21(日) 20:26:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160209_12076.html
2016年02月09日火曜日 河北新報
仙台中心部に新ホテル 来年6月完成

アルモントホテル仙台の建設予定地

 全国でホテルを展開する法華倶楽部(くらぶ、東京)が、仙台市青葉区中央3丁目に新しいホテルを開業することが8日、分かった。名称は「アルモントホテル仙台」で、4月着工、2017年6月中旬の完成を予定している。

 建設場所は、南町通り沿いの駐車場跡地。敷地面積は589平方メートル。鉄骨11階で、延べ床面積は4447平方メートル。アルモントホテルは同社が12年から京都などで展開する新ブランドで、宿泊中心のホテルになるとみられる。

 青葉区本町で運営するホテル法華クラブ仙台を移転する形かどうかは不明。同ホテルの土地と建物は「ホテルグリーンチェーン仙台」を展開する松月産業(仙台市)が11年に取得しており、現在は法華倶楽部が借りて営業している。

 法華倶楽部は「法華クラブ仙台の今後や新しいホテルの詳細は未定」と説明している。

2483荷主研究者:2016/02/21(日) 20:27:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160210_12013.html
2016年02月10日水曜日 河北新報
<東急ハンズ>東北の技と食 仙台店に設置

東急ハンズ仙台店の店舗イメージ

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は9日、3月18日開業のJR仙台駅東口商業施設「エスパル仙台東館」(仙台市)に入る仙台店の概要を発表した。東北初の直営店として、6県の食品、工芸品などに焦点を当てたコーナーを設置。人気商品をテーマごとに集めた売り場を設けるなど、提案型の店舗を目指す。

 東館4階に店舗面積約2100平方メートルを確保し、約4万2000品を扱う。地場の商品をそろえる「やっぱりトウホク」は「技」「食」といったキーワードを用い、こけし、仙台みそなどを紹介。季節を意識した展開も計画している。

 人気商品を扱うコーナーは「うれしい食卓をはじめよう」「お手入れにこだわろう」など4テーマを設定し、食事、服や靴のケアなど日常生活の場面を切り口にまとめる。女性向け商品を販売する「ビューティライン」も置く。

 店内は同社のイメージカラーで杜の都を象徴する緑を基調にした。東急ハンズの担当者は「東北は地元に埋もれている魅力的な商品が多く、店を通じて全国に発信したい」と話した。

2484荷主研究者:2016/02/21(日) 20:27:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160211_13029.html
2016年02月11日木曜日 河北新報
<震災4年11カ月>新生活の拠点 整備着々

JR常磐線の高架式の山下駅を中心に住宅整備などが進む「つばめの杜地区」を東側から望む=10日午後2時15分ごろ、宮城県山元町

 東日本大震災は11日で発生から4年11カ月を迎えた。宮城県山元町では被災者の集団移転先となる新市街地の整備や、JR常磐線を1キロ内陸側に移設する工事などが急ピッチで進む。

 町は3地区で新市街地を整備中。最大の「つばめの杜地区」(37.4ヘクタール)では計約550戸分の分譲宅地や災害公営住宅などができる予定。計画は95%まで進み、来月末には完成する。

 地区は新たな常磐線が貫き、中心部に建設された高架式の山下駅ホームからは真新しい住宅が見渡せる。駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田(宮城県亘理町)間の14.6キロで続く線路の移設工事も順調で、ことし12月には運転再開予定だ。

 2015年国勢調査で町人口は1万2314となり、震災前の10年調査から26.3%も減った。今夏には小学校などが地区内に開設する。町の担当者は「新しい街の姿をますます実感してもらえるようになる」と活性化に期待をつなぐ。

2485荷主研究者:2016/02/21(日) 21:07:28

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/02/16 建設新聞
タカラレーベン東北・共同住宅 レーベン仙台梅田町の新築計画
RC12F約3148㎡・32戸で計画

 タカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役社長)は仙台市青葉区梅田町に「共同住宅・レーベン仙台梅田町」(仮称)の新築を計画しており、アサヒ建築設計事務所に設計を委託している。

 建設用地は仙台市青葉区梅田町251の1ほか地内で、北六番丁通沿いに面した敷地約1470㎡。計画では、ここにRC12F延べ約3148㎡の共同住宅32戸を建設する。

 今後は施工者選定などを進めことし4月の着工、2017年8月末の完成をめざす。

2016/02/16付一面に掲載。

2486とはずがたり:2016/02/29(月) 21:27:26
なんか美談みたいに取り上げられているけど,まあ美談的な要素はあるけど,これ逆に被災地から非難した人たちが避難先で仕事見つけて定住するのを批判してはならないと思う。
人は仕事で住む場所を変える生き物であり,土地にしがみつくのは過疎地に延々と死にカネ垂れ流す利権屋自民党的な発想なのである。
三陸は震災を期に高速道路の整備が飛躍的に進んだ。後は美しい自然や鉱物資源,豊かな漁業資源をどう活かして自律的な恢復・更には成長軌道に乗せるかである。他の地方に比べて10年はやく人口流失が進んだことを先進的な経験が出来ていると前向きに受け容れて進まねばならない。
産業の無い限界集落は積極的に閉鎖して気仙沼・大船渡・釜石・宮古・久慈の都市を発展させる選択と集中をして欲しいんじゃが。

2016年 02月 27日 05:37 JST
警察官67人“永久出向”
http://jp.reuters.com/article/idJP2016022701001068

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の復興支援のために全国の警察から特別出向した後、3県警に所属を切り替えて定年まで勤める「永久出向」を選んだ警察官が67人に上ることが27日、警察庁への取材で分かった。

 3分の2は地元に戻った被災3県の出身者だが、縁のない県への永久出向を決めた警察官もいた。警察庁の担当者は「町並みや暮らしぶりを目の当たりにして、『ここに骨をうずめよう』と思い立った人もいたのではないか」と話している。

 特別出向の人数は、震災後からこれまで、永久出向の67人を含めて延べ1751人に上る。

2487とはずがたり:2016/03/05(土) 18:05:18
大手リース会社なんかに介在させるからこうなる。復興がなんか小ぎれいなものつくると勘違いするからこういうのを潰そうという動きになる。汚らしい仮設の横丁をそのままにしておくのが一番の復興である。
潤沢な復興のカネ使って無人の街つくるなど気違い沙汰だ。

仮設で営業の呑ん兵衛横丁、再び存続ピンチ
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160225-OYT1T50159.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月28日 13時57分

 東日本大震災の津波で全店が流され、仮設で営業している岩手県釜石市の飲み屋街「呑のん兵衛べえ横丁」が、再び存続の危機に陥っている。

 市は別の場所で継続させたい考えだが、出店にかかる費用や高齢などを理由に、多くの店主が踏み切れずにいる。「鉄のまち」の名物横丁が、震災から5年を前に岐路に立たされている。

 横丁は昭和30年代前半、戦争で夫を失った女性たちが、生活のため市中心部の水路の上に軒を連ねたのが始まり。高度成長期には30店以上が並び、製鉄所の従業員らでにぎわったが、津波で全26店が流された。

 2011年12月にJR釜石駅近くのプレハブ店舗で再開し、今は12店が営業する。酒と季節のお袋の味に体も心も温められ、代金は千円札2〜3枚――。そんな魅力は以前のままだ。

 仮設は18年3月に撤去されるため、市は中心部の市有地を大手リース会社に貸し、約20店を集めた共同店舗3棟を建て、一部を細長い店が連なる横丁にする計画。24日に市と協定を結んでいるリース会社は、横丁の店主に対し、出店には3か月分の敷金などのほか、180万円の設備工事費が必要と説明。「高過ぎる」との声を受け、仮設の設備を再利用して98万円にする案も示した。

 だが、12店のうち10店は68〜77歳の女性店主で、自宅を流された人もいる。出店には内装費などもかかり、生活再建や年齢の不安も抱える。申し込みは今月末に締め切られるが、店主への取材では、出店を決めたのは1店のみ。6店は店をたたむ考えで、5店は態度を決めていない。

 30年続けた居酒屋「とんぼ」の高橋津江子さん(74)は出店を諦めた。「続けたい思いは強いが、年齢を考えるとあと何年できるか。震災で人も減ったし、借金しても返せない」と明かす。横丁の組合長を務め、開店から53年目の最古参となる居酒屋「お恵けい」の菊池悠子さん(77)は「みんなで築いてきた横丁の看板だから、移転、再建もみんなでやりたい……」と揺れる心境を語る。

 共同店舗は6月に着工され、11月にオープンする予定。市は出店時の支援策を検討している。(藤吉恭子)

2488荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_11011.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
仙台市立病院跡地 売却先7月に公募

売却先の公募スケジュールが固まった仙台市立病院跡地

 仙台市は19日、売却予定の若林区清水小路の市立病院跡地について、購入を希望する事業者の公募を7月に始める方針を固めた。市は地域の交流拠点になるような活用を求める意向。応募事業者の計画を審査して売却先を選び、来年3月に売買契約を締結したい考えだ。

 一等地にある貴重な物件の動向に関心が高まっていたが、売却方法やスケジュールが未定だった。

 売却対象は跡地約1.8ヘクタールのうち、市地下鉄南北線五橋駅の駐輪場整備予定地などを除く約1.75ヘクタール。旧病院本体や救命救急センター、救急ステーションといった建物、立体駐車場は残したまま売る予定。

 売却条件として市は(1)健康で安全・安心に暮らせる環境(2)学生や若者の定着推進(3)楽しさやにぎわいの創出-につながる土地利用を例示。詳細な条件を示した後、10月に跡地利用計画の提案を受け付ける。市が今後設ける購入事業者選定委員会が計画や買い取り額を審査し、12月に優先交渉権者を決める。

 公募に先立ち、2月末〜3月中旬には跡地取得に関心を示す事業者と面談する。売却条件などに関する意見を聞き、必要があれば公募の進め方に生かす。

 市立病院は2014年11月、太白区あすと長町に移転した。跡地の売却益は、新病院を整備した際の借入金の返済に充てる。

2489荷主研究者:2016/03/07(月) 22:40:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160220_13012.html
2016年02月20日土曜日 河北新報
<JR東仙台駅>新駅舎28日に営業開始

28日の営業開始へ急ピッチで作業が進む東仙台駅の新駅舎

 JR東日本仙台支社は19日、老朽化に伴い昨年9月から改築工事を行っていた東北線東仙台駅(仙台市宮城野区)の新駅舎での営業を28日に開始すると発表した。

 新駅舎は鉄骨平屋で延べ床面積126平方メートル。「集う駅」をコンセプトに、吹き抜けで開放感のある構造にした。外装には、古墳時代から平安時代にかけての須恵器や瓦が出土した駅北西部にある大蓮寺窯跡をイメージした色合いを採り入れた。手すりやスロープの設置、段差解消を図るなどバリアフリーにも配慮した。

 東仙台駅は1日平均約6500人が利用する。仙台支社の担当者は「これまで以上に多くの方が利用しやすい駅にしたい」と話している。

2490荷主研究者:2016/03/07(月) 22:45:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_11016.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<広域防災拠点>用地売買交渉難航で足踏み

 宮城県が仙台市宮城野区宮城野地区で進める広域防災拠点整備事業で、用地となるJR仙台貨物ターミナル駅をめぐり県とJR貨物の売買交渉が難航している。県は既に予算化した土地取得費を新年度に繰り越す方針だが、一部利用開始時期の2020年度は堅持する。

 県とJR貨物は15年3月にターミナル駅敷地(広さ約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。15年度内の契約に向け、土地価格や移転補償について交渉を続けてきたが、まだまとまっていない。

 JR貨物東北支社は「公共事業には積極的に協力したい」と前置きしつつ、「移転に伴うわが社の負担がどの程度になるかじっくり見極める必要がある。細かい部分を詰めたい」と話す。

 県は15年度一般会計当初予算の広域防災拠点整備費約51億円のうち、土地取得分の約41億円を16年度に繰り越す。仮に15年度内に売買契約を締結することができても、取得手続きは間に合わないと判断した。

 県の担当者は「15年度内に売買契約だけは終えておきたいが、仮に16年度にずれ込んでも着工や利用開始のスケジュールに影響はない」と説明する。

 広域防災拠点は村井知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業。総事業費は約300億円で、財源には国の社会資本整備総合交付金を活用する。県は、県議会2月定例会に提出した16年度当初予算案に取得費追加分など約33億円を盛り込んだ。

 基本設計案では、災害時に全国各地の救助隊や支援物資の集結場所となる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ランニングコースなどを整備する。広域防災拠点整備に伴い、ターミナル駅は宮城野区岩切地区に移転する。

2491荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_13021.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<仙台東西線>沿線の市バス 一部増便

 昨年12月に大規模な路線再編を実施した仙台市地下鉄東西線沿線の市バスに関し、市交通局が4月1日付でダイヤを一部見直すことが22日、分かった。再編後のバス需要に応じて八木山動物公園(太白区)、薬師堂(若林区)両駅を発着する路線などで増便する。

 八木山動物公園駅を出て太白区の緑ケ丘3丁目に向かう路線は帰宅時の午後5〜7時台、30分に1本から20分に1本に増やす。駅から乗り継ぐ利用者が多く、バスが混雑するため。

 JR仙台駅前と八木山動物公園駅を結ぶ路線は、仙台向山高や仙台城南高生らのニーズに合わせ登下校時に3本増発。若林区の沖野から薬師堂駅に行く路線は午前7時台に1本増やす。

 路線再編は東西線沿線各地から市中心部に向かうバスを大幅に減らす内容。市交通局の担当者は「再編への苦情や問い合わせはだいぶ減ったが、早急な対応が必要な路線もあり微調整した」と話した。

2492荷主研究者:2016/03/07(月) 22:46:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160222_13048.html
2016年02月22日月曜日 河北新報
<八木山動物公園>仙台東西線集客増に活用

新駅の屋上広場と直結した八木山動物公園入り口(左)。眺望にも恵まれ、新たな名所になっている=11日、仙台市太白区

◎いのち次世代へ 開園50年(下)これから

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月に開業し、市八木山動物公園(太白区)へのアクセスがぐんと向上した。西のターミナルの八木山動物公園駅と直結し、仙台駅からバスで約25分かかっていたのが12分に大幅短縮。連休時に付き物だった渋滞も緩和されそうだ。

 地下鉄効果はてきめん。昨年12月の入園者は前年同期比5.6倍の3万6395人に急増し、ことし1月も同2倍の2万2334人と好調が続いた。「想像以上の効果」と大内利勝園長は目を見張る。

<沿線施設が連携>
 千載一遇の好機を集客増に生かそうと、昨年9月には「東西線沿線AP協議会」が発足した。動物公園や仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール(宮城野区)など沿線のレジャー施設4カ所で構成し、「動物」「公園」など各施設の英語の頭文字から命名。4施設の外観写真を最寄り駅と共に紹介するポスターを制作し、タッグを組んでPRに励む。

 加盟する仙台うみの杜水族館(宮城野区)の和田淳太マネジャー(44)は「一緒に小学校で出張授業をするなど、教育面で連携を強めたい。将来は動物の交換展示もできればいい」と展望を描く。

 「官営と民営の違いで今までは近くて遠い存在だった」と語るのは、同じく加盟施設の八木山ベニーランド(太白区)の八木充幸社長(62)。「東西線開業で近くて近い関係に一歩前進した。イベントの共催など協力して地域を盛り上げたい」と意欲を示す。

<地域の中心地に>
 市南西部の丘陵地帯にある八木山地区。1965年の動物公園開園と同じ年、八木山団地の造成が始まった。

 それから半世紀。開発ラッシュに沸く東西線荒井駅一帯とは対照的に、地域再開発の動きは乏しい。住民の高齢化も進む。今回の開業に「再生のラストチャンス」との声も上がる。

 市民団体「八木山地域デザイン研究所」の畠山創代表(37)は「動物公園は八木山のハブスポット(中心地)になる」と期待する。地域に開かれた交流拠点とのイメージだ。「住民との接点をもっと増やし、オリジナルのおみやげを共同開発してみてはどうか」と提案する。

 八木山動物公園の2014年度の入園者数は約49万1000人。78年度の約63万5000人をピークに減少傾向が続いている。

 大内園長は「八木山の顔として教育施設として、魅力あふれる動物園づくりをしていきたい」と意気込む。東西線開業を機に集客力を高め、地域全体のにぎわい創出につなげられるか。挑戦の年が始まった。

2493荷主研究者:2016/03/07(月) 22:47:12

http://logistics.jp/media/2016/02/22/628
2016/02/22 物流ニッポン新聞
仙台塩釜港、京浜港むけ航路開設 輸出入ニーズ対応
t.kokudo

 仙台塩釜港で16日、仙台港と京浜・東京港を結ぶ国際フィーダーコンテナ船の新航路が開設された。仙台塩釜港のフィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる。

 新航路は商船三井が、井本商運(井本隆之社長、神戸市中央区)との協業体制で、専用船による定曜日サービスを提供する。堅調に伸長する仙台塩釜港の輸出入ニーズに対応。特に農水産物の冷蔵・冷凍貨物などを開拓し、地域産業の振興をサポートするほか、復興にも貢献していく。

 運行は週1便体制で、仙台港には毎週火曜日に寄港。航路運営が商船三井で、本船運行は井本商運、船舶代理店は塩釜港運送(松田順夫社長、宮城県塩竈市)が担当する。輸入が建材、飼料、輸出は電子機器、自動車部品、農水産品、紙製品などを見込む。

 仙台塩釜港の国際フィーダー船による2014年のコンテナ取扱量は8万5460TEU(20フィートコンテナ換算)と全国1位を記録。県では「国内ナンバーワンの仙台塩釜港の利便性がより向上する」と期待している。

 16日には第1船が寄港した。船舶は「ひょうご」(総トン数749トン)で、コンテナの最大積載能力は249TEU。製材や雑貨を積み込んで東京港に出港した。

 第1便の荷積みに立ち会った商船三井の日本総代理店、MOLJAPAN(東郷修平社長、東京都港区)の西尾徹関東支社長は「専用船により、リーファーコンテナの電源確保や母船への接続がより優位に行われる。地方創生として、水産物や青果物の輸出などが期待されている。物流事業者として、少しでもお手伝いしたい。需要が増えれば、増便も考えたい」と述べた。(黒田秀男)

【写真=フィーダーコンテナ航路としては、過去最多の9航路目となる】

2494荷主研究者:2016/03/07(月) 22:48:52
>>2158
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_12005.html
2016年02月23日火曜日 河北新報
<セルバテラス>仙台・泉に今秋オープン

建設が進むセルバテラス。右奥は仙台循環器病センター

 住友商事は22日、仙台市泉区の市地下鉄南北線泉中央駅前に今秋、新たな商業施設「セルバテラス」を開業すると発表した。北隣には同時期に仙台循環器病センターも移転開業する予定で、既存の大型商業施設「セルバ」のリニューアルと合わせ、泉中央駅前を再開発する。

 セルバテラスは5階建て、延べ床面積約1万3500平方メートル。1〜3階が店舗、4階〜屋上が病院兼用の駐車場(約200台)。子会社の住商アーバン開発が運営する。

 約30店舗が入り、駅直結の1階は食品店やレストラン、ペデストリアンデッキとつながる2階はカフェなどがそれぞれ入る。3階は生活雑貨やインテリアを扱う。駅前に面してテラスを設け、店舗は外向きに配置し、街に溶け込む空間づくりを目指す。

 ペデストリアンデッキ下には仙台市などと連携し広場を設け、各種イベントで活用する予定。現在の「エスカルゴ広場」のらせん階段は撤去され、バイク置き場や駐輪場の一部も移す。

 立地予定地は有効活用が課題だった「78街区」と呼ばれる区画。住友商事は「地域コミュニティーの中心となり、泉中央駅前の拠点性を向上させる。地域のシンボルとなるにぎわい空間を形成したい」と説明した。

2495荷主研究者:2016/03/07(月) 22:49:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160224_12004.html
2016年02月24日水曜日 河北新報
ダイエー仙台店閉店 イオン3月12日開店

3月8日に閉店するダイエー仙台店。12日にイオン仙台店に生まれ変わる

 仙台市青葉区中心部で40年以上営業してきた「ダイエー仙台店」が3月8日に閉店し、同12日に「イオン仙台店」としてリニューアルオープンすることが23日、分かった。イオンは昨年1月にダイエーを完全子会社にしており、仙台店を仙台圏の拠点に位置付ける。

 イオンは昨年9月以降、全国のダイエー88店をイオングループの事業会社に移管している。東北は仙台店だけで、管轄はイオンの事業会社イオンリテールの東北カンパニー(仙台市)に変わる。従業員約360人の雇用は継続する方針。

 売り場は4月下旬の大型連休をめどに順次、切り替える。食品は野菜、魚介など地元食材の販売に力を入れる。住まい関連や子ども向け商品、衣料品の品ぞろえも充実させる。

 イオン仙台店は総合スーパーで東北42店目。東日本大震災発生から5年の3月11日にプレオープンし、翌12日に本格営業を始める。

 家坂有朋東北カンパニー支社長は「ダイエーとイオン、両方の強みを生かす。シニア層に加え、家族連れや単身者の普段の暮らしに役立つ店をつくる。仙台、東北の情報を発信する拠点にしたい」と説明する。

 ダイエー仙台店は1975年9月9日に開店。地上8階、地下2階の売り場で、食品、衣料品、化粧品、生活雑貨などを販売してきた。震災時は2日後に営業を再開し買い物客に対応するなど市民生活を支えた。

2497荷主研究者:2016/03/07(月) 23:14:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160225_13054.html
2016年02月25日木曜日 河北新報
<災害公営住宅>前にマンション 被災者困惑

目の前で高層マンションの建設工事が進むあすと長町の災害公営住宅=12日、仙台市太白区

 仙台市太白区あすと長町の災害公営住宅の目の前で、高さ約80メートルの高層マンションの建設が急ピッチで進んでいる。「日光が当たらなくなる」と被災者は心配するが、商業地域に建つマンションに違法性はなく、市も静観の構えだ。東日本大震災から5年。新生活へ一歩を踏み出した被災者たちは、複雑な思いで日々の工事を見守っている。

 この災害公営住宅はあすと長町復興公営住宅。高さ約40メートル、地上13階で全戸南向き。JR長町駅から徒歩約10分、市立病院やスーパーが隣接する好立地で、一般抽選は約5倍だった。昨年4月に入居が始まり、現在163世帯が暮らす。

 高層マンション(345戸)は昨年11月に着工し、完成予定は2017年11月。地上24階、高さ約80メートルと災害公営住宅の約2倍あり、災害公営住宅南方向の眺望はほぼ遮られる。

 マンション完成後、日照時間が最も短い冬至には、災害公営住宅の日照時間(午前8時〜午後4時)は最長6時間、最短で1時間になるという。窓側の面積の約3割が3時間以下になる見込みだ。

 災害公営住宅、マンションとも商業地域に建つため日照に関する法的規制がなく、建築基準法に基づく審査も全てクリアしている。昨年12月には災害公営住宅の入居者の求めに応じ、説明会も開いた。一部を13階建てにするなど日照への配慮もしたという。

 被災者は入居決定後にマンション建設計画を知ったといい、受け止め方はさまざまだ。

 冬至の日照時間が3時間以下となる丸山房子さん(75)は「事前に計画を知っていれば入居しなかった。市は、反射板を設置するなど日光が当たるような対策をしてほしい」と要望する。

 高層階に住む北村敏子さん(74)は「市街地に建設された災害公営住宅のせいで日陰となった地域もあり、マンション建設は仕方がない。窓から見える最後の桜を目に焼き付けたい」と話す。

 仙台市復興公営住宅室の石川由紀夫室長は「法的に問題がない以上、建設中のマンションに『注文』をつけることはできない」と説明する。

 マンションの担当者は「地域住民の求めに応じ、説明会を開き、ご理解をいただいている。不明な点があれば今後も丁寧に対応したい」と話している

2498荷主研究者:2016/03/13(日) 11:15:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160226_12022.html
2016年02月26日金曜日 河北新報
<三陸道>多賀城IC 3月27日開設

 東北地方整備局仙台河川国道事務所と東日本高速道路は25日、三陸自動車道多賀城インターチェンジ(IC、宮城県多賀城市)が3月27日に開設すると発表した。仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間4.7キロの整備も近く完了し、同日に完全4車線化される。

 多賀城IC開設で、多賀城市内へのアクセスが向上する。4車線化に伴い、朝夕の通勤・帰宅時間帯に発生していた渋滞の解消が期待される。

 多賀城IC設置と4車線化の事業費は240億円。仙台河川国道事務所と東日本高速道路が共同で2012年4月に着工した。

2499荷主研究者:2016/03/13(日) 11:16:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160227_11027.html
2016年02月27日土曜日 河北新報
<国勢調査>石巻市の沿岸部が激減

 石巻市は26日、2015年国勢調査の旧市町別人口の速報値を発表した。東日本大震災で被災した旧雄勝町が10年の前回と比較して7割以上の人口を失った一方で、旧河南町の人口が増えるなど、市民らの内陸移転が進む状況があらためて浮き彫りになった。

(1.2面に関連記事) 増減は=表=の通り。減少率は、旧雄勝町が74.54%(2977人減)で最大。旧牡鹿町の43.32%(1872人減)、旧北上町の34.51%(1283人減)と続く。増加は旧河南町だけで、増加率は16.12%(2732人)だった。

 旧市の地区別では、石巻地区が1万3638人(19.10%)減、渡波地区が2501人(15.28%)減に対し、集団移転が進む蛇田地区が3726人(20.89%)増、稲井地区が3423人(55.95%)増で内陸移転の動きが顕著だった。

 市全体の減少数は県内自治体で最多の1万3590人(減少率8.45%)だが、総数14万7236人で、仙台市に次ぐ県内第2位にとどまった。

 市は半島部で拠点整備や交流人口拡大、買い物支援といった施策を展開する方針。亀山紘市長は「厳しい状況を再認識した。復興を着実に進め、少子化や人口減少問題、定住対策などに最大限の力で取り組む」とコメントを出した。

2500荷主研究者:2016/03/13(日) 11:45:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/01 建設新聞
宮城県内で放送局建替の動きが活発化
東日本放送が移転に向け用地選定へ
宮城テレビ放送も本社社屋移転を検討

 《宮城県内の放送局で新社屋建設に向けた動きが活発化してきた。2015年に着工し17年5月の完成をめざす日本放送協会(NHK)の新仙台放送会館をはじめ、県内で民放放送局の1番目となった東北放送はことし4月に新社屋建設室を設置して具体化を検討する。また、東日本放送は移転に向け新たに建設用地を選定しているもようだ。》

 東北放送(仙台市太白区)の社屋は仙台市太白区八木山香澄町にある本社敷地内の約4万㎡にAサイトとBサイトの2施設で構成。新社屋は1959(昭和34)年に完成し、テレビやラジオのスタジオとして使用しているAサイト(6F延べ約1万3000㎡)の老朽化が著しいため、建て替えを進める計画。

 ことし4月に設置する「新社屋建設室」で新社屋の施設規模や着工時期の検討に着手する。地上波デジタル放送の対応に向けたBサイトは2004年に整備が完了している。

 東日本放送(仙台市青葉区)は本社社屋の移転の方向を固め、建設用地の選定作業を進めている。同社は1975(昭和50)年に県内で4番目の民放テレビ局として仙台市青葉区上杉2丁目に開設。その後、業務の多様化に伴い91年に現在の青葉区双葉ヶ丘2丁目に移転している。

 現社屋の規模はSRC5F延べ5961.2㎡で、内部には大型スタジオのほか調整室、機械室、事務室などを設けている。

 移転計画は現社屋が築後25年を経過し老朽化が著しいほか、4Kテレビなどに対応した放送設備の更新にも対応するため新社屋の建設を決めた。用地については仙台市南部で選定作業を進めており、今後、スケジュールなどを具体化する見込みだ。

 宮城テレビ放送(仙台市宮城野区)でも本社社屋の移転を検討していると聞く。同社は1970(昭和45)年に県内3番目の民放放送局として開局。その後、2004年に地上波デジタル放送に対応するため社屋の増築を行っている。

 移転計画は建物の老朽化に加え、現在の用地が集中豪雨の際に度々冠水被害が発生するなど、業務に支障が出ていることから検討しているもの。着工時期等は未定だが、今後具体化に向け検討を進める考えだ。

 県内では仙台放送(仙台市青葉区)が04年に地上デジタル放送開始に合わせ、仙台市太白区茂ヶ崎から仙台市青葉区上杉に社屋を移転したほか、NHKは15年2月に延べ約2万4000㎡の新仙台放送会館の建設に着手するなど、老朽化に伴う建て替え計画が加速し始めている。

※NHK新仙台放送会館の建設現場。 ※東北放送Aサイトの現況。 ※東日本放送の現社屋。

2016/03/01付一面に掲載

2501荷主研究者:2016/03/13(日) 11:55:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160303_13024.html
2016年03月03日木曜日 河北新報
<三陸道>登米東和-三滝堂 4月16日開通

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は2日、三陸自動車道登米東和-三滝堂インターチェンジ(IC)間(2.0キロ)の開通日を4月16日と発表した。開通時刻は未定。

 三滝堂ICは、これまで登米パーキングエリアIC(仮称)として整備が進められてきた。三滝堂ICと国道398号を結ぶ登米市道「三滝堂インター線」(240メートル)も同日開通する。三滝堂-志津川IC(仮称)間の9.1キロについては、2016年度中の開通を予定する。

2502荷主研究者:2016/03/13(日) 11:57:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160304_11022.html
2016年03月04日金曜日 河北新報
<仙台東西線>開業3カ月利用 予測の58%

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160304_m1001ja.jpg

 仙台市地下鉄東西線が昨年12月6日に開業してからことし2月末までの約3カ月間の利用者が1日平均4万6300人(速報値)だったことが3日、市交通局の集計で分かった。需要予測(8万人)の58%にとどまり、苦戦が続いている。

 月別にみると、12月が5万400人と最多。1月は4万6200人、2月は4万2700人だった。

 全13駅別の利用状況は表の通り。多い順に(1)仙台(青葉区)1万4800人(2)青葉通一番町(同)4800人(3)八木山動物公園(太白区)4100人(4)薬師堂(若林区)3500人(5)青葉山(青葉区)2700人-となった。

 11駅で予測を下回り、青葉山は予測の37%にとどまった。東西の両起点駅も伸び悩み、八木山動物公園は51%、荒井(若林区)が47%と半分程度。事業所の多い卸町(若林区)は43%と通勤での利用が浸透せず、仙台も53%と南北線との乗り換えが少ない現状がうかがえた。

 予測を超えたのは川内(青葉区)と国際センター(同)の2駅。学生や受験生の利用が多かったとみられる。

 市交通局の担当者は「1、2月は冬休みの影響が大きかったのではないか。4月以降の動向を注視したい」と話した。新年度は現行の予測を3割下方修正し、1日平均利用者を5万7000人と見込む。

2503荷主研究者:2016/03/20(日) 10:16:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160307_13036.html
2016年03月07日月曜日 河北新報
<仙台東西線>下宿事情変化 学生沿線に関心

東北大川内キャンパスに開設されたアパートやマンションの紹介コーナー。物件探しは既に始まっている=2日、仙台市青葉区

 大学の新入学シーズンを控え、市外から多くの新入生が集まる仙台市内で、昨年12月に開業した市地下鉄東西線沿線の賃貸住宅物件の注目度が高まっている。東西線各駅に近い大学が多く、通学が便利になるためだ。八木山動物公園(太白区)エリアの引き合いが目立ち、これまでの下宿事情が一変しそうだ。(報道部・熊谷吉信)

<キャンパス直結>
 東西線では八木山動物公園駅付近に東北工大があり、青葉山、川内両駅(ともに青葉区)は東北大と宮城教育大の最寄り駅になっている。

 東北大は宮城県外出身の学生が多く、1人暮らし用のアパートやマンションの需要も大きい。2次試験の前期日程に合わせて2月に開かれた保護者向け物件説明会では、東西線沿線に関心が集まり、「どこが暮らしやすいか」との問い合わせが相次いだという。

 同大生協不動産・ガス事業部の小野塚一郎次長は「首都圏の受験生にはキャンパス直結の東西線が魅力的に映るようだ。(書類や面接などによる)AO入試で入学を決めた学生は八木山への関心が高く、合格者の1割が八木山に決めた。これまでにない現象」と話す。

 学生向け物件を多く扱う平和住宅情報センター(泉区)によると、八木山地域の家賃は東西線開業前より月5000円程度値上がりしている。同社の奥山裕樹常務は「人気を反映している。東北大の理系キャンパスが隣の青葉山駅近くにあるのも強み」と指摘する。

 東北大生を対象にした2013年度の学生生活調査によると、通学手段は自転車が41%で最多。バイク16%、徒歩15%、バス13%などと続き、地下鉄はわずか2%だった。

<乗り放題パスも>
 従来、1人暮らしの学生たちは青葉区の川内、八幡、北山地区などに住むケースが多かった。家賃は平均的な1Kの場合、川内で4万〜6万円、八幡が4万〜7万円なのに対し、八木山は3万5000〜5万円と割安。ただ、学生限定で東西線乗り放題の「学都フリーパス」(1カ月6950円)を購入すると、家賃と合わせて川内、八幡と同程度の額になる。

 市西部の八木山に比べ、東部の引き合いはいまひとつ。東北大の小田中直樹副理事(学生支援担当)は「市中心部でアルバイトをする場合、バイト先も通学先も住まいも東西線沿線なら便利だと考え、東部に住むケースも出てくるだろう」。平和住宅情報センターの奥山常務も「都会育ちの新入生なら地下鉄は身近な存在。連坊、薬師堂両駅辺りは人気が出るはず」と予想する。

[メ モ]東北大の2013年度の学生生活調査によると、学部生の居住先はアパートやマンションが76%と大半を占め、実家は14%、学生寮が6%など。通学時間はキャンパスを問わず、いずれも30分以内と近場に住む傾向がうかがえた。

2504荷主研究者:2016/03/20(日) 10:17:26

http://www.sankei.com/region/news/160307/rgn1603070044-n1.html
2016.3.7 07:04 産経新聞
仙台-水戸の高速バス、16日から笠間まで延伸

 茨城交通は16日から、水戸と仙台を結ぶ高速バス「水戸・ひたちなか・東海・日立-仙台線」を笠間市の笠間ショッピングセンターまで延伸する。

 途中に笠間稲荷(いなり)神社入口、笠間駅前、やきもの通り、笠間手越、内原駅にバス停を設置する。運賃は笠間地区-仙台駅前が大人平日5200円(土曜祝日5400円)など。子供は半額。

 電話での予約・問い合わせは、茨城交通高速バス予約センター(電)029・309・5381。

2505荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:01

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/08 建設新聞
宮城野区小田原・タカラレーベン
分譲「レーベン仙台小田原」の新築 B1/13F延べ約2.2万㎡、5月着工へ

 タカラレーベン(東京都新宿区西新宿2の6の1 島田和一代表取締役社長)は、仙台市宮城野区小田原に分譲マンション「レーベン仙台小田原」(仮称)の新築を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)に設計案の作成を委託している。

 建設予定地は現在解体工事が進む旧キリンスポーツクラブ(その後キッツウェルネス仙台)の跡地で仙台市宮城野区小田原1の414の1ほか地内の敷地面積9347.06㎡。ここにRC・B1/13F延べ2万1973.12㎡、戸数234戸の分譲マンションを建設する。今後施工者を選定し、5月の着工、2018年5月末の完成をめざす。

 タカラレーベングループの仙台圏での分譲マンション開発事業は、現在仙台市宮城野区の榴岡公園近くで「LEBEN仙台SILVISTA」が建設中であるほか、青葉区梅田町でも建設計画が進められている。

2016/03/08付一面に掲載

2506荷主研究者:2016/03/20(日) 10:18:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_11026.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<再生の針路>山元/新市街地整備 着々と

住宅や小学校、子育て拠点などの整備が進む新山下駅周辺のつばめの杜地区。手前は町役場に通じる新設の橋

斎藤俊夫町長

◎震災5年 被災地の首長に聞く(15)斎藤俊夫町長

 -町の復興事業はどこまで進展したか。
 「コンパクトシティーの理念を生かした新しいまちの姿が見えてきた。内陸移設するJR常磐線の駅周辺に整備する新山下(550戸)、新坂元(112戸)の両新市街地は、一部を除き3月中に完成する。今秋には、まち開きを予定している。残る宮城病院周辺(82戸)も2016年度中に入居が完了する」。

<好アクセス復旧>
 -常磐線は12月末に再開する。新市街地を形成する上で、期待される効果は。
 「仙台から40分圏内という好アクセスが復旧する。新坂元では2月、駅前にコンビニが開店した。新山下には今夏、小学校や子育て拠点施設が開設され、秋にはスーパーなどができる。新市街地では防災や住民活動の拠点となる地域交流センターの建設に着手する。利便性が高まり、生活再建への安心感が増す」

 -町の人口は、15年国勢調査で震災前の10年調査比26.3%減で県内ワースト3位だった。人口流出に歯止めがかからない。
 「未曽有の災害を教訓にした町の復興創生の在り方を共有できなかったのかなと思う。新しいまちづくりへの住民の不安感が前面に出てしまったが、新市街地の完成で払拭(ふっしょく)できる段階に来た」
 「防災集団移転で埋まらなかった宅地の被災者以外への一般分譲を始めた。手厚い子育て支援策などが認知されれば、少しずつ若い世代の転入が増える可能性が広がる」

<施設の維持留意>
 -町の試算では、人口減や復興事業の進展で18年度に17億1800万円の財源不足が生じる。新市街地に整備する公共施設の維持管理に影響はないか。
 「試算はあくまでも机上の論理だが、まちづくりが進むほど施設の維持管理は大きな課題となる。事務事業の優先度を見極めながら、財政状況に合わせて予算計上のタイミングを調整する必要がある。統合できる事業はスリム化するなど、十分に留意する」

 -全職員の4割近い113人を全国からの派遣で賄っている。
 「町はまだ復興途上であり、新年度もほぼ同数の確保を見込んでいる。ハード面の基盤整備は進んだが、コミュニティー再生などはこれから。臨時災害FM局『りんごラジオ』の放送1年継続を決めたのも同じ理由だ。17年度まで同じ規模の人員構成を保ちたい」(聞き手は亘理支局・原口靖志)

2507荷主研究者:2016/03/20(日) 10:31:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12040.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<カネサ藤原屋>物流センター移転新築祝う

カネサ藤原屋の新しい物流センター

 業務用酒類卸売業のカネサ藤原屋(仙台市)は、物流センターを宮城野区苦竹に移転、新築し、22日に利用を始める。

 建設地は食品加工工場跡地で、敷地面積は約1万3200平方メートル。鉄骨平屋の倉庫と3階建ての事務スペースを合わせた延べ床面積は約9500平方メートル。

 若林区卸町の現配送センターが手狭になり、4月1日に創業100周年を迎えるのに合わせて移転した。

 新センター完成と100周年を祝う式典が7日、現地であり、関係者約500人が出席した。佐藤裕司社長は「社員全員が配達を経験して成長するので、使い勝手のいい倉庫を造りたかった。顧客に100年分の感謝を伝えたい」と語った。

2508荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:21
>>2500
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12009.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<東日本放送>あすと長町へ本社移転

東日本放送の新本社社屋の移転予定地=仙台市太白区あすと長町1丁目

 東日本放送は8日、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にある本社社屋を、太白区あすと長町1丁目に移転新築すると発表した。2021年度の使用開始を目指す。

 移転予定地は、JR東北線と市地下鉄南北線の東側にある土地区画整理事業地内の約6600平方メートル。北側に市立病院、西側にゼビオアリーナ仙台がある。7日付で所有者の日本通運(東京)と土地取得契約を結んだ。

 新社屋の規模や着工時期、総事業費は未定。6月ごろに新社屋建設委員会(仮称)を設け、具体的なスケジュールなどを詰める。

 同社の担当者は「あすと長町地区は交通の利便性が高く、地域と交流できる場所として最も適していると判断した」と説明した。

 現在の本社社屋は開局15周年を記念し、1991年に建設された。移転後の利用方針は未定。

2509荷主研究者:2016/03/20(日) 10:32:56
愛宕大橋と言えば、中央線変更区間としての印象が強いだけに感慨深い。朝ラッシュ時には愛宕大橋から秋保通まで下り車線の渋滞が延々と続いていたものだが、どの程度緩和されたのだろうか。
>毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象
>仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160309_12023.html
2016年03月09日水曜日 河北新報
<国道4号>仙台の大動脈 常時3車線化

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33年ぶりに上下線とも常時3車線になる国道4号の愛宕大橋付近。毎朝、上りの渋滞が常態化していた(写真は一部加工しています)

 仙台市中心部を南北に走る国道4号の愛宕大橋付近で毎朝実施されてきた中央線の変更規制が21日に廃止され、上下線とも常時3車線になる。「あすと長町」への商業施設や人口の集積、昨年12月の市地下鉄東西線開業に伴う交通量の変化が背景にある。100万都市の大動脈の通勤風景が、33年ぶりに様変わりする。

 常時3車線になるのは、愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)-根岸交差点(太白区根岸町)の約1キロの区間=地図=。現在は午前7〜10時、中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を行っている。

 県警が規制を導入したのは1982年12月。当時は、南仙台方面から市中心部へ北上する車の渋滞緩和が課題だった。

 近年はあすと長町地区が急速に発展。2014年11月には市立病院(若林区清水小路)が移転、同年7月にスウェーデン家具大手イケアが開店するなど大型商業施設が相次いで誕生した。市中心部から南仙台方面への交通量は増加の一途をたどり、毎朝、車線が減る上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。

 東西線開業に伴うバス路線の改編も、常時3車線化を後押しした。仙台駅方面へ向かうバスの運行便数は2割減り、下りの交通量が減少。4車線の際、午前7〜9時に「バス専用」だった下りの左側の車線は「バス優先」に変更され、一般車の通行が可能になる。

 青葉区吉成から太白区郡山の自動車販売店に車で通勤している早坂文彦さん(58)は「上りは毎朝、渋滞していた。混雑が激しい月曜の朝は河原町を経由するなど遠回りしていた」と規制廃止を歓迎する。

 県警は混乱を防ぐため、中央分離帯に円柱のコーンを置くほか、国道管理者の国土交通省に看板の設置などを依頼している。

 県警の芳賀雄樹交通部長は「現状の交通環境に合わせることで上りの渋滞緩和が期待できる。33年ぶりの規制廃止のため、中央線の変更が体に染みついたドライバーが間違えないよう周知徹底したい」と話した。

2510荷主研究者:2016/03/20(日) 10:34:14

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/03/10 建設新聞
産電工業 大和ハウス工業の施工決定
若林区荒井東・アライライブホールの新築 S2F延べ3399㎡、10月末の完成めざす

 産電工業(仙台市泉区八乙女中央1の6の7 髙橋昌勝代表取締役)は、仙台市荒井東土地区画整理地内にアライライブホール(仮称)の新築を計画しており、大和ハウス工業の施工を決めた。

 建設用地は、仙台市営地下鉄東西線荒井駅の南側に位置する仙台市若林区荒井東土地区画整理事業地内7街区1画地の2695.16㎡。計画によると、ここにS2F延べ3399.9㎡で建設。内部には1500人収容のホールや事務所のほか飲食店、ギャラリーを設ける。

 5月上旬にも着工し、10月末の完成を予定している。

 なお、設計はメタボルテックスアーキテクツ(東京都杉並区)が担当した。

2016/03/10付一面に掲載

2511荷主研究者:2016/03/20(日) 10:36:33
>>2292
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_13016.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
<仙台PIT>音楽で元気な街に 11日開業

新市街地に完成した仙台PIT=仙台市太白区あすと長町2丁目

 東日本大震災からの復興支援を目的に仙台市太白区あすと長町に建設され、11日にオープンするライブハウス「仙台PIT(ピット)」で10日、落成披露式典があった。PITが設けられたのは東京といわき、釜石両市に続き、全国4カ所目となる。

 約140人が参加。運営する一般社団法人チームスマイル(東京)の矢内広代表理事は「大勢に愛される復興支援の拠点になってほしい」と期待した。震災を機に再結成し、建設に協力したロックバンド「プリンセス プリンセス」の岸谷香さんは「完成の日を迎え感無量です」と語った。

 奥山恵美子市長は「粘り強い支援に感謝する」と祝辞を述べた。

 収容規模は立ち見で1200人。外壁には市民が杜の都をテーマに制作したちぎり絵がデザインされ、ライブ開演前には鎮魂の鐘をイメージしたチャイムが流れる。

 PITは「東北を元気にする」を意味する「Power Into Tohoku!」の略称。11日はプリンセス プリンセスがこけら落としのライブを開く。

2512荷主研究者:2016/03/20(日) 10:38:51
>>2294 >>2389
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160311_12004.html
2016年03月11日金曜日 河北新報
仙台東洋ビル跡地に商業ビル建設

解体中の仙台東洋ビル

 閉館した仙台市青葉区中央1丁目の仙台東洋ビルの解体後、跡地に隣接地を加えて新たな商業ビルが建設されることが10日、分かった。6月着工、2018年2月末の完成予定。

 建設予定地は愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点角にある。敷地面積は約1160平方メートル。

 商業ビルは地上10階、地下1階で、延べ床面積約1万550平方メートルとなる。合同会社グリーンファイル(東京)が再開発を手掛ける。

 ビル運営会社などに一括で貸し出すとみられ、借受先候補として量販店を展開するドン・キホーテ(東京)のグループ会社、日本商業施設(東京)が挙がっている。

 グリーンファイルは「借受先は何も決まっていない」と説明。日本商業施設の親会社ドンキホーテホールディングス(東京)は「(借り受けの)事実はない」としている。

 仙台東洋ビルは老朽化のため昨年3月末に閉館。現在は解体中で、作業は4月中に終わる見込み。

2513荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12014.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
<東急ハンズ>東北の商品 全国に発信したい

吉浦勝博(よしうら・かつひろ)同志社大卒。82年東急不動産入社。執行役員商業施設事業本部長、東急ハンズ専務執行役員を経て15年4月から現職。56歳。鳥取県出身。

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)は、18日に開業する仙台市青葉区のJR仙台駅ビル「エスパル仙台東館」4階に、東北初の本格店舗の仙台店を出店する。吉浦勝博社長は河北新報のインタビューに「地元の期待を感じる。東北の商品を全国に発信したい」と抱負を語った。(聞き手は報道部・布施谷吉一)

 -仙台店の特徴は。
 「仙台は東北経済の中心地。成熟した街であり、何でもそろう。その中で、買い付け担当者が仙台、東北の魅力をあらためて発掘した。店独自のコーナー『やっぱりトウホク』はこけしグッズ、仙台みそなど6県の商品を紹介し、東日本大震災からの復興をお手伝いしたい」

 「東急ハンズという店を丁寧に紹介し、認知度を高めることが大事だ。商品はある程度分類ごとに見せていく。美容関連やトラベル用品、台所用品、ランチ関連など商品の目利きで期待に応えたい」

 -店は多くの利用客が行き交う駅ビルに入る。
 「エスパル仙台東館とともに、駅の東西自由通路も新しくなる。通勤通学で利用するお客さまをはじめ、ファミリー層も訪れる。特に男性のビジネスマンをターゲットとして意識したい。靴のお手入れ用品などを提案する」

 -昨年12月に市地下鉄東西線が開業し、26日には新幹線で北海道とつながる。
 「新幹線はインパクトがあり、沿線で観光客の需要増が見込まれる。仙台も立ち寄る地域になり、効果が大きい。東西線開業で市中心部と郊外がつながった。仙台の商圏は長町、泉中央などを含め、複数店舗の出店が可能な地域ではないかと捉えている」

 -東急グループは7月の仙台空港完全民営化の一翼を担う。
 「震災後、グループとして岩手、宮城両県の沿岸被災地で復興を後押ししてきた。今回の出店はグループの認知度をさらに高める第一歩であり、民営化の先駆けと言えるかもしれない」

2514荷主研究者:2016/04/09(土) 21:31:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160317_12015.html
2016年03月17日木曜日 河北新報
「エスパル仙台東館」18日オープン

吹き抜けや緑のある空間で、杜の都をイメージした東館

 仙台市青葉区のJR仙台駅東西自由通路沿いに18日、駅ビル「エスパル仙台東館」が開業する。衣料品、食品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店。幅、高さともに16メートルに広がる新自由通路と一体となり、にぎわいづくりに一役買う。16日、関係者向けの内覧会があった。

 東館は地上6階、地下1階で店舗面積は約1万平方メートル。エスパル仙台を手掛ける仙台ターミナルビル(仙台市)が運営し、年間売上高100億円を目指す。

 2階はファッション関係に加え、牛タン、笹かまぼこ、菓子などを販売する。3階は飲食店のほか、衣料品や生活雑貨を扱う。4階は生活雑貨大手の東急ハンズ仙台店が出店し、医療モールや保育園もできる。5、6階は駐車場で、1階は駅レンタカーが入る。

 自然と都市の共存をコンセプトに、店内各所に緑を配置して「杜の都仙台」を演出。2階入り口に吹き抜け広場、5階に屋外庭園をそれぞれ設けた。東館に隣接する本館2、3階も18日、衣料品、雑貨を中心に改装オープンする。

 新妻博敏社長は内覧会で「駅の東と西をつなげ、人と街がクロスする一つの新しい街をつくる。これまで仙台、宮城のエスパルだったが、これからは東北に広げたい」と抱負を述べた。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_12057.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台駅>東西自由通路と「東館」オープン

利用開始に合わせて東西自由通路で開かれた記念式典=18日午前9時50分ごろ、JR仙台駅

 拡幅工事を終えたJR仙台駅2階の東西自由通路の利用が18日、始まった。通路の幅は従来の6メートルから16メートルに広がり、利便性が格段に向上した。通路沿いの新駅ビル「エスパル仙台東館」も同時にオープン。1977年の現駅舎開業以来となる大規模再開発の中核施設の完成で、仙台駅は新たな時代を迎えた。

 自由通路であった記念式典には関係者約50人が出席。JR東日本の深沢祐二副社長が「多くの関係者の尽力で利便性の高い駅が誕生した」とあいさつ。奥山恵美子市長は「東西自由通路は仙台の街づくりの課題だった。震災を乗り越え、仙台を代表する素晴らしい施設が完成した」と話した。

 自由通路は2013年3月に着工。通路には在来線用の東口改札を新設し、東口側から来る利用者の利便性を高めた。

 エスパル仙台東館は地上6階、地下1階で店舗面積約1万平方メートル。衣料品、雑貨など東北初進出の29店を含む82店が出店した。入り口前には多くの人が並び、午前10時の開店を待った。

2515荷主研究者:2016/04/09(土) 21:32:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_11021.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>渋滞緩和へイチョウ14本伐採

伐採方針が示されたイチョウ並木=仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市は青葉区広瀬通のイチョウ並木のうち14本について伐採する方針を決め、17日夜、同区の市シルバーセンターで住民説明会を開いた。道路の渋滞緩和工事のための措置。早ければ月内に伐採し、工事後も植え戻さない。杜の都を彩る中心部の街路樹がまとまって姿を消すのは初めてとなる。

 伐採するのは地図の通り、165メートル区間の中央分離帯に昭和30年代に植えられたイチョウ。

 同区間は交差点付近の2カ所で右折待ちの車による混雑が激しい上、JR線に架かる宮城野橋が来年4月から片側3車線に拡幅され交通量増加が必至となることから、中央分離帯を撤去し右折レーンを設ける。歩道側のイチョウは残す。

 市の告知が1週間前だったためか、住民説明会に来たのは6人。市の担当者が「渋滞緩和のためやむを得ない措置」と理解を求めたのに対し、参加者からは「利便性の観点だけで樹齢約60年の並木を切っていいのか」との異論が出た。

 一方で、「一帯の渋滞は長年の課題。現状の改善を優先すべきだ」と賛同する意見もあった。

 市によると、広瀬通のイチョウ並木は現在、東の駅前通から西の晩翠通までの1100メートルに今回の14本を含め136本が植えられている。

2516荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_11008.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<気仙沼線>BRT継続決定 鉄路断念

 東日本大震災で被災したJR気仙沼線に関し、宮城県気仙沼市は18日、鉄路復旧を断念し、JR東日本が提案している現行のバス高速輸送システム(BRT)による本格復旧を受け入れると発表した。沿線自治体3市町のうち登米市、宮城県南三陸町は受け入れに同意しており、気仙沼線のBRT継続が決まった。

 気仙沼線のBRT本格復旧が決まったことで、JR東日本で津波被害があった東北の7路線全ての復旧方針が出そろった。

 菅原茂市長は記者会見し、市が求めてきた仙台へのアクセス向上などに対するJRの回答書を公表。JRはBRTの専用道延長や運行本数の確保を図るほか、気仙沼-仙台間の割引切符の期間限定発売、被災した道の駅「大谷海岸」の再建に計画段階から参加することを約束した。

 菅原市長は「一定の評価ができる。議論を先延ばしすれば復興が遅れる可能性があり、BRT本格復旧を受け入れたい」と述べた。

 JR東は昨年7月の沿線自治体首長会議で、気仙沼線と大船渡線の復旧に掛かる多額の費用負担や乗客減を理由に、鉄路による復旧断念を沿線自治体に説明。大半の自治体が受け入れたが、気仙沼市は気仙沼線に関しJRと協議していた。

 仙台市を訪れたJR東の深沢祐二副社長は「今後はBRTの専用道を延ばし、自治体の要望に誠実に対応していきたい」と語った。

 BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼-盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)-気仙沼の55.3キロ。JR東にとって、両線は初のBRT本格運行区間となる。

[JR気仙沼線のBRT]気仙沼線の前谷地(石巻市)-気仙沼間72.8キロのうち、柳津-気仙沼間55.3キロで2012年8月に運行が始まった。所要時間は最短で鉄道より16分遅い1時間46分。鉄道時代に最大1日22本だった運行本数は65本に増えた。BRT専用道区間は22.7キロが整備され、本格復旧で49.7キロまで延長を計画する。

2517荷主研究者:2016/04/09(土) 21:45:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160319_12004.html
2016年03月19日土曜日 河北新報
<仙台駅>集客に期待感 中心部波及を注視

東西をつなぐ自由通路が拡幅され、生まれ変わったJR仙台駅

 JR仙台駅(仙台市青葉区)の東西を結ぶ新自由通路の使用が18日に始まり、街の玄関口は装いを新たに利用客を迎えた。通路は幅6メートルから16メートルに広がり、人の流れが変わる。同日開業の駅ビル「エスパル仙台東館」とともに駅周辺の魅力向上に期待が集まる一方、中心商店街などへの波及効果は未知数で、関係者は動向を注視する。

 JRグループは100万都市にふさわしいターミナル駅を目指した。3年の工期を費やした通路拡幅と東館開業はその象徴だった。

 自由通路であった記念式典で、JR東日本の深沢祐二副社長は「保育所やクリニックもあり、さまざまな用途で使える新しい駅が誕生した。東北全体に旅行してもらうゲートウエイにしたい」と意気込んだ。

 「駅裏」と呼ばれた駅東口にとっても悲願だった。地元関係者は1978年に仙台駅東部開発推進協議会を設立。以来38年間、名称を変えながら通路拡幅や駅舎建設といった要望を重ねた。

 仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長は「プロ野球東北楽天が来て東口の雰囲気は変わったが、それでも試合は60日余り。駅は毎日多くの人が利用する。これまで以上に期待感がある」と歓迎。仙台商工会議所の鎌田宏会頭も「仙台の新しい名所として期待される」と実現を喜んだ。

 生まれ変わった仙台駅の集客力を街の活性化に生かそうと、駅周辺以外の商業施設もPRに必死だ。

 市地下鉄東西線で1駅の青葉通一番町駅(青葉区)と結ぶ藤崎は19日、近隣商業施設のシリウス、クラックスと商品券などが当たる企画を初めて実施する。藤崎の担当者は「街全体で盛り上がることで、訪れた人に『仙台はどこに行っても楽しい』と思ってもらえる」と前向きに捉える。

 駅西口では初夏に仙台パルコの新館も開業する。注目度が高まる駅周辺の商業施設にテナントが移転する例が出ており、商業施設間の競争激化が予想される。

 8商店街でつくる市中心部商店街活性化パートナーシップ準備協議会の三田恵介会長は「100万都市のターミナル駅の充実は喜ばしい。いかに回遊性を持たせ、人の流れをつくるかが大事になる」と説明する。

2518荷主研究者:2016/04/09(土) 21:51:05

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160316-OYTNT50345.html
2016年03月17日 読売新聞
大型店、仙台中心部に続々

仙台駅東西自由通路沿いにオープンする「エスパル仙台 東館」。ガラス屋根からは自然光が差し込む

 ◆「エスパル仙台 東館」あす開業

 仙台市中心部で、大型商業施設の開業が相次ぐ。18日には仙台駅直結の「エスパル仙台 東館」が開業、初夏には駅南西側で「仙台パルコ新館(仮称)」がオープンする予定だ。昨年12月の地下鉄東西線開業後、市中心部へのアクセスが改善されており、各社の競争は一層激しくなりそうだ。

 16日に内覧会が行われたエスパル東館は地上6階地下1階建て。拡幅された仙台駅東西自由通路の両側に位置し、82店舗が入る。隣接する本館も改装し、本館と東館を合わせると「東急ハンズ」など東北初出店が34店舗、新業態が20店舗となる。運営する仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「地元住民や観光客など幅広い客層に合った店舗にしたい」と話す。

 ファッションビル運営のパルコ(東京)が初夏にオープンを目指すのは、地上10階地下2階建ての新館。延べ床面積2万5000平方メートルで、2008年に仙台駅北西側で開業した仙台パルコと同程度の大きさだ。

 1〜5階に衣料品店や雑貨店、6〜9階に複合型映画館(シネコン)「TOHOシネマズ仙台」などが入る予定だ。市中心部のシネコン開業は初めてで、パルコが得意とする「文化の発信地」としての機能を充実し、集客を図る狙いだ。

 12日に開業した「イオン仙台店」は、約40年続いたダイエー仙台店から衣替えし、「まちなかイオン」としてもPRする。建物は旧ダイエーと同じだが、大型連休までに売り場の配置や内装などを変更する計画だ。

 市中心部では、地下鉄東西線の開業により、客の流れが変わりつつある。東西線の新駅と直結した藤崎では、来客数が1〜2割増で推移している。19日には近隣店舗と「春の青葉通一番町駅前まつり」を企画し、盛り上げを図る。一方、さくら野百貨店は店前にあった路線バスの停留所が移動した影響で、バス利用客の来店が減少しているという。

 新たな商業施設開業は、市街地の客の流れを変える可能性があり、既存店の警戒感も強い。東北百貨店協会は「中心部への集客が進めば『ついで買い』も期待できる。相乗効果を出せるよう、各店で工夫が必要だ」としている。

2016年03月17日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2519荷主研究者:2016/04/09(土) 21:54:35
>>2234
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12022.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
アクセス良好 鳥の海スマートIC開通

開通した鳥の海スマートICのゲートを通過する車両=19日午後4時ごろ、亘理町逢隈高屋

 亘理町逢隈高屋の常磐自動車道山元-亘理インターチェンジ(IC)間に19日、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の鳥の海スマートICが開通した。県南部の高速道でスマートICが開設されたのは初めて。

 鳥の海スマートICは総事業費約9億円。2014年12月に開設された鳥の海パーキングエリア(PA)に設置され、新たに整備した町道で県道相馬亘理線に接続する。ETC搭載車に対応するゲートなどを設け、24時間利用できる。

 午後4時に利用を開始し、事前の申し込みで開通を待った4台の車両が次々にゲートをくぐって通り初めをした。

 開通に先立ち、現地で式典があり、約70人が出席。テープカットとくす玉割りで祝い、地元の荒浜小の4年生16人が地域に伝わる祝い歌「えんころ節」を合唱した。斎藤貞町長が「スマートICを早期復興を図る交通と流通の拠点と位置付け、地域資源を生かした魅力あるまちづくりをしたい」と式辞を述べた。

 鳥の海スマートICは町中央部に位置する。町北部の亘理ICを利用した場合と比べ、町中央工業団地への所要時間が約9分、景勝地・鳥の海へは約2分短縮される。事業主体の東日本高速道路は、1日当たり1600台の利用を見込む。

2520荷主研究者:2016/04/09(土) 21:55:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160320_12009.html
2016年03月20日日曜日 河北新報
<富県10年>企業強化 なお道半ば

自動車部品専用工場で製品をチェックする登米精巧の従業員=登米市迫町

 村井嘉浩宮城県知事が2005年の初当選時から掲げる産業振興策「富県戦略」は、昨年11月で知事任期と同じ丸10年を経過した。08年のリーマン・ショック、11年の東日本大震災を経ても、地域経済は着実に成長を続けてきたように見える。中小企業と従業員は実際に豊かになったのかどうか。村井知事が最重要分野と位置付ける「ものづくり産業」の現場から探った。(報道部・浅井哲朗)=6回続き

◎製造業の現場から(1)現在地

 「ドーン、ドーン」。鋼材を打つ重いプレス音が響く。所狭しと配置された産業用ロボットから、金属部品が次々とはき出される。

 活気に満ちた自動車部品専用工場。機械部品加工を手掛ける社員約100人の登米精巧(登米市)が14年1月に稼働させた。

 1年半後、トヨタ自動車は家族向け「シエンタ」の新型車を発売。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が生産を担うことになる。

 登米精巧はこうした行方を見据え、部品業界への本格参入を決めていた。愛知県の有力企業の支援を受け、加工から表面処理まで一貫生産できる最新鋭の設備を整えた。

 「国内の製造業がどんどん海外に流れている。チャンスを生かさなければ先はないと判断した」。後藤康治社長は当時を振り返る。

<「甘くない」>
 富県戦略は「1、3次に偏っている県内経済の産業構造を、ものづくり中心に2次にシフトする」(村井知事)ことで付加価値向上を狙う。柱に据えるのは波及効果が大きい分野。産業の裾野が広い自動車関連は当初から代表格だった。

 戦略は順調に滑りだす。村井知事のトップセールスと、東北を生産拠点化させたいトヨタの考えがかみ合い、当時のセントラル自動車(現トヨタ東日本)の大衡村移転が実現した。関連企業の進出は加速し、トヨタ側は地元の取引企業の開拓、育成にも力を注いだ。

 一連の流れに乗って社業を拡大させた登米精巧は、さながら「富県戦略の地元モデル」と見られるが、参入から2年を迎えてもなお、必死にアクセルを踏んでいるのが現実だ。

 自動車関連は売上高全体の2割と成長途上にあり、事業単体では採算に届かない。もうけを出すにはコスト削減の壁に挑み、新規受注で数も稼ぐ必要がある。

 「何もかもが違う世界で、まだまだ経験を積まなくてはならない」と後藤社長。自動車産業は「甘くない」と気を引き締める。

<横ばい続く>
 村井知事は08年度、経済界の強い反対に遭いながら県独自の超過課税「みやぎ発展税」を導入。これを財源に企業立地補助金の上限を4倍に引き上げた。その結果、県は14年度までの7年間で工場立地が約200件あり、1万人の雇用が新たに生まれたと試算する。

 県内総生産(名目)は13年度、8兆8166億円に達し、統計が残る01年度以降の最高を記録。県内製造品出荷額(確報)は14年に最高の4兆円近くとなり、付加価値額も増加傾向にある。村井知事は「企業誘致の効果」を強調する。

 ただ「ものづくり産業」である製造業が、県内総生産に占める割合は1割強のまま。震災の影響もあって横ばい状態が続く。

 東北大大学院経済学研究科の大滝精一教授は「宮城はもともと地元製造業の層がそれほど厚くない。中小の底上げ、ビジネスマッチングなど支援が欠かせない」と指摘する。

 富県戦略が目指すのは県内総生産10兆円。分厚い中小企業層をいかに構築するかが成否の鍵を握る。

2521荷主研究者:2016/04/09(土) 22:01:16
>>2307 >>2367-2369
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160322_15023.html
2016年03月22日火曜日 河北新報
<ツタヤ図書館>知の拠点 問われる真価

斬新な意匠を凝らした新図書館。初日から大勢の市民が訪れた

 宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅前に21日開館した市立図書館は、駅前再開発という40年来の市の懸案を解決に導く切り札に位置付けられる。「東北随一の文化交流拠点」「東日本大震災からの復興のシンボル」。菊地健次郎市長の言葉は期待の大きさを示すが、新図書館を核とした新市街地の形成は出発点にすぎない。図書館の「独り勝ち」に終わらせず、知の拠点を市域全体の発展にどうつなげるか。正念場はこれからだ。

 図書館はTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者になる。斬新な意匠、東京・代官山の品ぞろえを取り入れた書店、カフェ、レストラン。施設には同社のノウハウが詰まる。

 指定管理料の年2億7000万円は従来の図書館運営費の2倍以上になる。市は年間来館者は10倍の120万人、経済効果は50億円と見込んだ。費用対効果への疑問を打ち消す強気な数字にも映る。

 多賀城駅前には図書館が入居する再開発ビルA棟と子育てサポートセンターなどが入るB棟が完成し、一帯の市街地形成は一段落した。市が向かう先は、文化交流拠点構想の完成だ。

 古代多賀城の文化遺産、東北歴史博物館、催事を担う市文化センターなど新図書館と周辺の施設を結ぶ構想は、既に動きだした。

 市は図書館と文化センターを結ぶ遊歩道の整備といったハード面に加え、まちづくりを担う人材育成に着手。開館に合わせ、多賀城版オペラ上演を含む世界絵本フェスタの開催などソフト施策も拡充した。

 ハード、ソフト両面の施策がうまくかみ合うかは未知数だ。これまでの市のまちづくりはハード優先との指摘が強かった。施設に見合った行政サイドの意識改革が迫られる。

 同社が先行して運営した2市の図書館では購入図書の選定などが批判された。運営への疑義は文化交流拠点構想の致命傷に成りかねない。不断のチェックもまた、求め続けられるだろう。

 今回整備した「器」に、市がどう「魂」を入れていくか。その成否が問われようとしている。(多賀城支局・佐藤素子)

2522荷主研究者:2016/04/09(土) 22:01:34
>>2509
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160322_15018.html
2016年03月22日火曜日 河北新報
<国道4号>規制廃止33年ぶり常時3車線化

中央線の変更規制が廃止された愛宕大橋付近。渋滞などのトラブルは見られなかった=21日午前8時50分ごろ、仙台市若林区土樋

 仙台市中心部の国道4号愛宕大橋交差点(若林区土樋1丁目)-根岸交差点(太白区根岸町)で午前7〜10時に実施してきた中央線の変更規制が21日、33年ぶりに廃止され、上下線とも常時3車線になった。県警によると、初日の混乱はなかったという。

 20日夜から21日朝にかけ、両交差点に取り付けられていた車線数を示す電光掲示板が外された。中央分離帯には車線を間違えないように円柱のコーンを設置。県警車両は電光掲示板で、「中央線3車線固定」と周知した。

 愛宕大橋付近では午前9時ごろ、2車線から3車線に増えた南仙台方面へ向かう上りで目立った渋滞は発生しなかった。タクシー運転手冨中有さん(48)は「休日でも上りは渋滞していることが多いが、すいすい運転でき、ストレスなく通行できた」と話した。

 県警は1982年12月、朝の通勤時間帯に中央線を移動し、市中心部に向かう下りを4車線、上りを2車線にする規制を導入した。渋滞緩和が狙いだったが、近年はあすと長町地区の急速な発展などで南仙台方面への交通量が増加。上りの渋滞が常態化する逆転現象が起きていた。

2523荷主研究者:2016/04/16(土) 17:34:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160323_11013.html
2016年03月23日水曜日 河北新報
<みやぎ富県10年>電機の盛衰 地域翻弄

再生を期すソニー仙台テクノロジーセンター。復興支援で提供した建屋にはインキュベーション(ふ化)施設「みやぎ復興パーク」が設けられ、企業などが数多く入居する=多賀城市

◎製造業の現場から(4)光と影

 高度経済成長期、世界に君臨したエレクトロニクス産業の2大巨頭。それぞれ宮城県内に築いた生産拠点で光と影が交錯する。

<2000人超雇用>
 1954年、多賀城市桜木に旧東京通信工業(現ソニー)の仙台工場が誕生した。県内初の誘致企業として稼働を続け、92年に「ソニー仙台テクノロジーセンター」に名称を変更した。

 同社はオーディオビジュアル(AV)分野で世界市場を席巻した。センターはビデオテープと光ディスクの開発生産拠点として、最盛期には登米市内の事業所を含め2000人を超す従業員がいた。

 しかし90年代後半、アジア勢の台頭で電機業界の競争が激化すると大規模リストラを始める。県内事業所も再編や売却が進む中、多賀城には「キャリアデザイン室」、通称「追い出し部屋」が設置された。

 配属された元社員によると、貸与されたパソコンで再就職先を探す日々。肩たたき役の幹部も対象となった。多い時で80人が在籍したキャリア室は2014年8月に廃止。元社員は早期退職に応じず、定年まで勤めた。

 生産設備が津波などの被害を受けた11年3月の東日本大震災も再編を加速させた。センターの約280人が福島、神奈川などの拠点に転勤を余儀なくされた。

 構内の人員は約1300人まで削減された。世界的に需要が増す高密度磁気テープとブルーレイディスクの供給に生き残りを懸ける。センターの大崎博之代表は「ここでしか作れないものがある。記録メディアはソニーのお家芸。重要開発拠点の撤退はあり得ない」と強調する。

 国際競争をリードした生産技術をビジネスに変える動きも加速する。

 パナソニックは本拠地の大阪と、仙台工場(名取市)で15年4月、企業を有料で支援する「ナレッジサービス」を始めた。

<失敗伝える>
 中小企業を主なターゲットに、商品の企画から製造、出荷に至るまでの課題解決を現場で手伝う。工場設備を使う試作品の性能評価も受け入れる。

 74年設立の仙台工場はオーディオ製品生産の主力拠点として稼働し、00年には800人が在籍していた。しかし生産が海外に移され、従業員は70人まで減少。事業分野が光学部品の量産技術開発に絞られる中、新事業の舞台となった。

 相談件数はまだ3件。中村真一ナレッジサービス推進室長は「今まで企業秘密だった部分も含めて、パナソニックの全ての分野の失敗経験を伝え、解決策を見つける」と意気込む。

 05年に就任した村井嘉浩知事の「富県戦略」は、自動車関連産業の集積などで結実した。一方、電機やIT関連の生産拠点がグローバル経済の激流に翻弄(ほんろう)され、地域経済を脅かす場面は今なお続く。

 2強が県内で歩んだ歴史に学ぶべき点は多い。

2524荷主研究者:2016/04/16(土) 17:34:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_13020.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
<みやぎ富県10年>地元中小 人材が逼迫

従業員確保のためにプライムアースEVエナジーが完備した社員寮。右奥にもう1棟見える=宮城県大和町

◎製造業の現場から(5)限界

 「いろいろな媒体を通じて求人を出し続けても、応募が全くない」

 宮城県登米市で金属部品の表面処理を手掛ける松下塗装。従業員規模を約80人から上積みできず、小野寺利晴経営管理部長は頭を抱える。

 2011年、ベストセラーとなるトヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の部品を受注し、業績を伸ばした。同時に人材確保に四苦八苦するようになった。

 14年春に始めた高卒の定期採用も、実績は2年間で2人止まり。小野寺部長は「地縁、血縁に頼る状況だ。若い人材がいなければ、会社の将来が見通せない」と危機感をあらわにする。

<戦略脅かす>
 11年3月の東日本大震災後の労働力不足は、何も沿岸部に限らない。深刻な人材難は、ものづくり産業を軸に中小零細企業層に厚みを持たせる宮城県の「富県戦略」の行方を脅かす。

 県内の有効求人倍率は県北を中心に高水準で推移する。公共職業安定所別の1月の倍率は築館1.56倍、大和1.50倍、古川1.26倍。宮城労働局は「自動車関連中心に立地企業の効果が大きい」とみる。

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)に部品を供給する豊田合成東日本(宮城県栗原市)と太平洋工業(岐阜県大垣市)は、栗原市内の生産拠点の人員を、いずれも2桁から130人規模まで引き上げた。「期間従業員を積極的に正社員に登用している」(太平洋工業)という。

 HV用バッテリー製造大手のプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)は14年、宮城県大和町にある宮城工場の第2、第3棟の建設に着手。それまでより300人多い900人への増員に踏み切った。

 採用募集は急きょ、東北6県に拡大。生活家電完備の社員寮を町内に2棟建て、宮城県利府町内の施設と合わせ250人分の受け入れ態勢を整えた。

<待遇で不利>
 対照的に、地元企業の逼迫(ひっぱく)感は増す。

 「大手と比べ、福利厚生も含めた待遇面でどうしても地元は不利」。大崎市内で電子部品製造業を営むヤマセエレクトロニクスの採用担当幹部は話す。

 大和町や大衡村がある黒川郡と栗原市に挟まれた大崎市は、特に人材難がささやかれる。幹部は「高校卒業後の地元志向の薄れや製造業離れも進んでいる」と厳しい見通しを示す。

 こうした流れに歯止めをかけようと、東北職業能力開発大学校(栗原市)は14年から、教員を派遣するなど市内の県立高とものづくり教育で連携。大学校の学生向けには、地元企業に働き掛け、工場見学を積極展開するなど大都市圏への流出阻止の試みに力を注ぐ。前田みづほ学務課長は「企業の採用が拡大する中、若者の視線を地元に向けさせたい」と話す。

 企業誘致により、東北における宮城県の「ダム機能」の強化を図る村井嘉浩知事。人口減少を語らずして地域の将来設計を描けない昨今、富県戦略の成長モデルは絶えず修正を迫られる。

2525荷主研究者:2016/04/16(土) 17:35:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_12040.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
ナブコ子会社 宮城・栗原に進出発表

 宮城県栗原市は23日、同市築館に28日に造成が完了する市内最大の工業団地、三峰工業団地の立地企業第1号に同市築館の金属建具メーカー、エヌ・エス・トートが決まったと正式に発表した。同社は築館地区内から本社工場を移転し、生産態勢を強化するという。

 市によると、同社は自動ドア販売のナブコシステム(東京)の100%子会社。2.25ヘクタールに工場、事務棟を建設し、ステンレス建具を製造する。投資額は16億円を見込み、操業開始は2017年4月の予定。

 20年の東京五輪や、都市部の再開発に伴う需要増に対応するため、生産能力を2倍に増強し、生産コスト削減を図る。ナブコシステムの営業所を併設する。従業員は54人で、将来の増員計画がある。

 団地は14.33ヘクタール。東北自動車道築館インターチェンジ(IC)、みやぎ県北高速幹線道路の加倉ICに近い。市は利便性をアピールし、自動車関連産業などの誘致を目指している。

2526荷主研究者:2016/04/16(土) 17:36:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160324_13015.html
2016年03月24日木曜日 河北新報
<北海道新幹線間近>観光好調も商業面低調

北海道新幹線開業のポスターや垂れ幕で飾られたJR仙台駅2階コンコース

◎新時代幕開け(上)仙台圏

 北海道新幹線が26日、開業する。北の大地への悲願の新幹線乗り入れで、北海道と東北は新たな時代を迎える。両地域が結び付きを強め、活発な交流関係を築くことができるか。開業直前の現状を追った。(報道部・山口達也)

 「ある程度は風が吹くと考えていたが、予想以上の数字。あまりの反応の良さに驚いている」

 阪急交通社仙台支店営業部の梶本伸也リーダーは、北海道新幹線を利用した北海道ツアーの爆発的な売れ行きに笑顔を見せる。

 同支店が1月から売り出した4、5月の北海道ツアー申し込みはこれまで計約2000人。前年同期の14倍となった。多くは函館周辺だけでなく、札幌などにも出向くツアーだ。

 4、5月の北海道ツアーは端境期で、業界として期待する時期ではなく、勝負は繁忙期の6、7月だった。「この流れでいけば、6、7月もさらに増える」と梶本氏。「仙台圏の人は首都圏など南にばかり目を向けていたが、新幹線によって北も意識するようになった」と実感する。

<学生に照準>
 東北一のマンモス私大、東北学院大(仙台市)は、新たなターゲットとして函館など道南圏からの学生獲得に力を入れ始めている。新幹線開業を視野に昨年4〜8月、函館での入試ガイダンスを計4回開催した。

 七海雅人入試部長は「人口50万近い道南地域は魅力的。仙台からの時間距離は約2時間半となり、札幌より近くなる。選択肢に入れてもらえるはず」と話す。

 北海道の同大受験者は2005年度の152人を最後に、2桁台にとどまる。ここ5年は40〜70人台で推移し、15年度は91人に増えた。

 七海氏は「少子化が年々進む中、何とか盛り返すことができた。新年度は説明会や学校訪問の回数をさらに増やし、PRしていきたい」と意気込む。

<日帰り可能>
 観光、教育分野を中心に北海道への関心が高まる一方、企業進出といった本格的な経済交流の動きは仙台圏ではまだ見えない。

 仙台市内のある不動産コンサルタントは「仙台の企業は自前の経済圏に安住し、それほど動きがない。(31年春に)札幌まで延長した際、このままでは素通りされる」と話す。

 青函連絡船など以前から交流の歴史を積み重ねてきた青函圏と異なり、仙台圏にとって北海道は近い存在ではなかった。新幹線開業後は仙台-函館間は日帰りも可能になる。

 宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「仙台圏は道路も含め高速交通網が整備されるたび、商業面で攻め込まれてきたが、逆の動きはあまり見られない。交流を深めるためには視野を広げ、もっと積極的になるべきだ」と訴える。

2527荷主研究者:2016/04/16(土) 17:36:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13012.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<仙石線>石巻あゆみ野駅あす開業

26日に開業する石巻あゆみ野駅。左奥は4月に入居が始まる災害公営住宅

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の内陸部に26日、JR仙石線の新駅「石巻あゆみ野駅」が開業する。陸前赤井(宮城県東松島市)-蛇田(石巻市)間に誕生する。

 市が被災者向けに整備する集団移転地の新蛇田南地区に隣接。仙石線起点駅のあおば通(仙台市青葉区)までは平均1時間18分、石巻までは7分で結ばれ、住民の利便性向上と復興の加速が期待される。

 石巻市が移転者の交通手段確保を目的にJR東日本に設置を求めた請願駅。仙石線の新駅は2004年3月の小鶴新田(仙台市宮城野区)以来12年ぶりとなる。事業費は約4億8200万円で、市が国の補助を受けて負担した。

 「新しい生活、未来への歩み」との思いが駅名に込められている。無人駅で上下合わせて1日19本の普通列車が停車する。1日の利用者は300人を想定。ホームは上下線兼用の1面のみで延長85メートル。駅舎には待合室を設けた。

 市は北側の新蛇田南地区に広さ約2600平方メートルの駅前広場、自転車とオートバイ計約240台分の屋根付き駐輪場などを整備した。

 駅前広場から延びる幅約18メートルのメーン道路「あゆみ野通り(通称)」には、歩道と市内では珍しい自転車専用レーンを設置。近くの石巻西高の生徒が通学などで利用することを想定し、安全に配慮したという。

2528荷主研究者:2016/04/16(土) 17:37:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13007.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<仙石線>新市街の核「新駅誕生」膨らむ期待

石巻あゆみ野駅に面した新蛇田南地区では、急ピッチで造成作業が進む

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市で26日にJR仙石線に開業する新駅「石巻あゆみ野駅」は、被災者が移り住む新市街地に隣接する。新たな街づくりの核となることが期待される。近くの石巻西高への通学の便などが向上し、地域では歓迎ムードが高まっている。

 石巻駅近くに住む石巻西高2年の阿部友紀乃さん(17)は、陸前赤井(宮城県東松島市)-蛇田(石巻市)間に誕生する新駅に期待を寄せる。「高校は蛇田、陸前赤井両駅から中途半端な位置にある。これまでは自宅から約30分かけて自転車で通学していた。今後は電車で通学できる」

 雨天時などは母から車で学校へ送ってもらっていたという。「電車通学になれば、仕事をしている母の負担も減る」と喜ぶ。

 あゆみ野駅の周辺には、被災者の集団移転地である新蛇田南地区が広がる。ことし2月に災害公営住宅への入居、3月に一戸建て住宅用地の供給が始まった。新築移転する県石巻合同庁舎も2018年度に使用開始となる予定。隣接する集団移転地「新蛇田地区」と合わせ、18年3月までに5300人の居住が見込まれ、市の新たな拠点となる。

 新蛇田地区の災害公営住宅に暮らす樋口敏雄さん(67)は「駅が近くなって電車で出掛けるのが楽になったと、近所の人と喜んでいる。石巻駅前にできる市立病院にも渋滞を気にせず行ける。今後は駅と地区を結ぶバスなどを整備してほしい」と話した。

 ミヤコーバスは新年度に、あゆみ野駅を既存のバス路線に編入する計画。石巻市は同駅をJR石巻駅などに次ぐ交通結節点と位置付け、公共交通網の再編事業に取り組んでいる。

 東松島市は、新駅に隣接する柳ノ目地区にパーク・アンド・ライド駐車場の整備を検討する。車から仙石線に乗り継いでもらい、慢性化している国道45号渋滞緩和につなげる狙い。

 課題もある。あゆみ野駅の北側が発展する一方で、南側の青葉西地区は耕作を放棄した水田などが広がる。現在は市街化調整区域で、地権者は宅地開発が可能な市街化区域への編入を市に要望。今後、どんな地域を形成するのか、市と住民らが検討を進める。

2529荷主研究者:2016/04/16(土) 17:39:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13006.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
<集団移転>つばめの杜大橋あす開通

完成した「つばめの杜大橋」。橋の先には建設中の山下二小(左奥)や住宅などが広がる

 宮城県山元町が東日本大震災の被災住民の集団移転先に整備した「つばめの杜大橋」が26日、開通する。移転先と国道、町役場を直結し、アクセス向上が期待される。

 橋は全長137メートル、幅員14メートルで、南北を走る町道をまたぐ。移転先の新市街地つばめの杜地区(34.3ヘクタール)の東西を貫く約1キロの町道の一部。町道は、内陸移設して12月末に再開予定のJR常磐線の新しい山下駅や国道6号と交差し、高台の町役場をつなぐ。

 沿道には、大型遊具などを配置した中央公園(約1.6ヘクタール)、今夏に利用が始まる保育所など子育て拠点施設、移転、再建する山下二小などがある。

 つばめの杜地区は分譲宅地と災害公営住宅547戸分で構成。町が約152億円を掛け、5月末までの工期で整備している。

 町震災復興整備課は「国道と駅を最短で結ぶアクセス道路として、新市街地の発展につながる希望の架け橋になってほしい」と話す。

 26日午前10時半に開通式があり、午後2時に利用を始める。

2530荷主研究者:2016/04/16(土) 17:39:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160325_13008.html
2016年03月25日金曜日 河北新報
イクスカとスイカ相互利用 26日から

 仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica」(スイカ)の相互利用が26日、北海道新幹線が開業するJRのダイヤ改正に合わせて始まる。イクスカが県内と岩手、山形、福島3県の一部のJR各線や仙台空港アクセス線で使えるようになり、スイカは市地下鉄南北、東西両線と市内の路線バスで利用可能になる。

 相互利用の対象エリアは図の通り。イクスカが使えるJR線は、北が東北線の平泉(岩手県)、南は矢吹(福島県)まで、西は磐越西線の喜多方までの計9線。

 主に仙台市内の地下鉄とバスを利用する場合は、ポイントサービスのあるイクスカが得になる。スイカは首都圏などでも利用でき、電子マネー機能もある。

 定期で地下鉄とJR線を乗り継ぐ場合は、イクスカとスイカどちらかの連絡定期券を選ぶ。JR、地下鉄とバスの連絡定期券はイクスカのみ。

 26日からは、首都圏私鉄の「PASMO」(パスモ)やJR西日本の「ICOCA」(イコカ)など全国9種類のICカード乗車券も仙台市内で利用できる。

 連絡先は市交通局案内センター022(222)2256。

2531荷主研究者:2016/04/16(土) 17:50:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160329_12051.html
2016年03月29日火曜日 河北新報
<仙台東西線>仙台朝市買い物客17%が利用

調査結果を受け、仙台朝市各店の経営者が活性化策を話し合った

 仙台市民の台所、仙台朝市(青葉区中央)の買い物客を対象にした東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)の調査で、市地下鉄東西線で訪れた人が全体の約2割を占め、2番目に多いことが分かった。新地下鉄開業で市東部、西部からのアクセスが向上し、集客増の可能性が出ている。

 調査の設問は15問。このうち交通手段を尋ねた項目で、多い順に(1)乗用車28%(2)地下鉄東西線17%(3)自転車15%(4)地下鉄南北線14%(5)徒歩13%(6)バス7%-などとなった。買い物客の内訳は主婦が26%と最多で、飲食店経営者21%、サラリーマン15%、若者14%、外国人3%などと続いた。

 柳井教授は、こうした利用状況を2月下旬に朝市事務所であった報告会で紹介。「東西線利用者が予想以上に多い。沿線に大型スーパーが少ないことが要因と考えられる」と指摘した。

 仙台朝市の鮮度や品ぞろえに定評があることにも触れ「集客はもっと伸びる可能性がある」と語った。

 報告会には朝市各店の経営者ら約20人が集まり、調査結果を基に活性化策を話し合った。「日曜営業を検討したい」「女性の視点を取り入れた戦略が必要」「朝市を観光地としてアピールしたらどうか」との声が次々に上がった。

 仙台朝市商店街振興組合の入間田博理事長は「常連さんを大事にしながら、若い世代など新たな客層の開拓にも頑張りたい」と意気込む。

 調査は昨年10月とことし2月の2回、柳井教授のゼミに所属する学生らが買い物客計219人から聞き取りして実施した。

2532荷主研究者:2016/04/16(土) 17:50:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160329_13009.html
2016年03月29日火曜日 河北新報
<仙台市立病院跡地>東北学院が取得方針

東北学院大が取得の意向を表明した仙台市立病院跡地

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)は28日、仙台市が売却を予定している市立病院跡地(若林区清水小路)約1万7500平方メートルの取得を目指す方針を明らかにした。近接する東北学院大土樋キャンパスと一体で整備し、現在3カ所に分散立地している大学機能の集約構想を実現したい考えだ。

 法人理事長で学院大学長の松本宣郎氏が同日、取材に「都市型キャンパスを目指して(取得に)名乗りを上げる」と語った。市当局と面談し、跡地取得の意向を伝えているという。

 学院大は既に、泉キャンパス(泉区)で行っている法学部など4学部1、2年生の講義を、市中心部にある土樋キャンパスに移す方針を決定。残る教養学部(泉区)と工学部(多賀城市)を集積するため、土樋キャンパス周辺で適地を探していた。

 構想に基づいて2013年1月には、隣接する東北大片平キャンパス南地区の一部7950平方メートルを14億円で購入した。土樋キャンパスの一画に位置付けており、地上5階、地下1階の新棟が28日に落成した。延べ床面積は約1万2750平方メートル。

 仙台市は7月に売却先の公募を始め、購入事業者選定委員会による審査を経て、12月に優先交渉権者を決める。市立病院は14年11月、太白区あすと長町に移転した。

2533荷主研究者:2016/04/16(土) 17:54:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160402_12050.html
2016年04月02日土曜日 河北新報
<イクスカ相互利用>地下鉄は2割が他社カード

 3月26日に始まった仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica」(スイカ)の相互利用で、市地下鉄をIC乗車券で利用した乗客の19.5%がスイカなど他社のカードを使っていることが1日、分かった。

 3月末まで計6日間の利用状況を交通局が集計。定期券利用を除き、市地下鉄でIC乗車券を使った計約41万人のうち、約8万人が他社カードを使った。市バスでは計約16万5000人のうち約1万6000人(9.7%)が利用した。

 全国10種類が使える他社のカード別ではスイカが83.3%を占めた。首都圏私鉄の「PASMO」(パスモ)が12.2%、JR西日本の「ICOCA」(イコカ)が2.2%と続いた。

 仙台周辺のJR各線の対象エリアと仙台空港アクセス線で、イクスカは計約1万2000人(1日平均約2000人)の利用があった。市交通局の担当者は「予想より多く他社カードで乗車してもらっている。試しに使った人もいるとみられる」と話した。

2534荷主研究者:2016/04/24(日) 16:45:27
>>2281
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160402_11029.html
2016年04月02日土曜日 河北新報
国交省・東北配分事業 大衡道路拡幅計上

 2016年度政府予算のうち、東北に配分される国土交通省関連の事業額が1日、判明した。東日本大震災に絡む防災事業のほか、宮城県大衡村の国道4号拡幅事業など産業振興関連に重点配分された。

 主な事業と配分額は表の通り。道路建設のうち、大衡村の国道4号約4.5キロの4車線化工事が新規事業化。調査設計費5000万円が計上された。自動車関連企業の集積に伴う渋滞の緩和が期待される。

 青森県の下北半島縦貫道は、横浜北バイパス10.4キロの調査設計費4000万円が盛り込まれた。三陸沿岸道志津川インターチェンジ(IC、仮称)-歌津IC(仮称)の建設費には39億円を充当した。

 陸前高田市と石巻市に建設される国営追悼・祈念施設は、それぞれ実施設計費に2億6000万円を配分。国は16年度内の一部着工を目指している。

 能代市の米代川沿いには防災ステーションが整備される。小名浜港(いわき市)と人工島をつなぐ架橋、津軽ダム(青森県西目屋村)は16年度内に完成する。

 関東・東北豪雨関連では大崎市の大江川改修工事6億円などが盛り込まれた。

2535荷主研究者:2016/04/24(日) 17:05:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160403_11024.html
2016年04月03日日曜日 河北新報
村田町の幹線道路迷走 整備進まず

完工が先送りされ、通行できない沼辺足立幹線(奥)=村田町村田

整備が進まない南側の町道。計画区間の南端から町中心部を望む=村田町関場

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 宮城県村田町を南北に縦貫する幹線道路の整備が進んでいない。2015年度中の開通を目指していた一部区間は工事が終わらず完工が16年度に先送りされ、別の区間は休眠状態が続く。政治判断で整備方針の曲折が続いた経緯があり、関係者からは「北も南も中途半端なままでいいのか」との声が漏れる。(田柳暁)

 工事区間は地図の通り。

 東北自動車道村田インターチェンジ入り口北側は、都市計画道路街路「沼辺足立幹線」の1期工事分として03年度に着工。3月末までに1.1キロが完成する見通しだったが、国の工事費が一部付かず、16年度に先送りされた。

 これまで投入された事業費は約17億円。ただ、開通しても北端は細い町道と接するのみ。「町道の大型車通行は到底無理」(町建設課)で、著しい利便性の向上はないとみられる。

 利便性を高めるため、その先の2本の県道と接続させる計画だが課題も多い。1級河川の荒川や仙南仙塩広域水道の水道管があって県道亘理大河原川崎線との平面交差は難しい。町関係者は「高架橋が現実的だが事業費はさらに十数億円が必要になる」とみる。東北道側にどう延ばすかは全くの白紙だ。

 町役場の南側でも1キロの工事区間が手つかずになっている。将来的に沼辺足立幹線の一部とすることを視野に1992年度に町道として整備を始めた。県道亘理村田線との接続を考えていたが、県との調整が具体化せず「宙に浮いた状態」(町議)になっている。

 背景には歴代町長が2期8年ずつで交代した政治状況がある。当初は南進整備を目指したが、町長が代わると大型商業施設の誘致計画が浮上し、北進整備に方針を転換した。

 現在の佐藤英雄町長は07年の就任時に「北進整備の凍結、南進優先」との考えを示したが、中止すると多額の補助金を国や県に返す必要があるため、建設を続けた。町幹部は「開けてしまったパンドラの箱は閉じられない」と表現する。

 整備方針の変遷を見てきた元町議は「その時々で優先順位を判断した結果だ」と理解を示すが、議長経験者は「政争の影響の最たる例。ほかの市町の住民が見たらどう思うか」と迷走ぶりを嘆く。

 町は、1期工事を終えた後の17年度に今後の整備方針を検討する考え。佐藤町長は「どう整備を進めるのが最善か、あらためて考えたい」と話す。

[沼辺足立幹線]村田町南部の沼辺地区と北部の足立地区を結ぶ約10キロの幹線道路として1951年に計画決定。東北自動車道建設に伴い、71年、73年に計画を一部変更した。

2536荷主研究者:2016/04/24(日) 17:08:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160406_15004.html
2016年04月06日水曜日 河北新報
<東日本急行>仙台-平泉高速バス9日再開

 東日本急行(仙台市)は、期間運行している仙台-平泉間の高速バスを9日に再開する。運行本数は1日2便から3便に増便。外国人観光客の増加を踏まえ、車内で英語アナウンスも始める。

 仙台発の運行時刻も見直し、従来の午前9時と正午の出発から、午前9時、10時、11時へ変更する。

 岩手県平泉町によると、2015年に同町を訪れた観光客数は193万人。「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録(11年)される前に比べ、約5万人増えた。観光客全体のうち外国人は2万1200人で、登録前より約5割増えた。

 担当者は「バスが満席で乗車できない人がいたこともあった。利便性向上につなげたい」と話す。運行期間は11月まで。運賃は大人片道1700円、子ども850円。予約不要。

2537荷主研究者:2016/04/24(日) 17:08:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160407_13048.html
2016年04月07日木曜日 河北新報
<仙台音楽ホール>建設費最高337億円に

 仙台市が整備を検討している音楽ホールの建設費が最高で340億円近くに上る可能性があることが6日、市から調査を委託された民間シンクタンクの報告書で分かった。建設単価の高騰で、今回の試算より2割程度高額となる可能性もあるという。

 調査では、主ホール(大ホール)を最大2000席規模とし、音楽専用型、音楽に重点を置いた多機能型、オペラ劇場型の三つに分類。さらに、それぞれ「大ホールのみ」「大ホールと小ホール」「大ホールと中ホール、小ホール」の3モデルを設けた計9パターンで建設費を試算した。

 最高は337億円で「オペラ劇場型/大、中、小ホール」のパターン。広い建設用地が要ることが課題に挙げられた。最低は150億円で「音楽専用型/大ホールのみ」のパターン。小規模な発表会の対応など運営の工夫が必要とされた。

2538荷主研究者:2016/04/24(日) 17:17:54
>>2147
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160410_11023.html
2016年04月10日日曜日 河北新報
富谷町・新交通システム 検討本格化

富谷町と仙台市を結ぶ幹線道路は朝夕の渋滞が慢性化している=泉区

 宮城県富谷町は本年度、仙台市地下鉄南北線泉中央駅からのアクセス改善に向け、新たな公共交通システム導入の検討を本格化させる。調査・分析を委託した専門コンサルタントが、泉中央駅-大沢-大清水-大和町吉岡の各地区を(1)地下鉄延伸(2)次世代型路面電車(LRT)導入(3)路線バス強化-のいずれかで結ぶ3案を提示。町は3案を土台にさらに検証を深め、仙台市などと慎重に協議を進める。

 コンサルは町に示した報告書で、町を含む黒川郡の発展で国道4号など幹線道路の渋滞がさらに悪化すると予測。路線バスの遅れや、仙台北部中核工業団地と仙台市内を結ぶ交通手段の乏しさを問題点に挙げ、南北の交通網強化の必要性を指摘した。

 地下鉄、LRTについては、駅候補地に交通結節点の大沢(仙台市泉区)と大清水(富谷町)を想定。その上で、3案の長所と短所を比較している。

 泉中央駅から大清水までの地下鉄延伸案は、乗り換えなしに仙台中心部まで行けるほか、道路の混雑緩和も期待される。しかし、建設・維持費は最も高いと分析した。

 泉中央-大清水-大和町吉岡を結ぶLRT案は、地下鉄延伸より経費を抑えることができ、黒川郡内の移動利便性が向上するメリットもある。一方、仙台方面へは乗り換えが必要で、道路を占有することから渋滞を引き起こす可能性も示唆した。

 新駅を設けず既存の路線バスを強化する案は、インフラ整備が不要なため最も安価な半面、道路混雑を引き起こす可能性が大きく、まちの魅力向上への影響も小さいとした。

 このうちLRTは、若生裕俊町長が昨年2月の町長選で公約に掲げた。報告書は泉中央駅-大清水間の約6キロについて、泉区将監を通って北上する路線と、県道仙台泉線と国道4号に沿って進む路線の2路線を候補に挙げた。マイカー利用者の3割が乗り換えた場合では、平日で1日約2万1000人の需要を見込む。

 若生町長は「3案を基にさらに検証を進める」と話す一方、「あくまでコンサルの提案で、決定事項ではない。仙台市など相手もある話。路線などが一人歩きすると困る」と性急な議論にくぎを刺す。

 町は2016年度一般会計当初予算に調査費200万円を盛り込んだ。今後は具体的な導入費用なども比較していく考え。

2539荷主研究者:2016/04/24(日) 17:29:34
>>2145 >>2100 >>2098 >>2071 >>2006-2007
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160413_12019.html
2016年04月13日水曜日 河北新報
<ヨドバシ>仙台新ビル18年10月開業に延期

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)がJR仙台駅東口の旧店舗跡に建設する店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の開業時期が、当初予定の2016年春から18年10月に延期されたことが12日、分かった。

 同社は7日、環境影響評価(アセスメント)を受けるため、仙台市に評価準備書を再提出した。環境アセスが順調に進めば、ことし10月にも着工する予定だ。

 計画によると、第1ビルは、12年4月まで「マルチメディア仙台」として営業した旧店舗があった自社敷地に整備する。建物2棟で構成され、店舗や駐車場が入るA棟は地上9階、地下2階の延べ床面積約8万1000平方メートル。当初計画の地上8階から1階分増やす。

 音楽ホールや店舗、駐車場などが入るB棟は地上7階建てで、延べ床面積は約1万2500平方メートル。音楽ホールは一部5階建て部分の3〜5階に設置する。B棟は当初の地上14階から大幅な減床となった。

 駐車場台数は両棟分で計626台。旧店舗時代から使用する立体駐車場と、現在の「マルチメディア仙台」が入る東側のヨドバシ仙台第2ビル分を合わせ、計1490台分を確保する。

 当初予定通り、仙台駅東口と第1ビル、第2ビルをペデストリアンデッキでつなぐほか、第1ビル、第2ビルは地下通路でも結ぶ。

2542荷主研究者:2016/05/04(水) 11:34:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160414_12028.html
2016年04月14日木曜日 河北新報
<タイガーエア台湾>仙台-台北6月就航へ

 仙台空港の運営会社、仙台国際空港(名取市)は13日、台湾の格安航空会社(LCC)「タイガーエア台湾」が6月29日から仙台と台北を結ぶ定期便を週4往復運航すると発表した。仙台空港にLCCの国際線が就航するのは初めてとなる。

 タイガーエア台湾は180人乗りのエアバス320を使用。火、水、金、土の各曜日に往復運航する。同社の日本総代理店は「台湾からの訪日客は増える傾向にある。東北では仙台の人気が高い」と話す。

 タイガーエア台湾は中華航空の子会社。北東、東南アジアで運航し、日本では成田や関西など6空港に就航している。仙台発着の台北便は現在、エバー航空(台湾)が週2往復運航しており、3月の搭乗率は86%と好調を維持している。

 仙台空港は7月に完全民営化される。着陸料の軽減策などの実現によって、新たな就航に弾みがつくことが予想される。仙台国際空港の岩井卓也社長は「東北のインバウンド(訪日外国人旅行者)、アウトバウンド(日本人の海外旅行者)双方の玄関口として役割をより大きく果たしたい」との談話を出した。

2543荷主研究者:2016/05/04(水) 11:34:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160416_13060.html
2016年04月16日土曜日 河北新報
<東北医科薬科大>教育研究棟が着工

教育研究棟の完成イメージ図

 東北医科薬科大(仙台市青葉区)の医学部生が専門科目を学ぶ教育研究棟の新築工事安全祈願祭が15日、宮城野区の福室キャンパス予定地であった。一部施設は2017年4月から利用を始める。

 教育研究棟は東北医科薬科大病院(466床)の隣接地に建設する。鉄骨7階で延べ床面積は約1万7300平方メートル。事業費は約78億円。1、2階に実習室、講義室、図書館などを設ける。3階には約300席のホールを備え、4〜7階は研究エリア。実習室は来年4月以降、2年生が講義で使用する。それ以外の施設は18年4月までに完成する。

 併せて新病棟(150床)を建設し、病院機能の充実を目指す。19年4月に開院し、学生たちは新病棟で臨床実習を行う。

 地鎮祭には関係者ら約30人が出席した。高柳元明理事長は「新しい医学部に新しいキャンパスができる。この場所で地域に求められ、貢献できる医師を育てたい」と話した。

2544荷主研究者:2016/05/04(水) 12:44:57
>>1053 >>1534
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160418_11023.html
2016年04月18日月曜日 河北新報
<国道4号>宮城蔵王 一部4車線化完了

4車線化工事が完成し、使用が始まった蔵王町宮の国道4号

 宮城県蔵王町宮地区で国道4号を4車線に拡幅する工事が一部区間で完成し、0.8キロの使用が17日始まった。

 熊本地震で簡素化した町主催の式典が現地であり、関係者約70人が出席。村上英人町長が「国道4号はまちづくりに重要な役割を果たす幹線道路。残り区間も早期の4車線化をお願いしたい」とあいさつした。

 国は2004年度、蔵王町宮から大河原町金ケ瀬までの3.7キロを片側1車線から2車線に広げる工事に着手。総事業費は84億円。今回で2.9キロが整備された。

 残る区間0.8キロの拡幅工事は18年度に終了する見通し。白石市から仙台市まで4車線でつながることで、地元では渋滞緩和や東北自動車道の代替機能に加え、観光振興や企業誘致が期待されている。

2545荷主研究者:2016/05/04(水) 12:47:48
>>2233
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160419_12009.html
2016年04月19日火曜日 河北新報
<パルコ>仙台新館84店入居 シネコン完備

仙台パルコ2の外観イメージ

 ファッションビルを展開するパルコ(東京)は18日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口に建設中の新館を7月1日に開業すると正式に発表した。名称は「仙台パルコ2」。2008年8月オープンの「仙台パルコ」に続く店舗で、東北初の38店を含む計84店舗が入る。

 パルコ2は、地上9階、地下2階で延べ床面積は約2万5000平方メートル。2階部分はペデストリアンデッキと直結する。1階がレストランフロアで、2〜5階に衣料品、雑貨などのテナントが入る。30代以上を主なターゲットに、年間売り上げ70億円を目指す。

 東北初出店は、女性服ブランド「マーキュリーデュオ」「ビーラディエンス」など。飲食店では、ハワイアングルメバーガー店やベルギービールの専門店などが登場する。

 6〜9階ではTOHOシネマズ(東京)がシネマコンプレックス(複合型映画館)を開業。9スクリーン(約1700席)が入る。

 仙台市内で記者会見したパルコの牧山浩三社長は「仙台は東北全体から来客を見込める。開業する7月1日は夏のセールの時期と重なり、格好の日取りと考えている」と話した。

 地下1、2階は駐輪場やオートバイ・バイク置き場、月決め駐車場、荷さばきスペースなどを設ける。屋上は多目的広場とする予定。来客用の駐車場は近くの既存駐車場と提携する。

2546荷主研究者:2016/05/04(水) 12:50:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160420_12001.html
2016年04月20日水曜日 河北新報
<仙台空港>乗降客4%減 復興需要に陰り

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 仙台空港の国内線と国際線を合わせた2015年度の乗降客が、前年度比4%減の311万3841人だったことが19日、分かった。乗降客数の前年割れは東日本大震災で急減した11年度以来、4年ぶり=グラフ=。復興需要の陰りが浮き彫りになった。

 県の速報値によると、15年度の乗降客は前年度比12万5729人の減。国内線は295万4442人で11万8099人減少し、国際線は15万9399人で7630人減った。

 国内線は、スカイマークが福岡線と札幌線を15年3月下旬、神戸線を10月下旬に撤退した影響が出た。国際線は、ハワイアン航空が9月末でホノルル線の運航を中止。海外渡航客は成田などに流れたとみられる。

 7月1日に完全民営化される仙台空港の運営会社仙台国際空港(名取市)は、20年度の乗降客目標数を410万人としている。現状より100万人上乗せする必要があり、格安航空会社(LCC)の誘致などに力を入れる。

 仙台空港アクセス線は、2万2219人増の337万553人で過去最多を更新した。震災後の沿線開発に伴って通勤通学客の利用が増加し、空港利用者の減少分を補った。

2547荷主研究者:2016/05/04(水) 12:51:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160420_12043.html
2016年04月20日水曜日 河北新報
<仙台港>釜山航路コンテナ定期便 就航式典

仙台港に寄港した釜山航路のコンテナ船

 仙台港と韓国・釜山港を直接結ぶ新たなコンテナ定期航路の就航式典が19日、仙台港であった。仙台港と海外を結ぶ国際コンテナ船の定期便は9航路となり、過去最多を更新した。

 コンテナ船は韓国の船会社興亜海運が運航。毎週火曜、仙台港に入る。積載能力は556TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算)で、仙台に寄港するコンテナ船としては小規模となる。家電、自動車部品、天然ゴムなどの輸入需要を見込む。

 仙台-韓国航路は中国経由を含めて6航路目。興亜海運の代理店を担う三栄海運(東京)の山池輝晴社長は「東日本大震災の復興需要に引っ張られ、仙台港にさまざまな荷物が集まるようになった」と話した。

2548荷主研究者:2016/05/04(水) 12:53:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/04/22 建設新聞
宮城県多賀城市・東新住販 「駅前マンションⅡ新築」に5月着工
RC12F3758㎡、施工は大木建設

 東新住販(東京都中央区日本橋1の2の19 田子弘幸代表取締役)は、宮城県多賀城市に分譲マンション「多賀城駅前マンションⅡ」(仮称)の新築を計画しており、大木建設の施工で5月にも着工する。設計は創健設計が担当した。

 建設場所は、多賀城市中央2の93ほか地内で、敷地面積は1360.21㎡。JR仙石線多賀城駅前に位置し、ことし3月に開館した多賀城図書館や市役所にも徒歩圏内と利便性の良いエリアとなっている。

 計画によると、施設規模はRC12F延べ3758.61㎡で、内部には44戸の分譲住宅を設ける。完成は2017年9月をめざしている。

 今回の施工地南側には同社の分譲マンション「アドグランデ多賀城駅前」が今年7月に完成を予定しており、本事業はこれに続く第2弾となる。

2016/04/22付一面に掲載。

2549荷主研究者:2016/05/04(水) 12:54:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160423_13023.html
2016年04月23日土曜日 河北新報
<仙台東西線>古い配管次々…青葉通復旧遅れ

復旧工事が遅れている地下鉄駅付近の青葉通=仙台市青葉区一番町3丁目(写真は一部加工しています)

 仙台市地下鉄東西線の駅が新設された杜の都のシンボルロード・青葉通(青葉区)の復旧工事が大幅に遅れている。青葉通一番町駅の地下駐輪場工事で、地下トンネルの補強や埋設管の移設に手間取ったのが要因。当初は昨年12月の東西線開業に間に合う予定だったが、工事完了は来年6月になる見通しだ。

 工期が遅れているのは、国分町通との交差点から東に約220メートルの区間(地図)。工事用ガードレールで仕切られた車道は曲折している上に細く、運転者に不評だ。

 市建設局によると、通信ケーブルが通る車道の約2.5メートル下の地下トンネルに老朽化が判明し、予定外の補強工事を強いられた。歩道下約1メートルの電線の埋設管も駐輪場の出入り口を設けるため、水平方向に1〜3メートル移動した。

 青葉通一番町駅は深さ約18メートルの地下3階にホーム、地下2階に改札がある。地下1階では現在、自転車1000台、バイク400台を収容できる駐輪場を建設中だ。

 中央分離帯と両側の歩道には11月〜来年6月、樹齢約20年、高さ約9メートル、幹回り約60センチのケヤキ26本を植える。植栽場所付近は2008年、駅建設に伴いケヤキが伐採された。

 改修前に片側3車線だった車道は片側2車線にして歩道に余裕を持たせる。市建設局道路部の小高睦部長は「古くからの幹線道路で、古い配管が埋まっていた。市民が憩う空間に造り替えるので、もう少し待っていただきたい」と理解を求める。

 市交通局によると、東西線は六丁の目(若林区)、仙台(青葉区)などの駅周辺でも道路の復旧工事が続いている。

2550荷主研究者:2016/05/04(水) 13:04:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160424_13009.html
2016年04月24日日曜日 河北新報
<適少社会>転勤族・学生 街の活力に

朝のJR仙台駅前を通勤、通学の人が行き交う。仙台市は、転勤や入学卒業に伴う大規模な人口移動を毎年繰り返す

◎人口減 復興のかたち[26]第6部仙台の行方(1)期限付き市民

 東日本大震災で多くの被災地の人口が急減する一方、仙台市の人口が増え続ける。2015年国勢調査では過去最多の108万2185を数えた。仙台が東北全体と共存するために果たす役割は何か。独り勝ちの様相を深める街に死角はないか。東北6県の人口の12%が集中する拠点都市の存在を見つめ直す。(「適少社会」取材班)

 4万〜5万人規模の転入、転出が毎年繰り返されていく。転勤者と学生の入学、卒業が大きな人の流れをつくり出す。期間限定の移住者が一定の割合を常に占める街、それが仙台だ。

 太白区の会社員大山宗之さん(27)は名作映画「七人の侍」の浪人に憧れる。「いつかは去る。でも土地の人と共鳴し、何かを残していく」。勤務先は東京の建築コンサルタント。復興事業の関連で14年7月、気仙沼を経て仙台に転勤してきた。

 仕事では被災地のまちづくり計画の策定に関わる。プライベートでは地下鉄東西線開業を盛り上げる「WEプロジェクト」に参加した。仙台への興味と愛着が芽生えてきたという。

 「できるだけ仙台を楽しみたい。関わりたい」。来仙3カ月後、意気投合した転勤族仲間と「転勤族チーム」を結成した。

 転勤族が欲しいのはなじみの店。地下鉄沿線で親身に受け入れてくれる居酒屋や美容室など約15店を「基地」に選び、ステッカーを貼った。知り合うきっかけになればと、転勤族同士が居酒屋にボトルを共有する仕組みもつくった。

 「転勤族が会社の枠を出て地域に飛び込み、地域がよそ者に壁をつくらなければ、仙台はどんどん面白くなる」と大山さんは語る。チームへの反響はじわりと広がる。「侍」に少し近づけたかもしれない。

 人口移動率の高さは仙台の強みになりうると、せんだいメディアテーク館長で哲学者の鷲田清一さん(66)は指摘する。

 「メディアテークの学芸員は多くが西日本出身だが、地元に受け入れてもらっている。そういう街は案外ない。転勤族が、広島はこう、札幌はこうと情報を持ち寄り、仙台の新たな文化、施策になる例もある。外の人と異なる意見を交換する。都市にとってすごくいいことだ」

 離れてなお仙台に関わり続ける転勤族もいる。西村高宏さん(46)は15年10月、仙台市の東北文化学園大教授(臨床哲学)から福井大准教授に転じた。ほぼ毎月、市民が多様なテーマで語り合う「てつがくカフェ」を開くため、仙台に戻る。

 09年、大阪市から引っ越ししてきた時、市民の活動を大切にする土地柄に感じ入った。西村さんが始めたカフェには毎回35人程度が参加する。「対話の場を被災地に開き続けたい。長期的にコミュニティーの在り方を変えていく哲学なりの支援になる」と西村さんは信じる。

 震災は仙台への転入を、復興需要の高まりや避難で一時的に増やした。15年国勢調査では5年間の人口増加は3万6199人で全国7位となった。

 転入者が持ち込む刺激をきちんと受け止め、転出までの間、どうまちづくりに参画してもらうか。仙台に「仮住まいする」人々の生かし方次第で、街の活力は変わってくる。

2551荷主研究者:2016/05/04(水) 13:04:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160426_13051.html
2016年04月26日火曜日 河北新報
◎仙台市の人口動態 15年国勢調査過去最多108万人/震災後の社会増減速、若者転入減も

 東北最大の都市、仙台市は2015年国勢調査で過去最多の人口108万2185に達した。転入と転出の差である社会増減の動向を分析すると、東日本大震災の発生後、被災地からの大規模な転入があり、人口を押し上げたことが分かる。一方、震災から5年が過ぎ、社会増減は震災前の横ばい傾向に戻りつつある。社会増の中心となる若い世代の転入も減少している。

 震災があった11年から14年までの4年間で、仙台市の社会増は2万2961人を数えた。震災前の4年間(07〜10年)は393人の社会減で、人口動向は大きく変化した。

 国の地域経済分析システム(RESAS)によると、社会増のうち、津波で被災した宮城県沿岸部や東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島県の自治体が全体の約7割を占める。

 ただ、人口増のペースは震災直後の勢いはなくなっている。

 11、12年は仙台都市圏(仙台市を含む宮城県中央部の14市町村)を除く東北6県からの転入が増えたが、13、14年は震災前の水準に戻りつつある。東京圏(東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県)への人口流出も、復興事業関係者の転入で12年は激減したが、その後は拡大している(グラフ1)。

 市の人口動向の大きな特徴に、若い世代が大規模な転入転出を常に繰り返していることがある。

 1980年と90年、2005年を基準の年として、各世代の人口が5年後にそれぞれどう増減したかをみると、10代前半と10代後半は5年後に多いときは2万近く増え、20代前半は5年後に1万前後減っていた(グラフ2)。

 10代後半と20代前半で大規模な転入があり、20代後半になったとき多くが東京圏などへ転出する。大学や専門学校が人口を引き寄せ、就職で離れる傾向が読み取れる。若者の転入超過は以前と比べて減っており、「学都仙台」の求心力低下が懸念される。

2552荷主研究者:2016/05/22(日) 20:21:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160428_11024.html
2016年04月28日木曜日 河北新報
<仙台東西線>動物公園16年ぶり55万人突破

 仙台市八木山動物公園(太白区)の2015年度の入園者数が16年ぶりに55万人を突破した。昨年12月の地下鉄東西線開業後に入園者が急増し、客足が落ち込む冬場を乗り切ったのが要因。動物公園は「交通の便がぐんと良くなった。多くの方に足を運んでもらいたい」とさらなる集客を期待する。

 過去10年の入園者数はグラフの通り。14年度までは年間パスポートの販売を開始した09年度を除き50万人を下回っていたが、15年度はアフリカ園改装オープンの1999年度(55万624人)以来の55万人超えとなった。

 開園50周年の節目でもあった15年度は、飼育員が来園者と交わるイベントなどを積極的に展開したが、4〜11月の入園者数は14年度同期からほぼ横ばいの状態だった。東西線開業で一変し、開業初月の12月は前年同月比5.5倍の約3万6000人が来園した。

 関係者は「開業当日(15年12月6日)だけで約1万3000人が来園した」と目を見張る。今年1〜3月も前年同月比1.4〜1.9倍と好調は続いた。

 今後は東西線効果を一過性にしないための方策が課題となる。動物公園や八木山ベニーランドなど4施設と市交通局は、各施設の来場者と地下鉄利用者の掘り起こしを目指す協議会を設立。4施設のスタンプラリーなどを実施し、継続的な集客に努めている。

 動物公園の大内利勝園長は「沿線の施設や学校との連携も強化し、老若男女が楽しめる動物園をつくっていきたい」と話す。

2553荷主研究者:2016/05/22(日) 20:21:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160428_11023.html
2016年04月28日木曜日 河北新報
<仙台東西線>東北工大 定員充足率100%超

八木山動物公園駅と東北工大の各キャンパスを結ぶシャトルバス。学生の利便性向上に一役買っている

 東日本大震災以来、入学者数が予定定員を割り込んでいた東北工大(仙台市太白区)で今春、6年ぶりに定員充足率が100%を超えた。大学当局は「市地下鉄東西線開通で通学の利便性が向上した」と分析する。

 東北工大の入学定員は760人。震災前の2010年度は充足率105.3%だったが、直後の11年度に94.2%となり、12年度は81.3%まで落ち込んだ。

 入試委員長の藤田豊己工学部教授は「震災で世帯収入が減少し、専門学校などへ進路を変更したり、自宅から通える大学を選ぶ傾向が強まったりしたとみられる」と振り返る。充足率は本年度、102.1%と急伸。前年度から10ポイント以上盛り返した。

 大学から徒歩10分の八木山動物公園駅がV字回復の決め手というのが当局の見立てだ。これまでの主な交通手段のバスに比べ大幅に通学時間が短縮。市中心部へのアクセスも向上した。

 地下鉄利用の学生増を見込んで大学は八木山、長町両キャンパス間を結ぶ無料シャトルバスのルートを動物公園駅経由に変更。学生証にICカード乗車券「イクスカ」の機能を加えた。

 福島市の自宅から新幹線と東西線を乗り継いで通学する工学部1年菅野拓巳さん(18)は「仙台駅から乗るバスは時間が読めず、不便。遠距離なので東西線が通って助かった」と喜ぶ。

 六丁の目駅で乗り降りする工学部1年佐々木雄飛さん(18)=若林区=は「東西線ができて乗り換えがなくなった。地下鉄1本で通えることが大学選びの決め手になった」と話す。

2554荷主研究者:2016/05/22(日) 20:22:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160429_12005.html
2016年04月29日金曜日 河北新報
<仙台駅>びゅうプラザ28日リニューアル

リニューアルオープンしたびゅうプラザ仙台駅

 JR仙台駅の旅行窓口「びゅうプラザ仙台駅」が28日、リニューアルオープンした。外国人用の旅行カウンターや外貨両替センターを新設し、東北で伸び悩む外国人旅行者向けサービスを強化した。仙台市の観光情報センターも移設し、ワンストップで国内外の観光客のニーズに応える。

 プラザは駅2階の中央部にあり、面積は約600平方メートル。旅行商品などを販売する従来の窓口に加え、外国人旅行者向けに乗車券や鉄道パスを販売する訪日旅行カウンターを新設した。駅構内の別の場所にあった市観光情報センターも移され、JR、市とも英語対応可能な職員を配置した。

 外貨両替センターは米ドルやユーロなど33通貨を両替できる。外国から持ち込んだ携帯電話を国内で利用する場合に必要なプリペイド式「SIMカード」の自動販売機を、仙台駅で初めて設置した。

 オープニングセレモニーで、奥山恵美子仙台市長は「官民の垣根を取り払ってベストのサービスを提供していきたい」と述べた。

 カウンターでは早速、人が列を作った。スリランカ人留学生マーダーラー・ディルルクシさん(24)=仙台市青葉区=は「大型連休に松島に行きたいと思っていた。1カ所でいろいろな情報を得られるので、すごく便利」と話した。

 プラザの営業時間は午前10時〜午後7時。市観光情報センター、外貨両替センターは午前8時半から。

2555荷主研究者:2016/05/22(日) 20:25:32

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160430-OYTNT50313.html?from=ycont_top_txt
2016年05月01日 読売新聞
「魯迅の階段教室」一般公開検討

学術目的で公開されている階段教室

◆東北大、日中友好に一役

 東北大学が、中国の文豪・魯迅ろじん※(1881〜1936年)の学んだ木造建物「仙台医専六号教室」について、現在の学術目的に限った公開方法を見直し、一般に広げることを検討している。仙台市青葉区のキャンパスに残る「魯迅の階段教室」と呼ばれる建物で、「中国で人気の魯迅ゆかりの場所が広く公開されれば、観光客が増え日中友好にもつながる」と地元の期待も高まっている。

 階段教室は、魯迅が仙台医学専門学校(現・東北大医学部)で学び始めた1904年(明治37年)に建てられた。延べ床面積は135平方メートル。改修や改築を重ねてきたが、教壇に向かって階段状に机が並ぶ当時の姿を残す。

 魯迅が同校で解剖学教授の藤野厳九郎(1874〜1945年)と出会い、毎週ノートを預けては添削を受けた様子は、自伝的短編小説「藤野先生」に描かれている。98年には当時の国家主席・江沢民ジアンズォーミン氏が訪れた。

 長らく非公開だったが、中国関係者から要請を受け、東北大は2013年9月から学術目的に限って週2回の公開を始めた。15年4月以降、毎月80人前後が訪れており、6〜7割が魯迅を慕う中国人だという。4月7日、教室を訪れた中国浙江省・杭州の会社役員男性(54)は「魯迅は中国で最も尊敬されている偉人の一人。一般公開されれば、多くの人が来るだろうし、日中友好にもつながる」と話す。

 15年の全国の外国人宿泊者は6117万人。10年の2・4倍と好調な中で、東北地方は東日本大震災の影響で51万人と横ばいで伸び悩む。宮城県や仙台市は「魯迅ゆかりの地を旅行プランで提示できれば、中国人観光客の増加が期待できる」と熱い視線を注ぐ。

 現在、限定公開としているのは、老朽化による安全上の問題があるためで、多くの人が一度に訪れると重さに耐えられない可能性があるという。防犯上、管理人を置く必要もあるなど課題も多く、東北大の担当者は「移築も含め、公開方法を検討していきたい」と話している。

※魯迅 中国浙江省生まれ。1902年に官費留学生として来日し、医学を志す。04年に仙台医学専門学校に入学したが、文学の道を歩むため1年半で退学し、中国近代文学の基礎を築いた。代表作は「故郷」「阿Q正伝」など。

2016年05月01日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2556荷主研究者:2016/05/22(日) 20:35:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/06 建設新聞
若林区荒井東・葵会 延べ約1万㎡・仙台東病院の新築
17年5月末完成へ 施工は坪井工業

 医療法人社団・葵会(東京都千代田区内幸町1の1の1 新谷幸義理事長)は、仙台市若林区に葵会仙台東病院(仮称)の新築を計画しており、坪井工業の施工を決定した。

 建設用地は、仙台市若林区荒井東土地区画整理地内12街区6、7、8画地ほか地内の敷地8994.72㎡。計画によると、ここにS7F延べ1万0318.43㎡の病院を建設するもので、病床数は125床を予定している。

 近く着工し、2017年5月末の完成を予定している。

 設計は川口建築設計事務所(千葉市中央区)が担当した。

 なお、同会は西側隣接地で介護老人保健施設「葵の園」(定員100人)を整備しており、同病院と連携した福祉サービスを行うとしている。

2016/05/06付一面に掲載

2557荷主研究者:2016/05/22(日) 20:36:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12005.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
<ホテル佐勘>温泉街に個人向け低価格ホテル

秋保温泉街に開業した低価格ホテル「KYOU」

 仙台市太白区の秋保温泉の老舗旅館「ホテル佐勘」は9日、同温泉街に個人旅行客向けの低価格ホテル「KYOU(饗)」を開業した。高級旅館が立ち並ぶ秋保温泉街で、格安のホテルは初めて。

 6階建ての新ホテルは、低予算で周遊するバックパッカーの外国人ら個人客がターゲット。103室全てがシングルルーム(1室12平方メートル)で、素泊まり1泊4500円(税別)とバックパッカーが利用しやすい価格に設定した。

 風呂とトイレは共同利用。1階に大浴場があるほか、外国人も利用しやすいようにシャワールームを備えた。1階にはバーラウンジもあり、宿泊客が気軽に交流できる場所とした。

 新ホテルは、ホテル佐勘の北西約400メートルに位置し、同社の女性従業員用の寮を再利用した。改修費には商工中金の融資などを充てた。新ホテルの年間の売り上げ目標は1億円。

2558荷主研究者:2016/05/22(日) 20:36:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12006.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
IT技術者は仙台で確保 ベンチャー進出拡大

ブイ・キューブが2月、仙台市青葉区に新設した事務所

 仙台市に全国のITベンチャー企業が事務所を構える動きが広がっている。従来はコールセンターが目立ったが、最近は技術者が必要な開発拠点を置く傾向が強い。IT関連の専門技術を学ぶ学生が多いことに企業側が注目しているためで、学生の流出防止や産業創出の効果に期待する市も環境づくりを進めている。

 札幌市のゲーム開発会社インフィニット・ループは4月、仙台市宮城野区に支社を置き、北海道外に初めて進出した。札幌の従業員130人はほぼ全員がIT技術者という開発に特化した企業。仙台では60人を採用し、地元企業と連携した独自のゲームやアプリの開発を視野に入れる。

 松井健太郎社長は「仙台はITを学べる大学や学校が多い割に雇用の受け皿となる開発系企業が少ない。人材が埋もれている」と話す。

 仙台市によると、2015年度に仙台での事務所新設を決めたITベンチャーは同社を含め6社。所在地と概要は地図の通り。うち5社が仙台をソフトウエア開発やアプリのデザイン開発の拠点と位置付ける。

 「業務拡大のため多くの技術者が必要だが、東京はもちろん、名古屋、大阪、福岡でも人材が採用し尽くされている」。2月に青葉区に事務所を構えたブイ・キューブ(東京)の亀崎洋介取締役は人材を確保しやすい仙台に期待を寄せる。

 同社はインターネットを使う会議システム開発の国内最大手だが、企業向け商品が主体で堅いイメージがあり敬遠されがちだった。仙台では社外の技術者向けに勉強会を開くなどして人材獲得につなげる考えだ。

 成長著しいITベンチャーは雇用規模の拡大ペースが速い。青葉区にカスタマーサポートセンターを置くスマホアプリ運営のメルカリ(東京)は、15年に区内で移転し事務所を拡大。16年度中に今の100人から200人規模に増員し、将来的に300人規模を視野に入れる。

 仙台に開発拠点を新設するITベンチャーは12〜14年度も年3社程度あり、増える兆しがあった。市は4月に助成制度を拡充し、さらに加速させようと本格的に後押しし始めた。

 市の担当者は「頭脳流出を食い止める好機が巡ってきた。開発中心の企業は情報の秘匿が求められる分、正社員率が高く、雇用の質もいい」と指摘。「勢いのある関連企業を集め、仙台から独自の製品やサービスを生み出せる環境をつくりたい」と意気込む。

2559荷主研究者:2016/05/22(日) 20:37:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160510_12029.html
2016年05月10日火曜日 河北新報
<仙台東西線>4月利用者 開業後最多

 仙台市地下鉄東西線の4月の1日平均利用者数が5万2600人(速報値)となり、昨年12月の開業後最多だったことが9日、分かった。市交通局は、新学期スタートによる学生らの利用増が要因とみている。

 交通局によると、駅別で1日利用者数が最多となったのは、川内、国際センター、大町西公園、仙台、宮城野通、連坊、薬師堂、卸町の8駅。仙台駅は南北線からの乗り換えを含め、全13駅中で最多の1万7200人だった。

 東西線全体では昨年12月の5万400人が過去最多で、5万人を超えたのも同月以来。3月(4万5400人)から7200人増加した。交通局は「新学期が始まり、学校が近い駅で増えた。日常的な利用が期待できる」と分析する。

 開業前の市の需要予測は1日8万人だったが、2月に本年度の利用者を同5万7000人に下方修正した。

2560荷主研究者:2016/05/22(日) 20:42:19

https://www.proud-web.jp/sendai/izumichuo1/
2016年05月14日土曜日 河北新報
地下鉄仙台駅そば「西口南駐輪場」利用低迷

利用が低迷する西口南駐輪場。青い路面の奥にあり、気付く人は少ない

 仙台市地下鉄仙台駅そばに昨年12月新設された西口南駐輪場(178台)の利用状況が芳しくない。今年4月の利用率は21%にとどまった。管理する市は、近くの路上駐輪場が今月18日で閉鎖されるのを好機と捉えて誘導を図るなど、挽回に懸命だ。

 西口南駐輪場は昨年12月の地下鉄東西線開業と同時に、市が約5600万円を投じて南町通に面した仙台駅西1出口の裏に整備。利用料は1日1回50円、1カ月定期1000円で、長時間の利用を想定している。

 昨年12月、今年1月と2カ月続けて午後4時時点の平均利用率が3%という厳しいスタートとなった。2月は9%、3月は14%と徐々に上がっているが、自転車がまばらな光景が続いている。

 市は「道路から奥まった場所で分かりにくい」と、認知度不足を苦戦の理由に挙げる。デッドスペースを駐輪場にしたため間口が狭い上、駐輪場前の南町通で続く東西線建設に伴う復旧工事の影響で看板や表示の設置も遅れている。

 駐輪場南側で建設工事中のファッションビル「パルコ2」と南隣の「イービーンズ」との間にある路上駐輪場(174台)は18日で営業を終え、パルコ2の地下駐輪場(615台)が開場する7月1日まで駐輪場の空白期間が生じる。

 このため市は、4月下旬から周辺に駐輪場の案内チラシを掲示するなど、利用者の呼び込みを強化している。市道路管理課は「仙台駅西口の一等地にあり、利便性が高い」とPRに躍起だ。

2561荷主研究者:2016/05/22(日) 20:46:21

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=16275
2016/5/13 日本建設新聞 宮城版
仙台卸町に大型店舗 床面積3万平方m超え見込む(イオンリテール)

 イオンリテール(千葉市)は、仙台市の地下鉄東西線「卸町駅」北側に大型店舗を建設するため、床面積1万平方m未満の都市計画(地区計画)の規制を3万平方m以上に緩和するよう仙台市に提案した。市は提案を了承し、同社計画が固まり次第、卸町地区計画を変更する。

 計画地は、若林区卸町1丁目ほかの敷地約1.9ha。地下鉄東西線「卸町駅」北側に位置し、キリンパークプラザ跡地と移転したカネサ藤原屋の旧店舗がある。現行の卸町地区計画では、店舗の床面積が1万平方m未満に規制されている。

 このため「仙台市東西線沿線都市計画提案制度」を活用し、床面積を3万平方m以上に緩和するよう提案。市は沿線まちづくり方針に沿った内容のため提案を了承し、2月19日付けで同社に通知した。同制度による提案は、ヨドバシカメラ、フジタ東北支店に続く3例目。

 同地区は、卸業に特化した地域として開発されたが、26年6月までに地区計画を順次設定し、地下鉄東西線の開業に合わせた商業、文化、居住のまちづくりを進めている。東西線開業後は公営住宅100戸が入る複合施設が整備され、今後居住者は増加する見通し。

 大型店舗の計画は地区内初で、実現すれば沿線まちづくりの加速や商業施設の立地誘導が期待される。現行の用途地域は、商業地域(容積率400%、建ぺい率80%)のため、提案による計画変更は、床面積の緩和だけの見込み。

 今後は、同社が詳細計画を作成し、概ね2年以内に市に提出する。市は計画を踏まえた地区計画の変更案を縦覧し、規制緩和の手続きを進める。東西線沿線の提案制度は26年8月に創設された。

2562とはずがたり:2016/05/30(月) 10:01:02
巨大防潮堤、何守る? 地元離れる住民たち 宮城・雄勝
http://www.asahi.com/articles/ASJ17621SJ17UNHB00V.html
加藤裕則、編集委員・石橋英昭2016年1月31日07時45分

 いったい何を守るためなのか。

 硯(すずり)の生産やホタテ養殖で知られた宮城県石巻市雄勝(おがつ)町。津波で壊滅した町中心部にいま、130億円をかけて高さ9・7メートル、延長3・5キロの防潮堤を築く計画が進む。津波をかぶったまちの跡は、災害危険区域に指定され、もう人は住まない。高台の集団移転地が完成し、町外で仮住まいを続ける人が戻っても、中心部に住むのは震災前の620世帯から約80世帯にまで減る。

 更地にぽつんと立つ仮設商店街の一室で昨年12月25日、防潮堤計画をめぐり、宮城県と「持続可能な雄勝をつくる住民の会」の話し合いが持たれた。「景観を破壊する」と建設に反対する住民。道路や再建された水産加工場など、保全すべき施設があると主張する県。平行線が続いた。

 「海と陸が切り離された雄勝では、観光客も呼べない。10年以内に町は衰退する」。硯職人の3代目、高橋頼雄さん(48)は語気を強める。自宅を流されながら、この5年近く、町のホタテ祭りなどを引っ張ってきた。「何とかこの地で皆でやっていけないかと、考えてきたんです」

 県の担当者は「まちづくりの様々な会合で説明し、住民合意はなされたと判断した」という。だが決議などをとったわけではない。住民の会事務局の徳水博志さん(62)は「いま一度、地域住民を集めて採決すべきだ」と反論した。

 地元の市役所も、壁のような防潮堤を望んだわけではなかった。

 石巻市雄勝総合支所は震災の年、住民団体の議論もふまえ、海沿いを走る県道や国道を20メートルの高さまで移し、道沿いに山をきりひらいて住宅地をつくる復興案をまとめた。それなら防潮堤は、もとの4メートル程度に復旧すればいい。

 ところが県は、数十年から百数十年に一度の津波に対応する「L(レベル)1」の高さにこだわった。「道路移転は必要ない。費用もかかる」との考えが示され、9・7メートルの計画が動きだしたという。「防潮堤の上げ下げを議論していても、まちづくりは進まない。のまざるを得なかった」と三浦裕総合支所長は振り返る。

 県は2018年春の防潮堤完成を目標に、年度内の着工をめざす。工事が始まれば、硯職人の高橋さんは雄勝を離れるつもりだ。

2563荷主研究者:2016/06/06(月) 22:54:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160516_13052.html
2016年05月16日月曜日 河北新報
<東北大病院>慢性渋滞快方へ? 駐車場新設

東北大病院が運用を始めた新駐車場

 東北大病院(仙台市青葉区)に新たな立体駐車場が完成し、運用が始まっている。病院周辺の道路は患者の送迎で渋滞が慢性化し、以前から改善を求める声が上がっていた。病院当局は「ちらしやホームページで車両誘導の変更点などをお知らせしている。渋滞緩和のため、協力をお願いしたい」と話す。

 敷地北側に新設した駐車場は、鉄骨5階で306台を収容できる。利用は午前6時半〜午後8時(出庫は24時間可能)。外来患者は6時間まで無料になる。

 病院の外来患者は1日平均約3000人。敷地南側の立体駐車場は約460台を収容できるが、入り口が正面の1カ所しかなく、順番待ちの車列が渋滞の原因になっていた。

 病院などによると、平日朝の通勤時間帯には、病院南側の市道で1キロ以上、国道48号で最大約4キロの渋滞が発生することもあった。

 2013年には近隣の民間駐車場7カ所と提携して収容台数を増やしたが、効果は限定的だった。抜本対策として昨年6月、新駐車場の建設に着手した。

 新駐車場の運用に伴って病院は、外来患者らの進入ルートを振り分けた。北、東方面からの来訪者は新駐車場、南、西方面は既存駐車場に誘導する(地図)。

 「以前は1時間半並ばないと駐車場に入れなかった」と話す大崎市から通院するアルバイト女性(42)は新駐車場に素早く入庫。病院近くの生花店で働く男性店員(50)は「渋滞時はお客さんが店先に車を一時停車できず、売り上げに影響した。道がすけばありがたい」と期待する。

2564荷主研究者:2016/06/06(月) 22:54:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160517_12003.html
2016年05月17日火曜日 河北新報
<仙台銀>23年ぶり新支店 仙台・荒井に開設

新店舗の前でテープカットする関係者

 仙台銀行は16日、仙台市若林区荒井地区に荒井支店を開設した。同行の新規出店は23年ぶり。店舗が老朽化した南小泉支店(若林区中倉1丁目)も新支店に移転、「荒井支店・南小泉支店」として営業を始めた。

 鉄骨2階で延べ床面積は約500平方メートル。市地下鉄東西線開業で開発が進む荒井地区で個人や中小企業の取り込みを狙う。会議室は地域住民の集会施設として無料開放する。

 店舗前でテープカットがあり、行員たちがすずめ踊りを披露した。鈴木隆頭取は「復興と開発の拠点店舗ができた。個人には資産運用、法人には本業支援や財務改善のアドバイスなど独自性あるサービスを提供していく」と話した。

 同行の支店は73店目。経営破綻した徳陽シティ銀行(仙台市)から引き継いだ店舗を除くと、1993年の大富支店(宮城県富谷町)以来の出店となった。

2565荷主研究者:2016/06/06(月) 22:57:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160519_13001.html
2016年05月19日木曜日 河北新報
<高速バス>仙台-上山 満席で芸工大生悲鳴

東北芸工大前の停留所で仙台行きのバスに並ぶ学生

 宮城交通(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する高速バス仙台-上山線が、宮城県から東北芸術工科大(山形市)へ通学する学生で混雑している。上山行きの始発は週に3、4日は満席になる盛況ぶり。県境をまたいで通う多くの学生からは、増便を求める声も上がっている。

 上山線は平日8往復運行。宮城交通によると、バスの定員は60人程度で、特に混雑するのは午前7時に仙台市青葉区の「県庁市役所前」停留所を出る始発の便。学生によると、15分ほど前から並べば乗れるが、次の停留所の仙台駅からは「満席で乗れないことがしょっちゅうある」という。

 新入生の利用時間帯が集中しやすい4月から、夏休み前の6月までは混雑のひどい状況が続く。

 背景にあるのは宮城県からの入学者数の増加。芸工大前に停留所が開設された2008年度の新入生は106人だったが、本年度は173人に上り、地元山形県の167人を上回った。バスの利用者も、年々増加傾向にあるという。

 今年は宮城県からの新入生のうち約90人が高速バスを使って通学している。2〜4年にも各50人程度の通学生がいるという。

 建築・環境デザイン学科1年の二郷徳真さん(18)=仙台市若林区=は「30分置きぐらいに上山線があればうれしい」と語る。

 仙台市と山形市の間には平日80往復する仙台-山形線もあるが、この路線は同大を通らず、山形市内でスクールバスや路線バスに乗り換える必要がある。

 泉区から通う美術科4年の佐藤まなみさん(21)は「上山線が満員で山形線に乗った時、山形市内の停留所で接続がいいスクールバスに乗れなかったことがある。学校まで歩き、遅刻してしまった」と振り返る。

 大学側もこうした事態を受け、混雑する時間帯に臨時のスクールバスを出したり、より大型のバスを導入するなどして山形線を利用した場合もスムーズに登校できる対策を進める。一方、バス会社へ嘆願書を出すなどの働き掛けを続ける。

 これに対し、宮城交通は「山形線を含めると、混雑する時間帯は5〜10分置きにバスが出ている状態。対応できる限りの便数を運行しており、増便の予定はない」と話す。

2566荷主研究者:2016/06/06(月) 23:11:26

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/25 建設新聞
OSD・プロパティーズ・ワン 仙台駅前南町通り「商業ビル」の新築
延べ4600㎡、10月着工へ鹿島で設計

 OSD・プロパティーズ・ワン(東京都中央区日本橋1の4の1 代表社員 オリックス 吉留邦彦職務執行者)は、仙台駅前の南町通りに「仙台南町通商業ビル」(仮称)の新築を計画し、鹿島が設計を担当しており、近く施工者を選定し10月にも着工する。

 建設場所は、仙台駅前西口のヤマダ電機・LABI仙台や飲食店ビルに挟まれている仙台市青葉区中央3の6の10地内の敷地621.36㎡。ここに、S・B1/8F延べ約4600㎡の複合商業ビルを建設する。

 内部にはカフェやダイニングなどの飲食店、物販店舗、サービス系店舗、事務所などを配置する。2018年1月末の完成を予定している。
                
※建設予定地の現況。(クリックで拡大)
2016/05/25付一面に掲載。

2567とはずがたり:2016/06/07(火) 22:06:19

<学生通行禁止>東北福祉大 調停申し立て
10:14河北新報
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20160607_13013

 東北福祉大国見キャンパス(仙台市青葉区)周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれている問題で、同大が看板を設置した住民8人に、新ルートを通学路として認めるよう求める民事調停を仙台簡裁に申し立てたことが6日、分かった。第1回調停は7日に開かれる。
 申立書によると、同大は2007年3月、JR仙山線福祉大前駅の開業に合わせ、駅前にステーションキャンパスを整備。敷地内に大学への近道となる通路を設け、学生は同駅と約300メートル離れた国見キャンパスを結ぶ最短ルートとして利用してきた。
 最短ルート沿いの住民が08年4月、「学生の騒ぎ声がうるさい」などとして私道の通行禁止を求める仮処分を仙台地裁に申請。翌月、(1)講義のある日は最短ルート入り口に職員を配置し、学生を市道に誘導する(2)住民の生活を妨げないよう学生を指導する?ことなどで和解が成立した。
 同大は和解以降、学生に無制限に私道を通行させず市道へと誘導してきたほか、市道に集中した学生が道路からあふれて危険な状況にあると主張。最短ルート沿いの住宅を避けて整備した新ルートを、通学路として認めるよう求めている。
 和解後、大学の指導などで一時、1日3000人を数えた学生の通行量は激減した。だが、一部の住民が09年9月、「騒音はある程度改善したが安心できない」などと学生通行禁止の立て看板を設置。学生の通行に反対する住民宅にも看板が掲げられた。
 看板を設置した男性(60)は「過去の和解内容を変える必要はない。静かな生活を乱さないでほしいと、大学側に改めて要求したい」と話した。

2568とはずがたり:2016/06/09(木) 17:22:08
<学生通行禁止>看板撤去後に市が一転、設置
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20160609_13014.html
11:07河北新報

 東北福祉大国見キャンパス(仙台市青葉区)周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれている問題で、公道を管理する仙台市が「許可がない」として立て看板をいったん撤去した後、一部住民の反発を受けて設置を黙認していたことが8日、分かった。
 市によると、一部の立て看板が置かれている道路の地目は、誰でも通行できる法定外公共物。法定外公共物の上に物を置く場合は、市の使用許可を得る必要がある。
 昨年8月末、市民から「違法な看板が置かれている」と市に通報があり、青葉区公園課の担当者が道路の使用許可がないことを確認した上で同年10月9日、看板を撤去した。
 看板を設けた住民が市の対応に抗議すると、市は「地域の争いに中立であるべきだ」として、同年11月20日、元に戻した。
 市が本年度に入り、改めて地目などを確認したところ、私道との境界を決める確定協議が終わっていないことが分かり、そもそも撤去を求める法的根拠がない可能性があることを知ったという。
 同区公園課の伊藤俊夫課長は、看板を撤去後に戻した対応について「地域で争いになっていることを当時の担当者が知らなかった」と釈明。「むやみに行政が介入すれば事態が複雑になる可能性があり、調停の行方を見守りたい」と話した。
 同大は今年4月、看板を設置した最短ルート沿いの住民8人に新ルートを通学路として認めるよう求める民事調停を仙台簡裁に申し立てた。今月7日の第1回民事調停で、住民側は要求を拒否した。

2569とはずがたり:2016/06/09(木) 17:22:52

東北大が非常事態宣言 学生職員の逮捕相次ぐ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150905_13054.html

 東北大工学部の学生や職員の不祥事が相次いで起きたのを受け、東北大が「非常事態宣言」を出したことが、5日までに分かった。工学部のある青葉区の青葉山キャンパスの掲示板に文書を張り出し、学部生約4000人にメールで通知した。
 非常事態宣言は1日付。滝沢博胤(ひろつぐ)工学部長・大学院工学研究科長名で「社会規範に反する行為、倫理観の欠如による人権侵害などの行為が相次ぐ事態は、誠に慚愧(ざんき)の念に堪えない」などとしている。
 工学部では男子学生が3月、強制わいせつの疑いで逮捕。7月にも別の男子学生が強姦(ごうかん)容疑で逮捕された。8月には職員が窃盗の疑いで逮捕されている。
 学部関係者は「不祥事は一部の学生や職員に限られるが、健全な生活を送れていない証し。自己を律してほしい」と話した。

2570荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/26 建設新聞
US・G 三菱地所設計で実施案
テナント・仙台駅USビルの新築計画 S・B1/8F延べ2987㎡で7月着工へ

 US・G(山形県鶴岡市大淀川字洞合22 上野雅也代表取締役)は、仙台市青葉区中央に「仙台駅USビル」(仮称)の新築を計画し、現在施工者を選定しており、11月初旬に既存ビルの解体、2017年7月初旬に新たなビルの工事に着手する計画だ。設計は三菱地所設計が担当した。

 施工地は仙台駅前の青葉通り沿いで、荘銀ビルと青葉通プラザの中間に位置する仙台市青葉区中央3の1の20、21、26地内の敷地面積478.67㎡。ここに建つ既存ビルを解体し、S・B1/8/PH1F延べ2987.26㎡のテナントビルを新築する。内部には飲食、物販、サービスなどの店舗が出店する見込み。完成は2018年8月初旬を予定している。

※仙台駅USビルの完成予想パース。(クリックで拡大)
2016/05/26付一面に掲載。

2571荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160527_12029.html
2016年05月27日金曜日 河北新報
<JR東>東北線や常磐線に新型車両投入へ

新型車両のイメージ図。現行のE721系画像の帯部分を加工(JR東日本提供)

 JR東日本仙台支社は26日、東北線などに新型車両「E721系1000代」を投入すると発表した。車内照明に発光ダイオード(LED)を採用して消費電力を4割削減するほか、乗車スペースを増やして混雑の緩和を図る。

 東北線などを走るE721系をベースに製造。外観は車体の帯を従来の赤色から桜色にする。19編成を製造し、16年11月から17年3月までに東北線や常磐線、仙山線に順次投入する。

 新型車両は4両の固定編成。2両編成を2本連結した現在の編成に比べ、トイレや運転席台を乗車スペースに当てられるため、定員が約6%増えた。座席バネを改善して座り心地も良くするという。

2572荷主研究者:2016/06/19(日) 11:50:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160527_13023.html
2016年05月27日金曜日 河北新報
病院と看護専門学校 仙台・荒井に来春開設

 全国で病院や福祉施設を運営する葵(あおい)会グループ(東京)が、仙台市若林区荒井周辺に看護専門学校と病院の開設を目指していることが26日、分かった。市地下鉄東西線の開業で街の形成が急速に進む荒井エリアを同グループの仙台地区の拠点に位置付ける考えだ。

 学校は「葵会仙台看護専門学校」で、来年4月に開校予定。1学年の定員は男女80人で3年制。正看護師を養成する。東西線六丁の目駅の南東約400メートルの4階建てビルを取得し、改修工事する。

 若林区東部には専門学校や大学がなく、高卒者対象の唯一の教育機関となる。

 病院は「葵会仙台東病院」(仮称)。東西線荒井駅の南約500メートルの敷地に来年7月の開院を目指す。125床の予定で、内科やリウマチ科など6診療科を設ける。グループが太白区で経営する仙台・太白(80床)、仙台・富田(45床)の2病院を統合移転する。

 病院隣接地にはグループ運営の介護老人保健施設があり、入院患者を施設に紹介したり、施設利用者を診療したりして連携する。病院と施設は看護専門学校卒業生の採用も見込む。

 グループの加藤俊行仙台地区事務局長は「交通の便が良い荒井を拠点に事業を進めたい」と語る。専門学校、病院とも今後、県や市に設置許認可を正式に申請する。

 若林区東部にある荒井駅と六丁の目駅の利用者は需要予測に比べ、それぞれ45%程度と低調。駅周辺に学校や病院の整備が進めば、市東部に向かう人の流れが拡大する可能性がある。

2573荷主研究者:2016/06/19(日) 11:51:44

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/27 建設新聞
サトヤ 支倉建築企画で9月着工
宮城野区苦竹・共同住宅「苦竹1丁目ビル」 14F延べ約1万2000㎡・205戸で計画

 サトヤ(山形県米沢市李山4640 佐藤孝市代表取締役)は仙台市宮城野区苦竹に「苦竹1丁目ビル」(仮称)の新築を計画しており、支倉建築企画の施工でことし9月の着工をめざしている。

 建設用地はJR仙石線苦竹駅の北側に位置し、国道45号に面した仙台市宮城野区苦竹1の39の1ほか地内で、敷地面積は約3000㎡。

 計画では駐車場として使用していたビルを解体した後、RC・B1/14F延べ1万2439㎡の共同住宅を設けるもの。戸数は205戸となっている。

 着工はことし9月初めを予定し、2018年2月末の完成をめざしている。

 なお、設計はアーキランド一級建築士事務所が担当した。

2016/05/27付一面に掲載。

2574荷主研究者:2016/06/19(日) 12:09:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160529_13027.html
2016年05月29日日曜日 河北新報
広域防災拠点前進 貨物駅取得へ・宮城県

 宮城県が、東日本大震災を踏まえて進める広域防災拠点の整備で、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)を300億円弱で購入することが28日分かった。駅を所有するJR貨物が県への譲渡を正式決定したのを受け、県議会6月定例会に駅敷地を取得する予算案を提出する。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業は、実現へ大きく前進する。

 県とJR貨物は昨年3月、ターミナル駅敷地(約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。土地価格や移転補償に関する協議を続けてきた。関係者によると、JR貨物は27日の取締役会で敷地譲渡と、宮城野区岩切地区への移転を決めた。

 JR会社法に基づき、JR各社は大規模な財産処分をする場合は国の認可が必要となる。JR貨物は近く、ターミナル駅の譲渡を国に申請する。認可後、県とJR貨物は売買に関する仮契約を締結する。

 県は県議会6月定例会に提出する補正予算案に取得費を盛り込む見通し。9月定例会に財産取得に関する議案を出す予定で、議決後にJR貨物と正式契約を結ぶ。財源は国の社会資本整備総合交付金を活用し、2020年度の一部利用開始を目指す。

 広域防災拠点の基本設計案では、災害時に全国各地からの救援隊や支援物資の集結場所となる。隣接する仙台医療センターと連携し、医療支援エリアにもなる。平時はスポーツ公園として利用するため、芝生や土のグラウンド、ジョギングコースなどを整備する。

2575荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160530_13021.html
2016年05月30日月曜日 河北新報
<仙石線>利用客 震災前比3.6%増

仙石線が全線運行再開して1年。交流人口の増加へ拠点として期待される石巻駅

 東日本大震災で被災し昨年5月30日に全線復旧したJR仙台-石巻(宮城県石巻市)間の利用者が、1日平均で震災前を3.6%上回った。仙石線は震災前に及ばなかったが、仙石線全線運行再開に合わせ開通した仙石東北ラインが利用者数を押し上げた。

 JR東日本仙台支社によると、仙石線のあおば通-高城町(宮城県松島町)間の今年4月末までの利用者は1日平均約5万9800人。震災前の2010年の約6万1700人をわずかに下回った。

 新設された仙石東北ラインの高城町-石巻間の利用者は1日平均約4100人だった。2路線の利用者数を合算すると、仙台-石巻間は1日平均約6万3900人で、震災前の10年より2200人上回った。

 仙石東北ラインは一部東北線を経由し仙台-石巻間を最短52分で結ぶ。平日の利用者4300人に対し、土日祝日は3600人。JR東日本仙台支社は、平日を中心にした通勤客の利用が、休日の観光客よりも多いとみている。

 東松島市のマンション管理千葉伸郎さん(68)は「矢本駅から仙台へ通勤で毎日利用している。仙石東北ラインは停車駅が少なく、早く着けていい」と話す。

 JR東日本仙台支社の松木茂支社長は「今後は沿岸部の観光振興に向け、地元の各機関と連携して誘客に取り組みたい」と話す。

2576荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160530_13020.html
2016年05月30日月曜日 河北新報
<仙石線>被災地石巻 観光客じわり増加

全線運行再開から1周年を迎える仙石線=29日、JR石巻駅

 東日本大震災で被災したJR仙石線の全線運行再開から30日で1年となった。仙台市と鉄路で結ばれ、最大被災地の宮城県石巻市では観光客がじわりと増えつつある。ただ、復興半ばの観光施設も多い。JR石巻駅を拠点に二次交通の充実が課題となっている。

 石巻駅から徒歩圏内の石ノ森萬画館は2015年度、入館者が前年度より9670人多い17万9814人を記録。震災前の10年度と比べても2722人増えた。

 運営会社「街づくりまんぼう」の木村仁統括部長(48)は「仙石線の効果は大きい。首都圏から見れば、電車がつながり、行きやすさのイメージが違うのではないか」と推測する。

 誘客を後押しするのが、新設の仙石東北ラインだ。友人と快速列車に乗って被災地を訪れた仙台市青葉区の主婦(76)は「車内はきれいで、車窓から復興の様子も眺められた」と満足げに話す。

 一方、石巻市内の復興は道半ばで、中心部の拠点となる観光交流施設は少ない。

 南浜地区で整備予定の復興祈念公園や、雄勝地区の雄勝硯(すずり)伝統産業会館など主要施設も計画段階で、観光客の受け入れ態勢は十分ではない。

 各地をつなぐ交通手段も手探りが続く。石巻駅発着の定額制の観光タクシー「駅から観タクン」は15年度、全線運行再開の効果もあり、前年度比40件増の226件の利用があった。さらなる活用が期待される。

 石巻観光協会の後藤宗徳会長は「今後は一定料金で石巻駅から市内を周遊する公共交通の整備も必要。スポーツタイプの自転車をレンタルして目的地で乗り捨てできるような仕組みもできれば、二次交通を補う手段として楽しんでもらえると思う」と指摘する。

2577荷主研究者:2016/06/19(日) 12:10:54

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/05/30 建設新聞
仙台市榴ヶ岡・島田興産 S10F延べ2721㎡、寄宿舎の新築
7月中旬着工へMasaki事務所で設計中

 島田興産(神奈川県藤沢市辻堂西海岸3の1の43)は、仙台市宮城野区榴ヶ岡に賃貸事業施設の新築を計画しており、Masaki設計事務所で設計を進めている。

 建設場所は仙台市立榴岡小学校の西側となる仙台市宮城野区榴ヶ岡101の3地内の敷地673.22㎡。ここにS10F延べ2721.77㎡、戸数125戸の賃貸事業施設(寄宿舎)を建設する。

 近く施工者を選定し、7月中旬の着工、2017年3月末の完成を目指すとしている。

2016/05/30付一面に掲載。

2578荷主研究者:2016/06/19(日) 12:24:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160531_12007.html
2016年05月31日火曜日 河北新報
<さくら野仙台>地域に根差す大切さ実感

安藤俊(あんどう・たかし)福島大卒。75年丸光(当時)入社。09年さくら野百貨店仙台店店長。13年5月から同店常務取締役店長。63歳。仙台市出身。

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)は6月1日、丸光、仙台ビブレ時代を含め創業70周年を迎える。親会社の変遷や民事再生による再建など曲折を経ながらも、JR仙台駅前を代表する商業施設であり続けた。これまでの歴史や展望を安藤俊店長に聞いた。(聞き手は報道部・山口達也)

 -70周年を迎える。
 「自分が入社したのは丸光時代。その時代からの社員は自分ともう1人しかいない。当時は東北6県に6店舗構えていた。仙台店は駅前の中心商業施設で、食品売り場は東北一だった」
 「他の老舗百貨店は100年以上の歴史がある。当店は戦後創業の後発組。新しいアイデアを盛り込んで成長させるしかなかった。北海道物産展も先駆けとなる1950年代に始めた。当時の先輩は夜行列車などで札幌まで出向き、道庁の認定を取ったと聞く」

 -親会社は変遷した。
 「70年代半ばから(総合スーパーの台頭などで)地方の百貨店は厳しい時代に入った。仙台駅前ではエスパルが開業し、競争が激化した。東北などの他の百貨店と連合を組むなどして対抗してきた」

 -2001年、親会社のマイカル(大阪市)が破綻し、前身の仙台ビブレを運営する子会社「ダックビブレ」も民事再生法を申請した。
 「取引先が商品を引き揚げに来た。決済も現金だけになるなど非常に厳しかった。本当に再建できるのかという思いだった」
 「マイカル子会社の多くはイオン傘下になったが、地域の取引先、日本政策投資銀行などが支援してくれた。長年利用してくれたお客さまの信頼もあり、独立した形で再出発することができた。地域に根差すことの大切さを実感させられた」

 -今後の営業戦略は。
 「3月にエスパル仙台東館が開店し、7月にはパルコ2のオープンが予定される。仙台駅前は若者向けの商業施設が活況を呈している。仙台駅前唯一の百貨店としての強みを生かしていきたい。H&Mなど若者向けの店をやりつつ、主力のシニア層向け商品を強化し、差別化を図っていく」
 「気軽に立ち寄ってもらう環境が大事だ。人と人との関係で、きちんとした接客を心掛け、親しみのある店づくりを心掛けたい」

2579荷主研究者:2016/06/19(日) 12:25:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160601_12059.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
<ヤナセ東北>あすと長町に仙台支店移転

広いスペースに高級車が並ぶ仙台支店のショールーム

 輸入車販売のヤナセ東北(仙台市)は2日、仙台市太白区あすと長町1丁目に仙台支店を移転オープンする。現地で1日、開所式があり、関係者が新たなショールームの完成を祝った。

 店舗名は「メルセデス・ベンツ仙台あすと長町」。敷地面積は約3300平方メートルで、展示車は旧店舗の3倍となる9台。高性能モデル「AMG」を常時展示し、屋外には中古車販売スペースも併設した。

 移転は1964年建設の旧社屋(青葉区大町2丁目)の老朽化が理由。再開発が進むあすと長町の発展性や交通利便性に着目して本社機能とともに移した。現在の社屋は取り壊して用地ごと売却する。跡地にマンションが建設される予定。国分隆郎支店長は「新支店は展示台数が多く、交通アクセスも良い。地域に密着し、貢献できる店にしていく」と話した。

2580荷主研究者:2016/06/19(日) 12:26:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160602_12059.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
関東の化粧品メーカー 亘理町に新工場

 化粧品メーカー「コスメティック・アイーダ」(神奈川県大和市)が宮城県亘理町逢隈高屋の亘理中央地区工業団地に建設する新工場の起工式が1日、現地であった。同社と町の関係者ら約60人が参加し、工事の安全を祈った。

 新工場はコスメティック・アイーダの主力製造拠点になる予定。約2万平方メートルの敷地に鉄骨平屋延べ床面積約4500平方メートルの工場を建設する。総事業費は26億円。2017年秋の操業開始を目指しており、新工場では従業員約200人を雇用する。

 同社の現在の売り上げは年11億円。新工場が稼働した5年後には年20億円を見込む。

 同社は現在、亘理町内で2工場を稼働させている。山元町にも工場があるが東日本大震災で被災し、休止している。

2581荷主研究者:2016/06/19(日) 12:26:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160602_11053.html
2016年06月02日木曜日 河北新報
<防災拠点整備>用地取得費138億円計上へ

 宮城県は1日、総事業費約300億円に上る広域防災拠点の整備を巡り、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)の用地取得費138億円を盛り込んだ2016年度土地取得特別会計補正予算案を、15日開会の県議会6月定例会に提出する方針を固めた。

 県は東日本大震災を踏まえ、ターミナル駅敷地に防災拠点を整備する計画。JR貨物が敷地譲渡と宮城野区岩切地区への移転を決定したことを受け、取得費を予算案に盛り込んだ。

 県は9月定例会に財産取得に関する議案を出す予定で、議決後にJR貨物と正式契約を結ぶ。取得費は土地引き渡し時に97億円、岩切地区への移転完了時(20年度予定)に41億円を支払う契約となる。

 県は、熊本地震の支援費1億3800万円など約42億円を増額する16年度一般会計補正予算案も6月定例会に提出。被災者受け入れ費用として8600万円、熊本県への派遣職員の旅費などに5200万円を盛り込んだ。

 31年3月まで県有化する南三陸町防災対策庁舎の補修(8200万円)など復興交付金事業に31億円を配分。国の東北観光復興対策交付金を活用した海外向けプロモーション強化費などに1億8000万円を計上した。

 地方創生推進交付金の事業費は5億円で、仙台市太白区秋保と山形市山寺を結ぶ林道整備などに充てる。

2583荷主研究者:2016/06/25(土) 18:47:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160605_13005.html
2016年06月05日日曜日 河北新報
<仙台東西線>東部の利用者確保が課題

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160605kahoku01.JPG

東西線六丁の目駅のホームに降りる乗客。東部の駅は利用数が伸び悩んでいる

 仙台市地下鉄東西線は6日、昨年12月の開業から半年を迎える。5月までの利用者は延べ約850万人、1日平均約4万8000人で、開業前の需要予測(1日平均8万人)に対する利用率は6割にとどまる。仙台駅より東側の駅の利用が伸びず、西側の駅を2割以上下回る。市は東部の需要確保が利用拡大の鍵を握るとみるが、その道筋はまだ見えない。

 市交通局が3日公表した5月の利用者数(速報値)は1日平均5万800人で前月(5万2600人)から微減。東側の駅利用者は西側の約75%で、東西格差は依然として大きい。

 西側で利用が好調なのが、会議参加者らが多く利用する国際センター駅と、東北大文系キャンパス最寄りの川内駅。5月までの利用者は開業前需要予測の180〜190%に達する。

 堅調ぶりは公共施設の利用状況にも表れた。西側の終点・八木山動物公園駅隣の八木山市民センター体育館。開業後に利用申し込みが増え、今年3月までの抽選倍率は月平均6.0倍と、昨年(7〜11月)の4.8倍を大きく上回る。

 並河浩一館長は「八木山地区以外からの利用が増え、会議室も埋まるようになった」と話す。

 苦戦する東側では、郊外寄りの卸町、六丁の目、荒井の3駅がいずれも利用者が予測の約45%と特に低迷する。周辺は国道4号や宮城県道仙台塩釜線(産業道路)などの幹線道路が走り、車での移動が定着しているのが背景とみられる。

 地元の七郷地区町内会連合会の菊地栄司会長は「大学や町並みが整った所に地下鉄が通った西側に比べて、東側はこれから。人が集まる施設ができれば変わる」と期待する。

 市は東部対策が需要の伸びを左右すると判断。本年度、広域集客型産業立地促進助成金の重点加算地域に3駅周辺を加えた。1億円以上の新規投資に、固定資産税相当額を5年間補助し施設立地を誘導する狙い。ただ、スーパーやマンションは該当しないなど対象範囲は狭く効果は未知数だ。

 奥山恵美子市長は5月25日の記者会見で「東部沿線で住宅整備が進めば、新しく仙台に来た人が東部に住むケースも増える」と人口増への期待感を語った。

 今のところ住宅整備の動きも鈍い。マンション市場調査を手掛けるDGコミュニケーションズ仙台支社によると、建設費の高止まりもあって東部沿線ではマンション新設が進まない。

 吉野敦支社長は「駅周辺に商業施設が充実しないとマンションはできない。行政がもっと強力な誘導策を打ち出すべきだ」と言う。

 東西線は総事業費2298億円で13駅、13.9キロを整備。1日平均利用者を2003年に11万9000人と予測したが12年に8万人に下方修正。本年度は5万7000人と見積もる。

2584荷主研究者:2016/06/25(土) 18:49:41

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160605-OYTNT50263.html
2016年06月06日 読売新聞
東西線開業半年 乗客数伸びず

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 仙台市地下鉄東西線が2015年12月に開業してから、6日で半年を迎える。市交通局が3日発表した5月末までの乗客数は延べ約850万人、1日平均約4万8000人。5月は1日平均約5万800人(速報値)で、依然として開業前の需要予測約8万人を下回ったままだ。利便性が向上し、会議参加者らに利用される駅があるものの、沿線開発の遅れなどが響いている。(田辺里咲)

 ■時間正確

 全13駅のうち、5月の1日平均乗客数が需要予測を上回ったのは、国際センター、川内の2駅しかない。

 国際センター駅では、会議参加者による利用が目立つ。

 駅から徒歩1分の仙台国際センターなどで3月中旬に行われた「第80回日本循環器学会学術集会」には、約1万5000人が参加した。大会長を務めた下川宏明・東北大教授によると、以前はシャトルバスが交通渋滞に巻き込まれるなどしていたが、開業後は仙台駅から5分ほどで会場に来ることができ、参加者からの評判も良かったという。下川教授は「地下鉄は時間が正確で、今後も利用が見込めるのでは」と指摘する。

 八木山動物公園駅に近い東北工業大では、学生の地下鉄利用を見込み、4月から新入生の学生証にICカード乗車券「イクスカ」の機能を搭載。新入生も前年度比12%増となった。同大教務学生課は「市中心部に出やすくなり、学生生活を過ごしやすくなった。新入生が増えたのも東西線開業が一因ではないか」と話す。

 ■予測の4割

 一方、仙台駅から東側の駅を中心に乗客数が伸び悩んでいる。

 背景にあるのが、沿線開発の遅れだ。東の起点・荒井駅は5月が1日平均約1900人で、需要予測の約4割と低迷が続く。駅周辺では東日本大震災の防災集団移転事業と一体となり、マンションや商業施設などの建設が進むものの、当初の予定からは遅れが目立っている。地元の不動産業者は「地価が上がり、注目も高まっているが、マンションなどの建設費の高騰で土地所有者が様子見をしている可能性もある」と話す。

 ■4月は微増も

 市交通局は、新学期が始まり、学生の利用が見込めるとして、4月からの乗客数増加を期待したが、1日平均約5万2600人だった。3月(約4万5400人)から微増にとどまり、16年度の目標とした5万7000人にも届かなかった。

 利用が伸び悩む現状を踏まえ、市は、仙台うみの杜もり水族館の繁忙期に、最寄り駅の荒井駅までの無料シャトルバス運行などを検討しているが、抜本的な利用拡大につながる方策を見いだせていない。市交通局の担当者は「引き続き沿線のまちづくりに取り組み、乗客数の増加につなげたい」としている。

2016年06月06日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

2585荷主研究者:2016/06/25(土) 18:54:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160605_13007.html
2016年06月05日日曜日 河北新報
「学生通行禁止」東北福祉大周辺に看板

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「学生通行禁止」の看板が複数置かれている住宅街

 学生、通るべからず-。仙台市青葉区の東北福祉大国見キャンパス周辺に「学生通行禁止」と書かれた看板が複数置かれ、学生たちが困惑している。看板は一部地域住民が2009年、学生の通行による住環境の悪化を懸念して設けた。過去に訴訟に発展し、一度は和解したが、住民側の不信感は根強く、円満解決を望む大学側との溝は埋まりそうにない。(報道部・氏家清志)

 看板はJR仙山線東北福祉大前駅から国見キャンパスへ続く道路沿いに複数ある。立て看板が置かれた幅約4メートルの直線道路=図=の地目は、私道と、誰でも通れるあぜ道などの法定外公共物が混在している。民家の外壁などにも「学生さん!ここは私道であり、生活道路。公道を利用しよう」などと通行禁止を訴える看板が4枚ある。

 事の発端は9年前にさかのぼる。07年3月、同大が福祉大前駅の開業に合わせ、駅前にステーションキャンパスを整備。学生と地域住民の利便性を図るため、その敷地内に大学への近道となる通路を設けた。

 開業以降、多くの学生が同駅と約300メートル離れた国見キャンパスを結ぶこの通路を最短ルートとして利用。両キャンパス間の行き来もあり、多い日で1日約3000人の学生が通った。

 08年4月、最短ルート沿いや周辺の住民9人が「学生の騒ぎ声がうるさい」などとして、私道の通行禁止を求める仮処分を仙台地裁に申請した。翌月、和解が成立。(1)講義のある日は最短ルートの入り口に大学職員を配置し、学生を市道に誘導する(2)住民の生活を妨げないよう学生を指導する-などを申し合わせた。

 和解を受け、大学側は講義の間に職員を周囲に配置し、最短ルートを使う学生に迂回(うかい)するよう指示。指導が実り、学生の通行数は激減した。

 だが09年9月、一部住民が「騒音はある程度改善したが、まだ安心できない」などと学生通行禁止の立て看板を設置。その後、学生の通行に反対する住民宅にも看板が貼られたという。

 大学側は今年2月に住民と協議。最短ルートの西側に新たなルートを示した上で看板の撤去を求めたが、理解を得られなかった。

 榎本等総務部次長は「看板を見た学生は地域から排除された気持ちになってショックを受けている」と指摘。「市道を使うだけでは混雑して学生が道路にはみ出す危険がある。安全上の配慮から、駅から二つ以上のルートが望ましい」と理解を求める。

 看板を設置した男性(60)は「以前は道路が学生で埋め尽くされ、車が通行できないほどだった。閑静な住宅街を守る上で看板の抑止効果は大きい」と話し、外す考えはないという。

2586荷主研究者:2016/06/25(土) 18:55:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160605_13040.html
2016年06月05日日曜日 河北新報
横軸交通で防災に期待 姥ヶ懐トンネル着工

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重機が動きだし、掘削開始を祝った着工式

 宮城県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線で、岩沼市と村田町の境にできる「姥ケ懐(うばがふところ)トンネル」(仮称、1285メートル)の着工式が4日、岩沼市志賀地区の東側出口であった。2018年3月完成予定で、災害時に機能する防災道路などとして活用される。

 式典には約60人が出席。山田義輝副知事らのあいさつの後、地元小学生が着工への思いを発表した。岩沼市岩沼西小6年三浦彰太君(11)は「蔵の町と聞く村田町に行ってみたい」と話し、村田町村田小4年渡辺ひなたさん(9)は「空港が近くなるので飛行機に乗ってみたい」と語った。

 掛け声を合図に自由断面掘削機が動きだし、全員が掘削開始を祝った。

 同線は岩沼市を起点に村田町から蔵王町に抜ける幹線道路。東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ東西交通軸に位置付けられるが、トンネル工事区間の約3.7キロは最小幅約4メートルでカーブも多く、東日本大震災時には内陸部からの支援物資の運搬などに支障が出ていた。

2587荷主研究者:2016/06/25(土) 18:55:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/06/06 建設新聞
若林区・ナイス 総戸数48戸 分譲マンション「荒井東」の新築計画
INA新建築研究所で実施設計作成中

 ナイス住宅事業本部(横浜市鶴見区鶴見中央4の33の1 木暮博雄取締役)は、仙台市若林区に分譲マンション「ナイス荒井東計画」(仮称)の建設を計画しており、INA新建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市地下鉄東西線の荒井駅から徒歩圏にある仙台市若林区荒井東土地区画整理事業地内15B-3L地内の2021.93㎡。建設するマンションは、RC13F延べ5010.5㎡規模で、総戸数はファミリータイプ48戸を見込んでいる。

 着工は8月初め、完成は2018年3月末をそれぞれ予定している。

2016/06/06付一面に掲載

2588荷主研究者:2016/06/25(土) 18:57:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160610_12045.html
2016年06月10日金曜日 河北新報
<アルプス電気>大崎に新工場用地

 宮城県大崎市は9日、同市古川塚目北原に整備した北原工業団地のほぼ全面積に当たる約4.8ヘクタールを、電子部品メーカーのアルプス電気(東京)が新工場用地として取得すると発表した。5月30日に売買仮契約を済ませており、15日に栗山年弘社長らが市役所を訪れて立地協定を結ぶ。

 アルプス電気は大崎地域に古川(大崎市)、北原(同)、涌谷(宮城県涌谷町)の3工場を持ち、協力企業の社員などを合わせ4000人以上が働いている。古川、涌谷両工場が稼働から50年を経たため、新たな生産拠点用地を求めていた。

 市によると、昨年12月、「北原工場の事業拡大のため工業団地を購入したい」と同社側から打診があった。土地の売却価格は約6億8100万円。現在の北原工場は生産金型、古川工場と涌谷工場は主に車載製品やスマートフォンの部品を製造している。新工場の生産品目などは未定という。

 北原工業団地は東北自動車道古川インターチェンジ南東側に位置し、市が昨年年4月、造成に着手。今年3月までに防災調整池、緑地、排水路などを含む約5ヘクタールの整備を終えた。

 伊藤康志大崎市長は「雇用の創出、定住人口の拡大などにつながる。全面的に協力したい」と歓迎した。

2589荷主研究者:2016/06/25(土) 19:38:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160611_11013.html
2016年06月11日土曜日 河北新報
<新北上大橋>改修完了 復興に弾み

工事が終わり、車両の通行が再開した新北上大橋(写真は一部加工しています)

 東日本大震災で一部が流失し、架け替えが進められていた国道398号新北上大橋(石巻市)で車道部の工事が終わり、車両の通行が10日、再開した。

 完成したのは、全長565メートルのうち流失した左岸部分の155メートルで、総事業費は約21億円。

 県は2011年10月、流失部分に仮橋を取り付け、通行を確保しながら架け替え工事を進めてきた。今年4月11日から全面通行止めにし、仮橋を新しい橋に置き換えていた。2カ月間続いた約12キロ上流の飯野川橋を回る迂回(うかい)措置も完成とともに解消された。

 現地であった工事完了を祝う式典には、工事関係者や地元住民ら約50人が出席。亀山紘市長は「復興は道半ばだが、橋の完成で利用者の安心安全な交通につながる」と期待し、県東部土木事務所の金子潤所長は「橋ができて復旧復興に弾みが付く」と述べた。

 橋は北上川河口から約4キロの位置にあり、石巻市北上町と同市釜谷、雄勝などの地区を結ぶ。歩道部の橋は建設中で10月の利用開始を見込む。

2590荷主研究者:2016/06/25(土) 19:38:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160611_13016.html
2016年06月11日土曜日 河北新報
<三陸沿岸道>気仙沼階上IC新設

 国土交通省は10日、気仙沼市で整備が進む三陸沿岸道路大谷-気仙沼インターチェンジ(IC、仮称)間に、新たに気仙沼階上IC(仮称)を設置すると発表した。気仙沼IC方面とだけ行き来できるハーフ方式とする。大谷-気仙沼IC間が開通する2017年度に供用開始する見通し。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、予定地は大谷ICから北に2.5キロ付近。無料区間のため料金所は設けない。

 東日本大震災を受け、階上地区の景勝地・岩井崎へのアクセス向上など復興支援につながるとして、気仙沼市が国に新設を申請していた。予定地には災害時などに乗り降りできる緊急連絡路の整備が進んでいたこともあり、国がハーフIC化を認めた。

 市が国の社会資本整備総合交付金を活用し、接続する市道の拡幅工事などを進める。事業費は約3億円を見込む。菅原茂市長は「市中心部へのアクセス向上や国道45号の渋滞解消などを図るため、新設を訴えてきた成果だ。復興に弾みがつく」との談話を発表した。

2591荷主研究者:2016/06/25(土) 19:39:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160610_12054.html
2016年06月11日土曜日 河北新報
<サンゲツ>仙台にショールーム

広い相談スペースを設けたショールーム

 インテリア専門商社のサンゲツ(名古屋市)は今月、東北初となるショールーム「サンゲツデザインスタジオ」を仙台市若林区六丁目南にオープンした。自宅の撮影画像を使って壁紙などのコーディネートのシミュレーションができる最新機器を導入した。

 約600平方メートルに壁紙や床材、カーテンなど約4000点のサンプルをそろえた。インテリア関係の雑誌と書籍を並べたライブラリーやイベントを開けるセミナールームを備える。

 「マイフォトシミュレーター」は、事前に自宅の室内写真をショールームに送っておくと、店内のタブレット型端末を使って壁紙や床材を変えるシミュレーションができるシステム。

 同社東京支社の村木達也ショールーム課長は「色や柄を変えたら部屋がどう変わるか、サンプルで見るより実物に近いイメージを感じてもらえる」と話した。

 営業時間は午前10時〜午後5時。毎週水曜休館。連絡先はデザインスタジオ022(287)3922。

2592荷主研究者:2016/06/25(土) 19:39:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160612_13025.html
2016年06月12日日曜日 河北新報
<仙台圏の大学>震災後、連携協定続々

宮城学院女子大と楽天野球団の連携協定締結式

 仙台圏の大学がこのところ、連携協定でにぎわしい。活性化に最高学府の「知性」、学生の「感性」を取り込みたい自治体や企業。少子化が進む中、地域社会との結び付きに生き残りを懸ける大学。双方の思惑が一致した格好だ。

 宮城学院女子大とプロ野球東北楽天を運営する楽天野球団が今年4月、協定を結んだ。これまでも学生考案の弁当を球場内で販売する間柄。今後は女性ファン増加策を検討しながら、スポーツビジネスを学ぶという。

 仙台圏内で、こうした大学の連携協定は東日本大震災を機に急増した(表参照)。学部や大学院研究科、付属研究所が独自に締結する例もあり、正確な件数の把握は困難だ。

 「震災後、地域に寄り添う気持ちがさらに強まった」と話すのは東北大の青木孝文副学長。重点戦略に地域連携強化を盛り込み、震災を受けて開設した災害科学国際研究所と東北メディカル・メガバンク機構が連携をリードする。

 東北工大は2014年度、地域再生の核となる文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」に選ばれた。仙台市との協定では、開業した市地下鉄東西線沿線の街づくり、キャンパスがある八木山地区の防災・減災活動などに全学で取り組む。

 各大学を地域連携へと駆り立てるもう一つの動機が「2018年問題」だ。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、120万人前後で推移していた大学受験世代の18歳人口が、18年ごろに減少局面を迎え、31年には大台の100万人を割り込む。

 大学進学率は頭打ち。文科省が配分する運営費や補助金も削減傾向を示す。ある私大の担当者は「首都圏の大学も東北に入り込んでいる昨今、地域密着の取り組みは大学の個性をPRする早道」と打ち明ける。

 多くの地元経済人を輩出してきた東北学院大は「仙台の魅力を高めてきたブランドを強化する」(阿部重樹学長室長)としてベガルタ仙台、ロフトなど企業連携に力を注ぐ。

 「大学と地域の連携は地方創生の流れで全国的に進んでいるが、地道に取り組む大学と協定を締結して満足する大学とで差が出てくる」

 百花繚乱(りょうらん)の連携協定を、教育情報会社「大学通信」(東京)の安田賢治情報調査・編集部ゼネラルマネジャーはこう分析し「今後は連携の中身が問われるだろう」と指摘した。

2593とはずがたり:2016/07/01(金) 12:36:14
いわきが発展すると云う事だしまあいいんでわ?もっと広域に避難者の果実がばらまかれると良いんだけどわざわざ山間の田村市とかに家買う人はいないかな?

地価上昇招き「申し訳ない」 原発避難者の住宅次々と
http://www.asahi.com/articles/ASJ710132J6ZUTIL045.html?iref=com_alist_8_01
杉村和将、内山修2016年7月1日12時05分

 1日公表の2016年分の路線価は、都市部を中心に上昇傾向が強まるなか、東日本大震災から5年を経た被災地の福島県が全国で3番目に高い上げ幅だった。東京電力福島第一原発事故の避難者が相次いで県内の避難先で住居を買う動きが背景にある。

 約2万4千人の避難者が暮らす同県いわき市。「土地そのものが少ないうえ、地元の人が手を出せない価格になってしまった」。市内で不動産業を営む高木嗣郎(しろう)さん(68)はそう話す。

 市内の宅地の相場は、震災前に1坪(約3・3平方メートル)15万円程度だったが、今はおおむね25万円超に。中には3倍以上に値上がりした地区もあるという。

 同県双葉町から避難した男性(72)は今年2月、市内に120坪の土地を購入し、家を建築中だ。夫婦の家と、娘家族の家の2軒分の建築費と土地代を合わせた費用は約7千万円。東電からの賠償金を充てる。被災者の住宅購入が地価上昇を招いている現状を、心苦しく思うという。「迷惑をおかけして申し訳ない」

 宅地不足の改善に、市は14年…

2595荷主研究者:2016/07/09(土) 21:15:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160615_12032.html
2016年06月15日水曜日 河北新報
<日本IBM>仙台駅東口側に新拠点

立地表明書を奥山恵美子仙台市長(右)に手渡すマハジャン氏

 日本IBM(東京)は14日、企業向けITインフラの運用や保守を担うグローバル・テクノロジー・サービス(GTS)事業の拠点「仙台クライアント・イノベーション・センター」を、JR仙台駅東口周辺に開設すると発表した。12月に業務を始め、少なくともIT技術者数300人規模を目指す。

 センターは全国の顧客の事業所やデータセンターとネットワークでつながり、システム変更やトラブル解決、運用改善に遠隔対応する。同社は2021年までに100億円をセンターに投資し、IT技術者の大半を地元雇用する。現時点で協力企業3社の進出も決まっているという。

 市役所で立地表明式があり、GTS事業本部長のヴィヴェック・マハジャン取締役専務執行役員は「人材の豊富さや東京への近さが魅力。世界的ネットワークの拠点の一つになる」と話した。

 GTSは日本IBMの中核事業で、売上高(2015年は9019億円)の4〜5割を占める。

2596荷主研究者:2016/07/09(土) 21:16:07

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/06/15 建設新聞
仙台市大町・三井不動産レジデンシャル
分譲・青葉区大町二丁目計画」の新築計画 RC15F91戸と店舗・三井住友建設で実施案

 三井不動産レジデンシャル東北支店(仙台市青葉区本町2の4の6 伊藤昇支店長)は、仙台市青葉区に分譲マンション開発計画となる「青葉区大町二丁目計画」(仮称)の建設を計画しており、三井住友建設で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、青葉通りと西公園通りが交差する仙台市青葉区大町2の9の2、3、4地内の敷地面積1584.68㎡で、地下鉄東西線・大町西公園駅近くとなる好立地。

 先に太白区あすと長町地区に移転した外車ディーラー店舗跡地に、RC15F延べ9778.33㎡規模の分譲マンション(総戸数91戸)を新築、一部に店舗機能を設ける。

 着工は9月初め、完成は2018年8月末を予定している。

2016/06/15付一面に掲載。

2597荷主研究者:2016/07/09(土) 21:38:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160619_13020.html
2016年06月19日日曜日 河北新報
<仙台東西線>竜の口橋梁 車道開通宙に浮く

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開通時期未定の都市計画道路の下を地下鉄東西線の車両が通る竜の口橋梁=仙台市太白区長町越路

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 仙台市地下鉄東西線の「竜の口橋梁(きょうりょう)」の上部に整備された車道(全長202メートル)の開通が宙に浮いている。市は橋だけ先に完成させたが、もともと事業化の優先度が高くなかった上に、東西線開業で道路整備を求める地元の熱が冷め、自然保護団体の反対にも直面。開通までに長期間かかるのは確実で東西線の「屋根」の役割がしばらく続きそうだ。

 竜の口橋梁は昨年12月の東西線開業に合わせ、青葉山(青葉区)と八木山(太白区)間にある竜の口渓谷を渡る橋として架けられた。工事費は55億円で内訳は車道32億円、東西線23億円。市は別々に整備するのは非効率と判断し、東西線と都市計画道路「川内旗立線」を一体化して架橋した。

 上下式の併用橋は瀬戸大橋(岡山、香川)や関西国際空港連絡橋(大阪)、レインボーブリッジ(東京)があるが、地下鉄では竜の口橋梁が国内唯一だ。

 川内旗立線は川内亀岡町から東北大工学部の直下や竜の口渓谷を経て、八木山動物公園、ひより台方面へと抜ける。計画では、トンネル三つと竜の口橋梁を含む三つの橋を整備。広瀬通と直結する予定だが「事業着手時期は未定」(市道路計画課)という。

 川内駅から八木山動物公園駅までは地下鉄と道路がほぼ並行するルート。市中心部へのアクセス向上を理由に川内旗立線の整備を市に要望してきた地元住民の熱意は、市中心部につながる東西線の開業後、冷めつつある。

 八木山地区まちづくり協議会の斎藤満男事務局長は「現在はむしろ、青葉山と八木山をつなぐ散策路としての橋梁の利用を市に提案している」と明かす。

 環境への悪影響を懸念し、建設中止を求める声もある。青葉区の自然保護団体「青葉山の緑を守る会」の移川仁副代表は「竜の口渓谷一帯にはオオタカやハヤブサなどが生息する。工事で豊かな生態系の破壊が起こる」と指摘する。

 市が2010年度に公表した「20年以内に着手する優先度の高い都市計画道路」に川内旗立線は含まれていない。市道路計画課も「他の都市計画道路と事業効果を比較し、地域事情も考慮して着手時期を判断する」としている。

2598荷主研究者:2016/07/09(土) 21:41:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160622_12008.html
2016年06月22日水曜日 河北新報
<ドーミーイン>仙台港近くにホテルと温泉

6階建てのホテル(左)と、隣接する温泉施設の完成予想図

 ビジネスホテルチェーンのドーミーインを運営する共立メンテナンス(東京)は、仙台市宮城野区中野3丁目の仙台港背後地にホテルと温泉施設を建設する。来年6月のオープンを目指す。

 敷地面積は約1万600平方メートル。ホテルは6階建てで客室数は193。隣接する温泉施設は2階建てで、大浴場や露天風呂、レストランなどを備える。両施設の延べ床面積は計約6700平方メートル。

 建設業の橋本店(仙台市)の土地を共立メンテナンスが借りて建設する。設計と施工は橋本店。ホテル棟はユニット工法を採用し、建設工期を6カ月短縮した。

 ドーミーインはこれまで、都市型ホテルが中心だった。共立メンテナンスの石塚晴久会長は「郊外型は初挑戦だが、アウトレットモールや水族館などさまざまな施設があって需要は多い。いい施設を造って地域に貢献したい」と話した。

2599荷主研究者:2016/07/09(土) 21:41:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160623_12021.html
2016年06月23日木曜日 河北新報
<西友>仙台泉店9月閉店 業績改善できず

 西友仙台泉店(仙台市泉区高玉町)が9月19日の営業を最後に閉店することが、22日分かった。西友(東京)は「これまでの業績や周辺の市場状況を考慮し、改善の見込みが立たないと判断した」と説明した。

 西友仙台泉店は2005年9月に閉店したダイエー泉店の建物を利用し、35の専門店が入居して06年6月にオープンした。三井不動産が手掛けた「仙台泉ショッピングセンター(SC)」の核店舗で、店舗面積は約6400平方メートル。

 SCの周辺では隣接する中古車販売店も既に移転しており、再開発の可能性も取り沙汰されている。三井不動産本社広報部の担当者は「関心の高いエリアということは承知しているが、現段階で答えられることは何もない」と話している。

 SCにはソチ冬季五輪金メダリスト羽生結弦選手(ANA、宮城・東北高出)、トリノ冬季五輪金メダリスト荒川静香さん(宮城・東北高-早大出)らが練習した「アイスリンク仙台」もある。

2600荷主研究者:2016/07/17(日) 11:02:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160627_13043.html
2016年06月27日月曜日 河北新報
若者の夢開眼の場に 旧ダルマ薬局ビルを活用

チャレンジショップなどに活用される旧ダルマ薬局本社ビル=仙台市青葉区片平1丁目

 仙台市青葉区片平の旧ダルマ薬局本社ビルが近く、若者によるチャレンジショップやワークショップの会場として活用されることになった。宮城のドラッグストアの草分け「ダルマ」の本拠地が、若者の夢を「開眼」する場に生まれ変わる。

 ビルは1983年完成の4階建てで、延べ床面積は約230平方メートル。市地下鉄東西線大町西公園駅から東へ約100メートルの青葉通沿いにある。現所有者で太白区の不動産会社「副都心開発」が市内の別の不動産会社を介し、青葉区のまちづくり会社「伊達の家守舎(やもりしゃ)」に活用を委託した。

 チャレンジショップやワークショップに開放するのは3、4階部分。店舗経営を目指す若者らに格安で貸し出し、独立の夢をつかむ足掛かりにしてもらう。1、2階には家守舎が運営するカフェや野菜販売店などが入居する。

 チャレンジショップの若者らに内装のリニューアルを手伝ってもらい、家賃を低く抑える。家守舎社長の岩間友希さん(32)は「さまざまな楽しみ方ができる場所にし、若い人の出発を支援したい」と意気込む。

 ダルマ薬局は46年創業。93年まで本社ビルとして活用された。その後はダルマ薬局本店として昨年9月まで営業を続けた。

 同社は2012年にドラッグストア大手「マツモトキヨシ」の子会社となり、昨年10月に別の子会社と合併して解散。現在は「ダルマ」を店名とする32店舗が宮城、岩手、栃木3県に残っている。

2601荷主研究者:2016/07/17(日) 11:05:58

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=16569
2016/6/28 日刊建設新聞 宮城版
仙台港区のコンテナターミナル 向洋地区に岸壁190m 構造検討をプロポ(仙台技調)

 国土交通省仙台港湾空港技術調査事務所(仙台技調)は、仙台塩釜港仙台港区の向洋地区に、延長190mの岸壁を整備するため、構造断面の検討業務を簡易公募型プロポーザルで委託する。プロポは27日付で募集手続きを公告しており、7月7日まで参加表明書、同13日まで技術提案書を受け付け、8月3〜4日にヒアリングして受託候補者を選定する。新岸壁は同港区の国際海上コンテナターミナルとして活用する。

 向洋地区には現在、延長310mのマイナス12m岸壁と、その海側に延長330mのマイナス14m岸壁が連なる形で設けられている。新岸壁はマイナス15mで、マイナス14m岸壁から沖側に延ばす形で取り付け、既存岸壁と一連でコンテナターミナルに活用する計画だ。

 新岸壁のタイプは現時点で[1]矢板式[2]重力式[3]桟橋式──の3タイプを想定。矢板式は、鋼矢板を打ち込んで壁を設け、その背後に土砂を埋め立てる。矢板が倒れないように控え工も施す。重力式はケーソンタイプ。桟橋式は鋼管杭を何本か打ち込み、その上に床版コンクリートを構築する。

 構造断面の検討業務は、この3案の比較検討で、設計計画や図面の作成、資料の収集・整理、構造形式の抽出、安定性の照査、構造諸元の決定などを行う。履行期間は29年3月3日まで。業務成果を踏まえて年度内に岸壁構造を決める。

 プロポの参加資格は、東北地方整備局(港湾空港関係)から建設コンサルタント等業務がA等級の決定を受けている単体企業、または設計JV。

 仙台塩釜港の港湾計画には、高砂埠頭のマイナス12m岸壁と同14m岸壁よりさらに沖側を埋め立て、水深15m以上の岸壁を整備することが盛り込まれている。今回の業務は、国交省塩釜港湾・空港整備事務所からの依頼を受けて仙台技調が委託する。同事務所は29年度予算に工事費を要求する。

 仙台港区では震災後、大量のコンテナが入ってくるようになり、コンテナヤードの混雑解消が求められている。国際海上コンテナターミナルとして新岸壁を整備することで、外貿コンテナ貨物の需要増大とコンテナ船の大型化に対応する。

2602荷主研究者:2016/07/17(日) 11:06:24

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/06/28 建設新聞
宮城野区福室・一建設 分譲・プレシス陸前高砂の設計を委託
RC15F延べ1万5969㎡、8月着工へ

 一建設(東京都練馬区石神井町2の26の11 堀口忠美代表取締役)は、仙台市宮城野区福室に分譲マンション「プレシス陸前高砂」(仮称)の新築を計画しており、オンズデコ(東京都千代田区)に設計を委託している。

 建設場所は、国道45号沿いのサニーハイツ高砂マンション跡地となる仙台市宮城野区福室2の7の5、7、8地内の敷地3503.46㎡。計画によると、ここにRC15F延べ1万5969.71㎡の共同住宅を建設する。内部には141戸の分譲住宅を整備する。

 今後、施工者選定に着手し、8月上旬の着工、2018年12月中旬の完成を予定している。

2016/06/28付一面に掲載。

2603荷主研究者:2016/07/17(日) 11:07:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160629_12008.html
2016年06月29日水曜日 河北新報
<うみの杜水族館>集客好調 にぎわい波及

人気の高いアシカ、イルカのパフォーマンス。開業2年目は集客面で真価が問われる=27日、仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館

 仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)は7月1日、開業1周年を迎える。初年度(昨年7月〜今年3月)の入館者数は149万6700人で、目標の100万人を大きく超え、活況は近隣の商業施設にも波及した。東日本大震災からの復興を担う観光拠点として期待は大きいが、本年度は入館者数に頭打ちの兆しも見られ、リピーターの確保が課題となっている。

 好調の要因について、水族館は「東北の海を再現したブースが人気を集めた。東北では珍しいイルカショーも大きな関心を呼んだ」とみる。入館者数のうち、何度でも入場可能な年間パスポートの利用者は延べ40万5000人。購入者は10万人を超える。

 開業効果は水族館が立地する仙台港エリア全体に及ぶ。三井アウトレットパーク仙台港の2015年度の売り上げは131億円で、14年度に比べ8%増加。駐車場は従来以上に宮城県外ナンバーの車が目立つ。石田勝也所長は「港エリアの複数の施設を利用するお客さまが増えた。回遊性が高まっている」と話す。

 水族館開業1周年に合わせ、周辺の39施設・団体でつくる仙台港エリア振興会は24日、年間パスの提示で割引などの特典が受けられるキャンペーンを開始。さらなる誘客を図っている。

 開業2年目の水族館は集客面で真価が問われる。4月の入館者数は10万8300人で閑散期の2月(8万200人)、1月(9万9700人)に次ぐ少なさだった。和田淳太副館長は「集客を正当に評価できるのは、前年同月で比較できるようになってからだ」と言うが、開業当初の勢いに陰りが見えるのは確かだ。

 7月から年間パスの更新が本格化するのを前に、更新期間限定のカードデザインを導入したり、ピンバッジをプレゼントしたりしてリピーター確保に躍起だが、担当者は「出足は鈍い」と渋い表情を見せる。

 持続的な集客へ向け、東北の他の水族館が凝らしている工夫が参考になる。

 男鹿水族館GAO(男鹿市)は年間パス会員に土産物や有料イベントの料金割引サービスを実施。飼育員が積極的に展示場に立ち生物の解説をするなど、来館者との交流に力を入れる。

 浅虫水族館(青森市)は昨年12月に名物の「トンネル水槽」を改装オープンする際、来館者に約20種2000匹の生き物を水槽に入れてもらった。担当者は「体験型イベントは集客効果がある。ただ、学習にも役立つ展示そのものの魅力こそが水族館の本質だ」と強調する。

[仙台うみの杜水族館]東日本大震災の津波で浸水した高砂中央公園をかさ上げして整備し、2015年7月開業。鉄骨2階で延べ床面積約9900平方メートル。水槽約100基に約300種、約5万点の生物を展示する。15年5月閉館のマリンピア松島水族館(宮城県松島町)から飼育員や生物を引き継いだ。

2604荷主研究者:2016/07/17(日) 11:10:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160629_12015.html
2016年06月29日水曜日 河北新報
<仙台駅>東西自由通路 人の流れ加速

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通行量が日曜、金曜とも最多となったJR仙台駅の東西自由通路=28日

 仙台商工会議所は、仙台市と共同で5月27日(金曜)、29日(日曜)に実施した市中心部の歩行者通行量調査結果(速報)をまとめた。仙台駅・東西自由通路が3月の拡幅工事完了とエスパル東館の開業効果で、金曜、日曜とも通行量が大幅に増え、調査7地点のトップとなった。7月1日には仙台パルコ2の開業が控えており、駅周辺への人の流れは一層強まりそうだ。

 調査した7地点は図、各地点の通行量などは表の通り。

 仙台駅・東西自由通路は日曜(2014年比)の通行量が46.8%増の6万2687人。10年(6万4332人)に次いで過去2番目に多く、4年ぶりの1位。金曜(前年比)は45.1%増の5万595人で過去最高を記録し、初の1位となった。13年以降、日曜、金曜とも三滝不動尊・三原堂前が1位だった。

 旧イオンバイク前も日曜、金曜ともにプラスになった。朝夕の通勤、通学時間帯を中心に通行量が増えた。昨年12月に開業した市地下鉄東西線の効果があったとみられる。中央通と一番町の5地点は日曜、金曜とも減少した。

 7地点全体の平均は、仙台駅・東西自由通路が押し上げ、日曜が2.7%増の4万3313人、金曜が2.6%増の3万4822人だった。

 仙台商議所は「エスパル東館が開業した上、東西自由通路も利用しやすくなり、仙台駅周辺は大幅に通行量が増えた。中央通と一番町の商店街は奪われた形だ」とみる。

 調査は例年と同様、5月の金曜と日曜の午前9時〜午後8時に実施。日曜は前年の通行量がテレビ局のイベントで大幅に増えたデータのため、14年と比較した。

2605荷主研究者:2016/07/17(日) 11:10:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160630_13013.html
2016年06月30日木曜日 河北新報
<仙台駅>発車メロディー新幹線27年ぶり変更

28日に供用が始まるエレベーター=16日午後

 JR東日本仙台支社は29日、仙台駅の発車メロディーを7月1日からリニューアルすると発表した。メロディー更新は新幹線ホームが27年ぶりで、在来線ホームが28年ぶり。

 新幹線ホームはさとう宗幸さんのヒット曲「青葉城恋唄」を、在来線はすずめ踊りのおはやしを新たに採用する。いずれも仙台市の音楽家榊原光裕さんが編曲。仙台フィルハーモニー管弦楽団が演奏している。

 これまでは新幹線が榊原さんのオリジナル曲で、在来線が青葉城恋唄をモチーフに榊原さんが作った曲を使用していた。

2606荷主研究者:2016/07/17(日) 11:11:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160630_13014.html
2016年06月30日木曜日 河北新報
<仙石東北ライン>女川乗り入れ8月6日

仙石東北ラインの車両=2016年5月29日、JR石巻駅

 JR東日本仙台支社は29日、仙台-石巻(宮城県石巻市)間を結ぶ「仙石東北ライン」について、8月6日から石巻線に乗り入れ、女川駅(宮城県女川町)まで延長運転を始めると発表した。1日1往復。

 上りは女川を午前6時5分に発車し、仙台午前7時35分着。下りは仙台を午後8時23分に発車し、女川午後10時18分着。これまで女川から始発電車に乗ると仙台着が午前8時15分だったが、40分早く仙台に着く。仙台支社の松木茂支社長は「より早く仙台に到着するので通勤通学に便利になる」と説明した。

 仙石東北ラインは昨年5月30日に仙台-石巻間を最短52分で結ぶ快速路線として開業。地元自治体から女川までの延長運転を求める声が上がっていた。

 亀山紘石巻市長は「乗り換えの負担解消で市東部の通勤通学の利便性が向上し、地域への定住促進に一層の弾みがつく」とのコメントを出した。

2607荷主研究者:2016/07/23(土) 12:05:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160701_13036.html
2016年07月01日金曜日 河北新報
<産総研>新材料開発へ 東北大に研究拠点

研究開発拠点の設立意義を語る安永理事(中央)

 国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は30日、仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに研究開発拠点を設立した。東北大原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)と共同で新材料の開発に取り組む。期間は5年間。

 共同研究では、AIMRが数学的に材料の構造を解析し、産総研が機能や製造過程をシミュレーションする。この手法により、開発のスピードアップと効率化が図られるという。具体的には太陽電池や燃料電池、電子記録媒体の素材開発を目指す。

 産総研による大学への研究開発拠点設置は、技術の早期実用化を目指す経済産業省事業の一環。名古屋大と東大にも本年度、同様の施設を設立した。

 産総研の安永裕幸理事は「日本の産業技術は厳しい国際競争にさらされている。数学とコンピューターシミュレーションの力を合わせた材料研究を通じ、新産業を生み出したい」と話した。

2608荷主研究者:2016/07/23(土) 12:06:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160701_13017.html
2016年07月01日金曜日 河北新報
<東北大>希少な緑地帯「更地」で引き渡し

仙台市中心部で数少ない緑地帯の東北大雨宮キャンパス

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の移転に伴う再開発計画で、東北大が計画主体のイオンモール(千葉市)に跡地を原則的に更地で引き渡す契約を結んでいることが30日、分かった。周辺は仙台市の緑化重点地区に指定され、市中心部でも希少な緑地帯。イオン側は「残せる木があるかどうか調査する」としている。

 イオン側は東北大が2013年10月に実施した入札で、キャンパスの敷地約9.3ヘクタールを約220億円で落札。東北大はキャンパス内の農学部などを青葉山に移転し、跡地を18年2月までに引き渡すことになっている。

 東北大は入札に際し、跡地は落札者に更地で引き渡し、建物の解体や樹木の伐採は同大の責任と負担で実施するとの条件を入札説明書に記載。ただし書きでは落札者が要請した場合、建物や樹木を残す協議に応じるとした。

 東北大は13年4月に市や仙台商工会議所とまとめた移転方針で「中心部で貴重な樹林や歴史的資源の保全・活用」を掲げた経緯があり、現在はキャンパス内の記念碑と記念樹計16件を残せないかイオン側に打診している。

 市は3月、イオン側と協議の上、跡地に1ヘクタールを超える商業施設を建てられるよう規制を緩和。外周に歩道や空き地、緑地を広くとることなどを盛り込んだ地区計画を決めた。大規模建築物は環境影響評価の対象で、市は環境保全が適正な計画かどうか有識者でつくる審査会に諮問している。

 市中心部の緑化重点地区全体の緑被率が13%(14年度)にとどまる中、緑被率33%のキャンパス周辺は西公園(青葉区)や榴岡公園(宮城野区)とともに市内有数の緑地帯に当たる。市の「百年の杜づくり」のシンボルエリアでもあり、「緑の回廊」をイメージして市が街路樹などを整備する愛宕上杉通に隣接する。

 イオン側は「建設の弊害になる木は切るが、残せるものは残す」と説明。東北大は「移転方針を踏まえるのが契約の前提だ」と強調するものの、具体的な保存案は決まっていない。市は「緑を極力残してほしいとお願いしている」と話す。

2609荷主研究者:2016/07/23(土) 12:06:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160702_13018.html
2016年07月02日土曜日 河北新報
<東北大>旧制二高の歴史的建造物どうなる?

旧制二高時代から使われている守衛所(中央)と赤れんが塀(右端)

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の移転に伴い、敷地内の歴史的建築物の取り扱いが宙に浮いている。大正時代に旧制二高(現東北大)が立ち、仙台空襲も耐え抜いた約1世紀にわたる文教の地。れんが塀や守衛所も当時から残るが、東北大は原則、敷地を落札したイオンモール(千葉市)に更地で引き渡す契約だ。

 東北大によると、キャンパスは1925(大正14)年に旧制二高が校舎を建設したのが始まり。旧制二高が現在の三神峯公園(太白区)周辺に移転後の47〜53年は宮城一女高(現宮城一高)が使用し、東北大に引き継がれた。

 正門の両脇に続く赤れんが塀は、二高時代からの遺構。校舎は45年7月の仙台空襲で被災したが、守衛所は焼失を免れ、今も役目を果たしている。

 東北大はイオン側との契約で、敷地を更地にして引き渡し、イオン側から要請があった場合、建物や樹木を残す協議に応じると定めた。

 東北大はイオン側に記念碑や記念樹計16件の保存を打診しているが、夏目漱石の小説「三四郎」の登場人物のモデルとされる旧制二高の名物教授ゆかりの観音像や宮城一女高の記念碑などが対象で、れんが塀や守衛所は含まれていない。

 イオン側は市との協議で「れんが塀のイメージを継承する外周のデザインを検討する」と提案したが、実際に塀や守衛所を残すかは「検討段階」だという。

 旧制二高発祥の地の東北大片平キャンパス(青葉区)には創立当時の正門などが残る。東北大は「現地にあるからこそ意味のある建築物もある。イオン側が残すと要請してこない物件は対応を検討する」と話す。

 雨宮キャンパスの建物解体工事が本格化するのは17年4月以降で、イオン側には18年2月までに引き渡される。

2610荷主研究者:2016/07/23(土) 12:07:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160702_12014.html
2016年07月02日土曜日 河北新報
<仙台パルコ>駅周辺 勢い増す

活況を呈するJR仙台駅周辺。仙台パルコ2の開業でさらに勢いを増す

 仙台商圏で、JR仙台駅前地区の独り勝ち状態が続いている。東口と西口を結ぶ東西自由通路が3月に生まれ変わり、人の流れが駅へと向かう中、1日には西口に仙台パルコ2がオープンした。東口ではさらに再開発が計画されており、駅周辺の人を集める力は今後も勢いを増す。

 「ここまで人の流れが変わるとは。仙台の中心商店街は駅周辺に食われた形だ」。新しい東西自由通路完成とエスパル東館開業後の5月下旬に実施した市中心部の歩行者通行量調査。仙台商工会議所の担当者は結果に驚いた。

 駅周辺の通行量は平日、日曜とも大幅に増え、調査7地点でトップとなった。中心商店街がある青葉区の中央通、一番町両地区は計6地点のうち5地点で減らし、駅周辺と明暗が分かれた。そこにパルコ2が加わった。併せて、2006年以来となる大型映画館も仙台中心部で復活した。

 伊達市の会社員吉田真人さん(34)は「駅近くに映画館もでき、仙台に来る楽しみが増えた。福島市に比べ、駅前の魅力の差は大きい」と語る。

 仙台駅東口には、家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が18年秋に大型商業ビルの開業を計画している。JR東日本も17年夏のオープンに向け、ホテルの建設を進めている。

 仙台の卸業者は「駅周辺のライバルとなる仙台の中心商店街の危機感は強いが、今後は東口の開発が進む。人の流れは駅周辺に集中する一方だ」と言う。

 中心商店街の受け止めは複雑だ。「駅周辺は若者向け。商店街は百貨店を核に、高齢者層を対象に高級路線を進めて差別化できる」と楽観視する声もあれば、「駅周辺に人が奪われ続ければ厳しい」と話す関係者もいる。

 フィデア総合研究所(山形市)の熊本均上席理事は「東北の交通の結節点にある仙台駅周辺の集客力は圧倒的で、一極化は止まらない」と指摘。「中心商店街や郊外の商圏は駅周辺と単に競うのではなく、独自性を打ち出していくことが生き残る道だ」と話した。

2611荷主研究者:2016/07/23(土) 12:13:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160702_13041.html
2016年07月02日土曜日 河北新報
津波避難路の市道開通 岩沼

関係車両が走り初めをして開通を祝った

 宮城県岩沼市沿岸部と内陸部を結ぶ市道「津波避難路藤曽根線」(1.3キロ)が完成し、1日、現地で開通式が行われた。仙台空港南側に広がる岩沼臨空工業団地から市中心部へと抜ける東西交通軸で、有事の際の避難路としての役割が期待される。

 藤曽根線は幅8メートルの片側1車線で、同3.5メートルの歩道も設けられた。多数の市民が働く工業団地から南に延びる海沿いの市道空港三軒茶屋線と、県道塩釜亘理線をつないでおり、既設の市道を通って内陸側へと向かうことができる。

 開通式には市職員や地元住民ら約30人が参加。テープカットして開通を祝い、それぞれが車で走り初めをした。

 菊地啓夫市長は「自然災害はいつ襲ってくるか分からない。有事に備える避難路が完成し、大変喜ばしい」と話した。

 整備費は約11億3000万円で、全額が復興交付金で賄われた。

2613荷主研究者:2016/07/23(土) 12:21:34

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/07/05 建設新聞
三井不動産レジデンシャル 大林組で設計進む 分譲マンション・あすと長町一丁目計画の新築
免震28F5万2041㎡、17年6月着工めざす

 三井不動産レジデンシャル(仙台市青葉区本町2の4の6 伊藤昇東北支店長)は、仙台市太白区あすと長町に分譲マンション「太白区あすと長町一丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、大林組の設計で進めている。

 建設用地は、JR東北本線長町駅の駅前バスプール北側となる仙台市太白区あすと長町1の5の16、22、23、24、25地内の敷地6616.05㎡。計画ではここに、RC(免震構造)28F延べ5万2041.32㎡のマンションを建設する。戸数は468戸。駅から徒歩圏内で、周辺には仙台市立病院やゼビオアリーナ仙台や大型商業店舗などが連なる好立地となっている。

 2017年6月初旬にも着工し、19年9月末の完成をめざす。

※建設地の現況。(クリックで拡大)
2016/07/05付一面に掲載。

2614荷主研究者:2016/07/23(土) 12:22:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160708_12047.html
2016年07月08日金曜日 河北新報
<仙台東西線>6月利用者数 月間で最多に

 仙台市地下鉄東西線の6月の1日当たり平均利用者数は5万3200人(速報値)で、月間として昨年12月の開業以来最多だったことが7日、分かった。

 これまでの最多の4月を600人上回った。市交通局は雨の日に利用者数が伸びたことや、6月は祝日がなく通勤利用が堅調だったことを背景に挙げる。

 駅別では青葉山、宮城野通、連坊、薬師堂、卸町の5駅で過去最多を更新。仙台駅は南北線からの乗り換えを含め、全13駅で最も多い1万7200人。最少は大町西公園駅の1700人だった。

 開業前の市の需要予測は1日8万人。2月に本年度の利用者数を同5万7000人に下方修正した。

2615荷主研究者:2016/07/26(火) 22:34:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160712_62051.html
2016年07月12日火曜日 河北新報
<常磐線>小高-原ノ町5年ぶり営業運転再開

JR小高駅を出発する常磐線の下り車両(左下)=12日午前8時40分すぎ

 JR東日本は12日、福島県南相馬市の常磐線小高-原ノ町間(9.4キロ)で営業運転を再開した。同区間は東京電力福島第1原発事故などの影響で5年以上にわたり不通となっていた。市の一部に出ていた避難指示が同日解除され、並行して実現した鉄路復旧に沿線が沸いた。

 同市原町区の原ノ町駅で出発式が開かれ、JR東の深沢祐二副社長が「常磐線の全通に向けた大きな一歩だ。住民がにぎわいを取り戻せるよう安全運行に努める」とあいさつ。桜井勝延市長、政府の原子力災害現地対策本部長を務める高木陽介経済産業副大臣らが1番列車に乗り込んだ。

 小高-原ノ町間では1日当たり上下18本の普通列車が運行される。原発事故前は32本が走っており、JRは今後の需要に応じてダイヤを見直す。

 常磐線は相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間も年内に再開する予定。JRは帰還困難区域を含め2019年度中の全線開通を目指している。

2616荷主研究者:2016/07/26(火) 22:35:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160713_12001.html
2016年07月13日水曜日 河北新報
<ピーチ>仙台空港 アジアの複数路線検討

井上慎一(いのうえ・しんいち)早大卒。三菱重工を経て、90年9月全日本空輸入社。アジア戦略室長、LCC共同事業準備室長などを経て、11年2月にピーチの前身となるA&FアビエーションのCEOに就任。同年5月から現職。58歳。神奈川県出身。

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)が河北新報社の取材に応じた。2017年夏に仙台空港を拠点化するのに合わせて就航させる国際線について「アジアの複数の空港を対象に検討している」と現状を説明した。仙台空港を玄関口とした東北の観光は「大きな可能性を秘めている」と語り、現在は関西線のみの国内線を増やす方針を明らかにした。(聞き手は報道部・安住健郎)

 -拠点化に伴う路線網の拡充が期待されている。
 「われわれは片道4時間で飛べるところがターゲット。国際線の就航と国内線の路線増を考えている。現在ピーチは台湾(台北、高雄)や韓国(ソウル、釜山)、香港に就航しているが、それ以外も含めて複数の候補を選び検討している」

 -拠点化で1機を夜間駐機させるが、利用者にとってのメリットは。
 「朝一番で仙台を飛び立ち、夜遅くに仙台に帰ってくるダイヤが可能になる。関西では成田線を使ってディズニーランドに日帰りで行く人もいる。仙台空港を使う東北のお客さまに、より便利に使ってもらえる」

 -仙台空港が7月に完全民営化された。着陸料の値下げなどでLCCを呼び込もうとしている。
 「着陸料が下がればわれわれは運賃を下げられる。すると乗客数が増え、飲食や買い物で空港が潤う。鉄道などの交通アクセスを使う人も増える。街に宿泊してお金を使えば地域経済も活性化される。全てがウィンウィン(相互利益)の関係をわれわれは関西でつくった。仙台でも可能だと考え、拠点化を決めた」
 「伊達政宗の陣羽織を見て、400年前にこんなファッショナブルなものをと驚いた。仙台には伊達(だて)男のDNAが残っていると思う。空港民営化は東急電鉄が中心となって進めてきた。アジアの若者があこがれる渋谷(東京)をつくった会社だ。このシナジー(相乗効果)が大きな変化をもたらす」

 -東北は外国人観光客が伸び悩んでいる。
 「ピーチのお客さまは個人旅行が中心。彼らはあるがままの日本を求めて来る。例えば最近は台湾や香港のお客さまが紀の川(和歌山県)沿いの桃の果樹園を見て『これが本当の桃源郷だ』と感動して帰って行った例がある。かつてはみんな東京に向かったが、今は地方に向かう。流れは変わってきた。東北も流れを呼び込めると信じている」

2617荷主研究者:2016/07/26(火) 22:36:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/07/13 建設新聞
仙台市立病院跡地の利活用 土地・建物を一括売却で事業者募集
参加表明〜9/2 候補者は年内に決定

 仙台市立病院は12日、若林区清水小路にある旧市立病院跡地の売却に向け、跡地利活用に係る事業者をプロポーザル方式で選定するため募集要項を公表した。

 プロポーザルでは、利活用を希望する事業者から事業提案書と見積書の提出を受け付け、提案内容と購入希望価格を総合的に評価し事業候補者を選定する。

 募集スケジュールは、7月14日〜26日まで用地資料を閲覧、15日〜28日まで募集要項に関する質問を受け付け、28日および29日に現地見学会を開催、8月29日〜9月2日まで参加表明書の提出、9月下旬に参加資格の審査結果を通知、10月28日〜11月4日まで事業提案書の提出、12月中旬に応募者によるプレゼンテーションおよびヒアリングを実施、12月下旬に事業候補者の決定・公表、2017年1月に停止条件付売買契約締結、3月に売買契約の効果発生、所有権の移転となる。

 参加資格は、法人による単一事業者または複数の事業者で構成されたグループ。

 売却の形態は、対象用地のほか用地内に在する建物、建物の付帯設備、工作物、植栽等。

 売買面積は土地が1万7557.15㎡、建物が仙台市立病院(SRC・B1/10F延べ3万4489㎡)、救命救急センター(SRC・B1/7F延べ8248㎡)、立体駐車場(S2F延べ1529㎡)、仙台市救急ステーション(RC2F延べ752㎡)となっている。最低売却価格は23億8000万円。

 事業候補者は引き渡し後、既存建物の解体を行い、事業提案に基づく施設の建設を行う。

 仙台市立病院は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内に、1980年3月に竣工した本院と90年12月に竣工した立体駐車場、91年4月に竣工した救命救急センターおよび2005年3月に竣工した救急ステーションから構成。14年11月には新病院を太白区あすと長町地内に整備し医療提供を開始している。

※旧・仙台市立病院の現況。※跡地の位置図。
2016/07/13付一面に掲載。

2618荷主研究者:2016/07/30(土) 13:08:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160721_11030.html
2016年07月21日木曜日 河北新報
<富谷市移行>2060年の人口目標6万人

 10月10日に市制移行する宮城県富谷町が、2060年の市人口目標を6万に設定していることが分かった。現在から約7500の増加。同町の人口は1960年代後半から急増したが、今後は増加ペースが鈍化していくと予測され、目標達成には市制移行後の人口維持策が課題となりそうだ。

 富谷町の人口は6月末現在52447。2015年の国勢調査では広島県府中町、福岡県那珂川町を抜いて全国町村でトップとなった。市に移行すると、人口規模では塩釜や能代と同規模になる見通しだ。

 町の人口が急増したのは1960年代後半以降。仙台市のベッドタウンとしての役割が期待され、向陽台や鷹乃杜といった大規模住宅団地が次々開発された。現在まで15団地が造られ、住民の9割が新興住宅団地に居住するというのが町の特徴の一つとなっている。

 ただ、こうした人口増も将来的には全国的な少子高齢化の影響を受け、鈍化すると予測されている。

 国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は、2010年に13.7%だった町の65歳以上人口が2040年には28.3%まで上昇すると推計。町全体についても「人口は2050年の59337をピークに減少に転じる」と報告した。

 これに対し、町は、宮城県が掲げる「合計特殊出生率を2040年までに段階的に2.07まで引き上げる」という目標値を採用し、社会移動も加味した上で「2060年に6万」と独自に算出した。

 将来人口目標は、秋までにまとめられる富谷市総合計画基本構想に反映される見通し。若生裕俊町長は「子育て支援や企業誘致、新市のシティーブランド確立といったあらゆる施策を通じて、6万人を目指したい」と話している。

2619荷主研究者:2016/07/30(土) 13:25:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=16758
2016/7/23日本建設新聞 宮城版
第II期は4分割発注へ 駅前広場再整備 バス交通島や地下道を新設(仙台市)

地下道の整備イメージ図

 仙台市は、仙台駅前広場再整備事業に伴う第2期工事の発注を4件分割で検討している。28〜31年度の4カ年で、西口広場のバスターミナルを拡張し地下鉄南北線と直結する地下道や昇降機を新設する。28年度は地下道の仮設工など2件を公告する見込み。

 市は26年度、地下鉄東西線の開業に合わせ同事業に着手した。2期工事は最終エリアで、概算工事費は最大15億円を見込む。工事の概要はバス交通島1基の新設とバスシェルターの設置、地下道と地下階段2カ所。昇降機は2基を改築し1基を新設する。

 市は夜間工事を想定。工事の錯そうを防ぐため、複数工種を一括し発注は4分割する見通し。28年度は地下道の仮設工と一部本体工事から着手するため、近く一般競争入札を公告する。年度末には既設の昇降機1基の改築と地下階段、地下道本体の土木工事を一括する見通し。

 地下道は、ホテルメトロポリタン側の既設道を北に延伸し、地下1階を延長約50m新設する。幅員は3m。昇降機の改築は、既設1〜2階建てを撤去し地下道まで掘削して新設する。交通島1基の新設は、29年度予算で土木工事とバスシェルターの建築工事など1本で発注する。

 最終の工事箇所は、既設バス交通島の北側で、地下鉄南北線と結ぶ階段の改築工事などを予定する。4件の工事規模は同規模を見込んでいる。

 市は、本年度と29年度予算で債務負担を設定。期間は本年度が28〜30年度まで、29年度は29〜30年度の2カ年を想定する。II工事エリアの設計は基本がセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、詳細は三協技術(仙台市青葉区)が進めている。

2620荷主研究者:2016/07/30(土) 13:26:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160725_13031.html
2016年07月25日月曜日 河北新報
青葉神社通 住民独自でまちづくり計画策定へ

住民主体のまちづくり活動が始まった青葉神社通

 仙台市青葉区の青葉神社通周辺の住民有志が地域の活性化を目指し、独自のまちづくり計画策定に乗りだした。藩制時代は奥州街道の一部として商家や職人が軒を連ね、戦後も青葉神社の門前町としてにぎわったが、近年は少子高齢化の進行に伴い駐車場や空き地が目立ち、「コミュニティーが衰退している」(地元関係者)のが現状。住民の意見を踏まえ、2年かけて計画を練り上げる。

 青葉神社通は、青葉神社から南に向かって国道48号まで1.4キロの市道。地域の活力が失われつつある状況を打開しようと思い立った住民有志が4月、まちづくり協議会を結成した。地元の北鍛冶町商興会で副会長を務める会社社長工藤昇さん(57)が会長に就いた。

 会合を月1回開き、本年度は基本方針の策定を目指す。5月には地域の魅力や課題を話し合うワークショップがあり、参加者から「道幅が狭いのに交通量が増え、歩くのが危険」「歴史的建造物や神社仏閣は多いが、あまり目立たない」などの意見が出た。

 今後は住民アンケートや交通量調査を実施し、安全で快適な道路環境の在り方や土地の有効活用策などを検討する。新たなにぎわいを生み出すため、地域の歴史や文化を生かしつつ、青葉神社通とも縁がある人気アニメ「Wake Up’Girls!(ウエーク・アップ・ガールズ)」と連携したまちづくり策なども議論する。

 工藤さんは「住民の考え方をまちづくり計画に反映させ、地域コミュニティーの再生につなげたい」と意気込む。2017年度中に計画をまとめる方針だ。

2621名無しさん:2016/07/31(日) 18:16:39

<仙石線>石巻あゆみ野駅に快速停車を
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160731_13040.html

 3月に開業した石巻市のJR仙石線石巻あゆみ野駅近くの石巻西高(生徒581人)の生徒会が29日、市役所を訪れ、同駅に仙石東北ラインの快速列車停車を求める生徒501人分の署名を亀山紘市長に手渡した。
 あゆみ野駅は陸前赤井(東松島市)-蛇田(石巻市)間に位置し、仙石線の普通列車が止まる。ただ、午前8時40分の始業前に到着する列車は上りが午前7時39分、下りが午前7時47分と約1時間早い。上下線とも午前8時10分〜午前8時25分の間に同駅を通過する仙石東北ラインの快速列車の停車を望む声が生徒や保護者から出ていた。
 署名を集めた生徒会長の3年熊谷暦太(こよた)さん(18)は「快速列車の停車駅から自転車で通う生徒もいる。登下校時の利便性を一日も早く改善してほしい」と要望し、亀山市長は「早く快速列車で通学できるよう取り組みたい」と応じた。

2622荷主研究者:2016/08/02(火) 21:23:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160727_12014.html
2016年07月27日水曜日 河北新報
仙台-台北が最多週8往復に エバー航空増便

仙台空港=2016年6月3日

 台湾のエバー航空が仙台-台北間で週2往復運航する定期便を、10月12日から週4往復に増やすことが26日分かった。仙台-台北線は、6月末に就航した格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾の定期便を含め、過去最多の週8往復となる。台湾からの旺盛な観光需要を見込んでいる。

 エバー航空は現在、木曜と日曜に各1往復している。搭乗率は毎月75%程度を維持。10月12日から水曜、土曜も運航する方針。

 6月末からはタイガーエア台湾が火、水、金、土の各曜日に往復しており、仙台-台北線は合計で週8往復となる。

 台湾からの観光客は増加傾向が続く。観光庁によると、2015年に宮城県内に宿泊した台湾からの訪日客は、前年比56%増の4万8760人に上る。紅葉狩りやスキーなど東北の秋と冬の観光に人気がある。

 村井嘉浩宮城県知事は8月下旬に台湾を訪ね、宮城の観光地をさらに売り込む。県の担当者は「冬季は、温暖な気候を求めて東北から台湾への観光客が増える。増便で相互の需要が見込める」と期待を寄せる。

2623荷主研究者:2016/08/07(日) 15:58:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160728_13016.html
2016年07月28日木曜日 河北新報
<七ケ浜町民バス>多賀城駅への利便性向上

七ケ浜町が運行する町民バス「ぐるりんこ」

 宮城県七ケ浜町は、町民バス「ぐるりんこ」の運行内容を大幅に見直す方針を決めた。JR仙石線多賀城駅行きと同駅発の朝と夜の便の新設と、定期券発行が柱で、11月に始める。町は「定住促進、交流人口増につなげたい」と意気込む。

 新設するのは、多賀城駅着午前6時10分、同駅発午後8時半の便。菖蒲田経由、仙台火力前経由の2路線を設け、仙台方面に向かう通勤・通学客が多く利用すると想定した。町民バスは計8路線になる。

 既存コースについてもJR仙石線本塩釜駅方面の運行時間の延長やバス停新設を進める。運行台数は平日を1台増の5台に、土日祝日を2台増の4台にする。

 定期券も発行する。どこで乗降しても同額のフリーパス方式を採用し、価格は大人1カ月で7200円と設定。これまで上限400円だった運賃は350円に引き下げる。業務はジャパン交通(塩釜市)に委託。国の助成事業を活用する。

 鉄路のない七ケ浜町にとって、バスは唯一の公共交通機関。町民バスは2015年度、約9万9000人が利用している。寺沢薫町長は通勤・通学客の利便性向上を通じた定住促進などに期待を寄せ、「どれくらいの乗客があるのか、検証していきたい」と述べた。

2624荷主研究者:2016/08/07(日) 15:59:50
>>2515
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160728_13015.html
2016年07月28日木曜日 河北新報
<仙台広瀬通>イチョウ伐採延期で拡幅遅れ

伐採方針が示されたイチョウ並木=2016年3月17日、仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市が道路拡幅による渋滞緩和を目的に伐採方針を示している広瀬通(青葉区)のイチョウ並木12本を巡り、奥山恵美子市長は27日の定例記者会見で、伐採時期の遅れで拡幅工事に着手できず、来年3月の完成予定がずれ込む見通しを示した。

 奥山市長は「今春に着工し、来春には間に合わせる予定だった。(隣接する)宮城野橋の開通(来年4月)に間に合うかというと現状では難しい」と述べた。

 市は同日の「杜の都の環境をつくる審議会」で伐採方針をあらためて説明。委員からは「交通の支障にならない場所に1本でも残したらどうか」との妥協案が提案された。市は技術的な可能性を検討し、9月1日の次回審議会で報告する。

 市は宮城野橋の開通に合わせ、駅前通-愛宕上杉通間の広瀬通の拡幅を計画。中央分離帯のイチョウ12本を伐採する方針を示した。3月に着手予定だったが、同審議会から意見を聞くべきだとの声を受け、延期していた。

2625荷主研究者:2016/08/07(日) 16:04:14
>>2538
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160729_11025.html
2016年07月29日金曜日 河北新報
<仙台南北線>延伸ラブコール 市困惑

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160729kahoku03.JPG

仙台市中心部に通う富谷町民の利用が多い泉中央駅

名取市の西北部団地に直線距離で2〜3キロの富沢駅

 宮城県名取市と同県富谷町の両首長が、隣接する仙台市の地下鉄南北線(泉中央-富沢、14.8キロ)の延伸に意欲を見せている。ともに南北線の延伸を掲げて首長に初当選し、実現しなければ公約違反のそしりを受けかねないが、現時点では夢物語に近い。当の仙台市は、あずかり知らぬところで進む延伸話に困惑している。

 南北線と名取市、富谷町との位置関係は地図の通り。名取市は富沢駅からの南進、富谷町は泉中央駅からの北進を目指している。

 「名取市内の西北部団地は生活圏が仙台市に入り込んでいる。交通の利便性を確保しなければならない」。山田司郎名取市長は25日の就任会見で、選挙戦でも訴えた南北線の南進に取り組む姿勢を改めて強調した。

 西北部団地とは、仙台市との境にあるゆりが丘、みどり台、那智が丘、相互台の各団地。新駅設置が想定される地域の東側は富沢駅から直線距離で2〜3キロと近く、住民の期待も大きい。

 一方、若生裕俊富谷町長は南北線の北進を狙う。昨年2月の町長選では、泉中央駅から次世代型路面電車(LRT)による富谷延伸を主張した。

 当選後はコンサルタントに調査分析を依頼し、「LRT」「地下鉄延伸」「路線バス強化」の3案の費用対効果を比較。若生氏は「泉中央までのアクセス改善を望む住民の声が強い。本年度は3案を深掘りして検討を進め、いずれは仙台市や県、国と協議したい」と意気込む。

 2市町からラブコールを送られた形の仙台市は、対照的に冷淡だ。市交通政策課は「2市町からは相談もなく、どこまでの本気度なのか。将来の人口減少や社会情勢を考えると簡単にはいかない」といぶかる。

 仙台市など全国9自治体の直営地下鉄のうち、開業後に他自治体に延伸した例は表の通り。地下鉄事業者でつくる日本地下鉄協会(東京)は「収支的には30万規模の都市への延伸なら可能性はある」との見方を示す。人口約7万8000の名取市と約5万2000の富谷町はいずれも採算面がネックとなる。

 南北線の八乙女-富沢間の1キロ当たり建設費は163億円。地上のみの泉中央延伸(1.1キロ)も97億円を要した。本年度末見込みで約44億円の赤字と932億円の累積債務を抱える仙台市の地下鉄事業に、延伸に取り組む余裕があるかは疑問だ。

 奥山恵美子市長は27日の定例会見で「市域外の延伸には相当な制約があり、県の関わりも出てくる。(延伸計画は)市が示すべき性質のものではない」と突き放した。

2626荷主研究者:2016/08/07(日) 16:05:46
>>2608-2609
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160729_13023.html
2016年07月29日金曜日 河北新報
<東北大雨宮跡地>可能な限り樹林保存を答申

仙台市中心部で数少ない緑地帯の東北大雨宮キャンパス=6月24日、仙台市青葉区

 仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパスの再開発計画で、市環境影響評価審査会(会長・持田灯東北大教授)は28日、計画主体のイオンモール(千葉市)の環境影響評価方法書に対し、既存樹林を可能な限り保全・活用させるよう求める答申をまとめた。奥山恵美子市長に近く提出する。

 答申は市に対し、再開発に伴う具体的な緑化計画を次の環境影響評価手続きでイオン側に明らかにさせるよう指摘。大正時代から残る守衛所などの保全を念頭に「歴史的景観」を調査させるほか、周辺の教育施設に配慮して交通量増加による大気環境を検討させるよう求めた。

 樹林保全を巡っては、複数の委員から「キャンパスを売却する東北大にも責任があると明記すべきだ」などの意見が出たが、事務局の市側は「イオン側は東北大と協議しながら進める考えで必要ない」と退けた。

2627荷主研究者:2016/08/07(日) 16:06:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160729_12001.html
2016年07月29日金曜日 河北新報
<JR東>仙台駅東に14階建てホテル全室禁煙

 JR東日本仙台支社は28日、仙台駅東口に2017年夏に開業するホテルの名称を「ホテルメトロポリタン仙台イースト」に決定したと発表した。客室数は282室で、JR東グループのホテルとしては初めて全室禁煙とした。

 ホテルは14階建て。5階以上が客室層で、全体の約6割に当たる173室がシングルルーム。ベッド幅は160センチで、駅西口のホテルメトロポリタン仙台のベッドよりも20センチ広い。全室でバスルームとトイレを別にし快適性を高めた。

 3階にはレストランを配置。4階には宿泊者専用のラウンジを備えて観光情報などを提供するほか、外国人観光客からの要望が多いフィットネスルームも設ける。1、2階は商業施設が入る予定。

 コンセプトは「東北六感 SENSE OF TOHOKU(センス・オブ・東北)」。東北のゲートウエーにふさわしいホテルを目指し、地域性が感じられるインテリアデザインを採用するなどした。

 西口のメトロポリタン仙台と同様、仙台ターミナルビル(仙台市)が運営する。JR東日本仙台支社は「シングルルーム数をメトロポリタン仙台より約2割増やし、すみ分けを図った。ビジネスや観光など幅広いニーズに応えていきたい」と話している。

2628荷主研究者:2016/08/07(日) 16:22:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160731_11029.html
2016年07月31日日曜日 河北新報
世界防災 仙台で定期会議

100超の国や地域の代表が出席した国連防災世界会議=2015年3月14日

 東日本大震災の教訓を世界と共有するため、防災を幅広く議論する国際会議を仙台市で定期開催する構想が固まった。東北大災害科学国際研究所などが実行委員会を組織し、2017年11月下旬に初開催、その後は隔年で開く予定。15年3月の国連防災世界会議開催の実績を引き継ぎ、産学官民一体で震災伝承と防災啓発の取り組みを強化する。

 「世界防災フォーラム(仮称)」として運営の枠組みづくりが進み、東北大災害研と仙台市、国際組織「グローバルリスクフォーラム」(GRF)などが主催団体として実行委に入る。

 GRFはスイス・ダボス市に拠点を置き、国連会議とも連動した世界的な防災会議「国際災害・リスクフォーラム」(IDRC)を06年からダボスで隔年開催している。仙台開催の新しい国際会議は、IDRCを誘致する形でダボス非開催年に開くことになる。

 第6回IDRC(8月28日〜9月1日)の場で構想が正式発表される予定。

 IDRCには災害研究者や政府関係者、民間組織、メディアなど800人前後の参加がある。仙台開催のフォーラムには大規模災害が集中するアジアを中心に大勢の参加が予想される。

 15年の国連防災世界会議では、向こう15年間の世界の防災指針となる「仙台防災枠組」が採択された。震災教訓を踏まえた女性参加による防災推進や「ビルド・バック・ベター」(被災前より災害に強い復興)の考え方が盛り込まれ、世界の防災をリードする日本や東北の責務が確認された。

 新設の世界防災フォーラムは責務に応え、被災地と世界の交流、知見の集約と発信を継続的に担う場となる。専門的な議論だけでなく、産学官民の団体や市民が広く参加する防災啓発行事も計画されている。

 政府が8月末に東京で初開催する防災推進国民大会を、来年は世界防災フォーラムに合わせて仙台で開くことも検討されており、同時開催が実現すれば震災の風化を食い止め、被災地発の教訓発信を広める好機になる。

2629荷主研究者:2016/08/28(日) 16:12:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160802_12009.html
2016年08月02日火曜日 河北新報
<仙台港開港45年>物流拠点 高まる地位

仙台港に寄港するコンテナ船。埠頭の拡張工事が進む=仙台市宮城野区

 仙台港が先月、開港から45年を迎えた。東日本大震災の被害を乗り越え、2015年の国際コンテナ取扱量は過去最多を更新。東北の物流を支える中核拠点の地位はさらに高まりつつあるが、復興需要に依存した状況は続く。港湾関係者からは「復興後に真価が問われる」として、一層の貨物開拓や岸壁整備、海外直行航路の拡充を求める声が上がる。(報道部・片桐大介)

<取扱量最多に>
 国際コンテナ取扱量はグラフの通り。2015年は22万5259個(20フィートコンテナ換算)で開港以来最多となった。住宅再建の需要を背景に建築用の木製品や製材の輸入が増え、貨物量を押し上げている。

 コンテナ船が出入りする高砂埠頭(ふとう)は広さ21ヘクタール。6ヘクタール広げる工事が進み、さらに岸壁や埠頭の拡張計画もある。東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所の佐野透所長は「拡張には、貨物が十分に確保できることが必要だ」と指摘する。

<乏しい輸出品>
 特に輸出は北米向けの自動車タイヤが好調を維持しているが、他の有力な品目に乏しい。東京電力福島第1原発事故の影響で韓国、中国などが水産物の輸入禁止を継続し、輸出再開のめどは立っていない。

 「復興需要はいずれ終わる。5〜10年後を見据えて早急に手を打つ必要がある」。仙台港で荷役や船舶代理店業務を担う三陸運輸(塩釜市)の丹野光明社長は警告する。

 貨物取扱量の拡大に向け、関係者が注目するのは近接する蒲生北部地区(仙台市宮城野区)の開発だ。津波で被災した約92ヘクタールを仙台市が21年度までに産業用地として区画整理する。県港湾課は「輸出型企業の立地が望ましい。仙台市と協力して誘致を図りたい」と話す。

 仙台港は東北で唯一指定された「国際拠点港湾」。国の貿易政策や国際的な物流ネットワークでの存在感を高めることが、今後の大きな課題となっている。

 現在は北米、中国、韓国、ロシアを結ぶ海外直行船が9航路、京浜経由で国際船に積み替えるフィーダー船が9航路ある。いずれも過去最多で、世界につながるゲートウエー機能は強化されている。

<国戦略に懸念>
 一方、国は「国際戦略港湾」と位置付ける京浜地区の横浜、川崎両港に各地の輸出入コンテナを集中させる施策を展開。大型船の寄港促進による国際競争力の強化を狙い、国は本年度、両港を使う船主や荷主への補助金事業を開始した。

 仙台は京浜地区に1日で到着する利便性が強みだが「無理やり京浜に荷物を集める施策に見える。仙台の国際拠点港の地位が損なわれかねない」。三陸運輸の丹野社長は国家戦略とのバランスに懸念を示す。

 宮城県の遠藤信哉土木部長は「将来を見据え、積極的に施設整備を推進する。海外直行、京浜経由の多様なルートがあることをアピールし、輸出入品の確保を進めたい」と話す。

[仙台港]宮城県が管理する国際貿易港。仙台市、多賀城市、宮城県七ケ浜町にまたがる。1967年に着工。陸地を掘り込み、71年7月に第1船が入港した。コンテナのほか原油、天然ガスなどエネルギー資源、自動車、飼料の集積、輸送拠点となっている。港湾法施行令による正式名称は仙台塩釜港仙台港区。

2630荷主研究者:2016/08/28(日) 16:13:10

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/08/02 建設新聞
宮城県内の主要医療施設整備計画
県立精神医療センターは年内着工目指す JCHO仙台移転は年明け公告へ設計進む

 《宮城県内でも他県同様、施設の老朽化対策や超高齢化社会を見据えた再編など、諸課題の解消に向けた医療施設の整備計画が動き出している。注目の事業は本年度で県立精神医療センター、JCHO仙台病院(旧仙台社会保険病院)の移転新築を公告する予定のほか、来年度以降も県立循環器・呼吸器病センターの結核病棟建設事業などが控えている状況だ。》

 県立病院機構の精神医療センター移転は、現在の名取市手倉田無番地から同じ名取市内で県立がんセンター西側に位置する愛島塩手野田山ほか地内で新築する事業。

 敷地面積は約6万2000㎡で、当初は年度初めに用地造成を公告し、先行して病院建設場所の造成にメドを付けた後、今秋にも病院本体の入札公告を予定していた。

 現在は用地買収の遅れから入札公告のめどは付いていない状況だが、機構側では年度内の工事発注を目指している。施設規模は新病院が約1万5700㎡のほか、体育館と屋外駐車場400台分を整備。病床数は精神科病床220床としている。

 整備に係る事業予定額は91億1100万円とし、長期借入金などによって充てる。建築の基本・実施設計は共同建築設計事務所が担当した。

 地域医療機能推進機構(JCHO)仙台病院は同病院を仙台市泉区紫山に移転する。

 現在、実施設計の作成を山下設計に委託しており、施設規模はRCまたはS造8階建て、延べ約3万1825㎡を想定。今後は実施案を17年3月までに完了させ、本年度の第4四半期に建築、電気、機械に分け入札する予定だ。本格着工は17年度からで、18年度末の完成を目指す。

 新病院の移転場所は、仙台泉パークタウンホテルや宮城県立図書館の西側に位置する仙台市泉区紫山2の1の2ほか地内で、敷地面積は約4万3000㎡となっている。同病院は築後45年以上が経過し、東日本大震災では一部建物が7カ月間使用できなくなるなど、施設対策が急務となっていた。

 ◎厚生病院、広南病院の移転事業も進む

 仙台厚生病院は現在の東北大学農学部のある仙台市青葉区堤通雨宮町の雨宮キャンパス内に新病院を建設する。同大学農学部が青葉山新キャンパスに移転することに伴い、雨宮キャンパスの9万3000㎡を取得したイオンモールの一部を病院建設場所としているもので、病院建設に係る敷地面積は約4万4000㎡としている。

 この用地のほか、商業施設地区として約3万5000㎡、集合住宅施設地区を約1万6000㎡に設定しており、集合住宅施設には大手ディベロッパー数社が数百戸規模のマンション開発を計画しているもようだ。

 現時点で新病院の建設時期などは明らかにしてないが、仙台市青葉区広瀬町にある既存病院の敷地は大手総合リース会社が取得しており、こうした状況も踏まえ具体化に向けた準備が進むとみられる。

 また、老朽化が進む広南病院は現在の仙台市太白区長町南4丁目から富沢駅西土地区画整理内に移転する。当初計画によると、15年2月に移転先の用地契約と同時期の着工を目指していたが、震災後の復興需要で高騰が続く建設資材や人件費の影響で事業スケジュールの見直しを行っている状況で、固まり次第設計などの準備作業に取り掛かる見込みだ。

 現在の病院はは延べ約1万5000㎡で、病床数は159床規模。今回の移転計画では現敷地内にある自動車事故対策機構の委託により設置・運営している東北医療センター(50床)は含まれていない。

 このほか、県立循環器・呼吸器病センターの結核病床を栗原市立中央病院に移管・統合するため、県は17年度で結核病棟建設に係る設計を委託する。結核病棟の建設場所は栗原市築館宮野中央3の1の1地内の現栗原市立中央病院敷地内で、今のところ30床程度を想定。17年で設計委託後、18年度で建設し、19年度の移行を目指している。

2016/08/02付一面に掲載。

2631荷主研究者:2016/08/28(日) 16:13:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160803_11020.html
2016年08月03日水曜日 河北新報
<富谷市移行>人口5万人 警察署できないの

仙台市泉区方面から望む富谷町内。10月の市制移行を控え、警察署設置の声が高まっている=2014年5月(町提供)

 10月10日に市制移行する宮城県富谷町で、警察署の設置を求める声が日に日に高まっている。富谷町を管轄する大和署がある大和町とは人口で2倍近い開きがあり、事件事故の発生件数も多いためだ。大和署の警察官1人当たりの人口は県内24署中、塩釜署に次いで多く、富谷市誕生が警察署再編の呼び水になる可能性もある。(泉支局・北條哲広)

 「大和署が処理する交通事故の2件に1件は富谷町内で起きている。富谷にこそ警察署が必要だ」

 30年以上、交通安全活動に携わってきた富谷町交通安全指導隊隊長の柳館初夫さん(71)は「富谷警察署」の設置を切望する。

 現在、富谷町にあるのは富谷と成田の交番2カ所のみ。富谷交番は移築計画が進んでいるが、警察署新設の構想はない。

 連日、街角に立ち、町の急成長ぶりを目の当たりにしてきた柳館さんは「黒川郡の中心は歴史的には大和町だが、現実に即し対応してほしい」と訴える。

 6月末現在、富谷町の人口は5万2447で、大和署がある大和町は2万8460。100万都市・仙台のベッドタウンとしてともに人口が増え、今後も増加が見込まれる。

 24署のうち、警察官1人当たりの人口は塩釜署(塩釜市、多賀城市、宮城郡3町)が1056で最も多く、次いで大和署(黒川郡4町村)が1025、大河原署(柴田郡4町)が951と続く。1000を超えているのは塩釜、大和両署だけだ。

 大和町と富谷町のように立地自治体より管内の別の自治体の人口が多く、警察署が「人口の重心」から外れた形になっている状況は、多賀城市の人口が多い塩釜署(塩釜市)、名取市が多い岩沼署(岩沼市)でもみられる。

 現在、警察署の新設計画があるのは、2018年度の完成を目指す仙台市若林区荒井東の若林署(仮称)のみ。東日本大震災以降、県内では沿岸から内陸への人口流入が起きたが、警察署の再編論議には至っていない。

 県警警務課総合企画室の荒達也課長補佐は「富谷町の人口急増は把握しているが、特別な検討をする段階にはない」とした上で「犯罪の発生状況や交通事情などを考慮しながら県内全体のバランスを考えたい」と話す。

2632荷主研究者:2016/08/28(日) 16:14:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160804_12016.html
2016年08月04日木曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>17年春の運行増加検討

渋谷浩(しぶや・ひろし)70年県庁入り。11年環境生活部理事兼次長。12年仙台空港鉄道専務。16年6月から現職。東北学院大卒。大崎市出身。65歳。

 JR仙台駅-仙台空港駅を結ぶ仙台空港アクセス線について、運行本数や編成車両数を早ければ来春にも増やす方向で関係機関が調整していることが3日、分かった。7月1日の空港民営化を踏まえて利用者の利便性を高め、格安航空会社(LCC)の誘致を支援。乗客数の増加につなげ、開業10年目を迎えた鉄道経営の安定化も図る。

 アクセス線運行会社の仙台空港鉄道(宮城県名取市)の渋谷浩社長が取材に応じ、「現状の保有車両と人員態勢で、運行本数や編成を多少増やすことは可能。前向きに取り組む」との考えを示した。

 アクセス線の乗客数推移はグラフの通り。2015年度は年約337万人、1日当たり約9200人に達し、過去最多を更新した。東日本大震災後の沿線開発に伴い、通勤通学の利用者が伸びた。

 仙台空港鉄道、JR東日本、県、空港運営会社の仙台国際空港の4者は今年5、6月に意見交換会を開催。JR東日本の来春のダイヤ改正に合わせ、アクセス線の見直しが可能かどうか協議を続けている。

 渋谷氏は「空港のさらなる飛躍にはアクセス線の利便性向上が不可欠。早急に結論を出したい」と述べた。

 同社の経営環境は依然として厳しい。11年度に鉄道施設を県に81億円(消費税抜き)で売却して経営改善を図ったが、15年度末の累積赤字は71億円。単年度で2億円前後の赤字が続く。

 乗客が1日1万2000人程度になれば単年度黒字に転換する見通しで、渋谷氏は「20年度以降の早い時期の黒字化を目指す。仙台国際空港と連携し、空港利用者のアクセス線乗車を伸ばしたい」と意気込む。

 アクセス線高架下での駐車場経営や、アニメーションキャラクター入り記念切符の販売などの収入確保策も進める。渋谷氏は「イメージアップに力を入れ、地域に親しまれる鉄道にしたい」と話した。

[仙台空港アクセス線]県や仙台市などが出資して2007年3月18日開業。仙台-仙台空港間17.5キロ(快速17分、普通25分)を仙台空港鉄道とJR東日本が共同運行する。現在は1日上下計80本が運行。朝夕の混雑時は4両、その他は2両編成。

2634荷主研究者:2016/08/28(日) 16:36:56
下りが1時間30分に対して、上りが1時間55分というのは石巻で石巻線下りを待つにしても差があり過ぎるな。更なる乗り入れ本数の増加と共にダイヤも改善しないといけないねぇ…。ただ町長が言う通り仙台駅の案内表示に女川と載るのは、感慨深いところである。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160807_13007.html
2016年08月07日日曜日 河北新報
<仙石東北ライン>女川乗り入れ始まる

仙台に直通運転する列車を見送る関係者=6日午前6時5分ごろ、宮城県女川町のJR女川駅

 JR東日本仙台支社は6日、仙台-石巻間を結ぶ「仙石東北ライン」の一部列車を石巻線に乗り入れ、仙台-女川(宮城県女川町)間を1日1往復する直通運転を始めた。朝に女川発上り列車、夜に仙台発下り列車を運行。女川から仙台に向かう場合、石巻で乗り換える従来の始発に比べて所要時間が26分短縮される。

 女川駅で出発式があり、町やJRの関係者ら約60人が出席。須田善明町長は「仙台駅の案内表示に女川と載る。小さい頃は想像もしなかった」と歓迎した。JR東の松木茂仙台支社長は「女川から仙台までの通勤通学が可能になる。地域経済の活性化に役立てばうれしい」とあいさつした。

 4両編成の始発列車は午前6時5分、関係者に見送られて女川駅を出発した。直通運転で仙台到着は午前7時35分。女川午前6時19分発の始発に乗り、石巻で仙石東北ラインに乗り換えていたこれまでより仙台到着時刻が40分早くなる。

 下りは仙台を午後8時23分に出発し、女川に午後10時18分に着く。石巻で石巻線下り列車を待つため所要時間は上りより長い。

 仙石東北ラインは昨年5月の仙石線全線再開に合わせ、仙台-石巻間を最短52分で結ぶ快速路線として開業。女川までの延長運転を求める地元自治体の声を受け、石巻駅の信号設備整備など準備を進めていた。

2635荷主研究者:2016/08/31(水) 22:15:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160809_13008.html
2016年08月09日火曜日 河北新報
<トランスアジア>仙台-台北 10月にも就航

 台湾の復興(トランスアジア)航空が、10月にも仙台-台北間に新たな定期路線を開設することが8日分かった。近く国土交通省に申請する。仙台-台北線は、いずれも台湾のエバー航空、格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾が運航しており、3社の競合路線となる。

 復興航空は仙台空港で勤務するスタッフの募集を始めた。同社日本支社(東京)は「現時点で就航時期を話せる段階ではない」としている。

 仙台-台北線は現在、エバー航空とタイガーエア台湾が計週6往復している。10月12日からはエバー航空が増便し、週8往復になる。復興航空は、伸び続ける観光需要を取り込む狙いがあるとみられる。

 7月に完全民営化した仙台空港の運営会社「仙台国際空港」(名取市)は、仙台から4時間圏内の国際線の新規就航を目指している。復興航空の参入は空港活性化の弾みになる。

 村井嘉浩宮城県知事は今月下旬、台湾訪問に合わせ復興航空本社に立ち寄る予定。仙台市内で8日にあった講演会では「就航を調整中と聞いている。台湾の人がますます仙台に来やすくなる」と期待感を示した。

2636荷主研究者:2016/08/31(水) 22:16:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160810_13040.html
2016年08月10日水曜日 河北新報
<ダテバイク>駐輪場を2ヵ所新設

 仙台市は有料貸自転車事業「DATE BIKE(ダテバイク)」の専用駐輪場(ポート)を若林区役所と市地下鉄東西線薬師堂駅に新設し、10日、運用を始める。

 ポートはそれぞれ8台分を整備した。約800メートル離れた区役所と最寄り駅を結ぶほか、市陸上競技場(宮城野区)など近隣ポートへの移動にも活用できる。

 市自転車交通安全課は「新寺地区周辺の寺院を巡るなどの楽しみ方もできる」とPR。市民の足として、散策などにも気軽に利用してもらいたい考えだ。

 ダテバイクは2013年3月に始まり、電動アシスト付き自転車を中心に約200台を貸し出している。市内のポートは2カ所の新設により、計41カ所になった。

2637荷主研究者:2016/08/31(水) 22:17:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160811_13020.html
2016年08月11日木曜日 河北新報
<国道398号線>移転団地結ぶ復興道路開通

復興道路の完成を祝いテープカットする関係者

 東日本大震災で被災した南三陸町戸倉の国道398号のうち、県が整備を進めていた戸倉、波伝谷の両復興道路が10日開通した。現地で式典があり、出席した地域住民や関係者約100人が防災集団移転団地をつなぐ道路の完成を祝った。

 戸倉復興道路は延長約2キロ。沿道に昨年再建された戸倉小や集団移転団地があり、海抜約50メートルの高台を通る。延長約1.5キロの波伝谷復興道路は波伝谷、松崎両地区の集団移転団地を結び、海抜は約20メートル。両道路とも片側1車線で歩道を設けた。

 式典では戸倉小の6年生が伝統芸能の行山流水戸辺鹿子躍を披露。住民らが手旗を振り、新しい道路を走る車を見送った。佐藤仁町長は「戸倉は町内でも最も被害が大きかった。ばらばらになったコミュニティーをつなぐ道路にしたい」と話した。

 両道路は県が2014年に着工し、総事業費計約45億円は復興交付金で賄った。県は被災した沿岸10市町の37カ所で復興道路を整備し、戸倉、波伝谷を含め4地区が完成した。

2638荷主研究者:2016/08/31(水) 22:18:14

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00395792?isReadConfirmed=true
2016年8月10日 日刊工業新聞
仙台空港、「創貨」事業に力 企業と連携、貨物量拡大

【地域経済活性化モデルに】

7月に民営化した仙台空港

 7月に民営化した仙台空港(宮城県名取市)が、増便による旅客数の拡大に加えて強化しているのが、自ら貨物を作り出す「創貨」事業だ。6月には運営会社の仙台国際空港(同、岩井卓也社長、022・383・4560)と企業が連携し、航空貨物の拡大を目的とした組織を結成。地域の企業や物流会社などと連携し、貨物量の拡大を進める。仙台国際空港では、現状、年間約6000トンの貨物量を2020年に1万トン、約30年後の44年に2万5000トンと4倍強に拡大する目標を掲げている。

(高屋優理)

【輸出を促進】

 仙台国際空港と七十七銀行、日本通運、三井住友海上火災保険、凸版印刷の各社は6月30日に、東北の農水産物の輸出を促進する「東北・食のソラみち協議会」を共同で設立した。同協議会は、各社で連携して、東北の農水産物を海外にアピールし、販路を開拓するほか、事業者の輸出業務などを支援する。まず、農水産物を対象に連携して取り組みを進め、仙台空港の貨物の拡大につなげる。

 仙台国際空港は、旅客拡大政策の一つである就航機材の大型化で貨物スペースを増やし、貨物量の拡大も目指す。また、港湾と連携したトラックの共同配送の確立も計画。17年3月には、輸出代行や決済などのフォワーディング業務を担う、事業協同組合の設立を目指している。

【民営化きっかけ】

 農水産物の事業者は農家など生産者が中心になり、どうしても規模が小さくなる。そこで協同組合を設立し、貨物をまとめることで、事務作業の負担や輸送コストの低減などを図る。こうした取り組みは関西で先行しており、1月には関西・食・輸出推進協同組合と関西フードエクスポート&ブランディング協議会がシンガポールで開催した商談会に、東北から3社が参加している。

 民営化以前は、ターミナルビルや貨物ビルを宮城県と民間企業の第三セクター、駐車場や滑走路を国と、運営主体が分かれており、空港が主体的に貨物量を増やすには限界があった。民営化をきっかけに、官民一体となって、物流モデルの構築や輸出入に関わる人材の確保や育成を進め、仙台空港を東北の貨物の拠点とする方針だ。

【雇用を創出】

 仙台国際空港の金子次郎管理部長は創貨事業を「物流はすそ野が広く、雇用の創出につながる」と話す。空港の民営化による事業の拡大は、2011年3月に起きた東日本大震災からの復興という側面の期待も大きい。

 政府は18年4月に高松空港(高松市)、19年に福岡空港(福岡市博多区)を民営化する方針だ。仙台国際空港の取り組みは、空港を中心とした地域経済活性化の先行モデルとなる。

(2016年8月10日 建設・エネルギー・生活2)

2639荷主研究者:2016/08/31(水) 22:20:05

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/08/12 建設新聞
宮城野区宮城野・東新住販 分譲マンション新築へ創建設計で実施案
RC13F8949㎡、12月着工めざす

 東新住販(東京都中央区日本橋1の2の19 田子弘幸代表取締役)は、仙台市宮城野区宮城野で分譲マンション「宮城野3丁目マンション」(仮称)の新築を計画しており、創建設計が設計を進めている。

 建設場所は、仙台医療センターの東側でコジマNEW仙台店跡地となる仙台市宮城野区宮城野3の250の2、250の3、250の5地内の敷地4029.08㎡。計画では、ここにRC13F延べ8948.59㎡、戸数101戸の分譲マンションを建設する。

 近く施工者を選定し、12月初旬に着工し2018年7月末の完成をめざす。

※コジマ解体後更地となっていたマンション建設予定地。

2016/08/12付一面に掲載。

2640荷主研究者:2016/08/31(水) 22:20:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160812_13028.html
2016年08月12日金曜日 河北新報
<仙台市バス>路線再編で減便 高齢者不満

停留所「高原住宅前」に向かう薬師堂駅行きの路線バス。住民からルートに不満が出ている

 昨年12月の仙台市地下鉄東西線の開業に伴い、市交通局が実施した路線バス再編に若林区の高齢者が不満を募らせている。仙台駅に直行していたバスが薬師堂駅に集約されて乗り継ぎに時間がかかるようになった上、交通費も高くなり、「二重苦」に直面している。

 宮城刑務所(若林区)の南東側にある高ツ原(たかっぱら)町内会の加藤武彦会長(79)は「減便した路線バスを1時間に1本でも戻してほしい」と切実な表情で話す。

 東西線開業前、最寄りのバス停「高原(たかはら)住宅前」から平日は計50便が仙台駅に直行したが、再編で44便に減り、全便が薬師堂駅行きに変わった。うち3便は同駅から仙台駅へ向かうが、若林区役所前を2度通る変則ルートのため、以前より20分余計にかかる。

 このため、薬師堂駅から仙台駅までは地下鉄を利用する人が多いが、バスと地下鉄の乗り継ぎ運賃は300円。再編前の高原住宅前-仙台駅前のバス運賃は230円で、実質的に70円値上げされた形だ。

 仙台駅から地下鉄で戻った際のバスへの乗り換えも不便で、接続が悪ければ薬師堂駅で30分待たされる。加藤会長は「駅にはベンチが少なく、周辺に商店もほとんどない」と待ち時間の苦痛を強調する。

 区役所ですら地下鉄やJRの駅から遠い「交通過疎」の若林区の高齢者は、路線バスが昔から頼みの綱。市老人クラブ連合会の関係者は「地下鉄の駅はホームが遠く、乗り継ぎが高齢者には負担だ」と指摘する。

 市交通局のバス事業は、本年度末で約14億円の赤字と約66億円の累積債務を見込む。菅沢勇自動車部長は「赤字が増えれば市民負担が増す」と、不採算のバス路線拡充に否定的な考えを示した上で、「利用者の意見を考慮しながら、利用状況に応じた便数設定に努めたい」と話す。

2641荷主研究者:2016/08/31(水) 22:32:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160816_13031.html
2016年08月16日火曜日 河北新報
<仙台東西線>将来の追加ホーム見に行こう

5両編成時に追加される予定のホーム。正面の壁の向こうに現在のホームがある=八木山動物公園駅

 現在は4両編成の仙台市地下鉄東西線が将来、5両編成になった際に使用されるホームを見学できる催し「東西線わくわくトレイン」が9月と10月、八木山動物公園駅で開かれる。市交通局が市民に参加を呼び掛けている。

 東西線の全13駅には将来の乗客増に備え、約17メートルの車両1台を止められる追加ホームがある。現在は仙台駅を除いて壁で遮り、利用客は入れない。5両編成では、4両編成の中央に客車が追加される予定だ。

 東西線は昨年12月の開業時の需要予測(1日平均8万人)に対し、半年間の利用者は1日約4万8000人と低迷。「5両編成にする時期は全く未定」(交通局)で、幻のホームとなる可能性が高いだけに、貴重な見学の機会となる。

 1987年開業の南北線も全17駅のホームに2両分追加できる余地があるが、29年経過した現在も4両編成のまま運行されている。

 催しでは荒井車両基地を見学後、専用列車で八木山動物公園駅へ移動。追加ホームの見学のほか、普段は立ち入ることのできないトンネル上部のバルコニーから、走行車両が左右に分岐してホームに入線する様子を間近で見る。

 開催日時は9月25日、10月16日のいずれも午前9時〜午後1時。参加無料。定員は両日とも100人。申し込みは往復はがきに参加者名(複数可)、代表者の郵便番号と住所、参加希望日を記入し、〒980-0801仙台市青葉区木町通1の4の15、仙台市交通局営業課へ。今月22日必着。連絡先は交通局営業課022(712)8330。

2642荷主研究者:2016/08/31(水) 22:38:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160817_13048.html
2016年08月17日水曜日 河北新報
<仙台音楽ホール>建設資金ネットで募る

 仙台市が検討を進めている音楽ホール建設を後押ししようと、仙台経済同友会が中心となってインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。県内にない2000席規模の大ホールは東日本大震災からの復興のシンボルにもなると位置付け、「楽都・仙台」の拠点づくりを呼び掛ける。

 インターネットサイトの「ジャパンギビング」で7月中旬に開始。賛同者は8月上旬までに170人を超え、約90万円集まった。経済界が2014年7月創設し、音楽の力による復興センター・東北(仙台市)が管理する音楽ホール建設基金に寄付する。

 CFは、歌手のさとう宗幸さんや仙台フィルハーモニー管弦楽団の奏者ら17人がPR大使を務める。2000席規模は著名な楽団が公演を開催しやすく、運営も安定するという。共に青葉区の東京エレクトロンホール宮城や仙台市民会館の老朽化もあり、新ホールの必要性を訴える。

 基金は10億円を目標に掲げ、現在は約1億1300万円。CFに締め切りは設けていない。

 仙台経済同友会の川嶋輝彦事務局次長は「整備計画が具体化しない中では企業の寄付は集まりにくい。市民レベルから機運を盛り上げ、心の復興や街の活性化につながる音楽ホールを実現させたい」と話す。

2643荷主研究者:2016/08/31(水) 22:38:34

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/08/17 建設新聞
ルートインジャパン 日建社で設計中
若林区六丁の目「ルートイン仙台東」の新築 ホテルほか計9901㎡、18年1月の完成見込む

 全国でビジネスホテルを展開しているルートインジャパン(東京都品川区大井1の35の3 永山泰樹代表取締役)は、仙台市若林区六丁の目西町に「ホテルルートイン仙台東」(仮称)の新築を計画しており、日建社(札幌市中央区)に設計を委託している。

 建設用地は、国道4号と主要地方道仙台塩釜線の交差部の北東側に位置する仙台市若林区六丁の目西町23の1ほか地内で、敷地面積は4153.18㎡。計画によると、ここにホテルと自走式駐車場を建設。ホテル棟はS一部RC・B1/13F延べ7147.89㎡、立体駐車場棟はS3層4段延べ2754.1㎡で、合計延べ床面積は9901.99㎡となる。

 ホテル棟には客室数282室(シングル1室、セミダブル169室、ダブル44室、ツイン68室)を設けるほか1階に134席のレストランを整備する。また、駐車台数は立体駐車場に126台分、平面駐車場に75台分の計201台分を確保する。

 近く施工者を決定し9月中旬の着工、2018年1月中旬の完成をめざすとしている。

2016/08/17付一面に掲載。

2644とはずがたり:2016/09/11(日) 02:24:18
中心市街地はこの辺かな。
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E141.54.18.099N39.21.17.433/zoom/9/

かさ上げ地に住宅再建の意向25% 被災地の岩手・大槌
http://www.asahi.com/articles/ASJ94457SJ94UTIL00H.html?iref=com_alist_8_07
星乃勇介、山浦正敬、東野真和2016年9月10日23時57分

 東日本大震災で市街地が壊滅し、かさ上げ工事で再建を進める岩手県大槌町で、住宅再建の意向を示している世帯数が区画数の4分の1にとどまっていることが明らかになった。震災から5年が過ぎ、被災3県では宅地造成の縮小も相次いでおり、復興計画の見込み違いが浮かび上がりつつある。

 町長を含めて1285人が死亡・行方不明になった大槌町は、約160億円をかけて市街地約30ヘクタールを平均2・2メートル高くして次の津波に備える工事を進める。2018年3月までに510区画の宅地を造成する計画で、9月までに45%が完成した。

 町は8月、市街地の再建予定を示す地図を全戸配布した。住宅を自力再建する意向の地権者は区画数の25%にあたる128世帯だった。

 岩手、宮城、福島の被災3県で…

2645とはずがたり:2016/09/11(日) 02:26:38
未だこんな感じでショックだ。何が何でも復興して欲しいと思う。
https://www.google.co.jp/maps/@39.3567226,141.9028076,3a,75y,86.34h,90t/data=!3m7!1e1!3m5!1sjWTuZIg3ZrsRX6QPxuxhpA!2e0!6s%2F%2Fgeo1.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3DjWTuZIg3ZrsRX6QPxuxhpA%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D358.89865%26pitch%3D0!7i13312!8i6656!6m1!1e1

けど使う宛てのない土地造成を闇雲に進められるのもなんだかなぁとも思う。

2646荷主研究者:2016/09/11(日) 11:35:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160824_12057.html
2016年08月24日水曜日 河北新報
<マンション>新築購入先 あすと長町が人気

 仙台市内での新築マンションの購入先は、あすと長町地区(太白区)が最も人気が高いことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社が7月に実施した仙台市民アンケートで分かった。JR仙台駅東口(宮城野区)が2006年度の調査開始以来、10年連続で守ってきたトップの座を奪った。

 市内を24地区に分け、住みたいと思う地区を複数回答で聞いた。あすと長町は27.8%で前年比3.2ポイントの増。理由(複数回答)は「地下鉄駅が近い」が48.5%で最も多く、「ショッピング施設の充実」(44.0%)「JR駅が近い」(35.2%)「病院が近い」(21.9%)が続いた。

 吉野敦仙台支社長は「商業施設が整い、利便性は高い。マンションの供給量が大幅に増えたことも要因の一つだ」と説明した。

 仙台駅東口は0.7ポイント減の27.3%で2位。一番町(青葉区)、上杉(同)が続き、前回3位の泉中央(泉区)は6位に後退した。

 昨年12月に開業した市地下鉄東西線の駅近くでマンションを購入する場合、最も魅力がある駅は仙台駅が28.2%でトップ。青葉通一番町駅(22.1%)、宮城野通駅(13.4%)の順で、駅周辺の開発が進む荒井駅(11.1%)は順位を一つ上げて5位となった。

 アンケートは市内に住む20〜60代の男女計1000人に調査票を渡し、全員から回答を得た。

2647荷主研究者:2016/09/11(日) 11:37:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160824_13064.html
2016年08月24日水曜日 河北新報
仙台西公園の魅力に迫る 歴史や旧跡紹介

西公園にある「仙台高発祥の地」の石碑を下見する清水さん

 杜の都仙台を代表する西公園(青葉区)の魅力を知ってもらおうと、地元の市民グループが全4回のセミナーを9月に開講し、埋もれがちな歴史や園内の旧跡を紹介する。担当者は「仙台の宝というべき西公園のファンを増やしたい」と意気込む。

 企画したのは市民有志でつくる「西公園を遊ぼうプロジェクト」。西公園の活性化に取り組む人材を育てたいとの思いを込め、「西公園フロンティア養成講座」と銘打った。初回は9月7日。12月までの毎月第1水曜日に開く。

 初回は西公園の歴史と石碑をテーマに開催。青葉区大町生まれで日本のクラシックバレエの先駆者東勇作(1910〜71年)のブロンズ像や、江戸時代初期に広瀬川で拷問を受けた宣教師をしのぶキリシタン殉教碑などを見学する。

 第2回以降の題材は土木遺産に認定された「れんが下水道」や、桜岡大神宮、こけし塔、動植物の生態など多岐にわたる。約350万年前に宮城県蔵王町東部の火山噴火で堆積したという新説が最近出た「広瀬川凝灰岩」の解説も予定している。

 西公園は1875(明治8)年、旧仙台藩の武家屋敷跡地に整備された。1922年には、園内にあった市公会堂で物理学者アインシュタインが講演したことも。仙台高、常盤木学園高の創立地で、かつては市天文台や市民プールなどもあった。

 市内最古の都市公園として親しまれてきた西公園。プロジェクト事務局の清水千佳さん(49)は「西公園には花見や花火見物以外にも魅力がたくさんある。地下鉄東西線の大町西公園駅ができた今、西公園でどんな活動ができるのか参加者と探りたい」と話す。

 全4回の受講希望者が優先だが、1回ずつの申し込みも可。初回締め切りは31日。定員25人。資料代として各回500円。連絡先は事務局のビーアイ022(262)2969。

2648荷主研究者:2016/09/11(日) 11:38:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160825_12028.html
2016年08月25日木曜日 河北新報
<GIANT>宮城に直営店検討

村井知事と会談するジャイアントの劉会長(右)=24日午前10時30分ごろ、台中市

 【台北・大橋大介=報道部】台湾を訪問している村井嘉浩宮城県知事は24日、世界有数の自転車メーカー「GIANT(ジャイアント)」の本社(台中市)を訪問し、創業者の劉金標会長(82)と会談した。劉会長は宮城県内に直営店舗を開設する方針を明らかにした。

 村井知事は、東日本大震災の被災地で9月17、18日に開催されるツール・ド・東北(河北新報社、ヤフー主催)を通じたサイクルツーリズムの取り組みを説明。大会のテクニカル・サプライヤーパートナーを務める同社に、さらなる協力を呼び掛けた。

 劉会長は「日本法人で検討し、宮城に直営店を出そうと考えている。大勢のサイクリングファンに喜ばれるだろう」と述べた。

 村井知事は、大会の公式ユニホームと写真集を劉会長に贈呈し、「直営店ができれば、さらに愛好者も増える。サイクルツーリズムのブームに乗れるよう環境を整備したい」と語った。

2649荷主研究者:2016/09/11(日) 11:39:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160825_12015.html
2016年08月25日木曜日 河北新報
仙台-台北線 毎日運航が実現

仙台空港=2016年6月

 【台北・大橋大介=報道部】台湾の復興(トランスアジア)航空は24日、仙台と台北を結ぶ新たな定期便を10月6日から月、木曜日の週2往復、運航する方針を明らかにした。仙台-台北線の定期便は他の台湾航空2社と合わせ週10便の競合路線となり、毎日運航が実現。完全民営化した仙台空港活性化の弾みになりそうだ。

 復興航空の劉東明社長が24日、台湾を訪問中の村井嘉浩知事と仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長らに伝えた。劉氏は「東北には潜在的な需要がある」と説明した。

 仙台-台北線を巡っては、エバー航空が現在週2往復の定期便を10月12日から週4往復に増やす。格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾は、6月末から週4往復を運航。復興航空の就航により、月曜日の空白が解消される。

 村井知事らは24日、台湾の航空会社3社をそれぞれ訪問した。タイガーエア台湾は10月13〜31日の月、木曜日の週2往復、臨時便を運航する方針を表明した。紅葉シーズンに合わせた東北への旅行者増を見込み、増発に踏み切る。

 村井知事は「毎日、定期便でつながる意義は大きい。台湾からの観光客の増加につながる」と期待感を示した。

2650荷主研究者:2016/09/11(日) 11:39:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160826_12005.html
2016年08月26日金曜日 河北新報
<キラリこの技>鏡面加工 ナノレベルで

ナノレベルの精密さを求め加工機を設定する社員

ゆがみのない平面や曲面に鏡面加工された製品

 東北の地で、ものづくりの技術やユニークな発想で付加価値を生み出し、存在感を発揮する企業がある。激しい競争にさらされつつ、キラリと光る技と個性で生き抜こうと、自らを磨き続ける企業を訪ねる。

◎東北のものづくり(1)ティ・ディ・シー(宮城県利府町)

 小惑星「りゅうぐう」に向け、飛行を続ける探査機「はやぶさ2」。最大の目的は太陽系誕生の解明につながるかもしれない物質を地球に持ち帰ること。その物質を回収するカプセルの製作に、世界最高水準の鏡面加工技術で参加した。

 カプセル内面の粗さが1ナノメートル(10億分の1メートル)以下になるまで研磨した。凹凸を極限までなくすことで、打ち上げ前に地球の微粒子が付着する可能性を排除。小惑星で採取する岩石のかけらが削れたり、取り出しにくくなったりするリスクもなくした。

 赤羽優子社長(40)は「カプセルが未知の物質を持ち帰るかもしれない。夢のある仕事ができてうれしい」と語り、2020年末の帰還を心待ちにする。

 金属やガラスなど多様な素材を扱い、取引先は半導体や自動車、電子製品のメーカーなど国内外の3000社以上に上る。14年には経済産業省の「グローバルニッチトップ企業」の国内100社に選ばれた。

 大小さまざまな約100台の加工機を使う。研磨テーブルの回転速度や圧力、研磨剤の量などは全てマニュアルで設定。技術者の経験と感覚を基に微調整を繰り返し、ナノレベルの寸法を実現する。

 世界に誇る技術を手にした理由は何か。赤羽社長は「できるまでやる。それを繰り返しただけ」と笑う。

 電子部品製造を請け負っていた90年代後半、主力を鏡面加工に転換した。先例のない難問に挑み、試行錯誤で一つずつ解決してきた。「社員の諦めない気持ちのたまもの」と赤羽社長は胸を張る。

 東日本大震災では工場が地震被害を受けた。再建後、地域振興への思いがより強くなったという。赤羽社長は「技術力が高い地元企業と連携し、『メイドイン宮城』を世界的なブランドにしたい」と語る。

◎ここに感心/若い社員第一線で活躍

 会社のモットーは「『できない』を言わない」。赤羽社長は「苦労することしかない」とさらりと言う。技術を確立するには何度も失敗し、そのたびに工夫を重ねてきたに違いない。工場内は若い社員が目立つ。30代前半が第一線で活躍しているという。技術が確実に継承されている証しだ。(保科暁史)

2651荷主研究者:2016/09/11(日) 12:02:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160830_11007.html
2016年08月30日火曜日 河北新報
<概算要求>着陸料無料 民営化仙台「不利」

 国土交通省は29日、訪日客誘致に積極的な地方空港を対象に国際線の着陸料を最大3年間無料にする方針を正式に明らかにした。これに対し、7月に民営化した仙台空港の関係者が「経営努力が飛んでしまう」と憤慨している。仙台が支援対象から外れた上、着陸料を自由に定められる民営化のメリットが損なわれかねないためだ。

 航空会社が空港に支払う着陸料について、国交省は新規就航や増便分の無料化に伴う支援策を17年度予算の概算要求に盛り込んだ。羽田や新千歳など主要空港は対象外。着陸料は国と地元自治体が半額ずつ負担する。国管理空港は、一部で16年度に実施中の減免制度を拡充して17年度から3年間無料化。自治体管理空港は1年間無料にする。

 着陸料無料化で、増加する外国人観光客を地方に分散する狙いがあるが、仙台空港は対象から除外された。空港経営を担う民間会社の仙台国際空港(名取市)が航空会社との間で着陸料を定める仕組みになっており、同省航空戦略課は「民間の創意工夫で対応してほしい」との考えを示す。

 国際線獲得を目指す空港同士のセールス合戦は近年、熱を帯びている。国が肩入れする展開に、空港関係者は「国が民営化を進めておきながら競争条件を一方的に変更した。仙台が不利になる」と首をかしげる。

 民営化を推進した村井嘉浩宮城県知事は「民営化の意味が薄れるのではないかと懸念している」と話す。仙台国際空港の幹部は「民営化空港とはいえ、公共インフラとしての使命がある。別な形での政策的対応を求めたい」と強調した。

2652荷主研究者:2016/09/11(日) 12:11:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160902_12003.html
2016年09月02日金曜日 河北新報
<仙台ロフト>売り場導線工夫 リニューアル

大規模改装で円形に配置された仙台ロフトの2階売り場

 JR仙台駅西口の仙台ロフトが2日、リニューアルオープンする。2003年の開店以来、初の大規模改装で、商品の売り場配置などを大幅に見直した。仙台駅周辺は今年、大型商業施設の相次ぐ開業で人の流れが活発化しており、大規模リニューアルで客を取り込みたい考えだ。

 リニューアルは2〜5階の専門店5店以外の売り場が対象。最大の特徴は、ロフト(東京)が全国の店舗で順次導入している「クランク導線」と呼ばれる売り場のレイアウトだ。

 コンセプトは「商品を探して選ぶ、楽しく迷える売り場づくり」。客の回遊性を高めるため、斜めやカーブ、円形の通路を組み合わせ、迷路のような導線にした。従来は直線型の陳列棚が並び、導線が直線的に交差する売り場が多かった。

 仙台ロフトの担当者は「直線の導線は目的先にすぐに行ける点で効率が良いが、他の売り場に立ち寄る機会を奪っていた。新たな導線の場合、さまざまな店舗を見て回ることができる」と狙いを説明する。

 新店舗として、東北初となるニューヨーク近代美術館(MoMA)のデザインストアが8月26日、2階フロアに先行オープン。MoMAデザインの文具やアクセサリーなど約350品を扱う。

 仙台駅周辺では、仙台パルコが8、9月、1〜6階で順次リニューアルを進めている。08年の開店以来の大規模改装となり、20〜30代向けの女性ファッションブランドの16店が新たにオープンする。

 同店の担当者は「7月に開業した仙台パルコ2は、ターゲットの30〜40代女性を中心に好調だ。1号店のパルコも大規模リニューアルし、相乗効果を狙っていく」と話した。

2653荷主研究者:2016/09/11(日) 12:12:33
>>2624
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160902_11044.html
2016年09月02日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>イチョウ並木1本だけ伐採せず

伐採方針が示されたイチョウ並木=2016年3月、仙台市青葉区の広瀬通

 仙台市は1日、道路拡幅のため伐採方針を示していた広瀬通(青葉区)のイチョウ並木について、中央分離帯に立つ12本のうち1本を伐採せずに残す方針を明らかにした。

 残すイチョウは西から数えて6本目で、高さ約20メートル、幹回り約2.4メートル。分離帯には新たに若木1本を植える。葉が落ちた秋以降に11本の伐採に着手する。道路の設計に変更はない。

 市が1日開いた杜の都の環境をつくる審議会で、道路を管理する青葉区の担当者が「イチョウ1本を残す方向で検討を進める」と報告した。7月27日の前回審議会で委員から「交通の支障のない所に1本でも残せないか」との要望が出されていた。

 審議会の涌井史郎会長(東京都市大教授)は「景観的にはみっともないし、枯れるかもしれない。イチョウ1本には気の毒だが、メモリアルとして残る価値は大きい」と述べた。

 他の委員からは「1本だけ残すのはかわいそう。この機会に若木に更新すべきだ」との意見も出た。

 市は3月に伐採を始める予定だったが、「審議会の意見を聞くべきだ」とする市民の声を受け延期していた。

2654荷主研究者:2016/09/22(木) 12:05:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160903_12036.html
2016年09月03日土曜日 河北新報
ソフトウエア開発・イメージア 仙台に開発拠点

 ソフトウエア開発のイメージア・ソリューション(石巻市)は2日、仙台市青葉区に開発拠点「みちのく開発センター 仙台(仮称)」を設置すると明らかにした。会田直弘社長が市役所で奥山恵美子市長に立地表明書を手渡した。

 10月に従業員約20人で事業を始め、1年以内に50人体制を目指す。首都圏などの企業の基幹業務システムのほか、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「モノのインターネット(IoT)」関連サービスを開発するという。

 会田社長は「東日本大震災の被災地に雇用をつくろうと2013年に起業した。開設でさらに成長したい」と強調。奥山市長は「ITを生かした復興は仙台の重点課題だ」と話した。

2655荷主研究者:2016/09/22(木) 12:06:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160903_13052.html
2016年09月03日土曜日 河北新報
トンネル貫通、復興に弾み 県道女川牡鹿線

たるみこしで貫通を祝う工事関係者

 東日本大震災で被災した県道女川牡鹿線(宮城県女川町黄金町-石巻市大原浜)の五部浦第2トンネルが貫通し8月31日、現地で式典があった。壁や天井、排水施設の工事などを経て2017年3月の完成を予定する。

 トンネルは片側1車線で延長349メートル。女川町高白浜根浜と同町横浦名不知(なしらず)を結ぶ。今年3月に本格着工した。事業費約10億円にはトンネル前後の道路工事も含まれる。国の社会資本整備総合交付金事業の復興枠を活用する。

 県道女川牡鹿線は総延長が26キロで、急カーブや急勾配が多い。震災で道路に亀裂が入ったり、橋が流出したりした。

 県は五部浦第2トンネルを含む約1.5キロ区間で道路改良事業を計画し、期間は12〜18年度、事業費は約26億円を見込む。完了すれば、車の走行時間は約4分間短縮されるという。

 式典には関係者約100人が出席。金子潤県東部土木事務所長は「安全で利用しやすい道路を一日も早く完成させる」と述べた。須田善明女川町長は「復興には基軸となる道路がつながることが欠かせない。今回のトンネル貫通は今後の弾みになる」と期待した。

2656荷主研究者:2016/09/22(木) 12:14:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/09/07 建設新聞
青葉区大町・塚喜商事 店舗付共同・Cヴェルデ西公園の新築
10F2477㎡、山一地所で来年10月完成

 塚喜商事(京都市下京区烏丸通仏光寺上ル661 塚本喜左衛門代表取締役社長)は、仙台市青葉区大町で店舗付き共同住宅「カーサヴェルデ仙台西公園」の新築を計画しており、山一地所の施工を決め、近く本格着工する。

 建設用地はアークホテル仙台あおば通りの北側ブロック内で仙台市青葉区大町2の4の5地内の敷地647.36㎡。計画では、ここにRC10F延べ2477.51㎡、戸数62戸の店舗付き共同住宅を建設する。

 設計は翠設計事務所が担当。完成は2017年10月末を予定している。

2016/09/07付一面に掲載。

2657荷主研究者:2016/09/29(木) 22:05:39

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/09/12 建設新聞
野村不動産 エムズ企画で設計中 青葉区・プラウド錦町二丁目の新築計画
RC10F延べ3251㎡、12月着工へ

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区錦町に分譲マンション「プラウド錦町二丁目」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で設計を進めている。

 建設用地は上杉児童館・上杉公園の東側近隣地に位置する仙台市青葉区錦町2丁目209の2ほか地内。閑静な住宅地の一角で敷地面積は1381.39㎡。

 計画では、ここにRC10F延べ3251.77㎡、戸数38戸の分譲マンションを新築する。

 今後、施工者を選定し12月にも着工、2018年6月末の完成を予定している。

2016/09/12付一面に掲載。

2658荷主研究者:2016/09/29(木) 22:06:41
>>2473
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160913_11022.html
2016年09月13日火曜日 河北新報
<仙台市ガス局>民営化判断 先送りも

仙台市ガス局の大型ガスタンク。敷地内にある3基のうち1基(写真右)で安全チェックが行われた=2014年10月7日、仙台市宮城野区幸町の同局

 仙台市ガス局が、民営化の前提となる事業継承者の公募再開の可否判断を来年度以降に先送りする公算が大きいことが12日、分かった。来年4月の都市ガスの小売り全面自由化に向けた経済産業省の詳細な制度設計が現在も続き、事業者が自由化後の経営環境を見通せない状況になっていた。

 市ガス局は、都市ガスの小売り自由化に向けた制度設計が今年夏ごろまでに示されるとの見通しを基に、本年度中に公募再開の可否を判断する方針だった。制度設計に向けた経産省の検討会議では、液化天然ガス基地を第三者に利用させる際の具体的な仕組みなどの課題が現在も積み残されている。

 このため、制度の詳細の確定が本年度末まで延びる可能性があり、公募に関心を示す事業者が本年度中に自由化後の経営環境や応募の可否を検討するのが難しくなっている。市ガス局は複数の事業者が競争する公募を目指し、事業者の事情に配慮して先送りする方向で調整するとみられる。

 市は2005年にガス局民営化の方針を表明。08年に事業継承者の公募を始めたが、唯一応募した東京ガス、東北電力、石油資源開発のグループが辞退したため、09年1月に公募を中止した。

2659荷主研究者:2016/09/29(木) 22:08:08
>>2345
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160913_12001.html
2016年09月13日火曜日 河北新報
<ZARA>仙台店 19日移転リニューアル

19日の移転リニューアルに向けて工事が進むZARA仙台店=12日

 海外ブランド衣料品店「ZARA(ザラ)仙台店」が19日、仙台市青葉区一番町3丁目の老舗衣料品店「大内屋」(1月閉店)の本店ビルに移転し、リニューアルオープンする。

 店舗を運営するZARAジャパン(東京)は「よりよい立地で、現在の店舗より売り場面積も大幅に増える。多くの商品を提供できる」と話した。

 同社によると、新店舗の売り場は地上3階、地下1階。店舗面積は約2160平方メートルで、数十メートル離れた商業施設「一番町ステア」にある現店舗の約1.7倍に広がる。店舗は全面ガラス張りで、美しさや清潔感を表現した。

 営業時間は平日が午前11時〜午後8時、土日・祝日は午前10時〜午後8時。

 ZARAはスペインのアパレルメーカーが展開するファッションブランド。仙台店は2006年、一番町ステアの核店舗として出店した。

2660荷主研究者:2016/09/29(木) 22:08:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160913_13073.html
2016年09月13日火曜日 河北新報
<勾当台公園駅>周辺店舗タッチパネルで案内

仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅にお目見えしたデジタルサイネージ

 仙台市交通局と名古屋市の広告代理店「表示灯」は市地下鉄南北線勾当台公園駅構内に、周辺地図を表示するデジタルサイネージ(電子看板)を設置した。南北2カ所の改札口前に一つずつ掲げた。JR仙台駅の中央改札口前に続き、東北で2例目の設置となる。

 デジタルサイネージはいずれも縦約1.5メートル、横約3.6メートル。左右に二つのディスプレーがあり、右は横長で84インチ、左は縦長の47インチの大きさだ。

 右の画面では周辺地図と8カ所ある出口の方向、飲食店やオフィスの広告を表示。タッチパネルが採用され、広告主の名称に触れると地図上にルートが示される。外国人観光客らを念頭に、英語表記に切り替わる機能も加えた。左の画面にはカラー広告が15秒置きに表示される。

 表示灯がスポンサーから得た広告料を、市交通局にも広告料として一定額を支払う仕組み。勾当台公園駅は周辺で開かれるイベントが多く、市内の地下鉄駅で最も早い設置となった。

 同社によると、デジタルサイネージはパソコンで書き換えができ、地図や広告の更新が容易。東京などで近年普及しているという。同社の担当者は「今後は地下鉄仙台駅や長町南駅、泉中央駅など主要駅に設置を進めたい」と話した。

2661荷主研究者:2016/09/29(木) 22:14:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160915_12041.html
2016年09月15日木曜日 河北新報
仙台港周辺で無料バス 17日から9日間

 仙台市などは3連休を含む17〜25日の9日間、仙台港周辺の観光施設に利用客を呼び込むため、無料シャトルバスを臨時運行する。市地下鉄東西線荒井駅と仙台うみの杜水族館(宮城野区)を結ぶ往復便と、同館など仙台港周辺の4施設を巡る周回便を用意する。

 4施設を運営する企業や団体が市と実行委員会をつくり、運行経費約230万円を分担する。往復便は午前9時〜午後6時に30分間隔で運行。周回便は午前9時20分〜午後5時40分に水族館、三井アウトレットパーク仙台港、夢メッセみやぎ、キリンビール仙台工場を約20分で巡回する。

 市は利用者らにアンケートを実施し、今後の需要などを調べる。市プロジェクト推進課は「東西線とシャトルバスを利用し、仙台港周辺に足を延ばしてほしい」と呼び掛けている。

2662荷主研究者:2016/09/29(木) 22:15:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160915_13014.html
2016年09月15日木曜日 河北新報
<三陸道>三滝堂-志津川 10月30日開通

 国交省は14日、三陸自動車道三滝堂(登米市)-志津川インターチェンジ(IC、宮城県南三陸町)間の9.1キロが10月30日に開通すると発表した。東日本大震災の津波で被災した宮城県内の自治体に三陸道が延伸されるのは初めて。

 両IC間は全長1.4キロの志津川トンネルを含み、2011年度に着工。同省は当初、15年度内の開通を目指したが、同年9月の宮城豪雨でのり面8カ所に発生したひび割れの補修工事のため延期した。追加工事は8月末に完了した。

 県内では4月、登米市の登米東和-三滝堂IC間が震災後初めて延伸された。志津川-南三陸海岸IC(3キロ)は本年度中に開通する予定。

 国は仙台市と八戸市を結ぶ三陸沿岸道路を「復興道路」と位置付ける。現在全359キロのうち158キロが開通している。佐藤仁南三陸町長は「三陸道を通して青森から鹿児島までつながる。水産物の物流や救急搬送の迅速化も期待できる」と述べた。

 開通を祝い、町は10月30日、仮役場駐車場で福興市を開く。

2663荷主研究者:2016/09/29(木) 22:15:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160915_13019.html
2016年09月15日木曜日 河北新報
<仙台地下鉄>9年ぶり赤字 東西線減価償却増大

 仙台市は14日の市議会9月定例会代表質疑で、2016年度の高速鉄道事業会計が07年度以来9年ぶりに赤字に転じる見通しを明らかにした。16年度当初予算ベースで約44億4600万円の純損失となる見込み。

 西城正美交通事業管理者が「地下鉄東西線の減価償却費が(16年度から)通年で計上される負担が大きい」と説明した。

 同事業会計は地下鉄南北線の堅調な乗車実績などにより15年度まで8年連続で黒字で、15年度決算では約30億3600万円の純利益だった。

 西城氏は今後の経費削減策として「さらなる民間活力の導入」が必要と述べ、現在17駅で行う駅業務の民間委託の拡大を示唆した。

2664荷主研究者:2016/09/29(木) 22:16:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160916_12012.html
2016年09月16日金曜日 河北新報
物件探しから改装…リノベ不動産が仙台開店

「リノベ不動産」の店内

 中古マンションの物件を大幅に改装するリノベーション専門の不動産店舗「リノベ不動産」が今月、仙台市青葉区上杉3丁目に開店した。改装計画の作成だけでなく、物件探しから資金計画まで専門スタッフが相談に乗り、ワンストップで住まい探しができるのが特徴だ。

 2014年からリノベーション事業を展開する青葉区の不動産会社「N’s Create.」(エヌズクリエイト)が運営する。リノベーションをより多くの人に知ってもらおうと、市内のビルの一室にあったオフィスを愛宕上杉通の路面店に移した。

 店では物件探しに始まり、デザインや改装計画、インテリアなどリノベーションに関係する全ての相談に応じる。一般的なプランは2500万〜3000万円。築30年前後の物件を1000万〜1500万円で取得し、ほぼ同額を改装にかける仕組み。

 市内では用地不足と建設費の高騰で新築マンション価格の高止まりが続く。リノベーションの場合、若い世代でも住宅が取得しやすくなる上、中古物件は立地条件がいいケースも少なくない。

 同社はリノベーションした物件の販売や、物件を所有する人への改装相談も受け付ける。結城創社長は「良質な中古物件はたくさんある。お客さまの理想の住まいをかなえていきたい」と話す。

 営業時間は午前10時〜午後6時(水曜日定休)。連絡先は(0120)374185。

[リノベーション]中古のマンションや一戸建てに間取り変更を含む大規模工事を施す。古くなった内外装やキッチンなどの水回りを改修するリフォームと区別して使われることが多い。既存住宅の状態や価値を向上させ、中古市場の流動性を高める手法として急速に普及しつつある。

2665荷主研究者:2016/09/29(木) 22:16:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160916_11049.html
2016年09月16日金曜日 河北新報
名取市乗り合いバス 岩沼の病院まで延伸

 宮城県名取市の山田司郎市長は15日、市内を運行する乗り合いバス「なとりん号」について、2018年度から岩沼市の総合南東北病院まで運行させる方針を明らかにした。

 市議会9月定例会の一般質問で答えた。名取市から同病院に入院したり、通院したりする住民が多く、市には同病院までの運行を望む声が多数寄せられていた。なとりん号の現行路線は17年度までの計画で、見直しに合わせて同病院への路線を整備する。山田市長は「市長選の公約でもあるので、実施に向けて前向きに取り組む」と述べた。

 市がJR東日本に要望していた市内のJR東北線館腰駅へのエレベーター設置については、市が応分の負担をすることで、実現することになったことも説明。20年度までに完成させるという。

2666荷主研究者:2016/10/08(土) 23:02:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160920_15018.html
2016年09月20日火曜日 河北新報
<土木遺産>四ツ谷用水 せせらぎを復活を

大正から昭和初期にかけて北六番丁通を流れていた四ツ谷用水本流。南側に桜並木があった

 仙台市青葉区の北六番丁通の地下を流れ、土木学会の選奨土木遺産になった水路網「四ツ谷用水」のせせらぎを復活させようと、市民有志による運動組織が10月14日に発足する。北六番丁通に面した東北大雨宮キャンパスの移転に伴う再開発に合わせ、有志らは「街中に潤いの空間を取り戻したい」と願う。

 名称は「仙台『桜川』を復活する市民の会」。かつて用水の周囲に桜が植えられ、憩いの場になっていたことに由来する。代表には仙台・水の文化史研究会元会長の佐藤昭典氏が就く。

 四ツ谷用水は仙台藩祖伊達政宗の命で造られ、広瀬川から取水し生活用水のほか染め物や農業用水など産業面でも使われた。市街地を縦横に流れ、総延長は44キロ。上下水道の普及に伴いほとんどが地下水路化され、昭和初期ごろまでに街の風景から姿を消した。

 本流は現在も工業用水として使われ、北六番丁通の地下を流れている。通り沿いの東北大雨宮キャンパスは2018年2月までに同大青葉山キャンパス(青葉区)へ移転する予定で、跡地にはイオンモール(千葉市)が商業施設などを建設する。

 市民の会の案では、東西に流れる本流を敷地に引き込むなどして水辺をよみがえらせたい考え。市や業者の協力を得ながら商業施設と潤いのある街づくりの両立を目指した市民運動を展開する。周辺の上杉、北仙台地区など地域住民にも積極的に参加を呼び掛ける。

 市民の会発足の集いは14日午後1時半から、青葉区の市市民活動サポートセンターで。佐藤氏は「市民に潤いを与えたせせらぎは全国に誇るべき歴史遺産。多くの人に参加してもらい復活を実現させたい」と話す。

2667荷主研究者:2016/10/08(土) 23:02:43

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/09/20 建設新聞
庄司弘之氏 設計はバウ建築
泉区泉中央・店舗付き共同住宅の新築計画 RC10F延べ2559㎡、10月の着工めざす

 庄司弘之氏(仙台市泉区)は、仙台市泉区泉中央に店舗付き共同住宅「泉中央4丁目マンション」(仮称)の新築を計画しており、バウ建築設計室で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市地下鉄南北線泉中央駅の東側で主要地方道泉塩釜線に面した仙台市泉区泉中央4の11の9地内の敷地684.80㎡。

 計画ではここにRC10F延べ2559.92㎡の店舗付き共同住宅を建設する。

 今後、施工者を選定し10月末に着工、2017年11月末の完成を予定している。

2016/09/20付一面に掲載。

2668荷主研究者:2016/10/08(土) 23:10:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160923_13015.html
2016年09月23日金曜日 河北新報
<消えない信号機>震災機 宮城整備率トップ

停電時に電源を供給するリチウムイオン電池が整備された交差点。交差点全ての信号機を4〜5時間、点灯できる

 停電時に自動復旧する「消えない信号機」の宮城県内の整備率が2015年度、全国1位だったことが宮城県警への取材で分かった。全国平均が3.9%と低迷する中、宮城県は4倍近い14.5%だった。東日本大震災で多くの信号機が作動しなくなり、対応に追われた教訓を踏まえ積極的に導入したという。

 県警交通規制課によると、「消えない信号機」の整備率上位と被災3県の状況はグラフの通り。福島は8.5%で4位、岩手は3.4%で22位だった。

 宮城県警は1995年以降、予備電源に軽油を燃料とする「発電機」の導入を進めてきた。震災時の設置数は107基で、整備率は当時の全国平均をやや上回る3.2%にとどまっていた。

 震災時は大規模停電で信号機が止まり、多くの警察官が手信号による交通整理に当たらざるを得なかった。主要な交差点で渋滞が起き、沿岸部では津波から逃げ遅れた人も多数いた。

 県警は「避難に車を使うべきではない」として、震災時の交通渋滞と「消えない信号機」導入の因果関係を否定した上で「信号が止まらなければ、手信号を担当する警察官を捜索や救助に動員できる」と説明。国費負担7割の「緊急防災・減災事業」などを活用し、新技術の「リチウム電池式」を年約50基のペースで整備している。

 県内の信号3496基のうち、「発電機式」の信号は205基、「リチウム電池式」は302基。本年度はさらに最低59基を設置する予定で、「消えない信号機」の数は震災時の約5倍に上る。

 ただ、全国トップとはいえ整備率は2割に満たない。全国的に低水準で推移している背景には、財源の問題がある。予備電源の設置費用は発電機式が約280万円、リチウム電池式が約160万円。補助率が高い国の「緊急防災・減災事業」が17年度以降、継続されるかどうかも不透明だ。

 県警交通規制課の柳谷聡課長補佐は「信号機の供給電源は道路や橋と同じ重要なインフラ。国の助成金が切れたとしても、費用対効果を考えながら県内全域で整備を進めたい」と話す。

[消えない(自動復旧型)信号機]予備電源として、軽油で動く「発電機式」とバッテリーを使う「リチウムイオン電池式」が主流。発電機式は軽油40リットルで約24時間、リチウム電池式は4〜5時間、交差点内の全信号を点灯できる。リチウム電池式は地上4メートルの高さに設置できるため、津波に備え、沿岸部で重点整備が進む。

2669荷主研究者:2016/10/08(土) 23:21:01
>>1907
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160925_11028.html
2016年09月25日日曜日 河北新報
<仙台東道路>構想足踏み 県主導市は慎重

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160925kahoku01.JPG

 仙台東部道路と仙台市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路「仙台東道路」の建設構想が足踏みしている。主導する宮城県は渋滞緩和効果などを挙げ東日本大震災からの復興事業の目玉に位置付けるが、仙台市は周辺の通行量を見極めたいと推進に慎重な姿勢を崩していない。専門家は「東道路に固執せず仙台圏全体の交通体系を考えるべきだ」と指摘する。

 県が構想する東道路は、仙台東部道路仙台東インターチェンジ(IC)-仙台港IC間から、JR仙台駅東口方面に伸びる約7キロの自動車専用道路。東北道仙台宮城ICと市中心部を結ぶ仙台西道路と同様の機能を想定する。

 県は2013年12月、仙台市、東北地方整備局、東日本高速道路東北支社に呼び掛けて「仙台東部地区道路ネットワーク検討会」を設置。三陸沿岸道路の整備に伴う交通量増加を見越した渋滞緩和、宮城野区宮城野原地区に整備する広域防災拠点の機能向上を目的に挙げる。

 検討会は当初、14年度中に方針をまとめる予定だったが、結論はまだ出ていない。市は東部地区の渋滞について「復興関連工事が完了すれば現状より大型車の通行量が減る可能性がある」として、推移を見極める必要があるとの立場だ。

 昨年12月の市地下鉄東西線の開業に伴い、市は公共交通機関を土台に据えた東部地区のまちづくりを進めている。「東道路開通で中心部に乗り入れる車が増えるのは困る」(交通政策課)と悪影響も懸念する。

 東道路は既存の市道の上に高架橋を通す案が有力で、建設費は数百億円に上り、完成まで10年程度が見込まれる。宮城大事業構想学部の徳永幸之教授(交通計画)は「莫大な金と時間がかかるなら別の手段を考えるべきだ」と指摘する。

 渋滞緩和策として、徳永氏は「高速道の料金改定や仙台南部道路の4車線化、地下鉄駅のパーク・アンド・ライドを組み合わせても可能ではないか」と提案する。

 検討会は年度内には方向性を打ち出す見通し。村井嘉浩知事は観光、救急医療の充実にもメリットが発揮できるとして実現を目指す構えだ。県道路課は「効果を具体的に示し、計画を進めたい」と理解を求める。

 東北地方整備局は「地下鉄東西線の開業による渋滞ポイントの変化などを分析し、県や市と必要性を考えていく」と説明する。

2670荷主研究者:2016/10/08(土) 23:29:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/09/28 建設新聞
青葉区木町通・日本リビング
賃貸共同住宅新築・17年4月の着工へ RC16F5791㎡、エムズ企画で設計

 日本リビング(宮城県名取市大手町2の2の8 髙橋宏次代表取締役)は、仙台市青葉区木町通に賃貸住宅「木町通1丁目共同住宅」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市青葉区木町通1の202の1ほか地内で、敷地面積は1121.34㎡。同地は仙台市交通局庁舎の東側隣接地にあたり、市内中心部のアーケード街から北に約1㎞と徒歩圏にあり、宮城県庁や仙台市役所などの行政機関、東北大学医学部附属病院などの医療施設もほど近い場所となる住環境に恵まれたところ。

 計画によると、ここにRC16F延べ5791.73㎡で建設。内部には共同住宅を138戸設ける。

 今後、施工者を決定し2017年4月上旬の着工、19年2月末の完成をめざすとしている。

2016/09/28付一面に掲載

2671荷主研究者:2016/10/08(土) 23:37:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160928_12030.html
2016年09月28日水曜日 河北新報
多賀城駅前に新商業施設 若手経営者ら出資

JR仙石線多賀城駅前で建設中のマンション(左側)。1階部分に新たな商業施設が入居する

 宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅前再開発事業地内で建設が進むマンション1階部分の商業スペースを、地元の多賀城・七ケ浜商工会が取得する方針を固めたことが27日、分かった。商工会と若手経営者ら会員が出資し、ミニスーパーや飲食店などの出店を促す。市立図書館開業でにぎわいを見せる駅前で、意欲のある商店主らを支援する。

 取得するのは、来夏の完成を予定している12階建てマンションの1階部分約230平方メートル。

 商工会青年部の有志を中心に11月発足予定のまちづくり会社が、マンションを建設した民間デベロッパーと売買契約を結ぶ。まちづくり会社はスペースを5〜6区画に分け、生鮮食料品を取り扱うミニスーパーをはじめ小売店や飲食店に出店を働き掛ける。

 取得費用の約9000万円と改装費用の約2000万円については、商工会が支出する出資金100万円と会員から募る1口5万円の出資金、金融機関からの借り入れで賄う。

 今年3月に完了した再開発事業地内では、駅北側に市立図書館などが入るビル2棟、駅南側には市の立体駐車場(351台)やマンション2棟が建設される。

 当初、市と再開発会社は駅乗降客の利便性を高める観点から再開発事業地内へのスーパー誘致を検討したが、契約までには至らなかった経緯がある。

 駅前の一等地で図書館開業の波及効果も見込まれる駅南側を巡っては、地元経営者らから市や再開発会社サイドに対し、商業スペース整備や優先的な出店が可能な枠組みの構築を求める要望が出ていた。

 商工会は、マンションの商業スペース取得は中心市街地の活性化などに寄与するとして、市に固定資産税などの負担軽減策を求める考え。安住政之会長は「若手が地元で店を構えられる環境を整えたい」と話す。

2672荷主研究者:2016/10/22(土) 14:05:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160929_13026.html
2016年09月29日木曜日 河北新報
外国人向け観光案内所 仙台中心部に開設へ

 仙台市が外国人旅行者向けの観光案内所を年内にも市中心部に開設する方向で調整していることが28日、分かった。英語など複数の外国語に対応し、宿泊施設の紹介や街歩きツアーの提供といったサービスの民間委託を検討している。東北の自治体で初の試みで、増えるインバウンド(訪日外国人旅行者)をさらに取り込みたい考えだ。

 市の計画では、運営は企業に委託し、10月中旬をめどに公募型プロポーザル方式で業者を選ぶ。案内所は市中心部の繁華街に置き、多言語で仙台や東北の観光資源を紹介する。公衆無線LAN「WiFi(ワイファイ)」を無料提供し、日本文化を体験するイベントなども企画する。

 具体的な場所やサービス内容は、業者側が市に提案する。今月中旬に開かれた業者向けの説明会には、旅行代理店など7グループが参加した。

 市は2015年に11万5900人だった市内の外国人宿泊者数を18年に1.37倍の15万9000人に増やす目標を掲げている。

 市の担当者は「外国人旅行者の利便性向上で滞在時間や消費額を伸ばし、市内の経済活性化につなげたい」と話す。

2673荷主研究者:2016/10/22(土) 14:08:02
>>2050
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160929_71046.html
2016年09月29日木曜日 河北新報
<二口林道>全線舗装へ 宮城側17年度着工

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20160929kahoku01.JPG

 仙台市太白区秋保町と山形市山寺を結ぶ林道「二口線」(二口林道、全長約19キロ)の宮城県側約10キロについて、林道を管理する県が2017年度に全区間の舗装工事に着手することが28日分かった。山形県側約9キロは舗装済みで、秋保-山寺間の全線が舗装道になる。紅葉シーズンの1カ月程度だった通行期間が、18年には春〜秋にかけて通行可能になり、仙山間の観光交流が一層活発になりそうだ。

◎春から秋の通行可能に

 宮城側約10キロの林道は現在、急勾配や急カーブの一部区間計4.8キロが舗装済み。宮城県は今月初めに認められた国の地方創生道整備推進交付金を活用し、砂利道5.3キロの舗装に取りかかる。事業費は3億円で、県は半額を支出する。

 道幅は現在と同じ4〜5メートルのまま。マイクロバス以上の大型車は通行できない。県は詳細設計に向けて調整中で、17年度には着工し、18年5月ごろに舗装道の全線利用開始を目指す。

 県境付近は標高が約1000メートルあり、冬期間は積雪で通行できない。雪崩や雪解け水で砂利道が削られるため、現在は夏季を補修期間に充て、紅葉シーズンのみ開通させていた。

 全線が舗装道になれば補修期間が不要になり、新緑から紅葉まで楽しめるようになる。沿道には奇岩の国指定名勝「磐司(ばんじ)」、二口番所跡など観光名所があり、秋保温泉や山寺を訪れる観光客が往来しやすくなる。

 宮城県林業振興課は「自然環境を保護しつつ、観光の活性化を図っていきたい」と説明している。

◎秋季限定開通今年は見送り 台風10号で被害

 山形県は28日、毎年紅葉シーズンに合わせて期間限定で開通している山形市山寺と仙台市太白区秋保を結ぶ林道二口線(二口林道、全長約19キロ)について、台風被害のため今年は全線で開通を見送ると発表した。

 山形県によると、台風10号などの影響で、のり面保護工事が中断し、完了が11月中旬までずれ込んだ。舗装されていない宮城県側では、道路の一部が流されたり、路肩が崩れたりする被害もあり、通行できない状態だという。

 二口林道は毎年10月から一定期間、全線開通している。昨年は10月3日から1カ月の開通期間に計4397台が通行した。

2674荷主研究者:2016/10/22(土) 14:19:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160930_11032.html
2016年09月30日金曜日 河北新報
<富谷市移行>交通体系整備に重点

 10月10日に市制移行する宮城県富谷町は、2025年度までの市政運営の指針となる市総合計画の基本構想をまとめた。「住みたくなるまち日本一」を目指し、「暮らし」「子育て」「支え合い」「協働」の四つを基本方針に据えた。

 「暮らし」分野では、特に町の弱点とされる公共交通体系の整備に重点を置いた。仙台市地下鉄泉中央駅(仙台市泉区)までのアクセス改善を視野に、公共交通グランドデザイン策定や新公共交通システムの検証を行うとしている。

 交通アクセス改善に向けた一部事業は既に準備に着手。高齢者・障害者外出支援の交通乗車証「とみぱす」は市制移行当日から使用できるほか、宮城交通と連携した泉中央駅までの市民バスの乗り継ぎ実証実験も翌11日から始める予定。

 また、「暮らし」分野では特産のブルーベリーやスイーツによるまちづくり推進も盛り込んだ。シティーブランドを確立し、交流人口拡大を進める。

 「子育て」分野では、待機児童ゼロの実現を掲げ、子育て世代の地域間交流を深めるための拠点の拡充と整備も打ち出した。

 今回まとめた基本構想は、市制移行から2020年度までの5年間を対象とした基本計画に反映させる方針。

2675荷主研究者:2016/10/22(土) 14:20:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160930_13009.html
2016年09月30日金曜日 河北新報
<常磐線>相馬-仙台 震災前の本数確保

朝焼けに照らされるJR常磐線浜吉田駅と仙台方面への始発列車。相馬方面(右奥)は運休が続く=2016年8月25日、宮城県亘理町

 JR東日本仙台支社は29日、東日本大震災で被災した常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間が12月10日に運転再開するのに合わせた新ダイヤを発表した。原ノ町(福島県南相馬市)と仙台を結ぶ普通列車は1日45本(上り22本、下り23本)で、相馬-仙台間では震災前と同数を確保した。

 区間別では、浜吉田-仙台間は現在49本(上り23本、下り26本)を運行しているが、新ダイヤでは山下(宮城県山元町)-仙台間で58本(上り28本、下り30本)に増える。

 朝の通勤時間帯は山下発の下り普通列車を1本増発するほか、3本を4両から6両に増車する。夕方は上り3本を増発。山下行きの最終列車は現在の浜吉田行きより51分繰り下げて仙台発午後11時31分とする。相馬-亘理間のバス代行輸送は12月9日で終了する。

 松木茂支社長は「常磐線の運転再開により、震災前のライフスタイルに戻る動きが加速することを期待している」と話した。

 ダイヤ改正では他に、仙石東北ラインの女川(宮城県女川町)への直通列車(1日上下1本ずつ)のうち、下り列車の発車時間を23分繰り下げ、仙台発を午後8時46分とする。石巻駅での待ち合わせ時間を短縮させ、女川には現在と同じ午後10時18分に到着する。

2676荷主研究者:2016/10/22(土) 14:46:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161001_11021.html
2016年10月01日土曜日 河北新報
<広域防災拠点>知事持論に「再考を」

宮城野原公園総合運動場(右奥)に隣接するJR仙台貨物ターミナル駅=仙台市宮城野区

 県議会9月定例会は30日、一般質問を終えた。代表質問を含む計5日間の論戦では、県が仙台市宮城野区宮城野原地区に整備する「広域防災拠点」を巡る攻防が熱を帯びた。「建設地の再考を」と迫る野党会派に、村井嘉浩知事は「圧倒的に地理的優位性が高い」と反論。将来の大災害に備える巨大事業を、議会一丸で支える態勢には程遠い。

 野党各会派は、拠点を整備するJR仙台貨物ターミナル駅(約17ヘクタール)の間近に存在する活断層「長町-利府断層」に焦点を当てた。

 共産党県議団(8人)の天下みゆき氏は、直下型地震が起きれば周辺の道路が寸断される危険性を指摘。「いざという時に宿営地として機能しない」「被害想定について仙台市との協議が不十分」と畳みかけた。

 村井知事は「『あの場所には必要ない』との視点ではかみ合わない」と顔をこわばらせて応酬。「東北、宮城にとって有効な施設になる」と言い切った。

 総額約295億円の整備費を疑問視したのは、社民党県議団(2人)の岸田清実氏。「福祉の充実に充てず、巨額の税金をつぎ込む事業に県民の理解は得られるのか」と問い詰めた。

 知事は「知事就任から間もなく11年、大規模な土地開発やハコモノ建設はやっていない。今回は悩んだが、防災拠点は必要だ」と熱意をみなぎらせた。

 みやぎ県民の声(10人)の藤原範典氏は「土地取得優先で宮城野原ありきではないか」と追及した。知事は仙台東部道路、仙台港、仙台医療センターに近い利点を挙げ「支援部隊や物資の集結、傷病者の搬送に最適だ」と切り返した。

 知事与党の最大会派、自民党・県民会議(32人)は6月定例会で用地取得費を計上した予算案を成立させた。取得を認める議案を審議している9月定例会ではこれまで計9人が壇上に立ったが、整備予定地への明確な賛成論は控えている。

 ある中堅議員は「仙台につくる必然性がない」と会派内にくすぶる不満を念頭に「慎重に進めていかないと」と説明する。

 週明け後は、予算特別委員会や常任委員会を舞台に論戦が繰り広げられる。

2677荷主研究者:2016/10/22(土) 14:47:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161004_13054.html
2016年10月04日火曜日 河北新報
仙台に魔の交差点 蒲町と六丁目人身事故最多

宮城県内で最も交通人身事故が多かった蒲町交差点=仙台市若林区

人身事故の多い交差点

 宮城県内で2015年に最も多くの交通人身事故が発生したのは、いずれも仙台市若林区の国道4号仙台バイパス蒲町、六丁目両交差点だったことが日本損害保険協会(損保協会、東京)の調査で分かった。事故多発地点のワースト5(6カ所)は全て同市内の交差点で、協会東北支部が注意を呼び掛けている。

 事故が多かった交差点は地図の通り。蒲町、六丁目で各13件起きたのに続き、青葉区の東二番丁定禅寺通で12件、太白区のあすと長町2丁目、同区の仙台バイパス鹿又、若林区の荒町で各11件発生した。

 蒲町はワースト5位だった14年より4件増。事故の内訳は車同士の追突が5件、車が横断中の自転車とぶつかるなど右折時のケースが3件で、双方とも前年より増えた。

 六丁目は前年と同数で2年連続のワースト。左折事故5件、右折事故3件と多く、右折車と直進車が衝突する事故は2件あった。

 市中心部の東二番丁定禅寺通では、車が自転車や歩行者とぶつかる事故が目立った。あすと長町2丁目、仙台バイパス鹿又、荒町はいずれも朝夕や週末に渋滞が生じやすい所だった。荒町は8年ぶりにワースト5位以内に入った。

 県内で昨年、交差点付近で発生した人身事故は4652件で、人身事故全体(8624件)の53.9%を占めた。損保協会東北支部は「ワースト5の交差点では特に、歩行者や自転車を十分に確認して運転してほしい」と強調した。

 損保協会は08年から人身事故が多発する交差点の調査結果を都道府県別に発表。事故が多い交差点の形状や事故の特徴、予防策をホームページで公開している。連絡先は協会東北支部022(221)6466。

2678荷主研究者:2016/10/22(土) 14:49:48

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/10/07 建設新聞
花久本店 安藤ハザマの設計・施工
青葉区国分町・花久本店ビルの建替
B1/7F延べ2841㎡規模の飲食物販

 東北一の歓楽街・国分町の中心部にある老舗生花店の花久本店(仙台市青葉区国分町2の10の17 佐藤賢一代表取締役)は、仙台市青葉区国分町で花久本店ビル(仮称)の建て替えを計画しており、安藤ハザマの設計・施工を決め、2017年1月初旬にも着工する。

 施工場所は、元鍛冶丁公園の東側で国分町通りに面している仙台市青葉区国分町2の10の19、10の27地内の敷地548.78㎡。

 計画によると、ここにある同社ビルを解体し、新たにS・B1/7F延べ2841.57㎡の飲食・物販店舗ビルを建設する。近年、仙台市内ではパルコ2や仙台駅東西自由通路などの完成によって仙台駅周辺エリアで賑わいを増していることから、国分町でも活性化させたい狙いだ。

 完成は2018年2月末を予定している。

※現在の花久本店
2016/10/07付一面に掲載

2679荷主研究者:2016/10/22(土) 15:11:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161010_11024.html
2016年10月10日月曜日 河北新報
<富谷市誕生>宮城県内45年ぶり

「富谷町」から「富谷市」へ。市内各地で切り替えが進む=富谷市富谷の国道4号

 宮城県富谷町が10日、富谷市に昇格した。市町村合併を伴わない単独市制移行は2014年に村から移行した岩手県滝沢市以来で、宮城県内では45年ぶり。全国では福岡県那珂川町が18年10月の移行を目指している。

 富谷市は10日午前11時から、市総合運動公園の武道館で市制移行記念式典を開催。1000人を超す市民らと共に新市誕生を祝う。

 若生裕俊市長は「町から市に移行するのが目的ではない。どういう市をつくっていくかが大切だ。住みたくなるまち日本一を目指し、今後も市民と共に歩んでいきたい」と話した。

 旧富谷町の9月末現在の人口は5万2479(18687世帯)。1963年の町発足時の5091から、53年で約10倍になった。今後、増加ペースは鈍化していくと予測されているが、新市は2060年の人口6万を目標にしている。

 65歳以上の人口の割合は15年3月末現在で16・5%と宮城県内で最も低く、若者の多さが市の特徴の一つ。だが、国立社会保障・人口問題研究所は40年に市の65歳以上の割合が28・3%まで上昇すると推計しており、今後、少子高齢化とどう向き合っていくかが大きな課題となる。

 富谷市の誕生で全国の市町村数は10日現在、791市744町183村。

■「富谷市」の歩み
1889年 4月 12村合併で富谷村誕生
1963年 4月 町制移行で富谷町に(人口5091)。初代町長に内ケ崎康治氏
1967年 4月 第2代町長に浅野重雄氏
1970年 9月 町役場旧庁舎開庁
1977年 4月 人口1万到達
1983年 4月 町制移行20年。第3代町長に若生照男氏
1984年12月 国道4号富谷バイパス開通
1987年12月 人口2万到達
1994年 4月 宮城県富谷高開校
1995年 3月 人口3万到達
1998年 4月 富谷武道館開館
2003年 1月 町役場新庁舎開庁
2004年 3月 人口4万到達
2007年 2月 第4代町長に若生英俊氏
2010年 3月 仙台北部道路富谷JCT完成
2011年 3月 東日本大震災発生
2012年12月 人口5万到達
2013年12月 仙台北部道路富谷IC開通
2015年 2月 第5代町長に若生裕俊氏
2016年 1月 15年国勢調査速報値で人口5万確定
2016年10月 市制移行で富谷市に。初代市長に若生裕俊氏

2680荷主研究者:2016/10/22(土) 15:11:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161012_11019.html
2016年10月12日水曜日 河北新報
<新生富谷市>攻めの政策立案を

本格的に業務がスタートし、職員に初訓示する若生市長(奥左)=11日午前11時、富谷市役所

 宮城県内14番目の市として富谷市が誕生した。町制開始から53年で人口が10倍になる富谷の飛躍に市内外から祝福の声が上がる。一方で人口の伸びは今後鈍化が予測され、少子高齢化や交通アクセス改善といった行政課題を抱え、市は「攻め」の姿勢で施策を打ち出していくことが求められる。

 富谷市は1970年代以降、仙台市のベッドタウンとして人口が増えた。2000年代に入ってからは県の企業誘致策により、近隣にトヨタ自動車東日本(大衡村)、東京エレクトロン宮城(大和町)などが進出し、人口増は一気に加速した。

 10日現在の人口は5万2455だが、市の人口ビジョンによれば、発展のけん引役となってきた生産年齢人口は15年以降3万3000人前後で横ばいになり、20年には65歳以上の数が14歳以下を上回るとも予測され、富谷といえども少子高齢化の波は避けられない。

 現段階で大規模な宅地開発は計画されておらず、市外からの流入による人口増には限界が近い。市は60年の目標として掲げる人口6万を達成するため、市の合計特殊出生率1.43(2015年)を段階的に引き上げ、30年までに1.8、40年までに人口が増えも減りもしない水準(人口置換水準)の2.07を目指すとする。しかし、国内で低出生率が続く中、出生率を確実に上げていくには、通り一遍の子育て支援策ではなく、他自治体に先駆けるような大胆で魅力的な施策を繰り出していく必要がある。

 8月22日、富谷町職員向けに開催した講習会で、内閣府地方分権改革推進室の宍戸邦久参事官は「市になるということは政策立案主体としての期待が高まる」と強調、職員に行政能力向上に向けた研さんの必要性を訴えた。船出した「富谷丸」のかじ取りである若生裕俊市長と313人の市職員はその姿勢を待ったなしで試されることになる(泉支局・北條哲広)

2681荷主研究者:2016/10/29(土) 14:50:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161013_12004.html
2016年10月13日木曜日 河北新報
<みやぎ生協>レストラン開店 全国初

みやぎ生協初のレストラン「コステリア」の店内=仙台市青葉区一番町4丁目

 みやぎ生協(仙台市)は21日、仙台市青葉区一番町4丁目の商店街に、主に東北の食材を使った料理を提供するレストラン「Costeria(コステリア)」をオープンする。生協がレストラン事業に乗り出すのは全国で初めて。同生協は「東北の農水産物を提供することで、復興に貢献していきたい」と意気込む。

 店舗面積は約200平方メートルで、オープンフロア(70席)と個室1室(12席)の計82席。同生協が展開するブランド「古今東北」「めぐみ野」の食材を中心に使う。

 料理は和食と洋食で、メニューは無農薬野菜を使った海鮮サラダなど約50品。ランチの価格は800〜1000円ほどで、夜はワインやビールなど酒も提供する。

 みやぎ生協の子会社、コープ総合サービス(仙台市)が運営する。営業時間は午前11時〜午後4時、午後5時〜午後11時。定休日は12月30日〜1月1日の3日間。連絡先はコステリア022(302)5730。

2682荷主研究者:2016/10/29(土) 15:20:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161013_12022.html
2016年10月13日木曜日 河北新報
宮城と福島の3生協合併へ 東北初県境越え

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 みやぎ生協(仙台市)は12日、コープふくしま(福島市)、福島県南生協(福島県矢吹町)と合併に向けた協議を始めたと発表した。2019年3月の合併を目指す。県境を越えた生協の合併は東北では初めて。競争が激化する小売業界の中で、経営基盤を強化し生き残りを図る。

 合併方式は、みやぎ生協が存続法人となり、福島の2生協を事実上、吸収する形が有力。2生協の職員は全員を継続雇用し、店舗名や看板、各種事業などは存続させる方針という。2生協の組合員はいったん脱退し、みやぎ生協に加入する。

 合併後の売上高は1300億円規模になる。仙台市内で記者会見したみやぎ生協の倉田秀昭機関運営部長は「スケールメリットを生かし、これまで福島県で進められなかった新規出店も可能となる」と強調。重複している機能の一本化による経営の効率化、宅配事業の強化などを目指す。

 今年1月にみやぎ生協が呼び掛け、各理事会などで議論を進めてきた。今後は3生協で検討委員会を設置し、本年度内に合併方法などについて答申をまとめる。17年6月に各生協の総代会で組合員に説明。18年6月の総代会で合併提案を議決し、19年3月21日の新法人発足を目指す。

 生協は07年の法改正で県境を越えた合併が可能となった。11年3月に兵庫県と大阪府の2生協が合併して「コープこうべ」が誕生するなど、これまで全国で三つの広域合併が実現している。

2683荷主研究者:2016/10/29(土) 15:21:16
>>2682
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161013_12005.html
2016年10月13日木曜日 河北新報
<生協合併>プラス効果 未知数

記者会見するみやぎ生協の倉田機関運営部長(左)と吉島孝理事=12日、仙台市青葉区の江陽グランドホテル

 みやぎ生協(仙台市)とコープふくしま(福島市)、福島県南生協(矢吹町)による東北初の広域合併の方針が12日、明らかになった。売上高など経営規模は拡大するが、組合員数や世帯加入率など、宮城と福島では生協の地域事情は大きく異なる。合併でプラスの効果を生み出せるかは未知数だ。

 みやぎ生協の組合員数は今年3月で約71万人。世帯加入率は全国トップの72%を誇る。近年は、大型店の新規出店や物流施設の新設など設備投資にも積極的で、資金力は豊富だ。

 仙台市内で記者会見したみやぎ生協の倉田秀昭機関運営部長は「合併で経営基盤を強化することで、福島での新規出店や改装など事業の拡大も可能になる」と説明した。

 一方、コープふくしまの15年度供給高(売上高)は約213億円で、みやぎ生協の5分の1の規模。福島県内5生協の平均世帯加入率は4割を切り、店舗は11店にとどまる。福島県南生協は1店のみだ。

 コープふくしまは90年代後半、過剰投資で経営危機に陥り、ピーク時の96年度の売上高約366億から大幅に落ち込んでいる。ここ数年は約5億円の利益を計上するが、負債の償還などに充てていることもあり、新規出店は進んでいない。

 コープふくしまの野中俊吉専務理事は「(共同仕入れなどに比べ)さらに上のレベルの連帯となり、組合員にもプラスに働く」と説明するが、世帯加入率の向上など課題は山積する。

 福島県内のスーパー業界でトップのヨークベニマル(郡山市)の担当者は「対策は特に考えていない。同じ業界の一員として、切磋琢磨(せっさたくま)していけばいい」と今は静観の構えだ。

2684荷主研究者:2016/10/29(土) 15:23:29
>>2666
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161015_13036.html
2016年10月15日土曜日 河北新報
<四ツ谷用水>地表に復活を 市民の会発足

 仙台市青葉区の北六番丁通の地下を流れ、土木学会の選奨土木遺産に認定された水路網「四ツ谷用水」の往時のせせらぎの一部復活を目指す「仙台『桜川』を復活する市民の会」が14日発足し、同区の市市民活動サポートセンターで発会の集いがあった。

 約60人が参加。佐藤昭典代表が「用水の流れを地表に一部でも取り戻せば、歴史文化的な価値にとどまらず、子どもの環境教育の場や新名所になり得る」とあいさつした。会の名称は、かつて用水の周囲に桜が植えられていたことにちなんだ。

 北六番丁通に面した東北大農学部は青葉山キャンパスへ移転し、2018年までに敷地をイオンモール(千葉市)に引き渡す。同社は商業施設などを建設予定で、会は用水を敷地に引き込んで約150メートルの清流が復活するよう働き掛ける。

 四ツ谷用水は仙台城下町を縦横に流れ、総延長約44キロ。明治以降に埋められたり、地下化されたりした。北六番丁通の地下を流れる本流だけが現役で、工業用水道に利用されている。

2685荷主研究者:2016/10/29(土) 15:33:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161017_13006.html
2016年10月17日月曜日 河北新報
<仙台城>大手門復元 作業用道路を迂回路に

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仙台空襲以前の仙台城大手門(仙台市戦災復興記念館所蔵)

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円山氏が迂回路利用を提案している作業用道路=仙台市青葉区川内

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 仙台市の復元計画が滞っている仙台城の大手門について、既存の作業用道路を迂回(うかい)路にする整備案が浮上した。大手門跡は現在、市道交差点となっており、迂回路の整備が課題。検討次第では早期実現に向けて、計画が動きだす可能性が出てきた。

 整備案は、東北大流体科学研究所の円山重直教授(熱工学)の私案。東北大のキャンパス再整備に携わった経験から作業用道路に着目し、同大川内南キャンパスを通る市道につなげると迂回路が整備できるとしている。

 作業用道路は、大手門跡の南約50メートルから西の東北大植物園方面へ向かう約150メートルの舗装道路で、幅約6メートル。現在は通り抜けできない。道路周辺は市有地と国有地で、仙台城の再整備事業では石垣の置き場に使われた。

 仙台城跡から迂回する場合は車で北進し、大手門跡の手前で左折。作業用道路を通って右折し、川内南キャンパス内の市道を北進後、川内北キャンパス手前を右へ曲がるルートになる。

 円山氏は「大手門は仙台の国際的なシンボルになるが、迂回路がないことが復元のネックとなっていた」と指摘。「東日本大震災から10年となる2021年の完成を目標にできないか」と期待する。

 大手門は1931年に国宝指定されたが、45年7月10日の仙台空襲で焼失。跡地は戦後、市道交差点に使われている。市は2005年策定の「仙台城跡整備基本計画」の中期目標に大手門の復元を打ち出し、6〜15年後に着手する予定だった。

 復元は、川内亀岡町から八木山方面へとつながる都市計画道路「川内旗立線」の開通が前提だが、現在も見通しが立っていない。市文化財課は復元時期の先送りも視野に入れている。

 円山氏の私案について、日本近世史が専門の平川新宮城学院女子大学長は「今考えられる現実的な提案だと思う。関係者には前向きな検討を期待したい」と語る。

 大手門跡周辺は03年に国史跡に指定され、文化財保護法で現状変更が制限されている。文化庁の担当者は「史跡としての価値が向上するなら、迂回路として活用する可能性はあるのではないか」との見方を示す。

 復元に向けては市や東北大、過去に復元事業を推進していた仙台商工会議所などとの調整が必要になる。

[メモ]仙台城大手門は素木(しらき)造りの2階建て。高さは約12.5メートルと国内最大級の規模を誇り、屋根の上には一対のしゃちほこが据えられていた。隣接していた隅櫓(すみやぐら、脇櫓)も戦災焼失したが、1967年に再建された。

2686荷主研究者:2016/10/29(土) 15:35:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161018_11018.html
2016年10月18日火曜日 河北新報
<仙台市>プレハブ仮設 解体に着手

プレハブ仮設住宅の解体に向けて始まった仮囲い作業

 仙台市は17日、東日本大震災の被災者が暮らした太白区のあすと長町仮設住宅団地で、プレハブ住宅の解体工事に着手した。市は残る市内17カ所のプレハブ仮設団地の解体も今月下旬以降に順次始め、来年3月末までの撤去を目指す。

 あすと長町団地では作業員5人が本格的な解体に向け、現場周辺を仮囲いする作業に当たった。12月下旬までに建物を撤去し、来年1月末までに震災前と同様の更地に戻す予定。

 あすと長町団地は市内で最も早い2011年4月に完成した。計233戸を整備し、12年3月末のピーク時には市内最多の220世帯444人が暮らしたが、今年8月末までに全員が退去した。

 市仮設住宅室の郷内俊一室長は「解体工事の着工は一つの節目だが、市内ではまだ多くの被災者がみなし仮設住宅などで生活している。今後も支援を続ける」と述べた。

2688荷主研究者:2016/10/29(土) 15:54:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/10/20 建設新聞
東北医科薬科大 新大学病院棟の新築 150床、延べ約1万5556㎡で計画
清水・阿部JVの施工で来年3月に着工

 学校法人・東北医科薬科大学(仙台市青葉区小松島4の4の1 高柳元明理事長)は仙台市宮城野区福室1丁目の東北医科薬科大学病院敷地内に新大学病院棟(仮称)の新築を計画しており、清水建設・阿部建設JVの施工で2017年3月の着工をめざしている。

 建設用地は仙台市宮城野区福室1丁目4ほか地内で、敷地面積は5万0228.57㎡。計画によると、ここにS一部SRC8F延べ1万5556.15㎡の新病院を建設する。病床数については行政側と協議を進めている段階だが、150床を予定している。今後は施工契約などの詰めの作業を行い、来年3月1日の着工、19年1月31日の完成をめざす。

 同大学は15年8月に医学部新設を文部科学省から認可され、定員100人の医学部設置に向け準備を進めており、今年4月には延べ約1万7400㎡の第1・第2教育研究棟の建設を進めている。なお、新大学病院棟の実施設計は日建設計が担当した。

2016/10/20付一面に掲載。

2689荷主研究者:2016/10/29(土) 15:55:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161022_13023.html
2016年10月22日土曜日 河北新報
<東北大>さよなら「雨宮」28日から感謝祭

赤れんが塀(中央下)や、守衛所(右奥)など旧制二高時代の建造物を紹介する案内板

キャンパス移転を前に開かれる感謝祭のポスター

 東北大農学部の移転に伴って閉鎖される雨宮キャンパス(仙台市青葉区)で、学生や教員、同窓生による感謝祭が、28日から3日間の日程で開かれる。90年以上にわたって地域住民に親しまれてきた伝統のキャンパスに別れを告げる。

 数量限定の記念手ぬぐいやポストカードを無料配布するほか、農学部で生産したコメやブルーベリージャムを特別販売する。学生たちは茶会で来場者をもてなし、キャンパスの変遷を写真で紹介する。

 駒井三千夫大学院農学研究科長は「多くの方にキャンパスの最後の姿を見てもらい、歴史を感じてもらう感謝祭にしたい」と意気込む。地元の上杉中央商店会も露店を出して29、30の両日に和菓子、30日に芋煮や牛タンカレーを振る舞う。

 雨宮キャンパスの歴史は1925(大正14)年、旧制二高が現在の青葉区片平地区から移転して始まった。戦後の一時期には宮城一女高(現宮城一高)が入居し、49年には農学部が片平地区から移転して今日に至る。

 敷地内には旧制二高時代に建った守衛所や赤れんが塀が残っており、教職員と学生の親睦団体「翠生(すいせい)会」が感謝祭を前に案内板を設置した。

 農学部は11月以降、青葉山キャンパス(青葉区)に移転する。跡地は建物を解体した上でイオンモール(千葉市)に引き渡され、商業施設や医療福祉施設、集合住宅が整備される。

2690荷主研究者:2016/10/29(土) 15:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161022_13012.html
2016年10月22日土曜日 河北新報
ITベンチャーCS 仙台が一大拠点化

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161022kahoku01.JPG

仙台市内にCS拠点を構える企業の担当者らが集まった交流会。企業間の情報交換は頻繁に行われる

 仙台市中心部で大手ITベンチャー企業のカスタマーサポート(顧客支援、CS)業務の一大拠点化が進んでいる。2000年前後から集積する携帯電話会社などのコールセンターで働いた経験者が多く、人材が豊富なことが背景にある。関係する採用人数は1500人超が見込まれ、仙台市も東日本大震災後に立地促進を強化。市中心部は全国有数の「CS聖地」に発展しつつある。

 仙台市によると震災後、市中心部にCS業務の拠点を置いた主なIT企業は表の通り。モバイルゲーム運営のグリー(東京)は7月、CS部門を独立させた新会社「ExPlay(エクスプレイ)」を開業。最大拠点をJR仙台駅近くに置いた。

 親会社のゲームに関する問い合わせに加え、他社のCS業務も受託。現在の140人体制から来年は200人規模を目指す。阿久沢伴寛社長は「仙台は東京からのアクセスが良く、親会社や委託元と常に行き来できる」と強調する。

 消費者向けのゲームやアプリを扱うIT企業のCSは、想定問答に従った受け答えにとどまらず、柔軟な個別対応など広い裁量が与えられる。トラブル対応はブランドイメージに直結するだけに、CSから会社本体への迅速なフィードバックは必須。従事者は質の高い人材が求められる。

 日米でフリーマーケットアプリを運営するメルカリ(東京)は約150人規模のCS拠点を構え、不正行為の監視や出品の取り消し、不正をした利用者への対応を原則的に完結させている。

 担当者は「仙台はコールセンター経験者が多いため、人材の質が高い。今では日本のCSを変える『聖地』だ」と高く評価する。

 CSの拠点化は、求職者に人気が高い事務職の雇用創出にもつながる。仙台圏の事務職の有効求人倍率は0.39倍(8月)。CS業務の拡大に求職者の期待は大きい。

 仙台市は震災後、CSの正社員雇用への助成金額を倍増させるなど立地促進に力を入れてきた。市の担当者は「CSはパート職員の雇用でコストを下げるより、正社員で質を上げる傾向にある。経験者の多い仙台の強みが生きる」と意気込む。

2691荷主研究者:2016/10/29(土) 16:08:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161023_11010.html
2016年10月23日日曜日 河北新報
復興へ新たな街始動 山元2地区でまちびらき

約550世帯が入居予定の「つばめの杜地区」。左奥にJR常磐線新山下駅が見える。手前は子育て拠点施設と山下二小

「新坂元駅周辺地区」には約110世帯が入居を予定する。右奥が新坂元駅

 東日本大震災で甚大な被害を受けた山元町は23日、被災した町民が集団移転する「つばめの杜」「新坂元駅周辺」の両地区のスタートを祝う「新市街地まちびらき」を行う。主に牛橋、花釜、笠野、新浜、中浜、磯の沿岸6地区の被災者が入居。両地区に合わせて1500人以上が移り住む見通しで、既につばめの杜で1029人、新坂元では193人(ともに8月末時点)が生活を始めている。

 田んぼだった両地区で2013年6月に着工し、15年10月までに宅地部分の造成が終了した。

 海岸から約2キロ離れるつばめの杜地区では宅地201区画、災害公営住宅346戸が整備された。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、保育所などからなる子育て拠点施設や、沿岸部から新築移転の山下二小が今年8月までに完成した。

 海から約1.5キロの新坂元の宅地は40区画。災害公営住宅は72戸を計画しているが、軟弱地盤などによる集合住宅(16戸)の建設工事の遅れから完成は来年3月を見込む。

 町内の集団移転先には遺跡の出土などで予定が大幅に遅れている「宮城病院周辺」地区もある。同地区は年度内に工事が終了し、計約80世帯が入居する。

 つばめの杜のまちびらきは午前10時〜午後3時、新坂元は午前9時半〜午後3時。式典や住民によるステージ、出店がある。斎藤俊夫町長は「復興はまだ道半ばだが、全国各地から寄せられた支援に感謝する場にしたい」と話している。

