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食品産業総合スレッド

1931荷主研究者:2017/08/06(日) 23:04:08

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00436916?isReadConfirmed=true
2017/7/26 05:00 日刊工業新聞
物流改善の新潮流(17)千葉共同サイロ 穀物を地方港に効率輸送

サイロに保管した小麦を小型の内航船に積み込むための設備(左が内航船)

■必要な時に必要な量だけ

 千葉共同サイロ(千葉市美浜区、山根学社長、043・241・1231)は、地方港への穀物輸送の効率化に取り組んでいる。その中心が、海外から大型船で受け入れた輸入穀物をいったんサイロに保管し、小型の内航船に積み替えて回漕(かいそう)する“サイロスルー”事業だ。「国内最大規模の穀物保管能力と大型船を受け入れられる優位性を最大限に活用し、顧客目線のサービスを生み出す」(山根学社長)ことで、存在感を高めている。

 千葉共同サイロは、千葉食品コンビナート内で輸入小麦などの穀物保管・出荷を手がける。大型のパナマックス船も接岸できる自社桟橋を備え、年間の小麦取扱量は約100万トンと国内最大だ。

 サイロスルーの開始は、2010年の小麦輸入の国家管理制度の緩和がきっかけ。国が管理していた配船、備蓄などを民間が行えるようになり、顧客ニーズを満たす新たなサービスを模索した。地方港の多くは大型船は接岸できず、輸入穀物は、小型の内航船に積み替え、地方港へ流通する。

 ただ、大型船の入港に合わせた内航船手配、地方港・サイロの空き状況など制約が多く、効率的な輸送は難しかった。一時的にサイロで全量を受け入れることで、地方港に「必要な時に必要な量だけ」輸送できる。

 また、船から船への載せ換えでは穀物の検量ができず、船の水位変化から積載量を推定するため、数十トンのズレが生じる。サイロ内で正確に計量し船に送ることで、こうしたロス発生も抑えられる。

 さらに12年には、貨物利用運送事業の免許を取得。商社がしていた内航船手配から海運管理までを一元的に提供し、港、サイロ、船の全てをより効率的に使えるようになった。

 こうした取り組みにより、14年には小麦取扱量が110万トンと過去最大を更新。山根社長は「ハブ化を進め、千葉港をよりメジャーにしたい」と意気込む。海外からの大型船を“ファーストポート”として最初に受け入れられることがハブ機能の前提となるため、水深を確実に維持する桟橋下の浚渫(しゅんせつ)の定期的な実施など、環境整備にも力を注ぐ。

(千葉・曽谷絵里子)

(2017/7/26 05:00)


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