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食品産業総合スレッド

118荷主研究者:2004/12/26(日) 22:55

【キリンビール北陸工場:ミネラルウォーター生産へ】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20041103001.htm
2004年11月3日更新 北國新聞
キリンビール北陸工場、正社員の雇用ゼロ ミネラル水生産へ、地元新規は10人弱

 キリンビール(本社・東京)は2006(平成18)年春から、北陸工場(松任市)でミネラルウオーターの生産に乗り出す。事業費約40億円を投じ、同工場内に新ラインを整備する。ただ、東証1部上場の”大物企業”の増設に雇用創出への期待もあったが、地元での新規雇用は10人に満たず、正社員の雇用はゼロとなる見通しで、県も思わぬ肩透かしを食った格好である。

 キリンビールの荒蒔康一郎社長らが県庁を訪れ、谷本正憲知事に報告した。キリンビールが関連会社のキリンMCダノンウォーターズから受託生産し、子会社のキリンビバレッジが西日本を中心に販売する。

 ミネラルウオーターの新工場は敷地面積約四千平方メートルで、来年五月から工場棟に隣接の形で貯蔵倉庫を整備する。年間生産量は約十二万キロリットル。初年度は約七万キロリットルを生産し、約七十二億円の売り上げを見込む。

 従業員約二十人のうち地元での新規雇用は十人程度を予定するが、「人員削減が全社的な流れであり、採用者数は十人に満たない可能性が大きい。正社員の雇用も考えていない」(北陸工場)としている。

 工場の増設計画は、ビールや発泡酒の国内市場が伸び悩む中、新たな収益源の確保と生産効率化を目指すキリンビール主導で進められた。一九九〇(平成二)年に北陸工場を誘致した県側も、「詳細な計画は最後まで知らされなかった」(産業立地課)という。

 東証1部上場の県誘致企業が県内で工場を増設するのは、金沢市の金沢テクノパークに進出した日機装(東京)が人工腎臓(じんぞう)用の血液透析器の製造工場を整備した〇二(平成十四)年五月以来となる。県では「キリンビールの地元雇用者数が少ないのは残念だが、税収増や来年二月に誕生する白山市を宣伝する好機にはなる」(同課)とみている。

119荷主研究者:2004/12/26(日) 23:01

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20041103&j=0024&k=200411030479
2004/11/03 07:08 北海道新聞
「ミスタードーナッツ」製造会社 来春、函館に新工場

 【七飯、函館】ファストフードチェーンのミスタードーナツを展開するダスキン(大阪)の関連会社、エバーフレッシュ函館(渡島管内七飯町、坂本欣也社長)は来年三月、最新鋭の工場を函館市内に開設する。生産能力が七飯町の現工場の二倍になることから、新商品も開発・製造する。本社と製造部門はすべて函館に移転、十人程度を新規雇用する予定。

 函館市港町三の六千百十五平方メートルの敷地を購入、平屋延べ床面積三千平方メートルの工場を建設している。長さ七十メートルの製造ラインを二つ設け、一時間当たり二万個の製品を生産できる体制を整え、衛生面でも対策をいっそう強化する。総投資額は十億円。

 同社は一九九○年にダスキン、日本製粉(東京)、パン・洋菓子製造のキングベーク(函館)が出資して設立。ミスタードーナツ国内唯一の製造拠点としてアップルパイ、ショコラカスタードパイの一次加工品を製造し、年間三千二百万個のパイを国内約千三百店に配送している。

 二○○四年三月期の売上高は八億円で、従業員は二十四人。本社移転後の七飯町の現社屋の活用策は今後検討する。

122荷主研究者:2004/12/26(日) 23:48
>>117

【PET入りアルコール飲料、各社伸び悩み】
http://www.business-i.jp/news/bio/art-20041116202743-SBRMGNLAVC.nwc
ペットボトル入りアルコール飲料 浸透せず各社伸び悩み
FujiSankei Business i. 2004/11/17

 ペットボトル入りのアルコール飲料は、普及するのか? ビール業界がこんなテーマに頭を悩ませている。キリンビールとサントリーが発売したペット入り酎ハイの新商品が伸び悩んでいるほか、アサヒビールも、年内に予定していたペット入りビールの発売を中止するなど、苦難が続いているためだ。(小塩史人)

◆目標達成は困難
 キリンが8月4日に発売した「酔茶(よいちや)」(500ミリリットルペットボトル入り250円)。年内に166万ケース(1ケース=250ミリリットル24本換算)の販売を目標にしていたが、約33万ケース程度にとどまる見通しだという。

 サントリーが9月7日に発売した「烏龍(うーろん)チューハイ」(500ミリリットルペットボトル入り250円)も、10月までの販売数は7万ケースで、目標の20万ケース達成は難しそうだ。

 酎ハイ市場は、果汁と炭酸で割った甘い缶入りが全盛。ペットボトル入りで、しかも、無糖、無炭酸という新ジャンルの商品のため、「消費者への浸透に時間がかかっている」(大手酒販店)ことが、苦戦の原因のようだ。

 容器の背丈が高いため、「コンビニエンスストアや酒販店の売り場で、棚の一番下や一番上の目立たない場所しか確保できない」(キリン)というペットならではの悩みもある。

 「商品の中身に加え、容器でも、新しい市場を切り開こうという挑戦。新しい売り場の提案などで販売を強化していく」とキリン。サントリーも、「若年層の消費者の開拓につながっている」としており、今後も巻き返しに期待している。

◆リサイクルの壁
 一方、アサヒは7月に、炭酸ガスの漏れや光を遮断するビール用ペットボトルを開発し、業界初の商品化を表明したが、9月末になって、一転して中止を決めた。

 表明直後から、800件を超える問い合わせが寄せられ、「反響が高く、新商品の発売を契機に、アルコール市場でのペットボトルの普及が進み、リサイクルに影響を及ぼす懸念があると判断した」という。アサヒは需要が高いとみているが、すでにビール用ペットボトルを開発しているキリンは、「炭酸の入ったビールは、ふたを開け閉めできるペットボトルにそぐわず、ニーズはない」と商品化を見送っており、判断は分かれている。

 清涼飲料市場では、96年に1リットル以下の小型ペットボトルの自主規制が廃止されたのを契機に急速に普及。昨年は市場全体の約5割を占め、缶の4割を上回った。リサイクル率も60%以上に上昇している。

 アルコール飲料市場では、これまで大容量の焼酎などしか商品化されていなかった。ただ、海外では、韓国や欧州でペットボトル入りビールが商品化されており、今夏のアテネ五輪会場で販売されるなど、一般的になっているという。

 日本での普及は、市場開拓に見切りをつけるのか、後続の商品が発売されるのかがカギを握っているといえそうだ。

123DAWN:2004/12/27(月) 09:45
はじめまして。荷主研究者さま。
酔茶もウーロンチューハイも美味しくないんですよね・・・なによりも。
んでもって、ペットボトルである必然性のない商品 なんですよね、両方とも。
ロングアイランドアイスティーみたいに色が綺麗とか、
クラブや新幹線などペットボトルの利点をアピールできるとこで販売しなきゃ・・・

124荷主研究者:2004/12/29(水) 04:00
>>123
はじめまして、DAWN様。
私も酔茶は飲んだことありますが、確かにあまり美味しくはなかったですね。

リサイクルの観点からも、ペットボトルより瓶や缶の方が効率が良いという問題があるでしょうね。
但し瓶の場合、重量が重いため輸送効率が悪くなるので、容器の軽量化という点ではペットボトルの優位性はある筈ですが。

ちなみに、ペットボトルは成形メーカーの工場で完成させてボトラーに納入するのですが、それではボトラーまで空気を運ぶことになり輸送効率が悪くなるため現在は成形メーカーの工場では形はペットボトルですが小さなサイズのままで出荷し、ボトラーの工場で膨らましてペットボトルとして完成させることも行われています。

125荷主研究者:2004/12/31(金) 02:39
>>62-63

業務提携の詳細↓ 
http://www.nosan.co.jp/release2004/20040330.pdf

【日本農産工業と日本配合飼料が生産統合へ】2004年3月30日 日本経済新聞 1面
飼料2社 生産統合へ 日本農産 日本配合 全農に次ぎ2位

三菱商事系で国内3位の飼料メーカー、日本農産工業と三井物産系で同6位の日本配合飼料は29日、生産統合を柱とする提携で合意した。飼料分野では全国農業協同組合連合会(全農)に次ぐ規模の2位連合ができる。国内畜産農家は貿易自由化の流れのなかで国際競争力の強化を迫られており、安価で安全な飼料の供給体制を整備する。成熟化が進んだ原料や素材産業などでは規模の利益を狙う寡占化の動きが加速してきた。

両社は4月に生産だけでなく、物流、研究開発の分野ごとに委員会を設置、両社の代表が協議を開始する。3ヵ月内をめどに詳細を詰める。「他の飼料メーカーから提携に参加したい、と申し出があれば前向きに考える」としており、業界全体の一段の再編・集約につながる可能性もある。

両社の合計売上高は約1,850億円(日本農産工業1,100億円、日本配合飼料750億円、いずれも2004年3月期連結予想)。販売量のシェアは計15%に達し、非全農系で最大となる。

具体的には両社が宮城県塩釜市に個別に稼動させている工場を廃棄、3年内をめどに共同で大型工場を建設する。新工場は現在の個別拠点の約2倍の年産5万トン規模で、設備投資額は50億−60億円。投資の負担割合は今後調整する。また両社の知多工場(ともに愛知県知多市)も同様に、共同出資・運営する新鋭工場に切り替える。

この結果、国内16工場が14工場に集約される。新鋭工場を除く12工場は生産品を相互融通しながら、順次統合を目指し、現在、7割程度とみられる稼働率を9割前後に引き上げる。

農水省はBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)対策として来年4月までに牛用飼料とその他飼料の生産ラインを分けることを義務付けた。互いの工場を牛用と鶏・豚用に特化することで、生産効率を高めながら安全対策を強化する。

国内飼料業界は、全農がシェア30%を占めるガリバーで、商社系や独立系の企業が残りのシェアを分け合っている。昨年10月には再編の第一弾として日清飼料と丸紅飼料が合併し、シェア10%の日清丸紅飼料が誕生している。

▽畜産用配合飼料メーカーの販売量順位(2002年度、単位万トン、カッコ内はシェア・%)
順位
1 全国農業協同組合連合会 741(30.2)
日本農産工業+日本配合飼料 365(15.0)
2 日清丸紅飼料※ 258(10.5)
3 日本農産工業 224(9.2)
4 中部飼料 214(8.7)
5 協同飼料 170(6.9)
6 日本配合飼料 141(5.8)
7 伊藤忠飼料 119(4.9)
8 日和産業 91(3.7)
9 昭和産業 90(3.7)
10 豊橋飼料 68(2.8)
※日清丸紅飼料は日清飼料と丸紅飼料の合計

126荷主研究者:2004/12/31(金) 02:40
>>125

【日農と日配が飼料生産統合、寡占化が進む各業界】2004年3月30日 日本経済新聞 13面
飼料生産統合 危機感、共存促す 三菱・三井系、競合越え決断

日本農産工業と日本配合飼料の提携が動き出したのは、鳥インフルエンザやメキシコとのFTA(自由貿易協定)交渉による国内畜産業への打撃が盛んに言われた今年1月。両社社長と、それぞれの筆頭株主である三菱商事と三井物産の食料部門のトップが一同に会し、提携の基本線を固めた。長年のライバル関係を越えて4社が握手したのは「このままでは飼料業界はじり貧」という危機感からだ。

日本の多くの産業で提携や企業統合が進んでいる。大手5社体制だった鉄鋼業界は、2グループに集約された。銀行は統合・合併を繰り返し、メガバンクと呼ばれる主要行は4社まで減ったが、「それでも多すぎる」という声もまだ根強い。

合併や統合をすれば一気にシェアが高まり、単独では難しいコスト削減や生産性向上が実現する。さらに買い手や売り手に対する交渉力が強化され、同じ製品・サービスのままで利益率が跳ね上がることもある。

もともと寡占・独占現象は利益志向の高い米企業の間で顕著だったが、日米で違いもある。米国では成長市場でも「伸び盛りの寡占」が起こるのに対し、日本で再編統合が進むのは成熟産業が中心。いわば「追い詰められての寡占」である。

飼料業界にしても、日本の人口減などで長期的に市場規模が落ち込むのが避けがたい情勢だ。今回の生産統合をバネにして、次の成長の青写真をどう描くか。日本農産と日本配合飼料が抱える課題を多くの日本企業が共有している。

■寡占化が鮮明になった主な業界
業界・企業名  市場シェア(%)
▽鉄鋼
新日本製鐵 27.2(2002年度の粗鋼生産量)
JFEグループ 24.1(同)川崎製鉄とNKKが経営統合し2002年9月に発足

▽製紙
王子製紙 24.9(2002年の印刷・情報用紙生産量)新王子製紙と本州製紙が1996年10月に合併
日本ユニパックホールディング 28.2(同)日本製紙と大昭和製紙が2001年3月に事業統合

▽食用油
J−オイルミルズ 33.0(2002年度の国内販売量)ホーネンコーポレーションと味の素製油が経営統合し、2003年4月に吉原製油が合流して発足
日清オイリオグループ 32.6(同)2002年10月に持ち株会社と、日清オイリオ、リノール油脂、ニッコー製油の3事業会社に再編

▽セメント
太平洋セメント 36.9(2002年の出荷量)1998年10月発足。秩父小野田と日本セメントが合併
宇部三菱セメント 24.3(同)1998年7月発足。三菱マテリアルと宇部興産が販売・物流を一元化
住友大阪セメント 19.0(同)1994年10月発足。住友セメントと大阪セメントが合併

▽ポリスチレン
PSジャパン 43(生産能力)2003年4月に旭化成、三菱化学系のエー・アンド・エムスチレンと出光石油化学が事業統合して発足
東洋スチレン 27(同)電気化学工業、新日鐵化学、ダイセル化学工業系
日本ポリスチレン 18(同)住友化学工業、三井化学系

127とはずがたり:2004/12/31(金) 12:58
キリンの激減とアサヒの激増,サッポロの微減とサントリーの微増がここんとこの構図だな。

アサヒ、年間シェア4割確実に ビール・発泡酒市場
http://www.asahi.com/shopping/news/TKY200412100317.html

ビール・発泡酒市場のシェア推移
http://img.0bbs.jp/u/tohazugatali/10_4
(http://0bbs.jp/tohazugatali/)

 04年のビール・発泡酒市場(第三のビールを除く)で、アサヒビールが通年で初めてシェア40%を超すのがほぼ確実となった。「スーパードライ」がビールの中でシェアを伸ばしたのに加え、発泡酒市場でも売り上げを伸ばしたためだ。

 ビール酒造組合が10日発表したビール・発泡酒出荷量(11月分、課税ベース)などによると、1〜11月の加盟5社出荷量は、前年同期比4.8%減の4億3629ケース(1ケース大瓶20本換算)。

 このうちアサヒビールのビール・発泡酒のシェアは前年同期比1.7ポイント増の41.6%。CMでテコ入れしたこともあって、ビール出荷量(1〜11月)は同0.7%の微減にとどまり、ビールのシェアは0.9ポイント増え49.1%。発泡酒も「本生」シリーズが好調で、前年水準をわずかながら上回った。

 12月に前年同月実績を3〜4割下回らない限り、ビール・発泡酒の年間シェアは4割を上回る。

 ただ、サッポロビール、サントリーの「第三のビール」がヒットし、両社の発泡酒の売り上げが落ちたため、との指摘もある。

(12/10)

128とはずがたり:2005/01/17(月) 20:00
サッポロ、3年ぶりシェア上昇「ドラフトワン」ヒットで
http://www.asahi.com/business/update/0117/103.html

 04年のビール、発泡酒に「第3のビール」を加えたビール系飲料の出荷量(課税ベース)によると、サッポロビールのシェアが前年比1.7ポイント増の14.8%となり、ビール5社の中で唯一シェアを伸ばした。エンドウ豆を主原料にした「ドラフトワン」のヒットで、90年代から続く漸減傾向から反転した。05年は大手4社の第3のビールが出そろうことから、この市場の販売動向がシェア争いに影響しそうだ。

 ビール系飲料全体のシェアは、アサヒビールが4年連続1位、主力のビール「スーパードライ」が4年ぶりにプラスとなり、ビール市場のシェアは49.1%に達した。2位のキリンビールは「一番搾り」が10年ぶりにプラスとなったが、ビール・発泡酒とも前年実績を下回った。

 第3のビールが好調だったサッポロも、黒ラベルの不調でビールは同5.2%減、発泡酒はドラフトワンに需要を奪われて同28.4%と大幅に落とした。サントリーは、発泡酒が同20.6%減だったが、天然水仕込みにした「モルツ」と、発泡酒に麦焼酎を混ぜた第3のビール「スーパーブルー」で盛り返した。

(01/17 19:01)

129とはずがたり:2005/01/21(金) 21:12
やっぱ伊右衛門とおーいお茶はおいしいもんなぁ。アサヒは大丈夫かね?名前的にちょっと不安であるが。

缶珈琲はボス派だが宿敵三菱系キリンビバだから小癪ではあるがファイアの評価も自分の中では高い。


お茶、コーヒー抜く 清涼飲料市場、過去最高を牽引
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000014-san-bus_all

 昨年の清涼飲料市場が、十五億六千万ケースと前年を4%程度上回り過去最高となったことが二十日、サントリーの推計でわかった。その牽引(けんいん)役となったのが緑茶飲料など無糖茶カテゴリーだ。前年比15%増となった無糖茶が、市場全体に占めるシェアで首位の座を守り続けてきたコーヒーをついに逆転した。購買層が限定されているコーヒーに対し、無糖茶は子供から大人まで楽しめる間口の広い商品。市場のすそ野はまだまだ拡大しそうな勢いだ。(深澤真貴)
 猛暑効果で約4%増となった清涼飲料市場をカテゴリー別にみると、無糖茶、ミネラルウオーターなどの好調さが目立った。
 前年比15%増で四億一千八百万ケースとなった無糖茶は、清涼飲料市場全体の26・8%を占め、ついに首位のコーヒーを逆転した。
 これまでも無糖茶は健康志向を追い風に成長を続けているが、昨年の猛暑が無糖茶市場拡大に拍車をかけた格好だ。一方で、コーヒーの販売数量はほぼ横ばい状態が続いている。一日に数本購入するような根強いファンを抱えてはいるが、購買者層はほぼ固定されている。これに対し、「無糖茶はオールターゲット」(大手飲料メーカー)商品で、業界では無糖茶の伸びはまだまだ続くとみている。
 無糖茶のなかでも特に好調だったのが緑茶飲料で、同35%増の二億二千五百万ケースにのぼった。
 首位の伊藤園も同16・5%増の六千七百十万ケースと好調だったが、緑茶躍進の最大の立役者といえるのがサントリーの「伊右衛門」だ。昨年三月に発売された同商品は三千四百二十万ケースを販売する大ヒット商品となり、新製品の初年度販売数量としては過去最多を記録した。同社の緑茶飲料全体では四千五百十万ケースとなり、キリンビバレッジを逆転して二位に躍り出た。
 今後も成長が期待される緑茶飲料の販売に、メーカーも力が入る。
 キリンビバレッジは、「生茶」を三月にリニューアルする。玉露茶葉などを使用して、従来以上に緑茶らしさを強調した味わいとし、パッケージも一新。今年は、同16%増の四千万ケースを計画する。
 アサヒ飲料は、「旨茶」ブランドに代わる新商品「若武者」を四月に発売する。一昨年の全国茶品評会で優勝した煎茶(せんちゃ)農家の丹野浩之氏が監修した商品で、一千百万ケースを目指す。
 サントリーも「伊右衛門」を同46%増の五千万ケースとするなど緑茶全体で同29%増の五千八百万ケースを計画している。メーカー間のシェア争いは一段と激化することになりそうだ。
(産経新聞) - 1月21日2時47分更新

130とはずがたり:2005/02/01(火) 08:46:59
韓国焼酎メーカー:「真露」売却へ 3月中に公開競争入札
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050201k0000m020131000c.html

 経営再建中の韓国を代表する焼酎メーカー「真露」は31日、3月中に公開競争入札を行い、会社を売却するとの公告を出した。国内焼酎市場のシェア(占有率)が55%を占める真露の売却は韓国の今年最大の合併・買収になるとみられ、大激戦が予想される。

 韓国マスコミによると、食品・酒類大手の斗山、食品大手CJ、ハイトビール、財閥ロッテ、電線メーカー大韓電線など、内外約10社が関心を示しており、買収価格は3兆ウオン(約3000億円)規模になる可能性もあるという。ロッテはアサヒビール、CJはキリンビールと、それぞれ日本勢と組むとの情報もある。(ソウル共同)
毎日新聞 2005年1月31日 22時00分

131とはずがたり:2005/02/01(火) 08:56:01
ダイエー、中国・四国・沖縄から撤退を検討
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/ynews/20041230ib01.htm

 産業再生機構が支援決定した大手スーパー、ダイエーが、事業再生計画の中で、中国・四国地方と沖縄県からの完全撤退を検討していることが29日分かった。

 関東や中部地方でも大都市圏から離れた地域の店舗の一部を閉鎖する。

 事業再生計画は、全国263店舗のうち不採算の53店舗を閉鎖するとしている。このうち、中国地方の6店舗、四国地方の4店舗、沖縄県内の2店舗を閉鎖し、東北地方の6店舗も仙台市内の2店舗を除いて閉鎖する方針だ。

 ダイエーが8月中旬にまとめた自主再建案で撤退を検討していた北海道は、札幌市を中心としたエリアで店舗を存続させる方向だ。

 再生機構は、ダイエーが全国展開にこだわったことが現在の窮状を招いたと判断しており、営業エリアを絞り込む。

132名無しさん:2005/02/01(火) 19:58:46
<吉野家>2月11日に牛丼復活 米産牛肉で1日限り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000123-mai-bus_all

 牛丼チェーンの吉野家ディー・アンド・シーは31日、昨年2月11日の牛丼販売休止から丸1年になる2月11日に、米国産牛肉を使った牛丼を1日限り販売することを明らかにした。ほぼ全店(約1000店)で午前11時から販売を始める。価格は販売休止前の並盛280円より高い「特別価格」になる見通し。限定販売で、各店ごとに材料が尽きた段階で売り切れになる。詳細は1日に安部修仁社長が発表する。
 原料の米国産牛肉は、輸入停止前に国内に入っていた流通在庫を調達した。同業の「すき家」は豪州産、「松屋」は中国産の牛肉を使い牛丼を復活させているが、吉野家は米国産牛肉にこだわり続けている。
 BSE(牛海綿状脳症)の発症確認で、03年12月から米国産牛肉の輸入はストップしている。日米両国は、月齢20カ月以下の牛肉の輸入再開で合意しているが、牛丼に適した肉の輸入量は需要の10%程度にとどまる見通し。吉野家は牛丼人気をアピールし、輸入量拡大を強く訴える方針だ。【小林理】
(毎日新聞) - 1月31日22時11分更新

133とはずがたり:2005/02/01(火) 22:38:21
>>132
先日吉野屋へ行ったところ米産牛肉の早期輸入を求める署名をやってる連中を紹介するピラが置かれてました。

http://www.kaikin.jp

独自ドメインまで取って大々的にやってるようだ。

賛同法人

社団法人大阪外食産業協会
仙台牛タン振興会
事業協同組合全国焼肉協会
社団法人全日本司房士協会
社団法人日本フードサービス協会

株式会社赤塚屋
牛若商事株式会社
エスフーズ株式会社
兼松株式会社
兼松食品株式会社
株式会社サリックス マーチャンダイズ システムズ
スエヒロ食品株式会社
株式会社タイシンフーズ
大洋物産株式会社
株式会社ナショナルフーズ
ニッシン食販株式会社
ニッポン食品株式会社
株式会社ノムラ
株式会社松屋フーズ
株式会社物語コーポレーション
株式会社焼肉屋さかい
株式会社吉野家ディー・アンド・シー

134とはずがたり:2005/02/01(火) 22:38:31
<プレスリリース>アサヒビール、山之内製薬の健康食品子会社「サンウエル」を買収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050201-00000023-maibz-ind

 アサヒビール(本社 東京、社長 池田弘一)は、山之内製薬(本社 東京、社長 竹中登一)の100%子会社で健康食品事業を行うサンウエル(所在地 東京、社長 森嶋正郎)の全株式の譲渡を受けることで、山之内製薬と合意しました。アサヒビールでは、本日開催の取締役会で株式の譲受契約を決議し、3月末までに譲受手続きを終了する予定です。株式取得金額は約30億円となる見込みです。

 サンウエルは、イチョウ葉エキスやアガリクスなど植物由来の原料を用いた高品質の健康食品を主要販売商品とし、全国の薬局・薬店等の小売店向け直販事業を行っています。優れた新規素材探索ノウハウや大学・医療機関などの外部機関との連携による商品開発手法、直販体制のメリットを生かした消費者ニーズの把握や収益性の高さといった強みをもち、広がりをみせる健康食品市場で独自のポジションを確保しています。同社の2004年3月期の売上高は16億57百万円です。

 アサヒビールは、2004年〜2006年の3カ年にわたる第2次グループ中期経営計画において、新たな成長性に溢れるグループへの変革を実現するため、既存事業の成長・収益性向上に加えて、積極的な新規M&Aや提携を行い、グループの事業構造を変革することとしています。

 今回のサンウエルの買収・子会社化についても、将来の収益の柱のひとつに育成する考えである食品薬品事業の基盤拡充の一環として行うものです。グループにおける食品薬品事業の中核会社であるアサヒフードアンドヘルスケアの健康食品事業に、商品構成や主要販売チャネルで補完性をもつサンウエルの事業を新たにグループ内に加え、成長を続ける健康食品市場におけるアサヒビールグループの存在感を高める考えです。

■問い合わせ先■アサヒビール<2502.T>

※発表日 2005年1月31日

以 上
(毎日新聞) - 2月1日17時16分更新

137とはずがたり:2005/02/09(水) 20:41:00
第3のビール キリンも参入、大手4社出そろう シェア争奪戦、火ぶた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050209-00000014-san-bus_all
 キリンビールは八日、ビール風味アルコール飲料の新商品「キリンのどごし〈生〉」を四月六日に発売すると発表した。原材料の工夫で酒税が安いために低価格で人気の「第三のビール」には、アサヒビールが四月二十日に「新生」の投入を表明しており、これでビール大手四社の商品が出そろった。ビール・発泡酒の総市場が縮小する中で、急成長が見込まれる新分野を舞台に四社の激しいシェア争奪戦が間もなくスタートする。(佐野領) 第三のビールと呼ばれる新分野は、発売初年となった昨年、先行したサッポロビールとサントリーを合わせ、発泡酒市場の13%強を一気に奪取。三百五十ミリリットル缶で百二十円前後と発泡酒よりも二十円程度安い店頭価格を武器に、今年は発泡酒市場の25%程度に成長する見込みだ。
 キリンの荒蒔康一郎社長は「発泡酒は平成十年にビール市場の6%程度だったが、十五年には40%近くまで伸びた。誰も予想できなかった事態だ」と話し、ライバルメーカーの成功がキリンに新規参入の決断を促した格好だ。
 ビール各社が神経質になっているのは、第三のビールと発泡酒による自社製品の食い合いだ。
 「ドラフトワン」を大ヒットさせたサッポロの場合、昨年はドラフトワンを発売初年で千八百十五万ケース(1ケース=大ビン二十本換算)販売した一方、発泡酒は前年比28%減の千七百七十五万ケースに落ち込んだ。だが、ドラフトワンと発泡酒の合計では前年比を44%も上回り、福田貞男社長は「発泡酒の落ち込みは想定の範囲。主役が交代したということ」と強調する。
 メーカーにとって、第三のビールと発泡酒の利益率は「ほぼ同じ」(キリンの加藤壹康常務)という。UFJつばさ証券の有賀泰夫アナリストは「発泡酒が安売りされ過ぎているのに対し、第三のビールはあまり安売りされていない。消費者が発泡酒から第三のビールに流れてもメーカーの利益にマイナスに働くことはない」と指摘する。
 こうした事情もあり、アサヒビールは発泡酒の販売計画を前年実績よりも三割近く削減した半面で、「新生」の販売目標をドラフトワンと同じ二千二百万ケースとした。「やるからにはトップを目指す」(池田弘一社長)との意気込みだ。
 各社の商品の店頭価格はほぼ同じとみられ、勝負の分かれ目は、消費者の嗜好(しこう)をいかにとらえるかにかかっている。すっきりした味わいの商品が多く、のどごしのキレやうまみを競っているが、店頭や広告宣伝を通じた商品のイメージも消費者の選択を左右しそうだ。
(産経新聞) - 2月9日3時6分更新

138とはずがたり:2005/03/17(木) 22:54:39
将来は森見て食欲が湧いてくるようになるんかね?

<江崎グリコ>将来の食糧危機救う新技術
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050317-00000122-mai-soci

 江崎グリコ(大阪市西淀川区)は17日、ヒトの体内で消化できない植物の主成分「セルロース」から、米やパンなどの主成分である「アミロース」を高い効率で生産する技術を、世界で初めて開発したと発表した。将来の食糧危機を救う技術になる可能性があるという。
 セルロースは多数のブドウ糖が結合した高分子で、植物の細胞壁の主成分。地球上での年間生産量は1000億トンと穀物(年20億トン)の50倍に達するが、ブドウ糖同士がヒトの消化酵素では分解できない結びつき方をしているため、ヒトはセルロースを消化できない。
 同社は、セルロースを短く切断した分解物「セロビオース」に、5種の酵素を加えた。その結果、ヒトの消化酵素でも分解できる結合に変わり、純粋なアミロースが出来上がった。セロビオース100グラムからアミロース35グラムが生産できたという。
 セルロースが食糧資源になるうえ、均等な純粋アミロースを生産できるため液晶ディスプレーや医療分野など工業材料としても期待できるという。28日から札幌市で開かれる日本農芸化学会で発表する。【永山悦子】
(毎日新聞) - 3月17日22時24分更新

140名無しさん:2005/04/01(金) 00:06:20
キムチ断然トップは幻 統計大幅修正で浅漬けに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000007-kyodo-soci

 たくあんや梅干しなど日本の伝統的な漬物に比べ、群を抜いて国内生産量が多いとされていたキムチだが、統計方法の不備が判明。見直しの結果、実際には一度もトップに立ったことはなく、昨年実績でも浅漬けに次いで2位だったことが31日、分かった。
 社団法人・食品需給研究センター(東京)によると、統計を取り始めた1975年ごろから漬物の生産量は、確かな出荷量が確認できない部分について原料野菜の量から換算して推計してきた。キムチも主にこの方法で推計されたが、浅漬けに加工された白菜などの一部まで加算したり、野菜から製品への換算値が高すぎたりしたことが判明。実際の約2.5倍の生産量が公表されていた。
(共同通信) - 3月31日6時21分更新

141とはずがたり:2005/05/11(水) 12:38:55
お〜いお茶十分美味しいと思うんだけど。

お〜いお茶、20年ぶり改良 伊藤園、入れ立て風味
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000182-kyodo-bus_all

 飲料大手の伊藤園は10日、「お〜いお茶」をリニューアルし16日に発売すると発表した。主力商品を20年ぶりに改良、成長が見込まれる緑茶市場での競争激化に対応する。
 新しいお〜いお茶は、香りが豊かな国産茶葉を選び抽出、従来よりも香ばしいのが特長。急須による入れ立ての香りと味わいを実現したという。
 同社は1985年、日本で初めて缶入り緑茶飲料を発売してヒット。国内緑茶飲料市場の約3割を握る最大手となっている。お〜いお茶はペットボトル入りなどを含め、伊藤園の緑茶飲料の8割強を占めている。
 国内飲料市場が頭打ち状態の中、緑茶は「唯一の成長株」(飲料大手)。サントリーが昨年発売した「伊右衛門」がヒットし、今年に入ってアサヒ飲料(「若武者」)や日本コカ・コーラ(東京)(「一」)が新商品を投入した。
(共同通信) - 5月10日18時48分更新

142荷主研究者:2005/05/22(日) 02:47:51

【2004年の清涼飲料市場】
http://www.business-i.jp/news/bio/art-20050120214826-XADENXWAIU.nwc
お茶がコーヒーを飲む、04年の清涼飲料市場
FujiSankei Business i. 2005/1/21

 2004年の清涼飲料市場で、緑茶やウーロン茶などの無糖茶市場が、記録的な猛暑を追い風に急拡大し、初めてコーヒー市場を逆転、最大の市場に躍り出た。

 中でも、緑茶は前年比35%増の伸びを記録。緑茶のブランド別シェアでは、2位グループのキリンビバレッジ、サントリー、日本コカ・コーラの3社がシェア15%で拮抗(きつこう)した。

 05年は、トップの伊藤園を含め、各社が大攻勢をかける構えで、熾(し)烈(れつ)な“緑茶バトル”が繰り広げられそうだ。

 サントリーが20日まとめた04年市場動向(推計)によると、総市場は4%増の15億6000万ケース。うち無糖茶は15%増の4億1800万ケースだったのに対し、コーヒーは、横ばいの3億7300万ケースにとどまった。

 これまで最大の市場だったコーヒーは、この10年間、ほぼ横ばいで推移してきたのに対し、無糖茶は、糖分を控える健康志向の高まりなどを背景に拡大を続け、昨年は猛暑効果で一気に逆転。94年に比べると倍増した。中でも緑茶は、前年比35%増の2億2500万ケースで、94年比では3倍増となった。

 ブランド別では、伊藤園の「お〜いお茶」が16%増の6700万ケースで、シェア30%とトップ。キリンの「生茶」は、5%減の3450万ケース、年途中の3月に発売したサントリーの「伊右衛門」は3420万ケースで、新商品としては過去最大のヒットを記録。数値未公表の日本コカの「まろ茶」は、3300万ケース程度と推計され、3社が横並びで続いている。

 05年計画では、サントリーが一気に5000万ケースを狙い、伊藤園も2ケタ増を目指す。シェアを落としたキリンは、全面リニューアルで、4000万ケースを目標にしている。

143荷主研究者:2005/05/22(日) 02:48:35

【味の素:川崎事業所に400億円投入】
http://www.business-i.jp/news/bio/art-20050131204341-QDKTWVIGSK.nwc
味の素、川崎事業所に400億円投入 先端研究開発拠点に
FujiSankei Business i. 2005/2/1

 味の素(東京都中央区)は31日、主力の川崎事業所(川崎市川崎区)に総額約400億円を投じて食品、ライフサイエンス関連研究所と調味料、アミノ酸の最新の工場を建設、先端研究開発拠点と都市型生産工場として再構築すると発表した。

 江頭邦雄・味の素社長と松沢成文知事が同日、神奈川県庁で記者会見すると同時に、神奈川県の産業集積促進策(インベスト神奈川)の助成を申請した。インベスト神奈川への申請は、5件目となるが投資額は最大規模。助成額は50億円を見込んでいる。

 川崎事業所は、「味の素」を本格生産した工場。35万平方メートルの敷地に二つの工場(川崎第1、第2)と6研究所、4センターを持ち、4000人が働いている味の素の国内最大事業所。リニューアルは、2005年から2010年にかけて実施する。

 具体的には「食品研究開発新棟」(投資額約50億円)、「調味料新工場」(同約70億円)、「新研究棟(アミノ酸・ライフサイエンス関連)」(同約120億円)などを設ける。

 江頭社長は「当社は、葉山生まれの神奈川育ちで、世界にはばたこうとしている神奈川ゆかりの企業。空洞化が進むなかで、大事なところは日本に残しておきたい。川崎事業所の再構築にあたり、神奈川県の助成は、大変有り難い」と語った。

 また、松沢知事は、「味の素は神奈川発の初代ベンチャー企業で、世界的な企業である。その会社が川崎で大型投資を行うことは京浜臨海部再生のきっかけになることを期待している」と表明した。

144荷主研究者:2005/05/22(日) 02:57:44
>>137

【第3のビール出揃う】
http://www.business-i.jp/news/bio/art-20050208204127-AIIMMJMPZJ.nwc
第3のビール出揃う 大手4社、すっきり系で短期決戦
FujiSankei Business i. 2005/2/9

 キリンビールは8日、酒税が低く価格の安い“第3のビール”の新商品「のどごし〈生〉」を4月6日に全国発売すると発表。大手ビールメーカー4社の第3のビールが出そろった。

 各社とも、“すっきり系”の味わいを好む消費者をターゲットに、原料や製法で知恵と工夫をこらし、強気の販売目標を打ち出している。もっとも、市場拡大には限界があり、優勝劣敗は必至。消費者の支持を勝ち取るのは?