2692荷主研究者:2016/11/12(土) 19:02:19
>>2626
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161027_13025.html
2016年10月27日木曜日 河北新報
<東北大>雨宮の樹木1800本伐採 イオン方針

仙台市中心部で数少ない緑地帯の東北大雨宮キャンパス=2016年6月24日、仙台市青葉区

 仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパスの再開発計画で、計画主体のイオンモール(千葉市)と東北大が敷地内の既存樹木約2800本のうち、少なくとも約1800本を伐採することが26日、分かった。市環境影響評価審査会でイオン側が方針を明らかにした。

 方針によると、伐採するのは樹高3メートル以上の高木約400本と3メートル未満の低木や雑木約1400本。高木はヒノキやスギなどで、汚染土壌の除去工事に伴って伐採する。

 残る高木約1000本も解体や建設工事で障害となり、移植も困難と判断されれば伐採する。幹の周囲が120センチを超える樹木は、移植先で根付かせるのが難しいという。

 イオン側は「伐採の開始時期や最終的な伐採本数は未定」としている。審査会の委員からは「樹木配置のグランドデザインが必要だ」「生態系の多様性を確保してほしい」との意見が出た。市の佐藤和美環境部長は「新たな植栽を含め、適切な緑化が図られるよう対応を求める」と要請した。

 東北大からイオンへの敷地引き渡しは2018年2月の予定。同社は商業施設などを整備する。

2693荷主研究者:2016/11/12(土) 19:02:47

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/10/27 建設新聞
タカラレーベン東北 空間創造社で設計 若林区大和町・分譲マンションの新築
10F延べ2993㎡、2017年1月着工へ

 タカラレーベン東北(宮城県仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役社長)は、仙台市若林区大和町に分譲マンション「レーベン仙台大和町」(仮称)の新築を計画し、空間創造社で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市立大和町小学校の北側に位置する仙台市若林区大和町3の2の1、2の2、2の3地内の敷地1109.52㎡。仙台地下鉄東西線卸町駅から徒歩圏内で近隣には商業施設が立ち並ぶ好立地となっている。

 計画ではここに、RC10F延べ2993.20㎡、戸数は27戸の分譲マンションを建設する。

 今後施工者を選定し2017年1月中旬にも着工し、18年3月末の完成を予定している。

2016/10/27付一面に掲載。

2694荷主研究者:2016/11/12(土) 19:03:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161027_11036.html
2016年10月27日木曜日 河北新報
<仙台市>人口 過去最多108万人

 仙台市は26日、2015年国勢調査(10月1日現在)の確定値を発表した。人口は過去最多の108万2159人で、10年の前回調査より3万6173人(3.5%)増えた。

 男女別では男性52万7170人、女性55万4989人。5区全てで人口が増加し、最多は青葉区の31万183人、最少は若林区の13万3498人だった。

 世帯数は49万8953で前回より3万3693世帯(7.2%)増加した。

 市広聴統計課は「県北や県南、東北5県からの転入超過で市の人口が増えた」と説明している。

2695荷主研究者:2016/11/12(土) 19:28:36
>>2653
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161028_11022.html
2016年10月28日金曜日 河北新報
<仙台広瀬通>伐採イチョウ 新たに1本移植

車線拡張で伐採されるイチョウ並木=2016年10月17日、仙台市青葉区

 仙台市は27日、青葉区の広瀬通で伐採を予定しているイチョウ並木11本のうち1本を移植する方針を示した。同日夜に開いた市民向け説明会で報告した。

 市によると、樹勢の良い1本をアエル北側の歩道内に移す。費用は約300万円。根の養生で約1週間の交通規制が必要だという。

 市は広瀬通の拡幅工事に伴い、当初は中央分離帯の12本を伐採する計画だったが、市民の反対意見を踏まえ9月、拡幅の障害とならない1本の伐採中止を決めた。今回の移植方針で、伐採数は10本に減る。

 説明会には約40人が出席。「伐採の判断を先送りできないか」「渋滞解消のためにやむを得ない」という意見が出た。

2696荷主研究者:2016/11/12(土) 19:54:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161101_12002.html
2016年11月01日火曜日 河北新報
仙台駅東の発展先取り 不動産出店相次ぐ

9月にオープンした三井不動産リアルティ東北の店舗=仙台市宮城野区榴岡4丁目

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で不動産会社が店舗を開設する動きが相次いでいる。昨年12月に市地下鉄東西線が開業して市東部の開発が進んでいることに加え、仙台駅の東西自由通路が今年3月に生まれ変わり、東口への人の流れが活発化している背景がある。将来の発展を先取りしようとの思惑も見え隠れする。(報道部・安住健郎)

 東急リバブル(東京)は4月、駅東口のロータリーに面したビルに新店舗「仙台東口センター」を開いた。角田丈誌東北支店長は「若林区の荒井地区で大規模な再開発が進むなど、市東部に大きなマーケットが生まれつつある。駅東口に店舗を構える意義が出てきた」と説明する。

 東西線開業後に不動産取引が活発化しつつある状況は、沿線の地価上昇に表れている。9月に国土交通省が発表した7月1日時点の基準地価で、住宅地の上昇率は東西線連坊駅に近い若林区裏柴田町が全国5位、薬師堂駅近くの同区大和町が8位に入った。

 同社が出店で重視するのは「想起率」という考え方。「他社に先駆けて看板を出し、『東口なら東急リバブル』と思ってもらえるようにしたい」と角田支店長は言う。店はビル4階の「空中店舗」だが、駅に面した外階段に青い看板を掲げ、存在感をアピールする。

 開店から半年の売り上げは目標を上回り、成果も出始めた。取引はマンションや一戸建てを売却するケースが中心。若林区の物件を売って他地区に転出するケースが目立つという。

 三井不動産リアルティ東北(仙台市)は9月、「三井のリハウス」仙台駅東口センターを、東西線宮城野通駅の出口に近いビル1階に開設した。

 きっかけは、絶好の立地に「路面店」の物件が出たこと。大下和之社長は「東口への進出はまだ早いと思っていたが、この場所を逃すわけにはいかなかった」と明かす。

 100坪を超える広い店舗に営業マンはまだ4人。「東西線沿線は確かに可能性を秘めているが、開発のスピードは決して速くない」と大下社長。出店は先行投資の意味合いが強い。

 「東西線は沿線に大きな商業施設がなく、乗車率が伸び悩んでいる。街並みができる5〜10年後が勝負」と東急リバブルの角田支店長も言う。

 ただ、先を見据え、乗り遅れまいと東口への出店を決める不動産会社は今後も続きそうだ。東海住宅(千葉県)が11月に支店をオープンさせるほか、「大手にも出店の動きがある」(地元不動産関係者)という。

2697荷主研究者:2016/11/19(土) 15:55:37
>>2494
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161103_12035.html
2016年11月03日木曜日 河北新報
<東急ハンズ>「セルバテラス」出店へ

東急ハンズの期間限定店などが入店し、11日にオープンする「セルバテラス」

 11日に開業する仙台市泉区の商業施設「セルバテラス」に、生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)の期間限定店が入ることが2日、分かった。東急ハンズは今年3月、JR仙台駅東口に開業した商業施設「エスパル仙台東館」内に仙台店を出しており、仙台圏で攻勢に出る。

 期間限定店は施設2階に入り、店舗面積は約110平方メートル。生活雑貨を中心に約3000点を扱う。期間は来年3月31日までだが、関係者によると、利用状況次第で契約延長も視野に入れているという。

 東急ハンズは2011年3月11日、隣接する姉妹店「セルバ」内に期間限定店をオープンしたが、東日本大震災で営業を約1カ月延期。同年4月から本格営業を開始し、出店期間は1年間に及んだ。

 セルバテラスは地上4階、地下1階で、延べ床面積は約1万3500平方メートル。食品やファッション、生活雑貨など約30店が入る。北隣には仙台循環器病センターと兼用の駐車場が200台分ある。

 東急ハンズのほか、家具大手のニトリが衣料品や旅行グッズなど家具以外の商品を販売する「ニトリデコホーム」を東北初出店する。衣料量販店「ファッションセンターしまむら」も12月中旬に出店する。

2698荷主研究者:2016/11/19(土) 16:06:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/11/04 建設新聞
三菱地所レジ 空間創造社で設計 青葉区 分譲・錦町2丁目計画の新築
8F5890㎡、18年10月末完成めざす

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3の6の1 保田和彦仙台営業所長)は、仙台市青葉区錦町に分譲マンション「仙台市青葉区錦町2丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、空間創造社に設計を委託している。

 建設用地は、ホテル白萩東側近隣地に位置する仙台市青葉区錦町2の104の6ほか地内で、敷地面積は1948.28㎡。

 計画によると、ここにRC8F延べ5890.19㎡の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を68戸設ける。

 今後、施工業者の選定を行い2017年3月上旬の着工、18年10月末の完成を予定している。

2016/11/04付一面に掲載。

2700荷主研究者:2016/11/19(土) 16:42:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161108_72026.html
2016年11月08日火曜日 河北新報
<きらやか銀>仙台泉支店開設 個人客に照準

新店舗の前でテープカットをする関係者

 きらやか銀行(山形市)は7日、11日に開業する仙台市泉区の商業施設「セルバテラス」の2階に仙台泉支店を開設した。泉区のほか富谷市など黒川地域の人口増を踏まえ、個人客の獲得を目指して仙台支店泉出張所から格上げした。

 延べ床面積は約225平方メートルで、市地下鉄泉中央駅ビル2階にあった泉出張所の1.6倍に拡張した。住宅や車の各種ローンを扱い、投資信託や個人年金保険など資産運用の相談にも応じる個人特化型店舗。10人体制で、マネーアドバイザーを新たに配置した。

 開店式典で、粟野学頭取は「交通の要衝で人が集まる場所に出店できた。個人のお客さまに喜んでもらえる店舗にしたい」とあいさつした。

 平日、土曜日曜の営業で、営業時間は午前10時〜午後5時。現金自動預払機(ATM)を1台設置した。

 泉出張所は2008年設置の泉ローンステーションが前身で09年に出張所に格上げされた。同行の宮城県内の支店は7店目で、新規開設は07年の発足以来初。

2701荷主研究者:2016/11/19(土) 16:57:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161110_72035.html
2016年11月10日木曜日 河北新報
<高速バス>会津若松と仙台空港直結

 会津乗合自動車(福島県会津若松市)と福島交通(福島市)は9日、会津若松市と仙台空港を福島市経由で結ぶ高速バスの共同運行を14日に始めると発表した。7月に完全民営化した仙台空港は高速バスの乗り入れがなく、東北各県と結ぶ路線開設が課題となっていた。

 現在の会津若松-福島間の高速バスの一部を仙台空港まで延長する。1日3往復で、所要時間は会津若松からが3時間15分、JR福島駅からが1時間55分。片道料金は会津若松市内発着が3200円、福島市内発着が1500円など。

 仙台空港は格安航空会社(LCC)が増便し、仙台-台北線が毎日運航するなど国際線も充実。関西や海外からの観光客の増加が予想されるとして、会津乗合自動車は高速バスの運行で誘客が図れると判断した。

 同社輸送管理課の担当者は「高速バスは値段が安く、乗り換えがないなどの利点がある。(利用者を増やし)東京電力福島第1原発事故の風評被害の払拭(ふっしょく)にもつなげたい」と話した。

 仙台空港では2007年の仙台空港アクセス線開業後、高速バス路線が相次ぎ撤退した。運営会社の仙台国際空港管理部の担当者は「他の県庁所在地や観光地と仙台空港を結ぶ高速バスの運行も調整している。会津若松線開設が呼び水になってほしい」と期待した。

 会津乗合自動車と福島交通はともに、みちのりホールディングス(東京)の傘下企業。

2702荷主研究者:2016/11/19(土) 16:59:21
>>2692
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161110_13028.html
2016年11月10日木曜日 河北新報
<東北大>雨宮樹木伐採に仙台市審議会が異論

東北大雨宮キャンパス=2016年6月24日、仙台市青葉区

 東北大が雨宮キャンパス(仙台市青葉区)をイオンモール(千葉市)に売却し、商業施設や集合住宅などが建設される再開発計画を巡り、9日の市杜の都の環境をつくる審議会で樹木伐採の方針に委員から異論や注文が相次いだ。

 ある委員は「建物のプランありきで進められ、(歴史ある)土地の記憶のようなものを無視している。『既存樹木を残す』と言うのもおこがましい」と指摘。更地で引き渡すとした売り主の東北大を「土地が売られた時点で既存樹木は全て無くなったと思っている」と批判した。

 別の委員は「イオンは緑化に積極的で、既存樹木を残す活動でも実績がある。雨宮でも、できるだけ考慮してほしい」と要望した。

 東北大とイオンモールは敷地内の既存樹木約2800本のうち、少なくとも約1800本を伐採する計画を明らかにしている。

2703荷主研究者:2016/11/19(土) 17:06:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161111_12049.html
2016年11月11日金曜日 河北新報
レンタルオフィス「クロスコープ」東北初進出

仙台トラストタワーに開設されたレンタルオフィス

 レンタルオフィスを運営するソーシャルワイヤー(東京)は、仙台市青葉区の仙台トラストタワー10階に「クロスコープ仙台」をオープンした。国内5カ所目で東北への進出は初めて。

 総面積は約790平方メートル。1〜5人用の個室39部屋を用意した。各部屋に机と椅子を備え、無線、有線でインターネットが使える。6〜8人用の共有会議室も4部屋ある。

 月額料金は共益費込みで税別6万〜27万円。別料金で固定電話、ファクスなどが利用できる。平日午前9時〜午後6時はスタッフが常駐し、郵便物の受け取りや来客対応も可能。

 同社の担当者は「仙台は東日本大震災以降、開業率が高い都市になった。起業を考え、初期費用を抑えたい人らに利用してほしい」と話す。

 30日までの契約で賃料が来年1月末まで無料になるキャンペーンを実施中。12月1日までに利用開始し、無料期間後も1年以上継続して利用するのが条件。初期費用や共益費などは別途必要。連絡先は022(209)5033。

2704荷主研究者:2016/11/19(土) 17:08:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161111_12050.html
2016年11月11日金曜日 河北新報
オフィスビル空き室率改善8%台

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が10日発表した仙台市内のオフィスビルの10月の平均空き室率は前月比0.41ポイント低下の8.67%で、3カ月連続で改善した。8%台に低下したのは2008年1月(8.72%)以来8年9カ月ぶり。

 調査した5地点のうち、3地点で改善した。仙台駅東は2.58ポイント低下して10.90%。オフィス増床に伴う大型の成約が相次いだ。県庁・市役所は0.52ポイント下げて10.35%。拡張移転で大型の成約があった。一番町は0.18ポイント低下の8.84%だった。

 仙台駅前は0.16ポイント上昇の6.66%。他地区への移転に伴う解約の動きがあった。泉区など周辺オフィスにも解約の動きがあり、0.40ポイント上げて10.52%だった。

 仙台支店の担当者は「東口で大型の成約があったことが大幅な低下につながった。空き室率は当面8%台で推移するだろう」と話した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の351棟。

2705荷主研究者:2016/11/19(土) 17:08:56
>>2697
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161112_12009.html
2016年11月12日土曜日 河北新報
<セルバテラス>仙台・泉 駅直結で便利に

オープン初日から買い物客でにぎわうセルバテラスの店舗

 仙台市泉区の市地下鉄泉中央駅前の商業施設「セルバテラス」が11日、開業した。地下1階、地上5階の建物に30店が出店。ペデストリアンデッキで接続する「セルバ」の110店と合わせて、新たなにぎわい空間創出を目指す。

 セルバテラスは周辺を所有する住友商事(東京)の「仙台泉中央駅前78街区プロジェクト商業計画」の一環。店舗面積は約5000平方メートル。駅直結の1階は食品店やレストラン、ペデストリアンデッキとつながる2階は生活雑貨店などが入った。3階はホームファッションを扱う「ニトリデコホーム」などが出店した。

 近隣の企業などでつくる泉中央活性化協議会は連携して駅周辺を整備。「エスカルゴ広場」のらせん階段を撤去するとともに、バイク置き場や駐輪場の一部を移し、イベント用の広場を新設した。

 午前10時のオープン前に約300人が列を作った。住友商事の完全子会社、住商アーバン開発セルバ事業所の落合孝夫総括支配人は「セルバテラスは飲食店や日用品店もそろえ、セルバと補完しあえる出店構成になっている。広場も活用して地域と一体になった商業施設にしていきたい」と話した。

2706荷主研究者:2016/11/19(土) 17:09:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161112_11015.html
2016年11月12日土曜日 河北新報
<仙台空港>24時間化へ調査費3000万円

仙台空港=2016年6月3日

 宮城県は11日、7月に完全民営化された仙台空港の運用時間延長に向けた調査費約3000万円を、県議会11月定例会に提出する2016年度一般会計補正予算案に盛り込む方針を固めた。利用客増の鍵となる格安航空会社(LCC)の路線拡充を図るため、24時間化を見据えた検討に入る。

 現在の空港運用時間は午前7時半〜午後9時半。県は周辺の騒音調査に2000万円を充て、想定される騒音の範囲を調べて地図にデータを示す。時間延長による地域経済への波及効果を調べるため、1000万円も計上。調査結果は、運用時間の延長を巡る住民説明会などで活用する。

 仙台空港の24時間化に向け、村井嘉浩知事は県議会などで「地元や周辺住民の理解を得ながら積極的に関与する」と前向きな姿勢を示しており、実現への可能性を探るとみられる。

 補正総額は約680億円で補正後の予算規模は約1兆4640億円。約360億円は財政調整基金や東日本大震災復興基金などに積み立てる。

 7月に相模原市で起きた障害者施設殺傷事件を受け、県内の障害者施設などの防犯対策に約1800万円を配分し、防犯カメラやセンサーライトなどを設置する。8月の台風10号豪雨などで被災した施設の復旧費約25億円を計上。防波堤が崩れた寄磯漁港(石巻市)の復旧費(約5億4000万円)や民間養殖施設への補助(9000万円)も盛り込む。

2707荷主研究者:2016/12/04(日) 20:26:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161118_13012.html
2016年11月18日金曜日 河北新報
<仙台市本庁舎>耐用年数が残り13〜14年

建て替えも視野に老朽化対策が検討されている仙台市役所本庁舎=17日

 仙台市役所本庁舎で使われている鉄筋コンクリートの耐用年数が残り13〜14年との調査結果を市がまとめたことが17日、分かった。コンクリートの中性化の度合いを調べる試験で判明した。耐用年数を超えると鉄筋がさび、建物の強度が低下する恐れがある。市は調査結果などを踏まえ、本庁舎を建て替えるかどうかを年度内にも判断する。

 試験は、市の委託で建設業者が5〜8月に実施。コンクリートの厚みがそれぞれ約30ミリの屋内の壁と外壁計20カ所を調べると、中性化は表面がモルタルなどで保護された6カ所で平均0.6ミリだが、保護がない14カ所で24.3ミリまで進み、うち4カ所は30ミリを超えた。

 アルカリ性のコンクリートは大気中の二酸化炭素と反応し、表面から徐々に中性化する。コンクリート強度に影響ないが、中性化が鉄筋まで達すると、腐食し膨張した鉄筋でコンクリートがひび割れたり、剥がれたりする可能性がある。

 本庁舎は1965年完成。建て替え以外にも、コンクリート表面にモルタルを塗り中性化を遅らせる策がある。費用は30億〜40億円だが、庁舎の使用期間がどれだけ延びるかは不明。

2708荷主研究者:2016/12/04(日) 21:06:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161125_12034.html
2016年11月25日金曜日 河北新報
<SBT>仙台に開発拠点 12月開設

 ソフトバンクの子会社でICT(情報通信技術)サービス会社のソフトバンク・テクノロジー(東京)は24日、自治体向けセキュリティーシステムなどの開発拠点を、12月1日に仙台市に開設すると発表した。

 名称は「仙台開発センター」で、青葉区一番町2丁目のビルに開設。従業員は当初4人で、3年以内に10人程度に増やす予定。グループ企業向けのソフトウエア開発なども手掛ける。

 同社によると、仙台市は東京からのアクセスが良いほか、工学系や情報技術系の高等教育機関が集積し、人材が確保しやすいことから進出を決めた。

 担当者は「地元の雇用創出にも貢献したい。東京では人手不足で技術者の確保が厳しい状況。人材が豊富な仙台への進出はメリットがある」と説明した。

 同社の阿多親市社長が29日、仙台市役所を訪れ、立地表明書を市に提出する。

2709荷主研究者:2016/12/04(日) 21:07:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161126_13016.html
2016年11月26日土曜日 河北新報
文化的価値か安全か 仙台の橋の欄干高さ不足

高さが安全基準に満たない大橋の欄干脇を通る自転車

市が示した手すり設置後のイメージ。A案は円形の棒状(上)、B案は角形となっている(下)

 仙台市青葉区の広瀬川に架かる「大橋」の欄干が基準の高さに足りず、手すりを付けてかさ上げする構想が浮上している。かさ上げは仙台の代表的な橋の現状変更につながりかねないとの指摘もあり、橋の文化財的な価値と安全のどちらに重きを置くかで議論を呼びそうだ。

 大橋は1938年に完成した鉄筋コンクリートのアーチ橋で長さ約116メートル、幅約11メートル。江戸時代は仙台城大手門と城下町を結んだ由緒ある橋で、多くの観光客が橋上から広瀬川を眺めている。

 問題の欄干の高さは90センチ。国が86年に定めた橋の防護策設置基準(1メートル10センチ)に20センチ満たず、管理する市は重心の高い自転車の転落事故を懸念している。欄干の脇の歩道は自転車走行が禁じられているが、車道や路側帯が狭いため、自転車の大半が歩道を通っているのが実情だ。

 市は10月の有識者懇話会で、鉄製の手すりを欄干に乗せた2パターンのイメージ図を提示。出席者からは「広瀬川の眺めを遮ることにならないか」「文化財的な価値があるか、検証すべきだ」との意見が出た。

 大橋と同様の問題を抱えた全国の橋の中には、欄干の高さを変えなかったケースもある。信濃川をまたぐ新潟市の万代(ばんだい)橋は大橋より低い高さ85センチだが、2003年に国が改修を計画すると市民から「景観が損なわれる」と反対の声が上がった。

 市民と市、国はワークショップで対話を重ねた末、欄干の現状維持を選んだ。万代橋は04年、国の重要文化財に指定された。

 仙台市は大橋の耐震補強工事を17年度まで実施中で、欄干を改修するなら今が好機とみている。市道路保全課の担当者は「市民の意見を聞き、市を代表する橋にふさわしい方向性を示したい」と話している。

2710荷主研究者:2016/12/13(火) 21:30:00

http://www.sankei.com/region/news/161104/rgn1611040019-n1.html
2016.11.4 07:04 産経新聞
【みちのく会社訪問】
東洋機械(仙台市) 創業70年、特殊車両を保守・開発

 昨年12月に開業した仙台市地下鉄東西線や南北線では、終電後から始発前の運行時間外にレールや途中通過するトンネルなどの施設の点検が行われている。この点検で使われる特殊車両の保守・開発を担う。仙台中心部に本社を置き、青森、岩手、宮城の各県内に工場や出張所を構える。

鉄道会社がお客さま

 「東北一円の鉄道会社がお客さま。稼働中の特殊車両は300〜400両ほどある」

 佐々木拓(ひろし)社長は平成11年、祖父で創業者の荒木繁会長(当時)から経営を引き継いだ。

 特殊車両は、電気系統の状態やレールの亀裂、レール下の砂利、枕木などのすり減りを確認したり、レール下にたまる鉄の粉などの粉塵(ふんじん)を高水圧機で洗浄したり、安全点検作業に使うほか、砂利や枕木の運搬に使う車両もある。

 高所作業車やクレーン車など20〜60トン級の車両は国内メーカー製、高圧ケーブル配線・交換機など60トン超の車両はオーストリアのメーカーの製品を導入している。同社が担うのはこれら車両メーカーの代理店機能だ。メーカーが鉄道各社に納入した特殊車両を保守・点検し、車両を使った鉄道設備の点検作業を担う。

 数年前から自衛隊出身の20代の若者を採用し、現在は全社員62人のうち5人が働いている。「手を動かして機械をいじる地道な仕事。決して派手ではないが、乗客・乗員の命、安全を守る仕事という意味では自衛隊の仕事に通じるものがあるはず」と声をかけ、若手社員らを鼓舞している。「忍耐強く礼儀正しい。入社当初から社会人としての教育が既にできていたので、技術を教えるだけで十分だった」と太鼓判を押す。

ニーズに合わせて

 取引先のニーズに合わせて新たな車両開発や製造を進めている。

 排ガス規制や欧州製エンジンのコスト高に頭を悩ませる鉄道事業者のニーズに対応しようと、ディーゼルとモーターの2つの動力装置で動く車両「ECOセーフティーハイブリッド車両」を開発中だ。片方の動力を止めて、もう片方で稼働させることができるところが利点だ。

 開発を担当した設計開発準備室の鈴木浩一氏は「線路上で止まる可能性を限りなく低くするだけでなく、作業用途に応じて片方だけ動かすなど使い分けができる」と強調する。他にも、エンジンとの摩擦を避けるマグネット(永久磁石)クラッチを採用し、故障しにくい作りにした。

 また、長寿命鉛蓄電池を搭載することでバッテリーを制御する機能を持たせた。大容量の蓄電装置は携帯電話の基地局などでも使われる。佐々木社長は「将来的には、そういう方面にも販路を広げ、省エネや災害時の対策にも役立てたい」と話す。

 「逆指名してもらえるよう、今から準備を進めている」

 営業先は東北地方の鉄道事業者が中心だが、日本が鉄道輸出を進める東南アジアの国や地域の鉄道事業者に対する営業や開発も進める。「売って終わりではなく、鉄道保守のノウハウを伝える役割を担いたい」。創業から70年間かけて培った技術を生かし、新たなビジネスモデルを考え出す日々が続いている。(岡田美月)

                  ◇

■企業データ
 仙台市青葉区木町通1の5の30。昭和22年10月創業。鉄道保守に使う特殊車両の点検・整備事業のほか、車両メーカーの販売代行、部品調達、車両製造と販売を手がける。納入先はJR東日本や仙台市交通局など。資本金1152万円、売上高9億7千万円(平成27年8月期)。従業員数62人。(電)022・222・9831。

                  ◇

【取材後記】鉄道が時間通り、安全に走行する裏側では、大がかりな特殊車両を導入した点検作業が欠かせないことを再認識した。大手企業が進めにくい新たな車両の開発にも乗り出し、アジア進出に力を注ぐ。同社の活動を通じて、他国が日本の存在を意識する機会が増えたら良いと思う。

2711荷主研究者:2016/12/13(火) 21:30:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161128_13023.html
2016年11月28日月曜日 河北新報
<アングル宮城>内陸被災 平穏な日々徐々に

集団移転した宅地跡で、緑地公園の計画が進む仙台市太白区の緑ケ丘4丁目地区。街の記憶を残そうと、住民らがアイデアを出し合っている

 東日本大震災の激しい揺れは仙台市の内陸部にも大きな爪痕を残した。あれから5年8カ月余り。被害が集中した団地を歩いた。

 約100戸に避難勧告が出た太白区の緑ケ丘4丁目地区。住宅が密集した団地を抜けると草原が現れた。地滑りで被災、現地再建を諦めた約80戸の宅地跡だ。

 同様の住宅被害があった青葉区の折立5丁目地区では現地再建が進んだ。宅地の擁壁が頑丈に固められ、その上に次々と家が建っている。

 斜面が家屋を巻き込みながら崩れた青葉区の西花苑団地。崖下に住んでいた栗生地区の住民も避難を強いられた。現在は巨大なのり面が完成し、二つの団地は平穏な日々を取り戻した。

 市によると、危険、要注意の判定を受けた宅地は5728カ所。うち2521カ所(169地区)が今年4月までにほぼ復旧した。

 市内で最初に復旧工事が始まった泉区南光台6丁目地区。世話役を務めた泉川富男さん(75)は「町内会を中心に結束して取り組んだ。住民同士に生まれた絆を大切にしていきたい」と話した。(写真部・川村公俊)

2712荷主研究者:2016/12/13(火) 21:31:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161129_12016.html
2016年11月29日火曜日 河北新報
<仙台空港>運用時間延長 読めぬ旅客ニーズ

夜間の運用時間延長は運航数増加に結び付く可能性がある=仙台空港

 7月に完全民営化した仙台空港について、宮城県は運用時間(午前7時半〜午後9時半)の延長を見据えた本格的な調査に乗り出す。村井嘉浩知事は運用時間が広がれば就航本数が増えると算段し、24時間化も視野に入れる。実現には旅客需要の取り込みに加え、地域の理解が不可欠。騒音への懸念払拭(ふっしょく)など打開すべき課題は少なくない。

<2次交通が鍵>
 仙台空港に就航する航空各社は、運用時間の延長をそろって期待する。

 日本航空東北支店(仙台市)の筈見昭夫支店長は「選択肢が増え、増便の検討が可能」と歓迎。格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションも「多様な路線設定ができる」(広報グループ)と喜ぶ。

 LCCの参入が相次ぎ、旅客の開拓や争奪に懸命な航空業界。機体を効率良く飛ばして収益率を上げるには、夜間を含めたダイヤ設定の幅が前提となる。

 時間延長は国土交通省の許可が必要で、延長時間帯に航空会社が確実に定期便を飛ばすことが条件となる。旅客ニーズの見極めが重要だが「延長は歓迎でも、増便できるかどうかは何とも言えない」(全日空広報部)と、現時点では各社とも具体的な計画はない。

 日航の筈見支店長は「2次アクセスの改善をセットで進める必要がある」と提案。空港とJR仙台駅を結ぶ仙台空港アクセス線を早朝や夜間に増発しなければ、旅客の伸びは期待できないと指摘する。

<「動きを注視」>
 空港の地元は複雑な反応を見せる。名取市は「就寝時間帯の発着となれば、騒音への不安が広がる恐れがある」と懸念する。

 航空各社は、航空機の小型化やエンジンの性能向上で「騒音は小さくなった」と理解を求める。滑走路から内陸部方向に離陸する際は住宅地の間近を避ける飛行法も実施するが、住民の不安は拭いきれない。

 名取市の担当者は「空港活性化は生活環境とのバランスが大切」と強調、岩沼市も「延長への動きを注視していく」と慎重だ。

 空港近辺の住民らでつくる名取市仙台空港周辺対策協議会の大友昇会長は「時間延長がまちづくりに好影響を与え、心から賛同できるものかどうかを丁寧に説明してほしい」と望む。

 県は、県議会11月定例会に時間延長に関する調査費約3000万円の予算案を提出し、見通しなどを説明する方針だ。

 空港の長期目標は「旅客550万人、貨物2.5万トン」(15年度は311万人、0.6万トン)。時間延長は目標実現への有効な手段となる。県と足並みをそろえる運営会社の仙台国際空港(名取市)は「地元の総意が得られるよう対話に努めたい」と話す。

2713荷主研究者:2016/12/13(火) 21:38:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161201_12058.html
2016年12月01日木曜日 河北新報
<フジHD>仙台放送を子会社化

仙台放送本社=仙台市青葉区上杉

フジテレビ本社=東京都港区台場

 在京民放キー局のフジテレビジョンを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)は30日、系列局の仙台放送(仙台市)を連結子会社化すると発表した。

 フジ・メディアHDの関連2社が保有する仙台放送の株式を取得し、持ち分比率を33.3%から72.3%に高める。株式譲渡日は12月20日。取得金額は非公表。

 子会社化は、仙台放送の経営基盤強化とグループ全体の収益拡大が目的。同HDの広報担当者は「仙台放送の好調な業績を連結に反映させることもできる。グループの基盤拡充につなげたい」と説明した。

 仙台放送の担当者は「4Kやネット配信など放送事業は変革期にある。グループ会社のノウハウや技術力を活用し、会社としてより発展したい」と話した。

 仙台放送の2016年3月期決算は売上高87億2500万円、純利益3億800万円だった。

 同HDは08年10月、複数の民間放送局を傘下に収めることができる「認定放送持ち株会社」に移行した。地方系列局を連結子会社にするのは今回が初めて。

2714荷主研究者:2016/12/13(火) 22:00:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161203_73016.html
2016年12月03日土曜日 河北新報
<常磐線>移設ルート 眼下に内陸新市街

報道機関に公開された新駅の山下駅と車両=2日午後2時20分ごろ、宮城県山元町

 東日本大震災で被災したJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間が10日に運転再開するのを前に、JR東日本は2日、報道機関向けに相馬-山下(同県山元町)間で試乗会を開いた。

 高架式の新しい山下駅を出発した2両編成は、駅前に広がる新市街地を眼下に見ながら加速。二つのトンネルをくぐって坂元駅(同)へ向かった。

 その後、左手に海を眺めながら県境を越えて新地駅(福島県新地町)へ。同駅を出て間もなく旧線路と合流し、駒ケ嶺駅(同)を経て、出発から約20分で相馬駅に着いた。

 再開区間は約23.2キロ。津波で甚大な被害を受けた駒ケ嶺-浜吉田の線路約14.6キロと、新地、坂元、山下の3駅を最大で1.1キロ内陸に移設した。移設区間の4割強が高架式になる。

◎新駅周辺の開発加速

 10日に運転を再開するJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間で、内陸移設された新地(福島県新地町)、坂元(宮城県山元町)、山下(同)の3駅周辺では新たな街づくりが進む。仙台圏と相馬地方を結ぶ鉄路の復活で、沿線の復興の加速化に期待が高まる。

 移設3駅で最も仙台に近い山下駅周辺はいち早く開発が進み、ほぼ完成した。都市機能を集中させるコンパクトシティーの考え方を導入。駅西側に小学校や保育所、児童館など子育て拠点施設を設け、宅地や災害公営住宅が整備された。

 駅前の商業区画には食品スーパー「フレスコキクチ」とドラッグストア「薬王堂」が開店。将来、1200人以上が居住する街に成長する見通しだ。

 海岸から約1.5キロに移設された坂元駅では約10ヘクタールの水田を造成して宅地40区画を整備、災害公営住宅72戸が建設される。約250人が住む計画で、駅前では郵便局とコンビニが営業を始めた。隣接する約9500平方メートルの商業用区画への施設誘致は難航している。

 新地駅周辺は2018年春の街開きを目指し、大規模な工事が進む。約24ヘクタールをかさ上げして宅地や商業ゾーンを整備し、低炭素型の「環境未来都市」を目指す。商業ゾーンには町で初めてのホテル建設が予定され、温浴施設の計画もある。

 原ノ町(南相馬市)と仙台を結ぶ普通列車は1日45本(上り22本、下り23本)。相馬-仙台間は震災前と同じ本数が確保され、約1時間でつながる。JR東日本仙台支社の松木茂支社長は「住民の方々が元のライフスタイルに戻れるようお役に立ちたい」と話す。

2715荷主研究者:2016/12/13(火) 22:01:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2016/12/05 建設新聞
住友不動産・ワールドアイシティ 大型分譲・あすと長町26計画
RC24F・総戸数391戸を見込む 大林組の設計・施工で来年6月着工へ

 住友不動産東北支店(仙台市青葉区花京院1の4の25 松田昭支店長)と、ワールドアイシティ(仙台市青葉区一番町2の4の1 米川淳代表取締役)は、共同事業として進めている仙台市太白区での大型分譲マンション開発「あすと長町26街区計画」の建設計画について、大林組の設計・施工で来年6月上旬の着工を予定している。

 建設場所は、地区内の南北メーン道路あすと長町大通線を東に入った仙台市太白区あすと長町4の3の6地内で、敷地面積は3787.29㎡。事業概要はRC24F免震構造を採用した延べ4万4360.1㎡、総戸数は391戸を見込む大型分譲マンション開発計画となり、完成は2019年7月下旬の予定だ。

 複数のタワーマンションの開発計画が相次ぐあすと長町地区では現在、住友不動産が最初の完成・入居開始が見込まれる「シティタワー長町新都心」(24階建、総戸数414戸、設計・施工=大林組)が建設中であるほか、野村不動産とワールドアイシティが共同で「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS」(24階建、総戸数=345戸、設計=創建設計、施工=大林組)を来年秋の完成予定で建設中。三井不動産レジデンシャルと伊藤忠都市開発の共同事業による「パークタワーあすと長町」(28F総戸数=468戸、設計・施工=大林組を予定)の着工も見込まれている。さらに、一建設も139戸規模の分譲マンション開発計画の具体化を検討中。

 あすと長町エリア内での総戸数約1800戸もの分譲マンション開発計画が顕在化してきたことで、今後、各社ともいっそう独自性を持った販売戦略の立案が求められそうだ。また、物販・サービス・医療などから見たマーケットエリアとしての注目度もますます高まるとみられる一方で、数年後の全棟完成・入居開始時には、対象学区の学校施設への受け入れなど行政として対応を求められる。

2016/12/05付一面に掲載

2716荷主研究者:2016/12/24(土) 14:21:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161206_13017.html
2016年12月06日火曜日 河北新報
<仙台東西線>初年度利用 予測の6割

://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161206kahoku01.JPG

 仙台市交通局は5日、昨年12月6日に開業した地下鉄東西線の今年11月までの利用者が、開業前の需要予測(1日平均8万人)の約6割の1日4万9300人(速報値)にとどまったと発表した。仙台駅から東側の利用が伸びず、沿線開発が課題となっている。

 月別の内訳はグラフの通り。最多は6月の5万3200人、最少は2月の4万3100人。平日平均は5万3900人だった。駅別で最も多いのは仙台駅で1万6000人、最も少ないのは大町西公園駅で1600人。11月までに延べ1770万人が利用した。

 仙台駅から東側の利用者は西側の約8割で、特に郊外寄りの卸町、六丁の目、荒井の3駅は需要予測の約45%と低迷している。

 市が東の拠点と位置付ける荒井駅周辺は今も更地が多い。市は同駅前に来年5月開場するライブホールの運営会社に助成金を交付するなど、立地の促進策や規制緩和で今後、東部沿線のにぎわいづくりに本腰を入れる方針だ。

 奥山恵美子市長は11月30日の記者会見で「沿線開発には時間がかかるが、地下鉄の交通利便性の高さを考えると必ず達成できる」と述べた。

2717荷主研究者:2016/12/24(土) 14:22:19

http://www.sankei.com/region/news/161206/rgn1612060068-n1.html
2016.12.6 07:03 産経新聞
仙台地下鉄東西線開業1年 沿線開発足踏み、客数伸びず

 仙台市地下鉄東西線は6日、開業から1年を迎える。東西線建設は市地下鉄南北線と併せて十字型の交通網を作り、都市機能を沿線に集約させる「コンパクトシティー構想」を推し進める狙いで始まった事業。開業効果は一部でみられるものの、乗降客数は事前の予測を大きく下回っており、奥山恵美子市長が「中心的な課題」と位置づける沿線開発も足踏み状態となっている。(岡田美月)

◆「イベント増えた」

 11月下旬、東西線の国際センター駅。朝から大勢の人たちが、駅に隣接する大型会議施設「仙台国際センター」(青葉区)に向かって歩いていた。企業や大学、行政の関係者が集まるイベントが同施設の展示棟で開かれていたのだ。

 同センターは、会議棟と展示棟の2種類の施設が連なる。昨年12月に東西線が開業すると、両棟で稼働率が上昇した。市の委託を受けて同センターを運営する青葉山コンソーシアムによると、今年7月、前年同月は3割程度だった展示棟の稼働率が初めて100%を達成し、8月以降も両棟の稼働率は前年を大幅に上回った。「東西線の開業以降、国際単位の会議や参加者の多い大規模イベントの開催が増えた」(同コンソーシアム)という。

 一方、乗降客数の推移は厳しい状態が続いている。市交通局によると、開業から先月30日までの乗降客数で事前の需要予測を上回った駅は、国際センター駅と東北大学川内キャンパス近くの川内駅の2駅のみ。それ以外の10駅では目標値を超えた実績はない。

 比較的利用者が多いとされる平日に限った1日平均利用者数についても、最も多かった7月ですら5万7600人にとどまり、予測値の8万人には大きく水をあけられている。奥山市長は「大学を中心とした駅で乗降客数の伸びが大きかった」と評価する一方、「夏休みは減るという問題が出てきた。通勤利用者の開拓をしなければいけない」との認識を示している。

◆縦割り行政の弊害

 その背景の一つに、沿線開発の進捗(しんちょく)が足踏み状態となっていることがある。

 仙台駅から東へ5駅目、六丁の目駅近くにある面積約7・6ヘクタールの仙台工業団地。「跡地の開発が始まるのは、これからさらに7、8年先になるだろう」。同団地協同組合の渡辺一巳事務局長は開発の見通しをそう話す。

 組合によると、団地は仙台東部道路の東側、現在は農地が広がる地域へ移転する計画だ。移転先となる土地を購入し造成工事が完了した後、組合員や賛助会員ら計25社が移転を始める。各社の引っ越し後は跡地の土壌汚染調査を実施し、更地にした状態で売却先に引き渡す。

 移転先購入と跡地売却、それぞれに向けた準備は「同時に進めなければならない」(渡辺事務局長)が、市の対応は部署によって異なっており、移転計画は進んでいない。

 市は沿線開発に向けて、都市計画法の用途制限を変更し、商業施設、住宅などの建設を促そうと規制緩和を進める。六丁の目駅周辺は準工業・工業地域から近隣商業地域に用途を変更した区域となっているが、仙台工業団地が立地するエリアは含まれていない。また、移転先となる地域では市街化区域への編入手続きなども必要という。

 渡辺事務局長は「規制緩和に積極的に動く部署もあれば、移転先の農地を守ろうという考えも聞く。行く先がなければ開発は進まない」と“縦割り行政”の弊害を嘆く。

 沿線開発を進めるため、行政が民間の活力をいかに誘導するか-。市全体の連携が求められている。

2718荷主研究者:2016/12/24(土) 14:43:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161208_12004.html
2016年12月08日木曜日 河北新報
<東北大>IoT拡大へ新型振動子を製品化

製品化した振動子

金研が開発したランガサイト型の新型結晶

 東北大金属材料研究所(金研)発のベンチャー、ピエゾスタジオ(仙台市)などの企業グループが金研と連携し、電子機器の省電力化や小型化につながる振動子を製品化した。あらゆる機器をネットワークにつなぐ「モノのインターネット(IoT)」の拡大を見据え、産業機器や自動車部品、家電製品などでの利用を想定。2017年中の量産化を目指す。

 振動子はスマートフォンなどさまざまな電子機器に使用される数ミリ大の小型部品。規則正しい基準信号を発することで、電子機器が正確に動作するのに欠かせない。現在は、水晶振動子が最も普及している。

 製品化した振動子には、金研の吉川彰教授の研究室が2002年に開発した「新規ランガサイト型単結晶」を活用。水晶振動子に比べて機器の起動時間を10分の1ほどに短縮でき、消費電力を抑えられる。小型化を進めても、水晶振動子より安定した信号を発することができる特長があるという。

 ピエゾスタジオの井上憲司社長は「工場内の各種センサーなどIoTの関連機器はバッテリーかボタン電池で動くため、省電力化と小型化が重要。新型の振動子はその実現に役立つ」と強調する。

 企業グループは、新型結晶の大型成形にも成功。大型化により加工などの製造工程を効率化し、量産可能なコスト水準を実現した。将来的に水晶振動子並みの低コスト化を目指す。

 企業グループでは、ピエゾスタジオが事業主体となり、金研発ベンチャーのC&A(仙台市)が結晶の大型成形を担当。宮城県内の電子部品製造会社に結晶の加工を委託し、東芝照明プレシジョン(福島市)が最終組み立てと販売を担う。

 IoTや自動運転技術の進化により、振動子市場は拡大が見込まれる。金研の吉川教授は「振動子の生産は近年、アジア各国にシェアを奪われてきた。東北のものづくり企業が協力してシェアを奪還し、さらに伸ばしたい」と話す。

2719荷主研究者:2016/12/24(土) 14:57:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161210_73024.html
2016年12月10日土曜日 河北新報
<常磐線>希望の鉄路 街つなぐ

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたJR常磐線相馬(相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の運行が10日、再開する。

 駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田間では、線路が最大1キロ余り陸側に移され、一部が高架式となって生まれ変わった。山下(宮城県山元町)、坂元(同)、新地(新地町)の3駅は内陸に移設され、それぞれの駅前では新たな街づくりが着実に進む。

 多くのものを失ってしまったあの日から5年9カ月を経て、仙台圏と相馬地方が再び鉄路で結ばれる。地域住民の復興へ向けた希望を乗せ、真新しいレールの上を列車が走りだす。

◎山下/都市機能 駅西に集中

 海岸から約2キロの新山下駅周辺には、町沿岸部の被災者が集団移転する「つばめの杜地区」が整備された。総工費は約166億円。

 水田約37.4ヘクタールを造成し、宅地201区画、災害公営住宅346戸を用意。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、主な施設と住宅が駅西側に建設された。

 8月末時点で1029人が住み、最終的には1200人以上が居住する。10月下旬には街の完成を祝う「まちびらき」が行われた。

 駅西側に沿岸部から新築移転の山下二小、保育所や児童館などからなる子育て拠点施設、1.5ヘクタールの都市公園が隣接して建設された。駅前の商業区画1万1200平方メートルでは、食品スーパー「フレスコキクチ」とドラッグストア「薬王堂」がまちびらきに合わせて営業を開始した。

 駅東側には集合タイプの災害公営住宅が建設されたほか、災害時に防災拠点にもなる地域交流センターの建設が進む。2017年夏の完成を見込む。

 つばめの杜地区と周辺地区を結ぶ交通網の整備も進められている。今年3月にはつばめの杜地区と国道6号を結ぶ「つばめの杜大橋」が完成した。

◎坂元/新旧集落の連携強化

 海から約1.5キロの新坂元駅の西側約10.3ヘクタールには、集団移転先として「新坂元駅周辺地区」が水田を造成して整備された。総工費は約59億円。

 宅地は40区画を用意。災害公営住宅は72戸を計画しているが、このうち集合住宅(16戸)は建設工事が遅れており、来年3月の完成を見込む。8月末時点で193人が住み、最終的には250人前後が居住する。

 駅前では郵便局とコンビニエンスストア「ローソン」が営業している。隣接する約9460平方メートルの商業用区画では、町が農産物直売所などの交流施設を整備する計画があり、観光拠点として期待される。

 防災拠点機能も併せ持つ地域交流センターの建設が進められ、来春の完成を見込んでいる。新市街地周辺には既存集落が隣接し、町は既にある行政区に新住民を編入するなどして新旧集落の連携を進めている。

 2017年3月までには、常磐自動車道の新地-山元インターチェンジ(IC)間の坂元地区に山元南スマートICが利用開始となる予定で、新市街地への交通アクセス向上が見込まれている。

◎新地/低炭素型 未来都市に

 移設された新地駅周辺では、福島県新地町が新たな市街地の形成を進める。東日本大震災で津波被害を受けた約24ヘクタールをかさ上げして宅地や商業ゾーンを整備。低炭素型の「環境未来都市」として、2018年春の街開きを目指す。

 宅地は100区画程度を計画している。一角には被災者向けの公営住宅も整備されている。耕作地が広がっていただけのかつての駅前とは景色が一変する。

 商業ゾーンでは、民間事業者が町内初となるホテル建設を予定する。温浴施設の計画も具体化しており、中心部にふさわしいにぎわいの創出が期待される。公営の商業施設も用意され、地元業者による物販などが検討されている。

 町内では現在、石油資源開発(東京)が液化天然ガス(LNG)の基地整備を進めている。20年までに23万キロリットルの貯蔵タンク、出力120万キロワットの発電所が立地するなど、東北のエネルギー拠点としての発展が見込まれている。

 これに合わせ、町は企業などと連携して独自のLNG発電所を整備。新市街地に建つ商業施設に排熱を供給するなど、エネルギー効率を重視した地域づくりを実践する。

2720荷主研究者:2016/12/24(土) 15:03:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13007.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<常磐線>チーム常磐 困難乗り越え工期短縮

内陸に移設された山下駅で工事の様子を振り返る石川区長

 10日に運行を再開した常磐線相馬-浜吉田間。当初は2017年春とされてきた開通予定を半年近く前倒しできた陰には、昼夜を分かたず作業に当たったJR東日本常磐復興工事区「チーム常磐」の奮闘があった。

 復興工事区を率いた石川文雄区長(45)は山下駅で一番列車を見送った。「思わずポロッと来ちゃったね」。動きだす列車を見ながら、この3年間感じ続けた緊張が次第に解けていった。

 復興工事区が宮城県山元町に設置されたのは2013年11月。在来線の新線を造ること自体が珍しくなっていたJRにとって、15キロに及ぶ鉄路敷設は未知とも言える作業だった。沿岸部は復興工事が最盛期を迎え、資材や人材が足りない。作業は困難を極めたが、工期短縮へあらゆる手段を取った。

 戸花山(とはなやま)と呼ばれる丘陵地に全長604メートルのトンネルを通した工事が象徴的だ。標高はわずか30メートル余り。普通なら山肌を切り崩して線路を敷くが、一帯には平安時代の大規模な遺跡があって発掘調査が必要だった。

 調査を待てば完成が1年近く遅れる。斜面には住民が植えてきたサクラもある。地形を変えずに済むよう、あえてトンネル掘削に挑んだ。もろい地盤を薬剤で固め、慎重に掘り進めた。

 「チーム常磐」という名前は復興工事区立ち上げの時に石川区長が付けた。「厳しい仕事になるのが分かっていたから、よりどころになる言葉が欲しかった」。当初のメンバーは自身を含めて11人。20代中心で全員仙台に住まいがあったが、山元町内の寮に泊まり込みで作業が続いた。

 寮の周りにはコンビニもスーパーも居酒屋もない。疲れを癒やしてもらおうと、時には石川区長がポケットマネーをはたいて寮の冷蔵庫を缶ビールで埋めた。

 ピーク時は総勢15人で作業に当たり、全体の工期を半年近く縮めた。「作業員も含めて1000人以上が一丸となって働くことができたおかげです」。石川区長はほっとした表情で話した。

2721荷主研究者:2016/12/24(土) 15:04:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13017.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<常磐線>旧山下駅前世帯数激減 面影失う

旧山下駅近くの自宅跡に立つ菅野さん。周辺には空き地が目立つ=山元町山寺

 JR常磐線が宮城県山元町内を再び走るようになった10日、移設した山下駅周辺が沸き立つ一方、震災前は町内最大の住宅地だった旧駅周辺は静まりかえっていた。

 山下駅から東へ約1キロの旧駅に向かうと、くしの歯が欠けたような街並みが広がる。駅があった花釜行政区は、内陸移設により鉄路の復活に時間がかかったこともあり、震災前の1023世帯が455世帯に激減。町の人口も、震災前のおよそ4分の3の約1万2500になった。

 旧駅近くに夫らと住んでいた菅野寛美さん(72)は津波で自宅が大規模半壊。2013年、同居していた長女の立石由香さん(46)とその夫の安男さん(50)が隣の宮城県亘理町に自宅を新築し、菅野さん夫婦も一緒に住み始めた。

 娘夫婦が亘理町を選んだのは安男さんの仙台市への通勤と、震災当時、市内の特別支援学校に通っていた孫のためだった。菅野さんは「列車再開の見通しが立たず、家族が一緒でいるためには、古里を離れるしかなかった」と語る。

 旧駅周辺に残った町民は、新市街地の発展を複雑な思いで見ている。

 「道路一つとっても、まったく違う」

 花釜行政区の岩佐年明区長(70)は嘆く。新市街地の大通りには、車道の脇に歩道だけでなく自転車専用道まである。

 「旧駅前の県道は震災前のままで歩道もなく、子どもたちが心配。均衡ある街づくりをしてほしい」。岩佐さんが、住民の思いを代弁した。

2722荷主研究者:2016/12/24(土) 15:05:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161211_13019.html
2016年12月11日日曜日 河北新報
<名取中央高架橋>完成間近 市民ら「渡り初め」

完成間近の高架橋を歩く市民ら

 県道塩釜亘理線と同仙台館腰線を東西につなぐ名取市の同大手町下増田線の全線開通を前に、JR東北線や旧国道4号をまたぐ名取中央高架橋の工事現場見学会が10日あり、周辺住民が早期完成を願って「渡り初め」をした。

 工事受注企業が主催し、市民ら約400人が参加した。高架橋は長さ約205メートル、最大幅約30メートル。来年3月末の完成を目指して工事が進められている。市民らは高架橋の構造などの説明を受けた後、実際に上って路面を歩いたり、工事の様子を見守ったりした。

 高架橋の路面には近くの本郷幼稚園と同市下増田小、同名取一中の子どもたちが描いた5メートル四方の絵3点が設置され、参加者全員で記念撮影。路面を使ったお絵描き会や高所作業車などの試乗体験会もあった。

 現場代理人の藤堂隆之さん(60)は「現在は並行する狭くて歩道のない道路を車が行き交い、旧国道4号も東北線の踏切で渋滞している。そうした問題を一挙に解消できる住民待望の高架橋だ」と話した。

2723とはずがたり:2016/12/25(日) 20:23:39
>>2441>>2498
多賀城ICは此処↓。こんな箇所(仙台港北IC〜利府Jct)が4車線化されずに残ってたのは多賀城ICの建設の為?
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E140.59.7.696N38.17.57.351/zoom/9/

<三陸道>多賀城IC新設 仙台-石巻4車線化
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160328_13013.html

三陸道に開設された多賀城IC(左上)。仙台-石巻間は仙台東部道路も合わせて完全4車線化された=27日午後0時半ごろ、多賀城市

 三陸自動車道の多賀城インターチェンジ(IC)設置と、仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間4.7キロの完全4車線化が完了し、27日、宮城県多賀城市南宮で式典があった。三陸道のIC新設は昨年10月の石巻女川IC以来。
 菊地健次郎市長は「宮城県内の沿岸市町で唯一のIC空白地だった多賀城の悲願を達成した。地域の産業と観光の活性化が期待される」とあいさつ。関係者や市民など約400人が集まり、テープカットとくす玉割りで整備完了を祝った。
 多賀城IC開設で多賀城市内へのアクセスが向上する。今回の4車線化により三陸道は仙台市から石巻市まで約40キロの全線4車線化が実現。朝夕の通勤・帰宅時間帯に発生していた渋滞の解消が期待されている。
 IC設置と4車線化の事業費は約240億円。復興事業として、東北地方整備局と東日本高速道路が2012年4月に着工した。

2016年03月28日月曜日

2724荷主研究者:2016/12/29(木) 11:30:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_12006.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<イノアック>住宅建材や車部品製造 栗原に進出

 住宅用建材、自動車用部品などを開発・製造するイノアック(名古屋市)が、宮城県栗原市築館に東北工場を新設する方針を固めたことが14日分かった。近く正式発表する。

 関係者によると、築館工業団地約14ヘクタールのうち、分譲されている約12ヘクタールを全て取得する予定。住宅用の断熱材を主に製造する。同社は自動車に使用するゴム製品も手掛けている。

 今回、東北自動車道に近接する立地の良さや必要面積が効率的に取得できる点が評価されたとみられる。

 同社の国内工場と事業所は愛知や岐阜、熊本各県などに15カ所あり、宮城、岩手両県にはグループ会社「東北イノアック」の3工場がある。

2725荷主研究者:2016/12/29(木) 11:30:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_11031.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<仙台市交通局>旧荒浜小前にバス停新設へ

 仙台市交通局が来年4月の市バスのダイヤ改正で、東日本大震災で被災した旧荒浜小(若林区)前にバス停を新設することが14日、分かった。震災で運行休止中の他の区間は廃止する。近く詳細を公表する。

 現在は南長沼が発着点の深沼線を、旧荒浜小前まで約400メートル延ばす。市は震災遺構として校舎の活用を決めている。一方、津波被災で休止中の蒲生線の白鳥2丁目-蒲生間、深沼線の荒浜新2丁目-深沼間、井土浜線の中野-閖上間は運行の見込みが立たないため廃止する。

 折立・茂庭台線は災害公営住宅入居者の利便性向上のため、茂庭台1丁目南のバス停を降車専用で新設する。工学部・宮教大線の八木山動物公園駅-成田山間は利用が少ないため廃止する。

2726荷主研究者:2016/12/29(木) 11:33:41
>>2627
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161215_12004.html
2016年12月15日木曜日 河北新報
<仙台駅東>仙台イースト 6月19日開業

ホテルメトロポリタン仙台イーストの外観(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社と仙台ターミナルビルは14日、仙台駅東口に2017年にオープンする「ホテルメトロポリタン仙台イースト」(14階)の開業日を6月19日にすると発表した。

 5階以上が客室で全282室。九つの部屋タイプの客室料金(税込み)のうち、全体の約6割を占める1室21平方メートルのワイドシングル(173室)は1泊2万5000円。最高は91平方メートルのプレミアスイート(2室)の18万円。

 1〜4階のエントランスやロビーは、裏磐梯の五色沼(福島県)や世界自然遺産の白神山地(青森県、秋田県)など東北の自然をイメージしたデザインを施す。1〜2階には、隣接するエスパル仙台東館の増床エリアとして飲食店など約20店舗が入る。

 全館禁煙。訪日外国人旅行者(インバウンド)のニーズが高いフィットネスルームを備える。ターミナルビルの新妻博敏社長は「東北を訪れる外国人の数が徐々に伸び始めており、インバウンドの誘客にも貢献したい」と話した。

2727荷主研究者:2016/12/29(木) 11:40:11

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161216_12006.html
2016年12月16日金曜日 河北新報
<仙台フォーラス>地下1階改装 新店10店

本と雑貨を扱う新業態のトゥデイズ・ライフの売り場

 仙台市青葉区一番町の商業施設「仙台フォーラス」は16日、地下1階全体(売り場面積約1000平方メートル)をリニューアルし、家具や雑貨、本、旅行商品などを扱う10店舗を新規オープンする。従来のファッション中心から、ライフスタイル全般を提案するフロアに一新し、差別化を図る。

 東北初出店は6店舗。目玉は、イオングループの未来屋書店(千葉市)が全国で初めて展開する本と雑貨の新業態店トゥデイズ・ライフ。決まった棚の配置はせず、毎月さまざまなテーマで新しい棚を設ける。「仙台初」や「仙台発」を強調した商品やフェアを企画する。

 このほか、ソファ専門店のフェデリコ・セコンドやインテリア雑貨のストア・マイ・フィールド、同じく雑貨を扱うハコア・ダイレクト・ストアなどが新規に入店する。

 仙台フォーラスの担当者は「アパレル系は、JR仙台駅前で相次いだ新しい商業施設との競争が激しい。これまでフォーラスが持っていたファッションのブランドを生かしつつ、新たな客層を取り込みたい」と話す。

2728荷主研究者:2016/12/29(木) 11:41:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161216_12049.html
2016年12月16日金曜日 河北新報
<次世代型放射光>建設費調達 法人設立へ

放射光施設の誘致を目指し、企業に出資を呼び掛けた説明会

 東北の産学官が宮城県への誘致を目指す次世代型放射光施設に関し、東北経済連合会は15日、約300億円を見込む建設費の一部を民間で賄うため一般財団法人を年内に設立する方針を明らかにした。東京で開いた企業向け説明会で向田吉広副会長が発表し、集まった約100人の企業関係者に出資を呼び掛けた。

 一般財団法人の名称は「光科学イノベーションセンター(仮称)」。仙台市に置き、施設建設や運営の主体となることを想定する。

 21日に約30の大手企業や大学でつくる設立発起人会を都内で開き、年内に設立手続きを取る。来年2月に設立総会と記念式典を仙台市で開く計画だ。

 資金は国内の大手企業に1口5000万円の拠出金を募り、口数によって施設利用の優先度などを変える。東北の中小企業には1口50万円で拠出を求め、共同利用できる仕組みを設けるという。

 向田副会長は説明会で「民間中心に資金を集め、国に(施設の必要性を)認めてもらいたい」と述べた。

 説明会では、東北大総長特別補佐の高田昌樹教授(放射光科学)が講演。「放射光施設は学術研究や産業技術開発を支え、国家にとって重要な基盤になる」と施設誘致の意義を強調した。

 誘致を目指す放射光施設は産業界の需要が高い軟エックス線専用。文部科学省の小委員会は11月から施設新設の必要性について検討している。

2729荷主研究者:2016/12/29(木) 12:04:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161219_13045.html
2016年12月19日月曜日 河北新報
区画整理で消える「小字」の地番 惜しむ声

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161219kahoku02.JPG

地番変更で「蒲町東」「荒井1丁目」となる蒲町字馬洗場付近=仙台市若林区

 仙台市地下鉄東西線の開業で宅地開発が進む若林区荒井周辺で来年夏ごろ、大規模な地番変更が実施される。荒井、荒井東の両土地区画整理事業が完了した後、地名が「小字(こあざ)」から「丁目」に変わる。大きな街区ごとに整理されて分かりやすくなるが、歴史ある地名が失われることを名残惜しく思う住民もいる。

 地番が変更されるのは荒井、伊在、蒲町、六丁目の約180ヘクタール。新しい地名は「荒井1〜8丁目」「荒井東1、2丁目」「伊在1〜3丁目」「蒲町東」となる。

 東西線開業で開発が飛躍的に進んだ荒井南、荒井西の両土地区画整理事業のうち、今年8月に荒井南で一足早く地番が変更され、荒井字遠藤西などが荒井南や荒井3丁目になった。荒井西も今後、変更される見通しだが、時期のめどは立っていない。

 荒井周辺には市地下鉄東西線の荒井、六丁の目両駅がある。仙台東部道路や国道4号バイパスにも近く、商業施設や住宅が急ピッチで整備されている。

 一帯はもともと稲作地帯で、掘割が区境になっていた。地名変更で荒井字福在家(ふくざいけ)や同御散田(おさんでん)、蒲町字馬洗場(うまあらいば)など28の地名がなくなるため、地域の記憶が薄れることを寂しがる声も上がる。

 地域に詳しい山田哲義さん(76)=伊在字南土府(みなみどふ)=は「馬洗場では昭和30年代ごろまで小川が流れ、馬や牛、農具の泥を落としていた。地名とともに思い出も失われるようだ」と、しんみりと語る。

 市区政課によると、地番変更は換地処分の完了後に実施される。来年夏ごろがめどの荒井、荒井東の両土地区画整理事業の地番変更も、事業の進展度合いによっては遅れる場合もあるという。

◎消滅する地名

▽荒井字揚戸(あがと)、遠藤(えんどう)、大場伝(おおばでん)、御散田(おさんでん)、押口(おしぐち)、小荒井(こあらい)、小荒井東(こあらいひがし)、新屋敷(しんやしき)、高屋敷(たかやしき)、畑中(はたなか)、初田(はつた)、広瀬(ひろせ)、福在家(ふくざいけ)、堀口(ほりぐち)、舞台(まいだい)
▽伊在字土府(どふ)、東田(ひがしだ)、東通(ひがしどおり)、南通(みなみどおり)、南土府(みなみどふ)、屋敷(やしき)
▽蒲町字馬洗場(うまあらいば)、川崎北(かわさききた)、原田中(はらたなか)、原田南(はらたみなみ)
▽六丁目字小荒井裏(こあらいうら)、参防田(さんぼうでん)、柳堀(やなぎぼり)

2730荷主研究者:2016/12/29(木) 12:21:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161220_13015.html
2016年12月20日火曜日 河北新報
<塩釜亘理線>かさ上げ県道 一部開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161220kahoku02.JPG

かさ上げされた県道を走るダンプカーや乗用車

 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市沿岸部で、市が津波の多重防御の一つとして整備中のかさ上げ道路のうち、県道塩釜亘理線に接する区間が完成し、19日、車両の通行が始まった。かさ上げ道路の開通は、県道塩釜亘理線と市が整備する市道を含めて初めて。

 開通したのは同市寺島新野中の800メートル分。2014年12月着工で、2.5メートル盛り土し、海抜は4メートルで道幅は最大17メートル。午後2時に現行道路から新しいかさ上げ道路へと通行が切り替えられ、復興事業に当たるトラックや一般車両が次々と通過していった。開通区間は県道に組み込まれた。

 市の高橋伸明建設部長は「まだ一部だが、内陸側に津波が到達しない最終ラインがようやくできた。道路が完成して終わりでなく、どうして造られたのかを後世に伝えてきたい」と話した。

 市内では6.4キロで市道のかさ上げ工事を実施中で、17年秋の利用開始を見込む。県道塩釜亘理線は仙台市内の約10キロでも、かさ上げ工事が進められている。

2731荷主研究者:2016/12/30(金) 11:50:20
>>2521
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161221_11023.html
2016年12月21日水曜日 河北新報
<回顧みやぎ>図書館集客好調 次に生かせ

年末年始も無休で開館する多賀城市立図書館

 東日本大震災から6年目を迎えた2016年。県内では、交通インフラを中心に被災地の復興が進む中で、復興工事を巡る事件もあった。新市誕生や商業地集積に沸く一方、政治家のモラルが問われた1年でもあった。現場の記者が振り返る。

◎2016振り返る(2)多賀城市立図書館の移転開館

<年内にも120万人>
 一つの建物が、市内外の人の流れを大きく変えた。

 多賀城市がJR仙石線多賀城駅前に建設した再開発ビルは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とする市立図書館などを中心に、連日3000人以上が来館。年内には、当初予定より3カ月も早く年間目標120万人に達する見通しで、予想以上の数字に驚く市職員も少なくない。

 「年中無休で午後9時半まで開館している図書館、書店、カフェ、レストラン…。行ってみたい場所が複数あることが大事」とする市立図書館の中林奨マネジャー(CCC)の説明に納得した。

 貸し出し実績は大きく伸びた。人数は月平均で5.3倍、冊数は約4倍。市生涯学習課の萱場賢一課長は「利用者アンケートで『図書館を人に勧めたい』と答えた人が目立った。図書館が市民の誇り、自信につながっている」と手応えを語る。

 誘致当時、CCCは公立図書館の指定管理事業を始めて間もなくで、他自治体の先行例では資料購入などで問題点も指摘された。多賀城では市と慎重に準備を重ね、今のところ問題のない運営が続く。

 秋以降は意欲的なイベントも増えた。スタッフルームには図書館の将来像として、市の目標「東北随一の文化交流拠点」を超えた「東北一の文化交流拠点」が掲げられている。中林マネジャーは「指定管理事業のスタート当初は『ど素人』だったが、ここまで来た」と自信を見せる。

<利用者が意見を>
 図書館運営は、行政やスタッフだけが担うものではない。従来の図書館に親しんだ利用者には使い勝手が悪くなった点もある。スタッフは利用者の声を聞いて資料配置などを修整している。図書館を育てる観点で、遠慮なく直接意見を伝えてみてはどうだろう。

 市立図書館に対する周辺の図書館関係者の関心は高い。スタッフ同士が気軽にこうした人々と情報交換ができる枠組みがあってもいい。

 市立図書館の指定管理費用は最大で年間約3億円。市は、少なくない負担で生み出した人の流れが続くうちに、文化を生かした具体的な次の一手を打ち出す必要がある。(多賀城支局・佐藤素子)

[メモ]多賀城市は、駅前再開発による中心市街地形成を目指し、再開発ビルA棟に市立図書館を移転した上でCCCを指定管理者とし、ビル全体の設計や出店構成も任せた。同時期に完成した近くのB棟には子育て支援センター、保育所など福祉施設が入居する。

2732荷主研究者:2016/12/30(金) 11:53:20
>>2695
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161221_13044.html
2016年12月21日水曜日 河北新報
<仙台広瀬通>イチョウ伐採開始 車線拡幅へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161221kahoku01.JPG

伐採された樹齢約75年とみられるイチョウ=21日午前3時ごろ

 仙台市は21日未明、広瀬通(青葉区)の中央分離帯に立つイチョウ12本のうち10本の伐採を始めた。渋滞解消を目的に分離帯の面積を減らし、車道を片側3車線から4車線に拡幅する。

 午前0時ごろ、市が委託した業者が西側から7本目のイチョウの枝打ち作業を開始。枝にワイヤを取り付けてチェーンソーで切り込みを入れ、重機で持ち上げて切断した。午前3時すぎに幹の伐採まで終えた。初日の伐採数は1本。

 市によると、作業は夜間に行われ、今年は22日未明まで。来年1月10日に再開し、同月中旬に完了予定。伐採しない2本のうち、西側から3本目は2月末〜3月上旬にアエル北側の歩道に移植し、6本目はそのまま残す。

 伐採は今年3月に始める予定だったが、市民の反対意見が相次ぎ、14本を伐採する当初計画を変更した。伐採されたイチョウは非営利目的を条件に提供を検討している。拡幅工事は来年6月完成の予定。

2733荷主研究者:2016/12/30(金) 12:04:22
>>2595
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161222_12003.html
2016年12月22日木曜日 河北新報
<日本IBM>仙台駅東の新拠点が開所

テープカットして開所を祝う出席者

 日本IBM(東京)が企業向けITインフラの運用や保守を担うグローバル・テクノロジー・サービス(GTS)事業拠点「仙台クライアント・イノベーション・センター」をJR仙台駅東口周辺に開設し、現地で21日、開所式があった。

 同センターは全国の顧客とネットワークでつながり、システム変更やトラブル解決に遠隔対応する。同社は300人前後の技術者を地元中心に雇用する方針。

 式典には約100人が出席。GTS事業本部長のビベック・マハジャン取締役専務執行役員は「ネットワークの拠点の一つとして、仙台から世界へ発信していきたい」とあいさつ。来賓の奥山恵美子仙台市長らがテープカットをして開設を祝った。

2734荷主研究者:2016/12/30(金) 12:14:37
>>2131 >>2488 >>2532 >>2617
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161223_13008.html
2016年12月23日金曜日 河北新報
<仙台市立病院跡地>都市型キャンパス整備へ

旧仙台市立病院跡地に整備されるキャンパスのイメージ図

 仙台市は22日、旧市立病院跡地(若林区)を学校法人東北学院(青葉区)に44億円で売却すると正式発表した。同法人は泉区や多賀城市にある東北学院大のキャンパスを集約し、「学都仙台」を象徴する都市型キャンパスを整備する。2021年の完成を目指す。

 病院跡地にはホール棟、講義棟、高層棟、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設。建築面積は約8870平方メートル、延べ床面積は約5万8730平方メートル。市民が利用できる多目的ホール(約980席)も整備する。高層棟は地上19階。キャンパスのランドマークとなり、レストランや図書館が入る。

 市が10月下旬〜11月上旬に実施した事業提案書の公募には東北学院とデベロッパーの2事業者が応募したが、12月に入りデベロッパーが辞退。公認会計士など外部有識者3人と市職員3人でつくる事業者選定委員会が20日に開いた会合で同法人の提案を審査した。

 公開講座の開催やレストランの開放など、開かれたキャンパスとして地域交流の拠点を目指す点などが高く評価された。市はキャンパス整備による都市ブランドの向上や地域のにぎわい創出にも期待している。

 同法人理事長の松本宣郎東北学院大学長は「学都仙台の連携・交流シンボル『五橋アーバンキャンパス』がコンセプト。若者が切磋琢磨(せっさたくま)し、地域の人が知を求めて集うキャンパス整備に取り組みたい」との談話を出した。

2735荷主研究者:2016/12/30(金) 12:40:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161226_13047.html
2016年12月26日月曜日 河北新報
<仙台東西線>山の3駅 駐輪場がらがら

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20161226kahoku01.JPG

がら空きの八木山動物公園駅駐輪場

 仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園、青葉山、川内の西端3駅に市が整備した駐輪場の利用が伸び悩んでいる。いずれも丘陵上にあり、駅周辺の急坂がネックとなっているためだ。市は「体力のある学生に使ってほしい」と呼び掛けている。

 11月の駅別駐輪場利用率は表の通り。青葉山駅(駐輪可能台数41台)が5.4%と最も低く、2台程度しか駐輪していない計算だ。川内駅(171台)が7.0%、地下鉄駅として国内で最も高い場所(標高136.4メートル)にある八木山動物公園駅(777台)も15.1%と、西端3駅がワーストスリーを占める。

 3駅は、坂の上に駐輪場がある点で共通している。市は周辺の坂を考慮して3駅の駐輪台数を抑制的に見積もったが、それでも想定以下の利用率にとどまる。

 八木山連合町内会の広瀬博事務局長は「八木山地区は高齢者が増えており、駅まで自転車をこいで上るのは難しい。バイクの人はほとんど目的地まで乗って行くのではないか」と話す。

 川内駅の隣の国際センター駅(110台)は92.2%と高いが、市は「標高が低く、使いやすいため」とみる。

 実際、平地が広がる仙台駅より東側では駐輪場の利用が好調だ。98.8%の薬師堂駅を筆頭に荒井駅や卸町駅も80%台と高い。乗車人数で東側は西側の約8割にとどまるが、駐輪場の利用実績は「東高西低」の様相を見せている。

 市によると、八木山動物公園、青葉山、川内の3駅の駐輪場整備費は計3億4400万円。市は東北大や宮城教育大、東北工大などの学生に照準を絞り、「自転車やバイクを地下鉄東西線にうまく組み合わせて使ってほしい」(道路管理課)と、アピールを強化する方針だ。

2736荷主研究者:2017/01/03(火) 22:49:10
>>2734
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161229_13019.html
2016年12月29日木曜日 河北新報
<東北学院大>キャンパス集約で空洞化懸念

約6000人が通っている泉キャンパス

多賀城市中心部に位置する多賀城キャンパス

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)が、2021年を目標に旧仙台市立病院跡地(若林区)に東北学院大のキャンパスを集約する計画を巡り、泉区や多賀城市にある同大キャンパス周辺で動揺が広がる。集約後の既存キャンパスの存廃について東北学院は「何も決まっていない」と話すが、両キャンパスの地元では、学生流出を懸念する声が出ている。(泉支局・北條哲広、多賀城支局・佐藤素子)

 「キャンパス集約のうわさは東日本大震災前からあったので既定路線だろう。今後、街の空洞化が気になる」と話すのは泉区の不動産会社の担当者。同社は泉区天神沢に泉キャンパスが開設された1988年ごろから学生向けの賃貸アパートを仲介しており、「完全撤退となれば死活問題につながりかねない」という。

 泉キャンパスは、教職員を含め約6000人を抱える。周辺はアパートや飲食店、カラオケ店やコンビニなどが建ち並び、大学の門前町を形成している。

 大学近くで飲食店を営む男性は「この辺りは学生アルバイトに支えられている店が多い。学生がいなくなると労働力の確保が難しい」と不安がる。仙台市地下鉄泉中央駅近くの飲食店従業員も「客であり、従業員でもある学生の存在は大きい。キャンパスの閉鎖、縮小となれば、影響は避けられない」と懸念する。

 工学部がある多賀城市中心部の多賀城キャンパスには約2200人が通う。市と同大は2007年、包括連携協定を締結。大学の資源を生かした市民向け公開講座や長期休暇を利用した小中学生の学習支援などを展開している。キャンパス移転で継続を危ぶむ声もあり、市幹部は「街から若者がいなくなる影響は計り知れない」と心配する。

 ただ、泉キャンパスと事情が異なるのが、学生の多くがJR仙石線を使う通学組で、地元に学生向け賃貸アパートが多くないこと。人員規模が泉キャンパスの約3分の1と小さいこともあってか、キャンパス閉鎖と売却による開発可能用地の出現に期待を寄せる声も出ている。

 地元商工会関係者は「にぎわい創出につながる活用をしてほしい」とひそかに願う。学生流出のマイナスを上回る住宅開発などによる定住人口増を望む気運が一部で高まっている。

 東北学院広報部は「キャンパス集約は学習の場をまとめる計画であり、現段階で既存キャンパスの存廃までは決まっていない」と説明。「計画については地元や仙台市とも連携しながら進めたい」としている。

 [メ モ] 泉キャンパス(約27.6ヘクタール)は教養学部の1〜4年生と文、経済、経営、法の4学部の1、2年生合わせて約5600人が在籍。大学院生や教職員を含めると6000人規模。多賀城キャンパス(約15.1ヘクタール)は工学部の学生と大学院生約2100人、教職員約110人が在籍する。東北学院によると、旧仙台市立病院跡地に整備する都市型キャンパスにはホール棟、講義棟、高層棟(地上19階)、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設。建築面積約8870平方メートル、延べ床面積約5万8730平方メートル。

2737荷主研究者:2017/01/03(火) 22:57:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161231_12002.html
2016年12月31日土曜日 河北新報
仙台空港-松島-平泉 直結バス運行へ

 宮城県松島町と東松島市、岩手県平泉町は、仙台空港に乗り入れるバスを共同で運行する方針を決めた。鉄道の乗り換えなしで、松島と平泉という東北を代表する観光地を結ぶ。広域を回遊する利便性を高めることで、インバウンド(訪日外国人旅行客)の主に個人客を取り込むのが狙い。来年1月下旬にも運行を始める予定。

 運行の中心となる松島町によると、開設を検討しているのは、仙台空港-松島町-平泉町と、同空港-松島町-東松島市の2路線。それぞれ1日1往復する。仙台市宮城野区にある「仙台うみの杜水族館」経由も念頭に置いている。

 観光庁の東北観光復興対策交付金を活用。今月15日に1市2町で共同運行の協定を結んだ。民間のバス事業者に委託し、来年3月末までの事業費は計約3700万円を見込む。旅行客にアンケートを取るなどして需要を調査し、2018年度まで運行を継続する考え。

 環境保全団体「世界で最も美しい湾クラブ」(本部フランス)に加盟した松島湾と、「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録された平泉を直接結び、インバウンドの受け入れ拡大を目指す。東松島市をコースに加えることで、東日本大震災からの復興の様子を紹介する狙いもある。

 松島、平泉両町は「伊達な広域観光推進協議会」のメンバー。平泉で5月に開かれた藤原まつりに桜井公一松島町長が招待され、青木幸保平泉町長と連携強化を確認した。

 松島町産業観光課の安土哲課長は「バスで直接観光地を結べば、大きな荷物を持った外国人客が安心して旅行できる。県境の枠を取り払い、回遊性を高めたい」と話している。

2738荷主研究者:2017/01/15(日) 16:27:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170104_11025.html
2017年01月04日水曜日 河北新報
被災地公園にフットサル場 全国初の民間委託

荒井東1号公園の整備予定地。周辺はマンションやホールの建設が進む=仙台市若林区

荒井東1号公園の完成イメージ。運動施設には荒井TMが防球ネットなどを整備する

 仙台市が若林区荒井東1号公園(仮称)予定地にフットサル場の設置を計画し、整備と運営を地元で街づくりに取り組む一般社団法人荒井タウンマネジメント(TM)(仙台市)に委託する方向で最終調整していることが3日、分かった。都市再生特別措置法の枠組みに基づく公園の民間委託で、全国初の試み。荒井TMは収益を公園全体の維持管理費に充てる計画だ。

 公園予定地は荒井東土地区画整理事業地の一角で、市地下鉄東西線荒井駅から南東へ約150メートルにある。面積は約7500平方メートル。公園北側に芝生広場、南側に人工芝のフットサル場を整備する。愛好者グループや小学生向けサッカースクールの利用などを見込み、テニスコートとしての活用も想定する。

 市は特別措置法に基づき2016年1月、行政の補完的機能を担う「都市再生推進法人」に荒井TMを指定した。市は近く、フットサル場とクラブハウスの整備と運営に関する「都市利便増進協定」を同法人と結ぶ方針。

 市は予定地を整地し、上下水道を整備する。荒井TMは新年度から10年間、用地を借り、高品質の人工芝を敷いて夜間照明施設や防球ネットを設置する。シャワー室や備品倉庫を備えたクラブハウスも整備する。年数百万円の公園維持費は利用収入で賄う。

 荒井TMの榊原進事務局長は「多くの方に利用してもらえれば、税金を投入せずに維持管理が可能だ。よりよい公園サービスを提供し、地区の長期的な価値向上につなげたい」と話す。

 荒井駅近隣への公園整備を市に要請していた七郷地区町内会連合会の菊地栄司会長は「子どもたちが喜ぶような公園にしてほしい。地下鉄東西線を利用してもらえれば駅前がにぎわう」と期待する。

 荒井TMは、荒井東土地区画整理組合に参加した地権者や民間企業などでつくる荒井東まちづくり協議会を母体に13年5月発足した。イベントを開くなどして荒井東地区のにぎわいづくりに取り組んでいる。

[都市再生特別措置法]都市機能の高度化や居住環境の向上が目的。2007年の改正で、市町村が指定する都市再生整備推進法人(14年から都市再生推進法人)が新設され、同法人への支援制度が盛り込まれた。歩道でのオープンカフェ運営など、民間の工夫で公共用地を活用する事業が全国各地で展開されている。

2739荷主研究者:2017/01/22(日) 17:15:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170110_13040.html
2017年01月10日火曜日 河北新報
仙台城の外側の石垣 震災で崩れ放置のまま

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170110kahoku01.JPG
震災などで崩れた石垣=仙台市青葉区の追廻地区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170110kahoku02.JPG

 広瀬川に面した仙台市青葉区追廻地区にある江戸期の石垣が、東日本大震災などで崩れたまま放置されている。増水時に川の流れが変わり、地盤がえぐられる危険性があるとして対岸の住民らが早期修復を要望しているが、広瀬川を管理する宮城県は消極姿勢。土地を所有する国や公園を整備予定の市も静観の構えだ。

 石垣が崩れているのは大橋から南に約200メートルの地点(地図)。約420メートル続く石垣が幅約19メートル、高さ約4メートルにわたって崩落している。以前からあった崩落箇所が震災で拡大した。

 石垣は市指定文化財「奥州仙台城絵図」(1645年)にも描かれ、仙台城と同時期の造営とみられる。場所によって石積みの工法が異なり、修復を繰り返した様子がうかがえる。市文化財課は「仙台城の最も外側の石垣で、歴史的な遺構」と評価する。

 対岸の片平地区連合町内会は、大雨による増水時に崩れた石垣で流れが変わり、片平地区の地盤が削られるのではないかと懸念。文化財保護の観点もあり、震災のあった2011年以降、関係機関に修復を要請してきた。

 しかし、崩れた石垣の周辺は国、県、市の管理が入り乱れ、責任の所在が曖昧になっているのが実情だ。

 河川を管理する県仙台土木事務所は「川の流れに影響はない。自然崖が崩れたのと同じ。現段階で対応の予定はない」。土地を所有する国は「1級河川の指定区間であり、管理は県に委ねている。法令違反がない限り県を指導する立場にない」(東北地方整備局)と話す。

 隣接地で青葉山公園の整備を予定している市は「将来的には公園整備と一体で補修したい。国や県との連携が必要」(公園課)と説明するが、追廻地区では現在も2世帯が立ち退きを拒んでおり、着工のめどが立っていない。

 連合町内会の今野均会長は「修復要請から5年以上たっている。どこでもいいから早く直して」と訴える。

2741荷主研究者:2017/01/22(日) 17:43:32

http://mainichi.jp/articles/20170113/ddl/k05/040/188000c
2017年1月13日 毎日新聞 地方版
線路はつづくよ とうほく鉄道物語/9 JR仙石線・宮城野原駅 宮城県 楽天カラーお出迎え

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170113mainichi01.JPG
楽天イーグルスのチームカラー・クリムゾンレッドのJR宮城野原駅=仙台市宮城野区で、三浦研吾撮影

宮城野原駅の地図

野球盛り上げる数々の「仕掛け」

 東北唯一のプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」のユニホームを着た親子連れや若者が次々とホームに降り立つ。構内を流れる球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」を聞きながら、子供たちが球場めがけて元気よく駆け出していった。

 ここは仙台市宮城野区のJR宮城野原駅。楽天のホーム球場「コボスタ宮城」(今年からコボパーク宮城に改称)の最寄り駅として知られる。JR東日本はこの駅を「ベースボールステーション」と位置付け、プロ野球を盛り上げるさまざまな「仕掛け」を施している。

 まず目に付くのが、駅構内の色。楽天のチームカラーであるクリムゾンレッドで統一され、マスコットキャラクターのクラッチとクラッチーナのイラストが随所に描かれている。出入り口も楽天カラーで、ヘルメットのモニュメントもある。JR東日本によると、同社管内で駅舎がプロ野球のチームカラーになっているのは宮城野原駅だけ。以前は水色だったが、球団創立に合わせて2005年に塗り替えたという。担当者は「地域社会への貢献の一環として駅の装飾などをしている。球場を訪れるファンの気分が盛り上がれば」と話す。

 球団歌が駅の発車メロディーとなったのは5年後の10年。メロディーの長さは約7秒で、楽天を身近に感じてほしいとの思いから実現した。同じように発車メロディーに採用されているのは、巨人(中央線・水道橋駅)、千葉ロッテ(京葉線・海浜幕張駅)に次いで3駅目という。他に横浜DeNA(根岸線・関内駅)もある。

 当時、宮城野原駅を管轄していた陸前原ノ町駅長を務めた宮城県野球協会の内海利彦会長(64)は「球場は、子供から大人までみんなが楽しめるボールパーク。発車メロディーもファンに長く使われ、駅のヘルメットなどの装飾も楽しんでくれればうれしい」とPRする。

 こうした取り組みもあり、楽天の名前は着実に浸透している。駅の1日平均乗車人員も、05年度に前年度比約800人増の約5600人となり、楽天が日本一になった13年度以降は毎年6000人を超えている。14年以降3年連続でBクラスと成績は振るわないが、本拠地での1軍の観客動員数は、16年シーズンが151万人と過去最高を記録した。楽天野球団の担当者は「いろいろな人に応援していただき大変ありがたい」と話す。

 東北の地にプロ野球球団が誕生して13年目。地域を挙げて「おらが球団」を温かく見守り続ける。【三浦研吾】=つづく

 ■メモ JR宮城野原駅
 1926年に私鉄の駅として開業、44年に国有化される。2005年3月30日に、楽天仕様に改装。10年3月26日から球団歌の発車メロディーを採用している。15年度の1日平均乗客数は6279人。球場まで徒歩約5分。近くには、仙台市陸上競技場や仙台育英高校宮城野校舎がある。

2742荷主研究者:2017/01/22(日) 18:09:31
>>2055
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=17730
2017/1/17日刊建設新聞 宮城版
鋼8径間でプロポ公告 仙台南部道路・広瀬大橋のII期線 業務規模3900万円(NEXCO東日本)

 NEXCO東日本東北支社は16日、仙台南部道路に付加車線を建設するため、広瀬大橋基本設計業務の公募型プロポーザルを公告した。2月13日まで参加表明を受け付ける。業務規模は3900万円で、鋼8径間連続鈑げた橋の上部工基本設計と下部工・基礎工の詳細設計をまとめる。施工時期は30〜31年度の見通し。

 履行場所は、仙台南部道路の長町インターチェンジ(IC)と今泉IC区間。同社は、対面通行区間の広瀬大橋上り線に全幅20mの新橋りょうを架設し、追い越し車線を設置する。26年度に概略検討に着手し、いであ(東京都港区)が業務をまとめている。

 プロポの業務では、鋼8径間連続鈑げた橋の上部工基本設計と、下部工・基礎工の詳細設計をまとめる。履行期間は300日。構造物の基礎調査は、帝国コンサルタント(本社・福井県)が担当し、新橋梁の設計に向けたボーリング調査、解析調査などをまとめた。

 参加資格は、同社「橋梁設計」の認定事業者で、鋼連続鈑桁橋の基本・詳細設計の業務実績などを要件にする。技術提案の提出者には3者を選定。2者以下の場合は追加選定し、3月17日まで提案書を受け付け、同21日のヒアリングを経て事業者を特定する。

 橋りょうII期線の施工は、広瀬川の増水期を避けるため下部工工事、上部工工事とも30〜31年度で計画。広瀬川に架ける仮桟橋は各年12〜3月、橋脚掘削部の土留工や締め切りは各年10月〜6月の非出水期で検討を進める。

 既設の広瀬大橋は、国施行で架設された。同線は、東北縦貫自動車道の仙台南ICから仙台東道路を結ぶ全長約12kmの自動車専用道路で、幅員は全幅20mの2車線構造。県道路公社が整備・管理していたが25年7月に同社へ移管されている。

 4車線化区間は、長町IC〜今泉IC区間の約3kmで、道路の詳細設計は千代田コンサルタント(本社・東京都北区)が担当した。同区間にII期線が設置されれば仙台若林ジャンクションまでが4車化される。

2743荷主研究者:2017/01/22(日) 18:14:23

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/01/17 建設新聞
積水ハウス「通町1丁目計画」の建設 仙台市青葉区通町・広建設計に設計委託
RC・B1/24F約1.1万㎡92戸で計画

 積水ハウス東京マンション事業部(東京都新宿区西新宿1の20の2 梶芳樹事業部長)は仙台市青葉区通町に「通町1丁目計画」(仮称)の建設を計画しており、広建設計(東京都豊島区)に設計を委託している。

 建設用地は仙台市青葉区通町1の203の3ほか地内で、敷地面積は1488.04㎡。計画では、ここにRC・B1/24F延べ1万0825.31㎡の共同住宅(分譲マンション)を建設するもので、内部には92戸を設ける。

 今後は施工者選定などを進め2017年12月の着工、20年1月末の完成を予定している。

2017/01/17付一面に掲載。

2744荷主研究者:2017/02/01(水) 23:33:41

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00413580?isReadConfirmed=true
2017/1/17 05:00 日刊工業新聞
日本公庫、東北大の研究事業化で連携 覚書を更新

【仙台】日本政策金融公庫仙台支店は16日、東北大学と「産学連携の協力推進に関する覚書」を更新したと発表した。東北大の研究シーズと日本公庫の取引先が持つ技術のマッチング、取引先からの技術相談、情報提供などで連携する。2007年に国民生活金融公庫仙台支店と東北大が同様の覚書を結んでいた。政策金融機関の統合により、3事業(国民生活事業、中小企業事業、農林水産事業)が覚書を更新し、東日本大震災からの復興に向けた地域課題の解決と人材育成を進める。

(2017/1/17 05:00)

2745荷主研究者:2017/02/01(水) 23:49:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170118_12007.html
2017年01月18日水曜日 河北新報
<スカイマーク>仙台-神戸 7月から再開

仙台空港=2016年6月3日

 中堅航空会社のスカイマーク(東京)が仙台-神戸線を7月に再開する方針を固めたことが17日、分かった。業績が改善したためで1日2往復となる見通し。経営破綻後、撤退路線の再開は初めて。路線再開を含む新たな運行計画を19日に国土交通省に申請する。

 同社は2013年4月に仙台-札幌(新千歳)、仙台-福岡の両路線を開設して仙台に就航。14年4月、仙台-神戸線の運航を始めた。

 その後、巨額投資の失敗などで15年1月に民事再生法の適用を東京地裁に申請して経営破綻。路線縮小に踏み切り、仙台-福岡と仙台-札幌の両路線は同3月に撤退。仙台-神戸線も同10月に廃止し、仙台空港から完全撤退した。

 リストラや原油価格の下落による燃料費の大幅減などで、16年3月期決算(単体)は本業のもうけを示す営業損益が15億円となって黒字に転換。同時に民事再生法の手続きも終えた。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の担当者は「仙台-神戸線の搭乗率は悪くなかった。仙台空港が、関西以西と東北を結ぶゲートウエーとして、より重要な役割を担うことになる」と再開に期待した。

2746荷主研究者:2017/02/01(水) 23:49:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170118_13002.html
2017年01月18日水曜日 河北新報
<世界地震工学会議>仙台20年開催を正式発表

 仙台市は17日、世界各国の地震関連の専門家が4年ごとに集う大型国際会議「第17回世界地震工学会議」が2020年9月、市内で開かれると正式発表した。

 奥山恵美子市長は同日の定例記者会見で、東日本大震災の被災地での開催について「(復興五輪を理念に掲げる)東京五輪・パラリンピックの時期とも近く、大変意義深い」と強調。「スケールの大きい会議だ。仙台の防災の取り組みを関係機関と連携して発信したい」と期待感を示した。

 会議と連動した市のイベントに関しては「開催地として市民の参画は欠かせない」と述べ、市民参加型のイベント実施などを検討する考えを明らかにした。

 市によると、会議は青葉区の仙台国際センターや東北大百周年記念会館川内萩ホールで開催。国際地震工学会の加盟国を中心に約80の国と地域から約3000人が参加する。

2747荷主研究者:2017/02/12(日) 10:59:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170120_12028.html
2017年01月20日金曜日 河北新報
<仙台港>国際コンテナ最多更新

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170120kahoku01.JPG

 仙台港で2016年に取り扱われた国際コンテナ貨物量が、2年連続で過去最多を更新したことが19日、分かった。海外直行船と、京浜経由で国際線に積み替えるフィーダー船の定期船が1航路ずつ増え、利便性が高まった効果が表れた。

 県の速報値では、16年の取扱量は約24万6000個(20フィートコンテナ換算)に達した。東日本大震災前の水準を超え、過去最多だった15年(22万5259個)を約2万個上回った。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は、震災があった11年に前年比55%減の9万6528個に大きく落ち込んだ後、復旧復興事業に伴ってV字回復を果たした。

 16年2月に内航フィーダー船が1航路、同4月には韓国・釜山港を直接結ぶコンテナ船が新たに就航。定期便は直行9航路、フィーダー9航路で過去最多となった。

 輸出入品目は復興需要が大きい建材のほか、農水産物、家電、自動車部品などが増えたとみられる。県の担当者は「ポートセールスに努め、一層の利便性向上に取り組む」と話す。

2748荷主研究者:2017/02/12(日) 11:02:05
>>2669
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=17747
2017/1/20 日刊建設新聞 宮城版
片平エンジで追加調査 仙台東道路の整備実現へ(県)

 県土木部道路課は、仙台の中心部と東部地区を結ぶ自動車専用道路「仙台東道路」の整備に向け、新たな調査業務を片平エンジニアリング(東北支店・仙台市青葉区)に委託し、道路利用者へのアンケートなどを進める。同社はこれまでも仙台東道路の検討調査を請け負っており、業務の一貫性を保つため、26日に追加調査を随意契約する。県は年度内に仙台東部地区道路ネットワーク検討会(座長・久保田裕県土木部次長)の第4回会合を開き、理想的な道路ネットワークのあり方を提案する。

 県が構想する仙台東道路は、仙台市中心部から仙台東部道路までを結ぶ総延長7kmの自動車専用道路。仙台市内の渋滞解消や物流面の強化、観光振興だけでなく、宮城野原地区に設ける広域防災拠点の機能強化を視野に入れており、防災機能も含めた理想的な道路のあり方を検討している。

 道路新設に向けては、仙台東部地区道路ネットワーク検討調査業務を26年度にパシフィクコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)、27年度に片平エンジニアリングに委託。地域の現況や交通量・交通状況、県と仙台市の震災復興計画を踏まえた将来道路網の見直し・需要予測などを調査してきた。

 昨年11月には、村井嘉浩知事と仙台市の稲葉信義副市長が、石井啓一国交相に対し、仙台東部地区の道路網強化を要望し、自動車専用道路の計画策定を求めた。

 仙台東部地区では、三陸沿岸道路の延伸整備や、常磐自動車道の4車線化が進み、交通量の増大が予想されている。仙台東道路は地域高規格道路に指定されているが、具体化に至っておらず、渋滞による道路交通の阻害が課題になっている。

 国土交通省仙台河川国道事務所でも、昨年8月に仙台都市圏の道路整備計画検討業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託しており、仙台の都心部と東部地区を結ぶ幹線道路の概略計画などを検討している。

 県土木部道路課では、仙台東道路を実際にどこの機関が整備することになるかまだ分からないとしながらも、必要な道路と考えているため、今後も情報収集や調査検討を進めつつ、国に対しては引き続き要望していく考えだ。

 27日に随意契約する予定の追加業務では、道路利用者の動向を把握するため、新たにアンケートやインタビューなどを実施し、利用実態を調べる。履行期間は3月27日まで。この調査経過は第4回目の仙台東部地区道路ネットワーク検討会に報告する予定だ。

 同検討会では、仙台東部地区と仙台都市圏の交通道路網を検証・検討している。構成メンバーは、県や仙台市、東北地方整備局、NEXCO東日本の職員。事業規模や事業主体、設置ルートなどの具体的な検討は、別の協議組織を立ち上げて進めることになる。

2749荷主研究者:2017/02/12(日) 11:12:00
>>2702
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_11023.html
2017年01月21日土曜日 河北新報
<東北大>「雨宮」建物解体4月に着手

 東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の移転に伴う再開発計画で、東北大がキャンパス内の建物の解体工事を4月に着手することが20日、分かった。大正期の旧制二高(現東北大)時代から残る守衛所や赤れんが塀は、他のキャンパスへの移設を検討する。

 東北大によると、工期は4月1日〜11月30日。来年2月に計画主体のイオンモール(千葉市)に敷地を引き渡す予定。事業費は約13億2800万円で、キャンパスの敷地9.3ヘクタールのうち約100棟(総建築面積約1万4000平方メートル)の建物を解体する。

 守衛所などに関しては「歴史的遺産」と位置付け、保存する方向で調整する。当初計画では、記念碑や記念樹など16件の保存対象物に含まれていなかった。

 キャンパス内に約2800本ある樹木について、東北大の担当者は「適切な緑化保存が図られるよう、イオン側ときちんと話を進めていきたい」と話す。

 雨宮キャンパスは、東北大が2013年10月に実施した入札で、イオンモールが約220億円で落札。土地引き渡し後は商業施設や医療・福祉施設と集合住宅が整備される予定。イオンは商業施設の開業時期を明らかにしていないが、関係者によると、20年以降を目指しているという。

2750荷主研究者:2017/02/12(日) 11:12:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170121_11040.html
2017年01月21日土曜日 河北新報
要望20年ついに「多賀城交番」駅前へ

2月から多賀城交番となる駅前警察官立ち寄り所

 宮城県警塩釜署管内で最も大きい交番「多賀城交番」(多賀城市)が、2月1日に現在地から約600メートル離れたJR仙石線多賀城駅前に移転する。防犯上の観点から20年以上にわたって市が要望してきた場所で、悲願の移転が実現する。

 新交番は、駅前再開発に伴い、2014年に同市中央3丁目に新設された市所有の警察官立ち寄り所を活用する。敷地面積約290平方メートル、木造2階で延べ床面積217平方メートルで、県内の交番では最大規模の広さ。現在地と同じく塩釜署管内の交番で最も多い署員16人が勤務することになる。

 市は、JR多賀城駅周辺で自転車盗などの路上犯罪が多発していたことから、防犯上の観点から1993年に県警に対して駅前への交番設置を求めた。以降、要請活動を続け、01年には将来の交番設置を見据えて、駅前に警察官立ち寄り所を設置していた。菊地健次郎市長は「長年の要請活動が実を結び、ありがたい。市民も心強く思っている」と歓迎する。

 現在の多賀城交番は、1978年に国道45号沿いに設置された。県警は、駅前を中心とした都市開発が進んだことや被災地の復興工事に伴う事件事故の多発、長年の地域住民の要望を受けて移転を決めた。

2751荷主研究者:2017/02/12(日) 11:23:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170123_13001.html
2017年01月23日月曜日 河北新報
<国道286号>冬期難所バイパス化 完成28年

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170123kahoku01.JPG

 仙台、山形両市を結ぶ国道286号で、冬期間の難所となっている仙台市と宮城県川崎町の境界付近のバイパス化に市と県が着手した。2028年ごろの完成を目指す。移動の安全が確保されれば、仙山圏交流の一層の促進が期待される。

 バイパスの予定区間は太白区坪沼-川崎町支倉間の約2.7キロ。現在の道路は急勾配と急カーブが連続しており、北側に二つのトンネルと三つの橋を含む道路を新設する。事業費は80億円程度を見込む。

 仙台市域の約1.4キロは市が、川崎町域の約1.3キロは県が建設する。片側1車線で、幅3.5メートルの歩道も整備する。測量や地質調査、詳細設計を経て、19年度をめどに用地交渉と工事に着手する方針。

 国道286号は笹谷街道として知られ、工事区間の近くに国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)や秋保温泉(太白区)がある。山形自動車道が並行しており、バイパス化で仙台-山形間のアクセスの選択肢が広がるほか、土砂災害の被害防止効果も見込まれる。

 県大河原土木事務所の吉田光浩技術次長は「バイパスが完成すれば走りやすくなり、スリップ事故の危険も解消できる」と話した。

2752荷主研究者:2017/02/12(日) 11:29:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170124_11033.html
2017年01月24日火曜日 河北新報
<15年国勢調査>女川の人口減少率全国2位

 宮城県は23日、2015年国勢調査(10月1日現在)の確定人口を発表した。人口は233万3899人で、10年の前回調査より1万4266人(0.6%)減少。市町村別の減少率では東日本大震災の被災地が全国上位を占めた。

 県人口の減少は3回連続で、減少率は1920年の調査開始以来、最大となった。男女別では男性が114万167人、女性が119万3732人だった。

 年齢別では65歳以上の老齢人口が58万8240人で全体の25.7%となり、初めて4分の1を超えた。15〜64歳の生産年齢人口は141万322人(61.7%)、15歳未満の年少人口は28万6003人(12.5%)だった。

 市町村別では9市町村で増加し、26市町で減少した。増加率は大和町が13.5%で全国3位、富谷町(現富谷市)が9.7%で13位。減少率は37.0%の女川町が全国で2番目に高く、南三陸町(29.0%)が3番目、山元町(26.3%)が5番目になるなど、震災の影響が色濃く表れた。

 一般世帯数は94万4720世帯で、4万2858世帯(4.8%)増加した。1世帯当たりの人数は2.4人で、前回の2.6人より減少。県内在住の外国人は前回比1622人増の1万3989人だった。

2753荷主研究者:2017/02/12(日) 11:30:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170124_11041.html
2017年01月24日火曜日 河北新報
仙台市本庁舎建て替えへ 外部検討委を設置

仙台市が建て替えの方針を固めた市役所本庁舎=仙台市青葉区国分町3丁目

 仙台市は老朽化が著しい市役所本庁舎を建て替える方針を固めた。築50年が過ぎて建物も設備も劣化が深刻なため、改修では将来的に十分な安全性を確保できないと判断した。早期着手が必要とみており、新年度に外部の有識者による検討委員会を設置し、新庁舎の基本構想の策定に入る。

 新庁舎の建設場所は未定だが、奥山恵美子市長は昨年10月の定例記者会見で「新たに土地を購入するゆとりはない」と述べており、現地での建て替えが最有力とみられる。

 現在の本庁舎は1965年に完成した。市が昨年1月にまとめた劣化診断では、空調の配管や屋内消火栓、消火水槽に腐食や水漏れが指摘された。昨年11月には、使われている鉄筋コンクリートの耐用年数が残り13〜14年になっているとの調査結果も出た。

 本庁舎は2004年に当時の藤井黎市長が建て替えを表明したが、その後、財源不足を理由に断念。建て替え目的の基金も廃止し、耐震改修を行い使用を続ける方針に切り替えた経緯がある。市は老朽化の進行を受けて本年度、内部で新たな対応方針を検討していた。

 市はまた、整備検討中の音楽ホールを巡り、新年度から規模や立地に関する本格的な議論を始める方針も固めた。有識者を交え、まちづくりの観点からもホールの在り方を話し合う。議論を踏まえ、整備の可否を最終判断する。

 音楽ホールは地元経済団体などが2000席規模の施設の整備を求めている。奥山市長は4日の年頭記者会見で「必要性の緊急度が違う」と説明し、本庁舎建て替えの判断を優先させる可能性を示唆していた。

 いずれの方針も、2月9日開会予定の市議会2月定例会で奥山市長が正式表明する。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170125_11019.html
2017年01月25日水曜日 河北新報
<仙台新庁舎>市長「現在地で建て替え検討」

仙台市が建て替えの方針を固めた市役所本庁舎=仙台市青葉区国分町3丁目

 仙台市の奥山恵美子市長は24日の定例記者会見で、老朽化した市役所本庁舎を建て替える方針を正式に表明した。新庁舎の建設場所に関しては、適当な広さの市有地がほかにないことなどから「現時点では現在地の方向性が強いと思う」と述べた。

 市は改修も選択肢に検討してきたが、奥山氏は「(改修では)何年か後に再び建て替えの議論になる。費用対効果が低い」と説明した。市の調査では、設備機器の更新と鉄筋コンクリートの老朽化対策を同時に実施すれば100億円近くかかるが、利用期間をどれだけ延ばせるかは不明との結果が出た。

 新年度予算案に建て替えの基本構想策定に要する経費を計上する方針を示す一方、建て替えの財源については「何らかの積み立てを考えているが、その規模や期間はもう少し検討したい」と述べるにとどめた。

 本庁舎周辺に点在する分庁舎の集約にも言及し、「市民に分かりにくく、業務上もデメリットがある。集約できるに越したことはない」と前向きな姿勢を見せた。整備を検討中の音楽ホールを本庁舎と合築する可能性を問われ、「熟度の低い事業に合わせると、新庁舎の建設が遅れる」と否定的な見解を示した。

2754荷主研究者:2017/02/12(日) 11:31:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170125_11038.html
2017年01月25日水曜日 河北新報
<仙台市長施政方針>定禅寺通街並み再構築

光のページェントが開幕し、優しい光に包まれたケヤキ並木=2016年12月9日午後5時50分ごろ、仙台市青葉区の定禅寺通

 仙台市の奥山恵美子市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が24日、分かった。市中心部の定禅寺通を都市ブランドの柱に据えて街並みの再構築を目指すなど、東日本大震災で後手に回っていたまちづくりや地域課題の解決に力点を置く。

 8月に任期満了を迎える奥山氏の2期目最後の施政方針は新年度、「仙台らしさで挑む、まちづくり推進の年」を掲げる。現在はJR仙台駅前に集中する人の流れを定禅寺通周辺にも呼び込むため、道路空間の作り替えに着手し、魅力アップを図る。整備検討中の音楽ホールも、まちづくりの観点から立地場所や規模を議論する。

 宮城野区鶴ケ谷、太白区八木山などの古い団地や市西部など人口減少や高齢化が特に進む地区ごとに、市民やNPO、民間事業者と協働で課題解決を図るプロジェクトも始める。コーディネート役を担う区役所の人員体制も強化する。

 昨年11月に山形市と結んだ包括連携協定に基づき、ドローン関連の起業支援やJR仙山線開業80周年記念イベントを通じ、仙山圏の活性化に取り組む。東北観光の入り口としての役割を高めるため、仙台駅周辺の観光バス乗り場の集約などの検討に入る。

 震災の津波で被災した東部地域の防災集団移転跡地は、市民や事業者の提案を踏まえて活用を進める。震災遺構の旧荒浜小(若林区)は新年度に一般公開を始める。老朽化した市役所本庁舎の建て替え方針も説明する。

2755荷主研究者:2017/02/12(日) 11:32:04

http://yamagata-np.jp/news/201701/25/kj_2017012500624.php
2017年01月25日11:03 山形新聞
酒田・鶴岡-仙台空港間バス、4月1日開始 1日2往復運行

 酒田・鶴岡と仙台空港を結ぶ高速バスの運行を始める方針を示していた庄内交通(鶴岡市)は24日、運行開始日を4月1日とすることを明らかにした。1日2往復の運行。所要時間は酒田市の酒田庄交バスターミナル(BT)から3時間50分、鶴岡市のエスモールBTから3時間を見込む。

 今月20日付で路線運行の認可を受けた。酒田、鶴岡の主要停留所を回り、鶴岡インターチェンジ(IC)を経由し仙台空港に直結する。運賃は片道で酒田市内からが3500円、鶴岡市内からが3300円でともに小学生以下は半額。往復割引は乗車日を含め10日以内の利用などが条件で酒田市内6500円、鶴岡市内6100円に設定した。車両は40人乗り。予約が必要だが、空席があれば当日の乗車も受け入れる。

 本県内の停留所は酒田庄交BT、イオン酒田南店、エスモールBT、庄内観光物産館、高速道本線上の庄内あさひバスストップの5カ所。ダイヤは酒田庄交BT発は午前7時20分、午後2時50分。仙台空港発は午前9時20分、午後3時半。インバウンド拡大に加え、市民の利便性向上を目的に新たな路線運行に乗り出した。

 同社は「1社単独運行の強みを生かし、今後の利用状況をみてダイヤ変更にも柔軟に対応したい」とする。大阪線の高速バス運行も申請中で、5月の連休前を予定している。

2756荷主研究者:2017/02/12(日) 11:44:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170126_12024.html
2017年01月26日木曜日 河北新報
仙台港を東北観光の拠点に 官民組織設立へ

東北観光の拠点を目指し、官民連合組織が設立される仙台港周辺エリア=仙台市宮城野区

 仙台港(仙台市宮城野区)を東北観光の拠点に育て上げようと、港エリアの立地企業を中核とする官民連合組織「仙台港周辺地域賑(にぎ)わい創出コンソーシアム(仮称)」が4月中旬に設立されることが25日、分かった。屋内外の周辺施設を活用し、各団体が連携して集客イベントを開催するなどまちづくりの司令塔役を目指す。

 仙台港周辺では今年、米国の大型クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」が4月29日に寄港するなど、大きな動きが相次ぐ。9月7〜11日には「和牛のオリンピック」と称される全国和牛能力共進会宮城大会が夢メッセみやぎである。

 周辺の企業や県、市は「観光地としてアピールする好機」(県企業局)と捉え、結成の機運が高まった。三井アウトレットパーク仙台港を運営する三井不動産、仙台うみの杜水族館を経営する仙台水族館開発、キリンビール仙台工場、東北博報堂など会員13団体で構成。県、仙台市、東北経済連合会など4団体が特別会員として加わる。

 当面の活動期間は3年間で、活動資金として各企業が年5万円を拠出。県と市は2017年度限定で各50万円を支出し、ともに17年度一般会計当初予算案に関連費を計上する見通し。

 初年度はクルーズ船寄港と共進会開催に合わせ、周辺の公園や商業施設で記念イベントを企画する。仙台市中心部で開かれる「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」(9月)や「みちのくYOSAKOIまつり」(10月)のサテライト会場となるように関係者に働き掛ける。

 将来は各種イベントの開催のほか、港を拠点に仙台空港や松島湾を結ぶ観光ルートの設定、大型客船のさらなる誘致に取り組む。

 県によると、仙台港周辺には仙台うみの杜水族館などに年間約450万人の観光客、買い物客が訪れており、集客拠点としての存在感は年々高まっている。

 コンソーシアムに参加する三井不動産の伊藤昇東北支店長は「仙台港は東北観光の入り口となる潜在力が眠っている。官民で知恵を出し合い、付加価値を掘り起こしたい」と話す。

2757とはずがたり:2017/02/15(水) 07:18:55
むむぅ。
日本が観光地として厭きられた頃に東北売り出せば良いかも。

2017.02.12
東北地方、観光で「圧倒的な一人負け」深刻化…「単なる北海道の玄関」化の懸念も
http://biz-journal.jp/2017/02/post_17994.html
文=小川裕夫/フリーランスライター

 人気ゲームアプリ「ポケモンGO」と宮城県がコラボして昨年11月に開催されたイベントは、期間中にポケモントレーナー約10万人が同県の石巻市を訪れることとなり、約20億円の経済効果を生み出したといわれる。東日本大震災から5年。同イベントは東日本大震災の復興支援を目的としたもので、特に震災後に産業の衰退が著しい東北地方にとっては大きな福音をもたらした。
 それでも自治体関係者の顔色は、決して良いとはいえない。というのも、東北地方はどこの市町村も少子高齢化が急速に進展しており、人口減少は待ったなしの状態にあるからだ。
 人口減少・少子高齢化は東北地方に限らず、どこの地方も抱える問題であるが、東北地方では深刻な課題と受け止められている。その理由は、定住人口の減少で既存の産業が衰退しているだけでなく、新たな産業の柱と期待されている観光業が盛り上がっていないからだ。今般、日本各地で観光業が成長産業と注目されているが、東北だけは観光業が奮っていない。
 政府は観光業、特に訪日外国人観光客を増やそうと躍起になっている。これらは実際に数字としても表れてきており、2016(平成28)年の年間訪日外国人観光客数は2000万人を突破。政府の数値目標は、上方修正されるほどだった。改めて、政府は20年までに訪日外国人観光客数の目標を4000万人、30年までに6000万人と設定している。
 増える外国人観光客は東京や大阪・京都といった日本を代表する大都市のみならず、北海道や沖縄といった観光地でも見かけるようになった。それどころか、日本人でも足を向けないような地方都市にも外国人観光客は足を運び、意外な地域が人気を博すこともある。

震災の爪跡

 しかし、東北だけは事情が異なる。これまで東北地方の観光客が少ない理由は、震災による影響や東京電力福島第一原発事故によるネガティブなイメージが原因だとされてきた。実際、震災発生直後の11年に宮城県の観光客数は4316万人まで落ち込んでいる。前年の観光客数が6129万人だから、約7割まで減少したことになる。特に観光客数の減少が顕著なのは気仙沼市・石巻市といった沿岸部で、震災発生直後は平年の3割まで減少するというほどの落ち込みぶりだった。現在、気仙沼市・石巻市などの観光客数はようやく震災前の7割までに回復した。

東北を訪れる観光客の減少理由は、震災や原発事故の影響ばかりではない。確かに現在も東北地方は震災の爪跡が残り、原発事故の風評被害も絶えない。そうしたマイナス要因を差し引いても、東北地方の観光客数はほかの地域よりも圧倒的に少ない。杜の都・仙台を擁する宮城県でさえも、訪日外国人の延べ宿泊者数は年間16万人(2015年)。これは47都道府県中32位に当たる。

2758とはずがたり:2017/02/15(水) 07:19:20
>>2757-2758
LCC就航に期待かかる

 実は観光業界において、東北は国会議員や市区町村長をはじめ、観光関係者から“東北一人負け”と認識されていた。ある地方自治体関係者は、東北の観光事情をこう漏らす。
「訪日外国人に人気が高いのは、東京―大阪間のゴールデンルートですが、最近はゴールデンルートが定番化しすぎてしまい、訪日外国人観光客のリピーターはゴールデンルートから足を延ばして北陸や九州などに行くことが多いようです。訪日外国人観光客といっても、多くを占めるのは中国・韓国・台湾・香港。それらの国々の観光客から人気になっているのは九州です。人気の理由はいろいろありますが、距離が近いということも一因です。一方、東北は東アジアからだと羽田・成田から新幹線を使うのが一般的なアクセス方法でした。そうした乗り換えの手間、交通の便の悪さが響いて敬遠されていたのです」
 東北一人負け状態に、政府も危機感を強くしている。昨年1月、政府は「東北観光アドバイザー会議」を設置。東北へ観光客を誘致するように取り組んでいる。そして昨年6月、仙台空港と台湾・桃園空港間でLCCが就航し、ようやく東北にも追い風が吹き始めたようにみえる。
「LCCが仙台空港に就航することで、台湾から多くの観光客が来ることは確かでしょう。しかし、そのまま東北を素通りして北海道に行ってしまう可能性もある。北海道はシンガポールやタイ、インドネシア、台湾から人気が高いエリアです。『LCCが就航した』というだけであぐらをかいていれば、仙台空港は単なる北海道の玄関になってしまうのです」(前出・自治体関係者)
 今般、外国人観光客は日本経済を支える貴重な存在にまでなり、地方都市においては地域再生の救世主ともいわれるようになった。東北地方はこうした外国人観光客をうまく取り込めておらず、まだ課題を残したままだ。さらに観光業を活性化させて、東北は東日本大震災から完全復活を遂げることはできるのだろうか。
(文=小川裕夫/フリーランスライター)

2759荷主研究者:2017/02/18(土) 21:36:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00415005?isReadConfirmed=true
2017/1/27 05:00 日刊工業新聞
「東北発 素材技術先導プロ」、高効率モーター用など事業化 5年の成果報告

地域中小も連携、拠点づくり進む

合同シンポジウムで5年間の成果を報告

 東北大学を拠点に、東北地域が強みとする素材関連技術で新産業創出に取り組む「東北発 素材技術先導プロジェクト」が3月末で5年間の事業を終える。東日本大震災の復興予算によって2012年度にスタート。「超低摩擦技術領域」「超低損失磁心材料技術領域」「希少元素高効率抽出技術領域」の3分野でそれぞれ拠点形成が進んだ。各領域は今後も継続した取り組みを視野に入れている。(山形支局長・大矢修一)

 1月19日、東京都内のホテルで5年間の事業を総括する3技術領域合同のシンポジウムが開かれた。今回が5回目で、これまでの研究開発成果をはじめ、地域連携の取り組みが報告された。冒頭あいさつで東北大学の矢島敬雅理事は「事業化への拠点形成が進んだ」と先端研究による復興への歩みを強調した。

【産学ベンチャー】
 各技術領域は、それぞれ省エネや環境分野への貢献など東北の素材産業の発展に向けた事業を進めた。超低損失磁心材料技術領域(研究代表=牧野彰宏東北大教授)では、牧野教授らが開発したナノ(ナノは10億分の1)結晶軟磁性合金「ナノメット」を用い、パナソニックと共同で、従来より電力効率が3・1%向上したモーターを開発。今後、冷蔵庫などへの搭載を計画している。

 15年11月には東北大発ベンチャー企業「東北マグネット インスティテュート」(仙台市青葉区)を設立。東北大などが出資するベンチャーキャピタル(VC)とアルプス電気など民間5社が組んで立ち上げた。出口戦略となる新会社が、今後の事業化を引き継ぐ構えだ。

【ネジ供給に知見】
 複雑な摩擦現象の制御により、機械システムのエネルギー効率向上などにつなげる研究を進めた超低摩擦技術領域(研究代表=栗原和枝東北大教授)。同領域では機械、材料、計測の研究者をはじめ、自動車メーカーなど産業界の技術者が研究拠点を形成した。

 同領域では地域企業との連携も進んでいる。例えば大武・ルート工業(岩手県一関市)との連携では、1ミリメートル以下の小径ネジを供給する汎用機の市場投入に向けて、同領域の知見を役立てた。栗原教授は「東北にはもともと高い技術を持つ企業が多い」と今後も摩擦研究の拠点を継続させ、地域との連携強化も見込む。

【廃基板から資源】
 循環型社会システム構築をサポートする新リサイクルプロセス技術の拠点形成を進めた希少元素高効率抽出技術領域(研究代表=中村崇東北大教授)では、復興に向けた地域との連携が進んだ。宮城県とは東北大、地元のリサイクル業者が組んで、17年度から電子機器などの廃基板を中心としたリサイクル産業の創生を目指す事業が計画されている。

 東日本大震災から間もなく丸6年。東北発 素材技術先導プロジェクトで生まれた成果は地域の財産であり、成果を活用した新産業の成長で、将来の雇用創出が期待されている。

(2017/1/27 05:00)

2760荷主研究者:2017/02/18(土) 21:36:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170128_11011.html
2017年01月28日土曜日 河北新報
あすと長町仮設跡地が住宅・商業地に

仮設住宅が解体され、更地となった敷地=仙台市太白区あすと長町3丁目

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市最大のプレハブ仮設住宅「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地が、住宅地や商業地に生まれ変わる。住みやすい街づくりを進めるため、市は大規模施設に用途を限っていた規制を外し、一戸建て住宅や個人商店などの建設を促す。

 跡地は約2万3700平方メートルで、JR東北線の長町駅と太子堂駅の中間付近にある。東側約3分の2を鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)、残りを都市再生機構(同)がそれぞれ所有する。2月に借り主の県から返還された後、両機構がデベロッパーなどに売却する見込み。

 跡地を含む周辺地域に関する市の計画は、これまで1区画当たり「2000平方メートル以上」という開発条件を付し、大規模商業施設や大型マンションしか建てられなかった。昨年11月の市都市計画審議会で跡地部分に関する条件を見直し、北側のパチンコ店に面した部分を除き、1区画当たりの開発条件を「165平方メートル以上」に変更した。

 市都市計画課の千葉幸喜課長は「近隣では既に大型の商業施設やマンションが立ち並んでいる。今後は小さな商店や一戸建て住宅、共同住宅の集積が地域に資すると判断した」と説明する。

 あすと長町仮設住宅は市内で最も早い2011年4月に、県が37棟233戸を整備。12年3月のピーク時は220世帯444人が入居していた。16年8月に最後の世帯が退去し、12月に解体が完了した。

2761荷主研究者:2017/02/18(土) 21:50:31
>>2625 >>2674
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170130_11025.html
2017年01月30日月曜日 河北新報
<富谷新交通システム>構想から一歩踏み出せ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170130kahoku01.JPG
富谷、仙台両市を結ぶ道路で交通渋滞が深刻な地点の一つ、仙台市泉区の将監トンネル付近。朝のラッシュに悪天候が重なると、渋滞はさらに激しくなる

 政治家の公約は重い。未達成だったり住民への説明がないまま修正したりするなら、次の選挙で厳しい審判を受ける。では、富谷市内と仙台市地下鉄南北線泉中央駅を結ぶライトレール(次世代型路面電車、LRT)構想を2015年に掲げた若生裕俊富谷市長の場合はどうか。2月に1期目の折り返しを迎えるのに具体像はいまだ見えず、住民のざわめきが聞こえてきそうだ。

 若生市長がLRT構想を打ち出した狙いは「仙台市との間で生じる慢性的な交通渋滞の解消」にある。だが、課題の解決に向けてこれまで取り組んできた内容に、住民は合格点を付けないだろう。

 関連する政策はいくつか着手した。昨年10月の市制移行に合わせ、富谷市は仙台市発行のICカード乗車券イクスカを活用できる高齢者・障害者向け外出支援交通乗車証「とみぱす」を導入した。富谷市役所と泉中央駅との間を民間バスで結ぶ実証実験にも乗り出した。

 だが、肝心の通勤通学ラッシュ時の対策や、LRTを含む新公共交通システム事業計画の推進については「専門コンサルタントに調査を依頼した」段階。いまだ内向きの議論にとどまっている。

 コンサルは15年度、準備調査として(1)地下鉄南北線の延長(2)LRT整備(3)路線バスの強化-の3案を比べた。3案はあくまでコンサルが仮定した対策だが、比較の結果は当然ながら「渋滞緩和にはコストを度外視すれば地下鉄延長が最も効果が高い。導入コストを抑えるなら路線バス強化に軍配が上がる」となった。

 16年度は「技術的部分も含めた深掘り」(若生市長)として追加の調査を依頼しており、3月までに報告を受ける。新年度には報告を基に新公共交通システム事業の検討を加速させるとしているが、計画がどこまで具体化するか不透明な部分が多い。

 構想提示から2年を経ても浮かんでこない具体像。市長の周辺からは「富谷市が独断で先走ると仙台市や宮城県に誤解を与え、構想が立ちゆかなくなるとの懸念があり、市長は慎重になっている」との声が漏れる。

 だが一方、市長が具体像を示さないため、住民の間で「富谷に地下鉄が来るらしい」と期待交じりのうわさが先行している。駅のない富谷市にとって朝夕の渋滞解消に加え、住民の鉄道への渇望は潜在的に高い。市長公約が誤った情報として独り歩きする状況は軽視できない。

 宮城大の徳永幸之教授(交通計画)は「富谷市は既に自動車社会を前提とした街並みが出来上がっている。LRTや地下鉄といった駅や専用道路を整備すればかえって渋滞を招き、まちづくりの障害になることもあり得る」と指摘。「慎重な議論と将来を見据えた長期的な視点が不可欠だ」と訴える。

 若生市長は「任期中に新公共交通システム事業の計画策定までたどり着きたい」と意欲を見せるが、長い道のりになるのは必至だ。

 5万超の人口を擁し、市として再出発を果たした今こそ内向きの議論から一歩踏み出す好機だ。住民との対話や仙台市、宮城県、国との協議といった外向きの議論に切り替えていくべきではないか。(泉支局・北條哲広)

[ライトレール構想]若生裕俊富谷市長が2015年2月の町長選(当時)で打ち出した構想。ライトレールは欧米などで導入されている軽量級の都市鉄道で、本格的な鉄道整備より低コストでバスより輸送力が大きい。環境負荷も少ないのが特長。国内では江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)、富山ライトレール(富山市)など7路線がある。

2763荷主研究者:2017/02/18(土) 22:02:10
>>2510
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170201_13045.html
2017年02月01日水曜日 河北新報
<仙台ギグス>5月開業 荒井駅前ライブホール

奥山市長(中央)に立地表明書を手渡すギグスの島貫社長(右)

 仙台市は31日、若林区の市地下鉄東西線荒井駅前の集客施設「アライライブホール(仮称)」が5月3日にオープンすると発表した。核となるホールを「仙台ギグス」と名付け、飲食店など10店が入るテナントエリアも設ける。

 市役所で立地表明式があり、ホール部分の運営会社ギグスの島貫秀行社長が「宮城以外の東北5県からも来場者を呼び込みたい」と強調。奥山恵美子市長は「発展する東部地域に楽しい施設ができるのはうれしい。5月の大型連休はともに盛り上げたい」と話した。

 オープン日はこけら落としとして、宮城広瀬高OBらでつくるパフォーマンス集団「白A」の公演が開かれる。アライライブホールは電気設備業の産電工業(泉区)が約13億円で整備。立ち見で最大1560人を収容できる。

2764荷主研究者:2017/02/18(土) 22:02:41

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170201_13022.html
2017年02月01日水曜日 河北新報
<仙台地下鉄>2年連続の赤字見通し

 仙台市の2017年度の地下鉄事業が42億円の純損失を見込み、2年連続の赤字となる見通しであることが31日、市が公表した高速鉄道事業会計の当初予算案で分かった。東西線の減価償却費が主な要因で、東西線の赤字が南北線の黒字を帳消しにする形だ。

 東西線の1日当たり平均利用者数見込みは定期利用の伸びを反映し、現在の5万7000人を16年度の2月補正予算で5万9000人に上方修正した上で、17年度は6万2000人とさらに上積みする。

 高速鉄道建設基金には、同会計への貸し付け返還分の103億円を2月補正予算で積み戻し、さらに17年度に17億円を積み立てる。同基金の17年度末残高は584億円となる見込み。

 奥山恵美子市長は記者会見で「徐々に利用者が増えている。沿線開発や学校などへの利用の働き掛けを強めていきたい」と述べた。

2765荷主研究者:2017/02/18(土) 22:18:26
>>2452
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/03 建設新聞
ダイユーエイト・仙台茂庭店の新築 仙台市太白区茂庭 1F延べ5206㎡
丸伸・阿部JVで8月下旬の完成めざす

 ダイユーエイト(福島市太平寺堰ノ上58 浅倉俊一代表取締役社長)は、仙台市太白区茂庭にダイユーエイト仙台茂庭店の新築を計画しており、丸伸建設・阿部建設JVの施工を決めた。

 建設用地は、組合施行で造成工事が進む仙台市太白区茂庭土地区画整理事業8街区地内の敷地3万2924㎡の一角。計画によると、ここにS1F延べ5206.4㎡のホームセンターを建設するもの。

 近く着工し、8月下旬の完成を予定している。設計は丸伸建設(山形県村山市)が担当した。

 なお、同敷地内ではフォレストモール(東京都新宿区)がスーパーマーケット棟(施工=ナカノフドー建設・阿部建設JV、設計=アール)の新築を行っており、核テナントとしてヨークベニマルが入居するほか複数のテナントが出店する。

2017/02/03付一面に掲載。

2766荷主研究者:2017/02/18(土) 22:28:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170206_13037.html
2017年02月06日月曜日 河北新報
<仙台青葉通>工事で撤去 杜の都の象徴復活

ケヤキの根元に土をかける奥山市長(左)ら

地下鉄工事に伴い一時撤去されたケヤキを復活させた植樹式=2017年2月5日午前10時20分ごろ、仙台市青葉区の青葉通

 仙台市地下鉄東西線の建設工事に伴い一時撤去されていた青葉通(青葉区)のケヤキを復活させる植樹式が5日、藤崎本館前であった。青葉通沿いの企業や町内会など「青葉通まちづくり協議会」が主催した。

 協議会の藤﨑三郎助会長が「杜の都のシンボルロードとして青葉通がさらに良い景観になることを期待する」とあいさつ。奥山恵美子市長や東二番丁小の児童ら計約20人が、あらかじめクレーンで植えられた樹齢20年、高さ9メートル、幹回り約60センチのケヤキの根元にスコップで土をかけた。

 ケヤキ並木の復元は、市が進める青葉通再整備事業の一環。撤去した44本中39本を中央分離帯や歩道に植え直す計画で、うち13本は東西線大町西公園駅付近で2015年2月に植栽が完了した。今回の5本を含む残り26本は年内に植え終える予定。

2768荷主研究者:2017/02/18(土) 22:36:17

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/07 建設新聞
仙台市若林区荒井 堀江格士・しま子氏 東西線荒井駅前・共同住宅付商業ビルの新築
8F延べ4984㎡ 大成ハウジングで4月着工

 堀江格士・しま子氏(仙台市若林区)は、仙台市若林区荒井に共同住宅付き商業ビルの新築を計画しており、大成ハウジングの設計・施工を決定した。

 建設用地は、仙台市地下鉄東西線荒井駅前バスプールの東側となる仙台市若林区荒井字沓形8の1ほか(荒井東土地区画整理事業施行地区内6街区1画地ほか)地内の敷地2602.74㎡。

 計画ではここに共同住宅49戸と店舗、事務所を配置したRC8F延べ4984.66㎡の共同住宅付き商業ビルを建設する。

 4月中旬にも着工し、完成は2018年3月末を予定している。

2017/02/07付一面に掲載。

2769荷主研究者:2017/02/26(日) 17:26:33

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/08 建設新聞
仙台市都市計画審議会 仙台市都市計画審議会を開催
道路の変更、下水道の変更など

 仙台市都市計画審議会は7日、仙塩広域都市計画における道路の変更、下水道の変更、区域区分の見直しに係る仙台市案の3議案について審議し、下水道の変更と区域区分の見直しに係る仙台市案は原案通り承認されたが、道路の変更は継続審議となった。

 道路の変更は、都市計画道路宮沢根白石線および七北田実沢線の一部区間、根白石線の全区間で、これら3区画は泉パークタウン第6住区開発計画の区域内に位置してている。3区間については、2011年に行った都市計画網の全市見直しにおいて、周辺の都市計画道路廃止に伴い幹線道路網としての機能は無くなったものの、泉パークタウンの開発計画に必要な区間として都市計画道路の計画を継続する区間としていた。

 その後、開発事業者である三菱地所から近年の社会情勢の変化等を踏まえ自然と調和した住環境の整備を図り、より自然環境に配慮した開発計画とするため、区域内の道路計画を大幅に変更する提案がなされた。

 その結果、今後3路線の区間についてさらなる市街化は見込めず都市計画道路として位置付ける必要性が低いことから廃止とすることとしたもの。

 具体的な廃止部分は、宮沢根白石線が根白石字針生山、原田、銅谷明神下、青笹山の一部を通る延長約1326m。七北田実沢線が根白石字陰沼、行木沢東、針生山、針生山ノ内樫山、行木沢、上田堤頭東、上田堤下、上田西、青笹山、姥懐前の各一部を通る延長約1720m。根白石線が根白石字上田、養賢堂、上田西、姥懐前下、姥懐前、姥懐、青笹山の各一部を通る延長約1130m。

 下水道の変更は、泉区根白石にある針生山ポンプ場を廃止する。同ポンプ場は泉パークタウン第6住区開発計画の区域内において造成地の一部の地盤が低いことからポンプ場で汚水をくみ上げて排水するため都市計画決定したが、当該開発の変更に伴う造成地盤の高さの見直しにより、汚水を自然流下で排水することが可能となったため廃止するもの(域区分の見直しに係る仙台市案については1面に掲載)。

2017/02/08付宮城面に掲載。

2770荷主研究者:2017/02/26(日) 17:27:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170208_13034.html
2017年02月08日水曜日 河北新報
仙台愛子地区に集客施設計画 温泉や宿泊機能

 仙台市青葉区愛子地区で温泉や宿泊、物販の機能を備えた集客施設の立地計画が進められていることが7日、分かった。実現すれば山形市などからの誘客も見込まれ、市西部の観光拠点になると期待される。

 7日あった市都市計画審議会で、市が予定地を市街化区域に編入する方針を示した。集客施設の予定地は地図の通り。青葉区宮城総合支所に隣接する水田約17.2ヘクタールで、JR仙山線愛子駅の南約600メートルに位置する。

 土地利用計画によると、国道48号の南側に温泉、宿泊、観光物産、体験型飲食などの施設整備を予定。北側にはスポーツジムやブックカフェなどを設ける。地権者でつくる土地区画整理組合が事業主体となる。

 市街化区域への編入案は、県都市計画審議会などを経て正式決定される。組合は2021年ごろの事業開始を目指す。市都市計画課は「道の駅のような観光物産施設ができれば、愛子地区の交流機能が強化される」と話す。

 審議会では、宮城野区岩切の約52.7ヘクタールに運輸倉庫や配送センターを集積する計画も説明された。国道4号と県道仙台松島線(利府街道)の交差点に隣接し、JR仙台貨物ターミナル駅の予定地北側に位置する。

 また、仙台工業団地(若林区)の移転用地として計画されている若林区六丁目の約11.3ヘクタールを市街化区域に編入する区分変更も示された。

2771荷主研究者:2017/02/26(日) 17:28:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170209_13008.html
2017年02月09日木曜日 河北新報
<仙台市バス>経営黄信号 健全化団体転落も

仙台市地下鉄東西線薬師堂駅のバスプールに入る市バス。東西線開業に伴い再編された多くの路線で利用が低迷する

 仙台市交通局の路線バス事業に黄信号がともっている。2015年度末に約5億円だった単年度赤字は、市地下鉄東西線開業などの影響で16年度末に約12億円へ拡大する見通しで、経営健全化団体への転落が現実味を帯びてきた。人件費や管理費のさらなる節減は限界に近く、「聖域」と言われる路線縮小や減便が避けられない状況だ。

 市自動車運送事業(バス事業)の営業収益に占める資金不足額の割合(資金不足比率)は、15年度末で6.6%。16年度末に11.9%、17年度末は17.2%に高まると見込む。20%を超えると、バス事業は財政健全化法が定める経営健全化団体となる。

 西城正美市交通事業管理者は「数年以内に20%を超える恐れがある。経営状況は非常に厳しく、必要な手だてを講じなければならない」と危機感を隠さない。

 経営健全化団体に転落すると健全化計画を策定し、実施状況を毎年度公表する義務が生じる。計画を達成できなければ国から勧告を受け、運賃引き上げなどにつながる可能性がある。

 市交通局によると、1日当たり乗客数は1980年の約30万1000人をピークに減り続け、17年度見込みは10万3000人。起点から終点までの平均乗客数を示す平均乗車密度は9.5人(15年度)で、公営バスのある川崎など6政令市平均の12.8人(14年度、仙台市を除く)を下回る。

 バス事業の失速は予想された事態でもある。15年12月に市地下鉄東西線が開業し、南北線とつくる鉄軌道の十字交通軸が整った。バスは東西線開業に伴う路線再編で地下鉄の補完的役割となり、「確実な収益が期待できるのは北西部の青葉区中山方面ぐらい」(交通局の担当者)になった。

 東日本大震災の影響もある。津波を受けた沿岸部の路線は乗客がいないバスが目立ち、沿岸部の若林区荒浜方面に向かう東西線荒井駅発南長沼行きの平均乗車密度は1.2人(16年10月)にとどまる。

 交通局は91年度から市バスの経営改善に取り組んでいる。路線網の半分の運行管理を宮城交通やJRバス東北に委託し、正職員の運転手を減らして人件費を抑制するなどしてきたが、費用の圧縮も限界に達しつつあるという。

 市民の利便性に配慮し、交通局は路線網や便数の維持に努めてきたが、西城管理者は「赤字体質を改善するため、利用状況に応じたサービス供給量の検討に踏み込む」と話す。

[メモ]仙台市バス事業の財政状況は、2016年度2月補正後予算で事業費約117億円に対し、営業収益は約72億円。市一般会計からの補助金約30億円などを加えても、約12億円の単年度赤字が生じる。累積赤字は約60億円の見通し。事業費の内訳は運送経費約53億円、人件費約48億円など。

2772荷主研究者:2017/02/26(日) 17:29:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170210_12036.html
2017年02月10日金曜日 河北新報
仙台を「日本一の起業の街」に

「DA・TE・APPS!」でダウンロード数を競うゲームアプリ3作の各デモ画面

 仙台市は、起業支援イベントを市内で集中的に展開する「仙台アントレプレナーウイーク(起業家週間)」を19日まで開催している。市全体で起業文化を盛り上げ、「日本一起業しやすいまち」の実現を目指す。

 メインイベントは、12日のシンポジウム「仙台・フォー・スタートアップス!」。東北6県の起業家が事業内容などをプレゼンテーションし、入場者の「共感カード」の得票数に応じて賞金を分け合う。入場者が事業への参加や支援をカードで申し出る試みも行い、起業家の人脈や商機の拡大を図る。

 12日はほかに発展途上国の素材や生産方法を生かした服飾ブランド「マザーハウス」(東京)の山口絵理子代表の基調講演もある。

 19日にはゲームアプリコンテスト「DA・TE・APPS!」を開催。仙台市内の専門学校代表の3チームが昨年8月から開発を続け、今年1月に発売したアプリの2月18日までのダウンロード数を競う企画の結果が発表される。東北の学生が自作アプリをプレゼンし、賞金を争うコーナーもある。

 アントレプレナーウイークは昨年に続き2回目。仙台にとどまらず、東北6県の起業家や支援者らが交流する貴重な場になりつつある。市地域産業支援課は「起業家が国内外から集まり、学生は新しい試みに挑戦できる街という雰囲気をつくっていきたい」と話す。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。

 連絡先は同課022(214)1003。

2773荷主研究者:2017/02/26(日) 17:31:43

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170214_12007.html
2017年02月14日火曜日 河北新報
<宮城交通>路線バス 25年ぶり値上げ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170214kahoku01.JPG

 宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)は13日、国土交通省に路線バスの運賃引き上げを申請した。初乗り運賃は20円アップの150円で、平均引き上げ率は約7%。7月1日実施を予定する。消費税率変更に伴う改定を除き、値上げは1992年以来25年ぶり。

 現行130〜320円の区間は20円、330〜410円は30円、420〜890円は40円、900円以上は30円それぞれ引き上げる。仙台市内の100円区間は据え置く。主な区間の現行運賃と新運賃は表の通り。

 仙台市内の路線は、これまで市交通局の運賃に合わせてきた。値上げ以降は自社の賃率に改めるため、多くの路線で仙台市バスより料金が高くなる。遠距離路線は負担軽減のため引き上げ幅を抑制した。

 宮城交通グループの路線バスは少子高齢化と人口減により利用者減少が続く。仙台市と周辺部で運行する宮城交通は15年度、乗り合いバス事業で1億800万円の赤字を計上。郡部を中心に走るミヤコーバスも3億3600万円の赤字となっている。

 宮城交通の担当者は「25年間運賃を据え置いてきたが、経営環境は一段と厳しさを増している。路線バス事業を安定的に継続していくためにも値上げ申請に踏み切った」と話した。

2774荷主研究者:2017/02/26(日) 17:32:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170214_11037.html
2017年02月14日火曜日 河北新報
仙台市歴史的公文書センター 旧校舎に開設へ

 仙台市は、歴史的価値のある公文書を知的財産として保存し、市民の閲覧を可能にする「歴史的公文書センター(仮称)」を青葉区の旧貝森小校舎に開設する方針を決めた。校舎を改修して再利用し、2020年度のオープンを目指す。

 保存対象は市の規定で決められた最長30年の保存期間を満了し、歴史的価値があると認めた公文書。市博物館が市史編さんのため1991〜2014年度に収集した文書や写真のほか古い教科書、将来的には東日本大震災に関する会議録なども対象となる見通し。

 公文書管理法は公文書を国民共有の知的資源と位置付け、地方自治体に保存や管理を求めている。全国20政令市では、札幌や広島など7市が既に公文書館を設置している。

 貝森小は15年3月で閉校となり、市は住民らの意見を聞きながら跡地利活用の協議を続けてきた。校庭と体育館は17年度から近隣の仙台高の施設に転用し、プール跡地には民設民営の障害者生活介護事業所が19年度に開設される。

2775荷主研究者:2017/02/26(日) 17:37:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170215_12029.html
2017年02月15日水曜日 河北新報
<仙台空港>日本海へ一直線 4月から高速バス

 庄内交通(山形県鶴岡市)が路線開設の方針を打ち出していた酒田、鶴岡両市と仙台空港を直結する高速バスの運行計画が固まった。庄内地域へのインバウンド(訪日外国人旅行者)需要の取り込みを目指す。

 運行開始は4月1日。定員36人の大型バスを1日2往復させる。酒田市の酒田庄交バスターミナル発は午前7時20分と午後2時50分の2本、鶴岡市のエスモールバスターミナルや庄内観光物産館を経由する。仙台空港発は午前9時20分と午後3時半。

 酒田-仙台空港の所要時間は片道3時間50分程度で運賃は片道大人3500円、小学生以下1750円。往復では6500円に割引(大人のみ)となる。全席指定。当日空席がある場合、予約なしで乗車できる。

 仙台空港を結ぶ高速バスに関しては、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)が4月21日から、JR山形駅発着の便を1日4往復運行する計画を明らかにしている。所要時間は約1時間20分。料金は片道大人1500円、小学生以下750円。

2776荷主研究者:2017/02/26(日) 17:37:51

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/02/15 建設新聞
仙台市青葉区 野村不動産仙台支店
分譲マンション・二日町計画の新築計画 RC15F延べ8202㎡ 創建設計で実施案

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央1の2の3 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区での分譲マンション開発事業となる「二日町計画」(仮称)について、創建設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市青葉区二日町14の1ほか地内の敷地面積1578.27㎡で、地下鉄南北線の北四番丁駅からほど近い都心型立地。

 施設規模はRC15F延べ8202.45㎡で、総戸数98戸の分譲住宅を建設するもの。

 4月中旬頃の着工、2019年3月末の完成を予定している。

2017/02/15付一面に掲載。

2780とはずがたり:2017/03/12(日) 13:28:35
【東日本大震災6年】トヨタ、東北「第3の国内拠点」に復興を駆動 「モノづくり力」向上に貢献
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1703110014
03月11日 11:24産経新聞

 東日本大震災から6年を迎え、被災した東北地方の経済復興が進んでいる。牽引(けんいん)する自動車産業では、トヨタ自動車が東北を中部、九州に次ぐ「第3の国内拠点」に位置付け、小型車生産を広げている。部品調達や人材育成でモノづくり力の向上に貢献し、さらなる復興を目指す。(会田聡)
                   ◇
 震災翌年の平成24年1月。トヨタの白根武史専務役員(現トヨタ自動車東日本社長)が、宮城県栗原市の織元、千葉孝機業場を視察に訪れた。トヨタグループの創始者、豊田佐吉発明の動力織機(大正4年製)が地元の「若柳地織」を織り出していたからだ。

 3代目の千葉孝順さんは動力織機を組み直す修業を経験し、震災後も被害を免れた織機の手入れを怠らず、柔らかな独特の風合いの若柳地織の伝統を守り続けた。白根氏は「使う道具は自分で理解するのが保全の基本。東北の伝統工芸に、モノづくりの原点を学んだ」と振り返る。

 トヨタは震災後、東北を小型車製造の中心拠点と位置付け、グループのセントラル自動車など3社を統合してトヨタ自動車東日本を平成24年7月に発足。東北では岩手、宮城両県に3拠点を構え、静岡県の拠点も含め年間計50万台強を生産する。

 競争力の源泉は、モノづくりの伝統を引き継ぐ人材だ。統合後の岩手工場では、バンパーの塗装工程で塗料の付着率を9割まで引き上げる手法を工場生え抜き従業員が考案。現場の発想で塗料の無駄を減らし、コスト削減につなげた。白根氏は「粘り強い人が多い。モノづくりに適している」と話す。

 統合前から岩手でつくる小型ハイブリッド車(HV)「アクア」などに加え、27年に小型ミニバン「シエンタ」、昨年12月には小型スポーツ用多目的車(SUV)「C?HR」と生産車種を拡大。東北の1次、2次仕入れ先の生産拠点は約140と23年から4割増えた。長年取引がある中部や関東の仕入れ先が中心だが、「地場企業から部品の構成部材を調達している。サプライチェーン(部品調達網)が広がっている」(白根氏)。

 東北経済産業局によると、自動車など「輸送用機械器具製造業」の26年の東北出荷額は1兆5526億円と震災前から約3割増えた。トヨタ自動車東日本は9月に岩手、宮城大和両工場に企業内保育所を設置する計画だ。
                   ◇
 ■企業内訓練校で人材育成

 トヨタ自動車東日本は東北でモノづくり人材の育成にも取り組んでいる。平成25年に東北唯一の企業内訓練校「トヨタ東日本学園」を開設し、年間約20人を育成。地元企業から中・短期の研修も受け入れ、モノづくりを担う中核人材の拡大を進めている。

 1年間のコースは授業のうち約6割を技能実習が占める。電子回路の仕組みや機械構造など実践的な内容のほか、山形県天童市の将棋駒など東北地方の伝統工芸を現地で学ぶ。海外研修やトヨタ工業学園(愛知県)との合同研修もある。生徒20人のうち5人ほどを地元企業から受け入れ、東北のモノづくり力底上げを図る。企業向けに保全技術者の技能を学ぶ2カ月のコースや、溶接など個別技術の1週間研修も用意している。

 学園からは7日に卒業したばかりの4期生を含め、これまでに約80人が巣立ち、企業からの中・短期研修生も含めると約350人が学んだ。トヨタ自動車東日本に入社する生徒と地元企業を担う人材が交流する場にもなっており、野中敏行学園長は「学舎として東北のモノづくりネットワークを広げたい」と意気込む。

2781荷主研究者:2017/03/12(日) 18:57:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170220_12034.html
2017年02月20日月曜日 河北新報
<仙台空港民営化半年>二次交通積極PR必要

会津若松行きの高速バス。乗客はまばらだ=10日

 仙台空港は、昨年7月の民営化から半年余りが過ぎた。格安航空会社(LCC)が就航した台湾便を中心に海外からの利用は増加。二次交通の整備も進み、福島・会津若松、松島・平泉などへの高速バス路線が次々と開設されている。だが、バスの乗車率は低く積極的なプロモーションは急務だ。航路の維持に不可欠な日本から海外への利用客数を伸ばす努力も求められる。(報道部=安住健郎)

 週末を前にした今月10日の仙台空港は1階の到着口こそ混み合っていたが、外のバス停は閑散としていた。午後1時55分発の福島・会津若松行きは、乗客がわずか6人。出張で札幌市から福島市に向かう男性会社員(34)は「同僚に聞くまで存在を知らなかった。便利だし、もっと宣伝すればいいのに」と首をひねった。

 バスは昨年11月に運行を始め、JR福島駅-空港間を1時間55分で結ぶ。所要時間は新幹線利用より30〜40分程度長いとはいえ、運賃は1500円で乗り換えもない。荷物を抱えた旅行客には便利なはずだが、「利用者は1便当たり多くても10人ほど」(仙台空港)。今年1月に開設された松島と平泉を結ぶ周遊バスも低迷が続いている。

 その根底にはPR不足がある。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岡崎克彦取締役営業推進部長は「バス路線の認可の関係上、空港として告知を始めたのは運行開始から。事前にできなかったのが痛かった」と話す。松島・平泉線は空港のホームページを見ても外国語のページがない。知らずに素通りする外国人観光客も多いのではないか。

 今年1月の国際線旅客数は2万5000人で昨年から倍増した。中国の正月に当たる春節(今年は1月28日)では、LCCのタイガーエア台湾が毎日臨時便を運航し、空港は外国人観光客であふれた。

 海外を旅した経験がある人なら誰でも感じたことがあると思うが、初めての地で不安なのは目的地までの足だ。安心して東北を旅してもらうための第一歩は、分かりやすい情報の提供だろう。

 二次交通の整備などで空港の利便性を高め、インバウンド(訪日外国人旅行者)を呼び込むと同時にアウトバウンド、つまり海外へ向かう日本人客を増やすことも忘れてはならない。

 外務省によると、人口1000人当たりのパスポート取得数(2015年)は宮城県が158枚で全国31位、福島は37位。山形、岩手も40位台で、残念ながら東北からのアウトバウンドの動きは今も鈍い。

 LCCの就航で海外旅行はより身近になった。台北線の最も安いチケットは7000円台。新幹線で東京に行くよりも安く本場の小籠包が食べられる時代だ。7月には国内LCCのピーチが仙台を拠点化し、国際線を就航させる方針。選択肢はますます増える。

 「交流人口の拡大」という言葉をよく耳にする。インとアウトという双方向の流れがあってこそ交流は成り立つ。自治体も含め空港や航空会社、旅行業者が一体となって需要を掘り起こす取り組みが不可欠だ。

[仙台空港の二次交通]JR福島駅経由会津若松行きの高速バスは1日3往復。松島海岸行きは1日5便で、うち1便は平泉に、うち2便は奥松島にそれぞれ乗り換えなしで向かう。安比高原(八幡平市)や蔵王温泉(山形市)、遠刈田温泉(宮城県蔵王町)行きのバスもある。3月からJR東日本のダイヤ改正に合わせてアクセス線(仙台空港-仙台)が3往復増便されるほか、4月からは酒田、鶴岡両市や山形市と空港を結ぶバス路線が開設される。

2782荷主研究者:2017/03/12(日) 18:58:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170220_13022.html
2017年02月20日月曜日 河北新報
「仙台直通の快速列車を」 気仙沼で署名活動

仙台-気仙沼間の直通快速列車運行を求めて行われた署名活動

 三陸沿岸の住民らでつくる「三陸沿岸を鉄路でつなぐ連絡協議会」が19日、JR大船渡線を経由した仙台-気仙沼間の直通快速列車の運行実現を求め、宮城県気仙沼市のイオン気仙沼店前で署名活動をした。

 冷たい風に小雪が舞う中、協議会の内海勝行事務局長らが市民に「仙台と結ぶ直通列車は、市民の利便性を飛躍的に高める」と訴えた。買い物客は「ぜひ、直通を実現してほしい。応援しています」などと応じていた。

 協議会では1万人を目標に4月末まで署名活動を続ける。

 大船渡線と気仙沼線の一部区間は東日本大震災後、バス高速輸送システム(BRT)で運行されている。内海事務局長は「直通列車の運行実現を第一歩に、将来の全線鉄路復旧に向けて、息の長い取り組みをしていきたい」と話していた。

2783荷主研究者:2017/03/12(日) 18:59:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170221_11030.html
2017年02月21日火曜日 河北新報
<青葉山公園センター>歴史・自然の調和が柱

仙台市役所本庁舎=2016年11月17日

 仙台市は、青葉区追廻地区に整備する青葉山公園の公園センター(仮称)の基本計画案をまとめた。7月ごろまでに基本設計者を選定し、2021年3月の完成を目指す。

 計画案では、仙台城跡の歴史的風情が感じられ、青葉山の豊かな自然と調和した施設デザインを目標とした。広瀬川に架かる大橋からの眺望を重視し、現代の仙台の街に溶け込む施設にするとの考え方も示した。

 公園センターは青葉山公園(広さ42万平方メートル)の東側の2200〜2500平方メートルに建設する。情報発信の「楽しむ」、飲食・休憩の「憩う」、体験・交流の「集う」の三つの機能を担い、芝生広場やカフェテラス、庭園なども整備する。

 3月までに基本計画を決定し、8月に施設や広場の基本設計を始める。着工は18年12月の予定。

 市有識者懇話会(座長・本江正茂東北大大学院工学研究科准教授)が16年12月、センターの機能やデザインコンセプトを奥山恵美子市長に提言した。

 市公園課の岡田真之課長は「仙台の自然、歴史を代表する青葉山公園の魅力や価値を高められるセンターにしたい」と話した。

2784荷主研究者:2017/03/12(日) 19:03:47
>>2336
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00418487?isReadConfirmed=true
2017/2/24 05:00 日刊工業新聞
大和ハウス工業、東北大発ベンチャーに出資

 大和ハウス工業は東北大学発のベンチャー企業で、介護機器メーカーのTESS(仙台市宮城野区)に資本参加した。第三者割当増資に応じて2億円を出資し、株式持ち分比率の12%を取得。4月からTESSが開発・製造する足こぎ車いす「COGY(コギー)」の販売を始める。総販売代理店として、年150台の販売目標を設定した。新商品の共同開発も視野に入れる。

(2017/2/24 05:00)

2785荷主研究者:2017/03/12(日) 19:06:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170224_13068.html
2017年02月24日金曜日 河北新報
荒井駅へ1km好立地 農地の宅地化加速

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170224kahoku02.JPG

荒井南(写真左奥の住宅街)に隣接する土地区画整理事業予定地=仙台市若林区長喜城

 仙台市若林区長喜城(ちょうきじょう)の農地を宅地化する計画が進んでいる。市地下鉄東西線荒井駅の南西約1キロにあり、新興住宅地「荒井南」に隣接する好立地が後押しする。土地区画整理組合が主体となり、2019年の分譲開始を目標に約300人が住む街の実現を目指す。

 長喜城は屋敷林の「居久根(いぐね)」が残る地域として知られる。土地利用計画によると、長喜城東部の水田や畑地約4.4ヘクタールを宅地造成する。60〜65坪の宅地約100区画に加え、高齢者福祉施設と医療モールを誘致する。

 周辺には七郷中や七郷小、七郷市民センター、スーパーなどが集まる。仙台東部道路の仙台東インターチェンジ、国道4号仙台バイパスにも近い。

 近隣では東日本大震災以降、荒井東、荒井南、荒井西の各土地区画整理事業が本格化。災害公営住宅を含め、多くの被災者が移り住んだ。

 こうした環境の変化もあって宅地化の動きが加速し、16年8月に地権者8人による土地区画整理事業の発起人会が発足。今月上旬の市都市計画審議会で、市街化区域への編入案が承認された。県都市計画審議会の審査を経て、19年にも分譲を始める。

 発起人会の庄子喜元代表は「長喜城はほとんど雪が積もらず、冬も過ごしやすい。荒井南とも調和した閑静な街にしたい」と話す。

2786荷主研究者:2017/03/12(日) 19:15:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170227_12036.html
2017年02月27日月曜日 河北新報
<さくら野百貨店仙台>自己破産 負債31億円

自己破産を申請したエマルシェが経営するさくら野百貨店仙台店=27日午前10時15分ごろ

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を経営するエマルシェ(同)は27日、仙台地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。売り上げ減少が主因。代理人の弁護士によると負債額は約31億円で、社員やパートなどの従業員約120人は26日に全員解雇された。

 食料品など自前の売り場は閉鎖した。ドコモショップなどのテナントは営業を続けている。午前10時から取引先など債権者への説明会が市内で開かれ、約200人が出席した。青森、岩手両県にあるさくら野百貨店は青森市の別会社が経営している。

 東京商工リサーチ東北支社などによると、2006年2月期に193億2600万円の売り上げがあったが、郊外や近隣店舗との競争が激化。人気ブランド「H&M」などテナント誘致に力を入れたが業績悪化に歯止めがかからず、16年2月期の売り上げは79億3900万円まで落ち込み、4期連続の赤字となった。

 同社は1946年創業の丸光(仙台市青葉区)が前身。78年に丸光など東北の百貨店5社が経営統合して百貨店連合を設立。大手スーパー、マイカル(旧ニチイ)傘下として「ダックシティ」「ダックビブレ」と社名を変更しながら東北で6店舗を経営した。

 01年9月に経営悪化から民事再生法適用を申請。02年9月からさくら野百貨店に社名変更して再スタートを切った。05年4月に青森、北上など5店舗の経営を別会社に譲渡。10年8月からエマルシェとしてJR仙台駅前にある仙台店のみを経営していた。

 安藤俊社長は「ご迷惑をお掛けするお客さま、お取引先さまに心からおわびを申し上げます。70年の歴史のあるさくら野百貨店仙台店をこのような形で閉じることについては痛恨の極みというほかありません」とのコメントを出した。

2787荷主研究者:2017/03/12(日) 19:21:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12030.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>駅前競争激化耐え切れず

 JR仙台駅前唯一のデパート、さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が27日、自己破産手続きに入り、丸光時代から続く約70年の歴史に終止符を打った。親会社の変遷や民事再生による再建など不安定な経営基盤の中で生き残りを図ってきたが、駅前に相次いで進出した大型商業施設との競争などに耐え切れず、閉店を余儀なくされた。

 さくら野仙台店は民事再生後の2002年、仙台ビブレから店名を変えて再出発した。しかし資金繰りの苦しさから店内の改装がままならず、雑貨や衣料品など直営の売り場の拡充も思うように進まなかった。

 事態打開のため、同店は駅前の一等地にある立地を生かし、店舗敷地内をテナントとして貸し出す方針を取り入れた。2階には海外衣料ブランド「H&M」、6、7階には中古書籍販売「ブックオフ」が入居。若者の来店は増えたが、百貨店が持つ高級感などブランド力は逆に低下。全体の底上げにつながらなかった。

 昨春には1階正面に入っていた大手アパレル「ユナイテッドアローズ」が撤退し、駅前のエスパル仙台本館に移転。その後に入ったのは携帯電話販売店となり、仙台の商店関係者からは「百貨店なのか分からなくなっている」との声も出ていた。

 売上高は年々減少し、11年2月期には100億円台を割り込み、16年2月期は79億3900万円まで落ち込んで、4期連続の赤字決算となった。

 昨年4月には東京のファンド会社が経営権を取得したが、業績悪化に歯止めがかからなかった。関係者によると、17年2月期の売上高は前年比で2割近い減少になるとみられている。

 宮城県内の百貨店は、仙台三越と藤崎の2社のみになる。仙台三越の渡辺憲一社長は「仙台には百貨店文化が残り、3社が競合している状況は望ましいと考えていた。それだけに今回の決定は寂しい」と語った。

 藤崎の小野寺宣克常務は「閉店は非常に残念。地方百貨店は経営が厳しいと言われるが、信用や価値をどう高めていくべきかが問われている」と強調した。

2788荷主研究者:2017/03/12(日) 19:22:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12029.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>突然の閉店 利用客驚き

店先に張り出された「閉店のお知らせ」を見詰める買い物客。突然の閉店に驚きの声が上がった=27日午前10時50分ごろ、仙台市青葉区

 70年の歴史に突然の幕を下ろした仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店では27日、何も知らされていない主婦やお年寄りらが朝から買い物に訪れた。店舗の入り口には「閉店のお知らせ」が張り出され、長年親しまれたデパートの閉店に利用客には驚きや戸惑いが広がった。

 1階の靴売り場をよく利用したという青葉区の主婦金田清子さん(74)は「店が閉まっていたので何があったのかと思ったら、閉店の文字。仙台駅前の一等地の店が突然閉店するなんて」と驚いていた。

 入り口近くでは、警備員に「食品売り場は営業しているのか」「古本店には行けるのか」と尋ねる人もいて、店の状況に困惑していた。

 足しげく訪れた人たちからは惜しむ声が上がった。同区の中嶋正子さん(72)は「地下の食品売り場で購入すると配送してくれたので利用してきた。親しんだ百貨店だったのに」と残念がった。

 別の主婦(83)は「(1946年営業開始の)丸光デパートの時から通い、仙台駅前に来た時はいつも立ち寄った。なじみの店がなくなるのは寂しい」と話した。

2789荷主研究者:2017/03/12(日) 19:23:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_12010.html
2017年02月28日火曜日 河北新報
ヱヴァ手掛けたアニメ制作会社 仙台進出

立地表明書を奥山市長(右)に手渡す小石川社長

 映画「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」や「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のCGアニメーションを制作したサブリメイション(東京)は27日、仙台市中心部に4月、スタジオを新設すると表明した。小石川淳社長が市役所で奥山恵美子市長に立地表明書を手渡した。アニメ制作会社が仙台市に進出するのは初めて。

 新年度は10人程度で業務を始め、5年後に地元採用で50人体制を目指す。当面は東京で受注した業務を分担するが、将来的には仙台で企画したアニメの制作も視野に入れる。

 小石川社長は気仙沼市出身で東北工大卒。「専門学校や大学と連携し、アニメ制作を学んだ学生が即戦力として働けるようにしたい」と強調。奥山市長は「仙台発の新たなアニメを期待している」と話した。

2790荷主研究者:2017/03/12(日) 19:33:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170301_11032.html
2017年03月01日水曜日 河北新報
<仙台駅>西口バスプールに車いす用昇降機

バス乗降場につながる階段に設置された車いす用昇降機

 仙台市はJR仙台駅西口バスプールの改修工事に伴ってエレベーター2基を一時撤去し、車いす用の昇降機をペデストリアンデッキとバス乗降場を結ぶ階段2カ所に設置した。市は障害者やベビーカー利用者など階段の上り下りが困難な人に利用を呼び掛けている。

 昇降機を利用するには、階段上下のインターホンで係員を呼び、操作を依頼する。利用時間は平日午前6時半〜午後11時40分、土日祝日は午前6時50分〜午後10時40分。

 改修工事は、エレベーターと地下道を通って地下鉄仙台駅に行けるようバリアフリー化する。バスの乗降場も増やす。バスの運行時間外の夜間に施工し、2019年度に完成予定。2基のエレベーターは18年10月までの使用再開を目指す。

 市北道路建設課の担当者は「しばらく不便をお掛けするが、係員が近くに待機しているので気軽に呼んでほしい」と話している。

2791荷主研究者:2017/03/12(日) 19:33:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170302_12040.html
2017年03月02日木曜日 河北新報
<エリクソン>技術系拠点 仙台に6月開設

 スウェーデン通信大手エリクソンの日本法人エリクソン・ジャパン(東京)が6月、JR仙台駅周辺に通信事業者向けインフラ構築などを担う拠点「エリクソン仙台」を開設することが1日、分かった。

 初年度は従業員100人で運営し、2年後に220人体制を目指す。通信事業者向けの通信インフラの構築や運用、保守などサービスの技術系拠点となる。市役所で7日に立地表明式があり、日本法人の野崎哲社長が詳細を明らかにする。

 市内では昨年12月、日本IBM(東京)がIT技術者数で少なくとも300人規模を目指す拠点を新設。大型のIT系拠点の設置が続いている。

2792荷主研究者:2017/03/19(日) 11:20:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170301_12028.html
2017年03月01日水曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>解雇通知「言葉失った」

慌ただしく商品の搬出作業が続けられる店舗内=28日午前10時15分ごろ、さくら野百貨店仙台店

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が27日、自己破産手続きの開始決定を受け、約70年の歴史に幕を閉じた。突然の閉店に解雇された従業員は言葉を失い、取引先の多くは債権回収ができない状況に陥った。JR仙台駅前の一等地に起きた破綻劇。その余波が地域経済に与える影響は大きい。

◎創業70年に幕(上)悲嘆

<見通し不透明>
 自己破産から一夜明けた28日。2階フロアの約半分を占める海外アパレル「H&M」は、午前10時から通常営業を始めた。若い女性を中心に人が集まる光景はこれまでと変わらない。

 H&M以外の2階フロアは別世界だ。さくら野仙台店の直営テナントでは、スタッフらが在庫品の搬出作業に追われた。

 婦人服ブランドの従業員女性(48)は、午前9時半からスタッフ5人と作業に当たった。来店客の迷惑にならないように搬出時間は制限されている。「5日間で搬出を終えたいが、可能かどうか」。女性は不安げにつぶやいた。

 H&Mのほか、1階のドコモショップ、5階のICI石井スポーツ、6.7階のブックオフなど直営以外の10店は営業を継続しているが、見通しは不透明だ。

 ブックオフの小林慶祐店長(37)は「市内で一番大きい店で従業員も多い。可能な限り営業を続ける。ただ、いつまで続けられるか分からないという不安はある」と話す。

 商品を納入した取引業者への影響も大きい。3月8日までに商品を搬出するよう求められているが、回収することができるのは、契約上の所有権が残る商品に限られ、それ以外は破産管財人に差し押さえられる。

 差し押さえた商品の売却代金は債権者約480人に配分されるが、関係者は「大きな収益は期待できず、債権者の取り分はほんのわずかだろう」と明かす。

 自己破産の影響をあまり受けないのは、中高生の学生服の発注事業ぐらいで、藤崎に引き継ぐ方向だ。

<「申し訳ない」>
 さくら野仙台店は2002年、民事再生後に再出発したものの、再建途上の信用面の不安もあり、メインバンクを持てなかった。資金繰りに窮し、約31億円の負債を抱えながら自己破産を選択した。

 関係者によると、従業員約120人に解雇通知が出されたのは自己破産前日の26日夜。ある従業員は「誰もが寝耳に水で言葉を失った」と振り返る。

 一部の従業員は残務処理のため出勤を続ける。「申し訳ない。申し訳ない」。エマルシェの安藤俊社長は28日、従業員に頭を下げながら店舗内を回った。婦人服担当の女性は「商品の返品作業が終わったら、新しい仕事を探さないといけない」とうなだれた。

2793荷主研究者:2017/03/19(日) 11:20:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170302_12023.html
2017年03月02日木曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>権利複雑 再開発の壁に

旧東洋ビル跡地(左)の商業ビル建設が続く中で、さくら野百貨店仙台店が破綻した

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が27日、自己破産手続きの開始決定を受け、約70年の歴史に幕を閉じた。突然の閉店に解雇された従業員は言葉を失い、取引先の多くは債権回収ができない状況に陥った。JR仙台駅前の一等地に起きた破綻劇。その余波が地域経済に与える影響は大きい。

◎創業70年に幕(下)暗雲 

「目玉施設を」

 JR仙台駅西口周辺は昨年、活況を呈した。3月にエスパル仙台東館、7月には仙台パルコ2が相次いで開業。大型商業施設の誕生で求心力を増したエリアだが、さくら野百貨店仙台店の破綻でにわかに暗雲が立ち込めてきた。

 二つの商業施設の効果で、仙台駅・東西自由通路の通行量は大幅に増えた。これに対し、さくら野仙台店付近の再開発は思うように進まず、駅周辺でも二極化がささやかれる。

 隣接し、2015年3月に閉館した旧仙台東洋ビルの跡地には地上10階、地下1階の商業ビルが建設中だ。量販店のドン・キホーテなどが入るとみられるが、工期完了は来年2月末と約1年先になる。

 さくら野仙台店向かいの仙台ホテル跡地も本格的な再開発へ向けた動きは見えてこない。オリックス不動産が11年に複合飲食施設「EDEN(エデン)」をオープンさせたが、あくまでも「暫定」営業だ。

 さくら野仙台店に近い名掛丁商店街振興組合の高橋昭行理事(49)は「商店街活性化のためにも、近辺に目玉となる商業施設が必要」と顔を曇らす。

超一等地に穴

 さくら野仙台店前の「青葉通」は60年連続で東北の路線価トップを誇る。それだけに不動産、デベロッパー関係者は再開発の行方に注目するが、一筋縄では行かない事情が絡む。

 敷地内は十数の土地区画に分かれ、所有者は複数いる。建物も同様で、加えて店舗部分は複数のビルをつなぎ合わせた複雑な構造になっており、「使い勝手が悪い」(市内の不動産関係者)と指摘されている。

 帝国データバンク仙台支店の紺野啓二情報部長補佐は「土地や建物を巡る当事者が多く、権利関係が複雑なのが仙台店の特徴。再開発の可能性が高まるが、調整には時間がかかるだろう」と解説する。

 テナントだけの営業では所有者は十分な賃料を得られない。破綻を機に、再開発ムードの高まりに期待する声もある。商店街の関係者は「具体的な再開発計画が出てくれば、反対は出ないだろう」と読む。

 仙台市中心部は週末ごとに他県ナンバーの車が列を成す。「仙台の顔」とも言える超一等地に大きな穴が開いた。「空洞化が長期に及ぶのは絶対に避けたい」。仙台商工会議所幹部のうめきにも似た一言が、事態の深刻さを物語っている。

2794荷主研究者:2017/03/19(日) 11:38:58

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/06 建設新聞
TKPSPV-1 アパG事務所で設計中 仙台市名掛丁・アパホテル仙台駅北の新築
S13F延べ7107㎡、18年8月末の完成めざす

 貸会議室事業やホテル内宴会場の運営を全国展開しているTKPの関連会社となるTKPSPV-1(東京都新宿区市谷八幡町8 金光達成代表取締役社長)は、東北初のホテル開発プロジェクトとして仙台市宮城野区名掛丁にアパホテル(仙台駅北)(仮称)の新築を計画しており、アパマンションアパグループ一級建築士事務所(金沢市)で設計を進めている。

 建設用地は、JR仙台駅北側の徒歩圏に位置する仙台市宮城野区名掛丁201の1地内の1290.58㎡で、現在はコインパーキングとして利用しているところ。計画によると、ここにS造13F延べ7107・97㎡の施設を建設。内部にはホテルや集会場、飲食店を設ける予定となっている。

 今後、施工者選定に着手し、5月中旬の着工、2018年8月末の完成をめざすとしている。

 今回のホテル開発プロジェクトは仙台市内にあるTKPの貸会議施設と連動し、会議や研修と宿泊を効率的に利便性高く利用できるハイブリッド型宿泊施設の提供をめざすもので、ビジネス客からインバウンドの需要まで幅広いニーズの取り込みを見込んでいる。

※建設予定の現況。(クリックで拡大)
2017/03/06付一面に掲載。

2795荷主研究者:2017/03/19(日) 11:41:58

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/07 建設新聞
MULプロパティ・仙台市太白区富沢駅西 商業施設「アクロスプラザ富沢西」の新築
8月末の完成へ大和ハウス工業が設計・施工

 三菱UFJリースが100㌫出資する不動産リースのMULプロパティ(名古屋市中区丸の内3の22の24 葛谷悦敏代表取締役社長)は、仙台市太白区の富沢駅西土地区画整理地内に商業施設「アクロスプラザ富沢西」(仮称)の新築を計画しており、大和ハウス工業の設計・施工で着工した。

 建設用地は、組合施行で造成工事が進む富沢駅西土地区画整理事業53街区51の一部地内となる仙台市太白区富田鍛冶屋敷16の1ほか地内。敷地北側は都市計画道路富沢山田線沿いに面しているところ。計画によると、ここに商業施設を整備するとし、物販店舗(ビデオレンタル)となるA棟がS1F延べ3924.13㎡、複合店舗として飲食店舗、展示場、歯科医院が入居するB棟がS1F延べ632.7㎡、飲食店舗となるD棟がS1F延べ364.95㎡、複合店舗(飲食店舗、美容室、フィットネス、事務所)のF棟がS1F延べ1033.63㎡、物品販売業を営む店舗となるG棟がS1F延べ917.27㎡、同じくI棟がS1F延べ336㎡、同じくJ棟がS1F1458.14㎡。このほかにも複数棟の建設を予定している。

 完成は施設ごとに異なるが8月末の全体完成をめざすとしている。

 富沢駅西土地区画整理事業は、仙台市地下鉄南北線富沢駅から西に約1㎞の徒歩圏に位置し、地区内人口は2500人で850戸を想定している。区画整理地内には商業施設のほか医療・老人福祉施設として社会福祉法人・ノテ福祉会による特別養護老人ホームや老人保健福祉施設の整備のほか仙台市太白区富沢地区からの広南病院の移転計画、また、子育て施設として社会福祉法人・愛光福祉会による認可保育所新築などさまざまな施設建設が進んでいる。

2017/03/07付一面に掲載。

2796荷主研究者:2017/03/19(日) 11:45:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170307_13026.html
2017年03月07日火曜日 河北新報
<震災6年 まち再生>域内人口格差広がる

住宅の建築ラッシュに沸く新蛇田地区。郵便局やスーパーなども間もなくオープンし、活気を帯びる

 東日本大震災の津波被害を受けた岩手、宮城、福島の被災3県の沿岸部は、まち再生の取り組みが正念場を迎えている。中心市街地を造り直す大規模な土地区画整理事業は道半ば。現地再建への戸惑い、廃業の危機、地域格差など課題は山積する。震災から6年を迎える被災地の今を追う。

◎正念場迎える被災地(5)宮城県石巻市

 「季節ごとの行事があったらいい」「子どもが集まるイベントをしたい」

 石巻市の新蛇田地区で2月中旬、自治会設立に向けた会合があった。どのように住民同士の交流を深めるか。住民らが活発に意見を交わした。

 三陸自動車道の石巻河南インターチェンジに近く、商業施設などの集積が進む石巻市郊外に、真新しい住宅や災害公営住宅が並ぶ。

<3300人が移住>
 新蛇田地区は東日本大震災に伴う土地区画整理事業により、田園に誕生した新市街地だ。津波で被災した沿岸部の住民を吸い寄せている。計画によると施工面積は46.5ヘクタール。一戸建て住宅730戸、災害公営住宅535戸が整備される。計1265戸、約3300人が移り住む。

 規模が大きく、自治会は地区を四つに分けて編成する予定。設立に向けた会合には、先行する北東エリアの住民が集まった。

 参加した会社役員上村博也さん(70)は、まちの将来像を見据えた話に希望を膨らませた。「新市街地はキャンバスに例えれば、まだ真っさらな状態。どういう地域を描いていくか、楽しみだ」

 同じ市内で対照的なのは甚大な被害を受けた半島部。2015年国勢調査で人口は雄勝が震災前(10年)と比べ74.44%減の1021、牡鹿が43.35%減の2448、北上が34.64%減の2430。主に震災後の流出が深刻さを増す。

 北上地区の拠点となる集団移転団地「にっこり団地」は、そのあおりを受ける。33区画の自主再建向け宅地が昨年4月までに整備されたが、今も9区画が空いている。

 「当初はもっと希望者が多かった。整備区画は次第に減り、それでも空きが出る」。団地の住民有志の会メンバー、会社員鈴木健仁さん(62)は寂しげだ。

<若者内陸へ>
 拍車を掛けた一因は、12年末に受け付けが始まった「がけ地近接等危険住宅移転事業」と鈴木さんはみる。5戸以上の集団移転の要件を満たさない個別移転にも転居費などが助成される制度。地区外で働く若い世代を中心に住宅を内陸に構えた。13年に団地の計画変更があり、完成が約1年遅れたのも響いたという。

 鈴木さんは「被災者個人にとっては選択肢が増えて良い事業も、まちづくりを考える上ではつらい」と指摘する。

 半島部に限らず、市中心部に近い新門脇地区も著しい人口減に直面する。復興事業に伴い生じる市域内の人口格差は広がる一方だ。

 地区では、土地区画整理事業で造成した250戸分の宅地引き渡しの9割が終わった。ただ大半の宅地は空き地のまま。昨年11〜12月に入居が始まった2カ所の災害公営住宅に125戸が入居したが、震災前の地区の規模にはほど遠い。

 町内会長の本間英一さん(68)は「土地を売らず残している人もいる。いつか家を建てて住んでほしい」といちるの望みを懸ける。

(石巻総局・鈴木拓也)

2797荷主研究者:2017/03/19(日) 11:50:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170308_12009.html
2017年03月08日水曜日 河北新報
<エリクソン>新通信システム設計 仙台進出

立地表明書を奥山恵美子市長に手渡す野崎社長(右)

 スウェーデン通信大手エリクソンの日本法人エリクソン・ジャパン(東京)は7日、通信事業者向けのインフラ構築や運用を担う拠点「エリクソン仙台」をJR仙台駅東口に開設すると発表した。エリクソンの長期戦略の一環として、高速データ通信を可能とする第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けたネットワーク設計も行う。

 エリクソン仙台は6月に業務を始め、2019年に正社員のIT技術者220人体制を目指す。国内の技術系拠点は500人程度が在籍する横浜市に次いで2カ所目で、仙台への拠点開設で日本法人の技術者数が4割ほど増強される。

 市役所での立地表明式で野崎哲社長は「5GやIoT(モノのインターネット)サービスの推進には優秀な日本人技術者が多く必要だ。仙台では質の高い人材を採用できる」と話した。

 エリクソンは世界有数の通信インフラ業者で、日本法人によると、世界の携帯電話契約75億件の3割の利用を支える。国内でも携帯電話大手3社と取引する。

2798荷主研究者:2017/03/19(日) 11:50:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170308_12008.html
2017年03月08日水曜日 河北新報
<東京エレク宮城>半導体安定供給へ新物流棟

本社敷地内に建設する物流棟(右下)の完成イメージ

 半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)は、本社敷地内に新たな物流棟を建設する。半導体需要の高まりを受けて部品を保管、供給する設備を増強し、生産効率を高める。8日に着工し、12月の完成を目指す。

 物流棟は鉄骨2階で、延べ床面積は2万5338平方メートル。事務棟や生産棟の北側に建設する。既存の物流設備の約2倍の規模となり、部品を安定的に調達することで出荷までにかかる時間を短縮させる。

 IoT(モノのインターネット)の進展などで半導体需要は高まっており、同社ではフル生産が続く。市場の成長が見込まれることから、昨年夏に新施設の建設を決めた。

 現地で7日にあった起工式で、北山博文社長は「部品調達の安定化に必要な施設だ。中長期的には生産量を現状の1.5倍に増やしたい」と語った。

2799荷主研究者:2017/03/19(日) 11:51:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170308_12007.html
2017年03月08日水曜日 河北新報
<ILC>スロベニア企業 宮城進出

コージーラボは世界各地の加速器プロジェクトで制御システムを手掛けている(同社ホームページから)

ILCなど加速器プロジェクトに向けて、宮城進出の意義を説明する黒川CEO

 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」など、東北各地で進む加速器プロジェクトの実現をにらみ、大型物理実験施設向けの制御システムを手掛けるスロベニアの「コージーラボ」日本法人が2月、多賀城市のみやぎ復興パークに茨城県から移転入居した。各プロジェクトの情報収集をしながら、東北大や地元企業との連携を進める。

 大型加速器施設は、数百万点の機器を統一的にコントロールする高度な制御技術が必要となる。コージーラボは2001年、スロベニアの大学発ベンチャーとして設立。スイスの欧州合同原子核研究所(CERN)、日本の高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)など世界各地の加速器プロジェクトにシステムを提供してきた。

 移転の決め手は、東北で機運が高まる加速器計画。ILCは岩手、宮城両県にまたがる北上山地が候補地で、30年ごろの完成を目指す。東北放射光施設は実現に向けた産学の動きが本格化。青森県六ケ所村には国際熱核融合実験炉(ITER)材料照射施設の計画が進む。

 アジア担当副社長で日本法人CEOの黒川真一氏(70)=KEK名誉教授=は「ILCは世界の物理学に必要なプロジェクトであり、日本の責任は大きい。東北放射光施設も実現の見込みが高い」と語る。国内外の加速器計画に関わり、05〜07年に国際組織のILC運営委員会委員長を務めた経歴を持つ。

 黒川氏は昨年春からコージーラボのマーク・プレスコ社長と何度も宮城県を訪れ、交通アクセスの良さや東北経済連合会のバックアップもあり、茨城県東海村から2月2日付で移転登記した。5人程度のスタッフが常駐する。

 黒川氏は「大型施設の『神経』を制御する高度な技術で、ILCでも役割を果たせる。地元企業とは周辺機器との接続部分の標準化などで連携できる」と話す。将来は東北大など地元の人材を集めたい考えだ。

2800荷主研究者:2017/03/19(日) 11:57:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170309_12003.html
2017年03月09日木曜日 河北新報
<大和ハウス>仙台港に大型物流センター

最大4社が利用できる大和ハウスの物流センター=仙台市宮城野区港4丁目

 大和ハウス工業(東京)の大型物流センター「DPL仙台港」が今月、仙台市宮城野区の仙台港近くに完成する。延べ床面積約6万7000平方メートルは東北最大級。最大4社が入居できるマルチテナント型の施設となっている。

 敷地は約5万9000平方メートルで鉄骨2階。東日本大震災級の津波にも耐えられるよう、1階の床高は3.5メートルかさ上げした。

 全4区画で、各区画は1、2階を一つの会社が使う仕様となっている。天井高は6メートル。1区画当たりの倉庫面積は約1万4600〜1万6300平方メートル。

 積み下ろしの際に天候の影響を受けないよう、センターの中央を幅13.5メートルの「中車路」が通る。トラックバース(待機場所)は4区画合わせて10トン車98台分を用意した。既に地元の運送会社が1区画を使う契約を結ぶ予定だという。

 現地で8日、報道関係者に施設が公開された。同社の手塚公英Dプロジェクト推進室長は「仙台港へのアクセスの良さから立地を決めた。仙台圏の物流は名古屋、福岡と同規模。センター建設のニーズは強く感じている」と話した。

 同社はほかに、仙台空港近辺など仙台圏の3カ所で物流センターの建設を計画している。

2801荷主研究者:2017/03/19(日) 19:52:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170310_12019.html
2017年03月10日金曜日 河北新報
被災地の物流拠点に 仙台・岩切で整備計画

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170310kahoku01.JPG

配送センターなどが計画される土地区画整理事業予定地=仙台市宮城野区岩切今市東

 仙台市宮城野区岩切で大規模物流拠点の整備構想が進んでいる。JR仙台貨物ターミナル駅(宮城野区宮城野)の岩切地区への移転計画を受け、近くの水田を土地区画整理事業で造成する。東日本大震災の被災地を含む仙台圏の新たな物流拠点の要とするべく、2020年ごろからの造成を目指している。

 地権者らの土地利用計画によると、今市地区とJR東北線の間の農地や宅地など計52.7ヘクタールを市街化区域に編入。県道仙台松島線(利府街道)の南側を中心に計8街区の流通業務地区を整備し、配送センターを置く。

 貨物駅のそばに物流拠点を配置することで相乗効果を見込む。北側にはスーパーマーケットや福祉施設、保育園を配置予定で、近隣の居住環境の向上が期待される。予定地は国道4号仙台バイパスに接し、三陸自動車道や仙台港へのアクセスも優れている。

 JR貨物は20年度、東北線の南側で新貨物駅の業務を始める予定。地権者は移転計画を契機に農地の転用を検討してきた。当初は宅地造成を目指したが、旅客駅の周辺1キロ圏に宅地開発を限定する市の方針に合致せず、道路ネットワークを生かした業務対象の土地利用に方針転換した。

 整備に伴い、交通量が増加している県道仙台松島線のさらなる混雑が懸念されるため、土地区画整理事業で県道に右折車線を新設する。南東の仙台港方面から流通業務地区に直接入る専用道路も計画する。市街化区域への編入は、来年6月の県都市計画審議会などを経て正式に決まる。

 岩切地区は七北田川の水運も含め、歴史的に交通の要衝となってきた。地権者でつくる世話人会の高野秀策代表は「地域の特性を生かしてきれいな街を造り、子孫に残したい」と話す。

2802荷主研究者:2017/03/19(日) 22:01:52
>>2420
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170314_13016.html
2017年03月14日火曜日 河北新報
<仙台東部道>名取中央スマートIC18日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170314kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170314kahoku01.JPG
建設中の名取中央スマートIC。左奥にイオンモール名取が見える=2月(東日本高速道路仙台工事事務所提供)

 宮城県名取市と東日本高速道路が整備を進めた仙台東部道路の名取中央スマートインターチェンジ(IC)が18日、開通する。仙台空港や大型商業施設のイオンモール名取に近く、東日本大震災からの経済復興や物流の向上が期待される。

 ICは2015年12月着工、事業費は約27億円。名取ICと仙台空港ICの間に位置し、自動料金収受システム(ETC)搭載車が利用できる。

 市は空港周辺地区を「生業再生・交流エリア」と位置付け、企業誘致などを目指している。名取中央スマートIC開通で、同エリアから仙台方面へは約2分の時間短縮効果があるという。

 市西部からスマートIC北側のイオンモールに至る県道大手町下増田線も25日に全線開通。買い物やレジャーなどの広域移動が促進され、地域活性化につながると見込まれる。

 市と同社は18日午前、現地で開通式を実施。一般車両の通行は午後3時を予定している。

2803荷主研究者:2017/03/19(日) 22:07:02

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/16 建設新聞
三幸学園「仙台8号館」の新築計画 宮城野区車町にS8F3865㎡を想定
18年3月の完成へウイングスペースで設計

 学校法人・三幸学園(東京都文京区本郷3の23の16 昼間一彦理事長)は、仙台市宮城野区車町に「三幸学園仙台8号館」(仮称)の新築を計画しており、ウイングスペース一級建築士事務所(東京都港区)に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市宮城野区車町102の2ほか地内の694.32㎡で、国道45号沿いの東北新幹線高架橋との交差部東側に位置するプリンスホテル東口跡地。現在、ホテル施設の解体作業を行っているところ。

 計画によると、ここにS8F延べ3865.07㎡の専修学校を建設するもの。近く施工者を選定し5月初旬の着工、完成は2018年3月末を予定している。

2017/03/16付一面に掲載。

2804荷主研究者:2017/03/26(日) 12:12:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12016.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
<JR東>農産物直売所 仙台駅前に8月開設

JRアグリ仙台が仙台駅近くに開設する直売所のイメージ

 JR東日本が地元農業者や食品加工業者と設立した新会社、JRアグリ仙台(仙台市)は16日、仙台市内の農地を借りてコメや野菜を生産し、仙台駅近くにレストランを併設した直売所を8月にも開設して販売を始めると発表した。

 アグリ仙台は、JR東のほか、納豆製造販売の川口納豆(栗原市)や乳製品製造販売の蔵王酪農センター(宮城県蔵王町)、仙台市若林区の専業農家遠藤耕太氏らの出資で1月に設立された。

 遠藤氏の畑と水田計80アールを借り上げ、コメやリーフレタス、ニンジンなどを栽培する。直売所の建設予定地は青葉区中央1丁目のホテルメトロポリタン仙台の南側。農産物は首都圏のJRの駅でも販売する。初年度の売り上げ目標は1億7000万円。

 今後は出資者の協力を得て生産物を使った商品開発も進める。南東北でさらに直売所の開設を目指す。

 仙台市内で記者会見した笠原治アグリ仙台社長は「生産から商品開発、直売所の一体的な経営により、出口のある農業を展開したい」と抱負を語った。

 JR東が農業者と提携し設立した法人には、トマト栽培のJRとまとランドいわきファーム(いわき市)、酒米栽培のJR新潟ファーム(新潟市)がある。

2805荷主研究者:2017/03/26(日) 12:13:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12014.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>運営会社4月末完全撤退

自己破産を申請したさくら野百貨店仙台店=2月27日、仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同社が4月末でビル管理などの業務から完全撤退することが16日、分かった。現在も営業を続けているテナント10店は5月以降、ビルの所有者と契約して営業を継続するか、契約せずに退去するかの決断が迫られる。

 エマルシェは複数のビル所有者とビル全体の賃貸契約を結んだ上で、テナントに貸し出している。

 関係者によると、エマルシェの破産管財人が9日、テナント10店を対象に説明会を開き、今後のビル運営などを説明。破産後も続けているビル管理などの業務を4月末で完全撤退する考えを示した。

 その上で5月以降はビル所有者との話し合いで、営業を続けるかどうかを判断するようテナント側に求めた。ビル内の電気やガス、水道などのインフラ面の説明はなかったという。

 6、7階で営業する中古書籍類販売「ブックオフ」の担当者は「撤退後のビル所有者との交渉は本社が対応するが、現段階では4月末で営業を終えることは考えていない。順調に営業を続けているので、困惑している」と話した。

 関係者によると、一部のテナントは4月末での営業終了を検討しているという。破産管財人を務める弁護士の事務所は取材に「何も答えられない」と話した。

2806荷主研究者:2017/03/26(日) 12:15:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170317_12027.html
2017年03月17日金曜日 河北新報
さくら野仙台破産に続き 駅前商業ビル解体へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170317kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170317kahoku01.JPG
テナントが7月末までの退去を求められているGSビル=仙台市青葉区

 JR仙台駅西口前の商業ビル「GSビル」(仙台市青葉区中央1丁目)を所有、管理するオリックス不動産(東京)が、ビル内の飲食店などテナントに7月末までの退去を求めていることが16日、分かった。オリックスはテナント退去後に建物を取り壊す方針だが、撤去には最低でも1年以上かかるとみられる。駅前では、同じく一等地に立つさくら野百貨店仙台店が先月破綻しており、空洞化の懸念が強まりそうだ。

 関係者によると、オリックスは当初、来年1月末までの営業を認める予定だった。しかし、仙台市が今年1月に公表した大規模建築物の耐震診断で、GSビルは震度6強〜7程度で倒壊または崩壊する危険性があると診断された。オリックスは安全面などを考慮し7月末までの退去を求めた。

 GSビルは地上一部8階、地下2階で、敷地面積は約1030平方メートル。1957年に建設された日乃出興業ビルが前身で、2003年にパチンコ店経営の大成商事(山形市)が買収。08年、建物と土地がオリックス不動産に売却された。現在はドラッグストアや飲食店などが入る。

 退去を求められた飲食店の関係者は「予定前の退去は営業面で困る。ただ、安全面を考慮すれば、オリックス側の要望も無視できない」と話した。

 オリックスはGSビル近くの青葉区中央3丁目に、地上8階、地下1階の「仙台南町通商業ビル(仮称)」を建設中。来年1月末の開業を計画し、GSビル内の一部店舗が移る予定だ。所有する複合商業施設「EDEN(エデン)」については、隣接するGSビルとの一体開発を視野に入れてきたが、計画は進んでいない。

 オリックス本社のグループ広報部は「GSビルは耐震強度の問題があるので、テナントと交渉しているのは事実」と話した。

2808荷主研究者:2017/03/26(日) 12:25:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170318_12004.html
2017年03月18日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>輸送力向上へ期待

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アクセス線から降り、空港に向かう乗客=13日午後、名取市の仙台空港駅

 JR仙台駅と仙台空港を結ぶ宮城県の第三セクター鉄道「仙台空港アクセス線」が18日、開業から満10年を迎える。完全民営化された仙台空港の路線拡大に伴って輸送力向上への期待は高まるが、開業時から続く赤字体質が新たな設備投資を妨げている。交流人口の拡大を支えるインフラとして、さらなる快走を図る知恵が問われる。(報道部・片桐大介)

 仙台空港アクセス線は4日から普通列車2往復と快速1往復を増便した。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の幹部は「現有車両と設備で最大限努力してもらった。今後は先行投資を含めた利便性向上をお願いしたい」と話し、一層のダイヤ改善を促す。

 2016年度の空港の旅客数は318万人(見込み)。同社は空港運営権の獲得時に掲げた20年度410万人、44年度550万人の目標達成に向け、全力を挙げている。増やした旅客をリピーターにつなげるには、空港からの2次交通の改善が不可欠になる。

 現状では、発車時刻が30分以上間隔が空く時間帯がある。旅客機到着時間が重なる時はトランクを抱えた乗客で混み合い、仙台空港駅のホームで乗客が寒風にさらされることもある。

 空港会社を設立した中心企業は大手私鉄の東急電鉄(東京)だ。空港会社幹部は「交通手段は客が利便性で選ぶ時代。客を失わないように、待たずに乗れる安心感が必要」と助言する。

 一方、アクセス線を運行する仙台空港鉄道(名取市)の渋谷浩社長は「さらなる運行本数の増発、車両増加は難しい」と説明する。

 開業時から続く単年度赤字は16年度も1億8200万円を見込む。累積赤字はなお70億円程度残り、積極的な先行投資は難しい状況にある。名取-仙台空港駅間の平均乗車率は28%(15年度)で、乗客がまばらな時間帯も多い。

 空港需要と沿線開発の影響で乗客数=グラフ=は伸びるとみられるが、「開業10年を経て、車両の検査や修繕の費用がかかる」(渋谷社長)こともあり、現有資産でしのぐ構えだ。

 県は、仙台空港鉄道と仙台国際空港にJR東日本を交えた4者協議で運行改善を検討する。遠藤信哉土木部長は「使い勝手の良い2次交通となるよう、長期的には新たな投資も必要になると考えている」と話す。

2809荷主研究者:2017/03/26(日) 12:30:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170321_13022.html
2017年03月21日火曜日 河北新報
<三陸沿岸道>志津川-南三陸海岸が開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170321kahoku01.JPG

南三陸海岸ICの利用開始をテープカットで祝う関係者=20日午後2時45分ごろ、宮城県南三陸町

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路のうち、宮城県南三陸町の志津川インターチェンジ(IC)-南三陸海岸IC間の3キロが20日、開通した。現地で記念式典があり、住民らは復興の加速へ期待を寄せた。

 同区間は震災直前の2011年3月に着工。2カ所の橋と3本のトンネルを含む。総事業費は約110億円。南三陸海岸ICは南三陸病院や魚市場に近く、緊急搬送時間の短縮や水産物の輸送効率化が図れる。

 式典には約200人が出席。三陸道延伸に向けて活動する地元の団体「気仙沼・本吉リアスハイウェイ女性の集い委員会」に参加する同町歌津の会社員佐藤ふく子さん(64)は「産業の底上げと人口減少の歯止めに期待したい。震災前のような町に復興するよう見守りたい」と述べた。

 国は20年度までに仙台港北IC(仙台市)-八戸JCT間の359キロを開通させる。南三陸海岸IC-歌津IC間4.2キロは新年度中に開通する予定。

2810荷主研究者:2017/03/26(日) 12:36:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170322_13018.html
2017年03月22日水曜日 河北新報
<公示地価>トップ10に仙台東西線沿線7地点

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170322kahoku02.JPG

住宅地の地価上昇率で全国1位となった仙台市若林区白萩町周辺。市地下鉄東西線薬師堂駅に隣接する

 21日発表された公示地価(1月1日現在)で、住宅地上昇率の全国上位10地点に、仙台市地下鉄東西線(2015年12月に開業)の沿線7地点が入った。仙台駅から東の薬師堂、連坊、卸町の各駅周辺が1〜4位を独占するなど、計6地点がランクイン。西では国際センター駅最寄りの地点が8位となり、東西ともに開業効果が表れた。

 全国トップの若林区白萩町は薬師堂駅に近接し、1年間で地価が12.3%上昇した。空き地となった60〜70坪程度の敷地を2区画に分割して、建物込みで1区画当たり約3500万円で売り出されている。

 敷地を分割するのは、もともとの広さでは高額になるためだ。白萩町内会の野沢徳行会長は「半分の敷地でも、もともとの広さの約10年前の価格より高い。東西線開業後、人通りも3倍になった」と変化に驚く。

 東西線開業を機に新居を構える新住民が続々現れ、「この1年間に15世帯増えた」(野沢会長)という。

 全国2位は連坊2丁目(上昇率11.1%)、3位は大和町3丁目(11.0%)、4位は一本杉町(同)と、上位を若林区内が占めた。

 西山敦不動産鑑定士(仙台市)は「薬師堂駅から路線バスで10分圏まで波及効果がある。建て替えや新住民が増え、若林区は若返りが進む」と指摘する。

 全国8位の青葉区川内明神横丁(上昇率10.1%)は国際センター駅まで徒歩約10分、仙台駅にも15分程度と利便性が高い。川内町内会は30代の夫婦が子どもと共に移り住むなど、この2年間で72世帯増えた。

 木村俊一会長は「古い建物が多いので、さらに建て替えが進むだろう」と予想している。

2811荷主研究者:2017/03/26(日) 12:39:57

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170324_12002.html
2017年03月24日金曜日 河北新報
<エスパル仙台東館>成城石井6月オープン

「青の葉デイリーマーケット」の完成予想図

 仙台ターミナルビル(仙台市)は22日、JR仙台駅の駅ビル「エスパル仙台東館」を増床し、6月1日にオープンすると発表した。世界の厳選食材を販売する高級スーパー「成城石井」が東北に初出店するほか、仙台市宮城野区の人気ラーメン店「本竈(ほんかまど)」も店を構える。

 増床部分は、駅東口に6月19日開業するホテルメトロポリタン仙台イーストの1、2階部分。店舗面積は1300平方メートルで17店が入居する。1階は本竈のほか、プロ野球東北楽天のグッズショップやピザ店、カフェが入る。

 2階は「青の葉デイリーマーケット」と名付けられ、成城石井のほか、茶漬けの専門店「だし茶漬け えん」などが東北初出店。他に中華やイタリアンの総菜店、ドラッグストアが開店する。

 仙台ターミナルビルの担当者は「デリ(総菜店)やグロサリー(食品・雑貨店)などお客さまのニーズに応える店をそろえた。ぜひ多くの方に利用してほしい」と話した。

2812とはずがたり:2017/04/02(日) 19:51:15
福島県の地理的中心地は郡山である。
会津若松と平と福島のバランスを取って郡山遷都もあり☆が持論の副県都推し(浜松・松本・四日市・高岡・八戸等には頑張って欲しい。)の俺♪

【郡山】JR郡山駅前に「複合商業施設」オープン 9テナント出店
http://www.minyu-net.com/tourist/naka/FM20170217-149800.php
2017年02月17日

 郡山市のJR郡山駅前にビジネスホテル「ダイワロイネットホテル郡山駅前」を核とした複合商業施設が16日、オープンした。初日から多くの市民が詰め掛け、生まれ変わった郡山の新たな顔の門出を祝った。関係者は"商都郡山"の地域活性化に向けた一歩を踏み出した。

 複合商業施設は、旧丸井郡山店跡地に建設され、鉄骨地上13階建て。1〜3階には9テナントが出店した。「にぎわいの創出」をコンセプトに、金融機関やコンビニ、飲食店、美容室など多彩な業種が営業を開始した。「魚力寿司」「牛たん炭焼 利久」「ニャーヴェトナム」の3店舗は県内初出店。「牛たん炭焼 利久」には市民の長い行列ができ、牛タンの本場の味を楽しんでいた。

 同ホテルは大和ハウス工業グループのダイワロイヤルが全国展開している都市型ビジネスホテル。県内初進出で、全国45店舗目。4階以上がホテルで、4階にフロントと会議室、5〜13階が客室。客室数は216室、最大442人が収容できる。シングルタイプのスタンダードをはじめ、7種類の部屋タイプを設けた。料金は曜日などで変動するが、スタンダードは7500円から。朝食は、テナントのニャーヴェトナムの和洋ベトナム料理をビュッフェ形式で味わえる。

 初日は神事が行われ、ダイワロイヤルの原田健社長、品川萬里市長、滝田康雄郡山商工会議所会頭らが玉串をささげ、関係者がテープカットした。同ホテルの木原克彦支配人は「地域の皆さんと協調しながら、郡山駅前の活性化に向けて歩んでいく」と話した。

 問い合わせは同ホテル(電話024・927・4855)へ。

2813荷主研究者:2017/04/09(日) 22:44:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170325_13045.html
2017年03月25日土曜日 河北新報
<養賢堂>学都の礎 勾当台公園に説明板

設置された養賢堂の説明板

県庁として使用されていた養賢堂の講堂(1935年ごろ撮影。仙台市博物館提供)

 仙台市教委は仙台藩校「養賢堂」跡地に当たる青葉区の勾当台公園に、説明板を設置した。多くの藩士の子弟を教育した国内屈指の藩校に思いをはせてもらおうと、市民や観光客にアピールするのが狙いだ。

 説明板は宮城県議会棟西側の林子平像近くに23日に設置。現在の地図に養賢堂跡を重ね合わせた平面図を掲示した。市役所と勾当台公園市民広場の間を通る「表小路」が養賢堂の表門に通じていることが確認できる。

 1736年に5代藩主伊達吉村が前身の学問所を現在の木町通小(青葉区)周辺に設置。60年に7代藩主重村が現在の勾当台公園内に移設した。1809年に学頭に就いた儒学者の大槻平泉が算術や蘭学などの科目を増やし、施設を拡充。平泉の子の習斎はロシア語を学ぶ洋学科を増設し、国内有数の規模を誇る藩校となった。

 養賢堂の講堂は明治維新後に県庁として使用されたが、1945年の仙台空襲で焼失した。市文化財課の担当者は「今年は藩祖伊達政宗の生誕450年。養賢堂や政宗がつくった城下の移り変わりを、多くの市民に知ってほしい」と話す。

 市文化財課は毎年、市文化財や歴史的に重要な施設の跡地の説明板を整備している。

2814荷主研究者:2017/04/09(日) 22:53:49
>>2722
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_13045.html
2017年03月26日日曜日 河北新報
復興に弾み 県道大手町下増田線が全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170326kahoku01.JPG

沿線住民らが飛ばした風船の下で渡り初めをする車両

 宮城県と名取市が整備を進めてきた同市の県道大手町下増田線の全線開通を祝う式典が25日、現地であった。沿岸部の同塩釜亘理線と内陸部の同仙台館腰線をつなぐ東西交通軸で、市中心部の渋滞解消や災害時の物資輸送道などとしての役割が期待される。

 全長4.2キロの大手町下増田線のうち、今回開通したのはJR東北線や旧国道4号などをまたぐ名取中央高架橋を含む約1キロ区間。内陸側の増田西地区などから大型商業施設のイオンモール名取などへのアクセスが容易になる。事業費は約120億円。

 式では山田司郎名取市長が「踏切による慢性的な渋滞が緩和され、災害時の物資輸送路ともなる。東日本大震災からの復興に弾みがつく」と述べた。

 沿線住民らが開通を祝って色とりどりの風船を飛ばしたほか、関係車両による渡り初めが行われた。

2815荷主研究者:2017/04/09(日) 22:55:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_13032.html
2017年03月26日日曜日 河北新報
<宮城野橋>東西つなぐ大動脈期待

宮城野橋の完成を祝って渡り初めをする地区住民ら

 仙台市青葉区中央1丁目と宮城野区名掛丁を結ぶ市道元寺小路福室線の宮城野橋上り線工事が完了し、開通を前に渡り初めの式典(実行委員会主催)が25日、現地であった。地区住民を先頭に、奥山恵美子市長ら出席者約200人が歩いて完成を祝った。

 式典で奥山市長は「『X橋』の愛称で市民に親しまれてきた宮城野橋が生まれ変わった。東西両地域一体となった発展が期待できる。仙台のこれからの街づくりをけん引していく交通の大動脈となるだろう」と祝辞を述べた。

 宮城野橋は2010年12月に着工、約6年3カ月かけて完成した。全長193メートル、幅34.3メートルで、事業費は48億円。26日午前11時の開通後約1カ月間は、中央分離帯などの設置工事のため上り2車線、下り1車線の通行規制が敷かれる。工事完了後は片側3車線通行となる。

2816荷主研究者:2017/04/09(日) 22:59:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170328_12002.html
2017年03月28日火曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>突然の破綻劇 影響続く

4月末までの営業終了を検討しているICI石井スポーツ仙台さくら野店

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産して27日で1カ月となった。店舗閉店後も営業を続けるテナントの中には、撤退方針を固めたところも出始めた。解雇された元従業員は再就職探しに奔走、突然の破綻劇の影響が続く。

■テナント
 エマルシェ側は4月末で管財業務を終える考えで、営業中のテナント10店にそれまでの退去を要求。一部テナントは撤退を決めた。

 5階のICI石井スポーツ(東京)は同時期までに営業を終える方針。17日から閉店セールを始めた。担当者は「破産管財人から求められ、4月末までに退去するつもりで進める」と話す。JR仙台駅西口周辺で移転先を探し、営業を継続する方向だ。

 1階の伊藤豆屋(仙台市)は、建物所有者から5月下旬まで営業可能と告げられた。同時期まで営業するが、それ以降は電気が止まる可能性が高く、担当者は「退去するしかない」と冷静に話した。

 2階の海外アパレル「H&M」や6、7階に入る中古書籍類販売のブックオフは未定。ブックオフの担当者は「管財人らの意向は聞いているが、できれば営業を続けたい」と強調する。

■元従業員
 元従業員約120人の多くは、店内の整理や財務処理などを終え、再就職先を求めて活動している。

 元従業員らでつくるエマルシェさくら野労働組合(組合員108人)によると、求人は流通、サービス業を中心に約500社に上る。27日現在、組合員の女性11人が再就職を決めた。大半が藤崎と仙台三越だった。

 岩本貴信委員長(43)は「仕事面で安心できる同業という点が大きかった。両社に受け入れてもらい感謝している」と話す。

 大半が正社員だった男性従業員約20人は苦戦している。約500社の求人は正社員採用がほとんどない。岩本氏は「男性社員の多くは家族を抱え、正社員での採用を希望している。組合としても支援していきたい」と語った。

■債権者・取引先
 東京商工リサーチ東北支社によると、未払い賃料の債権者を除く債権額100万円以上の業者168社のうち、半数近くがアパレル関連だった。

 168社中、東北支社に企業情報がある152社を分析した。業種別は「繊維・衣服等卸売業」が36社で最多。「繊維・衣服・身の回り品小売業」「繊維工業」が各19社。3業種ともアパレル関連業で、全体の48.7%を占めた。3業種の債権額は計約2億7400万だった。

 債権者の本社所在地は東京が68社でトップ。宮城27社、大阪18社が続いた。

 債権者の一人で仙台市若林区の婦人服卸売業の担当者は「売上金が満額入ってくるとは考えにくい。さくら野百貨店と長い付き合いだったが、計画性を感じる破産で複雑な感情を引きずっている」と話した。

2817荷主研究者:2017/04/09(日) 23:00:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170329_12003.html
2017年03月29日水曜日 河北新報
<宮城交通>25年ぶり値上げ 運転手不足響く

仙台市内を走る宮城交通の路線バス。仙台市バス(後方)とは運転手の待遇に差があり、人手不足が慢性化している

 宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)は2月、国土交通省に路線バスの運賃引き上げを申請した。認可を得られれば7月1日から平均で約7%値上げする。消費税率変更に伴う改定を除けば25年ぶりとなる値上げの背景には、慢性化した運転手不足がある。常時募集を続けるが、競合する仙台市交通局との待遇差もあって採用は進まず、経営に悪影響を与えている。(報道部・安住健郎)

<1日10人が不足>
 仙台市太白区の宮城交通仙台営業所。バス73両、運転手約90人の同社最大規模の営業所だが、小梨寛文助役(43)は運転手不足という深刻な悩みを抱える。

 所内の掲示板に翌々週の不足分を張り出す時はいつもゆううつだ。「1日当たり10人前後足りない。休日を返上してくれる社員を募るしかない」。集まらなければ貸し切りバスの運転手を当てる。内勤の運行管理者はもちろん、営業所ナンバー2の小梨助役が駆り出されることもある。

 「あと10人ほど運転手がいると助かるんですけどね」と小梨助役。加藤悟司取締役総務部長は「運転手不足は全営業所に共通する悩み」と打ち明ける。

 宮交グループの運転手は現在約1000人。2012年のピークから約1割減った。平均年齢は50歳前後と高齢化が進む。

 路線バス運転に必要な大型2種免許取得費用の貸与など支援制度を拡充しているが、採用者数は年々減っている。営業エリアがかぶる市交通局との給与格差が一因だ。

<年収は6〜7割>
 市交通局によると、市バス運転手の平均年収は約690万円(平均53.7歳)。宮城交通は「その6〜7割程度」(加藤取締役)にとどまる。「市から30億円の補助金が入っている交通局とは土俵が違う」と幹部からは恨み節も聞こえる。

 運転手不足は経営に暗い影を落とす。路線バスは少子高齢化と人口減で利用者が減少し、赤字が続く。これまでは高収益の高速バスや貸し切りバスの利益で穴埋めしてきた。

 近年は運転手不足で頼みの貸し切りバスなどが思うように運行できない。12年に約70%だった貸し切りバスの稼働率は16年に約25%まで低下。高速バスは14年度に成田空港線や大阪線などを相次いで運休させた。

 宮交は路線バス値上げによる増収を運転手の待遇改善や新車両への投資に充てる方針。値上げを巡り、国交省が仙台市で8日に開いた公聴会の席上、同社の青沼正喜社長は「被災地を含めたお客さまに負担増を強いるのは申し訳ないが、地域の足を守るためにご理解いただきたい」と訴えた。

2818荷主研究者:2017/04/09(日) 23:07:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170330_13063.html
2017年03月30日木曜日 河北新報
<仙台東西線>青葉山駅 乗り継ぎ便利に

バス専用進入口が設けられた青葉山駅バス乗降場

 仙台市地下鉄東西線の青葉山駅ロータリーに路線バスの乗降場が完成し、4月1日に運用を始める。駅周辺に青葉山キャンパスが広がる東北大と市交通局が共同で整備した。道路の渋滞緩和と事故防止、地下鉄とバスの乗り継ぎの際の利便性向上が期待される。

 乗降場は、青葉山駅南1出口前のロータリーに「青葉山駅」と「災害科学国際研究所前」の2停留所を集約して新「青葉山駅」として設置。これまでは付近の市道交差点近くの歩道上4カ所に停留所の標識柱が分散していた。乗降場は4カ所のほぼ中間点にある。

 東北大は、バス専用の進入口などを青葉山駅のロータリーに造り、交通局が市バスの標識柱や屋根、ベンチを設置した。太白区の八木山動物公園駅と青葉区荒巻青葉の青葉台を結ぶ路線バスが経由する。

 青葉山駅西側に東北大農学部が全面移転する1日以降に交通量の増加が見込まれる一方、カーブや坂で見通しが悪く、安全性の確保が課題となっていた。

 東北大の担当者は「乗降場が市道から外れることで、バス停車時に後方の車両が止まる必要がなくなる」と、円滑な通行への効果を期待。交通局の菅沢勇自動車部長は「地下鉄とバスの乗り換え時の動線が改善する」と強調する。

 青葉山駅は、2015年12月の東西線開業から1年間の乗客数が1日平均約2600人。開業前の需要予測に対する利用実績は36.2%と、全13駅で最も低かった。市交通局はバスとの乗り継ぎの利便性が向上することで、地下鉄利用にも好影響が出ることを期待している。

2819荷主研究者:2017/04/29(土) 21:35:26

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170323_73040.html
2017年03月23日木曜日 河北新報
<東北大>合格者 宮城トップ280人

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170323kahoku01.JPG

 東北大は22日、経済学部と理学部で実施した2017年度一般入試後期日程の合格者を発表した。88人の募集人員に490人が受験し、107人が合格した。実質倍率は前年を1.1ポイント下回る4.6倍だった。

 前・後期合わせた一般入試の合格者は2021人。出身高校の所在地に基づく都道府県別合格者数は表の通り。宮城の280人が最多で全体の13.9%を占めた。次いで東京197人、埼玉119人、福島108人、茨城107人の順となった。

 東北6県の合格者は694人(前年659人)で、全体に占める割合は34.3%(同32.3%)だった。

2820荷主研究者:2017/04/29(土) 21:37:54
>>2508
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/03/31 建設新聞
東日本放送・本社社屋の移転新築計画
用地は仙台市あすと長町の約6600㎡ 21年度竣工へ山下PMCに基本構想委託

 東日本放送(仙台市青葉区双葉ヶ丘2の9の1 佐藤吉雄代表取締役社長)は、仙台市太白区あすと長町に本社社屋の移転新築を計画しており、山下ピー・エム・コンサルタンツに基本構想を委託した。

 計画によると、現社屋が築後25年を経過し老朽化が著しいほか、4Kテレビなどに対応した放送設備の更新にも対応するため新社屋を建設するもの。

 建設用地は仙台市立病院南側に位置し、あすと長町大通り沿いに面した仙台市太白区あすと長町1の3の4地内の約6600㎡。同区画はゼビオアリーナ仙台や同社が佐藤工業から2016年10月に命名権を取得したあすと長町スポーツパーク(名称=KHB東日本放送ぐりりスポーツパーク)がある大規模集客施設地区の一角となっている。

 今後、建設スケジュールや建物の計画概要を策定し、放送設備の更新時期に合わせ2021年度の竣工を予定している。

 同社は、1975年に宮城県で第4番目の民放テレビ局として仙台市青葉区上杉2丁目に開局、その後、業務の多様化に伴い91年に現在の青葉区双葉ヶ丘2丁目に移転している。現社屋の規模はSRC5F延べ5961.2㎡で、内部には大型スタジオのほか調整室、機械室、事務室などを設けている。

2017/03/31付一面に掲載。

2821荷主研究者:2017/04/29(土) 21:40:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170402_13019.html
2017年04月02日日曜日 河北新報
<常磐道>山元南スマートICが開通

テープカットで開通を祝う関係者

 東日本高速道路と宮城県山元町が建設を進めてきた常磐自動車道山元南スマートインターチェンジ(IC)が1日、開通した。町が東日本大震災被災者の移転先として整備した新市街地「新坂元駅周辺地区」や地区内に整備予定の産直施設、角田、丸森両市町の一部に近く、県南の交流人口拡大や企業進出などが期待される。

 現地で行われた開通式で、関係者がスマートIC入り口でテープカットをし、くす玉を開いて開通を祝った。斎藤俊夫町長は「坂元地区への企業誘致や交流人口確保など地域振興の起爆剤となることが大いに期待される」と述べた。

 スマートICは2016年1月着工で、事業費は23億1000万円。山元ICの南8.3キロ、新地IC(福島県新地町)の北6.5キロに位置する。自動料金収受システム(ETC)搭載車が利用できる。

2822荷主研究者:2017/04/29(土) 21:41:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170402_12031.html
2017年04月02日日曜日 河北新報
角田と仙台結ぶ高速バス出発 路線開設式

角田-仙台線の第1便に乗り込む乗客たち

 福島県南相馬市のバス会社「東北アクセス」が1日、宮城県角田市と仙台市を結ぶ高速バス路線を開設した。第1便に合わせて出発式が行われ、運転手ら12人が安全運行を祈った。

 路線は1日2往復。角田市梶賀の同社宮城営業所から常磐自動車道、仙台東部道路を経由してJR仙台駅東口まで49.4キロを約1時間で結ぶ。片道800円(4歳〜小学生400円)。

 第1便には17人が乗り込んだ。遠藤竜太郎社長(52)は「地域に根差した路線を開設できてうれしい。通勤通学の足を確保し、人口流出の防止に一役買いたい」と述べた。

 同社は角田-仙台線を含む高速バス3路線と、南相馬市内の路線バスを運行する。東日本大震災で阿武隈急行が角田-槻木駅間の運転を約1カ月見合わせた際、同社が角田-仙台間の臨時バスを運行し、今回の定期路線開設に至った。

2823荷主研究者:2017/04/29(土) 21:49:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170403_11031.html
2017年04月03日月曜日 河北新報
<仙台音楽ホール>市中心部軸に整備検討

 仙台市が検討する音楽ホール整備で、立地場所の選定に広域的な集客力や街のにぎわいづくりを重視する評価基準を設けることが2日、市から調査を委託された民間シンクタンクの報告書で分かった。市は本年度から有識者を交えてホールの在り方を議論するが、立地場所は市中心部を軸に検討が進む可能性が高い。

 報告書は立地場所の選定基準として、文化政策とまちづくりの両面の視点を持つよう指摘。クラシック音楽にとどまらず多様な芸術を体験できると同時に、広域から来館者が訪れる魅力を持ち、飲食や買い物で街中を回遊できるような在り方を提言した。都市機能が集約した市中心部を想定したとみられる。

 ホールの役割として、社会問題に文化や芸術からアプローチし、全市民を巻き込む重要性を強調。成長著しいライブエンターテインメント市場を取り込む都市戦略にも期待を示した。

 報告書を受け、市は有識者らの会議でホールの特性や規模、立地場所を決める方針。

2824荷主研究者:2017/04/29(土) 21:53:49

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/04/05 建設新聞
仙台市若林区卸町・イオンリテール
イオン仙台卸町ショッピングセンターの新築 S6F約4.5万㎡、福田組の設計・施工決まる

 イオンリテール(千葉市美浜区中瀬1の5の1 岡崎双一代表取締役社長)は、仙台市若林区卸町に大型商業施設となるイオン仙台卸町ショッピングセンター(仮称)の新築を計画しており、福田組の実施設計・施工を決めた。

 イオンリテールのイオン仙台卸町ショッピングセンターは、県道荒浜原町線沿いの旧キリンパークプラザ跡地と隣接する卸町藤原屋ビルの跡地となる仙台市若林区卸町1丁目1地内の1万9234.9㎡を建設用地に、S6F延べ約4万7500㎡の商業施設を建設。

 内部にはイオンを核店舗に複数の専門店が入居する。そのほかに本体および屋上部に駐車場を整備する。基本設計は久米設計が担当した。

 着工は設計が完了する8月を予定、工期は18カ月を想定している。

 なお、同施設建設に向け仙台市の東西線沿線都市計画提案制度を活用した提案を行っており、敷地内に駐輪場の整備や公開空地の設定を行うことで、対象用地における仙台市の地区計画の規制による店舗面積1万㎡以下を約3万㎡に緩和する。

※施設位置図(クリックで拡大)
2017/04/05付一面に掲載。

2825荷主研究者:2017/04/29(土) 21:56:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170406_13025.html
2017年04月06日木曜日 河北新報
<広域防災拠点>貨物駅移転 住民らに不安

住民説明会で環境影響評価の結果を聞く住民ら

 宮城県広域防災拠点の整備に伴って仙台市宮城野区岩切地区に移転するJR仙台貨物ターミナル駅を巡り、周辺住民が不安を募らせている。「騒音が激しくならないか」「周辺道路が渋滞する」との声が上がっており、県、市、JR貨物に対策を求めている。

 JR貨物主催の住民説明会が3月15日夜、岩切地区であり、約100人が集まった。同社は新ターミナル駅周辺の道路を改良する計画を説明。ターミナル稼働後の騒音に関しては「基準を下回る」などと環境影響評価の結果を示した。

 住民は県道仙台松島線(利府街道)の渋滞を懸念し、「道路拡幅や国道4号バイパスにつながる新たな道路が必要だ」と要望した。県の担当者は「拡幅は市と協議中」と説明し、市は「(新たな道路の)予定はない」と拒否した。

 会場からは「現状でも列車のブレーキ音が激しい。騒音予測は十分なのか」「県は広域防災拠点整備を急がず、地元が納得するまで貨物駅は移転すべきではない」との意見も出た。

 JR貨物は「稼働後に事後評価も行う。予測と大きく異なれば、それなりに対処する」と理解を求めた。

 地元の今市上区町内会の高野秀策会長は「迷惑施設との認識を持つ住民は少なくない。県や市は、お金がかかっても周辺対策を進めてほしい」と訴える。

 JR貨物は今年12月にも着工する見通し。敷地面積は22.6ヘクタールで、20年度に利用を始める。県は現在の貨物駅敷地17.7ヘクタールに広域防災拠点を建設。20年度に一部利用を開始する。

2826荷主研究者:2017/04/29(土) 21:57:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170406_12022.html
2017年04月06日木曜日 河北新報
東北の地銀 証券子会社開設の動き

営業開始に先立ち、七十七証券の関係者らが本店前でテープカットした=5日午前8時55分ごろ、仙台市青葉区

 東北の地方銀行で証券子会社をつくる動きが出ている。七十七銀行は「七十七証券」を設立し、仙台市内で5日、営業を開始。東邦銀行は昨年4月、「とうほう証券」を開設させた。出口の見えない低金利時代、利回りに優れた資産運用を求める顧客が増えたことに加え、地方を覆う人口減で本業の収益力の維持が厳しい事情が背景にある。

 「資産運用のニーズは多様化している。希望に合う金融商品の情報を丁寧に提供したい」。青葉区の七十七証券本社前で5日、テープカットに臨んだ鈴木勇社長は意気込みを語った。

 同社の業務は、七十七銀から紹介を受けた顧客への販売が中心。株式や投資信託、国内外の債券など専門性の高い金融商品を扱う。2019年度には預かり資産残高1000億円、単年度黒字化を目指す。

 とうほう証券は4支店1営業所体制でスタート。営業企画部は「滑り出しは順調。ミドルリスク・ミドルリターンの商品を中心に販売が伸びている」と話す。利用客の多くは東邦銀の紹介で来店する。顧客からは「大手の証券会社より相談しやすい」と好評だという。

 地銀の証券子会社設立は全国で相次いでおり、七十七銀は19行目。本業は低金利で貸出金利息や有価証券利息が減り、マイナス金利政策で国債運用も難しい。

 七十七証券の鈴木社長は「金利差がない世界で銀行業を続けるのは厳しい」と説明。証券ビジネス拡大で手数料収入を確保し、利益につなげたい考えだ。

 大手証券会社にとっては新たなライバルとなる。ある支店担当者は「東北では地銀の知名度と信頼感が証券会社より高い」と警戒しつつ、「専門知識や情報量に大きな差がある」と冷静に構える。

 証券子会社設立の動きが東北で広がるかどうかは未知数だ。東北中位の地銀は、自行の可能性については否定的だ。「経営規模を踏まえると、人や費用を投じるメリットは少ないのではないか」(担当者)と話す。

 みずほ総合研究所の大木剛上席主任研究員は「銀行の顧客をつなぎ留め、さらに新規開拓する必要がある。専門知識の豊富な人材をそろえ、いかに顧客本位の提案ができるかが重要になる」と指摘する。

2827荷主研究者:2017/04/29(土) 22:00:02
>>2824
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170408_12045.html
2017年04月08日土曜日 河北新報
<イオン>仙台・卸町に大型商業施設

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が仙台市若林区卸町1丁目に大型商業施設の出店を計画していることが7日、分かった。名称は「イオン仙台卸町ショッピングセンター(SC、仮称)」。建物の着工時期は今年8月を予定している。工期は約1年半を見込む。

 出店が計画されているのは市地下鉄東西線の卸町駅付近で、業務用酒類卸業カネサ藤原屋(仙台市)の旧本部営業センターなどの跡地。約1万9000平方メートルの敷地に鉄筋6階、店舗面積約4万8000平方メートルの施設を建設する。駐車場も整備する。

 関係者によると、仙台卸町SCには他のイオンの大型施設と同様、イオンを核店舗に専門店が複数入店する。イオンリテールが運営する大型スーパーの市内への出店は、宮城野区のイオン仙台幸町店などを含め5店舗目。イオングループは青葉区の旧東北大雨宮キャンパス跡地にも大型商業施設の出店を計画している。

 仙台卸町SCについて、運営するイオンリテール東北カンパニー(同)の担当者は「現段階ではコメントできない」と話した。

2828荷主研究者:2017/04/29(土) 22:08:02

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170411_12069.html
2017年04月11日火曜日 河北新報
<ピーチ>仙台-台北線 今夏就航へ

仙台空港=2016年6月3日

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)が今夏の仙台空港拠点化に合わせ、台北線を新設する方針を固めたことが10日、分かった。週4往復となる見通し。国内のLCCが仙台空港から国際線を就航させるのは初めて。同社は札幌線を同時に就航させる検討も進めている。

 仙台空港の台北線は現在、台湾の航空2社が週8便を運航している。中国の正月に当たる春節の連休(今年は1月27日〜2月2日)にはLCCのタイガーエア台湾が毎日臨時便を運航するなど、台湾人観光客を中心に高い搭乗率が続く。ピーチの参入で、東北への誘客に弾みがつきそうだ。

 ピーチは2013年4月に仙台に就航。仙台-関西空港を毎日2往復している。同社は今夏から仙台空港を関西、那覇に次ぐ第三の拠点とする方針を示していた。路線拡充に備え、昨年11月には欧州航空機大手エアバスから航空機13機を購入する契約を結んだ。

 仙台空港は昨年7月に完全民営化され、LCCを中心に新規路線の誘致を進めてきた。17年度は20億円を投資して、LCC専用の旅客搭乗棟(ピア棟)を整備する方針。

2829とはずがたり:2017/05/06(土) 07:02:30
県工事、増える低入札 復興需要減り受注競争
https://news.goo.ne.jp/article/iwate/business/iwate-82926388.html
05月05日 11:56岩手日報

 東日本大震災の復興工事がピークを過ぎ、県発注工事の受注競争が高まっている。震災後に課題となっていた入札不調が改善に向かう一方、基準価格を下回る低入札が増えてきた。今後は復興需要の先細りが見込まれ、工事量が急減すれば企業倒産や地域経済悪化などのリスクが高まる恐れがある。このため、県は受注価格の引き上げに向けて基準を見直す方向で検討に乗り出した。  県総務室によると、低入札の発生率は2011年度36・7%、12年度30・4%、13年度26・7%、14年度22・3%、15年度33・8%、16年度12月末現在が38・8%と近年増加傾向にある。  県建設業協会の藤沢邦雄常務理事は「工事量が減り、資金繰りのために受注価格を低くしてでも取りにいかざるを得ないのではないか」と推測する。復興の遅れにつながる入札不調は13?14年度の21%から15年度以降は9%程度に改善した一方で、業者間の競争が生まれている。   県発注工事の発注額(随意契約含む)は10年度の429億円に対し、ピーク時の13年度に1822億円まで激増。その後は14年度1669億円、15年度1463億円と減少が続く。17年度は台風10号災害の復旧工事が本格化するが、復興の進展に伴う工事量の減少は避けられず、徐々に震災前水準に戻る見通しだ。

2830荷主研究者:2017/05/06(土) 21:49:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_13014.html
2017年04月12日水曜日 河北新報
<放射光施設>東北大に建設 諮問委が答申

東北放射光施設のイメージ図。1周約340メートルのリング型実験施設のほか研究棟などが整備される

 東北に次世代型放射光施設の実現を目指す産学連携組織「光科学イノベーションセンター」の建設地選定諮問委員会は11日、建設地を東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)とする審査結果を答申した。センターは13日の臨時理事会で正式決定する見通し。

 建設地は青葉山キャンパス南隣にあるゴルフ場跡地の新キャンパスの一部約6万6000平方メートル。地盤の安定性に加え、東京から2時間未満という交通アクセス、理・工・農・医分野にまたがる東北大研究機関との連携、産業集積の可能性など全7項目で高評価を得て、「最適地」と判断された。土地は正式決定後、東北大から借り受ける方針。

 諮問委は2月から検討を進めてきた。委員長の福山秀敏東京理科大教授(元東大物性研究所長)は「東北大には世界的な研究の蓄積があり、施設の目的となる産学連携が迅速に展開できる。アクセスも重要な要素だった」と説明した。

 答申は、他候補地の宮城県丸森、松島、大郷3町について「産業集積の具体的ビジョンが課題」などと指摘。青森県むつ小川原開発地区(六ケ所村、三沢市)はアクセスが難点とした。

 建設地を巡っては2015年6月、東北7国立大による推進会議の第三者委員会が3町に絞った経緯がある。東北大は今回選ばれた土地の約100メートル西の敷地約5万平方メートルを提示し、狭さや地形的な課題を指摘されて落選。その後諮問委の要請を受けて再検討し、より広い土地を提示した。

 今後、センターは放射光施設計画を進める国に働き掛け18年度着工、20年完成を目指す。建設費約300億円は全額を国の復興予算に頼る方針から民間資金の調達に転換。1口5000万円の出資要請に内諾を含め四十数社が応じる意向だという。

 センターの高田昌樹理事長(東北大総長特別補佐)は「答申を重く受け止める。建設地が明確になれば企業参画の加速が期待できる。他の候補地とも協力し実現を目指す」と話した。

2831荷主研究者:2017/05/06(土) 21:50:15
>>2830
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_13013.html
2017年04月12日水曜日 河北新報
<放射光施設>「利用者重視」決め手に

 【解説】東北の産学連携で実現を目指す先端研究施設「東北放射光施設」の建設地が、東北大青葉山新キャンパスに事実上決まった。物質を原子レベルで解析し、新技術や新製品開発につなげる施設への期待は大きい。選定の背景には資金調達の枠組みの変更と、研究者や企業など利用者重視への転換があった。

 東北の7国立大と6県、経済界は当初、建設費の約300億円全額を国の東日本大震災復興予算で賄う方針だった。復興・創生期間(2016〜20年度)への移行に伴い自治体の財政負担が生じ、宮城県などの姿勢が後退。計画は一時、足踏みを強いられた。

 東北の産学は戦略を変えた。学術、産業競争力の維持向上の観点から次世代型施設の建設を望む経団連や大手企業、研究機関を巻き込んで資金を集める民間主導の枠組みを構築。国の予算だけに頼る方針を改めた。

 稼働20年になる国内最高性能の放射光施設「スプリング8」(兵庫県)はアクセスの悪さが指摘される。民間主導により「性能だけでなく、使われてこその施設」(研究者)とのユーザー重視に軸足が移り、産学連携とアクセスに優れた東北大の選定につながった。

 18年度着工、20年度完成の目標が迫る。建設地と資金調達だけでなく、計画で掲げた「産学共創」の理念を、選外の候補地も含めてどう具体化するか。国の計画に乗るための正念場はこれからだ。(報道部・村上浩康)

2833荷主研究者:2017/05/06(土) 22:15:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170415_13028.html
2017年04月15日土曜日 河北新報
<三陸道>4車線化 混雑解消に効果

 東北地方整備局仙台河川国道事務所などは、三陸沿岸道の鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)-石巻女川IC間(14.4キロ)と、仙台港北IC-利府中IC間(7.8キロ)の4車線化に伴い、通過時間が計11分短縮され、混雑が解消されたとの効果分析を公表した。

 2015年10月に4車線化された鳴瀬奥松島-石巻女川間は通過時間が平均16分から9分に、16年3月の仙台港北-利府中間は9分から5分にそれぞれ短縮。平均速度も朝夕のピーク時で54〜64キロ向上した。

 1日平均の通行量は、矢本-石巻港IC間が3万3800台(14年)から3万9000台(16年)に増加。「1以下」で混雑せず円滑な走行が可能とする「混雑度」は1.86から0.66に改善された。

 仙台港北IC-利府ジャンクション(JCT)間も、通行量が3万5000台(15年)から3万8200台(16年)に増えたのに対し、混雑度は2.86から0.65に低下した。

 仙台河川国道事務所は「時間短縮と混雑解消が図られ、高速バスや物流などの利便性向上につながっている」と話した。

2835荷主研究者:2017/05/06(土) 22:39:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170420_12032.html
2017年04月20日木曜日 河北新報
日本生命グループ 仙台でシステム開発

 日本生命グループのニッセイ情報テクノロジー(東京)が5月上旬、仙台市青葉区一番町にシステム開発拠点「仙台開発センター」を開設することが19日、分かった。同社が東京圏や大阪圏以外にシステム開発拠点を設置するのは初めてという。

 開発センターでは企業向け団体保険に関する事務のシステム開発を手掛ける。同社は2013年6月、団体保険の事務処理を担う「仙台事務サービスセンター」を、開発センターが入居予定のビル内に開設しており、一体的な業務運営を目指す。従業員は約30人の予定。開設に当たり、仙台市の企業立地促進助成金を活用する。25日に市役所で立地表明式がある。

2838荷主研究者:2017/05/14(日) 10:39:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170423_12037.html
2017年04月23日日曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>利用客最多344万人

 仙台空港アクセス線の2016年度利用客数(速報値)が344万6990人(前年度比2.3%増)を記録し、5年連続で過去最多を更新したことが21日、県のまとめで分かった。

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取-仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。駅別では仙台空港170万9557人(3.0%増)、美田園50万1129人(0.7%増)、杜せきのした123万6304人(1.9%増)だった。

 台北線とソウル線の増便に伴い、空港利用者が増えたことが主な要因。杜せきのした駅近くの商業施設も増加を後押しした。

 県空港臨空地域課は「格安航空会社(LCC)利用者は鉄道を利用する傾向が強い。LCCのピーチ・アビエーション(大阪)が今夏、仙台空港を拠点化するのに合わせ、さらなる増加が期待できる」と話した。

 仙台空港の16年度利用者も、前年度比1.6%増の316万3757人(速報値)。国際線は40.8%増の22万5471人で好調だったが、国内線はスカイマーク(東京)が15年に神戸線を撤退した影響が続き、0.5%減の293万8286人にとどまった。

2839荷主研究者:2017/05/14(日) 10:48:54
>>2836
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170425_12008.html
2017年04月25日火曜日 河北新報
藤崎と仙台三越がコラボ 駅前商圏に対抗

藤崎本館

仙台三越

 藤崎と仙台三越は5月3〜7日、両社が一押しの商品やサービスを宣伝し合うコラボ企画「杜の都の百貨店決戦 藤崎VS三越 青葉の陣」を実施する。仙台パルコ2など大型商業施設の開業で活気づくJR仙台駅前商圏に対抗し、老舗百貨店の魅力を発信する相乗効果で一番町商店街を盛り上げる。

 企画のメインは婦人服や紳士服、雑貨の商品提案対決。婦人服は、藤崎本館2階のセレクトショップ「ブーケブラン」と、仙台三越本館2階の「ニューヨークランウェイ」が自慢の商品を売り込み、人気投票を行う。

 訪れた客には相手方の商品をPRする。両社が互いの商品を宣伝する試みは初めて。

 それぞれのリビング商品を使った料理実演対決なども開催。共通の新聞折り込みチラシを作り、自社の一押し商品に加え、代表的な販売員を紹介する。

 両社の担当者は「さくら野百貨店仙台店の破綻などで仙台圏の百貨店は沈滞気味に見られがち。改めて百貨店の魅力を紹介し、仙台駅前の商業施設に負けないように頑張りたい」と意気込む。

 コラボ企画の展開は今年1月、営業担当トップを務める藤崎の小野寺宣克常務と仙台三越の伊集院徹哉取締役が話し合って決めた。

 小野寺常務は「対決を通して、百貨店の面白さや楽しさを知ってほしい。勝つまで戦い続ける」と宣言。伊集院取締役は「商品だけでなく、文化、サービスなど百貨店を丸ごと楽しんでほしい」と意気込む。

2840荷主研究者:2017/05/14(日) 10:49:21

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170425_12026.html
2017年04月25日火曜日 河北新報
<ジャイアント>仙台に直営店 9月開店

ジャイアント直営店の予定地。市地下鉄東西線荒井駅(写真右奥)の近隣で利便性が高い=仙台市若林区荒井東地区

 台湾の世界的自転車メーカー「ジャイアント」が、仙台市若林区の荒井東地区に東北初の直営店を開くことが24日、分かった。9月16、17日にある自転車の復興支援イベント「ツール・ド・東北2017」(河北新報社、ヤフー主催)前日の15日に開店する。

 予定地は市地下鉄東西線荒井駅の南約150メートルで、ライブホール「仙台ギグス」の東側。約600平方メートルの敷地を所有する宮城野区の企画会社が鉄骨2階、延べ床面積約500平方メートルの店舗を建て、ジャイアントがテナント入居する。

 1階に「ジャイアント」ブランド、2階は同社の女性向けブランド「リブ」の専門店が入り、自転車やウエアなどを扱う。1階に国内7店舗目のレンタサイクル拠点を設け、東日本大震災の被災地を巡るサイクルツアーなどを開催する。

 創業者の劉金標会長は昨年8月、訪台した村井嘉浩宮城県知事に対し、同県内への直営店開設を表明していた。東北には北上、いわき両市にフランチャイズ店舗がある。同社はツール・ド・東北のテクニカル・サプライヤーパートナーを務めている。

 荒井東地区には災害公営住宅や防災集団移転団地が整備され、多くの被災者が移り住んでいる。同社日本法人は「復興と荒井のまちづくりの一助になればうれしい」と話した。

2841荷主研究者:2017/05/14(日) 11:29:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170429_12020.html
2017年04月29日土曜日 河北新報
<さくら野仙台破産>ブックオフ、イオン仙台店へ

さくら野百貨店仙台店=2月27日撮影

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、閉店後も建物内で営業を続ける中古書籍類販売のブックオフは28日、5月14日で退去すると発表した。イオン仙台店(同)に移転し、6月29日に営業を始める。

 ブックオフによると、新店舗の名称は「ブックオフ・スーパーバザー・イオン仙台店」。イオンの7、8階に入居し、売り場面積は計約1700平方メートル。本やCDのほか、携帯電話やデジタル家電、アパレルなども取り扱い、さくら野仙台店の店舗とほぼ同じ品ぞろえとする。全従業員約80人は解雇せず、新店舗に移る。

2842荷主研究者:2017/05/14(日) 14:37:55

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/05/02 建設新聞
伊藤忠商事 エムズ企画設計で実施案
青葉区上杉「店舗付共同住宅」の新築計画 RC14F延べ2972㎡・ワンルーム賃貸91戸

 伊藤忠商事(東京都港区北青山2の5の1 岡藤正広代表取締役社長)は、仙台市青葉区上杉に店舗付共同住宅の新築を計画しており、エムズ企画設計で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、愛宕上杉通と北二番丁通りの南東角に位置する仙台市青葉区上杉3丁目10の11ほか地内の敷地面積約638㎡で現在、富士電機東北支社ビルがあるところ。ここに、RC14F延べ2972.66㎡の店舗付共同住宅を建設する。現在の計画では1階に店舗、2階から最上階はワンルームタイプの賃貸住宅91戸を設ける。

 今後、施工者選定などの手続きを進め、決まり次第、既存施設の解体を経て早期の本体着工をめざす。

2017/05/02付一面に掲載。

2845荷主研究者:2017/05/14(日) 14:53:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170505_13029.html
2017年05月05日金曜日 河北新報
<さくら野仙台>破綻1ヵ月前から解体求め調停

最大所有者が建物取り壊しの同意を求め、調停を申し立てていたことが明らかになったさくら野百貨店仙台店

 破綻したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の建物と敷地の8割を所有し、匿名組合が出資する法人が、運営会社エマルシェ(同)の自己破産申請の1カ月以上も前から、建物取り壊しの同意を求める調停を申し立てていたことが4日、分かった。

 さくら野仙台店が営業していたにもかかわらず、早期に敷地を更地にしてデベロッパーなどに譲渡するため、法的手段を取ったとみられる。路線価が東北トップの一等地をめぐり、再開発の動きが水面下で進められている。

 法人は東京都中央区の「さくら野DEPT仙台合同会社」。匿名組合は不動産証券化などで多くの投資を集めるため、組合員の投資家に事業に関与させず、匿名性も担保する出資形態。仙台合同会社の匿名組合についても、投資家や事業者の実態は明らかにされていない。

 さくら野仙台店の建物と敷地は、最大所有者の仙台合同会社を含む5法人、3個人が分割所有している。エマルシェは2月27日に破綻したが、仙台合同会社は1月、建物取り壊しの同意を他の所有者に求める調停を仙台簡裁に申し立てていた。

 関係者によると、仙台合同会社は再開発を主導するのではなく、建物を取り壊して大手デベロッパーなどに土地を譲り、投資を回収するのが目的とされる。

 仙台合同会社側の代理人は「調停をしているのは事実」と説明。他の所有者側の代理人は「方向性は考えているが、取り壊しに応じるかどうか結論は出していない」と話す。今後も調停は続き、再開発の行方は不透明なままだ。

 さくら野仙台店前の「青葉通」の2016年路線価は1平方メートル当たり198万円で、60年連続で東北トップとなった。一方、同店の敷地と建物は権利関係の複雑さなどから、過去にも再開発が頓挫してきた。

 現在も建物内でテナント10店舗が営業しているが、仙台合同会社は各店にも早期の退去を求めている。関係者によると、全テナントが今月中の退去で話が進んでいる。

2846荷主研究者:2017/05/14(日) 15:03:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170509_13034.html
2017年05月09日火曜日 河北新報
<東北大>雨宮キャンパス解体が本格化

解体工事が本格化した東北大雨宮キャンパス跡地

 東北大農学部の移転に伴って閉鎖された雨宮キャンパス(仙台市青葉区)で8日、本格的な解体工事が始まった。東北大は大正期の旧制二高時代から残る守衛所は敷地内の別の場所か他キャンパスへ移設し、赤れんが塀の保存方法も検討する。

 同大によると、工期は12月までで約100棟の建物を解体する。事業費は約13億2800万円。記念碑や記念樹は残す方針。8日は解体工事を円滑に進めるため、樹木の伐採準備を行った。約2800本の樹木のうち、外周のスギやイチョウなどが伐採される。

 跡地を再開発するイオンモール(千葉市)への引き渡しは2018年2月の予定。同大広報課は「旧雨宮キャンパスの緑は市民も愛着があり、できるだけ残せるようイオン側と話し合いたい」と語る。

 雨宮キャンパスにあった農学部と大学院農学研究科は3月末、青葉山キャンパス(青葉区)への移転が完了した。跡地は東北大が13年10月に実施した入札で、イオンモールが約220億円で落札。商業施設や医療・福祉施設、集合住宅が整備される。

2847荷主研究者:2017/05/21(日) 21:40:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170511_13003.html
2017年05月11日木曜日 河北新報
<東北大>学内で留学体験 大型学生寮整備へ

ユニバーシティ・ハウス青葉山の完成イメージ

 東北大が、青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に東北最大の学生寮「ユニバーシティ・ハウス青葉山」を建設する。来年10月の使用開始を見込み、日本人と外国人留学生計752人が生活をともにする計画だ。2015年12月の市地下鉄東西線開業による交通アクセス改善を追い風に、国際的な教育環境の整備に力を入れる。

 寮の敷地は農学研究科棟の南側で、東西線青葉山駅から徒歩約5分。04年まで営業したゴルフ場の跡地に当たる。7階建ての寮を6棟建設する計画で、今月29日に着工する。総工費は約112億円。

 個室8室と居間からなるユニットが計94あり、1ユニット当たり日本人学生と留学生が4人ほどずつ住み、「日本人学生にとって、入居しながら留学体験ができる」(担当者)のが売り。上の階に女子、下の階に男子が暮らす。研修室やラウンジ、ミニコンビニを備えた共用施設も建てる。

 青葉山キャンパスは東西線開業で、市街地へのアクセスが格段に向上した。ただ、キャンパス内に寮がなく、研究室に泊まり込む学生もいた。

 東北大はグローバルリーダーの育成が重点戦略の一つで、1944人(16年5月現在)の受け入れ留学生を20年末までに3000人へ増やす目標を掲げる。菅原俊二総長特別補佐は「自然豊かな修学環境や青葉山駅の交通利便性をアピールし、優秀な留学生を獲得したい」と意気込む。

 東北大などによると、東北で現在、最も定員の多い学生寮は同大のユニバーシティ・ハウス三条(青葉区)で416人。全国では、立命館アジア太平洋大(大分県別府市)のAPハウスが1310人で最多とみられる。

2848荷主研究者:2017/05/21(日) 21:50:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170512_12045.html
2017年05月12日金曜日 河北新報
<仙台オフィスビル空き室>改善8.16%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの4月の平均空き室率は、前月比0.35ポイント低下の8.16%だった。改善は4カ月ぶり。郊外からの移転や館内増床などで大型契約が続き、1998年6月(8.12%)以来の低水準となった。

 調査した5地点のうち4地点が改善、1地点が横ばい。県庁・市役所は0.68ポイント低下の10.11%、仙台駅前は0.59ポイント低下の5.93%、仙台駅東は0.24ポイント低下の11.21%、泉区などの周辺オフィスは0.19ポイント低下の8.70%となった。

 仙台駅前が6%台を下回ったのは1997年12月以来。横ばいの一番町は8.36%だった。

 仙台支店の担当者は「4月にビル1棟が稼働して以降、建築中のビルはない。仙台はIT系を中心に企業の進出が続く見込みで、悪化する傾向はない」と分析した。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の351棟。

2850とはずがたり:2017/05/24(水) 15:07:53
185 R774 sage 2017/05/23(火) 13:17:53.68 ID:dTKUyDnk
飼料不足が指摘

少し前に秋田の飼料工場を宮城に統合してなきゃ…

石油不足が指摘

秋田と男鹿のエネオス工場が大平洋側に統合してなきゃ…

は言われていた

2851とはずがたり:2017/05/29(月) 07:30:43
<さくら野仙台破産>解体・再開発 先行き不透明
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/business/kahoku-01_20170527_12005.html
05月27日 10:57河北新報

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を運営するエマルシェ(同)が自己破産して27日で3カ月となる。全テナントの退去が近く完了し、建物の解体と再開発に向けた地権者協議が本格化する。複雑な権利関係に加え、解体や再開発を巡る地権者間の溝は深く、先行きは依然、不透明だ。
 さくら野仙台店の破綻後、最後まで残っていたテナントのエステサロンは28日、営業を終える。空きビルになる同店は老朽化が進み、仙台市の診断で「震度6強?7程度で倒壊の危険性がある」と判定された。耐震改修して再利用する可能性は小さく、建物は解体される見込みだが、調整は難航が予想される。
 複数の法人、個人が分割所有するさくら野仙台店の土地と建物のうち、8割を占める最大地権者が「さくら野DEPT仙台合同会社」(東京)だ。今年1月には同店が営業中だったにもかかわらず、他の地権者に建物解体の同意を求める調停を申し出た。
 合同会社の実態は出資者が明らかにされない匿名組合のファンドで、建物を解体して土地を売り、投資を回収することが目的とみられる。周辺の再開発を担った東急不動産(東京)が関与していたが、2014年12月に撤退。現在の匿名出資者による運営に切り替わったとされる。
 関係者によると、合同会社以外の地権者はさくら野仙台店の前身の丸光、ビブレ時代からのオーナーで、合同会社が主導する解体に反発する声があるという。調停は継続中で、同意のめどは立っていない。
 早期に解体できず、建物が残った場合、維持費の問題が生じる。1カ月約2000万円に上るとされ、オーナーが所有割合に応じて全額負担するとみられる。
 不動産関係者は「賃料も得られないビルの維持に毎月2000万円払い続けることになる。地権者側にメリットはなく、限界が来るだろう」との見方を示す。
 過去にも再開発が頓挫した経緯がある土地だが、路線価が東北一の超一等地でもあり、「再開発の動きが表面化すれば、ぜひ関わりたい」(大手不動産関係者)との声は少なくない。
 さくら野仙台店は、仙台市が管理するJR仙台駅前のペデストリアンデッキに面し、再開発には市の協力が必要になる。市幹部は「所有者の1人でも反対がある限り、再開発が進むことはない。まだ出番はないだろう」と話す。

2852荷主研究者:2017/06/01(木) 00:27:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_11026.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
交通網改善へ協議継続確認 仙台市・富谷市

 仙台、富谷両市の行政課題を検討する「仙台市・富谷市広域行政協議会」の17年度総会が17日、富谷市役所であり、交通アクセス改善へ議論を継続していく事業計画などを承認した。

 協議会会長の奥山恵美子仙台市長、若生裕俊富谷市長ら約40人が出席した。富谷市が昨年10月に市制移行し、2市間での総会開催は今回が初。

 奥山市長は「仙台、富谷両市の間ではヒト・モノの行き来が盛んだ。交通網の充実と強化に向けて関係機関への働き掛けに努めていきたい」とあいさつした。

 事業計画では、仙台北部道路の富谷ジャンクション(JCT)について、フルジャンクション化し、東北自動車道との双方向利用を可能にするよう国などに要望することを確認。また国道4号の渋滞緩和や、富谷市が調査検討を進める新公共交通システムも継続して協議することを決めた。

2853荷主研究者:2017/06/01(木) 00:28:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_12019.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
<ピーチ>仙台空港拠点化 台北と札幌線新設

記者会見後、記念撮影する井上CEO(中央)と村井知事(右)ら=17日、宮城県庁

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は17日、仙台空港を9月に拠点化し、台北線と札幌線を新設すると発表した。今後、増便や新路線の開設を目指す方針も明らかにした。仙台空港で国内のLCCが国際線を開設するのは初めて。

 台北線は9月25日から月、火、木、土曜日の週4往復運航する。台北の桃園国際空港を午前11時に出発し、午後3時半に仙台着。折り返しは午後4時55分仙台発、午後8時台北着。運賃は片道7580円から。

 札幌線は9月24日に就航。仙台発が午前10時と午後2時45分、札幌発が正午と午後5時の1日2往復。運賃は4290円から。両路線とも180席のエアバスA320を使用する。

 宮城県庁で記者会見した井上慎一最高経営責任者(CEO)は「東北の潜在需要は高い。搭乗率75〜80%が目標。台北線はできるだけ早く、毎日運航を実現したい」と話した。

 仙台-台北線は他社の便と合わせ、毎日運航が再開する。村井嘉浩知事は「インバウンド(訪日外国人旅行者)の誘致に大きな影響をもたらす」と歓迎した。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長は「飛行機を気軽に利用できるようになり、航空需要が拡大するのではないか」と期待した。

 ピーチは2013年4月に仙台-関西空港を就航させ、毎日2往復運航している。仙台空港を今夏、関西、那覇に次ぐ第三の拠点とする方針を示していた。

2854荷主研究者:2017/06/01(木) 00:31:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170518_12015.html
2017年05月18日木曜日 河北新報
<外国人宿泊>仙台過去最多 個人旅行伸びる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170518kahoku02.JPG

 2016年の仙台市内の外国人宿泊者数は12万8450人で過去最多となったことが17日、市の調査で分かった。台湾や中国などアジアを中心に個人旅行者が伸びている。

 市によると、過去5年間の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。過去最多だった15年(11万5947人)を10.8%上回った。訪日旅行が東北にも徐々に普及し、12年比で2.2倍増となった。

 国籍別では、台湾がトップで中国が続く。市は仙台-台北間の定期便就航や、有効期間内で何回でも日本に出入国できる「数次ビザ(査証)」などの認知度が高まっていることが背景にあると分析する。

 全体の宿泊者数は553万5804人で、前年より3.8%減。秋保、作並両温泉は例年並みだったが、都市部の宿泊者数が5.0%減ったことが響いた。

 観光客の総数は、最多だった前年を0.7%下回る2214万6806人。開催期間が短かった「SENDAI光のページェント」などの客足減が響いた。

 市によると、東日本大震災によって外国人宿泊者数は全体で落ち込んだが、台湾や中国は既に回復。一方、韓国や香港は東京電力福島第1原発事故の風評被害の影響で、震災前の水準に戻っていない。

2855荷主研究者:2017/06/01(木) 00:49:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170523_12005.html
2017年05月23日火曜日 河北新報
<さくら野仙台店>H&M24日閉店、長町へ

自己破産を申請したさくら野百貨店仙台店=仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、閉店後も建物内で営業を続ける海外アパレル「H&M」は22日、7月上旬に仙台市太白区のザ・モール仙台長町に移転し、営業を始めると発表した。さくら野仙台店での営業は24日に終了する。

 H&Mジャパン(東京)によると、新店舗の名称は「H&Mザ・モール仙台長町店」。従来と同様、衣料品やアクセサリーを扱う。売り場面積は約900平方メートル。さくら野仙台店と比べ規模は半分ほどになり、同社は仙台市内に別の店舗の出店を検討している。

 同社は「仙台は複数の店舗を展開できる都市と考えている」と話した。

 破産後も営業を続けてきたさくら野仙台店のテナントは、6階に入るエステサロンのエルセーヌが28日に営業を終え、全て退去することになる。

2856荷主研究者:2017/06/01(木) 00:53:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170524_13049.html
2017年05月24日水曜日 河北新報
もうクマらない チョー短距離バスで帰宅安心

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170524kahoku02.JPG

宮教大からの送迎バスを降り、青葉山駅に向かう学生=仙台市青葉区荒巻青葉

 宮城教育大(仙台市青葉区)が、大学正門から市地下鉄東西線青葉山駅に向かう送迎バスを平日夜に走らせている。運行距離は約500メートルと短く、所要時間は1分強。異例の超短距離バスを運行させているのは、青葉山周辺で目撃情報が相次ぐツキノワグマだ。

 送迎バスは大学のマイクロバス(27人乗り)を活用。午後6時10分から10時15分まで、約15分間隔で運行する。昨年10月から5カ月間の試行を経て、本格運行に移行した。無料で利用できる。

 3年酒井千香さん(20)=宮城野区=は「大学から青葉山駅まで歩くと10分近くかかる。街灯が少なく、夜道が暗いのでバスがあって助かる」と話し、学生らの間で好評だ。

 宮教大がある青葉区荒巻青葉では2016年度、ツキノワグマの目撃情報が8件寄せられた。今年4月5日には近くの東北大青葉山キャンパスでも1頭の出没が確認された。

 15年12月までは大学正門から仙台駅行きの路線バスがあったが、東西線開業に伴って廃止され、最寄りの青葉山駅まで山中を歩く必要が生じていた。

 宮教大の斉野貴浩学生課長は「女子学生が多く、被害があってからでは遅い。普通は歩く距離だが、不審者対策も含めて、安全確保を優先した」と説明する。

 大学によると、5カ月間の試行で1日平均約126人が利用した。講義やサークルの終了直後の利用が多かったという。教員採用試験に向け、夜までキャンパスに残る学生の利用も見込んでいる。

 東西線沿線では、東北工大も八木山動物公園駅と同大の八木山、長町両キャンパスを循環する送迎バスを運行している。

2857荷主研究者:2017/06/11(日) 12:17:00
>>2736
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170526_13048.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<東北学院大>五橋キャンパス23年度開設

 東北最大の私立大、東北学院大を運営する学校法人東北学院(仙台市青葉区)は25日、仙台市から取得した旧市立病院跡地(若林区)に整備する「五橋キャンパス」の開設時期を2023年度とすることを明らかにした。泉区と多賀城市の既存キャンパスのうち、多賀城は売却も検討する。

 仙台市内で同日あった理事会で新旧4キャンパスの再編スケジュールを了承した。旧市立病院の解体は18年末から始め、五橋キャンパスは20年度に着工、21年度末の完成を目指す。泉、多賀城両キャンパスから1年かけて移転を進め、23年4月に授業を開始する。

 五橋キャンパスにはホール棟、講義棟、高層棟(地上19階)、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設する。一部の建物と市地下鉄南北線五橋駅の地下構内を直結する方向で市と調整する。

 愛宕上杉通を挟んだ既存の土樋キャンパス(青葉区)も同駅の地下通路などと結びたい考え。土樋キャンパス側の駅出入り口に隣接する市福祉プラザの敷地内の通行を巡り、市と協議を始めた。

 教養学部などの学生ら約6000人が在籍する泉、工学部の約2200人が在籍する多賀城の両キャンパスの再開発は23年以降に実施。泉は野球場などの運動施設が集まっており、五橋移転後も活用する。多賀城は市中心部に位置する好立地を考慮し、市と調整しながら売却を含め検討する。

 東北学院は16年3月に発表した中長期計画で、「学都仙台」を担う都市型総合大学の実現を目指すキャンパス整備構想を掲げた。

2858荷主研究者:2017/06/11(日) 12:28:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11052.html
2017年05月22日月曜日 河北新報
<宮城知事選>地方過疎化 支援薄く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170522kahoku01.JPG
【地図】宮城県内の主な地域の人口推移

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(1)加速する仙台一極集中、偏在する県土

<人口流入進む>
 「県土の均衡ある発展」。県政運営の基軸にあった理念は、風前のともしびになりつつある。

 2016年1月に速報値が公表された東日本大震災後初めての国勢調査は、自治体間の明暗をくっきり映し出した。

 県中央部を横断し、南北から人口流入が加速する仙台市。05年に102万だった人口は108万に膨らんだ。県人口(233万)に占める同市の割合は46.4%。都道府県内の占有率は東京・特別区(68.6%)、京都市(56.5%)に次ぐ全国3位に浮上した。

 人口の急増は土地価格の高騰につながった。住宅需要が一段落して陰りが見える沿岸被災地を尻目に、地下鉄東西線の効果などにより仙台市は依然、全国トップクラスの上昇率が続く。

 「独り勝ち」と言われる活況の裏側で、他地域は深刻な人口減少にあえぐ。広域圏ごとの人口推移はグラフの通り。少子高齢化に加え、仙台圏への人口流出が同時進行する負の連鎖から抜け出せない。

<異質さ際立つ>
 経済力の格差も広がる一方だ。14年度の県内総生産8兆8958億円のうち、仙台市は4兆9168億円。石巻市(5882億円)、大崎市(5247億円)などを大きく引き離す。

 福島、郡山、いわきの3市が1兆円台前半でほぼ並ぶ福島県。山形市のほか、米沢、鶴岡、酒田市に一定の経済圏が分散する山形県などと比べ、宮城の異質さは際立っている。

 東北活性化研究センター(仙台市)の小杉雅之調査研究部長は「地域格差を解消するには、自然や農業など地域資源に光を当て、付加価値のある新産業の創出や企業誘致、公共投資が必要だ」と指摘する。

<「後押し必要」>
 「過度の人口集中は地方消滅を意味する」。15年6月の県議会6月定例会。仙台一極化に危機感を示す与党議員の質問に、村井嘉浩知事は「よろしくないと思う。仙台以外の地域が力を出せるよう県がサポートの努力をする」と強調した。

 答弁とは裏腹に近年、県による事業投資は仙台市に集中する。総額295億円をかけて県が整備する広域防災拠点。県議会で仙台以外への整備提案があったが、同市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅への整備に踏み切った。

 県が構想し、仙台東部道路と市中心部を結ぶ自動車専用道路「仙台東道路」も本年度、国が調査に乗り出す。東北の次世代型放射光施設建設地は、県の後押しで丸森、松島、大郷3町が名乗りを上げたが、青葉区の東北大青葉山新キャンパスが選ばれた。

 ある県幹部は「効果が出やすい仙台圏への政策に傾斜し、地味な過疎対策への手当てが薄くなっている」と自戒を込めて明かす。

 05年に10町村が合併した栗原市の初代市長で、4月まで3期12年務めた佐藤勇前市長は「ヒト・モノ・ハコが仙台にばかり集中し、地域が衰退する宮城の現実に違和感を覚える。課題解決を図るには、県政の後押しが必要だ」と訴える。

<宮城県の将来人口推計>国立社会保障・人口問題研究所によると、現在233万の県人口は2040年に200万を割り、197万に落ち込む。108万の仙台市人口は98万と推計。県内で15年より増加が見込まれるのは富谷、名取、利府の3市町のみ。

2859荷主研究者:2017/06/11(日) 12:29:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11054.html
2017年05月24日水曜日 河北新報
<宮城知事選>参入と転換に高い壁

(左上から時計回りに)17年産米の田植え、中小企業の商談会、キャリアカーに積まれる新車のコラージュ

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(3)産業覆う依存の構図、体質改善進まず

<拠点化は加速>
 1600人の従業員が世界戦略を末端で支える。宮城県大衡村の仙台北部中核工業団地にあるトヨタ自動車東日本の巨大工場棟。2016年度の生産台数は約16万台に達した。

 東日本大震災を経て、トヨタ関連の3社は2012年に合併し、体制を強化した。同社総務部は「生産はほぼ当初の見込み通りに進んでいる」と堅調な推移を説明する。

 裾野が広い産業を呼び込み、3次産業に偏る地域の経済構造を変える-。県は自動車産業の誘致と集積に大きな期待を寄せた。操業開始から6年。トヨタの拠点化は加速しているが、県が描いたシナリオは思うように進んでいない。

 15年度の県内総生産は9兆5150億円(実質)。11年度比で1兆4640億円増えた。ものづくりの2次産業は2兆7570億円。11年度比で1兆220億円増となったが、数字を押し上げたのは復興需要に支えられた建設業だった。

 県によると、地元企業が自動車関連企業から得た新規受注件数は11年度からの累積で273件(部品の試作依頼や設備関係を含む。3月末現在)。本格的な参入や取引拡大を果たした企業は一部に限られる。

 産業支援組織の関係者は参入の難しさを指摘した上で、「今までの待ちの姿勢では、中小企業は浮上のきっかけすらつかめない」と歯がゆさを隠さない。

<「脱コメ」鈍く>
 従来の産業構造から抜け出せないのは衰退が続く1次産業も同様だ。仙台市内のホテルで4月中旬にあった県園芸振興大会。県が目標に掲げた20年の園芸産出額422億円に、約300人の出席者からは「かなりハードルが高い」との声が漏れた。

 15年の県農業産出額は1741億円で、東北では5位にとどまる。コメが635億円を占めるのに対し園芸は約半分の329億円。米価の動向に産出額が左右される「コメ依存」が長らく続いてきた。

 野菜や果実、花など園芸作物を広げ安定した農業経営を促すのが県などのもくろみだが、農業従事者の高齢化や初期投資への負担感などが壁となり転換への動きは鈍いままだ。

 「他県と比べコメ以外の作物への対応が遅れた感は否めない」。農林中央金庫仙台支店の榎本浩巳支店長はこう指摘し、「コメへの依存体質を変え、経営という発想を生産現場に広げることが重要。伸びしろはあるのだが」と話す。

<復興需要が減>
 日本政策投資銀行東北支店によると、1995年に阪神大震災に遭った兵庫県の経済規模は震災後の1〜4年間は復興需要で震災前を上回った。5年目に震災前の水準を割り込み、回復までに5年を要した。

 復興需要の落ち込みに加え生産人口の減少が続けば、経済停滞のリスクはさらに大きくなる。同支店の柏原滋次長は「危機感を共有し、足元の成長を支える産業を創り出す必要がある」と警鐘を鳴らす。

<宮城県の震災対応予算額>震災発生後、初の当初予算編成となった12年度は9048億円に達した。16年度は5000億円を割り込み4833億円。17年度は3814億円で前年度比の減少率が初めて20%を超え、ピーク時に比べ約4割の規模となった。

2860荷主研究者:2017/06/11(日) 12:31:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170529_11056.html
2017年05月26日金曜日 河北新報
<宮城知事選>「オール東北」険しく

観光分野の連携が進む東北。宮城は新たな地方自治の在り方を示せるだろうか=仙台空港

 宮城県が二極化の病に直面している。人口集中が加速する仙台圏と、流出に歯止めがかからない周辺部。福祉や医療、教育の格差は拡大する一方だ。地域経済は誘致企業に依存し、地場産業の衰退が進む。東北の中心にありながら、6県をつなぐ存在感は高まらない。村井嘉浩知事の3期目の任期終了まで半年。今秋の知事選を前に、約230万人が暮らす県土の現在地を見つめ直す。(宮城県政取材班)

◎みやぎ考(5)機運乏しい広域連携、高まらぬ存在感

<誘客巻き返し>
 インバウンド(訪日外国人旅行者)の誘致で活況を呈する首都圏や西日本に比べ、出遅れが著しい東北。巻き返しへの危機感が、ようやく6県を動かした。

 2016年8月、6県の知事と副知事が台湾・台北市を訪問した。6県トップが海外で東北観光を合同PRしたのは初めて。今年も7月、各知事が香港でプロモーションを展開する。

 外国人の宿泊者数(16年)は全国7088万人に対し、東北は1%の71万人にとどまる。誘客はオール東北の努力が不可欠だ。

 経済界からは16年7月に完全民営化した仙台空港を拠点に、東北各地に向かう観光ルートの強化が望まれている。「宮城県が上手にかじ取りを果たし、将来への連携を図ってほしい」。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は期待を込める。

<協力は個別的>
 東北各県は観光振興のほか災害支援、ドクターヘリ運航、自動車産業の集積など個別課題ごとの協力は進めている。一方で、本格的な広域連携に踏み出す動きは停滞したままだ。

 県組織単位での救援、復旧復興策の限界を露呈した東日本大震災。東北6県と北海道、新潟県は12年2月、広域連携を探る検討会議を設け、一時的に機運は盛り上がった。

 防災分野など8道県の事務の一部を担い、国出先機関の移管先となる「広域連合」を視野に入れたが意見集約できず、同年度内に終了した。広域連合の先に持論の道州制を見据えた村井嘉浩宮城県知事も震災対応に忙殺され、リーダーシップを発揮できなかった。

 道州制へのアレルギーは5県にくすぶる(表)。「住民自治の観点から課題はある。善しあしを言える段階ではない」(岩手県)、「国の統治機構の根幹に関わる。広範な国民的議論が必要」(秋田県)と慎重論が幅を利かす。

<ダム論に距離>
 地理的、経済的な中心にある宮城県が突出しかねない施策への警戒感は、なおさら根強い。

 「東北全体が衰退してしまう。雇用を求めて関東に出る部分に対し、ダムの役割を果たして流出を防ぐ。そういう宮城県にする」

 東北の人口が900万人を割った15年国勢調査の速報値を踏まえ、村井知事は16年1月中旬の定例記者会見で力強く語った。

 「ダム論」は、地方の拠点都市に資源を集中投資して魅力や経済力を高め、東京圏への一極集中を防ぐ考え方。14年5月に有識者らによる日本創生会議が提唱して注目を集めたが、各県の受け止めは冷ややかだ。

 「社会減と自然減の両面で問題の克服に取り組んでいる。各県で施策を着実に実行することが重要」(青森県)「新たな一極集中になりかねない。今は宮城にダム機能を求めない」(福島県)と距離を置く。

 東大先端科学技術研究センターの牧原出教授(政治学)は「人口減が加速する東北は県境を越えた政策連携は欠かせない。宮城県は、復興後を見据えた新たな地方自治の在り方を発信してほしい」と指摘する。

2861荷主研究者:2017/06/11(日) 12:57:14

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170527_12028.html
2017年05月27日土曜日 河北新報
「この世界の片隅に」制作のマッパが仙台に拠点

 アニメーション制作企画のMAPPA(マッパ、東京)が来年4月、仙台市内にアニメ制作のスタジオを開設することが26日、分かった。同社が東京以外にスタジオを設けるのは初めて。

 初年度は作画担当のアニメーターを中心に正社員15人を雇用する計画。5年後は40人体制を見込む。開設に当たり、市の企業立地促進助成金を活用する。

 同社は第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメ作品賞を受賞した映画「この世界の片隅に」をはじめ、アニメや映画を数多く手掛けている。6月2日に市役所で立地表明式がある。

2863荷主研究者:2017/06/11(日) 14:30:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170602_12004.html
2017年06月02日金曜日 河北新報
<エスパル>成城石井など17店オープン

総菜店などが並び、多くの買い物客でにぎわうエスパル仙台東館

入店を待つ長い行列ができた東北初出店の「成城石井」

記念のセレモニーでテープカットをする関係者=1日午前11時55分ごろ、JR仙台駅

 JR仙台駅の駅ビル「エスパル仙台東館」の増床部分が1日、オープンした。駅東口と東西自由通路に面したエリアで、東北初出店の高級スーパー「成城石井」など17店が入り、駅利用者の利便性を高めた。開店時には約300人が列をつくった。

 増床部分は19日に開業するホテルメトロポリタン仙台イーストの1、2階部分で、店舗は韓国総菜「カンナムキンパ」やドラッグストアなど日常使いが中心。

 成城石井は本格的な総菜や厳選した世界の食材をそろえる。開店と同時に買い物客が押し寄せ、入店を規制する盛況ぶりだった。同社の前川康子広報課長は「出店を待ち望んでくれていたと実感した」と話した。

 仙台市宮城野区の広田由美子さん(60)は「東京にいた時は調味料をよく買っていた。仙台に店ができて便利になる」と喜んだ。

 駅東口に面した1階部分にはスポーツバー「ダンボ ピザ ファクトリー」や、宮城野区岩切の人気ラーメン店「本竈(ほんかまど)」などの飲食店が入る。同店を利用した泉区の会社員佐久間信行さん(34)は「東口も東北の玄関口らしい姿になった。駅に来る機会がますます増えそう」と話した。

 記念のセレモニーが2階入り口であり、エスパルを運営する仙台ターミナルビル(仙台市)の新妻博敏社長は「東口の顔になるショッピングセンターにしたい」と語った。

2864荷主研究者:2017/06/25(日) 10:43:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170606_22025.html
2017年06月06日火曜日 河北新報
<青森銀>青葉通沿いに仙台支店移転

 青森銀行は、仙台支店を仙台市青葉区中央4丁目から同区中央3丁目の野村不動産仙台青葉通ビルに移転し、5日に営業を始めた。

 新支店はビル1階にあり、青葉通南側に面している。延べ床面積は約440平方メートルで、相談スペースを広げた。現金自動預払機(ATM)の営業時間を拡大し、平日、土日祝日とも午前7時〜午後9時とした。

 成田晋頭取は「青葉通沿いに移転することで青森銀行の認知度が上がる。取引する事業者の幅を広げ、個人ローンにも力を入れたい」と述べた。

 青葉通には七十七銀行と仙台銀行の本店のほか、岩手銀行仙台営業部、秋田銀や山形銀、大手行の仙台支店がある。

新仙台支店の前でテープカットする青森銀行の関係者

2865荷主研究者:2017/06/25(日) 10:45:54
>>1936
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170606_13031.html
2017年06月06日火曜日 河北新報
<NHK>仙台局新会館が完成 現地で式典

錦町公園の隣接地に完成したNHK新仙台放送会館

 NHKが仙台市青葉区本町2丁目で建設していた新仙台放送会館が完成し、5日、現地で竣工(しゅんこう)式があった。同区錦町の現放送会館から設備を順次移転し、運用訓練の後、2018年2月に開館する。

 竣工式で西村睦生仙台放送局長は「東日本大震災クラスの揺れにも耐え、ライフラインが途絶えても放送事業を持続できる施設となった。地域や市民に親しまれる会館を目指す」とあいさつした。

 新会館の総工費は約117億円。地上7階、地下1階。延べ床面積は約2万3620平方メートルで現会館のほぼ2倍。ガラス張りの1、2階は市民が自由に入館できる「定禅寺メディアステーション」とし、公開番組用の「杜のスタジオ」や震災を映像で学べるスペースなどを設ける。

 NHKは、営業終了したホテル仙台プラザと斎藤報恩会自然史博物館の跡地、隣接する市有地を取得し、移転新築を進めていた。現在の会館の跡地は売却の方向で検討している。

2866荷主研究者:2017/06/25(日) 10:49:36

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170607_12003.html
2017年06月07日水曜日 河北新報
<アロリカ>国内初の事業所 仙台進出

 コールセンター業務などを担うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの世界大手、米アロリカ社が12月、仙台市内に国内初の事業所「仙台サイト」を開設する。地元を中心に雇用し、3年以内に300人体制に拡大する。

 アロリカ社は米カリフォルニア州に本社があり、世界16カ国で事業を展開。従来のコールセンター業務に加え、同業務で得られた商品やサービスに関する情報を集約して分析。顧客に還元し、マーケティング戦略も支援することが特長だ。自動車、IT、金融などの世界企業を顧客に持つ。

 仙台サイトは、仙台市青葉区上杉1丁目のビルに置く。今年8月ごろから採用活動を本格化し、初年度は正社員を中心に50人ほどでスタート。2年後には250人体制にする予定。

 同社によると、東京からのアクセスや仙台空港などの交通利便性の高さと、人口が多く優秀な学生を確保しやすい環境が仙台進出の決め手になった。

 同社は今年1月、既に日本法人本社を市内に開設している。担当者は「日本のBPO産業は海外に比べ少し遅れている。仙台を拠点に国内の市場を開拓していきたい」と話した。

 同社アジア地区社長のボン・ボルハ氏らが12日、仙台市役所を訪れ立地表明書を提出する。

2867荷主研究者:2017/06/25(日) 10:52:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170608_13045.html
2017年06月08日木曜日 河北新報
<学都仙台パス>学生さんの足 サポート好調

東北大や宮城教育大に近く、フリーパスの利用者らが乗り降りする仙台市地下鉄東西線の青葉山駅

 仙台市地下鉄東西線の開業に合わせて対象路線を拡充した学生向けサービス「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の販売が堅調だ。4月の販売枚数は昨年同月に比べて14%の増加。発行元の市交通局は安定した収入源と重視し、さらなる浸透を狙う。

 フリーパスは2010年4月、主に市バスで一定区間を通学する小中高生や大学生が、通常の定期券より安価に購入できる仕組みとして導入された。

 15年12月の東西線開業時に路線を拡充。ICカード乗車券「イクスカ」で発行され、市バス、東西線、南北線の各路線の単独でも、自由に組み合わせてでも購入できるようにした。

 市バス、東西線、南北線の全区間が使えるフリーパスの場合、1カ月運賃は1万1460円。おおむね地下鉄なら3区(運賃300円区間)以上、市バスなら100円区間以外を利用する人は「定期券よりもお得」(市交通局)という。

 市交通局によると、対象拡充後初めての新学期となった16年4月の販売枚数が3万8259枚だったのに対し、今年4月には4万3606枚にまで増えた。15年4月は2万6310枚にとどまっており、対象拡充が販売増の転機となった。

 市交通局は市内の大学のオープンキャンパスなどでフリーパスの活用をPRする。担当者は「通学や通勤の定期利用が収入の根幹。学生の住まいは東西線沿線に集まってきており、ニーズを掘り起こしたい」と話す。

2868荷主研究者:2017/06/25(日) 10:58:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170609_12059.html
2017年06月09日金曜日 河北新報
<TKP>新ホテル「仙台駅北」着工

 TKP(東京)が仙台市宮城野区名掛丁に建設する「アパホテルTKP仙台駅北」の起工式が8日、現地であった。開業予定は2018年10月。同社のホテル建設は東北で初めて。ホテル隣に会議室棟を整備し、ビジネス需要を中心に集客拡大を目指す。

 ホテルはアパグループ(東京)のフランチャイズでTKPが運営する。鉄骨13階で延べ床面積約7150平方メートル。客室305室、300人収容の宴会場を設ける。会議室棟は6階で、2〜6階に100人収容の会議室を1室ずつ備える。

 場所はJR仙台駅東口の北側の線路沿い。駅から徒歩5分の位置にある。

2869荷主研究者:2017/06/25(日) 10:58:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170609_11046.html
2017年06月09日金曜日 河北新報
<松島海岸駅>バリアフリー化へ連携協定

協定を締結した(左から)松木支社長、村井知事、桜井町長

 宮城県と松島町、JR東日本仙台支社は8日、日本三景・松島への観光客増加を目指す包括連携協定を締結した。玄関口となるJR仙石線松島海岸駅の改修と周辺整備を軸に、バリアフリー化やイメージ向上を図る。

 松島海岸駅は1927年建造の木造駅舎。傾斜地に立地するがエレベーターやエスカレーターはなく、高齢者らにとって不便な構造が課題とされてきた。

 協定を踏まえ、JR東は駅の老朽化対策とバリアフリー化を進め、県有地の駅前ロータリーを3者で再整備する。新駅舎の完成時期は未定。東京五輪・パラリンピック効果による訪日客増加を見据え、JR東は「2020年がポイントになる」と説明する。

 JR東が観光に特化した連携協定を自治体と結ぶのは初めて。締結式で松木茂支社長は「地域活性化に結び付けたい」と述べた。

 桜井公一町長は旧松島水族館の跡地利用を引き合いに「駅周辺の整備は重要」と話し、村井嘉浩知事は「官民一体で観光拠点を整備したい」と強調した。

2870荷主研究者:2017/07/02(日) 11:09:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170610_12007.html
2017年06月10日土曜日 河北新報
<ロレック ス>東北初の正規店10日オープン

10日オープンする「ロレック ス ブティック 仙台藤崎」

 スイスの高級時計ブランド「ロレック ス」の正規取扱店「ロレック ス ブティック 仙台藤崎」が10日、仙台市青葉区一番町3丁目の商業ビル「クラックス」1階にオープンする。

 国内のロレック ス正規取扱店は6店舗目、東北では初めて。店舗面積は約235平方メートルで約600種類を取り扱う。価格帯は税込み49万6000円〜1274万4000円。

2871荷主研究者:2017/07/02(日) 11:09:51

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170610_13047.html
2017年06月10日土曜日 河北新報
芭蕉の辻一帯再整備を 商店主らフォーラム企画

平賀さんが構想する整備後のイメージ

現在の芭蕉の辻周辺の大町通

 藩制時代に城下町仙台の中心地だった大町通と国分町通の交差点「芭蕉の辻」(仙台市青葉区)周辺ににぎわいを取り戻そうと、地元商店主らが大町通の一部区間を再整備する構想を打ち出している。16日に青葉区の仙台国際センターで関連のフォーラムを開く。市民に向けて趣旨を説明し、実現へ機運を盛り上げる。

 構想の対象は、大町通の藤崎一番町館前からアークホテル仙台青葉通り前までの約500メートル区間。

 電柱を地下に埋設して路面をウッドチップで舗装。イベントを行いやすいよう日中の一定時間を歩行者専用とする。通り沿いのビルは1階外壁に地元産木材を多用し、城下町らしい統一感ある街並みにする。

 発案者は、仙台商工会議所女性会名誉会長で青葉区で化粧品店を営む平賀ノブさん(79)。昨年末ごろから大町通を管理する市当局や沿道のビル所有者の元に出向いて構想を説き、実現の可能性を探っている。

 芭蕉の辻周辺の商店主らから「大型商業施設開業で活気づくJR仙台駅周辺に対抗するチャンス」などと多くの賛同が寄せられた。こうした声を受けて5月に「城下町仙台まちづくり市民会議」を結成し、発足記念フォーラムを企画した。

 フォーラムは16日午後6時半から。構想の概要を説明するほか、電柱埋設が市街地発展に及ぼす効果について東北地方整備局長の川滝弘之氏が講演する。来場者が整備局や市の幹部と自由に討論する時間もある。

 定員は先着100人程度で参加無料。平賀さんは「東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年をめどに実現させたい。行政を動かすためには、多くの市民の賛同が欠かせない」と来場を呼び掛けている。連絡先は「ひらが」022(222)0158。

2872荷主研究者:2017/07/02(日) 11:13:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170611_13014.html
2017年06月11日日曜日 河北新報
日本家屋の美惜しむ 道路整備で取り壊しへ

取り壊しを決めた主屋を眺める門間さん

 国登録有形文化財の門間箪笥(たんす)店(仙台市若林区南鍛冶町)の旧主屋や工房が、市の都市計画道路整備工事に伴い取り壊されることになった。近代歴史資産の愛好家からは惜しむ声が上がっている。

 取り壊されるのは、主屋、板倉、指し物工房、塗り工房の計4棟で、1928(昭和3)〜35(同10)年にかけての建築。特に主屋は寄せ木造りの複雑な構造の屋根が特長。内部も吟味された部材と木工技術を駆使した建具、繊細な欄間などが日本家屋の美を体現している。

 2002年3月に国登録有形文化財となり、11年3月の東日本大震災では大規模半壊の認定を受けた。現在も骨組みにゆがみが残る。

 同社専務の門間一泰(かずひろ)さんは、計画が本格化した約10年前から保存の方策を模索してきた。現在地内での曳家(ひきや)は敷地上の制約から断念。他への移築も土地の購入や維持費など費用面から無理と判断した。

 門間さんら家族は現在、市内のマンションなどで生活している。解体終了後、計画から除外された残りの敷地に店舗と工房を新築する計画だ。

 建物の取り壊しは、13日に始まる予定。門間さんは「3代目の曽祖父が事業成功の証しとして建てた家。残す手だてを考えたが難しかった」と説明する。登録文化財のうち稲荷社は残し、一部建具、梁(はり)は新店舗に再利用する方針だ。

 市民対象の街歩きを開催する近代仙台研究会の斎藤広通事務局長は「地域のシンボル的な建物で風情ある姿が魅力的だった。なくなるのは寂しい」と話す。斎藤さんらは、12日午後1時から現地視察会を開催する。連絡先は090(4633)9570。

[国登録有形文化財]おおむね近代以降に制作された建築・美術工芸で、特に保存が必要と認められ、文化財登録原簿に登録された文化財建造物などを指す。登録制度は所有者からの届け出を基に、行政機関が指導・助言などを行うことで緩やかに保護措置を講じる仕組みで、1996年に誕生した。従来の指定制度を補完する。

2873荷主研究者:2017/07/02(日) 11:16:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170611_13009.html
2017年06月11日日曜日 河北新報
<宮城知事選>人口戻らぬ沿岸 予測と乖離

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170611kahoku02.JPG

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県沿岸部の自治体で、国勢調査に基づく2015年の将来人口推計に対し、実際の数値が大きく下回っていることが10日、仙台市内であった日本人口学会のシンポジウムで報告された。復興事業の遅れが乖離(かいり)を招いた主な要因で、流出した住民が想定ほど戻っていない実態が浮き彫りになった。

 シンポは青葉区の東北大青葉山北キャンパスを会場に、人口問題の専門家らが震災後の人口推移や、過去の災害後の人口などをテーマに議論。国立社会保障・人口問題研究所(東京)人口構造研究部の小池司朗第二室長は、13年3月に公表した10年調査に基づく15年の推計値と、15年調査の結果について説明した。

 岩手、宮城、福島3県と主な市町の15年推計と人口は=表=の通り。南三陸(19.86%)、女川(15.20%)、山元(5.30%)の3町で下落幅の乖離が際立って大きかった。

 小池氏は「町外に流出した住民が想定ほど戻っていない」と社会減が進んだ状況を説明。仙台市の人口は推計値以上に増えており、予測を超えた一極集中を示す結果となっている。

 一方、岩手は宮古、陸前高田、釜石各市など、推計値より人口減少が緩やかな市町が多かった。小池氏は「復興策が功を奏しているのではないか。(建設作業員ら)一時的な人口流入もある」との見方を示した。

 各専門家は「他地域からの移住を促進するだけでは短期的な効果しか生まない」「地域の実情に応じた少子化対策が重要」などと指摘。人口減を緩和するため、子育て環境の整備を進めて出生数を回復する必要性について意見が出た。

2874荷主研究者:2017/07/02(日) 11:24:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170615_12004.html
2017年06月15日木曜日 河北新報
<三井不動産>仙台・泉に複合スポーツ拠点

FUN-TE!の完成イメージ図(三井不動産提供)

 三井不動産は14日、仙台市泉区高玉の仙台泉ショッピングセンター(SC)のスポーツ棟を大規模改装して複合スポーツ拠点とし、2018年春までにアイスリンク仙台、サッカーと音楽の融合施設、アウトドア型飲食施設を順次開業すると発表した。

 拠点の名称は「SPORTS LINK CITY FUN-TE!(ファンテ)」。冬季五輪フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手や荒川静香さんが練習したアイスリンク仙台(延べ床面積5628平方メートル)は、内外装を一新。ラウンジや展示スペースを新設する。

 サッカーと音楽の融合施設は、歌手の桜井和寿さんらの音楽ユニット「ウカスカジー」が所属するMIFAが「MIFA Football Park仙台」(仮称)を展開。クラブハウス(250平方メートル)を新設する。

 アウトドア型飲食施設には飲食棟(277平方メートル)を設ける。人工の砂浜でバーベキューやキャンピングが楽しめる「WILD BEACH」が東北初出店する。

 アイスリンクの改装は11月までに完了。他の2施設は18年春の開業を目指す。三井不動産広報部担当者は「スポーツを核として地域や人とつながる施設にしていきたい」と話した。

 仙台泉SCは核店舗だった西友仙台泉店が昨年9月に閉店、解体工事が進む。

2875荷主研究者:2017/07/02(日) 11:24:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170615_13018.html
2017年06月15日木曜日 河北新報
<仙台南北線>開業30年、トイレ初の全面改修へ

今夏にも改修を始める勾当台公園駅トイレのサイン

 仙台市交通局は本年度、市地下鉄南北線の全17駅のトイレ改修に着手する。2020年度までに便器計223台を取り換え、80台ある和式便器は全て洋式化する。バリアフリー対応で入り口の階段も解消する。7月に開業30年を迎える南北線でトイレの全面改修は初めて。

 計画では、トイレ床面の高さを下げて段差をなくし、便器や手洗い場を再配置する。温水洗浄便座を導入し、簡易型の多機能トイレを一部に設置するほか、大型の「ひろびろトイレ」も更新する。工事中は仮設トイレを置く。

 改修する駅は、本年度が北仙台、勾当台公園、仙台(北側)で夏にも着工する。18年度は泉中央、北四番丁、広瀬通、仙台(南側)、長町南。19年度は黒松、台原、五橋、河原町、長町で、20年度は八乙女、旭ケ丘、愛宕橋、長町一丁目、富沢を予定する。総事業費は計約9億4000万円。

 市交通局によると、15年12月に開業した東西線の設備の新しさと対照的に、南北線のトイレの劣化が目立ち、「南北線のトイレは臭い」などと苦情も寄せられているという。

 千葉秀之建築設備課長は「東西線以上の設備を目指す。サービスの質を上げ、気持ち良く使ってもらえるようにしたい」と話す。

2876荷主研究者:2017/07/02(日) 11:27:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_12041.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<阿武隈急行>車両更新前倒し 18年度に

乗客減が続く阿武隈急行。新たな需要の取り込みが課題だ=角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は、2022年度から実施を計画していた車両更新を、18年度に前倒しする検討に入った。国に車両整備事業の国庫補助を打診しており、今後協議を進める方針。両県と沿線5市町は、早ければ18年度当初予算に負担額の費用を計上するとみられる。

 車両更新は18年度に2両(1編成)を想定し、4億数千万円が見込まれる。国庫補助は3分の1の見通しで、申請が認められれば残る3分の2を会社と関係自治体が負担する。

 現在の稼働車両は18両。1988年の全線開業から約30年間、修理で対応してきた。車両更新は22年度から順次、進める予定だったが、老朽化が著しいため、「喫緊の課題」(千葉宇京社長)として着手の時期を早める。

 これまでレールや枕木、橋などの補修は国庫補助のほか、会社が5分の1を負担。残りを両県と、沿線市町が利用者割合などを勘案して支出してきた。同社は累積赤字が10億3207万円に上り、車両更新費の捻出は厳しい状況にある。

 今後、両県と沿線5市町を交え、更新費用の負担割合や更新台数、19年度以降のスケジュールなどの協議を加速させる方針。

2877荷主研究者:2017/07/02(日) 11:28:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_12040.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<阿武隈急行>補助金頼み改善せず

 第三セクター阿武隈急行の車両更新費を巡り、宮城、福島の両県と沿線5市町が支援の検討を急いでいる。補助金頼みの赤字体質は厳しさを増し、人口減が進む地域の足を税金で支える構造は深刻だ。存続に向け、新たな需要を取り込む知恵が求められている。

 阿武急の1日当たりの輸送人員は約6900人(2016年度)。朝夕は通勤通学客で混み合うが、日中はまばらだ。累積赤字は10億円を超え、経営は県や沿線市町の補助金(表)なしに立ちゆかない。

 千葉宇京社長は14日、株主総会後の就任記者会見で「施設設備が老朽化し、経営環境は大変厳しい」と説明。「車両更新は安全運行に欠かせない。関係自治体と早急に協議を詰めたい」と理解を求めた。

 沿線は少子化による人口減が進み、乗客は減少傾向が続く。全国の地域公共交通が抱える共通の課題で、国土交通省は公共交通機関の利用者が減る地域に「地域公共交通網形成計画」の策定を勧める。

 自治体、交通機関の運営会社、住民、有識者らが協議会を構成し、計画にはまちづくりや観光振興と組み合わせた望ましい交通サービスの構想を盛り込む。全国で291件(5月末現在)策定され、ローカル鉄道の活用促進やバス路線の再編に生かされている。

 東北では36件の実績があり、東北運輸局は「計画作りは地域で交通機関の使い方を真剣に考え、実践する契機になる」と奨励する。計画に基づいて交通機関を再編する場合、国の財政支援が受けられる。

 宮城県の担当者は「まだ計画作りの機運に達していない」と消極的だが、阿武急の利用者増に向けて地域の協力、バスとの乗り継ぎ改善、観光への活用などの改革は避けられない。

 福島大人文社会学群の吉田樹(いつき)准教授(交通計画)は「阿武急の路線は福島市を起点とし、仙台市に近い。全国の他のローカル鉄道よりも条件は良いのに、人を呼び込む策を誰も能動的に考えてこなかったのではないか」と指摘する。

 沿線住民を巻き込んだ活性化への議論は不可欠とし、「鉄道を維持するリスクとメリットを明らかにし、必死に利活用を考えなければ衰退するだけだ。地域が主体性を発揮しなければならない」と強調する。

(角田支局・会田正宣、報道部・片桐大介)

2878荷主研究者:2017/07/02(日) 11:30:23
>>2761 >>2852
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170616_11037.html
2017年06月16日金曜日 河北新報
<富谷市>新交通「地下鉄・ミニ地下鉄優位」

 宮城県富谷市が仙台市泉区方面との交通渋滞緩和に向け導入を検討する新交通システムで、市が2016年度に依頼したコンサルタントの報告がまとまった。コンサルは「技術面から仙台市地下鉄南北線と同じ地下鉄か、同東西線と同じミニ地下鉄が優位」と結論付けた。

 コンサル調査は15年度に続き2度目。16年度は仙台市泉区泉中央-富谷市大清水間で4ルート(約5.3〜6.9キロ)を設定。(1)地下鉄(2)ミニ地下鉄(3)モノレール(4)東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」と同じ新交通システム(AGT)(5)ライトレール(次世代型路面電車、LRT)(6)バス高速輸送システム(BRT)-の6分類を比較した。

 コンサルはピーク時利用者数を1時間当たり片道3200〜5300人、富谷市から仙台市中心部到達までの時間を35〜40分と想定。輸送力、速度の評価に加え「LRT、BRTは交通量を圧迫しハードルが高い」「LRT、モノレール、AGTは近隣に導入例がなくノウハウが活用できない」などとし地下鉄とミニ地下鉄の優位性を指摘した。

 市は本年度、交通政策の専門部署として「交通政策推進室」を新設し、専門職員を配置した。若生裕俊市長は「報告を基に本年度は需要予測、採算性、実現可能性の検討をさらに進める」と話した。

2880荷主研究者:2017/07/09(日) 10:46:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170620_13049.html
2017年06月20日火曜日 河北新報
<仙台東西線>青葉通一番町 地下駐輪場24日から

奥行き182メートル、幅16メートルと縦に長い青葉通一番町駅の地下駐輪場

 仙台市地下鉄東西線の青葉通一番町駅の地下駐輪場が完成し、24日にオープンする。1404台が収容でき、東西線開業に伴い開設された駐輪場では最大。これで東西線全13駅で駐輪場の整備が完了する。

 24日午前9時にサービスを開始する。自転車995台、バイク409台が収容可能で、夜間も利用できる。料金は1日利用が自転車60円、バイク・オートバイ120円。1カ月定期は自転車1200円、バイク・オートバイ1800円。

 駐輪場は延べ床面積約3000平方メートル。青葉通一番町駅周辺は市内有数の商業地のため地上で用地を確保するのが難しく、東西線の新駅で唯一、地下に駐輪場を設けた。駐輪場から駅の改札階に通じる通路も整備した。

 当初は東西線が開業した2015年12月の完成を予定していたが、車道の約2.5メートル下にある管路の補強工事などの影響で工期が延びた。遅れていた青葉通全体の再整備事業も年内に完了する見込み。

 周辺には、青葉通と東二番丁通の交差点下にある青葉通地下駐輪場(1017台)、広瀬通と一番町通の交差点近くの広瀬通地下駐輪場(1137台)があるが、満車になることが多いという。

 市道路管理課の佐藤秀樹課長は「たくさんの自転車とバイクを置くことができ、商店街にも近い。地下鉄利用者に限らず、多くの方に使っていただきたい」と話した。

2881荷主研究者:2017/07/09(日) 10:47:03

http://www.sankei.com/region/news/170620/rgn1706200050-n1.html
2017.6.20 07:04 産経新聞
仙台駅東口“開業ラッシュ” ホテルや商業施設…薄れる「東西格差」

 JR仙台駅東口に新たに完成した「ホテルメトロポリタン仙台イースト」が19日オープンし、開業セレモニーが開かれた。駅西口と比べて開発が遅れていた東口だが、双方をつなぐ昨年の東西自由通路の開通を契機に、ホテルや商業施設の“開業ラッシュ”が続いている。駅の東西間の行き来が活発化し、仙台市中心部のさらなるにぎわいに期待が高まっている。(大渡美咲)

 ホテルメトロポリタン仙台イーストはJR東日本系で仙台駅に直結。客室は5〜14階にあり全282室。会議室や宴会場がなく、西口にある同系列のホテルメトロポリタン仙台と差別化した。また、全体の6割がワイドシングル(1泊2万5千円)。2館の合計で577室となる。「東北六感」をコンセプトに、室内には南部鉄器など東北各地の工芸品を置いた。

 開業セレモニーでホテルを運営する仙台ターミナルビルの新妻博敏社長は「仙台駅が開業した130年前、(駅周辺は)東西に分かれ東側の発展が遅れた。東口の顔として、自信を持って社員一同取り組みたい」とあいさつした。

 また、仙台駅東口商工事業協同組合の松坂卓夫理事長も、昭和58年から東西自由通路の拡幅や東側の商業施設の開発について長年要望していたとし、「30年以上たって要望がかなった。何度もまちづくり懇談会を重ねてはいるが、将来を見据えた都市デザインに取り組む必要がある」と話した。

 関係者の悲願だった駅東西間の交流。突破口となったのが昨年の東西自由通路の拡張だ。これで人の流れは大きく変わり、さらに大型商業施設「エスパル仙台東館」もオープン。東西の往来が活発化し、利便性が高まっている。

 東口周辺ではホテルの開業も続いている。昨年4月には東北初進出となった「ホテルビスタ仙台」がオープン。来年10月には会議場機能を併せ持つ「アパホテルTKP仙台駅北」がオープンする予定だ。

 東日本大震災後、仙台では復興需要でホテルの稼働率が跳ね上がり、室数が不足しがちだったが、一連の開業ラッシュで800室余り増える予定。復興需要が落ち着く今後は、国内外からの観光客の呼び込みも鍵となってくる。

 メトロポリタン仙台イーストの尾形一郎総支配人は「東口の顔となってたくさんの人に来てもらいたい。また、ホテルを拠点に東北各地にも足を運んでいただきたい」と期待を込めた。

2882荷主研究者:2017/07/09(日) 10:51:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170623_72051.html
2017年06月23日金曜日 河北新報
<東北新幹線35年>首都圏との交流加速

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170623kahoku03.JPG

開業日の東北新幹線一番列車「あおば」が仙台駅を出発、広瀬川にかかる橋を通過した=1982年6月23日

 東北新幹線は23日、開業35周年の節目を迎えた。

 1982年6月23日、東海道新幹線より20年近く遅れて大宮-盛岡間が部分開業した。長年の悲願がかない、岩手、宮城、福島3県の沿線は異様なほどの熱気に包まれ、歓喜に沸いた。

 遠かった首都圏、東京との時間的距離がぐっと縮まった。平日には日帰り出張のビジネスマン、土日は1泊2日の東京、東北旅行を楽しむ家族連れらで車内は満員に。人やモノ、情報が東北と首都圏を盛んに行き来した。80年代の東北の経済、観光、文化は新幹線によって大きく変化した。

 91年6月に東京駅に乗り入れ、東海道新幹線との乗り換えも容易になった。東北と三大都市圏がつながり、工場立地や大手企業の支店開設がさらに進んだ。94年7月にはオール2階建ての「Max」が登場し、輸送能力が高まった。

 90年代、東北のハブである仙台市は人口、経済規模ともに拡大を続けた。自動車関連産業が集積した北上市は東北屈指の工業都市に成長するなど、沿線の都市は飛躍的に変貌した。

 一方、青森までの全線開業は難航した。大宮-盛岡間が部分開業した82年の9月には、政府が整備新幹線計画を当面見合わせる閣議決定をした。青森県などが陳情を続けたが、財政難の壁が大きく立ちはだかった。

 91年8月、盛岡-青森間の着工がようやく認可されたが、ミニ新幹線案がたびたび示され、フル規格での全線整備はなかなか確定しなかった。紆余(うよ)曲折を経て新青森まで開通したのは2010年12月。部分開業から28年が過ぎていた。

 東北の縦軸となった新幹線に、秋田、山形両県に向けた横軸が加わった。

 92年7月、全国初の新幹線・在来線直通運転となる山形新幹線「つばさ」(東京-山形間)がデビューし、99年12月には新庄まで延長された。同様の運転方式の秋田新幹線「こまち」(東京-秋田間)は97年3月に開業。高速鉄道網が縦横に整備されたのは国内で東北だけだった。6県の都市間の往来も活発化した。

 車両の機能や走行技術も飛躍的に進歩した。開業当初に時速210キロだった最高速度は現在320キロ。JR発足時の最速到達時間が2時間17分だった東京-仙台間は1時間31分、東京-盛岡間は3時間9分から2時間11分になった。

 1日当たりの運行本数もJR発足時の94本が2016年には177本、合計座席数も8万1000席が16万3000席になった。

 11年3月11日の東日本大震災では施設が被災し、開業以来最大の危機となったが、同年4月29日に全線復旧した。16年3月26日には北海道新幹線新青森-新函館北斗間が開業。津軽海峡を越え、東北と北の大地をつなげた。

 現在、次世代型の車両は営業運転として世界最速の時速360キロ走行を目指している。30年度末には北海道新幹線が札幌まで開業予定。東北を貫く大動脈は、さらに発展を続ける。

2883荷主研究者:2017/07/09(日) 10:52:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170623_72054.html
2017年06月23日金曜日 河北新報
<北海道新幹線開業>東北もインバウンド増

青函トンネルを抜け、青森県側に姿を現した北海道新幹線「はやぶさ22号」。対岸は北海道=2016年3月26日、青森県今別町

 新青森-新函館北斗間を結ぶ北海道新幹線が2016年3月26日、開業した。1973年の整備計画決定から43年を経て、北海道から九州まで新幹線でつながった。

 津軽海峡を隔て隣接する東北と北海道が経済、文化両面で交流が深まり、一体化する可能性も秘める。開業からおよそ1年3カ月たち、効果が現れている。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)が他地域より圧倒的に少なかった東北に対し、北海道は東京、関西と並ぶ人気観光地。開業した新幹線に乗って北海道を目指すインバウンドが行き帰りの途中、東北にも立ち寄るようになった。

 東北運輸局が発表した今年1〜3月の東北の外国人宿泊者数は、延べ20万2780人で前年同期に比べ58%増えた。全国では3%増にとどまり、伸び率が際立った。

 東北運輸局や東北各県の担当者は、最大の要因として北海道新幹線効果を指摘する。10年の1〜3月と比べた場合、北海道に近い青森の伸び率が221%と東北で最も高いことも裏付けとなる。

 今年4月29日からの大型連休では、東北から北海道を訪れる旅行客が増えた。

 仙台市の旅行会社では今年、新幹線で結ばれている函館に代わって札幌の人気が高く、前年比2倍となった。前年に新幹線で函館を訪れた客が北海道のファンとなり、今年は飛行機を使って札幌に足を延ばしたケースが多いという。

 新函館北斗-札幌間の開業は30年度末の予定。東北経済連合会と北海道経済連合会のアンケートによると、新函館北斗までの開業が会員企業に与えた影響がプラスだったとする回答は24.8%だったが、札幌まで開業された場合は38.3%に上昇する。早期延伸へ期待が高まっている。

2884荷主研究者:2017/07/09(日) 10:52:54

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/27 建設新聞
大洋薬品 賃貸マンションの新築
仙台市青葉区一番町2丁目 9月着工めざす
B1/10F2688㎡ 施工は支倉建築企画

 大洋薬品(宮城県大和町もみじケ丘2の18の3 三浦誠一代表)は、仙台市青葉区に「セントフィールド一番町」(仮称)の新築を計画しており、支倉建築企画の施工で9月初めの着工を予定している。

 建設場所は、南町通に面した仙台市青葉区一番町2丁目8の14ほか地内の382.78㎡で、現在はコインパーキングとして使用している。

 計画では、RC・B1/10F延べ2688.73㎡規模で、1LDKタイプを主体に、2LDKタイプも組み入れた総戸数45戸を見込む賃貸マンションを建設するもの。

 完成は2019年1月末を予定し、実施設計の作成は三和都市設計が担当した。

2017/06/27付一面に掲載。

2885荷主研究者:2017/07/09(日) 11:02:26

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/28 建設新聞
東新住販 美田園五丁目マンションの新築
宮城県名取市 エムズ企画設計で設計
15F7267㎡・19年3月の完成めざす

 集合住宅の分譲事業などを手掛ける東新住販(東京都中央区日本橋1の2の19 田子弘幸代表取締役)は、宮城県名取市美田園に美田園五丁目マンション(仮称)の新築を計画し、エムズ企画設計に設計を委託している。

 建設場所は、宮城県名取市美田園5の4の5ほか地内の敷地2667.18㎡。仙台空港アクセス鉄道の美田園駅から徒歩圏で、周辺にはショッピングモールやホームセンター、小学校、保育園などがあり、生活環境が整った利便性の高いエリアとなっている。

 計画ではここにRC15F延べ7267.25㎡、間取りは3LDKを基本に4LDKも設ける全84戸の分譲マンションを建設する。

 近く施工業者と契約を結び、ことし8月の着工、2019年3月の完成をそれぞれ予定している。

2017/06/28付一面に掲載。

2886荷主研究者:2017/07/09(日) 11:04:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170629_72036.html
2017年06月29日木曜日 河北新報
仙台・泉中央に東邦銀が新支店

仙台泉支店の営業開始に先立ちテープカットをする関係者

 東邦銀行は28日、仙台市泉区泉中央2丁目の県道仙台泉線沿いに仙台泉支店を開設した。人口増が続く泉中央地区や周辺地域で個人客向け住宅ローンなどの販売に力を入れ、進出した企業との取引拡大も狙う。

 支店は鉄骨平屋で延べ床面積約450平方メートル。ローンセンターを併設する。同センターは週末も営業する。北村清士頭取はあいさつで「泉中央周辺は東京電力福島第1原発事故で福島からの避難者も多く、成長が著しい地域。暮らしの再建や企業の発展を手伝いたい」と述べた。

 開設を記念して店内では、郡山市在住の版画家橋本広喜さんの作品展を7月21日まで開催。福島の地酒も展示する。

 泉中央周辺には七十七、仙台の地元行や、岩手、北日本、秋田、山形、きらやか、荘内各行の支店があり、競争が激化している。

2887荷主研究者:2017/07/09(日) 11:13:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/06/30 建設新聞
コペルハウス 荒井西プロジェクトの新築
仙台市若林区荒井西 自社施工で7月3日着工
5棟延べ6376㎡、CLT活用で宮城県内初

 コペルハウス(仙台市泉区松森鹿島15の14 高橋秀樹代表取締役)は、仙台市若林区の仙台市荒井西土地区画整理地内にCLTを採用した木造賃貸住宅を含む5棟の共同住宅から構成される「コペルタウン荒井西プロジェクト」の新築を計画しており、自社の施工で7月3日に起工式を行い着工する。

 建設用地は、組合施行で造成した仙台市荒井西土地区画整理地内の南西側に位置する、仙台市若林区南小泉梅木52ほか地内で、敷地面積は5610㎡。計画によると、A〜E棟まで5棟の賃貸住宅を建設。この内、E棟が枠組壁(2×4)工法にCLT床版を採用しRC造との立面混構造による5F延べ1720.95㎡での賃貸マンションとなる。

 また、A〜C棟がそれぞれW3F延べ973.86㎡、D棟がRC一部WおよびS5F延べ1733.8㎡で、5棟合わせた延べ床面積は6376.33㎡を想定。内部はA〜C棟がそれぞれ賃貸住宅を30戸、D〜E棟はそれぞれ1階部分に公共テナントを中心とした店舗、2〜5階に賃貸住宅を28戸設ける。賃貸住宅のタイプは主に1LDKとなる。

 起工式後、D棟から建設工事に着手し、2018年2月の全体完成を見込んでいる。設計はA〜C棟が自社、D〜E棟はバース建築設計(東京都中央区)が担当した。

 同社は「宮城県CLT等普及推進協議会」の会員で、同プロジェクトのE棟は16年度の国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に東北初で唯一選定され、CLTを活用したRC造との立面混構造による5階建ては宮城県内初の建物となる。

 ※コペルタウン荒井西プロジェクトの完成イメージ。
 左手前がCLTを採用したE棟。(クリックで拡大)

2017/06/30付一面に掲載。

2888荷主研究者:2017/07/09(日) 11:21:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170630_13024.html
2017年06月30日金曜日 河北新報
<放射光施設>応募は東北のみ 建設期待高まる

東北放射光施設のイメージ図。1周約340メートルのリング型実験施設のほか研究棟などが整備される

 次世代型放射光施設の新設を検討する文部科学省は29日、建設候補地の応募が東北大青葉山新キャンパス(仙台市)への建設構想1件だったと明らかにした。施設の整備運営者の候補である量子科学技術研究開発機構(量研、千葉市)は同構想も参考に、整備運用計画案を作る。

 29日あった科学技術・学術審議会の小委員会で報告された。構想は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)と東北経済連合会、宮城県の3者が提出。建設費約300億円の一部に民間資金を活用する仕組みを設けた。

 量研は6月1日、高輝度放射光源推進準備室を新設。国の委託を受け、予算規模や人員体制といった計画案の検討を始めた。小委に経過報告し、意見を反映させる。提出時期は未定。東北の構想は参考資料との位置付けだが、提案者に質問する機会も設ける。国が建設地を決める時期は決まっていない。

 施設を誘致する地域が東北に限定され、宮城県経済商工観光部の吉田祐幸部長は「実現への確度が相当高まってきたと期待する。精力的に国や量研との協議を進めたい」と話した。

 光科学イノベーションセンターの担当者は「実現に向け多くの企業に計画に参加してもらえるよう説明を尽くす」とコメントした。

2889荷主研究者:2017/07/09(日) 11:27:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170703_11011.html
2017年07月03日月曜日 河北新報
<松島水族館>跡地に体験型施設整備へ

集客・体験型施設の整備方針が固まった松島水族館跡地

 2015年5月に閉館したマリンピア松島水族館(宮城県松島町)の敷地を所有する宮城県は、跡地利用として県内の民間企業が提案した集客・体験型施設の整備案を採用することが2日、分かった。県内を代表する観光地の拠点施設として20年春の開業を見込む。

 施設は2階建て。周辺の景観との調和、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客を見据え、木材を活用した和風の外観とする。建物の一部として1969年に閉館した松島パークホテルの塔の部分を再現し、ランドマークを復活させる。

 松島湾内をイメージした庭園を整備し、潮干狩りなどの海遊びを体験できるゾーンを設ける。庭園中央に円形のイベントスペースを置き、親子連れが安心して遊べるよう施設内に駐車場は造らない方針だ。

 インバウンド誘致の強化を狙い、多言語の観光情報案内所も設置する。地元産食材を活用したレストラン、物販スペース、歴史や文化などを紹介する展示室を備え、松島湾周辺6市町の滞在型観光の推進に向けた拠点性を持たせる。

 総事業費は6億円程度の見通しで、県は2億円を上限に費用を助成する方針。19年春の着工を目指す。開業初年度に20万人超の集客を見込む。

 水族館跡地の面積は約7500平方メートルで現在は更地になっている。県は15年12月に跡地利活用案の民間公募を表明し、16年8月に地元関係者らによる懇話会を設置した。利活用案の公募を今年3月末に始め、事業者の選定を進めていた。

 松島の観光振興を巡っては、宮城県と松島町、JR東日本仙台支社の3者が6月、JR仙石線松島海岸駅の改修や周辺整備などを軸とした包括提携協定を締結している。

2890荷主研究者:2017/07/17(月) 23:02:49

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/06 建設新聞
久保田HDGのアトラス住販 仙台市で多様な投資活動を展開
新寺共同住宅プロジェクト(81戸)など

 昨年10月に久保田ホールディングス(仙台市青葉区一番町4の4の33 久保田定社長)のグループ企業となったアトラス住販(さいたま市中央区上落合6の18の21 社長・同氏)は、仙台市若林区新寺に「新寺共同住宅プロジェクト」(仮称)を計画し、リオ建築設計事務所(仙台市青葉区)で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、新寺通を南側に入った仙台市若林区新寺3の1の8、10地内の敷地面積664.11㎡で、仙台市地下鉄東西線・宮城野通駅からほど近い場所。

 建設を予定している共同住宅は、S10F延べ2320.46㎡規模で、単身者層を入居想定とした総戸数81戸を見込んでいる。

 8月下旬の着工、2018年3月中旬の完成を予定している。

 久保田ホールディングスの中核企業である久保田本店(住所・久保田HDと同所 社長・同氏)は、仙台市青葉区内の都心部や宮城野区苦竹にホテルやオフィスビル、介護付有料老人ホーム、太白区の長町駅近くに賃貸マンションといった全7棟を保有・運用するほか、宮城のほか長崎県や岩手県、千葉県で再生可能エネルギー事業として太陽光発電所6カ所の運営・売電事業も行っている。

 ◎名取・仙台市長町の区分所有も取得へ

 このほかにもJR名取駅東口で建設中の名取駅前地区市街地再開発事業建築物2棟のうち、1棟の低層部1〜2階の保留床を取得し、ミニスーパーや医療モールなどのテナント入居を見込んでいるほか、仙台市太白区のJR・地下鉄長町駅前で以前建設された再開発ビル(太白区文化センター、太白区図書館、ライオンズタワー仙台長町などで構成)の地下1階から地上2階部分にある商業施設区画「イオプラザ」の取得も決めたという。

 積極的な投資展開について久保田社長は「短中期的な不動産投資だけでなく、中長期的視野に立ち仙台市中心部で保有するビル周辺を含めた再開発事業の実施も検討しており、仙台の活性化に寄与したいと考えている」と話し、「不動産の取得と売却のタイミングについては、社会・経済情勢の流れを見極め慎重に行いたい。1987年のブラック・マンデー、97年のアジア通貨危機、2008年のリーマンショックと約10年サイクルで世界経済には大きな嵐が吹いた。これらの動きを察知することも投資家にとって大事なこと」と自身の投資スタンスを説明した。

2017/07/06付一面に掲載。

2891荷主研究者:2017/07/17(月) 23:07:06

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/07 建設新聞
仙台市小田原 レーベン仙台小田原B棟の新築
RC造13階建て、延べ1万6997㎡、19年10月末の完成へ
渋谷建築設計室で設計

 タカラレーベン(東京都千代田区丸の内1の8の2 島田和一代表取締役社長)は、仙台宮城野区小田原に分譲マンション「レーベン仙台小田原B棟」(仮称)の新築を計画しており、渋谷建築設計室(千葉県船橋市)に設計を委託している。

 建設用地は、旧キリンスポーツクラブの跡地となる仙台市宮城野区小田原1の414の7ほか地内の7405・67平方㍍で、現在建設中のレーベン仙台小田原(仮称)の隣接地。

 計画によると、ここにRC造13階建て、延べ1万6997・84平方㍍の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を182戸設ける。9月中旬にも着工し、2019年10月末の完成を予定している。

 今回の計画は、同社で手掛けているレーベン仙台小田原の販売が好調なことを受け実施するもの。

2017/07/07付一面に掲載。

2892荷主研究者:2017/07/17(月) 23:12:35
>>2475
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170708_12042.html
2017年07月08日土曜日 河北新報
<東北道>菅生スマートIC 22年度目標

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170708kahoku01.JPG

 東北自動車道菅生パーキングエリア(PA、宮城県村田町)へのスマートインターチェンジ(IC)の併設を目指す地区協議会の初会合が7日、町内の道の駅村田であり、2022年度の使用開始を目標とする実施計画書案を承認した。

 計画書によると、菅生PAは村田-仙台南IC間(約15キロ)のほぼ中間に位置し、県がスマートICと県道仙台村田線との接続道路を整備する。事業費は概算で約30億円。県は近く、国に連結許可を申請し、許可を受け次第、事業に着手する。

 料金所は上下線それぞれ1カ所ずつの分離型で24時間運用する。自動料金収受システム(ETC)車載器を搭載した全車種が利用できる。

 協議会には町や県、東日本高速道路、東北地方整備局の代表者ら22人が出席。佐藤英雄町長は「近くの秋保温泉を含めた新たな周遊ルートができ、町中心部の渋滞も緩和できる」と利点を挙げた。県の担当者は「一日も早く使用できるようにしたい」と話した。

 菅生に設置されれば、県内の東北道のスマートICは長者原サービスエリア(SA)と三本木PA(大崎市)、泉PA(仙台市泉区)に続き4カ所目。菅生PAはモーターレースが開かれるスポーツランドSUGOに近く、地域活性化につながると期待される。

2893荷主研究者:2017/07/17(月) 23:14:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170708_12062.html
2017年07月08日土曜日 河北新報
<イオン>東北大雨宮跡地 開業は19年秋

 解体工事が進む東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の跡地に、イオンモール(千葉市)が整備を計画している大型商業施設の概要が7日、明らかになった。建物の着工は2018年6月を予定し、工期は13カ月間。開業は19年秋をめどにしている。

 計画によると、キャンパス跡地約9.3ヘクタールのうち、大型商業施設は約3.5ヘクタール。地上4階の商業棟(延べ床面積約5万平方メートル)と地上6階の駐車場棟(同約3万3000平方メートル)からなる。

 両棟の屋上にも駐車場を整備し、車両は計1638台の駐車が可能となる。車両の出入り口は、市道愛宕上杉通側と市道北六番丁線側の2カ所に設ける。自転車910台収容の駐輪場も整備する。

 イオンモールは3日、環境影響評価(アセスメント)を受けるため仙台市に準備書を提出した。

 同社の担当者は「計画通りに事業が進められるよう尽くしていきたい」と話した。

 雨宮キャンパス跡地は13年10月、イオンモールが約220億円で落札。跡地では現在、東北大が建物の解体工事を進めており、土地の引き渡しは18年2月を予定している。

 土地引き渡し後はイオンの商業施設のほか、仙台厚生病院(青葉区)を運営する一般財団法人厚生会が医療・福祉施設の整備を検討している。

2894荷主研究者:2017/07/17(月) 23:17:11

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=18780
2017/7/8 建設新聞 宮城版
パークタウン第6住区 来春、148ha造成に着手 1965区画整備(三菱地所)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170708sen.jpg

 三菱地所(東北支店・仙台市青葉区)が県に申請している林地開発許可について、6日に県森林審議会森林保全部会が開かれた。同社が申請している「泉パークタウン第6住区開発計画」について審議した。仙台市泉区根白石地区の山林など約148.2haを開発し、宅地1965区画を造成する。同社は来春の着工を予定し、35年中の完成・分譲開始を目指す。

 三菱地所は3月に、林地開発許可申請を県に提出した。すでに仙台市の環境影響評価の手続きや、農地転用許可の手続きを完了している。村井嘉浩知事から林地開発許可についての諮問を受けた県森林審議会森林保全部会は申請内容を審査し、現地視察をした上で同社の開発計画を承認。村井知事に「許可する」と答申する。

 同社の申請によると、開発するのは泉区根白石字針生山5-3ほかの山林・水田など約148.2ha。泉パークタウンのうち、第4住区・寺岡地区および第5住区・紫山地区の西側に位置する。土地215筆のうち、すでに202筆を取得済みだという。

 事業対象区域148.2haのうち、開発に係る森林面積は約87.6ha。宅地は約55.7haを確保、道路用地は約27haを確保する。

 宅地は敷地の東側、南側、西側にゾーニングし、北側は森林を残す。造成工事では高地を切土し、切土した土で谷を埋める。切土量・盛土量とも約650万立方mを見込む。残土はない見込み。

 内水などの防災対策として、敷地南西側に貯水量11万立方mの防災調整池を整備する。主に西側エリアの内水を引き込み、周辺河川に放流する。東側エリアの内水については、第6住区より南東側にある既設の八沢川調整池に引き込む計画だ。

 開発によってため池が消失する。泉土地改良区の水田13.6haのかんがい用水を確保するため、敷地南西側に貯水量2500立方mのため池も整備する。

 公園は西側エリアの円形公園をはじめ、8カ所に計5.2ha分整備する。

 同社の計画では、30年春に造成工事に着手し、35年まで5カ年をかけて造成する。宅地1965区画を整備し、20年程度をかけて分譲していく。

2895荷主研究者:2017/07/17(月) 23:28:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170711_12025.html
2017年07月11日火曜日 河北新報
<CKD>機械製造販売 宮城・大衡に新工場

協定を結んだ梶本社長(中央)ら

 工場向け機械製造販売のCKD(愛知県小牧市)が宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に新工場を建設することになり、10日に県、村と立地協定を結んだ。今年秋ごろ着工、2019年2月完成を目指す。

 敷地面積は約3万6000平方メートル。建物は鉄骨2階(一部3階)建て、延べ床面積約1万4000平方メートル。半導体製造装置に組み込まれる機器などの生産を拡大し、23年度売上高は100億円を目指す。同年の従業員は100人を見込んでおり、多くを地元から採用する方針だという。

 総投資額は約65億円で、東北での工場建設は初めて。主要取引先のトヨタ自動車や東京エレクトロンの関連企業が近くに立地するほか、愛知、三重両県に集中する生産拠点のリスク分散を考慮した。

 県庁であった締結式で梶本一典社長は「東海地域での業務が増えており、なるべく早い時期に新工場を稼働させたい」と話した。村井嘉浩知事は「ものづくり産業の厚みが出てきた。雇用創出に期待したい」と歓迎した。

 同社は1943年設立。17年3月期の売上高は831億7400万円、従業員は約2100人(いずれも単体)。

2896荷主研究者:2017/07/17(月) 23:29:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170712_14035.html
2017年07月12日水曜日 河北新報
<ベガルタ>荒井からJ選手を スクール開校へ

整備が進む荒井東1号公園

 サッカーJ1仙台を運営するベガルタ仙台が9月から、仙台市若林区の荒井東1号公園の運動施設「SPiA(スピア)」でジュニアサッカースクールを開くことが11日、分かった。スピアを運営する一般社団法人荒井タウンマネジメント(TM)などと提携する。

 1号公園は市地下鉄東西線荒井駅の南東約150メートルにあり、スピアは高品質の人工芝や夜間照明、シャワー室を備える。9月1日の1号公園オープンに合わせ、幼稚園の年中から小学生を対象にスクールを始める。

 平日の放課後に練習し、優秀な選手はジュニアチームに採用する。スクール利用料は樹木管理など公園全体の維持費に充てられる。

 ベガルタ仙台は宮城県内12カ所でサッカースクールを運営している。古矢武士育成部長は「人工芝は雨天中止が減る利点がある。荒井駅が近く、子どもたちも通いやすい」と語る。

 荒井TMは3月、運動施設の整備、運営に関する「都市利便増進協定」を市と締結。都市再生特別措置法に基づき、公園内のスポーツ施設を民間団体が運営するのは全国初となる。榊原進事務局長は「荒井育ちのプロサッカー選手が誕生してほしい」と期待する。

 スピアでは正式オープン前の8月20〜22日、スペイン1部リーグの強豪レアル・マドリードのコーチが小学1年から中学1年の男女に指導する「チャレンジキャンプ」も開かれる。

2897荷主研究者:2017/07/26(水) 22:22:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170713_13052.html
2017年07月13日木曜日 河北新報
<南北線開業30周年>仙台と明日も走る

ユアテックスタジアム仙台〔左)の前を通過する仙台市地下鉄南北線の車両。30年間、市民の足として走り続けてきた=10日、八乙女駅―泉中央駅間

 東北初の地下鉄路線の仙台市地下鉄南北線が15日、1987年7月15日の開業から30年を迎える。開業時の八乙女(泉区)-富沢(太白区)間から、92年7月15日には八乙女から泉中央(泉区)へと延伸。泉中央-富沢(14.8キロ、全17駅)を約28分で結んでいる。

 2015年12月開業の市地下鉄東西線と十字型の交通軌道軸を形成。連携効果で、16年度は1日当たり17万4900人(平日、速報値)が南北線に乗車した。

 旧奥州街道に沿った路線は伝統的な都市の骨格を支える。通勤や通学、買い物にも不可欠な市民の足だ。

2898荷主研究者:2017/07/26(水) 22:23:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170713_13054.html
2017年07月13日木曜日 河北新報
<南北線開業30周年>雑学

★最も長いエスカレーター 勾当台公園駅の公園2出口のエスカレーターは27.6メートルと南北線で最も長い。改札階から定禅寺通、勾当台公園市民広場に通じる。

★終点は「五橋」? 行き先が「五橋」となっている車両。緊急時に渡り線を使用する場合に備え、試験的に表示している=富沢車両基地。

★とことこスズメ来月発売 8月19日に発売される「イクスカとことこスズメ」。ソフトボール程度の大きさで、ぜんまいばねを動力に進む。仙台駅と南北線の泉中央、長町南両駅、東西線の八木山動物公園、荒井両駅の計5駅で計1000個限定、900円(税込み)で販売される。

★1日2往復程度で手動運転 南北線は原則、自動運転が行われている。運転士は訓練のため1カ月に1往復以上、営業運転の際に手動運転を実施している。南北線の運転士は約50人おり、1日2往復程度は手動運転を行っている計算だ。

★ややこしや「泉中央」 泉中央駅と同じ読みで、いずみ中央駅(相模鉄道、横浜市)と和泉中央駅(泉北高速鉄道、大阪府和泉市)がある。いずみ中央駅の所在地は「横浜市泉区和泉中央南」とややこしい。

★北仙台-北四番丁間が最速 南北線が最も速くなるのは北仙台-北四番丁間で時速75キロ。ホームを除いて最も速度を抑えているのは、泉中央駅と富沢駅に進入する直前の時速25キロ。終点でのホーム通過を防ぐため。

★仙台駅利用の65%は北へ 仙台駅の利用者は65%が北行き、35%が南行きに乗る(2017年4月平日平均)。最もバランスが取れているのは勾当台公園駅。北行きに51%、南行きに49%が乗車する。

★乗車数上位は仙台、泉中央、勾当台公園 駅別乗車数(2015年度)の上位は仙台(1日3万7876人)、泉中央(2万5102人)、勾当台公園(1万5138人)の順。下位は愛宕橋(2242人)、長町一丁目(3608人)、黒松(3987人)。

★8.5豪雨で長町、長町南両駅がホーム水没 工事中の1986年、「8.5豪雨」でトンネルに雨水が入り込み、標高の低い長町、長町南両駅がホーム階の天井近くまで水没した。信号や通信などの機器が使用不能となり、開業目標が約3カ月延期された。

★宿直は7人が担当 1日当たり7人の運転士が宿直を担当。うち4人が富沢車両基地の仮眠室、3人が泉中央駅の仮眠室に泊まる。宿直は夜遅くの便と早朝の便を担う。備え付けの目覚まし時計を使用しているという。

★「渡り線」3カ所に設置 北行きと南行きのレールをつなぎ、車両が行き来できる「渡り線」が旭ケ丘-台原間や仙台-五橋間、長町南-富沢間に設けられている。東日本大震災直後に実施された「台原折り返し」では旭ケ丘-台原間の渡り線が使われた。

2899荷主研究者:2017/07/26(水) 22:55:16

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/18 建設新聞
仙台市富沢 エム-FACTORY 賃貸・エスパスアヴァンセⅡの新築計画
10F2347㎡ 植木・萩野JVに決まる

 エム―FACTORY(仙台市太白区富沢4の6の35 庄子昌昭代表取締役)は、仙台市太白区富沢に賃貸共同住宅「エスパスアヴァンセⅡ」(仮称)の新築を計画しており、植木組・萩野工務店JVの施工を決めた。

 建設用地は、仙台市営地下鉄南北線富沢駅の北側に位置する仙台市太白区富沢4の402の5ほか地内の1175.18㎡で、既存の賃貸共同住宅「エスパスアヴァンセ」の道路を挟んだ北側隣接地となる。計画によると、ここにRC10F延べ2347.98㎡で建設。内部には賃貸住宅を31戸(3LDK27戸、1LDK4戸)を設ける。

 今後、8月下旬にも着工し、2018年11月下旬の完成を予定している。

 なお、設計はMasaki設計事務所が担当した。

2017/07/18付一面に掲載。

2900荷主研究者:2017/07/26(水) 22:55:51

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/19 建設新聞
仙台徳洲会病院の移転新築へ設計プロポ 用地は仙台市泉区高玉町地内の約3.5万㎡
免震構造10〜11F延べ3.3万㎡見込む

 医療法人・徳洲会の仙台徳洲会病院(宮城県仙台市泉区七北田字駕籠沢15 鈴木隆夫理事長)は、仙台市泉区七北田にある現在の施設が老朽化してきたことから、新たに仙台市泉区高玉町に移転新築を計画しており、大手設計事務所を数社指名し、8月上旬にもプロポーザルにより設計業務を委託する。

 新たな建設用地は、現在、三井住友建設で解体リニューアル工事を進めているアイスリンク仙台やショッピングセンターが入っていた複合施設の東側となる、旧中古車販売店カーチス跡地の仙台市泉区高玉町9地内の敷地約3万5000㎡。

 計画ではここに、免震構造10〜11F延べ約3万3000㎡の病院を建設する。病床数は現在の315床で変わらないが、最上階または別棟には介護老人保健施設などを配置する考えもあり、施設としては500床規模となる計画だ。敷地近くを通る高圧電線や、前面道路で交通渋滞が発生しやすいため緊急車両の搬送経路などの課題はあるものの、設計段階でこれらをクリアにする配置を検討していく。

 今後、設計業務は約1年間の履行期限を設け、2018年夏から秋にかけて施工者を選定し、着工。工事期間は約2年間を見込み、20年10月頃の完成を目指している。

 なお、現在の病院施設はRC7F延べ1万4368㎡の規模で1986年に開設。施工は熊谷組が担当した。

※現在の仙台徳洲会病院(泉区七北田)
2017/07/19付一面に掲載

2901荷主研究者:2017/08/06(日) 22:27:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170721_12042.html
2017年07月21日金曜日 河北新報
仙台にソフト開発拠点 サイエンティア

 人材マネジメントシステム開発のサイエンティア(仙台市)は20日、ソフトウエア開発などの日進(東京)と合併し、仙台市青葉区本町2丁目に新会社のソフト開発などの拠点となる「仙台開発センター」を開設したと発表した。

 合併後の社名は日進サイエンティア。資本金は2000万円。従業員は約570人で、東京と仙台の2本社制。仙台開発センターには最大90人のエンジニアが勤務し、ソフト開発などを行う。同センターは中国・大連とベトナム・ハノイにある同社関連の拠点と連携する戦略拠点に位置付けられている。

 日進サイエンティアの担当者は「行政からの支援に加え、仙台は若者の人口比率が高く、優秀なIT人材が確保できる」と開設理由を説明した。

 サイエンティアは1981年設立。主に人事管理システムなどのソフト開発を手掛けてきた。日進は2008年設立で、ソフト開発のほか、エンジニアの派遣業務を展開している。宮城県や仙台市はIT企業の誘致を目指して助成金などの支援をしており、IT企業の進出が相次いでいる。

2902荷主研究者:2017/08/06(日) 22:28:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170721_13011.html
2017年07月21日金曜日 河北新報
被災地から新たな作家を「仙台短編文学賞」創設

 東日本大震災の被災地から新たな作家の発掘と育成を図ろうと、仙台市の出版社の荒蝦夷(あらえみし)、プレスアートと河北新報社でつくる実行委員会は「仙台短編文学賞」を創設した。仙台、宮城、東北と何らかの関連がある短編をジャンル不問で全国から公募する。実行委が20日、宮城県庁で記者会見し募集要項を発表した。

 実行委代表を務める土方正志・荒蝦夷代表(54)は「テーマを震災に限定するつもりはないが、結果的に震災をどう理解するかヒントになるような作品が集まってくれればいい」と語った。

 初回の選考委員は仙台市出身・在住の作家佐伯一麦さん。第2回以降も毎回異なる1人の東北在住の作家が担う。

 対象は日本語で書かれた未発表の自作小説。400字詰め原稿用紙25〜35枚程度。募集期間は8月1日〜12月15日。選考結果の発表は2018年3月の予定。

 大賞受賞作はプレスアートの隔月刊誌「Kappo」と河北新報、集英社の月刊誌「小説すばる」に掲載されるほか、副賞として賞金10万円を贈る。

 賞創設について実行委事務局の川元茂プレスアート取締役編集部部長(50)は「新しい文学の言葉を持った方々に表現の枠組みを与えるのは地域の活字メディアの使命だ」と強調した。

 応募方法などの問い合わせ先はプレスアート内の実行委事務局022(266)0912。

2903荷主研究者:2017/08/06(日) 22:30:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170715_13022.html
2017年07月15日土曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>夢の痕跡 ホームに残る

未使用部分が目立つ南北線のホーム。6両編成への拡張のめどは立っていない=泉中央駅

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(1)延伸

<50メートルの「無駄」>
 南北線の全17駅のホームは長さが130メートルある。これに対し列車は全国の地下鉄で最短レベル、4両編成の83.5メートルにすぎない。差し引き約50メートルの「無駄」は、6両への拡張を想定したさまざまな夢の痕跡だ。

 市交通計画委員会が1972年に公表した「高速鉄道網」。総延長45キロの構想に含まれた7.9キロの「名取線」は、現在の太白区長町南から同区柳生を経て名取市名取が丘につながるルートが描かれた。

 一方、宮城県も同年策定の長期総合計画に「南北線を含む古川-岩沼間の高速鉄道」を盛り込んだ。国道4号沿いの古川市(現大崎市)、大和町、泉市(現仙台市泉区)、仙台市、岩沼市を結ぶ新線計画で、「このうち仙台を中心とした約13キロは地下鉄南北線として建設する」と明記した。

<市県の間に溝>
 南北線のホームは、これらの計画が織り込まれた証しにほかならない。しかし延伸は、92年の泉中央-八乙女の仙台市域内にとどまった。片や2015年には市の東西をつなぐ2本目の地下鉄東西線が開業した。

 市と県が夢見た南北延伸はなぜ実現しなかったのか。旧泉、仙台の両市議も務めた小野隆・元県議は「少子化で需要増が見込めなくなったことや、経済成長の鈍化による財政事情悪化などの要因もあるが、市と県が協力関係を築けなかったことが大きいのではないか」と指摘する。

 90年代に一時、仙台空港への南北線延伸が検討された。積極姿勢だった市に対し、県は計画の容易さなどからJR東北線名取駅から分岐させる案を選択。県が主要株主の第三セクターとJRが運営する「仙台空港アクセス線」として07年に開通した。この間、市と県は互いの主張にこだわり、関係がぎくしゃくした。

<新構想が浮上>
 空港への延伸と入れ替わるように、市は東西線建設にかじを切った。市交通計画委が高速鉄道網を検討した当時の委員だった大内秀明東北大名誉教授は「相互乗り入れができない東西線より、南北線延伸の方が費用対効果が高かったはずだ」と悔やむ。

 ここに来て南北線延伸が再び注目されている。仙台市の北隣の富谷市では、若生裕俊市長が市内と泉中央駅を結ぶ新交通システム構想を進める。市が委託したコンサルタントは6月、「地下鉄方式が優位」と報告した。16年7月には、南隣の名取市長選で南北線の南進を公約した山田司郎氏が初当選した。

 「市域外への延伸には相当な制約がある」と否定的だった奥山恵美子仙台市長は8月で退任する。南北線のホームが長すぎるかどうかの判断は、新市長に委ねられる。(20.21面に関連記事)=次回から3面に掲載

[仙台市地下鉄南北線]1987年7月15日に八乙女(泉区)-富沢(太白区)間の13.6キロが開業。92年7月に八乙女-泉中央(泉区)の1.2キロが完成し、全線開業した。建設費約2400億円。開業初年度の需要予測は1日当たり22万5000人だったが、2016年度は17万4900人(平日、速報値)にとどまる。02年度を見込んでいた単年度収支の黒字化は08年度にずれ込んだ。

2904荷主研究者:2017/08/06(日) 22:31:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170716_11013.html
2017年07月16日日曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>非沿線の郊外 衰退進む

太白山(写真左奥)を望む茂庭台の住宅地。駐車場周辺(右手前)がモノレール駅予定地とされた

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(2)幻像

<3回目の失望>
 2015年12月、仙台市で2路線目の地下鉄東西線の開業を、太白区茂庭台の住民らは複雑な気持ちで受け止めた。西の起点の八木山動物公園駅からさらに西へ約5キロ。延伸はかなわず、駅は設置されなかった。

 鉄道の乗り入れが悲願だった住民の願いが失望に終わったのは、これで実に3回目だ。

 最初は「茂庭線」。市交通計画委員会が1972年公表した「高速鉄道網」で現在の太白区長町南から茂庭に至る全長8.8キロの路線が計画されたが、立ち消えになった。

 80年代半ばに浮上した「モノレール南西線」は基本調査も行われ、実現へと近づいた。JR仙石線が青葉区の西公園まで延び、さらに西公園と茂庭台を結ぶモノレールに接続させる構想に、地域は沸いた。

 モノレールの完成を見越し、茂庭台には多くの人々が移住した。茂庭台小は85年の開校当初に約250人だった児童数が1000人を突破。第2小学校の用地も確保された。

<「駅があれば」>
 市は91年、収支の見通しが立たないとしてモノレール計画を撤回した。怒号が飛び交った住民説明会は今も語りぐさだ。

 茂庭台学区町内会連合会の山口強会長(70)は「私たちが生きているうちは無理でも、東西線を茂庭台まで延ばせないか」と諦めきれない。駅前として想定された中央地区は現在、駐車場やゲートボール場になっている。

 茂庭台は市の事業で造成された。周辺開発で団地は拡大するはずだったが、現実は異なった。「子どもが出て行き、高齢夫婦の世帯ばかり。駅があれば違っただろう」。山口さんは嘆く。

<地価 格差表す>
 都市機能が地下鉄沿線に集約され、その結果は地価に如実に現れる。今年1月1日現在の基準地1平方メートル当たりで比較すると、茂庭台の4万3000円に対し南北線沿線の泉区泉中央は15万6000円、太白区長町は14万4000円と格段に高い。

 東西線沿線に至っては、薬師堂駅そばの若林区白萩町が今年3月の地価公示で全国トップの住宅地上昇率を記録した。白萩町内会の野沢徳行会長(80)は「子の世代は郊外に家を建てて出て行ったが、孫の世代が戻ってきている」と喜ぶ。

 郊外とは対照的に、地下鉄沿線は世代の新陳代謝が進んでいる。不動産鑑定士の西山敦氏(若林区)は「沿線は今後も投資が続くだろうが、郊外はこのままではゴーストタウンになりかねない」と指摘する。

2905荷主研究者:2017/08/06(日) 22:31:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170717_11006.html
2017年07月17日月曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>沿線開発遅れ 足かせに

仙台市が副都心計画を進めた南北線長町駅周辺。高層オフィスビル群を想定していたが、マンションと郊外型の大型店が目立つ

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(3)誤算

<市立大を断念>
 「市立大構想は総合的に判断して、困難であるとの結論に達した」

 1996年2月、藤井黎仙台市長(当時)は市議会定例会で、前市政からの懸案だった市立大設立構想を断念する意向を示した。大学設置を抑制したい国の認可を得る見通しが立たないことなどが理由だった。

 市は当時、市立大と、後に地下鉄東西線となる東西交通軸の2大構想を抱えていたが、停滞していた東西線の整備にかじを切った。2年後、市は東西線のルートを発表した。

 市立大構想は石井亨市長時代の92年に浮上。地下鉄南北線泉中央駅の西約1キロの農地(泉区、現仙台商高校地)をキャンパス用地に充て、仙台国際センター(青葉区)北側にあった仙台商高を付属高にして移転させる計画だった。

 「地下鉄事業は沿線に街ができるまで30年、本当に効果が出るのは50年後と時間がかかる。交通計画からみれば、早い段階で大学設立などの公共投資をすべきだった」。徳永幸之宮城大教授(交通計画)は、市立大のカードを捨てた選択を疑問視する。

<一極集中進む>
 市は南北線の沿線開発の目玉として、北の泉中央と南の長町(太白区)に副都心の建設を進めた。仙台駅周辺など市中心部に集中しがちな都市機能を南北に分散し、昼間人口を吸引する狙いだった。

 現状は誤算に近い。2016年度の駅利用者数で泉中央は全17駅中、仙台に次ぐ2位だが、長町は9位。4位の長町南を含め市南部は居住地域の側面が強く、都市機能形成は不十分だ。15年に地下鉄東西線が開業したことで、地下鉄2路線が交わる仙台駅周辺への一極集中がさらに加速した。

 巨額の初期投資が必要な地下鉄事業は、赤字に苦しみながら沿線開発を続けなければならないジレンマを抱える。

 南北、東西両線の建設費は計4700億円で、累積赤字は15年度末で計870億円に上る。地下鉄を運営する自治体の中で人口が最少の仙台市は、全国の地下鉄で最も高い15キロ当たり360円の運賃を引き下げる余裕はない。

<誘導策が必要>
 東西線について、市は一部沿線での大規模集客施設建設に補助金を設定しているが、実績は1件のみ。「大規模集客」という高いハードルが進出に二の足を踏ませている。

 問われているのは沿線開発への本気度だ。仙台市のNPO法人「都市デザインワークス」の榊原進代表理事は「市は駅周辺の古い住宅地を商業地に造り替えるきめ細かな誘導策を打ち出してほしい」と訴える。

2906荷主研究者:2017/08/06(日) 22:32:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170719_11011.html
2017年07月19日水曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>高い安全性 潜む危うさ

震災でコンクリートがはがれ落ち、鉄筋の一部がむき出しになった地下鉄南北線の橋脚=2011年3月25日、仙台市泉区

 仙台市地下鉄南北線は15日、開業から30年を迎えた。東北で最初の地下鉄は延べ17億人の足となった。23日投開票の市長選で争点となっているまちづくり政策は、南北線を抜きに語ることはできない。仙台の大動脈の起伏と新市長の宿題を探る。(仙台市長選取材班)

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(4)防災

<3日後に再開>
 車両は、仙台市地下鉄南北線の長町南駅から隣の長町駅に向かっていた。2011年3月11日。時刻は午後2時46分になろうとしていた。

 強烈な揺れ。運転士の峯田陽平さん(38)は反射的に非常ブレーキをかけた。トンネルはグニャリとうねり、壁面にひびが入った瞬間を目撃した。「つり革や手すりにつかまってお待ちください」。必死で車内放送を繰り返した。

 その後、駅員らとともに乗客約50人を長町南駅に誘導した。東日本大震災の発生時、峯田さんの車両を含め2編成が駅間を走行中だった。幸い脱線を免れ、人的被害はなかった。

 南北線は台原-富沢間が震災から3日後に再開したが、地上区間の泉中央-黒松間は高架被害が大きく、台原以北の再開は4月下旬と遅れた。地下の強みを示した形となった。

<直下型を警戒>
 大震災を乗り越えた今、交通局が最も警戒するのは長町-利府線断層帯の活動による直下型地震だ。地下鉄南北、東西両線は若林区内で断層帯と交差する。

 南北線愛宕橋-河原町間の若林区石名坂付近は、箱形トンネルの高さと幅を通常より約50センチ大きく設計。上下線の間は柱でなく壁にして強化した。東西線宮城野通-連坊間も、円形トンネルの直径が他の区間に比べ約50センチ大きい。

 南北線建設時から携わる森研一郎交通局理事は「被災した場合でも復旧の可能性を高めるのが狙い」と説明する。トンネルが壊れても、ずれが50センチ以内なら、車両が通るスペースを確保できるという。

 交通局には危機管理で苦い記憶がある。2006年に南北線富沢駅近くの引き込み線で起きた脱線事故では148本が運休し、ダイヤが終日乱れた。運転士の信号無視が原因だった。

 事故を教訓に、ヒューマンエラーがあっても自動的に回復するようシステムを改修。荒井車両基地には研修ブースを設け、脱線事故の検証資料を展示した。高橋篤鉄道管理部長は「地下鉄は改善を繰り返す経験工学。過去の事故を教訓に、安全性を高めなければならない」と強調する。

<防空壕も想定>
 交通局は5月、自然災害や大規模テロなどに備えた全国瞬時警報システム(Jアラート)の作動時、地下鉄全線で運行を止める運用を始めた。弾道ミサイル攻撃への対応で、地下鉄施設を防空壕(ごう)のように使うことも想定する。

 トンネルが崩落すれば、多くの人命が失われかねない。「もろ刃の剣」を安全へと導く取り組みは尽きない。

2907荷主研究者:2017/08/06(日) 22:32:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170720_11011.html
2017年07月20日木曜日 河北新報
<地下鉄と市長選>まちづくり「脱東京」で

柳井雅也(やない・まさや)仙台市生まれ。福島大経済学部卒、法政大大学院博士課程中退。富山大経済学部教授などを経て、2005年から東北学院大教養学部地域構想学科教授。市復興推進協議会と市中小企業活性化会議の会長を務める。59歳。

 開業30年を迎えた仙台市地下鉄南北線は沿線の都市化を進めたが、沿線外の郊外は衰退も目立ち、ゆがみが顕在化している。東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)に、南北線とまちづくりの関係を聞いた。

◎開業30年 光と影/仙台市地下鉄南北線(5完)東北学院大柳井雅也教授

<再配置の好機>
 -南北線開業後の30年で仙台はどう変わったか。
 「30年で親世代から子世代に入れ替わる。この間に郊外団地は空き家の問題が深刻化した。更新投資がなされず、高齢化が著しい。地域に多世代で住むのが理想だが世代交代は進まず、若いころに家を買った世代が、そのまま老いた」

 「駅周辺に福祉施設や商業施設、住宅を集約すべきだ。郊外の古い空き家は更地にして公園にすれば、周辺の不動産価値も上がる」

 -開業20年後の乗客数予測は1日33万人だったが、30年目の昨年度は18万人に満たない。
 「(予測した)経済が右肩上がりの時代には、身の丈に合った議論が全くできていなかった。無駄なホームは過剰仕様の象徴。需要を大きく見せかけるのではなく、この程度の数字だがやらせてくれと、市民を説得すべきだった」

 -市の都市政策は適切か。
 「外縁的拡大と副都心づくりに注力したことで既存の街や宅地の更新、再配置が後手になった。地下鉄東西線開業は集約化を図る好機。市の政策が試される」

<魅力ある街を>
 -沿線の将来展望は。
 「近い将来、東京資本の支社やテナントが一気に撤退する可能性がある。そうなればオフィス街や商店街は2〜3年でさびれる。既にモザイク状に買い物難民が生まれている。若者に地元での就職・起業をしてもらう環境を整えたい」

 「新幹線が高速化し、高速道路網も整備され、東京は日帰り圏になった。首都圏に組み込まれたとも言える。東京依存は深刻だ。JR仙台駅周辺は東京資本のおしゃれな店が集まり、仙台らしさの乏しい『ミニ東京』だ」

 -今後、まちづくりをどう進めるべきか。
 「『脱東京』がキーワードだ。仙台の成長を支えた支店経済が、今は不安定化の要因になった。東京だけを見ていればいい時代は終わった。地場企業も変わる必要がある。国際感覚にあふれた魅力のある街を望む」

2908荷主研究者:2017/08/06(日) 23:01:53

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/07/25 建設新聞
東新住販東北支店・仙台市上杉 既存建物を区分所有権化して分譲
東北初の取組み、建物丸ごとリノベーション

 東新住販東北支店(仙台市青葉区一番町3の1の1 田中賢一執行役員支店長)は、仙台市青葉区上杉で、既存建物を丸ごとリノベーションおよび区分所有権化した上で、分譲マンションとして販売する東北初の事業に着手する。

 同社が6月上旬に取得した施設は、仙台市青葉区上杉6の15の1ほか地内の閑静な高級住宅地の一角に建つ旧大手酒類メーカーの社宅2棟で、宮城教育大学附属中学校の南側に位置するところ。

 既存施設はA棟が敷地面積987.65㎡に建つRC7F延べ1393.56㎡、B棟が敷地面積995.15㎡に建つRC8F延べ1592.64㎡で、それぞれ戸数は3LDK+納戸の13戸と15戸の合計28戸となっている。竣工はいずれも1997年5月。A棟には集会室、B棟には倉庫の共用施設が併設され、それぞれ全戸分のトランクルームと平置駐車場も備わっている。また、全戸が専有面積89.41㎡と、他の新築マンション同タイプの標準専有面積と比較し、ゆとりのあるスペースを持っているのが特徴だ。

 今回の取組みについて田中支店長は「新耐震基準で建設され、外壁等の外回りも堅固で、また、デューデリジェンスもきちんと行われている事を確認している。販売にあたっては現状に近い住戸とスケルトン状態にした住戸を用意し、ユーザーの好みに合わせたリノベーションに対応する考え」であるとし、「仮に同じ場所で同様の建物を新築した場合には、専有面積も大きいので販売価格はグロスで6〜7000万円が想定されるが、今回のリノベーションマンションでは3000万後半から4000万円台半ばあたりで購入していただけそうだ」と話している。

 建築費の高止まりに伴う新築分譲マンションの販売価格上昇は全国的な傾向で、首都圏では今回のような社宅や賃貸マンションの1棟丸ごとを区分所有権化およびリノベーションし、比較的安価な価格で販売する手法は頻繁に用いられている。仙台でも“中心部のマンションは一般的なサラリーマンの年収ではローンが組めない”ところまで販売価格が上昇しいると言われており、今回の取組みは大きな反響を呼びそうだ。

※リノベーション対象となるA・B棟。

2017/07/25付一面に掲載。

2909荷主研究者:2017/08/14(月) 16:12:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170728_12007.html
2017年07月28日金曜日 河北新報
<トヨタ東>設立5年 部品の現地調達化着々 地元参入ハードルなお高く

生産性の向上を進め、コンパクト車を組み立てるトヨタ東日本の製造ライン=宮城大衡工場

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は7月、発足から5年となった。コンパクト車の製造を担うグループ第三の拠点に位置付けられ、周辺には関連企業の進出が相次ぎ、部品の現地調達化は着実に進む。一方、地元企業参入のハードルは依然高く、東北でのサプライチェーン構築に向けた模索が続く。

 2011年12月に発売した小型ハイブリッド車「アクア」は12〜15年度、国内販売台数で首位に立った。小型ミニバン「シエンタ」、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C-HR」の販売も好調で、生産台数は年間50万台以上を維持。トヨタが国内向けに生産する年150万台のうち、3分の1を手掛ける。

 トヨタ自動車東日本によると、部品供給を受ける東北の1次、2次メーカーの生産拠点はこの5年間で4割増え、約140になった。東北経済産業局自動車産業室は「売れる車を造り続けていることが大きい。産業の厚みは着実に増している」と分析する。

 ただ、1次、2次に位置する地元企業は一部に限られる。同社発足前の12年4月に開いたアクアの部品展示会には約440社が参加したが、1次取引先になる企業は見つからず「方針を転換した」(同社幹部)。中部地方などの実績がある企業の進出を促し、地元企業の活用を働き掛けた。

 有力部品メーカーの小島プレス工業(愛知県豊田市)は東北に工場を設けず、パートナーとなる地元企業を発掘。技術力向上に協力し、参入を支援した。現在、ハイブリッド車用の電池ケースを製造する東北電子工業(石巻市)やプレス部品の登米精巧(登米市)などと取引する。

 小島プレス工業秘書室は「地場の企業が自動車産業の技術力を身に付けて発展すれば、地域にとってメリットが大きい」と語る。

 一方、東北の製造業者や自治体には新たな危機感も生まれている。

 産学連携組織「みやぎ自動車産業振興協議会」の幹部は5月の総会で「5年間でサプライチェーンの構築が進み、地元企業の参入はさらに厳しくなっている」と指摘した。

 みやぎ産業振興機構(仙台市)の担当者は「地域の核となる企業を育ててサプライチェーンの上流を目指してもらい、参入のチャンスを広げたい」と地元企業の底上げに期待する。

[トヨタ自動車東日本] トヨタ自動車子会社の関東自動車工業、セントラル自動車、トヨタ自動車東北が2012年7月に合併し誕生。完成車製造の宮城大衡(宮城県大衡村)、岩手(岩手県金ケ崎町)、東富士(静岡県裾野市)、エンジンなどの宮城大和(宮城県大和町)の4工場などの拠点を持つ。岩手はアクアとC-HR、宮城大衡はシエンタやカローラアクシオなどを生産。正社員数は約7500人。

2910荷主研究者:2017/08/14(月) 16:17:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170729_12042.html
2017年07月29日土曜日 河北新報
<イオン卸町>来年9月開業 子育て世代や女性照準に80店、保育所も

 イオングループの事業会社、イオンリテール(千葉市)が仙台市若林区卸町1丁目に整備する大型商業施設の開業時期について、来年9月を計画していることが28日、分かった。8月下旬に着工し、工期は約1年の予定。

 関係者によると、施設名は「イオンスタイル仙台卸町」(仮称)。鉄骨6階で延べ床面積は約4万6500平方メートル。1〜3階が店舗エリア、4〜5階と屋上は駐車スペースとなる。

 イオンスタイルは、30〜40代の子育て世代の女性をターゲットにして、主に食と雑貨、子ども用品の専門店で構成している。同店の新設は東北で初めて。

 1階は食のエリアとし、約600席の巨大フードコートを設ける。2階は雑貨、美容品関係、3階は子ども向け商品エリアになる。イオンのほか、テナント約80店が入る。施設内には保育所を設置する。

 立地場所は仙台市地下鉄東西線の卸町駅付近にあり、業務用酒類卸業カネサ藤原屋(仙台市)の旧本部営業センターなどの跡地。

 イオンリテールが運営する大型スーパーの仙台市内での新設は、2003年に開店した宮城野区のイオン仙台幸町店以来。イオングループは青葉区の旧東北大雨宮キャンパス跡地に19年秋、大型商業施設の出店を計画している。

2911荷主研究者:2017/08/14(月) 16:22:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437529
2017/7/31 05:00 日刊工業新聞
仙台バス、あすから「臨空循環バス」を正式運行

 仙台バス(宮城県岩沼市)は8月1日から「臨空循環バス」を一般乗合旅客自動車運送事業として正式に運行を始める。宮城県内で循環バスは岩沼駅東口(岩沼市)から館腰東口駅(名取市)、臨空工業団地(岩沼市)、仙台国際空港(名取市)を結ぶ。運行本数は午前12便、午後12便。運賃は一律で大人300円、子ども150円。同バスは2016年8月から1年間試験運行してきた。

(2017/7/31 05:00)

2912荷主研究者:2017/08/14(月) 16:33:17

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170802_13059.html
2017年08月02日水曜日 河北新報
起業・工芸 若い芽育て 仙台・片平の老朽ビルをリニューアル

オープニングイベントの「イチとニ市」

 仙台市青葉区片平1丁目のビルが若手起業家や工芸家の拠点として生まれ変わり、1日にオープンした。青葉通に面した絶好の立地を生かし、ワークショップや展示会などが開かれる予定。改装を手掛け、運営する業者は「仙台の中心部で新たなクラフトやビジネスを創造する場にしたい」と意気込む。

 ビルは4階建てで青葉通沿いにあり、かつてはドラッグストアのダルマ薬局の本社があった。市地下鉄東西線大町西公園駅に近く便利な立地だが、完成から30年以上たって老朽化していた。青葉区のデザイン会社「ブライト」がビルを借り受け改装した。日本政策金融公庫などから起業支援の融資も受けた。

 ビルの愛称は「1to2(いちとに)ビル」。「ともに1歩、2歩を踏み出そう」という思いを込めた。

 3、4階はイベントスペースとなり、創業を目指す若者らによるシェアオフィスや、工芸作品の展示会場などに利用される。1階はコーヒーやマフィンを販売するカフェ、2階は陶磁器や衣料品を扱う雑貨店が入り、営業を始めている。

 オープンを記念した「イチとニ市」が2日までイベントスペースで開かれ、手作りのアクセサリーや食器などを販売する15業者が参加。ドライフラワーを売った山形市の菊地透さん(33)は「作り手同士で交流でき、いい刺激になる」と喜んだ。

 ブライトの荒川敬社長(32)は「多様な業種の人が集まり、さまざまなアイデアを出し合う場にしたい。ここを拠点にして仙台を盛り上げたい」と話した。

2913荷主研究者:2017/08/14(月) 16:33:53

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=18901
2017/8/2 日刊建設新聞 宮城版
積水ハウスに売却決定 仙台市あすと長町1.6ha(鉄道運輸機構)

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は1日、公開競争入札を開札し、仙台市あすと長町約1.6haの売却先を積水ハウス(本社・大阪市北区)に決定した。最低売却価格は13億0219万円で、10日以内に契約を結ぶ。敷地は造成済みで建築工事は今後、同社スケジュールで進められる。

 物件名は、長町駅38街区。場所は太白区あすと長町3-1-2。仙台空港アクセス線の太子堂駅付近で、東日本大震災後は市内最大の応急仮設住宅団地として活用されていた。更地に復旧済みのため、同街区での建築工事は、同社の事業スケジュールで進められる。

 同社は、仙台市の公募型復興公営住宅整備事業者として同駅近くに67戸を整備している。

 街区概要は、近隣商業地域で建ぺい率は80%、容積率は300%。地区計画では商業・業務施設の立地を図る地区に設定されている。仙台市は3月、同街区に大規模建築物以外も建設できるよう、地区計画で敷地面積の最低限度を2000平方mから165平方mに緩和した。

 あすと長町地区は、仙台市が仙台都市圏南部の副都心に位置付け、貨物ヤード跡地などを区画整理事業で開発。保留地は売却済みで、同機構と隣接する都市再生機構(UR)の土地で全街区が売却済みとなる。URは上期にも対象地約0.7haの土地譲渡先を公募する見通し。

2914荷主研究者:2017/08/14(月) 16:39:48

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170805-00010002-norimono-bus_all
2017年8/5(土)11:10配信
JR夜行バス新路線「金沢〜仙台線」、なぜそこに目を付けた? グループ2社参入の理由とは

「百万石ドリーム政宗号」に使用される3列完全独立の「グランドリーム」車両。運行にあたりジェイアールバス東北も同様の車両を導入した(画像:西日本ジェイアールバス)。

出足好調 「これだけお客様がいたのか!」

 金沢と仙台を結ぶJRの新しい夜行高速バス「百万石ドリーム政宗号」が、2017年7月28日(金)から運行を開始しました。西日本ジェイアールバス(大阪市此花区)とジェイアールバス東北(仙台市)が初めて共同運行するものです。おもに木〜日曜と祝日、祝前日、繁忙日に運行され、途中、富山駅に停車して関東を経由せずに金沢駅〜仙台駅間を9時間10分で結びます。普通運賃(大人片道)は金沢駅〜仙台駅間が9500〜9900円です。

【写真】「百万石ドリーム政宗号」のシート

 西日本ジェイアールバスでは、ほかの事業者と共同運行する夜行バスで、東京、名古屋、大阪を発着しない路線は初めてだといいます。確かに地方都市どうしである金沢と仙台の結びつきは、決して太いものとはいえないでしょう。実際、2016年に金沢を訪れた観光客の割合は関東からが46.5パーセントに対し、東北は4.4パーセントとする金沢市経済局の資料もあります。

 どのような経緯で路線開設に至ったのでしょうか。同社に聞きました。

――金沢〜仙台間の夜行高速バスをなぜ開設したのでしょうか?

