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スポーツ総合スレッド
155
:
名無しさん
:2006/08/16(水) 22:31:24
来春のセンバツから「飛ばないボール」の採用
<高校野球>通算47本 84年の大会最多記録に並ぶ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060816-00000094-mai-spo
第88回全国高校野球選手権大会は第11日の16日、4試合で計8本の本塁打が飛び出した。今大会通算は47本となり、1984年の第66回大会で達成した大会最多記録に並んだ。
この日は第1試合の早稲田実―福井商戦で2本、第2試合の日大山形―今治西戦で4本、第3試合の八重山商工―智弁和歌山戦で2本のアーチが生まれた。今大会は1回戦から本塁打が量産傾向にあったが、大会は17日の準々決勝以降、7試合を残しており、大幅な記録更新が予想される。
日本高野連では01年秋の地方大会から金属バットの重さを900グラム以上、最大直径を67ミリ以下と決め、軽量・高反発のバットを規制した。野手の安全性の確保と投打のバランスが崩れることへの懸念が理由だった。しかし、またも本塁打が増える傾向が出てきたため、高野連では来春の選抜大会から低反発球の導入を既に決めている。
これまでの記録だった第66回大会は、準優勝した大阪・PL学園に2年生の清原和博(現オリックス)、桑田真澄(現巨人)の両選手がいた時代で、阪神甲子園球場にはラッキーゾーンが設けられていた。金属バットの重量制限などはなかった。[滝口隆司]
◇接戦、クロスプレー減る懸念
本塁打は野球の華だ。しかし、こうもアーチが乱れ飛ぶと、野球の質が変わる。
今大会を見ても、本塁打の量産はさることながら、内野手の失策も多く、投手の大半はスライダーなどの変化球を主体にした「かわす投球」に変わりつつある。こうなれば、本格派投手が投げ合う接戦や、好走塁と外野の好守備がぶつかり合うクロスプレーも減ってくる。第11日終了時の41試合で、両チーム合わせて10点以上の試合は22試合と半数を超えている。
日本高野連では昨年からこうした傾向に懸念を抱き、対策を検討してきた。01年秋から導入した900グラム以上の金属バットは耐久性にもすぐれており、各校の経済負担を考慮して、新たに規制する考えはないという。そこで、来春のセンバツからは低反発球を導入し、投打のバランスを調整していく方針だ。
日本高野連によると、低反発球は衝撃吸収の高いゴム芯(しん)を使い、ボールの縫い目を高くすることで空気抵抗を受けやすくする。既に試作品のテストも済んでおり、10月から発売予定。こうした規格球がメーカー各社で製造される。
日本高野連の田名部和裕参事は本塁打が急増した理由について「なるべく金属バットを木製の性能に近づけるよう規制を設けたが、打撃マシンの練習などを通じて重いバットでも選手が振りこなせるようになった。このままでは野球の醍醐味も薄れる。大会後に方策を考えたい」と話している。【滝口隆司】
(毎日新聞) - 8月16日20時44分更新
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