したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

4270チバQ:2017/02/05(日) 20:51:31
http://www.sankei.com/world/news/170204/wor1702040028-n1.html
2017.2.4 10:27
【トランプ大統領始動】
支持率44%、政権発足後で過去最低 二極化が鮮明 CNN調査
 【ワシントン=加納宏幸】米CNNテレビは3日、トランプ米大統領による新政権発足時の支持率が44%で過去最低となったとする世論調査の結果を発表した。半数以上の53%が不支持と答え、過去最高だった。与党・共和党支持層(90%)と野党・民主党支持層(10%)では支持率に大きな差があり、トランプ氏をめぐる二極化が鮮明になっている。

 トランプ氏が政権運営の手本にする共和党のレーガン元大統領も支持率は低かったもののトランプ氏を上回る51%で、不支持率は13%だった。ジョージ・W・ブッシュ元大統領はトランプ氏と同様、大統領選の一般投票の得票数で対立候補を下回っていたが、それでも57%の支持があった。

 与野党の二極化はトランプ氏が大統領令で打ち出した政策にも現れており、中東・アフリカ7カ国からの入国一時禁止に対する支持は全体で47%だったが、共和党支持層の88%が賛成する一方、民主党支持層は88%が反対した。無期限停止されたシリア難民受け入れへの支持も共和党30%、民主党73%だった。

 調査は1月31日〜2月2日に全米の成人を対象に実施され、約千人からの回答を得た。

4271チバQ:2017/02/05(日) 20:58:30
http://www.sankei.com/world/news/170205/wor1702050036-n1.html
2017.2.5 19:36
【米入国禁止】
控訴裁、米司法省の上訴退ける 大統領令差し止め続く 政権と裁判所は全面対決
 【ワシントン=黒瀬悦成、加納宏幸】米司法省は4日、トランプ大統領がテロ対策のため大統領令で出した中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止する措置を差し止めた西部ワシントン州シアトルの連邦地裁命令を不服とし、無効を求め上訴手続きを行った。AP通信によると、控訴裁はこれを退け、6日までに手続きをやり直すよう命じた。トランプ氏はツイッターで連邦地裁判事を強く批判しており、トランプ政権は裁判所側と全面対決に入った。

 地裁命令により、大統領令で暫定的に無効にされた約6万人分のビザ(査証)が再び有効となり、中東・アフリカのイスラム圏7カ国出身者の米国入国が認められることになった。

 これを受け、ビザの発給を担当する国務省は4日、7カ国出身者のビザを有効にすると明らかにした上で、有効なビザを所持していれば米国に入国できるとの認識を示した。

 入国審査を統括する国土安全保障省も地裁命令に従い、国際空港などでの入国禁止措置の執行を停止して通常の乗客検査体制に戻ると発表した。これを受け、米国に乗り入れている航空各社は入国禁止の対象となっていた乗客らの搭乗を再開した。

 トランプ氏は4日夜、自らの大統領令を否定した地裁命令に司法省が上訴する意向を伝えたことについて、滞在先のフロリダ州で記者団に「米国の安全のため私たちは勝つ」と述べた。これに先立ち、ツイッターでは「この判事と称する者による、わが国から法執行を取り上げるような判断はばかげており、覆されるだろう」と反論した。

 また、「中東の一部の国々は入国禁止に同意している。彼らは、特定の人間が入国を認められれば、死と破壊を意味することを知っている」とも主張した。

 米主要都市では4日、トランプ氏の政策に抗議するデモが起き、各地の空港では難民支援団体の関係者などが入国を果たした移民や難民らを出迎え歓迎した。首都ワシントンでも、ホワイトハウス周辺でデモが発生。「(トランプ氏が引き起こす)憎悪や恐れには反対だ。難民を歓迎する」と声を上げた。

4272とはずがたり:2017/02/06(月) 01:28:36

アメリカ
やはり暴走、「オルタナ右翼」が牛耳るトランプ政権
正確な情報分析は二の次?政治の経験と知識に乏しいトランプ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49058
2017.2.2(木) 黒井 文太郎

?暴走一直線のトランプ政権だが、その最大の理由は、トランプ政権の政策決定過程にある。アメリカ政府の省庁・機関にいた強力なヒューマンリソースが政策決定ラインから外され、ホワイトハウス内に入り込んだ少数の側近が、政治の経験と知識に乏しいトランプ大統領に影響を与えているのだ。


?まさに絵に描いたような側近政治だが、安全保障面でいえば、問題の根が深刻なのは、その側近グループがその分野のプロフェッショナルではない人物ばかりで、しかも中心に、情報・知見より政治的主張を優先する「オルタナ右翼」(オルト・ライト)系の人脈が陣取っていることだろう。

?トランプ大統領は、自分に批判的な主要マスメディアの報道を信用せず、「ロシアがトランプ政権誕生を水面下で支援した」と分析した米情報機関を遠ざけ、フェイク(偽)ニュースに満ちたオルタナ右翼系メディアなどが発信する情報を信用している。

?世界に影響力をもつ超大国がそのような側近政治になってしまっていることは、当然ながら世界の安全保障環境に影響を与える。超大国アメリカが偏った視野の情報認識だけで、思いつきのような政策を実行していけば、世界が蒙る迷惑は多大なものになるだろう。

トランプ政権の安全保障政策を司る4人

?では、トランプ政権の安全保障政策チームとは、どのような人々によって構成されているのか。

【スティーブ・バノン】(主席戦略官兼上級顧問)

?まず、安保政策に限らないが、現在のトランプ政権で最も発言力が大きいのが、主席戦略官兼上級顧問のスティーブ・バノンである。彼は、オルタナ右翼の中心人物の1人であり、オルタナ右翼の宣伝に大きな影響力を持つニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の元会長だ。

?ブライトバート・ニュースは、白人至上主義系の人種差別的な主張を展開し、激しい論陣で移民反対を訴えてきた。既存のエスタブリッシュメント層に強い反感を表明し、「もう1つの保守」として共和党主流派をも攻撃している。


?早くからトランプ支持を打ち出し、本選でも「クリントンはISを創設した」「クリントンは重病」などのフェイクニュースすら利用してクリントン陣営を攻撃した。最近も「昨年の大晦日にドイツでイスラム教徒が警察署を襲撃し、教会に放火した」というフェイクニュースを流して、イスラム教徒への反感を煽っているが、このようにブライトバート・ニュースは「ファクト(事実)より主張が影響力を持つ」というSNS時代に顕著になっている“ポスト真実”の傾向を、まさに体現しているメディアといえる。

?ブライトバート・ニュースの主張とトランプ大統領の主張はほぼ同一であり、トランプ大統領がブライトバート・ニュースの論調の強い影響を受けていることが窺える。

?その中心人物であるバノンは、いわばトランプ政策のイデオローグのような存在である。選挙戦では、苦戦が伝えられるなかの2016年8月、当時の選対本部長が退いた後に、選対本部の最高責任者に就任した。その論功行賞もあってのホワイトハウス入りだが、彼はそれだけの存在ではない。

?トランプ政権のホワイトハウスでは、本来なら側近ナンバー1である首席補佐官と同等の立場とされているが、政策面では、批判の集中砲火を浴びているトランプ大統領に対して、ブレーンとしてむしろ影響力が強いとみられる。

4273とはずがたり:2017/02/06(月) 01:28:50

?また、米政権としては例外的なことだが、トランプ大統領は閣僚でもないバノンを、外交・安全保障政策を検討する国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーにした。通常、米政権内での発言力は、国務長官、国防長官が上位で、政権によっては副大統領が強い影響力を持つこともあるのだが、トランプ政権では大統領の懐刀であるバノンが優位にある。

?トランプ政権の政策は、バノンと共鳴している大統領が、情報機関や省庁の分析を退け、ファクトより主張を優先するオルタナ右翼の手法をそのまま持ち込んでいるため、現実面でさまざまな問題を生じている。

【ジャレッド・クシュナー】

?トランプ大統領の娘婿である36歳のクシュナーは、通商・中東政策担当の上級顧問としてホワイトハウスに入ったが、トランプ大統領の身内であることから、大統領の対外的な窓口を担当する秘書的な最側近として振る舞っている。当然、背後には大統領が最も信頼している実娘のイヴァンカ・トランプがいる。

?クシュナーは不動産業者の家に生まれた実業家だが、トランプ大統領と同じく政治経験はない。トランプ陣営の選挙顧問を経てのホワイトハウス入りだが、安全保障問題はまったくの門外漢である。それでも中東政策担当とされたのは、ユダヤ人だからであろう。


?しかし、クシュナーは安全保障政策も含めて、トランプ大統領の独自政策のほとんどでアドバイスを行っているとみられる。妻のイヴァンカは公的には大統領の顧問ではないものの、夫とともに父親に広範囲にアドバイスしているとみられる。

?トランプ大統領は人を「自分にとって味方か敵か」で考えていて、自身が最も信頼しているイヴァンカとクシュナーを近くに置いているため、この“政治経験もなく安全保障に関する知識も乏しい若い夫妻”の政治への影響力が非常に大きくなっている。

【マイケル・フリン】(国家安全保障担当大統領補佐官)

?NSCをとりまとめ、ホワイトハウスの安全保障政策の要となるのが、国家安全保障担当大統領補佐官である。トランプ政権でその要職に抜擢されたのが、マイケル・フリン元陸軍中将だ。

?この要職には本来、国際関係・安全保障の専門家が就くのだが、トランプ政権の場合、共和党予備選中に、主だった共和党系の専門家がトランプ不支持を表明してしまっていたために人材が枯渇しており、そんな中でトランプ大統領と波長が合ったフリンが抜擢された。もっとも、フリンは軍出身とはいっても、その特異な言動で主流派からは外れた人物である。

?フリンは国防総省の情報機関「国防情報局」(DIA)の元局長で、米軍のインテリジェンスの要職にいた。だが、当時からイスラム教全体を嫌悪し、差別的な言動が問題視されていた。部下の分析を思い込みで否定することも多く、DIA内でも浮いた存在となり、アメリカの各情報機関が集まる「情報コミュニティ」でも孤立して2014年に更迭されている。

?また、フリンにはロシアとの密接な関係も指摘されている。昨年、ロシアの宣伝放送「RT」関連の会合に参加して金銭を受け取っていたほか、オバマ大統領(当時)がロシアへの追加制裁を決めた前日、駐米ロシア大使と5回にわたって電話連絡していたことも判明している。

?そんな人物だが、それでも安全保障問題に関わった人物が少ないトランプ政権では、その分野での発言力は大きい。NSCのまとめ役として、政権の事実上の安全保障ブレーン集団となるNSC事務局スタッフの人選にも大きな影響力を持っている。

【ラインス・プリーバス】(大統領首席補佐官)

?44歳の弁護士であるプリーバスは、学生時代から政治運動に参加し、共和党スタッフとして長く活動。共和党ウィスコンシン州委員長から共和党全国委員長となった。共和党組織に精通し、前出のバノンと違い、共和党の実力者たちにも人脈がある。

?政治のプロが少ないトランプ政権では、数少ない政治のプロであり、選挙戦ではトランプ陣営のとりまとめに奔走した。その功績を認められたことと、やはり政権の政治運営を期待されての首席補佐官抜擢となった。

?政権では政策面より、組織運営面で中心的な存在となる。安全保障政策を含め、トランプ大統領がバノン主席戦略官などと繰り出していく急進的な政策に対しては、それを主導するというよりは、政治的な手法の部分でフォローする役割にまわってしまっているとの指摘もある。

4274とはずがたり:2017/02/06(月) 01:29:07
>>4272-4274
*??*??*
?以上4人が、トランプ政権の安全保障政策で中心となる大統領最側近の政権内実力者といっていい。ホワイトハウス内の序列ではバノンとプリーバスが双璧といえるが、現時点では大統領と近いバノンの発言力が突出しており、安全保障政策でも主導権を握っているものとみられる。

?また、大統領の身内のクシュナー夫妻も、ほぼすべての分野で大統領の最も信頼するアドバイザーとして大きな影響力がある。フリンは安全保障分野の専門的なアドバイザーとして、自らの発言力の確保を画策している状況といえる。



?さらにこの他にも、ホワイトハウスのスタッフではないが、トランプ大統領が頼りにする人物がいる。

【ルドルフ・ジュリアーニ】(元ニューヨーク市長)

?サイバー・セキュリティ・アドバイザーに指名されているが、安全保障政策も含めた広範囲な分野で、トランプ大統領の実質的なアドバイザー役になっている。ジュリアーニはテレビのインタビューで「イスラム教徒を合法的に入国させない方法はないか、大統領から聞かれた」と発言している。

発言力を削がれる「長官」たち

?以上がトランプ大統領に直結し、政権の安全保障政策に深く関わるホワイトハウスの関係者である。側近政治を進めるトランプ政権では、それ以外の要人の影は薄い。

?国務長官になるのは、エクソン・モービル社元最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン。国務長官は本来なら、政権で大統領に次ぐ外交・安全保障政策を司るナンバー2である。ティラーソンはロシアとの関係が深い人物だが、外交・安全保障の未経験者であり、その手腕は未知数だ。しかも、国務省では新政権発足にあたって、大勢の主要幹部がその任を離れており、影響力の大幅な低下は必至となっている。

?国防長官はジェームズ・マティス元海兵隊大将。アフガニスタンやイラクで戦闘部隊の指揮をとった勇猛な指揮官(あだ名は、勇猛を意味するスラング「マッドドッグ」)として知られ、米中央軍司令官も務めた。トランプ政権では最も直近まで軍の要職にいた専門家である。

?ロシアへの警戒を表明し、同盟国を重視する姿勢を示すなど、政権幹部としては現実的な安全保障政策を主張している。トランプ大統領が「水責め」復活を示唆した際には、マティス国防長官が反対を表明し、それでトランプ大統領が取り下げたこともあった。

?このようにマティス国防長官の存在は、トランプ政権の暴走を抑制する数少ない要素だが、ホワイトハウス主導の側近政治の下では、その指導力を発揮することができるか未知数である。

?同じことは、国土安全保障長官のジョン・ケリー元海兵隊大将にも言える。中東7か国国籍保有者への入国禁止措置では、担当省庁である国土安全保障省の責任者であるケリー長官に事前に相談もなく、すでにホワイトハウスと軋轢が生じている。

?発言力が制限されるのは、ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長とダン・コーツ国家情報長官(前上院議員)も明らかだ。両者ともトランプ政権ではNSC常任メンバーから外された。とくにコーツ国家情報長官は、駐ドイツ大使や上院情報特別委員会委員の経験があり、ロシアに対する厳しい姿勢が知られているが、この措置で情報機関全体とともに政権内での影響力は著しく低下することになる。

?トランプ大統領と敵対関係になっていたCIAについては、対テロ戦の強化を主張するなどトランプ大統領と主張が近いマイク・ポンペオ前下院議員が長官に任命された。CIAの重視というより、むしろCIAの影響力を削ぐ人事であり、その影響力は制限されるだろう。それに比べると、ニッキー・ヘイリー国連大使(元サウスカロライナ州知事)は、ロシアに厳しい立場ではあるが、トランプ大統領との距離は近い。

?こうした面々に加え、政権運営に発言力を持つマイク・ペンス副大統領(元インディアナ州知事)なども安全保障政策では比較的現実路線だが、ダンフォード統合参謀本部議長などの一部の専門家を除けば閣僚級幹部に安全保障分野の経験はほとんどなく、側近政治の下で指導的役割は与えられないだろう。

?1月30日、トランプ大統領は「自分の政権は記録的なスピードで政策を実行している」と自画自賛したが、オルタナ右翼が主導する側近政治では、充分に確度の高い情報が適切に分析されているとは考えられない。今後しばらくは、安易に提案された政策が実行され、混乱と分断が続きそうだ。

4275とはずがたり:2017/02/06(月) 15:24:10
【寄稿】トランプ政権の強硬な通商政策姿勢、米金融当局を苦境に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170206-63592845-bloom_cn-bus_all
Bloomberg 2/6(月) 14:34配信

トランプ米政権の下、金融政策と財政政策は衝突に向かい、米金融当局は需要面のショックに直面すると当初、想定されていた。だが、一部の国々への新政権の敵対的な姿勢を見ると、金融政策が衝突するのは国際的な貿易・金融政策で、金融当局が見舞われるのは供給面のショックかもしれない。

トランプ氏当選を受けてまず台頭した基本的なシナリオは、米経済が完全雇用に近い現状で、赤字財政によって需要が膨らめばインフレを加速させ、米金融当局は支出拡大の効果を相殺するために一段と積極的なペースでの引き締めを強いられるというものだった。

こうした金融政策運営はトランプ大統領の経済政策の目標と対立し、金融当局とホワイトハウスが衝突するという筋書きだ。

しかし、この論理展開では常に、対外セクターが難問の部分的な突破口となってきた。成長加速はドル高を招いて輸入品価格を押し下げ、増大する内需を海外の生産者に振り向ける。輸入品の値下がりはインフレ圧力を和らげ、金融当局の負担も多少軽減される。言い換えれば、米国の貿易赤字拡大により、政権との衝突につながるような金利の大幅引き上げなしで内需の増大を可能にする。

これがホワイトハウスと金融当局との対立を回避する部分的な解決策にすぎない理由には、ドル高が米製造業の重しになる点が挙げられる。貿易赤字拡大を容認すれば増大する内需をカバーできるが、製造業部門の雇用は打撃を受ける。そして、トランプ氏が公約に掲げてきたのは同部門の雇用を保護して増やすことだ。

トランプ氏は本気でこの約束を守ろうとしているようだ。だが、そうなれば米国は国際貿易という安全弁を失うことになる。国家通商会議(NTC)のナバロ委員長は、国際的なサプライチェーンを米国本土に取り戻したい考えだが、それには時間がかかり、その間にインフレ高進が予想される。

逆回転と悪循環

北米自由貿易協定(NAFTA)発効後の世界では、こうしたサプライチェーンが広がり、耐久財価格は大幅に下落した。この世界的な流れを逆行させるなら、正反対の事態が予想される。さらにトランプ氏の政策では、インフレ高進の下で米金融当局が利上げで内需の伸びを抑制しようとしても、海外に内需を振り向ける余地は小さくなる。この結果、急増する内需に金融当局は一層積極的にブレーキをかけなければならない。

高めの金利は一段のドル高につながると想定され、ドル安を志向していると受け止められるトランプ氏らの通商政策にここでも金融政策が衝突することになる。ナバロ氏はユーロが「甚だしく過小評価」されていると指摘。トランプ氏は、中国と日本がそれぞれの通貨を操作して押し下げるのを、米国は「間抜けな集団」のように傍観してきたと主張した。

それでも、ドル安はインフレ圧力をあおり、米金融当局にさらなる引き締めを促す。それがドル高圧力を高めてトランプ政権に目標達成をあらためて阻害する。

結局のところ、新政権が推し進めようとしている通商やドル、移民をめぐる政策は供給サイドのショックと捉えるのがベストだ。その帰結は成長鈍化とインフレ圧力の高まりであり、金融当局は苦境に陥ることになる。ショックは恐らく、最近の商品相場高に絡んだものよりずっと深刻となりそうだ。金融当局は商品値上がりを一時的なものとして受け流し、ほとんど対応を必要としなかったためだ。これに対し、政権の対外政策の転換の場合、衝撃はもっと長期的で、金融当局の対処の仕方もそれに相応したものでなければならない。

(この寄稿を書いたティム・ドイ氏は米オレゴン大学の教授で、「 ティム・ドイのフェッドウオッチ」の執筆者です。この寄稿文の内容は 同氏自身の見解です。このコラムの内容は必ずしもブルームバーグ・エル・ピー編集部の意見を反映するものではありません)

原題:Trump’s Hard Line on Trade Puts the Fed in a Quandary: Prophets(抜粋)

Timothy A Duy

4276とはずがたり:2017/02/06(月) 15:26:06
トランプ氏の輸入代替戦略に見る初代財務長官ハミルトンとの共通点
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-06/OKXJSC6K50XS01?cmpid=yjp
Rich Miller
2017年2月6日 14:00 JST
Share on FacebookShare on Twitter

 トランプ米大統領が唱える通商・経済政策には、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンの政策と重なる部分が多い。そして、その点に世界の国々や地域は懸念を感じている。
  トランプ氏はハミルトンと同じように、経済にとっての製造業の重要性を指摘し、政府による奨励を望んでいる。同氏はさらに、ハミルトンが用いたような輸入代替戦略を通じてその実現を目指している。これは米国で販売される外国製品を米国産で置き換えることで、グローバル化に逆行するものだ。
  米ダートマス大学教授で、ハミルトンの「製造業に関する報告書」について詳細な論文を執筆したダグラス・アーウィン氏はトランプ政権について、「彼らは確かにそうした方向に向かいたい意向と見受けられる」と語った。ハミルトンは1791年に議会に提出した同報告書で、国内産業の促進を説いた。
  これまでの流れに逆行するトランプ氏のスタンスの下、米国が「強いドル政策」を堅持するのか疑念が生じ、外国為替市場で動揺が広がるとともに、トランプ政権から通貨慣行をめぐり批判を浴びた日本やドイツからは鋭い反発を招いた。
  米国が経済ナショナリズムに転じつつあることを受け、1930年代の再現を憂慮する動きも台頭している。当時はポピュリスト(大衆迎合主義)の政権が保護主義や軍国主義の政策を推進し、第2次世界大戦につながった。
  世界最大のヘッジファンド運用会社、ブリッジウォーター・アソシエーツを率いるレイ・ダリオ会長と共同最高投資責任者(CIO)のボブ・プリンス氏は、1月31日付の顧客向けリポートで、「明らかになりつつあるトランプ政権の政策にわれわれは懸念を強めている」と記した。

相違点も
  独アリアンツの主任経済顧問モハメド・エラリアン氏はトランプ氏の政策プログラムを「輸入代替プラス」の手法と呼び、自動車など特定のセクターを支援する産業政策も含まれるとする。ダートマス大のアーウィン教授はここにハミルトンとの共通点を見いだす。一方で、大きな違いもあるという。
  ハミルトンは、独立を果たしたばかりの米国が自国を守るための武器製造の能力を確保したい考えだった。また、高めの輸入関税率も支持はしたが、幼稚産業への補助金給付に主な重点を置いていた。これに対しトランプ氏が目標とするのは経済成長の押し上げと、雇用創出の加速だ。同氏はこのために補助金よりも関税の方を強調している。
  逆説的ではあるが、「米国第一主義」の通商政策アプローチを取るトランプ氏は、中国が長年にわたり追求してきた戦略をまねている形だ。中国政府はサプライチェーンの刷新を通じて製品部品の国内生産を増やすという、トランプ氏がまさに現在採用しようとしているやり方を推し進めてきた。
  国際通貨基金(IMF)のエコノミストを務めた経歴を持つ、米コーネル大学のエスワール・プラサド教授は米中のこのような動向に関し、「収れんが見られるのは確かだ」との見方を示した。
原題:Trump Echoes Alexander Hamilton With Import Substitution Stance(抜粋)

4277とはずがたり:2017/02/06(月) 15:56:58
2016/11/15 10:30
中国、トランプに対決姿勢 「iPhoneが売れなくしてやる」と宣言
http://forbesjapan.com/articles/detail/14251?utm_source=ycd&utm_medium=yahoojp-p4-c3-dl

ドナルド・トランプは選挙運動中に様々な主張を米国民にアピールしたが、11月13日にオンエアされた米CBSの番組「60 Minutes」では、その詳細についてあまり多くを語らなかった。

「中国は通貨操作を行なっており、対抗措置として中国製品に45%の関税を課す」という彼の公約が、果たして実行に移されるかどうかは依然不透明なままだ。

しかし、中国政府側はさっそくトランプにクギを刺す動きに出た。「トランプが関税を我が国に課すのであれば、中国政府はiPhoneや米国製自動車や航空機の中国での売上を抑制する手段に出る」と。

中国政府は13日、政府運営の「人民日報」の国際版「環球時報(かんきゅうじほう)」の紙面で、「トランプが中国に関税を課すのなら、iPhoneの売上は打撃を受けることになるだろう」と述べた。

「トランプは愚か者なのか」と中国

「中国政府は米国のボーイング社の代わりに欧州のエアバスの航空機を購入する。米国の大豆やトウモロコシの輸入も中止する。さらに、米国で学ぶ留学生の数も制限する。やり手のビジネスマンであるトランプはそんなにも愚かな人物なのだろうか」

トランプが言う「45%の関税」というのは選挙キャンペーン向けの出まかせなのではないか、とも彼らは述べている。「米国政府が課すことができる関税はせいぜい15%で、しかも150日間の期間限定になるのではないか」と。

米国政府が中国からの輸入品にほとんど関税を課してない一方で、中国は自国のメーカーを保護するため、米国製の自動車に約20%の関税を課している。

トランプはこれが非常に不公平な措置であると述べ、「中国は米国経済をレイプしている」と発言した。8月の選挙運動で彼は「俺は米国の貿易担当者たちに、この件で中国を訴えさせてやる。米国だけでなくWTOでも問題にしてやる」と発言した。


編集=上田裕資

4278とはずがたり:2017/02/06(月) 16:34:40
米入国禁止差し止め、最高裁1人欠員の影響は
リベラル派と保守派が4人ずつの最高裁判事、賛否同数なら逆転判決は不可能
http://jp.wsj.com/articles/SB10734999991334983926204582604061496799658
By DEVLIN BARRETT AND BRENT KENDALL
2017 年 2 月 6 日 10:21 JST 更新

 【ワシントン】イスラム圏7カ国出身者の米国入国を一時禁止する大統領令の差し止めを巡る裁判は、最高裁判事が1人欠員となっていることから、サンフランシスコにある連邦控訴裁の判断が最終的なものになる可能性がある。

 入管当局は現時点で、イスラム圏7カ国の出身者の入国を最低90日間停止するドナルド・トランプ大統領の大統領令について執行を停止している。大統領令はテロリストの入国を阻止するために必要だとして1月27日に出された。大統領令は難民の受け入れプログラムを4カ月間全面停止することも命じている。

 この大統領令に対し、直ちに異議申し立ての訴訟が起こされた。ワシントン州シアトルの連邦地裁は3日、大統領令の一時差し止めを命じた。司法省は大統領令の即時復活を求めて上訴したが、連邦第9巡回控訴裁は5日、この訴えを退けた。控訴裁は審理を継続することとし、最終審理が6日午後に行われることになった。最短では同日中に控訴裁の判断が下され、入国禁止措置が復活する可能性もある。

 最高裁は現在1人欠員で、リベラル派と保守派が4対4と真っ二つに分かれている。そのため控訴裁で敗訴した側は、最高裁に上告しても、控訴裁判決を覆すのに必要な過半数の支持を得られない可能性がある。最高裁が手続き停止の判断を下すには5人の判事の賛成が必要となり、賛否同数の場合は控訴裁の判決が有効となる。

 最高裁に1人欠員が生じているのは、死去したアントニン・スカリア最高裁判事の後任としてバラク・オバマ前大統領が2016年3月にメリック・ガーランド巡回控訴裁判事を指名したのに対し、議会共和党が承認手続きを拒否したためだ。有権者の意見を反映させるため次期大統領に指名を委ねるべきだというのがその理由だった。