■原料

 酒税法上の分類は、サッポロビール、アサヒビール、キリンビールが、麦芽をいっさい使用しない「その他の雑酒(2)」。麦芽に代わる原料としては、いずれも、豆類から抽出したタンパク質を採用し、アサヒとキリンは大豆で競合した。

 第3のビール最先発のサッポロは、「原料のエンドウ豆には遺伝子操作作物がなく、安全性で優位」と、強調する。

 サントリーは、発泡酒と他の酒類を混合した「リキュール類」。昨年までは、麦焼酎を使用していたが、1月のリニューアルで、「小麦スピリッツ」に変更し、すっきり系の味わいを高めた。

■製法

 キリンは、麦芽を原料とするビール独特の黄金色を実現するため、釜で加熱し糖類と大豆たんぱくから生成したアミノ酸を反応させる「ブラウニング製法」を開発。着色のためにカラメル色素を使っているサッポロ、アサヒとの違いを強調している。

 また、同製法には、しっかりとした味わいを高める効果もあり、「第3のビールの中では、より本格的な味わいの位置付けを狙った」としており、ビール・発泡酒に近い味わいを選ぶ消費者をターゲットにした。

 また、アサヒは、すっきり系の元祖ともいえるビール「スーパードライ」で培ったノウハウを導入。大豆ペプチドを使うことで、ビール酵母の働きをより活性化させる「新生高発酵製法」を開発し、キリッとした味わいを追求した。

■シェア

 4社の2005年の販売目標を合計すると、サッポロ、サントリーだけだった04年に比べ3倍増の7370万ケース(1ケース=大瓶20本入り換算)にも達する。もっとも、かつて発泡酒が登場した際には、ビールとの価格差が350ミリリットル缶で70円もあったのに対し、第3のビールと発泡酒の価格差は20円しかなく、爆発的な市場拡大は至難の業。

 市場規模は、「倍増の5000万ケースが精いっぱい」との見方で、共通している。

 第3のビールに対する増税圧力が高まるのは確実で、06年度から増税が実施され、わずか1年の短期決戦になる可能性もある。

145荷主研究者:2005/05/22(日) 02:59:26
>>141

http://www.business-i.jp/news/bio/art-20050209200815-LGLCEADFIX.nwc
伊藤園、緑茶飲料80億本突破
FujiSankei Business i. 2005/2/10

 4000億円以上の市場規模に急成長した緑茶飲料市場の先駆者、伊藤園(東京都渋谷区)が、1985年に業界初の缶入り緑茶飲料を発売して以来の20年間で、累計販売本数が80億本(500ミリリットルペットボトル換算)を突破した。

 同社は国内で生産される緑茶の約2割を扱う原料調達力を生かし、85年2月、缶入り「煎茶(せんちゃ)」を発売。89年に現在の「お〜いお茶」に名称変更した。

 香料や味わいを調整する調味料を使用せず、国産茶葉のみを使用して急須で入れた自然のままのおいしさにこだわり続けた。

 発売以来20年間、毎年販売量を伸ばし、2004年は9年連続の2けた成長を達成した。

 同社の調査によると、04年の緑茶飲料市場規模は過去最高の4025億円(前年比30パーセント増)と消費者の自然・健康志向を背景に清涼飲料市場全体の1割強を占めるまでに成長。各社の参入が相次ぐなか、「お〜いお茶」は03年から緑茶飲料市場の約30パーセントを占めるトップシェアを誇っている。

 「煎茶」の発売当初は、炭酸や果汁など甘さのある飲料が全盛で、無糖飲料は同社が81年に世界で初めて発売した缶入り「ウーロン茶」などわずかだった。

 緑茶飲料の消費拡大とともに、茶葉全体に占める飲料用の原料となる茶葉は04年が前年比3・4ポイントアップの18・2パーセントに達した。同社は近い将来、飲料化比率が30パーセントに達すると予測。01年に宮崎県都城地区で都城農協と共同で茶産地育成事業を立ち上げ、品種の選定から栽培や加工について生産技術を提供している。

146とはずがたり@レス移動:2005/05/22(日) 12:49:42
92 名前: ■とはずがたり 投稿日: 2003/07/07(月) 10:13

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003070119.html
2003年07月01日(火)
イヌリン量産設備完工 フジ日本精糖清水工場
 フジ日本精糖が清水工場(静岡市清水新開)で建設を進めていた水溶性食物繊維「イヌリン」の量産設備が完成し、三十日完工式を行った。同社が世界に先駆け開発した砂糖からイヌリンを直接生成する技術を活用。七月から本格生産に入る。年間千八百トンの製造を目指す。

 新プラントは延べ床面積八百十二平方メートル、高さ二十六メートル。清水工場で生産している砂糖をパイプラインで直接供給し、同社が開発した合成酵素でイヌリンを製造する。

 本年度の生産目標は四百トン、売上高二億四千万円。既に大手製菓メーカーへの供給がほぼ決まっている。当面の生産能力は六百トンだが、短期間で引き上げる計画。最終的な設備投資金額は約十億円となる。

 イヌリンは多糖類の一種。人の大腸でビフィズス菌など「善玉菌」増殖に利用される。整腸作用のほか血中脂質低減、血糖上昇抑制作用などもあるとされる。食感は脂肪と似ていて食品の渋味などを軽減、口当たりを良くする効果もある。

 欧州ではチコリの根茎から抽出・精製する方法で工業生産しているが、同社は砂糖から生成する製造方法を確立し、量産を可能にした。

 完工式で渡辺彰三社長は「生産を早く軌道に乗せ、供給能力引き上げのための追加投資を早々に行いたい」と述べた。

147とはずがたり@レス移動:2005/05/22(日) 12:51:20

22 名前: ■とはずがたり 投稿日: 2003/03/14(金) 16:56

キャラメルコーン好きだったから支援したいところだが,ゴルフ場に手を出した上に加藤紘一ともつながりがあったのかー。
http://news.lycos.co.jp/topics/business/bankrupt.html?d=14mainichiF0314e046&amp;cat=2
<倒産>民事再生法の適用を申請へ 菓子メーカーの東ハト (毎日新聞-全文)

2003年3月14日(金)13時48分

「キャラメルコーン」で知られる菓子メーカーの東ハトは14日、東京地裁に民事再生法の適用を申請することを決めた。同社は、本業の菓子事業は堅調だったが、創業者の三男の元社長が力を入れたゴルフ場の建設資金の返済が経営を圧迫していた。

同社では02年2月に元社長が不明朗な資金流用を理由に解任され、加藤紘一元自民党幹事 長の事務所代表による脱税事件に絡み、元代表に資金提供していた疑惑も表面化。後任の社長も半年後に退任し、創業者の妻が新しい社長に就任するなど、トップが次々と変わる異常な状況になっていた。

同社は1952年設立。96年に東鳩製菓から東ハトに社名変更。02年3月期には約230億円 の売上高をあげていた。97年まで「東鳩レディース」という女子プロゴルフトーナメントのスポンサーにもなっていた。

[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-13:48 )

96 名前: ■とはずがたり 投稿日: 2003/07/10(木) 17:38

サッカーの司令塔と経営手腕に関連はあるのか?注目。

http://news.lycos.co.jp/topics/sports/nakata.html?d=10mainichiF0710e035&amp;cat=2

<サッカー>中田選手が東ハトの執行役員に就任 (毎日新聞-全文)
2003年7月10日(木)10時53分

 サッカー日本代表で、イタリア1部リーグ(セリエA)のパルマに所属する中田英寿選手(26)が、「キャラメルコーン」で知られる菓子メーカーの東ハト(本社・東京都渋谷区)の執行役員に就任したことが10日わかった。社員の行動規範づくりや企業のブランド戦略を練る“実業”に携わり、CM出演はしない。

 在任3年間の予定で9日付で就任、報酬は年1200万円。6人いる執行役員の一人として「コーポレートブランド室」を担当する。月に2、3回開くテレビや電話会議やネット会議などに加わり、経営に参画する。

 東ハトは、旧経営陣によるゴルフ場事業の失敗で今年3月、民事再生法適用を申請した旧東ハトの本業である菓子部門を引き継いだ新会社。現在は、投資会社のユニゾン・キャピタルと玩具メーカーのバンダイ、商社の丸紅が出資して、経営再建に取り組んでいる。

 投資会社出身の新しい経営陣が、サッカーチームの司令塔として活躍している中田選手の戦略眼を評価して就任要請したところ、中田選手も快諾したという。

[毎日新聞7月10日] ( 2003-07-10-10:53 )

148とはずがたり@レス異動:2005/05/22(日) 13:12:50
227 名前: とはずがたり 投稿日: 2003/11/18(火) 15:42

http://www.asahi.com/business/update/1118/096.html
「メグミルク」販売不振、4工場閉鎖 社長引責、再建策

 雪印乳業と農協系の牛乳事業が統合して発足し「メグミルク」ブランドを展開する日本ミルクコミュニティ(日本MC)は、売り上げ不振のため4工場の閉鎖や従業員の約14%削減などを柱にした再建計画を固めた。全国農業協同組合連合会(全農)出身の杉谷信一社長は責任をとって退き、後任に全農出身の小原実専務が就く見通し。月内にも発表する。

 同社の03年度の業績見通しは、売上高が当初の計画を約11%下回る2300億円程度にとどまり、当期赤字160億円余を計上、繰り越し欠損が220億円に上り、年度末には債務超過になる見通し。

 これを受け固めた再建計画は、15工場のうち、青森、狭山(埼玉県)、日野(東京都)、名古屋の4工場を04年度末までに閉鎖。従業員を03年10月の約2660人から09年3月末までに400人弱減らし2300人弱にする。商品数を1400から1100程度に絞り、物流拠点も減らす。

 計画では売上高は横ばいを前提に、05年度以降は年間40億円台の当期黒字確保をめざす。

 日本MCは当初、大量の広告の効果もあって好調だったが、市場の競争が激化、酪農家への配慮などから一部不採算工場を残したことも響いた。08年度に債務超過を解消したい考えだ。

(11/18 14:34)

150とはずがたり:2005/06/01(水) 22:27:21
お元気ですなぁ。。>安藤百福(ももふく)会長(95)

2005年06月01日(水)
「チキンラーメン」発明、日清食品の安藤会長退任へ
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/keizai/20050601/20050601i213-yol.html

 日清食品は1日、即席めんを世界で初めて開発し、世界的な食品に育て上げた同社の創業者、安藤百福(ももふく)会長(95)が29日付で取締役を退任すると発表した。

 安藤氏は同社の前身の中交総社を1948年に設立して以来、社長、会長を務めており、57年間にわたった取締役生活を終える。退任後は新設する名誉職「創業者会長」に就く。世界ラーメン協会会長、安藤スポーツ・食文化振興財団理事長は続ける予定で、退職金は全額同財団に寄付する意向という。

 退任は安藤氏が申し出てこの日の取締役会で決まった。健康上の理由ではなく、安藤氏は「私がまだ元気なうちに(若い経営陣に)経営を引き継がせたい。多くのお客様がインスタントラーメンを愛してくれた。これからはその恩返しをしたい」とのコメントを発表した。

 安藤氏は終戦直後にラーメンの屋台に並ぶ行列を見て即席めんに着目し、1958年に世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明した。71年には「世界的な発明」と言われたカップめん「カップヌードル」を商品化した。NHKの朝の連続テレビ小説「てるてる家族」に登場する発明家のモデルになるなど、活躍の様子は広く紹介されている。

151とはずがたり:2005/06/01(水) 23:49:36
マルハ:食品工場新設へ 下関市と協定書結ぶ−−来年4月の操業目指す /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000154-mailo-l35

 水産食品会社「マルハ」(本社・東京都千代田区)は31日、下関市東大和町の敷地に新たに食品工場を建設するため、県や下関市と立地協定書に調印した。販売が好調なカップゼリーやレトルト食品増産に向け、来年4月の操業開始を目指す。従業員約80人は地元から雇用する。五十嵐勇二社長は「下関市はゆかりの土地。西の最重要拠点として地元発展に寄与したい」と述べ、江島潔市長は「マルハと言えば『下関の会社』と思う市民も多い。大いに応援したい」と話した。
 新工場は、現在の工場に隣接し関連会社が倉庫に使用している約9200平方メートルの敷地に建設。鉄骨平屋約5200平方メートルで、7月に着工する。建設費は13億5000万円。1日当たりカップゼリー7万7000個、レトルト食品4万3000個を生産できる。
 下関工場の年間生産額は約30億円で、新工場の建設で2年後には65億円に伸ばす。07年には魚介類を使ったおつまみのラインも増設し、年間10億円程度を生産する。

[佐藤丈一]6月1日朝刊
(毎日新聞) - 6月1日17時20分更新

153とはずがたり:2005/06/17(金) 09:28:04
小岩井の次はヤクルトなんかな?

キリンビールとヤクルト、健康関連事業で提携
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050616-00000029-nkn-ind

キリンビールとキリンビバレッジ、ヤクルト本社の3社は15日、健康・機能性食品の共同開発や食品事業での生産・物流・販売の相互活用などで業務提携すると発表した。

乳酸菌や酵母など健康機能性に関するキリングループとヤクルトの資産を融合し、新たな健康食品を商品化するほか、既存商品でも互いの工場や物流・販売網を融通し合い、コスト削減につなげる。

すでに実施中の自動販売機の相互連携も拡充する。

同時に提携基盤強化のため、相互の株式を約50億円ずつ新たに取得した。

提携範囲は国内の食品・飲料事業。

今後、キリンビール、キリンビバレッジ、ヤクルト本社がそれぞれ担当部署を設置し、詳細を詰める。

すでに生産面ではキリンビバの子会社である小岩井乳業(東京都千代田区)が、ヤクルト向けにコーヒー飲料の生産を開始。

154荷主研究者:2005/07/19(火) 00:46:54

【北海道コカ・コーラ、札幌工場に新ライン】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050304&amp;j=0024&amp;k=200503040966
2005/03/04 09:47 北海道新聞
北海道コカ・コーラ、札幌工場に新ライン 帯広工場の生産を集約

 北海道コカ・コーラボトリング(札幌)が、昨年末閉鎖した帯広工場(十勝管内音更町)の統合・再配置のため、札幌工場(札幌市清田区)に整備を進めてきた新ラインが完成し、三日、起動式を行った。独自の環境負荷低減技術の導入により、二酸化炭素排出量を大幅に削減させるという。

 新ラインは一九七二年操業の札幌工場の老朽ラインと、閉鎖した帯広工場のラインの生産を集約した設備で、コカ・コーラ、ファンタなど主力の缶製品を生産する。生産能力は毎分千二百本。同工場全体の二○○五年十二月期の生産計画はほぼ前年並みの六億本で、うち新ラインは八千万本の見込み。

 総工費は各ラインに自動供給するシステムなども合わせて二十二億八千万円。

 新ラインは同社が定める環境マネジメントシステムに基づく設計。札幌工場は○二年から天然ガスを熱源に使用している。

 重油燃料の帯広工場閉鎖と新ライン稼働に伴う生産性向上により、同社全体で○三年度から二年間で約15%、約四千トンの二酸化炭素排出量削減を見込んでいる。

155とはずがたり:2005/07/21(木) 20:35:09
>>58でもそうだけどなんで売れすぎると出荷停止しちゃうの?別に生産を停止する訳ちゃうし,在庫が無くても売る約束だけしてもええやん。

<サントリー>ザ・プレミアムモルツ、売れ過ぎて“夏バテ”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000064-mai-bus_all

 サントリーは20日、価格がやや高めのプレミアムビール「ザ・プレミアムモルツ」350ミリリットル缶(店頭価格250円前後)を同日から一時、出荷休止すると発表した。予想を上回る売れ行きとなり、生産が追いつかなくなったためという。出荷再開は8月初旬の見通し。在庫を持つ販売店は販売を続けられるが、「早ければ今月中にも品切れになる店も出そう」(同社)という。飲食店向けの中瓶(500ミリリットル)やジョッキ用の10リットルたるは通常通り出荷する。
 サントリーによると、この製品は6月、ビール部門では日本初のモンドセレクション最高金賞を受賞。これを契機にコンビニエンスストアなどの販売網が拡大した。7月の出荷計画は6万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だったが、東京・武蔵野工場で急きょ月産9万ケースの増産態勢に入った。それでも、7月の出荷は10万ケースを超す見通しとなり、品不足から出荷を一時休止せざるをえなくなった。8月下旬からは一段の増産態勢を敷く。[三島健二]
(毎日新聞) - 7月21日16時32分更新

156とはずがたり:2005/07/24(日) 02:40:13

>>149

イカリソース35億円で買収 ブルドック業界首位奪還
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000226-kyodo-bus_all

 ブルドックソースは22日、会社更生手続き中のイカリソース(大阪市)の営業権を、9月下旬に譲り受けることで管財人と基本合意したと発表した。買収金額は35億円を見込む。
 ブルドックはイカリを傘下に収めることで2006年3月期の連結売上高が約200億円となり、オタフクソース(広島市)を抜き業界首位に返り咲く見通し。
 大阪地裁の許可を得た上で、ブルドックは子会社を通じイカリの営業権を取得する。イカリのブランドは存続する方針。
 ブルドックの池田章子社長は記者会見で「コスト削減などで大きな相乗効果が期待できる。両社は(東日本と西日本)地域の補完性が高い」と買収の狙いを説明した。
(共同通信) - 7月22日19時59分更新

158荷主研究者:2005/08/13(土) 02:59:56

【味の素:06年−11年までの中長期経営計画】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/art-20050323221513-IKQJHPYPEA.nwc
味の素が6カ年中長期計画発表 営業利益率10%超に引上げ
FujiSankei Business i. 2005/3/24

 味の素は23日、2006年3月期から2011年3月期までの6カ年の中長期経営計画を発表した。6年後に売上高を05年3月期に比べ約1・5倍の1兆5000億円、営業利益を約2倍の1500億円に拡大し、売上高に占める営業利益の割合(営業利益率)を7%から10%以上に引き上げる。

 売上高は04年3月期に1兆円を突破し、世界の食品メーカーでトップ10入りを果たしたが、収益性では依然、格差があり、営業利益率アップを最大の経営課題に掲げた。

 計画は、6月下旬の株主総会で新社長に就任する山口範雄専務を中心に取りまとめた。05年3月期までの現行3カ年計画で、「世界企業としての最低条件の土台づくり」(江頭邦雄社長)を達成。新計画は、「真の世界企業への成長」を目標としている。

 また、前半の3年間は、収益拡大の基盤を整備するため、年800−900億円の積極的な設備投資を実施。後半3年間で収益力の向上を実現する計画だ。さらに、6年間で1000億円程度の資金を確保し、M&A(企業の合併・買収)による事業拡大も進める。売上高、営業利益の拡大の柱としては、(1)グローバル経営の一段の強化(2)健康事業など新たな価値を提案する「創造経営」−などを挙げている。グローバル化では、主力の食品事業について、国内と海外の一体運営を導入し、採算性の向上を図る。また、「中国事業総轄部」を設置し、中国事業の基盤整備を進めるほか、東南アジアや南米など戦略地域に重点的に投資する。

 また、健康事業を新たな柱と位置づけ、11年3月期には、現在の約4倍の1000億円規模の売上高を目指すことも盛り込んだ。

161荷主研究者:2005/08/13(土) 03:43:56

【日本農産工業、日本配合飼料、明治飼糧:仙台に配合飼料工場建設】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/05/20050517t12005.htm
2005年05月16日月曜日 河北新報
飼料3社、仙台に大型工場建設 宮城の生産拠点統合

 日本農産工業(横浜市)、日本配合飼料(同)、明治飼糧(東京)の3社などは16日、3社が宮城県内でそれぞれ稼働している配合飼料工場を統廃合し、仙台市宮城野区港4丁目に大型工場を新設すると発表した。計画では2007年5月に操業を開始する。

 新工場は、仙台港周辺の敷地面積約5万9000平方メートルに建設する。年内に着工し、総事業費は75億円。鶏豚用と牛用を別棟とし、BSE(牛海綿状脳症)問題に配慮する。南東北3県の生産拠点として月産5万トンの能力を持たせる。

 工場設立に向けて3社と三井物産、三菱商事が共同出資して新会社「仙台飼料」を今月中にも設立。資本金は4億円で、日本農産と日本配合が各35%、残る3社が10%を出資する。養魚用の配合飼料工場も建てる方向で検討している。

 工場新設に伴い、現在、塩釜市内で稼働している日本農産の塩釜工場と日本配合の塩釜工場、宮城県栗原市(旧瀬峰町)にある明治飼糧の瀬峰工場は順次操業を停止する。3社とも原則的に雇用は継続するとしている。

162とはずがたり:2005/08/23(火) 14:06:56
ポッカも株非公開化 ワールドに続き自社買収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000015-san-bus_all

 飲料大手のポッカコーポレーションは二十二日、記者会見し、国内投資ファンド、アドバンテッジパートナーズ(東京)の支援を得て経営陣による自社買収(マネジメント・バイ・アウト=MBO)を実施すると発表した。買収後は上場廃止になる見通しで、MBOによる株式非公開化はアパレル大手のワールドに続くケースとなる。
 会見で内藤由治社長は、競争が激化する飲料業界で勝ち残るため「中長期に大胆な戦略を立て、スピード経営を行う必要がある」と非公開化の理由を語った。
 アドバンテッジが出資するアドバンテッジホールディングス(ADH)が二十三日から株式公開買い付け(TOB)を実施。ポッカの発行済み株式の66・7%の取得を目指す。買い付け総額は約百七十億円の見込み。
 買い付け成功後に、ポッカ現経営陣がADHに出資し経営に参画。将来的にはADHがポッカを完全子会社化し、合併も検討する。ADHの持ち株比率は未定だが、アドバンテッジが当面は50%以上を保有する方向。ポッカの社名や経営陣はこれまで通りで、従業員の雇用も維持する。アドバンテッジは大手スーパー、ダイエーの再建を手掛けるなど企業再生に実績がある。
     ◇
 東京、名古屋両証券取引所は二十二日、ポッカコーポレーションの株を同日から監理ポストに割り当てると発表した。
     ◇
≪敵対的買収に究極の防衛策≫
 アパレル大手のワールドに続いてポッカコーポレーションが経営陣による自社買収(MBO)で株式の非公開化を決めたことで、今後さらに活発化が予想される敵対的M&A(企業の合併・買収)に対する究極の防衛策として、上場廃止を目指す企業が増えるとの見方が広がっている。
 ワールドがMBO実施を発表した翌日の先月二十六日、同社が上場する東京証券取引所の鶴島琢夫社長は「資金調達や社会的信用など上場のメリットがあるからこそ企業は株式を上場する。(ワールドのような動きは)大きな流れにならないだろう」との考えを示した。しかし、ポッカが上場廃止を決定したことで、予想は早くも裏切られた格好となった。
 株式の非公開化の狙いについて両社は、短期的な業績に左右されない長期的戦略の展開や機動的な意思決定などを挙げているが、上場廃止が敵対的買収への究極の防衛策となるのは確かだ。
 とくに来春に予定されている会社法の施行から一年後には、外国企業が株式交換によって国内企業を買収することが事実上解禁される。時価総額が割安な日本企業は、格好の買収ターゲットとなる可能性が指摘されている。
 新光証券の瀬川剛ストラテジストは「ほとんどの国内企業、とくに薬品や食品、日用品メーカーは巨大な欧米企業に比べて時価総額の差は大きく、株式交換で容易に買収されてしまう」と指摘。
 また、国内企業による買収の可能性もあり、「時価総額の低い上場企業の経営者は、いつなんどき買収者が名乗りをあげるか分からず、焦っている」状態という。
 一方で、「M&Aコンサルティング」(通称・村上ファンド)を率いる村上世彰氏は「株を上場するというのは、だれでも自由に株を売買できるということ。ある意味でワールドの決定は大英断」と語り、買収回避のために上場廃止を決めたことを評価する。
 瀬川氏も「今回のポッカの決定を契機に、上場廃止を決める企業はこれから増えてくるのではないか」とみている。(原口和久)
(産経新聞) - 8月23日3時18分更新

163とはずがたり:2005/08/23(火) 14:09:01
>>162
大体落ち目のポッカを欲しがる奴なんて居るんか?買収して貰った方が良いぐらいなんちゃうか?

ポッカ、株非公開に…敵対買収防ぐ狙い、経営陣が買収
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000316-yom-bus_all

 飲料メーカーのポッカコーポレーションは22日、臨時取締役会を開き、独立系投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)と協力して、経営陣による企業買収(MBO=マネジメント・バイアウト)を行うことを決めたと発表した。

 APの子会社「アドバンテッジホールディングス(ADH)」が株式公開買い付け(TOB)でポッカ株を取得し、ポッカの現経営陣がADHに出資する。ポッカ株は東京、名古屋両証券取引所での上場が廃止される。ポッカ株が割安に推移しているため、上場廃止は敵対的買収を防ぐ狙いもあると見られる。MBOによる株式の非公開化は、アパレル大手ワールドに次いで2例目となる。

 TOBは、ADHがポッカ株式の66・7%(約2400万株)以上を8月23日〜9月20日に1株690円で買い取る。創業者や現経営陣もTOBに応じる。100%取得すれば、買い取り総額は約248億円となる。
(読売新聞) - 8月23日1時58分更新

164とはずがたり:2005/08/23(火) 14:10:23

頑張って欲しいがどうかなぁ。。

ファミレスのサイゼリヤ、ファストフードに参入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000518-yom-bus_all

 イタリア料理のファミリーレストランを展開するサイゼリヤは22日、ハンバーガーやサンドイッチなどを販売するファストフード店「イート・ラン」の1号店を24日、東京都北区に開くと発表した。

 価格が最も高い商品が200円という低価格に加え、自社農場で栽培した野菜を使うなど、食材の新鮮さと安全性が売り物だ。

 今後、利用客の反応を見たうえで、本格的なチェーン展開を目指すとしている。
(読売新聞) - 8月22日23時55分更新

166名外しさん:2005/08/27(土) 04:26:03
>>165
別記事、張らせて頂きます。
各所で「清算」とか出ていたのでギクしましたが、関東以北では細々と継続生産・販売らしいス。親会社がね、前々っから何かっ、引っかかってた(汗)ンスよね・・・。
もう少し、業務用(+地ビール居酒屋というハコ)とかミニサイズとか・・・、別角度から展開の余地は有りそうな気が!?

銀河高原ビール清算へ 東日本ハウス(岩手日報 2005年8月26日)

http://www.iwate-np.co.jp/news/y2005/m08/d26/NippoNews_13.html

東日本ハウス(盛岡市、成田和幸社長)は、25日開いた取締役会で、子会社の銀河高原ビール(三島洋明社長)を清算することを決めた。ビール事業整理に伴い2005年10月期は75億円の特別損失を計上する見通しとなり、40億円の減資を実施。同時に東京の投資会社ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP、佐藤雅典社長)が設立する有限会社を引受先として総額20億円の第3者割当増資を行い、欠損金に充当するなど経営の抜本改善に踏み切る。

 銀河高原ビールは12月20日に清算手続きを開始。栃木県・那須工場を閉鎖、処分し、全国販売から撤退する。ビール生産は関連会社の東日本沢内総合開発(沢内村)で一部継続し、東京以北で販売する。

 地ビールの草分けとして全国展開したが、業界の低価格競争のあおりで業績不振が続いた。昨年12月には、みずほ銀行から三島社長を迎えるなど経営陣を刷新。再建を進めたが、債務超過が続き、04年9月期は17億円の赤字を計上するなどグループ全体の足かせとなっていた。

 東日本ハウスは、銀河高原ビールの清算と事業整理による特別損失の発生に伴い、05年10月期の連結業績予想を修正。当期純損失は80億円の大幅赤字に転落すると見込んだ。

 第3者割当増資と減資は、財務体質を抜本的に改善し、早期に業績を向上させるのが狙い。普通株と優先株計2000万株を発行し、JWPが設立予定の有限会社東日本ハウスホールディングス(仮称)に割り当てる。発行価額は1株200円。

 JWPは、日本政策投資銀行や地銀、保険会社など国内投資家のみの資金によるファンドを運営する会社。増資後の東日本ハウスの持ち株比率は同ホールディングスが21・8%となり、中村功会長の12・6%を抑えて筆頭株主となる。

 子会社清算と第3者割当増資、減資は10月20日に盛岡市で開く臨時株主総会で承認を得る。

 東日本ハウスの青苅雅肥執行役員財務部長は「銀河高原のブランドにファンは多く、ビールの生産販売を継続する。財務改善は荒療治となるが、今後は確実に収益を確保できる」としている。

 銀河高原ビール 東日本ハウスの子会社として1996年に設立。本社東京都中央区。バイツェン、ピルスナー、黒ビールの3商品を主力に年間8000―9000キロリットルを生産、全国で販売し、地ビールブームの火付け役となった。04年9月期の売上高は約58億円。

167荷主研究者:2005/09/05(月) 00:13:19

【キリンとヤクルトが事業提携】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/art-20050615221302-NDBCDVTEIY.nwc
キリンとヤクルトが事業提携 健康・機能性食品などで相乗効果
FujiSankei Business i. 2005/6/16

 キリンビール、キリンビバレッジとヤクルト本社の3社は15日、健康・機能性食品や飲料を中心とした国内の事業提携に合意したと発表した。商品開発や生産、物流、販売で連携するほか、自動販売機の相互活用も強化する。

 提携基盤強化のため、ビバレッジはヤクルト株の1・4%を、ヤクルトはキリンビール株の0・44%、ビバレッジ株の0・36%を保有し合う。取得額は双方ともに50億円。

 キリンビールなどによると、健康・機能性食品の2004年度の市場規模は約1兆8000億円に達し、今後6年間で3兆円規模にまで拡大が見込まれる。

 業務提携により、キリングループは健康・機能性食品分野の強化を図り、ヤクルトは販路の拡大を目指す。

 キリンはグループの健康食品製造会社「キリン ウェルフーズ」でビール酵母などの健康食品事業を展開しており、主にドラッグストアや通信販売などの販路を確保している。一方、ヤクルトは乳酸菌を中心とした高い素材開発力と地域販売会社ネットワークによる、ヤクルトレディの訪問販売という独自の販売ルートを構築している強みを持つ。

 ヤクルトとビバレッジは03年7月に自動販売機による相互商品の販売提携をスタート。さらに、キリン ウェルフーズの一部の商品をヤクルトレディが販売している。今月にはキリングループの小岩井乳業東京工場でヤクルトブランドの商品の生産を開始した。

 健康食品・飲料分野で生産・物流面に共通する機能を相互活用し、競争力を高めるほか、今後は健康・機能性食品の開発で、両グループの研究技術やマーケティングのノウハウを相互活用する。

 記者会見したキリンビールの荒蒔康一郎社長は「乳酸菌など健康に関する商品開発がヤクルトの魅力。両グループがお互いの強みを出し合い、相乗効果を上げていきたい。なるべく早い時期に、具体的な商品を消費者に届けたい」と強調した。

 ヤクルトの堀澄也社長も「健康に関する幅広い商品開発をしたい」と話した。

168荷主研究者:2005/09/13(火) 00:16:33

【キッコーマンが千歳工場を分社】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050629&amp;j=0024&amp;k=200506295424
2005/06/29 07:21 北海道新聞
キッコーマンが千歳工場を分社 9月から

 【千歳】しょうゆ、食品製造のキッコーマン(千葉県野田市)は、同社千歳工場(千歳市泉沢)を分社し、九月一日から「北海道キッコーマン」として発足させる。

 キッコーマンによると、新会社は、資本金一千万円。しょうゆ、めん汁など、同工場の主力製品を引き続き製造し、従業員は現在の四十七人とほぼ同じ規模を維持する。

 キッコーマンは、効率的な製造体制、コスト削減を目的に二○○一年から全国の工場分社化を進めており、千歳工場は四カ所目の分社となる。

 同工場は一九八七年に出荷を開始。キッコーマンの主力工場の一つとして道内全域にしょうゆ類を供給している。

169荷主研究者:2005/09/13(火) 00:16:55

【十勝港:農協サイロが小麦サイロを増設】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050623&amp;j=0042&amp;k=200506233693
2005/06/23 14:59 北海道新聞
農協サイロ、施設を増設し収容力4割増 十勝港

 【広尾】ホクレンと管内二十三農協の出資会社「農協サイロ」(広尾町)は、広尾町の十勝港第三埠頭(ふとう)にある十勝港広域小麦流通センターの小麦貯蔵サイロを増設する。小麦収穫量の増加に対応するもので、収容力は従来の六万五千トンから四割増の九万トンとなる。十月に着工、来年八月上旬にも完成する。

 サイロは、十勝全域の小麦を本州各地の製粉会社に船で輸送するための一時貯蔵施設。計画では、千トンの小麦を収容できる円筒形サイロを従来の六十五基から九十基に増加。トラックから小麦を受け入れる搬入系統も従来の二ラインから三ラインに増やし、収容能力を高める。総事業費は約二十二億三千万円。

 同社によると、管内の小麦の総収穫量は一九九九年に約十六万八千トンだったが、品種改良などで五年後の二○○四年には約二十四万四千七百トンに増加。同社や各農協の小麦貯蔵施設の収容能力が限界となっていたため、同社がサイロを増やすことにした。

 増設について、港湾管理者の大野進・広尾町長は「十勝港の貨物増大につながる決定。振興に大きく寄与する」と歓迎している。(荒川岳志、北市治史)

170荷主研究者:2005/09/13(火) 00:32:26

【霧島酒造:瓶詰工場能力1.5倍に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050621/miyazaki.html#002
2005/06/21 西日本新聞
瓶詰工場能力1・5倍に 都城市の霧島酒造 焼酎ブームに対応

 都城市の焼酎メーカー「霧島酒造」(江夏順行社長)が、同市下川東の本社工場に建設を進めていた一升瓶専用の瓶詰工場と製品倉庫、出荷場が完成し、二十日から稼働を始めた。焼酎ブームに対応し将来の増産に備えるのが目的で、設備投資額は十五億円に上る。

 同社の昨年度の芋焼酎販売量は、三万三千三百キロリットル(前年度比17%増)に上り、国内で23・7%のシェアを誇る。従来の瓶詰工場が老朽化し、倉庫や出荷場も手狭になったことから本社工場を一万九千平方メートル拡張、三つの機能を一体化した施設を建設した。

 一日当たりの瓶詰め能力は四万九千五百本で、これまでの約一・五倍に向上。倉庫は、種類や出荷先別に製品を九つの区画に分けて貯蔵。一升瓶に換算すると最大四十万本が保管でき、在庫能力はこれまでの約二・五倍になった。出荷場も従来は大型トラック一台しか入れなかったが、新たな出荷場には一度に四―六台が入れるという。

 同社生産本部の西村義彦部長は「これで繁忙期の従業員の残業も、ある程度解消できる。将来の増産に向けた下地ができたことで、今後はサツマ芋の安定確保が重要な課題になる」と話した。