 観光面で利便性が高く、ビジネスでも一定の需要があると考えています。北陸と東北の二大都市を結ぶため、外国から観光に来られるお客様の周遊ルートとしても有効に機能すると考えています。2017年はJRバスグループにとって創立30周年の節目であり、新たな価値や利便性を生み出す観点から今回、初めてジェイアールバス東北さんと共同運行で新路線を開設することとなりました。

――利用状況はいかがでしょうか?

 運行初日の7月28日(金)は、仙台行きは全28席が満席、金沢行きは25席が埋まりました。通常、新規路線は年月をかけてお客様を増やしていくもので、この好調ぶりは「これだけお客様がいらっしゃったのか!」と驚くほどでした。8月いっぱいは夏休みということもあり毎日運行し、需要が続けば通年に拡大していくかもしれません。

「すごく遠いと思っていた」両都市、北陸新幹線開通で変化?
――両都市間には、利用者からどのような声があったのでしょうか?

 金沢〜仙台間は新幹線だと大宮駅(さいたま市)で乗り換えが必要で、小松空港と仙台空港を結ぶ飛行機は値段が高いといった声があります。両都市をリーズナブルな値段でダイレクトに結び、時間を有効に使える夜行バスの強味を活かせると思っています。

※ ※ ※

 一方、新幹線でも2016年11月に、団体専用のツアー商品としてではあるものの、大宮駅を経由して仙台〜金沢間を直通する列車が走っており、2017年9月と10月にも運行が予定されています。JR東日本北陸営業センターによると、「2015年の北陸新幹線開業後、東北から金沢へ訪れるお客様が増えていることに着目したもので、直通の新幹線を走らせることで『近くなった』とアピールする狙いがあります」といいます。

「古都金沢は東北から見ると魅力的な観光地である一方、『すごく遠いと思っていた』という声があります。それは金沢から東北を見た場合も同様です」(JR東日本北陸営業センター)

 このことから、10月の運行では対金沢だけでなく、金沢の人に向けた仙台までの往復直通列車も運行し、「お互いの地域を全く訪れなかった方にアプローチしていきたいと考えています」といいます。なお、2016年11月に行われた仙台発のツアーには790人が参加したそうです。

 先述した金沢市経済局の資料によると、金沢への観光客はやはり関東、中部、関西の人が大半を占めますが、北陸新幹線開通後の2015年には関東の割合が34.4パーセントから49.2パーセントへ、東北からの観光客も3.6パーセントから4.3パーセントへと増加しています。2016年は、先述のとおり関東の割合は46.5パーセントで、前年から2.7ポイント減りましたが、東北は4.4パーセントと0.1ポイント上昇しており、今後、金沢と東北との交流がさらに活発化していくかもしれません。

乗りものニュース編集部

2915荷主研究者:2017/08/14(月) 16:51:03

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00437880
2017/8/2 05:00 日刊工業新聞
東北大、起業家を育成 中小機構やアクセラレーターと連携

 東北大学は中小企業基盤整備機構や起業支援・育成のアクセラレーターと連携した起業家育成を今秋に始める。起業家育成のノウハウを持つ外部のアクセラレーターを学内にまで呼び込み、学生や若手研究者に創業から事業の成長まで含めた実践的な起業家教育を行う。学内インキュベーション施設に入居する約20社の経営者や、同大ベンチャーキャピタル(VC)の助言と交流を組み合わせ、東北大学ならではの起業家育成の体制を構築する。

 「アクセラレーションプログラム」とは一般的に、起業アイデアを持つ若手人材に対し、ビジネス知識の提供や指導のほか、ビジネスアイデアコンテストの実施や入賞案件に対する資金支援などを行う。これを手がける組織がアクセラレーターで、先進の米国を参考に日本でも急増している。日本IBMや富士通、ソフトバンクなどの「コーポレートアクセラレーター」や、大企業の協賛を集める専門企業のアクセラレーターなどがある。

 東北大は地域の新事業創出を掲げ、同大VCの「東北大学ベンチャーパートナーズ」や、起業前の試作・共同研究の事業化支援策を持つ。

 このほど文部科学省の新事業「次世代アントレプレナー育成事業」(EDGE―NEXT)にも採択され、学生や研究者に起業へ目を向けさせる活動を本格化する。

 これまで東北大では起業の候補者にとって、技術アイデアをビジネス化する実践力を身に付ける部分が欠けている場合が多かった。アクセラレーターのほか、ファンド出資やインキュベーションの経験豊富な中小機構と連携し起業家を育てていく。

(2017/8/2 05:00)

2917荷主研究者:2017/08/27(日) 21:51:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170809_12027.html
2017年08月09日水曜日 河北新報
<サーバーワークス>クラウド事業で仙台に新拠点 市役所で立地表明

立地表明式で握手する大石社長(左)と奥山市長

 クラウドサービス関連企業のサーバーワークス(東京)は10月、仙台市青葉区に事業拠点を新設することを決めた。8日、市役所で立地表明式があった。

 大石良社長が奥山恵美子市長に立地表明書を提出した。事業拠点は東京、大阪市、福岡市に次いで4カ所目。開設時にエンジニア15人を現地採用し、3年後に50人規模を目指す。大石社長は「災害に備えて全国に拠点を分散させる必要がある」と述べた。

 クラウドはデータやソフトウエアを外部コンピューターに蓄積し、インターネットを通じて複数の利用者で共有する仕組み。同社は米IT大手アマゾン・コムの法人向けクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス」の導入と運用の支援を主力事業とする。

2918荷主研究者:2017/09/09(土) 19:13:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170810_12042.html
2017年08月10日木曜日 河北新報
鶏卵加工大手が宮城・多賀城の復興団地に進出

立地協定書を交わす米山社長(左)と菊地健次郎市長

 鶏卵生産加工大手のホクリョウ(札幌市)が宮城県多賀城市八幡一本柳の工業団地「さんみらい多賀城・復興団地」への進出を決め、同市と9日、立地協定を結んだ。同団地への進出企業と市の協定締結は11件目。10.2ヘクタールの団地面積のうち92%の立地が決まった。

 ホクリョウは年商156億円。北海道で250万羽、岩手で100万羽を飼育している。復興団地のうち1ヘクタールの敷地に生卵と温泉卵のパック詰め工場を建設する。来春の着工を目指し、パートなど20人の地元雇用を予定する。

 市役所であった締結式で米山大介社長は「道内のシェアは50%ほどあり、道外に成長を求めた。復興にも協力していきたい」と述べた。

2919荷主研究者:2017/09/09(土) 19:14:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170811_12026.html
2017年08月11日金曜日 河北新報
<宮城交通>運賃10月上げ 路線バス初乗り150円に

 国土交通省は10日、宮城交通(仙台市)とミヤコーバス(同)が申請していた路線バスの運賃引き上げを認可した。両社は10月1日に運賃改定を実施し、初乗りを130円から150円に値上げする。

 両社は2月、利用者減少などを理由に1キロ当たりの基準賃率を42円48銭から46円30銭に引き上げ申請。認可された引き上げ額は宮城交通が45円70銭、ミヤコーバスは申請通りだった。

 宮城交通の担当者は「利用客には負担を掛けるが、理解していただきたい。路線バスの継続とサービスの向上に努める」と話した。

2920荷主研究者:2017/09/14(木) 23:41:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00440879
2017/8/28 05:00 日刊工業新聞
東北大など、仙台で電力・水素貯蔵システム実証 再生エネ・電源を両立

【仙台】東北大学と前川製作所(東京都江東区)は、「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム」を開発し、茂庭浄水場(仙台市太白区)で実証運転を始めた。太陽光発電で発電した電気から水素を製造・貯蔵するとともに、電気二重層キャパシターに電気を貯蔵する。再生可能エネルギーの有効活用と非常用電源の機能を併せ持つ。2020年代後半に浄水場以外を含めた実用化を目指す。

 水電解装置や燃料電池などの水素貯蔵システムと、電気二重層キャパシターなどの電力貯蔵装置を組み合わせた。非常用電源として3日間の電力を供給し、連続運転できるシステムを構築する。発電に必要な液体水素を比較的小容量の24キロリットルタンクで貯蔵できる。

 実証システムは、実規模の約50分の1で運転。太陽光発電の出力変動に応じたシステムの運転制御方法などを検証する。

 11年の東日本大震災発生時、仙台市で4日間の停電と燃料確保が困難な状態が続い...

(残り:68文字/本文:468文字)

(2017/8/28 05:00)

2921荷主研究者:2017/09/14(木) 23:42:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/08/29 建設新聞
仙台市鉄砲町西 フージャース 総戸数88戸・賃貸マンションの新築計画
12F2746㎡ 八重樫工務店の設計・施工

 フージャースグループの1社で不動産投資事業を行っているフージャースアセットマネジメント(東京都千代田区丸の内2の2の3 藤井幸雄社長)は、仙台市宮城野区の賃貸マンション「鉄砲町西共同住宅」(仮称)の新築計画について、八重樫工務店の設計・施工で11月初めの着工を予定している。

 建設場所は、仙台市宮城野区鉄砲町西2の13地内の敷地面積586.2㎡で、仙台アンパンマンこどもミュージアムの西側近くに位置し、JR仙台駅から徒歩7分程度の好立地。

 RC12F延べ2746.14㎡規模で、ワンルームタイプ総戸数88戸の共同住宅を建設する計画。完成は2019年3月末を予定している。

2017/08/29付一面に掲載。

2922荷主研究者:2017/09/15(金) 00:04:09

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19059
2017/8/30 日刊建設新聞 宮城版
塚目駅の移転検討 9月補正に調査費を計上(大崎市)

 大崎市は28日に開かれた建設常任委員会の中で、9月補正予算にJR陸羽東線塚目駅(古川塚目金皿)の駅舎移転整備の可能性を判定するための基本計画調査費を計上することを報告した。駅舎移転の決定はJR東日本による判断が大前提となるが、可能と判断された場合、現駅と移転候補地周辺の住民への説明会などを実施し、意見を集約しながら34年3月の供用開始を目指す。

 塚目駅は昭和35年5月1日に地域住民などから要望により開設された請願駅。JR陸羽東線古川駅の西側約2.7kmに位置し、古川高等専門校の通学や地域住民の交通移動手段として利用されている。

 同駅は大崎市民病院が26年7月に近隣の古川穂波地区へ移転・開院したことから、その最寄駅として利用客の増加などを見込まれている。一方で駅舎は老朽化している上、バリアフリーに対応していない。また接続道路や駅前広場も狭あいなため、タクシー乗降場や駐輪場が不足しており、利用者や地域住民に不便をきたしている状況だ。

 これを踏まえ、市は駅舎と駅前広場の整備に向け▽現駅の拡幅▽現駅南側▽稲葉小泉線北側(駅移設)・穂波北側農地▽同南側(駅移設)・穂波の郷北公園──の4つの候補から、現駅舎から東側400mで整備が進められている都市計画道路稲葉小泉線との交差部に位置する「穂波の郷北公園」が用地として適していると判断した。

 穂波の郷北公園は代替地の取得検討なども必要となり、整備コストは他の候補地よりも割高となるが、徒歩圏の利用者数が3000人近く増加することや都市計画道路稲葉小泉線の沿線に移転することにより、新たなまちづくり拠点として発展が期待できるとした。また市民病院へのアクセスにあたり、線路をわたる必要がなく動線が途切れないなどのメリットがあげられた。

 市は今後、9月補正予算が可決された後、速やかに基本計画調査を発注するとともに、駅周辺住民との意見交換会や説明会を実施。計画が順調に進めば、駅舎と駅前広場の基本設計は31年度、実施設計は32年度に委託し、33年度に工事着手し、供用開始は同年度末となる見通し。

2923荷主研究者:2017/09/16(土) 18:55:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/08/31 建設新聞
仙台市泉区高玉町・カインズ カインズ泉店新築へディーエス設計に委託
S1F延べ9506㎡、18年7月の完成めざす

 カインズ(埼玉県本庄市早稲田の杜1の2の1 土屋裕雅代表取締役)は、仙台市泉区高玉町に「カインズ仙台泉店」(仮称)の新築を計画しており、ディーエス設計(さいたま市浦和区)で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市泉区高玉町9の144ほか地内の4万5769.25㎡で、2016年9月に閉店した西友仙台泉店の解体跡地。隣接地では三井不動産がスケートリンクを含むスポーツ棟の大規模リニューアルとフットボールパーク施設およびアウトドア型飲食施設の新設を行っている。計画によると、施設はS1F延べ9506.77㎡を想定しており、内部には物品販売を営む店舗を設けるとしている。

 今後、施工者を選定し12月上旬の着工、18年7月末の完成を予定している。

 なお、同社は宮城県に対して特定大規模集客施設の新設に関する届け出を行っている。

2017/08/31付一面に掲載。

2925荷主研究者:2017/09/16(土) 20:36:11

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/09/05 建設新聞
セントラル総合開発 仙台市六丁の目西町 分譲「クレアホームズ六丁の目」の新築計画
7F4100㎡(48戸)半田建築研で実施案

 セントラル総合開発東北支店(仙台市青葉区本町2の2の3 野口知直執行役員支店長)は、仙台市若林区に分譲マンション「クレアホームズ六丁の目」(仮称)の新築を計画しており、半田建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市若林区六丁の目西町1006の9ほか地内の敷地面積2075.09㎡で、地下鉄東西線・六丁の目駅の北側ほど近い場所にある交通至便なところ。

 施設規模は、RC7F延べ4100㎡で、ファミリータイプの分譲住宅48戸を設けるもの。着工は11月下旬、完成は2019年2月末をそれぞれ予定している。

 仙台市営地下鉄東西線開通後、市内東部の沿線地区では、最終の荒井駅近くで2件、卸町駅近くで1件の新規分譲マンション開発があるが、六丁の目駅近くでの開発はこれが初めてとなる。これら3駅周辺では今後、中期的なものも含めていずれも大型の商業施設開発計画が存在していることなどから、徐々に分譲マンション地区としての市場浸透が進んでいくと見られている。

2017/09/05付一面に掲載。

2926荷主研究者:2017/09/16(土) 20:36:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_13011.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<うみの杜水族館>開業2年目 来場者70万人減 目新しさ薄れる?

プロジェクションマッピングを楽しむ来館者。水族館は「目新しさ」の演出に躍起だ

 仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)の開業2年目(2016年7月〜17年6月)の来館者数は118万2200人で、開業1年目(15年7月〜16年6月)を70万7200人下回ったことが水族館の集計で分かった。開業当初の目新しさが薄れ、新たな集客策が課題となっている。

 何度でも入場可能な年間パスポート利用者数の落ち込みが特に目立つ。2年目は28万9500人で、1年目より22万6000人減った。パスポートの期限は1年間だが、1年目に購入した利用者が更新しないケースが多かったという。

 1年目は16年3月までの目標だった100万人を15年11月に突破し、好調な出足だった。水族館は「1年目は『オープン景気』だったが、1回来館して満足する人が多く、2回目以降の来館につながっていない」と分析する。

 水族館は客足を呼び戻すための新機軸の打ち出しに努める。6月にサッカーJ1仙台の協力を得て期間限定の水槽を展示したほか、7月には大水槽前の壁や天井、床をスクリーンに見立て、海の世界の映像を映し出すプロジェクションマッピングを始めた。

 写真を投稿するインスタグラムやツイッターなど会員制交流サイト(SNS)を活用する10〜20代の若者向けに、写真映えする撮影スポットも10月のハロウィーン前に館内に複数設ける予定だ。

 水族館の和田淳太副館長は「地元に根差した企画・展示や、さまざまなエンターテインメント性のある企画を実施し、何回来ても楽しめる水族館にしたい」と巻き返しに意欲を見せる。

2927荷主研究者:2017/09/16(土) 20:37:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_12014.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<JRアグリ仙台>宮城の野菜をエキチカで 直売所きょうオープン

宮城県産の野菜や農産加工品をそろえたAOYAの店内

 JRアグリ仙台(仙台市)は4日、JR仙台駅近くに5日オープンする農産物直売施設「AOYA(アオヤ)」の内覧会を開いた。

 店内には、宮城県産の野菜約80種類と加工品約250種類が並んだ。同社が栽培したコメなども販売する予定。

 併設する飲食店「VALNICO(ヴァルニコ)」は同県産の野菜や肉、魚介類をさまざまな調理法で提供。吹き抜け構造の開放感ある店内でランチやディナーを楽しめる。総菜店「五橋」は和洋中の弁当や総菜約20種類を扱う。

 内覧会であいさつした笠原治社長は「地元の食材ばかりを扱う。通勤客や近隣住民に利用してもらい、農業者の販路拡大につなげたい」と述べた。

 AOYAは、1月にJR東日本と地元農業者らが設立したアグリ仙台の基幹店舗。

2928荷主研究者:2017/09/16(土) 20:38:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_12031.html
2017年09月05日火曜日 河北新報
<インバウンド>宮城の外国人宿泊者、最多に 16年統計で17万5000人超える

 宮城県は4日、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客を図る「仙台・宮城インバウンド推進協議会」を県庁で開き、2016年に県内のホテルや旅館(従業員数10人以上)に泊まった外国人宿泊者(延べ人数)が17万5480人に上り、統計がある07年以降最多を記録したと報告した。

 15年と比べ1万4230人(8.8%)増加した。国籍別にみると、台湾が5万8320人で最も多く、中国3万440人、米国1万6550人、タイ1万660人となっている。

 観光庁の速報値で、17年1〜6月の宿泊者(計9万8370人)も前年同期比31.8%増えたと説明。ただ青森(63.7%増)、岩手(46.7%増)より伸び率が低く、「北海道新幹線開業などの追い風で北東北が宮城に迫っている」(県国際企画課)と分析した。

 会合では政府の東北観光復興対策交付金を活用した18年度の事業展開として、東アジアに加えて欧米豪への誘客促進、多言語案内表示や無料Wi-Fiなど受け入れ環境の整備を進める方針を確認した。

 出席者からは「会員制交流サイト(SNS)を活用した多角的な情報発信が必要だ」などとの意見が出た。高砂義行県国際経済・観光局長は「全国でインバウンドが急増する中、東北は伸びが鈍い。関係団体と連携し、あらゆる手法でアプローチする」と話した。

2929荷主研究者:2017/09/16(土) 20:45:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170906_12003.html
2017年09月06日水曜日 河北新報
<ザ・モール仙台長町>親子連れ集客へ新規22店 大規模改装

 大手スーパー西友(東京)は5日、ザ・モール仙台長町(仙台市太白区)を大規模改装し、10月19日にオープンすると発表した。若いファミリー層を主なターゲットに、アミューズメントやファッション、飲食など東北初を含む新規テナント22店舗が入居。計約140店舗体制となる。

 本館3階には、全国2カ所目の体験型アミューズメント施設「ひつじのショーン ファミリーファーム」(約490平方メートル)を新設。玩具総合専門店「トイザらス」が新規出店する。

 本館1階はフードコートエリアを拡充。飲食テナントが2店増えて10店になり、座席数も350席から500席に増設する。幸楽苑ホールディングス(郡山市)の新業態の店舗「幸楽苑エクセレント」が東北で初めて出店する。

 西友によると、ザ・モール仙台長町周辺の住民は20〜30代の比率が高く、今後もマンション開発などが進むと予想されることから、主な顧客ターゲットを若いファミリー層に設定した。

 今回のリニューアルは1997年の開業以来、最大規模になる。西友の担当者は「レジャーと買い物、食事が1フロア内で楽しめる施設を目指す」と話した。

2930荷主研究者:2017/09/16(土) 20:55:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170907_13014.html
2017年09月07日木曜日 河北新報
被災地最大規模 5300人駆け上がれる「避難の丘」仙台・荒浜に整備へ

 仙台市は6日、若林区荒浜の防災集団移転跡地に、5300人が駆け上がれる避難場所を整備する方針を明らかにした。東日本大震災の津波被災地などで計画された「避難の丘」で最大規模になる。2018年度にも着工し、20年3月の完成を目指す。

 震災遺構の旧荒浜小南西の集団移転跡地に高さ約10メートルの高台を造成し、避難者1人当たり1平方メートルのスペースを確保する。近くの海岸公園にある避難の丘と同様にあずまや、ベンチなどを設置する方向。被災地視察や催事、レジャーの利用も想定している。

 市は集団移転跡地を利活用する事業者や利用客計約3000人と、再開が見込まれる深沼海水浴場の海水浴客約3300人の避難場所を検討。旧荒浜小に約1000人が避難できるため、残る約5300人向けの避難場所として今回の整備地を選んだ。

 市はまた、震災遺構として残す方針を示していた荒浜地区の住宅基礎の場所を6日までに選定した。鎮魂モニュメント「荒浜記憶の鐘」に隣接する0.4ヘクタールで、18年度に保存工事に着手、19年度に一般公開する。

 避難の丘以外の荒浜など5地区計43.5ヘクタールの跡地の利活用に関する応募要領も公表。29の事業者を募る予定で、12月4〜8日に事業提案書を受け付け、来年3月に結果を通知する。郡和子市長は6日の定例記者会見で「民間の自由な発想で地域に魅力や価値を生みだしていきたい」と話した。

2931荷主研究者:2017/09/16(土) 20:56:22

http://yamagata-np.jp/news/201709/07/kj_2017090700127.php
2017年09月07日 09:04 山形新聞
仙山線の機能強化へ勉強会設置模索 新仙台市長と山形市長が懇談

仙山連携について確認する佐藤孝弘山形市長(左)と郡和子仙台市長=仙台市役所

 佐藤孝弘山形市長は6日、仙台市役所を訪れ、8月に就任した郡和子・新仙台市長と初めて懇談した。仙山連携協定の継続を確認した上で、佐藤市長がJR仙山線の機能強化に向けた勉強会の設置を提案した。

 勉強会については開催時期などは未定だが、速度の向上や気候変化に左右されない鉄路の在り方などを議題にし、有識者やJRを含めた両市による検討、協議を模索する。山形市は仙山交流に向けた交通網整備として3月、JR仙山線の機能強化に関する基礎調査結果をまとめている。

 会談で佐藤市長は「地方創生を考えると県庁所在地が隣り合う立地を生かさねばならない。市民、民間レベルの交流が進んでおり、ぜひこの流れを一緒に進めたい」と求めた。郡市長は「生まれは秋保なので、昔から山形は近かった。1日のバス往復も多いことは理解しており、話をするのを楽しみにしていた」と答え、連携に同意した。

 会談後、報道陣に対し、佐藤市長は「ソフトなど小さいことでもできることからしっかり始めていくことが大事だ」と述べ、郡市長は「両市の交流を深める上で、交通アクセスは重要なパーツと考えている。基本はソフトの方向性だが、勉強会についてはJRの考えも含めて事務方と調整したい」と話した。

 仙山連携協定は昨年11月、奥山恵美子前仙台市長との間で締結された。2017年度はビジネスセミナーなど各種事業が実施されている。

2932荷主研究者:2017/10/01(日) 10:45:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_13062.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
<勾当台公園駅>街から地下鉄 楽々降下 エスカレーター3ヵ所新設へ

今月中旬に下りエスカレーター新設工事が始まる勾当台公園駅公園2出入り口

 仙台市交通局は今月、青葉区の市地下鉄南北線勾当台公園駅の出入り口3カ所に下りエスカレーターを新設する工事を始める。開業時からある駅の出入り口に下りエスカレーターを設置するのは初めて。交通局の担当者は「高齢者らの負担が軽減される。他の駅への設置も検討したい」と話す。

 新設するのは、定禅寺通沿いの「公園2」と宮城県庁近くの「北2」、市役所近くの「北1」の各出入り口。公園2は今月中旬に工事を開始し、2018年夏までに完成予定。北2は18年度、北1は19年度に着工する。

 公園2の上りエスカレーターは長さ27.6メートルで、南北線で最長。近くの定禅寺通や勾当台公園市民広場で催事が多く、交通局は優先度が高いと判断した。上りエスカレーターも更新する予定で、費用は計約1億2000万円。工事中は階段か別の出入り口を使ってもらう。

 公園2の上りエスカレーターでは16年4月、手すり部分のベルトが故障して作動せず、60代の夫婦が転倒して軽傷を負う事故が起きた。更新工事では、異常発生時に運転を止める安全装置を設ける。人を感知してエスカレーターを作動させるセンサーも付き、省エネ効果が期待される。

 長町一丁目、長町両駅にも地下への下りエスカレーターはあるが、それぞれ市立病院移転とJR長町駅の改修に伴い、出入り口の新設に合わせて設置された。

 南北線は1987年7月に八乙女-富沢間が開業。92年に八乙女から泉中央に延伸した。

 15年開業の東西線の駅出入り口には上下のエスカレーターが設置されている。

2933荷主研究者:2017/10/01(日) 10:46:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_11041.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
県民会館建て替え検討 村井知事表明 年内に有識者委

東京エレクトロンホール宮城

 村井嘉浩知事は8日、老朽化が進む東京エレクトロンホール宮城(県民会館、仙台市青葉区)の建て替えを念頭に、在り方を検討する有識者委員会を年内に設置する方針を明らかにした。県議会9月定例会の代表質問で答弁した。

 1964年完成の県民会館(1590席)は建設から半世紀以上が過ぎ、バリアフリー化も遅れている。村井知事は「文化芸術活動を支え、広く発信する拠点になるよう建て替えを含めて検討する」と表明した。

 有識者委のメンバーは音楽、舞台関係者らを想定する。建設地は未定。村井知事は「ある程度の敷地は確保しないといけない。現在の場所に整備する場合は、周辺の土地確保を考えないといけない」と述べた。

 仙台市内の文化施設整備を巡り、奥山恵美子前市長は音楽ホールの建設を検討したが、8月に就任した郡和子市長は慎重な姿勢を示している。村井知事は市との連携に関し「事務レベルで随時、意見交換している」と述べるにとどめた。

 代表質問で村井知事は、世界で活躍できる人材を育てるため、外国語に特化した教育プログラムを県立高に導入を検討する方針も明らかにした。海外の有力大学が採用する大学入学資格「国際バカロレア資格」の認定取得を目指す。

 県民会館の建て替え検討や外国語の教育プログラム導入について、10月の知事選で4選を目指す村井知事は公約に盛り込むとみられる。

2934荷主研究者:2017/10/01(日) 10:49:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170909_12024.html
2017年09月09日土曜日 河北新報
<仙台南北線>初の1日18万人台 東西線開業が寄与

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170909kahoku01.JPG

 仙台市地下鉄南北線の2016年度の1日当たり乗車人数が、1987年度の開業以来初めて18万人台に達したことが7日、分かった。市交通局は15年12月に2路線目の東西線が開業したことで地下鉄での移動範囲が拡大し、利便性が向上した効果とみている。

 市の高速鉄道事業決算によると、開業30年目に当たる16年度の南北線乗車人数は18万6797人。過去最高だった15年度の17万3595人から7.6%増加した。交通局営業課は「南部の太白区長町や富沢などで沿線開発が進んだこともプラスに寄与した」と説明する。

 開業以来の各年度の乗車人数はグラフの通り。初年度の11万3338人から95年度まで増加が続いたが、90年代半ばに16万人台で頭打ちとなり、00年代は15万人台に低迷した時期もあった。11年の東日本大震災後は市内の人口増加に伴い、12年度から回復基調に転じていた。

 市は当初の需要を1日22万5000人と予測していたが、過去最高となった16年度でも予測の8割強にとどまる。

 一方、東西線の16年度の乗車人数は1日当たり6万2263人と、15年度の5万4056人に比べ15.2%増えた。15年度は15年12月〜16年3月の4カ月間のみの人数で単純比較はできないが、市民の足として定着しつつある様子がうかがえる。

2935荷主研究者:2017/10/01(日) 11:03:27

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/09/13 建設新聞
タカラレーベン東北・仙台市一番町1丁目 分譲マンション新築へ空間創造社で実施案
RC15F延べ4954㎡・総戸数43戸見込む

 タカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正弘社長)は、仙台市青葉区に分譲マンション「レーベン仙台一番町」(仮称)の新築を計画しており、空間創造社で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、仙台市の中心部である青葉区一番町1丁目15の3地内の敷地面積729.53㎡で、東北大学片平キャンパスの北側に位置する好立地。

 RC造15階建て、延べ4954.31㎡規模で、総戸数43戸の分譲住宅を建設する計画。今後、施工者を決め、12月初めの着工、2019年9月末の完成をそれぞれ予定している。

2017/09/13付一面に掲載。

2936荷主研究者:2017/10/01(日) 11:22:30

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_12001.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
デジタルハリウッド、11月に仙台校開設 東北初進出

郡市長(右)に立地表明書を手渡した(左から)廻COOと鈴木社長

 IT分野の人材育成を手掛けるデジタルハリウッド(東京)は13日、クリエイター養成スクール「デジタルハリウッドSTUDIO(スタジオ)仙台」を11月1日に仙台市青葉区のアエル26階に開設すると発表した。国内20カ所目で、東北初進出となる。

 ウェブデザイナー専攻とネット動画クリエイター専攻の2コースを設ける。仙台や東北の若者の地元定着やUIJターンの促進を掲げ、ITやコンテンツ、クリエーティブ分野の人材育成に取り組む。

 同社の廻(めぐり)健二郎取締役最高執行責任者(COO)と、提携企業として運営に当たる通信機器販売メディアステーション(仙台市)の鈴木善正社長が市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。

 廻氏は、都内では20〜30代の女性受講者が多いと紹介。「仙台でも女性を中心に多くのクリエイターを輩出したい」と抱負を述べた。鈴木社長は「地域活性化につなげたい」と語った。

 郡市長は「これから大きく発展する分野。東北から多くの人が仙台に集まることを期待したい」と話した。

2937荷主研究者:2017/10/01(日) 11:23:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_13017.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
<JR東>仙台-気仙沼間の直通快速列車 10、11月に臨時運行

 JR東日本仙台支社は13日、東北線と大船渡線を利用して仙台-気仙沼間(155.3キロ)をノンストップで走る臨時の直通快速列車を運行すると発表した。10、11月の計8日間で、1日1往復。気仙沼から仙台への観光や買い物目的の利用を見込む。

 午前8時12分に気仙沼駅を出発、一ノ関駅で大船渡線から東北線に乗り入れ、11時10分に仙台駅に着く。通常列車で一ノ関で乗り換える場合の最短時間よりも10分ほど早くなる。夜は午後6時9分に仙台を出て、午後9時14分に気仙沼に到着する。運行日は10月9、10、17、18日と、11月3、4、10、11日。

 仙台-気仙沼間は東日本大震災前、東北線、石巻線、気仙沼線を利用する直通快速列車「南三陸」を1日3本(上り1本、下り2本)運行していた。現在は被災した気仙沼線の一部がバス高速輸送システム(BRT)で運行されている。

 直通列車の運行は、BRTでの復旧を巡る協議の中で、気仙沼市が仙台へのアクセス向上を要望し、JR東が検討していた。

2938荷主研究者:2017/10/01(日) 11:25:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170914_11033.html
2017年09月14日木曜日 河北新報
<宮城県議会>県北高速と東北道接続へ 新IC設置検討着手 知事表明

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20170914kahoku01.JPG

 宮城県議会9月定例会は13日、一般質問を続けた。村井嘉浩知事は、みやぎ県北高速幹線道路(県北高速)と、東北自動車道を接続する新インターチェンジ(IC)の設置に向けた検討に着手したと明らかにした。

 村井知事は「県北高速は富県宮城を支える重要な路線」と強調。「新ICの設置で道路利用者の利便性と、被災市町を含む県北地域の高速道が強化される」と意義を説明した。

 新ICは利用無料の県北高速と、東北道が交差する栗原市築館萩沢に設置を計画(地図)。一般道を迂回(うかい)せず、県北高速と東北道が直接行き来できる。開通時期は未定。県は本年度から基本設計に入っており、今後は国土交通省などとの協議を本格化させる。

 県北高速は既存の国道398号北方バイパス(登米市)を含む全長24キロで、県は沿岸部への復興支援道路に位置付ける。栗原市築館の加倉IC-登米市迫町北方(8.9キロ)間が2011年に開通。工事中の残りの区間は、20年度までに完成を目指す。

 がん患者に医療用ウィッグ(かつら)の購入費を補助するよう求める質問もあった。村井知事は「脱毛などの悩みを抱える方も多く、支援が求められる」と前向きな考えを示した。

 岸田清実(社民党県議団)、長谷川敦(自民党・県民会議)、鎌田さゆり(みやぎ県民の声)、吉川寛康(21世紀クラブ)の4氏が質問した。

2939荷主研究者:2017/10/01(日) 11:33:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170915_13009.html
2017年09月15日金曜日 河北新報
100年の歴史に幕 仙台の老舗古書店「熊谷書店」今月限りで閉店

お客との触れ合いを楽しむ熊谷さん(右)。100年以上続いた店を閉じる

 仙台市青葉区一番町1丁目の老舗古書店「熊谷書店」が、今月いっぱいで100年以上の歴史に幕を下ろす。店主の熊谷道也(みちなり)さん(79)が売り上げの減少や自身の高齢を理由に決めた。周辺は東北大片平キャンパスに近く、大正時代から古書店が集まった「杜の都の古書店街」。10月からは1軒だけになる。

 店は熊谷さんと妻たつさん(77)、三男達也さん(48)の家族経営。1階と地下1階の店舗に郷土史や専門書など約3万冊が天井まで並ぶ。常連の丹野武春さん(68)=青葉区=は「読み応えのある本が安かった」と閉店を惜しむ。

 明治末期ごろ祖父が開業。仙台空襲で全焼したが、現在地に再建し、両親が営んだ。東京で読売新聞の記者をしていた熊谷さんは、母の病を機に41歳で店を継いだ。

 当時は周囲に古書店が5軒あって大抵の本がそろい、学生らでにぎわった。熊谷さんはビルを建てて店を拡張。万引を見つけても「古本の1冊や2冊で人生を棒に振ってはかわいそう」と警察に届けなかった。

 2000年代以降、インターネットや通信販売が普及して売り上げが激減した。店内から学生の姿が消え、仲間も店を畳んだ。

 「インターネットの時代になっても、じっくり本を読む文化は今も確かにある。できれば店を続けたかった」と熊谷さん。「お世話になった恩返しに」と、大幅割引の閉店セールを行っている。

 古書店街で唯一となる昭文堂書店の店主斎藤鄭(あつし)さん(71)によると、1980〜90年代にかけ、県内の古書店は147軒あったが、2016年には33軒にまで減ったという。

 斎藤さんは「同業者がいたからこそ古書店街として集客力を発揮できた。この先、うちだけではつらいが、まずは長年ご苦労さまでしたと言いたい」とねぎらった。

2940荷主研究者:2017/10/01(日) 11:33:42

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19172
2017/9/15 日刊建設新聞 宮城版
2橋の予備設計を入札 国道286号 川崎町支倉でBP整備(県大河原土木)

 県大河原土木事務所は、国道286号支倉道路の橋りょう2橋について、新設に向けた予備設計業務を一括して委託する。28日に同業務の指名競争入札を開札し、委託先を決める。1橋は橋長約90m、もう1橋は同36mで、柴田郡川崎町から仙台市へと至る国道286号バイパス(BP)の整備に伴って架設する。

 同BPは、起点が仙台市太白区坪沼で、終点が川崎町支倉の国道286号。計画延長は2660mで、うち同市が1410m、県が1250mを整備する。仙台側と川崎側にはそれぞれ、橋1橋とトンネル1カ所を設けるほか、両市町の行政境に橋1橋を架ける。事業期間は28〜39年度。総事業費は約80億円を試算している。

 県の事業区間は、終点側から逆に整備ルートを見ていくと、支倉台団地入口の交差点付近から、国道286号の現道を拡幅しつつ仙台方面に北上し、現道と枝分かれして碁石川を越え、同川の左岸沿いにトンネルを伸ばし、行政境の沢を越えて仙台市側へと結び付ける。

 碁石川を橋で越えた後は、すぐにトンネルとなり、トンネルを出た後もすぐに橋が位置することになる。川崎町側の道路幅員は、全幅11.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m。

 今回予備設計を委託する橋は、碁石川に架ける橋長約90mの1橋と、行政境の沢に架ける同36mの1橋。両橋の幅員は全幅12.5mで、内訳が車道3.25m×2、路肩0.75m×2、片側歩道3.5m、残りが地覆。予備設計業務の履行期間は30年3月30日まで。

 県大河原土木事務所は、今月末〜10月上旬にトンネルの予備設計業務も指名競争入札で委託する考えだ。道路の詳細設計業務も年度内に委託する可能性がある。30年度には橋やトンネルの詳細設計、用地測量などを委託し、31年度ごろから用地買収を進める見通し。できるだけ早期の着工を目指す。

 県側区間の総事業費は36億円を試算する。昨年度は道路の予備設計業務をエイト日本技術開発(東北支社・仙台市若林区)に委託した。

 仙台市は本年度、国道286号(南赤石)橋りょう予備道路詳細設計調査測量業務を復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)、国道286号(南赤石)トンネル予備設計地質調査業務を大日本コンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

 両市町境界の国道286号は、急勾配と急カーブが連続している。冬期は雪でスリップ事故を起こす車も多い。高速の山形自動車道などが通行止めになった際には、代替え道路としての役割も求められることから、通行しやすいBPを整備することにした。

2941荷主研究者:2017/10/14(土) 21:26:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170921_13038.html
2017年09月21日木曜日 河北新報
仙台空港-秋保温泉、湖畔公園 直結バス運行開始

第1便の出発を祝う関係者

 タケヤ交通(宮城県川崎町)は20日、仙台空港と秋保温泉(仙台市)、国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)を直結する高速バスの運行を始めた。訪日外国人旅行者(インバウンド)らの利用を見込む。

 新路線の名称は「仙台西部エアポートライナー」。仙台空港から秋保温泉湯元までを約40分、湖畔公園までを約1時間で結ぶ。1日4往復。運賃は秋保温泉まで1000円、湖畔公園まで1200円。

 同社は2014年からJR仙台駅と秋保温泉、川崎町などを結ぶ路線バスを運行。インバウンドの利用が増加傾向にあるため、仙台空港と直結する新路線運行を決めた。

 記念の式典が仙台空港であり、関係者約30人が出席した。大宮利幸社長は「利便性を高めてリピーターを増やす必要がある。1日100人ほどの利用を目指したい」と話した。

2942荷主研究者:2017/10/14(土) 21:35:31

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170925_12029.html
2017年09月25日月曜日 河北新報
<ピーチ>仙台-札幌線就航 きょう台北線も仙台空港拠点化

第1便の乗客を見送る井上CEO(左)ら

滑走路に向かうピーチの仙台-札幌線の第1便

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は24日、仙台-札幌線の運航を始めた。25日は台北線を就航させる。仙台空港を拠点化し、国内外の路線を拡大する方針で、井上慎一最高経営責任者(CEO)は「仙台発着の便を増やし、東北の潜在需要を開拓する」と強調した。

 仙台発札幌行きの第1便は、ほぼ満席の164人が搭乗。井上CEOらが見送る中、午前10時ごろに出発した。1日2往復で通常運賃は4290円から。

 空港内で記念の式典があり、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長は「ピーチは利用客の幅を広げてくれるエアラインだ」と歓迎した。

 同社の拠点空港は関西空港、那覇に続いて3カ所目。2013年4月から運航する仙台-関西線が同社便の中で搭乗率が最も高いことや東日本大震災からの復興支援に加え、昨年7月の仙台空港民営化も追い風になると判断した。

 井上CEOは「最大の特徴は低運賃。既存の利用客を奪うのではなく、飛行機に乗らなかった人の利用を増やしていく」と語った。

 仙台国際空港は今月、発着便や旅客数の増加を見据え、旅客搭乗棟の建設に着手。来秋に完成予定で、国内線の搭乗口は現在の6カ所から10カ所に増える。

2943荷主研究者:2017/10/14(土) 21:46:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170927_12039.html
2017年09月27日水曜日 河北新報
<JR東>ゼップ仙台跡地に暫定的施設 飲食店など11月開業

交流スペースと飲食店からなる商業施設が整備されるゼップ仙台跡地

 JR仙台駅東口にあったライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」の跡地に、JR東日本が交流スペースと飲食店などの商業施設を整備することが26日、分かった。跡地の本格開発が決まるまでの暫定的な施設で、11月オープンを予定している。

 関係者によると、跡地を交流広場として整備し、居酒屋や焼き肉店など5店前後がプレハブなどで店を構える。仙台駅利用者らが立ち寄り、気軽に飲食を楽しめる空間を目指す。

 仙台駅東口では昨年3月、東西自由通路と駅ビル「エスパル仙台東館」が開業し、今年6月には「ホテルメトロポリタン仙台イースト」もオープン。さらに新たなスポットが加わり、東口の集客力と回遊性が一層高まりそうだ。

 JR東の仙台駅再開発計画は、ゼップ仙台跡地を残すだけとなっている。同社はオフィスビル建設を構想していたが、現時点で計画は固まっていない。空き地が続くことによる街並みの空白を解消するため、プレハブの飲食店などを暫定的に運営する方針を決めた。

 ゼップ仙台は2012年7月、仙台駅再開発のため閉館。跡地は駅ビルやホテル建設のための資材置き場などとして活用され、現在は空き地となっている。

 国土交通省が発表した7月1日現在の都道府県地価(基準地価)によると、仙台駅東口の仙台市宮城野区榴岡1丁目の地価上昇率は18.3%。相次ぐ商業施設の整備に加え市地下鉄東西線の開業も影響し、地価の上昇が続いている。

2944荷主研究者:2017/10/14(土) 22:04:44

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19243
2017/9/29 日刊建設新聞 宮城版
区画整理の準備委設置 30年4月に市街化(仙台3地区)

 仙台市の3地区で、土地区画整理事業の組合設立準備委員会が設置された。市街化区域への編入が予定され事業化に向けた取り組みを本格化させる。このうち宮城野区岩切地区は約52.7haの編入を見込み、物流拠点の整備構想を進める。オオバ(東北支店・仙台市青葉区)が準備委を支援する。

 区域編入は、仙塩広域都市計画区域マスタープランの見直しで、県が30年4月に都市計画決定する見通し。市は、岩切地区のほか、若林区長喜城東地区約4.4ha、太白区柳生地区約6.7ha、青葉葉区愛子約17.2haの4地区の市街化を県に申請する。

 4地区では地権者の区域編入の同意率が9割を超えており、全地区で土地区画整理事業が検討される。このうち、岩切地区、愛子地区、長喜城東地区の3つの地区は、6月までに仙台市に組合設置報告書を提出し、それぞれ設立準備委員会を設置している。

 岩切地区は3月に設置報告書を提出し、岩切山崎今市東土地区画整理組合設立準備委(代表者・高野秀策)を設置。JR仙台貨物ターミナル駅(宮城野区宮城野)の岩切地区移転計画を受け、物流拠点の整備構想を進める。同事業で水田や農地を造成する。

 区域編入エリアは、県道仙台松島線(県道8号線)周辺の今市地区とJR東北本線の間の水田や農地一帯。土地利用案では県道南側に流通業務地区、北側に福祉エリアなどを配置し近隣の居住環境の向上も図る。

 事業地が農地のため、市と県は、農地転用や農振区域の解除などについて国との協議を進めている。JR貨物は東北本線南側の水田約22.6haを開発し通貨型の新貨物駅を整備する。29年度中に造成工事に着手する見込み。

2945荷主研究者:2017/10/14(土) 22:06:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170930_13013.html
2017年09月30日土曜日 河北新報
利府町 人口4.5倍に あす町制50周年

新幹線車両基地(手前)や県総合運動公園(中央)が立地する宮城県利府町

 宮城県利府町は10月1日、町制施行50周年を迎える。1967年に人口7800で歩みだした町は、仙台のベッドタウンとして発展し、現在は約4.5倍の3万6000人が暮らす。県道整備や大規模団地の開発、東北新幹線仙台車両基地の完成があり、大型商業施設の進出が続く。一方、高齢化が進む団地では「買い物などが不便で住みにくい」との声も上がる。

 稲作とナシが中心の農業の町は、74年の県道仙台-松島線整備が追い風になり発展した。

 同町春日の農家佐藤豊美さん(69)は「ナシは仙台や松島に売りに出掛けていたが、県道の交通量増加で沿道の店頭販売が軌道に乗った。地方発送との両輪で、市場価格に左右されない安定経営が実現した」と語る。81年には新幹線車両基地が完成。豊美さんは「町の発展に期待を膨らませた」と言う。

 84年には大規模団地開発の先駆けとして、しらかし台団地の分譲がスタート。団地の20周年誌作りに携わった同市しらかし台3丁目の無職佐藤博さん(79)は「地価が安く、新しいまちへの期待から茨城から移住した」と振り返る。

 団地開発は続き、人口増加が加速する。1万人(76年)から2万人(92年)に増えるのに16年かかったが、3万人(2000年)には8年で到達した。2000年にはジャスコ利府店(現イオンモール利府)が進出した。

 現在約3700人が住むしらかし台団地は、高齢化が進む。博さんは「団地内にあったスーパーが撤退した。車を運転できなくなったときの生活が不安。高齢者に優しい町へ、住民の声をもっと生かしてほしい」と語る。

 国立社会保障・人口問題研究所(東京)によると、2040年に推計人口の増加が見込まれるのは県内では名取、富谷両市と、利府町の3市町のみ。町は「大きな伸びは期待できないものの微増が続く」とみており、高齢化対策とともに人口増への対策も必要となる。

 鈴木勝雄町長(73)は「仙台市に隣接する地の利を生かし、商業施設の集約による町の発展を目指す。鉄道やバスなど公共交通機関の利便性向上も課題になる」と語る。

2947荷主研究者:2017/10/27(金) 22:41:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171007_13007.html
2017年10月07日土曜日 河北新報
<宮城県>県境越え通勤通学1.5倍 福島最多 復興事業と景気回復影響か

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171007kahoku02.JPG

 宮城県は2015年国勢調査に基づく通勤通学の状況をまとめた。10年の前回調査に比べ、県境を越えて宮城を行き来する通勤通学者はともに1.5倍以上増加。県は、東日本大震災の復旧復興事業に関わる人材の往来や、景気回復による経済活動の活性化が影響していると分析する。

 県内と他の都道府県を行き来する通勤通学者の数、隣県などの主な状況は図の通り。県外から県内に通う人は、前回の1万9369人に比べ1万507人(54%)増加。県内から県外に通う人も1万5593人から8428人(54%)増えた。

 県別では福島県との人の流れが最も多い。宮城から福島に向かう人は、前回の4233人から3546人(84%)増えた。一方で福島から宮城への流れは、6967人から215人(3%)の微減となった。

 宮城県の担当者は「東京電力福島第1原発事故に伴う復旧復興事業などのため、福島に通う人が多いのではないか」とみている。

2948荷主研究者:2017/10/27(金) 22:46:17

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/12 建設新聞
小島養治氏 2018年春の完成めざす 仙台市富沢・地下P付き商業施設の新築
地下・地上1F3000㎡ アク・アクで設計

 小島養治氏(仙台市太白区)は、仙台市営地下鉄南北線の富沢駅西側に地下駐車場付き商業棟の新築を計画し、建築事務所アク・アクに設計を委託している。

 建設場所となる仙台市太白区富沢4の403の4ほか地内の敷地2604.16㎡は、地下鉄南北線富沢駅の西側近接地で、現在は有料駐車場として利用されているところ。駅周辺では土地区画整理事業による団地開発や共同住宅の整備が進んでいることから、さらなる活性化を狙いパークアンドライドにも活用できる駐車場付き商業施設の建設を計画した。

 施設規模はS・B1/1F延べ2996.10㎡で、地下階は駐車場、地上階はテナント棟として利用し、飲食店や物販店が入居する予定となっている。

 今後については、近く施工業者を選定した上で着工し、2018年春の完成をめざしている。

2017/10/12付一面に掲載。

2949荷主研究者:2017/10/29(日) 12:52:33

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/24 建設新聞
三菱地所レジ・東北ミサワH 仙台通町1丁目マンションの新築
分譲75戸の開発 創建で実施案

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3丁目6の1 保田和彦所長)と東北ミサワホーム(仙台市青葉区一番町1丁目3の1 下村秀樹代表取締役)は、共同事業の分譲マンション「仙台市青葉区通町一丁目計画」(仮称)新築計画について、創建設計に実施案の作成を委託している。

 建設場所は、地下鉄・北四番丁駅から徒歩圏となる青葉区通町1丁目74ほか地内の敷地面積2180.06㎡で、(主)仙台泉線と北八番丁通りの交差点を西側に入った閑静な住宅地の一角。

 施設規模は、RC9F延べ6969.14㎡で、ファミリータイプを主体とした分譲住宅75戸を設けるもの。

 着工は来年1月上旬、完成は2019年9月末をそれぞれ予定している。

2017/10/24付一面に掲載。

2952荷主研究者:2017/10/29(日) 13:16:03

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/26 建設新聞
野村不動産 INA新建築で実施案 分譲・プラウド堤通雨宮町Ⅲの新築
20F8850㎡・95戸 来年1月着工

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3の2の23 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区堤通雨宮町に分譲マンション「プラウド堤通雨宮町Ⅲ計画」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所で実施案の作成を進めている。

 建設場所は、青葉消防署の北側の角地となる仙台市青葉区堤通雨宮町131の1地内の敷地1358.36㎡。

 計画ではここに、RC20F延べ8850.96㎡、戸数95戸の分譲住宅を建設する。

 近く施工者を選定し2018年1月中旬にも着工し、2020年3月末の完成をめざすとしている。

2017/10/26付一面に掲載。

2954荷主研究者:2017/11/07(火) 22:43:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171027_13019.html
2017年10月27日金曜日 河北新報
仙台市、東北大との連携協定延長へ 学術会議誘致の目標に届かず

会議誘致を進めるMICEサポートセンター=仙台市青葉区

 仙台市は30日、大規模学術会議の誘致に向けた東北大との連携協定を5年間延長する。国内有数のコンベンション都市を目指して2012年に協定を結んだが、実績は目標に届きそうにない。会議開催の予定のいち早い把握が課題として浮き彫りになり、市は研究者との連携の緊密化を図る。

 伊藤敬幹(ゆきもと)副市長が17日、青木孝文副学長と協定延長に合意した。学術会議の情報共有や、ホールなどの使用環境の整備を進める。

 締結から5年たつが、開催実績は思うように伸びていない。国際会議を18年に250件にする目標を掲げたが、16年は110件台にとどまった。

 市は15年、主催団体への助成金を最大500万円から1000万円に拡充。会議参加者の宿泊予約や観光の相談に応じる「MICE(マイス)サポートセンター」を設け、会議誘致のエンジン役と位置付けたが、学内での認知度は低い。

 センターが連絡を取り合う東北大の研究者は全体の1割程度。会議開催の端緒が得られず、初動で他都市に後れを取っているという。

 仙台市はてこ入れのため、4月から研究棟の「ローラー作戦」を開始。「アポ無し」で研究室を訪れ、学術会議の開催予定を聞き取っている。

 都市間競争で優位に立つには、世界的研究者が多い東北大との連携が不可欠。市誘客戦略推進課の高橋みちる課長は「潜在的な仙台での会議開催のニーズはまだまだある。どんな小さな情報でも教えてほしい」と研究者に協力を求める。

2955荷主研究者:2017/11/07(火) 22:47:55

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/10/27 建設新聞
関電不動産開発 INAと奥村組で設計 仙台市大町・分譲マンションの新築計画
23F9162㎡(90戸)完成は21年3月

 関電不動産開発(東京都中央区京橋1の11の8 石黒敦東京支店長)は、仙台市青葉区大町に分譲共同住宅「仙台市青葉区大町1丁目マンションプロジェクト」(仮称)を計画しており、INA新建築研究所と奥村組で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市中心部の青葉通に面した仙台市青葉区大町1の1の6ほか地内の1021.99㎡。同用地は一番町商店街や老舗百貨店「藤崎」にも徒歩圏に位置し、青葉通のケヤキ並木が一望できるなど住環境として優れた立地となっている。

 計画によると、ここにRC23F延べ9162.45㎡の分譲住宅を建設。内部には総戸数90戸を設ける。

 今後、2019年1月上旬にも着工し、21年3月下旬の完成を予定している。

 同社の前身であるMID都市開発は以前に仙台市内で数棟のマンション開発を行っており、今回の計画は数年ぶりの開発となる。

2017/10/27付一面に掲載。

2956荷主研究者:2017/11/07(火) 22:48:26

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=19400
2017/10/27 日刊建設新聞 宮城版
大衡〜大和に道路新設 大衡仙台線 概略設計3kmを入札(県仙台土木)

 県仙台土木事務所は、都市計画道路の北四番丁大衡線(県道大衡仙台線)のうち、未整備となっている黒川郡大衡村〜大和町間の延長3km区間について概略設計業務に着手する。業務名は「吉岡他道路概略設計業務」で、11月9日に指名競争入札を開札し委託する。この業務で同区間の道路新設に向けたルート調査や概算事業費の算出などを行う。当面は暫定2車線での整備を考えている。

 未整備となっているのは、大衡村大衡の国道4号から、大和町宮床の国道457号までに至る延長6.4kmのうち、現道がない延長3km区間。現地は主に里山の丘陵部となっており、ここに幅員11mの暫定2車線道路を整備する。途中で水路が横断しているものの、トンネルや長大橋などの大型構造物は設けることを想定していない。

 大衡仙台線は、都市計画決定している全体延長が23.8kmで、幅員が車道13mと両側歩道で計23m。起点は大衡村大衡の国道4号と大衡落合線とのT字路で、終点が仙台市青葉区木町通の国道48号との交差点。

 全体のうち、仙台市が延長10.4km、県が延長5.2kmを整備し、すでに供用済み。県の整備区間のうち、延長3.8kmは4車線、延長1.4kmが暫定2車線となっている。

 県仙台土木事務所では現在、暫定2車線での供用済み区間から先で、大和町宮床の国道457号までに至る延長1.8km区間について、宮床工区として暫定2車線での道路整備を進めている。

 宮床工区の工事は、30年度の完成を目指している。26日には「宮床道路改良工事」の一般競争入札を開札しており、総合評価などを経て今後に落札者を決定する。30年度には仕上げの舗装工事などを発注する見通し。

 宮床工区から先の国道4号までに至る区間は延長6.4kmで、うち3.4kmは国道457号との重複区間となっており、すでに2車線の道路が整備されている。この重複区間には特に手を付けず、そこから先の延長3kmについて道路整備を具体化するため、今回概略設計業務を委託することにした。同業務の履行期間は30年3月23日まで。

2957荷主研究者:2017/11/07(火) 22:51:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171028_12021.html
2017年10月28日土曜日 河北新報
<ドン・キホーテ>仙台駅前進出 旧東洋ビル跡に来春開業

工事が続くドン・キホーテが入る予定の新商業ビル=仙台市青葉区中央1丁目

 仙台市青葉区中央1丁目の旧仙台東洋ビル跡地に建設中の新商業ビルに、ディスカウント量販店のドン・キホーテ(東京)が入り、2018年4月下旬のオープンを計画していることが27日、分かった。ドンキがJR仙台駅周辺に進出するのは初めて。

 関係者によると、ドンキ側は近隣の商店街関係者に概要を説明した。計画によると新ビルは地上10階、地下1階。1〜7階にドンキが入り、店舗面積は計約4400平方メートル。ドンキは24時間営業となる。地下1階には飲食店が複数入居する予定。

 1階に荷さばき施設を設けるほか、9階にオートバイや自転車の駐輪場を整備する。屋上は緊急時の避難スペースとする予定。

 親会社のドンキホーテホールディングス(HD)は8月、コンビニ大手のユニー・ファミリーマートホールディングスと資本提携するなど、事業の拡大に向け攻勢を強めている。

 仙台駅前の店舗について、ドンキホーテHDの担当者は「何もコメントできない」と話した。

 仙台圏には青葉区の晩翠通り店や富谷市の仙台富谷店など5店舗ある。

 新商業ビルの建設地は愛宕上杉通とハピナ名掛丁アーケード街の交差点角。合同会社グリーンファイル(東京)が再開発を手掛け、工期は18年2月末まで。

2960荷主研究者:2017/11/12(日) 11:13:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_12034.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
被災の岩沼・矢野目西 物流拠点整備へ一歩 土地区画整理の祈願祭

 東日本大震災で被災した岩沼市矢野目西地区の土地区画整理事業の安全祈願祭が30日、現地近くの集会所であった。民営化された仙台空港にほど近いエリア(地図)で、市は国際的な物流拠点を整備し、企業誘致による雇用創出などを目指す。

 人が集まる産業づくりを掲げる市復興計画マスタープラン(基本計画)に基づく整備で、対象面積は約18.1ヘクタール。このうち77%ほどが産業用地となり、市は物流系企業の集積を期待する。総事業費は30億円で、2021年3月までの事業完了を目指す。

 式典には約60人が出席。菊地啓夫市長が「民営化した空港のポテンシャルは大きい。市民の雇用の場や安定税収の確保はもちろん、東北の地場産品を海外に売り出す拠点にしたい」と強調し、関係者と一緒にくわ入れするなどして、工事の無事を願った。

 矢野目西地区は仙台空港の西約2キロ、仙台東部道路仙台空港インターチェンジの東約1キロに広がる水田地帯。8月に県から事業認可を受けた。

2961荷主研究者:2017/11/12(日) 11:15:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_11008.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
<仙台市合併30年>旧宮城町偏る発展 人口増える愛子、過疎化進む西部

宮城地区まつりに参加した親子連れ。愛子地域では子育て世代の定住が目立つ=29日、仙台市青葉区の広瀬文化センター

 1987年11月に当時の宮城町が仙台市と合併して1日で30年になる。市街地と仙台西道路で直結する愛子地域には商業圏が形成され、地区の人口は7万2926と合併時から2.5倍に増えた。一方、西部は過疎化が進み、地区内の人口分布の不均衡さが際立っている。

 「ひなびて、のんびりしている所が良かった」

 79年に内嶋洋之さん(73)は市中心部から落合に移り住み、下愛子でスポーツ用品店と釣具店を始めた。当時は街灯も少なく、人通りはまばらだった。

 ところが、83年の仙台西道路一部開通を境に環境が一変した。愛子地域まで延長すると商業施設や医療機関が進出。買い物や通院は域内で済むようになった。ラーメン店激戦地として知られ、アパート暮らしの若者も少なくない。内嶋さんは「ちょっと発展し過ぎだね」と苦笑いする。

 大規模住宅地が次々分譲され、若い世代が移り住んだ。栗生、愛子、錦ケ丘の小学校が新設された。合併時1万1809だった愛子地域の人口は、3万7980(10月1日現在)と3.2倍に増えた。

 町議4期、市議5期を務めた加藤栄一さん(82)は「人口増加に伴ってJR仙山線仙台-愛子間が平日上下計100本超に増え、より便利になった」と話す。

 対照的に少子高齢化、過疎化が進むのが、作並温泉やニッカウヰスキー仙台工場、定義如来などの観光地がある西部。作並地域の町内会や企業は9月、作並・新川地区活性化連絡協議会を設立し、地域振興の方策を探る議論を始めた。

 観光交流館「ラサンタ」を運営する作並振興協会の工藤秀也会長(77)は「商店が廃業し、愛子に行かなければ買い物できない。地域は衰退している」と嘆く。

 ピークの59年に369人だった作並小の児童は現在18人。同校の新川分校は2012年に休校した。利便性を求め、愛子地域に移住する流れが止まらない。

 新川を含む作並地域の高齢化率は38.6%(16年10月)と高水準。青葉区宮城総合支所は「今後さらに上昇する」と危惧する。

 工藤会長は「市のまちづくりは中心部に偏り、西部の豊かな自然を生かす政策が足りない」と指摘する。

2962荷主研究者:2017/11/12(日) 11:15:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171031_11007.html
2017年10月31日火曜日 河北新報
<仙台市合併30年>「広瀬区」構想高いハードル 人口10万届かず

 仙台市青葉区から旧宮城町を「広瀬区」として分区する構想が1989年の政令指定都市移行以来、浮かんでは消えてきた。地元では分区実現を望む声があるが、人口要件だけでもハードルは高そうだ。

 「10万人になったら分区を検討しましょう」

 宮城管内町内会長連絡会の袖沢勝義会長(75)は数年前、当時の市幹部から非公式に伝えられた。

 地元住民の中には「区役所や本庁に直接話した方が早い」と宮城総合支所を「中二階」とやゆし、区役所昇格への待望論が根強い。

 仙台市が合併時、当時の宮城町に示した分区を考える基準は5万。10万に引き上げられた形だが「市内最少の若林区(約14万)とのバランスを考えるとやむを得ない数字」として、地区内で語られる。

 10万の早期到達は現実的ではなさそうだ。宮城総合支所管内の10月1日現在の人口は7万2926。過去5年間の平均人口増加は年約550で、10万到達には50年を要するペースだ。

 ただ、青葉区の人口増加による分区の可能性はくすぶる。市行政区画審議会は2001年「青葉区の人口が30万を超え、さらに伸び続けるような場合、区画のあり方を検討すべきだ」と答申した。青葉区は12年に30万を超え、現在は31万688に上る。

 人口要件以外にも、旧宮城町でも中心部に近く、青葉区への帰属意識が強い地域では分区への抵抗感がある。

 市区政課は「人口が増えた宮城地区の行政ニーズには、まず総合支所の機能強化で対応する」と話す。

2963荷主研究者:2017/11/12(日) 11:23:40
>>2737
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_12008.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
仙台空港からするっと日本三景松島、世界遺産平泉へ 観光路線バス快走

仙台空港と松島、平泉を結ぶ観光路線バス

 今年1月に岩手県北バス(盛岡市)が運行を始めた仙台空港と日本三景「松島」、世界遺産「平泉」を結ぶ観光路線バスが好調だ。9月の乗客数は1000人を突破して過去最高を記録した。採算ラインの月間乗客数3000人達成に向け、さまざまなサービスで攻勢を掛ける。

 バスは仙台空港から仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)などを経由し、松島文化観光交流館(宮城県松島町)まで1日6往復する。このうち2往復はJR平泉駅と中尊寺・平泉レストハウス(岩手県平泉町)まで運行する。

 乗客数はダイヤを改正した5月の260人から徐々に増加。9月は1010人で約4倍になった。近畿圏からの観光客が4割と最多で、台湾や韓国からの訪日外国人旅行者(インバウンド)も5%超を占める。

 乗客の利便性向上のため、インターネットでの予約や決済に加え、仙台空港や松島観光ガイド事務所、平泉レストハウスでも乗車券を販売する。車内には無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を整備。英語、中国語、韓国語、タイ語の観光アナウンスシステムを導入した。平泉レストハウスなどでは手荷物無料預かりの乗車特典も設けた。

 今後は日本語を含めた5言語対応の専用ホームページを開設。沿線の見どころなどを紹介して国内外へのPRを強化する。

 岩手県北バスの平沢光昭常務執行役員は「東北の玄関口である仙台空港の利用促進は東北全体の観光や地域振興につながる。北東北の接続交通として貢献していきたい」と話す。

2964荷主研究者:2017/11/12(日) 11:27:06

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_13034.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
ICカード利用は9割 仙台市地下鉄や市バスの乗客 ポイント付与が普及後押し

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171102kahoku02.JPG

ICカード乗車券を利用して仙台市地下鉄の改札を通過する乗客。カードは非接触式でケースに入れたまま使える

 仙台市地下鉄、市バスの9割近くの乗客が市交通局発行のイクスカなどICカード乗車券を利用していることが1日、分かった。市交通局は「ポイントが付く経済性や利便性の高さから活用が進み、市民生活に定着した」と見ている。

 9月集計によると、市地下鉄で乗客の88.4%、市バスは87.6%が、ICカード乗車券や非接触IC搭載のスマートフォンなどで利用した。

 イクスカが市地下鉄南北線で先行導入された2014年12月以降の利用率の推移はグラフの通り。当初は10%台だったが、東西線や市バスへの利用拡大(15年12月)、70歳以上の市民を対象とする敬老乗車証のICカード化(16年10月)などを背景に切り替えが進んだ。

 ICカードの種類別では市地下鉄はイクスカが53.3%、JR東日本のSuica(スイカ)29.9%、敬老乗車証11.2%の順。市バスはイクスカ50.8%、敬老乗車証27.5%、スイカ19.3%だった。

 イクスカは市地下鉄、市バスの乗車回数などに応じ、運賃の最大25%のポイントが付与される。他地域のICカードより高い還元率や、仙台圏などのJRにも乗れる使い勝手の良さも普及を後押しした。

 今年2月以降、ICカードの利用客は市地下鉄、市バスとも80%台後半で推移。市交通局経営企画課は「ICカード乗車券が使われていない地域からの旅行客が一定程度おり、さらなる普及は難しい」と見ている。

2965荷主研究者:2017/11/12(日) 11:27:33

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171102_73029.html
2017年11月02日木曜日 河北新報
<東北中央道>4日開通 福島大笹生-米沢北IC 高速バスはルート変更で仙台-米沢10分短縮

 東北中央自動車道の福島大笹生(おおざそう)-米沢北インターチェンジ(IC)間が4日開通するのを前に、東北運輸局はJRバス東北(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する高速バス仙台-米沢線のルート変更を認可した。4日午後3時米沢市役所前発仙台駅東口行きから、東北中央道を通るルートに移行する。

 認可はJRバス東北が10月23日、山交バスが同31日。

 現在は東北自動車道の仙台宮城-福島飯坂IC間を走行し、福島飯坂ICと米沢市の間は国道13号を使っている。

 開通後は福島ジャンクションを経由し、東北道の仙台宮城ICと東北中央道の米沢八幡原ICの区間を走る。新ルートにより、所要時間は10分ほど短縮され、2時間10分を切る見込み。

 便数は1日6往復、運賃は片道1960円、往復3500円で、いずれも現行と変わらない。

2966荷主研究者:2017/11/12(日) 11:29:52
>>2900
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171103_13023.html
2017年11月03日金曜日 河北新報
仙台徳洲会病院20年移転 泉区・旧西友隣接地に計画

新仙台徳洲会病院の完成予想図(仙台徳洲会病院提供)

 旧西友仙台泉店があった仙台市泉区高玉町の「仙台泉ショッピングセンター(SC)」東側の隣接地に、医療法人徳洲会(東京)の仙台徳洲会病院が移転計画を進めていることが2日、分かった。泉区七北田にある同病院は施設が老朽化してきており、移転新築し2020年10月の開院を目指す。

 計画によると、建設場所は中古車販売店の跡地で、敷地面積は約3万5000平方メートル。一部賃借を含め取得済みで総事業費は約150億円。早ければ18年秋に着工する。現病院は新病院開院まで診察を続ける。

 新病院は地上9階か10階。最上階に老人保健施設を併設する方向で検討している。病床数は現在の315床より増える見込み。

 現病院(地上7階、敷地面積約1万2700平方メートル)は1986年開院。老朽化が進み、移転候補地を探していた。移転に伴う患者の負担を抑えるため、南東約2キロにある仙台泉SC周辺への移転を決めた。

 佐野憲院長は「(新病院は)若い医師の受け入れを積極的に進め、救急医療態勢をさらに強化し、地域医療に貢献したい」と話す。

 仙台泉SCとその周辺区画は中古車販売店移転後、SC核店舗だった西友仙台泉店が16年9月に閉店。再開発の行方が注目されていた。SC開発を手掛ける三井不動産は18年春までに既存のアイスリンク仙台と併せた複合型スポーツ施設を開業させる予定。西友仙台泉店跡地にはホームセンターが出店を計画している。

2967荷主研究者:2017/11/12(日) 11:34:22

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/11/06 建設新聞
明石台東土地区画整理組合設立準備会 宮城県富谷市・850区画の宅地開発
日技でコンサル・19年5月までに着工へ

 宮城県富谷市で宅地開発を計画している明石台東土地区画整理組合設立準備会(事務局=関兵精麦)は、来年5月の都市計画決定告示およびその1年後までの工事着手に向けて、日技に設計コンサルタント業務を委託している。

 開発予定地は、富谷市明石台で積水ハウスが「スマートコモンシティ明石台」として売り出したエリアの東側隣接地。面積は約43.5㌶で、総区画数は850区画程度を見込んでいる。元々は関兵精麦の所有で牧草地などとして利用されていた土地で、粗造成まで済んでいるが一部に丘陵が残っており土工を必要とする。

 なお、宮城県は仙塩広域都市計画を変更するため、2018年3月に都市計画審議会、同年5月に都市計画決定の告示を予定している。当該区域は住居系区画整理事業の着手が確実として市街化区域に編入する区域に挙げられており、告示後は本組合を設立して1年以内に着工するスケジュールとなっている。

2017/11/06付一面に掲載。

2969荷主研究者:2017/11/12(日) 11:49:54
>>2823
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171109_13031.html
2017年11月09日木曜日 河北新報
音楽ホール検討本格化へ 仙台市、27日有識者初会合

 仙台市は8日までに、音楽ホール整備の検討を本格化させる方針を決めた。有識者による懇話会の初会合を27日に開き、ホールの機能や立地に関する議論を始める。郡和子市長は7月の市長選で建設に慎重姿勢を示しており、議論を踏まえながら費用の圧縮策などを探るとみられる。

 懇話会委員は音楽団体や経済団体の関係者、大学教授ら9人が就く予定。メインの大ホール以外の小ホールの数や著名な楽団を誘致できる基準とされる2000席規模の座席数の是非、集客や物資の搬入出に最適な立地などを話し合う。

 懇話会は2018年度末までに報告書をまとめ、市は19年度にも基本構想を策定する考え。市によると大型施設の整備は基本構想策定から5年以上かかるといい、ホール建設が決まった場合でも、完成は早くて26年ごろと見込まれる。

 市は15〜16年度に基礎調査をし、ホール整備の可否を内部で検討してきた。奥山恵美子前市長は2月の施政方針演説で「規模や立地などの本格的な検討に着手する」と述べたが、郡市長は市長選で、公約に「優先順位と手法の再検証で経費節減」と掲げていた。

 市幹部らによると「建設の最終決定はまだ先」「建設費は規模や立地の条件を踏まえて見積もるため、現時点では白紙」という。

 音楽ホールを巡っては、地元経済界などから整備を求める声がある一方、県民会館や市民会館の老朽化が進み、県と市の連携の必要性も指摘されている。

2970荷主研究者:2017/11/19(日) 11:19:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171110_73046.html
2017年11月10日金曜日 河北新報
<仙山線 全線開通80年>機能強化望む声根強く

 JR仙山線は10日、全線開通から80年を迎えた。

 仙台-山形間の移動手段は近年、高速道路に主役の座を譲る一方、仙台圏では通勤通学路線として定着。現在は仙山連携の機運も高まり、再び存在感が増している。

 仙台-山形間の鉄路建設は明治時代から要望があったが、ルート選定を巡って政治が介入し、地域が対立する「我田引鉄」の様相となったという。ルートがなかなか決まらず、計画が進んだのは大正後期になってからだ。

 1929(昭和4)年、宮城側の仙山東線が仙台-愛子間で開業。2年後には作並まで延伸した。山形側の仙山西線は山形-山寺間が33年に開業した。

 残る作並-山寺間には奥羽山脈がそびえる。山間の急勾配に線路を敷き、県境の仙山トンネル(全長約5.4キロ)を貫通させた。37年、同区間がつながって仙山線となり、全線が開通した。

 当時、主要な乗客となったのが行商の女性たちだ。日本海の海の幸や山形の野菜を仙台で売り、太平洋の魚などを山形に運んだ。仙山線は宮城、山形両県の物流の中心的役割を担った。

 戦後の54年、国鉄の命運を懸けた交流電化の試験が仙山線で始まった。主流だった直流電化を交流に変えられれば、変電所の数を減らすことができて経済効率が高まり、長距離走行しやすくなるためだ。57年には、仙台-作並間で国内初の交流電化の営業運転が実現した。

 試験では思わぬ副産物が生まれた。交流電化だと時速200キロの走行が可能になることが判明。この成果を基礎にして開発されたのが新幹線だった。仙山線での試験開始から10年後の64年、東海道新幹線が開通する。

 昭和から平成にかけ、仙山線に大きな変化が起きる。仙台市内の沿線で宅地開発が進むとともに北山、国見、東照宮、葛岡と新駅が次々に誕生。2007年には東北福祉大前駅が開業した。仙台圏の同線は都市間輸送手段の一部となった。

 一方で仙台-山形間は1991年、東北自動車道と山形自動車道によって高速道で結ばれた。移動手段の主役は、仙山線の列車から高速バスに交代した。

 2016年には仙台、山形両市が仙山圏の活性化を目指す包括的な連携協定を結んだ。防災、観光など多方面で交流を進め、仙山連携は年々熟度を増している。沿線の地域資源の掘り起こしも盛んだ。複線化など仙山線の機能強化を求める声は根強い。

2971荷主研究者:2017/11/19(日) 11:20:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171110_73042.html
2017年11月10日金曜日 河北新報
<仙山線 全線開通80年>県都つなぎ連携加速

<渓谷を行く>面白山高原を走る仙山線の列車

<にぎわい>2007年開業の東北福祉大前駅。学生や住民でにぎわう

 JR仙山線は10日、全線開通から80年を迎えた。仙台市と山形市を結ぶ大動脈は、奥羽山脈に隔てられていた人とモノの移動を促し、両地域間の交流の推進に大きな役割を果たした。

 鉄道関係者やファンにとっては、日本の鉄道史に輝く歴史の舞台として名をはせる。戦後、鉄道の高度化実験の場として新幹線開発の基礎となり、国内の鉄道網を発展させる技術を生んだ。

 沿線には作並温泉(仙台市青葉区)や山寺(山形市)など観光資源も多い。深い峡谷と険しい山々を越えた鉄道技術の遺構は2014年、歴史的な近代土木遺産を顕彰する「選奨土木遺産」に認定され、新たな名所が生まれた。

 仙台-山形間の移動手段は近年、高速道路に主役の座を譲る一方、仙台圏では通勤通学路線として定着。現在は仙山連携の機運も高まり、再び存在感が増している。

2972荷主研究者:2017/11/19(日) 11:32:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171112_11024.html
2017年11月12日日曜日 河北新報
仙台市バス、全46路線赤字 地下鉄東西線開業響く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171112kahoku01.JPG

 仙台市のバス事業が2016年度、全46路線で赤字を計上したことが、市交通局が公表したデータで明らかになった。全路線が赤字に陥ったのは記録が残る00年度以降初めて。慢性的なバス離れに、15年の市地下鉄東西線開業に伴う黒字路線廃止が拍車を掛けた。市交通局は減便による収支改善を目指すが利用者の反発も予想され、財務体質の改善に向けた道のりは険しそうだ。

 市交通局は路線別に、100円の収入を得るために要する費用「営業係数」をまとめている。東西線開業に伴う15年のバス路線再編によって、同線沿線の黒字路線が廃止され赤字路線が残った。バス事業全体の営業係数は164。

 営業係数の上位、下位各5路線は表の通り。ワースト1位の八ツ森線(作並駅-八ツ森など)では100円を稼ぐのに1826円かかる計算だ。最も効率が良い桜ケ丘線(仙台駅前-桜ケ丘七丁目など)でも111だった。

 運行本数が多いほど全体の収支に影響し、単年度赤字が最も大きい路線は営業係数136の鶴ケ谷・南光台線(仙台駅前-旭ケ丘駅など)。同線の赤字額は2億8308万円に上った。

 交通局によると、市バスの1日当たり乗客は1980年の30万1000人をピークに減少し、17年度は10万3000人を見込む。

 バス離れの背景にはマイカーの普及に加え、87、15年に開業した地下鉄2路線の影響も大きい。市は地下鉄南北線と東西線が大量輸送を担い、各駅を拠点にバスが支線の役割を果たす分担像を描く。しかし、実際には客を奪い合う構図となっている。

 市バス事業は16年度まで10年連続で赤字計上し、累積赤字は56億8000万円に膨らむ。市は17年度予算でバス事業に支出する112億円を、21年度には102億円に減らす方針だ。

 市交通局が路線別営業係数を公表するのは異例。同局は「需要動向に応じた便数調整を段階的に行う」と減便に言及し、係数の公表を通じて利用者の理解を得たい考えだ。公表は今後も続けるという。

2973荷主研究者:2017/11/19(日) 11:32:53

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171112_11026.html
2017年11月12日日曜日 河北新報
<仙台市バス赤字>被災沿岸、山間部で深刻 廃止や減便人口減に拍車も

仙台市地下鉄東西線の荒井駅前を走る市バス。車内は閑散としている=若林区

 営業係数が振るわない仙台市のバス路線は、東日本大震災の津波被災地や山間部の過疎地に目立つ。高齢者が多く、公共交通機関は生活に欠かせない足。バス路線の廃止や減便は一層の人口減少を招きかねず、市交通局が考える経営改善は容易ではない。(報道部・野内貴史)

 津波で壊滅的被害を受けた若林区の沿岸部。震災遺構の旧荒浜小前のバス停で7日午前、市地下鉄東西線荒井駅行きの市バスに乗り込むと記者以外に乗客はいなかった。

 運転手は「夏は(遺構を訪れるために乗る)お客さんが結構いたが、寒くなり少なくなった」と言う。

 バスは被災した田園地帯を進む。途中、荒浜地区から集団移転した住宅団地近くの停留所で高齢女性が1人乗っただけ。そのまま終点の荒井駅に着いた。

 旧荒浜小前のバス停は4月に新設された。それまでは約400メートル内陸側の「南長沼」が終点だったが、旧荒浜小の震災遺構としての公開に合わせ延長された。

 荒井駅と南長沼などを結ぶ深沼線は2016年度の営業係数が585。収入の5.9倍の費用がかかる計算だが、高齢単身世帯が多い被災者や震災遺構見学者の足として重要な役割を担う。

 とはいえ、津波被災地の人口減少は深刻だ。営業係数175で46路線中17位の井土浜線(交通局東北大学病院前-中野など)は、若林区の六郷地区の中心部以東は「ほとんど乗っていない状態」(担当者)だという。

 最も運行効率の悪い八ツ森線は青葉区新川と作並駅などを結ぶ。平日の運行本数は4往復に限られる。作並小新川分校が12年度に休校し、地域の児童が作並小に通学するスクールバスの役割も果たしている。

2974荷主研究者:2017/11/19(日) 11:45:05

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/11/14 建設新聞
蔵王リース・仙台市富沢駅西区画整理 ビジネスホテル新築へフジタで設計
6F約3000㎡・19年2月末完成へ

 建設機械全般のレンタル事業を東北、北陸で展開する蔵王リース(宮城県名取市ゆりが丘2の25の1 平間宏樹代表取締役)は、仙台市富沢駅西土地区画整理事業地内にホテルコーラス仙台富沢(仮称)の新築を計画し、設計をフジタに委託している。

 同社は建機レンタルを展開する傍らホテル事業に参入し、2013年8月に福島県相馬市でホテルコーラス相馬を開業させており、ホテル建設は今回が2棟目。

 建設場所は、仙台市富沢駅西土地区画整理事業地内19街区55画地内の敷地3480.18㎡で、道路を挟んで南側正面にはヨークベニマルなどのショッピングモールが設けられた区画整理事業内の中心エリアといえる場所。計画ではここにRC6F延べ2996.51㎡規模でビジネスホテルを建設する。

 着工は18年1月末、完成は19年2月末を予定している。

2017/11/14付一面に掲載。

2975とはずがたり:2017/11/27(月) 22:16:33
<東北沿岸部>震災後、続く地盤隆起 復興工事変更も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-00000005-mai-soci
11/26(日) 9:30配信 毎日新聞

 東日本大震災でいったん沈んだ東北地方太平洋沿岸部の地盤が隆起を続けている。国土地理院の調査では、30センチほど上昇した場所もあり、津波の被災からの復旧を目指す防潮堤の計画を変更したり、岸壁のかさ上げした部分を削り直すなど工事内容を変更したりする事例まで出ている。

 国土地理院が昨年、岩手、宮城、福島など被災地の計573の水準点の標高を測量したところ、震災半年後の2011年10月と比べ、宮城県の石巻市鮎川で約30センチ▽気仙沼市長磯で約24センチ▽岩手県釜石市大町で約17センチなどの隆起がほぼ全ての地点で確認された。震災で急激に動いたプレートの下に対流する岩石などが、水あめのようにゆっくりと流動し、地盤を押し上げているという専門家の指摘もあり、長期間に及ぶ可能性が取りざたされている。

 隆起はさまざまな影響を与えており、隆起が広範囲に及ぶ宮城県では今年3月、沿岸部の防潮堤382カ所の復旧・復興計画のうち、約23%の89カ所で計画を見直す方針を発表した。気仙沼市の神山川では、津波の遡上(そじょう)対策として、575メートルの堤防を計画したが、市内の標高が平均約22センチも上昇したことがわかると、工法が見直された。堤防は計画より約190メートルも短縮され、住民団体が伐採に反対していた桜並木約60本のうち17本が残されることになった。

 石巻市の鮎川漁港では震災後、1メートルほど地盤が沈み、津波被災後の復旧時にかさ上げしたものの、今度は岸壁が想定より約30センチも高くなり、漁業関係者から「荷揚げが難しくなった」などと苦情が相次いだ。宮城県は今年に入り、事業費1億7000万円をかけて隆起分を取り除く「かさ下げ」工事に着手。一部は完成し、地元漁協は「作業効率は上がった」と評価する。

 この工事では、30センチ以上の隆起が確認された場合、新たな災害復旧事業として認定し、国が事業費の3分の2を負担する新制度が利用されたが、水産庁によると具体化したのはこの事例のみだ。状況の変化を受け、事業の途中で工事内容を修正する事例が増えているほか、地域全体が隆起するため、目に見える形で大きな影響を確認しにくいことも背景にあるとみられる。

 約20センチの隆起が確認された岩手県大船渡市の大船渡漁港では、小型船の漁業者が独自に岸壁にはしごを設け、船への乗り下りに利用している。漁師の男性(72)は「春先の干潮時は特に荷揚げが大変だが、再び直すのは手間がかかるし、このままで我慢するしかない」と話していた。【佐藤慶、新井敦】

2976とはずがたり:2017/11/27(月) 22:25:03
ホント自民党的公共工事偏重バカバカしいな。
>「住宅は高台移転するのに、いったい何を守るために造るのか」。自宅を流されたすずり職人、高橋頼雄さん(49)は憤る。「地域性や住民の意見を考慮せずにやってしまった。海が見えなくなったら、もう古里ではなくなっちゃう」。仮設住宅で同居する母の自宅が再建されれば、自分は雄勝を出ていくと決めたという。
>住宅は存在しないものの、県は今後建設される拠点施設や県道を守るため高さ9・7メートルの防潮堤が必要と判断した。
>高い防潮堤に反対する住民有志で組織する「持続可能な雄勝をつくる住民の会」は15年、震災前の高さと同じ4・1メートルへ計画を見直すよう求める要望書を村井嘉浩知事宛てに提出したが、県方針は覆らなかった。
>県と反対住民に挟まれた市側は「防潮堤で議論がまとまらないと、他の復興が遅れる」と説明して反対派を押し切ったという。
>公共施設を高台に移したうえで海と共存するまちづくりを目指していた阿部晃成さん(28)は「多様な議論があるべきなのに、行政の施策に賛成か反対かという構図になってしまった」と悔しがる。震災前に約4300人だった町の人口は既に、1000人前後まで減った。

東日本大震災6年・復興の検証
高い防潮堤「良かったか」 行政に不満の住民も 宮城・雄勝
https://mainichi.jp/articles/20170221/ddm/003/040/125000c?inb=ys
毎日新聞2017年2月21日 東京朝刊

「高台移転するのに」「ないと怖くて戻れぬ」
 東日本大震災で大きな津波被害が出た岩手、宮城、福島3県では、震災前に延長約165キロだった高さ5メートル以上の防潮堤が、約300キロに増える。だが、古里の景観を激変させてしまう高い防潮堤の建設に納得できない住民らもいる。【山崎征克】

 宮城県石巻市の北東部、雄勝(おがつ)湾に面する旧雄勝町。湾の最奥部に位置する雄勝中心部の防潮堤計画は2014年に決まりながら、住民の反対意見があり、建設は先送りになっていた。県は昨秋、説明を尽くしたと判断。高さ9・7メートル、延長約1・8キロ、建設費約66億円に上る事業に着手した。

 「住宅は高台移転するのに、いったい何を守るために造るのか」。自宅を流されたすずり職人、高橋頼雄さん(49)は憤る。「地域性や住民の意見を考慮せずにやってしまった。海が見えなくなったら、もう古里ではなくなっちゃう」。仮設住宅で同居する母の自宅が再建されれば、自分は雄勝を出ていくと決めたという。

 雄勝中心部では約600世帯が津波にのまれた。震災からわずか2カ月後、住民代表らは「雄勝地区震災復興まちづくり協議会」を設立し、まちづくりの議論をスタートさせた。協議会は市雄勝総合支所と共に、半島沿岸をぐるりと走る県道をかさ上げし、高い防潮堤は設けない案を作り、市長に提出した。だが県は防潮堤建設にこだわった。

 県による説明会では、一人の高齢女性が「防潮堤がないと怖くて町に戻れない」と泣いて訴え、「あの被害を経験したのだから、高い堤防で守るべきだ」との声も出されたという。住民には賛成、反対どちらの意見もあった。

 元々はホタテ養殖が盛んな湾沿いのわずかな平地に住宅や店舗が密集していた地域。ほぼ全域が危険区域に指定され、住宅を建てられない。市は住民へ、海辺から約3キロ離れた高台への移転を提案した。住宅は存在しないものの、県は今後建設される拠点施設や県道を守るため高さ9・7メートルの防潮堤が必要と判断した。

 高い防潮堤に反対する住民有志で組織する「持続可能な雄勝をつくる住民の会」は15年、震災前の高さと同じ4・1メートルへ計画を見直すよう求める要望書を村井嘉浩知事宛てに提出したが、県方針は覆らなかった。

 複数の住民や支所によると、県と反対住民に挟まれた市側は「防潮堤で議論がまとまらないと、他の復興が遅れる」と説明して反対派を押し切ったという。

 別の住民団体「雄勝町の雄勝地区を考える会」の事務局を務め、公共施設を高台に移したうえで海と共存するまちづくりを目指していた阿部晃成さん(28)は「多様な議論があるべきなのに、行政の施策に賛成か反対かという構図になってしまった」と悔しがる。震災前に約4300人だった町の人口は既に、1000人前後まで減った。仮設住宅で暮らす漁師の木村昇一さん(78)は「防潮堤に反対すると他の復興も遅れるという説明だったが、どんどん人が出ていった。何が良かったのか、もう分からない」と嘆いた。

2977荷主研究者:2017/12/02(土) 20:16:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171118_13038.html
2017年11月18日土曜日 河北新報
仙台駅西口のガス灯、風前のともしび 96%に不具合 市、改修計画

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171118kahoku02.JPG

故障のため、ランプのほやに当たる灯具が撤去されたガス灯(左)。右側は既にLED化されている=仙台市青葉区中央3丁目

 設置数が国内最多とされるJR仙台駅西口のガス灯117基のうち、96%に当たる112基に不点灯や灯具の腐食などが確認されたことが17日、分かった。管理する仙台市は9月に改修計画を策定。2018年度から4年間で発光ダイオード(LED)への変更や撤去を進める。

 ガス灯は1987年の市地下鉄南北線開業に合わせ、仙台駅前商店街振興組合が設置し、市に寄贈した。ここ数年で故障が多発するようになった。市によると、経年劣化で明かりのつかないガス灯が31基ある。腐食や損傷があったのは81基、正常と確認できたのは5基だけだった。

 計画では、愛宕上杉通の交差点2カ所でガス灯8基を残し、94基をLED電球に替える。以前に故障したガス灯の一部には既にLED電球を取り付けている。

 ペデストリアンデッキ直下のガス灯15基は「天井に埋め込んだダウンライトで明るさが確保されている」として撤去する。

 事業費は約3億円を見込む。2018年度後半に着工し、22年度内に完了の見込み。

 青葉区道路課の担当者は「地元の意向を受け、2カ所でガス灯を残すことにした」と話す。

 ガス灯がともる仙台駅西口の街並みは旧建設省が1990年度に主催した「街灯のある街角30選」に選ばれている。

2978荷主研究者:2017/12/02(土) 21:01:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_13018.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<三陸道>南三陸海岸IC-歌津IC間 来月9日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171123kahoku02.JPG

 国土交通省は22日、南三陸町の三陸沿岸道南三陸海岸インターチェンジ(IC)-歌津IC(仮称)間4.2キロが、来月9日に開通すると発表した。

 開通区間には橋3カ所、トンネル1カ所がある。2013年3月に着工し、事業費は約180億円。走行時間で4分の短縮効果を見込んでいる。

 東日本大震災後、同町への三陸道の延伸は志津川IC(2016年10月)、南三陸海岸IC(17年3月)に続き、3カ所目。今回の延伸により、4月に開業した同町歌津の復興商店街「南三陸ハマーレ歌津」への観光客増加を期待する。

 佐藤仁町長は同日の定例記者会見で「仙台圏から足を延ばしやすくなる。歌津ICから近い平成の森野球場にもアクセスしやすくなるため、高校野球の大会も誘致したい」と述べた。

 国は復興の最優先事業として仙台港北(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市、JCT)間を復興道路と位置づけ、20年度までに開通させる方針。歌津北IC(仮称)は18年度に供用が始まる予定。

2979荷主研究者:2017/12/02(土) 21:02:08

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_13016.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<仙山線>愛子駅が来年1月にリニューアルオープン

JR仙山線愛子駅新駅舎の外観イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は22日、仙台市青葉区のJR仙山線愛子駅を来年1月20日にリニューアルオープンすると発表した。旧駅舎は築88年の木造駅舎で老朽化に伴い、今年5月末から新駅舎を建設していた。現在は仮駅舎で営業をしている。

 新駅舎は鉄筋平屋建てで床面積は140平方メートル。旧駅舎より約50平方メートル広くなる。外壁は同駅近くの諏訪神社、子愛子観音堂などのしだれ桜の幹をイメージし、茶系の色合いで統一した。

 同支社の坂井究支社長は「愛子駅は通勤、通学客が増え、毎年約2%ずつ伸びている。新駅舎はより快適に使ってもらえるはずだ」と話した。

2980荷主研究者:2017/12/02(土) 21:04:39
>>2765
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171123_12024.html
2017年11月23日木曜日 河北新報
<フォレストモール>東北初進出 仙台茂庭店きょうオープン

23日に開業するヨークベニマルなどが入る「フォレストモール仙台茂庭」

 ショッピングモール「フォレストモール」(東京)は23日、仙台市太白区茂庭に仙台茂庭店をオープンさせる。ヨークベニマルなど11店舗が入る。フォレストモールの東北進出は初。

 東北自動車道仙台南インターチェンジ近くの国道286号沿いに開設する。敷地面積は約3万3000平方メートル。店舗は鉄骨平屋で、総面積約8900平方メートル。440台分の駐車スペースを備える。

 ヨークベニマルのほか、100円ショップやドラッグストア、飲食店、美容室、歯科医院などが入る。12月にホームセンター「ダイユーエイト」が開業する。

 フォレストモールは関東、甲信越の5都県で計6カ所のショッピングモールを運営する。同社の担当者は「事業拡大のため東北進出を決めた。東北は関東と比べ不動産価格も抑えられ、事業を展開するには非常に有望な地域」と話した。

2982荷主研究者:2017/12/10(日) 11:11:35
>>2981
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_12035.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
ミツバ、仙台に拠点 群馬の自動車部品大手 電装品ソフト開発

立地表明書を郡市長(右)に手渡した長瀬社長

 自動車部品メーカー大手のミツバ(群馬県桐生市)は27日、仙台市宮城野区榴岡に研究開発拠点を設置すると発表した。長瀬裕一社長が市役所で郡和子市長に立地表明書を手渡した。

 来年4月に従業員6人で事業を始め、2年後に20人態勢を目指す。自動車や二輪車に使うモーターなど電装品のソフトウエアを開発する。

 長瀬社長は首都圏の人材難を挙げ、「仙台には優秀でまじめな若者が多い。大学との共同研究を進め、差別化できるような商品を開発したい」と意気込みを語った。郡市長は「仙台からいろいろと事業展開してほしい」と期待感を示した。

 ミツバはホンダや日産に電装品を供給している。子会社の両毛システムズ(群馬県桐生市)は昨年、宮城野区に「仙台開発センター」を設けた。

2983荷主研究者:2017/12/10(日) 11:12:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_12034.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
<積水化学>東北初の高齢者住宅 介護スタッフ常駐

完成した高齢者向け賃貸集合住宅「ハイムガーデン仙台泉」

 大手住宅販売の積水化学工業住宅カンパニー(東京)は27日、仙台市泉区将監殿5丁目に整備した高齢者向け賃貸集合住宅「ハイムガーデン仙台泉」を12月7日に開業すると発表した。東北での高齢者向け住宅の展開は初めて。

 入居対象は基本的に60歳以上の高齢者。要介護向けの「一番館」(30戸)と、要支援向けの「二番館」(18戸)の鉄骨2階の2棟で構成する。一番館は介護スタッフが24時間体制で常駐し、食事を常時提供する。

 一番館は1部屋約18平方メートル、二番館は夫婦向け約43平方メートルと独居向け約33平方メートルがある。一番館には共用の食堂やラウンジを整備。二番館はトレーニングルームを設けている。

 同社の担当者は「介護だけでなく、独居の不安や防犯対策といった高齢者向けのサービスが必要と考えている。東北では今後も新たな住宅整備を検討している」と話した。

 ハイムガーデンは東京、愛知、千葉の3都県で展開している。

2984荷主研究者:2017/12/10(日) 11:16:45
>>2969
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171128_11033.html
2017年11月28日火曜日 河北新報
整備検討中の音楽ホール、有識者懇が初会合 18年度末報告へ 仙台市

 仙台市は27日、整備検討中の音楽ホールを巡る議論を本格化させるため、有識者による懇話会(会長・本杉省三日大理工学部特任教授)の初会合を市役所で開いた。ホールの機能や規模、立地などを検討し、2018年度末に報告書をまとめる。

 委員は学者や音楽団体、経済界の関係者ら9人。郡和子市長は「音楽ホールは市民が集い、奏で、交流を広げる場。仙台の街にふさわしいホールはどういうものか、知恵と力を貸してほしい」とあいさつした。

 市側は議論のたたき台として「主ホールは2000席規模の多機能ホール」などとする試案を提示。委員から「ホールで公演がないとき、どう活用をするのか。にぎわいや交流をつくり、街の魅力を高める活動を担ってほしい」「コンベンション機能を補完する施設がいい」などの意見が出た。

 市は懇話会の検討を踏まえ、19年度にも立地場所を選び、基本構想を策定する考え。整備手続きが順調に進んだ場合でも「開館は今から10年近くを要する」(市文化振興課)という。

 懇話会は今後5回の会合で、市内の他のホールとの役割分担や連携の在り方などについても議論する。

 本杉会長は「東日本大震災後、文化芸術が東北で果たしている役割を再認識した。地域の人たちの思いがホールに込められ、運営されていくだろう。(懇話会の議論を通じて)方向性を形にしたい」と述べた。

 市によると、全国20政令市のうち、2000席規模の大型ホールがないのは仙台市だけ。

 市は市民に関心を高めてもらおうと、来年度まで3回のシンポジウムを開く。第1回は「これからの仙台に望まれるホールと文化芸術振興」をテーマに、来年1月27日、青葉区の市青年文化センターで行われる。

2985荷主研究者:2017/12/10(日) 11:17:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452029?isReadConfirmed=true
2017/11/27 05:00 日刊工業新聞
「光」で紡ぐ東北産業の夢(上)巨大な顕微鏡 新産業創出、東北の稼ぐ力に

建設候補地の東北大青葉山新キャンパスを視察する諮問委員会のメンバー

 巨大な顕微鏡は東北の産業にとってどんな存在になるのか―。産学官による東北発のプロジェクト、東北放射光施設(SLiT―J)計画が佳境を迎えている。国が建設の可否を審議しており、今年度内に結論が出る見通し。建設地に選ばれれば2021年度にも運用を開始する。産業振興に期待がかかるSLiT―J。地元は「稼働後」を見据えて動きだしている。(仙台・田畑元)

【建設費300億円】
 放射光施設とは何か。光速近くまで加速した電子を磁力で曲げた時に発する放射光を使い、ナノメートル(ナノは10億分の1)単位で物質の構造や性質を見られる装置。同様の施設にスプリング8(兵庫県佐用町)があり低燃費タイヤや燃料電池など身近にある技術や商品が生まれた。

 SLiT―Jの建設候補地は東北大学青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)。東京から最短で2時間弱と立地環境もよい。建設費用は推定約300億円で官民が負担する。

 東北経済連合会は国の18年度予算の獲得を目指し、民間資金の調達を東経連や東北大のほか、企業などで構成する推進母体の光科学イノベーションセンターが担う。企業や研究機関に1口5000万円の出資を募り、口数によって施設の優先利用権などを付与する。すでに三菱重工業やIHI、住友ゴム工業など50社近くが賛同の意向を示している。

【地域産業を発展】
 「立地によって新産業が生まれ、東北の稼ぐ力が高まる」(海輪誠東経連会長)。SLiT―J計画は地域産業発展の手段で、誘致を目的にしてはならない。東北発の成果創出はもちろん、地域企業が施設を生かしてこそ、地域の資本になる。

 「どんな施設か。どう関係があるのか、実感がつかめない」と話す地元中小企業も多い。同センターは「ものづくりフレンドリーバンク」を用意する。地域企業に小口の加盟金を募って出資金に充てる仕組みで、東経連やみやぎ工業会などが地元企業に足を運んで理解活動を続ける。

【雇用創出】
 立地が実現すれば、最先端の施設に内外の研究者が集い、世界的な研究開発が進む。研究施設や生産拠点集積の呼び水となれば、東北で新しい産業を生み出すきっかけにもなる。

 スプリング8はスーパーコンピューター京などの施設誘致に成功し、県の製造業立地件数も増加するなどの副次効果を生んだ。

 東北大大学院はSLiT―Jの経済効果を「設置後10年で約3200億円。雇用創出効果は約1万4000人」と試算している。巨大な顕微鏡はどんな影響を東北産業にもたらすのだろうか。

(2017/11/27 05:00)

2986荷主研究者:2017/12/10(日) 11:17:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452179
2017/11/28 05:00 日刊工業新聞
「光」で紡ぐ東北産業の夢(下)日本の「東海岸」に 産学官一体で革新起こす

放射光施設「SLiT―J」の完成イメージ図

【世界の先端拠点】
 「東北が日本の『東海岸』になる」。光科学イノベーションセンターの高田昌樹理事長(東北大教授)は、東北放射光施設(SLiT―J)がもたらす立地効果をこう表現する。半世紀前、米国の一地方大学だったスタンフォード大学による加速器産業の集積によって、西海岸にシリコンバレーが誕生した。東北でそんな革新が起こせると期待する。

 「西のスプリング8、東のSLiT―J」。日本に9カ所ある放射光施設は硬X線と呼ばれる領域を分析するもの。SLiT―Jは、より産業ニーズが高いとされる軟X線領域を得意にする。水や樹脂などの軽元素を見るのに最適で、建設候補地の東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)を世界をリードする先端拠点にする。

 「施設はモノを測る道具にすぎない。自分次第でいくらでも活用できる」(高田理事長)。SLiT―Jは研究者や大企業のものだけではなく、生み出される研究成果によるベンチャー、中小企業への波及も期待されている。

 施設を中心にする産学連携で新たな枠組みも提案する。コウリション(有志連合)・コンセプトは、企業と研究者1対1のユニットで製品開発するモデルで、施設の利用方法など学術的な知識を活用できる。このコンセプトを発展させて企業、大学、分析会社がそれぞれ入居するモール構想も盛り込むなど、高い自由度と実行性のある施設環境をつくり出す。

【次代を開く意思】
 SLiT―J計画が東北7国立大学によって提案されたのは2011年12月。東日本大震災の年に「技術による地域の復興と発展」の思いを託した。箱物の誘致ではなく、産学官が一体となった東北100年の計による壮大な計画と言える。

 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北。中央依存ではなく、自立的な復興を目指して新しい将来像を描き出そうとする東北が、自ら次代を開こうとする意思が計画に込められている。

【将来への資産】
 大きな期待を背負う巨大な顕微鏡は東北産業のこれからをどう映し出すのか。

 推進組織による活動によって「こんな形で活用できるのか」と地域企業の理解も深まっている。

 プロジェクトを将来への資産にするため「立地、運用開始の先」を見つめた活動は続く。

 東北にはもう一つ、国際リニアコライダー(ILC)計画がある。大型加速器施設の立地価値をきっちりと地域に落とし込まなければならない。

 東北のプレーヤーみんなの知恵と工夫、行動に委ねられている。

(2017/11/28 05:00)

2987荷主研究者:2017/12/10(日) 11:29:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171129_12044.html
2017年11月29日水曜日 河北新報
米アウトソーシング アロリカ 仙台事業所 来月開設

郡市長(右)に仙台への立地を表明したボルハ氏

 コールセンター業務などを担うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス世界大手の米アロリカは28日、仙台市青葉区上杉に国内初の事業所「仙台サイト」を12月4日開設すると表明した。初年度は地元雇用を中心に50人でスタートし、将来は300人体制を目指す。

 同社アジア地区社長のボン・ボルハ氏が市役所で、郡和子市長に立地表明書を提出した。ボルハ氏は市内への大学や専門学校の集積などを挙げ「優秀な人材を採用できる」と強調した。

 同社の拠点は世界17カ国目。日本法人の本社を置く仙台サイトは顧客管理やマーケティングの代行、コールセンター運営、オペレーター教育などを手掛ける。従業員の研修を経て、来年1月に業務を始める。

 郡市長は「仙台の高いポテンシャル(潜在力)を世界に認識してもらう良い機会になる」と話した。

2988荷主研究者:2017/12/10(日) 11:32:22
>>2878
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171129_11029.html
2017年11月29日水曜日 河北新報
「新たな地下鉄厳しい」南北線名取・富谷延伸 仙台市長見解

 郡和子仙台市長は28日の定例記者会見で、市地下鉄南北線の延長について「名取市長、富谷市長とまだ具体的な話はしていない」と述べた上で、「新たな地下鉄建設となると厳しいものがある」として、地下鉄以外の交通方式を検討すべきだとの考えを示した。

 郡市長は地下鉄の高額な建設費や国の援助などに触れ「どういう交通ネットワークをつくっていくのか。必ずしも地下鉄だけではなく、いろいろな方策が考えられる」と話した。

 北隣の若生裕俊富谷市長は市内と泉中央駅のアクセス改善を掲げる。市が委託したコンサルタントは「地下鉄方式が優位」と報告した。南隣の山田司郎名取市長は昨年7月、南北線の南進を公約して初当選した。

 河北新報社が7月の仙台市長選で実施した有権者アンケートでは「延伸した方がいい」と「どちらかと言うと延伸した方がいい」を合わせ、67.5%が南北線延伸に賛成している。

2989荷主研究者:2017/12/20(水) 22:53:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171130_13017.html
2017年11月30日木曜日 河北新報
<仙台城大手門>復元へ17600人の署名提出 市民団体

大手門復元を要望したプロジェクトのメンバー(左)

 藩制時代の文化を生かした観光振興と歴史遺産の再生を目指す仙台市の市民団体「『政宗ワールド』プロジェクト」の古田義弘理事長(元東北福祉大教授)らが29日、市役所を訪れ、仙台城の大手門復元を求める約1万7600人分の署名簿を郡和子市長に提出した。

 古田理事長が「大手門は市のシンボルだった歴史遺産。復元整備をお願いしたい」とあいさつ。郡市長は「『はい分かりました』とはいかないが、どういう物が望ましいか、市民と一緒に考えたい」と応じた。

 大手門は1931年に国宝に指定されたが、45年の仙台空襲で焼失。跡地は戦後、市道交差点になった。

 市は2005年策定の仙台城跡整備基本計画の中期目標に大手門の復元を打ち出し、6〜15年後に着手する予定だった。

 市は30日、仙台城の保存活用をテーマにした検討委員会の初会合を開く。

2991荷主研究者:2017/12/28(木) 22:16:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_11020.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線>あす開業2年 利用者1日5万5100人 予測8万人には遠く

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171205kahoku02.JPG

6日に開業2年を迎える仙台市地下鉄東西線。利用客は1年目に比べ1割強増加した=仙台駅

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸2年となる。2年目は今年10月までに1日平均5万5100人(速報値)が利用、1年目の同期を12.2%上回った。利用者は全13駅で増えたが、初年度需要予測の8万人には及ばない。沿線まちづくりに加え、バスとの役割分担の明確化が改めて課題となっている。

 1日平均利用者数の1、2年目の月別推移はグラフの通り。2年目は12月を除き、1年目の実績を上回った。いずれも沿線にある学校の新入生が利用し始める4月の伸びが目立つ。

 駅別で増加率が最も大きいのは青葉山駅の20.4%。駅近くへの東北大農学部の移転(17年4月)が影響した。宮城野通駅(19.5%増)、六丁の目駅(18.0%増)も沿線開発などを背景に客足が伸びた。

 八木山動物公園駅は6.0%、国際センター駅は8.1%の伸び。近隣住民や行楽客、イベント参加者が徐々に地下鉄利用に移行する様子がうかがえる。駅周辺の大規模開発が進む荒井駅は8.6%増だった。

 仙台駅を境に東西をみると、都市基盤が成熟した西側6駅の1日の平均利用者数は3427人で12.0%の増。東側の6駅は2824人だが、沿線開発の伸びを反映し増加率は14.3%だった。仙台駅は1万7582人で10.2%増えた。

 開業効果で、薬師堂など駅周辺の住宅地の地価上昇率は全国有数となった。南北線利用者は16年度、乗り換え需要を取り込み、初めて1日18万人に達した。

 郡和子市長は、11月28日の定例記者会見で「東西線の利用者は着実に増えている。沿線は土地開発の可能性が高く、まちづくりに努めていきたい」と述べた。

2992荷主研究者:2017/12/28(木) 22:19:12

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_11019.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>仙台市バス赤字 改革遅れ収支悪化、青森や八戸と格差

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171205kahoku03.JPG

 仙台市地下鉄東西線開業に伴う路線再編で、市バスは2016年度、全46路線が赤字に陥り、危機に直面する。東北で独立採算の公営交通機関を有する青森、八戸、仙台3市の公営バス事業は過去5年間で利用者が12.5%減り、乗車料収入は計12億2000万円減少した。先行して路線や便数を削減した青森、八戸両市は経営が改善しており、改革の進度が経営を左右している。

 3事業者の12〜16年度決算によると、利用者は12年度の計5950万人から、16年度は計5205万人に減った。乗車料収入も11.6%減少した。

 100円の収入を得るために要する費用「営業係数」の推移は表の通り。仙台は市地下鉄東西線の開業で164に悪化した。青森は101と比較的良好。八戸は124で収支の均衡は大きくは崩れていない。

 仙台は地下鉄とバスが客を奪い合う。市一般会計からバス事業への補助は30億4800万円(16年度)。政令市では名古屋市(34億4200万円)に次いで高い。12年度より20.7%増えるなど、さらなる市民負担が生じる懸念がある。

 経営健全性を示す資金不足比率は、仙台が2年前の0.4%から5.9%に悪化。健全化計画策定が義務付けられる「経営健全化団体」の基準「20%以上」が視野に入る。一方、八戸は16年度にゼロ、青森は17年度に解消する見込み。

 青森、八戸は近年、経営危機に陥り、資金不足比率が一時、青森が66.9%(08年度)、八戸は88.1%(02年度)に達した。青森は市が民間事業者に委託する「市民バス」を12年度にスタート。八戸は民間バス会社に路線移譲してスリム化するなど、早期の経営改善で復活した。

2993荷主研究者:2017/12/28(木) 22:19:47

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13034.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台市バス>東西線開業で収支悪化 来年「範囲広く浅く」4月減便

 仙台市地下鉄東西線の開業で収支が悪化する仙台市のバス事業について、市交通局が来年4月のダイヤ改正で減便を実施する方針を固めたことが4日、分かった。向こう4年間で運行量の計5%の削減にとどめ、大幅減便は先送りする。

 市の西城正美交通事業管理者は、河北新報社の取材に「当面の危機を回避するため、あまり影響のない範囲で広く浅く、20本に1本の割合で減便する」と述べた。

 市バス事業は2016年度に全46路線が赤字となった。減便は、21年度までの経営改善計画期間中に段階的に減便する。均一料金制度「100円パッ区」や通学フリーパスの値上げなどの対策も進める。

 市交通局は、数年内に経営健全化団体に転落する懸念から減便を実施する方針を打ち出していた。西城氏は「今回は路線には手を付けないが、どこかの段階で抜本的な対策を講じなければならない」と語り、将来的な路線の削減を否定しなかった。

 郡和子市長は11月13日の定例記者会見で「市民の足を守るため持続的、安定的な経営努力をしてほしい。ドラスチック(抜本的)な減便は市民の利便性に大きく反する」と大幅減便に否定的な姿勢を示した。

2994荷主研究者:2017/12/28(木) 22:20:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13003.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>バス減便へ実態を検証 地下鉄とともにトータルでの利便性示す

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎仙台市交通事業管理者 西城正美氏

 市地下鉄東西線は2年間、基本的に順調に運行できた。大きなトラブルがなくひと安心している。乗車人員は2年連続で4月に大きく伸びた。確実に乗客を増やし、一日も早く黒字にしなければならない。その過程としてはおおむね順調だろう。

 日本最初の地下鉄である(東京メトロ)銀座線は90年の歴史がある。われわれも100年、あるいはそれ以上のスパンで考えていかなければならない。

 バス事業は2016年度、全46路線が赤字となり経営危機にある。どこかで抜本的な対策をやらなければならない。まずは毎年の資金不足比率の上昇を止めたい。需要と供給のアンバランスが拡大している。待ったなしだ。

 本年度から5年間の経営改善計画で「8%相当の事業量調整」と説明してきた。8%に当たるコスト削減効果を狙う。

 減便で5%の支出を減らす。利用実態を踏まえ便数設定を考えたい。特定の時間帯、特定の路線ではなく、全般的に検証する。

 残りの3%は均一料金制度「100円パッ区」や通学フリーパスの値上げなどを組み合わせる。値上げ後も非常に低廉な料金だ。ご理解をお願いしたい。

 バス路線をたくさん作り、それを全部つなげるのは既に限界だ。仙台では従来、乗り継ぎの文化がなかった。抵抗感はあるかもしれないが、地下鉄とともにトータルでの利便性を示せるよう工夫していきたい。(談)

2995荷主研究者:2017/12/28(木) 22:21:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13004.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>交通網整備へ対話を デマンド型交通システムや乗り合いタクシーも一案

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎市民の安心安全の公共交通を考える会事務局長 石垣 敦氏

 高齢者の運転免許の自主返納が話題になっている。80歳を過ぎても運転する気持ちは分かる。スーパーまで15分歩き、買い物袋を抱えて帰るのは大変だ。

 交通弱者は生活上も弱者である場合が多い。高齢者や障害者が自由に出歩ける社会になれば、街はもっと活性化する。市一般会計から年間30億円がバス事業に補助されているが、誰もが自由に移動できれば決して高くはない。

 東西線は乗り継ぎの不便さが目立つ。卸町駅や六丁の目駅で降りても、2次交通に当たる次の交通機関が乏しい。タクシーに乗ろうにも、交差点にあるので停車スペースがない。

 2次交通の確保として、地元の企業に一定の負担をしてもらい、通勤客を運ぶデマンド型の交通システムを導入するのも一案だ。マイカー通勤から東西線利用への転換を進めたい。

 東日本大震災の津波被災地や中山間地など、路線バスによる大量輸送になじまない地域もある。乗り合いタクシーなど小人数向けの交通方式を検討すべきだ。

 一人一人のニーズに応じた交通体系を構築するため、市や交通局は地域住民との話し合いを大切にしてほしい。町内会ごとに地域交通を考えるための集まりを開催すべきだ。地域の声に基づいて丁寧に交通網をつくるきめ細かさが必要だ。

 スーパーや病院への行き帰りに車以外の足が保障されるのなら、高齢者はマイカーと運転免許証を手放すことにも納得するだろう。(談)

2996荷主研究者:2017/12/28(木) 22:22:19

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_13005.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
<仙台東西線2年>末端路線の移譲が課題 「イクスカ」使用可能な民間パートナーを

 仙台市地下鉄東西線の開業2年を機に、地下鉄やバスの役割分担、公営交通事業の経営の在り方が注目されている。西城正美市交通事業管理者、市民の安心安全の公共交通を考える会(仙台市)の石垣敦事務局長、福島大の吉田樹准教授(地域交通計画)に、それぞれの考えを聞いた。(報道部・野内貴史)

◎福島大准教授(地域交通計画) 吉田 樹氏

 地下鉄の利用者数は沿線人口の張り付きに依存する。東西線の場合、荒井、六丁の目の両駅が核として育っていない。5年のスパンでみても、乗客はそんなに伸びないだろう。

 市バスの利用状況を分析すると、バスのサービスを1%削れば1.4%の利用者を逃すことが分かった。サービスの減らし方が問題になる。交通局は全ての路線を薄く削ることを考えているだろうが、客は逃げる。今まで通りのことをやっていたら状況は悪くなる。

 公営バスは悪く言えば丼勘定だ。路線ごとにどんな特徴があるのか、戦略的に捉えられていない。営業係数が1000を超えるようなバス路線の末端部は、輸送原価が高い公営交通としてやる必要があるのか。

 事業性の悪い地域でバス路線を維持するのは非効率だ。末端路線を移譲するタクシーやバス会社など民間のパートナー探しに取り組むべきだ。その場合でもICカード乗車券「イクスカ」や敬老乗車証が使えるよう仕組みを整えてほしい。

 東西線開業に伴うバス路線再編では、幹線と枝線の役割がうまく分担できなかった。乗り換え時間を含め、目的地までの所要時間が短くなるよう工夫すべきだった。バスは距離が短くなって増便できるはずだが、そうなっていない。

 バスプールがある八木山動物公園駅周辺でも利便性は高まっていない。東北工大がシャトルバスを走らせているが、市バスに乗せるべき客を奪われている。(談)

2998荷主研究者:2017/12/28(木) 22:26:59
>>2997
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171205_12007.html
2017年12月05日火曜日 河北新報
東北からの海外出張 仙台空港利用1割にとどまる

海外出張者のビジネス需要拡大を狙う仙台空港。東北各地からのアクセス手段などが課題になっている

 日本政策投資銀行東北支店や仙台国際空港(名取市)などは、東北に立地する企業を対象に海外出張の回数や訪問先、利用空港などを初めて調査した。2016年度の出張者数は延べ3106人で、仙台空港からの出国は1割にとどまった。

 調査は海外出張需要を把握し、仙台空港への国際線の誘致や増便につなげる狙い。東北経済連合会、仙台商工会議所が協力した。

 出国した空港と出張の訪問先はグラフの通り。出国空港は成田が7割を占め、羽田、仙台、青森の順。訪問先は中国が最も多く、全体の3割を占めた。次いで米国・カナダ・中南米、台湾、欧州・ロシアが続いた。

 訪問先別に仙台からの出国割合(海外空港での乗り継ぎを含む)をみると、直行便が充実する韓国は44.6%に上る一方、台湾は羽田、成田に次ぐ27.2%にとどまった。中国は3.3%、米国などは8.3%。

 仙台空港に望む改善点は「東北各地からのアクセス手段」「国際線の運航時間帯」が多かった。就航を望む地域は米国・カナダ・中南米、シンガポール、タイの順に多かった。

 仙台からハブ機能を持つ仁川空港(ソウル)を経由すれば東南アジアや米国など多くの国に乗り継ぎできるが、利用経験がある企業は7.4%しかなかった。

 政投銀は「仙台空港が十分に活用されているとは言えないが、期待値は高く、伸びしろは大きい」と分析。仙台国際空港は「ビジネス需要は路線拡大に欠かせない。ニーズを把握できたので、路線誘致に生かしたい」と話した。

 調査は4、5月、東経連と仙台商議所の会員を中心に、東北に本社や工場、支店などがある816社を対象に郵送で実施。回答率は41.4%。

2999荷主研究者:2017/12/28(木) 22:36:40

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171206_12004.html
2017年12月06日水曜日 河北新報
<東新住販>社宅を改装、マンションに 仙台の一等地に新築並みの部屋 安価で販売

東新住販が大手企業の社宅をリノベーションした分譲マンション=仙台市青葉区上杉6丁目

 住宅販売の東新住販(東京)は、大手企業の社宅を大幅に改装し、新築並みの分譲マンションとして販売するリノベーション事業を仙台市中心部で始めた。大手企業の社宅は一等地にあることが多く設備も整っているが、新築でないため販売価格を抑えられるメリットがある。高騰する同市中心部のマンション購入希望者にとって朗報となりそうだ。

 同社のリノベーション事業第1弾は青葉区上杉6丁目の大手ビールメーカーの社宅2棟。市中心部にありながら閑静で、文教施設や公園にも恵まれた人気の住宅地だ。

 築20年の物件を今年6月に工事開始し、キッチンやバス、トイレ、床、壁、玄関などを全て最新設備に取り換えた。同社は「部屋は新築同様。外観も洗浄の上で補修もした」と語る。

 完成した分譲物件は7階建て13戸、8階建て15戸の計28戸。いずれも納戸付きの3LDKで、専有面積は89.15平方メートル。販売価格は約3800万円からで、同地域、同規模の新築で想定される6000万円台より大幅に安く抑えた。11月に申し込み受け付け開始、引き渡しは来年3月。

 「支店経済」の仙台には首都圏や関西の大手企業が社宅を多く建設したが、近年はプライバシー重視の傾向から利用率が低下。対応に苦慮している企業が少なくないという。今後、東新住販は仙台圏を中心にリノベーション事業を展開していく方針。

 同社東北支店(仙台市)の田中賢一支店長は「大手企業の社宅は耐震面などで安全性が高い。立地も良い場所にあり、基本的には大手しか請け負わない。仙台市中心部のマンションは高騰が続いており、安価なリノベーションマンションの需要は高いはず」とみる。

 首都圏では、社宅や中古マンション全体のリノベーションが増えている。

3000荷主研究者:2017/12/30(土) 20:20:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171212_12011.html
2017年12月12日火曜日 河北新報
<FDA>仙台-出雲線、来春就航 出雲大社参拝など通年の観光需要見込む

 地域航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は11日、仙台-出雲線を来春に就航すると発表した。出雲大社(島根県出雲市)への参拝など通年の観光需要が見込めると判断した。昨年7月の仙台空港民営化後、新たな就航地への路線開設は初めて。

 運航開始は来年の夏ダイヤが始まる3月25日以降。1日1往復で片道約90分。使用機材は76人乗りと84人乗り。搭乗率65%、年間約4万人の利用を見込む。

 出雲大社は縁結びの神様として知られ、2016年の観光入り込み客数は605万8000人。松江城や世界遺産の石見銀山遺跡、美肌の湯と言われる玉造温泉も近く、女性を中心に観光地として人気が高い。

 FDAが仙台空港発着の定期路線を運航するのは初めて。担当者は「仙台乗り入れは以前から検討していた。競合しない空白エリアで就航を考え、観光地の出雲に決めた」と説明した。

 これまで東北から山陰への旅行は、羽田や伊丹空港を使うケースが多かった。近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の担当者は「出雲は安定した観光需要が見込める。当面は人気路線になるだろう」と期待する。

 民営化後の仙台空港ではスカイマーク(東京)が7月、神戸線の運航を再開したが、新たな就航地への路線開設はなかった。仙台国際空港(名取市)は「新しい目的地への直行便が一つ実現した」と歓迎した。

3002荷主研究者:2017/12/30(土) 20:40:52

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171213_13047.html
2017年12月13日水曜日 河北新報
<仙台東西線>開業から2年…待望の地下歩道 八木山動物公園駅に完成、横断便利に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171213kahoku01.JPG

15日に利用が始まる八木山動物公園駅の中央2出入り口

 仙台市地下鉄東西線八木山動物公園駅(太白区)から市道川内旗立線をくぐる地下歩道が完成した。同駅では5カ所目となる出入り口が設置され、15日午前10時に利用が始まる。駅南東の住民にとっては横断歩道で信号待ちをする必要がなくなる。

 地下歩道は幅3メートル。市道の地下約10メートルをくぐり、駅から南東に24メートル延びる。新しい地上の出入り口は「中央2」と呼び、15人乗りのエレベーター1基を設けた。階段やエレベーターは外光を採り入れるデザイン。夜は出入り口の照明が周囲に届き、防犯効果を狙う。事業費は4億円。

 当初は2015年12月の東西線開業に間に合わせる予定だった。用地の調整に時間がかかり、入札は3度不調が続いて完成が2年遅れた。

 近くの市八木山市民センターによると、地下歩道は駅南東に広がる八木山団地の住民や東北工大の学生が利用するとみられる。団地や東北工大と駅を行き来するには、どこかで横断歩道を渡らなければならなかった。

 駅近くの信号は間隔が長く、地元住民からは「駅は直結する動物園の客にとっては便がいいが、住民には案外不便」と不満の声が出ていたという。

 センターの並河浩一館長は「寒い中、横断歩道で信号待ちをする必要がなくなる。本格的な冬の前に完成し、駅利用者は助かるのではないか」と話した。

3003荷主研究者:2017/12/30(土) 20:51:45

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171214_13047.html
2017年12月14日木曜日 河北新報
<週刊せんだい>シニア世代の移動手段(2)バス路線不便さ際立つ 地下鉄東西線の影響

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屋内待合室設置を望む声も上がる東西線薬師堂駅のバス乗り場。右端が地下鉄口=仙台市若林区

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乗り継ぎ時間を生かせる商業施設が少ない東西線八木山動物公園駅付近=仙台市太白区

乗り継ぎ時間の設定などに課題が残る「バスのりつぎ時刻表」

◎中心部直行できず 乗り継ぎもネック

 2015年12月、仙台市地下鉄東西線の開業に伴い、沿線の市バス路線が大規模に再編された。利用促進をもくろみ、バス乗客を地下鉄に一律誘導する方策は高齢者の外出をかえって遠ざける結果を招いている。

<30分待ち時間発生>
 「2年がたち、街中に繰り出す機会がすっかり減ってしまった」。若林区沖野の無職菊地享子さん(83)がため息をつく。

 近くのバス停から市バスで真っすぐ中心部に出掛け、同世代の友人と音楽や食事を楽しんできた。だが、慣れ親しんだ路線が薬師堂駅行きになり、地下鉄への乗り継ぎを強いられるようになった。

 帰り道、薬師堂駅のバス乗り場で30分前後の待ち時間が生じることがある。寒空の下、風邪などひいたらたまらない。思わずタクシーに乗り込む。「年金暮らしでの出費は手痛いし、家にこもりがちになれば今度は健康を損ねてしまう」

 丘陵地にある太白区緑ケ丘3丁目から中心部まで直行していた「緑ケ丘線」は大半がルート途中の八木山動物公園駅行きになった。3キロほどの区間を走るバスは空席が目立つ。緑ケ丘の主婦三品悦子さん(72)は「路線が寸断され、買い物や通院に使いづらくなった。八木山動物公園駅周辺は店が少なく、乗り継ぎ時間の活用も難しい」と指摘する。

 市バス事業は昨年度、全46路線の営業係数=?=が100を超え、赤字となった。市交通局は来年春から段階的に減便する方針を示す。

<遠回り変則ルート>
  若林区若林の無職加藤武彦さん(80)が利用するバス停は、薬師堂駅行きがほとんどになった。中心部に向かう路線は平日だけ1日5便残るものの、方角の異なる薬師堂駅まで遠回りし、若林区役所前を2度通る変則ルート=図=。以前より20分ほど余計にかかってしまう。

 加藤さんは中心部に直行するルートの復活を要望する。「利便性を検証しないまま、減便ありきで進められては困る。地下鉄を優先するあまり、乗り継ぎが大変な高齢者の暮らしを軽視してはいないだろうか」

 市交通局も策を講じてはいる。地下鉄からバスへの接続便を案内する「バスのりつぎ時刻表」(八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅)を作って4月から3駅に配置した。時刻表は乗り継ぎに要する時間に5分を見込む。だが、地下鉄やエスカレーターの混み具合、エレベーターのタイミングに左右されるため、足腰が弱る高齢者にはもっと余裕が必要で、厳しい設定になっている。

 「高齢者が気軽に外出できる環境を整えてこそ、公共交通の役目と言えるはず」。3人の切実な思いだ。

[営業係数] 100円の収入を得るのに要する費用を示す指数。主に鉄道やバス路線の経営効率を表す。100を下回れば黒字、上回れば赤字。仙台市若林区などを運行する市バス「大和町線」は2014年度は89と、同年度で唯一の黒字路線だったが、市地下鉄東西線開業に伴う路線再編後の16年度は338に悪化した。

3004荷主研究者:2017/12/30(土) 20:52:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171214_12025.html
2017年12月14日木曜日 河北新報
センサー開発の電磁研 来月富谷移転、仙台の施設老朽化

 人工衛星やロボットに使うセンサーなどの開発、研究を行っている公益財団法人・電磁材料研究所(電磁研)は13日、研究施設を現在の仙台市太白区八木山南から富谷市成田へ全面移転し、来年1月1日に事業を開始すると発表した。

 荒井賢一理事長が富谷市役所で記者会見を開き、概要を説明した。電磁研は同市成田9丁目の旧YKK金属材料研究所の建物(築23年、鉄骨3階、延べ床面積約3700平方メートル)と跡地(約1万5000平方メートル)を取得。クリーンルーム棟増設と改装は11月末までに終えた。移転費は約19億円。現施設は解体し跡地(約4万平方メートル)は売却する。

 荒井理事長は「八木山の施設は築42年で、東日本大震災でも大きな被害を受けた。地域の発展性や交通の利便性を考え、富谷市を移転先に決めた」と話した。

 電磁研は1944年、旧東北帝国大金属材料研究所内に財団法人・航空計器材料試作研究所として、本多光太郎氏を理事長に発足。45年に財団法人・電気磁気材料研究所に改称し、2011年に公益財団法人の認可を受け現名称に改めた。4月現在の職員は32人。

 会見に同席した若生裕俊市長は「歴史ある研究機関を迎えることができて喜びでいっぱいだ。市の発展にも大きな力になる」と語った。

3005荷主研究者:2017/12/30(土) 21:07:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171216_13021.html
2017年12月16日土曜日 河北新報
<JR東>来春ダイヤ改正「はやぶさ」増発、仙山線朝の3本を4両に 仙台支社

 JR東日本仙台支社は15日、2018年3月17日のダイヤ改正の概要を発表した。東北新幹線は利用が好調な「はやぶさ」を上下1本ずつ増発するのに加え、盛岡が終点だった下り1本を新青森まで延長運転する。「はやて」(東京-盛岡)上下計4本をはやぶさに変え、速達性も高める。

 仙台空港アクセス線(仙台空港-仙台)は、列車時刻を見直して日中時間帯(午前9時〜午後4時)の運転間隔を30分未満とし、利便性を向上させる。

 仙石東北ラインは、夕方時間帯の停車がなかった石巻あゆみ野駅(石巻市)に午後6時台に上下1本ずつを停車させる。周辺で宅地造成が進み、利用客が増加しているため設定した。

 仙山線(仙台-愛子)は朝の通勤通学時間の混雑緩和のため、上下計3本の車両数を4両に倍増する。

3006荷主研究者:2017/12/30(土) 21:24:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171218_13045.html
2017年12月18日月曜日 河北新報
<JR福田町駅>エレベーター未設置 通行幅狭い自動改札...バリアフリー熱望9000人署名

早期改修を求めた意見交換会=11月30日、仙台市宮城野区

 バリアフリー化が遅れている仙台市宮城野区のJR仙石線福田町駅を巡り、早期改修を望む住民組織が集会の定期開催や署名活動の展開など、運動を活発化させている。住民側の熱意を受け、JR東日本も改修に前向きだ。

 線路をまたいで南北をつなぐ自由通路を併設する現在の駅舎は、1987年に改築された。JR東日本によると、昨年度の同駅の乗車人員は1日平均4010人に上るが、線路のカーブに沿ったホームの形状や駅舎の狭さなどからエレベーターは未設置。三つある自動改札機も通行幅が狭く、車いす利用者は通れない。

 地元住民によると、周辺に住む高齢者の中には、電車に乗るため、エレベーターのある約2キロ離れた小鶴新田駅までタクシーを利用せざるを得ない人もいるという。

 改善を求めるため2015年10月、田子地区などの町内会関係者を中心に「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」(野口健三会長)が発足。東北運輸局鉄道部の担当者を講師役にバリアフリーの勉強会を開いたり、約9000人分の署名をJR東と市に提出したりするなどの活動を続けている。

 11月末には、JR東日本仙台支社と市当局を招いた3回目の意見交換会で、支社担当者から「工事をやるべきだという立場で課題の検討を行っている」という前向きな発言を初めて引き出した。市公共交通推進課の担当者も「JRと同時期に、市が管理する駅前駐輪場などを再整備したい」と述べた。

 つくろう会の副会長兼事務局長の木村秀三さん(66)は「『整備困難駅』というこれまでの位置付けからは大きく前進したと思う。1年後にまた開く予定の意見交換会では、実現へ向けてより進展した話が聞けるように、会としても機運を高める運動を展開していきたい」と先を見据える。

3007荷主研究者:2017/12/30(土) 21:34:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171219_11010.html
2017年12月19日火曜日 河北新報
<仙台市営バス>来年4月2.4%減便 1路線廃止

 仙台市交通局が来年4月1日の市バスのダイヤ改正で、運行便数を1日平均2.4%削減する方針を固めたことが18日、分かった。通学定期乗車券「学都仙台フリーパス」と均一料金制度「100円パッ区」は来年10月1日に値上げする。

 交通局は2021年度までの経営改善計画期間中に運行量を段階的に計5%削減する方針を示している。

 運行便数の総数は85便減の1日3531便となる。利用者の少ない最終便、地下鉄駅間や特定の施設向けのバスなどを減便する。

 路線廃止は泉松陵高校線(泉松陵高校入口-旭ケ丘駅)の1路線。これまで廃止はないと説明してきたが「特定施設を結ぶ路線で需要が少なく、例外的な扱い」(輸送課)と理解を求めた。

 フリーパスは市バスに乗れる種類をそれぞれ月800円引き上げる。市バス単体は5940円、市バスと南北線、市バスと東西線に乗れるタイプは1万1080円、市バスと地下鉄全線は1万2260円となる。地下鉄フリーパスは現行料金を据え置く。

 100円パッ区は100円の運賃を120円に値上げする。02年から市中心部1.5平方キロメートルを対象に宮城交通(仙台市)などと共同で実施している。

3008荷主研究者:2017/12/30(土) 21:42:56
>>3003
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171221_11034.html
2017年12月21日木曜日 河北新報
<仙台市バス>若林区役所前の変則ルート解消へ 来年4月

 仙台市議会12月定例会は20日、各常任委員会を開いた。都市整備建設常任委員会で、市交通局は若林区役所前をループ状に2度通る市バス南小泉線の変則ルートを2018年4月に解消する方針を明らかにした。

 霞の目営業所前と交通局東北大学病院前を結ぶ南小泉線の上下20本を、市地下鉄東西線薬師堂駅を経由せずに直行させる。薬師堂駅経由では20分ほど余計にかかるため、住民らが改善を要望していた。

 交通局は市バスの運行量を2段階に分けて減らす方針も示した。2.4%削減する18年4月のほか、20年4月にも実施する。これまで交通局は21年度まで段階的に計5%削減すると説明してきた。

 また、18年3月末には「乗務員の確保が困難」として貸し切りバス事業を休止することも明らかにした。貸し切りバスは学校の社会見学や東日本大震災の津波被災地視察、若林区の深沼海岸を訪れるツアーなどに利用されている。

3009荷主研究者:2018/01/02(火) 10:40:13

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171221_13049.html
2017年12月21日木曜日 河北新報
荒井駅周辺の医療整備進む 新病院が開業、医療モールも建設中 人口増のニーズに対応

13日に開業した葵会仙台病院=仙台市若林区荒井東

 仙台市若林区の市地下鉄東西線荒井駅周辺で医療機関の整備が進んでいる。荒井東1丁目には13日、「葵会仙台病院」(125床)が開業した。駅隣接地では医療モールが来年9月開業を目指して建設中だ。荒井地区は2015年の東西線開業以降、宅地や商業地などの開発が進み人口が増加。医療・保健サービスの高まるニーズに対応する。

 仙台病院は内科、消化器内科、循環器内科、リハビリテーション科、アレルギー科の5診療科を持つ。医療法人社団葵会(東京)が「仙台・太白病院」(太白区富沢)と「仙台・富田病院」(同区富田)を統合し、荒井東に移転した。

 5階建て、延べ床面積7300平方メートル。常勤8人、非常勤11人の医師を含め約160人の職員が勤務する。隣接する介護老人保健施設「葵の園・仙台東」、4月に開学した葵会仙台看護専門学校(同区伊在)のグループ2施設と連携する。

 義江修病院長は「地域住民の健康と健やかな長寿を支えたい」と話している。

 別の運営主体がオープン予定の医療モールは、荒井駅に隣接する8階建ての新築マンションの2、3階に入る。内科や小児科、耳鼻咽喉科など複数の診療所の入居を想定する。駅周辺には、ほかに1986年開院の仙台整形外科病院(179床)があり、医療機関の集積が進む形だ。

 市によると、荒井、荒井東、荒井南3地区の人口は計1万2734(10月1日現在)。地元の中荒井町内会の庄子正信会長(67)は「地域に病床数の多い大きな病院や身近なクリニックができれば安心だ」と期待する。

3010荷主研究者:2018/01/02(火) 10:43:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171221_13027.html
2017年12月21日木曜日 河北新報
<検証 さくら野仙台破綻>(上)暗雲/最大支援者撤退で窮地 震災倒産免れるも売上高減

無人のままのさくら野仙台店ビル。にぎわうJR仙台駅前にあって異様な存在だ

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が、今年2月に自己破産申請してから約10カ月がたつ。負債額約32億円は、今年の東北の小売業で最大の倒産劇だった。路線価が東北トップの一等地にあり、70年にわたって仙台市民に親しまれた百貨店が突然の破綻に至った背景は何か。伏線はあったのか。関係者の証言などを基に検証した。(さくら野仙台店問題取材班)

<救いの手>
 2011年4月5日、東日本大震災で損壊したさくら野仙台店が早々に全館営業を再開した。復旧工事は4週間程度で完了。経営規模で大きく勝る仙台三越、藤崎に先んじたオープンに驚きの声が上がった。だが、異例の早期再開には理由があった。

 「もう終わりだな」

 震災当日、エマルシェの佐々木敏夫社長(当時)はつぶやいたという。仙台店は八つのビルをつなぎ合わせた複雑な構造。震度6弱の強烈な揺れは、その要となるビル同士の連結部を全て破壊した。

 仙台店は02年、親会社マイカルの破綻から民事再生で再建を果たしたが、信用面の不安からメインバンクを持てなかった。

 日々の売り上げが運転資金だった。土地と建物が多くの所有者に分かれた同店の復旧には各段階で全員の同意が必要とみられた。長期休業は避けられず、運転資金が途絶えて破綻することは目に見えていた。

 救いの手を差し伸べたのは、東急不動産(東京)だった。

<費用負担>
 同社は06年、JR仙台駅前の大規模再開発に着手。権利関係が複雑な仙台店の土地と建物をまとめて開発する青写真を描きつつ、エマルシェから不動産賃料を得て資産運用していた。

 震災当時、仙台店の建物と土地の約8割を持つ法人のさくら野DEPT仙台合同会社に出資しており、事実上、仙台店を所有する最大のオーナーだった。

 震災翌日、東急不動産は早々に仙台店の復旧工事を大手ゼネコンに発注。工事費はほぼ負担した。

 同社関係者は「(さくら野DEPTの)出資者として分不相応との指摘もあったが、少しでも賃料を得られることが最善であり、顧客のことも考えた。倒産すれば何も残らない」と振り返る。

 早期再開にこぎ着けたものの、震災の影響は大きかった。被災者が求めた生活必需品の仕入れは、営業を再開した仙台三越や藤崎だけでなく、全国に流通網を持つ大手スーパーにも歯が立たなかった。

<関係悪化>
 売上高は震災1年後の12年2月期で、前年より4億円減の82億円に悪化。エマルシェは仙台店維持のため、運転資金を委託店舗への売掛金や従業員の賃金に優先して充てた。土地、建物の賃料は後回しにせざるを得なかった。

 「エマルシェは(賃料不払いの)不義理を続け、(支援する)東急はどちらの味方なんだ」

 さくら野DEPT以外のあるビルオーナーは不信感を募らせ、再開発に当たって同等の立場で協力関係にあるべき東急不動産にも疑いの目を向けた。

 14年12月、同社はさくら野DEPTの出資から手を引き、8年間関わった駅前再開発から撤退。エマルシェの支援も終えた。

 東急不動産は「事業の収益確保が難しくなった」と説明するが、関係者によると他のビルオーナーとの関係が悪化し、再開発の協議が厳しくなったことが一因と言われる。

 絶体絶命の窮地を脱したかに見えた仙台店に、再び暗雲が垂れ込めた。

3011荷主研究者:2018/01/02(火) 10:43:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171222_13011.html
2017年12月22日金曜日 河北新報
<検証 さくら野仙台破綻>(中)変容/失われた経営の独立性 匿名ファンドオーナーに

最大出資者が東急不動産から匿名投資ファンドに代わったさくら野DEPTの本社が登記されている東京・銀座の路地裏のビル

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が、今年2月に自己破産申請してから約10カ月がたつ。負債額約32億円は、今年の東北の小売業で最大の倒産劇だった。路線価が東北トップの一等地にあり、70年にわたって仙台市民に親しまれた百貨店が突然の破綻に至った背景は何か。伏線はあったのか。関係者の証言などを基に検証した。(さくら野仙台店問題取材班)

<突如通知>
 カリブ海に浮かぶ英国領ヴァージン諸島。タックスヘイブン(租税回避地)として知られ、世界中の富裕層を顧客とする投資ファンドやペーパーカンパニーが幾つも登記されている。

 「ヴァージン諸島クレイグミュアー・チェンバーズ・ロードタウン・トルトラ・ブイジー1110」

 登記簿にこう住所登記する匿名投資ファンドが2014年12月5日、さくら野百貨店仙台店(仙台市)の土地と建物の8割を持つ法人「さくら野DEPT仙台合同会社」(東京)の所有者となった。さくら野DEPTの最大出資者、東急不動産(東京)がJR仙台駅前の再開発を断念したため、譲渡した。

 仙台店の運営会社エマルシェ(仙台市)は当時、譲渡を全く知らなかった。数日後、さくら野DEPTから文書が届いた。

 「長年の賃料未払いが7億円以上に上る。もはや信頼関係はない」

 賃貸借契約の解消を求める突然の通知。エマルシェ幹部は、二人三脚で東日本大震災からの復旧と再開発に取り組んできた東急不動産が姿勢を急変させたと思い込み、動揺した。

<法廷闘争>
 確認すると、さくら野DEPTの所有者が匿名投資ファンドに変わっていた。出資者の匿名性が担保される仕組みとヴァージン諸島での登記。どんな人物が運営しているのか分からず、意図を測りかねた。ただ、新たなビルオーナーが東急不動産とは全く異質の存在であることは確信できた。

 賃貸借契約が解消されれば店舗は運営できない。エマルシェは東急不動産時代のさくら野DEPTや他のオーナーと結んできた20年までの賃貸借契約を盾に、要求を拒んだ。

 さくら野DEPTはさらに矢を放った。15年3月、未払い賃料など計約10億円の支払いと建物明け渡しをエマルシェに求め、仙台地裁に提訴した。

 震災後に落ち込んだエマルシェの業績は改善していなかった。直近の15年2月期本決算は3期連続の純損失を計上。売り上げ頼みの運転資金はさらに窮迫していた。10億円の支払いが認められれば即破産となる。

 「突然の賃貸借契約解消の申し出は、仙台店を強制的に破綻させて、すぐに再開発相手に土地を売却する意図しか考えられない」

 エマルシェ幹部らは裁判で訴え、原告を批判した。

<苦い和解>
 一方、賃料未払いは事実で、裁判は敗訴が濃厚だったが、提訴から1年後の16年3月、突然の和解決着。10億円支払いも建物明け渡しも猶予され、仙台店は営業継続となった。

 表向きはエマルシェが得をしたように見えた。だが、内実は違うことが次第に明らかになっていく。

 双方とも和解条件は明らかにしていないが、関係者によると、エマルシェは経営権をさくら野DEPTが推薦する法人に譲渡することが条件とされたという。

 翌4月、10年からエマルシェ社長に就いていた佐々木敏夫氏が退任した。エマルシェの経営の独立性が失われたことを意味した。

3012荷主研究者:2018/01/02(火) 10:44:05

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171224_13014.html
2017年12月24日日曜日 河北新報
<検証 さくら野仙台破綻>(下)終焉/不透明な人事 不信増幅 一等地の老舗 廃墟と化す

突然の破綻となったさくら野百貨店仙台店。多くの人が閉店の通知に見入った=2月27日、仙台市青葉区

<寝耳に水>
 2016年4月19日、さくら野百貨店仙台店(仙台市)の運営会社エマルシェ(同)の臨時株主総会が開かれ、新体制が発足した。

 社長をはじめ役員は、仙台店の土地と建物の8割を所有する「さくら野DEPT仙台合同会社」(東京)が推薦したとされる投資ファンド「東北リテールマネジメント」(同)の関係者でほぼ占められた。

 東北リテールは株主総会の2カ月ほど前に設立されたばかり。エマルシェに新社長として送り込まれた岡田英樹氏は米国在住だった。株主総会で一部社員とあいさつしただけで、以降は「誰も会ったことがない」(仙台店従業員)。

 現場の運営は仙台店の前身、丸光時代からの生え抜きである安藤俊店長(常務)が担ったが、突然の社長交代は取引先も寝耳に水だった。

 「社長は仙台にいないが問題はない。その件はあまり外部に触れ回らないでほしい」。ある取引先は、あいさつ回りに来た安藤氏から懇願されたという。

<閉店宣言>
 経営陣が変わっても業績改善の兆しはなかった。新体制の発足直前まで1階正面に入居していた主力テナントの大手アパレルが撤退。その後も目玉の店舗を入れることができなかった。

 国内大手家具販売の誘致に動いたものの、交渉はまとまらなかった。外資系も検討したが、20年までしかない賃貸借契約がネックとなり、話は進まなかった。

 エマルシェの幹部は「経費もシビアになり、営業や広告で新たな試みができなかった」と明かす。

 閉塞(へいそく)感が覆う中、追い打ちが掛かる。16年8月、別のビルオーナーが未払い賃料の支払いなどを求め、仙台地裁に提訴した。

 2カ月後の10月28日、大半の社員に公表されない人事が行われた。岡田氏が就任半年で社長を退任し、安藤氏が昇格。経営権は東北リテールが握ったままだった。安藤社長は就任直後の11月上旬、ビルオーナーら関係者に通知書を送った。

 「賃料訴訟の取り下げがなければ、17年5月末で建物の賃借契約を解除する」

 関係者によると、通知書にはこう書かれていた。条件付きとはいえ、17年5月末の閉店宣言だった。だが、老舗百貨店の余命は経営陣の想定より短かった。

<商標切れ>
 「さくら野」商標を無償で貸与してきたさくら野百貨店(青森市)が17年1月、エマルシェに4月末以降の商標使用を認めないと伝えた。経営方針が不透明で表に出ない東北リテール経営陣への不信が理由だ。

 訴訟の取り下げはなく、裁判は17年2月9日に結審。判決日は3月27日と決まった。

 エマルシェの元社員は「商標契約が切れる4月末が危機と考えていた」と振り返るが、そこまで持たなかった。2月26日夕、8階事務所に集まった従業員に、同社代理人が同日付の解雇と店舗閉鎖を通告。終焉(しゅうえん)を迎えた。

 仙台店が入った建物は現在、外壁の看板が取り外されたが、解体されるかどうかさえ決まっていない。路線価が60年連続東北トップの一等地に似つかわしくない廃虚がたたずむ。

3013荷主研究者:2018/01/02(火) 10:44:52

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/12/21 建設新聞
仙台市 宮城野区東仙台の市有地売却 社会医療法人・康陽会の落札を決定
面積4657㎡、医療・介護施設として利用へ

 仙台市は、宮城野区東仙台地内にある市有地売却の入札を20日に行い、10億0039万円で応札した社会医療法人・康陽会(仙台市宮城野区)の落札を決めた。

 入札には同法人のほか1者が参加した。最低売却価格は6億5207万円。

 対象物件は宮城野区東仙台4の104の1地内の宅地4657.63㎡。用途地域は近隣商業地域、第一種住宅地域、第二種住宅地域。同法人では、取得用地を医療・介護施設として利用する方針を示している。ただ、許認可事業となるため認可までの間は暫定的に職員等の駐車場として使用する場合があるとしている。

 宮城野区東仙台4丁目地内の同用地は、1971年に完成した旧仙台市宮城野図書館のほか仙台原町市街地住宅(SRC11/PH2F延べ1万1546.22㎡)があったが、旧耐震基準の建築物で老朽化が著しく、また、東日本大震災で被災したため建物を解体した跡地。

 社会医療法人・康陽会では、仙台市宮城野区大梶地内で中島病院を経営し地域医療、救急医療を行っているほか、介護老人保健施設などの高齢福祉事業を展開している。

2017/12/21一面に掲載。

3014荷主研究者:2018/01/02(火) 11:19:56

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171224_12036.html
2017年12月24日日曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>利用者3000万人達成

利用者3000万人達成を祝ったセレモニー

 仙台空港アクセス線の利用者が23日、3000万人に達し、記念のセレモニーが仙台空港駅であった。

 節目の利用者となったのは仙台市青葉区の佐々木岩男さん(67)。長女と孫を見送りに空港を訪れた佐々木さんは「光栄です。より多くの観光客がアクセス線で仙台を訪れるようになってほしい」と話した。

 仙台空港-仙台間を結ぶアクセス線は2007年に開業した。仙台空港の運航便数増加などから16年度は過去最多の約345万人が利用。今年4〜9月の1日の乗客は1万85人で、前年同期より6.1%増えた。

 JR東日本と共同運行している仙台空港鉄道(名取市)の渋谷浩社長は「訪日外国人旅行者の拡大に加え沿線住民も増えている。今後も地域に愛される鉄道を目指す」と話した。

3015荷主研究者:2018/01/02(火) 11:20:26

http://yamagata-np.jp/news/201712/24/kj_2017122400470.php
2017年12月24日12:00 山形新聞
食品「地元」他は「仙台」 県内の消費動向調査

 山形銀行のやまぎん情報開発研究所の2017年消費動向調査によると、主に買い物をする場所について「地元市町村」と答えた割合が最も高かったが、前回調査と比べ、食料品や身の回り品を除いた多くの品目で低下した。食料品は地元購入の割合が高まる一方、それ以外の購入先は仙台市や通販などとする消費場所の二極化傾向が見られた。

 地元市町村での購入割合は、食料品と日用雑貨が8割を超えているが、婦人服や紳士服、子供服、家具は5割を切った。特に衣料品は仙台市での購入割合の上昇が目立つ。仙台へ買い物に出掛ける回数について、「1年に1回以上」と答えた割合は昨年9月の調査比で2.7ポイントアップの58.5%となり、現在と同様の選択肢で調査を開始した2005年以降で最も高い水準を示した。

 主な購入店舗を品目別に見ると、食料品は「地元スーパー(地域チェーン)」、婦人服と身の回り品は「大型総合スーパー(全国チェーン)」、紳士服や子供服、家具、家電製品は「郊外型専門店」、日用雑貨は「ドラッグストア」が最も高い割合を占めた。品目別に上位3店舗の変化を見ると、子供服で初めてインターネットなどの通販がデパートを上回って3位に入り、日用雑貨は8年ぶりに「大型総合スーパー」が「地元スーパー」を超えて3位となった。

 商品購入時の店舗の選定理由については、食料品が「家に近い」の割合が最も高く、日用雑貨は「価格が安い」、その他の品目は「品ぞろえが豊富」とする傾向が示された。リーマン・ショックや消費税引き上げを機に商品価格を重視する傾向が強まっていたが、その節約志向は徐々に和らいでいる。

 同研究所は耐久消費財の購入状況を踏まえ、「堅調な消費マインドの下、買い換え時期が到来している耐久消費財を中心に、県内世帯の購買行動は当面底堅く推移することが予想される」としている。調査は同行の本支店に来店した2千人を対象に行い、62.1%に当たる1242人から回答を得た。

3016荷主研究者:2018/01/02(火) 11:22:26
>>3010-3012
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171225_12035.html
2017年12月25日月曜日 河北新報
<ニュース深掘り>さくら野仙台店跡地の今後 再開発、市が積極関与を

破綻から約10カ月が経過し、さくら野百貨店仙台店が入っていた建物は劣化が進んでいる

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)が今年2月、運営会社の破綻で店舗を閉鎖して10カ月近くになる。JR仙台駅前には無人の建物が残されたまま。複数の地権者の思惑が異なり、再開発が容易に進む状況ではないが、駅前の一等地を放置していても誰も得をしない。最終的には行政が第三者の立場で仲介し、前進させる以外に道がないように思える。

 建物の解体と再開発は避けられないだろう。老朽化と耐震性の問題に加え、八つのビルをつなぎ合わせた複雑な構造であるため、使い勝手が悪い。無人の状態が長く続いて劣化が進み、「現状のままで入居する業者はいない」(不動産関係者)のが実情だ。

 東北一の地価を誇る跡地だけに、地元資本による再開発は望めない。資金の豊富な首都圏などの大企業主導にならざるを得ない。

 大手デベロッパーは跡地の再開発に高い関心を示す。先行きが判明すればすぐにでも参入したいが、不透明な状態にあるため様子見を続ける。周辺の再開発に8年間携わった東急不動産(東京)が2014年に撤退したことも大手を尻込みさせ、事態が進まない要因となっている。

 さくら野仙台店は八つのビルを6オーナーが所有する。最大のオーナーは「さくら野DEPT仙台合同会社」(東京)。跡地のビルと土地の全体の約8割を持つ。

 さくら野DEPTが建物解体と再開発を主導しているが、関係者によると、他のオーナーは一等地の権利の確保を重視。さくら野DEPTとの協議は難航しているという。

 8割を持つオーナーであっても、強引に再開発は進められない。仙台店の建物はマンション管理に適用される区分所有法の対象。建物全体の解体は原則、全てのオーナーの同意が必要で、他のオーナーを説得するしかない。

 たとえ、さくら野DEPTが自身の持つビルを解体できたとしても、次は所有する土地がネックとなる。敷地全体の中心部分は他のオーナーが所有していて、8割の土地は東西に分割された状態になっている。

 ある不動産関係者は「分割状態で再開発すれば、土地の価値は半減する」と明かす。こうした事情があり、さくら野DEPTは8割を持っていても強気な交渉に出られない。

 いったん大手主導による再開発が決まれば、持ち分の少ない他のオーナーも反対しにくくなる。その前に再開発を巡って有利な条件を引き出すことは当然の権利で、非難されるものではない。

 それでも駅前の一等地を長期間放置したままにすることは、全オーナーにとって何の利益も生まない。打開策となるのは、再開発の際に建物の容積率の許認可などで関わる仙台市が仲介に乗り出すことではないか。

 市は「地権者の意向が先」(市街地整備事業課)との姿勢を崩さない。だが、利害の当事者でない第三者の立場で交渉できるのは市しかない。民間の交渉事とはいえ、仙台の顔ともいえる一等地に廃虚が立ったままであることは誰も望まないはずだ。(報道部 山口達也)

[さくら野百貨店仙台店]前身の丸光は1946年創業。2001年に親会社のマイカルが破綻し、翌02年に民事再生手続きを経て再建。同9月に運営社名を「さくら野百貨店」とした後、10年に「エマルシェ」に変更。16年6月で創業70周年を迎えた。06年に売上高約200億円を誇ったが、近年は業績が悪化。建物賃料の未払いも恒常化し、負債額約32億円を抱え、17年2月末に破綻した。

3018荷主研究者:2018/01/02(火) 11:46:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171228_12020.html
2017年12月28日木曜日 河北新報
仙台・循環器病センター跡地、大河原の業者ら取得 宅地開発軸に検討

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20171228kahoku01.JPG

 不動産開発会社「ケイワイティ」(宮城県大河原町)と住宅メーカー「トヨタウッドユーホーム」(宇都宮市)が、仙台市泉区本田町の仙台循環器病センター跡地を取得したことが27日、分かった。両社は住宅分譲地としての開発を軸に検討している。

 関係者によると両社は9月、センター跡地約5万平方メートルと、隣接地で仙台市の建設コンサルタント会社が所有する山林約8000平方メートルを取得した。取得額は不明。10月にセンターの解体工事が始まった。

 ケイワイティは八重樫工務店(大河原町)の関連会社で、トヨタウッドユーホームはトヨタ自動車の子会社。両社は仙台市内の一戸建て住宅の需要が依然として高いと判断し、センター跡地の共同開発に乗り出したとみられる。

 センターは宮城県成人病予防協会が運営。2016年10月、施設の老朽化などを理由に仙台市地下鉄南北線の泉中央駅近くに移転した。跡地の周辺には東北学院大泉キャンパスや仙台白百合女子大、東北学院榴ケ岡高といった教育施設が立地している。

3019荷主研究者:2018/01/02(火) 11:58:46

www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2017/12/28 建設新聞
宮城県内の主要土木事業計画
仙台市と川崎町境のR286は設計着手

 仙台市と川崎町の境界の国道286号改良事業は、仙台市太白区赤石〜川崎町支倉の約2.7㎞が対象で、川崎町分は県が整備する。本年度は主な構造物の予備設計を仙台市と県が発注した。起点(仙台市)側で碁石川を跨ぐ橋梁約200mは復建技術コンサルタント、仙台市側の約400mと、川崎町側の約650mのトンネルはともに大日本コンサルタント、川崎町側の橋梁2本は復建調査設計がそれぞれ受注している。

 ◎仙台市宮沢橋上流に新橋・国際航業に設計委託

 仙台市は、都市計画道路南小泉茂庭線の宮沢橋工区について、現在の宮沢橋上流側に架設する広瀬川を跨ぐ橋梁などの設計を国際航業に委託した。橋長は140m程度、幅員は26m。この区間が供用すれば、変型四差路になっている根岸交差点の北東方向の幹線道路が通じることになり、交通の円滑化が期待される。

 石巻市は、中心部の慢性的な渋滞解消を企図して整備中の七窪蛇田線について、市役所西側でJR線をオーバーパスする橋梁約293mの下部工を構築中。本年度はP2躯体とP3基礎を施工したほか、JR工事委託予定区間の検討などを行う業務を発注している。

 宮城県・仙台市・国土交通省・NEXCO東日本が協議していた仙台東道路の整備計画は、今後も事業化に向けた調査や検討に取り組む。想定されているルートは、県が宮城野原総合運動公園一帯に計画している広域防災拠点と、仙台東部道路付近を結ぶ7㎞程度。本年度は東北整備局仙台河川国道事務所が事業の課題整理、効果検討、基本構造の検討といった業務をパシフィックコンサルタンツに委託している。

3020荷主研究者:2018/01/14(日) 23:18:26

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180101_13014.html
2018年01月01日月曜日 河北新報
<みやぎの平成30年>(1)政令市・仙台市誕生 リーダー都市、期待担う

東北のけん引役となるべく、平成と共に歩みを進めてきた政令市、仙台。この29年間で1.2倍に増えた人口は2020年以降、減少に転じる見通しだ

仙台市の政令市移行を記念して実施されたケヤキの植樹=1989年4月1日、青葉区の勾当台公園

 新年は「平成30年」の節目の年。バブル経済真っ盛りに始まった「平成」は来春、天皇陛下の退位によって幕が引かれようとしている。「平成」はわれわれにとってどんな時代だったのか? 宮城県内であったこの29年の出来事を振り返りながら、今を見つめて、次代へとつなごう。

◎〜結ぶ、つながる〜 ◆平成元年

 平成は政令指定都市、仙台の歩みと共にあった。それは、大都市のステータスの獲得だけでなく、日本のリーダー都市への名乗りを上げる意味があった。

 「視点を東北に向け、さらには世界にも向けるようなポジションに置かれた」

 2004年10月、当時の藤井黎仙台市長は市議会で1989(平成元)年の政令市移行の意義を高らかに振り返った。

 市が86〜88年度に設置した指定都市推進事務局で政令市移行の戦略を立てた佐々木謙・元副市長(70)。その先の狙いは東京一極集中の打破だったという。

 「明治以来、中央に搾取されてきた東北を21世紀の日本のリーダーにする。そのために仙台の都市機能を高め、東北を引っ張る機関車にする必要があった」

 市などは87年、産学官で技術革新を図る東北インテリジェント・コスモス構想を策定。佐々木氏は「仙台に株式市場を開き、東京に代わる金融の中心にする計画まで練った」と明かす。

 副知事から転身した石井亨市長は84年の市長選で、公約に政令市移行を掲げ初当選。古巣の県庁だけでなく、国、経済界などと連携して実現に突き進んだ。

 仙台主導の急速な動きに反発もあった。旧泉市の市民らは87年4月「泉市を守る会」を結成。会長を務めた河相一成東北大名誉教授(85)は「泉市の自治権が侵害されているという怒りが根底にあった」と語る。

 仙台市議会で政令指定都市促進調査特別委員長だった大泉鉄之助元市議(76)は「東日本大震災からの復興を順調に進められたのは政令市として蓄えた力のたまもの。当時の選択は正しかった」と話すが、一片の後悔がある。

 「大都市の看板に満足し、分権の前提となる財源を確保しなかった。国ともっと交渉すべきだった」

 人口108万を擁する仙台市。河相氏の目には住民との距離が広がっているように映る。「住民が主人公の自治とはどうあるべきか。合併は市民を幸せにしたか」。地方創生、人口減少…。こうした命題に住民が真剣に向き合う時が来ている。(報道部・関川洋平)

[メモ]仙台市(人口71万5000)は87年合併の旧宮城町(2万9000)に続き、旧泉市(13万6000)、旧秋保町(5000)を合併し、88年3月に新しい仙台市が誕生した。人口は88万5000になり、政令市の要件とされる85万人を超え、89年4月に政令市移行が実現した。合併協議の最大のヤマ場は、旧泉市が87年11月に実施した市民意向投票。投票率74.24%で、賛成(得票率52.58%)が反対(46.85%)を僅差で上回り、合併の流れが決定的になった。

3021荷主研究者:2018/01/14(日) 23:22:23

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180103_13025.html
2018年01月03日水曜日 河北新報
<みやぎの平成30年>(2)大学開学 地域の人づくり掲げる

学生が行き交う宮城大大和キャンパス本部棟エントランスホール=大和町

宮城大の第1回入学式。野田一夫初代学長が新入生一人一人と握手した=1997年4月14日

 新年は「平成30年」の節目の年。バブル経済真っ盛りに始まった「平成」は来春、天皇陛下の退位によって幕が引かれようとしている。「平成」はわれわれにとってどんな時代だったのか? 宮城県内であったこの29年の出来事を振り返りながら、今を見つめて、次代へとつなごう。

◎〜結ぶ、つながる〜 ◆平成元、9年

 1997(平成9)年4月1日。宮城大が、県で初めての公立四年制大学として宮城県大和町に開学した。東北、宮城の発展を担う人材の育成を目的に、県が約213億円を投じた。

 開学前から波乱の連続だった。2学部構想を打ち上げた知事がゼネコン汚職で逮捕され、開学は1年延期。目玉の観光系学部や少子化時代の大学新設を巡り、国との協議も難航した。観光系学部の名称は二転三転し、認可申請直前に「事業構想学部」に決定した。

 「教員確保、入試と最後まで綱渡りだった。無事開学にこぎ着けた時は感慨深かった」。93年の県立大学設置準備室発足時から室長を務めた小出恭さん(70)は思い起こす。

 事業構想学部の教員はパソコン通信で実務経験者を募った。建設コンサルタント会社から転じた蒔苗(まかなえ)耕司教授(52)は「教員たちは理想の大学像を追って熱く議論した。衝突もあったが面白かった」と振り返る。

 初年度の志願倍率は前期30.7倍、後期40.4倍と高騰した。1期生で学生自治会の初代委員長を務めた仙台市青葉区の一般社団法人理事長渡辺一馬さん(39)は「とんがった学生が集まり、教職員と試行錯誤しながらハードに魂を吹き込んでいった」と語る。

 東北では92〜2004年、公設大10校が相次いで誕生した。高度化する看護への対応に加え、地域振興や若者の定住を促す自治体戦略の一環だった。

 「開学から20年たち、宮城大は岐路に立っている」と川上伸昭理事長・学長(61)。大学は17年度、学群制の導入、基盤教育の充実、AO入試の新設を柱とする改革に踏み切った。「社会が大きく変転する中、県内へ優秀な労働人口をどう供給していくか。教育の質の向上に徹底的に取り組む必要がある」と強調する。

 地域に根差した大学を旗印とする石巻専修大(石巻市)は89(平成元)年の開学。地元の強い要望で誘致され、学生は初年度から青年会議所や市役所と共にまちづくりに関わってきた。

 1期生で就職進路支援を担当する同大職員猪瀬寿人さん(47)は当時の経験が今に生きると感じる。「飲みに行くと『学生か』と声を掛けられ、ごちそうになった。人が人を支え、育てることの大切さを地域から教わった」と懐かしむ。(報道部・上村千春)

[メモ]宮城大は1997年4月、看護、事業構想の2学部で開学。2001年大学院設置。05年に県宮城農業短大を統合し、食産業学部を仙台市太白区に設置した。09年法人化。17年5月現在の学生数は1783人、大学院生102人。卒業生の累計は6683人。県内就職は4割以上。

 石巻専修大は89年4月、理工、経営の2学部で開学。93年に大学院、13年に人間学部を設置。学生数は1182人、大学院生13人。卒業生の累計は約1万人。県内就職は約4割。

3022荷主研究者:2018/01/14(日) 23:26:43

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180104_12029.html
2018年01月04日木曜日 河北新報
<変貌 仙台中心部>大規模再開発は足踏み

 JR仙台駅周辺で完全に取り残された区域がある。破綻したさくら野百貨店仙台店が入居していた巨大な建物=写真=は、路線価が東北トップの地に建つ廃虚だ。

 複数の地権者が解体の有無を含め再開発に向けた協議を続けるが、方針は定まっていない。再開発を側面支援する仙台市は地権者の全員同意を求めており、実現のハードルは高い。

 青葉通を挟んで向かい側の商業ビル「GSビル」は耐震性に問題があり、17年8月末にテナントがほぼ撤退。今月末で完全に閉鎖される。

 GSビルを所有するオリックス不動産(東京)は隣接する複合商業施設「EDEN(エデン)」との一体開発を視野に入れてきたが、計画は進んでいない。

 エデンは当初、今月末までのテナント契約だったが2年延長した。エデンを残したままGSビル解体など大規模再開発は難しく、少なくとも今後2年は大きな動きはないとみられる。

 さくら野仙台店の隣にあった旧仙台東洋ビル跡地には、商業ビルが建設中。ディスカウント量販店ドン・キホーテ(東京)が入り、4月下旬にオープンする予定となっている。

 駅東口で、家電量販店大手ヨドバシカメラ(東京)が旧店舗跡の駐車場に計画する店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」は動きが見られない。仙台市に16年4月に環境影響評価準備書を提出し、18年10月開業を計画していたが着工に至っていない。

 東二番丁通沿いでは、NTT東日本が旧電報サービスセンターの再開発を検討している。

 仙台のシンボル的景観となる定禅寺通沿いにあった三井アーバンホテル跡地は、宗教法人の真如苑(東京都立川市)が取得した。

 ◇

 仙台市中心部が変貌を続けている。2015年12月の市地下鉄東西線開業などの動きに呼応し商業施設やマンションが相次ぎ誕生、東北各県からの人口流入が進む。JR仙台駅周辺は様相が一変した。16年3月に駅構内の東西自由通路が拡幅され、エスパル仙台東館がオープン。同7月には仙台パルコ2が開業し、一番町周辺をしのぐ一大商業地になった。対照的なのはさくら野百貨店仙台店の周辺だ。同店は17年2月破綻し、近隣の商業ビル「GSビル」は今月末に閉鎖。ともに再開発の見通しは立たない。中心部はIT企業進出が続くなどオフィス需要が伸びる半面、供給は滞る。床面積1万平方メートル超のオフィスビルは17年5月以降、この先2年はないとみられ、発展への重い課題となりそうだ。

3023荷主研究者:2018/01/14(日) 23:27:03

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180104_12028.html
2018年01月04日木曜日 河北新報
<変貌 仙台中心部>回遊性高まり「駅」活況

 かつて「駅裏」と呼ばれた面影は消えうせた。仙台駅東口=写真=は東西線の開業効果と相まって再開発の機運が高まる。17年9月発表の基準地価で上昇率は20%近くに達した。

 東口には同6月、ホテルメトロポリタン仙台イーストが開業。貸会議室大手TKP(東京)は今年10月、鉄骨13階、客室305室のホテルをオープンさせる。

 にぎわいの象徴が、ともに16年開業の駅構内の東西自由通路と仙台パルコ2だ。

 「狭い」「暗い」と言われた通路が大幅に拡張され、「エスパル仙台東館」が併設された。パルコは2店体制となり、駅前の「顔」になりつつある。

 集客力と回遊性は格段に高まった。市商工会議所が行った17年の市中心部8地点の歩行者通行量調査で、東西自由通路は日曜、平日ともトップ。パルコ2と駅を結ぶペデストリアンデッキは平日2位に入った。

 駅西口では、青葉区中央3丁目の南町通沿いにオリックス不動産による仙台南町通商業ビル(仮称)が今月開業する。近隣の商業ビルに入っていた飲食店などが移る。

 オフィスビルは16年5月、野村不動産の仙台青葉通ビル(青葉区中央3丁目)が稼働。中心部で延べ床面積1万平方メートル以上のオフィスビル新設は、駅東口のヨドバシカメラ仙台第2ビル(12年4月、宮城野区榴岡1丁目)以来だった。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店によると、オフィスビルは主にIT系企業の進出が相次ぎ、17年11月の空き室率は6.79%に改善。97年12月以来の6%台となった。

 老舗百貨店も変化している。藤崎は16年、増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの観光案内所を開設し、街歩きツアーなどを企画する。仙台三越は17年、地下食品売り場のテナントをリニューアルした。

 東西線の青葉通一番町駅開業に伴い、商業施設とマンションを併設する「THE SENDAI TOWER」がオープン。地下鉄工事でケヤキが一部伐採された青葉通には若木が植栽され、復元が進んでいる。

 不動産業者の間では「晩翠通の東側はオフィス・商業地域、西側はマンションなど居住地域」と言われてきたが、近年は晩翠通東側へのマンション建設が目立っている。

 東北最大の歓楽街国分町は東日本大震災後、復旧、復興関連で訪れた客で活況を呈したが、当時ほどのにぎわいはない。

 ◇

 仙台市中心部が変貌を続けている。2015年12月の市地下鉄東西線開業などの動きに呼応し商業施設やマンションが相次ぎ誕生、東北各県からの人口流入が進む。JR仙台駅周辺は様相が一変した。16年3月に駅構内の東西自由通路が拡幅され、エスパル仙台東館がオープン。同7月には仙台パルコ2が開業し、一番町周辺をしのぐ一大商業地になった。対照的なのはさくら野百貨店仙台店の周辺だ。同店は17年2月破綻し、近隣の商業ビル「GSビル」は今月末に閉鎖。ともに再開発の見通しは立たない。中心部はIT企業進出が続くなどオフィス需要が伸びる半面、供給は滞る。床面積1万平方メートル超のオフィスビルは17年5月以降、この先2年はないとみられ、発展への重い課題となりそうだ。

3024荷主研究者:2018/01/14(日) 23:27:35

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180104_12030.html
2018年01月04日木曜日 河北新報
<変貌 仙台中心部>需要喚起 鍵は官民協力

[もりもと・やすし]高千穂大卒。91年入社。本社東京営業部、大阪支店、本社国際営業部課長などを経て14年から仙台支店長。48歳。東京都出身。

◎三幸エステート仙台支店長・森本泰史氏インタビュー

 仙台市中心部の現状と将来の課題について、不動産仲介・コンサルタント三幸エステート(東京)の森本泰史仙台支店長に聞いた。(聞き手は報道部・山口達也)

 -現状をどう見るか。

 「JR仙台駅を中心とした開発が進み、集客力が高まっている。エスパル仙台東館や仙台パルコ2は主に若者を対象にした店舗構成で、人の流れが大きく変わった。今後も駅前の集客力は変わらないだろう」
 「オフィスビルの空き室率は6%台に改善した。仙台市のIT系企業に対する補助金などの効果もあり、東京のITベンチャー企業の進出が相次いでいる。空き室率1〜2%の東京に比べると、仙台は確保しやすい状況にあり、さらに改善する可能性がある」

 -開発の行方をどう見ているか。

 「商業面で駅前周辺のポテンシャルは高いが、西口前は旧さくら野百貨店仙台店跡地やGSビル、東口前はヨドバシカメラの新ビル計画など先行きが不透明だ。これらの地区に存在感がある施設が整備されれば、さらに盛り上がる」

 -札幌や福岡、名古屋といった地方の主要都市と比べ、仙台の課題は何か。

 「大規模な商業開発の計画が不透明な上、新規のオフィスビルも2020年まで供給がない。名古屋におけるトヨタといった日本を代表する企業がなく、支店経済の側面が強いため、民間主導の大規模開発がなかなか進まない。オフィスビルは空き室率が改善したとはいえ、まだ6%台だ。札幌や福岡は2%以下で名古屋も4%を切っている」
 「福岡では中心商業地の天神地区で官民一体の再開発が進む。仙台市も手を携え、積極的に再開発に協力することが求められる」

 -仙台が発展するために何が必要か。

 「仙台は東北大など大学が多く、優秀な人材がそろっている。その点が評価され、東京のIT系企業が関心を持ち、仙台に進出している。日本のシリコンバレーを目指すのもいい」
 「東京との時間距離の近さは大きなメリットだ。東京から仙台に転勤した人も実際に住んでみて、近さと住みやすさを知ったという声が多い。企業が活動しやすいと認識されれば、オフィスビル需要も高まり、新たな建設が進むだろう」

3025荷主研究者:2018/01/14(日) 23:27:54

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180104_11023.html
2018年01月04日木曜日 河北新報
榴岡公園にパークPFI 仙台市再整備 民間事業者公募へ

榴岡公園のいこいとにぎわいのテラス。仙台市がパークPFI方式で再整備する方針だ

 仙台市は宮城野区の榴岡公園の老朽施設をパークPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で再整備する方針を固めた。民間事業者に賃貸する施設に飲食店や売店などを開いてもらい、利用者の増加を目指す。民間の創意工夫を生かし、仙台の魅力向上につなげる。新年度に事業者を公募する方向で、実現すれば東北初となる。

 パークPFIは、民間資金による公園活性化を目的に2017年5月改正の都市公園法に盛り込まれた。

 民間事業者との契約期間は最長20年を想定。公園北側の「いこいとにぎわいのテラス西側エリア」、南側の「旧レストハウス」を主な対象とする。事業収益を施設の改修や維持管理に充てるほか、イベントや植栽管理、清掃といった公園の運営に幅広く参画してもらう。

 同テラスの西側には鉄骨平屋の休憩所が2棟ある。広さは各約75平方メートル。旧レストハウスは鉄筋平屋の約70平方メートルで、01年度まで営業していた。いずれも1980年ごろの建設で老朽化が進み、更新時期を迎えている。

 榴岡公園は1902年の開園でJR仙台駅の東約1キロ。約11ヘクタールの面積に芝生広場や野外音楽堂などがある。桜の名所として知られ、1日3500人が訪れる。

 市は2017年5月、公園を都市の重要な資源と捉える「市公園マネジメント方針」を策定。榴岡公園や青葉区の勾当台公園、西公園などに民間活力を導入し、快適性向上やにぎわい創出につなげる構想を打ち出した。

 同12月には、関心を持つ事業者に意見や提案を求める「マーケットサウンディング」を実施した。

 市公園課の岡田真之課長は「民間の活力を導入し、おしゃれなカフェの開設など魅力的なサービスを提供したい。新たな公園の利用者を発掘できるのではないか」と話す。

 東北ではむつ、盛岡両市もパークPFIの導入に向けて検討を進めている。

[パークPFI]民間事業者に公園施設を賃貸し、飲食店や売店の収益を施設の改修や維持管理に充てる仕組み。公園に民間投資を誘導して都市公園の価値を高め、管理者の財政負担を軽減する狙いがある。

3026荷主研究者:2018/01/14(日) 23:29:58

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180105_13019.html
2018年01月05日金曜日 河北新報
<みやぎの平成30年>(4)仙台市地下鉄南北線全通、東西線開通 街づくり貢献 なお余地

南北線八乙女駅に入る泉中央発の列車。開業によって、泉区沿線の都市化が進んだ

南北線泉中央駅の一番列車出発式。左から2人目は一番乗りを果たした学生=1992年7月15日

 新年は「平成30年」の節目の年。バブル経済真っ盛りに始まった「平成」は来春、天皇陛下の退位によって幕が引かれようとしている。「平成」はわれわれにとってどんな時代だったのか? 宮城県内であったこの29年の出来事を振り返りながら、今を見つめて、次代へとつなごう。

◎〜結ぶ、つながる〜 ◆平成4、27年

 東北初の地下鉄は仙台市に大都市の風格をもたらしただけでなく、泉中央や長町の副都心形成を促し、ビル群を出現させた。

 仙台市地下鉄南北線泉中央-富沢間が全通した1992年。泉中央駅前に7月15日、泉区の団体職員大友誠さん(60)が仲間と屋台を出店した。駅前の商業集積は途上で、多くの市民が店に詰め掛けた。

 泉中央駅は北のターミナルとして成長。駅周辺の住宅地は拡大し、2016年度は仙台駅に次ぐ1日2万6029人(決算値)が利用した。

 泉中央を含む七北田地区は70年代まで棚田が連なっていた。大友さんは「高校生の頃までは現在の泉中央で田植えや稲刈りを手伝った。風景の変貌には驚くばかりだ」と語る。

 南北線の全通から23年後、東西線が開通した。

 東のターミナル荒井駅。周辺に水田が広がる。利用者は1日2311人とやや期待外れ。ライブホールや病院、マンションなどができつつあるが、まちづくりは緒に就いたばかりだ。

 十文字の地下鉄は整ったが、生活に溶け込むのは容易ではない。住民の交通習慣はすぐには変わらない。

 愛宕橋駅は1日2424人が利用し、南北線の最少。東西線大町西公園駅は1920人にとどまる。仙台駅からそれぞれ2駅目だ。

 愛宕橋駅近くで生花店を経営する女性(45)は「仙台駅まで200円かかる。徒歩や自転車で行くことが多い」と言う。徒歩やバスなど、地下鉄に頼らなくても暮らせる地域。周辺にマンションが立ち並ぶが、乗客増につながらない。

 仙台は地下鉄駅を中心としたまちづくりの歴史が浅く、各駅に集客施設が集積していない。運賃の高さも市民の足を遠ざける。

 富谷市の会社員及川正人さん(51)は乗用車で西公園を訪れ、芝生で孫を遊ばせた。最寄りは大町西公園駅だが「家族3人が乗ると運賃はかさみ、なかなか乗れない」と話した。

 それでも1日の利用者は南北線が16年度、初めて18万人に達した。東西線も開業2年で1割以上増えた。

 仙台がさらに都市の魅力を向上させるためには、地下鉄の潜在力を生かす必要がある。郊外の拠点以外の駅でいかに利用してもらえるかが課題だ。

(報道部・野内貴史)

[メモ]仙台市地下鉄南北線八乙女-富沢間は1987年7月15日に開業。92年7月、北に1.2キロ延び、泉中央-富沢間(全17駅、14.8キロ)が全線開業した。2000年にはJR仙石線あおば通駅が開業し、南北線仙台駅ホームとの乗り継ぎ改札口を設けた。09年度、南北線全17駅にホームドアを設置。15年には2路線目となる東西線(全13駅、13.9キロ)が開業した。16年度は1日平均、南北線18万6797人、東西線6万2263人(ともに決算値)が利用した。

3027荷主研究者:2018/01/28(日) 10:21:14

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180111_12048.html
2018年01月11日木曜日 河北新報
<放射光とILC>仙台誘致の動き加速 経済効果3200億円 次世代ものづくりへ検討大詰め

放射光施設の建設候補地となる東北大青葉山新キャンパスを視察する研究者ら=2017年3月26日

 「次世代型放射光施設」は文部科学省の検討が大詰めを迎え、「国際リニアコライダー(ILC)」は建設費削減の見通しが立った。二つの構想を巡る経過と今後の展開を踏まえながら、それぞれの誘致に取り組む関係者に2018年の展望を聞いた。

 放射光施設は、東北大や東北経済連合会でつくる産学連携組織、一般財団法人光科学イノベーションセンターを中心に、東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への誘致を進めている。次世代のものづくりに向け、国の検討は大詰めを迎えている。

 放射光施設はいわば巨大な顕微鏡。リング型の加速器を光の速さで回る電子が方向を曲げた時に発する光で、ナノレベルの物質解析ができる。国内には既に9カ所あり、「スプリング8」(兵庫県佐用町)は低燃費タイヤを生み出した。

 国や同センターが目指すのは、炭素などの研究に使えて利用価値が高い軟エックス線分野に強みがあり、スプリング8より輝度が100倍ある施設。企業の使いやすさも重視する。

 文部科学省の小委員会は官民共同の整備を提唱し、昨年5月に国の主体候補として量子科学技術研究開発機構(千葉市)を選んだ。量研機構が整備運用計画案を近く公表した後、「民」のパートナーや建設候補地の選定に進むとみられる。

 一方、同センターは昨年4月、JR仙台駅からアクセスが良い青葉山新キャンパスを候補地に選定。建設を後押しするため国内の大手企業に1口5000万円の出資金を募り、これまでに50社近くが応じた。中小企業向けに小口の出資も受け付けている。

 東北大の試算では設置後10年間で経済効果は約3200億円、雇用創出は1万4000人。東北の産業界の技術革新が期待される。

3028荷主研究者:2018/01/28(日) 10:23:38

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180111_11054.html
2018年01月11日木曜日 河北新報
市バス運賃28年ぶり抜本改定 初乗り170円から150円 100円パッ区は…10月開始

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180111kahoku01.JPG

 仙台市交通局が今年10月、市バス運賃を28年ぶりに抜本改定する。市中心部の初乗り運賃を170円から20円引き下げる一方、青葉区のJR仙台駅西口や一番町など都心部の均一料金区間「100円パッ区」の運賃を120円に値上げする。中心部の回遊性を高めるとともに、苦境にある市バス事業の財務体質改善につなげるのが狙い。

 初乗り運賃を20円下げて150円にするのは、仙台駅を中心にした半径約2.3キロの区域(地図)。全46路線のうち、仙台駅前などの市中心部に乗り入れる33路線が対象となる。

 例えば、中山・川平線の県庁市役所前-北仙台間、東仙台営業所線の常盤木学園前-原町二丁目間、六丁の目・岡田線の仙台駅前-新寺四丁目・サンプラザ入口間などが150円となる。

 沖野線などの仙台駅前-愛宕橋駅間では、並行する市地下鉄南北線の仙台-愛宕橋間の200円を50円下回ってお得感が増し、地下鉄からバスへの乗客流出が予想される。

 運賃は約1〜2キロごとに上がる。今回の値下げエリア内でも、初乗りより後の運賃は現行と変わらない。

 市交通局は、1990年に中心部の均一区間運賃から距離に応じた「対キロ区間制」に改めた際、本来なら150円にすべきだった初乗り運賃を財政への影響などから経過措置として170円に設定。以来28年間、景気低迷などを理由に改定を凍結していた。

 宮城交通(仙台市)は昨年10月、広域的な市中心部の初乗り運賃を150円に改定しており、競合する路線での料金格差を解消する狙いもある。

 初乗り運賃が引き下げられる区域には、100円パッ区のエリア外となる仙台駅東側のほか、上杉や小田原などの住宅地が含まれる。交通局経営企画課は「近くでの買い物や通院など、短距離でもバスに乗ってほしい」と呼び掛ける。

 市バスは16年度、市地下鉄東西線開業の影響で全路線が赤字に陥った。交通局は資金不足解消のため、18年度からの4年間で計5%の運行量を削減する方針を示している。

 交通局によると、初乗り運賃の引き下げで年1400万円の減収となるが、100円パッ区と市バスを使う学都仙台フリーパスの値上げで年8400万円の増収が見込まれ、差し引き年7000万円の経営改善効果が得られる見通しという。

3029荷主研究者:2018/01/28(日) 10:38:19

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180113_11035.html
2018年01月13日土曜日 河北新報
音楽ホール「多機能で2000席程度」仙台市が素案提示

 仙台市は12日、整備検討中の音楽ホールについて、2000席程度の主ホールと300〜500席程度の小ホールを中心とした施設構成の素案を明らかにした。音楽ホールを「誰もが集い、交流する広場としての文化施設」と位置付けた。

 市役所で同日あった市音楽ホール検討懇話会(会長・本杉省三日大理工学部特任教授)の第2回会合で、市が議論のたたき台として提示した。

 主ホールは音楽専用でなく「音響を重視した高機能な多機能ホール」と想定。クラシックやポップス、ジャズなどの音楽をはじめ、演劇やオペラ、バレエといった舞台芸術の利用も見込んだ。

 小ホールは「多様な表現活動に対応できる多機能ホール」とする案を軸に、音楽専用、演劇・舞踊に適したホールの2案も併記。リハーサル室や練習室、稽古場、道具類を制作する工房の整備も盛り込んだ。

 市は音楽ホールの設置目的として(1)市民に支えられた「楽都」をさらに高める(2)文化芸術を介したまちづくりを進める(3)復興の力となった文化力を社会に生かす-の3点を挙げた。

 懇話会では委員から「専用ホールだと利用が偏る。多機能ホールの方がいい」(大学准教授)、「生の音源の響きがどれだけ本格的かが絶対的な条件だ」(音楽関係者)などの意見が出た。本杉会長は終了後「ホールの方向性がある程度、見えてきた」と話した。

3030荷主研究者:2018/01/28(日) 10:38:41

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2018年01月13日土曜日 河北新報
オフィスビル空き室率5%台に迫る 9ヵ月連続で改善 仙台・12月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市内のオフィスビルの昨年12月の空き室率は、前月比0.61ポイント低下の6.18%だった。IT企業を中心に館内増床や拡張移転に伴う大型契約などがあり、9カ月連続で改善。1997年10月(5.63%)以来の5%台に迫ってきた。

 調査全5地点で改善した。一番町は分室の開設などがあり0.83ポイント低下の5.78%。5%台は97年11月以来。県庁・市役所は0.76ポイント低下の7.43%で、2008年4月以来の7%台となった。

 仙台駅東は0.70ポイント低下の8.18%。仙台駅前も0.42ポイント低下の4.89%で、4%台は97年11月以来となった。泉区など周辺オフィスは0.05ポイント低下の8.62%。全地点の1桁台は6カ月連続だった。

 17年の平均空き室率は全体で2.19ポイント低下した。全地区で改善し、最も下落幅が大きかったのは県庁・市役所で2.87ポイント、次いで一番町の2.80ポイント。

 仙台支店の担当者は「今年は新規供給もなく、今後も空き室率の改善傾向は進むだろう」と分析した。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の351棟。

3031荷主研究者:2018/01/28(日) 10:51:28

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2018年01月15日月曜日 河北新報
<みやぎの平成30年>(12完)トヨタ東日本誕生 里山一変進む企業集積

トヨタ自動車東日本の大衡工場で、自動車の製造工程を見学する地元のお年寄りたち=2013年5月、大衡村

進出企業の工場が建ち並ぶ工業団地群で造成前の様子を説明する高橋さん=5日、大和町松坂平

 新年は「平成30年」の節目の年。バブル経済真っ盛りに始まった「平成」は来春、天皇陛下の退位によって幕が引かれようとしている。「平成」はわれわれにとってどんな時代だったのか? 宮城県内であったこの29年の出来事を振り返りながら、今を見つめて、次代へとつなごう。

◎〜結ぶ、つながる〜 ◆平成24年度

 宮城県大和町、大衡村にまたがる仙台北部中核工業団地群に2012(平成24)年7月、トヨタ自動車東日本が誕生した。団地造成から四半世紀超。県や地元の働き掛けに関連企業立地を進めてきたトヨタは中部、九州に次ぐ国内第3の生産拠点を宮城に構えた。

 「工業団地の一帯は元々里山だった」。元大和町商工観光課長高橋久志さん(67)は振り返る。高橋さんは1987年、県内の市町村職員として初めて県東京事務所に出向し、工業団地のセールスに携わった。「企業関係者の視察に何度、山を見せたことか」と懐かしむ。

 同工業団地にトヨタが関心を示したのは80年代後半。バブル経済を追い風に、各企業が設備投資に躍起になった時代、工場立地候補の一つとなった。90年7月に立地が正式発表されたが、ほぼ同時にバブルが崩壊。円高なども影響して、着工は3度先送りになった。地元は「トヨタを信じて、待つしかなかった」(高橋さん)。

 トヨタが東北工場新設を決定したのは表明から6年後の96年12月。翌年、電子部品を生産するトヨタ自動車東北(大和町)が稼働した。さらに2007年10月、県の積極誘致が実り、当時、神奈川県にあったトヨタ生産子会社セントラル自動車が第二仙台北部中核工業団地(大衡村)に本社を移転することを決める。トヨタ東日本に連なる、ものづくりの「北の拠点」整備が本格加速した。

 「トヨタの進出がなければ村は衰退の一途をたどった。里山一変。夢のような話だ」。元大衡村企画課長佐野晃さん(83)は語る。

 裾野の広い自動車産業立地の恩恵は大きく、トヨタ以外にも両町村には関連の企業集積が着々と進む。

 国の経済センサス活動調査によると、15年の製造品出荷額は大和町が02年と比べ約1.7倍の3797億円。大衡村は02年比約5.8倍の3219億円にまで拡大した。両町村に富谷市、大郷町を含めた黒川地域の人口も17年末現在で、1990年と比べて約1.6倍の約9万5000人になった。

 大和町の浅野元・町長(63)は「今があるのは先輩たちの努力があったからこそ。だが楽観はできない。地域内の人口格差や少子高齢化の問題には、今から備えていかなくてはならない」と将来を見据えた。(泉支局・北條哲広)

[メモ]トヨタ自動車東日本は2012年、セントラル自動車と、岩手県金ケ崎町に岩手工場を持つ関東自動車工業(神奈川県)、トヨタ自動車東北の3社を統合して発足した。
 仙台北部中核工業団地群は地域振興整備公団と県が共同で開発し、1984年に造成開始。現在は第一仙台北部中核工業団地(大和町松坂平、大衡村桔梗平、約299ヘクタール)と、第二仙台北部中核工業団地(大衡村松の平、同村中央平、約309ヘクタール)で構成される。2017年末現在の進出企業は約50社。

3032荷主研究者:2018/01/28(日) 10:51:52

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180116_12022.html
2018年01月16日火曜日 河北新報
EVエナジーが宮城に第5工場 車載電池生産 20年前半稼働目標

 トヨタ自動車の子会社で、ハイブリッド車(HV)の車載電池を生産するプライムアースEVエナジー(静岡県湖西市)は15日、宮城県大和町の宮城工場に5棟目の工場を建設すると発表した。

 第5工場は従来のニッケル水素電池より小型で蓄電容量に優れ、HVへの採用が増えているリチウムイオン電池を製造する。今年中に着工し、2020年前半の稼働を目指す。

 宮城工場のリチウムイオン電池生産工場は、現在建設中の第4工場に続き2棟目。生産能力も同程度の年間約20万個になる見込み。

 宮城工場は現在、3工場で稼働している。年間計約50万個のニッケル水素電池の生産能力を持ち、主にトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)に供給している。

3033荷主研究者:2018/01/28(日) 11:03:52

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180119_12004.html
2018年01月19日金曜日 河北新報
仙台港の国際貨物3年連続最多 中韓航路が好調

 仙台港の2017年の国際コンテナ貨物取扱量が3年連続で過去最多を更新したことが18日、分かった。同年2月に中国・韓国航路が週2便に増えて利便性が向上。16年の24万6147個(20フィートコンテナ換算)よりも1万個近く伸び、25万個を突破した。

 県の見込みによると、17年の取扱量は約25万6000個。震災前で最も多かった10年(21万6142個)を20%近く上回った。品目は復興需要に絡む建材が横ばいだった一方、水産品やパルプの輸出などが伸びたとみられる。

 仙台港の国際コンテナ貨物取扱量は、震災があった11年に前年比55%減の9万6528個まで落ち込んだが、復旧、復興事業に伴ってV字回復を果たした。

 県の担当者は「地域経済の活性化につなげるため、一層のポートセールスに努める」と話した。

3034荷主研究者:2018/01/28(日) 11:04:22

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180119_12039.html
2018年01月19日金曜日 河北新報
<アイベックス>仙台-札幌線が3月再開 福岡線は増便

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズは18日、仙台-札幌(新千歳)線を再開すると発表した。仙台-福岡線は1日3往復から4往復に増便する。全日空との共同運航で、夏ダイヤは3月25日から実施する。

 札幌線は2015年に運休して以来の復活となり、1日1往復を運航。福岡線の搭乗率は約80%で、需要の拡大が見込めると判断した。使用機材はいずれも、70人乗りのボンバルディアCRJ700。

 アイベックス社は18年度に同型機1機を新たに投入する予定。同社は「仙台空港を中心としたネットワークを広げ、競争力を高めていきたい」と話した。

 全日空は仙台-札幌線を3往復から4往復に増やし、仙台-福岡線を2往復から1往復に減らす。AIRDO(エア・ドゥ)は、仙台-札幌線を4往復から2往復に減便する。

3035荷主研究者:2018/01/28(日) 11:07:21

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180120_13010.html
2018年01月20日土曜日 河北新報
<仙台空港>利用者過去最多337万人 民営化で新路線や増便

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180120kahoku01.JPG

 宮城県は19日、仙台空港の2017年利用者数(速報値)が前年比26万人増の337万426人に達し、過去最多を更新したと発表した。16年7月の空港民営化に伴い、新たに導入された着陸料の割引制度が路線の新規就航や増便を後押しし、国内、国際線とも需要拡大につながった。

 国内線は前年比17万7372人(6.1%)増の310万369人、国際線は同8万2691人(44.1%)増の27万57人。これまで最多だった1999年(335万558人)を約2万人上回った。

 空港利用者数の推移はグラフの通り。東日本大震災が発生した11年は、前年比約40%減の171万7102人まで落ち込んだ。13年に300万人台を回復し、14年には320万人を超えたものの、15、16年は微減が続いた。

 民営化後、着陸料や利用料が柔軟に設定できるようになり、運営会社が路線の誘致活動を積極的に展開。スカイマーク(東京)が17年7月に神戸線を再就航させ、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)が同9月に札幌線を新設した。

 国際線も台北線が週12往復に増えて利便性が高まった。今年4月にはフジドリームエアラインズ(静岡市)が出雲線の運航を開始する予定。

 県空港臨空地域課の担当者は「便数増で利用者の選択肢が増えるなど民営化の効果が表れている。経済界や地元自治体と連携し、さらなる利用拡大を図る」と意気込む。

3036荷主研究者:2018/01/28(日) 11:11:16
>>2988
www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180121_11025.html
2018年01月21日日曜日 河北新報
<富谷市>新年度に新交通システム基本構想策定へ

 富谷市の若生裕俊市長は20日、市内で開いた市政報告会で、仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)と富谷市間の交通アクセス改善に関連し、「2018年度内に新公共交通システムのグランドデザインを策定したい」との考えを示した。

 構想の詳細には言及しなかったが、これまでの(1)地下鉄延長(2)ライトレール(次世代型路面電車)(3)路線バス-の3案を比較し、交通手段を絞り込んだ上、ルート候補なども盛り込む方針とみられる。

 報告会には、市民ら約300人が参加。21年度の開館を目指す市図書館の基本構想や、とみや国際スイーツ博覧会の取り組みなども報告された。若生市長の任期は約1年後の19年2月10日までだが、次期市長選に関する発言はなかった。

3037荷主研究者:2018/02/10(土) 22:41:32

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180121_11020.html
2018年01月21日日曜日 河北新報
宮城県民会館建て替えと音楽ホール構想 知事と仙台市長やりとりかみ合わず

 宮城県が建て替えを視野に入れる仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と仙台市が整備検討中の音楽ホールを巡り、村井嘉浩知事と郡和子市長のかみ合わないやりとりが続いている。単独整備の議論が先行する市に対し、県は財政負担を考慮しながら連携を図りたい考えだが、具体策を示せずにいる。検討状況の進度に差があり、両者の溝は埋まっていない。

<公約に盛り込む>
 二つの施設を巡っては、昨年7月の市長選と10月の知事選を契機に議論が加速した。音楽ホールについて、郡市長は「優先順位と手法を再検証して経費削減する」と掲げ、村井知事は「新たな県民会館の整備検討を本格的に進める」と公約に盛り込んだ。

 村井知事と郡市長の最近の発言は図の通り。県市連携を模索する村井知事に対し、郡市長は県との合同整備に否定的で、市単独で進める意向を市議会や定例記者会見で繰り返した。

 「本音で話し合う場を」と村井知事は協議の必要性を呼び掛けるが、郡市長は県の有識者会議が設置されていない状況などを踏まえ、「県の考えをまとめるのが先だ」とけん制する。

 市は2015年度、基礎調査に着手し、19年度にも基本構想の策定を目指す。今月開催した検討懇話会では、2000席程度の主ホールと300〜500席程度の小ホールを中心とした施設構成の素案を示すなどし、動きは先行する。

<協議の予定なし>
 昨年12月11日の定例記者会見で、村井知事は「市内では大きなイベントが同時に開催されることもあり、2000席の施設が複数あっていいとの声もある」と話したが、具体的な計画づくりを進める市には「同じ物を二つ造ってどうするのか」(幹部)と戸惑いが広がった。

 村井知事は取材に「あらゆる可能性を排除していない。どういった施設が望ましいか考えたい」と述べ、大規模改修の選択肢を含めて検討を進める考えを示す。郡市長は「県がどのような構想を持っているかを見ないと、評価できない」とくぎを刺す。

 現段階では村井知事と郡市長が直接、協議に臨む予定はない。県と市の担当者は「事務レベルでの連絡調整は継続する。具体的な連携はトップ同士の政治的な話し合いになるだろう」と口をそろえる。

[県民会館]1964年開館で、1590人収容のホールを備える。老朽化が進み、東日本大震災後は施設の損傷で1年3カ月間休館。村井嘉浩知事は2016年の県議会11月定例会で、再整備を検討する有識者会議を17年度中に設置する方針を初めて示した。

[音楽ホール構想]仙台市内には2000席規模の専用施設がなく、建設を目指す動きは20年以上前からあった。1973年開館の市民会館は老朽化が進み、経済団体などが整備を要望。奥山恵美子前市長は初当選した2009年の市長選で建設を公約に掲げた。

3039荷主研究者:2018/02/10(土) 22:49:58

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180123_12050.html
2018年01月23日火曜日 河北新報
<アフラック>仙台にコールセンター4月開設へ

 米保険大手のアメリカンファミリー生命保険(アフラック)は22日、「仙台コールセンター」を4月に仙台市宮城野区榴岡に開設すると発表した。2022年をめどに300人態勢を目指す。

 契約に関する各種手続きや保険金支払いなどへの問い合わせに対応する。開設後、人材の採用や研修を経て、9月に業務を始める予定。約260人の現地採用を見込む。

 同社のコールセンターは東京、関西に次いで国内3カ所目。事業拠点の分散により、大規模災害時にも安定的に業務を続けられる態勢を強化する。雇用創出を通じて、地域経済の活性化や東日本大震災からの復興への貢献も掲げる。

 アフラック日本社の古出真敏社長が26日、仙台市役所で郡和子市長に立地表明書を提出する。同社は市の助成制度を利用する。

3041荷主研究者:2018/02/10(土) 23:24:31
>>2586
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180125_15017.html
2018年01月25日木曜日 河北新報
<岩沼-村田間>志賀姥ヶ懐トンネル 復興促進へ東西路線貫通

発破ボタンを押す(右から)佐藤町長、菊地市長ら

 宮城県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線のうち、岩沼市と村田町の境の志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネル(1285メートル)が24日、貫通した。現行路線は山あいで狭く、東日本大震災時は内陸部からの支援物資の輸送に支障が出ていた。付帯設備の建設などを経て2018年度中に開通する。

 村田町側の出入り口付近であった式典には、関係者約100人が出席した。菊地啓夫岩沼市長や佐藤英雄村田町長らが発破ボタンを押し、貫通を確認。貫通点を塩や日本酒で清めた後、出席者が歩いて通り初めをするなどして祝った。

 菊地市長は「復興の促進と地域経済の活性化に資すると期待している」と強調。佐藤町長も「沿岸と内陸が結ばれ感無量。防災、減災が図られる」と述べた。

 岩沼蔵王線は岩沼市を起点に村田町から蔵王町に抜ける幹線道路。東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ東西交通軸だが、最小幅は約4メートルでカーブも多く、震災直後は内陸部から支援物資を運ぶ車両が遠回りするなどしていた。

3042荷主研究者:2018/02/10(土) 23:25:03

www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/01/25 建設新聞
宮城県 イオンモール名取の増築 物販店舗・飲食店などS4F2万6782㎡
大成建設の設計・施工で来年4月末の完成へ

 イオンモール(千葉市美浜区中瀬1の5の1 吉田昭夫取締役社長)は、宮城県名取市増田にあるイオンモール名取の増床活性化新築を計画しており、大成建設の設計・施工で着工した。

 建設用地は、名取市増田関下458ほか地内で敷地面積は13万5880.25㎡。

 計画によると、増床する施設は既存店舗北側に位置し第三セクター・仙台空港鉄道が運営する仙台空港線の杜せきのした駅の南側に、S4F2万6782.97㎡の物販店舗・飲食店を増築する。既存施設と合わせた延べ床面積は14万2394.27㎡となる。

 完成は2019年4月末を予定している。

2018/01/25付一面に掲載。

3044荷主研究者:2018/02/18(日) 11:00:08

www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/01/26 建設新聞
新昭和・仙台市宮城野区卸町 分譲・ウィザースレジデンス仙台卸町の新築
RC15F1万3010㎡・完成は20年1月末

 一般住宅や分譲マンション等の住宅関連事業を手掛ける新昭和(千葉県君津市東坂田4の3の3 松田芳彦代表取締役)は、仙台市若林区卸町に分譲マンション「ウィザースレジデンス仙台卸町」の新築を計画しており、半田建築研究所に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市営地下鉄東西線卸町駅の北側近隣地に位置する仙台市若林区卸町2の1の3地内で、敷地面積は2802.57㎡。計画によると、ここにRC15F延べ1万3010㎡の分譲マンションを建設。内部には共同住宅を122戸設ける。

 今後、施工者を決定し4月下旬の着工、2020年1月末の完成をめざすとしている。

 同社の仙台市における分譲マンション開発は13年に竣工したウィザースレジデンス仙台・北四番丁通(仙台市青葉区)に次いで2棟目となる。

2018/01/26付一面に掲載。

3045荷主研究者:2018/02/18(日) 11:25:05

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201801/20180131_11036.html
2018年01月31日水曜日 河北新報
<県民会館建て替え>県、2000席ホール需要調査 検討費、新年度予算計上へ

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館、仙台市青葉区)の再整備を巡り、宮城県は新年度、施設の需要予測調査を実施する。市は2000席程度の音楽ホール建設を目指しており、県として同規模の施設を整備する必要があるかどうかなどの判断材料にする方針だ。

 県はコンサルタント業者に調査を委託する予定で、期間は約6カ月間を見込む。管理検討費800万円を盛り込んだ2018年度一般会計当初予算案を、2月15日開会予定の県議会2月定例会に提出する。

 1964年開館の県民会館は1590人収容のホールを備える。老朽化した施設の建て替えなどに向け、村井嘉浩知事は昨年12月の定例記者会見で「市内で大きなイベントが同時に開催されることもあり、2000席の施設が複数あっていいとの声もある」と述べた。

 村井知事は当初、昨年中に有識者の検討委員会を設立する考えを示していたが、発足時期の見通しは立っていない。財政負担を考慮して市との連携を探る県に対し、議論が先行する市は単独で整備する意向を示している。

3046荷主研究者:2018/02/18(日) 11:35:35

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180201_12037.html
2018年02月01日木曜日 河北新報
岩沼の集団移転跡地 関包スチール工場建設へ 産業活用県内初の完了

関包スチールの工場が建つ西原産業用地の一角

 鋼材メーカーの関包スチール(大阪市)は、宮城県岩沼市が同市下野郷に整備した臨空西原産業用地に工場を建設することを決め、31日、同市と立地協定を結んだ。西原産業用地は東日本大震災による防災集団移転跡地で、同社の進出で全区画が埋まった。跡地を活用した産業系の土地区画整理事業としては県内初の完了事例となる。

 分譲地の面積は約7600平方メートル。建設されるのは鋼板を切る鉄筋平屋の工場で、床面積は約3300平方メートルとなる。着工時期は未定だが、2020年3月ごろに操業し、5〜10人ほどを地元採用する。同社は市内の別の場所に二つの工場があり、今回が三つ目の工場となる。

 市役所であった締結式で、同社の谷本豊治社長が菊地啓夫市長と協定書を交わした。谷本社長は「震災で水没した既存工場の設備を復旧させて自動車関連の仕事をしていたが、限界に来ていた。設備更新のため新たに工場を建てたかったので、願ってもない土地だ」と述べた。

 市は被災者の雇用確保と産業振興を目標に、防災集団移転跡地を買い上げて15年12月に造成を開始。仙台空港に近い立地から引き合いが多く、これまでに農業資機材卸や食品輸送の計3社が進出し、4社目の関包スチールで計約2.5ヘクタールの分譲を完了した。

3047荷主研究者:2018/02/18(日) 11:39:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180202_12054.html
2018年02月02日金曜日 河北新報
<阿武隈急行>車両更新 国が補助 宮城県も負担予算化へ

宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行=2017年6月

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道阿武隈急行(福島県伊達市)の老朽化した車両の更新を巡り、国土交通省が同社や両県からの要請に応じ、2017年度補正予算案で財政支援する方針を決めたことが1日、分かった。補正での措置額は約1億円とみられる。

 補助事業が盛り込まれた17年度補正予算案が同日の参院本会議で可決、成立されたのを受け、宮城県は会社負担分の費用のうち、同県分を単独で全額支援する。15日開会の県議会2月定例会に追加提出する17年度補正予算案に、関連費用を計上する方針。

 福島県側では、会社負担分の支援について、県が沿線の福島、伊達両市に協力を要請。伊達市は「負担増もやむを得ない」と一定の理解を示すが、福島市は「宮城県が全額負担するなら、福島県も同じように足並みをそろえてほしい」と難色を示し、負担割合を巡る協議が続けられている。

 同社は18年度に2両(1編成)の車両更新を予定し、総額4億数千万円が見込まれる。国は新年度予算案で、さらに財政支援を追加する見通し。経営難の同社に代わり、国と宮城、福島両県、沿線5市町が費用の全額を負担する。

 18両ある車両は、1988年の全線開業から約30年間、修理で対応してきた。更新は22年度から順次、着手する計画だったが、老朽化が著しいため、前倒しで進める。全てを新車両に切り替えると、経費は約40億円に上るとみられる。

 利用客が減り、累積赤字が10億円を超える同社は、国と関係自治体に財政的な支援を要請。昨年6月の定例記者会見で、村井嘉浩宮城県知事と内堀雅雄福島県知事はそれぞれ支援に前向きな姿勢を示していた。

3049荷主研究者:2018/02/25(日) 14:17:38

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180204_13017.html
2018年02月04日日曜日 河北新報
<青葉山公園センター>3空間を大回廊で連結 JVが設計デザイン素案

公園センターの設計デザイン案を基に制作された模型

 仙台市青葉区の青葉山公園に建設される「公園センター(仮称)」=地図=の基本設計を担当するティーハウス建築設計事務所(神戸市)など3社の設計共同体(JV)が3日、設計デザインの素案を明らかにした。

 案は平屋で展示室、カフェ、ホールの三つの空間を大回廊でつなぐ。建築面積は約2500平方メートル。和室や授乳室を備え、高さ約7メートルの展示室には仙台・青葉まつりの山鉾(やまぼこ)が入れられる。屋根などの具体的なデザインは今後発表する。

 代表の槻橋修神戸大准教授は「完全な木質構造は難しいため、鉄骨造と木質を組み合わせた構造を検討している」と述べた。

 案は東北大川内キャンパスで開いた「デザインレビュー」で公表し、約100人が参加した。「門や白壁など歴史に即した演出を」「能楽堂が欲しい」「子どもたちが遊べるように」などと意見があった。

 JVは参加者の意見を踏まえて3月3日に2回目のデザインレビューを開く。センターは歴史・文化の情報発信や市民活動の拠点施設。2019年度の着工、完成は21年度内の予定。

3050荷主研究者:2018/02/25(日) 14:19:16

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180205_13044.html
2018年02月04日日曜日 河北新報
NHK仙台局の新会館完成祝う 現地で式典

テープカットして完成を祝う上田会長(右端)ら

 NHKが仙台市青葉区本町に建設した新仙台放送会館の完成記念式典が3日、同会館で行われた。4日開館し、5日に放送を開始した。

 式典には関係者約160人が出席。NHKの上田良一会長が「これからも地域の安全・安心の拠点として、防災・減災報道や緊急報道に全力を挙げる」とあいさつした。仙台市出身の女優鈴木京香さんらとテープカットして開館を祝った。

 新会館は地上7階、地下1階。延べ床面積2万3630平方メートルと、青葉区錦町の旧会館の約2倍となる。免震構造で災害時も放送を継続できる機能を持つ。総工費は約117億円。

 市民が自由に利用できる1、2階の「定禅寺メディアステーション」には、280インチの8Kスーパーハイビジョンを設置したほか、オープンスタジオ、東日本大震災の記憶をつなぐコーナーなどがある。

 同ステーションの利用時間は午前10時〜午後5時(3月以降は月曜休館)。

3051荷主研究者:2018/02/25(日) 21:04:53

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180206_12021.html
2018年02月06日火曜日 河北新報
利府イオンモールに新棟 東北最大級、20年開業へ

 イオンモール(千葉市)は5日、宮城県利府町のJR東日本新幹線総合車両センター北側に、大型商業施設「イオンモール利府新棟(仮称)」を出店すると発表した。敷地面積は約14万8000平方メートルで、東北のイオンモールの中で最大規模となる。2020年開業を予定している。

 同社によると、出店場所は町が整備を進める新中道土地区画整理事業の一部区域。区画整理は19年度完了を予定している。新棟は従来のイオンモールと同様の施設となる予定だが、現段階で具体的な計画は定まっていない。

 県道仙台松島線(利府街道)を挟み、新棟北側では敷地面積約9万6000平方メートルのイオンモール利府が営業している。新棟の規模は同店を大きく上回るとみられ、イオンモールの担当者は「既存店とともに街のにぎわいを創出する施設を目指したい」と話した。

 イオンモールは東北6県では名取市などに14施設を運営。東北大雨宮キャンパス(仙台市青葉区)の跡地にも同社は新たな商業施設の整備を計画している。

3052荷主研究者:2018/02/25(日) 21:07:12

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/02/06 建設新聞
ピーエス三菱・仙台市支倉町 S11F延べ6123㎡・複合ビルの新築
直営で4月着工、19年3月中旬完成めざす

 ピーエス三菱(東京都中央区晴海2の5の24 藤井敏道代表取締役社長)は、仙台市青葉区支倉町に「支倉複合ビル」(仮称)の新築を計画しており、直営で4月中旬にも着工する。

 建設用地は、仙台市青葉区支倉町269の1の一部ほか地内の敷地1900.91㎡。

 計画ではここにS11F延べ6123.17㎡の複合ビルを建設する。内部は寄宿舎および物品販売店舗・駐車場となる模様だ。

 完成は2019年3月中旬を予定している。なお、設計はINA新建築設計事務所が担当した。

2018/02/06付一面に掲載。

3053荷主研究者:2018/02/25(日) 21:07:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00460644
2018/2/6 05:00 日刊工業新聞
「復興記念教育研究未来館」、東北大が21年度に開設

 【仙台】東北大学の電子情報システム・応物系は、同大の青葉山東キャンパス(仙台市青葉区)に「復興記念教育研究未来館」(未来館)を2021年度に開設する。情報通信技術やエネルギーに関する展示スペースのほか、250人規模のホール、交流カフェ、セミナー室を設置し、学生教育や産学連携に役立てる。同系の東日本大震災からの復興に際してソニーや三菱重工業など29者から寄せられた寄付金をもとに設置する。着工は20年度を予定。総工費は約6億円を見込む。同大として震災からの復興を記念する施設の建設は初めて。

 未来館は、3階建てで延べ床面積約2000平方メートル。南実験棟の改築にあわせ、建物に隣接して建てる。一部が吹き抜けで、1階に250人規模の復興記念ホールや未来展示館を設ける考え。展示館は大学の技術シーズと企業の製品をつなげる内容にし、訪れた中高生らにアピールする。

 2階はグローバル交流カフェ、3階は産業技術セミナー室を設置。通年でセミナーやキャリア教育を実施し同大卒業生と現役学生らの交流の場とする。

 同系は、工学部・工学研究科や情報科学研究科、医工学研究科など複数の部局で構成される研究グループ。震災時、同系の建物は一部が全壊するなど、大きな被害を受けた。寄付金は現在も募集中。

(2018/2/6 05:00)

3054荷主研究者:2018/02/25(日) 21:26:10
>>2539
www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180208_12023.html
2018年02月08日木曜日 河北新報
<仙台駅東口>ヨドバシ新ビルはホテル一体 21年後半開業、ゼップ仙台再出店の可能性も

ホテルと一体型の施設が検討されているヨドバシ仙台第1ビルの建設計画地=仙台市宮城野区

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口の旧店舗跡に建設を計画している店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」について当初計画を変更し、新たにホテルを加えた商業施設として整備を検討していることが7日、分かった。早ければ2019年春にも着工し、21年後半の開業を目指す。ホテルは東急電鉄(同)の子会社東急ホテルズ(同)が運営する予定。

 関係者によると、新たな計画では地上20階規模の高層ビルを建設し、敷地内に音楽ホールも併設する。施設全体の延べ床面積は約12万8800平方メートル。計画変更に伴い仙台市による容積率緩和が必要で、市も前向きだという。

 低層階はヨドバシの店舗と商業テナント、立体駐車場で構成。高層階には東急ホテルズが運営する「エクセルホテル」が入り、約300の客室を備える計画になっている。

 東急ホテルズは青葉区で仙台エクセルホテル東急を運営していたが、10年11月末に撤退。再び仙台でホテル事業を展開するのは、東北でも増加傾向にある訪日外国人旅行者の需要を取り込む狙いがあるとされる。

 音楽ホールは約6400平方メートル。JR東日本の仙台駅東口再開発を受け、12年7月に閉館したライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」が再出店する可能性が浮上しているという。

 第1ビルの当初計画ではヨドバシの店舗が入る商業ビルと、オフィスビルの2棟を建てることになっていた。16年春開業を予定したが建設工事は行わず、ヨドバシは同年10月、開業時期を18年10月に延期することなどを記した環境影響評価書を市に提出していた。

 ヨドバシは河北新報社の取材に「ホテルと一体型の施設を検討しているが、どの社が入るかは白紙の状態だ」と説明。東急ホテルズは「仙台は進出の最優先の候補地だが、具体的には何も決まっていない」と話した。

3055荷主研究者:2018/02/25(日) 21:26:41

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180208_13020.html
2018年02月08日木曜日 河北新報
<三陸沿岸道>南三陸海岸-歌津 1日当たり交通量6600〜7400台 仙台方面からの来訪者が増加

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は1月31日、三陸沿岸道路のうち、昨年12月に開通した南三陸海岸インターチェンジ(IC)-歌津IC間4.2キロの1日当たり交通量は6600〜7400台だったと発表した。

 昨年3月開通の志津川IC-南三陸海岸IC間など2カ所の交通量は、1100〜3400台増えて1.2〜1.6倍になった。一方、並行する国道45号と346号は1200〜6600台減少した。

 同事務所の担当者は「アクセス性が向上し、仙台方面から歌津地区への来訪者が増えている」と話した。

 調査は昨年12月11〜31日に実施し、平日と休日に分けて結果を集計した。

3056荷主研究者:2018/02/25(日) 21:27:01

www.sankei.com/region/news/180208/rgn1802080032-n1.html
2018.2.8 07:01 産経新聞
仙台でコールセンター開設相次ぐ 地域の雇用好調に貢献

 東日本大震災の復興に向けた施策を進める仙台市で、このところ世界規模の企業が大規模なコールセンターを開設するケースが相次いでいる。仙台の魅力について、企業側は首都圏からの交通アクセスのよさに加え、人材がそろっていて質の高い業務ができるメリットを挙げる。雇用を多く生む業種だけに、地域への貢献も大きいとみられる。(高梨美穂子)

 ◆人材層の厚さ

 仙台市役所で先月、保険大手アメリカンファミリー生命保険(アフラック、東京)の古出真敏社長が、同市宮城野区に「仙台コールセンター」を開設する立地表明書を郡和子市長に手渡した。

 4月に開設される同社のコールセンターは関東(東京)、関西(大阪・神戸)に続く3拠点目。9月から業務を開始、平成34年には300人規模とする計画。このうち約260人は現地採用で、採用は年間60人程度ずつ増やすという。

 古出社長は「4月に日本法人として独立するのを契機に日本社会に根ざしていく決意」と語る。東北復興支援に加え、仙台の立地条件、人材層の厚さで選んだと強調。郡市長も「仙台の優秀な人材が地元にとどまってくれる大きな力になる」と歓迎する。

 市企業立地課によると、市は24年、「宮城県民間投資促進特区」(情報サービス関連産業)に認定され、コールセンター、ソフトウエアなどの業種で、事業者が税制上の特例措置が受けられるようになった。以前からある市の助成制度「特定コールセンター・バックオフィス等立地促進助成金」は設置や雇用に対して交付され、地方自治体の誘致合戦の結果、年を追って手厚くなっている。

 ◆首都圏人手不足で

 市で把握しているだけでコールセンターを置く企業は20〜30社。「人気の一番の理由は人材」(同課)といい、首都圏の人手不足も後押ししているという。

 コールセンターなど企業業務を代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス大手、アロリカ(米カリフォルニア州)は1月、仙台市に日本初の拠点としてコールセンターを開設、業務を開始した。

 新卒を含めて採用し、最終的に200人体制にする。進出は大学や専門学校が市内に集積しており「優秀な人材を採用できる」ことが大きいという。

 世界31カ国に展開するITを活用した総合アウトソーシングサービス企業、トランスコスモス(東京)も昨年9月、仙台市内3拠点目のセンターを開設。従業員約280人を雇用する。

 このような動きは県内の雇用に影響を与えている。

 宮城労働局によると、県内の主な産業別新規求人数は「学術研究、専門・技術サービス業」で28年12月以降、対前年同月比で2桁台の高い伸びを記録。29年8月には46・8%増、同11月には15・9%増。ほぼ仙台市内のコールセンターでの雇用という。

 同12月には5・4%増となったが、「採用が落ちたとは聞いておらず、新たな人材を探さなくて済むような形で、落ち着いてきたよい傾向」(同労働局)と話している。

3057荷主研究者:2018/02/25(日) 21:35:26

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180209_12031.html
2018年02月09日金曜日 河北新報
<仙台三越>太白区・富沢に出店 4月7日開業 小型店7ヵ所目

4月7日オープンする三越富沢店のイメージ図

 仙台三越は7日、新たな小型店「三越富沢店」を仙台市太白区富田の商業集積施設「アクロスプラザ富沢西」地内に4月7日オープンすると発表した。

 新店舗は鉄骨平屋で約390平方メートル。食品や婦人服、婦人雑貨などを取り扱う。営業時間は午前10時〜午後7時。年中無休。

 仙台三越の小型店は、2015年開業の三越古川店(大崎市)以来で7店舗目。担当者は「地域特性に応じた店舗を展開し、新たな需要を獲得したい」と話した。

3059荷主研究者:2018/03/06(火) 22:24:49

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180208_13021.html
2018年02月08日木曜日 河北新報
<仙台城・大手門復元の行方>(上)再始動へ 高まる機運

仙台空襲で焼失する前の仙台城大手門(右)と脇櫓(仙台市戦災復興記念館提供)

 仙台城跡(仙台市青葉区)の大手門復元計画に、改めて注目が集まっている。市が13年前にまとめた計画は東日本大震災の影響もあって滞っていたが、昨年7月の市長選で大手門復元を公約に掲げた郡和子市長が初当選し、仙台城跡の新たな保存活用計画を話し合う検討委員会が始動した。戦災で焼失し、長年の懸案となっている街のシンボル復活の行方はどうなるのか。現状と課題を探った。

 「一気に風が吹いた」

 仙台城の大手門復元を求めている市内の市民団体「『政宗ワールド』プロジェクト」で、署名活動の指揮を執った太白区の会社社長山下晴輝さん(48)は気持ちを高ぶらせる。

 仙台藩祖伊達政宗の生誕450年に合わせ、昨年4月、賛同者を募る活動を開始。市長選で大手門復元を重点政策に位置付けた郡市長に11月末、1万7646人分の署名簿を託した。

 山下さんは「被災した街をただ元に戻すのでなく、世界に誇れる復興を果たしたい」と訴える。仙台空襲で焼失するまで国宝として威容を誇り「仙台藩の象徴」と言われた大手門の復元こそ、震災復興の象徴にふさわしいと確信している。

<「絵に描いた餅」>
 市は2005年策定の仙台城跡整備基本計画で、大手門復元をおおむね6〜15年後に着手する中期目標に位置付けた。かつて大手門の復元設計案を手掛けた東北工大の小山祐司教授(日本建築史)は「写真や測量図など資料が多く、忠実に再現できる」と指摘する。

 しかし、市は太白区八木山地区と市中心部を結ぶ迂回(うかい)路の整備や財源の確保など、長年の課題を積み残したまま。震災の影響も重なり、計画は「絵に描いた餅」(ある大学教授)となっているのが現状だ。

 市民団体が郡市長に署名簿を提出した翌日。市教委は仙台城跡の新たな保存活用計画を作るため、有識者による検討委の初会合を開いた。文化庁が史跡の保存管理だけでなく、活用を重視する姿勢を強めていることも追い風になった。焦点の大手門は復元する方針を従来通り踏襲し、整備時期や活用策が議論される見通しだ。震災を挟み、膠着(こうちゃく)していた事態が動きだした。

<ランドマークに>
 大手門跡の一帯は近年、大きく変貌している。大型コンベンション会場の仙台国際センター展示棟がオープンし、市地下鉄東西線国際センター駅も完成。周辺の青葉山公園では観光や市民活動の拠点となる公園センターの整備計画が進む。

 まちづくりや観光のランドマークとして大手門復元への期待が改めて高まる。藩制時代に御譜代町だった青葉区大町の市大町会の駒井秀重会長(71)は「地域住民が誇りを持てる」と話す。宮城学院女子大の平川新学長(日本近世史)は「本丸御殿再建への足掛かりにもなる」と力を込める。

 「日本の城は格好いいが、仙台にはなく残念」。1月中旬、仙台城跡を訪れたオーストラリア人男性(43)はため息をついた。案内した宮城野区の会社員男性(39)は「(観光客向けに)藩制時代の様子が分かるものがあればいいが」と嘆く。

[仙台城大手門]国内最大級の高さ12.5メートルの素木(しらき)造り2階建てで、仙台城正門だったとされる。仙台市史によると、建造時期は慶長期(1596〜1615年)と寛永期(1624〜44年)の両説ある。1931年、国宝に指定されたが、45年7月に隣接の脇櫓(やぐら)(隅櫓)と共に仙台空襲で焼失した。脇櫓は67年、民間の寄付で再建された。

3060荷主研究者:2018/03/06(火) 22:26:35

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180209_13019.html
2018年02月09日金曜日 河北新報
<仙台城・大手門復元の行方>(中)代替道整 備財源壁に

多くの車両が行き交う仙台城大手門跡の丁字路交差点と脇櫓(中央)。歴史的建造物の復元と生活道路の確保の両立が課題となっている=仙台市青葉区川内

 仙台城跡(仙台市青葉区)の大手門復元計画に、改めて注目が集まっている。市が13年前にまとめた計画は東日本大震災の影響もあって滞っていたが、昨年7月の市長選で大手門復元を公約に掲げた郡和子市長が初当選し、仙台城跡の新たな保存活用計画を話し合う検討委員会が始動した。戦災で焼失し、長年の懸案となっている街のシンボル復活の行方はどうなるのか。現状と課題を探った。

<振動 石垣に影響>
 仙台城大手門跡(仙台市青葉区)の丁字路交差点から国史跡の仙台城跡を経て、住宅団地の太白区八木山に抜ける市道仙台城跡線(地図)。カーブが続く坂道にもかかわらず、交通量は1日1万台以上に上る。市民の生活道路であり、行楽客が行き交う観光道路でもある。

 この市道の存在が長年、大手門復元計画にとって最大の障壁となってきた。

 「大手門復元と『川内旗立線』の整備は一体で進めてほしい」。八木山連合町内会の元会長で、桜木町内会長の斎藤満男さん(79)は訴える。

 大手門の復元工事に伴い代替ルートとなる予定の「川内旗立線」は市の都市計画道路。1962年に計画決定されたが、200億円超とみられる膨大な事業費がネックとなり、川内-八木山動物公園前の約3キロで着工の見通しが全く立っていない。

 昨年12月中旬には仙台城跡線で乗用車が急カーブを曲がりきれず、中門(なかのもん)跡の石垣に衝突する事故が発生。大手門と本丸を結ぶ登城路に設けられた「貴重な石垣」(市教委)の一部にずれが生じた。

 東北学院大の菊池慶子教授(日本近世史)は「長期的に見れば、車両通行による振動も石垣にずれを生じさせる」と警鐘を鳴らす。東日本大震災による大規模な石垣崩落を挙げ、史跡保存や防災の観点から、市道仙台城跡線の在り方を考え直す必要性を強調する。

<「20億円超確実」>
 大手門復元に当たっては、道路問題と並び、財源の確保が大きな課題となる。

 仙台商工会議所などは98年策定の仙台城復元基本計画で、大手門復元に必要な工事費を約20億円と見積もった。同商議所は創立100周年(91年)の記念事業として復元を推進した経緯があり、87年の「未来の東北博覧会」の剰余金を原資にした仙台城址(し)整備基金約3億円が今も残る。

 市教委は大手門復元の事業費を試算していないが、「20億円は確実に超す」(文化財課)とみる。構造などが史実と異なる脇櫓(やぐら)(隅櫓)も合わせて再整備すれば、費用はさらにかさむ。

 市は今月1日、2019〜21年度で計812億円の財源不足になるとの財政見通しを発表した。市庁舎建て替えと音楽ホール整備の二大事業が控え、大手門復元を市長選で公約した郡和子市長も1月の記者会見で「喫緊に取り組む状況ではない」と言わざるを得なかった。

 大手門復元構想はこれまで幾度も浮かんでは消えてきた。市教委の仙台城跡保存活用計画等検討委員会で委員長を務める東北芸術工科大の北野博司教授(考古学)は「課題解決に向け、最終的に市長が政治判断できるかだ」と指摘する。

3061荷主研究者:2018/03/06(火) 22:27:20

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180210_13025.html
2018年02月10日土曜日 河北新報
<仙台城・大手門復元の行方>(下)「市民の城」活用探る 東北芸術工科大・北野博司教授に聞く

北野博司(きたの・ひろし)富山大卒。石川県埋蔵文化財センター勤務などを経て、2000年、東北芸術工科大助教授に就任し、14年4月から現職。04年策定の仙台城跡整備基本構想の検討委員などを務めた。58歳。石川県加賀市出身。

 仙台市教委は今年8月にも仙台城跡(青葉区)の保存活用計画を新たに策定するため、現行の整備基本構想と基本計画の見直し作業を進めている。焦点の大手門の復元はどうなるのか。仙台城跡のあるべき姿とは何か。有識者や経済人らでつくる仙台城跡保存活用計画等検討委員会で委員長を務める東北芸術工科大の北野博司教授(考古学)に論点を聞いた。(聞き手は報道部・小沢一成、野内貴史)

 -東日本大震災などで滞っている仙台城跡整備について、内容や時期を見直す議論が始まった。市民の関心が高い大手門復元の行方をどう見るか。

  政治判断も必要
 「大手門復元は関係部局と粘り強く調整し、解決策を模索していくしかない。問題解消のためには、最終的に市長が政治判断できるのか、経済界は後押しできるか。住民の合意形成も大きな課題だ」

 -市道仙台城跡線の代替ルートや財源確保が積年の課題で、解決のめどは立っていない。検討委の議論次第で、大手門復元計画の撤回や凍結もあり得るか。
 「それはないと思う。遺構をきちんと保存しながら、歴史的建造物を復元したいと考える委員は多い。ただ、課題を解決するためのプロセス(の提示)は、検討委の役割ではない。仙台城跡を保存活用する上で、あるべき姿について意見を出してもらう」

 -個人的に大手門復元をどう考えるか。

  街づくりの中核
 「私はもっと先にやることがあるだろうという立場。大手門ができればランドマークになるし、市長には大英断を願いたい。ただ、大手門の整備だけで終わるのは全く本意ではない。むしろ大手門を生かすため、周辺の環境整備こそやっていかないといけない」
 「青葉山公園(青葉区)の公園センター建設などを考えると、平地からアクセスしやすい(市博物館南側の)巽(たつみ)門ルートを整備したい。今は暗く、うっそうとしているが、植生計画を立て、歩いて季節を感じられるといい。博物館もあり、歴史を学ぶルートとして重要だ」

 -仙台城跡は今後どうあるべきか。
 「仙台城は『市民の城』というより『観光客の城』の役割を期待されているように見える。城は街づくりの中核で、市民の歴史的なアイデンティティー(存在証明)になる場所。市民から乖離(かいり)し、観光客だけの城になってはならない。50年後、100年後に語り継いでいける史跡公園としての活用がベストだろう」

3062荷主研究者:2018/03/06(火) 22:54:32

www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/02/13 建設新聞
住友不動産と野村不動産 仙台市堤通雨宮町 2社が各200戸超の分譲マンション建設を計画
西松の設計・施工、大林の設計作成で計画進む

 東北大学農学部の移転解体跡地計画上のゾーニングの一つとなる集合住宅施設地区のプロジェクトが始動した。住友不動産と野村不動産がそれぞれ200戸超規模の分譲マンション開発事業に着手する。

 住友不動産東北支店(仙台市青葉区花京院1丁目4の25 松田昭支店長)が計画しているのは「東北大学農学部跡地計画」(仮称)で、仙台市青葉区堤通雨宮町10の3の一部地内の敷地面積は7915.75㎡。施設はRC13F延べ2万0124.86㎡、総戸数は204戸を見込む。西松建設の設計・施工で今年5月初旬の着工、2020年3月末の完成をそれぞれ予定している。

 この東側に並列し愛宕上杉通側に計画されているのが、野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3丁目2の23 大矢寛之支店長)の「堤通雨宮町Ⅳ計画」(仮称)。同じく堤通雨宮町10の3地内の一部地内の敷地面積7915.76㎡を建設用地に、RC13F延べ2万1019.24㎡、総戸数209戸の施設規模。大林組が実施設計作成を担当し、こちらも5月初旬の着工、20年2月末の完成を予定している。

 東北大学農学部跡地では、全体敷地の南東側部分約3万5000㎡にイオンモール(千葉市美浜区)が4階建、延べ約5万㎡規模の商業施設と駐車場棟の建設に6月にも着手する予定。この北側部分が今回のマンションデベロッパー2社の開発計画地となる。また、これらの西側部分の約4万2000㎡は病院用地として、仙台厚生病院が医療施設の整備検討を進めている。

 仙台市中心部の希少な大規模開発用地内の各プロジェクトが動き出したことで、近隣の上杉・雨宮地区をはじめ仙台市地下鉄南北線北四番丁駅から北仙台駅後背地区にかけての生活利便性をいっそう高めるなど大きなインパクトを与えそうだ。

2018/02/13付一面に掲載。

3063荷主研究者:2018/03/06(火) 22:55:01

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180214_11023.html
2018年02月14日水曜日 河北新報
<宮城県>阿武隈急行に1億円 車両更新を支援 2月補正予算

宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行=2017年6月

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道阿武隈急行(伊達市)の老朽化した車両の更新を巡り、宮城県が1億円を財政支援することが13日、分かった。15日開会の県議会2月定例会に追加提出する2017年度一般会計補正予算案に地方鉄道対策費として計上する。

 1日成立の17年度補正予算で国土交通省が補助する方針を決めたのを受けた。同社は18年度に2両(1編成)の更新を予定し、総額4億数千万円を見込む。経営難の同社に代わり、国と宮城、福島両県、沿線5市町が全額を負担する。

 宮城県の補正予算案には、同県分の会社負担分を含む補助額が盛り込まれた。福島県は会社負担分の支援を沿線の福島、伊達両市に要請しており、負担割合の協議が続けられている。

 同社の車両は18両。1988年の全線開業以来、修理でやりくりしてきた。老朽化が著しく、2022年度から順次更新する計画を前倒しで進める。全てを新車両にすると、経費は約40億円に上るとみられる。

 同社は累積赤字が10億円を超え、車両更新費の負担が難しいとして国と関係自治体に財政支援を要請。宮城、福島両県は前向きな姿勢を示していた。

 補正予算案は同社への支援を含めて約100億円を計上。東日本大震災関連でグループ化補助金の需要が想定を下回るなどしたため、総額では470億円を減額する。歳入は県税が70億円増の3125億円になる見通し。補正後の規模は1兆2210億円。

3064荷主研究者:2018/03/06(火) 22:56:02

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00461659?isReadConfirmed=true
2018/2/14 05:00 日刊工業新聞
東洋機械、ハイブリッド鉄道用特殊車両 19年4月発売にめど

さまざまな特殊車両に搭載可能なハイブリッドシステム

 【仙台】東洋機械(仙台市青葉区、佐々木拓社長、022・222・9831)や東北大学など産学官のグループは、ディーゼルエンジンとモーターを動力源とする鉄道用特殊車両の実用化にめどをつけた。耐久試験や調整などの最終段階に入っており、年内にも完成する予定。価格は一般的な特殊車両の1割増程度となる見込み。2019年4月にも発売し、5年後に売上高4億円を目指す。将来は東南アジアなど海外展開も視野に入れる。

 「ECOセーフティハイブリッド鉄道用特殊車両」は、複数の企業のほか、東北大や宮城県産業技術総合センターなど産学官で開発する。車両のエンジンとモーターは前後輪の軸ごとに駆動する。一方が故障しても走行可能で、エンジントラブルなどによる運行停止のリスクを低減する。モーターの鉛蓄電池にバッテリーマネジメントシステム(BMS)を採用。電池は劣化・充電状態を制御して限界まで使用できるようにする。クラッチはマグネット化して非接触で変速機に動力を伝える。

 車両は、新潟トランシス(東京都千代田区)のブランドで東洋機械が全国で販売する。東洋機械は、東北で鉄道用特殊車両の検査や修繕などを手がけるほか、特殊車両や車両用部品を販売している。

(2018/2/14 05:00)

3065荷主研究者:2018/03/06(火) 22:59:37

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/02/15 建設新聞
三菱地所 仙台市高森に賃貸住宅 国内初のCLT高層建物が具体化へ
W・S10F3620㎡・竹中で設計進む

 三菱地所は、CLT(直交集成板)を用いた国内初の高層建物を仙台市泉区に計画している。事業名は泉区高森2丁目プロジェクト(仮称)で、用途は賃貸住宅とし、竹中工務店が設計を作成している。施工も同社に内定しており、来月下旬の着工、2019年2月末ごろの完成をめざす。

 建設場所は三菱地所が手掛けた泉パークタウン内となる、仙台市泉区高森2丁目1番地の敷地約3550㎡。建物規模はW・S10F延べ3620㎡。内部には2LDKと3LDKの賃貸住宅計39戸を設け、DINKSやファミリー世帯の入居を想定している。

 この案件は、国土交通省の補助を受けられる「17年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」にも採択された。特徴はCLTをスラブおよび耐力壁に使用した国内初の高層建物である点。CLTスラブの上面にトップコンクリートを打設するシステムのほか、三菱地所・三菱地所設計・竹中工務店・山佐木材の4社で共同開発した2時間耐火集成材も採り入れる予定だ。

 同社の担当者によると今回の事業は、CLT材を導入する高層建物の普及を見据えた実証的な取り組みに位置付けている。そのため施工段階での検証はもとより、竣工後も音の伝播性や温度など住み心地や商品性についての調査や、木材の長期挙動など機能性に関わるデータ収集にも取り組むことを計画している。

2018/02/15付一面に掲載。

3067荷主研究者:2018/03/06(火) 23:22:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180220_13035.html
2018年02月20日火曜日 河北新報
<勾当台公園>東北の魅力、仙台から発信 拠点施設来月17日オープン

ライブラリーパーク(左)の完成予想図

 仙台市が青葉区の勾当台公園内に東北の魅力を発信する拠点施設「ライブラリーパーク」を新設することが19日、分かった。オープンは3月17日。市は6県の市町村に有効利用してもらい、交流人口拡大や活性化につなげたい考えだ。

 ライブラリーパークは木造平屋の仮設建築物で、床面積約60平方メートル。公園内のグリーンハウス勾当台前に設置する。東北の食材を使った軽食の提供や特産物の展示販売、イベント会場などとして活用する。

 若い世代の利用を促進しようと、施設前の公園敷地にベンチなどを設けてオープンカフェのような雰囲気づくりを目指す。隣接する勾当台公園市民広場で開かれるイベントとの連携も模索する。

 3月17〜25日には、東北の暮らしに焦点を当てたオープン記念イベント「ノース・ジャパン・エキシビション」を予定する。地域で活躍している人のトークライブや、手仕事の体験コーナーなどを設ける。

 市は今後、東北の各市町村に利用を呼び掛ける。ライブラリーパークは1年以内の暫定施設とし、運営状況を検証した上で勾当台公園全体や、定禅寺通周辺の活性化策の一環として在り方を検討する。

3068荷主研究者:2018/03/11(日) 11:01:24

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180224_72009.html
2018年02月24日土曜日 河北新報
東北の新規上場企業、過去3年ゼロ 東証が支援強化へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180224kahoku01.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180224kahoku02.JPG

七十七銀と東北大、東証が開いたセミナーで上場のメリットを説明する辻社長

 東北の上場企業が年々減少している。共同持ち株会社設立に伴う上場を除けば2015年以降、3年にわたり新規の上場はゼロ。成長を目指し上場を視野に入れる地元企業の一方、慎重な姿勢を示す企業も少なくない。東京証券取引所(東京)などは新規上場の機運醸成のため、企業に対する支援を強化する考えだ。

 東北の上場企業数の推移はグラフ、12年以降の新規上場は表の通り。

 12年は3年ぶりに新規上場があり、13、14年も1社ずつ上場したが、その後が続いていない。親会社の完全子会社化や不適切な会計処理による上場廃止で、06年の68社をピークに減少の一途をたどっている。

 全国では17年、前年比10社増の96社が上場した。新規上場は東京に本社を置く企業が多く、北海道や中国地方の企業もあるが、東北は低調だ。

 東証の担当者は「上場した企業が身近に少ないことから情報が少なく、企業成長のための選択肢になりにくいのではないか」と分析する。

 東北での上場を促そうと東証と七十七銀行、東北大は昨年11月、連携協定を締結。今月7日には、ベンチャー企業の代表や起業を目指す学生らを対象にセミナーを仙台市内で開いた。

 昨年上場した自動家計簿アプリ提供のマネーフォワード(東京)の辻庸介社長が講演し「上場によって社会的信用力が高まった。安心して取引してもらえるようになった」と強調。東証上場推進部の宇寿山図南課長は「社内管理体制の強化や社員の士気向上にもメリットがある」と説明した。

 その一方で東北の企業の捉え方はさまざまだ。電子部品製造業や金融ベンチャーが意欲を示す一方、「短期的な業績を上げ続けなければならないプレッシャーを感じなくて済む」(大山晃弘アイリスオーヤマ取締役)と非上場のメリットを説く企業もある。

 ファンドを通じて資本性資金を供給する七十七キャピタル(仙台市)の北浦聡社長は「投資先の中には成長の手段として上場を目指している企業もあり、情報提供などを通じて応援したい」と話した。

3069荷主研究者:2018/03/11(日) 11:03:23

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/02/26 建設新聞
杜の都信用金庫・仙台市国分町 新本店ビルの建設:S一部RC6F5582㎡
阿部和の設計・施工で19年4月末完成へ

 杜の都信用金庫(仙台市青葉区国分町3の1の2 星倫市理事長)は、仙台市青葉区国分町に杜の都信用金庫新本店ビルの建設を計画しており、阿部和工務店の設計・施工を決めた。

 建設用地は、国分町通と表小路が交差する仙台市青葉区国分町3の5の21ほか地内で仏壇の佐正の旧店舗があったところ。敷地面積は1198.42㎡。計画によると、ここにS一部RC・B1/6/PH1F延べ5582.44㎡の事務所を建設するもの。

 現在、佐正の旧店舗解体工事を進めており、完了を待って5月中旬の着工、2019年4月末の完成を予定している。

2018/02/26付一面に掲載。

3071荷主研究者:2018/03/11(日) 11:22:08
>>3070
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_72054.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
<17年訪日外国人>東北宿泊者、最多101万人 青森伸び率全国一 航空路線の拡充奏功

仙台空港に到着し、歓迎を受ける台湾人観光客ら=2017年9月、仙台空港

 観光庁は28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数(速報値)を発表した。東北6県の延べ宿泊者数は前年比40.4%増の101万8560人となり、統計開始の07年以降、初めて100万人を突破し、過去最多を更新した。青森の伸び率は60.3%で、全国の都道府県で最も高かった。

 東北各県の延べ宿泊者数は表の通り。青森が25万6810人で初めてトップとなった。宮城の23万8620人、岩手の19万3040人が続いた。伸び率は秋田、岩手、福島も40%を超え、いずれも全国の10位以内に入った。

 青森は昨年、中国・天津と結ぶ定期便が就航し、ソウル便も週3便から週5便に増えるなど航空路線が拡大した。他県でも、格安航空会社(LCC)の定期便やチャーター便の誘致が進んだ。

 6県の月別伸び率は2月が前年同月比66.8%、11月が57.0%。樹氷やスキーなどに加え紅葉の人気も高まり、北東北を中心に訪れる人が増えた。

 東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「今後も航空路線の拡充と東北一体のプロモーションを続け、市場を拡大したい。スキー需要の高い欧米も大きなターゲットだ」と話した。

 全国の外国人延べ宿泊者数は前年比12.4%増の推計7800万3570人で過去最多を更新。全国に占める東北の割合は1.3%となり、前年の1.0%から増えた。都道府県別では東京がトップの1902万5490人、大阪1170万6910人、北海道743万3300人、京都558万6960人だった。

 国・地域別では中国1732万人、台湾1124万人、韓国1093万人。韓国と香港からの宿泊先は大阪が最も多く、北海道はマレーシアで1位になるなどアジアで人気だった。欧米の客は東京に次いで京都への宿泊が多かった。

3072荷主研究者:2018/03/11(日) 11:27:01

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_13024.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
古川東バイパス1.2キロが19年度一部開通へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180301kahoku01.JPG

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は28日、宮城県大崎市古川東バイパス(延長5.1キロ)の整備事業で、同市古川馬寄と古川宮内を結ぶ1.2キロが2019年度中に開通する見通しになったと発表した。

 古川東バイパスは市中心部を迂回(うかい)し、国道108号と4号を結ぶ(地図)。馬寄-宮内間の北側にある2.3キロは13年3月に2車線で暫定開通済みで、残る1.6キロの整備時期は未定。

 仙台河川国道事務所によると、108号の交通量分散により、市東部から中心部へのアクセスが現在の13分から7分に短縮される。

 伊藤康志大崎市長は「さらなる開通予定が示され、安堵(あんど)している。早期の完成をお願いしたい」と話した。

3073荷主研究者:2018/03/11(日) 11:28:49
>>2566 >>2806
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180301_12041.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
仙台駅前の南町通ビル完成 オリックス「GS」の代替

利用が始まった仙台南町通ビル

 オリックス不動産(東京)が仙台市中心部に建設していた商業ビル「仙台南町通ビル」(仙台市青葉区中央3丁目)が完成し、利用が始まった。同社が運営し、1月末で閉鎖したJR仙台駅西口の商業ビル「GSビル」(同区中央1丁目)の代替的な存在となる。

 同社によると、ビルは鉄骨の地上8階地下1階で、延べ床面積は約4630平方メートル。飲食関係を中心に13テナントが入る。7、8階にはTKP(東京)の貸会議室が入り、1日開業する。

3074荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:15

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13037.html
2018年03月01日木曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(上)泉 伸びる副都心/増えた人口 一気に高齢化

合併前の泉市役所(現区役所)。現在商業施設が立ち並ぶ場所に水田が広がっていた=1981年5月、元泉市誌編纂(へんさん)委員の故庄司健治氏撮影

仙台市

 仙台市が1988年に泉市と秋保町を編入合併して1日で30年になった。旧泉市の七北田地区は泉中央副都心に変貌し、住宅団地群は大ベッドタウンとなった。太白区秋保町は観光エリアとしての性格を強める。合併がもたらした両地域の変化と将来に向けた課題を探る。(泉支局・北條哲広、報道部・小沢一成)

<商業地へ変貌>
 108万都市の副都心、泉中央地区。泉区役所は合併前、住民から「田んぼの中の市役所」とやゆされていた。

 泉市だった77年、将監沼を水源とする棚田が広がる七北田地区に、市役所(現区役所)は建てられた。合併30年で、庁舎周辺は商業地へと変わっていった。

 「泉で開発ラッシュが進んだ頃は、(市北部に開発が集中したことに)市南部から『北高南低』とよく文句を言われたものだ」。元仙台市職員で、泉区副区長、太白区長などを歴任した鳴海渉聖和学園短大学長(69)は振り返る。

 89年に現在の七北田公園を会場に「全国都市緑化フェア(グリーンフェアせんだい)」が開催。92年には市地下鉄南北線泉中央駅開業、97年には仙台スタジアム(現ユアテックスタジアム仙台)完成と続いた。

 55年の泉村誕生から町制施行と市制施行、89年に仙台市が政令市に移行して泉区となるまで、わずか34年。仙台市のベッドタウンとして、人口急増を背景に副都心の大規模開発は進んだ。

 人口増も加速。70年代に、30〜40代の働き盛りが大挙して泉に住まいを構えた。89年に約14万7000だった人口は2000年に20万を突破し、11年の東日本大震災などの影響もあって18年2月1日現在、21万4833まで伸びた。

<共助を後押し>
 急成長の後に訪れる成熟社会。泉区では今、高齢化問題が浮かび上がる。

 泉区まちづくり推進課によると、同区の高齢化率は89年は6.05%(市平均8.48%)で、市内5区内で最も低かった。ところが、09年に宮城野区が最も低くなったのを機に、一気に高齢化が進んだ。17年には24.27%(市平均22.77%)となり5区内で最も高い。

 同課担当者は「70年代に開発された郊外団地を中心に少子高齢化が急速に進んだ。特に生活圏の維持や交通手段の確保は大きな課題だ」と説明する。

 区は今後、町内会などの住民自治組織に働き掛け、共助の仕組みづくりをバックアップしていく構えだ。

 泉区市名坂で児童・民生委員を25年務める小林真勝さん(74)は「若者が集った泉区も成熟して独居高齢者が増えた。開発一辺倒の陰で軽視されてきた歴史や文化に焦点を当て、街を再興する取り組みを始めるべきだ」と訴える。

3075荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:34

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13036.html
2018年03月02日金曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(中)泉 歩みだす地域/誘客へ 残された自然活用

満興寺であった座禅と精進料理体験会。地域資源を生かし観光誘客に向けた取り組みが進む

 「いつか七北田のように大きな道路ができ、人が増え、企業が集まる」

 仙台市泉区の根白石地区。1988年、旧泉市が仙台市に編入合併された当時、旧市中心部の七北田地区になぞらえ、根白石の将来に少なからぬ住民が期待を抱いた。

<「衰退の一途」>
 だが、根白石が大規模開発されることはなかった。地域シンボルの泉ケ岳(1172メートル)の麓から泉中央手前までの長さ約5キロ、幅約2キロのエリアは開発を抑制する市街化調整区域。合併後も区分が見直されることはなかった。

 「何度も行政と掛け合ったが流れは変わらなかった」と話すのは根白石商店会会長の高橋長也さん(70)。「90年代に入り当時の藤井黎仙台市長がコンパクトシティー構想を打ち出し、仙台市は拡大路線から転換した。ハード面の開発は、もう期待薄だと感じた」

 結果として根白石は開発から取り残された。2000年代、少子高齢化が加速すると、地域の将来を危ぶむ声が出始める。「このままでは地域は衰退の一途だ」。高橋さんら住民は仙台市や地域の企業などと連携を模索した。地域に残った豊かな自然や景観をPRする方法にたどり着いた。

<イベント次々>
 16年7月、泉かむりの里観光協会が発足。観光誘客による地域活性化を図る動きは加速した。協会には地元商工会や飲食店、温泉施設以外にも、根白石にほど近い泉パークタウン内の大型の宿泊・商業施設なども加わった。「一帯で周遊性を生み、都会と里山どちらも満喫できる」(協会事務局)のが売りだ。

 協会は16年夏以降、自転車で泉ケ岳を駆け上がるヒルクライム大会や泉区西部の伝統芸能を紹介するイベントなどを相次ぎ開催。観光マップを作り、地元農産物や名所を前面に体験型ツアー企画にも力を入れる。

 2月23日に開催された日帰りツアー。根白石の満興寺での座禅と地元食材を使った精進料理体験に、ホテルでのティータイムを組み入れた。平日にもかかわらず市内の20〜70代男女19人が参加し、事務局は「手応えを感じた。定期開催も検討したい」と勢いづく。

 協会の鎌田秀夫会長(65)は「根白石の豊かな自然は大きな観光資源だ。誘客を進めて泉区西部を活性化し、ゆくゆくは秋保や作並、定義といった地域とも連携していきたい」と話す。

3076荷主研究者:2018/03/11(日) 11:29:54

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13035.html
2018年03月03日土曜日 河北新報
<仙台市合併30年>泉・太白の今(下)秋保 交錯する光と影/G7では脚光も 過疎化懸念

秋保温泉であったG7会議。リゾートスタイルのコンベンション会場として世界にPRした=2016年5月、仙台市太白区秋保町のホテル佐勘

 雄大な自然や豊かな温泉に恵まれた仙台市西部の旧秋保町。30年前の合併が織りなす光と影が交錯する。

<観光地の厚み>
 合併後の秋保が最も脚光を浴びたのは、2016年の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議。市の熱心な誘致が実を結び、秋保温泉が会場となった。

 「町のままだったら、対応できなかっただろう」。旧秋保町職員の佐藤光信さん(70)は感慨深げだ。

 各国要人の歓迎会で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「秋保の田植踊(たうえおどり)」を披露。保存会副会長として、地域の誇りを世界に発信した。

 <文化芸術のかおり高い国際的な観光・リゾート拠点として整備する>

 仙台市は合併建設計画書で秋保開発の方針を示した。「当時の思想は受け継いでいる」(市秋保総合支所)といい、G7開催は合併の果実だったとも言える。

 秋保には近年、観光農業施設「秋保ヴィレッジ」や県内唯一のワイン醸造所「秋保ワイナリー」など新たな魅力が加わった。手作りソーセージなど個性的な店の開業も相次ぐ。大都市近郊の地の利を生かし、観光地の厚みが増している。

<細る生活基盤>

 ただ、秋保温泉旅館組合の佐藤勘三郎組合長(56)は危機感を募らせる。「外から人を集めて活性化を図らないと、将来は厳しい」

 秋保の人口は合併当時の5051から、4123(2月1日現在)と約2割減り、高齢化率は市全体を12ポイント上回る34.8%(17年4月1日現在)。地場の商工業は寂れ、医療や公共交通などの生活基盤も細っている。

 「秋保の魅力は人の手が入った里山だが、このままでは消滅集落になる。観光業の持続も難しい」。佐藤組合長らは昨春、観光まちづくり会社を創設し、秋保の再生に奔走している。

 同時期に仙台市と合併し、人口増が続く旧宮城町、旧泉市と対照的な状況に、住民から「置き去りにされては困る」との声が漏れる。秋保が地盤の市議は合併の特例を除いて今まで一人もいないこともあって、みやぎ仙台商工会秋保支部の岡崎清治支部長(69)は「地域の声が行政に反映されにくくなった」と嘆く。

 最後の秋保町長、槻田信太郎さん(87)は「合併は仕方なかった」と顧みる。

 合併建設計画で町予算の約6年分に当たる120億円の予算が計上され、道路や上下水道の整備が進んだ。宿泊客で夜間人口が増える温泉街特有の懸案だった消防・救急態勢も整った。

 「昔は仙台との格差が大きかったが、住民生活は向上した。合併して、まるっきり悪くなったわけではない」と槻田さん。古里の行く末を静かに見守る。

3077とはずがたり:2018/03/13(火) 22:53:36
ヒステリックにツイッターで批判してるの見かけた訳だが,俺は壁には批判的だ。

高台や壁でもなんでもいいけど大金かけて結局それが原因で人口減りそうだからだけど,適度に人口が減るのなら已む得ない支出なのかも。

2018年3月9日 / 19:01 / 3時間前更新
ブログ:震災7年、「巨大防潮堤」に隔てられた生活
https://jp.reuters.com/article/wider-image-jp-sea-walls-idJPKCN1GL182

[陸前高田(岩手県) 9日 ロイター] - 2011年3月11日に東日本大震災が起きた時、かき漁師の藤田敦さんはいつものように海辺で働いていた。まもなくして、藤田さんの暮らす町に巨大な黒い波が押し寄せ、約2000人が命を落とした。

あれから7年──。東北の沿岸部に暮らす藤田さんら大勢の人々は、巨大な防潮堤の内側で生活を立て直している。もし再び巨大津波が起きた場合、この防潮堤が守ってくれる、と専門家は言う。日本のような地震活動が活発な国では、津波は不可避だとする向きもある。

12.5メートルの高さでそびえ立つコンクリートの壁が、東日本大震災による津波にのみ込まれた4メートルの防波堤に取って代わった。マグニチュード9.0という未曾有の地震と、一部で高さ30メートルを記録した巨大津波は、約1万8000人の命を奪い、福島第一原発事故を引き起こした。

「塀の中で働いているような感じ。悪いことしたわけじゃないが、牢屋にいる感じ」と52歳の藤田さんは言う。

震災後、一部の自治体では海岸付近の平地における建設を禁止し、住民を高地へと移動させた。あるいは岩手県陸前高田市のように、新たな建物を建設する前に土地を数メートルかさ上げした。

だが共通の課題は、津波にのみ込まれた防波堤の代わりとなる防潮堤の建設だ。約395キロに及ぶ壁の建設には約1.35兆円の費用が投じられた。

「防潮堤は津波を食い止め、陸地が浸水しないようにする効果がある」と、国立研究開発法人「海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所」の河合弘泰氏は語る。

「非常に大きな津波が防潮堤を超えた場合でも、防潮堤がない場合に比べて、浸水が始まる時刻を遅らせ、避難するための時間を稼ぐことができる」

当初、防潮堤建設という考えを多くの住民は歓迎したが、時間の経過とともに批判的な見方も出てきた。計画段階で十分な助言を求めなかったことを指摘する意見や、防潮堤建設に費用が充てられることで、住宅など他の再建が遅れることを懸念する声も聞かれる。

また、防潮堤によって観光業が悪影響を受けると心配する人もいる。

「50年ほど前、小さな子どもを連れてここへ来たときには、奇麗な海と入り江とドライブを楽しんだ」と、飯島玲子さんは防潮堤の向かいにあるかき小屋でこのように語った。

「でも今は、その面影もなくて」

宮城県気仙沼市の防潮堤の一部には「窓」がある。だがこれにも苦情が出ている。

「パロディーだ」と伊藤雄一郎さんは言う。伊藤さんは自宅と弟を津波で失った。「誰も望んでいないものを造った中で、慰め程度にこんな窓を造った」

かき漁師の藤田さんは、津波が海底をかき回し、堆積していた汚泥が除去されたことで、この地域のかき養殖は改善した一方で、防潮堤が陸地からの自然な水流を妨げ、将来のかき漁に影響を及ぼす可能性があると懸念する。

自治体の多くが、建物の再建について、まずは巨大防潮堤が建設されてから許可されると語った。

「この防潮堤ができることで建築許可が下り、また同じ場所で再建できた。この防潮堤を低くしてとか、いらないとか、そんなことは絶対言わないし、この防潮堤のおかげで今、現在仕事ができている」と、震災前と同じ場所で民宿を営む畠山勝弘さんは言う。

しかし、多くの人が防潮堤になじめないでいる。

「海とともにみんな生きてきた。ずっと代々。この防潮堤ができることによって、その海と決別するような生活をこれからしていくというのは、われわれはどうしても耐えられない」と、マグロ卸売業を営む 臼井壮太郎さんは語った。

(写真:Kim Kyung-hoon 文責:Megumi Lim)

3078荷主研究者:2018/03/18(日) 13:42:21

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/03/02 建設新聞
アトリウム・エルスタンザ仙台大町の新築 RC10F2753㎡ 福田組の施工決まる
賃貸共同 2019年8月末の完成めざす

 アトリウム(東京都千代田区内幸町1の5の2 大橋敦商品企画部長)は、仙台市青葉区大町に賃貸共同住宅「エルスタンザ仙台大町」(仮称)の新築を計画しており、福田組の施工を決めた。

 建設用地は、広瀬通り沿いで晩翠通との交差部の西側近隣地に位置する仙台市青葉区大町2の13の7ほか地内で、敷地面積は481.71㎡。計画によると、ここにRC10F延べ2753.35㎡で建設。内部には単身者用の賃貸共同住宅を72戸設ける。

 着工は7月上旬を予定しており、2019年8月末の完成をめざすとしている。

 なお、設計はINA新建築研究所が担当した。

2018/03/02付一面に掲載。

3079荷主研究者:2018/03/18(日) 14:11:28

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180305_13018.html
2018年03月05日月曜日 河北新報
<元寺小路福室線>五輪工区が8日開通 渋滞緩和に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180305kahoku01.JPG

 仙台市は市中心部と東部を結ぶ都市計画道路・元寺小路福室線(地図)で唯一未整備となっていた五輪工区(宮城野区、1.2キロ)を8日午後2時に開通させる。青葉区中央と宮城野区福室間の8.2キロがほぼ一直線で結ばれる。

 五輪工区は榴岡公園北側と国立病院機構仙台医療センター北側を通る。車道は片側3車線だが、前後区間に合わせて当面は片側2車線とする。歩道、自転車道を含め幅は40メートル。五輪工区の事業費は約160億円。

 元寺小路福室線は、広瀬通に接続するアエル隣の宮城野橋(通称X橋)から、卸町、扇町付近を通り、県道仙台塩釜線(産業道路)の鶴巻交差点に至る。

 市中心部と東部を結ぶ幹線道路は北に国道45号、南に産業道路を含む都市計画道路・清水小路多賀城線があるが、ともに渋滞解消が長年の課題となっている。市北道路建設課は「元寺小路福室線の開通で緩和されるだろう」と期待する。

 五輪工区の歩道の一部は完成しておらず、工事を続ける。JR東北線(貨物線)をくぐるアンダーパスは片側1車線と狭いため市は新年度、拡幅を目指してJR東日本と協議を始める。

3081荷主研究者:2018/03/18(日) 14:40:04

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464678?isReadConfirmed=true
2018/3/7 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(上)震災7年 根付く起業家精神

「あえて東北」挑戦者続々

フィールドワークプログラムの学生らの訪問を歓迎する毛利仙台秋保醸造所社長(後列中央、ハーバード・ビジネス・スクール提供)

 東日本大震災から7年。未曽有の震災が与えた衝撃は多くの悲しみを生みつつも、地域の閉塞(へいそく)感を打ち破り、新たな街づくりに挑む力にもなった。東北では社会貢献を掲げる起業家が続々と現れ、行政なども側面支援する。被災した企業も再創業の思いで一歩ずつ歩みを進める。新生・東北を創りだす人々のいまを追った。(3回連載)

思いを実践、事業で社会貢献

【ハーバード200人】
 米ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール、HBS)が、2012年から7年連続で東北を訪問している。同校の正規科目として世界各地で実施するフィールドワークプログラムの一環。日本は特に人気があり、これまで参加した生徒は200人以上に上る。その理由を佐藤信雄HBS日本リサーチ・センター長は「社会起業家の典型例に触れられるから」と見る。

 震災後、東北では仙台市を中心に新規開業率が上昇。総務省の経済センサスによると、09年の仙台市の開業率は年平均3・56%で全国4位だったが、14年には同9・91%と全国2位になった。あえて被災地の東北で起業するのは「お金もうけより人助けがしたい」(白川裕也仙台市起業支援担当主任)との理由があるからだ。

【ワインとイチゴ】
 ビジネスは利益の追求だけでなく、社会をよくする目的もある。こうした社会起業の重要性はHBSでも教えている。「厳しい環境を変えようとビジネスをする人々を実際に目にすることで、学生らも心から納得する」(佐藤センター長)。

 HBSが訪れた仙台秋保醸造所(仙台市太白区)。同社の毛利親房社長は、震災から3年後の14年に起業し、ワイナリーを立ち上げた。宮城県内に当時ワイナリーは皆無で、原料となるブドウの生産量は現在も全国でワーストクラス。それでもワイナリーの持つさまざまな産業への波及効果を見込み、「地域や東北の応援のため事業を始めた」と毛利社長は振り返る。ワイナリーの数は、今では4軒ほどに増えた。さらに産業を盛り上げるため、東北中を巻き込んだツーリズムプロジェクトも進行中だ。

 東北有数のイチゴ産地で、津波により大きな被害を受けた宮城県山元町。地域の雇用創出とイチゴ産業の再興を目指し、3軒の農家が集まって11年に起業したのが山元いちご農園(山元町)。わずか3人でスタートした同社も、今ではパートなどを含め約50人の所帯になった。日本トップクラスの観光イチゴ農園として、毎年約7万人が訪れる。

【「内から外へ」】
 こうした東北の起業家に共通するのは、内に秘める強いパッション(情熱)だ。経営学では、立地状況や業界構造など外部要因に基づいた「アウトサイドイン(外から内へ)」の視点で事業展開することが常識とされる。だが東北では、困難な環境でも思いだけでビジネスを可能にする「インサイドアウト(内から外へ)」の経営手法が際立つ。この起業家精神が世界一のビジネススクールを引きつけた。

HBS教授・竹内弘高氏「若者のエネルギーに期待」

 HBSで日本でのフィールドワークプログラムを担当する竹内弘高教授に震災から7年がたつ東北地域について聞いた。

―東北の現状をどう捉えていますか。
「復興のペースは地域によって異なるが、リーダーシップが大変重要な要素だと感じている。若者のエネルギーに、これからの東北を期待している」

―地域の課題は。
「元に戻そうとするしがらみから脱しきれていない部分もある。地域づくりについてゼロベースで新しい考え方を持つ必要がある」

―東北にエールを。
「20年東京五輪・パラリンピックでは日本の復興への取り組みが世界を驚かせることになる。世界が目を見張る東北の進歩、東北のすごさを見せ、ロールモデルとなってほしい」

(2018/3/7 05:00)

3082荷主研究者:2018/03/18(日) 14:40:31

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00464836?isReadConfirmed=true
2018/3/8 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(中)震災7年「東北ルネサンス」

■創業の気持ちで再スタート/熱意を持った若者集める

先輩から指導を受けつつ製品を検査する雪ヶ谷精密工業の吉田さん(右)

【大きな変化】
 東日本大震災で被災した多くの企業は、閉塞(へいそく)感に満ちた昔の東北を取り戻すつもりはない。過去に積み上げた遺産を踏襲しつつも、事業形態を変えるなど創業の気持ちで再スタートを切る。カギを握るのは人材確保だ。人手不足に悩みつつも、東北に貢献しようとする若者の姿も現れてきた。

 大正時代から続く水産加工製造・販売の斉吉商店(宮城県気仙沼市)。震災直後に、業務形態を業務用から小売りやレストラン経営などに大きく変えた。震災を契機に自社のあり方を見直し、「一般消費者と直接向き合う方が自社の風土にマッチしている」(斉藤和枝専務)と気付いた。

 もう一つ大きな変化があった。2017年度の採用で初めて「どうしても斉吉商店で働きたい」という新卒を雇用できた。人口流出が深刻な地域にあって、そうした若者の存在は大きな希望だ。

 気仙沼市は日本有数のサンマ水揚げ量を誇る。看板商品の「金のさんま」は震災時に社員が命がけで持ち出した、甘辛い返したれで煮込んでつくる。「気仙沼、東北の若者が誇りを持って働けるように」(斉藤専務)、ピカピカに光る伝統の味を全国、そして世界へ届け続ける。

【遅れ取り戻す】
 雪ヶ谷精密工業(気仙沼市)は、震災後初めての新卒を17年に採用した。入社からほぼ1年が経過した吉田凌さんは、たくましく成長した姿を見せる。「覚えなければならないことは多いが、先輩たちはみんな優しい」。

 主力の医療用機器の売上げも、いわゆる“震災特需”が落ち着き、平常運転になった。「いつまでも震災と言ってられない。遅れた分を取り戻さなくては」(菊田芳政専務)。マーケットは成熟しており、販売台数が年々微減している。製品に新たな機能を付加するなど改良を重ねつつ、閑散期の生産余力を使って他の医療用製品を生産できないか模索する。

【新たな伝統】
 「気仙沼に造船業を残したい」。木戸浦造船など4社が中心となって同市で立ち上げた「みらい造船」。各社は4月に正式合併し、一つの会社となる。19年に完成予定の新工場も着々と工事が進む。船舶を陸揚げするためのシップリフトなど最先端の設備を備える。陸揚げを指揮する「上架隊」は花形部門で、「将来的には女性が担ってほしい」(木戸浦健歓社長)と夢を語る。

 一番の課題は、熱意を持った人を何人採用できるか。創業から100年近い造船業者もあり、「頭や体が固くなっている側面もある」(同)。未来に続く造船所に、との思いを込めてみんなで名付けた「みらい造船」。自分たちの代で社名を消すのは断腸の思いだが、組織を刷新して人材を引き寄せ、新たな伝統を築く時が来ている。

 東北に震災から8度目の春がまた訪れた。それぞれの企業が、それぞれの想いを胸に出帆していく。

(2018/3/8 05:00)

3083荷主研究者:2018/03/18(日) 14:41:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00465024?isReadConfirmed=true
2018/3/9 05:00 日刊工業新聞
未来を創る みちのくの情熱(下)震災7年 人を集める「生態系」

雇用創出、新興企業に託す

東北最大級の起業家応援イベントに多くの人が足を運んだ

 未知の領域で事業を始めるには行政などのサポートや起業家同士がつながる場づくりが欠かせない。仙台市では東日本大震災後に増加した起業家を支援するため、さまざまな活動を展開し“日本一起業しやすい環境”を目指す。東北に生まれた新たなエコシステム(生態系)は、起業家を育成する優れた土壌となっている。

【東北最大の祭典】
 雇用創出、新興企業に託す「起業家を支援することが復興を後押しする」(白川裕也仙台市起業支援担当主任)。震災で受けた経済的ダメージに加え、大卒者の多くが域外流出することや支店経済の弊害など深刻な問題を抱える東北。多数の起業家を輩出し、魅力的な雇用の場をつくることは切実な課題だ。仙台市では起業支援センター「アシ☆スタ」の設置をはじめ、起業家週間による啓発活動など多岐にわたる活動をする。

 中でも東北最大級の起業家応援イベントが「センダイ・フォー・スタートアップス!2018」。6回目となる今回は2月に仙台市内で3日間にわたって開かれた。過去最多となる延べ約750人が参加した。同イベントは地域の一大行事として浸透する一方、起業家同士の交流の場にもなっている。

【地域貢献に足場】
 初日には第1回「ソーシャルイグニッションアクセラレーター」採択起業家らがプレゼンテーションした。仙台市やINTILAQ東北イノベーションセンター(仙台市若林区)が運営する社会起業家養成プログラムで、現在12者が参加する。

 採択企業の1社、MUSASI D&T(東京都港区)の佐藤里麻社長は、障がいを持って生まれた我が子を震災の前年に亡くした経験を持つ。震災後、人のために動いているうちに徐々に立ち直ったという。「すべての赤ちゃんが心から祝福される社会をつくりたい」(佐藤社長)と決意。18年から仙台を拠点に未熟児向けのベビー服販売事業を始める。

 同じく仙台市などが主催する「ビジネスグランプリ2018」では、福祉事業を営む未来企画(仙台市若林区)がグランプリに輝いた。高齢者住宅や保育所、障がい者就労施設などを備えた複合施設「アンダンチ」が高く評価された。同社の福井大輔社長は元商社マン。震災後、地元の仙台市で地域貢献をしたいと起業。「地域の縁側」(福井社長)のようなコミュニティーの創出は他の地域でも求められる取り組みだ。

【再挑戦にも資金】
 行政以外にも包括的にスタートアップを支援する団体もある。MAKOTO(仙台市宮城野区)は、ベンチャー支援の総合商社を目指す。ファンド事業では、一度倒産した企業の再チャレンジに特化したものや、売り上げ連動型など独自のメニューを用意している。コワーキングスペースや各自治体との協力事業などを通じて、よりよい起業環境を構築する。

 東北では、今はまだスタートアップを育む巣づくりの季節かもしれないが、ふ化を待つ卵たちを温かく見守る目は着実に増えつつある。卵たちはやがて鳥となって全国、全世界に羽ばたいていく。

(おわり。仙台・田畑元が担当しました)

(2018/3/9 05:00)

3085荷主研究者:2018/03/26(月) 23:00:49

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180309_12035.html
2018年03月09日金曜日 河北新報
<大塚家具>仙台ショールーム縮小 空きフロア貸会議室に TKP開設

販売フロアを縮小しTKPの貸会議室が入る大塚家具仙台ショールーム

 大塚家具(東京)が「IDC OTSUKA仙台ショールーム」(仙台市青葉区)の販売フロアを縮小し、空いたスペースに貸会議室・ホテル運営のTKP(東京)の貸会議室が入ることが8日、分かった。仙台ショールームはJR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」の3〜8階にあり、4月1日から7、8階部分が貸会議室になる。

 TKPによると、貸会議室の総面積は約2400平方メートルで、20〜144人用の23室を設ける。同社が仙台で運営する貸会議室の中で最大規模となる。

 大塚家具は「全国で大規模店舗型から中規模型の転換を進めている一環」と説明。TKPは「仙台はまだ貸会議室の需要がある。ソララプラザは立地も良く、利便性も高い」と話した。

 両社は昨年11月、資本・業務提携した。大塚家具は17年12月期決算で売上高が前期比11.3%減の410億円。当期損失は72億円で2期連続の赤字となった。TKPへの商品納入などで安定した需要を確保し、業績回復につなげる狙い。

 TKPは14日、大塚家具新宿ショールーム内にイベントホールを開設する。仙台ショールーム内の貸会議室は業務提携の2例目となる。

3086荷主研究者:2018/03/26(月) 23:10:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180311_13021.html
2018年03月11日日曜日 河北新報
<震災7年>日常取り戻す日まで 避難生活者なお7万3000人超

高台への集団移転が完了した東松島市野蒜ケ丘。長かった仮住まいが終わり、暮らしの復興が始まった

 巨大津波と原発事故をもたらした東日本大震災は、11日で発生から7年を迎える。岩手、宮城、福島3県では約7100人がプレハブ仮設住宅で不自由な生活を送る。復興庁によると、福島県民を中心に今も全国に7万3349人(2月13日現在)が避難し、生活再建の足場を確保できずにいる。

 3県の災害公営住宅の完成率は93%。まだ約2100戸が建設中だ。自力再建者への住宅用地の完成率は82%に達したが、約3400戸分の造成が続く。

 東京電力福島第1原発事故で古里を追われた被災者をはじめ避難者は、この1年で約5万人減った。福島では避難指示が一部地域で解除されたが、帰還率は約15%にとどまる。2017年3月に自主避難者への住宅無償提供が打ち切られ、避難者に計上されなくなったことも反映する。

 暮らしの復興は道半ばだ。東松島市は17年に全7地区の集団移転整備を終え、災害住宅や宅地が引き渡された。最後に完成した同市野蒜ケ丘は飲食店や小売店、医療施設がまだ少なく、日常を支えるインフラの再建はこれからになる。

 震災犠牲者は行方不明者、関連死を含め全国で計2万2081人に上る。11日は犠牲者をしのび、各地で追悼行事がある。

3087荷主研究者:2018/03/26(月) 23:22:59

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180317_12043.html
2018年03月17日土曜日 河北新報
<ケルヒャー>高圧洗浄機の力体験 宮城・大和の展示施設リニューアル、面積2倍以上に

製品約270点を取り扱うケルヒャーセンター仙台

 清掃機器メーカーのケルヒャージャパン(横浜市)は16日、宮城県大和町の第1仙台北部中核工業団地にある展示販売施設「ケルヒャーセンター仙台」をリニューアルオープンした。

 面積は従来の2倍以上の約240平方メートル。業務用や家庭用の製品、洗剤など計約270点を取り扱い、国内最大の施設となる。高圧洗浄機などの洗浄を実際に体験できる部屋も備える。

 同社仙台支店の気仙大助支店長は「業務用製品を中心に取りそろえた。清掃はもちろん、人手不足による省力化など企業が抱える課題を解決する場所として活用してほしい」と話す。

 同社は昨年8月、本社を大和町から横浜市に移転した。センターは旧本社の1階部分にあり、移転に伴う空きスペースを改修した。

 センターは全国に12店舗展開し、東北では盛岡市にもある。仙台の営業時間は午前9時〜午後6時。土日曜日と祝日は定休。連絡先はセンター仙台022(344)3190。

3088荷主研究者:2018/03/26(月) 23:32:55
>>2946 >>2981-2982
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180321_12024.html
2018年03月21日水曜日 河北新報
自動車部品大手のミツバ 仙台に研究拠点開設

テープカットで開所を祝う長瀬社長(左)ら

 自動車部品メーカー大手のミツバ(群馬県桐生市)は20日、仙台市宮城野区の仙台MTビルに「仙台研究開発センター」を開設した。4月に業務を開始する。

 センターは本社と横浜市にもあり、仙台は国内3番目の研究開発拠点。自動車や二輪車に使うモーターを制御するためのソフトウエアなどを開発する。東北大との共同研究も進める。

 開所時の従業員は6人。うち3人は開設に合わせて宮城、秋田両県などから新規採用した。電気自動車や自動運転技術の開発進展に伴い電子技術関連の需要が高まっており、2年後に20人体制を目指す。

 現地であった開所式で長瀬裕一社長は「仙台には優秀な人材を有する大学がある。センターを大きく育ててミツバの電装品を広げていきたい」と語った。

 同社は1946年創業。自動車用電装品を製造し、ホンダや日産に供給する。2017年3月期の売上高は約1470億円。16年10月、子会社の両毛システムズが同じビルに仙台開発センターを設け、約20人を雇用している。

3090とはずがたり:2018/03/30(金) 20:45:06

福島・楢葉、仮設住宅の無償提供終了へ 進む退去、不安拭えず 帰町か否か選択相半ば
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180330_63001.html

仮設住宅の物置を片付ける鎌倉さん。月内に福島県楢葉町の災害公営住宅に移る=福島県いわき市
拡大写真
 福島県楢葉町の町民向け仮設・借り上げ住宅の無償提供が今月末で終わる。東京電力福島第1原発事故で全町避難した7町村で初の終了。帰町か避難先にとどまるか、選択は相半ばで、町は当面の町内居住者は人口の5割程度と見込む。
 「夜は明かりもまばら。急に寂しくなった」。いわき市中央台地区の高久第9仮設住宅。自治会長の鎌倉みつ子さん(61)が語る。
 隣接する第10仮設を含め、楢葉町の約390世帯が身を寄せた。最後に引っ越しが本格化したが、2月末時点では190世帯が残っていた。「みんなで協力し、つながりができた」と鎌倉さん。「もっといたい」と話す住民も多かった。
 町は帰町促進へ生活環境の整備を急ぐ。6月には災害公営住宅や医療施設を集約した復興拠点「笑(えみ)ふるタウンならは」に商業・交流施設をオープンさせる。
 それでも高齢者らの不安は尽きない。町南部の町営住宅に1人で戻る青木ツナさん(87)は「店も金融機関も近所になくなった。年だからと、周囲から電動自転車に乗ることも止められている」と嘆く。
 県や町によると、2月末時点で仮設・借り上げに入る940世帯のうち、行き先未定は74世帯。町は意向調査などから、帰町世帯が増えるとみており、住民登録者7108人に占める町内居住者は、2月末時点の3割強から4月以降は約5割になると期待する。
 避難先にとどまる人も将来の帰町に含みを残す。
 いわき市の借り上げアパートで避難生活を続けてきたパート女性(51)は、家賃を負担して契約を継続した。市内の中学と高校に通う子ども2人の「環境を維持したい」ため。町内の自宅に戻るかどうかは「今後考えたい」と言う。
 町の復興計画策定に携わった高木竜輔いわき明星大准教授(地域社会学)は「帰還率を復興指標にしないまちづくり」を提言する。
 高木氏は帰町者への支援継続に加え、当面帰還しない人を巻き込む必要性を指摘。「戻らない後ろめたさを感じずに、楢葉に関わり続けられるようにすることがポイント」と強調する。
 町は新年度、新婚世帯に対する最大30万円の新生活費助成など定住促進策を強化。7月28日に一部再開するサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を核にした交流人口拡大にも取り組む。
 松本幸英町長は「町内でも避難先でも自立して生活してもらうことが大切。すぐに戻らない人も含め、町民全体で町をつくることに主眼を置きたい」と語る。


関連ページ:福島社会原発事故・放射線
2018年03月30日金曜日

3091とはずがたり:2018/03/30(金) 20:45:41

<福島県調査>仮設提供来春終了の5市町村 22%が住まい未定
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180314_61034.html

 福島県は13日、東京電力福島第1原発事故に伴う仮設住宅の無償提供を2019年3月末で終える南相馬市など5市町村の避難世帯の意向調査結果を公表した。同年4月以降の住まいが決まっているのは対象世帯の48.2%、未定は22.2%だった。
 対象は南相馬市、川俣町、葛尾村、飯舘村、川内村の旧避難区域の2831世帯。帰還困難区域は除く。
 現在の住まい別に、県内のみなし仮設に当たる借り上げ住宅(1617世帯)で決定済みは35.4%、未定25.0%。プレハブ仮設(774世帯)は決定済み88.8%、未定11.2%。県外避難(440世帯)は未定が31.4%に上り、決定済みの23.8%を上回った。
 未定の世帯が抱える課題(複数回答)は「生活資金がない」「保証人がいない」が約19%、「住宅や土地が見つからない」が約15%となった。
 県の無償提供は昨年3月に自主避難者、この3月に楢葉町で終了。浪江、富岡、双葉、大熊4町の全域と帰還困難区域の終了時期は今後検討する。
 調査は昨年11〜12月に実施。回答は1994世帯で、県は今後、未定と未回答世帯の意向確認を進める。


関連ページ:福島政治・行政
2018年03月14日水曜日

3092荷主研究者:2018/04/01(日) 10:51:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00466508?isReadConfirmed=true
2018/3/21 05:00 日刊工業新聞
未来企画、仙台に多世代交流施設?高齢者住宅・飲食店など

飲食店・保育所・高齢者住宅などで構成されるアンダンチ(イメージ)

 【仙台】未来企画(仙台市若林区、福井大輔社長、022・352・7613)は、仙台市内に多世代型複合交流施設「アンダンチ」を7月にもオープンする。敷地面積は約3300平方メートルで、投資額は約10億円。サービス付高齢者住宅や飲食店、交流スペースなどを設ける。独自の地域通貨も設定する予定。年間の売り上げは4億―5億円を見込む。

 「アンダンチ」は東北弁で「あなたの家」を意味する。メーン施設のサービス付き高齢者住宅「アンダンチレジデンス」は軽量鉄骨造の3階建て。50部屋で計54人が入居可能。1階に駄菓子店「福のや」も設ける。看護小規模多機能型居宅「HOCカンタキ」は、堀田修クリニック(仙台市若林区)が土地を借りて運営する。

 和食の飲食店を展開する結わえる(東京都台東区)もテナントを地方で初出店する。高齢者住宅の食事サービスも担う。同じ建物の2階に保育所も設置。「アスノバ」と呼ぶエリアにはコミュニティースペースや障がい者の就労支援施設、子ども食堂などを設ける。

 このほか敷地内には豊富な樹木やヤギ小屋、ピザ窯などを設け、地域の人との交流の場にする。

 独自の地域通貨は高齢者住宅の家賃や、福のやなどで使えるようにする考え。「お年寄りが子どもに人生を語る」「子どもがお使いに行く」といった簡単な手伝いなどで稼げるようにする。

 未来企画は仙台市で小規模多機能ホーム「福ちゃんの家」を運営する福祉関連企業。今回のプロジェクトは、仙台市などが主催する「SENDAI for Startups!ビジネスグランプリ2018」でグランプリ大賞に輝いた。

(2018/3/21 05:00)

3093荷主研究者:2018/04/01(日) 11:10:27

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180322_13055.html
2018年03月22日木曜日 河北新報
高齢者の買い物や通院に 郊外団地で地域バス運行へ 仙台・燕沢の町内会連合会が実証実験

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地域バスの運行ルートになる予定の比丘尼坂(びくにざか)。地区の丘陵部は道が狭く、坂も多い=仙台市宮城野区燕沢3丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180322kahoku02.JPG

 仙台市宮城野区の燕沢学区町内会連合会(大西憲三会長)が新年度、「地域バス」(定時運行型の乗り合いタクシー)を運行する方針を固めた。市に補助を申請し、実証実験を3年間行う。高齢化が進む郊外の団地で買い物や通院の足の確保に取り組む。

 ◇

 連合会によると、バス会社やタクシー会社を対象に事業者を募り、秋ごろに運行を始める。

 燕沢地区は南部では県道仙台松島線(利府街道)に路線バスが走り、JR東北線も通るものの、大半を占める丘陵部の住宅地は「公共交通の空白地帯」(大西会長)。車の利用が多かったが住民の高齢化が進み、運転免許の返納を促す狙いもあり、地域バスの導入を模索してきた。

 検討中のルートは地図の通り。狭い道路が多く、車両は6人乗りワゴン車を想定する。「燕沢コミュニティ・センター」を起終点に、市バスが止まる東仙台営業所と鶴ケ谷七丁目に停留所を設け、既存交通との結節点にする。高齢者が利用する鶴ケ谷市民センターや燕沢東ゲートボール場にも停留所を置く。1周7.4キロを23分程度で走る。

 運賃は150〜200円の予定。月、水、金曜の週3回、1日10便程度の運行を見込む。高齢者の生活に合わせ、始発は午前8時台、終発は午後2時台とする。一定期間を経て時間やルートを見直す。

 連合会は6町内会の計3300世帯で構成する。大西会長は「市の敬老乗車証やイクスカ(ICカード乗車券)が使えれば利便性が高まる。市には機器の貸与などに協力してもらえればありがたい」と期待する。

 市は新年度予算案に「市民協働による地域交通運行維持対策」として2020万円を計上した。市公共交通推進課は「運行計画や需要予測を受けて、補助の可否を判断したい」と話す。

 仙台市内では郊外を中心に住民の足の確保が課題となっており、太白区坪沼で乗り合いタクシー「つぼぬま号」が2006年から運行されている。

3094荷主研究者:2018/04/01(日) 11:17:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180323_13023.html
2018年03月23日金曜日 河北新報
<インバウンド>仙台空港に礼拝室を新設、東北の空港で初 全トイレも洋式へ

仙台空港に新設された礼拝室

 仙台国際空港(名取市)は仙台空港ターミナルビルに礼拝室を新設し、23日に一般開放する。東日本大震災後、増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)に対応するため、東北の空港で初めて設置した。

 礼拝室はターミナルビル2階の国際線出発ロビーに設けた。約5平方メートルで、宗教宗派に関係なく、礼拝をする人なら誰でも利用できる。髪や足を洗う手洗い場を設け、床には方角を示すマークを描いた。

 国際線の新規就航でインバウンドが増え、設置要望が増えたという。見学したインドネシア出身で東北大大学院の留学生インダ・マヘンドラさん(25)は「これまでは更衣室などを使っていた。専用の場所ができ、ありがたい」と話した。

 国際線出発ロビーはトイレのリニューアルも実施。外国人客が使えない和式を全て洋式に変え、和風でモダンな内装に一新した。今後、ターミナルビル内のトイレを順次改修する。

 仙台国際空港の金子次郎管理部長は「礼拝は宗教儀式というより生活習慣。トイレの改修を含め、さまざまな国の人が利用する公共施設として必要と考えた」と説明した。

3095荷主研究者:2018/04/01(日) 11:21:07

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180324_13010.html
2018年03月24日土曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>応募は仙台のみ 19年度にも着工か

仙台市への誘致を目指す放射光施設のイメージ図

 次世代型放射光施設の整備運営に加わるパートナー公募について文部科学省は23日、応募は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)など関連団体による1件だったと発表した。東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への建設を提案した。全国ただ一つの候補地となり、最先端技術の研究拠点の整備が実現に近づいた。

 同センターと宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が共同で応募した。文科省科学技術・学術審議会の小委員会の審査を経て、同省は6月初旬に採用を正式決定。早ければ2019年度着工、23年度運営開始を目指す。

 小委員会は今年4〜5月、書類審査や関係者へのヒアリングをする。必要に応じて建設候補地の調査を実施。産学連携のビジョンや財源確保の見通しなど提案の妥当性を審査する。

 同省量子研究推進室の西山崇志室長は「(仙台の)提案が要件を満たすかどうかを小委でしっかり審査してもらう」と話した。

 整備費約340億円のうちパートナーは135億〜150億円を負担。用地取得や造成も担う。同センターなどは「地域一体で財源を確保する」としており、資金調達が焦点となる。

 次世代型施設は物質の電子状態を解析する軟エックス線領域に強みがあり、国内に9カ所ある既存施設の100〜1000倍の輝度がある。新材料や医薬品など広範囲の技術開発につながることが期待される。

 放射光施設を巡っては、東日本大震災からの復興を研究開発の側面から支えようと14年に「東北放射光施設推進協議会」が発足。東経連などが16年12月、光科学イノベーションセンターを設立した。

3096荷主研究者:2018/04/08(日) 10:55:29

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_13018.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
津波防御のかさ上げ道路「玉浦希望ライン」全面開通 宮城・岩沼市

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/20180325kahoku02.JPG

くす玉を割るなどして開通を祝った式典

 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市玉浦地区で、津波の多重防御策の一環として建設されてきたかさ上げ道路「玉浦希望ライン」が24日、全面開通し、車両の通行が始まった。

 2013年着工の玉浦希望ラインは市道3路線と県道から成る。総延長は計約7.2キロで、計約60万立方メートルの土を盛って4〜5メートルかさ上げした。総事業費は105億円。

 先行利用されてきた約4.5キロに続き、24日は残る約2.7キロが開通。付近住民ら約100人が出席して現地で開かれた式典で、菊地啓夫市長は「住民が安全に暮らす環境が整った。復興事業の完成に向けた大きな一歩だ」と述べた。

 玉浦希望ラインは名取市境から阿武隈川まで南北に整備された。海側に高さ約10メートルの避難丘14基を配置した「千年希望の丘」などと共に、津波の威力を減衰させる役割が期待される。

3097荷主研究者:2018/04/08(日) 10:55:57

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_12029.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
製造品出荷額が過去最高 5年連続増 電子部品好調 16年宮城県内

 宮城県内の2016年製造品出荷額(速報)が、初めて4兆円を超えた15年(4兆170億円)比で1.6%増の4兆802億円となり、過去最高を更新したことが国の工業統計で分かった。東日本大震災後の12年から5年連続の増加。電子部品や輸送用機械が好調だった。

 24業種のうち、10業種で前年を上回った。電子部品が22.1%増の5558億円、自動車など輸送用機械が8.4%増の5195億円で大幅に伸びた。一方、食料品は9.7%減の5499億円、電気機械が19.9%減の1250億円で、落ち込み額が大きかった。

 従業員4人以上の事業所数は333カ所減の2595事業所で、2年ぶりに減少。従業員数は2447人増の11万3819人となり、5年連続で増えた。

 原材料費などを除いた付加価値額は、3.3%増の1兆2655億円。業種別では電子部品が2987億円でトップだった。

 都道府県別の製造品出荷額は、35都道府県が前年比マイナスだった。県統計課は「全国で出荷額が落ち込む中、宮城は堅調な伸びを見せた。自動車産業を中心とする企業誘致の効果が出ている」と分析する。

3098荷主研究者:2018/04/08(日) 10:57:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180325_13032.html
2018年03月25日日曜日 河北新報
<変わる南都 震災後の仙台・長町>(上)膨張と融合 新旧住民の交流に課題

高層マンションが立ち並ぶあすと長町中心部。街の姿が刻々と変化する

 旧奥州街道の宿場町、東北最大の操車場を持つ工業地帯、仙台市民の食を支える青果市場。時代と共にさまざまな姿を見せてきた仙台市太白区長町地区が再び変容の時を迎えている。東日本大震災後、大規模マンションや大型商業施設の建設が相次ぎ、市南部の拠点として発展が続く。街の移ろいは住民の顔ぶれや暮らしにも影響を及ぼす。変わりゆく長町の姿を追った。(報道部・佐藤駿伍)

 「ヨイショー、ヨイショー!」。2月上旬、仙台市太白区長町6丁目のあすと長町第2災害公営住宅の駐車場で、餅つきの威勢のいいかけ声が上がった。歓声に引きつけられ、近所の住民も集まった。

 「クルミに、みそ入れっとおいしいんだよ」「私の家でもしようかな」。つきたての餅を味わいながら、あすと長町にある三つの災害公営住宅の住民ら約30人が会話に花を咲かせた。

<被災者らが流入>
 餅つきは、NPO法人つながりデザインセンター・あすと長町(つなセン)が2016年11月に始めた「あすと食堂」の一環。食堂は三つの災害公営住宅を会場に月3回程度、入居者と地域住民、支援者が食事の準備や調理、会食を通じて交流する取り組みだ。

 かつて広大な操車場だったあすと長町地区では商業施設に加え、住宅やマンションの建設が進む。東日本大震災後は災害公営住宅の集中立地で、もともと他の地域に住んでいた被災者らが流入した。

 同地区の世帯数は1日現在、1197で、前年同期から483増えた。市内最大規模の28階建て全468戸の物件を含む計3棟のマンションが建設中で、20年までにさらに約1000世帯増える見込みだ。

 市の住民基本台帳によると、同地区人口のうち0〜39歳が56%を占め、区全体の41%を大きく上回る。地域とのつながりが希薄な若い世代や被災者ら新たな住民を、どうコミュニティーに迎え入れるかが課題になっている。

<進まぬ地域参画>
 あすと食堂は、新旧住民が一緒に調理などをすることで地域への参画意識を高めてもらう狙いだが、道半ばだ。第2住宅の薄田栄一会長(65)は「広報紙を配布したり、あいさつがてら案内したりしているが、なかなか来てもらえない住民もいる」と肩を落とす。

 あすと長町の一部を含む八本松地区町内会の佐藤勇副会長(77)は「マンション入居者で町内会に加入するのは、ごく一部」と明かす。地区では震災時、避難誘導や炊き出しなどで住民が支え合った。「震災を経たのに、顔の見える関係づくりが進まないことに歯がゆさもある」と続けた。

 世代や生活スタイルの異なる住民をどう融合し、地域に溶け込んでもらうか。つなセン副代表の新井信幸東北工大准教授は別の地区の災害公営住宅で、子どもの学習支援を通じて親同士が交流を広げた例を指摘。「さまざまな声をくみ取って活動に反映させ、交流を促すしかない」と話す。

3099荷主研究者:2018/04/08(日) 10:58:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_13021.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<変わる南都 震災後の仙台・長町>(下)逆風と新風 個性前面 商店街に活気

真剣な表情でエスプレッソマシンに向かう大友さん。古い街に新しい感性が芽吹く

 ジャズのリズムとコーヒーの香りが漂う。通りに面したガラス窓から見える木製カウンターと山高帽型の照明が愛らしい。仙台市太白区長町3丁目のカフェ「パブリックコーヒー&バー」はJR長町駅の北約400メートル、サンカトゥール商店街の中ほどにある。

<住民急増し商機>
 店長の大友隆嗣さん(37)は長町で約70年続く自転車・バイク店の長男。「街のにぎわいも、人通りがなくなってからも知っている」と話す。

 家業を継ぐため埼玉県の整備士専門学校に進学。飲食店でのアルバイトで接客の面白さを知った。実家に戻ったが、飲食業への思いが募り、27歳で上京。カフェ3店で修業し2014年4月、33歳で店を構えた。

 長町は駅東側を中心に近年、マンションや商業施設の立地が進む。若い住民が急増し、商機を感じた。フランチャイズ店以外で気軽に立ち寄れるカフェが長町周辺にまだ少ないことも、決断を後押しした。

 中南米3産地の豆を組み合わせたオリジナルブレンドが売りだ。味と店の雰囲気が評判を呼び、幅広い年代の客が来る。

 長町の商店街はサンカトゥール、長町一丁目、長町駅前の三つ。広瀬橋のたもとから南に約2キロにわたり店が並ぶ。市地下鉄南北線開業(1987年)以降は長町南への大型ショッピングモール出店などで客離れが加速。店主の高齢化や後継者不足も重なり、90年ごろのピーク時に350以上あった店の数は現在、218まで減った。

 東日本大震災後はあすと長町地区で商業施設の集積が加速。商店街には逆風のはずだが、長町で100年近く続いている文具店を営む赤井沢孝子さん(80)は「若手経営者の個性的な店が加われば、商店街の魅力は増す。大型施設との共存は可能だ」と信じる。

<「教室」開きPR>
 3商店街でつくる長町商店街連合会は個々の店の魅力をPRしようと、2年前から「長町まちかど教室」を開催。着物の手入れと保存方法、万年筆の選び方など専門店の経営者らが豆知識を伝授し、客とつながるきっかけづくりに努めている。

 「パブリック」も昨年10月、ハンドドリップコーヒーの入れ方教室を開いた。「豆のグラム数を抑えて、細かくひくと苦みが増す。自分に合った入れ方を見つけて」。大友さんは丁寧に説明した。

 インターネットや会員制交流サイト(SNS)などで店の存在を知った常連客は、市外にも広がる。長町に新しい風が吹き始めている。

3100荷主研究者:2018/04/08(日) 11:13:10

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_12013.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<三陸沿岸道>気仙沼に延伸 大谷海岸-気仙沼中央IC開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180208kahoku03.JPG

開通直後から車の列ができた気仙沼中央IC(中央)。右上が仙台方面。手前は国道45号=25日午後3時35分ごろ、気仙沼市

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路の大谷海岸-気仙沼中央インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間の7.1キロが25日、開通した。大谷海岸ICの北2.5キロ付近に岩井崎ICも完成。震災後、気仙沼市内への延伸は初めてとなる。

 気仙沼中央IC付近で式典があり、住民代表で同市面瀬中2年の尾形香織さん(14)が「気仙沼市の復興加速につながることを期待したい」とあいさつした。

 開通区間の事業費は約255億円。12分間の短縮を見込む。岩井崎ICは「ハーフ方式」で、気仙沼中央IC方面とのみ行き来できる。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、2020年度までの全線開通を目指している。全長359キロのうち205キロが開通した。

3101荷主研究者:2018/04/08(日) 11:23:00

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_12005.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
アニメ制作会社・ネクストバッターズサークルが仙台に新拠点 4月1日開業

郡市長(右)に立地表明書を提出した加藤社長

 アニメーション企画・制作のネクストバッターズサークル(東京)は26日、仙台市青葉区大町にアニメ制作拠点「ティアスタジオ仙台」を開設すると発表した。開業は4月1日で、同社が東京以外に拠点を設けるのは初めて。

 加藤淳社長が市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出。秋田市出身の加藤社長は「東北を元気にするアニメを作りたい」と語った。郡市長は「東北全体の学生に(就職先の)大きな選択肢となる。仙台を舞台にしたアニメも作ってほしい」と期待した。

 仙台ではデジタル動画の制作や仕上げを担う。従業員は初年度5人で、3年後に20人、将来的に50人体制まで拡大する予定。

 市内は近年、東京のアニメ制作会社の進出が相次いでいる。立地表明は昨年2月以降で3社目。首都圏の人材不足が背景にあり、東京からのアクセスの良さに加え「他都市に比べアニメの専門学校が多い」(同社)と注目されている。

3102荷主研究者:2018/04/08(日) 11:23:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_12006.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
アークホテル仙台閉館へ 旧ワシントンホテルから36年、耐震基準満たせず

3月末で営業を終えるアークホテル仙台青葉通り

 ビジネスホテルチェーンのルートイングループ(東京)が運営する仙台市青葉区の「アークホテル仙台青葉通り」が、今月末で閉館する。築36年の建物が現行の耐震基準を満たしていないことが理由。旧仙台ワシントンホテル時代から36年続いた営業を終える。

 アークホテルによると、建物を所有する大和ハウス工業(同)と耐震工事の実施を協議したが、見送られたため撤退を決めた。小原匡支配人は「現状のままでは安全確保が難しいと判断した」と話した。

 建物の今後の利用について、大和ハウス工業広報企画室は「現時点では未定」と説明した。

 アークホテルは1982年、藤田観光(同)が「仙台第2ワシントンホテル」として開業した。隣接していたもう1棟の第1は不採算を理由に2002年に閉鎖。第2から名称変更した「仙台ワシントンホテル」も08年3月に閉館し、ルートインが営業を引き継いだ。

 客室数340は市内のホテルでは3番目に大きい規模で、宴会や会議の会場も備える。アークホテルによると、市地下鉄東西線の開業で近隣に大町西公園駅が開設されたことや、訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加などによって経営は順調だった。17年度は過去最高の売上高や営業利益を更新した。

 小原支配人は「閉館は非常に残念だ。長い間、ご利用いただき、スタッフ一同感謝している」と話した。

3103荷主研究者:2018/04/15(日) 10:22:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180326_13041.html
2018年03月26日月曜日 河北新報
<国分町Eyes>(1)回帰 古里の温かさこの街で

談笑しながら常連客に酒を注ぐ杉山さん(左端)。家族的な雰囲気が漂う

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。(報道部・岩田裕貴)

 U字のカウンターとソファ一つのこぢんまりした店内に昭和歌謡が響き渡る。壁には大漁旗。国分町2丁目の「唄(うた)える酒場 三陸女川 海」のマスター杉山三喜雄(みきお)さん(60)が笑顔で客を迎える。

 初対面の客同士が世間話に花を咲かせ、歌をデュエットする。子連れの家族、女子会のOL、仕事を終えた飲食店関係者など客層は多彩。「海」は年配客を中心に憩いの場となっている。

<震災機に出店>
 杉山さんは宮城県女川町出身。高校卒業後、料理人を志して仙台市の調理師専門学校に進んだ。「一刻も早く現場経験を積みたい」と半年で中退し、国分町の飲食店で働き始めた。

 会話上手で華やかなホステス、素材を生かした旬の料理、きらめくネオン、そして人波-。18歳の目に映る街は生命力に満ちあふれていた。「ここに必ず店を出す」と夢見た。

 2011年1月、約13年間働いた国分町のレストランが閉店。今後を思案している時に震災が起きた。

 高台にあった実家は津波を免れたが、海近くの木材加工工場で働いていた兄=当時(60)=が犠牲となった。発生3日後、車で実家に赴いた。古里は跡形もなく消えていた。

 人生は短く、無常だ。「生きているうちに自分の店を出したい」。無理を押して震災の4カ月後、故郷の名を冠した店を国分町に開いた。今年で8年目。女川の被災者も足を運んでくれる。

<採算は二の次>
 震災後の国分町は、かつての姿とは様変わりしたと感じている。

 復興バブルで新規出店が相次ぎ、その後は縮小したパイを取り合う競争が激化した。客単価は下がり、接客や料理の質以上に客の回転率向上を優先する風潮が強まった。

 「客と店、客同士が交流できる店が減った」。杉山さんが寂しげにつぶやく。

 「海」ではグラスが空になる前に酒が注がれ、タイミング良く手作り料理が出てくる。カラオケは歌い放題。「それでいて安い」と客は満足げだ。

 採算は二の次の経営に「不安はいつもある」と杉山さん。「でも、もうけは少なくていい。ここに来ればみんな友達。家のような空間を大事にしたい」

 心はいつも、かつて夢見た街に舞い戻る。震災に背中を押されて出した店で、震災が人々にもたらした別離と孤独にあらがう。

3104荷主研究者:2018/04/15(日) 10:22:42

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180327_13019.html
2018年03月27日火曜日 河北新報
<国分町Eyes>(2)寄る辺 夜間保育所 親子支える

子どもたちを寝かしつける高橋さん。園は夜の街で働く母親たちに不可欠な存在だ

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。

 「ママ、いってらっしゃい!」

 2月中旬の金曜午後6時半、仙台市青葉区国分町3丁目の雑居ビル2階の夜間保育所「風の子保育園」。これからスナックに出勤する母親(36)を男児(3)がハイタッチで送り出した。次に会えるのは日付が変わった後の午前2時だ。

 開園は午後4時〜翌午前3時。金、土曜は午前4時まで預かる。0〜12歳児が対象で、多い日は20人を保育士3〜4人で受け入れている。親の半数は国分町の飲食店で働くシングルマザーだ。

 園の電話が鳴った。「1時間後に預けたいのですが」。店の都合で、母親は急な出勤や欠勤に振り回される。「国分町の影響を直接受けるのよね」。園長の高橋キミエさん(70)がつぶやく。

 高橋さんは幼稚園の元教諭。子育てが一段落し、50歳を過ぎてから24時間保育所で数年働いた後、風の子保育園の園長に就任。今年で10年になる。

<深夜にお迎え>
 午後9時。体調の悪そうな女児(5)が38度の熱を出し、嘔吐(おうと)した。勤務中の母親に電話したが、迎えに来ることができたのは翌午前1時半すぎだった。

 積み木遊びなどを終え、午後9時半に消灯。1時間ほどかけて寝かしつけ、ようやく全員の寝息が聞こえた。

 経営は楽でない。公的補助金のない認可外保育所は保育料収入が頼り。だが、預かる子どもの数は母親の出勤日によって変わるため、収入も不安定だ。

 仙台市内で夜間に子どもを預かる保育所は22カ所(昨年4月1日現在)あり、全て認可外。認可を得るには面積や保育士数の基準を満たす必要があるが、歓楽街周辺で広い部屋を確保するのは難しい。夜間保育を希望する保育士も少ない。

<「現場を見て」>
 「養育環境をより良くしたいが(認可外では)限界もある。昼と夜で同じ(設置)基準はおかしい。行政は夜間保育の現場をきちんと見てほしい」。高橋さんは訴える。

 午前2時すぎ、ハイタッチで送り出された母親が迎えに来た。「ここがなかったら、私たちは生活できない」。母親はそう言いながら、熟睡する男児を抱いて園を後にした。

 経営的には割が合わなくても続けられるのは「子どもの成長の瞬間に立ち会える喜びがあるから」と高橋さんは言う。

 この日、約8カ月の女児が初めて寝返りを打った。高橋さんから自然と笑みがこぼれた。

3105荷主研究者:2018/04/15(日) 10:23:22

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180329_13044.html
2018年03月29日木曜日 河北新報
<国分町Eyes>(3)奮闘/健全な客引き 壁を痛感

健全な客引きを目指し、国分町の街頭に立つ鎌田さん。センスの再開まで1人で続ける

 「しつこい客引きをしない」「たばこやごみをポイ捨てしない」

 仙台市青葉区国分町2丁目の居酒屋「わいわい」店長の鎌田大志さん(26)は2015年7月、同世代で同業の仲間と客引きの自主規制団体「sence(センス)」を設立。13項目の「優良客引き宣言」を発表した。

 きっかけは「わいわい」のアルバイトが、しつこい客引きを禁じる宮城県迷惑防止条例違反容疑で逮捕されたことだ。店の売りを熱心に説明しただけだったが、他店の客引きが威圧感のある身なりで路上喫煙するなどし、眉をひそめる客が増えていることを実感していた。

<仲間から不満>
 センスのメンバーは氏名や店名を記したそろいの青色ビブスを着て、明るい笑顔で通行人に声を掛けた。店側が健全な客引きを目指す活動は目新しく、客からも「安心できる」「ありがたい」といった声をもらった。

 「悪質な客引きを一掃することで街に貢献したかった」と鎌田さん。だが、理想と現実は、どんどん懸け離れていった。

 青いビブスが目立つせいか、警察から注意を促される回数が増えた。客引き行為自体が許せない地元住民からも「駄目なものは駄目だ」と批判された。

 そうした声の矢面に立つ機会が多いアルバイト店員は「ビブスを着るなら店を辞めたい」とこぼした。メリットを感じられない活動に、仲間の店長や経営者からも不満の声が上がり、鎌田さんは孤立した。

<一人でも継続>
 国分町では東日本大震災後、特定の店に属さない「フリー」の客引きが急増した。他店のメニューを見ている客に声を掛け、強引に客を奪う手法も辞さず、客引き競争が激化。売り上げに影響が現れ始め、センスは活動を休止した。

 「当面はそれぞれの店の営業に集中し、落ち着いたら再開しよう」。メンバーらはこう申し合わせたが、その後、街で青いビブスを見掛けることはない。

 鎌田さんは仙台市内の高校を1年で中退後、国分町の居酒屋で働き始めた。20歳の時、「わいわい」の店長にと声が掛かった。「学歴がない分、目の前のチャンスに飛びつこうと思った」と振り返る。

 若くして身を投じた国分町は「学校代わり、人生勉強の場」だ。センスでは挫折を経験したが、「自分一人でも活動は続ける」と誓う。「この街は自分の居場所そのものだから」

3106荷主研究者:2018/04/15(日) 10:23:55

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201803/20180330_13024.html
2018年03月30日金曜日 河北新報
<国分町Eyes>(4完)拡大 店と人多彩に 魅力新た

飲食店の明かりが照らす国分町3丁目付近。広がる街に新たな魅力をもたらしている

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)では、いつの時代も人々の喜怒哀楽が渦巻き、無数の物語が紡がれる。東日本大震災の発生から7年。復興バブルやその後の衰退に翻弄(ほんろう)されながら、移ろう時と街の中で生きる人々の瞳には何が映っているのか。さまざまな立場の5人を通して、「ブンチョウ」のいまを垣間見る。(報道部・岩田裕貴)

 南の広瀬通と北の定禅寺通に挟まれた仙台市青葉区国分町2丁目。飲食店ビルが所狭しと並び、最もにぎやかな区域は東北随一の繁華街の象徴だが、近年は街に新たな顔が加わりつつある。

 レストラン「裏町ビストロ サルバドール」は2014年10月、定禅寺通北側の国分町3丁目にオープンした。緑に囲まれた入り口とテラス、1、2階が吹き抜けの小粋な雰囲気の店に、勤め帰りの20〜50代の会社員や、近隣のマンション住民らが来店する。

 オーナーの阿部芳郎さん(40)は24歳から、国分町2丁目の居酒屋やバーで働いてきた。シャンパンを入れたお礼、花を贈ったお礼などを理由に、同業者が義理で来店し合う文化があったという。

 そうした「2丁目文化」に「少し疲れてしまった」と阿部さんは振り返る。30歳の時に「もっと一般客を相手にしたい」と独立を考え、行き着いた先が国分町3丁目だった。

 店名はスペインの画家サルバドール・ダリが由来。「パレット上で色が混じり合い、多彩な色が生まれるような人が行き交う店に」との願いを込めた。

<個人店目立つ>
 定禅寺通と北一番丁通に挟まれた3丁目は、同店に似た個人経営の小規模飲食店が目立つ。2丁目に比べて家賃が安いためだ。路上に客引きの姿はなく、歩いていても安心感がある。

 店と客の双方から人気を集めるが、地域には今後を心配する声もある。一部の商店や飲食店でつくる「国分町3丁目友和会」会長で仏壇の佐正社長の佐藤晶洋さん(66)は「にぎわうのはありがたいが、事故や事件が増えないか」と複雑な表情を浮かべる。

<夜の往来増加>
 最近は酔客を目当てにした代行タクシー業者の路上駐車も目立つ。夜間の人通りが増えたことを踏まえ、友和会は今後、防犯カメラ6台を国分町通などに設置する予定という。

 3丁目の発展は、国分町という街が拡大しながら人を引きつけ続けていることの証しだ。ただ、サルバドールの阿部さんは「急いで2丁目のような繁華街を目指すべきではない」と語る。

 街がパレットなら、訪れる人は色。さまざまな人間模様が混ざり合い、そこでしか見られない色合いを醸し出す-。阿部さんは、そんな3丁目であってほしいと願う。

3107荷主研究者:2018/04/15(日) 10:34:58
この辺の模様
http://www.mapion.co.jp/m2/38.12527208,140.7221338,16/poi=L04105010400000000204

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20378
2018/3/30 日刊建設新聞 宮城版
村田末広町にBP450m 町道との立体交差を検討 県道岩沼蔵王線(県大河原土木)

 県大河原土木事務所は、柴田郡村田町村田末広町で、県道岩沼蔵王線のバイパス(BP)道路を整備する。BP道路は末広町道路として延長約450mの整備を計画。途中で川をまたぐ2橋を新設するほか、町道との立体交差(オーバーブリッジ)を検討している。総事業費は現時点で25億円程度を試算。34年度の全体完成を目指す。30年度は9000万円程度の予算を用い、道路や橋の詳細設計業務と、オーバーブリッジの予備設計業務などを委託する考え。

 末広町道路は、東北自動車道の東側で岩沼蔵王線が県道亘理大河原川崎線と交差する場所から、東側に向かって整備し、白鳥神社と町立村田第1中学校の間を抜け、仙台村田線と岩沼蔵王線が交差する場所に接続させる。

 途中で交わる荒川には橋長約78mの橋、一本松川には橋長約19mの橋を架ける。町道と交わる場所は、オーバーブリッジで立体交差させ、末広道路の上に町道を通す計画だ。オーバーブリッジの工事は機能補償として、県が町に代わって行う。

 末広道路の標準幅員は、車道が3m×2、停車帯が1.5m×2、自転車歩道が3.5m×2で全幅16mを確保する。交差点付近は右折レーンや左折レーンを設けるため、これよりさらに広くなる。

 道路の予備設計業務は大日コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)に委託し、すでに完了済み。地質調査業務はダイワ技術サービス(仙台市宮城野区)が担当した。

 川に架ける2橋の予備設計業務は一括して1日に指名競争入札を開札し、ニュージェック(東北支店・仙台市青葉区)が1055万1000円で落札した。同業務では2橋の構造や架設方法などを提案してもらう。

 村田地区の岩沼蔵王線は、一部区間が都市計画道路の小池石生線と重複している。11年に都市計画決定し、全幅16mの道路を整備することになっているが、現道は幅員7m程度で、沿線に住戸が建ち並んでおり、思うように拡幅が進んでこなかった。

 仮に現道拡幅となれば沿線の住戸移転が必須で、昔ながらの街並みを崩すことになり、時間や費用もかかるため、ショートカットする形で道路を付け替えることにした。2月23日には都市計画変更の告示を行い、ルートの見直しを決定した。

 岩沼蔵王線は、東北自動車道の村田インターチェンジから岩沼側へのアクセスルートになっている。BP路線を整備して機能強化することで、岩沼方面の沿岸部と、村田町や蔵王町が位置する内陸部とのアクセス向上を図る狙い。

3108荷主研究者:2018/04/15(日) 11:41:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180402_11028.html
2018年04月02日月曜日 河北新報
「なとりん号」路線改定 JR名取駅前―閖上の循環線を新設

東部閖上循環線の第1便を見送る関係者

 宮城県名取市は1日、乗り合いバス「なとりん号」の運行系統を改定した。東日本大震災で被災し、現地再建が進む閖上地区とJR名取駅前との循環路線新設などが柱。バリアフリー法に対応した車両も新たに導入し、高齢者らの日常生活の足を確保する。

 市内各地に走らせていた12路線のうち、上余田地区への路線を廃止して「東部閖上循環線」を開設。「館腰植松線」を岩沼市の総合南東北病院まで運行させるよう改めた。ワゴン車タイプのバリアフリー法対応車は5台配備する。

 名取駅前であった出発式で、山田司郎市長は「運賃据え置きのまま運行距離は1.4倍になる。利便性が増すので今後も利用してほしい」と呼び掛けた。

 2017年度のなとりん号の利用者は約40万人。運行開始当初の08年度に比べ約22万1000人増えた。

3109荷主研究者:2018/04/15(日) 11:42:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180402_13021.html
2018年04月02日月曜日 河北新報
<アングル宮城>東北の「笑い」満開 仙台に常設寄席「花座」開場

【満席】「魅知国定席 花座」のこけら落としで、落語を披露する地元の六華亭遊花さん。東北弁の語りが満席の会場を笑いで包み込んだ=1日午後、仙台市青葉区一番町4丁目

 桜の便りとともに、杜の都に笑いの花が咲いた。常設の寄席としては東北初の「魅知国(みちのく)定席(じょうせき) 花座(はなざ)」が1日、仙台市青葉区一番町4丁目にオープン。

 にぎやかな出ばやしを響かせて落語家や漫才師らが次々に登場し、軽妙な語りの芸で満員御礼の客席をうならせた。

 「大好きな仙台から、郷土愛あふれる演芸を発信したい。ぜひ生の芸を味わって、体で笑いを感じてほしい」。席亭を務める白津守康さん(56)は多くの人の来場を期待している。

 名誉館長には落語芸術協会(東京)の桂歌丸会長(81)を迎えた。毎月1〜5日と21〜25日は同協会と共催の定席寄席。その他の日には、東北弁による落語や漫才、マジック、講談、津軽三味線などが披露され、東北の「笑いの殿堂」としてにぎわいそうだ。(写真部・小林一成)

3110荷主研究者:2018/04/15(日) 11:48:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180403_12029.html
2018年04月03日火曜日 河北新報
<仙台空港>17年度の旅客数最多343万人 初の黒字へ

旅客数最多を記録した仙台空港

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が2日発表した2017年度の同空港の旅客数(速報値)は前年比8.7%増加の343万8630人で、過去最多を記録した。新規路線の就航などが奏功した。同社は17年度の営業損益が初の黒字になる見通しも明らかにした。

 国内線の旅客数は315万8243人で、前年に比べ7.5%増えた。スカイマーク(東京)が昨年7月運航再開した神戸線や、ピーチ・アビエーション(大阪)が9月新設した札幌線が寄与した。

 国際線は24.4%増の28万387人。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に加え、ピーチが9月に就航させた台北線などが押し上げた。

 仙台空港の旅客数はこれまで06年度の338万人が最多。17年度当初に同社が目標として掲げた341万人もクリアした。宮城県庁で記者会見した岩井卓也社長は「エアポートセールスが実を結んだ」と語った。

 18年度の目標旅客数は369万人に設定した。岩井社長は「(ユナイテッド航空の)グアム線の運休など今期の出だしは楽観できる状況にはない。高い目標設定だが、頑張って達成したい」と話した。

 同社は16年7月の仙台空港完全民営化から5年以内の営業黒字化を視野に入れていたが、早くも2年目で達成の見通しとなった。旅客数の増加やコスト削減が要因となった。

3111荷主研究者:2018/04/22(日) 10:30:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180403_14007.html
2018年04月03日火曜日 河北新報
<ベガルタ>ユアスタ魅力アップで観客数もアップを!イベントやチケット新企画続々