 トランプ氏は先週、空席の最高裁判事にニール・ゴーサッチ巡回控訴裁判事を指名した。

 現在の最高裁判事8人が必ずしも賛否同数となるわけではない。信条・思想で二分された判断を出すとは限らず、幅広い意見の一致を見る可能性もある。ただこれまで移民・難民問題の判決では、各判事の立場がそのまま判決に表れている。オバマ前政権の一部不法移民の強制送還延期計画の是非をめぐる訴訟でも、判事の判断が賛否きっ抗し、同計画は暗礁に乗り上げた。

 今後、最高裁の欠員が埋まり判事が9人になれば、入国できる人とできない人を決める権限を大統領がどこまで持つのかという法的な問題について、数カ月後で判断が下される可能性がある。

 大統領令に対する異議申し立ての訴訟は全米各地で複数起こされている。サンフランシスコ控訴裁での訴訟が続く中で他の裁判がどう進められるのかは不明だ。

 トランプ氏は4日、シアトル連邦地裁のジェームズ・ロバート判事が大統領令の差し止めを命じたことに激怒し、ツイッターで「いわゆる判事による」判決という表現を使って批判した。

 大統領が判事を公に攻撃することには共和党議員の間からも懸念の声が上がった。共和党上院トップのミッチ・マコネル院内総務(ケンタッキー州)は5日、CNNテレビで「(判決には)時に失望することもあるが、個々の判事を批判することは避けるのが一番だと思う」と述べた。

4279とはずがたり:2017/02/07(火) 12:48:17

米大統領「昼食よりゴルフ」=安倍首相とのラウンド計画明かす
時事通信社 2017年2月7日 06時50分 (2017年2月7日 12時36分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170207/Jiji_20170207X560.html

 【ワシントン時事】「一緒に昼食を取るよりゴルフコースを回った方が相手をよく分かるようになる」。トランプ米大統領は5日、ラジオのスポーツ番組に電話で出演し、訪米する安倍晋三首相と週末にゴルフをプレーする計画を明らかにした上で、「ゴルフ外交」の利点を力説した。
 大統領は番組の中で「全ての国と仲良く付き合っていきたい」と熱っぽく語った際、思い出したように「日本の首相が週末にホワイトハウスに来る。彼はゴルフをしたがっている」と説明。「私たちはフロリダ州パームビーチまで行ってラウンドするつもりだ。素晴らしいことだ」と述べた。
 インタビュアーから「賭けはするか。首相は良いゴルファーか」と尋ねられると、大統領は「分からない。彼はゲームが好きなんだと思う」と分析。「私たちは大いに楽しもうと思っている。私は(ゴルフを通じて)彼をパートナーにするつもりだ」と強調した。

4280チバQ:2017/02/07(火) 19:53:33
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170208k0000m030083000c.html
<米入国禁止令>割れる世論調査 方法や質問文言も影響か
19:13毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】トランプ米大統領がイスラム教徒が多数を占める中東・アフリカの7カ国からの入国を一時禁止にした大統領令に関する世論調査の結果が割れている。トランプ政権は、大統領令を支持した人の割合が高かった調査結果を引用して「国民の支持」をアピールしているが、反対や不支持が多い調査結果もある。調査方法や質問の文言などが結果に影響しているようだ。

 トランプ氏は6日、ツイッターへの投稿で「否定的な世論調査結果は全てフェイクニュースだ。CNNやABC、NBCの選挙中の世論調査結果と同じだ。悪いが、国民は国境警備(強化)と徹底的な入国審査を求めている」と反論した。

 トランプ政権が「正しい」結果だと主張するのが、世論調査会社「ラスムセン」が大統領令署名(1月27日)前の1月25、26日に実施した賛成57%、反対33%という調査や、1月末にロイター通信が実施した支持49%、不支持41%という調査だ。

 しかし、1月末から2月初旬の世論調査では、まったく異なる結果も出ている。世論調査会社「ギャラップ」は支持42%、不支持55%▽CNNは賛成47%、反対53%▽CBSは支持45%、不支持51%--でいずれも不支持が支持を上回った。

 異なる結果が出た要因として、調査時期や質問の仕方などが考えられる。ラスムセンの調査は、大統領令署名前の調査で、施行に伴う大混乱などが考慮されていない。ロイターの調査はオンラインで、ラスムセンも一部オンラインで行われた。大統領選でも、トランプ氏の支持率は電話調査よりオンライン調査が高く出る傾向があった。電話調査では、トランプ氏やその政策を支持すると答えない層がいる可能性が指摘されていた。今回も同様の可能性がある。

 質問の仕方が回答者の心理に影響した可能性もある。賛成多数のラスムセンは、入国禁止を「米国に来る潜在的テロリストを審査ではじく政府の能力を向上させるまで」とし、7カ国を挙げたがイスラム教には触れなかった。

 一方、反対・不支持が多数のギャラップは大統領令を「イスラム教徒が多数を占める7カ国の大半の人の入国を一時禁止する」、CNNも同様に「イスラム教徒が多数を占める7カ国の市民が3カ月間米国に来ることを禁じる」と、イスラム教を明示していた。

4281とはずがたり:2017/02/08(水) 16:50:07
>>4272-4274>>4268>>4225など
中国の大国としての偉そうな振る舞いもアメリカがやってきた事と大差ない論展開して来た俺としても,アメリカが中国の真似を後追いでし始めるとなると可成り深刻に受け止めねばなるまい。
ルーズベルトのニューディール以来彫啄されて来たマクロ統計的手法がズタズタにされるとなると万死に値するぞ。。

Column | 2017年 01月 27日 11:10 JST
コラム:米経済統計、トランプ政権下で「中国化」する懸念
http://jp.reuters.com/article/usa-economy-breakingviews-idJPKBN15B06A?rpc=135&sp=true
Gina Chon

[ワシントン 26日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ政権の下で、米国の経済統計が「中国化」する危険にさらされている。トランプ氏や側近たちは、政府統計への疑念をしばしば表明してきた。その人物が統計を公表する政府の主(あるじ)になったのだ。

トランプ氏は選挙中、政府統計をやり玉に挙げて事有るごとに統計が加工されていると批判。その調子で失業率は「まったくのでたらめ」とした上で、2015年4月の失業率は42%だったと主張していた。政府統計で見ると当時の失業率は5%強。もちろん代替的な指標は存在するが、ずっと広義の「U6失業率」でも10%をわずかに上回る水準だった。

大統領側近の姿勢も同様だ。ホワイトハウスのスパイサー報道官は今週の会見で、失業率統計の現状について発言するのを拒否しつつ、ワシントンの政治関係者は統計に執着し過ぎだと述べた。

トランプ氏は今や、労働省統計局やその他の統計機関を監督する立場にある。政権発足以降で最初の主要統計となるのが商務省経済分析局(BEA)が27日に公表する2016年第4・四半期と16年全体の国内総生産(GDP)速報値だ。BEAは貿易収支や企業投資、個人消費支出のデータの発表元でもある。そしてこれらはトランプ氏が改善させると約束している分野だ。

世界各地では、政府当局者が成長目標達成の重圧から経済統計の水増しに走っている例が見受けられる。中国の国営メディアは先週、遼寧省トップが2011─14年に統計を操作していた事実を認めたと伝えた。投資家は、中国が驚くほど同じような成長率で推移している状況にずっと疑いの目を向けている。過去2年間、中国の四半期GDPはわずかプラスマイナス0.1%の範囲でしか変動していない。

トランプ氏や側近は、政権発足からまだ1週間もたたないうちから、就任式の聴衆者数や大統領選の投票を巡っていわゆる「代替的事実」、つまり具体的な証拠のない主張を提示してきた。長年かけて培われた計算方法を駆使してそうそうたる専門家がまとめ上げる統計は、それほど簡単に政治的な理屈で捻じ曲げられないかもしれない。しかし統計の信頼性が次第に損なわれていく恐れはある。

●背景となるニュース

*米商務省経済分析局(BEA)は27日に2016年第4・四半期と16年全体の国内総生産(GDP)速報値を公表する。トランプ氏の大統領就任以降で最初に入手できる主要統計となる。同氏は選挙中、政府が提供する統計に疑問を呈し、失業率統計は「まったくのでたらめ」で本当は42%だと主張していた。労働省統計局によると、12月の失業率は4.7%だった。

*ホワイトハウスのスパイサー報道官は23日の会見で、失業率に関する質問への返答を拒否したが、失業率の計算方法にはいくつかあると指摘。「ワシントンであまりにも多く起きることは、われわれが1つの数字や統計にとらわれて、そうした数字の背後にある人や家族、事業を忘れてしまうことだ」と述べた。

4282チバQ:2017/02/08(水) 21:11:53
http://mainichi.jp/articles/20170208/k00/00e/030/281000c
米上院

教育長官、賛否同数に 副大統領が均衡破る

毎日新聞2017年2月8日 12時02分(最終更新 2月8日 14時03分)

【ワシントン西田進一郎】米議会上院は7日、教育長官にベッツィ・デボス氏をあてる人事案を承認した。過半数を占める与党・共和党からも反対者が出て、上院議員(定数100)の採決では承認に賛成と反対が50人ずつで並んだ。このため、上院議長を兼ねるペンス副大統領が賛成票を投じ、賛成が51票となって承認された。

 上院では、副大統領は通常本会議に出席しないが、採決で賛否が同数になった場合は出席して1票を投じ、「均衡」を破る。上院によると、副大統領が投票で均衡を破ったのはブッシュ政権時代の2008年3月以来。しかし、閣僚の人事承認を巡るものは史上初めてという。トランプ政権下での党派対立や、政権側と議会共和党の緊張関係が浮き彫りになった形だ。

 上院の構成は、共和党が52議席で、民主党が48議席(民主党系無所属2含む)。しかし、共和党議員2人が反対票を投じた。

 トランプ政権の閣僚(15人)と上院の指名承認が必要な閣僚級(6人)のうち、上院で承認されたのは、デボス氏で6人目となった。

 教育団体の代表で、長年、共和党に献金を行ってきたデボス氏は、公的資金を受けつつ民間が自由裁量で運営する「チャータースクール(特別認可校)」の拡大に寄与した。ただ、上院での指名承認の可否を検討する公聴会では、公的教育制度に関する知識不足を議員らに指摘されたほか、学校への銃持ち込みに関して、「ヒグマから防衛するために銃が必要かもしれない」と回答するなどした。教職員組合からは今回の承認について「子どものために悲しむべき日だ」と批判する声が上がっている。

4283チバQ:2017/02/08(水) 21:12:49
http://mainichi.jp/articles/20170208/k00/00e/030/200000c
米入国禁止令

国土安保長官「早急すぎた」 非を認める

毎日新聞2017年2月8日 08時44分(最終更新 2月8日 12時22分)
 【ワシントン三木幸治】中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止する大統領令を巡り、ケリー米国土安全保障長官は7日、米下院委員会で「(大統領令の発令時期は)全て私の責任だ。議員と相談し、もう少し遅らせて出すべきだった」と述べ、突然の発令について非を認めた。一方で、空港などで混乱を引き起こしたことについては、連邦地裁の大統領令差し止め命令が原因との見方を示し、責任を否定した。

 大統領令はトランプ氏が大統領就任後、わずか1週間後の1月27日に発令。共和党幹部や関係委員会のトップらも事前に説明を受けず、トランプ氏の署名後に初めて知ったとされる。マコール下院国土安全保障委員長は「政策変更は当局や議会と連携して行われるべきだ」と不快感を示していた。

 ケリー氏は「(テロの)可能性がある人々が、(大統領就任後の)機会を利用して米国に来ないようにとの意図だった」と釈明、議会に理解を求めた。一方、地裁の差し止め命令については「判事(の決定)を尊重するだけだが、彼らは私とは別の世界に生きている」と述べた。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170208/k00/00e/030/200000c#csidxbd389bcd87775c0b36c1b182e1a4eb8
Copyright 毎日新聞

4284チバQ:2017/02/08(水) 21:20:05
http://www.afpbb.com/articles/-/3116807
スーパーボウル中継で政治的CM、多文化主義や移民描く
2017年02月06日 16:27 発信地:ワシントンD.C./米国

【2月6日 AFP】(更新)5日開催された米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王者決定戦、第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)のテレビ中継で、複数の企業が政治的なメッセージを含むとみられるコマーシャルを放映し、賛否両論の声が上がっている。

 スーパーボウルの中継では、あからさまに政治的なテレビCMは避けるのが通例だ。しかし、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による難民・移民の入国制限令が物議を醸す中、米民泊仲介サイト大手「エアビーアンドビー(Airbnb)」は、多文化主義をアピールするCMをハッシュタグ「#WeAccept(私たちは受け入れる)」と共に放映した。
広告
inRead invented by Teads

 長さ30秒のCMには、人種や性別、年齢の異なる人々の顔写真が次々と登場。その上に「あなたが誰であれ、どこの出身であれ、誰を愛し、そして何を信仰していようとも、私たちは同じだ」という文章が映し出される。

 さらに、エアビーアンドビー創業者のブライアン・チェスキー(Brian Chesky)最高経営責任者(CEO)は、今後4年で400万ドル(約4億5000万円)を難民支援団体「国際救援委員会(IRC)」に寄付するとツイッター(Twitter)で発表。「わが社の最終目標は、今後5年間で生活困窮者10万人に短期宿泊施設を提供する」ことだと投稿した。

 米国で最も人気が高いビールのブランド「バドワイザー(Budweiser)」は、ドイツ出身の創業者アドルファス・ブッシュ(Adolphus Busch)が米国に移民としてやって来た物語を描いたCMを流した。

 一方、住宅リフォーム建材小売の「84ランバー(84 Lumber)」は、米国を目指してメキシコの砂漠を旅する母娘を描いたとみられるCMを放送。このCMの「完全版」はインターネットで見てほしいとして視聴者を誘導した。動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube)に「テレビで放映するには問題が多すぎる」というキャプション付きで公開されている完全版ではこの母娘が巨大な壁に阻まれ立ち往生するが、最後に「成功を求める意志は、ここでは常に歓迎される」とのメッセージが表示される。

 スーパーボウルは米国最大のテレビ視聴者数を誇るスポーツイベントで、今年は1億1000万人超がテレビ観戦したとみられている。(c)AFP

4285チバQ:2017/02/09(木) 15:27:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170208-00000092-mai-bus_all

<米経済>保護か成長か 政権チーム、矛盾する2勢力

毎日新聞 2/8(水) 20:59配信
 【ワシントン清水憲司】トランプ米政権の経済チームは二つの勢力に分かれている。国家通商会議のピーター・ナバロ委員長ら保護主義派と、国家経済会議のゲーリー・コーン委員長ら成長重視派だ。両方の政策は本来矛盾し、どちらが優勢になるか注目されているが、トランプ大統領は選挙戦で両方を公約しており、政策を強引に束ねて推進する可能性がある。

 ホワイトハウスには、もともと経済学者が大統領に助言する経済諮問委員会が置かれていたが、クリントン政権が1993年に経済官庁のまとめ役となる国家経済会議を設立。トランプ政権は通商政策の司令塔となる国家通商会議も加えた。上下関係はなく、どの組織が主導権を握るかは、トランプ氏との関係の深さや政権内の勢力争い次第とみられている。

 保護主義派は貿易赤字削減を重視し、高関税などで貿易相手国との摩擦を辞さない。大統領選中から通商政策を指南してきたナバロ氏は、著書「中国による死」をもとにドキュメンタリー映画を自ら撮影。その中で「米国と家族を守る力になってほしい。中国製品を買ってはいけない」と呼びかける筋金入りの対中強硬派だ。経済学者としては異端視されるが、商務長官となるウィルバー・ロス氏と親しく、通商交渉でタッグを組む。

 だが、中国などとの「貿易戦争」に発展すれば、米国経済にも悪影響を及ぼすため、保護主義派の動向は金融市場や米企業を心配させている。こうした声も背景に市場の期待に応えようとしているのが成長重視派だ。

 米金融大手ゴールドマン・サックス前社長で、海外情勢や市場心理に精通するコーン氏は3日の米テレビで「政権が目指すのは規制緩和、税制改革、インフラ投資だ」と語り、成長路線の推進を強調した。同じゴールドマン出身で財務長官となるスティーブン・ムニューチン氏も歩調を合わせる見通しだ。

 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長ら経済学者が務めてきた経済諮問委員会の委員長の指名は遅れている。米メディアによると、当初は経済評論家ラリー・クドロー氏が有力視されたが、「ナバロ氏(の政策)は誤っている」と批判したこともあり、名前が消えた。

 このため、当面は国家通商会議に代表される保護主義派と、国家経済会議などの成長重視派が主導権争いを繰り広げる可能性がある。その場合、優勢になった勢力の経済政策がより重視される可能性も出てくる。

 ただ、トランプ氏は、選挙戦で保護主義と米国経済の成長加速の両方を公約した。ともにトランプ氏が唱える「米国第一」に直結するためだ。また、トランプ氏は自らの主張に都合のいい政策を採用し、全体の整合性にこだわらない傾向がある。保護主義と成長加速という矛盾した路線を無理やり同時に進めていけば、経済政策が行き詰まる可能性もある。

4286チバQ:2017/02/09(木) 16:34:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00050099-yom-int

司法長官にセッションズ氏承認…米上院5票差で

読売新聞 2/9(木) 12:41配信
 【ワシントン=大木聖馬、尾関航也】米上院本会議は8日、ジェフ・セッションズ上院議員(70)を司法長官に充てる人事案を賛成52票、反対47票の僅差で承認した。

 トランプ政権の閣僚では6人目で、近く、長官に就任する。セッションズ氏は共和党内でも不法移民に厳しい屈指の保守強硬派として知られる。イスラム圏7か国からの入国を制限する大統領令を巡る訴訟でも、トランプ米大統領の意向を受け、徹底的に争うとみられる。

 司法省は、連邦政府が関係する訴訟で米国政府を代表し、大統領や各閣僚らに法的な助言を行う。カリフォルニア州の連邦控訴裁判所(高裁に相当)での訴訟でも、「国家の安全保障について決断するのは大統領だ」などと政府側の主張を表明する役割を担っている。連邦捜査局(FBI)も傘下に置く。入国管理を担う国土安全保障省と共に、移民行政の一翼を担う。

4287チバQ:2017/02/09(木) 16:35:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00000038-mai-n_ame

<米最高裁判事>ゴーサッチ候補がトランプ氏批判

毎日新聞 2/9(木) 12:03配信
 【ワシントン三木幸治】トランプ米大統領が最高裁判事に指名した連邦控訴裁判事で、保守派のゴーサッチ氏は8日、トランプ氏が大統領令の停止などを巡って判事らを非難したことについて、「(判事を)失望させるもので、士気をくじくものだ」と語った。ゴーサッチ氏と会談した民主党の上院議員が明らかにした。

 米メディアによると、ゴーサッチ氏は民主党議員に対し、「失望」を表明すると同時に、同僚判事の誠実さや司法の独立に対する信念について力強く語ったという。

 最高裁は現在、保守派4人、リベラル派4人で拮抗(きっこう)。ゴーサッチ氏の就任には上院の承認が必要で、支持を得るために民主党議員と会談していたという。

4288とはずがたり:2017/02/09(木) 17:42:06
わざと嫌われる発言垂れ流して権力の座に就いたんだから嫌われても我慢しろよなあ。。

トランプ大統領、百貨店を非難 娘のブランド販売中止で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00000003-jij_afp-int
AFP=時事 2/9(木) 6:31配信

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8日、長女イヴァンカ(Ivanka Trump)さんが手掛けるファッションブランドの販売中止を決めた米大手百貨店ノードストローム(Nordstrom)を非難した。

 米国とカナダに約350店舗を擁するノードストロームは先週、女性向けの服やアクセサリー、靴などの高級ファッション製品を展開するイヴァンカさんのブランドについて、売り上げ不振を理由に今後は扱わないと発表していた。

 トランプ大統領はツイッター(Twitter)への投稿で、「娘のイヴァンカはノードストロームから大変不当な扱いを受けている。彼女は立派な人間で、正しいことをするようにといつも私の背中を押してくれる! ひどいものだ!」と主張した。

 昨年11月の大統領選で予想外の勝利を収めたトランプ氏は以降、ツイッターを通じてさまざまな企業に対し、海外移転を非難したり、連邦政府向け航空機の価格が高過ぎると批判したりしてきた。

 だが今回のツイートでは、これまでと異なり自身の家族の事業を擁護しようとしたことから、ホワイトハウス(White House)に深刻な利益相反をもたらす恐れがあるとの批判の声が上がっている。【翻訳編集】 AFPBB News

トランプ大統領 長女のブランド販売中止のデパート批判
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170209/k10010869561000.html
2月9日 12時46分

アメリカのトランプ大統領は、長女のイバンカさんのブランドの商品販売を取りやめる大手デパートを批判し、不適切ではないかと物議を醸しています。
トランプ大統領の長女のイバンカさんのブランドの服やアクセサリーを扱ってきたアメリカ有数の大手デパート「ノードストロム」は、このほど販売を取りやめることを決めました。

このデパートは、イバンカさんのブランドの商品を扱っているために、トランプ大統領の政策に抗議する団体から不買運動の標的にされていましたが、販売を取りやめる理由について「毎年、ブランドの1割程度を入れ替えており、売り上げに基づく決定だ」と説明しています。

一方、トランプ大統領は8日、ツイッターに「娘のイバンカはこのデパートに不当に扱われてきた。娘はすばらしい人物で私が正しいことを行うよういつも促してくれる。ひどいことだ」と投稿してデパートを批判し、不適切ではないかと物議を醸しています。

トランプ大統領は、大統領としての職務が不動産業など、みずからの事業の利害と結びつく利益相反の問題が生じかねないと批判されたことを受けて事業から離れていて、イバンカさんも最近ブランドの経営から退いていました。
ホワイトハウスは擁護 民主は批判
これについて、8日に行われたホワイトハウスのスパイサー報道官の記者会見で、トランプ大統領の家族のビジネスへの関与の在り方をめぐって質問が相次ぎました。

スパイサー報道官は「これはトランプ大統領の家族のビジネスの問題ではなく、娘に対する攻撃だ。大統領の行動や大統領令への懸念をトランプ大統領の家族に転嫁することは受け入れられない。トランプ大統領は父親として家族を守る権利がある」と述べ、トランプ大統領を擁護しました。

一方、アメリカ議会下院の野党・民主党のトップ、ペロシ院内総務は8日、記者会見で「トランプ大統領は企業への批判を繰り返しており、不適切だ。完全に不適切な大統領だ」と述べ、強く批判しました。
どんなブランド?
イバンカさんのブランドは、イバンカさんが2007年に宝石のコレクションを始めたことをきっかけに立ち上げました。

ブランドは、働く女性をターゲットに、手ごろな価格の洋服やバック、靴などから高級なアクセサリーまで幅広く扱い、デパートのほかインターネットを通じて販売されています。

イバンカさんは、大統領選挙のあともトランプ大統領と行動を共にする姿がたびたび見られ、アメリカのメディアは、ブランドを経営する会社の話としてブランドの売り上げは伸びたと伝えましたが、トランプ大統領の政策に抗議する団体からは、不買運動の標的にもされています。

トランプ大統領は、大統領としての職務が不動産業などのみずからの事業の利害と結びつく利益相反の問題が生じかねないと批判されたことを受け、事業から離れていて、イバンカさんもことし1月には自身のフェイスブックで、ブランドの経営から退くことを表明していました。

4289チバQ:2017/02/12(日) 08:51:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170210-00000122-mai-n_ame
入国禁止停止支持>トランプ氏に司法の壁「正当化できぬ」
毎日新聞 2/10(金) 21:32配信

 メキシコ国境での壁建設など、選挙戦の公約を実現に移す大統領令に次々と署名し、「米国第一主義」で突っ走ってきたトランプ米大統領。その前に「司法の壁」が立ちふさがった。中東・アフリカのイスラム圏7カ国からの入国を一時禁止する大統領令について、西部カリフォルニア州サンフランシスコの連邦控訴裁は9日、連邦地裁の決定を支持し、即時停止命令を維持した。最高裁に上訴しても勝利は難しいとの指摘もあり、トランプ氏は戦略の練り直しを迫られている。【松井聡、伊藤遥、ワシントン三木幸治】

 「裁判所で会おう。我々の安全保障は危機的状況にある」。控訴裁の決定後、トランプ氏はツイッターでつぶやき、悔しさをにじませた。

 トランプ氏にとり安全保障対策は喫緊の課題。だからこそ先月20日の就任演説で「米国を再び安全にする」と強調し、そのわずか1週間後、7カ国からの入国を90日間禁止する大統領令に署名した。

 一方、米国に入国しようとした7カ国の人々が突然、帰国を余儀なくされるなど混乱を引き起こしたほか、永住権(グリーンカード)保持者の扱いもあいまいで、拙速さが目立った。それでもトランプ氏は「安全保障は大統領の権限で、高校生でも理解できる」と反論していた。

 だが、控訴裁の決定は「完敗」ともいえる内容だった。「7カ国の出身者によるテロが国内で行われた証拠を全く提出していない」と政権側の不備を指摘。政府が個人の行動の自由を奪う場合は米国憲法上、事前の説明が必要だが、適切な手続きを取らなかったことも非難した。

 さらに、安全保障に関する大統領令について「司法は審査権限を持たない」という政権側の主張に対しては「立憲民主主義の基本理念に反するそのような先例はない」と痛烈に批判した。トランプ氏は今月3日の連邦地裁の決定後、「一人の判事が我が国をこのような危機に追いやるとは信じられない」とツイッターで攻撃。「司法の独立」を軽視するような言動を繰り返していただけに、強烈なしっぺ返しをくらった形だ。

 今回の決定は、政権側が主張するように、安全保障には「公共の利益」があるとしながらも、他の利益とのバランスを考え、大統領令を「正当化できない」と結論づけた。

 欧米メディアは決定を「(大統領選予備選以降の)トランプ氏の連勝記録がストップした」(米紙ワシントン・ポスト)、「政権に打撃」(ロイター通信)などと大きく伝えた。

 公職経験のない初の米大統領に就任したトランプ氏の強みは、前例にとらわれない大胆な政策だ。選挙期間中から「強い米国」を掲げ、経済格差や移民の増加に不満を持つ白人中間層の支持を獲得してきた。だが、その過激な政策には民主党やリベラル層から反発も強く、遂行するには、強大な大統領権限を背景にした突破力が必要となる。今回の控訴裁決定で大統領権限に制約がかけられたことは、今後の政権運営にも影響を与える可能性がある。

 実際、入国禁止令の他にも、トランプ氏の政策や主張には米国憲法に抵触する疑義が指摘されるものが多い。不法移民の強制送還策に反対し、移民を保護する自治体への補助金停止▽人工妊娠中絶を支援する事業への援助中止--などがメディアや識者の間で議論を呼んでいる。また、裁判官やジャーナリストに対する個人攻撃も、憲法で保障された言論の自由や三権分立の精神を侵しているとの批判がある。

4290チバQ:2017/02/12(日) 08:52:11
 ◇「違憲確認」が焦点に

 大統領令を巡る展開は今後どうなるか。原告のワシントン州などは即時停止と違憲確認の二つを求めて訴訟を起こしており、争点は異なる。

 即時停止の仮処分は、違憲問題の本格的な議論をするまでの事態悪化を防ぐため、制度の一時的な中止を求めるものだ。大統領令が「公共の利益」に反するかどうかについて、裁判所が必要最小限の資料で判断する。政権側が上訴した場合、最高裁も短期間で判断するとみられる。