171荷主研究者:2005/09/13(火) 00:36:20

【日糧製パンが和菓子で首都圏再進出】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050707&amp;j=0024&amp;k=200507077970
2005/07/07 07:23 北海道新聞
日糧製パンが和菓子で首都圏に再進出

 パン製造道内最大手の日糧製パン(札幌)は来年度から、首都圏で和菓子の販売を本格化させる。一九九九年の本州撤退から六年、需要が見込める和菓子で巻き返しを狙い、まんじゅうや大福などを首都圏まで冷凍輸送し、スーパーやコンビニに販売する。来年度の売上高は二億−三億円、三年後には十億円を目指す。

 同社は九九年、関東や中部地方にパンや和洋菓子を供給してきた所沢工場(埼玉県所沢市)と町田工場(東京都町田市)を閉鎖し、東北の一部を除き、本州から撤退した。

 和菓子は、首都圏で昨年から試験的に販売を始め、四月に本格販売に向けて専門チームをつくり、販路や需要を調査中。本社工場(豊平区月寒東一の一八)では一億六千万円かけて製造設備を増強中だ。

 和菓子の国内市場規模は年間六千億円(小売りベース)と見られ、一定の需要が見込まれる。一方、製造業者は大半が家族経営などで、大量の納品が要求されるスーパーやコンビニには対応できず、後継者不足に悩む業者も多い。松崎義宏社長は「北海道ブランドのよいイメージを生かしたい」と話している。

172とはずがたり:2005/09/14(水) 15:20:48
富士製粉、日東製粉と合併 来年4月1日付
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000012-cnc-l22

[静岡県] 富士製粉(静岡市清水区、名証2部)は13日、日東製粉(東京都中央区、東証1部)と来年4月1日付で対等合併することを取締役会で決め、合併契約を締結した。11月29日の両社の臨時株主総会で正式決定する。

 新社名は日東富士製粉で、日東製粉が存続会社となる。社長には日東の近藤和威(かずい)社長が、副社長には富士の武政亮佐社長が就任。合併比率は日東製粉が1に対し富士製粉が0・71。従業員のリストラは当面行わない。

 シェア(市場占有率)は日東製粉が業界4位の4・9%、富士製粉は7−8番手の1・8%で、合併後は4位となる。今後の製粉業界は輸入品増加による競争激化が予想されることから、合併によるスケールメリット(規模の強み)を生かすことで両社の意向が合致した。富士は静岡に、日東は東京と名古屋に工場を持ち、生産品目調整による生産体制増強や物流コスト削減も見込めるとしている。

 合併後の2007年3月期決算は、売上高が490億円、経常利益が18億円、純利益が11億円と見込む。

 富士製粉は05年3月期まで4期連続で最終損益が赤字となっていたが、06年3月期は2億円の黒字となる見込み。
(中日新聞) - 9月14日13時24分更新

173とはずがたり:2005/09/17(土) 23:58:56
15歳以上飲酒可なのか〜。

仏ワイン人口:100万人減少 健康志向、約4割飲まず
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050918k0000m020012000c.html

 ワインの本場フランスでワインの消費人口が年々減り続けている。全国ワイン業者組合が15日発表した調査結果によると、05年の全国のワイン消費者は約3200万人で、00年に比べ約100万人減少した。国民の健康志向によるアルコール離れと分析されている。

 飲酒が認められている15歳以上の38%が「ワインを飲まない」と回答。国民1人当たりの年間ワイン消費量も65年の160リットルから、40年間で67リットルまで減少した。

 ワインを飲む人のうち、「毎日またはほぼ毎日飲む」は05年は21%で、35歳以下の若者世代にはほとんどいない状態。80年の51%から大きく後退した。(パリ共同)

毎日新聞 2005年9月17日 17時44分

174とはずがたり:2005/10/26(水) 09:56:47

野暮だねぇ〜。確かに景品欲しさに欲しくもない商品買わされるのは資源の無駄とも云えるけど。。

ペプシおまけのガンダムは「懸賞品」…公取委が注意 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/beverage.html?d=26yomiuri20051026i501&amp;cat=35&amp;typ=t

 清涼飲料水「ペプシツイスト」などのおまけをめぐり、同飲料水を製造・販売しているサントリー(大阪市)が公正取引委員会から、景品表示法違反の疑いがあると注意を受けていたことが、25日わかった。

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 中が見えない袋に入った人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター模型は、消費者の射幸心をあおる「懸賞品」に当たると判断された。約20年前には、ロッテ(東京都新宿区)がシール付きの「ビックリマンチョコ」で同様の注意を受けており、コレクター心理をくすぐる販売戦略に再び「待った」がかかった。

 サントリーは2003年9月から、32種類の「ガンダム」の模型のうちいずれか1種類を袋入りのおまけにして、「ペプシツイスト」ボトル缶などの販売を始めた。おまけは全商品についていれば、通常は「景品」とされるが、ペプシの場合、いくら商品を買っても全種類を集め切れるかどうかは運に左右されるため、公取委は「懸賞品」と認定。懸賞品の価格は商品価格の2%以下でなければならないが、今回はこの制限を超えていたという。

 公取委などによると、模型の中には、めったに入手できない「レアもの」もあり、全種類を集めようとして大量に商品を購入し、飲料のみをインターネットなどで販売するコレクターもいた。全種類そろった模型は、ネットオークションで10万円前後で売買されているという。

 公取委は9月末、サントリーに注意を出すとともに、全国清涼飲料工業会にも、同じような販売手法を取らないよう要請した。サントリーは審査中だった同月上旬に、袋を透明なものに変更した。

 サントリー大阪広報部は「9月から透明化したのは当社独自の判断」としたうえで「飲料業界の一員として、公取委の指摘に従いたい」としている。

[ 2005年10月26日3時2分 ]

175とはずがたり:2005/10/29(土) 16:53:26
たった95億の損失ばかで倒産?!ヽ(゚∀゚)ノ←破産予備軍

サンビシが民事再生法を申請 子会社が資産運用に失敗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051029-00000016-cnc-l23

[愛知県] しょうゆ製造販売の老舗、サンビシ(愛知県小坂井町)は28日、子会社が設立した会社がデリバティブ(金融派生商品)取引で多額の損失を出した影響で債務超過に陥ったため、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は約95億円。及部久嗣社長は記者会見し、辞任を表明した。

 サンビシは名古屋証券取引所第2部上場。名証は29日付で同社を整理ポストに割り当て、11月29日付で上場廃止とする。

 及部社長によると、デリバティブに失敗したのは、子会社のサンビシ商事が設立したサンビシエイ・エム・エス。及部社長が両社の社長を兼務している。

 両社は28日、名古屋地裁に破産申請。これにより、サンビシのサンビシ商事への貸付金など46億2700万円が回収不能となり、20億円程度の債務超過となる見通しとなった。デリバティブの損失額は57億円程度という。

 サンビシは本業のしょうゆ製造などでは利益が出ており、2005年3月期決算の経常損益は2億3000万円の黒字だった。事業は継続し、一方で資産を処分して債権者への弁済に充てる。

 デリバティブは「利益を得る目的」(及部社長)で1997年から始めた。サンビシは、サンビシ商事への貸付限度額を累計で15億円とすることを取締役会で決めていたが、及部社長は損失の穴埋めのため、これを無視して独断で貸し付けを増やした。

 及部社長は「失敗を隠したい気持ちがあった。民事、刑事で責任を問われることもあり得るが覚悟している」と話した。

 <サンビシ>1896(明治29)年創業。しょうゆのほか、たれやみりんなど料理用調味料を幅広く製造。現在は愛知県内で住宅販売事業も手がける。現社長の及部久嗣氏は父の敬氏(現取締役相談役)の後を継いで91年就任。05年3月期単独決算の売上高は44億6300万円で、民間信用調査機関の帝国データバンクによるとしょうゆ業界12位。
(中日新聞) - 10月29日13時31分更新

176とはずがたり:2005/12/07(水) 22:52:03
WSJ-コカ・コーラ、炭酸飲料メーカー首位から転落の危機
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000030-dwj-biz&amp;kz=biz

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)現状が急激に変わらないかぎり、コカ・コーラ(NYSE:KO)のネビル・イズデル会長兼最高経営責任者(CEO、62)は、炭酸飲料の雄がその座を失ったときに同社を率いていた人物として記憶されるかもしれない。
 
コカ・コーラを退職したイズデル氏が1年半前に同社トップとして復帰して以来、同社の株価は17%下落した。業績の回復にかなり手間取っている。一方、ライバルである清涼飲料・食品大手ペプシコ(NYSE:PEP)の株価は同時期に12%上昇した。
 
このためペプシコは時価総額ベースで、コカ・コーラの1919年の上場以来初めて同社を追い抜けそうなところまで迫っている。コカ・コーラの時価総額は、6日の同社株の終値42.54ドルに基づくと1012億1000万ドル。ペプシコは同59.71ドルに基づくと990億7000万ドル。
 
最近の株価動向から考えると、21億4000万ドルの差は来月にもなくなりそうだ。10年前のペプシコの時価総額は、コカ・コーラの半分に満たなかった。
 
イズデル氏がコカ・コーラをいつまでトップの地位にとどめておけるかは、同社が7日に開く投資家説明会にかかっている。同社の広報担当者は6日、「当社の目標は、持続可能な成長を果たすこと、基本的な財務内容を堅調に保つこと、ブランド力を維持するために強力なマーケティングをすることだ」と語った。
 
イズデル氏が設定した「移行の年」の終わりが近づき、より高いリターンの実現を同氏に求める声が高まっている。ニューヨークで資産運用に携わるアレン・アドラー氏は「イズデル氏の言っていることは正しい。ただ、善意の発言だけではなく、具体的な計画を聞きたい。実績を示すべき時が来た」と述べた。アドラー氏はコカ・コーラ株を保有しているが、持ち株比率は明らかにしていない。
 
コカ・コーラは炭酸飲料の販売では世界首位。ペプシコは利益の半分以上をフリトレー部門のポテトチップなどのスナック菓子で得ている。コカ・コーラは90年代に世界の事業拡大で利益を大幅に伸ばしたが、イズデル氏の前任者2人、ダグラス・ダフト氏とダグラス・アイベスター氏が同社を率いる間に勢いが衰えた。
 
同社は長期的な成長目標として1株利益の伸びを年11−12%とみていたが、イズデル氏は昨年、CEO就任後初の投資家説明会で、この見通しを1けた台後半という現実的な水準まで下方修正し、称賛された。
 
イズデル氏は、以前の幹部が短期的な利益を押し上げるためにマーケティングを縮小したのは誤りだったと認め、同社の問題を的確に捉えることができなかったと考えている。同社はさらに、無炭酸飲料の人気に気がつくのが遅かった。
 
欧州での独禁関連訴訟で和解し、米国では利益水増しの疑いで当局の調査を受けた。大量のレイオフや度重なる戦略転換で、同社従業員の士気は高まってきた。またイズデル氏は、かつての幹部を再び登用し、アジア事業管理責任者だったメアリー・ミニック氏を世界のマーケティング、革新、成長などを統括する新たなポストに就けた。また、食品や日用品にも業容を拡大するための大掛かりな買収に、同社の50億ドルの手元資金を充てることはないとした。
 
2006年の成長目標を引き下げたものの、目標達成は厳しい。売上高は西欧地域やフィリピン、インドなどの主要市場で低迷が続いている。またドル高が利益を押し下げている。コカ・コーラのブランド力回復のために年間4億ドルのマーケティング費用を上乗せすることが果たして有益なのかと、疑問の声が上がっている。中南米にある同社傘下で最大のボトリング会社との間では、主要な収益源である炭酸飲料の原液の値上げをめぐり緊張が高まっている。
 
コカ・コーラは、世界規模の新たな広告キャンペーンを準備している。7日の投資家説明会では、コーヒーの香りの炭酸飲料「コカ・コーラ・ブラック」、ペプシコのマウンテンデューに似た「ボールト」のほか、ジュース、健康志向の消費者向けの茶飲料などの新製品をアピールするとみられる。
 
コンサルティング会社ベブファームのトム・パーコ社長は「コカ・コーラの最近の新製品をみると、同社は、数種のダイエットコーラや似たような栄養ドリンクではなく、新しい発想が必要と考えているようだ」と語った。

(ダウ・ジョーンズ) - 12月7日16時21分更新

179荷主研究者:2005/12/29(木) 02:44:03

【日本コカ:5年ぶりジョージア刷新】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200508030023a.nwc
日本コカ・コーラ 5年ぶり「ジョージア」刷新 缶コーヒー離れ歯止め
FujiSankei Business i. 2005/8/3

 飲料大手の日本コカ・コーラは二日、九月五日に缶コーヒーのトップブランド「ジョージア」のデザインを五年ぶりに刷新し、高級ブラジル豆を使った新商品を発売すると発表した。発売から三十年を迎えた旗艦ブランドの大幅刷新により、缶コーヒー離れが進む二十−三十代の男女の取り込みを図る。

 同社によると、缶コーヒーを含むパッケージ入りコーヒーやレギュラーコーヒー、コーヒーショップを含めたコーヒー飲料全体の市場は拡大傾向にあるものの、缶コーヒー市場は二〇〇二年以降、減少傾向にあるという。

 コーヒー専門店チェーンの躍進や、有名コーヒー店のブランドを活用し、製法や原材料にこだわる製品開発が進み、本格的なコーヒーを求める消費者が増えた。

 特に二十−三十代の若年層の缶コーヒー離れが進み、缶コーヒー愛飲者が高齢化しているという。

 同社は二十−三十代の取り込みを図って、缶コーヒーブランドとして、ナンバーワンの座を維持するため、ブランド名を目立たせる新しいブランドロゴを導入。缶の背景の色を従来のブルーからシルバーに変更して現代的で洗練されたデザインに仕上げた。

 また、これまで二十五−四十四歳の男性を主なターゲットとし、親しみやすさを前面に打ち出してきた広告キャンペーンについても、ターゲットを二十−三十代の男女に切り替えてブランドイメージの向上を図る。

 ブラジルの熟練コーヒー鑑定士が厳選した大粒の上質豆を採用し、原料と製法にこだわった「ジョージア グランデ」(百九十グラム)も若年層向けに発売する。

                  ◇

 ジョージア 1975年に「ジョージアコーヒー」として発売。ザ・コカ・コーラカンパニー本社のある米ジョージア州にちなんで名づけられた。日本のみの販売で、缶コーヒーブランドとしては後発だったが、発売から2年で累計1億本の販売を達成し、85年には缶コーヒーの売り上げナンバーワンブランドに。2004年には972億本(190グラム缶換算)を販売。発売から30年間の総出荷量は東京ドーム(124万立方メートル)の約15倍にあたる約185億リットルにのぼる。

181荷主研究者:2005/12/30(金) 12:32:03

【明治乳業旭川工場:牛乳生産増強、全国拠点に】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050908&amp;j=0024&amp;k=200509085968
2005/09/08 09:13 北海道新聞
明治乳業旭川工場の牛乳生産増強 年10万キロリットル、全国拠点に

 【旭川】乳業最大手の明治乳業(東京)は旭川工場(旭川市永山町七)の牛乳生産体制を増強、年間牛乳生産量は二○○四年度の約七万五千八百キロリットルから、本年度は約十万キロリットルと大幅に増加する見通しだ。全国十六の自社牛乳製造工場で最大となり、主力の「明治おいしい牛乳」の全国の三割を製造するほか、「明治北海道の贅沢(ぜいたく)しぼりミルク」などの新製品も同工場のみで生産。同社の「北海道発の牛乳」の全国発信拠点となった。

 旭川工場は一九六八年に操業開始。長年、自動販売機用の牛乳を製造していた。○二年に「おいしい牛乳」の製造を始めて以来、三年連続で計三十五億円を投じて製造ラインを増強、現在七ラインとなった。設備投資について「北海道は年間通じて安定して原料乳が確保でき、品質も優れている」と話す。

 ○三年九月に全国発売した「まろやか特濃4・4」も旭川工場のみで製造。「おいしい牛乳」はこれまでの東海、北陸向けに加え、本年度は関西向けも製造。この結果、工場の年間牛乳生産量は○三年度の約四万キロリットルから大幅に増加した。

 明治乳業が○四年度に道内で集めた原料乳(チーズ向けなど含む)は、よつ葉乳業に次いで二位。旭川工場には現在、上川、留萌管内の約六十の酪農家が毎日約三百五十トンの原料乳を供給し、一日約四十七万本の牛乳を製造する。明治乳業は「今後も北海道の良質な原料乳を使い、高付加価値の牛乳を生産する」と話している。

182荷主研究者:2005/12/30(金) 19:23:51

【チチヤス乳業:100億円出資要請】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200510070078.html
'05/10/7 中国新聞
チチヤス、100億円出資要請

 ▽乳業別会社も検討

 ヨーグルトなど製造販売で地場大手のチチヤス乳業(広島県大野町)が、投資会社クレセント・パートナーズ(東京)から百億円余りの出資を受ける方向で交渉していることが七日、分かった。過去のスキー場事業などで約二百二十億円の債務があり、外部から出資を受けて財務体質を強化し、事業再生を図る。

 チチヤス乳業によると、年内にもクレセント・パートナーズから出資を受ける方向で検討している。出資を受けた後は、二〇一〇年をめどに上場を目指すとしている。出資の金額や形態は現在調整しており、クレセント・パートナーズ側から役員の派遣を受け入れることも検討している。

 不振のグループの事業を切り離して、本業の乳業部門を別会社化にする手法も選択肢の一つとして検討している。牛乳やヨーグルトを中心とする「チチヤス」ブランドや、三百六十四人の従業員、工場などはそのまま継続するという。

 チチヤス乳業は芸北国際スキー場(北広島町)など事業の多角化を進めたものの、多額の負債を抱え、〇三年十一月に同スキー場を売却するなど資産処分を進めてきた。

 野村慶太郎常務は「創業百二十年を機に構造を変え、市場から資本を集めて投資家に利益を還元できる会社を目指す」と話している。

 〇四年十二月期の売上高は百七十五億三千六百万円。黒字だが利益は公表していない。

 クレセント・パートナーズは将来上場を目指す企業の未公開株などを投資対象に、約二百億円を運用している。

 ●クリック チチヤス乳業

 資本金3131万円、本社は広島県大野町。1886(明治19)年、広島合資ミルク会社として創業し、1917年に業界で初めてヨーグルトを発売した。59年、チチヤス乳業を設立。本社近くにチチヤスハイパークを64年オープンし、プールや遊園地なども整備。60年代後半からグループによるゴルフ場やスキー場運営などレジャー事業に力を入れてきた。

183荷主研究者:2005/12/30(金) 20:12:52

【朝日食品工業:大町に豆乳専門工場】
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20051008/lcl_____ngn_____002.shtml
2005.10.08 中日新聞
朝日食品工業が初の豆乳専門工場 大町で竣工式

 大町市常磐のアルプスパノラマ工業団地で七日、大手豆腐メーカーの朝日食品工業(東京都豊島区)の豆乳製造工場「アルプス大町工場」の竣(しゅん)工式があった。同社八番目の工場で、豆乳製造の専門工場は初めて。

 一万六千平方メートルの敷地に、豆乳製造棟など約二千八百平方メートルの工場を整備した。豆腐と豆乳を製造していた池田町の同社安曇野工場の豆乳製造部門は、アルプス大町工場に移した。総事業費は約十八億円。ペットボトル用(一本五〇〇ミリリットル)と紙パック用(同一リットル)、業務用の豆乳を製造。年間、ペットボトル五十万ケース、紙パック百万ケース(いずれも一ケース六本入り)を販売し、約二十億円の売り上げを見込む。

 竣工式には取引先や大町市の関係者ら約八十人が出席。中野高雄社長は「北アルプスの雄大な自然に恵まれた大町市の環境を製品づくりに生かし、商品力を高めたい」とあいさつした。 (一ノ瀬 千広)

184荷主研究者:2005/12/30(金) 21:28:39

【東北日本ハム:青森工場閉鎖へ】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/11/20051110t72010.htm
2005年11月09日水曜日 河北新報
青森工場閉鎖へ 日ハム子会社、生産拠点を山形に集約

 日本ハム(大阪市)の子会社、東北日本ハム(仙台市)は9日までに、青森工場(青森県百石町)での生産を12月末で終了し、来年1月末に閉鎖することを決めた。生産拠点を主力の山形工場(酒田市)に集約する。

 日本ハム広報部によると、工場閉鎖は、価格競争の激化などを受けた東北日本ハムの生産体制効率化が狙い。青森工場はハムやソーセージなど年間約2400トンを製造している。

 青森工場の従業員は約90人で、ほとんどが現地採用。基本的に山形工場に転属される。転属しない従業員については、青森県内の関連会社や取引先企業への再就職をあっせんするなどして、「雇用の確保には全力を挙げる」(広報部)としている。

185荷主研究者:2005/12/30(金) 22:18:23

【サッポロが焼酎に参入 キッコーマンから取得】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?j=0024&amp;d=20051125
2005/11/25 20:33 北海道新聞
サッポロが焼酎に参入 キッコーマンから取得

 サッポロビールは25日、キッコーマンから焼酎の酒造工場を取得し焼酎事業に参入すると発表した。大手ビール各社は酒類事業の多角化を進めている。焼酎の販売は酒類全体の市場が縮小する中で堅調に推移、サッポロの参入でビール4社が出そろうことになる。

 両社は12月下旬に正式に契約、2006年4月に事業を譲渡する。サッポロの福永勝社長は同日、都内で会見し「ビール、ワインに次ぐ経営の柱に育てたい」と述べた。

 サッポロはビールの営業網を活用し効率的に焼酎を酒販店などに売り込む。缶酎ハイなど新商品も開発し、人気を集める低アルコール飲料市場の開拓も進める方針だ。

186荷主研究者:2005/12/30(金) 22:19:30

【サントリーが千歳工場を日本アスパラガスに譲渡の方針】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20051125&amp;j=0024&amp;k=200511255837
2005/11/25 07:28 北海道新聞
サントリーが千歳工場譲渡の方針 岩内の日本アスパラガスに

 【千歳】サントリーは二十四日、千歳市北信濃の千歳工場について、二○○六年三月末で同社としての操業を休止すると発表した。建物や製造設備は日本アスパラガス(後志管内岩内町)に譲渡する方針で、サントリーからの委託生産で同社が清涼飲料を引き続き製造する。サントリーの従業員二十人は道外工場や道内の営業部門などで雇用を継続する。

 千歳工場は一九六七年、洋酒の瓶詰め工場として操業開始。七○年代からミネラルウオーターやオレンジジュースなど清涼飲料の製造を始めた。○一年に洋酒の扱いを休止、現在はウーロン茶や清涼飲料、焼酎の生産、ビールのたる詰めなどを行っている。

 同社によると、工場設備が老朽化し、生産効率が低下していた。○四年度の生産実績は主力の清涼飲料が三百七十万ケースと、同社の道内消費量の三割程度。操業休止で焼酎の製造、ビールのたる詰めは廃止する。

 譲渡を受ける日本アスパラガスは岩内町に工場を持ち、サントリーを含む大手の清涼飲料を受託生産している。

 同社の馬場彦造社長は「道内の大消費地である札幌近郊に生産拠点を持てるのは物流コストの削減などでメリットが大きい。いずれ、設備を更新し、千歳での生産拡大も考えている」と話している。

187荷主研究者:2005/12/30(金) 22:50:40

【山形市中央卸売市場、曲がり角】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/12/20051206t52006.htm
2005年12月05日月曜日 河北新報
山形市中央卸売市場、曲がり角 取扱量ピーク時の半分

 山形県民の台所を賄う山形市中央卸売市場が、曲がり角に立たされている。大型量販店の市場外流通などに押され取扱数量の下落が止まらず、今年3月には場内の卸会社が倒産。運営者の市は、東北で初となる地方市場への転換も視野に入れた再編策の検討を始めた。だが、関係者からは「中央市場」の格付けを失うことを不安視する声も上がっている。(山形総局・原口靖志)

<「底が見えない」>
 山形市場の取扱数量は1989年の約12万トンをピークに年々下落、昨年はピーク時の半分の6万6800トンまで減った。東北8カ所の中央市場で最も少なく、「それでも底は見えない」と市農林部はため息をつく。

 独自の流通ルートを持つ全国規模の大型量販店による産地直接取引やネット販売など、市場外取引は拡大する一方。仙台市中央卸売市場への依存度も年々高まっている。

 山形市場を利用している小売業組合の幹部は「山形では取扱量が減り、魅力的な品物も来なくなった。質量ともに充実した仙台市場に頼ることになり、さらに山形の取扱量が減る。その悪循環だ」と指摘する。

<税金1億円投入>
 今年3月には場内の青果物卸業者が倒産した。市場自体の経営も悪化しており、欠損の穴埋めに毎年1億円前後の税金を投入、本年度は1億4000万円を予算化した。

 農林水産省の卸売市場整備基本方針によると、取扱数量が基準を下回ったり著しく減少したりすると、(1)地方市場への転換(2)運営の広域化(3)他市場との統合―などの再編措置を指導する。今のところ基準を上回ってはいるが、山形市場は「いずれ引っ掛かるのは時間の問題」(業務課)と危機感を募らせる。

 このため、市は国の指導を待たずに再編に乗り出す方向で検討に入った。再編案は卸、仲卸業者と協議の上でまとめるが、市農林部の榎森正志部長は「現段階では、地方市場への転換が一番可能性がある」と方向性を示す。

<再編避けられず>
 中央市場は行政に厳格な管理運営業務を課しているが、地方市場になると一般消費者への開放や新たな販路開拓など、自主的な運営が可能となる。ある卸売業者は「活性化につながる可能性がある」と評価する一方で、行政の後ろ盾を信頼して入荷する生産者が多いことを踏まえ「『中央市場』のブランドをなくす影響が出ないか」と心配する。

 先行する地方市場との競争も待ち構えており、関係者からは「体力強化へ、卸・仲卸業界の合併や統合も避けられない」との声が上がっている。

 山形市場の運営審議委員を務める同市消費者連合会の五十嵐優子会長は「県民生活を守るために、安定した市場機能の維持は欠かせない。市と卸売業者は協力して市場の魅力を取り戻す努力をすべきで、そのためには地方市場への転換も一つの方法」と提言している。

 [山形市中央卸売市場] 1975年4月に開設、12万8000平方メートル。青果、水産の2部門で卸3社、仲卸13社、関連業者24店舗などが業務を行う。昨年の取扱量は青果が約5万6300トン、水産が1万500トンで、取扱金額は合計約223億8000万円。
 中央市場と地方市場 ともに卸売市場法で定められた運営形態。中央市場は農水省が監督し、人口20万人以上の自治体が開設者となる。運営は開設自治体の条例に基づき、登録した卸、仲卸などの業者以外は売買に参加できない。開設者による登録業者の財務検査など制約も課せられる。地方市場は都道府県が監督し、自治体のほか民間も開設できる。売買の規制は中央市場より大幅に緩和され、消費者に開放している市場も多い。

188荷主研究者:2005/12/30(金) 23:48:24

【アリアケジャパン:佐々町に新工場】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051110/nagasaki.html#004
2005/11/10 西日本新聞
アリアケジャパン 佐々町に新工場起工 07年の操業開始目指す

 業務用天然調味料製造のアリアケジャパン(本社・東京都渋谷区)九州第二工場の新工場建設工事が九日、佐々町小浦免で始まった。新工場稼働に伴い、同社は地元から約百人の採用を見込んでいる。

 同日、現地であった起工式には、関係者約八十人が出席。岡田甲子男社長が「安定的・持続的経営を目指し、地域社会の経済振興に少しでも貢献したい」と地域貢献を強調すると、関耕二町長が「アリアケジャパンは、町の発展を先頭に立って引っ張っている。町にとって雇用拡大は明るい希望」と期待を寄せた。

 新工場は鉄骨二階建てで、延べ床面積約三万三千六百平方メートル。現在の第二工場横に建設する。事業費は約七十五億円。二〇〇六年九月末に完成、〇七年一月の操業開始を目指す。年間売上高は約二百億円を見込んでいる。

192荷主研究者:2006/02/06(月) 02:03:48

【こどもびいる】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051215/news002.html
2005/12/15 西日本新聞
こどもびいる はじける人気 九州発「黒」も新発売 祖父母と孫結ぶ道具に

 クリスマスや冬休みを前に、ビールに似せた子ども向けの炭酸飲料「こどもびいる」が全国的な人気を集めている。発祥は福岡市のもんじゃ焼き店で、製造元は佐賀県小城市の飲料メーカー。八日には新商品の「こどもびいる 黒」も加わり、市場は拡大中だ。祖父母と孫など世代間を結ぶコミュニケーションの道具になっていることも人気の要因のようだ。 (経済部・岩永公就)

 レトロ調のラベルが張られた小瓶。グラスに注ぐとビールそっくりの色と泡立ちだが、アルコールは一切含まれていない。飲めば、甘さを控えたリンゴ風味のサイダーといった味わいだ。

 福岡市・天神の岩田屋では、こどもびいるが多い日で百二十本売れる。売り場担当者によると「孫への手土産にする」と買っていく高齢者が目立つという。

 「こどもびいる」の生みの親は、福岡市博多区のもんじゃ焼き専門店「下町屋」の店主・浅羽雄一さん(39)。数年前から褐色のビンに入った炭酸飲料に「こどもビール」のラベルを張って、店で販売していた。

 「子ども」と「ビール」の組み合わせの意外性と、レトロ調のラベルが評判を呼んだため、量産を計画。二〇〇三年夏に佐賀県小城市の飲料メーカー「友桝(ともます)飲料」を経営する友田諭さん(30)に製造を依頼し、同年十二月に「こどもびいる」が誕生した。

 当初は下町屋だけで販売していたが、昨年七月から他の飲食店向けに、今春からは贈答用としての販売も始めた。現在は月十五万本以上製造し、全国に出荷している。

 浅羽さんと友田さんは「売りはネーミングとレトロな雰囲気、そして希少性」と口をそろえる。直接販売のみで広告宣伝は一切なし。販路を限定し、口コミで人気を広げる戦略も当たった。

 友桝飲料には「家族で乾杯できた」「孫と楽しい食事会ができた」などの電子メールが約六千通届いた。北九州市立大文学部の重信幸彦助教授は「家族だんらんが大事だと多くの人が思っていながら、実際に食卓を共有する機会は減っている。一緒に乾杯できるこの商品が、だんらんの道具になっているのだろう」と話している。

 九州が生んだ全国ヒット。年末年始、あちこちから子どもたちの乾杯の声が聞こえてきそうだ。

196荷主研究者:2006/02/26(日) 23:18:30

【林兼産業:世界初、養殖マグロ用飼料】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200601140067.html
'06/1/14 中国新聞
世界初、養殖マグロ用飼料 下関

▽林兼産業開発、食感を改良

 食肉加工などの林兼産業(下関市)は、養殖マグロ用の配合飼料を開発、商品化した。マグロはこれまで配合飼料を食べないとされており、商品化に成功したのは世界で初めてという。

 ブリやタイなどの通常の養殖魚向けの配合飼料は細かいペレット状だが、開発したマグロ用はペレット状に比べ長さで最大十二倍ある。

 直径一・五―四センチ、長さ五―三十センチで、マグロの成長に応じて飼料のサイズを大きくしていく。

 この飼料だとマグロが食べる理由について同社は「科学的にはっきりしているわけではないが、大型魚のマグロが食べやすいサイズになり、生の魚に近い柔らかい食感になったためではないか」とみている。

 同社は、クロマグロの養殖では国内最大のマルハ(東京)と約十五年前から共同研究。マグロが配合飼料を食べない理由の一つに餌の大きさや食感の問題があるとみて、タンパク質のフィルムで飼料をソーセージ状に包む方法を開発した。これで大きさや食感を、アジやサバなどの生の餌に近づけることができた。

 フィルムで包むため、飼料の脂肪やタンパク質などを自由に配合。コスト削減や、均一な肉質のマグロを育てることが可能になる。水中で解けにくく、海洋汚染の原因にもなりにくいメリットもあるという。

 林兼産業によると、マグロは国内で約三千トン、世界で約三万トンを養殖している。「技術を応用し、ほかの大型魚向けなどの商品も開発したい」としている。

 (永井友浩)

197荷主研究者:2006/02/26(日) 23:20:58

【アサヒビール:10年で2400億円投資】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060112&amp;j=0024&amp;k=200601126471
2006/01/12 08:26 北海道新聞
アサヒビール、10年で2400億円投資 札幌など9工場設備更新

 アサヒビールは十一日、二○○六年から十年間で国内の製造設備更新などに約二千四百億円を投資する計画を明らかにした。北海道工場(札幌)など全国九工場にある主力ビール「スーパードライ」の生産設備の更新などに充て、品質向上により競争力を強化する。

 ビール市場全体は、ここ数年伸び悩んでいるが、スーパードライは同社の連結売上高の約50%を占めている。

 スーパードライの生産設備については、全国九工場で最新鋭設備の導入に計約一千億円程度を投じる。老朽化が進んでいる福島工場(福島県本宮町)や名古屋工場(名古屋市)を手始めに、一九六六年に稼働しスーパードライを年間六百五十万ケース生産している北海道工場にも順次投資する。

 このほか、○七年に福島工場に天然ガスを使った熱電併給(コージェネレーション)を導入するなど、約三百億円を省エネに投資。新商品を製造する設備や情報技術(IT)関連などにも約一千億円を投資する。

198荷主研究者:2006/02/26(日) 23:25:57
【中村屋つくば工場】
http://www.ibaraki-np.co.jp/serialization/06/page02.htm
2005/11/04(金)茨城新聞
<115> 中村屋つくば工場 年間4700万個を製造

■コンビニ中華まんに特化
 一九二七(昭和二)年、日本で初めて一般向けに「中華まん」を量産化した和洋菓子、パン製造の中村屋(東京)。神奈川、埼玉県内の工場に次ぐ拠点として九八年に操業したのがつくば工場(菊池照雄工場長)だ。
 三拠点で一大消費地の都内を囲む配置とし、効率的な配送を行う。同社は中華まん市場で全国シェア三位だが、関東圏ではトップを誇る。
■ピーク時は3交代制
 中華まんの出荷先はこれまで、パン屋や菓子店など特約店とスーパーが主だったが、特約店が廃業や業態を変えコンビニエンスストアが増加。コンビニの増加とともに市場規模も拡大したため、「効率を良くして生産性を上げている」(菊池工場長)と、コンビニ向けの中華まん製造に特化している。
 中華まんは年間約四千七百万個製造、高操業を続けている。普段は二交代制で、全体で約百七十人、中華まんラインには百二十人張り付いているが、ピーク時には三交代制二十四時間操業で、人員も全体で二百二十人程度となる。
 ピークは十、十一、十二月のうちの一カ月間となる。日にちでみると、十二月三十一日が最多となっている。温暖化の影響でピークの月がずれ込む一方、コンビニの普及で八月から売れ行きが伸びているという。
■ラインはほぼ機械化
 中華まんは現在、肉、大入りジューシー肉、あん、ピザ、カレーの五種類を製造。このうち肉まん二種類で構成比の半分を占め、レギュラーと呼ばれる肉、あん、ピザの三種類で85%となっている。
 中華まん製造は、具材部門でまず野菜や肉を調理。風味を損なわないよう、自然に熱が下がるようにするため、具材は一日寝かせておく。
 生地は材料を混ぜて発酵させた後、機械で具材を中に入れて丸く包む。発酵、蒸し上げ、包装を経て、店別に仕分けして出荷される。包む工程から最終検品までは自動化されており、具材部門と店別仕分けに人員を割いている。
 包む作業が機械化されて以降、どの中華まんもヒダなしの丸い商品となり、肉とあんの区別がつきにくくなった。「肉まんにはヒダをつけてほしい」との声があり、同社はヒダをつける機械を開発。肉まんのみ機械でヒダをつけている。
■安全・安心に気配り
 生ものを扱う工場のため、具材となる農産物は全品検品を実施しているほか、作業区域を衛生度によって三レベルに分けて対応している。
 「工場内は作業がしにくいように造ってある」(同工場長)のが特徴。具材部門の扉は、農産物のパレットの幅より小さくし、パレットを持ち込めないようにするなど、物理的にも衛生状態を保てるようにしている。
 「ベースとなる品質保証が第一」(同工場長)と安全・安心には最大限の気配りをしている。