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180403kahoku01.JPG

平瀬さん(右)の指導を受け、ピッチで腹筋などの運動に取り組む参加者。スタジアムの魅力を高め、集客増を目指す

 サッカーJ1仙台が集客アップに本腰を入れている。ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)での各種イベントの開催や割安なチケット販売など、新たな試みを企画。ファン層を拡大させ、集客動員の伸び悩みに歯止めを掛けたい考えだ。

 3月31日のホーム長崎戦の試合開始前。人けの少ないピッチで子どもを含む男性13人が体を動かした。クラブが初めて企画した「男の運動教室」。元日本代表で仙台のクラブコーディネーター平瀬智行さん(40)の指導を受け、腹筋やスクワットなどで心地よく汗を流した。

 参加者らは、普段は立つ機会がないピッチの芝の上で運動を楽しんだ様子。クラブの担当者は「スポーツをより楽しむ機会を提供し、集客にもつなげたかった。好評なら続けていきたい」と話した。

 この他にも、今季はクラブが新たな企画を次々と打ち出している。チケット販売では、割安な2、4、6人用やオリジナルのタオルマフラー付きなどを通年で取り扱う。

 スタジアム内で飲食を販売する15店舗を「ベガフーズ」の名称で統一ブランド化し、共同でイベントを実施。長崎戦ではビール2杯とおつまみのセットを1000円で販売する「1000ベロ(せんべろ)」を行い、好評を得た。

 クラブの庄子勝裕広報課長は「スタジアムに足を運んでもらえるよう魅力を創出することで新規ファンを拡大させ、満員になった観客の応援をチームが力にして白星を重ねる好循環につなげたい」と意欲を見せる。

 背景には観客動員の伸び悩みがある。クラブが毎年発表する決算見通しによると、近年の1試合の平均入場者数(グラフ)はJ1復帰を果たした2010年の1万5409人をピークに、昨年は1万2596人まで減った。西川善久社長は「これ以上入場料収入を落とすわけにいかない」と危機感を表す。

 今後も新企画の実施のほか、長期的には女子サッカーの普及など地域貢献活動を通じてクラブの認知度を高める方針。西川社長は「リーグ戦で1試合平均最低1万5000人の観客を確保し、(現在6億円台の)入場料収入を7億円台に乗せたい」と目標を示す。

3112荷主研究者:2018/04/22(日) 10:36:45

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/03 建設新聞
仙台市岩切山崎今市東土地区画整組準備委 区画整理事業・フジタが業務代行予定者に
JR貨物T移転に伴い新たな物流拠点形成へ

 JR貨物・仙台貨物ターミナル駅の移転先隣接地である宮城県道8号仙台松島線(通称・利府街道)沿いで、流通業務施設の集積を見込む土地区画整理事業を計画している仙台市岩切山崎今市東土地区画整理組合設立準備委員会(髙野秀策委員長)は、公募型プロポーザル方式で業務代行予定者を選定した結果、フジタに決定し、3月29日付けで業務協定(覚書)を締結した。同プロポーザルにはフジタと戸田建設の2社が参加した。

 施行区域は、仙台市宮城野区岩切1丁目、岩切山崎、岩切今市東地内の約51㌶。国道4号バイパスから東側へ利府街道沿いに広がるエリアとなる。施行区域南側はJR東北本線の線路を挟んで仙台貨物ターミナル駅の移転先予定地になっている。

 土地利用計画は、利府街道とJR線路の間に位置し、現状は主に農地となっている一帯を流通業務施設用地とする。利府街道を挟み反対側は、店舗などが立地している現在の土地利用を生かした沿道サービス・業務施設用地として計画しており、さらにその西側に住宅用地や近隣サービス施設用地、公園などを配置する予定だ。

 今後の事業スケジュールについては、市街化編入に係る都市計画決定の告示を経て、現況測量や基本設計、環境アセスメント、組合定款および事業計画作成といった準備作業を進め、2020年12月の組合設立認可を目指す。21年ごろから造成工などに着手して25年ごろまで関連工事を行い、保留地処分を含む事業完了は26年12月を見込んでいる。

 本事業とJR貨物ターミナル移転の相乗効果により、新たな物流・流通拠点地区が形成されることで周辺地域の活性化が期待される。

2018/04/03付一面に掲載。

3113荷主研究者:2018/04/22(日) 10:41:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180404_12004.html
2018年04月04日水曜日 河北新報
杜の都信金が仙台・国分町に新本店ビル 創業地近くに帰る形で本店機能集約へ

新本店ビルの建設地。現在は旧ビルの解体作業が続く

 杜の都信用金庫(仙台市)は、仙台市青葉区国分町3丁目に新本店ビルを建設する。5月に着工し、来年4月完成の見込み。現在の本店営業部(青葉区国分町3丁目)と、中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)にある本店機能を新本店に移して集約化し、顧客の利便性確保や業務効率化を図る。

 新本店は、東京エレクトロンホール宮城北側のビル跡地約1200平方メートルに建てる。地上6階、地下1階で、本店営業部が1、2階に移転し、中央支店本部ビルの総務や経営企画、監査などの各部門が3階以上に入る。ビル西側と地下に駐車場を設ける。

 杜の都信金は2005年に仙台、塩釜両信金が合併して誕生。定禅寺通沿いにあった旧仙台信金本店ビルが老朽化したため、07年12月完成の中央支店本部ビルに実質的な本店機能を移した。

 本店営業部は旧本店ビルの売却後、新しく建設されたオフィスビルの1、2階に入居。19年に賃借契約期限が迫り、賃料負担が大きかったことも新本店建設を後押しした。

 鈴木秀彦常務理事は「創業の地に近い場所に本店が戻る形になる。従来の本店営業部は顧客が増え手狭になっていた。新本店への移転によって顧客が利用しやすく、職員も働きやすい環境にしたい」と説明した。

 中央支店本部ビルには中央支店とシステム管理などの部門が残り、空きフロアについては公共スペースとしての活用を検討する。同信金は「具体的な方針はまだ決めていないが、自治体と連携して地方創生につながるような活用策を考えたい」と話した。

3114荷主研究者:2018/04/22(日) 10:42:34

http://yamagata-np.jp/news/201804/04/kj_2018040400080.php
2018年04月04日 15:08 山形新聞
高速バス、道の駅「米沢」も経由へ 米沢-仙台線、20日から

 今月20日の道の駅「米沢」のオープンに合わせ、山交バス(山形市)は同日からジェイアールバス東北(仙台市)と共同運行している高速バス米沢―仙台線を、道の駅「米沢」を経由するルートに変更する。所要時間は15分ほど短縮し、約2時間となる。料金は変わらず、お得な6回券を新たに販売する。

 新ルートは上杉神社前を出発後、新たにJR米沢駅東口と道の駅「米沢」を経由。米沢中央インターチェンジ(IC)から東北中央自動車道に入る。これまで停車していた市役所と山交バス米沢営業所は廃止する。仙台市では電力ビル前停車を広瀬通一番町に変更。東北楽天ゴールデンイーグルスのホーム試合がある日には、宮城球場前まで運行する(降車のみ)。

 ルート変更に合わせてダイヤも改正。通勤通学に利用しやすいよう、始発時間を大幅に早めるなどした。山交バスによると、昨年11月の東北中央道福島―米沢間全線開通以降、同道を通るルートに変更し、利用客は1割弱増えたという。同社の担当者は「さらに早く便利になる。いろいろなお客さまに利用してもらいたい」と話している。

 米沢―仙台線は1日6往復で、両社が3往復ずつ運行する。料金は片道1960円、2回券3500円。新たに販売する6回券は1万円。問い合わせは山交バス米沢営業所0238(22)3392。

3115荷主研究者:2018/04/22(日) 10:51:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180405_13057.html
2018年04月05日木曜日 河北新報
仙台の福島美術館今年限り 建物老朽化し解体

今年末に休館する福島美術館

 仙台市の実業家福島禎蔵氏(1890〜1979年)のコレクションを展示する若林区土樋の民間美術館「福島美術館」が今年末に休館することが4日、分かった。運営する太白区の社会福祉法人・共生福祉会によると、建物が老朽化し、大規模修繕が難しいため解体する。収蔵品は他の美術館に寄託し、共生福祉会が所有する別の建物で展示再開を目指す。

 美術館は1980年開館。共生福祉会を創設した禎蔵氏と祖父運蔵氏、父与惣五郎(よそごろう)氏の3代で集めた書、絵画、工芸品など約3000点を所蔵・展示する。

 禎蔵氏は大正から昭和期にかけ「フジビール」を製造していた東洋醸造や東洋刃物の創設に関わったほか、伊達家や大年寺(太白区)の文化財が散逸するのを防ぐため、仙台藩主や仙台四大画家の東東洋らが描いた書画などを集めていた。

 東日本大震災で外壁などが損傷したため休館し、全国から寄付を集めて2012年に再開した。築45年のビル(4階)は雨漏りに悩まされる上、エレベーターが更新時期を迎えていた。

 共生福祉会は3月に評議員会を開き、休館を決めた。3月末で常設展を終えており、今月17日以降は8期に分けてテーマ別に所蔵品を陳列。12月22日で展示を終了する。

 美術館長を務める市川義直・共生福祉会長は「法人全体で福祉事業の再構築を進める中、土樋以外の場所で展示スペースを確保していきたい」と話す。

3116荷主研究者:2018/04/22(日) 10:53:38
>>3079
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180405_13056.html
2018年04月05日木曜日 河北新報
「切られる日が一日でも延びて」仙台・銀杏町の桜今年も 市道拡幅で伐採予定

更地に花を咲かせた桜=仙台市宮城野区銀杏町

 仙台市道拡幅のため更地になった場所に1本だけ立つソメイヨシノが、今年も住民に春の到来を告げた。

 更地は元々、宮城野区銀杏町の佐藤和子さん(86)方の庭。1年半前に87歳で亡くなった夫の直度(なおのり)さんと1963年、長女の幼稚園入園を記念して植えたのがこの桜だった。

 毎年、庭を手入れして開放してきた。夜はライトアップし、見事な枝ぶりで観桜客を楽しませた。

 ところが市道拡幅に伴って、桜のある区画は昨年11月に市に移管された。拡幅計画では、桜は車道の真ん中。2024年3月完成予定の市道工事が始まれば伐採は免れないが、その時期はまだ決まっていない。

 市北道路建設課の今野俊徳課長は「関係団体との協議や設計、用地取得にかなりの時間がかかる」と話す。

 3月30日に開花した桜は見頃を迎えた。佐藤さんは「今年も頑張って咲いてくれた。切られる日が一日でも延びてほしい」と願う。

3117荷主研究者:2018/04/22(日) 11:26:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180410_12005.html
2018年04月10日火曜日 河北新報
国道4号沿いにホテル「ルートイン仙台東」開業

仙台バイパス沿いに開業したルートイン仙台東

 ルートインジャパン(東京)は9日、ビジネスホテル「ルートイン仙台東」を仙台市若林区六丁の目に開業した。宮城県内ではグループ13カ所目のホテル。

 国道4号仙台バイパス六丁目交差点の北東側に立地。鉄骨13階で、客室数は276。東北では盛岡市の盛岡駅前(281室)に次ぐ規模となる。

 宿泊に加え、周辺企業のビジネス利用をターゲットにして会議室も設けた。夢メッセみやぎ(宮城野区)や宮城県総合運動公園(利府町)などでのイベント需要も見込む。

 佐々木陽太マネージャーは「地域に愛され、必要とされるホテルを目指す」と話した。

 通常シングル1泊(朝食付き)7200円から。27日まではオープン記念で6000円に割り引く。

3118荷主研究者:2018/04/22(日) 11:26:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180410_12007.html
2018年04月10日火曜日 河北新報
CLT材を活用した国内初の高層建築 三菱地所が仙台にマンション

CLTの床材を使った高層マンションのイメージ図

 三菱地所は直交集成板(CLT)を床材に活用した国内初の10階建て高層マンションを、仙台市泉区高森2丁目の泉パークタウン内に建設する。これまでCLTを使った建物は、高くても5〜6階の中層にとどまり、今後の木造建築のモデルケースとなる可能性がある。3月下旬に着工し、来年2月の完成を予定している。

 マンション建設地は、大型商業施設「仙台泉プレミアムアウトレット」の目の前にあり、延べ床面積約3600平方メートル。総戸数は39戸で、1室の専有面積は51.44〜89.43平方メートル。間取りは2LDKと3LDKの2タイプある。

 建物の構造は、CLTと鉄骨を組み合わせた。このうち4〜10階のCLT床材は、国の認定を受けた2時間の耐火性能を持つ素材で、国内の建築物では初めて使われる。工期も鉄筋コンクリートの建物と比較して約3カ月の短縮になるという。

 三菱地所は昨年、CLTの専門部署を設け、事業化に向けた研究開発を進めてきた。CLT活用で工事費の低減や工期の短縮が可能となるほか、将来のCLT建築物の普及促進に向けて、今回のプロジェクトをモデルケースとする考えだ。

 同社の担当者は「今回の事業を通してCLTの高層建築物が一般的になることに加え、CLTの利用が増えれば国内の森林資源の循環に貢献できるはずだ」と話した。

[直交集成板(CLT)]クロス・ラミネーティッド・ティンバーの略で、1990年代に欧州で誕生した構造材。板の層を互いに直交するように積層接着した大型パネル。施工が簡単で工期が短縮でき、断熱性も高い。国産材の使用拡大も期待されている。

3120荷主研究者:2018/04/30(月) 22:48:31

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/18 建設新聞
東央ビジネス 一番町テナントビルの新築 用途はホテルなど・20年2月の完成めざす
S11F延べ5134㎡、大和Hの設計・施工

 東央ビジネス(仙台市青葉区一番町4の2の2 安倍るり子代表取締役)は、仙台市青葉区一番町に仙台一番町テナントビル(仮称)の新築を計画し、大和ハウス工業の設計・施工を決めた。

 計画では、仙台市市街地中心部の広瀬通に面した仙台市青葉区一番町4の2の1、2の2ほか地内の敷地面積814㎡に、S11F延べ5134.74㎡のテナントビルを建設。用途はホテル、店舗となっている。

 着工は7月末で、2020年2月中の完成を予定している。

2018/04/18付一面に掲載。

3121荷主研究者:2018/05/06(日) 10:56:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180420_12003.html
2018年04月20日金曜日 河北新報
<七十七銀>仙台・芭蕉の辻支店6月末に閉店

 七十七銀行は、仙台市青葉区の芭蕉の辻支店の店舗営業を6月29日で終了する。入居するビルが建て替え工事を行うため。7月2日から同区の本店で業務を引き継ぐ。

 本店内に支店の名を残した「店舗内店舗」とするため、取引口座はそのまま利用できる。工事後の再移転は行わない方向で、現在の支店の場所周辺に現金自動預払機(ATM)を新設するという。

 同行では東日本大震災で被災した宮城県内沿岸部の支店を店舗内店舗としている例があり、現在は石巻支店内の湊支店(石巻市)と杜せきのした支店内の閖上支店(名取市)が残る。2店の再建計画は未定。

3122荷主研究者:2018/05/06(日) 10:56:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180420_12028.html
2018年04月20日金曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>利用客最多365万超 6年連続の更新

 仙台空港アクセス線の2017年度利用客数(速報値)が365万3024人となり、6年連続で過去最多を更新したことが19日、県のまとめで分かった。前年度と比べて約20万人(6.0%)増えた。

 ◇

 仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取-仙台空港間3駅の乗降客数を集計した。駅別では、仙台空港190万1852人(11.2%増)、杜せきのした124万1543人(0.4%増)、美田園50万9629人(1.7%増)。

 同社によると、17年7〜9月、全国高校総合文化祭や全国和牛能力共進会宮城大会など全国規模の催しが県内で開かれ、利用者数が伸びた。格安航空会社などの新規就航や便数増も数字を押し上げた。

 フジドリームエアラインズ(静岡市)が20日、仙台-出雲線を就航させる。仙台空港鉄道の安住順一専務は「今後も空港利用者は増加が見込まれる。アクセス線の利用客がさらに増えるようPRする」と述べた。

3123荷主研究者:2018/05/06(日) 11:11:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180421_12007.html
2018年04月21日土曜日 河北新報
仙台市地下鉄南北線・富沢駅近くにホテルを建設へ 蔵王リース、19年開業

 建設機械リースの蔵王リース(名取市)は、仙台市太白区の市地下鉄南北線富沢駅付近に「ホテルコーラス仙台富沢」を建設する。開業は2019年4月の予定。

 建設資金の一部を融資する商工中金仙台支店によると、ホテルは鉄筋コンクリート6階で99の客室があり、全室がバスとトイレのセパレートタイプ。3月に着工した。

 総事業費は約14億円で、商工中金など4金融機関が計13億円を協調融資。内訳は主幹事の商工中金が5億円、七十七銀行5億円、きらやか銀行(山形市)、仙南信用金庫(白石市)がそれぞれ1億5000万円。契約は今年3月20日付。

 蔵王リースのホテル建設は、13年8月開業の「ホテルコーラス相馬」(相馬市)に次いで2軒目となる。

3124荷主研究者:2018/05/06(日) 11:39:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00470988?isReadConfirmed=true
2018/4/25 05:00 日刊工業新聞
ワッティー、仙台で工場竣工式

 【仙台】ワッティー(東京都品川区、菅波希衣子社長、03・3779・1001)は24日、仙台市宮城野区に建設した新工場「仙台事業所」の竣工(しゅんこう)式を開いた。同社では初めての東北での拠点であり、菅波社長(写真)は「社員の提案から進出を決めた工場。震災から立ち上がってきた宮城県民の力を借りながら、成長していきたい」と話した。

 新工場では半導体製造装置メーカー向けガス配管ユニットを製造する。投資額は約7億円。約500平方メートルのクリーンルームを備え、曲げ、溶接、洗浄、検査、梱包(こんぽう)まで一貫で生産する。純水製造装置を導入し、納期短縮を可能にした。

 同事業所は当初10人でスタートし、将来は30人体制にして年商12億円を目指す。

(2018/4/25 05:00)

3125荷主研究者:2018/05/06(日) 11:49:39

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/04/27 建設新聞
久保田HD 積極的に新規不動産投資 仙台市内3カ所で賃貸マンション開発に着手
青葉区本町、若林区新寺、宮城野区鉄砲町東

 総合不動産業の久保田本店を中核とする久保田ホールディングス(仙台市青葉区一番町4の4の33 久保田定代表)が、積極的な不動産投資活動を続けている。仙台市内の青葉区本町、若林区新寺、宮城野区鉄砲町東の3カ所で賃貸マンションを新たに建設する計画を進めている。

 久保田本店(本社・同、同社長)が建設する「本町2丁目共同住宅」(仮称)は、愛宕上杉通から西側に入った青葉区本町2の9の12地内の719.06㎡を建設用地とし、S10F延べ1916.08㎡、総戸数は69戸規模。5月下旬の着工、来年1月末の完成を予定している。

 また、同社が建設する「鉄砲町東3共同住宅」(仮称)新築計画は、宮城野区鉄砲町東3の13地内の416.3㎡を建設用地に、S11F延べ1895.38㎡、総戸数60戸規模。6月上旬の着工、来年2月上旬の完成を予定している。実施設計の作成は2棟ともリオ建築設計事務所(仙台市青葉区)が担当している。

 フロマージュ(本社・同、同社長)は若林区新寺4の7の14地内の敷地面積358.35㎡を建設用地に、S6F延べ760.5㎡、総戸数29戸規模の「新寺4丁目共同住宅」(仮称)について、リオ建築設計事務所の設計、福澤建築工業(青森県八戸市)の施工で近く本格着工し、来年1月上旬の完成を目指している。

 このほか、同じく関連会社のアトラス住販(さいたま市中央区上落合6の18の21 社長・同氏)は、地下鉄東西線・宮城野通駅からほど近い仙台市若林区新寺の「新寺共同住宅プロジェクト」(仮称)(S10F延べ2320.46㎡、総戸数81戸)をリオ建築設計事務所の設計、福澤建築工業の施工で工事を進め、早期完成を目指しているところだ。

 久保田ホールディングスでは、これらのほかにも仙台市中心部の商業ビルや、郊外の商業施設等の用地の取得にも動いており、「物件の特性を見極めた上で、しばらくは積極的な取得を続けていく」(久保田社長)考えだ。

2018/04/27付一面に掲載。

3126荷主研究者:2018/05/06(日) 11:50:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180428_62025.html
2018年04月28日土曜日 河北新報
<新常磐交通>いわき-仙台間高速バス 「常磐道経由」新設へ

 いわきと仙台を結ぶ高速バスを運行する新常磐交通(いわき市)が、常磐自動車道を利用した路線を新設することが、東北運輸局などへの取材で27日分かった。国に認可を申請中で6月にも運行を始める。

 新路線はいわき市小名浜の発着とみられる。東京電力福島第1原発事故で被災した福島県双葉郡の広野、富岡両町を経由する予定。郡内ではJR常磐線富岡-浪江間の不通が続いており、仙台直結のバス路線で住民の利便性向上が見込まれる。

 同社とJRバス東北が共同運行するいわき-仙台線は現在、磐越自動車道と東北自動車道を通り、1日7往復している。今後は新路線に切り替える見通し。

 新路線は、いわき市が小名浜に整備した高速バスターミナルを利用。隣接地では今夏、「イオンモールいわき小名浜」がオープンする。

3127荷主研究者:2018/05/20(日) 17:42:27

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20572
2018/4/28 日刊建設新聞 宮城版
今市福田線 4車線化 本年度から詳細設計 ターミナル岩切移転で(宮城県とJR貨物)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180428sen.jpg

 宮城県と日本貨物鉄道(JR貨物)は4月26日の夜、岩切地区(仙台市宮城野区)への新貨物ターミナル駅移転に関し、宮城野区田子地区で住民への説明と意見交換会を行った。同地区を含む仙台市東部地区町内会は2月に要望書を提出し、新貨物ターミナル駅の移転による交通渋滞など、周辺地域に及ぼす影響への対策などを求めた。同席した仙台市の担当者は、交通量の増加が予想される県道141号今市福田線について、延長約1kmの4車線化に向けて本年度中に詳細設計を進める考えを示した。

 田子地区の説明会は、4月26日の夜に田子市民センターで行われた。事業主体であるJR貨物の関係者をはじめ、宮城県土木部の担当者、仙台市の道路、下水道などの担当者らが出席し、集まった住民約30人に移転事業の内容などを説明した。

 新貨物ターミナル駅の岩切地区への移転は、宮城県がJR貨物から現在の仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区宮城野原)がある敷地約18haを取得し、そこに広域防災拠点を整備することに関係している。JR貨物は宮城野原に代わり、国道4号山崎交差点の北東側に広がる水田地帯23haを取得し、そこに新駅を整備することにした。

 同地区に新駅を建設すると、敷地内にある踏切2カ所が廃止され、既存道路が通行できなくなる。JR貨物と県はこれまで、住民説明会をたびたび開いて周辺への影響などを説明してきた。しかし、生活道路が使えなくなる地域住民からは、不便が強いられることへの不満などが出されている。

 このことから、宮城野区の田子、福田町、仙石など14の町内会で構成する仙台市東部地区町内会は、2月20日付で村井嘉浩知事に対する要望書を提出した。新駅の整備に伴い、貨物車両の増加や予想される交通渋滞、冠水被害に対し、対策などを求めた。

 住民からの要望では特に、交通渋滞への対策を求める意見が多かった。踏切が廃止されると、生活道路として利用している市道余目高江線などの周辺道路が寸断され、代わって今市福田線に交通が流入することが予想される。

 これについて県と仙台市は、現況で2車線の今市福田線を4車線化し、同線とT字交差する県道8号仙台松島線(利府街道)については、右折レーンを延伸するなどの交差点改良を実施する方針を示している。

 説明会では、交通渋滞に対する改善策を求める住民に対し、仙台市の道路担当者は、JR東北本線上に架設された今市福田線の陸橋を含め、約1km区間を4車線に増やす考えを伝えた。現在、概略設計をまとめており、本年度から詳細設計に着手する考え。

 JR貨物は新駅の移転工事を、ことし中に着手する意向を示した。ただし、着工と同時に踏切2カ所が廃止されるわけではなく、当面は周辺道路の通行は確保される見通し。工期は3、4年程度を見ており、造成などが一定程度進んだ段階で踏切が廃止される。仙台市の考えでは、踏切が廃止される前に、今市福田線の4車線化、仙台松島線の交差点改良を終えるとしている。

3128荷主研究者:2018/05/20(日) 17:55:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180502_13008.html
2018年05月02日水曜日 河北新報
<八木山動物公園>レストラン人気 地下鉄効果で気軽にお酒満喫

テラスで食事や酒を楽しむ来園者

 仙台市太白区の市八木山動物公園で、動物を眺めながらお酒を楽しめるレストラン「グーグーテラス」が人気だ。市地下鉄東西線で訪れた人が、気軽にアルコールを楽しんでいるとみられ、関係者は「暑くなる季節。お酒を楽しみに来園する大人がますます増えるのではないか」と入園者の押し上げ効果を期待する。

 市は昨年4月、大人にも動物園を満喫してもらおうとテラスを開設。メニューに生ビールや赤ワインなど酒類をそろえた。「客足は上々」で、休日を中心に注文が集中するという。

 客単価と売上高から、1年間の来客数を約4万人と推計。金集隆幸園長は「家族連れだけでなく、カップルもワインなどを飲んでいる。東西線の開通で、運転しなくても来園できるようになったためだろう」と笑顔を見せる。

 これまでは来園者の多くがマイカーを利用していたが、2015年12月に東西線八木山動物公園駅が開業し、地下鉄を使う人が増えた。入園者は16年度が56万9000人、17年度が57万7000人と増加傾向にある。

 4月29日、孫と一緒に地下鉄で訪れた太白区の建設コンサルタント新田洋一さん(63)はビールなどを注文。「アルコールの提供はありがたい。飲むために来たようなもの」と笑う。

 昨年7月、テラス隣に開設した「ふれあい館」との相乗効果もみられる。ふれあい館はヤギやヒツジへの餌やり体験が子どもたちに人気で、餌やり後、テラスに立ち寄る家族連れが多いという。

 テラスを運営する市公園緑地協会の山崎良美課長は「ふれあい館とグーグーテラスが同時に迎える初のゴールデンウイーク。市内だけでなく遠方からの来園者にも、テラスで動物を見ながらお酒を楽しんでほしい」とPRする。

3129荷主研究者:2018/05/20(日) 18:13:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180508_12033.html
2018年05月08日火曜日 河北新報
半導体関連サワ 東松島に新工場 宮城工場内に建設

新工場を見学する関係者

 半導体製造装置の部品加工・製造のサワ(山梨県上野原市)が、東松島市内にある宮城工場に第2工場を建設した。

 第2工場は鉄骨造で、西側の事務所が2階。東側の工場は1階で、天井を高くした。延べ床面積は約960平方メートル、工事費と設備費計約5億5000万円。アルミやステンレス、鉄を加工し、半導体製造装置大手の東京エレクトロングループなどに供給する。

 4月下旬の落成式には社員ら約30人が出席。山口能史(たかし)社長は「本年度中にフル稼働させ、今後は第3工場も建てたい」と語った。

 宮城工場は2011年4月完成。昨年6月に21人だった従業員は、新工場建設に伴い22人増の43人になった。大半が地元採用で、さらに7人の雇用を予定する。

3130荷主研究者:2018/06/06(水) 22:06:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180510_13052.html
2018年05月10日木曜日 河北新報
<週刊せんだい>書店事情2018(1)駅前は今/3店分野ですみ分ける

(左)多くの書籍が目に付くように高さ約2メートルの書架を設置している丸善仙台アエル店

(右)女性客のニーズがある書籍をまとめて置いているくまざわ書店エスパル仙台店

 週刊せんだいの5月のテーマは「書店事情2018」です。仙台市中心部では東日本大震災後、大型書店が相次ぎ閉店しました。本離れ、インターネット通販や電子書籍の普及…。苦戦を強いられる街の書店も、手をこまねいているだけではありません。活路を見いだそうとする取り組みや、古書店に生じている変化など、書店の現状を紹介します。

 本に関わる仕事をしている人、本を愛する人が書店でどのように、何に着目して本を選ぶのかを語るインタビューも掲載します。

 ◇

 「長引く出版不況で書店の未来は八方ふさがりだ」。仙台市の金港堂社長で宮城県書店商業組合の藤原直理事長(67)は、こう吐露する。

<読書離れ深刻>
 年々増していく読書離れを根本に、ネットの通販やコンビニの台頭、電子書籍の普及などで書店は苦境に立たされている。同組合によると、仙台市内の加盟店舗数は1992年の171店をピークに減少の一途で、4月末現在で38店となっている。

 出版科学研究所(東京)の調べによると、2017年の紙の書籍と雑誌の販売額は、全国で約1兆3701億円。前年比6.9%減で13年連続の減少だ。

 藤原理事長は「スマートフォンなどの普及で紙の本にお金を出さなくなった上、読む時間も減っている」と顔を曇らせる。

<高い書架設置>
 仙台市内の書店も改装や品ぞろえに知恵を絞り、窮地を打破しようと懸命だ。その象徴的な場所が、大型店が集中するJR仙台駅西口付近だ。

 丸善仙台アエル店は、17年10月に大幅に改装した。(1)より多くの書籍が目に付くように高い書架を設置(2)児童書の売り場を客の出入りの多い入り口付近に移動(3)漫画本の売り場面積の倍増-を柱に据えた。中崎悠人店長(38)は「書店としての総合力で勝負する。売り上げは何とか現状維持できているが、安心できる状況ではない」と厳しい表情で話す。

 「学都の書店として専門書の手厚さで勝負している。約30万冊の書籍のうち専門書が半分近くを占めている」。こう語るのは、ジュンク堂書店仙台TR店の石原聖店長(42)だ。医学の専門書と漫画本は姉妹店の丸善仙台アエル店が扱い、両店が品ぞろえを補い合っている。

<女性向け充実>
 くまざわ書店エスパル仙台店(金子圭太店長)は、ファッションビル内という地の利を生かし、女性向けの美容や健康、料理などの書籍を店の入り口付近にまとめて置いている。50代の専門学校の女性講師は「女性に親切な品ぞろえと棚作りなので、仕事帰りによく足を運ぶ。思いもよらないすてきな本と出合える」と笑顔を見せる。

 JR仙台駅前の書店事情は、16年前に大型店の進出などで「仙台駅前書店戦争」と称された。東日本大震災後に店の変遷があったが、今も激戦区であることに変わりはない。本が売れない時代に3店の店長は深刻な危機感を抱いている。「うまくすみ分けて、書店業界全体を活気づけないといけない」と口をそろえる。

3131荷主研究者:2018/06/06(水) 22:08:05
>>3130-3131 続き

 ◇

 出版不況の中、活路を見いだそうとしている仙台市内の書店関係者の取り組みを紹介する。

◎本屋さん私の歩き方/作家・伊坂幸太郎さん 思わぬ出合いが魅力

 仙台市在住の人気作家や編集者、読書家に書店での思い出や楽しみ方などを聞いた。

 ◇

 書店は僕の生活になくてはならない存在です。自分の本を置いてくれていることはもちろんですが、純粋に本を買う意味でもすごく大事です。最近はネットで本を買うことも増えてはいますが、ネットで買ってみたら、意外に期待していた内容ではなかったり、必要な情報が載っていなかったりすることがあるんですよね。

 その点、書店で本を手に取れば内容は確認できます。僕は文庫本を買う時には、解説文を読んでから買うかどうかを決めることも多いんです。お目当ての作家の隣にあった別の作家の本を何げなく買ってみたら、すごく面白かった経験もあり、思わぬ出合いみたいなものが、リアル書店の魅力なんでしょうね。

 仙台市内の書店を巡って感じていることは、品ぞろえが豊富で便利だということです。気になる本は探せば大概は見つかります。ただ、市中心部のなじみの路面店の閉店が残念です。

 僕は小説家なので活字の本ばかり読んでいると思われがちですが、漫画も大好きなんですよ。小説以上に漫画はお店によって推している本が違っている気がします。JR仙台駅近くの喜久屋書店仙台店は品ぞろえが豊富です。駅ビル2階のブックエキスプレス仙台北口店も独特な漫画をたくさん並べています。

 バスケットボールを題材にした傑作の少年漫画「あひるの空」(日向武史)も、ブックエキスプレス仙台店でたまたま見つけたことで気に入って全部そろえたんですよ。

 僕は新刊本を出すと、仙台の書店にサイン本を置いてもらいます。仙台市内の書店用に1000冊、仙台以外に100冊ぐらいなので偏りがすごいんですけど。仙台の書店は僕を15年前から変わらずに応援してくれていて、本当にありがたいです。

[いさか・こうたろう]1971年千葉県松戸市生まれ。東北大法学部卒。「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門、「ゴールデンスランバー」で山本周五郎賞と本屋大賞を受賞。46歳。仙台市青葉区在住。

3132荷主研究者:2018/06/06(水) 22:11:06
>>2748
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20630
2018/5/10 日刊建設新聞 宮城版
予備設計9kmを公告 仙台東道路の計画プロポ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は9日、「仙台東部地区幹線道路整備計画検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同業務では、仙台東道路の整備計画を検討するとともに、検討に必要な延長9kmの道路予備設計を作成する。プロポは16日まで参加表明書、6月7日まで技術提案書を受け付け、審査を経て委託先を特定する。

 仙台東道路は、仙台の都心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。県や仙台市はその整備実現に向け、国交省に対して整備計画の作成を要望し続けてきた。

 東北地方整備局ではこれまで、仙台都市圏の道路整備という位置付けで複数年にわたり調査を進めてきた。本年度になって初めて「仙台東道路」の路線に限定する形で、調査費が予算化されていた。

 今回の業務では、仙台東部地区で解決すべき道路交通と地域の課題や、仙台東道路の必要性と整備方針を整理し、具体的な道路整備計画とともに、計画段階の評価について検討を行う。併せて、道路予備設計を作成する。

 具体的な業務内容は▽課題等に関する意見聴取と結果のとりまとめ▽道路整備計画の比較評価資料作成▽社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会資料作成▽延長9kmの道路予備設計──となる。履行期間は31年2月28日まで。

 プロポの参加資格は、東北地方整備局から建設コンサルタント業務の資格認定を受けている単体企業、または設計JV。業務実績として、20年度以降に完了した国や地方公共団体などの道路網・道路計画に関する業務、または同種業務の研究実績を求める。

 技術提案を求める評価テーマは[1]地域の課題や道路交通上の課題を踏まえ、意見聴取の対象となる道路利用者を的確に抽出する際の着眼点[2]地域の課題や道路交通上の課題等に関する意見聴取の結果から、道路整備計画を検討し、理解しやすい委員会資料をとりまとめる際の着眼点──となっている。

 なお、28年度は仙台都市圏の道路整備計画検討業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、29年度は仙台都市圏の幹線道路整備計画検討業務をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

 仙台東道路に関しては県も28年度に仙台東部地区道路ネットワーク検討調査業務を片平エンジニアリング(東北支店・仙台市青葉区)、仙台東部地区道路調査業務を中央復建コンサルタンツ(東北支社・同)に委託したことがある。

 県が構想する仙台東道路は、仙台市中心部から仙台東部道路までを結ぶ自動車専用道路。仙台市内の渋滞解消や物流面の強化、観光振興だけでなく、宮城野原地区に設ける広域防災拠点の機能強化をも視野に入れている。

3134荷主研究者:2018/06/06(水) 22:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180515_12035.html
2018年05月15日火曜日 河北新報
<仙台空港>旅客343万人に 初の黒字達成 民営化2年目の17年度

仙台国際空港

 仙台国際空港は14日、2017年度決算と18年度事業計画を発表した。民営化2年目の17年度は初の黒字化を達成。18年度はピア棟の運用開始のほか、2次交通のバス路線拡充などを計画する。

 17年度は過去最高の旅客数343万人を記録して航空系収入が伸びたのに加え、免税店の売り上げなど非航空系でも増収。当期純利益1億900万円を計上し、黒字決算となった。

 18年度の旅客数目標は369万人に設定。JR仙台駅経由のバスの運行を予定しているほか、送迎客らが利用しやすい駐車場の料金改定も実施する。

 同社は16年度の民営化の際に国と結んだ協定で、同年度内に実施するとした監視カメラの増設や大型ビジョンの設置など3項目が遅れていることを報告。いずれも今秋までに整備する。

 岩井卓也社長は「設計の見直しや最新技術の導入などで時間がかかった。遅れてはいるが、確実に実行する」と説明した。

3136荷主研究者:2018/06/06(水) 22:48:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180518_13034.html
2018年05月18日金曜日 河北新報
<イオン仙台卸町>東西線でお得!イクスカでWAONゲット 今秋オープン

 仙台市若林区卸町に大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」(仮称)が今秋オープンするのに合わせ、市交通局とイオンリテール(千葉市)はIC乗車券「イクスカ」で市地下鉄東西線に乗って来店すると、WAONのポイントがたまるサービスを検討している。

 市交通局によると、イオン店内に設置する端末でイクスカを読み取り、来店当日の東西線の乗車記録があれば、自動的にポイントが付くような仕組みを想定する。事前にイクスカとイオンのカードを関連付けておく手続きが必要になる。

 来店ごとに何ポイント付与するかなど、詳細は両者で詰めている。イクスカ自体にポイントはたまらない。

 出店予定地は東西線の卸町駅に近く、イクスカとの連動サービスで利用増を見込む。商業施設とイクスカの同様の連携は、市地下鉄南北線泉中央駅前に「セルバテラス」が開業した2016年11月以来となる。

 市交通局経営企画課の担当者は「今回は東西線開業後、最も大きい沿線の商業施設オープンとなる。集客力が地下鉄の利用も押し上げてほしい」と期待する。

3137荷主研究者:2018/06/06(水) 22:50:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180519_62034.html
2018年05月19日土曜日 河北新報
<阿武急>2年連続赤字 定期収入減少が影響

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は18日、2017年度決算を発表した。純損失は4286万円で2年連続の赤字となった。

 輸送人員は前年度比1.5%減の248万328人で、鉄道事業営業収入も1.7%減の6億8342万円だった。通学、通勤定期収入の減少が響いた。

 累積赤字は10億7493万円。沿線の人口減に伴う慢性的な利用者数低迷に加え、車両点検やトンネルの修繕など施設維持費もかさみ、赤字が膨れ上がった。

 同社はダイヤ維持のため車両全20両を新車両に更新する方針で、本年度から沿線自治体や国などの財政支援を受けて作業に着手。本年度は約4億6000万円で老朽化車両2両を更新する。

3138荷主研究者:2018/06/06(水) 22:57:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180522_11016.html
2018年05月22日火曜日 河北新報
<仙台・青葉山公園センター>旧片倉邸を一部再現 市、最終設計案を公表

大橋から眺めた公園センターの完成イメージ。広場の奥に旧片倉邸を一部再現した建物を配置する

 仙台市は21日、青葉区の青葉山公園のうち、公園センター(仮称)地区の最終設計案を公表した。地区全体を仙台城の御裏林(おうらばやし)(現東北大植物園)に対する「オモテ林」と位置付け、建物は仙台藩の重臣・片倉家の屋敷を一部再現する。

 センター地区は敷地約3万平方メートル。北西角のエントランス広場に白壁調の塀を配置し、武家屋敷のたたずまいを演出する。建物の北側には仙台の屋敷林をイメージした庭園、南東側には約8000平方メートルの中央広場などを設ける。

 建物は平屋で延べ床面積は約2500平方メートル。旧片倉邸の柱割図などから御広間、大書院、回廊などの形状を復元する。県産材で木造化や木質化を図り、武家屋敷の雰囲気に近づける。

 建物内にはテラス席があるカフェ、庭園と一体の交流体験スペース、仙台城跡の資料があるライブラリーを配置。仙台の祭りを紹介する情報ラウンジは、七夕飾りが展示できるよう6.5メートルの天井高を確保する。

 センター地区の設計には市内の総合公園としては初めて、業者と市民が一緒にデザインを練る手法を採用した。昨年12月から計7回のデザインレビューなどを開催し、延べ471人の市民が意見やアイデアを出し合った。

 最終設計案は27日、青葉区の仙台国際センターで開くファイナルデザインレビューで市民に説明する。10月から業者が実施設計に入り、2019年度の着工、21年度の完成を予定する。

3139荷主研究者:2018/06/06(水) 22:59:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180522_12043.html
2018年05月22日火曜日 河北新報
<インバウンド>仙台の外国人宿泊最多 17年は16万人超、台湾からが3割

 2017年の仙台市内の外国人宿泊者は前年比31.3%増の16万8632人で、過去最多を更新したことが21日、市の観光客入り込み状況調査で分かった。アジアからの訪日外国人旅行者(インバウンド)が大幅に伸びた。

 13〜17年の外国人宿泊者数はグラフの通り。5万5871人だった13年の3倍に増えた。国・地域別では台湾が3割を占めて最も多く、中国、米国、タイが続いた。

 市文化観光局は「台湾からは個人旅行者が多い。仙台-台北間に定期便が毎日就航し、昨年9月の格安航空会社の就航も誘客拡大を後押しした」と分析した。

 日本人を合わせた全体の宿泊者は3.5%増の572万8427人。市中心部の宿泊者は3.9%増の約430万人で、全体を押し上げた。秋保温泉や作並温泉はほぼ前年並みだった。

 全体の観光客は0.7%減の2200万1714人。雨で仙台七夕まつりやみちのくYOSAKOIまつりの来場者が減ったのが響いたが、過去最高だった15年以降、2200万人を超える水準が続いている。

3140荷主研究者:2018/06/13(水) 21:45:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/05/24 建設新聞
仙台市大和町 大翔 大和町5丁目マンション(仮称)新築
山一地所の施工で本格着工へ

 大翔(仙台市若林区伊在2の1の2 下山勉代表)は、仙台市若林区大和町に建設する賃貸マンション「大和町5丁目マンション」(仮称)新築計画について、山一地所の施工を決め、近く本格着工する。実施設計の作成は構創企画ABE一級建築設計事務所が担当している。

 建設場所は、仙台市若林区大和町5の802の3ほか地内の敷地面積524・76平方㍍で、地下鉄東西線・卸町駅からほど近い交通至便な場所。

 建設するマンションはRC造10階建て、延べ2099・79平方㍍で、総戸数は63戸を見込んでおり、完成は2019年10月末を予定している。

 不動産開発・運用事業も主力業務の一つとする同社では、昨年春に地下鉄東西線の荒井駅近くにハイスペック賃貸マンション「ディーグランレジデンス荒井」(約30戸)を完成させたほか、昨年末には仙台市宮城野区東宮城野にある旧UR住宅3棟(全約440戸)を取得し運営を始めている。

 同社の下山社長は今回の計画について「イオンの新たなショッピングセンター開業も予定されている地下鉄卸町駅周辺地区は今後いっそうの発展が見込まれている。新たなレジデンス供給がこの地域に集まる人々の受け皿になれば」と話し、「今回の計画のほかにも東西線の仙台駅以東エリアで2〜3件のレジデンスを中心とした開発計画を考えている」ことを明らかにしている。

2018/05/24付一面に掲載。

3141荷主研究者:2018/06/13(水) 21:52:42

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/05/25 建設新聞
仙台市新寺 関電不動産開発 分譲マンションの新築
INA新建築研究所で設計進む

 関電不動産開発(東京都中央区京橋1の11の8 石黒敦東京支社長)が仙台圏を中心とした東北地区での事業展開を本格化させている。

 仙台市若林区新寺では、分譲マンション「仙台市若林区新寺2丁目マンションプロジェクト」(仮称)の新築を計画しており、INA新建築研究所が実施設計の作成を進めている。

 建設場所は、JR仙台駅東口から徒歩10分の好立地となる仙台市若林区新寺2の8の1ほか地内の敷地面積1931・44平方㍍。四方を道路に囲まれ、南側には遊歩道を見下ろす閑静な佇まいが特徴的な場所に、RC造12階建て、延べ1万0107・64平方㍍の全戸南向き分譲住宅を建設する。オール電化仕様の2〜4LDKタイプで、専有面積55〜92平方㍍の住戸を全16プラン、総戸数106戸を設ける計画。最上階には広めのスペースを確保したオーダーメイドタイプの住戸配置も考えているという。近く施工者を決定し、7月上旬の着工、2020年2月の完成をそれぞれ予定している。

 同社ではこのほかにも仙台市中心部青葉通沿いの青葉区大町でも19年1月上旬の着工をメドとした分譲マンション開発計画(RC造23階建て、延べ9162平方㍍、総戸数90戸、設計=INA新建築研究所・奥村組)の開発計画を有している。同社と合併する以前のMID都市開発が複数の開発を行って以来およそ8年ぶりとなる新寺での計画について、同社東京支社の吉田光徳仙台住宅事業部長は「仙台圏では初となる分譲マンションブランド『シエリア』の浸透に向け、今後しばらく継続的なマンション開発計画を行っていく」方向性を示している。また、自社のマンションの特徴について矢田秀樹マネージャーは「関西電力グループの安定感と安心感をご理解いただくため、購入後は設備等の最長10年に及ぶアフターサービスシステムなども用意している」と説明している。

 ◎富谷市成田では新たな土地区画整理も始動

 また、現在同社が東京支社仙台住宅事業部を置く宮城県富谷市成田地区では、住宅地開発を主目的とした新たな土地区画整理も始動する。

 今年初めに「成田中央『ひだまりの街』(全211区画)」を完売し、全ての住宅地の新規分譲を終えた新富谷ガーデンシティの北側で、仙台北部道路との間に挟まれた約8・0㌶では、同社が業務代行予定者となり成田2期東土地区画整理組合設立準備委員会が組織されている。計画戸数は400戸(計画人口1200人)で、一部に住民利便施設の設置も見込む。コンサルタント業務はパスコが担当。

 今後、順調に進めば来年5月の特定保留地区の解除、その後事業認可申請を行い、来年秋頃に組合設立認可を受け、2020年の秋から冬にかけて工事に着手し、約4カ年の全体工事期間を見込んでいる。吉田事業部長は「ひだまりの街の購入者の約四分の一がガーデンシティの賃貸住宅にお住まいの方であったことは、このエリアへの住宅地としての高い評価を示せたものと思っている。次の区画整理へのニーズも底堅いものを感じている」と話している。

 さらに総合デベロッパーとして同社では「戸建開発や収益ビルの取得も含め東北および北海道エリアでの事業展開も視野に入れている」(廣田直樹リーダー)という。

2018/05/25付一面に掲載。

3143荷主研究者:2018/06/13(水) 22:25:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180530_12042.html
2018年05月30日水曜日 河北新報
<Eパーソン>仙台でソフト開発を

[キニ・グレン・マンスフィールド]インド・西ベンガル州の大学を卒業、東北大大学院修了。同大大型計算機センター助手などを経て、1997年に創業。宮城県警サイバー犯罪対策テクニカルアドバイザーを2016年から務める。62歳。インド・カルナータカ州出身。

◎サイバー・ソリューションズ キニ・グレン・マンスフィールド社長

 ネットワークセキュリティーの機器などを国内外に販売するサイバー・ソリューションズ(仙台市)は、大学発ベンチャーとして創業から20年がたった。インド出身のキニ・グレン・マンスフィールド社長に、これまでの取り組みや今後の展望などを聞いた。
(聞き手は報道部・近藤遼裕)

 -仙台に来た経緯は。
 「情報処理を学んだインドでの学生時代、教授らから日本の話を聞き興味を持った。当時の日本は言語処理などをする人工知能の研究開発が進んでいたことも理由の一つ。東北大を選んだのは、情報処理分野の研究室が強かったからだ」

 -なぜ安全対策技術の分野なのか。
 「東北大の研究室で助手だった時に初めてパソコンを見て、新しいことができると直感した。ネットワークのプロジェクトで膨大な量のデータを扱っているうちに、データ通信の管理や監視に興味を持った」

 -異国で苦労もあったと思う。
 「創業当時はネットワークの安全対策に対する世間の関心は薄く、思うようにいかなかった。言葉の壁もあった。国のプロジェクトに応募するには数百枚の書類を出す必要があったが、日本語の読み書きが苦手だったので、1台15キロもあるパソコンを何台も手で運んで東京に行き、開発したソフトを実際に見せて仕事を勝ち取ってきた」

 -仙台から商品を発信し続ける意味は。
 「ソーシャルネットワークが発達した現代で、場所は関係ない。どこでも、誰とでもつながることができる。宮城県内にはソフトウエア開発の会社や知識を持つ人が少なく、情報処理を学びたい人が県外に流出している。ソフトウエア開発も立派な製造業。そういう人たちの雇用の受け皿になりたいと思う」

 -今後の展望は。
 「ソフトウエアのメーカーを地元でつくることが夢。そのために高い技術を持った人材育成が欠かせない。県内の大学で情報処理の授業を受け持ってきた。パソコン一台あれば一人でも起業できる時代だ。若い人たちには足元のチャンスを見逃さず、いろいろなことに挑戦してほしい」

3144荷主研究者:2018/06/21(木) 23:15:10

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20774
2018/6/1 日刊建設新聞 宮城版
福田組・仙建JVが施工 1番地建設工事 22億2500万円で契約(塩竈の海岸通1番2番地区再開発組合)

 塩竈市の海岸通1番2番地区市街地再開発組合(鈴木成久理事長)は5月31日、1番地再開発ビル建設工事の施工者を、福田組東北支店(仙台市青葉区)・仙建工業(同)JVに決定したと発表した。契約額は税抜き22億2500万円。7月を目安に14階建ての住宅棟から着工し、32年3月末の完成を目指す。

 同組合は、一般競争入札で施工者を選定するため、単体か2者JVで参加申請を受け付け同JVと1社が参加・応札した。3月13日に開札。5月16日に工事請負契約を締結している。工事ではJRとの近接地工事協議と住宅棟、事務所棟、立体駐車場棟の新築工事、外構工事を行う。総延べ床面積は約1万平方m。

 住宅棟はRC造14階建て延べ約5480平方m。1階に店舗、2階以上に住宅63戸を配置する。事務所棟はS造3階建て延べ約880平方mで、2階に市の子育て支援センターが入居する。駐車場棟はS造5階建て延べ約3710平方m。既存建築物の解体工事は完了している。

 このため、JR近接地の工事協議と並行して7月を目安に着工する。工期は32年3月末。保留床は住宅棟を住宅デベロッパーのフージャースコーポレーション(東京都千代田区)、子育て支援センターや立体駐車場を塩竈市が取得する。

 施工地は、塩竈市海岸通1番地の面積約3360平方m。事業地は1番地と2番地の面積約0.8ha。総工事費は約27億6000万円を試算する。2番地区の建設工事は別途、12月〜31年1月の発注で調整する。低層の店舗棟延べ約1530平方mを建設する。

 事業協力・基本設計はタカハ都市科学研究所(東京都港区)、1番地実施設計は久米設計(東北支社・仙台市青葉区)が担当した。

再開発事業のイメージ図。中央の高層棟が1番地の住宅棟

3146荷主研究者:2018/06/21(木) 23:24:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180605_12044.html
2018年06月05日火曜日 河北新報
ビル1棟まるっと共有オフィス 国内最大級 仙台にオープン

会員が自由に使えるデスクが並ぶコワーキングスペース

 個室オフィスやコワーキングスペース、貸会議室などが同居するビジネス拠点「enspace(エンスペース)」が今月、仙台市青葉区国分町1丁目にオープンした。7階のビル1棟を活用した国内最大級の規模で、企業の営業拠点やフリーランスの仕事場として活用される。

 開設したのはITサービス業のエンライズコーポレーション(東京)。個室オフィス約80室や席を固定しないコワーキングスペース約100席に加え、大小の貸会議室も12室設けた。

 個室とフリースペースが同居するのが特徴。セキュリティーを確保して利用者同士の交流を促し、新たなビジネスの創出を目指す。既に東京の営業支援会社や地元で起業を目指す会社員ら20社・個人が契約した。

 会員の事務を代行するサービスやセミナーも展開する。キッチンやシアタールーム、屋上庭園、酸素室などを備え、1階にカフェも開設する予定。

 スタッフの伊藤小百合さん(32)は「ここでビジネスが生まれ、大きくなっていく場にしたい。会員の希望を取り入れ、施設を進化させていく」と話した。

3148荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:08

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/12 建設信粉
ナイス 仙台市通町分譲マンションの新築 RC造14階建て、延べ4032㎡
エムズ企画の設計 8月末着工へ

 ナイス(横浜市鶴見区鶴見中央4の33の1 五十君康幸住宅事業部取締役)は仙台市青葉区通町で分譲マンション「通町二丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計で設計を進めている。

 建設用地は仙台市青葉区通町2の205の1、205の3ほか地内で敷地面積は1344・20平方㍍。JR仙山線や仙台市地下鉄北の北仙台駅から徒歩圏内で、青葉神社や東昌寺からほど近く、自然豊かで落ち着いた環境。計画ではここに、RC造14階建て、延べ4032・60平方㍍、戸数50戸の分譲マンションを建設する。

 近く施工者を選定し8月末に着工、2020年3月末の完成を目指すとしている。

2018/06/12付一面に掲載。

3149荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180612_12003.html
2018年06月12日火曜日 河北新報
ゲストハウス、国際色豊かに 仙台の不動産業者、学生向け寮改装し低料金で開業

地元に根差した国際色豊かなゲストハウスを目指すキコ

 不動産賃貸業エステート斎藤(仙台市宮城野区)は、学生や社会人向けの寮として使われていた若林区東七番丁の建物を借り受け、ゲストハウスに改装して今月開業した。料金を低く抑え、国内外の若い旅行者らの需要取り込みを目指す。同社スタッフは「世界と仙台、東北をつなぎ、多くの交流が生まれる場所にしたい」と意気込む。

 ゲストハウスの名称は「Hostel KIKO(ホステル キコ)」で木造2階、延べ床面積約350平方メートル。クラウドファンディングで集まった約330万円の一部を活用し、築約30年の寮を改装した。

 定員は44人で相部屋と個室の計13部屋があり、部屋の壁には仙台のアーティストらによる絵が描かれている。シェアスペースも設け、宿泊者同士が親交を深めたり、観光地や飲食店の情報を交換したりする。

 運営も担うエステート斎藤は、旅館業法に基づき簡易宿泊所として市の許可を得た。同社は他のアパートの空き部屋をオーストラリアや台湾から来た人々に有償で提供した実績がある。

 施設の代表も務める同社の斎藤一郎社長は「仙台にゲストハウスは数軒しかない。世界から訪れるゲストと地元住民が交流を深める企画を提案したい」と話す。

 スタッフは、英語が話せるなど海外経験豊かな人材をそろえた。その一人、勝水与茶(かつみずあずさ)さん(27)がキコと名付けた。キコは、勝水さんが親しい人との会話だけで使う造語。家族と過ごすように自然体で滞在してほしい、との願いを込めたという。

 勝水さんは「訪れた人は第二、第三の家として戻ってきてくれるはず。仙台好きの外国人が増えて、地域が盛り上がってほしい」と望んでいる。

 料金は1人1泊2800円から。ホームページで予約の申し込みができる。アドレスはhttp://www.hostelkiko.com

3150荷主研究者:2018/06/21(木) 23:47:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180612_13048.html
2018年06月12日火曜日 河北新報
仙台唯一の地元資本映画館「仙台セントラル」月末で閉館 映画離れで赤字体質加速

映画監督や俳優らの寄せ書きが壁を埋めるロビー

 仙台市内で唯一の地元資本による映画館「仙台セントラルホール」(青葉区中央)が6月末で閉館することが12日、分かった。ミニシアター系の新作や旧作の上映に力を入れたが、インターネット動画の普及などによる映画離れが赤字体質を加速させ、40年の歴史に幕を下ろす。

 経営主体の合同会社仙台セントラル劇場の小野寺勉代表(63)は「東日本大震災で施設が一部損壊したのに加えて老朽化も進み、維持が困難になった」と閉館の理由を説明。会社解散も余儀なくされる。

 1979年、青葉区中央通沿いに新築されたビル内で、不動産会社が経営する日乃出セントラル劇場として開館。赤字などのため経営者は3回入れ替わった。2007年からビル所有者の名を冠して桜井薬局セントラルホールとして運営。今年2月、命名権契約が切れて現名称になった。落語家を招いた魅知国(みちのく)仙台寄席、在仙プロダクションによるお笑いライブなども開かれた。

 座席数は154。米映画「シンドラーのリスト」が大ヒットした94年の来館者は年間10万人を超えたが、近年は10分の1程度に落ち込んでいた。

 23日から「セントラル特選さよなら上映」と銘打ち、フィルム映写機による「楢山節考」など国内の8作品を上映する。

 セントラルの閉館により、市内の映画館はMOVIX仙台(太白区)、TOHOシネマズ仙台(青葉区)と、それぞれフォーラム運営委員会(山形市)が運営するフォーラム仙台(青葉区)、チネ・ラヴィータ(宮城野区)の計4館となる。

3152荷主研究者:2018/07/01(日) 23:22:29

http://www.sankei.com/region/news/180603/rgn1806030019-n1.html
2018.6.3 07:02 産経新聞
【ZOOM東北】宮城発 仙台港コンテナ貨物取り扱い好調 港湾機能強化へ新岸壁整備

 東北唯一の「国際拠点港湾」である仙台塩釜港仙台港区(仙台港)で、コンテナ貨物の取り扱いが好調だ。東日本大震災からの復興需要にも支えられ、取扱量は平成29年まで3年連続で過去最高を更新。貨物の増加を見据え、仙台港では荷さばきや保管のためのコンテナターミナルの拡張事業が進む。9日には国と宮城県が新たに岸壁を整備し、ターミナルを広げる工事に着手。東北の物流拠点としての機能を強化し、利用促進を図っていく。(石崎慶一)

 ◆輸入増が貢献

 仙台港のコンテナ定期航路は北米、中国、韓国、ロシアへの国際航路が9航路、京浜港で積み替えて輸出入する国際フィーダー航路が8航路の計17航路となっている。コンテナ船は湾口近くの高砂埠頭(ふとう)(仙台市宮城野区)に接岸する。

 県港湾課によると、仙台港のコンテナ貨物取扱量は平成22年に過去最高の21万6142TEU(1TEUは長さ20フィートのコンテナ1個)を記録。23年は震災の影響で前年の半分以下に落ち込んだが、24年は復興需要を背景に17万2665TEUと復調。新規の定期航路の開設などが後押しとなり、27年の22万5259TEUから29年の25万8千TEU(速報値)まで、3年連続で過去最高を更新、「V字回復」を果たした。

 回復基調に貢献したのは輸入の増加だ。県港湾課は「震災後は復興関連の住宅用の製材が堅調だったが、復興需要が契機となり、日用品、雑貨が伸びたほか、太陽光パネルも増えた」と要因を挙げる。

 今年に入っても好調さは継続している。仙台港で本船荷役や船社の代理店業務を行う三陸運輸(塩釜市)の国際コンテナ事業部部長代理の武田佳信さんは「いまのところ、取扱量は前年比でやや多い」と語る。

 ただ取扱量の増加に対応するには、コンテナターミナルは手狭となっている。「コンテナを3段まで積んでいるが、高く積むと出し入れの効率は下がる」と武田さん。そこで県はターミナルを6ヘクタール広げて27ヘクタールに拡張する事業を進めている。ターミナル付近ではコンテナ待ちのトラックが列をなすが、出入り口を増設するなど円滑に作業できるよう整備。31年度末に完了の予定で、年間30万TEUの取扱量に機能を拡充する。

 国土交通省によると、仙台港は東北全体の取扱量の約半数を占める。国際フィーダーの取扱量(28年)は約9万TEUと全国2位で、物流拠点としての比重は大きくなっている。

 さらに港湾機能を強化するため、国と県は岸壁を太平洋側に190メートル延伸、ターミナルを4ヘクタール拡張する事業に着手。コンテナの積み降ろしを行うガントリークレーンを1基増設する。9日に着工式があり、35年度に完成する予定だ。

 ◆「沖待ち」解消期待

 東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所の遠藤直樹企画調整課長は「岸壁の延伸で、コンテナ船の『沖待ち』の解消が期待される。背後用地拡張により荷役も効率的になり、定期航路にとって重要な定時性の確保につながる」と信頼性が向上すると指摘する。

 今後は復興需要の落ち着きを見据え、輸出の増加が課題となる。輸出は自動車タイヤが好調だが、震災前には主要な輸出品だった水産物が、東京電力福島第1原発事故の影響で中国や韓国などで輸入規制措置が取られている。「いつ、どのように規制が緩和されるのかに注目している。水産物が戻ってくると、輸出がにぎやかになる」と武田さんは話す。

 新しい岸壁整備や機能拡充について、村井嘉浩知事は「ポートセールスでも強みになり、復興に弾みがつく」と期待感を示す。

 その上で「今後は水産物の輸入規制の国へのアプローチもさることながら、それ以外の国にも販路を広げていきたい」と話している。

3154荷主研究者:2018/07/01(日) 23:39:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180619_13017.html
2018年06月19日火曜日 河北新報
<乗り合いタクシー>10月に試験運行開始 仙台・燕沢

乗り合いタクシーの試験運行を10月に実施する方針を決めた検討会の会合

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は18日、会合を開き、定時運行型の乗り合いタクシーを10月から1カ月程度、地区内で試験運行する方針を決めた。7月に全3000世帯にアンケートを行い、利用ニーズや運行ルートの要望などを把握し、具体的な運行計画を策定する。

 想定するルートは地図の通り。燕沢コミュニティ・センターを起終点に、市バスが止まる東仙台営業所と鶴ケ谷七丁目を含め、計14カ所に停留所を設置。東仙台営業所先回り、鶴ケ谷七丁目先回りの二つの循環コースを設定する。

 10人乗りのワンボックスカーが平日の月、水、金曜の週3回、午前7、8時台〜午後3時台に8〜10便を運行する。運賃は片道100〜300円程度を想定する。

 試験運行は、市が創設した地域交通スタート支援事業を活用し、経費の補助を受ける。運賃や地域負担金などの事業収入が、運行経費の2割を超えれば3〜6カ月の試験運行、最大1年の実証運行に移行できる。

 アンケートは買い物や通院の移動手段、乗り合いタクシーのルート、車両、運賃の要望、利用の可能性を尋ねる。7月中に回収し、結果を踏まえ、8月に運行計画を確定する。運行事業者はタクシー会社3社に見積書の提出を求め、7月のヒアリングを経て決める。

 検討会は燕沢学区の6町内会や燕沢地域包括支援センターなどでつくる。同地区は丘陵地にあり、道が狭く急な坂が多いため、路線バスが通れず、公共交通の「空白地」となっている。

 大西憲三会長は「運転免許を返納する住民も増えており、移動手段の確保を急ぎたい。課題は多いが、何が何でも成功させるとの信念で臨みたい」と語った。

3155荷主研究者:2018/07/01(日) 23:42:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180620_12006.html
2018年06月20日水曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年(上)積極投資 車載リレー、アジア照準

24時間態勢でリレーを製造する白石工場

 電子機器を制御するリレー(中継)部品の製造大手であるEMデバイス(宮城県白石市)は昨年4月、NECトーキン(同)から独立して誕生した。初年度の2018年3月期売上高はNECトーキン時代より9%増えて約210億円。製造業界の世界的な活況に支えられ、上々のスタートを切った一方、今後の事業拡大に向けてはハードルも少なくない。新参メーカーの軌跡と課題を追った。(報道部・高橋公彦)

<シェア世界1位>
 白石市郊外の田園地帯にある同社工場。現在、24時間稼働態勢でサイコロほどの大きさのリレーを次々に生産する。

 電子機器を作動したり停止したりするスイッチの役割を担うリレーのうち、同社の主力は自動車のパワーウインドーやウインカーに使う車載リレーだ。顧客はアウディやBMWなどに部品を供給する1次メーカーが多く、売り上げの9割を海外向けが占める。シェア約30%は世界トップだ。

 電動スライドドアなど車の電装化や機能の多様化が進み、車載リレーのニーズは近年急増している。大衆車でも1台に20個程度使用し、高級車は100個前後に上る。同社の業績を押し上げている最大要因だ。

 小綿晶彦社長は「高級車は運転席だけだった電動シートが後部座席にも配されるようになった。小型車でも機能が多彩になり、車載リレーの使用は今後も増える」と手応えを語る。

<ライン増設急務>
 同社は中国やインドの成長を背景に旺盛な需要の継続を見込む。昨年7月には中期経営計画を策定し、22年3月期の売上高を16年度比1.5倍の300億円以上とする目標を掲げた。

 車載リレー製造を担うフィリピン工場はフル稼働を続け、同社は生産ラインの増設を迫られている。17年度、増産の設備投資に約20億円を投入。18年度はさらに2割増やす方針だ。

 NECトーキン時代もリレーは主力だったが、設備や開発への投資は他の事業に振り分けられ、ニーズに見合った規模は実現できなかったという。

 「設備投資額はNECトーキン時代の3倍。経営資源を集中投入することが可能になり、判断のスピードも速まった」。小野勉開発製造本部長は「独立はプラスに働いた」と明かす。

<EV向けが課題>
 今後の課題は電気自動車(EV)向けリレーの開発だ。パソコンなど弱電製品中心のNEC本体の流れをくむEMデバイスは、高電圧のリレーを扱うノウハウが少なく、EV向けで他社に出遅れた。同社は18年度の開発予算を従来の3倍に増やし、巻き返しを図る。

 リレー機能を代替する半導体からの攻勢もある。高価な半導体に対し、リレーは熱が出ない安全性やコストで立ち向かう。

 小野本部長は「市場の動きをいち早くつかみ、対応していかなければ生き残ることはできない。専業メーカーは、一つの判断の過ちが経営に直結する危機感と常に隣り合わせだ」と気を引き締める。

[EMデバイス]NECトーキン(現トーキン)の一事業部門だったが、経営基盤の強化などを目的にファンドに売却され、2017年4月独立。フィリピンのフィリピン工場で車載リレー、白石市の白石工場で通信機器などのリレーをそれぞれ製造している。

3156荷主研究者:2018/07/01(日) 23:42:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180621_12002.html
2018年06月21日木曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年(下)人材確保 命運懸けて技術者養成

担当者が就職活動中の大学生に業務内容を説明した=4月、白石市のEMデバイス本社

 電子機器を制御するリレー(中継)部品の製造大手であるEMデバイス(宮城県白石市)は昨年4月、NECトーキン(同)から独立して誕生した。初年度の2018年3月期売上高はNECトーキン時代より9%増えて約210億円。製造業界の世界的な活況に支えられ、上々のスタートを切った一方、今後の事業拡大に向けてはハードルも少なくない。新参メーカーの軌跡と課題を追った。(報道部・高橋公彦)

 「会社は昨年誕生したばかりだが、半世紀の実績がある。車載リレーのシェアは世界トップだ」

<世界トップPR>
 EMデバイス人事総務部の宮城裕シニアマネージャーは4月、白石市の本社で開いた会社説明会で熱弁を振るった。東北学院大4年の男子学生(21)は「製品が世界中で使われるのは魅力的」と関心を示した。

 主力の車載リレーの増産と電気自動車(EV)向け製品の開発を目指す同社にとって、最大の課題は人材確保だ。近年、新卒採用は空前の売り手市場が続いている。昨年4月に誕生した新参メーカーは、将来の命運を左右する採用に手探りで挑む。

 NECトーキン(現トーキン、白石市)から独立して間もない昨年の採用は苦戦した。活動を始めた6月時点で他社は既に内定を出しており、就職活動中の学生自体が少なかった。高専卒予定者は確保できたものの、内定を出した大卒予定者3人は全員が辞退。大卒は中途採用に切り替えた。

<知名度不足響く>
 同社のような売上高200億円超のメーカーは宮城県内に8社しかない。新卒者にとって有力企業に違いないはずだが、知名度不足が大きく響いた。

 今年の採用は昨年10月に準備を開始した。担当者が東北の大学を中心に就職担当の教員を回ったほか、各大学で開かれるセミナーにも出展。独自のインターンシップ(就業体験)も実施した。

 その結果、2人程度を予定する大卒予定者募集に大手就職サイトから60人以上のエントリー(応募)があった。宮城シニアマネージャーは「反応がいい。大学の求人票を持参する学生もおり、足を使った効果もあった」と語る。

<新人教育に注力>
 リレーの専業メーカーになったことで、採用後の人材育成の重要性はさらに増した。EV向けリレーなどの基礎研究や製品開発に携わる技術者の養成が、今後の業績維持と拡大に欠かせないからだ。

 昨年の唯一の新入社員である川崎晃伸さん(28)は開発部で車載リレーの新製品開発に携わる。山形大工学部で学んだ知識を生かしたいと配属を希望した。

 現在は先輩社員とともに製品を試作し、性能を検査する作業を重ねる。自動車部品に求められる性能基準や、製品の開発から量産に至る工程などを学ぶ。

 川崎さんは「EMデバイスも、技術者としての自分もようやくスタートしたばかり。一緒に成長し、社会に必要とされるものづくりをしたい」と意気込む。

3157荷主研究者:2018/07/01(日) 23:43:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_12031.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
<新参が挑む>EMデバイス独立1年 小綿晶彦社長インタビュー 成長加速へ人材育てる

 電子機器制御のリレー(中継)部品の製造大手、EMデバイス(宮城県白石市)は、昨年4月にNECトーキン(同)=現トーキン=から独立した後、好調な業績を維持してきた。世界シェアトップを誇る車載リレーのニーズ急増に対応するため、設備投資や人材確保が喫緊の課題だ。小綿晶彦社長(51)に初年度の事業展開や今後の方針を聞いた。(聞き手は報道部・高橋公彦)

 -独立によって苦労したことは。

<技術革新が必要>
 「営業や人事、総務などの部門を自前で持たなければならなかった。私自身も事業部長から社長になった。営業部門の統括も兼務し、新しい分野にチャレンジしている」

 「基礎研究などはNECトーキン全体でやっていたので、自前の人材育成はこれから。東北大など産学の研究機関との協力も進めている。長期的な成長にはイノベーション(技術革新)が欠かせない」

 -独立後、設備や開発への投資額が3倍に増えた。

 「NECトーキンは素材の特性を生かした製造が特徴だが、EMデバイス事業部は素材を加工する業態であり、毛色が違った。独立してリレーに資源を集中配分できるようになった」

 -昨年7月策定の中期経営計画で売上高300億円以上の目標を掲げた。

<市場拡大に対応>
 「2018年3月期の売上高は約210億円。目標達成には成長を加速させなければならない。電気自動車(EV)の普及や自動運転技術の進展で、車載リレー市場の拡大は続く。当社は欧米に強いが、今後は経済成長するインドや中国などアジア圏に注力する」

 -製品開発の方向性は。

 「現在の車載リレーはパワーウインドーなど快適装備が主流だが、EVならばモーターやセンサーにもリレーが必要になり、市場が広がる。白石工場で生産する通信機器用のリレーは情報セキュリティー分野などに使えないか考えている」

 -リレー機能は半導体でも代替できる。

<上場態勢整える>
 「今はまだリレーより半導体の方が高価で、われわれに優位性がある。さらにリレーは安全性も高い。ただ、半導体はどんどん価格が下がっている。こちらも負けないよう新たな製品の開発を進める」

 -上場の検討は。

 「時期は未定だが、そうしたいと考えている。現在は総務や人事、経理などの各部門で上場に向けた態勢を整えている段階だ」

<こわた・あきひこ>日大卒。1989年NEC東北入社。2008年NECトーキンフィリピン法人ゼネラルマネジャー。15年EMデバイス事業部長。17年4月から現職。51歳。一関市出身。

3158荷主研究者:2018/07/07(土) 22:51:57

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/21 建設新聞
野村不動産仙台支店 分譲マンションの新築 RC13F、延べ4076㎡
エムズ企画設計で実施案作成

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3の2の23 大矢寛之支店長)は、仙台市青葉区に建設する分譲マンション「本町三丁目Ⅲ計画」(仮称)について、実施設計の作成をエムズ企画設計に委託している。

 建設場所は、愛宕上杉通に面し、これまで同社のマンションモデルルームを置いていた仙台市青葉区本町3の5の15ほか地内の敷地面積648・52平方㍍。施設規模はRC造13階建て、延べ4076・9平方㍍で、総戸数は46戸を見込んでいる。

 着工は、9月初め、完成は2020年3月末をそれぞれ予定している。

2018/06/21付一面に掲載。

3159荷主研究者:2018/07/07(土) 22:52:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180621_13016.html
2018年06月21日木曜日 河北新報
<仙台市民会館>8月から休館 9ヵ月かけ大規模設備改修

8月から設備改修工事を行う仙台市民会館

 老朽化による設備改修工事に伴い、仙台市民会館(青葉区)が8月から9カ月間、全館で休館する。開館から45年近く経過しており、市は機能を維持するため排水管の更新や音響システムなどを入れ替える。

 市が20日の市議会6月定例会市民教育常任委員会で説明した。8月4日〜来年5月14日に休館し、改修費は7億9300万円。

 大小両ホールの音響システムや舞台照明などを入れ替えるほか、大ホール1階客席に車いすスペースを5席程度設ける予定。2階に上がる階段も補強する。

 水回り設備はトイレを洋式化する。排水管は劣化による水漏れや腐食が起きる可能性があるため、全館で一斉更新する。

 小山裕行・市地域政策課長は「老朽化でホールの舞台設備が機能しない不安がある。現状を維持するため、修繕を決めた」と説明。市が検討している音楽ホールの整備が実現するまで「一定期間、市民会館を使わなければならない」と理解を求めた。

 市民会館は08年に両ホールなどの耐震化工事を実施した。

3160荷主研究者:2018/07/07(土) 23:02:37
>>2512 >>2957
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_12005.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
<ドン・キホーテ>仙台駅西口本店きょう開店 24時間営業、訪日客対応も万全

22日にオープンする仙台駅西口本店

 ディスカウント量販店のドン・キホーテ(東京)は22日、仙台市青葉区中央1丁目に仙台駅西口本店をオープンする。JR仙台駅に近接し、国内外の観光客の利用も見込む。

 鉄骨10階、地下1階の建物の1〜5階に同店の営業施設が入る。売り場面積は約3000平方メートル。日用品や食品など約6万点を扱う。全国のお土産コーナーも設け、英語や中国語などに対応するスタッフも配置する。

 同店の開業は駅周辺をさらに活性化させるとの期待がある一方、24時間営業による治安や生活環境への影響を懸念する声もある。

 ドンキホーテホールディングスの担当者は「住民の意見などを集約し、よりよい店舗づくりをしていきたい」と理解を求めている。

3161荷主研究者:2018/07/07(土) 23:03:27

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/06/22 建設新聞
エフェクト 仙台市荒巻・遊技場等の新築 S造地下1階地上4階、延べ1・9万㎡余
イトーの施工で9月着工へ

 エフェクト(静岡県浜松市中区板屋町663番 谷本賢太代表取締役)は、仙台市青葉区荒巻に「荒巻ワンダープラザ」(仮称)の新築を計画し、イトー(静岡県磐田市)の施工で9月上旬の着工を予定している。

 建設場所は、仙台市青葉区荒巻本沢3の55の1地内の敷地1万2082・52平方㍍で、荒巻セントラルプラザの跡地となるところ。

 計画によると、ここにS造地下1階地上4階建て、延べ1万9502・15平方㍍で建設。用途は遊技場、物販店、飲食店、駐車場としている。

 設計は坂井田建築設計事務所(名古屋市中村区)が担当。完成は、2019年1月末を予定している。

2018/06/22付一面に掲載。

3162荷主研究者:2018/07/07(土) 23:03:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180622_13011.html
2018年06月22日金曜日 河北新報
津波被災の仙台「冒険広場」が7月再開 市内の全海岸公園が復旧へ

利用が再開される海岸公園冒険広場。幼児遊具(手前)の奥に冒険遊び場や避難の丘がある

 東日本大震災の津波で被災した仙台市若林区井土地区の海岸公園の復旧工事が完了し、7月8日に利用が再開される。震災前「ぼうひろ」の愛称で親しまれた冒険広場が、7年4カ月ぶりに復活する。市内4地区の海岸公園は利用が順次再開されており、井土地区の完成で全面復旧となる。

 再オープンするのは冒険広場、デイキャンプ場(54区画)、馬術場。冒険広場の冒険遊び場(プレーパーク)、大型遊具、幼児遊具、ふわふわドーム、プレーリーダーハウスは被災前とほぼ同じ姿で復活する。

 海が一望できる展望台は「避難の丘」に変わった。震災時、展望台に駆け上った5人が津波から逃れた教訓から、最大700人が避難できる1400平方メートルの広場を最上部に確保した。

 ヘリコプターで被災者を救出する2次避難も想定し、避難の丘の隣接地には離着陸ができる1600平方メートルのスペースを設けた。

 井土地区の海岸公園は約10ヘクタール。敷地全体を震災前より約6メートルかさ上げし、本年度末に完成する同じ高さの東部復興道路に出入り口を接続する。当面は現在の県道塩釜亘理線からの誘導路で出入りしてもらう。

 冒険広場とキャンプ場の指定管理は震災前と同様、市内のNPO法人「冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク」などの共同事業体が担う。遊びを見守る大人の「プレーリーダー」が常駐し、基地づくりや穴掘り、たき火など多彩な遊びが自由にできる。

 震災前の冒険広場は子どもに人気の遊び場で、年間16万〜20万人の利用があった。プレーリーダーの根本暁生さん(45)は「以前のように思い切り遊んでもらいたい。利用再開を機に沿岸部を訪れる人が増えればいい」と期待を寄せた。

 市内の海岸公園は被災後にがれき置き場となり、2014年に復旧工事に着手。16年の若林区藤塚地区に続き、17年に野球場がある宮城野区岡田地区、テニスコートなどがある若林区荒浜地区の整備が完了した。

3163荷主研究者:2018/07/07(土) 23:21:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180623_13005.html
2018年06月23日土曜日 河北新報
目指せプロゲーマー 仙台・専門学校に東北初の養成コース

姉妹校の東京アニメ・声優専門学校(東京都江戸川区)のプロゲーマー専攻コースで学ぶ生徒たち

 仙台コミュニケーションアート専門学校(仙台市若林区)は2019年4月、東北初のプロゲーマー養成の専攻課程を開講する。コンピューターゲームの腕を競うプロゲーマーの世界は「eスポーツ」と呼ばれ、五輪競技として採用される可能性もある。日本はeスポーツで出遅れており、同校は世界で通用する東北出身の人材育成を目指す。

 開講するのはプロゲーマー、イベントスタッフ専攻の2コースで共に3年制。プロゲーマー専攻は、eスポーツのプロからゲームプレーの向上法やメンタルトレーニングなどを学ぶ。イベントスタッフ専攻は、eスポーツのイベントの企画や運営手法などを教わる。

 校内にはゲームや映像、音響、照明機器など最新の設備をそろえ、実際のeスポーツが行われる空間を用意する。海外のeスポーツの先端企業を訪問し、特別講義を受けるプログラムも組んでいる。

 eスポーツは若者を中心に人気を集め、米国などでは高額賞金の大会が開催されるなど市場規模は拡大している。スポーツとしても22年の中国・杭州アジア競技大会の正式種目に採用された。

 仙台コミュニケーションアート専門学校の村山洋樹事務局長は「海外では、eスポーツの賞金で生計を立てるプロゲーマーが多数いる。国内でも将来性が見込める分野なので、第一線のプロゲーマーや関連スタッフを育成していきたい」と話す。

 同校は7月1日からAO入学の受け付けを始める。同校の系列では、東京と大阪の姉妹校で既にゲーマー専攻コースを設けている。

3164荷主研究者:2018/07/07(土) 23:39:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180626_11017.html
2018年06月26日火曜日 河北新報
地元経営者ら市長に訴え 仙台市経済成長戦略策定へ懇話会

新たな経済成長戦略策定に向けて開いた懇話会の初会合

 仙台市が新たな経済成長戦略を策定するために設けた地元の経済関係者との懇話会の初会合が25日、市役所であった。仙台都市圏の中小企業の経営者ら9人と郡和子市長が、経営課題や行政の支援策を巡って意見を交わした。

 2社が現状を説明。広告・印刷やイベント企画を手掛ける「ユーメディア」の今野彩子取締役は人手不足が深刻な状況を説明。「人材確保と事業の成長が両立できないのが課題だ。イベントに使う公園が利活用できるよう、規制の緩和も求めたい」と訴えた。

 情報通信サービス業「ワイヤードビーンズ」の三輪寛社長は「仙台に本社がある企業を『ひいき』しないで、支店経済のままであれば、優秀な人材が首都圏に流れてしまう。Uターン希望者を支援する施策に力を入れるべきだ」と提案した。

 意見交換では市の積極姿勢を求める声が上がった。製造業「東北電子産業」の山田理恵社長は「急速に進む人工知能(AI)などの技術開発を取り入れるにしてもお金がかかる」と、補助金制度の創設を求めた。

 運送業「塩釜港運」の徳永政男社長は「市の施策からは、仙台港、仙台空港を有効活用しようとする姿勢が見えない」と断じた。

 郡市長は終了後「市がやるべきことが見えてきた。人手不足の解消に向け、学生が地元企業の魅力を知る機会をつくることが必要だ。UIJターンを希望する人への対応策も探りたい」と述べた。

 懇話会は7月も3回開く。全35人から聞き取り、8月下旬に戦略の骨子案を公表する。2019年1月に正式決定し、19年度の施策に反映する。

 戦略は14年2月にまとめた仙台経済成長デザイン(13〜17年度)の後継計画の一つ。交流人口関連は「交流人口ビジネス活性化戦略」として別に策定する。

3166荷主研究者:2018/07/07(土) 23:54:30
>>3132
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=20884
2018/6/26 宮城版
パシコンと優先交渉 仙台東道路の計画検討(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は25日、「仙台東部地区幹線道路整備計画検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、パシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)を優先交渉権者に特定した。来月には同社と委託契約を結ぶ見通し。同業務では、仙台東道路の整備計画を検討するとともに、検討に必要な道路予備設計をまとめる。

 同業務の具体的な内容は▽課題等に関する意見聴取と結果のとりまとめ▽道路整備計画の比較評価資料作成▽社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会の資料作成▽延長9kmの道路予備設計──となっている。履行期限は31年2月28日。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。県や仙台市はこれまで、その整備実現に向けて国交省に対し、整備計画の作成を要望し続けてきた。

 県が構想する仙台東道路は、仙台市中心部から仙台東部道路までを結ぶ自動車専用道路。整備効果として、仙台市内の渋滞解消や物流面の強化、観光振興のほか、宮城野原地区に設ける広域防災拠点の機能強化をも視野に入れている。

 東北地方整備局ではこれまで、仙台都市圏の道路整備という位置付けで複数年にわたり調査を進めてきた。28年度には仙台都市圏の道路整備計画検討業務を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託。29年度には仙台都市圏の幹線道路整備計画検討業務をパシフィックコンサルタンツに委託した経緯がある。

 本年度になって初めて「仙台東道路」の路線に限定した形で調査費が予算化されたことから、同線の計画段階評価に向けた検討を進める。

 今回の業務では、仙台東部地区で解決すべき道路交通と地域の課題や、仙台東道路の必要性と整備方針を整理し、具体的な道路整備計画を検討する。併せて、道路予備設計を作成する。予備設計では複数のルートを検討することになるが、仮のルートとして延長9kmが設定されている。

3167荷主研究者:2018/07/12(木) 22:31:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180626_12007.html
2018年06月26日火曜日 河北新報
<インバウンド>受け入れに新戦力 多言語タブレット開発 仙台・日東通信

自社開発のシステムを搭載したタブレット端末を紹介する高橋社長

 通信工事の日東通信(仙台市)が、訪日外国人旅行者(インバウンド)を受け入れる宿泊施設向けの多言語対応システム「インテリジェント・タブレット」を開発した。システムを搭載した客室のタブレット端末を母国語で操作でき、各種サービスの依頼や施設利用が容易になる。急増するインバウンドに言語対応が追いつかない施設が少なくない中、顧客サービス向上とともにスタッフの業務削減も期待できる。

 システムは必要な言語やサービスなど、搭載する機能を選べるオーダーメード式。翻訳は専門会社が担当し、100の国・地域の母国語に対応できるという。

 宿泊したインバウンドはシステムと接続された端末を使い、清掃や貸し出し備品の依頼、タクシーの配車要請などを母国語で申し込める。フロントとのメッセージのやりとりや周辺観光情報を知る機能も盛り込むことができる。

 端末と室内の照明やエアコンをつなぐ通信工事を行えば調光や空調の制御も可能。スタッフが使う場合は客室ごとの清掃や在室状況を一覧できる。

 高橋進太郎社長は「宿泊施設でインバウンドが母国語で過ごすことができればストレスが減り、満足度も向上する。問い合わせが少なくなればスタッフの負担も軽減できる」と話す。

 同社は昨年10月にシステムを発売。東京や大阪のホテル約10軒が導入、または受注した。

 相手先ブランドによる生産(OEM)にも取り組み、大手電機メーカーがシステムの基本機能を盛り込んだパッケージ版を今月30日発売する。

 1971年創業の日東通信は2016年度の売上高が約31億円。2000年代に入り主力の電話交換機の売り上げが徐々に落ち、事業所内の通信ネットワーク工事に進出したが横ばいになった。新たな事業の柱を構築する狙いでソフトウエア開発に乗り出した。

 インバウンドの増加と宿泊施設の建設ラッシュは20年東京五輪まで続くとみられる。インバウンド対応の宿泊施設向けシステムは大手企業も参入し、主導権争いが始まっている。

 高橋社長は「日本の通信インフラ投資は10年間で4倍以上に伸びており、会社が生き残るためにも業態を変える必要があった。五輪に向けて盛り上がる商機をつかみたい」と意気込む。

3168荷主研究者:2018/07/12(木) 22:36:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180626_026.html
2018年06月26日火曜日 河北新報
<パークPFI>榴岡公園のにぎわい創出 仙台市、事業者の公募始まる 宮城県内初

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180626kahoku02.JPG

県内初のパークPFIで再整備される榴岡公園の旧レストハウスの建物=仙台市宮城野区

 仙台市は25日、県内初のパークPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で、同市宮城野区の榴岡公園の旧レストハウス周辺を再整備し、施設を管理運営する事業者の公募を始めた。カフェの出店など民間ならではの飲食サービスの提供で、公園の魅力を高め、維持管理コストの縮減も図る。

 再整備するのは芝生広場南側で旧レストハウスを含む約2300平方メートル。建物は1981年完成で老朽化し、2002年の営業終了後、ほぼ使われていない。

 事業者は建物を改修するか建て替えるかして、来園者が飲食を楽しめる施設を整備し、管理運営する。売店や園内でジョギングする人向けの施設を併設するなど、飲食以外のサービスも展開できる。

 建物周辺は指定樹木16本を残し、来園者がくつろげる空間の整備を求める。周辺の設備は完成後、市に譲渡してもらう。飲食事業の収益性を高めるため、設備のデザインや配置を建物と一体にすることができる。

 地域の情報や自店の広告を掲示できる看板を園内に設置可能。公園使用料は市が最低額を示し、事業者が金額を提案する。事業期間は20年を基本にする。

 市は募集要項をホームページに掲載した。7月3日に説明会を開き、8月27〜31日に応募書類を受け付ける。外部有識者を含む選定委員会が事業者を決める。

 市公園課の岡田真之課長は「施設ができたことで、榴岡公園を訪れたいと思う人が増えることを期待したい」と話した。

[パークPFI] 民間事業者に公園施設を賃貸し、飲食店や売店などの施設を設置してもらい、収益の一部で公園の改修や維持管理を行う新たな整備手法。17年の都市公園法改正で創設された。民間投資を誘導して都市公園の価値を高め、管理者の財政負担を軽減する狙いがある。東北では盛岡、むつ両市が採り入れている。

3169荷主研究者:2018/07/12(木) 22:37:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180627_12034.html
2018年06月27日水曜日 河北新報
ICTで新たな医療を 東北大とフィリップスが共同研究へ

協定を結んだ(左から)大野総長、ホーテンCEO、堤社長

 東北大とオランダの医療機器大手フィリップスの日本法人は26日、情報通信技術(ICT)を活用して健康管理の手法などを共同研究する連携協定を結んだ。東北大病院の医療技術とフィリップスのICTを組み合わせて新たな医療を創造し、世界へ発信する。

 フィリップスは協定締結を機に、大学や医療機関、企業などと協力して研究開発に取り組む国内初の拠点を2019年3月、仙台市内に設置することを明らかにした。

 拠点にはフィリップスの社員約70人が常駐。東北大の研究者に加え、医療機器や製薬関係の社員らが集まり、新たな医療のアイデアを出し合う場とする。

 締結式には東北大の大野英男総長、フィリップスのフランス・ファン・ホーテン最高経営責任者(CEO)、同社日本法人の堤浩幸社長が出席。大野総長は「東北が抱える人口減少、超高齢化などの課題を、フィリップスのテクノロジーを用いて解決していきたい」と話した。

3170荷主研究者:2018/07/12(木) 22:38:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180627_12050.html
2018年06月27日水曜日 河北新報
仙台駅前GSビル解体開始 来夏完了予定も跡地利用は未定

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180627kahoku02.JPG

 1月末で閉鎖したJR仙台駅西口の商業ビル「GSビル」(仙台市青葉区中央1丁目)で解体工事が始まったことが26日、分かった。2019年夏にも完了する見込み。跡地利用の方向性は固まっておらず、仙台駅前の一等地の再開発の行方が焦点となる。

 GSビルは鉄骨一部8階、地下2階で敷地面積は約1030平方メートル。オリックス(東京)が土地を、同社出資の合同会社「ジョイントアーク17」(同)が建物を所有する。関係者によると、解体工事は今月中旬に始まり、工期は約1年2カ月の見通し。

 GSビルは1957年に建設された「日乃出興業ビル」が前身。仙台市が2017年に公表した耐震診断結果で、震度6強〜7程度の地震で倒壊または崩壊の危険性が指摘され、ビル側の求めに応じて飲食店などのテナントが退去していた。

 解体後の跡地について、オリックスのグループ広報部は「利用計画は未定だが、開発も見据え解体している」と説明する。

 オリックスは、GSビルに隣接する同社関連の複合商業施設「EDEN(エデン)」との一体開発を視野に入れてきた。エデンのテナント契約は当初、期限が今年1月末までだったが、2年間延長した。

 仙台駅前では17年2月、GSビルから青葉通を挟んで向かいのさくら野百貨店仙台店が破綻。複数の地権者が解体の有無を含め再開発に向けた協議を続けているが、方針は定まっておらず、空洞化の懸念が強まっている。

3171荷主研究者:2018/07/12(木) 22:43:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180628_13029.html
2018年06月28日木曜日 河北新報
<NAViSビル>公募で売却 仙台市など来月に要項発表

 仙台市や県が出資し、3月末に解散したIT人材育成会社「仙台ソフトウエアセンター」(NAViS、仙台市宮城野区)のビルを公募で売却することが27日、分かった。7月に募集要項を発表し、年内にも売却先を決める。建物の売却益は出資者の清算に充てる。

 市によると、建物は1995年の完成で鉄筋鉄骨造6階。延べ床面積5190平方メートル。売却先は主に民間企業を想定する。市有地2257平方メートルにあり、売却後も市が引き続き賃貸しする。

 NAViSは93年、IT技術者の養成や中小・ベンチャー企業の経営支援を目的に設立。多くのベンチャー企業がテナントとして入居し、JR仙台駅東口にIT産業が集積するきっかけとなった。一時はプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスを運営する楽天野球団が事務所を置いた。

 技術者養成や経営支援を担う企業の増加を受け、第三セクターとしての役割を終えたと判断し、16年3月に解散方針を決めた。テナント企業は18年3月までに退去。現在、清算業務を行っている。

3172荷主研究者:2018/07/12(木) 22:43:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180628_12004.html
2018年06月28日木曜日 河北新報
<東洋刃物>震災越え10期ぶり復配 津波で工場被災、事業選別し効率化徹底

復配を達成し、社員と談笑する清野社長(左)

 産業用刃物メーカーの東洋刃物(宮城県富谷市)は28日の株主総会で、10期ぶりの復配を報告する。同社は2008年のリーマン・ショックで受注が減少。東日本大震災では主要施設が壊れ、上場廃止の危機にあったが、世界的な製造業の活況と業務効率化によって業績を改善させた。新たな資金調達方法で経営基盤も強化し、1株当たり10円となる18年3月期の年間配当を達成した。

 震災時は仙台市宮城野区の本社と、隣接する工場6棟が津波で損壊。被災施設の生産額は全社の3分の1を占めた。被災を免れた富谷工場に本社を移すなどして対応したが、受注量の半分を担うのが限界だった。

 11年3月期の連結決算で、営業損益は5600万円の黒字を確保したが、震災による損失約13億円を計上し、創業以来初めて債務超過に陥った。超過額は決算発表時点で4億6000万円に上った。

 同社は被災後に閉鎖した3棟があった土地と、鉄鋼用刃物を担う大阪工場(大阪府)を売却し、約12億7000万円を捻出。大阪工場の機能を宮城県内の工場に移管し、利益率が低い合板用刃物事業から撤退するなど生産機能集約と会社規模の縮小を断行した。

 16年に官民ファンドと資本・業務提携契約を締結。設備投資費など6億円を調達し、筆頭株主のファンドから取締役と監査役各1人を受け入れ経費削減や売上原価率の意識を徹底した。

 業務改善が進む一方、IT化の進展で主力製品の情報産業用刃物の受注も増えた。国内外の半導体製造装置や工作機械、電機などのメーカーの需要取り込みに成功。業績は回復を続けた。

 18年3月期の営業利益は前期比6.7%増の3億1200万円で、15年3月期から4期連続で黒字を確保。次期予想は18.3%増の3億7000万円とさらなる成長を見込んでいる。今後、部品加工により精度の高い刃物が必要となる電気自動車(EV)や自動運転技術の市場に注力する。

 清野芳彰社長は「わずか10円の配当を実現するまでに会社を去らざるを得なかった人もいる。増配はもちろん、内部留保を潤沢にするとともに経営再建を支えてくれた社員の所得水準も上げたい」と話した。

3173荷主研究者:2018/07/12(木) 22:44:15
>>3165
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180629_12001.html
2018年06月29日金曜日 河北新報
<JR東日本>仙台支社建て替え 21年夏完成、ジムも入居

新しい支社ビルの完成イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は28日、仙台市青葉区五橋1丁目の同支社ビルを取り壊し、現地で建て替えると発表した。建設から52年が経過し、耐震強度が不足していた。計画では2019年8月に着工し、21年夏に運用を始める。

 現支社はJR仙台駅から約600メートル南にあり、1966年に完成した。新しいビルは現状と同じく鉄骨7階、地下1階。延べ床面積は約1万9500平方メートルで、1割程度広くなる。48時間対応できる非常用電源を設け、災害時の機能を強化する。

 支社ビルにはグループ会社の社員も含め約1000人が勤務している。工事期間中は、周辺の賃貸ビル4カ所に分散して入居する計画で、19年1月ごろから順次引っ越しする。

 支社機能以外では、グループ会社のジェイアール東日本スポーツ(東京)が運営する「ジェクサー・フィットネス&スパ仙台(仮称)」が入る。ジムやスタジオ、スパなどを備えた総合型クラブで、新支社と同時に開業する予定。隣接するJR仙台病院と患者のリハビリ支援などで連携する。

3174荷主研究者:2018/07/12(木) 22:45:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180629_13017.html
2018年06月29日金曜日 河北新報
塩釜復興 新たな拠点に 海岸通再開発事業が着工

マンションや事務所棟が建設される海岸通1番地の更地

 東日本大震災の津波で被災した塩釜市海岸通地区の市街地再開発事業のうち、1番地の地鎮祭と着工式が28日、現地であった。市内の中心市街地の復興と再生の拠点に位置付けられる同地区の再開発が本格始動。関係者は曲折を振り返りながら工事の安全を祈った。2020年春の完成を目指す。

 地鎮祭には海岸通1番2番地区市街地再開発組合や国、県、塩釜市、工事の関係者ら約70人が出席した。

 続く着工式で、組合の鈴木成久理事長が支援や協力に感謝し「塩釜市の中心市街地として、未来の子どもに誇れるまちづくりになるよう取り組みたい」とあいさつ。祝辞で土井亨復興副大臣は「本当にご苦労されて、やっとここまで来たなという思い」、佐藤昭市長は「まだ困難、課題は山積している。市は組合と力を合わせて事業が期間内に完成するよう誓う」と述べた。

 再開発の区域は国道などを含むJR本塩釜駅西側の0.8ヘクタールで、総事業費39億6500万円。震災後の工事費などの高騰を受けて当初より0.2ヘクタール縮小し、総事業費も約50億4500万円から減額した。

 区域のうち、着工した1番地は国道45号を挟んだ南側で敷地面積約3360平方メートル。鉄筋14階の住宅棟、鉄骨3階の事務所棟、鉄骨5階の駐車場棟が建つ。

 住宅棟は1階に店舗が入り、2〜14階はマンション(63世帯)。事務所棟は1階が店舗で2、3階は市が取得して市子育て支援施設とする。新設の保育所(定員40人)が入り、子育て支援センターが移転する。

 残る2番地は敷地面積約1270平方メートル。1〜2階の低層の建物を整備し、「直会(なおらい)横町」をコンセプトに塩釜神社の門前町の風情を取り入れた専門店・飲食店街にする。19年3月をめどに工事の入札を行い、完成の目標は同じく20年春。

 再開発事業は、12年6月の地権者懇談会を機に検討が始まった。津波で商店街の40店が被災し、現地で再建したのは12店。高齢を理由に再開を断念した店もあった。

3175荷主研究者:2018/07/12(木) 22:52:10
>>3092
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180630_13049.html
2018年06月30日土曜日 河北新報
高齢者施設に保育園や飲食店併設 「街」として地域に開放 仙台「アンダンチ」7月オープン

広場を囲むようにサ高住(右)などが建つアンダンチ

 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と同じ敷地内に、保育園、飲食店などを併設する多世代複合施設「アンダンチ」が7月1日、仙台市若林区なないろの里にオープンする。医・食・住を組み合わせ、敷地を「街」として地域に開放する高齢者向け介護施設は全国で例がないという。

 地域、多世代の交流を育むことを目指し、若林区内で小規模多機能ホームを営む介護・メディカルサポート業「未来企画」が開設。施設名は仙台弁の「あなたの家」に「地」「知」の意味も込めた。

 敷地は約3300平方メートル。サ高住「アンダンチレジデンス」(鉄骨3階、50室)の他、デイケア、訪問看護などを手掛ける看護小規模多機能型居宅介護事業所「HOCカンタキ」(木造2階)、企業主導型保育所と和食レストラン「いろは」(同)、医療介護の相談窓口や障害者就労支援事業所を兼ねる「アスノバ」(木造一部鉄骨2階)の3棟が広場を囲んで建つ。

 地域の多様な世代が訪れやすいよう、サ高住に駄菓子屋を併設し、アスノバはレンタルスペースとしても活用。レストランは地元の食材を積極的に使い、サ高住や保育園の食事も提供する。

 「あらゆる人が気軽に集い交流する中で、それぞれが役割を持って心豊かに暮らすのが目標。多様性を認め合うまちづくりに貢献したい」と未来企画の福井大輔社長(34)。地域通貨の導入、地域住民との交流イベントも予定している。

3176荷主研究者:2018/07/16(月) 23:18:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180630_12004.html
2018年06月30日土曜日 河北新報
<セブン-イレブン>仙台に保育園 東北初、7月2日開園「待機児童多い自治体中心に貢献検討」

7月2日に開園するセブンなないろ保育園

 コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは7月2日、企業主導型の「セブンなないろ保育園」を、仙台市青葉区一番町のセブン-イレブン仙台柳町通店の2階に開園する。同社社員や加盟店従業員のほか、地域住民の子どもらも受け入れ子育てと働きやすい環境づくりを支援する。保育園開園は東北初。

 保育スペースは約100平方メートルで、定員は0〜2歳児30人。保育サービス業のアイグラン(広島市)が運営を担う。なないろ保育園の栄養士で1歳の長女を預ける五十嵐玲名さん(23)は「子どもと一緒に出勤して、何かがあってもすぐに会えるのはいい」と話す。

 セブンの大村利彦取締役常務執行役員オペレーション本部長は「待機児童が多い自治体を中心に開園を検討している。七色の虹のように輝く子どもたちの個性を育み、女性の社会進出や住民の利便性向上に貢献したい」と意気込む。

 4月1日現在、市内の保育施設の待機児童は138人で、大半が3歳未満。29日に園を訪れた郡和子市長は「2020年度末までの待機児童ゼロを目標に掲げている。地域に開かれた園は大きな後押しになる」と述べた。

 開園時間は月-土曜日の午前7時〜午後8時。連絡先は同園022(797)4188。

3177荷主研究者:2018/07/16(月) 23:18:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180701_13011.html
2018年07月01日日曜日 河北新報
多賀城図書館ビル 4、5月の入館者が前年上回る カフェ、コンビニ入居

1階のカフェからは本棚を一望できる

 多賀城市立図書館が入居する同市の多賀城駅北ビルA棟の入館者数が2016年3月の開館以来、好調に推移している。17年度は年間で前年を下回ったが、下半期は前年比ほぼ同数。3年目となる18年4、5月は前年を上回った。市の文化交流拠点として定着しつつある。

 入館者は、16年度150万人。17年度は144万人で、6万人の減少は上半期に集中し、11、12月は前年を上回った。市は、注目度の高い1年目に比べ、2年目の利用者減が小幅に収まったとみている。

 駅北ビルA棟は、JR仙石線多賀城駅のそばにある立地の良さが魅力だ。図書館やカフェ、コンビニエンスストアなどが入居し、幅広い年代が利用する。吹き抜けのカフェは開放感があり、1〜3階の図書館の本棚を一望できる。

 飲み物を持ち込める図書館は学習利用が目立ち、学校の試験時期は開館前から行列ができるほど。企画展や講座、幼児向け読み聞かせも人気で、受付脇にイベント情報の掲示板を置くなど工夫も重ねている。

 図書館の中島順也館長は「本館で借りて、学校図書館や公民館などで返却できる利便性がある。今後は要望の強い郷土史に力を入れたい」と語る。

 一方、市文化センターなど周辺施設との連携は遅れ気味だ。図書館の指定管理料として「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)に年間2億7000万円を投じることに、疑問の声も根強い。

 中野裕夫・市生涯学習課長は「3年目の動向を注視している。地域や他施設と連携して人の流れを生み出し、まちの活性化につなげたい」と語る。

3179荷主研究者:2018/07/16(月) 23:20:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180704_12008.html
2018年07月04日水曜日 河北新報
パック詰め用充填機メーカー「ナオミ」 仙台に営業所開設 東北への売り込み強化、製造の自動化支援

仙台営業所で製品を調整する駒井社長(右)ら

 小型充填(じゅうてん)機の国内シェアトップのナオミ(大阪府)は3日、東北初の拠点となる仙台営業所を仙台市若林区に開設した。人手不足や従業員の高齢化に悩む東北の食品業者への売り込みを強化し、製造の自動化を支援する。

 営業所は木造平屋で床面積約30平方メートル。社員1人が常駐する。所内には売れ筋の製品約10機種をそろえ、顧客は自社商品を実際に充填して性能を確認できる。

 同社によると、充填機の取引先約5000社のうち東北の割合は15%程度で、アカモクやイクラなど粘度の高い水産品のパック詰めなどに使われるという。東北では手作業で充填する業者が多く、省力化や高齢者の作業負担を軽減するため、需要は高いとされる。

 駒井亨衣(きえ)社長は「東北の顧客へのアフターサービスも充実できる。東北の課題となっている人手不足を軽減する製品の開発を続け、売り上げも増やしたい」と話した。

3180荷主研究者:2018/07/16(月) 23:20:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180704_13009.html
2018年07月04日水曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>仙台に整備決定 物質解析で高性能な触媒や磁石、新薬など開発貢献に期待

 文部科学省は3日、国内初となる次世代型放射光施設を整備運営するパートナーとして、宮城県の産学官組織を選定したと発表した。施設は東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に整備する。2019年度着工、23年度の運用開始を目指す。

 パートナーは産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)。宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が加わる。国側の運営主体となる量子科学技術研究開発機構(千葉市)と近く、施設設計や運営に関する協議を始める。

 文科省科学技術・学術審議会の小委員会が6月28日、仙台への整備案を妥当と判断したことを踏まえ正式決定した。同省は19年度政府予算の概算要求に関連経費を盛り込む。 施設は円形の加速器で円周が325〜425メートル、直径は100〜135メートル程度を想定。電子を高速で回し、方向を曲げた時に発する放射光を使ってナノレベルの物質解析をする。高性能の触媒や磁石、新薬などの開発が期待される。

 整備費用は約360億円で国は最大200億円を拠出する。イノベーションセンターと宮城県、仙台市などは加速器本体を収容する建屋、研究棟の建設などに最大170億円を負担。うち約72億円は企業出資で賄う方針。

 林芳正文科相は「わが国の科学技術の進展と国際競争力の強化に貢献する施設。知の拠点として、東日本大震災からの復興に役立つことを期待する」と述べた。

[放射光施設]リング型加速器で電子を光速で回し、方向を曲げた時に発する放射光を使い、ナノレベルの物質解析をする。巨大な顕微鏡とも言われ、国内に「スプリング8」(兵庫県)など9施設ある。次世代型施設は物質の機能を見る「軟エックス線」領域に強みがあり、スプリング8の100倍明るい光を使う。高性能の触媒や磁石、新薬などの開発が期待される。

3181荷主研究者:2018/07/16(月) 23:25:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180705_12029.html
2018年07月05日木曜日 河北新報
<放射光が照らす未来>次世代型施設仙台へ(上)宿願/産業構造転換 熱意実る

次世代型放射光施設の建設用地(右下)とイメージ図(左上、光科学イノベーションセンター提供)

 「放射光」という強力な光でナノ(10億分の1)の世界を解析し、あらゆる物質を原子レベルで観察できる次世代型放射光施設が東北に誕生する。文部科学省は3日、放射光施設を官民で整備運営するパートナーとして宮城県内の産学官を選んだ。東北の産業構造を変える可能性を秘める施設が仙台に選定される経緯をたどり、今後の課題を探る。(報道部・高橋鉄男)

<世界リード>
 「企業が利用しやすい地域だ」

 今年5月、東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)を訪れた文科省小委員会の審査担当者が感嘆の声を上げた。次世代型放射光施設建設用地の同キャンパスはJR仙台駅から市地下鉄で10分。アクセスの良さが際立った。

 施設は建設費の約360億円を国と産業界、地域が共同で賄う。民間資金を取り込み、主目的が学術研究ではなく産業利用となる国内初のケースでもある。

 全国に9カ所ある既存施設に比べ、次世代型は物質の機能を分析する光の明るさが100倍超。新材料開発や創薬への期待がさらに高い。それを裏付けるように構想を主導する産学連携組織、光科学イノベーションセンター(仙台市)には大手メーカーなど約50社が1口5000万円の出資要請に賛意を示す。

 センターの理事長を務める高田昌樹東北大総長特別補佐は「大企業がこぞって使い、世界をリードする研究開発拠点になる」と自負する。

 東北の産学官が次世代型施設の誘致を目指した契機は東日本大震災にある。2011年末、東北7国立大が「復興の研究拠点に」と構想を提言。14年に宮城県の村井嘉浩知事が6県の産学官組織を設け、誘致に動きだした。

 当初の計画では建設費の全額を復興予算で賄う算段だったが、文科省が巨額の地方負担を示唆。15年に村井知事は「とても負担できない」と退き、構想はしばらく棚上げになった。

 「諦めきれない」「企業で資金を集めることはできないか」。東北大や東北経済連合会は16年から、水面下で三菱重工業や日立製作所など大手30社以上のトップと面会を重ねた。

 この場で「企業は建設を待望している」との感触をつかみ、財源を国丸抱えでなく企業からも募る仕組みに転換した。経済産業省OBは「東北の熱意が文科省の背中を押した」と語る。

<下請け脱皮>
 財源スキームの転換には別の狙いもあった。企業が資金を負担して産業利用が主目的となれば、研究開発拠点の集積や新商品開発を通じた地場の中小メーカーの急成長につながる可能性が大きい。

 東北の政財界は長年、大企業の業績に左右される下請け型から自立型の産業構造への脱皮を目指し、実現できなかった。

 07年には次世代スーパーコンピューター誘致競争で仙台市が神戸市に敗れ、大卒の人材が首都圏に流出し続けた。今回は宮城県と仙台市が文科省に「若者の定着につながる」と財政支援を表明し、産学官の一体感を強くアピールした。

 16年の就任から次世代型施設誘致に取り組んできた東経連の海輪誠会長は「産学官で産業構造を転換する東北の宿願をかなえ、多様な波及効果をもたらさなければならない」と語る。正念場はこれからだ。

[次世代型放射光施設]リング型の加速器を光の速さで回る電子が、方向を曲げた時に発する光(エックス線)を使い、ナノレベルで物質を分析する。次世代型は物質の構造を解析する軟エックス線領域に強みがあり、円周は325〜425メートル、ビームラインは当初10本造る。官民共同で整備運営し、国側は量子科学技術研究開発機構(千葉市)、民間側は光科学イノベーションセンターと宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が5者連名で提案した。2019年度着工、23年度の運転開始を目指す。

3182荷主研究者:2018/07/16(月) 23:25:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180706_12007.html
2018年07月06日金曜日 河北新報
<放射光が照らす未来>次世代型施設仙台へ(中)土台/産学連携 西に手本あり

世界最高性能の大型放射光施設のスプリング8。稼働から20年になった=兵庫県佐用町(理化学研究所提供)

 「放射光」という強力な光でナノ(10億分の1)の世界を解析し、あらゆる物質を原子レベルで観察できる次世代型放射光施設が東北に誕生する。文部科学省は3日、放射光施設を官民で整備運営するパートナーとして宮城県内の産学官を選んだ。東北の産業構造を変える可能性を秘める施設が仙台に選定される経緯をたどり、今後の課題を探る。(報道部・高橋鉄男)

 中国山地に抱かれた兵庫県佐用町。山あいを抜けた広大な敷地に大型放射光施設「スプリング8」の1周約1.4キロのリング型加速器が姿を現した。放射光(エックス線)を取り込むビームライン57本が稼働し、それぞれ実験ブースを併設する。誕生から20年がたった今も連日、研究者約300人が泊まり込む。

 「世界で勝ち抜く産業技術が生まれている」。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの石川哲也センター長は誇る。

<産業用2割>
 ナノ(10億分の1)レベルの物質の変化を捉えて材料開発に生かし、ビームラインの2割が産業利用となっている。その比率は海外の類似施設より高く、東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に整備される次世代型放射光施設が目指す産業利用のモデルケースでもある。

 2008年、素材メーカー19社と東大、京大など10以上の大学の研究者が結成した「フロンティアソフトマター開発専用ビームライン産学連合体」。スプリング8のビームライン1本を共同整備し、10年に運用を始めた。

 この連合体から、低燃費タイヤや自動車向け樹脂材料、世界シェアトップを誇る炭素繊維といった高機能商品が続々と生まれた。

 大手メーカーには放射光施設による分析結果を評価できる人材が少なく、新材料開発につなげるのが難しかった。連合体は装置や測定に強い研究者が企業と対になって共同研究し、産学連携で研究力の底上げを図った。

 低燃費タイヤを生んだ住友ゴム工業(神戸市)の中瀬古広三郎技監は「企業は幅広い学術知見を融合させることでイノベーションが生まれ、国際競争を勝ち抜くことができる」と産学連携の重要性を説く。

<人材育成を>
 連合体の設立には、東北の次世代型施設構想を主導した光科学イノベーションセンター(仙台市)理事長の高田昌樹東北大総長特別補佐が理化学研究所在籍時に尽力。高田氏は「経験を土台に、さらに企業にとって使い勝手の良い施設に発展させる」と語る。

 国と施設の整備や運用を担うセンターは、周辺に企業、大学、分析会社が入居する施設を整備。企業と研究者が一緒に製品開発に取り組み、分析会社に実験を任せることができるようにする。企業ニーズに沿うよう、放射光の利用申請もスプリング8の半年ごとから1カ月ごとに短縮を図る。

 産学連携の充実は、企業の研究開発拠点の集積に直結する。材料や生命科学分野の研究で実績のある東北大の矢島敬雅理事は「われわれ東北大が放射光利用に向けてしっかり準備するのはもちろん、東北をはじめ全国の他大学にとっても使いやすい環境を整えることが使命だ」と話す。

 兵庫県の幹部は「各大学は今から人材育成に力を注ぐべきだ。稼働後すぐ使いこなし、産業界にきちんと成果を示すことが東北の次世代型施設の立ち位置を決める」と指摘する。

[スプリング8]1997年に兵庫県佐用町で運用を開始した理化学研究所の大型放射光施設。円周1.4キロのリング型の加速器に、世界最高クラスの放射光を取り込む57本のビームラインが稼働する。建設費約1100億円。物質の構造の解析に強みがあり、国内外の研究者ら年間約1万6000人が利用する。探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星の微粒子の解析にも活用されている。

3183荷主研究者:2018/07/16(月) 23:25:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180708_13016.html
2018年07月08日日曜日 河北新報
<放射光が照らす未来>次世代型施設仙台へ(下)課題/中小企業利用、支援が鍵

次世代型放射光施設に期待する赤羽社長

 「『放射光って、利用したら得するの?』。そう疑わず、ぜひ試してほしい」

 東京都内で4月にあった次世代型放射光施設の企業向け説明会。精密加工のティー・ディー・シー(宮城県利府町)の赤羽優子社長が講演し、中小企業の不安を払拭(ふっしょく)するように語った。

 同社は金属の研磨技術が評価され、大型放射光施設のスプリング8(兵庫県佐用町)に部品を納入。しかし赤羽氏は当初、効果に懐疑的だった。

 考えが変わったのは、試しにスプリング8を実際に利用してから。ナノ(10億分の1)レベルの技術で同様に磨いたはずの2種の金属に、研磨精度のわずかな違いが見つかった。赤羽氏は「中小企業も自社の強みをさらに磨ける」と話す。

<なじみ薄く>
 東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に整備する次世代型施設で、東北の産学官はビームライン10本のうち5〜7本を1口5000万円の施設利用権付き出資で建設。中小企業向けに1口50万円で利用時間の短い枠も設け、既に35社が応じる方針を決めた。

 国内には現在9カ所の放射光施設があるが、東北では仙台の次世代型が初めての施設になる。放射光施設は地場の中小企業になじみが薄い。

 佐賀県の放射光施設のビームライン設計に携わった秋田県産業技術センターの近藤祐治主任研究員は「放射光施設を使う材料開発は中小企業にはハードルが高いが、製品不良の原因特定なども可能になり製造工程を見直せる。地域に理解を広めなければならない」と語る。

<行政工夫を>
 東北大は施設の周囲にサイエンスパーク(4ヘクタール)の建設も計画。自治体は企業の研究開発拠点や工場の集積を期待するが、不安材料もある。

 スプリング8を含む一帯は兵庫県が「播磨科学公園都市」として整備した。県は実験結果やデータを分析する研究開発型企業の進出を見込んでいたが、開設から20年がたった現在は放射光と関係のない工場ばかり並ぶ。

 想定外の現状を招いた原因は、インターネットの急速な進展にあった。ネットで膨大なデータのやりとりが可能になり、施設近隣に研究開発拠点を置く必要がなくなった。山間部というアクセスの悪さもマイナスとなった。

 一方、仙台の次世代型施設は交通の利便性が極めて良い。国と共に整備運営を担う光科学イノベーションセンター(仙台市)は海外の企業集積の事例を挙げながら「研究開発環境が整っていれば企業はやがて集積する」と言う。

 施設を利用したり、周辺に進出したりする企業を支援するためには自治体の工夫も欠かせない。仙台市は施設利用権付き出資を5億円分取得し、地元企業に利用権を分割付与する方針を決めた。

 文部科学省が2019年度に事業化すれば、次世代型施設は22年にも稼働することになる。課題解決に残された時間は長くない。

[施設利用権付き出資]次世代型放射光施設の建設費360億円のうち、地域や企業が負担する最大約170億円を確保するため光科学イノベーションセンターは10年間、年200時間ずつ利用できる1口5000万円の出資を募っている。東北経済連合会が公募する「フレンドリーバンク」は1口50万円で年2時間だが、光が強力な次世代型は既存施設の100分の1の時間で分析が済むため効果を期待できる。

3184荷主研究者:2018/07/16(月) 23:26:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180708_13015.html
2018年07月08日日曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>世界と技術力競う礎に/理研・放射光科学研究センター長・石川哲也氏に聞く

精密機器が並ぶスプリング8の内部

石川哲也氏

 世界最高性能の大型放射光施設のスプリング8は稼働から20年を迎え、用途は学術研究から産業利用に広がる。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの石川哲也センター長に、次世代型放射光施設が東北にできる意義を聞いた。(聞き手は報道部・高橋鉄男)

 -次世代型の必要性は。
 「スプリング8は1日当たり平均で約300人の研究者が訪れ、世界初の光合成のタンパク質構造解析や新たな創薬、ゴム、食品の開発など世界の第一線で戦ってきた。利用希望が殺到し現在、受け入れは限界に近い」
 「世界では、スプリング8より一歩進んだ施設の建設競争が進んでいる。日本の科学技術に次世代型は不可欠になっていた。東日本大震災以前から求められていた構想がようやく実る」

 -西のスプリング8、東の次世代型の位置付けはどうなるのか。
 「互いに補完し、進化できる存在になる。20年がたったスプリング8はレベルアップのため1年休止して改修したい。次世代型が動いてくれれば産業界も利用を止めずに済む」
 「次世代型は『軟エックス線』で物質の機能を分析し、光がスプリング8の約100倍明るい。一方、スプリング8の『硬エックス線』は物質の構造を調べるのに強みがあるが、次世代型も性能は代替できる。東西で地理的なリスク分散も可能だ」

 -中小企業の利用は。
 「兵庫県専用のビームラインで菓子のパッケージや酒米が研究された。先端技術が必要な企業は大小を問わずにある。中小企業には敷居が高いが、行政が『できる、できない』を助言したり、学術に橋渡したりする支援をしてほしい」

 -東北の産学官は研究開発拠点の集積を掲げる。
 「スプリング8のように小さなブランチ(出先)はできると思うが、企業には拠点を設ける余力はないのではないか。ただ未知の分野の融合で、新たなものが生まれる可能性はかなりある。東北大など大学が施設を使い倒して新しい結果をいち早く示し、企業が追随する形ができればいい」

 -放射光施設の使命は。
 「日本の技術力全体が低迷し、世界のスピードについていけずにいる。われわれが目指すのは、世界と戦う『日本株式会社』の分析部門。スプリング8と東北の次世代型施設が二人三脚となり、日本の科学技術を支えていけると確信している」

[いしかわ・てつや]東大大学院工学研究科博士課程修了。東大工学部助教授、理化学研究所主任研究員などを経て2006年から現職。専門はエックス線光学。15〜17年日本放射光学会長。64歳。静岡県出身。

3185荷主研究者:2018/07/16(月) 23:26:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180706_12005.html
2018年07月06日金曜日 河北新報
脳科学で身体機能回復 東京のベンチャーが仙台にジム開業

健康増進を目的とするシニアやスポーツ関係者の利用を見込むジム

 脳科学に基づいたトレーニングで身体機能を回復させる新形態のジムを、フィットネスベンチャーのトライリングス(東京)が仙台市泉区高森にオープンさせた。体や循環器への負荷が少ない特殊なマシンを使用することで、リラックスしながら筋肉を動かすことができる。肩こりや腰痛の改善、スポーツ障害の予防などにつなげる。

 ジムは延べ床面積約120平方メートルで、三菱地所が運営する「ショッピングガーデン・キャラウェイ」に1日開業した。10種類以上のマシンを備え、肩甲骨の動きを軽やかにしたり骨盤の位置を整えたりする。

 利用した泉区の60代女性は「無理のない運動で胸の筋肉が伸び、股関節が広がった」と話した。

 トライリングスは2017年8月、東大大学院・身体運動科学研究室の研究者や元メジャーリーグのトレーナーらが創業。関東でジム2店舗を展開し、マシン開発も手掛ける。

 マシンはプロ野球チームにも導入され、選手のけが予防やパフォーマンス向上にも活用されている。脳梗塞で立てなくなった男性がトレーニングを重ね、脚を動かせるようになったケースもあるという。

 田沢優代表は「脳から筋肉までに至る運動指令のメカニズムを正常化させることで、汗をかかずにしなやかな体をつくることができる」と説明する。

 仙台泉店は会員制。営業時間は午前10時〜午後8時。不定休。連絡先は同店022(341)9540。

3186荷主研究者:2018/07/16(月) 23:31:45
>>3062
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180710_12038.html
2018年07月10日火曜日 河北新報
<東北大雨宮キャンパス跡地>マンション2棟計400戸超建設へ 野村不動産と住友不動産

野村不動産のマンション建設予定地

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)の再開発計画で、住宅敷地に大規模分譲マンション2棟が建設されることが9日、分かった。野村不動産と住友不動産が1棟ずつ手掛ける。仙台市中心部の好立地に加え、再開発区域内に大型商業施設や医療・福祉施設の整備が検討され、両社は幅広い世代の入居を見込む。

 マンション2棟が建設されるのは、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールのうち、北東部にある住宅敷地で、ともに敷地面積は約8000平方メートル。

 野村不動産のマンションは免震構造の13階、供給戸数は209戸。同社のウェブサイト「みんなのイゴコチ会議」を活用して共有スペースの使い方などを参加者と議論し、意見を反映させる。6月下旬に着工しており、秋以降に販売を開始する見込み。2020年3月の完成を予定している。

 住友不動産のマンションも13階で供給戸数は204戸。用地は取得したが、着工や販売の時期は未定。

 雨宮キャンパス跡地は13年10月の一般競争入札で、イオンモール(千葉市)が約220億円で落札した。イオンの商業施設、仙台厚生病院(青葉区)を運営する一般財団法人厚生会の医療・福祉施設も整備される見通し。周辺では新築マンション建設が相次いでいる。

 野村不動産仙台支店の担当者は「衣食住が身近にあり、安心を支える高度医療も受けられる」とPR。住友不動産東北支店の担当者は「住宅エリアとして人気が高く、文教施設に恵まれ、ブランド力もある地域」と話す。

3188荷主研究者:2018/08/01(水) 23:12:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180712_12005.html
2018年07月12日木曜日 河北新報
<仙台ロイヤルパーク>リゾートホテル化成功 年間宿泊者数15年ぶり過去最高

庭園でのアクティビティやテラス席が人気の仙台ロイヤルパークホテル

 仙台市泉区の仙台ロイヤルパークホテルがシティーホテルからリゾートホテルへの転換を推し進め、成果を挙げつつある。洋風庭園や周辺の自然を生かしたアクティビティ(活動)を提供し、滞在して楽しめるホテルに変化。2017年の年間宿泊者数は15年ぶりに過去最高を更新した。

 提供中のアクティビティは芝生の上でのヨガや星空観察会、テントで食事を楽しむ「グランピング」、朝食をバスケットに詰めるガーデンピクニックなど。6月には、庭園で星空を眺めながら楽しむビアガーデンも始めた。

 アクティビティ導入により、顧客がファミリーやカップルに広がった。17年の宿泊者数は約5万1000人となり、前年より2割も増えた。1室当たりの平均宿泊人数は従来の1.4人から1.7人に。庭園に面した部屋から順に予約が入るようになり、客単価も上昇した。

 ロイヤルパークホテルは1995年に開業し、ヨーロッパ風のシティーホテルとして人気を集めた。02年にはサッカー・ワールドカップ日韓大会のイタリア代表が宿舎としたことでも知られた。一方で競合ホテルの増加が徐々に影響し、宿泊者数は02年の4万7000人がピークだった。

 さらなる競合の激化が見込まれたため、15年に戦略の転換を決断。広本浩二総支配人は「市中心部から車で30分の距離はビジネスでは遠いが、リゾートとしては近い。ビジネス需要は捨てるぐらいの覚悟で差別化を狙った」と説明する。

 ホテル外でも泉かむりの里観光協会と連携し、農作業体験やサイクリングなどを提供。隣接する商業施設の泉パークタウンタピオと仙台泉プレミアムアウトレットとも協力し、相乗効果を発揮する。

 今後は宴会部門でも庭園を会場にしてアトラクションを取り入れるなど、さらにリゾート色を強める。観光需要が減る平日の稼働率を上げるため、宮城県内へのPRも強化する。

 広本総支配人は「地元の人が癒やしを求めて訪れるホテルを目指し、県内客の利用を倍増させたい」と話した。

3189荷主研究者:2018/08/01(水) 23:17:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180713_12003.html
2018年07月13日金曜日 河北新報
<石巻・IDF>東北大開発のリチウム電池 来年量産へ 閉校した小学校を工場に改修

IDFが量産するマンガン系のリチウムイオン電池

 自動車用シートカバーなど製造のIDF(石巻市)は、東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)が開発したリチウムイオン電池の量産に乗り出す。広く使われている三元系の材料に代わり、マンガン系を利用して発火の危険性や生産コストを低減。石巻市内の閉校した小学校を工場に改修し、来年に生産を開始する。

 コバルトやニッケルを使う三元系のリチウムイオン電池は容量が大きく高性能だが、異常発熱し発火する危険性があった。マンガン系は容量で劣るが開発から約20年にわたり発火事故がなく、安全性が高いという。

 従来のリチウムイオン電池は湿気を嫌うため、工場にドライルームなど大規模投資が必要だった。湿気に強いマンガン系に着目したNICHeはさらに安全面などの観点から素材改良を進め、ドライルームなしで製造できるようにした。

 NICHeの白方雅人特任教授は「ドライルームが不要になって初期投資が10分の1になり、億単位の年間電気代が減った。安全性が高まり、資金やノウハウのない中小企業でも製造できる」と話す。

 新たなリチウムイオン電池は、東北大発ベンチャーの未来エナジーラボ(仙台市)がみやぎ復興パーク(多賀城市)に設けた製造ラインで試験生産中。IDFに技術移管する形になる。

 IDFは石巻市から校舎などを購入し次第、改修工事に着手する。費用は約15億円で、国の補助金などを活用する。フル稼働時は容量毎時100ワット級の電池を年40万個生産。ピーク時の雇用は約50人と想定し、当面は年間売上高25億円を目指す。

 主な需要は家庭や小規模医院向けの非常用電源、太陽光発電装置と組み合わせた蓄電式の街路灯、通信用のバックアップ電源などを見込む。

 NICHeの長谷川史彦センター長は「大手電池メーカーは自動車や携帯電話向けの大容量化が開発の主流。IDFは既存市場からこぼれた容量の小さい電池を用途に合わせて多品種製造し、新たな市場を切り開くのが狙いだ」と明かす。

 IDF社長の山本憲一石巻専修大教授は「仙台、石巻両地域で一貫生産し電池の地産地消を進める。宮城県発の電池として全国、世界に発信したい」と意気込む。

3190荷主研究者:2018/08/01(水) 23:21:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180714_73028.html
2018年07月14日土曜日 河北新報
宮城←→山形県境越え大学入学、10年で108人増 高速バス増便、地元志向強まる

 宮城と山形で両県境を越えて四年制大学に入学する若者が増えている。2017年の進学者は両県合わせて1449人で、08年から108人増加した。背景には、高速バスの増便で学生の通学圏が広がったことなどがあるようだ。

 宮城と山形の県境越え入学者の推移はグラフの通り。宮城から山形の大学への進学者は、08年の474人が17年には594人に増加。山形から宮城へは17年が855人で、08年(867人)とほぼ同じだった。

 少子化などから17年までの10年間で大学進学者は宮城が約400人、山形が約800人減った。しかし県境越え進学者は堅調で、全体に占める割合は増している。

 高速バスの利便性の向上が大きな要因とみられる。現在、県都を結ぶ仙台-山形線は平日80往復。通学ピークの時間帯は9分に1本の割合で運行し、両市の主要バス停では学生の列ができる。

 東北芸工大では仙台-上山線のバス停を開設した翌年の09年、宮城からの入学者が30人以上増えた。バスは平日8往復し、18年は164人が宮城から入学した。

 同大企画広報課の担当者は「東日本大震災の翌年にも宮城からの入学者が増えた。東北に残って復興の力になりたいと考えたり、自宅通学できる大学を選んだりする傾向が強まったのではないか」と推測する。

 東北福祉大は06年、看護師や養護教員の人材育成を目的に看護学科と子ども教育学科を新設。山形からの入学者が約50人増えて142人になった。

 仙山圏の通学圏化について河合塾東北本部の渡辺貴吉東北教務部長は「学費と生活費の高い首都圏の私大よりも、自宅から通学できる大学を選ぶトレンドになっている。学科新設や就職支援など大学の努力も影響している」と分析する。

3191荷主研究者:2018/08/01(水) 23:29:04

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/07/17 建設新聞
仙台市国分町 セコムホームライフ 分譲マンションの新築 実施案は創建設計
RC15階建て、延べ3822㎡

 セコムホームライフ(東京都渋谷区千駄ヶ谷4の19の12 山下英一社長)は、仙台市青葉区国分町に分譲マンション「グローリオ国分町一丁目」(仮称)新築を計画し、創建設計で実施設計の作成を進めている。

 建設用地は、仙台市青葉区国分町1の4の4地内の敷地面積669・08平方㍍で、肴町公園と晩翠通の中間エリアに位置する都心型好立地。

 計画によると、RC造15階建て、延べ3822・72平方㍍、総戸数56戸規模の共同住宅を建設するもの。着工は来年3月初め、完成は2021年3月末をそれぞれ予定している。

 同社は、直近では仙台市南部の名取市JR名取駅に直結する再開発事業として、図書館や公民館などと複合開発された「グローリオレジデンス名取駅前」を早期完売させた実績を有している。

2018/07/17付一面に掲載。

3192荷主研究者:2018/08/01(水) 23:35:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180718_12008.html
2018年07月18日水曜日 河北新報
仙台のオフィスビル、高まる需要 20年ぶり空き室率5%台 企業の業績堅調、年内は改善傾向

増床した両毛システムズ仙台開発センターのオフィス

 仙台市内でオフィスビル空き室率の下降が進み、6月は約20年ぶりとなる5%台を回復した。東日本大震災前は20%台と空き室が目立っていたが震災後、復興需要や堅調な企業業績を背景に事業所の開設や拡張が相次いだ。市内では当面オフィスビルの新規供給がないことなどから、不動産関係者は「少なくとも年内は改善が続く」と予想する。

 自動車制御のソフトウエア開発などを手掛ける両毛システムズ(群馬県)は3月、JR仙台駅東口に近い宮城野区榴岡のビルにある仙台開発センターのオフィスを、従来の約170平方メートルから約400平方メートルに増床した。

 センターは2016年開設。当初メンバーは3人だったが、事業の伸展に伴い20人以上に拡大させた。曽我裕史所長は「首都圏は働き手の奪い合いになっている。東北で優秀な人材を確保し、仕事を増やしていきたい」と語る。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店によると6月の空き室率5.80%は、1996年12月の5.40%以来の大台到達。5%は需給バランスの目安とされ、それより高ければ「借り手市場」、低い場合は「貸し手市場」とされる。

 市内の空き室率は97年から上昇し、仙台駅西口にアエルが完成した98年には10%を超えた。08年のリーマン・ショックとその前後にオフィスビルの大量供給が重なり、10年に20%台に突入。供給過剰になったが震災後、被災地で自社ビルが損壊するなどした企業が市内のビルに移転するなどして減少に転じた。

 別要因もある。不動産仲介・コンサルタント三幸エステートの森本泰史仙台支店長は「震災後、IT系企業立地に対する市の助成制度などの影響もあり、ITベンチャーやモバイル系企業、コールセンターなどが積極的に進出したことが大きい」と分析する。

 それでも市内のオフィス需要は、他主要都市と比べて低水準にある。三鬼商事仙台支店のまとめでは6月の東京、札幌、福岡の空き室率は2%台。大規模ビル建設が近年相次ぐ大阪や名古屋も3%台だ。

 関係者によると、仙台市中心部では複数のオフィスビル新築計画があるが、いずれも完成は20年以降が見込まれている。

 不動産サービス大手CBREの稲毛敦士仙台支店長は「仙台は18年下期に過去最低水準となるだろう。しかし19年には米経済の減速や消費税増税による景気の落ち込みが懸念され、上昇に転じる可能性がある」と指摘する。

3193荷主研究者:2018/08/01(水) 23:43:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180719_12005.html
2018年07月19日木曜日 河北新報
仙台中心部の歩行者通行量0.9%増 高水準維持 クリスロード商店街の三滝不動尊前3年ぶりトップ

通行量が最多だった三滝不動尊前

 仙台商工会議所は、仙台市と共同で金曜日(5月25日)と日曜日(27日)に実施した市中心部の歩行者通行量の調査結果(速報)をまとめた。合計通行量は前年比0.9%増の69万3058人となり、高水準を維持した。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。8地点の平均は金曜日が1.1%増の3万8978人、日曜日は0.8%増の4万7655人。

 両日を合わせた通行量はクリスロード商店街の三滝不動尊・三原堂前が、2015年以来3年ぶりのトップとなった。

 16、17年と連続首位だったJR仙台駅・東西自由通路は今年も上位をキープしたが、金・日曜日ともに2桁減となった。プロ野球東北楽天のホームゲームが開かれていなかったことなどが影響したとみられる。

 曜日別では金曜日は仙台駅西口のペデストリアンデッキ・エスパル前など6地点で増えた。藤崎前は夕方の通行量が多く、9.0%増を記録。日曜日は5地点でプラスだった。

 仙台商議所の担当者は「全体としては昨年に続き高水準だった。仙台駅周辺だけでなく、市中心部の商店街でも来訪者が増えていることがうかがえる」と分析する。

 調査は例年と同様、5月の金曜日と日曜日の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討などの基礎資料となる。

3194荷主研究者:2018/08/11(土) 11:23:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180721_73025.html
2018年07月21日土曜日 河北新報
<トヨタ東日本>東北に生産集約「税収、雇用に好影響」と期待の声

東北に生産を集約するトヨタ東日本の本社=宮城県大衡村

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が宮城大衡工場(同)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)に生産を集約させることが20日発表され、東北の自治体や自動車産業の関係者からは期待の声が上がった。

 同社の部品工場、宮城大和工場(宮城県大和町)もあり、自動車産業の集積が進む宮城県。村井嘉浩知事は「大歓迎だ。人口減少社会にあって従業員が県内に来ることは地域の活性化につながる。住宅や子どもの学校など、環境面について全力でサポートしたい」と述べた。

 大衡村産業振興課の担当者も「報道通りに移管が進めば、税収や雇用などへの好影響が期待される」と話した。

 岩手工場は現在、人気車種の小型ハイブリッド車「アクア」や小型スポーツタイプ多目的車「C-HR」を生産している。今秋には主力小型車「ヴィッツ」の移管も決まっている。

 金ケ崎町商工観光課の高橋文浩課長は「小型車生産は東北というイメージが強くなる。地域経済へのさらなる波及効果も見込める。(配置転換の)従業員の住まい確保に協力していく」と積極支援する考えだ。

 東北経済における自動車産業の存在感は今後、さらに高まる。みやぎ工業会の畑中得実理事長は「東北の製造業の基幹は自動車。生産移管で車種が増えれば、マイナーチェンジやモデルチェンジで取引拡大のチャンスが増える」と、地元業者に奮起を促す。

 一方、ある部品製造業者は「東富士工場の車種は中部の業者の部品が多い。トヨタが地元調達を進めたいと思っても参入は簡単ではない」と気を引き締めた。

3195荷主研究者:2018/08/11(土) 11:29:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180721_13023.html
2018年07月21日土曜日 河北新報
<仙台市バス>赤字の現状知って 車内などに「営業係数」掲示へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180721kahoku01.JPG

 仙台市交通局は20日、全46路線が赤字となっている市バスの経営状況を周知するため、8月中旬からバス車内や一部停留所に、路線・系統別の「営業係数」を掲示する方針を明らかにした。不採算の現状をつまびらかにして、沿線住民の利用促進につなげる狙いだが「不安をあおるだけ」と異論もある。

 営業係数は、100円の収入を得るために掛かる経費。100を超えると赤字を意味し、数値が大きいほど採算性は良くない。

 掲示するのは2016年度の実績値で、路線別は表の通り。循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に、一覧表を貼り出す。

 全路線の平均(164)を大きく上回り、400を超えた八ツ森線(八ツ森〜作並駅)など10路線は停留所156カ所に、より詳しい営業係数を掲示する。

 市交通局輸送課の担当者は「身近な路線、系統の収支状況を知ってもらうことで、バス事業は市民の利用で成り立つということを感じてほしい」と説明した。

 20日の市議会都市整備建設委員会では「不採算を知った住民はどう思うか。利用促進につながるかは疑問だ」と懸念する声も上がった。

3196荷主研究者:2018/08/11(土) 11:54:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180725_12037.html
2018年07月25日水曜日 河北新報
和裁塾跡地に複合ビル 専門学校新校舎も併設 19年3月完成

 約150年前、現在の仙台市青葉区支倉町に開設された和裁塾「長谷塾」の跡地で、再開発計画が進んでいる。長谷塾の流れをくむ学校法人「長谷柳絮(りゅうじょ)学園」が所有する敷地に、量販店や学生寮が入る複合ビルと、服飾専門学校の校舎が建設される。ともに2019年度の利用開始を見込む。

 敷地の総面積約3800平方メートルのうち、東側に11階の複合ビルを整備する。ピーエス三菱(東京)が50年の定期借地権を得て建設。1〜2階にドラッグストア系量販店、3〜11階に学生寮(144戸)が入る予定。6月に着工しており、19年3月の完了を見込む。

 西側には長谷柳絮学園が、東北唯一の着物単科専門学校として運営している仙台青葉服飾専門学校の新校舎を建てる。3階の校舎は認定こども園を併設し、19年度に利用が開始される計画だ。

 長谷塾は1870(明治3)年に創立され、少人数制で和裁の女子教育を担った。塾の後身の服飾専門学校などは仙台市をはじめ、東北各地の呉服店や縫製企業、ブライダル関連企業などに多くの人材を輩出。敷地には歴代の校舎や女子寮などがあったが、老朽化に伴い、今春に解体された。

 ピーエス三菱の藤井敏道社長は「由緒ある土地で利便性も高い。きちんとしたビルを仕上げ、教育に貢献したい」と意気込む。

 学園関係者は「学都と言われる仙台の中でも特に古い歴史を持つ学校の伝統を継承し、次代を担う人材を育成したい」と話した。

3197荷主研究者:2018/08/11(土) 11:55:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180725_11049.html
2018年07月25日水曜日 河北新報
<模索する史都・多賀城市長選>(上)現地再建のひずみ/震災前より住環境悪化

山積みになった金属くず。遮る壁よりも高く積まれている=多賀城市宮内1丁目

 東日本大震災で被災した住宅地などの現地再建を進めた多賀城市は、他の自治体に比べて復興が進んでいるとされる。ハード事業の終了が見えてきたが、生活環境などを巡り一部の市民から不満の声が上がる。復興後を見据えた産業や文化の振興、少子高齢化対策など新たなまちづくりの視点も必要になっている。任期満了に伴う市長選(29日告示、8月5日投票)を前に、課題を探った。

(多賀城支局・高橋秀俊)

<粉じんや騒音も>
 仙台港に近く、震災で大きな被害を受けた同市宮内地区では、工業地域を区画整理で現地再建した。住宅が建ち始めた今になり、住民から不満が出ている。

 宮内地区は、工業地域の北側を囲む三方が工業専用地域となっている。地区西側にある資源物置き場が震災後、1社から3社に増えた。金属くずの山が目立つようになり、住民は粉じんや騒音、振動の被害を訴え、二重窓にする人もいる。

 宮内地区で板金業を営む松元久則さん(47)は「内陸移転を考えたが土地代が高く断念した。周囲を盛り土して植樹するというので残ったが、盛り土は当初より低くなった。洗濯物が外に干せず、震災前より環境が悪化した」と言う。

 宮内地区北側に隣接する明月地区に住む無職大橋久義さん(66)も「震災がれきの処理と思っていたら、いつまでも、県外のトラックが出入りしている。粉じんが飛ばないようにしてほしい」と訴える。

<補助金継続訴え>
 宮内地区から約1.5キロ離れた八幡一本柳地区には防災拠点と産業振興機能を備える「さんみらい多賀城・復興団地」ができ、11事業者の進出が決まった。本年度は防災備蓄倉庫やイベントスペースを設ける予定で、着々と整備が進む。

 宮内地区には、より内陸にある復興団地に「住宅地を移転できたはずだ」と憤る住民もいる。

 市幹部の一人は「地元に愛着のある人もいて、親しんだ土地を出て行けと言えず、現地再建になった」と言う。市環境課の担当者は「(資源物置き場の)業者の対応に法的問題はなく、山を低くするなどの協力を求めている」と説明する。

 災害公営住宅は計画した4カ所計532戸が完成し、入居を終えた。市社会福祉協議会などが担った見守り活動は来年度から、住民が引き継ぐ予定だ。

 活動補助金が打ち切りになるため、住民から「さまざまな事情を抱えた人がいて、通常の活動よりも大変。意欲を保つためにも継続してほしい」との声が上がっている。

3198荷主研究者:2018/08/11(土) 11:55:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180726_11023.html
2018年07月26日木曜日 河北新報
<模索する史都・多賀城市長選>(下)まちづくりの鍵/空き地増 活用策検討を

市中心部にあり、5年後に移転予定の東北学院大工学部=多賀城市中央1丁目

 東日本大震災で被災した住宅地などの現地再建を進めた多賀城市は、他の自治体に比べて復興が進んでいるとされる。ハード事業の終了が見えてきたが、生活環境などを巡り一部の市民から不満の声が上がる。復興後を見据えた産業や文化の振興、少子高齢化対策など新たなまちづくりの視点も必要になっている。任期満了に伴う市長選(29日告示、8月5日投票)を前に、課題を探った。(多賀城支局・高橋秀俊)

<南門復元を計画>
 多賀城市では2024年、多賀城創建1300年を迎える。節目の年を見据え、市は国特別史跡多賀城跡の南門復元を計画している。

 市の試算では、復元にかかる費用は約15億円に上る。関連施設を含む全体の事業費は53億円。うち37億円が市の負担となる。財源確保が難問になり、市は整備時期を明示していない。

 まちづくりの方向性を巡り、市民の間には、多様な意見がある。

 特産品として古代米の生産と商品開発に取り組む加藤真祟さん(36)は「地場産業と連携した新商品に可能性を感じている。史跡が充実すれば、より多くの人が集まるようになり、商機が広がる」と期待する。

 「史跡整備に力を入れ過ぎている」。274戸ある市内最大の災害公営住宅、市営鶴ケ谷住宅自治会で副会長を務める駒林幸雄さん(81)は、こう語る。

 「災害公営住宅は高齢者が多く、福祉に力を入れてほしい。市の施策は他自治体の後追いが多く、先進事例にも取り組んでもらいたい」と駒林さんは訴える。

 多賀城市には東北学院大工学部や陸上自衛隊多賀城駐屯地があり、企業の社宅も多い。市によると、住民基本台帳に基づく人口移動率は毎年13%強で、16、17年は宮城県内自治体で最も高い。地元意識が薄く「暮らしやすさ」を求める市民が多いのは確かだ。

<人材育成が必要>
 東北学院大工学部は23年、仙台市に移転する予定。大学生や院生約2000人が市外に移る見通しで、市中心部にある約15ヘクタールの大学跡地の活用が課題になる。

 関係者によると、東日本大震災後、市内では住宅地や南部の工業地帯に、空き地が目立つようになったという。

 第5次市総合計画の審議会会長を務めた東北学院大教養学部の柳井雅也教授(経済地理学)は「税収減を懸念しているが、市の対策が見えない。大学跡地を含む空き地の活用策が必要で、新たなまちづくりにもつながる」と語る。

 都市部でも人口減の時代を迎えることを踏まえ、柳井教授は力を入れるべき施策として人材育成を挙げる。「首長の任期中に成果が出にくい取り組みだが、ソーシャルビジネスやコミュニティービジネスに関わる起業家育成をサポートしてはどうか」と提案する。

3199荷主研究者:2018/08/11(土) 12:06:57
仙台臨海鉄道の旅客化も要検討かねぇ。基本的に工業地帯を走っているし、仙石線と競合するし、仙台まで遠回りだし、ポテンシャルは低そうだが…

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180726_13029.html
2018年07月26日木曜日 河北新報
<JR東>仙台港直通の特別列車、9月運行 仙台臨海鉄道の貨物線に乗り入れ、クルーズ船誘致へ弾み

昨年4月、仙台港に着岸した大型客船。JR東の特別列車の乗り入れで、乗客の2次交通の利便性が高まる

 東北運輸局は25日、JR東北線から仙台臨海鉄道(仙台市宮城野区)の貨物線に乗り入れ、旅客を輸送するJR東日本の事業申請を許可した。仙台港に寄港するクルーズ船の乗客を松島や仙台に運ぶ特別列車が9月、運行される。港湾部の貨物線を活用して大型客船の乗客を運ぶのは、秋田港に次いで東北で2例目。2次交通の利便性が改善され、全国各地が競うクルーズ船の誘致競争への効果が期待される。

 事業が許可された区間は、仙台臨海鉄道の臨海本線陸前山王-仙台港間(4.2キロ)と、仙台埠頭(ふとう)線の仙台港-仙台埠頭間(1.6キロ)。JR東の特別列車は陸前山王駅から乗り入れる。

 事業期間は9月3〜27日。運輸局によると、大型客船が寄港予定の9月14、26日、東北線松島駅や仙台駅への運行が計画されている。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)の拡大に伴い、国内の港に入るクルーズ船は増えている。17年の東北への寄港回数は前年より9回多い78回。そのうち外国船は27回で、いずれも過去最高を更新した。一度に数百から数千人の観光客を呼び込むクルーズ船は経済効果が大きく、全国の港が誘致競争を繰り広げる。

 仙台港へは17年、外国船を含めて客船が8回寄港したが、交通の利便性が悪く、観光客が訪れるのは周辺の商業施設などが中心だった。特別列車の運行が本格化すればアクセスが改善し、松島や仙台市中心部への周遊拡大につながる。

 秋田港では昨年8月、秋田港とJR秋田駅を結ぶ乗客専用列車の試験運行を実施。今年4月には本格運行に移行して専用車両を導入し、県内各地への直通運行も実施している。

 東北運輸局の担当者は「インバウンド拡大に向けてもクルーズ船の誘致は重要。乗客の2次交通を充実させるため、貨物線での旅客輸送を推進したい」と話した。

3200荷主研究者:2018/08/11(土) 12:12:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180727_12007.html
2018年07月27日金曜日 河北新報
<カインズホーム>仙台・泉の旧西友跡地に開業 6万点取り扱う

旧西友仙台泉店跡地に開業したカインズ仙台泉店

 ホームセンターのカインズ(埼玉県)は、仙台市泉区高玉町の旧西友仙台泉店跡地にカインズ仙台泉店をオープンさせた。コンパクトな店内に同社の最新の売り場機能を導入した。

 市内では宮城野区の仙台港店に続き2店舗目で、敷地面積約4万9000平方メートル、売り場面積約8100平方メートル。日用雑貨やインテリア、DIY用品など約6万点を取り扱う。マフィンが人気の直営カフェや、ものづくりの楽しさを体感できる工房などを備える。東北の商業施設として最大級のドッグランも併設した。

 旧西友仙台泉店は、三井不動産(東京)が手掛けた仙台泉ショッピングセンターの核店舗だったが2016年9月に閉店し、跡地の再開発が注目されていた。

3202とはずがたり:2018/08/19(日) 19:22:36
<縮む浜>三陸・大船渡から(上)老舗の倒産/原料不足 魚価高に苦慮
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00000025-khks-soci
8/19(日) 9:00配信 河北新報

 東日本大震災からの復興を目指す三陸の浜が、深刻な漁業不振にあえいでいる。主力魚種の記録的不漁に貝毒禍が養殖漁業を襲う。活気が失われていく浜で今、何が起きているのか。東北有数の水産基地・大船渡から報告する。(大船渡支局・坂井直人)

 地域経済をけん引してきた老舗企業の、まさかの倒産だった。

 創業の地大船渡市に今も主力工場を構える水産加工「太洋産業」が7月、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

 加工用サンマの記録的不漁が響いたという。東京商工リサーチ盛岡支店によると負債総額は約49億円。岩手県の水産業者の倒産では過去最大規模だ。

 当面は操業や雇用が維持され、連鎖倒産は回避される見通し。影響は最小限にとどまりそうだが「震災からの復興に向かう中、非常に暗いイメージになる」と斉藤俊明大船渡商工会議所会頭の表情はさえない。

 市魚市場の総水揚げ量と1キロ当たりの平均単価の推移はグラフの通り。2017年度も3万7604トンと低迷する一方、単価は16年度の158円から186円に上昇。原料不足と魚価高が浜の加工業者を苦しめる。

 水産庁によると、岩手の水産加工業が挙げた震災復興の課題は「原料確保」が13年度の13%から17年度は31%に跳ね上がり、「販路確保・風評被害」(15%)を上回った。

 人件費などの経費増に、震災前の債務や新たな借金がのし掛かり「どこも、明日はわが身だ」(大船渡市内の水産加工業者)。

 イカの加工を手掛けるサンコー食品は近年、原料を求めて輸入割合を引き上げた。しかし、イカもまた世界規模で資源の奪い合いが始まっていた。

 今年から安価な地元産フグの加工を始め、生産ラインの複線化に取り組む小浜健社長。「顧客が求めるものづくりをして、大きい会社ではなく強い会社を目指す」と話し、生き残りを懸けた模索を続ける。

 水産加工団体も動く。7月末には大船渡市を含む気仙地域の業者が勉強会を初めて開いた。「各業者に業務を割り当て、地域で一つの商品に仕上げたらどうか」。企業間連携に活路を見いだそうというアイデアも示された。

 大船渡に水揚げされた魚介類の流通は鮮魚出荷や冷凍処理が9割以上を占め、より高度な加工に回るのは1割に満たない。

 「これまで大船渡は豊富な漁獲に頼り、付加価値を高めることに後れを取っていた」と、水産加工会社「森下水産」社長で大船渡湾冷凍水産加工業協同組合の森下幹生組合長は語る。

 不漁のただ中で、水産加工業が自己改革を迫られている。

3203とはずがたり:2018/08/19(日) 19:22:59
<縮む浜>三陸・大船渡から(中)銘柄ホタテ出荷できず/貝毒の猛威
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180815_32002.html

長引くホタテガイの出荷規制で活気が消えた小石浜漁港=大船渡市三陸町

 東日本大震災からの復興を目指す三陸の浜が、深刻な漁業不振にあえいでいる。主力魚種の記録的不漁に貝毒禍が養殖漁業を襲う。活気が失われていく浜で今、何が起きているのか。東北有数の水産基地・大船渡から報告する。(大船渡支局・坂井直人)

 「恋し浜」ブランドのホタテが、貝毒の猛威にさらされている。
 越喜来湾に面する大船渡市三陸町の小石浜地区は今年4月下旬以降、一枚のホタテも出荷できずにいた。養殖海域で、国の基準値を上回るまひ性貝毒=?=の検出が続いているためだ。
 東日本大震災で壊滅的被害を受けたホタテ養殖は、数年がかりでほぼ震災前の生産規模にまで回復。それが再び、収入ゼロに逆戻りした。
 40年近くホタテ養殖に従事してきた松川一典さん(65)は「こんなに長く水揚げできないのは初めてだ。養殖を再開したときの借金もある。耐え忍ぶしかない」と嘆く。
 岩手県沿岸では、全12海域のうち釜石市以南の5海域で今もホタテガイの出荷を自主規制中だ。今年の県内水揚げ量は7月末時点で272トン。やはり不漁だった2017年同期と比べても3割にとどまる。
 夏場はへい死のリスクが高まる季節で、養殖施設につるされた成貝を処分しないと、今度は次の出荷に向けた稚貝をつるせない。貝毒が収まるのを待つか、今年の水揚げを諦めるか。刻一刻と浜が追い詰められている。
 やはり全海域で出荷規制が続く宮城県では、県漁連が貝柱だけを加工用に出荷できるよう基準を緩和した。岩手県漁連も遅れて同様の応急措置に踏み切る。
 貝毒が基準値を上回るケースは過去にもあった。しかし海域を細分化し、現在の検査体制になった05年以降、これほどまでに「広域」「長期」「高毒」の悪条件が重なる年はなかった。
 県水産技術センターは「有毒プランクトンが沖の方から流入した可能性もあるが、根本原因は不明。来年どうなるかも分からない」。貝毒を除去する方法も見いだせない。
 県内のホタテ養殖漁業者と水揚げ額の推移はグラフの通り。17年度は500人を割り込み、震災前から半減した。大船渡湾内では震災後、1年以上出荷規制が続くこともあり、ほとんどの漁師がホタテ養殖から手を引いた。
 マガキ、マボヤなども、貝毒による出荷規制を強いられた。県漁連幹部は「養殖業の存続が懸念される事態」と危機感を募らせている。

[まひ性貝毒]二枚貝が、春から夏に増える有毒なプランクトンを体内に蓄積して発生する。人が食べるとしびれなどの中毒症状を引き起こす。今年の出荷自主規制は全国で70件(7月時点)となり、昨年の2倍に達している。

3204とはずがたり:2018/08/19(日) 19:23:23
<縮む浜>三陸・大船渡から(下)定置網の不振/サケ漁獲減 経営に打撃
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180816_33002.html
さまざまな魚種を漁獲する定置網漁船からの水揚げ作業=大船渡市魚市場
拡大写真

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 東日本大震災からの復興を目指す三陸の浜が、深刻な漁業不振にあえいでいる。主力魚種の記録的不漁に貝毒禍が養殖漁業を襲う。活気が失われていく浜で今、何が起きているのか。東北有数の水産基地・大船渡から報告する。(大船渡支局・坂井直人)

 定置網漁の不振が、漁協経営を揺さぶっている。
 大船渡市三陸町の綾里漁協は2017年度、3期連続で当期損失金の計上に追い込まれた。定置網の水揚げ額は約4億7000万円。ピーク時の約12億円を大幅に下回る。対事業計画比では54%にとどまった。
 佐々木靖男組合長は「夏漁はまずまずだったが、秋サケの極端な不漁が響いた。品薄による魚価高でもカバーできなかった」と肩を落とす。
 漁協は本年度、長年据え置いてきた養殖物の販売手数料の引き上げに踏み切る。組合員に負担を強いる苦渋の決断だ。
 ふ化放流事業の促進で1995年に1万876トンまで拡大した漁獲だが、直近3年間は500〜700トン台にまで激減した。市魚市場のサケ・マスの漁獲量と漁獲額の推移はグラフの通り。
 主力魚種の低迷により、定置網漁を展開する大船渡周辺5漁協のうち綾里など4漁協では17年度の総水揚げ額が計画の5〜9割。「大漁だったときの歩合支給も久しくないよ」。乗組員の一人がぼやいてみせた。
 太平洋クロマグロの資源管理厳格化も定置網漁に影を落とす。
 都道府県別に漁獲枠が配分され、岩手の今年7月〜来年3月の漁獲上限は小型魚21.1トン、大型魚14.8トン。経営体別、月別の細かい設定もあり、魚種を選択できない定置網は1、2回の漁で規定に達することもある。
 網に入った魚からクロマグロだけを逃がすのは手間が掛かる作業だ。休漁した場合は共済補償割合が引き上げられるが、それも100%ではない。しかもマグロ資源保護のため、他の魚種まで一切水揚げできなくなる。
 市魚市場に年間80〜200トンのクロマグロが水揚げされた時代を知る定置網漁の幹部は「資源保護は分かるが、乗組員のやる気をそがれてしまう」と嘆く。
 岩手県水産技術センターは7月下旬、今年の秋サケ回帰予報を発表した。大不漁に終わった17年度実績こそ上回ると見通したが、東日本大震災直前に比べれば半分程度と、今年も不漁を予測する。
 我慢が続く状況に綾里漁協の佐々木組合長は「定置網漁に魅力を感じられず、やってみたいと思う若者が少なくなるのではないか。浜の衰退にもつながりかねない」と危惧する。 大船渡周辺の漁協では組合全体の経費を一から見直して給料を引き上げるなど、乗組員をつなぎ留めようと懸命の努力が続く。

[太平洋クロマグロの資源管理]国際合意に基づいて国は一本釣り、定置網など沿岸漁業にも漁獲枠を設定した。今年からは罰則付きの法制度も導入。同時に小型魚(30キロ未満)が対象だった都道府県別漁獲枠も大型魚(30キロ以上)に拡大した。

3205荷主研究者:2018/08/19(日) 21:40:55

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00482948?isReadConfirmed=true
2018/7/30 05:00 日刊工業新聞
メルコジャパン、宮城・山元町に被災補助金受け新工場 半導体装置部品

 【仙台】メルコジャパン(宮城県丸森町、栗田鋼二社長、0224・73・7011)は、宮城県山元町に新工場を建設する。東北地方で半導体関連産業の生産が高水準で推移しているのに対応し、製造装置向け部品の受注を拡大していく計画。2018年内に着工し、20年6―7月の稼働を目指す。

 このほど経済産業省の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金の八次公募に採択された。投資総額は23億円で、そのうち10億円を補助金で賄う。

 山元町で操業している海岸工場に隣接して、敷地面積1万9550平方メートル、建築面積1799平方メートルの工場を増設する。操業開始に合わせて10人を新規採用し、年間で6億円の売り上げ増を目指す。

 同社はステンレス製品の加工が主力で、現在は有機EL製造用真空容器が好調だ。新工場では半導体向け部品を、素材からユニット仕上げまで一貫生産する。「アルミニウム加工が増えそうだ」(栗田益行会長)としており、併せて試作品製造に留まっていた航空機部品の量産体制も整備していく。

(2018/7/30 05:00)

3206荷主研究者:2018/08/19(日) 22:42:34

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/08/06 建設新聞
セントラル総合開発東北支店・三信住建 仙台市荒井駅前 分譲マンションの新築
半田建築研究所で設計進む

 セントラル総合開発東北支店(仙台市青葉区本町2の2の3 中村智支店長)と三信住建(東京都中央区銀座6の2の1 信田博幸代表取締役社長)は、共同事業として分譲マンション「クレアホームズ荒井駅前」(仮称)の新築を計画しており、半田建築研究所で設計を進めている。

 建設用地は、仙台市若林区荒井6の12の1、12の10、12の11地内の敷地1880・91平方㍍で、仙台市地下鉄東西線「荒井駅」前南側徒歩1分程度の利便性抜群な場所。計画ではここに、RC造9階建て、延べ6065平方㍍、戸数74戸の分譲マンションを建設する。

 今後、施工者を選定し11月初旬の着工、2020年2月中旬の完成を目指すとしている。

 荒井駅前地区には医療法人社団・葵会が運営する「葵会仙台病院」がオープンし、宮城県仙台東警察署の移転工事が進むなど、充実した環境が整い始めている。

2018/08/06付一面に掲載。

3207荷主研究者:2018/09/02(日) 21:56:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180811_11031.html
2018年08月11日土曜日 河北新報
<仙台市>音楽ホールの候補地検討へ専門部会 10月下旬に設置

 仙台市が整備検討中の音楽ホールの在り方を議論する有識者懇話会(会長・本杉省三日大特任教授)は10日、10月下旬にも専門部会を設置し、立地場所の検討を始めることを決めた。市は候補地として市有地など市内中心部の数カ所を提示する方針で、専門部会がそれぞれ評価を示す。

 専門部会は候補地の絞り込み作業はせず、まちづくりなど専門的見地から評価や実現可能性を示す。年内に3回程度会合を開く見通し。市は建築面積を9000〜1万1000平方メートルと想定する。

 委員はまちづくりや建築、都市計画の専門家ら計6〜7人で構成する。うち懇話会からは本杉会長ら4人が入る予定。

 この日の懇話会は、都市機能を集約する市のまちづくりの方向性などを踏まえて議論を進めた。

 メンバーからは「都心部に文化的拠点を設けることは大事なことだ」「都市機能を集約させ、相乗効果を狙える場所への立地が重要」などの意見があった。

3208荷主研究者:2018/09/02(日) 21:58:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180811_11020.html
2018年08月11日土曜日 河北新報
<仙台空港>宮城県、運用時間延長へ地元2市と合意目指す

 宮城県が完全民営化した仙台空港(名取市、岩沼市)の運用時間(午前7時半〜午後9時半)延長に向けて、地元2市との本格的な調整に乗り出すことが10日、分かった。今月下旬以降、名取、岩沼両市議会や空港周辺の住民らへの説明を始める。運用時間延長に伴う騒音への懸念などを払拭(ふっしょく)し、地元2市の合意を取り付けたい考えだ。

 県は運用時間延長により、新規路線の就航や増便を期待する。国が定めた東日本大震災の復興期間が終わる2020年度以降をにらみ、交流人口拡大や観光振興、産業集積などを狙う。

 仙台空港の運用時間は1999年7月、1時間半延長し、1日13時間に変更した。2001年7月にはさらに1時間延長し、現行の14時間となった。県は将来的な24時間化も見据え、地元との協議を進める。

 県は17年3月から空港周辺の騒音予測調査を実施。航空機材や離着陸時間、飛行経路について複数のパターンを想定し、シミュレーションを繰り返した。県は地元説明の中で結果を示し、理解を求める方針。

 運用時間の延長で名取、岩沼両市の合意を得られれば、航空機の具体的な運航計画を踏まえ、国土交通省東京航空局に時間延長を要望する見通し。

 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。着陸料の割引などが功を奏し、路線の新規就航や増便が相次いだ。17年度の利用者は過去最高の約344万人を記録した。

 村井嘉浩知事は7月2日の定例記者会見で「インバウンド(訪日外国人旅行者)を増やすため、海外の航空会社に乗り入れてもらう競争が非常に激化している。仙台空港が選ばれるには運用時間の延長などが大きな課題。名取、岩沼の住民らと話し合いを進めたい」との意向を示していた。

3209荷主研究者:2018/09/02(日) 22:01:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180811_13014.html
2018年08月11日土曜日 河北新報
<東北道>県北高速道と接続 「栗原IC」整備許可

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180811kahoku01.JPG

 みやぎ県北高速幹線道路(栗原市-登米市、県北高速)と東北自動車道を接続する栗原インターチェンジ(IC、仮称)の整備計画で、事業主体の宮城県は10日、国土交通省から連結の許可を受けた。沿岸部と内陸部を結ぶ広域道路網がさらに強化され、東日本大震災の被災地復興に弾みがつくと期待される。

 栗原ICは東北道築館ICの北約4キロ付近で、県北高速と交差する栗原市築館萩沢に新設する。県と東日本高速道路が設置し、総事業費は約55億円の見込み。着工や運用開始の時期は決まっていない。

 県北高速は既存の国道398号北方バイパス(登米市)を含む全長24キロで、2011年11月に栗原市築館の加倉IC-登米市迫町北方(8.9キロ)間が開通した。東北道と三陸沿岸道路を結ぶ「復興支援道路」と位置付けられており、県が20年度の全線開通を目指して整備を進めている。

 村井嘉浩知事は栗原ICの連結許可について「地域産業や観光交流の活性化を図り、宮城の復興と発展を支える重要な施設。一日も早い完成に向けて取り組む」とのコメントを出した。

3210荷主研究者:2018/09/02(日) 22:13:25
>>2248
http://yamagata-np.jp/news/201808/14/kj_2018081400302.php
2018年08月14日 09:18 山形新聞
東根市長選〜課題検証(下)国道48号の可能性 危険解消へ対策急務

交通量が多い国道48号の早期改良を求める声は強く、対応が不可欠だ=仙台市青葉区

 東根市の未来像を描く上で隣接する仙台市の存在は切り離せない。将来的な推計で人口減少が避けられない中、大都市と陸路でつながる地理的優位性を地域の一層の発展につなげたい。

 家族旅行と思われるファミリーカー、ビジネスの営業車、資材を運ぶ大型車両…。両市を結ぶ国道48号は仙山交流を支える大動脈だ。国土交通省山形河川国道事務所によると、関山峠の1日の交通量は平日で約9千台。週末やサクランボシーズンなどの行楽期はさらに増える。東根市の子どもの遊び場「ひがしねあそびあランド」などは仙台ナンバーの車両の多さが目を引き、仙山圏との活発な交流の一端が垣間見える。

 一方でこの横軸は県境付近の道幅が狭く、山あいを縫うように走るため、危険な印象が強い。雪崩で2年続けて交通が寸断されたほか、県境の関山トンネル付近は事前通行規制区間(12キロ)のため、雨量などが一定の基準を超えると通行止めになる。市内の30代主婦は「道路一本で仙台に行けるのは便利だが、通行車両が多い上、うねった道は怖い。大雨だとなおさら」と話す。危機管理の観点から早期改良が求められる。

 高規格化に対する沿線自治体の考えに温度差がある中、規制区間解消に向けて市が提案するのはバイパス道路を整備して危険箇所を回避する手法だ。実現すれば、脆弱(ぜいじゃく)性の改善とともに人的・物的交流の促進も見込まれる。さらに市は沿線自治体と連携して同路線の重要物流道路指定に向け、関係機関に働き掛けを強めている。国による機能強化や重点支援が見込まれ、早期の安全性担保に弾みがつくからだ。

 交通環境の向上は多方面で波及効果が期待される。交流人口拡大はその一つ。さくらんぼ東根温泉の2017年度の利用客数は約11万2千人。13年度の約13万人から減少傾向にある。旅館関係者は「安全性が確保されれば観光客は増えるだろう」と見通す一方、「需要増に対応しきれるかが課題。行政との連携強化とともに、将来を見越して温泉街としても意識を高めていかなければならない」とする。

 国道48号改良を生かすための下地づくりも重要だ。市は「教育によるまちづくり」を掲げ、将来を担う人材育成に力を入れている。小中学校への外国語指導助手(ALT)の増員や教員経験者らによる学力向上支援員の配置などを通じて、英語や理数系の基礎学力の底上げを図っている。過疎化が進む高崎地区の活性化を図る狙いで導入した、高崎小の小規模特認校制度を含め、特色ある教育は将来的に仙台圏からの移住を促す決め手になり得る。

 長期的な視点で全市を見据えた戦略を構築し、成果を上げることができるか。リーダーの手腕が問われることになる。

(東根支社・須藤仁)

3211荷主研究者:2018/09/02(日) 22:18:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180814_12005.html
2018年08月14日火曜日 河北新報
<タイガーエア>仙台―台北線 週5往復に増便

 格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾が、10月28日の冬ダイヤから仙台-台北線を現在の週2往復から5往復に増やす。台湾から東北への旅行者は伸び続けており、増便でリピーターらの取り込みを図る。同社が今月1日に新規就航した花巻-台北線を合わせると東北で毎日運航することになり、広域観光の活性化にも期待が高まる。

 タイガーエア台湾は2016年6月、仙台空港で初のLCC国際線として台北線を週4往復で就航させた。今年3月以降は週2往復に一時減便している。

 冬ダイヤからは水、土曜日を除いて1日1往復する。仙台-台北線はLCCのピーチ・アビエーション(大阪)、台湾のエバー航空も週4往復ずつ運航しており、計13往復になる見通し。

 タイガーエア台湾の花巻-台北線は水、土曜日の運航。仙台-台北線と合わせて毎日運航になり、出入国で空港を使い分け、岩手、宮城両県を周遊するプランが立てやすくなる。仙台-花巻空港間は岩手県北バス(盛岡市)が5月から路線バスも運行している。

 仙台国際空港(名取市)の岡崎克彦取締役営業推進部長は「毎日の運航になれば日程の選択肢が広がる。LCCは個人旅行者も多く、仙台、花巻を基点に東北を広く訪れてくれるのではないか」と期待する。

 台湾から東北への17年の宿泊者数は前年比54%増の約38万人と、外国人宿泊者の4割を占めた。今年1〜5月は前年同期より5割増えている。東北の他空港でも台北と結ぶチャーター便の運航が相次ぎ、秋田は9月〜来年2月に82便、福島は11月〜来年3月に28往復が計画されている。

 岡崎取締役は「台湾の航空会社にとって東北は魅力的な市場になっている。現在の便数を維持するとともに、今後は高雄や台南など他都市への就航も目指したい」と話した。

3214荷主研究者:2018/09/02(日) 22:48:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180821_11030.html
2018年08月21日火曜日 河北新報
<仙台・東部復興道路>全線開通は「来年秋」 一部区間地盤改良で遅れ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180821kahoku01.JPG
東部復興道路のルート

 仙台市が津波の多重防御策として、かさ上げにより沿岸部に整備している「東部復興道路」の全線開通が、来年秋にずれ込む見通しであることが20日、分かった。本年度末の完成が目標だったが、一部区間で地盤改良の必要性などが生じた。盛り土は本年度内に95%以上完了する見込みで、市は「堤防機能は発揮できる」(建設局)と説明する。

◎盛り土は年度内ほぼ完了

 同道路は宮城野区の七北田川から若林区の名取川まで、県道塩釜亘理線にほぼ沿って縦断する総延長10.2キロ。高さ約6メートルの盛り土構造とし、津波を抑える堤防機能を持たせる。

 2014年に着工し、既に1.6キロで盛り土工事が終わった。残る8.6キロでも整備が進み、若林区の井土浦川と二郷堀をまたぐ2カ所を除くと、盛り土自体は本年度末に出来上がる。

 この2カ所はトンネル型の構造物を埋設する。着工後に地盤が弱いことが判明。強い地震でも傾かない工法の検討や地盤改良工事に時間を要し、完成が遅れることが分かった。

 路面の舗装工事は全区間で発注を終え、盛り土が完了した区間から9月以降、順次着手する。県道との接続道路が必要になるため部分開通は行わず、全線完成後に利用を開始する。

 復興道路から西に延びる県道の井土長町線と荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線の「避難道路」は、総延長7.0キロのうち3.5キロで拡幅工事が終わり、本年度内に完成する。

 復興道路と仙台東部道路に挟まれた地域では、避難ビルや避難タワーに通じる市道の拡幅や路肩のカラー化、避難誘導標識の設置を進め、本年度内に避難経路の整備が完了する。

 市建設局の担当者は「全線開通は目標より遅れるが、本年度末には盛り土がほぼ出来上がる。避難経路の整備も終わるため、安全性は確保される」と話した。

3215荷主研究者:2018/09/02(日) 22:59:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180823_12003.html
2018年08月23日木曜日 河北新報
仙台朝市近くに訪日客拠点 ゲストハウス「ORIT」オープン

1階に飲食店を併設したゲストハウス「ORIT」=仙台市青葉区中央4丁目

 訪日外国人旅行者(インバウンド)を主なターゲットに据えた飲食店併設ゲストハウス「ORIT(オリト)」が7月下旬、仙台市青葉区の仙台朝市近くにオープンした。英語が話せるスタッフをそろえ、ドミトリー式の部屋を設けるなど宿泊代金も安く抑えた。運営する不動産業のアルディア(仙台市)は「世界と東北を結び、交流が生まれる場にしたい」と意気込む。

 ゲストハウスは、JR仙台駅から徒歩数分にある鉄骨4階で、延べ床面積は308平方メートル。かつて和菓子店だった店舗兼加工所を改装し、木目アンティーク調の内装にしつらえた。

 2〜4階の宿泊スペースは定員34人で、男女混合や女性専用のドミトリー計3室と個室3室からなる。利用者同士に交流を深めてもらおうと、シェアスペースや共用キッチンも備えた。

 約10人のスタッフは全員英語を話し、公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」も利用できる。名称のオリトは「織り糸」にアイデアを得た。「旅行者同士や地元住民との交流が思い出を紡ぐ」という意味を込めた。

 1階は宿泊客以外も利用できるカフェバー。朝から昼にかけては自家焙煎(ばいせん)のコーヒーやランチ、夜はワインなどのアルコールと仙台朝市で仕入れた野菜を使った料理などを提供する。展示会などイベントスペースとしても使える。

 アルディアの堀内邦光社長は「飲食店併設の交流型ゲストハウスは東京に多いが、東北では珍しい。インバウンドの東北観光の拠点にしたい」と話す。今後は観光団体と連携し、東北の名所などを案内する仕組みの整備を検討する。

 宿泊料金は1人1泊3300円からで前払い制。ウェブサイトなどで予約できる。飲食店の営業は午前8時〜午前0時(平日午後3〜5時は休業)。

3216荷主研究者:2018/09/02(日) 22:59:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180824_12001.html
2018年08月24日金曜日 河北新報
<仙台パルコ>開業10周年 式典で祝う 駅前の顔に成長

開業10周年を祝う華村さん(左)、久保田店長=23日、仙台市青葉区の仙台パルコ

開業10周年を祝う華村さん(左)、久保田店長とポケモンのピカチューら=23日、仙台市青葉区の仙台パルコ

開業10周年を迎えた仙台パルコ=23日、仙台市青葉区

 JR仙台駅西口のファッションビル「仙台パルコ」(仙台市青葉区)は23日、開業10周年を迎えた。2008年8月にパルコ(東京)の東北初店舗としてオープン。「駅前の顔」の一つとして歩み、節目の日も大勢の買い物客でにぎわった。

 開店前に2階正面口前で記念セレモニーがあり、アニバーサリーイメージモデルのタレント華村あすかさん(米沢市出身)らがくす玉を割って節目を祝った。

 入館者には記念のうちわが配られたほか、1000円以上購入した先着400人に10周年限定クッキーが贈られた。開業当時から利用する宮城野区の無職斎藤怜奈さん(34)は「おしゃれな服や化粧品がそろっている。独身の時も、子どもが生まれてからも買い物を楽しんでいる」と話す。

 仙台パルコは地上9階、地下1階で、売り場面積約2万4000平方メートル。衣料品や雑貨、飲食、週刊少年ジャンプの公式店舗など約150店が入る。

 16年7月には、南西側の仙台駅西口に「仙台パルコ2」も開業。両店を合わせた17年度の延べ入館客数は約1800万人、テナント取扱高は約200億円に上る。

 仙台パルコの久保田晋一店長は「これから先の10年、20年と、さらに仙台駅前地区で成長していけるよう尽力する」と話した。

3217荷主研究者:2018/09/16(日) 18:19:56
>>2179
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180824_12028.html
2018年08月24日金曜日 河北新報
ヤナセが新展示ルーム 仙台・大町旧支店跡地に

ベンツの最新モデルを展示する「仙台支店 青葉ショウルーム」

 輸入車販売大手のヤナセ(東京)は23日、高級車のメルセデス・ベンツを展示販売する「仙台支店 青葉ショウルーム」を仙台市青葉区大町に開設した。

 新築マンションの1階部分にあり、床面積約260平方メートル。ベンツの新車3台程度を展示するほか、商談スペース、関連グッズの販売コーナーも設けた。

 現地にはかつて仙台支店があった。施設老朽化のため取り壊し、2016年6月に太白区のあすと長町に移転していた。

 東北の売れ筋は小型の前輪駆動タイプで、客単価は宮城県750万円程度、他の5県550万円程度。6県で年約700台が販売され、宮城が半数を占める。

 須賀智夫支店長は「情報発信に努め、岩手や福島からも誘客したい。手頃な価格帯から販売台数を増やしていく」と話した。

 営業時間は午前9時半〜午後6時(25、26両日は午前10時から)。月曜定休。連絡先は青葉ショウルーム022(263)8831。

3218荷主研究者:2018/09/16(日) 18:33:18

http://logistics.jp/media/2018/08/27/2645
2018/08/27 物流ニッポン新聞
仙台塩竃港、コンテナ船「なとり」初入港 貨物需要の伸び見込み
t.kokudo

 仙台塩竃港に20日、国内最大級の内航コンテナ専用船が初入港した。井本商運(井本隆之社長、神戸市中央区)が京浜-北海道・東北航路に投入した最大積載能力670TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ専用船「なとり」(7390総トン)で同日、仙台国際貿易港整備利用促進協議会(鎌田宏会長)の主催による歓迎セレモニーが行われた。(黒田秀男)

 「なとり」は、2015年12月に建造。風圧抵抗の少ないエコ型の「球状船首」を世界で初めて採用し、高度船舶安全管理システムを導入するなど、2年半にわたり京浜-阪神-北九州の太平洋基幹航路に就航していた。

 しかし、今年7月に同型の姉妹船「ながら」が竣工し、京浜-阪神-北九州航路に就航したため、貨物需要の伸びが見込まれる北海道・東北航路になとりを配船することにした。従来の投入船は200〜400TEUの船舶だった。

 運航スケジュールは、京浜港に火・水曜日、苫小牧港に金曜日、仙台塩竃港には毎週月曜日に寄港する。

 初入港の同日は、仙台塩竃港から40フィートの輸出コンテナで46個の輸出品が積み込まれた。内訳はゴム製品が10個、魚介類などのリーファーコンテナ14個などで、京浜港を経由して全世界に送られた。

 船内の操舵室で行われたセレモニーで、県土木部港湾課の高橋義信課長が「初入港の『なとり』の名称は、当県の名取川が由来と聞く。仙台塩竃港の17年(1〜12月)のコンテナ取扱量は25万8千TEUで、このうち国際フィーダーコンテナ取扱量は全国一を誇る。最大規模の大型船就航により、利用促進、サービス向上に期待している」と述べた。

 井本商運の大橋郁取締役は「当社にとって仙台塩竃港は東北の重要な港湾と位置付ける。17年は同港全体の2割に当たる年間約5万TEUを取り扱った。同港の発展のため、微力ながら貢献したい」と述べた。

 続いて、大橋氏と大村和也船長に、せんだい・杜の都親善大使、金あおいさんや代理店の塩竈港運(宮城県塩竈市)の徳永政男社長らから、花束や記念品が贈呈された。

【写真=初入港した球状船首型の内航コンテナ専用船「なとり」】

3219荷主研究者:2018/09/16(日) 18:33:59

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/08/27 建設新聞
仙台市榴岡 宮城商事 宮城野ビルの新築を計画
フジタに設計委託

 宮城商事(仙台市青葉区中央1の7の4 田村秀春取締役社長)は、仙台市宮城野区榴岡に宮城野ビル(仮称)の新築を計画しており、フジタに設計を委託している。

 建設用地は、JR仙台駅東口から宮城野原運動公園を結ぶ宮城通沿いで、ハローワーク仙台が入居する仙台MTビルの道路向かいに位置する仙台市宮城野区榴岡3の7の12地内。敷地面積は1888・44平方㍍で、現在はタイムズ仙台宮城野通駐車場となっているところ。計画によると、ここにS一部SRC造16階建て、延べ1万4255平方㍍で建設。内部は店舗、事務所およびホテルとなる。

 今後、設計の完了を待って12月上旬の着工、2020年6月末の完成を予定している。

※建設予定地(クリックで拡大)
2018/08/27付一面に掲載。

3220荷主研究者:2018/09/16(日) 18:35:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180828_12043.html
2018年08月28日火曜日 河北新報
<トーキンの転進 グローバル企業へ>(上)ロングテール/小口のネット販売強化

展示会でトーキンとケメットの製品を紹介する浅川取締役(手前左)=千葉市美浜区の幕張メッセ

 ITの急激な進化と普及に伴い膨張する電子部品市場。パソコンやスマートフォンなど機器製造のトーキン(宮城県白石市)が世界的好況の波に乗り、グローバル企業への転進を目指す。足掛かりとして昨年春、同社は米電子部品製造ケメットの傘下に入った。旧東北帝大の研究成果を事業化するため設立された老舗メーカーは生き残りを懸け、統合メリットを追求する。(報道部・高橋公彦)

<互いの製品紹介>
 「ようやくケメットの製品も紹介できるようになった」

 千葉市で今年4月にあった展示会で、トーキンの浅川正博取締役執行役員が電機メーカーの担当者らにケメットのキャパシタ(蓄電器)をPRした。

 2013年に資本業務提携を結んでいたトーキンとケメット。独占禁止法に抵触する恐れがあるため、互いの自社製品の本格販売は統合した昨年4月以降に持ち越された。この1年で売上高は目に見えて伸びているが、両社がもくろむ統合メリットの氷山の一角にも満たない。

 トーキンの18年3月期売上高は約430億円で、前期比約20%のプラス。好調を維持しているが、主力の海外事業の取引先は多くが日系企業だ。世界各国で急拡大する電子部品需要を取り込み、成長を持続させる秘策がケメットとの統合だった。

<欧米に売り込み>
 同じ電子部品メーカーでありながら両社は得意分野や市場が違う。

 ケメットはキャパシタ専業で欧米に強い。トーキンはキャパシタに加えセンサーやアクチュエーター(駆動装置)、電磁ノイズ対策部品を手掛けアジアで強固な販売網を築く。

 浅川取締役は「弱かった欧米で強い営業組織が手に入った。ケメットの顧客に自社製品を売り込めればグループの売り上げを拡大できる」と強調する。

 ケメットが確立した販売手法も大きな武器。同社の顧客は、大口の大手企業とインターネット販売の小口の「ロングテール」が半々となっている。

 大口と小口合わせて約18万もの膨大な顧客に応対するのが専用サイトだ。サイトに載せた約600万の製品一つ一つの寸法や性能のデータを参考に、顧客はネットや代理店から容易に購入できる。

<取り扱い10倍に>
 片やトーキンは営業担当者がメーカーを一件一件訪ね歩く販売が主流。顧客数は約1000で、ほぼ大手企業だ。ロングテールはほとんどいない。

 トーキンの小山茂典社長は「ロングテールの割合向上が課題だった。ケメットの手法を活用すれば、1人の営業マンも使わずに売り上げを倍にする可能性がある」と語る。

 同社は昨年からネット販売を強化し、今年4月には取り扱う製品を従来の約10倍に増やした。大手メーカー以外の技術者や研究者らも、小口で手軽に製品を購入できる環境を整えた。

 自動車産業に革新をもたらした米電気自動車メーカーのテスラは、かつて技術者がネットで部品を買い集めていた新興勢力だ。ITや人工知能(AI)を駆使して新たな商品やサービスを生み出せば、数年で世界企業になり得る時代。未来の大口顧客が潜むロングテールは宝の山だ。

 「統合の最終目標はグローバル企業への飛躍。まずはロングテールの企業を取り込む必要がある」。小山社長は意気込む。

3221荷主研究者:2018/09/16(日) 18:36:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180829_12001.html
2018年08月29日水曜日 河北新報
<トーキンの転進 グローバル企業へ>(中)サプライヤー/再編進め コスト大幅減

トーキンが統合されたケメットの欧州の物流拠点「ユーロハブ」=チェコ

 ITの急激な進化と普及に伴い膨張する電子部品市場。パソコンやスマートフォンなど機器製造のトーキン(宮城県白石市)が世界的好況の波に乗り、グローバル企業への転進を目指す。足掛かりとして昨年春、同社は米電子部品製造ケメットの傘下に入った。旧東北帝大の研究成果を事業化するため設立された老舗メーカーは生き残りを懸け、統合メリットを追求する。(報道部・高橋公彦)

<子会社から役員>
 米電子部品製造ケメットは昨年6月、トーキン(白石市)の完全子会社化に伴い役員を刷新した。グループの資材調達と物流の責任者に、トーキンの片倉文博取締役執行役員常務が抜てきされた。

 買収された子会社の役員が親会社やグループの役員となり、その中でも重要なポストに就く人事は日本企業では極めて異例。だが執行役員級22人の国籍が7カ国に分かれ、米国人は半数に満たないケメットにとってはごく自然な選択で、重要な戦略だった。

 「私が(資材調達と物流の)トップに就くことで取引がこれまでより円滑になる」と片倉取締役は自信をのぞかせる。統合前のNECトーキン時代から資材調達を担い、特にケメットが弱いアジア各国のサプライヤー(原料・資材などの供給元)と強いつながりを持つ。

<アジア依存6割>
 現在、世界的メーカーの多くが経済成長の続くアジアのサプライヤーに支えられている。統合後のトーキンとケメットのグループも例外ではなく、6割近くがアジアに依存する。

 登用された片倉取締役らに託されるのがサプライヤーの再編だ。グループのサプライヤーは合わせて約8000社にも上る。重複する業者も多く、各社の役割やコストを見極め3割の削減を目標に掲げる。

 一方、重要資材で仕入れ先が一業者に限られる場合は複数化を目指す。東日本大震災で東北のサプライヤーが被災した結果、大手メーカーの生産が長期間にわたり中止を余儀なくされた教訓もある。

 片倉取締役は「重要資材のうち仕入れ先を複数確保しているのは5割程度。危機管理上、3年間で7〜8割に割合を上げたい」と力を込める。

<物流の共通化も>
 昨年の統合以前から、既に両社が取り組んでいる取り組みもある。

 ブラジルやアフリカ中央部のコンゴ(旧ザイール)などで産出されるレアメタル「タンタル」。両社の主力製品で、スマートフォンなどに使われるタンタルキャパシタ(蓄電器)に欠かせない資材だ。

 両社は資本業務提携を結んだ2013年度にタンタルの共同調達を始め、17年度までの5年間で約8億円の削減に成功した。今後はセンサー、アクチュエーター(駆動装置)など他製品でもサプライヤーを絞ったり、資材を共同調達したりしてコストカットを図る。

 物流でも統合メリットの追求が進む。ケメットは米国、欧州、アジアにハブとなる中心拠点を持ち、調達品や出荷品を集約・仕分けして周辺各国に運ぶ。トーキンは今年3月、欧米の自社拠点を廃止してケメットと一体化。さらに効果を高めるため物流業者の共通化も検討している。

3222荷主研究者:2018/09/16(日) 18:36:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180830_12002.html
2018年08月30日木曜日 河北新報
<トーキンの転進 グローバル企業へ>(下)センダスト/革新続け シェア世界一

トーキン本社の入り口に展示される同社製品

 ITの急激な進化と普及に伴い膨張する電子部品市場。パソコンやスマートフォンなど機器製造のトーキン(宮城県白石市)が世界的好況の波に乗り、グローバル企業への転進を目指す。足掛かりとして昨年春、同社は米電子部品製造ケメットの傘下に入った。旧東北帝大の研究成果を事業化するため設立された老舗メーカーは生き残りを懸け、統合メリットを追求する。(報道部・高橋公彦)

<「模造できない」>
 パソコンやスマートフォンに使われるキャパシタ(蓄電器)、電流の動きを感知するセンサーなど多様な電子部品がいくつも並ぶ。トーキン(白石市)本社入り口のショーケースは、米国の電子部品製造ケメットの傘下となった昨年4月以降も変わらぬままだ。

 トーキンは1938年、当時の東北帝大金属材料研究所が開発した高透磁率合金「センダスト」と永久磁石合金「KS鋼」を事業化するため、設立された。現在の産学協同ベンチャー企業の草分けと言える。

 同社はこれまで独自開発した素材を基に電子部品を製造し、販売まで手掛けるビジネスモデルを展開。センダストは80年後の現在でも、スマホなどに内蔵されている電磁ノイズ抑制シートの材料となっている。同社製のノイズ抑制シートのシェアは、世界トップを誇る。

 IT機器の電磁ノイズ対策の部品は特に付加価値が高く、メーカーの競争が激しい。同社材料研究開発本部の及川英彦本部長は「高性能の測定器で製品の構成は分かっても、製造方法や加工法は分からない。他社も容易に模造できない」と言い切る。

<唯一無二の能力>
 オリジナルの素材から生み出されるものは当然、オリジナルの製品になる。ケメットがグローバル化を進めるパートナーとしてトーキンを選んだのも、唯一無二の開発能力とビジネスモデルにほれ込んだからだ。

 ケメットのシニア・バイス・プレジデントを兼務するトーキンのダニエル・パースィコ常務は「メーカーは素材を外部調達して製品化するのが一般的だが、トーキンは元々、素材メーカーで、部品に不可欠な材料を自社で開発できるのが強み」と指摘する。

<企業理念を貫く>
 トーキン統合後のケメットグループの2018年3月期売上高は約1330億円。グループはさらなる成長を目指し、企業の合併・買収(M&A)を検討する。対象は磁性部品やセンサー、アクチュエーター(駆動装置)のメーカーだ。

 その重責を託されたのも、トーキン。キャパシタ以外の電子部品も多く手掛ける同社の小山茂典社長がグループのM&A責任者に就いた。

 一方、ケメットの得意分野である車載用や産業用の市場で、トーキンの開発能力を生かして新製品を生み出し、売り込む方針も掲げる。

 小山社長は「競争や変化の激しい電子部品業界で80年間続いたのは素材開発で他社との差別化に成功したからだ。今後も素材革新に力を入れる理念は変えない」と語る。

3223荷主研究者:2018/09/16(日) 18:42:12

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/08/29 建設新聞
仙台市青葉区中央 仙台HK開発 商業ビル「青葉区中央三丁目計画」の新築
久米設計で設計進む

 仙台HK開発(東京都千代田区丸の内3の1の1 本郷雅和職務執行者)は、仙台市青葉区中央に商業ビル「青葉区中央三丁目計画」(仮称)の新築を計画しており、久米設計で設計を進めている。

 建設用地は、七十七銀行本店東側の日乃出620駐車場跡地となる仙台市青葉区中央3の3の3地内の敷地1303・91平方㍍。

 計画ではここに、S造地下1階地上14階建て、延べ8350平方㍍のホテル・店舗・駐車場を含む商業ビルを建設する。

 今後施工者を選定し、11月初旬の着工、2020年7月末の完成を目指すとしている。

2018/08/29付一面に掲載。

3224荷主研究者:2018/09/16(日) 18:49:25

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/08/30 建設新聞
仙台市中田 セントラル総合開発東北支店 クレアホームズ南仙台駅前の新築
半田建築研究所に設計委託

 セントラル総合開発東北支店(仙台市青葉区本町2の2の3 中村智支店長)は、仙台市中田に共同住宅「クレアホームズ南仙台駅前」(仮称)の新築を計画し、半田建築研究所に設計を委託している。

 建設場所は、JR南仙台駅から数分の仙台市太白区中田5の3の11地内で、敷地面積3714・16平方㍍。

 計画ではここにRC造15階建て、延べ8595平方㍍、戸数98戸の分譲マンションを建設する。このほか駐車台数100台と駐輪場150台分を設ける。

 今後、施工者を選定し12月の着工、2020年10月末の完成を目指す。

2018/08/30付一面に掲載。

3225荷主研究者:2018/09/16(日) 19:10:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180901_13017.html
2018年09月01日土曜日 河北新報
<虎屋横丁アーチ看板>長年酔客を迎えた街のシンボル…「名残惜しい」の声相次ぐ

撤去される虎屋横丁のアーチ看板。歓楽街を訪れる人々を迎えてきた

 仙台市青葉区の虎屋横丁のアーチ看板は、歓楽街と一番町四丁目商店街を結ぶ路上にある。長年にわたって酔客を迎えてきた看板の撤去決定に、地域からは惜しむ声も出ている。

 看板は大手酒類会社の所有。地元建築会社が管理を担う。屋外広告物として3年ごとに建築士に安全性を確認してもらった上で、市に許可申請して設置してきた。

 更新申請のため6〜7月に実施した調査で、看板の文字部分の底に穴が開いていることが判明。支柱の根元部分にも重度のさびが見つかった。強風や地震の際に看板が落下したり、支柱が倒壊したりする恐れがあるとして、建築会社は申請を見送った。

 地元の商店や飲食店でつくる虎屋横丁稲荷小路親交会も8月、撤去に同意した。新たな看板を設置するかどうかは結論が出ていない。

 繁華街の利用者や地域住民からは「名残惜しい」との声が相次ぐ。近隣の青果店で働く男性(37)は「飲みに行く時は虎横をいつも通っていた。看板がなくなるのは寂しい」と話す。

 親交会の中嶋寛会長(71)は「看板を再び作りたい思いはある」と意欲を見せる。設置の方向となった場合、費用確保のため、スポンサーが広告を出せるようなデザインにすることなどを検討しているという。

3227とはずがたり:2018/09/19(水) 23:09:59
生活苦7年半 東日本大震災3460世帯 災害援護資金 半数返せず
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091202000124.html
2018年9月12日 朝刊


写真
 東日本大震災の被災者の生活再建に向け、国などが市町村を通して貸し付けた災害援護資金を巡り、岩手、宮城、福島三県の計二十四市町で、返済期日が来た世帯の約半数に当たる三千四百六十世帯が滞納していることが十一日、共同通信のアンケートで分かった。滞納総額は約四億円で、返済が今後本格化するのに伴い、膨らんでいく可能性が高い。震災による失職や高齢化が要因で、被災者が生活を立て直せていない現状が浮き彫りになった。十一日で震災から七年半。

 貸付件数が百件以上ある自治体を対象に、七月三十一日時点で把握した滞納世帯数や金額などを尋ねた。回答が得られなかった宮城県の二市町は除いた。

 貸付総額は二万六千三百九十九世帯に対し計約四百六十億円。返済開始まで六年程度の猶予期間があり、返済期日が来たのは約七千五百世帯で、まだ全体の三割弱。金額は、貸付総額の数%程度にとどまる。

 一世帯当たりの貸付額は最大三百五十万円。滞納が多い理由について、多くの市町が「震災で勤務先が変わり収入が減った」(宮城県塩釜市)など、生活の困窮を挙げた。借りた人が高齢化し「年金収入のみで、日々の生活が優先となっている」(宮城県大崎市)との指摘もあった。

 阪神大震災の被災地、神戸市でも援護資金の未返済が今なお問題で、二〇一七年八月時点で約千九百六十世帯が計約三十億円を滞納している。援護資金の原資は国が三分の二、残りを都道府県か政令指定都市が負担。被災者からの回収は市町村の担当で「長期間の債権管理で業務量が増大する」(福島県いわき市)、「回収のノウハウがない」(宮城県山元町)と危機感を募らせている。

 国立研究開発法人防災科学技術研究所の林春男理事長は「債権の回収だけを目的とせず、個々人の事情を把握して支援することが必要だ」と指摘した。

<災害援護資金> 1973年に成立した災害弔慰金法に基づいて、災害で住宅や家財が被災したり、世帯主がけがを負ったりした世帯に最大350万円を貸し付ける制度。所得制限があり、4人世帯の場合は年間の総所得が730万円以下。東日本大震災の被災者に対しては、返済完了までの期限は13年としている。原則年1回か半年に1回の分割返済。

3228荷主研究者:2018/09/24(月) 21:30:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180904_13008.html
2018年09月04日火曜日 河北新報
仙台市の人口、初の自然減 17年統計、戦後の混乱期除き初めて

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180904kahoku01.JPG

 仙台市で2017年、出生数が死亡数を96人下回り、戦後の混乱期を除いて初めて「自然減」に転じたことが市の人口動態統計で分かった。東北6県で人口減少が進む中、仙台市は東日本大震災からの復興などに伴う転入者が多く、人口が辛うじて増えている。唯一の100万都市が自然減の局面に突入したことで、東北全体の人口減少は加速するとみられる。

 住民基本台帳によると、17年の出生数は8729人(前年比283人減)、死亡数は8825人(197人増)だった。

 市の自然増減の推移はグラフの通り。年号が昭和になった1926年以降、市が自然減になったのは第2次世界大戦直後の45〜46年だけ。この50年間の出生数は、第2次ベビーブーム(1971〜74年)の73年をピークに、増減を繰り返しながら緩やかな減少基調にあった。一方、亡くなる人は増え続け、65歳以上の高齢者の割合は9割近くに上っている。

 市政策企画課の松田智子課長は「第1次ベビーブーム(47〜49年)に生まれた世代が70〜80歳を迎えている。死亡が出生を上回る自然減の傾向は今後、より顕著に表れるだろう」と推測する。

 市内各区をみると、自然増減は宮城野(408人増)、若林(79人増)、太白(132人減)、青葉(224人減)、泉(227人減)。泉区は高齢化が急速に進む郊外住宅地を抱えることが、自然減の背景にあるとみられる。

 主に転入から転出の数を差し引いた17年の「社会増減」は、2124人のプラス。自然減の96人をカバーし、人口全体が2028人増えた。社会増は震災による避難者の流入や復興事業の従事者の増加で一時、1万人に迫る勢いだったが、復興の進展に伴い、年々減少している。

 国勢調査に基づく17年の市推計人口は108万6377人。市は20年ごろをピークに人口減少局面に入ると予想する。加速する少子高齢化とともに、産業、福祉など幅広い分野に大きな影響を及ぼすのは必至だ。

3229荷主研究者:2018/09/24(月) 21:31:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180904_13020.html
2018年09月04日火曜日 河北新報
<仙台市人口初の自然減>産業創出、若者定住に力を 問われる都市の総力戦

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180904kahoku02.JPG

 仙台市の人口は2017年、自然減に転じ、1947年以降初めて死亡数が出生数を上回った。2020年ごろには社会増減を含め、人口減少局面に入るとみられる。出生率を上げて自然減の拡大スピードを緩やかにしつつ、若者らの社会減をいかに抑えるか。市には東日本大震災のポスト復興をにらみながら、新産業の創出や子育て世代の定住に向けた施策の展開が求められる。(報道部・吉田尚史)

 自然減になった仙台市の人口は全体ではプラスで推移している。主に転入から転出の数を差し引いた「社会動態」で社会増になっているためだ。

 住民基本台帳によると、最近の社会増のピークは震災直後の12年で9373人。17年には2124人まで減少した。市は総人口が20年ごろをピークに緩やかに減少すると推計する。

 人口減のテンポを抑えるための最優先の課題は、「学都仙台」の宿命とも言える首都圏への人材流出だ。仙台の大学などに進学しても、就職で離れることが常態化している。

 国の「地域経済分析システム(RESAS)」のデータによると、1980年と90年、2005年を基準年に、市の各世代で5年後の転出入数の差を見た場合、10〜14歳、15〜19歳の両階層で8000〜2万人近くの転入超過だった。逆に20代前半は転出の方が多かった=グラフ上=。

 この傾向は1980年代以降、ほぼ変わらず、人口の「ダム機能」を担保する有効な手だてを見いだせないことがうかがえる。

 市政策企画課は「東京一極集中に歯止めがかかっていない。労働力不足で売り手市場のため、東京に流れやすい」と頭を悩ませる。

 同じ政令市でも対照的なのは浜松市=グラフ下=。10代が転出超過で、20代が転入超過となっている。浜松市企画調整部は「大学進学で浜松を離れた学生が、就職で戻ったとみられる」と推測する。

 両市とも東京から新幹線で約1時間半の距離だが、産業構造や県内の大学の定員数などは異なる。浜松市には自動車・オートバイ関連企業など製造業が集積し、同市は「ものづくりのまち」を前面に掲げる。

 人口減を緩やかにする基盤づくりには、企業や研究機関の立地や若者の起業促進などを、子育て世代の定住に結び付ける必要がある。首都圏ではなく仙台市を選んでもらう幅広い施策の展開が欠かせない。自然減と社会減への対策の両立。教育環境や通勤の利便性など、街の個性をトータルでアピールする「都市の総力戦」(市幹部)の発想が、これまで以上に問われる。

3230荷主研究者:2018/09/24(月) 21:32:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180905_11041.html
2018年09月05日水曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>宮城県、造成費30億円負担へ 9月議会に補正案

 東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)への建設が決まった次世代型放射光施設で、宮城県が土地造成費などとして総額約30億円を負担する方針を固めたことが4日、分かった。18日開会の県議会9月定例会に、関連費用の一部を盛り込んだ2018年度一般会計補正予算案を提出する。

 補正予算案には、施設設置推進事業費として5億4000万円を計上する。残る約24億6000万円については、2年間がかりで費用を拠出する債務負担行為を設定する。

 文部科学省科学技術・学術審議会の小委員会がまとめた資料によると、造成費は約22億円の見込み。造成費用が圧縮された場合、県は施設整備など土地造成以外の用途に充てることも認める意向だ。

 同省は7月3日、放射光施設を官民共同で整備運用するパートナーに産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)を選定した。19年度の着工、23年度の運用開始を目指している。

 整備費用の総額は約360億円。県内の産学官が加速器本体を収容する建屋や研究棟に最大約170億円を負担する。

 このうち約72億円は企業などの出資で賄い、仙台市の拠出と無利子貸し出しで約23億円、宮城県の資金と企業寄付金などで約75億円をそれぞれ確保する計画となっている。

3231荷主研究者:2018/09/24(月) 21:38:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180906_12047.html
2018年09月06日木曜日 河北新報
仙台港に東北最大級の本格危険物倉庫 塩釜の大郷運輸、保管需要の高まり見込み倉庫業に進出

完成した危険物倉庫。左手前はコンテナに荷物を出し入れするためのバンステージ

 大郷運輸(塩釜市)は倉庫業への進出を決め、東北最大級で仙台港エリア初の大型の危険物倉庫を敷地内に完成させた。主力の石油輸送に続く事業で、東邦運輸倉庫(仙台市)と共同運営する。現在、輸出入品の取り扱いができる「保税蔵置場(ぞうちじょう)」の許可を税関に申請中。取得すれば、宮城県内初の保税貨物を扱える本格的な危険物倉庫となる。

 倉庫は鉄骨平屋で、建築面積約1000平方メートル。防爆型発光ダイオード(LED)照明をはじめ、最先端の防火設備や消火設備がある。工事費は1億8500万円。

 消防法に定められた塗料用シンナーや石油ベンジンなど危険物第4類(引火性液体)を中心に、第2類の固形アルコールを扱う。仙台港まで8キロと近く、敷地周辺は石油コンビナート区域で住宅がない。

 大郷運輸の主力である石油輸送は繁忙期と閑散期の変動が大きい上、地球温暖化対策で石油需要減少が見込まれるため、ノウハウを生かせる分野へ進出する。

 企業の法令順守強化や自動車など製造業の好調を背景に危険物の保管需要が高まる中、両社は協力して倉庫業に取り組む。東北6県をカバーする拠点と位置付ける。

 現地で5日、竣工(しゅんこう)式があり、行政や商工、消防の関係者ら約40人が出席。大郷運輸の高橋利滋社長は「石油需要の減退に備え新事業に取り組む。地域に認められ、求められる会社を目指す」と述べた。

 東邦運輸倉庫の黒川久社長は「輸入貨物の中で危険物は増えており、倉庫需要がある。共に拡充を図りたい」と話した。両社は敷地内に倉庫増設も目指す。

3232荷主研究者:2018/09/24(月) 22:03:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/09/10 建設新聞
仙台市錦町 分譲マンションの新築
三菱地所レジ、立川ハウス工業の共同事業
空間創造社で設計進む

 三菱地所レジデンス仙台営業所(仙台市青葉区国分町3の6の1 保田和彦所長)は立川ハウス工業(東京都立川市曙町2の9の2 栗原徹也代表取締役)との共同事業として分譲マンション「仙台市青葉区錦町1丁目計画」(仮称)の新築を計画し、空間創造社で設計を進めている。

 建設用地は仙台市青葉区錦町1の62の1ほか3筆地内の敷地2079・83平方㍍で、閑静な高級住宅地の一角。計画ではここに、RC造6階建て、延べ4702・51平方㍍、総戸数56戸の分譲マンションを建設する。

 今後施工者を選定し11月初旬に着工、2020年3月末の完成を目指す。

2018/09/10付一面に掲載。

3233荷主研究者:2018/09/24(月) 22:20:30

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/09/11 建設新聞
仙台市大町 仙台ビルディング、七十七銀行 新仙台ビルディングの建て替え
三菱地所設計に設計委託

 仙台ビルディング(仙台市青葉区五橋1の1の17 渡辺静吉代表取締役社長)、七十七銀行(仙台市青葉区中央3の3の20 小林英文取締役頭取)は、仙台市青葉区大町にある新仙台ビルディングの建て替えを計画しており、三菱地所設計に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市のメーンストリートである一番丁通りに立地する藤崎百貨店の西側近隣地で、国分町通と大町通りが交差する仙台市青葉区大町1の1の20ほか地内の1989・84平方㍍。計画によると、ここにS造地下1階地上10階塔屋1階建て、延べ1万1200平方㍍で建て替えるもので、内部は事務所ビルとなる。

 今後、施工者を決め既存施設の解体を11月初旬から行う予定で、完了を待って2019年8月初旬の着工を予定、20年10月末の完成を目指すとしている。

2018/09/11付一面に掲載。

3236荷主研究者:2018/09/24(月) 22:29:21
>>2943
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180912_12037.html
2018年09月12日水曜日 河北新報
<仙台駅東口>ゼップ跡地のオフィスビル13階建て、21年春開業見込み  エキツジの営業は年度内で終了

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180912kahoku01.JPG
JR仙台駅東口のオフィスビル建設予定地

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180912kahoku02.JPG

 JR仙台駅東口のライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」の跡地で、JR東日本が構想するオフィスビルの建設計画が11日、分かった。ビルは13階建てで、2021年春の開業を見込む。

 関係者によると、ビルは地上13階、地下1階で、延べ床面積約2万5000平方メートル。各階にオフィスのテナントが入り、1階は商業スペースとして活用する計画がある。

 建設地では現在、商業施設「EKITUZI(エキツジ)」がオフィスビルの建設まで暫定的に運営されている。JR東は年度内をめどにエキツジの営業を終え、ビル建設に向けた本格的な工事に入る。

 JR東の仙台駅東口再開発計画では、16年3月に東西自由通路とエスパル仙台東館が開業。ホテルメトロポリタン仙台イーストも17年6月にオープンし、最後にゼップ仙台跡地の開発が残っていた。

 仙台市中心部は東日本大震災の復興需要や堅調な企業業績を背景に、事業所の開設や拡張が相次ぐ。

 三鬼商事仙台支店によると、6月のオフィスビル空き室率は約20年ぶりに5%台となった。当面は新規供給の予定がなく、空き室率改善が続くとみられる。JR東の新たなビルは旺盛なオフィスビル需要の受け皿として注目を集めそうだ。

 仙台駅東口では家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)も、ホテルと商業施設が入る新ビル建設を計画している。

3238荷主研究者:2018/09/29(土) 21:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180914_12004.html
2018年09月14日金曜日 河北新報
宮城初の「イオンスタイル」仙台・卸町に15日オープン 子育て世帯や単身者を想定

フードコートで食事を楽しむ内覧会の参加者

 イオンリテール(千葉市)は15日、仙台市若林区卸町1丁目に「イオンスタイル仙台卸町」をオープンする。地域特性に合わせた品ぞろえが特徴のイオンスタイルの宮城県内初の店舗。同店は主に30〜40代の子育て世帯や単身者らの利用を想定する。

 鉄骨6階で延べ床面積約4万6000平方メートル。東北初出店の飲食店など計約70の専門店が入る。約700席のフードコートには離乳食や1人用のコーナーを設ける。スマートフォンの専用アプリを使えばレジに並ばず注文、会計ができる。

 イオンのオンラインショップで注文した商品を店舗で受け取れるサービスや、同店のスタッフが有料で顧客の部屋掃除などを手伝うサービスも導入する。

 8日には内覧会があり、住民ら約150人が参加。離乳食コーナーを利用した宮城野区のパート従業員狩野美和さん(38)は「子どもの顔を見ながらご飯を食べさせることができ、安心感がある」と話した。

 イオンリテール東北カンパニー(仙台市)の辻雅信支社長は「住民のライフスタイルに適した取り組みを進め、にぎわいあふれるまちづくりに貢献したい」と意気込んでいる。

3239荷主研究者:2018/09/29(土) 21:45:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180914_12030.html
2018年09月14日金曜日 河北新報
ザ・モール長町に東急ハンズ出店 仙台・期間限定

ザ・モール仙台長町にオープンする東急ハンズのトラックマーケット

 生活雑貨大手の東急ハンズ(東京)の期間限定店「トラックマーケット」が14日、ザ・モール仙台長町(仙台市太白区)にオープンする。仙台有数の集客力を誇る商業施設に初出店し、新たな顧客の獲得を目指す。

 トラックマーケットは来年8月25日までザ・モール仙台長町パート2の1階で営業し、売り場面積は約330平方メートル。健康用品やキッチン雑貨、清掃用品、カードゲームなど4000点以上を扱う。

 東急ハンズ企画販売部の熊田真祐グループリーダーは「売れ筋の商品を集約している。通常のトラックマーケットの2倍近い広さがあり、ゆったりと買い物を楽しんでほしい」と話す。

 東急ハンズのトラックマーケットは現在、エスパル郡山(郡山市)や盛岡フェザン(盛岡市)でも営業している。

3240荷主研究者:2018/09/29(土) 21:55:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180915_12003.html
2018年09月15日土曜日 河北新報
<JR東>クルーズ列車で仙台港から松島へ楽々 周遊拡大に期待

列車に乗り込むクルーズ船の乗客=14日午前9時30分ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭駅

運行を記念してテープカットする坂井支社長(右)ら=14日午前9時20分ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭駅

 JR東日本は14日、仙台臨海鉄道(仙台市宮城野区)の貨物線に乗り入れ、仙台港からクルーズ船の乗客らを松島へ運ぶ特別列車を運行した。観光地へのアクセスが向上し、東北での周遊拡大や大型客船の誘致増加への期待が高まった。

 JR東の特別列車「リゾートみのり」3両が午前10時ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭(ふとう)駅に設けた仮設のホームを出発。仙台港に寄港した郵船クルーズ(横浜市)の客船「飛鳥II」の乗客やJR東のツアー客ら約60人が乗車した。

 今回はJR松島駅に向かい、瑞巌寺などを観光した乗客をJR仙台駅に届けるルート。妻と乗車した横浜市の無職徳山秀昭さん(60)は「船を降りてすぐ乗れて、とても便利。松島でアナゴを食べるのが楽しみ」と喜んだ。

 出発に先立って行われた式典で、JR東の坂井究仙台支社長は「これからは陸海空一体で東北の広域観光を盛り上げ、東日本大震災からの復興につなげていきたい」と語った。

 JR東は7月末、仙台臨海鉄道の陸前山王-仙台埠頭駅間(5.8キロ)で旅客輸送の事業許可を受けた。26日には、仙台埠頭駅と松島駅を往復するルートで特別列車を運行する。乗客の声などを踏まえ、本格運行を検討する。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に伴い国内へのクルーズ船寄港が増えているが、仙台港は下船後の交通利便性が悪く、乗客が立ち寄るのは付近の商業施設などが中心だった。

 JR東は東北では、秋田港からも貨物線を活用した特別列車を運行している。

3242荷主研究者:2018/09/29(土) 22:46:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180922_12003.html
2018年09月22日土曜日 河北新報
東北初のランボルギーニ正規店 仙台にオープン

オープンを記念してお披露目されたウルス

 自動車販売のタジマモーターコーポレーション(東京)は21日、ランボルギーニの高級スポーツカーを展示、販売する「ランボルギーニ仙台」を仙台市泉区七北田にオープンした。ランボルギーニの正規ディーラーの東北初の店舗となる。

 ショールームは広さ約270平方メートルで、商談のほか、ランボルギーニ4台分が展示できるスペースを設けた。車両の整備工場や保管用ガレージも併設した。

 オープンを記念し、昨年12月に発表されたランボルギーニ初のスポーツタイプ多目的車「ウルス」(約2700万円)が披露された。4WDで雪上モードがあるなど、従来モデルより雪道の走行性能が高い。

 同店の2019年の目標販売台数は25〜30台。石村信ゼネラルマネジャーは「ウルスの投入により東北でのビジネスが広がると考え、出店した。北海道も含む北日本エリアで新規顧客を開拓したい」と話した。

 営業時間は午前10時〜午後7時。水曜定休。連絡先は同店022(776)1963。

3243荷主研究者:2018/09/29(土) 22:47:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180922_12005.html
2018年09月22日土曜日 河北新報
宮城の製造業、自動車関連産業への進出盛んに 自動車部品の取引拡大

トヨタ本社で2月に開かれた展示商談会。宮城県内の製造業者も参加した

 宮城県内の製造業者が自動車関連産業への進出を強めている。産官学金連携組織「みやぎ自動車産業振興協議会」が中心となって地元製造業者とトヨタグループの部品メーカーとの橋渡し役を担い、当初目標を上回る受注実績を上げた。東北の関係機関との連携も進めている。

 協議会は2012年5月、同年7月のトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の発足を控え「みやぎ自動車産業振興プラン」を策定。地元企業の新規受注を20年度までに300件以上にする目標を掲げた。

 11〜17年度までの自動車部品などの新規受注は累計で318件に上り、20年度までに300件以上としていた目標を3年早く達成した。協議会が取引拡大を目指して力を入れたのが、宮城県内外で開催される展示商談会への参加だ。

 協議会の事務局で、県自動車産業振興室の佐藤勝彦室長は「商談会では技術力を直接、アピールできる。取引が成立しなくても担当者と面識ができたことで新規受注につながる可能性がある」と話す。

 17年度は、トヨタ自動車本社(愛知県豊田市)やトヨタグループの部品製造大手デンソー本社(同県刈谷市)であった七つの商談会に地元業者を送り込んだ。

 個別取引をあっせんする役割は、協議会会員のみやぎ産業振興機構が担った。メーカーが取引先を探しているという情報をいち早く入手した際には、求めていた部品を製造できる宮城の業者を独自に提案したこともある。

 同機構取引支援課の今野祐輝課長は「県産業技術総合センターと協力して製品を分解し、部品を作れる企業をリストアップした。関係機関が連携したスピード感のある売り込みが、宮城のスタイルだ」と誇る。

 協議会加盟の関係機関は、トヨタ東日本や大手部品メーカーの社員らによる地元企業の生産現場の改善指導や、自動車の機能や構造を学ぶ人材育成研修も展開してきた。

 協議会は東北6県と新潟県の関係機関でつくる「とうほく自動車産業集積連携会議」とも連携。展示商談会や交流会を共同開催し、広域で自動車産業の集積に取り組んでいる。

 宮城県内の製造品出荷額のうち、自動車など輸送用機械器具は10年に約1775億円だったが、16年には約5195億円に拡大。佐藤室長は「今後は年50件程度の新規受注獲得を目標にして上積みを図りたい」と意気込む。

[みやぎ自動車産業振興協議会]宮城県が自動車関連産業の集積加速を目的に2006年5月、県内の製造業者や金融機関、大学、自治体と設立した。製造業の会員数は17年末で360社。事務局は県自動車産業振興室が担う。

3244荷主研究者:2018/10/23(火) 23:05:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180922_13010.html
2018年09月22日土曜日 河北新報
停電OK「消えない信号機」 整備率、宮城が全国一 震災教訓着々整備

PHVの警察車両から信号機に給電するデモンストレーションを見学する青森県警などの警察官ら=11日、宮城県警本部

 宮城県警が道路交通網の停電対策で全国警察の先頭をひた走っている。「消えない信号機」の整備率は2014年度から全国トップを保つ。17年度の全国平均4.6%に対し18年度末には約20%となる見通し。北海道で起きた地震で多くの信号機が停止して混乱したこともあり、宮城の取り組みが改めて注目を集めそうだ。

 消えない信号機の東北6県と北海道、東京都の整備状況(17年度末時点)は表の通り。

 東日本大震災時、宮城県警は信号機が消えた道路の交通整理のため、全国から延べ4万人以上の応援を受けた。これを教訓に消えない信号機の設置を進め、整備率は2位東京を大きく引き離す。一方、広大な土地に多数の信号機がある北海道は、わずか1%余りにとどまる。

 物資輸送や緊急車両の通行で重要となる幹線道路(緊急交通路)に限れば、宮城の整備率は56.1%に上がる。ケーブルをつないで信号機に電気供給できるプラグインハイブリッド車(PHV)のパトカーも県内各署に計17台配備するなど、取り組みを強化している。

 16年4月に起きた塩釜など6市町の一部約9万7000戸の停電時は、全169の信号機のうち主要道路を中心に57機が自動復旧した。17年7月に仙台市宮城野区の一部地域が約1時間停電した際は、PHVパトカーから信号機に給電し混乱を避けるなど、対策の効果が出始めている。

 警察庁や青森県警などの警察官5人が11日、宮城県警のPHVパトカーを視察した。青森県警交通規制課の担当者は「今後の災害への備えに宮城の停電対策を参考にしたい」と話した。

[消えない信号機]停電時に自動的に予備電源に切り替わる自動復旧型の信号機。軽油で動く自動起動式とリチウムイオン電池式の2種類がある。自動起動式は全信号機対応で24時間、リチウム電池式は発光ダイオード(LED)の信号機限定で4〜5時間、点灯できる。リチウム電池は地上4メートルの高さに設置でき、津波対策として沿岸部を中心に整備が進む。

3245荷主研究者:2018/10/23(火) 23:06:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180923_11015.html
2018年09月23日日曜日 河北新報
<仙台空港時間延長>地元同意、施設拡充、財源確保…24時間化には高いハードル

 仙台空港の運用時間延長を目指し宮城県が開催している住民対象の説明会は、延長手続きに必要な地元同意を得るための最初のステップに当たる。国は地元同意のほか、離着陸便の運航計画提出など複数の条件を課している。現行の14時間運用への移行には約10年を要しており、24時間化を見据えた延長実現までに越えるべきハードルは多い。

 空港の運用時間を延長するには国の了承を得る必要がある。仙台空港を管理する国土交通省東京航空局によると、地元自治体の同意は延長申請の必須要件。加えて就航路線、航空機の離着陸の時間や頻度など具体的な計画の提示が必要だ。

 延長に伴い航空機を誘導する管制、国際便に対応する出入国審査や税関、検疫など体制拡充、施設整備といった必要性が生じる。鉄道やバスなど2次交通の充実も欠かせず、財源確保を含め解決しなけらばならない課題は数多い。

 県によると、運用時間を11時間半から14時間に延長した際は1991年10月に名取、岩沼両市との協議を開始。97年3月に騒音対策などの要望や県の考えを示した文書を覚書として両市と交わした。実際は99年7月に13時間、2001年7月に14時間に移行した。

 地元との合意形成について村井嘉浩知事は「少し時間をかけながら話をしていく」との考えを示し、同意を得るまでに「数年はかかる」と見込んだ。ある県幹部は「(24時間化は)前回以上に時間がかかるのではないか」と話す。

3246荷主研究者:2018/10/23(火) 23:13:07
>>3145
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/09/25 建設新聞
仙台市花京院 東京建物 事務所等の新築 竹中工務店の施工
S造9階建て延べ5996㎡

 東京建物(東京都中央区八重洲1の9の9 古林慎二郎執行役員都市開発事業部長)は、仙台市青葉区花京院に事務所などで構成する「仙台花京院PJ」(仮称)の新築を計画し、竹中工務店の施工を決めた。

 建設場所は、仙台市青葉区花京院1の11の1ほか地内の敷地860・08平方㍍で、花京院スクエアの南側、東北電子専門学校の西側に位置するところ。計画では、ここにS造9階建て、延べ5996・4平方㍍の事務所・店舗・駐車場を建設する。

 今後、早ければ12月中旬の着工、2020年2月末の完成を目指す。

 なお、設計は関・空間設計・竹中工務店JVが担当した。

2018/09/25付一面に掲載。

3247荷主研究者:2018/10/23(火) 23:14:40

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/09/26 建設新聞
仙台市若林区新寺 ワシントンホテル 仙台東口ホテルの新築 20年2月完成へ
竹中工務店の設計・施工

 ワシントンホテル(名古屋市千種区内山3の23の5 内田和男代表取締役社長)は、仙台市若林区新寺に「仙台東口ホテル」(仮称)を計画しており、竹中工務店の設計・施工を決めた。

 建設場所は、仙台市営地下鉄東西線の宮城野通駅の南側に位置する仙台市若林区新寺1の4の6ほか地内の敷地676・83平方㍍。仙台駅からもほど近く、利便性が高い場所だ。

 計画ではここに、S造10階建て、延べ3484・51平方㍍のホテルを建設する。客室はシングルタイプの全195室で、朝食無料サービス付きのR&Bホテル形態として営業する。

 2019年1月の着工、20年2月の完成を目指す。

2018/09/26付一面に掲載。

3248荷主研究者:2018/10/23(火) 23:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180927_12021.html
2018年09月27日木曜日 河北新報
「仙台パルコ」開業10周年 久保田晋一店長に聞く/回遊性高まり集客増、「成長の余力」駅前まだある

久保田晋一(くぼた・しんいち)早大卒。1987年パルコ入社。メディアコミュニケーション部長、マーケティング担当部長などを経て2018年3月から仙台パルコ店長。56歳。神奈川県出身。

開業10周年を迎えた仙台パルコ

 JR仙台駅西口のファッションビル「仙台パルコ」(仙台市青葉区)が8月、開業10周年を迎えた。パルコ(東京)の東北初店舗としてオープンし、グループ店でトップクラスの集客力を誇る商業施設に成長した。久保田晋一店長に事業展開などを聞いた。
(聞き手は報道部・水野良将)

 -2008年8月のオープンから10年がたった。

 「仙台、東北の皆さまに支えられ成長できた。仙台パルコとパルコ2を合わせた18年度の延べ入館客数は1800万人を超える見込みになっている。17年度は1700万人強で、全国のパルコの中でトップの福岡店の2200万人に次ぐ客数だ」
 「入居店舗数はオープンから15年までは140〜150で、16年のパルコ2開店後は220強となっている。テナント取扱高はオープンから1年間が約100億円、12年度には130億円規模になり、17年度が200億円に上った」

 -10周年に関連した取り組みは。

 「改装に力を入れる。この秋、本館1階で地元企業のレストランやライフスタイルショップなど4店舗が新たにオープンする。さみだれ式に既存ショップのリニューアルも行っている」
 「展覧会型の企画を多く実施したい。10月下旬ごろには、顧客参加型のパーティーのようなイベントを計画している」

 -仙台パルコのセールスポイントは。

 「JR仙台駅前の商業エリアに立地しており、利便性が高い。ショップ構成はファッションやレストラン、物販などバラエティーに富んでいる」
 「主な客層は仙台パルコが20〜30代の女性、パルコ2は30〜40代の女性と捉えてはいるが、年齢や性別を問わず、多くのお客さまに来店していただきたい。週刊少年ジャンプの公式店舗『ジャンプショップ』の商品購入者は、男女比率が半々ぐらいになっている」

 -仙台駅前の商業エリアの動きをどう見るか。

 「この10年で大きく様相が変わったと強く感じる。16年にパルコ2やエスパル仙台東館がオープンし、集客力が拡大した。エスパル仙台やイービーンズ、ロフトなどとの間で回遊性が高まっている。駅前エリアはまだまだ成長の余力がある。商店街を含めて一体となり、さらに地域を活性化していければいい」

 【仙台パルコの沿革】
2008年8月 仙台パルコがオープン。店舗数148
  16年7月 パルコ2がオープン。店舗数84
     8月 仙台パルコ4〜6階が大幅リニューアル
  17年6月 仙台パルコ8階にポケモンセンタートウホクがオープン
  18年8月 仙台パルコ開業10周年

3249荷主研究者:2018/10/23(火) 23:36:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180928_12052.html
2018年09月28日金曜日 河北新報
<ヤマト運輸>新物流拠点、仙台に完成 最新仕分け機を導入

高度な能力を備える自動仕分け機

 ヤマト運輸の新たな東北の中核施設「宮城物流ターミナル」が仙台市泉区の泉パークタウン工業団地に完成し、10月1日に稼働する。最新の自動仕分け機を導入し、荷物の処理能力を従来施設より増強した。東北自動車道泉インターチェンジに近い交通アクセスの良さも生かし、盛んな物流需要に対応する。

 敷地面積は約6万5000平方メートル。鉄筋コンクリート一部鉄骨で、ターミナル棟(延べ床面積約3万平方メートル)と物流棟(同約9000平方メートル)から成る。米国系物流不動産開発会社のプロロジスが建設し、ヤマト運輸に貸し出した。

 泉区にある従来施設と比べて敷地面積は約2倍、延べ床面積は約4倍に拡大。仕分け能力は通常の荷物が約1.3倍、冷蔵・冷凍の荷物は約2倍に上る。東北でニーズが高い冷蔵・冷凍の荷物は、全国最大級の1時間当たり2万個を処理する見込みだ。

 宮城物流ターミナルにはヤマト運輸東北支社などグループ10社が移転、集結する。東北各県の拠点施設からも一部の荷物を引き受ける見通し。

 ヤマト運輸の畠山和生施設管理部長は「宮城物流ターミナルの稼働によって関東から北の地域の宅配の効率化やサービス向上につなげたい」と話す。

3250荷主研究者:2018/11/03(土) 16:50:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180930_11018.html
2018年09月30日日曜日 河北新報
<仙台市バス>あす運賃改定 初乗り値下げ150円、「100円パッ区」は120円に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20180930kahoku01.JPG

 仙台市交通局は10月1日、市バスの運賃を23年ぶりに一部改定する。市中心部の初乗り運賃を現行の170円から150円に引き下げる一方、「100円パッ区」の均一運賃を値上げし、愛称を「120円パッ区」に変更する。通学定期券「学都仙台フリーパス」は、市バス利用の4種類を1カ月800円引き上げる。

 初乗り運賃の改定区域と「120円パッ区」の対象区域は地図の通り。

 全46路線のうち、仙台駅前などに乗り入れる33路線の初乗り運賃が20円安くなる。初乗り区間を超える運賃は据え置く。初乗り区間内で乗り降りする通勤・通学定期券も値下げする。9月30日までに購入した定期券は改定運賃との差額を返金する。

 「100円パッ区」は均一運賃が20円高くなり、「120円パッ区」となる。同区域内で乗り降りする定期券は1カ月3980円から4780円に引き上げ、「サン・キュ・パッ区」の名称を「都心バス共通定期券」にする。

 宮城交通(仙台市)も同日から「100円パッ区」の均一運賃を120円に改定する。初乗り運賃は昨年10月、130円から150円に値上げしている。

 市バスの運賃改定は、消費税増税に伴う変更を除くと1995年以来。

 経営改善に向けた増収策の一環で、初乗り運賃の引き下げで約1400万円の減収、100円パッ区と学都フリーパスの値上げで約8500万円の増収を見込む。差し引きすると年間約7100万円の収支改善につながるという。

 市交通局経営企画課の担当者は「利用者には負担をかけるが、これまで特に運賃を安く設定してきた部分の見直しで、影響は最小限に抑えた」と説明する。

3251荷主研究者:2018/11/03(土) 17:02:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181002_12036.html
2018年10月02日火曜日 河北新報
<インバウンド>仙台市中心部でのお買い物、免税手続き一括で 藤崎にカウンター

オープンした一括免税カウンター

 仙台市中心部の商店街で買い物をした訪日外国人旅行者(インバウンド)らが、一括して免税手続きを済ませられるカウンターが1日、青葉区の藤崎本館1階にオープンした。12社の17店舗で商品を購入した客が利用でき、当面は50店舗への拡大を目指す。

 一般社団法人まちくる仙台が運営し、専門のスタッフ2人が英語や中国語、スペイン語などで手続きに応じる。1カ月当たり約200人の利用を想定する。17店舗は藤崎のほか、貴金属やかばん、眼鏡、化粧品などを取り扱う。

 宮城県百貨店協会によると、8月の仙台地区の百貨店(2社2店)の外国人観光客の免税取扱高は前年同月比約1.5倍の3000万円で、客数は約2.2倍の640人だった。

 まちくる仙台の佐藤裕介・事務統括は「仙台の中心商店街でインバウンドがより便利に買い物できる環境をつくり、地域活性化につなげたい」と話す。元日を除く原則として午前10時〜午後7時半に免税手続きを受け付ける。

3252荷主研究者:2018/11/03(土) 17:03:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181002_12037.html
2018年10月02日火曜日 河北新報
<イオン>名取モールを来春増床リニューアル 既存棟も大規模改装

 イオンモール(千葉市)は1日、イオンモール名取(名取市)が2019年春に増床リニューアルすると発表した。07年2月の開店以来、増床は初めて。既存棟も大規模改装し、総賃貸面積は東北のショッピングモールで最大級の約8万平方メートルになる見通し。

 増床棟は鉄骨3階で、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となり、2、3階に飲食店など約50の専門店が入る予定。屋上には駐車場を増設する。

 今年1月、駐車場として利用していた既存棟北側敷地で増床棟の新設工事に着手していた。増床後の総店舗数は約240を見込む。

3254荷主研究者:2018/11/03(土) 17:10:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181004_13006.html
2018年10月04日木曜日 河北新報
待ち合わせはアンパンマン前! 仙台駅自由通路東口側に像設置

仙台駅東口で行われたアンパンマン像の除幕式

 仙台市と仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール(宮城野区)は、JR仙台駅東西自由通路の東口側にアンパンマン像を設置し、3日に除幕式を行った。駅東口の新たな待ち合わせ場所として、にぎわい創出につながることが期待される。

 小林仁宮城野区長が「街に元気や勇気といった新たな活力が生まれてほしい」とあいさつ。ミュージアムの星幸子統括は「ここで待ち合わせしようね、と言ってもらえたらうれしい」と話した。

 除幕式には近くの保育園から園児が招待された。メリーポピンズエスパル仙台ルームの渡辺樹君(5)は「思ったより大きく、触るとざらざらしていた。アンパンマンの像を近くで見られてうれしい」と話した。

 アンパンマン像は繊維強化プラスチック(FRP)製で、高さ1.2メートル。市内に像が設置されたのは4カ所目。

3255荷主研究者:2018/11/03(土) 17:11:43
>>3225
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181004_13015.html
2018年10月04日木曜日 河北新報
<虎屋横丁>アーチ看板、廃棄一転一部保存へ 仙台市教委「昭和の仙台象徴する歴史的資料」

市教委が引き取った看板=3日、仙台市青葉区の市役所上杉分庁舎

 仙台市青葉区の歓楽街・国分町で2日に始まった虎屋横丁のアーチ看板の撤去作業で、市教委は3日、看板の一部を保存する方針を決め同日、地元飲食店などでつくる虎屋横丁稲荷小路親交会から寄贈を受けた。「撤去後は廃棄予定」との河北新報の報道を受け、急きょ方針を決めた。

 保存対象は「虎屋横丁」と書かれた縦0.7メートル、横2.8メートルの長方形のアクリル板1枚と、虎が描かれた縦0.9〜1.2メートル、横1.1〜1.13メートルの台形のアクリル板1枚。いずれも複数枚あるうち、ひび割れや破損などのない板を選んだ。

 市教委文化財課によると、宮城野区と泉区にある市教委の文化財収蔵室のいずれかで保管する方針。今後、仙台の歴史を紹介する資料としての活用を検討している。

 長島栄一課長は「看板は昭和時代の仙台を象徴する歴史的資料だ。失われてしまったら取り返しがつかなかった」と話した。

 看板は戦後間もなく設置されたとされるが、詳しい経緯は不明。経年劣化で風雨や地震に耐えられない可能性があるため管理会社が撤去を決め、5日の作業終了後は廃棄される予定だった。

3256荷主研究者:2018/11/03(土) 17:17:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181005_12004.html
2018年10月05日金曜日 河北新報
<ティファニー>装い新たに美しく 仙台三越店、きょう開店

明るく高級感のある雰囲気を演出したティファニー仙台三越店

 仙台市青葉区の仙台三越本館1階で5日、宝飾品大手「ティファニー」の店舗が新装開店する。最新のデザインコンセプトを採り入れ、新作ジュエリーなど約1500種類の商品を取りそろえる。

 ティファニー仙台三越店は売り場面積約200平方メートル。床に白い大理石調タイル、壁にはベージュのオーク材などで仕上げたパネルを使用した。

 店内では花びらがモチーフの新作「ペーパーフラワー」や時計、アクセサリーのほか、婚約・結婚指輪などを扱う。主力のジュエリーの価格帯は2万〜1000万円台と幅広い。

 同店は1992年オープン。新装を記念し、高額のダイヤモンドリングを6日まで期間限定販売する。

 ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(東京)のダニエル・ペレル社長は「美しく生まれ変わったティファニーを仙台、東北の皆さんにお見せできて幸せに思う」と話す。仙台三越の渡辺憲一社長は「お客さまから『いいものを大事な時に買えて良かった』という声が出るとうれしい」と期待する。

3257荷主研究者:2018/11/03(土) 17:50:50
>>1951 >>2630
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181011_13020.html
2018年10月11日木曜日 河北新報
<JCHO仙台病院>泉移転、3年延期 環境整備に時間

移転新築後のJCHO仙台病院の完成予想図

 病棟の老朽化で仙台市青葉区堤町から泉区紫山へ移転新築するJCHO(ジェイコー)仙台病院(旧仙台社会保険病院)の開院時期が、予定より3年延びて2020年10月となることが10日、分かった。移転先の交通量調査に時間をかけたほか、敷地の追加取得に伴い設計を見直した。月内にも着工する。

 病院の移転計画は14年にまとまり、当初は17年の開院を目指していた。移転先は住宅地で学校が隣接しているため、周辺道路の交通量調査に1年を要した。

 17年2月には、予定地東側の約2万5000平方メートルを追加購入。駐車場を立体から平面に改め、進入路も当初計画を変更した。病院建物の位置を当初より南へずらして敷地に植栽し、周囲の住宅のプライバシーに配慮した。

 新病棟は免震構造の7階建て、延べ床面積約3万3000平方メートル。ベッド数は現病棟から44床減の384床とする。独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)本部と協議し、人口動態予測や立地条件などを考慮した。診療科は現在と同じ20科で、新たに地域の医療介護を担う訪問看護ステーションを設ける。移転新築後は市北部の救急患者の受け入れを担う。

 同病院は1952年の創立。2014年からJCHOの直営となった。現病棟は大半が60〜70年代の完成で、老朽化が進んでいた。

 三浦宏之事務部長は「病棟の移転新築は喫緊の課題だった。移転新築を待ちわびる患者もおり、作業を丁寧に進めて地域の方々に貢献したい」と話す。

 市内では、仙台徳洲会病院(泉区七北田)が20年に約2キロ東の泉区高玉町に移る予定。

3258荷主研究者:2018/11/03(土) 18:18:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181012_12044.html
2018年10月12日金曜日 河北新報
新開発棟が完成 東エレク、生産性アップ 宮城・大和

本社敷地内に完成した新開発棟

 半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)が本社敷地に建設していた新たな開発棟の完成記念式典が11日、現地であった。既存の開発棟と一体的に運用して開発力を強化する。

 新開発棟は鉄骨平屋で延べ床面積約1万1700平方メートル、総事業費は約100億円。面積の半分以上をクリーンルームが占め、隣接する既存開発棟のクリーンルームと連絡通路でつないだ。半導体メーカーと製品の共同開発を円滑に進めるため、顧客用の事務室も用意した。

 式典には約80人が出席。同社の北山博文会長は「新開発棟を稼働させて開発技術や生産性を高め、顧客の期待に応える」と話した。

 同社は半導体メモリーの製造に欠かせないエッチング装置を生産する。クラウドサービスなどの普及に伴い半導体需要が高まっており、市場の成長が見込まれている。

3259荷主研究者:2018/11/03(土) 18:19:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181012_12046.html
2018年10月12日金曜日 河北新報
仙台空き室率最低更新5.09% 9月・オフィスビル

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた9月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.11ポイント低下の5.09%となり、1992年の調査開始以来、最低水準を更新した。仙台駅前と一番町で郊外からの移転などの動きが活発だった。

 調査5地点のうち、2地点で改善。仙台駅前は0.24ポイント低下の3.89%で、初の3%台を記録した。複数の食品関連企業の移転に伴う成約が影響した。一番町は0.22ポイント低下の4.12%。他地区からの拡張移転や店舗の成約があった。

 県庁・市役所は自社ビルへの移転による解約があり、0.29ポイント上昇の6.75%。周辺オフィスは0.06ポイント上昇の8.48%だった。仙台駅東はテナントの動きが少なく、横ばいの7.42%。全地点の1桁台は15カ月連続。

 仙台支店の担当者は「仙台市内の空き室率は6月に5%台となってから足踏みせず、改善幅の大きい状況が続いている。改善傾向は続くだろう」と説明した。

 調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の350棟。

3260荷主研究者:2018/11/03(土) 18:22:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181012_12005.html
2018年10月12日金曜日 河北新報
仙台の「最古」ビル建て替え 20年完成、オフィス需要見込む

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181012kahoku01.JPG
新仙台ビルディングの完成イメージ

 七十七銀行芭蕉の辻支店などが入居していた「新仙台ビルディング」(仙台市青葉区大町)が解体され、跡地に新たなオフィスビルが建設されることが11日、分かった。2019年8月に着工する予定で、20年10月の完成を見込んでいる。

 保有する不動産業の仙台ビルディング(仙台市)によると、同ビルは1959年に完成した。オフィスビルの空き室率算定の基準となる延べ床面積990平方メートル以上のビルでは、仙台市内で最も古いという。老朽化が進み、ビルの建て替えを決めた。1日に解体工事を始めている。

 新たなオフィスビルの名称は「新仙台ビルディング」で変わらない。鉄骨10階地下1階、延べ床面積約1万1200平方メートルで、1フロアは最大、6分割が可能。間取りに合わせて照明や空調を移動できる「グリッド型システム天井」を採用する。各階の外部に水平なひさしを設ける。72台分の立体駐車場を併設する。

 設計は三菱地所設計(東京)が担う。総工費や入居するテナントは未定。1階にあった七十七銀芭蕉の辻支店は7月、青葉区の本店に店舗内店舗として移っており、同行は再移転しない方針。

 仙台ビルディングの佐藤正章経理部長は「今後、仙台で相次ぐとみられるオフィスビル建て替えの先駆けとなる。芭蕉の辻の歴史的な趣も感じられるような外観にしたい」と話した。

3261荷主研究者:2018/11/03(土) 18:25:53
>>2794 >>2868
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181013_12022.html
2018年10月13日土曜日 河北新報
宿泊と会議1ヵ所で 仙台アパホテルTKP開業

JR仙台駅東口に開業したアパホテルTKP仙台駅北

 貸会議室大手TKP(東京)が運営する「アパホテルTKP仙台駅北」が12日、JR仙台駅東口にオープンした。東北初進出のホテルは宿泊と会議の融合を図り、ビジネス需要の取り込みを目指す。

 ホテルはアパグループ(同)のフランチャイズで、鉄骨13階、延べ床面積約7200平方メートル。客室306室と、380人収容の宴会場を備える。隣に会議室棟を建設しており、来年2月末に開業する予定。ホテル1階のレストランは、周辺の貸会議室9施設にも飲食を提供する。

 TKPの河野貴輝社長とアパグループの元谷外志雄代表、アパホテル(同)の元谷芙美子社長が記者会見した。河野社長は「宿泊と組み合わせることで会議室も2日間、利用される。シナジー(相乗効果)は大きい」と話した。

 元谷代表は「近くの直営ホテルより立地がいい。アパホテルは常に進化している。今、ここが最も進化したホテルだ」と語った。

3262荷主研究者:2018/11/03(土) 18:43:19

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/10/15 建設新聞
仙台市川内 仙台観光 学生寮の新築 田村設計室の設計
S造5階建て、延べ3010㎡

 仙台観光(仙台市青葉区川内三十人町49の255 延山寛代表取締役)は、仙台市青葉区川内に「川内学生寮」(仮称)の新築を計画しており、田村設計室(仙台市青葉区)で設計を進めている。近く施工者を選定し、12月初旬にも着工するとしている。

 建設用地は、仙台市営地下鉄東西線川内駅から北西に位置し、駅から徒歩圏内の現在解体中の同社本社跡地。

 計画では、仙台市青葉区川内三十人町1の4地内の敷地2428・81平方㍍に、S造5階建て、延べ3010・33平方㍍の学生寮を建設する。

 完成は2020年1月末を目指すとしている。

2018/10/15付一面に掲載。

3263荷主研究者:2018/11/03(土) 18:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181016_12009.html
2018年10月16日火曜日 河北新報
宮城第一信金が本店ビル売却 相手先建て替え後の21年入居へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181016kahoku01.JPG
建て替えられる宮城第一信金の本店ビル

 宮城第一信用金庫は15日、老朽化した本店ビル(仙台市青葉区中央3丁目)の建物と土地を2019年3月に売却する方針を明らかにした。本部機能は太白区に新設するビルに移し、本店営業部は本店の売却先が建て替えたビルに21年春ごろ入居する予定。

 本店ビルは鉄骨7階、地下1階。延べ床面積約2470平方メートルで、1966年に完成した。不動産業の東洋プロパティと千歳興産(ともに東京)が別館と車庫を含む計3棟を共同購入して解体撤去し、鉄骨8階の新しいオフィスビルを建設する。売却価格は非公表。

 本店営業部は2019年4月から約2年間、青葉区一番町のビル1階に移転した後、建て替えられたビルの1、2階に入居する。本部機能は、太白区の本部ビルができるまで若林区清水小路のビルに移る。

 同信金の18年3月期決算は2期連続の減収減益。菅原長男理事長は「自前で建て替えるにはコストが高く、売却を決めた。拠点の分散化で大規模災害時の業務継続への対応も強化できると判断した」と話した。

3264荷主研究者:2018/11/03(土) 18:52:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181016_12032.html
2018年10月16日火曜日 河北新報
仙台空港←→村田・蔵王・川崎 高速バス試験運行開始

記念式典終了後に出発する仙台空港発の第1便

 蔵王、村田、川崎の3町は15日、仙台空港と3町の観光拠点を結ぶ高速バスの試験運行を始めた。国の東北観光復興対策交付金を活用して来年3月15日まで運行し、訪日外国人旅行者(インバウンド)らの2次交通のニーズを探る。

 新路線は「みやぎ蔵王三源郷エアポートライナー」。仙台空港から蔵の町並み(村田町)までを約45分、みやぎ蔵王こけし館(蔵王町)を約1時間15分、青根温泉(川崎町)までを約1時間半でそれぞれ結ぶ。道の駅村田(村田町)や国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)、蔵王、川崎両町役場にも止まる。

 1日2往復。運賃は仙台空港から蔵の町並みまでが800円、こけし館までが1000円、青根温泉までが1200円など。各停留所に貸自転車計30台(無料)を置き、周辺での観光に役立ててもらう。

 記念式典が仙台空港であり、3町の関係者ら約40人が出席。村上英人蔵王町長、佐藤英雄村田町長、小山修作川崎町長がそれぞれあいさつし「2次交通を整備し、国内外の観光客を呼び込む」などと語った。

3265荷主研究者:2018/11/06(火) 21:26:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181018_12033.html
2018年10月18日木曜日 河北新報
<仙台市バス>全46路線赤字 営業係数はわずかに改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181018kahoku01.JPG

 仙台市交通局は17日、2017年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」をまとめた。全46路線が依然赤字だが、営業係数は16年度よりわずかに改善した。不採算の状況を知ってもらうため、11月中旬から17年度の係数をバス車内や一部停留所に掲示する。

 営業係数は100円の収入を得るために掛かる経費で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 17年度の路線別係数は表の通り。計40路線の営業係数は改善したが、八ツ森線など8路線は17年度も400を超えた。

 全路線平均は157で、16年度の164から7ポイント改善。減少傾向だった乗客数が増加に転じ、16年度を2.7%上回ったことなどが要因とみられる。

 営業収支は約37億円の赤字となった。赤字幅の最大は鶴ケ谷・南光台線の2億5500万円。最小は今年4月に廃止された泉松陵高校線の305万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に路線別の営業係数一覧を掲示する。八ツ森線など8路線の上り停留所113カ所には、経由地が異なる系統別のより詳しい係数も掲げる。

 営業係数の掲示は経営改善の一環として、今年8月に始めた。市交通局は「身近な路線の収支状況を知ってもらい、沿線住民の利用促進につなげる」と説明している。

3266荷主研究者:2018/11/06(火) 21:27:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181019_13038.html
2018年10月19日金曜日 河北新報
<JR東>岩切駅新駅舎11月18日開業 南口を開設、南北両側から出入り可能に

自由通路の南側出入り口と駅舎の完成イメージ

 JR東日本仙台支社は18日、仙台市宮城野区のJR東北線岩切駅の新駅舎を11月18日に開業すると発表した。線路を南北にまたぐ自由通路を市が整備し、南北両側から駅に出入りできるようになる。

 新駅舎は鉄骨2階建てで延べ床面積は約540平方メートル。1階はホームで、自由通路に接続した2階に待合室や事務室などが入る。1984年に建てられた旧駅舎より約410平方メートル広くなる。

 南北自由通路は延長77メートル、幅4メートル。線路を越えて通行でき、南北の出入り口にはエレベーターも設けた。旧駅舎は北側にあったため、南側の住民から南口開設の要望が上がっていた。

 新駅舎と自由通路の建設は16年9月に着手した。現在は仮駅舎で営業している。

3267荷主研究者:2018/11/06(火) 21:44:56

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/10/22 建設新聞
野村不動産仙台 エムズ企画で設計 仙台市・プラウド富沢大野田Ⅳの新築
11F3846㎡、完成は20年3月末

 野村不動産仙台支店(仙台市青葉区中央3の2の23 大矢寛之支店長)は、仙台市太白区大野田に分譲マンション「プラウド富沢大野田Ⅳ」(仮称)の新築を計画しており、エムズ企画設計に設計を委託している。

 建設用地は、仙台市営地下鉄南北線富沢駅の東側ロータリー隣接地となる仙台市太白区大野田5の38の13ほか地内で、敷地面積は1640・79平方㍍。同用地は仙台市が整備した富沢駅周辺土地区画整理事業の一角で、近隣には仙台市立大野田小学校があるほかスーパーマーケットのイオンタウン仙台富沢が立地するなど住環境に恵まれたところ。

 計画によると、ここにRC造11階建て、延べ3846・26平方㍍の共同住宅を建設。内部には分譲住宅を43戸設ける。

 今後、施工者を決定し11月中旬の着工、2020年3月末の完成を予定している。

2018/10/22付一面に掲載。

3268荷主研究者:2018/11/06(火) 22:13:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00493440?isReadConfirmed=true
2018/10/26 05:00 日刊工業新聞
「起業家のまち・仙台」着々 交流サロン3年、卒業生400者

アシ☆スタ交流サロンには多くの起業家が相談や交流に日々訪れる

 仙台市産業振興事業団(仙台市青葉区)の起業支援施設「アシ☆スタ」が好調だ。施設に併設する「交流サロン」の利用会員登録数は、2018年9月に1000人を突破し、26日にはサロン開設3周年を迎える。施設は多くの起業家を輩出。「日本一起業しやすい街」を掲げる仙台市の顔として認識されつつある。(仙台・田畑元)

 ◇

 「アシ☆スタ」は14年1月、仙台市産振事業団内に設置された。相談件数は飛躍的に伸び、17年度には12年度比約4・5倍の1175件。開業件数は同約6倍の114件となった。これまで支援後に開業した件数は400者以上ある。

 女性の相談件数の方が男性より多いのが大きな特徴。「どんなささいなことでも相談できる優しい施設を目指してきた」(赤羽優同事業団起業支援課長)結果だという。

 取り組みの一つが「交流サロン」の設置だ。施設ではセミナーや交流会など、年約100回のイベントを主催する。以前は会終了後に集まるスペースがなかった。現在は多くの起業家が集まる場として親しまれている。セミナーを開催する際は安価で利用できる託児サービスも必ずつける。

 相談員は常勤を含めて計9人を配置。中小企業診断士のほか、広報の相談ができるライターやITに詳しい税理士、登記に精通した行政書士など多様なメンバーをそろえる。開業候補地に相談員が随行するなど、丁寧な対応も評判だ。

 18年に法人化した留学プランニング会社「JAPANESE STANDARD」(仙台市宮城野区)の秋葉淳社長も「書類実務の相談に親身に対応してくれ、事業内容にも鋭い意見をもらった」と語る。同事業団によると、利用者の開業後2年間の存続率は8割以上と全国比で2割ほど高い。「開業前の支援にカギがあるのでは」(赤羽課長)と語る。

 仙台市では今後もさらに起業支援に注力し、“支店経済”に過度に依存した産業構造からの脱却を図りたいとしている。

(2018/10/26 05:00)

3269荷主研究者:2018/11/06(火) 22:13:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181026_12001.html
2018年10月26日金曜日 河北新報
<ピーチ>来年から夜間駐機、現路線も好調 仙台空港拠点化視界良好

仙台空港を離陸するピーチの仙台-札幌線の旅客機

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪)が来年1月10日、仙台空港で夜間駐機を始め、本格的な拠点化に乗り出す。昨年9月に札幌、台北線を就航して仙台空港を国内3番目の拠点に位置付けたが、ダイヤ調整がつかず夜間駐機は見送っていた。仙台発着3路線の利用はいずれも好調で、来年度の新規路線開設や増便も視野に入れる。

 旅客機を翌朝まで待機させる夜間駐機によって仙台空港の始発便をより早く、最終到着便をより遅く設定しやすくなる。来年1月10日以降、関西空港行き始発便が現状の午前9時10分から午前8時45分、札幌からの最終便到着が午後6時10分から午後8時になる。

 当面は増便などはなく、わずかなダイヤ調整にとどまるが、来年3月31日からの夏ダイヤは大きな変更を予定している。同社の遠藤哲執行役員経営企画室長は「より遅い時間に着く便、早い時間に出発する便を設定したい。来年度中の増便、新規路線も考えている」と説明する。

 同社は昨年9月下旬、札幌線を1日2往復、台北線を週4往復で就航。13年4月に運航を開始した関空線を含む3路線がいずれも8割前後か、それ以上の搭乗率を維持している。

 台北、札幌線は既に他社も乗り入れていたが、ピーチ就航後も路線全体の搭乗率は高くなっている。低料金を武器に20〜30代の女性客に浸透し、ビジネス以外の観光や単身赴任者の帰省といった新たな需要も掘り起こしている。

 仙台国際空港(名取市)の岡崎克彦取締役営業推進部長は「特に台北線就航の効果が大きい。訪日客は団体から個人に急速に切り替わっており、ピーチが受け皿になっている。日系LCCの就航で日本人客の利用も増えた」と分析する。

 ピーチは来年度末までに、同じANAホールディングス傘下のLCCであるバニラエアと統合し、ブランドをピーチに一本化する。機材の増加によって路線を拡大するほか、新機材も導入して目安としていた飛行時間4時間を超える中距離路線にも進出する。

 遠藤室長は「最も伸びている東南アジアの市場を取り込みたい。将来的には仙台発着路線でも新機材を投入する可能性がある」と話す。

3270荷主研究者:2018/11/06(火) 22:14:09

http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/menu/Daily_kensetsu_jyouhou.htm
2018/10/26 建設新聞
仙台市 タカラレーベン・タカラレーベン東北 分譲マンションの新築 創建設計で設計
RC造13階 延べ1万4132㎡で計画

 タカラレーベン(東京都千代田区丸の内1の8の2 島田和一代表取締役社長)とタカラレーベン東北(仙台市青葉区中央2の2の10 吉田正広代表取締役)は、仙台市青葉区大手町に分譲マンション「レーベン仙台大手町」(仮称)の新築を計画しており、創建設計で設計を進めている。

 建設場所は、仙台市青葉区大手町206、207地内の旧法務局官舎跡地で敷地5541・34平方㍍。西公園や仙台市営地下鉄東西線の大町西公園駅からもほど近く、利便性に恵まれた場所で、仙台市のシンボルの青葉山や広瀬川を一望できる好立地。

 計画ではここにRC造13階建て、延べ1万4132・88平方㍍の共同住宅134戸を建設する。

 施工者選定後、2019年4月の着工、21年3月末の完成を予定している。

2018/10/26付一面に掲載。

3271荷主研究者:2018/11/06(火) 22:31:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181027_12028.html
2018年10月27日土曜日 河北新報
<泉パークタウン>開発半世紀「完成」へ 三菱地所、最終区域の造成を来月開始

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 仙台市泉区の泉パークタウン開発を手掛ける三菱地所が、最後の開発区域「第6住区」の造成を11月に始めることが分かった。2022年春以降、一戸建て用の宅地1965区画を分譲する予定。第6住区の事業が完結すれば、民間単独では国内最大規模を誇り、半世紀以上にわたるプロジェクトが大きな節目を迎える。

 関係者によると、第6住区の計画地は市地下鉄南北線泉中央駅から北西に約6キロ離れ、泉パークタウンでは既存の寺岡、紫山両地区の西に位置する。開発面積は約148ヘクタールで、泉中央駅近くのユアテックスタジアム仙台の約87個分に当たる。

 宅地や道路、公園、集会所などを整備し、一部には店舗が立地可能なエリアも設ける。東、中央、西の3工区に分かれており、うち東工区は11月中旬にも着工し、21年12月下旬の完成を見込む。中央、西の各工区の着工時期などは今後、決定する。

 三菱地所は今月中旬、第6住区の着工について近隣住民に説明。同社の担当者は「泉パークタウンの従来の開発理念を踏襲し、時代に合った住区にしたい」と述べたという。

 同社は1969年、総開発面積約1070ヘクタールに上る泉パークタウンの開発に着手。多彩な生活機能を備えた複合型都市を目指し、計画を進めてきた。

 74年に街開きをし、分譲開始。これまで高森、寺岡、桂、紫山の各地区に5住区が完成し、住宅や学校、商業施設、スポーツ・レクリエーション施設、緑地などが配置された。今年4月1日現在、約1万100世帯2万5800人が暮らす。

3272荷主研究者:2018/11/06(火) 22:44:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181028_13015.html
2018年10月28日日曜日 河北新報
仙台・宮沢橋架け替えへ 来秋着工、東部と南部往来便利に

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新宮沢橋の完成イメージ。宮沢橋交差点(左手前)の十字路は変形が解消され、仙台駅東に続く都市計画道路に接続する

 仙台市は来年度、都市計画道路整備の一環で、広瀬川を渡る「宮沢橋」(若林区、太白区)の架け替え工事に着手する。現在より約30メートル上流に新たな橋を建設し、太白区側は宮沢橋交差点が十字路になるよう国道286号と結び、若林区側は国道45号に接続する別の都市計画道路とつなげる。開通予定は2024年度末で、市東部と南部エリアの行き来が便利になる。

 宮沢橋の架け替えは都市計画道路「南小泉茂庭線」の宮沢橋工区(300メートル)で行われる。既に詳細設計に入っており、来年11月ごろに橋の工事、21年度半ばに接続道路の整備に着手する。事業費は約53億8000万円を見込む。

 新宮沢橋は長さ145.1メートル、幅25.8メートル。幅員が2.3倍に広がり、車道は片側1車線から2車線に増える。現在は宮沢橋交差点の南東角に結節し、橋を通過しての西進、286号からの東進いずれも変形五差路のため右折できない。架け替えで十字路に変わり、ともに右折が可能になる。

 広瀬川の景観に配慮し、現在は4本の橋脚を1本だけにし、河川の見通しを良くする。橋桁の色は今と同じ赤系を踏襲し、住民の意向も踏まえ、茶に近い色合いにする。1955年に完成した現在の橋は新宮沢橋の完成後に撤去する。

 昭和市電通り(若林区)の市急患センター付近に新しく交差点を設置。新宮沢橋からの接続道路と、整備中の都市計画道路「宮沢根白石線」を結節させる。

 宮沢根白石線は連坊小路と舟丁の間(若林区)で、陸橋建設や用地買収が進み、21年度末に開通の見込み。宮沢橋工区も完成すれば、国道45号と286号をつなぐJR仙台駅東側の大動脈が出来上がる。

 新宮沢橋の予想交通量は1日約4万2000台。現在は1日約1万台で、4倍以上に膨らむ。駅の西側を経由する車が新宮沢橋に流れるとみられ、市中心部の混雑緩和が期待される。

 たもとの宮沢緑地では毎年8月に「広瀬川灯ろう流し」が行われ、貸しボートや多くの川遊びイベントが開かれている。

 市南道路建設課の担当者は「一連の工事でイベント開催に影響が出るかもしれない。最小限に抑えられるよう主催団体、周辺住民と協議する」と話した。

3274荷主研究者:2018/11/23(金) 15:37:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181030_13011.html
2018年10月30日火曜日 河北新報
<ナスパ>東北電が長野の学校法人に売却 地域への一般開放も検討

 東北電力は29日、東日本大震災の揺れで被害を受け、2012年に閉鎖していた宮城県名取市愛島の総合運動施設「名取スポーツパーク」(ナスパ)を、長野県松本市の学校法人「理知の杜(もり)」に売却したと発表した。法人は被災箇所を改修し、運営する私立高の運動施設として活用するほか、地域への一般開放も検討する。

 東北電によると、昨年9月に法人側から打診があった。法人が松本市で運営する松本国際高(生徒約570人)の運動部員らだけでなく、地域住民にも使ってもらうという申し出を踏まえて売却先に選んだ。売却額は非公表。

 同校の男子サッカー部や硬式野球部は全国大会出場の実績がある。学校法人理事の永原経明校長は「自前のグラウンドがなく、探していた。来年度から本格使用し、地域にも使ってもらえる仕組みを考えたい」と話した。

 ナスパは1994年に全施設が完成し、72ヘクタールの敷地に陸上競技場と愛島球場、フットボール場、サブグラウンド、テニスコートがある。東北電は98年から一般開放し、高校野球県大会や2001年みやぎ国体の会場になった。

 震災で愛島球場グラウンドが陥没するなどして、東北電は経営悪化を理由に12年6月に閉鎖。県は改修費を最低12億円と試算し、県単独での支出には難色を示していた。

3275荷主研究者:2018/11/23(金) 15:38:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181030_13027.html
2018年10月30日火曜日 河北新報
<定禅寺通>官民の検討会発足 活性化策、道路の再構成も議題

定禅寺通周辺の活性化策を話し合うために発足した検討会

 仙台市中心部の定禅寺通の魅力向上や周辺のにぎわいづくりを考える官民組織、定禅寺通活性化検討会の設立総会が29日、青葉区のエル・パーク仙台であった。一帯の将来像や道路再整備、歩行空間の利活用を話し合い、2020年度末に基本構想案にまとめる。

 周辺の商店会や町内会、街づくり団体の代表者ら約50人が参加。会長に選出された定禅寺通り街づくり協議会長でおでん店経営の田村忠嗣さん(75)は「ケヤキ並木を生かした活性化策を考えたい」と述べた。

 市は、定禅寺通一帯の活性化や魅力向上で、JR仙台駅周辺に集まる人通りを定禅寺通沿いに回遊させたい考え。検討会では、車線減少による歩道や緑地帯の拡大を視野に入れた道路の再構成も議題にする。

 総会に出席した郡和子市長は「定禅寺通は杜の都のシンボルロード。さらなるにぎわいに向けた議論を期待する」とあいさつした。

3276荷主研究者:2018/11/23(金) 15:46:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181031_11022.html
2018年10月31日水曜日 河北新報
<榴岡公園>飲食店やジム入居施設建設へ 宮城県内初のパークPFI事業者決定

旧レストハウス周辺の再整備イメージ図

 仙台市は30日、宮城県内初のパークPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で、榴岡公園(宮城野区)の旧レストハウス周辺を再整備する民間事業者を決定したと発表した。ハンバーグ専門店「HACHI」を運営するオールスパイス(青葉区)など3社のグループで、旧レストハウスを解体し、レストランやジムが入る収益施設を建設する。2020年3月にオープンさせ、公園に新たなにぎわいをつくる。

 事業者は、オールスパイスと造園設計の環研(東京)、秋葉造園(宮城野区)の3社でつくる「榴岡PFIプロジェクトメンバー」。

 市によると、再整備エリア約2300平方メートルのうちレストハウス跡地に2階建ての収益施設を整備する。延べ床面積は約790平方メートル。全面ガラス張りで、屋上階も利用する。

 ハンバーグやパスタなどを提供するレストラン、カフェ、ジムのほか、公園内をジョギングする市民向けに、有料のシャワーやロッカーを備えたランニングステーションを設置する。

 建物周辺の約1700平方メートルは公共スペースで、ウッドデッキなどを配置する計画。保存する16本の樹木も生かし、建物と一体的な緑地空間に整備する。完成後は市に無償で譲渡する。

 事業費は約2億8300万円。市が2000万円を補助し、残りは事業者が今後のレストランなどの収益から工面する。事業期間は20年間。事業者は毎月、市に1平方メートル当たり200円の公園使用料を支払う。

 市が6月に始めた事業者の公募に同グループのみが応じた。外部の有識者を含む選定委員会の審査で、ユニークな提案内容と建物のデザインが評価された。市は12月に基本協定を締結し、19年5月の着工、20年2月の整備完了を目指す。

 旧レストハウスは1981年完成で、老朽化が進んでいた。2002年に営業を終了し、その後はほとんど使われていなかった。

 郡和子市長は「榴岡公園に新たな楽しみが加わる。都心のオアシスとして、地域全体のにぎわいに結び付けばいい」と期待した。

[パークPFI]民間事業者に公園施設を賃貸し、飲食店や売店などの収益施設を設置してもらい、収益の一部で公園の改修や維持管理を行う新たな整備手法。17年の都市公園法改正で創設された。民間投資を誘導して都市公園の価値を高め、管理者の財政負担を軽減する狙いがある。東北では盛岡、むつ両市が採り入れている。

3277荷主研究者:2018/11/23(金) 15:47:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181031_13056.html
2018年10月31日水曜日 河北新報
<芭蕉の辻>にぎわい創出へ、まちづくり協が来月11日講演会 藩制時代・仙台城下町割りの中心 街の原点から魅力考える

仙台城下の町割りの基点となった芭蕉の辻。にぎわいづくりに向けた機運が高まっている

 藩制時代に仙台城下の町割りの中心となった「芭蕉の辻」(仙台市青葉区)に着目して新しいまちづくりを考える記念講演会が11月11日、青葉区の仙台国際センターで開かれる。主催者は「仙台の街の原点を見つめ直し、にぎわい創出をみんなで考えよう」と幅広い参加を呼び掛ける。

 NHKの人気番組「ブラタモリ」で仙台を案内した宮城学院女子大非常勤講師の木村浩二さんが「伊達政宗のまちづくり 城下町仙台の秘密」と題し、芭蕉の辻を基点に広がった仙台の街の魅力を紹介する。

 主催は市民団体や町内会、市などが3月に設立した「芭蕉の辻まちづくり協議会」。芭蕉の辻を中心に東西に走る大町通(市道青葉山線)の活性化に向け、今後、統一感のある街並みづくりや起業家による新規出店支援、交流イベントの開催に官民で取り組む。

 市は2017年度、大町通の歩道と車道の段差解消に着手。市地下鉄東西線大町西公園駅周辺では道路のバリアフリー化が完了した。現在は晩翠通の西側で工事が進行中で、完成すれば芭蕉の辻までの区間で街歩きしやすい環境が整う。

 協議会の平賀ノブ代表理事(80)は「中央通のアーケードから続く大町通に人を呼び込みたい。一部時間帯の歩行者専用道路や、電線を地下に通す無電柱化も目指す」と意気込む。

 講演会は午前10時〜正午。定員200人。資料代として参加費500円が必要。連絡先は化粧品店「ひらが」022(222)0158。

3278荷主研究者:2018/11/23(金) 15:54:03
>>3166
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181101_11030.html
2018年11月01日木曜日 河北新報
<仙台東道路>事業化へ議論開始 東北整備局、仙台で会議

 仙台東部道路と仙台市中心部を結ぶ自動車専用道路「仙台東道路」の整備方針などを検討する国の有識者委員会が31日、仙台市青葉区の仙台合同庁舎であり、新規事業化に向けた議論を始めた。今後、大まかなルートや道路構造などを決める。

 委員会では、検討対象区間を仙台東部道路仙台東インターチェンジ(IC)-仙台港IC間からJR仙台駅東口方面に伸びる約7キロとすることを確認。東北地方整備局の担当者は、東北道仙台宮城ICと市中心部を結ぶ「仙台西道路」との連携も視野に検討を進める考えを示した。

 整備局は現状や課題の把握を目的に、三陸道などの沿線17市町、約2万3000世帯を対象としたアンケートのほか、運送など約40の業界団体に聞き取りを行う方針を説明。早ければ本年度内に調査に着手する。

 委員会には大学教授ら6人が出席した。整備局によると、今後はルートの絞り込みなど複数回の委員会を開催する。国の予算化は早くても5年程度を要する見通し。仙台東道路は村井嘉浩知事が東日本大震災の復興事業の目玉事業の一つに位置付けている。

3279荷主研究者:2018/11/23(金) 15:55:38
>>3278
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=22386
2018/11/1 日刊建設新聞 宮城版
政策目標に5案掲げる 物流活性化、機能分担など加味 仙台東道路の計画段階評価(東北整備局)

 社会資本整備審議会道路分科会の東北地方小委員会(委員長:浜岡秀勝秋田大学理工学部教授)が10月31日、東北地方整備局がある仙台合同庁舎B棟で開かれた。仙台市東部地区に建設が計画されている仙台東道路について、1回目の計画段階評価を行った。仙台市東部地区の道路交通網の現状や課題を、東北地方整備局が委員らに説明した。整備に関する政策目標案として、5つの目標案が示された。

 東北地方小委員会には大学教授をはじめとする学識経験者、東北地方整備局の阿部悟道路部長、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席。仙台東道路の整備に関し、計画段階評価として学識経験者から意見を聞いた。

 仙台東道路はJR仙台駅を中心とする市街地と、仙台港背後地とを結ぶ地域高規格道路として、平成6年に計画路線に指定されている。宮城県と仙台市は8月、早期の事業着手を求めて国に要望活動を行っている。

 同小委員会ではまず、仙台市東部地区の交通事情について、整備局が説明した。同地区には物流や産業拠点である「卸町」や「原町東部」があり、大型車を中心に仙台市中心部または仙台港方面への交通量が年々増えている。そのため、渋滞がたびたび発生し、道路機能として速達性や定時性が損なわれていることなどが報告された。

 それらの現状と課題を踏まえた上で、整備局は政策目標案に▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを掲げた。

 仙台東道路の具体的なルートはまだ示されていないが、整備局は今回、「整備される可能性がある区間」として、仙台東部道路・仙台港インターチェンジ付近から西側に向かい、仙台西道路の出入り口がある仙台駅西側付近までの区間を示した。区間内には国道45号や県道23号仙台塩釜線(産業道路)が東西に通っている。その間には産業拠点の卸町や原町東部があるほか、宮城県が宮城野原に建設を計画している広域防災拠点などがある。

 委員からは仙台東道路の整備に関し、東部地区から西部地区への通過交通の流入を避ける上で「仙台東道路と西道路を連結して整備する」案が出された一方、西道路と直接つなげるのではなく、中心部の交通機能を維持するために「環状線を整備し、それを介して西道路につなげる」案などの意見が出された。

 整備局では今後、対象地域に住む住民や経済団体、消防、医療機関などを対象にアンケート調査を行う方針。そこで得た意見をもとに、2回目の小委員会を開く予定。今のところ開催時期は未定だが、2回目の小委員会では概略ルートや構造などが示されることになりそうだ。

3280荷主研究者:2018/11/23(金) 15:56:12

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181101-OYT1T50135.html
2018年11月01日 19時09分 読売新聞
読売新聞東京本社、仙台に「東北統括本部」開設

東北統括本部の開所式でテープカットを行う村岡副社長(中央)、山腰本部長(左から2人目)ら(1日、仙台市青葉区で)=関口寛人撮影

 読売新聞東京本社は1日、仙台市青葉区に「読売新聞東北統括本部」を開設した。東北6県の広告・販売・事業の各営業部門と編集部門をつなぐ新組織で、東北地方の持つ魅力を全国に発信する。各界で活躍する有識者を講師に招き、東北経済の潜在力や未来について考える「読売Bizフォーラム」の東北での開催などを検討している。

 東北統括本部は、東北6県の総・支局や読売グループ各社と連携し、全国紙ならではのネットワークを生かして、地元企業や自治体などの地方発の事業を支援する。

 今後、東京や大阪など全国の主要都市で東北関連の催事やUターン・Iターン就職セミナーも企画するなど、東北と全国をつなぐパイプ役を担う。

 同日行われた開所式には、読売新聞東京本社や東北6県の関連会社などから約40人が出席。東京本社の村岡彰敏取締役副社長・総務局長・関連会社担当は、「東北統括本部は読売新聞社の東北戦略を統括し、かつ最前線にしたいという思いでつくった。統括本部を中心に広告や販売、テレビなど関連会社の経営資源を組み合わせて新しい発想でビジネスを展開してもらいたい」とあいさつした。

 東北統括本部の山腰高士本部長は、「東北6県を歩くなかで地場産品や観光資源を知ってほしいという需要を見つけ出し、全国紙という強みを生かして、東北の発展に貢献したい」と決意を語った。

2018年11月01日 19時09分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20181102-OYTNT50010.html?from=yartcl_popin
2018年11月02日 読売新聞
6県の魅力 本社が発信

東北統括本部スタート

 読売新聞東京本社は1日、仙台市青葉区に「読売新聞東北統括本部」を開設した。東北6県の広告・販売・事業の各営業部門と編集部門をつなぐ新組織で、東北地方の持つ魅力を全国に発信する。各界で活躍する有識者を講師に招き、東北経済の潜在力や未来について考える「読売Bizフォーラム」の東北での開催などを検討している。

 東北統括本部は、東北6県の総・支局や読売グループ各社と連携し、全国紙ならではのネットワークを生かして、地元企業や自治体などの地方発の事業を支援する。

 今後、東京や大阪など全国の主要都市で東北関連の催事やUターン・Iターン就職セミナーも企画するなど、東北と全国をつなぐパイプ役を担う。

 同日行われた開所式には、読売新聞東京本社や東北6県の関連会社などから約40人が出席。東京本社の村岡彰敏取締役副社長・総務局長・関連会社担当は、「東北統括本部は読売新聞社の東北戦略を統括し、かつ最前線にしたいという思いでつくった。統括本部を中心に広告や販売、テレビなど関連会社の経営資源を組み合わせて新しい発想でビジネスを展開してもらいたい」とあいさつした。

 東北統括本部の山腰高士本部長は、「東北6県を歩くなかで地場産品や観光資源を知ってほしいという需要を見つけ出し、全国紙という強みを生かして、東北の発展に貢献したい」と決意を語った。

 【東北統括本部】〒980・0811仙台市青葉区一番町2の1の2 NMF仙台青葉通りビル5階 電話022・224・7177

3281荷主研究者:2018/11/23(金) 16:01:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181102_11032.html
2018年11月02日金曜日 河北新報
<仙台城跡>観光や教育の活用に重点 市教委が計画中間案

 仙台市教委は、新たに策定する仙台城跡(青葉区)の保存活用計画の中間案をまとめた。保存だけでなく活用を視野に入れ、「観光客がより一層楽しめる機会の創出」などと盛り込んだ。1日からパブリックコメント(意見公募)の受け付けを開始した。

 計画期間は2019〜38年度の予定。従来の整備基本計画が策定から13年以上経過し、東日本大震災の影響などで計画通りに進んでいないため、整備内容や時期を見直す。

 基本方針では「遺構や地形、植生などを確実に保存し、後世に継承する」と保存を打ち出すと同時に、「仙台城跡の価値を来訪者や国内外の居住者に、分かりやすく伝えるための環境を整える」と集客や教育などへの活用を示した。

 従来の整備基本計画で中期目標に位置付けられた大手門の復元は、大手門跡を通る市道の機能代替などの課題を踏まえ「整備の在り方や時期について、継続して検討する必要がある」と記載した。

 仙台城跡の活用は、地域での歴史的建造物などの活用を後押しする来年4月の改正文化財保護法施行や、国の指導を踏まえた。

 市教委は本年度中にも計画を策定する方針。中間案のパブリックコメントは30日まで、電子メールや郵送などで受け付ける。

 文化財課の長島栄一課長は「次世代に価値を残し、新しい魅力を発信するため、仙台城跡のあるべき姿について、多くの意見を寄せてもらいたい」と話した。連絡先は仙台城史跡調査室022(214)8544。

3282荷主研究者:2018/11/26(月) 22:12:11
>>3246
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181103_12007.html
2018年11月03日土曜日 河北新報
<東京建物>仙台・花京院に新オフィスビル 地上9階、20年完成

東京建物の新オフィスビルの完成イメージ

 東京建物(東京)は仙台市青葉区花京院1丁目に新たなオフィスビルを建設する。12月に着工し、2020年2月までの完成を目指す。JR仙台駅に近い立地の良さや開放的な職場環境をアピールし、盛んなオフィス需要の取り込みを図る。

 東京建物によると、ビルは鉄骨9階で延べ床面積約6000平方メートル。1階には店舗などが入る。2〜9階のオフィスは各約500平方メートルで、テナントの希望に応じて最大5分割できる。病院や官公庁と同程度の耐震性を確保し、非常用発電機を備える。

 窓はガラス張りで周辺の緑地を望む。屋上にテナント専用のテラスを設け、机や椅子、植栽などを配置する予定。テラスで休憩したり、交流したりできる。

 建設計画地は現在、有料駐車場として利用されている。東京建物は計画地近くで09年から、地上20階のオフィスビル「東京建物仙台ビル」を稼働させている。

 同社の担当者は「昨年ごろから仙台でオフィス不足の声が多くなった。新たなビルは仙台に拠点を設ける首都圏の会社やIT系企業、コールセンターなどの受け皿になる」と期待する。

 不動産サービス大手CBRE仙台支店によると、東京建物の新オフィスビルが完成すれば、市中心部の中規模以上の新築オフィスビルとして17年4月の「仙台青葉通ビル」(青葉区中央3丁目)以来となる。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店によると、市内のオフィスビル空き室率は08年のリーマン・ショックと、その前後のオフィスビルの大量供給が重なり、10年に20%台になった。東日本大震災後は復興需要や堅調な企業業績などを背景に減少に転じ、今年9月には調査開始以来最低の5.09%を記録している。

3283荷主研究者:2018/11/26(月) 22:29:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181106_12025.html
2018年11月06日火曜日 河北新報
<リチウム電池工場>IDFと石巻市が立地協定 旧飯野川二小の校舎改修

協定を締結した(左から)佐藤社長、亀山市長、山本会長、河端章好副知事

 自動車用シートなどを製造するIDF(石巻市)は5日、石巻市に整備するリチウムイオン電池工場の立地に関する協定を同市、宮城県と締結した。閉校した小学校の校舎を工場に改修し、雇用創出を図る。

 2015年に閉校した旧飯野川二小の跡地約1万3400平方メートルと鉄筋2階の校舎を活用する。市からの取得費は計約8850万円。事業費は約15億円で、県の補助を受ける。

 工場は本年度中に完成し、来年4月に稼働する。容量毎時100ワット級の電池を年40万個生産し、20人の雇用を目指す。

 製造するリチウムイオン電池は東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)が開発した。低コストで量産可能なマンガン系で、コバルトやニッケルを使う従来製品に比べて安全という。

 5日に市役所であった締結式で、同社の山本憲一会長(69)は「石巻に重点を置いた産業をつくっていく」と述べた。旧飯野川二小出身の佐藤幸太郎社長(70)は「地域の歴史が詰まった場所を残したい。将来、子どもたちが理化学実験をできる場所になればいい」と期待した。

3284荷主研究者:2018/11/26(月) 22:31:00
>>2544
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181106_15018.html
2018年11月06日火曜日 河北新報
<国道4号>宮城・蔵王町内の4車線化が完了 18日開通

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は5日、宮城県蔵王町内で進めていた国道4号の4車線化工事が完了し、18日に開通する見込みになったと発表した。同県白石市中心部-仙台市間唯一の2車線区間が解消される。

 開通するのは同町宮地区の0.8キロ。今回の開通で、同地区と大河原町金ケ瀬地区間で2009年9月に始まった金ケ瀬拡幅事業(3.7キロ)は完了する。事業費は約84億円。

 村井嘉浩知事は「交通混雑の緩和や県南地域の活性化などに大きく寄与すると期待している」との談話を出した。

3285荷主研究者:2018/11/29(木) 23:28:57
>>3271
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181113_12002.html
2018年11月13日火曜日 河北新報
<泉パークタウン>「第6住区」の開発始動 現地で地鎮祭

地鎮祭でくわ入れをする関係者

 仙台市泉区の泉パークタウンで12日、最後の開発区域「第6住区」の地鎮祭があった。既存5住区の開発を手掛けてきた三菱地所は他社との共同開発方式を初めて採用する。参加企業の先進技術やサービスを導入した社会課題解決型のまちづくりを目指す。

 第6住区は開発面積約148ヘクタールで、2022年春以降に一戸建て用宅地1965区画を分譲する予定。東、中央、西の3工区に分かれ、うち東工区で今月下旬に造成を始め、21年12月下旬の完成を見込む。中央、西両工区の着工時期などは未定。

 三菱地所やパナソニック、パナソニックホームズ、関電不動産開発などが連携して事業に取り組み、エネルギーや交通・物流、健康といった課題を解決する具体的なモデルを提案する。

 地鎮祭には関係者約50人が出席。三菱地所の吉田淳一執行役社長は「低炭素社会・循環型社会をつくっていく流れの中で、日本を代表する社会課題解決型のまちづくりを進めたい」と強調した。

 パナソニックの井戸正弘執行役員は「エネルギーマネジメントやモビリティ、セキュリティーなどの先端技術を最大限活用し、街全体の価値を高めたい」と述べた。

3287荷主研究者:2018/11/29(木) 23:52:34
>>3286
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181115_12001.html
2018年11月15日木曜日 河北新報
<エスパル仙台>新装「みやげ館」きょうオープン 商品拡充、最大90分営業延長

多彩な商品を取りそろえるおみやげ通り

 仙台ターミナルビル(仙台市)は15日、エスパル仙台(青葉区)本館地下1階の「みやげ館」をリニューアルオープンする。改装は1998年以来、20年ぶり。新規店を入れて食品の取り扱いを充実し、営業時間を最大90分延長する。土産や日常の買い物、飲食など幅広いニーズに応える。

 改装のコンセプトは「杜のマルシェ」。店舗面積約1600平方メートルで改装前と同じ64店舗が入り、うち11店舗が新規となる。

 仙台駅東西地下自由通路に面する「エキチカキッチン」では、すしや弁当などを提供。「エキチカおみやげ通り」には東北を代表する銘菓店が集まり、エスパル仙台の限定商品なども取りそろえる。牛タンやうどんなどの飲食店もある。

 通常営業時間はキッチンが午前10時〜午後9時(改装前午前10時〜午後8時半)、おみやげ通りが午前9時〜午後9時(同午前10時〜午後8時半)。一部は午前7時に開店したり、午後10時まで営業したりする。

 14日に内覧会があり、参加した郡山市の広告代理店社員鈴木優子さん(49)は「おしゃれな雰囲気。お土産を買う目的ではなくても立ち寄ってみたくなる」と話した。

 エスパル仙台の小原能和店長は「駅の東西自由通路拡幅などによって地下街の人の行き来が増えている。サービスレベルを上げ、今まで以上に大勢の方に利用してほしい」と期待する。

3288荷主研究者:2018/11/29(木) 23:52:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181115_12051.html
2018年11月15日木曜日 河北新報
<FDA>仙台-出雲線上昇気流に 4月就航、搭乗率目標大幅超え 地方同士の需要取り込む

仙台空港に着陸したFDAの旅客機

 4月に就航した地域航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の仙台-出雲線が好調だ。10月まで半年間の平均搭乗率は83%で、目標の65%を大きく上回った。就航前は地方同士を結ぶ新路線を不安視する見方もあったが、潜在的な需要を取り込んで地域間交流を促進している。

 仙台-出雲線は東北と山陰を結ぶ初めての定期便で、4月20日に運航を開始。84人乗りか76人乗りの小型機を使い、1日1往復する。

 就航キャンペーンを展開した4、5月がそれぞれ89.6%、88.0%と高水準を記録。6〜10月も80%前後で、累計旅客数は約2万5000人。年間目標の4万人到達も視野に入る。

 所要時間は片道約1時間半で、約4時間かかる大阪(伊丹)経由に比べて大幅に短縮された。出雲大社(島根県出雲市)や玉造温泉(松江市)などを目的にした女性客が多いが、山陰から東北を訪れる観光客も想定より多くなっているという。

 近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の担当者は「潜在需要はあったが、直行便がなく、以前は時間とお金がかかりすぎたのだろう。就航後は旅行会社で座席の取り合いになっている」と説明する。

 FDAは2009年に航空事業に参入。小型機で地方都市を結ぶ戦略で路線を増やしてきたが、10年に経営破綻した日本航空から引き継いだ路線も多い。初就航の仙台空港で、他社の乗り入れもない出雲線の開設は珍しいケースだった。

 就航先を出雲に決めた際は、宮城県など地元関係者の大半に驚かれたという。FDAの柿下央仙台空港支店長は「会社としての今後を占う路線。可能性は感じていたが、期待以上の状況だ」と手応えを語る。

 一方、観光利用が大半を占めるため、リピーターの獲得と冬場の需要拡大は必須の課題になる。柿下支店長は「底堅い需要が路線の成長には必要。ビジネス利用なども開拓し、増便を目指したい」と話した。

3289荷主研究者:2018/11/29(木) 23:56:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181115_13047.html
2018年11月15日木曜日 河北新報
<石巻バイパス>大瓜-真野間3.4km、17日開通 救急搬送の時間短縮へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181115kahoku03.JPG

 宮城県石巻市と女川町を結ぶ石巻バイパス(全長10.8キロ)の大瓜(おうり)-真野間(3.4キロ)が17日、開通する。2009年完成の蛇田-大瓜間(2.7キロ)と合わせ、三陸自動車道石巻女川インターチェンジ(IC)と県道稲井沢田線がつながり、新たな交通軸が誕生する。

 石巻バイパスは同市蛇田の国道45号と同市沢田の国道398号をつなぐ。県の試算によると、今回の開通で女川港と三陸道石巻女川IC間の所要時間は23分となり、11分短縮される。市東部から石巻赤十字病院への救急搬送の時間も短縮される見通し。

 大瓜-真野間は幅約11メートル。09年に着手し、真野川橋(全長400メートル)と大和田川橋(345メートル)など三つの橋を架設した。事業費は約132億円で、国土交通省の社会資本整備総合交付金の復興枠を充てた。

 女川町中心部に至る真野-沢田間(4.7キロ)の事業着手は、復興期間が終了した21年度以降の交通量などを考慮して検討する。

 石巻市街地を経由する398号は東日本大震災後、工事車両などの増加で渋滞が慢性化していた。

3290荷主研究者:2018/11/30(金) 00:03:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181116_12005.html
2018年11月16日金曜日 河北新報
<ヨークベニマル>仙台に初の小型店 高齢者や単身者ら利用想定、モデル店きょうオープン

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http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181116kahoku02.JPG
ヨークベニマルがオープンさせる「ヨークマルシェ大和町店」=仙台市若林区

 ヨークベニマルは16日、仙台市若林区大和町4丁目に初の小型店「ヨークマルシェ」をオープンする。地方都市向けのモデル店の位置付けで、高齢者や単身者らの利用を想定。生鮮食品の充実などスーパーの強みを生かし、新たな店舗形態の可能性を探る。

 老朽化した既存店を建て替えた。売り場面積は既存店の半分程度の996平方メートルで、大規模小売店舗立地法(大店立地法)の対象面積(1000平方メートル超)未満に抑えた。

 仙台市地下鉄東西線の駅が近くマンションなどが多い立地から、徒歩や自転車での来店客をターゲットにして駐車台数は48台にとどめた。

 単身者や高齢者に合わせた少量サイズなどの総菜を多く扱うほか、事業所が周辺に多いため弁当など昼食用も充実させる。イートインスペースを設ける。全体の品ぞろえは日常生活に欠かせない商品に絞り込む。年商は平均的な既存店(約15億円)をやや下回る12億円を見込む。

 今回のモデル店を通じて売り場の有効活用や品ぞろえを試し、出店の可能性を探る予定。同社は「将来の積極的な出店を見据え、ノウハウを構築したい」と説明する。

3291荷主研究者:2018/11/30(金) 00:12:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181117_13029.html
2018年11月17日土曜日 河北新報
<登録有形文化財答申>伝統意匠巧みに構成 青葉神社(仙台市)

青葉神社本殿の南に立つ入り母屋造りの拝殿

 1873年に創建され、仙台藩祖伊達政宗を祭る。答申された文化財は1922年建築の本殿、27年の拝殿など6件から成る。

 本殿は、屋根前方が長く伸びる三間社流(さんげんしゃながれ)造り。突き出たはりの端「木鼻(きばな)」に幾何学的な彫刻を施し、桁の上に乗せて屋根を支える部材「蛙股(かえるまた)」は鎌倉や室町時代の趣がある。伝統的な意匠を巧みに構成した。

 本殿の四方はヒノキを用いた透塀(すきべい)で囲い、聖域を形成する。塀の正面中央に開く中門は、切り妻造りの四脚門で、続く祝詞舎にも木鼻や蛙股がある。

 権禰宜(ごんねぎ)の片倉圭司さん(36)は「藩祖を祭った人々の思いをつなぎ、日本の匠(たくみ)の技が結集した青葉神社を文化財として伝承したい」と話した。

 ◇

 国の文化審議会は16日、「棚倉城跡」(福島県棚倉町)など9件を新たに史跡に指定し、保護するよう答申した。

 150年前の戊辰戦争で自刃した会津藩の白虎隊士を祭る「会津飯盛山白虎隊士墳墓域」(会津若松市)や「丹藤氏(たんどうし)庭園」(弘前市)など3件を登録記念物にするよう答申。1873年に創建された「青葉神社」(仙台市)など185件の建造物を登録有形文化財とすることも求めた。

3292荷主研究者:2018/12/07(金) 22:14:23
>>3266
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181118_13012.html
2018年11月18日日曜日 河北新報
岩切駅舎装い新た 自由通路も整備「にぎわい期待」

テープカットには地元の児童も加わった

 仙台市宮城野区のJR東北線岩切駅の新駅舎完成式が17日、同駅であった。郡和子仙台市長や菊地健次郎多賀城市長が岩切小の児童らとテープカットをし、完成を祝った。新駅舎は18日午前5時半に使用を開始する。

 郡市長は「地域住民や隣接する多賀城市の要望があった。新駅舎の完成で、さらににぎわいが生まれることを期待したい」とあいさつ。

 JR仙台支社の坂井究支社長は「南北自由通路からは走行する東北新幹線が見られる。景色も楽しんでほしい」と述べた。

 塾に通うため岩切駅から仙台駅まで電車を使っているという岩切小5年の阿部飛鳥さん(11)は「駅が新しくなってうれしい」と笑顔を見せた。

 新駅舎は鉄骨2階、延べ床面積約540平方メートル。延長77メートル、幅4メートルの南北自由通路が整備され、南側からも出入りできる。駅前広場は来年3月に完成予定。

3293荷主研究者:2018/12/07(金) 22:20:45
>>3284
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181119_13033.html
2018年11月19日月曜日 河北新報
<国道4号>4車線化0.8キロ開通 白石中心部-仙台の2車線区間解消

4車線化工事を終え、使用が始まった蔵王町宮の国道4号

 蔵王町宮地区で国道4号を4車線に拡幅する工事が完了し、18日に全線開通した。白石市中心部と仙台市を結ぶ区間のうち唯一の2車線区間が解消となり、渋滞緩和や東北自動車道の代替機能、産業活性化が期待される。

 開通式が現地であり、国や地元自治体、用地提供者ら関係者約80人が出席。村上英人町長が「地域企業の物流や救命救急活動の効率化、観光振興に結びつく。仙南への企業誘致が加速し、地域経済の活性化にもつながる」とあいさつした。

 今回整備されたのは0.8キロ。これで国が2004年度に着手した蔵王町宮から大河原町金ケ瀬までの4車線化事業(3.7キロ)は完了した。総事業費は約84億円。

3294荷主研究者:2018/12/07(金) 23:29:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181121_12052.html
2018年11月21日水曜日 河北新報
<ショーケース・ギグ>決済アプリ会社、仙台に拠点開設へ

 飲食店や小売店での事前注文と支払いをスマートフォンでできるアプリ「オーダー」を開発し、提供するIT企業「ショーケース・ギグ」(東京)は20日、来年2月に仙台市青葉区に初の地方オフィスを開設すると発表した。

 従業員数人でスタートし、2年間で20人以上の雇用を見込む。東北でのアプリの普及や開発を担う。場所は未定。

 アプリは人手不足に悩む店の省人化と脱現金化を進め、客の利便性向上を目指す。国内の約850店が導入しているが、東北ではまだない。

 同社は2012年設立、従業員48人。新田剛史社長と石亀憲・最高技術責任者の創業者2人がともに仙台市出身のため、開設を決めた。広報担当者は「創業者ゆかりの地に開設でき、感慨深い。仙台のIT人材を活用したい」と話す。

3295荷主研究者:2018/12/07(金) 23:36:36
>>2184
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181122_13030.html
2018年11月22日木曜日 河北新報
<みやぎ県北高速>登米4.7キロ区間が来月25日開通 交通渋滞緩和期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181122kahoku01.JPG

 県は21日、東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」のうち、登米市の中田工区(約4.7キロ)を12月25日に開通させると発表した。沿岸部へのアクセス向上、市中心部の交通渋滞緩和が期待される。

 同工区は片側1車線で、国道346号と交差する佐沼インターチェンジ(IC)と、三陸道の登米ICに近い県道中田栗駒線の登米中田交差点を結ぶ。中間に中田ICを設けた。着工は2015年3月、事業費は約89億円。開通式典終了後、午後8時に一般車両の通行が可能になる。

 みやぎ県北高速幹線道路は、東日本大震災からの「復興支援道路」に位置付けられている。登米市の佐沼工区(約3.6キロ)と栗原市の築館工区(約1.7キロ)で工事が進められており、県は20年度の全線開通を目指す。

3296荷主研究者:2018/12/07(金) 23:41:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181122_13039.html
2018年11月22日木曜日 河北新報
仙台文学館ってどこ?目立つ案内表示なし 「ガラスの仮面展」人気なのに…県外客、長時間迷うケースも

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181122kahoku02.JPG
仙台文学館前の入り口と道路に設置された案内表示。最寄りのバス停から少し歩くと看板が見えてくる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181122kahoku03.JPG
場所はこちら

 仙台市青葉区北根の仙台文学館へのアクセスが分かりにくいという声が上がっている。漫画の原画展が人気を呼び、全国からファンが訪れるが、JR仙台駅前に目立つ案内表示はない。最寄りのバス停は市街地から離れ、文学館への道のりが分かりにくい。市は「イベント時にはアクセスの周知を強化したい」と話している。

 仙台の玄関口、JR仙台駅バスプール。バス停を探すも「文学館」の表示は見当たらない。今春、就職で仙台に引っ越してきた記者は、市内の地理には、まだ不案内だ。案内所で尋ねると「この時間なら富谷営業所行きに乗ってください」。ようやく仙台駅からバスに揺られ約20分。「北根二丁目文学館前」で降りた。

 バス停の案内表示に従って県道を歩いたが、文学館の建物が見えにくく、入り口にたどり着くまで、不安は消せなかった。

 文学館では10月6日〜11月25日、特別展「連載40周年記念 ガラスの仮面展」が開かれている。今月17日までに市内のほか、東北各県や首都圏から約5400人が訪れた。

 愛知県刈谷市の会社員、加藤周三さん(59)と妻の千津子さん(54)は先月31日、仙台駅からバスに乗ろうとしたが、西口バスプールで20分近く迷った。

 千津子さんは「バスプールで『文学館』の文字が見当たらず、不親切に感じた。イベントの時に案内役のスタッフを用意するなど、何かしら配慮があってもいいと思う」と話した。

 文学館はホームページや会員制交流サイト(SNS)で交通アクセスを周知したり、イベントのチラシを県外で配ったりしている。

 文学館の担当者は「分かりやすい場所でないのは確か。気軽に問い合わせてほしい」と釈明するが、案内不足は仙台に対する宮城県外からの来場者の印象を揺るがしかねない。

 市文化振興課の中山秀一課長は「ホームページに詳細なアクセスの情報を載せている。イベント時には周知を強化するが、県外から来る際には事前に情報を確認してほしい」と話した。

3297荷主研究者:2018/12/07(金) 23:44:48

http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2018/11/20181122t13001.htm
2018.11.22 石巻かほく
特集>仙石線開通90周年 昭和と平成、二つの時代を快走

東日本大震災後、全線開通に合わせ東北線に乗り入れた仙石東北ライン。野蒜-小野間を快走する下り一番列車=2015年5月30日午前7時5分ごろ

佐藤石巻駅長

石巻観光協会・後藤会長

山下中吹奏楽部・雫石さん(右)と小野寺さん

 JR仙石線(約50キロ)仙台-石巻間が1928(昭和3)年11月22日に開通し、90周年を迎えた。

 県内第2の都市 石巻と、東北の中心都市 仙台が直接結ばれたことで、都市機能の充実、通勤通学の利便性向上などに貢献してきた。懸案事項だった全線複線化には至っていないものの、時間短縮やトイレの設置がかなっている。

<戦争、震災を乗り越え復旧>

 前身は宮城電鉄。細倉鉱山などの余剰電気を利用し、25年に仙台-西塩釜間で開通。当初は観光電車で、おしぼりの提供や釣り大会などのイベントを会社が主催して実施していた。

 太平洋戦争最中の44年、矢本や多賀城など沿線の軍事施設との関係から国鉄に買収され、国鉄仙石線になった。民営化により、JR東日本が運行している。

 東日本大震災では、海岸に近い東松島市の小野、野蒜、東名、陸前大塚の4駅が甚大な被害を受けるなどして一時不通となった。

 野蒜と東名の2駅は高台に移設され、まちづくりと一体となった復旧により、2015年5月30日に全線開通した。全線再開に合わせ、東北線に乗り入れる仙石東北ライン(ハイブリッド気動車)も運転を開始した。翌年の3月には、新興住宅地・石巻市新蛇田地区に新駅「石巻あゆみ野駅」が、04年の小鶴新田駅(仙台市宮城野区)以来12年ぶりに誕生した。

 石巻は漫画を生かした街づくりに取り組んでおり、アニメのキャラクターをラッピングした「マンガッタンライナー」が03年3月に導入され、観光振興に一役買っている。

 90年の歴史の中で画期的だったのは、仙石東北ラインに加え、非電化の石巻線・石巻-女川間への乗り入れで、沿線住民の悲願だった仙石東北ラインの直通運転が16年8月に始まった。

 戦争、震災などを乗り越えてきた仙石線は、開通100年に向け、沿線住民のさまざまな思いを乗せてさらに快走する。

3298荷主研究者:2018/12/07(金) 23:45:38
>>3297-3298 続き

■佐藤正幸石巻駅長あいさつ

 仙石線仙台〜石巻間は22日、開通90周年を迎えました。戦争や東日本大震災など数々の激動を乗り越え、現在に至ることができました。地域の皆さまの温かいご支援があったからこそであり、心から感謝申し上げます。今後も鉄道の使命を果たしながら震災復興の一助を担い、地域の皆さまと共に歴史を刻んでいきたいと考えております。引き続き、倍旧のお引き立てをお願い申し上げます。

<日本初の地下鉄>

 仙石線は、旅客線では日本初の地下鉄といわれている。1927(昭和2)年に浅草と上野駅を結んだ現在の東京メトロ銀座線が最初の地下鉄として一般的に知られているが、25(大正14)年に仙台と西塩釜間で開通した仙石線の前身、私鉄宮城電気鉄道の地下駅・宮電仙台と東七番丁間(約400メートル)が地下鉄道路線として存在した。

 仙台駅のプラットホームのデザインは、ニューヨーク市の地下鉄77丁目駅(1918年開業)を参考にしたという。アーチや壁面が薄緑色、だいだい色で塗られるなどモダンだった。

 仙石線という名称は、44年の国有化後に付けられた。その後、全区間が地上となったが、2000(平成12)年に仙台-陸前原ノ町間が地下化され、仙台駅からあおば通駅まで延伸。仙石線は長い年月を経て、再び一部区間が“地下鉄”となっている。

【歩み】
1925(大正14)年 宮城電気鉄道が仙台―西塩釜間を開業
 28(昭和 3)年 仙台―石巻間全通
 29(   4)年 鹿妻駅新設
 32(   7)年 石巻を宮電石巻に駅名を改称
 39(  14)年 宮電山下―釜(石巻港)間の貨物線開業
 44(  19)年 宮城電鉄が国有化、仙石線と線路名を制定
 59(  34)年 石巻―仙台間快速電車運行開始
 83(  58)年 仙台―石巻間ノンストップ特別快速新設
 87(  62)年 東矢本駅新設。国鉄分割民営化
 90(平成 2)年 石巻駅舎を石巻線の駅舎に統合
2000(  12)年 野蒜―陸前小野間の鳴瀬川橋りょう架け替え工事完成
         仙台―陸前原ノ町間を地下化
         あおば通―仙台間を延伸開業
 11(  23)年 東日本大震災の津波被害で全線不通
         東北線松島駅に接続する形で、
          松島―石巻間を仙石線経由の代行バス運転開始
 15(  27)年 全線運転再開、同時に仙石東北ライン開業
 16(  28)年 陸前赤井―蛇田間に石巻あゆみ野駅を新設
         女川駅まで直通運転乗り入れ開始

3300荷主研究者:2018/12/08(土) 00:01:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181123_12005.html
2018年11月23日金曜日 河北新報
<JR東>本塩釜駅構内に鮮魚店と飲食店 27日開業

tekuteしおがまのイメージ図(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は22日、仙石線本塩釜駅構内に、鮮魚店と飲食店の併設施設を27日に開業すると発表した。駅ナカに鮮魚を扱う店舗が入るのは全国でも珍しいという。

 施設名は「tekute(てくて)しおがま」で、グループ会社のJR東日本東北総合サービス(仙台市)が運営する。延べ床面積は320平方メートル。

 岩手県や仙台市ですし店などを展開する清次郎(盛岡市)が出店する。鮮魚店では塩釜港など三陸で水揚げされた魚介類を中心に、野菜や総菜を販売。飲食店では昼は定食、夜は居酒屋メニューなどを提供する。

 JR東日本仙台支社の担当者は「改札を出てすぐに鮮魚が買える。地元住民だけでなく、訪日客を含む観光客にも利用してほしい」と話した。

 本塩釜駅では27日、構内で仮設運営していた塩釜市観光案内所もリニューアルオープンする。

3301荷主研究者:2018/12/08(土) 00:05:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181123_15018.html
2018年11月23日金曜日 河北新報
<仙台城跡>造酒屋敷跡近くに登城路

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181123kahoku01.JPG
江戸時代に使用されていたとみられる登城路の路面。造酒屋敷跡北側で確認された

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181123kahoku02.JPG

 仙台市教委は22日、青葉区の仙台城跡内の造酒(ぞうしゅ)屋敷跡近くで、江戸時代に登城(とじょう)路として使用されていた可能性のある路面が確認されたと発表した。

 城内の醸造施設である造酒屋敷跡の北側で、堅く締まった路面が初めて確認された。現在の地表から1.2メートル掘り下げた場所で発見された。江戸時代に本丸に向かう登城路として使われた可能性が高いという。

 登城路近くでは、南北に延びる石組みの溝跡が見つかった。青葉山の湧き水を排出する水路と考えられる。屋敷跡南西では、酒造りに関わる建物の柱を支えたとみられる2カ所の礎石跡と、帯状に延びた集石遺構が確認された。建物の位置や規模を特定する重要な手掛かりとなる。

 造酒屋敷跡の発掘調査は2008年に始まった。城内に職人を住まわせ、酒を造る施設は珍しかったという。

 市教委は24日、現地で遺跡見学会を開く。市博物館脇にある長沼の南側に午後1時半集合。参加無料で申し込み不要。担当者が発掘調査の成果と周辺の遺構を説明する。連絡先は市文化財課仙台城史跡調査室022(214)8544。

3302荷主研究者:2018/12/08(土) 00:05:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181123_12004.html
2018年11月23日金曜日 河北新報
<FDA>仙台-松山にチャーター便運行 個人販売も

 地域航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は22日、来年1月に仙台-松山間でチャーター便を5往復運航し、個人客にも座席を販売すると発表した。国内チャーター便の個人向け販売は4月に解禁され、今回が全国で初めてとなる。定期便化の検討に向けた需要調査に活用する。

 チャーター便は来年1月13、15、17、19、21日に1往復ずつ運航する。所要時間は仙台発が2時間、松山発が1時間半で、76人乗りか84人乗りの機材を使う。運賃は片道1万9000円に設定した。FDAのホームページから予約できる。同日程で名古屋(小牧)-松山間も運航する。

 チャーター便の座席は、団体旅行商品として旅行会社が販売してきた。国土交通省は4月、定期便が就航していない路線に限り、座席数の半分以下を個人客に販売することを認めた。

 FDAは仙台-松山線の各便で座席の5割を個人向けに割り当てる。定期便化した場合の需要や採算性を、運航コストが安いチャーター便で探る。

 仙台-松山線は1996〜98年、全日空が定期便を運航した。現在は仙台と四国を結ぶ路線はない。FDAは松山市には道後温泉や松山城などの名所があり、一定の観光需要が見込めると判断した。

 FDAが4月に就航した仙台-出雲線は、10月までの搭乗率が83%と目標を上回る。仙台空港支店の柿下央支店長は「新たな試みで地方路線の需要をつくるとともに、今後の路線展開の参考にしたい」と話した。

3304荷主研究者:2018/12/09(日) 18:29:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181128_13025.html
2018年11月28日水曜日 河北新報
<東北大>2030年に向け戦略策定 グローバル人材育成推進、企業と新薬など共同開発

 東北大の大野英男総長は27日、2030年に向けた大学の未来像と、その実現に向けた中長期の方針や具体的な施策などを定めた「東北大学ビジョン 2030」を発表した。グローバル社会に対応する人材育成を目的に、19年度から全学部共通の教育プログラムを導入する。

 ビジョンは「教育」「研究」「社会との共創」「経営革新」の四つの柱から成り、その中で実践する重点戦略16分野を掲げた。

 教育では、全学部生を対象に国際教養や語学力、人工知能(AI)技術、起業に向けた戦略などを学ぶ共通プログラムを19年度にスタート。主に1、2年生が対象で単位取得は任意だが、将来の必修科目化も視野に入れる。19年度は入学予定の学生約2500人のうち、延べ約500人が履修するとみている。

 社会との共創では、大学と複数の企業が横断的に連携して医薬品やマテリアル分野などの商品開発を担う新組織「オープンイノベーション戦略機構」を創設し、12月に活動を始める。特に医薬品では製薬大手数社と共同研究を進め、新薬の開発などを目指す。

 産学連携による収入を30年までに現在の5倍となる165億円に拡大させ、安定的な大学経営の原資とする。

 大野総長は「自分の任期は24年3月まで。結果として次期総長を縛ってしまう可能性はあるが、大学全体の経営で好循環を生むには、12年後の30年までの中長期のビジョンが不可欠と考えた」と話した。

 東北大では国立大学法人化後の07年に井上明久元総長が「井上プラン」、13年に里見進前総長が5カ年計画の「里見ビジョン」をそれぞれ発表している。

3305荷主研究者:2018/12/09(日) 18:33:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181128_12006.html
2018年11月28日水曜日 河北新報
<ホテル京阪>東北初進出 「日乃出620」跡地に20年夏開業

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181128kahoku01.JPG
仙台のホテル京阪のイメージ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181128kahoku02.JPG

 京阪ホールディングス(大阪市)のグループ会社、ホテル京阪(同)は2020年夏、仙台市青葉区中央3丁目に「ホテル京阪 仙台」(仮称)を開業する。ホテル京阪の東北進出は初めて。JR仙台駅に近い立地の良さを生かし、ビジネス客や国内外の観光客らの利用を見込む。

 同社が27日に発表した計画などによると、ホテルは鉄骨14階、地下1階で延べ床面積約8300平方メートル。客室数は200を予定し、2階にレストランを設ける。既に着工しており、20年7月末の完了を見込む。

 建設計画地は、仙台駅から徒歩約5分の青葉通沿いにある。「日乃出620駐車場」の跡地で、七十七銀行本店に隣接している。周辺にはオフィスビルや商業施設、飲食店などが並ぶ。

 ホテル京阪の担当者は「最新の機能性を十分に備えることを基本コンセプトに、宿泊特化型ホテルとして展開する」と説明した。

 ホテル京阪は大阪や京都、札幌、東京で計8ホテルを運営。主要な政令指定都市の駅前立地を中心に多店舗化を進める方針を掲げており、20年開業の仙台のホテルは直営ホテルとして14店舗目となる見通し。

3306荷主研究者:2018/12/09(日) 18:47:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181129_11018.html
2018年11月29日木曜日 河北新報
<仙台市地下鉄>南北線の車両更新へ 22年度以降、開業以来初めて

南北線の現行車両。開業から31年が経過し、新型車両の検討が始まった=仙台市泉区

 仙台市交通局が地下鉄南北線の車両を2022年度以降、新型に切り替える方針を固めたことが28日、分かった。局内にワーキンググループ(WG)を発足させ、既に仕様などの検討に着手している。南北線の車両更新は1987年の開業以来初めてで、新たな性能やデザインが注目される。

 WGは鉄道管理部、鉄道技術部の各課の担当者らで構成し、8月に発足。南北線や東西線の現行車両の状況を検証し、他都市の地下鉄などと比較しつつ、新型車両の仕様や機能を検討している。

 最新の運行システムへの対応、省電力化、快適性向上、バリアフリー、車内のテロ対策、電子広告(トレインビジョン)の搭載などが課題になっている。

 外装のデザインは、現行車両に採用した緑色を踏襲するかどうかが焦点。東西線の車両と同様に近年主流のアルミ合金の材質を強調し塗装面を狭くすると、色合いを継承しても印象が大きく変わる可能性がある。

 デザインの検討に、市民がどう参画するかは今後詰める。東西線の車両を検討した際は仙台工高などの生徒を集めたワークショップを開催し、提案された沿線のイメージや色などをデザインに反映した。

 現行の1000系車両は87年7月、八乙女-富沢間開業と同時にデビュー。88年、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」を受けた。

 2003年度からは約10年がかりで大規模な改修工事が行われた。冷房装置が導入され、行き先表示や車内表示などが発光ダイオード(LED)化された。

 市交通局によると、鉄道車両の耐用年数は一般的に40年とされ、南北線は9年後に迫る。外装は比較的きれいな状態を維持するものの窓枠付近には経年劣化による腐食があり、パテで埋めて塗装を重ねている。

 今後、WG内での検討を経て1、2年程度で具体的な更新計画を立てる。南北線は現在21編成(1編成4両)があるが、仙台都市圏の将来の人口減少なども見極めながら新型車両の導入数などを決定する。

 車両はメーカーに製造を発注後、完成まで2、3年を要するとみられる。22年度以降、10年に1度の全般検査の時期を迎えた車両から順次新型に切り替え、5〜7年かけて一新する。

 市交通局の担当者は「内部検討が緒に就いたばかりで何も決まっていないが、この先の40年を見通した次世代の車両を考えていきたい」と話した。

3307荷主研究者:2018/12/09(日) 19:03:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181129_11025.html
2018年11月29日木曜日 河北新報
<旧県教育研修センター>跡地利用、制約が壁 県教委有識者の「知恵」に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181129kahoku03.JPG

跡地利用が宙に浮いている旧県教育研修センター

 老朽化に伴い2013年に閉所した宮城県教育研修センター(仙台市青葉区荒巻)の跡地利用が宙に浮いている。公道に接していないため、出入りするには隣接する宮城教育大の敷地を通る必要があるなど、制約が多いのがネック。施設を管理する県教委は今月、有識者らによる検討委員会を設け、活用策の模索を始めた。

 同センターは1968年、教員の研修施設として設置された。69年に完成した本館と技術棟など建物が12棟あり、いずれも耐震工事を施していない。本館は東日本大震災の影響で、使用できない状態になった。敷地面積計約4万6000平方メートルのうち、約半分を山林や傾斜地が占める。

 2013年に開所した県総合教育センター(名取市)への機能移転に合わせ、県教委は宮教大への売却を軸に協議を進めてきたが「新しい上物を造って活用するだけの(財政的な)余裕がないとの返事だった」(高橋仁教育長)。

 跡地は都市計画法の特別用途地区「文教地区」に指定されており、県教委は教育目的での活用策を念頭に置く。建物を解体・撤去するか一部を修繕して再利用するかの方針は決まっていない。

 21日に県庁であった検討委の初会合で、委員からは「軽度な知的障害のある生徒の受け皿として、(県立支援学校の)高等学園が必要だ」(宮教大付属特別支援学校の樫村恵三副校長)などの意見が出た。

 委員長の川島隆太東北大加齢医学研究所所長は「子どもたちに明るい未来を与える施設として有効活用できたらいい。発達障害の子どもが増えている中、高等学園の整備は一つの案」と述べ、財源や法的規制を検討課題に挙げた。

 検討委は19年1月下旬までに会合を2回開く予定。高橋教育長は「跡地はどうにもこうにも使いでがない」と話し「あまりお金をかけられない中で、外部委員の知恵を借りたい」と今後の議論に期待する。

3309荷主研究者:2018/12/09(日) 19:04:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181130_12004.html
2018年11月30日金曜日 河北新報
<ブランチ仙台>仙台・桜ケ丘に複合商業施設 5店先行開業、来春30店舗に

東側区画が先行オープンしたブランチ仙台

 大和ハウスグループの大和リース(大阪市)は29日、仙台市青葉区桜ケ丘7丁目に複合商業施設「ブランチ仙台」を開業した。計画地のうち、みやぎ生協(仙台市)のスーパー、ドラッグストアなど5店舗が入る東側区画の施設を先行オープン。泉区長命ケ丘2丁目の西側区画には30店舗が入る施設を整備し、来年春の開業を予定している。

 ブランチは大和リースが展開する複合商業施設のブランドで、兵庫県と神奈川県に続き仙台が3カ所目。

 計画地の敷地面積は東側約8000平方メートル、西側約1万平方メートル。オープンした東側の施設は鉄骨2階の1棟で、延べ床面積約5100平方メートル。100円ショップと歯科、整骨院も入る。

 西側は鉄骨2階の店舗用5棟と、鉄骨4階の店舗兼立体駐車場の1棟。延べ床面積約1万6000平方メートルで、書店や飲食店、クリニック、緑地広場などで構成される見込み。

 計画地は県道仙台北環状線と県道大衡仙台線の交差点付近にあり、大和リースは1985年から2015年まで別の商業施設を運営していた。

 開業式典で同社の泉和彦仙台支社長は「コミュニティー型の商業施設を目指している。ここに集い、さまざまな方とつながり可能性を広げていただきたい」と話した。桜ケ丘学区連合町内会の酒井典雄(ふみお)会長は「複合商業施設が地域おこしに貢献してくれることを願っている」と述べた。

3310荷主研究者:2018/12/09(日) 19:04:38

http://yamagata-np.jp/news/201811/29/kj_2018112900578.php
2018年11月29日11:04 山形新聞
用足した跡?バス停付近「困った」 県庁前、仙台線の深夜便利用者か

公衆トイレの場所を紹介し、利用を促すポスター=山形市・県庁前バス停

 高速バス仙台―山形線の深夜便利用者によるとみられるマナー違反が山形市の県庁前バス停近くで相次いでいる。隣接する県自治会館敷地内では、酔った勢いか、我慢できなかったのか、降車直後に“用を足した”痕跡などが散見。近くの県庁敷地内の24時間利用可能な公衆トイレをPRするなど、バス会社がマナーアップを呼び掛けている。忘年会シーズンが近づき関係者の苦悩は続く。

 同バス停は県庁前の国道286号上にあり、高速バスや複数の路線バスが発着する。現在の場所には、近くから2014年9月に移転した。汚物が発見されているのは、県庁から中央分離帯を隔てた西進車線側で、仙台からのバスが到着する場所。16年ごろから被害が目立ち、平均して月1回のペースで確認され、植え込みや建物の影など国道から見えないところで見つかっている。発覚するのは、閉庁日(土日)明けの月曜日の朝が多いという。

 防犯カメラには深夜、仙台線のバスが到着後、人が物陰へ駆け込む様子が映っていることもあった。週末の夜、仙台で飲食した帰りの利用者が我慢できなかったとみられている。同会館の職員が清掃を強いられており、担当者は「移転前にはなかった現象。個々のマナーの問題だが、これだけ多いとは…」と閉口する。

 同会館から対策の申し入れを受けた山交バスは、16年夏から、バス停と車内に啓発ポスターを掲示した。全席にエチケット袋を配布するなどの対策を実施。ポスターには県庁前の公園「県民緑地」内にある公衆トイレの場所も記して利用を促し、今夏からは毎朝バス停の巡回を行い、汚物があれば清掃してきた。

 仙台―山形間の乗車時間はおよそ1時間。人気路線で多くの利用者への座席数確保のため車内にトイレは設置されていないが、山交バスは「高速道路上に三つのパーキングエリアがあり、要望があれば停車する。緊急時は遠慮なく声を掛けて」と呼び掛けている。

3312荷主研究者:2019/01/01(火) 15:28:47

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181130-329887.php
2018年11月30日 09時17分 福島民友新聞
伊達と相馬にバス停 高速バス、若松・福島―仙台空港線

 会津乗合自動車(会津バス、会津若松市)は12月1日、会津若松、福島両市と仙台空港を結ぶ高速バスの運行ルートを変更する。

 これに伴い、東北中央道霊山インターチェンジ(IC)近くの道の駅伊達の郷りょうぜん(伊達市)と常磐道相馬ICに近い相馬市バスターミナルに新たなバス停を設置する。

 従来は福島市の福島競馬場前から東北道経由で仙台空港に向かっていたが、新ルートでは伊達市を経由し、相馬福島道路(東北中央道)と常磐道を使って仙台空港に向かう。

 運行は1日3往復で、片道運賃は会津若松―仙台空港が大人3200円、霊山―仙台空港が大人1300円、相馬―仙台空港は大人700円。福島―相馬間用の回数券も新たに設定する。

 問い合わせは会津バス(電話0242・22・5560)へ。

3313荷主研究者:2019/01/01(火) 15:36:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181201_13018.html
2018年12月01日土曜日 河北新報
仙台に住む少数言語外国人増加…行政窓口で通訳、手続きサポートします 観光国際協会来春スタート

講座の中で、コミュニティー通訳としてどう対応するべきかを話し合う受講生

 仙台観光国際協会(仙台市)は2019年4月、行政窓口や学校で日本語が不自由な外国人の手続きや面談を支援する「コミュニティー通訳」を派遣するサービスを始める。仙台市内でベトナム、ネパールの出身者が増えるなどし、英語や中国語以外の少数言語に対応できる人材が求められている現状を踏まえた。今月まで5回の講座を開き、通訳を養成している。

 青葉区の仙台国際センターで11月8日、3回目の講座があった。受講したのは英語、中国語をはじめベトナム語、ネパール語、タガログ語(フィリピン)など9カ国語を話す23人。外国出身者が19人、日本人は4人だった。

 東京外国語大の内藤稔講師が守秘義務の順守や通訳の心構えを説明。「コミュニティー通訳は外国人の人生に関わる。単に通訳するだけでなく、困っている人に寄り添う姿勢が求められる」と強調した。

 通訳の派遣は市内の外国人が無料で利用でき、通訳には謝礼が出る。市が事業費を負担する。現在、具体的な利用方法を検討している。

 派遣が想定されるのは幼稚園や小学校での保護者説明会や面談に加え、区役所での保育所の申し込みや転出入、児童手当、国民健康保険の手続きなど。妊娠期から就学後までの利用が多いと見込まれる。

 受講生で8年前にフィリピンから仙台に来た主婦川村アダさん(33)は「日本語の会話は大丈夫だが、行政の手続きや通訳の勉強をもっとしたい」と意欲的。来日6年目のベトナム人翻訳業ド・バン・トゥアンさん(38)は「日本語があまり分からないベトナム人の役に立ちたい」と言う。

 仙台市に住む外国人は約1万2200人。推移はグラフの通り。東日本大震災後に一時減少し、4年連続で増えている。留学生のほか留学後に就職した社会人と家族、技能実習生が多い。国籍別では中国が最も多いが、ベトナム、ネパールの増加が目立つ。日本語専門学校が積極的に募集、受け入れをしているのが要因とみられる。

 将来的に通訳40人の態勢を目指す。仙台観光国際協会の担当者は「住民の国籍や言語が多様化し、若い世代や家族も多い。母国と異なる行政サービスの利用を支援するための人材を育てたい」と話す。

[コミュニティー通訳]日本語が不自由な在留外国人が公共サービスを利用できるように支援する通訳。行政窓口や教育現場のほか司法、医療の分野で利用される。単なる通訳にとどまらず異なる言語、文化に起因する問題を理解し、橋渡し役になることが期待される。東南アジアや南アジアの出身者増加に伴い、少数言語のニーズが高まっている。

3314荷主研究者:2019/01/01(火) 15:38:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181201_12043.html
2018年12月01日土曜日 河北新報
<東北大>医療用センサー開発へベンチャー設立 高度な診断を容易に、5年後上場目指す

事業内容などを説明する熊谷社長(右)

 東北大は30日、脳や心臓などの高度な医療診断が容易となる新型磁気センサーを開発、提供するベンチャー企業「スピンセンシングファクトリー」(SSF、仙台市)を設立したと発表した。主な取引先は医療機器メーカーで、5年後の売上高100億円、株式上場を目指す。

 SSFは9月10日に設立。資本金は8050万円で、社員は5人。製造、販売する磁気センサーは数ミリ単位まで小型、軽量化されており、将来的に年間10万個の生産を計画している。

 磁気センサーには、東北大の宮崎照宣名誉教授(応用物性・結晶工学)が世界で初めて製作した常温で作動するトンネル磁気抵抗(TMR)素子を用いた。

 脳外科手術で脳内を診断するのに不可欠な測定機器は現在、超電導量子干渉(SQUID)素子という磁気センサーが用いられている。素子を作動させるにはマイナス269度の低温状態が必要。コスト面が課題となっており、機器1台は5億円に上る。

 TMR素子の磁気センサーを使った脳の測定機器は常温で作動するため、SQUID素子の機器と比べ10分の1のコストで生産ができるという。

 SSFの熊谷静似社長は「将来は医療分野だけでなく、機械の動作状態を監視する機械産業分野、道路や橋などインフラの状態を測定する環境産業分野まで幅広く応用できる。東北大発のベンチャーとして規模を拡大したい」と話した。

3315荷主研究者:2019/01/01(火) 15:40:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181201_13011.html
2018年12月01日土曜日 河北新報
<東北大>金起林の詩、日韓つなぐ 記念詩碑建立、仙台留学直後に発表の代表作刻む

金起林の記念碑建立に奔走した南副教授(左)と青柳さん

 日本統治下にあった1930年代の朝鮮に、モダニズム文学理論を紹介した詩人金起林(キム・ギリム)(1908年生まれ)の記念詩碑が仙台市青葉区の東北大片平キャンパスに建立され、30日に除幕式とシンポジウムがあった。

 金は36〜39年に東北帝大(現東北大)で英文学を学んだ。詩碑建立は、日韓両首脳による1998年10月の「21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」共同宣言から20年を記念し、両国の研究者らが中心となって実現させた。

 金は平和を求める詩や評論を発表したが、42歳の時に朝鮮戦争の渦中で北朝鮮に拉致され、消息不明となった。韓国では作品全てが発禁処分となったが、88年に全集が刊行され、今は教科書でも扱われている。

 記念碑は仙台留学の直後に発表した代表作「海と蝶(ちょう)」を日本語と韓国語で刻む。詩に登場する三日月を白と黒の石でデザインした。

 除幕式では、韓国の文化や歴史を学ぶ市民グループ「コリア文庫」を仙台で主宰し、海と蝶の日本語訳をした翻訳家青柳優子さん(68)=東京=が詩を朗読。「魯迅の街の仙台が金起林の街としても知られてほしい」と語った。来日中の朴尚勲韓国公共外交大使は「記念碑は韓日友好の象徴となる」と強調した。

 シンポジウムでは、詩碑建立に奔走した南基正ソウル大日本研究所副教授らが金の文学や日韓関係について意見を交わした。

3316荷主研究者:2019/01/01(火) 15:41:10

https://www.sankei.com/region/news/181201/rgn1812010003-n1.html
2018.12.1 07:02 産経新聞 地方宮城
仙台港に中国コンテナ航路 五輪混雑回避に広がる地方活用

仙台港に入港したコンテナ船。中国に直行する航路が新たに開設される=仙台市宮城野区(石崎慶一撮影)

 〈宮城〉東北最大のコンテナターミナル港、仙台塩釜港(仙台港区)=仙台港=で今月、韓国の港湾に寄港せず中国と直結する外貿コンテナ定期航路が初めて開設され、4日にも最初の船が入港する。同港の新規外貿航路の開設は平成28年の韓国航路以来で、コンテナ定期航路は10航路目となり、航路数は過去最高。好調なコンテナ貨物量の増加と将来の埠頭(ふとう)拡張を見据えたポートセールス、地方港活用の動きが背景にあるようだ。(高梨美穂子)

 ◇

 今回、航路を開設するのはSITCコンテナラインズ(中国・上海市)で、コンテナ船「SITC TOYOHASHI」(9967トン)など3隻を使用。毎週月曜に仙台港を出発し、連雲港(江蘇省)▽青島(山東省)▽東京▽川崎▽横浜▽上海▽太倉(江蘇省)▽東京▽川崎▽横浜▽仙台-の順で寄港する。同船の積載能力は1011TEU(1TEUは20フィートコンテナ相当)。連雲港には4日程度で到着する。

 航路開設に、日本の総代理店担当者は「京浜港への輸出入貨物が増え、輸送業者が逼迫(ひっぱく)。仙台への航路開設は日本側の荷主のニーズに合う」と狙いを語る。

 2020年東京五輪・パラリンピックでは京浜港周辺で交通規制による陸送の遅れも懸念される。トラックによる陸送も近年、人手不足で価格上昇の傾向にある。同社ではこれらを踏まえ、「国内の選択肢を広げるため、地方港開拓に力を入れている」と語った。

 仙台港には韓国・中国の両方を経由する既存4航路がある。一方で、「韓国の港は天候などにより入港が遅れるケースがよくあり、荷主の悩みとなっている」(県港湾課)現状がある。ダイレクト船は定時性が担保しやすいとSITC側は説明、同社の東南アジア航路のネットワークを使い、東北からベトナム、タイ、フィリピンへの貨物が増えるとの期待もある。

 県港湾課によると、東日本大震災による復興需要で、仙台港は建材や太陽光パネルなど輸入が増加。輸入に有利な航路も増えた。「航路があるため、復興需要と関係ない人たちも仙台港を使うようになり、需要は落ちていない」という。

 27年には同港で3航路、28年には1航路が新設された。現在、高砂コンテナターミナルを6ヘクタール増加(32年暫定供用開始、34年完成予定)、3号岸壁・埠頭用地を4ヘクタール増加(36年完成予定)する拡張工事中。

 県や仙台市などによるポートセールスも力が入っている。

 東北地方整備局のまとめ(10月1日現在)によると、東北6県からは仙台港を含め、八戸(青森県)▽釜石(岩手県)▽大船渡(同)▽秋田▽酒田(山形県)▽小名浜(福島県)-の計7港が外貿コンテナ定期航路を開設。全24航路の10航路が27年以降に就航、うち4航路が昨年開設された。地方港活用は東北でも広がってきているようだ。

 同局クルーズ振興・港湾物流企画室では「東北にとって仙台への新航路開設は、利便性が上がり、輸送コストが下がることが考えられる」と話している。

3317荷主研究者:2019/01/01(火) 16:00:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38479790T01C18A2L01000/
2018/12/3 22:00 日本経済新聞 北海道・東北
磁気分野の国際会議、仙台で開催 2023年に

3318荷主研究者:2019/01/01(火) 16:05:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181204_12033.html
2018年12月04日火曜日 河北新報
<東北大雨宮キャンパス跡地>イオンモールに全土地引き渡し

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)の再開発計画で、イオンモール(千葉市)への全ての土地の引き渡しが3日、完了した。多量の汚染土壌の処理に時間がかかり、当初予定より約10カ月遅れた。

 東北大によると、引き渡したのは跡地約9.3ヘクタールのうち、大型商業施設と医療・福祉施設の建設予定地の計約7.7ヘクタール。大規模分譲マンション2棟の予定地約1.6ヘクタールは土壌改良を先に終え、今年6月29日に引き渡しが済んだ。1棟は既に着工している。

 開発を主導するイオンモールは、2019年秋をめどとしていた正式な大型商業施設の開業時期を「現在プランを策定中で未定」と、明らかにしていない。

3319荷主研究者:2019/01/01(火) 16:06:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181204_12005.html
2018年12月04日火曜日 河北新報
消費税増税前 仙台圏でスーパーの出店や改装相次ぐ

買い物が楽しくなる空間を目指しているみやぎ生協のBRANCH仙台店

 仙台圏で、スーパーの新規出店やリニューアルが相次いでいる。小売店の競争が激化し、消費税率10%への引き上げが2019年10月に迫る中、各社は東北最大の消費地で優位に立とうと戦略を練り、顧客の取り込みを図っている。

 みやぎ生協(仙台市)は11月29日、仙台市青葉区桜ケ丘7丁目の複合商業施設に「BRANCH(ブランチ)仙台店」を開業した。

 宮城県内51店目の店舗は売り場面積約1700平方メートルで、開放的な空間が広がる。みやぎ生協の産直ブランド「めぐみ野」の農水畜産物など約1万6000品目を取り扱い、生活雑貨大手東急ハンズ(東京)のグッズを初めて導入した。

 幹線道路の県道仙台北環状線と県道大衡仙台線の交差点に面し、半径1キロに約5500世帯、1万3000人が暮らす。商圏にはヨークベニマル(郡山市)やヤマザワ(山形市)、ウジエ(登米市)など競合他社の店舗がひしめく。

 みやぎ生協の宮本弘理事長は「肥沃(ひよく)な商圏。重要な場所に出店できた。暮らしに役立つ商品を届け、シェア拡大を目指す」と強調。「今後数年の間に仙台でさらに数店舗を出したい」と意気込む。

 イオンリテール東北カンパニー(仙台市)は今月下旬、ミニスーパー「イオンエクスプレス」を初めて名取市に出店する予定。既存の12店舗は全て仙台市内にあり、店舗網を広げる。新店舗はJR名取駅、図書館や公民館などが入る複合ビルなどに近く、幅広い客層の利用が見込まれる。

 ヨークベニマルは11月中旬、地方都市向けのモデル店と位置付ける初の小型店を若林区大和町4丁目にオープンした。ヤマザワは9月下旬に太白区中田町の店舗を新装オープンし、購入した食品を食べたり、休憩したりするスペースを新設した。

 東北経済産業局がまとめた9月の東北のスーパー販売額動向(速報)によると、全店(488店)が前年同月比4.9%増の825億6300万円で、4カ月連続のプラスとなった。主力の飲食料品が好調だったほか、宮城、福島両県で10店舗増えた影響もあったという。

 東北の業界関係者は「新店効果は地域経済にとってプラスに働くことが多い。消費ニーズやライフスタイルが激しく変化しており、スーパー各社は出店場所や形態などを見極め、知恵を絞っている」と指摘する。

3320荷主研究者:2019/01/01(火) 16:13:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181205_12028.html
2018年12月05日水曜日 河北新報
仙台と中国を結ぶコンテナ定期航路、第1船入港

高砂埠頭に入港した新航路の第1船

 仙台塩釜港と上海など中国沿岸部の4港を直接結ぶ初の国際コンテナ定期航路が開設され、第1船が4日に仙台塩釜港に入った。同港の国際コンテナ定期航路は過去最多の計10航路となった。

 香港の海運会社SITCコンテナ・ラインズが週1便運航する。貨物船の積載能力は20フィートコンテナ換算で約1000個。中国沿岸中部の青島、連雲港、太倉、上海の各港に立ち寄る。

 中国からは当面、衣類や日用雑貨品などが輸入される見通し。宮城県港湾課によると、上海は受け入れ能力を超える国際コンテナが集中しており、今後は近隣の太倉での取扱量が増える見込みという。

 4日には仙台港区の高砂埠頭(ふとう)(仙台市宮城野区)で記念式典が行われ、関係者ら約20人が出席。SITCジャパン(東京)の張立潔社長は「仙台港の利便性を高め、コンテナ取扱量のさらなる増加に向け努力したい」と述べた。

 仙台塩釜港の国際コンテナ取扱量は東日本大震災で大きく落ち込んだが、2017年は過去最多の25万8235個を記録するなど盛り返している。

3321荷主研究者:2019/01/01(火) 16:14:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181205_11023.html
2018年12月05日水曜日 河北新報
仙台市の人口減、5区で進度に差 泉最速、若林は緩やか

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181205kahoku02.JPG

 仙台市が市内5区ごとに将来の人口動向や高齢化率を独自に推計した結果、人口減少や高齢化の進み具合に地域差があることが分かった。市全体の人口は2020年をピークに緩やかに減るが、泉区は既に減少局面に突入し、今後も最大の下落率で推移する。若林区は減少に転じるのが最も遅くなり、30年までは増加基調が続くと予想される。

 人口動向と高齢化率の見通しはグラフの通り。15年の人口を100とした場合の増減率、将来人口推計を踏まえた高齢化率の予測をそれぞれ算出した。

 人口減が最速で進行しているのは泉区。住民基本台帳の人口が既に14年から減っている。今後も減少率が大きく、50年に現在の約8割、60年には約7割まで縮小。高齢化率も上昇し、45年に市内で一番速く40%台に達する。

 1960年代以降にベッドタウンとして大規模な住宅開発が行われて人口が急速に増加した反動があるほか、集合住宅が少なく住民の入れ替わりが鈍いことも影響しているという。

 太白区は人口の微増が続くが、20年をピークに減少に転じる。特に旧秋保町は50年に現在の約7割、60年には約6割に減少する見通し。区全体も泉区に続く大きな下落率で推移する。

 青葉区と宮城野区は25年を境に減少局面に入る。

 青葉区は愛子地区を中心に旧宮城町の人口減が緩やかだが、旧仙台市の減少率が大きい。市中心部で大規模な住宅開発が計画されるが、郊外で人口減が急速に進む。宮城野区は田子地区などの人口増で、減少率は青葉区より緩やかになる。

 若林区は、荒井地区の住宅開発や市地下鉄東西線の開業効果などで当面は人口増が続く見込み。30年をピークに減少局面に入るものの、現在の水準を下回るのは50年以降とみられる。

 泉区以外の高齢化率は太白区が35年、青葉、宮城野、若林の3区が40年にそれぞれ30%台に到達する。40%前後に上昇するのは4区ともに60年ごろで、泉区より15年遅いと予想される。

 市政策企画課の松田智子課長は「市全体の人口減が緩やかに進む予測のため課題に向き合うのは当分先のように思えるが、地域によっては対策を急がなければならない」と指摘する。

[仙台市の将来人口推計] 2015年の国勢調査人口をベースに、市全体と区ごとの合計特殊出生率や社会移動率などを考慮し、コーホート要因法と呼ばれる手法で推計。15年時点の住宅開発動向なども加味した。15年の人口と高齢化率は青葉区31万183(22%)、宮城野区19万4825(21%)、若林区13万3498(22%)、太白区22万6855(24%)、泉区21万6798(24%)。

3322荷主研究者:2019/01/01(火) 16:35:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181206_12032.html
2018年12月06日木曜日 河北新報
<仙台東西線>きょう開業3年目 利用者前年より9.7%増も予測8万人には依然届かず

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181206kahoku02.JPG

広瀬川を渡る仙台市地下鉄東西線の列車。利用者が伸びているが、需要予測には届いていない=青葉区の国際センター-大町西公園間

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸3年を迎えた。3年目の利用者(速報値)は1日平均6万800人で、前年同期より5400人(9.7%)増えた。住宅開発や集客施設の進出が活発な東部地域で伸びた。ただ開業時の需要予測8万人には依然、届いていない。

 開業3年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。3年目は年間を通じて1、2年目の実績を上回った。最多は今年10月の6万6000人だった。

 通勤・通学客の多い平日は1日平均が6万8600人となり、前年同期から11.0%伸びた。10月は過去最多の1日平均7万2000人の利用があった。

 駅別では仙台駅が最も多く、1日平均1万9200人。次いで青葉通一番町駅6100人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人など。

 増加率は六丁の目駅が最大で21.7%。荒井西土地区画整理事業地内で住宅開発が進み、人口が急増した。次いで卸町駅の20.0%。大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」が開店し、買い物客らの利用が押し上げた。周辺のまちづくりが進む荒井駅は18.2%だった。

 東北大農学部の青葉山移転(17年4月)などを機に学生の利用が増え、川内駅は10.7%、青葉山駅は9.4%伸びた。

 仙台駅を境に東西を比べると、西側6駅は1日平均3700人、東側6駅は3200人だったが、増加率は西側7.7%、東側13.5%で勢いに差が出た。

 需要予測に達したのは川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅にとどまった。今後も東部地域で人口増加が見込まれるが、南北線からの乗り換えを含む利用促進が課題となる。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「8万人に近づいている点は一定の評価をしているが、届いていないことは事実であり、さらに努力を続ける」と話した。

3323荷主研究者:2019/01/02(水) 20:54:02

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38679210X01C18A2L01000/
2018/12/8 0:30 日本経済新聞 電子版
仙台駅周辺でビジネスホテル開発ラッシュ
(東奔北走)

