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Tohazugatali Tourist Bureau

472荷主研究者:2009/12/29(火) 23:31:29

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091219301.htm
2009年12月19日03時19分 北國新聞
不況なのに利用客増 加賀温泉郷

 不況で全国の温泉地が苦戦する中、加賀温泉郷では利用客が増加する「逆転現象」が起きている。加賀市によると、今年度の利用客(入湯税ベース)は前年同期比2%増で推移している。けん引しているのは県外資本が手掛ける低料金旅館で、湯快リゾート(京都市)は来月、1泊2食付き5800円のプランを投入する。競合する旅館もお得な食事プランを用意するなど、年末年始の書き入れ時に向け、キャンペーン競争も過熱している。

 「驚異的な価格だ。料金で対抗したら大変なことになる」。地元旅館経営者が湯快リゾートのプランに驚く。

 同社の基本料金はもともと1泊2食付き7800円と格安だが、1月7日から2月28日までの期間限定でさらに2千円安くする。1室4人以上が条件だが、3人以下でも6800円で提供。同社担当者は「今までで最も安い料金。温泉をもっと身近に感じてもらいたい」と話す。

 同社は破たんした旅館を買い取り、初期投資を抑えながら低料金で集客する手法によって事業を拡大。現在、加賀温泉郷で9館を扱っており、不況の影響は受けているというものの、「平均稼働率は80〜90%」(担当者)と高い数字を上げている。片山津の花・彩朝楽、山代の彩朝楽、山中の山中グランドホテル、ホテル大黒せせらぎ亭、粟津のあわづグランドホテル、同別館の6館で5800円プランを投入し、さらに攻勢をかける方針だ。

 同じ県外資本の大江戸温泉物語(東京)も好調だ。片山津の「大江戸温泉物語ながやま」、山代の「山下家」の宿泊料金は、1室4人以上で6700円と安い。利用客は、ながやまが「前年並みかそれ以上」(担当者)、今年9月に民事再生が終了した山下家は「4倍に伸びた」(同)という。両旅館で、ズワイガニが宿泊料金にプラス1千円というプランを2月28日まで実施する。

 地元関係者は「全国同様、地元旅館はどこも落ち込んでいるのに、加賀全体でプラスなのは『2強』が競うように集客しているからだ」と指摘。不況で強まる消費者の節約志向を受けて「2強」が加賀温泉郷の利用客数を底上げしている。加賀市は「片山津温泉は昨年度約39万人だったが、ながやま効果で今年度は40万人を超えてくる」とみている。

 こうした状況の中で、キャンペーン競争も過熱している。

 地元資本では山代温泉の「瑠璃光」が寒ブリしゃぶしゃぶプランの14日前の予約で、貸切露天風呂を1回無料とするサービスを開始。空室を安く提供するインターネット販売にも力を入れる。

 エイチピーディーコーポレーション(大阪市)グループが運営する山中の「かがり吉祥亭」は、5種類のカニが食べ放題の「かに蟹バイキング」を平日1室4人以上で県内向けに1万1千円で販売。カニバイキングは、地元の忘年会、新年会用に日帰り温泉・飲み放題で7千円の商品も用意した。グループの「吉祥やまなか」と合わせて開業3年目で平均稼働率は約70%という。

 消費者の節約志向に合わせ、低料金やキャンペーン競争が加速する加賀温泉郷。地元関係者からは「安値にすれば、利用客が増えても収益力は落ちる。かといって手をこまぬくわけにもいかない」との声も上がり、不況下での体力勝負が続きそうだ。


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