・所在地 牛久市桂町
・操業開始 一九九八年十月
・敷地面積 約三㌶
・生産品目 中華まん、パン

199とはずがたり:2006/02/27(月) 01:54:56
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/484
コカ・コーラ2社が統合 清涼飲料で国内2位に

【コカ・コーラ社】

コカ・コーラシステム
http://www.hokuriku.ccbc.co.jp/gro.html
『四季報』(2002年1集,98年上期未上場版,00年上期未上場版),ウィキペディア
コカコーラがちょっと熱いのである(2001/05/06)
http://64.233.179.104/search?q=cache:_ACnJFt2HHUJ:www.gutsygalaxyguard.org/archives/mudaashi/2001/05/06_.htm
等より作成

社名(営業地域;本社所在地)…主要株主
■北海道コカ・コーラボトリング(北海道;札幌)…大日本印刷※
■みちのくコカ・コーラボトリング(青森,岩手,秋田;花巻→矢巾)…谷村家(グループに新興製作所、谷村電気精機、みちのくキャンティーンなど)
■仙台コカ・コーラボトリング(宮城,福島,山形;仙台)…カメイ
○三国コカ・コーラボトリング(埼玉,群馬,新潟;桶川[埼玉])…東洋高圧→三井物産,東洋製罐※
○利根コカ・コーラボトリング(千葉,栃木,茨城;野田)…キッコーマン
○東京コカ・コーラボトリング(東京;港)…丸仁[沖縄コカの親会社でもある]
 →上記三社は共同製造会社○コカ・コーライーストジャパンプロダクツを設立して生産を統合
◆コカ・コーラセントラルジャパン(東海地方;横浜,名古屋)…三菱商事,明治屋,キリンビール,三菱重工,東洋製罐
 (◆富士コカ・コーラボトリング(神奈川県、静岡県、山梨県:海老名市)…三菱商事系→コカ・コーラセントラルジャパンへ)
 (◆中京コカ・コーラボトリング(愛知県、岐阜県、三重県:名古屋市)…三菱商事系→コカ・コーラセントラルジャパンへ)
■北陸コカ・コーラボトリング(福井,石川,富山;高岡)…若鶴商事・若鶴酒造
 (■長野コカ・コーラボトリング(長野;松本)→北陸コカが経営権取得(84)→北陸コカ・コーラボトリングに吸収合併(99))
◇近畿コカ・コーラボトリング(大阪,兵庫,京都;摂津[大阪])…キリンビール,三菱重工※→コカコーラウエストと合併へ
◇◆コカ・コーラウエストジャパン(北九州3県,中国5県;福岡)…リコー,ニチレイ※
  (◆山陽コカ・コーラボトリング(広島・岡山・山口・鳥取・島根;)→コカコーラウエストへ)
  (◆北九州コカ・コーラボトリング(福岡・長崎・佐賀;)→コカコーラウエストへ)
 ◆三笠コカ・コーラボトリング(滋賀,奈良,和歌山;奈良)…西武百貨店→コカコーラウエストが経営権取得※→コカコーラウエストジャパンと経営統合
■四国コカ・コーラボトリング(徳島・香川・愛媛・高知;高松)…日本製紙※
■南九州コカ・コーラボトリング(南九州4県・熊本)…薩摩酒造・本坊酒造・本坊商店・南国殖産・角山商店
■沖縄コカ・コーラボトリング(沖縄・浦添)…丸仁[東京コカの親会社でもある]

202とはずがたり:2006/03/25(土) 19:52:19
南九州コカ・コーラ:えびのに新工場完成、観光型見学施設を併設 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000152-mailo-l45

 南九州コカ・コーラボトリング(本社・熊本市、本坊幸吉社長)グループの新工場完成式が15日、えびの市のえびのインター工業団地であった。併設された観光型の工場見学者施設の敷地には花畑や多目的広場、散策道なども整備し、年間20万人の来場を目指す。
 工場は延べ床面積3万2000平方メートル。南九州コカ社の子会社、白州ヘルス飲料(本社・東京、今村瑞雄社長)が85億円を投じて建設し、昨年10月から操業している。炭酸飲料や緑茶、コーヒーなどの缶飲料を年間1400万ケース(190グラム換算、1ケース30本)製造する。従業員は67人。
 見学者施設は南九州コカ社が整備した。中核となる「コーク館」は2階通路で工場とつなぎ、製造工程を見学できる。工場の概要やえびの市の自然などを映像で紹介するシアタールーム(104席)、コカ・コーラの歴史をたどる展示室、グッズ売店などを備える。
 工場見学は18日から受け入れる。予約・問い合わせ先は0984・25・4211。[木元六男]
3月16日朝刊
(毎日新聞) - 3月16日15時2分更新

203片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 21:17:23
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060215press_4.html
生産調整の機能維持を重視か。

コメの先物取引、復活は見送り…農水省が不認可の方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000314-yom-bus_all

 中川農相は28日、閣議後の記者会見で、東京穀物商品取引所と関西商品取引所が申請していたコメ先物取引の試験上場を認可しない方針を発表した。

 中川農相は「現時点では、生産調整の円滑な推進に著しく支障を及ぼす恐れがある」ためとしている。農水省は近く両取引所に正式に不認可を通知する。

 江戸時代に大阪・堂島米会所で始まり、戦時下の経済統制で1939年に廃止となったコメの先物取引の67年ぶりの復活は、当面、見送られることになった。

 東京穀物商品取引所など2取引所は昨年12月、入札などで取引されるコメの現物価格は天候などに左右されやすいとして、価格変動の危険を避ける(リスクヘッジ)ため、農水省に3年間の期限付きで先物取引の試験上場を申請した。

 これに対し、全国農業協同組合中央会(全中)などが、「投機的な価格の変動が置きて、生産調整に参加しない人が増えるなど生産現場が混乱する」と強く反対していた。

 農水省は、「あるべきコメの生産、流通、消費が実現されれば、先物市場が整備されるのが望ましい」(中川農相)としながらも、現時点では、全中など生産者側の意見を尊重した格好だ。今後、どういう条件が整えば先物市場が認められるのか、具体的な説明が求められそうだ。

 関西商品取引所は「将来にわたって認可されることはないのか、何か条件を満たせば認可される余地があるのか、よく検討したい」としている。
(読売新聞) - 3月28日20時54分更新

204片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/03/28(火) 21:37:08
コメ先物上場を農水省が不認可 農協に配慮か
2006年03月28日18時52分
http://www.asahi.com/business/update/0328/133.html

 農林水産省は28日、二つの商品取引所から申請が出ていたコメ先物の上場を認めない方針を明らかにした。コメ価格を決める主導権を先物市場に奪われることに反発する農協に配慮したと見られる。先物取引の認可はコメ価格の乱高下を抑えて、流通業者だけでなく消費者の利益にもつながるという見方もあっただけに、農水省の相変わらずの「農協偏重」の姿勢には批判が出そうだ。

 コメ先物の上場を申請していたのは、国内最大の農産物先物取引所である東京穀物商品取引所と関西商品取引所。ともに昨年12月、約60年ぶりとなる上場を農水省に申請していた。

 農水省は上場を認めない理由を、「コメの生産調整に支障が生じる」(総合食料局)と説明する。減反に協力する生産者は、豊作によってコメ価格が下落した場合、政府によって一定水準まで収入を補ってもらえる。コメ先物取引を認め、価格変動による損失を抱えるリスクが軽減されれば、「生産調整に参加する利点が無くなり、協力しない農家が増える」(同)という判断だ。

 コメ先物についての農水省の検討会に出席していた農協幹部も「先物上場が認められれば、農協はコメの生産調整には協力しない」と発言し、圧力をかけていた。

 昨年の総選挙での自民党の圧勝をきっかけとして、有力な圧力団体である農協の発言力が拡大している。過剰に生産されて廃棄処分されている牛乳への補助金の削減幅の圧縮や、コメ入札で農協に有利な仕組みの導入など農協の利益につながる政策決定が相次いでいる。

205荷主研究者:2006/03/29(水) 23:57:23
【ヤクルト:国内工場増強】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/01/20060128t72015.htm
2006年01月27日金曜日 河北新報
ヤクルト本社 岩手・福島工場など増強 08年度目標

 ヤクルト本社は27日、2009年3月末までに、国内19の乳製品工場のうち、札幌工場(札幌市)など4工場を閉鎖し、岩手県北上市への工場の移転新設などで5工場の設備を増強する、生産拠点の再編集約計画を発表した。
 閉鎖工場はいずれも老朽化しており、既存工場への設備投資などで生産効率を向上させる。

 閉鎖対象は、札幌工場、藤沢工場(神奈川県藤沢市)、子会社の北陸ヤクルト工場(石川県野々市町)、長崎ヤクルト工場(長崎県諫早市)。藤沢工場は化粧品工場に特化する。
 一方、福島工場(福島市)、茨城工場(茨城県五霞町)などの設備を増設する。子会社の岩手ヤクルト工場は盛岡市から北上市に移転する。

 また13年3月末までに、総額300億円を投資、既存工場の増強と追加的な工場閉鎖で、11工場体制とし、現在の全工場従業員の約2割に当たる約360人を削減する計画。定年退職やグループ内の配転などで吸収し、人員整理はしないとしている。


http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060128001.htm 
2006年1月28日更新 北國新聞
北陸ヤクルト工場を閉鎖 本社発表、07年度中に 跡地売却も検討

 ヤクルト本社(東京)は二十七日、北陸ヤクルト工場(石川県野々市町)を二〇〇七年度中に閉鎖すると発表した。従業員四十一人(パート含む)はグループ内で配置転換などを行い、雇用を継続する。工場跡地については、売却も視野に活用策を検討する。

 北陸ヤクルト工場はヤクルト本社の完全子会社で、一九七二(昭和四十七)年操業、主力商品の「ヤクルト」などを生産している。敷地面積は約千六百平方メートル、延べ床面積は約千五百平方メートル。生産能力は日産二十九万本。

 北陸ヤクルト工場の商品は主に北陸三県に出荷されている。閉鎖後は神戸ヤクルト工場(神戸市)や愛知ヤクルト工場(愛知県日進市)などの製品が北陸で販売されることになるという。

 北陸ヤクルト工場の閉鎖は生産拠点の見直しによる再編計画の一環。ヤクルト本社は、今年度末から六年間で札幌工場(札幌市)、長崎ヤクルト工場(長崎県諫早市)など全国八工場を閉鎖し、十一カ所に集約する。「生産量と生産能力のバランスが崩れてきており、工場の配置を見直す必要がある」(広報室)と判断した。

 閉鎖工場はいずれも老朽化しており、ヤクルト本社は、既存工場への設備投資などで生産効率を向上させる考えで、生産ラインの増設など二〇一三年三月末までに総額三百億円の設備投資を予定している。


http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060128&amp;j=0024&amp;k=200601280594
2006/01/28 08:25 北海道新聞
ヤクルト札幌工場閉鎖 従業員117人、道外へ配転

 ヤクルト本社(東京)は二十七日、二○○八年度をめどに道内唯一の乳製品生産拠点である札幌工場(札幌市清田区)を閉鎖すると発表した。子会社を含む全国十九工場のうち四工場を閉鎖する再編の一環で、札幌の従業員百十七人は道外工場などに配置転換する。

 閉鎖されるのは札幌のほか、神奈川、石川、長崎の各県の工場。一九五六年に操業開始した札幌工場は、おもに道内産脱脂粉乳を原料に乳酸菌飲料「ヤクルト」「ジョア」などを生産しており、日産量は約四十五万本で全社の5%に相当する。

 一方、岩手、福島、茨城県内などの五工場には計百九十一億円の設備投資を行い高効率化を図り、日量千五百万本の生産能力は維持する。札幌工場閉鎖後の道内販売分は主に東北地方の工場でまかなうが、微生物検査後一日ほどで消費者に届く、現行とほぼ同じ流通体制を維持するという。また、再編による余剰人員は定年による自然減やグループ各社で吸収し解雇などは行わないとしている。

206荷主研究者:2006/03/30(木) 00:24:20

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060121&amp;j=0042&amp;k=200601218891
2006/01/21 14:48 北海道新聞
十勝管内ビート収穫量 史上3位 夏以降、好天で肥大

 道がまとめた十勝管内の二○○五年度ビート生産実績によると、総収穫量は約百八十六万四千トンで、過去三番目の高収量となった。生育は遅れ気味だったが、夏以降の好天で、砂糖を抽出する根部の肥大が一気に進んだことが要因だ。

 十勝は道内最大のビート産地で、○五年度も全道の収穫量の44%を占めた。管内の収穫量は史上最高の豊作だった○四年度と比べて11%減ったが、過去十年の平均収穫量より7%多かった。一ヘクタール当たり収量も六十三トンで、高水準だった。

 一方、平均糖分は17・3%で、平年並みにとどまった。十勝支庁農務課は「夏以降の高温は、根部の肥大に好影響だったが、糖分の蓄積が伸び悩む要因にもなった」と分析する。

 また、○五年度の作付面積は、前年度とほぼ同じ約二万九千五百ヘクタール。現在主流の苗の移植方式に対して、種を畑に直接まく「直播(ちょくはん)方式」も前年度よりやや増え、七年ぶりに全作付面積の3%を超えた。同課は砂糖の需要低迷を踏まえ「収量は良かったが、手放しに喜べない」として、今後の消費拡大にも期待を寄せた。(鬼頭良幸)

207荷主研究者:2006/03/30(木) 00:38:40

【キリンビール北陸工場:白山伏流水を全国展開】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060204002.htm
2006年2月4日更新 北國新聞
白山伏流水を全国展開 キリン北陸工場、3月初旬に生産開始

 キリンビール北陸工場(白山市)は白山の伏流水を使った「アルカリイオンの水」を三月初旬から製造する。すでに工場敷地内の製造棟が完成し、試運転を始めた。北陸や西日本、北海道向けに出荷する予定で、清流のイメージが強い白山の水を前面に打ち出して販売を強化する。初年度出荷量は約七百万ケース(一ケースは二リットル入り六本)になるとみられる。

 「アルカリイオンの水」はキリンビールの関連会社キリンビバレッジが販売する。現在は富士山の伏流水を使い、御殿場工場(静岡県)だけで生産されている。

 ミネラルウオーターの国内市場は最近十年で約三倍、アルカリイオンの水ついても販売量が四年で三倍になるなど、今後も需要の拡大が見込まれることから増産に踏み切った。

 アルカリイオンの水は天然水を電気分解しており、料理でだしがよく出るという特長がある。昨年の出荷量は千三百六十五万ケースで、今年は前年比二割増を目指す。

 製造棟は二階建てで、延べ床面積約四千四百平方メートル、倉庫棟が延べ床面積五千六百平方メートル。事業費約四十億円を投じた。

210とはずがたり:2006/04/24(月) 17:18:42
ベビーフード大手買収へ アサヒビール、多角化で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000119-kyodo-bus_all

 アサヒビールは24日、医薬品大手の第一三共傘下のベビーフード最大手、和光堂に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施し、発行済み株式の50%を取得して子会社化すると発表した。買い付け金額は約236億円。
 第一三共グループの三共が発行済み株式の59・50%を保有しており、同社はTOBに応じる。アサヒにとって今回の買収は多角化の一環。
 買い付け期間は25日から5月15日まで。1株当たりの買い付け額は7900円。50%の取得を目指すが、応募があった場合、全株を取得する方針。このため買い付け金額は最大で約470億円になる見込み。
(共同通信) - 4月24日13時13分更新

211荷主研究者:2006/05/02(火) 22:26:37

【カルビーの創業工場閉鎖】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn06021736.html
'06/2/17 中国新聞
カルビーの創業工場閉鎖 広島

 スナック菓子製造のカルビー(東京)は、同社発祥の地である広島工場(広島市南区)を二十三日で操業停止し、製造ラインを移した新しい広島工場(廿日市市)を二十八日に稼働させる。大ヒット商品「かっぱえびせん」を生み出した広島工場は五十七年の歴史に幕を閉じる。(永井友浩)

 南区宇品御幸にある広島工場は、前身の松尾糧食工業の工場として一九四九(昭和二十四)年に操業を始めた。戦後まもなくで不足気味だったコメの代わりに小麦粉を使った「かっぱあられ」などをつくっていた。

 創業者で南区生まれの故松尾孝名誉会長が子どものころに近所の川で採った小エビをヒントに、海のエビを殻ごとすりつぶして小麦に練り込み、塩味にした「かっぱえびせん」を六四年に開発し、同工場で製造。「やめられない、とまらない」のコマーシャルとともに全国で爆発的に売れ、カルビー成長の基盤になった。

 広島工場は中四国、近畿、九州向けに、ポテトチップスを除くスナック菓子を一日約二十万袋と、国内外の他工場向けに原料の乾燥生地約六七・五トンを製造してきた。

 事業拡大とともに建て増しを繰り返して製造ラインが分散化し、老朽化も進んだため、二〇〇四年四月から、廿日市市の広島西工場の隣接地約一万九千平方メートルに新しい広島工場を建設していた。投資額は約五十億円。生産能力は現在の広島工場とほとんど変わらないという。

 従業員百八十七人のほぼ全員が新工場に移る。手づくり工程を増やすなど付加価値の高い少量多品種のスナック菓子のほか、引き続き「かっぱえびせん」も製造する。現在の広島工場の敷地約一万六百平方メートルの跡地利用は決まっていない。

 千田憲明最高執行責任者(COO)執行役員広島工場長は「創業地の工場がなくなるのはさびしいが、新工場でさらに良い商品をつくりたい」と話している。

 同社は現在、国内に十工場を持つ。中国地方は新工場と、ポテトチップスなど製造の広島西工場の二工場となる。

212荷主研究者:2006/05/02(火) 22:27:02

【マルハ:下関を拠点化】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060216/morning_news022.html
2006/02/16 西日本新聞
マルハ、下関を拠点化 年間出荷額70億円目標

 水産加工大手のマルハグループ本社(東京)は十五日、山口県下関市を西日本地区の主要拠点とする計画を明らかにした。二十二日に加工食品の新工場を稼働し、同市工場からの年間出荷額を約四十億円から約七十億円に引き上げる。

 新工場は、ちくわなどを生産している下関工場(下関市東大和町)に隣接して建設。延べ床面積約五千二百平方メートルで、設備投資額は約十三億五千万円。カップゼリーやレトルト食品など、近年売れ行き好調のコンビニエンスストア向けなどの加工食品を生産する。

 新工場の年間出荷額は、初年度が約二十億円。「生産品の追加で数年後には三十億円に伸ばし、下関からの出荷額を約七十億円に引き上げたい」(青木信之常務)としている。新工場稼働に伴い、パートを含む従業員七十―八十人を地元中心に新規採用し、従業員体制は三百人規模にする。

 同社の食品の総出荷額は、千五百億円。加工食品部門の拠点は東日本に偏在しており、西日本地区の需要増に対応するため、下関市を強化する。捕鯨業で発展した同社にとって、下関市は一九〇四年から四九年まで本社を置いた“第二の古里”とされる。

216荷主研究者:2006/05/02(火) 23:59:20

【ポッカレモンで出直し】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060218/ftu_____thk_____001.shtml
2006.02.18 中日新聞
ポッカレモンで出直し “原点”へ立ち返り健康イメージ定着図る

 ポッカコーポレーション(名古屋市)は十七日、収益体質改善のため進めている事業の再構築で、レモン部門を中心に強化する方針を明らかにした。創業時からの製品「ポッカレモン」など、ポッカの“原点”であるレモンに立ち返り、巻き返しを図る。同時に、野菜スープにも新製品を投入し、健康志向の食品メーカーのイメージを定着させたい考えだ。

 飲料や調味料を合わせて、レモン事業の売上高は現在約百五十億円。三年後には二百億円規模に押し上げ、コーヒー飲料事業にほぼ匹敵する売り上げに拡大を図る。

 具体的には、飲料の「キレートレモン」の種類を増やすことを検討。消費者の健康志向の高まりを受け、キレートレモンは二〇〇一年三月の発売以来、毎年売り上げが前年比10%以上伸びている。レモンの酸味が異なる数種類を追加発売する方針だ。

 展開するカフェスタンド「カフェ・ド・クリエ」のメニューにも、レモンを生かした新メニューを盛り込み、本体事業との相乗効果を高める。

 同時に、昨年十月に発売した野菜スープのほか、三月に発売予定のこんにゃく麺(めん)を使用したスープなど、新商品の開発も進め、スープ事業で年10%の成長を図る。

 缶コーヒー飲料は、コカ・コーラやサントリーなど後発メーカーとの競争で劣勢に立たされている上、安価なカフェスタンドが増えていることから、現在の売上高二百億円規模の維持を目指す。

 このために、マーケティングを強化。消費者に香りが高いという商品特徴が伝わるよう、宣伝を工夫する。また、ポッカブランドが比較的浸透している東海地方や関東、沖縄に限定し、年間数千台、新規の自動販売機を設置する。

 ポッカは、コーヒー飲料の売り上げ低迷などによる業績不振から、投資ファンド傘下での事業再構築を決定。ファンドの協力を得てMBO(経営陣による自社買収)やEBO(従業員による自社買収)を計画しており、株式を非公開化し経営の再建を図っている。

217荷主研究者:2006/05/03(水) 22:19:27

【JA熊本果実連:紙パック飲料の新工場】
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20060407200006&amp;cid=main
2006年4月7日 08:45 熊本日日新聞
紙パック飲料 熊本市に新工場 JA熊本果実連

 JA熊本果実連(浦田勝会長)が熊本工場敷地に建設していたジュースや茶など紙パック製品製造工場の竣工(しゅんこう)式が六日、熊本市小山町の現地であった。同工場の完成で、果実連が二〇〇三年から三十三億円を投じて進めてきた熊本工場の整備が終了。既存の二工場と合わせ、製造から倉庫保管までの自動化体制が実現した。

 熊本工場全体の敷地面積は約七万八千平方メートル。整備はまず、製品を収納する立体倉庫を〇四年七月に新設。翌年九月、老朽化した製品倉庫を野菜汁を搾る加工場に改築した。

 最後に手掛けた製造工場は鉄骨一部二階建て、延べ床面積は七千六百平方メートル。既存の第一、第二工場で果汁を搾るラインや缶、ペットボトルの製造ラインと混在していた紙パックラインを移設、独立させた。三月下旬から稼働しており、生産能力は日量百十万パック。製品は隣接する立体倉庫にコンベヤーで送る。

 また食品衛生法の総合衛生管理製造過程(HACCP=ハサップ)の基準に沿い、出入り口にエアシャワーを設置。窓やドアも二重構造にして衛生設備を向上させた。

 JA熊本果実連によると、加工製品販売高三百五十八億円(〇五年九月期)のうち、89%を紙パック製品が占める。加工事業本部は「衛生面の強化で食の安全に対応した供給体制ができた。新たな紙パック飲料の生産などで販売を拡大していきたい」と話している。

 竣工式には浦田会長ら約四十人が出席し、完成を祝った。(潮崎知博)

218荷主研究者:2006/05/03(水) 22:40:06

【ニチロ、山形・大江工場を増設】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/04/20060414t52033.htm
2006年04月14日金曜日 河北新報
ニチロ、山形・大江工場を増設 来年2月稼働予定

 食品加工大手メーカーの「ニチロ」(東京)が、山形県大江町にある大江工場を大幅に増設し、生産体制の強化を検討していることが13日、分かった。

 関係者によると、新工場の用地は約1万7000平方メートル。建物や付属設備などを合わせた投資総額は約46億円。100人規模の雇用を予定している。建設地は現在の大江工場に隣接し、来年2月の稼働を目指す。1997年に操業開始した旧工場も存続する。

 同社は新工場増設で、冷凍めん食品の増産体制を強化。新たにコメを使った冷凍食品も製造する予定で、原料米は現地で調達する見通し。

 同社広報室は「詳細はコメントできないが生産能力向上に向け、準備を進めている」と話した。

 ニチロは1907年創業。全国8カ所に工場がある。2005年度の連結売上高は、2469億円。

 大江町の上田郁雄町長は「人口減に歯止めをかけるには、住宅とともに雇用の場が欠かせない。ニチロ側の意向を踏まえ、町民就業の場が確保されるよう積極的に支援する」と話した。

221荷主研究者:2006/06/26(月) 00:34:04

【雪印乳業:裂けるチーズ増産へ大樹工場を増強】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060503&amp;j=0024&amp;k=200605024707
2006/05/03 08:16 北海道新聞
雪印乳業、裂けるチーズ増産へ 年間2500トンに 大樹工場を増強

 【大樹】雪印乳業は二日までに、同社大樹工場(十勝管内大樹町)のストリングチーズ生産ラインの増設を決めた。七月にも着工し、来年二月の生産開始を目指す。年間約二千トンのストリングチーズ生産を、五百トン増やし、年間二千五百トンにする予定で、生乳の生産過剰に悩む酪農家に朗報となりそうだ。

 投資額は約十億円で、同工場敷地内にストリングチーズ用の施設六百六十平方メートルを増設する。同社が昨年十月から乗り出した中期経営計画の一環。生乳処理量では最大で年五千トンが増える見込みだが、同社は「市場の状況や他のチーズ生産との兼ね合いもあり、生乳をどれだけ受け入れるかは未定」としている。

 大樹工場は縦に裂けるストリングチーズを生産する同社唯一の工場。全国的に消費は順調に伸びているという。

 同工場は二○○○年の食中毒事件の原因となった脱脂粉乳を製造。同工場としては事件以降、最大の設備投資となる。

222とはずがたり:2006/07/02(日) 19:55:44

<山崎製パン>東ハトを買収へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060702-00000034-mai-bus_all

 製パン最大手の山崎製パンは、経営再建中の菓子メーカー、東ハトを買収する方針を固めた。3日に正式発表する。東ハト株を持つ投資ファンドのユニゾン・キャピタルなどから株式を買い取る方針で、買収額は200億円前後。スナック菓子のシェアは、カルビーに次ぐ2位になる。
 東ハト株は、ユニゾンが53.1%、玩具大手のバンダイナムコホールディングスが37.7%、丸紅が9.2%を持つ。ユニゾンと丸紅から全株を、バンダイナムコからは一部を買い取る方向。
 山崎製パンは、子会社のヤマザキナビスコが菓子事業を手掛けている。東ハト買収で商品の共同開発や物流効率化を進める狙いとみられる。
 東ハトは52年創業。ゴルフ場開発の失敗などで03年に民事再生法の適用を申請し、ユニゾンなどが菓子事業を買収して新会社を設立。再建に向けサッカーの中田英寿選手を非常勤役員に迎えるなどして注目を集めていた。[三沢耕平]
(毎日新聞) - 7月2日19時12分更新

山崎製パン、菓子メーカーの東ハト買収へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060702-00000213-yom-bus_all

 山崎製パンが経営再建中の菓子メーカー、東ハトを買収することが2日明らかになった。3日に正式発表する。

 関係者によると、山崎製パンが、東ハトの発行済み株式の約53%を保有する投資ファンドのユニゾン・キャピタルと、約9%を保有する丸紅からそれぞれ全株式を取得する。買収額は200億円前後になる見通しだ。東ハト株を約37%保有するバンダイナムコホールディングスも2日、保有株の一部を譲渡する方向で検討していると発表した。

 山崎製パンは、子会社のヤマザキナビスコを通じて菓子事業を手がけているが、市場は少子化の影響で伸び悩んでおり、東ハトを傘下に収めて商品開発力や競争力を高める考えだ。
(読売新聞) - 7月2日19時41分更新

223荷主研究者:2006/07/23(日) 23:08:40

【不二製油関東工場】
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/06/page03.htm
<122> 不二製油関東工場

■食品素材、技術力で充実 品質管理に光る目
 食品素材メーカーの不二製油(大阪)の関東工場は、菓子やパンなど業務用の植物性クリームや素材チョコレートを作っている。食の安心安全を最優先に、①新製品②新生産技術③新市場−の「三新開発」に取り組む。永野政男工場長は「首都圏をはじめ、東日本の顧客に迅速で安心してもらえる製品を供給し続けたい」と意欲を示す。

■油脂技術が出発点
 ケーキ、アイスクリーム、インスタントラーメン、パン、おでん、ハンバーグ…。同社製品(約五千種)が素材となって出来上がる食品の種類は極めて多い。このうち、チョコレートは、南方系植物の油脂を生かし、市場で強固な基盤を確立した。
 「中でもアイスクリームのコーティング用チョコレートのシェアは八割を超える」(永野工場長)。通常タイプに比べ、アイス用は人の口の中で溶ける温度を低く設定してある。同時に心地よい口どけや豊かな風味を保ちながら、ひび割れ、水分移行を防ぐ必要がある。
 「融点調整には高度な技術が必要」(同)であり、創業以来、独自に開発してきた油脂技術が最大限に生かされた素材の一つだ。

■チョコとクリーム
 同社は一九五〇年に設立。世界で初めて圧抽方式によるコプラ(ヤシの胚乳)搾油を実現するなど、植物性油脂と大豆タンパクを基軸に発展してきた。グループ全体の売上高は約千七百二十九億円(二〇〇五年三月期)に上る。
 同工場は関東地区に初めて設置した一大生産拠点。九四年にクリーム、〇一年にチョコレートの各工場を完成させ、〇三年にはクリーム工場を増築した。
 チョコレート製造は、原料のカカオ豆や植物性油脂などを生地混合ラインに毎時三㌧のペースで送る。粒子を二〇ミクロンまですりつぶすことで、食べた際のざらつき感を除去。かくはんして液状に戻し、風味付け、成形、切断、包装へと進む。製品検査を含め、通常二日で出荷する。
 先進の設備をモバイルコンピューターで管理することで、省人化が進み、オペレーターは常時一人だという。

■「生産履歴」を徹底
 世界特許を数多く持つ同社の植物性クリーム。生クリームのほか、植物性油脂、香料などを原料として製造。砂糖は顧客側が入れる。
 製品は一四〇度で瞬間高温殺菌後、一気に七〇度まで冷却し、劣化を抑える。さらに五度まで冷やし、無菌タンクで一晩寝かせることで熟成を図る。クリームは特に繊細で、全工程で空気清浄と加圧、完全無菌状態で出荷している。
 素材開発のほか、素材を利用した商品開発の提案に取り組む「つくば研究開発センター」とも連携し、首都圏でのニーズに迅速に応える。
 製品の安全を確認するため、トレーサビリティー(生産履歴)システムも強化。原材料の産地から流通に至る詳細な情報をコンピューター管理する。
 永野工場長は「製品はいずれも人の口に入るもの。安全でおいしいものを作るため、自分たちで決めたルールを愚直に守るだけ」と話し、品質管理に目を光らせる。

・所在地 笠間市安居
・操業開始 一九九四年
・敷地面積 六・三㌶
・生産品目 製菓や製パンなど業務用の植物性クリーム・チョコレート、油脂加工食品

224荷主研究者:2006/07/23(日) 23:18:49

【雪印乳業、森永乳業が根室管内にチーズ工場新設】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060620&amp;j=0024&amp;k=200606208236
2006/06/20 09:08 北海道新聞
乳業大手、相次ぎチーズ工場 生乳需要拡大も

 乳業メーカー大手の雪印乳業(東京)と森永乳業(同)は十九日、それぞれ根室管内中標津町と別海町に大規模チーズ工場を新設すると発表した。雪印が中標津に新設するチーズ工場は年間生乳処理量二十万トン超で国内最大級。森永が別海に増設する工場も既存工場を合わせるとチーズ向けだけで年間生乳処理量は十五万トンとなる。両工場とも今年秋ごろ着工、二○○七年度中に操業開始の予定。新規雇用者数はいずれも未定としている。

 乳業メーカー最大手の明治乳業(東京)も十勝管内芽室町に年間生乳処理量二十万トンのチーズ工場新設を決めており、○七年度末に操業開始の予定。脱脂粉乳の在庫が適正水準の二・二倍、バターは一・六倍(いずれも三月末)で生乳余剰傾向が続き、道内農業団体などは本年度の生乳生産目標を十三年ぶりに前年度比2・7%(十万トン)減産させる計画。こうした中、相次ぐチーズ工場新増設は生乳の需給にも大きな影響を与えそうだ。

 雪印の新工場は中標津町内の同社中標津工場敷地内に建設予定で、延べ床面積は約一万平方メートル。総事業費約百億円。ゴーダ、チェダーなどのナチュラルチーズを年間二万トン以上(製品ベース)生産する。新工場完成後、現在の工場は閉鎖する。

 同社は十勝管内大樹町の工場で年間二千トン(製品ベース)製造しているストリングチーズを一千トン超増やし年間三千トン以上とすることも同日正式発表した。七月上旬に着工し、十億円掛けて製造ラインを増設、○六年度内の生産開始を目指す。工場全体の年間チーズ生産量は現在より五百トン増え八千五百トンとなる。

 一方、森永乳業は約七十億円かけ、別海工場内にチーズ製造棟を増設する。チーズの年間生産能力は、現行の七千トンから一万五千トンに増強され、脱脂粉乳向けなどと合わせた同工場の生乳処理能力は約二十万トンとなる。

230とはずがたり:2006/09/04(月) 22:35:23

はくばくなんてのも顔を出しているぞ。

サッポロビール 大麦食品、相次ぎ発売 数社と提携で商品化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060904-00000000-fsi-bus_all
FujiSankei Business i.