 最高裁判事は共和党に近い保守系4人、民主党に近いリベラル系4人で欠員が1人。同数意見の場合、控訴裁決定が最高裁でも維持される。

 一方、違憲確認訴訟は大統領令が合憲か違憲か判断するもので、連邦地裁が2月中旬までに双方に意見書を求めており、始まったばかりだ。

 「大統領令は合憲になる」との見方を示す専門家もいる。ジョージ・ワシントン大のジョン・バンザフ教授(米国法)は「米国では過去、アジア人の排斥など差別的な立法がされたが、憲法違反になっていない。また、憲法は米国民には適用されるが、他国民には適用されない。そのため、大統領令は合憲の可能性が高い」と指摘する。トランプ氏は空席の最高裁判事に保守系のゴーサッチ氏を指名し、現在、上院の承認を待っている状態だ。このことを踏まえ、バンザフ教授は「ゴーサッチ氏の承認を数カ月待ち、違憲確認訴訟を戦った方が有利」と指摘する。

 今回の大統領令は7カ国出身者の入国を90日間禁止するもので、違憲確認訴訟が終わるまでに期限が過ぎる可能性が高い。だがその後、訴訟で合憲と認定されれば、トランプ氏は特定国からの入国を自由に拒否できるようになるため、「再び混乱が起こる」との指摘も出ている。

 大統領令が停止されたり、連邦最高裁で違憲と判断されたりしたケースは過去にもある。

 2014年にオバマ氏が出した移民制度改革に関する大統領令は、連邦地裁と連邦控訴裁から即時停止の仮処分命令を受け、政権側が上訴。当時の最高裁の判事は現在同様、欠員1人で保守派とリベラル派が4人ずつとなっていた。多数決で同数となり、控訴裁の決定が維持された。

 1952年のトルーマン氏によるストライキを禁じる大統領令、95年のクリントン氏による政府機関が契約する企業を制限する大統領令はいずれも最高裁で違憲と判断された。

 ◇司法の役割果たした

上智大学・前嶋和弘教授(米政治学)

 控訴裁の判断は迅速であり、入国に関する混乱は当面、収まるだろう。政権側の圧力に屈せず、三権分立の中で司法が毅然(きぜん)とした判断を示したことに敬意を払いたい。(権力の誇大化を防ぐ)チェック・アンド・バランスの役割をしっかり果たしている。

 今後は連邦最高裁で争われることになるだろうが、争点となるのは、優先されるのが大統領に与えられた安全保障上の「国を守る権限」なのか、それとも憲法上で定められた「信仰の自由」や「法の下の平等」なのかということ。「自由な国」での司法の判断は、米国の歴史上重要なだけでなく、世界的にも大きく影響するはずだ。

 トランプ氏にとって今回の判断は痛手と言えるかもしれないが、入国禁止令を出すことや、リベラル勢力への批判的な言葉で、支持者を喜ばせられればよいのであって、実際には痛くもかゆくもないのではないか。

4291とはずがたり:2017/02/12(日) 21:56:05
メキシコ国境の壁「もっと安く」=F35引き合いに―米大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170212-00000032-jij-n_ame
時事通信 2/12(日) 14:24配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は11日、不法移民流入阻止の名目で建設を公約している対メキシコ国境の壁について、ツイッターに「もっと安くなる」と書き込み、コスト引き下げに自信を示した。

 壁の建設費に関し、予想を大きく上回る216億ドル(約2兆4500億円)に上ると試算した国土安全保障省の資料が、最近報じられたことを受けた発言とみられる。

 トランプ氏は、ツイッターに「私はまだ(壁の)設計や交渉に関与していない」と投稿。その上で「私が乗り出せば(最新鋭ステルス戦闘機)F35と同様、もっと安くなる!」と書き込んだ。 

メキシコ国境の壁、2.5兆円=工期は3年余-米政府試算
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021000799&g=int

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が「不法移民の流入阻止」を目的に命じた対メキシコ国境の壁建設について、ロイター通信は9日、国土安全保障省が費用を216億ドル(約2兆4500億円)、工期を3年余りとする試算をまとめたと報じた。数日中にケリー国土安保長官へ提出されるという。
 トランプ氏は選挙戦で、壁の建設費は120億ドル程度で、「全額をメキシコに支払わせる」と言明していた。だが、私有地を収用したり環境規制をクリアしたりする必要があることから、試算では同氏の見立てを大きく上回った。
 既にフェンスなどが存在する区間などを除くと、新たに障壁を設けるのは2000キロ余り。試算は議会での予算措置を4月か5月に済ませることを想定し、9月に着工、2020年末までの完成を見込んでいる。(2017/02/10-14:33)

米国とメキシコの国境 写真特集
http://www.jiji.com/jc/d4?p=umb130&d=d4_sta

4292とはずがたり:2017/02/12(日) 22:49:54
>この事実が日本の主要メディアではなぜか報じられない。
ちゃんと報道されてる>>4262のに碌に調べもせず何故かマスコミでは報道されないと書く低レベルな煽りをするバカ,そしてそれを鵜呑みにしてマスコミダメだと思い込むバカが多すぎる。

それは兎も角として本音ベースでは支持してる世界の分裂をしっかり受け止めねばならないのは事実。
そして日本人はhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401100637/1192な様に偉そうな事は何も言えないけど。

米国でこんなに支持されていた「入国禁止」大統領令
日本では伝えられない一般米国民の胸の内
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49161
2017.2.12(日) 古森 義久

 米国のドナルド・トランプ大統領が中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止した措置は、世界に混乱を招き各国で批判の的となっている。

 だが肝心の米国では、一連の世論調査によって一般国民の多くが支持していることが明らかになった。この事実が日本の主要メディアではなぜか報じられない。

「大統領令は憲法違反」?

 トランプ大統領は1月27日、イスラム教徒の多いシリア、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの7カ国からの米国への入国を一時禁止する大統領令を出した。この7カ国はオバマ政権から「テロ懸念国家」と指定されていた。トランプ政権は入国審査を厳格化するまでの期間として、それらの国からの入国を90日間禁止した。

 トランプ政権のこの措置は、米国内で民主党はじめ各方面から反発を受けた。ワシントン州の司法当局はこの大統領令を憲法違反だとして差し止めを求める法的措置をとった。

トランプ政権はこれに反発して、サンフランシスコの上級裁判所へ控訴した。だが同上級裁も2月9日、ワシントン州当局の主張を認める判断を発表した。トランプ政権は最高裁判所へ上訴する構えを明らかにしている。


肝心の米国民の反応は?

 では、肝心の米国民はトランプ政権のこの措置にどんな反応を示したのか。

 最初に世論調査の結果を報じたのはロイター通信である。調査では、米国民の49%がトランプ大統領の措置に賛成、41%が反対という結果が出た。米国の一般国民の約半数は大統領の措置に賛意を表明しており、反対する人より多いという事実が明らかとなった。

 ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト、CNNテレビなど、反トランプ色が強く、民主党を支持するメディアは、その結果をごく簡単に報じただけだった。日本の主要メディアの伝え方もきわめてあっさりしていた。

 だがその直後の2月初め、今度は米国の大手世論調査機関ラスムセン社が世論調査の結果を公表した。それによると、7カ国からの入国を一時禁止する措置への賛成が57%、反対が32%であり、賛成派が大差で多かった。

 ラスムセン社は、大統領選キャンペーン中もトランプ氏の支持率を他の世論調査機関よりも正確に伝えてきた実績がある。だが、ラスムセン社が発表した「57対33」という数字は、日本の主要メディアの間ではまったく報道されなかった。

 さらに世論調査機関「モーニング・コンサルト」が政治雑誌の「ポリティコ」と合同で実施した世論調査でも、同じような結果が出ている。2月6日に報道された調査結果によると、トランプ政権の入国一時禁止措置を支持する米国民は全体の55%、不支持は38%だった。

大統領令はすべて支持されている

 さらにこの合同世論調査で注目すべきなのは、トランプ大統領が矢継ぎ早に打ち出した11の大統領令のうち、入国一時禁止措置は一般米国民から最も高い支持を得ていることだ。


 例えば、TPP(環太平洋パートナーシップ)からの離脱は支持が47%(不支持が33%)、メキシコとの国境での壁建設は支持が47%(不支持が42%)だった。これらよりも入国一時禁止措置は支持されている。トランプ大統領が出した11の大統領令はすべて賛成が反対を上回っている点も注視に値する。

 一見、過激に映るトランプ大統領の措置は、一般の米国民から支持されていた。民主党系の反対派は「人道主義に反している」「憲法に違反している」と非難するが、実は民意に沿っていないということだ。

 この現実は、日本のメディアでもほとんど伝えられていない。日本の多くのメディアが反トランプ陣営の米国の主要メディアの報道に依存している状況ではやむを得ないが、トランプ政権の読み方、マスコミ報道にはご注意を、ということだろう。

 昨年の大統領選で日米の主要メディアは的外れな分析や展望を重ねとんだ大恥をかいた。そのことは忘れられるべきではない。

4293とはずがたり:2017/02/14(火) 15:26:28
>1983年に当時のレーガン大統領が来日した際に、中曽根康弘首相の「日の出山荘」に行って、一緒に座禅を組んだいわゆる「ロンヤス関係」がいい例だと思います。実は、この「日の出山荘での座禅」については、アメリカ側ではあまり評判は良くないのです。
>例えば、2004年にレーガン大統領が死去した際に、唯一、レーガンの「汚点」だとして、この83年の「日の出山荘での座禅」が取り上げられていました。
>つまり、日本という外国から「度を越した接待を受けた」ということが非難の対象になったのです。中曽根氏サイドとしては「質素で精神的なもてなし」をしたつもりなのでしょうが、お茶を立てたりしたのが「極めて高級感のある接待で不適切」という印象を20年も後になってメディアに蒸し返されたわけです。

>現在のホワイトハウスの主は他でもないトランプ氏ですから、こうした公私混同の問題や、首脳間の親密な関係というのも「トランプ氏の個性」ということで、「暫定的に許された」形となっています。
>今回のゴルフと度重なる会食については、メディアを基本的にシャットアウトすることに成功し、また各メディアも特に批判キャンペーンを組んだりはしていません。ですが、仮にトランプ大統領の支持率が急降下し、各メディアが一斉にトランプ批判を繰り出すような事態になれば、今回の「フロリダでの親密な関係」というのは問題にされる危険は十分にあるということです。

日米首脳会談、異例の厚遇は「公私混同」なのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/02/post-894.php
2017年02月14日(火)12時00分

<トランプ大統領のフロリダの別荘で安倍首相が異例の厚遇を受けたことについて、新政権への批判が続くアメリカでは「公私混同」の倫理問題という受け止め方がある>

安倍首相とトランプ大統領の日米首脳会談については、日本では大変に大きく報道されているようですが、アメリカのメディアの受け止め方はかなり違っています。3点ほど指摘しておきたいと思います。

1つ目は、まず10日金曜の時点での「無関心」です。ホワイトハウスでの会談と共同会見に関しては、特にCNNなどのニュース専門局は一斉に生中継をしていました。ですが、その報道の切り口は「日米関係はどうなる?」という視点ではなく、「入国禁止問題で渦中の大統領が生放送の記者会見に出てくる」という関心が主でした。

例えば、この10日の共同記者会見でトランプ大統領が指名したアメリカ側の記者は、日米関係の問題ではなく、真っ先にこの「7カ国からの入国禁止問題」について質問しました。隣に安倍首相がいるにも関わらず、直接関係のない「入国禁止問題」の質問が飛び出すというのは極めて不自然ですが、とにかくアメリカの世論とメディアの関心はそこにあったのです。逆に肝心の日米関係に関しては「無関心」でした。

2つ目は、両首脳がフロリダに移ってから北朝鮮がミサイルを発射したというニュースが飛び込んできました。ここでアメリカの世論の関心も、またそれを受けたメディアの報道姿勢も「アジア情勢と日米関係」へと急転回しました。

結果的に、日米首脳会談は大きな扱いとなり、週明けの13日の朝、3大ネットワークの一つであるNBCの朝のニュースではトランプ大統領の「100%日本の後ろ盾になる」というコメントが大きく流れ、安倍首相のこともあらためて取り上げられています。

3つ目は、フロリダのリゾートで両首脳が長時間に渡ってゴルフや会食を行ったということについては、アメリカのメディアではあまり大きく取り上げられていません。その理由としては、首脳同士の外交としては、今回のゴルフと度重なる会食というのは極めて異例だからです。

もっと言えば、詳しく報道がされれば大きな批判を招きかねないということで、メディアはシャットアウトされたと言っていいでしょう。

この問題ですが、比較するのであれば、1983年に当時のレーガン大統領が来日した際に、中曽根康弘首相の「日の出山荘」に行って、一緒に座禅を組んだいわゆる「ロンヤス関係」がいい例だと思います。実は、この「日の出山荘での座禅」については、アメリカ側ではあまり評判は良くないのです。

4294とはずがたり:2017/02/14(火) 15:26:43
>>4293-4294
例えば、2004年にレーガン大統領が死去した際に、偉大なる大統領の死として盛大な葬送が行われ、メディアはレーガンへの賛辞で溢れたのですが、唯一、レーガンの「汚点」だとして、この83年の「日の出山荘での座禅」が取り上げられていました。

つまり、日本という外国から「度を越した接待を受けた」ということが非難の対象になったのです。中曽根氏サイドとしては「質素で精神的なもてなし」をしたつもりなのでしょうが、お茶を立てたりしたのが「極めて高級感のある接待で不適切」という印象を20年も後になってメディアに蒸し返されたわけです。

この辺は非常に難しい問題です。現在のホワイトハウスの主は他でもないトランプ氏ですから、こうした公私混同の問題や、首脳間の親密な関係というのも「トランプ氏の個性」ということで、「暫定的に許された」形となっています。

今回のゴルフと度重なる会食については、メディアを基本的にシャットアウトすることに成功し、また各メディアも特に批判キャンペーンを組んだりはしていません。ですが、仮にトランプ大統領の支持率が急降下し、各メディアが一斉にトランプ批判を繰り出すような事態になれば、今回の「フロリダでの親密な関係」というのは問題にされる危険は十分にあるということです。

今回テレビカメラはほぼシャットアウトされましたが、活字を抑えることはできなかったようで、例えばAP通信社のダーレン・スーパービル記者、ジル・コルビン記者連名の記事「トランプのフロリダ屋敷は抗議行動を加熱させ、倫理的疑念を加速する」では、今回の日米首脳による「フロリダの週末」に関して手厳しい批判がされています。

この記事自体は、トランプ大統領と安倍首相がリゾートでの会食やゴルフで週末を過ごしていたその外で、「キーストーン・パイプライン建設反対」や「入国禁止令反対」のデモが行われていたという話題と、トランプ氏所有のリゾートに外国首脳を無料で招待することの問題を「ごっちゃ」にして報じており、その限りにおいては、ポジショントークと言われても仕方はないでしょう。ですが、仮にそうであっても、公私混同の倫理問題に関する指摘については、今後の参考にしたほうが良さそうです。

4295とはずがたり:2017/02/14(火) 15:27:01

米マイクロソフト、移民入国制限に例外措置を要請 個々に判断
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20170203031.html
02月03日 09:53ロイター

 2月2日、米マイクロソフトは、イスラム教徒の多い中東・アフリカ7カ国の出身者の入国を制限する米大統領令について、効力のある査証(ビザ)を所持し、犯罪歴がない場合は出入国を認めるようトランプ政権に提案したことを明らかにした。写真の同社ロゴはマサチューセッツ州ケンブリッジで1月撮影(2017年 ロイター/Brian Snyder)
(ロイター)
[2日 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>は2日、イスラム教徒の多い中東・アフリカ7カ国の出身者の入国を制限する米大統領令について、効力のある査証(ビザ)を所持し、犯罪歴がない場合は出入国を認めるようトランプ政権に提案したことを明らかにした。

マイクロソフトのブラッド・スミス社長はケリー国土安全保障長官、およびティラーソン国務長官に宛てた書簡で、入国制限を個々の事例に基づき判断するプログラムについて提案。国土安全保障長官、および国務長官はトランプ大統領が署名した入国制限に例外を認める権限を持っていると指摘した。

同社が行った提案は米ハイテク企業が才能ある外国人を雇用する際に利用する頻度が高い「H─1B」ビザの保有者をカバーする可能性がある。

マイクロソフトのほか、インターネット検索大手グーグルの持ち株会社のアルファベット<GOOGL.O>、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>、アップル<AAPL.O>などの米国の大手ハイテク企業は自社の事業には世界中から集まる才能が欠かせないとしてトランプ氏の入国制限に反対する姿勢を示している。

4296チバQ:2017/02/14(火) 18:53:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170214-00000064-jij-n_ame
米安保担当補佐官が辞任=トランプ側近のフリン氏―就任前、ロ大使と制裁協議

時事通信 2/14(火) 13:01配信
【ワシントン時事】マイケル・フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が13日、辞任した。

 フリン氏をめぐっては、昨年12月、補佐官就任前だったにもかかわらず、駐米ロシア大使と対ロシア制裁について話していたことが最近発覚。民間人の外交交渉介入を禁じる法律に抵触する可能性が指摘されていた。事実上の更迭とみられる。

 フリン氏はトランプ大統領側近の1人で、辞任は発足から1カ月に満たない政権にとって大きな打撃となる。ホワイトハウスは13日、国家安保担当の大統領補佐官代行にジョゼフ・キース・ケロッグ退役陸軍中将を起用すると発表した。

 フリン氏は昨年12月29日、キスリャク・ロシア大使と複数回にわたり電話。米大統領選に絡むサイバー攻撃を理由に、当時のオバマ政権が対ロシア制裁を発動した当日で、「トランプ政権発足後に制裁をどう扱うか話し合ったのではないか」と臆測を呼んだ。

 フリン氏は当初、疑惑を否定した。就任前のペンス副大統領もフリン氏の説明に基づき、同氏を擁護していた。ところが、今月9日になってフリン氏が報道担当者を通じ、ワシントン・ポスト紙に「(大使との電話で)制裁の話題が絶対になかったという確信はない」と前言を撤回。ペンス氏は激怒したという。

 同紙(電子版)は13日、司法省が1月末の時点で、疑惑を否定するフリン氏の主張が事実に反する恐れがあり、ロシアに弱みを握られかねないと警告していたと報じた。

 フリン氏は辞表の中で、大使との会話は「政権移行を円滑に進め、新大統領と外国との関係構築に着手するためだった」と釈明。「不完全な情報」を関係者に伝えたことを謝罪した。

4297とはずがたり:2017/02/14(火) 22:16:19
なんだこの日本のことしか考えてない記事は。。┐('〜`;)┌

フリン氏辞任、日本に痛手=同盟理解のパイプ役
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021401189&g=pol

 米国家安全保障担当のフリン大統領補佐官の辞任は、日本政府にとって痛手だ。日米同盟の重要性を理解していたフリン氏をトランプ大統領とのパイプ役として、重視していたためだ。
 政府はトランプ氏の最側近の一人だったフリン氏について、「安全保障政策はフリン氏の考え方が一番(トランプ氏に)影響力がある」(菅義偉官房長官)と分析。大統領選中から接触を重ねてきた。
 昨年10月、フリン氏が来日した際には菅長官が会談し、日米同盟を基軸とする外交方針を伝えていた。大統領選後の12月には谷内正太郎国家安全保障局長が会談。その後、2人はカウンターパートとして、ファーストネームで呼び合う関係になったとされる。10日にワシントンで行われた日米首脳会談にもフリン氏は同席した。 
 ただ、首脳会談や日米防衛相会談で、沖縄県・尖閣諸島への日米安全保障条約第5条適用などを確認しているため、政府内には「問題はない」とする声もある。菅長官は14日の記者会見で「大統領との信頼関係の下で揺るぎない日米同盟を構築していくことが確認されているので影響はない」と強調した。(2017/02/14-19:48)

4299チバQ:2017/02/15(水) 10:33:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00000076-san-n_ame
フリン米補佐官辞任 政権内の権力闘争激化

産経新聞 2/15(水) 7:55配信

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領から大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の職を解かれたフリン氏はホワイトハウス内での側近争いに敗れたとの見方が強まっている。1月20日の就任以来、大統領令を連発して指導力を示してきたトランプ氏にとって、フリン氏の辞任は最初の挫折。政権内部の権力闘争は激化しており、外交・安全保障政策に影響を及ぼす可能性もある。

 フリン氏をめぐっては、かねてロシアのプーチン政権との近さがささやかれていた。フリン氏は2014年に陸軍から退役した後、ロシアの国営テレビ「RT」(旧ロシア・トゥデー)に出演。2015年にはロシアで開かれたRT開局10周年を記念する行事にプーチン露大統領と同席し、講演料を受け取っていたとされる。

 ロシアとの接近を図ろうとしているトランプ氏に対し、米議会共和党は制裁の継続を主張。議会の対露強硬論がフリン氏の辞任に影響した可能性がある。

 米連邦捜査局(FBI)は1月下旬、フリン氏がロシア側と交わした通話記録について捜査に着手していた。司法省がホワイトハウスに、「ロシアからの脅迫」に対するフリン氏の脆弱(ぜいじゃく)性を指摘したが、通話記録がもとになっているとみられている。

 米政治専門サイト「ポリティコ」によると、トランプ氏の最側近でもともとフリン氏に理解のあったバノン首席戦略官兼上級顧問が先週末、フリン氏に「正しい判断をすべきだ」と伝えて引導を渡したとされる。トランプ氏の娘婿クシュナー上級顧問がフリン氏の後任の人選に当たった。

 フリン氏は昨年10月、日本を訪問して菅義偉(すが・よしひで)官房長官や自民党議員らと会談し、日米同盟の重要性を強調していた。今回、フリン氏が政権を去ったことで、同盟に関する課題など対日関係については、マティス国防長官が実質的に担うとみられる。

4300とはずがたり:2017/02/17(金) 15:18:47
<トランプ大統領>会見で独演会 一貫性欠く持論まくし立て
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170217-00000029-mai-n_ame
毎日新聞 2/17(金) 11:04配信

 【ワシントン西田進一郎】トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスで急きょ記者会見を開いた。トランプ氏は就任後約4週間で「信じられない」ほどの仕事をしたと成果を誇る一方、メディアの多くが真実を伝えず「フェイク(偽)ニュース」を流していると繰り返し批判。記者の質問をたびたび遮りながら、約80分間にわたって一貫性を欠いた持論をまくし立てる異様な会見となった。

 「他にもあなたの局より視聴率が良いところの人たちが待っているから」。トランプ氏は自身に批判的なCNNテレビの記者らの質問をたびたび遮る一方で、保守系FOXニュースの番組を称賛したり、「好意的な記者を見つけたい」と話しながら質問者を指名したりするなど「トランプ節」を全開させた。会見を生中継した複数のテレビ局は終了後、キャスターが大きなため息をつき、米メディアは「歴史上、驚きの瞬間」(CNN)、「メディアを非難、中傷。会見は戦いの場に」(ワシントン・ポスト紙電子版)などと異様さを伝えた。

 政権の勢いは陰っている。中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止する大統領令は司法で「連敗」し、停止中。フリン大統領補佐官が就任前の駐米ロシア大使との電話協議を巡る騒動で辞任した。ホワイトハウス内の不協和音や大統領選中に陣営がロシアと接触していた疑惑も報じられ、緊急会見には反転攻勢を狙うトランプ氏の焦りがにじんだ。

 トランプ氏は「正直に言えば、私は混乱を引き継いでしまった。国内外での混乱だ」と話し、現在の混乱はオバマ前政権から引き継いだと主張。ホワイトハウス内のゴタゴタなど政権の混乱ぶりが連日報じられていることについて「テレビをつけて、新聞を開くと混乱の報道を目にするが、まったく逆だ。政権はよく微調整された機械のように運営されている」と反論した。

 逆に、「経営不振のニューヨーク・タイムズ紙」「今日のウォール・ストリート・ジャーナル紙は同じぐらい恥ずべきものだ」などメディアを個別に攻撃。フリン氏や陣営とロシアとの関係に質問が及ぶと「フェイクニュースだ」と怒りをぶつけ、情報機関からの情報漏れを調査する考えを示した。しかし、情報機関から漏れたとみられる情報を基にした報道が「フェイクニュースなのか、情報漏れか」と問われると、「情報漏れは完全に本当だ。(しかし)ニュースは偽だ。なぜなら多くのニュースは偽だからだ」などと独自の主張を展開。「私は(報道の)論調を見ている。憎しみに満ちた論調だ」と不満を表明し、自身に好意的でない報道が偽ニュースだとの認識をにじませた。

4301とはずがたり:2017/02/17(金) 16:54:55
大荒れトランプ政権、経済政策の命運を握る2人のキーパーソン
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7002.php
2017年2月17日(金)15時28分
安井明彦(みずほ総合研究所欧米調査部長)

難局に直面する米国のトランプ政権が体勢を立て直すには、減税・インフラ投資などの前向きな経済政策を実現できるかどうかがポイントとなる。カギを握るのは、あまり報道されていない二人の人物、行政管理予算局(OMB)のミック・マルバニー局長と、経済担当のゲーリー・コーン補佐官だ。

トランプ政権は機能不全の瀬戸際
トランプ政権が揺れている。大統領側近のマイケル・フリン国家安全保障担当補佐官が辞任、労働長官に指名されていたアンディ・パズダー氏は議会承認を得られずに指名を辞退した。移民・難民の入国禁止に関する大統領令が全米で混乱を巻き起こす一方で、メディアでは連日のように大統領側近の仲たがいが伝えられる。トランプ政権は、機能不全に陥る瀬戸際にあるように見受けられる。

体勢の立て直しには、前向きな政策の実現が必要だ。なかでも重要なのが、ドナルド・トランプ大統領が主張してきた大型減税やインフラ投資である。大統領選挙後の米国の株価は、これらの積極的な財政政策の実現を期待して上昇してきた。その行方が不透明になるようでは、さらにトランプ政権の足もとは危うくなる。

日本にとっても、こうした政策の行方は見逃せない。トランプ大統領が主張してきた法人税の減税は、米国でビジネスを行う日系企業にも恩恵になる。インフラ投資についても、日本企業の参入機会が拡大するきっかけになるかもしれない。保護主義的な通商政策など、日米関係では気掛かりな政策が目立つだけに、なおさら、こうした前向きな政策の推進が期待される。

移民・難民の入国禁止のような問題含みの政策に比べると、こうした前向きな政策は出遅れ気味だった。入国禁止などは大統領令だけで進められるが、減税やインフラ投資などの財政を使う政策は、議会での立法が必要になる。その実現には、どうしても時間がかかる。

ムニューチン財務長官の人事が議会承認されるなど、経済分野に関するトランプ政権の人事は、ようやく陣容が整ってきた。議会での審議が本格化するこれからが、トランプ政権の正念場である。

財政運営の舵をとるマルバニーOMB局長
経済政策での失地挽回が必要なトランプ政権だが、そのカギを握る人物が二人いる。

その一人が、OMBのマルバニー局長である。耳慣れない名前かもしれないが、OMBは各省庁の予算をとりまとめ、政権としての提案を行うホワイトハウスの機関である。OMBが取りまとめた政権の方針は、毎年2月に「予算教書」として発表される。

減税やインフラ投資の提案も、この予算教書に含まれる。どの程度の減税や、インフラ投資を行うのか。トランプ大統領の意向を実際の数字に置き換えるのが、マルバニー局長の役割だ。