3324荷主研究者:2019/01/02(水) 20:58:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181208_11021.html
2018年12月08日土曜日 河北新報
<仙台市>泉区役所建て替えも 大規模改修とコスト比較

仙台市地下鉄泉中央駅に隣接する泉区役所。左から市職員研修所、本庁舎、東庁舎と並ぶ

 仙台市が老朽化した泉区役所の大規模修繕に向けた作業を中断し、建て替えも視野に検討していることが7日、分かった。2016年度の調査で改修費用が想定を上回った。市は改修と建て替えの年間コストなどを比較・検討した上で、最適な手法を決定する。

 泉区役所は地上5階、地下1階の本庁舎(1977年築)と東庁舎(85年)で構成される。敷地内には旧泉市時代に議会棟だった地上2階の市職員研修所(77年)もある。本庁舎と職員研修所は81年の建築基準法改正前の旧耐震基準で建設され、耐用年数は残り10年未満と見込まれる。

 改修設計を見込んで市が2016年度実施した調査で、給排水や空調設備の配管がこれまで更新されていなかったことが判明し、費用が想定を大幅に上回ると分かった。このため17年度に予定していた改修設計を見送り、建て替えの調査を始めた。

 泉区役所の敷地は約3万平方メートルで、うち本庁舎などの建築面積は約5300平方メートル。残りは駐車場として利用しているほか、一部を民間保育園に賃貸している。

 泉区は市内5区で最も速いスピードで高齢化が進んでおり、市地下鉄泉中央駅を中心とした周辺商業地域のにぎわい創出を後押しする役割も課題となる。

 泉区役所は1988年の合併まで泉市役所として使われ、他の区役所より職員の執務室数が多い上、庁舎が二つに分かれる。建て替える場合には、庁舎をまとめて敷地の有効利用を求める声も上がるとみられる。

 市は16年、泉など各区役所や総合支所の老朽化対策に順次着手する方針を示した。

3325荷主研究者:2019/01/02(水) 21:00:28
>>3219
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181208_12043.html
2018年12月08日土曜日 河北新報
仙台駅東口に複合ビル 20年夏完成、オフィスとホテル入居

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181208kahoku02.JPG
複合ビルの完成イメージ

 保険代理業などの宮城商事(仙台市)は7日、仙台市宮城野区榴岡3丁目にオフィスとホテルが入る16階建て複合ビルを建設すると発表した。2020年夏の完成を見込む。グリーンホスピタリティーマネジメント(東京)が運営する「ホテルグランバッハ」が東北初進出する。

 立地はJR仙台駅東口から徒歩約5分の宮城野通沿い。鉄骨16階、免震構造と自家発電設備を設ける。1階に店舗、2〜6階にオフィス、7〜16階にホテルが入居する。

 オフィスは1フロアが約600平方メートルあり、最大で7分割できる。仙台の旺盛なオフィス需要の受け皿となることを見込む。

 ホテル名は「ホテルグランバッハ仙台セレクト」。宿泊主体型で、全150室ほどになる予定。7階にレストラン兼ラウンジ、最上階に宿泊客用の大浴場を設ける。

 運営会社は、「とんかつ新宿さぼてん」を展開するグリーンハウスフーズなどのグリーンハウス(ともに東京)グループ。14年から自社ブランドのホテルを展開し、仙台が全国4カ所目となる計画。

 運営会社の担当者は「交通利便性が良い都市で好立地を探していた。ビジネスと観光の双方の需要を取り込みたい」と話した。

3326荷主研究者:2019/01/02(水) 21:00:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181208_11031.html
2018年12月08日土曜日 河北新報
<宮城県民会館>移転新築で整備検討 知事、県議会で表明

 宮城県議会11月定例会は7日、一般質問の最終日を迎えた。村井嘉浩知事は仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えについて、移転を視野に新施設の整備を検討する考えを表明した。年度内に有識者会議を設け、機能や規模、立地場所などの議論を本格化させる。

 施設を現地で建て替える場合の課題について、村井知事は「敷地が手狭で席数が制限されるほか、工事に伴う休館期間が約4年間になる」と述べ、移転新築を含めて整備の在り方を探る意向を示した。

 5月から半年間実施した需要調査の結果にも言及。大規模ホールの利用状況や施設利用者の意向を確認した結果、仙台市が検討している音楽ホールの整備を前提に、同じ2000席規模の施設の需要が見込まれるとした。

 村井知事は「ミュージカルや音楽のポップスなど大型興行に対応する規模の施設を県が整備しても、市の音楽ホールとのバランスは取れる」と説明した。

 佐々木喜蔵(自民党・県民会議)、太田稔郎(みやぎ県民の声)、菅間進(無所属の会)、藤倉知格(自民党・県民会議)の4氏が質問した。

 本会議では収用委員に弁護士の須藤力氏(62)=仙台市泉区=を再任する人事案に同意した。

3327荷主研究者:2019/01/02(水) 21:02:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181208_52005.html
2018年12月08日土曜日 河北新報
大手メーカーから事業承継 山形・商用車整備「サニックス」、会社分割で仙台工場取得

サニックスの子会社が全株式を取得したサニックス仙台

 商用車総合整備のサニックス(山形市)グループは7日、車体メーカーのパブコ(神奈川県海老名市)が仙台工場(仙台市宮城野区)を会社分割して新設した「サニックス仙台」の全株式を取得した。サニックス仙台はパブコ仙台工場の業務を引き継ぎ、サニックスの仙台の製造拠点となる。東北の企業が、大手メーカーから会社分割で事業承継するケースは珍しいという。

 株式を取得したのはサニックス子会社の佐藤商事(仙台市)。パブコ仙台工場の関連資産を一括して受け継ぎ、従業員約40人は全員を継続雇用する。

 サニックスは、東北6県と新潟県で主力の車体製造や修理などの事業を展開。昨年2月、若林区に仙台営業所を開設した。宮城県で受注が増えたが、対応が追い付かずに生産を外部業者に委託したケースもあったという。サニックスは仙台工場の新設を計画し、用地を探していた。

 パブコは三菱ふそうトラック・バス(川崎市)の完全子会社。仙台など国内3工場でトラックに積載される装備「架装」の開発や製造・販売を手掛ける。仙台工場は東北の顧客向けの架装を製造していたが、他の2工場より生産規模が小さく、設備投資などで優先順位が低くなりがちだった。

 パブコは、既存の会社が事業を他企業に承継させる会社分割のうち、一部事業を切り離して新会社として独立させる「新設分割」を仙台工場に適用。株式をサニックス側に有償譲渡することで、残る2工場への投資に注力する。

 サニックス仙台営業所はサニックス仙台に統合され、売上高は計約10億円を見込む。サニックスの佐藤啓社長は「工場を新設した場合、10年はかかる施設や従業員をすぐに手にすることができ、東北をカバーできる体制を強化できた」と話した。

3328荷主研究者:2019/01/02(水) 21:05:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181209_11033.html
2018年12月09日日曜日 河北新報
<宮城県>人口3年連続減 マイナス0.38%、3市村は増

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181209kahoku01.JPG

 宮城県が発表した県内の推計人口年報(10月1日現在)によると、総人口は231万3219(男113万326、女118万2893)だった。前年比8805人減(0.38%)で、3年連続のマイナスとなった。

 市町村の増減率は高い順にそれぞれ表の通り。増加は3市村にとどまり、増加率トップは大衡村の1.41%(81人)だった。仙台市の0.21%(2292人)、名取市の0.07%(54人)が続いた。

 減少は32市町。減少率が最も高かったのは七ケ宿町の3.83%(53人)。次いで女川町の2.70%(164人)、松島町の2.18%(306人)、丸森町の2.05%(275人)の順だった。

 減少数が最も多かったのは石巻市で1693人(1.17%)だった。大崎市の1302人(0.99%)、登米市の1249人(1.56%)、気仙沼市の1073人(1.70%)なども多かった。

 人口動態は自然増減が7951人減(出生1万6372人、死亡2万4323人)で、14年連続の減少。社会増減は854人減(転入11万754人、転出11万1608人)で、2年連続で減った。

3329荷主研究者:2019/01/02(水) 21:38:34
>>1314
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181211_13019.html
2018年12月11日火曜日 河北新報
<都市計画道路>浦田工区来年6月開通 仙台バイパスと南光台直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181211kahoku01.JPG
工事が進む浦田工区北側の交差点予定地。奥に見える南光台トンネル(仮称)は既に完成した=仙台市泉区松森(写真の一部を加工しています)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181211kahoku02.JPG

 仙台市が整備を進める都市計画道路「宮沢根白石線」のうち、泉区の浦田工区が来年6月に開通する見通しとなったことが10日、分かった。国道4号仙台バイパスと泉区南光台地区をつなぎ、宮城県道仙台北環状線にも接続する道路で、市北東部から中心部へのアクセス向上が期待される。

 浦田工区は地図の通り。全823メートルのうち、泉区松森の仙台バイパス交差点から、仙台北環状線までの123メートルは、2011年9月に先行開通している。

 工事が進むのは残る700メートルで「南光台トンネル」(仮称、223メートル)は既に完成。北側では北環状線との接続部を交差点にする作業が行われている。来年1月21日、暫定的に丁字路交差点として利用を開始し、全線開通後は十字路に変更する。南側の都市計画道路「鶴ケ谷中山線」との交差点も今月17日に新しくする。

 トンネル上部はバス停や転回場、公園にする。浦田工区と並行する側道の整備も進み、幅5.5メートルの既存道路を2.5メートル拡幅し、新たに歩道を設ける。

 浦田工区は02年に事業着手し、現在の工事区間は12年6月に作業が始まった。来年3月の全線開通を目指したが、入札不調があり、工事が遅れていた。

 同工区は片側2車線の計画。仙台バイパス交差点から南光台地区に入り、鶴ケ谷中山線を西進すれば、県道仙台泉線につながるため、市中心部へのアクセスが良くなる。

 市北道路建設課の担当者は「鶴ケ谷中山線をさらに西進すれば、大和町方面に向かう県道大衡仙台線に接続する。渋滞する国道4号バイパスを避け、市北西部へ向かう迂回路としての利用も見込まれる」と話す。

3330荷主研究者:2019/01/02(水) 21:39:09

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00499021?isReadConfirmed=true
2018/12/11 05:00 日刊工業新聞
MUSASI D&T、仙台にベビー服メーカー設立

短肌着やロンパースの試作品

 【仙台】MUSASI D&T(東京都港区、佐藤里麻社長、03・5413・3744)は、2019年6月をめどに仙台市青葉区内で未熟児向けのベビー服メーカー「くるむ」を設立する。肌着やセレモニードレスを安価で販売。設立と同時に通販サイトも開設する。くるむを子会社化するかは検討中で、売り上げ目標は未定。

 当初は通販のほか、仙台市内や静岡県内で新生児集中治療管理室(NICU)のある病院の売店などで販売する。肌着のサイズは体重1500―2000グラムの赤ちゃん向けに3種類用意する。価格は1着1000円前後に抑えたい考え。大手では同2500グラム以上の製品がほとんどで、未熟児用の肌着を生産している他のメーカーでも1着3000円以上のものが多いという。

 肌着のラインアップは短肌着、長肌着、ロンパースを予定する。素材は綿100%。中国製のより安価なものと、国産の製品も用意する。ピンク、水色などのカラーバリエーションも検討中。死産児用のセレモニードレスは1着1万―2万円程度で販売する。通販サイトでは未熟児用ベビー服を販売する他社製品も扱いたい考え。「高齢出産が増加し、未熟児も増えている。こうした肌着の存在を知ってほしい」(佐藤社長)。

 他県に製造委託を予定する企業はあるが、宮城県内などでも委託できるパートナー企業を募集している。同社はソフトウエア設計やホームページの運用などを手がける。

(2018/12/11 05:00)

3331荷主研究者:2019/01/02(水) 21:40:47

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38797890R11C18A2L01000/
2018/12/11 22:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東北セラミック、量産品2倍に増産 宮城の工場を増設

3332荷主研究者:2019/01/02(水) 21:56:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181213_12021.html
2018年12月13日木曜日 河北新報
<日本商業不動産保証>敷金ゼロで仙台にオフィスを 新サービス、初期費用抑え入居促す

フラットオフィスを導入するヒューモスファイヴの空き室

 信用保証業の日本商業不動産保証(東京)は今月、企業が敷金無料でオフィスに入居できる新たなサービスを、仙台市内のビルで始める。仙台では東日本大震災からの復興需要や首都圏からのアクセスの良さなどを背景に、事業所の開設や拡張が相次ぐ。同社は入居や移転のハードルを下げ、ベンチャー企業などを支援する。

 サービスの名称は「フラットオフィス」で、東北での提供は初めて。JR仙台駅西口のオフィスビル「ヒューモスファイヴ」(青葉区)で先行導入する。

 敷金のほか連帯保証人、保証委託料、退去時の原状回復費用も不要。その分、賃料が相場よりやや高くなる場合もあるが、企業は初期費用を抑えることができ、人材採用費や内装費などに充てられる。

 日本商業不動産保証は独自のシステムで企業の信用力を審査。保証契約を交わし、一定金額をビルオーナーから受け取る。企業がテナント料を払えなくなったり、倒産したりしたときは企業に代わって保証金を支払う。原状回復はビルオーナーが担う。

 オフィスビルの敷金は通常、賃料の半年〜1年分程度とされる。企業が新たなビルに移る際、現在のビルの原状回復費などと、新たなビルの敷金や内装費がほぼ同時期に必要になるため、移転を諦めるケースがあるという。

 日本商業不動産保証は不動産投資信託(REIT)の資産運用会社などと連携し、同様のサービスを首都圏や福岡、広島両県などで展開している。

 日本商業不動産保証の豊岡順也社長は「企業はオフィスを借りやすくなり、出やすくもなる。敷金として寝かせていた資金を有効活用してほしい」と利点を強調。仙台市内のオフィスビルにとどまらず、東北全体へのサービス拡大を見据えている。

 ヒューモスファイヴは地上9階、地下2階で延べ床面積約6100平方メートル。仙台駅とペデストリアンデッキで直結する好立地。11月末現在、17社が入居していて、一部に空き室がある。

 運営するヒューモス(青葉区)の担当者は「サービス導入でビルを差別化でき、テナントは賃貸借契約の選択肢が増える。原状回復費が要らず、退去する際の負担も減る」と説明する。

3333荷主研究者:2019/01/02(水) 21:58:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181213_12020.html
2018年12月13日木曜日 河北新報
<仙台パルコ>新規8店おいしさ拡充 大規模改装終える

おしゃれな空間でメキシコ料理を味わえる「アギーラ デ ペロ」

 仙台パルコ(仙台市青葉区)は、開業10周年を迎えた8月から手掛けた大規模な改装を終えた。本館とパルコ2(同)の計21区画が対象で、内訳は新規出店8店、改装13店。飲食や雑貨、食品部門を強化し、客層の拡大を目指す。

 本館1階は開業以来初の大幅改装となった。メキシコ料理の「アギーラ デ ペロ」、食品販売の「寝かせ玄米と日本のいいもの いろは」、生活雑貨の「ベーシックアンドアクセント」はいずれも初出店。

 「アギーラ デ ペロ」は金曜と土曜は午前2時まで営業する。肉料理や本場のトルティーヤを使ったタコスに加え、ビールやテキーラも厳選した。

 パルコ2の3階には、セルフコスメの「アミューズ ボーテ」が東北初出店した。高級品からカジュアルな品まで多彩なブランドを取り扱い、アイテムを気軽に試して選べる。

 リニューアル区画の8〜11月のテナント取扱高は前年比約30%の増加となり、好調に推移している。仙台パルコの担当者は「クリスマスや初売りに向け、より楽しんでいただける空間を創出したい」と話した。

3334荷主研究者:2019/01/02(水) 22:01:22
>>3324
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181213_11010.html
2018年12月13日木曜日 河北新報
<仙台市>泉区役所建て替え表明 民間活力導入へ

市職員研修所(左)と共に建て替えの方針が決まった泉区役所本庁舎(中央)。いずれも築40年を超える

 仙台市は12日の市議会12月定例会で、築41年となる泉区役所本庁舎と市職員研修所を建て替える方針を明らかにした。大規模改修を予定していたが費用が想定を大きく上回り、建て替えを視野に入れて検討していた。市は建て替えに合わせ、区役所の敷地を泉区の地域活性化に生かす考えで、民間活力の導入を目指す。

 館圭輔財政局長は「長期的な財政上のメリットを考え、建て替えることと判断した。泉区の中心地区として、持続的なまちづくりの観点を十分に意識して検討を進めたい」と述べた。

 建て替えるのは、泉区役所のうち、地上5階、地下1階の本庁舎と、旧泉市の議会棟だった2階の市職員研修所。ともに1977年建築で、残りの耐用年数は10年未満と見込まれる。

 本庁舎隣にある85年建築の東庁舎は、本庁舎と一体で建て替えるかどうかを引き続き検討する。区役所の敷地は約3万平方メートルと広大で、一部は民間保育園と市情報システムセンターが利用している。

 建て替えによって生まれるスペースを活用し、にぎわい創出も目指す。市職員研修所の現在地への再整備や移転などを検討、整理する。開発事業者をはじめとする民間活力を導入し、敷地の有効活用策を考えていく方針。

 市財政企画課の担当者は「建て替えには、民間資金活用による資本整備(PFI)やリース方式など、さまざまな可能性を視野に入れている。住民の意見を聞く場も設けたい」と話す。

3335荷主研究者:2019/01/02(水) 22:12:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181214_12033.html
2018年12月14日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率4.55% 調査開始以来最低 11月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた11月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、1992年の調査開始以来最低だった10月(4.92%)よりさらに0.37ポイント改善し、4.55%となった。仙台駅前で成約の動きが集中した。

 調査5地点のうち4地点で改善。仙台駅前は0.42ポイント低下の3.26%で、コールセンターの大型成約やIT系企業の拡張移転、築年数の浅いビルでの成約が相次いだ。

 一番町は0.60ポイント低下の3.35%。解体に着手した1棟と解体予定の1棟について、それぞれテナント募集面積が減ったことが影響した。

 仙台駅東は0.27ポイント低下の6.82%。地区内での借り換え移転などがあり、2007年3月以来の6%台となった。県庁・市役所は0.06ポイント低下の6.94%、周辺オフィスは0.23ポイント上昇の8.20%。全地点の1桁台は17カ月連続となった。

 仙台支店の担当者は「コールセンターの新設やIT系企業の拠点開設など、解約を伴わない成約の動きが活発になっている。3%台が現実味を帯びている」と説明した。

 調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の348棟。10月現在の対象は350棟だったが、11月は解体着手・予定の一番町の2棟を外した。

3336荷主研究者:2019/01/02(水) 22:19:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181215_12010.html
2018年12月15日土曜日 河北新報
<JR東>仙台-新函館北斗間4分短縮2時間26分に 来春ダイヤ改正

 JR東日本仙台支社は14日、2019年3月16日のダイヤ改正の概要を発表した。東北・北海道新幹線の所要時間を4分短縮し、仙台-新函館北斗間を最速2時間26分で結ぶ。

 2時間26分で結ぶのは下り2本。東京-新函館北斗間は最速3時間58分となる。東北新幹線は「はやて」(東京-盛岡)の下り1本を「はやぶさ」にし、所要時間を東京-仙台間で9分、東京-盛岡間で10分短縮する。

 仙石東北ラインは、信号機器の更新で仙台-石巻間の所要時間を1〜6分短縮し、最速49分で結ぶ。2両編成だった上下計2本を4両に変更し、全ての列車を4両編成にする。

 仙台空港アクセス線(仙台空港-仙台)は、混雑状況に合わせ、2両と4両の編成を一部入れ替える。

3337荷主研究者:2019/01/02(水) 22:19:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181215_13036.html
2018年12月15日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>午前9時台前半1本4両編成に 3月ダイヤ改正

 仙台空港鉄道(名取市)は14日、来年3月16日のダイヤ改正で、混雑緩和のため、仙台空港アクセス線午前9時台の仙台空港発の下り普通列車1本で、運行車両数を2両から4両に増やすと発表した。

 札幌便や伊丹便などの到着が相次ぐ時間帯で、ビジネス客らの利便性向上を図る。発車は現行の午前9時13分から同9時16分に変更。1本遅い快速列車は同9時39分発に変わり、車両数は4両から2両となる。

 仙台発同9時52分の上り普通列車は2両から4両に、同10時8分発普通列車は4両から2両にそれぞれ編成を変える。

 1日の運行本数は現行の上下計86本を維持する。同社の担当者は「混雑解消が狙いなので、快適に利用してもらいたい」と話した。

3338荷主研究者:2019/01/02(水) 22:25:02

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO38979740U8A211C1H91A00/
2018/12/17付 日本経済新聞 北海道・東北
70年続く台所、夕方も活気 仙台朝市(仙台市)

3339荷主研究者:2019/01/02(水) 22:30:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181218_12004.html
2018年12月18日火曜日 河北新報
<ピーチ>仙台-台北線、4月から毎日運航 インバウンド取り込み強化

ピーチ・アビエーションが運航を始めた仙台-台湾線の台北発の第1便に乗り、仙台空港に到着した台湾人観光客ら=2017年9月25日

 仙台空港を拠点に位置付ける格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪)は17日、仙台-台北線を来年4月25日から週7往復に増便すると発表した。台湾から東北を訪れる観光客は拡大を続けており、毎日運航で需要の取り込みを強化する。

 台北線は昨年9月の就航以来、高い搭乗率を維持。台北の桃園空港の発着枠も確保できたため、増便を決め、週4往復から7往復にする。単独の航空会社による仙台-台北線の毎日運航は初めて。

 同社は仙台空港発着の台北線、関西線、札幌線の3路線を運航する。同空港の本格的な拠点化に向けて機材の夜間駐機を来年1月10日に始めることも決めており、より柔軟なダイヤ設定が可能となった。

 仙台空港ではLCCのタイガーエア台湾が10月、台北線を週2往復から週5往復に増便。台湾のエバー航空も週4往復運航している。ピーチの増便で計16往復になる見通し。

 ピーチの広報担当者は「台湾からの観光客はリピーターが多く、市場はまだまだ拡大する。毎日運航で、よりピーチを選んでもらえるようになる」と話した。

 東北運輸局がまとめた今年1〜9月の東北6県の外国人宿泊者数は81万9780人で、そのうち台湾は31万2540人。前年同期より49%増加し、全体の約4割を占めた。

 東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「台湾との非常に太い動線ができる。旅行者の増加と路線拡大が好循環を生んでいる。今後は他都市への新規路線の開設が課題だ」と語った。

 ピーチは仙台-札幌線も来年4月25日から1日2往復から3往復に増やす。

3340荷主研究者:2019/01/02(水) 22:35:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181219_11005.html
2018年12月19日水曜日 河北新報
東北発信の拠点、常設へ 仙台・勾当台公園「ライブラリーパーク」食にフォーカスし来夏開設

東北の食材を使用したレストランなどが来夏オープンする予定のグリーンハウス勾当台

 仙台市は18日、青葉区の勾当台公園にある東北の魅力を発信する仮設拠点施設「ライブラリーパーク」について、隣接するグリーンハウス勾当台に後継施設を常設する方針を明らかにした。東北の食のアンテナショップと位置付け、来年夏の開設を目指す。

 グリーンハウスは築30年の鉄筋コンクリート平屋で、公衆トイレを除く床面積は約120平方メートル。東北の食材を使用するカフェやレストランを核に、特産物の展示販売、ワークショップの開催など各地の情報発信を担う。オープンテラスを整備し、定禅寺通と一体化したにぎわい創出や子育て世代の利用を狙う。

 来年3月に運営事業者を公募する予定。市が空調設備などを改修した上で引き渡し、8月の仙台七夕まつりの前までにオープンする。事業費は2000万〜2500万円を見込む。

 グリーンハウスに現在入居する市公園緑地協会の園芸相談施設「緑の相談所」は来年3月末までに泉区の七北田公園都市緑化ホールに移転、統合する。

 ライブラリーパークは木造平屋の約60平方メートルで、今年3月〜来年1月の暫定施設。軽食の提供、特産物の展示販売などを行う。情報発信スペースは東北の26自治体が活用した。

 天野元・文化観光局長は18日の市議会12月定例会一般質問で「ライブラリーパークは東北の各自治体から評価を頂いている。引き続き、東北の食材などの魅力を発信したい」と強調した。

3341荷主研究者:2019/01/02(水) 22:36:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181219_12002.html
2018年12月19日水曜日 河北新報
ミニスーパー「イオンエクスプレス」名取に初出店 イートインも設置

名取市に初出店したイオンエクスプレス

 イオンリテール東北カンパニー(仙台市)は18日、ミニスーパー「イオンエクスプレス」を名取市に初出店した。JR名取駅や市図書館などに近く、幅広い客層の利用を見込む。

 店舗は「イオンエクスプレス名取駅前店」で、売り場面積約300平方メートル。使い切りサイズの野菜や肉、冷凍食品など約5000品目を取りそろえる。購入した商品を飲食できるイートインスペースも設けた。

 周辺はファミリー向けのマンションが多く、徒歩5分圏内に約2200人が居住している。

 既存の12店舗は全て仙台市内にあり、市地下鉄の沿線中心に立地している。原千斗世(ちとせ)イオンエクスプレス事業部長は「新たな出店先は仙台圏の駅付近の人が集まる場所を検討し、名取進出を決めた」と話す。

 同店の営業時間は午前8時〜午後9時。年中無休。

3342荷主研究者:2019/02/09(土) 20:24:24

https://www.kahoku.co.jp/special/spe1165/20181219_01.html
2018年12月19日水曜日 河北新報
弘進ゴム/暮らしや産業支える

滑りにくさに定評のある食品加工・厨房用の靴と長靴。ホース製品は建設、農業、医療など幅広い現場で使われている

「自社のホースが使われている店に行くとつい見てしまう」「うちの靴やレインウエアを身に着けている人を見るとうれしくなる」と口をそろえる社員たち。身近な暮らしを支える商品に誇りを持っている

「アジアへの販売を広げたい」と意欲を見せる西井社長

 ゴム、ビニール加工品の老舗メーカー、弘進ゴムの製品は、身近な暮らしや産業の中にさりげなく存在し、力を発揮しているものが多い。

 亘理工場(宮城県亘理町)では主力の長靴のほか、空調のダクトや農業機械などで使われる多様なホースを製造している。工業用品生産チームのリーダーを務める高橋一寛さん(41)は「北海道地震の復旧作業で使われている建設機材用のホースは需要がまだまだ多く、復興に関わっているという使命感がある」と力を込める。また、完成したホースを50メートル単位で巻き取って運ぶ仕事には体力も必要で、「今後の社員の高齢化も視野に、業務の効率化を進めている」と話す。

 最近は介護用品も注目されている。化工品営業本部の狩野恭祐さん(24)はホースのほかに介護用品も扱い、売れ筋の滑り止めマットを持って介護施設などを回る。「自由にカットできるし、浴槽にも沈めて使える。青森ヒバの香りでゴム臭もしない」と自信たっぷり。顧客と信頼関係を築き「このマットが一番」と言ってもらえるのが喜びだ。

 シューズウェア営業本部で通販部門を担当する鹿又梨歩さん(27)は、実家が塩釜水産物仲卸市場で商売をしていて、自身も弘進ゴムの長靴を履いて手伝いをしていたという長年の愛用者だ。通販では今、厨房(ちゅうぼう)用の靴「シェフメイト」が大手の作業靴部門で売り上げ1位とヒットしている。「実は妊婦さんや高齢の方にも人気なんです。今後も女性目線を大切に、ファッショナブルなものを取り入れていきたい」と明るく話した。

3343荷主研究者:2019/02/09(土) 20:24:58
>>3342-3343 続き

◎西井英正取締役社長/丈夫な素材品質に自信

 -ゴム長靴は、国内トップのシェアを維持していると聞いています。
 国内と中国・大連の工場で計300万足強を製造し、国内シェアは30〜40%。創業以来、トップを保っています。カラフルな製品の多くは大連のもので、主に厨房や食品工場で利用される白い長靴は国内で作っています。東京・豊洲市場で見受けられる長靴は大半がうちの製品です。シェアが高い理由は第一に品質の良さ。強くて丈夫で軽い素材を追求し続けています。
 シューズウエア部門のうち、レインウエアは機能面の評価の割に売り上げの面で難しいのですが、このところデザインで頑張っています。もっと街中でも使ってもらえるよう、若いスタッフが企画から運営まで戦略を練っています。

 -被災地を支える活動にも熱心です。
 東日本大震災の後、被災地で履物が流され、なくなってしまったと言われ驚きました。初めは宮城県山元町の支援をしたのですが、沿岸部ではどこも履物に困っているだろうと思い、当社で約3万足、履物協会に呼び掛けて集めたものも含め、計5万足を提供しました。その後、海外の災害でも被災地に長靴を送っているほか、鳥インフルエンザの発生時には長靴の大量供給に応じています。

 -シューズウエアに次ぐ2本目の柱が工業・産業用品関連の化工品ですね。
 素材の丈夫さを生かしたホースとシートで産業を支えています。ホースは大手自動車メーカーに供給していますし、土木建設用、農漁業用など目に見えにくいところでも使われています。シートは原発事故の除染、水循環システム、介護用滑り止めマットにも使用されています。

 -今後の抱負は。
 規模拡大を図るより従業員の満足度を高めたい。生産能力を上げるため、工場のシステムを改良して自動化も進め、メーカーとしての開発力を充実させます

◎プロフィール
<にしい・ひでまさ> 1964年仙台市生まれ。早稲田大社会科学部卒、慶応大大学院修了。93年弘進ゴム入社。96年常務、99年副社長、2003年、社長に就任した。宮城県経営者協会副会長で、日本ゴム履物協会と全日本履物団体協議会の会長も務める。
 1935年、現在の仙台市若林区古城で弘進護謨(ごむ)工業として創業。58年、現社名に変更した。ゴム、ビニール加工品に特化し、各種長靴や安全靴、レインウエアなどを扱うシューズウエア部門と、ホースや防水シート、健康・介護関連商品などを手掛ける化工品部門の2本柱で事業を展開している。亘理工場、北陸工場(富山県小矢部市)のほか、91年には中国・大連にも工場を開設。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、鹿児島に支店・出張所を置いている。
 昨年、仙台市陸上競技場の命名権契約を市と締結。「弘進ゴム アスリートパーク仙台(コーシンパーク仙台)」となった。

■本社所在地
 〒984-0816
 仙台市若林区河原町2-1-11
■電話 022(214)3011
■資本金 1億円
■従業員数 360人

3344荷主研究者:2019/02/09(土) 20:31:07
>>2333
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181220_12027.html
2018年12月20日木曜日 河北新報
KKRホテル仙台跡地に特養ホーム建設 福島・二本松の社福法人計画

 国家公務員共済組合連合会(KKR、東京)が運営していた旧KKRホテル仙台の跡地の国有地(仙台市青葉区錦町1丁目)が売却され、特別養護老人ホームを建設する計画があることが19日、分かった。社会福祉法人湖星会(福島県二本松市)が払い下げを受けて着工し、2021年4月の開所を目指す。

 売却を決めた東北財務局によると、敷地は約4300平方メートル。湖星会が仙台市に事業者として選定されれば地元住民への説明会などを経て19年12月の契約締結を見込む。建設する特養ホームは8階(一部5階)で200床規模になるという。

 敷地では1965年から50年間、KKRがホテルを運営していたが、老朽化に伴い2015年末に営業を終えた。建物は取り壊され、現在は更地になっている。KKRに貸与していた土地は17年10月末に国に返還され、跡地の利用方法が検討されていた。

 05年設立の湖星会は二本松市を皮切りに福島県北部や札幌市、横浜市などの計9カ所で特養ホームを運営している。今回の設置が決まれば、宮城県内では仙台市泉区に次いで2カ所目となる。

3345荷主研究者:2019/02/09(土) 20:31:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181220_12018.html
2018年12月20日木曜日 河北新報
<東日本大震災>宮城・名取駅前に複合ビル完成 歩行者デッキで駅に直結、被災図書館や公民館など入居

大勢の市民らが並んだ複合ビルへのペデストリアンデッキ

 東日本大震災で被災した宮城県名取市図書館や同市増田公民館が、スーパーなどと一体の複合ビルとしてJR名取駅前に再建され、現地で19日、完成を祝うセレモニーがあった。複合ビルはペデストリアンデッキで駅に直結しており、同市の新しいランドマークを一目見ようと大勢の市民らが詰め掛けた。

 複合ビルは図書館や公民館などがある5階建ての北棟と、54戸の住宅やスーパーなどが入る11階建ての南棟、駐車場棟から成り、延べ床面積は計約1万4630平方メートル。ペデストリアンデッキは駅2階から延び、図書館入り口に接続する。

 セレモニーでは、近くの同市増田保育所の園児らがくす玉を割るなどした。長さ約70メートルのペデストリアンデッキには開館を待つ数百人の市民が列をなした。

 山田司郎市長は「名取駅前は震災や少子高齢化の影響で、かつてのにぎわいが失われつつあった。名取の新しい顔として市民に親しまれ、活用されることを期待する」と述べた。

 旧図書館などは震災の揺れで壁が崩れるなどして解体。カナダ政府の寄付で造られた代替施設などで暫定運営が続けられていた。

3346荷主研究者:2019/02/09(土) 20:33:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181220_13020.html
2018年12月20日木曜日 河北新報
仙台市の人口、山形県抜く 東北の仙台一極集中傾向強まる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181220kahoku03.JPG

 仙台市の推計人口が11月1日時点で108万9283となり、山形県の108万9161を上回ったことが19日、分かった。10月から仙台市は614人増え、山形県が645人減少したため逆転した。仙台市の人口は既に秋田県を上回っており、東北の仙台一極集中の傾向がさらに強まった。

 2018年の仙台市と山形県の月別推計人口はグラフの通り。15年の国勢調査人口に、毎月の住民基本台帳の異動を反映させ、推計人口を算出した。

 1月時点で山形県は仙台市より1万2071人多かったが、5月には差が5386人に縮まった。6月以降は仙台市が緩やかに増え、山形県は減少に歯止めがかからず、11月に仙台市が122人上回った。

 12月以降の推移は流動的だが、仙台市は将来人口推計で20年までは増加傾向が続き、その後は緩やかに減少すると予測する。山形県は人口減少が加速し、30年は95万、40年は83万に縮小すると推計する。

 山形以外の東北各県の人口は11月1日時点で青森126万2057、岩手123万9881、秋田97万9765、宮城(仙台市を除く)122万4160、福島186万1839。秋田は12年12月、仙台市の人口を初めて下回った。

 仙台市周辺の13市町村を含む仙台都市圏で見ると、推計人口は153万4294になる。宮城県全体の66.3%を占め、福島を除く東北4県を上回る。

 山形県の担当者は「仙台市と県境を接する地の利を生かし、仙台圏の市場を県内の活力に結び付ける施策を展開したい」と語った。

 仙台市政策企画課の松田智子課長は「若者を中心に仙台から首都圏への人口流出が続く限り、仙台一極集中は歓迎できない。ダム機能を果たし、東北各県に人材を返す役割が仙台に求められている」と強調した。

3347荷主研究者:2019/02/09(土) 20:53:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181221_13015.html
2018年12月21日金曜日 河北新報
<東北療護センター>委託先病院と分離検討、運営に暗雲 交通事故からの回復願う患者側、募る不安

広南病院(右)の移転に揺れる東北療護センター(左)。建物は渡り廊下で結ばれている

 交通事故による遷延性意識障害者専用の医療施設「東北療護センター」(仙台市太白区)の運営に暗雲が漂っている。隣接する広南病院が近く移転するのに合わせて病院と患者側がセンターの移転も求めているものの、所管する独立行政法人「自動車事故対策機構」が難色を示しているためだ。回復を願う患者側は高水準の医療が継続されるかどうか、不安を募らせる。

 センターは自動車損害賠償責任(自賠責)保険の保険料が原資となる国の自動車安全特別会計により、機構が全国4カ所で運営する療護施設の一つ。1989年開設でベッド数は50床。脳疾患治療で全国屈指の広南病院に業務委託され、病院とは渡り廊下で接続。実質的に病院病棟の一部として機能してきた。

 85年完成の広南病院は老朽化と手狭さを理由に、現在地から約4キロ離れた場所での移転新築を決定。来年夏前に着工し、早ければ2020年度内に完成する。

 病院からセンターの同時移転の検討を求められた機構は17年秋、建物の残存価格があることなどを理由に「困難」と回答。その後は国土交通省を交えて協議し、病院と機構は今年5月、センターを現在地で適切に運営する方向で検討するとの確認書を交わした。

 機構の浜隆司理事長は、広南側が引き続き業務受託することを前提に「医療水準が落ちなければ、土地を取得して同時移転する必要はないと判断した。将来的にも病院の移転先に移るかは未定だ」と説明する。

 一方、広南病院の藤原悟院長は「機構と国交省の強い要望で不本意ながら確認書を交わしたが、(センターと病院の)分離は『検討』対象で同意したわけではない。病院が移り自分は(センターに)残ることを患者はどう思うか」と強調。機構の考えと大きく隔たる。

 患者側の考えも病院に近い。東北各地の遷延性意識障害者の患者家族でつくる「宮城県ゆずり葉の会」(樋渡晃会長)は11月下旬、「分離すれば連携が低下する。患者家族の安心には同時移転以外の選択肢はない」とする要望書を機構に提出した。

 機構と特別会計は旧民主党政権下の事業仕分けや独法改革で解体・廃止が議論されたが、患者側が必要性を訴えたこともあって継続した経緯がある。「今回は思いをくんでほしい」というのが患者側の本音だ。

 移転を巡る問題は宮城県も把握する。医療政策課は「解決には患者側の理解と安心が不可欠だ。不安解消のため、機構は分離移転後の(病院との連携などの)見通しを示すべきだ」と話す。

3348荷主研究者:2019/02/09(土) 20:53:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181221_12043.html
2018年12月21日金曜日 河北新報
<エバー航空>仙台-台北線 毎日運航 来年7月から

仙台と台北の間を行き来するエバー機=2004年9月、仙台空港

 台湾のエバー航空が来年7月から仙台-台北線を現在の週4往復から週7往復の毎日運航にすることが20日、分かった。東北を訪れる台湾からの観光客は急増しており、東北の各空港では増便や新規就航が相次いでいる。

 仙台-台北線は2004年9月に週2往復で就航し、16年7月から週4往復とした。エバー航空日本支社によると、来年7月16日に1日1往復の毎日運航に切り替える。

 同路線の運航会社では唯一、格安航空会社(LCC)ではなく、富裕層などの利用も比較的多いという。台湾では東北へのリピーターも増えており、旺盛な需要を確保するため増便を決めたとみられる。

 仙台空港ではLCCのタイガーエア台湾が10月、台北線を週2往復から5往復に増便。LCCのピーチ・アビエーション(大阪)も来年4月に週4往復から7往復に増やす。エバー航空の増便で計19往復になる。

 エバー航空は来年7月、青森-台北線も週2往復で開設する。

3349荷主研究者:2019/02/09(土) 21:12:29

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00500738?isReadConfirmed=true
2018/12/25 05:00 日刊工業新聞
三菱地所レジデンス、学生向け住宅に参入 仙台・東京で計画

仙台市泉区に計画する学生向け共同住宅(イメージ)

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区、脇英美社長、03・3287・8800)は、学生向け共同住宅事業に参入する。まず2019年以降に、仙台市と東京都で計画。建物のみ開発し、学生マンションを手がけるジェイ・エス・ビー(京都市下京区)に一括賃貸する。留学生の増加や進学率の向上を背景に、拡大傾向にある学生向け住宅需要を取り込む。

 仙台市泉区の物件は地下鉄南北線「泉中央駅」からバス利用で19分に位置する。地上6階建ての116室で、食堂では栄養士が考案した食事を提供。居室にはキッチンとユニットバス、洗面台、トイレを備えるほか、ベッドやデスク、洗濯機、冷蔵庫などの家電も置く予定。すでに着工しており、19年12月の完成を目指す。

 また20年1月をめどに、東京都多摩市にも地上10階建て・131室の共同住宅を完成する予定。京王線や小田急線、多摩都市モノレールの「多摩センター駅」に近い。

 いずれも収益用不動産を開発する投資アセット開発事業の一環で、他に有料老人ホームの開発も手がける。賃貸・売却を含む同事業での売上高を、年間80億円にする計画だ。

(2018/12/25 05:00)

3350荷主研究者:2019/02/09(土) 21:28:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181227_13025.html
2018年12月27日木曜日 河北新報
<乗り合い交通>仙台・燕沢で試験運行第2弾実施へ オープン病院が起終点

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20181227kahoku01.JPG

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は26日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の第2弾となる試験運行の概要を固めた。運行期間は来年4〜9月の半年間で、ルートや停留所の位置を大幅に見直し、住民の要望が多い仙台オープン病院などに乗り入れる。

 ルート案は地図の通り。停留所は第1弾の15カ所から28カ所に増設。燕沢コミュニティ・センターの起終点をオープン病院に変更する。

 第1弾の8の字から周回ルートに変え、外回りと内回りを交互に走らせる。JR東仙台駅に乗り入れるかどうかは、運行経費の増加などを見極めて判断する。

 運行は火、水、金曜の週3日で、利用頻度が高い病院やスーパー、市民センターの閉館日を避けた。午前8時台〜午後3、4時台に起終点を出発する計8便を計画し、第1便は地区内の停留所を始発にする。

 第1弾と同様、10人乗りジャンボタクシーを想定。1人200円の均一運賃は継続し、新たに2000円の回数券(11枚つづり)、1カ月3000円の定期券を発売する。停留所への広告掲載なども検討する。

 第2弾も市の地域交通支援制度を活用。運行経費に占める収入割合(収支率)が30%を超えることが目標で、達成すれば最長1年間の実証運行に移れる。

 検討会は来年1月、市内のタクシー会社から運行事業者を選定し、東北運輸局の許可が得られれば4月2日にも試験運行を始める。

 第1弾は10月22日〜11月16日の計12日間運行し、目標の480人を上回る587人が利用した。収支率も20%を超え、次の試験運行に条件が整った。

 検討会の大西憲三会長は「高齢者の通院、買い物に便利な運行ルートに見直した。期間も半年間あり、より多くの住民が利用するのではないか」と期待した。

3351荷主研究者:2019/02/09(土) 21:35:34
株式会社ケディカ
本社:仙台市泉区明通3-20
創業:昭和21年2月
資本金:4800万円
事業概要:電子部品や建築資材などにメッキ加工を施す表面処理のほか医療器具向け洗浄剤の開発も行う総合表面処理メーカー

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39405520W8A221C1L01000/
2018/12/27 0:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
ケディカ、医療器具の高機能洗浄剤 メッキの知見活用

3352荷主研究者:2019/02/09(土) 21:56:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181231_12010.html
2018年12月31日月曜日 河北新報
<仙台-バンコク線定期便>復活に前向き タイ国際航空社長が言及

仙台空港で出迎えた関係者にあいさつするダムロンチャイタム社長(左手前)

 タイ国際航空のスメート・ダムロンチャイタム社長が30日、仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)で取材に応じ、2014年から休止している仙台-バンコク線について「定期便復活の可能性は高い。(タイミングは)来年11月か、もしくはもっと早く復活させたい」と前向きな意向を示した。

 同社のチャーター便で30日午前にツアー客約280人とともに到着し、報道機関の質問に答えた。

 仙台市と山形県の連携による招請事業で初めて東北を訪れたダムロンチャイタム社長は実現に向けて「市などと協力や連携の検討を進めたい」と話した。1月3日まで宮城、山形両県の観光地を巡り、最上川雪見船や松島湾クルーズ、仙台初売りなどを視察する。

 仙台-バンコク線の定期便は、同社が13年12月〜14年3月に運航。観光庁によると、17年の東北6県のタイ人宿泊者数は4万4480人と14年の2.8倍に上り、増加傾向にある。

 仙台空港では宮城、山形両県の観光関係者がツアー客らを出迎え、記念品やガイドブックを手渡した。

3353荷主研究者:2019/02/09(土) 23:28:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190101_13010.html
2019年01月01日火曜日 河北新報
東北大応援団見参! 来月初の団祭、演舞と演奏披露

初の団祭に向け、練習に励む応援団員=仙台市青葉区の東北大川内キャンパス

 東北大応援団が2月、1963年の設立以来初となる「団祭・萩蜂(しゅうほう)祭」を開く。団員ゼロと存亡の危機に立たされた時もあったが、熱心な新入生勧誘が功を奏して今や47人の大所帯になった。日頃の支援に感謝の気持ちを込め、迫力ある演舞と演奏で来場者を鼓舞する。

 応援団は全体を統率する「リーダー部」と「チアリーダー部」「吹奏部」で組織されている。イベントは3部構成で、1部は吹奏部、2部はチアリーダー部のステージ。3部からリーダー部が加わり、応援歌やエールを繰り広げる。

 「はい! 学生注目!」で始まる話芸も披露。観客が「なんだ?」と聞き返すと、団員が日常の一コマを紹介したり、相手チームをあおったりする。観客が「そうだ!」と合いの手を入れて応援を楽しむ趣向だ。旧制二高時代から伝わる演目も行う。

 80年代は50人を数えた応援団だが、バンカラの気風が敬遠され、2000年代初めには団員がゼロになったこともあった。近年は懸命な勧誘活動もあって吹奏部を中心に新入生が毎年入り、40〜60人と安定している。

 普段は全国七大学総合体育大会(七大戦)など体育部の応援や学内イベントで演舞。入試時期には、JR仙台駅前で受験生を励ます応援もする。

 萩蜂祭の名は大学のロゴマークの萩と、旧制二高の記章にある蜂から取った。第57代団長の経済学部3年芹沢啓太朗さん(21)は「リーダー、チアリーダー、吹奏による三位一体のパフォーマンスをお見せしたい」と意気込む。

 実行委員長で副団長の農学部3年佐々木もえさん(21)は「応援団になじみのない市民も多い。特に若い人にステージを見てもらい、活動を知ってほしい」と話す。

 団祭・萩蜂祭は2月17日午後1時半から、仙台市太白区文化センター楽楽楽ホール。入場無料。連絡先はメールtohoku-ohendan@hotmail.co.jp

3354荷主研究者:2019/02/09(土) 23:28:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190101_11013.html
2019年01月01日火曜日 河北新報
宮城・気仙沼の大島大橋4月7日開通へ 半世紀来の悲願実現

4月7日開通の方針が固まった気仙沼大島大橋

 宮城県は、気仙沼市の離島・大島と本土を結ぶ気仙沼大島大橋(356メートル)を4月7日に開通させる方針を固めた。離島の架橋事業は東北で初めてで、島民の利便性向上や島内観光の振興に加え、緊急輸送路としての役割も期待される。東日本大震災からの復興の象徴に位置付けられ、約半世紀にわたる地元の悲願が実現する。

 架橋の工事費約60億円は国の社会資本整備総合交付金などで賄われた。橋脚間の長さは297メートルで、アーチ橋として東日本最長となる。白を基調に大きな弧を描くシルエットが特徴。2014年11月に着工し、18年11月に工事が完了した。

 大島の浦の浜地区と、本土側の国道45号を結ぶ県道大島浪板線(8.0キロ)の整備事業の一環。架橋を含む5.5キロ区間が今回開通する。本土側の県道を経由し、国が復興道路として整備中の三陸沿岸道路と接続する計画もある。

 大島は約2450人が暮らす東北最大の有人島。架橋構想は1967年に策定された県勢発展計画に初めて盛り込まれた。村井嘉浩知事が2010年9月に11年度の事業着手を明言。震災で島が孤立状態になったことなどから、国の復興事業での整備が決まった。

 県は大島への観光客誘致に弾みをつけようと、新天皇の即位に伴う4月下旬からの10連休より前に開通日を設定した。本土側の浪板工区でのり面に亀裂が見つかったが、既存の県道を迂回(うかい)路に使う対応策にめどが立った。当日は現地で記念式典が開かれる。

 浦の浜地区の観光拠点である「大島ウエルカム・ターミナル」敷地内で、地元商店主らが建てる商業施設は5月の連休中にもオープンする見通しだ。同じ敷地内に整備する市の施設も19年中の開業を計画。県道や防潮堤などの整備遅れに伴い、大島浪板線の全区間完成は20年度中を予定している。

3355荷主研究者:2019/02/09(土) 23:29:30

http://yamagata-np.jp/news/201901/01/kj_2019010100009.php
2019年01月01日 12:47 山形新聞
バスやスイカ導入、仙山線便利に 山形市、来年度以降取り組み

JR楯山駅に入る仙山線の列車。各駅の利便性向上などのプロジェクトがスタートする=山形市

 仙山圏の交通網充実を図るため山形市は2019年度から、中長期的にJR仙山線各駅の利便性向上や交通系ICカード導入、高速化の促進などに取り組む。仙台市やJRなどと開いた勉強会で、「仙山線の利用促進と利便性向上プロジェクト」の案を策定し、方針に盛り込んだ。

 プロジェクトは二次交通確保や環境整備、イベント開催、マップ作成、新乗車券、鉄道機能強化―などの項目で取り組みを整理し、それぞれ19年度から短期(3年)中期(5年)長期(6年以上)で分類している。

 二次交通確保では、通勤、通学、観光での利便性を高めるため天童市方面と楯山駅などをつなぐバス、定額タクシーの導入を検討する。さらに山寺駅では、平日の観光用駐車場を活用するパークアンドライドを実施する。19年度から各関係団体との協議を始める。

 一方、乗車券に関しては、山形市内で山形駅と山寺駅以外で整備されていない、交通系ICカードのSuica(スイカ)を21年度ごろから導入し、その後、仙山圏での乗り放題パス導入の検討に入る。

 機能強化策として仙山線の高速化を掲げ、奥羽本線と左沢線との接続向上、山形―愛子駅間の増発による仙台までの時間短縮などを長期的に進める。

 このほか「仙山線沿線マップ」の外国語バージョンの作成、山寺と作並でのスタンプラリー開催なども進める。

 仙山線の機能強化は、16年に仙台市と結んだ協定の連携事項の一つ。両市と有識者、JRなどによる勉強会を17年11月から計5回開いて、今回のプロジェクトの方針を固めた。今後は進捗(しんちょく)状況を管理する組織を立ち上げ、市民の移動実態を把握するパーソントリップ調査の分析データを加味し、内容を磨き上げていく。

3356荷主研究者:2019/02/09(土) 23:42:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190103_13030.html
2019年01月03日木曜日 河北新報
<人口移動>北部から仙台市への転入、20〜40代で顕著 住宅事情や東西線開業など背景か

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190103kahoku01.JPG

 仙台市と仙台都市圏北部の人口移動が仙台市への転入超過に転じたのは、住宅購入を考える20〜40代の動向が大きく影響したとみられる。都市圏北部の住宅事情、仙台市地下鉄東西線の開業、生活スタイルの変化など背景はさまざま指摘される。一時的な現象との見方もあるが、首都圏と同様に仙台圏でも「都心回帰」が進む可能性もあり、関係者は推移を見守る。

 仙台市と北部(富谷市、宮城県大和町、大郷町、大衡村)の20〜40代の転出入超過の推移はグラフの通り。転入超は20代が最も多く、30代も2016年までの転出超から傾向が一転した。

 転入と転出の推移を見ると、仙台市への転入は14〜17年で緩やかに増え、北部への転出は15年から急激に減った。転入超過は仙台市からの人口流出の鈍化が主な要因とみられる。

 富谷市の若生裕俊市長は「現象は一時的」と楽観視する。市内の住宅開発が端境期で高価格の物件しか販売がなく「富谷に住みたくても今は選択肢がないため、仙台からの転入が鈍ってしまった」と解説する。

 19年からは明石台東など富谷市内3地区で宅地開発が始まる。計画人口は合わせて約4500。若生市長は「これからも間違いなく人口は伸び続ける。仙台からの転入者も再び増えるだろう」と見通す。

 東西線の沿線開発が人口移動に影響を与えたとの見方もある。若林区の荒井、六丁の目両駅周辺は大規模な土地区画整理が行われ、住宅建設が相次ぐ。

 宮城県内の不動産市場を調査するシーカーズプランニング(仙台市)の佐々木篤社長は「北部人気は揺るがないと思うが、東西線沿線という選択肢が増えたのは確か。影響を受けてもおかしくない」と分析する。

 仙台市まちづくり政策局の梅内淳次長は若い世代の価値観の変化を挙げる。「マイカーを持たない暮らし方を選ぶ若者が増えている。今後はJR、市地下鉄の駅周辺など交通結節点に人口が集中する」と読む。

 注目するのは東北学院大のキャンパス再編。23年4月に泉区と多賀城市の両キャンパスを仙台市中心部に集約する。「都心回帰が進んでいる一つの表れ。仙台市への転入超過は一時的な現象という感じがしない」と語る。

 富谷市のまちづくりにも関わる宮城大事業構想学群の佐々木秀之准教授(地域経済学)は「都市圏の人口が中心地に集中するのは当然の流れ。周縁部の地域は個性を磨かないと、のみ込まれてしまう」と指摘。「住宅開発だけに頼らず、教育や福祉の充実などソフト面の魅力で、人を呼び込む工夫が必要ではないか」と提案する。

 ◇

 仙台市と富谷市など仙台都市圏北部の人口移動が2017年以降、これまでの北部への転出超過から一転、仙台市への転入超過になったことが2日、分かった。

3357荷主研究者:2019/02/09(土) 23:46:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190103_13031.html
2019年01月03日木曜日 河北新報
<人口移動>「仙台回帰」始まる?富谷市、大和町など北部から転入超過に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190103kahoku02.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190103kahoku03.JPG

 仙台市と富谷市など仙台都市圏北部の人口移動が2017年以降、これまでの北部への転出超過から一転、仙台市への転入超過になったことが2日、分かった。一時的な現象との見方もあるが、仙台市からの人口流出が鈍化し、「仙台回帰」が始まった可能性もある。名取市など南部への転出超過も縮小傾向にあり、都市圏の人口動態に変化の兆しが見られる。

 仙台市と北部(富谷市、宮城県大和町、大郷町、大衡村)の転出入超過の推移はグラフの通り。

 北部への転出超過は14年が572人、15年が560人と続いたが、16年に197人と大きく減った。17年は一転、仙台市への転入が転出を189人上回り、18年(1〜9月)も103人の転入超過となっている。

 14年と17年の仙台市の人口移動を対自治体別に見ると、富谷市は403人の転出超から38人の転入超、大和町は168人の転出超から125人の転入超に変わった。大郷町は10人の転入超が15人に拡大し、大衡村は11人の転出超から11人の転入超となった。

 都市圏北部は1970年代以降、旧泉市がベッドタウンとして急成長した余勢を駆り、宅地開発が急速に進んだ。商業施設や企業の進出も相次ぎ、仙台市からの転出を呼び込んできた。

 しかし、近年は北部の宅地開発に一服感があり、人口増加が鈍化。2015年12月に仙台市地下鉄東西線が開業し、若林区荒井などで住宅開発が進むなど、都市圏の住宅環境は変わりつつある。

 仙台市と南部(名取市、岩沼市、亘理町、山元町)は東日本大震災直後の11、12年を除き、仙台市からの転出超が続く。ただ、超過幅は14年の640人から17年は237人に縮小した。

 東部(塩釜市、多賀城市、松島町、七ケ浜町、利府町)は、震災直後に顕著な転入超となった以外は転出超と転入超が交錯する。

 仙台市まちづくり政策局の梅内淳次長は「住宅供給の動向次第で短期的には市外への人口流出が再び強まる可能性はあるが、若者や高齢者を中心に都市型居住の志向があり、『仙台回帰』のトレンドは続くのではないか」とみている。

3358荷主研究者:2019/02/09(土) 23:51:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190106_11035.html
2019年01月06日日曜日 河北新報
<富谷市>52年ぶり人口減 昨年末5万2569人、宅地開発抑制で

 宮城県富谷市の2018年12月31日現在の人口が5万2569と、5万2640だった前年同期に比べて71人減ったことが市の集計で分かった。富谷市は住宅開発の進展で人口増が続いており、減少するのは旧富谷町時代の1966年以来52年ぶり。2016年の市制施行後で初めてとなる。

 市の住民基本台帳などを基にした人口推移(各年12月31日現在)によると、町制を施行した1963年の人口は4982。66年に前年比10人減となったのを除いて毎年増え、特に大型団地の開発が本格化した70年代半ば以降は年1000人規模の急増が続いた。

 2000年以降もグラフの通り1000人前後の増加を保ったが、14年から伸びが鈍化。前年比の増加幅は14年698人、15年459人、16年233人、17年112人と縮小していた。

 市によると、宅地開発の抑制傾向を背景に転入者が減っているのが今回の人口減になった要因という。

 市市民生活部の吉田尚樹部長は「転入者を呼び込むのが課題だが、昨年末に宅地分譲(計画人口約850)が始まり、市内3地区で大規模な宅地開発(同計約4500)も控えている。人口は再び増えるだろう」と話す。

3359荷主研究者:2019/02/11(月) 10:01:33
ボールウェーブ株式会社
・本社 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-40 東北大学連携ビジネスインキュベータ 501
・設立 2015年11月
・資本金 4億3,708万円
・事業概要 ごく僅かな水分でも検知できる計測機器を開発・販売

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39709430X00C19A1L01000/
2019/1/7 23:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
ボールウェーブ、微量の水分検知 半導体製造から月も
技あり企業

3360荷主研究者:2019/02/11(月) 10:02:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190107_11008.html
2019年01月07日月曜日 河北新報
仙台市「杜の都」ブランド強化 新年度、街路樹の管理・利活用へ新方針

新緑に染まる定禅寺通のケヤキ並木。市は街路樹の適正管理と利活用で「杜の都」のブランド向上を目指す

 杜の都を象徴する緑豊かな街路樹を適正に管理し、まちづくりに生かすため、仙台市は新年度、街路樹マネジメント方針を策定する。理想的な樹木の大きさ、植え替える際の樹種など管理方針を路線や地域ごとに定め、質の高い街路樹空間を形成。代表的な青葉区の定禅寺通や青葉通だけでなく、市全域で街路樹の利活用を図り、都市ブランドの向上につなげる。

 市は3月までに基本方針と施策の方向性を固める。杜の都の環境をつくる審議会の意見も踏まえ、マネジメント方針案を5月ごろに公表。パブリックコメント(意見公募)を経て、9月ごろの策定を目指す。

 市内の街路樹は1891年、南町通に桜と柳が植えられたのが最初とされる。戦災で焼失したが、戦後に定禅寺通と青葉通にケヤキが植栽された。

 市全域で街路樹を増やし、公園と共に杜の都のイメージを形成してきた。昨年4月時点の街路樹は、高さ3メートル以上の高木が約4万9800本、3メートル未満の中低木が約256万5000本。道路1キロ当たりの本数は中低木が政令市トップ、高木が6位の多さを誇る。

 ただ、戦後73年が過ぎて街路樹が大きく成長。太くなった根が歩道の舗装を持ち上げる「根上がり」や倒木が目立つようになった。過密な植栽など現行基準に合わない場所もあり、ブランドの低下が懸念される。

 今後、枝切りや樹種の転換が増えるとみられるが、2010年策定の市街路樹マニュアルは枯れ木の処理方法など技術的な内容にとどまるため、マネジメント方針で路線や地域ごとのビジョンを明確にする。

 一方、街路樹の利活用は定禅寺通を中心に、9月の定禅寺ストリートジャズフェスティバル、12月のSENDAI光のページェントなど、全国に知られた取り組みが既に定着している。

 市内には愛宕上杉通(青葉区)のイチョウ並木、卸町大通(若林区)のケヤキ並木など、市民の評価の高い街路樹が多数ある。これらを生かしたイベント開催、火災の延焼防止や雨水流出を抑制する「みどりのネットワーク」形成など、街路樹空間の多様な利活用策を方針に盛り込む。

 市百年の杜推進課の担当者は「緑を守るだけでなく、緑を再生し、活用する考え方を打ち出したい。身近にある街路樹の価値を市民に再認識してもらい、杜の都ブランドを確かなものにできればいい」と話す。

3361荷主研究者:2019/02/11(月) 10:02:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190107_13034.html
2019年01月07日月曜日 河北新報
若い才能へ創造の場提供 仙台・卸町「スタジオ開墾」お披露目

在仙のアーティストや卸商センターの関係者を集めて開かれたお披露目会

 仙台市内で活動する若手アーティストらの創造の場「スタジオ開墾」(仙台市若林区卸町)がほぼ完成し6日、関係者を集めてお披露目会が開かれた。

 市の委託で協同組合仙台卸商センター(同)が運営する「とうほくあきんどでざいん塾」による「つくる場所をつくる! DIY PROJECT」が実施主体。制作場所に悩むクリエーターのアトリエをつくろうと、昨年7月からセンター所有の倉庫を、計13人のアーティストが意見を出し合い改装を進めてきた。

 鉄骨造2階の1階部分、約350平方メートルを活用。8平方メートルの専用ブース七つと、40平方メートルの共有制作と展示スペース各一つ、カフェ・ショップ、事務室などを備える。

 お披露目会には、芸術家や卸商センター、行政などの関係者約50人が出席。センターの児玉光一副理事長が「卸商センターは今年設立52周年。魅力あるビジネス街づくりに向け、組合員とクリエーター双方が発展していく拠点にしていきたい」とあいさつした。

 プロジェクトリーダーの関本欣哉さん(43)は「アーティストだけでなく、さまざまな人が集まれるように工夫した。地元作家の作品を常時展示し、仙台の名物施設にしたい」と話す。

 専用ブースの利用時間は午前9時〜午後11時半。無休。料金は月2万円。若干空きがある。他のスペースの利用時間は午前10時〜午後7時半。連絡先はギャラリーターンアラウンド022(398)6413。

3362荷主研究者:2019/02/11(月) 10:27:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190110_12002.html
2019年01月10日木曜日 河北新報
<アップル>仙台一番町店25日閉店 東北唯一の直営店、「現時点で再開の予定なし」

25日に閉店するアップル仙台一番町

 米アップルの日本法人アップル・ジャパン(東京)は、東北唯一の直営店「アップル仙台一番町」(仙台市青葉区)を25日に閉店すると発表した。同社は閉店の理由を明らかにしていない。「現時点で再開の予定はない」と説明した。

 店内と同社のホームページに「杜の都で13年以上。本当にありがとうございました」などのメッセージを出した。直営店で対応してきた製品の修理受け付けは、同社の正規サービス提供会社を利用するよう呼び掛けている。

 同店は2005年12月、国内6店舗目としてオープン。パソコン「Mac(マック)」や、08年国内発売のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などの最新製品を展示・販売してきた。

 仙台一番町の閉店で直営店は東京、愛知、京都、大阪、福岡の計8店舗となる。同社広報部は「継続的な日本への投資の一環として今後数年にわたり、いくつかの直営店をオープンする予定」と話した。

3363荷主研究者:2019/02/11(月) 10:30:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190111_12034.html
2019年01月11日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル、空き室率最低をさらに更新4.40% 12月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた昨年12月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.15ポイント改善して4.40%となった。1992年の調査開始以来最低の5.20%を昨年8月に記録して以降、4カ月連続で記録を更新した。

 調査5地点のうち4地点で改善した。仙台駅前は0.16ポイント低下の3.10%で、拡張移転や他地区からの移転があった。一番町は0.16ポイント低下の3.19%。JR東日本仙台支社(青葉区)の建て替えに伴う大型成約などが影響した。

 仙台駅東は0.70ポイント低下の6.12%。コールセンターの分室開設や郊外からの移転に伴う成約があった。周辺オフィスは0.09ポイント低下の8.11%。

 県庁・市役所は一部で募集開始の動きがあり、0.40ポイント上昇の7.34%。全地点の1桁台は18カ月連続。

 仙台市内では2019年、オフィスビルの新規供給の予定はない。仙台支店の担当者は「広い空き室が非常に少ない。20年には3棟の新規供給が見込まれていて、既にテナント企業の動きが活発になっている」と説明した。

 調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の348棟。

3364荷主研究者:2019/02/11(月) 11:05:44
立体化の用地は以前より確保済みなので、やっと着手かーという感もあるが、まずは目出度い。次は箱堤の南側にある後は卸町、六丁目交差点の立体化が課題。

箱堤交差点
https://www.mapion.co.jp/m2/38.26113138534476,140.9379279417308,17

卸町交差点
https://www.mapion.co.jp/m2/38.25695283916469,140.93583581869944,17

六丁目
https://www.mapion.co.jp/m2/38.25113954258203,140.92829344695062,17


http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=22761
2019/1/12 日刊建設新聞 宮城版

 東北地方整備局は、国道4号仙台バイパス(BP)の拡幅事業で、新たに箱堤交差点の立体化を進める。立体化区間の延長は約1.4kmで、事業費に120億円を試算。これに伴い、仙台拡幅は全体延長をこれまでの4.6kmから6km、事業費を243億円から363億円に変更するとともに、事業期限を1年延長し2024年度までとする。

 道路事業の変更内容は、11日に同局で開かれた本年度第2回事業評価監視委員会(委員長・遠藤孝夫東北学院大学工学部特別教授)で報告され、審議の結果、事業継続として了承された。

 箱堤交差点は、仙台市若林区卸町で国道4号仙台BPと、仙台市道の元寺小路福室線が交わる場所。産業集積地に位置しており、物流を担う大型車の混入率が高い。ピーク時間帯の交通量は仙台BPの近隣交差点の中で最も多く、ボトルネック箇所となっている。

 計画では、元寺小路福室線の上に仙台BPの跨道橋を架設する。跨道橋は延長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁を想定。その前後に盛土を含む取り付け道路を整備するため、立体化区間の延長が約1.4kmになる。

 立体化の事業費は、橋梁に66億円、道路改良に24億円、構造物に13億円、舗装に17億円の計120億円を見積もっている。

 コスト縮減への取り組みでは、法面の防草板を従来のコンクリートブロックから「軽量素材のポリプロピレン製中空積層版」(新技術)に変更する。

 仙台拡幅はこれまで、4車線で整備されている仙台BPのうち、同市宮城野区苦竹の苦竹インターチェンジ(IC)から、同市宮城野区鶴ケ谷の鶴ケ谷交差点までに至る延長2.8km区間を6車線化する計画だった。箱堤交差点の立体化に伴い、事業区間を苦竹ICから南側に延長約1.4km延ばす。

 1989年に事業着手しており、これまでに苦竹ICから北側の山崎交差点までに至る延長2.8kmが6車線化を終え、供用済みとなっている。現在は山崎交差点から北側の延長1.8km区間で6車線化工事を進めている。昨年3月末時点の事業進捗率は約78%で、執行済み額が189億円。

 第2回目の事業評価監視委では、委員から箱堤交差点の立体化が承認される一方で、同交差点より南側にある卸町交差点への影響を懸念する声が挙がった。このほか、鶴ケ谷交差点より北側も混雑度が大きいため、事業区間外ではあるが、事業化の必要性の検討を求める意見も出された。

3365荷主研究者:2019/02/11(月) 11:08:44

東洋機械(株)
本社:仙台市青葉区木町通1丁目5番30号
資本金:1,152万円
http://www.toyo-kikai.co.jp/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40026570V10C19A1L01000/
2019/1/15 22:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東洋機械、ハイブリッドの保線車両開発

3366荷主研究者:2019/02/11(月) 11:15:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190116_11006.html
2019年01月16日水曜日 河北新報
仙台市役所建て替え計画、「黒ビル」に注目 移転望む声じわり 活気を定禅寺通にも

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190116kahoku01.JPG
勾当台公園市民広場や定禅寺通に面した仙台第一生命ビル。市役所本庁舎の建て替えなどを巡り市民が関心を寄せている

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190116kahoku02.JPG

 市役所本庁舎の建て替え議論が進む仙台市で、青葉区の勾当台公園市民広場に面する黒いビルに市民の注目が集まっている。定禅寺通と一体的ににぎわいを創出する上で、本庁舎との間に位置するビルの移転を求める声が上がる。ビルは企業が所有し、現時点で移転の計画はないが、建設から約50年になるため市民らは成り行きを見守っている。

 青葉区で昨年11月にあった市役所建て替えを市民が語り合うイベントで、参加した男性が「ビルがあることがつくづく残念だなと思う」と指摘した。

 ビルとは1970年完成の仙台第一生命ビル。当時は勾当台通と東二番丁通がクランク状で、ビルは勾当台通と定禅寺通角にあった。86年に勾当台通と東二番丁通が直線化。市民広場が整備され、ビルは勾当台公園に面するようになった。

 男性は「その時に移転し、定禅寺通と市民広場がつながっていたら空間の在り方は大きく変わっていただろう」と持論を展開した。

 市議会でも話題に上る。昨年11月の常任委員会では、ベテラン議員が「議会の場で人の財産をとやかく言うのはどうかと思うが」と前置きし「視界を遮っている。色といい、大きさといい何とかならないか」と発言。市の担当者は「人様のものなので解決できるものではない」と答えるのが精いっぱいだった。

 ビルは敷地約1420平方メートル、地上10階、地下1階。所有する第一生命保険(東京)の仙台総合支社など12社がテナント入居する。

 市は都市ブランドの柱と位置付ける定禅寺通周辺の活性化を図っている。年間を通して各種イベントがある市民広場から、にぎわいを商業エリアの定禅寺通に広げる方法が課題の一つになっている。

 老朽化で建て替える市役所本庁舎は最短で2026年度に使用が始まる。昨年10月に官民組織の「定禅寺通活性化検討会」が発足し、通りの魅力向上や周辺のにぎわいづくりを話し合っている。市の担当者は「第一生命は周辺の活性化に向けた機運づくりに前向きだ。一緒に考えたい」と話す。

 第一生命は「現時点で移転の予定はない」と回答。管理する第一ビルディング(東京)も「築年数から移転や建て替えは検討事項だが、具体の計画はない」(東北事業所)と言う。

3367荷主研究者:2019/02/19(火) 22:15:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_12008.html
2019年01月17日木曜日 河北新報
<仙台国際空港>ニーズ見極め貨物拡大「民営」生かし営業強化

国際貨物を保管する仙台空港の保税蔵置場

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が、貨物取扱量拡大に向けた取り組みを強化している。民営空港ならではの営業戦略で荷主のニーズに応じた条件を提案。農産品や工業製品など新たな荷物を誘致し、国際線の貨物輸送再開も実現した。東日本大震災で落ち込んだ取扱量の回復にはまだ遠いが、2018年度下期は前年に比べ倍増する見込みだ。

<成田より早い>
 農業生産法人GRA(宮城県山元町)は18年12月、栽培する「ミガキイチゴ」の台湾向け輸出を仙台空港からの便に切り替えた。現在は台湾・エバー航空の仙台-台北線で週1回、130〜150キロほどを運ぶ。

 栽培施設から仙台空港までは車で約30分。収穫翌日に持ち込み、2日後の午前には台北の店頭に並ぶ。成田空港経由の17年収穫期よりも店着が1日早い。

 GRAの担当者は「イチゴは日持ちが短く、収穫から店着までの時間は重要。今は成田や羽田を使っているタイや香港、シンガポール向けも仙台空港から輸出できればありがたい」と路線拡大を期待する。

 仙台空港の貨物取扱量はピーク時に2万トンを超えたが、貨物専用機の撤退や08年のリーマンショックなどで減った。震災では国際貨物棟が被災し、機能が一時停止した。

 この間、多くの貨物が成田空港などに流出し、11年度の取扱量は前年の3割の3037トンに激減。12年度以降も6000トン前後にとどまっている。

 16年の仙台空港民営化以前は、宮城県の第三セクターが貨物事業を担当。需要開拓は物流会社への要請などが中心だったが、仙台国際空港は荷主や航空会社と直接交渉する。それぞれのニーズや課題を把握した上で条件を提示し、貨物の誘致を図る。

<検品請け負う>
 航空機部品製造のエアロエッジ(栃木県足利市)は18年9月、仙台空港での製品輸出入を始めた。エンジン用部品が仙台空港と台湾を経由し、北米との間を行き来する。

 決め手は仙台国際空港の提案だった。同社は、生産工程の人員が不足していたエアロエッジから輸出する製品の検品作業を請け負った。空港運営会社が荷主業務を受託する事例は「知っている範囲ではない」(仙台国際空港)という。

 荷物を誘致することで貨物輸送の路線も広がる。エバー航空は仙台-台北線で安定的な需要が見込めないとして輸送を中断していたが、GRAとエアロエッジとの交渉が進んだことで再開を決めた。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げる。営業推進部貨物営業グループの伊良波長治チーム長は「荷主にとって付加価値がなければ大きな空港には対抗できない。今後もニーズを見極めた提案したい」と話した。

3368荷主研究者:2019/02/19(火) 22:19:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_11020.html
2019年01月17日木曜日 河北新報
<新市新時代へ 富谷市長選20日告示>公共交通の改善が急務

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190117kahoku01.JPG
富谷市との境に近い国道4号を行き交う車。朝夕の渋滞が慢性化している=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190117kahoku02.JPG

(上)脱マイカー依存

 任期満了に伴う富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)

 「泉中央(仙台市泉区)とのアクセス改善を急いでほしい」

 「高齢化に備え、公共交通の充実を」

 富谷市が2018年10月、市内4地区で開いた市政懇談会。複数の地区で、住民から交通の利便性向上を求める声が上がった。

<鉄道網がない>
 富谷市は同じ仙台都市圏の塩釜、多賀城、名取、岩沼各市と異なり、鉄道網がない。バスで生活の足を担うが、主体はマイカー。朝夕のラッシュ時は国道4号など幹線道路で渋滞が慢性化し「いつまで車を運転できるのか」と高齢者の間に不安が広がる。

 「本格的な高齢化が訪れた際には、住みづらいまちへと変貌してしまう懸念がある」。市が18年12月に示した公共交通グランドデザイン案は、現状への危機感をこう率直に示した。

 案は打開策として12項目の施策メニューを提示。筆頭に明記したのが、泉中央-明石台-成田-大清水の4地区を結ぶ新基幹公共交通の導入だ。

 図の通り、人口が多く商業施設や医療機関などが集積する4地区を「都市拠点」と位置付けた。公共交通の背骨を通して補完する手段を組み合わせ、交通網を構築する青写真を描く。

 ただ、基幹公共交通の具体案には、踏み込んでいない。

 現状は白紙で、仙台市地下鉄の延長やモノレール、ライトレール(次世代型路面電車、LRT)、バス高速輸送システム(BRT)などが考えられる。

 市企画部の種市優部長は「持続的な運営のためにも需要や収支の精査が不可欠。本年度内に策定するグランドデザインで公共交通の全体構想を固め、具体論に入りたい」と言う。

<バス減便 困惑>
 富谷市は1970年代以降、市を縦断する国道4号の東西に住宅団地が整備され、隣接する仙台のベッドタウンとして発展した。近年は、マイカー通勤を前提とした交通体系の在り方に、限界が見え始めている。

 市の高齢化率19%(18年3月現在)を大きく上回り、33%に上る富ケ丘南部地区。住民の大草俊夫さん(67)は「運転免許を返納する人が増え、泉中央と市内を結ぶ路線バスの減便に困っている人も多い」と指摘する。

 18年9月に地域で初めての街バルを企画、開催した大草さん。街の活力維持に公共交通の改善が欠かせないと考え「例えば、泉中央から市内各団地に向かう乗り合いタクシーを走らせたらどうか。できることから実行していく姿勢が必要だ」と、対策のスピードアップを求める。

3369荷主研究者:2019/02/19(火) 22:19:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190118_11054.html
2019年01月18日金曜日 河北新報
<新市新時代へ 富谷市長選20日告示>愛着持てるまち目指す 

市民協働セミナーで富谷のまちづくりを語り合う市民たち

(下)脱ベッドタウン

 任期満了に伴う宮城県富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)


 急成長から低成長へ。

 若生裕俊富谷市長は今年の年頭訓示で、時代の転換期に入ったことを意識するよう職員に促した。平成の30年間で市の人口が約2万1000から約5万2500に倍増したことに言及。「今後これまでのような急激な発展は難しい」との認識を示した。

<人口増に陰り>
 富谷市は2045年の人口が国立社会保障・人口問題研究所の推計で5万6822とされ、東北の市町村で唯一、15年の国勢調査時よりも増えると見込まれる。

 しかし、市長の年頭訓示と同じ4日。18年12月31日現在の人口が5万2569と前年を71人下回り、52年ぶりに減少したことが分かった。

 計画人口計約4500の新たな宅地開発を控えており、一時的な減少との見方があるものの、年1000人規模で増え続けてきた勢いの鈍化は避けられない。

 低成長時代に求められるのは、住民が富谷に愛着を持って住み続けるかどうか。「仙台市富谷区」とやゆされることもあるベッドタウンからの脱却を目指し、地元意識の醸成を図る市の取り組みが、16年の市制施行後に次々と動き始めた。

 特産のブルーベリーを生かそうと始まった国際スイーツ博覧会、全国でも例がない市役所屋上での養蜂、江戸時代以来の復活を目指す富谷茶プロジェクト。20年に迎える宿場町「富谷宿」の開宿400年を記念した事業も始動した。

<「自分たちで」>
 併せて重視するのが子育てと教育環境の充実だ。

 富谷市は人口に占める0〜6歳児の割合が7.72%(15年国勢調査)と、東北の市町村で最も多い。市は懸案だった待機児童を18年度に解消。18年8月には、市立全小中学校と幼稚園にエアコンを整備する方針をいち早く表明した。

 「住みやすいまちは自分たちで」と住民の地域活動も多彩に行われている。高齢者らを対象にした「街かどカフェ」や子どもたちが集まる「まかない付き寺子屋」、障害者向けのフットサル教室など5団体の活動が、13日にあった市民協働セミナーで紹介された。

 「街かどカフェには毎週25人ほどが集まり、入れたてのコーヒーを思い思いに楽しんでいる」と報告した鷹乃杜町内会会長の門間とも子さん。地域に活力をもたらすには「住民と住民の助け合い、地域と行政の連携が大切」と考えている。

 市の誕生と共に本格化した新たなまちづくり。「富谷カラー」の発揮に向け、着手した取り組みをどう育んでいくかが問われる。

3370荷主研究者:2019/02/19(火) 22:23:18

https://www.nttud.co.jp/news/pdf/190118_002.pdf
2019年1月18日
東北支店の開設について

 NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕)は、街づくり推進の新たな拠点 として、東北エリアに支店を開設することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

 記

1.組織名称 東北支店 (Tohoku Branch)

2.設置日 2019年2月1日

3.目的等 当社は2018年10月15日に発表いたしましたNTTグループにおける街づくり事業の推進に向け、宮城県仙台市に「東北支店」を設置することにいたしました。
「東北支店」は、地域の皆さまのご要望をおうかがいしながら、NTTグループが有するICT・不動産・エネルギー等のリソースやノウハウの活用により、地域に根ざした『個性豊かな活力ある街づくり』に取り組んでまいります。
当社は各エリアの支店を通じて、地域の皆さまのパートナーとして、社会的課題の解決に貢献してまいります。

4.設置場所 宮城県仙台市若林区卸町三丁目8番地103 アーバンネット卸町ビルN館6階
電話:022-782-5141

2019年1月18日

3371荷主研究者:2019/02/19(火) 22:32:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12031.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<仙台港>コンテナ取扱量が最多 輸入衣料品や家具好調 18年

 仙台港の2018年のコンテナ貨物取扱量が約27万8000個となり、4年連続で過去最多を更新したことが18日、分かった。17年を約2万個(20フィートコンテナ換算)上回る見通しだ。

 宮城県によると、17年(25万8235個)比では約6%の増加。東日本大震災前で最多だった10年(21万6142個)を30%近く上回った。

 貨物量は輸出入ともに堅調に伸びた。品目別では、輸入で衣料品や家具が好調。輸出では冷凍サバなどの水産加工品のほか、自動車用タイヤなどのゴム製品が増えた。

 18年12月には上海など中国沿岸部の4港を直接結ぶ国際コンテナ定期航路が開設され、衣料品や日用雑貨品などの輸入増が見込まれる。取扱量はさらに伸びることが期待され、30万個の大台も迫る。

 県の担当者は「新しい定期航路が通年で運航されれば、取扱量の上積み効果がある。一層のポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年に前年比55%減の9万6528個まで落ち込んだが、復旧復興事業に伴う建材需要などに伴い、12年は17万2665個と急回復した。

3372荷主研究者:2019/02/19(火) 22:32:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12032.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>青葉山新キャンパスの敷地造成 3月に着手

 次世代型放射光施設を建設する東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)の敷地造成工事の入札で、発注者の産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、建設業の橋本店(同)を落札者に決めたと発表した。造成工事は3月ごろに着手し、工期は2020年6月まで。

 総合評価落札方式による条件付き一般競争入札の結果、橋本店が落札した。面積は5万4600平方メートル。センターは落札額を明らかにしていない。

 造成費は宮城県が放射光施設への支援金総額30億円の中から全額負担し、残額で基本建屋整備の一部を支援する。国によると、造成費は当初22億円と見込まれていた。

 施設は国側と共同で整備・運営し、19年度に着工、23年度の稼働を目指す。

 放射光施設の総事業費は約360億円。このうち地域や企業が負担する最大170億円を確保するため、センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募集した。これまでに60社余りが応じ、約45社が出資を検討中という。

3373荷主研究者:2019/02/19(火) 22:33:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12016.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<松島水族館跡地>新商業施設「松島離宮」3月の着工 飲食店や博物館、交流拠点に

松島湾をイメージした庭園などを構える新施設の完成予想図

 2015年に閉館したマリンピア松島水族館(宮城県松島町)の跡地に商業施設を計画する総合商社の丸山(蔵王町)は18日、施設名を「宮城県 松島離宮」に決めたと発表した。3月に着工し、2020年春の開業を目指す。

 同社によると、名称は日本有数の庭園で知られる桂離宮(京都市)にちなんだ。施設は木造2階建てで、延べ床面積2450平方メートル。地元産品を生かした飲食店や松島ゆかりの文化財などを展示する博物館などが入る。

 通訳が常駐する観光案内所を設置し、増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)の受け入れ態勢を強化、松島湾周辺の観光、交流拠点を目指す。松島湾をイメージした庭園兼イベントスペースも設ける。

 宮城大の学生らが考案した新施設のロゴマークの最終候補4案も公表した。18〜31日に新施設のホームページで投票を受け付け、結果を踏まえた審査を経て2月末に決定する予定。

 同社の担当者は「体験型講座などを開催し、観光客と地元住民が触れ合えるような施設を目指したい」と話した。

3374荷主研究者:2019/02/19(火) 22:37:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190120_13024.html
2019年01月20日日曜日 河北新報
<仙台セントラル>小劇場で「復活」 映画館の名残を残しながら改装、4月1日開業

照明や音響設備を備え、4月にオープンする小劇場=仙台市青葉区中央2丁目

新しい劇場名を表記した入り口

 仙台市のライブホール運営会社「身の丈イノベーション」は4月1日、市中心部で154席の小劇場を開設する。2018年6月末で閉館した映画館・仙台セントラルホールを改装し、コンサートやお笑いイベント、映画上映会などの主催者に貸し出す。

 劇場名は「誰も知らない劇場」。菊池将司支配人は「40年間にわたって地域文化に貢献した場を受け継ぎ、地域の人たちに親しまれて将来は誰もが知っている劇場に育てたい」と語る。

 同社は音楽ユニット「MONKEY MAJIK(モンキーマジック)」「GReeeeN(グリーン)」を輩出したエドワード・エンターテインメント・グループ(金野誠社長)の関連企業で、青葉区一番町のライブホール「darwin(ダーウィン)」を運営する。

 青葉区中央2丁目の桜井薬局ビルにあった映画館跡を借り、音響や照明設備、映像設備を整備した。壁や天井を改装する一方、映画館時代の赤い椅子を残し、昭和期のムードを漂わせた。ロビーにはアルコール類などを提供するバーカウンターを設けた。

 4月1日には、グループ企業に所属する歌手ティーナ・カリーナさんによるこけら落とし公演を開く。同月下旬からの大型連休に合わせ、連続公演も計画している。

 仙台市内ではライブホールの新設が相次ぐ。16年に太白区あすと長町で「仙台PIT(ピット)」(1451人)、17年には若林区荒井東地区に「仙台GIGS(ギグス)」(1560人)が誕生。市内には20軒以上の施設があり、漫才、プロレスなどの興業にも使われている。

 東京都内では東京五輪をにらんで大型ホールの改装が進み、コンサート会場が不足しているとされる。仙台のライブホール関係者は「市内の音楽イベントには関東などから客が集まり、活況を呈している」と話す。

3375荷主研究者:2019/02/19(火) 22:42:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190121_13006.html
2019年01月21日月曜日 河北新報
子育て世代に人気の仙台・上杉地区、マンション建設ラッシュで児童急増 上杉山通小に影響は?

児童数急増が懸念される仙台市上杉山通小。手前が5階建ての増築校舎で、屋上にプールを設けた。校庭は4階建ての本校舎の奥にある

 文教地区として子育て世代に人気が高い仙台市青葉区上杉地区でマンションが相次いで建設され、市立の上杉山通小の児童数急増が懸念されている。2020年には東北大雨宮キャンパス跡地に大規模マンション2棟が完成し、計約400世帯が入居する見込み。地区の子どもの数が増えるのは必至で、保護者からは学習環境への影響や通学区域の変更を心配する声が出ている。

 宮城県庁や市役所に近い上杉地区は市地下鉄南北線やバスの便に恵まれる。上杉山通小や上杉山中、宮城教育大付属小中や県視覚支援学校など教育施設が集まり、子育てしやすい環境として知られる。

 雨宮キャンパス跡地には大型の商業施設も整備される。不動産関係者は「住環境の評判を聞き付けた30代後半から40代の子育て世代がマンション購入を検討している。新年度からの転校を見据え、年末から相談が増えている」と証言する。

 上杉山通小には現在、特別支援学級を含め29学級に969人が通う。周辺のマンション建設を受けた増築工事が16年2月に完了。教室数を22から33に増やしたため不足はないという。

 校舎が広がった一方で校庭は狭まり、子どもたちが遊ぶスペースは十分とは言えない。昼休みはあらかじめ決められた2学年が校庭を交代で使い、他の学年は体育館などを利用する。

 保護者が多く訪れる運動会は校内開催を断念。09年度以降は近くの上杉山中の校庭を借りている状況だ。

 学校関係者は「体を存分に動かせず、不満な児童がいるかもしれない」と気をもむ。保護者には「子どもがさらに増えると教室も手狭になる」「児童数の調整に伴い学区が変わり、別の学校に行かされるのではないか」との懸念があるという。

 市教委は15年度、小中学校の適正規模に関する対応方針を策定。31学級以上の状態が一定期間続く場合、学区の変更や学校の分離新設を検討することにした。

 人口増が著しい青葉区愛子地区では15年度、市教委は市内有数の大規模校である愛子小から分離して錦ケ丘小を開校させた。学区変更では12年度、住宅建設が進む太白区富沢地区で富沢中学区の一部を長町中学区に移した例がある。

 上杉山通小に関し、市教委は「マンション建設を見込んで増築しており、現段階で学区変更や増築の予定はない」と現状維持の方針を示しつつ「今後、児童数が大幅に増えるようであれば何らかの措置を行う可能性はある」と話す。

3376荷主研究者:2019/03/03(日) 21:39:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_12001.html
2019年01月23日水曜日 河北新報
<仙台国際ホテル>老舗料亭「なだ万」東北再進出 飲食フロア3月改装

 仙台国際ホテル(仙台市青葉区)は3月1日、開業30周年に合わせて5階のレストランフロアをリニューアルする。和食とフレンチの2店舗を入れ替え、老舗料亭「なだ万」(東京)が10年ぶりに東北に再進出する。

 なだ万は1830年に創業され、国内外で店舗を展開。国際ホテルの新店は個室6室を含む72席で、懐石料理などを提供する。

 なだ万は1980〜2009年、旧仙台エクセルホテル東急内で営業していた。担当者は「東北の拠点の仙台には再び出店したいと考えていた。地元の皆さまに愛される店にしたい」と話した。

 フレンチの新店は「ロジェドール」。フレンチが専門のホテル総料理長が陣頭指揮を執り、ホテルの伝統とフレンチの技法に自由な発想を加えた料理を手掛ける。個室1室を含む40席。

 既存店は、いずれも89年のホテル開業時から営業してきた和食「迎賓室 貴仙」が20日に閉店。フレンチ「セラン」も2月20日に営業を終える(2月4〜9日も休業)。中国料理「翠林」は3月以降も営業する。

 ホテルの担当者は「和洋中を選ぶ楽しさがある。当館に行けばおいしいものを食べられる、と思ってもらえる場所にしたい」と語った。

3377荷主研究者:2019/03/03(日) 21:40:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190122_13022.html
2019年01月22日火曜日 河北新報
<三陸道>宮城2区間、来月16日開通 仙台と気仙沼直結

 国土交通省は21日、三陸沿岸道路の歌津インターチェンジ(IC、宮城県南三陸町)-小泉海岸IC(気仙沼市)間10.0キロと、いずれも気仙沼市の本吉津谷-大谷海岸IC間4.0キロが2月16日に開通すると発表した。仙台市と気仙沼市が高速道路で直接結ばれることになる。

 両区間はそれぞれ2012年10月、14年9月に着工。20年度開通予定の小泉海岸-本吉津谷IC間2.0キロを含む開通区間の総事業費は約967億円で、歌津IC-小泉海岸IC間には歌津北IC(南三陸町)を設けた。仙台-気仙沼間の所要時間は約10分短縮されて約2時間20分となる見込み。

 気仙沼から仙台・関東方面への水産加工品輸送ルートは東北自動車道から三陸道への切り替えが進み、今回の直結によって水産関連など産業振興の加速が期待される。

 昨年10月に気仙沼市唐桑にコースが開設された韓国版トレッキング「宮城オルレ」への誘客拡大も見込まれる。村井嘉浩知事は「南三陸・気仙沼地域の産業経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」との談話を出した。

 菅原茂気仙沼市長は「仙台と気仙沼がいよいよつながり、本格的な高速道路時代の幕開けとなる。市の発展に大きな力を与えてくれる」と期待を寄せた。

 国は三陸道の仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を東日本大震災の復興道路として位置付け、20年度までの全線開通を目指す。今回の開通で約7割の238キロが利用できるようになる。

3378荷主研究者:2019/03/03(日) 21:40:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190122_11048.html
2019年01月22日火曜日 河北新報
<市長施政方針>仙台市、都心機能強化へ 回遊性と魅力の向上図る

仙台市役所

 郡和子仙台市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が22日、分かった。経済、観光の活性化の中心となる都心の機能強化を目指す「(仮称)都心再構築プロジェクト」が始動する。市役所本庁舎建て替えや定禅寺通活性化を進め、都心の回遊性向上と魅力ある都市空間の創出を図る。

 施政方針のテーマは「躍動する杜の都 新たなステージへ」。郡市長が重視する「人」と「まち」の施策のうち、新年度はまちの活力向上に特に注力する。

 策定を進める経済成長戦略などに基づく事業を始める。高成長が見込まれる中小企業を集中的に支援する。奨学金返還支援制度を開始するほか、転職や起業で東京から仙台に移住した場合の支援制度を導入する。

 都市空間形成の指針となる都市計画マスタープランと都市交通プランの改定を本格的に進める。経済活性化と連動させた都心機能の更新、利便性の高い都心交通環境の整備に取り組む。

 教育・福祉分野では、発達に不安を抱える未就学児や保護者への支援を強化し、啓発や相談などをモデル事業として実施する。

 宮城野区燕沢地区で昨年始まった乗り合い交通事業は、実証運行に引き上げる。他地域への拡大も図る。

 東日本大震災からの復興や防災の関連事業は、心のケアなど被災者支援に引き続き取り組むほか、小学生の校外学習で震災遺構・旧荒浜小(若林区)を活用する。沿岸部のかさ上げ道路の完成を目指す。

3379荷主研究者:2019/03/03(日) 21:41:18

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2019年01月23日水曜日 河北新報
仙台市長「都心再構築で魅力向上を」 経済・観光の活性化目指す

 郡和子仙台市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が22日、分かった。経済、観光の活性化の中心となる都心の機能強化を目指す「(仮称)都心再構築プロジェクト」が始動する。市役所本庁舎建て替えや定禅寺通活性化、音楽ホール整備検討を進め、都心の回遊性向上と魅力ある都市空間の創出を図る。

 新年度のテーマは「躍動する杜の都 新たなステージへ」。郡市長が重視する「人」と「まち」の施策のうち、新年度はまちの活力向上に特に注力する。都心再構築プロジェクトは、担当が異なる本庁舎建て替えなどの各事業を各部局が連携して取り組む。オフィスビルの空室率の低さが企業誘致の障壁となっていることから、市中心部の老朽化した建物の更新を誘導する。

 経済成長戦略などに基づく各事業をスタートさせる。高成長が見込まれる中小企業を集中的に支援。奨学金返還支援制度を開始するほか、転職や起業で東京から仙台に移住した場合の支援制度を導入する。

 経済・観光分野では、東北全体を持続的に活性化させる視点を軸に、起業家の育成や、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた6県庁所在市共同の観光情報の発信などを進める。

 教育・福祉では発達に不安を抱える未就学児や保護者の支援体制を強化。知識や適切な対応法を身に付ける「ペアレントプログラム」を活用した啓発、児童発達支援センターと幼稚園の並行通園をモデル事業として実施する。35人以下学級は中学3年生に拡充する。

 防災や東日本大震災からの復興の関連では、沿岸部での津波広報態勢強化を狙い、小型無人機「ドローン」の実証実験を行うほか、心のケアなど被災者支援に継続的に取り組む。

◎高層階に議会機能/新庁舎建設で特別委

 仙台市役所本庁舎の建て替えを巡り、市議会の新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会は22日、新庁舎の議会機能は高層階に配置することで一致した。2月中旬までに斎藤範夫議長が郡和子市長に答申する。

 特別委は主要6会派の委員10人で構成する。各委員は「市民に開かれた議会とするため、低層階への配置を求める意見もあったが、建設コストを考えると高層階にせざるを得ない」と会派の検討結果を報告した。

 市によると、新庁舎は地上13〜19階の高層棟を想定する。1、2階に現在と同規模の本会議場を置く場合、建物の強度を維持するには柱の太さを1.5〜1.8倍、はりの厚さを3〜5倍にする必要があり、材料費や建設費が増大する。

 市は新庁舎を2棟整備する案も検討するが、市議会は昨年4月、「議会と行政の一体棟が望ましい」と郡市長に答申した。現在のような議会棟の単独整備は想定していないという。

 市議会が「高層階」の結論に達したことで、建て替え基本計画の検討委員会は今後、低層階を念頭に置く市民利用・情報発信機能の検討、勾当台公園市民広場との一体整備などの議論を前進させるとみられる。

3380荷主研究者:2019/03/03(日) 21:41:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_11016.html
2019年01月23日水曜日 河北新報
<仙台市音楽ホール>西公園、錦町公園が有力か 候補7ヵ所公表

 仙台市が整備検討中の音楽ホールの在り方を検討する有識者懇話会(会長・本杉省三日大特任教授)は22日、青葉区で会合を開き、立地候補地9カ所のうち、民有地を除く7カ所を明らかにした。立地候補地を検討した専門部会では、青葉区の「西公園(市民図書館跡)」と「錦町公園」を評価する意見が多く、有力な候補地になるとみられる。懇話会が3月末に市に提出する報告書を踏まえ、市が新年度、立地場所を決定する見通し。

 候補地は地図の通り。ほかの5カ所はいずれも青葉区で、せんだい青葉山交流広場、青葉山公園、西公園(市民プール跡)、西公園(お花見広場)、勾当台公園(東側)。

 会合であった専門部会の報告では表のように、候補地の優劣や順位は付けず、長短を併記した。市民図書館跡は「設計自由度が高い」「西公園の景観と融合すれば、新しいランドマークとなる」と評価する一方、「にぎわいのある場所から若干距離がある」と指摘した。

 錦町公園は「にぎわい創出など都心部の厚みが増す」「公演前後の過ごし方、まち回遊の点で優れている」と好意的に捉える半面、「都市計画公園の廃止が前提で広く市民の合意を形成する必要がある」と実現への課題を挙げた。

 せんだい青葉山交流広場は「都心部西側の将来像によっては可能性がある」とした。民有地を含む残り6カ所は、建築上の制約やコストなど不確定要素のほか、他目的での利用が既に定着しているなど難点を指摘する意見が多かった。

 会合では、委員からは「(人口減少など)縮小社会を迎える中、利便性は非常に重要」「歩道橋を使うなど具体的な動線の検証が必要だ」などの意見が出た。

 懇話会は2月4日の最終会合で報告書をまとめる。市は音楽ホールについて2000席程度、建築面積9000〜1万1000平方メートルを想定する。

3381荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190124_12042.html
2019年01月24日木曜日 河北新報
<アイベックス>仙台-成田線7月再開 全日空含め1日3往復に

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は23日、運航休止していた仙台-成田線を7月1日に再開すると発表した。1日1往復で全日空と共同運航する。同路線は既存の全日空便と合わせると1日3往復に増える。人気が高い成田-ホノルル線への乗り継ぎ時間などを短縮し、東北と海外のアクセスを向上させる。

 全日空の仙台-成田線は現在、機材を小型化したこともあり、高い搭乗率を維持している。特に全日空の成田-ホノルル線に乗り換える需要が高く、仙台を午後に出発する便の乗客の7割近くが利用する。

 ホノルル線への乗り継ぎの利便性を重視した新設便は仙台発が午後5時半、成田発が午後4時で、片道約1時間。成田空港での最短の乗り継ぎ時間は往路が1時間50分、復路が1時間15分となり、既存便よりも大幅に短縮される。70人乗りで搭乗率は75%を見込む。

 アイベックスは、全日空が5月24日から成田-ホノルル線に欧州エアバス社製で世界最大級の旅客機「A380」(520人乗り)を導入することもあり、2013年以来の運航再開を決めた。

 アイベックスの浅井孝男社長は「ハワイだけでなく、成田には全日空の豊富なネットワークがある。日本人客、訪日客の利便性を高め、東北の交流人口拡大に貢献したい」と話した。

3382荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40385110T20C19A1L01000/
2019/1/24 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の泉パークタウン、50年の街づくり最終局面に

3383荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190125_12023.html
2019年01月25日金曜日 河北新報
<仙台駅東口>ゼップ仙台跡地のオフィスビル 駅に直結、イベント会場も

仙台駅東口に建設されるオフィスビルのイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は24日、仙台駅東口のライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」の跡地で建設を計画しているオフィスビルの概要を発表した。地上13階、地下1階で、1、2階に商業施設が入る。2月に着工し、2020年12月〜21年2月ごろの開業を見込む。

 ビルは延べ床面積約2万5600平方メートル。3〜13階にはオフィスのテナントが入る。1階に吹き抜けのエントランスホールを設け、イベント会場などに活用する。商業施設はカフェや飲食店などを想定する。事業費は約100億円。

 2階部分は隣接する駅ビル「エスパル仙台東館」と接続し、仙台駅東口改札から直接アクセスできるようにする。

 坂井究支社長は「駅から雨にぬれずに行けるのが最大のポイント。1階でイベントを開くなどして地域の活性化に力を尽くしたい」と話した。

 建設地で17年11月から暫定的に運営している商業施設「EKITUZI(エキツジ)」は3月24日に営業を終える予定。

3384荷主研究者:2019/03/03(日) 21:43:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190126_13009.html
2019年01月26日土曜日 河北新報
<東北福祉大>仙台駅東口キャンパス整備完了、グランドオープン 芹沢美術工芸館が移転、学食も開業

芹沢〓介の文様の魅力に迫る特別展

 東北福祉大が2015年から整備を進めてきた仙台市宮城野区の仙台駅東口キャンパスが25日、グランドオープンした。目玉は国見キャンパス(青葉区)から移転した「芹沢〓介美術工芸館」。新たに学食「オリーブ」もオープンさせた。

 地上7階、地下1階の2階部分に入った美術工芸館は広さ約300平方メートル。企画展を年数回開き、所蔵する染織家芹沢〓介(1895〜1984)の作品から約30〜50点を出品する。制作風景を流す映像コーナーもある。

 国見キャンパスに1989年開館した旧美術工芸館は学内向けの教育施設として利用する。

 仙台駅東口キャンパスは福祉大が大手予備校だったビルを取得して設けた。通信教育学部や東北福祉看護学校、予防福祉健康増進推進室「仙台元気塾」、生涯学習支援室などが入る。

 学食は障害者の就労や自立を支援するNPO法人ほっぷの森(仙台市)が、大学やNPOの農園などで収穫された食材を使って運営する。一般利用もできる。

 仙台駅東口キャンパスはグランドオープンに合わせて、美術工芸館と河北新報社が1、2階で企画運営するギャラリーミニモリを会場に特別展「人間国宝・芹沢〓介『文様万華』」を3月25日まで開催。独創的な作品やスケッチ、型紙など約150点を展示する。

 同キャンパスを巡っては福祉大と仙台市、河北新報社が16年2月、文化発信と人材育成事業の展開を目的に包括連携協定を締結。ギャラリーミニモリは同年7月に開館した。美術工芸館と調整しながら、年間を通じてより魅力ある企画展を開催する方針だという。

(注)〓は金へんに圭

3385荷主研究者:2019/03/03(日) 22:00:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190129_13038.html
2019年01月29日火曜日 河北新報
仙台「東七番丁踏切」安全対策 カラー舗装で歩車分離 大崎では拡幅工事へ

宮城県内の踏切の安全対策を話し合った会合

 交通事故や渋滞が発生している宮城県内の踏切の改善策を話し合う会合が28日、県庁であり、JR東北線東七番丁踏切(仙台市若林区)でカラー舗装による安全対策を実施することを決めた。新年度に工事を始める。

 同踏切で車道部分の幅5.5メートルをえんじ色、両端の歩道部分の幅各0.75メートルを緑色に塗装し、視覚的な歩車分離策を施す。踏切南北の市道約40メートルの路側帯も緑色にする。

 同踏切では2010年以降、歩行者と車の接触事故が2件発生し、改善が急がれていた。工事費は約500万円。道路管理者の仙台市とJR東日本が費用負担などを協議する。

 JR陸羽東線志田踏切(大崎市)では、幅5メートルの踏切を拡幅する方針が示された。接続する市道の改良工事の実施を見据え、道路を管理する大崎市とJR東日本が今後、幅や工事実施時期などを検討する。

 16年の踏切道改良促進法改正に基づき、県内では踏切3カ所で安全対策が必要とされた。会合では、JR陸羽東線彫堂(えりどう)踏切(美里町)で拡幅や歩道新設が完了したことが報告された。会合には東北地方整備局と東北運輸局、地元自治体の関係者ら9人が出席した。

3386荷主研究者:2019/03/03(日) 22:07:11

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00504384?isReadConfirmed=true
2019/1/30 05:00 日刊工業新聞
CKD、東北に初の拠点 宮城に新工場、流体制御機器など生産

 CKDは29日、宮城県大衡村で流体制御機器や空気圧機器などを生産する「東北工場=写真」の竣工(しゅんこう)式を開いた。投資額は82億円。半導体や自動車の製造設備向けの需要増に対応し、2023年度には従業員100人で100億円の売り上げを目指す。

 東北工場は敷地面積3万6251平方メートル、3階建てで延べ床面積は1万8500平方メートル。「人にやさしい工場」を目指し、自動倉庫を同社で初めて採用。組み立てや検査の自動化・省力化の関連設備も多数導入した。同社の既存の国内4工場は愛知と三重の2県に集中しており、事業継続計画(BCP)も強化する。(名古屋)

(2019/1/30 05:00)

3387荷主研究者:2019/03/03(日) 22:08:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_11016.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>新年度からの経済成長戦略案、地元企業を集中支援

 仙台市は29日、新年度から5年間の政策指針「経済成長戦略案」を正式に発表した。地域経済の持続的発展のため、成長が見込まれる地元企業への集中的な支援、農業の高付加価値化、情報通信技術(ICT)と防災分野の融合など特色ある事業を打ち出した。

 上場を目指す市内の事業者を「仙台未来創造企業」と位置付けてサポートし、上場企業や国内シェアトップ企業を生み出す。新年度は実績や成長が期待される数社を公募し、選定。証券取引所OBら専門家が具体的な助言を行う。

 市は2017年の東京圏への転出超過が約3500人で、全国の市町村でトップだった。市経済企画課は「人材流出を食い止め、仙台が魅力ある雇用の場となる上で上場企業誕生は起爆剤になる」と期待する。

 市内に本社を置く企業の99.6%を占める中小企業の支援も重視する。域内で消費されるモノやサービスを域内で生み出す「地消地産」を掲げ、商店街活性化や事業承継、農業と食に関するビジネスを支援。民間による6次産業化の拠点施設整備を進める。仙台あおば餃子(ギョーザ)、仙台枝豆に続く食のブランド化も図る。

 ICTとの融合で新事業を創出する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」構想の推進では、新たに防災分野に着目した。東日本大震災で津波被害に遭った市沿岸部30平方キロメートルにドローン専用の高速通信規格「LTE」網を構築。災害直後に不安定になる携帯電話通信を経ずに、情報収集や避難の呼び掛けを行う。平常時は実証実験場として活用する。

 「仙台・東北で暮らす人々が豊かさを実感できる未来」を目指し、5年間で黒字企業の割合を17年度の47%から50%超にすることを掲げた。七つの重点プロジェクトに「集中支援対象50社」「女性就業率55%」などの評価指標を設定した。

3388荷主研究者:2019/03/03(日) 22:08:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_13043.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>経済戦略 地域けん引企業を創出

 郡和子市長が新年度当初予算案で最重要政策と位置付ける経済成長戦略には、総額192億1840万円を計上した。

 七つの重点プロジェクトのうち、地域のけん引企業をつくる集中支援事業に1億7546万円。このうち、中小企業の中核人材育成には550万円を充てた。首都圏のベンチャー企業に半年間、社員を週数回ペースで派遣し、経営者を支える人材を育てる。

 地域内の経済循環を拡大させるため、中小企業の課題解決事業に1100万円を確保した。大企業と地元企業が参加するプラットフォームを構築し、販路拡大や商品開発に課題を抱える地元企業をサポートする。

 最先端技術と他の産業分野を融合する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」には、6億8092万円を投じる。このうち、健康分野のヘルステックには1000万円を計上。東北大病院などと連携し、医療関連の知見を持つIT技術者を養成する。

 東北大青葉山新キャンパス(青葉区)に建設される次世代放射光施設の関連事業には計5億6090万円を配分し、利活用促進に向けた連携体制構築や普及啓発などを進める。

3389荷主研究者:2019/03/03(日) 22:09:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_11021.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>新年度予算案、中心部活性化の視点を色濃く 問われる市長の実行力

 仙台市の郡和子市長にとって2回目となる新年度当初予算案は、市中心部活性化の視点を色濃く反映させた。前面に打ち出したのは、経済活性化の舞台となる都心の機能強化。東日本大震災からのポスト復興を見据え、地場中小企業の成長促進や首都圏への人口流出対策などに掛ける意気込みがにじむ。

 教育・福祉など人づくりに重点を置いた2018年度予算から、新年度は「復興の次のステージに力強く前進していく」(郡市長)ため、経済活性化や交流人口拡大などまちの活力向上に力点を移した。

 経済波及効果が大きく、企業の利用が多いと見込まれる次世代型放射光施設の整備を控え、オフィスビルのニーズ調査を始める。市中心部はオフィス空室率が低いのが現状で、企業誘致の障害になっているからだ。

 市役所本庁舎建て替えを契機に定禅寺通活性化などを進め、周遊性や都市ブランドの向上も図る。郡市長が「投資が入りやすい仕組みを考えたい」と言うように、仙台の都心を投資の受け皿にする発想だ。

 震災で都市再生を後回しにせざるを得なかった焦りもうかがえる。

 今秋にはかさ上げ道路が完成し、ソフト事業を除き、復興事業がほぼ完成する。全国では多くの都市が中心部の空洞化対策や再開発を進めてきた。追い付くのは容易ではない。企業や人材の誘致などで激しい都市間競争が待っている。

 都心再構築を掲げるが、エリアの将来像はまだ見えない。市の次期総合計画(21〜30年度)の議論が始まった。経済界や市民と危機感を共有し、実効性ある青写真を描けるか。郡市長の実行力が問われる。(解説=報道部・横川琴実)

3390荷主研究者:2019/03/03(日) 22:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_13039.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
高機能医療 地域に提供 東北医科薬科大に新病院棟

東北医科薬科大福室キャンパスに整備された新病院棟

 東北医科薬科大(仙台市青葉区)が仙台市宮城野区福室1丁目の福室キャンパスに整備してきた新大学病院棟(148床)の完成式典が29日、現地であった。開院は4月1日の予定。

 新病院棟は鉄骨8階、延べ床面積約1万5000平方メートル。放射線治療のリニアック室や集中治療室(ICU)、最新鋭の血管撮影装置によるハイブリッド手術室など高度医療機能を備える。

 地震など大規模災害が発生しても医療機能を継続できるよう、免震構造とし、コンクリートの外壁を設けて浸水対策も施した。

 1期生が4年後期となる今年9月から、臨床実習の場として活用される。学生らの研修室も併設する。

 式典には大学の関係者ら約40人が出席し、施設内の見学会も行われた。東北医科薬科大の高柳元明理事長は「高機能の医療機器を導入し、最先端の医療を提供できる。地域医療を支える拠点として貢献していきたい」と話した。

3391荷主研究者:2019/03/03(日) 22:19:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190202_11027.html
2019年02月02日土曜日 河北新報
<ナノテク>宮城県、日欧産業協力センターと覚書

日欧産業協力センターと交わす覚書に署名する村井知事(左)

 宮城県はナノテクノロジー分野の産業振興を図るため、日欧産業協力センター(東京)と覚書を交わした。同センターと自治体がナノテク分野で覚書を交わすのは全国初。

 商談会や展示会などを通して、双方のナノテクを活用するIT企業や製造業などの企業間、産学間の連携を推進する。企業の個別商談にも対応し、取引拡大を目指す。県は東北大の研究技術などをアピールしながら、企業誘致につなげていく考え。

 仙台市内のホテルで1月29日、覚書に調印した村井嘉浩知事は「宮城には国内外から評価を受ける企業がたくさんある。双方のビジネスチャンスになるよう力を入れる」と述べた。

 同センターのフィリップ・ドゥ・タクシー・デュ・ポエット局長は「中小企業に情報を発信していくことが大事だ。グローバルな競争力が育つことを期待する」と強調した。

 同ホテルでは、県が主催した商談会が初めて開かれた。県内外の15社、フランスやドイツなど欧州9カ国の19社が参加し、個別に商談を重ねた。

3392荷主研究者:2019/03/03(日) 22:20:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190202_11004.html
2019年02月02日土曜日 河北新報
<宮城県広域防災拠点>利用開始23年度以降にずれ込み 関係機関との協議遅れ

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅の敷地(約17.5ヘクタール)に整備予定の広域防災拠点の利用開始時期が、予定していた2020年度から早くても23年度以降にずれ込む見通しであることが1日、分かった。

 広域防災拠点整備事業は、村井嘉浩知事が掲げる東日本大震災からの「創造的復興」を象徴する事業の一つ。総事業費は約300億円。県震災復興計画の最終年度となる20年度の利用開始を目指していた。

 県の整備構想に伴い、JR貨物はターミナル駅機能を宮城野区岩切地区に移転する。関係者によると、国や仙台市、JR東日本など関係機関との移転に関する協議や手続きに時間を要しており、当初計画の20年度までの移転が不可能になった。

 県による跡地での工事は移転が完了した後にしか着手できず、現状では本格的な工事ができないという。

 県は、17年度中を見込んでいたJR貨物との線路など鉄道施設の移転補償契約を新年度に結ぶ意向。県議会2月定例会に提案する19年度一般会計当初予算案に関連費用約22億円を盛り込む方針。

 補償費用を確保するために、18〜20年度に設定していた債務負担行為は、20〜22年度に再設定する方向で調整を進めている。

 広域防災拠点は救助隊の集結場所や臨時ヘリポート、災害医療活動場所になることを想定。宮城野原公園総合運動場の一角に移転、新築する仙台医療センターなどと連携し、大規模災害への対応拠点となる。

 県は15年10月、整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と貨物ターミナル駅敷地について、約138億円の売買契約を結んだ。

3393荷主研究者:2019/03/03(日) 22:41:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190205_13052.html
2019年02月05日火曜日 河北新報
<われら平成元年組>(2)宮城県庁舎/機能性上がった3代目

宮城県行政の司令塔となる庁舎=仙台市青葉区

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 地上18階、地下2階。高さは89.8メートル。宮城県政の司令塔となる県行政庁舎は1989(平成元)年5月、3代目の庁舎として完成した。現在は県教委事務局などを含めて2582人の職員が働いている。

 31(昭和6)年完成の旧庁舎は老朽化が進み、78年の宮城県沖地震で打撃を受けた。耐震性確保と情報化社会への備えとして84年に建て替えが始まった。

 総工費は約253億円。全国の自治体に先駆けてインターネット回線などを整備した。電源にも気を配り、全室でパソコン業務が可能になった。

 県北部土木事務所の佐藤広喜技術副所長(58)は、82年発足の県庁舎建設室で建設に携わった職員の一人。「時代を先取りした構造にした」と振り返る。

 機能性は向上したが、失ったものもあった。赤れんが造りで、モダンさと温かみを兼ね備えた旧庁舎に比べ、ベージュ色のビルはどこか無表情に映る。村井嘉浩知事(58)も「無機質に見えて仕方なかった」と語ったことがある。

 庁舎を身近に感じてもらおうと、完成の年から1階ロビーで月1回の県民コンサートが行われている。開催は350回を数えた。親子で足を運べるよう1階にはキッズルームもある。最上階には障害者施設運営のレストラン。県産食材を使った料理が売りだ。

 「誰でも立ち寄れる、開かれた県庁であり続けたい」と県管財課の戸引崇課長(57)。間もなく迎える新時代に、庁舎はどんな表情を見せるのだろうか。(報道部・近藤遼裕)

[メモ]宮城県庁舎は延べ床面積約6万5000平方メートルで、知事部局の7部1局や県教委事務局などが入る。完成当初の知事部局は8部1局だった。隣接する県議会棟は1986(昭和61)年5月、警察庁舎は92(平成4)年3月にそれぞれ完成した。

3394荷主研究者:2019/03/17(日) 10:54:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190207_13021.html
2019年02月07日木曜日 河北新報
<仙台東西線>19年度は需要予測に届きそう?1日8.2万人予測 東部の住宅開発追い風に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190207kahoku01.JPG

 仙台市交通局が2019年度の高速鉄道事業会計当初予算案で、市地下鉄東西線の1日平均輸送人員を8万2000人に設定したことが6日、分かった。開業時の需要予測8万人を超える利用を見込むのは、15年12月の開業以来初めて。市東部の活発な住宅開発などを背景に輸送人員は堅調に伸びており、「大台」をクリアできると予想する。

 1日平均輸送人員の見込みと実績の年度別推移は表の通り。

 開業初年度は需要予測の8万人を当初予算で見込んだが、実績は遠く及ばず、16年度は5万7000人に下方修正した。17年度は5000人増を見通し、18年度は一気に1万5000人の伸びを見込んだ。

 若林区の荒井、六丁の目両駅周辺で住宅開発が進み、人口が急増しているほか、同区の卸町駅近くに昨年、大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」がオープンしており、19年度はさらに強気の予想を立てた。

 東西線の輸送人員は年々伸びている。決算ベースでは初年度の1日平均5万4000人が、17年度には7万1000人に到達。速報値でも初年度の4万6300人が、18年度(4〜12月)は6万2900人に増加した。

 輸送人員の計算法は2種類あり、当初予算と決算は「輸送統計」と呼ばれる国が定めた手法で算出する。1カ月定期券の販売1件を60人分(30日、往復)とカウントする。

 速報値は、南北線との乗り換えを含め、東西線各駅の自動改札を通過した人数を集計する。実態に近いが、市交通局は決算ベースの輸送人員を重視している。

 市は03年の東西線事業許可申請で開業時の需要予測を11万9000人とし、12年に8万人へと下方修正した。だが、開業から3年が経過した現在も実績は決算、速報値ベースともに8万人には届いていない。

 市交通局の担当者は「沿線開発の状況や過去の実績を踏まえれば、19年度の8万人超は現実的な数字だと思うが、需要予測に届くよう利用促進にこれまで以上に取り組みたい」と話す。

3395荷主研究者:2019/03/17(日) 11:14:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190208_12045.html
2019年02月08日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、1月は4.58% 駅東の大型物件影響で8ヵ月ぶり上昇

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.18ポイント上がり、4.58%となった。仙台駅東で大型物件(約3300平方メートル)の募集開始があったためで、2018年5月以来、8カ月ぶりの上昇となった。

 調査5地点のうち2地点で改善した。仙台駅前は0.06ポイント低下の3.04%で、IT系企業の進出や拡張移転があった。県庁・市役所は0.19ポイント低下の7.15%。成約は小規模だったが、解約の動きが少なかった。

 仙台駅東は1.42ポイント上昇の7.54%。一番町は他地区への移転や統合に伴う中小規模の解約があり、0.05ポイント上昇の3.24%。周辺オフィスは0.22ポイント上昇の8.33%。全地点の1桁台は19カ月連続。

 仙台支店の担当者は「仙台駅東の大型物件は入居のめどが立ってきており、空き室率の上昇は一時的だろう。改善傾向が続く見通しだが、広い空き室が少なく、改善幅は狭まるかもしれない」と説明した。調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の349棟。

3396荷主研究者:2019/03/17(日) 11:14:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190208_13050.html
2019年02月08日金曜日 河北新報
<われら平成元年組>(5)仙台フィルハーモニー管弦楽団/都市名冠し地域と歩む

昨年4月に創立45周年を迎えた仙台フィル(楽団事務局提供)

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。
             ◇
 「楽都」の称号が仙台市民の耳になじんできたのは、平成になってから。立役者となったのは仙台フィルハーモニー管弦楽団だ。1989(平成元)年4月に宮城フィルハーモニー管弦楽団から改称した。

 宮フィルは73年4月に誕生。83年から音楽総監督に作曲家で指揮者の故芥川也寸志さんを迎え、演奏、運営ともにプロ楽団として基盤を固めた。

 楽団事務局によると、芥川さんは「真のローカリティーこそが世界に通用する」と語っていたという。ウィーンフィル、ベルリンフィル、シカゴ交響楽団…。名のある楽団は都市名を冠し音楽ファンはもとより市民に愛されている。仙台も地域に根差したオーケストラを目指して改称を決めた。

 89年1月、改称を見届けず、芥川さんが急逝した。後任の音楽監督に指揮者の外山雄三さんが就任。遺志を継いだ外山さんや関係者らが奮闘し、市民に支持される楽団に育てた。

 東日本大震災の被災者を慰めようと、2011年6月に始めた復興支援コンサートは800回を超えた。親子や小中学生を招いた音楽会も人気で「温かい雰囲気」と好評という。

 楽団の松川真也事務局長(48)は「楽団員は芥川さんらの目指した姿を共有している。市の文化振興の一翼を担い、これからも多くの世代に愛される存在でありたい」と話す。

(報道部・熊谷優海香)

[メモ]仙台フィルハーモニー管弦楽団の本拠地は仙台市青葉区の市青年文化センター(802席)。市内で1000人以上収容できる施設は宮城県民会館、東北大川内萩ホール、イズミティ21などがある。市は、充実した音楽環境と公演の収益性を確保できるとされる2000席規模の音楽ホールについて、整備の在り方を検討している。

3397荷主研究者:2019/03/17(日) 11:39:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190212_13001.html
2019年02月12日火曜日 河北新報
<われら平成元年組>(6)東北学院大教養学部/新時代創る若い力育成

教養学部が入る東北学院大泉キャンパス。1988年に整備された=仙台市泉区

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 自然に囲まれた坂の上の学びやに、学生らの活気があふれる。1989(平成元)年に誕生した東北学院大教養学部。1〜4年の学生約1800人が学問分野の垣根を越え、知識を深めている。

 拠点は仙台市泉区の泉キャンパス(約27.6ヘクタール)。大学創立100周年を記念して88年に整備された。学部には人間科学、言語文化、情報科学、地域構想の4学科があり、卒業生は既に約8300人を数える。

 泉キャンパスの整備は、18歳人口と進学率が急上昇した時期と重なる。国はキャンパスの郊外移転を推進、大学の設置基準も緩和した。地方に大学が増え、それぞれの方向性が問われた時代だった。

 元学部長の佐々木俊三名誉教授(71)は「総合的な教養を積む学部を持つことで、特色ある教育の実現を目指した」と明かす。

 学部は2023年度、若林区の市立病院跡地に新設する五橋キャンパスに拠点を移す。学院大総務部の二階堂哲次長(65)は「地域と共に過ごした思い出もある。寂しさはあるが、新たな展開を希望を持って迎えたい」と話す。

 東日本大震災時、学院大はボランティアの受け入れ窓口も担った。地域との結び付きを強め、社会的責任を果たすことは今や大学の使命の一つとなっている。

 学部の理念は「現場に出て地域と向き合い、再構想できる人材を育てる」。新時代を支え、創造する。若い力を送り出す取り組みは、これからも続く。(報道部・松本果奈)

[メモ]東北学院大には教養のほか文、経営など5学部がある。2018年5月現在の学生数は1万1239人。仙台圏では東北福祉大が06年に健康科学部、08年に総合マネジメント学部、東北医科薬科大は16年に医学部を設置した。宮城大は1997年の開学時から看護、事業構想学部を置いている。

3398荷主研究者:2019/03/17(日) 11:43:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190214_13057.html
2019年02月14日木曜日 河北新報
<われら平成元年組>(8)仙台銀行/相次ぐ試練に行員奔走

東北の金融街と呼ばれる青葉通に立つ仙台銀行本店ビル

 仙台市の振興相互銀行が1989(平成元)年2月1日、普通銀行に転換し「仙台銀行」が誕生した。宮城の第二地銀としての幕がここに開いた。

 「初日の朝、勤務していた国分町支店のシャッターを開けると東北大の学生が待っていた。『仙台の名が入った預金口座をつくりたい』との言葉は忘れられない」。佐藤彰常務(63)は振り返る。

 都市名を冠し、明るい未来を感じさせた船出だったが、間もなく金融危機が訪れる。仙台では97年、もう一つの第二地銀だった徳陽シティ銀行が経営破綻。宮城県内19店舗を譲り受けることになり、行員は取引先や顧客の引き継ぎに奔走した。

 地銀再編の波が押し寄せる中で、きらやか銀行(山形市)との県境をまたいだ経営統合を断行した。持ち株会社設立を予定していた2011年には東日本大震災が発生し、沿岸部の5支店が津波で全壊した。

 太田順一経営企画部長(59)は当時、利府支店長として沿岸部の対応に当たった。同行はカードや通帳を失った被災者に最低限の本人確認で約5億円払い出した。現在、不正と判明した取り扱いはない。非常事態が、顧客との信頼関係を再確認する機会にもなった。

 低金利に人口減少、情報技術の進化。金融業界にとって厳しい経営環境が続く。太田部長は「お客さんの相談に応える銀行であり続けたい」と力を込めた。(報道部・高橋一樹)

<メモ>仙台銀行前身の振興相互銀行は1951年、中小企業支援を目的に宮城県などが出資し設立。2012年、仙台銀はきらやか銀と持ち株会社じもとホールディングス(仙台市)の傘下に入った。昨年12月末時点で県内に56店舗、従業員約750人を抱える。

3399荷主研究者:2019/03/17(日) 11:48:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_11018.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<名取市>新鉄軌道導入へ調査 仙台市地下鉄の南進を念頭

 宮城県名取市は2019年度、仙台市地下鉄南北線の南進を含めた新たな都市交通システムの導入可能性を探る調査事業に乗り出す方針を固めた。地下鉄南進は16年の市長選で初当選した山田司郎市長が掲げた公約の一つで、新しい鉄軌道のモデルルートや乗降客数、整備費などを検討し、19年度内に結果を公表する。

 モデルルートなどに加え、(1)地下鉄か地上路線か、高架化かといった構造(2)実現に向けたまちづくりの在り方(3)輸送力-など多岐にわたって調べ、運行事業が成り立つのかどうかを検討する。19年度の早い段階でコンサルタントに調査を委託する。

 山田市長は当選直後、地下鉄南進を巡って「名取市の西北部団地は生活圏が仙台市に入り込んでいる。交通の利便性を確保しなければならない」などと発言。地下鉄富沢駅からゆりが丘や那智が丘地区などへのルートを念頭に置いた考えを示している。調査事業では西北部団地へのルートも含め、さまざまな可能性を洗い出す。

 名取市は仙台市と意見交換した上で、今回の調査事業に着手することを決めた。調査期間は半年程度を見込む。結果を踏まえ、地下鉄の事業主体である仙台市に働き掛けるのか、名取市単独でできることがあるのかを判断するとみられる。

 山田市長は16年7月の市長選で地下鉄南進や仙台空港アクセス鉄道のJR常磐線接続を訴え初当選した。

3400荷主研究者:2019/03/17(日) 11:49:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_13025.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<県民会館建て替え>「移転の可能性高い」 有識者会議

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の老朽化に伴う建て替えを巡り、県環境生活部の後藤康宏部長は14日、需要調査に基づく2000席規模の新施設について、現在地から「移転の可能性が高い」との見方を示した。候補地は仙台市内が軸となる見通しも明らかにした。

 県庁であった新施設整備の有識者会議の初会合後、報道陣の取材に答えた。候補地に関しては「具体的なものはない」と明言。移転後の土地の活用策を探るよう会合で求められたことを踏まえ、今後検討を進める考えも示した。

 有識者会議は、大学教授や音楽イベントの運営者、劇場関係者など7人で構成。仙台市が検討する同規模の音楽ホール整備を踏まえ、新しい県民会館に求められる機能や規模、立地条件などを議論する。8月にも方向性を取りまとめる。

 初会合では、委員から「現在地での建て替えは厳しい」「県内自治体の文化施設などとの連携も考慮する必要がある」「舞台設備の技術革新のスピードを考慮しながら、施設の役割などを議論するべきだ」などの意見が出た。

3401荷主研究者:2019/03/17(日) 11:49:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_12012.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
仙台で中古住宅リノベ活況 解体・新築より低費用、立地も良く需要伸びる

エヌズクリエイトがリノベーションを手掛けたビル=仙台市青葉区宮町2丁目

リノベーションが施されたビルの室内

 中古住宅を大規模改修して価値を高め、販売するリノベーション事業が仙台市内で盛んだ。建物を解体して新築するより費用が抑えられるため、事業を手掛ける業者が増え、需要も伸びた。東日本大震災後、価格が上昇している市内の不動産市場の流動性を高める役割も担う。

 不動産会社「N’s Create.」(エヌズクリエイト、仙台市)はリノベーションを主力事業に据える。2014年6月の設立後、市内の中古分譲マンションなど既に約100件の実績がある。

 現在、手掛けているのは青葉区宮町2丁目にある築約40年のビル。敷地面積約70平方メートル、建物面積約130平方メートルの鉄筋コンクリート3階で、以前は1階が美容院、2、3階が住居として利用されていた。

 中心部に近い宮町商店街に立地し、住居と事業向け双方の需要が高い。同社はリノベーションによって店舗付きの自宅、テナントと自宅など幅広い再活用を見込む。

 同社は17年冬に物件を取得した後、改修を施してコンクリート躯体(くたい)のみの状態とした。専門家による耐久性診断などを行って信頼性を高め、今年3月にも土地と建物1棟を計3000万円台後半で販売する予定。

 購入者は不動産業者のほか、一般の顧客を想定。市内の建築家やデザイナーが協力し、料理研究家や建築家らのアトリエ兼住居、パン屋とメゾネット住居といった活用案も提案する。活用案に伴う費用は購入者の負担となり、1500万〜2600万円を目安としている。

 市内では震災後の移転需要などでマンションの価格高騰が続く一方、安価なリノベーション物件の人気が高まり、首都圏の住宅販売会社などが中古物件を大規模改修して売り出す事業を展開。増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要を見込み、空き家を改修した民泊物件も誕生している。

 丹野伸哉社長は「中古不動産の再活用が街の活性化にもつながるといい。物件の歴史を引き継ぎ、時代に沿った新しい価値を生み出したい」と語る。連絡先は同社022(721)7550。

3402荷主研究者:2019/03/17(日) 11:50:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_13033.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<われら平成元年組>(9)明石台団地/震災時新住民支え合う

整然とした街並みの明石台団地=富谷市

 富谷市南部の明石台団地は1989(平成元)年に分譲が始まった。仙台市泉区に接するという立地もあり、2018年12月現在で8774人が暮らす。市内では成田(9506人)に次ぐ大規模住宅団地だ。

 中心部のショッピングセンターにはスーパーや飲食店、雑貨店などが並ぶ。目抜き通りにはケヤキ並木。15年に明石台小、17年には富谷市の子育て支援拠点施設ができた。

 「住み始めた頃は何もなく家の周りに道路が1本あっただけ。ここまで発展するとは思わなかった」。1990年に仙台市から移り住んだ元行政区長の岩田士郎さん(77)が振り返る。「教育環境が良く、子どもを育てやすい」と団地の魅力を語る。

 市行政区長会会長の平岡政子さん(62)は96年に多賀城市から移住した。各地から新住民が集まるニュータウン。人のつながりは希薄になりがちだが、東日本大震災時に地域の結束力を実感した。

 互いに声を掛け合い、地元の集会所に住民70〜80人が身を寄せた。炊き出しや食料の配布に協力して取り組んだ。「一緒に過ごして安心感を得た。今でも『あの時はありがとうね』と話題になる」と言う。

 平成と共に歩んで31年。団地は成熟期に入り、集会所では70代前後の男性らが将棋やマージャンを楽しむ姿が見られるようになった。「子どもが多い地域だが高齢者も増えていく。みんなで支え合う町にしていきたい」。平岡さんが願いを込めた。

(富谷支局・藤田和彦)

<メモ>富谷市の大規模な住宅団地開発は1971年分譲開始の東向陽台で始まり、鷹乃杜、富ケ丘、あけの平、日吉台などと続いた。明石台の後も成田、杜乃橋、大清水などがあり、今年は明石台東、成田2期東、同西の3地区(計画人口計約4500)で開発が始まる。

3403荷主研究者:2019/03/17(日) 11:52:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190216_13016.html
2019年02月16日土曜日 河北新報
<仙台市>杜の都景観重要建造物に「庄子屋醤油店」指定 戦災免れ門前町の面影伝える

杜の都景観重要建造物に指定された庄子屋醤油店(仙台市提供)

 仙台市は15日、杜の都景観重要建造物に青葉区八幡4丁目の「庄子屋醤油(しょうゆ)店」を指定したと発表した。昭和初期に建てられ、戦争による焼失を免れた代表的な商家の建築物で、門前町の面影を今に伝える。指定は2017年12月以来、計8件目。

 庄子屋醤油店は江戸時代末期、大崎八幡宮の門前町だった八幡地区で創業し、みそとしょうゆの醸造業を営む。旧国道48号沿いに立地する現在の店舗兼住宅は、1936(昭和11)年に建設された。

 木造2階一部平屋で、延べ床面積は165平方メートル。焦げ茶色の板壁が特徴で、1階が飛び出た「せがい造り」の軒先、馬をつなぐ「駒つなぎ」などが当時の姿のまま残っている。2000年、文化庁の登録有形文化財に登録された。

 市は所有者に指定を働き掛け、昨年10月に同意が得られた。指定されると、現状変更の際に市長への届け出が必要になるが、外観の修繕工事に補助が受けられる。市は建物の概要を記したプレートを設置したほか、パンフレットなどに載せて価値を紹介する。

 市都市景観課の担当者は「門前町の風情を感じさせる数少ない建物。戦災を免れ、今も残ること自体に価値がある」と強調する。

 景観重要建造物には02年に石橋屋(若林区舟丁)など3件、04年に旧仙南堂薬店(同区河原町)など2件、17年に佐大商店登り窯(青葉区堤町)など2件が指定されている。

3404荷主研究者:2019/03/17(日) 11:52:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190216_11043.html
2019年02月16日土曜日 河北新報
<仙台市>仙石線福田町駅、バリアフリー化へ移設を含め検討

 仙台市議会は15日、2月定例会代表質疑を終えた。高橋新悦副市長はJR仙石線福田町駅(宮城野区)のバリアフリー化に向け、周辺への駅移設を含めて検討していることを明らかにした。今後JR東日本は移設の可能性、市は移設に伴う駅周辺の施設整備をそれぞれ調べる。

 同駅にはエレベーターがない上、ホームと電車の間に隙間ができるため、住民から改善を望む声が上がっていた。ホームが狭く、エレベーター設置が難しいため、市とJRは1月末、現地での改築に加え、移設も検討することを確認した。

 高橋副市長は「JRと協議しながら、住民の長年の思いを実現できるよう取り組む」と述べた。

 国内で相次ぐスポーツの国際大会に向け、市は新年度以降、会員制交流サイト(SNS)などを活用し、欧米への観光プロモーションを強化する。天野元・文化観光局長は「国内他地域の大会に着目し、仙台や東北への誘客を促進する」と述べた。

 ラグビーのワールドカップ(W杯)に向け、2試合予定される釜石市で、仙台市が東北の約30市町にある観光案内所職員の合同研修会を開く方針も示した。

 石川建治(社民党市議団)田村稔(アメニティー仙台)木村勝好(市民ファースト仙台)の3氏が質問した。

3405荷主研究者:2019/03/31(日) 10:04:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190218_13025.html
2019年02月18日月曜日 河北新報
仙台市の人口、自然減拡大 出生数が死亡数を506人下回る 減少幅前年の5.3倍に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190218kahoku01.JPG

 仙台市の2018年の人口動態で出生数が死亡数を506人下回り、2年連続で自然減となったことが分かった。戦後の一時期を除き、初めて自然減に転じた17年の96人と比べ減少幅は5.3倍に拡大した。転入数が転出数を上回る社会増のため市の人口は辛うじて伸びているが、今後、数年以内に減少局面に突入する可能性がある。

 市によると、出生数と死亡数の推移はグラフの通り。18年は出生が8495人、死亡が9001人だった。17年に比べ出生が234人少なく、死亡が176人増え、自然減は410人増加した。出生は14年から減少傾向、死亡は13年から増加傾向が続いている。

 各区の自然増減は青葉469人減(17年224人減)、宮城野333人増(408人増)、若林95人増(79人増)、太白144人減(132人減)、泉321人減(227人減)だった。青葉、太白、泉はいずれも減少幅が17年より拡大し、青葉が泉を上回った。

 県内の他市町村への転出が減ったため、社会増は16年が1630人、17年が2124人、18年は2546人と推移する。自然減をカバーし、市の人口は毎年2000超ずつ増えている。ただ社会減が続いた時期もあり、増減は経済情勢などに左右される。

 仮に今後、自然減が18年と同様に毎年410人ずつ拡大し、社会増が2500人のまま推移したとすると23年には社会増が自然減をカバーできなくなり、人口減少に転じる。社会増の縮小や社会減に転じれば、人口減少局面の到来はさらに早まる可能性がある。

 市政策企画課の松田智子課長は「人口が自然減の局面に入ったことは間違いなく、今後も続くだろう。若者の雇用を確保するなど地域経済の活力を創出することにより、どれだけ社会増を維持できるかが重要になる」と語った。

3406荷主研究者:2019/03/31(日) 10:04:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190218_13047.html
2019年02月18日月曜日 河北新報
<われら平成元年組>(10完)仙台国際ホテル/街の「顔」時代の波越え

東北有数の規模のホテルとして開業した仙台国際ホテル

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 内装の大理石が高級感を醸し出す。東洋一の高さとうたわれた1枚ガラスが1階ロビーの吹き抜けを囲む。1989(平成元)年10月開業の仙台国際ホテル(仙台市青葉区)。当時、東北一の高層ビルだったSS30のホテル棟として開発された。

 中国料理部門を担当する羽田満調理部長(62)は開業記念パーティーを今でも鮮明に覚えている。「すごい人の数だった。建物も東京の一流ホテルのよう。ここで働けて幸せだと思った」と懐かしむ。

 開業時、レストランやバー、ラウンジなど10店の飲食施設は全て直営。「料理のホテル」のイメージを定着させた。昼夜ともビジネス客らでにぎわい、仙台の新しい顔になった。

 やがて、景気悪化や競争激化で仙台のシティーホテルは苦境に立たされる。仙台国際ホテルも例外ではなかった。2007年には債務超過で運営会社が変わる事態となったが、従業員は「集客が減っている感覚はなく、現場の士気は落ちなかった」と声をそろえる。

 平成が終わりに近づき、ホテルは再び転換期を迎えている。昨年4月に全客室をリニューアルした。今年3月には和洋中の3店舗があるレストランフロアの2店舗を入れ替える。

 営業を継続するのは中国料理店「翠林(すいりん)」だけ。料理長も兼務する羽田さんは「評価を維持するのは大変。手を抜かない大事さを伝え、先輩が築いてきたものを引き継いでいきたい」と前を見据えた。(報道部・保科暁史)

[メモ]仙台国際ホテルは地上13階、地下2階で客室数234。当時の常磐交通自動車(いわき市)と仙台市の有力企業が出資して開業した。1990年から東武鉄道が筆頭株主となっており、同社の100%子会社として2007年2月に新設された「仙台国際ホテル株式会社」が運営会社になっている。

3407荷主研究者:2019/03/31(日) 10:14:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190219_11016.html
2019年02月19日火曜日 河北新報
<仙台市地下鉄・バス>10月増税時に値上げ方針 初乗り10円増

 仙台市交通局は、10月に予定される消費税の増税に合わせ、市地下鉄と市バスの運賃を引き上げる方針を固めた。初乗りは地下鉄が200円から210円、バスは150円から160円になる。市議会2月定例会に関連する条例改正案を提出した。可決されれば10月1日に値上げする。

 市地下鉄の運賃改定は消費税率が8%になった2014年以来。市バスは昨年10月、経営改善の一環で、運賃を引き上げたばかり。

 地下鉄の運賃は、乗車距離に応じて5段階に分かれる。初乗り区間と300円、330円、360円の3区間は10円ずつ引き上げるが、250円の区間は据え置く。定期券は初乗り区間の通勤定期の場合、1カ月8180円を40円増額する。

 バス運賃は、初乗りから180円の区間までは10円ずつ引き上げる。200円以上の区間は据え置きを含めて最大20円を増額。定期券は180円区間の通勤定期の場合、1カ月7930円を8080円に上げる。

 地下鉄やバスが乗り放題となる通学定期券「学都仙台フリーパス」も料金を引き上げる。市バスのみの利用で、中学生以上1カ月5940円を30円増額する。

 青葉区中心部をエリアとする「120円パッ区」の均一運賃、同エリアの「都心バス共通定期券」の値上げは、共同実施する宮城交通などと協議する。

 市交通局経営企画課の担当者は「消費税率の引き上げ分を運賃に転嫁せざるを得ず、何とかご負担をお願いしたい」と説明する。

3408荷主研究者:2019/03/31(日) 10:39:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_11043.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(1)立地/現庁舎の敷地内 現実的

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190221kahoku01.JPG
老朽化が著しい現在の本庁舎。約10年後に建物の耐用限界が迫る=仙台市青葉区国分町3丁目

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 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 現本庁舎は1965年10月に建設され、築53年を超える。1889年の市制施行後、3代目の本庁舎で、事務室として使用する市内各地の市庁舎の中で最も古い。

<耐用年数が限界>
 1996年の耐震診断で「震度6強の地震で倒壊する危険性がある」と判定され、市は2004年、10年後の建て替えを表明した。しかし、財政難のため06年に方針を凍結し、耐震補強による「延命」を図った。

 東日本大震災では倒壊こそ免れたが、設備などが損傷し、修繕費は約2億円に上った。復興事業に対応する事務室が不足、周辺の民間ビルを賃借してしのいだ。現在、市役所機能は本庁舎を含め11カ所に分散する。

 市は17年1月、改めて建て替えを表明した。決定打は鉄筋コンクリートの耐用年数。本来アルカリ性のコンクリートの中性化が進行し、29〜30年には限界を迎え、強度が著しく低下するとの試験結果が出た。

 残された時間はあと10年余り。市は17年10月、建て替え基本構想の策定に着手し、建設地の検討に入った。候補には「県庁南側の勾当台公園(A)」「市役所南側の市民広場(B)」「現庁舎の敷地内(C)」-の3案が挙がった。

<短い工期を重視>
 有識者の検討委員会は18年5月、「現庁舎敷地内の建設を基本」とするよう市に提言した。工事期間が比較的短く、市民広場のイベント開催への影響が小さいなどの利点が重視された。

 勾当台公園と市民広場の2案は、定禅寺通との相乗効果でにぎわい創出を期待できるが、保存樹林の移植や都市計画変更に時間を要することが課題とされた。

 市は最短で20年度に新庁舎の設計を始め、23年度に着工するスケジュールを描く。工事期間は約2年8カ月を見込み、引っ越しを経て27年度に利用を開始する。

 市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「現庁舎が使えるタイムリミットを考えれば、現在地以外で建て替えするという選択肢は現実的でない」と話す。

3409荷主研究者:2019/03/31(日) 10:41:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_11017.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(2)配置/1棟で整備 周辺に余裕

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 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会は5日の第3回会合で、新庁舎を1棟で整備する方針を決めた。建設や維持管理のコストと、周辺空間の有効利用の点で、2棟より優位と判断した。

 1棟では、工事が順調に進んだ場合、新庁舎は2027年度の利用開始、28年度の工事完了を見込む。

<コスト抑制長所>
 長所はコスト面。初期投資、維持管理を共に抑えられる。工期も2棟より短く済む。外壁面積が相対的に小さいため、太陽光や外気の影響が少なく、空調の費用を抑制できる。

 庁舎周辺の空間に余裕が生まれ、隣接する勾当台公園市民広場と面的に連続する利点もある。大規模イベントの開催スペースを広く確保できるほか、災害時の対応にも活用できる。

 高さの想定は55〜80メートル(13〜19階)。市民広場に圧迫感を与えたり、庁舎内の上下移動が不便になったりすることが懸念され、配慮が必要になる。

 2棟では、庁舎の高さを抑えられ、周辺への圧迫感を軽減できるメリットがあった。検討委では、部署の配置次第で機能分散化を図れるメリットが挙げられた。ただ、両棟の行き来は、利用者と職員にとって負担になるとの指摘もあった。

<正面の向き焦点>
 市役所の「顔」となる本庁舎の正面玄関を、どこに向けるのかも焦点になる。

 棟数を問わず、正面を現在と同じ南側に据えるべきだとの意見が根強くある。初代、2代目の本庁舎も正面は南側を向いていた。一番町の商店街を歩く市民にとって、本庁舎の正面上部に見える電光時計は市役所の象徴になっている。

 検討委では、メンバーが「商店街からの見え方を踏まえ、市役所を身近に感じられるようにしてほしい」と工夫を求めた。

3410荷主研究者:2019/03/31(日) 10:42:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_11027.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(3)規模/機能を集約 床面積1.2倍

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 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所の本庁舎機能は現在、本庁舎を含め11カ所に分散している。配置は地図の通り。

 市が保有する庁舎は6カ所あり、2015年完成の上杉分庁舎を除き、築年数は軒並み半世紀近い。本庁舎は1965年完成で最も古く、二日町、国分町の両分庁舎も老朽化が著しい。残る五つの仮庁舎は民間のビルを間借りし、賃借料は年間約2億5000万円に上る。

<賃借料も負担に>
 市の担当者は「機能分散が来庁者の利便性を損ね、業務効率の低下や職員連携の障壁の一因となっている」と説明する。賃借料も財政上の負担となっており、集約の必要性を訴える。

 市は、継続して使う上杉分庁舎を除き、新庁舎に10の庁舎を集約する方針を示している。新庁舎の職員は現在の本庁舎にいる約1500人を上回る2600〜3000人を想定する。

<市民協働を充実>
 規模も拡大する。新庁舎の延べ床面積は最大7万8000平方メートルと積算。上杉分庁舎(延べ床面積約9500平方メートル)を含む現11庁舎の合計約6万4800平方メートルの1.2倍に広がる。

 事務室や会議室など行政機能に約4万8000平方メートル、議会機能に約3000平方メートル、にぎわい創出に向けたイベントや情報発信など市民協働機能に最大約3000平方メートルと見積もる。

 基本計画検討委員会で、石井敏東北工業大教授が「人口減少時代を迎え、面積を減らすのが通常ではないか」と指摘した。市側は「市民協働機能の充実が規模拡大の要因の一つ。面積は最大値で適正化に向け精査する」と理解を求めた。

 本庁舎への機能集約を巡り、姥浦道生東北大大学院准教授から「一部の庁舎を残すなど柔軟に考えてもいいのではないか」との意見も出た。多様化する行政課題に応じた業務の増減、部署新設に備えるためのアイデアだ。

3411荷主研究者:2019/03/31(日) 10:43:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_11011.html
2019年02月24日日曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(4)機能/市民利用スペース拡充

市役所1階のギャラリーホール。新庁舎は情報発信などのスペースを広げる方針だ

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所本庁舎建て替えの基本構想は「まちづくり」を重要コンセプトの一つに掲げた。市民が親しみやすい庁舎を目的に、基本計画検討委員会は、総合案内や一時避難所といった必要な機能に加え、市民の利用や情報発信機能を低層階に配置する方向で議論を進める。

<「協働」望む声も>
 現庁舎の市民利用機能には待合室として利用される「市民のへや」や、市事業のPRイベントなどを開くギャラリーホール計約500平方メートルがある。

 市は新庁舎に、市民利用機能などのスペースを最大で約3000平方メートル確保する考え。検討委や市民からはカフェや食堂、県内や東北の観光PRコーナー、東日本大震災のメモリアルギャラリーと多岐にわたるアイデアが出ている。

 中でも市民協働の機能を望む声は多い。単なる会議室の開放による会場提供だけでなく「さまざまな組織が集まる地域交流拠点『フューチャーセンター』のような機能もあったらいい」との意見が上がる。

<重複解消が課題>
 市民が気軽に利用できる庁舎として注目を集めるのが、新潟県長岡市の複合施設「アオーレ長岡」だ。市役所にホールや市民協働センターを合わせ、年間35万人が利用する。富山県氷見市は庁舎内にフューチャーセンターを設置したが、交流・対話のコーディネーターの配置が途切れ、当初の想定のようには使われていないという。

 仙台市内には市民活動サポートセンター(青葉区)や「せんだい3.11メモリアル交流館」(若林区)があり、重複する機能の整理も必要になる。検討委の青木ユカリ委員は「既存の施設との関係付けやバランスを考える必要がある」と指摘する。

 市は需要を検討し、必要性の高いものを整備する方針。ただ、市職員の事務スペースのみとし、建設コストを抑えたシンプルな庁舎を求める意見もある。

3412荷主研究者:2019/03/31(日) 10:44:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190225_11012.html
2019年02月25日月曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(5)広場/屋外屋内どちらも利点

連日イベントが絶えない市民広場(手前)と市役所本庁舎

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場。都心に広がる約3000平方メートルの憩いの場は平日、週末を問わず、さまざまな催事が開かれる。年間の利用日数は約270日。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなど、杜の都を代表する数々のイベントの舞台になる。

<新たな憩いの場>
 市役所本庁舎は市道を挟んで北側の現在地に建て替えられる。新庁舎の配置により、2300〜2700平方メートルの広場が敷地内に生まれる。にぎわい創出のため、市は市民広場との一体的な活用方針を打ち出す。

 焦点は敷地内の広場を市民広場と同じ屋外空間にするか、建物の一部に取り込んで屋内空間にするかだ。

 屋外の場合、市民広場と合わせてイベントスペースは倍増する。現状は露店がひしめき、来場者で混雑する催事もあり、余裕が生まれる。露店の数が増えれば収益の向上にもつながる。

 屋内にすると、荒天時に市民広場の代わりになり、冬季は寒さを気にせずイベントが開催できる。東日本大震災直後、多くの市民が本庁舎に身を寄せた経験から、災害時には一時避難場所の役割も果たせる。

<「半屋外」選択肢>
 新潟県新発田市は2016年に新庁舎を建設し、1〜3階の一角を「半屋外」の広場にした。冬季は、航空機の格納庫に使われる大型シャッターを閉め、屋内空間として利用。シャッターを上げれば、開放的な屋根付きの広場に変わる。

 仙台市では半屋外の選択肢も含め、広場の検討は緒に就いたばかり。市は新年度、市民広場との一体利用を考えるワークショップを開催し、議論を喚起する。

 建て替えを考える市民イベントを主催してきたNPO法人都市デザインワークス(仙台市)の佐藤芳治事務局長は「仙台は市民協働の精神が根付く街。市役所敷地内の広場ではあるが、市民に運営を委ねるという手法も議論してほしい」と提案する。

3413荷主研究者:2019/03/31(日) 10:44:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190226_11016.html
2019年02月26日火曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(6)議会/市民が訪れやすい場に

市議会に設置された調査特別委員会。市民に開かれた議会を目指し、議会機能の在り方などを話し合っている

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市の議会棟は1965年、市職員が業務をする行政棟とは別に独立して建設された。老朽化が激しく、政令市20市の中で7番目に古い。「エレベーターがなく、バリアフリーが進んでいない」「市民や市職員との打ち合わせスペースが少ない」などの課題が指摘されている。

 市議会は2017年9月、本庁舎建て替えに伴い、議会機能の在り方などを調査する「新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会」を設置した。特別委の議論を踏まえ、議会側は「議会機能は行政機能との一体整備が望ましい」との答申をまとめ、18年4月、市に提出した。

<本会議場も広く>
 議会側は、傍聴者ロビーや控室を新設するほか、会議室などを拡充したい考えだ。本会議場や各委員会室などは、現在の3580平方メートルより広い4200〜4900平方メートルと見込み、市民が訪れやすい「開かれた議会」を目指す。

 13〜19階と見込まれる新庁舎で、低層階に議場を設けると建設コストが膨らむため、議会機能は高層階に配置せざるを得ない。高層階は傍聴者にとってアクセスが良くないため、専用エレベーター設置の必要性が指摘されている。

 特別委は今後、議場や面談室のレイアウト、議場の市民利用の在り方などを話し合う。他都市には議席が可動式で多目的に使える議場もあるが、有効利用ができていないケースが少なくないという。

<開かれた議論を>
 建て替え後の議会機能は、これまでほぼ現職議員だけで議論してきた。

 市は新庁舎整備に関してパブリックコメントや市民アンケートなどを行ったが、議会機能に限って意見を聞いたことはない。昨年11月のシンポジウムでは、市民から、特別委の議論を公開し、市民と共有するよう求める声が上がった。

 現在の特別委の委員の任期は8月まで。渡辺博委員長は「市民の考えを聞く場は必要だと考えている。しっかり新しい委員に引き継ぎたい」と話す。

3414荷主研究者:2019/03/31(日) 10:45:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190227_11012.html
2019年02月27日水曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(7)資金/初期費用は400億円規模

(左下から時計回りに)試算額を示した文書、基本計画検討委員会の会合、建て替え予定の泉区役所のコラージュ

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市が昨年8月にまとめた市役所本庁舎建て替えの基本構想は、新庁舎が1棟の場合、初期費用を395億〜415億円と試算した。

 内訳は設計・建設費用が330億〜340億円、付帯・備品等費用が25億〜30億円、民間ビルへの仮移転の費用を含め、その他が40億〜45億円となっている。

<市債で大半工面>
 2棟整備は400億〜425億円と見込んだが、いずれも積算根拠は「想定面積に単価を掛け合わせた。実際と異なる可能性がある」(市の担当者)という。

 市は一部費用を賄うため、基金を造成する。市議会2月定例会には市庁舎整備基金条例案を提出した。新年度は公共施設の長寿命化に向けた既存の基金から約123億円を移す。

 新基金は本庁舎建て替えに加え、区役所や総合支所の大規模修繕に備える原資でもあり、全てを新庁舎建設に充てるわけではない。基金取り崩し分を含む一般財源のほか、大半は新たな借金である市債発行で事業費を工面する方針だ。

<積算根拠 明示を>
 市は今後、音楽ホール整備や泉区役所庁舎建て替えなども予定する。市公共施設総合マネジメントプランに基づき、コスト削減を図るが、「ハコモノ」事業が相次ぐ中、本庁舎建て替えの財源は青天井ではない。

 東北大大学院経済学研究科の吉田浩教授(財政学)は「新庁舎の必要性、求められる機能、費用などの視点から見た詳細な検討が重要。費用では積算の根拠を示すことが透明性の観点から大事だ」と指摘する。

 市は新庁舎整備で、市有の分庁舎、ビルに間借りする仮庁舎の集約も視野に入れる。吉田教授は「旧庁舎の跡地活用による資金捻出を考えるなど、(市債発行を抑えるための)多角的な財源の検討が必要だ」と述べた。

3415荷主研究者:2019/03/31(日) 10:46:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_11014.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(8完)議論/市民の意見 計画に反映

仙台市役所本庁舎建て替えを巡る幅広い論点を話し合ったラウンドテーブル=2018年11月

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市青葉区のせんだいメディアテークで昨年11月と今年1月、市役所本庁舎の建て替えを語り合う大規模なイベントがあった。

 市と県建築士会など3団体が開いた「仙台ラウンドテーブル」。建築やまちづくりの専門家、大学教授ら延べ約130人が参加し、傍聴の市民を巻き込み、グループ討議した。

<2日で計11時間>
 「開かれた市役所とは市民が土足で入れる空間だ」「新庁舎建設を契機にエリア全体の価値を上げたい」

 白熱した議論は2日間で計11時間に及び、建て替えを巡る多様な視点、課題、アイデアが提起された。

 市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「参加者の間で一定の共通理解が生まれた」と成果を強調する。市は新年度、3回目のラウンドテーブルを予定する。

 新本庁舎の検討は、有識者14人の委員会が急ピッチで進める。市は10月までに中間案を公表し、意見公募を経て、年内に最終案を固めるスケジュールを描く。

<序盤から声募る>
 ただ、論点は幅広く「14人だけで考えるのは無理」(菅原室長)。検討委の議論を補完するため、一般的な行政計画の検討プロセスを脱し、序盤から積極的に市民の意見を募る。

 ラウンドテーブルのほか、昨年3月にはワークショップを開催した。市民2000人や団体などへのアンケートも実施し、6月の基本構想中間案に関する説明会で市民の声を集めた。

 懸念されるのは、せっかくの意見や提案が言いっ放しで終わることだ。第1回ラウンドテーブルの議事要旨はA4判の用紙37枚にまとめられた。昨年末の検討委の初会合で委員に配られ話題に上ったが、内容を吟味する場面はなかった。

 菅原室長は「一つ一つの意見をじっくり検討する時間的余裕はないが、最終的に計画にどう反映したのかは明らかにしたい」と話し、市民と一緒に作り上げるプロセスを強く意識する。

3416荷主研究者:2019/03/31(日) 11:09:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_13020.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台市中央卸売市場>築45年経過し再整備へ調査着手 新年度に報告書

 仙台市は20日、築45年が経過し、老朽化が目立つ市中央卸売市場(若林区)について、現地での再整備や移転を含めた調査研究に着手すると明らかにした。市場の現状と将来像、事業費などを分析。新年度内に報告書をまとめ、再整備計画策定の材料にする。

 市は、新年度当初予算案に調査研究費650万円を計上した。遠藤和夫経済局長は20日の市議会2月定例会一般質問で「将来必要と見込まれる市場施設の規模や配置、現地再整備の適否を含めた整備の手法を調査研究する」と答弁した。

 再整備の対象は、水産物と青果の2部門から成る本場。別の場所にある食肉と花きの両市場は含まない。流通経路ごとの取扱量を調べ、将来にわたる適正な規模、機能を探る。他市場の状況から、入荷から出荷まで閉鎖型施設で低温管理するコールドチェーンの導入も必要になるとみられる。

 2020年6月施行の改正卸売市場法も影響する。改正では原則、卸売業者が小売業者に販売したり、仲卸業者が生産者から仕入れることも可能になり、市場の在り方を見極める。

 調査研究では、現地再整備と移転でそれぞれ総事業費、工期などを算出する。

 現地パターンは市場を開設したまま工事するため工期は10年程度、移転では約5年と見込まれる。具体的な移転先は想定しない。市場の周囲には関連業者が張り付いており、移転はハードルが高いとみられる。

 手続き面では検討会設置、業者との意見交換、意見公募などを整理する。現地再整備を進める京都市や、昨年豊洲に移転した東京都などの事例も参考にする。調査研究は新年度、コンサルタント業者に委託する。

 仙台市中央卸売市場は1960年、宮城野区宮城野原旧練兵場跡に開設。73年に現在地へ移転し、全国で最も古い市場の一つとなった。新年度、トイレや火災報知機、東日本大震災の影響で傾斜が出たとみられる青果棟床の改修を行う。

 本場は敷地面積約18万平方メートル。17年の取扱量と取扱額は水産物が8万トン、808億円。青果は18万トン、447億円。取扱量はともに減少傾向にある。

3417荷主研究者:2019/03/31(日) 11:11:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_11015.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台都市圏パーソントリップ調査>「移動は自動車」若年層が減少、高齢層で増加 世代間で差くっきり

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190221kahoku04.JPG

 仙台市は2017年に県と共同実施した仙台都市圏パーソントリップ調査の結果概要をまとめた。通勤や買い物などの移動に自動車を使う割合は、02年の前回調査より若年層が減少し、高齢層で増えた。若者のライフスタイルの変化を印象付ける一方、公共交通機関に頼らない高齢者の生活実態をうかがわせた。

 仙台市の15〜24歳、65〜74歳の移動交通手段の変化はグラフの通り。

 15〜24歳は、同乗も含めた自動車利用の割合が、02年の25%から17年は19%に減少。バイクも11%から4%に縮小した。これに対し、市地下鉄など鉄道の割合は19%から30%に増えた。

 65〜74歳は自動車が45%から58%に伸びた。このうち運転する割合は31%から46%に増加。鉄道はほぼ変化はなかったがバスは11%から4%に減った。同じ傾向は75歳以上にも表れた。

 市全体の自動車利用は平日が47%で、02年から横ばい。市地下鉄東西線の開業もあり、鉄道が10%から13%に増加し、マイカー依存に一定の歯止めが掛かったとみられる。

 だが、休日になると自動車の割合は62%に上昇し、鉄道は8%、バスは2%(平日は4%)に落ち込んだ。公共交通機関の利用は、平日の通勤・通学中心にとどまっている現状を浮き彫りにした。

 自動車を持たない割合は、29歳以下の若者世帯で48%から60%に増えた。全世帯は24%で横ばいで、若者の車離れが顕著だった。マイカーを持たず、カーシェアリング、鉄道やバスを利用する暮らし方が広がる。

 調査は5回目。17年10〜11月、仙台都市圏18市町村の10万4500世帯(23万4000人)に調査票を送り、2万4000世帯(5万1000人)が回答した。県と市は詳しい調査結果を5月ごろ公表する。

3418荷主研究者:2019/03/31(日) 11:19:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_12051.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>宮城・岩手県境3.5キロ 3月21日開通 連携強化期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190222kahoku02.JPG

 国土交通省は21日、三陸沿岸道路の唐桑小原木インターチェンジ(IC、気仙沼市)-陸前高田長部IC(陸前高田市)間3.5キロが3月21日に開通すると発表した。三陸沿岸道路は東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の県境を越えてつながり、地域間の連携強化が期待される。

 同区間は、昨年7月開通の陸前高田長部-陸前高田IC間(6.5キロ)を含む唐桑高田道路(10.0キロ)の一部。2013年1月に着工し、開通区間も含めた総事業費は約687億円。

 岩手県内では、3月9日に釜石南-釜石両石IC間(釜石市、14.6キロ)が開通予定。県境をまたぐ区間の開通で釜石市以南の三陸沿岸道路は全て開通し、宮城県と結ばれる。

 地元では関係者が交流人口拡大による地域活性化を目指し、県境を越えた広域周遊ルートの検討などを進めている。

 岩手県の達増拓也知事は「地域間連携による産業活性化を期待したい」とコメント。村井嘉浩宮城県知事は「地域産業や広域観光の振興が図られる」との談話を出した。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、20年度までの全線開通を目指す。今回の部分開通で7割超の256キロが利用できるようになる。

3419荷主研究者:2019/03/31(日) 11:19:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_13050.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<宮城県広域防災拠点>JR貨物補償増 事業費324億円に

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点を巡り、村井嘉浩知事は21日、JR貨物に対する補償費が当初の見込みより29億円増加するとの見通しを明らかにした。総事業費は295億円から約10%増えて324億円となる。

 県議会2月定例会の代表質問で答弁した。県によると、宮城野区岩切地区に移転する新駅の整備で、引き込み線路の安全対策や周辺の市道のルート変更を追加する必要が生じ、費用がかさんだ。

 このため工事を実施するJR貨物に対する県の補償費は、当初の99.8億円から128.8億円に増える見通し。跡地取得費(137.8億円)、防災拠点整備費(57.4億円)は変わらない。

 JR貨物からの用地引き渡しが2022年度末となることも説明した。広域防災拠点は当初20年度の利用開始を見込んでいたが、工事はターミナル駅移転完了後にしか着手できず、大きくずれ込む可能性を示した。

 20年度を最終年度とする県震災復興計画の期間内で広域防災拠点の利用開始が不可能となったことについて、村井知事は「大変申し訳ない。一日も早い利用開始を目指す」と述べた。

3420荷主研究者:2019/03/31(日) 11:30:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_12042.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<JRバス東北>高速バス「仙台-古川線」3月からスイカ使えます

 ジェイアールバス東北(仙台市)の高速バス「仙台-古川線」は、3月1日から「Suica(スイカ)」など交通系ICカードの利用が可能になる。

 片道1000円の運賃は、カード利用で従来の回数券と同じ800円(小学生以下は従来通り500円)になる。仙台市交通局発行の「icsca(イクスカ)」は利用できない。

 ICカード導入についてジェイアールバス東北の担当者は「仙台-古川線は通勤利用が多く、キャッシュレス化による乗降時の時間短縮で利便性を高めたい」と話している。

 ICカードの利用開始に伴い、回数券の販売は今月末で終了する。使用期限は来年2月末。

3421荷主研究者:2019/03/31(日) 11:30:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_72003.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<阿武隈急行>新型車両到着 1編成2両、7月に運行予定

梁川車両基地に運び込まれた阿武隈急行の新型車両

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)の新型車両2両(1編成)が22日、伊達市の同社梁川車両基地に搬入された。1988年の全線開通から初の車両更新で、運転開始は7月1日を予定する。

 同社が使ってきた全20両は老朽化し、全ての更新が必要。ただ赤字経営が続いており、今回の2両の更新費約4億5000万円は国の補助金約1億5300万円を活用するとともに、両県や沿線5市町が会社分も含めて負担した。

 新型車両は正面が薄い藍色で側面はステンレスのまま。側面の前方近くなどに、阿武隈急行を表す「A」をデザインしている。乗車定員は2両合わせて計270人で、これまでより50人ほど多い。

 JR福島駅から阿武隈急行に乗り入れる形でけん引され、車両基地に入った。安海(あずみ)好昭専務は「地域の交通機関として電車事業を続けられるのは大変喜ばしい。これまで以上に地域の方々に乗車いただきたい」と話した。

 阿武隈急行は新年度も2両(1編成)を更新する方向で、今後、沿線自治体などが負担割合などを検討する。同社は赤字経営が続いており、本年度末の累積赤字は11億5000万円を超える見通し。

3422荷主研究者:2019/03/31(日) 13:03:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_13022.html
2019年02月24日日曜日 河北新報
消えゆくUFO型信号機 宮城県内の22基、5年以内に全て撤去

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190224kahoku01.JPG
撤去される「UFO型」信号機=20日、仙台市青葉区小田原5丁目の市道交差点

 全国でも珍しい「UFO型」と呼ばれる信号機の撤去が宮城県内で進んでいる。同型の生産は終了しており、県警は順次、別タイプに切り替えたり、標識で代替したりする方針。道路環境の変化も背景にあり、県内に22基残るUFO型は5年以内に全て姿を消す。

 UFO型の正式名称は「懸垂型信号機」で、東北では宮城のみ導入した。製造元によると、全国でも過去に愛知県と群馬県に各数基が設置された程度という。

 一基で4方向の車両と歩行者に表示でき、柱1本でつり下げられるのが特徴。宮城県警によると、県内では1979〜86年に設置されたが記録が残っておらず、総数は不明という。

 県警交通規制課は「道幅が狭い割に交通量が多かった当時の道路事情に適した型だったのだろう」と推察する。

 仙台市青葉区宮町地区では20、21日、市道交差点2カ所の2基が撤去された。幹線道路に囲まれた同地区は生活道路が抜け道に使われやすく、県警や市が昨年から車道幅を狭めるなどの対策を進める。UFO型の撤去もその一貫で、今後は一時停止の標識を交差点に設置し、速度抑制を図る。

 県内では他に、仙台市に17基、石巻、白石両市と大和、大河原、亘理各町に各1基の計22基ある。県警は2023年までに全信号機の発光ダイオード(LED)化を目指しており、UFO型もLEDの通常型や一時停止の標識に交換する。

 交通規制課の担当者は「UFO型は斬新な形で、設置当時は画期的だった。見納めまで役割を全うしてほしい」と話す。

3423荷主研究者:2019/03/31(日) 13:10:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190226_12005.html
2019年02月26日火曜日 河北新報
伝統工芸の技をブランド化 仙台の瀬戸屋、東北の職人とコラボ 雄勝石の酒杯限定発売

瀬戸屋が発売した日本酒向けの杯「雄雪」

 食器卸売業の瀬戸屋(仙台市)は、陶芸家ら東北の伝統工芸職人と組んだ独自ブランド「彩地器(さいじき)」を設立した。既に地元の原料を使った食器などを製作するプロジェクトに取り掛かっており、21日に第1弾となる日本酒用の杯「雄雪(ゆうせつ)」を発売した。同社は杯をシリーズ化し、6県の職人が地元の石で手掛けた作品を商品化する。

 雄雪は原料に石巻市雄勝町特産の雄勝石を使用。直径約8センチ、高さ約3.5センチで、飲み口の厚さを2ミリ以下にして口当たりを軽くした。土とうわぐすりに加えた雄勝石の粉が焼けて変化し、表面の独特の乳白色を生み出した。

 約1300度の高温からゆっくり温度を下げることでできる雪の結晶のような文様も特徴で、杯一つ一つで違うという。仙台市青葉区の陶芸家岩井純さん(六華窯(りっかがま))が手掛けた。

 価格は税抜き2万円、300個限定で販売。若林区の同社本店のショールームや電子商取引(EC)サイトで取り扱う。今後は花巻市や福島県会津美里町の陶芸家と協力した商品も開発し、順次発売する。

 同社は東北を拠点とする唯一の陶磁器卸問屋。創立70年目の現在、業界を取り巻く環境は厳しい。全国の陶磁器製食器販売額は2002年に約7200億円だったが、12年には約3410億円と半減した。市場縮小に伴い百貨店や量販店など扱う店舗も減り、メーカーの直販による卸の中抜きも進んだ。

 生き残り策として考えたのが、製造から販売まで担う自社ブランドの設立。同社の売り上げのうち卸売りは将来的に2〜3割程度になると想定され、彩地器ブランドの商品販売が主力事業として期待される。

 金野智哉取締役は「後継者難など問題を抱える東北の伝統工芸に光を当て、国内外に技術を発信したい。各地の窯や職人の技術の継承も目指し、杯だけでなく漆器など他の食器の製造も検討したい」と話した。

3424荷主研究者:2019/03/31(日) 20:16:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_13025.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<さくら野仙台破産2年>ビルの法的紛争が全て終結、再開発協議本格化か

さくら野百貨店仙台店が入っていた建物。一等地の行方を多くの市民が注視している

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同店跡地のビルのオーナーらの間で行われていた複数の調停や訴訟が全て終結したことが27日、関係者への取材で分かった。2017年2月27日の自己破産申請から2年がたち、ビル解体や再開発に向けた協議が本格化する見通しだ。

 関係者によると、一部オーナーが別のオーナーらに原状回復費用などについて仙台簡裁に申し立てた調停が今月26日、条件面で折り合い、成立した。

 他にも建物取り壊しの同意を求める調停や未払い賃料の支払いを求める訴訟などがあったが、いずれも終息している。法的紛争が解決したことでオーナーらは3月以降、解体の方法や再開発の方向性など具体的な協議に入るとみられ、エマルシェの破産手続きも同月下旬に終わる見込み。

 仙台店は八つのビルで構成され、6オーナーが所有する。このうち匿名組合が出資するさくら野DEPT仙台合同会社(東京)が最大のオーナーで、同店跡地のビルと土地の約8割を所有。他は仙台店の前身の百貨店時代からのオーナーらが分割している。

 仙台店の建物は、マンション管理にも適用される区分所有法の対象となっており、原則として建物全体の解体は全オーナーの同意が必要となる。建設関係者らによると、建物は解体に1年以上、同規模の建物を新築するとさらに2〜3年程度かかると見積もられる。

 さくら野DEPTは解体と一体的な再開発を主張している。一方、他のオーナーにはJR仙台駅前に位置する一等地の権利の確保や主体的な再開発を狙い、さくら野DEPTが主導する解体に反発する声があるという。再開発に高い関心を示す大手デベロッパーの動向も今後の焦点となる。

 商店街関係者は「水面下で見えない動きが続いている。商圏活性化のためにもできるだけ早く合意を形成し、再開発につなげてほしい」と望んでいる。

[さくら野百貨店仙台店]前身の丸光は1946年創業。2001年に親会社のマイカルが破綻し、02年に民事再生手続きを経て再建。運営社名を「さくら野百貨店」とした後、10年に「エマルシェ」に変更した。06年に売上高約200億円を誇ったが、近年は業績が悪化。建物賃料の未払いも恒常化し、負債額約32億円を抱え、17年2月に破綻した。跡地前の「青葉通」の路線価は62年連続で東北トップとなっている。

3425荷主研究者:2019/03/31(日) 20:17:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_11018.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<再生の針路>外郭南門の復元に着手/多賀城市 菊地健次郎市長

緊急避難・物流路として建設中の清水沢多賀城線

菊地健次郎市長

 宮城県内で9542人が亡くなり、1220人が行方不明になった東日本大震災から間もなく8年になる。国の復興・創生期間の終了まで残り2年。津波で被災した沿岸部の社会資本整備は仕上げの段階に入ったが、被災者のなりわいや生活の復興の進み具合は地域によって、ばらつきが大きい。沿岸自治体の首長に、復興の状況や課題などを聞いた。

◎震災8年 被災地の首長に聞く(6)

 -現在の復興の状況は。

<縦貫2市道整備>
 「事業は着々と進んでいる。2019年度当初予算の復興分は、17年度比で半減した18年度からさらに減り、同期比19.5%減の30億6580万円になった」

 「工業団地『さんみらい多賀城・復興団地』は立地協定を結んだ11事業者のうち8社が操業し、残る1区画も交渉中だ。団地内に設ける防災拠点の備蓄倉庫やイベントスペースも19年度末に完成する」

 -残る事業や課題は。
 「市域を南北に結ぶ二つの緊急避難・物流路の市道清水沢多賀城線(977メートル)と笠神八幡線(1520メートル)だ。総事業費は計131億円。進捗(しんちょく)率は昨年11月末現在で78%。20年度に完成する。清水沢多賀城線は、国道45号から東北歴史博物館や多賀城跡へのアクセスを飛躍的に向上させる」

 「下水道事業などで他自治体からの派遣職員に頼る状況が続く。西日本豪雨で被災した広島県呉市からの派遣は18年度途中で打ち切ったが、友好都市の天童市や福岡県太宰府市などから引き続き、8人を派遣してもらえそうだ」

 -復興のシンボル、多賀城外郭南門の復元事業が動きだす。

<創建1300年好機に>
 「国の補助を受けられる見通しが立ち、多賀城創建1300年に当たる24年までに完成させたい。地域活性化の好機であり、ガイダンス施設を充実して観光にも力を入れる。官民連携の事業推進体制を整え、多様なイベントも展開する。ただ、国の予算措置次第で先延ばしになる恐れがある」

 -復興関連事業の柱として市中心部に整備した市立図書館が入る多賀城駅北ビルA棟の利用が好調だ。
 「16年3月の開館以来、19年1月末で来館者は約430万人になった。各地から視察も多く『東北随一の文化交流拠点』として定着してきた。駅前から市役所脇を通り、近くにある市文化センターに至る歩道を整備中だ」

 -復興に向けた新たな展開は。
 「市内に四カ所ある災害公営住宅の家賃の減免措置を5年延長する。11月から段階的に値上げされるのに合わせ、市が独自に補助する」

 「市長室が入る市役所東庁舎は耐震不足のため、新たに北庁舎を建て、20年度完成を目指す。市民サービス向上ため郵便局併設も検討している」

 「復興のゴールが見えてきた今、副市長を交代させて若返りを図る。4月に就任予定の新しい副市長は現職より8歳年下になる」

3426荷主研究者:2019/03/31(日) 20:38:03

https://www.sankei.com/region/news/190302/rgn1903020029-n1.html
2019.3.2 07:03 産経新聞 地方宮城
東北の外国人宿泊者数、初の100万人超え アジアから直行便増が追い風

 東北地方の外国人延べ宿泊者数が昨年、100万人泊(1人2泊なら2人泊とカウント)を上回ったことが、東北運輸局がまとめた平成30年1〜11月の調査結果で分かった。東北での“100万人”超えは19年の統計開始以来初めて。全国で最も伸びが顕著な地域となっており、「航空機の直行便の増便などを背景に、アジアを中心とした外国人旅行客の注目が、東北にも集まってきている」(同局国際観光課)と話している。(高梨美穂子)

 ◇

 東北運輸局は観光庁「宿泊旅行統計調査」から、東北6県分の1〜11月の外国人延べ宿泊者数を集計(従業員数10人以上の施設が対象)。30年1〜11月の外国人延べ宿泊者数は112万1210人泊で、前年同期(89万3170人泊)と比べて26%増加。震災前の22年同期と比較しても136%増となっていた。

 前年同期比の伸び率を全国の地域別で比べると、(1)東北26%増(2)北信越18・1%増(3)中国16・9%増で、2割を超えたのは東北だけ。東北の中でも宮城県の伸びは35・9%と群を抜き、全国1位だった。

 理由について、同課は「立地的にも宮城に泊まって東北を周遊することが多い。昨年10月に台湾から仙台空港にLCC(格安航空会社)便が増えるなど、直行便があるアジア圏からの旅行客が増えた」という。

 30年1〜11月の国・地域別の外国人宿泊者数は多い順に(1)台湾47万610人泊(前年同期比27%増)(2)中国17万5990人泊(同21%増)(3)韓国7万5290人泊(同4%増)(4)香港6万4810人泊(同26%増)(5)タイ5万7670人泊(同39%増)。以下、米国、豪州、シンガポール、ベトナム、マレーシアと続く。おおむね、2桁台の伸びで推移していた。

 「全国の傾向からみて韓国、台湾、香港の旅行客の日本滞在期間は1週間かそれ未満。東北には直行便や北海道からの周遊が多い。欧米の旅行客は東京、成田、関西空港から入り、10日間ほどの滞在でも東北にいるのは2、3日程度が多いようだ」(同局)。

 昨年11月単月では福島県は前年同月比42%増の1万4600人泊と急増。SNSを駆使したタイ、台湾に向けたPRに県が力を入れており、同局は「タイでは多くのフォロワーがおり、それが影響したのでは」と話す。これらの国・地域からの紅葉観光が増加を後押しした。一方、青森県の11月は前年同月比11%減の2万5020人泊。昨年9月の北海道胆振東部地震の影響が残ったとみられる。

3427荷主研究者:2019/03/31(日) 20:39:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190302_11006.html
2019年03月02日土曜日 河北新報
<さくら野仙台跡地>仙台市、一部に地上権 再開発へ関与不可避

 2017年2月に閉店したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)跡地の一部に、仙台市が地上権を設定していることが1日、分かった。関係者によると、地上権は建物などに対する権利で、土地の所有権と同様の権限がある。ビルのオーナーらが建物解体や再開発に向けた協議を進める際、地上権者の市の関与は避けられない情勢だ。

 市が地上権を設定しているのは、市地下鉄仙台駅の出入り口付近に当たる跡地西側の一部。出入り口は17年6月下旬から閉鎖されている。土地には鉄筋コンクリート7階、地下2階の建物が立っている。

 市は1985年12月、地下鉄施設を所有する目的で地上権を設定した。権利の範囲は地上から地下にまで及び、地下鉄施設が存続する間は権利も続く。土地の所有権は、地上権設定当時の個人から別の個人へと移転した。

 市が地上権に関して設けた特約によると、建物を築造などする際には設計と工法について市の同意を得ることや、地下鉄の障害となる建物設置や掘削などをしないことが決められている。

 仙台店跡地を巡り、市はこれまで一定の距離を置いてきた。郡和子市長は17年12月の定例記者会見で「地権者間で調整するのが先だ。話し合いで支援を求められれば前面に出るが、それさえないところで、しゃしゃり出る場面ではない」と述べた。

 一方、地元の不動産関係者は「市は跡地に絡む地上権者であり、跡地の在り方を考える関係者であることは確かだ」と指摘。別の経済関係者は「仙台の顔と言える一等地を放置しておくことはオーナーだけでなく、多くの市民にとっても不利益だ」と訴える。

 今後、跡地の建物が解体される場合などの対応について、市交通局営業課の担当者は河北新報社の取材に「地下鉄施設に支障が出ないようにするため、工事関係者と設計や工法などを協議し、同意する手続きを踏んでいく」と答えた。

[地上権]民法で定められた借地権の一つ。他人の土地に建物などの工作物などを所有するため、その土地を使用する権利。地下などにも設定可能。土地の所有者が変わっても権利を主張でき、地主の承諾がなくても譲渡できる。

3428荷主研究者:2019/04/14(日) 19:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190303_11011.html
2019年03月03日日曜日 河北新報
魯迅の下宿跡地、仙台市が記念広場化 21年3月完成予定

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魯迅が下宿した「佐藤屋」跡地。市は南半分に建つ元地権者の木造住宅を解体し、記念広場を整備する=仙台市青葉区米ケ袋1丁目

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 仙台市は、近代中国の文豪、魯迅(1881〜1936年)が留学時代に暮らした青葉区米ケ袋の下宿跡地を買い取り「魯迅記念広場(仮称)」として整備する。完成は2021年3月の予定で、足跡をたどる案内板などを設置し、魯迅ゆかりの地を後世に伝える。

 市公園課によると、広場を整備するのは東北大医学部の前身、旧仙台医学専門学校で学んだ時代の下宿「佐藤屋」跡地。敷地は423平方メートル。東北大片平キャンパス西側にあり、眼下に広瀬川を臨む。現在は元地権者が暮らした木造2階の建物が残る。

 魯迅が下宿した当時の建物は現存しないが、跡地はゆかりの地として名高く、魯迅を尊敬する仙台の中国人留学生、中国人観光客らが数多く訪れる。

 魯迅は1904年から1年半、旧仙台医学専門学校で学んだ。佐藤屋に下宿したのは数カ月だけだったものの、下宿を営んだ旧仙台藩士の佐藤喜東治氏から3代にわたり、魯迅の子孫との交流が受け継がれた。

 2004年、当時の藤井黎市長が市内であった魯迅留学100周年式典で、跡地を歴史遺産として活用する方針を表明。元地権者が15年に他界し、空き家となったため、市は17年3月に土地と建物を取得した。

 広場整備の基本計画は本年度内に策定する。5月ごろに建物を解体して更地にし、あずまや、ベンチ、魯迅の解説板などを設置する。20年度に工事に入り、21年度に利用を始める。

 東北大片平キャンパスには、魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室(六号教室)が残り、市博物館(青葉区)には魯迅之碑がある。市は記念広場の整備後、ゆかりの地を巡る観光ツアーなどを検討する。

 市公園課の担当者は「広瀬川や青葉山を一望できる立地。眺めの良い広場としても親しんでもらいたい」と期待する。

3429荷主研究者:2019/04/14(日) 19:59:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190307_12024.html
2019年03月07日木曜日 河北新報
仙台空港-JR仙台駅 直行バス16日から運行

 仙台バス(宮城県岩沼市)は16日、仙台空港とJR仙台駅間を直行するリムジンバスの運行を始める。仙台空港の旅客数増加を受け運行を決めた。東北運輸局が6日に路線開設を認可した。

 30人乗り車両を使い、1日7便を運行する。仙台空港発が4便、仙台駅発が3便で、所要時間はいずれも48分。仙台東部道路などを経由する。料金は仙台空港アクセス線に合わせて大人650円、小学生以下330円に設定した。

 仙台空港は路線の新規就航や増便で旅客数が増加している。同社は「アクセス線は沿線住民の利用も増え、混雑している。台風などで鉄道が運休した時の代替手段にもなる」と話した。

 運輸局によると、仙台空港と仙台駅間のリムジンバス運行は2009年1月以来。現在はタケヤ交通(宮城県川崎町)が仙台駅経由で仙台空港と秋保温泉、国営みちのく杜の湖畔公園を結ぶ路線を1日5往復運行している。

3430荷主研究者:2019/04/14(日) 20:16:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190308_12044.html
2019年03月08日金曜日 河北新報
仙台駅前オフィスビル、空き室率2%台 調査開始以来初の水準 2月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた2月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.06ポイント下がり、4.52%となった。統合や郊外からの移転に伴う成約があり、2カ月ぶりに低下した。

 調査5地点のうち4地点で改善した。仙台駅前は0.14ポイント低下の2.90%で、1992年の調査開始以来、初の2%台を記録した。放送関連企業の統合に伴う他地区からの移転や新規進出があった。一番町は小規模な成約があり、0.05ポイント低下の3.19%。

 県庁・市役所は外資系企業の郊外からの移転に伴う大型成約が影響し、0.27ポイント低下の6.88%だった。周辺オフィスは0.43ポイント低下の7.90%で調査開始以来、最低水準となった。

 仙台駅東は0.43ポイント上昇の7.97%。全地点の1桁台は20カ月連続。

 仙台支店の担当者は「県庁・市役所を除いて大きな動きはなかったが、広い空き室の少ない状況が続いている」と説明した。調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の349棟。

3431荷主研究者:2019/04/14(日) 20:30:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190309_13033.html
2019年03月09日土曜日 河北新報
さくら野仙台店運営会社 破産手続き27日終結へ

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同社の破産手続きが今月27日に終結する見込みであることが8日、分かった。

 関係者によると、非公開の債権者集会が8日に仙台地裁であり、破産管財人が経過や見通しを示した。

 仙台店跡地のビルの原状回復費などを巡り、一部オーナーらとの間で進めていた調停が2月下旬、仙台簡裁で成立。他のオーナーとの折衝なども経て、弁済に充てられるべき財産や、破産手続きによらず随時弁済を受けられる債権が確定した。エマルシェの資産は約6億円、負債は約36億7000万円に上るという。

 破産申請当時、エマルシェの社長だった安藤俊氏は河北新報社の取材に応じ「仕入れ先やお客さまなど多くの方々にご迷惑をお掛けした。改めておわび申し上げる」と謝罪した。

 仙台店は八つのビルで構成され、6オーナーが所有する。他に建物取り壊しの同意を求める調停などもあったが、いずれも収束している。オーナーらは今後、ビルの解体方法や再開発の方向性など具体的な協議に入るとみられる。

 仙台店の関係者は「跡地はJR仙台駅前の一等地に位置する。できるだけ早く合意を形成し、再開発によってにぎわいをもたらしてほしい」と話す。

3432荷主研究者:2019/04/14(日) 20:44:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190310_11031.html
2019年03月10日日曜日 河北新報
<仙台・東部復興道路>工事最終盤、秋に全線開通 津波への多重防御完成へ

沿岸部を南北に貫く東部復興道路。秋の全線開通に向け、最終盤の工事が急ピッチで進む=仙台市若林区荒浜付近

 東日本大震災に伴う津波で甚大な被害を受けた仙台市の沿岸部で、宮城県道塩釜亘理線を6メートルかさ上げした「東部復興道路」の整備が最終盤を迎えている。全長10.2キロの盛り土工事は今月末で98%が完了し、秋に全線開通する。津波にのまれた仙台平野に新たな堤防が築かれ、海岸堤防との多重防御が完成する。

 市によると、まだ盛り土がされていないのは若林区の荒浜交差点付近と井土浦川付近の2カ所だけ。周辺道路と接続する取り付け道路、交差点14カ所の整備も進む。新年度はガードレールや信号機の設置を急ぐ。

 復興道路から西に延びる県道荒浜原町線など三つの避難道路は今月中に総延長7.0キロのうち5.9キロの整備が終わり、夏には完成する見通し。復興道路や避難道路などには「津波避難方向」を矢印で示した標識を33カ所に取り付ける。

 復興道路は2014年3月着工。当初は今月末の完成を目指したが、一部区間で地盤改良などが必要になり、全線開通は約半年遅れる見込みとなった。

3433荷主研究者:2019/04/14(日) 20:49:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190313_11028.html
2019年03月13日水曜日 河北新報
<みやぎ県北高速道>築館工区の1.7キロ 6月9日開通へ

 東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」のうち、宮城県が栗原市の築館工区(約1.7キロ)を6月9日に開通させる方針を固めたことが12日、分かった。

 同工区は片側1車線で、国道4号築館バイパスと既設の築館東インターチェンジ(IC)を結ぶ。2013年5月に着工し、事業費は約69億円。開通式典後、午後3時から一般車両の通行が可能になる。

 市中心部の交通渋滞緩和が期待される。東北道と交差する栗原市築館に県が整備する栗原IC(仮称)が完成すれば、県北高速を通じた東北道への接続も可能となる。

 県北高速は東日本大震災からの復興支援道路に位置付けられている。県は20年度中の全線開通を目指し、残りの佐沼工区(登米市、約3.6キロ)で架橋工事などを進めている。

3434荷主研究者:2019/04/14(日) 21:48:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190320_12008.html
2019年03月20日水曜日 河北新報
JR仙台駅周辺でホテル計画加速 インバウンド増などへ受け皿拡大期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190320kahoku01.JPG

 JR仙台駅周辺でホテルの新設計画が相次いでいる。東北初進出のブランドや新業態のホテルもある。仙台市中心部は東日本大震災の復興需要が落ち着いた後、訪日外国人旅行者(インバウンド)やビジネス需要が増加。ホテル客室数が不足しており、受け皿の拡大が期待される。

 「ドーミーイン」を全国で運営する共立メンテナンス(東京)は、東北では初展開となる和風ビジネスホテル「御宿野乃」を広瀬通沿いに建設する。開業は2021年春を見込む。

 御宿野乃は旅館のような畳敷きの館内が特徴。市中心部では既にドーミーインを3棟運営しているが、同社は「インバウンドが地方に拡散している。ワンランク上の和風ホテルでニーズを取り込みたい」と説明する。

 東北に初進出するのは仙台駅東口に20年夏に開業する「ホテルグランバッハセレクト」。新設される複合ビルに入居し、全150室ほどになる予定。

 運営は「とんかつ新宿さぼてん」を展開するグリーンハウスフーズ(同)などのグループ会社。宿泊需要の拡大を背景に相次ぐ異業種からの参入組で、14年から自社ブランドのホテルを展開する。仙台が全国4カ所目となる。

 京阪ホールディングス(大阪市)傘下のホテル京阪(同)も東北初進出し、青葉通沿いに20年夏、約200室のホテルを開業する。「ダイワロイネットホテル」と「R&Bホテル」はそれぞれ市中心部に2棟目の建設を計画し、工事を始めた。

 仙台駅周辺では、平均稼働率が90%を超えるホテルも多い。仙台市誘客戦略推進課は「大規模な学会開催時などは客室が不足し、盛岡や福島のホテルを利用するケースも多い」と受け皿拡大を歓迎する。

 一方、計画中のホテルはいずれも宿泊特化型のビジネスホテルだ。大規模な国際会議やインバウンドの富裕層を呼び込むため、観光業界には会議や宴会機能を持つシティーホテルの進出を望む声が根強い。

 15年に仙台市で開かれた国連防災世界会議では各国の閣僚らが泊まるスイートルームが足りず、客室のランクを落としたり市中心部から離れた温泉旅館を使ったりしたという。

 東北観光推進機構の紺野純一専務理事推進本部長は「シティーホテルが増えれば街の魅力や機能は高まるが、事業者目線で考えれば進出は簡単ではない。インバウンドを増やし、進出しやすい状況をつくっていくことが重要だ」と語る。

3435荷主研究者:2019/04/14(日) 21:53:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190321_12009.html
2019年03月21日木曜日 河北新報
<仙台空港>旅客チャーター便に貨物搭載実験、国際貨物需要掘り起こし 震災で取扱量減の回復へ

タイへの旅客チャーター便に積み込まれる貨物

 東日本大震災で大きく落ち込んだ貨物取扱量を回復させようと、仙台空港で20日、タイ国際航空が運航する旅客チャーター便に貨物を載せる実験が行われた。宮城県の受託事業で、通常は貨物を搭載しない旅客便を活用して東北の国際航空貨物の潜在需要を実証し、新たな定期便就航にも結び付けたいという。

 荷主は東北の自動車メーカーと研磨機メーカーの2社。20日朝に到着した同航空の旅客チャーター便に自動車部品など約1トンが積み込まれ、約2時間後にタイに向け輸出された。

 空港を運営する仙台国際空港(名取市)が実証実験への協力を呼び掛け、日本通運が荷主2社から集荷。一つの大口貨物に仕立て、同じく協力企業の日本航空が積み込みを担った。

 実証実験は24日に発着する旅客チャーター便でも行われ、輸出だけでなく輸入も実施する計画。ゴールデンウイークなどの期間に離着陸する便でも実施を検討しており、貨物需要を把握して新規就航のセールス材料にする。

 仙台国際空港貨物営業グループの伊良波長治チーム長は「仙台からの貨物搭載にはまだ伸び代があると分かり、有意義だった」と強調。日通仙台航空支店の木村慎也次長も「これまで成田空港まで1日輸送して出していた。地元仙台から輸出できるのがメリット」と説明する。

 仙台国際空港によると、仙台空港の2011年度の国際貨物取扱量は159トンで、10年度に比べ1620トン減った。被災した影響で物流が成田空港にシフトしたためで、その後も回復していない。

3436荷主研究者:2019/04/14(日) 21:55:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12043.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
<仙台市バス>「直営継続は無理」外部監査人、民間譲渡提言

 仙台市包括外部監査人の瀬戸卓公認会計士は22日、市バス事業の経営改善計画などを調べた2018年度の監査結果を公表した。行政判断で維持する不採算路線以外は、民間に事業譲渡しても影響は限定的とみられ「もはや直営の継続は無理がある」と指摘した。

 市交通局は17年3月、全路線が赤字の市バスの経営改善計画(17〜21年度)を策定。利用促進により乗車効率の向上を図る一方、利用客の少ない路線は減便などで費用を抑制することを打ち出した。

 監査結果は、走行1キロ当たりの人件費が民間平均の1.7倍で、労働生産性が低いことが赤字の要因と分析。「乗車効率の改善が優先度の高い課題と言えるか」と疑問を投げ掛けた。

 減便による利便性の低下がさらなる利用者減少を招き「バス事業が負のスパイラルに陥る」と指摘。「民間に事業譲渡し、サービス水準を維持しながら経営改善を図ることが望ましい」と提言した。

 宮城交通などに運行委託する営業所、出張所が民営化した場合の収益も試算した。東仙台営業所(宮城野区)では3500万円の営業利益が見込まれ「民間譲渡は可能」と指摘した。

 瀬戸監査人は市役所で開いた記者会見で「市の経営改善計画にはさまざま課題がある。コスト構造にメスを入れ、民営化を含む抜本的な対策を検討すべきでないか」と強調した。

3437荷主研究者:2019/04/14(日) 21:56:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12033.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
関電不動産開発、仙台圏に攻勢 中心部にマンション郊外で一戸建て分譲へ

仙台市青葉区大町に建設する新ブランドのマンション完成予想図

 関西電力グループの関電不動産開発(大阪市)が仙台圏で事業を拡大している。東日本大震災後、不動産需要が旺盛な仙台市中心部でマンションの新ブランドを展開し、他デベロッパーと顧客獲得を争う。郊外では前身の時代から培ってきたまちづくりのノウハウを生かし、大型開発プロジェクトを進める。

 同社は1月、市地下鉄東西線の青葉通一番町駅近くの青葉区大町1丁目で新ブランド「シエリア」のマンション建設に着工した。鉄筋コンクリート23階、総戸数90戸。2021年3月完成を見込む。約30平方メートル〜約160平方メートルの全16タイプの住戸を用意し、多様な生活スタイルに対応する。

 IoT(モノのインターネット)技術を採用し、外出時に施錠や家族の帰宅が確認できるサービスを導入する計画。開放された空地を設けることで容積率の割り増しなどが認められる市の「総合設計制度」を活用し、青葉通に面した箇所に緑化を施す。

 これに先行してJR仙台駅東口の若林区新寺では20年1月、シエリアの12階建てマンションが完成する予定だ。

 不動産関係者によると市中心部では18〜21年に各デベロッパーが計約20棟、1800戸規模の新築マンション供給を計画する。

 関電不動産開発仙台住宅事業部の担当者は「大町のマンションはシエリアの旗艦物件。オフィスビル取得や商業施設開発など事業領域を広げ、街の魅力を高めたい」と話す。

 関電不動産開発は16年に関電不動産とMID都市開発(旧松下興産)が合併して誕生した。関西や首都圏を中心に事業を展開し、宮城県内でも1970年代以降、住宅団地の新富谷ガーデンシティ(富谷市)のまちづくりなどに参画した。

 現在、泉区の泉パークタウンで最後の開発区域「第6住区」の開発にも携わっている。22年春以降に一戸建て用地1965区画を分譲予定。三菱地所やパナソニックなどと共同で事業に取り組み、参加企業の先進技術やサービスを導入した社会課題解決型のまちづくりを目指す。

 関電不動産開発の勝田達規社長は「この街に住む方が、心から住んで良かったと思うようなまちづくりに貢献したい」と意気込む。

3438荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190325_11027.html
2019年03月25日月曜日 河北新報
<始動!若林署>(上)分割/繁忙署の負担軽減

当直勤務に当たる仙台南署員。無線や通報、相談電話が次々と入った=13日夜

 仙台市若林区荒井地区に4月1日、宮城県内で約30年ぶりの新設警察署「若林署」が誕生する。東日本大震災の津波浸水域を含む同区全域を受け持つ。多くの被災者が移り住む新しい街で、復興まちづくりの一環として治安をどう守るのか。役割と課題を探った。

 「若林区若林4丁目で追突事故。けが人あり」

 1日午後7時ごろ、110番を受理した県警通信指令室から仙台南署当直に無線連絡が入った。署員2人が小走りで事故捜査用のワゴン車に乗り込み、現場に向かった。

 約15分後、今度は太白区西の平1丁目で人身事故が発生したと連絡があった。2人は若林4丁目の事故処理を終えると一息つく間もなく、約6キロ離れた現場へ急いだ。

<秋田全県に匹敵>
 1日夕〜2日朝までの当直時間中に南署が受けた通報は34件。「怪しい車が止まっている」「外がうるさい」といった住民の声にも署員は現場に足を運んだ。丸1日が当直態勢となる土日祝日には、100件近い通報が寄せられることもある。

 刑事担当の男性巡査長(30)は「現場から現場へのはしごは日常茶飯事で、2時間寝られればいい方だ。完徹(完全徹夜)の日もある」とこぼした。

 南署は仙台市の若林、太白両区のほとんどを管轄してきた。東の太平洋岸から西の山形県境までと広範囲で、管内人口は約36万人と県内24署で最多だ。

 管内の昨年の刑法犯認知件数は2247件で秋田県全体(2460件)に匹敵する。5年前に比べて全県で3割減った一方、管内の減少率は1割未満にすぎず、相対的に繁忙度を増している。

 仙台市全5区への警察署設置は1989年の政令市移行から続く検討課題だ。90年の泉署開設で若林区が唯一の空白区になり、区民らが再三にわたって陳情。2005年に14年の開設がようやく決まったが、東日本大震災の被災署の再建が優先され、計画は5年遅れた。

 若林署の実現をライフワークとした同区選出の元県議千葉達さん(73)は「警察署は生活安全のインフラだ。地域密着で活動してほしい」と期待する。

<円滑な連携必要>
 170人態勢でスタートする同署は主に南署から人員を振り分けられたが、県内有数の規模だった南署の分割には懸念もある。

 大規模署は人員面での機動力を生かした捜査が可能だ。太白、若林両区で昨年10〜11月に6件連続発生したひったくり事件では他の事件も抱える刑事1、2課以外の警察官を総動員して聞き込みと張り込みを繰り返し、容疑者の早期逮捕につなげた。

 隣り合う両区を2署で分担すれば、それぞれきめ細かな活動ができる半面、広域的な事案では円滑な連携が求められる。若林署副署長に就く県警の及川謙太郎同署準備室長は「他署と助け合い、時には競い合いながら住民の安心、安全に貢献したい」と話す。

[メモ]若林署は県内25カ所目の警察署で、若林区荒井東1丁目に立地。鉄筋4階の庁舎は延べ床面積約4100平方メートル。鉄筋2階の車庫・倉庫棟も設ける。用地取得を含む総事業費は約30億円。仙台東署から卸町、仙台南署から若林区中央幹部、連坊、河原町、六郷、荒井の各交番を編入し、6交番体制をとる。

3439荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_13012.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<始動!若林署>(下)変貌/復興へ治安が鍵に

発展著しい荒井東地区に立つ若林署(中央左)。東側には地下鉄車両基地と仙台東部道路が並ぶ

 若林署は仙台市若林区荒井の大規模な土地区画整理事業地の東端に建つ。一帯には東日本大震災の被災者が再建した住宅が並び、新しいまちづくりが進む。仙台の復興の象徴とも言える地域だ。

<防災機能を強化>
 署から約100メートル南に荒井東市営住宅(11階)がそびえる。市内外の被災者だけでなく一般入居者も含め約300世帯が入る。

 昨年12月下旬、同住宅の一室で死後数カ月とみられる住人男性(60)の遺体が見つかった。男性は1人暮らしで近所付き合いはなかった。住民同士の見守りの限界を示した一件だった。

 住民らでつくる荒井東町内会の庄司宗吉会長(83)は「警察署が近くにあるのは心強い。住民は震災の傷を抱え、心のケアが必要だ。課題を共有し、協力してもらえればありがたい」と期待する。

 署の東側は震災の津波が押し寄せた仙台東部道路が南北に走る。津波浸水域に隣接する署として防災機能を強化させたのも特徴だ。

 敷地内の倉庫棟2階に自家発電機を置いたほか、太陽光発電パネルも設置し災害時に電源を確保する。断水時に使えるマンホールトイレや水、食料を備蓄して災害対応に当たる警察官をバックアップする。救命胴衣やゴムボートなどの資機材もそろえた。

<区西部に懸念も>
 約500メートル北の市地下鉄東西線荒井駅は、仙台の東の拠点として周辺開発が進む。マンションやショッピングモール、イベント施設が続々と建ち、観光客や買い物客など外部から大勢が集うのと比例して治安悪化への懸念も高まる。

 今月中旬まで仙台南署長を務めた県警の鈴木孝彦首席監察官は「人口増加に伴い交通事故や犯罪が増える可能性がある。地域と連携して、スピード感ある対応が必要だ」と指摘する。

 若林署は当初、住民らの要望で区の中央部を貫く国道4号沿いや区役所周辺への立地も検討された。その後、十分な用地を確保でき、地下鉄開業で人口が増えることなどが考慮され、現在地に決まった。

 区のほぼ東端への立地により、区西部の一部地域は仙台南署の管轄時に比べ警察署まで遠くなった。西部は古い住宅地が多く、空き巣や忍び込みなどの侵入盗が多発している。

 区の最西部に近い南材地区町内会連合会の菅井茂会長(74)は「車がない高齢者は地下鉄を乗り継がないと警察署に行けなくなる。近くの交番ですぐに相談できる体制を整えるなど機能を充実させてほしい」と望む。(報道部・古賀佑美、荘司結有)

[メモ]仙台市の町名別住民基本台帳によると、若林区荒井地区(荒井大字、荒井1〜8丁目、荒井東1、2丁目、荒井南)の人口は1月1日現在で5350世帯、1万2854人。東日本大震災前の10年4月の同地区(当時は荒井大字のみ)に比べ世帯数は2倍、人口は1.8倍に増えた。

3440荷主研究者:2019/04/21(日) 22:51:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_12042.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(上)競争激化/地方間で新路線を争奪

台湾からの旅行者らでにぎわう仙台空港の国際線到着ロビー

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

<台北線が10倍に>
 東急時代に渋谷再開発などに携わった後、未経験の空港運営に挑んで3年近く。仙台国際空港の岩井卓也社長は今、うれしい誤算に期待を膨らませる。

 民営化前、わずか週2便の仙台-台北線が19年7月、週19便の運航になる。「まさか3年で約10倍に増えるとは思いもよらなかった」と驚きを隠さない。

 仙台空港民営化の2日前、国際線では初の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が就航。17年9月には国内LCCピーチ・アビエーション(大阪市)が路線を開いた。

 仙台国際空港は、旅客数に連動した着陸料制度を導入し、航空会社の新規就航や増便のリスクを減らした。さらに若者や女性の利用が多いLCCの就航が、潜在需要を開拓した。座席の供給量が増えても搭乗率は高い状態が続き、相次ぐ増便を呼び込んだ。

 仙台空港の成功は、東北の他空港にも波及した。花巻空港では18年8月に台北線が就航。青森空港では19年7月、路線が開設される。その他の空港でも多くのチャーター便が運航された。台湾から東北を訪れた延べ宿泊者数は18年、約50万人となり、16年に比べて倍増した。

<大きい経済効果>
 文字通りの誤算もある。新たな国際線の就航地がまだ一カ所も開拓できていない。岩井社長は「民営化から3年後には中国への新路線が誕生するのではないかと考えていた」と明かす。

 訪日客の増加に伴い、地方空港の路線獲得競争も過熱している。仙台空港に続いて高松や神戸、鳥取なども民営化され、今後も多くの空港で予定されている。新規就航に向けた需要喚起などで航空各社にアピールする。

 ただ、民営、公営にかかわらず、地方空港の路線誘致では訪日客需要を取り込みたい自治体との協力も必要になる。

 ある航空会社によると、国際線1路線で年間億単位の経済効果が見込めるとされ、多くの自治体は多額の税金をつぎ込んででも誘致する価値を見いだしている。訪日客の宿泊費や交通費を補助金で負担するインセンティブを航空会社に与え、路線を呼び込んでいる。

<県との連携必要>
 宮城県も新年度、新路線を就航した航空会社に対し、1路線当たり最大3000万円を助成する事業を導入する。

 航空会社関係者は「国際線の誘致には発着枠の調整や国の認可取得など規制が多く、民間だけでは限界がある。仙台国際空港は宮城県などと連携を深めるべきだ」と指摘する。

3441荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12005.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(中)独り立ち/訓練重ね運用経験積む

真剣な表情で航空機トラブルの図上訓練に臨む空港運用部の担当者ら

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 「エンジン停止の確認は速やかにできていたか」

 仙台空港で3月11日、航空機の滑走路逸脱を想定した図上訓練があった。国土交通省から仙台国際空港(名取市)に出向した職員が、対応を指摘した。

<ノウハウを学ぶ>
 仙台空港は2016年7月に民営化したが、滑走路の管理や事故発生時の対応など空港運用の専門性が高い業務は国から専門職員の出向を受け、仙台国際空港空港運用部の担当者がノウハウを学んできた。その期限の3年が迫り、7月以降は独り立ちしなければならない。

 トラブルが発生した場合は管制から一報が入り、状況によって現場での情報収集や関係機関への連絡、滑走路閉鎖の手続きなどが必要になる。運用ルールの把握はもちろん、迅速で的確な判断が担当者に求められる。

 民営化からたった1カ月余りの16年8月、大きなトラブルが起きた。航空大学校の小型プロペラ訓練機が胴体着陸。火災などは起きなかったが、滑走路を約3時間閉鎖した。

<トラブルに対応>
 当時、対応の中心になったのは出向職員で、同社の担当者はサポートに回った。空港運用部運用企画グループの野川達也統括グループ長は「経験値がなく、先の想定ができない中での判断の難しさを痛感した」と振り返る。

 同社の担当者に空港運用の経験者はほぼいない。運用ルールを覚えるだけでなく、ルールが作られた背景も調べることで過去の教訓を学んだ。最も重要な判断力、調整力に必要な経験は図上訓練などの疑似体験を積み重ねて養った。

 18年12月には、小型機が着陸時に滑走路を外れるトラブルが発生した。直前に同様の事故を想定した訓練をしていたこともあり、運用部の担当者が関係機関と連携して対応。約2時間半後に滑走路を再開した。

 「これで自立できる」。野川統括グループ長は確信を得た。

<「健全な恐怖感」>
 民営化後、運営会社の有責事故や重大事故は一件もない。空港運用の経験はなかったが、仙台国際空港に参画する東急電鉄や前田建設工業の出身者は、鉄道運行や建設作業の現場で安全を担う人材育成の重要さを身に染みて知っている。

 仙台国際空港の岩井卓也社長は「もうかる、もうからないは社会的使命を果たしてからできる話。安全への健全な恐怖感は、どの業界にも共通する感覚ではない。空港経営はわれわれにとって、親和性の高い分野への参入だった」と語る。

3442荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190328_12004.html
2019年03月28日木曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(下)体制整備/人員拡充し攻めの経営

20億円をかけて整備したピア棟。減価償却費などが今後の負担となる

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 仙台国際空港(名取市)に吸収合併された宮城県の第三セクター、仙台空港ビルの社員らは2016年7月、戦々恐々として民営化を迎えた。

<素早い意思決定>
 乗り込んでくる運営会社の株主企業は東急電鉄や豊田通商などの大手企業だ。「脱落者が出るのではないかと思った」と、空港ビル出身の馬場秀治人事総務グループ長は振り返る。

 三セクとは意思決定の早さが全く違った。空港ビル時代から要望があった携帯電話の充電設備などは、すぐに整備された。売り上げやコストに対する意識が違う。戸惑うケースも少なくなかった。

 仙台国際空港の従業員数は19年4月で160人を超え、民営化前に比べて倍増する。株主企業の出向者約30人と空港ビルなどの出身者約70人に加え、民営化後に中途採用した数が70人近くに上る。

 人員体制の急拡大は、仙台国際空港で深刻な人員不足が続いていたことの裏返しでもある。

 金子次郎取締役管理部長は「運営者を決める提案コンペの段階で必要人員を想定したが、実際に始めてみなければ分からないことが多かった」と語る。

<東北出身者7割>
 ほとんどの社員が未経験の業務に当たった。休暇は取りづらく、残業に追われた。岩井卓也社長は「日々の業務を回しながら体制を直していくのは本当に大変だった」と説明する。

 救いは、航空業界の人材流動性が高かったことだ。航空会社や空港運営会社などの経験者を次々と採用できた。そのうち7割を東北出身者が占める。東北の地方銀行を辞め、2月に入社した管理部の木村泰知さんは「交流人口の拡大で東北の経済を発展させるというミッションに共感した」と話す。

 社員のバックグラウンドが多様化する中で、三セク出身者たちが感じていた「民営化アレルギー」は薄まった。馬場グループ長は「岩井社長が最初、『皆さんが主役』と言ってくれた通り、われわれを重視してくれた。出身母体を意識しなくなった」と強調する。

<設備投資 負担も>
 企業としての足元が固まってきた一方、経営面では今後、厳しい局面を迎える。2期目の17年度に初の利益を計上。3期目の18年度も黒字は維持できそうだが、「設備投資で来期は非常に厳しくなる」(岩井社長)という。

 44年度の目標に掲げた年間旅客数550万人に対応できる旅客搭乗棟(ピア棟)を18年10月、20億円をかけて整備した。18年度の旅客数は358万人ほどの見込み。先行投資で建設費を抑えようという経営判断だが、年間で億単位になる減価償却費や管理費などがのし掛かる。

 ターミナルビルの大規模なリニューアルも計画する。岩井社長は「新規の設備投資を背負いながら利益を出していくということが次の挑戦だ」と意気込む。

3443荷主研究者:2019/04/21(日) 22:57:46

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4346/
2019-03-26 みやぎ建設新聞 #物件(仙台圏)
108企画/仙台市二十人町に賃貸マンション新築/RC10階建て約1470㎡で45戸/大木建設の施工決まる

 108企画(仙台市宮城野区二十人町302の11 坂口栄司代表取締役)は、仙台市宮城野区二十人町に賃貸マンション「108レジデンス」(仮称)の新築を立案し、大木建設の施工を決めた。

 建設場所は仙台駅東第二土地区画整理事業内で、仙台市宮城野区二十人町305の1地内の敷地344平方㍍。仙台駅に徒歩圏内の至便なエリアだ。

 計画では、ここにRC造10階建て、延べ1468・68平方㍍、45戸の賃貸マンションを新築する。

 設計・監理はエムズ企画設計が担当。2020年3月上旬の完成を予定している。

3444荷主研究者:2019/04/21(日) 23:32:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12006.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<ニトリ>東北初の都心型小型店、仙台ロフトに4月5日オープン 駅前需要取り込みへ

東北初のニトリエクスプレスが開業する仙台ロフト

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)は4月5日、東北初の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス」を、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンする。仙台駅周辺は大型商業施設の相次ぐ改装で人の流れがさらに活発化しており、同社は需要の取り込みを図る。

 ニトリエクスプレスは売り場面積約1200平方メートル。小型のインテリアや生活雑貨など、電車でも持ち帰り可能な商品を中心に約5500点を取り扱う。広い売り場が必要なソファやベッドなど大型家具は展示しないが、店内での注文には対応する。

 ニトリホールディングス広報部の担当者は「通勤客や若年層、主婦層をターゲットにしている。今後の東北での出店場所は乗降客の多いターミナル駅を中心に調査中」と説明する。

 仙台駅周辺では、仙台パルコ(仙台市)とエスパル仙台を運営する仙台ターミナルビル(同)が施設を改装して品ぞろえを強化。ニトリエクスプレス開業で、仙台ロフトは今年1月から進めてきた大規模改装を終える。

 仙台ロフトの前田誠一館長は「駅前の立地を生かしつつ、新店などを迎えて館全体の集客力アップ、魅力度アップを目指したい」と意気込む。

3445荷主研究者:2019/04/21(日) 23:56:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13006.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<マーブルロードおおまち>アーケード パッと明るく 改修終了

明るくなったマーブルロードおおまち商店街。関係者がくす玉を割り、工事の完成を祝った=仙台市青葉区一番町3丁目

オブジェとして復活した昔話の人形。桃太郎やかぐや姫などが通行人を楽しませる

完成したマーブルロード商店街の一番町通り側ゲート=仙台市青葉区一番町3丁目

マーブルロード商店街の完成を祝ってオルガンの演奏をする仙台在住の音楽家・斎藤めぐむさん=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街のアーケード大規模改修工事が終わり、31日に記念式典があった。商店街はより明るくなったことに加え、出入り口の路面が滑りにくい素材に張り替えられるなど安全性も向上した。

 式典には関係者ら約20人が出席。おおまち商店街振興組合の相沢博彦理事が「改修工事で、安心で安全な商店街に近づけた。多くの皆さんが楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつ。くす玉が割られると通行人からも歓声が上がった。

 改修工事はアーケードの老朽化に伴うもので、一部に雨漏りがあったアクリル樹脂製の屋根をふき替え、鉄骨部分は明るい白色に塗り直した。雪や雨の日に滑りやすいと指摘があった入り口4カ所の路面を天然の御影石に張り替えた。

 商店街に点在するモニュメント柱(高さ約2.5メートル)の上に設置され、約15年前まで時報に合わせて動いていた6体のからくり人形(高さ約50センチ)はオブジェとして復活。買い物客の注目を集めていた。

 入り口ゲートは周囲の景観に合わせたデザインに変更し、夜間はLED照明で7色に輝くようになった。

 若林区の主婦小山千恵子さん(70)は「改修前より商店街が明るくなって気分がいい。アーケード街は仙台の顔なので、街のイメージアップにつながるのではないか」と話した。

3446荷主研究者:2019/04/21(日) 23:58:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13020.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>混雑激化 訪日客増で拍車 JRなど4両編成増検討

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 仙台空港アクセス線は東日本大震災後に乗客が増え続け、時間帯によって乗車できないほどの混雑になっている。沿線の宅地開発の進展に加え、仙台空港を利用する訪日外国人旅行者(インバウンド)の急増が拍車をかけた。共同運行する仙台空港鉄道(宮城県名取市)とJR東日本は輸送力の強化を模索するが、アクセス線特有の障壁もあり、混雑緩和は容易ではない。

<乗車諦める客も>
 3月25日朝、大きな荷物を抱えた観光客らが続々と仙台空港駅(名取市)の列車に乗り込んだ。2両編成の列車はぎゅうぎゅう詰めになり出発。途中の南仙台駅(仙台市太白区)では高齢女性が混雑に驚き、乗車を諦めた。

 仙台空港鉄道が運営する仙台空港、美田園、杜せきのした3駅の2017年度の1日当たりの乗降客は初めて1万人を超え、6年連続で過去最多を更新した。10年度に比べて約60%も増えた。

 震災後、被災地からの移転や復興需要も相まって沿線の宅地開発が進み、通勤通学客が増えた。仙台空港も16年7月の民営化以降、旅客数を拡大し、17年度は過去最高の約344万人を記録した。運営会社の仙台国際空港は、18年度は358万人程度を見込む。

 仙台空港鉄道によると、インバウンドのうち、バスで周遊する団体客以上に個人客が増えていることもアクセス線の利用率を高めたという。

 アクセス線開通で乗客が減り、廃止されていた空港と仙台駅を結ぶリムジンバスも10年ぶりに復活し、3月16日に運行が始まった。4月には杜せきのした駅に隣接するイオンモール名取(名取市)の増床も予定され、さらに乗客増加が見込まれる。

<特有のハードル>
 一方、3月のダイヤ改正では2両編成と4両編成を一部入れ替えただけで全体の輸送量は変わらなかった。

 JR東仙台支社は単線区間の仙台空港-名取間の制約や、仙台駅ホームの列車の混雑状況といった現状を踏まえ、増便ではなく4両編成を増やす「増結」を優先的に検討する。

 増結には車両の新造か、支社管内の車両運用を見直してアクセス線に使う車両をもっと確保するかの2通りがある。新造は2両だけで億単位の費用がかかり、完成に数年を費やす。投資判断は慎重にならざるを得ない。

 現実的なのは車両運用の見直しだが、アクセス線特有のハードルがある。最大6両をワンマン運行するアクセス線の車両には、ホームに設置したカメラから映像を受信し、運転士がドアの開閉や発車を判断するためのモニターが備わっている。他線の車両を走行させるにはモニターを加える改造工事が必要になる。

 仙台支社の担当者は「改造は1年以上かかるが、費用は新造より1桁低い。まずはアクセス線に使える車両を捻出できるか前向きに考える」と説明する。

 仙台空港鉄道の菅原久吉社長は「輸送力強化は早く実現したいが、財務状況が厳しい。費用の分担なども含めてJRや宮城県などと協議を進める」と話す。

[仙台空港アクセス線]2007年開業。仙台空港-仙台間(17.5キロ)を快速17分、普通25分で結ぶ。車両は仙台空港鉄道が3編成とJR東日本が4編成を保有し、現在は1日上下計86本を運行する。

3447荷主研究者:2019/04/28(日) 14:38:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190402_12006.html
2019年04月02日火曜日 河北新報
<大塚家具>仙台ショールーム閉店へ 東北唯一の店舗、経営悪化受け5月上旬に

大塚家具の仙台ショールームが入る複合ビル=仙台市青葉区花京院

 大塚家具(東京)が、東北で唯一展開する店舗「仙台ショールーム」(仙台市青葉区)を5月上旬に閉店する方針を固めたことが1日、同社への取材で分かった。経営悪化に伴う店舗整理の一環。空きスペースには業務提携する貸会議室・ホテル運営の「ティーケーピー」(TKP、東京)が入る見込み。

 インターネット通販の普及などに伴い、大塚家具の2018年の店舗売り上げは前年比12.9%減少した。18年は全国6店舗を閉店し、規模の適正化を進めている。

 仙台ショールームは09年、JR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」3〜8階に開店。18年4月に規模を縮小し、空いた7、8階にTKPの貸会議室「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」がオープンした。TKPは同店の稼働が好調であることから増床を検討している。

 大塚家具によると、仙台ショールームの売り場面積は7483平方メートルで、全国14店舗中7番目と中規模に当たる。従業員30人は別店舗で雇用を続ける。

3448荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_13025.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
津波で被災の仙台・藤塚地区、集団移転跡地に食・農・温泉施設21年秋にもオープン

「アクアイグニス仙台」の完成イメージ。「居久根の駐車場」が囲む敷地内の中心部に畑やハウス、レストランなどを配置する

 東日本大震災で被災した仙台市若林区藤塚地区に、レストラン、農園、温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する計画を2日、建設業の深松組(仙台市)が発表した。市の防災集団移転跡地利活用事業に応募し、候補に選ばれた。牧歌的な空間で有名シェフ監修の料理やデザートが味わえる場所とし、国内外からの誘客を図る。

 同社によると、敷地面積3万4000平方メートル。農園レストラン、ベーカリー、地元食材が並ぶマルシェ、物販棟、温泉棟などを建設する。延べ床面積は計1万平方メートルに及ぶ。温泉棟は高さ16メートルの3階建てで、津波発生時は避難場所に使う。

 田んぼビオトープ、収穫体験ができる畑、イチゴやトマトのハウスも配置する。周囲は駐車場とし、屋敷林「居久根(いぐね)」に見立てて樹木で包む。2020年春に着工し、21年秋ごろのオープンを目指す。地元から200人程度を雇用する。

 カフェやレストランのメニューは、世界的に活躍するパティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチャーノ」オーナーシェフ奥田政行氏、東京の人気店「賛否両論」店主笠原将弘氏が、地元食材を取り入れて考案する。3人はイベントとして開く料理教室にも参加する。

 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の運営会社(東京)が三重県菰野(こもの)町で展開し、多くの行楽客を集めている。仙台市の施設は同社と深松組が共同運営する予定という。

 深松組の深松努社長は「すぐ近くに仙台空港があり、外国人観光客の利用が見込める。沿岸部の周遊観光の拠点にしたい」と話した。

3449荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_12050.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
<イオンモール名取>19日に増床リニューアルオープン 杜せきのした駅と直結

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟も大規模改装し、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190404_12005.html
2019年04月04日木曜日 河北新報
<イオンモール名取>総店舗240、東北最大級、19日に増床リニューアルオープン

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(宮城県名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟の大規模改装も行い、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

 既存棟を含めた延べ床面積は約14万2000平方メートル、総店舗数は約240で、同社が東北6県で運営する14のショッピングモールの中で最大規模となる。

 既存棟には人気の食物販店を集めた「けやきマルシェ」を新設。名取市の子育て支援拠点施設や市図書館の返却ボックスなども備え、地域連携を深める。

 主なターゲットの30〜40代ファミリー層への訴求力を強めながらシニア世代の取り込みも進め、福島、山形両県にも一層の商圏拡大を図る。イオンモール名取の前森剛志ゼネラルマネージャーは「近隣だけでなく、車で1時間以上の場所からもお越しいただき、長い時間ショッピングを楽しめるような店づくりをしたい」と話す。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「既存の有力店の増床が一番投資効率がよく、確実な集客につながる」と強調する。

 一方、東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)で計画する商業施設の開業時期については、「建設コストが高まっており、新規出店は時機を見ながら慎重に進める」と説明する。

3450荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_12034.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
<仙台空港>18年度旅客は361万人 過去最多更新、営業損益2年連続黒字

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が4日発表した2018年度の同空港の旅客数(速報値)は前年比5.0%増の361万1938人となり、17年度に続き過去最多を記録した。国内線、国際線ともに新規路線の就航などが功を奏した。同社の18年度の営業損益は2年連続の黒字となる見通し。

 国内線の旅客数は330万1127人で前年比4.5%増えた。昨年4月、東北と山陰を結ぶ初の定期便として地域航空会社フジドリームエアラインズ(静岡)が運航を開始した出雲線や、既存路線の増便などが押し上げた。

 国際線は10.7%増の31万811人。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に加え、前年に就航したピーチ・アビエーション(大阪)の台北線が通年運航したことなどが寄与した。

 19年度の目標旅客数は376万人に設定。営業損益も3年連続の黒字を見込む。仙台国際空港の担当者は「エアポートセールスを積極的に強化し、東北全体の交流人口拡大に取り組んでいく」と話した。

3451荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_13059.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
東北初の都心型ニトリ 仙台ロフトにオープン 雑貨中心5500点

生活雑貨を中心に5500点以上の商品が並ぶ店内

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス仙台ロフト店」が5日、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンした。都心型小型店舗の出店は東北で初めて。生活雑貨を中心にそろえ、通勤客らを取り込む。

 店舗面積は約1200平方メートル。仙台市郊外に3カ所ある大型店舗の5分の1程度の規模となる。食器や台所用品、収納グッズなど5500点以上を並べる。大型家具はデジタルカタログを使って注文できる。

 午前10時〜午後9時。22日までの記念セールは東北6県のニトリ31店舗でも開催する。

3452荷主研究者:2019/04/28(日) 14:44:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190406_12009.html
2019年04月06日土曜日 河北新報
仙台圏の新築マンション18年は1346戸 過去10年で最多、価格は高止まり

 2018年の仙台圏の新築マンションの供給戸数は前年比174戸増の1346戸と過去10年で最多だったことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社の調査で分かった。平均価格はコンパクトな間取りが増えたため、前年比161万円減の4236万円。坪単価は依然として高水準で、集客数は鈍化している。

 仙台圏の供給状況は表の通り。市場をけん引する青葉区は中心市街地に14棟581戸と、5年ぶりに500戸を超えた。若林区は市地下鉄東西線沿線に3棟121戸、太白区はあすと長町エリアを中心に6棟375戸だった。

 少子高齢化の影響で、郊外から中心市街地へ転居する中高年層が増えた。1、2LDKの人気が高まったため、青葉区の平均価格は約800万円下がった。

 坪単価はほぼ横ばいの188万円。東日本大震災前の10年の1.5倍となる水準で高止まりしている。震災以降の資材費や人件費の高騰が原因とみられる。

 3、4LDKが主戦場となるファミリー層の買い控えが響き、18年12月末時点の期末成約率は前年比3.8ポイント減の78.1%だった。

 同社東日本カンパニー営業推進室の吉野敦室長は「建設費の高騰はすぐには解消されないため、坪単価は今後も高止まりする可能性が高い。開発業者や建設業者の企業努力に期待するしかない」と話した。

3453荷主研究者:2019/04/28(日) 21:20:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190410_12005.html
2019年04月10日水曜日 河北新報
<ヤフー>7月に仙台オフィスを開設 財務・経理の一部を移管

 インターネット検索大手のヤフー(東京)は9日、仙台市青葉区の市中心部に今年7月、仙台オフィスを開設すると発表した。本社の財務・経理業務の一部を移管し、初年度は従業員30〜40人体制を予定する。

 仙台オフィスの床面積は約380平方メートルで、民間のビルに入居するとみられる。地元採用の従業員と業務委託先のスタッフが詰める。今後、従業員を増やす方針で、UターンやJターン希望の社員を募る。

 同社は事業継続計画(BCP)や復興支援の観点から、積極的に複数拠点化を図っている。2012年には石巻市の石巻河北ビルに「石巻復興ベース」を開設。八戸市にも八戸センターがある。仙台オフィスの設置で全国15カ所目となる。

 管理部門の強化のため、同社はバックオフィスの開設を検討。先行他社へのヒアリングなどを行い、仙台への開設を決めたという。経営をサポートする質の高い管理部門構築を目指す。

 同社の本間浩輔、坂上亮介の両常務執行役員が12日、仙台市役所を訪問。郡和子市長に立地表明書を提出し、仙台を進出先とした理由や業務内容を説明する。

 郡市長は9日の定例記者会見で「市の経済成長戦略2023はICT(情報通信技術)による地域産業の高度化を重点プロジェクトに掲げる。ヤフーの進出決定は大きな弾みになり、うれしい」と期待を寄せた。

3454荷主研究者:2019/04/28(日) 21:29:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190411_13045.html
2019年04月11日木曜日 河北新報
学都仙台の交流拠点に 東北学院大五橋キャンパス、近隣住民に概要説明

東北学院大五橋キャンパスの完成予想図

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)は10日、市環境影響評価(アセスメント)条例に基づき、旧仙台市立病院跡地(若林区)に整備する「五橋キャンパス」の概要を近隣住民に説明した。今年10月下旬にも解体工事を始め、2023年4月の供用開始を目指す。

 大学キャンパス整備準備室長を務める東北学院の原田善教常任理事は説明会で「学都仙台の連携交流の拠点として、新たなにぎわいを創出したい」と理解を求めた。

 新キャンパスは、中央の広場を囲み、ホール棟(地上4階)、講義棟(同7階)、高層棟(同16階)、工学部が入る研究棟(同8階)の4棟で構成する。延べ床面積は約6万4000平方メートル。

 ホール棟には大型パイプオルガンを備えた多目的ホール(1000席)、高層棟には地域との連携・共働の支援施設や図書館などが入る。市民向けの公開講座や学術セミナーを開くなど、開かれたキャンパスを目指す。

 五橋キャンパスは、愛宕上杉通を挟む既存の土樋キャンパス(青葉区)と一体化した都市型キャンパスとの位置付け。市地下鉄南北線五橋駅と高層棟を地下通路でつなぎ、学生らの移動がスムーズにできるようにする。

3455荷主研究者:2019/04/28(日) 21:33:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12056.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率4.48% 2ヵ月連続で低下 駅東の大型成約影響 3月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた3月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.04ポイント低下の4.48%だった。仙台駅東での大型成約があって2カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来過去最低だった昨年12月の4.40%に次ぐ低さだった。

 調査5地点のうち、最も低い仙台駅前は2.90%と最低を更新した前月と変わらなかった。駅東はIT系企業の拡張移転と自社ビル建て替えに伴う移転で大型成約があり、0.57ポイント低下の7.40%だった。

 県庁・市役所周辺は他地区からの移転で中小規模の成約があり、0.23ポイント低下の6.65%と3カ月連続で改善している。

 一番町周辺はオフィス用品店の店舗縮小に伴う大型解約の影響が大きく、0.20ポイント上昇の3.39%。周辺オフィスは0.18ポイント上昇の8.08%だった。

 仙台支店の担当者は「広い空き室が少ない状況は依然として続いている。2020年以降に予定される大型ビルの供給までは、空き室率の大きな変動はないだろう」と説明する。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の349棟。

3456荷主研究者:2019/04/28(日) 21:34:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12070.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
東北最大級ゲストハウス 13日オープン 仙台

学生寮だった建物を改装したゲストハウス

 仙台市太白区門前町にゲストハウス「ホットイン仙台長町」が13日、オープンする。学生寮だった施設を改修し、ゲストハウスとしては東北最大級の24室に最大85人が宿泊できる。

 不動産業「いぶきエステート」(青葉区)の企画、運営。最大8人が泊まれる相部屋のドミトリーが10室、和室を含む個室が14室がある。女性専用の部屋やシャワールームも備える。

 1階の交流スペースに大きなソファや机を置き、共同キッチンを隣に設けた。今後は茶話会やヨガ教室を通じて地域住民と交流する機会をつくることも検討する。1泊2600円から。

3457荷主研究者:2019/04/28(日) 21:44:52
>>3453
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_11003.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
<ヤフー>仙台進出を市役所で正式表明 従業員採用を開始

郡市長(中央)に立地表明書を提出した坂上常務執行役員(右)らヤフー幹部

 インターネット検索大手ヤフー(東京)の幹部が12日、仙台市役所を訪れ、7月に青葉区の市中心部に開設する「仙台オフィス」の立地表明書を郡和子市長に提出した。同社は新オフィスで働く契約社員20〜30人の採用を始めた。

 立地表明書などによると、仙台オフィスは民間ビルの1フロア380平方メートルに設置。本社の財務、経理業務の一部を移管し、7月1日にオープンする。契約社員20〜30人は採用後、正社員への登用を視野に入れる。業務委託先のスタッフも10人程度が働く。

 市は、市内に事務管理部門やコールセンターを新増設・移転する事業者に固定資産税相当額を助成する制度を設けており、同社も対象にする見通しだ。

 最高財務責任者(CFO)の坂上亮介常務執行役員は、2013年から河北新報社と復興支援イベント「ツール・ド・東北」を主催し、宮城県との縁が深まった経緯を説明。「仙台と東京は近く、新幹線で本社と行き来しやすい。東北大もあり、優秀な人材が豊富だ」と進出理由を語った。

 郡市長は「若い人材の東京流出に歯止めがかかると期待している。学生の人気が高い企業が、市内に働く場をつくる意味は大きい」と歓迎した。

3458荷主研究者:2019/04/28(日) 21:45:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_12002.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
シェアオフィス+貸倉庫 仙台・丸山運送が複合施設開設

個人が利用できるデスクやソファなどを配したシェアオフィス

 シェアオフィスや貸倉庫、大会議室などを備えた複合型施設「STUDIO(スタジオ)080」が仙台市宮城野区苦竹にオープンした。運営は総合物流の丸山運送(宮城野区)。商品在庫などの保管が同じ建物内でできるシェアオフィスは珍しく、物流企業ならではのネットワークを生かし、起業家らをバックアップする。

 元印刷工場のビル(鉄骨3階、延べ床面積約4000平方メートル)を改装した。2階に1人用の固定デスク12席、月決めや時間貸しなどで利用できる共用デスク14席のワークスペース、200人収容の大会議室などがあり、1階に0.8〜5.1平方メートルの貸倉庫63区画を設けた。区画をつなげて使うこともできる。

 両階にある8〜29平方メートルのレンタルオフィス全6室は既に入居者が決まり、今後は増設を予定する。他に通常の不動産契約が必要な賃貸オフィスが3室ある。

 丸山運送は仙台港近くの本社が東日本大震災の津波で大きな被害を受け、内陸部のバックアップオフィスとしてビルを取得し、通信設備などを移管した。事業の多角化を図る中、空きスペースを活用して物流や企業同士のマッチングで新たに生まれるビジネスをサポートしようと、施設の開設を決めた。

 レンタルオフィスの入居者は、フラワーアーティストや自動車パーツの輸出入業者など幅広い。スタジオのコミュニティーマネジャー栃山剛さん(35)は「企業の成長過程でハードルになる物流や商品管理の問題も、オフィスと倉庫が近ければ解決しやすい。国内外の企業との接点を生かし、マッチングにも力を入れたい」と話す。

 利用料・管理費は固定デスクが月2万2000円、フリースペース会員が1万1000円。フリースペースは2時間500円、1日1500円で利用することもできる。貸倉庫は1980円から。連絡先は022(355)8108。

3459荷主研究者:2019/04/28(日) 21:46:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190414_13039.html
2019年04月14日日曜日 河北新報
<仙台医療センター>新施設が完成、災害対応強化 33診療科660床の体制に

完成した仙台医療センターの新施設

 仙台市宮城野区の宮城野原公園総合運動場の一角に隣接地から移転を進めていた国立病院機構仙台医療センターの新施設が完成し、13日、現地で記念式典があった。5月1日に開院して入院患者を受け入れ、7日に外来診療を開始する。

 新施設は地上11階、延べ床面積約6万2700平方メートルで、総工費は約290億円。33診療科660床の体制となる。

 県の基幹災害拠点病院として免震構造を備え、屋上ヘリポートを整備したほか、救命救急センターの機能を拡充。県が周辺に整備する予定の広域防災拠点と連携する。

 式典には行政、医療関係者ら約120人が出席。橋本省院長は「資材高騰などで整備に時間を要したが、無事に完成して喜びはひとしおだ。災害時の拠点として役割を果たし、患者に優しい病院を目指す」とあいさつした。

 開院日の5月1日は、現在の施設に入院中の患者200人前後が引っ越す。

3460荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_13013.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
読書欲そそる2万冊 仙台・出版社荒蝦夷が古書店をオープン

「自然災害を読む」「仙台・宮城を読む」など、独特な分類の「古本あらえみし」の店内

 仙台市の出版社荒蝦夷(あらえみし)が15日、宮城野区榴岡4丁目に「古本あらえみし」を開店した。ライター、編集者である土方正志代表(56)の蔵書を中心に、希少本や話題書を含め約2万冊がぎっしりと並ぶ。

 店は2階建て民家の1階約16平方メートルに開設。土方さんが資料として買い集めた写真集や東北の文学・歴史・民俗、災害関連のほか、趣味のミステリーや幻想文学の単行本、文庫本、雑誌を個性豊かに取りそろえている。

 店作りや値付けは親しい古書店主の助言を受けた。店内商品の最高額は2012年に亡くなった写真家深瀬昌久さんの作品集「鴉(からす)」の30万円。1908(明治41)年発行の夏目漱石の短編集「草合」の初版本は3万円とした。地方出版社の新刊コーナーも設け、初回は那覇市のボーダーインクを取り上げた。

 開店時には5、6人が列を作った。太白区の自営業中村清史さん(46)は「怪談や東北の作家が気になる。しばらく本から遠ざかっていたが、読書欲がくすぐられた」と喜ぶ。外国文学と思想・哲学系の計13冊を購入した男性(37)は「新刊書店にない本や高くて買えない本も半額で手に入った」と声を弾ませた。

 土方さんは「目指すのは若い頃に通っていたような『昭和の古本屋』。本好きはいつの時代もいる。はやりのカフェはないが、しっかりと本を届けたい」と話す。

 当面の営業時間は正午〜午後8時で不定休。連絡先は022(298)8455。

3461荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_12026.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
仙台-成田空港にディズニー経由の夜行バス 1日1往復運行

仙台―成田空港線の運行開始に合わせテープカットする関係者ら

 JRバス東北(仙台市)と成田空港交通(千葉県成田市)は16日、仙台-成田国際空港間を東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)経由で結ぶ夜行高速バスの運行を始めた。両社の共同運行は初めて。

 運行に先立ち同日午後、JR仙台駅東口バス乗り場で開業セレモニーがあった。JRバス東北の吉田豊社長は「インバウンド(訪日外国人旅行者)や宮城からの海外旅行者に多く利用してもらい、地域発展と国際交流に寄与したい」と強調。安価で乗り換えなくTDLに行ける点もアピールした。

 東北運輸局の及川三千男旅客第1課長は「利便性が向上し、インバウンドが東北の観光資源に目を向ける重要なツールになる」と期待を寄せた。

 新路線は1日1往復で、運賃は仙台-成田空港間が大人7700円(往復12340円)、仙台-TDL間が大人5000〜7400円。JRバス東北の青森、盛岡、秋田、山形、福島・郡山発着の既存路線も同日、ダイヤを改正しTDL乗り入れを始めた。

3462荷主研究者:2019/04/28(日) 22:07:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_13018.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
伊達騒動と深い関わり 仙台・榴岡の文化財「釈迦堂」320年経て大修復

解体が始まった屋根の下をチェックする小山教授(右)ら

修復する釈迦堂。手前に三沢初子と綱村の母子像がある=2018年8月

 仙台藩4代藩主伊達綱村(1659〜1719年)が母三沢初子の冥福を祈って建立し、東日本大震災の影響などで劣化が進んだ仙台市宮城野区榴岡の市登録文化財・釈迦堂が全面修復されることになり、解体工事が始まった。約320年前の創建以来初めての大修復で、完成当初に近い姿に復元する。2021年の作業完了を目指す。

 釈迦堂は仙台藩を揺るがした寛文事件(伊達騒動)と関わりが深く、母子愛を象徴する歴史的建造物として知られる。高さ11.8メートル、幅・奥行きは7メートル。当初は現在のみやぎNPOプラザ(宮城野区榴ケ岡)付近にあったが、1973年、宮城県図書館の建設に伴って初子の菩提(ぼだい)寺である日蓮宗本山・孝勝寺の境内に移った。

 さらに本堂の建設などに伴って境内で移築を繰り返し、震災では壁などが破損して倒壊の恐れが生じた。元は瓦屋根で白木造りだったとされ、周囲に縁側が張り巡らされていたが、移築を繰り返すうち縁側は外され、屋根は銅板に替わるなど大幅に改変された。

 孝勝寺は昨年、綱村の300回忌に合わせて修復を計画。総工費約1億3000万円のうち、6000万円の寄付を募っている。寄付者には税の優遇措置を適用する指定寄付金制度を活用する。

 今月初旬、施工業者が小山祐司東北工業大教授(日本建築史)の指導を受けて屋根の銅板などを外す作業を始めた。約2カ月かけて解体し、仙台藩が残した建築物に関する記録などと照らし合わせて作業する。

 孝勝寺の谷川海雅(かいげ)貫首(80)は「親子愛や慈悲の心を象徴する文化財として後世に受け継ぎたい」と意気込む。寄付に関する連絡先は同寺022(256)5402。

[釈迦堂]1695年建立。伊達騒動に巻き込まれた綱村の命を守ろうと、母初子が懸命に祈りをささげたことに感謝して建てられ、母子愛を象徴する。初子が身に付けていたとされる約5センチの仏像が守り本尊。綱村が釈迦堂周辺に多数の桜を植え、榴岡公園は桜の名所となった。近くに初子の墓「政岡墓所」がある。

3463荷主研究者:2019/04/28(日) 22:10:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_12027.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
<エスパル仙台>生鮮品充実「通勤客ぜひ」食品コーナー改装開店

生鮮品を充実させたエキチカキッチン

 仙台ターミナルビル(仙台市)は19日、仙台市青葉区のエスパル仙台本館地下1階の総菜や食品を扱う「エキチカキッチン」をリニューアルオープンする。改装は12年ぶり。生鮮食品を充実させ、通勤客らの需要に対応する。

 ◇

 仙台駅東西地下自由通路に面するエキチカキッチンは、以前から1割増の1370平方メートルに新規3、リニューアル12の計15店舗が加わり、既存店と合わせて計23店舗に改装した。

 通勤客らのニーズに合わせて生鮮食品コーナーを拡充。「いたがき」(仙台市)は別店舗だった野菜と果物の売り場を一体化させ、野菜の6割は宮城県産を取り扱う。

 総菜コーナーでは、東北初出店の中華料理店「GINZA過門香」が東京・銀座本店で一番人気のマーボー豆腐を販売。玄米専門店「寝かせ玄米DELIいろは」は無添加弁当を出す新業態を展開する。

 仙台ターミナルビルの松崎哲士郎社長は「駅周辺に建設が予定されているオフィスビルが稼働すれば、さらに通勤客を取り込める。地場産品も多いので、観光客にも利用してほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後9時。

3464荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12023.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>乗降客最多370万人 国際便増で押し上げ

 仙台空港アクセス線の2018年度乗降客数(速報値)は370万9281人となり、過去最高を更新したことが19日、県のまとめで分かった。東日本大震災後の12年度から7年連続で最高値を更新した。

 乗降客数は前年度比で1.5%増えた。駅別では、仙台空港202万6288人(前年度比6.5%増)、美田園52万4364人(2.9%増)、杜せきのした115万8629人(6.7%減)だった。

 格安航空会社(LCC)による国際線の便数増などで仙台空港の18年度旅客数が過去最高となり、乗降客数を押し上げた。美田園駅周辺の宅地開発が進んだことも利用増につながった。

 杜せきのした駅は、近くの大型商業施設が増床工事のため一部閉鎖していたこと、駅と施設を結ぶ連絡通路が通行できなかったことで利用客数が減った。

 通勤通学や仙台空港の発着便が多い時間帯の混雑解消が課題。県空港臨空地域課の升谷成幸課長は「車両の増結などで利便性を高めるよう努め、利用者をさらに増やしたい」と話す。

3465荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12044.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>東北最大240店集結 リニューアルオープン

ファッションや雑貨の専門店が並び、初日から買い物客らでにぎわう増床棟

増床棟の吹き抜け部分で、関係者がテープカットしてオープンを祝った

 イオンモール(千葉市)が運営するイオンモール名取(名取市)が19日、増床リニューアルオープンした。延べ床面積約2万5000平方メートルの増床棟にアパレルや飲食店計46店が入り、規模は約14万2000平方メートル、約240店に拡大。同社の東北にある14のショッピングモールの中で最大規模を誇り、年1200万人の来館者を見込む。

 オープニングセレモニーは増床棟の象徴である吹き抜けの「杜のテラス」であり、イオンモールの吉田昭夫社長、山田司郎名取市長らがテープカットしてオープンを祝った。午前9時、開店を待っていた約2500人が店内に流れ込んだ。

 東北初出店となるのは、アパレル雑貨とカフェ「ベイフロー」、生活雑貨「ビーデザインホーム」など19店。市子育て支援拠点施設、尚絅学院大の地域連携交流プラザも開設された。店内の案内をモニターに表示するデジタルサイネージを36台設置し、災害時は緊急テレビ放送に切り替える。

 1歳の長女と訪れた岩沼市の会社員佐藤舞さん(33)は「子どもが遊べる場所や、私と夫が好きな服の店も新しくできた。家族で長い時間過ごせる」と話した。

 改装に伴い、駐車場は600台増えて4500台。営業は専門店午前9時〜午後9時、イオン午前9時(食品売り場は午前8時)〜午後10時、レストラン午前10時〜午後10時、シネマ午前9時〜午前0時。

3466荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12043.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>増床、大規模改装「地域住民くつろげる場に」吉田昭夫社長

[よしだ・あきお]1983年ジャスコ(現イオン)入社。ジャスコ東北開発部長、イオンモール営業本部長などを経て2015年から現職。今年3月からはイオン副社長も務める。

 イオンモール名取が2007年の開業以来初めて、増床と大規模改装を実施した。イオンモールの吉田昭夫社長(58)に狙いと展望を聞いた。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -増床の目的は。

 「イオンモールは地域で最も支持される店を目指している。オンラインビジネスにはない、リアルな店の人との触れ合いを重視した。増床棟の杜のテラスは、リゾートホテルの雰囲気でお迎えし、くつろげるスペースにした。地域の待ち合わせ場所になる。モールの魅力につなげたい」

 -地域の特徴をどう店づくりに反映しているか。

 「名取市は子育て世代が多く、人口が増えている。市の子育て支援拠点施設を入れ、地域との関わりを持たせた。増床棟はじゅうたんを敷き、子どもが転んでも痛くないようにした。高齢者も足が疲れにくい。郵便局や図書館の返却ボックスもあり、地域のインフラとして活用してほしい」

 -20年にイオンモール利府(宮城県利府町)の新棟ができる。競合しないか。

 「地域に合わせてコンテンツを変えるので影響はないとみる。利府は既存店と足すと、名取より規模が大きくなる可能性がある。ファミリー、高齢者など客層によってゾーニングし、どんな世代も楽しめる施設にする」

 -東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)でも開発を予定している。

 「アパレルばかりではなく、スポーツ施設やカルチャー関連など、生活に潤いを与えるコンテンツを考えている。物販も食も、良質なものをバリエーションを増やして提供したい」

3467荷主研究者:2019/04/30(火) 15:12:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190424_12048.html
2019年04月24日水曜日 河北新報
真空部品製造のミラプロ 仙台工場開設へ 放射光関連受注も目指す

郡市長に仙台工場開設の立地表明書を提出した津金社長(左)

 真空関連部品・機器製造のミラプロ(山梨県北杜市)は23日、2020年4月に仙台市泉区に仙台工場を開設すると発表した。東京エレクトロンが生産する半導体製造装置向けの部品の生産拠点とする。当初は正社員約30人を雇用する予定で、操業から3年目には80人以上に増やす計画だ。

 津金洋之社長が仙台市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。

 同社によると、東京エレクトロンが15年まで「仙台テクノロジーセンター」として使用した泉区大沢の土地と建物を18年12月に取得した。土地は約2万1500平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積約1万平方メートル。10億円弱をかけて改修工事を行い、東京エレクトロンに供給する真空部品などの生産を始める。

 ミラプロは、岐阜県飛騨市にある重力波観測装置「KAGRA(かぐら)」に真空技術を提供した実績があり、仙台市内への建設が決まった次世代放射光施設の真空部品の受注も目指す。仙台工場を拠点に、医療機器メーカーに供給する部品の製造も視野に入れる。

 津金社長は「仙台は住みやすく、拠点開設は長年の夢だった。東京エレクトロンに近く、雪も少なく、物流に支障がない」と進出を決めた理由を説明した。郡市長は「有能な若い人材の地元定着に向け、大きな意味がある」と歓迎した。

3468荷主研究者:2019/04/30(火) 15:17:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_13001.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
<仙台・勾当台>東北の「食」発信拠点に 市が運営事業者決定、8月カフェレストラン開設

8月上旬にオープンするカフェレストランの完成イメージ

 仙台市は東北の魅力発信拠点として、青葉区の勾当台公園に常設する施設の運営事業者を決定した。市内のレストラン運営会社など2社の共同企業体で、3月末まで園芸相談所があったグリーンハウス勾当台を改修。東北の食材を使ったカフェレストランを8月上旬にオープンさせる。

 運営事業者はレストラン運営ハミング・バード(仙台市)、イベント企画ユーメディア(同)の共同企業体。市は3月に公募を始め、5事業者の提案内容を審査して共同企業体を選び、今月22日に協定を結んだ。

 市は選定理由に関し「多彩な料理のメニュー開発、東北中のワイナリーを集めたイベントの運営といった実績がある」と説明する。

 計画によると、5月中旬から改修工事に入り、面積約115平方メートルの建物内に調理室、飲食スペースを整備。建物と定禅寺通をつなぐ空間はオープンテラスとし、市民広場などで行われるイベントを楽しみながら飲食できるようにする。

 市は1250万円を上限に工事費の一部を負担するほか、イベント実施にも800万円を助成。東北の魅力を学生が発掘するプログラム、有名シェフによる東北の食材を使ったメニュー開発などが検討されている。共同企業体は2025年3月まで運営する。

 東北の魅力発信拠点は、今年1月までグリーンハウス向かいにあった「ライブラリーパーク」の後継施設で、市は東北の食のアンテナショップと位置付ける。

3469荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12072.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
「かわまちてらす閖上」名取にグランドオープン

名取川の堤防沿いに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」=25日午後、宮城県名取市閖上

 東日本大震災の津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、商業施設「かわまちてらす閖上」が25日、グランドオープンした。市内外の23事業者が飲食や物販・水産加工品販売など27店舗を出店する計画で、当初は23店舗でスタートした。復興が進む閖上地区でにぎわいづくりの拠点を目指す。

 敷地面積約4500平方メートルで、木造平屋の施設3棟などが連なる。初日は各店が野菜や水産加工品を格安で販売したり、笹かまぼこなどを振る舞ったりして、大勢の来客でにぎわった。

 年中無休。5月6日までゆりあげ港朝市駐車場からシャトルバスを随時運行する。

3470荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12073.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
買い物と交流の場に 複合商業施設「ブランチ仙台」フルオープン

買い物客が休憩できる中央広場を設けたブランチ仙台

 大和ハウスグループの大和リース(大阪市)は25日、仙台市泉区長命ケ丘2丁目に複合商業施設「ブランチ仙台」の西側施設を開業した。先行開業した東側施設と合わせてフルオープンとなる。

 西側施設は鉄骨2階で、延べ床面積は1万6130平方メートル。しゃぶしゃぶ食べ放題店、カフェ併設型の書店、フィットネスクラブなど20店が連なる。地域活動を支援する交流スペース「まちスポ」も入った。

 みやぎ生協(仙台市)など5店が入る東側施設には5月、託児所機能付きオフィス「ママスクエア」が東北で初めて出店する。

3471荷主研究者:2019/04/30(火) 15:41:09
さくら野百貨店跡地を再開発して高速バスターミナルを整備すれば良いのではないかねぇ。容積率上乗せ等の規制緩和で投資を誘導する必要はありそうだけど。

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23498
2019/4/25 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルを検討 仙台都市圏の課題解消へ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するように、ターミナル施設の整備を検討する。高速バスの発着場所が点在し、乗り継ぎが不便といった課題を解消するため、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を探る。まずは交通結節点の規模や候補地を抽出するため、簡易公募型プロポーザルで調査業務を委託する。24日にプロポの手続きを公告しており、5月9日まで参加申請を募る。

 同事務所は2月3日に、県や仙台市、東北経済連合会、県バス協会、JR東日本とともに「仙台都市圏の将来を考えるシンポジウム」を開催。その中の意見交換で、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能について、多くのパネリストから提案が寄せられた。

 パネリストの一人である村井嘉浩知事は「高速道路をはじめとする交通インフラ整備の進展や国際観光交流の活性化などにより、東北地方のゲートウェイとして物流・交流拠点間の連携強化や交通結節機能の強化が求められている」と指摘していた。

 こうした提案を踏まえ、交通結節点としての仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の整備を検討することにした。

 ターミナル施設の候補地に関しては、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として整備が計画されている「仙台東道路」のルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定作業が進められることになりそうだ。

 候補地や施設規模の検討に向け、最初に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」をプロポで委託する。業務内容は、交通結節点の規模と候補地、整備手法の検討や、交通結節点機能強化検討会準備会(案)の運営補助、同検討会(案)で実施すべき内容の考察など。業務の履行期間は2020年2月14日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 プロポの技術提案書は5月30日まで受け付ける。技術提案を求める評価テーマは、仙台駅周辺の▽交通結節点において導入すべき機能を検討する際の着眼点②交通結節点整備における候補地選定と整備規模を検討する際の着眼点――となっている。

3472荷主研究者:2019/05/26(日) 10:42:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_12041.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台塩釜港>貨物量過去最多の4866万トン 18年、自動車など押し上げ

 宮城県は、仙台塩釜港の2018年の貨物取扱量(速報値)をまとめた。前年比4%増の4866万トンで、2年ぶりに過去最高を更新した。復興需要などを受け、仙台、石巻、塩釜の全3港区でそれぞれ取扱量を伸ばした。

 全体の約9割を占める仙台港区は3%増の4228万トンだった。完成自動車は2%増の999万トン、原油は5%増の634万トンで、工場や製油所の堅調な生産が支えた。

 石巻港区は15%増の395万トン。2018年3月に石巻市雲雀野地区で石炭バイオマス混焼発電所が稼働した影響で、木材チップが43%、石炭が28%の増加となった。

 塩釜港区は岩手県の被災地向けに出荷する砂利と砂の取扱量が前年比4倍の14万トンに増え、全体では7%増の244万トンとなった。

 県港湾課の担当者は「経済の伸びや復興需要で取り扱い量が伸びている」と分析。23年度には仙台港区の高砂コンテナターミナルの拡張工事が完了する見通しで、県は荷主への売り込みを強化している。

3473荷主研究者:2019/05/26(日) 10:43:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_13043.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台・定禅寺通>自転車乗ったまま渡らないで!晩翠通との交差点スクランブル化で県警が注意

スクランブル化した定禅寺通と晩翠通の交差点

 仙台市青葉区の定禅寺通と晩翠通の交差点は本年度、歩行者信号が青の時に斜め方向へも横断できるスクランブル交差点に切り替わった。「便利になった」との声がある一方、交差点内で走行が禁止されている自転車の進入が相次ぎ、宮城県警が注意を呼び掛けている。

 ◇

 県警交通規制課によると、スクランブル交差点の横断歩道は歩行者専用で、自転車の走行は道路交通法で禁止されている。自転車は車両用信号に従うか、降りて手押しして横断歩道を渡る必要がある。

 スクランブル交差点を導入してからの約1カ月間、多くの歩行者が歩いている交差点内で、斜め方向に走行する自転車が、歩行者と接触しそうになるケースが目立つという。

 同課の庄司順次長は「スクランブル交差点での自転車の走行禁止というルールが浸透していない。自転車利用者はルールをよく理解し、安全に走行してほしい」と話す。

 県警によると、定禅寺通と晩翠通の交差点は2011年3月、歩行者信号が青の間は車の信号を全て赤にする「歩車分離式信号」になった。導入後、歩行者は斜め方向に横断できないルールが浸透しなかった経緯もあり、スクランブル交差点に切り替えたという。

3474荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_13044.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
津波で全壊したサイクルスポーツセンター 来秋開業へ工事本格化 名取・閖上

くわ入れで工事の安全を祈願する山田市長

 東日本大震災の津波で全壊した宮城県名取市サイクルスポーツセンター管理棟の建設工事が本格的に始まるのを前に、閖上地区の現地で9日、安全祈願祭があった。完成は2020年7月の予定で、センターの開業は20年秋を見込んでいる。

 市幹部や工事関係者ら約30人が出席。神事の後、山田司郎市長らがくわ入れをして工事の安全を祈った。山田市長はあいさつで「閖上地区に新たなにぎわいを生み出し、観光面での復興のシンボルになる」と期待感を示した。

 新たな管理棟は鉄筋コンクリート造6階で、延べ床面積は約3100平方メートル。掘削に成功した天然温泉の浴場を備え、震災前より40人多い最大100人の宿泊を受け入れる。自転車120台程度を保管できる車庫棟も建てる。

 サイクルスポーツセンターは1975年4月に開業。東北で唯一のサイクリング専用施設として親しまれ、最盛期の82年度には約5万4500人が利用したが、津波で施設が全壊した。

 復旧後は震災前と同規模となる1周約4キロのサイクリングロードのほか、スケートボード場やバスケットボール練習場、子ども向け遊具なども整備する。敷地面積は約3万6000平方メートルで、総事業費は約20億円。温泉掘削費用の一部はインターネットのクラウドファンディングで賄った。

3475荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_12051.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
オフィスビル空き室率 仙台駅前、最低更新 4月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた4月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.01ポイント低下の4.47%と3カ月連続で下がった。仙台駅前は0.09ポイント下げて2.81%となり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。

 全5地区で大きな成約、解約の動きはなかった。一番町周辺はビル内での増床や他地区からの移転拡張があり、0.13ポイント低下の3.26%。自社ビルへの移転集約があった影響で、県庁・市役所は0.23ポイント上昇し6.88%。駅東は7.55%、周辺オフィスは8.23%でともに0.15ポイント上昇した。

 仙台支店の担当者は「賃料は上がり続けているものの、需要は依然高い。空き室率は当面、低水準で推移するだろう」と話す。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3476荷主研究者:2019/05/26(日) 11:04:47

http://logistics.jp/media/2019/05/14/3147
2019/05/14 物流ニッポン新聞
幸信商運、東北営業所を本格稼働 海上輸送需要の受け皿に
t.kokudo

 幸信商運(縄谷幸克社長、東京都中央区)は7日、東北営業所(仙台市宮城野区)を本格稼働させた。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた仙台市蒲生北部地区の第1号復興プロジェクトで、ドライバー不足を背景に加速する海上輸送ニーズの受け皿を担う。

 1万1700平方メートルの土地を取得し、2階建ての事務所棟(200平方メートル)と平屋建て倉庫(990平方メートル)を設置。関東と関西から海上輸送された水道管など重量物のピッキングと手直しを行い、協力会社がトラック10〜15台を駆使して東北エリアに納入する。

 仙台港を挟んで対岸に位置する旧営業所が手狭になったことから、野積み用スペース・シャシーヤードを2倍、事務所スペースは4倍、倉庫面積も1.5倍に拡張するとともに、倉庫はテントハウスを鉄骨造りにして新設移転した。投資額は土地と建物を合わせて6億5千万円程度。

 更に、ドライバーと作業員の休憩施設を新たに設置するほか、既に2期の構想にも着手している。将来的には東北一円から貨物を集荷し、仙台港から国内外に海上輸送で供給するサービスも視野に入れている。

 同社は時代の変化を先取りし、拠点の新増設に注力している。昨年は4月に鹿島営業所(茨城県神栖市)を新設移転させたのに続き、9月には千葉営業所(千葉県八街市)を開設。今後も鹿島営業所の2期を年内に竣工させるのに加え、九州への進出もにらむ。

 また、北海道苫小牧市のあけぼの地区に保有する土地の有効活用もテーマに掲げる。国内の基盤整備が完了した段階で、東南アジアへの展開も検討していく意向だ。

 宮越勉常務は「昨年10月に仙台市から土地を購入して今年2月に着工した。旧営業所はオープン翌日に東日本大震災に見舞われ、建物もトラックもフォークリフトも流された。あの時は被災から1カ月後の4月14日にシャシーのヤードを整備し、今回と同様に一番最初に業務を再開した」と振り返る。

 また、「震災から8年が経過した今、こうして新たな船出を迎えたのは非常に感慨深いものがある。地元の運送事業者と連携し、東北経済の活性化に貢献していきたい」と話している。(沢田顕嗣)

【写真=野積み用スペース・シャシーヤードを2倍にするなど拡張】

3477荷主研究者:2019/05/26(日) 11:05:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190514_12037.html
2019年05月14日火曜日 河北新報
<仙台空港>リニューアルで出発階グッと便利に 21年度完成予定 物販、飲食店充実 搭乗もスムーズに

東北6県の名産品を販売するショップなどが並ぶ仙台空港ターミナルビル2階

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、国内・国際線の出発ロビーなどがあるターミナルビル2階の大規模リニューアルを計画している。物販、飲食店の充実を図るとともに、旅客がよりスムーズに搭乗できるよう動線を見直す方針で、2021年度の完成を目指す。

 改修するのは、2階の出発ロビーや保安検査後の搭乗待合室など。各航空会社のチェックインカウンターから保安検査場を経て搭乗待合室に至る動線も、各社と協議して設計に着手する。

 出発階は到着ロビーと比べて旅客の滞留時間が長く、店舗を中心としたリニューアルで利用者の満足度を高める狙いがある。搭乗待合室で買い物が楽しめるようにすることも検討する。

 18年度の旅客数は過去最高の361万人。着陸料など航空系収入だけでなく、直営小売店やテナントの増加で非航空系も増収となった。旅客搭乗棟(ピア棟)増築に伴う経費、減価償却費の増加はあったが、経常利益6400万円、当期純利益1億3500万円と2年連続の黒字決算だった。

 19年度の目標旅客数は376万人。岩井卓也社長は「民営化から3年で国際線旅客数はほぼ倍の31万人になり、国内線も伸びている。東南アジアの中距離路線の獲得など新規就航、増便を図りたい」と話す。

◎10連休旅客数、前年比24.5%増

 仙台国際空港は大型連休期間(4月27日〜5月6日)の旅客数(速報値)をまとめた。前例のない10連休とあって、国内線と国際線を合わせた旅客数は13万2609人と前年より24.5%増えた。

 国内線は21.9%増の11万9222人、国際線は54.3%増え1万3387人。

 国際線はチャーター便が16便運航されたほか、定期便も台北線の増便で座席数が増え、旅客数の大幅増につながった。

 仙台国際空港の担当者は「10連休で旅の予定を組みやすく、利用増につながった」と話した。

3478荷主研究者:2019/05/26(日) 11:10:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190515_12051.html
2019年05月15日水曜日 河北新報
<仙台駅西口>活性化へ市関与を まちづくり協・商議所意見書提出へ

 仙台市青葉区の青葉通に立地する企業や町内会でつくる「青葉通まちづくり協議会」と仙台商工会議所は、同区の仙台駅西口エリアのまちづくりについて、市に積極的な関与を求める意見書をまとめた。近く提出する方針。

 駅西口エリアはさくら野百貨店仙台店が2017年2月に閉店したほか、青葉通を挟んで向かい側の商業ビル「GSビル」が解体工事中で、空洞化が著しい。東北の玄関口でもある同エリアのにぎわいを創り出すため、両団体は市に開発事業者への指導など積極的な関与を促すことにした。

 意見書は、ケヤキ並木と調和する景観の形成や、買い物客らが歩いて回遊しやすい空間づくりを求める。また、規制緩和や特区制度活用の働き掛け、事業者との情報交換の場の設定も盛り込む。

 商議所は「青葉通沿いには築50年を迎えるビルも林立しており、市には長期的なまちづくりを視野に入れた方策を立ててほしい」と話している。

3479荷主研究者:2019/05/26(日) 11:14:30

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4522/
2019-05-16# みやぎ建設新聞 物件(仙台圏)
東北整備局仙台河川/仙台東道路の計画検討/パシフィックコンを特定/延長約9㎞の自動車専用道路新設

 東北整備局仙台河川国道事務所は、仙台東道路の事業性を検討する「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」の委託先選定を、簡易公募型プロポーザル方式によりパシフィックコンサルタンツを特定した。

 技術評価点は192・8点。技術提案者は特定者のみ。

 仙台東道路は、仙台市中心部と仙台東部地区を結ぶ自動車専用道路として新設を計画している路線。仙台市街地の東側には、仙台塩釜港や仙台空港、中央卸売市場といった拠点施設が集中しており、近年は三陸沿岸道路や常磐自動車道の整備によって交通量も増え、目的が異なる交通が混在している。このため円滑な交通確保、ネットワーク機能の強化、交流人口の増加等による、東北全域の発展まで効果が波及し得る路線として事業化を検討中。

 検討範囲は、仙台東部道路の仙台東IC〜仙台港IC付近から、仙台市中心部西側の仙台西道路付近までで、延長約9㌔㍍の区間。

 今回の整備計画検討業務は、意見聴取と結果分析による課題整理、ルート帯案を抽出して道路整備計画の比較資料作成、今後に開かれる社整審道路分科会東北地方小委員会の資料作成などを委託する。履行期限は2020年2月28日。

 なお、整備計画検討業務(18年度は道路予備設計含む)と関連する仙台都市圏幹線道路設計業務はパシフィックコンサルタンツ。交通結節点検討業務は日本みち研究所・セントラルコンサルタントJVがそれぞれ担当した。

3480荷主研究者:2019/05/26(日) 11:19:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190517_11010.html
2019年05月17日金曜日 河北新報
<仙台市役所>本庁舎建て替え 低層部・敷地周辺「民活」導入探る

 仙台市は市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の低層部や敷地周辺ににぎわいを創出するため、民間活力の導入可能性を探る「サウンディング型市場調査」に乗り出す。計画の検討段階で民間事業者の意向を把握し、市場性などを判断する手法。低層部の商業機能、勾当台公園市民広場との一体的活用に関し、民間側からアイデアを募る。

 開発業者や商業コンサルティング事業者、金融機関が対象。20日に市役所で事前説明会を開催し、6月17日まで提案や意見、課題を募集する。6月中に応募事業者のヒアリングを実施し、詳しい内容説明を求める。

 低層部の商業機能、新庁舎周辺広場と市民広場の活用について(1)想定するターゲットと店舗構成のイメージ(2)望ましい事業方式や採算性の考え方(3)営業時間や設計への要望-などを調査する。

 調査結果は7月に公表する。市は提案内容を踏まえ、民間活力導入の可否を判断する方針。今回の提案実績は新庁舎整備に関わる事業者選定に結び付けない。

 有識者の本庁舎建て替え基本計画検討委員会は、現時点で新庁舎の高さを最大80メートル(19階建て)とし、低層部(1〜2階想定)に市民利用機能、商業機能を設ける方向で検討している。

 低層部の面積は最大3000平方メートル程度になるとみられ、平日夜間や土日祝日の市役所閉庁日も開放し、市民活動やイベントに活用することをイメージする。

 サウンディング型市場調査は、青葉区の青葉山公園の公園センター(仮称)整備などで導入実績がある。市役所の建て替えでは、横浜市が取り入れている。

 市本庁舎建替準備室の担当者は「市民が恒常的に出入りし、集える新庁舎にできればいい」と期待する。

3481荷主研究者:2019/05/26(日) 11:28:06
>>3329
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_13013.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
市中心部へのアクセス向上 仙台「宮沢根白石線」浦田工区が来月29日全通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190518kahoku01.JPG

 仙台市が整備を進めている都市計画道路「宮沢根白石線」のうち、泉区の浦田工区(823メートル)の全線開通が6月29日に決まったことが17日、分かった。国道4号仙台バイパスと泉区南光台地区、県道仙台北環状線がつながり、市中心部へのアクセスが向上する。

 浦田工区は地図の通り。バイパス交差点から北環状線までの123メートルは、2011年9月に先行開通した。南光台トンネルを含む残りの約700メートルの区間が今回、利用開始となる。

 片側2車線で、トンネル上部にはバス停や転回場、公園を整備。丁字路交差点として暫定利用中の仙台北環状線、都市計画道路鶴ケ谷中山線との接続部は十字路交差点に変わる。

 浦田工区は02年に事業着手し、事業費は約100億円。当初は今年3月の全線開通を目指したが、入札不調があり、工事が遅れた。

 市北道路建設課の担当者は「仙台バイパスから市北西部に抜けるルートが複数に増え、北環状線の交通量の減少が期待できる」と話す。

3482荷主研究者:2019/06/02(日) 22:37:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_12003.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
高齢者の足にEVバス試行 仙台・泉パークタウンで実証実験へ

実証実験で使うEVバス

 仙台市泉区の泉パークタウンで27日、電気自動車(EV)の低速小型バスを使った実証実験と試乗体験会が始まる。高齢化が特に進む寺岡地区を巡回し、導入の課題や有効性を探る。EVバスの運用主体などに関する議論を経て、2020年度の運行サービス開始と、将来の自動運転化を目指す。

 実施するのは東北大や自治体、企業でつくる産官学組織「東北次世代移動体システム技術実証コンソーシアム」。6月7日までの平日1日5便を運行し、住民ら計30人以上の試乗を見込む。

 定員10人で、運転手と説明者を除き最大8人が試乗できる。寺岡4丁目の商業施設を発着点に、4〜5丁目の住宅街の公道約2キロを時速20キロ未満で走る。

 将来の自動運転化に向けて、車体に取り付けたセンサーで道路などの3次元地図を作製。路線バスとの乗り継ぎを想定し、試乗者は走行位置や路線バスの時刻表などが分かるアプリの操作も体験できる。

 実証実験後、EVバスを生かしたまちづくりなどを自治体や公共交通事業者、住民らが議論する。コンソーシアムは、小回りが利くEVバスや超小型EV車は買い物や通院、路線バス停留所までの移動手段に活用できると想定。路線バスには主に停留所からの幹線道を走ってもらうことで、競合せずに移動時間の短縮や運行頻度の増加につなげられるとイメージしている。

 寺岡地区でこれまであった説明会では、住民から「地域コミュニティーがEVバスを運用すれば、運転手などシニア世代の雇用にもつながる」と期待の声が上がったという。

 泉パークタウンは1月1日現在、高森、寺岡、桂、紫山の4地区に約1万200世帯、2万5750人が暮らす。市の17年の統計で寺岡地区の高齢化率は37%と特に高い。

 コンソーシアムの関係者は「泉パークタウンは住宅や商業施設、病院などがあり高い魅力を持つが、高齢化による交通移動問題は例外なく押し寄せている。次世代交通が実用化すれば、同様の問題を抱えるニュータウンにも展開できる」と思い描く。

3483荷主研究者:2019/06/02(日) 22:45:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190521_11015.html
2019年05月21日火曜日 河北新報
<宮城県>10施設の再編検討、年内に基本構想 県懇話会初会合で公表

県有施設の再編の在り方について意見を交わす懇話会のメンバー

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190521kahoku01.JPG
移転・再編を検討する県有施設

 宮城県は20日、老朽化などに伴う大規模改修や機能再編の検討対象とする県有10施設を公表した。県庁で同日あった有識者懇話会の初会合で示した。本年度内に施設整備の基本構想をまとめ、移転や建て替えなどの方針を決める。

 再編を検討する施設は表の通り。県有の公共建築物766施設のうち(1)築年数が30年以上経過(2)大規模の改修が必要(3)県民生活に直接的に関わる-などの条件で選定した。有識者会議による議論が既に始まっている仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も含めた。

 各施設の建設候補地として、現在使われていない県有地など8カ所も提示。仙台市宮城野区安養寺の裏圃場跡地(約6.2ヘクタール)や同区宮城野の仙台医療センター跡地(約5.5ヘクタール)、栗原市若柳の栗原農高跡地(約2ヘクタール)などを示した。

 懇話会は財務や福祉、文化振興などの有識者6人で構成。座長に就いた東北大の堀切川一男教授(摩擦工学)は取材に対し「20年後に胸を張って残せる施設にするため、しっかりと議論したい」と語った。

 2020年度の県震災復興計画の完了後を見据え、県は本年度の新規事業として老朽化した施設の再編検討に着手した。事業費は約3700万円。

 会合では、東洋大の南学客員教授(自治体経営)が講演。民間活力の導入で建物の維持管理費を大幅に圧縮させた自治体や、複数の文化交流施設を集約して機能を強化した全国の先進例を紹介した。

3484荷主研究者:2019/06/02(日) 22:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11021.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>外国人宿泊20万人超 18年、台湾定期便増 後押し

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190522kahoku01.JPG

 仙台市は21日、2018年の市内の外国人宿泊者が20万4340人に達し、4年連続で過去最多を更新したと発表した。台湾からの観光客が仙台空港の定期便増加などで伸びたため、17年から21%増となった。20万人は東日本大震災前の水準の約2倍となる。

 市によると、14〜18年の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。5年連続で増加している。

 18年は台湾からの宿泊者が38%増加し、8万8150人となった。国・地域別で最も多く、全体の4割超。伸び率もトップだった。

 仙台空港発着の台湾との定期便が週1往復増え、週13往復になった効果のほか、8月に定期路線が就航した花巻空港(花巻市)から仙台を訪れる人が増えたことが要因とみられる。

 台湾に次いで宿泊者が多かったのは中国で2万9116人。タイ1万1554人、米国1万1062人、香港7152人、韓国7013人と続いた。タイは18%の増となり、台湾に次ぐ伸び率だった。

 市文化観光局の担当者は「日本へのリピーターが増え、東北や仙台に関心が高まっている」と分析する。

 市内の外国人宿泊者は、震災前の08年が9万8210人だった。震災発生でいったん激減したが、14年の6万8834人から回復基調となり、18年までの4年で約3倍に急増した。

 日本人を含む宿泊者は2.5%増の587万3875人、うち市中心部は4.0%増の447万9340人。フィギュアスケート男子で五輪連覇した市出身の羽生結弦選手(24)=ANA、宮城・東北高出=の祝賀パレードが4月に開かれ、押し上げたとみられる。郊外の秋保温泉は3.5%減、作並温泉は5.2%減だった。

3485荷主研究者:2019/06/02(日) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11025.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>仙台圏企業の上場アシスト 労務や財務集中支援 支店経済脱却へ8社程度募集

仙台未来創造企業のロゴマーク。認定されると名刺などに使用できる

 仙台市は仙台都市圏の中小企業の株式上場に向け、集中支援プログラムに乗り出す。上場を目指す8社程度を「仙台未来創造企業」として認定し、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を支援する。地域経済を引っ張る企業の育成で、首都圏への人材流出や支店経済に頼る産業構造からの脱却を狙う。

 地元企業の上場支援は、市が3月に策定した「経済成長戦略2023」の基幹事業で、全国でも珍しい。東北では2014年に車用品店など運営のホットマン(仙台市)が上場して以来、新規上場はない。

 支援対象は(1)市内に本社・本店がある(2)都市圏(塩釜市、富谷市など周辺13市町村)に本社・本店があり、仙台市への高い経済波及効果が見込まれる-の一方を満たす中小企業。5年以内に国内の証券取引所への上場を目指していることが条件となる。

 未来創造企業に認定されると、上場に詳しい弁護士や税理士、社会労務士から内部管理体制への助言が得られる。社内に担当役員を置く場合は人材紹介会社のあっせん、市経済局に補助金申請する場合は審査で優遇を受けられたりする。

 市は27日〜7月5日に参加企業を募集する。6月25日には説明会を兼ねたセミナーを開く。市幹部らの審査会が7月中旬、応募企業の(1)上場への意欲(2)事業の成長性(3)企業の安定性(4)地域経済への波及効果(5)上場の実現可能性-を評価し、未来創造企業を決定する。

 市は新規上場を後押しする七十七銀行、東北大、東京証券取引所の3者連携などとも協調する方針。8月から20年3月末まで、幅広い支援策を認定企業に集中投下する。

 郡和子市長は21日の定例記者会見で「上場企業の輩出は地域経済に大きな効果がある。後に続く企業が現れるなど、全体に波及することを願う」と期待した。

3486荷主研究者:2019/06/02(日) 22:50:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190523_13013.html
2019年05月23日木曜日 河北新報
<仙台塩釜港>乗用車タイヤ輸出、初の日本一 北米航路が後押し

仙台塩釜港で輸出用タイヤを検査する税関職員(仙台塩釜税関支署提供)

 横浜税関は22日、2018年に仙台塩釜港から海外に輸出された乗用車用タイヤは前年比6.0%増の916万8000本で、輸出数量で初の全国1位になったと発表した。国内の港から輸出された乗用車用タイヤのシェアも26.3%で、初の全国トップとなった。

 仙台塩釜税関支署によると、高品質の国産タイヤに対する海外の需要は高く、岩沼市の工場で生産されたタイヤの輸出量が伸びた。今年3月まで仙台塩釜港と北米を直接結ぶコンテナ定期航路があったことも後押しした。

 大手自動車メーカーの海外生産拡大に伴い、タイヤメーカーも現地生産を増やしている。10年から8年連続でトップだった名古屋港(名古屋市)の輸出数量は3位にとどまり、輸出が堅調だった仙台塩釜港が17年の2位から最上位になった。2位は博多港(福岡市)。

 輸出国別で最も多かったのは米国の265万本で、全体の約3割を占めた。ロシアの100万2000本、ドイツの90万7400本、カナダの73万5000本と続いた。

 輸出額は6.6%増の585億5000万円で、博多港に次いで全国2位だった。仙台塩釜港の輸出総額2789億8000万円のうち、21.0%が乗用車用タイヤだった。

3487荷主研究者:2019/06/02(日) 22:54:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45235090U9A520C1L01000/
2019/5/24 20:17 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、若者にラブコール 東京圏へ人口流出 全国最多
東奔北走

3488荷主研究者:2019/06/02(日) 23:18:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190525_12003.html
2019年05月25日土曜日 河北新報
医療用ロボが歩行訓練お助け 仙台にケアセンター開設

両脚に装着した「HAL」が歩行をアシストし、運動機能回復を促す=仙台市泉区

 医療用ロボットを手掛けるサイバーダイン(茨城県つくば市)と医薬品卸のバイタルネット(仙台市)などは25日、最先端のロボット技術を活用した歩行トレーニングができる「仙台ロボケアセンター」を仙台市泉区八乙女3丁目のバイタルネット八乙女ビルに開設する。脳卒中や脊髄損傷で後遺障害を負い、リハビリ後に自宅療養する人の社会復帰を後押しする。

 全国8カ所目、東北で初めてとなるロボケアセンターには、サイバーダインが開発したロボットスーツ「HAL」を3台(S、M、Lサイズ)配備。両脚18カ所に貼った電極パッチで脳から筋肉に送る電気信号を検知し、モーターを作動させる仕組みだ。

 HALは歩行時の重心の位置や関節の動きをコンピューターで計測。トレーナーが利用者ごとのメニューで適切な歩き方を補助する。自力では動かせない関節の可動域を広げ、筋力を上げることで自力歩行につなげる。

 運営に当たるバイタルネットの加藤康則センター長は「HALを置く医療施設は限られる上、退院後は使うことができない。職場復帰など自立を目指す人に利用してほしい」と呼び掛ける。

 利用料は90分1万8000円。予約が必要で、利用前に症状を確認するカウンセリングを受ける。25日午後1時からは記念講演会と内覧会がある。連絡先は022(218)6115。

3489荷主研究者:2019/06/16(日) 21:58:23
>>2372
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23658
2019/5/25 日刊建設新聞 宮城版
工業団地移転に121億円 西松建設が施工/年内の造成着工へ(仙台六丁の目組合準備委)

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(梶原功理事長)は、仙台市に組合設立認可を申請した。市が24日、事業計画書案の縦覧を開始した。仙台工業団地の移転に伴い、跡地と移転先の計16haを1事業で開発する。総事業費は約121億円。7月の組合設立を目指し、年内に移転先約9.7haの造成工事に着手する。跡地約7haは、商業用地と住宅用地の土地利用で2022年以降の着工を見込む。

 準備委は、機械製造などの組合加盟社と移転先の地権者で構成し17年12月に設置。16日付けで仙台市に組合設立認可を申請した。事業計画書案の縦覧や意見書の提出を経て7月の組合設立を目指す。業務代行予定者は西松建設(本社・東京都港区)で設立総会後は業務代行者となる見通し。

 既存団地は、国道4号沿いで地下鉄東西線六丁の目駅付近に位置する。移転先は、仙台東部道路仙台東インターチェンジ付近の農地(若林区六丁目字南ほか)約9.7ha。工場の移転改築費は、保留地売却費や移転補償費を充当し、25社が移転する予定。保留地面積は約5万5200平方mで、移転跡地に集約する方針。

 跡地と移転先を合わせて区画整理を実施するため、事業計画案は両地区合算の土地利用計画と資金計画で作成した。総事業費は121億2000万円。工事費は114億7000万円で、整地費9億3100万円、公共施設の調整池整備費は6億2600万円、道路築造費は5億6000万円を計上する。

 移転先は造成2カ年

 移転先の土地利用は大半が工業用地で、雨水調整池と幅員9mの道路を配置する。元が水田のため、土で圧密をかけるプレロード工法で高さを1.5〜2mに盛土する。造成工事は年内着工の予定で約2カ年を見込む。

 国道沿いの移転元は、事業面積が約7ha。このうち約5haを商業用地に設定し、残り約2haのうち約1haは集合住宅用地を配置する。公園は2106平方mで国道沿いに1カ所置く。道路は、市道六丁の目元町線の拡幅・改修と新規道路を整備し、東西に伸びる区画道路は幅員12mとする。

 準備委は、年内に移転先の造成工事着手を目指す。2019年着工の場合で、2021年までに造成を完了させて移転する事業者に土地を引き渡す。工場・事業所の新築工事と既存工場の解体に約1カ年を見込み、2022年以降、跡地で商業系用地の整地工事を進める見通し。

3490荷主研究者:2019/06/16(日) 21:59:16
>>3489
http://www.senmonshi.com/archive/02/02E9SKTFYD4ZB1.asp
2019/05/27 建設新聞
【東北・宮城】仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理準備委が事業計画縦覧/業務代行予定は西松建設

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市若林区六丁の目元町9の25 梶原功代表)は、仙台市若林区六丁の目元町および六丁目地内で民間施行による土地区画整理事業を計画しており、西松建設による業務代行を予定している。

 事業計画の縦覧を仙台市役所で6月6日まで行っており、意見書の受け付けを経て早ければ7月上旬の本組合認可公告を予定。順調に行けば7月末から8月に開催する設立総会で役員選定や業務代行の決定などを審議する方針だ。現在、地権者は35者。

 この事業は、若林区六丁の目地区の仙台工業団地が操業から50年が経過し団地内施設の老朽化による更新が迫っていることに加え、団地周辺の宅地化および商業化に伴う工場操業環境の悪化を受けて、工業団地を移転するもの。

 区画整理の対象は、移転先となり2018年5月に市街化区域(工業専用区域)に編入された若林区六丁目地内の約9・7㌶と、現在の工業団地がある六丁の目元町の一部約7・0㌶。移転先の現況は農地となっており、載荷盛土による造成を実施。また、六丁目地区は仙台市の「東西線沿線まちづくりの基本方針」の中で、仙台市営地下鉄東西線六丁の目駅に近い交通利便性を活かした民間集合住宅や地域商業、賑わいを生み出す集客施設の立地が求められていることから、住宅や商業施設などの誘致を進めていく方針だ。

 施行後の移転元・移転先の土地計画は▽道路2万4250・33平方㍍▽公園2106・98平方㍍▽水路6635・41平方㍍(調整池5872・73平方㍍含む)▽宅地7万8421・27平方㍍▽雑種地218・31平方㍍▽市有地285・12平方㍍▽保留地5万5200平方㍍―。移転元地については近隣商業地域に変更する予定で、計画人口は約680人、住宅約220戸、延べ約2万9000平方㍍(うち駐車場約8100平方㍍)を見込んでいる。また、2106・98平方㍍の街区公園1カ所も設けるとしている。

 造成は移転先用地から着手し、早ければ8月末にも着工する予定。工事期間は約2カ年とし、並行して換地も進めていく方針だ。また、移転元については22年夏ごろから、地権者の引っ越し・既存施設の解体が完了した箇所から順次着工し、約1年半での造成完了を予定。事業完了は26年度を目指す。

 提供:建設新聞社

3491荷主研究者:2019/06/16(日) 22:13:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45376260Y9A520C1L01000/
2019/5/28 19:08 日本経済新聞 北海道・東北
フィリップス、仙台に医療・ヘルスケアの共創拠点

3492荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190530_13040.html
2019年05月30日木曜日 河北新報
<宮城県民会館建て替え>仙台医療センター跡地が「適地」 有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を議論する第3回有識者会議が29日、県庁であった。出席した委員7人全員が、移転候補地として宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。

 県は、更地か今後使う見通しがない仙台市内の県有地計4カ所を候補地として提示。委員らは、唯一の商業地でJR仙石線宮城野原駅が近いことなどから、宮城野原公園総合運動場北側の医療センター跡地が集客施設整備に適していると判断した。

 跡地は5万4500平方メートル。県は今後、運動場の一角に移転、開院した医療センターと用地を交換して取得する予定。

 会議では、仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も議題に上った。委員からは、幅広いニーズに対応する劇場型を目指す県民会館について「人材を育成する機能を持たせるべきだ」などの意見が出た。

 座長の志賀野桂一東北文化学園大特任教授(文化政策)は「広大な敷地を活用できるのは魅力。東北を代表するホールとなるよう知恵を出したい」と話した。

 県は8月下旬に予定する第4回会議で意見を集約し、本年度中に基本構想をまとめる。

3493荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45477010Q9A530C1L01000/
2019/5/30 19:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
きらやか銀と仙台銀、仙台で顧客開拓連携

3494荷主研究者:2019/06/16(日) 22:30:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13026.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
<JR東>松島海岸駅改修 22年完成目指す 「日本三景にふさわしく」

改修後の松島海岸駅のイメージ。手前の新設、奥の既設両ホームにエレベーターを設置する

 JR東日本仙台支社は30日、宮城県松島町のJR仙石線松島海岸駅の改修計画を発表した。今夏に仮駅舎を着工、冬ごろに現駅舎から切り替えた上で、2021年冬に新駅舎の利用を開始する。全ての工事完了は22年春の見通し。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。正面に大型のガラスを配置し、内部が明るく開放的な空間になるようデザインした。外観は周辺環境に配慮した落ち着いた色合い。駅側に1番線ホームを新設し、既設の2番線ホームとともにエレベーターを設置する。総工費18億円を国と県、松島町、JRで負担する。

 現駅舎は1927年開業の木造駅舎。多くの観光客らが利用するが、エレベーターがないなどバリアフリー対応が課題だった。仙台支社は「バリアフリー化と合わせて観光案内のスペースも設け、日本三景松島にふさわしい駅舎に整備したい」と説明する。

3495荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13008.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
松島水族館跡地「松島離宮」起工式 国際的観光拠点に

くわ入れする(左から)村井知事、佐藤社長、桜井町長

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館跡地で30日、観光施設「宮城県 松島離宮」の起工式があった。日本三景・松島で滞在型観光と交流の拠点を目指す施設。東京五輪・パラリンピック前の2020年4月に飲食施設など海側の半分が先行オープンし、同9月末に全面開業する予定。

 起工式には事業主体の総合商社「丸山」(蔵王町)、県や町の関係者ら約60人が出席。佐藤義信社長と村井嘉浩知事、桜井公一町長がくわ入れし、工事の安全を祈った。

 村井知事は「待望の着工。松島エリアの新たな観光拠点として国内外に名をとどろかせてほしい」と期待した。佐藤社長は「東日本大震災を乗り越え、憩いの場だった水族館の思い出を大切に国際的な施設にしたい」と述べた。

 施設は木造一部鉄骨2階で延べ床面積約2470平方メートル。総事業費約17億円。地場産品を生かした飲食・物販店、地元文化財を展示する博物館、体験ゾーンなどが入る。通訳が常駐する観光案内所を設け、訪日外国人旅行者(インバウンド)対応も強化する。

 敷地面積は約6540平方メートルで、内陸側に松島湾をイメージした庭園兼イベントスペース、水遊びができる池などを整える。

 敷地は県の所有で、県が跡地利活用案を民間に公募して決定した。

3496荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:46

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23692
2019/5/31 日刊建設新聞 宮城版
宅地開発が造成着工 仙台八木山南の約4ha(みつば)

 宅地建物取引業のみつば(仙台市宮城野区、小松勝男代表取締役)は、仙台市太白区八木山南地区の宅地開発「ニュータウン八木山南」について、仙台市から21日に開発許可が下りたため、造成着工した。施工者はガイアート(東北支店・仙台市宮城野区)。区域面積は約4ha。分譲区画は一般住宅が105区画、商業用地が2区画で計107区画。計画人口は104人。来年9月ごろの造成完了を予定している。

 開発許可申請の内容を見ると、区域面積は太白区八木山南2-1-1他の3万9575平方m。仙台赤十字病院の南側で、電磁材料研究所(電磁研)の研究所跡地をみつばが取得した。地目は宅地が3万1173平方m、山林が8402平方m。

 予定建築物は戸建て住宅と店舗。公共施設は道路、公園1カ所、緑地1カ所、下水道、防火水槽1基(40立方m)、消火栓1基などを設ける。土地利用別の面積は、一般住宅が1万8519平方m、商業用地が5839平方m、道路が8073平方m、公園が1192平方m、緑地が5928平方m。商業用地の1区画は調剤薬局の立地が決まっている。

 道路は幅員10mが2606平方m、幅員6mが5327平方m、幅員3mが137平方m。下水道は本管が口径200mm×1041m、組立1号人孔が29個、宅内汚水桝が口径600mm×2個と口径400mm×105個、宅内雨水桝が口径600mm×1個と口径330mm×105個。

 みつばは、1980年8月2日設立の株式会社。全日本不動産協会の会員。関連会社は小松都市開発。主な取引先は、大和ハウス工業、セキスイハイム東北、積水ハウス、伊藤建設、一条工務店宮城、スモリ工業、東和総合住宅、岩沼市など。

 主な分譲地の開発・販売実績を見ると、1987年5月に利府町花園ニュータウン建売住宅フェア、2006年3月に仙台市若林区上飯田分譲地22区画の販売、11年8月に多賀城市丸山分譲地49区画の販売、14年2月に石巻市鹿又分譲地75区画の販売、16年7月に仙台市若林区荒井土地区画整理地30区画の販売などを手掛けた。

3497荷主研究者:2019/06/16(日) 22:39:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12037.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
路線バス値上げを仙台市などが申請 10月の消費税増税で

 仙台市交通局と宮城交通、ミヤコーバス(ともに仙台市)は31日、路線バスの運賃を、10月に予定される消費税増税に合わせて引き上げる改定を国土交通省に申請した。認可されれば10月1日以降、初乗りが150円から160円になる。

 市バスの値上げ幅は150〜180円区間は10円、320〜1140円区間は最大20円。200〜310円区間は据え置く。通勤・通学定期券(1カ月)は230円区間の場合、通勤が180円、通学が150円の値上げとなる。

 宮城交通など2社は150円と270〜800円区間は10円、810〜1340円区間は20円、石巻-鮎川線の1350〜1500円区間が30円。160〜260円区間は据え置く。定期券(1カ月)は250円区間が通勤で200円増、通学で170円増となる。

 いずれも仙台市青葉区中心部の「120円パッ区」「東西線結節100円」の両均一区間は据え置く。

 市交通局は市地下鉄の値上げも今後、申請する。

3498荷主研究者:2019/06/16(日) 22:41:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12040.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
<Q&A>仙台駅東口に新コールセンター開設へ 最大300人を地元で採用

かわだ・てつお 武蔵大卒。82年NEC入社。NECネッツエスアイ執行役員などを経て、17年6月から現職。川崎市出身。

 コールセンター運営などを手掛けるIT関連サポート業のキューアンドエー(Q&A、東京)は、仙台市宮城野区に7月、新たなコールセンター「仙台駅前センター」(仮称)を開設する。仙台市内の拠点は青葉区にある二つのセンターに続く3カ所目。最大300人の従業員を地元で採用する予定という。

 新センターはヨドバシカメラ仙台第2ビルの6階で、床面積は1278平方メートル、席数は204。電子決済サービスなどの受け付け業務を担う。6月中旬に採用を始め、7月中旬に業務をスタートする予定。稼働状況に応じてオフィスの拡張も視野に入れる。

 オフィスの3分の1は従業員の研修トレーニングや休憩のためのスペースに充てる計画。セキュリティー、情報漏えい対策として出退勤には顔認証システムを導入する。

 Q&Aは全国に10カ所のコールセンターを持つ。仙台市には2005年に開設。現在は2カ所合わせて従業員約700人を雇用し、最大規模の拠点となっている。雇用環境や人材育成などの点で他地域より優位性が高いと判断し、3カ所目の開設を決めた。

◎女性活躍のモデルに 川田哲男社長に聞く

 キューアンドエーの川田哲男社長(59)は仙台市内で河北新報社の取材に応じ、市内に3カ所目の拠点を開設する理由などを語った。(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -新拠点を仙台に開設する理由は。
 「他地域より会社の認知度が高く、人手不足の中でも人員を十分確保できている。経験豊富なスタッフがそろい、育成指導面でも優位性が高い」
 「オペレーターになるまでの研修に1〜6カ月かけるなど人材育成を重視している。仙台は離職率が低く、ノウハウも蓄積された」

 -新拠点の特徴は。
 「人材育成のためのスペースを広く確保し、休憩スペースも工夫する。見えない客との電話でのやりとりに集中して取り組むと負荷がかかる。オンオフの切り替えができる環境にして雇用の維持、継続につなげたい」

 -今後の展望は。
 「チャットボット(自動対話システム)など業務の自動化に取り組むが、人間がつなぐ業務も残る。デジタル化で技術が進化する一方、ITリテラシー(使いこなす能力)の面で高齢者らとのギャップが広がる。つなぎ役としての業務は一層必要とされるだろう」
 「仙台の従業員は女性が半数以上で管理職も多い。1000人を雇用する仙台の職場が、女性活躍のモデルになるようにしたい」

3499荷主研究者:2019/07/07(日) 10:46:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190604_12008.html
2019年06月04日火曜日 河北新報
貸し会議室、シェアオフィスなど今秋オープン TKPとリージャスが連携

広々とした共有スペースが特徴のスペーシスの別拠点

 貸し会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)が、レンタルオフィス大手の日本リージャス(東京)と連携した全国初の施設を仙台市青葉区のJR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」に今秋オープンさせることが3日、分かった。需要が高まる貸し会議室とシェアオフィスを一体で運営する。

 5月の大塚家具仙台店閉店で空いたソララプラザの3〜6階を活用する。連携の第1弾として、4階にリージャスの「SPACES(スペーシス)」を開設する。3階は共同受付、5、6階はTKPの貸し会議室になる。いずれも9月にもオープンする。1フロアは約2000平方メートル。

 スペーシスは利用者同士の交流を目的にしたシェアオフィス。共有スペースが多く、人脈づくりや事業の協働にもつなげる。仙台は東京、名古屋、福岡に続き、全国で4拠点目。

 TKPは2018年4月、ソララプラザ7、8階に「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」を開店。稼働率が好調のため、大塚家具撤退後の増床を決めていた。

 TKPの河野貴輝社長は「稼働状況を見て、貸し会議室とシェアオフィスの割合を柔軟に変えながら魅力的なオフィスにしたい」と話した。

 日本リージャスは世界でシェアオフィスを展開するIWG(スイス)の日本法人で、約150拠点を持つ。TKPは3日、日本リージャスを完全子会社化したと発表した。

 仙台市内には現在、駅前を中心にTKPが10拠点、リージャスが5拠点を構える。

3500荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12039.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>藤崎創業200年 時代は令和へ、地域と歩み変化に対応

平成最後、創業200年の幕開けににぎわいを見せた初売り=1月2日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190607kahoku01.JPG
令和の時代を迎えた藤崎。地域の老舗百貨店として市民に親しまれている=仙台市青葉区一番町

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190607kahoku02.JPG

 100万都市仙台は、ヒト・モノ・コト・カネがダイナミックに動く。仙台経済圏のトレンドや旬の話題を掘り下げる金曜日の新コーナー「ing せんだい進行形」。初回は特別編として東北を代表する百貨店、藤崎を特集する。藩制時代の仙台城下に産声を上げ、今年は創業200年。顧客第一、創意実行、地域発展を掲げ、経営環境の激変や災害といった難局を乗り越えてきた。時は折しも平成から令和へ。時代を超えて杜の都に根を張る老舗百貨店の今を紹介する。(報道部・水野良将)

 新元号の令和が始まって3週間余りの5月23日、藤崎は人気の化粧品に焦点を当てた電子商取引(EC)サイトを開設した。

  バトンつなぐ

 化粧品13ブランド、フレグランス9ブランドの商品計約1500点が対象。顧客はサイトで、藤崎本館(仙台市青葉区一番町)1階の売り場で販売する商品を注文。配送に加え、青森を除く東北5県の計17の小型店舗で受け取れる。

 従来は売り場の販売員が電話で注文を受け、小型店舗に取り次いでいた。営業企画部の高橋伸介さん(38)は「年間数千件の利用実績があるサービスをオンライン化することで店頭の接客時間を増やし、誘客につなげる。実店舗の強みとECの利便性を掛け合わせたい」と説明する。

 情報技術の革新は近年、購買行動に大きな影響を及ぼしている。経済産業省によると、2017年の消費者向けECの市場規模は16兆5000億円。10年の2倍以上に膨らんだ。

 藤崎もEC強化に着手し、既に食品ギフトを中心に約1500点を取り扱う。物産展や返礼用のハンカチなどを対象にインターネット予約サービスも実施し、18年度のEC売上高は15年度の3倍に増えた。

 小野寺宣克常務(59)が語る。「諸先輩が築き上げてきた信頼、歴史のバトンを受けて時代の変化に対応していきたい」

  消費志向激変

 藤崎は1819(文政2)年、大町に開業した太物商(木綿商)が始まり。1912(明治45、大正元)年に株式会社「藤崎呉服店」を設立、30(昭和5)年に「藤崎」に社名変更し、本格的な百貨店経営に乗り出した。

 戦後の高度成長期から平成初めのバブル期にかけ、業績は右肩上がりだった。売上高は50年代の10億円台が90年代には500億円台に達した。70代の藤崎OBは「ブランド品がどんどん売れ、同僚と『給料は10年で倍になるな』と話していた」と明かす。

 バブル崩壊後は消費マインドが冷え込み、売り上げが大幅に減少。2008年のリーマン・ショックで消費不振が一段と深刻化した。売り上げの構成比も変遷し、以前は衣料品が6割近くを占めたが、現在は3割程度に減少。食料品が衣料品と並ぶ主力となり、雑貨も伸びている。

 営業推進部の斎藤重禎ゼネラルマネージャー兼本店長代行(59)は「入社した1980年代と比べ、消費者の志向や生活スタイルが大きく変わった。古いものに固執せず新しいことに挑戦し、お客さまに合ったサービスや商品を提供していくことが大切だ」と話す。

  若手 原動力に

 環境の激変に対応し、生産性向上や事業構築につなげようと、藤崎は2018年度、30代の従業員3人でつくる「未来創造ラボ」を経営企画部内に発足させた。

 実践した取り組みの一つに、「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」がある。従業員が担っていた定型業務をパソコンのソフトウエアが代行し、自動化する仕組み。中元や歳暮の商品情報登録、ECサイトの受注処理などに導入し、人的作業計約900時間を削減した。

 ラボの根本雄二さん(36)は「百貨店業界での先例が少ない中、予想以上の業務に適用できた。私たちがリソースを投入すべき業務は何か、従業員に意識の変化をもたらした価値は大きい」と強調する。

 激動の昭和、平成を経て令和へ。藤崎の歴史や実情に詳しい東北大史料館の加藤諭准教授(40)は「藤崎は地域と寄り添い、信頼感がありつつも変化し続けてきた。それこそが200年の強みであり、次の時代に歩みを進める原動力になるはずだ」と指摘する。

3501荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12046.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>バンコク線再開 10月30日から週3便

仙台-バンコク線に使われるボーイング777-200型機(タイ国際航空提供)

 タイ国際航空は7日、仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ国際定期便を5年ぶりに再開させると発表した。タイと東北を行き来する観光客の増加を踏まえ、10月30日から週3往復運航することを決めた。

 仙台空港から水、金、日曜の午前11時15分に出発し、現地時間の午後4時5分にバンコク郊外・スワンナプーム国際空港に到着。同空港発は火、木、土曜の午後11時50分で、日本時間の翌日午前7時半に仙台空港に到着する。

 使用する機材はボーイング777-200型機で、エコノミークラスが279席、ロイヤルシルククラスが30席となっている。

 タイ国際航空は2013年12月、仙台-バンコク間の定期便を初めて就航させたが、同国で反政府デモが発生した影響で搭乗率が下がり、14年3月限りで休止した。

 近年、雪や桜を見るため東北を訪れるタイの観光客が増加し、仙台空港を発着するチャーター便が頻繁に運航されていた。

3502荷主研究者:2019/07/07(日) 11:07:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_13012.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>深夜便数を抑制 時間延長目指す宮城県、新たな騒音対策提示へ

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を含む運用時間延長を目指す宮城県が、深夜帯の離着陸便数を抑制するなど新たな騒音対策をまとめ、地元に提示することが6日、分かった。延長に必要な地元同意に向け、騒音への不安解消を図る。

 対策は(1)午後11時〜翌朝5時の離着陸を1夜間2回以内に制限(2)市街地上空を避け、海側に離着陸する「優先滑走路方式」の実施率向上(3)住宅の防音対策に助成制度を創設-の3項目。

 深夜帯の離着陸回数は、2044年度の乗降客数を550万人、貨物取扱量2万5000トンとして試算。午後11時〜翌日午前5時は鉄道が運行していないことなどから1.7便にとどまると見込んだ。

 延長を目指す時間帯のうち、夜間(午後9時半〜11時)と、早朝(午前5時〜7時半)は計16.1便の離着陸を想定した。深夜帯の便数を抑えることで、住民の騒音に対する懸念を払拭(ふっしょく)したい考え。

 優先滑走路方式は既に導入しているが、実施率は5割強にとどまっている。風向、風速に加え、離着陸が同じ方向になるため、主に混雑時間帯は山側に離陸するケースが多い。

 県は2016年4月〜17年3月の気象データを基に試算した結果、便数が少ない午後10時〜午前7時に同方式を運用できる割合は、離陸時77.8%、着陸時87.6%に引き上げられるとした。

 防音対策は、航空機騒音防止法で補助対象外となる62デシベル以下の地域のうち、57デシベル以上の地域で、寝室の内窓やエアコンの設置への助成を打ち出す。

 県は新たな対策を7日の岩沼市議会調査特別委員会で示すほか、地区協議会や町内会などに順次説明する。

3503荷主研究者:2019/07/07(日) 11:08:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190608_12043.html
2019年06月08日土曜日 河北新報
高速4路線を値上げ ミヤコーバス、来月から

 ミヤコーバス(仙台市)は7日、仙台-気仙沼線など仙台発着の高速バス4路線の運賃を、7月1日から一部区間を除き値上げすると発表した。運転手不足に伴う賃金引き上げや車両更新など、経費の増加による採算悪化が理由。

 対象は気仙沼のほか古川、加美、鳴子の各路線。片道の値上げ幅は仙台-本吉の200円が最大で、2100円になる。仙台-気仙沼は100円増の2100円。仙台-古川、仙台-大衡は900円で据え置く。

 気仙沼線は三陸道歌津インターチェンジ(IC)-小泉海岸IC間を高速道に経路変更し、2停留所を廃止。所要時間は8分短縮する。気仙沼発の朝2便は東北大病院(仙台市青葉区)まで延伸する。延伸分の運賃は100円。一部ダイヤ改正も行う。

 古川線、加美線、鳴子線は3カ月定期を新設する。

3504荷主研究者:2019/07/07(日) 11:26:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_12039.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<トヨタ東日本>子会社シーエスシー、仙台事業所8月開設 受発注システム開発

郡市長に立地表明書を提出した三浦社長(左)

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)子会社のシステム開発会社「シーエスシー」(静岡県裾野市)は10日、仙台市青葉区に今年8月、仙台事業所を開設すると発表した。三浦聡社長が同日、市役所で郡和子市長に立地表明書を提出した。

 仙台事業所は現在、トヨタ東日本内にある駐在所を拡充する形で開設する。駐在所の従業員を異動させるなどし、10人体制で始動する。トヨタ東日本の人事管理システム、同社の発注先企業の受発注システムの開発、保守などを担う。

 三浦社長は「トヨタ東日本の工場がある岩手、宮城両県の中間地点も検討したが、人材採用などの面で仙台市が適切と判断した。情報系の専門学校が非常に多く集中し、IT企業も集約している」と説明した。

 郡市長は「若者だけでなく、市にUIJターンする人の雇用の場が増えると期待している」と歓迎した。

3505荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_11048.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<みやぎ県北高速道>築館工区1.7km開通

開通を祝い関係者がテープカットした

 東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(約24キロ)の栗原市の築館工区(1.7キロ)が完成し、9日に現地で開通式があった。

 片側1車線で国道4号築館バイパスと県北高速幹線道の築館東インターチェンジ(IC)を結ぶ。着工は2013年5月で、事業費は約69億円。

 式典には県や栗原、登米両市の関係者らが出席。村井嘉浩知事は「県北地域の産業、観光振興、救急医療活動への支援に大きく寄与することが期待される」とあいさつした。千葉健司栗原市長や熊谷盛広登米市長らがテープカットして、開通を祝った。

 県北高速幹線道の未完成区間は佐沼工区(登米市、約3.6キロ)のみ。県は20年度の全線開通を目指す。東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)は18年に国土交通省から整備の許可を受けた。着工や運用開始時期は未定。

3506荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45960450R10C19A6L01000/
2019/6/11 19:28 日本経済新聞 北海道・東北
宮城の7事業所が地域創生協議会 課題分析し事業化支援

3507荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12014.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東日本>仙台に新ビル 23年完成、放射光施設と連携

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku01.JPG
再開発される仙台中央ビル。解体は来月始まる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku02.JPG
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 NTT東日本が、仙台市青葉区中央の中心市街地にある仙台中央ビルの再開発に乗り出すことが11日、関係者への取材で分かった。同区の東北大青葉山新キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、施設を利用する企業向けのオフィスや寄宿舎を備えた複合ビルを整備する。完成は施設の稼働に合わせて2023年6月を予定し、来月にも既存ビルの解体工事に着手する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画する。投資額は約100億円。NTT東が所有する土地をグループのNTT都市開発(東京)が借地し、ビルを建て替える。解体は20年9月に完了、新築工事は21年7月開始の見込み。

 上層部を含む半分以上は情報セキュリティー上の安全性を高めたオフィスとなる。膨大なデータの高速処理が可能なサーバーや、NTTグループが独自開発したAI(人工知能)学習向けのサーバーを活用することで、研究の高度化や迅速なデータ解析ができる。

 下層部には企業をはじめ、起業家や投資家、学生らが共同利用するコワーキングスペースを設ける。交流を通じた共同研究や開発を促し、新規事業やサービスの創出を手助けする。企業の研究者らが寝泊まりできる寄宿舎も整備する。

 地上階には、誰もが立ち入れる市民参画空間として「イノベーションスペース」を設置する。放射光施設を利用する企業と住民、学生らが交流できる場所にするほか、情報発信の拠点として利用してもらう。各機能は施設利用が見込まれる企業などに聞き取りして詰めた上で、今後策定する基本設計に盛り込む。

 新ビルはNTT東が青葉区に持つ仙台青葉通ビルなどを経由し、放射光施設と高速大容量の通信回線で結ばれることで、現状で数テラバイト(テラは1兆)〜数十テラバイトとされる膨大な解析データを円滑に利用できる。

 NTT東は新ビルの運用に当たり、連携協定を結ぶ東北大に加え、宮城県や仙台市、地元金融機関などと協調。ICT(情報通信技術)を駆使して地域の課題解決を図り、東北の経済をけん引する「仙台エコシステム」を構築する。

 現在の仙台中央ビルは1962年完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、17年末に閉鎖された。NTT東は再開発に当たり、ホテル建設などを検討したものの放射光施設と連動した街づくりを図る方針に転換した。

[次世代型放射光施設]光速近くまで加速された電子が放つ強力な光を利用し、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。整備運営は官民共同で行う。光科学イノベーションセンター(仙台市)と宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が5者連名で誘致を提案した。3月に敷地造成に着手し、2023年度の運転開始を目指す。国内では九つの放射光施設が稼働しており、創薬や新材料開発など、多分野の製品開発に使われている。

3508荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12030.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>企業集積後押し 産学官の化学反応で人材育成に期待

次世代型放射光施設のイメージ図(左上)と建設用地(光科学イノベーションセンター提供)

 再開発計画が明らかになったNTT東日本仙台中央ビル(仙台市青葉区)は、東北大青葉山新キャンパス(同)に建設される次世代型放射光施設を活用した産官学連携の象徴的な存在となる。先端科学を生かした地域課題の解決や地域活性化に向けて、地元の関係者らは再開発に期待を寄せる。

 放射光施設は2023年度に稼働予定。施設周辺には企業、大学などの研究開発拠点の集積が期待され、既に仙台市と宮城県は税制優遇により立地を加速させる方針を打ち出している。

 市企業立地課の山田健一課長は「企業集積の後押しになる」と歓迎する。市は企業集積に必要な都市基盤整備、中心部の老朽ビル建て替えなど民間投資を促しており、山田課長は「仙台中央ビルが成功例になれば、他のデベロッパーや地権者に波及する」とみる。

 国と共同で放射光施設を整備・運営する産学連携組織「光科学イノベーションセンター」(仙台市)の高田昌樹理事長は「(施設立地に伴う)企業集積の目に見える起点になるかもしれない」と先を見据える。

 放射光施設には膨大なデータのやりとりができる通信環境が欠かせない。「データ管理が重要になる中、NTT東のビジネス展開を注視している。ウィンウィンの関係を築きたい」と関心を寄せる。

 東北は少子高齢化、過疎化といった「課題先進地域」とされる。NTT東と連携協定を結ぶ東北大の青木孝文副学長は「さまざまな産業の現場で情報通信技術(ICT)を駆使して課題を解決し、新しい価値を生み出す人材の定着が重要になる」と指摘。

 その上で東北大が注力する起業家育成を念頭に置き「(新ビルが)産業現場と研究者、学生が化学反応を起こし、人材育成につながる場になるといい」と語る。

 宮城県新産業振興課の日下開副参事兼課長補佐は「県内のベンチャーや中小企業にとっても、利便性の良い街中のビルは魅力的だ。企業の交流、情報交換が進むだろう」と話した。

3509荷主研究者:2019/07/10(水) 20:55:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12029.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>AI実験施設を開設 データ解析に対応

東京・蔵前のスマートイノベーションラボの作業スペース(NTT東日本提供)

 NTT東日本は本年度、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)技術の実証実験施設を仙台市青葉区の仙台青葉通ビルに開設する。地域活性化などを狙いとした仙台中央ビルの再開発に先行して地元企業や大学と共同でデータ解析や検証に取り組み、新ビジネスの創出や社会課題の解決を図る。

 施設の名称は「スマートイノベーションラボ」。AI学習に必要なデータを高速処理する専用サーバーや共同検証ルームを備え、NTT東と共同で実証実験を行う企業や研究者らに無償で貸し出す。

 膨大なデータ解析に対応し、時間差(タイムラグ)が小さい「低遅延」で安全な通信環境を提供。専門スタッフがデータの収集・解析をサポートする。

 地元企業と東北大などの産学連携による利用を想定し、新技術を生かしたビジネスの検証と実現を後押しする。IoTによる農・漁業の効率化に向けたデータ収集にも取り組む方針。

 2023年に完成予定の仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶ計画で、次世代型放射光施設を軸とした「仙台エコシステム」の一角も担う。利用状況などを踏まえ、将来的には同ビルへの移設も検討する。

 NTT東は昨年6月に蔵前ビル(東京)にラボを開設。企業や自治体などと約20の実証実験を行い、AIによる部品外観検査の省力化やカメラ映像の分析に取り組んできた。地域ごとに異なるニーズに対応しようと、仙台のほか札幌市にも年度内の開設を予定する。

 宮城支店の担当者は「さまざまな課題を地域と一体になって解決し、特色ある発展を手伝いたい」と話す。

3510荷主研究者:2019/07/10(水) 20:58:03
>>3362
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1189947.html
2019年6月12日 15:58 ケータイWatch
細田 頌翔
楽天モバイルが仙台に新店舗、「Apple 仙台一番町」跡地に出店

 楽天モバイルは、「楽天モバイル 仙台一番町店」を7月12日にオープンする。出店場所は宮城県仙台市の「ぶらんど〜む一番町商店街」内で、1月に閉店した「Apple 仙台一番町」の跡地。

 4月にオープンした「楽天モバイル 渋谷公園通り店」「楽天モバイル 池袋東口店」に続く大型店舗で、東北地方最大の楽天モバイルショップとなる。

 商店街から気軽に入店・相談できるように、出入口付近にコンシェルジュカウンターを設置。また、契約カウンターは従来の横並びではなく、両隣を気にせず手続きできる個別の丸テーブルを採用する。

 営業時間は10時〜20時、最終受付は19時。地下鉄東西線「青葉通一番町」駅から徒歩約4分の場所にある。

3511荷主研究者:2019/07/10(水) 21:14:00
>>3507-3509
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_12001.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>人と情報集まる場に/中村浩宮城事業部長に聞く

[なかむら・ひろし]上智大卒。1986年NTT入社。NTT東日本取締役ビジネス開発本部副本部長兼第1部門長などを経て、2017年6月から現職。宮城事業部宮城支店長、東北復興推進室長を兼務する。56歳。東京都出身。

 NTT東日本の中村浩取締役宮城事業部長が河北新報社のインタビューに応じ、仙台市青葉区の仙台中央ビル再開発計画について「人と情報が集まるビルを中心に、企業、自治体、東北大と連携する仕組みをつくり、仙台の街を盛り上げたい」と話した。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -産学官が協調して地域活性化を図る「仙台エコシステム」の構築をコンセプトとして掲げる。
 「これからは企業や自治体が持つデータの連携が必要になる。人が出会い、データを持ち寄り、新たなものを生み出す環境をエコシステムと呼んでいる。新しいことを始めようとする人が加わり、そうした循環をうまく回すことで仙台を盛り上げたい」

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の建設は仙台にとって明るい話題で、コンセプトを考える一つのきっかけになった。施設に集まる企業、研究者らには仙台に成果を落としてもらいたい。仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶことで、企業の開発部門の入居をイメージしている」

 -設備などの特徴は。
 「通信に対するニーズは増える。仙台青葉通ビル(青葉区)のデータセンターと連携することが大きな特徴だ。他社の通信回線も導入して災害時の事業継続計画に対応するほか、高性能のコンピューターを備え、自前のハードを持たない人も人工知能(AI)活用やビッグデータ解析ができる。分析などはわれわれがサポートする」

 -新ビルに期待することは。
 「街が元気になるような仕組みをつくり、通信会社として情報の中心的な存在にできないか、との思いがあった。みんなが集い、仕事ができるコワーキングスペースを設けた。人と情報が集まるビルにしたい」
 「仙台は学生が多いが、卒業後は県外に出る人が少なくない。卒業後もそのまま働ける街であってほしい。学生を中心としたベンチャーも、老舗も大企業も自治体も、一緒に仕事ができる環境を整える」

 -宮城以外の東北との連携は。
 「各県にあるデータセンターを結びたい。仙台で解析した結果を各県に送ることもできる。ビルを中心に仙台、東北全体が盛り上がる仕組みをつくっていく」

3512荷主研究者:2019/07/10(水) 21:22:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_13035.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
地下街のない街仙台 構想浮かんでは消え半世紀

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku01.JPG
店舗がなく、壁面広告が続き殺風景な仙台駅の東西地下自由通路

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku03.JPG
店舗が連なり、にぎやかな札幌市の地下街=札幌市中央区(札幌都市開発公社提供)

 「仙台市にはどうして地下街がないの?」。素朴な疑問が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。JR仙台駅に地下自由通路や地下歩道はあるものの店舗はなく、地下街とは様相が違う。東北最大、人口108万都市なら地下街があってもよさそうなのに、なぜ存在しないのか。取材を進めると、地下街構想が浮かんでは消えた仙台特有の事情があった。

◎駅前商店街の反発強く

 JR仙石線の地下化で、2000年に全面開通した仙台駅の東西地下自由通路。東口の宮城野通からJR、市地下鉄の駅構内を経て青葉通、あおば通駅まで約700メートルをつなぐ。

 途中、エスパル仙台店の食料品売り場に入る約40メートルはにぎにぎしい。それ以外は壁面広告が続き、殺風景だ。市民が黙々と歩く文字通りの「通路」。東北の玄関口としては少し寂しい。

 地下街を整備する話は、これまで一度もなかったのか。市都市整備局に尋ねると、幹部職員は記憶をたどり「昔はあったが、中心商店街が反対して立ち消えになった」と教えてくれた。

 河北新報に掲載された過去の記事を調べると、地下街の開発は1960年代ごろ、全国で進んだ。仙台も時流に乗ろうと商工会議所が67年、検討委員会を設置したものの実現しなかったと分かった。

 その後も82年の東北新幹線開業、87年の市地下鉄南北線開業、仙石線の地下化、2015年の東西線開業など、仙台駅の姿が変わるたびに地下街を望む声は上がった。ただ、具体的な話には発展しなかった。

 市議会の会議録をたどると、構想が水泡に帰した背景が分かる。02年、当時の市幹部はこう答弁した。

 「新幹線の関係で(仙台駅整備構想の)絵としては出ていたが、地元商店街の地盤沈下になるということで相当タブー視され、具体的には進まなかった」

 名掛丁商店街振興組合(青葉区)の元理事長岩崎一夫さん(81)は、南北線開業前の地元経済界の空気を覚えている。

 「反対というよりは、やめた方がいいという雰囲気だった。地下街は危険で、コストがかかる。大型店が進出し、地上店舗の不利益になるとの理由だった」

 市中心部は駅前から中央通、一番町にかけて六つの商店街がアーケードを連ね、仙台の「顔」として歴史を刻んできた。地下街は新たな顔となる恐れがあり、街を支える商店街には受け入れ難い構想だった。

 「政令市になると、どこも判で押したように地下街を造りたがるが、地元商店街が衰退するだけ。地下街は喫緊の課題じゃない」

 クリスロード商店街振興組合(青葉区)の前理事長鈴木泰爾(ひろみ)さん(78)は90年代後半、当時の藤井黎市長にこう強くくぎを刺したことを思い出す。

3513荷主研究者:2019/07/10(水) 21:23:07
>>3512-3513 続き

◎72年大阪の大規模火災機に規制強化

 都市空間を有効利用した地下街は、にぎわいの核になる。JR東京駅の八重洲地下街は有名。約180の飲食店などが連なり、首都の活気を支える。札幌市のさっぽろ地下街、福岡市の天神地下街など全国20政令市の約半数に存在する。東北はJR盛岡駅西口に小規模な地下街がある。

 「仙台は商店街の反対もあったが、構想が浮上した時期も良くなかった」

 東大大学院工学系研究科の広井悠准教授(都市防災論)は、仙台に地下街がない要因をこう指摘する。

 地下街開発は1960年代ごろピークを迎え、仙台商工会議所も67年に検討委員会を設置した。ところが、72年に大阪・千日デパートで118人が犠牲になる火災が発生し、地下街開発は規制が強化された。

 広井准教授は「当時、駅前整備は地下街とペデストリアンデッキの二択だった。地下街の規制が厳しくなり、仙台は後者を選択したのだろう」と解説する。

 今後も仙台に地下街が生まれる余地はないのだろうか。

 実は、あの殺風景な仙台駅の東西地下自由通路には驚きの仕掛けがある。JRと市地下鉄の間の約200メートル区間は壁が薄く、くりぬけばいつでも店舗が設営できる構造になっている。

 市都市整備局の幹部は「将来、地下街開発の機運が高まったときに備え、可能性を残している」と明かす。

 肝心の機運はどうか。仙台商工会議所の広報担当者は「議論は全く出ていない」と話す。市幹部も「将来のまちづくりの選択肢という程度」と冷ややかだ。

 青葉通沿いの企業や商店街などでつくる協議会は昨年9月、「青葉通まちづくりビジョン」を公表した。仙台駅の地下自由通路を市地下鉄東西線青葉通一番町駅まで延長し、地上と地下を回遊できる歩行者ネットワークを提唱した。ただし、ビジョンに地下街開発の構想はなかった。

 協議会の渡辺博之副会長(58)は「札幌、名古屋などのにぎわう地下街もあるが、仙台は事情が異なる。いまさら地下街を造るより、地上の商店街を活性化すべきだ」と強調する。

 近年、地下街は大規模災害時の一時避難場所の役割も担う。天候に左右されず安全な空間を提供できる利点が見直されつつある。

 広井准教授は「地下街は人に優しい空間で、にぎわいづくりのツール。街の活性化を目的に全国で再び地下街開発が進んでおり、仙台で議論が再燃してもおかしくない」と指摘する。

(上村千春)

3514荷主研究者:2019/07/10(水) 22:06:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12040.html
2019年06月14日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>出張拠点や営業所機能、起業家らで活況 シェアオフィス浸透

エンスペースのラウンジ。カフェのような雰囲気で、利用者やスタッフが気軽に集まり交流する

秘書機能を備えたリージャスクラックス仙台=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市中心部でシェアオフィスが活況だ。首都圏など県外からの出張拠点、企業の営業所機能のほか、起業家やフリーランスの活動の場としても幅広く活用される。利用目的によってサービスや雰囲気もさまざま。大規模オフィスビルの不足感も追い風に、オフィスの新しい形として定着しつつある。

(報道部・古賀佑美)

◎新形態 個々のニーズに対応/人脈の拡大も後押し

 青葉区国分町1丁目の7階建て複合ビルを丸々使った「enspace(エンスペース)」は、東北最大級のシェアオフィスとして昨年6月に開業した。ITサービス業エンライズコーポレーション(東京)が運営する。

 個室80室のほか、共有の仕事場として使うコワーキングスペースや会議室を備え、IT関連企業など62社が利用する。ビジネス交流会などのイベントには開業以来延べ約2万5000人が訪れた。利用者が集うラウンジはカフェのような雰囲気だ。

 利用する経営コンサルタント「サーキュレーション」(東京)の横谷尚祈さん(32)は「内装のデザインが凝っていて雰囲気が気に入っている。人脈が広がるのも利点だ」と話す。施設内に8月、東北支社を開いて腰を据えるという。

 仙台でのシェアオフィスサービスは2010年、JR仙台駅に隣接する仙台マークワンビルに業界大手「リージャス」がオープンして本格化した。大手不動産会社も参戦した現在は市中心部に少なくとも15拠点。レンタルオフィス、コワーキングスペースなど名称もさまざまだ。

 リージャスはホテルのフロントのような落ち着いた雰囲気のエントランスが印象的。受け付けスタッフが電話の取り次ぎや郵便の受け取りをしてくれる秘書機能があり、弁護士など来客が多い士業にも人気だ。

 今月1日、青葉区中央2丁目にオープンした丸紅リアルエステートマネージメント(東京)の全国1号店「M-LABEL(エムレーベル)」は個室メインのシンプルな造り。東京から2時間弱という仙台の地の利を生かし、出張拠点としての利用を見込む。

◎空室不足 働き方改革も影響/開設一層進む可能性

 仙台市でシェアオフィスが拡大する背景には、オフィスビルの空きが不足していることに加え、働き方の変化も影響している。2020年にはJR仙台駅周辺に大型ビルの完成が相次いで予定され、シェアオフィスの開設が一層進む可能性もある。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた市内のオフィスビル空き室率の推移はグラフの通り。08年のリーマン・ショック後にオフィスの撤退と縮小、大型ビルの供給が重なって一時20%を超えた。その後は景気回復の一方、新規供給がなく18年末には過去最低の4.40%を記録。賃料は坪単価1万円弱に高止まりする中、初期経費のいらないシェアオフィスが台頭した。

 不動産仲介の三幸エステート仙台支店によると、18年に市内で開設したオフィスの6割が100平方メートル以下と小規模。森本泰史支店長は「仙台の営業所は3〜5人が多く、小割りのシェアオフィスがなじむのではないか」と分析する。

 営業や専門職は会社に固定デスクを置かない働き方が広がりつつある。不動産サービスCBREの稲毛敦士仙台支店長は「シェアオフィスは在宅と会社勤務の間。働き方改革の時流に乗り、ビジネスとして確立された」と考える。

 仙台のオフィスビルは20年に大型4棟が完工し、仙台駅周辺への密集が進む。リージャス日本法人の親会社で貸会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)の河野貴輝社長は「駅前のビルに大企業が入れば、取引する中小の会社が近くのシェアオフィスを使うようになるだろう」と見込む。

 市産業振興事業団の起業支援センターの笹井一史センター長は「小さな企業でも中心部にオフィスを構えられれば対外的な信用力も高まる。人脈も広がりやすく、起業の環境が整う」と歓迎する。

3515荷主研究者:2019/07/10(水) 22:42:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_11046.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
音楽ホール建設「二重行政」 新県民会館と「同じ」 仙台市議会で一般質問指摘次々

 「後世から用途の重なる不要な施設と批判されかねない」。18日の仙台市議会6月定例会一般質問で、市が検討する音楽ホール建設と、県が進める青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の市内への建て替えを巡り「二重行政」との指摘が相次いだ。

 渡辺拓氏(自民党)は県の有識者会議が県民会館の移転先として、宮城野区の仙台医療センター跡地を適地としたことに触れ「比較的近い場所に同じような施設ができる」と懸念した。

 市はクラシックを中心とした2000席規模の多機能型ホールを市中心部に整備することを検討する。一方、県も県民会館を2000席規模を視野に入れた劇場型ホールに建て替える。

 渡辺氏は二つの施設の機能分担や集約に関し「トップ同士が話し合うべきだ」と提案。2016年の地方自治法改正で設置され、同年7月の初会合以来、休眠状態が続く市と県の調整会議を再開させ、村井嘉浩知事と協議するよう求めた。

 柳橋邦彦氏(市民ファースト仙台)は「市単独での音楽ホール建設には反対する」と宣言。「少し前なら二重行政と言われたはず。せっかく県が興行型ホールを造ると明言したのだから、感謝すべきだ」と語り、建設構想の撤回を迫った。

 郡和子市長は、新県民会館は「比較的大音量のポップスなど中心」、音楽ホールは「生音源のオペラなど舞台芸術で力を発揮」と違いを説明。「(機能を)すみ分けて議論が進んでいる。知事とは今後も意見交換する」などと答弁した。

3516荷主研究者:2019/07/10(水) 22:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_12005.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
仙台市中心部の通行量 JR仙台駅周辺に集中 東西通路など3地点で過去最高

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190619kahoku01.JPG
通行量トップだった仙台駅の東西自由通路

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 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜日(5月24日)と日曜日(26日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。両日ともJR仙台駅・東西自由通路がトップで、調査を始めた1972年以降で最高を記録した。ペデストリアンデッキ・エスパル前とハピナ名掛丁商店街内の松沢蒲鉾店前でも過去最高となり、人の流れが駅周辺に集中する傾向が顕著に表れた。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。平均は金曜4万62人、日曜4万9007人といずれも前年比2.8%増だった。

 東西自由通路は金曜が5万9119人、日曜が6万9535人と2割以上の大幅増。日曜のペデストリアンデッキは3.7%増の5万8158人、名掛丁は6.7%増の6万619人で過去最高を記録した。調査日にプロ野球東北楽天のホームゲームがあったことも影響した。

 2016年以降は商業施設やホテルの開業が相次ぎ、駅周辺の3地点は年々通行量が増えている。一方、ぶらんどーむ一番町商店街の大井宝石店・フォーラス前、一番町四丁目商店街のカワイ・浅久前は金、日曜とも前年を下回った。

 商議所の担当者は「駅前の通行量が全体をけん引している。定禅寺通まで回遊させる施策が必要だ」と話した。

 調査は毎年、5月の金曜と日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3517荷主研究者:2019/07/28(日) 10:29:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190620_11012.html
2019年06月20日木曜日 河北新報
老朽化進む「鶴ヶ谷第2市営団地」 10棟に集約、土地活用へ 地域再生目指す

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 仙台市は1970年代に建設し、老朽化が進む宮城野区の「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に乗り出す。約11万平方メートルの敷地に広がる58棟の集合住宅を建て替え、バリアフリーの高層住宅10棟に集約し、土地を有効活用する。2021年度に着工し、34年度の完成を予定する長期プロジェクト。「成熟団地」の再整備により、高齢化に直面する地域の再生を目指す。

 第2市営住宅は、2〜9階建ての集合住宅60棟1630戸が立ち並ぶ。このうち2棟は東日本大震災後に建て替えたが、残る58棟は1970〜73年度に建設され、50年近くが経過する。

 昨年9月時点で1198世帯が入居。このうち40.4%は65歳以上の高齢者の単身世帯が占める。建物はバリアフリー化が進んでおらず、一部を除きエレベーターが設置されていない。

 再整備の基本計画によると、新市営住宅は10棟1042戸を建設し、現在の約7割に抑える。市営住宅再整備後の再入居率が近年、約6、7割にとどまる傾向などを踏まえた。

 住宅は45%を単身者向け(2K、35平方メートル)とする。2、3人世帯向け(50平方メートル)は45%、4人以上世帯向け(65平方メートル)は10%の割合で整備する。

 建物は敷地中央に集約し、7棟は高層の8〜10階建て、3棟は低中層の5、6階建てとする。1階は車いす対応とし、全棟にエレベーターを2基設置する。

 建物の集約で、敷地周縁部に計4万5500平方メートルの有効活用地が生まれる。市はさまざまな施設の立地可能性を検討し、地区全体の活性化に結び付ける。

 再整備は五つの工区に分けて実施する。着工区の入居者の敷地内移転、解体・建設工事、次の工区の入居者移転を順次、繰り返す。市は7月に全体説明会を開催し、2019年度内には基本設計に着手する。

 鶴ケ谷団地は1967年、市がモデル住宅地として造成に着手した。70年までに建設された「第1市営住宅団地」は、2017年度に建て替えを終えている。

3518荷主研究者:2019/07/28(日) 10:30:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190621_13011.html
2019年06月21日金曜日 河北新報
地域商圏の衰退鮮明 仙台への一極集中が加速 18年・宮城県調査

 宮城県は、県内の消費者が買い物する地域を調べる2018年消費購買動向調査(商圏調査)の結果をまとめた。各商圏を訪れる地域内外の買い物客数(吸引人口)は仙台市以外の10商圏で減少。仙台への一極集中と、それ以外の地域の商業基盤の衰退傾向が鮮明になった。

 調査対象となる商圏の数は、15年調査時と比べて1減の14となった。旧志波姫地区で、日用品や食料品などを除く商品の地元購買率が25.1%となり、商圏形成要件(30%)を満たさなかった。

 東日本大震災後に進んだ地域の人口減少などを背景に、旧気仙沼の吸引人口が15年比15.5%減の4万6607、旧築館が15.0%減の1万307になるなど、6商圏で10%以上の大幅減となった。

 仙台市内の4商圏はいずれも増加した。仙台宮城野は9.3%増の14万7013だった。15年7月に仙台うみの杜水族館が開業した影響で、周辺商業施設の利用客が増えたことが理由とみられる。

 市中心部を含む仙台青葉の吸引人口は34万8489で、微減だった前回から1.5%の増に転じた。商圏に含まれる市区町村は前回比5増の33となった。仙台圏以外の県北、県南にも広がる「超広域型」の商圏を形成し、商圏人口は県内の74.9%を占めた。

 吸引人口10万人以上の広域型が仙台太白、仙台宮城野、仙台泉、名取、旧古川、旧石巻。同2万人以上の地域型が多賀城、利府、富谷、大河原、旧迫、旧気仙沼。規模が小さい地区型は旧築館のみとなった。

 県商工金融課の担当者は「商圏は県内にバランスよく分布しているのが理想だ。地域の商業をどう振興するかが課題になっている」と分析する。

 商圏調査は18年10月中旬、県内公立小3年の保護者を対象に調査票1万3637枚を配布し、79.7%から回答を得た。合併前の旧市区町村単位で買い物の動向を調べる。

3519荷主研究者:2019/07/28(日) 10:35:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190622_12029.html
2019年06月22日 河北新報
<インバウンド>仙台空港→村田・蔵王・川崎 観光拠点を結ぶ高速バス今年も

仙台空港を出発するエアポートライナーの第1便

 仙台空港と村田、蔵王、川崎の仙南3町の観光拠点を結ぶ高速バス「みやぎ蔵王三源郷エアポートライナー」が21日、2019年度の運行を開始した。来年3月31日まで1日2往復運行し、訪日外国人旅行者(インバウンド)を中心に2次交通として活用してもらう。

 18年度に続く運行で事業費は約1000万円。国の交付金を活用した18年度とは違い、19年度は3町が事業費を出した。路線は18年度と同じく仙台空港発の便は村田、蔵王を順に経由し、最終地点の川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園までを約1時間50分で結ぶ。

 停留所は遠刈田温泉神の湯前(蔵王町)など3カ所増やし、10カ所とした。運賃は仙台空港から道の駅村田(村田町)が800円、みやぎ蔵王こけし館(蔵王町)1000円、湖畔公園1400円と設定した。

 18年度の1日当たりの利用者はほぼ1桁で、ゼロの日もあったという。村上英人蔵王町長は「バンコク便が復活する時期に合わせ、プロモーションに出向く。旅行企画も用意しており、インバウンドの利用者を増やしたい」と話した。

 仙台空港で式典があり、3町の関係者ら約20人が出席し、第1便の出発を祝った。

3520荷主研究者:2019/07/28(日) 10:40:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190624_11031.html
2019年06月24日月曜日 河北新報
<ニュース深掘り>名取・閖上で「まちびらき」 先行例の知見生かして

まちびらきを迎えた名取市閖上地区の街並み。コミュニティーづくりなど課題は多い

 東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で5月下旬、復興の一里塚となる「まちびらき」があった。イベントなどを通じて活気を取り戻しつつある閖上の姿を市内外に発信したが、被災者の心のケアやコミュニティー形成などソフト面の復興は緒に就いたばかりだ。暮らしやすく、にぎわいのある街をどうつくっていくか。地域再生の試みは「祭りの後」に正念場を迎える。

 「『買い物に困っている』『病院が近くにない』という話はよく聞く。でも、かつてのような近所付き合いがなくなり、不安だというのが一番じゃないかな」。閖上中央町内会長の長沼俊幸さん(56)が地域の課題を挙げる。

 「昔も不便だったが、近所を何軒か回れば誰かが助けてくれた。今はどこに誰が住んでいるのか分からないから寂しいだろうね」

 長期化した仮設住宅暮らしの影響も残る。イベントでは同じ仮設団地にいた住民同士が集まり、賃貸住宅など「みなし仮設」からの移住者らは孤立しがちだという。

 復興まちづくりが進み、被災経験のない新住民の転入が続く。地域の構成員は多様性を増している。長沼さんは「仮設時代よりコミュニティーづくりは難しい」とため息をつく。

 閖上復興に向けた土地区画整理事業の着工は、震災の約3年7カ月後。現地再建か否かを巡って住民の合意形成が難航したのが理由だった。

 被災地では後発になったものの、各地の先行例に学び、迅速な課題解決につなげることも可能になったはずだ。閖上地区まちづくり協議会代表世話役の針生勉さん(56)が「後出しじゃんけんは負けない」と言う通り、知見を生かした取り組みに期待したい。

 住民の交流に向けては、仙台市あすと長町地区の災害公営住宅の事例も参考になる。

 入居者の孤立防止を目指すNPO法人の仲介で、多様な団体が集会所を拠点にイベントを開く。参加者の顔触れが固定化しないための工夫だ。「あすと食堂」という食事会ではテーブル席以外にカウンター席も用意し、1人でも入りやすい環境を整えた。

 仙台に限らず、被災各地で災害公営住宅や集団移転先でのコミュニティー形成の試みが重ねられている。住民主体の取り組みを基本としつつ、外部の知恵や支援を柔軟に取り入れる発想は欠かせない。

 閖上は住宅街だけでなく、地域経済や観光の拠点機能を併せ持つのが大きな特徴だ。震災メモリアル公園や来春開館予定の震災伝承館のほか、グルメやレジャーなどの集客施設が続々と開業している。

 山田司郎名取市長は今後の重点項目として(1)定住促進(2)交流人口拡大(3)企業誘致-の3点を挙げる。住民の協力を得ながら地域の魅力を発信することで、さらに人や企業を呼び込む好循環が生まれることだろう。