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を気にして、健康志向の高い人たちやセレブに麦飯ブームが広がる中、サッポロビールは、食品会社と提携して、大麦食品を相次いで商品化する。炊飯時に米とまぜて麦飯を手軽につくれる「もっちり麦」を永倉精麦(静岡県長泉町)と開発。また、山崎製パンと大麦入り食パンの新商品発売を検討している。

 サッポロは、カナダのサスカチワン州にある農家と食品用大麦の協働契約栽培の契約を締結。輸入した大麦を使用したレトルト麦飯や大麦入りスープを5月に発売して、食品事業の強化に乗り出した。

 この大麦は、カナダのサスカチワン大学が開発した品種。メタボリックシンドロームの改善に効果があるとされる水溶性食物繊維「β−グルカン」が白米の20倍、玄米の7倍含まれている。通常の大麦と比べても2倍の含有量だ。

 「世界中の大麦でβ−グルカン含有量が最も多い品種」(柏田修作食品事業部長)で、β−グルカンの含有量が多いとビール原料には適さないため、ほぼ独占して食品に使用できる。

 サッポロは今後、他の食品メーカーとの連携を拡大する方針。9月下旬には永倉精麦がもっちり麦を発売。昨年11月に山崎製パンと提携し、大麦入り食パンを開発したが、第2弾として秋の新商品の準備を進める。

 昨年4月、ビール用大麦を食品分野に生かすために新設した食品事業部は、今年の売上高が5億円弱になる見通し。大麦食品の品ぞろえ強化で、08年には19億円に引き上げ、単年度黒字化を目指す。

 サッポロが音頭をとって昨年7月に設立した大麦食品推進協議会は、はくばく、山崎製パン、穀物商社のカーギル・ジャパンなど会員企業が29社になった。池田勇人元首相が、蔵相のときに「貧乏人は麦を食え」と放言して大問題となったのは1950年。あれから56年たち、今や富裕層を中心に急増する麦飯愛好者を、これら企業と取り込む戦略だ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月4日9時14分更新

232荷主研究者:2006/10/02(月) 01:48:41

【群栄化学工業・王子コーンスターチ:糖化品生産で提携】2005年3月24日 食品化学新聞 10面
糖化品生産で提携 −群栄化学と王子コンス− 関東圏の安定供給目指す

群栄化学工業(群馬県高崎市)と王子コーンスターチ(東京都中央区)は、主要製品である異性化糖・水あめ等の糖化製品の生産に関し4月1日より業務提携に入ることに合意した。今回の提携は、昨年糖化品の大きなシェアを占めていた参松工業が倒産し、生産拠点のあった関東圏では需要期の夏場に玉不足が深刻化し、出荷の延期等が発生したことから、それに対処し今夏の安定供給を目指したものである。また糖化製品は液状のシロップでユーザーの利用に便利な反面、品質の劣化や多くの品種を一度に製造できなく、衛生管理や専用ローリー車の確保、輸送コストなどに課題があった。そのため関東の市原市(王子コンス)と高崎市(群栄化学)に工場を持つ両社は、昨年の経験から、それぞれの生産・貯蔵・輸送能力を効率的に運用し、よりよい対応を可能とするため業務提携を行うことにしたものである。

提携の骨子は次のような内容からなっている。①交換生産や集中生産により経済的ロスを少なくする生産面で協力。②それぞれの客先で、物流メリットのある商品はより近い生産拠点から供給する。③両社のタンク貯蔵能力を活かし、少量品種の在庫統合などによりタンクの稼動効率を上げ、在庫の運用面で協力する。④品質管理面でも協力、品質向上させる。⑤副資材の調達に関しても協力し、コスト削減・安定操業を目指す。⑥販売面は両者の独自性を維持していく。

両社は今後、ユーザーとの打ち合わせを通じ、従来以上の品質管理レベルの追求と安定供給の両立を目的に、関東圏における糖化製品のサプライチェーンシステム確立を目指す。

233荷主研究者:2006/10/02(月) 01:49:32
>>232
【王子コーンスターチ・サンエイ糖化:澱粉・糖化品で業務提携】2006年8月10・17日(合併号) 食品化学新聞 1面
でん粉・糖化品で業務提携 王子コンス、サンエイ糖化 余剰生産力で交換生産 市況低迷に対処し採算改善

王子コーンスターチ(東京都中央区)とサンエイ糖化(愛知県知多市)は、コーンスターチ・糖化製品の製造、流通などで業務提携することを決定した。サンエイ糖化はコーンスターチ(乾粉)生産を中止し、それを王子コンスが受託生産する一方、サンエイ糖化が生産する異性化糖の一部を王子コンスに優先的に供給する。提携によりサンエイ糖化は事業を強化している高付加価値品の供給を増大し、王子コンスは糖化製品の供給力が不足している東日本での夏場の供給能力を拡大する。王子コンスは昨年、群栄化学(群馬県高崎市)と業務提携して出荷対応力を高めており、またサンエイ糖化は今春からニッシ(愛知県知多市)と営業部門を統合して高付加価値品強化に乗り出しており、今回の提携はそれをさらに前進させたことになる。この業務提携によりこれらでん粉・糖化メーカー4社は機能的な連携体制に入ったといえる。2社は製品の製造・供給のほか、物流、品質管理、資材調達においても協力することで基本合意文書を取り交わしたが、将来は研究開発についても協力を視野に入れている。

▽糖質メーカー4社が連携体制に

両社の合意内容は具体的には、サンエイ糖化は従来自社生産してきたコンスの乾粉を全面的に王子コンスに委託生産して従来どおり販売を継続し、同社はそれにより乾燥前のでん粉溶解液(スターチスラリー)の増産が可能になる。それを自社およびニッシ両工場での付加価値製品の生産へシフトする。一方、王子コンスは、サンエイ糖化の生産する異性化糖を一定量入手することで、設備投資を行うことなく、ユーザーに対する出荷対応力を強化する。特に夏場の需要ピーク時に群栄化学と協調して関東以北への供給体制を一層強化できる。

そのほか、物流面の協力としては、客先の中で物流メリットのある製品については、より近い生産拠点から供給する体制を作り、デリバリー面で柔軟に対応すると同時に採算改善を目指す。また品質面での協力としては、両社はそれぞれの製品を相互に保証し、互いの品質を改善。品質管理手法についても協議、改善してユーザーの信頼を高めていくことを考えている。さらに、でん粉・異性化糖の製造に必要な副資材調達面でも協力し、相互に情報を交換することで品質確保とコスト低減を目指す。

これまで異性化糖を中心とする糖化製品の価格は、砂糖に比べて割安であり、需要の多い飲料向けにはローリー車で直接搬入できるというハンドリング面でのメリットから市場が伸びてきたが、メーカーによる競争激化の結果、市況が低迷してきた。04年2月に糖化製品国内市場の10%のシェアを持っていた参松工業が倒産・廃業した以降、需給がタイトになり市況改善の兆しがみられるものの依然メーカーの採算を圧迫した状態が続いている。一方、異性化糖メーカーでは保有するタンク能力までしか製品を貯蔵することができず、満杯になると操業を休止しなければならないことから、常に安定的な出荷先を確保しておく必要があり、このことが長年市況低迷の要因となっていた事も事実である。また、糖化メーカーはコンス乾粉を作り、食品および工業用に販売すると同時に、糖化製品の原料としてもコンスを用いるため、とうもろこしを粉砕してでん粉を生産するウェットミル工程をフル稼働させることで糖化製品の競争力を確保してきたが、それがコンスの余剰生産につながり、市況を圧迫してきた。

今回の両社の提携はそれらの問題に対処したもので、それぞれの生産拠点が持つ余剰生産力を相互に活用して交換生産を行うことを主軸に、一方が効率的、集中的な生産を行うと同時に、不足する製品については他方が供給し、商圏の確保と採算の改善の両立を目指す。なお、両社の生産拠点は、王子コンスが千葉工場(市原市)で、でん粉および糖化品、名古屋工場(知多市)ではでん粉、北海道工場(砂川市)では異性化糖を生産している。サンエイ糖化は本社工場(知多市)ででん粉、糖化製品、糖アルコールなどを生産している。

234荷主研究者:2006/10/09(月) 03:09:55

【三幸製菓:新発田市に新生産拠点】
http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&amp;k=1237
2006年8月11日 新潟日報
三幸製菓、新発田に新生産拠点

 三幸製菓(新潟市、佐藤富一郎社長)は、新発田市佐々木の同市西部工業団地の用地約6万平方メートルを購入する方針を決めた。10日、新発田市と企業進出協定の調印式を行った。進出は2―3年後となる見込み。生産体制など工場新設の計画はこれからで、具体化した段階で同市と土地売買契約を締結する予定だ。

 同社は近年、のり巻きあられなどのヒット商品を中心に売上高を伸ばしており、今後も増産体制の確立を目指す考え。今秋には岩船荒川町の荒川工場の増築が終了する予定で、完成後は売上高200億円以上の規模に達する。本社に近く雇用確保が容易であることから、同市への進出を決めた。

 同市西部工業団地は県道新潟新発田村上線に面し、総面積は約21万7000ヘクタール。同社が進出する区画は団地内では最大。同市は本年度から、進出企業に対し土地購入費の10%以内を助成するなどの制度をスタートさせ、売り込みを強化していた。

 新発田市で行われた調印式では、佐藤社長が「本社からも近く、使い勝手がいい。用地を最大限に活用できるよう努力したい」などとあいさつした。

235荷主研究者:2006/10/09(月) 03:16:21

【ニチレイフーズ:北海道の森工場を拡張】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060818&amp;j=0024&amp;k=200608184234
2006/08/18 08:11 北海道新聞
ニチレイフーズ、森工場を拡張 道産イモ使いコロッケ製造 来春から

 冷凍食品大手のニチレイフーズは森工場(渡島管内森町)を建て替えて、二○○七年四月から道産ジャガイモを使った外食、総菜店向けの業務用冷凍ポテトコロッケの製造を始める。投資額は約十四億円で、同社では四年ぶりの大型投資。従業員も二割近く増やす。

 ニチレイのコロッケ製品は現在、士幌町農協の子会社・北海道フーズ(十勝管内士幌町)に委託製造しているが、生産能力限度に達していた。このため、冷凍メンチカツを製造する自社の森工場に、業務用コロッケの製造設備を新たに設ける。

 新ラインは年産七千トンで、稼働すれば同社の業務用コロッケの年間生産量は現在より30%アップする。工場の建て替え後は、現在より千四百平方メートル広い、延べ床面積五千八百平方メートルになる。従業員も三十人超を新規雇用し、二百人体制とする。

 同社は健康志向の高まりにこたえ、油の吸収率を低くした衣を開発。森工場で使うとともに、家庭で作るようにイモの固形感が残る技術を応用しコロッケを製造する。

 同社の業務用コロッケの売上高は約七十億円(○六年三月期)。シェアは二割以上で業界首位だが、「付加価値ある商品の投入でさらに競争力を高める」としている。

236荷主研究者:2006/10/26(木) 23:37:34
日本罐詰:明治乳業グループ。注目!>国産スイートコーン缶詰のシェア約八割を誇る

【日本罐詰:コーン缶詰生産ピーク】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20060912&amp;j=0024&amp;k=200609110780
2006/09/12 07:24 北海道新聞
工場キビキビ 日本罐詰生産ピーク

 【芽室】国産スイートコーン缶詰のシェア約八割を誇る十勝管内芽室町の日本罐詰(かんづめ)(岩重敏美社長)十勝工場で、十勝特産の加工用コーンを使った缶詰生産が最盛期を迎えている。

 今年は六月に低温が続き、生育が懸念されたが、ほぼ例年並みの八月二十三日から製造を始めた。メローゴールドなどの品種の栽培契約を結んでいる同管内の農家約千戸から、一日に約千トンがトラックで次々と運び込まれ、ベルトコンベヤーで工場内に送られる。

 皮むきや洗浄などは機械化されているが、コーンの選別など従業員とパート合わせて約千人が人海戦術で行う作業も。旬の味が収穫から約二時間で加工、商品化され、全国に出荷される。

 九月下旬までに二百三十グラムと四百二十五グラムの二種類、合計約三千七百万個を生産する予定。椎谷高雄管理部長は「原料は十勝産だけ。味だけでなく安全、安心も売りです」とPRしている。

<写真:レーンから流れてくるコーンの選別作業を行う日本罐詰十勝工場の従業員たち(中村祐子撮影)>

238とはずがたり:2006/10/28(土) 07:19:00
<TOB>米投資ファンドが「不同意」の明星食品に開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000039-mai-bus_all

 米国系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドは27日、東証2部上場の即席めんメーカー、明星食品に対し、株式の公開買い付け(TOB)を開始した。明星食品はTOBに賛同していないため、敵対的TOBに発展する可能性が高い。同ファンドは明星食品以外にも多くの食品関連銘柄を保有。人口減少に伴って市場の縮小が避けられない食品関連業界では、今回のTOBが再編の引き金になるとの見方も浮上している。
 同ファンドは現在、明星食品株約23.1%を保有する筆頭株主。TOBでは100%の株式取得を目指す。買い付け期間は11月27日までの32日間で、買い付け額は1株700円。買い付け予定株数は4259万3739株で、取得額は約298億円。
 ファンド関係者によると、明星食品に対しては当初、経営陣による自社買収(MBO)の実施を提案。明星食品が「上場企業というステータスを維持したい」と拒否したためTOBに踏み切った。
 株式の時価総額が純資産の何倍かを示す株価純資産倍率(PBR)をみると、明星食品の場合は1倍前後で推移しており「業績に比べて割安感があり、買い増しのチャンス」(同ファンド)だった。株価を高めて売却益を得る狙いとみられ、売却先次第では業界再編につながることになる。
 食品関連業界では既に、外食最大手のすかいらーく、飲料大手のポッカコーポレーションが投資ファンドの主導でMBOを実施、上場を廃止して経営再建を急いでいる。東京証券取引所の基準によると、上位10位までの株主の持ち分が75%超になると1年以内、90%超では直ちに上場廃止となるため、TOBの応募状況次第では明星食品も上場廃止になる可能性がある。
 同ファンドはこれまでも敵対的買収を2件仕掛けており、今回が3件目。投資先にはサッポロホールディングスや江崎グリコなどブランド力のある企業が多く「同ファンドの存在が業界再編の鍵を握る」(大手ビールメーカー)との見方が出ている。[三沢耕平]
(毎日新聞) - 10月27日20時59分更新

239とはずがたり:2006/10/30(月) 11:07:34
>>199

コカ・ウエストHDの物流3子会社が合併へ
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/ke_06102901.htm

 コカ・コーラウエストホールディングス(CCWH、福岡市)は、物流の3子会社を来年1月1日に合併すると発表した。

 コカ・コーラウエストジャパンロジスティクス(広島市)に、関西ロジスティクス(大阪府摂津市)、三笠ロジスティクス(奈良県天理市)を吸収合併させ、管理部門の集約などにより業務の効率化を図る。

 CCWHは、コカ・コーラウエストジャパン(福岡市)と近畿コカ・コーラボトリング(大阪府摂津市)が経営統合し、今年7月に発足。今後も再編を進める。

244とはずがたり:2006/11/13(月) 23:14:01

飲酒運転批判で10%も減るって事はそんな比率で飲酒運転してたって事?

10月ビール出荷:10%減で過去最低 飲酒運転批判で
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20061114k0000m020074000c.html

 ビール酒造組合などが13日発表した主要5社の10月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の総出荷量は、前年同月比2.3%減の3903万ケース(1ケース=大瓶20本換算)で、2カ月連続で前年を下回った。業務用を中心に落ち込んだためで、飲酒運転に対する批判の高まりが影響したとみられる。

 特に、ビールの出荷量は同10.0%減の2034万ケースで、統計を開始した92年以来、10月としては過去最低。飲食店などの業務用市場は同8.8%減。

 各社別のビール類出荷量をみると、アサヒビールが同5.1%減で、今年1〜10月のシェアは37.4%。キリンビールは月別出荷量を公表していないが、関係者によると、アサヒを抑えてシェア首位を維持している。【三沢耕平
毎日新聞 2006年11月13日 20時01分

247とはずがたり:2006/11/17(金) 13:05:03

あれ,俺としたことが。。三楽オーシャンが味の素の系列だってのは確かだけど同根なんだっけ??

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/479-481?KEYWORD=%A5%AD%A5%EA%A5%F3
完全な傘下ではなく或る程度の独自性を持って経営を続けるという感じでしょうか

キリンがメルシャンを買収、国内市場の成熟化で酒類事業を総合強化
2006年11月17日(金)06:02
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-236499.html

 [東京 16日 ロイター] キリンビール<2503>は16日、メルシャン<2536>と資本・業務提携を結んだと発表した。メルシャン株式の過半数を公開買い付け(TOB)で取得し、連結子会社にする。買収額は247億9700万円。業務提携は、ワインの生産・販売の全機能をメルシャンに集約するとともに、焼酎・低アルコール飲料の販売機能をキリンに移管することが柱。国内の酒類市場が伸び悩む中で、ビールの代表的メーカーであるキリンとワインに強いメルシャンの両社は「国内最強の総合酒類グループを目指す」としている。

 キリンによるメルシャンTOBは、1株につき370円。発行済み株式総数の50.12%に相当する6700万株の取得を目指す。期間は11月17日から12月18日までの32日間。メルシャン株の大株主である味の素<2802>は、所有する12.82%の全株式をTOBに応募して手放す方針。

 <メルシャンの上場は維持、買い増しの意思ない>

 キリンは、TOB完了後にメルシャンを連結子会社にするが、メルシャンの東証・大証への上場は維持する方針。来年7月にキリンが持ち株会社を設立した後は、キリンビール、キリンビバレッジ<2595>とともに「キリンヒールディングス」の傘下に入る。また、キリンは来年3月のメルシャンの株主総会で役員を派遣する。

 会見したキリンビールの加藤壹康社長は、メルシャンの上場を維持することについて「ブランドを維持するためにいいことだ」と述べた。さらにメルシャンを子会社化した後は「岡部メルシャン社長には続投して(もらい)、経営を継続してほしい」と述べた。50.12%を取得するメルシャン株式について「現時点で買い増しの意思はない」との意向を明らかにした。

 また、加藤社長は、TOBの財務アドバイザーが三菱UFJ証券<8615>であることを明らかにしたうえで、370円のTOB価格は「専門家の算定で決めた。適正だと思う」と述べた。

 また、メルシャンの岡部有治社長は、キリンビールの傘下に入ることについて「業務提携の効果を最大化する手段だ」と述べて、敵対的買収からの防衛策との見方を否定した。さらに岡部社長は、記者団が「キリンとの提携は、味の素との決別か」と質問したのに対して「大株主ではなくなるが、業務上の友好関係は保たれる」と答えた。その一方で「味の素とは同根の会社だが、これまでにシナジーを出せる場面がなかった」と述べたうえで、キリンとの資本・業務提携は「酒類事業のメルシャンの将来を考えるとベストの選択」と語った。

 <国内市場の成熟化に対応>

 酒類業界の推計によると、キリンの酒類別の出荷量(課税数量ベース)は、ビールはアサヒビール<2502>にトップの座を明け渡し2位ながら、発泡酒や第3のビール、チューハイ・カクテルなど低アルコール飲料部門では首位。メルシャンは、ワイン全体ではサントリーに次いで2位だが、国産ワインに限定すると首位のポジションを保っている。

 両社は、ワイン事業と焼酎・低アルコール飲料の販売事業をそれぞれ集約してシナジーを目指すが、詳細は、今後の業務提携検討委員会で詰めていく。加藤キリン社長は、メルシャンが持つ焼酎の甲類免許など、キリンが持たない酒類免許を活用することで、柔軟な経営戦略が立案できることもメリットとして強調した。

 また、加藤キリンビール社長は、両社の資本・業務提携が、国内市場の成熟化の状況に対応したものであるとの考えを示すとともに「これから酒類事業を拡大していくうえで、海外が積極的に展開する土俵になる」と述べて、M&Aの手段を含めて、海外事業も強化していく方針を示した。

248とはずがたり:2006/11/17(金) 13:22:49
>>245-246
日清が株主代表訴訟で訴えられるんちゃうけ?

米投資ファンドに してやられた日清食品 (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/myojyo/story/20061116jcast200623847/

即席めん最大手の日清食品と業界4位の明星食品は2006年11月15日、資本業務提携することで合意した、と発表した。日清はいわゆるホワイトナイト(白馬の騎手)の立場から明星に友好的 TOB(株式公開買い付け)を実施することになる。 買い付け額は、10月27日から始まった明星の筆頭株主・米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドによる敵対的TOB価格の700円を上回る870円となった。

スティールはホワイトナイト登場を織り込み済みだった?
明星とスティールの攻防は、05年暮れから本格化した。03年にスティールは明星の株を取得。以来、買い増しを続け、最終的にMBOを提案したものの、明星側が拒否し、敵対的TOBに踏み切った。
そこに日清がホワイトナイトとして登場したことで、明星側が「うまくやった」と見るのは安易な見方だ。
「スティールはホワイトナイトの登場を織り込み済みだったと思います。明星株の値段をつり上げ、売り抜ける予定だったからこそ、700円という額に設定したのです。経営陣も含め、従業員がこれだけ反感を抱いている会社を無理に購入したところで、その後も交渉が難航するのはスティール側もわかっていたはず。明星はいいように使われたと見るのが適当でしょう」
と、ある米系投資ファンドマネージャーはさめた反応をしている。
「日本では良い案件はすでになくなっている」
明星は04年、村上ファンドにも大量に株を取得されているが、同ファンドが同様の手段で短期的な利益を上げたのは、よく知られているところだ。
最近、投資ファンドの間では、こうした強引な手法が目立つ。なぜか。
MBOは、もはやバブルともいえる様相を見せている。流行の理由は、創業一族の相続問題に起因していたり、「乗っ取り防止策」にも有効だからだ。
M&A仲介のレコフによると、06年1月〜10月までの MBO件数は合計で66件にのぼる。その内、経営陣が投資会社と組んだのは22件だ。
前出のファンドマネージャーは次のように話す。
「数字は伸びていたとしても、日本では良い案件はすでになくなっています。対照的に米系投資ファンドは今年に入ってから続々と上陸するなど、ファンドの数が溢れてしまっている。短期的に巨額の利益をもたらすことが求められるファンドマネージャーにとっては焦らざるを得ないのです」
スティールが日清のTOBに応じると、40億円近い利益が転がり込んでくる、といわれている。

[ 2006年11月16日16時9分 ]

249とはずがたり:2006/11/17(金) 13:30:15
日清がTOB参入決定前の記事。カップヌードル@日清は赤いきつね@東洋水産と明星チャルメラがひっつくのを阻止したかっただけか?今は経営から手を引いた明星創業者一族が一枚噛んでいるのか?

チャルメラ明星TOB巡る大きな謎と大再編 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/myojyo/story/17gendainet02029315/

●創業家一族

 東京都武蔵野市吉祥寺に通称「明星台」という場所があった。この地名が、TOB騒動に揺れる明星食品の社名の由来だ。「明星台」を創業の地とするこの会社の設立は、昭和25年のことだった。創業者を奥井清澄という。

「ホワイトナイトとして名前の出た日清食品の創業者は安藤百福氏で、この人は宇宙食ラーメンなんかを食べたりして有名ですよね。でも、明星食品の方はあまり知られていません。ただ、現在敵対的TOBを仕掛けているスティール・パートナーズに約10%の株式を売却したのは創業家一族でした。2003年のことです。今回のTOBは、その流れの中にありますから創業家は複雑だと思いますよ」(経済ジャーナリスト)

 創業家の資産管理会社「星村」(8.7%保有)は、スティールのTOBに応じない方針と伝えられるが「経営陣と創業家の関係は微妙」という声もあり予断を許さない。

●なぜ「サッポロ一番」でなく「チャルメラ」か

 日清食品の安藤宏基社長はホワイトナイトの「名乗りを上げてはいない」と否定している。即席めんのシェアは日清が約40%とダントツ。2番手は「赤いきつね」などで知られる東洋水産で約20%。続いて「サッポロ一番」のサンヨー食品(約12%)、そして「チャルメラ」明星(約10%)となる。なぜ、サンヨーではなくて明星が狙われたか。これもナゾだ。

「経営陣が一枚岩ではなく狙いやすかったなどの指摘が出ていますが、スティールの腹は分からないというのが本当のところです。しかし3番手のサンヨーと、仮に日清をくっつけるとシェアは50%超になります。独禁法の問題もあり、4番手の方がM&Aに適していると判断した可能性はあります」(投資銀行のM&A担当者)

●大再編の足音

 TOB応募期限は今月27日。明星側は、これといった対応策を出せずにいる。このままだと業界大再編に突き進む道も残る。ホワイトナイトとして2位東洋水産が手を挙げるとか、台湾メーカーが参入したがっているなどの憶測も出始めた。

 もし東洋水産と明星が一緒になればシェアは30%、最大手・日清には脅威だ。残る3位サンヨー争奪戦に突き進むかもしれない。

「サンヨーと明星が組めば、東洋水産を上回るシェアを確保できるし、これも考えられなくはない」(前出のジャーナリスト)

 明星を巡るTOBは、再編の序章に過ぎないということだ。

[2006年11月14日掲載記事・ 2006年11月17日10時00分 ]

250とはずがたり:2006/11/30(木) 00:44:07
日清食品:スティール・パートナーズが筆頭株主に
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20061130k0000m020139000c.html

 即席めん大手、明星食品に敵対的な株式公開買い付け(TOB)を実施して不成立に終わった米投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが、明星の友好的な買収者「ホワイトナイト(白馬の騎士)」としてTOBを実施している日清食品の株式を買い増し、筆頭株主になったことが29日、大量保有報告書で分かった。保有比率はこれまでの6・23%から7・37%になった。

 スティールは明星株23・10%を持つ筆頭株主で、10月27日に1株700円でTOBを開始。これに対抗し、明星の要請を受けた日清が11月16日に1株870円でTOBを実施、スティールのTOBは応募ゼロだった。

 スティールは日清が対抗TOBを始めた16日から21日までに日清株を買い増した。スティールは、日清のTOBへの支持を表明しており、保有する明星株は日清のTOBに応募して売却する公算が大きい。ただ、「引き続き、大株主として両社(日清と明星)をサポートしていく」とコメントしており、日清株を買い増して、傘下に入る明星への影響力も維持する狙いがあるとみられる。【三沢耕平、宮島寛

毎日新聞 2006年11月29日 22時50分

253とはずがたり:2006/12/13(水) 14:07:01
11月のビール類課税出荷量、アサヒが6.3%増でキリンとの差詰める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000027-nkn-ind
12月13日8時30分配信 日刊工業新聞

 ビール大手4社が12日発表した11月のビール類課税出荷量と販売動向によると、アサヒビールが出荷量を前年同月比6・3%増と大きく伸ばし、単月シェア39・6%でトップに立った。1月からの累計でも首位のキリンビールとの差を詰め、年間シェア争いは最需要期の12月いっぱいまでもつれる見通しだ。市場全体の11月の課税出荷量は同1・8%増の3974万7000ケース(1ケースは大瓶20本換算)で、3カ月ぶりにプラスとなった。

 アサヒは新商品「贅沢日和」の投入効果で、発泡酒が同22・5%増と21カ月ぶりにプラスとなった。主力のビールも歳暮商戦が前倒しされたことなどで缶ビールが同4・9%増と伸びた。「第3のビール」は同7・0%減だったものの、ビール類全体では9カ月ぶりにプラスに転じ、シェアも1・7ポイント上昇した。

255とはずがたり:2006/12/19(火) 12:11:07

<キリンビール>TOB成立 メルシャンを子会社に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061219-00000019-mai-bus_all
12月19日10時55分配信 毎日新聞

 キリンビールは19日、メルシャンに対し18日を期限に実施していた株式の公開買い付け(TOB)の成立を発表した。メルシャンの筆頭株主でTOBに賛同していた味の素などが応募し、目標とした発行済み株式の50.12%を取得した。メルシャンはキリンの子会社になり、キリンのワイン事業をメルシャンに一本化する。
最終更新:12月19日10時55分

257とはずがたり:2006/12/29(金) 09:45:03

ビール副産物でバイオエタノール燃料…キリン実用化へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/610

267荷主研究者:2006/12/31(日) 16:42:59

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060926/ftu_____thk_____005.shtml
2006.09.26 中日新聞
ペットボトルに無菌充てん 澁谷工業がシステム開発

 澁谷工業は25日、電子線を照射して殺菌し、ペットボトルに無菌で液体を充てんできる新システムを、業界で初めて開発したと発表した。薬剤を使わないため安全性が高まり、運転コストも最大10分の1程度に低減。薬剤を落とす洗浄装置など周辺装置が必要なくなり、設置面積も3割以上減らせる。

 電子線照射による殺菌システムは、薬剤や食品を包装する樹脂フィルムなど平面素材の殺菌に利用されているが、ペットボトルのような立体的な物を殺菌するのは困難だった。同社は、容器の側面の2方向から照射できる構造にして課題を解決。実証テストで、熱殺菌に強い細菌類をほぼ無菌状態にできることを確認した。

 電子線照射装置は、岩崎電気(東京)が供給。価格は従来と同程度で1システム8億−10億円を予定。実証テスト機は、1分間に600本の500ミリリットル容器に液体充てんできるタイプで、11月20日から3日間、本社での自社製品発表会で取引先などに披露。本年度は3−5台の販売を見込んでいる。 (瀬戸勝之)

268小説吉田学校読者:2007/01/16(火) 06:30:41
まさか、内部告発が内紛がらみということはないでしょうね・・・

不二家:社長辞任の裏に同族経営の弊害指摘も
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070116k0000m020094000c.html

 期限切れ牛乳の使用を巡る問題で不二家の藤井林太郎社長が辞意を表明した背景には、食品メーカーにとって「命」ともいえる消費者からの信頼を失ったことにある。「雪印の二の舞い」を恐れて迅速な公表を怠ったツケがトップの辞任に発展した形だが、藤井一族が6代にわたって経営のかじ取りをしてきた同族企業の閉塞(へいそく)的な体質も指摘されている。【三沢耕平】
 「長年築き上げた伝統、ブランドを失って残念」。藤井社長は辞任表明の会見で、1919年の創業以来、藤井一族だけで守ってきた不二家ブランドを失墜させた責任に触れ、深々と頭を下げた。
 近年、牛肉偽装事件を起こした日本ハムやガス給湯器の不具合で死亡事故を起こしたパロマ工業など、経営トップを創業家が務める企業の不祥事が続いている。不祥事以外でも、経営陣による自主買収(MBO)を実施して上場廃止となったすかいらーくのように「同族企業は時代の変化に対応しきれていない」(証券大手)という厳しい声が上がっている。
 食品業界では、同族企業の弊害について「トップの経営判断について意見が言いにくい」(ビール大手)、「社内の風通しが悪くなる」(食品卸)などの指摘がある。ただ、同族企業で非上場のサントリーは、社内の全部署に法令順守担当者を設置。「日常から品質管理や法令順守の重要性を意識できる風土」(同社幹部)を作っており、一概に同族企業の持つ弊害を指摘することは難しい。
 藤井社長も会見で「同族会社ということが法令順守の欠如につながるとは考えていない」と説明。後任社長の人選についても「同族であるかどうかは、現時点ではお答えできない」と述べ、取締役の2人に名を連ねる従兄弟(いとこ)を起用する可能性に含みを持たせた。
 同社は12日、社内のチェック体制を強化するため、各工場の衛生状態を徹底的に調査する対策委員会を設置。マニュアルを点検するチームと消費・賞味期限の適正表示を点検するチームも置き、食の安全・安心に万全の対策を取るとしている。
 しかし、その対策委員会のトップは藤井社長。市場からは「社内の隠ぺい体質を醸成し、3カ月後をめどに引責辞任する人間に徹底的な見直しができるのか」と疑問の声が上がる。事実を公表せず法令順守をおろそかにした背景に同族企業の弊害があったのか。不二家の再出発には、その検証も必要だ。

270とはずがたり:2007/01/19(金) 00:12:54
でるわでるわ・・。

不二家 今度はパイに虫、この事実公表せず
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20070118/20070118-00000045-nnn-bus_all.html

 原材料の消費期限切れが発覚し、洋菓子の生産を中止している「不二家」で今度はパイに虫が入っていたことが明らかになった。

 これは05年夏、京都市のコンビニエンスストアで不二家の「ペコパイ」を購入した男性が箱を開けたところ、中から体長約1.5ミリの虫が数匹出てきたというもの。

 不二家では購入者に謝罪をしたということだが、これまでこうした事実を公表していなかった。このパイは静岡県にある富士裾野工場で生産されているが、不二家は17日にこの工場について「国際規格の安全基準を満たしており、製品は安全だ」というコメントを出したばかりだった。

 不二家では「工場で混入したのか、流通経路での混入なのかはわからない」と話している。

 また、農水省は18日午後、シュークリームなどの製造にあたって国が定めた安全基準に違反していないかを確認するために不二家の本社や埼玉工場など3か所に対して立ち入り検査を行った。

[18日23時54分更新]

271とはずがたり:2007/01/19(金) 00:14:09
雪印同様会社解体まで行かないと駄目なんじゃないの?