マルバニー局長の前職は、共和党の下院議員である。下院議員時代のマルバニー局長は、強烈な歳出削減論者として知られてきた。年金や医療保険、さらには国防費をも聖域とせず、歳出を減らす。それによって財政赤字を無くそうというのが、マルバニー局長の主張だった。

4302とはずがたり:2017/02/17(金) 16:55:09
>>4301-4302
こうした議員時代のマルバニー局長の主張は、必ずしもトランプ大統領とは一致していない。トランプ大統領が公約してきた大型減税やインフラ投資は、財政赤字を拡大させる。年金や医療保険の削減も、トランプ大統領の公約には含まれていなかった。国防費に至っては、トランプ大統領は増額を謳ってきた経緯がある。

マルバニー局長と同様に、共和党のなかには、財政赤字の拡大に警戒心を隠さない議員が少なくない。トランプ大統領の公約と自らの主張、さらには、共和党議員の関心をどうすり合わせるのか。マルバニー局長の責務は重い。

着々と地歩を固めるコーン補佐官
もう一人、トランプ政権の経済政策を語るうえで見逃せないのが、NEC(国家経済会議)の議長であるコーン経済担当大統領補佐官だ。ゲーリー・コーン補佐官は、大荒れに荒れるトランプ政権のなかで、着実に地歩を固めていると伝えられている。

トランプ政権では、とくに経済分野の人事が遅れていた。ムニューチン財務長官を議会が承認したのは、政権発足から3週間以上が経過した2月13日のこと。マルバニー局長の承認に至っては、2月16日までずれ込んだ。過去のOMB局長は、遅くとも政権発足から1週間以内には承認されている。まさに異例の事態だ。

そうしたなかで、トランプ政権の経済政策を陰で支えてきたのが、コーン補佐官だった。NECを担当する経済担当補佐官は、経済関連の閣僚の意見を取りまとめ、政権としての方針を大統領に提案する役割を担う。その閣僚が揃わない中では、コーン補佐官の存在感が高まるのは当然の成り行きだった。

コーン補佐官の手腕が発揮されたのが、2月3日に発表された金融規制の緩和に関する大統領令だ。コーン補佐官は、議会関係者などとの事前の調整を万全に進め、波乱なく仕事をやり遂げた。大混乱となった入国禁止の大統領令とは大違いである。トランプ大統領は、近々、具体的な減税案を提示するとしているが、そこでも、議会などとの事前の調整は、コーン補佐官が進めている模様である。

コーン補佐官の前職は、米金融大手ゴールドマン・サックス社の社長兼COO(最高執行責任者)。グローバルな経済・金融の現場に触れてきたのはもちろん、組織運営の経験も豊富である。報道によれば、多い時には一日に5回も呼び出されるなど、トランプ大統領の信頼を勝ち得ているようだ。

トランプ政権と言えば、「白人至上主義」的な思想が取りざたされるバノン首席補佐官や、対中強硬派でNTC(国家通商会議)を仕切るピーター・ナバロ氏が注目されてきた。マルバニー氏やコーン氏の動静は、それほど日本では報じられてこなかったが、トランプ政権の経済政策の命運は、この二人の双肩にかかっているといえそうである。

安井明彦
1991年富士総合研究所(現みずほ総合研究所)入社、在米日本大使館専門調査員、みずほ総合研究所ニューヨーク事務所長、同政策調査部長等を経て、2014年より現職。政策・政治を中心に、一貫して米国を担当。著書に『アメリカ選択肢なき選択』などがある。

4303とはずがたり:2017/02/17(金) 16:56:47
トランプのアメリカで反イスラム団体が急増
The U.S. Saw a Dramatic Rise in Anti-Muslim Hate Groups Last Year
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7001_1.php
2017年2月17日(金)14時40分
ルーシー・ウェストコット

<大統領選以降、トランプが反イスラムの姿勢を鮮明にするなかで、昨年アメリカの反イスラムのヘイトグループの数が3倍に増えた>

昨年のアメリカ大統領選でドナルド・トランプが当選したことで、アメリカ国内の過激な右派グループが「明らかに活発化」し、反イスラムグループの数が3倍に増加したことが、民間団体「南部貧困法律センター(SPLC)」の報告書で明らかになった。

全米のヘイトグループや過激主義を監視するSPLCの報告書によると、アメリカのヘイトグループや過激な右派グループの数は、2015年の890から16年の917へと増加した。

SPLCのマーク・ポトクは、増加数そのものは少ないが過去最多とだった2011年の1018に近い数字まで増えているという。

なかでも「激増」しているのが、「反イスラム」のヘイトグループだ。15年の34から16年には101に増えた。大統領選でトランプが支持を拡大したことが大きな要因になっていると、ポトクは言う。トランプは選挙中、イスラム系住民の登録制度やモスクの監視などを主張していた。

世界規模の難民危機や反イスラム・プロパガンダの増加、またフロリダ州オーランドやカリフォルニア州サンベルナルディーノでイスラム教徒のテロによって多数の犠牲者が出たことなども、反イスラム感情が増大する要因となった。

【参考記事】入国禁止令、トランプ「敗訴」でひとまず混乱収拾へ

トランプで沸き上がるヘイト
「トランプは、『アメリカ在住のイスラム系住民のうち25%が、アメリカ人への暴力はジハードの名の下に正当化されると信じている』というデマを広めた」と、ポトクは指摘する。過激な右派グループによる暴力も、イスラム過激派による暴力と同様に深刻だという。

「トランプ現象は右派のヘイト感情を解き放ってしまった。過去にこうした例は思い浮かばない」と、ポトクは言う。「現状は(ナチスドイツが誕生した)1930年代のドイツとは違うものの、いくつかの共通点が見られる」

トランプ支持の波に乗って、ここ数年で少なくとも4つのヘイトグループが生まれたり、拡大したりしている。そのうちの一つがネオナチ系サイト「デイリー・ストーマー」で、ネット上だけでなくオフラインでメンバーが活動するクラブも結成している。その他のグループは、主に大学のキャンパス内で活動する小規模なグループだ。

多くの人々がネット上だけで右派ヘイトの活動に参加しているため、正確な人数を計測するのは難しい。15年にサウスカロライナ州チャールストンの教会で9人の黒人を射殺したディラン・ルーフのように、「通常はネット上だけで活動し、突然攻撃に出る」ケースもある。「ルーフのような人物が多くいると考えている」と、ポトクは言う。

今週、トランプ政権のマイケル・フリン大統領補佐官が辞任したが、ポトクは「これで政権から反イスラムの補佐官が一人減った」と見る。しかし政権中枢にはまだ反イスラム主義の信奉者が多く残っているという。「首席戦略官のスティーブン・バノン、大統領補佐官のスティーブン・ミラー、大統領顧問のケリーアン・コンウェイ、司法長官のジェフ・セッションズ――そしてもちろん、トランプ大統領自身だ」

4304とはずがたり:2017/02/17(金) 17:20:07
トランプ、移民やイスラム圏からの入国制限で新大統領令を来週署名
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7000.php
2017年2月17日(金)11時07分

2月16日、トランプ米大統領がイスラム圏7カ国からの入国を制限する大統領令を「近く」差し替える方針を示したことが明らかになった。写真は会見するトランプ氏。(2017年 ロイター/Carlos Barria)
トランプ米大統領は16日、難民やイスラム圏7カ国からの入国を制限する新たな大統領令に来週署名すると発表した。

トランプ大統領は1月27日に入国制限に関する大統領令に署名したが、サンフランシスコの第9巡回控訴裁判所は、同大統領令の一時差し止めを命じた連邦地裁の決定について取り消しを求めた司法省の申し立てを退けている。

トランプ氏は記者会見で、連邦裁判所の決定を改めて批判。「ひどい裁判所が悪い決定を下した」と指摘。入国制限は「非常に円滑に」開始されたが裁判所の判断に阻まれたとの見解を表明した。

新たな大統領令は裁判所が提起した問題に対応したものになるとした。

司法省が16日に裁判所に提出した文書によると、大統領令は「大幅に修正」される見通しだが、詳細は明らかでない。

[サンフランシスコ 16日 ロイター]

4305チバQ:2017/02/17(金) 20:07:37
http://www.asahi.com/articles/ASK2J2VZ4K2JUHBI00H.html
米政権の労働長官候補、指名を辞退 元妻への暴行に批判
ワシントン=五十嵐大介2017年2月16日09時10分
 トランプ米政権の労働長官に指名された米大手ハンバーガーチェーン経営者のアンドリュー・パズダー氏が15日、指名を辞退すると表明した。元妻への暴行などで批判が強まり承認の見通しが立たなくなった。トランプ政権の主要閣僚候補で指名辞退に追い込まれたのは初めて。

 新政権ではフリン大統領補佐官が辞任したばかりで、さらなる痛手となるのは必至だ。

 パズダー氏を巡っては、民主党議員らが、不法移民を家政婦として雇ったことも批判。多数派の共和党の一部も支持を保留し、人事案の承認が困難となった。パズダー氏は声明で「家族との話し合いや熟慮の結果、指名を辞退する」とコメントした。

 パズダー氏は、日本を含む40カ国でバーガー店「カールスジュニア」などを運営するCKEレストランツの最高経営責任者(CEO)。トランプ氏は指名時の声明で「彼は雇用の創出を妨げる規制の負担から、零細企業を守るだろう」と述べたが、指名辞退についてはコメントしていない。

 トランプ政権の主要閣僚15人のうち、政権発足から1カ月近くたっても6人の人事案が承認されない異例の事態となっている。(ワシントン=五十嵐大介)

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017021602000251.html
米労働長官候補が辞退 不法移民雇用、共和党内も批判
 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領が労働長官に指名した米ファストフード大手「CKEレストランツ」のアンディ・パズダー最高経営責任者(66)は十五日、指名を辞退すると発表した。トランプ氏の閣僚候補が指名を辞退するのは初めてで、フリン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の辞任に続くトランプ政権への打撃となる。

 パズダー氏は最低賃金の引き上げに反対しており、野党民主党が労働長官に適任ではないと抵抗していた。さらに納税状況に問題があると指摘されたほか、不法移民を雇っていたことや元妻が虐待被害を訴えていたことも判明し、共和党内からも不支持の声が続出。パズダー氏の指名公聴会は十六日に予定されていたが、承認は難しいとみられていた。

 パズダー氏は声明で「熟慮を重ねた上で、労働長官への指名を辞退することにした」と述べた。

4306チバQ:2017/02/17(金) 20:09:29
http://www.sankei.com/world/news/170217/wor1702170018-n1.html
2017.2.17 08:07
【トランプ政権】
労働長官にヒスパニック系のアコスタ氏を指名 パズダー氏の承認失敗で
【ワシントン=小雲規生】トランプ米大統領は16日、労働長官としてフロリダ国際大学の学部長で弁護士のアレクサンダー・アコスタ氏を指名すると発表した。上院で承認されればトランプ政権で初のヒスパニック系の閣僚となる。

 トランプ氏が昨年12月に指名していたファストフードチェーン経営の実業家、アンディ・パズダー氏は15日、上院での承認が見込めないことから指名を辞退していた。

 アコスタ氏はハーバード大で経済や法律を学び、ジョージ・W・ブッシュ政権時代に労働者の権利保護に関わる連邦政府の委員会ののメンバーを務めるなどした。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118134
米労働長官、新候補にアコスタ氏 トランプ政権初のヒスパニック系
2017年02月17日 05:58 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は16日、労働長官候補にフロリダ国際大学(FIU)法科大学院で学部長を務めるアレキサンダー・アコスタ(Alexander Acosta)氏を指名したと発表した。ヒスパニック系の閣僚指名はアコスタ氏が初めて。
 アコスタ氏はフロリダ(Florida)州の連邦検事や、全米労働関係委員会(NLRB)の委員、司法省の市民権局長を務めた経験がある。

 労働長官には当初、米大手ファストフードチェーン経営者のアンドリュー・パズダー(Andrew Puzder)氏が指名されていたが、過去の事業や私生活をめぐる懸念が浮上したことを受け、15日に辞退を表明していた。(c)AFP

4307チバQ:2017/02/17(金) 20:09:56
http://www.afpbb.com/articles/-/3118206
フリン氏後任の米大統領補佐官候補、指名を辞退
2017年02月17日 13:01 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月17日 AFP】国家安全保障問題担当の米大統領補佐官を辞任したマイケル・フリン(Michael Flynn)氏の後任としてドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が就任を要請していたロバート・ハーウォード(Robert Harward)元海軍中将が、指名を辞退した。16日、米メディアが報じた。

 米CNNが伝えたハーウォード氏の声明は、指名辞退の理由について「大統領補佐官の職務は、一日24時間・週7日間ずっと集中力をもって仕事に専念しなければ全うできない。私にとってそれは現状では難しい」と説明している。

 フリン氏は、対ロシア制裁をめぐって駐米ロシア大使と協議したとの疑惑が持ち上がり、13日に辞任していた。ハーウォード氏が指名を辞退したことで、フリン氏の後任探しは振り出しに戻った。(c)AFP

4308チバQ:2017/02/19(日) 18:22:55
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170219X279.html
「信じられない混迷」の船出=次々と公約着手、失態続発―トランプ米政権発足1カ月
14:59時事通信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が就任して、20日で1カ月。公約実行に次々と着手し、本人は「よく整備された機械のように動いている」と自賛するが、深刻な混乱や失態も続発。政権は「信じられない混迷」(ニューヨーク・タイムズ紙)の中で船出している。

 「われわれが極めて短期間に成し遂げたことを皆さんも見ただろう。ホワイトハウスはとても順調だ」。18日、フロリダ州での集会で演説したトランプ氏は、大勢の聴衆を前に胸を張った。

 トランプ氏は就任早々、大統領権限を駆使して環太平洋連携協定(TPP)離脱や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉、医療保険制度改革法(オバマケア)見直しなどを矢継ぎ早に指示した。

 しかし、イスラム圏7カ国国民の入国を一時禁止する1月27日の大統領令は、空港で多数が身柄を一時拘束されるなど大混乱を招き、連邦地裁が一時差し止めを命じた。ロイター通信によれば、政府は21日にも、入国禁止の対象者を明確にするなど手直しを加えた上で、改めて大統領令を出す。

 混乱に拍車を掛けているのが、相次ぐ側近の失態だ。フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は、就任前に駐米ロシア大使と対ロ制裁について話し合っていたことが問題視され辞任。コンウェー大統領顧問は、トランプ氏の長女が手掛けるファッションブランドの商品購入をテレビで呼び掛け、政府倫理局が懲戒処分を勧告した。

 労働長官候補が指名を辞退するなど、政権の陣容構築も遅れている。ワシントン・ポスト紙のまとめでは、上院で承認が必要な549ポストのうち、18日までに承認されたのはわずか14人。混迷ぶりを伝えるメディアを、トランプ氏は「フェイク(偽の)ニュース」「私の敵ではなく、米国人の敵だ」などと攻撃して開き直っている。

 訪米した安倍晋三首相と親密な関係を築くなど「安全運転」を心掛けているかに見える外交でも、失策が出ている。メキシコのペニャニエト大統領との首脳会談は、国境への壁建設をめぐる対立で中止。オーストラリアのターンブル首相との電話会談では、オバマ前政権が豪政府と合意した難民の米国移送に「最悪の取引だ」と難癖をつけ、険悪な雰囲気に陥った。

 トランプ氏は選挙戦で同盟を軽視するかのような発言を繰り返し、日本や欧州では懸念が広がった。日英との首脳会談でそれぞれ結束の維持を確認したが、本格的な外交活動はこれから。まず5月にイタリアで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)などの場で、欧州大陸諸国首脳と良好な関係を築けるかも今後の焦点となりそうだ。

4309とはずがたり:2017/02/19(日) 20:51:15
「信じられない混迷」の船出=次々と公約着手、失態続発―トランプ米政権発足1カ月
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170219X279.html
14:59時事通信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が就任して、20日で1カ月。公約実行に次々と着手し、本人は「よく整備された機械のように動いている」と自賛するが、深刻な混乱や失態も続発。政権は「信じられない混迷」(ニューヨーク・タイムズ紙)の中で船出している。

 「われわれが極めて短期間に成し遂げたことを皆さんも見ただろう。ホワイトハウスはとても順調だ」。18日、フロリダ州での集会で演説したトランプ氏は、大勢の聴衆を前に胸を張った。

 トランプ氏は就任早々、大統領権限を駆使して環太平洋連携協定(TPP)離脱や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉、医療保険制度改革法(オバマケア)見直しなどを矢継ぎ早に指示した。

 しかし、イスラム圏7カ国国民の入国を一時禁止する1月27日の大統領令は、空港で多数が身柄を一時拘束されるなど大混乱を招き、連邦地裁が一時差し止めを命じた。ロイター通信によれば、政府は21日にも、入国禁止の対象者を明確にするなど手直しを加えた上で、改めて大統領令を出す。

 混乱に拍車を掛けているのが、相次ぐ側近の失態だ。フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は、就任前に駐米ロシア大使と対ロ制裁について話し合っていたことが問題視され辞任。コンウェー大統領顧問は、トランプ氏の長女が手掛けるファッションブランドの商品購入をテレビで呼び掛け、政府倫理局が懲戒処分を勧告した。

 労働長官候補が指名を辞退するなど、政権の陣容構築も遅れている。ワシントン・ポスト紙のまとめでは、上院で承認が必要な549ポストのうち、18日までに承認されたのはわずか14人。混迷ぶりを伝えるメディアを、トランプ氏は「フェイク(偽の)ニュース」「私の敵ではなく、米国人の敵だ」などと攻撃して開き直っている。

 訪米した安倍晋三首相と親密な関係を築くなど「安全運転」を心掛けているかに見える外交でも、失策が出ている。メキシコのペニャニエト大統領との首脳会談は、国境への壁建設をめぐる対立で中止。オーストラリアのターンブル首相との電話会談では、オバマ前政権が豪政府と合意した難民の米国移送に「最悪の取引だ」と難癖をつけ、険悪な雰囲気に陥った。

 トランプ氏は選挙戦で同盟を軽視するかのような発言を繰り返し、日本や欧州では懸念が広がった。日英との首脳会談でそれぞれ結束の維持を確認したが、本格的な外交活動はこれから。まず5月にイタリアで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)などの場で、欧州大陸諸国首脳と良好な関係を築けるかも今後の焦点となりそうだ。

4310とはずがたり:2017/02/20(月) 20:09:38
知らんかったけどニクソンもメディアを攻撃したのか。

トランプ「メディアは国民の敵」、独裁につながる=マケイン議員ら
McCain Among Critics Saying Trump's Gone Too Far With Press War
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7017_1.php
2017年2月20日(月)18時50分
ニコラス・ロフレド

<政権に対する批判をすべて「偽」と決めつけ、メディアを「国民の敵」と言いふらす大統領は、いずれ国民の言論の自由も奪おうとする>

ドナルド・トランプ米大統領のメディア攻撃はもはや常軌を逸しており、このままでは独裁に道を開くことになると米政界やメディアの有力者が一斉に警戒の声を上げ始めた

トランプが一部メディアを「アメリカ国民の敵」だと指弾した問題をめぐり、日曜朝の各局のトーク番組には米共和党のジョン・マケイン上院議員やをはじめとする有力政治家やジャーナリストが相次いで出演し、トランプ批判を繰り広げた。一方、トランプを擁護する立場のラインス・プリーバス大統領首席補佐官は、彼が完全なでっちあげとみなす偽ニュースについての不満をぶちまけた。

古き良き共和党の代表格といえるマケインが、ついにトランプに深刻な懸念を表明したのは大きなニュースだ。「我々には、メディアと報道の自由が必要だ。我々が守らなければならない生命線だ」と、マケインはNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で訴えた。「民主主義を守りたいなら、報道の自由、それも多くの場合、敵対的な報道が必要だ。それがなければ、我々はいずれ個人の自由の大半を失うだろう。独裁者はそうやって物事を始めるものだ」

「有害報道」とは何か
米大統領選を通じて、メディアは常にトランプの標的になってきた。大統領に就任してからも、トランプは「偽ニュース」や「不誠実なメディア」への批判を続けた。記者会見では公然と報道陣を罵り、メディアは信頼できないと視聴者に言いふらし、ツイッターでニューヨーク・タイムズ紙やCNNなど特定の報道機関をこき下ろした。土曜にフロリダ州メルボルンで支持者向けの集会を開いた際には、「反対勢力」のメディアがネタをでっちあげており、メディアこそ「問題の大部分だ」と糾弾。その前日にはツイッターで、「偽ニュースのメディアはアメリカ国民の敵だ」と投稿していた。

それにもかかわらず、プリーバスはミート・ザ・プレスでこう力説した。「大統領は(言論の自由を定めた)合衆国憲法修正第一条を信じている。報道の自由もだ。我々はあらゆるメディアが悪だとは思わない。メディア全体が悪いのではない」。だが「本当に有害なことも起きている。我々の政権はここ10日間で信じられない災厄に見舞われた。リークや偽ニュース、匿名の人物による告発など。そういう類の報道は有害だ」。

トランプ政権はメディアによる度重なるスクープで頭を悩ませている。ホワイトハウスの主流派と非主流派による主導権争いや、マイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任のきっかけになった駐米ロシア大使との電話協議の問題、新たに発令される可能性がある大統領令の草案、大統領選中にロシアがサイバー攻撃を行った疑惑をめぐるFBIの調査など、報道で次々に明るみにされた。プリーバスは日曜、一連の報道を「まったくのクズ」だと主張した。

マケインはこう警告した。「報道の自由の抑圧は常に独裁者の第一歩だ。歴史を振り返ると、独裁者が真っ先にするのは報道の自由を封じることだ。トランプ大統領が独裁者になろうとしているとは言わない。だが我々は歴史の教訓から学ぶ必要がある」

4311とはずがたり:2017/02/20(月) 20:09:50
>>4310-4311
保守派の米FOXニュースのクリス・ウォレスは、討論番組「フォックス・アンド・フレンズ」で、トランプはメディアを「敵」呼ばわりして「重大な一線を越えた」と指摘。その様子を独裁への第一歩と比較したマケインは「まったくもって正しい」と述べた。

「反射的にドナルド・トランプのメディア批判に賛同する視聴者も多いのは分かっている」とウォーレスは言った。「だがそれを言うのが大統領となれば話は別だ。なぜなら、メディアは国民の敵だと口コミで広めてほしい大統領は、やがて視聴者にもメディアと同じく政権批判を禁じるようになるからだ。それは非常に危険だ」

大統領選で共和党候補だったジョン・ケーシックは、トランプと比べて地味な存在だったが、CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」でメディアを擁護した。「メディアがあってよかった」「メディアの報道に必ずしも同意するわけではないが、存在は必要不可欠だ。メディアは民主主義で重要な役割を担っている」

ニクソンより危険
ワシントン・ポスト紙の報道チームでウォーターゲート事件を暴いたことで知られるジャーナリストのカール・バーンスタインは、トランプの言動をリチャード・ニクソン元米大統領と比較した。

「メディアをアメリカ国民の敵とみなして攻撃するトランプの姿勢は、リチャード・ニクソンによるメディアの攻撃よりも危険だ」と、バーンスタインはCNNの番組「リライアブル・ソース」で述べた。「『国民の敵』という言葉には独裁者や権威主義者に好んで使われた歴史がある」

米下院情報特別委員会のメンバーである民主党のアダム・シフ下院議員も、ABCニュースの「ディス・ウィーク」に出演し、ニクソンや独裁者を引き合いに出した。

「この大統領にこれ以上失望させられることはないと思っていたが、大統領選後のあらゆる発言の中で最も破壊的で不安にさせられた。なにしろ大統領自らが、報道機関が体現する報道の自由を国民の敵とみなしたのだから」

「歴代の米大統領やあのニクソンでさえ、そこまで言ったことはない。強く懸念する。そんな考えはアメリカ的ではない。超党派で追及すべき発言だ」

4312チバQ:2017/02/21(火) 20:01:40
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022100138&g=int
補佐官後任にマクマスター氏=外交・安保チーム立て直し狙う-米大統領


20日、米フロリダ州パームビーチで、トランプ大統領(右)と握手を交わすマクマスター陸軍中将(AFP=時事)
 【ワシントン時事】トランプ米大統領は20日、辞任したフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任にH・R・マクマスター陸軍中将(54)を充てると発表した。補佐官代行だったキース・ケロッグ退役陸軍中将(72)は国家安全保障会議(NSC)の事務局の責任者に戻る。
 フリン氏は13日、駐米ロシア大使との接触を問題視されて辞任。発足直後の政権にとって大きな痛手となった。大統領は「尊敬を集める軍事戦略家」(ニューヨーク・タイムズ紙)のマクマスター氏の起用により、ホワイトハウスの外交・安全保障チームの立て直しを図りたい考えだ。
 フロリダ州の別荘に滞在中だった大統領は、別荘の一室に呼び込んだ記者団を前に人事を発表。「マクマスター氏はとてつもない才能と経験を備えた男だ。軍内で誰からも非常に尊敬されている」と説明した上で、「彼は長い間、ケロッグ氏を知っている。特別なコンビだ」と強調した。(2017/02/21-11:32)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022100235&g=use
因習打破する「物言う軍人」=新安保補佐官のマクマスター氏-米政権

 戦場で数々の軍功を挙げた優れた戦略家として知られ、2014年の「最も影響力のある100人」に選んだタイム誌は「21世紀の米軍で、傑出した軍事思想家かもしれない」と評する。因習にとらわれない「物言う軍人」が、トランプ大統領の懐刀として、ホワイトハウスの安保・外交政策を切り盛りする。
 ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。陸軍士官学校を卒業後、ノースカロライナ大チャペルヒル校で米国史の博士号を取得した。1991年の湾岸戦争で戦車9台の部隊を率い、80台以上の戦車を有するイラク革命防衛隊の部隊を撃破。戦闘で勲功があった者に与えられる銀星章を受章した。
 一方、既成概念にとらわれた軍の在り方には、問題提起を続けてきた。97年の著書では、ベトナム戦争当時の米政府指導部や統合参謀本部の指導力欠如を鋭く批判。ロイター通信によると、14年には地方紙とのインタビューで「軍は批判が許されない環境だと思われているが、そうではない。私が仕えた指揮官は、率直な評価や批判を求めている」と語っている。
 ただ、直言スタイルが上官の不評を買う面も。05年に戦車部隊の指揮官として功績を挙げたにもかかわらず、06年と07年の2回にわたり准将への昇格が見送られた。自身への批判を嫌うトランプ氏が、型破りな現役軍人を使いこなすことができるか、不安視する向きもある。
 イニシャルから「H.R.」と呼ばれる。85年にキャスリーン夫人と結婚。3人の娘がいる。(ワシントン時事)(2017/02/21-08:51)

4313とはずがたり:2017/02/22(水) 23:24:20
メキシコを応援するぞっ!
よし,日本もカリフォルニア米の代わりにコシヒカリを贈ろう♪日本のコメは不当に高いから売れないだろうからな(;´Д`)

<国境税>対トランプ米大統領政策 メキシコが報復の覚悟
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000099-mai-s_ame
毎日新聞 2/21(火) 21:17配信