 苦難を乗り越え、生まれ変わろうとする閖上。まちびらきには市内外から予想を超える2万人が訪れ、高いポテンシャル(潜在力)を示した。地域の未来は明るい。そう確信している。

(岩沼支局・小沢一成)

[閖上の復興まちづくり]計画人口は震災前の4割弱となる約2100人。5月末時点で1265人が暮らす。現地再建への合意形成が難航し、土地区画整理事業の認可が2013年11月、工事着手が14年10月と遅れた。災害公営住宅の整備は18年12月までに完了した。地区内では津波で住民754人が犠牲となり、海から内陸1キロ以内の木造住宅はほぼ全て流失した。

3521荷主研究者:2019/07/28(日) 10:47:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12007.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
ナオミ、東北に営業攻勢 充填機メーカーが食品業者に売り込み

新しい仙台営業所にできたショールーム

 小型充填(じゅうてん)機で国内トップシェアのナオミ(大阪府)は、東北での営業を強化する。仙台市の仙台営業所を5月末に移転・拡大オープンし、20日には東北で初めての製品展示会を開催。人手不足や従業員の高齢化が深刻化する東北の食品業者に売り込み、製造の省力化や自動化を後押しする。

 若林区から泉区に移った営業所は2階建て複合施設の1階部分に入居。床面積約80平方メートルで、ショールームや商談スペースを設けた。広さは従来の約2.5倍で、同社が札幌、広島県福山市、福岡市に配置する計4営業所で最大規模となる。

 ショールームには液体、粘体、球体といった多様な形態の充填物に対応する約10機種をそろえる。顧客が自社商品を持ち込み、充填のテストもできる。

 同社は昨年7月に東北初の拠点となる仙台営業所を開設。それまでの関東支社(さいたま市)管轄に比べ顧客への訪問頻度が増え、アフターサービスも容易になった。売り上げは開設10カ月で初年度目標の2倍を超え、東北の顧客数も2倍に増えたという。

 20日は食品機材を扱う商社向けの展示会を開き、東北で人気が高い空気式の「エアーピストン充填機」の新商品を7月の発売に先駆けて披露した。

 同社の取引先は約5000社に上り、うち4割が水産関連業者。東北ではアカモクなど充填が難しい商品が多い一方で、パック詰めは手作業が主流となっている。同社は作業負担軽減の需要を狙い、高齢者や女性でも扱いやすい小型充填機への転換を進める。

 駒井亨衣(ゆきえ)社長は「少子高齢化の課題解決が会社としての役割。人手不足が顕著な東北で、充填機の拡販を通じて機械化をサポートし、食品業界を盛り上げたい」と話す。

3522荷主研究者:2019/07/28(日) 10:48:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12033.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
インテリジェント・コスモス研究機構の解散決定 新事業の創出担い30年

ICRの解散を決めた株主総会

 東北6県と新潟県の官民が出資する第三セクター、インテリジェント・コスモス研究機構(仙台市、ICR)は24日の株主総会で、解散に関する議案を承認した。1989年の設立以来、新ビジネス創出を推進した30年の歴史に幕を閉じた。

 青葉区のホテルであった総会には約70人が出席。担当者が解散理由や今後の見通しを説明し、議案を原案通り可決した。ICRの内田龍男社長は「東北と新潟の産学官連携に大きな基盤をつくり上げたと自負している。今後は清算の終結に向け努力する」と述べた。

 ICRによると、3月末現在の資本金は約85億円、累積赤字は約36億円。清算会社が年内にも未収債権の回収や未払い債務の弁済をして残余財産を確定し、株主に分配する。

 青葉区に所有した敷地約2ヘクタールと建物6棟は既に一般競争入札で同市内の不動産業者に売却。賃貸スペースに入居するベンチャーなど15社・団体は同じ建物で事業を継続する予定。

 ICRは宮城県や仙台市、東北電力など214社・団体が出資して発足。研究開発会社設立や起業支援など新ビジネスの創出を担った。収入が年々減少するなどして経営環境が悪化。2018年1月に解散方針を決めていた。

3523荷主研究者:2019/07/28(日) 11:04:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12042.html
2019年06月26日水曜日 河北新報
<トップに聞く>再開発へ産官学連携 ICTノウハウフル活用/NTT都市開発・中川裕社長

 複合施設の建設について語るNTT都市開発の中川裕社長

 NTTグループの総合不動産企業、NTT都市開発(東京)の中川裕社長が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社は青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの再開発を担う。「新ビルを皮切りに、ICT(情報通信技術)を組み込みながら全国の各都市が成長、発展していける街づくりに取り組む」と語った。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の稼働に合わせ、国内外の企業の研究所が集まる。新ビルのオフィスやコワーキングスペースは研究者らがデータ解析に使うほか、学生が泊まり込んで議論をし、新しい何かを生み出す場所になればいい。複合的な機能を持たせたい」

 -ビルは17年に閉鎖されて以来、手付かずだった。
 「JR仙台駅から近く、非常に恵まれた場所にある。建物が老朽化し、再開発が課題だった。当初はホテルも検討したが、地元の学生が生き生きと働ける環境をつくるなど、地域に役立てるような施設を整備する方向に変わった」
 「放射光施設は新しい産業や事業を生み出し、仙台が科学技術を基軸にした街として成長するチャンスだ。NTTグループの最先端のICTやサービス、ノウハウをフル活用し、地域を後押ししたい」

 -NTTグループは全国の中核都市を中心に街づくりを進める方針を掲げる。
 「再開発と街づくりをマッチングさせていくことが仕事になる。一方で、全国の中核都市は街を発展させるための計画や志を持っている。切り口は観光などさまざまで、われわれはその手伝いをさせてもらう。行政や財界、街の方々にヒアリングを重ね、みんなが喜ぶ仕組みを考えたい」
 「新ビルのような産官学が連携した施設は当社として初めて。街が継続的に成長するには産業や雇用が必要になる。今後、仙台の事例が全国的に広がり、各地でアイデアが出るといい」

 -7月にNTTアーバンソリューションズ(US、東京)の社長に就任する。
 「街づくり事業を推進する枠組みをNTTグループで構築しようと、都市開発など2社の上にNTTUSをつくった。仙台の再開発が同社最初の街づくりになるかもしれない。若者が生き生きと働ける場、人の集う場が生まれ、実感してもらえたらありがたい」

3524荷主研究者:2019/07/28(日) 11:18:44

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46601190W9A620C1L01000/
2019/6/27 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
巨大顕微鏡「ご用聞き営業」 東北大発ものづくり革命

3525荷主研究者:2019/07/28(日) 11:26:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190629_13018.html
2019年06月29日土曜日 河北新報
楽都仙台に100人収容の新ホール クラシック専用、仙台朝市近くに来春誕生

ビル内に造るホールのイメージ

 仙台市青葉区中央の仙台朝市近くに2020年4月、クラシック音楽専用の小ホールが誕生する。仙台市のピアニスト庄司美知子さんが新たに建設するビルに設け、収容人数は100人。若い音楽家にも使いやすい規模で、仙台の音楽文化の裾野拡大を図る。

 新ビルは鉄筋コンクリート4階で、延べ床面積約644平方メートル。庄司さんの自宅跡に建設する。7月8日に着工、来年4月1日の開業を予定する。

 ビル2階に設けるホールは約92平方メートル。バイオリン演奏などがしやすいよう、ステージはなく天井高約3.2メートルを確保し、自然な残響を目指した設計。座席は可動式で、音楽以外の用途にも使える。ピアノ2台を配備する。

 ホールは、庄司さんが主宰する音楽教室「仙台中央音楽センター」の業務の一環で運営。貸しホールの運用のほか、子どもや中高年を対象としたコンサートなどを定期的に開く。JR仙台駅に近い好立地を生かし、クラシック音楽を身近に楽しむ文化の普及を図る。

 若手音楽家らの独奏や室内楽のコンサートは、200〜300人収容のホールで集客に苦労したり、数十人規模の会場で採算が取れなかったりするケースが少なくない。庄司さんは長年、後進育成に関わる中で「100人規模のホールが欲しい」との声を多く聞き、音楽大学を卒業して仙台に戻る若手が表現できる場をつくろうと開設を決めた。

 庄司さんは「小さいコンクールや個人のリサイタル、発表会にも利用してほしい。仙台朝市で買い物がてら気軽に足を運べるようなコンサートも開きたい」と話す。

 音楽センターは新ビル完成後、隣接する勅使河原ビル内から移転。ホールの他に、ダンスやコーラス向けのスタジオ、ピアノ練習室などを設ける。

3526荷主研究者:2019/07/28(日) 11:28:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00522292?isReadConfirmed=true
2019/7/1 05:00 日刊工業新聞
オフィスナビ、仙台市に支店 東北初拠点

 オフィスナビ(東京都千代田区、金本修幸社長、03・5244・4848)は1日に仙台市に支店を開設する。同社の支店は7拠点目で、東北の拠点は初。新支店の住所は、仙台市青葉区本町1の1の8、電話番号は022・211・6556。

 企業の同市への進出支援に向け、社内連携を通じたスピード感のある業務の推進や、現地の物件貸主との関係性の向上を狙う。

 同市は理工系大学など教育機関が豊富で若年層の人口も多いため、優秀人材の確保に向け、近年オフィス開設が盛ん。また市も市内への企業誘致や支援に力を入れている。

(2019/7/1 05:00)

3527荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12007.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
仙台-中部線就航へ LCCエアアジア 来月上旬想定

仙台空港

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の新規就航を計画していることが1日、分かった。実現すれば、LCCによる仙台-中部間の就航は初めて。

 関係者によると、8月上旬の開設を想定し、午前と午後の1日2往復を運航するとみられる。同社は仙台-中部線の開設を目指したが、2016年10月に見送った経緯がある。

 同社の定期路線は現在、拠点の中部と新千歳(札幌市)、台北(台湾)を結ぶ2路線。エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が日本と北米などを結ぶ長距離路線の開設に意欲を示しており、拠点施設の候補に仙台空港を挙げたことがある。

 仙台空港では、2013年4月にピーチ・アビエーション(大阪)、16年6月にタイガーエア台湾のLCC2社が参入。仙台-関西空港など3区間で定期便を運航している。

3528荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12004.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
パルコ2が3周年 仙台駅前 にぎわいけん引 売り上げ好調 秋に大改装

3周年記念として売り場フロアでこけしの絵付け体験が開かれた=6月30日

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「仙台パルコ2」が1日、開館3周年を迎えた。本館を含むパルコ仙台店全体の売上高は、2018年11月から8カ月連続で前年同月を上回り、好調を維持する。秋には大改装を予定しており、商業施設が集中する駅周辺の集客力がさらに高まりそうだ。

 パルコ2は6月21日から、3周年を記念して東北6県の伝統工芸品の創作イベントを実施。青葉区のパート従業員古沢尚美さん(37)は30日、長女の碧空(そら)さん(10)とこけしの絵付けを体験した。「娘と良い思い出ができた。パルコ2ができてから仙台駅前によく来ている」と話した。

 パルコ2は16年7月1日、30代以上をターゲットに、地上9階、テナント84店でオープン。本館を含む18年度の売上高は前年度比0.8%増の201億9700万円と200億円を突破した。来客数は約1820万人で、19年度は1900万人を見込む。

 6〜9階のシネマコンプレックス、東北名物をそろえた1階の飲食店が好調。18年11月にセミセルフの化粧品売り場を3階に設けたことで中層階の買い回りも増えた。秋にはテナントの一部を見直し、大型総合衣料品店などを入れる。

 パルコ仙台店の久保田晋一店長は「イベントや飲食の『コト消費』が目的のお客さまを『モノ消費』へ誘導することが課題だ。接客やサービスに力を入れ、元気な店を増やしていきたい」と話した。

3529荷主研究者:2019/07/28(日) 11:31:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12053.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
アイベックス、仙台-成田線を再開 全日空便と合わせて1日3往復に 仙台空港で記念式典

仙台市のフラダンスグループが踊りを披露し、成田―ホノルル線の利便性向上をアピールした

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は1日、運航休止していた仙台-成田線を再開した。同路線は既存の全日空便と合わせて1日3往復となる。同日、仙台空港で記念式典が開かれた。

 人気が高い成田-ホノルル線を重視し、往路は午後5時半仙台発、午後6時半成田着。復路は午後4時成田発、午後5時仙台着。成田での最短の乗り継ぎ時間は往路が1時間40分、復路が1時間15分で、既存便から大幅に短縮される。

 シカゴやシンガポールなど世界11都市から仙台までの乗り継ぎ時間も改善される。アイベックスの浅井孝男社長は、「インバウンド(訪日外国人旅行者)とアウトバウンド(出国日本人)双方の増加を促し、東北の地域活性化につなげたい」と力を込めた。

 初日の往路搭乗者数は74人乗りの約半分。うち半数が国際線への乗り継ぎ利用だった。7月の予約状況は現時点で約50%。今後は搭乗率75%を目指す。

 同社ホームページで2日から予約販売する5日〜9月30日分の片道航空券を7000円で販売するキャンペーンを実施する。

3530荷主研究者:2019/07/28(日) 11:32:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190703_73002.html
2019年07月03日水曜日 河北新報
<JR東日本>五輪に向け利用しやすく 仙台や福島など4駅改修へ

仙台城本丸大広間をイメージした仙台駅2階コンコースの床改修後のイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)、あづま球場(福島市)に近い駅のバリアフリー化や美化を目的とした改修を行う。仙台、利府、多賀城、福島の4駅が対象で、本年度中に完了する予定。

 組織委員会などが策定した交通機関の利用しやすさなどについてのガイドラインに対応する。目の不自由な人向けの誘導・警告タイルの改良、多目的トイレの改修や洋式化を図るほか、駅内の壁や床を修繕。仙台駅在来線ホームにある案内サインの4カ国語表記も進める。総予算は6億円弱。

 仙台駅2階の中央口改札外のコンコース床の改修では、天井と同様に仙台城本丸大広間をイメージし、畳を想起させるデザインを採用。歴史が感じられる雰囲気にする。福島駅西口の大ひさしは、福島市と共同で福島県産材を使って整備する。

 五輪期間は宮城、福島両県のボランティアと連携し、駅構内での案内態勢を強化する方針。

3531荷主研究者:2019/07/28(日) 11:49:25

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190706-393908.php
2019年07月06日 09時05分 福島民友新聞
JR常磐線・東京-仙台間『直通特急再開』発表! JR東日本

 来年3月までに計画する常磐線の全線再開に合わせ、JR東日本は5日、東京―仙台間を直通で結ぶ特急列車を再開させると発表した。品川駅か上野駅と、仙台駅の間で運行する方針。

 現在の車両「E657系」を増やして対応する計画で、東京―仙台間の直通運転のほか、途中駅での乗り換えなどの運行区間や停車駅、料金、本数などは検討を続けている。JR東は特急の再開について「復興が進んでおり、沿線都市間の輸送の需要増も期待できる」としている。

 常磐線が品川駅に乗り入れる前の上野―仙台間の特急列車は震災前、一日最大で直通列車が下り3本、上り4本(2011年3月時点)が運行。県内ではいわき、原ノ町など常時停車する駅と、時間帯などによって止まる駅を合わせて最大13駅に停車していた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一時休止し、現在は東京―いわき間に制限されている。

 JR東は、来年3月までの再開に向けて富岡―浪江間の復旧工事を進めている。双葉郡の休止している各駅周辺は、除染とインフラ整備を一体的に進める特定復興再生拠点区域(復興拠点)に指定されており、政府と地元町は来年3月までに、各駅周辺の避難指示を先行して解除する方針。

 門馬南相馬市長「復興の弾み」

 東京―仙台間での特急列車再開の発表を、地元自治体は歓迎した。浜通りの13市町村でつくる常磐線活性化対策協議会の会長を務める門馬和夫南相馬市長は「復興の弾みになる。特急の利活用による経済・産業の発展や観光振興を図るなど、今後も復興の取り組みを進めていく」と喜んだ。

 清水敏男いわき市長は「観光、ビジネスなどによる交流人口拡大や医師確保の推進につながる」と期待。立谷秀清相馬市長も「沿線住民の移動手段多様化、さらには交流人口、関係人口の拡大に寄与すると期待している」と話した。

3532荷主研究者:2019/07/28(日) 12:02:03
>>3113
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190709_12035.html
2019年07月09日火曜日 河北新報
<杜の都信金>新本店が完成、営業を開始 本部機能を集約

関係者がテープカットして新本店ビルの完成を祝った

 杜の都信用金庫が仙台市青葉区国分町3丁目に建設した新本店ビルが8日、営業を開始した。区内に分散していた本部機能と本店営業部を集約した。

 ビルは鉄骨地上6階、地下1階で敷地面積約1200平方メートル。1階に本店営業部が入り、3階以上に総務、経営企画など本部の各部門が移った。2階に大ホールと職員休憩用の図書室を設け、駐車場は地下などに計17台分、現金自動預払機(ATM)は4台備える。

 同信金の前身の一つの旧仙台信金は1932年、同じ国分町通で創業した歴史を持つ。完成記念式で星倫市理事長は「地域社会の発展という設立の原点に立ち返り、充実した金融サービスを提供していきたい」と述べた。

 中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)に移っていた本部機能のうち、システム管理部門は9月に新本店ビルに移る予定。その後の中央支店本部ビルの空きフロアの活用方法は検討中という。

3533荷主研究者:2019/08/18(日) 14:55:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190710_12037.html
2019年07月10日水曜日 河北新報
<エアアジア>仙台-中部線 来月8日に就航

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は9日、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便を8月8日に就航させると発表し、航空券の販売を開始した。LCCによる仙台-中部線の就航は初めて。

 毎日午前と午後の1日2往復、エアバスA320(180席)で運航する。同社として中部-新千歳、中部-台北に続く3路線目で、初の東北路線となる。

 同社は以前計画した仙台-中部線の開設を2016年10月に取り下げた経緯がある。広報担当者は「これまでLCCがなかった路線であり、レジャーやビジネス利用の需要が期待できる」と説明した。

 宮城県の村井嘉浩知事は「愛知県とは自動車産業を中心に経済的なつながりが強く、ビジネス面の交流が一層活発になる」との談話を出した。

3534荷主研究者:2019/08/18(日) 15:19:46
>>3454
http://www.senmonshi.com/archive/02/02EBBMJKHVT055.asp
2019/07/12 建設新聞
【東北・宮城】竹中JVで20年8月の着工へ、東北学院五橋キャンパスの整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、施工業者を竹中工務店・錢高組・橋本店・仙建工業JVに決め、2020年8月にも着工する。

 この事業は、教養教育型の総合大学としての魅力発揮に向け、既存の土樋キャンパスと一体的な「アーバンキャンパス」の構築を目指しており、従来のキャンパス機能に加え市民利用も可能なホールやカフェテリアを設け、地域との連携機能を持つ交流拠点として整備するもの。

 建設用地は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内で、敷地面積は1万7557・15平方㍍。用途地域は商業地域、建ぺい率は80㌫、容積率は西側道路境界より50㍍の範囲が500㌫、50㍍を超える範囲が400㌫。防火指定は防火地域となっている。

 各施設は、礼拝から市民交流まで多目的な「ホール棟」が地下1階地上4階建て、延べ5450平方㍍。自由度と機能性を備えた「講義棟」は地下1階地上7階建て、延べ1万8080平方㍍。多様化する教育メゾットに対応した「高層棟」は地下1階地上16階建て、延べ1万8120平方㍍。教育・研究のシナジー効果を生む「研究棟」は地下1階地上8階建て、延べ1万9970平方㍍。このほか、地下駐車場として延べ2330平方㍍を確保し、合計延べ床面積は6万3960平方㍍を試算している。

 今後のスケジュールは、旧仙台市立病院の解体に際し仙台市条例により環境影響評価の手続きを本年度第3四半期までに行い、12月にも旧仙台市立病院解体工事に着手。併せて五橋キャンパスの実施設計を完了し、20年8月から本体工事に着手、22年9月の本体竣工、23年4月の五橋キャンパス供用開始を目指すとしている。

 なお、設計は佐藤総合計画、環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社

3535荷主研究者:2019/08/18(日) 15:21:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_12036.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<空き室率>仙台駅東0.82ポイント低下の6.67% 大型ビルにITサポート業のコールセンター入居

JR仙台駅東口上空から

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた6月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.23ポイント低下の4.18%と5カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。コールセンターの大型成約があったことが要因。

 地区別では、仙台駅東が0.82ポイント低下の6.67%。駅東口の大型ビルにITサポート業「キューアンドエー」(Q&A、東京)のコールセンターの分室が入った。駅前は人材派遣や教育関連の支店開設が影響し、0.19ポイント低下の2.54%で、過去最低を3カ月連続で更新した。

 一番町周辺は同じビル内での増床があり、0.11ポイント低下の3.13%、県庁市役所周辺は大きな動きはなく、0.02ポイント上昇の6.72%。周辺オフィスは0.19ポイント低下の8.11%。

 同支店の担当者は「広い空き室が少なく、別ビルに分室を設けるケースもある。新規のビルが供給されれば、分室をまとめる動きが予想される」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3536荷主研究者:2019/08/18(日) 15:25:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_72038.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<JR東>スマホ定期券を試験導入 9月から一部路線へ

JR仙台駅

 JR東日本は宮城、秋田、山形、福島などの一部路線で9月から来年3月までの6カ月間、スマートフォンを使った「スマホ定期券」を試験導入する。「Suica(スイカ)」など交通系ICカードが導入されていない区間でも駅の窓口に行かずに定期券を購入できる仕組みで、本格導入に向けて運用面の課題などを洗い出す。

 共同実施する決済代行会社ウェルネット(東京)のアプリを活用。利用者が自身のスマホから定期券を申し込み、画面に券面を表示する。顔写真を表示するなどして他者による不正使用を防ぐ。支払いはクレジットカードのほか、コンビニエンスストアや金融機関の現金自動預払機などでできる。

 対象は水郡線矢祭山-磐城守山、奥羽線大石田-真室川、陸羽東線新庄-最上、陸羽西線新庄-古口、気仙沼線バス高速輸送システム(BRT)柳津-気仙沼、羽越線本楯-西目など9線区の高校生の通学定期。沿線の高校と連携してモニタリングを行うほか、窓口に通学証明書を提出する手続きを省く。

 首都圏や仙台、新潟エリアではモバイルSuicaを活用すれば定期券が購入でき、Suicaが導入されていない区間の利便性向上が課題だった。JR東日本は「地方では定期券を購入できるみどりの窓口の数も多くない。窓口に出向いて並んで買う必要がなく、利点は大きい」と話す。

3537荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_11033.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<仙台市>ガス民営化に向け22日推進委設置 公募再開へ議論開始

 仙台市がガス事業の民営化に向け、エネルギーの専門家らで構成する「市ガス事業民営化推進委員会」を22日に設置し、市内で初会合を開くことが12日、分かった。全国最大の公営ガスを引き継ぐ事業者の公募再開を目指し、条件面などを検討する作業が本格的にスタートする。

 委員は6人で構成する。政府の総合資源エネルギー調査会で委員を務める東京理科大大学院経営学研究科教授の橘川武郎氏、仙台商工会議所専務理事の今野薫氏、公認会計士で東北大会計大学院教授の成田由加里氏、東北大大学院経済学研究科教授の福嶋路氏、弁護士の四元弘子氏、東北大大学院法学研究科教授の渡辺達徳氏が名を連ねる。

 初会合は22日夕に市役所で開く。市はガス事業の概況や2017年の都市ガス小売りの全面自由化など最近の経営環境、民営化を決めた経緯などを委員に説明する。民営化の手法や実施時期などは2回目以降の会合で議論する。

 全6回程度の会合を予定し、今年12月ごろ郡和子市長に推進委の意見を答申する。市は答申を踏まえ、年度内に事業継承者の公募条件を盛り込んだ民営化計画を策定する。

 市は05年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発(同)の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3538荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12044.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<楽天モバイル>仙台・一番町に大型店オープン アップルストア跡、プロ野球チケットも販売

アップル直営店跡にオープンした「楽天モバイル仙台一番町店」

 楽天の子会社で格安スマートフォン事業の楽天モバイル(東京)は12日、全国3店舗目の大型店「楽天モバイル仙台一番町店」を仙台市青葉区にオープンさせた。10月の楽天の携帯電話事業参入も見据え、顧客へのアピールを強化する。

 1月に閉店した米アップル直営店跡で、延べ床面積262平方メートル。ワンフロアの開放感を生かし、出入り口そばにコンシェルジュカウンターを設け、契約カウンターは一般的な横並びではなく丸テーブルを採用。プロ野球東北楽天のチケットも販売する。

 楽天モバイルの飯国壮吾営業企画課長は「仙台の中心部で集客性が高く、東北楽天の地元でグループへの親近感もある」と狙いを説明。15日まで記念キャンペーンを実施する。

 立地するぶらんどーむ一番町商店街はNTTドコモ、ソフトバンク、auの携帯3社に加えワイモバイル、UQモバイルも路面店を構え「ケータイ銀座」の様相。飯国課長は「一緒に携帯業界を盛り上げたい」と話した。

3539荷主研究者:2019/08/18(日) 15:34:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12043.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
仙台「あすと長町仮設住宅」跡地をヤマダ電機が取得

ヤマダ電機が取得した仮設住宅跡地。仙台市の埋蔵文化財調査が行われている

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市内最大規模の仮設住宅団地「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地を家電量販大手ヤマダ電機(群馬県高崎市)が取得したことが12日、関係者への取材で分かった。店舗用地とみられ、着工は早くても2020年度の見通し。

 ヤマダ電機は6月28日、太白区あすと長町3丁目の跡地約2万3700平方メートルのうち東側の約1万6300平方メートルを取得。同社は河北新報社の取材に土地取得の事実は認め、利用方法は「回答を控える」と説明した。東側では20年度まで市の埋蔵文化財調査がある。

 西側は大和ハウス工業(大阪市)が3階の共同住宅8棟を建築中。9月には地上13階のマンションを着工する。

 跡地を巡り、16年11月の市都市計画審議会で1区画当たりの開発条件が「2000平方メートル以上」から「165平方メートル以上」に見直され、一戸建てや個人商店の建設も可能になった。

 市内で最も早い11年4月に完成した同仮設住宅は37棟が連なり、最大220世帯444人が入居。16年12月に解体が終わった。

3540荷主研究者:2019/08/18(日) 15:50:19

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23945
2019/7/13 日刊建設新聞 宮城版
仙台若林4.1haを開発 本年秋頃組合設立へ(長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会)

 仙台市若林区の長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会(庄子喜元委員長)は、事業計画の策定作業を本格化させている。地下鉄東西線沿線の利便性を活かし、事業面積約4.1haに戸建ての住宅用地と業務用地の土地利用を計画する。本年秋頃の事業認可、組合の設立を目指す。

 準備委員会は17年度、地権者8人で設立。田園地域の同地区で、区画整理事業の計画を進める。事業面積は約4.1ha。震災後、区画整理事業が行われた荒井南地区に隣接する。同地区事業では、平坦地で閑静な恵まれた土地を活かす。

 土地利用計画案は、事業地の約6割(約3.8ha)を戸建て住宅用地、約0.3haを業務用地として医療・福祉系企業の誘致を計画する。業務代行予定者は、オオバ(本社・東京都千代田区、東北支店・仙台市青葉区)、トヨタホーム(本社・愛知県名古屋市、トヨタホームとうほく・仙台市泉区)、積水ハウス仙台支店(仙台市青葉区)の3社で、組合設立後は業務代行者として工事発注等の手続きを進める。

 3社は、荒井地区での事業実績がある。オオバの佐々木功夫まちづくり部長は「荒井周辺の事業と一体感を持ち、子育て世代の方々が安心して住める街並みを形成して欲しいというオーダーをいただいている。既存する周辺住宅や近隣の利便施設、または地区内に位置付けた医療・福祉施設等と調和の取れた住宅団地をつくることが我々の命題だ」と話す。

 既に街並みが形成されている荒井南地区では、ハウスメーカー各社が連携し建築する住宅のガイドラインを作成し、統一感のあるまちなみが生まれ高い評判を得ている。

 庄子委員長は「平坦で閑静な住みやすい立地を活かし、近隣にお住まいの方々の協力のもと、より住みやすいまちになるよう、また、地下鉄周辺区域の発展、人口増加に寄与出来るよう住宅地の提供していきたい」と決意を語る。

 仙台市は本年5月、同地区について、区域区分変更の都市計画を決定。市街化区域に編入し、用途地域を第一種低層住宅専用地域に指定する。同地区事業の計画人口は約260人。周辺には小中学校や複合商業施設が立地する。

3541荷主研究者:2019/08/18(日) 15:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190714_12029.html
2019年07月14日日曜日 河北新報
香港・台湾便も検討 仙台-バンコク便10月再開、タイ航空社長「仙台に可能性」

バンコク-仙台便への期待を語ったタイ国際航空のスメート社長

 タイ国際航空のスメート・ダムロンチャイタム社長が13日、仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)を訪れ、河北新報社の取材に応じた。10月から5年ぶりに再開する仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ週3往復の国際定期便について「仙台には可能性があると信じている。自信を持って決断した」と語った。将来的に子会社による仙台-香港便、仙台-台湾便の就航も検討していることを明らかにした。

 仙台-バンコク便に期待する搭乗率について、70〜80%以上と示し「タイ人は日本が大好きで、同じ所を繰り返し訪れる。機会があれば便数の拡大を検討したい」と語った。

 同社幹部は既に毎日運航も視野に入れていることを明らかにしている。スメート社長も「毎日飛ぶには仙台をもっと知ってもらうことが必要。毎日運航している他空港の定期便も、最初は仙台のような形で就航した」との考えを示した。

 仙台-バンコク便再開後の展開として「子会社のタイスマイル航空を通じて、香港から仙台、台湾から仙台に飛ばせないか検討している」とも語った。

 スメート社長は13〜15日、タイ現地メディアとともに宮城、山形両県に滞在。タイの映画やドラマのロケ地となった秋保温泉(仙台市太白区)関山大滝(東根市)山居倉庫(酒田市)天童温泉(天童市)などを視察する。仙台空港では郡和子仙台市長や岩井卓也仙台国際空港社長が、定期便再開のお礼を述べた。

3542荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11010.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市>都心再構築に100億円 ビル建て替えなど助成

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku01.JPG
JR仙台駅(奥)から延びる緑の青葉通。市は助成金や規制緩和で老朽ビルの建て替えを誘導する

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku02.JPG

 仙台市は16日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」を始動させると発表した。期間は2030年度までの10年余り。国内外から投資を呼び込み、東北をけん引する高度な都市機能を集積させ、交流拠点となるにぎわいを創出する。第1弾として老朽建築物の建て替えに助成制度を創設し、高機能オフィスの整備を誘導する事業を10月に始める。

 建て替え助成は、国が02年度に指定した青葉通を中心とする「都市再生緊急整備地域」(約79万平方メートル)にあり、1981年以前の旧耐震基準で建てた老朽ビルなどを対象とする。

 建て替え後の用途が事務所や店舗、ホテルなどであれば、解体工事期間中の固定資産税(土地)相当額を補助する。高機能オフィスを整備すれば1年間、床面積に応じた固定資産税(建物)相当額も助成する。

 高機能オフィスは企業のニーズが高い。市は緊急整備地域内に整備すれば、10月から建物の容積率を最大2倍まで緩和し、誘導を図る。JR仙台駅前のビルが要件を満たせば、800%の指定容積率が1600%まで大幅に緩和される。

 緊急整備地域では、市街地再開発の事業化を強く後押しする。国と市が財源を折半する再開発の補助制度で、10月から交付額上限と補助率を引き上げる。市は再開発動向などから総額100億円の支援を見込む。

 このほか、一定規模の建築物にある駐車場の設置要件も緩和し、土地や建物の有効活用を図る。事務所などは250平方メートルごとに1台が義務だが、350平方メートルごとに見直す。公共交通の利用促進策を打ち出せば、さらに最大55%まで低減できる。市議会12月定例会に条例改正案を提出する。

 市はプロジェクトの第2弾事業を念頭にICT(情報通信技術)企業などにニーズ調査を実施中。七十七銀行員を招き、企業の立地促進策を検討する。

 郡和子市長は「民間投資を呼び込む施策をパッケージで打ち出し、企業に選ばれる都心を目指す。ダイナミズムあふれる挑戦を進めていく決意だ」と語った。

[高機能オフィス]仙台市の定義によると、建築物の主用途が事務所で(1)1フロアのオフィス専有面積が660平方メートル以上(2)1階にオープンスペースなど、にぎわい創出施設を併設(3)オフィスを柔軟に区切ることが可能な構造(4)リフレッシュスペース、非常電源設備設置スペース、個別空調などの整備-などの条件を満たすオフィス。

3543荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11044.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市・都心再構築>背景に深刻なオフィス不足 震災で停滞の都市間競争、巻き返し図る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku03.JPG

 仙台市が16日、2030年度までの「都心再構築プロジェクト」を始動させた背景には、市中心部の深刻なオフィス不足がある。ICT(情報通信技術)関連企業の誘致、起業家支援に重点を置く経済戦略とは裏腹にオフィス供給は質、量ともに不十分で、企業立地の潜在能力を生かし切れていない。市は老朽ビル更新を糸口に都心部を再生し、東日本大震災で後れを取った都市間競争で巻き返しを図る戦略を描く。

 市によると、市内への企業誘致は震災前の2010年度は5件だったが、震災後の16年度からICT関連の進出が増え、18年には過去最多の40件に達した。一方、10年に19.41%だった市内のオフィスビル空き室率は18年に4.40%まで下がり、逼迫(ひっぱく)している。

 市中心部のオフィスビルは、1981年以前に旧耐震基準で建築された建物が41%を占める。更新時期を迎えたが、建設費高騰などで所有者が二の足を踏み、2013、15、16、18年と新規オフィス供給がゼロと異常な状況が続く。

 「『1000平方メートルのオフィスがあれば進出したい』という声をもらうが、市中心部に該当物件がなく、もどかしい思いをした」。市の担当者は好機を逃した経験を悔しそうに語る。

 首都圏では企業が災害時の事業継続、人材確保のため、地方への拠点分散が進む。23年度には東北大青葉山キャンパス(青葉区)に次世代型放射光施設が完成し、研究開発拠点の誘致が見込める。仙台進出を視野に入れる企業を呼び込む受け皿づくりは急務で、ニーズの高い高機能オフィスなどの早期整備が必要だ。

 市が第1弾で発表した助成制度や容積率の緩和などは、JR仙台駅前のさくら野百貨店仙台店の跡地活用にも使える。郡和子市長は16日の定例記者会見で「仙台駅前には東北のゲートウエー機能がある。未利用や低利用の地域の広がりは大きな課題だ」と危機感を示した。プロジェクト始動が跡地活用に向けた議論の呼び水となることも期待できる。(解説=報道部・小木曽崇)

3544荷主研究者:2019/08/18(日) 16:30:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190718_13014.html
2019年07月18日木曜日 河北新報
仙台・東部復興道路、10月19日全線開通

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全線開通日が決まった東部復興道路=6月上旬、仙台市若林区荒浜周辺

 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備する「東部復興道路」が10月19日に全線開通することが17日、分かった。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防との多重防御で津波を抑える。宮城県道塩釜亘理線と並行する区間は県道、残りの区間は市道にする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロ、市道区間3.4キロで構成する。車道は県道区間が幅9メートル、市道区間が幅7メートル。片側1車線で、県道区間は緊急時に大型車3台が擦れ違える。盛り土工事は現時点で残り2区間、約200メートルを残すのみとなった。

 東部復興道路から西に延びる三つの「避難道路」は県道荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線の整備が終わった。県道井土長町線も8月末の完成を目指し急ピッチで工事が進む。復興道路や避難道路には「津波避難方向」を矢印で示した標識を取り付ける。

 復興道路と仙台東部道路に挟まれた地域では、避難ビルや避難タワーに通じる市道の拡幅、路肩のカラー化、誘導標識の設置などが進み、避難経路が整備されている。復興道路の東側には建設中を含め、5カ所に避難の丘が設けられる。

 東部復興道路は2014年3月に着工し、当初は19年3月末の完成を目指したが、一部区間で地盤改良などが必要になり、全線開通が約半年間遅れていた。

3545荷主研究者:2019/08/18(日) 16:36:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12024.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>仙台空港民営化3年 発着便増え上昇気流

搭乗手続き開始を待つ外国人観光客ら。新規就航や増便で旅客数は今後も伸びが見込まれる

 仙台空港が2016年7月に国管理空港として全国で初めて民営化されて3年がたった。今年はピーチ・アビエーション(大阪)などが仙台-台北線を週7往復に増便したほか、エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の仙台-中部線の新規就航、タイ国際航空による仙台-バンコク線の5年ぶりの再開が決まるなど上昇気流に乗っている。(報道部・丸山磨美)

<410万人達成視野>
 仙台空港発着の国内線は民営化前の1日49便(16年6月1日時点)から58便(今年7月16日時点)に増加。国際線は週10便から28便に増えた。中でも台北線は訪日外国人旅行者(インバウンド)増加の波に乗り、週2便から19便へ大幅に伸びている。

 18年度の旅客数は約361万人と目標に掲げた369万人は下回ったが、2年連続で過去最高を更新。このうち国際線旅客数は約31万人で、15年度からほぼ倍増した。

 「堅調に推移すれば、民営化5年(20年度)の目標の410万人が達成できそうだ」と、空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長。8月8日から1日2便の中部線、10月30日から週3便のバンコク線の就航が決まっており、自信を裏付ける。

<就航リスク軽減>
 岩井社長はこの3年間の取り組みについて「100万都市仙台はもともと潜在的な航空需要があり、顕在化を阻害する『ふた』を一つ一つ開けてきた。地道な仕事の連続」と振り返る。

 旅客数に連動した着陸料制度の導入や、複数の航空会社による国内線チェックインカウンターの共用化などを通じ、航空会社の固定費を抑えて増便や新規就航のリスクを軽減した。

 空港側は増便による着陸料収入の増加や売店、駐車場の売り上げアップにつなげた。民間会社ならではの機動性、柔軟性は「ビジネスマインドを持った心強いパートナー」(国内航空会社)とも評価される。

 国内線の旅客搭乗棟(ピア棟)増築、保安検査場の混雑解消に向けた新検査方式の導入、2次交通の拡充などの施策で、利便性の向上も着実に進む。今後は中国路線、東南アジア中距離路線の新規開拓や、伸び悩む貨物取扱量の増加を図ることなどが課題だ。

 岩井社長は「成功、失敗の評価はまだ早い。海外で東北の認知度は低いが、ブランドが確立された北海道より多くの温泉やスキー場がある。もっとやれる」と気を引き締める。

3546荷主研究者:2019/08/18(日) 16:37:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12023.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>エアアジア・ジャパン若菜社長に聞く 仙台-中部、年20万人見込む

[わかな・じぇにー・まゆこ]上智大卒。雑誌編集者、米COACHの国際広報宣伝上級部長などを経て2013年エアアジアグループのマレーシア本社経営戦略・広報担当部長。17年12月から現職。米ロサンゼルス出身。40歳。

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の若菜ジェニー麻友子社長が河北新報社の取材に応じ、8月8日就航の仙台空港と中部空港を結ぶ定期便について「手軽に飛行機で旅ができる選択肢を増やすことで、マーケットを広げていきたい」と話した。

 -就航の狙いは。
 「仙台は東北の玄関口で、空港を拠点にいろいろな土地に旅してもらえる。2016年にも就航を検討したが、会社の体制を見直すため保留にしていた。仙台-中部線はLCCは就航しておらず、需要はかなりある。年間20万人以上の利用を見込んでいる」
 「手頃な価格の飛行機の旅という選択肢を増やすことで需要を喚起していく。1日2往復でスタートするが、利用状況に応じ増便も検討したい。日帰りなど、これまで想定していない旅が増えるといい」

 -主なターゲットは。
 「メーンはレジャー利用の個人旅行。ただ17年に就航した中部-新千歳線でビジネス需要もかなりあると分かった。仙台-中部線も出張に利用してもらえるのではないか。ホームページでの直接販売が中心だが、法人向けセールスにも力を入れ、上積みを図る」

 -東北は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致が課題だ。
 「グループ全体でアジアを中心に140以上の都市に就航している。中部空港から入国する旅行者を仙台に運ぶなど、グループとしての相乗効果を生かして利便性増強を図る。東南アジアとの直行便の就航候補地を検討する中に仙台も当然入る。仙台-中部線を成功させて直行便を呼びたい」
 「タイやフィリピンでは乗客をバスなどで観光地へ送り届けるサービスを提供しており、仙台でも今後検討する。東北の魅力を発信し、マーケットを拡大するサイクルを構築したい」

3547荷主研究者:2019/08/18(日) 16:46:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190720_12052.html
2019年07月20日土曜日 河北新報
アウトレット仙台港一部改装 飲食や雑貨新規9店

内装に木材を多用し、快適な空間を演出したマルシェ

 三井不動産は20日、仙台市宮城野区の「三井アウトレットパーク仙台港」の一角に「杜のみなとマルシェ」をオープンさせる。新業態の飲食店や東北初出店の雑貨店など新規9店を集め、買い物客が一息つける快適な空間を目指す。

 2008年の開業時に設けた「マーケットストリート」を全面改装し、テナント数を5から9に増やした。飲食では仙台市の青果専門店「いたがき」の果物を使った新しいジェラート店、不二家(東京)が初めて軽食も扱う「ミルキーカフェ」などが並ぶ。

 いずれも東北初出店となるサーモスや京セラのキッチン雑貨、オーガニック化粧品のアウトレットのほか、訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要を見込んだドラッグストアも入る。

 デジタル遊具を備えるキッズスペース、授乳やオムツ替えができる個室を設け、親子連れに対応する。

 三井アウトレットパーク仙台港の三浦文男所長は「特別な日だけでなく、普段使いしてほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後8時。

3548荷主研究者:2019/08/18(日) 16:47:54

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190720-398256.php
2019年07月20日 12時00分 福島民友新聞
「阿武隈急行」年間利用250万人目標 公共交通網形成計画策定

 第三セクター阿武隈急行(伊達市)の経営に関わる県と宮城県、沿線5市町は19日、利用者数を2017年度の248万人から23年度に250万人まで拡大し、経営安定化を目指す地域公共交通網形成計画を策定した。福島市で同日開いた沿線地域公共交通協議会で内容を承認した。

 利用者数は人口減を背景にピーク時の1995年から減少傾向が続き、今後10年間で約23万人が減る見通し。このため、同社や関係自治体が利用者数の維持や運送収入単価が高い定期外利用の拡大に重点を置き、各種施策に取り組む。

 計画では一体的なネットワーク構築、利用ニーズに対応したサービス提供、交流人口の拡大など8項目の目標を設定。路線バスをセットにした定期券発行や格安でタクシーも利用できる仕組みづくり、ダイヤ見直し、新たなイベント列車の企画などの事業について検討することを盛り込んだ。

 また、商業や医療、教育などの都市機能が集積した「中核拠点」に福島駅、JR在来線に乗り継げる「主要交通結節点」に槻木駅、路線バスやタクシーなどとつながる「交通結節点」に保原、梁川、丸森、角田の各駅、自家用車などを駐車できる「地域拠点」にほかの無人駅を分類し、各駅の将来像を明確化した。

3549荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12001.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
イオンモール利府、2020年冬に新棟開業 延べ床面積18万平方mに

イオンモール利府の新棟の完成予想図

 イオンモール(千葉市)は25日、宮城県利府町の大型商業施設「イオンモール利府」の新棟建設に今月末着手し、2020年冬に開業すると発表した。既存棟と合わせた延べ床面積は約18万平方メートルに達し、東北最大のイオンモールとなる。

 鉄骨3階の新棟の建設場所は、JR東日本新幹線総合車両センター北側で町が整備する新中道土地区画整理事業地内で、新しい中心市街地の目玉施設となる。敷地面積約14万8000平方メートル、延べ床面積約10万1000平方メートルで、約3800台分の駐車場を設ける。

 新棟は体験型やアミューズメント関連の専門店が多く入る予定で、「エンターテインメントモール」を目指す。県道仙台松島線(利府街道)を挟んで建つ既存棟(延べ床面積約8万平方メートル)との差別化を図る。

 イオンモールは東北6県で利府を含め14施設を運営する。仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパス跡地にも出店する計画がある。

3550荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12002.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
仙台空港アクセス線、日中も一部2両→4両編成 利用者増受け2020年度上期から

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム=19年3月

 JR東日本仙台支社は25日、仙台空港アクセス線の利用者増を受け、2両編成で運転している日中時間帯の列車の一部を4両編成にし、輸送力を強化すると発表した。実施時期は2020年度上期の予定。

 アクセス線は仙台空港鉄道(名取市)との共同運行。仙台空港-仙台間の直通列車は1日上下計86本で、朝と夕方の通勤時間帯は4両編成、日中は2両編成を中心に運転している。

 支社は本年度中にダイヤや車両の運用を見直して車両を確保、アクセス線のワンマン運行に対応できるよう改造する。2両を捻出できれば、4両編成での運行が1日12本増え、割合は現在の50%から67%になる。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)増加や沿線の宅地開発の進展で、18年度の乗降客数(速報値)は370万人9281人と7年連続で最高を更新した。4月には沿線の大型商業施設が増床リニューアル。名取-仙台間で乗車率が160〜170%に上ることもあり、混雑緩和や輸送力強化を求める声が高まっていた。

 坂井究仙台支社長は「できれば来夏の東京五輪・パラリンピックの前に実施したい」と話した。

3551荷主研究者:2019/08/24(土) 22:39:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190728_11029.html
2019年07月28日日曜日 河北新報
二重行政か、すみ分けか 徹底比較 仙台市・音楽ホールと宮城県・新県民会館構想

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 仙台市が整備を目指す音楽ホールと宮城県が検討する新県民会館が、類似点が多いとして「二重行政」と指摘されている。ともに2000席規模の施設を市内に建設する計画だが、想定する公演などのジャンルが異なるとして、市も県も「すみ分け可能」と主張する。市と県のここまでの検討状況を振り返り、立地、規模、機能などを比較した。(報道部・小木曽崇)

<立 地>
 「市音楽ホール検討懇話会」(会長・本杉省三日大特任教授)は3月、約1年半の議論でまとめた報告書を郡和子市長に提出。候補地9カ所のうち公表可能な7カ所は全て青葉区で、優劣はつけていない。市は年度内に立地場所を決め、基本構想の検討を始める。

 老朽化した県民会館の建て替えに向けた有識者会議(座長・志賀野桂一東北文化学園大特任教授)は5月、宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。JR仙石線宮城野原駅が近く、面積も5万4500平方メートルあるため集客面などの利便性を評価した。県は有識者会議の議論を受け、年度内に立地を含めた基本構想をまとめる。

<規模・施設構成>
 市懇話会の報告書は、音楽ホールの中核となる「大ホール」を2000席規模と明記した。それ以外に300〜500席の小ホール、音楽リハーサル室、舞台芸術リハーサル室などを備えるよう提言している。

 2000席は、合唱や吹奏楽の全国コンクールを開く要件の一つ。県合唱連盟や仙台オペラ協会など4団体は2015年「楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を! 市民会議」を発足させた。

 一方、新県民会館の施設構成は県有識者会議が検討中だが、メインホールは2000席規模を前提に議論を進める。ある委員は「東北最大」のうたい文句が興行誘致の利点になるとして「青森市文化会館(2031席)を1席でも上回った方がいい」と主張する。

<機能・想定ジャンル>
 市懇話会の報告書は音楽ホールに適した公演ジャンルとして、クラシックやポップスなどの「音楽」、大型演劇やオペラなどの「舞台芸術」を挙げる。「音楽」に使う際はコンサートホール形式で、「舞台芸術」の場合はクラシックなどに必要な音響反射板を移動し、劇場形式に転換するという。

 一方、県は18年に需要調査を実施。「音楽」と演劇、舞踊など「ステージ」の比率が全国はほぼ半々なのに対し、県内は8対2と偏りがあることを把握した。

 報告書は「需要が少ないとは考えにくく、ステージ公演に適したホールが供給過小」と現状を分析し、新県民会館は「ステージを使う大型興行に対応した大規模施設」と位置付けた。

 「二重行政」批判は、二つの施設がともに演劇の公演を想定したことが要因の一つにある。これに対し、郡和子市長は市議会6月定例会で、ホール内に音が響く長さ「残響時間」を例に機能の違いを説明した。

 「音楽ホールはクラシックに最適な2秒前後にするが、新県民会館はポップスを念頭に1.1〜1.4秒にするという。役割分担は十分に意識されている」

3552荷主研究者:2019/08/24(土) 22:40:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190729_11034.html
2019年07月29日月曜日 河北新報
カンボジア名誉領事館、仙台に8月1日開設 国内5カ所目「両国の友好に尽力」

テープカットで開設を祝う田井名誉領事(右)とカンボジア政府関係者

 在仙台カンボジア名誉領事館が8月1日、仙台市青葉区上杉1丁目のイースタンビル7階に開設される。同国の名誉領事館は札幌や名古屋に次いで国内5カ所目。査証(ビザ)の発給など、大使館業務の一部を代行する。

 開所式が26日に領事館事務所であった。名誉領事に就いた横浜市のNPO法人理事田井進さん(66)は「世界遺産のアンコールワットは日本人にもなじみがある。両国の懸け橋として力を尽くす」と述べた。

 田井さんは内戦後の同国で、1998年から井戸や学校の設置に取り組んできた。昨年11月に名誉領事の任命を受け、開設の準備を進めてきた。

 管轄地域は宮城県内で、近く東北各県や新潟も対象とする予定。ビザ発給は8月19日に始める。

3553荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190730_11003.html
2019年07月30日火曜日 河北新報
仙台市、成長期待8社の上場支援 「未来創造企業」に認定

認定証を受け取るゼンシンの前田社長(中央)

 仙台市は29日、株式上場を目指す仙台都市圏の8社を「仙台未来創造企業」に認定した。弁護士や税理士、社会保険労務士の協力を得て、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を集中支援する。東北では2014年以降、新規上場がなく、市はおおむね5年以内の実現を目指す。

 市役所であった認定証交付式で、8社の経営者は上場への意気込みを語った。

 発達障害児向け放課後デイサービスを手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「上場を手段として若者がここに残れるようにしたい」と強調。衣類補修のビック・ママ(若林区)の守井嘉朗社長は「『お直し』文化を表舞台に出し、女性が一生働ける職場づくりを実現する」と話した。

 郡和子市長は「決意を聞き、わくわくする未来を確信した。認定企業が上場を目指す姿は地域の熱も高める」と期待を寄せた。

 東京証券取引所の横田雅之上場推進部長は「上場をてこに海外で通用するビジネスモデルにしてもらいたい。悩み事解消に東証を活用し、最短で上場を目指してほしい」とエールを送った。他の認定企業は次の通り。

 コンピューター開発・製造・販売のトーワ電機▽ソフトウエア開発・販売のトライポッドワークス▽センサー開発・製造のボールウェーブ▽ECサイト構築・雑貨企画販売のワイヤードビーンズ(いずれも青葉区)▽障害者就労支援のmanaby(若林区)▽備蓄食料品製造・販売のワンテーブル(多賀城市)

3554荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46201850X10C19A6L01000/?n_cid=SPTMG002
2019/6/17 20:09 日本経済新聞 電子版 日本経済新聞 北海道・東北
仙台のワイヤードビーンズ、マグカップ開発加速

3555荷主研究者:2019/08/24(土) 23:12:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47917440Z20C19A7L01000/
2019/7/29 18:14 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、独自商品で直販に対抗 問屋街の挑戦(上)
コラム(地域)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47973510Q9A730C1L01000/
2019/7/30 18:55 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、脱卸依存の街づくり 問屋街の挑戦(下)
コラム(地域)

3556荷主研究者:2019/08/24(土) 23:17:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190731_12062.html
2019年07月31日水曜日 河北新報
東北大VPと東経連センター、企業支援目的に協力協定を締結

協定に調印し握手する吉村社長(左)と向田会長

 東北大100%出資のファンド運営会社「東北大ベンチャーパートナーズ」(THVP、仙台市)と、東北経済連合会の事業化支援組織「東経連ビジネスセンター」は30日、大学の研究成果活用や、ベンチャーを含む企業支援などを目的とした協力協定を締結した。

 THVPが支援する大学発ベンチャーの研究成果と技術、センターが持つ専門家100人超のネットワークを生かし、ベンチャーと地域企業のマッチングや連携を促進。東北と新潟県の付加価値向上、産業構造の強化による「イノベーション・エコシステム」の構築を目指す。

 協定期間は同日から2021年3月31日までで、両者の合意で順次延長する。

 仙台市内での調印式で、THVPの吉村洋社長は「密接な連携でイノベーションを創出し、地域の自立的で持続的な成長につなげたい」と強調。センターの向田吉広会長は「相互のネットワークを共有することで付加価値を生み出せる」と期待を込めた。

3557荷主研究者:2019/08/24(土) 23:19:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_12002.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<高級食パン>口溶け食感特徴 「考えた人すごいわ」仙台店オープン

魂仕込(左)と宝石箱

 コッペパン専門店や飲食店を営むオーネスティグループ(埼玉県所沢市)は1日、仙台市青葉区本町に高級食パン専門店「考えた人すごいわ」を開く。東京、横浜に次ぐ3号店。

 看板商品の「魂仕込(こんじこみ)」(2斤800円)は「まるでケーキのよう」とうたう口溶けの良さとほのかな甘味が特徴。厳選した小麦粉や国産バター、岩手県野田村産の自然海塩「のだ塩」などを使っている。

 店を手掛けたベーカリープロデューサー岸本拓也さんは「毎日食べても飽きず、手土産にもなる。みずみずしく口の中で溶ける食感は他にはない」と説明。グループの大舘誠社長は「仙台は創業の地で思い入れがある。おいしいパンを提供したい」と話した。

 マスカットレーズンを練り込んだ「宝石箱」(2斤980円)も今月末ごろに発売する予定。

 大舘社長は飲食チェーン勤務を経て1997年に独立開業し、仙台市太白区のザ・モール仙台長町にグループ1店目となる洋食レストランを開いた。

 営業時間は午前9時〜午後8時。売り切れ次第終了。不定休。連絡先は022(748)5056。

3558荷主研究者:2019/08/24(土) 23:20:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_13011.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<放射光施設>仙台市「次世代」利用促進、東北中小の参加募集

既存の放射光施設で最先端の「スプリング8」(理化学研究所提供)

 仙台市は31日、世界最高峰の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を試験的に利用する東北の中小企業の募集を始めた。5社程度を選定し、市が使用料などを負担する。実際に利用した企業に成果を発表してもらい、2023年度に市内で稼働する次世代型放射光施設の利用促進につなげる。

 募集対象は、東北6県に事業所を置く中小企業。書類審査と有識者審査会による面接審査で5社を選ぶ。市は選定企業と委託契約を結び、150万円を上限にスプリング8の使用料、交通費、宿泊費、測定データ解析費などを負担する。

 募集期間は9月6日まで。レンズや刃物の研磨精度の測定、食品のうま味成分の分析などの活用事例を想定する。選定企業は来年3月中旬に市内である成果発表会で、東北の企業や産学官関係者に対し、放射光施設が産業利用に有効であることを報告してもらう。

 市内で稼働予定の次世代型放射光施設は、東北大青葉山キャンパス(青葉区)に整備される。市は放射光施設周辺に研究開発施設や企業の立地、集積を目指す。実現には放射光施設の利用促進が不可欠で、施設がさまざまな商品、部品の開発に役立つことを知ってもらう必要があるという。

 郡和子市長は31日の定例記者会見で「波及効果を高めるには、企業に放射光施設をどう活用できるのか、具体的なイメージを持ってもらうことが必要」と述べ、事業の意義を強調した。

 市ホームページに掲載した申込書などの応募書類を市産業振興課に持参か郵送する。連絡先は同課022(214)8263。

3559荷主研究者:2019/08/24(土) 23:24:41

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48143820S9A800C1L01000/
2019/8/2 19:37 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台中心部、再開発始動へ オフィス建て替え市が促す

3560荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:12

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24063
2019/8/2 日刊建設新聞 宮城版
仙台BP立体化を検討 国道4号/苦竹〜名取川の一部 9月までに業務委託(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅の整備方針を検討するため、仙台バイパス(BP)道路設計業務を委託する。この業務では、仙台市内で国道4号の苦竹インターチェンジ(IC)付近から名取川付近までに至る区間について、主に渋滞箇所の解消を目指し、現道拡幅や立体交差化を検討するため、道路概略設計と道路予備設計などをまとめる。委託に当たっては、仙台河川国道事務所が9月までに一般競争入札を行う。

 同事務所によると、検討区間はおおよそ苦竹ICから名取川までに至る範囲。すでに苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、仙台拡幅で事業が動いているものの、箱堤交差点から南側の区間は、複数の交差点を中心に渋滞解消を図らなければならない箇所がある。

 箱堤交差点から名取川までの区間は、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっている。このうち、立体交差化が都市計画決定されているのは鹿の又交差点の前後区間のみ。仮に事業化するとなれば、ここが優先される可能性が高い。

 鹿の又交差点以外の交差点を立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 今回委託する仙台BPの道路設計業務は、鹿の又交差点付近の道路予備設計や交差点予備設計、それ以外の区間の道路概略設計をまとめる。履行期間は約5カ月。

 なお、同市若林区卸町の箱堤交差点は、国道4号仙台拡幅で交差点前後の延長1.4km区間を立体化することになっている。立体化では橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋を架け、交差する仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円で、2024年度までの完成を目指す。

3561荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190802_11027.html
2019年08月02日金曜日 河北新報
仙台市の都心再構築プロジェクト 緊急整備地域の拡大へ準備協議会

 仙台市は1日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」で、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指し、準備協議会を設立すると発表した。内閣府が7月31日に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、拡大範囲などを検討する。

 準備協議会は市、県、国、金融機関の担当者や学識経験者でつくる。早急に人選し、年内に発足させる。

 国が2002年度に指定した緊急整備地域は地図の通り。青葉区の青葉通を中心に約79万平方メートルが範囲となっている。今後、企業集積が進むJR仙台駅東口など、緊急整備地域に加えたい区域と整備方針を検討し、国に意向を伝える。

 市は再構築プロジェクトで、緊急整備地域にあり、1981年以前に建てられた老朽ビルの更新に助成金を創設した。同地域では国も財源を負担する市街地再開発補助金を拡充し、事業化を強く後押しする。区域が拡大されれば、こうした支援策の適用範囲を広げることも可能になる。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。18年7月以降は国が候補地を示し、各地の準備協議会がまちづくりを議論する仕組みとなった。これまで全国7地域が候補地となり、東北では仙台が初めて選ばれた。

 市都市計画課の担当者は「都心部の状況は、最初に指定を受けた02年から大きく変わった。区域拡大を民間投資を呼び込むきっかけにし、都心部のにぎわい創出につなげたい」と話す。

3562荷主研究者:2019/09/15(日) 20:47:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_11055.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
「仙台駅東口の魅力アップを」 まちづくり協議会が発足、年度内の事業計画提出目指す

地域の魅力向上を目指す仙台駅東まちづくり協議会の設立総会

 仙台市のJR仙台駅東口地域の持続的な活性化に向けて、企業や住民らでつくる「仙台駅東まちづくり協議会」が2日発足した。宮城野通を中心に公共空間を活用した交流人口拡大などの取り組みを進める。

 ユアテックや東北福祉大など東口に立地する企業19社、町内会5団体、住民12人で構成。宮城野区であった設立総会で、松栄不動産の松坂卓夫社長が理事長に就任した。

 前身の「宮城野通り勉強会」は2017年以降、地域課題や魅力向上の方策を議論してきた。西口と比べて商業施設が少なく、楽天生命パーク宮城の来場者らが滞留する場所が乏しいことなどが課題だった。

 協議会には三つの部会を置く。東口の公共空間を利用した企業などとの連携イベントの企画や、建築物の建て替えも視野に入れた地域再生策などを、9月から月1回検討する。

 仙台市が打ち出す「都市再構築プロジェクト」にも対応する。老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指す市の動きを念頭に、年度内に具体的な事業計画を練り、市への提出を目指す。

 松坂理事長は「交通量のある東西自由通路から東口広場にかけての再整備など、実現したいことは多い。魅力向上に本腰を入れて取り組む」と力を込めた。

3563荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_13019.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
<東京五輪>宮城スタジアム周辺の渋滞深刻 来場手段の分散が課題

東京五輪サッカー競技開催時の渋滞対策を議論した会議=仙台市青葉区

 2020年東京五輪の男女サッカー競技会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)で6月にあった国際親善試合の際、東北地方整備局や宮城県が実施した交通状況調査の結果が2日、まとまった。会場周辺の渋滞は深刻で、本番に向けて来場者の交通手段やシャトルバス乗降駅の分散が課題となりそうだ。

 当日の来場手段を尋ねたところ、シャトルバスが70%、自家用車が29%だった。バスの乗降場所はJR利府駅が39%、JR仙台駅が38%。仙台市地下鉄南北線泉中央駅は23%。特に県外客は仙台駅に集中する傾向が強かった。

 バスは利府駅とスタジアムを結ぶ便の利用が多く、乗車待ちの列が比較的長くなった。同駅のバス転回所が狭く、待機できるバスの台数が限られた。

 利府駅-スタジアム間の県道では、試合開始2時間前から車の流れが悪化。試合終了1時間後には渋滞区間が広がり、2時間後も解消されなかった。送迎に来た自家用車の路上駐車が要因とみられる。

 県などは市地下鉄東西線荒井駅を含むバス利用の分散に向け、料金や案内方法を模索する。スタジアム周辺での自家用車の交通規制も検討する。

 仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長は「県外、国外の方もスムーズに利用できるよう、大会組織委員会や交通事業者と調整したい」と話した。

 調査結果は2日、市町村や関係機関の担当者を集めて仙台市で開いた県渋滞対策連絡協議会で説明した。

3564荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12016.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
雑貨ずらり3000点 東京・原宿発「AWESOME STORE」仙台にオープン

レトロな雰囲気の雑貨が並び、大勢の買い物客でにぎわう店内

 東京・原宿発の雑貨店「AWESOME STORE(オーサムストア)仙台一番町店」が1日、仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街内にオープンした。オーサムストアとして地方初の路面店。

 広さ205平方メートルの店内はアメリカンビンテージをテーマに文房具や化粧品、食器など約3000点が並び、毎月約100点が入れ替わる。商品開発から製造、販売まで自社で担い、中心価格帯100〜500円に抑えた。

 店周辺には100円ショップやインテリア店などの雑貨店が集中する。青葉区の会社員千葉そよかさん(34)は「デザインや価格を他の店と比較しながら買い物できそう」と喜んだ。

 運営会社「レプレゼント」(東京)の堀口周作運営部長は「近くの雑貨店とともに若い人を引き込み、商店街を盛り上げていきたい」と話す。

 営業時間は午前10時〜午後9時。オーサムストアは一番町店を含め全国47店あり、東北は宮城県名取市のイオンモール名取に続く2店目。

3565荷主研究者:2019/09/15(日) 20:54:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12008.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
仙台駅前「EDEN」テナント契約を2年延長 GSビル跡地再開発は22年以降か

解体が進んだGSビル跡地(手前)と青葉通を挟んで向かい合う旧さくら野百貨店仙台店

 仙台市青葉区中央1丁目の商業施設「EDEN(エデン)」を運営するオリックス(東京)の関連会社が、テナント契約の期限を2020年1月末から2年間延長したことが2日、関係者への取材で分かった。隣接地で解体工事中の商業ビル「GSビル」跡地を含めた一体的な再開発は22年以降になる見通しとなった。

 エデンは11年7月、仙台ホテル跡地にオープン。飲食店など14店が入り、18年1月にテナント契約を2年間延長していた。

 関係者によると、オリックスはエデンとGSビル跡地とを合わせた再開発を検討する中で、テナント契約の解除を通告する期限の今年7月末までに具体的な整備方針が決まらず、契約を延長した。オリックス側は順次、各テナントと再契約の交渉に入る。

 GSビルは1957年に建設された「日乃出興業ビル」が前身で、オリックス出資の合同会社が所有する。市が2017年に公表した耐震診断結果で、震度6強〜7程度の地震で倒壊などの危険性が指摘されたことを受け、18年6月に解体が始まり、今年9月末に工事が終了する。

 オリックスグループ広報部は「テナントとの契約事項は公表できないが、エデンを閉店する方針は今のところない」とし、一体的な再開発については「さまざまな方向性で検討している段階だ」と説明した。

 JR仙台駅西口では17年2月、エデンとGSビルから青葉通を挟んで向かいのさくら野百貨店仙台店が破綻。複数の地権者が再開発に向けた協議を進めている。

3566荷主研究者:2019/09/15(日) 21:08:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190805_13027.html
2019年08月05日月曜日 河北新報
美里・小牛田の住宅団地 分譲13年で完売 県住宅公社

県住宅供給公社の住宅分譲地が完売した「ゆとり〜と小牛田」

 県住宅供給公社が分譲した美里町の住宅団地「ゆとり〜と小牛田」の473区画が完売した。東日本大震災後の住宅需要の高まりなどで販売が好調に推移し、分譲開始から13年で全区画を売り切った。

 ゆとり〜と小牛田は、JR小牛田駅東地区の土地区画整理事業として1999年、開発が始まった。東北線、陸羽東線、石巻線が交わる利便性を売りに、公社は2006年に分譲を開始した。

 販売が伸び悩んだ時期もあったが、震災を境に状況が一変した。住宅や地盤に目立った地震被害がなかったため、注目が集まった。津波で被災した沿岸部からの移住者もあり、需要が高まった。

 県などによると、購入者は地元・美里町の住民が30%を超えた。隣接する大崎市、涌谷町を含めると、1市2町の住民が50%超を占める。震災の被災者は約20%という。

 団地の総面積は34.5ヘクタール。区画は230〜270平方メートルが多く、価格帯は500万〜600万円が最多。購入者は20代と30代で60%近くを占める。

 県住宅供給公社は「持ち家を求める子育て世代にとって値頃感があったのではないか。震災の影響に加え、企業誘致による移住者の増加も後押しした」と分析した。

 同団地の完売に伴い、県住宅供給公社は分譲事業を本年度で終了する見通しとなった。今後は、県営住宅や災害公営住宅などの管理受託業務に専念する。

3567荷主研究者:2019/09/15(日) 21:14:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190807_13020.html
2019年08月07日水曜日 河北新報
仙台市人口が109万突破 8月1日時点、今後は減少局面に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190807kahoku01.JPG

 仙台市の推計人口が1日時点で109万34となり、109万を初めて突破したことが6日、分かった。東日本大震災後に続く近隣自治体からの転入増加が主な要因。市の将来人口推計では、2020年度ごろをピークに減少に転じるとみられ、右肩上がりの人口増は間もなく終息する。

 市によると、7月の人口動態は出生688人、死亡715人で27人の自然減となった一方、転入5550人、転出4811人、その他の減9人と730人の社会増だった。差し引き703人の増加となり、109万人を超えた。

 8月1日時点の区別人口は青葉31万1125、宮城野19万6476、若林13万8366、太白23万586、泉21万3481。男女別は男が53万32、女が56万2となった。

 1989年の政令市移行後の市人口の推移はグラフの通り。

 泉市、宮城県宮城町、同県秋保町との編入合併を経て人口91万で政令市の歩みを始め、99年5月に100万の大台を突破。震災後の2011年11月に105万を超え、12年12月に秋田県を上回った。15年10月に108万に到達し、18年11月には山形県を抜いた。

 30年間、増加の一途だった市人口も今後は減少局面に入る。17年以降、少子高齢化に伴う自然減が年々拡大し、社会増を上回るのも時間の問題とされる。泉区は5区で最も早く人口減少に転じている。

 市政策企画課の松田智子課長は「地元企業の成長支援や企業誘致、子育てしやすいまちづくりに力を入れ、若い世代の定着を促す取り組みも進め、影響を最小限に抑えたい」と話す。

3568荷主研究者:2019/09/15(日) 22:11:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13018.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
排ガス出さず音も静か 燃料電池バス9日から実証運行 宮城交通

 宮城交通(仙台市)は9日から、水素と酸素の化学反応で発生させた電気で走る燃料電池(FC)バスの実証運行を路線バスのルートを使って行う。水素エネルギー普及に取り組む県の委託事業で、FCバスが県内で初めて路線バスのルートを走行する。

 使用車両はトヨタ自動車のFCバス「SORA」で定員79人。大気汚染の原因となる二酸化炭素や窒素酸化物などを排出せず、走行音も静かなのが特徴だ。県は実証運行後に費用やルートなどの課題を整理し、早期導入へ検討する。

 期間は27日までの計11日間。宮城大学線、宮城学院線、虹の丘団地線、泉パークタウン線、松陵ニュータウン線、将監団地線、新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線の8路線を走る。

 通常の路線バスの合間に運行。日によって路線や発着時間は異なり、時刻表は宮城交通ホームページで確認できる。バスに行き先の表示などはなく、停留所に止まった際に乗務員が案内する。運賃は無料で、乗客にアンケートへの協力を依頼する。

3569荷主研究者:2019/09/15(日) 22:16:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13025.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
産学で材料開発、新研究棟着工 東北大・青葉山 来年7月完成予定

革新材料創成センター(仮称)の完成予想図

 東北大が青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に整備する研究棟「革新材料創成センター(仮称)」の工事の安全祈願祭が7日、現地などで行われた。材料科学分野で企業との共同研究の拠点となる。建築費約10億円はJX金属(東京)が寄付した。

 関係者約60人が出席。神事の後、東北大の矢島敬雅・産学連携担当理事は「日本の産業競争力の強化に寄与したい」と強調した。JX金属の谷明人執行役員は「仙台から革新的な材料開発が進むことを期待している」と述べた。

 研究棟は鉄骨4階で、延べ床面積約2700平方メートル。来年7月に完成予定。東北大とJX金属は昨年9月、研究開発や人材育成の連携協定を締結した。

3570荷主研究者:2019/09/15(日) 22:32:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190809_11027.html
2019年08月09日金曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(1)音楽ホール/候補地に公園 批判の声

音楽ホールの候補地となっている緑豊かな西公園=7月下旬

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 都会のオアシスに巨大な人工物が出現するかもしれない。

遊び場守りたい

 7月下旬、子どもたちが樹木につるされたブランコではしゃぎ、木陰でこま回しに夢中になっていた。仙台市中心部に位置し、広瀬川沿いに連なる西公園(青葉区)。格好の遊び場となっている広大な自然空間が、市が検討する音楽ホールの有力候補地となった。

 「西公園プレーパークの会」は15年にわたり、年間200日以上も大人を常駐させ、西公園で子どもたちの遊びを支えている。

 副代表の佐々木健二さん(54)は「音楽ホールが単なるハコモノなら嫌。遊び場のオープンスペースは守りたい。整備するなら魅力的な公園になる方法を示してほしい」とくぎを刺す。

 市が公表した青葉区の候補地7カ所のうち、6カ所が公園だった。郡市長は「にぎわい、回遊性を考えれば公園も(建設地として)あり得る。その場合は緑の代替を議論する」と理解を求める。

 「西公園は緑も歴史的資産も多い。調べるほどに学ぶべきことが見つかる教科書みたいな場所だ」

 「西公園を遊ぼうプロジェクト」代表の関口怜子さん(73)が言う通り、公園には仙台藩祖伊達政宗ゆかりの「臥龍梅(がりょうばい)」、市保存樹林のヒマラヤシーダ林があり、石碑が数多く立つ。

 関口さんは市と協力し、140年を超える公園の歴史を学ぶ勉強会、秋祭りなどを開催する。「ここに巨大な構造物を建てると言うなら今までの取り組みは何だったのか、という話になる」と矛盾を感じる。

場当たり的計画

 批判は政策形成の足元からも噴出する。市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会は3月、「公園は空き地じゃない」と候補地選定に異を唱えた。

 西公園は2007年度に始まった再整備事業の真っ最中で、19年度も約1億円を投じる。仮に西公園に音楽ホールを建設するとなれば、再整備との整合性を間違いなく問われるが、市建設局は「まだ何も決まっていない」と歯切れが悪い。

 そもそも候補地は、市が1992年に音楽堂整備構想を掲げて以来、太白区の長町南地区、あすと長町地区など転々とした。構想自体も財政難を理由に長く凍結された時期があった。

 東北大の杉山丞(すすむ)特任教授(都市デザイン)は、こうした場当たり的にも見える経緯から「20世紀に整備できなかった施設をいま造るのではなく、いま必要な施設を考えるべきで、杜の都の緑を生かす場所の選定が必要だろう」と指摘する。
(報道部・小木曽崇)

[音楽ホール]有識者による市音楽ホール検討懇話会は2019年3月、市中心部に「生音源に対する音響を重視した2000席規模の多機能ホール」が必要と提言した。建築面積は9000〜1万1000平方メートルを想定。市は候補地として青葉区の公園と広場の7カ所を公表した。西公園は市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場の3カ所がリストアップされた。

3571荷主研究者:2019/09/15(日) 22:34:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_12027.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
7月のオフィスビル空き室率、仙台駅前は2.63%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた7月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.06ポイント上昇の4.24%だった。解約の影響は小さかったが成約の動きも少なく、6カ月ぶりに小幅上昇した。

 地区別では、仙台駅前は0.09ポイント上昇の2.63%。館内縮小や撤退に伴う小規模の解約があった。一番町周辺は0.02ポイント上昇の3.15%。駅東は0.20ポイント上昇の6.87%で、330平方メートル程度のまとまった面積の解約があった。

 県庁・市役所周辺はテナントの動きが少なく、0.01ポイント低下の6.71%。周辺オフィスは0.06ポイント低下の8.05%だった。

 一方、2020年以降に供給予定の複数の新築オフィスビルは、大手企業を中心に入居を希望する動きが活発化し、内定状況は好調という。

 同支店の担当者は「大きな面積の空き室は少ないが、新規進出・拡張の動きが解約・縮小の動きよりも多い。今後の空き室率は緩やかな低下傾向が続くのではないか」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3572荷主研究者:2019/09/15(日) 22:38:24
>>2673
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_73002.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
二口林道が開通 秋保と山寺 結ぶ架け橋 交流拡大に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190810kahoku02.JPG

テープカットで二口林道の開通を祝う関係者

 仙台市太白区秋保町と山形市山寺を結ぶ林道「二口線」(二口林道、約19キロ)の全線舗装化が完了し、9日開通した。未舗装だった宮城県側の舗装工事が終わり、紅葉シーズンの数週間に限られていた県境越えが、冬季を除き可能になった。開通を待ちわびた関係者は「仙山交流」の拡大や観光振興を期待した。

 二口林道は宮城側の約10キロと山形側の約9キロから成り、道幅は約3.6〜7.0メートル。未舗装の林道として1973年に完成したが、路面やのり面の崩落が相次ぎ、77年から断続的に改良工事が続けられてきた。

 山形側の舗装は97年に完了。宮城側の舗装事業は2016年に着手し、今月初旬に完成した。事業費は約3億3000万円。全線が舗装路となり、積雪期を除いた時期の通行が可能になった。

 車での所要時間は片道約1時間。林道の途中には岩壁が連なる国指定名勝「磐司(ばんじ)」や白糸の滝などの景勝地が点在し、宮城県は年間の交流人口を4万〜5万人と見込む。

 宮城側の起点となる仙台市秋保ビジターセンターで同日式典があり、約100人が開通を祝った。村井嘉浩知事は「両県を結ぶ天空の架け橋だ。秋保温泉や山寺といった重要観光拠点を核にし、地域の活性化につなげたい」と述べた。

 一般車両の通行が可能になった午後1時には、車が続々と山形側に向かった。林道入り口近くに住む会社員佐藤幸代(ゆきひろ)さん(65)は「これまでゲート手前で引き返していた観光客の姿を思い返すと、開通は本当に感慨深い。仙山交流に弾みをつけるきっかけになってほしい」と願った。

3573荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_11032.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(2)郊外団地/高齢化 再生待ったなし

再整備が始まる鶴ケ谷第2市営住宅団地。人口減少と高齢化が深刻化する

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 「今はオールドタウンと呼ぶ方がしっくりくる」

 仙台市泉区長命ケ丘の連合町内会長、伊藤勝行さん(71)が自嘲気味に話す。

新陳代謝乏しく

 1960年代以降、市郊外に続々形成され、仙台の人口増加をけん引してきた「ニュータウン」の一つが、長命ケ丘地区だ。

 造成は合併前、旧泉市時代の74年に始まった。仙台のベッドタウンとして、子育て世代がマイホームを求めて同時期に移住。世代の新陳代謝が乏しいまま、住民がそろって年を重ねた。

 市が2017年10月時点でまとめた中学校区別の高齢化率によると、長命ケ丘中学区は38.2%に達し、泉区内で最も高くなった。

 連合町内会が敬老会に招待する75歳以上は約1200人。地区の約3000世帯で支えるには無理があり、数年前から景品を取りやめ、開催時間を短縮した。

 年2回ほどのごみ集積所の掃除当番、年3、4回ある公園の一斉清掃などの役割も高齢となった住民からは「きつい」と言われる。

 伊藤さんは「高齢者は役割を免除したいが、その分、若い世代の負担が増えてしまう。今までのような暮らしやすい地域をどう維持すればいいのか」と悩む。

 泉区を中心に、市内ニュータウンはおおむね似た現状にあり、人口減や少子高齢化に直面する。空き家の増加、商業施設や公共交通の撤退、小中学校の児童生徒数減少など、地域コミュニティーの根幹に関わる課題が顕在化する。

高層10棟に集約

 1968年の分譲開始から半世紀が過ぎた宮城野区鶴ケ谷団地。市内でいち早く高齢化と向き合った郊外団地は今、地域の存続を懸けたプロジェクトに挑む。

 住民団体は2018年、「NEXT50・鶴ケ谷団地地域再生委員会」を発足させ、次の半世紀も安心して暮らせる地域を目指し、再生プランの実行に動きだした。

 市も今年6月、約1200世帯が入居し、老朽化が進む「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に着手すると表明した。約11万平方メートルに広がる58棟の集合住宅を高層の10棟に建て替える。

 建物の集約で生まれる敷地の余裕は、集客施設を誘致するなど地域の活性化に生かす。低所得者のセーフティーネットという市営住宅の役割は変わらないが、再整備に伴う新たなまちづくりへの期待が高まる。

 団地内の高齢化率は45%を超える。再整備は21年度に着工し、34年度に完了する長期プロジェクト。入居者の坂上祐子さん(75)は「それまで生きていられるだろうか」と打ち明ける。

 郊外団地の再生はもはや待ったなし。施策展開にスピード感が求められる。

(報道部・上村千春)

[ニュータウン]自治体や民間事業者などが開発する住宅団地。国土交通省は(1)1955年度以降に着手(2)計画人口3000人以上、面積16万平方メートル以上(3)郊外で開発-などの条件を満たす宅地と定義する。仙台市内には旭ケ丘地区(青葉区)や八木山地区(太白区)など計56カ所あり、6割近くが60〜70年代に開発された。

3574荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190811_11035.html
2019年08月11日日曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(3)若者定着/肝いり支援事業不十分

奨学金返還支援事業のチラシ。企業、学生ともに評判はいまひとつ

 3675人。仙台市から東京への転出超過数だ。2017年は首都圏以外の全国15政令市で最多だった。

 東京志向が強い

 原因は若者の流出。国勢調査によると、約1万人の15〜19歳が市内に転入する一方、約1万人の20〜24歳が市外に転出している。

 大学や専門学校への進学で、東北各地から多くの若者が仙台市に移り住むものの、卒業と同時に多くの若者がこの地を去る「学都」の実像が浮かび上がる。

 「合同企業説明会を開いても、学生より参加企業の方が多いときがある」

 7月下旬、市役所であった市中小企業活性化会議。委員を務める地元企業の社長が、人材確保の厳しい現状を打ち明けた。学都に集まる若者は東京志向が強く、有能な人材を獲得することは至難の業に近い。

 別の会社社長は「学生は『都会には夢がある』など漠然とした理由で、仙台を離れている可能性が高い。仙台と東京の違いは分かっていない」と推測する。

 市は若者が定着しない要因を「地元企業を知らないため」(地域産業支援課)と分析する。きっかけをつくるため、15年度に学生記者が地元企業を紹介する冊子「WISE(ワイズ)」の発行を開始。18年度までに145社の記事を掲載し「関心を寄せる学生が増えた」と好評を得ている。

 周知不足否めず

 18年11月、郡和子市長は新たに「奨学金返還支援事業」=?=を打ち出した。市内の企業に就職した場合、入社後3年間は年18万円を上限に市と企業が奨学金の返還資金を援助する。

 若者の負担軽減と地元定着。二兎(にと)を追う郡市長の肝いり施策だが、今年1月に始まった事業の滑り出しは順調とは言い難い。市は事業に登録する企業の目標を100社以上と掲げたが、周知不足は否めず、8月時点で約70社にとどまる。

 学生の評判も芳しくない。事業の申し込みは10月1日に始まるが、ある大学4年の女子学生は「返済額は約250万円。3年間で54万円の支援額では少ない。これが、地元企業に就職する動機になるとは思えない」と首をかしげる。

 大学の就職支援担当者も「登録企業が限られ、学生の就職先の選択肢が狭まってしまう。事業のチラシは配布するが、積極的には紹介しない」と明かす。

 仙台にとどまる理由がない若者、若者をつなぎ留めるすべがない地元企業。どうすれば両者は交わるのか。

 東北大地域イノベーションセンター(青葉区)の藤本雅彦センター長は「『人手』と『人材』を分けて考えたらどうか。新卒の人手を確保する一方、仙台に戻りたい成長株の人材を呼び込む。二つの支援策がそれぞれに求められている」と提言する。

(報道部・横川琴実)

[奨学金返還支援事業]仙台市内に本社や事業所がある企業に2020〜22年度に就職した学生に対し、入社後の3年間、年18万円を上限に奨学金の返還資金を援助する制度。大学生、大学院生、専門学校生らが対象で既卒3年以内まで認める。毎年、先着順で70人を募集し、3年間で計210人を支援する。入社後1年間の返還実績を確認し、翌年5月に支給する。

3575荷主研究者:2019/09/15(日) 22:41:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190812_11018.html
2019年08月12日月曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(4)公共交通/足の確保 行政に頼れず

試験運行中の「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が続く=6月中旬、仙台市宮城野区

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 必要な公共交通は人により、地域により異なる。正解は一つと限らない。

地下鉄で不便に

 2015年12月の仙台市地下鉄東西線の開業で、若林区古城3丁目の無職千葉道子さん(88)は、通院がむしろ不便になった。市バスの路線再編でルートが変わり、所要時間が増えた。

 通院先は同区河原町の整形外科。市中心部に直通する路線を利用していたが、開業後は姿を消した。今はバスを乗り継ぐ。ベンチのない停留所で待ったり、別路線の停留所まで30分歩いたり、負担が重くなった。

 千葉さんは「東西線のおかげで、市バスが年寄りに優しくなくなった。いくら『地下鉄は速くて便利』と言われても、駅の上り下りが伴う地下鉄は若者の乗り物でしかない」とこぼす。

 市交通局は18年4月、市バスの運行本数を1日平均85便(2.4%)減らした。市自動車運送事業経営改善計画に基づく効率化の一環で、20年4月に予定する減便と合わせ、運行量を5%程度削減する。

 市バス事業は利用客の減少で収支が悪化し、一時は経営健全化団体への転落も懸念された。最近は一部路線に営業係数(100円の収入を得るために掛かる経費)の改善が見られるが、依然、全46路線が赤字だ。

 減便は、さらなる市バス離れを引き起こしかねない。千葉さんも「積極的に乗りたいが、使い勝手があまり良くない。それで利用客が減り、また減便されたりしないか」と心配する。

 公共交通の苦境は、移動手段の少ない高齢者らの生活を脅かす。過度に頼らず、地域の足は地域で確保する試みが広がる。

「空白地」で試験

 宮城野区燕沢地区。丘陵地を切り開いた住宅地は道幅が狭く、急な坂道が多い。路線バスを通すことが難しく、以前から公共交通の「空白地」だった。

 18年10月、燕沢学区町内会連合会を中心とした検討会は、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の試験運行をスタートさせた。週3日、10人乗りのジャンボタクシーが小回りを利かせて地区内をくまなく走る。

 住民の高齢化が進み、今後、運転免許証の返納が増えるとみられる。70代女性は「体力が弱り、地区外の市バス停留所まで歩けなくなるかもしれない。将来に備え、今から地域交通を整えておきたい」と話す。

 試験運行は、一定の市補助金を得てもまだ目標の収支には届かず、本格運行のめどは立たない。だが、住民には「これ以外に道はない」という確信がある。

 検討会の大西憲三会長(73)は「試験運行は何としても成功させる。地域交通の必要性は共通認識。行政に頼りすぎず、みんなで育てたい」と力を込める。

(報道部・上村千春)

[仙台市自動車運送事業経営改善計画]市交通局が2017年3月に策定した市バス事業再建策。計画期間は17〜21年度の5年間。バス1便当たりの常時乗車人数「平均乗車密度」の向上、資金不足比率20%未満への抑制-などに取り組み、経営健全化団体への転落を回避する。収支改善には事業量の約8%削減が必要で、運行本数を段階的に5%程度減らす。

3576荷主研究者:2019/09/15(日) 22:52:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area4/4941/
2019-08-19# 物件(大河原)
村田町/町道姥ケ懐線の改良計画/実施設計を月内に指名入札/スマートIC等による交通量増に対応

 村田町は、町北東部に位置する町道姥ケ懐線について、全長4・4㌔㍍を対象に舗装をメーンとする改良事業を計画し、月内にも指名競争入札で実施設計業務を委託する。

 町道姥ケ懐線は、同町菅生地区の県道仙台村田線との交差部を起点に南進して、東北自動車道をアンダーパスし、スポーツランドSUGOの西側を通って、県道岩沼蔵王線に接続する路線。全幅10・5㍍(車道幅員3・5㍍×2+歩道3㍍)で、生活道路として利用されている。

 今後、起点付近で東北自動車道に菅生スマートICが新設されることや、終点側の岩沼蔵王線ではトンネルによる線形改良事業が完了するため、姥ケ懐線の交通量も増加して損傷や劣化が加速度的に進行する事態を懸念し、道路耐用年数を延ばすため改良事業を立案。計画は町、警察、有識者、住民で構成する「菅生姥ケ懐線地区協議会」がことし1月末にまとめた。

 整備方針としては全線4・4㌔㍍、面積約5万平方㍍を対象に舗装を厚くする。舗装の構成は、規格を現在のN3からN5に改良するため、上層路盤は既存の粒調砕石10㌢㍍から新たにAs安定処理8㌢㍍に変更、下層路盤も現状のクラッシャーラン26㌢㍍を同59㌢㍍に変更する。これにより設計速度も時速40㌔㍍から50㌔㍍に引き上げる。

 このほど委託する実施設計では、工法や工区割に関する詳細を詰める。加えて、終点付近で一部見通しが悪い区間について、冬期に交通事故が多発していることを踏まえて線形改良に係る設計もまとめる。履行期限は12月末まで。

 設計がまとまり次第、第4四半期にも条件付き一般競争入札で初弾工事を発注する方針だ。その後も順次工事を発注し、菅生スマートICが完成する2022年度までの整備完了を目指す。

 なお、全体事業費は約7億9000万円を見込み、内訳は設計費2000万円、用地補償費1000万円、工事費7億6000万円程度を試算している。

3577荷主研究者:2019/09/15(日) 23:06:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190820_12054.html
2019年08月20日火曜日 河北新報
パルコ2に「H&M」 10月上旬にはタピオカドリンク店も 仙台店、本館含め大規模改装へ

H&Mが出店することが決まった仙台パルコ2

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「パルコ仙台店」は、12月までに本館とパルコ2を合わせて26店、計約3400平方メートルの大規模改装を実施する。パルコ2には、ファストファッションブランド「H&M」が11月21日オープンする。幅広い客層にアピールして買い回りを増やす狙い。

 全国のパルコで初となるH&Mは、全面改装する4階に入り、売り場面積約1400平方メートルを確保。仙台駅前では、さくら野百貨店仙台店(2017年2月閉店)で営業していた17年5月以来、約2年半ぶりの出店となる。さくら野からの移転先である太白区のザ・モール仙台長町店も営業を継続し、市内2店舗体制となる。

 パルコ2の5階は、ピラティス専用マシンを使用するスタジオ「ピラティス ケー」(8月29日開店)、旅行代理店「エイチ・アイ・エス」(10月4日)といったサービス関連を充実させる。

 1階にはタピオカドリンク店「ザ ペッツストリートファクトリー」が10月上旬に加わる。

 本館は化粧品販売「メイクアップキッチン」、婦人服「キャスト」など東北初の3店が入るほか、パルコ2から婦人服「ジル バイ ジルスチュアート」などが移転する。

3578荷主研究者:2019/09/15(日) 23:08:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190821_12002.html
2019年08月21日水曜日 河北新報
藤崎塩釜店、29日に移転オープン

29日に移転オープンする藤崎塩釜店のイメージ

 藤崎は29日、塩釜市の塩釜店を28年ぶりに移転オープンさせる。JR本塩釜駅に隣接する現店舗から、東に約400メートルの商業施設が集まる港町1丁目に移り、利便性を高める。地元の名産品を集め、観光客の利用にも対応する。

 新店は平屋で店舗面積は従来の1.6倍に当たる650平方メートル、22台分の駐車場を備える。婦人服を拡大し、地酒コーナーを新設するほか、同市の和菓子店「栄太楼」の藻塩どらやきを扱う。30、40代を対象にした衣料雑貨店「クラスカ ギャラリーアンドショップ ドー」が藤崎で初めて出店する。

 現店舗は1991年4月、ギフトショップとして開店。東日本大震災の津波で浸水する被害を受けた。仙台市に近く、他の中規模店に比べて売り上げ増加が見込めるため、リニューアルした。

 新店はイオンタウン塩釜などの商業施設や、観光客が多いマリンゲート塩釜に近い。担当者は「今まで来たことがない客層にも立ち寄ってもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は午前10時〜午後6時。29日は午前9時から。

3579荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48874360S9A820C1L01000/
2019/8/22 18:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
民営化3年の仙台空港、海外中距離路線を開拓

3580荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_12001.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
カルラの新業態「らら亭」 仙台市中心部に開店 低価格ランチで集客

定禅寺通に面して明るい雰囲気の店内

2台設置されたタッチパネル式の券売機

 和風レストラン「まるまつ」などを展開するカルラ(宮城県富谷市)の新業態「らら亭」が1日、仙台市青葉区国分町3丁目の定禅寺通沿いにオープンした。低価格の定食に絞り、周辺オフィスのランチ需要を狙う。

 主な定食の価格帯は500〜880円。目玉は500円の「海老天丼」と「さば塩焼き定食」。宇都宮市に先月開いた1号店では、客の25%が海老天丼を注文する。定食のご飯は無料でお代わりできる。

 店舗はビル2階の全60席。夜は「ちょい飲み」向けに居酒屋メニューも提供。人手不足対策としてタッチパネル式の券売機を2台設置した。「まるまつ」などの一部店舗で4月に導入したQRコード決済機能は、10月をめどに始める。

 今後はまるまつの不振店舗をらら亭に移行し、2年間で30店舗を展開する方針。伊藤真市専務は「安くてうまいものは必ず売れるというモットーを実現する」と話す。営業時間は午前11時〜午後11時(ラストオーダーは午後10時半)。

3581荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_13015.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
<仙台市議選 109万都市の針路>識者に聞く[2]「起業エリア」設けては

かんの・ひさし 1989年、仙台市生まれ。東北大卒。北海道職員などを経て2015年、創業支援の「MAKOTO」(マコト、仙台市)に入社。18年6月、地方創生部門の分社化に伴う「MAKOTO WILL」(マコトウィル)の設立で、社長に就任した。

◎経済/創業支援「MAKOTOWILL」社長 菅野 永さん

■東京に学生流出

 -仙台経済の弱点は。
 「人材の受け皿が小さいことだ。大学が多いため東北各地から人が集まるが、卒業後に東京へ流れてしまう。地元の就職先も官公庁や銀行、老舗企業などに固定化している。新しいことにチャレンジする人の受け皿が必要だ」

 -強みはどこか。
 「弱点と表裏一体。優秀な人材を獲得できる可能性を秘めている。東京に比べて市場が小さいと思われがちだが、東北全体で欧州の1カ国と同じ経済規模がある。仙台は東北最大の都市。新サービスや事業を興すチャンスがある」
 「仙台、東北でヒットする物や事業は全国に展開できる。地方都市の経済規模は、合わせれば決して小さくはない。福岡市では起業や株式上場が活発。『西の福岡』『東の仙台』として競い合ってもいい」

 -最近の傾向は。
 「依然『支店経済』だが、起業やベンチャーに関心がある若者や学生は増えた。大企業に就職することだけが正解ではないということに気付き始めている」

 -市の起業家育成、創業支援の取り組みは十分か。
 「東日本大震災後、2014年に起業支援センター『アシ☆スタ』を開設するなど市も力を入れている。東北の先駆者であり、高く評価する」

 -注文したいことは。
 「若者が店舗やオフィスを構えるには市中心部の家賃が高い。経済合理性に任せると大手が占めてしまう。起業やIターン者が出店しやすいエリアを戦略的に設けてほしい。JR仙台駅前の閉店した大型商業施設跡地を再生し、チャレンジエリアにしたらどうか」

■「戻りたい街」へ

 -消滅した事業所の割合を示す市の廃業率(14〜16年平均)は9.0%で全国平均を上回る。
 「やはり人材不足。首都圏で就職した子どもが親の事業を継がず、黒字でも畳んでしまうケースがある。東京で実力を付けた人が、戻りたいと思うような魅力が街に必要だ」

 -市の23年度までの「経済成長戦略2023」に、ICT(情報通信技術)を他産業に活用する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」が盛り込まれた。
 「ICTは人口減少社会に欠かせない。クロステックは重点分野として積極的に取り組むべきだ。少子高齢化などの課題先進地で、どんなビジネスモデルが生まれるか、世界が注目している。仙台や東北の人々が幸せであれば、同じ未来に向かう国々に明るい話題となる。市職員や市議は可能性を信じ、誇りを持って施策を展開してほしい」

(聞き手は報道部・上村千春)

3582荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:58

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24139
2019/8/22 日刊建設新聞 宮城版
三幸学園が支援学校設立 県は既存施設を解体 教育センター跡地活用(宮城県教育庁)

 宮城県教育庁は青葉山にある旧宮城県教育研修センター跡地(仙台市青葉区)の利活用について、三幸学園(東京都文京区)に土地と建物の一部を貸与することを決めた。8月21日に開かれた宮城県議会8月常任委員会で、プロポーザルの選定結果を報告したもの。三幸学園は同地を借り受け、軽い知的障がいがある生徒を受け入れる高等学園を設立する。2019年度から既存校舎の改修に着手し、2021年4月の開校を目指す。

 教育庁は2013年3月に閉所した旧教育研修センター跡地の利活用に関し、2018年度に有識者会議を開いて活用方法を検討した。その結果、特別支援学校の中等部(中学生に相当)を卒業した生徒の受け入れ先が不足していることに着眼し、「軽い知的障がいがある生徒が、後期中等教育(高校に相当)を受けられる特別支援学校の高等部(高等学園)を民間主導で設立する」という結論に至った。

 事業者選定のプロポーザルを5月に公告したところ、三幸学園のみ企画提案書を提出した。7月に審査会を行い、同学園の提案を採択した。

 宮城教育大学に隣接する同センター跡地は、傾斜地などを含め敷地面積が4万5721平方mある。敷地には昭和40年代に建てられた本館(RC造4階建て延べ3836・9平方m)など老朽化した建物12棟が残っている。

 このうち、三幸学園は本館などが建っている敷地1万4300平方mを借り受け、新たな教育施設などを建設する方針。また、建物12棟のうち情報処理教育センター(RC造2階建て延べ1260・2平方m)と車庫(S造平屋75・4平方m)を借り受け、改修して使用する。宮城県と土地や建物の賃借に関する契約を締結した後、本年度中に工事着手する。

 三幸学園の提案では、高校に相当する高等学園を設立し、72人を受け入れる。1学年は3クラス(1クラス8人)で、定員は24人。このほか、高等学園やほかの特別支援学校高等部を卒業した学生を受け入れる2年制の専攻科(短大や専門学校に相当)も設立し、32人を受け入れる。1学年は2クラス(1クラス8人)で、定員は16人。

 開校は2021年4月を予定している。三幸学園は仙台市内で仙台医療秘書福祉専門学校などを運営しているほか、登米市内では旧米山高校の跡地を活用して飛鳥未来きずな高校を運営している。

 一方、三幸学園が借り受けない建物10棟は、宮城県が解体する。宮城県は本年度に解体設計業務を委託し、それがまとまった後、20年度に解体工事を発注する。

3583荷主研究者:2019/09/23(月) 13:55:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_11026.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
仙台市「音楽ホール候補地に公園」案 審議会で再び異論噴出

 仙台市の緑化政策を議論する「杜の都の環境をつくる審議会」が22日にあり、市は公園と広場を建設候補地とする音楽ホール構想を説明した。3月の審議会で「公園は空き地じゃない」と異論が噴出したため、委員に理解を求める目的だったが、今回も反対意見が相次ぎ平行線に終わった。

 有識者による音楽ホール検討懇話会が3月27日、郡和子市長に提出した報告書の内容を説明した。

 候補地に青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)や錦町公園など市中心部の7カ所がリストアップされ、市が年度内に建設地を決定することなどが伝えられた。

 これに対し、日本造園修景協会理事の近藤寛委員は「ホールに必要な約1万平方メートル(の用地)を切り取るだけでは済まず、公園機能が損なわれるだろう。ホールを造ることに反対はしないが、公園に造ることは反対だ」とくぎを刺した。

 東北大キャンパスデザイン室の小貫勅子委員は、財政負担の軽減のため、公園を活用することを疑問視。「公園以外を含め、どこにホールを造ることがベストな選択なのかを考えた上で予算を確保すべきだ。きちんと開かれた議論の場も設けてほしい」と迫った。

 審議会の中静透会長は「杜の都を象徴するのが公園で、緑の専門家である委員から厳しい意見が多く出された。私もそれに近い意見を持つ。(ホールの建設地は)市民の合意を得ることが重要だ」と指摘した。

3584荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_12022.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
全日空、仙台-中部線を10月下旬から減便 アイベックス小松線も

 全日空は10月27日に始まる冬ダイヤから、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の運航を1日4往復から3往復に減便する。アイベックスエアラインズ(東京)も同日から、仙台空港と小松空港を結ぶ定期便を1日2往復から1往復とする。

 仙台-中部線は今月8日にマレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県)が1日2往復の運航を開始。全日空とアイベックスが共同運航する1日2往復と合わせて1日計8往復が運航しており、全日空は「LCCの参入で客席の供給数が増え、調整のため減便することにした」と説明する。どの便を減らすかは未定。

 仙台-小松線はアイベックスと全日空の共同運航で、2018年度の搭乗率が50%台と低迷。観光利用が多く、早期購入に伴う割引運賃の適用などで収益が悪化していた。午前と午後の2往復から、午前のみの運航にする。

3585荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5012/
2019-08-23# 物件(仙台圏)
JR東日本東北工事/JR松島海岸駅の全面建替/仙建工業の施工決まる/バリアフリー化を図り、22年春ごろ竣工へ

 JR東日本東北工事事務所は、日本三景・松島の玄関口となっているJR仙石線の松島海岸駅について、全面建て替え工事の施工者を仙建工業に決めた。

 松島町松島浪打浜10地内にある松島海岸駅は1927(昭和2)年に旧宮城電鉄の駅舎として開業し、乗車人員は1日当たり1000人強。駅舎はW造平屋建て、延べ約163平方㍍で、崖にあるホームは両側が線路に面した1面2線の島式ホーム。開業当時の施設が現在も使用されているため老朽化はもとより、駅舎とホームは階段で行き来せざるを得ず高齢者や荷物の多い観光客には負担となっている。

 このため、2017年6月に松島町・宮城県・JR東日本の3者が観光客増加を目指した包括連携協定を締結し、同駅についても改札口からホームまでバリアフリー化するなど全面的に建て替えることとなった。

 新しい駅舎はおおむね現在の場所にS造3階建て、延べ670平方㍍規模で整備。券売機や改札、事務室、トイレ、待合などは1階に配置する。駅前広場に面する駅舎正面には大型ガラスを採り入れて明るく開放的な空間とし、周辺の樹木と調和するよう外観は落ち着いた色合いにする計画だ。

 既存のホームは2番線ホームとして引き続き利用し、片面に転落防止用固定柵を設置。既存ホーム東側(海側)には長さ約85㍍の1番線ホームを新設することで2面2線のホームとなり、各ホームに連絡するエレベーターも設置する。

 設計は土木・建築・機械がJR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV、電気は日本鉄道電気設計が担当した。近く着工し、22年春ごろの工事完了を予定している。

3586荷主研究者:2019/09/23(月) 14:06:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48913680T20C19A8L01000/
2019/8/24 7:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台に「ケータイ銀座」、半径100メートル内に大手4社

3587荷主研究者:2019/09/23(月) 14:11:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49063320X20C19A8L01000/
2019/8/27 19:12 日本経済新聞 北海道・東北
北上川流域、製造品出荷額20年に4兆円 産業集積加速

3588荷主研究者:2019/09/23(月) 14:39:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_11019.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
仙台市有地塩漬け10年 地下鉄旭ヶ丘駅前の7000平方メートル 公共施設計画一転

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。土地利用計画が二転三転し住民が不満を募らせている=仙台市青葉区

 「計画管理がずさんで、駅前の広い土地が長年放ったままになっている」。仙台市青葉区旭ケ丘に住む50代男性が「読者とともに 特別報道室」に憤りの声を寄せた。市地下鉄南北線旭ケ丘駅そばにある約7000平方メートルの市有地に、複合公共施設を建てる計画が土壌汚染などを理由に再検討され、駐車場とする方針が2年前に示された。計画の大幅な変更に住民は不満を募らせ、10年以上続く事実上の土地の塩漬けが解消するめどは立っていない。

■取得は06年度

 問題の土地は旭ケ丘駅の南東側に隣接する住宅街の一角にある。舗装した一部を除き雑草が生い茂る。周囲を柵で囲み「市有地を暫定的に開放しているものです」との看板が立つ。

 市が2004年に発表した計画では、温水プールや障害者福祉センターなどが入る施設を整備する予定だった。土地代を除く総事業費は43億円と見込んだ。

 土地は、1982〜90年に市土地開発公社(2017年解散)が約10億円かけ先行取得。一部の買収が難航し、市は06年度、金融機関への支払利息を含む約14億円で全てを買い取った。

 造成工事が進められたが想定外のトラブルに見舞われる。08年5月、地下でヒ素などの汚染物質やプラスチック片などの廃棄物が見つかった。1980年以前に埋められたとみられる。隣地の傾きや沈下も確認された。

 このため08年度に完成予定だった建物の規模を縮小する方針が10年に決まり、翌11年の東日本大震災により5年間、計画を中断する方針が示された。

■公園内に整備

 市は16年、改めて土壌調査を実施。基礎工事をすると地盤沈下や大量の廃棄物処理のリスクが拭えないなどの理由で、駅西側の台原森林公園内に施設を整備し、予定地を駐車場とする新案を17年8月、市議会に示した。

 新案の総事業費は約22億円。市は、当初予定地で建物を整備すると、建物周辺の土壌深さ14メートル程度までの入れ替えや地下水の汚染対策に追加で約59億円かかると試算した。

 市地域政策課の大村仁課長は「予定地に施設を建てるとなると地中を掘り起こす必要があり、想定外の事態を考慮せざるを得ない」と話す。

 施設を公園内に整備する新案は一帯の景観を損なう恐れがあり、地域住民は猛反発した。住民の男性は「約束が違う。地域が望まない施設を造って何の意味があるのか」と憤る。土壌対策についても「基礎くい打ちの部分だけで済むはずだ」と疑問を投げ掛ける。

 新案の提示から丸2年たった現在も、計画の先行きは見通せていない。

◎外部監査、計画の甘さ指摘 先行取得段階から施設内容検討形跡なし

 仙台市青葉区旭ケ丘の市有地を巡り二転三転した複合公共施設の整備計画はかつて、市の外部監査人からも問題視されていた。

 2004年3月の監査結果報告書によると、市土地開発公社の所有だった03年3月末時点で既に、市有地の簿価(市の買い取り価格)の利息は約4億8000万円で、土地の元値に占める割合が35%に達した。

 報告書は「土地の先行取得の段階から具体的な施設内容やスケジュールを検討した様子が見当たらない」と計画の甘さを強調。施設配置や地元要望の調整に時間を要するのも遅れの一因と分析した。

 市議会も計画に何度も疑問を呈した。見直しが報告された10年3月、市議の一人が「土地代を含め約60億円の箱物事業だ。精査が足りない」と指摘。別の市議は新案が示された17年8月に「(予定地は)駅前の一等地で(市の)財産。十分に市民に説明していただきたい」とただした。

 市によると、これまで調査や計画検討などに充てた予算は約3億円に上る。

 社会資本政策を研究する日本総研(東京)の小長井由隆シニアマネージャーは「土地の未利用による機会損失が大きい。この期に及んでは市長が積極的に説明責任を果たし、政治的に解決を図るのが望ましいのではないか」と指摘する。

 仙台市の未利用地を巡る問題は1990年代に顕在化した。2000年度に公社保有の土地約75ヘクタールの簿価が計約753億円に膨らみ、財政を圧迫した。

 自治体保有の未利用地の問題は全国的な課題でもある。明海大不動産学部長の中城康彦教授(不動産学)は「解決のためには都市計画の中での事業の位置付けをはっきり示し、今からでもアイデアを公募して利活用の合意形成を図るのも一つの手だ」と話す。

(横山勲)

3589荷主研究者:2019/09/23(月) 14:41:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_51025.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(上)定住促進 規制緩和で宅地化進む

住宅着工が活発化する山形市郊外

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 ◇

 山形市郊外のあちこちで農地や空き地が宅地になり、住宅建築のつち音が響く。

 市は17年6月、条例を改正し、宅地開発の規制緩和に踏み切った。開発が抑制される市街化調整区域の一部に関して、農業従事者や地縁・血縁者以外であっても一定の条件で住宅を新築できるようになった。

許可戸数2倍に

 市によると、昨年6月〜今年5月、市街化調整区域の開発許可戸数は375戸。16年6月〜17年5月の167戸と比べて2倍以上に増えた。

 対象エリア全てに家が建つと仮定した場合、「2万人規模が居住可能」(市まちづくり政策課)という。集落に隣接しており、市の新たなインフラ整備も不要だ。

 市内で不動産業を営む山形県宅地建物取引業協会の高橋一夫会長(69)は「従来は市内で家を建てるのが難しく、地価の安い近隣の天童市や東根市などに流出していた。需要にようやく応えられている」と語る。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、市の50年の人口は18万7000。市が16年2月にまとめた「人口ビジョン」では、50年の目標人口を30万4000としている。

 目標は2段階で設定されており、第1段階として移住促進や雇用確保で27万6000に引き上げる。さらに第2段階でJR仙山線の高速化や新たな道路整備など仙台市との交通インフラが充実すれば、30万の達成が可能と見込む。

中心部を再開発

 市は中心部への居住を促す政策にも力を注ぐ。2月にまちづくりの指針「中心市街地グランドデザイン」を作り、3月発足の「山形エリアマネジメント協議会」が官民連携で街中の課題解決に当たっている。

 来年度末までには、市中心部で市が財政支援する再開発事業で20階建てマンション1棟、他にも民間業者が施工するマンション2棟が順次完成する予定。戸数は計約380に上る。

 市まちづくり政策課は「東北の県庁所在地の中でも山形は人口密度が高く、郊外との距離も近い。街中と郊外で家族構成や生活様式に応じた選択肢をPRできるのは、市の強みになる」と説明する。

 全体の青写真となるのは、市が来年度の策定を目指す「立地適正化計画」。医療、福祉、商業などの都市機能と居住機能、それらをつなぐ公共交通ネットワークの在り方を定める。

 高橋会長は、市の方向性を評価しつつも「市街地の居住人口を増やす上でマンションは点にとどまり、高齢者向けの住宅が足りない」と指摘。「増加する空き家の有効活用にもっと知恵を絞るべきだ」と注文する。

3590荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190830_51001.html
2019年08月30日金曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(下)仙山交流 連携強化し相乗効果を

山形市の山寺芭蕉記念館で案内する仙台圏からのボランティアガイド

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 東北屈指の観光地、山形市山寺にある市の文化観光施設「山寺芭蕉記念館」。俳人松尾芭蕉にちなんだ資料などを収蔵、展示する。

 来館者を案内するボランティアガイド35人のうち18人が、仙台市を中心に仙台圏から通う。山形市など山形県側の17人より多い。

◎鉄路の利便性鍵

 隣り合う仙台市との「草の根交流」は年々活発化する。JR仙山線で仙台駅から約1時間。仙台に着くや真っすぐ山寺に向かう観光客も多い。ガイドを開始するのも山寺駅への電車到着に合わせているという。

 ガイドらでつくる「奥の細道マイスターの会」の蘆野(あしの)真一郎代表(71)=山形市=は「仙山線は単線なので本数が限られ、時間もかかる。山寺への注目度を考えれば利便性をもっと高めてほしいのだが」と語る。

 2016年策定の「人口ビジョン」で市が掲げた50年の目標人口は、現在より約5万多い「30万4000」。達成条件に仙台との交通インフラ整備を挙げる。

 15年秋、初当選した佐藤孝弘市長は就任後直ちに、奥山恵美子仙台市長(当時)を訪問。仙山圏の活性化に向け、両市が協定を結ぶメリットを訴えた。1年後の16年11月、「防災」「観光・交流」「ビジネス支援」「交通ネットワーク」を主な分野とした両市の包括的な連携協定締結に至る。

 今年4月に東北の県庁所在地では最後となる中核市に移行した山形市。6月には中核市を拠点とする「連携中枢都市宣言」を行い、周辺11市町(山形市も含め人口約50万)との連携協議を始めた。協約を締結した上で、来年4月の連携事業スタートを見込む。

◎定期的に勉強会

 仙台市と連携してビジネス交流を促す「仙山生活圏推進協議会」(仮称)の設立構想を掲げるのも、こうした動きを踏まえている。人口減少社会を見据えた上で、互いを一つの経済圏と見なし、仙台市や周辺市町村とのパートナーシップで相乗効果を図る考えだ。

 両市を結ぶ高速バスも平日80往復が走り、住民は互いに通勤、通学、買い物などで自由に行き来している。市企画調整課は「圏域どちらの特長も享受できるような生活を提案できれば、全国的にも魅力あるエリアとなり得る」とみる。

 両市の職員らによる、仙山線の勉強会も定期的に開催。本年度から利用促進や利便性向上に関するプロジェクトに着手している。

 蘆野代表は「ハードの整備促進にはソフト面の説得力が欠かせない。有意義な民間交流が目標実現を後押しするはず」と期待する。

3591荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:31

http://logistics.jp/media/2019/08/30/3355
2019/08/30 物流ニッポン
仙台TT、テナント向け倉庫完成 2階 床耐荷重を2トンに
t.kokudo

 【宮城】仙台トラックターミナル(赤間立也社長、仙台市宮城野区)のテナント向け大型倉庫が7月末に完成した。東日本大震災で被災した営業倉庫を取り壊し、新たに建て替えたもの。テナントは日本通運仙台支店(同支店長、同)で、全スペースを使用する。8月8日に、竣工式を開いた。

 同ターミナルは、1962年に供用を開始した公共ターミナル(敷地面積6万平方メートル)。仙台市中心部に近い立地で、特積事業者や倉庫業者などのテナントが利用している。しかし、老朽化している施設もあり、2017年度には東側の保管庫3棟のうち1棟を取り壊した。今回、その場所に大型の新倉庫を建設した。

 新倉庫の敷地面積は7740平方メートル。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は8170平方メートル。(黒田秀男)

【写真=完成した新倉庫は、1階のスペースを有効活用するため事務所を2階に置く】

3592荷主研究者:2019/09/23(月) 14:43:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49202240Q9A830C1L01000/
2019/8/30 14:57 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
七十七銀、仙台市の再開発プロジェクトに熱視線

3593荷主研究者:2019/09/23(月) 14:49:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190831_12046.html
2019年08月31日土曜日 河北新報
大連経由の仙台-北京線7年ぶりに再開へ 中国国際航空「東北を拠点に日中交流強化」

 中国国際航空は30日、2012年から休止していた仙台と中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を11月2日、約7年ぶりに再開し、週2往復運航すると発表した。新たに仙台-上海線も週3往復運航。仙台と中国本土を結ぶ定期線は週5往復となり、現在の週2往復から増便となる。

 現在、週2往復運航する仙台-北京線(上海経由)を再編成。北京線(大連経由)は火、土曜の運航で、仙台-北京の所要時間は往復とも約1時間短縮される。上海線は水、金、日曜。使用機材は北京線がボーイング737-800(164席)、上海線はエアバスA320(155席)。

 同社仙台支店は「中国からのインバウンド(訪日外国人旅行者)の需要が見込め、仙台から大連に行くビジネス客も年々増えている。東北を拠点に日中両国の経済、観光などの交流強化に努める」と話す。

 村井嘉浩宮城県知事は「大連は多くの県内企業が現地法人を構え、早期の再開を働き掛けてきた。上海は中国経済の中心で人気の観光地。ビジネス、レジャーともに交流が活発になる」とコメント。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「インバウンドに東北の秋と冬はブランド化しつつあり、旅行者を取り込むきっかけにしたい」と語った。

 仙台-北京線(大連経由)は1994年就航。2011年3月の東日本大震災で運休、12年3月に一時再開したが、日中関係などを背景に同年10月から運休していた。

3594荷主研究者:2019/09/23(月) 15:18:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190904_12049.html
2019年09月04日水曜日 河北新報
エバー航空の仙台-台北線が就航15周年 「東北、1年通じ魅力」

 エバー航空(台湾)の仙台-台北線が1日、就航15周年を迎えた。台湾から東北を訪れる旅行者は年々増加。同社は7月、同線を週4往復から週7往復に増便し、青森-台北線を週2往復で就航した。東北地区統括長兼仙台支店長の游憶〓氏に利用状況などを聞いた。

(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -就航15周年を迎えた。
 「2004年から定期運航する仙台線は7月から毎日運航になり、青森線も就航した。いかに台湾人が東北旅行を好きか、エバー航空が東北を重視しているかの表れだ」

 -東北で増便、新規就航した理由は。
 「東京から入国し仙台から出国するなど、台湾人は行き帰りの空港を変えて東北の周遊を楽しむ。青森線も開設して仙台、函館といった空港と併せ東北のネットワークをつくる構想だ」
 「仙台線は個人と団体の利用が半々。台湾からの利用が7割を占め、搭乗率は年平均で85%を超える。春の桜と秋の紅葉に加え、長年の宣伝により夏の緑、冬の雪のイメージも定着し、一年を通じ魅力があると伝わって増便につながった。初期はシルバー世代中心だったが、若い世代も増えた。近年はスキー人気が高く、青森線は11月2日から週5往復にする」

 -6、7月は乗務員のストライキがあった。利用状況はどうか。
 「ストの影響はほとんどない。仙台線は例年、夏季の利用が落ちる。8月の搭乗率は80%を超える見込みだが努力の余地は残る。一方、秋冬は最盛期で期待できる。青森線は7〜10月の実績、予約が90%を超えた。冬は台湾からのスキー客が中心だが、寒い東北から暖かい台湾に行きたい人もいるのではないか」

 -仙台発着の台北線は週19便になり競争が激しい。今後の課題は。
 「定期線安定運航のため、日本からの利用を増やしたい。6月に仙台支店を開設した。強みは乗り継ぎで行ける都市と便数が多いこと。仙台、青森の発着時間は台北での乗り継ぎ便を利用しやすい。台湾旅行と、世界への旅行を推進する」

[ゆう・おくぶん]中国文化大卒。1993年エバー航空入社。2011〜15年日本支社勤務。本社客運営業本部課長を経て19年3月から現職。台湾新平市出身、49歳。仙台市宮城野区在住。

※〓は雨の下に文

3595荷主研究者:2019/09/23(月) 15:41:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190905_12003.html
2019年09月05日木曜日 河北新報
東北最大のマンション完成 28階建て468戸 仙台・あすと長町

JR長町駅東口のバスプールに面するパークタワーあすと長町

2階に設けられた住民共用のキッズルーム

 三井不動産レジデンシャル(東京)などは、仙台市太白区のJR長町駅東口前に鉄筋28階のタワーマンション「パークタワーあすと長町」を完成させ、4日に報道機関向けの見学会を開いた。総戸数は468に上り、同社によると、統計のある1973年以降に東北6県で新築分譲されたマンションで最大となる。

 2017年6月に着工、19年7月に完成し、延べ床面積は約5万平方メートル。30、40代の子育て世代をメインターゲットに据え、間取りは3LDKが中心。広さは約68〜92平方メートルで、販売価格は3100万〜7400万円台に設定した。同社によると、市中心部の同規模の新築物件より坪単価は50万円程度安い。すでに330戸分が成約済みという。

 2、3階の間に免震層を施す中間免震構造を採用した。約390平方メートルのエントランスにはコンシェルジュを置く。2階は全て共用部として整備し、パーティールーム、キッズルーム、ゲストルームなどがある。

 建設地は1997年に着手したあすと長町土地区画整理事業の一角。三井不動産レジデンシャル東北支店の担当者は「新しい街だからこそ、ここまで大規模なマンション建設が実現できた。JRと地下鉄の結節点の長町駅から近く、交通利便性が高い利点をアピールしたい」と話した。

 同地区には野村不動産(東京)とワールドアイシティ(仙台市)の「ワン パーク レジデンシャル タワーズ」(24階、345戸)、住友不動産(東京)とワールドアイシティの「シティタワーあすとレジデンシャル」(同、391戸)、住友不動産の「シティタワー長町新都心」(同、414戸)といった同規模の高層マンションが林立し、販売競争が激化している。

3596荷主研究者:2019/09/23(月) 15:47:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190906_11050.html
2019年09月06日金曜日 河北新報
県民会館建て替え、東北最大の文化拠点に 有識者会議で宮城県基本方針を了承

県民会館建て替えに向けた基本方針を了承した有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を探る第4回有識者会議が5日、県庁であった。県は新県民会館を「東北最大の芸術文化拠点」と位置付ける基本方針を示し、出席委員6人が了承した。

 基本方針では音楽、演劇などに対応する2000人を収容可能な劇場型ホールを設け、イベントの誘致に注力する考えを盛り込んだ。文化施設に関わる人材の育成、県民が交流する場の提供も重視した。

 県は現時点で想定する施設概要を公表。ホールは主催者の意向に応じて席数を調整できるようにする。ホールとは別に、数百席を確保できる空間も整備し、幅広い需要に応える。

 会議では、有識者から「福祉、商業施設を組み合わせた複合型も考えられる」などの提案があった。仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も焦点だったが、異論はなかった。

 有識者会議は2月に設置され、5月の第3回会合で複数の県有地の中から宮城野区の仙台医療センター跡地を移転候補地に選んだ。県は今回示した基本方針を踏まえ、本年度中に基本構想をまとめる。

 県環境生活部の大森克之部長は「会議でさまざまな意見をもらった。利用団体の使い勝手も考慮し、構想をまとめたい」と述べた。

3597荷主研究者:2019/09/23(月) 15:55:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_13028.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
移転の新仙台厚生病院 409病床、完全個室化で24年度開業目指す

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東北大雨宮キャンパス跡地に移転する仙台厚生病院の完成予想図

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 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)への仙台厚生病院(同)の移転計画で、新病院の基本設計が6日分かった。入院患者のプライバシーに配慮して409病床を完全個室化する。施設の防災体制も充実させ、2020年秋に着工、24年度の開業を目指す。

 新病院は、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールの西側半分を占める約4.1ヘクタールに建設する。敷地の中央には地上9階、延べ床面積4万4800平方メートルの病院棟を建て、南側は緑地帯や保育園、北半分は約650台収容の駐車場を設ける。

 病院棟は自然豊かな仙台をイメージして茶色を基調にした外観とする。救急患者の受け入れ態勢を充実させるため集中治療室を26床整備。屋上の大型ヘリポートや、患者受け渡しが屋内でできる救急車の受け入れヤードも設ける。

 建物は免震構造とし、火災時の防煙機能を強化する。災害時のライフラインの断絶に備えて3日分の電力、ガス、水を確保する。

 仙台厚生病院の現建物は1996年の診療開始以来増築を重ねたが、手狭になったため仙台市中心部での新築移転先を探していた。現病院の土地建物は、14年にオリックス不動産に売却しており、移転後の活用法は未定という。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「都市部の先進病院として、より良質の医療を目指す」と強調した。

 キャンパス跡地の南東側にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設、北東側には野村不動産と住友不動産がそれぞれ大規模分譲マンションを建設する。

3598荷主研究者:2019/09/23(月) 15:56:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_11037.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
集団移転跡地の利活用事業 仙台市が4地区10区画で事業者を募集

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190907kahoku03.JPG

 仙台市は今月下旬、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜など4地区10区画(3万7600平方メートル)の事業者を募集する。これまでに5地区31区画(43万7850平方メートル)で募り、面積の9割超を占める25区画(40万9660平方メートル)が決まった。3次募集の今回は新たに4区画(9410平方メートル)を追加し、多彩な事業提案を呼び掛ける。

 募集するのは南蒲生地区2区画(1490平方メートル)、新浜地区2区画(9300平方メートル)、荒浜地区3区画(2万2210平方メートル)、藤塚地区3区画(4600平方メートル)。井土地区は1次募集で全区画が埋まった。

 市はホームページに応募要領を掲載。今月24日〜10月7日に事業提案書を受け付ける。外部専門家を含む選定委員会が審査し、12月上旬に事業候補者を決定。市と覚書や協定を結び、詳細な事業計画書を策定して賃貸借契約を締結する。

 事業提案書などの提出期限を設けた募集は、今回が最後となる。3次募集で事業者が決定しなかった区画は常時募集とし、造成工事に対する支援は打ち切る。

 跡地利活用は2017年9月に1次募集を開始し、18年3月に11区画、同年9月に7区画、19年3月に7区画の事業者が決まった。

 新浜地区は市民団体のカントリーパーク新浜が、水田跡を水辺ビオトープなどに再生。荒浜地区はJR東日本グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が、体験型観光果樹園を20年度にオープンさせる。藤塚地区では建設業の深松組(同)が21年秋、農園や温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する。

 市復興まちづくり課の担当者は「市の支援策は3次募集の終了後に縮小する。魅力的な事業提案を積極的にしてほしい」と話す。

3599荷主研究者:2019/09/29(日) 19:37:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190910_13056.html
2019年09月10日火曜日 河北新報
霊屋橋は昭和の「一夜城」? 短い工期の陰に仙台藩祖・政宗あり

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和風の趣の霊屋橋。左奥が経ケ峰

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広瀬川と霊屋橋。自然豊かな景観が杜の都に潤いを与える

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霊屋橋の完成や三百年祭の様子を伝える1935年の河北新報の記事

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 広瀬川に架かる仙台市内の橋で最も古い青葉区の霊屋(おたまや)橋が「現代では考えられない短い工期で造られている」というファクスが、河北新報「読者とともに 特別報道室」に届いた。真相を調べた。

■重機のない昭和初期に8カ月で完成

 石灯籠を配した白い欄干が河畔を覆う緑に映える。霊屋橋は長さ約60メートル、幅約10メートルの鉄筋コンクリートアーチ橋。杉の巨木がそびえる小高い経ケ峰のふもとの霊屋下地区と閑静な住宅街の米ケ袋地区をつなぐ。

 1935(昭和10)年4月16日、大正時代の木製つり橋から架け替えられた。銘板によると34年8月16日に着工し、工事日数は「244日」とある。

 「今のような重機のない昭和初期、わずか8カ月で橋ができるものだろうか」。ファクスを寄せた近くの男性(86)が首をかしげる。一般的な橋の工期を市道路保全課の橋梁係に尋ねると、施工条件によって異なると前置きした上で、橋脚や橋台といった土台部分がおよそ1年以上、橋桁などの上部構造が1年程度という目安を教えてくれた。車や人が通れる橋の場合、少なくとも2〜3年以上はかかるという。

 工事に携わったのは「延べ2万4137人」、1日当たり約100人だ。「それだけ多くの人数を集められれば可能ではないか」と係の担当者は指摘する。

 霊屋橋付近は広瀬川が回り込むように蛇行し、切り立つ崖と深い淵を築く。機械化の進んでいない時代には難工事だったに違いない。なぜ急ぐ必要があったのだろう。

■翌月、華々しく伊達政宗の没後三百年祭

 橋ができた翌5月、伊達政宗の没後三百年祭が市内を中心に催されている。仙台城跡には政宗の騎馬像が設置された。銘板は「藩祖三百年祭の記念事業を兼ね」「一般労働者失業応急事業」で建設されたと記す。経ケ峰は政宗が眠る地。ゆかりの橋を市民が誇る藩祖の節目に間に合わせるため、大量の失業者を投入した突貫工事が行われたのではないか―。推測を裏付ける文章を35年4月16日の河北新報に見つけた。「藩祖公の三百年祭を記念して仙台市が工事を急いでいた霊屋橋はいよいよ立派に完成した」「去年六月三十日起工して以来(中略)二万七千余人の失業労働者が出役」着工の時期は銘板の記録よりひと月半早く、労働者の数も3000人ほど多いが、急ピッチの作業ぶりがうかがえる。

 昭和初期、東北は昭和恐慌(1930〜31年)や度重なる凶作、昭和三陸津波(33年)などの苦難に見舞われた。暗い時代を吹き飛ばそうと、三百年祭の祝賀ムードは高まったに違いない。三百年祭の記事は、霊屋橋を渡る稚児行列を見ようと沿道に人垣ができた様子を伝える。「伊達模様一色に青葉城下を塗り潰(つぶ)す」「雲間に陽、洩(も)れ 祭典気分最高潮」と見出しも晴れがましい。

 霊屋橋をあっという間に造り上げたのは政宗の記念行事に懸ける仙台市民の熱い思いだった。

[メモ]霊屋は伊達政宗の霊廟(れいびょう)、瑞鳳殿を指す。本来は御霊屋と書き、御の字が脱落した後も「おたまや」の読みが残ったとされる。霊屋橋の下流の川床にはセコイヤの化石林が点在。近くの源兵衛淵では、主の大ウナギと上流の賢淵(かしこぶち)から攻めてきた大クモが戦った伝説が残る。

3600荷主研究者:2019/09/29(日) 19:38:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00530283?isReadConfirmed=true
2019/9/10 05:00 日刊工業新聞
東北大発VB、廃棄油から機能性成分 食用油製造時に分離

サンプル配布をしているビタミンE類のサプリメント用オイル「こめトコリッチ」(ファイトケム・プロダクツ提供)

 東北大学発ベンチャーのファイトケム・プロダクツ(仙台市青葉区、加藤牧子社長、022・226・8818)は、コメ、パーム、大豆、菜種など食用油製造時の廃棄油から、機能性成分を低コストで高純度に分離する独自技術を実用化する。東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)から1億円の出資を受け、2019年内に製造装置を設置。19年度内に米ぬか由来のビタミンE類の製造・販売を始める。

 米ぬかからの米サラダ油製造では廃棄油が多量に発生する。これにビタミンEや、その50倍の抗酸化作用といわれるスーパービタミンE、スクワレン、ステロールなどが入っているが分離が難しい。

 大豆などの由来の天然ビタミンEは真空で200度C前後の多段階蒸留で分離するため、高額で合成ビタミンEに比べ市場が小さい。溶媒に毒性があるメタノールを使うため、使用も食品添加物に限定される。

 東北大学大学院工学研究科の北川尚美教授らが開発した技術は、酸性・アルカリ性を利用したイオン交換樹脂で分離する。50度C、大気圧下で毒性のないエタノールが使える。高収率、省エネで製造コストは従来法の10分の1だ。この高純度のビタミンE類を試薬や食品で提供する。

 さらに他の機能性成分の分離や、バイオディーゼルとなる脂肪酸エステルの製造で、廃棄油の高度利用を進める。装置を含め海外ニーズも高いという。

 ファイトケム・プロダクツは18年6月に資本金2000万円強で設立。地域貢献を重視し東北の基幹産物、コメの副産物の高付加価値化で、仙台近郊に本格的な工場を2年以内に建設する計画だ。

(2019/9/10 05:00)

3601荷主研究者:2019/09/29(日) 19:46:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190911_12031.html
2019年09月11日水曜日 河北新報
製造品出荷額 過去最高4兆4696億円 工場の稼働堅調 17年宮城県内

 宮城県内の2017年製造品出荷額(確報)が、16年比8.7%増の4兆4696億円だったことが国の工業統計で分かった。過去最高を記録した16年の4兆1128億円を更新し、6年連続の増加。東日本大震災に伴う復興需要が底堅く推移していることに加え、県内に立地する工場の稼働が堅調だったことが要因とみられる。

 24業種のうち、19業種で16年を上回った。半導体製造装置など生産用機械が50.4%増の4391億円、食料品が10.9%増の6216億円、情報通信機械が33.4%増の1285億円と好調に推移した。

 減少したのは5業種。半導体などの電子部品が6.6%減の5190億円、パルプ・紙が0.7%減の1829億円と落ち込んだ。

 市町村別にみると、27市町村が増加。半導体製造装置の工場などがある大和町(42.2%増)、大崎市(9.8%増)などがけん引した。村田町(25.5%減)や多賀城市(18.2%減)など8市町が減少した。

 東日本大震災前の10年と比べ、仙台市の一部と14市町の沿岸部が10.3%減だった一方、内陸部は71.0%増と対照的だった。自動車関連などの企業立地が進み、数字を押し上げた。

 従業員4人以上の事業所は11カ所増加して2629カ所となり、2年ぶりに増加に転じた。従業員数は6年連続で増加し、2590人増の11万7177人だった。

 原材料費などを除く付加価値額は12.0%増の1兆4271億円で、6年連続の増加。業種別では金額順に電子部品2958億円、食料品2101億円、生産用機械1498億円と続いた。

3602荷主研究者:2019/09/29(日) 19:51:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_13024.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
仙台駅東口にも「都心再構築」 整備地域拡大へ市の準備協初会合

 仙台市が10月に始動させる都心再構築プロジェクトで、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた準備協議会が発足し、初会合が12日に青葉区のエル・パーク仙台であった。

 協議会は学識経験者や経済団体の幹部、金融機関、国、県の関係者ら12人で構成する。会合は非公開で行われ、市によると、東北大大学院工学研究科の姥浦道生准教授が座長に就いた。

 現在の緊急整備地域はJR仙台駅西口の青葉通を中心とした約79万平方メートル。協議会は今後、企業集積が進む駅東口などへの区域拡大を検討するほか、整備方針の見直しなどを議論する。

 市は、協議会が本年度内に決定する拡大区域と整備方針を踏まえ、内閣府に地域の意向を伝える。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。内閣府が7月に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、協議会が発足した。

3603荷主研究者:2019/09/29(日) 19:52:55
>>3511 >>3523
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_12007.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
NTT東仙台中央ビル解体始まる 放射光施設と連携へ 23年新ビル完成

解体工事が始まった仙台中央ビル=仙台市青葉区

 NTTグループのNTT都市開発(東京)は12日、仙台市青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの解体工事を始めた。2023年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据えた再開発で、23年6月に新ビルを完成させる見通し。

 現在のビルは1962年に完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、老朽化や再開発の検討に伴い2017年末に閉鎖された。12日は作業員が敷地を仮囲いするための準備作業に当たった。今後、本体部分と付属舎の内装や設備機器をそれぞれ撤去し解体に取りかかる。完了は20年9月を予定する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画。放射光施設を使用する企業向けのオフィスや寄宿舎、学生や起業家が共同利用するコワーキングスペースを整備し、地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」を設ける。

 新築工事は21年7月に開始する見込み。NTT東日本の担当者は「放射光施設と連携し、地域の街づくりに役立てるようなビルを建設したい」と話した。

3604荷主研究者:2019/09/29(日) 19:55:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190914_12023.html
2019年09月14日土曜日 河北新報
再開発、地元が積極関与を CBRE社長・坂口英治氏に聞く

仙台市の都心再開発に必要な施策を提案する坂口社長

 不動産サービス大手CBRE(東京)社長兼最高経営責任者(CEO)の坂口英治氏(52)は13日、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。老朽ビルの建て替えを促す同市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の成功に向け「地元企業の参画や若者を引き付けるコンテンツが不可欠だ」と指摘した。

 坂口氏は、地元財界が積極的に出資する福岡市の「天神ビッグバン」と呼ばれる都市再生事業と比較。「仙台の大規模再開発は東京資本の大手デベロッパーが主体。彼らは国内外のマーケットを見据えるため、仙台への投資の優先順位が下がり、スピード感がなくなる」と懸念を示した。

 仙台市は高機能オフィスの整備に容積率を最大で2倍にする施策を打ち出すが、要件は1フロアの面積など「全国と比べ、目新しさはない」と言い切る。

 福岡市は再開発地区にスタートアップ支援施設を設けている。「ビルの箱だけでなく、仙台でなければならないコンテンツづくりが必要。地元企業は巨額の投資ができなくても、知恵を絞って都市の方向性を議論するべきだ」と提言した。

 今後の都市づくりは、「若者や外国人をターゲットにしないと立ち行かなくなる」と予測。東北大青葉山キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、NTT東日本が青葉区でビル再開発に取り組むことを「IT系人材の流出を防ぐ好事例」として期待を寄せた。

 そのほか、都市の魅力向上のコンテンツとして、国際的なホテル人材を育成する教育機関「ホテルマネジメントスクール」の誘致を提案。「仙台で盛んなスポーツや音楽もヒントになるだろう」と加えた。

3605荷主研究者:2019/09/29(日) 20:04:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190918_13022.html
2019年09月18日水曜日 河北新報
東部復興道路開通は10月19日午後3時 震災遺構荒浜小などで式典も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190918kahoku01.JPG

 仙台市は17日、東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」が10月19日午後3時、全線開通すると正式に発表した。当日は午前11時から震災遺構荒浜小などで式典を行い、関係者が車で通り初めをする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防などとの多重防御で津波の威力を軽減させる。

 工事は9割以上が完了。復興道路から西に延びる三つの「避難道路」も8月末までに整備が終わった。県道塩釜亘理線は、復興道路と並行する区間が市道となる。市は市議会9月定例会に関連議案を提出する。

 式典では郡和子市長や地元の高砂中生徒があいさつし、テープカットで開通を祝う。地元の七郷すずめ連や六郷すずめっこによるすずめ踊り演舞もある。

 開通前の復興道路を楽しむイベントも開かれる。15日にあったツール・ド・東北に続き、29日は若林区まちづくり協議会が「東部かさ上げ道路を歩こう」と題し、事前申し込みの市民と800メートルを歩く。10月6日は地元の新浜、南蒲生両町内会が見学会を開催。13日はバスツアーも行われる。

 郡市長は定例記者会見で「多重防御の要として整備した命の道、命の防波堤だ。全線開通で市の復興事業はハード面がほぼ完了する。ようやくここまで来たという特別な思いで開通日を迎えたい」と語った。

3606荷主研究者:2019/09/29(日) 20:08:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49929540Y9A910C1L01000/
2019/9/18 15:21 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台、止まらぬ駅前一極集中 商店街と「体力差」鮮明
(変わる仙台商業地図 藤崎創業200年(上))

3607荷主研究者:2019/09/29(日) 20:09:12
>現行の店舗を解体して新店舗を建設する計画を2020年に決めたいとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49974500Z10C19A9L01000/
2019/9/19 17:44 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「来年に新店舗計画」仙台の老舗百貨店、藤崎社長
変わる仙台商業地図 藤崎200年(下)

3608荷主研究者:2019/09/29(日) 20:15:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49984650Z10C19A9L01000/
2019/9/19 16:26 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市起業家支援策、5社選定 岩手の企業も

3609荷主研究者:2019/10/14(月) 11:31:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50036440Q9A920C1L01000/
2019/9/20 16:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市のガス民営化、事業者が注視 焦点は公募条件
(東奔北走)

3610荷主研究者:2019/10/14(月) 11:32:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190920_12002.html
2019年09月20日金曜日 河北新報
楽天の自社配送、東北へ進出 まず仙台、名取、多賀城で

 楽天は、電子商取引(EC)サイトの自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の対象エリアに仙台、名取、多賀城の3市を加えた。東北でのサービス提供は初めてで、自社物流網の拡大を順次進める。

 エリア拡大に当たり、仙台市若林区卸町に配送センターを開設。直販事業や一部出店店舗の商品について、午前0時までの時間指定ができる再配達や、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」といったサービスに対応する。

 効率的な物流の提供で、出店店舗の満足度向上にもつなげる。

 宮城県への拡大で、従来の関東、関西と合わせて対象エリアは10都府県、人口カバー率は約27%となった。

 同社は2019年末までに60%に引き上げる目標を掲げており、今後も既存エリアの対象拡大、新規拠点の整備を進める方針。

3611荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:14
>>3006 >>3404
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190922_13036.html
2019年09月22日日曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>福田町駅、住民悲願のバリアフリー化へ 移設も視野に本格検討

体に重りを着けて階段を歩き、高齢者や妊婦の苦労を疑似体験した6月のイベント

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)のバリアフリー化に向け、市とJR東日本が駅の移設も視野に検討を進めている。現駅舎はエレベーターがなくホームも狭いため、車いす利用者らが使えない。住民は4年前から改善を訴え、署名を集めるなど積極的に活動してきた。早ければ年度内に方向性が固まる見通しで、住民はバリアフリー化の早期実現を心待ちにする。

 市とJR東は今年1月、福田町駅の現地改修とともに、近接地への移設の可能性を探ることで合意した。線路のカーブに沿ったホームのため、エレベーターなどの設置が難しく、直線区間への移設案が浮上した。

 両者は年度内にも可否を判断する。移設が決まれば、JR東は利便性やコストを踏まえて新駅の建設地を選定。市は駅への接続道路、自家用車やタクシーの乗降場、駐輪場の規模などの調査に乗り出すという。

 バリアフリー化は、住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」が訴えてきた。2015年10月の発足後、市やJR東と意見交換を重ね、17年には約9000人分の署名簿をJR東と市に提出した。

 今年6月には体が思うように動かない高齢者や妊婦になりきり、駅の不便さを疑似体験するイベントを開催し、バリアフリーの早期実現の必要性を発信した。

 車いすを利用する会員の女性は「自宅は福田町駅近くだが、車いすでは乗降できないため、隣の陸前高砂駅を利用している。障害者だけでなく、高齢者や子ども連れにも優しい駅に生まれ変わればいい」と願う。

 JR東によると、現駅舎は1987年3月に完成した。平均乗車人員は1日当たり3971人(2018年度)。東日本大震災後、駅周辺に被災者が移り住んだこともあり、震災前に比べると増えているという。

 住民と市、JR東の意見交換会は11月下旬にも開かれる。つくろう会の野口健三(けんみ)会長(76)は「バリアフリー化の話が具体的になってきたと感じる。住民側からも積極的に意見やアイデアを出し、利用しやすい駅にしたい」と期待する。

3612荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190923_12023.html
2019年09月23日月曜日 河北新報
仙台圏企業6社が東京でアピール 上場へ 市の支援本格化

「仙台未来創造企業」の経営者が今後の事業展開や地方の可能性を紹介したマッチングイベント=19日夕、東京・虎ノ門

 仙台圏で株式上場を目指す中小企業を伴走型で支援する仙台市のプログラムが本格化している。成長性と意欲が高い地元企業8社を「仙台未来創造企業」に認定。うち6社が9月、東京でベンチャー企業の育成に携わる官民関係者にPRした。支店経済から脱却し首都圏への人材流出を食い止めようと、公平中立を重んじる行政が特定の企業に肩入れする異色の取り組み。5年以内の上場を狙う。

■官民の40人出席

 東京・虎ノ門ヒルズで12、19の両日、経済産業省などが主催するベンチャー企業向けのマッチングイベントに認定6社のトップが登場。「地方×IPO(新規株式公開)」をテーマに、自社の特色や仙台・東北の潜在力を売り込んだ。

 両日とも関係者約40人が発表に耳を傾け、終了後は名刺を交換して交流を深めた。障害者福祉事業やサッカースクール運営を手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「社会的な課題の解決に向け、全国に展開できるビジネスモデル。登山に例えるとまだリュックを背負ったくらいだが、2025年には上場したい」と自信を見せた。

 プログラムは市の「経済成長戦略2023」の柱として本年度スタートした。認定8社に対して公認会計士や社会保険労務士など専門家が随時助言。財務、労務面の強化や中核的な人材の確保、情報発信など上場に必要な分野を網羅的に集中支援する。本年度の事業費は約1200万円。

 市の杉田剛経済企画課長は「東京では地方のベンチャー情報が少なく、仙台の魅力を知ってもらういい機会になった」とイベント参加の意義を語る。認定8社へのサポートを継続するとともに、20年度には認定企業を増やしたい考えだ。

■成長への一手に

 東北では、車用品販売イエローハットなどを運営するホットマン(仙台市)が14年に上場して以降、新規上場はゼロ。この間、上場がないのは、全国の各ブロックで東北だけだ。

 東京証券取引所の宇寿山図南(うずやまとなみ)上場推進部課長(登米市出身)は「地域経済の発展には、若年層雇用の受け皿が不可欠。会社の魅力をアピールし、成長させる手段の一つがIPOだ」と指摘。「東北でまず1社上場すれば、象徴となり次につながる。仙台市などが構築した支援網を活用し、新規上場に手を挙げる企業が増えてほしい」と期待する。

3613荷主研究者:2019/10/14(月) 11:38:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50149870U9A920C1L01000/
2019/9/24 19:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
函館取り込む「仙台空港観光圏」 訪日客の拠点に
転機の東北観光(上)

3614荷主研究者:2019/10/14(月) 11:57:53
>>3364 >>3560
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24346
2019/9/25 宮城版
復建技術で立体化検討 国道4号/仙台BPの苦竹IC以南(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台バイパス道路設計業務」の一般競争入札を19日に開札し、総合評価を経て復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)が1942万円で落札したことを明らかにした。今後に同社と契約を結ぶ。この業務では、国道4号仙台拡幅の一環で、仙台市内の苦竹インターチェンジ(IC)付近から南側の名取川付近までに至る区間を対象に、渋滞解消に向けた立体交差化の検討などを行う。

 同業務の内容は、道路の概略設計と予備設計、平面交差点の予備設計、ダイヤモンド型ICの予備設計で、履行期間が2020年2月28日まで。

 道路の概略設計は、同市宮城野区日の出町〜若林区卸町の箱堤交差点から、同市太白区郡山4丁目の鹿の又交差点までに至る延長約4km区間を中心に、現道の拡幅や、区間内にある交差点の立体化などを検討する。

 同区間内の主要な交差点は、すでに仙台拡幅で立体化の事業が動き出している箱堤交差点〜卸町交差点のほか、六丁目交差点、蒲町交差点、沖の一丁目交差点、若林4丁目交差点などがある。

 一方、道路や平面交差点、ダイヤモンド型ICの予備設計を作成するのは、鹿又交差点から、郡山7丁目の篭ノ瀬交差点までに至る区間。この区間は立体化が都市計画決定しているため、概略設計の対象区間よりも熟度が高まっている。

 箱堤交差点から名取川付近までの国道4号仙台バイパスは、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっており、すでに同水準の現道幅員は確保できているものの、渋滞が発生しやすくなっている。仮に鹿の又交差点〜篭ノ瀬交差点以外の交差点も立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 なお、苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、すでに仙台拡幅で事業が動いている。箱堤交差点は、卸町交差点付近までに至る延長1.4km区間を立体化する。計画では、橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋の高架橋を架け、箱堤交差点で交わる仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は高架橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円を試算。2024年度までの完成を目指している。

3615荷主研究者:2019/10/14(月) 11:58:39
>>3614
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5201/
2019-09-25# 物件(仙台圏)
東北整備局/4号仙台バイパスの道路設計/復建技術コンサルに決定/概略設計4㎞および鹿の又、篭ノ瀬の立体交差予備設計

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、仙台市内の国道4号仙台バイパスで渋滞緩和箇所整備の一環として実施する道路設計業務の一般競争入札(総合評価落札方式)を19日に行い、1942万円で復建技術コンサルタントの落札を決めた。

 入札者は落札者のほか三井共同建設コンサルタント、中央コンサルタンツ、大日本コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、ドーコン、構研エンジニアリング、近代設計だった。

 業務内容は道路概略設計(B)一式、道路予備設計(A)一式、平面交差点予備設計一式、ダイヤモンド型IC予備設計一式。履行期間は2020年2月28日まで。

 今回の業務は、国道4号仙台拡幅として事業を進めている仙台市宮城野区の鶴ケ谷工区の南側で、箱堤交差点の南側を対象に渋滞の改善を目的に道路概略設計を行うほか、交差点での渋滞解消を図る目的で立体化するための予備設計を行うもの。

 概略設計の対象区間は、宮城野区と若林区の境界部にある箱堤交差点から太白区の鹿の又交差点までの4㌔㍍が対象。同区間内はすでに上下線で6車線化が完了しているほか、両側に1車線の側道を設けている。委託では渋滞対策の方向性を検討し円滑な交通確保を図るための設計を行う。

 予備設計では立体交差に向けた交差点の設計で、対象は鹿の又交差点や篭ノ瀬交差点等を予定、具体的には橋梁による交差を想定しており、委託の中で橋梁の規模等を詰めるとしている。また、立体化に伴い付随する平面交差点やダイヤモンド型ICの予備設計も作成する。

 今後、20年度以降も引き続きコンサル業務を行い、具体化を目指すとしている。

3616荷主研究者:2019/10/14(月) 11:59:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190925_13027.html
2019年09月25日水曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>住民参加で都市型公園整備 仙台駅東地区、21年度利用開始

公園の完成イメージ。右手前の1号公園に複合遊具、左奥の2号公園に芝生広場を設置する

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東地区で、住民参加型の公園整備が進んでいる。2021年度の利用開始を目指す「駅東1号・2号公園(仮称)」。区公園課が住民との意見交換会を設置し、整備計画や基本設計を練り上げた。駅に最も近い立地を生かし、ステージや芝生広場がある「イベント公園」にする。住民は地区の青写真を描きながら完成の日を心待ちにする。

 駅東1号・2号公園は市道元寺小路福室線の宮城野橋に隣接。駅東口から約400メートルの距離にあり、橋の下をくぐる特殊道路で名掛丁の藤村広場とつながる。

 公園面積は合わせて約3000平方メートル。東側の2号公園に芝生広場やステージ、西側の1号公園に複合遊具や鉄棒、ブランコ、トイレや駐輪場を設ける計画で、本年度内に着工する。

 昨年11月、区公園課は住民との意見交換会「みんなでワクワク会議」を発足させた。今年3月まで計4回開催し、公園のコンセプト、設備や遊具の種類、配置場所などを議論。基本計画や基本設計を固めた。

 駅東地区では長く土地区画整理事業が行われ、地元3町内会は約10年前から公園の在り方を含め、地区の将来像を考えてきた。意見交換では議論の経過を踏まえ「駅から近くイベントに活用できる」「人が集まれば治安が良くなる」など多様なアイデアが出された。

 最終的には、防犯対策として一定の見通しを確保すること、にぎわい創出のためイベント用の広場を設けることなどが決まった。将来は「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」「みちのくYOSAKOIまつり」の会場に名乗りを上げることでも一致した。

 3町内会の関係者は「住民の議論が計画に反映されたことは意義深い。にぎわいのある都市型公園にしたい」と期待を膨らませる。

3617荷主研究者:2019/10/14(月) 12:14:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190926_11020.html
2019年09月26日木曜日 河北新報
富谷への最終バス、午後11時台に繰り下げ 仙台・泉中央駅で実証運行

 富谷市は25日、仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷市内への宮城交通(仙台市)の路線バスについて、平日の最終便を現行の午後10時台から午後11時台に繰り下げる実証運行が10月1日から実施されると発表した。

 期間は2020年3月31日までの半年間で、対象はともに午後11時32分泉中央駅発の新富谷ガーデンシティ線(外回り、終点イオン富谷店)と、泉ケ丘大富線(終点富谷営業所)の2路線。通常運賃の100円(小児、障害者は50円)増しとなり、現金で支払う。

 泉中央駅から富谷市内への平日のバス最終便は以前は午前0時台まであったが、運転士不足のため次第に繰り上がり、16年10月から午後10時台になった。深夜便復活を求める声を受け、市は宮城交通に要望し、運転士募集の周知に協力するなどして協議してきた。

 若生裕俊市長は記者会見で「関係者の配慮のおかげで実現した。正式なダイヤとして運行されるよう市も努力したい」と述べた。

3618荷主研究者:2019/10/14(月) 12:21:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12001.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
中国国際航空 仙台-上海線 当面週2往復で

 中国国際航空が11月3日から水、金、日曜の週3往復で運航する予定だった仙台-上海線について、金曜の便を当面運休し、週2往復で運航することが26日、分かった。詳しい理由は不明だが、関係者によると12月か1月から金曜も運航できるよう調整中という。

 同社ホームページで26日、10月27日以降の下期スケジュールとして仙台-上海線を水、日曜の週2往復で運航することなどを発表した。「スケジュール調整のため」としている。

 同社は現在、仙台-北京線(上海経由)を週2往復運航。11月3日から路線を再編し、中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を7年ぶりに再開して火、土曜の2往復、仙台-上海線は週3往復の運航を予定していた。

 11月3日以降の金曜の便の航空券の購入者には別の曜日の便への振り替えか払い戻しで対応する。

3619荷主研究者:2019/10/14(月) 12:22:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12002.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
長町駅東に12階の賃貸マンション 低層部は商業施設 21年春開業

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の完成イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に賃貸マンションを建設すると発表した。同社が東北エリアで賃貸住宅事業に着手するのは初めて。鉄筋12階、総戸数90戸で、低層部は商業施設になる。総事業費は約28億円。21日に着工しており、2021年春の入居開始と開業を予定する。

 JR長町駅から徒歩1分、仙台駅まで1駅5分の好立地をうたう。延べ床面積約6960平方メートルのうち、住宅部分は約4970平方メートル。単身からファミリー層まで幅広い世帯に対応し、間取りは1Kから3LDKまで取りそろえる。入居者は20年秋から募集する。

 商業施設は2階建ての南棟と、12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積約1990平方メートル。デッキで2棟の2階をつなげ、飲食・物販店、理美容店、学習塾といったサービス業を中心に展開。近隣の商業施設や医療施設、スポーツ施設との相乗効果を視野にテナントの配置を検討する。

 建設地は仙台市が1997年から開発を進める「あすと長町土地区画整理事業」の一画。同社の坂井究仙台支社長は「長町は利便性の高い地域で、賃貸住宅の需要もある。駅周辺全体の活性化に期待している」と話す。

3620荷主研究者:2019/10/14(月) 12:35:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50555390T01C19A0L01000/
2019/10/3 17:18 日本経済新聞 北海道・東北
USENHD、仙台オフィス改装

3621荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:05

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593310U9A001C1L01000/
2019/10/7 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「地元に愛される次世代光施設に」 行脚重ねるキーマン
放射光が拓く未来(1)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593610U9A001C1L01000/
2019/10/8 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
宮城の「下町ロケット」 光の威力に翻意
放射光が拓く未来(2)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50702280X01C19A0L01000/
2019/10/9 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、放射光施設活用へ本気支援 経済けん引役に
放射光が拓く未来(3)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50708780X01C19A0L01000/
2019/10/10 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の放射光施設活用、データ解析に目を付けたNTT
放射光が拓く未来(4)

3622荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00533565?isReadConfirmed=true
2019/10/8 05:00 日刊工業新聞
アイリスオーヤマ、東北大の次世代放射光施設に出資

【仙台】アイリスオーヤマは、東北大学青葉山新キャンパスに建設予定の「次世代放射光施設」のコウリション(有志連合)・メンバーに5000万円で加入、出資する。運用開始から10年間、年間最大200時間施設を優先利用できる。パックご飯やコメなどの食品事業に加え、家電、発光ダイオード(LED)照明の研究開発、品質向上に活用する。運用開始予定の2023年までは、既存の放射光施設「スプリング8」を試験的に利用し、活用に向けた課題を洗い出す。

(2019/10/8 05:00)

3623荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50807310Z01C19A0L61000/
2019/10/9 19:56 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
静岡の三光ダイカスト、宮城に新工場 HV・EV向け部品

3624荷主研究者:2019/11/04(月) 20:00:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191010_12011.html
2019年10月10日木曜日 河北新報
仙台市バス全45路線赤字 営業係数は減便でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191010kahoku01.JPG

 仙台市交通局は、2018年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」を公表した。全45路線が赤字となったが、営業係数は17年度と比べやや改善した。今月下旬からバス車内や一部停留所に係数を掲示し、経営状況を市民に知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 18年度の路線別係数は表の通り。路線数は泉松陵高校線が18年4月に廃止され、45路線に減った。営業係数が改善したのは37路線、悪化したのは7路線で、岩切線は横ばいだった。

 全路線の平均は152で17年度の157からわずかに改善した。18年4月のダイヤ改正で全体の2.4%を減便した効果で、福田町四丁目線、東部工場団地線の不採算上位の2路線の係数が大きく改善された。

 全45路線の営業収支は約34億円の赤字となった。赤字幅が最も大きかったのは17年度と同様、鶴ケ谷・南光台線で2億3070万円。最小は桜ケ丘線の561万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に路線別営業係数を掲示。係数400以上の八ツ森線など8路線は、上りの停留所計92カ所に経由地が異なる系統別の詳しい係数を掲げる。

 市交通局の担当者は「沿線住民に厳しい経営状況を理解してもらい、市バスの利用を促したい」と話す。

3625荷主研究者:2019/11/04(月) 20:23:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_13031.html
2019年10月17日木曜日 河北新報
定禅寺通を憩いの空間に 車道1車線を規制、官民組織が社会実験

立町エリアの歩道で行われる社会実験。18日からの3日間は車道の一部にもテーブルセットが配置される=9日、仙台市青葉区立町の定禅寺通

 杜の都のシンボルロード、仙台市青葉区の定禅寺通の活性化に取り組む官民組織「定禅寺通活性化検討会」は18〜20日の3日間、車道の一部を開放する。6月から行ってきた社会実験の一環で、初めて実施する。

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)前の国分町エリアと、せんだいメディアテーク向かいの立町エリアの2カ所(地図)で開く。

 国分町エリアでは、ウッドデッキの上にベンチを配置した仮設休憩施設「パークレット」を置く。立町エリアでは、歩道にテーブルと椅子を並べ、市民に利用してもらう社会実験「リビング・ストリートプロジェクト」を実施中。18日から3日間は対象区域を拡大し、周辺のパン屋や酒店5店が販売ブースを設ける。

 開催時間は、国分町エリアが午前11時(18日は正午)〜午後8時、立町エリアが午前10時(18日は午前11時)〜午後8時半。

3626荷主研究者:2019/11/10(日) 22:25:22

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51353250U9A021C1L01000/
2019/10/24 17:54 日本経済新聞 北海道・東北
テクノ情報システム、仙台に拠点

3627荷主研究者:2019/11/10(日) 22:34:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191025_13030.html
2019年10月25日金曜日 河北新報
仙台・泉古屋敷橋あす架け替え 車の擦れ違い可能に 歩道も整備

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku01.JPG
車が擦れ違えず交互通行を余儀なくされる現在の古屋敷橋(左)と架け替えられた新しい橋=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku02.JPG

 幅が4メートルと狭く車が擦れ違えなかった仙台市泉区の七北田川に架かる古屋敷橋が26日午後2時、新しい橋に切り替わる。これまでは対向車が来ると、どちらかが橋の手前で停車し、相手をやり過ごす必要があった。架け替えでスムーズな通行が可能になる。

 古屋敷橋は県道仙台北環状線と泉区野村地区を結ぶ市道の一部。付近にはシェルコムせんだいなどの体育施設が立地し、一定の交通量がある。

 現在の橋は1970年に完成。歩道もなく、事故の危険が高かった。橋の南側たもとの交差点も変則的な形状で、対向車が橋を渡るのを待つ車で渋滞することも日常的な光景だった。

 区は渋滞と事故の危険を解消するため2016年に架け替え工事に着手。片側1車線と歩道を確保できる新しい橋を整備した。総工費は約6億5000万円。南側の交差点も改良し、見通しを良くした。

 泉区道路課は「擦れ違いが可能になっても南側交差点では一時停止する必要がある。安全運転を心掛けてほしい」と訴える。

3628荷主研究者:2019/11/10(日) 22:37:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area3/5326/
2019-10-28# 物件(石巻・気仙沼)みやぎ建設新聞
東松島市/矢本駅前周辺の交通環境整備構想/国際開発コンサルに決定/8.8haを対象に南北通路の設置案なども検討

 東松島市は、矢本駅前周辺交通環境等整備構想策定業務の委託先選定へ、24日に指名競争入札を行い3落の2100万円で国際開発コンサルタンツの落札を決定した。

 入札には落札者のほかにオオバ、ナカノアイシステム、東日本総合計画、大日本コンサルタント、東京コンサルタンツの6社が参加。予定価格は2120万円だった。

 JR仙石線矢本駅周辺は、1日当たりの平均乗車人口が東日本大震災以降増加傾向にあり、2010年度比で約1・2倍の約1200人となっている。このため、通勤・通学時間帯には駅ロータリースペースで渋滞が発生するなど改善が求められている。

 今回の業務では、渋滞緩和などを目的に駅前周辺8・8㌶を対象に交通量調査を行い、今後の駅前周辺の整備構想を策定する。

 また、業務の中で対象区域内にあり築後66年を経過した市営北浦住宅の解体や南北通路の設置案などの検討も進める方針。

 業務期間については年度内を予定しており、20年度以降の具体化を目指すとしている。

3629荷主研究者:2019/11/19(火) 22:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191030_12001.html
2019年10月30日水曜日 河北新報
仙台空港バンコク線、5年ぶり運航再開 貨物需要の開拓狙う

3、5月にはチャーター便を使った貨物搭載実験が行われた=3月、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開する。機材はボーイング777-200機(定員309人)で仙台発着の定期線で最も大きく、貨物輸送力も高い。空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、東日本大震災以降落ち込んだ貨物取扱量の回復を期し、タイと取引のある企業などに働き掛けを強める。

 「タイには東北に関連する製造業の拠点があり、日本食も人気だ。成田空港経由で確立された物流に対し、直行便の迅速さと価格競争力でアピールしたい」。仙台空港の岡崎克彦取締役航空営業部長は言う。

 仙台発着の定期線は小型機材が中心で、貨物スペースが乗客の荷物でほぼ満杯になるが、バンコク線は最大約16トンの貨物が積める。仙台発の初便では、これまで成田経由だった精密機械などを運ぶ。

 企業側も歓迎する。センコン物流(名取市)は、昨夏からタイに仙台牛を冷凍で輸出しており「冷凍品の陸送費は高く、仙台空港から送るメリットは大きい」と前向きだ。ベトナムで受託運営する宮城県のアンテナショップ向けの加工品なども仙台空港から運ぶ方針という。

 一方、カツオなどの生鮮魚介を羽田経由でタイに送る仙台水産(仙台市)は「利用したいが現状では難しい」。運航する水、金、日曜が市場の休日などと重なるためだ。現地の卸問屋は「仙台空港発」をうたって販売を増やす意向があり、台湾経由などでの輸送も検討する。

 また、国際貨物は小口の貨物を一つのコンテナにまとめる混載が主流で「自社単独では相当量がないとコストが厳しい」(宮城県内の企業)との声もある。

 仙台空港は16年の民営化以降、新規就航や増便効果で、18年度旅客数は過去最多の約361万人を記録した。ただ、貨物取扱量は10年度の約1万1857トンに対し、18年度は約7089トン。被災の影響で成田に流れたまま回復していない。うち国際貨物は992トン(前年度比48.9%増)だ。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げ、新たな貨物誘致に力を入れる。岡崎部長は「バンコク線は、宮城県が目指す仙台空港24時間化や国際貨物専用便の就航などに向けた試金石にもなる」と安定した貨物輸送に意欲を見せる。

3630荷主研究者:2019/11/19(火) 22:58:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191031_12012.html
2019年10月31日木曜日 河北新報
仙台-バンコク線5年ぶり再開 来年夏にも毎日運航

運航再開の記念セレモニーでテープカットする郡和子仙台市長(左から2人目)とスメート社長(同3人目)=30日午前9時20分ごろ、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開した。当面は週3往復の運航を予定するが、同社幹部は利用が順調に推移すれば、来年7月にも毎日運航に切り替える計画を明らかにした。

 バンコク発の第1便が午前7時50分ごろ、歓迎の放水シャワーを浴びて仙台空港に着陸した。ほぼ満員の333人を乗せ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港から約6時間で到着。東北6県の職員や観光関係者、ご当地キャラクターに出迎えられた。約3時間半後には仙台出発便も320人を乗せて飛び立った。

 定期路線はバンコク発が火、木、土曜の午後11時59分(現地時間)出発で所要時間5時間41分。仙台発は水、金、日曜の午前11時15分(日本時間)出発で6時間50分。通常の機材はボーイング777-200型機(309席)を使用する。

 スメート・ダムロンチャイタム社長は仙台空港での歓迎イベント後、定期路線は80%程度の搭乗率を見込んでいるとし、「うまくいけば毎日の定期便となる」と将来の増便に言及した。

 同社幹部は「子会社のタイスマイル航空が香港か台湾・高雄経由で、仙台-バンコク線を週4便運航することを検討中。実現すれば(タイ国際航空と合わせ)毎日運航となる。早ければ来年7月から飛ばしたい」と補足説明した。

 タイ国際航空は2013年12月に仙台-バンコク線を就航させたが、タイの反政府デモの影響で14年3月に運休。近年、チャーター便で東北を訪れるタイ人観光客の急増を受け、路線再開に踏み切った。

3631荷主研究者:2019/12/01(日) 10:45:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191107_13037.html
2019年11月07日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[3]宮城の萩大通り(宮城野、若林区)/ハギ咲く風景 今は昔に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku01.JPG
広々とした宮城の萩大通り。写真上方、大和町2丁目交差点から北側は片側2車線に変わる=仙台市若林区中倉1丁目

「畑だけのところに片側3車線の道路ができてびっくりしたものです」と昔を語る野沢さん

 北は仙台市宮城野区萩野町から、南は若林区古城の国道4号仙台バイパスに至る約3.1キロ。最大6車線、幅36メートルの大通りを車も人もひっきりなしに行き来する。

 ミヤギノハギといえば、しだれ咲く紅紫色がかれんな宮城県花だが、周囲にはほとんど見当たらない。中央分離帯も歩道も、すっくと伸びるイチョウばかり。

 通りの西側に暮らして70年以上になる若林区の白萩町内会長の野沢徳行さん(82)は「かつては一帯が畑で、夜は荒浜の海鳴りが聞こえてくるような場所だった。ハギもたくさん咲いていましたよ」と振り返る。

 沿道にはスーパー、飲食店、紳士服店、ジムなど大小の店舗が並び、住宅街が広がる。高度経済成長期以前ののどかな風景を思い浮かべるのは難しい。

 年に2回の清掃活動には約1500人が参加する。キャンペーン実行委員長でもある野沢さんは「メインの通りを大切に思う住民の心意気で、ここ数年すっかりごみが減りました」。花はなくても、名にたがわぬ美しい通りなのだ。

(阿曽恵)

[宮城の萩大通り]1986年の道路開通を記念し、沿道の商業者らが地域住民を対象に自主的に愛称を募集し、決定した。正式に市が認定したのは97年。それまでの行政主導ではなく、地域の要望に基づいて愛称を付ける仕組みの先駆けとなった。

3632荷主研究者:2019/12/01(日) 10:46:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00537350?isReadConfirmed=true
2019/11/7 05:00 日刊工業新聞
TMI、新ナノ結晶磁性材を量産化 標準設備導入

TMI仙台工場に設置した連続熱処理装置

【仙台】東北マグネットインスティテュート(TMI、仙台市青葉区、藤田康隆社長、022・796・9731)は、電気エネルギー損失を最小限に抑える磁性薄帯の量産化技術を確立した。東北大学で開発された新規ナノ(ナノは10億分の1)結晶磁性材料の量産化に向けた標準設備を仙台工場(宮城県名取市)に設置した。幅127ミリメートルの薄帯で量産化を確認。今後車載向けモーターなどへの供給を計画する。

 TMIは2015年に東北大とパナソニック、アルプス電気(現アルプスアルパイン)などが共同で設立した東北大発ベンチャー。同大の牧野彰宏教授らが開発した新規ナノ結晶磁性材料の量産化技術開発を、17年度から科学技術振興機構(JST)の研究支援事業により取り組んだ。

 今回開発した量産化に向けた標準装置は、TMI仙台工場(パナソニック仙台工場内)に設置。これまでの試験装置では連続して薄帯を生産することが難しかった。新材料は鉄を主成分としたアモルファス(非晶質)合金から適切な熱処理を加えてナノ結晶を生成する。量産化の課題となっていた専用の連続熱処理装置など薄帯製造からナノ結晶薄帯を製造するための連続的な標準装置を完成した。

 薄帯の安定した生産では幅127ミリメートル、厚さ27マイクロメートル(マイクロは100万分の1)を確認。試作レベルでは幅245ミリメートルが可能という。現状の量産化装置では年間60トン程度までの生産が可能とみている。今後の新材料による薄帯供給は「(TMIへの)出資企業を中心に進めたい」(藤田社長)としている。

 新ナノ結晶材料は、電磁鋼板に匹敵する高飽和磁束密度と、アモルファス合金並みの電力損失を確認した。モーターやトランスに使えばエネルギー電力損失低減と機器の小型化が両立可能となる。

(2019/11/7 05:00)

3633荷主研究者:2019/12/01(日) 11:15:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5365/
2019-11-11# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
仙台市/市道霊屋下米ヶ袋線・鹿落坂橋の予備設計/参加申請は22日まで/現橋はL137m、歩行者等の安全確保策を検討

 仙台市は8日、市道霊屋下米ヶ袋線上に架かる鹿落坂橋の橋梁予備設計業務を、制限付き一般競争入札で公告した。

 参加申請は今月22日まで、開札は12月3日15時に行う。

 参加資格は、市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント鋼構造部門および建設コンサルタント道路部門の登録業者で、2004年以降に完了した河川における橋長70㍍以上の橋梁詳細設計業務の元請け実績を有することなど。

 現在の鹿落坂橋は、市道霊屋下米ヶ袋線に1966年(昭和41年)に架設した橋長137・6㍍、幅員7・55〜8・1㍍の15径間単純PCプレテン床板橋(I桁)。下部工は逆T式橋台2基と張出式橋脚14基で構成。一部区間が東側を流れる広瀬川に張り出しており、下部工部分は擁壁に橋脚を増し打ちした特殊な構造となっている。

 同橋を含む市道霊屋下米ヶ袋線は、市中心部と太白区八木山地区のアクセス道路。路線バスなどの大型車の交通量も多いが、歩道がなく急勾配となっており、過去には交通事故も発生していることから現道の安全対策が必要となっている。

 今回の業務は、歩行者・自転車空間の確保に向けた整備手法の検討や測量を実施するもの。市では現在、現橋から見て河川側への人道橋設置や橋の架け替えなどを想定しており、現道を迂回する道路が近くに無いことから、仮設方法なども踏まえて最適な手法を選定する。なお、同橋については過去に老朽化に伴う耐震化や長寿命化の検討調査(担当はTPC)や健全度調査などを実施しており、業務では、これまでの調査結果に基づく補修・耐震化方策も検討する。対象は太白区向山1丁目から青葉区霊屋下地内の市道向山1号線および霊屋下米ケ袋線の延長300㍍。履行期限は20年3月31日まで。

3634荷主研究者:2019/12/11(水) 22:10:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_12003.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市、フィンランドのオウル市と産業振興協力協定更新

協定書に署名し、握手を交わすラーヤラ市長(左から2人目)と郡市長(同3人目)ら

 仙台市は13日、フィンランドのオウル市との産業振興協力協定を更新した。2005年に初めて協定を結び、再締結は5回目。IT、新規創業、ヘルスケア、文化交流などをテーマに共同事業や人材交流を行う。

 仙台市役所であった締結式には郡和子市長、オウル市のパイヴィ・ラーヤラ市長、両市の産業支援機関トップが出席。20年4月〜25年3月を期間とする協定書にそれぞれ署名した。

 郡市長は「仙台の地元企業が国際化や高度化を図る上で、大きな知恵をもらえる」と両市連携に期待を寄せた。ラーヤラ市長も「これまで多くのことを成し遂げた協定を更新でき、うれしく思う」と喜んだ。

 これまでも協定に基づき、17年には世界最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」に共同出展。オウル市で毎年開かれ、音楽に合わせてギターを弾くまねを競う「エアギター世界大会」の日本決勝が12〜15年に仙台で開催されるなどした。

 オウル市はフィンランド北部の中核都市。同国の情報通信企業ノキアの開発拠点もあり、IT産業の振興に力を入れている。

3635荷主研究者:2019/12/11(水) 22:11:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_11015.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市役所新庁舎の利用さらに半年遅れ

仙台市役所=2019年6月

 仙台市は13日、市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会で、新庁舎の利用開始が2028年度半ばにずれ込むとの見通しを示した。6月にも工事期間が長くなるとして、1年遅れると表明しており、当初の27年度より1年半ずれ込むことになった。

 市によると、現在は分庁舎や仮庁舎に分散する各部局を集約し、新庁舎に配置する計画策定の過程で、職員1人当たりの執務空間の平均化などに手間取り、新庁舎の規模が定まらないことが遅れの原因という。

 今後、検討委が規模の算定を待って庁舎整備費などの検討を進め、来年5月までに報告書を郡和子市長に提出。市は意見公募(パブリックコメント)を経て7月にも基本計画を決める。

 当初は今年8月に報告書が出され、11月の意見公募を経て年内に基本計画を策定する予定だった。

 設計作業の開始は20年度後半、先行する議会棟の解体工事の着手は23年度後半にずれ込み、新庁舎の建設と現庁舎の解体を経た事業完了は30年度末を見込む。

3636荷主研究者:2019/12/11(水) 22:18:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_15025.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[7]開成通り(青葉区)/農地開拓成功橋に願う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku02.JPG
朝の通勤・通学時間帯、仙台市中心部などに向かう車で渋滞する開成通り

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku03.JPG
愛称の由来になった広瀬川に架かる開成橋=仙台市青葉区愛子中央2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku04.JPG

 JR仙山線愛子駅(仙台市青葉区)の東側、国道457号から広瀬川へ向かう市道愛子赤坂線の約800メートルが「開成通り」だ。2013年2月、住民アンケートを経て命名された。広瀬川に架かる開成橋が名前の由来。戦後間もない1955年に完成した橋は、住民に長く親しまれている。

 地元の旧上町町内会連合会の元会長菅井長一さん(77)によると、開成橋の建設当時、愛子駅の北側は一帯が雑木林だった。終戦で職を失った元軍人や元工員らが農地開拓に挑戦。成功の願いを込め、新築の橋に「開成」の名が付いたという。

 現在の愛子駅北側は閑静な住宅街。60年余りの時が流れ、すっかり様変わりした。市道は朝夕の通勤・通学時間帯、都心部へ向かう車で混雑する。沿道には広瀬中があり、登下校する生徒たちの元気な声が響く。

 「車の渋滞や行き交う生徒たちを見ると、雑木林だった市道周辺の開拓は、成功したんだなと思える」と菅井さん。「開成」の言葉を感慨深げにかみしめる。(石川遥一朗)

[開成通り]仙台市道愛子赤坂線のうち、青葉区愛子の国道457号交差点-開成橋間の784.3メートル。2012年4月、旧上町町内会連合会が地域への愛着を育もうと、愛称の命名を企画。住民にアンケートを実施し、140件の回答で最も多かった「開成通り」を市に申請し、13年2月に決定された。

3637荷主研究者:2019/12/11(水) 22:28:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52232520V11C19A1L01000/
2019/11/15 18:29 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
IPOゼロ返上へ宮城の企業奮起 仙台市が支援の8社
東奔北走

3638荷主研究者:2019/12/11(水) 22:58:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191118_11014.html
2019年11月18日月曜日 河北新報
またも冠水、仙台駅前の排水能力増強へ 新たな水路整備に市が着手

タクシーのバンパーの高さまで冠水したJR仙台駅周辺=10月13日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 台風19号ではJR仙台駅西口の道路や地下街で、内水による浸水被害が発生した。「東北の玄関口」は大雨が発生するたびに道路が冠水し、川のような光景が広がる常襲地帯。商店や飲食店の関係者からは「またか」とぼやきが漏れる。仙台市は本年度、駅周辺の排水路整備事業に乗り出していて、雨水処理能力の増強を急いでいる。(報道部・小木曽崇)

 市などによると、豪雨で駅西口の商業施設「EDEN(エデン)」付近の青葉通で約40センチの冠水を記録。駅東西地下自由通路や市地下鉄仙台駅、エスパル仙台本館の地下などにも雨水が流入、一部の地下店舗が一時的に水没した。商店関係者らは「駅前通に面した店舗が特に被害が大きかった」と振り返る。

 さくら野百貨店仙台店跡地の北側にある金券ショップで働く佐々木啓勝さん(56)は「店頭に土のうを積んだものの、店内は約15センチ浸水した。毎年のように被害に遭う。行政は早く対策してほしい」と訴える。

 市下水道調整課によると、駅前通には緩やかな傾斜がある。海抜は北から順に広瀬通交差点36.8メートル、さくら野跡地前35.5メートル、仙台ロフト前35.6メートル。青葉通交差点付近を底とする「くぼ地」状の地形になっており、水がたまりやすいという。

 駅西口の排水路は主に昭和20年代に整備された。同課の担当者は「開発が進むにつれ、地表がアスファルトやコンクリートに覆われて土の露出が減った。結果、保水能力がなくなった」と別の要因も指摘する。

 市も手をこまねいてはいない。本年度、既存の排水路に加え、もう一つ幹線水路を駅西口に整備する事業に着手。110億円をかけ、アエル付近から五橋公園を経由し、愛宕大橋付近の広瀬川に至る全長約3.8キロを敷設する。

 使用開始は2026年度の予定。最大口径は2.60メートルで既存排水路の1.65メートルを上回り、一帯の排水能力は大幅に向上する。10年に1度の発生が予想される1時間当たり52ミリの大雨でも、駅西側ではほとんど浸水が発生しなくなるという。

 同課の担当者は「仙台駅周辺は都市機能が集中し、商店もたくさんある」と語り、重点的に取り組む必要性を強調する。

3639荷主研究者:2019/12/11(水) 22:59:57

http://www.shelter.jp/news/main/5816
最新情報〈総合〉
19.11.18 [お知らせ]
仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設!
日本初の製材を主要構造部に使用した高層木造プロジェクト

杜の都・仙台に純木造高層ビルを建設

 弊社は仙台駅東口エリアに純木造7階建てビルを建設する「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」に着手しました。建築主は髙惣合同会社、設計・施工は株式会社シェルター。用途はテナント、オフィス、専用住宅。日本で初めて主要構造部に製材を使用する高層木造建築となります。

 東北最大の都市・仙台で、7階建ての木造ビルが建設される意義は大変大きいと言えます。全国の建築物の階数の分布は、1〜5階建てまでが99.1%、東北地方に限定すると99.7%にのぼります。(国土交通省「平成30年度建築着工統計調査」をもとに算出)

 本プロジェクトによって、現在の建築物のほとんどを木造にすることが可能になることが示され、弊社の掲げる「木造都市の実現」に向けて大きく前進します。また、計画地は仙台駅東口ペデストリアンデッキから目に入る立地のため、駅の利用者はじめ多くの方に木造ビルを認知して頂くことができます。(赤色部が建設予定地)

日本初!高層ビルの主要構造部に製材を使用

 本プロジェクトでは一般流通材であるJAS製材を主要構造部に使用します。これは日本全国、どの地域でも地元の木で高層ビルを建てられる技術を整備する狙いがあります。木造の高層建築は集成材の使用が一般的ですが、集成材工場の整備状況には地域差があるのが現状です。一方、製材は集成材に比べてインフラの整備コストがかからないこともあり、どの地域でも調達しやすくなっています。製材を活用した木造ビルが実現することで、既存の設備を利用してより地元の森林資源を活かすことができます。

 木造建築の需要は公共建築だけでなく民間企業へと広がりを見せており、コスト削減はより重要な課題となります。製材は集成材に比べ安価なため、材料費の削減が可能です。また、集成材工場が近くにない地域では、地元の木を集成材工場のある地域に運び、また戻すという運搬費がかかりますが、地元で部材を手配できれば運搬のコストも下げることができます。製材での高層建築を実現するために、複数の製材を束ねて柱や梁を製作します。束ね材を用いた実例は少なく、高層建築の主要構造部への採用は今回が初となります。

木質耐火部材COOL WOODを採用

 1〜3階は2時間耐火構造、4〜7階は1時間耐火構造で、柱・梁は国土交通大臣認定を取得した木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)を採用します。木材は国産のスギ、カラマツを使用し、東北の木材を積極的に活用します。

 環境問題を契機に木造建築は改めて脚光を浴びており、技術面も大きく進歩しています。高層建築であっても鉄骨・鉄筋コンクリート造だけでなく、木造を選ぶことのできる時代に突入しました。本プロジェクトは一般流通材の使用と(一社)日本木造耐火建築協会によって技術をオープン化しているCOOL WOODの採用によって、地元の木材を使い全国で建てられる汎用性の高い木造ビルのモデルケースとして、杜の都 仙台から全国に向けて新たな建築のかたちを発信します。

-建築概要-
物件名  :(仮称)仙台駅東口プロジェクト
建築主  :髙惣合同会社
設計・施工:株式会社シェルター
敷地面積 : 245.39㎡
建築面積 : 157.93㎡
延べ面積 :1,029.40㎡
階  数 :地上7階建て
最高高さ : 26.52m
建設地  :宮城県仙台市宮城野区榴岡2丁目
地域区分 :準防火地域
工  期 :2020年5月〜2021年春(予定)

【ニュースリリース】仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設

3640荷主研究者:2019/12/11(水) 23:02:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12014.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
東北大が民間と事業創出の新会社 第1弾は医療機器開発

新会社がサポートする「スマート・エイジング・カレッジ」の産学連携フォーラム=12日、東京

 東北大は研究成果を活用して民間企業との事業創出や製品開発を後押ししようと、子会社「東北大ナレッジキャスト」(仙台市)を設立した。第1弾として企業との共同研究が拡大する医療機器などの医工学分野から着手し、健康寿命を延ばすスマートエイジング分野も展開。5年後に売上高10億円を目指す。

 東北大が2017年6月、研究成果を活用した事業に出資できる「指定国立大学法人」に選ばれたのを受け、今年10月に100%子会社として設立。資本金8000万円で、東京にも事務所を置く。社長には荒井秀和特任教授が就いた。

 医工学分野では、主に医療機器の設計や臨床試験、実用化を手掛ける東北大病院臨床研究推進センターと連携。弁理士や薬剤師ら約140人の専門家集団の知見を生かし、医療機器開発で伴走型のコンサルティング業務を担う。

 同大加齢医学研究所が東京で定期開催する企業向けの「スマート・エイジング・カレッジ東京」もサポートする。産学連携による新事業創出を目指すプログラムを充実させ、革新的な新事業や新たなサービスの開発につなげる。

 荒井社長は「東北大が持つ知と、産業界の革新性を融合させ、新しい力を生み出しながら社会に貢献したい」と意気込む。

 子会社を設けたのは京都大、東京大に続き3例目。社会人の人材育成事業や企業コンサルティング事業への出資が可能になる。

3641荷主研究者:2019/12/11(水) 23:03:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12023.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
日本ファインセラミックス、富谷に新工場建設 20年9月操業開始

建設工事の安全を祈願して地鎮祭に臨む足立社長

 日揮ホールディングス(横浜市)傘下でセラミックス開発製造の日本ファインセラミックス(JFC、仙台市泉区)は、宮城県富谷市の高屋敷工業団地に新工場2棟の建設を決め、18日に現地で地鎮祭を行った。2020年9月の操業開始を目指す。

 同社富谷事業所の第2、3工場として、ともに鉄骨平屋の工場を増設する。延べ床面積2792平方メートルで、投資額は約25億円。約20人で操業をスタートさせる。熱が生じるユニットを多用する電気自動車などの次世代自動車向けに、絶縁放熱基板と呼ばれる熱を逃がすための部品を量産する。

 式典には、日揮ホールディングスの石塚忠代表取締役社長COO(最高執行責任者)ら約30人が出席。JFCの足立茂社長は「10年かけて開発した技術を基に競争力のある製品を生産し、発展を目指す」と抱負を述べた。

 JFC富谷事業所では第1工場が18年7月から稼働している。若生裕俊富谷市長は「早くも新工場が建設されることになり、市民にとってこの上ない喜び」と歓迎した。

3642荷主研究者:2019/12/11(水) 23:05:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_11007.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191119kahoku01.JPG

 宮城県は18日、老朽化する仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館を、いずれも宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する方針案を正式に発表した。両施設と屋外広場、駐車場、民間が活用するエリアを組み合わせた施設配置の3案を併せて公表した。

 県庁であった県有施設の再編に関する有識者懇話会で示した。配置案は図の通り。(1)県有施設のみで構成(2)西側に民間エリアを設定(3)東側に同エリアを設定-の三つで、一定の天井高を見込む新県民会館の位置は日照の観点から敷地南側か南東側とした。

 県は、県民会館、美術館とも芸術を扱う観点から親和性が高く、2000人規模のホールと美術館の集約は地域の文化振興につながると強調。委員からは相乗効果を期待する声が多く、集約に異論は出なかった。

 候補地周辺の人や交通の流れが変化することが想定されるため、駐車場の適正利用や公共交通機関との連携の在り方を検討すべきだとの指摘があった。今後の街づくりに向け、都市計画を所管する仙台市との協議を求める声も出た。

 座長を務めた東北大大学院工学研究科の堀切川一男教授(摩擦工学)は「夢のあるプランだ。将来の宮城の街づくりに寄与するよう議論を進める」と述べた。

3643荷主研究者:2019/12/11(水) 23:29:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52401990Q9A121C1L01000/
2019/11/20 19:05 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東北大発スタートアップ、空気電池向け触媒開発

3644荷主研究者:2019/12/11(水) 23:40:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191121_12043.html
2019年11月21日木曜日 河北新報
ファストファッションブランド「H&M」仙台駅前にオープン 国内で100店目

豊富な品ぞろえが魅力のH&M仙台パルコ店。初日から多くの買い物客でにぎわった

 スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」は21日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口の仙台パルコ2に、国内100店目となるH&M仙台パルコ店をオープンさせた。

 パルコ2前には開店を待つ約400人の列ができた。スウェーデン出身のタレントLiLiCoさんがテープカットし、開店を祝った。パルコ店は4階のワンフロア約1400平方メートルでH&Mとしては中規模。太白区のザ・モール仙台長町店(約900平方メートル)の約1・5倍。東北のH&Mは岩手、宮城、山形、福島4県の計5店になった。

3645荷主研究者:2019/12/20(金) 23:28:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_12020.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台市バス3.3%減便、2路線では区間短縮 来年4月ダイヤ改正

 仙台市交通局は21日、来年4月1日の市バスのダイヤ改正で、運行便数を1日平均3.3%削減すると発表した。経営改善計画(2017〜21年度)の一環で、18年4月に続く第2弾の減便。朝夕ラッシュ時に運行便数が多くなる区間、利用者が極めて少ない区間などを削減対象にする。

 運行総数を現行の1日3541便から117便削減する。午前6〜8時と午後4〜7時のラッシュ時間帯は、市中心部の主要バス停12カ所を経由する36系統を1〜4便ずつ減らす。

 12カ所は北六番丁小学校前、宮町二丁目、立町小学校前、八幡五丁目、国見小学校前、本沢二丁目、桜ケ丘団地入口(青葉区)、小田原二丁目(宮城野区)、新寺三丁目、荒町、広瀬橋(若林区)、八木山入口長徳寺前(太白区)のバス停。

 午前9時〜午後3時の日中時間帯は、仙台駅前を経由、発着する系統を中心に1〜3便ずつ減らし、桜ケ丘線の仙台駅前-宮城学院前の系統は1便増やす。利用者の少ない16系統の最終便を削り、市地下鉄駅間などを走る系統も減便する。

 作並線、秋保・二口線の2路線は区間を短縮。芋沢線、折立・茂庭台線など3路線は運行経路を見直す。

 市交通局は経営改善計画で運行量を段階的に5%削減する方針。第1、2弾の減便で、運行量は17年4月と比べ5.3%減となる。

 担当者は「経営改善計画に基づく減便は最後。路線ごとにダイヤを調整し、来年3月中旬に新しい時刻表を公表する」と説明する。

3646荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_11021.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台に公認プールを 市水泳協など市長に要望

郡市長(左)に公認プール復活を求める市水泳協会の関係者ら

日本水泳連盟の公認を受けていた仙台市青葉区の西公園プール。1961(昭和36)年7月のオープン当時のひとこま。飛び込む前に準備運動。プールは2006年(平成18年)9月に廃止された。

 仙台市内に日本水泳連盟公認の競泳プールを復活させようと、市水泳協会と仙台ねんりんピック水泳協会の関係者が21日、市役所を訪れ、郡和子市長に要望書を提出した。2006年に西公園プール(青葉区)が廃止されて以降、市内に公認プールがなくなり、公式大会はグランディ21(宮城県利府町)などで開かれている。

 要望書は「グランディ21は交通アクセスに難があり、子どもや高齢者の大会は家族が送迎しなければならない。日常的に公認プールで練習できることが望ましく、市内への早期整備が必要不可欠だ」と訴えた。

 ねんりんピック水泳協会の河野務(つとむ)会長は「市内の競泳プールは、大会出場に向けた飛び込みスタートの練習ができない。市地下鉄沿線に公認プールがあれば使いやすく、競技人口の拡大にもつながる」と語った。

 水泳連盟によると、県大会が開催できる公認プールは(1)長さ50メートル(2)8レーン以上(3)水深1.35メートル以上(4)スタート台を設置-などの基準を満たす必要があり、800人以上の観客席、100台以上の駐車場の確保が「望ましい」とされる。

 現在、市内には泉総合運動場(泉区)や新田東総合運動場(宮城野区)など12カ所に市民プールがある。いずれも健康増進を目的とした施設で、連盟の公認基準をクリアしてはいない。

 全国20政令市で公認プールがないのは仙台だけ。今後、両協会は市内の大学や高校などで署名活動も展開し、早期整備を求める。

 要望書を受け取った郡市長は「市内のプール事情は認識した。(音楽ホールなど)いろいろな施設を建設していく時期だが、思いを巡らせたい」と応じた。

3647荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52498060S9A121C1L01000/
2019/11/22 17:27 日本経済新聞 北海道・東北
仙台市、外国人向け起業イベント

3648荷主研究者:2019/12/21(土) 00:10:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191123_73011.html
2019年11月23日土曜日 河北新報
阿武急 丸森-槻木間、12月中旬再開 車両3編成で運行、ダイヤ被災前より大幅減

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は22日、不通区間のうち宮城県内の丸森(丸森町)-槻木(柴田町)の運行を12月中旬に再開すると発表した。福島県側にある車両3編成(1編成2両)を宮城県側に移動させて走らせる。運行本数は台風前に比べて大幅に減る見通し。

 宮城、福島両県にまたがる全区間のうち宮城県側の運行再開は初めてとなる。丸森-槻木の再開に向け、同社は富野(伊達市)-槻木の倒れた電柱や切れた架線などを11月末をめどに復旧させる計画。以前と同様に上保原変電所(同)から電気を供給する見通しが立った。

 福島側にある車両を12月上旬にJR東北線を利用して移動させ、丸森-槻木で使用する。信号、踏切など設備の動作確認に加え、1週間程度の走行で安全を確認して運行再開する。

 運行本数は大幅に減る見通し。同社は「車両点検や清掃、乗務員の配置の問題があり、通常ダイヤにはならない」と説明する。台風前には同区間で1日上下46本を運行していた。

 丸森-槻木はレールなどの被害が比較的軽微で、10月中に応急復旧工事を終えていた。台風以降、丸森駅に停車していた車両1編成は伊達市の車両基地に移して点検する。

 福島-富野は既に再開している。残る不通区間の富野-丸森について同社の担当者は「被害の程度が全く異なっており、再開時期を言える段階ではない」と説明している。

3649荷主研究者:2019/12/21(土) 00:38:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191127_11023.html
2019年11月27日水曜日 河北新報
仙台市、駐車場の台数基準を緩和 市中心部の土地有効活用へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191127kahoku01.JPG

 仙台市は26日、一定規模の建物を対象とした駐車場の設置義務を見直し、市中心部で確保すべき台数を大幅に緩和すると発表した。10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環で、駐車スペースの土地や建物の有効活用を促し、再開発を誘導する。市は関連する条例改正案を市議会12月定例会に提出し、議決を経て、来年4月の施行を目指す。

 市によると、駐車場の台数基準を緩和するエリアは地図の通り。条例改正後は(1)延べ床面積2000平方メートルを超えるホテルや店舗、事務所(2)同3000平方メートルを超えるマンションや学校-などが対象となる。

 現行条例は、店舗や事務所は床面積250平方メートルごと、ホテルなどは312.5平方メートルごと、マンションなどは562.5平方メートルごとに1台を基準としているが、改正案は店舗や事務所が350平方メートル、ホテルなどが550平方メートル、マンションなどが900平方メートルに1台と3割程度緩和する。

 新基準で算定された台数をさらに削減できる特例制度も創設する。公共交通の時刻表掲示で5%、公共交通利用者への割引サービスで10%、バスの待合環境の整備で20%、駅に接続する地下通路の整備で40%それぞれ軽減。組み合わせで最大55%少なくできる。

 延べ床面積1万平方メートルのホテルの場合、現行条例では32台分の駐車場を確保する必要があるが、改正案の新基準と特例制度を最大限組み合わせれば、9台分を確保するだけで良くなる。余った23台分の空間は別の用途に使うことができる。

 駐車台数の緩和は全国で7政令市が取り組む。仙台市の最大55%の緩和率は、非公表の川崎、京都両市を除くと最も大きいという。

 現行条例は1965年に制定され、半世紀以上が経過する。近年、市中心部の交通量は減少傾向で、駐車場の利用は午後1時前後のピーク時で平均5割程度の空きがある状態。条例の義務付けと実態との隔たりが大きくなっていた。

3650荷主研究者:2019/12/25(水) 22:44:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191128_13026.html
2019年11月28日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[2]宮城県知事公館(青葉区)大正の薫り、挙式で人気

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191128kahoku01.JPG
正面外観。教会のような雰囲気が新郎新婦の記念撮影に人気だ

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披露宴会場として人気の洋室。大きな窓から庭園が見渡せる

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 かつては迎賓館として要人をもてなす場だった宮城県知事公館(仙台市青葉区)。近年は知事が使うのは年数回程度。一般への貸し出しを始めた2006年以降、地元企業が結婚式や披露宴などで使うようになり、身近な建物になった。

 「平日は静かな散歩コース。週末にはにぎやかな声が響く」と管理人の中川昭三さん(66)。挙式をした夫婦の会員制交流サイト(SNS)での発信効果か、半年先まで結婚式の予約が埋まっているという。

 旧陸軍省が第二師団長官舎として1921年に建てた。当時は西洋式の建築が権威の象徴だった時代。洋室のシャンデリアやしゃれた装飾に、思わずため息が漏れる。

 庭園に回ると、洋館に連なる木造の和風建築物に気付く。戦後に米軍に没収され、県所有になったのは58年。残された資料が少なく、詳しい来歴は不明だ。

 屋根瓦は修繕を重ねているが、内装は大正時代のまま。中川さんは「ちょっとした懇親会にもぜひ使ってほしい」とほほ笑む。

(奥瀬真琴)

[宮城県知事公館]仙台市青葉区広瀬町5の43。平屋で床面積は約470平方メートル。洋室3部屋、和室1部屋。開館時間は午前9時〜午後4時。休館日は年末年始と祝日。入館無料。全館使用料は1日6万3290円。連絡先は県秘書課022(211)2212。

3651荷主研究者:2019/12/25(水) 22:47:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00539796?isReadConfirmed=true
2019/11/28 05:00 日刊工業新聞
シェルター、木質耐火部材に製材採用 仙台駅東口ビル向け

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/img2_file5dde3024e7539.jpg
仙台駅東口近隣に計画する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【山形】シェルター(山形市、木村一義社長、023・647・5000)は、木造ビルの需要喚起のため、自社開発した木質耐火部材内部の主要構造部に製材を採用する。集成材より調達が容易な一般に流通する日本農林規格(JAS)製材を使い、コスト面や供給面などの競争力を高める狙い。製材を用いた耐火部材はJR仙台駅東口で計画中の木造ビル建設プロジェクトに導入する。

 シェルターが設計・施工を担う仙台駅東口プロジェクト(仮称)は、同駅東口近隣に純木造の地上7階建てビルを計画している。施主は民間で、延べ床面積が約1029平方メートルの規模。2020年5月の着工を予定している。

 非住宅分野となる木造ビルの需要が高まれば、地域産木材のもう一段の活用が見込める。一般に木造の高層ビル化には、主要構造部に集成材を用いるという。ただ、全国的に見て接着剤などを用いる集成材工場の立地には地域差がある。その点から物流コストなどの削減も踏まえ、裾野の広い製材工場からの材料調達で地域活性化にもつなげる狙い。

 シェルターの木質耐火部材「クールウッド」は、内部の荷重支持部に木材を使用している。中間部には石こうボード、表面には木材を使った三重構造。17年には国内初の3時間耐火木構造部材として国土交通大臣認定を得た。

 製材を束ねた形でクールウッドの荷重支持部を形成するのは今回が初めて。今後、乾燥工程などの実証試験を経て、プロジェクトに導入する。製材は集成材より安価で、事業費の削減も見込める。シェルターでは「ボリュームが大きい5階建て程度の案件での市場拡大につなげたい」(安達広幸常務)としている。

(2019/11/28 05:00)

3652荷主研究者:2019/12/25(水) 23:03:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13019.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
東部復興道路が全線開通 「震災復興のシンボルに」 仙台沿岸部、多重防御整う

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全線開通に先立ち、通り初めをする記念式典出席者の車両=30日午前11時55分ごろ、仙台市若林区荒浜

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 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」の全線開通を祝う式典が30日午前、若林区荒浜の震災遺構荒浜小であった。一般車両の利用開始は午後3時。市が復興の象徴と位置付けた道路の全線開通で、市内の復興事業はハード面で一区切りを迎えた。

 記念式典は午前11時に始まり、地元の中学生や町内会長、工事関係者ら約120人が出席した。郡和子市長は「幾多の試練を乗り越えて開通を迎えた。津波から人々の命を守るまさに命の道、命の防波堤であり、震災と復興を後世に伝えるシンボルだ」と語った。

 式典後は復興道路の荒浜交差点付近に移動し、郡市長や中学生、県選出国会議員らがテープカットし、連合町内会長らがくす玉を割って開通を祝った。利用開始に先立ち、出席者を乗せた車両18台が通り初めをした。

 東部復興道路のルートは地図の通り。宮城野区蒲生から若林区藤塚までの総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。約6メートル盛り土をして堤防機能を持たせ、海岸防潮堤や仙台東部道路などとの多重防御で津波の威力を軽減する。

 復興道路と仙台東部道路の間は、県道井土長町線、荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線を「避難道路」として拡幅。復興道路の東側に避難の丘、西側に避難タワーやビルを整備した。

 避難道路も合わせた事業費は317億円。2014年3月に着工し、当初は19年3月の完成予定だった。一部区間で地盤改良の必要が生じ、全線開通は10月19日に先延ばしとなり、台風19号によるのり面の損傷で再延期された。

3653荷主研究者:2019/12/25(水) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13017.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
岩沼-村田・志賀姥ヶ懐トンネル、12月21日開通

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 県は29日、県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線のうち、岩沼市と村田町の境にある志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネルを12月21日午後3時に開通させると発表した。同日午前11時から岩沼側で式典を開く。

 新設したトンネルは全長1285メートル。前後の県道3.7キロ区間も合わせて拡幅し、2車線化した。工事前と比べて、通行時間は約8分短縮されるという。

 現路線は道幅が狭く、カーブが多いため、車両の通行が難しく、大雨時には規制の対象区間になっていた。県は2012年度、工事に着手。18年度中の開通を目指したが、地質が軟弱だったため、掘削に時間を要した。

 県道路課の担当者は「安全で円滑な通行が可能になり、救急医療の改善や地域の広域連携が期待できる」と説明する。

 岩沼蔵王線は東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ幹線道路。東日本大震災発生時、内陸部から沿岸部に支援物資を運ぶ車両が通行できず、遠回りを強いられるなど支障が出ていた。

3654荷主研究者:2019/12/25(水) 23:05:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_73012.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間、12月6日運行再開

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は29日、不通区間のうち丸森(宮城県丸森町)-槻木(宮城県柴田町)の運行を12月6日に再開すると発表した。当初示した12月中旬との見通しを前倒しての再開となる。

 車両4編成(1編成2両、仙台直通は4両)で、朝(午前5〜8時台)上下各4本、夕(午後4〜9時台)上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木)のみの運行。仙台直通は朝夕上下各1本を運行する。丸森-槻木で運行していた無料輸送バスは鉄路再開に伴い5日で取りやめる。

 29日に上保原変電所(伊達市)からの電力供給に問題がないことを確認した。12月2日にJR東北線を利用して車両を福島県側から宮城県側に移動。3〜5日に再開区間を走行して信号、踏切など設備の動作確認を行う。車両整備のためJR東日本が仙台車両センター(仙台市宮城野区)を提供する。

 阿武隈急行の担当者は「被災した丸森町や角田市の少しでも力になれればいい」と話す。特に被害が大きい富野(伊達市)-丸森は再開のめどが立っていない。

3655荷主研究者:2019/12/25(水) 23:06:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191202_11025.html
2019年12月02日月曜日 河北新報
仙台市ガス22年度民営化 推進委「事業譲渡」きょう答申

仙台市ガス局

 仙台市のガス事業民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」が、2022年度に民間へ事業譲渡するのが望ましいとの答申内容を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が2日、市役所を訪れ、郡和子市長に答申書を提出する。

 関係者によると、推進委は民営化の方式に関し、原則的に全ての業務や資産を民間が引き継ぐ「事業譲渡方式」を採用する方向で意見がまとまったという。

 料金設定に議会の議決が必要ないため、機動的な設定が可能になるほか、通信などガス以外のサービスをセット販売するなど、柔軟な事業展開ができる利点などを評価したもようだ。

 公営ガスの民営化を巡っては、大津市が今年4月、公営初の「コンセッション方式(運営権の売却)」で一部民営化したが、近年は事業譲渡方式を採用する例が多い。

 推進委は地域経済活性化の観点を重視し、ガス事業を承継する新会社は、仙台市内に置くことを条件とするよう答申するとみられる。

 市は2日の答申内容を踏まえ、本年度内に民営化の事業手法や日程など基本的事項を盛り込んだ「民営化計画」を策定する。推進委は答申後も継続し、譲渡価格などの公募条件や承継事業者の応募資格、選定方法など詳細の検討を進め、再度、郡市長に答申する。

 推進委はエネルギーや企業買収などの専門家6人で構成し、今年7月に発足した。11月下旬まで計6回の会合を初回以外は非公開で実施。民営化の時期や手法、譲渡価格などに関する議論を重ねてきた。

 仙台市ガスの供給区域は仙台、多賀城、名取、富谷4市と宮城県利府、大和、大衡の3町村に広がる。総需要家戸数は約34万戸に及び、公営事業としては全国最大規模となっている。

[ガス事業民営化]仙台市が2005年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡和子市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3656荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:06
>>3655
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13021.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 「事業継承者、来年度決定を」推進委が答申

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答申の骨子

 仙台市ガス事業の民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」は2日、2020年度に事業継承の優先交渉権者を決定し、22年度上半期に譲渡するのが望ましいと、郡和子市長に答申した。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が市役所で答申書を手渡した。

 答申は「民間の柔軟性や創造力を最大限に生かした事業運営が望ましい」として、「コンセッション方式(運営権の売却)」ではなく、経営の自由度が大きい「事業譲渡方式」を採用し、原則として全資産を民間に引き継ぐよう求めた。

 安全安心なガスの安定供給、サービス水準の維持向上、地域経済活性化など4点を民営化の基本的な考えに据え、(1)ガス料金は民営化後も一定期間、現行水準を上限とする(2)事業継承者は市内に本社を置く-などの条件設定を提言した。

 事業継承者の選定方法は、最低譲渡価格を設定した上で、公募型プロポーザル方式を導入するよう指摘。価格設定ではガス事業の経営に加え、新たな事業展開で生まれる付加価値分も考慮することを提案した。

 民営化後、市は経営に関与しないとしつつ、一定期間は円滑な事業継承のため人員を配置し、譲渡契約や事業提案の内容の履行状況を確認すべきだとした。

 市は答申を踏まえ、19年度内に民営化計画を策定する。推進委から公募条件などの答申を待ち、20年度上半期に事業継承者の募集を始め、同年度内に優先交渉権者を決定。21年度に事業譲渡契約を結び、1年程度をかけて引き継ぎする。

 郡市長は「安全安心な都市ガスの安定供給が大前提。その上で価値ある事業譲渡に努める」と話した。

■譲渡方式は妥当

 公営ガス事業の民営化に詳しい日本総合研究所(東京)の段野孝一郎リサーチ・コンサルティング部門部長の話 民間の裁量が最も大きい事業譲渡方式を採用したのは妥当だ。全国最大の公営ガスである点を考慮し、1年間の事業引き継ぎ期間を設けた点も評価できる。今後は募集要項に示される譲渡価格、地域貢献や保安など非価格要素の中から、市が何を重視するのかという点に民間事業者の関心が集まるだろう。

3657荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52908460T01C19A2L01000/
2019/12/3 17:07 日本経済新聞 北海道・東北
ティ・ディ・シーに13億円協調融資 商工中金など

3658荷主研究者:2019/12/29(日) 16:40:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13034.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[4]晩翠草堂(青葉区)文豪慕い教え子ら贈る

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入口脇に井戸が残り、昭和初期の暮らしぶりを伝える=仙台市青葉区大町1丁目

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室内には晩翠の詩や写真が展示されている

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 仙台市中心部の青葉通に面したビル街の一角に、木造平屋の日本家屋がひっそりと立つ。同市出身の詩人土井晩翠(1871〜1952年)が晩年を過ごした住居「晩翠草堂」だ。

 床面積約100平方メートルで、8畳の寝室と10畳の客間がある。天井は高さ約2.7メートル。南向きのガラス戸と雪見障子から日が差し込み、明るく開放感がある。

 旧仙台高等工業学校(現東北大工学部)教授の小倉強氏が設計し、49年に建てた。仙台空襲で自宅と約3万冊の書籍を失った晩翠のために、旧制二高時代の教え子らが100万円を集め、建物を寄付した。

 仙台文学館(青葉区)の学芸員庄司潤子さん(46)は「建設当時は資材の乏しい終戦直後。慕われた様子が伝わる」と言う。晩翠の没後は、おいの土井俊夫さんが管理し、75年ごろ市の所有となった。

 室内には、第1詩集「天地有情」など一部の初版本や写真、机など愛用品が並ぶ。案内員の瓜生茂木さん(71)は「心穏やかに過ごした晩翠を知ってほしい」と話す。

(藤沢和久)

[晩翠草堂]仙台市青葉区大町1の2の2。開館時間は午前9時〜午後5時。休館日は、月曜(祝日の場合は翌平日)と12月29日〜1月3日。入館無料。駐車場はない。案内員が常駐し、質問などに答える。連絡先は022(224)3548。

3659荷主研究者:2019/12/29(日) 16:51:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13025.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[5]塩釜市公民館本町分室 音響抜群 アーチ形天井

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アーチ形天井が特徴的な大講堂。市民サークルの活動にも利用されている

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1階が鉄筋コンクリート、2階が木造の本館。昭和の雰囲気を残す

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 高さ9.7メートルのアーチ形天井が印象的だ。木骨編板(集合材)構造の大講堂は、柱のない広い空間に、窓から差し込む光が静寂な雰囲気を醸し出す。

 1951年落成の本館と、57年に増築した大講堂で構成する。本館は1階が鉄筋コンクリート、2階が木造。外壁には地場建材の塩釜石を使用している。

 2014年11月からは、宮城県塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇氏(1907〜2001年、46〜65年に塩釜市在住)の作品を集めた同市杉村惇美術館が入る。本館2階の常設展示室は、かつて1階から吹き抜けで、映画館としても使った名残の映写室がある。

 塩釜神社に近い市街地を見下ろす高台にあり、東日本大震災に伴う建物の被害はガラス1枚が割れただけだった。建設時の状態をよく残し、13年10月には市有形文化財に指定された。

 同館の阿部沙斗加学芸員(32)は「大講堂の音響は、弾き語りなど少人数の演奏に好評」と誇らしげだ。約70年にわたって、港町塩釜の文化活動を支える重要な役割を担い続けている。

(高橋秀俊)

[塩釜市公民館本町分室]塩釜市本町8の1。特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説〜画室の韻律」を来年1月19日まで開催中。午前10時〜午後5時。月曜(1月13日を除く)、年末年始(12月28日〜1月4日)、1月14日は休館。連絡先は022(362)2555。

3660荷主研究者:2019/12/29(日) 16:58:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_12018.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
ギャップが15日閉店 クラックス仙台で15年営業

サンモール一番町商店街内にあるギャップストア クラックス仙台店

 仙台市青葉区一番町3丁目のカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が15日、閉店する。市中心部のサンモール一番町商店街で2005年2月に開業した地上6階の複合ビル「クラックス」の核テナントとして15年近く営業した。

 同店はクラックスの1、2階と地下1階の計約990平方メートルに婦人服、紳士服、子ども服を展開。近くのZARA(ザラ)、仙台駅前のユニクロ、H&Mといったカジュアル衣料店との競合が激しくなっていた。

 閉店の理由について、運営するギャップジャパン(東京)の担当者は「戦略の一環で、詳細は答えられない」と説明。三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)、仙台泉プレミアム・アウトレット(泉区)、イオンモール盛岡(盛岡市)内の各店の営業は続ける。

 ビルを所有する三菱地所によると、後継テナントは未定。同社の担当者は「大通りに面して人気が高い。物販を中心にテナントを探す」と話す。新店開店は来年6月以降になる見通し。

3661荷主研究者:2019/12/29(日) 17:05:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_13023.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[6]デフォレスト館(青葉区) 明治の息吹今に伝える

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暖炉が備えられた1階の居間(東北学院提供)

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明治期の貴重な意匠を伝える建物外観と、傍らで解説する桜井教授

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 荘厳な礼拝堂などが並ぶ仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスを西へ進むと、開放感あふれる小さな洋館と出合う。

 1887(明治20)年に建てられ、米国人宣教師デフォレスト一家が長く居住した旧宣教師館。デフォレスト館の名称で知られる。現存する宣教師住宅では最も古く、2016年に国の重要文化財に指定された。

 「明治期、東北のキリスト教布教の中心だった仙台には外国人宣教師住宅が多数あったが、多くが空襲で焼失した。焼失を免れた宣教師館の歴史的価値は高い」。教職員でつくるデフォレスト館維持保全委員会の桜井一弥教授(47)=建築デザイン学=は指摘する。

 大窓やベランダを特徴とする「コロニアル様式」の意匠からは明治の息吹も伝わる。壁や窓の一部は後付けされているが東北の寒さに耐えかねて改修したと推測されるという。

 東日本大震災で一部被災した建物は復元修復が検討される予定。桜井教授は「歴史公園のように、市民に親しまれる空間にしたい」と理想を描く。(菊池春子)

[デフォレスト館]仙台市青葉区土樋1の3の1。木造2階で延べ床面積391平方メートル。1階は書斎や居間、2階は寝室などだった。デフォレストの死後、1940年に東北学院の所有となった。東日本大震災以降、内部は立ち入り禁止。外観は見学できる。連絡先は学校法人東北学院庶務課022(264)6464。

3662荷主研究者:2019/12/29(日) 17:19:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_12020.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線利用の伸び鈍化 開業4年、需要予測に届かず

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開業から丸4年の仙台市地下鉄東西線。利用者の伸びが鈍化している=青葉区の青葉通一番町駅

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 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸4年を迎えた。4年目の利用者は1日平均6万2800人(速報値)。前年同期と比べ2000人増えたが、伸び率は3.3%と前年同期を6.4ポイント下回り、大きく鈍化した。通勤・通学客の多い平日は1日平均7万1800人(前年同期比3200人増)で、4年目も開業時の需要予測8万人には届かなかった。

 開業4年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。4年目は秋に台風や大雨で外出を控える傾向が続き、9、10月は前年同月を下回った。一方、学校行事などで利用が増えた6、7月は過去最多の6万8600人に達した。

 駅別の利用者数は仙台駅が最も多く1日平均1万9700人。青葉通一番町駅6300人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人などと続いた。

 伸び率は卸町駅の8.3%(前年同期20.0%)が最大で、六丁の目駅7.1%(同21.7%)、連坊駅6.7%(同9.3%)など。18年9月の大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」の開業、住宅開発が進む荒井駅や連坊駅周辺の人口増加が押し上げた。

 ただ、伸び率は全13駅で前年同期を下回り、利用拡大がペースダウンした。川内駅は唯一、1日平均利用者数が初めて減少に転じ、3100人から3000人になった。最寄りの東北大川内キャンパスで、大規模な学会が開催されなかったのが要因とみられる。

 駅別の開業時需要予測を超えたのは前年と同じ川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅。

 市交通局の三浦孝行営業課長は「イベントがなくても8万人を超える日があり、着実に需要予測に近づいている。東部地域は沿線開発に余地があり、青葉山には次世代型放射光施設が整備される。今後も利用増が期待できる」と話す。

3663荷主研究者:2019/12/29(日) 17:21:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13024.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
新宮城県民会館と仙台市音楽ホール 類似施設整備巡り激論

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大規模ホールの在り方を巡り、激論が交わされたラウンドテーブル

 宮城県と仙台市がそれぞれ市内に整備を検討する大規模ホールに関し、音楽や建築の専門家が円卓形式で意見交換する「仙台ラウンドテーブル」が3日、青葉区のせんだいメディアテークであった。老朽化する市内の文化施設の現状に触れながら、二つのホールの必要性や立地、機能を巡って激論を交わした。

◎「生音楽専用に」「なぜ二つ同時」専門家ら期待や異議

 仙台フィルハーモニー管弦楽団首席ファゴット奏者の水野一英氏は、音楽ホールの早期整備に期待した。楽団の本拠地、市青年文化センター(青葉区)は「音響のいいホールと評判だったが、今は国際コンクールで審査員から必ず駄目出しされる」と機能面で限界にきていることを訴えた。

 「市のホールは仙フィルの本拠地になる生音楽専用にしてほしい」と求めたのは、ファンクラブ「仙台フィルハーモニークラブ」初代会長の高橋望氏。新県民会館をポップスなど拡声器を使用する公演向けにすれば、市ホールと機能のすみ分けができると主張した。

 一方、せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬代表理事は「なぜ、似た施設を二つ同時に造らないといけないのか」と複数整備に異議を唱えた。「公演を楽しむ人たちを増やすようなソフト事業にも財源を充てるべきだ」と語った。

 県は新県民会館をJR仙台駅東側、市は音楽ホールを駅西側にそれぞれ建設する方向。仙台商工会議所の間庭洋非常勤参与は「市街地が拡散するような方向で整備するのはどうか。集積させて投資効果を高めないといけない」と、まちづくりへの影響を懸念した。

 3時間を超えた白熱の議論は最終盤、県が県民会館との一体的な整備を打ち出した県美術館(青葉区)の移転に議論が集中した。

 複数の建築家が日本を代表する近代建築家、故前川国男氏が設計した建物の価値を指摘。「まだ使える前川建築をやめ、別のどこかに美術館を造るのはナンセンス」と痛烈に批判した。

 ラウンドテーブルは県建築士会、日本建築家協会東北支部宮城地域会などが主催した。市役所本庁舎の建て替えを巡って開催した実績があり、文化芸術をテーマにしたのは初めて。

[新宮城県民会館と仙台市音楽ホール]県は9月、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する基本構想素案を示した。新県民会館のメインとなる2000〜2300席の劇場型大ホールを「東北最大の大型総合エンターテインメント拠点」と位置付ける。一方、市の有識者による音楽ホール検討懇話会は3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」を中核とする施設の整備を提言。候補地にいずれも青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)、錦町公園、青葉山交流広場など7カ所を公表した。

3664荷主研究者:2019/12/29(日) 17:22:56
>>3663
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11015.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
宮城県美術館の移転必要? 県の集約案に美術関係者ら強い不満

突然持ち上がった移転・集約案に揺れる県美術館=仙台市青葉区川内元支倉

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を、同市宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案に、県内の美術関係者らから強い不満の声が上がっている。「寝耳に水だ」「時代に逆行する」など、疑問や不安が噴出している状況だ。

 登米市の造形作家吉原かおりさん(51)は「初めて個展を開いた場所が、県美術館の県民ギャラリーでした。ロケーションも素晴らしく、前川国男設計の歴史的価値のある建物なのに、取り壊されてしまうのでしょうか」と計画の行方を不安視する。

 県民ギャラリーで書道展を開催する洗心書道会の中塚仁会長(69)=青葉区=は「長年慣れ親しんだ場所で、施設環境も素晴らしい。重要施設を仙台市中心部から離していくやり方は時代に逆行する」と言う。

 「展覧会など学生の頃から通った思い入れある場所。移転には反対だ」と話すのは、ギャラリーターンアラウンド(青葉区大手町)の関本欣哉代表(42)。「降って湧いたように話が出てきた。方針の決定過程が不透明だ」と指摘する。

 東京芸術大名誉教授の高山登さん(75)=泉区=は2015〜16年度、県美術館のリニューアルに関する懇話会の委員を務めた。「議論を重ね、基本構想の策定までこぎ着けたのは、一体何だったのか」と憤りを隠さない。「美術館は研究機関。貸しホール的な使われ方をする施設とは全く異なり、相乗効果は期待できない」と手厳しい。

 市内周遊観光の面から疑問を呈するのは、東北工業大ライフデザイン学部の大沼正寛教授(47)だ。「仙台市博物館も近く、観光ルートとして一体感がある。せっかく市営地下鉄東西線の駅ができたのに、あまりに中途半端だ」

 県美術館に勤務歴がある前県芸術協会理事長の大場尚文さん(78)=富谷市=は「方針を打ち出した懇話会には当事者の県美術館関係者も、県内の芸術家も入っておらず、意見が反映されていない」と困惑顔。「現美術館建設の際には、県民から広く意見を集めた。将来像をじっくりと議論する場が必要だ」と指摘する。

[宮城県美術館]1981年11月開館。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエの下で学んだ「モダニズム建築の旗手」前川国男。高橋由一、松本竣介ら東北ゆかりの作家のほかカンジンスキー、クレーなどの外国作品も所蔵する。90年には、佐藤忠良記念館が開館した。11月18日、県の県有施設の再編に関する有識者懇話会で、県民会館とともに移転・集約する案が示された。

3665荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13033.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[7]旧伊達邸鍾景閣(太白区) 長さ14メートル 日本一の長押

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門前には市の名木「鍾景の松」がたたずむ

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約14メートルある継ぎ目のない長押

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 鍾景(しょうけい)閣(仙台市太白区)は、明治時代以降に大名から伯爵となった伊達家が、第2次大戦後まで使用した純和風の邸宅。建築資材には樹齢200年以上の良質な秋田杉の正目を使う。

 入り母屋造りの重厚な表玄関を入ると、左手に畳の廊下が続く。支配人の浮津秀逸さん(55)は「約14メートルある廊下を貫く長押(なげし)は、継ぎ目のない1本物。日本一の長さと言われている」と話す。

 宴を開く72畳の大書院、主人が使う居間書院のほか、2階には客座敷の小書院があり、藩制時代の大名屋敷をほうふつさせる。1947年に昭和天皇が宿泊され、97年に上皇ご夫妻も休憩されたことがある。

 「警護する武士の詰め所を設けたり、長刀(なぎなた)を振り下ろせるように天井高を約4メートルにしたりと、常に戦に備える伊達家の精神が息づいている」(浮津さん)

 設計は、旧登米高等尋常小学校校舎(登米市)などを手掛けた山添喜三郎。移築の際に屋根裏から棟札が見つかり、判明した。

(越中谷郁子)

[旧伊達邸鍾景閣]仙台市太白区茂庭人来田西143の3。木造平屋一部2階で、延べ床面積は約700平方メートル。1905年に若林区一本杉町に建てられ、81年に現在地へ移築された。市指定有形文化財。現在は料亭として使われている。連絡先は022(245)6665。

3666荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13034.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間が再開、汽笛一声 復興行き

運行が再開した阿武隈急行の始発列車に乗り込む乗客=6日午前5時45分ごろ、角田駅

 台風19号で被災した第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は6日、不通が続いていた丸森(宮城県丸森町)-槻木(柴田町)17.4キロの運行を再開した。朝夕のみに本数を減らしての運行だが、約2カ月ぶりに復活した「生活の足」に、通勤や通学の利用客が続々乗り込んだ。

 仙台方面に向かう多くの人が利用する角田駅(角田市)のホームは午前6時半ごろ、JR仙台駅(仙台市青葉区)への直通列車を待つ約90人が列をつくった。

 仙台市内に通勤する会社員佐藤史郭さん(34)は、槻木まで無料代替バスを利用してきた。「仙台直通はやはり便利。帰りのバス時刻も早く不便だったので、列車で帰ることができて助かる。早く元通りの本数になるといい」と話した。

 角田駅兼丸森駅の小島敏郎駅長(57)は「お客さんが『またよろしくね』と声を掛けてくれた。市民の足として、一日も早く全本数再開したい」と力を込めた。

 宮城、福島両県にまたがる全長54.9キロのうち、福島(福島市)-富野(伊達市)22.1キロは既に再開。土砂流入などの被害が大きい富野-丸森15.4キロは再開の見通しが立っていない。

3667荷主研究者:2019/12/29(日) 17:35:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191207_15038.html
2019年12月07日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[8]JR北仙台駅(青葉区) 街に息づく昭和レトロ

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「レトロな字体の看板が特にお気に入りです」と話す吉田さん

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半円窓のステンドグラスから差し込む光が、白壁の構内に柔らかい雰囲気をつくる

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 「観光客やインバウンド(訪日外国人旅行者)もよく写真を撮っている。レトロな字体の看板がポイント」。JR北仙台駅(仙台市青葉区昭和町)で働く吉田泰徳さん(31)が、駅舎の魅力を語る。

 1929年の開業以来改修を重ねてきたが、基本的な造りは当時のままだ。2段階に勾配のついた瓦屋根は、「マンサード屋根」と呼ばれる17世紀フランスの建築様式。晴れた日の構内には、半月窓のステンドグラスから柔らかな光が差し込む。

 1日の平均乗車数は4825人。仙山線では仙台駅に次いで多い。高層マンションに囲まれて、こぢんまりとたたずむ白い駅舎は、昭和の面影を残しながら街に溶け込んでいる。

 駅前で45年から続く自転車店を営む半沢敬一さん(62)は「子どもの頃は、山形から来た行商のおばちゃんたちが野菜や果物を背負ってぞろぞろと降り立った」と懐かしむ。今年は駅開業90年。待合室に腰掛けて、往時の情景に思いをはせるのも良いかもしれない。(天艸央子)

3668荷主研究者:2019/12/29(日) 17:50:16
>>3664
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11020.html
2019年12月08日日曜日 河北新報
宮城県民会館・美術館移転集約案 知事、県議会一般質問で説明 渦巻く不満、解消に躍起

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針案を巡り、村井嘉浩知事が開会中の県議会11月定例会で説明に追われている。開会直前に示された集約案に不満がくすぶり、議員は街づくりを踏まえて市と連携するよう求めている。

 今月4〜6日の一般質問で、2会派の計3人が集約案を取り上げた。自民党・県民会議の新人議員は5日、いずれも2000席規模のホールを想定する新県民会館と、市が検討する音楽ホールに言及。「同じ敷地に設置すればコスト削減につながる」と提案した。

 村井知事は「(県と市による)一体整備は市から改めて申し入れがない限り難しい」と答弁。慎重姿勢をにじませながらも、市の対応によっては再考の可能性に含みを持たせた。

 自民党・県民会議の若手議員は4日の一般質問で、建築家の故前川国男氏が設計した現美術館の建物の価値に注目し、「観光資源としての可能性を考慮すべきだ」と活用を訴えた。

 「高く評価されていると認識している」と村井知事。建物や跡地の利活用については「(東北大などが立地する)文教地区であることを踏まえ検討する」と述べるにとどめた。

 県は11月18日、県民会館と県美術館を移転、新築し、集約する方針案を県有施設再編の有識者懇話会で公表。直後から美術関係者らに不満が渦巻く。

 みやぎ県民の声の新人議員は「集約案は突然だった。納得できない部分がある」と4日に登壇。現地で改修する計画だった県美術館の移転方針をただした。

 村井知事は、隣地の地下に仙台西道路のトンネルがあるため、現地建て替えが困難との見解を披露。「遠くない将来の建て替えは避けられない。工期や費用、長期休館の必要性を考えると、(集約案は)県民にとってメリットが大きい」と理解を求めた。

3669荷主研究者:2019/12/29(日) 17:56:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191209_15031.html
2019年12月09日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[9]菅野美術館(塩釜市)造船技術生かした構造

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赤さびの外壁とキューブ形が特徴的な外観。入り口階段(左下)から塩釜市内が一望できる

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彫刻が最も映える白い館内の1階展示室。自然光が差し込み、季節や時間帯で表情が変わる

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 茶色で四角い外観の菅野美術館。塩釜市の住宅地の細い上り坂の先にある。2階の入り口から入り、白い壁の立体感に驚きつつ彫刻を見ながら中2階、1階へ。らせん状の白い空間に迷い込んだ感覚になる。

 開館は2006年。市内で病院などを経営する医師菅野喜與さん(92)が私費を投じて財団法人をつくり建設した。収集したロダン作など近代西洋彫刻9点を常設展示する。

 建物は建築家の阿部仁史氏(仙台市出身)が設計した。「四角い箱にシャボン玉を詰め込んだ多面体のイメージ。当初8点だった彫刻を小空間がそれぞれ包むような感じ」と同館の学芸員斎藤しずえさん(44)は説明する。

 建物の素材は昔ながらの造船技術を活用した鋼板だ。内部に柱はなく面で支える構造となっている。くぼみと2枚の背合わせで強度を上げた。外壁はコールテン鋼。さびが保護膜となり港町の塩害に強い。

 斎藤さんは「金属は気温で伸縮し柔軟性がある。耐震性とデザイン性が考慮されている」と魅力を語る。

(松田佐世子)

[菅野美術館]塩釜市玉川3の4の15。マイカーは原則不可。開館は午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。常設展は大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料。休館日は月、火曜(月曜祝日の場合は火、水曜)と年末年始、企画展前後など。連絡先は022(361)1222。

3670荷主研究者:2019/12/29(日) 18:35:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_73009.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線の上下線14本を4両編成に増強 はやぶさ3往復増発 JR東が来春ダイヤ改正

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 JR東日本仙台支社は13日、2020年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東北新幹線はやぶさを東京-新青森間で3往復増発するほか、仙台終点の下り1本を新青森まで延長する。朝夕のビジネス、観光目的の混雑に対応する。

 仙台空港鉄道(宮城県名取市)と共同運行する仙台空港アクセス線では、2両編成で運転している日中の上下計14本を4両編成に増強。仙台空港-仙台間の約7割が4両編成となり、輸送力は10%向上する。空港利用者の需要に応える。

 JRでは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっている福島県の常磐線富岡-浪江間について、年度内の運転再開を予定する。駅周辺の避難指示解除を巡る国と自治体の合意がまとまり次第、具体的な再開日を決める。イベント時のみ開設していたJヴィレッジ駅は3月14日付で常設化する。

3671荷主研究者:2019/12/29(日) 18:38:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_13021.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[13]定義如来西方寺貞能堂(青葉区)気仙大工の技 装飾の粋

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緻密な彫刻が目を引く貞能堂

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建物が貞能の墓の上に立つことを示す位牌(いはい)

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 年月を経た木材の風合いが趣深い六角堂。前方にせり出す屋根の下に刻まれた、竜や鳳凰の緻密な造形に思わず息をのむ。

 「一生に一度の大願成就の阿弥陀(あみだ)様」として知られる定義如来西方寺(仙台市青葉区)。広い境内の南側には、風情ある昭和初期の木造建築が並ぶ。中でも目を引くのが御廟貞能(ごびょうさだよし)堂だ。

 壇ノ浦の戦いに敗れ、この地に隠れた平貞能が眠ると伝えられる。「定義」の名の由来にもなった貞能の遺言に従い建てられたお堂で、初めはかやぶき屋根だった。1927年に現在の六角形の木造建築となった。

 気仙大工の建築に、彫刻師によって施された装飾が見事だ。「ユーモラスな表現も見られる。寺社建築は職人にとって技量やセンスを誇示する機会だったことがうかがえる」と大江田紘義(こうぎ)住職(42)が解説する。

 内部は拝観自由。一角には、仏教文化に気軽に触れてもらおうと写経体験スペースを設けた。「日常と向き合う静かな時間を過ごしてほしい」と大江田住職がほほ笑んだ。

(小泉智子)

[定義如来西方寺 貞能堂]仙台市青葉区大倉上下1。別名旧本堂。1999年、大本堂の完成に伴い本堂としての役目を終えた。山門、御守り授け所などとともに昨年、国の登録有形文化財に指定された。連絡先は022(393)2011。

3672荷主研究者:2019/12/29(日) 18:39:08
>>3668
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_11028.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
宮城県美術館移転案に県議会で批判噴出 方針転換丁寧な説明を

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針を巡り、13日の総務企画、文教警察委員会では与野党の議員から批判が噴出した。

 特に現地改修案が示されていた美術館の移転という急な方針転換に異論が集中した。文教警察委では与党議員が「突然湧いた移転集約案だ。議会を愚弄(ぐろう)しているのか」と語気を荒らげる場面もあった。

 批判はもっともだ。現地改修案は、有識者懇話会が3年以上かけて基本の構想と方針をまとめた経緯がある。野党議員からは「関係者の意見をないがしろにしている」との非難が止まらなかった。

 仙台市の街づくりに与える影響に懸念を示したのは総務企画の与党議員。「市側にも異論があると聞く。進め方が乱暴ではないか」と疑問を呈した。

 県の担当者は移転新築のメリットなどを説明したが、防戦一方。村井嘉浩知事は10日にあった本会議で「県民の意見を聞くにはたたき台が必要」と強調したが、集約案の内容以前に、議論の進め方に異議が唱えられている格好だ。

 老朽化が進む県有施設の効率的な運営管理や将来像を描くのは県の責務だ。一方で「知事の独断専行が透ける」(野党議員)と見られるような姿勢では、議論の前進は望めない。

 大きな関心が集まる県有施設の再編構想。県は12月下旬に意見公募を始め、年度内に基本方針の最終案をまとめる考えだが、ゴールありきではなく、丁寧な説明と合意形成が求められているのは言うまでもない。

(報道部・松本果奈)

3673荷主研究者:2019/12/29(日) 18:44:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13019.html
2019年12月15日日曜日 河北新報
「ホテル木町」仙台中心部で放置状態20年 部屋の所有者100人超

廃業後約20年、改修などが施されないままのホテル木町=仙台市青葉区木町通2丁目

 「廃業した街中のホテルが20年も放置されている。景観を悪くし、放火される危険もあるのに、なぜそのままにしているのか」

 仙台市の男性会社員(61)から「読者とともに 特別報道室」に疑問の声が届いた。建物が長年手付かずだった理由を探ると、意外な事情が見えてきた。

 対象の建物は青葉区木町通2丁目の「ホテル木町」。JR仙台駅から北西約2キロのビル街の一角に立つ。7階建てで本来は白い壁が黒ずみ、ベランダの欄干のさびが目立つ。

 はす向かいにある木町通小に長女(8)を通わせる薬剤師の女性(37)は「前を通るたびに怖くて娘が心配になる。夫には近づくなと言われている」と話す。

 ホテル木町は1977年4月開業。109室あり、経営した会社が破産する99年1月まで営業した。

 「ホテルと名が付くが実態は分譲マンション。各部屋に今も持ち主が存在する」。所有者の一人、片倉英則さん(57)=青葉区=が教えてくれた。

 経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲したという。「東北初の高級ホテル分譲」。当時のパンフレットにはこんなうたい文句が躍る。

 「東北大医学部に通う子どもの下宿にしたり、セカンドハウスとして利用したりする所有者がいたようだ」と片倉さんが振り返る。

 廃業後の2002年、宿泊用だった部屋も競売にかけられ、全室が人の手に渡った。所有者は現在も県内外に100人超。反社会的勢力や実態不明の会社も登記簿に記されていた。電気や給排水などの設備は管理されず今日に至った。

 「所有者以外の人間が住み着いている」とのうわさも絶えない。仙台北署も何者かが建物に出入りしている事実を把握している。だが現実には「住む権利も保障しなければならず、簡単に排除できない」と捜査関係者は言う。

 市によると、建物は修繕勧告するほどの状態ではないという。管理組合がなかったこともあり、市建築指導課は「指導が必要になっても、窓口となる組合がなければ手の付けようがない」と説明する。

 状況を打開しようと片倉さんが全所有者に協力を呼び掛け、昨年7月にホテル木町管理組合を設立。修繕や建て替えを視野に、手続きを進める。片倉さんは「早く近隣住民の不安を解消できる状態にしたい」と話す。

■分譲マンションに「廃墟」リスク

 ホテル木町の現状は、都市部の一等地に立つ高層の建物が不良物件と化すリスクを浮き彫りにした。仙台市内では他にもマンションなど管理が行き届かなくなる建物が目に留まるようになった。関係者からは「どの物件も廃虚になり得る」と懸念の声が上がる。

 市が2016年、マンション約1400棟の住人らを対象に実施した調査で「管理組合がない」(13棟)「大規模修繕工事に十分な積立金を集めていない」(79棟)など、建物の長期的な維持管理を巡る課題が浮かび上がった。

 市内のマンション分譲は1970年代に始まり、築30年以上が300棟を超す。市住宅政策課は「著しく老朽化した建物が放置されれば周囲に危険を及ぼす」と危惧する。

 青葉区錦町にある築46年の5階建てマンションは、2016年ごろに屋根の一部崩落が確認された。通行人に直撃する恐れがあったが今も修繕されていない。ある所有者は「住んでいない所有者もおり、修繕の合意形成は現実的に無理」とこぼす。

 長期修繕計画があっても万全とは言い切れない。宮城県マンション管理士会の高橋悦子会長は「30年たてば大災害が起き、建築基準が変わるかもしれない。分譲時の計画が永久に完全ではない」と語る。

 機械式の駐車場や免震ゴムなど大規模設備の更新費は想定より膨らみがちで、負担費用の大幅な見直しを迫られるケースもある。

 東日本大震災後は、改修や解体を巡る住民の合意形成の難航ぶりが顕在化。10月の台風19号では、浸水や土砂崩れなど想定外の被害に遭う物件も相次いだ。

 高橋会長は「数十年単位で不動産価値を保つため、実態に応じて建物を修繕できる組合運営が求められる」と指摘する。

(鈴木悠太、野界航也)

3674荷主研究者:2019/12/29(日) 19:23:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13025.html
2019年12月16日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[14]七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町)太平洋を望む交流の場

七ケ浜国際村の主要施設。(右から)セミナー棟、野外円形劇場、国際村ホール

プリマスハウスの内部。北米大陸に入植した当時の生活用品などが展示されている

 宮城県七ケ浜町の国際交流と文化創造の拠点として、七ケ浜国際村は1993年7月にオープンした。577席の大ホールは、舞台後方のガラス張りの壁越しに太平洋を望む独特な構造だ。現在、開館以来初となる全館外壁補修でシートに覆われており、再び眺めを楽しめるのは来年5月になる。

 セミナー棟がある半円形の建物は、アンモナイトの形に似ている。開館時から勤務する国際村の事業係長鈴木裕治さん(60)は「印刷物などに使う施設のシンボルデザインは巻き貝です」と話す。

 野外円形劇場は開館当初、民間企業のCM撮影に利用された。人工池など水辺の雰囲気が漂い、レストランも併設。コスプレの撮影会に使われている。

 木造2階のプリマスハウスは、町が米マサチューセッツ州プリマス町との姉妹都市締結を記念して建設。プリマスに入植した清教徒らが築いたとりでを再現した。明治時代、町内に設けられた外国人避暑地「高山国際村」の資料なども展示されており、無料で入場できる。

(高橋秀俊)

[七ケ浜国際村]宮城県七ケ浜町花渕浜大山1の1。開館時間は午前9時〜午後10時。火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館。旧建設省による公共建築100選の一つで、東日本大震災では指定避難所にもなった。連絡先は022(357)5931。

3675荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_15029.html
2019年12月17日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[15]魯迅の階段教室(青葉区)留学生 志新たにする場

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使い込まれた木の机が魅力の階段教室。「本が置かれた席で魯迅が講義を受けた」と話す加藤准教授

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元は隣に現存する校舎とつながっていた旧六号教室

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 東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)に、中国近代の文豪、魯迅(ろじん)(1881〜1936年)が学んだ旧仙台医学専門学校六号教室、通称「魯迅の階段教室」がある。

 完成後間もない1904年9月、魯迅が中国人初の留学生として医専に入学し、この教室で学んだ。1年半の仙台滞在は魯迅が医学から文学を志す転機となり、解剖学の教授藤野厳九郎との交流は、小説「藤野先生」で知られている。

 「魯迅は中央ブロック、前から3列目によく座っていた」と、東北大史料館の加藤諭准教授(41)=日本近現代史=が教えてくれた。魯迅が使った教科書の複製も置かれ、当時の学ぶ姿に触れることができる。

 中国との研究交流の進展に伴い、階段教室の見学が相次ぐ。2018年度の総見学者数は1723人と、14年度の2.4倍。芳名帳には多数の研究者が名を連ねる。東北大が優秀な中国人大学院生に贈る「藤野先生記念奨励賞」の表彰式の会場として、留学生が志を新たにする場にもなっている。

(佐藤素子)

[魯迅の階段教室]教室を含めた構内5棟は2017年、国の登録有形文化財に指定された。開館は毎週月、火、木曜の午前10時半〜正午、午後1〜4時。東北大史料館改修工事に伴い、来年3月までは事前申請なく見学できる。連絡先は東北大史料館022(217)5040。

3676荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/kensetsu-news/5550/
2019-12-17# ニュース 建設新聞
東北財務局/市街地の国有未利用地の活用方針/売払優先から地域ニーズ重視に転換/旧KKR分院と旧仙台河川は有効利用検討へ

 東北財務局は、市街地に所在する一定規模の面積などの好条件を備える国有未利用地の活用策について、売払いを優先していた従来の考え方から転換し、今後は地域のニーズに適った活用方法を検討していく。

 今月12日に開いた国有財産東北地方審議会では、こうした活用を検討する留保財産はおおむね2000平方㍍以上とする選定基準に加え、仙台市内にある旧東北公済病院宮城野分院と旧東北地方整備局仙台河川国道事務所の未利用地2筆について、ともに国が所有権を留保しつつ、民間や地方公共団体の意見を聞いて利用方針を策定するとの考えを提示し、承認された。

 財務省の財政制度等審議会国有財産分科会はことし6月、「今後の国有財産の管理処分のあり方について〜国有財産の最適利用に向けて〜」と題した答申をまとめた。この中で、庁舎や宿舎跡地の処分が進んだことなどにより処分可能な国有財産が大きく減少していること、有用性が高い土地は一度売却すると再取得が難しいこと、国有財産の貸付が介護や保育の分野に限定されていることなどを指摘。こうした状況を背景に、国有財産の希少性が高まっているため、将来の地域・社会ニーズに備えて地域ごと一定程度の国有財産を確保することが必要とした上で、地方公共団体のように定期借地権の貸付対象を柔軟に検討することが重要課題とした。

 また、留保財産とすべき有用性が高い希少な土地とは、政令指定都市など地域の中心である人口集中地区では2000平方㍍以上(東京23区などは1000平方㍍以上)とする考え方も示している。

 答申が示されて以降、初めて開かれた12日の東北地方審議会では、この方針を踏まえて仙台市エリアでも国が所有権を留保すべき財産は、敷地形状など個別的要因を考慮するがおおむね土地面積2000平方㍍以上とすること、具体案件として、現状は更地になっている2筆が了承された。

 2筆のうち「旧東北公済病院宮城野分院」は仙台市宮城野区東仙台4丁目に所在する面積2万8732平方㍍の敷地で、市街化区域で第一種住居地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。もう一方の「旧東北地方整備局仙台河川国道事務所」は、同市太白区郡山5丁目に所在する面積4361平方㍍の敷地で、市街化区域で準工業地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。

 この2筆について民間へのヒアリングなどニーズ調査を行うとともに、必要に応じ協議会を立ち上げて地方公共団体と活用方針を議論する場を設け、国が主体となって利用方針を策定するとした。策定までの期間は特に定めないが、土地利用に当たって各種制限が制約となる場合は当該規制を見直すなど柔軟な対応に取り組む姿勢も示した。

 東北財務局の担当者は「仙台の市街地でもまとまった国有地は枯渇してきた。従来は財政収入の観点から単純に財産を売却していたが、新たに購入することは難しいので、今後はまちづくりのニーズもくみ取って用途を検討していく」と話している。

3677荷主研究者:2019/12/29(日) 19:41:18

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53415230W9A211C1AA1P00/?n_cid=SPTMG053
2019/12/17 7:01 日本経済新聞 関西
大阪・天保山 vs. 仙台・日和山 日本一低い山は?

3678荷主研究者:2019/12/29(日) 19:44:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_12015.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
名取市、愛島台地区の開発で不動産会社と包括協定

協定を結び、握手する山田市長(左)と和泉社長

 宮城県名取市は17日、団地開発が途中で頓挫した愛島台地区の土地利用を進めるため、市内の不動産会社「渋谷商事」と包括協定を締結した。市が事業主体となり、同社が土地造成や販売計画の立案などを担う。協定期間は2027年度まで。

 市役所で、山田司郎市長と同社の和泉仁也社長が協定書に調印した。山田市長は「地域活力の向上や雇用創出に寄与する」と期待感を示した。

 愛島台地区では1992年、民間業者による団地開発が始まったが、景気後退などで分譲が進まず、2005年に開発を休止。粗造成した土地77ヘクタールの寄付を受けた市が18年12月に土地活用の事業提案者を公募し、渋谷商事が選ばれた。

 20年度に未利用地61.7ヘクタールのうち、産業ゾーンの2地区計38.1ヘクタールについて基本計画作りと設計に着手する方針。和泉社長は「道路網が整備されると仙台空港や仙台港が近くなり、需要が出てくる。早期に完成させて企業を誘致し、定住者を増やしたい」と話した。

3679荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_13022.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[16]亀井邸(塩釜市)和洋の建築美 繁栄今に

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築90年以上の亀井邸。和館と木立の奥の洋館(左下)がつながっている

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丸窓と手前のアール・デコの扉、北欧から取り寄せた窓(右)などが目を引く洋館

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 亀井邸にはどこか懐かしさが漂う。1924(大正13)年建築で、和館と洋館から成る「和洋併置式住宅」。亀井商店(現カメイ)の初代社長亀井文平氏が建て、当時の塩釜港の繁栄ぶりを今に伝える。

 玄関だけ見ても欧州産のモザイクタイル、上がり口の埋もれ木細工、珍しい折上格(おりあげごう)天井と粋が光る。管理運営する地元のNPO法人「NPOみなとしほがま」の職員佐々木まゆみさん(58)は「上質な材料を使い、当時の最高技術で造られた貴重な建物」と話す。

 和館には欄間や床の間があり、踊り場から二手に分かれて上れる階段は2階が接待に使われた往時を物語る。正目材の柱、面取りされた障子のさんにも驚く。

 洋館は平屋で、外観は曲線が特色のアール・ヌーボー様式などを、建具には幾何学的で機能美を求めたアール・デコを採用した。

 「随所に面白さがある」と佐々木さん。十数年前まで人が住み、保存運動を経て2009年夏に公開された。大正ロマンを求め、年間1万5000人超が訪れる。(松田佐世子)

[亀井邸]塩釜市宮町5の5。塩釜神社の裏坂から入る。観覧無料、開館時間は午前10時〜午後3時半(休館は火、水、木曜)。年末は23日まで、年始は1月3日から。離れを含め敷地は330平方メートル超。写真展を開催中。連絡先は022(364)0686。

3680荷主研究者:2019/12/29(日) 19:53:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00542058?isReadConfirmed=true
2019/12/19 05:00 日刊工業新聞
インタビュー/東北大学ナレッジキャスト社長・荒井秀和氏 東北大の強み発揮

開発併走型コンサルで後押し

 東北大学は、指定国立大学法人制度による研究成果の社会活用を促す子会社「東北大学ナレッジキャスト」(仙台市青葉区)を10月に設立した。ライフサイエンス・ヘルスケア分野に焦点を当て、当初は企業が抱える事業課題の解決などを支援するコンサルティング事業に取り組む。5年後に売上高10億円を目指す。新会社はどんな方向に進むのか。荒井秀和社長に今後の展開を聞いた。

―指定国立大学法人による新会社は今回で3例目となります。どのような方向を目指しますか。
「全く同じでは意味がない。東北大が持つライフサイエンス・ヘルスケア分野での強みを一段と世の中に発信し、産業界のニーズをとらえた形で『学』の研究成果を活用してもらう取り組みを進めていく。新しい価値を生み出していくことが大事だ。その中で事業の幅を広げたい」

―具体的な事業活動は。
「高付加価値のコンサルティング事業を展開していく。当初は医療機器開発支援サービスとして学内の東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)との連携で、大手企業の新事業展開やスタートアップ企業などの製品化を開発併走型コンサルティングで段階的に後押しする。今後はCRIETOの一部人材を新会社で活躍できるようにもしたい」

―このほかの取り組みを教えて下さい。
「健康寿命延伸ビジネス支援サービス(スマート・エイジング・カレッジ)について取り組む。脳科学の研究で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太所長と連携し、大学の研究シーズ情報をレクチャーと意見交換の形で提供し、企業の課題解決につなげる。同カレッジは東京で各講座を開講しており、2020年度以降は新たな受講コースを増やす。受講生同士など『産』と『産』の交流を活発化させていきたい」

―今後の展開は。
「先端的な技術シーズを紹介する各種セミナーなどは東京が主戦場となっている。これからは仙台、東北地域にまで事業展開を広げていく。5年後には売上高10億円が目標とした。新会社が成長していく上で、最低限の目標と考えている。人材育成に目を向ければ、東北大が取り組む人工知能(AI)を活用できる人材を育てるカリキュラムなどを広げていきたい」

【略歴】あらい・ひでかず 84年(昭59)東北大工卒、87年仙台コンピュータサイエンス(現・日進サイエンティア)入社。00年社長、17年会長、19年東北大産学連携機構特任教授事業イノベーションセンター副センター長。宮城県出身、58歳。

【記者の目/収益還元の仕組みづくりを】
東北大が母校の荒井社長。長くベンチャー企業の経営を担い、大学との連携にも取り組んできた。19年2月から東北大に移り、今度は「学」の立場で産学連携を引っ張る。まだ指定国立大学法人制度が走りだしてから日が浅い。いかに大学の研究成果を事業化につなげるか。収益を大学に還元する新たな仕組みづくりが新会社に求められている。東北大約6000人の教職員らの研究成果を世の中に役立てる活動を一層してもらいたい。(編集委員・大矢修一)

(2019/12/19 05:00)

3681荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13016.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
放射光施設の基本建屋、19年度内に着工 東北大青葉山キャンパス

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、19年度内に中核施設となる基本建屋の建築着工を目指す考えを示した。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器(長さ約110メートル)や円形加速器(1周約350メートル)、放射光を取り込むビームラインを設置するほか、施設利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 センターは12月中に建屋の入札を公告し、総合評価落札方式による一般競争入札を経て、20年3月に落札者と請負契約を結ぶ見通し。センターの向田吉広理事は仙台市内であった記者説明会で「東北の地から世界最先端のものづくりを生み出したい」と述べた。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、素材開発や創薬など幅広い分野への産業応用が見込まれる。施設の総事業費は約360億円で、国が約190億円を拠出し、センターなど地域側が最大170億円を負担する。センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募り、これまでに約70社が応じる意思を表明しているという。

3682荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13031.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[17]シェルコムせんだい(泉区)/白い貝殻浮かび上がる

貝殻状の巨大な屋根が特徴のシェルコムせんだい

1階ロビーにソフトボール女子日本代表のユニホームが飾られている

 泉ケ岳を背に白く大きな貝殻屋根が浮かび上がる。仙台市泉区の屋内グラウンド「シェルコムせんだい」は2000年、宮城県内初の開閉式屋根付きドームとしてオープンし、泉区のランドマークとなった。

 グラウンド面積は約1万3000平方メートル。ドーム頂点までは高さ約51メートルあり、野球、ソフトボール、テニス、サッカーと多種目が可能で、運動会から国際大会まで幅広く利用される。

 特徴的な屋根は23本の鋼管の骨組みにフッ素樹脂の膜を張った。下部には換気用に開閉式の隙間があり、外気を取り込んで循環させることで、ドーム上部に熱をためない仕組みという。

 16年からはソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗が行われる熱戦の舞台となった。1階ロビーに選手のサイン入りユニホームが飾られている。

 市スポーツ振興課の及川徹課長は「暗くなると白いドームが光って見える。季節や天候を問わず、スポーツを楽しめる場として、今後も親しまれ続けたい」と話す。(三浦夏子)

[シェルコムせんだい]仙台市泉区野村新桂島前48。4階建て。延べ床面積は約2万平方メートル。愛称は屋根の形の貝「シェル」、コミュニティースポーツの「コム」から付いた。年間約20万人が利用する。現在の開館時間は午前9時〜午後10時。利用は予約が必要。連絡先は022(218)5656。

3683荷主研究者:2019/12/29(日) 20:00:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191220_13023.html
2019年12月20日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[18]内ヶ崎酒造店(宮城県富谷市)/宿場町の歴史醸し出す

奥行きのある敷地に酒蔵が立つ。創業の地で酒を造り続ける

しんまち通りに面した内ケ崎酒造店。風格のある蔵群が青空に映える

 江戸時代初期の元和6(1620)年、奥州街道の七北田(仙台市泉区)と吉岡(宮城県大和町)の間に宿場町として開かれた「富谷宿」(富谷市)。江戸情緒が残る「しんまち通り」で、ひときわ存在感を放つのが内ケ崎酒造店だ。銘酒「鳳陽」を醸造する。

 寛文元(1661)年創業。宮城県内で最も古い。明治初期以降の建築という土蔵造りの蔵が並び、歴史の重みを醸し出す。

 「凝った所はなく、断熱や防火性能など実用性重視の造りがうかがえる」と代表社員の内ケ崎研さん(69)。シンプルな機能美が時を重ねて深みを増し、訪れる人を魅了する。

 「富谷のシンボルです」と言うのは民芸品店「冨谷宿」を営む佐藤紀雄さん(79)。「酒造りはコメをふかすのに使うまき、おけ、たるなどの関連産業も発展させ、活気を生み出した。宿場町の歴史が今も息づいている」と語る。

 来年は開宿400年。節目の年を記念した交流施設の整備が酒造店向かいで進み、魅力向上への相乗効果が期待されている。

(藤田和彦)

[内ケ崎酒造店]富谷市富谷新町27。黒川郡領主・黒川氏の家老だった内ケ崎筑後(後に織部)が、富谷に宿場開設を命じられ初代検断に任命されたのがルーツ。2代目作右衛門が酒造りを始めた。仙台藩主に酒を献納し「春霞(はるかすみ)」「初霜」の酒銘を賜ったことも。連絡先は022(358)2026。

3684荷主研究者:2019/12/29(日) 20:09:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191221_13025.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[19]西欧館(青葉区)/街の変化見守り80年余

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タイル張りの白壁が目を引く西欧館

油絵が飾られている診療所の待合室

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191221kahoku02.JPG

 西欧館は仙台市中心部のビル街の一角に立つ白壁の洋館だ。鉄筋4階。基礎は花こう岩製、壁はタイル張り。変わりゆく街並みを80年余にわたって見守り、多くの市民に愛されている。

 建物の正面上部にあるひし形の装飾をはじめ、端麗なデザインから、洗練された雰囲気が漂う。

 1階にレストランやインテリア用品販売店、2階に建物を所有する歯科医吉田直人さん(77)が開く診療所があり、毎日多くの人が足を運ぶ。

 外観に合わせ、吉田さんが改装した診療所の内部には多くの洋画が並ぶ。「西欧館は憩いの場。新しい建物にない味わいがある」と吉田さんは話す。

 1945年7月の仙台空襲で周囲は焼け野原となったが、焼失を免れた。建物の雰囲気に魅了された吉田さんが75年に購入。補修工事を重ね、当初の面影を大切に残してきた。

 吉田さんの次男で、青葉区の不動産会社西欧館を営む顕二郎さん(32)は「伝統を受け継ぎ、守りたい」と語る。(小田島悠介)

[西欧館]仙台市青葉区大町1の1の18。建築家の佐藤功一氏(1878〜1941年)が設計し、大東京火災海上保険(当時)仙台支店として1936年に建った。欧米で20世紀初めに流行したアール・デコ調の装飾が施された。連絡先は022(797)5292。

3685荷主研究者:2019/12/29(日) 20:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_11028.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
「知事案件」受け身の仙台市政 県民会館と県美術館の移転に議論が集中

 仙台市議会12月定例会は「ここは県議会か」と思うような様相だった。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館の移転、みやぎ型の水道事業民営化、宿泊税。村井嘉浩知事が繰り出した県政の重要案件に議論が集中した。いずれも市民への影響が大きく、市の明確なスタンスが問われたが、受け身の姿勢ばかりが目立った印象だ。

 県民会館と県美術館の移転は、市のまちづくりを揺るがしかねず、とりわけ関心を集めた。代表質疑や一般質問では「美術館の存続を望む市民の思いを主張すべきだ」「県民会館の跡地活用策を考え、知事を動かす必要がある」など郡和子市長への注文が相次いだ。

 だが、トップの答弁は無味乾燥だった。「まちづくりや市民生活への影響を考え、市の考え方をまとめ、県に対して意見を申し上げる」。なんとも悠長で、スタンスのかけらもない。がっかりして、取材ノートにメモする手を止めた。

 水道民営化にも及び腰だ。県広域水道の最大の受水自治体として、県に安全を担保させる具体的な行動を求めた議員に対し、郡市長は「受水市町の意見をしっかり伝えられる方向で提案する」と抽象論で答えた。これでは心もとない。

 「市民の代表として、知事に言うところは言ってもらわないと…」。歯がゆさを訴える議員に共感した。

 ただ、議会も市長に求めるだけでいいのかとも思う。県議会と協議の場をつくり、問題意識や課題を共有する取り組みがあってもいい。市長が動かないなら議会が動くという気迫が見たい。知事に振り回される109万都市は情けない。

(報道部・横川琴実)

3686荷主研究者:2019/12/29(日) 20:19:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_13031.html
2019年12月23日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[20]洞口家住宅(名取市)/江戸期の民家今も活用

かやぶきの寄せ棟造りが特徴の洞口家住宅=名取市大曲

おしゃれなカフェスペースとなったみそ蔵。文化財の有効活用に知恵を絞る

 名取平野の水田地帯で、伝統的な農家の暮らしを今に伝える国の重要文化財「洞口家住宅」。江戸時代中期の1750〜60年代に建てられたとされ、敷地内には重文に追加指定された土蔵3棟も建つ。

 洞口家住宅はかやぶきの寄せ棟造りで、部屋を田の字型に配置した間取りが特徴。1981年まで生活の場として使われ、建物内にはいろりやかまどが残る。屋敷裏には防風林の「いぐね」が生い茂っている。

 「見学のみではもったいない。皆さんに楽しんでもらいたい」。屋敷で生まれ育った洞口とも子さん(70)は古民家の有効活用に積極的で、イベント会場などとして一般開放している。

 東北工大の協力を得て、米蔵は作品展示のギャラリーに、みそ蔵はおしゃれなカフェに生まれ変わった。主屋では毎週土曜に産直市を開いている。

 「普段から使わないと、建物が朽ち果ててしまう。活用することで後世に残したい」と洞口さん。地域の宝になった先祖代々の家を守り続ける。

(小沢一成)

[洞口家住宅]名取市大曲中小路26。東日本大震災で主屋や蔵の土壁が崩れ、柱が損傷するなどの被害を受けたが修復した。見学は随時受け付ける。入場無料。産直市「旬の情報館」は毎週土曜午後1時半から。連絡先は洞口さん022(385)1908。

3687荷主研究者:2019/12/29(日) 20:26:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191224_15033.html
2019年12月24日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[21]仙台市歴史民俗資料館(宮城野区)戦争の記憶 伝える場に

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和と洋が融合した造りが目を引く仙台市歴史民俗資料館

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館内に旧日本軍が実際に使った生活用品を展示している

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 白いしっくいが映える仙台市歴史民俗資料館は、木々の緑が茂る宮城野区の榴岡公園内にある。

 旧陸軍の歩兵第四連隊の兵舎として1874年に建てられた。現在の外観は明治後期の様式に復元したもので、市の有形文化財に指定されている。

 上げ下げ式の窓や外壁の四隅に配した石材の意匠は、明治期に取り入れられた洋風建築の特徴。一方で、日本伝統の寄せ棟造りを屋根に取り入れ、洋館ながらも随所に日本的な雰囲気を感じさせるたたずまいだ。

 鍛冶屋や大工の職人道具や農具などが館内に並び、明治期以降の庶民の暮らしを振り返ることができる。兵舎の様子も再現され、旧日本軍が実際に使った軍服や寝台も間近で見られる。

 「元は兵舎だったと知る人は多くない。実際に建物や展示を見て、この地の歴史を知ってほしい」と学芸員の渡辺直登さん(27)は話す。かつて周辺に複数あった兵舎は、この1棟を残すのみ。数々の戦争を経て今につながる歴史をたどる貴重な場になっている。

(大芳賀陽子)

[仙台市歴史民俗資料館]宮城野区五輪1の3の7。開館は午前9時〜午後4時45分。入館は午後4時15分まで。月曜(休日の場合は原則次の平日)と第4木曜、年末年始は休館。入館料は大人240円、高校生180円、小・中学生120円。連絡先は022(295)3956。

3688荷主研究者:2019/12/29(日) 20:31:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191225_53001.html
2019年12月25日水曜日 河北新報
仙台-天童・寒河江の特急バス 乗客減で3月廃止

 山交バス(山形市)は、国道48号を通る仙台-寒河江間の都市間特急バスを来年3月末で廃止することを決めた。乗客の減少に加え、深刻化するドライバー不足が理由だという。

 バスは「48(ヨンパチ)チェリーライナー」の愛称で、JR仙台駅前とJR寒河江駅前(山形県寒河江市)を1日3往復、1時間40分で結ぶ。高速道は走行せず、作並温泉(仙台市)や大滝(山形県東根市)、JR天童駅前(同県天童市)などを経由する。

 2003年4月に1日8往復でスタート。天童市や山形県西村山地域から仙台への通勤や買い物などに利用され、寒河江から谷地(河北町)まで一部延長した時期もあった。徐々に減便が進み、12年4月に5往復、17年4月に3往復になった。

 同社は「利用が低迷する中、人手不足もあって路線の維持が難しくなった」(乗合課)と話す。天童市郊外に14年、大型商業施設が開業した影響で買い物客の利用が減ったほか、平日に1日80往復する都市間高速バス仙台-山形線に利用者が流れた影響もみられたという。

3689荷主研究者:2019/12/29(日) 20:33:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191226_13040.html
2019年12月26日木曜日 河北新報
深夜の定禅寺通、重大事故防げ 信号設定変更、速度を抑制 今年2人死亡受け

赤信号で止まる車が列になった定禅寺通=26日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 仙台市青葉区の定禅寺通で8日未明にあった交通死亡事故を受け、宮城県警は車両がスピードを出しすぎないよう、現場近くにある信号機の深夜帯の設定を変えた。従来は青信号が連続する設定だったが、交通量が減る時間帯は一部が赤信号に切り替わる仕組みで、重大事故を防ぐ狙い。関係者によると、信号機の設定を切り替える事故防止策は珍しいという。

 定禅寺通のうち、国分町通近くから錦町公園近くまでの間約600メートルは、4基ある信号機が青信号で続き、円滑に進めるようになっている。

 県警は20日から無期限で、交通量の少ない午前0〜5時、事故現場の交差点にある信号機の色が切り替わるタイミングを変更。定禅寺通を走ってきた車が赤信号で止まるようにした。

 青葉区本町の定禅寺通(国道45号)交差点では8日未明、車道上にいた男性が国分町側から走ってきたタクシーにひかれ死亡。周辺では5月にも、明け方に男性がタクシーにはねられ死亡する事故があった。

 仙台中央署によると、事故現場周辺で深夜、法定速度を超えて走っているとみられる車や、車道の横断歩道のない場所を横切る歩行者が散見されるという。

 同署は今後、車向けの補助標識などを新たに設け、事故の未然防止を図る方針。伊藤善健交通課長は「深夜帯の安全性を重視した。信号をきちんと守り、通行してほしい」と話す。

3690荷主研究者:2019/12/29(日) 20:42:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_12020.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
地場の「食」戦略の柱/藤崎、新たな100年の展望 藤﨑三郎助社長に聞く

藤崎の未来像について語る藤﨑社長

 藤崎は今年、創業200周年の節目を迎えて多彩な事業を展開した。藤﨑三郎助社長は河北新報社の取材に応じ、次世代の百貨店経営に向けた売り場再編の在り方を示し、若い世代への訴求力を高める必要性を強調した。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -200周年事業として思い出深いものは何か。
 「3月に開催した『200年のあゆみ展』だ。創業当時から現在までの推移を写真や地図、パネルで紹介した。多数のお客さまや取引先の方々、退職した社員にお越しいただき、節目を感じる良い機会になった。商売の基本的な考え方は変わっていないと感じた。顧客第一、創意実行、地域発展。この三つを社会の変化に沿って組み合わせている」

 -近年は百貨店の在り方が変化している。
 「ニーズが多岐多様になった。ありとあらゆる分野の『百貨』を販売してきたが、薬品、レコード、本といった専門性が高い商品は扱わなくなった。1980年代からはル イ・ヴィト ンをはじめとする海外ブランドのショップをそろえて東北6県からの集客力を上げ、ステータスを高めてきた」

 -次の100年を見据えた展望は。
 「少子高齢化の中で、実店舗をどう位置付けるかが課題だ。eコマース(電子商取引)が普及する中、わざわざ店舗に来る理由は何かを考えなければならない。今、店に来ていただいている団塊の世代が10年後には80代に入り、主要な購買層ではなくなる。その下の団塊ジュニアが買い物に対してどんな習慣を持ち、どんな不満を抱いているかを調べたい」

 -本館の建て替え時期が迫っている。
 「一昔前は売り場面積を増やせば必ず売り上げが上がったが、今は違う。将来的に売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるだろうとイメージしている。デパ地下のような食料品は今までよりもずっと多くなる。地場産品や飲食店を加え、客を呼び込む。食は来店動機になる。人気の高い海外ブランド店や化粧品は必須だ。インターネットで買えるような衣料品もある程度は置く。売り上げではなく、利益を重視した経営を目指す」

 -本館は現地再建か。
 「それは分からない。もし移転すれば、一番町の人通りは落ち込むだろう。地下に市地下鉄東西線の駅があることも考慮しなければならない。ベストな選択はなかなか見通せない」
 「そもそも、これからのデジタル世界をどう生き抜くのか。若い社員にも手伝ってもらうが、われわれの世代が方向性を決めなければならない。そこまでやるのが仕事だ」

 -平成元年に社長に就任した。今年は改元があったが、次代の経営者についての考えは。
 「入社した当時の定年は55歳だった。今は70歳まで延ばそうという時代になり、社会が変化している。健康面の心配も今のところはない」

[ふじさき・さぶろうすけ]慶大卒。1971年伊勢丹入社。79年藤崎取締役、89年社長。東北百貨店協会会長、日本百貨店協会副会長、東北経済連合会副会長などを務める。70歳。東京都出身。

3691荷主研究者:2019/12/29(日) 20:45:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_15034.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[22完]仙台トラストタワー(青葉区)東北一の展望 夢見心地

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku01.JPG
高さ180メートルを誇る仙台トラストタワー

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku02.JPG
市民向けイベントも開かれる最上階の宴会場

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku03.JPG

 高さ180メートル。東北で最も高いビル、仙台トラストタワーは2010年に完成した。高層ビルの増えた仙台市内でもひときわ存在感を放つ。

 外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」とオフィス、飲食店街が入る。富裕層の外国人旅行者を一手に集める一方、屋外広場で毎年開く「東北タイ×フェスタ」などのイベントも徐々に定着してきた。

 運営する森トラスト(東京)の松井徳彦仙台支店長は「完成10周年の来年は新しい価値を感じられる雰囲気が高まる」と話す。何やら仕掛けを構想中とのことで、楽しみにしている。

 晴れ渡った12月のある日、レストランと宴会場がある最上階(37階)に初めて上った。東は太平洋、西は蔵王連峰までくっきりと見える展望に圧倒された。ランチが付いた「天空ヨガ」が人気イベントだという。

 もう少し気軽に行けそうなのは26階のバーラウンジ「ホライゾン」。1、2杯だけなら数千円で、普段お目にかかれない夜景を堪能できそうだ。地上での日々に疲れたときに来ようかな。

(高橋一樹)

[仙台トラストタワー]仙台市青葉区一番町1の9の1。1〜5階の「トラストシティプラザ」には飲食店、診療所など21店舗、6〜24階のオフィスは65社が入る。25〜37階のホテルの客室は292室で、1〜3階に国際会議も行える大宴会場を備える。地下には459台分の駐車場がある。

3692荷主研究者:2019/12/29(日) 20:48:01
>>3639 >>3651
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191228_12004.html
2019年12月28日土曜日 河北新報
国内初、無垢材使い7階建てビル 仙台駅東口に建設へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191228kahoku01.JPG
JR仙台駅前に建設する無垢材使用の木造7階建てビル(中央)の完成予想図

 木造建築業のシェルター(山形市)は、柱やはりに無垢(むく)材を使った木造7階建てビルをJR仙台駅東口前に建設する。高層木造建築はこれまで、構造部に集成材を使う事例はあったが、無垢材で建てるのは国内初。強度と耐火性能を確保した。低コストで地元産材を活用できるメリットがあり、木材需要の拡大につなげたい考えだ。

 ビルは地上7階建てで高さ26.5メートル、延べ床面積1029平方メートル。仙台市宮城野区榴岡2丁目、仙台駅東口のタクシープール東側に建てる。用途はオフィスや住宅で、2020年5月着工、21年完成を予定する。

 木造建築の需要が公共施設から民間施設にも広がり、建設コストの削減が課題となる中、無垢材は集成材に比べて安いほか、集成材工場がない地域で地元産材の集成材を調達する際にかかっていた運搬コストも減らせるという。

 柱とはりには、複数の製材を金具で固定して1本にする「束ね材」の技術を活用。従来、高層建築に使われてこなかった手法で、同社が行った実証試験で必要な強度を確認した。

 高層建築には建築基準法で定める耐火性能が必要で、木材と石こうボードから成る同社開発の木質耐火部材「クールウッド」を採用。木材には東北産のスギやカラマツを積極利用する。

 同社は「地元の木材を使い、全国どこにでも建てられる木造ビルのモデルケースになる。杜の都の玄関口から木造建築の可能性をアピールしたい」としている。

3693荷主研究者:2020/01/12(日) 13:14:59

https://mainichi.jp/articles/20200104/k00/00m/040/019000c
毎日新聞 2020年1月4日 08時49分(最終更新 1月4日 09時09分)
宮城に多い環状交差点 日本一の理由とは
宮城県

震災の被災地では宮城県内で初めて新設される環状交差点(ラウンドアバウト)。右奥は亘理町役場新庁舎=同町悠里で2019年12月29日午後1時46分、滝沢一誠撮影

 宮城県亘理町に6日、信号機のない交差点「環状交差点」(ラウンドアバウト)が開通する。県内の東日本大震災の被災地では初の整備だが、環状交差点自体は県内で21カ所目。あまり見かけない形の交差点が宮城に日本一多い理由とは?

 環状交差点は交差部分が環状のロータリー型になっており、交差点に入る車両は進入口で一時停止し、ロータリー部分を時計回りに走って別の道路に抜ける。ロータリー部分の車の走行が優先され、左折のみで交差点を通過する仕組みだ。

 欧米では1990年代から普及が進み、日本でも2014年9月施行の改正道交法で導入が認められた。車同士が交差しないことから渋滞が少なく、重大事故の抑制も期待できるという。

 県警は14年の法改正直後、県内19カ所のロータリーを改良して環状交差点として整備。全国に約80カ所ある中で県内には20カ所あり、仙台市は11カ所、名取市も5カ所と突出している。今後も東松島市や山元町などで新設が計画されている。

 県内で環状交差点の整備が進む一因には、震災直後に停電で信号機が点灯せず、交通網が混乱した教訓がある。環状交差点は信号機がないことから、停電時でも安全に通行できる。亘理町の交差点は町役場新庁舎や防災広場に隣接することから、災害に強いとされる環状交差点が採用されたという。

 環状交差点は6日に開通式があり、亘理署による通行方法の説明や見本走行が行われる。

【滝沢一誠】

3694荷主研究者:2020/01/12(日) 13:16:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200104_12007.html
2020年01月04日土曜日 河北新報
仙台の中心商店街に大型モニター 2月本格稼働、観光案内や生活情報を配信

大型モニター「まちくるビジョン」の設置イメージ図

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街に今月、大型モニター「まちくるビジョン」(高さ3.2メートル、幅4.8メートル)が登場する。8商店街でつくる市中心部商店街活性化協議会が設置し、観光案内やニュース、天気などの生活情報を配信。広告媒体として収益にも結び付ける。20日をめどに試運転し、2月に本格稼働する。

 藤崎本館前のアーケード上部「空中ステージ」に、JR仙台駅側からの通行人が見やすいよう東向きに設置。青葉まつりや仙台七夕まつりなどのイベント期間を除き、午前8時〜午後8時に放映する。60分で一巡し、10分間のコンテンツごとに5分間のCMを流す。

 観光案内はモニターを起点に県庁や仙台駅、東北大といった近隣施設の場所と所要時間を紹介。商店街を通る動線を映像で示し、音声は英語で放送する。地震などの緊急時には災害対応画面に切り替える。

 設置場所は平日約3万7000人、休日約4万9000人が通る東西と南北のアーケードの結節点。協議会の石井光二事務局長は「旅行者は位置関係や距離感を知りたい。視覚と音声が果たす役割は大きい。国内外の観光客の拠点として、地域全体の回遊性を高めたい」と説明する。

 広告収入は運用費と商店街の活性化に充てる。昨年12月10日に藤崎本館の観光案内所に設置したAI(人工知能)搭載の観光案内電子看板と合わせて総事業費は約4500万円。うち3000万円に経済産業省、1000万円に仙台市の補助金を活用した。

3695荷主研究者:2020/01/12(日) 13:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_72003.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
次世代型放射光施設 東北の中小企業が熱視線 関連産業への参入視野に

次世代型放射光施設の基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

スプリング8を視察する東北の企業関係者ら=2019年12月17日、兵庫県佐用町

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設に対し、東北の中小企業が関心を高めている。先進地の視察や試験的な利用を通じて「巨大な顕微鏡」との距離を縮め、将来の利活用や関連産業への参入を視野に入れる。

 青森、岩手、宮城、秋田4県の製造業関係者ら約40人が昨年12月17日、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を視察した。広大な敷地に円形加速器(1周約1.4キロ)や放射光を取り込む57本のビームライン、測定装置などが並ぶ。

 「スプリング8は産業利用のバラエティーに富んでいる」。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの田中均副センター長が一行に説明する。企業や大学の研究者ら年間約1万6000人が利用し、低燃費タイヤ、虫歯に効くガムなどの成果が生まれている。

 自動車部品などを製造する岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の担当者は「微量の元素を測定できれば、技術力向上につながるのではないか」と印象を語る。

 東洋刃物(富谷市)は19年度、スプリング8を試験利用する仙台市の事業に名乗りを上げた。加工した刃の先端に生じる微小なささくれのような物「バリ」の硬さや大きさを解析する。

 高橋純也取締役は「バリを抑制、除去する方法を試行錯誤している。より高精度で高品質な刃物を提供したい」と説明。試験利用の結果を踏まえ、仙台の施設を活用するかどうか本格検討するという。

 青葉山キャンパスでは、19年度内に施設の基本建屋の建築が始まる見通し。東北大と産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)は昨年11月に共同研究部門を開設しており、計測技術の研究開発や人材育成などを目指す。

 施設周辺には研究開発拠点のほか、研究成果を製品化する生産施設が集積し、経済効果は10年間で1兆9000億円に上るとの試算がある。

 秋田県産業技術センター(秋田市)は18年、高エネルギー加速器産業への参入に向けて研究会を設立した。参画企業の一つで、スプリング8を視察した長沼製作所(にかほ市)の長沼彰社長は「地場の溶接技術で対応できる確信が持てた」と話し、次世代型施設の利用権付き出資への加入を前向きに検討する。

 センターの近藤祐治主任研究員は「東北は技術力のある企業がたくさんあるが、まだ多くは放射光利用に精通していない。研究機関などが企業の課題を知り、継続的にサポートすることで関わる企業が増えるのではないか」と見込む。

3696荷主研究者:2020/01/12(日) 16:21:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_13022.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
新車両は無塗装 仙台市地下鉄南北線に24年度登場

現行の1000N系車両。新型車両は塗装を抑制する方針で、外装の印象が大きく変わる可能性がある=仙台市太白区の市交通局富沢車両基地

 仙台市地下鉄南北線の新型車両が、2024年度にデビューする見通しとなった。市交通局が新型車両の仕様を固め、近く入札を実施、19年度内にメーカーに発注する。外装のデザインは「無塗装」を基本とし、オフホワイトで全面塗装した現行車両と大きく印象が変わる。1編成(4両)を追加し、全22編成を30年度まで7年間かけて順次、置き換える。

 新型車両はステンレス製か、近年主流のアルミ合金製を想定。外装デザインは塗装を極力抑え、東西線と似たような車体にする。車両基地に塗装ブースを設置する必要がなく、塗り直しなどのメンテナンス費用が少ない。車体の重量を軽くできるメリットもある。

 現行の1000N系車両は、全面塗装に濃淡2色の緑色の線が入る。緑色は南北線のシンボルカラーで、新型車両にどう引き継がれるかが注目される。各駅の可動式ホーム柵は高さが1.3メートルあり、車体の露出は側面上部に限られることも考慮するとみられる。

 具体的なデザインは受注メーカーが検討し、21年度ごろに決める見通しだが、市交通局は東西線の車両を検討した際と同様、ワークショップを開催するなど、市民のアイデアを反映させる仕組みを設ける。現行車両のデザインは10案の中から市民投票で決定した。

 車体の大きさは変わらない見込み。車内に電子広告(トレインビジョン)などを搭載するほか、現在は一部の車両にしかない車いす・ベビーカー用のスペースを全車両に配置する。

 性能面は、エネルギー効率の良いモーターの採用で省力化を図るほか、故障時のバックアップ強化のため制御装置を倍増する。

 現行車両は1987年7月、八乙女(泉区)-富沢(太白区)間開業と同時にデビュー。大規模改修を実施したが、鉄道車両の一般的な耐用年数は40年とされ、期限が2027年度に迫る。南北線の車両更新は開業以来初めて。市交通局は18年8月から新型車両の検討を進めていた。

 市交通局車両課の担当者は「これまでの南北線らしさを失わず、東西線を超える優れた性能の新型車両を目指したい」と意気込む。

[仙台市地下鉄南北線]1992年7月に全線開業。泉中央(泉区)-富沢間の14.8キロを結ぶ。全17駅。1日平均19万5386人(2018年度)が利用する。車両の塗装は「杜の都」をイメージ。現行の1000N系車両は初代1000系車両を03〜13年度に改修し、冷房装置の新設、行き先表示などの発光ダイオード(LED)化を図った。1988年、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれた。

3697荷主研究者:2020/01/12(日) 16:37:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200109_11010.html
2020年01月09日木曜日 河北新報
宮城県の人口、4年連続減 19年10月現在230万3160人、6市町村は増

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 宮城県が発表した県内の推計人口年報(2019年10月1日現在)によると、総人口は230万3160(男112万5097、女117万8063)だった。前年比1万59人(0.43%)減で、4年連続のマイナスとなった。

 市町村の増減率は高い順にそれぞれ表の通り。増加は6市町村で、増加率が最も高かったのは名取市の0.84%(660人)。大衡村の0.74%(43人)、大和町の0.23%(65人)が続いた。

 減少は29市町。減少率トップは南三陸町の2.74%(316人)。次いで丸森町の2.28%(299人)、蔵王町の2.20%(260人)の順だった。

 減少数の最多は石巻市の1776人(1.24%)。大崎市の1435人(1.10%)、気仙沼市の1284人(2.07%)、栗原市の1209人(1.82%)なども多かった。

 人口動態は自然増減が9708人減(出生1万5498人、死亡2万5206人)となり、15年連続で減った。社会増減は351人減(転入11万616人、転出11万967人)で3年連続の減少となった。

3698荷主研究者:2020/01/26(日) 11:59:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200110_11008.html
2020年01月10日金曜日 河北新報
宮城県民会館・県美術館移転案 仙台市、条例で床面積1万平方超を規制

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移転先の仙台医療センター跡地。住宅地が近く、大規模集客施設の立地規制がある=仙台市宮城野区宮城野2丁目

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 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を移転・集約する県の方針案を巡り、市が新たに整備される施設の「規模」を注視している。移転先となる宮城野区の仙台医療センター跡地には市条例の立地規制があり、床面積の合計が1万平方メートルを超える大規模集客施設は建てられない。市長や市都市計画審議会が認めれば可能だが、周辺環境に影響を及ぼす恐れがあり、慎重に推移を見守る。

 市は2008年、市特別用途地区建築条例に基づき、当時の医療センター敷地(約5万4500平方メートル)を含む銀杏町地区を「大規模集客施設制限地区」に指定した。住宅地があることなども考慮し、劇場や映画館、飲食店、店舗など大型施設の立地を規制した。

 条例はホールを含む劇場の場合、施設全体の延べ床面積ではなく、客席部分の総床面積を基準にする。ステージやロビーなどは対象から外れる。複合施設の場合は、エリア内の合計面積が規制の基準になる。

 県の方針案は、医療センター跡地に新県民会館と新県美術館、駐車場、屋外広場、民間活用エリアを設ける。美術館は大規模集客施設に含まれないが、新県民会館や民間活用エリアは、施設規模によっては規制対象になる恐れがある。

 県は、新県民会館のメインの劇場型大ホールを2000〜2300席と想定する。東京・赤坂にあるサントリーホールは、大ホール(2006席)の客席部分の床面積が1944平方メートル。新県民会館が同程度の規模であれば立地可能だ。

 今後、県の方針が固まり、床面積が1万平方メートル超になった場合も、市長が「公益上やむを得ない」と判断するか、市都市計画審が認めれば制限地区の指定が一部解除され、実現できる。

 市都市整備局の担当者は一般論と断った上で「良好な都市環境が形成されないと判断すれば、都市計画審の議題にすらならない。条例に抵触しない施設であっても市との協議は不可欠。無条件に建てられるわけではない」と話した。

3699荷主研究者:2020/01/26(日) 12:21:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54206800Z00C20A1L01000/
2020/1/11 2:00 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台に3年ぶり新規オフィス、企業誘致の起爆剤に
(東北2020)

3700荷主研究者:2020/01/26(日) 12:27:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200111_12001.html
2020年01月11日土曜日 河北新報
ダイワロイヤルが仙台に2店目ホテル 3月開業

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200111kahoku02.JPG
ダイワロイネットホテル仙台一番町の外観イメージ

 ビジネスホテルを展開するダイワロイヤル(東京)は3月19日、仙台市青葉区に「ダイワロイネットホテル仙台一番町」をオープンさせる。宮城県ではJR仙台駅東口に2010年開業したダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)に続く2店舗目。

 地上11階、延べ床面積約5370平方メートル。客室124室のうち約6割の70室をツインに設定。ビジネス客のシングル利用が中心の東口の既存店と差別化を図る。フロントは2階で、1階はコンビニエンスストアとレストランが入る。

 客室や外観のデザインは、広瀬通のイチョウ並木、仙台の伝統工芸「埋もれ木細工」などをイメージ。訪日外国人旅行者(インバウンド)需要も取り込む。

 同社ホテル事業部の石原邦彦統括支配人は「仙台は複数のホテルを整備する重要拠点。市中心部の良好な立地で、価値のあるサービスを提供したい」と話す。

3701荷主研究者:2020/01/26(日) 13:55:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200116_11032.html
2020年01月14日火曜日 河北新報
仙台駅西口の青葉通を広場化 市が検討、車両通行止め緑地に

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仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

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広場化が検討されている仙台駅西口の青葉通=仙台市青葉区中央1丁目

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 仙台市がJR仙台駅西口の青葉通(青葉区)の一部区間を通行止めにし、屋外広場を整備する方向で検討していることが分かった。昨年10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環。旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地などの関係者の協力も得て、沿道の再開発事業と連動させた整備構想を描いている。実現すれば「東北の玄関口」は大きく姿を変えることになる。

 構想によると、青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間を屋外広場にする。

 市が作成したイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線ずつある車道部分を一部緑地化。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。旧さくら野百貨店やGSビル跡地は、商業施設やオフィスが入る複合ビルの立地を想定する。

 広場の整備は、沿道の民間再開発と一体で実施する。その場合、市は広場整備を「都市貢献」と位置付け、都心再構築プロジェクトのメニューを適用。新築するビルの容積率を最大2倍緩和する。

 GSビル跡地では、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討中。旧さくら野百貨店は複数の地権者が関係するが、再開発に向けた協議が始まっている。市は地権者や開発事業者らに広場の構想を既に説明していて、おおむね好意的に受け止められているという。

 一方、仙台駅に直結する青葉通の一部は車両が通行できなくなる。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になる。

 市は広場を整備する区間の交通量調査に近く乗り出し、車両通行止めにした場合の影響などを検証する。

 市都市整備局幹部は「青葉通の広場化と沿道の再開発で、駅西口に東北の中枢を担う商業・オフィス機能を集積させるとともに、交流やにぎわいを生むエリアに一新したい」と語る。

 広場構想は2018年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」でも提案されている。

3702荷主研究者:2020/01/26(日) 14:23:53
>>3701
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200115_11019.html
2020年01月15日水曜日 河北新報
青葉通屋外広場化構想 仙台市長「駅前をわくわくする空間に」 整備の意義強調

 郡和子仙台市長は14日、JR仙台駅西口の旧さくら野百貨店仙台店前の青葉通(青葉区)を通行止めにし、屋外広場を整備する市の構想に関し「仙台駅前は東北の玄関口。多くの皆さんが集まり、わくわくする空間であることが大切との思い」と意義を強調した。

 市は都心再構築プロジェクトの一環として、旧さくら野百貨店や向かい側のGSビル跡地などの再開発と連動を図り、青葉通の屋外広場化の実現を目指す。

 郡市長は「具体の話はまだまだ」としながら「杜の都は仙台のよく知られた都市個性。駅前は交流拠点として新たなにぎわいの創出を目指さなければならず、緑あふれる広場がすてきではないか」と説明した。

 都心再構築プロジェクトは2030年度までが期間。屋外広場化の時期に関し「できるだけ早めに、いろいろなことが見えてくればいい」と語り、30年度までの実現に期待を寄せた。

 「駅へのバスの乗り入れなど(実現するとなると)大きな影響が出てくる」と課題も指摘。新年度、本格的な交通調査に乗り出す方針を示し「交通関係者、利用者に丁寧に話をしながら進める。市民も意見を寄せてほしい」と呼び掛けた。

3703荷主研究者:2020/01/26(日) 14:27:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54414330V10C20A1L01000/
2020/1/15 16:55 日本経済新聞 東北 宮城
20歳代の就職支援のジェイック、仙台に拠点

3704荷主研究者:2020/02/02(日) 22:29:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_13033.html
2020年01月17日金曜日 河北新報
仙台市人口21年にも減 19年の自然減加速は2.5倍に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200117kahoku01.JPG

 仙台市の2019年の人口動態で出生数が死亡数を1270人下回り、3年連続の自然減となったことが16日、分かった。18年の自然減は506人で減少幅は約2.5倍に拡大した。転入数が転出数を上回る社会増はあったが、人口増加数は12年ぶりに2000人を割り込んだ。今後、同じ規模で自然減が拡大した場合、21年には人口減少局面に突入する可能性がある。

 市によると、出生数と死亡数の推移はグラフの通り。19年は出生7861人、死亡9131人だった。18年比で出生が634人少なく死亡が130人多くなり、自然減は764人に拡大。出生が8000人を下回ったのは、丙午(ひのえうま)の影響を受けて落ち込んだ1966年以来となる。

 出生数は2014年から減少、死亡数は13年から増加が続く。17年に初めて出生が死亡を下回り96人の自然減となった。減少数は18年に大きくなり、19年は落ち込みがさらに加速した。

 区別の自然動態は、青葉699人減(18年は469人減)、宮城野161人増(333人増)、若林27人増(95人増)、太白323人減(144人減)、泉436人減(321人減)。青葉、太白、泉で減少幅が広がり、若林と宮城野で増加幅が小さくなった。

 19年の社会動態は県内の他市町村への転出が鈍化したため、18年を199人上回る2745人増だったが、自然減と相殺した全体の人口増加は565人少ない1475人にとどまった。2000人を下回ったのは07年以来となる。

 今後、19年と同じペースで毎年764人ずつ自然減が大きくなり、2700人の社会増が維持されたと仮定すると、21年には人口が減少に転じるとみられる。

 市政策企画課の松田智子課長は「自然減の拡大は今後も続くだろう。若い世代が働きたい、子育てしたいと思える施策を展開し、どれだけ社会増を維持できるかが課題だ」と指摘する。

3705荷主研究者:2020/02/02(日) 22:45:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200118_12020.html
2020年01月18日土曜日 河北新報
サイボウズが路面店 仙台・花京院に新オフィス

 ソフトウエア開発のサイボウズ(東京)は仙台オフィスを仙台市青葉区中央から同区花京院に移転し、17日、開所式を開いた。関係企業など25社の約50人が参加した。

 新オフィスは広さ約187平方メートルで、同社初となる路面店。約30人収容のセミナールームやウェブ会議用の部屋を併設し、同社の製品を販売する地元企業がイベントや商談などに無償で利用できるようにした。

 青野慶久社長は「新オフィスは路面店で入りやすく、看板で社名も覚えてもらいやすくなる。パートナーの企業にも気軽に使ってほしい」とあいさつ。主力のクラウドサービス「kintone(キントーン)」に触れ「導入した東北の企業で組織改善の事例がたくさん生まれており、広げていきたい」と語った。

3706荷主研究者:2020/02/02(日) 22:46:15

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200118-451477.php
2020年01月18日 08時00分 福島民友新聞
常磐線・3月14日全線復旧 特急ひたち3往復、普通列車11往復

試運転で双葉駅に到着した列車=2019年12月18日撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴い不通となっているJR常磐線の富岡―浪江間(約20.8キロ)について、JR東日本は17日、3月14日に運行を再開すると正式発表した。常磐線は約9年ぶりの全線復旧となる。復旧区間では普通列車が1日11往復するほか、品川・上野―仙台間を直通する特急「ひたち」が3往復する。避難指示の解除などで帰還する沿線自治体の住民の利便性向上が期待される。

 政府の原子力災害対策本部は17日、常磐線の全線復旧に合わせ、沿線の双葉、大熊、富岡3町の帰還困難区域など一部地域の避難指示の解除について正式決定した。双葉町の双葉駅周辺などは3月4日午前0時、大熊町の大野駅周辺は同5日午前0時、富岡町の夜ノ森駅周辺は同10日午前6時にそれぞれ解除する。JR東は駅舎や線路の復旧、除染が完了したことを受け、2019年12月に試運転を始めていた。

 特急列車は勿来―相馬間の県内28駅のうち、広野、富岡、大野(大熊町)、双葉、浪江、原ノ町(南相馬市)など11駅に停車。普通列車は全28駅に停車し、3月14日から常設駅となる「Jヴィレッジ駅」(楢葉町、広野町)にも全て停車する。

 ただ双葉郡内にある広野駅を除く8駅は無人駅となるため、JR東は管内で初となるオペレーターの操作支援機能などを備えた「話せる指定席券売機」を広野、富岡、大野、双葉、浪江の各駅に導入する。

 「帰還困難」初の解除

 双葉町での避難解除は初めてで、原発事故に伴う「帰還困難区域」の解除も初めて。対象は帰還困難区域のうち、再び人が住めるように整備する特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部と、避難指示解除準備区域。復興拠点の解除範囲はJR双葉駅や駅東側に整備される広場、役場機能の一部を再開するコミュニティーセンターなどで、双葉駅と避難指示解除準備区域を結ぶ町道も解除される。

 大熊町は大野駅周辺の解除とともに、昨年4月に先行解除された大川原地区と同駅を結ぶ町道なども通行可能になる。富岡町は夜ノ森駅東側の帰還困難区域のうち町道と県道合わせた約1.1キロが解除される。

 また双葉、大熊両町では復興拠点内に自由に立ち入りができるように規制が緩和される。範囲は双葉町が復興拠点全域、大熊町が大川原地区に隣接する一部。

3707荷主研究者:2020/02/02(日) 23:15:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12001.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台の家賃相場 地方5都市比較でトップ 復興需要が影響?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200121kahoku01.JPG

賃貸相場を路線図に加えたマップ

 賃貸マンション管理の長谷工ライブネット(東京)は地方中核5都市(仙台、札幌、広島、福岡、北九州)のJRや私鉄、地下鉄など駅別の家賃相場をまとめた。各都市の世帯タイプ別の最高値を比べた結果、仙台が単身と2人世帯でトップとなった。東日本大震災の復興需要の影響で地下鉄沿線を中心に賃料が高止まりしていることが原因とみられる。

 各都市のタイプ別の最高値は表の通り。

 1K、1DKなど単身タイプの1位は、仙台の広瀬通(青葉区)の7万3000円だった。勾当台公園(同、7万2000円)、北四番丁と五橋(ともに同、7万円)も高く、東海圏トップの名古屋(名古屋市、7万2000円)に並ぶ水準だという。

 1LDKなど2人世帯タイプも広瀬通が10万1000円で最高だった。仙台では、勾当台公園の9万6000円、青葉通一番町(青葉区)と宮城野通(宮城野区)の9万4000円が続いた。

 広島がトップとなった2LDK以上のファミリータイプでは北四番丁(青葉区、14万8000円)が2位となった。北仙台(同、14万7000円)、仙台とあおば通(ともに同、14万1000円)も高水準だった。

 同社の担当者は「震災後、復興事業の関係者や被災者が一気に流入したことで、仙台の家賃相場が高騰したのではないか」と説明。市中心部に需要が集中しているという。

 同社は初めて地方中核都市を対象に、19年1〜12月の賃貸募集データ約15万件を調査。計43路線、延べ324駅の相場をまとめた。各駅の相場を記したマップを作製し、取引先のマンション所有者が賃料を決めたり、法人が社宅を借り上げたりする際の参考にしてもらう。

3708荷主研究者:2020/02/02(日) 23:16:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12038.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台駅にインバウンドステーション スタッフ常駐し観光案内

 JR東日本仙台支社は21日、仙台駅2階コンコースに訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの案内などを行う「インバウンドステーション」を開設した。英語や中国語を話すスタッフ3、4人が常駐して対応する。設置は2月29日まで。

 観光・交通案内、駅内の飲食店の紹介に加え、体験型ツアーの販売も行う。駅内の土産店巡り、周辺でのはしご酒といった当日申し込みで参加できるプログラムから1泊2日の旅まで、約50メニューを用意した。訪日客向けだが、日本人も参加できる。

 営業は午前8時〜午後8時。仙台支社は今回の状況を踏まえ、秋以降の常設化も検討する。

3709荷主研究者:2020/02/02(日) 23:21:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200122_12029.html
2020年01月22日水曜日 河北新報
仙台港のコンテナ貨物取扱量、5年連続最多更新 中国航路新設で輸入増

 仙台港の2019年のコンテナ貨物取扱量が約28万9000個(速報値、20フィートコンテナ換算)となり、5年連続で過去最多を更新したことが21日、宮城県のまとめで分かった。18年を約1万1000個上回る見通しだ。

 県によると、18年(27万8179個)比では約4%増加した。東日本大震災前で最多だった10年(21万6345個)からは約32%増えた。

 輸入が堅調に伸びた。上海など中国沿岸部を直接結ぶ国際コンテナ定期航路が18年12月に新設され、電気機械や家具、鋼材などの輸入量が増えた。韓国からの輸入も底堅く推移した。

 輸出は北米向けの貨物量が減少した影響などで18年の実績を割り込む見込みだが、輸入の増加が取扱量全体を押し上げた。

 仙台港では高砂コンテナターミナルの拡張工事が進んでいる。4月には用地約6ヘクタールの使用が暫定的に始まる見込みで、取扱量の増加や荷役作業の効率化などが期待されている。

 県港湾課の担当者は「中国航路の増加が大きな要因。取扱量の上積みに向けて輸出貨物の掘り起こしに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は震災があった11年に前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだ。復旧復興事業に伴う建材建材需要の高まりで、12年は17万6629個と急回復した。

3710荷主研究者:2020/02/03(月) 21:15:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200123_13026.html
2020年01月23日木曜日 河北新報
仙台・燕沢で乗り合い交通実証運行へ 本格導入に向け最終段階

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は22日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の実証運行に乗り出す方針を決めた。本格導入に向けた最終ステップとなる。市が一新する地域交通の支援制度を活用し、4月から1年間実施する。2月14日の市地域公共交通会議で関係機関の合意を得る。

 検討会によると、4月1日〜来年3月31日の月、水、金曜の週3回運行する。夏季(4〜9月)は1日8便、冬季(10〜3月)は6便。ルートは現在実施中の試験運行と同じで、仙台オープン病院を起終点に地区内を回る。停留所は1カ所増やし、29カ所とする。

 運賃は1回200円均一を維持する。市が4月に始める「地域交通乗り乗り事業」を活用し、70歳以上の高齢者と障害者に割引運賃を導入。1回100円とし、差額は市の補助金を充てる。市の支援はないが、小学生以下の子ども運賃(1回100円)も新設する。

 市の支援制度は実証運行の場合、収支率(運行経費に占める運賃、協賛金、グッズ販売など収入の割合)20%達成で、本格運行に移行できる。検討会は1日の利用者を夏季40人、冬季30人と想定し、協賛金や寄付金なども合わせ、収支率は20%を超えると見込む。

 のりあい・つばめは2018年10〜11月、試験運行の第1弾に取り組み、収支率24.8%で目標20%を達成した。第2弾は19年4〜9月に実施し、目標の30.0%に到達。実証運行に移行する条件をクリアした。

 19年10月から冬季の利用状況を把握するため、第3弾の試験運行を20年3月まで実施している。今月17日現在、利用者は1日平均24.5人にとどまり、目標の36人に届いていない。

3711荷主研究者:2020/02/16(日) 11:42:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200128_13032.html
2020年01月28日火曜日 河北新報
JR仙台駅西口バスプール 新ターミナル一部利用30日から

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku02.JPG
30日に一部利用を開始する新バスターミナル

 仙台市は30日、JR仙台駅西口バスプールの拡張工事に伴い、北側に新設したバスターミナルの一部利用を始める。ペデストリアンデッキにつながる西側エレベーターの稼働を開始し、既存のバスターミナルの一部乗り場を移設する。

 30日以降のバスプールは地図の通り。新ターミナルの乗り場は片側のみで、当面は中央ターミナルとの間に乗り場は設けず、幅5メートルの仮設通路を設置して行き来できるようにする。

 東側エレベーターは当面、ペデストリアンデッキと市地下鉄仙台駅の改札階を直通で結び、途中のターミナルでは乗り降りできない。西側に整備された階段を利用し、改札階まで行けるようにする。

 中央ターミナルは引き続き、西側エレベーターを休止する。改札階につながる西側階段はエスカレーター設置工事のため、来年3月末まで通行止めにする。

 エレベーターの長期休止で、高齢者や車いす利用者は中央ターミナルへの移動が不便だったが、新ターミナルの西側エレベーターを使い、移動しやすくなる。

 一方、中央ターミナルと地下鉄改札階の移動は当面の間、新ターミナルを経由しなければならなくなる。

 バス乗り場は中央ターミナルの桜ケ丘方面、泉ビレジ方面、国見ケ丘方面の3カ所を新ターミナルに移動。野草園行き、東北工大長町キャンパス行き、長町営業所行きは南側ターミナルに乗り場を変更する。泉区、富谷方面も南側ターミナル内で乗り場が変わる。

 バスプールの拡張工事は2016年度に始まり、22年3月の整備完了を目指す。市は高齢者や障害者の利便性を高めるため、中央ターミナルの東側階段にエスカレーターも設置する。

 市北道路建設課の担当者は「利用者にはもうしばらく迷惑を掛けるが、拡張工事が完了すれば、バスプールのバリアフリーは格段に進む」と理解を求める。

3712荷主研究者:2020/02/16(日) 11:59:39

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/5644/
2020-01-29# 物件 みやぎ建設新聞(大崎・栗原)
大崎市/JR塚目駅の移転計画案を公表/22年度から設計着手へ/建設地は郷北公園、事業費約15億円

 大崎市は、古川地域に位置するJR陸羽東線塚目駅の移転に向けた整備方針案を公表した。それによると、駅舎に駅前広場など含めた整備事業費に15億5100万円を試算。今後、JR東日本や県と協議を進め、2022年に設計を発注し、23年度の着工を目指す。

 塚目駅は、JR陸羽東線古川駅の西方約2・7㌔㍍に位置する1960年に開設された古川駅管理の無人駅。近隣には大崎高等技術専門校や大崎市民病院が立地し、駅利用客の増加が進む一方、駅舎の老朽化が進む上、バリアフリーにも対応していないため、移転整備を計画した。

 2018年度には、市との協定締結によりJR東日本が移転候補地の選定などを行う基本計画調査を実施。現塚目駅から400㍍東側に位置する古川穂波地内の郷北公園用地を最も有力な候補地として挙げている。

 ここは、宮城県が整備中の都市計画道路稲葉小泉線に直接アクセスすることが可能なほか、駅移転により大崎市民病院との距離が近くなるため、地域住民の生活機能充実が期待されることなどが大きな理由となった。

 新たな駅舎は、ホームの構造を桁式とし、ホーム長85㍍以上、ホーム高9・2㍍、ホーム幅員は中央部3㍍以上、端部2㍍以上、ホーム上屋は20㍍(1両分)の規模で建設する。駅舎関係(駅舎、運行システムの改修、既存駅舎の撤去等)はJR東日本、駅前の駐輪場や公衆トイレ等は大崎市がそれぞれ施工を担当する。また、駅前広場や接続道路等については、宮城県事業として実施するよう要望協議を進めているところ。

 事業費は、駅舎関係として駅舎の設計費に3000万円、駅舎新設に3億円、システム改修費に3億5000万円、既存駅舎撤去に6500万円の計7億4500万円、駅前広場関係として広場・道路等の設計費に3600万円、駐輪場、公衆トイレの整備費に1億円、接続道路の整備費に5億5000万円、代替公園の整備費に1億2000万円の計8億0600万円で、全体では15億5100万円を試算している。

 今後の事業スケジュールは、市の移転整備の意思決定や移転方針についての地域住民説明会などを21年度まで行い、22年度に設計、23年度に工事、25年3月から新駅舎の供用開始を予定している。

3713荷主研究者:2020/02/16(日) 12:01:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200129_11027.html
2020年01月29日水曜日 河北新報
勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う

 仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。

 一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。

 まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。

 歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。

 歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。

 郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した。

3714荷主研究者:2020/02/16(日) 12:17:01

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020013001211&g=eco
2020年01月30日17時54分 
新生銀、仙台と広島の4拠点閉店 7月31日付で

 新生銀行は30日、仙台市と広島市にある法人、個人向け計4拠点を7月31日付で閉店すると発表した。利用客の減少などを踏まえ、店舗網のスリム化を図る。今後、法人顧客には本店や大阪支店の行員が対応。個人顧客はコールセンターやインターネットバンキング、提携現金自動預払機(ATM)などでサービスを継続する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55051900Q0A130C2EE9000/
2020/1/30 20:00 日本経済新聞
新生銀、7月に仙台・広島の2支店を閉鎖へ

3715荷主研究者:2020/02/16(日) 12:25:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200130_12004.html
2020年01月30日木曜日 河北新報
仙台に新オフィスビル「花京院テラス」完成 中規模以上は3年ぶり

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku01.JPG
仙台市中心部では3年ぶりの新規オフィスビル供給となった仙台花京院テラス=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku02.JPG

 仙台市青葉区花京院1丁目に東京建物(東京)のオフィスビル「仙台花京院テラス」が完成し、29日に記念式典があった。市中心部の中規模以上のオフィスビルの供給は2017年4月の野村不動産仙台青葉通ビル(青葉区中央3丁目)以来、約3年ぶり。高まるオフィス需要を受け、満室での稼働となった。

 花京院テラスは鉄骨9階で延べ床面積約5800平方メートル。1階は店舗、2〜9階はオフィスが入る。関係者によると、カード会社と通信関連会社のコールセンターなどが入る。

 全面ガラス張りのフロアからは北隣の花京院緑地を望める。屋上テラスには植栽を施し、椅子や机を設置した。事業継続計画(BCP)対策として壁などを強化し、耐震基準の1.5倍を確保。停電に備え2回線の受電方式を採用し、屋上に72時間運転できる非常用発電機を設置した。

 東京建物は09年、青葉区中央1丁目に東京建物仙台ビル(地上20階)を稼働させており、市内のオフィスビルとしては2棟目となる。

3716荷主研究者:2020/02/16(日) 14:27:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55231510U0A200C2L01000/
2020/2/4 16:13 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、次世代放射光施設の利用促進 分析企業と連携

3717荷主研究者:2020/02/16(日) 14:34:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11033.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
音楽ホール移転、県民会館跡地は候補外 仙台市長「敷地狭い」

東京エレクトロンホール宮城

 郡和子仙台市長は4日の定例記者会見で、県が移転方針を打ち出した東京エレクトロンホール宮城(青葉区、県民会館)跡地に、音楽ホールを建設する可能性に関し「2000席規模を想定している。敷地面積が足りない」と否定した。

 郡市長は「市が定禅寺通活性化を進める中、跡地はにぎわい創出に資する施設が望ましい」と期待しながらも、県も2000席規模の新県民会館を目指している点に触れ「跡地に建てられるのであれば、県がそうしただろう」と指摘した。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は候補地として、青葉区の公園や広場など7カ所を公表したが、県民会館跡地は含まれていない。

 1月31日の県市調整会議で、村井嘉浩知事が県美術館(青葉区)の移転方針案を巡り「建物と中の美術品は別物」と、展示・収蔵物のみの移転に言及したことに関しては疑問を呈した。

 「知事の考え方も一つだろうが、美術館の在り方として、どういうものを展示・収蔵し、どういう空間を与えるべきか考えると、建物と美術品は一体的なものだろう」と強調した。

 調整会議の成果に関しては「関心が高いテーマを公開の場で議論できたことは良かった。知事には物事を丁寧に進める姿勢を打ち出してもらい、仙台市の立場はくみ取っていただけたと思う」と手応えを示した。

3718荷主研究者:2020/02/16(日) 14:36:00
>>3278-3279 >>3479
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11022.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
「仙台東道路」の整備、宮城知事ら国交副大臣に要望

 村井嘉浩宮城県知事は4日、仙台東部道路と市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路「仙台東道路」を早期に整備するよう国土交通省に要望した。青木一彦国交副大臣は事業の具体化に向け、ルートを複数案提示する考えを示した。

 知事は「東部から市中心部に向かう道路は慢性的に渋滞が起き、移動に時間がかかっている」と指摘し、整備の必要性を強調した。国道4号仙台バイパス拡幅事業の区間拡大も求めた。要望には高橋新悦仙台市副市長が同席した。

 青木氏は「渋滞緩和はしっかりやらないといけないとの思いだ。(仙台東道路に関する)ルートやコストを示した上で、県などと相談して取り組みたい」と応じた。

3719荷主研究者:2020/02/16(日) 15:29:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55394150X00C20A2L01000/
2020/2/7 18:23 日本経済新聞 東北 宮城
仙台中心部のオフィス空室率、4カ月連続上昇

3720荷主研究者:2020/02/16(日) 15:30:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_12026.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>定期路線再開3ヵ月 タイ人増加、攻めの誘客 仙台のホテル

バンコク発の第1便から仙台空港に降り立った観光客ら。インバウンド拡大の起爆剤として期待を集める=昨年10月30日

 仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が昨年10月下旬、5年ぶりに就航を再開してから3カ月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響は見通せないが、仙台市内のホテルでは11月以降、タイ人宿泊者数が増加。各ホテルは台湾などに続く訪日外国人旅行者(インバウンド)の柱にしようと策を巡らせる。(報道部・天艸央子)

■前年同期の5倍

 ホテルメトロポリタン仙台(青葉区)は昨年11、12月のタイ人宿泊者数が2000人を超えた。「前年同期の5倍。直行便就航以降、目に見えて増えている」と林健一総支配人は語る。

 同ホテルは5年前から年に1回、日本政府観光局(JNTO)主催の現地旅行会社向け商談会に参加してきた。林総支配人は「就航が決まってすぐに団体旅行の予約が入り始めた。商談会で得たネットワークが顕著な実績につながっているようだ」と分析する。

 郊外型リゾートホテルの仙台ロイヤルパークホテル(泉区)は、タイからの個人客が増えた。12月は前年の5倍以上となり、初めて台湾人客を超えた。

 個人客の誘致には、会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信がカギを握る。同ホテルは、SNSで影響力を持つ現地の「インフルエンサー」を活用したプロモーションに力を入れてきた。

 「団体も伸びているが、個人客が上回る。写真や映像を駆使したPRの効果が表れている」と広本浩二総支配人は話す。

 個人客中心のビジネスホテルでもタイ人宿泊者の数は着実に増えている。

 JR仙台駅東口にあるダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)の主戦場は、専ら海外向け宿泊予約サイトだ。「まずは旅行者の目に留まり、宿泊してもらうことが重要」と楠茂樹支配人は説く。

 タイ人が閲覧するページでは価格が10%値引きされるよう、ターゲットを絞った戦略を展開する。楠支配人は「タイは口コミが物を言う。評価や口コミで実績が上がれば、安定して予約が入るようになる」と語る。

■表記整備が課題

 仙台市がまとめた2018年の市内の外国人宿泊者は過去最多の20万4340人。トップの台湾は前年比38%増の8万8150人だった。タイは18%増の1万1554人で中国に次ぐ3位。定期路線再開でタイが台湾に次ぐ存在になる可能性もある。

 一方、仙台との定期便は台湾の週19往復(3月29日以降は17往復)に対し、タイは3往復。各ホテルとも「増便しない限り、台湾の旅行者数を超えることはない」と口をそろえる。施設やウェブサイトのタイ語表記の整備も課題となる。

 団体客が好調なホテルメトロポリタン仙台の林総支配人は「団体の次はリピーターの個人客が増えるだろう。タイ語表記なども充実させ、よりきめ細かいサービスにつなげたい」と先を見据える。

3721荷主研究者:2020/02/16(日) 15:39:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_13020.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
仙台バイパス燕沢-鶴ケ谷間 今秋6車線化

 東北地方整備局は6日、仙台市宮城野区の国道4号燕沢-鶴ケ谷間1.8キロで進めている6車線化工事が、今年秋に完了する見通しになったと発表した。渋滞が緩和され、物流の効率化が期待される。

 市内の国道4号は渋滞が慢性化し、整備局は若林区卸町と鶴ケ谷の6.0キロ区間で、4車線から6車線への拡幅工事を1989年度から進めている。苦竹インターチェンジ(IC)-燕沢間の2.8キロは工事が完了。残りは苦竹ICから卸町までの1.4キロとなる。

 村井嘉浩知事は「地域の経済活性化や観光振興に寄与すると期待している」との談話を発表。郡和子仙台市長は「物流拠点の仙台港や東部地区へのアクセスが向上する」とのコメントを出した。

3722荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3723荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3724荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:10

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3725荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:59

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3726荷主研究者:2020/02/27(木) 21:29:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200210_13037.html
2020年02月10日月曜日 河北新報
仙台パルコとパルコ2、今春改装 7店が東北初進出

展示会などのイベント会場として本館6階に設ける「スペース6」のイメージ図(パルコ仙台店提供)

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口に立地する仙台パルコ本館とパルコ2が今春、計約1100平方メートルを改装する。東北初進出の7店がオープン。本館6階にイベントスペース「スペース6(シックス)」を設け、5階の「スペース5(ファイブ)」を増床移転する。

 東北初出店は、東映アニメーション(東京)による「エルビーポップアップシアター」、バングラデシュやネパールの素材を使った雑貨店「マザーハウス」、韓国のアーティスト「BTS(防弾少年団)」がデザインした雑貨を扱う「シャイニーライン」など。

3727荷主研究者:2020/02/27(木) 21:55:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12019.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
仙台のビッグ企画が破産申請へ 負債11億円

 プラモデルなどの販売店「ビッグサンダー」を経営していたビッグ企画(仙台市)は12日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約11億円。

 仙台支店によると、同社は1983年に自動車用品販売会社の子会社として設立され、99年に親会社役員だった現代表が買収した。法人向けのトナーリサイクル事業を主力としつつ、プラモデルやフィギュアを扱う店舗を経営。2018年11月期の売上高は約5億6000万円だった。

 近年は収益性が低下し、複数の金融機関から資金調達したため債務が膨らんでいた。借り入れの際に決算書を粉飾していた可能性があるという。事業停止は今月10日付。

3728荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12004.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
放射光利用促進へ向け、仙台市が分析2社と連携

放射光施設の利用促進に向け、協定書を取り交わした(左から)佐々木氏、松本氏、郡市長

 仙台市は12日、2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進に向け、測定結果の解析ができる「分析会社」2社と連携協定を結んだ。放射光施設の活用ノウハウがない中小企業による利用の支援に共同で取り組む。

 協定を結んだ2社は日産アーク(神奈川県)と日東分析センター(大阪府)。市は本年度、東北の中小企業を対象に大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を産業利用してもらう事業をスタート。新年度は対象を全国の事業者に拡大し、2社を含む分析会社の活用も呼び掛ける。

 市役所であった締結式で、日産アークの松本隆常務は「東北の放射光施設は世界で最も使いやすい仕様や運用となった。ただ、企業だけで実験や解析、データの解釈を行うには限界がある」と述べ、市に連携を呼び掛けた経緯を明かした。

 日東分析センターの佐々木康行管理部長は「市の事業を通じ、波及効果のある事例を創出したい。自社でも放射光施設活用の知見を蓄積する」と語った。

 市は連携を足掛かりに、2社の取引先を含め、全国の企業に地元施設を利用してもらうことを期待する。

 郡和子市長は「測定分析の知見を持つ企業と連携できて心強い。次世代放射光施設が産業分野で大きな力を発揮できることを広く知ってもらえる」と話した。

3729荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12003.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
ケーヒンが新工場整備で宮城県、村田町と協定 地元雇用確保など6項目

協定を締結した(左から)村井知事、相田社長、大沼町長

 ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)は12日、宮城県村田町に整備する新工場に関し、県、町と協定を結んだ。同社は昨年6月に村田工業団地の既存工場を取得済みで、2020年中に改修工事に着手、22年をめどに稼働させる。3者は連携して地元雇用の確保などに取り組む。

 協定は(1)県、町は工場整備や稼働に必要な許認可などの手続きで協力する(2)ケーヒンは工場の周辺環境の保全、公害防止に努める(3)ケーヒンは地元雇用に配慮し、県と市は従業員確保に協力する-など6項目を盛り込んだ。

 新工場は、宮城製作所IPM工場(角田市)で生産する電動車用の電子制御装置「パワーコントロールユニット」(PCU)を増産し、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの需要増に対応する。

 取得した既存工場は鉄筋鉄骨3階で延べ床面積約1万5000平方メートル。同社が国内に保有する工場としては最大規模で、主力工場に育てる方針。稼働当初は一部分を使い、需要に応じて広げる。具体的な生産能力や雇用人数は今後詰める。

 県庁であった締結式で、相田圭一社長、村井嘉浩知事、大沼克巳町長が協定書に署名。相田社長は「新工場から世界をリードする製品を生み出し、宮城の活性化に貢献したい」とあいさつ。村井知事は「PCUは次世代自動車の重要部品で、将来性が大いに期待できる」と語った。

 既存工場は17年に閉鎖され、団地内の10社で唯一稼働していない。大沼町長は「新工場の操業開始で雇用が生まれ、若者の定着促進にもつながる」と話した。

3730荷主研究者:2020/02/27(木) 22:15:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200214_11014.html
2020年02月14日金曜日 河北新報
全線運行再開見通せず 宮城知事「阿武急側から伝達」明らかに

 台風19号豪雨で被災し宮城、福島県境で運休が続く阿武隈急行について、宮城県の村井嘉浩知事は13日、運営する第三セクター阿武隈急行(伊達市)側から現時点で全線運行再開の見通しは立っていないと伝えられたことを明らかにした。

 同日あった県議会予算特別委員会で答えた。村井知事は被害が深刻な上、トンネルなど施設の老朽化が著しく、乗客の安全確保には詳細な調査が必要だと指摘。現場が山間地にあることを踏まえ「会社から全線運行再開を見通すのは難しいと聞いている」と述べた。

 運休区間の復旧方針に関しては「会社と福島県、沿線市町と意思を統一していない。今は何も申し上げられない」と明言を避けた。

 県は阿武隈急行の復旧関連費用として、2020年度一般会計当初予算案に貸付金1億5000万円、19年度一般会計補正予算案に7300万円を計上している。当面は回送列車の運行を目指す方針。

3731荷主研究者:2020/02/27(木) 22:23:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200215_11009.html
2020年02月15日土曜日 河北新報
業務引き継ぎで財団法人を設立 仙台市、ガス民営化で方針

 仙台市は14日、2022年度に予定するガス事業民営化を円滑に進めるため、業務の引き継ぎを目的とした財団法人を設立する方針を表明した。財団法人には市職員を派遣し、事業継承者から業務の一部を受託。5年程度の引き継ぎ期間を設け、液化天然ガス(LNG)基地の運営や保安などの業務手順を伝える。

 市議会2月定例会代表質疑で、氏家道也ガス事業管理者が明らかにした。「市が保有する知見やノウハウを事業継承者に確実に引き継ぐことが重要。市が新たに財団法人を設立し、知識や経験を持った職員を、市職員の身分のまま派遣する」と答弁した。

 市は民間の経営自由度を重視し、事業継承した企業に出資しない方針だが、地方公務員派遣法は出資していない民間企業への職員派遣を認めていない。市職員の身分で引き継ぎしてもらうため、財団法人設立という手法を採用する。

 市ガス局によると、派遣期間の待遇は基本的に市職員と変わらない。派遣人数は、20年度に選定する優先交渉権者との協議で決める。財団法人は原則、市が基本財産を拠出して設立し、業務の引き継ぎが完了すれば解散する。

 郡和子市長は答弁で、専門家による民営化推進委員会の議論を踏まえ「夏前には(事業継承者の)公募を開始する」と述べた。

3732荷主研究者:2020/03/14(土) 19:45:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200219_12019.html
2020年02月19日水曜日 河北新報
勝山スケート場跡地に分譲マンション4月着工 土地取得から10年 仙台

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku01.JPG
住友不動産のマンション建設予定地。奥の東北大雨宮キャンパス跡地にも商業施設やマンションが計画される=仙台市青葉区上杉2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku02.JPG

 住友不動産が2010年に不動産・飲食業勝山企業(仙台市)から取得した仙台市青葉区上杉2丁目のスケート場とボウリング場の跡地に計画していた分譲マンションの概要が18日、分かった。今年4月に着工し、22年3月に完成する。土地取得から10年、仙台市内で人気の高い文教エリアの大型計画がようやく始動する。

 マンションは鉄筋コンクリート地上13階で、3、4LDKが計336戸。市内最大規模となる2層吹き抜けのエントランスや内廊下といった高級仕様の設計を施す。約700平方メートルの中庭を備える。

 西側にマンションギャラリーを開設し、今年夏ごろから販売する。北側には自社の営業利用を想定した低層の事務所棟を併設する。

 同社は10年9月、勝山企業が所有するボウリング場やスケート場跡地を含む約1万7000平方メートルを取得。当初からマンション建設を検討したが、東日本大震災後の建設費の高騰に伴う採算性を考慮し、着工時期を模索してきた。

 その後、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地にイオンモールの商業施設建設と仙台厚生病院(青葉区)の移転計画が浮上。周辺環境整備に見通しがついたことから事業化に踏み切った。

 同社の担当者は「利便性と環境の良さを兼ね備えたマンションは、子育て世代や郊外から住み替える高齢夫婦といった幅広い層に評価していただけるだろう」と話す。建設するマンションは敷地面積約8400平方メートルで、西側の残る約半分の土地は活用方法を決めていない。

 同社は、北に約300メートル離れた雨宮キャンパス跡地内に計画中の分譲マンションも4月に同時着工する。地上13階の204戸で、22年1月に完成する。隣接地には野村不動産の分譲マンション建設が完成している。

3733荷主研究者:2020/03/14(土) 19:51:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55921790R20C20A2L01000/
2020/2/21 16:28 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
起業家、仙台から巣立て 人・資金呼び込みへ
東奔北走

3734荷主研究者:2020/03/14(土) 19:53:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_12016.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>宮城のガソリン安値過熱 圏内に恵まれた流通環境 大手ガソリンスタンドは利益度外視

価格変動に一喜一憂する消費者がいる一方、ライフラインでもあるGSの経営は厳しい=仙台市内

 1リットル当たり144円50銭。資源エネルギー庁が調査した17日現在の宮城県のレギュラーガソリン平均小売価格だ。全国より4円安く、47都道府県で6番目に安かった。実は宮城は有数のガソリン安値エリア。仙台圏の流通環境の良さなどが背景にあり、ドライバーにとっては実にありがたい状況だが、業界からは安易な安値歓迎ムードにくぎを刺す声も上がる。
(報道部・村上浩康)

■全国超え1週のみ

 2017年以降の宮城、東北、全国のガソリン価格の推移(グラフ)をまとめた。昨年1年間で宮城県が全国を上回ったのは1週(プラス10銭)のみ。それ以外は3〜6円ほど安く推移した。6〜7月の8週連続を含む10週は全国最安値を記録している。

 なぜ安いのか。価格調査を毎週実施している石油情報センター(東京)に素朴な疑問をぶつけると、「都道府県や地域で価格差が生まれる要因は主に2点ある」と教えてくれた。

 一つは、製油所や油槽所からの輸送コスト。太平洋岸に面し、大消費地の仙台圏を抱える宮城県には塩釜市を中心に元売り各社が多くの油槽所を構える。タンカーが運んできた石油製品を、コストを抑えて個々のガソリンスタンド(GS)に運べる。逆に海から遠い長野県、離島が多い長崎県などは必然的に高い。

 もう一つはGS同士の競合による価格競争だ。県内約300事業所でつくる県石油商業協同組合の佐藤義信理事長は「人口が多い仙台圏は力のある大手が拠点を持ち、価格競争が激しくなっている」と説明する。

 また、仙台圏で複数のGSを運営する業者の担当者は、価格競争の一因として大手資本が商業施設に併設するGSの存在を挙げる。「そうした店は本業の集客のため利益度外視で地域最安値を掲げる。近隣の店舗は追随して値下げせざるを得ない」と漏らす。

 かつては元売りが系列店に販売しきれなかった余剰分を格安で業者間転売する「業転玉(ぎょうてんぎょく)」が市況の混乱要因とされたが、現在は大手統合による業界再編で減少したという。ただ、日本よりガソリンが安い韓国から輸入する動きもあり、わずかな利幅を求めて各社がしのぎを削る状況は続く。

■「最後のとりで」

 一方で、佐藤理事長は東日本大震災の経験から、ライフラインとしてのGSの位置付けを強調し、安さに流れがちな消費者心理に苦言を呈する。

 「各地で災害が相次ぐ中、ガソリンや軽油を供給するGSは生活を守る最後のとりでだ。会員はサービスの工夫で本当によく耐えて頑張っているが、平時は安い店に行き、緊急時だけ地元に求めるというのではやっていけない」

 ハイブリッド車や電気自動車の普及で「ガソリン離れ」も進む。エネ庁の調べで、宮城県内の給油所は18年度末現在、630カ所。震災当時の10年度末から153カ所が姿を消した。「平時こそ、地域のライフラインの在り方を改めて考えてほしい」。佐藤理事長の訴えは切実だ。

3735荷主研究者:2020/03/14(土) 19:53:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_12002.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
仙台CATV、経営権を譲渡 静岡の大手と基本合意

 仙台、名取両市でケーブルテレビ事業を手掛ける仙台CATV(仙台市)と、筆頭株主の同和興業、同和警備(ともに仙台市)は20日、CATVの経営権を業界大手のTOKAIケーブルネットワーク(TCN、静岡県沼津市)に譲渡する基本合意書を締結した。CATVはTCNの株式を100%所有するTOKAIホールディングス(静岡市)の連結子会社となる。

 CATVなどによると、3月末に発行済み株式の87.9%に当たる計6万1570株をTCNに譲渡する。譲渡額は非公表。放送・通信などのサービス、従業員29人の雇用は維持し、商標のCAT-Vも継続使用する。

 仙台CATVは1983年設立。約5万7000世帯にサービスを提供する。2019年3月期の売上高は10億3700万円。映像配信サービスの台頭による競争激化などで経営環境は厳しく、光ケーブルエリアの拡大に向けた資金調達法を検討する中で、譲渡を決断した。

 TCNは静岡県など1都5県でケーブルテレビ事業を展開。今回の株式取得で放送事業のほか同社グループのLPガス、宅配水、インターネット接続といった生活関連サービスの営業エリア拡大が可能になると判断した。

3736荷主研究者:2020/03/14(土) 19:54:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_11015.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
宮城県美術館「移転検討」最終案、有識者懇おおむね容認 投資効果、再利用で注文

基本方針最終案について意見を交わす懇話会の委員ら

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、集約する構想を巡り、県有識者懇話会は20日の最終会合で、県が提示した最終案をおおむね容認した。各委員は美術館の現地存続を求める意見に配慮しつつ、文化振興や費用対効果の観点を踏まえた検討を進めるよう求めた。

 美術館の移転構想に関する意見公募で集まった221件の大半が移転案に懐疑的だったとする県の説明に対し、大学教授ら多くの委員が幅広い立場の声に耳を傾けるべきだと訴えた。

 白河文化交流館コミネス(福島県白河市)の志賀野桂一館長は、日本を代表する建築家の故前川国男氏が設計した現在の美術館に、多くの利用者が思い入れがあると強調し、「心情に寄り添う姿勢は必要だ」とした。

 その上で文化振興の観点から両施設の集約には優位性があると言及。海外の著名な美術館をはじめ近年の施設は舞台芸術を取り入れた改修を実施しているとし「集約はこれからのアートに対応できる」と述べた。

 宮城大事業構想学群の舟引敏明教授(都市・地域行政)は施設再編が仙台都市圏の成長と東北の持続的発展につながると可能性を指摘。「投資効果ができるだけ上がるような形で計画を進めてほしい」と求めた。

 両施設の跡地利用についても意見が交わされた。美術館の建物に関しては、近隣にキャンパスがある東北大や民間に譲渡を打診し、再利用を模索すべきだとの提案もあった。

 座長を務めた東北大大学院の堀切川一男教授(摩擦工学)は県に対し「現地改修、移転集約の双方の利点と課題をさらに整理し、分かりやすい形で県民に提示してほしい」と要望した。

3737荷主研究者:2020/03/14(土) 20:07:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200222_11008.html
2020年02月22日土曜日 河北新報
自動釣り銭機 お蔵入り一転 新年度デビュー 仙台市交通局方針

 仙台市地下鉄の全駅で自動釣り銭機が使われず5年間保管されている問題で、市交通局は21日、新年度に駅窓口で使用を始める方針を明らかにした。同日の市議会都市整備建設委員会で説明した。お蔵入りの状態から一転、晴れてデビューを迎えることになった。

 市交通局によると、釣り銭機は新年度早々に南北線と東西線の駅窓口35カ所に1台ずつ設置。切符の乗り越し精算や払い戻し、両替で現金を出し入れする際に使うことを検討している。

 駅ごとに売り上げを集計するシステムと連動しないため、釣り銭機を通した売り上げは駅員が手作業でシステムに入力するという。窓口に設置しない2台は予備機とテスト機にする。

 釣り銭機の導入は窓口で相次ぐ釣り銭ミスを防ぐため、2014年12月のIC乗車券「イクスカ」利用開始に合わせ、市交通局が1480万円で37台を購入した。窓口に設置する直前、釣り銭機とシステムが連動しないことが判明。日の目を見ぬまま機器室などに取り置かれる事態となった。

 加藤俊憲交通事業管理者は「発注前の関係部署間の意思疎通の悪さに加え、長期間使われていないことも共有されていなかった。今後は風通しのよい職場環境を目指す」と釈明した。

3738荷主研究者:2020/03/14(土) 20:31:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200225_13008.html
2020年02月25日火曜日 河北新報
三陸道・気仙沼中央-気仙沼港開通、水産復興が加速

テープカットで開通を祝う関係者

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道の気仙沼中央-気仙沼港インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間1.7キロが24日、開通した。被災した水産業を立て直すために整備された水産加工団地や市魚市場からのアクセスが向上する。

 新しくできた気仙沼港IC付近で式典があり、気仙沼市の菅原茂市長は「気仙沼の主力産業である水産と観光を後押しする道路がつながった。三陸道を生かした街づくりに全力を尽くしたい」とあいさつした。

 同ICの開設で、被災した水産加工業者が集まる赤岩港水産加工団地から三陸道までの所要時間は約7分短縮される。市魚市場からも近い。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、2020年度内の全線開通を目指している。今回で全長359キロのうち263キロが開通した。

3739荷主研究者:2020/03/14(土) 20:36:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200226_13025.html
2020年02月26日水曜日 河北新報
仙台のJDSound破産へ 小型DJ機器など開発

世界中の音楽ファンの支持を集めた「GODJ」(手前)などの小型DJ機器=2016年

 音楽機器ベンチャーのJDSound(ジェイディーサウンド、仙台市)は26日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は2018年12月末時点で約1億1900万円。

 仙台支店によると、同社は別の機器会社の仙台事業所が独立する形で12年に設立した。持ち運び可能な小型DJ機器「GODJ(ゴーディージェー)」などの自社商品を販売。高い技術力が注目されたが設立当初から開発投資が先行し、生産量の少ないスポット受注が中心で債務超過に陥っていた。

 19年9月、韓国出身の役員に創業者が解任される内部の混乱があり、大半の従業員が退社。今年1月15日付で事務所を閉鎖した。

3740荷主研究者:2020/03/14(土) 20:41:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56124430X20C20A2L01000/
2020/2/27 17:04 日本経済新聞 東北 宮城
JRバス東北、仙台―羽田空港の高速バス運行へ

3741荷主研究者:2020/03/14(土) 20:51:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200229_11007.html
2020年02月29日土曜日 河北新報
宮城県人口が230万割れ 27年ぶり、沿岸部で減少進む

 宮城県は28日、2月1日の推計人口が229万9751(男112万3557、女117万6194)だったと発表した。230万人を割り込むのは、1993年以来、27年ぶり。

 他地域からの人口流入が顕著な仙台圏が増加する一方、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた沿岸部を中心に減少が進み、仙台一極集中が鮮明となった。

 県によると、推計人口は前月比で1443減った。自然増減は出生1192人、死亡2549人で、1357人減。社会増減は転入6160人、転出6246人で86人減少した。

 県人口は2004年1月の237万2675をピークに減少局面に入った。企業誘致などの効果で一時的に増加した10年まで毎年3000〜1万人規模の減少が続いた。

 震災の影響で11年以降は沿岸部が軒並み減少した一方、東京電力福島第1原発事故による避難者や復旧、復興工事関係者の流入で11〜14年は増加か前年並みで推移。復興需要の収束に伴い、15年以降は再び減少が続いた。

 市町村別の人口を震災前後で比較すると、増加は仙台市(4万3717人)がトップ。周辺の名取市(5242人)や富谷市(4415人)など7市町村が続いた。

 減少は27市町。石巻市(1万9628人)や気仙沼市(1万2575人)といった沿岸部のほか、栗原市(9527人)など高齢化率の高い自治体の減少が目立った。

3742荷主研究者:2020/03/29(日) 13:27:01

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56498320W0A300C2L01000/
2020/3/6 19:24 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
女性向け商品と家電で集客、宮城のホームセンター「ダイシン」

3743荷主研究者:2020/03/29(日) 15:07:16

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56712640S0A310C2L01000/
2020/3/12 16:50 日本経済新聞 東北 宮城
仙台のオフィス空室率、5カ月ぶり低下

3744荷主研究者:2020/03/29(日) 15:25:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200314_72023.html
2020年03月14日土曜日 河北新報
JR常磐線9年ぶり全線開通 仙台出発の特急復活

JR仙台駅の常磐線ホームでは、鉄道ファンらが特急の一番列車ひたち14号を見送った=14日

一番列車が常磐線夜ノ森駅に入った=14日午前6時10分ごろ、福島県富岡町

 JR東日本は14日、東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっていた福島県内の常磐線富岡(富岡町)-浪江(浪江町)間20.8キロの運転を再開した。常磐線は約9年ぶりに同県沿岸部も含めた全線がつながり、東日本大震災と原発事故で被災した岩手、宮城、福島3県の鉄道不通区間が全て解消された。

 全線再開に合わせ、東京と仙台を直通で結ぶ特急も3往復で運行を再開した。午前10時13分、仙台駅発の特急の一番列車ひたち14号が出発。横断幕を手にしたJR職員や大勢の鉄道ファンらが出発を見送った。新型コロナウイルス感染症を考慮して発車時のセレモニーは実施されなかった。

 宮城県柴田町の尾形和子さん(69)は水戸駅までの切符を手に特急に乗り込んだ。5年前に亡くなった夫と震災の1週間前に旅したといい「再開したらまた乗ろうと待っていた。家族は新型ウイルスを心配して反対したが、どうしても乗りたかった。夫も一緒にいると思う」と話した。

 仙台発の特急は最速で品川まで4時間38分、水戸まで3時間13分、いわきまで2時間3分。

 最後の不通区間となった20.8キロのうち、13.6キロが放射線量の高い帰還困難区域にあり、JR東日本は復旧工事とともに除染を実施。今月に入り夜ノ森(富岡町)、大野(大熊町)、双葉(双葉町)の3駅と周辺の避難指示が解除された。特急は大野、双葉両駅にも停車する。

3745荷主研究者:2020/03/29(日) 15:58:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200318_12009.html
2020年03月18日水曜日 河北新報
「仙台空港―仙台駅」高速バス タケヤ交通と仙台バスが共同運行 停留所や料金を一本化

仙台エアポートリムジンのバス停が新設される仙台駅東口バスプールの71番乗り場

 タケヤ交通(宮城県川崎町)と仙台バス(岩沼市)は、それぞれが運行する仙台空港(名取市、岩沼市)とJR仙台駅を結ぶ高速バスの共同運行を4月1日に始める計画をまとめた。利便性を高め、災害時などの情報伝達をスムーズにするのが狙い。

 両社は仙台駅東口バスターミナルにバス停を新設し、駅西口は青葉通のJRあおば通駅に近いタケヤ交通のバス停(63-1番)に統合。両社のバス計3台を「仙台エアポートリムジン」として同一の経路、所要時間、料金で運行する。

 1日9往復運行。料金は片道大人1人660円の予定。所要時間は45〜47分。キャッシュレス決済システムも統一し、共通割引券を導入する計画だ。

 仙台空港-仙台駅間のバスは、タケヤ交通が2017年10月から、仙台バスは19年3月から運行する。経路と料金が異なるほか、駅西口のバス停は約140メートル離れ、「分かりにくい」との声が寄せられていた。訪日外国人客が多く宿泊するホテルからは駅東口のバス停設置の要望もあった。

 昨年4月にあったJR東北線の信号機トラブルや10月の台風19号豪雨で仙台空港アクセス線が運休した際、空港に滞留した旅客を両社が協力して輸送した。一方、バス停が異なるため空港に向かう旅客らへの情報伝達に課題が残り、共同化するきっかけとなった。

 同路線の利用は両社とも伸び悩んでいる。仙台バスの橋本尊弘常務は「分かりにくさを解消し、集客アップを図りたい。駅東口に設けるバス停にも期待している」と話し、タケヤ交通の大宮利幸社長は「公共交通維持のためには、けん制し合うより共同運行する方がいい」との考えを示す。

 新型コロナウイルス感染症の影響でバス利用者は全体的に減少しており、当面は態勢整備や認知度向上の広報に力を入れる。

3746荷主研究者:2020/03/29(日) 15:59:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200318_12030.html
2020年03月18日水曜日 河北新報
楽天カード、全国3ヵ所目 仙台拠点を開設

仙台花京院テラスに開設された仙台コンタクトセンター(楽天カード提供)

 楽天カード(東京)は、仙台市青葉区の新オフィスビル「仙台花京院テラス」に、カード利用者からの各種電話に応える「仙台コンタクトセンター」を開設した。センターは神戸市、福岡市に続き3カ所目。

 センターはビルの2〜4階。250席を備える執務室でカード紛失時の相談や請求書に関する照会、海外での利用の問い合わせなどに応じる。研修室や休憩スペース、無料で使える食堂も併設。約100人が勤務し、今年末までにさらに100人の雇用を計画する。

 ビルは1月末、中規模以上のオフィスビルとして約3年ぶりに市中心部に完成し、今月5日に事務所を開設した楽天カードが入居第1号となった。同社の担当者は「カード会員数の増加に対応する。地域活性化にも貢献したい」と話す。

3747荷主研究者:2020/03/29(日) 16:30:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200321_12019.html
2020年03月21日土曜日 河北新報
仙台駅前、旧さくら野跡地再開発 ドンキ運営会社が名乗り

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200321kahoku01.JPG
仙台市青葉区の旧さくら野百貨店仙台店

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200321kahoku02.JPG
PPIHが提示した再開発ビルのイメージ図

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200321kahoku03.JPG

 2017年2月に閉店したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の跡地の約8割を、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が取得することが20日、同社への取材で分かった。JR仙台駅前の一等地で再開発計画が動きだす。

 旧仙台店は八つのビルで構成され、敷地面積は約5500平方メートル。うち約8割の土地と建物は、匿名組合が出資するさくら野DEPT仙台合同会社(東京)と投資ファンド東北リテールマネジメント(同)が所有していた。

 PPIHは今月16日、DEPTが実質的に持つ土地、建物と、リテールマネジメントの全株式を取得する契約を締結。事実上、旧仙台店の最大のオーナーとなった。

 PPIHは建物を解体した上で跡地の一体的な再開発を目指す。商業施設、ホテル、オフィスを組み合わせた延べ床面積最大11万平方メートル、高さ最大約150メートルの複合ビルを構想する。ビルの建て替えなど再開発を促す仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」による容積率緩和を目指し、高機能オフィスを整備する。

 他の5地権者や市の担当者に対しPPIHは19日、取得の経緯や跡地利用の構想を説明した。PPIHによると、4月から月1回程度、市の担当者も交えた勉強会を開くことを決めた。21年3月に地権者で構成するまちづくり協議会の設立を目指す。

 計画では21年秋ごろに準備組合を設立し、23年秋ごろにビルの用途や規模を定める都市計画を決める。早ければ24年度中の着工、27年度中の完成を目指す。

 旧仙台店を巡っては、ビルオーナーらの間で行われていた複数の調停や訴訟が19年2月に全て終結。DEPTは売却先を模索し、一時は複数の不動産開発業者に入札参加を呼び掛けた。結局入札は実施されず、PPIHに取得を提案したという。

