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食品産業総合スレッド
369
:
荷主研究者
:2008/01/03(木) 01:02:05
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200712070043a.nwc
10分で肉や魚などの鮮度測定…東北大がチェッカーを開発
FujiSankei Business i. 2007/12/7
東北大の佐藤実教授と鮮度チェッカー
肉や魚の鮮度が短時間で分かります−。東北大学の佐藤実教授(水産化学)が鮮度を約10分で解析する装置「鮮度チェッカー」を開発した。生物が死んで鮮度が低下した際に生じる物質を測定。食の安全をめぐって消費者の関心が高まる中、食品加工業者らを念頭に、企業と協力して年内に販売を始める。
測定できる対象は鮮魚や精肉、その冷凍品、加工品などで、装置の重さは約6キロ。
方法は(1)魚や肉の破片を採取して酸性溶液に入れ、中和液で中和させる(2)上澄み液をろ紙に垂らし電気を通す(3)紫外線を照射してデジタルカメラで撮影(4)コンピューター処理して数値化する−の手順。
鮮度が低下した際に出る「イノシン」や「ヒポキサンチン」という物質を測定。全体に占める両物質の割合(K値=%)が高ければ鮮度が悪く、低ければ鮮度が良いことを示す。
カワハギで実験した際、室温では24時間でK値が100%に達したが、冷蔵庫に置いた場合(4度)は24時間で23%、48時間でも35%にとどまった。氷点下20度では48時間まで0%で、72時間後でも8%だった。
仙台市の魚市場で売られていたイワシで試してみたところ、K値は15%と新鮮さを示した。市場関係者からは「短時間で鮮度が分かるのは素晴らしい」との声が寄せられたという。
佐藤教授は「食の安全のために役立ててほしい」とし、販売価格は60万円程度を想定している。
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