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Tohazugatali Medical Review

4943とはずがたり:2017/09/28(木) 21:41:21
>また「線維筋痛症」には発症しやすい性格があり、「几帳面」「完璧性」「強迫性」の3タイプとされています。

レディー・ガガ告白の「激痛」難病 原因は思春期の“ある”こと?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170924-00010001-houdouk-hlth&pos=3
9/24(日) 11:30配信 ホウドウキョク

活動休止を発表していた人気歌手・レディー・ガガさん(31)が、「現在、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)を患っていて、闘病中だ」と明かしました。

激痛が走るも、検査では「異常なし」
「線維筋痛症」は、全身に激しい痛みが起こる原因不明の病気です。
しかも、確かに痛みは存在するのに体のどこにも異常は見られません。血液や尿検査、脳波、心電図、X線検査、CT、MRI画像などでは異常がないのです。
では、患者数の少ない、まれな疾患かというとそうでもありません。
厚生労働省の研究班による住民調査によって、「線維筋痛症」患者数は一般人口当たり1.7%、約200万人と推計されました。
これは、一般人口当たり2%前後の欧米の患者数とほぼ同じです。

わずかな刺激が大きな痛みに!
症状としては、思い当たる原因がないのに、体のある部位のしつこい痛みから始まります。
やがてその痛みが全身のあちこちに広がり、さらに全身のこわばり、しびれ、口や目の渇き、頭痛など多彩な症状を伴なっていきます。
爪や髪への刺激、服のこすれ、気圧、気温、光、音などあらゆる外的刺激を、時に激痛として感じるため、外出が苦痛になるなど社会生活が困難になります。
また、痛みに対する不安から「うつ病」の合併率は30〜50%、ストレスを我慢して内在化させる「失感情症」も44%と高くなっています。

特異な2つのステップで発症!
「線維筋痛症」の原因ははっきりしていません。
ただ発症には、非常に特異な2段階のステップがあると考えられています。
1ステップ目は、思春期に受けた虐待やトラブル、手術や事故などによる外傷、PTSD(心的外傷後ストレス障害)です。
2ステップ目は、それから一定の時間経過後に、さらに外傷、手術、身内の不幸や離婚など、新たな外傷やストレスが加わることです。
それらがトリガーとなり、脳が外部刺激の処理をミスしてしまい、実際に受けた何倍もの刺激を感じて発症すると考えられています。

日本の場合、男女比は1対5〜8。年齢30〜50代と中年女性にシフトしていますが、10代での発症もあり、全年齢層にわたっています。
また「線維筋痛症」には発症しやすい性格があり、「几帳面」「完璧性」「強迫性」の3タイプとされています。

自殺予防の対策も重要
「線維筋痛症」は原因不明のため、現状では残念ながら根治療法はありません。
治療はそれぞれの症状に合わせた対症療法が中心となり、鎮痛剤「リリカ」や抗うつ剤などが使われることがあります。
薬物療法によって痛みを和らげ、適度な運動を組み合わせていきます。
しかし、患者さんにとっては月に15,000円〜25,000円かかる医療費も大きな問題です。
また、欧米では「線維筋痛症」は長期経過とともに自殺率が増加するため、その対策も重要とされています。
日本でも2007年、出産後に「線維筋痛症」を発症し、全身の疼痛に悩まされていた女性アナウンサーが自殺をするという痛ましいニュースが報じられました。

新たな治療薬開発に期待!
明るいニュースもあります。
横浜市立大学と長崎大学などの研究チームは、「線維筋痛症」の原因物質の候補となる<NRSF>というたんぱく質を見つけたと発表しました。このたんぱく質の働きを抑える化合物を、似た症状のマウスに投与すると痛みの症状が改善したのです。
研究チームは、改良して治療薬の開発を目指すということです。

ガガさんも、相当に苦労し、痛みに耐えながら、ステージ活動等を行っていたと推測されます。
大スターでなくとも、子育て、仕事、家事、介護と、女性の日常は多忙で、大きな負荷がかかっています。痛みや不調があっても、休みことも出来ず、我慢している人が多いのではないでしょうか。
しかし、長く続く体の痛みには要注意です。
体幹部や肩関節に痛みを感じる。それが全身に広がり、痛みが強くなる。
このような症状が3か月以上続く場合は、早目にリウマチ内科等で診察を受けましょう。

高山哲朗先生 監修
平成14年 慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院、北里研究所病院、埼玉社会保険病院等を経て、平成29年 かなまち慈優クリニック院長。
医学博士。日本内科学会認定医。日本消化器病学会専門医。日本消化器内視鏡学会専門医。日本医師会認定産業医。
東海大学医学部客員准教授。予測医学研究所所長


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