 PPIHは取材に対し「仙台駅前の一等地で非常に可能性がある場所であり、(仙台店が)閉店されたままの状況は好ましくない。市や地権者と協議し、より良い街づくりにつなげたい」としている。

◎ドンキ運営会社、不動産事業拡大 仙台の拠点化推進

 停滞していたJR仙台駅西口の再開発に、小売り大手パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が名乗りを上げた。取得するさくら野百貨店仙台店跡地の隣地に同社の運営店舗が立地していた上、デベロッパーへと事業を広げつつある経営戦略とも合致した。

 仙台店閉店から1年4カ月後の2018年6月、PPIHは運営するドン・キホーテ仙台駅西口本店を隣にオープンさせている。開発部門の責任者は「(物件を)関心を持って見守ってきた」と話す。

 仙台店を運営した「エマルシェ」は16年4月、当時の最大のオーナーさくら野DEPT仙台合同会社が推薦する投資ファンド、東北リテールマネジメントの関係者を経営陣に据えた。PPIHの前身のドンキホーテHD傘下の日本商業施設による要請で社長に就いたこの関係者はその後、同HDの執行役員に就いた。

 DEPTの所有者は匿名投資ファンドで、実態は不明だ。一連の経緯から、関係者は「DEPTの所有者とPPIHには少なからず関わりがあるのではないか」とみる。跡地の取得により、PPIHがデベロッパーとして表舞台に登場する形となった。

 PPIHは今年2月、東京・渋谷で地上28階の複合ビルを着工させた。高層ビル開発としては仙台が2棟目になり、ともにドン・キホーテ店舗の近隣という共通点がある。本業の小売りを展開する中で不動産開発にも業態を拡大させており、今回の再開発で仙台の拠点化が一層進みそうだ。

 仙台市幹部の一人は「(購入先が)大手デベロッパーではなかったので正直、驚きが大きい」としつつ「再開発が動き始めるというインパクトは大きい。仙台の街づくりを踏まえた再開発を計画しているようで、一定の期待はある。市の都心再構築プロジェクトにも合致する」と語った。

3749荷主研究者:2020/06/20(土) 22:16:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200323_73003.html
2020年03月23日月曜日 河北新報
東北大合格者 宮城が最多246人

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200323kahoku04.JPG

 東北大は22日、経済学部と理学部で実施した2020年度一般入試後期日程の合格者を発表した。計98人の募集に対して592人が受験し、合格者は121人。実質倍率は前年を0.9ポイント下回る4.9倍だった。

 前・後期を合わせた一般入試の合格者は1878人となった。出身都道府県別の合格者の内訳は表の通り。宮城が最多の246人で全体の13%を占めた。東京192人、埼玉169人と続いた。

 東北6県の合格者は531人となり、前年比で28人減った。全体に占める割合は28.2%(前年28.7%)だった。

3750荷主研究者:2020/06/20(土) 22:28:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57216380V20C20A3L01000/
2020/3/25 18:14 日本経済新聞 東北 宮城
宮城のタケヤ交通、バス路線を再編

3751荷主研究者:2020/06/20(土) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200327_12002.html
2020年03月27日金曜日 河北新報
仙台空港2、3階の改修着工 21年度完成、買い物や飲食充実

ターミナルビルの改修イメージ。東北の地酒や食品などが楽しめる横町のような空間も計画する

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は26日、旅客ターミナルビルの大規模リニューアル工事に着手した。事業費は約50億円。2044年度の目標旅客数550万人を見据え、搭乗手続きの時間を短縮し、搭乗直前まで買い物や飲食を楽しめるようにする。21年度下期の工事完了を見込む。

 リニューアルは2、3階が中心。国内・国際線の保安検査場を拡張するとともに、国内線の検査場通過後のエリアを広げ、飲食店や土産店などを充実させる。

 改修面積は全体の5分の1に当たる9848平方メートル。商業店舗の床面積は22.5%増の2804平方メートルとなり、うち検査通過後のエリアは現状の10倍以上の2013平方メートルに広がる。増築は1683平方メートルで、国内線のチェックインエリアを拡張する。

 同社は16年7月の民営化当初から今回のリニューアルを計画してきた。今後は旅客以外の見送り客なども保安検査を経て店舗や屋上展望デッキを利用できる仕組みを目指し、航空各社と協議を進める。

3752荷主研究者:2020/06/20(土) 23:06:07

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5871/
2020-03-27# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
仙台市/元寺小路福室線・五輪工区の6車線化/427㍍分の測量設計着手へ/JR貨物線の銀杏架道橋周辺も拡幅検討

 仙台市は、都市計画道路・元寺小路福室線の道路拡幅事業のうち、五輪工区の拡幅未着手区間約427㍍の測量設計に来年度から着手する。

 元寺小路福室線五輪工区は、市立宮城野中学校付近の宮城野区五輪1の80の1地内から陸上自衛隊仙台駐屯地の敷地西側付近の同区銀杏町501番地内に至る延長約1217㍍の区間。これまでに起点側から国立病院機構の旧仙台医療センター付近までの拡幅が完了している。

 今回、対象となるのは既拡幅完了区間から終点側の仙台駐屯地付近に至る約427㍍の区間で、既存の2〜4車線を6車線に拡幅する。同区間内にはJR貨物の東北貨物線(宮城野・東仙台間)の銀杏架道橋が立体交差しており、同橋周辺の拡幅は協定を締結した上でJR側で代行する予定。交差方法の検討は現在、同社で進めている。

 来年度は、設計を進めるとともに拡幅に必要な用地の確定測量を実施。また、JR側と施工に関する協定を締結する方針だ。

3753荷主研究者:2020/06/20(土) 23:14:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_12015.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
ペデストリアンデッキ延長、宮城野通にベンチ・・・ 仙台駅東口を回遊性ある街に まちづくり協、市長に計画提出

協議会が目指す駅東口のイメージ図

郡市長(左)に駅東口のまちづくり計画を提出する松坂理事長

 JR仙台駅東口の住民や企業などでつくる仙台駅東まちづくり協議会は27日、地域の将来像を描いた「仙台駅東まちづくり計画」を郡和子市長に提出した。集客施設や学校、住宅が混在する地域特性を生かし、宮城野通を中心に回遊性とにぎわいのある街を目指す。

 計画は2020〜29年度の10年間。駅東口のフロントゾーンは高機能オフィスの立地を促進し、高度な都市機能を持たせる。ヨドバシカメラ(東京)による仙台店周辺の開発に合わせ、ペデストリアンデッキを東七番丁通まで延長し、駅から宮城野通まで切れ目なく歩けるようにする。

 宮城野通の沿道ゾーンはプロ野球東北楽天の本拠地、楽天生命パーク宮城や榴岡公園へのゲート機能を強化する。東北楽天から使用しなくなった球場の座席を提供してもらい、今年夏ごろ、ベンチを配したにぎわい空間を沿道に10カ所程度つくる社会実験を行う。

 東北福祉大の駅東口キャンパスがある榴岡2丁目交差点は、斜め方向の横断が可能なスクランブル交差点への切り替えを目指す。

 宮城野区の鉄砲町・二十人町ゾーンは、市内外から選ばれる質の高い居住環境を目指す。若林区新寺を中心とする寺町ゾーンは、寺院が立ち並ぶ景観と調和した居住機能と文化交流機能を充実させる。

 協議会の松坂卓夫理事長は「駅東口は15年度に都市基盤整備が終わり、これからが本格的な街づくりのスタート。地域の提案を都市計画や総合計画に反映させてほしい」と求めた。

 郡市長は「駅西口の定禅寺通や青葉通と同様、駅東口は仙台の大きな魅力となる地域。資源を生かし、にぎわいの創出に連携して取り組みたい」と応じた。

 協議会は19年8月に発足し、企業や町内会など38の団体・個人で構成。前身の宮城野通り勉強会が、17年度に始めたまちづくりの議論を継承し、部会を設けて計画策定を進めてきた。

3754荷主研究者:2020/06/20(土) 23:15:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_12017.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
JRバス東北、仙台-羽田空港線あす運行開始 発着枠拡大に対応

 JRバス東北(仙台市)は29日から、仙台-羽田空港間を結ぶ高速バス「仙台・羽田号」を毎日上下4本運行する。同日から羽田空港の発着枠が拡大されることから、今後の需要拡大を見込んだ。

 「仙台・新宿号」として運行している昼行の上下8本のうち、4本を羽田空港まで路線延長し、名称を変更して運行する。羽田空港第1、2、3の各ターミナルに停車する。

 仙台駅東口と羽田空港第3ターミナル間の所要時間は6時間40分前後。大人料金は仙台・新宿号(3700〜6700円)のプラス200円。

3755荷主研究者:2020/06/20(土) 23:16:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_11008.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
仙台中心部に震災メモリアル拠点 旧城下町に追悼広場 市が骨子案

 東日本大震災の経験を伝えるため、仙台市が市中心部への設置を目指す「震災メモリアル拠点」に関し、市は27日、震災を象徴するモニュメントのある追悼広場を軸とする方針を示した。有識者の検討委員会に報告書の骨子案を提示し、イメージを説明した。設置場所は「旧城下町」とした。

 骨子案によると、メモリアル拠点は(1)震災の記憶の超長期的な保持(2)多様な人の協働による知恵の創造(3)震災の経験や教訓の内外への発信-の役割を担う。

 追悼広場にはモニュメントのほか、展示機能やアーカイブ機能のある施設も配置する。新たに整備するか、既存施設を活用するかは拠点の具体的な整備予定地と合わせて検討する。

 アーカイブは既存の震災記録との連携を視野に入れる。イベントを開催したり、市民が議論したりする協働スペースも設ける。東北各地の伝承施設や被災地をつなぐ取り組みのコーディネート機能も持たせる。

 検討委は今後、拠点の整備手法や規模、他施設との連携、運営の担い手など細部の議論を急ピッチで進め、市民意見の公募(パブリックコメント)を経て、12月に基本構想をまとめる。

 委員長の野家啓一東北大名誉教授は「震災に関するさまざまな経験を共有するとともに、市民に使いやすい場所にしたい」と話す。

3756荷主研究者:2020/06/20(土) 23:23:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57381920Z20C20A3000000/
2020/3/29 20:00 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
次世代電池の触媒生産へ アジュールエナジー

3757荷主研究者:2020/06/20(土) 23:56:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200401_13036.html
2020年04月01日水曜日 河北新報
学者の知恵や経験をコンサルに活用 仙台に会社設立、有償で助言

 東北大名誉教授の知恵と経験、ネットワークを生かそうと、企業や行政機関に専門家を紹介したりコンサルタント業務を担ったりする「名誉教授ドットコム株式会社」が1日、仙台市青葉区に設立される。全国的にも珍しい試みという。

 発案者は、社長に就いた川添良幸東北大未来科学技術共同研究センター・シニアリサーチ・フェロー(72)。計算科学の第一人者で東北大金属材料研究所に勤務し、国内外の客員・名誉教授、顧問などを歴任した。現在も共同研究を進めており、その経験を生かす。

 資本金200万円。主な業務は科学技術に関する相談・提案、実験・研究の支援など。現在、約10人の名誉教授がアドバイザーとして登録している。

 専門は環境水質工学や材料科学、医工学など理工系が中心だが、日本近世史が専門で東北大災害科学国際研究所の初代所長、宮城学院女子大(青葉区)の学長を務めた平川新氏ら文系研究者も。今後、ニーズに合わせてアドバイザーを増やしていく。

 会社設立には名誉教授の就労支援の狙いもある。川添氏によると、東北大では年間20〜30人程度が新たに名誉教授の肩書を手にするが、退官後に有償で活動する人は少ないという。

 川添氏は「現役の研究者よりも時間に余裕があり迅速に対応できる。最適な人材を提供したい」と話す。連絡先は090(2362)1516、president@pedc.tohoku.org

3758荷主研究者:2020/06/21(日) 00:06:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200403_12007.html
2020年04月03日金曜日 河北新報
仙台空港、旅客371万人 3年連続で過去最高更新 19年度

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が2日発表した2019年度の同空港の旅客数(速報値)は、前年度比2.9%増の371万8043人となり、3年連続で過去最高を更新した。国内線、国際線の新規就航があったものの、2月以降は新型コロナウイルスの影響で運休や減便が相次ぎ、当初計画の376万人には届かなかった。

 国内線の旅客数は333万9048人で前年度比1・%増。エアアジア・ジャパン(愛知県)の中部線就航などがあったが、新型コロナの影響で計画の337万人を下回った。国際線は21.7%増の37万8995人。再就航したタイ国際航空のバンコク線や、3社計19往復に増えた台北線などが押し上げた。

 3月は国際線の運休に加え、国内線もイベントや出張自粛の影響で1〜21日の国内・国際旅客数が前年同月比55.9%減と大きく落ち込んだ。

 仙台国際空港の19年度の営業損益は6500万円の赤字となる見通し。20年度は目標旅客を411万人に設定し営業損益は黒字を見込むが、同社は「新型コロナが影響する期間・範囲を特定できないため考慮していない」と説明する。

3759荷主研究者:2020/06/21(日) 00:20:51
>>3036 >>3368
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200403_11020.html
2020年04月03日金曜日 河北新報
明石台-泉中央駅間に地下鉄かバス専用高架 宮城・富谷市が2案を検討

幹線交通の強化が検討されている仙台市地下鉄泉中央駅(手前)から富谷市明石台地区(奥)まで

 宮城県富谷市は、今後の都市交通体系の在り方を定めた「都市・地域総合交通戦略(基本計画)」案をまとめた。マイカー依存や渋滞などの課題解消に向けて幹線交通の強化を掲げ、同市明石台地区と仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)との間に地下鉄かバス専用高架道路を整備する2案を示したことなどが柱。案への意見公募(パブリックコメント)を20日まで行い、市民らの声を踏まえ決定する。

 戦略案の基本方針は「『住みたくなるまち日本一』の達成に向けた移動・外出しやすい環境の実現」。達成するための12施策を掲げ、短期(2020〜24年度)、中期(25〜29年度)、長期(30年度以降)の取り組みで具体化を図る。

 戦略案は市内から泉中央駅への利便性向上を重視し、新たな基幹公共交通軸の必要性に言及。短中期的に既存バス路線の活用で運行サービスを強化し、長期的な方策として明石台-泉中央駅間で2案を検討する。

 地下鉄は所要時間が大幅に短縮される利点があり、概算事業費は約400億〜600億円が見込まれる。路線バスが乗り入れる専用高架道を整備する交通システムは「ガイドウェイトランジット」と呼ばれ、概算事業費は約170億円。

 ともに混雑する区間を避けて運行できる一方、実現には関係者間の協議や事業スキームの検討といった課題があることも記載した。

 市内の移動環境の充実に向けた施策も打ち出し、路線バスを補完する市民バスの再編方針などを示した。

 戦略案は、有識者や交通関係者らでつくる市総合交通検討委員会の議論を経て策定。市ホームページに掲載し、市役所総合窓口などでも閲覧できる。

 連絡先は市企画政策課交通政策推進室022(358)3248。

3760荷主研究者:2020/06/21(日) 00:25:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200404_73023.html
2020年04月04日土曜日 河北新報
阿武急、夏にも仮復旧 富野-丸森間の全線再開へ前進

 昨年10月の台風19号で被災した第三セクターの阿武隈急行(福島県伊達市)が、不通となっている富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間について、夏ごろの仮復旧を検討していることが3日、分かった。梁川車両基地(伊達市)へ回送列車を移送できるようになり、丸森-槻木(柴田町)間で見合わせていた昼時間帯の運行も可能となる見通し。

 営業運転できる本復旧の時期は未定だが、全線再開に向けた大きな前進となる。仮復旧後、運行の安全確認を進める。復旧工事全体の予定は本年度末まで。

 富野-丸森間は15.4キロ。線路への土砂流入などで甚大な被害を受けた。同社は丸森-槻木間が復旧した昨年12月以降、JR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で列車を点検。車両や乗務員の手配が難しく、運行を朝夕に限定していた。梁川車両基地での点検が再開すれば増便が可能となる。

 丸森-槻木間は現在、午前5〜8時台発で上下各4本、午後4〜9時台発で上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木間)を運行。本数は台風前の約45%となっている。朝夕上下各1本は仙台直通。

3761荷主研究者:2020/06/21(日) 00:31:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200406_11017.html
2020年04月06日月曜日 河北新報
仙台市の巨大事業、コロナ騒動でどうなる? 頓挫や凍結の過去も

バンコク線の第1便到着後、仙台空港で旅館関係者と記念撮影するスメート社長(左から6人目)。復活からわずか5カ月で休止に追い込まれた=昨年10月

 新型コロナウイルスの感染拡大で、仙台市がビッグプロジェクトの行方に気をもんでいる。仙台空港とタイ・バンコクを結ぶ国際定期路線の誘致、ガス事業の民営化、音楽ホール整備、市役所本庁舎の建て替えは、いずれも過去に世界経済や市財政の悪化、政変により、頓挫や凍結を余儀なくされた経緯がある。担当者は忌まわしい過去が再来しないか戦々恐々とする。

(報道部・小木曽崇)

 タイ国際航空は3月25日、「新型コロナウイルスの感染拡大とタイと各国政府の入国規制」を理由に、週3往復していた仙台-バンコク線を10月24日まで運休すると発表した。

 バンコク線は2013年に初就航したが、4カ月で休止に追い込まれた。この時はタイ国内で反政府デモが発生し、搭乗率が下がったことが原因だった。

 昨年10月、5年ぶりに路線が復活した背景には、東北の食やおもてなし精神に感動したスメート・ダムロンチャイタム社長の強い意向があったとされる。そのスメート社長は業績不振の引責で、今回の運休中の4月11日付で辞任する。

 長年、路線誘致に取り組んできた市の落胆は大きい。担当者は「路線休止が決まる中でスメート氏の辞任は残念。新体制発足後も、仙台や東北の魅力を説明していきたい」と強調する。渡航規制が改善された場合はタイに出向き、再復活を要望する方針という。

 市ガス事業は22年度に事業譲渡方式で民営化する。市は本年度に売却先を公募し、優先交渉権者を決めるスケジュールを描く。氏家道也ガス事業管理者は「今は大きな影響はない。優先交渉権者の決定を先送りする予定もない」と話す。

 08年の前回公募時はリーマンショックに端を発した世界的な景気悪化で、唯一応募した東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが辞退した。氏家管理者は「事態がさらに深刻化すれば、企業の投資意欲に影響を与えるかもしれない」と懸念を示す。

 音楽ホールは郡和子市長が立地場所を決断し、本年度の早い時期に基本構想の策定を始める予定だった。

 県が昨年末、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)や県美術館などの移転方針を表明。その影響を見極める作業が長引いていたところに「コロナ騒動」が直撃した。当初目指した19年度内の立地場所の決定は果たせなかった。

 音楽ホール整備は約30年前からの検討課題。いったん基本計画を策定しながら、1998年度に財政難のため凍結した過去がある。

 市幹部は「(新型コロナで)地元企業の経営が悪化する中、何百億円という事業費を公表するのははばかられる。凍結の歴史が脳裏をよぎる」と頭を抱える。

 市役所本庁舎の建て替えも05年に財政難のため、いったん凍結された経緯がある。築55年の建物は耐震補強工事で「延命」を図っており、東日本大震災を経た17年に検討が再開された。

 現在は有識者の検討委員会で、新本庁舎の配置や機能、整備費などを盛り込んだ基本計画の策定に取り組む。本庁舎建替準備室の担当者は「今のところ新型コロナの影響はない。7月の計画策定に向け、検討委で議論を深める」と準備を粛々と進める考えを示す。

3762荷主研究者:2020/06/21(日) 21:38:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200408_11004.html
2020年04月08日水曜日 河北新報
仙台市「都心再構築プロジェクト」 第1号にNTT中央ビル

解体工事が進む仙台中央ビル。高機能オフィスを備えた新ビルに生まれ変わる

 仙台市は7日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」の第1号に、NTT東日本グループのNTT都市開発(東京)が青葉区中央4丁目で手掛ける「NTT仙台中央ビル(仮称)」を指定した。老朽建築物の更新を後押しする市の都心部建て替え促進助成制度を適用。高機能オフィスの整備を条件に、オフィス部分の固定資産税相当額1年分を助成する。

 NTT仙台中央ビルは、2017年に閉鎖された仙台中央ビルを建て替えて整備する。敷地面積は約3000平方メートル。23年6月の完成予定で、東北大青葉山キャンパス(青葉区)で23年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設との連携を見据えた複合ビルとなる。

 上層部は放射光施設を利用する企業向けオフィスで、高い天井や間取り変更が容易な構造など高機能オフィスの要件を備える。下層部は学生や起業家が共同利用するコワーキングスペース、企業の研究者が寝泊まりする寄宿舎を設ける。

 地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」や店舗を設置。建物北側の市道に接する部分は広場空間とし、都心のにぎわいづくりに貢献する。

 高機能オフィスの整備でNTT都市開発は容積率の緩和も目指す。最大2倍の緩和が認められれば、容積率は1200%まで引き上げられる。当初の構想では16階程度、延べ床面積約2万4000平方メートルの新ビル計画だったが、19階建てで延べ床面積約4万平方メートルの規模への変更を検討する。

 郡和子市長は定例記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大が収まった後を見据えると重要な一歩。第2、第3の指定につながることを期待している」と語った。

 NTT都市開発の担当者は「市や次世代放射光施設の関係者との連携を一層深め、NTTグループの技術を活用しながら、周辺エリアのにぎわい創出に貢献するまちづくりをする」とコメントした。

3763荷主研究者:2020/06/21(日) 21:51:55

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5900/
2020-04-10# 建設新聞(仙台圏)
県道路公社/三陸道・松島海岸ICの改良/本年度に詳細設計委託へ/下り線ランプの立体交差など検討

 宮城県道路公社は、利府町にある三陸自動車道松島海岸ICの改良に向けて、本年度に詳細設計などを発注する見通しだ。下り線ランプにある信号機を撤去するための立体化や、IC周辺の県道に信号機が近接して置かれている状況の改善といった視点から、具体案の検討に取り組む。

 利府町北東部の赤沼地区にある松島海岸ICは、観光地である日本三景・松島への最寄りICで、形状は平面Y型。開設当初はハーフICだったが、その後フル化した際、仙台方面から同ICで下車する下り線ランプと、石巻方面に同ICから合流するための下り線ランプが、本線アンダーパスのすぐ西側で平面交差することになり、交差部に信号機を置いて交通処理している。

 信号機があるICは珍しい上、近年はインバウンド(訪日外国人旅行客)の増加により、レンタカーなどを運転してこのICを利用する外国人も増え、信号機の存在に気付きにくい危険性が指摘されている。このため安全性向上へ、平面交差部の立体交差化などが想定されている。

 加えて、ICと連結する県道赤沼松島線との交差部と、この交差部すぐ西側で赤沼松島線と県道仙台松島線との交差部、さらにICすぐ東側で赤沼松島線と町道浜田赤沼線との交差部の3カ所が、近接している上にいずれも信号機が設けられており、観光シーズンを中心に渋滞が発生し易い。この状態を改善する観点からも、どのような対応が可能か検討を行っているもようだ。

 ただし、事業の具体化に当たっては、周辺は特別名勝・松島の指定によって大幅な土地形状の改変は難しいといった制約に配慮して計画を詰める必要が生じる。

 昨年度には予備設計を復建技術コンサルタントに委託した。ことし前半ごろまでに具体案をまとめ、地元への説明や関係機関との調整を行った後、詳細設計などを発注する予定だ。発注見通しによると「松島海岸ICランプ改修地質調査・道路詳細設計業務」を第3四半期、「松島海岸ICランプ改修測量業務」を第2四半期に、それぞれ指名競争入札で委託することにしている。履行期間は地質調査および設計が約16カ月、測量が約13カ月を見込んでいる。

3764荷主研究者:2020/06/21(日) 21:53:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00554707?isReadConfirmed=true
2020/4/10 05:00 日刊工業新聞
名誉教授が課題解決 仙台にベンチャー設立

名誉教授ドットコム

【仙台】名誉教授の知見とネットワークを活用し、企業や自治体などの課題解決につなげるベンチャーが杜(もり)の都・仙台で立ち上がった。新会社の名前は「名誉教授ドットコム」(仙台市青葉区)。東北大学名誉教授の川添良幸氏(東北大未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー)が社長に就いた。課題解決に向けた仲介業務、コンサルタント業務などを手がける。

 登録アドバイザーは電子工学、計算材料学、材料科学、画像処理など13人(7日現在)。東北大名誉教授が中心で、MEMS(微小電気機械システム)分野の第一人者の江刺正喜氏も参画した。新会社は案件ごとにチームを編成、紹介して仲介手数料を得る。

 2022年をめどに新会社のホームページ(www.pedc.tohoku.org/)を通じてアドバイザー登録可能なシステムの構築を目指す。

 川添氏は「知見を持つ国内外の名誉教授が集まる仕組みをつくり、社会に貢献していきたい」としている。

(2020/4/10 05:00)

3765荷主研究者:2020/06/21(日) 22:28:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200415_11002.html
2020年04月15日水曜日 河北新報
都市再生緊急整備地域 仙台市がエリア拡大を申請

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200415kahoku01.JPG

 仙台市は14日、都心再構築プロジェクトで老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を内閣府に申し出たと発表した。JR仙台駅東口(宮城野区)や勾当台、定禅寺通周辺(青葉区)も範囲とし、区域面積を倍増させる。東北初となる「特定都市再生緊急整備地域」の指定も併せて申し出た。

 緊急整備地域の現行と拡大後の区域、特定都市再生の区域は地図の通り。

 2002年に指定された現行区域は、仙台駅西口や青葉通(青葉区)を中心とする約79万平方メートル。青葉区国分町や一番町、本町地区などに拡大し、面積を約186万平方メートルにする。

 市は都心再構築プロジェクトで、緊急整備地域を対象に、老朽ビル建て替えの助成金や市街地再開発補助金、新築ビルの容積率緩和などを支援する。区域拡大で事業化を後押しし、新たな投資を呼び込む。

 特定都市再生の区域では国際水準のオフィス、ハイクラスホテルなどを誘致し、都市の国際競争力を高める開発を誘導する。

 現行の緊急整備地域の一部に駅東口エリアなどを加え、約73万平方メートルの指定を目指す。指定されれば不動産登記の登録免許税、不動産取得税の優遇措置など国の手厚い支援がある。

 市は両区域の整備方針案も申し出た。拡大後の緊急整備地域では大学や研究機関と連携し、次世代型産業を誘導する。歩行者や自転車が快適に移動できる道路空間を整備し、都心の回遊性を高める。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、市街地整備を重点的に推進すべき地域を国が指定する。昨年9月に協議会を発足させ、区域の拡大範囲や整備方針などを検討してきた。

 市によると、年度内にも指定される可能性がある。郡和子市長は定例記者会見で「危機管理の点で東京一極集中でなく、仙台を選んでいただくため、指定を申し出た。民間投資を呼び込みたい」と期待を寄せた。

3766荷主研究者:2020/06/21(日) 22:34:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58120550W0A410C2L01000/
2020/4/16 14:46 日本経済新聞 東北 宮城
七十七銀系ファンド、配電システムメーカーに投資

3767荷主研究者:2020/06/21(日) 23:11:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200422_12014.html
2020年04月22日水曜日 河北新報
国分町の「味よし」閉店 酔客に愛された締めの一杯 コロナが打撃

閉店した味よし国分町本店=仙台市青葉区国分町

 仙台市青葉区国分町の老舗ラーメン店「味よし国分町本店」が18日で営業を終えた。国分町に店を構えて40年以上。深夜まで営業し「締めの一杯」の店としてもおなじみだったが、新型コロナウイルスの感染拡大が閉店の引き金となった。

 氏家孝夫社長(84)が30歳のとき、市内の別の場所で創業。約10年後に国分町に移り、豚や煮干しなどでだしを取ったラーメンで人気を集めた。バブル期には昼前から翌日未明までひっきりなしに客が入った。芸能人や野球選手らも多く訪れたという。

 氏家社長は「景気悪化に加え、濃い味を好む最近の若い人に受けなくなり、コロナでどうしようもなくなった。皆さんに『寂しい』と言われたが、思い切ってやめることにした」と話す。

 感染拡大による外出や外食の自粛で、売り上げは普段の5分の1以下に低迷。長男で店を切り盛りしていた剛さん(55)は「終息がいつになるか分からず借金しても返せる保証がない。残念だ」と言う。

 近くの老舗ハンバーガー店「ほそやのサンド」の細谷正弘社長(67)は「ショックだ。近隣ではテークアウトを始めた店も多いが苦労している。国分町の行く末が心配だ」と案じた。

 市内の同名のラーメン店は、国分町本店と無関係。

3768荷主研究者:2020/06/21(日) 23:11:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200422_11028.html
2020年04月22日水曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 事業者の公募「延期を」 市議会経済環境委

 仙台市が本年度に予定するガス事業民営化の事業継承者の公募に関し、21日の市議会経済環境委員会で延期を求める声が相次いだ。新型コロナウイルス感染拡大で、応募が期待されるエネルギー企業の経営環境は厳しくなっており、投資意欲が再び高まる時期を待つべきだとの意見が出た。

 加藤健一委員(蒼雲の会)はリーマンショックに端を発した景気悪化で、2008年度の前回民営化が頓挫した経過に言及。「新型コロナが夏までに終息したとしても、企業の年間収支は良くない。投資マインドが冷え込む中の公募開始は疑問」と再考を促した。

 佐藤正昭委員(自民党)は民営化に賛成の立場を示した上で「手を挙げる企業が少なくなっては困る。より良い時期に民営化に取り組んでほしい」と求めた。

 これに対し、氏家道也ガス事業管理者は「スケジュールありきで進めてはいない」と強調。「企業の投資マインドや経営状況がどう回復するのかを見定め、日程を考えたい」と答えた。

 市は公募型プロポーザル方式で事業譲渡先を選定する。今年の夏前に公募を開始し、年度内に優先交渉権者を決定。21年度には業務の引き継ぎを行い、22年度上半期に民営化を実現するとのスケジュールを描く。

3769荷主研究者:2020/07/01(水) 19:49:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200423_13007.html
2020年04月23日木曜日 河北新報
創薬・素材開発へ前進 放射光施設の基本建屋着工 仙台

起工式でくわ入れをする高田理事長(左)ら=仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス(光科学イノベーションセンター提供)

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は22日、基本建屋の新築工事起工式を現地で開いた。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器や円形加速器、放射光を取り込むビームラインを設置し、利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 起工式は新型コロナウイルスの感染拡大を受けてセンターの関係者ら8人のみが出席。センターの高田昌樹理事長は「放射光施設は治療薬やワクチンの開発などにおいて強力な道具として期待されている」と意義を強調した。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。仙台の次世代型は物質の機能を見る「軟エックス線」領域に強みがあり、創薬や素材開発など幅広い分野への産業応用が見込まれる。

3770荷主研究者:2020/07/01(水) 20:03:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200425_12015.html
2020年04月25日土曜日 河北新報
仙台駅東口に物流センター JR東、2021年秋に使用開始へ

仙台駅東口に新築予定の物流センターの外観イメージ

 JR東日本仙台支社は24日、仙台駅東口に物流センターを新築すると発表した。西口の駅北部高架下や東口に分散していた荷さばき施設、倉庫、構内事務所などを集約する。駅構内の物流効率化と、店舗従業員らの職場環境改善を図る。

 東口の構内営業事業所(2階建て)を撤去し、鉄骨9階、延べ床面積約4200平方メートルのビルに建て替える。夏ごろに既存建物の撤去を始め、秋ごろに本体工事に着手。2021年秋ごろの使用開始を目指す。

 北部高架下の跡地約1600平方メートルは今後、商業施設を整備して新たなにぎわいづくりにつなげることを検討する。

 坂井究支社長は「搬入車両が駅前の歩道を横断していた西口荷さばき駐車場を廃止し、安全性を高める。従業員の更衣室やシャワー室の増床や休養室の完全個室化したい」と話す。

3771荷主研究者:2020/07/01(水) 20:14:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200429_11006.html
2020年04月29日水曜日 河北新報
新庁舎の整備費、最大473億円に 仙台市役所・本庁舎建て替え

 仙台市役所本庁舎の建て替えで、市は28日、新庁舎の整備費が基本構想の段階よりも58億円膨らみ、453億〜473億円となる見通しを明らかにした。延べ床面積は5900〜7900平方メートル縮小し、5万8000〜6万平方メートルになる。

 市によると、建築資材の高騰や設計報酬基準の改正、働き方改革で工期の長期化が見込まれることなどが増加の要因。断熱性能の高い外壁を採用するなど、環境基準を満たす費用がかさむことも一因という。

 策定中の基本計画に盛り込む整備費には、市地下鉄南北線勾当台公園駅との接続など利便性向上の費用5億円を新たに追加。先行解体する議会棟や低層棟の機能の仮移転、建設予定地の土壌調査などに要する費用は計19億円を増額した。

 延べ床面積の縮小は行政機能や議会機能、駐車場などのスペースを精査した。

 行政機能は2万6600平方メートルと積算し、4500平方メートル減らす。使用頻度の低い書類を外部倉庫で保管し、現在は各庁舎に入居している市の外郭団体の事務所などは原則、民間ビルなどに移転してもらう。

 駐車場は、本庁舎南側の勾当台公園地下駐車場も活用する。敷地内の地下駐車場や庁舎内の廊下など共用部を2万8400平方メートルから2万2800〜2万4800平方メートルに圧縮する。

 一方、議会機能は市議会調査特別委員会の答申を踏まえ、基本構想より1400平方メートル拡張し、4900平方メートルとする。にぎわい創出などを狙い、低層階に整備する市民利用スペースも500平方メートルから6倍の3000平方メートルに広げる。

 28日は有識者による基本計画検討委員会が、書面をやりとりする形で開かれた。市は終了後に記者会見し、整備費の増加や延べ床面積の縮小などを説明した。

 市によると、委員からは「テレワークやウェブ会議ができる設備も必要ではないか」との意見が多く寄せられた。市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「設計段階でどのような方法が可能か検討する」と語った。

3772荷主研究者:2020/07/01(水) 20:24:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5982/
2020-04-30# 建設新聞(仙台圏)
名取市/熊野堂柳生線の整備事業/第1四半期に改良工発注/来年度開通へ舗装工を実施

 名取市は、仙台市との境に整備している都市計画道路・熊野堂柳生線の改良事業について来年度の供用開始を目指し、本年度は改良工事、舗装工事、交差点工事の発注を予定している。このうち改良工事は第1四半期内にも発注する計画だ。

 熊野堂柳生線は1985年に計画決定した都市計画道路で、仙台南部道路山田IC付近で国道286号と分岐する名取市高舘熊野堂余方下東地内を起点とし、ゆりが丘地区の東側を通り、仙台市境となる同市高舘熊野堂飛鳥下地内に至る延長3770㍍で4車線の路線。

 このうち起点の国道286号から、高舘熊野堂岩口南地内で三日町熊野堂線と交差するT字路までの約3㌔㍍が供用済み。

 現在事業中の区間は、この交差点の東側に広がるほ場を用地取得して、既設道路から直線的に整備する延長約780㍍、幅員は25㍍の範囲。この区間が開通すると、仙台市柳生地区の市街地を東西に貫いている県道39号仙台岩沼線と接続し、利便性向上が期待される。

 道路測量設計は地清建設企画が担当し、用地買収は完了済み。2017年度から工事を進めており、起点側136㍍の改良工をワタケン、終点側272㍍の改良工は今慶興産が施工中。途中で用水路と交差するボックスカルバートも施工済みだ。

 本年度は第1四半期にも発注する道路改良工事で、中間部312㍍の路床置き換え工を施工する。このほか、ボックスカルバート区間(約60㍍)を除く全線(約720㍍)の舗装工事と、三日町熊野堂線との交差部を十字路にするための改良工事も、年度内に発注する見通し。

3773荷主研究者:2020/07/01(水) 20:31:46
>>3611
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5992/
2020-05-07# 建設新聞(仙台圏)
仙台市役所・JR東日本/JR仙石線福田町駅の移設/2者間で協議進む/年度内に市で調査業務発注目指す

 仙台市とJR東日本は、JR仙石線福田町駅のバリアフリー化に伴う移設に向け2者間で協議を進めている。市では、協議が完了次第、駅周辺の道路や送迎スペースの確保などを検討する調査業務を発注する考えだ。

 現在の福田町駅は、仙台市宮城野区福田町1の12の1地内にある1面2線の橋上駅。地上から駅舎へのアクセス手段が階段のみのため、利用者からエレベーター設置などバリアフリー化を求める声が上がっているが、現在のホームが狭あいでエレベーターの設置が困難となっていることから、JR東日本で対策の検討を進めてきた。

 その結果、JR東日本が駅舎を移設する方向で検討することを仙台市に通達。現在、周辺用地取得などの課題解消に向けた協議を行っている。

 仙台市が発注を予定する業務では、市の整備範囲となる駅周辺の送迎スペースやタクシー乗降場設置等の環境整備、移転場所からの道路整備を実施するとしている。

3774荷主研究者:2020/07/01(水) 20:35:48

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/information/miyagi/9809/
2020.05.11 建設新聞
仙台市とJR東日本/元寺小路福室線の銀杏架道橋を改良/本年度に設計協定締結を予定/道路幅員を既存の倍程度に拡幅

 仙台市は都市計画道路・元寺小路福室線の拡幅に伴い、対象区間内にあるJR貨物線の銀杏架道橋についても道路拡幅に合わせて改良整備する。施設を所有するJR東日本側と本年度に設計委託に係る協定を結ぶ予定だ

3775荷主研究者:2020/07/01(水) 20:41:15

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6006/
2020-05-12# 建設新聞(仙台圏)
仙台市/高畑定義線 定義工区の詳細設計/一般競争で6月の公告へ/大倉ダム上流に約200mの長大橋計画

 仙台市青葉区宮城総合支所は、市道高畑定義線の定義工区の整備に向けて、道路詳細設計と橋梁予備設計を一括した業務を6月にも公告する考えだ。発注方式は一般競争入札を予定しており、その場合は仙台市契約課が手続きを担当する。

 高畑定義線は現道の幅員が狭く、土砂災害なども発生していることからルートや幅員の改良を立案。現在、大倉ダムの西側(大倉川右岸)に沿って通る青葉区大倉高畑地内から海老沼地内に至る約1・9㌔㍍の高畑工区で、道路改良や橋梁整備を進めている。

 定義工区は、高畑工区終点から定義地区に至る1・9㌔㍍区間が対象。昨年度に佐野コンサルタンツに委託した概略設計の結果、海老沼地内から大清水地内の大倉ダム上流部までは現道拡幅や擁壁整備などを実施する方針。大清水地内から上流部については、ダムを挟み北東側の対岸(大倉川左岸)を通る県道定義仙台線の大葉羅下(おおはらした)地内までを橋長約200㍍の長大橋で接続する計画としている。

 長大橋の構造形式は6月にも公告する業務に含む橋梁予備設計で固める方針だが、地形等を考慮すると下部工を設ける場合はハイピアになることが想定される。なお、同業務では道路詳細設計と用地測量も行い、履行期間は9カ月間を予定している。来年度以降は用地取得状況を踏まえながら事業を進める。

3776荷主研究者:2020/07/01(水) 20:43:25
>>3762
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200514_11003.html
2020年05月14日木曜日 河北新報
都心再構築プロジェクト 仙台市、NTT東と連携協定

公開された「NTT仙台中央ビル(仮称)」の完成イメージ。手前右は東二番丁通

 仙台市は13日、都心再構築プロジェクトの第1号に選んだ青葉区中央4丁目の「NTT仙台中央ビル(仮称)」の整備を手掛けるNTT東日本グループ2社と「都心部の活性化に関する連携協定」を締結した。

 2社はNTT東日本とNTTアーバンソリューションズ。ソリューションズの子会社、NTT都市開発がビルの再開発事業を担う。

 協定によると、(1)2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進(2)起業家育成の拠点や仕組みづくり(3)街の回遊促進-などに取り組む。

 締結式が若林区のNTT都市開発東北支店であり、郡和子市長は「異業種、異分野のノウハウを足し算し、掛け算する場になる」と話し、イノベーション(技術革新)創出効果を期待した。

 NTT東の中村浩取締役宮城事業部長は「ビルには放射光施設の使い方を支援する企業も入る。場所だけでなく、運用する人も含めて活用してほしい」と語った。

 ソリューションズの中川裕社長は東京の本社からオンラインで出席し「近くの仙台銀座や仙台朝市とも連携し、市民に親しまれる緑とにぎわいのある空間を整備する」と意欲を示した。

 23年度に完成するビルのイメージも初めて公開された。仙台朝市につながる北側の道路はセットバック(建物後退)させる。低層階は市民が立ち寄り、ビジネスマンや学生が打ち合わせの空間として活用し、にぎわい創出につなげる将来像を描いている。

3777荷主研究者:2020/07/01(水) 20:50:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200515_12023.html
2020年05月15日金曜日 河北新報
アルミ表面処理のイズミテクノ、宮城・大衡に新工場 21年4月操業

協定書を掲げる(右から)萩原村長、林社長ら

 アルミニウム表面処理(アルマイト処理)のイズミテクノ(長野県岡谷市)は新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設することを決め、14日に県、村と立地協定を締結した。6月ごろ着工し、来年4月の操業開始を目指す。

 工場の敷地は約5200平方メートル。建物は鉄骨2階建てで延べ床面積約3100平方メートル。半導体製造装置の部品を中心に生産し、東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)に供給する。総投資額は約13億5000万円。

 イズミテクノは1966年設立で県外進出は初めて。半導体製造装置などの将来性を見込み、部品生産能力の強化が必要と判断した。地元採用も進め、操業初年度に約20人を新規雇用、将来は約80人に増やす予定。

 村役場であった協定式で林尚孝(ひさたか)社長は「第二の故郷として地元に愛される工場を目指したい」と述べた。萩原達雄村長は「立地の決断に感謝する。インフラ支援を進めて共存共栄を図りたい」と歓迎した。

 第2仙台北部中核工業団地への企業立地は13社目。

3778荷主研究者:2020/07/14(火) 20:29:09
>>3673
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200521_13017.html
2020年05月21日木曜日 河北新報
仙台中心部の「廃墟」ホテル木町解体へ 管理組合、建て替えにめど

建て替えを前提に解体されることが決まったホテル木町(画像の一部を加工しています)

家具やごみが放置されたままの一室=14日(関係者の許可を得て撮影しました)

 廃業後約20年にわたり設備が修繕されず、廃虚同然の状態になっていた仙台市青葉区木町通2丁目のホテル木町が近く、建て替えを前提に解体される見通しとなったことが20日、分かった。周辺住民にとって、地域の治安や景観の面で長年、悩みの種となっていた建物が姿を消す。

 ホテル木町管理組合によると、昨秋の集会で、客室などを所有する107人のうち5分の4以上が建て替えに賛成し、解体が決まった。老朽化した施設の修繕費が大幅に膨らむことなどを理由に、一部組合員が建て替えを提案していた。

 建物内の客室は最近まで、権利関係がはっきりしない人物が一部を占有していた。今月までに明け渡しが終わり、解体、建て替えできるめどが立った。解体の時期は検討中という。

 1997年3月には建物内で殺人事件が発生。廃業後は反社会勢力の関係者とみられる人物が出入りしていたとされ、周辺住民の間から「地域の治安に悪影響を及ぼす」と懸念する声が上がっていた。

 施設の老朽化も著しく、市建築指導課が今月、看板や外壁の一部が路上に転落しないよう求める文書を管理組合宛てに送っていた。

 管理組合の関係者によると、民法の定めで、共有所有物の建て替えを前提としない解体は、全所有者の賛成が必要となる。巨費を投じ修繕しても、新たな経営会社を見つけるなどホテルとして存続させる見通しは立たず、取り壊して新しい建物を造ることにした。

 理事の一人は「関係者を捜し、意思確認する作業に大変、苦労した」と振り返る。別の理事は「今後は費用の工面や解体の時期、建て替える中身の調整など、合意形成を進める」と語った。(この記事は「読者とともに 特別報道室」に寄せられた情報を基に取材しました)

[ホテル木町] 地上7階、地下1階。1977年開業。経営会社が破産する99年1月まで営業した。経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲。2002年に旧客室も分譲され、所有者は宮城県内外に100人以上いる。一部の客室所有者の呼び掛けを基に、2018年7月管理組合が発足した。

3779荷主研究者:2020/07/14(火) 20:36:46
>>3692
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00558573?isReadConfirmed=true
2020/5/22 05:00 日刊工業新聞
シェルター、純木造7階建てビル 仙台駅東口に建設

仙台駅東口近隣に建設する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【仙台】シェルター(山形市、木村仁大社長、023・647・5000)は21日、JR仙台駅東口近隣における純木造地上7階建てビルの建設プロジェクトに着手した。同社が設計・施工を担う。完成は2021年2月の予定。自社開発の木質耐火部材「クールウッド」内部の主要構造部に製材を用いる初の試みになる。

 建築主は高惣(仙台市宮城野区)。鉄筋コンクリート造などとの混構造でない純木造ビルなのが特徴。延べ床面積は約1131平方メートル。同日開いた起工式で、シェルターの木村一義会長は「木造建築の歴史に残る建物になる」と述べた。

 国土交通大臣認定を得ているクールウッドは、内部の荷重支持部に木材を使用。通常、木造の高層建築には集成材を使うが、入手先が限られる。一般に流通する製材は集成材に比べ調達が容易で、コスト削減効果が見込めるという。

(2020/5/22 05:00)

3780荷主研究者:2020/07/14(火) 20:38:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200522_12002.html
2020年05月22日金曜日 河北新報
NHK放送会館跡地にマンション 住友不動産が取得 仙台

住友不動産がマンション用地として取得した旧NHK仙台放送会館=仙台市青葉区錦町1丁目

 2018年に移転した仙台市青葉区錦町1丁目の旧NHK仙台放送会館跡地を、住友不動産(東京)がマンション用地として取得したことが21日、同社への取材で分かった。

 2月に実施された一般競争入札で落札した。5184平方メートルの土地と建物を約42億1000万円で取得。登記簿によると、4月24日に売買が成立した。

 同社の担当者は「官公庁が近く落ち着いた環境で、非常に需要が高いエリアだ」と評価する。6月に建物の解体工事に着手し、来年1月末に終える予定。マンション着工は22年以降とし、販売時期は未定という。

 同社は北に約600メートル離れた青葉区上杉2丁目の勝山スケート場・ボウリング場跡地と、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地でも大型マンションの開発を手掛けている。担当者は「仙台は重要なマーケット。需要が見込める都心での開発を進める」と話す。

 NHKは築50年以上が経過した旧会館の老朽化に伴い、新会館を青葉区本町2丁目に移転新築し、18年2月に開館した。

3781荷主研究者:2020/07/14(火) 20:39:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200522_12015.html
2020年05月22日金曜日 河北新報
外国人宿泊33万人超 19年・仙台5年連続最多更新

 仙台市は21日、2019年の市内の外国人宿泊者数が33万4767人に達し、5年連続で過去最多を更新したと発表した。タイ国際航空が10月、首都バンコクと仙台空港を結ぶ国際定期便を再開させた効果で前年の1.6倍に増加したが、20年は新型コロナウイルス感染症の影響で減少に転じることが確実視される。

 市によると、15〜19年の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。国・地域別で19年の宿泊者数が最も多かったのは台湾で、前年比36.6%増の12万378人だった。仙台発着の定期便が当初の13往復から、最大19往復に増えたことが追い風となった。

 次いで多かったのは中国で、17.7%増の3万4270人。タイが1万9004人で続き、上位五つの国・地域の中で増加率が64.5%と最も高かった。米国は38.8%増の1万5350人、香港は52.1%増の1万876人だった。

 日本人を含む宿泊者数も6.3%増の624万2351人で、最多となった。市が交流人口ビジネス活性化戦略で設定した「21年までに年間600万人」の目標を1年早く達成した。

 内訳は市中心部が488万3883人で9.0%増えた一方、郊外の秋保温泉(太白区)が2.9%減の85万2584人、作並温泉(青葉区)が5.6%減の21万3189人だった。

 20年は右肩上がりから一転、宿泊者数の大幅な落ち込みが懸念される。高野一樹文化観光局長は国内外の旅行がストップしている現状を踏まえ「収束後を見据え、需要を回復する施策に万全を期したい」と話す。

3782荷主研究者:2020/07/14(火) 20:54:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59585810W0A520C2L01000/
2020/5/26 18:40 日本経済新聞 東北 宮城
仙台市、地元中小企業の上場支援

3783荷主研究者:2020/07/14(火) 20:55:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200526_12034.html
2020年05月26日火曜日 河北新報
一番町の「オーケースーパー」31日に閉店 仙台中心部で59年

今月末に閉店するオーケー一番町店=仙台市青葉区

建物の老朽化に伴い、今月末に閉店するオーケー一番町店の入り口=仙台市青葉区一番町4丁目

 首都圏を中心に食品スーパーを展開する「オーケー」(横浜市)は31日、仙台市青葉区一番町4丁目の「オーケー一番町店」を閉店させる。建物の老朽化が理由。1961年7月に開店以来、市中心部のスーパーとして59年間営業した。

 同社によると、同店は別会社の東京スーパーマーケットが開店させた。オーケーが71年、東京スーパーマーケットを吸収合併し、オーケー一番町店と名前を変えた。

 売り場面積約700平方メートルに食料品、日用品など約8900品をそろえた。繁華街が近く、客の6割を占めた飲食店向けに、酒類や酒の割り材を充実させた。

 50年以上通う青葉区の主婦本郷勝子さん(81)は「家族で(同じビルにあった)長崎屋でラーメンを食べ、オーケーに買い物に来たことが懐かしい。一番町に出掛けると必ず立ち寄っていたので、なくなるのは寂しい」と語った。

 佐藤一郎店長は「東日本大震災翌日に弁当やパンを提供し、地域のお客さまの手助けができたことは印象深い。長年にわたり、ご愛顧いただいたことに感謝したい」と話した。

 オーケーは仙台市内に3店舗あったが、2011年に長町店(太白区)、16年に原町店(宮城野区)を閉店した。同社によると、東北への出店予定はない。

3784荷主研究者:2020/07/14(火) 21:02:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59688710Y0A520C2L01000/
2020/5/28 16:28 日本経済新聞 東北 宮城
NTT東、仙台に共創拠点開設 東京に次ぎ2カ所目

3785荷主研究者:2020/07/14(火) 21:08:48
>>3285
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200529_13019.html
2020年05月29日金曜日 河北新報
仙台・泉パークタウン 第6住区は「朝日」

 仙台市は28日、三菱地所(東京)などが泉区の泉パークタウンで手掛けている最後の住宅開発区域「第6住区」の町名を「朝日」とする方針を明らかにした。

 東、中央、西の3工区のうち、造成工事が進む東工区を「朝日1、2丁目」に変更する議案を市議会6月定例会に提出。可決されれば、2022年春以降の街開きに合わせて施行する。

 「朝日」は東工区がある根白石地区の地名の一部で三菱地所などが提案した。

 泉パークタウンの開発は1969年に始まり「高森」「寺岡」「桂」「紫山」の各地区に住宅街が誕生した。第6住区は一戸建て1965区画を造成する予定で、このうち東工区が721区画を占める。

3786荷主研究者:2020/07/14(火) 21:14:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200530_13012.html
2020年05月30日土曜日 河北新報
仙台・小田原の旅館「千登勢屋」閉館 創業113年、コロナで前倒し

31日に閉館する千登勢屋の入り口前に立つ森谷さん夫妻=仙台市青葉区

開館当時の面影を残す階段の手すり

 創業113年を数える仙台市青葉区小田原6丁目の老舗旅館「千登勢屋」が31日、閉館する。後継者がなく、来年の営業終了を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で前倒しすることになった。戦後「旅篭町」と呼ばれた地域の風情を残す建物は当面残す。

 千登勢屋は1907(明治40)年、運営会社千登勢の森谷和之社長(73)の祖父が始めた。創業以来の木造2階の建物は改装を重ねたものの、基本的構造は変わっていない。宮城県沖地震や東日本大震災でも大きな被害はなく、13の客室に年間約5000人の客を迎えてきた。

 ユースホステルに登録しているため、海外からの観光客は多い時で全体の3割に上った。京都府で料理学校の講師だった妻の環子さん(72)が手掛ける家庭料理も好評だった。

 森谷さんは当初、東京五輪・パラリンピック前後の観光需要を見込み、21年まで営業を続けるつもりだった。今年に入り新型コロナの感染拡大で状況は一変。3〜5月のキャンセルが相次ぎ、売り上げは前年の2割に落ち込んだ。

 森谷さんは「体力のあるうちが潮時だ。予約が入る前に閉館することで迷惑も掛からない」と思い直し、閉館を決断した。来年中には運営会社も解散させる。

 周辺の小田原地区は明治時代、花街として発展し、戦後は旅館街へと姿を変えたものの、今ではほとんどが廃業した。千登勢屋は開館当時の窓の柵や階段の手すりが残り、往時を伝える。2階部分をせり出した「はね出し」の構造は珍しく、建築の専門家が見学に訪れるという。

 旅館には市内で開かれる「みちのくYOSAKOIまつり」に出場するため、約20年間利用し続ける北海道のチームから贈られた色紙と賞状が飾られている。森谷さんは「お客さまには感謝しかない。良い決断だったと思ってもらえたらありがたい」と話した。

3787荷主研究者:2020/07/14(火) 21:14:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200530_11014.html
2020年05月30日土曜日 河北新報
仙台・青葉山公園事業が前進 東北財務局、追廻地区を市に無償貸与

 東北財務局は29日、仙台市青葉区の追廻地区の国有地約7万9335平方メートルを市に無償貸し付けすることについて、国有財産東北地方審議会から「適当」と認める答申を受けたと発表した。財務局と市は近く無償貸し付けの契約を結ぶ予定で、同地区を含む一帯で市が進める青葉山公園事業が今後、前進する。

 市は誘致を目指す2023年度の「全国都市緑化フェア」のメイン会場として想定。貸し付けを受けた後、鉄骨1階の公園センターや庭園、芝生広場などを整備する。

 審議会は財務局からの諮問を受け、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う持ち回り方式で開催。5月中旬から各委員に個別説明などを行い、全員から賛成を得たという。

 財務局は「国有地が市民や地域のために有効に活用してもらえることになった。これまでも周辺の土地の貸し付けで協力しており、集大成になる」と言う。

 同地区は戦後、引き揚げ者や戦災者向けに約620戸が整備され、その後は住民が国と土地の借地契約を結んで生活していた。財務局は1998年以降、明け渡しが終わった土地から順次、管理を市に委託しており、現在はほぼ全域を委託している。

 同地区の借地契約は06年9月に終わったが、現在も1戸が移転せず残っている。財務局は「早期の土地明け渡しに向けて、市と一緒に適切に対応していく」と話した。

3788荷主研究者:2020/07/14(火) 21:19:57

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/6145/
2020-06-04# 物件(大崎・栗原)
整備局仙台/大崎市・国道47号中山平地区線形改良/早ければ21年度にも着工/延長160mと31mの2橋新設

 東北整備局仙台河川国道事務所は安全対策として国道47号中山平地区線形改良事業を進めており、本年度で用地買収が6〜7割に達しそうなことから、早ければ2021年度にも着工にこぎ着けそうだ。

 国道47号は山形県と宮城県を結ぶ幹線道路で交通量が多く、急こう配、急カーブ区間で見通しが悪い中山平地区は事故が多発していた。バイパスを整備することで交通の円滑化を目指す。

 計画によると、事業区間はJR陸羽東線中山平温泉駅近くの大崎市鳴子温泉星沼地区を起点に同市鳴子温泉川端に至る延長約1200㍍。3種2級規格で幅員は13㍍(有効幅員10・5㍍、歩道2〜2・5㍍)。バイパス化に伴い現道の南側を流れる大谷川と2度交差することから、区間内に延長160㍍の2径間連続PCラーメン箱桁橋と、延長31㍍の単純鈑桁橋を整備する。

 同事業は12年度に新規事業化してから調査・測量、設計と用地買収を進め、これまでに調査・測量、設計はおおむね終了し、用地買収は約5割まで進んだ。20年度は終点接続部分の詳細設計と、160㍍橋梁の塩害対策を講じる修正設計を行うため、「仙台管内交通安全対策外設計業務」で公告中(6月26日開札)のほか、引き続き用地買収を進める。本年度の事業費は設計6900万円と用地買収費9000万円の計1億5900万円を計上している。道路設計業務は構研エンジニアリングが担当した。

3789荷主研究者:2020/07/14(火) 21:22:29

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6151/
2020-06-05# 建設新聞(仙台圏)
整備局仙台/簡易公募プロポ・仙台都市圏の交通結節点調査検討/技術提案書提出は7月2日まで/仙台駅のバスタ可能性調査を実施

 東北整備局仙台河川国道事務所は4日、仙台駅でのバスタプロジェクトの実現可能性を調査・検討するため、簡易公募型プロポーザル方式で仙台都市圏交通結節点調査検討業務を公告した。技術提案書の提出は7月2日まで。

 参加資格は土木関係コンサルタント業務に係る一般競争参加資格の認定を受けている単体かJVで、2010年度以降に交通結節機能に関する業務または交通結節点に関する業務の実績があること。

 バスタは高速バスターミナルと鉄道駅が直結する集約型公共交通ターミナルで、国土交通省では国内最大級の「バスタ新宿」を成功例に、バスタプロジェクトの全国展開を検討。東北のゲートウエイ機能を担う交通結節点として、高速バス、JR、地下鉄が集中する仙台駅も候補の一つに挙げられていた。

 委託する業務内容は交通結節点整備方針案の作成、事業協力者公募条件の作成、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助、報告書作成など。この中でバスタプロジェクトの実現可能性を検討する。

 履行期間は2021年3月12日まで。

3790荷主研究者:2020/07/14(火) 21:24:07
>>3789
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25636
2020/6/5 日刊建設新聞 宮城版
交通結節点の検討プロポ 仙台駅周辺/事業協力者を公募へ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は4日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。この業務は、仙台駅が交通結節点として適切に効果を発揮できるよう、交通ターミナルのような結節点の整備方針案を作成するとともに、事業協力者の公募条件案などを作成する。プロポは7月2日まで参加表明書や技術提案書を受け付け、審査を経て委託先を決定する。

 仙台駅周辺では、高速バスの発着場所が点在し、乗り継ぎが不便といった課題がある。同事務所ではこうした課題の解消に向け、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を模索している。

 今回委託する業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。業務内容は、交通結節点整備方針案と事業協力者公募条件案の作成、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助など。履行期間は2021年3月12日まで。

 プロポで技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節点の整備方針案を作成する際の着眼点と留意点」となっている。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 交通結節点の検討に当たっては、昨年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。この業務では、仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の規模や候補地、整備手法などを検討した。

 ターミナル施設の候補地については、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として「仙台東道路」の整備を同事務所が計画しており、その整備ルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定することになりそうだ。

 同事務所の中尾吉宏所長は、先月に行われた所長主任の会見で、仙台駅の交通結節点としての機能強化に意欲を示し、「民間力も発揮できるような形で進めるのがよいと思うし、それには公募でいろいろな提案を求めるというやり方もある」と語っていた。

3791荷主研究者:2020/07/14(火) 21:26:19

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00560352?isReadConfirmed=true
2020/6/8 05:00 日刊工業新聞
兼松アドバンスド・マテリアルズ、仙台で新分野開拓 車載部品・医療など

仙台営業所が入居するビル

 兼松アドバンスド・マテリアルズ(東京都中央区、浅羽鉄平社長、03・6661・6430)は、国内3カ所目の事業拠点となる仙台営業所(仙台市宮城野区)を開設した。同社は電子部品メーカー向けを中心に非鉄金属材料などを供給する。東北エリアでの顧客サービス拡充と新規事業開拓を目指し新たな拠点を設けた。

 東北エリアの既存顧客向け材料供給を拡充するとともに、機能性材料の顧客開拓を進める狙いもある。人材採用にも有利という。東北支店からの一部異動を含め4人体制でスタート、順次人員を増やす方針。

 東北支店は電子材料などをジャストインタイムで供給するため顧客工場に隣接し、新規開拓などが難しい面もある。また同社は2019年10月に機能性材料部を新設し、車載電装部品や無線ICタグ用などのアルミ箔(はく)、医療向け材料の供給拡大を目指す。

 仙台営業所は電子材料、潤滑剤、接着剤などの供給拡大を柱に、先行きは機能性材料の担当者を配置し、事業を推進する計画だ。

(2020/6/8 05:00)

3792荷主研究者:2020/07/14(火) 21:41:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00560809?isReadConfirmed=true
2020/6/11 05:00 日刊工業新聞
本田精機、新工場棟を完成 大物加工に特化

大物加工の高精度化に対応した本田精機の新工場棟

【仙台】本田精機(仙台市若林区、本田典明社長、022・284・3077)は、本社敷地内に金属などの大物加工に特化した新工場棟を建設した。7月から本格稼働する。建物や設備の総投資額は約5億円。新工場稼働により、大物加工を中心に生産能力を現状比で約10%高める。同社では航空機関連など成長分野での受注拡大につなげる考え。

 新工場は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は約822平方メートル。大型門型5面加工機と3次元測定器を導入。生産能力引き上げによる受注拡大のほか、大物加工製品の高精度化に対応して顧客ニーズに応える。

 3次元測定器は幅2000ミリ×奥行き3000ミリ×高さ1600ミリメートルまでの製品測定が可能で、大物製品の品質保証体制を強化した。

 2・8トンクレーンを4基導入し、生産現場での作業効率と安全性を高めた。空調設備を整備して高精度製品の受注にも対応できる環境を整えた。

 本田精機は1ミリメートル角の小型部品の加工から組み立て総重量が5トンまでの大型精密機械、実験装置までを一貫生産できる体制を持つ。本田社長は「新型機の導入を機に新たな成長分野での大物製品の受注にチャレンジしたい」としている。

(2020/6/11 05:00)

3793荷主研究者:2020/07/14(火) 21:56:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200617_11026.html
2020年06月17日水曜日 河北新報
ガス民営化の事業者公募「夏前は困難」 仙台市長が答弁

仙台市中心市街地

 郡和子仙台市長は16日、市議会6月定例会代表質疑の答弁で、市ガス事業の民営化に関し「新型コロナウイルス感染症のため、当初想定した今年夏前の事業継承者の公募は難しい」と語り、スケジュールに遅れが出ていることを明かした。

 民営化を巡っては、専門家の市ガス事業民営化推進委員会が最低譲渡価格など公募条件の検討を進めているが、感染拡大の影響で今年2月を最後に、委員が集まって話し合うことが困難になっている。

 郡市長は「社会全体の大きな変容により(事業継承を目指す)エネルギー事業者を取り巻く競争環境の激化が見込まれる」と指摘し、ガス民営化も新型コロナの影響を踏まえて議論を深める必要性に言及した。

 本年度中に事業継承者を公募し、2022年度上半期に民間事業者に事業譲渡する日程は変更しない。「民営化計画にある全体のスケジュールは保持する。事業者の状況把握に努め、公募開始の適切な時期を見定めたい」と述べた。

3794荷主研究者:2020/07/14(火) 22:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200618_13008.html
2020年06月18日木曜日 河北新報
台風19号被災の阿武急、月内に仮復旧 宮城側1日42本まで増便へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は17日、昨年10月の台風19号で被災した富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間が6月中に仮復旧し、丸森-槻木(同柴田町)間の1日の運行本数を被災前の9割となる上下計42本に回復させる方針を正式に表明した。

 角田市役所で開催した株主総会で報告した。県境をまたぐ不通区間の解消で列車を梁川車両基地(伊達市)に移送でき、宮城県側の増便が可能となる。丸森-槻木間は17.4キロで、見合わせていた昼や夜遅い時間帯の運行を再開する。

 現在は通勤、帰宅時間帯に限定し、仙台直通も含め1日上下計21本。被災前は46本だった。車両の点検はJR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で実施している。17日に就任した菅原久吉社長は「日中の運行を再開できるのは、沿線住民にとって喜ばしいことと思う」と話した。

 仮復旧する富野-丸森間の15.4キロは山間部の斜面工事などが続くため、当面は回送列車のみ徐行運転し、10月の本復旧と営業運転の全線再開を目指す。菅原社長は「安全を確保し、なるべく早期に開通させたい」との考えを示した。

3795荷主研究者:2020/07/14(火) 22:11:33
>>642 >>3588
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200620_11022.html
2020年06月20日土曜日 河北新報
複合公共施設の建設地、再び旭ヶ丘に 仙台市が台原森林公園案を撤回

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。再び複合公共施設の建設地となった=仙台市青葉区

 仙台市は19日、青葉区旭ケ丘地区に計画する複合公共施設の建設地を住民の要望を踏まえ、台原森林公園内から市地下鉄旭ケ丘駅南側の市有地に変更すると表明した。市議会6月定例会一般質問の答弁で、佐藤伸治市民局長が説明した。建設地はそもそも市有地だったが、土壌汚染が発覚して変更した経緯があり、元の場所に戻る形となった。

 複合公共施設は駅に隣接するバスターミナル内の旭ケ丘市民センターを移転新築し、青葉障害者福祉センター(仮称)を併設する。

 市は2004年、市有地への整備計画を発表したが、08年に用地内でヒ素などの汚染物質や廃棄物が見つかった。土壌改良費は膨大とみられ、10年に施設規模の縮小方針を決定。東日本大震災による5年間の中断を経て、17年に駅西側の森林公園内に建設地を変更し、20年度着工を目指した。

 市によると、変更した整備計画には地区住民らが当初から「公園が狭くなる」「景観が良くない」などと異論を唱え、市有地での建設を求めていたという。

 市は整備計画を改めて見直し、市民センターは移転新築ではなく、既存施設の利用を継続しつつ、複合公共施設も併用する方針に転換した。複合公共施設の規模を抑えて土壌改良の範囲を狭くすれば、市有地に建設できる見通しが立った。

 今後、地区住民と複合公共施設の機能など詳細を協議し、本年度中に基本計画を策定する。佐藤局長は答弁で「くい打ちの工法などを工夫すれば費用を相当程度、圧縮できる見込みとなった。土壌汚染対策も含め地域住民に丁寧に説明し、意見も聞く」と強調した。

3796荷主研究者:2020/07/28(火) 22:12:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200621_15003.html
2020年06月21日日曜日 河北新報
空きテナントを現代美術ギャラリーに 仙台フォーラス、苦戦の一番町活性化へ新企画

新設するギャラリーについて打ち合わせをする関本さん(右)と向当さん=18日、仙台市青葉区の仙台フォーラス

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」に7月上旬、現代美術のギャラリーがオープンする。同区大手町の「ギャラリー ターンアラウンド」が空きテナントを利用して開設する。同ギャラリーの関本欣哉代表(44)は「作品やイベントを通して持続可能な社会を考える場にしたい」と意気込む。

 仙台フォーラスがある一番町商店街は近年、JR仙台駅周辺に商業施設が増えた影響で苦戦を強いられている。仙台フォーラスも服飾だけでなく、ダンススタジオの開設やイベントの企画など新しい試みを展開しているが、館内には空きテナントが見られる。

 ギャラリーの開設は、関本さんが仙台フォーラス関係の仕事をする友人から、空きテナントの有効活用の相談を受けたのがきっかけだった。関本さんは美術家が社会活動をし、企業が支援する欧米の例を紹介し、館内に作品発表の場を設けることを提案。同社も興味を示し案を採用した。

 具体的には、横浜トリエンナーレ(7〜10月、横浜市)に参加するなど国内外で活躍する美術家青野文昭さん(52)=青葉区=の作品を7月上旬から2階の空きテナントに設置する。

 7月下旬からは、土地の歴史などをテーマに映像やインスタレーションを発表し、全国的に注目されている佐々瞬さん(33)=同=らの作品を7階の空きテナントに展示する計画だ。

 仙台フォーラス営業企画グループの向当(こうとう)和貴さん(27)は「美術館とは違い、アートに関心を持たない方も多く訪れるので、どんな反応が出てくるのか楽しみ。地域の事業を創出する役割を担いたい」と語り、商店街の活性化につながることを期待する。

 関本さんは「新型コロナウイルスや景気低迷の影響で、若者は未来に希望が持てず、無力感に包まれている。作品が持つ力を体験する場を設けることで、環境問題や新型コロナなど社会課題を解決する方法を商業施設やそこに集う人々と考えていきたい」と話す。

3797荷主研究者:2020/07/28(火) 22:14:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200622_13022.html
2020年06月21日日曜日 河北新報
宮交バスの平日ダイヤ「改悪」? 利用者から不満の声相次ぐ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200621kahoku01.JPG
ダイヤ改正で減便となり、利用者から困惑の声が上がる加茂長命ケ丘線=19日夕、仙台市泉区の地下鉄八乙女駅バスプール

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200621kahoku02.JPG
ダイヤ改正で最終バスが繰り上がる主な地区

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で日祝ダイヤで運行されてきた宮城交通の路線バスが22日、平日ダイヤに戻った。待望の平日ダイヤだが、「以前の平日ダイヤより不便になる」との指摘が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。調べると「朝に1時間以上バスが来ない」「最終便が2時間以上繰り上がる」という路線があることが判明。利用者に聞くと、憤りの声が相次いだ。

 仙台市太白区の女性会社員(44)は16日、午前7時台の新しい時刻表にがくぜんとした。最寄りのバス停「西の平1丁目・金剛沢小前」は28分発の1本だけ。次は8時40分まで待たなければならない。

 従来の平日ダイヤは7時台に8分発、49分発と2本あり、8時台も21分発があった。「通勤・通学や通院にいい時刻だったのになぜ変えたのか。1時間以上の空白が生じるなんて」と理解できない様子だ。

 泉区の加茂団地に住む20代の女性会社員も困惑する。最寄りから市地下鉄八乙女駅に向かう朝だけでなく、帰りのダイヤも大きく変わる。最終バスが八乙女駅を午後9時1分発と、1時間半も繰り上がる。

 「日祝の最終便(午後10時3分発)の方が遅いという謎ダイヤ」とあきれ顔。遅くなった場合のタクシー利用も覚悟はするが、6カ月定期を購入しており「もったいない」と感じる。

 平日ダイヤの最終便の繰り上げは多くの路線で採用される。八乙女、泉中央の各駅を起点とする主な路線の繰り上げは表の通り。富谷市が深夜バスとして実証運行していた午後11時32分発の成田経由大清水行きと、泉ケ丘経由富谷営業所行きの2便も休止となる。

 利用者の不満を宮城交通はどう受け止めるのか。ダイヤ編成を担う計画課の担当者は「新型コロナによる減収が大きい」と経営状況を理由に挙げる。

 同社によると、6月に入ってからの乗客は4月の6割弱。平日ダイヤに戻すに当たり、以前の平日ダイヤの82%の本数にした。担当者は「経営を考えると以前と同じ本数を走らせるのは難しい」と訴える。

 ダイヤ設定では、朝の通勤・通学時間帯の便数をある程度確保。日中も一定数走らせるようにし、利用者が少ない夜遅い時間帯の減便を選択したという。

 担当者は「最大公約数に近いダイヤを考えた。ご不便をお掛けする路線があることも承知している。大学の対面授業が始まるなどで利用者が増えれば、再度ダイヤを改正するので理解してほしい」と説明する。

(末永智弘)

3798荷主研究者:2020/07/28(火) 22:30:58

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60691620T20C20A6L01000/
2020/6/23 18:15 日本経済新聞 東北 宮城
バーチャルオフィス、仙台駅前に開設 ワンストップビジネスセンター

3799荷主研究者:2020/07/28(火) 22:48:25

http://logistics.jp/media/2020/06/26/3891
2020/06/26 物流ニッポン新聞
アサヒ、東北エリアに共配網拡大 仙台であすセンター開設

 アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は6月27日、仙台市宮城野区に4温度帯機能を備えた「仙台共配センター」を開設し、自社の共同配送網を東北エリアまで広げる。冷凍冷蔵車(4㌧5台、10㌧2台)を配置し、稼働初年度の売上高は3億円程度を見込む。今秋には4㌧冷凍車1台で同センター―岩槻共配センター(さいたま市岩槻区)の幹線便の運行を開始。これにより、同社が進めてきた東日本全域の共配ネットワークが完成する。(辻本亮平)

【写真=今後の業務拡大に合わせて車両を増強】

3800荷主研究者:2020/07/28(火) 22:53:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200627_13004.html
2020年06月27日土曜日 河北新報
「文横」飲食街、CFで守る 目標は1000万円

約150メートルの通りに多様な店舗が肩を寄せ合う文化横丁

CFの内容を検討する文化横丁の店主たち=23日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む仙台市青葉区の飲み屋街「文化横丁」の店主たちが7月1日、インターネットで経営資金を募るクラウドファンディング(CF)を始める。8月30日までに計1000万円を集める目標を設定。店主たちは「歴史が100年近い文横(ぶんよこ)を守るのに力を貸してほしい」と呼び掛ける。

 CFは30〜50代の店主でつくる「仙台文化横丁応援委員会」が企画。横丁全体を応援するコースと個別の店に出資するコースの2通りを用意し、それぞれ500万円への到達を目指す。

 横丁全体への支援は3000円〜10万円の5段階で募集。横丁の歩みをまとめた記録誌を作成し、5000円以上の出資者へ送る。オリジナルのTシャツやカレンダーも返礼品として準備。余った金額は将来的な夏祭りの開催など、横丁を盛り上げる蓄えとする。

 個別の店に対する支援は約15店が対象。3000円、5000円、1万円の3段階で受け付け、出資額より2割多い金額の利用券を送る。全ての返礼品は11月ごろ手元に届く。

 文化横丁には、昭和レトロな居酒屋やダイニングバーなど約50店が軒を連ね、常連客のほか、県内外からのビジネスマンや観光客にも愛されてきた。

 だが、宮城県の休業要請が明けた5月7日以降も、客同士の距離が近い横丁の特徴が敬遠され、宴会の予約も激減するなど客足は戻っていない。焼鳥店「あかしろ屋」の店主片瀬淳也さん(47)は「感染予防で狭い空間は避けられがち。売り上げがコロナ前と比べて8、9割減った日もある」と窮状を説明する。

 おでん屋「ほたる2号館」店主で文化横丁応援委員長の千葉邦明さん(52)は「多くの店の中から飛び込む先を選び、そこからつながりを広げていくのが横丁の醍醐味(だいごみ)。何としても未来に残したい」と話す。

 CFの詳細は7月1日以降、専用サイト「キャンプファイヤー」で確認できる。連絡先は仙台文化横丁応援委員会事務局022(723)5775。

3801荷主研究者:2020/07/28(火) 22:55:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200628_13016.html
2020年06月28日日曜日 河北新報
阿武急・丸森-槻木、昼時間帯の運行再開 台風19号被災前の9割に回復

再開した昼時間帯の列車を利用する高校生ら=27日午後1時ごろ、阿武隈急行角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は27日、昨年10月の台風19号の影響で大幅に減便していた丸森(宮城県丸森町)-槻木(同柴田町)の17.4キロで、昼時間帯などの運行を再開した。1日の本数は被災前の9割に回復。日中の駅ホームで乗客が列車を待つ光景が戻った。

 運行を全て見合わせていた午前9時〜午後4時台には上下計14本が走る。角田駅(角田市)では午前中から高校生らが乗車した。

 駅近くで理容店を営む門間恵子さん(65)は「宮城県美里町に実家があり、昼間にゆっくり帰省できるのはありがたい。実家でも時間を気にせず過ごせそうだ」と話した。

 1日の運行本数は仙台直通を含め上下計42本となる。同区間は台風被害で不通となり、昨年12月6日に通勤、帰宅時間帯の21本が再開した。被災前は46本あった。

 線路への土砂流入などで不通が続いた富野(伊達市)-丸森間の仮復旧で、宮城県側から列車を梁川車両基地(同)に回送して点検できるようになり、増便が可能になった。阿武急企画営業課の担当者は「本数が少なく迷惑を掛けていた。利用者が戻ってくれればうれしい」と話した。

 同社は10月の富野-丸森間の本復旧と営業運転の全線再開を目指す方針。

3802荷主研究者:2020/07/28(火) 23:00:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200630_12004.html
2020年06月30日火曜日 河北新報
MOVIX利府、10月31日閉館 宮城

MOVIX利府

 全国でシネマコンプレックス(複合型映画館)を運営する松竹マルチプレックスシアターズ(東京)は29日、宮城県利府町のMOVIX利府を10月31日で閉館すると発表した。同社は「契約満了に伴う措置」と説明している。

 MOVIX利府は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として4月から約1カ月休館し、5月18日に再開。客足が大幅に減り、休館前の3割程度にとどまっていた。

 同館の山田宗喜マネジャーは「コロナの影響は大きかったが、閉館はあくまで契約上の話で予定していたこと」と説明する。

 同館は2001年3月開館。12スクリーン計2438席のシネコン。県道8号通称「利府街道」沿いにあり、町役場やイオンモール利府に隣接する商業集積地「利府ペアガーデン」内で営業する。

 イオンモール利府によると、今冬同町に開業予定の大型商業施設「イオンモール利府」新棟に、新たに映画館がオープンする予定という。

 熊谷大町長は「イオンモール利府の新棟が冬に開業するなど、町がリニューアルしていく流れの一つなのだろう」と述べた。

3803荷主研究者:2020/07/28(火) 23:01:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200630_13023.html
2020年06月30日火曜日 河北新報
FCV向け水素供給施設 仙台空港近くに設置 今秋着工

東京などで稼働している商用水素ステーション=2016年3月

 宮城県は29日、燃料電池車(FCV)に水素を充填(じゅうてん)する「商用水素ステーション」を仙台空港(名取、岩沼両市)に近い岩沼市内に設置すると発表した。県内2カ所目の供給施設で、開設は2021年8月以降の見込み。岩谷産業と日本水素ステーションネットワーク(東京)が共同で整備する。

 仙台空港に隣接する工業団地「仙台空港フロンティアパーク」の空き区画を活用。同空港と仙台東部道路仙台空港インターチェンジをつなぐ県道沿いに建設する。着工は今秋の予定。

 県は20年度予算に、施設整備費の助成などを盛り込んだ水素エネルギー利活用推進費を2億300万円計上した。事業者を公募し、唯一手を挙げた両社の共同事業への補助を決めた。

 県は二酸化炭素を出さない水素を次世代エネルギーの柱と位置付け、温室効果ガスの排出量削減を目指す。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」の一環で、県が後押しした最初の施設は17年3月、仙台市宮城野区の県有地にオープンした。

 県内のFCV登録台数は20年5月末現在で48台にとどまり、施設増設が課題。村井知事は29日の定例記者会見で「(今回の場所は)空港に近く、分かりやすい。FCVの普及に弾みがつく」と期待した。

3804荷主研究者:2020/07/28(火) 23:05:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200702_13022.html
2020年07月02日木曜日 河北新報
「石巻河南道路」ルート案を選定 現道の拡幅とバイパス整備を併用

 宮城県石巻市の蛇田地区と河南地区を結ぶ新たな国道108号「石巻河南道路」のルートを巡り、東北地方整備局は1日、公表していた3案から、現道の拡幅とバイパス整備を併用する案(延長約8キロ)を選定した。今後、詳細なルート設定を進める。

 整備局が同日の社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会で示し、有識者らの委員が了承した。事業化の時期は未定。

 選ばれた併用案は蛇田地区の三陸沿岸道石巻河南インターチェンジ(IC)付近と河南地区を連結する。蛇田地区は現道を4車線に拡幅し、河南地区は盛り土でバイパスを整備する。事業費は約170億〜220億円を見込む。

 他の2案は共に全線をバイパス整備し、石巻女川ICや石巻河南ICをつなぐ計画だった。併用案は渋滞の解消や中心部へのアクセス向上が期待され、事業費が2案よりも抑えられる点などが評価された。

3805荷主研究者:2020/07/28(火) 23:06:07

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61144400T00C20A7L01000/
2020/7/3 18:58 日本経済新聞 東北 宮城 山形
きらやか銀行、仙台支店建て替え 22年春にも開業

3806荷主研究者:2020/09/05(土) 12:46:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200704_13010.html
2020年07月04日土曜日 河北新報
宮城県教育研修センター跡地、私立特別支援学校に 来春開校に向け着工

校舎の完成予想図(三幸学園提供)

 仙台市青葉区の旧宮城県教育研修センターに建設する私立の特別支援学校「支援学校仙台みらい高等学園(仮称)」の安全祈願祭が3日、現地であった。宮城県教委の公募に応じた学校法人三幸学園(東京)が設置、運営を担う。8日の県私立学校審議会での正式決定を経て、2021年4月の開校を目指す。

 三幸学園は東京未来大や専門学校、高校、保育所など計110カ所を運営する。約20人が参加した安全祈願祭で、昼間一彦理事長は「特別支援学校に入学を希望する生徒の受け皿が不足している。一人一人の可能性を信じて、学ぶ機会を提供したい」と話した。

 敷地面積は約1万8400平方メートルあり、県教委が無償で貸し付ける。本校舎は鉄筋2階、延べ床面積約1260平方メートルで、センターの情報処理教育棟を改修する。新設の寄宿舎(定員48人)は鉄筋2階、延べ床面積約970平方メートル。体育館や実習室も整備する。

 高等学園は軽度の知的障害のある生徒を受け入れ、就労支援や就職に向けたキャリア教育を行う。高等部課程の本科(3年間)と専門教育課程の専攻科(2年間)を設置し、1学年の定員は本科が24人、専攻科が16人の予定。

 県立の特別支援学校の高等学園は岩沼市や女川町などに4校あり、私立は2校目。私立初の共学校となる。

3807荷主研究者:2020/09/05(土) 12:49:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200704_11006.html
2020年07月04日土曜日 河北新報
杜の都・仙台の顔「勾当台」リニューアル 市懇話会、将来像策定スタート

終戦直後以来のリニューアル期を迎えた勾当台地区。市は市民広場の再整備などに乗り出す=仙台市青葉区

 仙台市は3日、青葉区勾当台地区の将来像「勾当台エリアビジョン」の策定に向け、有識者の懇話会を発足させた。JR仙台駅周辺と並ぶ杜の都の「顔」となる地区で、市役所本庁舎の建て替えなどの大型事業が控える。戦災復興で形成された街は半世紀以上を経て建物が老朽化し、転換期を迎えつつあり、リニューアルを検討する。

 懇話会はまちづくりや都市計画などを専門とする大学教授ら5人で構成する。初会合が市役所であり、市は検討対象として南北は元鍛治丁公園周辺-市役所周辺の約500メートル、東西は愛宕上杉通-晩翠通の約1000メートルの範囲を提案した。

 同エリアでは、市が2028年度の利用開始を目指し、新本庁舎の建設に乗り出す方針のほか、勾当台公園と市民広場の再整備に向け、20年度に基本構想の策定を予定する。定禅寺通では官民組織が歩道やケヤキ並木を活用し、にぎわい創出の社会実験に取り組む。一方、約半数の建物が築40年以上と老朽化が進んでおり、今後は建て替えや改修が相次ぐとみられる。宮城県も老朽化する定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、新築する方針で跡地利用に注目が集まる。

 ビジョンはこれらの動向を踏まえ、勾当台地区の将来像を描き、30年度を目標に都市機能の誘導や施策展開の方向性を示す。懇話会は年度内に3回の会合を重ね、秋ごろ中間案をまとめ、意見公募を経て21年初めごろの策定を目指す。

 初会合では検討エリアの設定に意見が相次いだ。NPO法人まちづくりスポット仙台の岩間友希氏は「西公園なども含め広く捉えた方がいい」と提案。東北大大学院教授の姥浦道生氏は「仙台駅前と比較するなど、都心全体の中で勾当台地区をどう位置付けるかという議論が必要」と指摘した。

3808荷主研究者:2020/09/05(土) 12:51:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200706_13019.html
2020年07月06日月曜日 河北新報
「無電柱化」29年度まで10路線 仙台市、延長5キロで推進

無電柱化され、歩道に電線がない市道元寺小路福室線=仙台市宮城野区

 仙台市は、市が管理する道路上の電柱や電線を地下に移設する「無電柱化」の推進計画を策定した。計画期間は2029年度までの10年間。整備効果が高い10路線を選定し、過去10年の実績8.7キロを上回る約10キロの地下化に取り組む。

 基本方針には無電柱化を優先的に進める道路の種類を示した。緊急輸送道路や骨格幹線道路のほか、通学路などバリアフリーに配慮する道路、多くの来訪者が集まる道路、歴史・文化的価値がある道路を挙げた。

 整備計画には、20年度から10年間に無電柱化する10路線の具体的な区間を明示した。県道仙台泉線の青葉区昭和町-堤町3丁目間、市道元寺小路福室線の宮城野区銀杏町-南目館間など。区間の総延長は約5キロだが、道路の両側を無電柱化すると約10キロになる。

 市は電線共同溝の本体整備費、電線管理者は地上機器やケーブルの設置費をそれぞれ負担する。

 10路線以外でも都心再構築プロジェクトなどに関連し、道路の再整備が行われる際は無電柱化を検討する。緊急輸送道路や避難道路では道路法に基づき、電柱の新設を原則禁止と決め、20年度中に運用を始める。

 道路上の電柱は景観を損ねるだけでなく、地震や台風などの災害時に倒壊の危険がある。市内では1985年ごろJR仙台駅周辺で無電柱化が始まり、都市計画道路整備や土地区画整理事業に合わせて広がった。

 2016年に無電柱化推進法が施行され、市は19年3月に基本方針を取りまとめ、20年3月末に推進計画を策定した。

3809荷主研究者:2020/09/05(土) 13:11:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200709_13025.html
2020年07月09日木曜日 河北新報
商業施設に現代美術 仙台フォーラスにギャラリー開館

仙台フォーラス内に開館したギャラリーに展示された青野さんの作品=8日

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」に8日、現代美術のギャラリーがオープンした。仙台の若者ファッションをリードしてきた商業施設から、持続可能な社会について考える最先端のアートを発信する。

 ギャラリーは、同区大手町のギャラリーターンアラウンドが2階の空きテナント(約150平方メートル)を利用し開設した。第1弾として国内外で活躍する美術家青野文昭さん(52)=青葉区=の立体作品など約20点を8月中旬まで展示する。

 青野さんは「なおす」をテーマに、廃棄物や拾得物の欠損部分、使用痕跡を修復し、作品として再生させることで知られるアーティスト。看板やプラスチックのバケツ、カップ麺の容器などを利用した作品を間近で見ることができる。

 青野さんが、仙台フォーラスの出入り口にある階段の破損箇所を修復する様子を記録した、最新の映像作品も上映している。

 7月下旬からは7階の空きテナントに、土地の歴史や戦争の記憶をテーマに映像やインスタレーションを発表している佐々瞬さん(33)=青葉区=の作品を展示する予定。

 ギャラリーはJR仙台駅周辺の商業施設に客足を奪われ、苦戦を強いられている一番町商店街の新たな魅力を創出する役割も期待されている。ターンアラウンドの関本欣哉代表は「商業施設に現代美術を展示することはあまりなかった。美術に関心がない人をはじめ、多くの人に現代美術の魅力を知ってもらうきっかけになればいい」と話す。

3810荷主研究者:2020/09/05(土) 13:11:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200709_13010.html
2020年07月09日木曜日 河北新報
藤崎本館建て替えへ 仙台・一番町3丁目の再開発始動

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200709kahoku01.JPG
周辺ビルと一体的に再開発を進めることになった藤崎本館=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区一番町3丁目の地権者でつくる「一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会」は8日、藤崎本館の建て替えを含む市街地再開発に向け、具体的な計画を作る事業協力者の募集を始めた。市中心部で進む再開発事業で最大となる約1万7000平方メートルに商業・業務・複合交流拠点の整備を目指す大型計画が始動する。

 再開発区域は青葉通沿いで、藤崎のファーストタワー館、大町館、一番町館は含まない。区域内はビル約20棟を抱え、地権者は16人。協議会は3月30日に設立され、会長には藤崎の藤〓三郎助社長が就いた。区域内には築50年以上の老朽化した建物が複数あり、2018年8月から再開発に向けた勉強会を開いていた。

 事業協力者は単独のゼネコンに限定する。29日に応募を締め切った上で8月20日まで提案書を募り、9月に決定する。拠点整備の具体的な計画を作成した後、施工事業者を改めて募集する。協議会は今後3年をめどに再開発準備組合を設立する予定。

 藤崎は1963年、現在の本館の大部分となる鉄筋コンクリートの建物を建設。増改築や耐震工事を実施し、現在は地上8階、地下3階で延べ床面積3万6900平方メートル、売り場面積2万5000平方メートルとなっている。

 昨年200周年を迎えた藤崎の2020年2月期の売上高は20年前に比べ12.0%減少。ネット通販の拡大で衣料品を中心に伸び悩み、消費税増税、新型コロナウイルスによる客足減も重なり逆風が続く。

 関係者によると、藤崎が単独での建て替えを選択しなかったのは、周辺地域との一体開発で仮店舗などの代替機能を確保し、新店舗建設期間中も営業を続ける狙いがあるとみられる。

 藤崎は取材に対し、「事業者選定に差し支えるのでコメントは控える」と明言を避けた。藤〓社長は昨年12月、本館建て替えについて河北新報社の取材に「売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるイメージ」と語っている。

◎市中心部の核にぎわい期待

 藤崎本館など周辺の一体的な再開発が始動する仙台市青葉区一番町3丁目は、大型商業施設が集積する仙台駅前と、官公庁街の勾当台地区とをつなぐ中間に位置する。市中心部の核として、再開発施設がにぎわい創出に果たす役割に関係者が期待を寄せている。

 再開発区域は西側の約半分を藤崎本館や同社関連施設が占める。南側の青葉通沿いに銀行やオフィス、北側のアーケード街に商業施設が並び、多面性を持つ。

 市中心部商店街活性化協議会の山崎浩之会長は「純粋な百貨店業だけでなく、地元の人たちの思いを取り込んだ公共性のある施設にしてほしい」と求め、「周辺が再開発施設とどう結び付き、相乗効果を生み出せるかを考えなければならない」と課題を挙げた。

 同区域は都市再生緊急整備地域に指定され、老朽化したビルの建て替えを促す市の「都心再構築プロジェクト」の対象となる。市はオブザーバーとして協議会に助言していく方針。

 都心まちづくり課の二階堂聡課長は「青葉通や一番町は中心部の回遊性を高めるために重要なエリアだ。周辺の再開発への刺激になることも期待したい」と話した。

(注)〓は崎の本字

3811荷主研究者:2020/09/05(土) 13:13:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200710_12017.html
2020年07月10日金曜日 河北新報
仙台の空き室率上昇5%台 オフィスビル・6月

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が9日まとめた仙台市の6月のオフィスビルの空き室率は、前月比0.49ポイント高い5.13%と、2カ月連続で上がった。5%台は2018年9月(5.09%)以来、1年9カ月ぶり。新型コロナウイルスの影響で解約が相次いだ。

 全5地区中4地区が上昇し、空き室面積は約7200平方メートル増えた。仙台駅前地区は0.52ポイント上昇の4.70%。新型コロナの感染拡大に伴う自粛傾向が続き、インターネットカフェや飲食店が撤退した。駅東地区は貸し会議室の解約があり、0.10ポイント上昇の6.21%だった。

 一番町周辺地区は新築ビルへのオフィス移転が相次いで決まり、0.91ポイントの大幅上昇となる4.04%。県庁・市役所周辺地区は小規模な解約があり、0.13ポイント上昇の5.80%だった。

 同支店の担当者は「コロナ禍で売り上げが減少した業種の撤退に加え、大型ビルの供給に伴う空き室の発生が重なった。今後も空き室が増える傾向は続くだろう」と予測した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の351棟。貸し会議室の運営会社がビルを売却したため、1棟増えた。

3812荷主研究者:2020/09/05(土) 13:13:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200710_12015.html
2020年07月10日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>バーチャルオフィス活況 事務所持たず住所レンタル、起業をしやすく

ワンストップビジネスセンターが会員に時間貸ししている会議室=仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止する対策として在宅勤務の普及が進む中、オフィスを持たずに住所を借りるバーチャルオフィスの需要が高まっている。6月には東京の専門事業者が仙台市青葉区に東北で初出店したほか、地元業者にも問い合わせが相次いでいる。(報道部・古賀佑美)

 バーチャルオフィスを全国30拠点で展開するワンストップビジネスセンター(東京)は6月18日、青葉区本町1丁目のJR仙台駅近くに仙台店を開設した。

 店舗はビル内のがらんとした10坪ほどの1室のみ。商談用として利用者に時間貸しする。徹底的に無駄を省き、格安でサービスを提供する。

 土本真也社長(43)は「以前から起業文化が根付く仙台に出店したかった。新型コロナの影響で、テレワークや固定費を削減したい企業の受け皿にもなり得る」と話す。

 住所を貸すバーチャルオフィスサービスは立地に価値を置く。取引先や顧客への信頼性が高い仙台駅前エリアには、複数の地元企業が10年以上前からサービスを展開している。

 青葉区中央4丁目のオフィスドリームズ竹葉は2007年、シェアオフィスとバーチャルオフィスのサービスを始めた。バーチャルオフィスには約70の個人、法人が登録する。

 家庭問題のカウンセラーやフラワーアレンジメント講師といった女性の登録が多く、東日本大震災後は復興需要を狙う宮城県外の建設会社の登録が増えた。新型コロナに影響を受けた解約はほとんどなかった。

 小林房子社長(81)は「時代を反映するサービスなのかもしれない。働く場所にとらわれないので、コロナ禍でも必要とされるはずだ」と期待を込める。

 シェアオフィス事業も含む青葉区本町1丁目の「セカンドステージ」の運営会社は、会計事務所が母体となっているのが特徴。企業支援の視点を生かして事業を展開し、開業相談にも対応する。新型コロナ前に比べ、問い合わせが3倍に増えているという。

 バーチャルオフィス事業の課題は利用者の審査だ。各運営会社は利用希望者の登記や取引履歴を確認する。対面審査や会員制交流サイト(SNS)のチェックも加え、悪用を防ぐ対策を尽くしている。地元企業は「無理に利用者を増やさず、関係性のある事業者に特化する」と説明する。

 市内の不動産関係者はバーチャルオフィスについて「副業や個人事業主のスタートアップで広く利用される可能性はある。ただ、事業拡大に向けた融資を受けるには、実体のオフィスを借りて法人の信用性を高める必要があるだろう」と指摘している。

[バーチャルオフィス]事務所を持たない個人事業主や法人に、住所や電話番号、ファクス番号をレンタルするサービス。法人登記のほか、郵送物や電話の転送も可能。利用料はシェアオフィスやコワーキングより安価で、自宅情報を公開したくない起業家や個人事業主の利用が多い。

3813荷主研究者:2020/09/05(土) 13:40:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200711_12015.html
2020年07月11日土曜日 河北新報
警察厚生宿泊施設「パレス宮城野」、7月末閉館へ

7月末に閉館するパレス宮城野

 警察共済組合県支部が運営する仙台市青葉区の厚生宿泊施設「パレス宮城野」が今月いっぱいで、営業を終える。利用者の減少と老朽化に伴うもので、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当初来年3月末に予定した閉館を前倒しする。関係者によると、閉館後の建物と敷地の利用方法は決まっていないという。

 パレス宮城野は鉄骨鉄筋地上5階、地下1階で、延べ床面積約4610平方メートル。最大195人が入る大会議室をはじめ会議、宴会場計10室と客室11室、レストランなどがある。

 前身のみやぎ野会館を移転、新築し1986年に開業。仙台城大手門の意匠を外観に取り入れ、2007年まで神殿や写真室があった。最盛期の1990年には年100組以上の結婚式、披露宴を執り行った。

 近年、利用者が減り続けたことに加え、老朽化した建物や設備の修繕、更新に数千万円かかるため、閉館を決めた。県警厚生課によると、備品など整理し、建物を所有者の県に返すという。解体するか改修して使うかは今後、県が決める。

 宿泊営業は既に終了し、レストランと宴会場を予約制で利用できる。日本酒「警魂」とレトルトの「みやぎの牛タンカレー」などは9月まで、在庫分を販売する見込み。

 板垣誠支配人は「時代の流れとはいえ、閉鎖は残念だ。さまざまな催しを開いて感謝を伝えたかったが、コロナ禍の現状では難しい」と語った。

3814荷主研究者:2020/09/05(土) 13:52:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200722_12003.html
2020年07月22日水曜日 河北新報
食品廃棄物で発電事業 仙台・蒲生で22年から JFEとJR東

仙台工場の完成予想図

 JFEグループの環境事業会社「J&T環境」(横浜市)とJR東日本などは21日、東日本大震災で被災した仙台市宮城野区蒲生北部地区で、食品リサイクル・バイオガス発電事業を2022年2月に始めると発表した。

 J&T環境、JR東、東京ガス、東北鉄道運輸(仙台市)の4社は19年11月、共同出資で「東北バイオフードリサイクル」(同)を設立。市が買い取った防災集団移転跡地の利活用事業に応募し、約1万1000平方メートルを借り受けた。

 1日最大40トンの廃棄物を処理できる工場を建設する。鉄筋2階、延べ床面積は840平方メートル。今年9月に着工する。

 JR仙台駅や駅ビル、ホテルの廃棄食品のほか、東北の食品工場からの産業廃棄物も扱う。生ごみとプラスチック容器などを分別する高性能の除去装置もあり、消費期限が切れた駅弁なども処理できる。

 微生物発酵のメタンガスで発電し、発電出力は780キロワット、年間発電量は一般家庭1500世帯分の約650万キロワット時を見込む。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、東北電力に9割を売電する。

 処理後の汚泥で肥料を作り、JR東グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が若林区荒浜地区に21年3月オープンさせる観光果樹園での活用も検討する。

 JFEとJR東による食品リサイクル・バイオガス発電事業は、横浜市に続き2カ所目。J&T環境の担当者は「仙台工場は環境教育や防災拠点の役割も果たす」と説明し、JR東の担当者は「エネルギーの地産地消を目指して被災地復興に貢献したい」と話した。

3815荷主研究者:2020/09/05(土) 13:53:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200722_12019.html
2020年07月22日水曜日 河北新報
ホテル京阪仙台、8月1日開業 東北初進出

東北初進出で8月1日にオープンする「ホテル京阪 仙台」

 京阪ホールディングス(大阪市)のグループ会社、ホテル京阪(同)は8月1日、仙台市青葉区中央3丁目に「ホテル京阪 仙台」を開業する。同ホテルの東北進出は初めて。JR仙台駅に近い立地を生かし、ビジネス客や観光客の利用を見込む。

 仙台駅西口から徒歩8分の青葉通沿いにあり、七十七銀行本店に隣接。周辺には商業施設、オフィスビル、飲食店などが並ぶ。

 地上14階、地下1階、延べ床面積約8200平方メートル。客室は201室で、筆返しのある化粧棚や伊達家の家紋風のデザインを施した小物など、仙台の武家文化を感じさせる一方、照明や空調をタッチパネルで操作できるなど最新の機能性を備える。2階にはレストランを設けた。

 久保充啓営業副本部長(52)は「『ウィズコロナ』の意識を持ちながら、宿泊特化型のホテルを目指したい」と話す。

3816荷主研究者:2020/09/05(土) 14:07:41
>>3789
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25869
2020/7/29 日刊建設新聞 宮城版
中央復建JVを特定 交通ターミナル検討プロポ 仙台駅周辺に整備(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)設計JVを受託候補者に特定した。今後に見積もり合わせし、金額が折り合えば同JVと契約する。検討業務では、仙台駅周辺に交通ターミナルのような結節点を設けるため、整備方針案などを作成する。

 仙台駅周辺は高速バスの発着場所が点在しており、乗り継ぎが不便などといった問題がある。このような状況を解消するため、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を検討している。

 今回委託する業務では、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮できるようにするため、交通結節点整備方針案と事業協力者公募条件案の作成や、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助などを行う。履行期間は2021年3月12日まで。

 交通結節点の検討に当たっては、昨年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。この業務では仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の規模や候補地、整備手法などを検討した。

 ターミナル施設の候補地に関しては、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として「仙台東道路」の整備を同事務所が計画しており、その整備ルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定することになりそうだ。民間力が発揮できるような形での施設整備を視野に入れており、今後に事業協力者を募り、提案を求める見通し。

3817荷主研究者:2020/09/05(土) 14:08:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200729_11004.html
2020年07月29日水曜日 河北新報
仙台市、公文書館開設へ 運営検討会議が初会合

公文書館の開館に向け、課題を整理した運営検討会議の初会合

 仙台市は28日、歴史的価値のある公文書を永年保存する「公文書館(仮称)」の2022年度の開館に向け、有識者による運営検討会議を設置し、市役所で初会合を開いた。

 検討会議は大学の研究者や他自治体の公文書館職員ら5人で構成する。開館までに公文書の収集・選別基準の検証、個人情報保護のため閲覧を制限する場合の利用審査基準の策定、審査方法の検討などを進める。

 座長に就いた東北大史料館の加藤諭准教授は「行政の記録を次世代に残し、検証するための重要な施設となる。散逸や劣化を防ぐだけでなく、市民の利便性を高められるように議論していきたい」と語った。

 公文書館には、市が定める保存期間が過ぎた文書のうち、基準に沿って選別した「歴史的公文書」などを保管する。15年3月に閉校した旧貝森小(青葉区)校舎を活用し、今年9月に改修工事に着手する。

3818荷主研究者:2020/09/05(土) 14:34:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200730_13033.html
2020年07月30日木曜日 河北新報
東北大発のベンチャー、キャンパスに新工場 米ぬか油からサプリ原料を抽出

関係者に公開された工場内のスーパービタミンE抽出・濃縮装置=仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス

 東北大発ベンチャー「ファイトケム・プロダクツ」(仙台市)は、米ぬか油からスーパービタミンEなどの機能性成分を抽出する新工場を仙台市青葉区の青葉山キャンパスに開設した。29日、既に稼働した工場の内部を関係者に公開した。機能性成分はサプリメントや食品、化粧品の原料として製造・販売している。

 抽出技術は、東北大大学院工学研究科の北川尚美教授(化学工学)が開発した「イオン交換樹脂法」を採用。合成樹脂製の専用の吸着剤が入った管に米ぬか油を通すことで、吸着剤から機能性成分を抽出できる。

 工場はビジネスインキュベータ棟の一室で面積は50平方メートル。機能性成分を抽出、濃縮する設備を配置した。米油メーカーからサラダ油製造に使わなかった米ぬか油を仕入れ、1週間に約1キロのスーパービタミンEやビタミンEを製造する。

 スーパービタミンEは通常のビタミンEの50倍程度の抗酸化作用を持ち、老化抑制や肌の保湿に効果があるとされる。従来はパーム油から抽出されるが、米ぬか油の方が含有量が多い。

 今後はパラフィンなど他の機能性成分の量産を目指すほか、抽出後の油成分を燃料にバイオマス発電に取り組む。2年後には市沿岸部に大規模工場を設ける。

 加藤牧子社長(41)は「東北産の米ぬか油で安全性も高い。米油メーカーが使わず焼却処分している未利用油を生かし、東北の農業と持続可能な社会に貢献できればいい」と強調した。

3819荷主研究者:2020/09/05(土) 14:34:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200731_11022.html
2020年07月31日金曜日 河北新報
大幅減収の仙台市バス「現状維持困難」郡市長見通し

 仙台市議会臨時会は30日、開会した。郡和子市長は新型コロナウイルスの影響で利用者が激減する市バス事業に関し、「運行本数や運行エリアを将来も現状のまま維持するのは難しい」と厳しい見通しを示した。

 郡市長は「感染収束後もテレワークなどの新しい生活様式が普及し、利用者の減少が続くことが予想される。今後は路線バスと地域交通を組み合わせた新たな交通ネットワークを構築する必要がある」と述べた。

 加藤俊憲交通事業管理者はバスと地下鉄の4、5月の乗車人数が前年同期の5割に落ち込み、4〜6月はバスが約7億円、地下鉄が約19億円の減収見通しと説明。バス事業は資金不足比率が20%を超え、経営健全化団体に陥る可能性があり、国が創設した「特別減収対策企業債」を発行する方針を明らかにした。

 加藤管理者は「企業債発行で当面は20%を超えないと見込んでいる。利用者が少なく、路線の維持が困難なエリアは地域交通と役割分担し、運行の効率化を図る必要がある」と語った。

 亀山元信病院事業管理者は感染拡大の影響で市立病院(太白区)の3〜6月の外来患者が9789人、入院患者が7981人減り、医療収益が4億7700万円減少したと説明。「全国的に感染が再拡大する中、さらに厳しい状況もあり得る」と危機感を募らせた。

 会期は8月3日までの5日間。市は新型コロナ対策費や緊急経済対策費を計上し、29億6567万円を増額する一般会計補正予算案など議案4件を提出した。

 松本由男(自民党)小野寺利裕(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)古久保和子(共産党市議団)石川建治(社民党市議団)安孫子雅浩(蒼雲の会)伊藤優太(市民と未来のために)の7氏が質問した。

3820荷主研究者:2020/09/05(土) 14:35:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200731_12026.html
2020年07月31日金曜日 河北新報
ゼップ仙台跡地に「JR仙台イーストゲートビル」 21年2月開業発表

エントランスホール「ダテリウム」のイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は30日、仙台駅東口のライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地に建設中のオフィスビルの名称を「JR仙台イーストゲートビル」とし、2021年2月に開業することを発表した。

 駅に直結した建物は地上13階、地下1階、延べ床面積約2万5600平方メートル。1フロアは約1420平方メートル、天井高2.8メートルの無柱空間を確保し、多様なレイアウトに対応する。

 2、3階には、米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出する。ウィーワークジャパン(東京)によると、2フロアに計485デスクを配置する予定。テレワークやサテライトオフィス、企業間交流といった幅広い利用を見込む。

 1階は開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」。待ち合わせや打ち合わせに使えるほか、地域や音楽のイベントなどを定期的に開催し、にぎわいを創出する。三林宏幸支社長は「将来に向けた投資を進めたい」と話した。

3821荷主研究者:2020/09/05(土) 14:40:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200801_12003.html
2020年08月01日土曜日 河北新報
未利用日のオフィス転貸OK 仙台にシェア型複合施設開設

転貸できる個室オフィス。木目調の内装を施し、落ち着いた雰囲気を演出する=仙台市青葉区

 仙台市青葉区の建築業エコラは、同区二日町の築38年のビル1棟を全面改装し、賃貸のオフィス、飲食店、住宅を組み合わせたシェア型複合施設「TNER(トナー)」を1日、オープンさせる。契約者がオフィスを使わない日には一部を転貸できる新しい仕組みを取り入れた。

 TNERは借りるを意味する「RENT」の逆さ読みで、「賃貸の常識をひっくり返す」との思いを込めた。ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造10階で、延べ床面積2075平方メートル。3月に改装を完了した。

 3、4階のオフィスは1〜10人用の計19の個室やフリーデスク、キッチンを備える。契約者が空き会議室や休日のオフィスをまた貸しすることで収益を生み出し、固定費を抑えられる。個室の利用料は月3万5000円から。

 2階は飲食と菓子製造の計2区画を1日1万円、夜間は1時間1000円で貸し、気軽にチャレンジしやすい環境をつくる。5〜10階は住宅25戸があり、料理教室やギャラリーといった2次利用を想定する。

 エコラの百田好徳社長(43)は「オフィス階は交流の場になりやすいシェアキッチンを中心に据えたのが特徴。起業家やIT企業の受け皿になり、新しいビジネスを生み出す空間にしたい」と話した。

3822荷主研究者:2020/09/05(土) 14:40:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200803_13024.html
2020年08月03日月曜日 河北新報
「仙台っ子」国分町に別れ コロナ打撃で9日閉店 駅東口に再オープン

国分町店が入居するビル=仙台市青葉区国分町

 仙台市を拠点とするラーメンチェーン「らーめん堂仙台っ子」の国分町店(青葉区国分町)が9日、閉店する。東北随一の繁華街に1995年に開店した1号店。新型コロナウイルスの影響で夜のにぎわいが失われて赤字が続き、一時撤退を決めた。

 運営するフィダール(若林区)によると、国分町店は宮城野区榴岡に移転し、24日に仙台駅東口店としてオープンする予定。

 仙台っ子は県内に直営とフランチャイズ計13店を展開。豚骨しょうゆのスープの作り方は共通だが、客層などに応じて濃度を変えて「あっさり」「こってり」を選べるのは国分町店だけだった。

 国分町店の従来の営業時間は午前11時〜翌午前3時。感染が拡大した3月下旬から来店者が減り売り上げは4分の1ほどに落ち込んだ。一時休業を経て再開したが、夜のにぎわい回復は見通せず現在は午後7時閉店。売り上げは前年の4割ほどにとどまるという。

 フィダールの久米英人専務(55)は「家賃など固定費も重く、昼の集客でつなぐのは厳しい。ここ数年、夜の国分町の景気は下降気味で、コロナがとどめになった」と話す。

 移転先には同社の牛たん焼き店「牛たん若」があったが、観光客減少に伴い7月26日に閉店した。仙台駅東口店はスープをあっさりめに一本化、麺も自社製麺に変え、ランチ中心に収益確保を図る。

 国分町店閉店には常連客から「残念だ」との声が寄せられる。久米専務は「25年営業して後ろ髪引かれる思いだが、先を考えての決断。いずれ、小さい店舗でも必ず国分町に戻りたい」と語った。

3823荷主研究者:2020/09/05(土) 14:52:08
>>3614-3615
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200803_13022.html
2020年08月03日月曜日 河北新報
国道4号仙台バイパスの箱堤交差点、立体化へ 渋滞緩和に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200803kahoku01.JPG
立体化される箱堤交差点の完成イメージ(仙台河川国道事務所のホームページから)

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)を立体化する工事に着手した。同交差点は周辺の市中央卸売市場や物流団地に出入りする車両が行き交い、市内有数の渋滞発生ポイントだった。完成には数年かかる見通しだが、立体交差化することで渋滞の緩和と物流の効率化を目指す。

 国道4号の卸町交差点と苦竹インターチェンジ(IC)の間の1.4キロを立体化し、交差する市道の上を通過させる。完成すると車道は現在の6車線(片側3車線)から、高架、平面それぞれ4車線(同2車線)になる。仙台港方面や楽天生命パーク宮城方面へ向かう際は、右折、左折の専用レーンを利用する。

 総工費は120億円。バイパスの整備計画を検討してきた同事務所は2019年度、渋滞対策として箱堤交差点の立体化を事業化。7月に中央分離帯に積んである土の除去が始まった。完成時期は、国の予算措置に左右されるため現時点で決まっていない。

 箱堤交差点の1日の通過車両は、国道4号が約7万台、市道が3万数千台に上る。右折レーンは国道4号が上下線とも3車線、市道も2車線ずつ設けられているが、市道の車を通すため国道4号側の信号待ちの時間も長く、朝夕は同交差点を先頭に渋滞が目立つ。

 信号待ちの車に後続車が追突することがあり、立体化により事故の減少も期待される。同事務所の外崎高広副所長は「交通量が多い地点の工事。車の円滑な流れを確保しながら安全に作業を進めたい」と話す。

(交差点を車で通過する動画を河北新報オンラインニュースで公開しています)

▽動画は河北新報オンラインニュースで
https://www.kahoku.co.jp/movie/archive/2020/f-1K8Q8x1HM.html

3824荷主研究者:2020/09/05(土) 14:56:29

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6453/
2020-08-06# 建設新聞(仙台圏)
県仙台土木/仙台岩沼線の道路概略設計を公告/参加申請は24日まで/渋滞解消に向けルート変更も検討

 宮城県仙台土木事務所は、「仙台岩沼線道路概略設計業務委託」の制限付き一般競争入札(簡易型総合評価落札方式)を公告した。約6・9㌔㍍の渋滞緩和に向け、2車線化やルート変更などを視野に概略設計を行う。参加申請は今月24日まで受け付け、27日に開札する。

 参加資格は県内に本社を有する建設コンサルタント(道路)A等級であることなど。予定価格は829万円。履行期間は2021年3月26日まで。

 県道仙台岩沼線は、仙台市太白区中田1丁目地内から南下し、岩沼市南長谷地内の国道4号との接続部までの延長約15㌔㍍。今回の業務では、このうち県道名取村田線と交差する名取市高舘吉田地内から終点までの延長6・9㌔㍍区間を対象に、渋滞緩和に向けた概略設計を作成する。

 この区間は1日最大1万6000台もの車両が往来するため、ピークの時間帯に発生する渋滞の解消を目的とした道路改良を計画しており、該当エリアの片側2車線化やルートの変更などを視野に入れている。なお特に渋滞が発生しやすい場所は名取市愛島笠島付近で、カーブが多く見通しが悪い道路線形や勾配のある地形が渋滞の要因となっている。

 概略設計の実施後に早期事業化を目指す。

3825荷主研究者:2020/09/23(水) 22:00:46

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6515/
2020-08-17# 建設新聞(仙台圏)
組合設立準備委/環境アセス準備書の縦覧開始・仙台市愛子地区の土地区画整理/約16・6haに商業業務など/21年10月の事業認可、22年4月の着工目指す

 仙台市愛子土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市青葉区上愛子 佐藤利明委員長)が計画している土地区画整理事業について、環境影響評価準備書の縦覧を開始した。

 縦覧は9月11日まで。意見書の提出は同25日まで、事務局を務める昭和に郵送またはFAXで受け付ける。

 この事業は、人口が増加しているJR仙山線・愛子駅周辺エリアと錦ヶ丘エリアの中間地点に位置する青葉区下愛子の観音堂地区における、商業・業務施設や生活利便施設の誘致による魅力・活力のあるまちづくりを目的に立案したもの。

 施行区域は、青葉区下愛子観音堂、稲荷前、峯岸前、葉前場の各一部の約16・6㌶で、国道48号と県道秋保温泉・愛子線の交差点東側に位置する、国道48号を挟んだ南北に広がるエリア。施行区域西側に隣接する宮城総合支所の東側約4・2㌶に近隣サービス施設、同南側の約6・6㌶に商業業務施設の立地を見込んでいる。

 基本計画および基本設計や関係者協議などの業務は昭和が担当している。

 今後のスケジュールは、本年度中に業務代行予定者を選定し、2021年10月を見込む仙台市からの事業認可を経て本組合を設立する考え。施行区域を2工区に分け、商業業務施設用地を含む宮城総合支所南側の1工区は22年4月から23年4月まで、近隣サービス施設用地を含む2工区は23年4月から24年4月までで造成を進める方針だ。

 また、区域内に立地する企業の誘致は業務代行者と協議し決定していくとしている。保留地処分期間は23年6月から24年9月を予定だ。

3826荷主研究者:2020/09/23(水) 22:41:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200820_12023.html
2020年08月20日木曜日 河北新報
アイベックス冬ダイヤ 仙台空港発着の小松線と成田線、休止に

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は19日、10月25日〜来年3月27日の冬ダイヤを発表した。仙台発着の小松線、成田線の2路線を休止。札幌線、中部線、福岡線はそれぞれ1日1往復増便する。同社の仙台発着便は計5路線15往復になる。

 小松、成田は各1日1往復運航していた。2往復だった札幌、中部は各3往復に、4往復だった福岡は5往復に増便する。

 収益性、効率性などから路線を見直した。小松発着便は全3路線を休止し撤退、拠点の仙台を中心に空港集約を図る。国際線との乗り継ぎ利用が主な成田線は、新型コロナウイルスの影響で国際線の多くが運休中のため休止する。

 新型コロナにより仙台発着便は8月末まで成田線は運休、福岡線は2往復、札幌線は1往復に減便している。担当者は「今後の運航は状況を見ながら判断する」と話した。

3827荷主研究者:2020/09/23(水) 22:47:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200821_12013.html
2020年08月21日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>「ゼリーの街仙台」再始動 震災で立ち消え、構想から10年

ゼライスが藤崎などと共同開発したゼリー「みやぎ杜の果実」

ゼライスが本社1階に整備したコミュニティーホール=多賀城市

 2010年7月、仙台を「ゼリーの街」として売り込む一大プロジェクトが始動した-。全国上位の消費額を背景にコンテストまで開催されたが、翌年の東日本大震災であえなく立ち消えに。旗振り役だったゼラチン製造のゼライス(宮城県多賀城市)は10年後の今、当時を思わせる試みに力を注いでいる。ゼリーの街構想、再び?
(報道部・高橋一樹)

■中元商戦で圧倒

 今年の中元商戦。定番の牛タンや笹かまを圧倒し、藤崎で3年連続となる最多の販売個数を記録したフルーツゼリーがある。

 「ゼリーの街仙台 みやぎ杜の果実」。ゼライスが藤崎、仙台白百合女子大と開発し、18年に発売した。宮城県産の果物を使い、滑らかな口溶けが特長だ。

 商品開発に携わったゼライスの森美和(よしかず)さん(46)によると、山元町産イチゴ「もういっこ」のゼリーは酸味と糖度、発色の絶妙なバランスを探った。ごろっと一切れが入る利府町産ナシ「長十郎」は食感を残すのに苦労した。

 国内北限のユズとされる柴田町産「雨乞(あまご)の柚子(ゆず)」、加美町産リンゴ「ふじ」を使ったゼリーも香り豊か。1箱12個3780円で、中元限定の1500箱は3年連続で完売した。

 「宮城にも福島や山形に負けず、こんなにも多くのフルーツがあると発信する一品。販売は大成功で、宮城県民はやはりゼリーが好きなのだと思った」と森さんは話す。

 ゼライスは昨年、山元町産イチゴを使ったグミを地元農家と開発。同町産イチジクでも検討中だ。ゼリーにこだわらず、一般消費者向けの商品づくりに本腰を入れている。

 「ゼリーの街」を冠するオリジナル商品の販売は、ゼライスの悲願だった。

■消費額全国1位

 07年の総務省家計調査で、仙台市は1人当たりのゼリー消費額が全国トップになった。07〜09年の世帯平均購入費も1位。「城下町で茶道とともに菓子文化が根付いた」「煮こごりを食べる文化がある」「夏が涼しい」など、さまざまな理由が取り沙汰された。

 「地元ゼラチンメーカーとして見逃せない」

 ゼライスの稲井謙一社長は仙台市や観光協会、ホテルなどに呼び掛け、10年に「ゼリーの街仙台推進協議会」を設立。目玉企画となったのが、業界団体が「ゼリーの日」と定める7月14日に実施したゼリーメニューコンテストだった。

 応募してきた65のレシピを勝ち抜いた5作品の最終審査は、市内のホテルで開催された。地元テレビ局のアナウンサーらが食べ比べて採点し、優勝した「きらきら七夕ゼリー」は同年、仙台七夕まつりで特別販売された。

 翌年以降、本格的に新商品を生み出していくはずだったが、震災でゼライスの本社工場が被災し、企画は全て止まってしまった。

■コンテスト再開

 今年は宮城産食材を生かした商品展開に加え、7月14日の「ゼリーの日」には、新たなコンテストの開催を発表した。9月末まで、ゼリーなどの写真とレシピの応募を受け付けている。

 構想から10年。稲井社長は「仙台藩主伊達政宗が治めた茨城県龍ケ崎市のトマト、滋賀県野洲市のお茶も使い、『伊達62万石シリーズ』と銘打ってゼリーを発信したい」と語る。「ゼリーの街」は今後、仙台という枠にとらわれない広がりを見せそうだ。

◎ゼラチンの全て紹介 課外授業や視察受け入れ 多賀城本社ホール完成

 多賀城市のゼライス本社1階に7月、会社やゼラチンについて発信する「ゼライスコミュニティーホール」が完成した。

 ホールは約150平方メートル。同社のゼラチンが使われている食品サンプルや写真フィルム、芳香剤などを展示して会社を紹介する。ゼラチンの種類や構造を解説する可動式の大型パネル3枚を用意した。

 地元の小中学校の課外授業や職場体験、企業の視察などの受け入れ態勢を強化しようと、事務室を改修した。テーブルや椅子があり、50人ほどが入れる。ホールと別にゼリー作り体験ができるスペースを設けることなども構想している。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛により、家庭で親子がゼリーを作る需要があり、ゼラチンの売上高は大きく伸びた。10年以上、宮城県内の小学校で実施してきた出張授業は多くが中止を強いられる一方、課外授業に関する新規の問い合わせも来ているという。

 稲井謙一社長は「社員や地域の皆さまが会社のことを知るきっかけになってほしい」と話す。

3828荷主研究者:2020/09/23(水) 22:52:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200822_12002.html
2020年08月22日土曜日 河北新報
検温より高精度に 仙台の企業、非接触体温計を商品化

距離計測センサーを搭載し、検温の精度を高めた非接触体温計

 医療機器販売のドリーム・トラスト(仙台市)は、検温精度を高めた医療機関向けの非接触体温計を開発した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要増に対応するため、東北大研究者が運営するコンサルティング企業の支援を受け、商品化にこぎ着けた。

 距離センサーを搭載し、対象者の額から3〜5センチの適正距離で、約1秒間で計測できる。結果が見やすい大きめのディスプレーを備え、片手で操作しやすいデザインに仕上げた。価格は税抜きで1台2万円。

 今年2月に着手した製品開発では、川添良幸東北大名誉教授らが経営するコンサルティング会社「名誉教授ドットコム」(仙台市)の協力を得た。専門家から技術的なサポートのほか、世界的な需要増で入手困難だった赤外線センサー部品の調達で支援を受けた。

 7月から宮城県内の開業医向けに販売し、700台以上を納品。近く生産を現状の月産500台から倍増させ、県外の需要にも対応する。価格を抑えた家庭向け製品の開発も進める。

 同社は主に在宅医療向け機器の販売を手掛け、開業医とのネットワークを築いてきた。岩渕清市社長は「開業医が高精度の非接触体温計を入手しにくい状況が続いている。小回りが利く中小企業の特性を生かし、地域医療のニーズに応えたい」と話す。

3829荷主研究者:2020/09/23(水) 23:04:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200826_11014.html
2020年08月26日水曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線、1日8万人届かず 19年度終盤にコロナ影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200826kahoku01.JPG

1日平均の輸送人員が8万人に届かず、またも開業時予測が未達成となった仙台市地下鉄東西線=青葉区の青葉通一番町駅

 仙台市地下鉄東西線の2019年度の輸送人員は1日平均7万9600人で、開業時の需要予測8万人に届かなかったことが、25日公表された市高速鉄道事業会計決算で分かった。当初予算では輸送人員を8万2000人とし、需要予測を上回る利用を初めて見込んだが、年度末に新型コロナウイルスの影響を受けた。

 1日平均輸送人員の見込みと実績の年度別推移は表の通り。

 開業以来、利用者は増加傾向にあり、19年度は若林区の荒井駅や六丁の目駅周辺で住宅開発が進んだ。人口増を追い風に輸送人員が7%伸びると予測したが、決算によると、伸びは3%程度にとどまった。

 新型コロナの感染拡大に伴い、市内の公立学校が今年2月末に臨時休校したため、年度終盤になって通学利用者が大きく落ち込んだことが足を引っ張った。

 20年度は外出自粛で利用者がさらに減少している。当初予算で見込んだ8万4000人は達成不可能とみられ、市交通局は開業初年度の水準となる5万7000人への下方修正を決め、関連の補正予算案を市議会9月定例会に提出する。

 市交通局の担当者は「利用が伸びてきた時期に新型コロナの直撃を受けた。現在は7割程度まで回復したが収束は見通せず、いつ8万人に到達できるか分からなくなった」と頭を抱える。

3830荷主研究者:2020/09/23(水) 23:05:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200826_12002.html
2020年08月26日水曜日 河北新報
「住みやすい街」宮城版は荒井駅1位 発展性に期待

 住宅ローン仲介大手アルヒ(東京)は25日、住宅専門家が選んだ「本当に住みやすい街大賞2020in宮城」を発表し、1位に仙台市地下鉄東西線荒井駅(若林区)を選んだ。地下鉄沿線として街の発展が期待できる上、コストパフォーマンスの良さが光った。

 上位10駅は表の通り。住宅評論家の桜井幸雄氏、宮城県不動産鑑定士協会の小竹潤副会長が選定委員を務めた。県内のローン実績が多い街について、住環境、交通利便性、教育環境、価格相場、将来性の五つの選定基準を5段階で評価した。

 荒井は複数の土地区画整理事業が進み、駅前には大型商業施設や集合住宅の建設が予定されている。桜井氏は「市中心部と比べて土地の価格は低く抑えられている。ポテンシャルが高く、これから化ける可能性がある」と分析した。

 2位の東西線大町西公園駅(青葉区)は都心にありながら自然を感じられる文化性、3位のJR東北線長町駅(太白区)は大型商業施設の集積による利便性が評価を受けた。4位の八木山動物公園駅(同)は東西線沿線で家賃相場が最も安く、大学などが立地する教育環境も加点された。

 アルヒが宮城県のランキングを作成したのは初めて。同社の石橋薫執行役員は「新型コロナウイルスの影響でワークスタイルが変わり、郊外への移住も増えている。『ニューノーマル』時代の街探しを提案したい」と狙いを話した。

3831荷主研究者:2020/10/11(日) 10:27:51

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63060620W0A820C2L01000/
2020/8/27 2:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
コロナ下の地価、仙台ひとり勝ち 全国で唯一上昇

3832荷主研究者:2020/10/11(日) 10:29:26

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26029
2020/8/27 日刊建設新聞 宮城版

 東松島市は、JR矢本駅に南北自由通路の新設を構想しており、基本調査業務をJR東日本に委託する意向だ。当初は橋梁形式を想定していたものの、JRとの協議で地下道案も検討することにしたため、基本調査業務委託費の不足分を9月補正予算で確保する。市議会で予算が可決されれば、9月末〜10月ごろにJR東日本仙台支社と、10月〜11月ごろにJR東日本東北工事事務所とそれぞれ協定を結んだ上で、同業務を委託する。

 南北自由通路は、矢本駅北側の市営駐車場になっている場所を活用して新設し、交通広場を設けて駐輪場などを配置するイメージ。駅の南北間のアクセスを向上させることが主な目的だ。

 市は6月補正予算で、矢本駅南北自由通路他の基本調査業務委託費に2020〜21年度で限度額2500万円の債務負担を設定。うち1000万円を20年度分として予算計上した。その後、JRと協議した結果、調査費が不足すると分かったため、不足分を9月補正予算で確保する。基本調査には1年程度をかけることになる。

 JRとの協議では、橋梁案と地下道案の2パターンについて可能性を調査してみようという方向で動いている。駅舎自体もかなり老朽化していることから、改築も含めて検討する見込み。地下道案は軟弱地盤などを調べることになりそうだ。

 市は同駅の北側だけでなく、南側にあるタクシープールやロータリープール、さらには駅周辺の200〜300mほどの範囲にある商店街なども含めて、一体的に再整備することを視野に入れている。6月補正予算には矢本駅周辺地区都市再整備計画策定業務の委託費に1000万円を計上しており、この業務を別途委託して、歩道を石畳にするなどといった具体的な再整備の方法や範囲などを検討する。

 再整備の中には南北自由通路も組み込むことにし、まずはこれを最優先で進めるため、JRの調査結果などを踏まえて南北自由通路の実現性が高いとなれば、補助金の申請に必要な資料として再整備計画を生かす考え。

 市は昨年度、「矢本駅周辺交通環境等整備構想策定業務」を国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。年度をまたいでとりまとめ作業を続けており、来月までには完了する予定。

 この業務では、矢本駅を中心とした8.8haの範囲を対象に、土地の権利調査、市街地の条件整理、交通利用調査などを行っている。駅の近くには国道45号沿いに市営北浦住宅が建っており、老朽化しているため、仮に撤去した場合にどのような跡地利用が可能かも検討項目に含まれている。目的は駅周辺の渋滞解消や、安全性と利便性の向上、防災力の強化などを実現すること。

3833荷主研究者:2020/10/11(日) 11:12:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200829_12032.html
2020年08月29日土曜日 河北新報
宮城交通バス一部路線増便 大学の対面授業再開に対応、来月14日から

 宮城交通は28日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運行本数を減らしている路線バスのダイヤを9月14日に改正することを発表した。大学の対面授業が一部再開されるのに合わせ、通学利用が多い路線を中心に増便する。

 主な路線は東北学院大線、宮城大学線、宮城学院線、尚絅学院大線など。6月22日の改正以降、感染拡大前の82%に抑えられていた運行本数は、84%になる。

 同社によると、テレワークや学校のオンライン授業、マイカーへの転換などに伴う利用低迷が続き、7月の利用者数は前年同月比約64%にとどまった。担当者は「まだ以前のダイヤに戻せる状況ではない。引き続き感染予防に取り組み、利用状況などにより運行本数を見直していく」と話した。

3834荷主研究者:2020/10/11(日) 11:22:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200901_12008.html
2020年09月01日火曜日 河北新報
LCC初の仙台-沖縄線 ピーチ10月就航、1日1往復

仙台空港を離陸するピーチの旅客機=2018年10月、仙台空港

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪)と、仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は31日、冬ダイヤが始まる10月25日に、ピーチの仙台-沖縄(那覇)線を1日1往復で開設すると発表した。同路線は全日空が1日1往復運航しており、LCC就航は初めて。

 運航スケジュール(12月23日まで)は、午前11時仙台発、午後2時20分沖縄着と、午後4時沖縄発、午後6時半仙台着。定員180人の機材を使う。運賃は片道6490円から。仙台発着のピーチの路線は札幌、大阪(関西)、台北に次ぎ4路線目となる。

 新型コロナウイルスの感染拡大で国際線の再開時期が見通せない中、同社は国内線へのシフトを進める。仙台-沖縄線開設は、村井嘉浩宮城県知事、玉城デニー沖縄県知事らと意見交換の上で決めたという。

 ピーチの森健明最高経営責任者は「宮城県をはじめ関係各位の支援に感謝している。感染対策を徹底し安心、安全な旅を提供していく」とコメントした。仙台国際空港の鳥羽明門社長は「厳しい事業環境の中、明るいニュース。LCC就航で選択肢が広がり、憧れのリゾート地の旅行を気軽に楽しんでもらえる」との談話を出した。

 村井知事は定例会見で「就航までにコロナが沈静化し、県民がより手軽に沖縄を訪ねられるようになることを願う」と述べた。

3835荷主研究者:2020/10/11(日) 11:22:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200901_12025.html
2020年09月01日火曜日 河北新報
「NTT仙台中央ビル」都市再生特別地区の指定了承

 仙台市都市計画審議会は31日、市の都心再構築プロジェクト第1号に決定し、NTT東日本グループが再開発を進める「NTT仙台中央ビル(仮称)」(青葉区中央4丁目)一帯を都市再生特別地区に指定することを了承した。

 市は10月に指定を正式決定する見通し。新ビルの容積率が現行の2倍の1180%に緩和され、NTT東グループは当初の16階建て程度を19階建て(延べ床面積4万500平方メートル)に規模変更することができる。

 議案書によると、(1)起業家育成拠点(2)東北大青葉山キャンパス(青葉区)の次世代型放射光施設と連携した研究開発拠点(3)歩行空間やオープンスペース(4)災害時に帰宅困難者300人を受け入れる一時滞在場所-などを新ビルに整備する。

 市はこうした再開発計画を都市貢献と評価し、審議会も特別地区の指定が妥当と判断した。新ビルは2021年7月に着工し、23年9月の完成を予定する。

 特別地区の指定は市内で3例目。「東京建物仙台ビル」(青葉区中央1丁目)の計画を審議会が07年8月に了承し、市が10月に決定して以来、13年ぶり。

3836荷主研究者:2020/10/11(日) 11:36:13

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63341440S0A900C2L01000/
2020/9/2 16:16 日本経済新聞 東北 宮城
ゼビオアリーナ仙台にシェアオフィス

3837荷主研究者:2020/10/11(日) 11:46:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200905_13004.html
2020年09月05日土曜日 河北新報
「都市型キャンパス」として進化へ 東北学院大五橋キャンパス着工

工事の安全を祈願し、くわ入れする東北学院の原田理事長(右から3人目)ら=4日、仙台市若林区

 学校法人東北学院は4日、仙台市若林区清水小路の旧市立病院跡地に建設する東北学院大五橋キャンパスの起工式を現地で開いた。大学関係者ら約40人が工事の安全を祈願した。2022年9月の完成、23年4月の授業開始を予定する。

 新キャンパスはホール棟(地上5階)、講義棟(同7階)、高層棟(同16階)、工学部中心の研究棟(同8階)、駐車場棟(同2階)の5棟で構成する。延べ床面積は約6万5000平方メートル。

 新キャンパス建設は、東北学院が実現を目指す都市型総合大学構想の一環。法学部など4学部の1、2年生と教養学部生が学ぶ泉キャンパス(泉区)、工学部生が学ぶ多賀城キャンパス(多賀城市)を集約する。

 学校法人東北学院の原田善教理事長はあいさつで「地域社会に開かれた都市型キャンパスとして、さらなる発展、進化を遂げたい」と強調した。大西晴樹学長は「約1万1000人の学生が(近くの土樋キャンパスを含めた)『一つのキャンパス』に集う。学部の垣根を越えた文理融合の研究や交流、人間的な成長に期待したい」と語った。同大卒業生の郡和子市長も出席した。

3838荷主研究者:2020/10/11(日) 11:54:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63528570X00C20A9L01000/
2020/9/7 18:55日本経済新聞 電子版 東北 宮城
MAKOTO、M&A助言事業に参入 仙台のBIZVALと連携

3839荷主研究者:2020/10/11(日) 11:54:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200907_11006.html
2020年09月07日月曜日 河北新報
仙台市マスタープラン 主要駅への都市機能集約など素案まとまる

 仙台市は都市づくりの基本指針、次期都市計画マスタープラン(2021〜30年度)の素案をまとめた。今後の人口減少などを見据え、市都心部とJR、地下鉄駅周辺の都市機能を強化し、市街地の拡大を抑止するまちづくりを継続する。12月ごろ中間案を公表し、意見公募(パブリックコメント)を経て、来年3月末のプラン策定を目指す。

 素案によると、都市づくりの目標像に「選ばれる都市へ挑戦し続ける“新たな杜の都”」を掲げる。基本方針には(1)魅力・活力ある都心の再構築(2)都市機能集約(3)公共交通中心の交通体系(4)安全・安心な都市環境の充実-などを据える。

 都心まちづくりは、主要エリアに東北の玄関口の仙台駅周辺、勾当台・定禅寺通、青葉通・一番町周辺(青葉区)、宮城野通周辺(宮城野区)の4カ所を設定。国際競争力を持ったビジネス環境、回遊性の高い都市空間の形成に取り組む。

 地下鉄南北線、東西線の沿線とJR線の主要駅には都市機能を集約する。広域拠点の泉中央(泉区)、長町(太白区)両地区で都市型居住を促進するほか、青葉山周辺(青葉区)は23年度に稼働する次世代型放射光施設を核とし、学術文化・交流機能を充実させる。

 交通体系は鉄道駅に路線バスが結節する都市交通の構築を継続。路線バスの利便性向上や地域交通の確保などに取り組む。自動運転技術、交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」の活用を目指した実証実験も進める。

 東日本大震災の教訓を踏まえた「多重防御」の津波対策、都市型水害の被害軽減に向けた浸水対策、丘陵地の宅地の崩落防止、帰宅困難者対策など災害に強いまちづくりに努める。

 新型コロナウイルス感染が広がり、市民のライフスタイルに変化が生じたことにも言及し、計画期間中も状況に応じ柔軟に内容を見直すことも盛り込む。

3840荷主研究者:2020/10/11(日) 11:55:10

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6565/
2020-09-07# 日本建設新聞 物件(仙台圏)
組合施行/仙台市長喜城東土地区画整理事業/大本組で造成工事に着手/荒井駅徒歩圏に300人規模の宅地

 仙台市地下鉄東西線の開業を機に開発が進む仙台市東部で、新たな宅地整備に取り組んでいる仙台市長喜城東土地区画整理組合(庄子喜元理事長)は、このほど大本組の施工で造成工事に着手した。業務代行はオオバ、トヨタホーム、積水ハウスが担当。分譲区画は来春から順次販売する予定だ。

 対象エリアは、荒井南土地区画整理事業地区から市道長喜城霞目線を挟んで西側に隣接する仙台市若林区長喜城山神地内。元々は農地や一部が宅地だった場所で、地区面積は約4・1㌶。北東側に位置する地下鉄東西線荒井駅から約1㌔㍍圏内となり、用途地域は第一種低層住居専用地域。

 このうち約2・3㌶を宅地として、1区画当たり55〜60坪程度で122区画を整備する。計画人口は約300人を想定。また地区内の南東側に約2000平方㍍の区画を確保し、民間事業者による医療福祉施設が立地予定で、事業者との協議を進めている段階だ。このほか医療福祉施設用地の北側に調整池、その西隣に公園を配置。造成工事は来年7月ごろに完了する見通し。

 庄子理事長は「平坦地かつ雪が少ない地域で、学校や商業・医療施設も近隣にそろい、暮らしやすいまちになる。新型コロナウイルスで生活様式が変わりつつある中、ゆとりある宅地を提供したい」と話す。業務代行の担当者は「魅力ある住環境を整えられるよう、外構の統一感を醸すため景観についてのガイドラインなども提案できれば」と展望する。

3841荷主研究者:2020/10/11(日) 11:58:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200908_12001.html
2020年09月08日火曜日 河北新報
GMO、仙台に拠点 100人体制で21年3月本格稼働

覚書を締結した(左から)村井知事、伊藤副社長、郡市長

 IT企業のGMOインターネット(東京)が、仙台市青葉区に東日本初の地方拠点を開設することになり、誘致した宮城県、仙台市と立地に関する覚書を7日結んだ。11月2日に「仙台オフィス」を開き、2021年3月に約100人体制で本格稼働する計画。大半は地元採用を見込む。

 同社の地方拠点は5カ所目で、社員数は仙台オフィスが最大規模となる。プロバイダー契約を結ぶ顧客の問い合わせや契約手続きなどに対応するカスタマーセンターの業務を担う。

 他の拠点は北九州市、宮崎市など西日本に集中。巨大地震や新型コロナウイルス感染症に備える事業継続計画(BCP)の観点などからオフィスを分散配置するため、東日本に新たな拠点を探していた。

 県庁で覚書の締結式があり、村井嘉浩知事は「経済発展の起爆剤となる。IT業界内で県の知名度が上がる契機になる」と強調。郡和子市長は「さらなる企業誘致の呼び水になる。人材が地元にとどまる機会も広がる」と期待した。

 仙台オフィスは青葉区のアジュール仙台に入居。将来的には技術職の人員を確保し、開発部門も設ける方針。GMO社の伊藤正副社長は「宮城、仙台、東北には優秀な人材が多い。地域に根ざし、愛される企業を目指したい」と抱負を語った。

 同社は1991年設立。2019年12月期のグループ売上高は1961億円。

3842荷主研究者:2020/10/11(日) 11:59:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200908_12003.html
2020年09月08日火曜日 河北新報
エルメス藤崎店新装 杜の都テーマに店舗設計

ブランドの印が描かれた床と、広げて展示されたスカーフのコーナーが印象的なエルメス仙台藤崎店=仙台市青葉区の藤崎本館

 フランスの老舗ファッションブランド「エルメス」の国内店舗を運営するエルメスジャポン(東京)は、東北唯一の店舗、エルメス仙台藤崎店(仙台市青葉区)を改装し5日にオープンさせた。地域性を取り入れた店舗設計を施し、買い物の楽しさを演出する。

 藤崎本館1階にある店舗は広さ144平方メートルで、改装は2004年3月の開店以来。杜の都をテーマに、木々をイメージした水墨画風のデザインを壁面に採用し、床に明るい茶色のモザイクタイルを敷いた。アクセントとして一部の壁に竹を並べた。

 「本物」により気軽に触れてもらおうと、ブランドを象徴するスカーフは手が届く場所につるして並べ、アクセサリー棚のガラス板を外した。新型コロナウイルスの影響で自宅での時間が増えたことを受け、食器や家具を充実させた。

 同社の担当者は「東北一円の幅広い年代に来ていただき、リラックスして買い物を楽しんでほしい」と話す。5、6日はオープン記念としてイメージカラーのオレンジ色の石巻産ガーベラを来館者に配った。

 藤崎には東北で唯一出店する海外ブランドが7店あり、コロナ下でも前年並みの売り上げを確保している。阿部和彦本店長(55)は「オンラインにはない、非日常の空間で商品のストーリーを伝える場が必要とされている」と分析した。

3843荷主研究者:2020/10/11(日) 11:59:33

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6571/
2020-09-08# 日本建設新聞 物件(仙台圏)
名取市/本郷堀内線の道路改良/用地取得に向け協議/道路線形改良で小規模保育所を移築へ

 名取市は本郷堀内線の道路改良工事を計画しており、本年度は用地取得に向け地権者との協議を行っていく。

 この路線は市の南部で国道4号東側の本郷地区と堀内地区を南北に結ぶ総延長2757㍍。このうち今回整備するのは市道大門線とのT字路付近から南進し、志賀沢川までの延長573㍍。この区間はクランク状で見通しが悪く、歩道も大部分が未整備となっている。このため道路線形を改良し、併せて片側歩道を東側に整備。整備後は幅員が現状7㍍から8㍍の幅員が9・75㍍になる。玉野総合コンサルタントが実施設計を担当した。

 今後は用地取得のための測量などを実施していく計画とし、着工時期は未定となっている。なお志賀沢川より南側は2008年から11年に整備済みとなっており、今後は事業区間より北側についても道路改良に取り組みたい考え。

 また道路線形を改良するにあたり支障となる、クランク南側の同市本郷小規模保育所を移築する予定となっている。本郷小規模保育所は4353・86平方㍍の敷地に建設された、延べ439・75平方㍍のRC造平屋建て。移築時期については現在検討中としている。

3844荷主研究者:2020/11/02(月) 20:46:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200910_11030.html
2020年09月10日木曜日 河北新報
街をつなぐ復興の象徴 石巻・新内海橋開通

一般車両の通行が始まった新内海橋(手前)=10日午後3時25分ごろ、石巻市

 宮城県石巻市内を流れる旧北上川に架かり、市中心部と湊地区を結ぶ新内海橋が10日、開通した。東日本大震災から9年半。震災時に津波を受け、がれきで埋め尽くされた橋が復興のシンボルとして生まれ変わった。(17面に関連記事)

 全長202メートル、幅14.5メートルの片側1車線で両側に3.5メートルの歩道を設けた。1882年に地元の名士が私財を投じて架けた木製の橋から数えて4代目。被災した3代目が老朽化し、宮城県が上流側に架け替えた。

 現地で開通式があり、亀山紘市長は「市民から愛される橋になってほしい」と話した。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200911_11012.html
2020年09月11日金曜日 河北新報
石巻・新内海橋の開通祝い渡り初め 交通利便性向上に期待

一般車両通行前の見学会で新内海橋の渡り初めをする湊小の児童たち=10日午前10時50分ごろ

開通式でテープカットする関係者=10日午前10時

 宮城県石巻市中心部と湊地区をつなぐ新内海橋が10日、開通した。東日本大震災の津波で被災した内海橋は老朽化などもあり、宮城県が上流約100メートルに新たに架設した。旧北上川を挟んだ街の東西を結び、市民の利便性向上が期待される。

 現地であった開通式には亀山紘市長ら関係者約20人が出席。テープカットの後、住民や湊小の児童が渡り初めをして橋の完成を祝った。

 近くの石巻市吉野町2丁目にある石巻オアシス教会の牧師趙泳相さん(67)は「開通を待ちに待っていた。(歩道が広く)歩いても渡れるので便利になる」と話した。

 新内海橋は国道398号として市内の中央3丁目と対岸の八幡町1丁目を結ぶ。現在の内海橋は津波をかぶり、2011年4月に応急復旧した。今後、解体撤去される。復旧、新設などにかかった総事業費は約132億円。

 内海橋は、市中心部から石ノ森萬画館がある中瀬地区を挟み、対岸の湊地区をつなぐ東西2本の橋の総称。ほぼ同じ場所で県が新西内海橋(75メートル)も整備中で、20年度に完成予定。市は新東内海橋の建設を進めている。

3845荷主研究者:2020/11/02(月) 20:46:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200911_11020.html
2020年09月11日金曜日 河北新報
仙台市民会館の在り方検討、市内全ホール体系的に整理 郡市長表明

仙台市民会館(右)と併設された都市再生機構の住宅

 郡和子仙台市長は10日、築45年以上が経過する市民会館(青葉区)に関し、存廃を含め、今後の在り方を検討する考えを表明した。市中心部への音楽ホール整備に向け、市内の全ホール施設の将来見通しを体系的に整理する中で、市民会館の方向性も定める。

 郡市長は市議会9月定例会代表質疑の答弁で、市内のホールは公共、民間を問わず総じて老朽化が進んでいる現状を指摘。「維持修繕費は増加し、利用者が求める施設水準との乖離(かいり)も生じている。将来の財政負担も踏まえ、ホール施設の体系整理を行う」と語った。

 市民会館に関しては、都市再生機構の住宅(240戸)が併設されているため「老朽化は進んでいるが、ここでははっきりと今後の在り方を言及できない」と詳細に触れることを避け、「ホール施設の体系整理に合わせ、鋭意検討を進めたい」と述べるにとどめた。

 市民会館は1973年に開館。約1300席の大ホール、約500席の小ホールなどを備える。

 音楽ホールを巡っては有識者の音楽ホール検討懇話会が2019年3月、2000席規模のホールを核とする施設整備を提言。市は19年度中に建設地を決める予定だったが、候補地に公園が含まれることに反発の声が上がり難航している。

 郡市長は答弁で「(建設地は)ホール施設の体系整理を踏まえた上で考える」との方針を明らかにした。

3846荷主研究者:2020/11/02(月) 21:04:47

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63869920V10C20A9L01000/
2020/9/15 18:41 日本経済新聞 東北 宮城
ハイレゾ音源スピーカー 仙台の企業が10月発売

3847荷主研究者:2020/11/02(月) 21:13:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200916_13024.html
2020年09月16日水曜日 河北新報
仙台市バス、桜ケ丘線が黒字転換 営業係数も運賃改定でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200916kahoku01.JPG

 仙台市交通局は2019年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」をまとめた。18年度は全45路線が赤字だったが、19年度は桜ケ丘線の収支がほぼ均衡し、黒字に転換した。全体の係数も18年度に比べやや改善した。10月下旬からバス車内や一部停留所に掲示し、経営状況を知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 19年度の路線別係数は表の通り。桜ケ丘線は係数公表を始めた16年度以降、全路線の中で最も採算性が良かったが、19年度は営業収支が418万円の黒字となり、係数も99と初めて100を切った。

 全45路線の平均係数は149。18年度の152から3ポイント改善した。人件費の削減、18年10月に実施した運賃改定など経営改善の効果が表れたとみられる。

 係数が改善したのは野草園線、西の平線、瞑想の松線など33路線。悪化したのは緑ケ丘線、定義線、工学部・宮教大線など8路線で、七北田線や作並線など4路線は横ばいとなった。

 全路線の営業収支は32億839万円のマイナス。赤字幅は18年度と比べ約2億円縮んだ。赤字額最多は営業収支・費用が大きい鶴ケ谷・南光台線で、2億1094万円のマイナスだった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全464台のバス車内に路線別係数を掲示する。係数400以上の長町線など8路線は、上りの停留所58カ所に詳しい係数を掲げる。

3848荷主研究者:2020/11/02(月) 21:31:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_11006.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
仙台市バス、不採算路線廃止へ 計画素案を公表

仙台市の郊外を走る市バス。乗客のいない区間もある。

 仙台市交通局は市バス・地下鉄事業の経営指針「交通事業経営計画」(2021〜30年度)の素案を公表した。バスは13年連続の赤字を踏まえ、利用者の少ない不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える。運賃の全体的な見直しにも踏み切る。地下鉄は東西線を中心に、沿線のまちづくりと連動させた利用促進策を展開する。

 素案によると、大半が赤字のバスは採算性が極めて悪い区域に関し、路線の廃止や縮小、便数調整などを行い、運行効率を向上させる。地域住民の足は、デマンド型の地域交通などに置き換えて確保する。

 運賃は引き上げを含めて改定を検討する。消費税増税に伴う値上げのほか、18年10月に市中心部の初乗りを引き下げ、均一運賃「100円パッ区」を引き上げた以外、1995年から実質据え置いている運賃の全面改定も視野に入れる。

 財政目標は「資金不足比率20%未満」を設定する。2019年度決算は4.3%にとどまるが、このまま現在の路線や運賃水準などを維持したとすると、30年度に58.3%と劇的に悪化することが懸念される。

 素案には、仮に26年度に運賃水準を7%(4億円相当)引き上げた場合、目標範囲内の18.1%に抑制できるとの試算も掲載した。

 一方、地下鉄は今後も人口増加が続くと見込まれる東西線沿線、マンション開発が進む南北線の南部エリアで乗客増を目指す。交通手段の予約から決済までを一括してスマートフォンで行える「MaaS」の広がりなどを利用につなげる。

 運賃は南北線は1996年、東西線は開業以来、消費税増税時を除き、実質据え置いているが、今後の収支動向も見据え、見直しの必要性や時期を検討する。

 地下鉄事業は東西線建設に伴う企業債の償還などがあり、2016年度から単年度赤字が続く。経営計画に基づく収益改善と費用抑制で、22年度に黒字転換することを目標に据える。

 素案は新型コロナウイルスの影響にも言及した。バス、地下鉄とも20年度の利用客は前年度の7割程度にとどまる見通しだが、既に回復基調にあり、25年度まで5年かけて「コロナ前」水準に戻ると予想する。

3849荷主研究者:2020/11/02(月) 21:31:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_12014.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>仙台にPCR検体の採集会社 無症状でも検査、経済活動後押し

唾液の検査キットや運搬袋を手にする高橋社長=仙台市若林区の「TKM PCR検体採集センター」

 新型コロナウイルスの収束が見えず、民間機関によるPCR検査のニーズが高まる中、唾液の検体を採集して民間検査機関に運ぶ新会社「TKM PCR検体採集センター」が仙台市に発足した。企業の従業員や事業者が無症状でも自社で簡単に検査を受けられるようにすることで、コロナ下の経済活動を後押しするのが狙いだ。(報道部・高橋一樹)

 「建設現場で作業員が密集する」「東京に出張する」など、経済活動には感染リスクがつきまとう。センターのサービスは企業などを訪問し、屋外などで安全性に配慮しながら唾液の検体を集めるため、検査機関に出向く必要がない。

■一定の安心 担保

 専用の容器に4重に梱包(こんぽう)し、提携する日本微生物研究所(仙台市)に運んで検査してもらう。結果は遅くとも翌日には本人に知らされる。費用は1人1万1000円。一定の安心を担保したい企業などの利用が見込まれ、今月1日の開業以降、20ほどの個人・団体の約100検体を運んだ。

 日本微生物研は食品衛生検査などを手掛ける民間会社。精度を高める独自技術による唾液のPCR検査を7月に始めており、現在は機器14台で1日1200件の検査が可能という。同社が検体採集会社と連携するのは初めてで、検査のより効率的な実施を図る。

■事業継続に必要

 センターは電気工事を手掛ける産電工業(仙台市)の高橋昌勝社長が設立した。高橋社長は、自社の従業員から「発熱があって検査を受けた」と連絡を受け、消毒や工事中止などの段取りで混乱した経験がある。従業員は陰性だったが、事業継続には感染状況の把握が不可欠だと思い知った。

 自身が会長を務める市内のライブハウスも、新型コロナの影響で通常営業ができていない。高橋社長は「感染収束まで待っていては経済は破綻する。企業のコロナ対策の一つとして活用してほしい」と話す。

 唾液のPCR検査は一定の精度が見込めるとして、6月に厚生労働省が実施を認めた。鼻の粘液を綿棒で取る方法よりも安全かつ迅速に検体を採集でき、医療従事者への負担も少ない。

 TKMの連絡先は022(352)6835。

3850荷主研究者:2020/11/02(月) 21:33:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_13007.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
仙台都心エリア拡大、駅東口や勾当台など追加

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200918kahoku02.JPG

 仙台市は17日、都心再構築プロジェクトで老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大が認められたと発表した。市が4月に申し出た通り、政府が15日の閣議で決定した。JR仙台駅東口(宮城野区)や勾当台、定禅寺通周辺(青葉区)が範囲に加わった。東北初となる「特定都市再生緊急整備地域」の指定も受けた。

 緊急整備地域と特定都市再生の区域は地図の通り。拡大前は仙台駅西口や青葉通を中心とした約79万平方メートルだったが、駅東口や定禅寺通のほか、本町地区や国分町、一番町地区の一部が加わり、約186万平方メートルに倍増した。

 都心再構築プロジェクトは緊急整備地域内の開発事業に対し、老朽ビル建て替え助成金や市街地再開発補助金を交付するほか、新築ビルの容積率緩和などを支援。国の税制優遇と併せて新たな投資を呼び込む。

 特定都市再生の区域は、拡大後の緊急整備地域内の約73万平方メートル。国際水準のオフィス、ハイクラスホテルなどを誘致し、都市の国際競争力を高める開発を誘導する。不動産取得税の優遇措置など国の手厚い財政支援がある。同区域の指定は全国15カ所となった。

 市都市計画課の担当者は「新たな区域指定を活用し、都心開発の一層の機運醸成につなげる」と話した。

3851荷主研究者:2020/11/02(月) 21:34:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64055860Y0A910C2L01000/
2020/9/18 18:58日本経済新聞 電子版 東北 岩手 宮城 福島
被災企業のグループ補助金活用、新分野に重点
東日本大震災10年へ

3852荷主研究者:2020/11/02(月) 21:47:10

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/6705/
2020-09-23# みやぎ建設新聞
仙台市/緊急整備地域内の民間事業を公表/NTT複合施設は21年度着工/旧GSビル跡地などで業務・商業施設、東邦銀行建替も

 仙台市は18日、都市再生緊急整備地域内で計画されている大型民間開発事業の一覧(9月16日時点)を公表した。

 事業別に見ると、NTT東日本とNTT都市開発が、青葉区中央4丁目4番地内のNTT東日本仙台中央ビル跡地を活用し、次世代放射光施設と連携した複合施設の整備を計画。施設規模は19階建て、延べ約4万0500平方㍍とし、2021年の着工、23年の完成を目指している。設計は久米設計が担当している。両社は青葉区一番町2丁目8番地内のNTT青葉通ビルの建て替えも立案。規模は未定だが、25年の着工、27年の完成を目指している。

 また、一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会(会長:藤﨑三郎助藤崎代表取締役社長)が再開発事業を計画しており、現在は事業協力者の選定を進めている。対象エリアは藤崎を含む青葉区一番町3丁目1番、2番地内の約1・7㌶で、規模は未定だが、商業・業務系の複合拠点整備を予定している。

 JR仙台駅東口では、ヨドバシホールディングスが同社店舗駐車場を活用し、商業、ホテル、多目的ホールなどで構成する複合施設を立案。現在、21年の着工を目指し仙台市と協議を進めている。

 このほか、青葉区中央1丁目10番地内の旧GSビル跡地などを活用した業務・商業機能を持った施設整備や、東邦銀行仙台支店の建て替えも盛り込んだ。また、今回の公表には含まれなかったが、仙台駅前の旧さくら野百貨店跡地では、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2棟延べ11万平方㍍のオフィスビルとホテルの建設を計画。基本構想は久米設計が担当し、24年度の着工を目指している。

3853荷主研究者:2020/11/02(月) 21:54:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200924_13027.html
2020年09月24日木曜日 河北新報
宮城3病院連携・統合 仙台市、静観貫く 移転止める切り札なし

東北労災病院

仙台赤十字病院

 宮城県立がんセンター(名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)の連携・統合に向けた協議が進む中、仙台市の態度がはっきりしない。隣の富谷、名取両市は3病院の統合移転を想定し、それぞれ誘致に乗り出したが、仙台市は静観を続ける。市内から2病院が消えれば医療、救急体制に影響が出かねないが、統合移転を止める「切り札」がないという事情もある。(報道部・伊藤卓哉)

 「がんの総合的な診療体制が整うことは必要だが、仙台医療圏に影響が出ては困る。検討を注視する」

 郡和子市長は8月5日の定例記者会見で連携・統合の受け止めを問われ、懸念を口にした。「必要なら県に話をする」とも語ったが、記者会見以降は統合移転に反対するわけでも、2病院の存続に動くわけでもなく、沈黙を続けている。

 東北労災と仙台赤十字の2病院は、市内の救急医療の中核を担う。市消防局によると、2019年に救急搬送した4万7973人のうち約1割を収容した。高齢化に伴い救急搬送件数は増加の一途。2病院を含む統合移転が現実となれば、少なからぬ影響がある。

 東北労災はJRと地下鉄の北仙台駅や地下鉄台原駅、仙台赤十字は地下鉄八木山動物公園駅に近い。移転先によっては、車を持たない通院患者の死活問題になる。仙台赤十字は周産期医療でも高い実績があり、妊産婦にとっては痛手だ。

 県は総合的ながん治療の提供体制の構築を目指し、(1)3病院の統合(2)各病院を維持した上での連携-を選択肢に検討を進める。各病院設置者が協議に加わり、東北大が助言役を務める。

 村井嘉浩知事は「年内に一定の方向性を出したい」と表明。富谷市の若生裕俊市長、がんセンターがある名取市の山田司郎市長は、統合移転の結論が出ると見越し、それぞれ新たな病院の誘致に名乗りを上げた。

 対照的に、仙台市は「3病院統合が決まったわけではない」(健康福祉局)と静観を貫く。協議に参加できず「そもそも詳しいことが分からない。情報収集している段階」と説明する。

 仮に3病院統合が決まっても、市外移転を阻止する手だては少ない。健康政策課の担当者は「統合となれば病床数が相当多い新病院になる。候補地となり得る土地は、市有地を含め見当がつかない」と明かす。

 市外移転の影響は認めつつ、市内にとどまることと引き換えに財政負担を求められることも警戒する。

 市議会も動きは鈍い。開会中の9月定例会も質疑は今のところ皆無。ベテラン議員は「県美術館の移転問題に続き、またも知事の独走に見える。統合移転ですんなり話がまとまるのだろうか」と懐疑的に見る。

3854荷主研究者:2020/11/02(月) 21:54:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200924_12031.html
2020年09月24日木曜日 河北新報
電子部品製造デクセリアルズ 宮城・登米の事業、10月分社化

新設子会社となる登米市のデクセリアルズなかだ事業所

 電子部品製造のデクセリアルズ(東京)は、なかだ事業所(宮城県登米市)で手掛けるプロジェクター向け部品などのマイクロデバイス事業を分社化し、完全子会社「デクセリアルズ・プレシジョン・コンポーネンツ」を10月1日付で設立する。製造業務を委託する共同出資会社も新設予定で、需要拡大を見込む同事業の強化と自立化を目指す。

 なかだ事業所はプロジェクターの投影で光の制御に使われる無機波長板や無機偏光板、無機拡散板を製造している。本社が登米市となる新設子会社に、事業のうちの設計、企画、管理機能を集約する。

 製造業務は、製造請負大手のアウトソーシング(東京)と共同出資して11月以降に設立するOSDC(東京)に委託する。51%を出資するアウト社が持つ製造オペレーションのノウハウを生かし、生産効率化につなげるのが狙い。

 現在のなかだ事業所の従業員約250人は、ほぼ半数ずつ子会社と共同出資会社の所属に振り分ける。事業強化費用は約11億円。新たなマイクロデバイスの事業体制は2021年1月に本格始動する見通し。

 ソニー子会社が前身のデクセリアルズは独自の微細加工技術を強みに、プロジェクター向けの無機デバイスで高いシェアを誇る。ビジネス用の市場が減速する一方、家庭用や電装化が進む車載用は将来的な需要拡大を見込んでおり、事業の収益構造改善や自立化が必要と判断した。

 新設子会社の社長を兼務するデクセリアルズの佐竹俊哉代表取締役専務執行役員は「事業として独立することで研究機関や取引先との連携の幅が広がる。先んじて手を打ち、競争力ある製品を作って地域に貢献していきたい」と話す。

3855荷主研究者:2020/11/02(月) 21:55:20

https://www.yamagata-np.jp/news/202009/24/kj_2020092400472.php
2020年09月24日 11:30 山形新聞
ダイヤ守れ!JRが深夜の闘い 動物退散へ、奥羽本線と仙山線で衝突対策

JR奥羽本線羽前中山―かみのやま温泉間で忌避剤を散布する作業員=今年8月(JR東日本仙台支社提供)

 JR奥羽本線と仙山線で、イノシシやカモシカなど野生動物との衝突による列車の遅れが相次いでいる。野生動物が山間部で生息域を広げているためだ。JR東日本は臭いを放つ忌避剤を散布したり、動物を遠ざける最新装置を設置したりと、あの手この手で定時運行に努めている。

 山形新幹線つばさを含む奥羽本線と仙山線で、県内で動物との衝突が発生しダイヤが乱れた件数は年々、増加の傾向にあるといい、今年4月から9月15日までは24件で、前年同期より4件増えた。本県(庄内、米坂線の一部を除く)と宮城、福島県からなるJR東日本仙台支社管内で19年度に発生した同様の輸送障害は134件で、15年度の2.7倍に上っている。

 動物が衝突すればブレーキの異常の有無などを確認する必要があり、運転再開まで最短でも30分、夜間や車両の下に動物が挟まった場合は1時間以上を要する。カモシカは天然記念物のため自治体への報告も必要で、業務量は一層増す。

 同社は獣害対策を重点課題として支社間で情報を共有し、取り組みを強化している。線路に唐辛子エキスやヒトデが原料の臭いを発する忌避剤を散布するほか、光と音で動物を遠ざける装置や、線路への侵入を防ぐ柵を設置している。装置が1台約20万円、柵が1メートル当たり約4万円であるのに対し、忌避剤は1メートル当たり約350円と最も安価で、効果は約3カ月間認められるという。

 散布作業は、最長3時間半ほどかかる地道で過酷なものだ。年2、3回実施しており、今年8月にも奥羽本線羽前中山―かみのやま温泉間の約1.4キロ、仙山線山寺―高瀬間の約2.5キロで行った。防護服やライト付きのヘルメットを身に着けた職員15〜20人が終電後の深夜から明け方にかけ、線路上を歩きながら計800リットルの忌避剤をスコップでまく。強烈な臭いの粉が舞う中、蒸れる防護服での汗だくの作業。わずかな明かりや足跡、掘り起こされた地面を頼りに、イノシシやクマの出現を警戒しながら行うという。

 同社で獣害対策を行う輸送サービス品質改革室は「衝突発生現場や目撃情報の多い場所から優先的に忌避剤をまき、少しでもダイヤの乱れを減らしたい」と話している。

3856荷主研究者:2020/11/02(月) 22:08:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/area01.html#
2020年09月25日金曜日 河北新報
仙台市「ユアスタの魅力向上」 ベガルタ債務超過で支援用意

 サッカーJ1仙台などを運営するベガルタ仙台(仙台市)の債務超過問題で、市は24日、所有するクラブの本拠地、ユアテックスタジアム仙台(泉区)の魅力向上などを通じ、同社の経営改善を支援する用意があることを明らかにした。

 市議会9月定例会決算等審査特別委員会の分科会で、文化観光局の菊田敦次長が「スタジアムの魅力向上などスタジアムを介しての支援を始めとし、可能な支援の在り方を検討したい」と述べた。小野寺健氏(蒼雲の会)が質問した。

 同社は今月、ユアスタにグループ客向けのボックス席を新設した。市はこうした方向性の経営改革が少なかったとの認識で、スタジアム内のサービス向上のために、協力を惜しまない姿勢を打ち出した格好だ。

 同社は新型コロナウイルスの影響で、入場料収入とスポンサー収入が大幅に落ち込み、2020年度決算で約3億5000万円の債務超過に陥る見通し。経営改善の一環として、サポーターに運営資金の募金を呼び掛けるとしている。

 小野寺氏は「一番大切なのは、会社側がサポーターの心をつかみ続けることだと思うが、現経営陣はこの点が欠如している」と指摘し、市民やサポーターへの情報発信を疑問視した。

 熊谷拓郎スポーツ振興課長は答弁で「特に今回のように市民の支援を必要とする困難な状況においては、情報発信に不十分な点があった」と苦言を呈した。

3857荷主研究者:2020/11/02(月) 22:26:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200926_11009.html
2020年09月26日土曜日 河北新報
仙台市新交通プラン素案まとまる 乗り合いタクシー、連節バスも

 仙台市は新たな「せんだい都市交通プラン」(2021〜30年度)の素案をまとめた。15年12月の地下鉄東西線開業で十字型の軌道系交通軸が完成し、ハード整備が中心の政策を転換。「質の高い公共交通」を軸とした交通体系の構築を進める。路線バス維持が困難なエリアは、地域交通の導入に向けた検討を始める。

 素案によると、新プランは基本方針に(1)公共交通を中心とした都市交通の充実(2)にぎわい創出に向けた都心交通環境の再構築(3)多様な都市活動を支える交通施策の推進-を据える。

 路線バスの利用者が少なく採算性が悪いエリアでは住民、交通事業者、行政による意見交換会を積み重ね、乗り合いタクシーなど地域交通への転換を進める。

 都心部に直行するバス路線のうち、利用者の多いエリアは「バス幹線区間」に指定。利便性を高めるため、バスが接近すると青信号に変わるPTPS(公共車両優先システム)、複数の車体がつながった連節バスの導入などに取り組む。

 都市計画道路の北四番丁大衡線、国道286号、県道仙台泉線、県道井土長町線で区間の設定を見込む。

 郊外部は、住宅地と最寄り駅をつなぐ「フィーダーバス」を充実させ、鉄道との乗り継ぎ改善も検討する。交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」と連携した1日乗車券を発売するなど、新たな運賃施策も展開する。

 都心部は、JR仙台駅西口の青葉通(青葉区)を広場化するなど魅力的な歩行者空間を創出する。自転車や路線バスを使った移動環境も整備し、にぎわいづくりと回遊性の向上を図る。

 市は11月中旬に中間案を取りまとめ、11月24日〜12月25日に意見公募(パブリックコメント)を実施。12月8日には市民イベントも開催する。寄せられた意見を反映し、来年3月末に新プランを策定する。

3858荷主研究者:2020/11/02(月) 22:32:11

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6719/
2020-09-28 みやぎ建設新聞(仙台圏)
富谷市/新交通システム導入可能性調査/福山コンサルタントに決定/地下鉄延伸・バス専用高架道路を想定

 富谷市は、新たな基幹交通として仙台市営地下鉄の延伸やガイドウェイトランジットの導入を想定した、「富谷市基幹軸新交通システム導入可能性調査業務」に係る条件付き一般競争入札を24日に行い、1落の665万円で福山コンサルタントに決定した。予定価格は901万円だった。

 入札には同社のほか、八千代エンジニヤリング、協和コンサルタンツ、中央復建コンサルタンツ、計量計画研究所が参加。大日本コンサルタントは辞退した。

 市は、過度に自家用車に依存することなく、交通関連事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進に向け、「富谷市公共交通グランドデザイン都市・地域総合交通戦略」(基本構想)および「富谷市都市・地域総合交通戦略」(基本計画)をまとめた。

 今回の業務は、基本計画で事業プログラムに設定している「基幹交通」、「交通結節点」、「地域内交通」の施策展開に向け、ことし7月に宮城県と仙台市が主体で行った「第5回仙台都市圏パーソントリップ調査」の補完調査として、富谷市内外の移動実態に関する集計や分析を行い、基本計画の柱に位置付けている地下鉄またはバス専用高架道路によるガイドウェイトランジットの整備に関する導入可能性調査を行う。また、各種施策のコスト想定やスキーム検討を進め、整備に向けた課題事項の具体的な検討を進めていく。履行期間は2021年3月20日まで。

 なお、富谷市都市・地域総合交通戦略の基本計画策定に係る業務は八千代エンジニヤリングが担当した。

3859荷主研究者:2020/11/02(月) 22:36:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201001_12024.html
2020年10月01日木曜日 河北新報
エアアジア事業断念へ コロナで経営悪化仙台-中部線など運航

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が、事業継続を断念する方向で調整していることが30日、分かった。本社のある愛知県に同日までに意向を伝えた。新型コロナウイルス流行で旅客が急減し、経営が悪化していた。正式に決まれば、日本を拠点とする航空会社がコロナの影響で事業継続を断念する初のケースとなる。

 愛知県の大村秀章知事はこの日の記者会見で、同社の意向について「内々に話は聞いている」と明らかにした上で「支援していこうと思っていたので、今回の日本撤退については大変残念に思っている」と語った。

 同社は、マレーシアのLCC「エアアジア」のグループ会社。中部空港(愛知県常滑市)を拠点とし、札幌、仙台、福岡と中部を結ぶ国内3路線と台北-中部の国際線の計4路線を展開している。

 新型コロナの影響で今春に全便を運休し、8月から国内線を再開したが、需要が戻らず10月から再び全便を運休する方針を明らかにしていた。旅客減少を受けてエアアジア・ジャパンの経営は悪化。6月に希望退職を募り、約300人の従業員のうち約70人が退職した。

 仙台線は2019年8月、1日2往復で就航。同路線初のLCCとして観光、ビジネス需要の開拓を目指していた。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の広報担当者は「エアアジア・ジャパンから正式に聞いておらず、コメントする立場にない」と述べた。

 航空需要の急減を受けて、他の航空各社も苦しい経営が続いている。20年4〜6月期決算では大手の日本航空やANAホールディングスが巨額の赤字を計上。LCCのジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)も直近の決算で赤字転落した。

3860荷主研究者:2020/11/08(日) 13:38:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_11011.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
仙台港でサブヤード利用開始 市、貨物量増加の混雑解消図る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201002kahoku01.JPG
サブヤードとして運用が始まった蒲生北部地区の荷台置き場=1日、仙台市宮城野区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201002kahoku02.JPG

 仙台市は1日、東日本大震災で被災した宮城野区の蒲生北部地区で、トラックの荷台置き場の運用を始めた。宮城県が管理する近くの仙台港高砂コンテナターミナルの「サブヤード」として使う。ターミナル内は急増するコンテナ貨物で飽和状態のため、サブヤード活用で混雑解消を図る。

 先行整備した6400平方メートル(55区画)の運用を開始した。運送会社などへの貸付期間は原則1年。仙台港コンテナ利用促進協議会の会員企業9社が市と個別に契約を結び、利用する。

 来年4月には1万7100平方メートル(164区画)が追加整備され、約4倍の計2万3500平方メートル(219区画)を貸し付ける。協議会の会員企業を優先するが、非会員も利用できる。

 県や市によると、ターミナル内にも荷台置き場として、1万5295平方メートルのスペースがあるものの、震災後に取扱貨物量が増えた影響で、現状は空コンテナ置き場となっており、本来の機能を果たせていない。

 周辺の道路も貨物を運び込むトラックなどの出入りが増加し、混雑が深刻となっている。市はサブヤードの運用によりターミナルの受け入れ能力を高め、円滑な貨物運搬に役立てる。

 利用する運送会社の担当者は「ターミナル近くに荷台置き場があると貨物運搬の効率が上がり、短時間で作業できる」とサブヤードの開設を歓迎している。

 市は防災集団移転跡地となった蒲生北部地区への企業誘致を進めており、運送会社や倉庫などの立地が進む。サブヤードの隣には4万平方メートルの敷地が残っており、市は空コンテナ置き場としての利用も検討する。

3861荷主研究者:2020/11/08(日) 13:38:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_13034.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
「美術館移転で作品破壊される」 列柱制作のカラバン氏ら反対表明

カラバン氏の「マアヤン」

新宮氏の「時の旅人」

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転する県の方針案について、同館に設置されている屋外彫刻を制作し、ともに世界的彫刻家であるダニ・カラバン、新宮晋の両氏が文書で反対の意思を示した。市民団体「宮城県美術館の現地存続を求めるネットワーク(県美ネット)」が1日、明らかにした。近く県に文書を提出する方針。

 カラバン氏は「(前庭から正面玄関に立てた)列柱は建物の既存の柱と同じサイズや形状で、ケヤキも作品に不可欠な一部」と説明。「美術館の移転は作品の本質や意義を否定する。移転されれば私の作品は破壊されてしまう」と計画の推進を危惧する。

 新宮氏は「計画を聞き、驚いている。作品周囲の木々も育ち、建物とも溶け合っていい雰囲気を生み出してきた」と主張。「取り壊しは、世界的に見てもあり得ない。合理性や経済性だけで物事を進める考え方に、文化や芸術を育てていく未来はない」と指摘した。

 カラバン氏の作品「マアヤン」は、8本の列柱とその足元を水路が縫うように走るもので1995年、美術館前庭に設置された。前庭に立つケヤキと建物の間に列柱を配し、最後の1本は既存の美術館の柱をそのまま利用することで建物との一体感を表している。

 美術館北庭に構える新宮氏の作品「時の旅人」は81年の開館に合わせて制作された。高さ11メートルの大きな風車で、風力や風向きによって三つの羽根が不規則に回る。回転速度が上がったり、急に逆回転したりする羽根は時計の針を連想させ、時間の流れを表現している。

 両作品とも美術館が立つ場所の自然や景観、歴史的条件に調和するよう制作された「環境彫刻」だ。

 県美ネットの西大立目祥子共同代表は「美術館には作品を保存し、次世代に伝える役割がある。美術館の歴史は作家との信頼関係によって蓄積されたものだ。作品の破壊はこれまでの40年間を台無しにしてしまう」と話した。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_13014.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
増築せず改修の第3案を追加方針 美術館移転構想で宮城県

宮城県美術館

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転、新築する構想を巡り、県は1日、これまで比較検討の選択肢としてきた現地での増改築案に加え、新たに現施設を増築せずに改修のみ行う手法を第3案とする方針を明らかにした。年内をめどに事業の方向性を判断する。

 県議会9月定例会の代表質問で村井嘉浩知事が答弁した。担当部局が5〜7月に芸術関係団体などと意見交換した際、事業規模を抑えた改修を提言されたとして「関係者の声を踏まえ、それぞれの案の利点、課題を分析したい」と述べた。

 現地存続を求める声が広がっている状況について「現在の美術館を大切にしたいという皆さんの思いに認識を深くしている」と説明。「さまざまな意見を参考にして検討を進め、総合的に判断する」と語った。

 県教委は2018年3月、現地での増改築方針を策定。県有施設の再編構想を議論する県の有識者懇話会は19年11月、東京エレクトロンホール宮城(県民会館)とともに移転、集約する案を公表した。

3862荷主研究者:2020/11/08(日) 13:44:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201003_11010.html
2020年10月03日土曜日 河北新報
名取の第2次防御ライン開通 かさ上げ道路、仙台空港と閖上結ぶ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201003kahoku01.JPG

全面開通した第2次防御ラインを自転車で走行する山田市長(左から2人目)ら

 宮城県名取市が津波対策として沿岸部に整備してきた第2次防御ラインのかさ上げ道路が2日、全線開通した。東日本大震災からの復興まちづくりが進む閖上地区と仙台空港(名取市、岩沼市)周辺の北釜地区が結ばれ、防災機能の向上とともに産業や観光の振興につながるものと期待される。

 かさ上げ道路は市道閖上南北線(延長2.6キロ)と市道広浦北釜線(4キロ)の2路線で、総延長は6.6キロ。盛り土して海抜5メートルまでかさ上げし、堤防機能を確保した。海岸防潮堤などとの多重防御により津波の威力を軽減する。

 津波襲来時の避難道路でもあり、片側3.25メートルの2車線に幅3.5メートルの歩道を整備した。総事業費は102億3000万円。2016年12月に着工し、今年8月7日に市道閖上南北線が先行開通した。

 市沿岸部の北釜防災公園であった開通式には地元関係者ら約60人が出席。山田司郎市長は「1000年に一度の津波でも内陸部への浸入を軽減し、緊急時に円滑な避難が可能になる。平常時には産業振興や観光面でも大きな役割を果たす」とあいさつした。

 関係者がテープカットで祝った後、自転車や車両による「走り初め」として、閖上地区の市震災メモリアル公園まで第2次防御ラインを走行。山田市長らは慰霊碑の前で震災犠牲者を追悼し、開通を報告した。

 市内の主な復旧復興ハード事業は、3日開業の市サイクルスポーツセンターで終了する。

3863荷主研究者:2020/11/08(日) 13:45:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201003_12001.html
2020年10月03日土曜日 河北新報
築54年ビルを再生 賃料安価なオフィスで起業後押し

創造性をテーマにカラフルな家具を置いた貸しオフィス=仙台市青葉区

 不動産賃貸業の仙台協立(仙台市)は2日、仙台市青葉区国分町1丁目の広瀬通に面する築54年の仙台協立第1ビルを改装し、オープンさせた。時間貸しのオフィスを充実させ、地元からの起業を後押しする。

 1階は「より良い方向に導く」との意味合いを込め、「COMPASS(コンパス)」と名付けた。コワーキングスペースと飲食店営業ができるイベントスペースのほか、同社の賃貸仲介窓口も備える。

 2〜5階は貸しオフィスと最大30人収容できる貸し会議室が計18室あり、各オフィスの内装に工夫を凝らした。創造性をテーマにした部屋にはカラフルな家具を配置し、壁にホワイトボードを埋め込んだ。

 現行の耐震基準導入前に建設されたことを考慮し、より災害リスクの低い時間貸しや短期間での利用を推奨する。最低料金は1時間500円で、固定費を抑えたい小規模事業者も利用しやすくした。

 氏家正裕社長は「市中心部でも再開発に向かない地区があり、賃料を安くできる古いビルに需要がある。新型コロナウイルスの感染予防をしながら人が集う場にしたい」と話した。ビルを拠点に周辺の肴町地区の活性化にも携わる方針。

3864荷主研究者:2020/11/08(日) 14:12:03

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64617920V01C20A0L01000/
2020/10/6 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台工業団地 23年3月移転へ 跡地は大型商業施設に

3865荷主研究者:2020/11/08(日) 14:13:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201006_72020.html
2020年10月06日火曜日 河北新報
エアアジア事業廃止、期待の中部線「残念」 仙台空港・宮城県

仙台空港

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は5日、事業継続を断念すると発表した。運営する国内線3路線と国際線1路線の計4路線を12月5日付で廃止すると国土交通省に届け出た。新型コロナウイルス流行による航空需要急減を受けて、経営が悪化していた。日本を拠点とする航空会社が新型コロナの影響で事業を廃止するのは初めて。

 エアアジア・ジャパンの仙台-中部線は2019年8月、1日2往復で就航した。同路線初の格安航空会社(LCC)として観光、ビジネスの需要開拓を目指したが、感染拡大を受け今年4月9日に全便を運休。8月1日に運航を再開したものの、9月1日に再び全便を運休していた。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)の広報担当は「LCC就航による仙台-中部線のマーケット拡大を期待していただけに、今回の決定は大変残念だ。新型コロナウイルスによる厳しい状況は続いているが、地元自治体などと連携し、航空需要の回復に努めたい」とコメントした。

 宮城県空港臨空地域課の斎藤和城課長は「料金が安価で、同じ路線の他社ともすみ分けができていた。コロナの影響を受け、非常に残念だ」と話した。仙台空港発着の国内線の一部は運休・減便が続いており「国内の利用客を呼び込むキャンペーンなどを通じ、便数を回復させたい」と語った。

3866荷主研究者:2020/11/08(日) 14:13:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201006_12002.html
2020年10月06日火曜日 河北新報
石巻・IDFがリチウム電池製造本格化 閉校校舎を活用

IDFが製造するリチウムイオン電池セルなど

旧飯野川二小の校舎を活用したIDF本社=石巻市皿貝

 自動車シートカバーなどを手掛けるIDF(宮城県石巻市)は、新事業のリチウムイオン電池製造を本格化させる。大手には難しい多様なニーズに応じる少量多品種生産で市場の開拓を狙う。閉校後の小学校校舎を活用した工場が、新たな地場産業の拠点として始動した。

 製造するのは、東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)が開発したマンガン系のリチウムイオン電池。コバルトやニッケルを使う三元系と比べて容量は劣るが、発熱しにくい高い安全性と生産コストの低さを特徴とする。

 IDFによると、ハイブリッド車(HV)用で主流の三元系や電子機器用のコバルト系は大手メーカーが手掛けるが、マンガン系は国内で製造されていない。IDFは容量よりも安全性や寿命の長さが求められる太陽光発電の蓄電池、家庭や医療機関向けの非常用電源といった需要を見込む。

 国などの補助で石巻市から購入した旧飯野川二小校舎を工場に改修し、2019年4月に稼働。試作を重ね、今年3月に量産設備が整った。その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う面会制限で取引メーカーとの設計開発が滞ったが、8月に一部再開した。

 同月、みやぎ産業振興機構(仙台市)の「ステージアップ支援企業」に認定され、販路開拓などで今後支援を受ける。本年度は2万セルを生産予定。現在16人の従業員を4、5年後に50人規模に拡充し、年間30万セルの生産と売上高25億円を目指す方針だ。

 旧飯野川二小出身でもある佐藤幸太郎社長は「全てがオーダーメードの新製品となるので、時間はかかるが、採用されれば安定的に供給できる。付加価値を高め、地元の若者に新産業を残したい」と意気込む。

3867荷主研究者:2020/11/08(日) 14:27:42

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64788640Y0A001C2L01000/
2020/10/8 19:15 日本経済新聞 東北 宮城
東北大とKDDI、スタートアップ支援で連携協定

3868荷主研究者:2020/11/08(日) 14:29:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201008_11002.html
2020年10月08日木曜日 河北新報
国道4号バイパス山崎-鶴ヶ谷 あすから片側3車線 仙台

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201008kahoku01.JPG

 国道4号仙台バイパスの山崎交差点-鶴ケ谷交差点間の1.8キロ(仙台市宮城野区)が9日から、片側3車線に拡幅される。2015年に調べた区間内の通行量は1日約5万6700台(うち大型車8500台)。朝夕の激しい渋滞の緩和が期待される。

 東北地方整備局は2006年4月、同区間の6車線化工事に着手し、14年半で完成にこぎ着けた。事業費は約60億円。

 4号沿いには仙台中央卸売市場(若林区)が位置するほか、宮城野区岩切地区にはJR仙台貨物ターミナル駅が22年度中に移転する予定で、交通量のさらなる増加が見込まれている。

 4号の6車線化工事は地図の通り。若林区の卸町交差点-鶴ケ谷交差点間6.0キロのうち、宮城野区の苦竹インターチェンジ(IC)-山崎交差点間の2.8キロが07年に完成。残るは、立体化する箱堤交差点(若林区)を含む卸町交差点-苦竹IC間の1.4キロ。今年7月に着工し、完成時期は未定。

3869荷主研究者:2020/11/08(日) 14:32:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201008_11020.html
2020年10月08日木曜日 河北新報
宮城県、女川再稼働の備蓄調達に補助金検討 市町村へ広域避難の支援も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201008kahoku02.JPG

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡る重大事故時の広域避難に備え、県は7日、市町村が備蓄物資を調達する事業を県補助金の対象に加えるかどうか検討する方針を明らかにした。原発30キロ圏7市町から県内31市町村に避難する計画に対し、県は7市町の意向で避難先を変更する可能性も示唆した。

 県議会9月定例会の一般質問で、高橋宗也氏(自民党・県民会議)への答弁。東日本大震災で交通網が寸断され、物流が滞った教訓を踏まえ、高橋氏は「市町村が計画的に物資を備蓄できれば、県内の防災力は向上する」として、県に財政支援の必要性を訴えた。

 村井嘉浩知事は、県が市町村事業に最大5割を助成する市町村振興総合補助金を挙げ、「メニューを検討したい」と前向きな考えを示した。

 避難計画では、30キロ圏内の住民が震災で被災した沿岸部の自治体に避難するパターンも少なくない。復興事業などで受け入れ態勢が整わないとの指摘もあり、鈴木秀人環境生活部長は「今の避難先でいいのかという意向があれば、解決策を考える」と言及。市町村間の調整に乗り出す構えを強調した。

 佐々木喜蔵氏(同)は、避難道路として三陸沿岸道石巻女川インターチェンジと女川町を結ぶ国道398号石巻バイパスの未着工区間(4.7キロ)=地図=の整備を求めた。村井知事は「地域の意見を聞き、事業化の検討を進めたい」と応じた。

3870荷主研究者:2020/11/08(日) 14:39:45

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6756/
2020-10-12# みやぎ建設新聞(仙台圏)
日本貨物鉄道ほか/仙台貨物ターミナル駅の移転事業/今後に造成工事を発注へ/宮城県や仙台市の関連工事も発注進む

 日本貨物鉄道(東京都渋谷区千駄ヶ谷5の33の8 真貝康一代表取締役社長)は、仙台市宮城野区宮城野3丁目にある仙台貨物ターミナル駅を同区岩切に移転する事業について、今後に造成工事を発注する。

 時期について担当者は「事業スケジュールを考慮し、宮城県との協議がまとまり次第早めに発注したい」と話している。農地転用など着工に必要な諸手続きはほぼ終えたもようだ。また宮城県や仙台市が行う、関連する道路や上下水道管の工事も発注が本格化している。

 この事業は、既存の仙台貨物ターミナル駅の敷地に、宮城県が災害時に支援活動拠点となる広域防災拠点の整備を立案したことに伴い、仙台貨物ターミナル駅が移転するもの。移転先は国道4号北東側の岩切地内約23㌶で、JR東北本線とJR東北新幹線に挟まれた元々は水田地帯。ここに現在と同等規模の取扱貨物量を確保できる新駅を建設する。

 スケジュールは2022年度末までに現貨物ターミナル駅を県に引き渡す予定で、それまでに新しい駅を整備する。総事業費は約324億円を見込み、うち新駅建設に係る事業費は約129億円。

 環境アセスメントの資料等によると、新駅はコンテナホーム3面、着発線8線、留置線4線、検修線5線などを備える。建屋は、総合事務所(3階建て、延べ約2000平方㍍)、通運事務所(2階建て、延べ約2000平方㍍)、貨車検修庫(平屋建て、延べ約1900平方㍍)、倉庫類(計延べ約1万6900平方㍍)などを配置する。防災調整池も2カ所設ける。

 造成計画は盛土高が0・7㍍〜2・2㍍で、盛土量は約29万立方㍍、掘削量(調整池)は約1万7000立方㍍を想定。また東北本線沿いの地盤対策を想定しているほか、国道4号下に2線分の函渠を構築する。

 法令書類支援などコンサルタント業務は復建技術コンサルタント、建屋等の設計はジェイアール貨物・不動産開発がまとめた。先行実施した畦畔工事は仙建工業、水路付替工は橋本店が担当。国道4号下の函渠はパシフィックコンサルタンツが設計し、施工は奥村組で今後本格着工する。

 この事業に併せて、仙台市は新駅の北端部を通る都市計画道路今市福田線を対象に、新駅供用および新駅西側で実施される土地区画整理事業を見据え、高江工区として4車線化拡幅に取り組んでいる。

 事業区間は県道仙台松島線線(利府街道)から、既に4車線となっている余目地内まで延長約1・1㌔㍍。既存の高盛土道路の上下線側双方を外側に広げるイメージで盛土する。改良後の幅員は22㍍となり、両側歩道を確保する。また東北本線をオーバーパスしている余目跨線橋と、その東側で市道を跨いでいるボックス区間も拡幅する。総事業費は約40億円。

 区間東側で、東北新幹線以東の工事は昨年度に発注し後藤工業が施工。本年度は掘削や鋼矢板など仮設工を含む「道路改築工事その2」を今月2日に開札済みとなっている。県道から余目跨線橋までの改良と、余目跨線橋下部工で利府街道側のA1橋台2基(上下線)構築などを行う「同工事その3」は公告中で10月30日に開札予定。

 11月には余目跨線橋のA2橋台2基と、市道を跨ぐボックス区間のプレキャスト門型カルバートなどを施工する「改築工事その4」と、余目跨線橋の「鋼橋上部工製作工事」を公告する見通し。余目跨線橋は上下線側それぞれ延長約42㍍、有効幅員3㍍の中路式鋼床版鈑桁橋。架設工は今後にJRと協定を結び、JRが発注する見込みだ。

 来年度以降は、用地取得中の東北本線から東北新幹線まで延長約350㍍区間の改良と、区間内の舗装工事を発注する。

3871荷主研究者:2020/11/08(日) 14:40:28
>>3870-3871 続き

 また仙台市は、新駅建設場所の地下で茨田踏切付近にある汚水の七北田川右岸幹線について、耐荷重を引き上げるため周辺地盤を改良する。地表と管路の間の3㍍ほどを中層混合処理するとともに、管路の両脇に10㍍強の深層混合処理を施す。実施範囲は延長約170㍍で、幹線の径は1500㍉㍍。施工者はこのほど高工に決まった。

 このほか宮城県が、新駅建設場所にある工業用水道管を撤去して移設する工事を行う。施工は橋本店が担当している。管路の径は700㍉㍍で、支障になる地点から外周路および市道余目高江線沿いに移設する。

 JR貨物から県への用地引き渡し後、現ターミナル駅の施設撤去工事は県が主体で行う。跡地約17・5㌶に整備する広域防災拠点の工事費は57億円ほどを試算しており、詳細設計は中央コンサルタンツ(造成等)とオオバ(上下水道)に委託している。

3872荷主研究者:2020/11/08(日) 14:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201014_11017.html
2020年10月14日水曜日 河北新報
仙台市が都心再構築プロジェクト第2弾を発表

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201014kahoku01.JPG

 仙台市は13日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」の第2弾の施策を発表した。都市再生緊急整備地域(地図)で、環境に最大限配慮した建築物(グリーンビルディング)の整備を誘導するほか、テナントの移転に支援制度を創設し、第1弾で打ち出した老朽化ビルの建て替えを加速させる。

◎グリーンビルディング

 建築物の環境総合性能評価「CASBEE(キャスビー)」で最高のSランクの建築計画であれば、市の環境影響評価(アセスメント)の手続きを免除する。着工までの期間が1年〜1年半程度、短縮できる。

 整備地域内に計画する高さ100メートル以上か、延べ床面積5万平方メートル以上の建築物が対象。Sランク取得とともに省エネルギー化や再生可能エネ活用、緑化推進にも取り組んでもらう。

 市は12月ごろに整備促進の方針を策定・公表し、来年4月の施行を目指す。

◎企業誘致の強化

 企業立地促進助成制度で雇用人数に応じた加算の対象を「市内在住」正社員から「仙台都市圏在住」正社員に拡大し、企業の人材確保を支援する。本社機能や研究開発施設、ソフトウエアやデジタルコンテンツ企業などの誘致を想定する。

 大規模災害に備え、リスク分散のためにバックオフィス(事務管理部門)を設ける企業への助成も拡充。整備地域内に立地する企業は加算額を増やし、人数要件も緩和する。いずれも来年4月1日に施行する。

◎テナント退去支援

 入居ビルの建て替えに伴い、市内に移転する中小企業の事業所に対し、移転先オフィスの賃借料3カ月分を助成する新制度を創設する。移転前の入居ビルが整備地域内にあり、第1弾施策の一つ「都心部建て替え促進助成金」の指定を受けていることが条件になる。

◎容積率の緩和

 整備地域内が対象。高機能オフィスを誘導する第1弾の容積率緩和を拡充し、敷地と街区の一辺が一致する場合など、一定の要件を満たせば基準容積率を最大1.5倍にする。13日に施行した。複数の敷地を共同化し、大きな街区にする際に有利で、老朽化ビル更新時の優遇策を増やした。

 郡和子市長は13日の定例記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大以降、地方都市に企業の関心が集まっている。仙台はポテンシャル(潜在能力)が高い。都心部の高機能オフィス整備により、企業の進出ニーズに応えたい」と話した。

3873荷主研究者:2020/11/08(日) 15:00:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201015_13009.html
2020年10月15日木曜日 河北新報
仙台の防災集団移転跡地で農園・温泉などの複合施設着工 22年4月オープン

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201015kahoku01.JPG
温泉、レストラン、ベーカリーなどを備えた「アクアイグニス仙台」の完成予想図

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201015kahoku02.JPG

起工式でくわ入れし、工事の安全を祈願する郡市長(中央)ら

 東日本大震災に伴う仙台市の防災集団移転跡地の利活用事業で、建設業の深松組(青葉区)が若林区藤塚に整備する農園、温泉、レストランの複合施設「アクアイグニス仙台」の建物の起工式が14日、現地であった。完成は2021年10月の予定で、22年4月のオープンを目指す。

 周辺町内会や工事の関係者ら約80人が出席。郡和子市長、運営会社「仙台reborn」社長を兼ねる深松努社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。

 深松社長は「震災で集落が流失した地区ににぎわいを取り戻し、復興、創生のシンボルとなる施設をつくり上げたい」と話した。郡市長は「震災の経験を伝える交流の場になることを期待したい」と激励した。

 敷地面積3万2500平方メートルに建物6棟と農業ハウス3棟を整備する。鉄筋コンクリート2階の温泉棟は海に面し、浴室から海岸や干潟が見られる。高さは15メートルあり、津波発生時は2000人の避難場所になる。

 木造平屋のレストラン棟、スイーツ棟、ベーカリー棟なども配置する。パティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行氏、東京の人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏が、提供メニューなどを監修する。

 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の会社(東京)が三重県で運営。東日本は初進出となる。深松組は今年4月に造成工事の起工式を実施した。

3874荷主研究者:2020/11/08(日) 15:01:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201015_12015.html
2020年10月15日木曜日 河北新報
「相鉄フレッサイン」東北初進出 22年夏に開業

三菱地所が仙台駅前で開発するホテルの完成予想図

 三菱地所(東京)が手掛ける仙台市青葉区中央4丁目のホテル「相鉄フレッサイン仙台駅西口(仮称)」が14日、着工した。相鉄フレッサインの進出は東北で初となる。2022年夏に開業する予定。

 三菱地所が建築した建物を相鉄ホテル開発(横浜市)が賃借し、相鉄ホテルマネジメント(同)が運営する。相鉄フレッサインは47店舗目。宿泊特化型ホテルとしてビジネス客の利用を想定する。

 鉄骨12階、延べ床面積約5112平方メートルで、客室数は224。仙台朝市に近く、三菱地所東北支店の担当者は「都市部でありながら、仙台らしさを感じられる立地だ。新たなにぎわいをつくり、街の活性化に寄与したい」と話した。

3875荷主研究者:2020/11/21(土) 15:08:57

http://www.nippondiamond.co.jp/newsboard/newsboard.cgi?Num=1
日本ダイヤモンド株式会社

営業所開設(名古屋・仙台)のお知らせ
No: 58 / Date: 2020/10/07(Wed) 13:17:54

このたび弊社は中部地区及び東北地区のお客様への営業対応ならびに技術サービスの充実を図るために名古屋営業所及び仙台営業所を開設いたしますのでご案内申し上げます。

 名古屋営業所(10/1開設)

   日本ダイヤモンド株式会社 名古屋営業所

   〒465-0027 
   愛知県名古屋市名東区丁田町36番地 上社メゾン井筒1階

   TEL:052-737-2888
   FAX:052-737-2877

   本件に関するお問い合わせ先

   所長 矢野:070-3832-1474


 仙台営業所(10/20開設予定)

   日本ダイヤモンド株式会社 仙台営業所

   〒983-0034 
   宮城県仙台市宮城野区扇町7-3-16

   TEL:022-253-7667

   本件に関するお問い合わせ先

   所長 日沢:070-2165-3827

3876荷主研究者:2020/11/21(土) 15:23:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_12026.html
2020年10月22日木曜日 河北新報
プロロジス、岩沼の物流拠点を再整備 4月に火災で全焼

新たに整備される物流施設の完成イメージ図

 物流施設の開発・運営を手掛けるプロロジス(東京)は21日、宮城県岩沼市空港南3丁目に「プロロジスパーク岩沼1」を整備すると発表した。現地にあった施設が4月に発生した火災で全焼。新たな施設を「東北全体への戦略的物流拠点」と位置付け、再開発に着手する。

 仙台空港に近い約4万5700平方メートルの敷地に鉄骨2階、延べ床面積約5万400平方メートルの施設を建設する。事業費は約75億円。焼失した施設(延べ床面積4万3800平方メートル)より規模を拡充する。新施設には最大6社が入居できる。

 スロープを新たに設置し、トラックが2階へ直接アクセスできるようにするなど、物流作業の効率化に重点を置いた。荷さばきスペースや、従業員向け駐車場も確保する。津波といった水害対策として、敷地をかさ上げして整備する。

 2021年2月をめどに焼失した施設の解体工事を終える。新たな施設は21年3月に着工し、22年4月に完成する見通し。

 旧施設は08年に完成し、物流企業など数社が入居していた。今年4月30日に発生した火災では、県内各地から集まった消防車が消火に当たり、鎮火したのは5月6日だった。

3877荷主研究者:2020/11/21(土) 15:24:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_12025.html
2020年10月22日木曜日 河北新報
ピーチ仙台-中部線、12月24日就航 1日1往復、片道4990円から

仙台空港を離陸するピーチの旅客機

 ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は21日、仙台空港(宮城県名取市、同県岩沼市)と中部空港(愛知県常滑市)を結ぶ路線を12月24日に1日1往復で開設すると発表し、航空券の販売を開始した。

 運航は仙台午後2時10分発、中部午後3時25分着、中部午後1時35分発、仙台午後2時40分着。機材はエアバスA320ceo(定員180人)か、10月25日に導入するエアバスA320neo(188人)を使用予定。運賃は片道4990円から。

 仙台はピーチの拠点空港の一つで、中部線は25日就航の沖縄線に続く新路線。仙台発着は既存の札幌、関西と合わせた国内4路線と、新型コロナウイルスの影響で運休中の台北線の計5路線になる。

 ピーチの広報担当者は「飛行機を飛ばすことで需要回復を促進させたい」と話した。仙台空港を運営する仙台国際空港の鳥羽明門社長は「中京圏への観光客や、名古屋-仙台間のビジネス客の選択肢が広がる」とのコメントを出した。

 LCCではエアアジア・ジャパン(常滑市)が昨年8月から仙台-中部線を運航したが、新型コロナの影響で運休が続き、12月5日での国内全路線廃止を発表している。

3878荷主研究者:2020/11/21(土) 15:32:49
>>3773
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12023.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
仙台・福田町駅を200メートル西に移設 JR東が方針、新駅舎はバリアフリーに

 JR東日本は22日、仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)を約200メートル西側に移設し、バリアフリー化する方針を明らかにした。移設時期は未定。同日、仙台市と合同で住民説明会を開き、バリアフリー化を要望してきた住民組織のメンバーらに説明した。

 JR東によると、移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地。新駅舎の規模や整備スケジュールは未定だが、ホームにエレベーターを設置するなどして車いす利用者や高齢者、妊婦が階段を使わず、電車に乗り降りできるようにする。

 市は移設に合わせ、線路をまたいで南北に行き来できる自由通路を整備する方針。本年度一般会計当初予算には4800万円の経費を計上しており、新駅舎への接続道路や車の乗降場、駐輪場が必要か調査する。

 1987年改築の現駅舎はホームが狭く、線路に沿ってカーブしており、エレベーター設置が困難だった。近隣住民は2015年、「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」を設立。17年には約9000人分の署名を集め、バリアフリー化を要望してきた。

 JR東と市は19年1月、駅舎移設を視野に入れた検討に着手。今年2月、移設を基本に協議することで合意した。

 住民組織の野口健三会長(77)は「英断に感謝したい。計画が早期に実現するよう協力したい」と歓迎した。

3879荷主研究者:2020/11/21(土) 15:39:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12019.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
三陸道・小泉海岸-本吉津谷IC間が来月21日開通 仙台と気仙沼中心部、高速で直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201023kahoku02.JPG

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は22日、三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間の2.0キロが11月21日に開通すると発表した。開通により、仙台市と気仙沼市中心部が全線、高速道路で結ばれる。

 開通区間は2012年10月に着工。歌津-本吉津谷IC間の総事業費は約703億円。未開通区間は国道45号の2.1キロを利用していたが、よりスムーズな通行が可能になると同時に津波浸水域を回避できる。

 東日本大震災後の三陸道の延伸で、仙台と気仙沼両市間の所要時間は約50分短縮され約2時間となった。物流・観光面で東北自動車道からの切り替えが進んでおり、来月の開通でさらに利便性が向上する。

 気仙沼市の菅原茂市長は「救急医療体制の強化、防災機能拡充など多方面でさらなる効果が期待される」、宮城県の村井嘉浩知事は「沿岸被災地の経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」とそれぞれ談話を出した。

3880荷主研究者:2020/11/21(土) 15:39:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12019.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
三陸道・小泉海岸-本吉津谷IC間が来月21日開通 仙台と気仙沼中心部、高速で直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201023kahoku02.JPG

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は22日、三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間の2.0キロが11月21日に開通すると発表した。開通により、仙台市と気仙沼市中心部が全線、高速道路で結ばれる。

 開通区間は2012年10月に着工。歌津-本吉津谷IC間の総事業費は約703億円。未開通区間は国道45号の2.1キロを利用していたが、よりスムーズな通行が可能になると同時に津波浸水域を回避できる。

 東日本大震災後の三陸道の延伸で、仙台と気仙沼両市間の所要時間は約50分短縮され約2時間となった。物流・観光面で東北自動車道からの切り替えが進んでおり、来月の開通でさらに利便性が向上する。

 気仙沼市の菅原茂市長は「救急医療体制の強化、防災機能拡充など多方面でさらなる効果が期待される」、宮城県の村井嘉浩知事は「沿岸被災地の経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」とそれぞれ談話を出した。

3881荷主研究者:2020/11/21(土) 15:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12002.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
楽天モバイルのコールセンター、仙台に11月開設 250人程度の正社員を新規雇用

郡市長(左)に立地表明書を手渡した山田社長

 楽天モバイル(東京)は23日、仙台市青葉区のビルに11月、コールセンターを開設すると発表した。協力会社が運営するセンターは北海道、大阪府、福岡県にあるが、自社運営の拠点は仙台が初めて。地元から250人程度の正社員を新規に雇用する。

 センターは青葉区中央1丁目のメットライフ仙台駅前ビルに開設。名称は「仙台コミュニケーションセンター」で、契約者からの問い合わせに対応する。

 同社の山田善久社長は市役所であった立地表明式で「お客さまと接する重要な業務」と語り、センターを自社運営する意義を強調。仙台への立地を決めた理由については「プロ野球東北楽天を通じて、ゆかりが深い。東京からのアクセス、人材の質を総合的に勘案して決めた」と説明した。

 市は大規模災害時の事業継続などを訴え、企業誘致を図っている。郡和子市長は「仙台は他の大都市に比べ、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えている。大きな企業に来てもらい、他企業を誘致する上で弾みになる」と進出を歓迎した。

3882荷主研究者:2020/11/21(土) 15:53:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12016.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 東北電力が応募へ

東北電力本店(中央)

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくるエネルギー大手企業グループが事業継承者の公募に申請する方向で最終調整していることが23日、関係者への取材で分かった。取締役会などを経て正式決定し、公募期限の29日までに応募する見通し。

 東北電などは、公営としては最大規模の約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを評価し、最低400億円の譲渡価格や燃料調達面のリスクなどを考慮しても、事業性が見込めると判断したとみられる。

 関係者によると、東京ガス(東京)の参画が有力視されている。2008年の前回公募時、東北電は東京ガス、石油資源開発(同)と組んで唯一応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化で辞退。東北電と東京ガスは16年から、北関東の大口向け電力小売りで連携する。

 東北電は23日、河北新報社の取材に「公募申請を前向きに検討しているが、まだ決まったものではない」と回答した。樋口康二郎社長は9月の定例記者会見で「電気とガスのシナジー(相乗効果)が期待できる」と意欲を示している。

 市は来年5月下旬に優先交渉者を決め、22年度中に事業を譲渡する予定。

3883荷主研究者:2020/11/21(土) 16:00:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65467920W0A021C2L01000/
2020/10/26 18:54日本経済新聞 電子版 東北 宮城
逆境の仙台空港、那覇便「試金石」 国際線は来冬想定

3884荷主研究者:2020/11/21(土) 16:05:24

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00576022?isReadConfirmed=true
2020/10/27 05:00 日刊工業新聞
日本ファインセラミックス、新工場が完成 絶縁放熱基板を量産

自動車メーカーなどに来年1月にも出荷する新工場

 日揮ホールディングス(HD)子会社の日本ファインセラミックス(仙台市泉区、田中宏社長、022・378・7825)は、窒化ケイ素セラミックス製の絶縁放熱基板を量産する新工場(宮城県富谷市)を完成した。投資額は約25億円。自動車メーカーや回路基板メーカー向けに、2021年1月にも出荷を始める。

 新工場は富谷事業所(宮城県富谷市)内に設置し、延べ床面積は3000平方メートル。熱伝導率を現状の約1・5倍に高めた新製品の開発も進める。

(2020/10/27 05:00)

3885荷主研究者:2020/11/21(土) 16:06:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201027_13028.html
2020年10月27日火曜日 河北新報
東北大雨宮C跡地再開発 活用可能な樹木49本のみ イオン再調査

東北大雨宮キャンパス跡地 再開発事業で樹木が激減した=2020年5月中旬

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)の再開発事業により、約2800本あった敷地内の樹木が約40本に激減する問題で、開発主体のイオンモール(千葉市)は26日、専門家による再調査の結果でも、活用可能な樹木は49本にとどまったことを明らかにした。

 市環境影響評価審査会に報告した。同社は当初、766本の保存活用を表明したが、2018年12月に東北大が土地を引き渡した時点で529本に減少。19年11月には、倒木の恐れなどで490本の伐採が必要になったとした。審査会は今年3月、再調査を求めた。

 同社は今後の緑化方針も明らかにし、キャンパス時代の約2800本を超える樹木を新しく植える方針を示した。伐採した木は建設材や商業施設の椅子・ベンチ、土壌にまくチップへの再利用を検討する。

 同社の担当者は「将来的にはキャンパス時代に負けない緑豊かな空間を形成する」と計画を説明した。

3886荷主研究者:2020/11/21(土) 21:18:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13011.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
東北電の企業連合応募 仙台市ガス民営化 カメイ参画か

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくる企業グループは28日、事業継承者の公募に申請した。公営で全国最大となる約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを高く評価し、名乗りを上げた。今回の公募で申請が明らかになったのは初めて。

 グループの代表は東北電が務める。同社は「競争戦略上の理由」として構成企業を公表しない方針だが、関係者によると、東京ガス(東京)と石油資源開発(同)、地元のカメイが参画しているとみられる。

 グループは事業性を見極め、事業方針のほか、安定供給と保安の体制、譲り受け希望価格などを盛り込んだ提案審査書類を来年3月上旬までに市に提出する。

 東北電の樋口康二郎社長は28日の定例記者会見で「市ガスの円滑な事業継承は東北のエネルギー市場、地域経済において大変重要だ」と強調。2016年に電力、17年に都市ガスの小売りが全面自由化された経緯を踏まえ「電気とガスのセット販売などさまざまなサービスが展開できる。快適で安全、安心なサービスを提供する『スマート社会』の実現にもつながる」と参入の意義を強調した。

 河北新報社の取材に対し東京ガス広報部は「応募も含め、あらゆる可能性を検討中」、石油資源開発広報IR部は「応募するかどうかを含め公表予定はない」と回答。カメイは「地元のエネルギー会社として役割があるのであれば参画したい」と説明した。

 08年の前回公募時は東北電、東京ガス、石油資源開発の企業グループが唯一応募したものの、リーマン・ショックに端を発した景気悪化のために辞退した。

 公募期限は29日。市は提案審査を経て、来年5月下旬に優先交渉者を決定し、22年度中に事業譲渡する。

3887荷主研究者:2020/11/21(土) 21:19:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13025.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
ミヤコーバス、仙台―気仙沼線に「直行便」新設 11月22日から、三陸道利用

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は28日、11月22日に高速バス「仙台-気仙沼線」のダイヤを改正し、「直行便」1往復を新設すると発表した。同月21日に三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間が開通し、仙台市と気仙沼市中心部が高速道路で結ばれるのに伴い決めた。

 直行便は午前6時55分南気仙沼駅(気仙沼市)発と、午後4時35分県庁市役所前(仙台市青葉区)発。途中、仙台東部道路仙台東-三陸道気仙沼中央IC間は高速道路を走行する。既存便より停留所は7カ所少なくなり、片道の所要時間は約15分短い2時間50分。

 仙台-気仙沼線は計6往復になる。

3888荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:40

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65936710W0A101C2L01000/
2020/11/6 18:45日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、老朽化ビル建て替え急ぐ 企業誘致へ助成拡充

3889荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201106_12003.html
2020年11月06日金曜日 河北新報
芭蕉の辻に「新仙台ビルディング」完成 東北の情報発信拠点に

完成した新仙台ビルディング。1階に情報発信拠点を整備する=仙台市青葉区大町1丁目

 不動産業の仙台ビルディング(仙台市)は、仙台市青葉区大町1丁目にオフィスビル「新仙台ビルディング」を完成させた。藩制時代に町割りの中心となった「芭蕉の辻」に立地することにちなみ、1階は東北の情報発信拠点として早ければ来春のオープンを目指す。

 ビルは鉄骨10階、地下1階で立体駐車場を併設する。延べ床面積は1万1128平方メートル。テナントは10社が決まり、開業時の稼働率は9割に達した。

 1階は東北6県と新潟県の企業や団体と連携し、多機能スペースとして地域に開放する。カフェを常設し、食や観光地を紹介するイベント、市民向けセミナーの利用を想定する。

 共用部にはテナント向けの休憩室や貸し会議室、私設郵便ポストを備える。固定席を設けないフリーアドレスのオフィスに対応し、グリッド型システム天井を採用。間取りに合わせて照明や空調を移動できる。

 現地にあった旧ビルは1959年に落成し、七十七銀行芭蕉の辻支店などが入居していた。老朽化が進んだため、2018年10月に建て替え工事が始まり、今年10月30日に完工した。

3890荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:00
株式会社オプス
仙台市太白区鈎取1-1-31
http://www.opus-gr.com/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002030Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:50日本経済新聞 電子版 宮城 東北
抗ウイルス剤の販売急増 ビル管理のオプス、増産へ

3891荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:58
>>3779
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002100Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:52日本経済新聞 電子版 東北 山形
山形のシェルター、仙台に7階建て木造ビル 21年春

3892荷主研究者:2020/12/05(土) 12:05:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26462
2020/11/12 日刊建設新聞 宮城版
マンション建替え検討 青葉区の「カルコスビル」 国交省の計画支援が決定(マンション建替推進協会)

 国土交通省は、マンションストック長寿命化等モデル事業(第2回)の採択プロジェクトを決定した。県内の事業では、マンション建替推進協会の「カルコスビル」が計画支援型で採択された。計画支援型は、事前前の立ち上げ準備段階への支援タイプとなっており、同協会が用途複合マンションの建て替えの方向性を検討するに当たり、調査・検討費などを補助する。

 カルコスビルは、仙台市青葉区二日町にある複合ビルで、地下1階地上8階建て延べ6498平方mの規模。住戸数は24戸。オフィスや店舗なども入っている。建築年数は約45年。視認性の高い好立地の用途複合型マンションにおいて、建て替えや大規模修繕、敷地一括売却など、今後の事業の方向性を検討する。負担となるテナント立ち退きの選択肢を抽出し、比較検討した上で、事業の方向性を見出すことになる。

 国交省がマンションストック長寿命化等モデル事業を採択するに当たっては、評価事業者である国立研究開発法人建築研究所が評価委員会(委員長・松村秀一東京大学大学院特任教授)を設置し、審査した。

 審査の概評では「カルコスビル」に関し、「好立地のマンションでの建て替え手法には敷地売却の方法、用途の違いによる事業性の検討、隣地を含めた再開発の検討など、さまざまな検討が想定され、その中かから事業の方向性を見出す点は先導的であり、他のマンションの選考になり得る」として評価された。

 国交省では、今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理を促進し、長寿命化に資する改修や建て替えを促すため、本年度から先導性の高いマンション再生プロジェクトを支援している。

 本年度第2回目の公募は、7月1日〜9月30日に行い、25者から29件の提案があった。その中から、計画支援型の11件と、工事支援型の3件を採択した。

 計画支援型は、補助率が定額で、1プロジェクトあたり最大500万円。事業実施期間は最大3年間。補助対象は長寿命化などに向けた事業実現に必要な調査・検討経費。事業要件は区分所有者が10人以上で、耐用年数の2分の1を経過していることや、原則として調査・検討が完了後、速やかに長寿命化等の事業実施に関する提案を行うことなど。

 工事支援型は、補助率が3分の1で、補助対象が調査設計計画費や、長寿命化計画に資する工事費のうち先進性を持つものに要する工事費。事業要件は、25年以上の長期修繕計画に基づく修繕積立金額を設定していることや、新たな技術の導入・工期短縮につながる工法の工夫があることなど。

3893荷主研究者:2020/12/05(土) 12:10:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201116_75022.html
2020年11月16日月曜日 河北新報
プロ棋士を東北で育成 将棋連盟が仙台に研修会、来年4月開設

 公益社団法人日本将棋連盟(東京)は来年4月、プロ棋士や女流棋士を育てる「東北研修会」を仙台市に開設する。研修会は全国6カ所目。東北初となり、全域から研修生を募集する。

 対象は一般研修生が20歳以下でアマチュア有段者の男女、女流棋士志望は25歳以下のアマチュア。中川大輔八段(仙台市出身)ら4人のプロ棋士が幹事を務める。入会後は毎月2回の例会日に原則計4対局し、プロの指導を受ける。

 成績上位者はプロ棋士養成機関「奨励会」の入会試験が一部免除されるほか、女流2級の資格を得られる。初例会日は来年4月11日。

 研修会は現在、北海道、関東、東海、関西、九州にあり、計約300人が在席している。藤井聡太二冠は東海研修会の出身。

 日本将棋連盟東北統括本部長の島朗九段は「東北に直轄組織ができ、厳しい場で体験が積める。距離的、経済的な理由でプロの道を断念していた人も挑戦できるようになる」と話す。

 東北研修会は青葉区中央3丁目の「駅前のぞみビル」内に開設する。来年2月28日に体験会を開く。

 連絡先は同連盟東北研修会係03(3408)6166。

3894荷主研究者:2020/12/05(土) 12:16:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201117_12007.html
2020年11月17日火曜日 河北新報
足こぎ車いす、物流拠点に 仙台国際空港が受託契約

COGYの物流に関する契約を結んだ(左から)TESSの鈴木社長、半田名誉教授、仙台国際空港の岡崎取締役航空営業部長=仙台空港

 仙台国際空港(宮城県名取市)は16日、足こぎ車いす「COGY(コギー)」を販売するベンチャー企業TESS(仙台市)と物流に関する業務受託契約を締結したと発表した。同社が台湾で製造し、仙台港に海上輸送した製品について、空港会社が引き取りから保管、出荷までを物流拠点として一貫して担う。

 締結は1日付。TESSはこれまで東京の倉庫で製品を保管し、必要に応じて出向いていた。空港会社からの提案を受け、物流に関する業務を集約。空港内で保管し、検品や出荷前のセッティング、配送業者の手配といった業務も空港社員が担い、スムーズな出荷やコスト削減につなげる。

 仙台空港の貨物取扱量は、新型コロナウイルスの影響による国際線運休、国内線の機材小型化などで伸び悩む。岡崎克彦取締役航空営業部長は「国際線が飛ばない中、国際貨物をどう増やすか。付加価値として付随業務も請け負うことを提案した」と話した。

 COGYは東北大などの研究グループが開発。半身不随でも片足が動けば自力で動かせるのが特徴で、年間1000台程度販売する。TESSの鈴木堅之社長は「東北生まれの製品を海外にも広げたい」と話す。

 自身も毎日利用するという開発者の半田康延東北大名誉教授は「疲れず、たやすく乗れる。ぜひ普及してほしい」と語った。

3895荷主研究者:2020/12/21(月) 21:11:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201118_13018.html
2020年11月18日水曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(上) 経済性を優先、矛盾はらむ

県美術館の現地存続を表明した村井知事。モニターに映し出された資料を使って約20分間、淡々と説明した=16日、県庁

 宮城県美術館(仙台市青葉区)を仙台医療センター跡地(宮城野区)に移転する構想は、建物の価値や歴史を知る関係者の猛反発を浴びた県が計画を断念し、現地存続する形で幕を下ろした。これまでの関係者の動きを検証し、県の文化行政の課題を展望する。

 「職員にも迷惑を掛けた」。16日朝、県の政策会議。村井嘉浩知事は言葉を選び、県美術館の移転断念を幹部に告げた。

 老朽化した東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も集約し、一帯を東北の文化拠点に育てるはずだった。知事の表情には、計画撤回の無念さがにじんだ。

 一連の議論をベテラン県議は回顧する。「県は経済性を、反対派は文化的価値を重んじた。議論は最後までかみ合わなかった」

 当初、知事は移転新築案に自信を見せていた。

 立地はJR仙台駅東口から徒歩圏で、楽天生命パーク宮城の近隣。「芸術に接する機会が少なかった人を含め、幅広い層が野球観戦の前後に文化に触れられる」。知事の触れ込みは、一定の説得力を持った。

 県財政からの持ち出しを抑えるため、国の起債制度に目を付けた。条件を満たせば、現地改修の費用よりも数十億円以上節減し、最新鋭の施設を建設できる。

 「経済合理性の観点で、極めて良案」(県議)と見られたが、発表から程なくして暗雲が立ちこめる。

 日本近代建築の旗手、故前川国男氏が設計した建物の価値を知る市民団体から「暴論」と批判が噴出。県議会でも野党はおろか、最大会派の自民党・県民会議まで疑問を投げ掛けた。

 移転集約構想が世に出る1年8カ月前、県教委が現地での増築改修案を策定していた経緯も矛盾をはらんだ。突如浮上した180度の転換に、県庁内でも「政策形成過程の軽視」との本音が漏れ出した。

 「指摘は正しいと思います」。県議会9月定例会で移転案を厳しく追及した自民県議は終了後、県幹部に声を掛けられ不意を突かれた。「組織内に微妙な諦めムードが漂い始めた」と受け止めた。

 「現施設の引き受け手はないか」。県トップの号令で、職員は大学や企業などを訪ね歩き、建物の活用策を模索。時には自ら交渉に赴いたが、「15億円程度」とされる評価額や高額な維持費を念頭に、誰も首を縦に振らなかった。

 移転断念の1カ月前。村井知事は県議会の県政与党会派幹部を知事室に招き、最後の腹案を明かした。

 「美術館は移し、現施設を文化資料の収蔵庫などとして活用するのはどうか」

 急ピッチで検討を進めたが、現施設の構造は特殊で他の用途に使いにくく、彫刻家の故佐藤忠良氏(宮城県大和町出身)らが手掛けた建物周辺の有名作品の扱いもクリアできなかった。

 国の起債制度も時限的で、不安材料だけが積み重なる。「厳しいかもしれない」。11月上旬、ついに村井知事は近い関係者に吐露。奥の手もついえた。

 移転新築から現地存続へ急転した県美術館の将来。

 県の試算では、増築なしの現地改修案は国の起債制度を活用した移転新築案より、整備後30年間の総事業費が約110億円膨らむ。財政規律派の県議は「この数字は小さくない」と危惧する。

 「皮肉だが、ここまで注目が集まったことはなかった。問題はお金の面だけではない。文化行政を見詰める契機になった」。県幹部は経緯を振り返り、こう言い聞かせる。「議論を継続し、高めていかねばならない。大事なのは、むしろこれからだ」

3896荷主研究者:2020/12/21(月) 21:12:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201119_13021.html
2020年11月19日木曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(下) 反対の声、各界から広がる

美術館移転を巡り議論が白熱した県美ネットの出前講座=10月17日、仙台市宮城野区の県婦人会館

 「県はあくまで経済優先だ。価値ある文化芸術は県民で話し合って決めなければいけない」

 10月31日、市民団体「宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク(県美ネット)」が登米市内で開いた出前講座。早坂貞彦共同代表が呼び掛けると、受講者約50人から拍手が起きた。

 県美術館(仙台市青葉区)の移転の論点や建築の特長を解説する県美ネットの講座は8〜11月の4カ月間に、県内12市町で開かれた。計17回の参加者は1000人超。「文化教育施設は商業施設とは違う。費用対効果で論じるべきではない」。議論は白熱し、毎回活発な意見が飛び交った。

 「仙台市以外の郡部の人々が特に熱心だ。美術館が県民に幅広く愛されていると実感した」。西大立目祥子共同代表も驚きの表情を見せた。

 昨年11月、村井嘉浩宮城県知事による移転案発表以降、県内では美術関係者やまちづくり団体など移転に反対する市民グループが次々にできた。今年7月に各団体が合流して県美ネットが誕生。「コスト重視」「経済優先」で計画を進める県に対し、県美術館の文化的価値の重要性を前面に論陣を張った。各団体は県に、計画中止を求める要望書を次々に提出。参加団体の一つが昨年末に始めた署名活動は2月時点で1万7773筆に達するなど、反対運動は大きなうねりとなっていく。

 県美術館に作品を提供した作者らも運動を後押しした。前庭の環境彫刻を手掛けたイスラエルの世界的彫刻家ダニ・カラバン氏は「移転されれば作品は破壊される」と指摘。宮城県大和町出身の彫刻家、故佐藤忠良氏の遺族は「著作権継承者として許せない」と反対した。

 異論を唱えたのは、美術界だけではない。故前川国男氏とともに設計に携わった建築家大宇根弘司氏は、建物の断熱性や丈夫さを挙げ「100年どころか、手入れをすれば半永久的に使える」と反論した。

 各界各層から繰り出される意見は、一文化施設の在り方を超え、教育論や環境論、都市文化論など多方面に広がりを見せた。

 双方の主張が平行線をたどる中、村井知事は10月、それまで検討してきた「現地増築」「移転・集約」に加え、現地での増築なしの改修案を第3案として突如発表する。当初検討案の一つにすぎないとみられていた第3案は、わずか1カ月後、県方針に決まった。

 「美術館の文化的価値を再評価した」。村井知事は移転断念の理由をこう説明した。市民グループの主張をほぼ「丸のみ」する方針転換。自らが管理する施設の価値を、見誤ったことが最後に来て響いた。

 「県民にとっての美術館の存在の大きさや愛着が運動を突き動かした」。県美ネットの西大立目共同代表は振り返る。

 現美術館建設の際には、県芸術協会の会員が県の建設準備委員会に参加するなど、県民が主導的な役割を果たした。県民主体の精神も県美術館の財産だ。

 東北大関係者でつくる「宮城県美術館の移転計画中止を要望する有志の会」の代表、野家啓一東北大名誉教授は言う。「今回の活動で発揮したエネルギーをどう生かすか。一人一人が知恵を絞らなければならない」

3897荷主研究者:2020/12/21(月) 21:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_13020.html
2020年11月22日日曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結1】不振続く水産業の再生後押し

気仙沼港IC(左上、手前は未開通区間)の近くに立ち並ぶ水産加工会社=21日午後3時ごろ、気仙沼市赤岩港

 三陸沿岸道の小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間が21日に開通した。交通の不便さから「陸の孤島」とも呼ばれた水産都市・気仙沼の中心部が、仙台や首都圏と初めて高速道路で結ばれた。東日本大震災から復興し、ようやく新しい街並みが見えてきた気仙沼。「復興ロード」は何をもたらし、どんな変革を促すのか。
(気仙沼総局・鈴木悠太)

 サバ、サンマ、イワシ。

 気仙沼港に水揚げされた新鮮な海の幸が次々と製造ラインを流れ、煮魚や焼き魚に姿を変える。パック詰めされた商品は、目の前にある三陸道気仙沼港ICから全国へと運ばれる。

 気仙沼市の赤岩港水産加工団地にある冷凍食品製造「ヤヨイサンフーズ」(東京)。震災の津波で、市内鹿折地区にあった前身会社の工場は全壊した。気仙沼港ICにほど近いこの加工団地で工場再建を果たしたのは、今年10月のことだ。

 「気仙沼での復活は全社員の悲願だった。全国から候補地を探す中、三陸道が後押しになった」。同社の深沢義親経営企画部長(55)が感慨深げに語る。

 再建に当たり、気仙沼は事業拡大を図る基幹工場と位置付けられた。現在は商品を満載した大型トラックが週4便、工場を出る。いずれは生産量を増やし、ICに近い立地を生かして毎日の出荷を目指す。

 三陸道で仙台、気仙沼両市中心部が直接、結ばれたことにより、両市役所間の所要時間は、震災前より49分短い122分になった。

 延長を見越し、気仙沼市は三陸道ICに近い赤岩港団地と鹿折、南気仙沼地区に水産加工会社を集約。計画のある計87社のうち既に75社が稼働する。大半は被災企業。高速道での直結は製品出荷や営業、通勤面で大きなメリットだ。

 再建への軌道を確かなものとするために、追い風となるはずの三陸道。だが近年の漁業不振が、水産都市の基盤を大きく揺るがす。

 「潤沢な水揚げがあってこそ、三陸道を最大限に生かせるのだが」。市魚市場で長年、屈指の鮮魚取引量を誇る水産物仲卸「フジミツ岩商」(気仙沼市)。岩渕光男社長(74)は、深刻な水産資源の減少に表情を曇らせる。

 気仙沼漁港の水揚げ量は2010年の10万3609トンから、19年は6万5106トンに減った。代表魚種のカツオは5割、サンマは2割程度にまで激減。岩渕社長は「道路があっても、運ぶものがなければ仕方がない」と嘆く。

 水産加工品を扱う市内運送会社も、震災前より4割ほど売り上げが減ったと口をそろえる。気仙沼では震災を機に廃業した小規模加工会社も多く、荷主が減少。被災した市魚市場が休業する間に、仕入れを別産地に切り替えた首都圏の取引先も少なくないという。

 気仙沼港に水揚げされた鮮魚を毎日、関西方面に運ぶ宮城エキスプレス(石巻市)の上山裕子気仙沼営業所長(51)は「魚の運搬だけでは厳しいという意識は常に頭にある」と語る。

 危機感を共有する市は、来月にも三陸沿岸の物流調査に乗り出す。

 八戸から仙台まで、三陸の各港で揚がった魚を気仙沼に集める。震災後に整備された大規模な冷蔵施設や工場を利用し、水産加工品を製造。全国へ製品出荷する拠点にする-。市はそんな構想を抱く。

 市産業戦略課の梅内摂(やすし)課長(52)は「建築資材や車両部品の流通状況も把握したい。輸出入貨物の内航船や、関連企業誘致の可能性も探る」と見据える。

 三陸道を生かした産業振興へ、ロードマップ(工程表)づくりは始まったばかりだ。

[三陸沿岸道]仙台港北インターチェンジ(IC、仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)を結ぶ359キロの高速道路。三陸縦貫自動車道(仙台市-宮古市)、三陸北縦貫道路(宮古市-久慈市)、八戸・久慈自動車道(久慈市-八戸市)の総称で、国が「復興のリーディングプロジェクト」と位置付け2011年11月に全線事業化した。21年3月に岩手県内の1区間を除き全線開通する予定。

3898荷主研究者:2020/12/21(月) 21:52:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_13032.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結2】観光戦略を練りルート定着へ

観光客でにぎわう気仙沼市大島の商業施設「野杜海(のどか)」。奥は大島ウェルカム・ターミナル=22日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201125kahoku02.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201125kahoku03.JPG

 3連休中日の22日、気仙沼市・大島の観光拠点施設「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」。約90台分の駐車場は、ほぼ満杯状態が続いた。仙台や関東地方のナンバーも目立ち、多くの観光客でにぎわっていた。

 ターミナルは6月に本格開業した。新型コロナウイルスの影響で約3カ月遅れたが、8月には2万人以上が来館し、その後も客足は堅調だ。

 2019年の市の観光客数は、前年比約99万3000人増の249万4000人に上った。同2月に三陸沿岸道で市と仙台市が2キロを除いて直結。同4月には気仙沼大島大橋が開通し、記録的な集客増につながった。

 21日には残り2キロ区間が開通し、市中心部と仙台が三陸道で直接結ばれた。来年3月には雄大な景色が望める気仙沼湾横断橋が開通する。来春には市内をロケ地とするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が放送予定と、人を呼び込む材料はめじろ押しだ。

 「撮影場所を聞かれるなど、既にドラマの効果を感じる」と、ターミナルの気仙沼大島地場産品出荷・販売組合の斉藤仁事務局長(56)は話す。市街地は三陸道から続く仙台東部道路の仙台空港インターチェンジ(名取市)ともつながり、全国から集客を期待する観光関係者の鼻息は荒い。

 新型コロナの影響は見通せないものの、東日本大震災から10年となるのを前に「観光バブル」ともいえる状況。ただ、市外へのPRや受け入れ態勢を巡り、一枚岩になり切れていないと危惧する声もある。

 「どこを観光しどこで食事をするか、プランが具体的に見えない」。気仙沼の観光について、近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の荒井秀介(ひでゆき)団体旅行販売部長(56)の見方は手厳しい。

 気仙沼では東日本大震災の津波で被災し、2014年7月に再開した市魚市場前の観光施設「海の市」を皮切りに、各地で観光関連施設が開業してきた(表)。

 トレッキングコースや震災伝承施設など、多彩なコンテンツがそろう。だが、施設は南北に長い市内各所に点在。ある観光関係者は「唐桑、本吉、大島にそれぞれ観光協会があり、客を奪い合っている側面もある」とこぼす。

 南に隣接する南三陸町。16年10月に三陸道で仙台と直結した後は、コンパクトな町の特性を生かし着々とファンを増やす。仙台からの所要時間は約90分と、気仙沼より30分ほど短い。

 町観光協会の及川和人事務局長(40)は「午前に仙台を出て、さんさん商店街でキラキラ丼を食べる。そんな流れが定着してきた」と手応え十分だ。

 本来はライバル同士の飲食や宿泊事業者の情報を協会が束ね、仙台などへ一体的に売り出す戦略が奏功してきた。及川事務局長は「まずは南三陸に来てもらうことが大切だと、成功体験を通じて各事業者が共有できている」と言う。

 南三陸町だけではない。北隣には「奇跡の一本松」のある陸前高田市がある。気仙沼は横断橋を渡るだけの「素通り」とならないために、効果的な戦略をどう構築するか。

 気仙沼観光コンベンション協会の臼井亮(まさる)事務局長(47)は「エリアで魅力が異なるのが気仙沼の持ち味と捉えたい。地域や施設の枠を超えて、何度も訪れたくなるような観光メニューを打ち出したい」と話す。

3899荷主研究者:2020/12/21(月) 21:56:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13028.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結3】2本の「横軸」待たれる整備

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201126kahoku01.JPG
国道284号の急なカーブ。狭い道幅を車両がすれ違う=岩手県一関市千厩町上駒場

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201126kahoku02.JPG

 三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)は、文字通り三陸沿岸を南北に走る「縦」の大動脈だ。東日本大震災の発生時、この道路で仙台市と直結する区間の北端は宮城県登米市だった。同県気仙沼市で縦の動脈だった国道45号は津波で各所が寸断し、大半が通行不能となった。

 国や県から支援物資が届くまでの数日間、「命の道」になったのは内陸部に続く「横」の道、国道284号だ。市の物資調達班は連日、現金を握りしめ岩手県一関市や奥州市、宮城県栗原市などへ車を走らせた。

 当時、災害対策本部で住民支援などに当たった市危機管理課の鈴木秀光課長補佐(48)は「284号がなければ、300人の避難者に100人分の食料しか提供できないような状況だった」と振り返る。自衛隊や全国から訪れるボランティアの多くも、284号を通り気仙沼に入った。

 震災は、主要道路を補完するリダンダンシー(代替路線)の重要性を浮き彫りにした。国は東北自動車道と三陸道という2本の縦軸をつなぐ横軸の自動車専用道路を「復興支援道路」と位置付け、岩手、宮城、福島で4路線計215キロの整備を進める。

 「気仙沼は復興支援道路の空白地帯」。気仙沼市の伊東秋広計画・調整課長(51)は深く憂慮する。花巻市-釜石市の東北横断道釜石秋田線(80キロ)より南は、栗原市-登米市のみやぎ県北高速幹線道路(24キロ)まで高規格・地域高規格道路がない。気仙沼は、ほぼその中央に位置する。

 震災前から順次、バイパス整備が進む284号も、緊急時の輸送路としての信頼性は盤石ではない。整備対象外の区間にも、狭い道幅や急カーブが目立つ。バイパス周辺に飲食や商業施設が集積した地区では、頻繁な信号待ちによる混雑もしばしば起こる。

 気仙沼市は一関市、平泉町とともに国や岩手、宮城両県に284号の高規格化を要望している。特に、総延長の9割以上を占める岩手県の協力は不可欠だ。

 伊東課長は「三陸道が延伸し、次の段階として質の高い代替路線が必要だ。周辺自治体とも連携を図り整備を求める」と話す。

 気仙沼ではもう一つ、「次の段階」の横軸整備を望む声が強くある。仙台市中心部と三陸道を結ぶアクセスの向上だ。仙台で渋滞に出くわせば、高速道直結の効果が大きく損なわれる。

 仙台では三陸道南端から続く仙台東部道路と、仙台市中心部を自動車専用道路でつなぐ「仙台東道路」構想が加速する。

 東道路構想は1990年代前半に浮上したが、計画は進まなかった。しかし震災後、村井嘉浩知事が復興事業の目玉の一つとして再び打ち出した。

 2月にあった、構想を巡る国の有識者委員会で、東部道路と仙台西道路を直結する案が了承された。東北地方整備局は具体的なルートや、高架・トンネルなど道路構造の検討を進める。

 東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(58)=交通計画=は「仙台市中心部が混み合えば、定時性や確実性が担保できない。横軸整備が三陸道延伸の効果をより高める」と指摘する。

3900荷主研究者:2020/12/21(月) 21:58:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_13025.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結4完】BRT定着、鉄路の復活遠のく

関係者に見送られ出発する仙台―気仙沼間の高速バス直行便第1便=22日午前6時55分ごろ、気仙沼市のJR南気仙沼駅

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は、仙台-気仙沼間の高速バスに「直行便」1往復を新設した。三陸沿岸道で仙台市と気仙沼市中心部が直接、結ばれたことを受けてのことだ。

 気仙沼市の利用者から「もっと早く(仙台市青葉区の)東北大学病院に着きたい」などの要望があったという。午前6時55分、南気仙沼駅発と、午後4時35分、県庁市役所前発。片道の所要時間は今までより約15分短い2時間50分で、三陸道に乗る直前の停留所(田谷本郷)からだと2時間18分だ。

 22日早朝にJR南気仙沼駅であった第1便出発式で、ミヤコ-バスの柴崎武彦社長(59)は「車を運転しない人のためにも、仙台への基幹交通として役割を果たしたい」と力を込めた。

 三陸道を使ったバスの利便性が高まったことにより、鉄路・JR気仙沼線の復活は遠のいたようにも見える。

 「今の国策は道路の方が比重が高い。鉄路の予算が食われてしまった」

 気仙沼線の鉄路復活を目指す「三陸沿岸を鉄路でつなぐ連絡協議会」事務局長の内海勝行さん(76)=気仙沼市=はため息をつく。

 震災前、仙台-気仙沼間の直通快速列車は片道約2時間で走った。これを元に気仙沼市は2016年に気仙沼線のバス高速輸送システム(BRT)での本格復旧を受け入れる際、鉄路時代と同水準の仙台へのアクセス性確保をJR東日本へ要望した経緯がある。

 三陸道延伸で車による仙台、気仙沼両市役所間の所要時間は約2時間に。計算上はかつての直通列車と同じだ。バスも3時間を切る。それでも内海さんは「渋滞に巻き込まれない鉄道の定時制には及ばない。三陸道延伸と鉄路復旧は別の議論だ」とくぎを刺す。市もJR側に鉄路復旧の可能性を残すよう求め続ける。鉄路復活を諦めてはいない。

 鉄路に代わるBRTは、「生活の足」として定着した。ただし「JRも民間企業。赤字が続けば維持されるとは限らない」。筑波大の石田東生名誉教授(69)=交通政策=が警鐘を鳴らす。

 BRTの気仙沼線は17年11月、専用道を走る正規ルートから外れた国道45号沿いにある市立病院に「市立病院駅」を設置した。市の要望を踏まえ、「実証運行」として1日14便が停車した。

 経路を柔軟に変更できるBRTの利点を生かした新駅設置だったが、19年9月までの平日の乗降客は1日平均20人以下にとどまった。今年3月からの「本運行」では、停車本数が1日6便に減った。

 どうすればBRT運行の安定化を図れるか。高速バスとスムーズに連結するダイヤ調整や、交通手段・宿泊の予約から決済までをスマートフォンで行える「MaaS(マース)」の導入、観光への活用など「生活の足」を超えた幅広い観点での検討が求められる。

 石田名誉教授は「三陸道による人の動きも念頭に、住民や商工業者らが主体的にBRTの活用策を考える場を設けることが最も重要だ」と訴える。

[JR気仙沼線] 前谷地(石巻市)-気仙沼(気仙沼市)間の約73キロ。1977年に柳津(登米市)-本吉(気仙沼市)間が完成し全線開通した。東日本大震災で被災し、2012年8月から柳津-気仙沼間(約55キロ)をバス高速輸送システム(BRT)で運行する。

3901荷主研究者:2020/12/21(月) 22:19:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_11016.html
2020年11月24日火曜日 河北新報
東北道・白石中央スマートIC 25年度利用開始へ

連結許可書を掲げる山田市長(左)と中尾所長

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201124kahoku01.JPG

 国土交通省は、宮城県白石市の東北自動車道への白石中央スマートインターチェンジ(IC、仮称)の新設に伴い、市道2路線を連結する許可書を同市に伝達した。2025年度ごろの利用開始を目指す。

 白石中央スマートICは本線直結型で、同市大平中目の国道4号近くに整備される。首都圏から市中心部や工業団地へのアクセスが向上し、物流の効率化や企業誘致の促進、観光の活性化が期待される。市は周辺に新たな工業団地の造成を進め、道の駅やパークゴルフ場の整備も検討する。

 連結許可は16日付。市役所で20日に伝達式があり、仙台河川国道事務所の中尾吉宏所長は「スマートICの利活用を促し、効果を大きなものにしていくために関係者と連携して取り組みたい」とあいさつした。

 許可書を受け取った山田裕一市長は「市発展の大きな起爆剤にしたい。広域防災の観点からも大きな役割を果たす」と述べた。

 村井嘉浩知事は「県南地域の発展に極めて重要な施設となる。事業主体の市や関係機関と連携し、早期完成に向けて支援していく」とのコメントを出した。

3902荷主研究者:2020/12/21(月) 22:23:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_12025.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
仙台空港ビルの改修工事中断 旅客減少、再開時期は未定

仙台空港

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は24日、3月に着工した旅客ターミナルビルの大規模リニューアル工事を中断すると発表した。新型コロナウイルスの影響で旅客数が減少し収益性が低下しているためで、再開時期は未定。

 30日に国内線チェックインエリア拡張に伴う増築棟工事が終わるのに合わせて中断する。同社は「感染状況や収束の見通し、旅客数の推移などを考慮して計画を見直す」としている。

 リニューアル工事で国内・国際線の保安検査場を拡張するほか、国内線検査場通過後のエリアを広げ飲食店や土産店などを充実させる予定だった。2021年度下期の完工を予定し、事業費約50億円は店舗の売り上げや賃料などで回収する計画だった。

3903荷主研究者:2020/12/21(月) 22:30:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66681690W0A121C2L01000/
2020/11/26 17:49 日本経済新聞 宮城 東北
オムニビジョン系、仙台市に半導体の開発拠点

3904荷主研究者:2020/12/21(月) 22:34:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13017.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
仙台・荒浜の集団移転跡地 スポーツ施設整備計画が白紙に 「コロナで資金調達困難」

 仙台市は25日、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜地区にスポーツ施設などの整備を計画した事業者が撤退したと発表した。新型コロナウイルスの影響で、資金調達が困難になったという。事業対象の移転跡地のうち、43.8%を占める19万5840平方メートルの利活用が白紙に戻った。

 市によると、撤退したのは株式会社仙台シーパーク(若林区)。利活用事業に応募した一般社団法人「仙台スポーツネットワーク」(同)が6月に設立した。

 同社は荒浜地区の貞山堀を挟んだ計3区画に野球、サッカー、キャンプが楽しめる施設を整備し、スポーツとレクリエーションを融合させ、被災地に新たなにぎわいを創出するとした。

 2022年度から順次、施設を稼働させることを目指し、造成工事に入る手続き中だったが、事業実施が困難な状況に至ったとして、今月18日に市に撤退を申し入れ、24日付で事業実施の協定が解除された。

 市が沿岸部の5地区で展開する利活用事業は、今年3月時点で全35区画(計44万7265平方メートル)のうち、99.7%に当たる33区画(計44万5780平方メートル)の事業者が決まっていた。

 今回の撤退で事業者決定の面積は55.9%に大きく低下する。市は12月下旬、白紙となった荒浜地区の3区画の事業者を再募集する方針だが、来年3月の震災10年の節目を目前に復興事業の後退となった。

 市復興まちづくり課の担当者は「事業者の撤退は残念だが、早期に再募集し、利活用を進める」と話す。

3905荷主研究者:2020/12/21(月) 22:45:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12031.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
高級チョコ身近に ゴディバが仙台に新コンセプト1号店

柔らかい雰囲気の内装にリニューアルしたゴディバ仙台パルコ店

 ゴディバジャパン(東京)は仙台市青葉区のゴディバ仙台パルコ店を改装し、27日にオープンさせた。新コンセプト「マイゴディバ」を取り入れた1号店となる。新型コロナウイルス下で増える自家需要を狙い、1個からでも気軽に買える雰囲気を演出する。

 茶系で重厚感があった内装を淡い色に変え、入店しやすくした。カウンター注文だった販売方法も変更し、棚やケースから客自身が商品を選べる。1個から手に取りやすいよう定番の5種は個装にして並べた。

 猫塚沙織店長(32)は「20、30代の人にも親近感を持ってもらえる店を目指す」と話した。

3906荷主研究者:2020/12/21(月) 22:46:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12001.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
長町駅東口にJR賃貸マンション 入居者募集開始

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の外観イメージ

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に建設中の商業施設併設賃貸マンション「リエットテラスあすと長町」の入居者募集を27日に始めると発表した。

 昨年9月に着工しており、来年3月中旬の入居を予定する。鉄筋12階、住宅部分(3〜12階)の延べ床面積は4970平方メートル。総戸数90戸は1K〜3LDKの7タイプをそろえ、単身者からファミリー層まで幅広い世帯に対応する。

 家賃は1Kが6万2000円から、3LDKが12万6000円から(共益費込み)で、JR東日本のクレジットカードで決済すると買い物や乗車に使えるポイントが付与される。

 併設する商業施設「tekuteながまち2」は2階建て南棟と、賃貸マンションの12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積1990平方メートル。飲食・物販、理美容、歯科、学習塾などが入居する。

 JR東日本が首都圏以外で賃貸住宅事業を展開するのは初めて。三林宏幸支社長は「地域のにぎわいを創出したい」と期待した。

3907荷主研究者:2020/12/21(月) 22:47:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_12020.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
<せんだい進行形>コンパクトマンション、仙台中心部に続々 高い資産性が女性に人気

女性向けに鏡をL字に配した洗面台があるデュオヴェール仙台上杉 のモデルルーム(いずれも仙台市青葉区)

テレビを備えたネベル仙台の浴室。ミクロの泡で温浴効果を高める 機能が搭載されている

 仙台市中心部で単身、2人暮らし用の分譲マンションの供給が相次いでいる。広さ30平方メートル台からのコンパクトな間取りに高機能の設備を充実させ、女性を中心に引き合いが強い。価格は2000万円台後半からで、好立地の物件として資産性の高さにも注目が集まっている。

 フージャースコーポレーション(東京)は近く、青葉区上杉2丁目の「デュオヴェール仙台上杉」の販売を始める。女性を主なターゲットにしたマンションとして首都圏や地方都市で好評のシリーズを仙台で初めて手掛ける。31〜41平方メートルの1、2LDKを計58戸備える。

 女性社員や女性デザイナーがチームを組み、細部に目を配った設備が特徴。脱衣所は鏡をL字に広げて洗面台と化粧台を一体化し、棚の下には体重計を隠せる。収納スペースには2センチ間隔の可動棚を設け、女性でも手が届きやすくした。

問い合わせ300件

 仙台駅前にモデルルームを開設した9月下旬には、既に問い合わせが約300件あり、ほとんどが女性だった。担当者は「結婚、出産などのライフステージに合わせ、売ったり、貸したりできる資産性の高さが評価されている」と話す。

 タカラレーベン東北(仙台市)は、宮城野区車町の「ネベル仙台」(52戸)、青葉区一番町1丁目の「ネベル一番町」(33戸)の2棟を販売中だ。ウォークインクローゼットや浴室テレビ、食器洗い乾燥機を完備する。

 30〜60平方メートル台の1、2LDKを展開する。同社によると、1LDKを中心に女性の人気が高い。我妻美香取締役(36)は「女性は将来への不安から現実的に不動産を考え、男性は家に夢を託す傾向がある」と表現する。

19年以降に6棟

 2015年の国勢調査によると、市内の単身世帯は43.2%を占め、2人世帯を加えると計67.6%に上る。コンパクトマンションの需要は高まり、市中心部で19年以降、少なくとも6棟の供給があった。賃貸マンションの家賃の高止まりと、住宅ローンの金利の低さも購入を後押しする。

 市内の不動産調査会社の代表は「『マンションと言えばとにかく3LDK』という時代ではない。世帯構成が多様化する上、中心部には適地がまだあり、コンパクトマンションの供給は続くのではないか」と分析する。

 高機能の設備を備え、坪単価はタワーマンションを上回る水準という。別の不動産関係者は「首都圏は投資用にコンパクトマンションを買う人も多いが、仙台は実需が大半を占める。好立地のため価格は高く、今後も需要があるかどうかは不透明だ」と指摘する。

3908荷主研究者:2020/12/21(月) 22:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_13017.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
仙台市民会館と戦災復興記念館、老朽化で廃止へ 新音楽ホールに機能を集約

仙台市民会館。1973年開館で大ホール(1265席)、小ホール(500席)、展示室などを備える

戦災復興記念館。1981年開館で記念ホール(270席)、資料展示室、11の会議室がある

 仙台市が老朽化する市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止する方針を固めたことが27日、分かった。市中心部に整備する音楽ホールの完成まで施設を維持し、その後は建て替えない。音楽ホールに機能を集約し、文化芸術の「創造発信拠点」とする方向性を打ち出す。

 市は音楽ホールの需要想定調査を踏まえ、市内12カ所にある既存ホールの機能や役割を整理し、文書をまとめた。市民会館、戦災復興記念館は旧耐震基準の建物で、音響や舞台の設備は利用者が求める水準と乖離(かいり)があると指摘。改修には多額の費用を要するため、費用対効果の面で長寿命化はすべきでないとした。

 市民会館は音や振動が漏れ、大小のホールが同時に利用できない点、「広瀬川の清流を守る条例」に基づく高さ規制があり、現在地で建て替えが困難な点などの課題も列挙した。

 戦災復興記念館が担う仙台空襲、戦災復興事業の記録の保存や展示機能の維持は別途、検討する。

 他のホールのうち、仙台サンプラザ(宮城野区)は老朽化対策が必要な時期と説明。宮城県が近隣の仙台医療センター跡地に整備を目指す新県民会館に触れ「需要の変動を見極めつつ、施設の在り方を検討する必要がある」と記した。

 青年文化センター(青葉区)は「創造発信拠点」、宮城野、若林、太白各区の文化センター、イズミティ21(泉区)は「地域文化推進拠点」として、維持する必要性を示した。

 市内のホール整備を巡っては市と県が、それぞれ2000席超の大規模施設を計画。市議会などから「二重行政」と批判が出た。郡和子市長は市議会9月定例会で「(音楽ホールを整備しても)供給過剰になることは考えにくい」と強調。既存ホールの将来見通しをまとめる方針を示した。

3909荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66808950Q0A131C2L01000/
2020/11/30 17:30日本経済新聞 電子版 宮城 東北
丸山運送、仙台市内に新倉庫 17億円投資

3910荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66812870Q0A131C2L01000/
2020/11/30 18:37日本経済新聞 電子版 宮城 東北
日本三景・松島、コト消費で地元需要喚起 開業1カ月

3911荷主研究者:2020/12/27(日) 19:55:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11022.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台城大手門、復元へ発掘調査 来年度から

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仙台空襲で焼失する前の仙台城大手門(右)と脇櫓(仙台市戦災復興記念館提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku02.JPG
大手門復元に向け、発掘調査される脇櫓(中央奥)周辺

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku03.JPG

 仙台市教委は新たに策定する仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)の中間案を公表した。最終年度までの大手門復元を目指し、脇櫓(やぐら)(隅櫓)周辺を含む一帯の発掘調査に初めて乗り出す。城郭らしい姿に植生を整え、歴史的景観と自然が調和した眺望「政宗ビュー」を実現。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備なども進める。

 21〜30年度の10年間を事業計画期間とした。大手門復元は、まず事業期間の前半に地形測量や絵図、文献などの基礎調査を実施し、発掘調査に入る。周辺の石垣の測量調査も進める。

 発掘調査に伴い、市道仙台城跡線を約2年間、一部通行止めにする必要がある。31年度に復元整備の基本設計に着手し、完成まで最長7年を見込む。36年度には仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える。

 城郭らしい姿に整える「修景」にも取り組む。現状は石垣や土塁などの遺構が植生に覆われ、市街地から認識しづらく本丸跡の眺望を阻害している。修景計画を策定し、植生の伐採や枝切りを行い、土塁で囲われた曲輪(くるわ)などを顕在化させる。

 巽門登城路の復元は発掘調査を先に実施し、26年度以降の事業期間後半に整備を始める。訪れた市民や観光客が安全に散策できるよう遊歩道とし、史跡の解説パネルや休憩用のベンチ、照明などを設置する。

 市博物館がある三の丸跡でも土塁などの発掘調査を進める。東隣の追廻地区に整備する公園センター(仮称)と連携した修景を行い、城郭の外構を整える。

 市教委は中間案のパブリックコメント(意見公募)を12月25日まで実施する。市ホームページに中間案を掲載。メールや郵送で受け付ける。寄せられた意見を踏まえ、来年3月に整備基本計画を最終決定する。

3912荷主研究者:2020/12/27(日) 19:57:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11018.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台・新音楽ホール建設地 国際センター駅北側「青葉山交流広場」が最有力

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音楽ホール建設地の最有力とみられる青葉山交流広場。右奥は地下鉄東西線国際センター駅=仙台市青葉区

 仙台市が市中心部に整備する新たな音楽ホールの建設地として、青葉区の市地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」を最有力に検討していることが29日、複数の関係者への取材で分かった。郡和子市長の最終判断に向け、詰めの調整に入った。現地存続が決まった宮城県美術館などがある文教地区への立地で、拠点性を高める狙いがあるとみられる。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は2019年3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」の整備を提言。民有地以外では青葉区の錦町公園、西公園、勾当台公園、青葉山交流広場、青葉山公園など計7カ所を候補地に挙げた。

 青葉山交流広場は、近隣に仙台国際センターや市博物館、東北大川内キャンパス、県美術館などの文教施設が集積する。東西線の駅前で交通アクセスが良く、音楽ホールと各文教施設との連携も期待できる。

 市は追廻地区に「公園センター(仮称)」を整備する。市教委も21年度、仙台城跡で大手門復元に動きだす。郡市長は県美術館の現地存続が決まった16日、文教ゾーンに関し「文化・芸術拠点として、より高みを目指したい」と表明した。

 音楽ホールの建設地は当初、都心部の回遊性向上の点で優位性がある錦町公園と西公園が有力視された。だが、市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会が「公園は空き地でなく、都市の資源だ」と公園内への整備に反発した。

 公園を建設地とするには都市計画公園の廃止、保存樹林の伐採や移設、記念碑の移設や撤去などが必要になり、同審議会の理解も得なければならず、課題は少なくないとみられる。

 青葉山交流広場は、樹木の伐採を最小限に抑えられる利点がある。ただ、音楽ホール整備の目的の一つ、都心部の回遊性向上をどう図るかとの課題が残る。市は最終判断に向け、特に西公園との比較検討を急ぐ。

 市は市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止し、音楽ホールに機能を集約する方針。

3913荷主研究者:2020/12/27(日) 20:05:32

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66909750S0A201C2L01000?unlock=1
2020年12月2日 18:10 日本経済新聞 宮城
抗酸化ビタミン 23年メドに量産化 東北大発新興

3914荷主研究者:2020/12/27(日) 20:09:28
>>3911
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201202_11017.html
2020年12月02日水曜日 河北新報
市道仙台城跡線の廃止を検討へ 大手門復元計画

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脇櫓がある市道仙台城跡線(右)の交差点=仙台市青葉区

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 郡和子仙台市長は1日、来年度に着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、市道仙台城跡線の廃止を検討する考えを明らかにした。2015年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路の開通で、仙台城跡周辺の交通渋滞が緩和されており「十分可能ではないか」と語った。今後、地域住民や関係機関などの理解を得ながら実現を模索する。

 市教委によると、市道仙台城跡線では急カーブや狭い幅員、急勾配の箇所で、14〜18年の5年間に79件の交通事故が発生している。史跡の石垣や土塁、天然記念物など貴重な文化財が損傷する恐れがあり、全長約1.4キロのうち、950メートル区間の廃止や通行規制を検討する。

 市教委は19年5〜12月、市道の起終点と東西線国際センター駅前、青葉橋付近の計4カ所の交差点で交通量調査を実施。混雑度合いを示す「交差点需要率」、青信号の間に処理できる交通量を表す「交通容量比」などの指標を算出した。

 交差点需要率は0.9以上で渋滞発生だが、結果は0.4〜0.7に収まった。交通容量比も1.0以上で渋滞発生だが、0.1〜0.9と下回った。国際センター駅前交差点の右折レーンを改良すれば、数値はさらに下がるとみられる。

 市教委文化財課の担当者は「東北大生が川内、青葉山の両キャンパス間を東西線で移動するようになり、渋滞が緩和した面がある。新たな都市計画道路の利用も増え、以前に比べると混雑がない」と分析する。

 市が過去に実施した交通量予測では市道を通行止めにした場合、約8割の車が東北大青葉山キャンパスを通るルート、約2割が太白区向山地区を通るルートに分散することが分かった。交通量調査の結果と合わせ、市道を廃止しても影響は少ないとの見方を強める。

 郡市長は定例記者会見で大手門復元に関し「気持ちとしては、仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える36年度に復元を完了できればいい」と話した。

[仙台城跡の大手門復元]仙台市教委が新たに策定する整備基本計画(21〜38年度)の中間案で、最終年度までの大手門復元を打ち出した。21年度に地形測量や絵図、文献などの基礎調査に着手。その後、脇櫓(やぐら)周辺を含む一帯の発掘調査を初めて実施し、31年度に復元整備の基本設計に入る。

3915荷主研究者:2020/12/27(日) 20:34:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_12002.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台中心部、夜の通行量激減 コロナ下の会合自粛が影響 10月調査

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通行量調査で2年連続トップだった仙台駅東西自由通路

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 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜(10月23日)と日曜(同25日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛傾向が続き、2019年5月の前回調査に比べ全地点平均で2割減。特に夜間の落ち込みが顕著だった。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。新型コロナの影響で例年5月に実施する調査を延期したため単純比較はできないが、平均は金曜が22.7%減の3万973人、日曜が20.0%減の3万9216人だった。

 金曜、日曜ともにトップは2年連続で仙台駅・東西自由通路。昨年同様にプロ野球東北楽天のホームゲーム開催日だったが、今年は観客数制限の影響もあり金曜27.8%、日曜17.6%それぞれ減った。

 例年、金曜の通行量は午後5時台から午後6時台にかけて急激に増加してピークを迎えるが、今年は昨年の10分の1程度の伸びにとどまり、夜の会合自粛の影響が顕著に表れた。

 日曜の通行量全体に占めるエリア別の割合を30年前の1990年と比較すると、仙台駅地区(地図A、B、H)が26%から46%へと大幅に拡大。人の流れの中心が一番町や中央通から仙台駅前に移っている現状がうかがえた。

 調査に当たった商議所の担当者は「全体として高齢者が少ない印象で、夕方から夜にかけての通行量が伸び悩んだ。各商店街はコロナ下でのデータを活性化に向けた施策検討の参考にしてほしい」と話す。

 調査は金曜、日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3916荷主研究者:2020/12/27(日) 20:36:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_11025.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台市役所建て替え 新庁舎基本設計、東京の建築事務所JVに委託

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JVが技術提案書に描いた新庁舎のイメージ

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青葉区役所側から見た新庁舎のイメージ

 仙台市は2日、市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の基本設計を委託する事業者が決定したと発表した。東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所による共同企業体(JV)で「小さな活動の場の連鎖」をコンセプトとする新庁舎を提案した。委託費の上限は約2億8000万円。市は来年2月に契約を締結する。

 技術提案書によると、敷地の南西と中央に、二つの建物が南北にずれて並ぶような形状の新庁舎1棟を整備する。1階に南北に延びる自由通路を造り、敷地南側の勾当台公園市民広場との一体性を確保する。

 市地域防災リーダー(SBL)など市民活動の拠点となる「みせ」を低層部の各階に配置。敷地内を回遊する通路「みち」と立体的に重なる空間「ひろば」を生み出すことで、市民協働が顔になる庁舎を目指す。

 東日本大震災の経験を踏まえ、「ひろば」は災害拠点にも位置付け、災害発生時は市民の一時避難や救援物資の仕分け、炊き出しなどの場所として活用する。

 敷地の外周はケヤキが連なる「緑の回廊」とし、敷地北側にコブシやカツラの樹木を配した広場空間を設ける。新庁舎は自然の光や風を取り込む構造とし、建物の環境性能に配慮する。

 基本設計はワークショップやシンポジウムの開催などを通じ、幅広い世代の意見を取り入れながら柔軟に変化させていくという。

 市は、技術提案を審査するプロポーザル方式で設計事業者を選定した。10者が応募し、最終審査に残った5者は11月29日、公開プレゼンテーションに臨んだ。

 せんだいメディアテーク(青葉区)の設計を手掛けた世界的建築家の伊東豊雄氏ら6人が審査し、同JVに決まった。次点は久米設計(東京)などでつくる久米・AL設計JVだった。

3917荷主研究者:2020/12/27(日) 20:46:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201204_11030.html
2020年12月04日金曜日 河北新報
仙台市民会館廃止、県民会館移転… 中心部活性化に反する? 市検討懇話会で懸念の声

仙台市民会館

 仙台市が策定を進める「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の検討懇話会が3日あり、市が打ち出した市民会館(青葉区)の廃止方針などに対し、委員がビジョンの目指す活性化の方向性と「相反するのではないか」と疑問視する場面があった。

 市は杜の都の「顔」となる勾当台エリアのにぎわい創出を狙うが、定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)は移転が検討され、市民会館は老朽化で廃止方針が固まった。

 仙台商工会議所の高山秀樹事務局長は「市民会館は年間三十数万人が利用する。以前、病院が郊外に移転して中心部が廃れたが、そのミニ版のように感じる」と懸念。東北大大学院工学研究科の姥浦道生教授も「ビジョンは完成していないが、このエリアを文化、交流、市民活動の場にする方向性を全く無視して物事が動く、そんなおかしなことにはならないと思っている」とくぎを刺した。

 梅内淳まちづくり政策局長は「市はどう考え、県とどう協議すべきか。その方向を示すのがビジョンの役割だ」と釈明に追われた。

3918荷主研究者:2020/12/27(日) 20:52:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201205_11009.html
2020年12月05日土曜日 河北新報
乗り合い交通 本格運行 仙台・燕沢で実証中 来年4月2日から

試験運行などを重ねた「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が結実する=2019年6月、仙台市宮城野区

 仙台市の地域公共交通会議は4日、宮城野区燕沢地区で実証運行中の乗り合い交通「のりあい・つばめ」を来年4月2日、本格運行に移行させることを了承した。市が2018年度に地域交通導入の支援制度を創設し、本格運行が決まったのは初めて。運行事業者の高砂タクシー(宮城野区)が、年内に東北運輸局へ事業許可を申請する。

 運営主体は、町内会長らが7月に設立した燕沢乗合タクシー運営協議会。事業計画によると、実証運行と同様に毎週月、水、金曜に運行する。4〜9月は1日8便、10〜3月は1日6便が走る。車両は10人乗りジャンボタクシーを使用する。運賃は1回200円。高齢者と障害者、小学生以下は100円に割り引く。

 年間4950人の利用を見込む。運行経費は575万円と算出し、このうち最大8割は市の補助金を財源に充てる。今年4月に始まった実証運行は新型コロナウイルスの影響で、4〜9月は利用者が目標の7割弱にとどまったが、10月は9割まで回復している。

 交通会議は太白区秋保地区の「ぐるりんあきう」の試験運行も了承した。予約制の乗り合いタクシーで、来年1月18日〜3月31日の平日に走らせる。

3919荷主研究者:2020/12/27(日) 21:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201206_12018.html
2020年12月06日日曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線、開業5年 コロナ直撃で利用者27%減

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201206kahoku01.JPG
開業から丸5年の仙台市地下鉄東西線。5年目は新型コロナの影響が直撃した=青葉区の仙台駅

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201206kahoku02.JPG

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸5年を迎えた。5年目の利用者は過去最低の1日平均4万5800人(速報値)。新型コロナウイルスの影響が直撃し、4年目の6万2800人から27.1%も落ち込んだ。前年同期を下回るのは開業以来初めて。通勤・通学客が多い平日でも5万5100人の利用にとどまった。

 開業5年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。開業時の需要予測8万人にはいまだ届いていない。5年目は昨年12月、今年1月が前年同月を上回ったものの、2月以降は新型コロナ感染の広がりとともに大きく減少した。

 高校や大学などの臨時休校、外出自粛、緊急事態宣言が重なった4月は2万7300人(前年同月比59.3%減)、5月は2万3900人(63.8%減)と記録的に少ない利用となった。学校が再開した6月から持ち直し、10月には前年同月の8割の水準まで回復した。

 全13駅で前年を2〜4割程度下回った。大学キャンパスに近接する駅の減少幅が大きく、川内駅が43.3%減、青葉山駅が35.1%減、八木山動物公園駅が31.3%減となった。相次ぐイベント中止で国際センター駅も40.0%落ち込んだ。

 駅別の利用者数は南北線と結節する仙台駅が1日1万4200人で最も多い。次いで青葉通一番町駅が4800人、薬師堂駅が3800人、八木山動物公園駅が3300人、卸町駅が3200人の順となった。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「リモートワークやオンライン授業、イベント自粛が今なお継続し、コロナ以前の利用水準になかなか戻らない。地下鉄の感染症対策を周知し、安心して乗ってもらえるように努めるしかない」と話す。

3920荷主研究者:2020/12/27(日) 21:27:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB071MY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月8日 18:40 日本経済新聞
防災産業、仙台拠点に世界へ 仙台市や東北大など連携

3921荷主研究者:2020/12/27(日) 21:28:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6972/
2020-12-09# 建設新聞(仙台圏)
名取市/測量設計は国際航業/都計道2路線を計画/増田西地区のアクセス向上へ

 名取市は増田西地区で都市計画道路・大手町川上線(仮称)と都市計画道路・館腰駅箱塚線(仮称)の新設を計画し、測量調査と基本設計を国際航業に委託している。

 この計画は「名取市増田西土地区画整理事業」で計画されている新たなまちづくりに併せ、ネットワーク・アクセス機能の向上、良質な景観形成などを目的として新たな市道を整備するもの。

 大手町川上線は、市道増田大通り線と県道仙台館腰線が接続する同市手倉田諏訪ほか地内から、増田西土地区画整理事業予定区域内を通り、名取第2中学校の南側に接する市道川上田高線まで整備する計画。幅員は20㍍(車道3㍍、停車帯1・5㍍、植栽帯1・5㍍、自歩道4㍍、各×2)を予定しており、延長は今後の測量、基本設計を進める中で決める。

 館腰駅箱塚線は増田西土地区画整理予定区域とJR館腰駅のアクセス向上のために整備する。名取市市民球場の近くにある県道仙台館腰線の交差点から球場に沿って200㍍ほど北上した後、大きく右に曲がり、区画整理区域内の南側で大手町川上線に接続する。幅員は12㍍(車道3㍍、路肩・5㍍、路上施設帯0・5㍍、歩道2㍍、各×2)を予定し、延長は今後決める。

 今後のスケジュールについては、同事業の進捗に応じて整備・供用する予定となっている。

 なお、名取市増田西土地区画整理事業は、18年7月に組合設立準備委員会が設立されたもので、施工面積は約42・2㌶(予定)、地権者数は19年度10月時点で113人となっている。今後、地権者の同意を得た上で、22年度中の組合設立を目指している。事業施工期間は29年度までの予定。

 これに併せて市は21年度、県に同地区の市街化区域編入申請を行い、22年度には編入したい考えだ。

3922荷主研究者:2020/12/27(日) 21:41:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201210_11006.html
2020年12月10日木曜日 河北新報
仙台市長、震災メモリアル拠点と新音楽ホールの合築を検討

郡和子市長

 仙台市議会12月定例会は9日、本会議を開き、代表質疑を始めた。郡和子市長は市中心部に整備する東日本大震災のメモリアル拠点に関し、新たな音楽ホールとの合築を検討する考えを明らかにした。廃止する方針を打ち出した戦災復興記念館(青葉区)の展示機能の移設も視野に入れる。

 議員が厳しい財政状況を踏まえ「合築で費用を抑えてはどうか」と提案したのに対し、答えた。郡市長は「音楽ホールが楽都仙台の重要な文化芸術拠点になること、メモリアル拠点が震災の経験と教訓の継承・発信を担うことなど、施設の役割や経緯を考慮しつつ知恵を絞りたい」と述べた。

 音楽ホール建設地の最有力とされる地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」に関しては「候補地の一つだが、さまざまな歴史や文化、交流施設が集積し、文化芸術に親しむ環境として魅力的なエリア」と強調。「街の誇りと思えるホールの実現に力を尽くす」と語った。

 交流広場の一部が近世を主とする川内A遺跡と重なる点に関し、高野一樹文化観光局長は「東西線建設時に調査し、記録保存して駅舎を建てた。(音楽ホールの建設地に決まれば)発掘調査は必要だが、建物の建設は可能だ」と説明した。

 福田洋之財政局長は厳しい来年度予算の財源対策について「地下鉄建設の償還財源となる高速鉄道建設基金、公共用地の先行取得に使う土地開発基金など、一定の目的がある基金も活用できないかどうか、検討を進めている」と明かした。

 跡部薫(自民党)竹中栄雄(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)の3氏が質問した。

3923荷主研究者:2020/12/27(日) 21:45:13

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26623
2020/12/11 日刊建設新聞 宮城版
矢本駅調査をJRに委託 南北通路の整備手法検討(東松島市)

 東松島市はJR東日本東北工事事務所と、JR仙石線矢本駅周辺整備基本計画調査に関する協定を結んだ。同駅の南北自由通路を新設するに当たり、JRに地盤調査や測量などを行ってもらった上で、橋梁式と地下式の2パターンを比較検討してもらい、どちらが適当かを判断する。基本計画調査は本年度から2カ年かけてまとめることにしており、JRには3498万9000円で委託した。

 南北自由通路は、同駅北側の市営駐車場などを活用して新設する考え。現在は南側にしか改札口や駅前広場がないため、自由通路を設けることで南北間のアクセスを円滑化する目的。北側には駅前広場なども整備する。

 自由通路の形式は橋梁式と地下式の2パターンを想定しており、JRの調査結果を踏まえてどちらかを選択する。駅舎自体も相当に老朽化していることから、JRが今回の調査に合わせて駅舎の改築などを検討することが予想される。市は駅舎の扱いに関するJRの方針も踏まえた上で、自由通路の最終的なあり方を決定する。

 JR矢本駅周辺に関しては、南北自由通路や北側広場だけでなく、駅の南側にあるタクシープールやロータリーの再整備、さらにはその周辺の道路整備なども構想しており、これらを都市再生整備計画としてまとめる。同計画の策定業務は国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。

 同計画は来年9月末までにまとめ、その成果をもって来年10月に国に交付金を本申請し、2022年度の事業化を目指す。特に最優先事項である自由通路の実現に向けては、交付金の確保に向けた同計画の策定が必要要件となっている。

 同社には昨年度、矢本駅周辺交通環境等整備構想策定業務を委託。この業務では矢本駅を中心とした8.8haの範囲を対象に、土地の権利調査や市街地の条件整理、交通利用調査などを行った。駅近くにある国道45号沿いの老朽化した市営北浦住宅を仮に撤去した場合、どのような跡地利用が可能かも構想の検討事項に含まれていた。

3924荷主研究者:2021/01/02(土) 16:25:42

https://kahoku.news/articles/20201215khn000056.html
2020年12月16日 06:00 河北新報
トーキン、21年度後半から放射光施設に電磁石納入

放射光施設に納入する電磁石の製造現場=仙台市太白区のトーキン仙台事業所

 電子部品製造のトーキン(白石市)は、東北大青葉山キャンパス(仙台市)で2023年度稼働予定の次世代型放射光施設向けに、電磁石を約500台製造する。電磁石は放射光施設に欠かせない重要装置で、受注総額は約30億円。本年度から仙台市の仙台事業所で生産を進めており、21年度後半から納品する予定。

 電磁石は放射光施設の加速器に設置され、コイルを巻き付けた鉄心によって磁場を生み出し、中を通る電子ビームを変化させる。このうち「偏向電磁石」はビームを曲げ、「多極電磁石」はビームが拡散しないよう絞る役割を担う。

 巨大な顕微鏡とも言われる放射光施設は、電子ビームを曲げた際に発生する放射光を物質の構造分析に活用し、学術研究や産業開発に役立てる。ビームを絞り込むほど微細な解析が可能になるため、電磁石の精度は放射光施設の性能に直結する。

 トーキンは東北大金属材料研究所が開発した磁性材料の事業化のため1938年に設立された。高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の施設や「スプリング8」(兵庫県佐用町)など、加速器を備える国内の主要施設で電磁石の納入実績があり、次世代型放射光施設でも一連の受注を獲得した。

 材料製品技術部磁気応用グループの尾形敢一郎シニアマネージャーは「世界に対抗できる研究施設に地元企業から納品できることは誇り」と話す。自社の素材開発に放射光施設を活用する予定もあり「施設が東北の産業活性化につながってほしい」と期待する。

3925荷主研究者:2021/01/02(土) 16:27:14
>>3911
https://kahoku.news/articles/20201216khn000019.html
2020年12月16日 10:44 河北新報
仙台城・脇櫓も建て替えへ 大手門と一体で復元

現在の脇櫓=仙台市青葉区

 仙台市は15日、来年度着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、隣接する脇櫓(やぐら)(隅櫓)も史実に沿った形で建て替える方針を明らかにした。大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建された。

 市議会12月定例会の一般質問に対し、佐々木洋教育長が「現在の脇櫓は屋根の形状などに史実と異なる点があることや、老朽化しているなどの理由から一度解体し、大手門と一体的に復元する」と答弁した。

 市は大手門復元に向け、副市長をトップとするプロジェクトチームの設置を検討する方針も表明した。市道仙台城跡線の廃止や景観の在り方などを検討するため、関係部署による横断組織を編成する。

 高橋新悦副市長は「大手門復元はまちづくりに大きく関わる事業。文化財、景観、公園、観光、道路などの部門が連携して取り組む必要がある。来年4、5月にスタートできるように準備を進めたい」と語った。

 大手門復元の財源確保のため、市民から寄付を募る提案には前向きな考えを示した。佐々木教育長は「歴史的建造物の復元というシンボリックな事業。寄付は広く市民が参加できる点でも意義深い」と述べた。

 郡和子市長は復元完了の時期に関し「(仙台藩祖)伊達政宗の没後400年という記念の年を目標に持つことは大きな推進力。(復元整備の基本設計に着手する前の)2029、30年度に時期を見定めることができればいい」と説明した。

3926荷主研究者:2021/01/02(土) 16:34:50

https://kahoku.news/articles/20201216khn000047.html
2020年12月17日 06:00 河北新報
八ツ森線など廃止へ 仙台市バス 、来年度2.7%減便

仙台市バス

 仙台市交通局は16日、2021年4月1日の市バスダイヤ改正で、青葉区上愛子、作並、新川地区を走る八ツ森線を廃止すると明らかにした。策定中の交通事業経営計画(21〜30年度)で、利用が極めて少ないバス路線を廃止し、地域交通に転換する方針を打ち出している。新川地区では乗り合い交通の試験運行が8月に始まったばかりだが、施策を先取りする格好となる。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ3系統あり、1日に計8便を運行する。以前から利用が少なく、19年度の営業係数(100円の収入を得るためにかかる費用)は、全路線で最悪の1497だった。

 新川地区では町内会などでつくる地域交通運営検討会が、予約制のデマンド型乗り合い交通「八ツ森号」を来年3月まで試験運行する。平日に1日2〜5便が走るため、市バスを廃止しても移動は可能と判断。同じく利用が低迷する工学部・宮教大線の特別支援学校系統(1便)と共に廃止する方針を固めた。

 交通局輸送課の担当者は「八ツ森号は試験運行の段階だが、今後も運行を継続できる見通しだ。住民には地域交通の活用をお願いしている」と説明した。

 ダイヤ改正では全体の運行便数を1日平均2・7%減らす。経営改善計画(17〜21年度)で18、19年に計5・4%削減したが、さらなる減便に踏み切る。午後8〜11時の夜間帯、午後4〜7時の夕方ラッシュ時が中心。最終便は計13路線で2〜24分繰り上げる。

2020年12月17日 15:49 update

3927荷主研究者:2021/01/02(土) 16:38:04

https://kahoku.news/articles/20201217khn000025.html
2020年12月17日 11:21 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(5) 山元 集約化/持続可能性 大胆に探る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku01.JPG
山元町が推し進めたコンパクトシティーのシンボル「つばめの杜」=4日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku02.JPG

 高架化された新駅を起点に整然とした街並みが広がる。玄関口にスーパーが建ち、その先に小学校、保育所、中央公園。取り囲むように住宅が軒を連ねる。

 宮城県山元町のJR常磐線山下駅を核とした新市街地つばめの杜。37ヘクタールのエリアに543世帯1226人が暮らす。

 東日本大震災の津波で被害を受けた町は、さらなる人口減少を見据えた持続可能なまちづくりを目指し、内陸部3カ所に大胆に移転集約した。4年前にまち開きをしたつばめの杜は、復興コンパクトシティー構想の象徴だ。

 真新しい外観とは裏腹に、内側には高齢化とコミュニティーづくりの課題を抱える。

 「腰が痛くて今寝てたの」「血圧の薬を飲んでいるけど調子はまずまずだね」

 11月半ば。長屋形式の災害公営住宅の扉がゆっくりと開き、1人暮らしのお年寄りが顔を出した。つばめの杜西地区の有志による見守り活動。主に75歳以上の110戸を月1回訪れる。

 「外に出るのに難儀する高齢者も多い。ならば、こちらから訪問してつながろう」。西区長の坂根守さん(77)が狙いを説明する。

 つばめの杜は東西2地区で構成される。西地区は公営住宅が209戸を占め、現役世代が多い自力再建の分譲住宅は67戸。偏った構成は高齢化率に表れ、県内ワースト3位の町全体より5・4ポイント高い46・1%に達する。

 街の設計図を描く際、多様な世代が入り交じるように公営住宅と一戸建てを配置する案が浮上したが、見送られた。

 「公営住宅は土地さえ確保できればまとめて整備可能で先行して建設できた。『まだか、まだか』という被災者の切実な声に応えなければならなかった」

 計画に携わった建設コンサルタントのオオバ(東京)東北支店長の赤川俊哉さん(56)が振り返る。

 東西両地区とも沿岸部各地から集まる寄り合い所帯で、顔見知りは少ない。不幸があっても家族葬がほとんどのため、隣近所が知らない場合もあるという。

 隣接する東地区は別の悩みを抱える。公営住宅137戸、分譲134戸と均衡が取れ、高齢化率は31・7%。ファミリー層が目立ち、都市部の団地のようだ。

 今年3月の総会で、地区役員が子ども会の設立を子育て世代に呼び掛け、予算10万円を計上した。お年寄りと若い親子の触れ合いにもつながると期待した。

 新型コロナウイルスもあってか、保護者の反応は薄く、具体的な動きは出ていない。区長代行の浅野光彦さん(77)は「時代が違うのだろうか」と残念がる。

 東西両地区合同で夏祭りを開いたり、西地区が居酒屋イベントを企画したり。地域の一体感を目指して交流を図る。

 「限られたメンバーでは持続可能な地域づくりは行き詰まる。多様な世代の住民を巻き込みたい」と区長の坂根さん。

 山元の再生をけん引する「まちの顔」を舞台に、手探りが続く。

3928荷主研究者:2021/01/02(土) 18:15:16

https://kahoku.news/articles/20201219khn000007.html
2020年12月19日 10:20 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(7) 山元 再縮小/集約2地区 難題に直面

来年3月末で閉校する坂元中。保育所の再建も見送られ、坂元地区の住民は危機感を募らせる=3日、山元町

 大胆に住宅を集約したはずの移転先が、出だしから課題に直面している。

 宮城県山元町が内陸に整備した3カ所の集約先の一つ、JR常磐線坂元駅周辺。既存の町並みに組み込む形で被災者の住まい112戸を設けた。

 町は副都心と位置付けるものの、少子化を受けて2021年3月末に坂元中(生徒52人)が消える。町北部の山下中(203人)と再編して21年度から山元中となり、校舎は山下中を使う。坂元地区では「事実上の吸収合併」との見方がくすぶる。

 坂元中PTA会長の岩佐奈々さん(41)は「残せるなら母校を残したい。ただ、部活動や学校行事を考えれば再編は仕方がない」と複雑な胸中を明かす。

 自身が通った四半世紀前は1学年約80人。最後の卒業生となる長女(15)の学年は11人にとどまる。

 坂元地区では、震災で全壊した保育所の再建もかなわなかった。町は今年2月、人口推計などを基に再開しない方針を表明した。

 直前の1月下旬、地元8行政区の正副区長、選出町議の計22人でつくる坂元地区行政連絡調整会議が保育所の建設を要請した。15年度に再建を求める請願が町議会で採択された経緯もあったが、地元の訴えは退けられた。

 山元町は1955年の「昭和の大合併」で山下村と坂元村が合併して生まれた。震災前に7対3だった山下と坂元の人口比は現在、8対2に開いた。

 震災前1万6700だった人口は、震災の犠牲者637人を除き約4000人減った。減少率は県内3番目に高く、打撃は津波被害が大きい坂元地区でより深刻だ。

 19年2月、坂元駅前にオープンした農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」がにぎわう一方、鮮魚店や文具店などが相次いで店を閉じた。坂元小(児童84人)も8年後をめどに他の3校と再編される。

 「商店や子どもが減り、地域の衰退を肌で感じる」。坂元駅周辺を含む町地区の区長星幸夫さん(76)は危機感を募らせ、町に地域へのてこ入れを求める。

 もう一つの移転先となった宮城病院周辺の桜塚地区(82世帯)。被災者有志が移転前から世話人会を発足させ、コミュニティーの円滑な始動に心を砕いてきたが、出はなをくじかれた。

 16年8月、世話人会代表の鈴木裕一さん(61)が、合戦原地区(105世帯)の自治会に桜塚地区全員の入会を申し入れた。両地区は国道6号を境に東西に向かい合う位置にある。

 「一気に80世帯も受け入れられない」「高齢化で担い手がいない」。受け入れの可否を問う合戦原住民のアンケートが行われ、反対43、賛成35で、両地区の合流は否決された。

 桜塚は17年3月、独自に自治会を設立した。鈴木さんは「想定外の結果になったが、桜塚単独での活動に支障はない」と言う。

 17年度に就任した合流推進派の合戦原区長橋本憲夫さん(68)は毎年度、事業計画の冒頭に「桜塚との融合」を掲げる。「桜塚とのわだかまりを解消したい。一緒に力を合わせて活動できないか」と思案する。

3929荷主研究者:2021/01/02(土) 18:35:24

https://news.mynavi.jp/article/diagram2021-23/
2020/12/20 19:21 マイナビニュース
JR東日本「仙台シティラビット」廃止、日中の列車は白石駅で分離

著者:MN 鉄道ニュース編集部

 JR東日本仙台支社は、2021年3月13日のダイヤ改正で東北本線・常磐線・仙台空港アクセス線のダイヤを全面リニューアルすると発表した。東北本線福島〜仙台間では、日中時間帯の列車が白石駅で分離され、快速「仙台シティラビット」が廃止となる。

719系で運転された頃の快速「仙台シティラビット」。特製のヘッドマークを掲出していた

 快速「仙台シティラビット」は現在、日中時間帯に福島〜仙台間で上下各3本運転されている。来年3月のダイヤ改正では、輸送障害発生時の影響を小さくするため、福島〜仙台間において日中時間帯の運転区間を福島〜白石間(2両編成)・白石〜仙台間(4・6両編成)に分離し、白石駅にて同一ホームで相互に乗り継ぐ体系に変更。これにともない、「仙台シティラビット」に代わって各駅に停車する普通列車が運転される。

 福島〜仙台間では、他にも区間列車の新設や運転間隔の改善、運転本数・時刻の変更を行う。岩沼駅で東北本線に合流する常磐線、名取駅で東北本線に合流する仙台空港アクセス線も運転間隔が均等化され、常磐線は日中時間帯に1時間あたり1本、夕方におおむね1時間あたり1〜2本の運転、仙台空港アクセス線は日中時間帯におおむね20分間隔、朝・夕夜間におおむね30分間隔の運転となる。仙台空港アクセス線では、上下各3本の快速列車のうち、上下各2本が普通列車に変更される。

701系で運転される快速「仙台シティラビット」

仙台空港アクセス線の快速列車。ダイヤ改正後は上下各1本のみに

 ダイヤ改正後の仙台駅では、一部時間帯で上り列車の発車時刻を統一。11〜14時台と20〜21時台は10分おきに列車が発車する。11〜13時台は毎時0・20分に東北本線、毎時40分に常磐線、毎時10・30・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車。20〜21時台は毎時0・30分に東北本線、毎時10・40分に常磐線、毎時20・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車する。仙台空港アクセス線は仙台駅での発着ホームを3・4番線に統一するとのこと。

 仙台〜利府間では、仙台駅を23時台に発車する利府行の列車を新設し、朝・夕夜間はおおむね1時間あたり2本運転。日中時間帯はおおむね1時間あたり1本の運転で、引き続き岩切駅で乗換えが必要となる。仙台〜一ノ関間では、朝の松島発仙台行の列車1本を4両編成から6両編成に増やす一方、7〜8時台に石越駅を発車する上り列車2本の始発駅を小牛田駅に変更し、運転区間を短縮する。仙石東北ラインの列車のうち、午後の上り1本がダイヤ改正後、塩釜駅から仙台駅まで各駅に停車する。

 その他、仙石線のあおば通〜東塩釜間にて、土休日の朝の運転本数が見直しに。東北本線新白河〜福島間でも、朝の一部列車の運転時刻・両数変更、日中時間帯および夕方の運転間隔の均等化などが行われる。

3930荷主研究者:2021/01/02(土) 18:42:56

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB074QY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月23日 11:00 日本経済新聞
宮城の出生率低迷、ポスト復興の課題に 地域差大きく

3931荷主研究者:2021/01/02(土) 22:49:05

https://kahoku.news/articles/20201226khn000046.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
仙台・立町、料亭街の歴史に幕 老舗「ひょうご」閉店

のれんをしまう料亭ひょうごの兵庫さん

 仙台市青葉区立町の「料亭ひょうご」が店を閉じ、55年の歴史に幕を引いた。かつて仙台随一の料亭街だった立町から料亭がなくなった。地域に愛された老舗料亭の閉店を惜しむ声は多いが、経営者の兵庫淑(よし)子さん(75)は「悔いはない。母から2代にわたって愛され、お客さんには感謝してもしきれない」と笑顔で話す。

 店は1965年、母フミさんが開いた。当時、立町周辺は大きな料亭が並び、政財界の社交場として栄えていた。東京で主婦をしていた兵庫さんが、病気になったフミさんから店を引き継いだのは1980年。接客やプロの調理は未経験だったが、「商売はお客さんから教わった。ゆっくり酒を酌み交わしながら心を通わせる。料亭の面白さも新鮮だった」と振り返る。

 バブル経済の崩壊や長引く景気低迷に加え、伝統的なもてなし文化の衰退もあり、仙台の大きな料亭は次々と廃業した。立町周辺で唯一残ったのが、料亭ひょうごだった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、料亭ひょうごは今年10月末、閉店した。

 「おいしいお酒や食べ物を提供するだけでなく、気遣いを売り物にしてきた。こぢんまりした店だが長く続けられてよかった」と兵庫さん。近年は町内会や学校の子ども会、保護者会の集まりなど地域活動の拠点にも利用された。

 兵庫さんは今後、ライフワークにしている女性みこしやホタル保護の活動に力を注ぐ予定という。

2020年12月27日 09:11 update

3932荷主研究者:2021/01/02(土) 22:51:56

https://kahoku.news/articles/20201227khn000028.html
2020年12月27日 11:15 河北新報
名取・閖上東地区 食料品製造など新たに5社進出

進出企業と名取市の立地協定式

 東日本大震災の津波被害に伴い産業用地として整備された名取市閖上東地区で、新たに5社の進出が決まり、市は25日、各社と立地協定を結んだ。

 5社は食料品製造のトラクシィ(仙台市)、汎用(はんよう)機械器具製造の千代クレーンメンテナンス(名取市)、道路貨物運送のマックス運輸(千葉市)、金属製品製造の大栄(埼玉県入間市)、建設業のガイメイク(名取市)。

 名取市役所で山田司郎市長が各社代表と協定書を交わし「共に発展するまちづくりを進めたい」とあいさつ。各社代表は「雇用促進を図り、地域活性化に努めたい」などと述べた。

 閖上東地区への進出企業は今回で計31社に上る。産業用地20・6ヘクタールのうち、11・6ヘクタールが埋まった。

3933荷主研究者:2021/01/02(土) 22:52:35

https://kahoku.news/articles/20201226khn000048.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
県道大衡仙台線の宮床工区 8年がかりで完成・開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku01.JPG
テープカットをして開通を祝う関係者

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku02.JPG

 宮城県大衡村大衡の国道4号と仙台市青葉区木町通の国道48号を結ぶ県道大衡仙台線(23・8キロ)のうち、2012年度に着工した大和町宮床の宮床工区(2・3キロ)が8年がかりで完成し、25日開通した。

 仙台圏北部の工業団地への物流強化を図るため、総事業費約29億円を投じ、山林を切り開く大規模工事や二つの橋を架ける工事などを行った。

 現地であった開通式で県の佐藤達也土木部長は関係者約30人を前に「仙台都市圏の道路ネットワークが強化され、地域間の交流促進など経済活動の活性化が期待される」と村井嘉浩知事のあいさつを代読した。

 浅野元・大和町長や県道大衡仙台線建設促進協力会長の萩原達雄大衡村長らがテープカットに臨み、くす玉を割って開通を祝った。

 県道大衡仙台線は、国道4号の西側を縦断する幹線道路。沿線の各工業団地へのアクセス向上を図り、渋滞が著しい国道4号の代替機能も担う。宮床工区以北の約3キロが今後整備されれば、全線開通となる。

3934荷主研究者:2021/01/02(土) 23:14:02

https://kahoku.news/articles/20201230khn000055.html
2020年12月31日 06:00 河北新報
仙台国際センターの利用低迷 コロナ収束後の需要開拓図る

来場者がメーカー担当者とじっくり商談したガスフェア=10月16日

 新型コロナウイルスの影響で大規模イベントの中止や延期が相次ぎ、仙台国際センター(仙台市青葉区)の利用が大幅に低迷している。感染拡大に伴う3月上旬〜7月末の長期休館に加え、国際会議などの大型需要が皆無だったことが響いた。センターは来年1月末に国際会議の主催者らを招待するオンライン都市視察に参加するなどし、感染収束後の反転攻勢を狙う。

 最近5年間の利用者の推移はグラフの通り。20万〜30万人台で推移してきたが、2020年度は4万人程度と見込まれ、19年度の28万6996人から激減するのは確実だ。

 稼働率も近年は60%程度で推移したが、20年度は20%程度にとどまる見通し。担当者は「8月に営業を再開したが、利用者や地域経済を大きく押し上げる国際会議はゼロ、学術会議もほとんどない」とこぼす。

 事態の打開を目指し、センターは1月26日〜2月4日、日本政府観光局(JNTO)が主催するオンライン都市視察に参加する。国際会議の開催地決定権を持つ主催者、決定に影響力を持つキーパーソンに対し、仙台観光国際協会と一緒にシティーセールスする。

 全編英語のPR動画に出演した伊藤均センター長は「現状で国際会議の需要回復は見通せないが、コロナ後のニーズの高まりに備えて、誘致の準備をすることが必要だ」と強調する。

 コロナ禍に見舞われた20年は、さまざまな商習慣の「オンライン化元年」の様相を呈したが、センターでわずかに開かれた実際に人が集まるイベントでは、感染収束後の催事のヒントとなる成果も得られた。

 10月中旬、市ガス局が開催した毎年恒例の「ガスフェア」はその一つ。入場者数こそ減少したが、ガス機器の売上高は前年を約15%上回り、2億円以上に達した。巣ごもり需要の追い風もあったとみられる。

 伊藤センター長は「強い目的を持った販売者、消費者がじっくり商談できた。実際に商品を見比べられるリアルな見本市はコロナ後も必要だ」と分析し、需要開拓に向けた戦略を練る。

3935荷主研究者:2021/02/04(木) 22:16:56

https://kahoku.news/articles/20210104khn000012.html
2021年01月04日 09:59 河北新報
仙台・青葉通地下道内の噴水、市が撤去へ 2008年から止水状態、修繕費など考慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku01.JPG
フェンスで囲われた噴水。13年近く止まったまま復活することなく撤去される

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完成直後の青葉通地下道の噴水。仙台市民の憩いの場となっていた=1991年9月

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku03.JPG

 仙台市中心部の青葉通地下道内にある噴水を、市が撤去することが分かった。水は2008年から止まったままで、配管の詰まりも判明し、多額の修繕費用も考えて決定。地下道を管理する市青葉区はイベント広場に改修する計画で、かつて地下空間に潤いを与えた噴水は、復活を果たせないまま消滅する。

 噴水は1991年9月、青葉通と東二番丁通の交差点に歩行者用地下道が設けられたのに合わせて完成した。コミュニティー広場として花壇やベンチも設置された。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると08年4月、洗濯をする路上生活者がいたために止水。道路の管理が国から市に移った16年4月時点で、配管に不具合があったという。止水の長期化でさび付いたとみられる。

 その後も路上生活者が噴水内に荷物を置くなどしたため、市が18年、立ち入れないようにフェンスを設置。バラの造花で飾っているものの、中央広場は殺風景な状態になっている。

 青葉区道路課によると、噴水の復活には、配管を掘り出した上での新設備の導入が必要。水道代や維持管理費もかさむことから断念したという。

 青葉区は撤去費用を含む改修費を、新年度予算案に盛り込むよう、市に求めており、要求通りに進めば、イベントが可能な新しい地下道広場が数年後にお目見えするという。

 道路課の担当者は「地下なので天気に左右されない。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどで活用できるだろう。関係団体と調整し、噴水跡の使い方を検討したい」と話す。

3936荷主研究者:2021/02/04(木) 23:00:48
>>3334
https://kahoku.news/articles/20210111khn000033.html
2021年01月12日 06:00 河北新報
仙台・泉区役所の建て替え、方針策定へ意見公募

建て替えの実施方針の中間案がまとまった泉区役所

 仙台市は泉区役所の建て替えで、整備の基本的な考え方や事業手法、事業者選定の条件などを定めた実施方針の中間案をまとめ、意見公募(パブリックコメント)を行っている。市民説明会を経て29日まで募集し、方針策定に生かす。

 中間案によると、新たな区役所庁舎は延べ床面積1万2900〜1万3400平方メートル。建設地は約3万平方メートルある現在地のほか、民間が所有する周辺用地への建て替えも可能とする。

 地域活性化のため商業施設やオフィス、教育施設などの入居を想定した建物の整備も求める。新庁舎と民間施設は合築、分築を問わない。路線バスの待機スペース不足や周辺道路の混雑など、交通環境の課題を解決するアイデアも募る。

 事業手法は民間が新庁舎を整備し、市が建物を買い取る方式か、民間の建物に区役所がテナント入居するリースバック方式とする。整備を担う事業者は企画提案を審査する「公募型プロポーザル方式」で決める。

 実施方針は2021年度早々にまとめ、夏ごろをめどに事業者募集の要領を策定し、同年度内の選定を目指す。新庁舎は26年度までに使用を開始する。

 市はホームページに中間案を掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所の総合案内で配布する。意見は郵送、ファクス、メールなどで寄せる。

 募集期間中は市民説明会を開催するほか、みやぎ仙台商工会、泉中央駅前地区活性化協議会などと意見交換。応募を検討する事業者から整備のアイデアや事業費の見通しを聞き取る。

 市民説明会は22日午後6時と23日午後2時、いずれも泉区役所で開く。定員は各回100人。先着順で、事前の申し込みは不要。連絡先は市財政企画課022(214)8068。

3937荷主研究者:2021/02/04(木) 23:03:24

https://kahoku.news/articles/20210112khn000018.html
2021年01月12日 11:17 河北新報
仙台・将監に新複合施設 市民センターなど統合 来年3月完成

複合施設に建て替えられる将監市民センター

 仙台市は今月下旬、泉区将監地区で隣り合う市民センター、老人憩(いこい)の家、児童センターを統合し、新たに複合施設を建設する工事に着手する。玄関やトイレを共用化してコストを抑え、3施設の機能融合による多世代交流も図る。老朽化した公共施設の効率的な建て替えのモデル事業で、2022年3月に完成させる。

 3施設は将監ふれあい公園の南西側に並んで立つ。複合施設は公園の敷地内に建て、公園は3施設の跡地に同じ面積で再整備する。

 複合施設は鉄筋2階建て、延べ床面積は2019平方メートル。3施設の合計延べ床面積2020平方メートルを下回るため、公共施設の複合化を推進する国の補助制度を活用する。総事業費は7億1720万円を見込む。

 北に向かって逆L字型の形状とし、南側1階に児童センター、北側1階と2階にホールを備えた市民センターを配置。老人憩の家の活動は市民センターに新設する「市民交流スペース」で続ける。玄関、トイレ、調理室などは共用化する。

 交流スペースは住民が自由に立ち寄って話ができたり、子どもたちが勉強に使ったりすることができる。イベントやサロン活動などの実施も計画する。住民主体の運営も検討している。

 市は複合施設の整備に向け、17年8月からワークショップを開催し、住民意見を把握。18年3月に基本計画を策定した。町内会役員や市民団体の代表らは準備委員会を発足させ、設備面などの協議を重ねてきた。

 市によると、市内の人口が急増した1970〜80年代、合併を経て政令市に移行した89年ごろ、各地域に公共施設が相次いで整備された。多くは築30〜40年が経過し、老朽化が著しい。

 建て替えが必要な施設の延べ床面積は、全施設の面積の半分以上に相当する。市は今後、太白区茂庭地区でも、市民センターと老人憩の家の複合化による建て替えを検討するという。

 市財政企画課の橋浦潮課長は「複合化は財政負担を抑えつつ、必要な機能を維持する手法。住民間の合意形成が重要で、それぞれの地域で複合施設の在り方の議論を深めたい」と話す。

3938荷主研究者:2021/02/04(木) 23:17:51

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB054Q50V00C21A1000000
2021/1/13 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
七十七銀行、上場支援強化 プロ向け市場で3社と提携

3939荷主研究者:2021/02/04(木) 23:18:14

https://www.lnews.jp/2021/01/n0113314.html
2021年01月13日 LNEWS
工進/仙台に自社2拠点目となる配送センターを開設

 工進は1月13日、宮城県仙台市に自社2拠点目となる「仙台配送センター」を開設したと発表した。

<仙台配送センター>
仙台配送センター

 これにより、工進の全商品ラインナップを日本全国へ最短納期で供給できる体制を構築。災害時などに需要が急増する発電機等も備蓄し、万全の供給体制を構築。日本全国へ万が一の「安心」を提供していくとしている。

 仙台配送センターは2021年1月より本格稼働開始。地上4階建ての延床面積3万6854m2の広大な倉庫の一部スペースから稼働し、工進全機種の在庫を保管。倉庫管理システム(WMS)を導入し、保管・出庫の効率化&標準化を行った。

 また、立地的にも恵まれており、仙台塩釜港至近、仙台中心部から12km、仙台東部道路・三陸自動車道の「仙台港北IC」から3km等アクセスもよく、工場・物流施設の集積地に位置しているため、24時間365日稼働を実現した。

 これまでは、本社のある京都から日本全国に発送する体制であったため、東日本は西日本に比べ1日程度の到着遅れがあった。東日本に拠点を設けることで、納期短縮はもちろん、欠品対策も実施。発電機やポンプ、農機具類等の台風や大雨等の天候に影響される商品が、特定のエリアで需要が増加し在庫切れになってしまっても、もう一方の拠点の在庫を供給できる体制となった。また、東北地方での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整えている。

 なお、工進は、主に農業・土木関連の業務用ポンプ・噴霧器・除雪機・発電機等の製造及び販売を手掛ける国内メーカー。1948年の創業以来、着実にシェアを拡大し、農業や土木工事で活躍するエンジンポンプは世界160か国で愛されているトップブランドとなっている。

3940荷主研究者:2021/02/13(土) 21:54:52

https://kahoku.news/articles/20210115khn000036.html
2021年01月15日 15:42 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率10年ぶり上昇 コロナや新規供給が影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku02.JPG
昨年10月に完成した新仙台ビルディング=仙台市青葉区大町1丁目

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が14日まとめた2020年末の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前年同期比1・32ポイント上げて5・51%と、10年ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解約や、3年ぶりの新規ビル供給が影響した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の352棟。空き室面積は1年間で約2万560平方メートル増えた。大型ビルが密集する仙台駅前地区は3・16ポイント上昇の6・01%と、全5地区のうち上昇幅が最も大きい。感染拡大防止のためのテレワークが普及し、外資系ソフトウエア会社や製造業大手の子会社が撤退した。

 一番町周辺は1・18ポイント上昇の4・38%、宮城県庁・市役所周辺は1・05ポイント上昇の6・78%。外資系の製薬会社の撤退や飲食店の閉店が相次いだ。

 一方、駅東は2・10ポイント低下の4・31%。床面積の広いコールセンターの需要が依然として旺盛で、空き室率が5地区で最低となった。周辺オフィスは0・37ポイント低下の8・63%。

 20年は仙台花京院テラス(青葉区)、新仙台ビルディング(同)、仙台宮城野ビル(宮城野区)が開業。新規ビルへの移転で2次空室が発生した。21年はJR仙台イーストゲートビル(宮城野区)、高惣木工ビル(同)、ミレーネT仙台ビル(青葉区)が稼働するため、空き室率を押し上げそうだ。

 仙台支店の担当者は「20年の前半はコロナ禍で打撃を受けた飲食店の撤退が多く、後半からオフィスの縮小や解約の動きが外資系を中心にみられた。国内企業は様子見状態が続き、注視が必要だ」と話した。

 市内の不動産調査会社の担当者は「今年はコロナ禍の業績悪化を受け、固定費を削減するための解約も増えそうだ。その中でも新築ビルは需要が高く、既存ビルとの二極化が進む」と見通す。

3941荷主研究者:2021/02/13(土) 22:04:43

https://kahoku.news/articles/20210116khn000001.html
2021年01月16日 06:00 河北新報
仙台市人口、27年ピーク 社会増継続で減少局面5年遅れる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210116kahoku01.JPG

 仙台市は15日、2020年の推計人口に基づく新たな将来人口の予測を公表した。27年の109万9000をピークに減少に転じ、52年に100万を割り込む見通し。15年の国勢調査を基にした従来予測に比べ、減少局面の到来が5年遅れる。東日本大震災後、転入が転出を上回る社会増が継続している状況を踏まえた。

 1980年以降の人口推移と新たな将来予測はグラフの通り。87年に宮城県宮城町、88年に泉市、秋保町と合併後、右肩上がりで増加し、99年に100万の大台を突破した。2020年10月の推計人口は109万1992となった。

 従来予測は22年をピークに減少局面に突入するとの見通しだったが、新たな予測はしばらく微増が続くとみる。2000〜09年ごろ社会減が継続したため、従来予測は社会減を前提に分析。被災地からの転入が急増した11〜13年は異常値とした。

 だが、14年以降も被災地を含む仙台都市圏以外の県内自治体、東北各地からの転入が相次ぎ、社会増が続いた。市地下鉄東西線が15年に開業し、若林区の沿線地域で住宅開発が進んだことなどが後押しとなった。

 将来予測は三菱地所(東京)が手掛ける泉区の泉パークタウン第6住区「朝日地区」の開発、23年4月の東北学院大五橋キャンパス誕生などを踏まえた。土地区画整理事業があった宮城野、若林、太白3区の各地域で今後も人口増が見込まれることも考慮した。

 市人口は4年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となった。社会増との相殺で人口は伸びているが、増加幅は縮小傾向にある。

 市政策企画課の上田正人課長は「新型コロナウイルスの影響で将来人口は不確定要素が多い。減少局面は5年遅れと予測するが、少子高齢化が続き、近い将来にピークを迎えることに変わりはない」と説明する。

 将来人口は推計人口を基に合計特殊出生率や社会移動率などを加味し、コーホート要因法と呼ばれる手法で予測した。合計特殊出生率は1・26のまま推移し、社会移動率は年1・13%ずつ減少すると仮定した。

2021年01月16日 09:15 update

3942荷主研究者:2021/02/13(土) 22:19:38

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB195VS0Z10C21A1000000/
2021/1/20 18:11日本経済新聞 電子版 宮城
地元企業のDX支援、AI学ぶ学生インターン ミヤックス

3943荷主研究者:2021/02/13(土) 22:21:09

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00585658?isReadConfirmed=true
2021/1/20 05:00 日刊工業新聞
PSS、米油の新抽出技術開発 東北大などと連携

米油

 【仙台】PSS(宮城県石巻市、渥美春人社長、0225・25・4119)は、東北大学大学院工学研究科などと連携して、超臨界流体を活用した米油抽出技術の開発に乗り出す。新たな抽出法は原料となる米ぬか内部の硬い粒子を水熱前処理で破壊。超臨界二酸化炭素(CO2)で米油を抽出する温度や圧力などの条件を約1年かけて探る。将来の装置化では、米油の抽出率75%以上を目指す。

 産業・省力機器を手がけるPSS、東北大、高圧容器設計・製作のエイクラフト(宮城県名取市)、食品会社の三和油脂(山形県天童市)の4者が手を組む。東北経済連合会の産業支援組織の東経連ビジネスセンターの助成事業に採択された。

 近年、米油は機能性食品として人気が高まりつつある。従来の抽出法は溶剤を用いた抽出法のほか、天然成分を多く残すため機械圧搾法が使われている。米油の高品質化に向けた機械圧搾法は米ぬか内部の硬い粒子が原因で、抽出率が30%程度にとどまっていた。

 今回のプロジェクトでは、歩留まりの大幅な向上と、東北からの米油抽出の装置開発につなげるのが狙い。PSSの渥美社長は「連続処理が可能な装置をデザインしていく」としている。

(2021/1/20 05:00)

3944荷主研究者:2021/02/13(土) 22:28:49

https://kahoku.news/articles/20210121khn000013.html
2021年01月21日 11:06 河北新報
戦略特区「スーパーシティ」 仙台市が応募へ事業者募集 「最先端技術提案を」

仙台市役所

 仙台市は20日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募を目指し、参画事業者の募集を始めた。東北大と連携し、次世代型放射光施設が2023年度に稼働する青葉山(青葉区)など各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定する。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は、市と東北大、事業者が官民が持つデータを共有し、エネルギー、環境、健康、物流、防災、教育などの分野で先端的サービスを提供する。

 (1)若者の力を最大限に引き出す成長拠点(2)産官学金の連携による魅力的で斬新なサービスの創出拠点(3)生み出されたサービスを東北に拡大するソーシャルイノベーションモデルの展開拠点-などの構築を目指す。

 事業者募集は構想への応募条件。実現可能な先端的サービスのアイデアを持つ事業者を広く募る。官民のデータを連携、活用するためのシステム構築を担う事業者も併せて募集する。

 事業提案書の提出を2月12日まで受け付ける。市は内容を精査した上で、構想への応募期限となる3月26日までに可否を検討する。

 市プロジェクト推進課の谷口尚史課長は「最先端のものが次々と生まれる街にできればいい。事業者には利用者が『未来都市』を実感できる斬新なサービスを提案してほしい」と話す。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に設けられた制度。第1弾として5団体程度が今年4月以降に選ばれる。

3945荷主研究者:2021/02/13(土) 22:30:26

https://kahoku.news/articles/20210122khn000002.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約、県が構想素案を公表

宮城県民会館

 宮城県は21日、仙台市宮城野区の仙台医療センター跡地に、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と宮城野区のみやぎNPOプラザを移転集約する基本構想の素案を公表した。事業費は約250億円。事業手法は民間資金活用による社会資本整備(PFI)を含め、新年度に検討する。開館時期は未定。

 県議会の総務企画、環境福祉両委員会で示した。素案の基本理念では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付け、芸術や市民活動を通じた交流創出を目標に掲げた。

 県民会館の貸館事業は、2000席以上の大ホールを中心に、国内外の音楽やミュージカルに対応する。ギャラリーやアトリエを新設し、芸術活動を後押しする。NPOプラザは、県内の活動団体の支援機能を継続。共有部分の玄関ロビーでは、交流イベントの開催を想定する。

 県は芸術団体やNPOの関係者から意見を聴き、本年度中に構想をまとめる。

 老朽化する県有施設の再編で、県は2019年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館の移転集約案を発表。市民団体などの猛反発を浴び、20年11月に県美術館の移転を断念した。

3946荷主研究者:2021/02/13(土) 22:31:29

https://kahoku.news/articles/20210121khn000045.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県美術館、2025年度リニューアル 県指針

宮城県美術館

 宮城県美術館(仙台市青葉区)の改修計画で、県教委は21日、リニューアルオープンの目標時期を2025年度内とする新たな指針を公表した。現在の講堂部分を県民ギャラリーなど多目的スペースとして再整備する方針も示した。

 県議会文教警察委員会で明らかにした。1階の現講堂はギャラリー機能に加え、子どもたちの芸術活動などに使える「キッズ・スタジオ(仮称)」としても活用。美術教育を後押しする拠点とする。

 1階の展示室は配置を換えず装いを新たにし、現図書室は情報・交流ラウンジへの転用を想定。地下1階の現県民ギャラリーは展示・保管スペースに変更し、収蔵品の安全管理、コレクションの充実に役立てる。

 委員会では、建物の仕様などで利用者の声を反映するよう求める意見が出た。県教委の担当者は「県民と協働で進めていきたい」と応じた。

 県美術館の整備方針については19年11月、村井嘉浩知事が宮城野区に移転する構想を表明。日本を代表する建築家・故前川国男氏が設計した建物の価値を重視する市民団体などから批判が上がり昨年11月、現地で増築せず改修する方針に転換した。

2021年01月22日 10:10 update

3947荷主研究者:2021/02/13(土) 22:32:58

https://kahoku.news/articles/20210121khn000040.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
仙台港のコンテナ取扱量、前年比7%減 コロナ影響も高水準は維持

 宮城県は21日、仙台港の2020年のコンテナ貨物取扱量が前年比7%減の約27万個(速報値、20フィートコンテナ換算)になると発表した。前年割れは東日本大震災の2011年以来。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小で輸出入ともに下回ったが、取扱量は1990年の統計開始以来、3番目の高水準を維持する見通し。

 県によると、過去最多の19年(28万9898個)比で約2万個減った。輸入は約8%減の13万4000個で、製材や木製品が減少した。輸出は約6%減の13万6000個で、主力であるタイヤなどのゴム製品や自動車の部品が落ち込んだ。

 新型コロナの感染が広がり始めた春先に比べ、9月以降は輸出入ともに前年近くまで持ち直したという。県の担当者は「比較的最小限の落ち込みにとどまった。コロナ感染拡大による貨物動向への影響を注視しつつ、ポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年には前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだが、12年以降は急激に回復。15年からは5年連続で過去最多を更新していた。

3948とはずがたり:2021/03/08(月) 10:12:38
【独自】かさ上げ地区の人口44%減、宅地の34%は空き地のまま…読売調査
https://news.infoseek.co.jp/article/20210308_yol_oyt1t50012/?tpgnr=poli-soci
読売新聞 / 2021年3月8日 5時0分


 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、津波から街を守るため、土を盛って地盤を高くする「かさ上げ」を行った地区の人口は、震災前より44%減ったことが読売新聞の調査でわかった。事業が長期化するなどし、ほかの地区に移転する住民が相次いだためだ。再生された宅地の34%は活用されず、空き地となったままだ。

 3県でかさ上げを行った市町村を取材し、15市町村の33地区について集計した。商業地だけをかさ上げした地区や、人口が不明な地区は除いた。震災前に計4万3061人だった人口は、2万4193人に減少していた。かさ上げした宅地の面積は422ヘクタール、うち144ヘクタールが未活用だった。

 かさ上げ後の街の再生には、土地区画整理事業が多く使われた。特定区域を再開発する際、道路や公園を作るため、宅地の位置を変えたり、面積を減らしたりして、元の土地と造成後の土地を交換(換地)する。

 住民の財産にかかわるため、自治体は地権者一人一人から承諾を得る必要がある。この作業が、復興を長期化させる一因になった。

 33地区のうち、人口が減ったのは26地区。減少率が91%で最も大きい岩手県宮古市田老地区は、1400人から130人に減った。高さ10メートルの巨大防潮堤が津波で破壊され、181人が犠牲になった。県と市は防潮堤を14・7メートルにし、平均1・6メートルかさ上げした。一方で移転を望む住民のため、近隣の高台を造成した。

 市は600人が戻ると想定したが、再び浸水する不安から高台を選ぶ住民が多く、4割は空き地だ。市の担当者は「防潮堤とかさ上げで最大級の津波でも浸水しない想定だ。安全をアピールしていく」と語る。

 人口が増えたのは5地区、同数は2地区だった。福島県新地町の新地駅周辺地区の15ヘクタールは、4割弱が空き地だが、人口は187人から240人に増えた。近くに液化天然ガス施設ができ、同地区に関連会社の社員寮などが建ったためだ。町の担当者は「中心部にまとまった土地があり、条件がよかった」と話す。

 被災自治体の復興計画の策定に携わった東北大の増田聡教授(地域計画)は「自治体は震災後の街のあり方をどうするか、事前に住民と話し合っておくべきだった。復興に時間がかかっても、将来の展望があれば、住民は戻りやすくなる」と指摘する。

3949荷主研究者:2021/03/13(土) 20:57:31

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26839
2021/1/26 日刊建設新聞 宮城版
歌津北ICをフルIC化 三陸道/事業費が20億円(東北整備局)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210126jc01.jpg

 東北地方整備局は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良する計画だ。事業費は20億円を試算。順調に事業化されれば、22021年度から測量設計を進め、2025年度の全体完成を目指す。延伸整備を進めている県内の三陸沿岸道路は、年度内の全線開通を予定するものの、同ICの構造変更に伴って事業期間が25年度までとなる。

 歌津北ICの構造変更については、同局が22日に本年度の第3回事業評価監視委員会(委員長・徳永幸之宮城大学教授)を開いて説明した。委員らは、この変更を含めて三陸沿岸道路(登米〜釜石)の道路事業を再評価し、事業継続が妥当と認めた。

 歌津北ICは、南三陸町歌津地区に南向きのハーフICとして整備され、2019年2月16日に供用を開始。現在は歌津北ICから乗ると仙台方向に進め、帰りはここで下りられる。フルIC化では、これに北向きのICを追加する。

 具体的にはダイヤモンド型のICを想定しており、ランプを増設することになる見込み。IC付近には海側から山の方へ上る道路があり、地域住民との交渉次第では、ここに橋を架ける可能性も出てきそうだ。

 フルIC化を進めることになった背景には、昨年6月に県が「宮城県緊急消防支援隊受援計画」を策定し、歌津平成の森を緊急消防隊の宿営地として登録したことや、県の地域防災計画で気仙沼市内に圏域防災拠点が設定されていることを挙げている。

 歌津平成の森は、歌津北ICの南側に位置しており、緊急消防隊の宿営地として活用される。災害が起きるとここに全国の緊急消防隊が集結して展開するようになるため、アクセス性向上の必要性が高まっていると判断し、北向きのICを追加することにした。

 さらに、歌津北ICをフルIC化した場合、歌津総合支所から気仙沼市立病院までの所要時間は27分となり、ハーフICに比べ3分短縮され、緊急搬送の面でも効果が期待できる。

 22日の事業評価監視委員会では、歌津北ICの構造変更に伴い、三陸沿岸道路(登米〜釜石)の全体事業費がこれまでの5164億円から、20億円増の5184億円となることや、事業期間が2011〜20年度の10年間から、5年間延びて25年度までとなることなどを報告。計画交通量は1日当たり1万1700台から、ネットワーク条件の見直しにより100台増の1万1800台となる。

3950荷主研究者:2021/03/13(土) 21:18:01
>>3054
https://kahoku.news/articles/20210126khn000048.html
2021年01月27日 06:00 河北新報
ヨドバシ新ビル、23年春開業へ 仙台駅東口に12階の複合施設

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku01.JPG
ヨドバシHDが建設する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅(同社提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku02.JPG
ヨドバシ仙台第1ビルの建設予定地になっている駐車場。仙台駅(手前)と黒い外観の第2ビル(左奧)の間に位置する=仙台市宮城野区

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は26日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の概要を発表した。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントとした商業施設とオフィスからなり、年内に着工、2023年春の開業を目指す。

 同社によると、第1ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積約7万6500平方メートル。低層階は商業テナント、中層階は1000台超の立体駐車場、高層階はオフィスで構成する。市と協議し、駅前のバスターミナルやペデストリアンデッキを整備する方針。

 現在、駐車場となっている計画地では1997〜2012年にヨドバシカメラが営業。同店は市道を挟んで建つ「ヨドバシ仙台第2ビル」で暫定的に営業しており、第1ビルの完成後に移る。

 第1ビルの建設に合わせてHDは当初、ホテルやライブホールを加えた一体開発を構想したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて計画を見直した。子会社のヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業部長は「駅東口に所有する別の土地で継続的に検討したい」との考えを示した。

 計画地は20年9月、国から「特定都市再生緊急整備地域」の指定を受け、開発の機運が高まっている。安藤氏は「新型コロナ下でも駅前のオフィス需要は活況が続く。多くの人が楽しめる施設を整備し、東口のまちづくりの活性化に寄与したい」と話した。

3951荷主研究者:2021/03/13(土) 21:23:46

https://kahoku.news/articles/20210127khn000021.html
2021年01月27日 11:18 河北新報
清水沢多賀城線が開通 津波時、内陸への避難路に 宮城・多賀城

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku04.JPG
都市計画道路「清水沢多賀城線」の開通を祝って行われたパレード

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku05.JPG

 宮城県多賀城市が東日本大震災からの復興事業で緊急避難路・物流路として整備してきた都市計画道路「清水沢多賀城線」が26日、開通した。市内を東西に横断する幹線道路に接続する南北の道路として、物流強化とともに津波発生時の内陸部への避難路の役割を担う。

 清水沢多賀城線は、1965年度に都市計画道路に決定。今回整備されたのは、同市八幡の国道45号から同市東田中志引までの南北977メートル。JR仙石線と砂押川を越えて、県道仙台塩釜線から城南地区までが一本の路線でつながった。片側1車線で車道は幅8メートル、歩道3・5メートル。1日の交通量は約1万1000台を見込む。

 市内を東西に走る幹線道路、国道45号と県道仙台塩釜線は合わせて1日8万台以上の通行量を誇る。しかし、震災時には渋滞が発生し、多くの車両が津波に巻き込まれた。

 南北を結ぶ道路の不足が課題に浮上。市は2011年12月に策定した市震災復興計画に緊急避難路・物流路の整備を盛り込み、15年12月に着工した。事業費は約98億円で復興交付金を充てた。

 現地であった開通式に関係者ら55人が出席。深谷晃祐市長は「清水沢多賀城線は市の震災復興を象徴する命の道。高さもあり、津波からの避難の一つの目印にもなる。多くの市民に利用してもらい、どのように避難できるのか日頃から備えてもらいたい」と述べた。

 市が整備するもう一つの緊急避難路・物流路の笠神八幡線は9月ごろに開通する予定。

3952荷主研究者:2021/03/13(土) 21:34:11

https://kahoku.news/articles/20210128khn000031.html
2021年01月28日 18:26 河北新報
利府南館は3月5日オープン エンタメや食充実 イオンモール

イオンモール新利府南館に入る東北初のアミューズメント施設のイメージ図(イオンモール提供)

 イオンモール(千葉市)は28日、宮城県利府町に建設中の「イオンモール新利府南館」を3月5日に開業すると発表した。今夏に北館として改装オープンする既存棟と合わせると東北最大のイオンモールとなる。映画館や体験型施設といったエンターテインメント分野を充実させ、一日を通して楽しめるモールを目指す。

 鉄骨3階、延べ床面積10万1000平方メートル。イオンスタイル新利府を核店舗とし、東北初出店35店を含む約170の専門店が入る。3800台分の駐車場も備える。

 アミューズメント施設「VS PARK(ブイエス パーク)」が東北初出店。大画面に映った猛獣と競走するなど31種類のゲームがそろう。新型コロナウイルス感染防止のために天井高を10メートルとし、密を防ぐ。映画館「イオンシネマ」は東北最大の11スクリーンを有し、高画質大画面と立体音響で臨場感を演出する。

 牛タン専門店運営の喜助(富谷市)や飲食店運営ハミングバード・インターナショナル(仙台市)が新業態を出店する。スポーツ観戦できるレストランやカフェ併設型書店もあり、多彩な食体験を提供する。地元の名店を集めた「りふマルシェ」も展開する。

 イオンスタイルは車に乗ったまま予約商品を受け取れる「ドライブピックアップ!」を東北で初めて導入。スポーツ用品売り場は東北最大級の広さを持つ。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「週末には東北一円から誘客を図り、来店客を年間約1000万人に倍増させる。にぎわい創出の拠点としたい」と話した。

3953荷主研究者:2021/03/13(土) 21:35:29

https://kahoku.news/articles/20210127khn000042.html
2021年01月28日 06:00 河北新報
鐘崎、一番町店を31日閉店 「笹かま館」に本店機能移転

31日で42年の歴史に幕を下ろす鐘崎一番町店=仙台市青葉区一番町3丁目

 笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)は、仙台市青葉区の一番町店を31日で閉店する。本社工場を併設する若林区の「笹かま館」に本店機能を移転するため。新型コロナウイルス禍による売り上げ減少や店舗の老朽化も一因となった。

 同店は1978年開店。市中心部の商店街に立地し、本店機能を持つ旗艦店として40年以上、地元客や観光客、ビジネス客が多く利用したが、新型コロナの影響で売り上げは約5割に低迷したという。担当者は「事業継続のため、賃料など固定費を圧縮して難局を乗り越えたい」と話す。

 本郷陽子店長は「一等地にあり入社当時から憧れの店。お得意さまからは『寂しくなる』との声をもらうが、前を向きたい」と語る。中心部では藤崎店、仙台三越店は引き続き営業する。

 仙台七夕まつりでは、店舗前に掲げる竹飾りが飾り付け審査で入賞の常連だった。本郷店長は「商店街の組合員でなくなるため掲出は難しいが、本社敷地内の七夕ミュージアムを中心に盛り上げたい」と話す。

3954荷主研究者:2021/03/13(土) 21:43:44

https://kahoku.news/articles/20210129khn000041.html
2021年01月29日 17:52 河北新報
与兵衛沼公園、憩いの場に一新 木道やトイレ備える 仙台・宮城野

沼に飛来したハクチョウを楽しむ来園者ら=24日

 仙台市宮城野区蟹沢の与兵衛(よへえ)沼公園が、じわじわと人気を集めている。かつては人の手があまり入らず、危険な場所として子どもたちが近寄らないよう指導されていた沼は近年、木道やトイレが整備され、家族連れらの憩いの場に変貌。市中心部にほど近い立地も魅力となっている。

 公園は市の保存緑地内にある約28ヘクタールで、マツやスギなどの森に囲まれ水田跡や窯跡がある。沼沿いに1周約1・5キロの林道があり、一部は木道化され独特の雰囲気を醸し出す。休憩用のあずまややベンチもある。

 沼には冬になると数十羽のハクチョウが飛来し、餌やりを楽しむ子どもたちの姿が見られる。週末になると、数台分しかない駐車場がほぼ満車の状態が続く。

 近くに住む40代の主婦は「昔は公園内に入れないようにフェンスが設けられ、釣りをするおじさんしかいなかった。今は道がきれいになり、子どもを連れて散歩するのにちょうどいい」と喜ぶ。

 与兵衛沼は、仙台藩士鈴木与兵衛が私財を投じて造った灌漑(かんがい)用水用の沼。市は1978年度、沼周辺の公園化に向けた整備事業を開始した。用地買収に時間を要し、断続的な整備や東日本大震災による中断で長期化したが、2017年に枡江小前の南側入り口にトイレを備えた広場が完成し、現在の来園環境が整った。

 市は新年度、公園北側にも駐車場や遊具を設置し、公園整備をほぼ完了させる予定。整備開始以来の総工費は46億円を見積もる。

 宮城野区公園課の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、近場で野外の公園が改めて注目されているのだろう。自然環境が豊かなので、多くの人に訪れてほしい」と話す。

3955荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:02

https://kahoku.news/articles/20210129khn000023.html
2021年01月29日 11:39 河北新報
阿武急、県境部で増便 3月13日にダイヤ改正 復旧工事完了へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は28日、3月13日からのダイヤ改正を発表した。2019年10月の台風19号で被災した富野(同)-丸森(宮城県丸森町)間の復旧工事が2月末までに完了し、県境部の区間で昼や通勤・通学の時間帯を中心に増便する。

 同区間は昨年10月末に旅客運行を再開。速度を落とし、平日上下計6本の運行にとどめていた。工事の完了で通常速度に戻し、被災前と同水準の上下計32本にする。阿武急の復旧対応は完了した形となる。

 自然災害への対策として、福島(福島市)-梁川(伊達市)、梁川-丸森、丸森-槻木(宮城県柴田町)の3区間に分割した運行体制を導入。運休や遅れの影響を最小限の区間に抑える。梁川、丸森駅で乗り換えてもらうケースが多くなるという。

 ダイヤ改正に合わせ、槻木駅でJR東北線の下り始発と上り最終列車に接続できるようにする。

2021年01月29日 11:41 update

3956荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:49

https://kahoku.news/articles/20210129khn000045.html
2021年01月30日 06:00 河北新報
豊田合成、宮城・大衡に新工場 22年稼働

立地協定式に出席した(左から)村井知事、森川聡豊田合成東日本社長、萩原村長、小山社長=宮城県庁

豊田合成東日本大衡工場の完成イメージ

 自動車部品製造の豊田合成(愛知県清須市)と生産子会社の豊田合成東日本(宮城県栗原市)は29日、東北では3カ所目となる新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設すると発表した。4月に着工、2022年夏ごろに生産を開始する計画で、全量をトヨタ自動車東日本(同県大衡村)に供給する。

 新工場では車両前面に装着する「ラジエータグリル」などの大型樹脂部品を手掛ける。現在関東、中部地方の工場からも運んでいる部品の現地調達化を進め、物流面での競争力を高める。

 延べ床面積8300平方メートル、総投資額は約37億円。操業開始時は約40人を雇用する。最新の塗装設備とロボットを導入し、太陽光発電を活用するなど環境面にも配慮する。敷地は3万4000平方メートルを確保しており、今後も必要に応じて拡張を検討するという。

 県庁で同日、立地協定式があった。オンラインで参加した豊田合成の小山享社長は「東北から世界へ小型車を届けるものづくりを支えていく。地元採用を進め、自立した工場にしたい」と語った。村井嘉浩知事は「さらなる産業発展につながる」と感謝し、萩原達雄大衡村長は「新型コロナウイルス下で経済が疲弊する中でも決断いただき感謝する」と話した。

 豊田合成東日本は13年設立。栗原市と岩手県金ケ崎町に工場を構え、ドアや窓枠で風雨の浸入を防ぐ「ウェザストリップ」やエアバッグ、ハンドルなどの内外装部品を製造している。

3957荷主研究者:2021/03/13(土) 21:45:13

https://kahoku.news/articles/20210130khn000014.html
2021年01月30日 11:18 河北新報
大雨の浸水、「雨庭」で軽減 仙台市、青葉山公園に第1号整備へ

公園センターの工事が進む追廻地区=仙台市青葉区

 仙台市は市街地の浸水被害を軽減するため、雨水を一時的にためて、時間をかけて地中や河川に流す植栽空間「雨庭(あめにわ)」の普及に乗り出す。第1号として青葉山公園(青葉区)の追廻地区に整備する「もりの庭園」に設ける。自然環境が持つ機能を社会課題の解決に生かす「グリーンインフラ」の一環で、市内の官民施設に取り組みを広げる。

 もりの庭園は、建設中の公園センター(仮称)南側に整備する。敷地面積は約5800平方メートル。公園センターと共に、2021年度末の完成を目指している。

 雨庭のイメージはイラストの通り。地中に浸透升25基と浸透管を埋設し、庭園内には水のない池を造り、透水性アスファルトを敷いた遊歩道を整備する。

 雨水は浸透升や浸透管から少しずつ地中に逃がし、一時的に池にため、時間をかけて広瀬川へ流す。従来と比べ、広瀬川への雨水流入量は減少すると見込む。

 庭園は、仙台城の御裏林(おうらばやし)を再現するように設計された。雨庭は、青葉山に降った雨が「御清水(おすず)」となって中島池に入り、広瀬川に注ぐ-という、いにしえの水の流れもイメージした。

 市内では19年10月の台風19号の際、降雨量が下水道の処理能力を超え、JR仙台駅前や低地の住宅地などで浸水被害が相次いだ。市は雨庭の普及で雨水の流入が抑制され、下水道の負担が軽減する効果を見込む。

 全国の政令市では、京都市が幹線道路が交わる「四条堀川交差点」などに整備した。国もグリーンインフラ推進戦略の一つとして、雨庭の普及を進めている。

 仙台市建設局の担当者は「下水道設備などグレーインフラの補完として、可能な場所からグリーンインフラを取り入れ、総合的に減災に取り組むことが必要。もりの庭園の雨庭をモデルケースにしたい」と話す。

3958荷主研究者:2021/03/13(土) 21:54:05

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26883
2021/2/2 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルの計画プロポ 仙台駅周辺に新設検討(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は1日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同事務所は仙台駅が交通結節点として効果的に機能するよう、交通ターミナルのような施設の整備を構想しており、この業務で施設規模や事業スキームを検討するとともに、事業計画案を作成する。プロポは3月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付ける。

 業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。具体的な業務内容は、計画準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっている。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)JVに委託。鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の候補地などを検討してきた。

3959荷主研究者:2021/03/13(土) 21:58:50

https://kahoku.news/articles/20210203khn000034.html
2021年02月03日 19:29 河北新報
駅東口にぎわい創出 JR仙台イーストゲートビルが5日開業

仙台駅東口に直結する好立地のJR仙台イーストゲートビル

開放的な吹き抜けのエントランス「ダテリウム」。内装には県産木材をふんだんに使っている

JR仙台イーストゲートビル

 JR東日本は3日、仙台駅東口に5日開業するオフィスビル「JR仙台イーストゲートビル」の関係者向け内覧会を実施した。駅直結の好立地をアピールするとともに、東口のにぎわい創出を図る。

 ライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地で、鉄骨・鉄筋コンクリート地上13階、地下1階の延べ床面積約2万5600平方メートル。天井高2・8メートルの無柱空間で、多様なレイアウトに対応する。総工費約100億円。

 1階の開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」は、内装に宮城県産木材をふんだんに使用。待ち合わせや打ち合わせでの利用のほか、地域イベントも開く。1階には郵便局が新規開設され、2階にはクラフトビールと県産食材が楽しめる飲食店「仙台キッチン」が出店する。

 2、3階は米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出。計496デスクを備え、テレワークや企業間交流など幅広い利用を見込む。3〜13階はオフィスフロアとなる。担当者は「利便性が高く、入居の申し込みも堅調」と話す。

3960荷主研究者:2021/03/13(土) 22:03:56

https://kahoku.news/articles/20210203khn000009.html
2021年02月03日 10:00 河北新報
仙台空港、東北初の24時間化 宮城県と名取、岩沼両市が合意へ

24時間化が確実となった仙台空港=1月

 仙台空港の24時間化に向けた運用時間の延長で、宮城県は地元の名取、岩沼両市が求める地域振興策への補助や独自の防音対策費などを2021年度一般会計当初予算案に盛り込む方針を固めた。両市が今週中の市議会全員協議会で受け入れを表明し、議会が了承すれば、県は近く両市と覚書を締結する。東北で初めての24時間空港が誕生する。

 延長手続きで国が求める地元同意が完了後、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)は延長時間の運航計画の策定に着手。国土交通省東京航空局の認可を経て、24時間化に向けた延長が実現する。時期は未定。

 当初予算案は、両市が地域住民の意向を受けて独自に実施する市道整備などの補助に数億円ずつ配分する方向で調整。航空機騒音防止法で国の防音補助対象外となる地域に対し、県が独自に実施する騒音対策には数億円を充てる見込み。両市から要望があった県道などの整備にも、十分な財政措置を講じる。

 名取市は4日、岩沼市は5日にそれぞれ市議会全員協議会を開き、山田司郎名取市長、菊地啓夫岩沼市長が受け入れに関する具体的な考えを示す見通し。両市長は既に1月下旬の全員協議会で、24時間化に向けて前向きな姿勢を表明した。

 県は2018年8月、両市議会で24時間化の方針を表明し、19年9月には村井嘉浩知事、両市長、仙台国際空港社長による4者会議を設置した。20年8月の第3回会合で、両市長は県の騒音対策に一定の理解を示し、地域振興策の議論を進めることに合意した。

 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。県は東日本大震災の創造的復興の象徴と位置付け、仙台国際空港と共同で利用促進や路線の拡大に力を入れてきた。

 新規就航や増便が相次ぎ、19年度の旅客数は前年度比2・9%増の約372万人と3年連続で過去最多を記録。新型コロナウイルスの影響で、20年度上期は前年同期比76・2%の大幅減となった。

 24時間空港は羽田や新千歳、那覇などに続き全国で9番目。

3961荷主研究者:2021/03/13(土) 22:05:53

https://kahoku.news/articles/20210203khn000041.html
2021年02月04日 06:00 河北新報
仙台城大手門復元 脇櫓建て替え最終計画案を検討委が了承

 有識者の仙台城跡保存活用計画等検討委員会は3日、仙台城跡(青葉区)の大手門復元、脇櫓(やぐら)(隅櫓)の建て替えを盛り込んだ整備基本計画(2021〜38年度)の最終案を了承した。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備、城郭らしい景観づくりを進める「修景」などにも乗り出す。

 最終案によると、大手門復元は21〜30年度の10年間に測量や文献調査、発掘調査を実施する。31年度から基本設計に着手し、38年度までの完成を目指す。脇櫓は大手門と一体的に整備し、史実に沿った形で建て替える。巽門跡登城路は26年度以降に設計、施工する。

 大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建されたが、屋根の形状などが史実と異なり、老朽化も進む。郡和子市長は、仙台藩祖伊達政宗の没後400年となる2036年度の復元を目標に掲げている。

 現在の仙台城跡は石垣や土塁などの遺構が植栽に覆われ、市街地からの眺望が阻害されている。最終案は木々の伐採や枝切りなど修景を行い、市街地と本丸跡の双方から城郭らしい「政宗ビュー」を確保する。

 委員長の北野博司東北芸術工科大教授は「市民の期待が高い大手門復元など仙台城跡の整備に向け、大きな一歩となる計画が出来上がった。市民の興味、関心に応えられるよう事業を進めてほしい」と求めた。

 市教委は3月の定例教育委員会に諮り、整備基本計画を決定する。市は計画の実施に合わせ、城跡内を通る市道の廃止も検討する。

3962荷主研究者:2021/03/13(土) 23:05:30

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB034J60T00C21A2000000/?unlock=1
2021年2月5日 15:30 日本経済新聞 宮城
JR東、仙台でも「非鉄道」で稼ぐ オフィスビルや住宅

3963荷主研究者:2021/03/21(日) 21:57:21

https://kahoku.news/articles/20210210khn000028.html
2021年02月10日 11:44 河北新報
東北企業で7年ぶり上場 注文住宅の建築・販売ジェイベース