不二家、りそな銀と協議へ=製品撤去、減産で再建策検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070118-00000186-jij-biz&amp;kz=biz
1月18日20時1分配信 時事通信

*消費期限切れ原料の使用問題で洋菓子の生産・販売停止などに追い込まれている大手菓子メーカーの不二家 <2211> が、再建策のとりまとめに入ることが18日、明らかになった。主力取引銀行のりそな銀行と近く、協議を開始する。問題の洋菓子だけでなく、チョコレートなど菓子類や飲料についても、スーパーやコンビニエンスストアが製品撤去に動いており、主力の菓子工場は減産を余儀なくされている。一段の業績悪化は避けられず、支援要請も含めた抜本的な対応が必要と判断したもようだ。 

最終更新:1月18日20時1分

273とはずがたり:2007/01/20(土) 15:31:09
賞味期限てどんなんして決まるんでしょうね。
一日ぐらい過ぎても絶対に大丈夫なように決めてるのでしょうから経営者が勿体ないと思っても当然か・・

276とはずがたり:2007/01/20(土) 21:57:43
買ってみるかねぇ・・¥

森永製菓 株価3倍、4倍の声 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/morinaga/story/20gendainet02030181/

 森永製菓が上げ潮ムードだ。

 言わずと知れたことで、不二家が洋菓子の期限切れ牛乳使用問題で生産・販売休止に追い込まれたためだ。20年来の株の持ち合いが功を奏し、不二家の大株主(3.95%保有、第2位)である森永が「不二家支援」の大本命に祭り上げられた。この追い風はどこまで続くか。

 まずは株価。森永の首脳が「支援」を口にしたと報じられると、「不二家合併」説が市場を駆け巡り株価が上昇。森永株は不祥事が発覚した翌日の11日からジワジワ上がり、それまで200円台後半でウロウロしていた株価はわずか4営業日で316円(16日終値)に。森永が筆頭株主の森永乳業の株価も504円から532円へ押し上げるダブル効果。2000年の雪印乳業株が集団食中毒のせいで暴落した際、森永乳業株が急騰したが今回もウンの強さを感じさせる。「森永による不二家合併が本決まりになれば、菓子業界3位。上値が見込める」と先を占う大手証券マンが多い。

 不二家の不祥事がバレンタイン商戦のスタートと重なり、森永の売り上げ増が十分期待できることもそのひとつ。

「大株主とはいえ、不二家は商売上では森永のライバルですから、この機をとらえて不二家のお客をごっそりいただくチャンスです」(菓子業界関係者)

●客と一等地をゲット

 垂涎(すいぜん)の話は他にもある。

 外資系証券関係者がズバリ突く。

「不二家は結構な土地持ちでしてね。とくに東京・銀座には本店をはじめ、社有の不動産を数カ所所有している。いずれも1平方メートル1000万円以上と見ていいから、ざっと見積もって150億円超にはなるでしょう。本当に不二家を合併したらこれは大きな資産となる。当然、森永の株価も3倍、4倍と跳ね上がり、山崎製パンや江崎グリコのように1000円台になることも夢じゃないでしょう」

 森永といえば、安倍晋三首相の昭恵夫人。創業家の出身である。今夏の参院選を控えて夫人の露出は増えるだけに、何かと「森永」の文字が世間の耳目を集めそう。

 もっとも、筋書きどおりいくかどうか。当の森永首脳は「応援したい気持ちはあるが」と慎重だ。好事魔多しということわざもある。さてどうなる。

【2007年1月17日掲載記事】

[ 2007年1月20日10時00分 ]

278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/21(日) 01:49:13
うわ、思った以上にみのもんた病だわ・・・。

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/21(日) 02:01:05
こっちじゃなかったです。納豆の字でつられた・・・。

>>277
豆腐の腐ってのは、中国では、弾力性のある塊という意味で使われる字のようです。
蘇(酥)っていうのがチーズで、醍醐というのがヨーグルトで。
これと醍醐天皇についての丸谷才一のエッセイをまた思い出してしまった。

280とはずがたり:2007/01/21(日) 05:07:14
へぇ〜>腐ってのは、中国では、弾力性のある塊という意味で使われる字

誰かが納豆と豆腐って意味が途中で逆になったんじゃないかって思うくらいだと書いてましてあるかもと思ってましたがちゃんと昔からこうだったんですねぇ。

281小説吉田学校読者:2007/01/21(日) 11:14:33
>>280
どうもみのもんた病の吉田学校です。
泉鏡花は豆腐の「腐」のイメージを嫌って「豆府」と書いていましたね。

やはり分割か・

経営再建へ、渦中の「不二家」分割案が浮上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070121-00000302-yom-bus_all

 消費期限切れの牛乳などを使った洋菓子を製造・出荷し、工場の操業停止などに追い込まれた不二家の経営再建を巡り、事業の一部を分社化する案が浮上していることが20日、明らかになった。
 不二家の主な事業には、問題が発生したシュークリームなどの「洋菓子部門」のほか、チョコレートなどの「菓子部門」、「飲料部門」、「外食部門」がある。
 菓子部門については、不二家の第2位株主の森永製菓が「手伝うことはできる」(幹部)と、製造技術や安全管理などの支援に前向きな姿勢を示している。製パン最大手の山崎製パンは、洋菓子部門などで支援する考えを不二家に伝えた。
 飲料部門でも、不二家が飲料の販売を委託しているサッポロ飲料が支援に乗り出すとの見方がある。

282とはずがたり:2007/01/21(日) 11:55:53
豆腐出す和食の店では「豆富」って書いてあることが多いですね。
カネボウや雪印と同じように解体しかないのではないか?食品のブランドイメージはより打撃が大きいように思う。

283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/21(日) 12:09:51
>>280
私も子供の頃は同様に考えていました。
ただ、府や富というのはいかにも宛て字という感じであまり好きではないな。

>>282
テレビみのもんた観覧者さんこんにちわ^^
これまでの業態もなかなか面白かったんですけどね、不二家。一度ガタが来たら相乗効果もありそうで、一体的に維持するのはむずかしいのかな。

284とはずがたり:2007/01/21(日) 12:38:58
俺も豆富という宛て字を見て余計なことしなくても,と思いました。
豆府ならわざわざ綺麗な字にした感が薄れるからまだましかな。しかし豆腐の方が感じが出る(食慾も)と思うんだけど。

雪印の牛乳と同じく洋菓子は中核事業ですからねぇ・・。
しかもチェーン店への休業補償が毎日毎日累積していくとなると止血作業は急務であるし,森永やサッポロがシェア拡大を狙って虎視眈々としてる様ですし。

『会社四季報 業界地図 90+1 2007年度版』より
順位 会社名 売上高   営業利益
〜食品〜→不二家の名前は挙がってこない
1位 ロッテ 4,208億円 294億円
2位 明治製菓 3,824億円 165億円 (いずれも非食品事業(医薬品など)を含む)
3位 江崎グリコ 2,610億円 70億円
4位 森永製菓 1,709億円 90億円
── カルビー 1,161億円 31億円 ←スナック最大手
── 亀田製菓 713億円 30億円 ←米菓最大手
〜パン〜→山崎がガリバー
1位 山崎製パン 7,315億円 142億円 (傘下に東鳩・デイリーヤマザキ・ヤマザキナビスコ)
2位 敷島パン 1,450億円 17億円
3位 フジパン 930億円 38億円
〜綜合飲料〜→サッポロは規模が小さい
1位 コカコーラ 傘下に地域ボトラー
2位 サントリー 1兆3,737億円 646億円 (含むアルコール事業)
── サッポロH 4,537億円 ── (含むアルコール事業)
3位 キリンビバレッジ 3,794億円 161億円
4位 伊藤園 2,881億円 211億円
5位 アサヒ飲料 2,251億円 96億円

285とはずがたり:2007/01/23(火) 22:40:52
ためされるお菓子屋さん ふじや@福島

「不二家とは無関係」 福島県の「不二屋」がPR  (J-CAST)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/hujiya2/story/20070123jcast200725069/

期限切れの原料でシュークリームなどをつくっていたとして大手菓子メーカーの不二家が引き起こした不祥事で、福島県に本社と工場を構える「不二屋食品」が巻き込まれ、「弊社は不二家とは一切関わりがございません」と訴えている。

同社によると、不二家の一連の不祥事が明らかになって以降、問い合わせが殺到。当初2〜3日は1日100件を超える電話があり、「対応に追われて仕事に支障をきたしそうなほどだった」という。
1月17日には地元の福島テレビが「Lばんスーパーニュース」で、また同20日にはTBSのニュース番組「ブロードキャスター」が、同社が不二家と関係ないことを報道している。ホームページへのアクセス件数も上がったほか、テレビ番組を見た消費者からは励ましや商品の購入希望のメールを受信。「メールは1日20件ほどあった」という。J-CASTニュースが取材した2007年1月23日には「だいぶ落ち着いてきました」としている。

福島では「シュークリームで『フジヤ』といえば当社のこと」
同社には直営店はなく、販売エリアも限定しているが、東京都内などの一部のスーパーの売り場でも「不二家と無関係」を知らせる貼り紙が下がっている。同社は「不二家とは販売ルートが違うので、売り上げへの影響はいまのところ軽微です。地元ではシュークリームで『フジヤ』といえば当社のこと。地元を大切にしています」とし、それどころか「今回の件で当社の知名度もちょっとは上がったようですし、それを売り上げにつなげたいですね」と意欲的なコメントを寄せている。

不二屋食品は、1963(昭和38)年2月創業。77(昭和52)年から洋菓子(シュークリームとエクレア)の製造を開始した。「フジモア」ブランドを展開しており、洋菓子のほか「大福」なども販売している。06年6月には「でかシュークリーム」が、お菓子の品質向上を競うモンドセレクションの「金賞」を受賞しており、おいしさと品質は折り紙つき。同12月18日には、地元・福島県産の牛乳を使った「いちごシュークリーム」を発売したばかり。同社ホームページの「工場案内」をクリックすると、シュークリームの製造過程を動画で伝えており、「品質…それが私達のほこりです」と、堂々と主張している。

[ 2007年1月23日18時49分 ]

286とはずがたり:2007/01/27(土) 00:45:05
<不二家>埼玉工場 ネズミ、実は485匹捕獲 内部文書 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/hujiya2/story/photo02mainichiF20070126k0000e040065000c/

 消費期限切れ原料使用が問題になった大手菓子メーカー、不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で、03年1月〜昨年8月の約3年半に485匹のネズミが捕獲されていたことが、同社の内部文書で分かった。文書には「ネズミ捕獲がマスコミに漏れた時点で、経営危機、破たんは免れない」と記されていた。同社は消費期限切れ問題で「発覚すれば雪印の二の舞い」などと隠ぺいを図ったとも受け取れる文書が明らかになっており、同社の体質が改めて問われそうだ。

 関係者によると、内部文書は社内の構造改革チームの会議に「委員会外秘」として提出された。ネズミのイラストを配して捕獲数を棒グラフで月ごとに示し、03年に109匹、04年に221匹、05年に145匹、06年に10匹が捕獲され、長期にわたり大量のネズミが発生していた。とくに04年は3月から7月まで毎月20匹以上が捕獲され、4月は最高の50匹だった。

 同社は問題発覚直後に「埼玉工場で04年に最も多い月で50匹のネズミを捕獲した」ことを明らかにしていたが、この資料をもとにしたとみられる。文書には「至急対策すべき重大事項」とも記載されていた。

 同社は現在、外部の有識者による改革委員会を設置するなどして衛生管理体制の改善を図っている。ただ、こうした内部文書で指摘された事実がその後どう取り扱われたかは明確になっていない。【三沢耕平】

[ 2007年1月26日15時44分 ]

大腸菌検出、製品回収せず 不二家泉佐野工場 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/hujiya2/story/27kyodo2007012601000686/

 不二家の泉佐野工場(大阪府)が昨年10月、出荷したシュークリームなどから大腸菌が検出されたのに回収していなかったことが26日、大阪府の調査で分かった。国の衛生規範は大腸菌群など検出の洋生菓子の販売を一切認めていない。出荷個数は不明。不二家は洋菓子回収基準を独自に設定していたが、泉佐野工場は回収対象の大腸菌数を、本社基準より10倍も緩い「1グラム当たり10万個」としていた。

[ 2007年1月27日0時8分 ]

287とはずがたり:2007/01/27(土) 00:51:24
レーマン:賞味期限切れチョコ使用の菓子、自主回収へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070127k0000m040103000c.html

 菓子メーカー・レーマン(東京都港区)は26日、04年10月〜昨年9月に賞味期限切れを迎えていたチョコレートを使用した菓子を販売していたことを明らかにした。百貨店や東京ディズニーシーなどに販売した7商品で、在庫の自主回収など対策に乗り出した。

 7商品は▽ルーブリアン(販売数1万7000袋)▽ショコラミルフィーユ(1万袋)▽レーマンギフトセット(1万1000個)▽チョコレート&クッキー(1万7000個)▽カステラチョコレート(1800袋)▽チョコレートカバードクッキー(1600個)▽おやつカウンセラーカステラチョコ(3000個)。

 不二家問題の発覚後に社内調査したところ判明した。軽井沢工場(長野県)や和光工場(埼玉県)で製造され、同社は「健康への影響はないが品質管理に甘さがあった」としている。

毎日新聞 2007年1月26日 21時44分

288とはずがたり:2007/01/27(土) 01:00:18
>>287
2年って・・

賞味期限2年過ぎた原料を使用 TDSのチョコクッキー
2007年01月26日21時58分
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260351.html

 オリエンタルランド(千葉県浦安市)は26日、東京ディズニーシー(TDS)内で販売しているクッキー2製品に、賞味期限が2年3カ月過ぎたチョコレートが使われていたと発表した。食べても健康に影響はないとしながらも、販売を中止して商品を回収する。

 オ社によると、問題の製品はチョコレート製造販売業「レーマン」(東京都港区)の和光工場(埼玉県)で昨年10〜12月に製造された「チョコレートカバードクッキー」と「チョコレート&クッキー」(いずれも1260円)。クッキーにかけられたチョコレートの賞味期限は04年10月までだった。昨年10月半ば以降、TDSや提携ホテル内の売店などで計約1万9000個が販売された。

 オ社が取引のある約160社に対して調査を要請。25日にレーマンから連絡があった。レーマンは同工場で製造して首都圏の百貨店などで販売しているチョコレート5製品もあわせて回収、代金を返すと発表した。

 レーマン側は「生ものでないために意識が低かった」と品質管理の甘さを認めている。

290小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 12:20:43
>>289
銀座の土地が欲しいのか、サーティーワンが欲しいのか、はたまたアンパンマン(アンパンマンキャラメルコーンとか面白そうだね)かブランドかと山崎製パンの思惑に非常に興味津々新進党なわけですが、「山崎製パン首脳」って、どう考えても代表取締役でしょ。いいじま〜〜

291とはずがたり:2007/01/30(火) 11:40:20

こっちはつんでれ戦術か?圧迫して有利な条件を引き出そうとしている?

サッポロ飲料が補償請求へ 数億円、受託販売半減で
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070130/20070130_012.shtml

 不二家の飲料製品の販売を受託しているサッポロ飲料が、期限切れの原料使用問題の影響で受託販売額が半減したとして、不二家に損失補償を求める方向で検討に入ったことが29日、分かった。損失補償額は数億円規模になるとみられる。

 不二家は洋菓子販売を休止しているフランチャイズの約700店に対しても、1週間ごとに総額1億円を超える補償を支払っている。スーパーなど小売店での菓子製品撤去で「売り上げが極度に落ち込んでいる」(桜井康文社長)中、サッポロ飲料への補償支払いが加われば不二家の経営を一層圧迫するのは確実。同社は不動産などの資産売却による資金繰り改善や、取引銀行との再建策協議を加速させることを迫られる。
2007年01月30日02時13分

292とはずがたり:2007/01/30(火) 11:46:44
寧ろ不二家切りの方向か?

サッポロ飲料:不二家の飲料、受託販売を休止
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070130k0000e020044000c.html

 サッポロ飲料は30日、受託販売している不二家の飲料について、2月1日から販売を全面休止すると発表した。サッポロ飲料は独自に不二家の工場を調査するなどして飲料の安全性を確認していたが、不二家のずさんな衛生・品質管理体制が明るみに出たことから、自社のイメージ悪化を避けるため販売休止はやむを得ないと判断した。

 サッポロ飲料は98年に不二家製飲料の受託販売契約を締結。現在は「ネクター」「レモンスカッシュ」「ミルキードリンク」など14種類22品目を、全国約5万台の自動販売機やスーパーなどで販売している。年間販売高は約60億円で、サッポロ飲料の売り上げの約1割を占める。

 不二家製の洋菓子で、期限切れ原料の使用が発覚して以降、不二家の飲料もスーパーなどから撤去される動きが広がり、サッポロ飲料は代替商品への切り替えを進めていた。【三沢耕平】

毎日新聞 2007年1月30日 11時04分

293とはずがたり:2007/01/30(火) 11:51:22

雪印同様食品の安心って一度墜ちたら致命的でしょう。会社分割しないと資産内容劣化すんで。藤井一族は会社を手放さないと駄目でしょうな。

不二家:桜井社長 経営再建で「他社との協力関係」に含み
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070130k0000m020122000c.html

 大手菓子メーカー、不二家の桜井康文社長は29日会見を開き、取締役会に代わって経営の中枢機能を担う執行役員会を新設すると発表した。取締役会には、執行役員会の決議を追認する業務だけを残す。経営再建の手法については「他社との協力関係のようなものも視野に入れたい」と述べ、他社に支援を求める可能性に含みを持たせた。

 会見は、社内改革に向けて助言する有識者会議「『外部から不二家を変える』改革委員会」の3回目の会合後、委員長の田中一昭・拓殖大教授と桜井社長が出席して開かれた。田中委員長は「(改革は)時間との勝負だ。新執行部でリードしていく体制に変える」と説明した。執行役員会は、桜井社長が議長を務め、各部門の責任者である中堅幹部がメンバーになって週1回開く。

 また、品質保証の責任者だった三浦幸一常務と、佐藤文彦常務の2人を同日付で取締役に降格。他の取締役も業務の担当から外した。取締役のうち2人は藤井林太郎・前社長のいとこで、創業家の影響力を排除する狙いもあるとみられる。期限切れ原料の使用などを黙認したとされる各工場長も「厳格に処断する」方針だという。

 一方、スーパーなどでの販売停止が続いている一般菓子事業について桜井社長は「極度に売り上げが落ちた状態」と指摘。製品数の削減など事業の見直しが不可避との見方を示した。

 一連の問題の原因究明などを担う「信頼回復対策会議」も29日付で発足。議長には東京地検出身の郷原信郎・桐蔭横浜大学法科大学院教授が就任した。【谷口崇子、宮島寛】

毎日新聞 2007年1月30日 1時09分 (最終更新時間 1月30日 2時33分)

294とはずがたり:2007/01/30(火) 14:19:17

ネクター結構好きだったんだけど。
サッポロネクターとして看板掛けかけて販売すりゃあええが〜。

不二家、「ネクター」など飲料製品の販売休止へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000770-reu-bus_all
1月30日11時17分配信 ロイター

 [東京 30日 ロイター] 不二家<2211.T>は30日、「ネクター」など飲料製品の販売を2月1日から一時休止すると発表した。飲料製品については安全が確認できているものの、市場に混乱を引き起こしていることを考慮し、販売代理店のサッポロ飲料と協議した結果、休止を決めたという。飲料事業部門の2005年度の売上高は約48億円。

最終更新:1月30日11時17分

295とはずがたり:2007/01/30(火) 14:20:20

工場は綺麗になってもねぇ。。販売店には手厚く休業補償してるみたいだけど汚いもん喰わされた消費者は実害無いので補償無し?まぁ食の安全基準は厳しすぎるってのもあるのかもしれないけどね。

山崎製パンが不二家支援へ、業務提携に発展も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000401-yom-bus_all
1月30日6時44分配信 読売新聞

 消費期限切れ牛乳を洋菓子製造に使うなどした不二家に対し、製パン最大手の山崎製パンが品質管理などの支援をする方向で調整に入ったことが29日、明らかになった。

 不二家と主力取引銀行のりそな銀行が、山崎製パンに対して支援を要請した。山崎製パン首脳も「要請があれば全般的に支援を検討する」と述べており、操業再開に向けた体制作りに協力する方針だ。将来は広範な資本・業務提携に発展する可能性もある。

 山崎製パンは洋生菓子を製造し、自社工場で「AIB」と呼ばれる米国の厳格な食品安全基準を導入している。同社は、不二家がこの基準を導入すれば、製造を停止している工場の操業再開にもめどが立ちやすくなると判断している。

最終更新:1月30日6時44分

296とはずがたり:2007/01/31(水) 03:25:53
不二家、「新たな発覚」次々 自主調査、終了めど立たず
2007年1月20日(土)00:39
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007011903740.html?C=S

 大手菓子メーカー不二家(本社・東京)に対する自治体や国の調査で、製品に関する新たな問題が次々と発覚している。衛生管理の問題が多いだけに、消費者の不信は広がる一方だ。期限切れ原料の使用が明るみに出てから、20日で10日目。同社も自主調査を続けているが、終了のめどは立っていないという。

 「これが最後ではない。適宜報告を求め、立ち入りを続ける。洗いざらい、すべて調べさせていただく」

 19日、埼玉工場(新座市)への2回目の立ち入り検査の結果を発表した埼玉県の細川修生活衛生課長は強調した。

 県は同社の対応に不信感を持つ。1回目の検査で、同工場が「ない」と回答していた食品衛生のマニュアルを、2度目の検査で「勘違いだった」と提出。また、本社が99年ごろから不適切な食品製造をしていたと発表したのに、16日に同工場が県に出した報告書は、昨年6月以降の4品目16件に言及しただけだった。

 大阪府は11日から泉佐野工場(泉佐野市)に立ち入り調査を始めたが、05年にシュークリームの消費期限の表示を1日増やしていたことを不二家側が話したのは、3度目の調査の18日。工場長の指示で1日延ばしていたことや本社も黙認したことも、府の調査で判明した。

 不二家は自治体などの調査について「誠実に対応しているつもりだ」(人事総務部)という。「生産対策委員会」が自主調査を進め、埼玉、札幌工場は終えた。残る洋菓子3工場などの調査については、終了のめどは立たないという。

■新たに分かった不二家製品の問題■

●95年に泉佐野工場で製造した洋菓子を食べた9人が食中毒症状、営業停止処分。大阪府の内規に基づき保健所は未公表。不二家も公表せず。

●泉佐野工場で05年にシュークリームの消費期限を社内基準より1日長く表示。また、同工場で製造したプリンを埼玉工場に移して消費期限を印字することが常態化、本社も了承。

●札幌工場で昨年6月に製造したシュークリームの検査のうち1件で、段階を踏んで細菌数を数えられるまで検査せず途中で打ち切り、細菌数を「無限」と記録。

●埼玉工場で消費期限切れのリンゴ加工品の使用が公表された5件以外に、今月製造分で1件確認される。また、同工場内の手洗い場の数が不十分だったことも判明。

(15日に不二家が中間報告した後、判明した分)

298とはずがたり:2007/02/05(月) 00:36:23
不二家:山崎製パンの支援下で経営再建へ 森永は支援断念
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070203k0000m020083000c.html

 不二家の桜井康文社長は2日に会見し、製パン最大手の山崎製パンから受ける食品衛生管理の技術支援について、「話し合いを持ち検討中」と述べ、具体的協議を詰めていることを明らかにした。資本提携についても検討する方針だ。一方、支援に名乗りを上げていた第2位株主の森永製菓は同日、「洋菓子・一般菓子事業の一体再生は困難」として支援断念を発表。不二家は山崎の支援下で経営再建に取り組む方向が決まった。

 不二家は期限切れ原料使用などの問題を発表した先月11日以降、洋菓子のフランチャイズ店への休業補償などで、ひと月当たり数十億円規模の資金流出が続いている。桜井社長は「(財務は)かなり厳しい局面に入っている」と明らかにした。

 それだけに、山崎の豊富な資金力は魅力。山崎の05年12月期連結現預金残高は約500億円で、森永の約65億円(06年3月期)との差は大きい。山崎の首脳は不二家への出資を含めた全面支援にも意欲を示している。

 さらに、山崎は森永と異なり、洋菓子を製造・販売し、品質管理ノウハウも持つ。桜井社長は会見で「洋菓子と菓子両方が不二家のイメージだ」と述べ、両事業の一体再生が支援企業選定の条件だと主張したが、山崎の支援を仰げば、「一体再生」の道も開ける。

 一方、山崎にとっても不二家支援のメリットは大きい。山崎の菓子は大人向けが多く、不二家は子供向けに強みを持つ。「顧客層が異なるから提携効果は大きい」(大手スーパー)と見られる。

 また山崎は、現在約7400億円の連結売上高を1兆円に拡大する目標を掲げている。パン事業の国内シェアが32%で、これ以上の拡大は独占禁止法に抵触しかねない状況の中、昨年は東ハトを買収した。連結売上高約850億円の不二家支援は菓子事業の拡大の好機でもあるわけだ。

 一方、森永首脳は同日、桜井社長と会談し、桜井社長が「洋菓子と菓子の一体再生は譲れない」と強調したため、支援は困難と判断した。不二家との株式持ち合いについては、解消も含めた検討を始めた。

 また、桜井社長は同日、品質保証の責任者だった前常務の三浦幸一取締役を1月から3カ月間、報酬カット50%とするなど、桜井社長自身を含む取締役6人の報酬を50〜10%減額処分すると発表した。【宇田川恵、宮島寛】

毎日新聞 2007年2月2日 20時41分

299荷主研究者:2007/02/13(火) 00:39:17

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20061230&amp;j=0024&amp;k=200612306153
2006/12/30 07:21 北海道新聞
北海道乳業、業務用クリームチーズ増産へ 新工場が来夏稼働

 【函館】乳業メーカーの北海道乳業(函館、田島久吉社長)は、原料に道南産などの国産生乳だけを使用する、珍しい業務用クリームチーズ製品の増産に向け、函館市内の現工場敷地内で専用の製造工場新設に着手した。菓子メーカーなどからの受注増に対応するためで、来夏の工場稼働後、同製品の年間生産能力は現在の二十倍の約二千トンに増える。

 同製品は二年前に開発された後、同市内の菓子メーカーのケーキなどに使われてきたが、全国的にも引き合いが増えたため増産体制を整えることにした。現在約八千万円の同製品の年間売り上げを三−五年後に、さらに二十億円増やす計画だ。

 工場は鉄骨二階建て延べ約八百平方メートルで、内部に発酵タンクや殺菌設備、冷蔵庫などを設置する。工場は二十日に着工し、来年六月に試運転、七月に本格稼働する。工場新設に伴い、新たに社員・パート従業員計二十人を採用する。現在、業務用クリームチーズは輸入製品か、輸入された中間加工品から製造されることが多いという。

300荷主研究者:2007/02/13(火) 00:40:42

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20070109&amp;j=0024&amp;k=200701097813
2007/01/10 08:40 北海道新聞
ニチロ 釧路工場を核に再編 水産加工設備を大幅更新

 水産最大手のマルハグループ本社(東京)と今年十月に経営統合するニチロ(同)は九日までに、老朽化した釧路工場(釧路市)の大規模な建て替えを念頭に、同工場を中核的な水産加工施設として整備する方向で検討を始めた。週内に始動する両社の統合推進委員会でも、完全統合の二○一○年までの検討課題となる見通しで、マルハの道内子会社も巻き込んで生産体制の再編が進むことになる。

 ニチロ釧路工場は一九五一年に操業を開始。主にサケ缶詰を製造してきたが、施設の老朽化などで、ここ数年は大幅な設備更新が経営課題になっていた。

 同社の水産加工拠点は釧路工場のほか、同じく本社直轄の森工場(渡島管内森町)、子会社であるオホーツクニチロの網走管内雄武町と稚内市の二工場、北海道あけぼの食品の胆振管内洞爺湖町、網走管内湧別町の二工場がある。

 パートも含めた従業員は計四百五十七人(昨年三月末)で、年間売上高は合わせて九十億円を超す。

 ニチロは昨年から国内各事業の生産体制の再編に本格的に着手。農産食品部門では最新型工場を持つ子会社のニチロ十勝食品(十勝管内更別村)に、飲料部門は新たに設立したニチロサンパック(札幌市)への集約を進めてきた。

 水産加工部門でも、今月中に神奈川県横須賀市の久里浜工場を閉鎖し、同工場が担っていた特定保健用食品のバイオ工場を森工場の敷地内に移設する。今後も「首都圏の工場機能を、生産地である道内や東北に移転し集約を図る」(幹部)としている。

 一方、マルハは道内の水産加工拠点として、釧路市に隣接する釧路管内白糠町に子会社の広洋水産を持つ。十月の経営統合以降も当面は併存する予定だが、マルハ、ニチロ両社首脳とも、生産施設の集約や機能分担に向けて「二○○九年ごろにはグループ会社全体の統廃合のめどをつけたい」としている。

303名無しさん:2007/03/20(火) 19:49:28
近所で爆発しそうな音出す湯沸かし器の言えがあるのに通報して見に行く
と約束しながらほったらかし事故あればマスコミに垂れ流すんだけどな

304荷主研究者:2007/03/23(金) 00:30:28

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20070130&amp;j=0024&amp;k=200701302497
2007/01/30 20:24 北海道新聞
ミツカン、関西に納豆工場 潜在市場開拓に限定品も

 かって納豆嫌いといわれた関西で納豆の消費量が大幅に増えたため、業界大手のミツカングループ本社(愛知県半田市)は30日、兵庫県三木市に新工場を稼働させた。関西の味覚に合わせた地域限定商品も投入し、さらなる潜在市場の開拓を狙う。

 新工場は、1日に納豆約32万食を生産し、関西や中国地方などに供給する。これまでは関東や中部地方の工場から配送していたが、消費地の近くできめ細かい供給を目指す。

 工場完成に合わせて、「関西風だし」の新商品を京阪神などで限定販売する。総工費は、隣接の調味料工場と合わせて約87億円だ。

 各メーカーが、関西の消費者が嫌うにおいを抑えた商品や、料理に使いやすい小粒の商品などを開発。健康にいい食品として人気が広がった。

305荷主研究者:2007/04/15(日) 23:03:41
>>297

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200702020015a.nwc
味の素とヤマキが提携 調味料生産・開発で相互補完
FujiSankei Business i. 2007/2/2

 味の素と削り節最大手のヤマキ(愛媛県伊予市)は1日、資本・業務提携すると発表した。3月末をめどに、味の素がヤマキの発行済み株式の33・4%を取得し、ヤマキを持分法適用子会社とする。一方、ヤマキも味の素の子会社で水産物加工を手がける「かつお技術研究所」(静岡県焼津市)に20%出資する。

 調味料の技術、商品開発のほか、原材料の調達や物流などで協力し、商品開発力を高めるとともに、効率化によるコスト削減を図るのが狙い。

 味の素は、ヤマキが実施する第三者割当増資を引き受けると同時に、創業者一族から株式を買い取る。ヤマキは、同研究所に51%を出資する味の素以外の株主から取得する。両社とも投資金額は明らかにしていない。また、味の素はヤマキに数人の取締役を派遣し、ヤマキは、かつお技術研究所に取締役を1人派遣する。

 同日記者会見した味の素の山口範雄社長は、「ヤマキは削り節やめんつゆなど液体調味料に強みがあり、味の素はだしの素など粉体調味料が強い。技術や商品開発で相互補完できる」と述べ、提携の狙いを説明。

 ヤマキの城戸恒社長は、「少子高齢化で食のマーケットが縮小している。新ステージに入って発展していくために提携に踏み切った」と話した。

 業務提携では、和風調味料に関する知的財産やノウハウを相互供給するほか、原材料の共同調達、共同配送、生産拠点の相互利用、かつおの頭などの副産物の共同研究で協力する。

 両社はともにかつおを原材料に使用しており、相乗効果は大きいとみている。味の素は、和風だしの素でシェア53%、ヤマキは削り節でシェア24%といずれもトップの地位にある。

306荷主研究者:2007/04/15(日) 23:15:45

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200701310027a.nwc
冷凍食品初の「お茶漬けの具」 日本水産が3月に発売
FujiSankei Business i. 2007/1/31

 日本水産は30日、冷凍食品で初めての「お茶漬けの具」など2007年の春・夏の新商品54品目を、3月1日から順次発売すると発表した。

 食品事業主管の高橋昌明常務は「今年はニッスイブランドの復権を図る」とし、新商品の売上高は食品事業売上高の4%に当たる46億円を見込む。秋の新商品を合わせると新商品売上高が食品売上高の10%になる。

 冷凍食品は弁当用が主体だったが、朝食や夜食市場を開拓するため、「お茶漬けの具」(税抜き価格350円)と「さばのみりん干し焼き」(300円)を発売する。また、冷凍食品を扱うドラッグストアの増加に対応し、「健康」「栄養」をキーワードにした「ひとくち野菜ボール」(300円)、「麦が入ったえびピラフ」(400円)をドラッグストアで先行発売する。

 このほか、団塊の世代向けに昭和30年代の味付けを再現した「昔なつかしい缶詰」シリーズとして「さば味噌煮」(250円)、「真いか味付」(500円)など4種類を復刻する。

307荷主研究者:2007/04/15(日) 23:21:17

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200701170031a.nwc
キリンビバが2億ケース突破目指す 「生茶」刷新・「紅茶」強化
FujiSankei Business i. 2007/1/17

 キリンビバレッジは16日、2007年の事業方針を発表した。主力商品の「生茶」のリニューアルや、「午後の紅茶」のラインアップ強化などで、前年比11%増の2億400万ケースの販売を計画し、初の2億ケース突破を目指す。

 06年の同社の販売数量は3%増の1億8450万ケースで、飲料市場全体が推計で1%減の19億7060万ケースと縮小するなか、好調に推移した。

 同社は09年に売上高5000億円、営業利益250億円を達成する目標を掲げており、今年は、その第1ステップと位置付けている。

 このため、07年の飲料市場を微増と予想する中で、11%増という高い目標を設定した。商品戦略では、06年は2%減の3250万ケースと苦戦した「生茶」は、3月にリニューアルし07年は9%増の3550万ケースを目指す。紅茶飲料トップの「午後の紅茶」は、2月からビタミンCを55%増量した「レモンティー」を発売。スポーツドリンク「アミノサプリ」も4月にローヤルゼリー入りの新製品を発売し、若者だけでなく、中高年のユーザー獲得を図る。このほか、「飲料もビールと同様に需要が二極化しており、プレミアム製品が必要」(佐藤章マーケティング部長)として、高級缶コーヒーの投入も計画中だ。

 荒井克一社長は同日の記者会見で、「各商品の位置付けをしっかりと決め、新市場の創造にチャレンジしていく」と話した。

308荷主研究者:2007/04/15(日) 23:32:25

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20070207/ftu_____thk_____000.shtml
2007.02.07 中日新聞
アサヒ、カゴメと提携 株10%取得、筆頭株主に

 アサヒビールとカゴメは6日、業務・資本提携すると発表した。アサヒは第三者割当増資を引き受け、カゴメ株(議決権ベース)の10・05%を取得し、筆頭株主になる。両社は、カゴメの技術を使った野菜入りのアルコール飲料を今年夏に発売。今後、商品の共同開発や相互の生産委託、物流の共通化などに取り組む。

 アサヒは、少子高齢化による人口減や若者のビール離れで、酒類販売が頭打ちの状態が続いていることから、野菜飲料などに強いカゴメとの連携で飲料・食品部門の強化を目指す。

 カゴメ側はアサヒからの出資で、関東でのチルド(冷蔵)製品の拠点となる茨城工場の整備を行い、ヒット商品の乳酸菌飲料「ラブレ」などを生産する。

 アサヒのカゴメ株取得額は166億円。株式の相互持ち合いも今後検討する。

 提携の内容は(1)自然・健康素材を使った商品ラインアップの拡充(2)チルド製品の生産・配送の共同化(3)営業部門の協力による競争力強化(4)アジア全域をにらんだ海外事業の展開−など。このほか相互生産委託、原材料の共同購入などを挙げている。

 両社は、2001年からアサヒの自動販売機でカゴメの飲料を販売するなど関係を深めてきた。カゴメの喜岡浩二社長は「これまで培ってきた信頼に基づき、最良のパートナーと提携できた」と連携効果に期待を示した。

309荷主研究者:2007/04/15(日) 23:48:59

http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070201/lcl_____sga_____009.shtml
2007.02.01 中日新聞
キリンビール滋賀工場 200億円かけ改修へ

 キリンビール(東京都)は、多賀町敏満寺の滋賀工場を約200億円を投じて改修すると発表した。国内最多となる30品種のビール・発泡酒を同時製造できる体制を整えることで、消費者ニーズの多様化に応える狙いだ。工事期間は2月から2010年4月まで。

 滋賀工場は1974年に操業を開始。西日本の少量多品種製造拠点として、現在は17品種を生産している。大幅な改修は今回が初めて。

 改修は醸造設備が中心。50キロリットルの仕込み設備を新設するほか、発酵・貯蔵タンクの半数を小型化することで、多品種を効率良く製造でき、同時に生産量も13万キロリットルから20万キロリットルまで増強できるという。

 省エネ施策も実施する。エネルギー源を天然ガスに転換して、排水処理時に発生するガスを利用できる発電設備も導入するという。

 (岩田忠士)

310荷主研究者:2007/04/15(日) 23:58:40

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/02/20070215t12015.htm
2007年02月14日水曜日 河北新報
第三のビール醸造能力増強 キリン仙台工場

 キリンビール仙台工場(仙台市)は、大豆タンパクを原料とする第三のビール「のどごし生」の醸造能力を増強するため、仕込み工程にタンパク分解釜を新設した。

 のどごし生は、大豆タンパクから大豆ペプチドとアミノ酸を生成し、糖を加えて加熱する独自技術「ブラウニング製法」を採用している。仙台工場では従来、タンパク分解と、糖を加えて煮沸する2つの工程を「ブラウニングタンク」と呼ばれる1つの釜で行っていた。

 タンパク分解の釜を独立させることで、1回目の仕込み液を分解釜からブラウニングタンクに移動させ、空いたタンパク分解釜で2回目の仕込みが開始できる。この結果、1日の仕込み回数が増え、仕込み能力が50%アップした。

 総工費は約9000万円。仙台工場は「生産性を向上させ、東北エリアへの商品の安定的な供給を図りたい」としている。

311杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/04/24(火) 22:40:18
加ト吉の加藤は観音寺市長時代に市長室で社長業をやっていて公私混同を批判されましたけど、今度と言う今度はジ=エンドですかね。

加ト吉、売上高984億円分を水増し計上 社長が辞任
http://www.asahi.com/business/update/0424/TKY200704240353.html
2007年04月24日21時04分

 冷凍食品大手の加ト吉(香川県観音寺市)は24日、過去6年間で984億円分の連結売上高が水増し計上されていたと発表した。水増しの修正に伴う損失は総額で約150億円に達する見込み。加ト吉は会社ぐるみでの不正は否定したものの、経営責任を認め、同日付で創業者の加藤義和会長兼社長が辞任し、相談役に退いた。

 売上高の水増しは、実際の商品を動かさず伝票だけを動かす「循環取引」といわれる手法で行われた。これ以外にも約100億円の損失を計上する予定で、今年3月期は連結当期赤字に転落する見込みだ。

 不正は今年1月、循環取引にかかわった香川県の貿易会社が、加ト吉の監査法人に通報したことで発覚。加ト吉は先月、弁護士らで作る外部調査委員会を設置し、調査を進めていた。

 その結果、循環取引は01〜06年度まで行われ、かかわった取引先は32社にのぼることが判明。その多くの部分は加ト吉取締役水産事業本部長(24日付で退任)と貿易会社が「仕組んだ」(加ト吉)としている。

 不正の理由は、循環取引によって、加ト吉だけでなく貿易会社の売り上げを水増しすることで、貿易会社の経営破綻(はたん)を避けるためだったという。ほかの取締役や従業員が「意図的に関与したとは認定できない」としている。

 加ト吉は、循環取引に関与した大阪府の商社から約70億円の債権があると要求されている事実も公表。しかし売買契約書は偽造されたものであるとし、今後有印私文書偽造・同行使で捜査当局に告訴する準備を進める。