 ◇壁建設費用支払い拒否 米以外から輸入へ

 「メキシコを敵視する米国からトウモロコシを買うなんて、ばかげている」

 そう憤慨するのは、日本に次ぐ米国産トウモロコシの輸入国、メキシコのアルマンド・リオス上院議員(43)だ。毎日新聞の取材に16日、輸入先をカナダやオーストラリアで代替する法案を近く議会に提出することを明らかにした。

 メキシコは米国から年間23億ドル(約2600億円)のトウモロコシを輸入する。輸入量が減少すれば価格は下落し、米中西部アイオワ州などの農家を直撃する。トランプ米大統領の支持基盤と重なっている。

 トランプ氏はメキシコを「米国で仕事を奪い、不公正な貿易をしている」と批判し、メキシコに工場を移転した米国企業の製品などに「国境税」を課すと脅している。トランプ氏の「ツイッター攻撃」を受けた米自動車大手フォード・モーターはメキシコ工場建設を取りやめると発表した。メキシコの輸出額の8割は米国向け。特に自動車関連がメキシコ経済を支えてきただけに、死活問題だ。

 だが、メキシコ政府は米国に屈しない覚悟を固めたようだ。相応の経済損失もいとわないという決意だ。経済省はトランプ氏を支持する米議員の地元からメキシコに輸出されている産品のリストを作成した。「国境税」が導入された場合、ピンポイントで報復するためだ。例えば、米下院議長のポール・ライアン氏(共和党)の地元ウィスコンシン州はチーズなどの乳製品をメキシコに輸出している。

 メキシコのペニャニエト大統領は、日米首脳会談(今月10日)で「蜜月」を演出した日本とは対照的に、トランプ氏が要求した国境沿いの壁建設費用の支払いを拒否し、1月末に予定された首脳会談はキャンセルとなった。

 今月7日にはメキシコの空港で米国から強制送還されてきた不法移民135人を出迎えた。「安心してください」と声を掛け、住宅と職を用意するよう各省庁に指示した。自営業を始めるなら1人当たり2万5000ペソ(約14万円)〜7万5000ペソを融資する。大統領の異例の出迎えはメキシコ全土にテレビ放映され、国民の喝采を浴びた。

 放送を見たリオス議員は苦々しげに漏らす。「彼らは不法だけどよく働く。メキシコ人こそが米国を偉大にしてきたのに……」【メキシコ市で國枝すみれ】

4314とはずがたり:2017/02/23(木) 10:21:10
世界中の頭悪い庶民どもが想像力が欠如していて自分らはネットで賢い知識を得ていてしかもエスタブリッシュメントに搾取されててしかもグローバル経済からメリットを受け取ってないと思い込んでるからどうしようもない。トランプは頭は良くて解ってるんだとは思うが,矛盾に満ちた頭悪い庶民どもを支持基盤にしているから矛盾に満ちた政策でも構わないのである。どうせ矛盾が露呈するのに4年以上は掛かるし(日本の経済規模でさえ10年ぐらい大丈夫そうな勢いである)少なくとも4年持たせれば再選可能,7年半持たせれば後継者へ影響力も行使出来てしかも経済潰したのは偉大なトランプでは無く後継候補ということになる。小泉も巧く国民騙して逃げ切ったし,安倍ちゃんもそんな感じで行くのであろう。国を潰した事になるのは岸田になるか民進党(の後継政党)になるか!?ってとこだらう。

田原総一朗「トランプ氏の『米国第一』に感じる『大いなる矛盾』」
https://dot.asahi.com/wa/2017013100140.html
(更新 2017/2/ 1 16:00)

 ジャーナリストの田原総一朗氏は、トランプ大統領の演説について、矛盾を指摘する。

*  *  *
 ドナルド・トランプ大統領の就任式での演説を聴いて、彼は被害者意識の塊のような人物だと感じた。

「何十年もの間、私たちは米国の産業を犠牲にして外国の産業を豊かにしてきました。自国の軍隊の悲しむべき疲弊を許しておきながら、他国の軍を援助してきました。私たち自身の国境を守ることを拒否しながら、他国の国境を防衛してきました。そして、米国のインフラが荒廃し、劣化する一方で、何兆ドルも海外につぎ込んできました。私たちの国の富、強さ、自信が地平線のかなたに消えていったさなかに、私たちは他国を裕福にしてきたのです」

 そして、次のように宣言する。

「私たちが守るのは二つの単純なルールです。米国製品を購入し、米国人を雇用するということです」

 グローバリズムの中で米国の多くの工場がメキシコなど海外に出ていき、多くの米国人が職を失い、低賃金で働かなければならなくなった。豊かな生活を送れるのは一部の既得権層で、多くの米国人は格差に我慢できなくなった。そうした米国人たちがトランプ氏に投票したのだ。

 トランプ氏は何度も「アメリカ・ファースト」を断行すると力説した。具体的には、保護政策を徹底させる、ということだ。たとえばメキシコに工場を建設する予定だったフォード・モーターのCEOに強い圧力をかけ、計画を撤回させ、米国内の既存工場で新たな雇用を創出させることにした。ゼネラル・モーターズやトヨタ自動車にも、メキシコでつくる小型車に高い関税をかける、メキシコに工場をつくるのをやめ米国内につくれ、と圧力をかけている。

 たしかに、自動車に象徴される米国の第2次産業の製造部門は多くの工場が海外に出ていき、深刻な事態となっている。その意味では保護政策を徹底させるのは理解できる。だが、実は米国が世界に誇る金融業は、世界を舞台に活動できるグローバリズムにより繁栄している。トランプ氏が本当に保護政策に転換したら米国の金融業はやっていけなくなる。金融業にとっての米国第一とは、グローバリズムを堅持することだ。

 まだある。最近すさまじい勢いで世界を席巻しているグーグル、アップルなどのソフト産業にとって、保護政策は自殺行為に等しい。

 トランプ氏が選挙の際、いわゆるラストベルト、つまりかつての工業地帯をまわって米国第一をうたったのは保護政策であり、その限りではわかりやすいのだが、いざ大統領になって米国第一を実施するには、具体的にどのような政策をとればよいのか。米国第一とはいっても、業種によってとるべき内容は、大きく食い違っているのである。

「私たちは、首都ワシントンから権力を移し、国民の皆さんに戻すのです。あまりに長い間、この国の首都の小さな集団が政府からの恩恵にあずかる一方、国民はそのつけを背負わされてきました。ワシントンは栄えましたが、国民はその富を共有しませんでした。政治家は豊かになりましたが、職は失われ、工場も閉鎖されました」

 だが、トランプ氏の閣僚には金融大手ゴールドマン・サックスの元幹部であるムニューチン財務長官をはじめ、財界人や元軍人など、これまでの体制の「勝ち組」たちが名を連ねている。トランプ氏は自分の演説が矛盾に満ちていることがわかっているのだろうか。あるいは矛盾に満ちていて良いと考えているのか。

※週刊朝日 2017年2月10日号

4315とはずがたり:2017/02/23(木) 16:00:26

2017年 02月 22日 17:29 JST
カナダは今後も米からの亡命希望者受け入れる=トルドー首相
http://jp.reuters.com/article/usa-immigration-canada-border-idJPKBN1610FE

[オタワ 21日 ロイター] - カナダのトルドー首相は21日、同国は今後も米国から違法に国境を越えて入国した亡命希望者を受け入れると述べる一方、カナダ人の安全を守るための治安対策を確実に実施すると述べた。

トランプ米大統領による不法移民取り締まり強化への懸念から、ここ数週間に辺境で警備の手薄な国境を越えてカナダに入った人の数が増加。一方、カナダの警官が笑顔で移民にあいさつする画像が拡散している。

野党保守党は、治安上の懸念と、対応人員の不足を理由に、米国からの亡命希望者流入を食い止めるよう政府に求めている。

トルドー首相は議会で「カナダが開放的な国であり続ける理由の1つは、カナダ人が自国の移民制度を信頼していることだ。引き続き、厳格な制度と、助けを必要としている人々の受け入れのバランスを取っていく」と述べた。

ロイターをフォローする

4316チバQ:2017/02/23(木) 21:26:30
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170224k0000m020050000c.html
<米財務長官>ドル高支持「長期的に良い」政権内で食い違い
19:33毎日新聞

 【ワシントン清水憲司】ムニューシン米財務長官は22日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、大統領選後に進んだドル高について「トランプ政権と今後4年間の経済見通しに対する信任のしるしだ」として問題視しない考えを示した。トランプ大統領は1月、中国・人民元に対し「ドルは高すぎる」と述べており、政権内での食い違いが改めて浮き彫りになった。

 13日の長官就任後初めてのインタビューで、ムニューシン氏は「ドル高は米経済と海外経済の比較や、ドルが引き続き世界第1の通貨であることに多く関係している」と指摘。「長期的にはドル高は良いことだ。これまでもそうだったように長期的にドルは値上がりしていく」として、長年の基本方針である「強いドル」政策を継続する方針を表明した。

 短期的なドル高については「米国にとって、明らかにプラスの側面とプラスでない側面がある」と語ったものの、最近のドル高が問題だとの認識は示さなかった。

 また、トランプ氏が選挙中に「為替操作国」に認定すると唱えた中国との関係についても「通商や投資など目を向けて当然の問題がある。多くのことで連携する必要がある」と述べるにとどめた。

4317チバQ:2017/02/23(木) 21:34:08
737 :チバQ :2017/02/22(水) 19:31:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170222-00000014-jij_afp-int
同性婚先行導入州で高校生の自殺率低下、米調査

AFP=時事 2/22(水) 11:04配信
【AFP=時事】米国で連邦レベルでの合法化を前に同性婚の権利を認めた州では、高校生の自殺および未遂の発生率が低下したとする調査結果がこのほど発表された。


 同性婚を合法化した州では、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアルの若者の自殺および未遂の件数が14%、全体では7%減少した。調査結果が20日、米国医師会(American Medical Association)小児科専門誌に発表された。

 調査では、2015年1月以前に同性婚を合法化した35州のうちの32州と、合法化していなかった州とを比較した。同性婚は最高裁の判決により2015年6月に全国レベルで合法化された。

 これらの同性婚を認めていなかった州では、自殺未遂率の低下は見られなかった。

 調査研究を率いたジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のジュリア・レイフマン(Julia Raifman)氏は、「同性婚の承認は、性的指向に関連する社会的なスティグマ(レッテル貼り)を低減させる」と指摘。「平等の権利を持っているということと関連しているのかもしれない──たとえその権利をすぐに行使する計画がなかったとしても。これにより生徒たちの後ろめたさは低減し、将来への希望とつながる」と説明した。

 米国では、自殺が15〜24歳の死亡原因の第2位となっている。

 研究者らは、1999年1月から2015年12月までの間に収集したデータを基に動向調査を行った。米国では2004年、マサチューセッツ(Massachusetts)州が州として初めて同性婚の権利を認めた。【翻訳編集】 AFPBB News


738 :チバQ :2017/02/23(木) 21:33:44
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK2R21XHK2RUHBI003.html
「心の性でトイレ」通達を撤回 トランプ氏、保守派配慮
11:00朝日新聞

 米トランプ政権は22日、心と体の性別が一致しないトランスジェンダーの生徒や学生を保護するオバマ前政権時代の通達を撤回した。公立学校に「心の性に応じて更衣室やトイレを使えるようにすべきだ」と求めた内容だったが、前政権時代から共和党保守派の反発が強く、訴訟にもなっていた。

 トランプ政権は撤回に際し、前政権が通達を出す前に法的検討を十分にしていなかったと説明。「関係する法的問題をより完全に検討する」とした。

 通達と撤回はいずれも、教育省と司法省の連名。ニューヨーク・タイムズによると、トランプ政権のデボス教育長官は撤回に反対だったが、セッションズ司法長官が強く求め、トランプ大統領も賛成したという。

 トランプ氏は昨年、トランスジェンダーの人について「自然だと思うトイレを使うのが適切だ」と発言していたが、選挙途中からは「州が決めるべき問題だ」と保守派への配慮を始めていた。

4318チバQ:2017/02/23(木) 21:50:06
http://www.sankei.com/world/news/170223/wor1702230025-n1.html
2017.2.23 12:45
【トランプ政権】
米大統領支持38%に下落、「メディアを信用」過半数
 米キニピアック大が22日公表した最新の世論調査結果によると、トランプ大統領の支持率は38%と、7日に発表した前回の42%から下落した。就任直後の1月26日発表の支持率は36%だった。

 「重要な問題で真実を語っているのはトランプ氏かメディアか」との質問について「メディアを信用する」と答えたのは52%と過半数で、トランプ氏と答えたのは37%にとどまった。

 トランプ氏は「メディアが偽ニュースを流している」などと政権に批判的な報道を繰り返し非難しているが、メディアの方が信用されていることが示された。(共同)

4319とはずがたり:2017/02/23(木) 22:35:13

トランプはなぜメディアを敵視し、叩き続けるのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/02/post-896.php
2017年02月21日(火)15時45分

週末ごとのフロリダ滞在は、移動の費用をはじめ、警備の費用もバカにならないようで、これまでの3回の合計が1000万ドル(約11億3000万円)という莫大な経費がかかっていることから大きな批判を浴びています。そんな中、今週は「大統領がゴルフをしたかどうかは秘密」というコメントがありました。ホワイトハウスとしては、何とか批判を沈静化したいようです。

このように本人の発言に「フェイク」がかなり入っているのにも関わらず、演説の中では「多くのメディアはフェイク」であり「国民の敵」だというメディア攻撃を相変わらず繰り返しています。

批判を沈静化したい政権側は、ここで奇抜な策に出ました。トランプ大統領は、まるで2015年〜16年のような「選挙戦」を再開したのです。

この演説スタイルですが、何が目的なのか、実はよく分からないのです。なにしろ2020年に再選を目指す選挙戦を始めるには全くもって早すぎます。また2018年の中間選挙を目指すにしても、こんないい加減な演説を、しかも巨額の公費を使ってやられては、共和党の議員たちからすればいい迷惑だと思います。事実、共和党の議員団からは、大統領のメディアとの確執について厳しい批判が出ています。

例えば、入国禁止となって困っているイスラム圏からの旅行客や強制送還措置で引き裂かれる不法移民の母子といった、公約の実現した光景を見て、心の底から「良かった」とか「もっとやってくれ」という感情を抱くほど、トランプのコア支持者は歪んではいないと思います。そのような不健康で嗜虐的な感性は、さすがに大統領自身にも支持層にもないと思います。

そうではなくて、あくまで「敵」を作ってそれを叩く、しかもその敵は「強ければ強いほどいい」という中で、今は、大手メディアを敵に回しているということなのでしょう。

本来は、一刻も早く人事と組織を固め、連邦議会と相談しながら着実に政策を実行するという実績を積み上げることが、支持率アップ、そして中間選挙勝利へのシナリオであるはずです。ですが、「それが簡単にできない」現実の中では、劇場型の政治を続ける必要があり、そこには「敵」が必要で、現在はメディアとの確執を演ずるしかないということなのだと思います。

4320とはずがたり:2017/02/23(木) 22:44:06
>>1113-1114
大型のM&Aにおいて買収価格が高騰するのはよくあることなので、単純に価格が高すぎるという批判はあまり意味がない。ただ、こうした案件を成功させるためには、以下の2つのうち、どちらかの条件を満たす必要がある。

ひとつは、買収価格が高くても確実にキャッシュフローを得られること、もうひとつは、比較的短期間で業績を改善できる見通しが立っていることである。

不動産は買収価格が高いからといって、それに合わせてテナント料を引き上げることは難しく、買収価格の高騰はそのまま採算悪化につながる。その意味でロックフェラーセンターは最初から難しい案件だったと解釈できる。不動産価格が引き続き高騰することに賭けるしかない。

IBMのHDD事業やWHの買収については、業績を回復できる見込みがあれば、よい案件だったかもしれないが、現実はかなり厳しかった。

日立がHDD事業を買収した当時、HDDは急激な勢いでコモディティ化が進み、価格破壊ともいえる状況になっていた。これは構造的な要因であり、業務の改善でカバーできる部分は限られる。IBMはHDDのエキスパートであり、こうした状況を理解していたからこそ、自ら開発した技術と製品を手放したものと考えられる。

WHも同様である。米国では原子力事業はすでに斜陽産業と見なされており、福島原発事故以降はその傾向に拍車がかかっていた。WHのライバルで、やはり原発メーカーでもあったGE(ゼネラル・エレクトリック)は、同じ頃、原発からの撤退を決断している。

東芝だけが、縮小マーケットに対して果敢に挑んだ構図であり、WHについても、構造的な要因が大きかったと考えるべきだろう。買収後に東芝本体が業績拡大に関与できる余地は少なく、そのような中で強気の事業計画を策定してしまうと、結果として無理なプロジェクトにつながってしまう。

ソフトバンクやサントリーの買収はどうか?
一時期、日本企業の海外M&Aは停滞していたが、国内市場の縮小が顕著になっていることもあり、再び大型案件が模索されるようになってきた。ソフトバンクが3.3兆円を投じて英イギリスの半導体設計大手ARMを買収したり、サントリーが1兆6000億円を投じて酒類大手ビームを買収したのは典型的なケースといってよいだろう。

先ほどの成功法則に照らせば、ソフトバンクのARM買収とサントリーのビーム買収は成功する確率が高い案件といえる。

確かにARMについては、買収価格3.3兆円のうち約30%がプレミアム分であり、割高な投資であることは間違いない。だが、スマホ向けの半導体やIoT(モノのインターネット)の分野におけるARMの存在感は大きく、今後10年、同社のビジネスはほぼ成功が約束されている。次世代産業のカギを握る企業を3兆円で買えるのなら安いものという孫正義社長の感覚も分からなくはない。

ビームも分野こそまったく違うが、全体の構図という点ではARMと共通かもしれない。サントリーが買収する前、2012年12月期におけるビーム社の売上高は約25億ドル(約2580億円)、純利益は3億8000万ドル(約392億円)であった。

買収金額は売上高の6.2倍、利益の41倍であり、単純計算では40年以上経たないと投資金額を回収できないことになる。ただ、酒類の市場は急拡大することはないものの、長期的に安定した成長が見込める。急激に市場が縮小する可能性も低く、時間をかければ投資採算は確保できる。

サントリーとしては世界展開するための足がかりとして同社を買収しており、おそらく短期的な採算は考慮していないだろう。すべてのケースに当てはまるとは限らないが、少なくともソフトバンクやサントリーのようなケースについては、ある程度までなら高い買収価格も許容されそうだ。

4321とはずがたり:2017/02/24(金) 02:07:37
遂にこんな記事迄でた(;´Д`)
修正25条いいね。先ずは下院で弾劾始めなくては。トランプがファビョったところで25条だ

>弾劾のいいところは、反逆であれ殺人であれ、議会は証拠がなくても手続きを進められるし、どんな些細なことも「重罪や軽罪」と見なすことができる

>世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。

>結局、軍人は合衆国憲法を守ると言って忠誠を誓うわけで、大統領ではない。

トランプを追い出す4つの選択肢──弾劾や軍事クーデターもあり
3 Ways to Get Rid of President Trump Before 2020
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6863.php
2017年2月1日(水)19時52分
ローザ・ブルックス(米ジョージタウン大学法学部教授)

われわれは本当にあと4年、あの男で我慢するしかないのだろうか。

今、世界中の多くの人が同じことを考えていることだろう。ドナルド・トランプがアメリカの大統領に就任してからわずか1週目で、誰の目にも明らかになったからだ。皆が恐れた通り、彼は常軌を逸している。

大統領就任前の、楽観的な幻想を覚えているだろうか。「いざ大統領になれば、(TPP離脱など)選挙戦中のむちゃな公約がどれほど無意味かわかるはず」「ツイッターで手当り次第に他人を侮辱するのはよくないことも理解する」「メキシコとの国境に壁を建設するなどという勇ましい公約も取り下げるだろう」

期待は見事に外れた。就任から1週間で、選挙中の狂気のような公約はすべて本気だったことを、トランプは証明してみせた。

トランプの「政策」が招いた結果は、今のところ以下のとおりだ。保護主義に走るアメリカに代わり、中国がグローバル化と自由貿易の守護者になると買って出た。メキシコのエンリケ・ペニャニエト大統領はワシントンで予定されていた首脳会談をキャンセルし、大統領選で多くの不法移民が不正投票を行ったという主張には与党・共和党の重鎮も反論。国務省では高官の多くが辞任した。

3人に1人が弾劾を切望
一方、トランプの就任直後の支持率は調査開始以来の最低を記録した。大統領としての仕事ぶりに肯定的な評価を下した国民はたった36%。さらにイギリス国民の約80%がトランプは「悪い大統領になる」と回答。フランスでは77%、ドイツでは78%が同じように回答した。

わずか1週間でこの有り様だ。

だからこの疑問にたどり着く。本当にドナルド・トランプで我慢するしかないのか。

いや、必ずしもそうではない。

トランプを追放する方法は4つある。1つ目は、次の大統領選がある2020年11月まで、ひたすら辛抱強く待つこと。その頃には、さすがにアメリカの有権者も目を覚まし、無能な男を切り捨てる心の準備ができているはずだ。

だが1週目であの破壊力を見せつけられると、とても4年は耐えられそうにない。となれば2つ目の選択肢、「弾劾」だ。合衆国憲法の下、下院の過半数が賛成した場合、大統領を「反逆罪、汚職、その他の重罪および軽罪」の疑いがあれば弾劾裁判にかけられる。上院の3分の2が賛成して有罪が確定すれば、罷免だ。就任から1週間後の世論調査によると、すでにアメリカ人の3分の1以上は、トランプが弾劾されるのを熱望している。

4322とはずがたり:2017/02/24(金) 02:07:55
>>4321-4322
弾劾のいいところは、反逆であれ殺人であれ、議会は証拠がなくても手続きを進められるし、どんな些細なことも「重罪や軽罪」と見なすことができる(ビル・クリントン元大統領は、ホワイトハウスの元実習生モニカ・ルインスキーとの不倫疑惑をめぐり嘘をついたとして下院の弾劾決議を受けた)。逆によくないところは、上下両院の多数派をトランプの共和党が占めるため、議会が弾劾を可決する可能性が低いこと。民主党が議会で過半数を獲得すれば話は別だが、それには早くとも2018年の中間選挙まで待たねばならない。

いずれにしろ、弾劾には時間がかかる。たとえ議会が弾劾に大賛成でも、手続きには最低数カ月かかる。ましてトランプには核兵器の発射コードを預けてあるのだから、わずか2〜3カ月でも永遠のように思える。トランプが核ミサイル発射を決断するまで、残された時間はどれほどあるのだろうか。

日々暗雲が漂うなか、世界の一部の人々は、合衆国憲法修正第25条を心の拠り所にしている。これが3つ目の選択肢だ。これまであまり注目されたことがなかったが、この条項には「副大統領と......各省長官の過半数」が、大統領には「職務上の権限と義務を遂行できない」と判断した場合、「副大統領が直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行する」と明記されている。

最後は軍事クーデター
これならマイク・ペンス副大統領の野心もくすぐるだろう。ペンスはいつか大統領になりたいと思っているはずだ。彼は政治家として、必ずしも穏健派ではない。絶えず同性愛者を差別する政策を掲げ、気候変動にも懐疑的。それでも彼は、狂ってはなさそうだ。(「狂っているかいないか」は、アメリカの政治家を評価する新基準だ)

ペンスにはきっと、アメリカにとって重要な同盟関係を次々と骨抜きにし、核の先制使用もありうるというトランプの軽挙妄動に反対するくらいの分別がある。最悪の事態になれば、他の閣僚たちもトランプを追放して、ペンスを大統領にするだろう。

4つ目の選択肢は、アメリカではまさかあり得ないと思われるかもしれないが、軍事クーデター、或いは米軍の上層部が大統領命令の一部に従うのを拒否することだ。

文民統制の原則は、米軍の内部で深く根付いており、党派を超えたプロ意識を誇りにしてきた。一方、軍に関する決定では、制服組よりも、法律違反を厭わない高位の政治家の方が遥かに大きな権限を持つことも周知の通りだ。例えば1期目のジョージ・W・ブッシュ政権は、国内最高の軍事法律家から集団で公式な抗議を受けても、拷問をやめなかった。米軍の上層部が水責めなど過酷な尋問方法に反対しても、同政権は軍の意向を無視して、CIAや丸投げした民間企業に卑劣な仕事をさせた。両者のギャップが大きければ大きいほど、対立は生まれやすくなる。

トランプのやり方は、器用でも洗練されてもいない。政策を設定するにしても、側近や弁護士に密かに告げるような手法を取らず、暴言や夜遅くのツイッターで済ませてしまう。あの神経質で落ち着きがなく、自分勝手で突発的な振る舞いには、ホワイトハウスの一部の側近でさえ憤ったと報じられた。

果たして米軍トップは、分別に欠けるどころか危険な混乱を招く内容で、軍を当惑させる命令を受けたら、どういう行動に出るだろう。例えるなら、「明日メキシコへ侵攻せよ」とか「イスラム教徒のアメリカ人を一斉検挙し、グアンタナモ収容所へ送れ」「中国に教訓を与えてやる、核兵器を使ってな!」といった命令だ。

米軍の上層部が大統領の命令に公然と反抗する光景は、想像すると恐ろしい。だが、狂気の命令に軍が服従すると思うと、同じくらい身の毛がよだつ。結局、軍人は合衆国憲法を守ると言って忠誠を誓うわけで、大統領ではない。私は人生で初めて、軍のトップが大統領にこう告げるのが妥当な場面を想像できる。「いいえ、大統領。その命令には従えません」

みんな覚悟が必要だ。どう転んでも、これからの数年は荒れ模様になるだろう。

4323とはずがたり:2017/02/24(金) 09:17:49
>一つにはトランプ氏の難民・移民排斥政策。欧州各国首脳は公然とトランプ政権を批判しているのに対して、日本は黙認状態にある。「日本が難民・移民の受け入れを積極的に行っていないだけに、もともと批判する資格がない」(自民党議員)という意見もあるが、国際社会との軋轢を生んでいるトランプ氏との急接近を不安視する声もあがっている。

これ,日本がアメリカべったりでみっともない上に有害だと思うけど,その前に,元々国際貢献を云うなら軍事力出す前に移民の受入すべきなんだけど,アメリカが軍事力の貢献の無さを批判しても移民受入は批判しなかったからな〜。

まあ移民問題は主にイスラム帝国を解体した欧州の問題であって,日本は在日韓国居留民や在日朝鮮人を保護すれば良い訳で責任取ってない訳では無い。欧州が欧州らしい洗練された(=責任を誤魔化す穢い)やり方で植民地支配の贖罪を,グローバル市民の美名の元に難民受入をしてるだけなんではなるんだけど。

アメリカもプライマリーバランスは赤字の様だ。それは兎も角今にして思えば財政再建のレガシーよりはインフラ整備してラストベルトに雇用を生みだしておけばこんな事にならずに済んだのにね,と悔やまれる。
>「道路、橋などのインフラは1960〜70年代に造られたものが多く、日本とは比較にならないほど老朽化が深刻な問題となっています。だから、1月には民主党のサンダース上院議員らが先んじて10年間で1兆ドル規模のインフラ投資法案を提出している。アメリカにおけるインフラ投資は、雇用創出効果に加えて、低下する労働生産性を高める効果もあると考えられます」
>「…オバマ政権では米国史上最大の軍事費削減を実施し、景気回復効果で税収が伸びたこともあって、財政赤字の対GDP比率はリーマン・ショック直後の10年の12.6%から15年には4.6%にまで低下している。政府債務のGDPも、日本と比較してはるかに健全である…」

