したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2004年米国大統領選スレ

402千葉9区:2009/05/17(日) 21:58:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20090429ddm002030080000c.html
検証・オバマ100日:/中 対話・協調外交
 ◇前政権延長上の「新機軸」
 カリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴ。今月19日まで米州首脳会議が開かれた小国の街角では今も、レゲエ音楽の神様、ボブ・マーリーの写真と一緒に張られたオバマ米大統領の選挙中のポスターを見かける。「世界を変えようとする指導者だ」。ホテル従業員の黒人男性は、心酔しきった様子で語る。

 「米国のイメージを変えた」。ギブス米大統領報道官は政権発足後の外交を総括する。

 米州首脳会議でオバマ大統領は、ブッシュ前大統領を「悪魔」と呼んだベネズエラのチャベス大統領と握手し、米国の行動を縛ってきた「古い観念」を軽やかに飛び越えたように見える。今月初め、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれたフランスでは「米国はごう慢だった時もあった」と市民に語りかけ、前政権からの決別を改めて伝えた。

 「軍事と単独行動」から「外交と国際協調」へ。イランや北朝鮮、キューバなど対立してきた国への対話の呼びかけは、オバマ外交の新機軸のひとつだ。

 だが、上院外交委員会上級政策スタッフの一人は「大統領選の手法を続けているだけ」と辛口だ。国民の人気を失った前政権との違いを強調することで、批判を吸収していった戦略をそのまま取り入れているためだ。

 実際には、イラク開戦に代表される前政権の単独行動主義は1期目こそ顕著だったが、2期目には対話・協調路線にシフトしていた。ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院のガットマン特別研究員は「オバマの外交政策は、ブッシュ政権の2期目とよく似ている」とみる。

 その典型が北朝鮮核問題を巡る6カ国協議だ。オバマ政権は前政権と同様、米朝協議での事態打開も探るが、北朝鮮が交渉カードを増やすため長距離弾道ミサイルを発射し、事態は早くもこう着の様相をみせる。

 オバマ政権が命運をかけるアフガニスタン戦争。大統領と民主党はイラク戦争を「誤った戦争」と切り捨て、国際テロ組織アルカイダの掃討を目的とするアフガン戦争こそ「正しい戦争」だと主張する。だが、イラクからアフガンへの筋道は前政権時代につけられていた。オバマ政権が模索するアフガンの武装勢力タリバンのうち、穏健派との対話はブッシュ政権下でも検討されていた。

 オバマ大統領は先のNATO首脳会議で、軍民両面の包括的なアフガン新戦略の承認を得た。2万1000人の米軍増派を率先して発表することで、欧州諸国から計約5000人の増派を取り付けたが、うち3000人は今夏のアフガン大統領選向けの短期派遣。兵員不足の解消にはほど遠い状況だ。

 「欧州で私の人気があるからといって、各国が軍隊を出すのが困難なことに変わりはない」。オバマ大統領も現状は認識している。

 「種はまかれた」(アクセルロッド大統領上級顧問)というオバマ外交。「脱ブッシュ」の真価が問われるのはこれからだ。【ワシントン草野和彦】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板