 24日就任した金森哲治新社長は、加ト吉の資本業務提携先である日本たばこ産業の出身。記者会見で金森社長は、売り上げ至上主義や創業社長のワンマン経営が事件の背景にあったと指摘。「前社長からは全権委任を約束されており、それが守られないようなら職を辞する」と述べた。経営陣の一新で創業家の影響力を排除する姿勢を鮮明にしたものだ。

312荷主研究者:2007/04/30(月) 20:32:20

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20070210&amp;j=0024&amp;k=200702104933
2007/02/10 08:07 北海道新聞
日甜、芽室に管理部門集約 効率化で経費節減

 【芽室】製糖大手の日本甜菜製糖(東京)は九日、東京本社の管理部門(総務、経理、人事部門)を、製糖所のある十勝管内芽室町に移転する計画を明らかにした。芽室製糖所の敷地内に新設される「ビジネスセンター」(仮称)に四月に移す。合わせて他の道内七事業所の経理、総務部門も同センターに集約。砂糖の消費が伸び悩む中、コスト削減と事業合理化を進める。

 計画では本社社員四十人のうち、管理部門の約二十人と技術部門の約十人の約三十人が芽室に移り、本社には役員と販売部門、官庁との折衝などの担当者を残す。合わせて士別市や十勝管内清水町、網走管内美幌町などにある七事業所の管理部門計約十人も芽室に移す。

 新たに管理部門の中枢となるビジネスセンターは、約五億円の建設費を投じて建設中で、鉄筋コンクリート三階建て、延べ床面積千五百平方メートル。三月下旬に完成し、四月から稼働する。

 同社は二○○二年にも技術部門の一部を東京から芽室製糖所内に移転させた。営業など、東京に置いておく方が有利な一部の部門を除く中枢部門を芽室に集約することになる。桜井勉常務は「砂糖の消費は今後も伸びる要素はなく、企業として生き延びるためには、必要な場所に必要な人員を集約しなくてはならない」と強調。その上で「当社の事業所はほとんどは道内にあり、事業所間の連携がとりやすくなる」と利点を話す。

 同社の○六年三月期の売上高は五百四億六千三百万円。本社登記は今後も東京に残すが、本社機能の多くを芽室に移すことで管理コストを大幅に削減、厳しさを増すことが予想される輸入品との競争などに備える。

313荷主研究者:2007/04/30(月) 20:40:59

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070224200012&amp;cid=main
2007年2月24日 13:56 熊本日日新聞
南九州コカ・コーラ、資本提携へ

 南九州コカ・コーラボトリング(熊本市)とコカ・コーラウエストホールディングス(福岡市)は二十四日、資本業務提携することで基本合意した、と発表した。ウエスト社が南九州社の株式を約20%取得。南九州社はウエスト社の持ち分法適用会社となる。

 両社の連結売上高の合計は約五千億円(二〇〇七年十二月期見通し)。清涼飲料業界首位のサントリーに接近する。業界の競争が激化する中、営業エリアが隣接する両社が連携することで、グループの営業エリアは四国を除く西日本一円に拡大。競争力向上につながると判断した。

 南九州社の発行済み株式は、創業家系の本坊グループが八割程度保有。ウエスト社は四月に同グループから株式を取得する方向で協議している。

 南九州社の本坊幸吉社長とウエスト社の末吉紀雄CEO(最高経営責任者)がそれぞれ、相手方の取締役に就く予定。

 業務提携は商品開発や原料調達、製造、販売などの各分野にわたり、経営効率化を図る。

 同日午前、福岡市で会見した本坊社長は「これまでも隣接ボトラー(瓶詰・販売業者)としてマーケティングなどで協力してきた。ウエストグループの一員として企業価値を高めたい」。末吉CEOは「南九州社とこれまで以上に協働することで、日本のコカ・コーラグループの中でリーダーシップがとれる」と述べた。(中原功一朗)

314荷主研究者:2007/04/30(月) 20:44:37

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070228301.htm
2007年2月28日04時06分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎第三のビール生産開始へ設備増強 キリン北陸工場 5億円投資、4月から出荷

 キリンビール北陸工場(白山市)は五億円を投資し、「第三のビール」の生産設備を新設する。稼働は三月下旬になる見通しで、四月初旬から北陸三県と新潟を中心に出荷を開始する。業界全体で市場が膨らむ第三のビールのシェア拡大を目指す。

 同工場で新たに生産されるのは「キリン のどごし<生>」。ろ過した液体を貯蔵するタンクや、原料となる大豆タンパクや液糖の投入設備などを設置する。のどごし<生>の生産により、同工場の今年のビール類の製造量は、前年比で25%増える見通し。

 大手ビール四社の昨年のビール類の販売量は、前年比でビールが2%減、発泡酒が10%減だったのに対し、第三のビールは22%増えている。第三のビールはキリンビールも好調で、39%の増加となった。同社は、今年はさらに10・8%の販売量増を目指しており、増産体制を整えるため、今春から北陸、神戸の二工場で新たに第三のビールの製造を開始する。

 四月以降、北陸工場で白山の伏流水を用いて生産されるビール類は、全七品種となる。

315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/03(木) 01:21:12
米ファンド、たらみを買収 新会社で再建へ
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070502/07.shtml

 ゼリー・フルーツ加工製造のたらみ(長崎市、小倉葉一社長)の経営支援に向け、米国の企業再生ファンド「サン・キャピタル・パートナーズ」の日本法人が、同社を買収したことが一日分かった。たらみは、過去の大型設備投資の影響などで経営立て直しが課題となっていた。買収に伴いファンドが設立した新会社が既に事業譲渡を受けており、今後、従来通り事業を継続して再建を進める。

 同社はカップ入りフルーツゼリーなどを主力に、全国で高い知名度を持つ地場企業。同社によると、一九九〇年代に相次いで手掛けた大型工場建設などの負担に加え、シェア低下などが響いて経営が悪化していた。二〇〇七年三月期の売上高は八十三億円。

 このため再建に向け、四月末で旧「たらみ」が新会社に事業を譲渡。新会社が社名も受け継いで事業を継続することになった。旧経営陣が残り、同ファンドと連携して経営に当たる。譲渡額などは非公開。

 小倉社長は「ファンド側から知名度、ブランドを含む商品力を評価してもらっている。これまでも経営改善を進めており、現在は受注も好調。売り上げ拡大や経営効率化に取り組みたい」と話している。

316やおよろず@雪印:2007/07/05(木) 04:43:10
雪印が130億円増資へ
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070704/sng070704001.htm

 雪印乳業は4日、公募増資と第三者割当増資を実施し、130億円程度を調達すると発表した。

 農林中央金庫とみずほコーポレート銀行が保有する雪印の優先株を買い取るための資金に114億円を充て、残りは設備投資に回す。

 公募増資のために発行する新株の価格は7月17日から同20日の間に、東京株式市場での雪印株の終値をもとに決める。払込日は7月下旬になる。

(2007/07/04 19:19)

317とはずがたり:2007/07/07(土) 13:32:04
資生堂、ヒアルロン酸事業で糖質科学研究所と資本・業務提携
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/663

318やおよろず:2007/07/10(火) 14:54:23
仏ダノン、蘭ヌミコに約170億ドルの買収案を提示
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200707100016.html

 [パリ/アムステルダム 9日 ロイター] 仏食品大手ダノンは9日、オランダのベビーフード大手ヌミコに123億ユーロ(168億ドル)の買収案を提示した。ダノンは今回の買収により、世界最大の健康・栄養食品会社になるとしている。

 買収提示額は現金で、ヌミコ1株当たり55ユーロが支払われる。これはヌミコの前営業日の終値に38%のプレミアムを上乗せした水準。発行済み株式数ベースでは106億ユーロ、希薄化後およびストックオプション(自社株購入権)を勘案した株式数(2億2300万株)ベースでは123億ユーロとなる。

 両社は、買収案が両社の取締役会に全会一致で支持されており、数週間以内に正式な契約が実現するとの見方を示している。 

 ダノンのフランク・リブー最高経営責任者(CEO)は電話会議で、ヌミコ買収は、コスト削減よりも売上高の増加による恩恵の方が大きいとの見解を示した。

319やおよろず@外食産業:2007/07/27(金) 16:14:35
日本マクドナルド:結局、値上げ店増加 地域別料金導入、全店舗の6割で
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/26/20070726ddm003020186000c.html

 日本マクドナルドホールディングスが6月下旬に導入した地域別の料金体系で、値上げ店舗が増加していることが分かった。値下げ店舗はこの料金体系を導入した当初の130店のままだが、値上げ店舗は当初の1255店のほぼ倍の約2400店に増え、全店舗(約3800店)の6割以上に広がった。

 マクドナルドは6月20日に、人件費や地価が高騰している都市部と地方の店舗とのコスト差が拡大していることや地域ごとの物価の違いを考慮し、全国一律の価格体系を見直した。東京都や大阪府など4都府県の1255店は値上げした一方、宮城、山形、福島県などの130店は値下げを実施。同じ商品の価格差は最大で90円になった。

 その後も地域ごとの価格見直しを進め、7月に入って千葉、埼玉県などの約1200店でも値上げを実施した。先行した4都府県よりは値上げ幅を小幅に抑えているという。マクドナルドは「地域の実勢に合わせた結果で、おおむね理解を得られている」と話している。【工藤昭久】

毎日新聞 2007年7月26日 東京朝刊

320やおよろず:2007/07/27(金) 16:22:18
日本ハム:ソーセージなど9月に再値上げ
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/05/20070705ddm008020158000c.html

 日本ハムは4日、ハムとソーセージ、加工食品の価格を9月1日から平均で10%程度値上げすると発表した。豚のえさであるトウモロコシの価格が上がり、豚肉の価格が高騰しているため。代替燃料の需要が高まり、その原料であるトウモロコシの需要が急増。豚肉価格にまで波及している。同社は、昨年6月にも同様の理由で値上げを実施したが、その後も豚肉価格は上昇を続け、「企業内での努力では限界」(同社)という。【清水直樹】

毎日新聞 2007年7月5日 東京朝刊

321やおよろず:2007/07/27(金) 16:29:27
ビール類:出荷量、アサヒが首位奪回−−上半期
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/11/20070711dde007020004000c.html

 ビール主要5社(オリオンビールを含む)が11日発表した今年上半期(1〜6月)のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷量によると、アサヒビールが上半期では2年ぶりのシェア首位になった。2位に落ちたキリンビールとの差は0・1ポイントだった。全体の出荷量は前年同期比1・9%減の2億2629万ケース(1ケース=大瓶20本)。2年ぶりの減少で、92年の統計開始以来最低になった。業界関係者は「若者を中心にビール離れが進んでいる」と見ている。

 アサヒの出荷量は同1・5%減の8470万ケースで、シェアは37・4%。ビールは前年割れしたものの、「スタイルフリー」などの発泡酒や第3のビールが増えた。一方、キリンは同2・7%減の8446万ケースで、シェアは37・3%。ビールの新商品「キリン・ザ・ゴールド」などを投入したが、ビール、発泡酒、第3のビールとも前年同期を下回った。

 サッポロビールは13・2%、サントリーは11・2%と、いずれもシェアを伸ばしたが、順位は変わらなかった。特にサントリーは、「ザ・プレミアム・モルツ」の好調で、半期ベースのシェアでは過去最高になった。【工藤昭久】

毎日新聞 2007年7月11日 東京夕刊

322やおよろず@外食産業:2007/07/27(金) 16:33:55
スターバックス:中国・故宮の店舗、閉店 「中国文化台無し」批判で
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/15/20070715ddm008020084000c.html

 【北京・共同】14日付の中国各紙によると、北京中心部にある世界遺産、故宮(紫禁城)内で営業していた米コーヒーチェーン大手スターバックスの店舗が13日閉店した。

 故宮のスターバックスは中国側の誘致を受けて2000年から営業していたが、ことし初めに中国中央テレビのキャスターがブログ上で「中国の伝統文化を台無しにしている」などと非難したことからネット上で論争の的となり、存続が注目されていた。

 故宮博物院は最近、内部で営業を認める商店に関する新しい規則を策定し、来年5月の連休前までに「故宮」ブランドの商品を売る店を中心にすることを決めた。外部企業の看板を掲げて営業することも禁じ、スターバックスとの契約は解除されたという。

毎日新聞 2007年7月15日 東京朝刊

323やおよろず@外食産業:2007/07/27(金) 16:35:42
大腸菌:マクドナルド牛乳に菌群混入の恐れ
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/19/20070719ddm041040052000c.html

 明治乳業の子会社が製造し、日本マクドナルドが販売している牛乳「MILK(ミルク)」(220ミリリットル)に大腸菌群が混入した可能性が高いとして、両社は18日、146本を自主回収すると発表した。

 回収対象は千葉明治牛乳(千葉市)が16日に製造し、23日が賞味期限の商品の一部で、11都県の44店舗で販売した。出荷時の検査で大腸菌群の混入が判明した。製造ラインのバルブの合成ゴム製部品の亀裂から混入したとみられる。

 両社によると、直接には人体への影響はないという。問い合わせは、明治乳業が(0120・077・369)、日本マクドナルドは(0120・010・916)。

毎日新聞 2007年7月19日 東京朝刊

324やおよろず@外食産業:2007/07/27(金) 16:40:04
サークルKサンクス:中国産うなぎの弁当、販売再開
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/22/20070722ddm008020051000c.html

 コンビニ大手のサークルKサンクスは21日、中国当局から禁輸処分を受けた中国企業からの輸入品を使っていたことがわかり販売を見合わせていた「炭火焼うなぎ蒲焼重」(850円)の販売を再開すると発表した。第三者機関の検査で安全が確認できたという。30日の「土用の丑(うし)の日」に向け予約や販売をしていたが、13日に販売を停止すると表明していた。

毎日新聞 2007年7月22日 東京朝刊

325やおよろず:2007/07/27(金) 16:42:23
最前線:宅配ピザ、商品力で勝負−−日本ケンタッキー・フライド・チキン、渡辺社長
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/archive/news/2007/07/23/20070723ddm008020069000c.html

 日本ケンタッキー・フライド・チキンは、主力のチキンを販売する店舗に加えて、ピザ宅配チェーン「ピザハット」の展開にも力を入れている。「ケンタッキー」と「ピザハット」の一体型店舗を出店するなど、新たな顧客の開拓に取り組んでいる。渡辺正夫社長に、ピザ事業の戦略を聞いた。【聞き手・工藤昭久、写真・松田嘉徳】

 −−宅配ピザ市場の状況はどうですか。

 ◆市場規模は1300億円程度で、ここ数年横ばいの状態だ。「ピザーラ」や「ドミノ・ピザ」などライバル店は多い。ただ、お客さまは店舗名を選んでピザを注文するというより、たまたまチラシが入っていた店とか、頼み慣れた店に注文する傾向があるようだ。

 −−顧客に選んでもらうための戦略は。

 ◆特徴的な商品の投入だ。ピザハットは、パン生地の種類を豊富に用意しており、「耳までおいしいピザ」として顧客に浸透してきた。昨年は、トマト味やマヨネーズ味など9種類のピザを1枚で楽しめる「ナインズ」がヒットするなど、商品面での認知度は上がっている。今年4月には商品開発部門の人数を2倍に増やした。商品力をさらに高めたい。

 −−最近の人気商品を教えて下さい。

 ◆パン生地の「耳」の中に、パルメザンなど3種類のチーズを巻き込んだ「チージーロール」が子供などに人気だ。米国や韓国のピザハットで人気だった商品で、味付けを日本流にアレンジしたところヒットした。

 −−上半期の売り上げはどうですか。

 ◆チージーロールなどがけん引しており、ピザハット部門の今年度上半期(12〜5月)の売上高は、前年同期比12・9%増となった。これまで、この部門は赤字が続いてきたが、08年度の黒字転換も見えてきた。

 −−食品業界では、原料価格の高騰が悩みのタネになっています。

 ◆チーズや食用油の価格が上がっていることを痛感している。また、穀物類の高騰は飼料価格の高騰につながり、チキンへの影響も懸念される。今のところ、仕入れ先と協力して商品の価格を維持している。

 −−ケンタッキーとの一体型店舗「2in1(ツーインワン)」の手ごたえはどうですか。

 ◆埼玉や新潟などで9店舗を展開している。ケンタッキーの愛好者に、ピザを食べてもらう機会を提供し、新たな顧客開拓につながっている。店舗数ではケンタッキー約1150店に対して、ピザハットは約350店とまだまだ少ない。ツーインワンの拡大で集客力を高めて、ピザハットの空白地域を徐々に減らしていきたい。

==============

 ■人物略歴

 ◇わたなべ・まさお

 東大農学部卒。75年、三菱商事入社。米国の食肉加工会社会長を経て05年9月、日本ケンタッキー・フライド・チキン顧問。06年2月から現職。高知県出身。54歳。

毎日新聞 2007年7月23日 東京朝刊

326荷主研究者:2007/08/04(土) 03:14:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704060155.html
'07/4/6 中国新聞
紀文岡山総社工場が5月稼動

 水産練り食品加工大手の紀文食品(東京)が、総社市に建設していた岡山総社工場が完成した。加工施設と物流センターを備えており、5月に稼働する。中四国、関西と九州の一部への供給拠点となる。中国地方初の工場。鉄骨一部2階建て延べ2万2185平方メートルの工場と物流センターを建設。魚肉加工品のちくわ、かまぼこ、はんぺん、総菜など年間約9000万パックを生産する。昨年5月に着工。建設費は60億円。

【写真説明】完成した紀文食品岡山総社工場

327やおよろず:2007/08/04(土) 04:57:51
ペットフードの安全性確保へ法規制導入を検討
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070803i403.htm

 塩崎官房長官は3日の記者会見で、ペットフードの安全性を確保するための法規制を行う考えを示した。

 今年3月、中国産原料を使用したペットフードによって、アメリカで犬や猫が急死したのをきっかけに、中国産品の安全性への懸念が世界的に広がっているためだ。

 人間の口に入る食品や、牛や豚などの飼料の輸入はすでに食品衛生法などで規制対象になっており、ペットフードを新たに規制対象に加える。

 今月下旬に農林水産省と環境省が合同で研究会を発足させ、11月に中間とりまとめを行う。政府は、来年の通常国会に関連法案を提出する方針だ。

 また、塩崎長官は3日の閣僚懇談会で、2008年度予算の概算要求基準(シーリング)を8月10日に閣議了解する日程を示した。

(2007年8月3日11時36分 読売新聞)

329やおよろず@外食産業:2007/08/10(金) 03:46:36
不二家、営業赤字37億円…四半期決算で売上高46%減
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070808i213.htm


 不二家が8日発表した2007年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期に比べて46・0%減の100億円で、本業のもうけを示す営業利益も37億円の赤字(前年同期は6億円の赤字)だった。

 消費期限切れの原材料を使った問題が1月に発覚し、不二家は山崎製パンと4月に資本・業務提携して業績回復を目指しているが、収益の落ち込みに歯止めがかかっていない。

 不二家は同日、中期経営計画を発表し、10年3月期に連結営業利益を15億円の黒字に転換する目標を掲げた。08年3月期に580億円まで落ち込む見込みの連結売上高も、875億円に回復させる計画だ。

 収益回復の具体策として、系列の洋菓子店を、やや高額な商品を提供する「プレミアム不二家」と、割安な価格の「カジュアル不二家」の新型店に再編する。洋菓子の新ブランドを投入し、コンビニエンスストア向けの新商品も販売するほか、洋菓子などの宅配にも乗り出す。

(2007年8月8日20時36分 読売新聞)

330やおよろず:2007/08/10(金) 03:50:40
「ビーフ100%」の表示、ニチレイフーズ削除へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070809ib23.htm

 冷凍食品メーカー「ニチレイフーズ」(東京)は9日、同社が製造、販売している冷凍食品の「お弁当にGood! ミニハンバーグ」について、農林水産省から「ビーフ100%」の表示が「消費者に誤解を招きかねない」と指摘されたため、今月下旬にも表示を見直し、100%を削除すると発表した。

 持ち株会社のニチレイ広報IR部によると、同商品の材料の肉は牛肉だけを使っているが、ミンチに加工する際、食感を向上させるために豚の脂を全体量の5〜6%配合している。原材料の表示には「豚脂」と明記していたが、包装の表側で「ビーフ100%」とも記していた。

(2007年8月9日22時10分 読売新聞)

331やおよろず@外食産業:2007/08/13(月) 08:53:42
CoCo壱番屋、主力のポークカレー値上げへ
2007年08月10日
http://www.asahi.com/food/news/NGY200708100008.html

 カレーチェーン店「CoCo壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)は10日、食材の高騰などを受け、主力のポークカレー(税込み400円)などを値上げすると発表した。値上げ幅と時期は地域で異なり、東京23区や大阪市中心部などは9月1日から50円、東海、九州地方など他地域は12月1日から30円あげる。値上げは91年7月以来、約16年ぶり。

 同社によるとバイオエタノールブームなどで家畜向けの穀物が高騰、肉類や乳製品などの製品も値上がりし、08年5月期の原材料仕入れ総額が前期より約4億円増える見込み。さらに、今年7月のアルバイトの時給は全国平均で前年同期より30円程度上がるなど、都市部店舗を中心に人件費も上昇しているという。

332とはずがたり:2007/08/13(月) 15:15:14
>>331
おお,なんと。。。
壱番屋は結構好きだがトッピングが高いというのが持論でポークと辣韮に更に気分に依ってサラダを付けるのが定番だったけど,俺の味方のポークが値上げだと!?(;゚Д゚)

333やおよろず:2007/08/13(月) 21:33:56
>>332
オレは、少しリッチにチキンカツカレーです。
大宮店の常連なんですが、通い詰めると太るんですよね、ココイチ

しかし、世界的な穀物の値上がりとか、賃金の上昇とか、様々なトピックスを含んだニュースです>>331
都市部では、意外と成長が実感に感じられつつあるのかもしれないが、政権交代までは知らないふりをしておきましょう。

334杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/08/14(火) 20:50:54
うちの近所にも「コロちゃんのコロッケ屋!」の店舗があるけど、客が入ってる気配は無かったなぁ・・・・・

「コロちゃん」が自己破産申請 コロッケで全国展開
http://www.asahi.com/business/update/0814/NGY200708140003.html
2007年08月14日11時58分

 「コロちゃんのコロッケ屋!」として、全国各地や海外にもフランチャイズチェーン(FC)を展開している食品会社「コロちゃん」(本社・岐阜県恵那市、資本金4億9062万円、小竹守社長)が、名古屋地裁に破産手続き開始を申し立てたことが14日わかった。帝国データバンクによると負債は約25億円。

 同社は、1個50円の揚げたてコロッケなど、低価格食品をFC形式で全国展開。02年のシンガポール店を皮切りにケニア、ロンドンにも出店している。

 02年には国内外合わせて700店舗を超えるまでに成長したが、その後は加盟店数の伸び悩み、競争激化が目立ち、03年3月期に約37億円だった年売上高は、07年同期には約27億円にまで落ち込み、資金繰りが悪化していた。今年3月時点の店舗は約500店。

335小説吉田学校読者:2007/08/14(火) 22:42:01
>>334
あああああ、私のご贔屓が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

336とはずがたり:2007/08/14(火) 23:31:23
母の北海道土産の六花亭のバターサンドを先日喰ったばかりだが間違えばこっちやったかも。

石屋製菓商品から大腸菌群、「白い恋人」賞味期限も改ざん
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070814i415.htm?from=main4

 「白い恋人」などで知られる北海道の大手菓子メーカー「石屋製菓」(札幌市、石水勲社長)の本社工場で製造した商品から、大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出されていたことが14日、わかった。


 「白い恋人」の一部でも賞味期限を1か月長く改ざんしていたこともわかり、同社はこれらの商品の自主回収を始めた。

 同社によると、本社工場で製造したバウムクーヘン(賞味期限9月14日まで)から黄色ブドウ球菌が検出されたほか、同じ工場で製造したアイスクリームの一部からも大腸菌群が検出された。いずれも食中毒を誘発する恐れがあるという。

 さらに「白い恋人」のうち、「30周年キャンペーン限定商品」を再包装する際、同社役員の指示で本来の賞味期限より1か月長く改ざんしていたという。

 回収対象となる商品はバウムクーヘンのほか、アイスクリームを使用した「ミルキーロッキー」「雪だるまくんアイスクリーム」「カップアイスクリーム」など24種類。
(2007年8月14日23時16分 読売新聞)

337やおよろず:2007/08/16(木) 08:16:35
不二家、山崎パンと共同で洋菓子の新ブランド展開へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070816i501.htm

 不二家の桜井康文社長は読売新聞のインタビューに応じ、資本・業務提携した山崎製パンと共同で、洋菓子の新ブランド「スーパーハイウェイ」を展開する方針を明らかにした。

 不二家の弱点とされてきたコンビニエンスストアや量販店向けの販売を強化する考えだ。

 新ブランドでは、両社の共同出資会社が商品の開発や卸売りを行い、山崎パンの全国の物流・営業網を最大限活用する。コンビニなどで販売する洋菓子としては比較的高級な新商品を開発し、2010年3月期に売上高50億円を目指すという。

 また、桜井社長は「不二家ブランドを守るという前提があれば、(山崎パンにさらに)出資してもらい、(関係を)より強固にすることはあるかもしれない」と、不二家に35%出資した山崎パンと資本関係を強化する可能性があるとの考えを示した。

 一方、07年4〜6月期の連結売上高が前年同期比で46%減となったことについては、「(消費期限切れ原材料使用問題に伴う)生産中止で4月は(販売が事実上)稼働しなかった影響が大きい。しかし、(キャンデーなどの)菓子は7月が前年同月比27%減、8月はこれまで同15%減と、減少幅が小さくなっている」と、その後の持ち直しを強調した。

(2007年8月16日3時4分 読売新聞)

338やおよろず:2007/08/17(金) 09:31:43
ニチレイフーズ、冷凍食品出荷価格を10〜15%値上げへ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070816i214.htm

 冷凍食品製造大手のニチレイフーズは16日、冷凍食品のほぼ全商品の出荷価格を10月1日から10〜15%値上げすると発表した。

 原油価格が高騰している影響で、トレイなどの包装資材や輸送の費用などが上昇していることや、飼料の値上がりで肉や魚介類の価格が高くなっていることが理由だ。

 人気商品「本和風若鶏から揚げ」など、海外で生産した鶏肉商品は15%の値上げとなる。店頭価格にどれだけ反映されるかは、小売店によって異なるという。

(2007年8月16日21時29分 読売新聞)

339荷主研究者:2007/08/27(月) 01:16:03

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/06/20070628t12009.htm
2007年06月27日水曜日 河北新報
キーコーヒー東北工場 衛生、物流機能を強化 仙台

大規模改修と増床工事を終え、衛生管理を強化したキーコーヒー東北工場

 キーコーヒー(東京)は仙台市泉区の泉パークタウン工業団地にある東北工場の大規模改修と増床工事を終え、27日、報道陣に公開した。約12億円かけて、生豆保管能力を倍増するなど、品質保証と物流機能の強化を図った。

 改修は昨年10月に着手。建築面積は1.7倍の6580平方メートルに、延べ床面積は1.4倍の9700平方メートルに拡張。生豆倉庫を2倍に増やし、半月分の原料に相当する約400トンの生豆保管能力を確保した。

 品質向上を目指し、工場や物流センターを四つの衛生区域に分けた。最重点区域は、気圧を上げ密閉度を高める陽圧化を実施。入退室エリアにエアシャワーや防虫・異物排除用の暗室を設け、異物混入の防止策を徹底した。

 東北工場は1986年11月操業。生産能力は年間9500トンで、東日本エリアのレギュラーコーヒー生産拠点として関東工場(船橋市)を補完、缶コーヒー原料の主力工場として稼働している。

340とはずがたり:2007/08/29(水) 10:58:38
季候の良い日本での小麦生産がペイする迄でに素材インフレが進行するのは何時頃かな?

即席めんの値上げも 輸入小麦の価格引き上げで
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/08/28/20070828010006291.html

 大手製粉会社が業務用の小麦粉を10月から値上げすることが確実になった。輸入小麦の価格が引き上げられるためで、小麦粉を即席めんの原材料として使う食品メーカーが値上げに踏み切る可能性が高い。

 日清製粉グループ本社は、食品会社に販売する業務用小麦粉について「値上げは避けられない」(広報部)と値上げ幅と時期を検討中。日本製粉も9月下旬までに上げ幅を決める。

 こうした状況を受け、日清食品は即席めんなどの値上げの検討に入った。「小麦粉以外の原材料費も上昇している。消費者のことを考えると難しいが、可能なら値上げしたい」と説明する。値上げすれば約17年ぶりとなる。

 輸入小麦は政府が買い取って製粉会社などに売り渡す。国際相場が高騰しているため、農水省は今月24日、売り渡し価格を10月に10%引き上げると発表した。
(8月28日19時35分)

341とはずがたり:2007/09/09(日) 22:18:31
「シーチキン」値上げ 来月からキハダマグロ高騰で
2007/09/08
http://www.shizushin.com/local_politics/20070908000000000030.htm

 ツナ缶の業界最大手のはごろもフーズは7日、10月からキハダマグロを原料とするツナ缶などの参考小売価格を13・0―8・6%値上げすると発表した。輸入する冷凍キハダマグロの価格が約2年半の間に4割ほど高騰したのが理由という。
 値上げするのはキハダマグロ原料の2シリーズ12品。「シーチキンL」165グラム缶を30円(10・0%)、同85グラム缶15円(8・6%)、「はごろも煮EP」の75グラム缶15円(13・0%)など。
 キハダマグロ価格の上昇は世界的な魚食ブームによる需要拡大が背景。加えてヨーロッパ向け漁場のインド洋が不漁で、EU諸国がユーロ高を背景に西太平洋産を高値で買い付けているとされる。
 はごろもは昨年9月、特売用4缶パックなどの特売条件を6円引き上げたが、1缶当たりの参考小売価格は据え置き、生産効率向上や諸費用の削減に努めてきた。
 しかし、同社は魚価上昇が企業努力の限界を超えた上、世界的に需要が高まる中で魚価が下がる見通しも立たないと判断。いったん見送った価格転嫁に踏み切った。同社はカツオ製品も今年8月、価格を改定した。
 ほかの県内ツナ缶メーカーも厳しい原料調達を強いられている。ホテイフーズ(静岡市)は8月にツナ缶の小売価格を30円値上げしたが、それでも厳しい状況が続いているため、価格の再改定を含めた検討に入っている。
 いなば食品(由比町)は「今の魚価でとどまれば再値上げは必要ないが、相場の先行きに不安感はある」と話した。

342とはずがたり:2007/09/10(月) 10:21:11

秋田協同乳業と宮酪乳業を合併 森永乳業
ttp://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070905t72018.htm

 森永乳業(東京)は4日、ともに子会社で乳製品製造販売業の宮酪乳業(宮城県名取市)と秋田協同乳業(秋田県大館市)を12月1日付で合併する、と発表した。グループ内の業務効率化が狙い。

 宮酪乳業が存続会社になり、秋田協同乳業を吸収する。新会社の名前は東北森永乳業で、資本金は4億7000万円。仙台市宮城野区港1丁目に本社を移す。森永乳業子会社の日本製乳(山形市)も約12%出資する。秋田協同乳業の工場は、東北森永乳業の秋田工場として存続させる。

 宮酪乳業は17日、本社に併設した新工場を稼働させる予定で、秋田協同乳業と重複している商品をすみ分けし、効率化を図る。
 宮酪乳業は1966年設立で従業員79人、06年度の売り上げは71億4800万円。秋田協同乳業は51年設立で従業員48人、06年度の売り上げは29億7100万円。

2007年09月04日火曜日

343とはずがたり:2007/10/10(水) 02:54:47
棒ラーメン値上げ マルタイが正式発表
http://www.asahi.com/business/update/1006/SEB200710060001.html
2007年10月06日07時38分

 即席めんのマルタイ(福岡市)は5日、来年出荷分から約40商品を1割前後値上げすると発表した。棒ラーメン「即席マルタイラーメン」の希望小売価格(税抜き)は現行の130円が145円に、「長崎皿うどん」は200円が220円になる。

344荷主研究者:2007/10/15(月) 02:22:38

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070803/CK2007080302038278.html
2007年8月3日 中日新聞
《経済》焼津水産化学工業 機能性食品素材の量産化成功

来月一斉に大手食品メーカー5社から発売される新商品

 業務用調味料製造などの焼津水産化学工業(焼津市)は2日、量産化している機能性食品素材「N−アセチルグルコサミン」を含んだ新商品が国内の大手食品メーカー5社(いずれも東京)の新商品に採用されたと発表した。各社の新商品は9月に一斉に発売される見込み。

 N−アセチルグルコサミンは変形性関節症の痛みを緩和する働きや保湿効果があるとされ、健康・美容食品として注目されている。

 同社はカニ・エビの殻から量産化することに成功した。

 坂井和男社長は「日本を代表するメーカーに当社の製品が採用され、新商品として一斉に発売されるのは素晴らしい出来事。今後は欧米など海外にも販路を広げたい」と話している。

 発売される新商品はサッポロエージェンシーのサプリメント(健康補助食品)「はずんでキレイ」▽日本ミルクコミュニティの美容系飲料「きらぷる」▽ビーンスターク・スノーの美容食品「ファインスリム」▽森永製菓の調整ココア「N−アセチルグルコサミン500ココア」▽雪印乳業のスキムミルク「グルコサミン500スキム」。

345とはずがたり:2007/10/22(月) 14:03:20
なんでそもそもの消費期限を一日延ばして決めなかったんだ?どうやってあれ決めるんでしょうかねぇ。
まぁ営業は停止して商権をどっかに売って会社清算したら?