トランプ経済の賞味期限 どうしてあと2年なのか〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170222-00000092-sasahi-bus_all
dot. 2/23(木) 16:00配信

 ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任して約1カ月。新大統領は意に沿わない企業やメディアをツイッターなどで厳しい言葉で恫喝してきた。グローバル企業は戦々恐々としている。トランプ政権で世界はどう変わるのか。AERA 2017年2月27日号では、「トランプに勝つ日本企業」を大特集している。

 大規模なインフラ投資や大型減税などで国内総生産(GDP)4%成長を目指すトランプ政策。期待感からダウ平均株価は史上初めて2万ドルを突破した。だが、現実化するためにはハードルも高い。

*  *  *
「アメリカは日本の安全保障にコミットメントしている」

 2月11日(日本時間)、初の日米首脳会談後の共同記者会見でこう語ったトランプ氏。その隣に立つ安倍首相は終始、上機嫌だったという。全国紙政治部の官邸キャップが話す。

「イヴァンカさんと昭恵夫人は間が持たず、ギクシャクした雰囲気だったのと対照的に、トランプ氏と安倍首相は終始、和やかムード。2日間を共にすごすという異例の厚遇を受けたうえに、友好関係を築くことに成功したので、野党議員からも評価する声があがっているほど。すでに官邸サイドには『トランプ政権について知りたい』とばかりに、各国首脳からオファーが相次いでいます」

 いわく、“外交資産”としては申し分ない成果をあげたと永田町で話題になっているのだ。

「政治・外交の素人のトランプ氏に対中政策の刷り込みができた点が大きかった。会談でも、安全保障や通商政策と絡めて中国に関する話に多くの時間を割いたと言われています」(同)

4324とはずがたり:2017/02/24(金) 09:18:05

●いくつものほころび

 ただし、批判的な声も少なくはない。一つにはトランプ氏の難民・移民排斥政策。欧州各国首脳は公然とトランプ政権を批判しているのに対して、日本は黙認状態にある。「日本が難民・移民の受け入れを積極的に行っていないだけに、もともと批判する資格がない」(自民党議員)という意見もあるが、国際社会との軋轢を生んでいるトランプ氏との急接近を不安視する声もあがっている。

 そもそも不安材料は移民政策だけではない。トランプ政権そのものにもある。ケリーアン・コンウェイ大統領上級顧問はイヴァンカ氏が手掛けるファッションブランドの商品購入を呼び掛けたことが倫理規定に抵触するとして早くも懲戒処分が検討されている。さらに、マイケル・フリン大統領補佐官(国家安全保障担当)は政権発足前に駐米ロシア大使と対ロシア制裁について話し合っていた疑惑が浮上してわずか1カ月足らずで辞任する騒動に発展した。すでにトランプ政権にはいくつものほころびが見えているのだ。

●効果大のインフラ投資

 このようなトランプ政権の下でアメリカはどのように変わるのか? トランプ氏が掲げる政策から、今後のアメリカを占ってみよう。

「減税を柱とした大規模な財政政策に金融政策がかみ合えば、最短経路で低成長を終わらせ、目標に掲げる国内総生産(GDP)4%成長を達成する可能性もあります」

 こう話すのは三菱UFJリサーチ&コンサルティング上席主任研究員の片岡剛士氏だ。

 トランプ氏が掲げてきた財政政策は主に三つある。年間500億ドル規模の防衛支出拡大と所得税・法人税の大型減税、10年間で1兆ドルを予定しているインフラ投資だ。このうち、所得税減税は年間2500億ドル、法人税減税も同額の規模となる見込み。

 これらのなかで、最も直接的にGDPを押し上げる効果があるとされているのが、雇用創出効果も見込めるインフラ投資。乗数理論ではその投資額に対して最大で120%のGDP押し上げ効果があるとされている。年間投資額を1千億ドルとすると、米国GDPは0.5%押し上げられる計算となる。さらに、消費を呼び込む所得税減税は規模の大きさから、GDPを最大0.9%も押し上げる可能性があるという。法人税減税と防衛支出の効果を合わせると、トータルで「GDPを最大1.9%上振れさせるポテンシャルがある」(同)。2016年度の実質GDP成長率1.6%と単純に足し算すれば、これだけで3.5%。目標の4%達成は間近だ。

 日本では大規模な財政政策は、とかく「ばらまき」「効果薄」と批判されがちだが、アメリカでは別物。トランプ政権移行チームに複数のスタッフを送り込んできた保守系シンクタンク、ヘリテージ財団の元上級研究員で政治アナリストの横江公美氏は「アメリカは発展途上国の側面を持つ国だから」と言うのだ。

●財政余力は十分

「道路、橋などのインフラは1960〜70年代に造られたものが多く、日本とは比較にならないほど老朽化が深刻な問題となっています。だから、1月には民主党のサンダース上院議員らが先んじて10年間で1兆ドル規模のインフラ投資法案を提出している。アメリカにおけるインフラ投資は、雇用創出効果に加えて、低下する労働生産性を高める効果もあると考えられます」

 そもそも1兆ドルという規模は「決して大きな額ではない」という。経済評論家の加谷珪一氏が話す。

「アメリカのGDPは18兆ドルで日本の約4倍。日本に置き換えれば年間約2.5兆円規模の財政出動となります。財政悪化を懸念する声もありますが、オバマ政権では米国史上最大の軍事費削減を実施し、景気回復効果で税収が伸びたこともあって、財政赤字の対GDP比率はリーマン・ショック直後の10年の12.6%から15年には4.6%にまで低下している。政府債務のGDPも、日本と比較してはるかに健全であるだけに、財政余力は十分にあるのです」

4325とはずがたり:2017/02/24(金) 09:18:30
>>4323-4325
●トランプ支持者は多い

 トランプの財政政策は大半のアメリカ国民も好意的に見ていると考えられる。

「イスラム圏7カ国からの入国禁止措置を打ち出したあとのロイターの世論調査では49%もの人がこの措置に賛成していると答えて、大きな話題を呼びました。世界各国から反発を呼んでいる移民政策で、これだけの支持率なのだから、トランプ氏の財政政策に対する支持率はどれだけ高いのか?という話です。大統領就任式後に真っ先に出したオバマケアの見直しに関する大統領令しかり。アメリカの健康保険料は昨年10月から平均29%も上がっています。中間層は保険料の高さにものすごい不満を抱えているんです。日本人が考える以上に、トランプ支持者は多いと考えて付き合っていくべきでしょう」(横江氏)

 財政政策がフルパッケージで実現した場合には、短期的に景気拡大局面を迎えると見ていいだろう。

●設備投資は未知数

 減税策を巡っては議会が紛糾する可能性もありそうだ。

「法人税を35%から15%まで引き下げることを公約に掲げているが、その下げ幅が大きすぎるうえに、それにより企業の設備投資がどれほど刺激されるかは未知数。共和党内でも反発を呼んで、段階的に引き下げる、ないしは25%程度に落ち着く可能性がある」(片岡氏)

 さらに、現在の所得税率を7段階から3段階に簡素化する減税策は、いつ国民の反発を呼んでもおかしくない内容だ。確かに、所得税を支払う必要のない最低所得層は拡大する。だが、最高税率が39.6%から33%に引き下げられるという点で、実際には富裕層ほど大きな減税効果を享受できるプランとなっているためだ。おまけに、トランプ氏は相続税の廃止も掲げている。「富裕層優遇策」という批判の声が上がれば、妥協案に着地する可能性もある。当然、減税幅が縮小するようならば、GDPの押し上げ効果は薄まる。

 中長期的には新たな不安材料もある。国債増発に伴う米金利の上昇だ。すでにそれを織り込むかたちで、債券市場では米国債の売り物が増加。長期金利(米10年債利回り)は大統領選前の1.6%台から2.5%にまで上昇。イエレンFRB議長はトランプ氏の不満をよそに、利上げに向けたタカ派発言を残している。

 急激な金利上昇圧力は企業活動の足かせになりうるという。世界最大の資産運用会社であるブラックロックでグローバルマクロ戦略投資に従事した経験を持つ英系投資顧問会社SPRING取締役の塚口直史氏は次のように話す。

「金利上昇は企業の設備投資の意欲を低下させるうえに、消費者に対しては住宅投資の阻害要因になりえます。さらに、株安圧力にもなる。経済の好循環が続くようであれば、金利高と株高が両立するが、減税プランの縮小で株の失望売りが生じたりすると、トランプ政権にとって大きなダメージとなります」

 前出の加谷氏曰く、アメリカ国民は日本と比較にならないほど株価に敏感。

「夕方のニュース番組の第一報で株価の動向を扱うことが少なくありません。アメリカの年金基金はほぼ半分を株で運用しているほか、中間層以上は株を運用しながら老後に備えている。株価が国民の生活に直結するため、株安は政権の支持率低下にも結び付きやすいのです」

●共和党内からも反発

 その意味で、最も注目を集めるのが予算教書演説を経て、今後本格化する予算審議だ。ご存じのとおり、上下両院で過半数を握る共和党の主流派は財政支出の拡大に消極的だ。党内には「小さな政府」を理念とする強硬な財政保守主義者もいる。身内である共和党からも反発を浴びて減税策で大幅な譲歩を余儀なくされると、「早ければ2年後の中間選挙、ないしは4年でトランプノミクスはピークを迎えてシュリンクしていくことも考えられる」(片岡氏)

 大規模な財政政策でどれだけ経済を活性させることができるか? 政策が骨抜きにされるようであれば、トランプ政権の寿命は短い。(ジャーナリスト・田茂井治)

※AERA 2017年2月27日号

4327チバQ:2017/02/26(日) 11:41:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000019-jij-n_ame
全国委員長にペレス前労働長官=中間選挙へ建て直し―米民主党
時事通信 2/26(日) 8:50配信
 【ワシントン時事】米民主党は25日、アトランタで、国政選挙の指揮を執る全国委員会の委員長を選ぶ投票を行い、トム・ペレス前労働長官(55)を選出した。

 昨年11月の大統領選、上下両院選はいずれも共和党が勝利しており、民主党はペレス氏の下、来年の中間選挙に向けて党の建て直しを目指す。

 ペレス氏は勝利演説で「(トランプ大統領は)米史上最悪の大統領」と批判。「団結した民主党が抵抗を主導し、1期で終わりにする」と訴えた。

 ペレス氏はバイデン前副大統領ら主流派の支持を受けた。委員長の座を争ったエリソン下院議員は、大統領選で民主党候補指名をクリントン元国務長官と最後まで競ったサンダース上院議員が支持した。ペレス氏の勝利で、左派色の強いサンダース支持派の勢いはそがれた。

 大統領選では、ロシアのサイバー攻撃で民主党全国委員会の内部メールが流出。全国委幹部が予備選段階からクリントン氏に肩入れしていたことが明らかになり、ワッサーマンシュルツ委員長が引責辞任し、選挙戦に影響を与えた。

4328チバQ:2017/02/26(日) 11:43:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170225-00000076-mai-n_ame
<トランプ政権>定例会見10メディア排除 記者会が抗議
毎日新聞 2/25(土) 21:33配信

 【ワシントン西田進一郎】米ホワイトハウスのスパイサー大統領報道官は24日、定例記者会見を非公式な形に変更し、CNNやニューヨーク・タイムズ紙など少なくとも10報道機関の参加を認めなかった。CNNは政権批判への「報復」だと反発しており、トランプ政権とメディアとの対立は激化する一方だ。

 この日は元々、スパイサー氏の定例記者会見が開かれる予定だったが、報道官室で撮影なしで質問を受ける形態に変更し参加メディアを選別した。テレビでは米主要5局のうちCNNだけ排除され、ニューヨーク・タイムズ紙▽政治メディア「ポリティコ」--などが参加を拒まれた。保守系FOXテレビや、バノン首席戦略官が会長だった右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」などは参加を許された。

 AP通信とタイム誌は参加を認められたがボイコット。ホワイトハウス記者会は抗議声明を発表した。CNNは「気に入らない記事への報復だ」と猛反発し、ニューヨーク・タイムズ紙は「さまざまな党の政権を取材してきた我々の長い歴史で、起こったことがない」と声明で批判した。

 CNNとニューヨーク・タイムズ紙は今月中旬、昨年の大統領選挙中にトランプ陣営幹部がロシア情報当局者と頻繁に連絡を取っていたと報道。CNNは24日、ホワイトハウスが連邦捜査局(FBI)に報道を否定するよう求めたが拒否されたと伝えた。一連の報道は主に匿名情報源を引用していたが、トランプ氏は24日の講演で「実名を出せないなら情報源として使用すべきではない」と主張。「フェイク(偽)ニュースは人々の敵だ」と報道批判を繰り返した。

 非公式会見に参加した記者によると、スパイサー氏は一部メディアを閉め出した理由は明示しなかった。

<ホワイトハウスに取材拒否されたメディア>

▽新聞

ニューヨーク・タイムズ

ロサンゼルス・タイムズ

ニューヨーク・デーリー・ニューズ

英デーリー・メール

▽テレビ

CNN

英BBC

▽政治専門メディア・ニュースサイト

ポリティコ

ザ・ヒル

バズフィード

※ジャーナリスト保護委員会(CPJ)の声明から。このほかニュースサイトのハフィントン・ポストも参加を拒否されたとして抗議している

4329チバQ:2017/02/26(日) 23:07:22
http://www.sankei.com/world/news/170226/wor1702260012-n1.html
2017.2.26 08:46
【トランプ政権】
トランプ大統領、ホワイトハウス記者会の夕食会欠席へ メディアとの対立先鋭化
 トランプ米大統領は25日、ホワイトハウス記者会が毎年春に開催する恒例の夕食会に「出席しない」とツイッターで明らかにした。トランプ氏は政権に批判的なメディアへの攻撃を繰り返しており、夕食会欠席の表明でメディアとの対立が一層先鋭化しそうだ。

 トランプ氏は24日、東部メリーランド州での演説で「偽ニュースを流すメディアは国民の敵だ」と激しく非難。ホワイトハウスでは、スパイサー大統領報道官による記者説明の場にCNNテレビやニューヨーク・タイムズ紙など一部メディアの記者が参加を許可されなかった。

 記者会主催の夕食会には政治家や著名人が多数招かれ、大統領自らが演壇で披露する余興が最大の見せ場。オバマ前大統領は最後の出席となった昨年4月の夕食会で、「オバマ退場」と述べマイクを落とすパフォーマンスで会場を沸かせた。(共同)

4330チバQ:2017/02/27(月) 01:21:04
http://www.asahi.com/articles/ASK2V321PK2VUHBI005.html
米民主党全国委員長に前労働長官 異例の接戦制す
ワシントン=佐藤武嗣2017年2月26日21時35分

 米民主党は25日、米南部アトランタで、同党の全国委員長を選ぶ投票を実施し、トーマス・ペレス前労働長官(55)を選出した。委員長選は、サンダース上院議員らが推す左派のキース・エリソン下院議員(53)との異例の接戦となり、決選投票でペレス氏が勝利。来年の中間選挙に向け、党の立て直しを図る。

 ペレス氏はオバマ政権で労働長官を務め、大統領選の同党候補だったクリントン氏とも近く、主流派が支持。一方、エリソン氏は党改革を訴え、この日の1回目の投票でいずれの候補も過半数に届かず決選投票となり、2回目の投票でペレス氏が勝利した。

 米メディアによれば、民主党全国委員長選でこれほど接戦となるのは過去30年間なかったといい、大統領選の民主党指名獲得をめぐるクリントン氏とサンダース氏の対立をそのまま引きずる結果となった。

 ただ、ペレス氏は勝利演説で、直ちにエリソン氏を副委員長に指名し、党の団結を訴えた。トランプ大統領を「米史上最悪の大統領」とも批判し、対決姿勢を強めて早期に政権を奪還すると強調した。

 同党の全国委員長をめぐっては、選挙戦でクリントン氏に肩入れし、中立性を欠いたとの批判を受け、前委員長が引責辞任するなど、党内でも主流派と非主流派の確執が広がっていた。(ワシントン=佐藤武嗣)

4331チバQ:2017/02/27(月) 16:40:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-00000014-jij_afp-int
米海軍長官候補が指名辞退 トランプ政権、人事でまたつまずき

AFP=時事 2/27(月) 11:13配信
【AFP=時事】米国防総省は26日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が海軍長官に指名した投資家のフィリップ・ビルデン(Philip Bilden)氏が指名を辞退したと明らかにした。トランプ政権では幹部候補の指名辞退が相次ぎ、人事が迷走している。

 著名な実業家、プライベートエクイティー(PE)投資家として知られるビルデン氏をめぐっては、香港(Hong Kong)などに持つ資産を切り離せるかどうかに懸念がもたれ、長官就任に暗雲が垂れ込めていたと報じられていた。

 ジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は声明で今回の指名辞退について、ビジネス上の利益を切り離すのが非常に困難なことなどからビルデン氏が「自身で決めた」と説明。早急に新たな候補者を提示すると述べた。「私は落胆しているが、彼の決断は理解するし、尊重する」とした。

 トランプ政権では陸軍長官に指名されたビンセント・バイオラ(Vincent Viola)氏も、長官職と自身のビジネスを切り離すのが困難との懸念が取りざたされる中で指名を辞退。労働長官に指名された大手ファストフードチェーン経営者のアンドリュー・パズダー(Andrew Puzder)も事業経営や私生活をめぐる問題が浮上し、指名辞退に追い込まれている。【翻訳編集】 AFPBB News

4332とはずがたり:2017/02/27(月) 18:49:36
長官の過半数の同意でトランプを罷免しないとあかんし親トランプの長官は徹底的に粗探しして辞退に追い込まんとあかんね。

4333チバQ:2017/02/28(火) 13:32:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170228-35097296-cnn-int

全米で銃持つ黒人が急増、トランプ政権で不安増大

CNN.co.jp 2/28(火) 12:32配信

(CNN) 米国でドナルド・トランプ氏が大統領に選出されて以来、アフリカ系米国人の銃愛好家団体の会員数が前年同時期の倍のペースで増えている。銃の購入者も黒人が目に見えて増加傾向にあるという。

全米アフリカ系米国人銃協会(NAAGA)には、大統領選挙でトランプ氏が選出された昨年11月以来、これまでに9000人が加入した。同団体の設立は2015年2月28日。同年11月から16年2月にかけての加入者は4285人にとどまっていた。

「ドナルド・トランプ氏が会員数に影響を及ぼさなかったと言えば嘘になる」とNAAGAのフィリップ・スミス会長は言う。現在の会員数は全米24支部で1万8000人を超えた。

新しくできた支部の1つは、大統領選挙の投票日翌日からわずか1週間後に設立され、66人が加入した。支部長によれば、トランプ陣営の集会で起きたアフリカ系米国人に対する暴行や、支持者がソーシャルメディアに投稿する憎悪発言を受けて不安が高まったことが、新しい支部設立の動機になったという。

米国で憎悪集団が台頭していることも、NAAGAの会員が増えた一因だとスミス氏は説明する。

銃販売店の客層にも変化が現れている。フロリダ州オーランドで銃販売店を営むジュニア・ジョセフ氏によると、これまでの客層は白人男性が大部分を占めていたが、昨年の大統領選挙以来、銃を買い求める黒人やラテン系の客が増えたという。

オハイオ州の銃販売業者ケビン・ジョーンズさんも、黒人の客が増え、特に年配の女性客が目立つと指摘した。

一方、バージニア州にある販売店の店員は、銃を買い求める女性は増えたものの、アフリカ系米国人の客が増えている様子はないと話している。

黒人が銃を持てば危険を招きかねないこともある。ミネソタ州では昨年7月、黒人男性が交通取り締まりの警官に車を止められ、銃所持の免許を持っていたにもかかわらず、射殺される事件が起きた。警官は殺人などの罪に問われている。

それでもNAAGAの会員増加は止まらない。新しい会員に占める割合は黒人女性が最も多いという。仕事を退職し、障害を持つ女性のアントニエッテ・シングさんはこの5カ月で護身用に2丁の銃を購入した。過去に被害に遭った経験から、誰かに襲われたとしても銃があれば抵抗できるチャンスがあると考える。NAAGAでは銃の扱い方などについて講習を受けている。

同団体は全米で新しく銃を買った人たちを対象に、銃関連の法律や扱い方などについての講習会を開いている。テキサス州で銃販売店を営むマイケル・カーギル氏も最近、黒人女性100人のグループから、銃の安全性と正しい撃ち方を教える講習会を開いてほしいと依頼されたという。

カーギル氏は銃への関心が高まっている理由として「ホワイトハウスの状況」を挙げ、「アフリカ系米国人などの社会では、人々が自分たちの身の安全に不安を感じている」と指摘。そうした状況は「ここ何年も見たことがなかった」と語った。

4334チバQ:2017/02/28(火) 13:33:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170228-00000088-san-n_ame

米、国連人権理脱退を検討 米報道 イスラエル批判に不信感

産経新聞 2/28(火) 7:55配信

 【ニューヨーク=上塚真由】米政治専門サイト「ポリティコ」は26日までに、トランプ米政権が国連人権理事会からの脱退を検討していると報じた。親イスラエルの立場を鮮明にする政権で、人権理がイスラエル批判の場として利用されているとの不信感があることが背景にあるという。

 米国は27日からスイス・ジュネーブで開かれる人権理の新会期には参加する予定だが、人権団体の間では、トランプ政権の国際的な人権問題に対する取り組みが後退するとの懸念が出始めている。脱退するかどうかの決断はトランプ氏のほか、ティラーソン国務長官、ヘイリー国連大使に委ねられるとしている。

 人権理の理事国は47カ国で任期は3年。選挙で毎年3分の1が改選され、昨年、日本や米国などが選出された。トランプ政権内では、人権理でのイスラエル批判が偏向しているとの不満があるほか、理事国に中国など、人権侵害国も選出されることに疑問視する声などが上がっているという。

 米国は、ブッシュ政権下の2006年の人権理設立時に理事国の選出基準に異議をとなえ、立候補を見送った。その後、オバマ政権時の09年に初出馬し、選出された。

4335チバQ:2017/02/28(火) 13:34:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000045-asahi-int
新安保担当補佐官、トランプ氏のイスラム教敵視に異議

朝日新聞デジタル 2/26(日) 21:30配信
 トランプ米政権で国家安全保障担当の大統領補佐官に就任したH・R・マクマスター陸軍中将が、イスラム教への敵視は対テロ政策に役立たないとの見解を示していたことが分かった。トランプ大統領や側近のイスラム教敵視に異議を唱えた格好で、政権内でしこりとなる可能性がある。

 米メディアによれば、マクマスター氏は23日、国家安全保障会議(NSC)のスタッフを前に、テロリストとイスラム教を区別すべきだとし、「『過激なイスラム教テロリズム』との呼び方は、テロ対策の役には立たない」と語った。

 過激派組織「イスラム国」(IS)などに対し、オバマ前大統領もイスラム教とテロリストは区別すべきだとして「過激派組織」と強調していたが、トランプ氏は選挙中から「なぜ『過激なイスラム教テロリズム』と呼ばないのか」と主張。25日の演説でも「過激なイスラム教テロリストを米国から追い出す」とイスラム教への敵視をむき出しにしていた。

4336とはずがたり:2017/03/01(水) 20:21:04
「ペンス大統領」の誕生まであと199日?
How Many Days Before President Pence?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/199.php
2017年2月21日(火)18時30分
ロナルド・ファインマン(ニューヨーク市立大学非常勤教授)

<マイク・ペンス副大統領は、アメリカの外交政策が地に堕ち、国家の安全保障が危険にさらされる様子を、ただ眺めているつもりはないようだ>

マイケル・フリン国家安全保障担当補佐官がロシア関係のスキャンダルで辞任に追い込まれた一件は、ドナルド・トランプ政権を揺るがしている。フリンは、公職に就く前、駐米ロシア大使との電話で、当時のバラク・オバマが発動した対露追加制裁について「今は騒ぐな、遠からず解除するから」というニュアンスのことを言ったとみられている。民間人が外交を行うのは違法だし、マイク・ペンス副大統領に事実関係を聞かれたときは制裁の話はしていないと嘘をついた。

そして今、疑いの目は周囲の反対にもかかわらずフリンを安全保障担当の補佐官に指名したトランプに向けられている。トランプはもともと、ロシアのウラジミール・プーチン大統領との「親密な関係」を保守派や共和党員に非難されてきた。フリンのスキャンダルによって、トランプにはアメリカの伝統的な外交の原則を踏襲する気がないという疑いがますます強まっている。

評論家たちはかねて、フリンは信頼性に欠け、判断力に乏しいと睨んでいた。かつての同僚たちも、フリンが事実をねつ造する傾向があることについて「フリン・ファクト(フリンの事実)」とブラックジョークを飛ばしてきた。さらにフリンは、プーチンと近すぎることでも批判されてきた。共和党全国大会では、「ヒラリー・クリントンを逮捕しろ!」の大合唱("lock her up" chants)にも加わっている。

ありえない外交
その大ボスが、トランプである。外交政策専門家の多くは、トランプが公の場やツイッターで繰り返す不適切な言動や、感情の起伏の激しさ、見境のなさを目にしては首を横に振ってきた。

北朝鮮のミサイル発射実験に関する国家安全保障上のやりとりを衆人環視のディナーの席で行ったことは、責任感が欠如している表れだ。オーストラリアのマルコム・ターンブル首相との電話会談を一方的に打ち切って恥をかかせたことも大問題だ。オーストラリアは、この100年で4度の戦争を共に戦ったアメリカの同盟国なのだ。

中国との交渉では、トランプは手のひらを返した。最初は「1つの中国」を前提にはしないと台湾の蔡英文総統と電話会談までして、その後、中国からの無言の圧力に屈して撤回した。また中東の「2国家共存」案をめぐる支離滅裂ぶり(「『2国家』だろうが『1国家』だろうが、イスラエルとパレスチナの両方がハッピーなほうでいい」とトランプは言った)や、NATO(北大西洋条約機構)に対する強力な支持の欠如も大きな問題だ。

ペンスがフリンの排除に大きな役割を果たしたという事実は、すでにペンスがトランプに対して自己主張を行っている証拠だろう。どうやらペンスは、アメリカの外交政策が地に堕ち、国家の安全保障が危険にさらされていく様子を、ただ横で眺めているつもりはないようだ。アメリカ国民も、まさにそれを望んでいるはずだ。

ペンスはエスタブリッシュメント(支配階級)の共和党員で、連邦下院議員として12年の経験を積んできた。連邦下院議員時代の最後の2年間は下院共和党会議議長としてリーダーシップを発揮し、その後、インディアナ州知事になった。

ペンスは真面目で抜け目のない共和党員だ。敬虔なキリスト教徒として、妊娠中絶や同性愛に強く反対し、地球温暖化にも否定的な立場を取ってきた。そうした姿勢はインディアナ州の穏健な共和党支持者に煙たがられた。

ペンスは副大統領の任務の重大さを心得ており、その物腰やボディーランゲージから、トランプの勝手で軽率な行動をしばしば不愉快に感じている様子が見て取れる。

4337とはずがたり:2017/03/01(水) 20:21:22
>>4336-4337
憲法修正第25条第4項で
フリンの問題をめぐっては、共和党のポール・ライアン下院議長とミッチ・マコーネル上院院内総務も真相の追及を後押ししており、本格的な捜査が進むはずだ。共和党上院議員のジョン・コーニン(テキサス州選出)、ロイ・ブラント(ミズーリ州選出)、リンジー・グラハム(サウスカロライナ州選出)、ジョン・マケイン(アリゾナ州選出)も、フリンの公聴会への召喚を求めている。

米大統領就任から史上最も早い段階で(就任から25日)発覚した重大スキャンダルについて、FBIの捜査が進展するにつれて、トランプの辞任や弾劾を求める声が上がるだろう。

ペンスは表向きにはトランプを擁護するという難しい仕事があるが、裏では特に外交や安全保障に絡む問題で、トランプの過激な言動を封じ込める役割を果たしてくれそうだ。

ペンスが置かれた状況は、政治が混乱を極めたリチャード・ニクソン政権で副大統領を務めたジェラルド・フォードと似ている。というのも、もしトランプが衝動的な言動で共和党トップや外交政策エリートを邪魔し続ければ、米議会がトランプに反旗を翻す可能性があるからだ。

たとえトランプが猛烈に反対しても、大統領に職務遂行能力がない場合の手続きを定めた合衆国憲法修正第25条第4項に則り閣僚の過半数が賛成すれば、ペンスは「大統領代理」になれる。これを国民と関わりのない「宮廷革命」と呼ぶ人もいるが、とにかくペンスは、もはや危険すぎてトランプを大統領職に置いておけない証拠を並べ立て、説得力を持って論証できればいい。

すでに重荷を背負うペンスは、これ以上状況が悪化すれば必要に駆られてやるべきことをやるだろう。

1974年に当時のニクソン大統領は、下院司法委員会が大統領弾劾を決議したのを受けて辞任した。それほどの事態になれば、さすがのトランプも辞任すると考える人もいるだろう。だがあれほど精神的に不安定な人物が、いざ追い込まれた時にどう出るかを言い当てるのは不可能だ。

いずれにせよ、トランプは辞任する可能性がある。そのタイミングは、大統領として任期が最短だったウィリアム・ヘンリー・ハリソンの31日(1841年に肺炎で在職中に死去)と、ジェームズ・ガーフィールドの199日(1881年に駅で銃撃され、79日間にわたる激痛と荒療治の末に死去)の間といったところだ。どんなに長引いても、大統領就任16カ月目に消化不良で死亡したザカリー・テイラーの任期は超えられないだろう。ペンス大統領の誕生がいよいよ現実味を帯びてきた。

This article first appeared on the History News Network site.
Ronald L. Feinman is the author of Assassinations, Threats, and the American Presidency: From Andrew Jackson to Barack Obama (Rowman Littlefield Publishers, August 2015).

