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各種イノベーション・新発明・新技術など

441とはずがたり:2017/03/27(月) 23:02:57
>>439-441
ニュースをもっとポジティブに
――変わったことをやっている人を評価しない、と。

だいたい、何か新しいことを始めると、最初は冷やかすわけです。「お前、こんなカッコイイことやって」とか、「うまくいったら俺も巻き込んでよ」とか言って、ダメだったら「やっぱりね」「そう思っていたんだよ」みたいな(笑)。日本では、あまりにもポジティブなニュースに対してスポットライトが当たることが少ないように思います。みんなで不満を言っている、サラリーマンの新橋での会話の雰囲気がメディアで報道されているイメージがある。

アメリカでは、そんなに華々しい成功をしなくても、ヒーロー、ヒロインになれる文化がある。小さなコミュニティにもいるし、大企業にもいる。リスクをとって人と違うことをやって成功した人、いろいろ挫折しながらもある程度成果を出した人を、メディアも積極的に取り上げています。結果として、そういう行動をプロモートする流れになっている。

もちろんアメリカ人もみんながみんな、リスクをとることが好きなわけじゃない。シリコンバレーはある種、特殊な場所だと思います。シリコンバレーは、ただの果樹園だった。そこにリスクを取るような人が増えたのは、最初の1人がいて、それが2人になって、4人になって、ちょっとずつ伝染していって、今みたいな状況が生まれたと思います。ニワトリと卵とどちらが先か、という話ですよね。

日本では、どうやったらそういう仕組みや雰囲気をつくれるのか。僕もいろいろ試行錯誤でやっています。WiLのプロジェクトに参加している方に対しては「自分がやっているプロジェクトはいかに大事で楽しいか」だけを共有し、愚痴は一切禁止というルールがあります。失敗したらそれをシェアして、またやり直す。年間100人でもいいから、地道にちょっとずつそういう人を増やしていきたい。何人までやると日本は変わるのか。10年で変わるのか、50年やらないと変わらないのかは、わからない。でも、僕はしぶとくやっていきます。


伊佐山 元(いさやま げん)/1973年2月、東京都生まれ。1997年、東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)に入行し、2001年よりスタンフォード大学ビジネススクールに留学。2003年より、米大手ベンチャーキャピタルのDCM本社パートナーとして、シリコンバレーで勤務。 2013年夏より、シリコンバレー在住のまま、日本の起業家、海外ベンチャーの日本進出を支援することで、新しいイノベーションのあり方やベンチャー育成の仕組みを提供する組織を創業中。日本が起業大国になることを夢見ている(撮影:編集部)


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