ジェイベースが手掛ける「ブルックリンスタイルの家」

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)が、東証のプロ投資家向け株式市場「東京プロマーケット(TPM)」に25日上場する。東北企業の新規上場は、車用品店など運営のホットマン(仙台市)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となる。

 18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市青葉区に本社を移転した。「ブルックリンスタイルの家」など、若年層をターゲットにしたデザイン性の高い注文住宅を手掛ける。20年7月期は売上高約6億9300万円、経常利益約1300万円、純利益約1300万円。従業員21人。発行済み株式総数は9万株。

 20年に仙台市が株式上場を支援する「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)=岩手県花巻市出身=は「東日本大震災から10年の節目での上場を目指してきた。地元で家を造る企業として、林業活性化から職人育成まで、ローカルの強みを生かしたビジネスモデルを構築したい」と話す。

 TPMは12年開設。株式購入をプロ投資家に限定した自由度の高い市場で、株主数や利益額など上場の数値基準がない。20年11月末時点で40社が上場し、東京以外の企業が7割を占めるのも特徴。ジェイベースは今年1月18日に上場申請し、2月3日に承認された。

 仙台市は上場企業を生み出すため、「経済成長戦略2023」の基幹事業として地元企業の集中支援を実施している。工藤仁司市経済企画課長は「久しぶりに上場が実現し、大変喜ばしい。地域経済をけん引する企業として、さらに事業を拡大することを期待している」と歓迎した。

3964荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:04

https://kahoku.news/articles/20210210khn000054.html
2021年02月11日 06:00 河北新報
旅行者にどんな恩恵? 夜間の騒音は? 仙台空港24時間化

覚書に署名する(左から)村井知事、山田市長、菊地市長=宮城県庁

 仙台空港の24時間化に合意する宮城県と名取、岩沼両市の覚書が10日、結ばれた。東北初の24時間空港は、旅行客にどんな恩恵をもたらすのか。具体的な実現時期や夜間の騒音など予想される変化を整理した。

 現在の運用時間は午前7時半〜午後9時半の14時間。24時間化の大きなメリットは、航空会社のニーズに応じた運航ダイヤを柔軟に組めること。増便や新規路線拡大につなげやすい。

 仙台空港の国際線は、ソウル線や台北線など大半が4時間圏の路線。仙台発はいずれも午後で、現地着は早くても現地時間午後3時半。観光初日は宿への移動で事実上終わってしまう。

 早朝に出発する路線が就航すれば、午前中からの観光やビジネスが可能。深夜の到着便ならば、現地での滞在時間も長く取れる。

 那覇や福岡など国内の24時間空港との路線設定も期待される。運営会社の仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門(あきと)社長は「現在の運用時間外で飛ばしたいという要望がある。増便の動きは出てくる」と期待する。

 覚書締結で、すぐに深夜便が飛ぶわけではない。仙台国際空港が、具体的な運航計画を記した運用時間変更の要望書を国土交通省東京航空局に提出し、認可を得る必要がある。同社の申請がなければ、現在の運用時間に変更はない。

 運用時間を延長する度に手続きが必要。当初は夜間か早朝の1時間程度の延長が見込まれる。早ければ申請から半年後には就航する。同局仙台空港事務所に勤める管制官らの人件費増額など国の追加支出が発生すれば、実現まで1年半はかかる見通し。

 覚書には、騒音対策で午後11時〜翌朝5時の離着陸は1夜間計2回以内と明記された。裏返せば、それ以外の離着陸には回数制限がなく、地元は早朝深夜帯の騒音を懸念する。

 仙台国際空港は2044年度の旅客数550万人を目指す。達成時の想定便数は、現在の運用時間外の午後9時半〜11時に1日平均5・1便、午前5時〜7時半に11便と見込む。

 県と名取、岩沼両市は住民との会合の場を設け、定期的に騒音への意見を聞く方針。村井嘉浩知事は「覚書に盛り込んだ騒音対策に汗を流す」と強調した。

3965荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:33

https://kahoku.news/articles/20210211khn000018.html
2021年02月11日 11:03 河北新報
JR仙石線・福田町駅の周辺整備を 住民組織、移設方針で仙台市に要望

郡市長(中央)に要望書を手渡す牛坂会長(右から2人目)ら

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)の移設を巡り、地元の高砂地区町内会連合会と住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」は10日、移設先周辺の道路拡張やロータリー整備などを求め、郡和子市長に要望書を提出した。

 JR東日本は昨年10月、福田町駅を約200メートル西側に移設し、新駅舎をバリアフリー化する方針を住民に説明した。1987年改築の現駅舎はホームが狭く、エレベーター設置が困難だった。移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地となる。

 要望書は(1)移設先エリアは内水氾濫が発生したことがあり、冠水対策を講じる(2)新駅舎前にロータリーを整備する(3)新駅に接続する道路は拡張し、歩道と車道を分離する(4)新駅舎の南北に駐輪場を設置する-ことなどを求めた。

 町内会連合会の牛坂勝会長(69)は要望書を手渡し「団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに実現してほしい」と訴えた。郡市長は「思いを受け止めてJR東と協議を重ね、要望に添う形で対応できるよう努めたい」と応じた。

3966荷主研究者:2021/03/21(日) 22:18:06

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2546P0V20C21A1000000/?unlock=1
2021年2月17日 18:40 日本経済新聞
消費電力減の電子部品、22年に生産 東北大発新興

3967荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:10

https://kahoku.news/articles/20210218khn000038.html
2021年02月19日 06:00 河北新報
仙台-山形など高速バス、4月に値上げ 宮交と山交バス

 新型コロナウイルスの影響で利用者が減っているなどとして、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は18日、高速バスの仙台-山形、仙台-上山、仙台空港-山形の3路線の運賃を4月1日から値上げすると発表した。消費税増税に伴う値上げ以外の運賃改定は2007年以来となる。

 仙台-山形線の新運賃は片道1000円(現行950円)、2枚回数券1800円(1700円)、6枚回数券5100円(4800円)。仙台空港-山形線は1700円(1600円)になる。

 山交バスは「新型コロナ下で利用者が前年比で50%減少し、コロナ対応の設備投資なども重なったため、判断した」と説明する。

3968荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:32

https://kahoku.news/articles/20210219khn000014.html
2021年02月19日 10:37 河北新報
宮城交通、「イオンモール新利府」と泉中央駅を結ぶバス路線新設へ

 宮城交通(仙台市)は18日、利府町に東北最大級の商業施設「イオンモール新利府南館」が3月5日に開業するのに合わせ、仙台市地下鉄泉中央駅とを結ぶ一般乗り合いバスの新路線「イオンモール新利府線」を開設すると発表した。

 3月5日のほか、毎週土日と祝日に4往復運行。泉中央駅と新利府南館の敷地内の停留所を45分で結ぶ。泉中央駅-新利府南館の運賃は500円。

3969荷主研究者:2021/03/21(日) 22:21:20

https://kahoku.news/articles/20210219khn000010.html
2021年02月19日 10:20 河北新報
仙台・オフィスビルの空き室率5.96%に上昇

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月に比べて0・45ポイント高い5・96%と、3カ月連続で上昇した。大型ビルの新規供給があり、全体で空き室が約7920平方メートル増えた。

 全5地区のうち、4地区で上がった。上昇幅が最大の仙台駅東は2・56ポイント上がって6・87%だった。地上13階、地下1階の「JR仙台イーストゲートビル」が募集面積を残して完成したことが大きく影響した。

 駅前は0・13ポイント上昇の6・14%。新型コロナウイルス下でテレワークを導入し、オフィスを撤退する動きもみられた。宮城県庁・市役所周辺は住宅不動産会社の集約があり、0・24ポイント上昇の7・02%、周辺オフィスは0・13ポイント上昇の8・76%。

 一番町は0・02ポイント低下の4・36%。大型ビルで人材派遣会社がオフィスを開設したほか、館内増床もあった。

 支店の担当者は「コロナ禍の影響が長引き、一部企業でオフィスの解約や集約が進んでいる。一方で好調な業種は開設の動きもあり、先行きは見通せない」と話した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートルの353棟。

3970荷主研究者:2021/03/21(日) 22:37:36

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB179IO0X10C21A2000000/
2021年2月24日 18:59 日本経済新聞
仙台港の貨物、コロナで7%減 2020年

3971荷主研究者:2021/03/21(日) 22:54:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00589316?isReadConfirmed=true
2021/2/25 05:00 日刊工業新聞
東北テクノツーリズム推進協、最先端科学を観光資源化

次世代放射光施設の建設現場を視察するテクノツーリズム参加者ら

【仙台】最先端の科学技術と観光資源を融合した新たな旅行形態を探る動きが東北で始まった。東北テクノツーリズム推進協議会は、東北大学青葉山新キャンパスに建設中の「次世代放射光施設」を軸としたテクノツーリズムの可能性を提案。福島県浜通り地区でロボット産業集積の核となる「福島ロボットテストフィールド」などの観光資源化も視野に入れている。(編集委員・大矢修一)

 「次世代放射光技術は、仙台の新たな名所になる。誇らしく思う」。1月に開かれた次世代放射光施設の工事現場視察に参加した仙台市内のある経営者は、2023年度に稼働予定の同施設に熱い視線を注ぐ。今回の視察は関連するセミナー、仙台圏など既存観光資源を組み合わせた旅行形態を探る試み。

 2020年に発足した東北テクノツーリズム推進協議会は、日本航空、JTB、光科学イノベーションセンター(仙台市青葉区)などで構成する任意団体。同協議会による「次世代放射光施設を軸としたテクノツーリズムの創出」とのテーマとして、観光庁の誘客多角化実証事業の採択を受けた。

 今回のプログラムは1月28日、29日の両日で実施。初日のセミナーはオンライン参加も含めたハイブリッド形式で約100人が参加した。同協議会の会長を務める菊池康文日本航空東北地域活性化推進室代表は「最先端科学施設と既存の観光資源との融合効果を探り、長期的にはビジネス化につなげていきたい」としている。

 新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、「リアル」な対応となる施設の見学などは仙台圏を中心に参加者を絞った。最終日の次世代放射光施設の視察には約45人が訪れた。

 同施設は仙台市営地下鉄東西線「青葉山駅」から徒歩で約15分の東北大青葉山新キャンパス内に立地。仙台駅から青葉山駅までは地下鉄で約9分と近く、仙台市中心部からの交通手段が整っている点も観光資源として注目を集める。同施設の建屋は、延べ床面積が約2万5300平方メートル。線型加速器を収めるライナック棟と、ビームライン機器を設ける蓄積リング棟などで構成する。大型放射光施設スプリング8の約100倍の輝度を実現する最新の加速器技術を導入する。20年12月末現在の工事進捗(しんちょく)率は約20%になる。

 整備と運営は国と光科学イノベーションセンターを代表機関とする地域パートナーが手を組む「官民地域パートナーシップ」の形で取り組む。同センターの高田昌樹理事長は「一般の人が目にすることで、最先端科学との距離が縮まる」とテクノツーリズムの高まりに期待を寄せている。

(2021/2/25 05:00)

3972荷主研究者:2021/03/21(日) 23:00:01

https://kahoku.news/articles/20210225khn000036.html
2021年02月25日 15:38 河北新報
「日本一大きい交差点」信号機を改良 交通事故減へ矢印信号を追加

六丁目交差点の信号改良

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210225kahoku01.JPG
上空から見た六丁目交差点 (c)Google

 「日本一大きい交差点」との異名を持つ、仙台市若林区の六丁目交差点での交通事故を減らそうと、宮城県警は24日、交差点の信号表示を変更した。

 国道4号の車用信号に、直進と右折用の矢印信号を追加。直進と右折を切り離すことで車同士の衝突を避けるほか、南北方向の横断歩道を渡る歩行者との事故を防ぐ。

 六丁目交差点は国道4号と県道が交差し交通量が多い。日本損害保険協会の調査で、県内の人身交通事故発生交差点で6年連続ワーストとなっている。

 なお、東西方向の県道の信号は従来のまま。国道4号、県道ともに左折の際は歩行者に注意する必要がある。

3973荷主研究者:2021/03/21(日) 23:03:29

https://kahoku.news/articles/20210226khn000017.html
2021年02月26日 11:07 河北新報
ジェイベース、TPM上場 東北で7年ぶり

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)は25日、東証のプロ投資家向け株式市場の東京プロマーケット(TPM)に上場した。新規株式発行はせず、初値は1280円だった。東北企業の新規上場は、車用品店などを運営するホットマン(太白区)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。

 ジェイベースは18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市へ本社を移転。若年層を主なターゲットに、デザイン性の高い注文住宅を低価格で手掛ける。仙台市の「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)は「東日本大震災から10年の節目に上場でき、大変うれしい。今後も困難に屈せず、住宅産業を通じて経済に貢献していく」と述べた。

 上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となった。

3974荷主研究者:2021/03/21(日) 23:13:25

https://kahoku.news/articles/20210228khn000032.html
2021年03月01日 06:00 河北新報
早すぎる廃止決定に不信感も 仙台市バス「八ツ森線」

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210301kahoku01.JPG

出席者から異論も出た八ツ森線廃止の住民説明会=2月6日、旧作並小新川分校

 仙台市交通局が4月の市バスダイヤ改正で、青葉区新川、作並地区を走る「八ツ森線」の廃止を決め、一部住民が「早すぎないか」と戸惑っている。代わりの移動手段と位置付ける地域交通「八ツ森号」は、昨年8月に試験運行が始まったばかりで、まだ本格運行が決定していない。交通局は不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える方針を打ち出したが、やや前のめりな姿勢に不信感が漂う。

(報道部・上村千春)

 「試験段階で廃止表明するのはおかしい。置き去りにされたような気分だ」

 青葉区の旧作並小新川分校で2月6日にあった八ツ森線廃止の住民説明会。新川地区に暮らす女性(78)は、交通局の性急な判断に声を上げた。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ路線。平日のみ1日4往復運行する。採算性は全45路線で最も悪く、100円の収入を得るのにかかる費用「営業係数」は2019年度、1497円だった。

 作並小のスクールバスの役割も担ったが、20年3月に閉校となり、20年度は利用が3割以下に低迷する。

 地元町内会などは「路線バスの運行本数が少ない」「バス停が遠い」など住民の声を踏まえ、地域交通運営検討会を組織。昨年8月、予約制のデマンド型乗り合いタクシー「八ツ森号」の試験運行に乗り出した。

 市の地域交通支援制度を活用し、目標の収支率を設定しながら段階的に本格運行を目指すという。交通局が八ツ森線の廃止方針を公表したのは、そのわずか4カ月後の昨年12月だった。

 住民説明会で発言した女性も八ツ森号の本格運行を心待ちにする。居住する地区は公共交通の空白地帯。試験運行が始まり、自宅までタクシーが来るようになった。それでも朝夕しか運行しない日があるなど不便な面もあり、路線バスと補完し合うような姿を望む。

 交通局の前のめりな姿勢も気になるという。市は新年度に鉄道や路線バス、地域交通の適切な組み合わせを議論し、持続可能な公共交通ネットワークの計画を策定する。女性は「将来像の検討を待たず、なぜ廃止なのか」と首をかしげる。

 交通局輸送課の大浦健志課長は「新川、作並地区の地域交通は運行継続が見込まれ、市バスの代替手段は確保されたと考えている」と廃止に理解を求める。

 新川地区地域交通運営検討会の石垣喜美雄会長は「路線バスの存続にこだわるのではなく、地域交通を使いやすくする方策を前向きに考えたい」と話す。

3975荷主研究者:2021/03/21(日) 23:15:44

https://kahoku.news/articles/20210302khn000011.html
2021年03月02日 11:01 河北新報
清水建設東北支店の新社屋完成 防災や省エネ機能充実

防災や省エネの先端技術を採用した清水建設東北支店

 清水建設東北支店は1日、仙台市青葉区木町通1丁目に建設した新社屋を報道機関に公開した。東日本大震災を踏まえた免震構造の採用など防災面に加え、省エネルギー、健康、働き方の最新機能を備えた。

 2日に竣工(しゅんこう)式を迎える新社屋は地上6階、地下1階、延べ床面積5588平方メートル。旧社屋跡地に昨年11月着工した。外観は仙台七夕まつりの吹き流しをモチーフに、ガラススクリーンを連続的に配置した。

 免震装置は水害も考慮し地下ではなく1、2階の間に設置。72時間の非常用電源、水や食料の備蓄も確保。大震災で落下被害があった天井パネルは張らず、安全性と冷暖房効率の向上を図った。

 地中熱で冬は加熱、夏は冷却された水を建物内部の導水管に循環させ、フロア全体から秒速1センチ以下で供給する床吹き出し空調を採用。再生可能エネルギーと合わせて75%超の省エネ認証を得た。自然通風と効率的な換気で新型コロナウイルスの感染リスク低減も期待できるという。

 清水康次郎支店長は「地震に強く、コロナに負けない次世代オフィスビルのショールームを通じて、お客さまの事業に貢献したい」と話した。

3976荷主研究者:2021/03/21(日) 23:21:54

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB024WF0S1A300C2000000/?unlock=1
2021年3月3日 18:40 日本経済新聞
仙台市に2ホテル開業 コロナ収束後見据え

3977荷主研究者:2021/03/21(日) 23:22:56

https://kahoku.news/articles/20210303khn000023.html
2021年03月03日 10:40 河北新報
常磐道山元-岩沼IC間 6日から4車線に

 東日本高速道路は6日、常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、岩沼市)間の約13・7キロで4車線の運用を始める。

 同日午後3時ごろ、これまでの2車線(片道1車線)から4車線(同2車線)に切り替わる。規制速度は現在の70キロから100キロに引き上げられる。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の駐車場拡幅工事も同日、完了。完成式典が亘理町長瀞小で開かれる。

 4車線化は東日本大震災からの復興が円滑に進むのを支援するため、国が2016年に表明し、17年7月に着工した。総工事費は約400億円。復興の加速、人の移動や物流の活発化が期待される。

 常磐道は15年3月に全線開通。いわき中央(いわき市)-広野IC(福島県広野町)間の約27キロでも4車線化工事が行われている。

3978荷主研究者:2021/03/21(日) 23:25:37

https://kahoku.news/articles/20210304khn000034.html
2021年03月05日 06:00 河北新報
国内最高層の木造ビル、国際認証を取得 仙台駅東口

国際認証を受けた純木造ビルの内観。柱の表面に認証材を使い、木の温もりを感じられる内装に仕上げた

 木造建築業シェルター(山形市)が手掛ける純木造として国内最高層の7階建てオフィスビル「高惣木工ビル」(仙台市宮城野区)が4日、持続可能な森林運営を目指す国際認証制度「PEFC」のプロジェクト認証を東北で初めて受けた。JR仙台駅東口周辺にあるビルは15日に完成し、4月に利用開始の予定。

 PEFCは55カ国が加盟し、生態系や労働環境に配慮した適切な森林管理に取り組む団体などを認証する。国内事業を担う一般社団法人「緑の循環認証会議」(SGEC、東京)によると、プロジェクト認証は建物が対象で国内15例目。

 シェルターは認証取得のため、無垢(むく)材を束ねた自社開発の構造材「クールウッド」のほか、合板や下地材、表層材にも認証を受けたスギを採用。認証材は、輸送にかかる二酸化炭素を削減し、東日本大震災の復興を後押するため、岩手、宮城、福島3県から集めた。

 ビルで4日にあった授与式で、認証書を受け取った木村一義会長は「都市部で中高層の木造建築が実現したことで、都市で生まれた利益を地方に還元できる。森林を活用し、地方創生につなげたい」と述べた。

 ビルは延べ床面積1131平方メートル。6階はシェルターが入り、7階はオーナーが居住。1、2階のテナント、3〜5階のオフィスの利用者を募集している。

3979名無しさん:2021/03/22(月) 07:18:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c6322ff6661da2f042de7087cb53ffd06d312c
震度5強で運転見合わせの在来線と地下鉄が再開 原発では燃料プールに金属片落下が判明
3/21(日) 18:32配信
仙台放送
震度5強を観測した地震から一夜明けた21日、県内の在来線と地下鉄は全線で運転を再開しました。

仙台駅の利用客「きのうから家に帰れなくて、その辺りで一夜を明かしたんですけど」

震度5強を観測した地震の影響で、県内の在来線と地下鉄は始発から運転を見合わせていましたが、午後1時ごろには県内のすべての在来線で運転が再開されました。
また、仙台市地下鉄も午前10時すぎに東西線、南北線ともに運転を再開しました。

一方、東北電力は地震により女川原発3号機の使用済み燃料プールと建屋最上階の床に、天井点検用の足場の部品とみられる金属片が1つずつ落下していたと公表しました。
東北電力によりますと、プール内の金属片は小さく、燃料集合体への影響はないとしています。

仙台放送

3980荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:26

https://kahoku.news/articles/20210306khn000045.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
気仙沼湾横断橋が開通 宮城の三陸道全通で仙台-宮古直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku01.JPG
一般車両の通行が始まった気仙沼湾横断橋。奥は気仙沼の市街地=6日午後3時50分ごろ

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 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道で、「気仙沼湾横断橋」(全長1344メートル)を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間7・3キロが6日、開通した。宮城県内の三陸道は全線開通し、仙台市と岩手県宮古市が高速道で直接、結ばれた。

 横断橋の上で開通式があり、村井嘉浩宮城県知事や菅原茂気仙沼市長ら関係者約130人が出席した。

 村井知事は「水産業など地域産業の振興、交流人口の拡大と復興に大きく寄与することになる」とあいさつ。菅原市長は橋の愛称「かなえおおはし」に触れ、「この橋を活用し、地域住民と沿線被災地の全ての願いがかなえられることを期待したい」と強調した。

 テープカットとくす玉割りで祝った後、関係者は車で渡り初めをした。式典後、午後3時半に一般車両の通行が始まった。

 2020年2月に開通した気仙沼中央-気仙沼港IC間を含む計9・0キロの総事業費は1365億円。仙台港北-田野畑南(宮古市)IC間260キロがつながり、仙台市から宮古市への所要時間は約3時間半。震災前と比べ約2時間短縮される。

 横断橋の海上部分の長さは680メートル。高さ115メートルの主塔から延びた鋼のケーブルで道路をつり支える斜張橋としては、青森市の青森ベイブリッジを抜き東北最長となる。

 国は仙台港北IC-八戸ジャンクション間359キロを復興道路と位置付け、20年度中の全線開通を目指したが、6日までに開通した区間は312キロ。今月20日には岩手県の侍浜-洋野種市IC間の16キロもつながり、本年度中に328キロ(91%)が通行可能となる。

 普代-野田IC(仮称)間(13・0キロ)など岩手県内の3区間計31・0キロはトンネル掘削の遅れなどにより、開通が21年度にずれ込む。

3981荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:57

https://kahoku.news/articles/20210306khn000055.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
常磐道、山元-岩沼IC間13.7キロ 4車線の運用スタート

テープカットで4車線化完成を祝う関係者

 常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、宮城県岩沼市)間の約13・7キロで6日、4車線(片道2車線)の運用がスタートした。

 午後3時、従来の2車線(同1車線)から4車線に切り替わり、規制速度は70キロから100キロに引き上げられた。重大事故の減少、速度低下の改善などが期待される。山元IC以北は三陸自動車道桃生豊里IC(宮城県石巻市)まで4車線でつながった。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の拡幅工事も完了。駐車場が約50台分増え、トイレ棟が増設された。

 東日本高速道路は同日、完成式典を亘理町長瀞小で開いた。関係者約60人が参加し、小畠徹社長が「東日本大震災からの復興を進めるため、通常工期の半分の5年で完成した」とあいさつ。村井嘉浩知事は「東京から仙台まで沿岸部の道路ネットワークが強化され、産業、観光の振興に寄与する」と祝辞を述べた。

3982荷主研究者:2021/03/29(月) 22:08:16

https://kahoku.news/articles/20210308khn000012.html
2021年03月08日 12:01 河北新報
気仙沼の三陸道IC「ハーフ」だらけ 観光客の混乱必至?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku01.JPG
浦島大島ICからは大船渡方面に行けないため、看板で注意を呼び掛ける=気仙沼市小々汐

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku02.JPG

 気仙沼港-唐桑半島IC間の7・3キロが6日開通し、宮城県内の三陸沿岸道が全区間つながった。気仙沼市内には計10カ所のICがあり、そのうち8カ所は乗り降りが一方向に限られる「ハーフ方式」。使い勝手の悪いICは、観光客らの混乱を招きそうだ。

 気仙沼市内のICと出入り可能な方向は図の通り。乗り降りに規制がない「フル方式」は気仙沼中央、大谷海岸の2カ所で、6日の開通区間にある三つのICは全て行き来が限定される。

 ハーフ方式は建設費用が抑えられ、首都高速道路などでも多く採用された。コスト削減効果に加え、リアス海岸で土地が確保しづらい事情もあったようだ。

 県内の三陸沿岸道には計32カ所のICがあり、うちハーフ方式は計10カ所。大半が気仙沼市に集中するため、慣れない観光客が頭を悩ませる可能性は高い。

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地である大島に最も近い浦島大島ICは、仙台方面との乗り降りしかできない。岩手方面から来る車は降りられず、岩手に向かう車は乗り入れることはできない。

 岩手からの観光客は一つ北側の気仙沼鹿折ICで降り、県道を使って島に向かう。出口を間違えれば、気仙沼港ICも仙台方面の乗り降りに限られるため、気仙沼中央ICまで降りられない。

 唐桑半島ICはトンネルを挟んで出入り口が分離される「クオーター方式」。さらに複雑だ。

 唐桑半島は宮城オルレの気仙沼・唐桑コース(10キロ)があり、県内外からトレッキング愛好家が集まる。

 市唐桑町観光協会の三上忠文会長(69)は「地元住民でも分かりにくいのに、市外から問い合わせがあった際に、うまく説明できるか不安だ」と漏らす。

 市はICの出入りできる方向を分かりやすく示したイラストマップを作製し、市内の観光施設で配布を始めた。観光課の担当者は「ハーフ方式を考慮した市内周遊のモデルコースをつくるなど、混乱を防ぐための対応を考える」と話した。

3983荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:24

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27231
2021/3/10 日刊建設新聞 宮城版
立体交差化に約400億円 国道4号/篭ノ瀬〜鹿の又間 有識者は「新規事業化が妥当」(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の新規事業化に向け、有識者に事業計画概要を説明した。計画では、仙台市で篭ノ瀬交差点〜鹿の又交差点の延長1・6㎞区間について、橋梁を設けて立体交差化する。総事業費は約400億円を試算している。

 事業計画は、9日に同局で社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きの一環として審議された。委員からは新規事業化が妥当とされた。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、起点が同市太白区郡山の篭ノ瀬交差点で、終点が太白区東郡山の鹿の又交差点。篭ノ瀬交差点は都市計画道路郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路元寺小路郡山線と交わっている。起点付近には笊川や名取川、終点付近に広瀬川が流れている。

 計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。このうち、立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ、2車線と歩道を整備する。第4種第1級で、設計速度は時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約8万2600台。

 同区間は現道が6車線となっているものの、交通量が1日当たり約7万9000台で、東北地方の直轄国道で第2位の多さとなっている。混雑時の旅行速度は時速6・5㎞と東北地方の直轄国道で最も低く、著しい渋滞が発生している。

 交通混雑に起因する交通事故が多発しており、救急搬送活動にも支障が生じているため、立体交差化することで円滑な交通を確保し、安全性の向上や救急搬送の迅速化につなげる狙い。

 同区間はこれまで、1995年11月に仙台市によって立体化が都市計画決定されている。

 委員からは篭ノ瀬交差点より名取方面が4車線のため、立体化によってそちらの隣接する中田交差点などにしわ寄せが及ぶのではないかという意見が出された。整備局は予算の制約もある中で本当に必要な所からまず対応すると回答した。

有識者からは新規事業化が妥当とされた

石巻河南道路は210億円試算

 9日の同委員会では、国道108号石巻河南道路についても21年度予算に向けた新規事業採択時評価として有識者から意見を聞き、新規事業化が妥当とされた。石巻河南道路は計画延長が石巻市内の7・8㎞で、現道拡幅とバイパス(BP)整備を行う。総事業費は約210億円を試算している。

 計画概要を見ると、起点が蛇田地区で、終点が北村地区。国道108号の現道に幅員狭小区間や直角曲がり交差点が存在し、旅行速度の低下が見られるため、起点から畳石交差点までの延長約2㎞を2車線から4車線に拡幅するとともに、そこから西側の延長約6㎞は2車線で幅員8・5mのBP道路(盛土構造)を整備する。

 拡幅区間は第4種第1級、BP区間は第3種第2級で、設計速度はともに時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約1万0900台。BP区間には計8橋を架ける計画。橋長は最大が120m、最少が20m。

 今後、新規事業化に向けては国交省の本省でも社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会でも審議される。

3984荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:48

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7366/
2021-03-10 建設新聞
東北整備局/社整審道路分科会・R4仙台拡幅、R108石巻河南/新規事業化を承認/事業費総額は2件で約610億円

 東北地方整備局は9日、社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度新規事業候補箇所となっている東北分5件の新規事業化を承認。このうち宮城県内では国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)、国道108号石巻河南道路の新規事業化を認めた。事業費は2件総額で約610億円を見込んでいる。

 国道4号仙台拡幅の篭ノ瀬〜鹿の又は、仙台市太白区の篭ノ瀬交差点から約1・6㌔㍍北上して鹿の又交差点に至る区間を対象に連続立体化を図る。1995年に仙台市が都市計画決定しており、中央分離帯に橋脚を設けて4車線の橋梁を構築する計画だ。現状の片側3車線、計6車線を高架部4車線、平面4車線とする。

 これまでの計画段階評価で元寺小路郡山線と郡山折立線が交差する2カ所の交差点を高架化する単独立体案と全体を高架化する連続立体案を比較し、整備効果として「円滑な交通の確保」「交通混雑の緩和により安全性が向上」「救急搬送活動を支援」が見込まれる連続立体案に決定した。事業費は約400億円となる。

 国道108号石巻河南道路は、石巻市蛇田のイオンモール石巻北側にある菰継交差点から西進し、同市内の北村交差点付近に至る約8㌔㍍の事業。東側約3㌔㍍は現道を2車線から4車線に拡幅、西側約5㌔㍍は2車線の盛土構造によるバイパスを新設する。区間内には蛇田地区側から延長80㍍、90㍍、60㍍、120㍍、80㍍、30㍍、70㍍、20㍍の8橋梁を整備する。事業費は210億円を想定。整備により三次救急医療施設のへのアクセス性や防災拠点への輸送確実性が向上する。

 5件については今後、年度内に本省の社会資本整備審議会事業評価部会での審議を経て新規事業化される見込み。

3985荷主研究者:2021/03/29(月) 22:23:05

https://kahoku.news/articles/20210309khn000051.html
2021年03月10日 06:00 河北新報
渋滞多い仙台・鹿の又交差点、立体交差化へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210310kahoku01.JPG

 国土交通相の諮問機関「社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会」は9日、国道4号仙台バイパス鹿の又交差点(仙台市太白区)の立体交差化の事業実施を了承した。分科会の事業評価部会が妥当と判断すれば、2021年度にも事業化される。慢性的な渋滞の緩和が期待される。完成時期は未定。

 対象区間は千代大橋付近から名取大橋付近の約1・6キロ。仙台南部道路の長町インターチェンジから太白区あすと長町1丁目の仙台市立病院方面に延びる市道などの上を通過する。同区郡山の篭(かご)ノ瀬交差点も併せて立体交差化する。

 車道は現在の6車線(片側3車線)から高架、平面とも4車線(片側2車線)となる。総事業費は約400億円で、政府の21年度予算案に設計費などが盛り込まれる見込み。

 東北地方整備局によると、鹿の又交差点の1日の交通量(15年)は国直轄国道では東北で2番目に多い7万9049台。

 郡和子仙台市長は「大きな課題だった国道4号仙台バイパスの渋滞解消に向け、大きな一歩となる」との談話を出した。

 東北地方小委は、宮城県石巻市蛇田と同市北村を結ぶ新たな国道108号「石巻河南道路」(7・8キロ)の事業化も了承した。

3986荷主研究者:2021/03/29(月) 22:38:25

https://kahoku.news/articles/20210311khn000006.html
2021年03月11日 06:00 河北新報
宮城県広域防災拠点の本格着工、26年度以降に JR移転先の工事長期化で

 宮城県は10日、仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点の本格着工が2023年度から26年度以降になると公表した。新駅の用地での文化財発掘、鉄道工事の長期化が原因。村井嘉浩知事が掲げる東日本大震災からの創造的復興を象徴する300億円超の巨大プロジェクトの完成時期は未定のまま足踏み。今回の延期で3、4年遅れる見通し。

 同日の県議会予算特別委員会建設企業分科会で、県側が示した。同区岩切地区の新駅予定地で、弥生時代の水田跡地や土器が出土。東北線との接続など夜間に限られる工事もあり、移転完了は現行の23年度内から25〜26年度内にずれ込む。

 広域防災拠点の一部工事は21年度に始まるが、本格的な工事は駅の移転後にしか着手できず、26年度以降の見込みとなった。

 事業延期は2回目。県は当初、県震災復興計画の最終年度となる20年度の一部利用開始を目指したが、移転の協議や手続きが停滞。19年2月、本格着工は23年度以降と修正した。

 広域防災拠点の敷地は約17・5ヘクタール。隣接の仙台医療センターなどと連携し、救助隊の集結場所や臨時ヘリポート、災害医療活動場所としての利用を想定する。

 総事業費は約324億円で、うち用地取得費が約138億円、JR貨物への補償費は約130億円に上る。今回の延期による追加費用は見込んでいない。

 県は15年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。

3987荷主研究者:2021/03/29(月) 23:03:13

https://kahoku.news/articles/20210315khn000004.html
2021年03月15日 12:18 河北新報
仙台市の勾当台・定禅寺通ビジョン中間案まとまる 25日まで意見を公募

重点ゾーンの空間利活用イメージ。手前右が市民広場、左が勾当台公園、中央は勾当台通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の中間案をまとめた。市役所本庁舎や勾当台公園市民広場を重点ゾーンと位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させる。25日まで意見公募(パブリックコメント)を実施する。

 ビジョンは杜の都のシンボルロード、定禅寺通を中心として南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートルのエリアを対象にする。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」をまちづくりの理念に掲げる。緑豊かで開放的な空間で、人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高めるという。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む方向性を打ち出す。民間施設に公開空地を設けるための誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 エリア内では市役所本庁舎の建て替え、勾当台公園再整備などの大型プロジェクトが控える。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の移転新築に伴う跡地の利活用、市民会館の廃止方針にも注目が集まる。

 市は中間案をホームページに掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所総合案内などで配布する。意見は郵送、ファクス、メールで送付するか、市政策調整課に持参する。

 連絡先は同課022(214)1244。

3988荷主研究者:2021/04/11(日) 21:06:37

https://kahoku.news/articles/20210317khn000031.html
2021年03月17日 11:43 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約 県整備なら28年度開館を想定

東京エレクトロンホール宮城(県民会館)

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)とみやぎNPOプラザを仙台医療センター跡地(仙台市宮城野区)に移転集約する新施設について、県が整備する場合に2028年度の開館を想定していることが16日分かった。民間資金活用による社会資本整備(PFI)では、29年度と見込む。

 どちらの手法を採用するかは21年度に検討する。大規模事業評価といった手続きの進行具合によっては、計画がずれ込む可能性もある。県は整備スケジュールを両施設再編に向けた基本構想の最終案に盛り込む。

 基本構想では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付ける。核となる2000席以上の大ホールは、多様なジャンルに対応可能な劇場型にする。ギャラリーやアトリエを設け、県民の芸術活動を後押しする。交流サロンや個別相談室など、NPO活動の支援機能を強化する。

 老朽化する県有施設の再編を巡り、県は19年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館(青葉区)の移転集約案を公表。市民団体などの反対を受けて20年11月、県美術館の移転を断念。残る2施設の集約に方針転換した。

3989荷主研究者:2021/04/11(日) 21:07:54

https://kahoku.news/articles/20210316khn000045.html
2021年03月17日 06:00 河北新報
移転の新仙台厚生病院 24年5月ごろ開業

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)へ新築する仙台厚生病院(同)の開業が2024年5月ごろになることが16日、分かった。新病棟は今年7月に着工し、23年末に完成予定。入院患者のプライバシーに配慮し、409床を完全個室化するため、感染症対策にも適した構造となる。

 病室の完全個室化に加え、入院患者と外来患者らのエレベーターを分けた。プライバシーに配慮した設計は新型コロナウイルス感染症の流行前だったが、工夫した動線分離が感染症対策につながった。

 院内にはあえて用途を限定しない空間を確保。開業当初は会議室や倉庫などに活用するが、医療技術の発展を見据えた新たな機器の導入に備えた。将来の増築にも対応できるように、駐車場を広く確保した。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「現病院の機能を維持しつつ、加速する医学の進歩を先取りする病院を青葉区の中心部で目指す」と話した。

 新病院の敷地面積は約4・1ヘクタール。建物は地上9階、延べ床面積4万4800平方メートル。外観は杜の都をイメージした茶色がベース。隣接地にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設とマンションが立地する計画。

3990荷主研究者:2021/04/11(日) 21:37:21

https://kahoku.news/articles/20210322khn000014.html
2021年03月22日 09:46 河北新報
お茶の井ケ田本店が移転 築70年、老朽化で決断

老朽化により移転するお茶の井ケ田一番町本店=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区の一番町一番街商店街で90年以上にわたり営業してきた「お茶の井ケ田一番町本店」が、5月末に閉店してクリスロード商店街に移転、6月1日に新装オープンする。築70年が過ぎた建物の老朽化による苦渋の決断だが、市中心部商店街にとどまることで、毎年恒例の仙台初売りは継続する。

 お茶の井ケ田(青葉区)は1920年創業。一番町本店は28年に現在地で営業を始めた。45年の仙台空襲で焼失したが47年に再建し、2度の改装を経て今に至る。仙台初売りでは豪華景品入りの茶箱を販売し、開店前から行列のできる象徴的な場所として知られる。

 一方、建物は築70年が過ぎ、雨漏りなど老朽化が進んだ。現在地は借地で、建て替えも検討したが三方をビルで囲まれていて工事が難しいことなどから4年ほど前に移転を決断。物件を探していたという。

 現在地から東へ約400メートル離れた新店舗は、奥行き約33メートル、幅約8メートルの1フロア。面積は1・3倍の約230平方メートルとなり、客席は15席から30席に倍増させる。今の顧客を大切にしながら、甘味メニューを充実させて新しい客層の開拓も図る。空調設備を強化するなど感染症対策に力を入れる方針。店舗名は検討中。

 同社は昨年100周年を迎えた。井ケ田健一社長(39)は「後ろ髪を引かれる思いだが、初売りの継続を一番に捉え、中心部商店街内で移転する。次の100年に向けた新しいチャレンジ。引き続き地域に貢献できる店舗を目指したい」と意気込む。

 一番町一番街商店街では1月、笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)も40年以上営業した一番町店を閉店。同商店街振興組合の三田恵介理事長(70)は「街のシンボル的な老舗が移転すると聞いて耳を疑った。昔からの仲間が相次いで去り、つらい気持ちだが新天地でも魅力を発揮してほしい」とエールを送る。

3991荷主研究者:2021/05/04(火) 21:10:35

https://kahoku.news/articles/20210325khn000003.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
仙台市と東北大、「スーパーシティ構想」へ準備会 青葉山で未来の生活を具現化

 仙台市と東北大は24日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募に向け、準備検討会を発足させた。

 郡和子市長が会長に就任し、公募で選んだ64事業者が参画した。各事業者をオンラインで結んで市役所で初会合を開き、東北大の青木孝文副学長に構想全体を企画・総括する「リードアーキテクト」を委嘱した。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は青葉山(青葉区)など東北大の各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定。官民が持つデータを活用し、学びや多文化共生、防災を中心にエネルギー、ロボット、医療、交通などの分野で先端的サービスを提供する。

 青木氏は「仙台の強みを生かし、社会と科学、仙台と世界、産業界と大学をつなげて大変革のきっかけにする。地域の皆さんと50年先に向け、活動を継続したい」と理念を説明した。

 参画事業者は先端的な事業提案を募集し、100事業者53件の提案から64事業者31件を選定した。東北電力、NTTドコモ、NEC、大成建設、楽天、日立製作所などが名を連ねた。

 郡市長は「仙台は東日本大震災から10年の節目を迎え、将来の在り方を考える転換点を迎えている。仙台と東北の未来を切り開くため、皆さんの力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 検討会は4月16日の特区の応募締め切りまでに、事業者の提案内容の具体化を進め、提案書を作成する。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に基づく制度。東北では仙北市、岩手県矢巾町、会津若松市も応募を検討している。第1弾として5団体程度が4月下旬以降に選ばれる。

3992荷主研究者:2021/05/04(火) 21:11:00

https://kahoku.news/articles/20210325khn000001.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
燃料電池バス、路線運行始める 仙台県北部で宮城交通

特設ゲートをくぐり出発するFCバスの第1便

 宮城交通(仙台市)は24日、水素エネルギーを使う燃料電池(FC)バスの路線運行を始めた。仙台、富谷両市などの仙台圏北部で平日6路線、土日休日は4路線を走る。FCバスの導入は東北では新常磐交通(いわき市)に次いで2例目で、県内では初めて。

 車両はトヨタ自動車の「SORA」(定員78人)1台。車載タンクから供給される水素と、走行中に大気から取り込む酸素による化学反応で発電する燃料電池を使い、モーターを回して走る。

 走行時に二酸化炭素を排出せず、エンジン音がなく静かに走るのが特長。水素タンク10本のフル充填(じゅうてん)で約200キロ走行できる。外部電源供給機能を備え、災害などの停電時には大容量電源として利用できる。

 宮城交通は2017〜19年度に行った実証運行を踏まえ、国と県、富谷市の補助を受けFCバス(車両本体価格約1億円)をリースで導入。通常のバスと同じ赤と白を基調に近未来的な外観にした。新型コロナウイルス対策として全国のFCバスで初めて、高性能の換気システムを搭載した。

 富谷市の宮城交通富谷営業所で出発式があり、同社の青沼正喜社長は「環境負荷を抑え、乗り心地もいい次世代バスを多くの人に体感してほしい」と述べた。県の鈴木秀人環境生活部長や若生裕俊富谷市長ら関係者がテープカットし、運行開始を祝った。

 主な走行路線は仙台市地下鉄南北線泉中央駅や富谷市内などを走る新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線、泉パークタウン線など。トヨタ自動車によるとFCバスは2月末現在、全国15事業者が計94台利用し、今回で100台目になるという。

3993荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:24

https://kahoku.news/articles/20210327khn000040.html
2021年03月27日 11:42 河北新報
「渡波稲井線」30日全線開通 避難道路、物流網も強化 石巻市

稲井側から渡波地区に向かう道路とトンネル

 東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た渡波地区の避難道路として石巻市が整備を進める都市計画道路「渡波稲井線」が30日午後3時、全線開通する。山間部にトンネルを掘り、内陸部の稲井地区と直接結ぶ。三陸沿岸道とのアクセスも向上し、水産業などの物流網も強化される。

 渡波稲井線は全長約3・5キロで、片側1車線。牧山周辺の山間部を約700メートルのトンネルで通し、渡波地区の国道398号と稲井地区の国道398号石巻バイパスをつなぐ。30日は昨年12月に通行開始した渡波側の約800メートルを除く約2・7キロが開通する。

 渡波地区では震災時、避難する車両で渋滞が発生し、津波による被害が拡大した。内陸部に直接避難できる道路がなかったことも原因で、震災後、住民からも整備を望む署名や要望書が出されていた。

 防災機能だけでなく、経済面の効果も期待される。石巻バイパス経由で三陸沿岸道石巻女川インターチェンジへの所要時間が短縮。渡波、魚町地区に集積する水産加工業の物流効率化に加え、市都市計画課の担当者は「三陸沿岸道から牡鹿半島に向かう観光客のルートにもなる」と話した。

 同線は2014年度に着工。20年4月にトンネル部分が貫通した。JR石巻線の陸橋工事はJR東日本に委託。総事業費は約94億円で、復興交付金を活用した。

<「工業港運河線」も一部>

 石巻市が整備を進める都市計画道路「石巻工業港運河線」も30日午前10時に一部区間が開通する。

 全長は1530メートルで、北北上運河に橋を架け、釜地区の臨港道路と蛇田地区の国道45号を結ぶ。今回の開通により、臨港道路から北北上運河手前までの約1366メートルが通行可能になる。

 現在は運河での橋台設置工事が進んでおり、全線開通は2021年度末を予定する。災害発生時の避難道路や緊急輸送路の役割を担い、完成すれば沿岸部や大街道地区から運河に阻まれることなく内陸部に避難できる。

 市は渡波稲井線と石巻工業港運河線の開通式をそれぞれ30日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大で県と仙台市が独自に緊急事態宣言を発出したことを受け中止した。

3994荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:49

https://kahoku.news/articles/20210327khn000023.html
2021年03月27日 09:57 河北新報
勾当台公園市民広場お色直し 石畳をアスファルト舗装に

アスファルト舗装にお色直しが進められた勾当台公園市民広場=22日

 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で、老朽化した石畳をアスファルト舗装に変える工事が26日、完了した。4月1日に利用を再開する。

 市民広場は1989年度に勾当台公園の再整備事業で完成した。面積は約2200平方メートル。桜御影石が敷き詰められ、数々のイベントの舞台となってきた。最近は傷みが激しく、ベビーカーで通行しにくくなっていた。

 市によると、改修工事は敷石を整えた上でアスファルトを5センチ敷き、石畳の模様を型押して、薄茶色で塗装する。塗料は落ちにくく滑り止め効果の高い米国製を使用したという。総工費は5500万円を要した。

 市役所本庁舎の建て替えに伴い、勾当台公園や市民広場の再整備に乗り出す方針のため、今回の改修工事は最低限にとどめた。

 青葉区公園課の土田和彦課長は「仙台の顔の市民広場がきれいになる。新型コロナウイルスの状況を踏まえつつ、イベントなどで活用してほしい」と話す。

3995荷主研究者:2021/05/04(火) 21:23:17

https://kahoku.news/articles/20210327khn000030.html
2021年03月27日 13:18 河北新報
県道相馬亘理線、山元の全区間開通 かさ上げ復興道路に

かさ上げされ、全区間が使用が始まった県道相馬亘理線=山元町(写真は一部加工しています)

 宮城県は26日、東日本大震災で被災した県道相馬亘理線のうち、かさ上げして復興道路として新たに整備した区間で最後に残っていた山元町の4・7キロの使用を始めた。2012年度に着工した計11・2キロの全区間で工事が完了した。

 沿岸部を南北に走る復興道路は片側1車線で、幅6〜6・5メートル。隣接する亘理町の区間を含めて2〜4メートルかさ上げし、津波から内陸部を守る堤防の役割を果たす。

 復興交付金を活用し、総事業費は約140億円。旧県道ルートやJR常磐線の線路跡を整備し、2019年9月から順次、使用を始めている。山元町の新市街地など内陸部と沿岸部を結ぶ東西の避難道路と連結し、福島県沿岸北部との広域ネットワークが強化される。

 山元町の斎藤俊夫町長は「待望の新県道の開通によって、地域の安全が向上するほか、交流人口の拡大によるにぎわい創出や土地利用の活性化が期待される」と語った。

 開通式典は新型コロナウイルス感染拡大に伴う宮城県独自の緊急事態宣言を受け、中止された。

3996荷主研究者:2021/05/04(火) 22:01:15

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27420
2021/4/3 日刊建設新聞 宮城版
仙台駅周辺に交通ターミナル 中央復建JVを特定 調査検討のプロポ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)設計JVを受託候補者に特定した。今後、同JVと見積もり合わせして金額が折り合えば契約する。同業務では仙台駅周辺に計画している交通ターミナルの施設規模などを検討する。

 同業務を委託する目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切に効果を発揮するための検討を行うこと。特に鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるようにする考え。

 具体的な業務内容は、計画の準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 業務委託に当たっては、2月1日にプロポーザルの手続きを公告。プロポで技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっていた。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を同JVに委託した。主にターミナル施設の候補地などを検討してきた。

 今後は引き続き仙台駅周辺における交通拠点の機能強化について必要性などを調査する。調査が進捗した後、交通拠点計画の対象範囲や、交通ターミナルの位置などといった整備方針を検討。それから交通ターミナルの施設配置計画や、官民の事業区分・役割分担といった事業計画を検討し、事業計画の策定、新規事業化へとつなげることをイメージしている。

 なお、みずほ総合研究所は1日に、みずほ情報総研と合併し、みずほリサーチ&テクノロジーズとなった。

道路計画検討2件はパシコンを特定

 同事務所は、「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」と、「仙台管内道路整備計画検討業務」について、ともに簡易公募型プロポーザルでパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)を受託候補者に特定した。今後に委託契約を結ぶ。

 仙台都市圏幹線道路の検討業務は、仙台都市圏で解決すべき道路交通や地域の課題、その道路の必要性と方針を整理し、具体的な道路整備計画と計画段階評価における評価について検討する。課題把握のため将来交通量の推計なども行う。履行期限は22年2月25日。

 仙台管内道路の検討業務は、県内の幹線道路が担うべき役割や、求められる道路機能を明確化するとともに、交通課題と道路整備優先順位を整理し、効果的な道路整備方針を検討する。整理結果を踏まえて道路概略設計もまとめる見込み。履行期間は22年2月25日まで。

3997荷主研究者:2021/06/05(土) 18:19:56

https://kahoku.news/articles/20210414khn000046.html
2021年04月15日 06:00 河北新報
東北大ベンチャー、医療用磁気センサー開発 心臓の微弱な信号キャッチ

SSFが開発中の新型磁気センサーの試作品。数字が書かれた部分に磁気信号を検出する7ミリ四方の素子がある

 東北大発のベンチャー企業「スピンセンシングファクトリー」(SSF、仙台市)が、医療用の新型磁気センサーの実用化に向けて開発を進めている。心臓の動きで発生する微弱な磁気信号を、従来の大型設備を使わずに安定して検出できる機器の量産を目指す。企業との共同研究も進行中で、1、2年で試作製品を完成させて臨床試験に入る考えだ。

 SSFは2018年設立。東北大が開発したトンネル磁気抵抗(TMR)素子を活用した新しい磁気センサーを開発している。

 心臓から発生する磁場の測定には現在、超電導量子干渉(SQUID)素子を使った機器が用いられているが、価格は1億5000万〜2億円ほどと高い。さらに外部の磁場を遮断するドームや、低温を維持するための高価な液体ヘリウムも必要になる。

 開発中の磁気センサーが実用化されれば、高価な機器やドーム、液体ヘリウムが不要になり、導入費と維持費が抑えられる。心電図では見逃してしまうような動脈硬化などの初期症状も、大掛かりな機器なしで検出しやすくなるという。

 SSFと東北大大学院工学研究科などは昨年12月、日常環境で心臓の磁気信号検出に成功したと発表。新型磁気センサーの実用化に弾みをつけた。さらに微弱な脳の磁気信号に適用できるセンサーの研究も進めている。

 熊谷静似社長は「現在の機器では、町の健康診断など場所を選ばず検査するのは難しい。普段の状態で検査できれば画期的だ」と力を込める。

 TMR素子は磁気信号の検出範囲が広く、金属異物検査など産業用機器にも活用が見込めるという。医療用センサー実用化までには臨床試験などもあって時間がかかるため、並行して開発を手掛ける。

 SSF取締役も務める同研究科の安藤康夫教授(応用物理学)は「TMR素子は世の中にあまり浸透していない。次世代の素子を広めていきたい」と話す。

 SSFに対しては七十七銀行が通常の融資(金額非公表)、日本政策金融公庫(日本公庫)が2000万円の新型コロナウイルス対策の資本性劣後ローンを協調して実施した。

3998荷主研究者:2021/06/05(土) 18:24:40

https://kahoku.news/articles/20210416khn000044.html
2021年04月17日 06:00 河北新報
東北大キャンパスで先端サービス 仙台市、「スーパーシティ」に応募

 仙台市は16日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ」に応募したと発表した。東北大と連携し、青葉山キャンパス(青葉区)などで学生、教職員、一般市民向けに健康・医療・エネルギーなど5分野の先端サービスを展開する構想を提案した。

 市によると、応募した「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は規制緩和と官民のデータ連携・共有で(1)パーソナルヘルスケア(健康管理)(2)配送、清掃など各種のロボットサービス(3)シェア電動自転車などの移動サービス-などを提供する。利用者には「杜民(もりびと)ID(仮称)」を発行する。

 青葉山キャンパスは2023年度、次世代型放射光施設が稼働する。隣接地にはサイエンスパークを整備中で、学生や教職員を含むキャンパス訪問者を対象に先行実施し、成果を踏まえで市内外に広げていく。

 市と東北大は3月、応募に向け準備検討会を設置。構想に参画する事業者を先端サービスの提案とともに募り、東北電力やNTTドコモ、NEC、大成建設、楽天など64事業者と提案31件を候補として選んだ。

 内閣府は今後、応募団体へのヒアリングなどを経て、6月末〜7月上旬に5団体程度を選定する。

3999荷主研究者:2021/06/05(土) 18:25:04

https://kahoku.news/articles/20210418khn000018.html
2021年04月18日 15:19 河北新報
移転開院の仙台病院にバス停 宮城交通、来月から

 宮城交通は、仙台圏の路線バスの春のダイヤ改正について、北地区は5月1日に実施し、同日に泉区紫山に移転開院するJCHO仙台病院(青葉区堤町)に停留所を新設すると発表した。

 新停留所名は「JCHO仙台病院」で病院構内に乗り入れる。泉パークタウン線(寺岡・紫山系統)は全便乗り入れ、宮城大学線は「寺岡六丁目」起終点を病院起終点に変更するなどする。乗り入れ便数は平日105便、土休日81便。片道運賃は病院と「仙台駅前」との間で690円、「泉中央駅」との間で370円。

 現在の停留所「JCHO仙台病院前」は「台原三丁目」に変更する。

 南地区は4月1日に改正。「宮城大学食産業学部前」は「宮城大学太白キャンパス前」、「郵政研修センター前」は「八木山本町二丁目西」に変更した。

 運行本数は改正前とほぼ変わらず、新型コロナウイルスの感染拡大以前と比べると83%。担当者は「直近も利用人数は前年比3割減と厳しい状況が続いている。今後も密を防ぎながら、利用状況に合わせてダイヤを決める」と話した。

4000荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:06

https://kahoku.news/articles/20210419khn000039.html
2021年04月20日 06:00 河北新報
農業用ドローンの教習所、仙台に開校 省力化へ担い手育成

教官による農業用ドローンのデモ飛行

ドローン操縦の免許取得に向けた初日の教習

 農業用の小型無人機ドローンの操縦士や指導者を養成する教習所「アグリフライヤードローンフィールド仙台校」が19日、仙台市青葉区の作並小跡地に開校した。航空貨物業のエアトリビューン(東京)が運営。農薬・肥料の散布をドローンで省力化する「スマート農業」の担い手を育てる。

 教習所は月―金曜の5日間で所定のカリキュラムを実施する。初日は航空法や農薬取締法の基礎知識などを学び、2日目以降は操縦訓練を重ねる。最終日に検定試験を実施し、合格者は操縦免許が取得できる。

 合格者の技術力に応じ、オペレーター、教官、上級教官の3段階の認定証を交付する。カリキュラムは今年11月まで毎週実施する予定で、1週間に最大3人が入校可能。全国から受講者を募集しており、同社は年間60〜80人を見込む。

 開校式には地元町内会の関係者ら約30人が出席。ドローンのデモンストレーション飛行が行われ、教習所の教官が校庭を田んぼ、色水を農薬に見立てて散布作業を披露した。教室では講義の様子も公開された。

 1期生となった千葉県の金子繁行さん(43)は「農業に関心がある。操縦免許を取得し、個人事業に生かしたい」と話した。

 同社によると、1ヘクタールの農地に農薬や肥料を散布する場合、手作業では数時間かかるもののドローンなら10分で終わる。農作業を効率化でき、九州では普及率が約7割に達するが、東北は5%程度にとどまるという。

 伊藤弘輝専務は「農業用ドローンの需要は全国で拡大している。操縦の担い手が増えれば農業は大きな発展が望める」と強調した。

 教習所の開校は同社が市の官民連携窓口「クロス・センダイ・ラボ」を通じて実現した。

 連絡先は仙台営業所022(394)3339。

4001荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC195SL0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月21日 18:51 日本経済新聞
仙台の丸山運送、戸別配送に参入 5月にまず生活雑貨

4002荷主研究者:2021/06/05(土) 18:30:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7462/
2021-04-21# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
県仙台土木/吉岡大衡工区の整備計画/本年度は詳細設計を順次発注/延長3.2km、埋川と善川の交差部に橋梁も

 宮城県仙台土木事務所は都市計画道路・北四番丁大衡線のうち、大和町と大衡村に跨る吉岡大衡工区に本年度から事業着手する。昨年度に委託した道路予備設計や橋梁想定区間の地質調査に続き、本年度は発注見通しによると、7月ごろに軟弱な平地区間の地質調査、8月に道路詳細設計、9月に複数の小規模な箱型函渠の詳細設計、10月に自衛隊との調整を要する村道交差部の詳細設計を予定している。

 仙台市青葉区木町通の北四番丁通りを起点に北へ伸び、大衡村大衡八幡の国道4号に至る北四番丁大衡線のうち、終点北側で大和町と大衡村の境界部は未改良区間だったが本年度に事業化する。延長は擦付部分を含め約3・2㌔㍍を見込む。計画幅員は両側歩道を有する4車線の27㍍だが、暫定的に2車線での整備に取り組む可能性がある。現状は大半が農地や丘陵部のため、道路構造は切盛土がメーンとなるが、土量は大規模にはならない。一部に橋梁と函渠を予定している。

 想定するルートは、大和町吉岡地区の市街地西側に位置する、同町熊野堂下ほか地内の国道457号から分岐して北進。県道147号升沢吉岡線と平面交差した後、陸上自衛隊大和駐屯地の西側を通り、自衛隊車両が通る大衡村道と交差する。さらに大衡村内を北東方向へ進み、善川を橋梁で跨ぎ、国道457号と平面交差して、埋川を橋梁で渡河する。終点は大衡村役場に近い国道4号大衡小学校前交差点に接続する。

 このうち自衛隊車両が通る村道大瓜南側線(通称・戦車道)との交差部は、跨道橋など立体交差が想定されるが自衛隊機能に関わる制約が生じる可能性を踏まえ協議を進めている。大衡村内で善川と埋川を跨ぐ橋梁は、ともに橋長25㍍ほどのPC橋が見込まれるが、型式は今後の設計で固める。終点の国道4号交差部は、交通量などを踏まえて構造をこれから詰めていく。

 吉岡大衡工区が開通することで、自動車産業などが進出している第一・第二仙台北部中核工業団地と仙台中心部を直結する最短ルートになるため、物流・人流の円滑化および活性化が期待される。また工区起点に近い沿道東側には、大和町施行で流通系の土地利用を見込む吉岡西部地区土地区画整理事業が計画されており、立地事業者の誘致にも役目を担う路線となりそうだ。

 2017年度に委託した道路概略設計は八千代エンジニヤリング、昨年度の道路予備設計は中央コンサルタンツ、測量は地清建設企画、地質調査はダイワ技術サービスがそれぞれ担当。本年度は発注見通しに計上した業務のほかにも、善川と埋川に架かる橋梁詳細設計や、用地測量などを委託する可能性がある。

 また今後、5月から6月ごろにかけて地元説明を行い、来年度以降に用地買収を進め、順調にいけば23年度ごろから部分的に改良工事に着手していく見通し。総事業費は50億円程度掛かると試算され、予算措置状況にもよるが全区間開通までは10年ほど要するとみられる。

 吉岡大衡工区の起点側(南側)の沿道東部に計画されている、大和町施行の吉岡西部地区土地区画整理事業は現在、宮城県仙塩広域都市計画の市街化区域編入を目指して申請準備が進んでおり、町によると来年5月の告示を見込んでいる。

 事業区域面積は約30㌶で、流通系の土地利用を想定する。町が2019年度に発注した概略事業計画検討業務と、昨年度発注の市街化区域編入図書および事業認可図書作成業務はともに国際開発コンサルタンツが担当した。

 なお土地区画整理事業地には、黒川地域行政事務組合の消防本部・黒川消防署が移転する計画もあり、本年度から設計に着手する予定だ。

4003荷主研究者:2021/06/05(土) 18:33:01

https://kahoku.news/articles/20210420khn000051.html
2021年04月21日 06:00 河北新報
コロナ下の経営危機脱却へ 仙台空港、22年度黒字化目指す

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210421kahoku01.JPG

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は20日までに、2021〜25年度の中期経営計画をまとめた。新型コロナウイルス禍による経営危機からの脱却と、より柔軟で強靱(きょうじん)な経営基盤の確立に向けて、増収策や業務効率化などで収益性を改善し、22年度の営業損益黒字化を目指す。中断している旅客ターミナルビルの改修工事は25年度後半の完工を計画する。

 旅客数、営業収益の16〜19年度実績、20年の実績見込みと中期計画の目標値はグラフの通り。コロナ下の移動自粛の直撃を受けた20年度の旅客数は121万7766人と、過去最多だった19年度の約33%にとどまり、純損益は16億1700万円の赤字を見込む。

 旅客を「25年度には19年度と同水準まで回復」と想定し、貨物取扱量も20年度の2872トンから25年は8000トンまで伸ばす。

 営業損益は21年度は9億5400万円の赤字となる見通しだが、22年度には100万円の黒字に転換。23年度以降は営業収益・利益とも過去最高を更新し、25年度は旅客388万人、営業収益61億6000万円、営業利益4億4500万円、純利益3億9800万円を目指す。

 「自立の確保と新たな挑戦」をスローガンに掲げ、コロナ収束後を見据えて増便・新規路線開拓などの営業活動を継続。業務効率化と併せ、期間限定店舗の展開などで利便性、満足度を高めることなどを通じ、外部要因に左右されにくい経営基盤を確立する。

 昨年3月に着工、11月から中断している改修工事を24年度中に再開し、完工は当初予定の21年度から25年度後半となる。保安検査場の拡張などを計画していたが、コロナ後の旅客動向や新たな技術、保安基準などを踏まえて内容を見直す。

 中期計画の旅客数は「航空需要がコロナ前の水準に戻るのは24年」とする国際航空運送協会(IATA)の予測を参考に設定した。今年2月に名取、岩沼両市の同意を得た24時間運用の効果は織り込んでいない。

4004荷主研究者:2021/06/05(土) 18:38:02

https://kahoku.news/articles/20210422khn000057.html
2021年04月23日 06:00 河北新報
閉店した料亭「東洋館」、5月7日再開 清月記が経営引き継ぐ

清月記が運営することになった東洋館

 18日に閉店した仙台市太白区向山の料亭「懐石料理 東洋館」の運営を、仙台市の総合冠婚葬祭業「清月記」が引き継ぐことが22日、分かった。清月記の菅原裕典社長(60)が東洋館の土地と建物を取得し、清月記が運営する。取得額は非公表。東洋館の名称は残し、料理人ら正社員5人を清月記で雇用して5月7日にあらためて営業を始める。

 土地約4280平方メートル、木造2階の建物約1420平方メートルを東洋館5代目社長の千田恵一さん(65)から取得。ほとんどの家具や器類、一部の掛け軸などの装飾品も引き継ぐ。料理のコンセプトや内容などは、ほぼ変えずに運営する方針。

 東洋館は1907(明治40)年創業。市中心部から向山へ向かう鹿落坂の上に立ち、広瀬川や市中心部のビル群など市内を一望できる。創業時の面影を残す木造建築は趣深い。かつては阿部次郎や土井晩翠ら東北大ゆかりの文学者も通った老舗だが、新型コロナウイルスの影響で利用客が減り、閉店を決めた。

 菅原社長は以前から東洋館の歴史を含めた文化的価値を高く評価しており、千田社長から閉店の意向を聞き、譲り受けたいと申し入れた。「仙台では希少価値のある一軒家の日本料理店で、海外や県外からの客のもてなしの場。114年の歴史、ブランドは大きく、継続したかった」と菅原社長は話す。

 新型コロナによる外食や会合の自粛は続いており、料亭としての東洋館の基本は継承した上で、ブランドを生かしたおせち料理の販売やギフト用商品の開発も今後、検討する。「ブランド力をさらに高め、大切な日、大切なおもてなしの場として選ばれる施設にしていきたい」と言う。

 千田さんは「思い出もあり寂しさはあるが、建物を残していただけることになって良かった」と述べた。

4005荷主研究者:2021/06/05(土) 19:06:48
>>4004
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1918R0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月26日 19:25 日本経済新聞 宮城
老舗料亭「東洋館」、清月記が買収へ 2億円規模で

4006荷主研究者:2021/06/05(土) 19:28:49
>>3823
https://kahoku.news/articles/20210427khn000042.html
2021年04月28日 06:00 河北新報
仙台・箱堤交差点の立体化24年度完了 有数の渋滞スポット緩和へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210428kahoku01.JPG

 東北地方整備局は27日、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)の立体化工事が2024年度に完了し、開通する見通しを公表した。市内有数の渋滞を緩和し、物流の効率化を促す。

 工事は19年度に始まり、事業費は120億円。国道4号の卸町交差点と苦竹インターチェンジ(IC)間の1・4キロを立体化し、交差する市道の上を通す。高架、高架下の平面部ともに4車線(片側2車線)になる予定。

 箱堤交差点の周辺には、市中央卸売市場や仙台トラックターミナルなどの物流拠点が立地。国土交通省の調査(15年)によると、半日当たりの交通量は約6万台に上り、そのうち大型車が約9900台を占めた。

 宮城県の村井嘉浩知事は「一日も早い完成に向けて引き続き国や関係機関と連携を図る」との談話を出し、仙台市の郡和子市長も「渋滞緩和が図られるとともに、周辺地域の交通の円滑化にも大きく寄与する」と期待した。

 整備局は同日、東北中央自動車道の東根IC-尾花沢IC間23・0キロのうち、村山北IC(仮称)-大石田村山IC間4・5キロの開通見通しを当初の22年内から21年度に前倒しすると発表した。

4007荷主研究者:2021/06/05(土) 19:29:10

https://kahoku.news/articles/20210428khn000056.html
2021年04月28日 19:10 河北新報
【動画】「tekute」オープン JR仙台駅1階リニューアル

リニューアルしたJR仙台駅1階を歩いてみました

 JR東日本仙台支社が進めていた仙台駅1階の商業施設の大規模リニューアル工事が完了し、「tekute(てくて)せんだい」として29日にオープン。「食卓の応援」をテーマに19店舗で構成され、新規7店舗がお目見えした。

 「Dila(ディラ)仙台」として営業していた約1800平方メートルのうち、約830平方メートルを大幅に改装。外観デザインは仙台市のシンボル、ケヤキ並木をイメージした。

 新規出店は宮城県産イチゴを生かした「いちごスイーツ工房 アカイロコウザン」、仙台牛の総菜や弁当を扱う「肉のいとう」、鮮魚かす漬けを味わえる「旬海堂」など7店舗。アールグレー専門店、ベーカリー、生鮮食品の店もある。

 スマートフォンなどから事前にテークアウトメニューの注文と決済を行い、指定した時間に受け取れるサービスを4店舗が導入する。

 運営するJR東日本東北総合サービスの担当者は「地下鉄やバスの利用者も行き交う駅西口で、地元の人たちにも総菜や弁当など日常的な買い物を楽しんでもらいたい」と話す。

2021年04月29日 16:01 update

4008荷主研究者:2021/06/05(土) 19:45:45

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27572
2021/4/29 日刊建設新聞 宮城版
4車線の設計まとまる 都計道泉塩釜線野村工区(宮城県仙台市)

 仙台市は、都市計画道路泉塩釜線野村工区の詳細設計をまとめた。事業延長約980mの4車線化に伴い、現道南側を拡幅し全幅22mに整備する。車道は片側3mを約6.5mに拡げ、野村交差点は十字に改良する。同事業で泉中央地区西側は、野村交差点まで4車線になる。市は今後、用地約1万平方mを取得し、2022年度に工区東側からの着工を予定する。27年度完了を目指す。

 市は、泉中央西側の渋滞緩和策で野村工区を4車線化する。区間は徳洲会病院前の交差点付近から野村交差点付近まで。事業期間は19〜27年度。用地費を含む概算事業費は約25億円。2004年度の事業着手後、土地境界確認などが課題で止まっていたが、19年度に再開。20度に再度測量・設計し、1月末に詳細設計をまとめた。

 車道幅員は片側3mを6.5mに拡幅する。幅員3.25mを2車線にして中央分離帯を設置する。路肩は0.25mから0.5m。歩道は幅3.5mで両側に設置する。野村交差点は十字路に改良し、交差点南側に既設道路への取り付け道路を新設する。

 市は本年度、用地取得に着手している。取得面積が広大なため、工事着手は22年度を予定している。徳洲会病院前交差点から西隣りの交差点まで区間東側を先行する予定。土工、舗装、安全施設工事までを行い、順次工事を進める予定。工事完了は27年度を見込んでいる。

 4車線化区間の西側は別途、野村西工区の歩道整備事業で、延長740mの線形改良と幅員2.5mの歩道を新設する。4車線化の測量設計はオオバ(仙台支店・仙台市青葉区)が担当。野村西工区の歩道整備事業は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)がまとめた。

4009荷主研究者:2021/06/05(土) 19:46:32
>東北大学発スタートアップ企業のボールウェーブ(仙台市)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC228F30S1A420C2000000/?unlock=1
2021年5月3日 2:00 日本経済新聞
ボールウェーブ、センサー量産化 ウイルス検知など向け

4010荷主研究者:2021/06/05(土) 19:47:00

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC293GK0Z20C21A4000000/?unlock=1
2021年5月4日 2:00 日本経済新聞 宮城
仙台「tekuteながまち2」駅周辺を活性化 非鉄道で稼ぐ
東北6県 気になる現場

4011荷主研究者:2021/06/05(土) 19:48:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27581
2021/5/7 日刊建設新聞 宮城版
仙台で橋梁予備設計 工事3件、業務11件追加(東北整備局 発注予定)

 東北地方整備局は、1日付で発注予定を更新した。県内は工事3件と業務11件を追加した。業務は本年度に新規事業化された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の橋梁予備設計業務や、国道108号石巻河南道路の測量業務2件などを追加しており、いずれも仙台河川国道事務所が6月までに委託する。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、仙台市太白区郡山の篭ノ瀬交差点から、太白区東郡山の鹿の又交差点までに至る区間を立体化する。篭ノ瀬交差点は都市計画道路の郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路の元寺小路郡山線とそれぞれ国道4号が交わっており、ここに橋梁を架ける計画だ。

 計画延長は1.6kmで、幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ2車線と歩道を整備する。総事業費は約400億円。

 橋梁の予備設計業務は、件名が「仙台地区橋梁予備設計業務」で、履行期間が8カ月。早ければ月内に一般競争入札の手続きを公告する。

 本年度はこのほか、立体化に向けた仙台地区測量業務と仙台管内地質調査業務を委託する。測量業務は基準点測量、地形測量、路線測量の一式、地質調査業務は地質調査の一式で、履行期間がともに5カ月。2件とも仙台河川国道事務所が6月までに一般競争入札で委託する。

 石巻河南道路は、石巻市蛇田地区〜北村地区の国道108号について、現道拡幅とバイパス(BP)化を進める。現道拡幅は蛇田地区の起点から延長約2km区間を4車線化し、そこから北村地区の終点までに至る延長約6km区間は盛土構造で2車線のBP道路を整備する。総事業費は約210億円。

 発注予定には石巻須江地区測量業務と石巻広渕地区測量業務を追加した。2件とも基準点測量と地形測量、路線測量の一式で、履行期間が5カ月。6月までに仙台河川国道事務所が一般競争入札で委託する。

 本年度はこれ以外に、石巻河南地区道路予備設計業務を6月までに一般競争入札で発注し、拡幅区間とBP区間の道路予備設計を作成する。履行期間は7カ月。併せて、石巻蛇田地区測量業務を6月までに一般競争入札で委託し、基準点測量や地形測量、路線測量をまとめる。履行期間は5カ月。

 発注予定の追加業務はこのほか、仙台河川国道事務所の歌津北地区道路詳細設計業務など2件と、鳴瀬川総合開発工事事務所のダム事業に伴うCIM運用マネジメント業務や、漆沢地区用地調査等業務など6件。全て6月までに委託する。

 歌津北地区道路詳細設計業務は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良するため、一般競争入札で委託する。履行期間は7カ月。

 工事は、仙台河川国道事務所の塩釜松島地区舗装修繕工事と山元亘理地区舗装修繕工事、鳴瀬川総合開発工事事務所の庁舎受変電設備等工事を追加した。

 舗装修繕工の2件は、切削工、オーバーレイ工、舗装打換工の一式で、ともに概算工事規模が8000万〜1億2000万円、工期が8カ月。第2四半期に一般競争入札で発注する。受変電設備等工事は第2四半期に随意契約での発注を予定している。

4012荷主研究者:2021/06/05(土) 19:50:29

https://kahoku.news/articles/20210511khn000008.html
2021年05月11日 09:53 河北新報
ティ・ディ・シー、利府に新本社工場 はやぶさ関連部品の研磨も

 超精密研磨加工などを手掛けるティ・ディ・シー(宮城県利府町)は、新たな本社工場などを増設した。総事業費は10億円。半導体やセンサーの需要増加を背景に、超精密市場は拡大している。研究開発施設の充実、新たな測定機器の導入によって、さらに高精度な製品の生産を目指す。

 3月に完成した本社研究開発棟は、鉄骨3階、延べ床面積2597平方メートル。従来の最大10倍に相当する10〜20ナノメートルの精度で平面度を検査できる機器を導入し、昨年12月以降、隣接する旧本社から機能を順次移転してきた。鉄骨平屋の量産工場棟(1042平方メートル)も新たに整備した。

 同社は探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した砂を収容するアルミ製容器の研磨を手掛けるなど、世界最高水準の研磨技術を持つ。ほかに医療機器、半導体製造装置、スマートフォンなどの部品を製造し、取引先は国内外の4000社程度に及ぶ。

 赤羽優子社長は「IoT(モノのインターネット)、自動化の分野でセンサーのニーズが増え、超精密市場は少しずつ広がっている。海外を含めた顧客の要望に対応するため、研究開発にもさらに力を入れる」と話す。

 工場増設に当たり、商工中金と七十七銀行、仙台銀行は2019年、計13億円を協調融資。商工中金は今年4月にも財務基盤拡充のため1億円の資本性劣後ローンを融資した。

4013荷主研究者:2021/06/05(土) 21:46:33

https://kahoku.news/articles/20210520khn000001.html
2021年05月20日 06:00 河北新報
宮城交通25億円減収、営業赤字9億円 21年3月期、コロナ直撃

宮城交通のバス

 宮城交通(仙台市)の2021年3月期連結決算は売上高約88億円と前期から約25億円(22%)の減収となったことが18日、同社への取材で分かった。営業赤字は約9億円。新型コロナウイルスの影響によるバス利用の落ち込みが直撃した形で、21年4月から3年間の中期経営計画では交通産業を核とした総合産業への変革を掲げた。

 21年3月期の経常損益は約9億円の赤字を計上。純損益は7億円超の赤字となった。路線バスの利用者はコロナ禍前の前々年の68%、高速バスは43%と大きく落ち込み収支が悪化。車両投資を抑えたほか、減便で各種手当や燃料代などが減少したことで経費も1割程度減ったが、減収分には届かなかった。

 経営計画では22年3月期の純黒字、23年3月期の営業黒字を目指す。感染が収束した後もバス利用者は前々年の80%に届かないと見込んだ上で、既存路線の維持に向け、バス事業の減収を他事業で補えるよう収支構造を見直す。

 自治体などとの連携により地域公共交通の維持を図りつつ、不動産事業の強化や新規事業への挑戦を進める方針。併せて人材育成や異業種からの採用に力を入れる。

 4月に20〜30代前半の社員による新規事業、社員教育といった四つのプロジェクトチームを組織した。年度内に方向性や内容を固め、22年度以降に具体化させる。

4014荷主研究者:2021/06/05(土) 22:04:37

https://kahoku.news/articles/20210525khn000030.html
2021年05月26日 06:00 河北新報
【動画】ペデストリアンデッキ、仙台の玄関口で40年 日本一の規模と造形美誇る

仙台駅西口ペデストリアンデッキ

 JR仙台駅西口に広がるペデストリアンデッキは今年、完成から40年を迎える。床面積1万3304平方メートル。全国に200カ所以上あるペデストリアンデッキの中で最大規模を誇る。多くの人の往来を見つめてきた歴史を振り返る。

(編集局コンテンツセンター)

 仙台駅西口ペデストリアンデッキの構想は今から半世紀ほどさかのぼる。東北新幹線(東京―盛岡間)の着工を受けて1972年に定められた新たな仙台駅舎などの整備計画に、ペデストリアンデッキの設置が盛り込まれた。

 ペデストリアンは英語で歩行者、デッキは船の甲板のように平らな構造物を指す。耳慣れないカタカナ語を当時の河北新報は「高架歩道」と表記したり、(歩行者回廊)とかっこ書きを補ったりして報じている。

 高架の採用には時代の要請があった。高度経済成長期、自家用車の普及とともに車両を優先した道路整備が進み、全国の交通事故の死者は70年に1万6765人を記録。「交通戦争」が激しさを増す中、ペデストリアンデッキの建設は歩行者と車両の流れを立体的に分け、安全確保を図る狙いがあった。

 73年に国内で初めて登場した国鉄柏駅(千葉県)のペデストリアンデッキは床面積約2800平方メートル(現在は3800平方メートル)。完成当初の仙台駅のペデストリアンデッキは9763平方メートル、駅に接するメインデッキが直線で256メートルと前例のない大工事だった。

 高架部分から枝状に階段が延びる構造は珍しかったようで「『たこ足、造るのか?』と国(の役人)から言われたものですよ」。76年から技術主幹として建設に携わった元仙台市建設局長の大黒俊幸さん(83)が振り返る。

 工期中、曲折があった。仙台駅の一日の乗降客数は当時約15万人。往来や防災の観点から駅前広場に必要な面積を算出したところ、約4000平方メートル不足することが判明。メインデッキを広げて補ったという。

 構想から約10年、工事に5年を要して駅前西口広場整備事業は完了。81年8月4日、現地で落成式が開かれた。

 大黒さんは完成当時の心境について「忙しかったから、あまり覚えていないなあ」と話すが、面積は1平方メートル単位まで正確に記憶している。「歴史に残る事業に携われたのは幸運だった」。40年余り前をしみじみと懐かしむ。

 仙台駅は杜の都の玄関口。計画段階で白色だった側面を駅舎に合わせてクリーム色に変更するなど、景観には十分配慮された。手すりはステンレス、支柱は継ぎ目のない遠心鋳造鋼管を採用。鉄を溶接・塗装するのが一般的だった時代に、最新の技術を盛り込んで造られた。

4015荷主研究者:2021/06/05(土) 22:05:14
>>4014-4015 続き

 「人間尊重の再開発」との表現もある仙台駅周辺は、国内でもペデストリアンデッキ整備の成功例とされる。

 作家の司馬遼太郎氏は紀行「街道をゆく 仙台・石巻」で「仙台駅の駅前の空間は、世界のどの都市にもない造形的なうつくしさがある。色彩的にもいい」などと絶賛した。

 近年は、仙台市の作家伊坂幸太郎さん原作の映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、2019年公開)「ポテチ」(中村義洋監督、12年)のロケ地となるなど、仙台を象徴する風景として定着した。

 ペデストリアンデッキは、商業施設の再開発などに合わせて増設されてきた。2017年には、駅北側のアエルから広瀬通を越えて北へと延びるデッキが完成している。

 維持管理するのは市青葉区役所道路課。腐食やひび割れなどの不具合に対処してきたが、18年に一斉点検し、優先順位を決めて予防的な修繕に取り組む。

 40年がたち老朽化が進むが、架け替えは周辺への影響が大きく課題が多い。担当職員は「小まめに点検し、小まめに直し、大事に使っていきたい」と話す。

◇仙台駅の歩み◇

71年11月 東北新幹線(東京―盛岡間)着工
72年5月 宮城県、仙台市、国鉄(当時)などの6者が新たな仙台駅舎と駅周辺の整備に関する基本方針を決定
77年12月 現在の仙台駅開業
78年3月 エスパル開業
78年8月 ペデストリアンデッキの一部の利用始まる
81年8月 駅前西口広場整備事業が完了
82年6月 東北新幹線(大宮―盛岡)暫定開業

[仙台駅西口ペデストリアンデッキ]総工費は26億7600万円。商業施設への接続部など民間が整備した部分を除き、所有面積に応じて市が75%、国鉄が25%を負担した。修繕費は年間約2億〜3億円、修繕計画が終わる23年以降には縮減できる見通し。エレベーター6機、エスカレーター11機、階段のロードヒーターといった付帯設備の保守点検、清掃にも毎年6000万円以上かかっている。仙台市内には市地下鉄泉中央駅の東側(93年完成)、仙台駅東口(04年完成)にもペデストリアンデッキがある。

4016荷主研究者:2021/06/05(土) 22:12:50

https://kahoku.news/articles/20210527khn000032.html
2021年05月27日 19:18 河北新報
モンクレール、仙台に東北初の直営店 「クラックス」に8月開店、子供服も

モンクレールが出店する複合ビル「クラックス」

 フランス発祥でイタリアに拠点を置く高級ファッションブランド「モンクレール」の直営店が8月、仙台市青葉区のサンモール一番町商店街にある複合ビル「クラックス」に開店する。東北への出店は初めて。

 店舗は1階の延べ床面積約250平方メートルで、ブランドを象徴する機能性とファッション性を両立したダウンウエアを中心に、子供服も扱うという。2階に事務スペースや倉庫を設ける。

 クラックスは地上6階。2019年12月にカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が閉店し、1、2階と地下1階が空きテナントとなった。

 開店予定は8月10日。ビルを運営する三菱地所プロパティマネジメントの担当者は「ルイ・ヴィトンやロレックスの店舗と近く、高級ブランドが集まることでエリアのイメージが醸成される。東北各県からの集客が期待できる」と話す。

4017荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:14

https://kahoku.news/articles/20210526khn000038.html
2021年05月27日 06:00 河北新報
仙台市人口、過去最多109万7196に 20年国勢調査、泉区は初の減少

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210527kahoku02.JPG

 仙台市は26日、2020年国勢調査に基づき、市人口と世帯数を独自集計した結果の速報値を公表した。10月1日時点の人口は、15年の前回調査時から1万5037増加し、過去最多の109万7196に達した。東日本大震災後の転入増が顕著だった前回の反動で、増加率は2・1ポイント減の1・4%にとどまり、政令市移行後の最低となった。

 5年に1度の国勢調査で、市人口と増加率の推移はグラフの通り。

 5区別では、泉が2・1%減の21万2220人で初めて減少に転じた。青葉は0・5%増の31万1757人、宮城野は1・0%増の19万6813人、若林は6・0%増の14万1531人、太白は3・5%増の23万4875人だった。

 増加率が最も高い若林は、15年12月の市地下鉄東西線開業に伴う沿線開発が進み、住宅需要が高まっている。一方、減少に転じた泉は隣接する富谷市で宅地開発が活発化。子育て世代の住宅需要が移ったことが影響したとみられる。

 全市の世帯数は4・9%増の2万4667。1世帯当たりは2・10人で0・07人減った。青葉が1・93人で最も少なく、単身赴任や学生の1人暮らしの増加が原因とみられる。

 前回調査を基にした市の推計人口は、20年10月時点で109万1992だった。速報値が5204人上回っており、今回調査を基に推計し直した場合、27年に到来すると予測した将来人口のピークが「1、2年遅れる可能性がある」(市政策企画課)という。

 20年国勢調査は新型コロナウイルスの影響で調査や集計作業に時間を要し、公表時期が約4カ月遅れた。

4018荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7537/
2021-05-27# その他 みやぎ建設新聞
整備局仙台/国道4号大崎、白石地区/機能強化へ調査に着手/バイパス化や車線拡幅など検討

 東北整備局仙台河川国道事務所は国道4号大崎地区(大崎市)と白石地区(白石市)の機能強化に向けた調査に着手した。現況調査や地域意見を収集した上で、バイパス化や車線拡幅など機能強化の在り方を探る。

 大崎地区は大崎市古川の4車線終点から築館IC付近まで、白石地区は白石市内で進めている白石地区付加車線工事の終点から白石IC付近に至る箇所で、ともに約15㌔㍍の2車線区間。両地区は過去に大雪で東北自動車道が通行止めになった際、代替路となり大渋滞が発生したことから、関係自治体が機能強化を要望していた。

 仙台河川国道事務所では両地区について、それぞれ過去の課題点や地元のニーズなどを情報収集した上で、バイパス化や4車線拡幅を含めどのような方法で機能強化を実現できるかを検討していく。

 調査業務は今年3月に「仙台管内道路整備計画検討業務」としてパシフィックコンサルタンツに委託。2022年2月25日までに成果をまとめる。

 近年、気候変動の影響により気象災害が激甚化・頻発化していることを踏まえ、東北地方整備局では今年4月に「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(東北ブロック版)」を策定。この中の「災害に強い国土幹線道路ネットワークの機能強化対策」の1つに両地区が盛り込まれている。

4019荷主研究者:2021/06/05(土) 22:15:49

https://kahoku.news/articles/20210525khn000029.html
2021年05月28日 17:00 河北新報
「仙台色」走り続けて30年 国鉄末期のイメージ戦略 今も

仙台色の701系=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 JR仙台駅を発着する電車の6割で、銀の車体の側面に赤、白、緑のラインが使われている。イタリア国旗やクリスマスに似た独特の「仙台色」に行き着いたのは、国鉄末期の苦肉のイメージ戦略が原点にあるという。

(コンテンツセンター・藤沢和久)

 仙台駅を発着する1日約680本の在来線普通列車のうち、「仙台色」は約430本。JR東日本仙台支社によると、管内の交流電化区間用電車に使われているといい、東北線新白河(福島県西郷村)―一ノ関(岩手県一関市)間、常磐線原ノ町(福島県南相馬市)以北、仙山線、磐越西線喜多方(同県喜多方市)以東など、計460・5キロを走る。

 色の由来について同支社の担当者は「国鉄時代のことで資料が残っていません」としつつ、「1985年、クリーム色をベースに緑のラインの塗装にしたのが原点のようです」と話す。

 河北新報の85年3月2日付朝刊に掲載された「グリーンライナー運転開始」によると、東北新幹線の上野―大宮間の開業に合わせ、同じ色を在来線にも取り入れたという。

 同月にダイヤ改正を控えていた国鉄は、機関車がけん引する客車列車を電車に置き換えて便数を増やした。財政難で新車を導入できず、通勤型に改造した寝台特急電車や急行電車の色を塗り替え、目新しさを演出したとみられる。

 それ以前の電車は、全国標準だったクリームとえんじの2色で塗り分けていた。仙台独特の明るい色は好評で、当時の河北新報では、岩沼市の主婦(35)の話を「車内は明るいし、とにかくきれい」と伝えている。

 3色のラインになったのは、90年3月に導入された719系から。JRには色を変えた理由の記録は残っていないという。

桜色のラインが入った最新のE721系1000代=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 鉄道愛好家でつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事(63)は「白は従来のクリーム色に似ている。赤は緑の補色に近い色なので、保安上好ましいと考えたのではないか」と推測する。3色はその後の701系、E721系に受け継がれた。

 2016年11月に走り始めたE721系の4両編成タイプ「1000代」の配色は、白、緑、桜色にマイナーチェンジされた。従来の赤、白、緑の電車と組み合わせた6両編成で走ることもあるという。

 佐藤代表幹事は「白石川沿いの一目千本桜、塩釜桜といった桜の名所が多い沿線にちなんだのではないか。個人的にはこの色が一番好きだ」と話す。

4020荷主研究者:2021/06/05(土) 22:20:45

https://kahoku.news/articles/20210529khn000014.html
2021年05月29日 11:45 河北新報
「検証・郡市政」(中)前進 大手門復元、実行力示す

大手門跡近くの市道交差点。脇櫓(中央)の建て替えも計画される=仙台市青葉区(写真の一部を加工しています)

 仙台市教委が3月にまとめた仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)に大手門復元が盛り込まれた。最初の10年間で発掘調査などを実施し、仙台藩祖伊達政宗の没後400年に当たる36年度ごろの完成を目標に据える。

 「スタートが切れることが大変うれしい。私自身としてもわくわくしている」

 計画の中間案が公表された後の昨年12月の定例記者会見で、郡和子市長(64)は高揚感を隠さなかった。大手門復元は前計画で方向性が打ち出されたものの、具体的な実現スケジュールは描かれていなかった。

 郡市長は17年7月の前回市長選で大手門復元を重点公約に掲げている。1期目での大きな前進に、市の担当者は「『これで空手形と言われない』との安心感もあっただろう」と喜ぶリーダーの心中を推し量った。

 15年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路開通による城跡周辺の交通量減少、歴史的建造物の活用を後押しする19年の法改正など、大手門復元を可能にする環境変化が大きく貢献した。

 復元を求める署名簿を市に提出した市民団体「『政宗公ワールド』プロジェクト」の山下晴輝さん(52)は「思いがけないプレゼントをもらった」と前進を評価しつつ「郡市長だから動いたというより、外から風が吹いた」と受け止める。

 「リーダーシップが見えない」。郡市長は4年間、市議会などからこう指摘されてきた。レッテルを振り払うためか、政治決断を演出する場面も目立った。

 19年2月、市議会定例会で突如表明したガス事業民営化の再開は典型。判断の先送りを繰り返した前市政との違いを際立たせた。子ども医療費の助成も同様で、財源不足を理由に避けてきた所得制限の緩和に今年10月から踏み切る。

 重要プロジェクトを前進させ、これまでのタブーも破り「郡カラー」を形作った。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、全てが順風満帆とはいかない。

 ガス事業民営化は複数の企業グループの応募を見込み、価格やサービスの競争による市民の利益を期待したが、関係者によると、応募は東北電力など4社のグループだけとみられる。

 優先交渉権者の決定も当初の5月末から3カ月先延ばしした。20年近く前に判明したガス局庁舎(宮城野区幸町)の土壌汚染が影響しているとの指摘もある。

 今年4月、郡市長が策定を指揮した新たな市政運営の指針、市基本計画(21〜30年度)が始動した。故藤井黎市長時代に掲げた「市民協働」、奥山恵美子市長時代に目指した「市民力」の継承と拡充もうたう。

 今月18日には早速、協働による地域のまちづくりを支援する事業が始まった。だが、この4年間を振り返ると、市政が看板にしてきた市民協働や市民力が深みを増したとは言い難い。

 NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターの青木ユカリ事務局長は「現場は粛々と動いているが、それは奥山さんがまいた種が育ったという印象。郡さんの市民協働観や新しさはまだ感じられない」と指摘し、さらなる前進に期待する。

(報道部・高木大毅)

[仙台市ガス事業民営化]2020年9月に事業継承者の公募を開始。提案内容を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で、21年8月下旬に優先交渉権者を決定し、22年度中に事業譲渡する。最低譲渡価格は400億円。民営化後5年間はガス料金を引き上げない。市は05年に民営化方針を表明。前回は08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化の影響で、09年に頓挫した。19年2月、郡和子市長が再度の公募開始を決断した。

4021荷主研究者:2021/07/17(土) 23:00:26

https://kahoku.news/articles/20210530khn000017.html
2021年05月31日 06:00 河北新報
仙台駅前「青葉通広場化」を検討 市と地権者ら、協議会が1日発足

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210531kahoku01.JPG
仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

 仙台市はJR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を6月1日に発足させる。車道の広場化に伴う交通渋滞の影響、駅前エリアの将来ビジョンなどを話し合い、2022年度には社会実験の実施も計画し、同年度末に基本方針を策定する。

 協議会は駅前ビルの所有者、再開発を予定する旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地の地権者、バス、タクシー、トラック、鉄道の各交通事業者、宮城県警、商店街振興組合の担当者と学識経験者の約30人で構成し、国土交通省と宮城県がオブザーバー参加する。

 検討対象のエリアは青葉通のうち、駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間。市が作成した屋外広場のイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線の車道を一部緑地化する。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。

 広場化は、仙台駅に直結する道路をふさぐことにもなり、交通渋滞の悪化が懸念される。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になってくる。

 市によると、協議会では車両の通行を一部認める広場化、車道上を広場にするのではなく地下道やペデストリアンデッキを活用し、広場的な機能を持たせる案などを含めて議論する。

 駅前の青葉通は南側のGSビル跡地で、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討する。北側の旧さくら野百貨店はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が主体となり、オフィス、ホテル、商業施設の複合ビルの開発を目指す。

 市の都心再構築プロジェクトには、都市再生特別地区で民間事業者が広場を整備すると「都市貢献」として、ビルの容積率を最大2倍に緩和するメニューがあり、沿道の再開発事業と連動させた広場化を目指す。

 市都心まちづくり課の馬場泰通課長は「青葉通の両側で、大規模開発が同時に進行するまたとないチャンスが訪れた。公共空間の在り方を関係する皆さんと考えていきたい」と話した。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で提案していた。

4022荷主研究者:2021/07/17(土) 23:01:30

https://kahoku.news/articles/20210601khn000039.html
2021年06月02日 06:00 河北新報
「青葉通広場化」21年度中に構想案 仙台市の協議会初会合

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210602kahoku01.JPG

沿道地権者や交通事業者が一堂に会した協議会の初会合

 仙台市は1日、JR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者ら約30人が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を発足させた。第1回会合を同区のアエルで開き、2021年度中に構想案を取りまとめることなどを確認した。

 高橋新悦副市長は冒頭のあいさつで「駅前は東北の発展をけん引する仙台の顔だ。より多くの人を引きつける空間として将来の世代に引き継げるよう活発に議論してほしい」と語った。

 協議は非公開で行われ、広場化構想を含め、青葉通駅前エリアのにぎわいの場づくりに対し、出席者から反対意見は出なかったという。

 終了後、座長に就任した東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(都市計画)は「関係者が多く、それぞれに思い入れの深い場所。青葉通を従来の車優先の考え方ではなく、広く活用する方法を出し合い、実験を繰り返したい」と話した。

 検討対象は青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル。今後、協議会は対象区間の利活用と交通処理を各ワーキンググループで議論する。

 21年度は3回の会合を重ね、構想案をまとめる。22年度に社会実験を実施し、23年度末に整備計画を策定する。整備完了は沿道の再開発事業に合わせ、今から8年後を見込んでいる。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で、緑豊かな景観と歩行空間の創出として提案していた。

4023荷主研究者:2021/07/17(土) 23:04:28
>>3985 >>4011
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7559/
2021-06-03# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
東北整備局仙台河川国道事務所/国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業/道路予備設計業務と橋梁予備検討業務を公告/延長1800m、橋長1367m、交差点3カ所など

 東北整備局仙台河川国道事務所は2日、新規事業に採択された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業の一環として道路予備設計業務と橋梁予備検討業務の2件を公告した。一般競争入札・総合評価落札方式を採用。2件とも申請書提出は今月23日、入札期限は7月19日まで。開札は同20日13時から行う。

 道路予備設計は事業区間1600㍍を中心に前後100㍍を加えた1800㍍と、平面交差点3カ所(郡山8丁目交差点、篭ノ瀬交差点、鹿の又交差点)、擁壁・補強土壁2カ所。橋梁予備検討業務は総延長1367㍍の橋梁と擁壁・補強土壁2カ所が対象となる。構造は起点側から延長139㍍の鋼3径間連続箱桁、1066㍍の鋼7径間連続箱桁×3連、162㍍の鋼3径間連続箱桁。履行期限は2件とも22年2月28日まで。

 参加資格は、2件とも土木関係建設コンサルタントの認定を受けた単体か設計JV。業務実績として、道路予備設計は2011年度以降に道路予備設計に関する業務または事業監理業務、橋梁予備検討業務は11年度以降に「立体交差化に伴う橋梁予備設計に関する業務または事業監理業務」を完了させたことなどが求められる。

 国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業は仙台市太白区郡山の名取大橋と笊川橋を越えた地点から仙台市太白区東郡山の千代大橋手前までの約1・6㌔㍍を対象に連続立体交差化する計画。1995年に仙台市が都市計画決定しており、現状の6車線を8車線化(高架部含む)する。

 高架橋は車道幅員15㍍の4車線で、1車線当たり幅員3・25㍍と中央分離帯1㍍を確保。北に向かって全体的に0・4㌫の勾配をつける。高架橋の両側の現地盤面を利用する道路部分は、上下車線とも車道幅員7・5㍍で2車線ずつ確保する。その両側に4㍍の歩道も設ける。

 事業費は約400億円。概略設計は復建技術コンサルタントが担当した。

 仙台市太白区で国道4号と郡山折立線が交わる「篭ノ瀬交差点」と、元寺小路郡山線が交わる「鹿の又交差点」はともに交通渋滞に起因する追突事故、死傷事故が多発するほか、三次救急医療機関である仙台市立病院への主要搬送ルートにもかかわらず渋滞によって救急搬送活動に支障が生じている。このため両交差点間を挟んで連続立体交差化することによって円滑な交通の確保、交通混雑の緩和による安全性向上、救急搬送活動の迅速化を目指す。

4024荷主研究者:2021/07/17(土) 23:09:59

https://kahoku.news/articles/20210606khn000002.html
2021年06月06日 06:00 河北新報
勾当台を「仙台の庭」に まちづくりの指針、市が策定

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210606kahoku01.JPG
エリアビジョンの空間利活用イメージ。中央は勾当台通、手前右は市役所敷地と市民広場、中央右のケヤキ並木が定禅寺通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」を策定した。市役所本庁舎の建て替えや勾当台公園の再整備、民間開発などのまちづくりを一体的に進めるための指針。2030年度を目標年次と定め、仙台らしさや新たな価値観を生み出す「仙台の庭」を目指す。

 ビジョンの対象エリアは定禅寺通を中心に、南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートル。市役所本庁舎、勾当台公園市民広場の一帯を重点ゾーンに位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させるとした。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」がまちづくりの理念。緑豊かで開放的な空間で人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高める-という。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む。民間施設に公開空地を設ける誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 移転新築する東京エレクトロンホール宮城(県民会館)、廃止方針の市民会館の跡地活用も検討する。市はビジョン実現に向け、関係部署によるワーキンググループをつくり、官民協働のまちづくりを進める。

 郡和子市長は1日の定例記者会見で「杜の都の特性が凝縮されたエリアで重要施策が動きだしている。その活性化はアフターコロナを見据え、都心のにぎわい創出を進めるためにも大変重要」と意義を説明した。

4025荷主研究者:2021/07/17(土) 23:14:11

https://kahoku.news/articles/20210609khn000005.html
2021年06月09日 10:05 河北新報
仙台の目抜き通りからGS消滅 マンション開発で「難民」増加懸念

3月末に閉店した保坂北九番丁サービスステーション=8日、仙台市青葉区通町2丁目

 100万都市・仙台市の中心部を南北に貫く東二番丁通・勾当台通から、この3月末限りでガソリンスタンド(GS)がなくなってしまいました。文字通り仙台の目抜き通りの沿線周辺ではマンションの開発が盛んで、今後「GS難民」が増加する可能性があります。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)

 東二番丁通・勾当台通では3月末まで、青葉消防署の南隣でトキワ北六番丁店(青葉区堤通雨宮町)、北仙台駅寄りで保坂北九番丁サービスステーション(青葉区通町2丁目)の2軒が営業していました。今は計3・4キロにわたるほぼ直線の区間に、GSは一つもありません。

 「遠くのGSまで台車を押して行かなければならないのでしょうか。やはり灯油のために車を借りるしかないのかな」

 閉店したトキワ北六番丁店近くのマンションに住む契約職員女性(34)が嘆きます。冬場に月2回、18リットルタンクを持ち込んで灯油を購入していました。

 最も近いGSでも、1キロほど歩く必要があります。近所では巡回販売も見掛けないといいます。4月に試しにエアコンを使ってみたところ、かつて月約6000円で済んだ電気代が1万5000円に跳ね上がりました。「想像以上に高かったです」と苦笑します。

 同じ中心部の青葉区五橋1丁目でガソリンスタンドの小山商店を営む小山圭太郎さん(73)によると、東二番丁通・勾当台通には40年ほど前、GSが7、8軒ありました。年々姿を消しつつあると分かっていたつもりですが「全くなくなってしまうとは信じられません」と話します。

 GSが相次いで閉店した大きな要因として、地価の上昇や周辺の開発が挙げられます。保坂北九番丁サービスステーションも、3月末の契約満了を機に地主から退去を求められたといいます。

 閉店時の店長で、現在は系列店の店長を務める伊藤光弘さん(52)は「(退去の)話がなければ地下のタンクを更新し、営業を続ける選択肢もありました」と明かします。店売りや建設現場への燃料配達が「それなりにあった」ためです。

 関係者によると、2軒の跡地にはマンションや商業ビルなどが建設される見通しです。東二番丁通・勾当台通の東西のエリアは大規模マンションの開発ラッシュで、東北大雨宮キャンパス跡地のように1棟が200〜300戸に及ぶ大型物件も複数あります。

 周辺一帯は近日中に大幅な人口増加が見込まれ、特に自家用車を持たない世帯は灯油の入手に苦労する可能性がありそうです。開発によって追われるように閉店したGSですが、周辺人口の増加に伴い再び需要が増すことは想像に難くありません。

 伊藤さんの店には、保坂北九番丁サービスステーションの閉店を知ったかつての客から電話で配達依頼の問い合わせがあるとのことです。「車を持っていない人は確かに大変かもしれませんね」と伊藤さん。自転車や台車を押してGSを訪れたなじみ客の顔が頭をよぎるといいます。

4026荷主研究者:2021/07/17(土) 23:14:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7573/
2021-06-09# 物件(仙台圏)
仙台市/都市計画道路の予備設計2件/参加申請は22日まで/郡山折立線は約2kmトンネル2本等計画

 仙台市は8日、都市計画道路の郡山折立線(青葉山工区)と宮沢根白石線(南光台・安養寺工区)の予備設計2件を制限付き一般競争入札で公告した。

 参加申請はいずれも今月22日まで、開札は同29日に行う。

 参加資格は2件とも、市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント道路部門の登載業者で、郡山折立線予備設計は建設コンサルタント登録規程に基づく建設コンサルタントトンネル部門の登録業者も参加を受け付ける(市入札参加資格者名簿登録は必須ではない)。2006年以降に完了した元請け実績として、郡山折立線予備設計はトンネル設計を含む道路設計業務、宮沢根白石線予備設計は立体交差点を含む道路設計業務の実績をそれぞれ求める。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線。これまでに約4・4㌔㍍の供用を開始し、富沢駅周辺土地区画整理事業に伴う大野田工区約0・4㌔㍍の整備を進めている。

 青葉山工区は、供用済み区間の続きとなる太白区八木山南地内から青葉区郷六郷六山を経由し、青葉区茂庭綱木東地内に至る区間に4車線で計画。区間内約2㌔㍍には2車線、幅員12㍍のトンネルを計2本整備する方針だ。

 今回の業務は、八木山南中学校北東側の太白区八木山南5丁目地内から東北自動車道仙台宮城ICに近接する青葉区茂庭寺下地内が対象。郡山折立線3・23㌔㍍と接続先の都市計画道路・折立線0・6㌔㍍に係る道路予備設計(A)として、トンネルなど主要構造物の位置や概略形式、基本寸法、ルート中心線の設計を行う。履行期限は22年2月28日まで。来年度以降に環境アセスメントの手続きに着手し、事業認可に向けた手続きを進める方針だ。

 宮沢根白石線は、仙台市若林区舟丁地内から泉区寺岡4丁目地内に至る全長約20・27㌔㍍、幅員25㍍で計画。直近では、泉区南光台6丁目地内の市道鶴ヶ谷中山線と泉区松森中道地内の国道4号を結ぶトンネルなどで構成する浦田工区823㍍が19年に開通。現在は、昭和市電通と連坊小路を結ぶ舟丁工区と南鍛冶町工区の計1040㍍で22年度中の開通を目指し工事が進められている。

 南光台・安養寺工区は、宮城野区安養寺1丁目地内の都市計画道路・台原南小泉線との交差部から、浦田工区の続きとなる泉区南光台7丁目地内に至る1・7㌔㍍の区間。このうち台原南小泉線との立体交差部にはダイヤモンド型IC(フルランプ型)の整備を計画している。

 今回の業務では、宮城野区安養寺1丁目地内から南光台7丁目地内までの1・7㌔㍍区間の道路予備設計やダイヤモンド型ICの予備設計のほか、立体交差部から南側に位置する青葉区高松2丁目地内から宮城野区安養寺1丁目地内までの1・0㌔㍍区間の道路概略設計を作成する。

 履行期限は22年2月28日まで。

 今回の業務結果を踏まえ、来年度以降に都市計画決定に向けた手続きなどを行っていく。

4027荷主研究者:2021/07/17(土) 23:18:09

https://kahoku.news/articles/20210611khn000003.html
2021年06月11日 06:00 河北新報
利府の機関車「解体撤去」か「産業遺産」か

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210611kahoku01.JPG
利府町の森郷児童遊園にある、解体される方針のEL(手前)とSL(奥)

 宮城県利府町の森郷児童遊園に設置されている電気機関車(EL)と蒸気機関車(SL)を巡り、劣化や危険性を理由に撤去する町の方針に対し、鉄道愛好家や町民有志が保存を訴えている。町は8日開会の町議会6月定例会に解体撤去事業7260万円などを盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を提出。町民有志は保存会を設立し共感の輪を広げようとしている。

 車両は町が誘致し、旧国鉄から無償貸与され1975年に設置された。ELはED91形で長さ13メートル、高さ4・1メートル、SLはC58形で長さ18メートル、高さ3・9メートル。

 どちらも風雨にさらされ鉄さびなどが付着している。町によると、SLにはアスベスト(石綿)が使われ、ELには製造年から推測してアスベストと有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)が含まれている可能性が高いという。安全確保のため、現在は周囲を柵で囲っている。

 町は(1)児童遊園を子どもたちがより快適に遊べるよう整備する(2)有害物質など危険性が高い(3)修繕するとすれば約3000万円かかる見込みで定期的な修繕にも費用がかさむ-ことを主な解体理由に挙げる。周辺町内会から反対の声も上がらなかったという。

 解体方針に関し、鉄道ファンでつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事は「ED91形は産業遺産だ」と価値を強調する。1955年に仙山線で始まった日本初の交流電化の実地試験に使われた4車両のうち現存する唯一の車両。この試験の成果が、後の新幹線の誕生にも大きく寄与したという。

 町民ら10人の有志は保存を求める団体「利府町機関車保存会」(仮称)を5月に組織した。町出身で発起人の主婦針生英絵さん(34)=仙台市宮城野区=は「両車両とも子どものころに遊んだ思い出が詰まっている。町には新幹線の車両基地もあり、新幹線の誕生につながるELは町民の宝だ」と語る。

 市民有志の保存会が清掃などを担う同市青葉区の西公園のSLを例に挙げ「行政と町民らが手を携えて保存する道を探っていきたい」と話す。

 会は保存に向けたワークショップを12日午後1時半、同町の町交流型起業支援施設「tsumiki」で開く。参加無料。予約不要。連絡先は針生さん090(6229)3769。

4028荷主研究者:2021/07/17(土) 23:28:35

https://kahoku.news/articles/20210614khn000018.html
2021年06月14日 18:46 河北新報
【独自】ジュンク堂仙台TR店閉店へ 出版不況、コロナ禍で客足減少

閉店が決まったジュンク堂書店仙台TR店

 仙台市青葉区のジュンク堂書店仙台TR店が7月18日に閉店することが、分かった。ネット書店と電子書籍の普及に加え、新型コロナウイルス禍で客足が減少。テナントの契約満了に伴い、撤退を決めた。24年前に仙台駅前に進出以来、市内で最大3カ所あった店舗は全て姿を消す。

 ヤマダ電機LABI仙台が入る仙台TRビルの地下1階にある店舗は、2011年7月にオープン。売り場面積約1800平方メートル、取扱書籍数は約25万冊。専門書も豊富な東北有数の大型書店として親しまれた。

 神戸市発祥のジュンク堂書店は1997年、全国展開の先駆けとして東京の池袋本店と同時期に、仙台駅前のイービーンズ内に仙台本店を開設した。2003年には仙台ロフト店もオープンさせた。

 東日本大震災後はイービーンズの改修工事のため、仙台本店を仙台TRビル内に移転。イービーンズで本店の営業を再開した後は計3店舗を数えたが、順次閉店して14年11月以降は仙台TR店だけになった。

 新型コロナ感染拡大に伴って20年春に出された緊急事態宣言では、店舗を一時休業。宣言解除後、午前10時〜午後9時の通常営業に戻したが、客足は完全には回復しなかった。

 市内では20年ほど前、ジュンク堂など大型書店進出のあおりを受けて協同書店、高山書店といった地元老舗の閉店が相次いだ。出版不況にコロナ禍も重なり、大型書店自体も撤退を余儀なくされた格好だ。

 出版科学研究所によると、出版物の推定販売金額は書籍が1996年、月刊誌・週刊誌は97年をピークに低落傾向が続く。2020年の電子出版は前年から28・0%増加して出版市場全体の24・3%を占める。書店経営は規模を問わず厳しさを増している。

 ジュンク堂書店は15年、大日本印刷傘下の丸善CHIホールディングス子会社の丸善書店に吸収合併された。ジュンク堂の仙台TR店長を兼ねる石原聖丸善仙台アエル店長(45)は「閉店は残念だが、引き続き丸善の方で多様なニーズに応えていきたい」と話す。

4029荷主研究者:2021/08/08(日) 13:08:03

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27843
2021/6/15 日刊建設新聞 宮城版
高速道の4車線化要望 富谷JCTはフル化求める 村井知事が東北整備局に

 村井嘉浩知事は14日、県庁で東北地方整備局の梅野修一局長らと懇談した。梅野局長は同局における本年度の主要事業を紹介。村井知事は常磐自動車道や仙台北部道路などの自動車専用道路について、2車線区間の4車線化を要望。仙台北部道路は富谷ジャンクション(JCT)のフルJCT化も求めた。

 梅野局長は、主要事業として名取川水系や北上川水系の流域治水プロジェクト、阿武隈川の緊急治水対策プロジェクトなどを紹介。国道349号丸森地区の災害復旧事業が本年度にトンネル工事に一部着手することや、国道4号仙台拡幅(箱堤交差点立体化)が2024年度の完成、仙台塩釜港埠頭再編改良事業が23年度の供用開始を目指していることなどを伝えた。

 仙台東道路の整備は概略ルートの構造検討を進めており、今後に有識者会議で地域の利用者からの意見聴取などを審議すると説明。仙台駅前のバスターミナル機能の強化は、20年度から必要性の検討等調査を進めており、「そういった検討が進めば少しずつ進歩すると思う」と話した。

 村井知事は、昨年度に県内の三陸沿岸道路が全線開通し、「すごい効果が出ている。企業立地件数が震災前に比べて100件以上増えた」と喜び、観光客の入込数もコロナ前は2割くらい増えたことを報告。「産業面や観光面、企業立地においても道路というのは相当大きな影響があったと改めて痛感した」と述べた。

 その上で村井知事は、常磐自動車道の山元インターチェンジ(IC)〜相馬IC間がまだ2車線になっているため、「4車線にすることでより南とのつながりが良くなるので、こちらの事業化も早期に進めてほしい」と求めた。

 次に村井知事は、本年度に国道108号石巻河南道路と国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)が直轄事業として認められたことを感謝し、「事業を速やかに進めてほしい」と要望した。

 仙台北部道路の4車線化については「一部認められたが、まだ2車線で止まっているところがある。富谷JCTのフルJCT化も非常に望んでいる。住民・県民からも非常に強い要望が出ている」とし、4車線化やフル化に向けた取り組みを求めた。

 最後に村井知事は予算に関して、大震災の復興予算がなくなる中で、「通常予算がいまだに下がっている。それに国土強靭化の予算が上に乗っている状況。通常予算を確保してほしい」と要望。道路ネットワークの機能強化や流域治水対策を進める上でも「予算の総額の確保をお願いしたい」と述べ、国土強靭化の予算については「補正予算措置だと後から仕事量が増える形になるので、当初予算による計画的な予算措置」を願った。

 梅野局長は同局で必要となる予算確保に努める意向を示した。

4030荷主研究者:2021/08/08(日) 13:55:22

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC222FT0S1A620C2000000/?unlock=1
2021年6月22日 17:35 日本経済新聞
仙台冷蔵倉庫、物流センター新設 冷凍食品の出荷拡大

4031荷主研究者:2021/08/08(日) 13:56:41

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7652/
2021-06-22# その他 みやぎ建設新聞
県仙台土木/越の浦道路の予備設計公告/7月5日まで参加受付/塩釜と利府の境界に跨線橋など検討

 宮城県仙台土木事務所は21日、県道利府中インター線の「越の浦道路予備設計業務」を公告した。総合評価は簡易型・実施方針型を適用している。

 参加資格は県内に営業所を構える建設コンサルタント(道路)A等級。

 参加申請は7月5日まで受け付け、総合評価資料と入札書は同7日まで提出、開札は翌8日に行う。予定価格は935万円。

 塩釜市と利府町の境界付近の国道45号を起点に、三陸自動車道・利府中ICに至る県道利府中インター線は、塩釜市の青葉ヶ丘団地北西で市道藤倉庚塚線との交差点から西側が供用済み。一方でその交差点から東側(起点側)を見ると、塩釜市石田地区から利府町須賀漁港に続く狭い道路となっている。

 このほど予備設計を作成するのは、起点の国道45号から市道藤倉庚塚線との交差点まで延長約1380㍍の区間。

 計画によると、塩釜市越の浦地内で国道45号から東側に分岐した後、国道45号とJR仙石線・同東北本線と交差。須賀漁港付近および青葉ケ丘団地北側を通り、供用済み区間に接続する。国道とJR線路が近接していることから跨線橋の建設が予想される。

 業務概要は、道路予備設計Aが延長1380㍍、国道45号と分岐する箇所の平面交差点予備設計が1カ所。履行期限は2022年3月25日。JR線路を跨ぐ区間を中心に線形や道路構造などを検討する。

 この区間の整備によって、塩釜市の水産加工業が集積しているエリアと三陸道のアクセス改善による産業活性化に加え、慢性的に渋滞している塩釜市内を通る国道45号の交通円滑化が期待される。

 県は本年度から10年を期間とする「宮城の道づくり基本計画」に当該路線の整備を盛り込んでおり、全体事業費は70億円を概算。事業期間は23年度を初年度とする計画で、本年度と来年度で事業化に向けた調査に取り組む見通しだ。18年度末に発注した道路概略設計は復建技術コンサルタントが担当。なおルートは都市計画道路・越の浦春日線と重複する。

4032荷主研究者:2021/08/08(日) 13:58:02

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC22E9C0S1A620C2000000/?unlock=1
2021年6月24日 19:10 日本経済新聞 宮城
仙台の「巨大顕微鏡」5割が完成、産学官が準備加速

4033荷主研究者:2021/08/08(日) 14:04:47

https://kahoku.news/articles/20210625khn000002.html
2021年06月25日 06:00 河北新報
奥羽越列藩同盟の拠点「松の井屋敷」跡に案内板 古地図や写真添え解説

設置した案内看板を見る角田さん(左から2人目)ら

 戊辰戦争(1868〜69年)で奥羽越列藩同盟の拠点となった「松の井屋敷」の案内看板が、仙台市青葉区片平1丁目の跡地にお目見えした。県内でレストラン「HACHI」を展開するオールスパイス(仙台市)がグラフィックデザイナーらと製作。同盟で中心的な役割を担った仙台藩の歴史を伝えようと設置した。

 看板は縦80センチ、横140センチの鉄製。奥羽25藩が新政府軍に対抗する「仙台盟約書」を交わし、その後、同盟本部が置かれた松の井屋敷に関し、江戸時代末期の地図や昭和20年代の写真を添えて紹介している。

 5月上旬、跡地に建つマンションの入り口に完成した。オールスパイスが7月、マンション内に本社を移転させるのに合わせた。

 看板製作は、社長の角田秀晴さん(57)=青葉区=が昨年11月、街歩きイベントに参加したことがきっかけ。幕末の絵図に詳しいデザイナーの厚綿広至さん(52)=泉区=が松の井屋敷の説明に「架空案内看板」という解説資料を使ったのを見て、思い付いた。

 本社移転に向け、自社看板の設置費として確保していた30万円を活用。看板に記した解説文は厚綿さんの資料を基に作成し、郷土史家の木村紀夫さん(81)=同=に監修してもらった。

 今月15日に現地であった設置発表会で、角田さんは「戊辰戦争ゆかりの地は市内に点在する。看板を見て、幕末の仙台に関心を持ってほしい」と話した。

4034荷主研究者:2021/08/08(日) 14:33:08

https://kahoku.news/articles/20210627khn000008.html
2021年06月27日 14:44 河北新報
「検証・郡市政 選択軸の現場」(3)地域の足 持続可能な交通網 急務

八ツ森号を利用し、病院から帰宅した藤島さん=6月中旬、仙台市青葉区新川

 仙台市西部の青葉区新川地区。6月中旬、「八ツ森号」のステッカーを貼ったタクシーが、中山間地にある一軒家の前に止まった。

 外は土砂降りの雨。ここに暮らす無職藤島末治さん(82)は車を降りると「玄関前まで来てくれて大助かりだ」と笑顔を見せた。

 週3回、透析治療で約15キロ離れた愛子地区の病院まで通う。地域交通の八ツ森号は、藤島さんの欠かせない移動手段だった。

 町内会などでつくる新川地区地域交通運営検討会は2020年8月、八ツ森号の試験運行を始めた。市交通局が21年3月、地区を走る市バス「八ツ森線」を収支悪化で廃止したため、地域唯一の足となっている。

 既存の路線バスに比べて運行経費が安く、小回りが利く地域交通は人口減少、高齢化時代の新たな移動手段として期待が大きい。

 検討会の石垣喜美雄会長(79)は「バス路線の廃止で『見捨てられた』と受け止める住民もいる。感情にも配慮しながら、本格運行に向け、歓迎される地域交通に育てたい」と話す。

 市交通局によると、市バス45路線は19年度、桜ケ丘線を除く44路線が赤字だった。毎年、一般会計から約30億円の補助金をバス事業会計に繰り入れるが、純損失は解消しない。新型コロナウイルスの影響で利用者はさらに落ち込み、経営悪化に歯止めがかからない。

 宮城交通(泉区)が運行する市内の40路線は全て赤字だ。19年度の1キロ当たりの営業経費は市バスより105円低いが、1キロ当たりの運賃は6・6円高い。市補助金の繰り入れがないため、逆転現象が起きている。

 青沼正喜社長(63)は「事業者、利用者に公平でない状況がある。交通事業者のプライドで踏ん張っているものの、限界は近い。公共交通を維持するため、市は民間事業者も支援すべきでないか」と提案する。

 市は21年度、路線バス事業を抜本的に見直すため、事業者や専門家と「地域公共交通計画」を策定する。市郊外と都心部を結ぶ「幹線区間」、鉄道駅に結節する「フィーダー区間」などに路線を分け、地域交通に転換するエリアを定める。

 「路線バス事業の経営改善は、もう待ったなし」。郡和子市長(64)は市議会2月定例会でこう危機感を募らせ「持続可能な公共交通ネットワークの構築に向け検討する」と表明した。

 計画策定では市バスと宮交バスが乗り入れる路線で共同運行の可能性も探る。実現すれば、両バスのダイヤを調整して等間隔の運行ができる。市交通局の通学定期券「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の宮交バス利用者への適用、運賃水準の均一化も視野に入れる。

 公共交通に詳しい福島大の吉田樹准教授(地域交通政策)は「まずは公共交通の将来像を関係者同士で話し合うことが大切。その結果、都市戦略上、必要な路線は公営、民営の区別なく自治体が責任を持って支えるべきだ」と指摘する。

(報道部・古賀佑美)

[地域交通]公共交通空白地の郊外部、中山間地で地域団体を運営主体に運行する乗り合いバス、デマンド型タクシーなど。仙台市内では2006年に太白区坪沼地区が「つぼぬま号」を初めて導入。21年4月に宮城野区燕沢地区で「のりあい・つばめ」の本格運行がスタートした。試験運行中の「八ツ森号」は、青葉区新川地区のデマンド区域とJR愛子駅など22カ所で乗降可能。市は試験運行に経費の最大95%、本格運行に90%を補助する制度を用意する。

4035荷主研究者:2021/08/08(日) 14:41:02

https://kahoku.news/articles/20210628khn000041.html
2021年06月29日 06:00 河北新報
仙台勝山館、6月末で営業終了 土地と建物は売却検討

30日で営業を終了する勝山館。新たに開業を予定するレストランは、写真右手の勝山酒造だった建物の一部を活用する予定

 仙台市青葉区上杉の総合宴会場「仙台勝山(しょうざん)館」を運営する勝山企業(青葉区)が、勝山館の営業を30日で終了することが28日、分かった。新型コロナウイルス禍で宴会や婚礼が激減し、3月末でレストランなど全館を休業。6月まで婚礼のみ実施していたが「再開のめどが立たない」として決断した。土地と建物は売却する方向で検討している。

 伊沢平一代表取締役(87)は河北新報社の取材に「人が集まってはいけない状況が続く中で、食の価値がどう変化するか想像できない。残念だが、コロナ以前の状態に戻るよすががない」と話した。

 2月の休業発表以降、土地、建物の引き合いが複数あるといい、伊沢氏は「建物はあと15年は持つ。価値を評価し、庭園も含めて残して使ってくれる企業に譲りたい」と語る。

 一方、勝山企業は勝山館の北側にある勝山酒造と伊沢家の住宅だった建物の一部を改装するなどして、年内にも「レストラン勝山館」の開業を計画。築約200年とされる酒蔵の柱やはりなどを生かし、勝山館の味も継承した「おもてなし料理」を追求するという。勝山館所有のワイン約5000本も移す。

 新店では調理、サービス、経理など従業員20人余りを引き続き雇用する。同社によると、2月時点で従業員は約100人いたが、希望退職に応じるなどし、4月以降はアルバイトも含め約30人が勤務していた。

 勝山館は1991年開業。地上6階、地下1階のビル、3階建てのチャペルに大小の宴会場やレストランなどを備える。ピークの12年度の売り上げは約20億円。「杜の都の迎賓館」を掲げ、2016年の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の歓迎夕食会の会場にもなった。

4036荷主研究者:2021/08/08(日) 14:41:43

https://kahoku.news/articles/20210629khn000025.html
2021年06月29日 11:54 河北新報
「検証・郡市政 選択軸の現場」(5)完 都心再構築 大手想定 地元置き去り

NTT仙台中央ビル(仮称)の建設現場。既存ビルの解体が進み、来年3月の着工を控える=仙台市青葉区中央4丁目

 仙台銀座や朝市の情景が描かれた工事用の仮囲いの中で、都心まちづくりの新たな拠点づくりが進む。

 仙台市青葉区中央4丁目、東二番丁通沿いの一角に2023年11月、高さ約90メートルの再開発ビルが完成する。NTT東日本グループが手掛ける「NTT仙台中央ビル(仮称)」だ。

 市が中心部の機能強化を目指し、19年7月に発表した「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号に認定された。老朽ビルを建て替える際、さまざまな「恩恵」が受けられる。

 計画地は敷地面積が約3000平方メートル。当初は600%だった容積率は認定で最大2倍に緩和され、建物は16階建てが19階建てになり、延べ床面積は4万平方メートルと約1・7倍に増えた。

 上層部は企業向けの高機能オフィス、下層部は学生や起業家が使うコワーキングスペースを配置する。東北大青葉山キャンパス(青葉区)で、23年度に稼働開始する次世代型放射光施設との連携も見据える。

 NTT東日本-東北(若林区)の清水石重信不動産部門長(52)は「貸し床が拡大し、事業性が増した」とプロジェクトに認定されたメリットを強調する。

 再開発事業はプロジェクト発表の1年前から社内で検討を重ねた。実態は市が事業を後押ししたというより「後乗り」した形だが、20年5月にNTT東グループと連携協定を結び、再開発ビルを拠点とした研究開発の促進、起業家創出などに取り組むことにした。

 ビル完成後も行政と関わりを持てることは民間の開発意欲を刺激する。清水石部門長は「市の後ろ盾は運用面で期待している。ビル入居者やそこに集まる人とのネットワークを作っていきたい」と意気込んだ。

 近年、全国の地方都市が都心部の再生事業にこぞって乗り出している。

 先頭を行くのは、郡和子市長(64)が市議会2月定例会で「ライバル都市」を宣言した西の雄・福岡市。「天神ビッグバン」と銘打ち、官民一体の再開発プロジェクトを推し進める。

 15年2月〜20年5月の約5年で35棟のビルが建て替わり、昨秋には通信販売大手が本社の主要機能の移転を決め、求心力を高める。

 一方、仙台のプロジェクトは発表から約2年がたつが、認定は1件にとどまる。

 市内のビル事業者22社が集まる仙台中小ビル経営研究会の湯沢一也代表幹事(64)は「大規模再開発を想定していて、地元ビルにはメリットが分かりづらい」とこぼし、地元企業が置き去りにされていると指摘する。

 東日本大震災で市内のビルは修繕を重ねていて、今は建て替えの資金計画を立てにくい。テナントの見込み、建て替えと改修の選択、隣接ビルとの共同化-といった課題も山積する。

 湯沢会長は「地元企業は再開発事業にあまり慣れていない。入り口の部分で気軽に相談できる態勢が必要ではないか」と提言する。

 大手の投資先として選ばれるだけでなく、足元の企業も参画しやすくする次なる一手に期待がかかる。

(報道部・古賀佑美)

[せんだい都心再構築プロジェクト]仙台市中心部の老朽化したビルの建て替えを促すため、市が2019年7月に発表した。30年度までの約10年間に総額約100億円の支援を見込む。第1弾は1フロア約660平方メートル以上の高機能オフィス整備を条件に容積率の緩和、固定資産税負担への助成などの支援策を用意。20年10月に追加発表した第2弾はテナント退去への助成、環境配慮型グリーンビルディング整備誘導などを打ち出した。

4037荷主研究者:2021/08/15(日) 20:52:04

https://kahoku.news/articles/20210630khn000040.html
2021年07月01日 06:00 河北新報
アイリス、仙台・卸町のビル取得 ネット通販の配送センターに

アイリスオーヤマが取得する「アーバンネット卸町ビル」

 アイリスオーヤマは30日、NTT都市開発(東京)から仙台市若林区のオフィスビルを7月28日に取得すると発表した。取得額は非公表。2022年のグループ売上高1兆円に向けて事業拡大を進めており、インターネット通販の配送センターやオフィスフロアとしての利用を計画する。

 アイリスが取得するのは若林区卸町3丁目の「アーバンネット卸町ビル」。敷地面積約1万600平方メートルに、8階建てのN館(延べ床面積2万3982平方メートル)、4階建てのS館(6741平方メートル)の2棟で構成される。

 取得後は「アイリス卸町ビル」として従業員約250人が入り、新型コロナウイルス下で好調なネット通販の物流機能を強化する。大河原工場(宮城県大河原町)が持つ物流機能のうち、個人客向けなどの小口出荷機能を9月ごろにN館の一部に移転。S館の利用方法は現在検討している。

 広報担当者は「事業拡大に伴って従業員が増えており、オフィスも拡充する必要がある」と説明する。

 NTT都市開発は1993年にS館、95年にN館を建設。固定電話の顧客情報のデータセンターとして使用したが、回線減少で利用が縮小。近年はオフィスビルとして活用していた。

4038荷主研究者:2021/08/15(日) 20:53:54

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7679/
2021-07-01 建設新聞(仙台圏)
仙台市/郡山折立線と宮沢根白石の予備設計/復建技術コンと協和設計が候補/トンネルやダイヤモンド型ICを計画

 仙台市は、都市計画道路の郡山折立線(青葉山工区)と宮沢根白石線(南光台・安養寺工区)の予備設計について6月29日に開札し、落札候補を決めた。

 郡山折立線は18社が参加し、このうち1346万3504円で応札した復建技術コンサルタントが候補。また、宮沢根白石線は25社が参加し、1125万4967円で応札の協和設計を落札候補とした。いずれも事後審査を経て落札決定する。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線でこれまでに約4・4㌔㍍が供用。青葉山工区については、供用済み区間の続きとなる太白区八木山南地内から青葉区郷六郷六山を経由し、青葉区茂庭綱木東地内に至る区間に4車線で計画し、区間内約2㌔㍍には2車線、幅員12㍍のトンネル計2本の整備を見込んでいる。

 今回の業務は、八木山南中学校北東側の太白区八木山南5丁目地内から仙台宮城ICに近接する青葉区茂庭寺下地内が対象。郡山折立線3・23㌔㍍と接続先の都市計画道路・折立線0・6㌔㍍に係る道路予備設計(A)として、トンネルなど主要構造物の位置や概略形式、基本寸法、ルート中心線の設計を行う。履行期限は2022年2月28日まで。来年度以降に環境アセスメントの手続きに着手し、事業認可に向けた手続きを進める方針だ。

 一方、宮沢根白石線は、仙台市若林区舟丁地内から泉区寺岡4丁目地内に至る全長約20・27㌔㍍、幅員25㍍で計画。直近では、泉区南光台6丁目地内の市道鶴ヶ谷中山線と泉区松森中道地内の国道4号を結ぶトンネルなどで構成する浦田工区823㍍が19年に開通している。

 南光台・安養寺工区は、青葉区高松2丁目地内から宮城野区安養寺1丁目の都市計画道路・台原南小泉線との交差部を経て、浦田工区の続きとなる泉区南光台7丁目地内に至る1・7㌔㍍の区間。このうち台原南小泉線との立体交差部にはダイヤモンド型IC(フルランプ型)の整備を計画している。

 今回の業務では、宮城野区安養寺1丁目地内から南光台7丁目地内までの1・7㌔㍍区間の道

4039荷主研究者:2021/08/15(日) 21:00:48

https://kahoku.news/articles/20210702khn000046.html
2021年07月03日 06:00 河北新報
広域防災拠点 7月上旬に暫定着工 宮城県、貨物駅など撤去

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に計画する広域防災拠点を巡り、県は2日、災害時に広域支援部隊が一時集結する広場(約2ヘクタール)の暫定工事を7月上旬に開始すると発表した。広域防災拠点が完成するまでの間、防災機能を一時的に補完するエリアとして整備する。

 同日の県議会建設企業委員会で県側が示した。工事内容は駅ホームなど既存施設の撤去、仮舗装などで、完工は来年3月を予定する。事業費は約3億3000万円で、広域防災拠点の総事業費(約324億円)に含まれている。

 災害時に支援部隊のベースキャンプとして活用することなどを想定する。今回の事業は有事対応が目的で、広場や公園としての平時利用は検討していない。

 県は2015年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。当初計画では20年度の一部利用開始を目指したが、移転協議や関連工事の長期化に伴い、本格工事は26年度以降となる見通し。

4040荷主研究者:2021/08/15(日) 21:10:06

https://kahoku.news/articles/20210706khn000033.html
2021年07月07日 06:00 河北新報
仙台駅東口に「ホテルグランバッハ」進出 全151室、最上階に大浴場

7〜16階にホテルグランバッハ仙台が入る仙台宮城野ビル

 グリーンホスピタリティーマネジメント(東京)は7日、「ホテルグランバッハ仙台」を仙台市宮城野区榴岡3丁目に開業する。全国4カ所目で、東北は初進出。JR仙台駅東口から徒歩5分の好立地で、ビジネス客と観光客のニーズを見込む。

 宮城商事(仙台市)が昨年開業した複合ビル「仙台宮城野ビル」の7〜16階(延べ床面積5462平方メートル)で、ダブルからスイートまでの客室151室、レストラン兼ラウンジ、最上階に大浴場を備える。

 落ち着いた雰囲気のフロントにはパイプオルガンを配置。レストランでは東北6県の四季の食材を生かした料理を提供する。

 新型コロナウイルスの影響で、当初予定した昨年7月のオープンがずれ込んだ。担当者は「アフターコロナを展望し、ビジネスと観光を両輪に仙台の発展のお役に立ちたい」と話す。

4041荷主研究者:2021/08/15(日) 21:18:14

https://kahoku.news/articles/20210707khn000042.html
2021年07月08日 06:00 河北新報
【動画】仙台「ホテル木町」解体始まる 反社勢力が占拠、投資詐欺の舞台にも

仙台「ホテル木町」解体始まる

解体作業が始まったホテル木町

 仙台市中心部の廃虚ビル「ホテル木町」の解体作業が始まった。反社会勢力が不法占拠し、投資詐欺の舞台にもなったビルは、権利関係が複雑で朽ち果てるまで放置される恐れすらあった。解体を実現させたのは、現役を引退した自称「地上げ屋」たちの経験とプライドだった。(報道部・勅使河原奨治)

不動産業界名うての「不良物件」

 「登記簿を見れば分かる。ハイリスク、ローリターンの仕事。大手不動産業者は絶対に手を付けない」

 区分所有者として解体実現まで携わったホテル木町管理組合の片倉英則理事長(59)が振り返る。

 登記簿などによると、ホテル木町は上階が分譲マンションだったため所有権は111区分あり、所有者は全国に散らばっていた。指定暴力団系組員や右翼団体、逮捕歴のある金融業者、架空投資事件の首謀者やその関連会社。「反社会勢力がほぼ全種類そろっていた」(片倉理事長)という。

 不動産業者が解体に挑戦しては失敗を繰り返す業界内で有名な「不良物件」は、老朽化と不法占拠で地域の不安の種となっていた。

 「地域のためにもなるし、自分たちならできると思った」

自称「地上げ屋」が同意取り付け

 かつて大手デベロッパー(開発事業者)で用地交渉を担当した片倉理事長に、別の大手を引退した仲間3人を加えた自称「地上げ屋」の挑戦が2017年夏に始まった。目標は解体に必要になる区分所有者の5分の4以上から同意を取り付けることだった。一部は片倉理事長らが所有権を買い取った。

 登記簿をたどって全国を駆け回った。18年の夏には東京・歌舞伎町で、頭をそり上げた甚平姿の男から「1000万円で買った物件だ。倍で買い取れ」とすごまれた。袖から入れ墨がはみ出していた。

 東京都三鷹市の所有者からは、詐欺師と疑われて警察を呼ばれた。ホテルを舞台にした架空の老人ホーム事業への投資で数百万円の被害を受けていた。

 老朽化したホテル木町は、事前の鑑定で1区分当たり20万〜25万円が適正価格だった。片倉理事長は「買い取る際は適正価格から一歩も譲らなかった。見た目が怖い人もいたけど、向こうは物件をただ持っていても1銭にもならないことを知っていた」と話す。

廃業、競売経て権利関係が複雑に

 ホテルは1999年に廃業し、競売を経て徐々に権利関係が複雑になっていった。いつからか反社会勢力が不法に占拠した。止まったはずの水道が違法に敷設され、電気も通っていた。各部屋が違法に貸し出され、最大で30人近くが住み着き、解体には「住民」を立ち退かせる作業も必要だった。

 明け渡し請求訴訟を担当した金成有祐弁護士(仙台弁護士会)は「裁判を起こすにも住民が誰なのかが分からず、苦労した」と明かす。裁判が始まると、不法占拠者たちは服や家財道具を置いたまま姿を消した。

 19年秋の管理組合の総会決議、不法占拠者の立ち退きを経て今年6月に解体工事が始まった。12月にも作業は完了する予定だ。

 片倉理事長は「更地が売れたとしても、解体を含めた費用と売買代金はほぼ変わらない見込み。大きなもうけにはつながらない。地域に貢献できたことが大きい」と話した。

[ホテル木町]仙台市青葉区木町通2丁目に立地し地上7階、地下1階。1977年開業。経営会社が破産する99年1月まで営業した。1〜3階が宿泊用で4〜7階は一般に分譲された。大通りに面し、近くには木町通小や仙台二中が立地する。

4042荷主研究者:2021/08/15(日) 21:25:46

https://kahoku.news/articles/20210708khn000041.html
2021年07月09日 06:00 河北新報
【独自】ドンキ、MOVIX利府跡地に出店へ デンコードーも

 宮城県利府町の商業集積地「利府ペアガーデン」のシネマコンプレックス「MOVIX利府」跡地に、ディスカウント量販店の「ドン・キホーテ」(東京)と、家電量販店ケーズデンキを運営する「デンコードー」(名取市)が、それぞれ新店舗を出店することが8日、関係者への取材で分かった。2022年2月ごろにオープンする見込み。

 河北新報社の取材に両社は「まだ公表できる段階ではない」と答えた。

 関係者によると、ともに鉄骨造りの1階建てで、店舗面積は約2800平方メートル。ドン・キホーテの店舗は24時間営業を予定。県内では現在、ドン・キホーテは7店、ケーズデンキが14店を営業している。

 利府ペアガーデンは01年に整備され、不動産業のダイワロイヤル(東京)が運営。敷地は約3万8400平方メートル。衣料品店や飲食店など最大16店が営業していた。同社は昨年から集客力を高めるために立地店舗の見直しを進めており、現在は8店が営業。MOVIX利府は20年10月に閉館し、建物は取り壊された。

 同社の開発担当者は「整備から20年が経過しテナントの入れ替えを進めている」と説明する。

 近隣では大型商業施設のイオンモール新利府南館が3月に、同北館が今月2日にオープンし、東北最大のイオンモールとなった。

 開発担当者は「利府は仙台に近く、高速道路のインターチェンジも多いので、商業地として魅力的だ。イオンモールの開業で人の流れが増え、地域の価値がより一層高まっている」と語る。

4043荷主研究者:2021/08/15(日) 21:26:52

https://kahoku.news/articles/20210710khn000002.html
2021年07月10日 10:54 河北新報
仙台中心部の通行量減る 外出自粛受け

通行量調査で3年連続トップだった仙台駅東西自由通路

 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜(5月28日)と日曜(同30日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛傾向が続き、全地点平均で昨年10月の前回調査より減少。両日とも1972年の調査開始以来、最少となった。夕方以降の落ち込みが目立った。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。平均は金曜が前年比5・4%減の2万9301人、日曜が18・5%減の3万1979人だった。感染拡大前の2019年5月の前々回調査と比べると、金曜が26・9%、日曜が34・7%の大幅減となった。

 両日ともにトップは3年連続で「仙台駅・東西自由通路」。プロ野球東北楽天のホームゲーム開催日だったが、観客数制限の影響もあり、金曜4・2%減、日曜19・1%減となった。

 繁華街の青葉区国分町に近い調査地点を金曜午後7〜8時に限って見ると、「大井宝石店・フォーラス前」が前年比23・9%減、「ナカガワ前」は20・2%減。前々年比はいずれも5割近く減った。エリア別では東一番丁通地区(地図F、G、H)の平均通行量は金、日曜とも初めて2万人を割った。

 仙台商議所の担当者は「宮城県と仙台市独自の緊急事態宣言を受けて飲食店が時短営業や休業する中、金曜は午後4時以降伸び悩み、夜は大きく減った。日曜は例年のピークの午後2〜4時でも減少し、買い物などの人混みを避ける傾向が見て取れる」と話した。

 調査は毎年5月の金、日曜の午前9時〜午後8時に実施。昨年はコロナの影響で10月に行った。中心市街地活性化や商業立地検討などの基礎資料になる。

4044荷主研究者:2021/08/15(日) 21:28:54

https://kahoku.news/articles/20210710khn000023.html
2021年07月10日 12:14 河北新報
25年越し ようやく開通 松島の町道、内陸と沿岸結ぶ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210710kahoku01.JPG

 宮城県松島町の内陸部の根廻と沿岸部の磯崎両地区を結ぶ「町道根廻・磯崎線」が4日、着工から25年を経て全線開通し、現地で記念式典があった。東日本大震災後は復興交付金などを活用して整備を進め、津波発生時の避難道や支援物資輸送道としての役割を担う。

 総延長は2410メートルで、根廻地区の国道45号と磯崎地区の県道奥松島松島公園線をつなぐ。幅は町道で最も広い16メートルで、片側1車線の車道と、両側に幅3・5メートルの歩道を設けた。総事業費は約36億7100万円。

 1996年4月に着工。震災後は、人口が集中する高城、磯崎両地区と緊急輸送道路の国道45号や三陸沿岸道を結ぶ路線と位置付けて整備を加速させた。完成区間から順次開通し、最終区間の約910メートルがこのほど完成した。

 沿線には防災拠点の松島運動公園や、町内初の「認定こども園」の建設予定地がある。約30人が出席した記念式典で桜井公一町長は「町の道路ネットワークを形成する上で重要な路線で、防災や生活利便性の向上に大きな成果をもたらす」とあいさつした。

4045荷主研究者:2021/08/15(日) 21:29:20

https://kahoku.news/articles/20210712khn000002.html
2021年07月12日 09:05 河北新報
仙台の空き室率6・62%に上昇 新築ビルへの大規模移転影響 6月・民間まとめ

仙台の市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市の6月のオフィスビルの空き室率は、前月より0・29ポイント高い6・62%だった。新築ビルへの移転に伴って大規模な空き室が生じた影響が大きく、2カ月連続で上昇した。

 5地区のうち3地区が上昇した。一番町周辺は1・06ポイント上がって5・47%。仙台駅前の新築ビルへの大規模な移転やオフィス統合による解約などがあり、2018年6月以来の5%台となった。宮城県庁・市役所周辺は、他地区への移転に伴う解約があり、0・26ポイント上昇し7・11%。周辺オフィスは自社ビルへの移転などで、1・63ポイント上昇の10・98%。

 駅前は0・35ポイント低下の6・66%で、事業所の新規開設の大型成約があった。駅東は他地区や郊外からの移転の動きがあり、0・23ポイント下がり6・92%だった。

 仙台支店の担当者は「7月完成予定の新築ビルの影響による空き室率の上昇は、予想よりも大きくなかった。駅東の大規模ビル入居への引き合いが増えてきており、今後は低下するのではないか」とみる。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の355棟で、前月より1棟増えた。

4046荷主研究者:2021/08/15(日) 21:35:05

https://kahoku.news/articles/20210713khn000006.html
2021年07月13日 09:37 河北新報
利府街道にルートイン 22年12月開業

ホテルルートイン利府(仮称)の完成イメージ図

 ルートインジャパン(東京)は、ビジネスホテル「ホテルルートイン利府(仮称)」を宮城県利府町利府の県道仙台松島線(通称利府街道)沿いに開業させる。オープンは2022年12月の予定。

 鉄骨10階で客室数は約200室、駐車場は約100台を予定。利府町新太子堂土地区画整理事業の区域内に立地する。同ホテルは県内で14カ所となる。

 町役場で12日にあった基本合意書締結式で、同社の小名木義孝専務は「利府は高速道路のインターチェンジが多く人の流れがつかみやすい場所。ビジネスや観光、イベント目的の利用を見込む」と狙いを語った。

 町によると、町内の宿泊施設は3カ所あるが、ビジネスホテルの開業は初めて。町内にはスポーツ大会やコンサートの会場となる県総合運動公園が立地しており、宿泊客の受け皿整備が課題となっていた。

 熊谷大町長は「イベント関係者から利府に宿泊施設が欲しいと長年言われてきた。今後は町の魅力の発信などにも力を入れ、町への滞在を促していきたい」と語った。

4047荷主研究者:2021/08/15(日) 21:36:31

https://kahoku.news/articles/20210713khn000023.html
2021年07月13日 10:59 河北新報
「検証・郡市政 あの問題は今」(上)「広瀬区」構想 合併時の約束先送り

 任期満了に伴う仙台市長選(8月1日投開票)は、18日の告示まで1週間を切った。新型コロナウイルス対策や「コロナ後」のまちづくりなどが争点として想定されるが、他にも有権者が「あの問題は?」と気に掛ける市政課題は少なくない。4年に1度の選択機会を前に「広瀬区」構想、パンダ誘致、市地下鉄南北線延伸の現在地を探った。

分区の条件満たす

 JR仙台駅前から山形県境まで市内最大の面積を抱え、30万を超える人口が集積する青葉区。34年前、合併で市域に加わった西部の旧宮城町地区で、分区により「広瀬区」を創設する構想が再燃しつつある。

 今年2月、旧宮城町の一部住民は「青葉区分区期成協議会」を結成。市に構想実現を申し入れるなど活発に動いている。石附成二会長(80)は「市は合併時の約束を果たしていない」と積年の思いを吐露する。

 1987年の合併時、市は政令市移行を前提に「宮城町の区域は地域行政の充実を図るため、区の設置に向けた条件整備を行い、その実現に努力する」と合併協定書に明記した。

 地区人口5万以上が分区の条件。合併後、吉成、栗生、愛子地区などで宅地開発が進み、旧宮城町を管轄する宮城総合支所の人口は96年に5万を突破した。

 当時の藤井黎市長は98年、市行政区画審議会に区割りの見直しを諮問した。だが、審議会は2001年に「青葉区の人口が30万を超え、さらに伸び続ける場合に再検討すべきだ」と答申し、分区は先送りされた。

 12年12月、青葉区の人口は審議会が条件とした30万を突破し、宮城総合支所管内も7万を超えた。ところが、当時の奥山恵美子市長は「東日本大震災後の人口増が継続するかどうか見極める」として、審議会に諮ることさえしなかった。

 現在の郡和子市長(64)も分区には否定的。17年10月の定例記者会見で「今は30万を超える行政区も(全国には)ある。人口が減少する中(分区を)検討する段階にない」と語った。

過疎化への危機感

 合併から30年余り。住宅団地が次々と形成され、旧宮城町の人口増をけん引する一方、住民の帰属意識は年々低下する。世代交代も進み「広瀬区」の境界はぼやけているのが実情だ。

 それでも、石附会長らが動くのは中山間地の過疎化への危機感が大きい。作並、大倉両小は20年3月に閉校。統合先の上愛子小も学区内の高齢化率が43・8%(20年)と極めて高い。

 石附会長は「旧宮城町も西部は交通、産業、生活環境の基盤整備が進まず、開発はもっぱら愛子地区に偏る」と嘆き、青葉区の「周縁」からの脱却を訴える。

 作並、新川地区は温泉旅館やレジャー施設の閉鎖も相次ぐ。作並振興協会の庄子勝彦会長(74)は「愛子以西は減るものはあれど、増えるものはない」と落胆する。山形県と連携した仙山交流市や雪祭りで活性化を図るものの「人手と資金が乏しく、他のアイデアを実現できない」と明かす。

 市は本年度、宮城総合支所に地域活性化推進室を新設。地元団体と地域資源の掘り起こしに取り組む。

 市区政課の黒川雅之課長は「分区することで行政経費が膨らみ、住民負担が増えないとも限らない。総合支所が区役所と遜色なく住民サービスを提供し、地域づくりで連携できるよう努めたい」と理解を求める。

(報道部・古賀佑美)

総合支所の敷地内に残る旧宮城町役場の石碑。分区による「広瀬区」構想が再燃しつつある=仙台市青葉区

4048荷主研究者:2021/08/28(土) 21:57:16

https://kahoku.news/articles/20210717khn000001.html
2021年07月17日 10:19 河北新報
「検証・郡市政 あの問題は今」(下)南北線延伸 財政難で隣接市の構想静観

開業から34年を迎え、延伸構想に注目が集まる市地下鉄南北線=仙台市泉区

費用、400億円超と試算

 仙台市地下鉄南北線は15日、1987年の開業から34年を迎えた。泉中央(泉区)-富沢(太白区)間の14・8キロを結ぶ大動脈は近年、ルート延伸に注目が集まる。隣接市のトップがそれぞれ選挙公約に掲げ、実現の糸口を模索している。

 富谷市は若生裕俊市長が2015年2月、市域と泉中央駅の交通アクセス改善を訴えて当選した。20年3月に策定した「都市・地域総合交通戦略」には、将来的な公共交通の強化策として、地下鉄の整備検討を盛り込んだ。

 21年度は、400億円以上と試算する延伸費用を抑えるため民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式などの可否を調べる。市交通政策推進室の葛西圭二室長は「採算性はもちろん、仙台市民のメリットも示さなくては協力が得られない」と課題を説明する。

 市は、泉区に接する明石台地区を今後の公共交通の拠点と位置付ける。朝のラッシュ時、国道4号など周辺道路が混雑し、泉中央行き路線バスはたびたび渋滞に巻き込まれるためだ。

 明石台第二町内会の平岡政子会長(64)は「通勤、通学、買い物で泉中央駅を利用する住民が多い地区。鉄道などで定時性を確保する環境を行政の垣根を越えてつくってほしい」と求める。

 南北線の南端、富沢駅から南進するルートを描くのは名取市。16年7月の市長選で山田司郎市長が延伸を公約に盛り込んだ。19年度の当初予算案に、約600万円の導入可能性調査費を計上し、本格的な検討に入るという手はずだった。

 だが、市議会から「実現する見通しはあるのか」と疑問視され、調査費は撤回に追い込まれた。市の長期総合計画(20〜30年度)に「延伸」を明記することもできず、議論は止まった。

 小平英俊企画部長は「将来のまちづくりに関わる重要な事業だが、ハードルは高い。現状で(議論の)再開は難しい」と明かす。

27年ピークに人口減へ

 仙台市は富谷、名取両市の延伸を巡る動きを静観する。「まずは各市で考えている段階。協議のテーブルに着く状況にない」(交通政策課)とにべもない。

 消極的な理由は財政事情が大きい。地下鉄事業の累積赤字は15年12月開業の東西線を合わせ、19年度決算で867億円に上る。郡和子市長(64)は定例記者会見などで「新たな地下鉄建設となると、厳しいものがある」と理解を求める。

 市の将来予測によると、早ければ27年をピークに市人口は減少に転じる。今後の機能集約型のまちづくりを踏まえ、拡大型の延伸には慎重な声が少なくない。

 八木裕一都市整備局長は市議会6月定例会の答弁で「新たな市街地の形成が見込めない中、地下鉄を延伸する計画はない。延伸する場合は(前提条件として)居住人口の増加、都市機能の集約が相当程度、必要になる」との見解を示した。

 1970年代に構想が浮上し、90年代に一時検討された南北線の延伸。数十年の時がたった今、隣接市で再燃し始めた議論が仙台に飛び火する気配はない。

(報道部・布施谷吉一)

4049荷主研究者:2021/08/28(土) 21:57:44

https://kahoku.news/articles/20210716khn000051.html
2021年07月17日 06:00 河北新報
アイベックス、仙台-松山線就航

 アイベックスエアラインズ(東京)は16日、拠点とする仙台空港(名取市、岩沼市)と松山空港(松山市)を結ぶ新規路線の運航を始めた。東北と四国を結ぶ唯一の直行便。新型コロナウイルス禍で航空需要の低迷が続いており、関係者は旅客の回復や交流人口拡大に期待を寄せた。

 午前8時20分仙台発の第1便は、定員70人に対し69人が搭乗。夫婦で松山市内に帰省する仙台市太白区の会社員黒田美保さん(56)は「今までは成田や羽田を経由せざるを得ず大変だったが、便利になり、とても助かる」と喜んだ。

 出発前に開かれた記念行事でアイベックスの浅井孝男社長は「両県の交流を促進できれば継続した運航につなげたい。地方活性化の意味でも育てたい路線だ」と強調。佐野好昭宮城県副知事は「観光資源に恵まれた愛媛へのアクセスが向上し、四国地方への旅行も気軽になる。需要喚起に積極的に取り組む」と述べた。

 仙台-松山線は1日1往復。午前8時20分仙台発、同9時55分松山着と、午後7時40分松山発、同9時20分仙台着。7月から仙台空港の運用時間が午後10時まで30分延長されたことを生かしてダイヤを設定した。

 運賃は片道9000円から。10月30日までの運航が決まっている。

4050荷主研究者:2021/08/28(土) 22:15:28
>>4023
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28119
2021/7/22 宮城版
パシコンが予備設計 国道4号の高架橋と道路 篭ノ瀬〜鹿の又間(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業で、高架橋と道路の2件に分けて予備設計業務の一般競争入札を開札し、総合評価を経てともにパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)が落札した。2件とも開札日は20日で、落札決定日が21日。高架橋は鋼箱桁の3橋で構成する計画だ。

 高架橋の予備設計は、件名が「仙台地区橋梁予備検討業務」。同社の落札額は2940万円。予定価格は3689万円、調査基準価格が2936万円。業務内容は▽延長139mの鋼3径間連続箱桁▽延長1066mの鋼7径間連続箱桁×3連▽延長162mの鋼3径間連続箱桁――の3橋について予備検討を行うほか、擁壁・補強土壁2カ所の予備設計をまとめる。履行期間は2022年2月28日まで。

 道路の予備設計は、件名が「仙台地区道路予備設計業務」。同社の落札額は1381万円で、調査基準価格と同額だった。予定価格は1735万円。高架橋と並走する平面部分の道路や、平面交差点3カ所、擁壁・補強土壁2カ所の予備設計をまとめる。履行期間は22年2月28日まで。

 国道4号篭ノ瀬〜鹿の又間は、仙台市市太白区郡山の篭ノ瀬交差点から、太白区東郡山の鹿の又交差点までに至る延長1・6㎞区間を対象に、高架橋を設けて立体化する。篭ノ瀬交差点は都市計画道路郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路元寺小路郡山線と交わっている。

 計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。このうち、立体部分の高架橋は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ2車線と歩道を整備する。総事業費は約400億円を試算している。

石巻河南道路は建設技術研究所

 同事務所は、石巻河南地区道路予備設計業務の一般競争入札を開札し、総合評価を経て建設技術研究所が2449万円で落札した。予定価格は3075万円、調査基準価格が2448万円。開札日は20日で、落札決定日が21日。

 この業務は国道108号石巻河南道路の整備に向けて、延長約7・7㎞の道路予備設計を作成する。履行期間は22年2月28日まで。

 石巻河南道路は、三陸沿岸道路の石巻河南インターチェンジから西側において、既存の国道108号を一部現道拡幅するとともに、バイパス(BP)道路を新設して整備する。起点は石巻市蛇田地区で、終点が同市北村地区。計画延長は約7・7㎞。

 全体のうち、起点から畳石交差点までの約2・2㎞区間が現道拡幅で幅員22mを確保(4車線化)し、そこから終点までの約5・5㎞は盛土構造で幅員8・5m(2車線)のBP道路を造る。BP区間には8橋を新設する。総事業費は約210億円を試算している。

4051荷主研究者:2021/09/11(土) 11:11:29

https://kahoku.news/articles/20210802khn000025.html
2021年08月03日 06:00 河北新報
事業構想大学院大、来年4月に「仙台校」 東日本高速と協定

 事業構想大学院大(東京)は2日、東日本高速道路と共同で来年4月、JR仙台駅東口の「JR仙台イーストゲートビル」に仙台校を開設すると発表した。東北の活性化を担う人材の育成を目指す。今年9月に学生の募集を開始する。

 地域で起業する人や、民間企業や自治体で新規事業に携わる人を募集する。幅広い業界や著名人の講義を受け、2年間で事業構想修士の学位を取得する。東日本高速道路は社員を派遣するほか、地元企業や自治体との橋渡しを行う。

 都内であった協定式で田中里沙学長は「従来の価値観にとらわれず新しい事業の構想を打ち出せる人材が求められている。東北の魅力的な文化や地域資源には可能性がある」と述べた。

 小畠徹社長は「東日本大震災の復興に携わってきた企業として東北の発展に貢献したい」と強調した。

 同大は事業構想を学ぶ社会人向け大学院として2012年、東京に開校し、大阪、福岡、名古屋の3校を含め計361人の修了生を輩出。宮城や福島、秋田などから東京本校に通う学生もおり、5校目の開校場所として仙台市を選んだ。

4052荷主研究者:2021/09/11(土) 11:16:28

https://kahoku.news/articles/20210803khn000026.html
2021年08月04日 06:00 河北新報
アルプスアルパイン、大崎の研究開発拠点強化 「R&D新棟」23年3月完成

R&D新棟の予想図

 電子部品大手アルプスアルパイン(東京)は、宮城県大崎市古川の古川開発センター内に研究開発拠点「R&D新棟」を建設すると発表した。2022年1月に着工し、23年3月に完成予定。

 JR古川駅南側にあるセンターの敷地約5万6000平方メートルの中で、老朽化した施設の一部を壊し、鉄骨造り4階、延べ床面積2万2000平方メートルの新棟を建設する。建設費の一部に宮城県のみやぎ企業立地奨励金を充てる。約1200人が業務に当たる見込み。

 国内外の拠点や各部門の技術者が連携しやすい環境を整え、執務エリアと実験エリアは近接させる。再生可能エネルギーの導入によって建物内で消費するエネルギーの収支をゼロに近づける。

 古川開発センターはかつて、アルプス電気古川工場として車載用の電子部品などを製造した。2018年、東北自動車道古川インターチェンジに近接する古川第2工場の新棟が完成し、生産部門が全て移されたため、センターは研究開発部門に特化した。現在の従業員は1800人。

4053荷主研究者:2021/09/11(土) 11:20:15

https://kahoku.news/articles/20210812khn000001.html
2021年08月12日 06:00 河北新報
宮城交通、一部路線を統廃合へ コロナで収支悪化

宮城交通のバス

 宮城交通は11日、11月1日に実施する仙台圏の路線バスのダイヤ改正で、加茂長命ケ丘線など一部路線の統廃合を行うと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う収支の大幅な悪化を受けた措置で、同社は「減便やコスト削減などの自助努力では限界であり、苦渋の決断」と説明する。

 市地下鉄八乙女駅と泉区長命ケ丘を結ぶ加茂長命ケ丘線のうち、県道仙台北環状線を経由する系統を廃止し、加茂小学校前を経由する系統に統合する。平日22便、年9万5000人の利用者に影響する。統合後は増便を行うという。

 泉区の向陽台団地と仙台駅前を結ぶ向陽台線は、県道仙台泉線を直進する経路に変更し、黒松地区の3停留所を廃止する。

 山田自由ケ丘線、飯田団地線は県庁市役所前を起終点とし、青葉区の川内亀岡地区への運行を取りやめ。太白区を走る茂庭台線は、全便を南ニュータウン経由に一本化し、人来田発電所前を経由しなくなる。

 宮城交通はコロナ禍により、2021年3月期連結決算で前期比約25億円の減収、営業赤字約9億円を計上。県、仙台市の支援金も受けたが、担当者は「経営安定には程遠く、問題解消には至っていない」と強調する。

 その上で「お客さまの影響を考慮して比較的代替が効く路線を選んだ。赤字解消効果は限定的で、今後さらなる見直しを行う可能性がある」と説明した。

[廃止される停留所]【加茂長命ケ丘線】加茂二丁目南、加茂四丁目南、上谷刈山添(2)【黒松地区】黒松一丁目、黒松二丁目、黒松団地入口(3)【川内亀岡地区】川内亀岡、川内駅、二高宮城県美術館前、澱橋通、尚絅学院中学・高校前、厚生病院前、東北大学病院前(1)(2)、北二番町二日町

4054荷主研究者:2021/09/11(土) 11:31:29
>>3858
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28261
2021/8/18 日刊建設新聞 宮城版
新交通システムを検討 整備手法調査でプロポ 参加表明は24日まで(宮城県 富谷市)

 富谷市は17日、令和3年度富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加資格は市の土木関係建設コンサルタント業務の都市計画および地方計画の承認を受けていることなど。2016年度以降の都市交通計画策定業務の実績も求める。委託上限額は税込み897万6000円以内。

 日程は参加表明と設計図書の閲覧が24日まで。参加表明書は同日まで市財政課に到着したもののみ有効。質問は26日から30日まで受け付ける。企画提案書の提出は9月15日まで。1次審査は同17日に実施し、プレゼンテーションは同24日を予定している。

 市は過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化などに向け、18年度に都市・地域総合交通戦略の基本構想、19年度に富谷市都市・地域総合交通戦略の基本計画を策定した。

 基本計画では、柱として「新たな軸となる基幹公共交通の整備」を掲げ、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3.4km区間の整備が最重要課題としている。

 今業務では、地下鉄整備を想定した場合の採算性の検討や従来の整備手法以外にも、PFI方式による整備・運営の事業スキームや採算性などを検討し、市の望ましい都市像の実現に向けた新たな都市交通システムの整備・運営手法の検討を行う。

 業務概要は▽地下鉄整備の基本計画▽地下鉄整備による効果・影響の検討▽費用便益分析▽事業の採算性の検討▽PFI事業のメリットと関係法令等の整理▽事業スキームの検討▽収支の前提条件の整理▽事業の採算性の検討──など。履行期限は22年3月18日まで。

4055荷主研究者:2021/09/11(土) 11:35:22

https://kahoku.news/articles/20210819khn000031.html
2021年08月20日 06:00 河北新報
JR東日本仙台支社の新ビル、9月21日使用開始

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210820kahoku01.JPG
9月21日に使用開始するJR東日本仙台支社の新しいビル

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210820kahoku02.JPG
11月にオープンするフィットネスクラブの完成イメージ

 JR東日本仙台支社は、仙台市青葉区五橋1丁目で2019年8月から建て替え工事を実施していた新しい支社ビルの使用を9月21日に開始する。非常用電源など災害発生時の支社機能を強化したほか、省エネや働きやすさにも配慮した。

 旧ビルと同じ鉄骨7階、地下1階で、延べ床面積は1割程度広い約1万9540平方メートル。工事期間中に周辺の賃貸ビルに分散していたグループ会社を含む社員約1000人が勤務する。

 時代の変化に対応する「Fit(フィット)」がコンセプト。48時間対応の非常用電源を備え、地震など災害時の対応を強化した。照明や空調のエネルギー使用を最適な状態にコントロールするシステムを導入し、エントランス壁面には宮城県産材を使った。

 部署ごとに分かれていた執務室をオープンオフィスにして業務連携を促進。働く場所を選べる多様なスペースも設ける。出産後の女性社員が復職しやすいよう、体調不良時に休憩できる場所を用意する。

 新型コロナウイルス対応として無人受付、エレベーター運行システムの導入で感染リスクの軽減を図る。

ビル内にジム、11月オープン

 JR東日本仙台支社の新しい支社ビルでは、グループ会社のJR東日本スポーツ(東京)が運営するフィットネスクラブ「ジェクサー・ライトジム&スパ24仙台店」が11月18日にオープンする。東北では5月の秋田店に続く2店舗目。

 店舗面積はビル1階の一部と2階の約2300平方メートル。約120台のトレーニングマシンを備えたジムは24時間利用できる。スタジオではホットヨガ、エクササイズ、ダンスといったプログラムを提供。スパ、シャワールーム、ドライサウナもあり、隣接するJR仙台病院とは運動器疾患の治療や検診で連携する。

 日本フィットネス産業協会(東京)のガイドラインに従い、消毒や換気などの対策を取る。担当者は「仕事前後に気軽に利用してほしい」と話す。

 ジム以外のスパやスタジオの営業は午前7時〜午後11時(金曜休館)。月額5478円、入会金3300円。16日から先行入会キャンペーンを実施している。

4056荷主研究者:2021/09/11(土) 11:56:54

https://kahoku.news/articles/20210825khn000042.html
2021年08月26日 06:00 河北新報
「変なホテル」東北初進出 仙台・一番町に9月1日開業

ホログラム映像の伊達政宗や恐竜が客を出迎える受付

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)のグループ会社HISホテルホールディングス(HD、東京)は9月1日、先進技術を駆使したサービスを提供する「変なホテル仙台 国分町」を、仙台市青葉区一番町4丁目に開業する。市地下鉄南北線広瀬通駅に近いアーケード街に面し、ビジネス、観光の需要を見込む。

 国内外計20カ所目で、東北初進出となる。鉄筋コンクリート一部鉄骨11階、延べ床面積約5000平方メートルにダブルなど3タイプ計146室を備える。全室にクローゼット型の衣類クリーニングマシンを設置し、服に付いたウイルスや臭い、しわを除去できる。

 入り口からロビーまでの通路は、杜の都をイメージしたプロジェクションマッピングで彩る。ロビーにも人の動きで変わるフロアプロジェクションを導入。受付は「光のホログラム」で壁面に投映された伊達政宗や恐竜がチェックインを手伝う。

 コンセプトは「変わり続けることを約束するホテル」。同規模のホテルで通常20人ほどの従業員を8〜10人に抑え、生産性の向上を目指すという。

 HDの担当者は「非接触、非対面型の接客で、感染防止の観点からも安心して利用できる」と話す。

 1階には仙台市のレストラン「HACHI(ハチ)」の系列店「MAGO HACHI KITCHEN」が同日オープンする。

4057荷主研究者:2021/10/02(土) 15:38:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC174DR0X10C21A8000000/?unlock=1
2021年8月30日 5:00 日本経済新聞
ボールウェーブ、ガスを高感度検知 東北大の成果活用

4058荷主研究者:2021/10/02(土) 15:41:01

https://kahoku.news/articles/20210831khn000032.html
2021年08月31日 17:53 河北新報
仙台―山形高速バス、乗客減で平日5往復運休

 新型コロナウイルス感染拡大による乗客減を受け、山交バス(山形市)は8月30日から、高速バス仙台―山形線の平日便で5往復を運休にした。共同運行する宮城交通(仙台市)と合わせ1日67往復の運行となる。

 運休したのは、仙台発午前8〜11時台と山形発午前11時〜午後2時台のうちの各5本。通勤通学客の多い朝夕の時間帯は現在の本数を維持する。

 仙台―山形線は1日最大80往復だったが、新型コロナの感染状況に応じて減便と増便を重ねている。山交バスの担当者は「大学の夏休みが終わり、対面授業が多くなれば再開を検討したい」と話した。

4059荷主研究者:2021/10/02(土) 16:38:34

https://kahoku.news/articles/20210904khn000024.html
2021年09月04日 11:03 河北新報
「山形大病院口」に高速バス停 仙台からの利用見込む

山交バスの高速バス

 山交バス(山形市)は10月1日から高速バス仙台-上山線を山形市の山形大医学部経由に変更し、「大学病院口」のバス停を新設すると発表した。医学部敷地に新設された重粒子線がん施設に、仙台方面から通う客の利用を見込む。

 バス停は東北芸術工科大前(山形市)-リナワールド前(上山市)間に新設。共同運行する宮城交通(仙台市)と合わせ、現在運行中の平日8往復に加え、土日祝日の仙台発7本と上山発6本の全てが停車する。仙台市内から大学病院口の運賃は大人片道1000円、往復で使える2回券は1800円。

 山形大医学部は2月、「東日本重粒子センター」を新設。東北初となる前立腺がん患者を対象とした照射治療が始まっている。

 山交バスの担当者は「センター側からバス停開設の依頼があり、通院患者や近隣住民らの一定の利用があると判断した」と話した。

4060荷主研究者:2021/10/02(土) 16:44:19

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC246KJ0U1A820C2000000/?unlock=1
2021年9月6日 18:45 日本経済新聞
仙台の研究設備シェア企業、年内にも産学マッチング事業

4061荷主研究者:2021/10/02(土) 16:44:58

https://kahoku.news/articles/20210906khn000015.html
2021年09月06日 12:31 河北新報
事業全体の成長、データで後押し 仙台のITベンチャー

「顧客企業は目標、利益が一致する仲間」と話す桜庭社長

 ITベンチャーのソルブレイン(仙台市青葉区)が業績を伸ばしている。主力事業は法人向けの「グロースマーケティング」。電子商取引(EC)サイトなどの集客にとどまらず、データを活用して事業全体をサポートし、成長を後押しする。7月には各種データを経営判断に生かすためのソフトウエア「SKEIL(スケール)」を発表。新規顧客の開拓など事業の拡大を図っている。

 ソルブレインは2008年、桜庭誠司社長(39)と弟で当時大学生だった技術者の佑哉取締役事業部長(36)ら3人で創業。当初はECサイトの宣伝・集客や、コンサルティングを手掛けたが、請け負った業務で成果を上げても、事業全体が伸びずに契約が継続されないケースに数多く直面した。

 そこで14年、事業全体をサポートして収益の最大化を図るグロースマーケティングサービスを開始。顧客のパートナーとして目的意識を共有するため、売り上げや成約件数に応じた成果報酬型の料金形態も導入した。

 例えばEC通販の場合、商品の内容や価格などの企画、パッケージデザインを手掛けながら、受注処理や在庫管理の効率化も図る。事業の上流から下流まで、デジタル技術を組み合わせて「全体最適」を導く手法は、全国でソルブレインだけが手掛けるという。

 桜庭社長は「IT系企業が使うツールは基本的には差がない。ビジネス全体を見ると改善する余地が多く、勝つチャンスが増える。うまくいく確信があった」と話す。

ソルブレインのオフィス。従業員用の菓子などが用意されている=仙台市青葉区一番町

 従業員は現在約40人。20年12月期の売上高は前期比約40%増の17億5000万円で、右肩上がりが続く。顧客は全国のサービス業、リサイクル、食材関連など約20社。決して多くはないが、売り上げが1億円に満たない企業が2年後に50億円に達したケースや、契約から数カ月での黒字転換といった成果を重ね、自社の業績を伸ばしてきた。

 サービスの根幹は、企業内外のデータの活用だ。販売や顧客の動向などさまざまなデータを収集、連携させて視覚化することで、経営判断を支える。従来は顧客ごとにシステムを開発してきたが、SKEILは必要な機能を集約し、社内や導入先での使いやすさを高めた。

 新型コロナウイルス禍もあって市場は拡大が見込まれ、人員拡充など社内体制の整備を急いでいる。

 桜庭社長は「デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、データ活用の重要性も増しているが、集め方や活用の仕方が分からない企業は多い」と指摘し、「データを基にした経営で事業拡大を目指す企業を後押ししたい」と意気込む。

4062荷主研究者:2021/10/02(土) 16:54:38

https://kahoku.news/articles/20210907khn000008.html
2021年09月07日 21:19 河北新報
【更新】仙台市ガス民営化、最優秀提案「なし」 4社グループの計画酷評、専門家委が答申

仙台市ガス局=仙台市宮城野区

 仙台市のガス事業民営化で、事業継承者を審査した専門家でつくる民営化推進委員会(委員長・橘川武郎国際大副学長)は7日、最優秀提案者を「該当なし」とする答申書を郡和子市長に提出した。

 東北電力、カメイの地元2社と東京ガス、石油資源開発(東京)の4社グループが唯一、事業継承者の公募に応じたが、200点満点の審査で評価は半分以下の85・3点にとどまった。

計画見直し迫られる

 市は答申を踏まえ、早急に対応を検討するが、2022年度中を目指した民営化計画は、大きく見直しを迫られることになる。

 橘川委員長が市役所を訪れ、答申書を手渡した。推進委によると、東北電グループは譲り受け希望価格を最低譲渡価格と同額の400億円と提案。60点を配分をしたが、価格の上積みがなく採点は0点だった。

 安定供給と保安体制は評価したものの、譲渡後5年間で約2万件の顧客を失う事業計画が示され、民営化の目的の一つとした「ガス事業の永続的発展」の基本的な趣旨が十分にくみ取られていないと判断した。

 電気やLPガス、灯油とのセット販売など提案があった新サービスは「具体性に欠ける」と指摘し、料金の引き下げを「明示すべきだった」と苦言を呈した。

 答申書は「リスク管理に重点を置いた『守り』の印象が強い。市民、ユーザーに民営化のメリットが具体的に実感しにくく、非常に残念」と提案内容を酷評。「苦渋の選択だが(最優秀提案者は)該当なしとするのが適当」と結論付けた。

 今後に関しては「経営形態の見直しはやはり必要。適切なタイミングを見定め、民営化を進めることが肝要」などと提言した。

 郡市長は答申後の取材に「大変厳しい内容だが、民営化の目的に沿わないなら致し方ない。重く受け止め、急ぎ最終判断する。民営化が必要との気持ちは変わらないが、今回の結果を検証しなければならない」と語った。

[仙台市ガス民営化]
2019年2月、郡和子市長が事業継承者の公募再開を表明し、7月に専門家の民営化推進委員会を設置。事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で、20年9月に公募を開始した。東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)の3社は08年度の前回公募時も唯一応募し、リーマン・ショックに端を発した景気悪化を理由に途中で辞退した。市ガスは仙台、多賀城など7市町村に供給する。総需要家戸数は約34万戸と公営で全国最大の規模を誇る。

郡市長(右)に答申書を提出する橘川委員長
【仙台市のガス事業民営化を巡る動き】

2005年1月 藤井黎市長(当時)が民営化方針を表明
  08年8月 事業継承者の公募開始
  09年1月 唯一応募の東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが辞退、民営化は白紙
  17年4月 都市ガス小売り全面自由化
  18年4月 液化天然ガス、マレーシアLNG社と売買契約を更新(10年間)
  19年2月 郡和子市長が公募再開方針を表明
     7月 専門家の民営化推進委員会が発足
    12月 推進委が22年度の事業譲渡を答申、市が民営化計画を策定
  20年8月 推進委が事業継承者の公募条件を答申
     9月 事業継承者の公募開始(2回目)
    10月 東北電、東京ガス、カメイ、石油資源開発の4社グループが応募
  21年2月 応募者の最終提案審査書類の提出期限を延長(最終的に3カ月余り延長)
     9月 推進委が事業継承者「該当なし」と答申

4063荷主研究者:2021/10/02(土) 17:01:12

https://kahoku.news/articles/20210908khn000009.html
2021年09月08日 11:35 河北新報
仙台市ガス継承者「該当なし」 特異な事業、応募1グループだけ

仙台市役所

 仙台市のガス事業民営化が再び揺らいでいる。民営化推進委員会が事業継承者を「該当なし」と郡和子市長に答申した。東北電力など4社グループの選定が確実とみられたが、推進委は提案内容を酷評した。応募が1グループしかなく、競争原理が働かなかったことが「予想外」の結果となった要因だ。

 市ガス事業は全国的に見ても特異性が高い。約34万の需要家を抱える規模の大きさに加え、公営では唯一、液化天然ガス(LNG)基地を持ち、燃料調達から小売りまでを担う。事業を継承できるのは、おのずと大手ガス事業者に限られる。

 2017年の都市ガス小売り全面自由化後、三大都市圏でエネルギー各社の顧客の奪い合いが過熱し、業界には疲弊感が漂う。国が打ち出した温室効果ガス排出量を50年までに実質ゼロにする「カーボンニュートラル」宣言で、ガス需要の見通しは不透明になった。

 新型コロナウイルス感染拡大も重なった。企業の投資意欲は減退し、市の事業者公募は結局、1グループ応募に終わった。東北電グループが譲り受け希望価格を最低譲渡価格から上積みしなかったことからも、市場環境の厳しさが分かる。

 市が民営化につまずくのは2度目。前回08年の公募時は東北電など3社グループが唯一応じたが、世界的不況を理由に翌年に取り下げ、計画は白紙になった。

 市は競争環境がある中での再公募を目指し、好機をうかがった。東日本大震災で港工場(宮城野区)が被災しても経営改善の手を緩めず、20年度まで7年連続で黒字を達成。企業債残高も20年度末に312億円と08年度末から半減させ、企業努力を積み重ねた。

 全面自由化を経て、昨年9月に再公募に踏み切った直後、市幹部は複数の応募に自信を見せていた。だが、ふたを開ければ各事業者の鈍い反応。売る側と買う側では市場環境に対する認識が大きく違っていた。

 前回公募から13年。ガス事業を取り巻く環境は劇的に変化し、買う側のリスクは高まる一方だ。この先、「売り時」はあるのか。2度目の頓挫となれば市にとっては、かなり手痛い。

(報道部・古賀佑美)

4064荷主研究者:2021/10/02(土) 17:01:49

https://kahoku.news/articles/20210908khn000024.html
2021年09月08日 11:52 河北新報
東北電「最大限の評価した」 仙台市ガス事業提案、答申で却下され衝撃

東北電力本店=仙台市青葉区

 仙台市ガス事業の民営化に向けた提案が7日公表の答申で却下され、東北電力など4社でつくる企業グループに衝撃が走った。現実的に見積もった需要予測が後ろ向きと受け取られ、アイデアの見せどころのはずのサービス向上策も不評に終わった。関係者は「ベストな布陣で申請したのだが」と肩を落とした。

 グループ代表の東北電は「市民サービスの向上のために最大限の提案を行った。最優秀提案者に該当しないと判断されたことは大変残念」とコメント。東京ガス広報部は「最良の提案をしたが、答申内容は十分に理解されたとは言い難く、残念と言わざるを得ない」と話した。石油資源開発、カメイも答申を受け止めた上で「引き続き地元経済発展に貢献したい」(カメイ)などと述べた。

 答申でやり玉に挙がったのが「事業譲渡後5年間で約2万件の顧客を失う」との需要予測。東北電は詳しい算定手法を明かさないものの「(4社が)電力やガス事業で培った知見を踏まえ、最大限の事業性評価をした」と強調した。

 2016年の電力小売り全面自由化以降、東北電は東北6県と新潟県の販売電力量シェアの14・1%(5月実績)を新電力に奪われている。17年自由化の都市ガスとは販売環境が異なるとはいえ、競争に対する肌感覚がシビアな予測につながったことは想像に難くない。

 答申の「顧客数、販売量の維持・増加を期待していた」との書きぶりに、あるグループ関係者は「われわれも当然そうしたい。だが世帯数も減る中で右肩上がりのハッピーな予測ばかりを示せない」と語った。

 評価項目五つのうち、グループが「最大限の提案」をしたという市民サービスの向上は、基準に該当せず0点だった譲り受け希望価格を除けば唯一、配点の半分に届かなかった。

 利用者の最大の関心事である料金に関し、答申が「より明示的に引き下げを提案してほしかった」と指摘したことに、グループ関係者は「引き下げは検討すると提案しており、(料金を)『上げる』とも『下げない』とも言っていないのだが」と残念がる。

 民営化計画は少なくとも数年は先送りとなる可能性がある。将来、事業継承者の再公募があった場合に応じる可能性について、ある関係者は「今回本気で取りに行ってこの結果だった」と厳しさをにじませた。

4065荷主研究者:2021/10/02(土) 17:02:32

https://kahoku.news/articles/20210908khn000034.html
2021年09月08日 12:03 河北新報
仙台市ガス民営化、22年度の事業譲渡断念 結果検証し再公募へ

 郡和子仙台市長は8日、市ガス事業民営化に伴う事業継承者の公募の結果、優先交渉権者は「該当なし」と決定したと発表した。公募手続きをいったん打ち切り、当初目指した2022年度中の事業譲渡を事実上断念する。民営化方針は堅持する姿勢を強調し、結果を検証した上で事業者を再公募すると表明した。

 唯一応募した東北電力、東京ガス、カメイ、石油資源開発(東京)4社グループを選定しなかった専門家による民営化推進委員会の答申書を尊重し「総合的に判断した」と説明した。

 郡市長は定例記者会見で「(東北電グループの)事業提案が民営化の趣旨にかなったものか、市民に説明できる内容か熟慮し、苦渋の選択をした。やはり、決めるわけにはいかないという強い思いだ」と話した。

 「公募条件が厳しかったとは思わない」との認識を示した上で、同グループが譲渡後の5年間で約2万件の需要家が減ると見込んだことに触れ「民営化の目的の一つ『ガス事業の永続的発展』の趣旨に照らして整合的でない」と指摘した。

 「仙台は人口が急激に減る状況になく、しばらくは上向きという将来推計にもかかわらず、こういう需要予測で明確な説明もなく、納得ができない。公営企業として発展させてきたものが、シューとなくなるのは困る」と不満を募らせた。

 市は今回の提案に関し、東北電グループと再協議はせず、8日で公募手続きを終わらせ、民営化推進委も近く廃止する。今後は外部委託するなどして検証作業を進め、公募条件の見直しの有無などを判断する。

 郡市長は「民営化に向けた歩みは止めない。まずは応募が1グループにとどまったことを含め、なるべく早く検証し、次に結び付けたい。客観的な検証となるよう取り組む」と語った。

仙台市ガス局の液化天然ガス(LNG)基地。民営化に伴う譲渡先の公募は白紙に戻った=仙台市宮城野区港4丁目

2021年09月08日 22:49 update

4066荷主研究者:2021/10/09(土) 13:51:50
>>4006
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28420
2021/9/10 日刊建設新聞 宮城版
高架橋の上部工 公告 クレーンと送出しで架設 国道4号仙台拡幅 箱堤交差点

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210910kensetsu01.jpg

 東北地方整備局は国道4号仙台拡幅改築事業で、仙台市内の箱堤交差点を立体化することに伴い、橋長285mの高架橋を架設する。9日付で高架橋の上部工工事について一般競争入札(WTO、技術提案評価型・S型)を公告した。単体企業か経常JV、3社以内の特定JVを対象に10月4日まで参加申請書、12月16日まで入札を受け付け、同23日に開札する。

 工事件名は「国道4号箱堤高架橋上部工工事」。工事場所は仙台市若林区卸町4丁目〜宮城野区日ノ出町3丁目。高架橋は鋼5径間連続箱桁橋。上部工では、工場製作工、クレーンと送り出しによる鋼橋架設工、橋梁付属物工を施工する。

 使用する主な資機材は、鋼材が約1800t。概算工事規模は20億円以上。工期は2023年10月20日まで。

 入札の参加資格は、東北地方整備局から鋼橋上部工工事の資格認定を受けていることなど。単体と特定JVの全構成員、経常JVの構成員のいずれか1社は、施工実績の要件として2006年4月1日以降に鋼橋上部工事で▽道路橋か鉄道橋▽橋梁形式が鈑桁橋と単純箱桁を除く鋼橋の新設工事▽最大支間長が50m以上▽架設工法がトラッククレーン工法かトラッククレーンステージング工法以外の工法▽施工実績が適切──であることを満たす必要がある。

 技術提案の指定テーマは、本工事における[1]品質保持および耐久性確保について配慮すべき事項[2]ICT活用等による生産性向上に資する事項──となっている。

 このほか、今回の工事は発注者指定型のBIM/CIM活用工事や、見積書の提出を求めて予定価格作成のための参考とする工事になっている。見積書の提出期限は11月11日。

 箱堤交差点は、国道4号と仙台市道元寺小路福室線が平面交差しており、高架橋を新設することで立体化し、市道の上を国道橋がまたぐようにする。立体化区間は計画延長が高架橋を含む1.4kmで、事業費に120億円を試算。2024年度までの開通を目指す。

 高架橋の幅員は片側2車線で計4車線を確保する。平面と合わせた上下線は直進8車線、右折2車線、左折2車線となる。高架橋の下部工工事は、後藤工業(仙台市宮城野区)がA2橋台とP3橋脚、P4橋脚の打設、橋本店(仙台市青葉区)がA1橋台とP1橋脚、P2橋脚の打設を担当しており、これから現場での工事を本格化する。

 詳細設計業務は、高架橋をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、取り付け道路を福山コンサルタント(同)に委託。ボーリング調査業務は、復建技術・ダイワ技術設計JVに委託した。

取り付け道路工を年内に発注へ

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は本年度、箱堤交差点の立体化に伴い、箱堤高架橋南側の取り付け道路(アプローチ部)の工事として「若林地区道路改良工事」を発注する。第3四半期に一般競争入札での発注を予定している。

 箱堤高架橋の前後にはそれぞれ、補強土壁で延長200mのアプローチ部を整備する。その南側区間の若林地区道路改良工事は、道路改良工と擁壁工の一式で、概算工事規模が2億〜3億円。工期は約11カ月を見込む。

 北側のアプローチ部の工事や、全区間の舗装工事などは今後に別途、発注する。

4067荷主研究者:2021/10/09(土) 13:52:40

https://kahoku.news/articles/20210911khn000028.html
2021年09月11日 17:53 河北新報
微細藻類の食品向け事業本格化 七十七銀、石巻の培養施設に投資

ナンノクロロプシスを培養する施設=石巻市十八成浜(イービス藻類産業研究所提供)

 豊富な栄養素を含む微細藻類「ナンノクロロプシス」の生産・販売を手掛けるイービス藻類産業研究所(東京)が事業を本格化させている。宮城県石巻市牡鹿地区で、国内初という屋外の大規模培養技術を確立し、食品や医薬品などへの利用を進める。さらなる生産拠点の整備とブランド構築を視野に増資を行い、七十七銀行グループが31日、5000万円を投資した。

豊富な栄養素

 石巻市十八成浜にある培養施設は、約8800平方メートルの敷地に藻類の培養プールを七つ備え、現在は年間約5トンを培養できる。ナンノクロロプシスは暑さに弱く、効率のよい栽培に適した海水温10〜20度の環境を理由に2013年、石巻市のベンチャー企業「スメーブジャパン」が整備。18年設立の同研究所が事業と従業員、施設を引き継いだ。

 ナンノクロロプシスはアミノ酸やミネラルなどの栄養素を豊富に含む。特に血液や血管を健康な状態に保つオメガ3系脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)の含有量は、同じ微細藻類のユーグレナやクロレラの約10倍に上るという。

 スメーブ社当時から産学官連携で活用を模索。石巻市のカフェが藻を練り込んだバーガーを作ったり、塩釜市の企業が藻を使ったせっけんなどを販売したりした事例はあったが、販路は限定的だった。

 同研究所は幅広い分野の企業との連携を進める。食品メーカーに加え、純度の高いEPAは医薬品に使えるため製薬会社も注目。養殖用の稚魚の餌としても、通年で安定供給できる特長を生かして全国40カ所に販売している。

第2拠点の計画も

 国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の観点からも、世界的に人口増加が進む中、魚介類や食肉に代わるタンパク質などの栄養源としてのニーズが高まるとみる。設備に改良を加えて年間10トンへの生産拡大を目指すほか、23年ごろを目標に第2拠点の構築も計画する。

 事業拡大、ブランド化に向けた今回の増資は総額1億6000万円。七十七銀行と七十七キャピタル(仙台市)が共同出資する「七十七キャピタル第2号ファンド」のほか、技術協力の契約を結ぶ大林組と別の1社が応じた。

 同研究所は今後、本社を石巻市に移転する予定。寺井良治社長は「資本業務提携を結んだギリシャの生産拠点と合わせ、5年以内には年間50トンを確保できるようにしたい。需要によって事業拡大を加速する必要もある」と話す。

4068荷主研究者:2021/10/09(土) 14:02:59

https://www.lnews.jp/2021/09/n0915308.html
2021年09月15日 LNEWS
プロロジス/仙台市にBTS、マルチにも対応可能な物流施設開発

 プロロジスは9月15日、宮城県仙台市に、賃貸用物流施設「プロロジスパーク仙台泉3」の開発を決定したと発表した。

<「プロロジスパーク仙台泉3」完成予想図>
20210915prologis 520x293 - プロロジス/仙台市にBTS、マルチにも対応可能な物流施設開発

 BTS型(特定企業専用)、マルチテナント型のいずれにも対応可能な物流施設として計画を進め、東北エリア全域への配送をカバーする拠点として、日用雑貨、食品、流通、Eコマースなど、幅広い業種を想定し入居企業を募集する。

 「プロロジスパーク仙台泉3」は、宮城県仙台市泉区の「泉パークタウン」近接地に開発する。東北自動車道「泉IC」より約1.7km(約3分)と至近に位置し、東北6県への輸送・配送拠点として最適な立地。幹線道路である国道4号と県道263号線の交差する角地に面しており、仙台駅からも約10kmと近く、仙台市中心部へのアクセス利便性も高い。さらに、地盤の良いエリアに立地しており防災性に優れている。

 「プロロジスパーク仙台泉3」は、約 3万2000m2の敷地に開発される。BTS型(特定企業専用)物流施設、複数企業で利用可能なマルチテナント型のいずれにも対応可能な施設として計画する。

 地上3階建て、延床面積5万m2程度の規模を想定しているが、敷地利用計画や施設設計は、入居企業の業態に合わせて行う予定だ。冷凍冷蔵倉庫や重量物に耐えうる床の仕様、庫内空調および、マテハンやロボットなど省人化対応のための電力の供給などにも対応する。外構部分についても、専用待機場や洗車場など入居企業の要望に合わせた設備設置が可能であり、多様な物流ニーズに合わせて対応する。

 また、入居企業の利便性を考慮し、大型車両が2階部分へ直接アクセス可能なスロープの設置を検討している。マルチテナント型物流施設とする場合は、最小約2000坪(約6600m2)からの利用を可能とし、4社程度での利用を想定している。

 施設内には緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機および給水設備を設置し、BCPをサポートする。また、ESG推進のために自家消費の太陽光発電設置を検討している。

 なお、開発地から約1.4kmの地点には、2015年に竣工したキユーソー流通システムのBTS型物流施設「プロロジスパーク仙台泉」および、2018 年に竣工したヤマト運輸のBTS型物流施設「プロロジスパーク仙台泉 2」が稼働中だ。

 「プロロジスパーク仙台泉3」の開発用地は、2018年10月にヤマト運輸が「プロロジスパーク仙台泉2」に移転したことに伴い、プロロジスが取得した。

■計画概要
名称:プロロジスパーク仙台泉3
開発地:宮城県仙台市泉区大沢
敷地面積:約3万2000m2
計画延床面積:約5万m2
構造:地上3階建て(予定)構造未定
着工予定:2022年
竣工予定:2023年

4069荷主研究者:2021/10/09(土) 14:07:33

https://kahoku.news/articles/20210916khn000018.html
2021年09月16日 11:42 河北新報
食品や空気中のガス、現場で検知 小型気体分析装置開発 東北大発スタートアップ企業

JAXAと共同開発した小型GC(中央)と地上用GC(右)。パソコン画面に小型GCを使った気体の分析結果が表示されている

 微量水分計の開発・製造などを手掛ける東北大発のスタートアップ企業「ボールウェーブ」(仙台市)は、気体の成分を分析できる小型計測装置を開発した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で研究。実用化に向けて既に企業などに試作品を提供し、技術面や性能を検証している。

 JAXAとの共同研究で開発した小型ガスクロマトグラフ(GC)の試作品は、1辺10センチの立方体で重さ約1キロ。同社の技術の核となるセンサー「ボールSAW(ソー)センサ」を活用し、宇宙探査時の気体分析などへの使用を見込む。

 同じ仕組みを使って縦18センチ、横13センチの地上用GCも開発。食品が熟する時に出す物質や空気中の有害ガスの検知など、農林水産、工業分野での使用が期待できるという。一般的なGCは大型で持ち運びが難しいが、地上用GCにより現場での直接分析が可能になる。

 地上用GCの試作品の受注を始めており、食品販売の現場など多くの企業が今後、実用化への検証を実施する。商品の価格は400万円程度を想定する。

 ボールSAWセンサは、超音波の弾性表面波(SAW)が球面の表面を周回する仕組みを利用し、高速、高感度で水分や多種の気体を検出する。取締役を務める山中一司東北大名誉教授らが開発した技術の実用化を見据え、2015年にボールウェーブが設立された。

 現在の同社の主力商品は微量水分計。センサーは直径3・3ミリの水晶球で、最上位機種は10億分の1単位で水分濃度を検知できる。半導体製造では、水などの不純物があると製品の性能が下がるため、高性能の水分計の需要がある。

 表面に付ける感応膜の素材を変えると、センサーの用途を拡大できる。微量水分計の販売と合わせて地上用GCの実用化を目指し、新たに水素ガス検知器の開発に向けて研究を進める。

 これまでに増資を受けた豊田合成やJA三井リースなどと共同開発や事業協力も展開。今年7月に始まった「東北-イスラエル スタートアップグローバルチャレンジプログラム」にも参加する。

 ボールウェーブの赤尾慎吾社長は「地上用GCに興味を持つ企業は多い。今後は空気中に漂うウイルスを感知するセンサーの研究も進める計画で、うまくいけばセンサーの夜明けになるだろう」と話す。

仙台の2社に商工中金融資

 商工中金は15日、微量水分計の開発・製造などを手掛けるボールウェーブ(仙台市)と、新しい磁気センサー開発を手掛けるスピンセンシングファクトリー(SSF、仙台市)に融資を実施したと発表した。

 ボールウェーブには同日、資本性劣後ローンで1億円を融資。運転資金などとして1億円の融資枠も設けた。商工中金仙台支店は「センシング技術は市場が見込める。小型で高い技術を持ち、計画の実現性が高い」と話す。

 SSFには7月、2000万円を融資した。センサー製造に必要な設備のリース期間が終わり、新たな設備購入に活用する。

 両社とも東北大の研究成果を事業化するスタートアップ企業。商工中金は現在、創業期にある企業などの支援を重点分野の一つとして取り組んでいる。

4070荷主研究者:2021/10/09(土) 14:11:12

https://kahoku.news/articles/20210917khn000031.html
2021年09月17日 13:27 河北新報
仙台国際ホテル宴会場、来年3月末で終了 コロナが打撃、飲食と宿泊に集中

22年3月末で宴会場の営業を終了する仙台国際ホテル=仙台市青葉区中央4丁目

 仙台国際ホテル(仙台市青葉区)は17日、宴会場の営業を2022年3月末で終了すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で宴会や婚礼の利用が激減し、当面の需要回復が見通せないとして判断した。今後は和洋中のレストラン3店と宿泊を中心としたホテルへ業態を変更し、サービスの充実を図る。

 1000人以上が利用できる大宴会場など、2〜4、6階にある宴会場全15室(約25〜860平方メートル)の営業を22年3月末で終える。4月以降分として既に入っている予約については対応を検討する。地下1階のチャペル、4階の神殿といったブライダル関連設備の扱いも決まっていない。

 ホテルによると、コロナ禍が直撃した20年度、企業の宴会や会合、婚礼、各種イベントといった宴会場の利用件数は19年度比で約6割減少。信用調査会社によると、売上高は20年3月期の約22億1100万円から、21年3月期は約6億5100万円に落ち込んだ。

 宴会場をテレワークオフィスやオンライン会議室のスペースとして貸し出す新たなサービスも手掛けたが、食事の提供がないなど収益にはつながりにくく、売り上げの減少分を補うのは難しかった。

 今後はコンセプトの「世代を超えて愛される美食ア・ラ・メゾン」を前面に押し出し、5階の日本料理「なだ万」、レストラン「ロジェドール」、中国料理「翠林(すいりん)」や7月にリニューアルした朝食ビュッフェでの料理の提供、7〜12階の宿泊サービスに注力する。宴会部門の従業員は雇用を継続し、料理とサービスのノウハウを生かした受託事業に振り向ける方針。

 堀川順弘総支配人は「イベントを通じた文化創出、震災時にはコミュニティー創出の場としての利用など、長年地元の人々に支えられてきた。苦渋の決断だが、今後は強みの『東北一おいしい料理』をさらにブラッシュアップしていく。ホテルのともしびは消さない」と強調した。

 仙台市内では6月、チャペルや大小宴会場を備えた「仙台勝山(しょうざん)館」(青葉区)がコロナ禍による需要低迷で営業を終了している。

[仙台国際ホテル]1989年、当時の常磐交通自動車(いわき市)と仙台市の有力企業が出資して開業したシティーホテル。地上12階、地下2階、客室数234。90年から東武鉄道が筆頭株主となり、2007年2月には同社の100%子会社として現在の運営会社「仙台国際ホテル株式会社」が新設された。土地と建物は隣接する高層ビルSS30のオフィス棟などとともに上場不動産投資信託J-REIT(リート)の「ユナイテッド・アーバン投資法人」(東京)が所有する。15年に仙台市で開かれた第3回国連防災世界会議では、市主催のレセプション会場にもなった。

4071荷主研究者:2021/10/09(土) 14:12:16

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28496
2021/9/18 日刊建設新聞 宮城版
4路線の事業化検討へ 概略設計7.9km 宮城県 松島町初原通る宮城県道など(宮城県土木部)

 宮城県土木部は新規に事業化を目指す路線の検討に向けて、「道路概略設計ほか業務委託」を発注する。4路線の延長7.9kmを対象に概略設計や交差点の概略検討を委託する。併せて、名取市内では県道仙台岩沼線の交通調査を行う。松島町初原などを通る県道仙台松島線では、円滑な走行に向けた1.3kmの概略設計を新規にまとめる。

 宮城県土木部は同業務の発注に関し、9月17日に一般競争入札を公告した。入札書を10月4日まで受け付け、7日に開札する。入札の参加対象は、「建設コンサルタント(道路)A等級」と「測量(公共測量)A等級」の両方に登録している事業者。県内に本社や営業所などを構えていなければならない。予定価格は1351万1000円。

 事業化を目指す路線のうち、松島町初原を通る県道8号仙台松島線は、延長1.3kmを対象にした道路概略設計を行うほか、交差点1カ所の概略検討を行う。

 仙台松島線は三陸自動車道に沿うように石巻方面に向かうと、松島中学校を過ぎた辺りで国道45号に丁字交差している。丁字交差点周辺は短い間隔で信号機が設置されているため、渋滞が起こりやすい。これまでも仙台松島線を付け替えるなどのルート変更を検討しているが、本業務で改めて1.3km区間の交通対策などを検討する。

 大和町落合を通る県道3号塩釜吉岡線は、延長2kmを対象にした概略設計を新規に行う。同線は落合地区を北進すると、吉田川沿いを東西に通っている県道9号大和松島線に丁字交差している。朝夕の通勤ラッシュ時は激しく渋滞するため、右左折レーンを増設するなどの渋滞対策を検討する。

 塩釜吉岡線はほかに、グランディ21や沢乙温泉方面に曲がる利府町沢乙の丁字交差点を対象に、安全対策を検討する。

 砂押川の支流・勿来川沿いを通る県道259号加瀬沼公園線では、多賀城市市川を通る700m区間を対象に、過年度にまとめた概略設計に修正を加える。同線は多賀城政庁方面に南進すると、信号機のない丁字交差点で市道に接続していることから、渋滞が発生しやすくなっている。

 また、国道4号を補完する県道264号大衡仙台線の利便性向上に関し、同業務では富谷インターチェンジの出口から大衡仙台線につながるアクセス道路の検討を行う。過年度にまとめた概略設計をもとに、大和町杜の丘地区を横断する延長3.9kmのルートを修正設計する。

 履行期間は2022年3月25日まで。

■県土木部が委託する道路概略設計ほか業務の概要
路線名 / 対象地 業 務 内 容
① 仙台松島線ほか 延長1.3kmの概略設計(新規)および交差点1カ所の概略検討
(松島町初原ほか)
② 塩釜吉岡線 延長2.0kmの概略設計(新規)
(大和町落合)
③ 塩釜吉岡線 交差点1カ所の概略検討(修正)
(利府町沢乙)
④ 加瀬沼公園線 延長0.7kmの概略設計(修正)
(多賀城市市川)
⑤ 大衡仙台線 延長3.9kmの概略設計(修正)
(大和町杜の丘)
⑥ 仙台岩沼線ほか 交差点4カ所の交通現況調査
(名取市高舘〜熊野堂)

4072荷主研究者:2021/10/09(土) 14:33:54

https://kahoku.news/articles/20210919khn000009.html
2021年09月19日 15:59 河北新報
企業進出、人材奪い合う(1)富県戦略<耕論・宮城知事選>

 村井嘉浩宮城県知事の任期満了(11月20日)まで、間もなく2カ月。知事が力を入れた施策や課題は、4期16年でどう変遷したのか。秋の知事選を前に、230万人が暮らす県土を耕し、実り具合を確かめる。(宮城県政取材班)

加工機が立ち並ぶ明治合成の工場内。現在は自動車向けの製造が大半を占めている=大崎市古川

 工場内に駆動音が響く。成形された部品を従業員が丹念にチェックする。

 プラスチック部品製造の明治合成(大崎市)は創業50年を越え、約100人が働く。2012年に発足したトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)を含め、ここ5年は自動車関連企業への出荷が生産の約8割を占める。主に3次下請けとして、ドアの内側やメーターの部品を継続的に供給する。

 業績は一進一退だが、年々深刻化するのが人材難だ。急速な人口減少にあらがうのは容易ではない。

 片瀬弥生社長は「毎年5人くらい新卒を採りたいが、そこまで応募がない。高齢の社員に定年後も活躍してもらわないと回らない」と明かす。

 村井知事が05年の初当選時から掲げる「富県戦略」。自動車や電子機械を中心に企業誘致で第2次産業の比重を高め、雇用の創出と県民所得の底上げを目指してきた。

 県の独自課税「みやぎ発展税」を財源とした08〜20年度の産業振興費で、約8割に当たる293億6100万円が企業立地奨励金に投じられた。

 今年4月までに県内に191社が立地し、2万948人の雇用が生まれたが、内実を見ると、地元企業が1、2次下請けに食い込み、業容を拡大した例は少ない。東海や関西から進出した大手工場に、ただでさえ限られた人材が流れる構図も固定化しつつある。

 地元企業にとって、取引する進出企業が多くの場合、「出先」にすぎない実態も悩みの種だ。

 「完成車工場の生産調整など、大事な情報が来るのはいつも直前」(経営者)。愚痴で終わればいいが、急な計画変更で人件費の余計な負担を余儀なくされる例も多々ある。

 明治合成の片瀬社長は「対等にやりとりできる本社機能や開発拠点が地元にもっと増えれば、製造業全体の生産性や魅力の向上につながり、人材採用にもプラスになる」と指摘する。

 ものづくりに携わる人材の育成も課題の一つ。地元企業が注視するのは、定員割れが続く県高等技術専門校の今後だ。

 県は仙台、石巻、大崎、白石、気仙沼各市にある5校を、28年度をめどに仙台の1校に集約する基本計画を今年3月に示した。普通課程は現行の計14科300人を、11科165人に再編する。

 5校の入学者の充足率はここ10年、減少傾向をたどり、20年度は50%まで下落した。気仙沼にはサテライト校(1科)を置く構想だが、従来の専門校がなくなれば、人材の仙台一極集中や県外流出を助長する懸念も否定できない。

 県内の製造業者らでつくるみやぎ工業会の畑中得実理事長(キョーユー社長)は、高技専改革の必要性は認めつつ「地域のものづくりの担い手を育てることに主眼を置き、県内各地の企業と関わりながら実戦的な研修ができるような運営体制にしてほしい」と注文する。

4073荷主研究者:2021/10/09(土) 14:34:41
>>4072-4073 続き

2次産業強化は頭打ち

 村井知事が2005年の初当選時から推し進める「富県戦略」。第3次産業の偏重を改め、企業誘致を柱に第2次産業のウエートを高めてきたが、4期目と重なる近年は各指標に頭打ち感がある。金看板だった「名目県内総生産10兆円」は人口減少の進展を踏まえ、21〜30年度の総合計画「新・宮城の将来ビジョン」に盛り込まれなかった。

 06〜19年度の県内総生産と経済成長率(いずれも名目、19年度は速報値)の推移はグラフ上の通り。19年度の県内総生産は9兆4334億円。06年度比9・8%増で、同期間の国内総生産の増加率(4・2%)を上回った。19年度の1人当たり県民所得は294万円で、06年度より11・0%増加した。

 08年のリーマン・ショックで09、10年度の県内総生産は8兆円を割ったが、10年の東京エレクトロン宮城(大和町)、12年のトヨタ自動車東日本(大衡村)の誕生もあって急回復。15年度には9兆円を突破した。

 以降は伸びが鈍化し、19年度は8年ぶりに減少に転じた。第2次産業の生産額も17年度以降、3年連続で前年割れ。建設業の生産額減少と連動しており、震災復興需要の収束が影響したとみられる。

 19年度は、経済成長率が8年ぶりのマイナスに。県民所得も6兆7817億円と、17年度の6兆8205億円をピークに2年連続で減少した。

 製造業に特化したデータでも傾向は似通う。東北経済産業局によると、県内の工業統計の推移はグラフ下の通り。19年の製造品出荷額は前年比3・0%減の4兆5256億円。20年の従業員数も11万6359人で前年を2・0%下回った。

 県内の工場立地件数(1000平方メートル以上)も16年の48件をピークに減少基調で、19年は27件。新型コロナウイルスの感染拡大による先行きの不透明感から、設備投資を見送る動きも重なり、20年は19件に落ち込んだ。

 「県内総生産10兆円」の断念を巡り、村井知事は昨年、「現実的な対応にした」と説明した。人口減少が続く局面での富県戦略は、さらなる見直しを迫られる可能性がある。

 県内経済に詳しい田口庸友七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミストは、大手工場を誘致して10年の間に部品の地元調達率が高まらなかった点に言及。「目先のインパクトに偏り、地域に恩恵が十分及んでいない。モノが売れなくなる時代、製造業の強化に依存した『富県』には限界がある」と指摘する。

 今後は宮城の強みを見詰め直し、需要の動向を見極めたビジネスが重要になると強調。「製造業も含め、新たなアイデアが生まれるような他社や他業種との連携を積み上げるべきだ。行政は人材など足りないリソースの橋渡しで力を発揮できる」と提言する。

4074荷主研究者:2021/10/09(土) 14:43:46

http://www.senmonshi.com/archive/02/02105LRjw2H2U2A.asp
2021/09/21 建設新聞社
【東北・宮城】仙台市がXスポーツ等の公園整備を検討

 仙台市は、エクストリームスポーツ・アーバンスポーツを中心とした官民連携などによる公園整備事業を立案しており、実現に向け民間事業者のアイデアを募るべく国土交通省が11月に開催するサウンディング(官民対話)にエントリーしている。

 スケートボードやインラインスケート、3on3、MTB、BMX、ボルダリングなどのエクストリームスポーツ、アーバンスポーツの実施が可能な施設整備の要望がこれまで挙がっていることに加え、今年7〜8月に開催された東京五輪を契機に今後の利用需要がさらに高まることが予想されることから立案したもの。市内では利用者を受け入れることが可能な公園施設が少なく、多くの既存施設では禁止事項としていることから、未整備の公園予定地や立地条件などから利用の低調な公園を活用することで、活性化を図る方針だ。

 現在、対象として見込むのは▽仙台港背後地2号公園(宮城野区仙台港北2丁目11、1・45㌶)▽仙台港背後地5号公園(宮城野区仙台港北2丁目9、1・0㌶)▽明通三丁目西公園 (泉区明通3丁目22、1・35㌶)▽大沢一丁目公園(泉区大沢1の3の1、1・29㌶)―の4施設。このうち仙台港背後地2号・5号公園は未整備の公園予定地、残る2カ所は供用済みの施設となる。

 いずれも事業範囲は整備・再整備から管理運営までを見込み、事業手法はPark-PFIなどの官民連携手法の活用を検討。▽サービス購入型▽収益型▽混合型▽公的不動産利活用▽包括的民間委託▽指定管理者制度―を想定している。事業スケジュールは未定としている。

 国交省主催のサウンディングでは、民間事業者から官民連携手法の実現性や想定手法、役割分担などについて意見を募る考え。11月2日にウェブ会議で開催され、国交省で参加する民間事業者を募集している。

 提供:建設新聞社

4075荷主研究者:2021/10/09(土) 14:45:39

https://kahoku.news/articles/20210922khn000014.html
2021年09月22日 11:51 河北新報
進む二極化、内陸部深刻(4)人口減<耕論・宮城知事選>

 村井嘉浩宮城県知事の任期満了(11月20日)まで、約2カ月。知事が力を入れた施策や課題は、4期16年でどう変遷したのか。秋の知事選を前に、230万人が暮らす県土を耕し、実り具合を確かめる。

(宮城県政取材班)

 数字は残酷なまでに、人口減少の厳しい現実を映し出した。

 宮城県の2020年国勢調査結果。全35市町村のうち8割の28市町で人口が減った。県全体の減少率は過去最高の1・3%。一部の自治体がたどる下降線は、「地方消滅」の危機を訴えた日本創成会議の人口予測「増田レポート」の想定に近い。

 東日本大震災で住民の転出が相次いだ沿岸部の減少率は、気仙沼市5・9%、石巻市4・7%など依然高い水準で推移する。震災後初の調査だった前回15年と比べて「回復」の体だが、地元からは「元にも戻っていない」(市長)と本音が漏れる。

 沿岸被災地よりむしろ、内陸部が深刻かもしれない。白石、角田、登米、栗原の4市はいずれも前回の減少率を上回る7%超。光明は見えない。

 東北唯一の百万都市は独走が続く。仙台市の人口は20年国勢調査で109万7196に達し、過去最高を更新。増加ペースは鈍化せず、人口のピーク予想は27年から1〜2年、後にずれ込む見通しだ。

 人口は経済に直結する。全国で地価の下落傾向が強まる中、旺盛な住宅需要を背景に仙台圏は堅調に推移。直近の消費購買動向調査(18年)では仙台の商圏だけが客数を伸ばした。

 村井嘉浩知事は近年、拠点都市に資源を集中投資して県外への人口流出を防ぐ「ダム論」の利点を語る場面が増えた。インタビューや講演では「一極集中をネガティブに捉えず、いかに効果を同心円状に広げるかが重要だ」と繰り返すが、ダム論には懐疑的な見方も少なくない。

 住民基本台帳人口移動報告によると16〜20年、県内6圏域から仙台市への転入超過数7393に対し、市から東京圏への転出超過数は2・4倍の1万8049に上る(図)。仙台市外の議員からは「水をためるダムではなく、排出するポンプでは」との皮肉が聞かれる。

 「仙台への水流を強めるような県政運営」(県議)も目に付く。(1)栗原市の県循環器・呼吸器病センター閉鎖(16年)(2)登米、栗原両保健所の支所化方針(20年)(3)仙台、石巻、白石、大崎、気仙沼5市にある県高等技術専門校の仙台への集約計画(同)-など、地域拠点の縮小が相次ぐ。

 かつて「県土の均衡ある発展」をうたった県総合計画は本年度更新されたが、具体的な過疎対策への言及は皆無に等しい。新型コロナウイルス禍で地方分散型社会に焦点が当たる中、宮城発の斬新な提言も盛り込まれなかった。

 内陸部のある首長は、広域防災拠点や次世代放射光施設といった大型事業が仙台で展開される現状から「県は仙台を向きすぎていないか」と疑問視。知事は「市町村重視の県政」を基本姿勢に掲げるが、「県の市町村離れが目立つ。自立が難しい地域にどう向き合おうとしているのか分からない」と困惑する。

 「仙台もいずれ人口減少局面に入る。一つの都市にぶら下がる発想は、県全体の沈下につながりかねない」と懸念するのは、被災地のまちづくりにも携わった東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)。「これからは時代や地域に合った社会課題解決型のイノベーター育成こそ必要。県は発想の転換が求められる」と提言する。

[メモ]2020年国勢調査によると、宮城県の人口は230万3487。国立社会保障・人口問題研究所は、40年に193万3258まで減少すると18年に推計した。日本創成会議(増田寛也座長)は14年、人口減で自治体機能の維持が困難となる「消滅可能性都市」として、県内35市町村のうち23市町村を挙げた。

4076荷主研究者:2021/10/09(土) 14:47:18

https://kahoku.news/articles/20210922khn000001.html
2021年09月22日 06:00 河北新報
【独自】仙台市バス全45路線が赤字 20年度、コロナで利用者大幅減

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210922kahoku01.JPG

 仙台市交通局は2020年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」をまとめた。新型コロナウイルスの影響で利用者が大きく減り、軒並み収支が悪化。19年度に黒字転換した桜ケ丘線を含め、全45路線が赤字となった。10月下旬からバス車内や一部停留所に掲示し、経営状況を知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 20年度の路線別係数は表の通り。全路線の平均は193で、19年度の149から44ポイント悪化した。八ツ森線はスクールバス導入に伴い、19年度の2・81倍に相当する4205でワーストだった。市交通局は20年度末、同路線を廃止した。

 係数400以上は秋保・二口、深沼、長町、大和町など計10路線。野草園線、北山・子平町線、瞑想(めいそう)の松線、桜ケ丘線などは係数が大きく悪化した。観光の自粛や通学利用の減少が響いたとみられる。

 全路線の営業収支は46億5158万円のマイナス。赤字幅は14億4319万円膨らんだ。赤字幅の最大は鶴ケ谷・南光台線の3億8732万円、最小は八ツ森線を除くと、東黒松線の1091万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全458台の車内に路線別の係数一覧を掲示する。400以上の9路線のバス停76カ所には、より詳細な系統別の係数を貼り出す。担当者は「利用者に経営状況を知ってもらい、バス路線を支えてほしい」と話した。

4077荷主研究者:2021/10/09(土) 15:30:14

https://kahoku.news/articles/20210923khn000024.html
2021年09月23日 15:20 河北新報
東京エレクトロン宮城、技術センターの運用開始 他社と共同研究へ

22日に運用を開始した東京エレクトロン宮城の宮城技術革新センター(手前)。左奥は本社事務棟(東京エレクトロン提供)

 半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)は22日、他企業との共同研究機能を持つ「宮城技術革新センター」の運用を開始した。世界的な半導体不足の中、サプライヤーと共に次世代を見据えた製造装置の技術開発を進める。

 大和リサーチパークにある本社事務棟の南東に隣接し、約70億円を投じて鉄骨4階、延べ床面積1万9400平方メートルの施設を整備した。1階は最先端の測定器などを備えた共同研究エリア、2階はラウンジ、3、4階には従業員の執務スペースを配置した。

 1、2階はサプライヤーや異業種企業を交えた「オープンイノベーション」の拠点とする。同社は半導体基板上に回路を刻むエッチング装置を手掛けており、新センターでは装置の性能向上や効率的生産につながる技術を研究する。

 IoT(モノのインターネット)や第5世代(5G)移動通信システム、データセンターへの投資が加速する中、世界的に半導体が不足。親会社の東京エレクトロン(東京)など半導体製造装置メーカーは生産能力の増強を進めている。

 親会社の広報担当者は「市場規模は数年先まで拡大基調の見通し。現在の顧客ニーズだけでなく、5年、10年先を見据え、外部企業と共同で技術革新に取り組む必要がある」と話す。

4078荷主研究者:2021/10/09(土) 15:32:45

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7956/
2021-09-24 みやぎ建設新聞 # 物件(仙台圏)
県仙台土木/仙台三本木線の4車線化/来年度以降に設計発注/渋滞解消へ大和IC付近を拡幅

 宮城県仙台土木事務所は、大和町周辺の工業団地群への主要アクセス道となっている県道56号仙台三本木線の渋滞解消に向けて、4車線化事業に取り組む。来年度以降に設計を発注する考えだ。

 仙台三本木線は、仙台市泉区の鳥居原交差点で国道4号から東に分岐して、富谷市、大和町、大衡村を経由し、大崎市三本木の同市三本木総合支所付近で国道4号に接続する道路。全長は約20㌔㍍。

 東北自動車道大和ICや大衡ICの近隣に位置する第一・第二仙台北部中核工業団地など、周辺の工業団地群へのアクセス道路として利用されており、通勤時間帯の渋滞解消が課題となっている。さらに県は、2025年度ごろに受け入れ限度に達する見通しの公的産業廃棄物最終処分場「クリーンプラザみやぎ」(大和町鶴巣)に替わる施設として、同施設北側の民間採石場跡地を候補地に選んだ。これに伴い候補地周辺の環境整備の一環で、近接地を通る仙台三本木線の混雑解消に取り組む。

 今回、拡幅を想定している範囲は、大和町落合舞野地内の大和IC付近から北進して、同町落合松坂地内で県道57号大衡落合線と接続する付近までの延長約1・5㌔㍍。現状は2車線で片側歩道となっている。

 初弾業務として、17日付で当該区間を対象とする「落合相川道路測量業務」を公告している。総合評価は簡易型・実績重視型を適用。申請は10月4日まで受け付け、同7日に開札する。予定価格は874万8000円。参加資格は県内本社の測量(公共測量)A等級。

 この業務では、想定している拡幅延長1・5㌔㍍のうち大和IC側に架かる善川橋の部分などを除いて、路線測量1・0㌔㍍、基準点測量20点、地形現地測量0・15平方㌔㍍を実施する予定。履行期間は22年3月31日まで。

 想定拡幅範囲のうち南側(大和IC側)側で、善川を跨いでいる善川橋は、既存の橋長が67・8㍍で、2車線と片側歩道を有している。

 このほど「善川橋橋梁補修設計業務」の指名競争入札を10月7日に予定しており、橋のコンディションなどを調査する。

 その後、4車線化に向けて、架け替えや拡幅などの検討に取り組む。

4079荷主研究者:2021/10/09(土) 15:35:46

https://kahoku.news/articles/20210924khn000059.html
2021年09月25日 06:00 河北新報
コロナ治療薬開発のレナサイエンス、マザーズ上場 東北大発ベンチャー

宮田敏男教授

 東北大発の医療ベンチャー「レナサイエンス」(東京都中央区)が24日、東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した。既に治験の最終段階にある新型コロナウイルス感染症の治療薬をはじめとした新薬候補の開発推進に加え、医療機器、人工知能(AI)といった幅広い医療分野で東北大や企業と連携した研究、開発を強化する。

 レナ社は東北大大学院医学系研究科の宮田敏男教授(分子病態治療学)を中心に2000年設立。宮田氏が発見した化合物を活用し、血栓や炎症につながるタンパク質の活性を抑える「PAI-1阻害薬」の開発などに取り組んできた。

 コロナ治療薬としての治験は、昨年10月からの前期試験で安全性を確認し、現在は国内外の約100人への後期試験を実施中。自宅で内服できる経口薬として肺障害を解消する効果が期待でき、来年3月の治験終了後の速やかな承認と製品化を目指す。

 PAI-1阻害薬は慢性骨髄性白血病、メラノーマ(悪性黒色腫)でも治験が進む。

 また、使い捨てで安価な極細内視鏡の事業化を年度内に予定するなど医療機器開発にも注力。呼吸や嚥下(えんげ)機能、小児発達障害といった診断にAIを応用する研究も有力な事業分野だ。

 24日は公開価格670円を上回る初値976円を付けた。224万株を公募し、資金調達は16億円を超える見通しで、今後は東北大などからの人材確保も進める。

 21年3月期の売上高約2億900万円、資本金約9億円、従業員7人。

 取締役会長を務める宮田氏は「医療の現場に少しずつでも確実に成果を還元するとともに、東北大や地域の活性化という社会的責任を果たしていきたい」と抱負を語る。

 レナ社に対しては東北大出資のファンド運営会社、東北大ベンチャーパートナーズ(仙台市)が1億1100万円を出資。投資先の東北大発ベンチャーで初の上場に樋口哲郎社長は「レナ社の成長だけでなく、東北大の学生が起業や上場を目指すような機運を生み出す効果も期待したい」と歓迎する。

 同じく5000万円を出資する七十七銀行グループの七十七キャピタル(同)の投資先としては2件目の上場となる。

4080荷主研究者:2021/10/17(日) 21:42:13
>>4054
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7962/
2021-09-28 みやぎ建設新聞 # 物件(仙台圏)
富谷市/新都市交通システムの整備手法検討/福山コンサルが契約予定者/地下鉄整備を想定した場合の基本計画など

 富谷市は27日、公募型プロポーザルで選定を進めていた「富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務」の契約予定者を、福山コンサルタントに決めた。

 業務は、市民から要望が特に多かった都市交通システムである「地下鉄」の整備について検討する。具体的には地下鉄整備を想定した場合の基本計画および費用便益分析、採算性、さらにPFI方式による整備手法について検討していく。業務期間は2022年3月18日まで。

 同市の都市交通システムについては、過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化など、交通を取り巻く課題への対応と望ましい都市像の実現を図るため、18年度に基本的な方向となる「富谷市公共交通グランドデザイン(都市・地域総合交通戦略(基本構想)」を策定。20年度は、各種施策の具体化および事業プログラム等を設定した「富谷市都市・地域総合交通戦略(基本計画)」をまとめている。基本計画で示された「新たな軸となる基幹公共交通の整備」では、仙台市の地下鉄南北線泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3・4㌔㍍区間に公共交通を整備することを最重要課題としている。

4081荷主研究者:2021/10/17(日) 21:43:24

https://www.phoenixcontact.com/online/portal/jp?1dmy&urile=wcm%3apath%3a/jpja/web/corporate/press/press_information/5b08f7dd-3613-4b74-b685-65fd9ba81572
東北支店開設のご案内
2021/09/28

 フエニックス・コンタクト株式会社は、この度宮城県仙台市に、国内11拠点目となる東北支店を開設し、2021年10月1日(金)より営業を開始します。

 今回の仙台での支店開設により、東北地域のお客様へのサービスを向上し「お客様のお役に立つ」フエニックス・コンタクトになれるよう努力してまいります。

 記

【東北支店 概要】
事業所名 :フエニックス・コンタクト株式会社 東北支店
住  所 :〒980-0021宮城県仙台市青葉区中央4丁目6-1 SS30 9階
電話番号 :022-226-8890
FAX番号 :022-226-8990
営業開始日:2021年10月1日(金)
支店長 :土屋 克史

4082荷主研究者:2021/10/17(日) 21:47:56

https://kahoku.news/articles/20210928khn000034.html
2021年09月29日 06:00 河北新報
ヨドバシ仙台新ビル、23年4月末開業へ 12階建て、飲食や衣料品店も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210929kahoku01.JPG
ヨドバシHDが計画する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は28日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル」建設工事の地鎮祭を現地で開いた。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントに、2023年4月末の開業を目指す。

 関係者約50人が出席。藤沢昭和社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積7万6460平方メートル。5階までは店舗部分、6〜8階は立体駐車場、9〜12階はオフィスで構成する。複数の商業テナントが入り、飲食施設や衣料品店、食品スーパーなどを検討する。

 ペデストリアンデッキを拡張した上、市道を挟んで建つヨドバシ仙台第2ビル前にエスカレーターを設置。宮城野通方面との回遊性を高める。高速バス4台分の発着所も設ける。

 計画を担当するヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業兼管理本部長は「駅東口と宮城野通の沿道を活性化したい」と話した。

 現在、駐車場となっている計画地で11月1日に着工し、店舗部分は23年3月30日、ビル全体の完成は同年4月中を予定している。

4083荷主研究者:2021/10/17(日) 21:54:55

https://kahoku.news/articles/20210929khn000031.html
2021年09月30日 06:00 河北新報
東北大発ベンチャー、小型衛星エンジン開発へ 安全性と高い推進力

エレベーションスペースと斎藤助教が共同開発する高推力エンジン

 地球に帰還する小型人工衛星の開発に取り組む東北大発ベンチャーのエレベーションスペース(仙台市)は、安全性と高い推進力を両立した新型ハイブリッドエンジンの開発に乗り出した。東北大学際科学フロンティア研究所の斎藤勇士助教(宇宙推進工学)と共同研究する。高推進力を実現すれば、従来の小型衛星には難しかった地球への帰還が可能になるという。

 同社によると、人工衛星が地球に帰還するには、衛星軌道から離脱するための高い推進力が必要。通常の小型衛星が採用する電気エンジンは推進力が小さい。高推進力を持つ大型の衛星は固体または液体の燃料を用いたエンジンを使うが、安全性を維持した上での小型化には限界があった。

 共同研究では、危険物でないプラスチックなどの固体燃料と、詳細は非公表の液体か気体を使うハイブリッド方式のエンジンの開発を目指す。一般的な電気式の推力数ニュートンに対し、ハイブリッド式は数百ニュートン級になるという。

 同社は今年2月設立。2023年に大気圏で燃え尽きず地球に帰還できる小型人工衛星の実証機打ち上げを目指す。将来は民間企業などを対象に、宇宙実験などが可能なプラットフォームの提供を計画する。

 小林稜平最高経営責任者(CEO)は「共同研究で開発するエンジンは、小型衛星の移動性能を革新的に高め、新たな利用分野の開拓につながると確信している」と話した。

4084荷主研究者:2021/11/27(土) 22:53:12

https://kahoku.news/articles/20211007khn000057.html
2021年10月08日 06:00 河北新報
ホテル法華クラブ仙台、来年1月営業終了 宴会需要の減少響く

来年1月で営業を終えるホテル法華クラブ仙台=仙台市青葉区本町2丁目

 仙台市青葉区本町の「ホテル法華クラブ仙台」が2022年1月5日で営業を終了することが7日、分かった。開業から37年余り。22年3月で土地・建物の賃貸借契約が満了するのに伴い、新型コロナウイルス禍による宴会需要の減少なども踏まえて退去を決めた。

 経営する法華倶楽部(くらぶ)(東京)が10月に入り、取引先などに営業終了を知らせた。従業員は約60人。社員はアルモントホテル仙台(青葉区)などグループ内のホテルに異動となる見通し。パート従業員は解雇も含め処遇を検討する。

 法華クラブ仙台は1984年5月に開業。地上11階、客室数151。最大300人収容のホールなど大小の会議室・宴会場を6室備える。法華クラブによると、コロナ下でも客室稼働率は8割程度と堅調に推移していたが、売り上げの5割ほどを占める宴会はほぼなくなり、今年4月から宴会営業を休止していた。

 石沢真総支配人は営業終了について「主な理由は契約期間の満了。当面は宴会需要の回復は厳しいと予想され、施設の老朽化なども踏まえ、総合的に判断した」と説明。「宴会場は仙台の官公庁、企業の方に多く利用いただいた。感謝しかない」と述べた。

 土地・建物は、仙台市内でビジネスホテル「ホテルグリーンチェーン」を展開する松月産業が11年に取得している。

 市内では、総合宴会場「仙台勝山館」がコロナ禍による需要低迷を理由に6月末で営業を終了。仙台国際ホテルも宴会場の営業を22年3月末で終え、宿泊・飲食中心の業態に変更する。

4085荷主研究者:2021/11/27(土) 22:57:35
>>4035
https://kahoku.news/articles/20211014khn000038.html
2021年10月15日 06:00 河北新報
仙台勝山館、住販システムGへ売却決定 10月中に引き渡し

仙台勝山館=仙台市青葉区上杉

 6月末で営業を終了した仙台市青葉区上杉の総合宴会場「仙台勝山(しょうざん)館」について、運営していた勝山企業(青葉区)は14日までに、土地と建物を不動産業の住販システムグループ(泉区)に売却することを決めた。売買契約を既に終え、10月中に引き渡す予定。売却額は非公表。

 勝山館は1991年開業。地上6階、地下1階のビルに大小の宴会場やチャペル、能舞台などを備える。勝山企業は庭園や前庭を残すことを条件に、売却先を探していた。

 伊沢平一代表取締役は「景観を維持するため、勝山公園と接する庭園や前庭の樹木などを残すことを条件にお譲りした。建物については寿命なども踏まえて購入者が決めることだ」と話す。

 住販システムグループは、郊外型商業施設やオフィスビルの運営なども手掛け、年商約30億円。今後、築約30年の勝山館の建物や設備の状況について調査し、修繕コストなどを見極めた上で、テナントを募って商業施設などとして活用することを検討している。

 赤木久一社長は「勝山館は仙台の名所とも言える施設。大事にしないといけないと考えている」と話した。

 勝山館は新型コロナウイルス禍で宴会や婚礼が激減し、休業を経て6月末に営業を終了した。勝山企業は隣接地で「レストラン勝山館」の開業を計画している。

4086荷主研究者:2021/11/27(土) 22:57:59

https://www.iwate-np.co.jp/article/2021/10/16/104109
2021.10.16 岩手日報
三陸道で高速バス実証運行 県北バスと宮城交通22日から

 県北バス(盛岡市、松本順社長)と宮城交通(仙台市、青沼正喜社長)は22日、三陸道を活用した高速バス「宮古・気仙沼・仙台線」の実証運行を始める。三陸道の開通に伴い、宮古駅-仙台駅間の移動時間が短縮されたことを踏まえたもので、来年1月末まで実施。新たな観光ルートとして定着させ、交流人口の拡大を図る。

 同線は▽道の駅シートピアなあど(宮古市)▽宮古駅前▽陸中山田駅前(山田町)▽気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ▽仙台駅東口▽仙台空港-の6停留所をつなぐ。1日2往復で、うち1往復が仙台空港に乗り入れる。

 県北バスによると、宮古駅-仙台駅間は、従来の一般道では5時間超を要していたが、三陸道を通る今回の高速バスでは4時間10分で結ぶ。観光面での需要に加え、圏域の住民や水産関係者らの移動の利便性向上も期待される。

 ◇      ◇

 記事全文は、10月15日付の岩手日報本紙をご覧ください。

4087荷主研究者:2021/11/27(土) 22:59:47

https://kahoku.news/articles/20211018khn000004.html
2021年10月18日 10:59 河北新報
若林区役所駐車場を民間貸し付けへ 夜間・休日の利便性アップ図る

民間事業者に有償で貸し付ける若林区役所の駐車場

 仙台市は若林区役所の平面駐車場を民間事業者に有償で貸し付け、来年2月に時間貸しの一般有料駐車場として運用を始める。区役所が閉庁となる夜間、休日の有効活用に民間ノウハウを取り入れ、市の歳入増も図る狙い。区役所や周辺施設の利用者は引き続き、無料駐車できるようにする。

 若林区役所の駐車場は庁舎の北側と南東側の2カ所あり、面積は合わせて約3900平方メートル。北側は76台、南東側は79台を止めることができる。事業者への貸付期間は3年間。1回(3年間)のみ更新を認める。

 (1)原則24時間の開場(2)区役所の開庁時間帯の利用料金は周辺駐車場の1・5倍以上-などを条件に11月1日まで事業者を募集中。貸付料や管理運営手法の提案をもらい、市民局に設置する選定委員会で決める。

 貸し付け後の一般有料駐車場は区役所、隣接する区中央市民センター別棟内の子育て支援施設「のびすく若林」、南小泉児童館、区社会福祉協議会の利用者を無料とし、新たに道路を挟んで南側の区中央市民センター利用者も対象にする。

 市民センターの有料駐車場は地下に58台分があるが、併設の区文化センターや若林図書館と共用のため、イベント開催時などは満車状態が続く。貸し付けを機に区役所駐車場を使えるようにし、地下駐車場の混雑解消にもつなげるという。

 市は2016年策定の行財政改革推進プラン(現・市役所経営プラン)で、区役所駐車場の有効活用を打ち出した。17年6月には宮城野区役所で一般有料駐車場の運用を始め、今回の若林区役所は2例目となる。

 若林区総務課の担当者は「文化センターや図書館は休日に利用者が多く、駐車場の混雑が課題だった。目の前の区役所駐車場を民間に委ねることで、歳入増にもつながる」と説明する。

4088荷主研究者:2021/12/12(日) 14:50:13

https://kahoku.news/articles/20211022khn000024.html
2021年10月22日 13:34 河北新報
仙台-宮古間、約1時間短縮 三陸道の高速バス実証運行開始

 岩手県北自動車(岩手県北バス、盛岡市)と宮城交通は22日、仙台空港(名取市、岩沼市)とJR仙台駅、気仙沼市、宮古市などを結ぶ高速バスの実証運行を始めた。三陸沿岸道の開通でアクセスが向上した同区間の周遊を促し、交流人口増加につなげる。来年1月末までの期間中、継続運行を見据えてアンケートなどで利用ニーズを調べる。

 同日午前8時、仙台駅東口を出発した第1便には17人が乗り込んだ。仙台市青葉区の50代男性は「仕事でよく宮古市に行くが、新幹線とバスを使っていた。今後は一本で行けて楽になる」と喜んだ。

 出発式で岩手県北バスの松本順社長は「三陸道という社会資本を生かし、地域経済を活性化したい。沿岸の旅の魅力発信にも努める」とあいさつした。

 運行は1日2往復。仙台駅と宮古市の道の駅「シートピアなあど」を行き来し、気仙沼市、岩手県山田町と宮古駅を経由。うち1往復は仙台空港に乗り入れる。同社によると、一般道で5時間以上を要していた仙台駅―宮古駅間が4時間10分に短縮されるという。

 片道運賃は仙台駅―宮古市間3500円、仙台駅―気仙沼市間2100円(子どもは半額)。仙台空港までは500円増し。

 実証運行は、観光庁の既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業の採択を受けており、期間中は岩手県沿岸での復興ツーリズムツアーなども展開する。

4089荷主研究者:2021/12/12(日) 14:55:00

https://www.decn.co.jp/?p=123384
2021年10月26日 日刊建設工業新聞 6面
ニトリ/仙台市港区に6万平米の大型物流施設/23年度着工、24年度完成めざす

(仮称)ニトリ仙台DCの完成イメージ(公表方法書から)

 家具量販店のニトリは、海外から東北全域への輸配送拠点となる大型物流施設「(仮称)ニトリ仙台DC(ディストリビューションセンター)」を仙台市仙台塩釜港(仙台港区)の隣接地に建設する。機能集約型拠点として整備する物流倉庫で、建物はSRC造延べ約6万2000平方メートルの規模。2023年度の着工、24年度の完成を目指す。

 25日、仙台市の環境影響評価条例に基づき大規模建築物(延べ5万平方メートル以上)建設に伴う環境影響評価方法書の縦覧を開始した。11月24日まで意見を募集している。

 計画地は宮城野区蒲生3。JR仙台駅から東に約10キロ、七北田川左岸の仙台港南側に位置する。同地区は東日本大震災で甚大な被害を受け、防災集団移転後の跡地。新たな産業集積を推進する都市基盤の再整備地区に位置付けられ、「仙台市蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業」が進められている。用途地域は工業地帯・準工業地帯。敷地面積は約4万0700平方メートル(うち建築面積2万1300平方メートル、緑化面積約5700平方メートル)。

 建物はSRC造4階建て延べ約6万2000平方メートル。物流施設として、倉庫棟、製品や部品を自動搬送し高層ラックに保管する自動倉庫棟、従業員駐車場(205台分)、給油施設などを整備。仙台塩釜港を東北エリアの玄関に位置付けて物流関連事業の拡大と温室効果ガス排出削減の両立を図る。

 今後、環境影響評価を22年度末まで実施する。併せて埋蔵文化財の発掘調査、整理作業も進める。23年度に建築工事に着手し、24年度の完成を目指す。

 環境影響評価はプレック研究所が担当した。

4090荷主研究者:2021/12/12(日) 14:58:54

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8077/
2021-10-27 みやぎ建設新聞(仙台圏)
組合準備委/仙台市・利府町境で区画整理/年内にも本組合設立へ/約11ha対象に253区画の宅地造成を計画

 仙台市と利府町の境界部で土地区画整理事業による宅地造成を計画している仙台市岩切羽黒前利府町神谷沢土地区画整理組合設立準備委員会は、宮城県に対して組合設立の認可申請を行った。早ければ年内にも認可および設立を目指す。

 事業計画書によると、施行場所は県道仙台松島線(通称・利府街道)の西側かつ利府町南部に位置する神谷沢団地の南側。仙台市宮城野区岩切羽黒前地内および利府町神谷沢金沢地内で、区域中央付近から北が利府町、南が仙台市となる。現状は大部分がスギ林で、標高差が約30㍍の丘陵地。

 ここに戸建住宅をメーンとする、1区画当たり平均180平方㍍で253区画の住宅団地を開発する。平均標高は20㍍とし、北側から南傾斜のひな壇に造成。施行面積は10・81㌶で、土地利用計画は宅地と公共用地が約5㌶ずつを占める。

 公共施設は、公園と集会所をそれぞれ中央と北側の2カ所に設けるほか、調整池を南側と北側の2カ所に配置する。区域内道路は、利府街道から進入する幅員12㍍の準幹線道路と、仙台市側からの進入路として幅員7・5㍍の区画道路を置くほか、大部分の区画道路は幅員6㍍の規模とし、一部に幅員4㍍の歩行者専用道路を設ける。

 施行期間は2021〜25年度を予定。なお当該地区は、宮城県が仙塩広域都市計画の変更によって20年5月に市街化区域に編入済み。

4091荷主研究者:2021/12/12(日) 15:03:27

https://kahoku.news/articles/20211029khn000004.html
2021年10月29日 10:55 河北新報
仙台市役所の新庁舎、敷地南西に配置 15階建て、ヘリポートも 中間案公表

勾当台公園側から見た新庁舎の完成イメージ。左下は市民広場、右下は勾当台通

 仙台市は現在地に建て替える市役所本庁舎の基本設計中間案を公表した。新庁舎は地上15階、地下1階で敷地の南西側に整備する。北、東側には低層の市民利用施設や広場を設ける。敷地中央を南北に貫く通路、各建物を2階部分でつなぐ空中通路を配置し、回遊性を持たせる。11月に中間案の市民説明会を開催する。

 新庁舎は高さ約80メートルの鉄骨一部鉄筋コンクリート建て。正四角柱の北西角、南東角をへこませたような形状で夏は南東風、冬は北西風を庁舎に取り込み、ビル風を低減する設計とした。正面玄関は東側に配置し、特徴的な大屋根を設ける。

 延べ床面積は約6万平方メートル。1、2階には市民協働・交流施設や飲食店など商業施設を入れる。3階は機械室などで4〜13階に行政機能、14、15階に議場など市議会機能を持たせる。地下1階は駐車場にする。

 建物は免震構造。3日分の自家発電燃料と7日分の飲料水を備蓄し、災害時は敷地内を一時避難場所として使えるようにする。現庁舎の解体を含む総事業費は472億円と見込む。

 市議会が要望した屋上ヘリポート整備を採用した一方、議会エリアの木造化はヘリ着地時の耐衝撃性などに課題があり断念した。新庁舎の建物構造に影響しない市民利用施設などは、引き続き木造化を検討する。

 基本設計は、事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で選んだ東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所の共同企業体が手掛け、2022年3月に完了させる。

 22年度からは2年間かけて詳細な実施設計を進める。23年度に現庁舎の議会棟などを先行解体し、24年度に新庁舎の本体工事に着手。28年に利用を開始する。現庁舎の解体や市民利用施設の整備を含め、全工事の完了は30年度を予定する。

 市民説明会は11月14日午後1時、15日午後6時の2回、いずれも青葉区のアエルで開催する。各回150席程度の参加者を募集し、ウェブ形式の併用も検討する。参加申し込みは11月上旬から「みやぎ電子申請サービス」で受け付ける。

4092荷主研究者:2021/12/12(日) 15:03:51

https://kahoku.news/articles/20211029khn000006.html
2021年10月29日 17:10 河北新報
JR松島海岸駅の新駅舎、来月15日に使用開始

松島海岸駅の新駅舎のイメージ。エレベーターや連絡通路、観光案内スペースなどを設ける 

 JR東日本仙台支社は28日、県や松島町と整備を進めてきた仙石線松島海岸駅の新駅舎の使用を11月15日に開始すると発表した。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。駅舎内壁の一部は木目調で、外観は落ち着きのある色合いにした。1階に多機能トイレを備え、新設の1番線ホームと既設の2番線ホームにはエレベーターを設置。3階には1番線ホームへの連絡口があり、展望スペースも設けた。

 1階の観光案内コーナーと土産店、2階のベーカリーカフェは12月1日にオープン予定。2番線ホームの連絡通路とエレベーター、1番線側の転落防止用固定柵は改修中で、来年3月ごろに使用を開始する。総工費約18億円は国と県、松島町、JR東で負担した。

 日本三景松島の玄関口である同駅は1927年に開業した。担当者は「コンセプトは『おもてなしの心かよう 観光拠点としてのシンボル』。バリアフリーに対応したほか、松島の観光案内を備えた」と説明する。

4093荷主研究者:2021/12/12(日) 15:05:15
>>3878 >>3965
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8086/
2021-10-29 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/JR福田町駅周辺の測量設計/玉野総合コンサルが落札/利便性に配慮した駅周辺施設など

 仙台市は、JR仙石線・福田町駅の移設に伴う新駅周辺測量地質調査予備設計業務について、1741万0498円で玉野総合コンサルタントの落札を決めた。

 今月19日に開札したもので、同社のほかオオバが参加。また、中央コンサルタンツ、千代田コンサルタント、日本測地設計が失格となった。予定価格は2175万9000円、最低制限価格は1722万4372円だった。

 現在の福田町駅は、仙台市宮城野区福田町1の12の1地内で1986年3月に完成したS造3階建ての半橋上駅舎。利用者のアクセス手段が自由通路階段のみとなっており、利用者からはエレベーターの設置などバリアフリー化を求める声が挙がっているが、現在の駅敷地が狭あいなため駅移設による対応を立案した。それによると、新たな駅は現在の駅から西側に位置し、仙台車両センター宮城野派出所の南側となるJR所有地内に整備する。

 駅舎はJR東日本が、関連する周辺施設は仙台市が担当。市では、南北への往来が可能で駅に直結するエレベーター付き自由通路や、必要に応じた周辺アクセス道路の改良、駐輪場設置、駅前広場の整備を行う。

 今回の業務は、これまでの計画を踏まえ、利便性等に配慮した駅周辺施設や周辺道路・構造物の設計などを行うもの。

 現在のJR東日本宮城野区総合事務所の東側および線路を挟み南側の周辺施設用地0・18㌶を対象に、駅前広場に導入すべき施設と施設規模の詳細な検討を実施する。また、駅周辺道路とするための既存堀(福田用水)の函渠化に向け、JR横断部も含めた道路予備設計0・33㌔㍍も行う。履行期限は2022年3月25日まで。

 市では今後、今回業務の続きとなる詳細設計を来年度以降に発注する考え。また、同じく来年度に駅自由通路や踏切部分の水路構造物などに関する基本設計をJR東日本に委託する方針だ。

4094荷主研究者:2021/12/12(日) 15:10:11

https://www.yamagata-np.jp/news/202110/30/kj_2021103000661.php
2021/10/30 11:19 山形新聞
シェルター(山形)に農水大臣賞 仙台の木造ビル、高い耐震・耐火性

シェルターが手掛けた全国初の純木造高層ビル。木材利用優良施設コンクールで農林水産大臣賞を受賞した=仙台市

 木造建築メーカー・シェルター(山形市、木村仁大社長)が仙台市のJR仙台駅東口に建設した全国初の純木造高層ビル(7階建て)が、木材利用推進中央協議会主催の2021年度木材利用優良施設コンクールで農林水産大臣賞を受賞した。高い耐震・耐火性能を実現した同社の技術で、都市部への木造高層ビル建設が可能になったことを示すシンボル的建物。表彰式が29日、都内で行われた。

 コンクールは木材の利用促進に寄与する優良施設を表彰している。21年度は72点の応募があり、最高賞の内閣総理大臣賞と、これに次ぐ農林水産、国土交通、環境の各大臣賞を含む13点を特別賞に選んだ。

 シェルターが手掛けたのは、仙台駅東口そばに位置する「高惣木工ビル」(延べ床面積約1130平方メートル)。同社によると、木材とコンクリートや鉄を組み合わせた高層ビルはこれまでもあったが、柱、はりなど主要構造部に製材を使用した高層ビルは全国初という。いずれも同社が開発した、耐震性の高い接合金物工法「KES構法」と、核になる製材を束ねた木材(荷重支持部)を石こうボードで囲み、さらに外側を木材(表面材)で覆った木質耐火部材「COOL WOOD(クールウッド)」で建設した。使用木材は東日本大震災の被災3県と栃木県から調達した。今回の受賞は木材利用量が多く、地元材を優先使用した点も評価された。

 同社は「日本で初めて全て木造で、さらには製材で建てた7階建て木造ビル。完成までさまざまな困難があったが、プロジェクトに関わった全ての方に深く感謝する。これからも山形から全国、世界へ『木造都市』を発信していく」とコメントした。

4095荷主研究者:2021/12/12(日) 15:11:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8089/
2021-11-01 みやぎ建設新聞(仙台圏)
組合設立準備委/仙台市下愛子地区で土地区画整理事業/今月の組合設立目指す/総事業費28億余、事業計画の縦覧開始

 仙台市愛子土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市青葉区上愛子 佐藤利明委員長)は、仙台市青葉区下愛子観音堂ほかの約16万6000平方㍍エリアを対象に商業・業務系の拠点形成を図る目的で土地区画整理事業を計画。本組合の設立認可申請を仙台市に行うとともに事業計画の縦覧を開始した。本組合の設立認可は今月末を予定しており、その後12月中旬に組合設立総会を開催。来年春ごろからの本格着工を目指す。総事業費は28億余。

 縦覧は今月11日まで、仙台市HPもしくは同市都市整備局市街地整備部市街地整備課で実施。意見書の提出は同25日まで受け付ける。

 この事業は、人口が増加しているJR仙山線・愛子駅周辺エリアと錦ヶ丘エリアの中間地点に位置する青葉区下愛子の観音堂地区において、道路など公共施設の整備改善・土地利用度向上による良好な市街地形成と大街区・共同利用による商業・業務系土地利用による地域拠点形成を目指すもの。

 施行地区は青葉区下愛子観音堂、峯岸前、葉前場、稲荷前、志出の各一部の16万5855・46平方㍍で、国道48号と県道秋保温泉・愛子線の交差点東側に位置する、国道48号を挟んだ南北に広がるエリア。近隣には仙台市青葉区宮城総合支所などが立地している。施行後の土地利用については、道路や公園などの公共用地が5万8858・22平方㍍、宅地が4万9517・24平方㍍(民有地・公有地計)、保留地は5万7480平方㍍。総事業費は28億7400万円としている。基本設計などは昭和が担当した。

4096荷主研究者:2021/12/12(日) 15:15:47

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8098/
2021-11-04 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/R286・南赤石工区の測量等/大江設計の落札決定/工事用道路は来年度以降に着工へ

 仙台市は、国道286号南赤石工区の用地測量等業務を1510万7770円で大江設計に委託した。

 10月19日に開札したもので、同社のほかサトー技建、東北パシフィックが参加。また、復建技術コンサルタントが失格となった。予定価格は1907万5000円、最低制限価格は1510万7770円だった。

 国道286号については現在、仙台市と宮城県が共同で線形改良を計画。仙台市太白区坪沼から川崎町支倉川窪地区に至る約2・7㌔㍍を対象とし、仙台市はこのうち川崎町の境までの約1・4㌔㍍の事業を担当。残る川崎町側約1・3㌔㍍は宮城県が施行する。仙台市側には構造物として橋長207㍍、PC3径間連続箱桁の1号橋や延長447㍍、内空断面積約74平方㍍の第1号トンネルを設ける予定だ。

 今回の業務では、トンネルの区分地上権の設定に向けた路線測量0・55㌔㍍や用地測量11・3㌶を実施する。また、工区内を流れる碁石川右岸からの進入路となる工事用道路の詳細設計0・26㌔㍍なども行う予定としている。

 履行期限は2022年3月31日まで。

 来年度以降、今回業務で設計する工事用道路の整備に着手する方針だ。

4097荷主研究者:2021/12/12(日) 15:18:27

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8104/
2021-11-05 みやぎ建設新聞(仙台圏)
宮城テレビ放送/有効活用の検討へ/仙台市泉中央に用地取得/仙台市地下鉄泉中央駅東側の約6100㎡

 宮城テレビ放送(仙台市宮城野区日の出町1の5の33 大沼裕之代表取締役社長)は、仙台市泉区泉中央1丁目の用地約6100平方㍍を取得した。今後、取得した用地の有効活用を検討する。

 今回同社が取得した用地は、仙台市泉区泉中央1の3の1ほか地内で仙台市営地下鉄南北線泉中央駅の東側近隣地。宮城県警泉警察署の北側に位置し、泉中央通り線と泉ヶ岳通り線に隣接した、現在は有料駐車場として使用しているところ。以前は大手商社が所有していた。

 同用地周辺は、1980年に仙台市に隣接する当時の泉市が副都心形成に向けた土地区画整理事業を施行したエリアで、区画整理内には仙台市泉区役所(当時の泉市役所)をはじめセルバやアリオ仙台泉などの商業施設があり、仙台市内北部の中心地区を形成。

 宮城テレビ放送は、70年にTBS系列の東北放送、フジテレビ系列の仙台放送に続く宮城県内で3番目の民放局として開局。日本テレビ系の東北ブロックの基幹局で2020年10月には開局50周年を迎えた。既存の放送局は老朽化が著しく、施設のある宮城野区日の出町地内は近年のゲリラ豪雨による浸水で隣接する国道45号が冠水するなど、報道取材にも影響が出ていた。

 宮城県内の放送局では、近年、老朽化した施設の整備が相次いで進められており、仙台放送が04年に仙台市青葉区上杉5丁目に新社屋を建設したほか、日本放送協会が18年に仙台市青葉区錦町1丁目から青葉区本町2丁目に移転、20年に東北放送が仙台市太白区八木山香澄町で社屋を建て替え、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にあった東日本放送は今年、仙台市太白区あすと長町1丁目で業務を開始している。

4098荷主研究者:2021/12/12(日) 15:19:57

https://kahoku.news/articles/20211105khn000060.html
2021年11月06日 06:00 河北新報
【独自】東北福祉大「鉄道ステーション」閉館へ 関係者、資料の散逸懸念

 東北福祉大がJR仙山線東北福祉大前駅の隣に2007年開設した「鉄道交流ステーション」(仙台市青葉区国見)を、来年3月末限りで閉館する方針を固めたことが5日、分かった。東北の発展に貢献した鉄道の歴史を伝える文献や写真、模型を収蔵し、地域コミュニティーの拠点としての役割も担った。閉館後の扱いは未定で、関係者は「貴重な史料が散逸してしまうのではないか」と懸念する。

交流電化に関する史料や模型が保管されている東北福祉大鉄道交流ステーション=2014年8月、仙台市青葉区国見1丁目

 今年5月下旬、学内外の委員で構成するステーション運営会議の席上、大学側の意向が口頭でメンバーに伝えられた。大学側は学生の利用を念頭に改装する方針を示し、史料や鉄道模型など収蔵品を片付けるよう求めたという。

 同大PR課の担当者は取材に対し「今後については何も決まっていない。現段階で話せることはない」と述べた。

 ステーションは、東北福祉大前駅に隣接する同大ステーションキャンパス館の3階部分にある。改札口に直結した玄関を入ってすぐの展示室(約50平方メートル)と模型館「TFUスカイトレイン」(約25平方メートル)から成る。

 東北福祉大前駅は同大が建設費を負担して建設が進められた請願駅で、キャンパス新築に合わせて2007年に開業した。周辺の開発許可に当たり市などから地域との連携を深めるよう求められ、仙山圏の交流拠点としてステーションを開設した。

 仙山線では新幹線や東北線に用いられている交流電化方式の試験が全国で初めて実施されたことから、関連の技術資料や記録、証言を数多く収蔵。高齢となった元技術者や元機関士への聞き取り調査にも取り組んでいた。

 他界した愛好家から大型鉄道模型「HOゲージ」200両超の寄贈を受け、13年にはTFUスカイトレインを設けていた。ステーション運営には市民団体「みちのく鉄道応援団」(仙台市)が協力してきた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い20年4月から臨時休館している。

 応援団の代表幹事を務める佐藤茂さん(64)は「交流電化の史料を重点的、体系的に保管している施設は他に例を見ない。愛好家らから『大学であれば必ず未来に受け継いでくれる』と期待され寄贈された史料でもある。引き続き保管、展示してほしい」と話す。

4099荷主研究者:2021/12/12(日) 15:20:46
>>4080
https://kahoku.news/articles/20211106khn000001.html
2021年11月06日 09:50 河北新報
地下鉄延伸へPFIの可否検討 宮城・富谷、コンサルに調査委託

仙台市地下鉄南北線

 仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)以北の地下鉄延伸を目指す宮城県富谷市は本年度、新たな整備手法として、PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式の可否の検討に着手した。先月、福岡市のコンサルタント業者と調査委託契約を交わし、本年度中に調査結果の報告を受ける見通し。

 市によると調査は、泉中央-明石台(富谷市)の約3・4キロに地下鉄路線を設けると想定し実施。「地下鉄整備の基本計画」「費用便益分析」「PFI事業のメリットと関係法令等の整理」など9項目を業務内容に挙げた。

 単線または複線で整備した場合の経路や中間駅の位置、将来の需要予測、運賃外収入などを検討し、PFI方式の利点を調べる。約30に及ぶ細目を列挙し、仙台市の利用者にとってのメリットや地下鉄南北線への影響なども明記した。

 富谷市交通政策推進室の担当者は「PFI方式で事業を進めれば、採算性の確保や行政の負担軽減が期待できる」と言う。同室によると、全国でPFI方式で地下鉄を整備した前例はないという。

 市は2019年度にまとめた都市・地域総合交通戦略の基本計画で、基幹公共交通の整備を最重要施策に位置付け、30年以降の長期目標として、地下鉄整備を例示した。

 泉中央-明石台を整備区間に挙げ、事業費を400億〜600億円、年間の運行経費を約4億3000万円と試算。計画策定後の協議で、採算性確保の観点から、PFI方式の検討が新たに浮上したという。

 若生裕俊市長は15年の富谷町長選(当時)で、地下鉄延伸を公約に掲げ初当選した経緯を踏まえ「地下鉄整備は1丁目1番地の公約。選択肢の一つとしてPFI方式の可能性を多面的に検討し、実現に向けた具体策を見いだしたい」と話す。

4100荷主研究者:2021/12/12(日) 15:37:08

https://kahoku.news/articles/20211110khn000044.html
2021年11月11日 06:00 河北新報
勾当台公園、仙台市役所新庁舎と一体活用へ 市が再整備素案

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211111kahoku01.JPG
再整備が検討される勾当台公園の「いこいの広場」

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 仙台市は勾当台公園(青葉区)再整備基本構想の素案を公表した。勾当台通の直線化に伴い1989年に再整備され、30年以上が経過した公園を一新。「仙台の庭」として価値を高め、建て替える市役所本庁舎との一体的な活用を目指す。

 公園を三つのエリアに分け、再整備方針を示した。勾当台通西側の「にぎわいの広場(市民広場)」は交流・にぎわいの拠点。一番町商店街から定禅寺通、つなぎ横丁、市民広場、市役所本庁舎と南北に直線でつながる空間形成を目指す。

 市民広場と表小路、市役所敷地内の広場の一体的な利用も目指すとともに、防災機能を備え、災害時の対策拠点としても活用する。イベント用の電源や給排水設備なども拡充させる。

 県庁西側にある「歴史の広場」は勾当台通との一体的な歩行空間を形成する。多くの路線バス、高速バスが止まる「県庁市役所前バス停」と連動させた休憩スペース配置などを目指す。

 県庁南側の「いこいの広場」は、都心のまとまりある緑と広場空間を再構築する。野外音楽堂の改築と再配置、芝生広場の設置を検討するほか、トイレや売店のリニューアル、カフェ開設なども視野に入れる。

 素案は2日にあった有識者の再整備検討懇話会で説明された。委員からは「親子が楽しめるよう遊具を設置してもいい」「回遊性を高めるため、エリアごとの役割を分散させてみてはどうか」などの意見が出た。

 市は本年度内に基本構想をまとめ、22年度中に基本計画を策定する。再整備の工事は25年度に着手し、30年度の完了を目指す。

4101荷主研究者:2021/12/12(日) 15:46:19
>>3490 >>3864
https://kahoku.news/articles/20211114khn000001.html
2021年11月14日 06:00 河北新報
仙台工業団地、仙台東IC付近に移転 23年秋まで 跡地に商業施設

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移転する仙台工業団地。工場や設備の老朽化が課題となっている=仙台市若林区六丁の目元町

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造成工事が進む移転先の農地=仙台市若林区六丁目南

 仙台工業団地(仙台市若林区)が2023年秋ごろまでに、仙台東部道路の仙台東インターチェンジ(IC)付近に移転することが決まり、移転先で造成工事が進んでいる。市地下鉄東西線六丁の目駅に近い跡地には、大型商業施設やマンションの建設が計画されており、再開発による市街地の活性化に期待がかかる。

 仙台工業団地協同組合によると、移転先は若林区六丁目南の農地。現在地から東に約2・5キロ先にある。敷地面積は9・7ヘクタール。昨年8月に始まった造成工事は7割ほどが終わり、来年3月までに完了するという。

 移転の総事業費は約118億円。協同組合に加盟する機械器具や金属製品などの製造業者19社のうち、16社が来年7月から順次移転する。新たな企業も複数進出する予定となっている。

 現在の工業団地は移転完了後に跡地の造成工事に着手する。六丁の目駅の南西に広がる6・9ヘクタールの敷地に、26年3月までに商業施設やマンションが相次ぎ完成する見通し。駅周辺の街並みは大きく姿を変える。

 仙台工業団地は1963年に造成された。市内に点在する中小企業が協同組合を設立し、64年に操業を開始した。半世紀が経過し、工場や設備が老朽化したほか、2015年の東西線開業で周辺開発が進むとみられたため、協同組合が02年に移転の検討を始めた。

 08年に移転準備委員会が発足。複数の移転先が挙がり、現在地に近く東部道路に隣接し、交通アクセスに優れた農地が有力候補になった。だが、リーマン・ショックや東日本大震災が発生し、一時中断となった。

 震災後、農地は国の大規模圃場整備の対象に含まれた。市は除外するよう国に働き掛け、18年5月に市街化区域に編入した。協同組合は18年6月に農地を買い取り、市は20年5月に移転計画を正式に認可した。

 協同組合の梶原功理事長(77)は「老朽化が課題だったため、移転先が決まってよかった。新工業団地では環境に配慮した取り組みを進めたい。跡地は地域に喜んでもらえるような場所になればいい」と話した。

4102荷主研究者:2021/12/12(日) 16:13:17

https://kahoku.news/articles/20211112khn000027.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
需要予測の差埋まらず 仙台市ガス民営化 挫折の要因(上)

 仙台市ガス事業民営化が再び白紙に戻った。市は9月、事業継承者の公募に唯一応じた東北電力など4社グループの提案を退け「該当者なし」と決定した。2009年の前回民営化の頓挫から10年余り。満を持して挑んだ一大プロジェクトはまたも挫折した。浮き彫りになったのは、都市ガス事業を巡る官民の認識差。双方の溝はなぜ生まれたのか、要因を探った。
(報道部・古賀佑美)

ガス事業民営化の公募結果を知らせる仙台市の発表資料、東北電の樋口社長(左下)、橘川委員長から答申書を受け取る郡和子市長(右上)のコラージュ

 民営化後の5年間で需要家が約2万件減少する-。

 事業提案書に記された将来予測にガス局幹部は拍子抜けした。市が民営化目的の一つに掲げた「ガス事業の永続的発展」とは相いれない内容。到底、受け入れられない見立てだった。

 有識者でつくる民営化推進委員会の橘川武郎委員長も9月7日の答申書提出後の記者会見で「ガス事業者としての矜持(きょうじ)を感じられない」と予測を一蹴した。

 応募した東北電と東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは、17年の都市ガス小売り全面自由化に伴う競争激化を理由に挙げ、民営化後の道のりをシビアに描いた。

 資源エネルギー庁によると、自由化以降に他事業者などに契約を切り替えた割合「スイッチング率」は、3月末時点で東北は0%だが、他地域は関東17・8%、中部16・0%、近畿22・5%に及ぶ。2万件の予測は減少率に直すと5%程度で必ずしも高くはない。

 東北電の樋口康二郎社長は9月末の定例記者会見で「電気もガスも自由化が進み、競争にさらされている状況からすると2万件は妥当な数字だ」と強調した。

 一方、市の将来予測はどうか。ガス局は20年度末の需要家(空き家を含む)34万3288件は25年度末に34万2299件となり、5年間の減少は989件にとどまると試算。4社グループと期間は異なるが、予測には20倍の開きがあった。

 「民営化した途端、競争が起きるとは考えにくい」と担当者は4社グループの予測に首をかしげる。都市ガス事業は燃料調達や導管の保安が必要で、参入障壁はそもそも高いとされる。国は20年、卸供給の新規参入を促す新制度を創設したが、仙台圏では参入がない。

 エネルギー競争が激しい地域は地元の電力、ガス事業者がそれぞれ他地域の電力、ガス事業者と組み、セット販売で顧客を奪い合う構図が多い。地元の東北電を含むグループが市ガスを引き継ぐケースでは「競争相手が想定しづらい」(ガス局幹部)という。

 2万件減の予測はガス局や推進委の一部に「東北電が電気に切り替えさせた分も含むのではないか」との疑念さえも抱かせた。市は4社グループの提案をガス事業の永続的発展とは「整合しない」と結論付けた。

 「腹を割った話し合いはできなかったのか」。2度目の白紙を報告した市議会9月定例会では、応募者とのコミュニケーション不足を指摘する声が相次いだ。

 4社グループが提案書を作成する際、ガス局と行う「円滑継承協議」は約4カ月間続いたが、保安や人員体制の構築に多くの時間が割かれ、白紙の最大要因となった事業環境の将来展望は議論されなかった。

 ガス局の担当者は「ガスの需要を落とさないことは大前提。相手も理解していると思った」と明かす。売る側と買う側の事業観の違いは、6月末の提案書提出まで表面化しなかった。

 氏家道也ガス事業管理者は「応募者と価値観を擦り合わせる機会を設けるべきだった」と反省する。

[仙台市ガス事業民営化]2019年2月、郡和子市長が事業継承者の公募再開を表明し、7月に有識者の民営化推進委員会を設置。事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で20年9月に公募を開始した。最低譲渡価格は400億円と設定。東北電力など4社グループが応募したが、審査結果は200点満点中85・3点にとどまった。推進委は9月7日に「該当なし」と答申し、郡市長も翌日、同様に決定した。市ガスは仙台、多賀城など7市町村に供給。約34万戸の総需要家戸数は公営で全国最大規模。

4103荷主研究者:2021/12/12(日) 16:13:46

https://kahoku.news/articles/20211114khn000016.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
LNG調達費が重荷に 仙台市ガス民営化 挫折の要因(中)

 仙台市ガス事業は原料の液化天然ガス(LNG)を自前で調達する。公営としては全国で同市のみ。宮城野区のガス局港工場にある仙台LNG基地には、タンカー「アマンセンダイ」がおおむね20日おきに、調達先のマレーシアから入港する。

 アマンセンダイが一度に運べるLNG量は約8200トン。国内主流の標準船の約7万トンに比べ、はるかに小さい。構造上、港工場に標準船が入港できないことがネックとなっている。

 ガス局は「小舟」を使わざるを得ない上、マレーシア企業と2027年度まで10年契約を結んでいる。原料調達費は民間に比べ2割程度高く、需要家が支払うガス料金にも響いている。

港工場に入港するLNGタンカー「アマンセンダイ」=仙台市宮城野区港4丁目(市ガス局提供)

 民営化に向けた事業継承者の公募で唯一応じた東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは希望譲り受け価格を最低譲渡価格と同じ400億円と提示した。

 東北電の担当者は「マレーシア企業との契約が残る5年間の原料調達コストを基に、事業性評価を算定した」と金額の根拠を説明する。原料調達のコスト高が最低譲渡価格からの上積みを阻んだ一因とみられる。

 関係者によると、4社グループは港工場に近接する東北電の新仙台火力発電所(宮城野区)にあるLNG基地の活用を提案したという。同LNG基地は標準船の入港が可能。港工場との接続には数十億円かかるものの、長期的には原料調達費が抑えられる。

 そもそも、公営の市ガスが自前のLNG基地を持ったのには理由があった。

 全国のガス大手は1960年代以降、石炭や石油から天然ガスへの燃料切り替えを進めたが、東北には90年代になっても民間のLNG基地がなかった。遠方から陸上輸送するにも市ガスは事業規模が大きいため、自ら基地の整備に乗り出した。

 エネルギー事業に詳しい日本総研リサーチ・コンサルティング部門ディレクタの段野孝一郎氏は「公営事業者の自前調達は当時は画期的だったが、事業譲渡に当たってはプラスに働かなかった」と指摘する。

 仙台市に先行し、公営ガスの民間譲渡を進めた福井、金沢、大津3市はLNG基地がなく、それぞれガス、電力会社から購入していた。いずれも事業継承者の公募に複数グループが応じ、競争原理が働いた。

 段野氏は「公営に原料を販売していた事業者は卸先を失う恐れがあった。売り上げ減少に直結する問題で、手を挙げざるを得なかった」と背景を解説する。

 これに対し、仙台市ガスは自前調達のため、ライバル事業者に譲渡されても損失はほぼなく、強い応募動機が生じなかったとみる。

 それでも、専門家の間では「仙台でも競争が起きる可能性はあった」との見方が多い。この10年、標準船が入港できるLNG基地が仙台周辺に増えたためだ。

 石油資源開発が2018年に整備した相馬LNG基地(福島県新地町)は、仙台-新潟間パイプラインと岩沼市でつながる。大手の大阪ガスが関わっており、業界内で注目を集めている。

 仙台の民営化は東北電と石油資源開発がグループを形成し、結局、他に応募はなかった。市ガス事業民営化推進委員会の橘川武郎委員長は企業名を伏せた上で、競争が起きなかった理由を「(競争する)可能性があった所が組んだからではないか」と指摘した。

[仙台LNG基地]1997年、仙台市が宮城野区の仙台港に整備した東北初の液化天然ガス(LNG)基地。敷地面積は約9万8000平方メートル。LNGは地下式タンクに貯蔵され、ポンプで気化器に送られ、温められて気体の天然ガスとなる。熱量調整後、臭いが付けられ各家庭や事業所に都市ガスとして供給される。天然ガスはパイプラインで新潟の民間LNG基地からも受け入れている。港工場は東日本大震災の津波で被災し、一時期、稼働が停止した。

4104荷主研究者:2021/12/12(日) 16:14:16

https://kahoku.news/articles/20211114khn000017.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
即時値下げ提示されず 仙台市ガス民営化 挫折の要因(下)

 2017年の都市ガス小売り全面自由化を契機に、全国で多彩な新サービスが次々と誕生している。

 エネルギー各社は首都圏や関西圏を中心にガスと電気のセット販売に加え、携帯電話などの通信や高齢者の見守り、鍵のトラブル対応など暮らしに関わるサービスを幅広く展開し、顧客争奪戦を繰り広げている。

 公営の仙台市ガスは、この波に乗れない。提供できるサービスを限定した地方公営企業法の規制が立ちはだかる。市が民営化を目指す理由の一つがここにある。公募条件に「市民サービスの向上」を入れ、目に見える方策としてガス料金の引き下げを期待した。

 事業継承者に唯一応募した東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは新サービスとして、自動検針ができる「スマートメーター」による見守りサービスや電気、LPガス、灯油宅配のセット販売を提案した。

 ただ、料金の引き下げは「5年後に利益が出れば検討する」にとどめた。東北電の担当者はマレーシア企業との契約が残る割高な原料調達費や税負担、システム開発などのコスト増を考慮し「すぐの値下げは提案できなかった」と明かす。

 有識者でつくる市の民営化推進委員会は、提案審査で「市民サービスの向上」を30点満点中14点と厳しく評価した。「明示的に料金の引き下げを提示してほしかった。市民に民営化の意義が見えにくい」と答申し、市も同様に判断した。

最新のガス機器を展示・販売したガスフェア。来年度の民営化を見据え、今年で最後になるはずだった=5日、仙台市青葉区の仙台国際センター

 目指したはずの民営化を先送りしたことで、市民が自由化のメリットを享受する機会もお預けとなった。

 今月5日、青葉区の仙台国際センターであったガス局主催の「ガスフェア」。訪れた若林区の主婦(45)は「電気料金で得られるポイントをガス料金とセットにできたら、お得になったのに…」と残念そうに語った。

 人口減少に伴い、都市ガス市場が今後、縮小均衡へ向かう中、市が民営化に求めたのは多彩なサービスと値下げの「両立」だった。

 東北大大学院経済学研究科の吉田浩教授(公共経済学)は「民営化すると、より安く、より良いサービスが、すぐ実現できるというのは過剰な期待。民営化は魔法のつえではない」と指摘する。

 郡和子市長は今回の民営化を白紙に戻した後も「経営形態の見直しが必要との認識に揺らぎはない」と強調する。年度内に一連の公募手続きを外部の目で検証し、3度目となる事業継承者の公募に意欲を見せる。

 「市民の重要なインフラであり続けた都市ガスという資産を生かさなければならない」とも語り、好条件でしか事業譲渡はしないとの姿勢を崩していない。

 これに対し、市議会9月定例会では「市民の利益になる判断だろうか」と白紙化を疑問視する声も出た。

 ベテラン議員は「3度目の公募で譲渡価格が(4社グループが提示した)400億円を下回れば大損失」と指摘。好条件でなくても提案を受け入れる政治判断も必要だったと訴えた。

 検証作業を前に、市役所内では運営権のみ売却する「コンセッション方式」の採用のほか、ガス局の株式会社化など大胆な民営化アイデアも浮上している。

 再び白紙に戻した決定が市民の財産を安売りしなかった「英断」となるか、千載一遇を逸した「失政」となるかは、3度目の結果に懸かっている。

[都市ガス小売り全面自由化]都市ガスの需要家が供給事業者を選べる自由化は、1995年の大口を皮切りに範囲を拡大。2017年4月に家庭用の小口も対象となり、完全自由化となった。地域独占が認められていたガス事業者を小売り、導管、製造に分割。新規参入した小売事業者が、導管事業者と託送契約することで料金を自由に設定できる。新規事業者に契約を切り替えた割合「スイッチング率」は21年3月末時点で全国16.8%、東北0%。

4105荷主研究者:2021/12/12(日) 16:14:52

https://kahoku.news/articles/20211115khn000039.html
2021年11月16日 06:00 河北新報
松島海岸駅にエレベーターや多機能トイレ 新駅舎の利用開始

利用が始まった松島海岸駅の新駅舎

 JR東日本は15日、仙石線松島海岸駅(宮城県松島町)の新しい駅舎の利用を開始した。新設の1番線ホームにエレベーターを設けるなどバリアフリー化を図ったほか、観光拠点としての機能を強化した。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。1階には多機能トイレを備えたほか、車いすや荷物を持った人がスムーズに通れるよう、自動改札機3台のうち1台に通路幅が約90センチの幅広タイプを導入した。

 1番線ホームに隣接して松島湾を望む展望スペースを設けた。1階待合室には観光案内機能を備えるディスプレーを設置する。12月1日に1階に土産店、2階にカフェが開店する予定。

 仮駅舎は12月末ごろに撤去が完了する見込み。既設の2番線ホームのエレベーターは整備中で、来年3月ごろに使用を開始する。家族4人で訪れた千葉市の自営業田中伸一さん(76)は「エレベーターがあると高齢者も助かるのではないか」と話した。

 松島町によると、旧駅舎は東日本大震災の津波被害を免れた。

改札口の中央に設けられた幅広タイプの自動改札機

1階の改札口と3階のホームを結ぶエレベーター

4106荷主研究者:2021/12/12(日) 16:16:59

https://kahoku.news/articles/20211117khn000024.html
2021年11月17日 17:10 河北新報
仙台のオフィス空き室率低下、6・30%に 10月・東京を下回る

仙台の市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市の10月のオフィスビル空き室率は、前月比0・21ポイント低下の6・30%と3カ月連続で下がった。2002年1月の月次調査開始以来初めて、東京(6・47%)を下回った。

 2カ月連続して全5地区で低下した。仙台駅前は、仙台駅東口のオフィスビルへの移転に伴う大型2次空室の成約が進み、0・30ポイント低下の6・30%。一番町周辺は0・02ポイント下がり、5・86%。銀行の支店撤退などの解約があったが、郊外からの事業所移転や人材派遣会社の分室開設による大型成約も見られた。

 宮城県庁・市役所周辺は、小規模な成約があり、0・08ポイント低下の6・55%となった。仙台駅東は0・29ポイント下がり5・85%で、住宅メーカーの館内増床があった。周辺オフィスは自社ビルからの移転などの成約があり、0・65ポイント低下の9・62%だった。

 仙台支店の担当者は「分室の開設や郊外からの移転が続き、大きな解約の動きは見られないため、空き室率の低下傾向は続くのではないか」とみる。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の356棟。

4107荷主研究者:2021/12/12(日) 16:22:38

https://kahoku.news/articles/20211118khn000054.html
2021年11月19日 06:00 河北新報
【独自】みやぎ県北高速幹線道路、12月17日全線開通 「復興道路」県内分完了へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211119kahoku02.JPG

 東日本大震災以降、復興支援道路として整備が加速された「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)が12月17日、全線開通することが分かった。唯一開通していなかった登米市の佐沼工区(3・6キロ)で工事が完了するめどが立った。震災を機に復興道路と位置付けられた縦軸の三陸沿岸道と横軸の復興支援道路は、宮城県内分が全てつながる。

 県北部の沿岸と内陸を結ぶ広域道路網が構築され、地域産業の振興や救急医療の改善が期待される。当日は午後1時半から佐沼インターチェンジ(IC)近くで開通式を行う。一般開放は午後4時半を予定する。

 みやぎ県北高速幹線道路は1995年度に着工。震災以降は国の復興事業の一環で工事が進み、中田工区(4・7キロ)が2018年12月、築館工区(1・7キロ)が19年6月に開通した。

 全線開通は当初20年度を目指したが、佐沼工区の地盤改良などに時間を要し、21年度にずれ込んでいた。同工区は事業費約186億円。県管理橋では県内2番目の長さとなる紫雲山大橋(741メートル)を含む。

 同道路では東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)を整備中。完成時期は未定。

 三陸沿岸道は今年3月、気仙沼港-唐桑半島IC間が開通。県内の三陸道は全区間がつながった。

4108荷主研究者:2021/12/12(日) 16:23:01

https://kahoku.news/articles/20211119khn000038.html
2021年11月19日 18:17 河北新報
エスパル仙台Ⅱが改装オープン JR仙台駅西口、「ゴンチャ」など出店

ゆったりと買い物できるよう通路を広めにし、明るい色調でデザインされた店内

 仙台ターミナルビル(仙台市)がJR仙台駅西口で運営する商業施設「エスパル仙台Ⅱ」が19日、リニューアルオープンした。ファッションや雑貨、カフェなど9店舗で構成し、うち5店舗が新規出店。衣料や家具、パンなどを扱う核店舗「ベイクルーズストア」は26日に開店する。

 東北初出店は、米国系のセレクトショップ「ロンハーマン」、香りの専門店「アットアロマ」の2店舗。新規出店の「ゴンチャ」は、台湾の阿里山(ありさん)で栽培された高級茶葉のウーロン茶や紅茶と、タピオカや黒糖、ミルクなどと組み合わせたメニューが味わえる。

 ゴンチャジャパン(東京)マーケティング本部の畑千絵部長は「上質なお茶の多様な楽しみ方を知ってもらいたい」と話す。

 ベイクルーズストアは「ジャーナルスタンダード」「エディフィス」などで知られるベイクルーズ(東京)が運営するEC(電子商取引)サイトで、リアル店舗は国内初出店。東北初登場の「フレームワーク」「レショップ」など12ブランドを扱う。

 「シップス」「アフタヌーンティー・ティールーム」など既存4店は改装した。エスパル仙台の山本信也店長は「ファッションの最先端の雰囲気を感じてもらい、仙台の活性化につなげたい」と話した。初年度の売上高は改装前の1・3倍となる約26億円を目指す。

4109荷主研究者:2021/12/12(日) 16:24:09

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8171/
2021-11-19 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/郡山折立線の郡山工区予備設計/申請は12月3日まで/延長700m対象に上下各3車線化

 仙台市は18日、都市計画道路・郡山折立線の郡山工区に係る道路予備設計業務を制限付き一般競争入札で公告した。参加申請は12月3日まで、開札は同9日13時20分に行う。

 参加資格は市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント道路部門の登載業者で、2006年以降に完了した国または地方公共団体等が発注した交差点を含む道路設計業務の元請け実績を有することなど。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から、県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線。

 今回の業務は、国道4号から西に向かい、JR太子堂駅東側に位置する郡山折立線と郡山大野田線の交差点に至る、太白区郡山6丁目ほか地内の延長700㍍区間が対象。この区間は幅員40㍍、車線構成は上下線ともに片側3車線とする方針だ。

 業務内容は、道路をはじめ平面交差点3カ所の予備設計と、現地測量および路線測量を行う。履行期限は22年3月31日までだが、同年12月28日までの延長を予定している。

 なお、国道4号と郡山折立線の交差部(篭ノ線交差点)は、東北地方整備局が計画する篭の瀬〜鹿の又工区1・6㌔㍍の連続立体化事業区間となる。

4110荷主研究者:2021/12/12(日) 16:29:23

https://kahoku.news/articles/20211121khn000013.html
2021年11月21日 18:14 河北新報
国道398号「崎山トンネル」開通 女川-雄勝間の難所解消

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211121kahoku01.JPG

 宮城県石巻市雄勝町と女川町を結ぶ国道398号「崎山(さきやま)トンネル」の開通式が20日、女川町石浜の現地であった。離半島部に整備された東日本大震災の防災集団移転団地で暮らす住民の利便性向上や、災害時の避難道路としての役割が期待される。

 開通したのは長さ0・71キロのトンネルを含む1キロの道路で、女川町の石浜、桐ケ崎両地区をつなぐ。カーブが続く約1・5キロの国道が約0・5キロ短くなり、ほぼ一直線で結ばれた。総事業費は約33億円で、社会資本整備総合交付金の復興枠を活用した。

 開通式には地元選出の国会議員や県の関係者ら約50人が出席。村井嘉浩知事は「斜面崩落がたびたび発生していたが、災害に強い道路になった。地域交流や観光振興に役立つことを期待したい」とあいさつした。

 崎山地区の国道398号は狭く曲がりくねった道が続いて車両の通行に支障があった上、震災や台風ではのり面の崩落が起きた。県が事業主体となって2017年12月に着工した。

 須田善明町長は「県内の398号で一番の難所が解消した。関係者に感謝したい」と語った。

テープカットでトンネルの開通を祝う関係者

4111荷主研究者:2021/12/12(日) 16:29:45

https://kahoku.news/articles/20211121khn000011.html
2021年11月21日 17:29 河北新報
乗り合いやデマンド型導入も 仙台市、公共交通再構築へ意見公募

 仙台市は持続可能な公共交通ネットワーク構築に向けた「地域公共交通計画」(2022〜26年度)の中間案をまとめ、22日からパブリックコメント(意見公募)を実施する。沿線人口や利用者が少ない路線バス運行エリアは、地域交通などバス以外のさまざまな交通手段の導入を検討する。

 市交通局と宮城交通が運行する路線の沿線人口、利用実態をエリア別に評価。夜間の人口密度が1ヘクタール当たり20人以上、運行本数が1日40本以上ある「支えるエリア」、それ以外の「育むエリア」に区分けした。

 支えるエリアは東端が仙台東部道路、西端がJR仙山線愛子駅周辺。主に市中心部や郊外の住宅地、JRや市地下鉄の駅周辺と沿線地域に広がる。

 エリア内では仙台駅前に向かう路線を「幹線区間」と「準幹線区間」、鉄道駅に結節する「フィーダー区間」に分類。幹線区間では各バス事業者が運行ダイヤを調整し、同一運賃を設定する共同運行を目指す。

 育むエリアは仙台東部道路東側、愛子駅以西のほか、青葉区みやぎ台、赤坂両地区、太白区秋保温泉地区、泉区根白石地区などが含まれる。地域の実情に合わせ、バスの運行ダイヤを見直すとともに、乗り合いタクシーやデマンド型の地域交通の導入を検討する。

 パブリックコメントは12月22日まで。中間案は市のホームページに掲載するほか、各区役所などで概要版を配布する。市は寄せられた意見を踏まえ、来年3月下旬に計画を策定する。

4112荷主研究者:2021/12/27(月) 23:17:44

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619387?isReadConfirmed=true
2021/11/24 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(1)入居企業、伴走型で支援

 中小企業基盤整備機構東北本部が運営する東北大学連携ビジネスインキュベーター「T―Biz」は、地域における大学発スタートアップ育成施設として2007年9月に開設した。東日本大震災を経て近年は社会課題解決を志向する起業家が増え、産官による支援も進化を続けている。社会が変貌する中、ハイテクベンチャーのサポートを目標に掲げるT―Bizと入居企業を取材した。

宮城県内で数少ないウェットラボの設置など、充実した環境に多様な企業が入居している

 T―Bizは研究シーズから事業化を図り、企業の成長に合わせて伴走しながら包括的にソフト支援している。事業計画・経営方針の策定からハード、ソフト、システムの製品出荷までさまざまな課題解決をともに進める。スタッフは大手企業で開発や新事業企画などの実務経験、マネジメントの経験を持ち、半年ごとに研究状況や事業進捗(しんちょく)を見直し、段階を踏まえて幅広くアドバイスする。

 東北大学青葉山キャンパス内の5階建て施設にオフィスタイプ8室、ウエットラボタイプ23室の入居室を設置。開設からの14年間で76の企業・研究機関が入り、入居期限の5年を経て卒業した企業の80%以上が事業化に成功した。現在もバイオ、素材、電子デバイス、医療など業種に偏ることなく多様な企業が入居する。ユニークな点は企業同士が話し合い、素子からモジュール、装置へとアップグレードするなど相互共創が進んでいること。同施設内で異業種連携が進んで、新たなシナジーを創出するシステムが構築されている。

スタッフは研究者、経営者両面の視点を大切にしながら多様な支援を行う

 一方で「マーケットを見る力も重要だ」と、工藤裕之チーフインキュベーションマネージャーは話す。理系の経営者は技術に傾倒しがちだが、社会のニーズを的確に判断できる人材を育成するため、資金調達や販路開拓など経営面についても広範な知見を提供する。このほか市場で知名度を上げるため、展示会やセミナーなど出会いの場への参加を積極的に支援している。

 「今後はライフサイエンスや環境ビジネスのスキルを持つ企業を積極的に受け入れたい」(工藤マネージャー)という。仙台市は20年に内閣府からスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定され、東北大も「ビジョン2030」で大学発ベンチャーをこれまで以上に多く創出する計画を持つ。すでにT-Bizからは経済産業省が支援するJ―Startup企業3社、J―Startup TOHOKU6社が誕生。ユニコーン企業の誕生による地域への貢献に期待が高まっている。(随時掲載。次回から東日本面に掲載します)

(2021/11/24 05:00)

4113荷主研究者:2021/12/27(月) 23:27:46

https://kahoku.news/articles/20211126khn000002.html
2021年11月26日 16:45 河北新報
陸前高田ー仙台、直行バス運行へ 来年1月末まで毎日運行し実証実験

新しい市街地の形成が進む陸前高田市中心部=2020年8月29日

 岩手県陸前高田市と仙台市を結ぶ直行バスの実証実験を陸前高田市の2事業者が27日に始める。来年1月末にかけ、無料の貸し切りバスを毎日運行し、利用ニーズを探る。需要が見込めれば本格運行を目指す。

 陸前高田市中心部の商業施設アバッセたかたと仙台市のJR仙台駅東口を三陸沿岸道を利用して2時間45分で結ぶ。出発時刻は陸前高田が午前6時半、10時15分、午後5時半。仙台は午前10時、午後2時半、9時15分。定員は各便30人。

 朝晩の2往復は毎日運行し、昼便は需要が見込める月・金曜を中心に仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)にも寄る。12月25日〜1月7日は連日3往復する。実施主体はマーケティング事業などを手掛ける陸前高田企画と貸し切りバス事業者の奥州交通で、観光庁の補助金約6000万円を活用する。

 陸前高田企画の村上清代表(62)は「首都圏や関西圏からの集客につなげたい。実験期間中に特別感のあるツアーを開催し、陸前高田の魅力を発信したい」と話す。全席予約が必要。連絡先は同社0192(22)9105。

4114荷主研究者:2021/12/27(月) 23:40:06

http://www.senmonshi.com/archive/02/02107UKEC59JY65.asp
2021/11/29建設新聞社
【東北・宮城】東北初の民間都市再生事業に認定/ヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業

 国土交通省は26日、ヨドバシホールディングス(東京都新宿区 藤沢昭和代表取締役)が仙台市内で進めるヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業(仮称)を東北初の民間都市再生事業計画に認定した。JR仙台駅東口地区の賑わい創出に向け、金融支援や税制上の特例措置などの支援が受けられる。

 ヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業はJR仙台駅東口に隣接する仙台市宮城野区榴岡1の3の1ほか地内の1万1290平方㍍に、店舗、オフィス、駐車場を備えたS造地下1階地上12階塔屋1階建て、延べ約7万4670平方㍍の複合ビルを建設する。公共施設として広場785平方㍍、道路1806平方㍍も整備する。

 併せて、仙台駅東まちづくり協議会が掲げる「住む・働く・楽しむ・学ぶが混在した多様なアクティビティがあるまち」に呼応し、仙台駅東口駅前広場で歩行空間や賑わい創出のオープンスペース整備・拡充を行うとともに、宮城野通に通じるペデストリアンデッキとエスカレーターの設置により、回遊性の向上を図る。

 鹿島の設計・施工で今月着工、2023年4月末の完成を予定している。

 民間都市再生事業計画認定制度は02年に創設して以来、全国で140件認定されており、東北では今回が初めてとなる。

 提供:建設新聞社

4115荷主研究者:2021/12/27(月) 23:41:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619835?isReadConfirmed=true
2021/11/29 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(2)東北マイクロテック・EXA

東北マイクロテック

12インチウエハーと3次元LSIの手作り模型を前に「発表した成果をもとにした受注もある」と元吉社長

品質・歩留まり・納期で評価

 日進月歩の半導体産業。そこに身を置く元吉真社長は「常に走り続けている。マグロと同じ」と業界の厳しさを表現する。

 企業で各種半導体メモリーなどの開発に携わり、小柳光正東北大学教授の研究成果を元に、最先端の3次元積層型LSI(大規模集積回路)の試作、デバイス開発を目的に会社を設立。低コストで作りやすい製品の供給を目指している。

 3次元LSIは省スペース、省電力で、高速信号処理によるリアルタイム応答などの利点がある。大手メーカーが独占生産する中、試作や少量生産の委託が増えてきた。ライバルは海外の研究機関だが、「品質や歩留まり、納期面で評価されている」(元吉社長)と自信をみせる。宮城県名取市の空き工場を借りて生産体制も整えた。2026年の年商50億円を目標に定め、「将来は地場企業と協同でデバイスをつくりたい」(同)という。

▽仙台市青葉区▽元吉真社長▽022・398・6264

EXA

EXAが製作した高周波誘導加熱式スカルメルト結晶育成炉のプロトタイプ

単結晶生成を低コスト化

 高価なイリジウムるつぼを全く使用しない次世代の単結晶育成技術と装置(スカル炉)の開発に挑む。単結晶研究の東北大学発ベンチャーであるC&A(仙台市青葉区)と三幸(東京都港区)の合弁で設立した。

 単結晶は通信機器や、がん検査の陽電子放射断層撮影(PET)装置などに不可欠。生成に使うるつぼの材料にはイリジウムを使う。ただ近年は価格が高騰し、るつぼ1個が1億円を超えるほどだ。庄子育宏最高技術責任者(CTO)は「結晶メーカーの利益のためにも、昭和の技法を見直す時では」と話す。

 独自開発の発信器と高周波コイルで原料粉末を中心部から溶かし、残った周辺がるつぼ代わりになるため結晶生成の大幅コストダウンが見込める。超高融点機能性材料の実用化に道を開き、特にパワーデバイス材料として優れた適性を持つ酸化ガリウムウエハーの低価格化に期待は高い。

▽仙台市青葉区▽奥野敦社長▽022・397・6291

(2021/11/29 05:00)

4116荷主研究者:2021/12/27(月) 23:45:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00620167?isReadConfirmed=true
2021/12/1 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(3)スカイファーマ・TUP

スカイファーマ

実験中の安藤社長。ゼブラフィッシュの網膜細胞増殖にも成功するなど、データが蓄積している

低コスト再生医療に挑戦

 治癒が困難とされる緑内障や脊髄損傷などを対象に「再生誘導医薬」の開発に取り組む。カギは安定的に大量生産できる低分子化合物。「ヒトが本来持つ再生能力・神経分化の因子を化合物で刺激し活性化させる」(安藤秀樹社長)ことにより、低コストの再生医療実現に挑戦している。

 脊髄損傷で下肢が麻痺したラットに薬剤を投与すると、数日後に回復し2本足で立ち上がる―。驚くべき成果が研究過程で得られた。安藤社長は「初めから動物を使ったスクリーニング技術の開発により、培養細胞から始める方式より遙かに高効率で新薬候補化合物を探れる」としており、国際出願特許が10月に公開された。

 並行して大手食品メーカーと健康食品の共創で収益化も進める。ベンチャーキャピタルの支援もあり、「ブレークスルーは既成概念の打破から」(同)と、仙台からのメガファーマ誕生に挑む。

▽仙台市若林区▽安藤秀樹社長▽022・398・6635

TUP

成膜技術でコスト削減

「大学の中で埋もれている技術を世に出したい」(佐藤浩樹社長)と志して起業した。研究室だけで事業を進めるにはリスクが伴うと考えており、民間企業在籍時の知見を生かし、さまざまなシーズを発掘して実用化へ道を拓くことを目指す。

 現在注力しているのは、化学気相成長(CVD)法による各種機能性材料の成膜事業だ。単結晶材料の製造に使われるイリジウム製のるつぼは希少金属のため高額であり、「4インチ結晶用で1億円以上。結晶原価の3―4割を占める」(同)という。そこで安価なモリブデンの表面をイリジウムでコーティングしたるつぼの試作に着手。単結晶材料の低コスト化と安定供給に期待は高く、市村清新技術財団の助成を得て開発を進めている。

 このほか有機EL成膜用蒸着装置のメタルヒーターへの被膜や、炭化ケイ素被膜の小型・小ロット材料の短納期化も進める。

▽仙台市青葉区▽佐藤浩樹社長▽022・208・2683

(2021/12/1 05:00)

4117荷主研究者:2021/12/27(月) 23:47:39

https://kahoku.news/articles/20211130khn000046.html
2021年12月01日 06:00 河北新報
仙台市の人口、過去最多109万6704人 20年国勢調査

仙台の市街地

 宮城県と仙台市は30日、2020年国勢調査(10月1日現在)の確定人口を発表した。県人口は230万1996で、15年の前回調査を1・37%下回った。人口減は4回連続で、減少率は1920年の調査開始以来最大。仙台市の人口は109万6704で過去最多となったが、増加率(1・34%)は政令市移行後、最も低かった。

 県人口の男女別は男性112万2598、女性117万9398。年齢別では65歳以上の老齢人口が過去最多の63万8984(全体の28・34%)、15〜64歳の生産年齢人口は134万6845(59・75%)、15歳未満の年少人口は26万8428人(11・91%)。

 市町村別は7市町村で前回より増え、28市町で減った。増加率の最高は名取市の2・67%。大衡村(2・56%)、大和町(1・92%)と続いた。減少率の上位は七ケ宿町(13・62%)、丸森町(12・24%)、川崎町(8・97%)。

 仙台市の5区別では、泉が2・14%減の21万2149で初めて減少に転じた。青葉は0・45%増の31万1590、宮城野は0・98%増の19万6732、若林は5・98%増の14万1475、太白は3・48%増の23万4758。

 県内在住の外国人は前回比39・06%増の1万9453人。ベトナムが約3・9倍の3813人に達するなど、介護をはじめ各種業界で外国人労働者の受け入れが増えた影響とみられる。

4118荷主研究者:2021/12/27(月) 23:51:20

https://www.sakigake.jp/news/article/20211202AK0001/
2021年12月2日 6時57分 秋田魁新報
HIS、秋田市の営業所を閉鎖 需要低迷、仙台に統合

仙台本店営業所との統合に伴い閉鎖された秋田市中通のHIS秋田アトリオン営業所

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)は、秋田市の秋田アトリオン営業所を11月30日で閉鎖し、仙台市の仙台本店営業所に統合した。新型コロナウイルスの感染拡大により、観光需要が低迷していることを受けた経営改善策の一環。

 秋田アトリオン営業所はHISの本県唯一の拠点。HISによると、政府が観光支援事業「Go To トラベル」の全国一斉停止を表明したことを受け、昨年12月から臨時休業していた。

 HISはコスト削減を図るため、国内100店舗や海外店舗の統廃合を進めている。集客に関しては、実店舗重視のスタイルから、オンラインでの販売に力を入れる方針を打ち出している。

4119荷主研究者:2021/12/28(火) 00:06:18

https://kahoku.news/articles/20211205khn000018.html
2021年12月06日 06:00 河北新報
仙台市地下鉄東西線、開業6年に 1日の利用4万8200人

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸6年を迎えた。6年目の利用者数は1日平均4万8200人(速報値)。新型コロナウイルスの影響で大幅に落ち込んだ前年の4万5800人は上回ったものの、増加率は5・2%にとどまった。通勤・通学客の多い平日も5万7600人の利用に沈んだ。

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211206kahoku01.JPG
開業6年を迎えた地下鉄東西線。新型コロナの影響が続き、利用者数は大きく回復していない=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211206kahoku02.JPG
川内、青葉山駅は伸び顕著

 開業6年間の1日平均利用者の月別推移はグラフの通り。開業時の需要予測8万人に届いたことはないが、新型コロナ前の4年目までは増加の一途だった。感染拡大で8万人に遠く及ばない状況に後退した。

 6年目は昨年12月〜今年3月と9月が、感染急拡大や国の緊急事態宣言で前年よりも減少した。4月以降は9月を除き前年を上回った。特に4、5月は臨時休校や外出自粛で激減した前年の反動増もあり、4月は67・8%増、5月は88・7%増の伸びとなった。

 駅別の1日平均利用者は青葉通一番町駅(青葉区)を除く12駅で前年を上回った。最多は仙台駅(同)の1万5000人。青葉通一番町駅(同)4700人、薬師堂駅(若林区)4000人などと続いた。

 大学キャンパスに近接する駅の伸びが顕著。川内駅(青葉区)は11・4%、青葉山駅(同)は12・0%それぞれ増加した。周辺でマンション開発が進む大町西公園駅(同)も11・9%増えた。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「利用者は回復傾向にあるものの、7年目も新型コロナの感染状況に大きく左右されるだろう。懸念は尽きない」と話した。

4120荷主研究者:2022/01/09(日) 15:53:20

https://kahoku.news/articles/20211122khn000054.html
2021年11月23日 06:00 河北新報
青葉山の「公園センター」姿を現す 和風の現代建築、23年3月完成 カフェや芝生広場も

黒色の屋根が目を引く公園センター

 仙台市青葉区の青葉山公園で、市が整備を進める「公園センター(仮称)」の外観工事がほぼ完了した。仙台城跡近くの広瀬川沿いに、黒色の屋根と宮城県産材を取り入れた和風の現代建築が姿を現した。完成は2023年3月の予定。市は「歴史文化を発信する新たな拠点に」と期待する。

 公園センターは平屋の1棟で、延べ床面積は約2000平方メートル。仙台藩重臣・片倉家の屋敷跡付近に建つことから、古絵図に基づいて御広間と大書院、回廊の一部を再現する。

 6メートル以上の天井高を確保する情報ラウンジは、七夕飾りや仙台・青葉まつりの山鉾(やまぼこ)を展示し、仙台の祭りを紹介する。交流体験スペースは隣接する仙台国際センターの関連行事など、多様なイベントの開催を想定する。テラス席のあるカフェも設ける。

平屋の建物は旧片倉邸の御広間や回廊などを一部再現する

中央広場は2万8000平方メートル

 建設費は約12億円。20年10月に工事に着手し、22年4月以降は展示物の設置作業を進める。工事は23年3月の完了を目指す。

 市はセンターを含む青葉山公園追廻地区の整備を進めている。センターの南側に約6000平方メートルのもりの庭園、南東側には芝生が広がる約2万8000平方メートルの中央広場を造成する。

 追廻地区は「全国都市緑化フェア」(23年4月26日〜6月18日)の主会場の一つになっている。

 市青葉山公園整備室の川崎剛室長は「年間を通して観光客に仙台を知ってもらう拠点にしたい」と話す。

大橋から見た公園センター

4121荷主研究者:2022/01/09(日) 16:12:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621107?isReadConfirmed=true
2021/12/9 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(4)ファイトケミカルプロダクツ・TBA

ファイトケミカルプロダクツ/植物由来廃棄油から原料

T―Biz内のプラントで研究が進んでいる

 米油を製造する過程で発生する廃棄油から、ビタミンEやパラフィンを抽出し製造する技術を持つ。安全かつ環境負荷が低い方法で未利用成分を有効活用し、食品や化粧品会社向けにバイオマス由来の原料を提供している。

 基盤技術は北川尚美東北大学教授が開発したイオン交換樹脂法だ。水処理の分離に使う樹脂に油中で高い触媒活性があることを発見し、全ての油から機能性成分を高純度で分離できるようになった。あらゆる植物油の研究を進め、油に合わせて装置を最適化する。

 学生時代に北川教授の下で学んだ加藤牧子社長が技術の実用化を目的に起業した。機能性素材の製造販売と、ライセンスおよびエンジニアリング事業を柱にビジネス展開する。近く新工場を建設する予定。「廃棄油を未利用資源と言い換えている」と加藤社長。高効率な製造技術で資源循環型社会の実現を目指している。

▽仙台市青葉区▽加藤牧子社長▽022・226・8818

TBA/安価なPCR検査法提供

検査用ストリップが入った容器を手に「途上国の安全は日本の安全保障のためでもある」と川瀬社長

 猛威を振るう新型コロナウイルス。検査体制の充実による感染拡大防止が世界中で望まれるが、途上国は資金も技術も不足している。そこで高額な装置を必要としない安価な検査法を普及させようと手を尽くす。

 TBAが推奨するSTH法は、場所を選ばず誰でも簡単に遺伝子検査ができる。その際に使用する遺伝子検査紙を製造・販売する。独自技術で異なるデオキシリボ核酸(DNA)を線状に複数本プリントした検査紙を、簡易なPCR装置で増幅したサンプルの展開液に入れると、どの線が発色したかで感染している菌やウイルスの目視判定が可能だ。

 遺伝子検査キット製造業者への検査紙提供をビジネスモデルとして展開する。国際協力機構(JICA)の協力を得てパートナー企業を探す考えだ。新型コロナ以外にもエボラ出血熱などの感染症や、養殖エビの感染や偽装食肉の検査にも適用できる。

▽仙台市青葉区▽川瀬三雄社長▽022・795・7138(随時掲載)

(2021/12/9 05:00)

4122荷主研究者:2022/01/09(日) 16:14:55

https://kahoku.news/articles/20211209khn000003.html
2021年12月09日 06:00 河北新報
白石・越河の国道4号、車線拡幅しきょう全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211209kahoku01.JPG
開通準備が進む白石市越河の国道4号上り車線=8日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211209kahoku02.JPG

 宮城県白石市越河(こすごう)地区の国道4号上り車線を2車線に拡幅する工事が完了し、宮城県側の全長2・9キロが9日正午に全線開通する。無理な追い越しによる事故防止や、渋滞を招く速度低下の緩和が期待される。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、宮城県側の工事は2012年4月着工、福島県境付近から工事を進めた。昨年10月までに1・9キロの区間を整備し、最後の1キロ区間も今月8日までに工事を終えた。

 周辺は福島県に向かって緩やかな上り坂で、大型車両の速度低下で渋滞の発生が多い。14年2月の記録的な大雪の際には車がスリップして立ち往生し、県境付近から岩沼市まで最大約40キロの大渋滞となった。

 福島県側でも県境から全長3・9キロ区間で下り車線の拡幅工事が進み、整備は2区間の計1・3キロを残すのみとなっている。

 仙台河川国道事務所の十枝内(としない)美範副所長は「冬季に間に合って良かった。拡幅工事で円滑な交通が確保される」と語った。

4123荷主研究者:2022/01/09(日) 16:19:25

https://kahoku.news/articles/20211209khn000033.html
2021年12月10日 06:00 河北新報
仙台・泉パークタウン「朝日」地区、来年1月造成完了

 仙台市泉区の大規模住宅団地「泉パークタウン」を手掛ける三菱地所(東京)は9日、最後の住宅開発区域「第6住区」の東工区「朝日」の造成工事が来年1月下旬に完了する見通しを明らかにした。

 第6住区は一戸建て1965区画を造成予定で、うち721区画の東と中央、西の3工区がある。早ければ2月に建売住宅の建築工事が始まる見込み。

 新築住宅に太陽光発電パネルと蓄電池を初期費用なしで設置する東北電力グループの「あおぞらチャージサービス」を全街区の希望者を対象に導入する。

 開発は1969年に始まり高森、寺岡、桂、紫山の各地区に住宅街が誕生。今年10月現在、1万506世帯の2万5356人が暮らす。

4124荷主研究者:2022/01/09(日) 16:28:40

https://kahoku.news/articles/20211211khn000049.html
2021年12月12日 10:00 河北新報
高速バス仙台―山形線、「ドル箱」復活なるか 客足回復も原油高重荷

山形大に近いバス停から仙台行きの高速バスに乗る利用客=山形市

 新型コロナウイルスの影響で利用客が減少した高速バスの仙台-山形線が、最悪の状況を脱しつつある。一時半減した客足は感染状況が落ち着いた秋から回復の兆しがあり、運休便も再開している。関係者は、仙山交流の進展でコロナ禍前は年間160万人を運んだ「ドル箱路線」の完全復活に期待を寄せるが、原油高という新たな困難も立ちふさがる。

 仙台-山形線は宮城交通(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する。コロナ禍により、政府が初めて全国に緊急事態宣言を発出した昨年4月ごろの乗客数は例年の5割に減少。運転本数も平日で以前の80往復から3割減、土日曜、祝日は66往復から半減した。

 乗客数はその後も厳しい状況が続いたが、全国で緊急事態宣言が解除された10月から好転。山交バスによると、山形大が対面授業を再開し通学客の利用が増えたこともあり、乗客数はコロナ禍前の7割ほどに回復した。運転本数も平日75往復、土日曜、祝日50往復まで戻った。山形大の最寄りのバス停には、列を作って到着を待つ学生の姿が戻ってきた。

 山交バス乗合課の寒河江晃一課長は「通学や出張での乗車が戻ったことに加え、週末に仙台へ買い物や飲食に訪れる利用客が増えてきた。満員で乗客が乗り切れず、久々に増便したケースもあった」と説明する。

 仙台-山形線は、同社の乗合事業の売り上げの2割近くを占める重要路線だ。明るい兆しに水を差すのが原油高。軽油が昨年同期に比べ1リットル当たり20円上がり、燃料費が月当たり数百万円の負担増となっている。消費燃料を減らすエコドライブなどの徹底も限界に達しているという。

 運転本数を削れば燃料費は減るが、寒河江課長は「乗客が集中し『密』が生じ安心感を得にくくなる。待たずに乗れる利便性も維持したい」と否定的。乗客数の本格回復にはまだ時間がかかるとの見方が強い中、仙台でコンサートなどのイベントが増えたり、山形方面への観光需要が戻ったりすることに望みをかける。

4125荷主研究者:2022/01/09(日) 16:29:08

https://kahoku.news/articles/20211212khn000011.html
2021年12月13日 06:00 河北新報
山形道、全線開通20年 通行量は最大6倍に

山形自動車道の新笹谷トンネル付近

 東日本高速道路東北支社は、8月に全線開通20年を迎えた山形自動車道の整備効果をまとめた。開通により仙山圏を移動する利便性が飛躍的に向上し、通行量が開通当時から最大で6倍に増加。観光や物流などの交流拡大に大きく貢献したと結論付けた。

 山形道は1981年の笹谷(宮城県川崎町)-関沢インターチェンジ(IC、山形市)間の開通を皮切りに庄内地方へ延伸。2001年に村田ジャンクション(JCT、宮城県村田町)から国道112号「月山道路」を挟んで酒田みなとIC(酒田市)までつながった。

 同支社によると、1日当たりの通行量が最も多い区間は笹谷トンネルのある笹谷-関沢IC間で、19年は1万8300台が利用した。伸び率でみると、山形北IC-山形JCT間が開通した1990年の1260台から2019年は6930台と6倍近くに増えた。

 全通により、仙山圏交流が加速した。仙台-山形間の高速バスの運行数は国道48号経由だった80年4月の1日11便から今年4月は72便と約7倍に増え、所要時間は1時間10分とほぼ半分に短縮。仙台市-山形市間の通勤流動も85年の約500人から2015年は約5倍の2500人に迫った。山形に拠点を置くスーパーの宮城への進出も促進した。

 山形道を利用する関係者へのヒアリングで集めた意見として「生活圏として仙台・山形を身近に感じる」「目的地に早く着き、運転も楽」などの声も紹介している。

 最近は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、県境をまたぐ移動自粛で大きく落ち込んだ通行量は9割ほどに回復したという。担当者は「開通により仙山圏などの関係性が高まり、沿線の発展に大きな効果があった」と話した。

4126荷主研究者:2022/01/09(日) 16:36:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621661?isReadConfirmed=true
2021/12/15 05:00 日刊工業新聞
「T-Biz」で始めよう 東北大学連携BI(5)ハートビートサイエンスラボ・三幸

【ハートビートサイエンスラボ/生体信号から情報提供】

 心電図や脈波など生体から出る信号から、企業が必要とする情報を取り出す方法を提供する。早野順一郎社長は心拍のゆらぎに着目した日本の研究者の先駆け。名古屋市立大学の教授時代、当時の研究生が東北大学工学部に採用されたことが縁となりT―Bizに入居した。

 就労中のストレス判断のようなヘルスプロモーション、エアコンが快適になる状態を予測するモデルで製品にフィードバックする活動などを行う。居眠り運転の予知、睡眠時無呼吸症候群の判定などへ可能性は広がる。

 ウエアラブル機器の普及で生体信号がビッグデータ(大量データ)化しているが、「データをどう活用するかは世界的に未発達だ」(早野社長)という。日本には24時間心拍データが70万件蓄積しており、県別の健康寿命が心拍とリンクしていることも分かった。生体データを『解読』する仕事で、生体機能や将来のリスク予測を支援していく。

 ▽仙台市青葉区▽早野順一郎社長▽050・3579・4219

【三幸/研究者ニーズ 迅速対応】

「半導体産業の盛んな宮城県に、将来は工場を持ちたい」と奥野社長

 もともとカーボン製品や半導体装置部品などを扱う商社だが、精密機械製品の製造にも取り組んでおり、今では製造が売り上げの8割を占める。富山市と熊本市に工場を構える一方、東北大学が持つ単結晶生成技術と同社の装置製造技術を融合したベンチャーを立ち上げた。それを機にT―Bizに入居、仙台支店を設けた。

 奥野敦社長は「消耗品と装置をトータルで販売できる会社は少ない」と話す。新しいものを創造する研究者のニーズは特注品にあり、現場の近くで迅速かつ臨機応変に支援できるのが強みだ。「初めは少量の納入でも、後に大物の受注につながることもある」(奥野社長)という。

 ノウハウがある加熱炉関連のほか、医療系でも東北大への協力を視野に入れる。熊本では中性子を遮蔽(しゃへい)する透明な素材の開発を進めており、「福島で原発の廃炉作業に役立てたい」という。

 ▽東京都港区▽奥野敦社長▽03・5403・9250

(2021/12/15 05:00)

4127荷主研究者:2022/01/09(日) 16:39:29

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/621784
2021/12/16 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(6)エーアイシルクほか

【エーアイシルク/導電性繊維で健康管理】

「東日本大震災後の東北で、雇用と新産業創出に貢献したかった」と岡野社長

 「J―Startup企業」にT―Bizから選ばれた第1号企業。天然由来のシルクを活用した導電性繊維「エーアイシルク」とプリンターを開発し事業化している。繊維は染色の技法を用いて製造するので、各種繊維に応用可能。プリンターで必要な部分にだけ導電性を持たせることもできる。

 肌触りが良く通気性もある。そのため長時間着用でもストレスが無く、洗濯しても劣化しにくい。ターゲットは健康管理だ。トレーニングスーツを着て電気刺激を受ければ効果的に筋力アップでき、長期入院患者の心拍測定なども容易になる。

 大手化学繊維会社、スポーツメーカーとの共同開発も進んでおり、宮城県村田町の工場で本格生産も始まった。岡野秀生社長はこのほか、「独自ブランドを立ち上げ、自動車やスマート家電などでも需要を掘り起したい」としており、2025年の年商25億円を目標に掲げている。

 ▽仙台市青葉区▽岡野秀生社長▽022・724・7092

【大武・ルート工業/ランニングマシン高度化】

大武・ルート工業のトレッドミル

 自社主力製品の一つトレッドミル(ランニングマシン)の高度化をT―Bizで進めている。大武のトレッドミルは、リハビリテーション、スポーツ、計測・性能試験の各用途で製品がある。新たに開発を進めているのは、リハビリ分野向けで東京大学、東北大学などと連携する。

 開発機は人間の関節トルクや筋負荷、筋張力など人間の多自由度運動をトレッドミルに乗ることで「手軽に測定できるようにすることを目指している」(太田貴子常務)。一般的には関節トルクなどのデータは、モーションキャプチャーと呼ばれるシステムで測定している。ただ人体へのセンサー装着など、測定までの時間を要するなどの課題を持つ。

 トレッドミル内にモーションキャプチャーシステムを内蔵させるイメージで、新たな測定の仕組みづくりなどを進めている。今後はユーザーの声も聞きながら、開発機を使った新たなビジネスモデルも展望する考えだ。

 ▽岩手県一関市▽太田義武社長▽0191・24・3144

(2021/12/16 05:00)

4128荷主研究者:2022/01/09(日) 16:41:20

https://kahoku.news/articles/20211216khn000004.html
2021年12月16日 11:22 河北新報
文具・オフィス家具のプラス、宮城の物流拠点再建 22年8月稼働

 文具・オフィス家具製造販売のプラス(東京)は15日、東北と北海道に商品を配送する物流拠点「ジョインテックス東北センター」を、宮城県岩沼市空港南に整備すると発表した。2022年8月に稼働を始める。

 東北センターは22年4月に完成する予定の物流施設「プロロジスパーク岩沼1」の2階に入る。総床面積は約1万2000平方メートル。文具やオフィス用品、日用雑貨など約3万7800品目を取り扱い、年間出荷金額は約59億円と見込む。

 投資額は約3億2000万円。当初の人員規模は100人の予定で、地元から雇用する方針。

 プロロジスパーク岩沼1は20年4月の火災で全焼し、東北センターも延焼のため焼失した。プラスは埼玉県内の物流拠点から東北と北海道への配送を続けてきたが、サービス水準の回復を図るため、センター再建を決めた。

4129荷主研究者:2022/01/09(日) 16:47:55

https://kahoku.news/articles/20211217khn000001.html
2021年12月17日 06:00 河北新報
名取の市道「熊野堂柳生線」全通 国道286号と南仙台駅を直結

テープカットで市道開通を祝う関係者ら=名取市高舘熊野堂

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211217kahoku01.JPG

 宮城県名取市が市高舘熊野堂に整備してきた市道熊野堂柳生線が16日、全線開通した。国道286号と仙台市太白区柳生を結ぶルートで、周辺の渋滞緩和や地域活性化が期待されている。

 市道熊野堂柳生線は総延長3770メートルで、第3期事業(2016〜21年度)の今回、未整備区間だった仙台市境までの780メートルが開通した。仙台市道南仙台駅柳生線に接続し、県道仙台館腰線やJR南仙台駅と直線的につながった。

 片側2車線で、30年の交通量は1日当たり1万3200台と見込む。道路の両側には幅4メートルの自転車・歩行者道を確保した。今回の事業費は9億9500万円。第1期の市道整備は1985年度に始まった。

 現地であった開通式典には国や県、地元関係者ら約60人が出席。山田司郎市長が「大都市仙台に隣接した強みが、今後のまちづくりに最大限生かされる」とあいさつした。市高舘小の児童たちが太鼓や踊りを披露し、山田市長らがテープカットをして開通を祝った。

4130荷主研究者:2022/01/09(日) 17:10:43

https://kahoku.news/articles/20211217khn000061.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
三陸道きょう全線開通 仙台─八戸を5時間で結ぶ復興道路が完成

 国が東日本大震災の復興道路として整備した三陸沿岸道が18日、全線開通する。仙台市から青森県八戸市まで総延長359キロの所要時間は震災前より約3時間20分短縮され、約5時間で結ばれる。

 18日午後3時から、未開通だった岩手県の普代-久慈インターチェンジ(IC)間25キロが利用可能になる。内陸部とつなぐ復興支援道路と格子状の高速交通ネットワークを形成し、物流活性化や観光振興など幅広い整備効果が期待される。

 1974年度に事業化された三陸道の総事業費は約1兆6000億円。国は2020年度中の全線開通を目指したが、トンネル工事の遅れなどでずれ込んだ。

震災時に「命の道」として機能

 震災時、三陸道は129キロが利用可能だった。沿岸部を走る国道45号が津波で寸断される中、住民の避難や物資輸送の「命の道」として機能。その教訓から国は防災面の役割も考慮し、三陸道などを復興道路・復興支援道路と位置付け、本格的な復興予算となった2011年11月の第3次補正予算で国直轄分の未着工18区間の事業化を決めた。

 「10年以内の完成」を掲げ、国は費用と人手を投入。用地取得などを官民連携で行う事業促進パブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)も国の公共事業で初導入した。

 三陸道は津波浸水域を避け、インターチェンジ(IC)の配置は復興まちづくりと連動させるなどのコンセプトで整備を進めた。震災前、事業化から完成まで平均約14年かかっていたのを約8年に縮め、開通する距離も年平均4キロから21キロに大きく伸びた。

 所要時間は仙台市-岩手県宮古市が約2時間、宮古市-盛岡市が約35分、福島県相馬市-福島市が約25分それぞれ短縮された。釜石港(岩手県釜石市)のコンテナ取扱量が大幅に増えるなど人やモノの移動が活発化し、岩手県への経済波及効果を年間540億円とする民間の試算もある。

 一方、仙台からの日帰り圏の拡大は宿泊需要の減少が懸念され、沿線観光地に長く滞在してもらう魅力づくりが課題になっている。

 七十七リサーチ&コンサルティング(仙台市)は「アクセスの向上により、首都圏からの週末旅行が来やすくなった。自治体や業種の枠を超えた『オール三陸』の取り組みで、観光客の全体量を増やすことが重要だ」と指摘する。

[復興道路・復興支援道路]復興道路の三陸沿岸道は三陸縦貫自動車道、三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道の総称。1974年度に事業化され、82年に松島大郷-松島北IC間が初めて開通した。復興支援道路に位置付けられるのは宮古盛岡横断道路、東北横断自動車道釜石花巻道路、みやぎ県北高速幹線道路、東北中央自動車道相馬福島道路の四つ。約2兆2000億円に上る総事業費の大半は国費で賄われた。一部区間を除き通行無料。

4131荷主研究者:2022/01/09(日) 17:11:17

https://kahoku.news/articles/20211217khn000055.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
【独自】宮城・松島海岸IC近くに中古車オークション会場 トヨタユーゼック

 トヨタ自動車グループで中古車卸売りなどを手掛けるトヨタユーゼック(千葉市)が、宮城県利府町東部の三陸沿岸道松島海岸インターチェンジ(IC)近くに、中古車オークション会場の整備を計画していることが分かった。周辺では商業施設などを誘致する動きも浮上している。

 整備予定地は、来年5月に市街化区域に編入される見込みの約15・2ヘクタールのうち、松島海岸IC東側の明ケ沢地区約5・3ヘクタール。現在は休耕田や田畑が広がっており、今後、土地区画整理事業が予定されている。

 同社は中古車販売業者向けのオークション会場を全国12カ所に開設し、東北では郡山市に立地している。河北新報社の取材に対し、同社は「土地の取得は決めているが、それ以上はコメントできない」と答えた。

 仙台市に隣接する利府町は公共施設や大型商業施設などが集積する中心部の発展が続く一方、東部地域の開発が課題とされる。

 町は明ケ沢地区を市街化区域に編入後、一帯を準工業地域に指定する見通し。ICに近接する交通の便を生かし、オークション会場の開業をきっかけに商業施設や工場などの企業誘致に向けた環境整備を進めるとみられる。

4132荷主研究者:2022/01/09(日) 17:11:54

https://kahoku.news/articles/20211217khn000060.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
みやぎ県北高速幹線道路が全線開通 登米、栗原つなぐ横軸整う

開通した佐沼工区を走る車両。宮城県北の横軸としての役割が期待されている=17日午後2時25分ごろ、登米市迫町

 東日本大震災以降、復興支援道路として整備された「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)が17日、全線開通した。登米市佐沼工区(3・6キロ)の完成で、登米と栗原両市を結ぶ宮城県北の横軸が整い、縦軸の三陸沿岸道とつながった。

 登米市の佐沼インターチェンジ(IC)であった開通式には、村井嘉浩知事や熊谷盛広登米市長、佐藤智栗原市長ら関係者約80人が出席した。村井知事は「地域間交流が強化され、観光・産業振興に寄与してほしい」とあいさつ。関係者が車で渡り初めをした。

 県北高速道路は1995年度に着工した。震災以降は国の復興事業の一環で工事が加速され、中田工区(4・7キロ)は2018年12月、築館工区(1・7キロ)は19年6月に開通した。

 現在、東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)の整備が進められ、国道398号北方バイパスを使用している区間(約4キロ)の高規格化も検討されている。完成時期はいずれも未定。

テープカットで開通を祝う村井知事(左から3人目)ら=17日午後2時ごろ、登米市迫町の佐沼インターチェンジ

広域観光、企業誘致へ膨らむ期待

 みやぎ県北高速幹線道路の登米佐沼工区(3・6キロ)が17日に開通し、縦軸の三陸沿岸道と東北自動車道をつなぐ、県北の横軸が完成した。地域の主要都市間のアクセス時間が短縮され、特に中間地点に位置する登米市では広域観光、企業誘致への効果に期待を膨らませている。

 「これまで育んできた『栗登(くりと)一平』の広域連携が、道路の完成で一気に花を咲かせてほしい」と登米市観光物産協会の猪股育夫会長(71)は期待する。

 「栗登一平」とは、栗原、登米、一関、平泉をもじった総称で、4市町は2017年度から共同で観光キャンペーン企画している。横軸が整ったことに伴い、岩手県南とのアクセスも飛躍的に向上したため、より一体化した周遊プランを描けるようになった。

 新型コロナウイルスの影響を受ける前、世界遺産の中尊寺や毛越寺などを抱える平泉町を訪れた観光客は年間200万人以上。コロナ後を見据え、平泉を含めたコースに、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地巡りを組み合わせることを旅行会社などに提案して相乗効果を訴える。

 登米市は沿岸部と内陸部を結ぶ「広域交流拠点」となり、誘致工場立地も加速しそうだ。

 市内の北方地区にある長沼第2工業団地では二つの区画で工場立地を募集しているほか、三陸道登米インターチェンジ近くの登米インター工業団地は19年4月から分譲中だ。

 熊谷盛広市長は1日の定例記者会見で「コロナ禍で誘致活動を控えざるを得なかったが、道路の開通を機にアクセスの良さを訴え企業誘致に本腰を入れる」と意気込みを口にした。

 企業誘致に携わってきた登米中央商工会前会長の阿部泰彦氏(77)は「県北高速幹線道路の開通は登米市にとって絶好のチャンス。人口減少が続く中、就労人口を確保するなど受け入れ態勢を整えることが大切だ」と気を引き締める。

4133荷主研究者:2022/01/09(日) 17:12:29

https://kahoku.news/articles/20211217khn000059.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
東北新幹線の約2割を減便へ JR東、来春のダイヤ改正

東北新幹線

 JR東日本仙台支社は17日、2022年3月12日のダイヤ改正の概要を発表した。新型コロナウイルスに伴う利用客低迷を受けて、東北新幹線の定期列車のうち約2割を臨時列車に変更し、実質的に減便する。担当者は「定期列車の大幅削減はこれまで聞いたことはない」と話す。

 東北新幹線はやぶさ13本とやまびこ16本、秋田新幹線こまち2本を臨時列車として運転。全車指定席となる山形は減便しない。

 在来線では、仙石線のダイヤを全面的に改正。あおば通駅から松島海岸駅に行く列車は6往復増やす。11月に新駅舎の利用を開始し、増加が予想される松島エリアの観光需要に応える一方、利用者数が少ない石巻行きを3往復減らす。通勤時間帯に大きな変更はないが、平日と土日休日で別々のダイヤを設定した。

 担当者は「厳しい経営状況にある中、車両や従業員を効率的に運用するため、利用状況に合わせて柔軟に列車を運行する」と説明している。

4134荷主研究者:2022/01/09(日) 17:44:26

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC176K90X11C21A2000000/?unlock=1
2021年12月20日 19:19 日本経済新聞 宮城
NTT東日本の仙台新ビル、次世代放射光と通信連携

4135荷主研究者:2022/01/09(日) 17:47:12

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC068MO0W1A201C2000000/?unlock=1
2021年12月21日 2:00 日本経済新聞 宮城
宮城・富谷、仙台から地下鉄延伸構想 建設費など課題
東奔北走

4136荷主研究者:2022/01/09(日) 17:48:08

https://kahoku.news/articles/20211220khn000025.html
2021年12月21日 06:00 河北新報
東北大発医療ベンチャー「レナサイエンス」 医学部内に研究開発拠点開設へ

立地表明書を郡市長(左)に手渡す宮田会長(中央)。右は青木副学長

 東北大発の医療ベンチャーで、9月に東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した「レナサイエンス」(東京)は20日、仙台市青葉区の東北大医学部内に研究開発拠点「TREx(ティーレックス)」を来年1月に開設すると発表した。市と東北大が研究開発拠点の集積を図るため、今年4月に締結した協定に基づく誘致の第1号となる。

コロナ関連の経口薬開発も

 レナ社は本社の研究開発機能を仙台に移転し、研究員7人を配置する。東北大と連携し、新型コロナウイルス感染に伴う肺障害を解消する経口薬や慢性骨髄性白血病の治療薬に関し、治験を基に安全性や有効性を確かめ、実用化を目指す。

 個々の糖尿病患者に適したインスリン投与量の把握、小児の識字障害の有無などに人工知能(AI)を活用する研究にも取り組む。

 市役所で20日にあった立地表明式で、レナ社の宮田敏男会長(東北大副理事)は「医療現場の課題に速やかに解決策を示すことが求められる時代。(東北大発ベンチャーとして)仙台で役に立つことが使命と考えた」と強調した。

 市は東北大と結んだ協定にキャンパスへの立地促進助成金のほか、企業による学内施設の利活用や大学発ベンチャー発掘・育成の支援を盛り込んでいた。

 郡和子市長は「優秀な学生の地元雇用も期待できる。地域経済をけん引する企業になるよう市も応援する」と協力を約束した。

 東北大の青木孝文副学長は「医療の課題は多岐にわたり、工学、薬学など各分野の横断的な取り組みが必要だ。大学としても積極的に後押しする」と話した。

4137荷主研究者:2022/01/09(日) 17:49:34

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00622617?isReadConfirmed=true
2021/12/23 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(7)

パンソリューションテクノロジーズ/ウエハー品質 瞬時に測定

シリコンウエハーの品質を測定する装置

 会社設立は2017年9月。東北大学金属材料研究所から生まれた研究成果を事業化した。半導体結晶基板の品質を瞬時に測定する独自の方法を用いた半導体ウエハー検査装置の開発・製造・販売を手がける。

 新技術の名称は「HS―CMR法」。太陽光発電システム向けシリコン結晶基板の効率的な出荷検査などに役立てる。同法は4探針法を利用し、独自開発のアルゴリズムにより電流を可変させながら、基板内部に浸透させて、情報を得ることができる。

 HS―CMR法を用いた同社の測定装置は、太陽電池としての電子、欠陥などエネルギー変換率に関するすべての要素を測定。発電に寄与する電子の数(有効キャリア)を正確に測定し、太陽電池全体の性能を引き上げることにもつなげる。

 半導体製造における品質のばらつきや生産性向上にはまだ課題が残るという。「日本の半導体産業に貢献していきたい」(松島悟社長)としている。

 ▽仙台市青葉区▽松島悟社長▽022・216・7155

ナルックス/微細加工技術を高度化

 超高精度な樹脂・ガラス光学部品を手がける。自社で光学設計から超精密金型加工・切削、成形・蒸着・自動化・組み立て、測定・評価まで一貫して対応している。東北大学のMEMS(微小電気機械システム)分野における最先端のナノ(ナノは10億分の1)レベル加工技術に着目し、T―Bizに仙台技術研究所を設けた。自社の微細加工技術の高度化につなげている。

 レンズ、ミラー、回折光学素子、光学モジュール、光通信などさまざまな分野に製品を供給する。新たな機能を持つ光学素子のプロセス開発など、微細加工技術開発の領域で「仙台研究所は頭脳拠点にもなっている」(大割寛執行役員CTO)。

 ナルックスが取得した特許は200件を超えるという。今後も国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関係した分野などのビジネスをサポートする開発やモノづくりを一段と進める姿勢を示す。

 ▽大阪府島本町▽北川清一郎社長▽075・963・3456

(2021/12/23 05:00)

4138荷主研究者:2022/01/09(日) 17:59:32

https://kahoku.news/articles/20211224khn000031.html
2021年12月24日 14:37 河北新報
<いぎなり仙台/一番探すべ!>東北帝大に日本初の女子学生 反対押し切り門戸開放

3人が学んだ校舎跡地に建つ記念碑=仙台市青葉区の東北大片平キャンパス

黒田チカ

丹下ウメ

牧田らく

 「全ての人への教育確保」を掲げる国連の持続可能な開発目標(SDGs)。その1世紀以上前の1913年、東北大前身の東北帝大に日本初の女子学生が誕生した。

 東京、京都に続く帝大として07年に開学したが、学生集めが難航。優秀な学生を集めようと「門戸開放」を掲げた。旧制高卒の男子のみだった受験資格を広げ、当時の文部省の反対を押し切って黒田チカ(29)、丹下ウメ(40)、牧田らく(24)の3人に現在の理学部への入学を許可した。

 東北大史料館の加藤諭准教授(歴史学)は「いずれも師範学校の教員で、戻れる先があったことで3人も大学側も踏み切れた面が大きい」と説明する。

 受け入れ態勢は十分でなかったが、3人とも卒業を果たした。黒田と丹下は研究者となり、牧田は結婚して家庭に入った。その後、女子の入学は途絶えたが、法文学部(当時)が開講した23年に復活し、現在に至る。

 東北大には本年度、大学院生を含め約4700人の女子学生が在籍する。割合は全体の3割弱だが、2割前後にとどまる東大や京大より高いのは先駆者のプライドか。(佐藤素子)

 ◇

 仙台と周辺にある日本一、日本初、国内唯一。身近にある「一番」を宮城県発行の『みやぎ・仙台日本一!百選』を片手に訪ね歩いた。

[メモ]東北大は2002年に男女共同参画推進のための「東北大学宣言」を採択し、国内の顕著な取り組みを表彰している。日本記念日協会は20年、東北大が日本で初めて女性の入学を許可した8月21日を「女子大生の日」として登録した。

4139荷主研究者:2022/01/09(日) 18:03:29

https://kahoku.news/articles/20211224khn000033.html
2021年12月25日 06:00 河北新報
駅構内の荷物搬送、ロボで効率化 JR仙台駅東口の物流拠点始動

台車に潜り込みリフトアップして荷物を運ぶ縦移動ロボット「NN-470」

 JR東日本仙台支社が仙台市宮城野区名掛丁の仙台駅東口で昨年4月から建設していた物流拠点「JRロジスティックビル ハイフン仙台」が完成し、12月に本稼働した。駅西口など3カ所に分散していた荷さばき施設や倉庫、事務所などを集約し、搬送用ロボットも導入するなど駅構内の物流効率化を図る。

 鉄骨9階、延べ床面積約4200平方メートル。ロボットは2種類各3台を導入。低床構造の縦移動型は、タブレット端末で行き先を指定すると、自動走行で最大約400キロの荷物を載せた台車の下に入り、1階荷さばき施設から3、4階の倉庫に搬送する。横移動型は連結した台車をけん引して従業員に追従し、最大約600キロの荷物を駅構内後方施設まで運ぶ。

 導入で約5人分の仕事量削減につながり、事業部不動産活用課の布施俊太郎副課長は「ロボットと人とを組み合わせることで、人手不足などの課題解決が期待できる」と話した。

 職場環境改善に向け、更衣室やシャワー室を増床し、休養室を完全個室化。5〜9階はオフィスなどが入る。社員50人や駅構内の店舗の従業員ら約1500人が出入りする。

 西口荷さばき駐車場は利用を停止。駅北部高架下の跡地約1600平方メートルは、新たなにぎわいをつくるための有効活用を今後検討するという。

仙台駅東口に完成した物流拠点「JRロジスティックビル ハイフン仙台」=仙台市宮城野区名掛丁

4140荷主研究者:2022/01/09(日) 18:07:05

https://kahoku.news/articles/20211225khn000045.html
2021年12月26日 06:00 河北新報
知る人ぞ知る、名掛丁地下歩道の活用策探る 住民が協議会設立

仙台駅東口と西口の住民が集まった協議会の設立総会

 JR仙台駅北側の東西ををつなぐ「名掛丁地下歩道」を地域活性化に活用するため、周辺住民が25日、「名掛丁地下歩道リノベーション事業推進協議会」を設立した。建設時の昭和初期の姿を残す地下歩道は「暗くて怖い」との評判もある。協議会は誰でも利用しやすい歩道にしようと、本年度中に改修案をまとめて市への要望につなげる。

 協議会には、駅東口の榴岡地区町内会連合会や西口の名掛丁商店街振興組合、仙台駅前商店街振興組合の代表ら18人が入る。設立総会は宮城野区の駅東交流センターで開かれ、榴岡地区町内会連合会の庄子哲夫会長代行(77)が協議会の会長に就いた。

昭和3年に建設

 庄子会長は「これまで仙台駅の東側と西側の住民が一堂に会してまちづくりの話をすることはなかった。住民の声や思い出を反映してきれいな歩道にしたい」と述べた。

 市によると、地下歩道は1928(昭和3)年建設され、長さ40メートル、幅2・7メートル、高さ2・3メートル。高架にペデストリアンデッキとつながる「仙台駅北部名掛丁自由通路」が2008年に開通した後、地下歩道は「知る人ぞ知る」存在になっていた。

 市は来年3月までにコンクリートの状況を調べて大規模改修が可能か判断し、来年度以降に設計を始める。協議会は市の計画に合わせ、本年度中に最終構想案をまとめる。利用実態の調査や住民へのアンケートを実施するほか、ワークショップを10回程度開く予定。

93年の歴史がある名掛丁地下歩道を歩く庄子会長。「イメージを払しょくしたい」と意気込む

4141荷主研究者:2022/01/09(日) 18:12:45

https://kahoku.news/articles/20211226khn000013.html
2021年12月27日 06:00 河北新報
<2021年 宮城を振り返る>仙台市のガス民営化白紙 需要予測、大きく隔たる

 東日本大震災から10年となった一年が暮れる。被災地は新たな歩みを進め、延期された「復興五輪」が新型コロナウイルス下で開催された。コロナ下での選挙も相次いだ。医療、事故などのニュースも。現場で取材した記者が振り返る。

郡市長(右)に選定結果を手渡す民営化推進委員会の橘川武郎委員長=9月7日、仙台市役所

 予期せぬ結末にしばらく思考が止まった。

 仙台市のガス事業民営化を巡り、専門家の民営化推進委員会は9月7日、郡和子市長に事業継承者の選定結果を報告した。結論はまさかの「該当なし」。思わず「えっ!」と声を上げ、同僚と顔を見合わせた。

 手を挙げたのは一つの企業グループのみ。しかも、地元の電力会社と大手のガス会社が組んだ、強力な布陣だった。すんなり決まるものと思い込んでいた。

 この事態を想定しなかった自分の甘さはいったん横に置き、民営化が白紙に戻った理由を探った。取材を進めると、都市ガスの将来像を巡る市と企業グループの認識のずれが分かった。

 企業グループの予測は民営化後5年間で、需要家が約2万件も減るというシビアな見立て。一方、市の予測は期間が若干異なるものの約1000件の減少。実に約20倍の開きがあった。

 市ガス事業は80年の歴史を刻み、需要家も約34万件と公営で全国最大規模を誇る。東日本大震災を経て直近は7年連続の黒字経営。「優良物件」のプライドは高く「民営化後に需要家を減らすような事業者に、市民の財産は渡せない」というのが、市の本音だった。

 認識差の背景には2017年の都市ガス小売り全面自由化がある。国が主導し、寡占状態の都市ガス事業に電気事業と同様の競争環境をつくり、国民が事業者を選べるようにする。

 現時点で仙台圏に新規参入の事業者はいないが、首都圏や関西圏は既に競争が激化している。企業グループは仙台圏でも近い将来、新規事業者が現れ、需要家が奪われると見立てた。

 これに対し、市は将来の競争環境を考慮せずに予測を立てた。過去の実績から将来を予測し、計画を立てるのが行政。不確実な要素まで加味するのは難しい。「今起こっていないことを、これから起こると言えないでしょう」。ガス局幹部の言葉が忘れられない。

 民営化の白紙は09年に続き2度目。郡市長は「民営化の旗は降ろさない」と3度目に意欲を示す。まずは企業グループを含め、民営化に関心のある10社以上にヒアリングし、一連の経過を内部で検証するという。

 事業環境の認識差が埋まらなければ同じ失敗を繰り返すばかり。行政と民間の違いを乗り越え、双方がどこまで歩み寄れるかが「三度目の正直」の鍵を握る。

(報道部・古賀佑美)

[メモ]最低譲渡価格を400億円と設定し、2020年9月に事業継承者の公募を開始。東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループが唯一応募したが、専門家による民営化推進委員会の審査結果は、200点満点中85.3点にとどまり、郡和子市長は「該当なし」と決定した。


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