4338とはずがたり:2017/03/01(水) 20:22:29
トランプの2017年は小説『1984年』より複雑怪奇
2017 Isn’t ‘1984’ ? It’s Stranger Than Orwell Imagined
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/20171984.php
2017年1月31日(火)21時18分
ジョン・ブロイヒ(米ケース・ウェスタン・リザーブ大学准教授)

4341とはずがたり:2017/03/02(木) 12:02:49
<トランプ演説>事実誤認なお多く もはや報道の基本動作に
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170302k0000e030222000c.html
11:12毎日新聞

 【ワシントン山本太一】トランプ米大統領による就任後初の連邦議会向け演説について、米主要メディアはこぞってファクトチェック(事実関係の確認)を行った。誇張や事実誤認が多いトランプ氏の発言の真偽を確かめることは、もはや報道機関の「基本動作」になっている。今回の演説も間違いが多いとの批判がある一方、「事実を伝える努力をした」と一定の評価をするメディアもあった。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「9400万人の米国民が無職だ」との発言を「誤り」と指摘した。この数字は15歳以上の仕事がない人の総数で、退職者や障害者、学生らが含まれる。同紙は働きたくても職が見つからない人の数は今年1月時点で約760万人とする労働統計局の推計を報じている。

 テロ関連でトランプ氏は、「司法省のデータ」として2001年の米同時多発テロ以降、「国内でテロ関連行為に関わった者の大部分は国外から来た」と述べた。CNNによると、セッションズ司法長官が上院議員時代の16年に公表した調査では、テロ関連の罪で有罪判決を受けた580人のうち外国人は380人を占めた。トランプ氏はこの調査を根拠にした可能性があるという。

 しかし、CNNはこの調査の統計的な手法は無効だと指摘し、過去15年間の重大テロの実行者は国内、外国生まれがほぼ半数とするシンクタンクの研究を引用して、発言は「誤り」だと伝えた。

 「(共和、民主)両党の人とともに、水と空気の浄化を推進したい」。この発言に対し、政治専門サイト「ポリティコ」はトランプ氏が演説直前、川や湿地の保護を目的とする規制を見直す大統領令に署名したばかりだと指摘。また、温室効果ガスの削減を目指すオバマ前政権時代の環境保護計画を取り消す大統領令を来週にも出す予定だと報じた。そのうえで、環境保護に熱心な民主党や緑の党の議員は「環境を重視する大統領」との宣言を信じてよいのかどうか困惑している、と皮肉交じりに伝えている。

 ワシントン・ポスト紙は、大統領はこうした重要な演説で事実を誇張しないよう注意すべきだが、不正確な表現を多く含んでいたと批判した。一方、政治専門紙ヒルは、批判を避けるため、事前に一応の事実確認をして内容を間違えないよう努力したとの見方を伝えた。

4342とはずがたり:2017/03/02(木) 15:34:01

【トランプ政権】入国禁止対象からイラク除外、IS掃討に配慮、週内に新大統領令
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1703020011.html
08:39産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米政権による中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止する措置に関し、同政権が新たな大統領令の対象からイラクを除外する方向で検討していることが分かった。複数の米メディアが1日、政府高官の話として伝えた。イラクがイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で米軍主導の有志連合の一員として戦っていることを考慮する。

 新たな大統領令は1日に予定されていたが延期され、週内にトランプ大統領が署名する見通しだ。

 CNNテレビによると、新大統領令では、シリア、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの6カ国に対する90日間の入国禁止は維持。米国の永住許可証(グリーンカード)の所有者や有効な査証(ビザ)保持者を入国禁止の対象から除外する。

 トランプ政権内ではティラーソン国務長官、マティス国防長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がイラクを対象国から除外するよう求めたという。イラク軍は有志連合の支援を受けてISの拠点、北部モスル奪還作戦を展開しており、入国禁止が掃討作戦に悪影響を及ぼしかねないとの懸念が米政権内にあった。

 米軍はイラク国内に約5千人の要員を派遣し、現地部隊への助言や訓練の形で支援している。米軍の通訳として働いたイラク人が入国を拒否されるなどの混乱を踏まえ、イラクのアバディ首相はトランプ氏との電話協議で同国を入国禁止の対象から除外するよう求めていた。

 トランプ氏が1月27日に署名した大統領令をめぐっては、サンフランシスコ連邦控訴裁判所が2月9日、一時差し止めを命じた連邦地裁決定を支持。これを受け、トランプ氏は新大統領令を出す意向を示した。

4343チバQ:2017/03/02(木) 23:43:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000538-san-n_ame
トランプ政権 米セッションズ司法長官、ロシア大使接触を開示せず
産経新聞 3/2(木) 13:40配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポストは1日、セッションズ司法長官が昨年の米大統領選の期間中、キスリャク駐米ロシア大使と2回にわたり会っていたと報じた。

 セッションズ氏は上院の承認公聴会で、当時のトランプ候補陣営とロシア政府関係者が接触していたとされる問題に関して聞かれた際、自らの面会の事実を明らかにしていなかった。

 当時上院議員だったセッションズ氏は、昨年2月からトランプ陣営に参加していた。

 議会では、当時のトランプ氏陣営とロシア政府との関係について、特別検察官を立てて捜査するべきであるとの声が上がっており、司法当局を統括する立場にあるセッションズ氏自身が露政府と直接の接触があった疑惑が浮上したことで、大きな波紋を呼ぶのは確実だ。

4344チバQ:2017/03/02(木) 23:45:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000121-jij-bus_all
東芝機械株の大半売却=保有比率2%に低下―東芝
時事通信 3/2(木) 19:00配信

 東芝は2日、保有する東芝機械株の大半を売却すると発表した。東芝機械が実施する自社株買いに応じる形で、発行済み株式の18.1%分を3日朝に市場外取引で譲渡する。売却額は約153億円、売却益は約55億円の見通しで、業績予想に既に織り込んでいる。

 売却後の東芝の株式保有比率は20.1%から2.0%に低下し、東芝機械は東芝の持ち分法適用会社から外れる。東芝は原発事業で7000億円超の損失が発生し、財務体質が大幅悪化することを受け、保有資産の売却を進めている。

4345チバQ:2017/03/03(金) 17:50:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000031-mai-n_ame
<米司法長官>捜査と距離、幕引き図る…露大使と接触

毎日新聞 3/3(金) 11:06配信
 【ワシントン山本太一】米国のセッションズ司法長官は2日、記者会見し、昨年の大統領選期間中にロシアの駐米大使と2度面会しながら上院公聴会で説明しなかったとの批判に対し、上院議員の立場で接触したと説明した。そのうえで、ロシアによる大統領選への介入を巡る連邦捜査局(FBI)の捜査に関与しないと発表した。

 トランプ政権では、ロシアの駐米大使と対露制裁解除に関し協議したフリン前大統領補佐官がペンス副大統領らに正しい説明をしなかったとして辞任し、3人が閣僚などの指名を辞退。セッションズ氏が辞任すると打撃は極めて大きくなるため、政権は早期の幕引きを狙い、問題を沈静化させたい考えだ。トランプ大統領は2日、面会について「知らなかった」とし、全幅の信頼を置いており問題視しない考えを示した。

 セッションズ氏はトランプ陣営の外交政策顧問を務め、上院議員だった昨年7月と9月、キスリャク大使と会談したが、今年1月の閣僚承認のための公聴会で接触を否定した。

 2日の記者会見でセッションズ氏は「選挙陣営の立場ではなく、議員の立場で接触した」と会談に問題はないと強調。ただ、陣営内で選挙に携わったため、捜査に関与せず司法副長官が指揮すると述べた。セッションズ氏の広報担当者は、公聴会の質問は陣営としての接触を尋ねられたとして返答に誤りはないと釈明した。

 一方、野党・民主党は偽証罪にあたる可能性があるとして辞任要求を強める。シューマー上院院内総務は「議会に誤った情報を提供した。国益のために辞めるべきだ」と語った。

 オバマ前政権は昨年12月、ロシアがトランプ氏当選を狙い選挙にサイバー攻撃で介入したと断定し、FBIはトランプ氏周辺とロシア情報機関との接触について捜査を続けている。セッションズ氏は過去に人種差別的な発言で問題になったことから民主党が就任に強く反対し、2月8日、上院で小差で司法長官に承認されていた。

4346チバQ:2017/03/03(金) 17:53:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-35097535-cnn-int
トランプ氏、渦中の司法長官を擁護 疑惑追及は「魔女狩り」

CNN.co.jp 3/3(金) 15:38配信
(CNN) トランプ米大統領は2日声明を発表し、セッションズ米司法長官が昨年の大統領選期間中にロシアの駐米大使と接触していた件で、同長官を擁護する見方を示した。その中で同長官への疑惑を追及しようとする動きを「魔女狩り」だと非難した。

セッションズ氏は、司法長官指名の承認を得るための上院での公聴会で、ロシアのキスリャク駐米大使と2度に渡り接触していた事実を明かさなかったことが問題視されている。

トランプ大統領は声明の中で、公聴会でのセッションズ氏の発言について議員らを欺くようなものでは全くなかったと強調。一方でより正確を期することはできたかもしれないとの認識を示した。

トランプ大統領は「ジェフ・セッションズ氏は正直な男だ。間違ったことなど何も言わなかった。もっと正確に証言することもできたが、意図的にそうしなかったわけではないことは明白だ」と述べた。

その上で「今回の疑惑は全て、勝てると見込んでいた選挙戦を落とした民主党の面目を保つ手段として浮上したものだ。彼らは大げさに騒ぎ立てている。選挙に敗れ、今は現実を把握できなくなっている。国家機密などの情報が不正に流出していることこそ本当の問題で、(セッションズ氏への疑惑は)完全な魔女狩りだ」と語った。

4347チバQ:2017/03/03(金) 20:56:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000106-mai-n_ame
<米国>司法長官以外も 政権幹部、露大使と接触 選挙中
毎日新聞 3/3(金) 20:09配信

 【ワシントン山本太一】セッションズ米司法長官が昨年の大統領選中に、ロシアの駐米大使と2度接触しながら公聴会で説明しなかっただけでなく、他の政権幹部も大使と面会していたことが2日判明した。トランプ政権とロシアとの「不適切な関係」が改めて注目され、トランプ米大統領が目指すロシアとの関係改善の壁になっている。

 セッションズ氏は2日の記者会見で、大使との接触に問題はないと主張した。ただし、トランプ陣営で選挙に携わったため、ロシアのサイバー攻撃による大統領選への介入を巡る連邦捜査局(FBI)の捜査には関与しないと発表した。

 野党・民主党は偽証罪にあたるとして辞任を要求しているが、トランプ氏は辞任の必要はないと強調。政権発足から約40日で閣僚級2人が相次いで辞任すれば政権にとって大きな打撃になるだけに、火消しに躍起だ。

 米メディアは2日、クシュナー大統領上級顧問と辞任したフリン前大統領補佐官が昨年12月、ニューヨークのトランプタワーで大使と面会したと報じた。政権側は顔合わせのあいさつだったと説明している。フリン氏は大使と対露制裁に関する電話協議をしたのにペンス副大統領らに正しい説明をしなかったとして辞職したが、面会したことは明らかになっていなかった。さらに、セッションズ氏が昨年7月に大使と面会した際、陣営幹部2人も同席していたことが分かった。

 疑惑続出でロシアとの関係改善へ向けた機運はしぼみ、ロシアとの関係改善を訴えてきたトランプ氏は2月28日の議会向け演説で、ロシアという言葉を一度も使わず、封印した形になった。

4348チバQ:2017/03/03(金) 20:57:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000104-mai-n_ame
<米国>エネルギー長官に温暖化懐疑派ペリー氏 産業優先へ
毎日新聞 3/3(金) 20:05配信

 【ワシントン清水憲司】トランプ米政権のエネルギー長官に元テキサス州知事のリック・ペリー氏(66)が2日、就任した。環境保護局長官にはスコット・プルイット氏(48)が既に就任しており、エネルギー・環境担当の閣僚が出そろった。

 いずれも地球温暖化に懐疑的で、オバマ前政権の環境保護重視から、石炭や石油など資源産業の振興に大きくかじを切る見通しだ。

 両氏は石油産業と関係が深い。プルイット氏はオクラホマ州司法長官時代、オバマ前政権で環境保護局が主導した環境規制に反対する訴訟を連発。ペリー氏は、石油産業を監督するエネルギー省不要論を唱えたこともある。1月の議会公聴会でペリー氏は「地球温暖化には人為的な要因もある」と修正したが、環境政策に理解が深いとは言いがたい。

 トランプ大統領は選挙中、太陽光や風力など再生可能エネルギーを支援してきたオバマ前政権を批判し、環境規制の緩和を通じた石炭・石油産業の振興を公約した。ただ、競合関係にあるバイオ燃料についても、原料となるトウモロコシ農家の支持を得ようと使用促進を約束するなど焦点が定まっていない面もある。

4349とはずがたり:2017/03/07(火) 06:42:58
入国禁止に新たな米大統領令 イラク除外、対象6カ国に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170307-00000003-asahi-int
朝日新聞デジタル 3/7(火) 1:26配信

 トランプ米大統領は6日(日本時間7日)、中東・アフリカ7カ国の国民の入国を一時禁止にした大統領令に代わる新たな大統領令に署名した。対象国はイラクが除外され6カ国となり、入国査証(ビザ)や永住権を持つ人は入国可能になる。

 1月27日に出た大統領令は、シリアやイラクなど7カ国からの入国を90日間禁止。計6万人のビザが無効になり、米国に到着した対象国の人が空港で拘束されるなど混乱が生じた。連邦地裁は2月、大統領令の効力の一時停止を決定、7カ国からの入国が可能となっていた。連邦第9控訴裁もトランプ政権の不服を退け、効力停止の維持を決めた。

 これに対しトランプ氏は「治安のために急ぐ必要がある」として、新たな大統領令を出す考えを明らかにしていた。

 新大統領令は16日から適用される。イラクを除く6カ国に対しては事実上、ビザが発給されなくなり、米国への入国が制限されることになる。(ワシントン=高野裕介)

4350とはずがたり:2017/03/07(火) 18:29:15
10月の記事。本人では無いとは云え失業者出すわ,服は中国製だわと言行不一致も甚だしいわ( ゜д゜)、 Peッ

トランプ氏開業のカジノ閉鎖=経営難で3000人失業
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016101100389

 【ニューヨーク時事】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が1990年に開業した米東部ニュージャージー州アトランティックシティーのカジノホテル「トランプ・タージマハル」が10日、営業を停止した。経営難が続き、労働環境の改善を求めていた組合側との労使協議が決裂、閉鎖に追い込まれた。3000人の従業員が職を失うという。

 米メディアによると、トランプ氏は近年、経営にほとんど関わっておらず、友人の著名投資家カール・アイカーン氏の会社が運営していた。アイカーン氏は声明で、ここ数年で約3億5000万ドル(約360億円)の損失が生じていたことを明らかにした。 (2016/10/11-12:42)

4351チバQ:2017/03/07(火) 19:39:26
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170307k0000m030078000c.html
<FBI>司法省に盗聴否定要請 米新旧政権、対立激化
03月06日 23:32毎日新聞

 【ワシントン山本太一】トランプ米大統領が昨年の大統領選中に当時のオバマ大統領に「盗聴された」と主張している問題で、米メディアは5日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が司法省に対し、トランプ氏の主張を公式に否定するよう求めたと報じた。オバマ氏も完全に否定しているが、スパイサー大統領報道官は、前政権が選挙に不当介入しなかったか議会に調査を求めるとしており、新旧政権間の対立は激化する一方だ。

 オバマ前政権時に就任したコミー氏は、トランプ氏が根拠を示さないまま4日にツイッターで「盗聴された」とオバマ氏を非難した後に司法省に要請。大統領が米国市民を対象にこうした盗聴を命令するのは違法だとして、正しい説明をするよう求めたとみられる。

 また、前政権の国家情報長官だったクラッパー氏もテレビインタビューで「大統領候補や当選した大統領、選挙に対する盗聴活動は一切ない」と述べた。

 スパイサー氏は5日、前政権が「行政府の調査権限を乱用しなかったか議会に調査を求めている」と発表した。下院情報特別委員会のニューネス委員長は「政府が、選挙陣営に対する監視活動をしていたかどうかを調査する」との声明を出した。

4352とはずがたり:2017/03/07(火) 23:05:36

「オバマが盗聴」というトランプのオルタナ・ファクトに振り回されるアメリカ政治
'Destructive, Baseless, Reckless:' Washington Responds to Trump Wiretapping Claims
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/washington-responds-1.php
2017年3月6日(月)22時40分
ニコラス・ロフレド

<また出た?トランプのオルタナ・ファクト(デマ)。証拠もなく人に罪を着せて自らの醜聞から目を逸らさせようとするのはいつものパターン>

ドナルド・トランプ米大統領は先週末、またも驚くべき爆弾発言をした。大統領選挙の期間中に、バラク・オバマ前大統領が情報機関に命じてトランプの電話を盗聴させた、と言うのだ。根拠らしい根拠は示しておらず、オバマ政権下の情報機関トップは、ホワイトハウスがトランプタワーの盗聴を命令したとするトランプの主張を完全否定した。野党の民主党からは批判が集中し、身内である多くの共和党からも疑問の声が上がった。

ショーン・スパイサー大統領報道官は、トランプの主張に関して政権はコメントを出さないと述べる一方、「2016年に行政府による調査権限の乱用があったかどうかについて、議会が監督権限を行使する」ことを求め、下院情報問題常設特別調査委員会(下院情報特別委員会)のデビン・ヌネス委員長(共和党)も米議会による調査を求めた。

オバマ政権で情報機関トップの国家情報長官を6年間務めたジェームズ・クラッパーは5日、米NBCテレビのインタビューで、もし外国情報監視法(FISA)に基づきロシアとトランプ陣営との関係を盗聴をせよという命令があれば自分にも知らされたはず。だがそんな命令は「一切なかった」と言った。「こんな騒ぎになった以上、真偽を突きとめるべきだろう。アメリカを分断させる努力が成功して、ロシアは今ごろ喜んでいるに違いない」

オバマの広報担当者ケビン・ルイスも声明を発表した。「オバマ前大統領もホワイトハウスの職員も、アメリカ市民に対する監視を命じたことはない。それ以外のすべての主張はウソだ」

オバマの副補佐官を務めたベン・ローズも、「どんな大統領も盗聴の命令を出せない」と反論した。

「最高"撹乱"司令官」
スパイサーは5日、ツイッターで「2016年の大統領選直前に、政治的な動機に基づく調査が行われた可能性を示す複数の報道がある。これは非常に問題だ」と投稿し、議会の調査を求めるトランプを擁護した。だがその報道はトランプのツイッターに引用されているだけ。一部メディアによれば、保守系ラジオ番組の司会者マーク・レビンの発言を紹介した保守系ニュースサイト「ブライトバート」の3日の記事を引用したものである可能性があるが、その主張にも根拠はない。

それでもヌネスはトランプの要求に一定の理解を示す。「当委員会の主眼は、大統領選中にロシアの情報機関が行った介入に対する米政府の対応だ。その一環として、政府が政党の選挙活動に対する監視活動を行ったかどうかも調査する。もし確かな証拠が認められれば、この問題に関する調査を継続する」

民主党は、ナンシー・ペロシ下院院内総務がトランプを「最高"撹乱"責任者」と呼ぶなどカンカンだ。

「合衆国大統領がこんな扇動的な告発をするなんて、根拠がないし破壊的ですらある。アメリカの民主主義の信用を失わせる」と、下院情報特別委員会のアダム・シフ(民主党)は言う。「数百万人の不法移民が違法に投票したせいで自分は得票数で負けたとか、オバマ前大統領はアメリカ生まれではないなど、これまでもウソを重ねてきた大統領のことだ。今回の批判もまた目くらましで、歪曲で、露骨なでっち上げという憂慮すべきパターンだろう」

レオン・パネッタ元CIA(米中央情報局)長官は、トランプの動機は明らかだと言う。「歴代の大統領が犯してきたのと同じ過ちを犯している。醜聞に見舞われると、注目をよそに逸らそうとする。うやむやにして、なかったことにしようとする。そのために何とかして他の問題を作り出す。だが最後に勝るのは真実であってツイートではない」

身内の共和党のベン・サッセ上院議員も、超党派の団結を呼びかける。「われわれは、ひとつの文明を台無しにするほどの信用の危機のただ中にいる。大統領の今回の主張は、本物の愛国者が慎重かつ冷静に検討する必要がある。市民の信頼と健全な社会を取り戻すためには、党派的な反応を超えて、真実を追求しなければならない。

4353チバQ:2017/03/08(水) 11:07:12
http://www.sankei.com/world/news/170307/wor1703070003-n1.html
2017.3.7 01:43更新

【トランプ政権】
イラク除外した6カ国から入国禁止、トランプ大統領が新たな大統領令に署名 16日から実施

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米政権が大統領令で中東・アフリカ7カ国からの入国を90日間、禁止した措置に関し、米政府は6日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討で米軍主導の有志連合の一員として戦うイラクを対象から除外すると発表した。AP通信によると、トランプ大統領は新たな大統領令に署名した。6カ国からの入国を一時禁止する措置は16日からの実施を予定している。

 新大統領令ではシリア、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンの6カ国への入国一時禁止は米国へのテロリスト流入を防ぐ審査体制が取られているかを確認するために維持されるが、米国の永住許可証(グリーンカード)所有者や査証(ビザ)保有者を入国禁止の対象から除外することを明記する。

 一方、イラクに関しては米政府との協議の結果、米国の査証申請者への審査強化や、米側との情報共有で協力に進展が見込めるとして対象から除外された。

 IS掃討作戦に当たり、通訳などで米軍に協力するイラク人の米国入国が拒否される例があり、イラクのアバディ首相はトランプ氏に対し、対象からの除外を要請。トランプ政権内でもはティラーソン国務長官やマティス国防長官がIS掃討に影響が出るとして除外を求めていたとされる。


 全ての国からを対象にした難民の120日間の受け入れ停止も、すでに難民として米国への入国が認められている者については解除し、無期限の受け入れ停止としたシリア難民は、他の国と同様の扱いとする。

 トランプ氏が1月27日に署名した大統領令をめぐっては、サンフランシスコ連邦控訴裁判所が2月9日、一時差し止めを命じた連邦地裁決定を支持。これを受け、トランプ氏は新大統領令を出す意向を示したが、繰り返し延期されていた。

4354チバQ:2017/03/08(水) 22:13:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170308-00000050-asahi-int
「盗聴」「釈放」… トランプ氏、無根拠にオバマ氏批判
朝日新聞デジタル 3/8(水) 10:58配信

 トランプ米大統領が根拠なく、オバマ前大統領を批判する発言を繰り返し、波紋を広げている。トランプ陣営とロシア側が選挙前に接触していたことが発覚した問題で、オバマ氏が盗聴器を仕掛けるよう命じたと主張したのに続き、今度は米国が釈放した収容者について事実誤認。いずれもツイッターで言い放ち、修正・訂正もしていない。

 「オバマ政権がグアンタナモ収容所から釈放した122人の残忍な囚人が、再び戦場に戻っている。またひどい決定だ」。トランプ氏は7日、ツイッターで前政権をこう批判した。

 これは、イエメンでの米軍による空爆で、元グアンタナモ収容者の122人が殺害されたという米メディア報道を受けたものだった。しかし実際は、オバマ政権下で釈放されたのは122人のうち9人。残りはそれ以前の政権下で釈放されており、トランプ氏が早とちりした可能性が高い。

 トランプ氏は4日にも、ツイッターで「オバマがトランプタワーを盗聴した」と根拠も示さず主張。与党の共和党重鎮のマケイン上院軍事委員長は、「(米国民は)大統領が、前任者がトランプタワーに盗聴器を仕掛けて法律を破ったと言う根拠を知る権利がある」とトランプ氏を牽制(けんせい)した。

 これに対し、スパイサー大統領報道官は7日の記者会見で、トランプ氏は自身の主張を「後悔していない」と強調。一方で、記者から報道官自身の見解を問われると、「私は大統領を代弁し、彼が望むことを話すのが仕事だ。私自身の考えを話すためにここにいるのではない」と苦しい弁明に終始した。(ワシントン=佐藤武嗣)

4355とはずがたり:2017/03/09(木) 20:10:56
2017年 02月 1日 20:34 JST
焦点:米最高裁判事指名のゴーサッチ氏、政府の法権限に懐疑的
http://jp.reuters.com/article/usa-court-gorsuch-deference-idJPKBN15G47W?sp=true

[ニューヨーク 31日 ロイター] - トランプ米大統領は、昨年2月から空席となっていた米連邦最高裁判事に、コロラド州の第10巡回控訴裁判事、ニール・ゴーサッチ氏を指名した。同氏は、制定法の解釈において政府機関に与えられる権限について問題を提起しており、同氏が承認されればトランプ氏が推し進める規制緩和にも影響が出るかもしれない。

ゴーサッチ氏は、最高裁のシェブロン判決(Chevron v. Natural Resources Defense Council)に対して懐疑的な見方を示している。最高裁は1984年のこの判決で、政府機関の制定法の解釈が妥当である限り、裁判所はその解釈に従うべきだとしている。これにより、曖昧と受け取れる解釈であったとしても、裁判官は政府機関の解釈に従う傾向が強まったと指摘されることがある。

移民規制に関する事例でゴーサッチ氏は昨年8月、この法理には、誰もが問題と認識しているが目を背けているとし、憲法を公正に扱うことを若干難しくするような形で連邦政府に権限を集中させていると指摘。問題に取り組む時期かもしれないと主張した。

ゴーサッチ氏が最高裁判事に加わることでこの問題の議論が進み、シェブロン判決に懐疑的な見方が広がれば、連邦規制について最高裁で争う企業は、環境問題や移民など様々な問題で優位に立てる可能性が高まるかもしれない。

同時に、政府機関の制定法の解釈にどの程度従うかという点で疑問が高まれば、長期的にトランプ政権に影響が及ぶ。

トランプ大統領は、環境問題や医療保険制度改革などの分野でオバマ大統領が取り組んだ政策を覆すため、政府機関のトップに新たな人材を起用し、組織改革を急いでいる。

ノートルダム・ロー・スクールのジョン・ネーグル教授は「政府権限の縮小をもたらすかもしれない人物を最高裁判事に選んだのが、他の誰でもなくトランプ氏であったということは、まさに皮肉だ」と語った。

同氏は、最高裁がシェブロン判決の判例を覆したり、その効力を制限したりすれば、法律の根本的な解釈決定で下級裁判所は今以上に積極的に関与し、政府側の主張が通る可能性は低くなる、と指摘する。

ケースウエスタンリザーブ大学のジョナサン・アドラー教授は、トランプ政権にとり、一部の規制措置を連邦裁判所で擁護することは難しくなるかもしれない、との見方を示した。

実は、問題を提起したのは、ゴーサッチ氏が初めてではない。最高裁は2015年、環境保護庁(EPA)の空気清浄化に関する規制計画を却下する決定をした。当時、保守派のトーマス判事は、現在の政府の立場は、政府機関の連邦制定法の解釈に従うという行為の合憲性について深刻な問題を提起する、との見解を示した。

政府規制に異議を唱える企業を代表する保守派弁護士のアンドリュー・グロスマン氏はゴーサッチ氏について、ここ数年、様々な議論を巻き起こし見解が分かれている政府権限という根本的な問題について、最高裁をひとつにまとめるかもしれない、との見方を示した。

4356とはずがたり:2017/03/09(木) 20:12:49
オルト・ライト(オルタナ右翼)の寵児、「小児性愛OK」発言で転落
Milo Yiannopoulos Book Deal Pulled After Child Abuse Remarks
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/ok-6_1.php
2017年2月22日(水)18時00分
ジョシュ・ロウ

4357とはずがたり:2017/03/10(金) 23:27:02
>最新鋭ステルス戦闘機F35は当初価格から15%程度安くなる見通し。一方、米メディアはトランプ氏が就任後1カ月弱で、フロリダ州の別荘への移動で1000万ドルの税金を使ったと分析。
恫喝か威圧か忖度か知らんが軍事品のコスト削減は評価出来る。

「財政はめちゃくちゃ」=巨額債務に不満-トランプ米大統領
http://www.jiji.com/jc/article?g=use&k=2017022300338

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスで行われた予算に関する会議の冒頭で「われわれが引き継いだ予算、米国の財政はめちゃくちゃだ」と語り、20兆ドル(約2260兆円)近い米国の債務に不満を漏らした。自らが取り組む大統領専用機や最新鋭戦闘機の値下げ交渉などで、歳出抑制に努める意向も示した。
潜水艦も値下げ迫る=軍備増強もコスト削減意欲-米大統領

 トランプ氏は「米国の債務は過去8年間に2倍に増えた」と指摘。その上で、優先順位を付けて政策を進めることが重要とし、「もう浪費できない。注意深く金を使っていく」と強調した。会議にはムニューシン財務長官らが出席した。
 トランプ氏の交渉により、最新鋭ステルス戦闘機F35は当初価格から15%程度安くなる見通し。一方、米メディアはトランプ氏が就任後1カ月弱で、フロリダ州の別荘への移動で1000万ドルの税金を使ったと分析。この金額はオバマ前大統領在任中の旅費の10カ月分に相当するとみられる。
 一方、スパイサー大統領報道官は22日の記者会見で、大統領の2018会計年度(17年10月〜18年9月)予算教書の議会への提出が3月半ばになることを明らかにした。(2017/02/23-12:22)

4358とはずがたり:2017/03/11(土) 20:15:17
2017年 03月 6日 10:19 JST
コラム:情報リーク追及は地獄への道、ウォーターゲート再来も
http://jp.reuters.com/article/weiner-leaks-idJPKBN16A0X9?sp=true

[28日 ロイター] - 米国のトランプ政権は、飛躍的なペースで歴史に残る成果をあげようとしている。しかし残念ながら、そのなかには合衆国の憲法と法律の精神や文言に反するものが含まれている。

トランプ大統領は25日、ツイッターに次のように投稿した。「FBIは、長年政府に浸透している国家安全保障に関わる『情報漏えい者』を、まったく阻止できていない。FBI内部の漏えい者でさえ見つけられていない。今すぐ発見を(FIND NOW)」。トランプ大統領が大文字ばかり使うときは注意した方がいい。

見識ある市民なら、ロシアによるサイバー攻撃と2016年大統領選におけるトランプ陣営の選挙運動との関わりについて、FBIが防諜捜査を進めていることを知っている。この件を巡る米国の代表的な報道機関による一流の報道に接しているからだ。

大統領が疑っているのは、こんな情景だろう──。コロンビア特別区の薄暗い駐車場のどこかで、中折れ帽を被り人目を気にしながら速記でメモをとる記者たちに対して、FBI関係者が情報を漏らしている。もしくは最新の暗号化機能付きアプリを使っているのかもしれないが、これについては後述しよう。

トランプ大統領はこの疑惑が消えることを願っている。それを誰が責められるだろうか。このツイッター砲の最高責任者は、それを「まったくの政治的な魔女狩り」と呼ぶ。だが、トランプタワーの金ぴかの部屋と、シャンデリアで飾られたクレムリン宮殿のスイートルームを結ぶ証拠の痕跡があれば、米連邦捜査局(FBI)はそれを追うだろう。

どうやら大統領が目指しているのは、FBIを威圧し、ホワイトハウスの職員を怯えさせ、議会を黙らせ、情報漏えいを食い止め、メディアを阻止することのようだ。トランプ大統領は、記者たちを「人民の敵」と攻撃し続けている。この簡潔なフレーズが最後に流行ったのは、100年前、レーニンがロシア革命を推進していた頃だ。

プリーバス首席補佐官は先日、コミーFBI長官と会談した。それはプーチン大統領配下のスパイとトランプ陣営の選挙運動に関する報告、そしてこの件について大統領が激怒している、という内容だった。

コミー長官は、石のように沈黙を守るという正しい対応を見せた。もちろん、彼はプリーバス首席補佐官が「きわめて軽率」だったなどとは言わなかった。考えてみれば、そう言うこともできただろうが。

大統領を脅かすようなFBI捜査を、大統領首席補佐官が妨害しようとした最新の例は、1972年6月、ウォーターゲート事件の発覚から数日後のことだ。当時のハルデマン首席補佐官はニクソン大統領の命を受けて行動したが、それはオープンリール式のテープで録音されていた。このテープが、捜査妨害の決定的な証拠とされ、ハルデマン首席補佐官は有罪判決を受け、ニクソン大統領は辞任した。

筆者は特別検察官ではなく、プリーバス首席補佐官の行為が、21世紀に入って最も深刻な対外諜報事件についてコミー長官と連邦議会に圧力をかける司法妨害だとは断言できない。(司法妨害に関する連邦法は、連邦レベルにおける捜査について「影響を与え、妨害し、又は介入しようとする試み」を対象としている)。

ただ、大統領がFBIにケンカを売り、中央情報局(CIA)をナチス呼ばわりする状況は、ある意味で、犯罪よりも性質が悪い。これは大変な失態だ。今のホワイトハウスが、こうした失敗を続けることは許されない。メディアとの戦いをエスカレートさせるのも、愚かな考えだ。

「メディアは民主主義にとって必要不可欠だと考えている」。NBCの番組「トゥディ」に20日出演したジョージ・W・ブッシュ元大統領はそう語った。「権力には中毒性があり、腐敗しやすい。メディアが権力を乱用する者を批判することは重要だ」。知っている。筆者も2度、読み返さなければならなかったからだ。

4359とはずがたり:2017/03/11(土) 20:15:36
>>4358-4359
ホワイトハウスはさまざまな機会を捉えて、メディアを、そして政権内の情報提供者を攻撃している。先週、スパイサー大統領報道官は、部下の職員たちに対し、彼らの通話が監視されていると通告した。彼は特に、「Signal」や「Confide」といった暗号化通信アプリを使わないよう警告。トランプ大統領は、今や法執行機関のトップとも、にらみ合っている。

ホワイトハウスが最も避けたいのは、情報漏えい源を必死になって追及することだろう。特に、大統領による権力乱用を示唆するわずかな証拠でもある場合にはなおさらだ。そうした追及は、米国政界では地獄につながる道なのだ。そして私たちは過去にもその道を通ったことがある。

当時のニクソン大統領は就任から55日後、B52爆撃機の大編隊をカンボジアに派遣し始めた。米国はカンボジアとは戦争状態になく、この攻撃は機密とされた。だが、その情報はやがて漏えいした。

1969年4月25日、ニクソン大統領は国家安全保障問題担当のキッシンジャー補佐官を執務室に呼び、情報漏えい対策を担当するよう命じた。キッシンジャー補佐官は命令に従い、J・エドガー・フーバーFBI長官の助けを借りて、自分の部下である国家安全保障会議(NSC)スタッフたちの電話の盗聴を開始した。

盗聴の対象は広がり、NSC、国防総省、国務省の連邦政府職員ら13人、新聞記者4人が含まれるようになった。彼らは外国のスパイではなく、米国市民だった。

ホワイトハウスは盗聴内容の書き起こし記録を受け取ったが、何の役にも立たなかった。後にニクソン氏は「噂話やくだらないものばかりだった」と述べている。

当時、国家安全保障局(NSA)も独自の監視リストを作成していたが、その対象は2人の上院議員を含むまでに拡大していた。1人はフランク・チャーチ上院議員で、インドシナ半島における戦争に反対する最初の超党派法案を推進していた。もう1人はハワード・ベイカー上院議員で、1973年のウォーターゲート事件をめぐる公聴会で「大統領は何を知っていたのか、そしていつそれを知ったのか」と質問したことで知られている。

これらはすべて(ウォーターゲート事件で、情報リークを防ごうとしたため「配管工」と称されたコソ泥チームを含め)、言論や報道の自由を定めた合衆国憲法修正第1条に対して大統領が仕掛けた戦いの一環だった。当時は、「ペンは剣より強し」が実証された。今日ではどうだろうか。近いうちに分かるだろう。

トランプ大統領は、多くの自由な助言を受け付けていない。しかしこの問題に関しては忠告を受け入れるべきだろう。彼は、大統領職の権限を振りかざして、記者たちと行政府や立法府内の情報提供者のあいだに割り込むべきではない。情報漏えいをめぐって、FBI、連邦議会、報道機関に対して戦いを挑むことはできない。

これら3つの勢力はたえず対立している。だが、自由なメディアが連邦捜査官と協調して働くことは可能だ。彼らが一致してホワイトハウスに対抗すれば、決定的な量の共有情報が集められるだろう。

その情報はいつか、明白な証拠の痕跡を追及する召喚状という形を取るかもしれない。FBI捜査官が、その召喚状をホワイトハウスに突きつける可能性もある。1973年に起きたことだ。再び起きないとは言い切れない。

4360チバQ:2017/03/14(火) 17:17:13
http://mainichi.jp/articles/20170312/k00/00e/030/199000c

メキシコ

.
農場から240遺体、大半が若者 麻薬犯罪か



毎日新聞2017年3月12日 11時57分(最終更新 3月12日 17時53分)
.メキシコ東部ベラクルス州の農場で11日までに、少なくとも240人の男女の遺体が埋められているのが見つかった。メキシコのメディアが報じた。大半が10〜20代の若者とみられ、同国で多発する麻薬犯罪に巻き込まれた可能性があるという。


 行方不明の子どもを持つ母親でつくるグループが昨年8月に遺体を見つけ、警察と掘り出す作業を続けていた。犠牲者は100以上の穴に分けて埋められ、四肢や頭を切断された遺体もあった。死者数がさらに増える可能性もあるという。(共同)


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170312/k00/00e/030/199000c#csidx7c730d112a625779835bfc742bb65bb
Copyright 毎日新聞

4361チバQ:2017/03/14(火) 18:22:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000539-san-n_ame
トランプ政権 ハガティ氏に日本政府が同意 次期駐日米大使に

産経新聞 3/14(火) 12:55配信
 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領が次の駐日大使に起用する実業家、ウィリアム・ハガティ氏(57)に関し、日本政府から同意(アグレマン)を得られたことが13日、複数の日米関係筋の話で分かった。トランプ政権として近くハガティ氏の指名を発表する。上院の指名承認が得られれば、オバマ前政権で大使を務めたキャロライン・ケネディ氏の後任となる。

 ハガティ氏は有力コンサルティング会社の社員として約3年間、日本で勤務した経験のある知日派で、投資会社を創業。南部テネシー州の経済開発責任者として、日本からの投資拡大に関わった。

 大統領選ではトランプ陣営で幹部を務め、政権移行チームで政治任用人事担当の幹部として閣僚級や各省幹部の人選に取り組んだ。

 アグレマンは大使などを派遣しようとする際、派遣される国(接受国)から事前に得る同意。外交関係に関するウィーン条約に規定されており、接受国は拒否することもできる。

4362チバQ:2017/03/14(火) 19:17:19
http://www.sankei.com/world/news/170314/wor1703140001-n1.html
2017.3.14 14:00
【国際情勢分析】
米で起きたインド人へのヘイト殺人 印が反発 トランプ大統領、感情悪化の火消しに追われる
 米中西部で先月下旬、インド人の男性2人が銃撃を受けて死傷する事件があった。容疑者の男が「おれの国から出ていけ」などと叫んでいたことから、インドで憎悪犯罪(ヘイトクライム)への非難が高まっている。両国の懸案事項となり、ドナルド・トランプ米大統領(70)が施政方針演説で犯行を非難するなど、両政府は市民感情がこじれないよう対応に追われている。

 この事件は、米カンザス州カンザスシティーのバーで2月22日夜に発生した。

 PTI通信などによると、事件後に殺人容疑などで逮捕された米海軍の退役軍人、アダム・プリントン容疑者(51)=は、インド人男性2人に発砲し、衛星利用測位システム(GPS)メーカーで働いていたエンジニアのスリニバス・クチボトラさん(32)が死亡、同僚のアロク・マダサニさん(32)と2人を助けようとした米国人男性(24)が負傷した。プリントン容疑者は発砲前に、2人の方が自分より恵まれているとからんでいたという。2人を中東系と勘違いしていたとの報道もある。

 米国では、トランプ政権が誕生し、就労ビザの発給基準や中東からの入国などで厳しい姿勢を示していたさなかだっただけに、米国の情報技術(IT)産業に多くの人材を送り出しているインドでは、米政権の態度が事件を招いたとの反発が広がった。

 インド紙ヒンドゥスタン・タイムズは、「トランプ大統領が憎悪犯罪が駆り立てられる環境を誘発し、作り出している」との民主活動家の批判を伝えている。負傷したマダサニさんの父親も同紙に、トランプ氏が米大統領選挙に勝利してから、米国は安全な場所ではなくなったため、息子に仕事をやめて家に帰ってくるよう促していたと明らかにし、「トランプ氏が大統領になって以降、状況はとても悪くなっているようだ。すべてのインドにいる親たちに、子供を米国に送るなと呼びかけたい」と訴えた。

 当初、米捜査当局は、憎悪犯罪であるかどうかについて明言していなかったが、サンダース米大統領副報道官はその後、「人種的な動機による憎悪行為とみられる」と述べ、事件を非難した。

 米印関係を重視する姿勢を鮮明にしているトランプ米大統領も2月28日の施政方針演説で、「先週のカンザスシティーの銃撃事件は、私たちが政策的には分裂した国ではあるかもしれないが、いかなる形であれ憎悪と邪悪を非難する点では結束して立ち向かう国であることを思い起こさせる」と指摘し、事態の沈静化を図った。

 また、ポール・ライアン米下院議長(47)は3月初めに訪米したジャイシャンカル印外務次官との会談後、犯行を「愚かな殺人」と非難し、両国関係を「重要なパートナーシップだ」と強調している。

 ジャイシャンカル次官は3日にワシントンで行われた記者会見で、犯行を「非常に痛ましい事件」で「憎悪犯罪として訴追されつつある」としつつも、「個人の行為であって、米国のシステムや社会は全体として、こうした犯罪にしっかりと反対している」と述べ、米国を擁護した。

 ところがこうしたさなかの3日、今度は米西部ワシントン州ケントで、シーク教徒のインド系米国人、ディープ・ライさん(39)が何者かに「国へ帰れ」とののしられて銃撃を受け、負傷する事件が発生した。現地警察は、憎悪犯罪とみて捜査している。AP通信によれば、ワシントン州には約5万人のシーク教徒が住んでおり、シーク教徒社会は不安に陥っているという。
(ニューデリー 岩田智雄)

4363とはずがたり:2017/03/14(火) 20:04:52
米大統領、「初閣議」を開催=民主議会対応を批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000020-jij-n_ame
時事通信 3/14(火) 7:35配信

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は13日、これまでに就任した閣僚をホワイトハウスに招集し、初めての「閣議」を開いた。

 大統領は閣僚候補4人が上院の承認をまだ得られていないと説明し、「恐ろしいことだ。民主党が邪魔し続けている」と民主党の議会対応を批判した。

 大統領は、空席となっている労働長官、農務長官、国家情報長官、通商代表部代表の4ポストを順に挙げ、「のどから手が出るほどほしい人々だ」と指摘。「党利党略に基づくこの妨害の主要な被害者は米国民だ」と強調した。

4364チバQ:2017/03/15(水) 06:45:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000105-mai-n_ame
<米大統領報道官>「盗聴」主張を後退 「監視」の意味も
毎日新聞 3/14(火) 20:38配信

 【ワシントン山本太一】トランプ米大統領が昨年の大統領選中、オバマ前大統領に「盗聴」されたと訴えた問題で、スパイサー大統領報道官は13日、「監視などを幅広く示す意味で盗聴という言葉を使った」と記者会見で述べ、「盗聴」の主張を事実上後退させた。根拠の薄い主張をツイッターで繰り返すトランプ氏には、与党・共和党内からも根拠の提示か主張撤回を求める意見が強まっている。

 この日は、下院情報特別委員会が「盗聴」の証拠提出を求めた期限だったが、司法省の延期要請を受け20日に再設定された。

 スパイサー氏は「大統領は本当はオバマ氏に電話を盗聴されたとは思っていない」と述べた一方、「幅広く報道されているように、オバマ政権が選挙で監視などをしたのは疑いない」と強調した。

 トランプ氏側とロシアとの関係捜査を念頭に置いた発言と見られる。「盗聴」との主張は撤回しなかった。

 共和党重鎮のマケイン上院議員は12日、テレビで「主張を撤回するか証拠を示すかのどちらかだ」と要請し、適切な対応がなければ「国民の不信につながる」と指摘していた。

4365とはずがたり:2017/03/15(水) 22:55:44
<米大統領選>オバマ前政権調査、議会に要請へ 報道官発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170306-00000000-mai-n_ame
毎日新聞 3/6(月) 0:40配信

 【ワシントン山本太一】スパイサー米大統領報道官は5日、ロシアが昨年の大統領選挙を妨害したとされる問題に、オバマ前政権が不当に介入しなかったか議会に調査を求めるとの声明を発表した。トランプ大統領は前日にも「オバマ氏がトランプタワーに盗聴器を仕掛けた」とツイートし、オバマ前大統領側は「完全な虚偽」と否定。新旧政権の対立が深まっている。

【1990年に来日】ドナルド・トランプ氏の軌跡

 議会はロシアによる干渉の有無を調べており、政権は前政権が「行政府の調査権限を乱用しなかったか」も調べるよう要請した。

 トランプ氏は4日、立て続けに7回、ツイッターに投稿。「オバマ氏が(昨年の大統領)選挙中に私の電話を盗聴した」などと訴え、政権側が野党を盗聴しようとしたウォーターゲート事件などになぞらえ非難した。

 オバマ氏の広報担当者は「前大統領も、当時のホワイトハウススタッフも、市民の監視を命じたことはない」と否定。前政権で大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたベン・ローズ氏は「どんな大統領も盗聴を指示できない。市民を守るため規制がある」とツイートした。

 トランプ氏は批判的な主要メディアを「フェイクニュース」と中傷し、情報源の明示を求めているが、今回の主張の根拠を一切示していない。ニューヨーク・タイムズ紙は、保守系オンラインニュースサイト「ブライトバート」の3日公表の記事を参考にしたとの見方を伝えている。ブライトバートはバノン首席戦略官が以前、会長を務めており、報道の客観性を疑問視する声が上がっている。

 トランプ氏は先月の演説でも、スウェーデンで実際に起きていないテロが起きたかのように発言した。

4366チバQ:2017/03/16(木) 22:06:39
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170317k0000m030072000c.html
<新入国禁止令停止>「信仰の差別」見透かす…裁判所が痛撃
21:10毎日新聞

 【ワシントン朴鐘珠】イスラム圏6カ国からの入国と全難民の受け入れを一時禁止する米大統領令を、発効前日に差し止めた15日のハワイ州連邦地裁の仮処分命令。トランプ大統領の選挙公約を実現するため、「最初の大統領令から薄めた」内容だったが、裁判所からは信仰の差別であることを見透かされ、「痛烈な一撃」(米紙ニューヨーク・タイムズ)を浴びる結果となった。

 「理論的で客観的な視点で読めば、この大統領令はいくら宗教的に中立を装ってみたところで、特定の宗教に不利益を与える意図で書かれたものであるとの結論に行き着く」

 ハワイ先住民の子孫であるワトソン判事が書いた計43ページの決定理由書には、トランプ氏に対して辛辣(しんらつ)な表現が散見された。トランプ氏の過去のテレビインタビューでの「イスラム教徒は我々を嫌っている」といった発言なども引用。大統領令の本質はイスラム教徒を排斥するものと喝破し、宗教差別を禁じた憲法に違反する可能性があると論じた。

 裁判所から先月、執行停止の仮処分を受けた旧大統領令を修正するにあたり、トランプ政権は入国させるべきでない人物像としてイスラム教徒を連想させる表現があった箇所を削除。対象6カ国のイスラム教徒数も世界全体の9%未満しかないと説明した。だが、ワトソン判事は「6カ国はイスラム教徒の人口割合が90.7〜99.8%と高く、国単位での規制はイスラム教徒を標的にした規制も同然」と反論した。

 トランプ氏は「勝つためなら最高裁まで闘う」と宣言したが、先行きは暗い。今回は宗教差別が仮処分の主な判断基準になったが、今後は別の争点が浮上する可能性もある。

 ジョージ・ワシントン大のシュラグ教授(法学)は政治専門紙ヒルへの投書で、大統領令には本来の目的とするテロ対策の効果が見込まれない欠陥があると指摘。一方、米国の入国審査は現状でも査証(ビザ)申請の際の面接や指10本の指紋採取が課せられており、テロ抑止効果は高いという。トランプ政権が入国禁止令の必要性を訴えるのなら、現在の入国審査が脆弱(ぜいじゃく)であることを具体的に立証する義務が生じると、シュラグ教授は語る。

4367とはずがたり:2017/03/16(木) 22:19:15
米連邦地裁、新入国禁止令も差し止め トランプ政権に打撃
2017/3/16 9:39 (2017/3/16 12:02更新)日本経済新聞 電子版
保存その他
 【ワシントン=川合智之】米ハワイ州のホノルル連邦地裁は15日、トランプ米大統領が6日署名したイスラム圏6カ国からの入国を制限する大統領令を一時差し止める仮処分を命じた。1月の入国禁止令の差し止めに続き、テロ対策に有効だとする行政の判断を司法が阻んだ形で、トランプ政権にとって打撃となる。

 新大統領令はイスラム教徒を狙ったものではないとする政権の主張について、同地裁のワトソン判事は「非論理的だ」とし…

4368とはずがたり:2017/03/18(土) 13:23:49
英国、トランプ氏監視疑惑は「ばかげている」 言及の米政府を批判
http://www.afpbb.com/articles/-/3121868?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3121874
2017年03月18日 07:21 発信地:ロンドン/英国

【3月18日 AFP】米大統領報道官が、就任前のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が英情報機関・政府通信本部(GCHQ)による監視対象になっていたとの疑惑に言及した問題で、英政府は17日、米政府からこの疑惑には今後言及しないとの確約を得たと発表した。GCHQはこれに先立ち、この疑惑を「ばかげている」と一蹴する異例の声明を出していた。

 米FOXニュース(Fox News)が報じたこの疑惑は、バラク・オバマ(Barrack Obama)前大統領が米国の法律を迂回するためGCHQを通じてトランプ氏を監視していたというもので、ショーン・スパイサー(Sean Spicer)米大統領報道官が16日の会見で言及した。

 GCHQ報道官は16日夜、この疑惑を「ナンセンスだ」などと一蹴。テリーザ・メイ(Theresa May)英首相の報道官も翌17日、こうした主張は「無視されるべき」とした上で、「われわれは米政府に対してこれを明確に伝え、こうした疑惑には二度と言及しないという確約を得た」と述べた。

 同報道官は、キム・ダロック(Kim Darroch)駐米英大使とマーク・ライアル・グラント(Mark Lyall Grant)英首相補佐官(国家安全保障担当)がホワイトハウス(White House)と直接対話したと述べたが、この件に関し米政府が英国側に謝罪したかどうかについては言及を避けた。

 一方ホワイトハウスは17日、スパイサー報道官は英国がトランプ氏を監視していたと述べたわけではなく、「単にそのような報道があったことを指摘しただけで、特定の報道を支持したわけではない」と弁明した。(c)AFP/Dario THUBURN

4369とはずがたり:2017/03/18(土) 15:48:00
米国務長官、韓国の面会申請を次々却下 多忙を理由
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170318-00000014-asahi-int
朝日新聞デジタル 3/18(土) 7:24配信

【写真】17日、南北軍事境界線近くの非武装地帯(DMZ)を訪れたティラーソン米国務長官(左)。右はブルックス在韓米軍司令官(東亜日報提供)

 韓国内では「大統領が罷免(ひめん)された政権に用はないということか」(政府関係者)との声も出たが、野党出身の丁世均(チョンセギュン)国会議長も面会を断られた。関係筋の1人は「ティラーソン氏は米中外相会談の準備に時間を割きたいようだ」と語る。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板