<赤福>消費期限「遠方は1日遅く」 名古屋工場設立時から
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000007-mai-soci
10月22日2時26分配信 毎日新聞

 老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)の消費期限偽装問題で、営業禁止処分を受けた同社名古屋営業所(工場)は、配送に時間がかかる遠隔地や需要増加時期に絞って消費期限を先延ばしする「先付け」を行うなど、偽装が計画的だったことが21日、名古屋市健康福祉局の調査で分かった。同市はほかにも同様の不正がなかったか継続調査を進めている。

 同局によると、名古屋営業所は名古屋市周辺や愛知県西部のほか、四日市市を含む三重県北部へ赤福餅の3個入りパックを配送している。04年6月の営業所設立当時から、「四日市方面は運送に時間がかかるので『先付け』を行う」と決め、消費期限を1日先延ばししたシールをあらかじめ張り付けて出荷していた。

 また、製造日と消費期限を先延ばしした包装紙に替える「まき直し」の赤福餅を届けていた伊勢神宮のバス観光客分は、例年、伊勢市の本社工場が担当し、事前に注文を取って伊勢から直接届けていた。

 しかし今年は遷宮関連のイベントが大規模になり、神宮への観光客が例年より増加した。本社側は「名古屋経由のバス乗客には名古屋営業所からまき直しの商品を」と指示したうえ、名古屋営業所がまき直しを実施。工場間の「連携」で偽装が行われていった。

 一連の偽装について健康福祉局の聞き取り調査を受けた同社従業員はマニュアルの存在を否定。こうした手口は担当者の間で口頭で詳細に伝えられていったという。健康福祉局幹部は「品質管理と同じくらい偽装も綿密に調整されており、口頭だけでこうした行為が続いたという説明には疑問が残る」と話している。【井崎憲】

最終更新:10月22日2時26分

346とはずがたり:2007/10/22(月) 14:05:20
日本の食品産業も中国のこと嗤えないなぁ。。

ニセ比内地鶏は廃鶏、「肉硬く歯ごたえ」と
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000302-yom-soci
10月22日9時2分配信 読売新聞

 秋田県大館市の食肉加工・製造会社「比内鶏」(藤原誠一社長)が、地元特産の比内地鶏ではない鶏の肉と卵の薫製を「比内地鶏の加工品」として製造していた問題で、同社が、「廃鶏(はいけい)」と呼ばれる、卵を産まなくなった採卵用の雌鶏(めんどり)を使って偽装加工品を製造していたことが、同社幹部の話や秋田県の聞き取り調査でわかった。

 県は、同社が仕入れ価格の安い廃鶏を使って利益を上げていたとみて、公正取引委員会などとも連携して実態解明を急いでいる。

 廃鶏を使った理由について、同社の石川徹・総務課長は読売新聞の取材に対し、「廃鶏は肉が硬いので、(肉の薫製を作る場合は)比内地鶏の特徴である歯ごたえが出せる上、安い値段で入荷して処理できるから」と話した。廃鶏を使い始めた時期や、使用量などについては明言を避けた。

最終更新:10月22日9時2分

比内地鶏の偽装、「廃鶏」使用=1羽数十円、鶏団子などにも−秋田の業者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071022-00000022-jij-soci
10月22日10時33分配信 時事通信

 秋田県大館市の食肉加工会社「比内鶏」が、地元特産の「比内地鶏」と偽って別の鶏肉や卵の薫製を出荷していた問題で、同社が「廃鶏」と呼ばれる卵を産まなくなった雌鳥を1羽数十円で仕入れて製造していたことが22日、同社の話で分かった。
 また偽装は薫製だけでなく鶏団子などの加工品にも及んでいたことも判明。県は景品表示法や日本農林規格(JAS)法違反に当たるとみて、公正取引委員会と協議をしながら実態解明を急ぐ。

347とはずがたり:2007/10/28(日) 13:16:36

<赤福>偽装34年 創業300年の老舗に苦難の秋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071027-00000050-mai-soci
10月27日14時23分配信 毎日新聞

休業中の赤福本店では、休業を知らせる張り紙の前で「記念撮影」する姿も多く見られた=三重県伊勢市で2007年10月25日午後1時半、岡大介撮影

 全国から参拝客が集まる伊勢神宮界隈(かいわい)はこの秋、重苦しい雰囲気に包まれている。お伊勢参りの定番「赤福餅」が姿を消したからだ。売れ残りの再包装などの不正問題に揺れる「赤福」(三重県伊勢市)。創業300年の伝統を誇り、全国的にも人気があった老舗の味に再生の道はあるのか。【飯田和樹、高木香奈、岡大介】

 ■式年遷宮で

 「他のお餅を買ったけど、本当は赤福餅が食べたかった」。愛知県から家族で訪れた会社員、平野倫代さん(34)は、伊勢神宮内宮前の観光名所「おかげ横丁」の赤福本店前で話した。休業中の本店では「おわび」の張り紙をバックに観光客が記念写真を撮っている。

 同社によると、売れ残り製品を再包装する「まき直し」を始めたのは73年。20年に1度、伊勢神宮の社殿などを一新する式年遷宮の年だった。約1300年続く伝統神事に集まる観光客の需要増が赤福の不正の背景にあるともいえる。

 当時は現在の浜田典保社長(45)の父益嗣氏(70)が10代目当主として社長に就任して6年目だった。以後、益嗣氏は拡大路線をひた走り、次の式年遷宮があった93年には、約140億円を投じて「おかげ横丁」をオープン。この間、不正は常態化した。が、益嗣氏は問題発覚後、公の場に一切姿を見せていない。

 ■巧妙な手口

 和菓子店が多い伊勢でも、販路を東海から関西に広げた赤福の知名度は圧倒的だ。従業員約450人、販売店舗数は約300店、年間売上高は約90億円。「創業200年以上・同族経営・業績良好」という3条件を満たす伝統企業の国際組織「エノキアン協会」の会員でもある。日本企業の会員は、他には月桂冠(京都市・酒造)や岡谷鋼機(名古屋市・商社)など数社しかない。

 名門の不正は、調査した県が「極めて巧妙」と舌を巻くほど合理的、組織的だった。社内では偽装を隠語で呼び、「先付け」や「まき直し」を繰り返さないように製造年月日の後に暗号を付けるなど管理を徹底していた。

 不正は30年余りも続いたが、今夏、国の「食品表示110番」に寄せられた告発で発覚。「ミートホープ」の食肉偽装や「白い恋人」の賞味期限改ざんなどで消費者の意識が高まったことが背景にあるとみられる。

 ■信頼回復は

 赤福は販売中止に踏み切った今月12日の最初の会見後、事実関係の訂正や報道後の発表を重ね不信感を深めた。さらに、売れ残りの赤福餅から分離した「むきあん」を、浜田社長の実弟の和菓子メーカーに販売していたことについて「相手も知っていたはず」と会見で発言。同メーカーが「聞いていない」と、赤福相手に訴訟も辞さない姿勢で、今も混迷が続く。

 三重県松阪市の土産物店主は「売り上げの7〜8割が赤福餅。このままではやっていけない」と窮状を訴え、伊勢市では赤福餅に似た餅菓子が代用品として売り上げを増すなど、不正発覚後も赤福に根強いファンがいることをうかがわせる。

 赤福の再生について、全国消費者団体連絡会の神田敏子事務局長は「何が問題だったかを検証し、ゼロからスタートするしかない。農水省などに提出する改善計画を消費者にもオープンにすべきだ」と話す。

 ■赤福社内の主な不正用語■

【まき直し】売れ残り製品を包装し直し、消費期限を再設定する行為。「Change of paper」の頭文字で「シーオーピー」とも。(1)冷凍から最大2週間後に解凍して新しい消費期限をつける「第三商品」(2)冷解凍せず、常温でまき直す「生・まき直し」の2種類

【先付け】遠隔地向けや繁忙期の赤福餅の包装に、翌日以降の製造日と消費期限を刻印する行為

【むき餅・むきあん】店頭回収した赤福餅を餅とあんに分離したもの。むき餅は赤福餅に加工し、むきあんは関係会社に販売していた

【包装の暗号】先付け、まき直しの商品を出荷する際、社内で見分けられるように製造年月日表示の後などに先付け商品や店頭からの回収品であることを示す「−」や「・」を付けていた

最終更新:10月27日15時43分

348とはずがたり:2007/10/28(日) 13:18:49
>>347

エノキアン協会
http://www.google.com/search?client=opera&amp;rls=ja&amp;q=%E3%82%A8%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%83%B3%E5%8D%94%E4%BC%9A&amp;sourceid=opera&amp;ie=utf-8&amp;oe=utf-8

349とはずがたり:2007/10/30(火) 13:58:36
やれやれ。日本の食品産業の質なんてこんなものなんだろうな。。
中国のこと其程嗤えん。

御福餅よおまえもか!赤福餅に続き偽装発覚
2007.10.30 11:22
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071030/crm0710301122003-n1.htm

製造日の偽装などの疑いが持たれている和菓子メーカー「御福餅本家」の本店=30日午前9時10分、三重県伊勢市 三重県伊勢保健所と農水省東海農政局が、和菓子の老舗メーカー、御福餅本家(三重県伊勢市)に、食品衛生法などによる立ち入り検査を行ったことが30日、わかった。「まき直し」などの問題で営業禁止処分になっている「赤福」の「赤福餅」に続き、伊勢神宮への参拝客に供されてきた伝統的な和菓子で偽装が明らかになった。

 立ち入り検査は、御福餅本家から「日付や原材料表示の件で話さなければならないことがある」との連絡を受け、29日午後7時ごろから深夜にかけて実施。食品衛生法とJAS(日本農林規格)法の両法に違反している疑いがあるという。

 御福餅本家は明治16年創業。伊勢神宮の街道筋に茶店を開店したのが始まりで、参拝客をもてなしてきた。

 御福餅本家が製造する「御福餅」は、もちの上に波をかたどったあんを乗せた和菓子。赤福餅の製造年月日の偽装が発覚し、12日に赤福が販売を中止してから、同じ伊勢名産でパッケージのよく似た御福餅に人気が集まった。

 JR各駅の売店や土産店などで売り上げが急増。1日180個を入荷しても、夕方前には完売してしまう売店もあるといい、名古屋市内の販売元は「突然売れ行きが急増し、出荷量5割増で対応している」と顔をほころばせていた。

350とはずがたり:2007/10/30(火) 23:31:02
この哀れな143万本の缶ジュース達は再出荷もされずに棄てられちゃうのか?非常に勿体ないぞヽ(`Д´)ノ

<産地誤表示>ジュース143万本を回収、処分 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000108-mai-soci
10月30日20時14分配信 毎日新聞

 トマトジュースなどの原材料の産地表示に誤りがあるとして農林水産省は30日、野菜ジュース製造販売の「ゴールドパック」(東京都渋谷区)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき表示を改めるよう指示した。 

 対象商品は、同社松本工場(長野県松本市)で製造した▽野菜ジュース「信州安曇野の手摘みトマトジュース(無塩)」(190グラム)▽「信州安曇野の旬穫り野菜ジュース(同)」(同)−−など5種。同社は8月1日〜9月15日、安曇野地域以外でとれた長野県産トマトや山梨県産クレソンも原材料なのに、安曇野産トマトや長野県産野菜だけが使われているという表示をして出荷・販売していた。最大でトマトジュースでは2割が表示以外の原材料が使われていた。

 出荷量は143万5560本で、5種の同期間の全出荷量の55%にあたる。同社の説明では産地を示した伝票の不備や製造時に産地の再確認を怠ったためという。同社は9月15日から該当製品の出荷を停止し、回収や在庫処分をしている。同社は「管理体制を強化し、再発防止に徹底的に取り組む」とコメントした。

 関東農政局長野農政事務所に今年6月下旬、情報提供があり、同局などが今年8月から10月に計3回、同社に立ち入り調査していた。同法の規定による加工食品品質表示基準では、特定の原産地表示は、100%の場合を除き割合を記載しなければならない。【神崎修一】

351とはずがたり:2007/10/31(水) 16:31:16
<キリンビール>来年2月からビール類を値上げ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000038-mai-bus_all
10月31日11時9分配信 毎日新聞

 キリンビールは31日、ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の全商品の出荷価格を来年2月1日から値上げすると発表した。ビールはオープン価格だがコンビニなど小売店の店頭価格で3〜5%程度上昇するとみられ、350ミリリットル缶のビールが6〜10円程度、発泡酒が4〜7円程度、第3のビールは4〜6円程度の値上げになる見通し。麦芽などの原材料価格が高騰しているためで、増税以外の値上げは90年3月以来18年ぶり。

 アサヒ、サッポロなど他のビールメーカーも値上げの検討を表明しており、各社が追随値上げに踏み切るのは確実だ。

 キリンによると、バイオ燃料の需要拡大でビール原料の麦芽が06年に比べ2倍以上に、また缶材料のアルミも30%程度値上がりしている。同社の08年向けの原材料価格は06年比で15%以上も上昇する見込みといい、「コスト削減だけでの対応には限界がある」と値上げに踏み切ることにした。

 原材料高の影響で、マヨネーズや食用油など食品の値上げが相次いでいるが、ビールの値上げは初めて。【工藤昭久】

352とはずがたり:2007/10/31(水) 16:38:06
大好きなペヤングが値上げですと!?
小麦の生産を放棄する事を選んできた日本は食の欧米化+インフレの前では不利ですな。

ペヤングよ、お前もか!10%値上げ
10/18 19:25
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/92051/

 即席めん製造販売の「まるか商事」(群馬県伊勢崎市)は18日、主原料となる小麦の政府引き渡し価格が引き上げられたことなどに伴い、平成20年1月出荷分から、「ペヤングソースやきそば」など全商品を平均約10%値上げすると発表した。値上げは2年以来18年ぶり。「ペヤングソースやきそば」は、 155円から 170円に値上げされる。

マルちゃんも値上げ 東洋水産
10/03 23:08
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/retail/88145/

 東洋水産は3日、「マルちゃん」ブランドの即席めん・生めん類を、平成20年1月1日出荷分から値上げ、または減量すると発表した。同社の値上げは約17年ぶり。最大手の日清食品など業界3社がすでに値上げを表明しており、上位4社が足並みをそろえた形だ。
 値上げ幅は発表済みの3社とほぼ同様。袋めん「昔ながらの中華そばシリーズ」など税抜90円の製品を同100円に、カップめん「赤いきつね」「緑のたぬき」など同155円の製品は同170円に引き上げる。

353とはずがたり:2007/10/31(水) 16:41:44
サッポロは今一パッとせんからなぁ。サントリーは飲料でプレゼンスあるし,アサヒはスーパードライ以降最大手のキリンと互角の争い。恵比寿だけではねぇ。。
サッポロは恵比寿の賃料権益の一部売却で得た現金収入500億をどう活用出来るのかが課題。

サッポロHD 不動産事業で米モルガンと提携
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000005-maip-bus_all
10月31日9時58分配信 毎日新聞

 モルガン・スタンレーとの業務提携などについて会見するサッポロホールディングスの村上隆男社長=東京・恵比寿の同社で2007年10月30日午後5時7分、山本晋撮影

 サッポロホールディングスは30日、不動産事業で米系のモルガン・スタンレー証券と資本・業務提携し、飲料事業では国内系ファンドのクレセント・パートナーズと業務提携することで基本合意したと発表した。サッポロに対しては、米系投資ファンドのスティール・パートナーズが買収を提案しているが、サッポロは今回の提携などで独自に企業価値の向上を図る。
 モルガンは12月末までに、サッポロ株の約1.5%(議決権ベース)相当の株を市場で取得し、来年6月末までに比率を約5%まで高める。サッポロが保有する恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)の賃料収入などの15%を受け取る権利も、500億円で買い取る。サッポロは、不動産投資などで実績を持つモルガンとの提携で業務を拡大する方針。
 また、クレセントは食品会社などへの投資や再建で実績がある。サッポロはクレセントが運営するファンドの支援を受けて、2期連続の赤字に落ち込んでいる子会社のサッポロ飲料の立て直しを図る。【平地修】

最終更新:10月31日9時58分

サッポロHD、投資ファンドと提携−飲料・不動産事業を再編
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000006-nkn-ind
10月31日8時33分配信 日刊工業新聞
 サッポロホールディングス(HD)は30日、傘下の飲料、不動産の2事業について、投資ファンドと資本・業務提携することで合意したと発表した。主力のビール事業が伸び悩む中、ファンドと組み、非酒類分野の事業基盤を再構築。グループの競争力強化を目指す。

 飲料事業についてクレセント・パートナーズグループ(東京都千代田区)と組み、クレセントが運営するファンドを引受先としてサッポロ飲料が約38億円の新株予約権付社債を08年1月をめどに発行。その資金をもとに商品開発力の強化などを図る考え。ファンドから役員も受け入れる。

 一方、不動産事業はモルガン・スタンレー証券(東京都渋谷区)と組む。モルガンが運用する不動産ファンドが12月をめどにサッポロHDの株式(議決権比率の約1・5%)を取得、08年6月までに同約5%まで引き上げる。モルガンに恵比寿ガーデンプレイス物件の一部を08年上期に500億円で譲渡。

355荷主研究者:2007/11/25(日) 03:07:44

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/51679.html?_nva=112
2007年09/27 07:50 北海道新聞
十勝港に道内最大級飼料基地 丸紅など 製造・保管一体

 大手商社の丸紅、日本甜菜製糖など五社は二十六日、十勝管内広尾町の十勝港に、サイロと製造工場が一体となった配合飼料製造のコンビナートを建設すると発表した。事業費は百四十億円。来春までに事業会社を設立し、二○一一年四月から道内の年間総需要約三百二十万トンの13%に相当する約四十万トンの飼料を道東地域向けに生産する。完成すれば、道内最大級の規模となる。

 配合飼料の原料となる穀物の価格は世界的に上昇している。

 丸紅など五社は輸入穀物の保管から加工まで一貫処理するコンビナートの建設で低価格の配合飼料が供給できるとしている。道内需要の半分を占める道東を主要な販売地域とする。

 丸紅と港湾運送大手の上組、穀物倉庫業のパシフィックグレーンセンターの三社は来年四月にも、北米など海外から輸入したトウモロコシや大豆などの穀物の荷役と保管を行うサイロ会社「広尾グレーンセンター」(仮称)を設立。最大保管量四万トンのサイロを一○年十月から本格稼働させる。

 一方、日本甜菜製糖と日清丸紅飼料は今年十一月にも、飼料製造会社「とかち飼料」(仮称)を設立、一一年四月から鶏・豚・牛用配合飼料を月産三万五千トン製造する。老朽化した日本甜菜製糖の帯広飼料工場は休止する。

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200709270030a.nwc
丸紅、北海道広尾町にコンビナート 配合飼料用を建設
FujiSankei Business i. 2007/9/27

 丸紅は26日、日清丸紅飼料など4社と共同で北海道広尾町の十勝港に隣接する形で輸入穀物を保管するサイロと配合飼料コンビナートを建設すると発表した。総事業費は140億円。飼料原料となるトウモロコシや大豆粕(かす)などは、バイオ燃料へのシフトによる需給逼迫(ひっぱく)や一部地域での干魃(かんばつ)などの影響で高騰しており、北海道の酪農家向けに安定供給を図るのが狙い。

 来春をめどに2つの新会社を設立する。サイロ、荷役会社「広尾グレーンセンター」(仮称)の資本金は4億6000万円。丸紅と倉庫会社の上組がそれぞれ35%、穀物倉庫のパシフィックグレーンセンターが30%を出資し、2010年10月から本格稼働する。

 配合飼料の製造会社は「とかち飼料」(仮称)の資本金は4億5000万円。日清丸紅飼料が70%、日本甜菜製糖が30%を出資する。生産規模は年間40万トンで11年4月から本格稼働する予定だ。

 国内の配合飼料の総需要は2400万トンで、うち北海道での需要は約14%、320万トン。北海道では、苫小牧や釧路などに配合飼料コンビナートなどがあるが、丸紅などは、十勝には北海道の総需要の約4分の1の80万トンの需要があり、今後も成長が見込まれると判断、拠点を新設することを決めた。

 最近、飼料原料や輸送費が高騰しているが、丸紅などは需要地に工場を建設することで物流コストを削減、酪農家のコスト競争力向上につないでいく考えだ。

356荷主研究者:2007/11/25(日) 03:10:09

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/50638.html?_nva=112
2007年09/21 08:05 北海道新聞
サッポロビール 道本社を大幅強化 商品開発部門を新設

 サッポロビールが十月一日付の機構改革で北海道本社(札幌)の機能を大幅に強化することが二十日分かった。東京本社以外では初めて商品開発担当の専門部署を設け、「北海道発のビール」などを開発するほか、道内に貢献する経営戦略を策定する組織も設置する。発祥の地として北海道を重視する姿勢を鮮明にする。

 サッポロは北海道本社と東京本社の二本社制だが、人員は東京に集中。道本社の人員の大半は、営業部門である北海道本部の社員が兼務する体制だった。機構改革で、道本社は十五人程度の専従者からなる組織にする。

 農産物が豊富な道内に専任の開発担当者を置くことで、新たな発想の商品開発を目指す。道内限定商品や道内で開発した商品を全国展開することも視野に入れる。

 併せて、道本部の企画部門を道本社に移管する。中長期的な視点で北海道に貢献する取り組みを企画するほか、地域のイベントへの協力など地域密着のネットワークづくりを担当する部署も設ける。

 これとは別に、上川管内上富良野町のバイオ研究開発部「ホップ育種センター」を改組。従来のビール原料のホップや大麦の研究に加え、ソバなど道産食材を使った商品開発の可能性も探るなど研究の幅を広げる。

 サッポロの主力商品「黒ラベル」は最初は道内で販売し、人気の高まりで全国展開した経緯があるほか、道内限定のビール「サッポロ クラシック」も販売数量が毎年6%程度伸びるなど、同社の北海道発商品には実績がある。

 サッポロは組織強化で道内での存在感を向上させる一方、「北海道ブランド」を生かした戦略を進め、企業価値向上につなげる考えだ。

358とはずがたり:2007/11/30(金) 10:35:14
中国も国内から安全な色を喰わせろと云う声が挙がっても良い経済発展段階にあるよな。都市部に限っては。

「安全」卵、中国で生産 三井物産とイセ食品
http://www.asahi.com/business/update/1130/TKY200711290382.html
2007年11月30日08時23分

 三井物産と国内養鶏最大手のイセ食品(本社・埼玉県鴻巣市)は合弁で、中国で鶏卵を生産・販売する新会社を設立する。数年以内に同国最大規模に拡大することを目指す。世界最大の鶏卵消費国として成長を続ける中国市場で、先進技術を用いた安全性の高い卵への需要が今後、増えると見込んでいる。

 イセ食品は「森のたまご」などのブランドで知られ、07年1月期の売上高は304億円。同社米国法人が55%、三井物産が45%を出資する「伊勢農業有限公司」を12月、香港に設立する。資本金は約40億円。来年には北京で200万羽規模の鶏卵農場を新設し、イセグループが中国内に持つ既存の農場と合わせて280万羽態勢とする。さらに4年後をメドに約1000万羽、年間の鶏卵生産量約15万トンと、現地資本の最大手並みに拡大する計画だ。

 新会社は優良品種の親鳥を導入するため中国の一般的な生産費用よりも高くつくが、高級卵として日系資本の百貨店などを中心に販売する。

 中国の鶏卵生産量は約2500万トンで世界全体の4割以上を占め、今後も毎年5%程度の伸びが見込まれる。三井物産は中国の経済成長による食料消費の急伸を見込んだ投資に注力しており、鶏卵の生産事業も長期的な収益の柱に育てることをねらう。

359小説吉田学校読者:2007/12/11(火) 07:07:25
船場吉兆、崩壊。大量生産にマンパワーが追いついていない。

船場吉兆、組織的偽装認める 物販部門「当面撤退」
http://www.asahi.com/national/update/1210/OSK200712100025.html

 高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区、湯木正徳社長)による牛肉商品や菓子、総菜の不正表示問題で、同社は10日、会社の責任を全面的に認める改善報告書を農林水産省近畿農政局に提出した。同省によると、問題の商品は41になる。発端となった福岡市の店舗での賞味・消費期限改ざんについては、正徳社長の次男の尚治取締役が「指示したと言わざるを得ない」と認めた。牛肉偽装は長男の喜久郎取締役の主導を認め、提出後の会見で、社内からの偽装の指摘を無視するなど不正が会社ぐるみだったことも明かした。
 報告書によると、賞味・消費期限の改ざんは約10年前から続いていた。正徳社長と尚治氏に加え、喜久郎氏も取締役を辞任し、社外取締役を招くことを検討するという。
 改善報告書によると、福岡市の店舗での期限改ざん問題では、九州地区統括取締役の尚治氏が「欠品、破棄に対して現場担当者に厳しい態度を取り、(期限改ざんを)せざるを得ない状況に陥らせた」と明記。改ざんが実質的に尚治氏の指示だったことを認めた。
 「パート従業員の独断」としたこれまでの主張を一転させ、尚治氏の関与・責任を認めた。会見では、偽った賞味・消費期限ラベルの張り方などを記したマニュアルが存在することも明かした。
 「但馬牛」「三田牛」と銘打った商品に九州産の牛肉を使っていた産地偽装では、「03年から大量の肉が必要になり、九州産を使用することになった」と説明。今年3月以降は但馬牛を一切使用していなかった。
 同社は偽装の原因について、「社員が仕切っていた」と主張していたが、報告書では正徳社長と喜久郎氏らが「法令違反になるとの十分な認識を持たず放置した」とし、仕入れ担当の喜久郎氏がラベル張り替えを主導していたことを認めた。会見で喜久郎氏は、従業員から偽装について指摘を複数回受けたが、「聞き流していた」と無視していたことも明かした。
 国産ブロイラーを使った商品に「地鶏」と表示していた品種偽装については、正徳社長と喜久郎氏が、地鶏とブロイラーの違いについて認識を欠いていたと釈明した。
 このほか、「高砂 穴子山椒(さんしょう)煮」と記載したつくだ煮の穴子は、名産地の兵庫県高砂市産ではなく他地域産▽「風流 吉兆明太子(めんたいこ)」や瓶詰など、冷凍保存やつくり置きのほぼ全商品で、製造日・解凍日を起点とすべき賞味期限を、出荷日や販売日を起点として表示していた――など、農水省から指摘された以外にも不正・不適切な表示があった。同社で日本農林規格(JAS)法の対象となる約60商品のうち、不正表示は41商品にのぼる。
 問題を起こした物販部門からは「当面撤退」し、洋菓子は廃止する。すでに辞意を表明している正徳社長、尚治氏とあわせ現取締役4人中3人が退任、正徳社長の妻の佐知子氏は留任する。

船場吉兆、希望退職募る 給与1カ月分を補償
http://www.asahi.com/national/update/1210/OSK200712100082.html

 牛肉産地偽装や菓子、総菜の不正表示問題で営業自粛中の高級料亭「船場吉兆」(大阪市)は10日、約200人の全従業員を対象に希望退職を募ることを明らかにした。休業の長期化に伴う経営悪化によるもので、退職日は今月15日付。応じた人には給与1カ月分を補償するという。
 船場吉兆には大阪市の本店と心斎橋店、福岡市の博多店と天神店があるが、先月から通常営業を停止。同社は10日の記者会見で、本店については営業再開させる方針を明らかにしたが、テナント契約解除が濃厚な天神店は存続は難しいとの見方を示した。博多店と心斎橋店については、めどは立っていない。
 同社の弁護士によると希望退職の募集は11日から開始する。従業員の3割がパートの同社は、先月29日に湯木喜久郎取締役が心斎橋店のパート約20人に解雇を打診したが、労組との団体交渉でいったん撤回していた。弁護士は「希望退職に応じる人数などをみて、次の方針を考えたい」としている。

360とはずがたり:2007/12/15(土) 01:34:46

飼料子会社が合併、来年4月に新会社2社がスタート −JA全農
http://www.jacom.or.jp/news/news07/nous101s07121204.html

 JA全農の飼料子会社6社のうち、JA東日本くみあい飼料(株)(群馬県太田市)とジェイエイ東海くみあい飼料(株)(愛知県知多市)、ジェイエイ西日本くみあい飼料(株)(兵庫県神戸市)とジェイエイ四国くみあい飼料(株)(香川県坂出市)のそれぞれの合併協議がこのほど整い、来年4月1日に合併し2つの新会社としてスタートすることが決まった。
 東日本くみあい飼料と東海くみあい飼料の合併では、東日本くみあい飼料を存続会社とし、16県域(関東・甲信越・東海・北陸)が供給エリアで、20年度取扱い量250万トンの計画。また、西日本くみあい飼料と四国くみあい飼料の合併では、西日本くみあい飼料を存続会社とし、15県域(近畿・中国・四国、)が供給エリアで、20年度取扱い量119万トンの計画。来年1月にそれぞれの会社で臨時株主総会を開き、合併承認を受けることになっている。
 新会社は広域的な供給体制の整備により物流の合理化を図り、農家に対するサービスを充実させると同時に、消費者・生産者の安全・安心に対するニーズにも対応し、系統生産基盤の維持拡大をめざす。合併により、飼料子会社は来年4月以降、合併しない北日本くみあい飼料(株)、ジェイエイ北九州くみあい飼料(株)と合わせ4社となる。

(2007.12.12)

362とはずがたり:2007/12/20(木) 11:21:52
サッポロビールも値上げ 来年4月から3-5%
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0000776850.shtml

 サッポロビールは20日、ビール類の出荷価格を来年4月1日から3-5%引き上げると発表した。麦芽など原材料価格が軒並み値上がりしているため。既にキリンビール、アサヒビールが値上げを決め、サントリーも検討に入っており、値上げの動きはビール業界全体に広がった。

 酒税の増税分上乗せを除くと、値上げは1990年3月以来、約18年ぶり。ビールの主力製品である「黒ラベル」「ヱビス」をはじめ、発泡酒や「第3のビール」を幅広く対象にする。

 缶の材料となるアルミや運搬用の段ボールなどの価格も高騰しており、2008年の原材料費は今年より約30億円増える見込み。サッポロは「企業努力によるコスト削減だけで対応するのが難しくなった」と説明している。

 キリンは来年2月から、アサヒは来年3月から、それぞれ3-5%値上げする。

(12/20 11:06)

363荷主研究者:2007/12/27(木) 22:33:48

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200710040028a.nwc
東洋水産、群馬に即席めん工場…埼玉も増築、総投資185億円
FujiSankei Business i. 2007/10/4

 東洋水産は3日、群馬県館林市に即席めん工場を新設すると発表した。既存の埼玉県日高市の生めん工場も増改築し、生産だけでなく温度管理などを徹底したチルド配送センターも増設し、生産から物流までの一貫体制を構築する。投資額は即席めんが約100億円で、生めん、スープ工場、チルド配送センターは約85億円。

 即席麺や生めんは、原料の小麦価格が高騰しており、工場新設で生産効率を高め、コスト削減につなげる。2010年度をめどに、即席めん工場を現在の10工場から7工場に集約し、生産コストの削減を図る。

 即席めん新工場は08年夏に着工、09年夏から生産を開始する。環境に配慮した最新設備で、カップめん、袋めん、ワンタン製品の製造ラインを設置する。また、埼玉の生めん工場は、生めん、スープ工場の建設に加えてチルド配送センターを増設する。07年7月に着工し、10年5月の完成を目指す。

364荷主研究者:2007/12/27(木) 22:34:52

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200709220022a.nwc
日清オイリオ、ピエトロ資本・業務提携…商品共同開発
FujiSankei Business i. 2007/9/22

 食用油最大手の日清オイリオグループとドレッシング大手のピエトロは21日、資本・業務提携すると発表した。日清オイリオが10月17日付でピエトロの発行済み株式19・71%を取得し、保有する既存株式と合わせて20・02%を持つ第2位の株主となる。ドレッシングやパスタ用ソースなどの開発を共同で進め、コスト競争力の強化やブランド力の向上を目指す。取得金額は約11億円とみられる。

 ピエトロの村田邦彦社長と、同社長の資産管理会社「ムラタ」が持つ、ピエトロ株式110万2500株を日清オイリオが取得。ピエトロは、持分法適用関連会社になり、日清側は取締役2人を送り込む。

 製油事業以外で収益力の強化を目指す日清オイリオは、ドレッシングや調味料などの加工食品分野をコア事業の一つに据えている。ピエトロとの共同開発やノウハウの共有化で事業の拡大を図りたい考えだ。

 同日、記者会見した日清オイリオの大込一男社長は「ピエトロの商品は当社にはないタイプが多い。ドレッシング以外にも共同開発商品を拡大したい」との考えを示した。

 両社はドレッシングの原料油で取引関係にある。原料価格が高騰するなか、協力関係を強化することで厳しい環境を乗り切る。今月9日には、不二製油とJ−オイルミルズも原料価格の高騰を受けて、資本・業務提携した。

365荷主研究者:2007/12/27(木) 22:35:30

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200709210038a.nwc
JT、加ト吉と提携強化…冷凍食品向けの調味料を供給
FujiSankei Business i. 2007/9/21

 JTは20日、冷凍食品分野で提携している加ト吉に対し、調味料の供給を開始したことを明らかにした。JTは2000年に加ト吉に5%出資し、業務提携した。これまでJTが加ト吉から冷凍食品をOEM(相手先ブランドによる生産)調達してきたが、新たにJTが加ト吉の家庭用冷凍うどん向けなどのたれ用調味料を供給することで、提携関係を強化する。

 JTの冷凍食品事業の売上高は約400億円。このうち8分の1の50億円分の冷凍食品は加ト吉に製造委託している。加ト吉は、主に中国内の工場でJT向けの冷凍食品を製造している。一方、JTの酵母エキスや鰹、ポーク、昆布などのエキスを配合した業務用調味料事業の売上高は約100億円。売上高の約6割が天然調味料で、さまざまな加工食品メーカーの個別ニーズに合わせた調味料を配合して供給している。

 提携先の加ト吉には1年半前から業務用冷凍食品の調味料の供給を試験的に開始し、加ト吉が秋冬新商品として発売する家庭用冷凍うどんのたれに採用が決まった。

 食品事業本部長の岩井睦雄取締役は、「冷凍食品を仕入れるだけでなく、調味料のノウハウを加ト吉に提案してきた。トップブランドである加ト吉の家庭用冷凍うどんにようやく採用され始めた」と加ト吉との業務提携が拡大したことで、調味料事業に本腰を入れる考えだ。

 JTの飲料・食品事業の売上高は08年3月期で2980億円、営業利益は80億円を見込んでいる。

 「全体の規模はそこそこになったが、飲料、冷凍食品、調味料などカテゴリーごとに見ると業界内での地位は低い。今後はそれぞれのカテゴリーごとに強化していく」(岩井取締役)方針。加ト吉に対する調味料供給も、調味料分野強化の一環になる。

366とはずがたり:2007/12/28(金) 22:21:43

飼料子会社が合併、来年4月に新会社2社がスタート −JA全農
http://www.jacom.or.jp/news/news07/nous101s07121204.html

 JA全農の飼料子会社6社のうち、JA東日本くみあい飼料(株)(群馬県太田市)とジェイエイ東海くみあい飼料(株)(愛知県知多市)、ジェイエイ西日本くみあい飼料(株)(兵庫県神戸市)とジェイエイ四国くみあい飼料(株)(香川県坂出市)のそれぞれの合併協議がこのほど整い、来年4月1日に合併し2つの新会社としてスタートすることが決まった。
 東日本くみあい飼料と東海くみあい飼料の合併では、東日本くみあい飼料を存続会社とし、16県域(関東・甲信越・東海・北陸)が供給エリアで、20年度取扱い量250万トンの計画。また、西日本くみあい飼料と四国くみあい飼料の合併では、西日本くみあい飼料を存続会社とし、15県域(近畿・中国・四国、)が供給エリアで、20年度取扱い量119万トンの計画。来年1月にそれぞれの会社で臨時株主総会を開き、合併承認を受けることになっている。
 新会社は広域的な供給体制の整備により物流の合理化を図り、農家に対するサービスを充実させると同時に、消費者・生産者の安全・安心に対するニーズにも対応し、系統生産基盤の維持拡大をめざす。合併により、飼料子会社は来年4月以降、合併しない北日本くみあい飼料(株)、ジェイエイ北九州くみあい飼料(株)と合わせ4社となる。

(2007.12.12)

367荷主研究者:2007/12/30(日) 16:47:43

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/58066.html?_nva=158
2007年10/31 13:51 北海道新聞
雪印 中標津に国内最大級のチーズ新工場

国内最大規模の生産能力を誇る雪印乳業中標津工場のチーズ新工場

 【中標津】雪印乳業中標津工場(根室管内中標津町)のチーズの生産能力を現行の二・五倍、国内最大の年間二万トンとする新工場が完成し三十一日、しゅん工式が行われた。十一月から本格稼働する。

 新工場の延べ床面積は、旧工場よりも六千平方メートル拡大し一万七千五百平方メートルで、投資額は約百億円。本州の工場などで最終完成品とするゴーダやチェダーなどナチュラルチーズ原料を造る。

 この日は午前中に地元関係者や道内外の業界関係者向けに工場見学会が開かれ、午後から高野瀬忠明社長や西沢雄一中標津町長らが出席してしゅん工式が行われた。

 国内の酪農製品市場は、飲用乳の消費減から生産過剰が慢性化し昨年、十三年ぶりに生産調整が行われた。打開策として農水省、乳業各社は需要の伸びが見込めるチーズの増産を決定。いずれも来春までに、森永乳業(東京)は同管内別海町の工場を二倍の年間一万五千トンに増設、明治乳業(東京)も十勝管内芽室町に二万トンの新工場を開設し、道内のチーズ生産量は約七万トンに倍増する。

368荷主研究者:2007/12/30(日) 16:51:27

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=441085006
'07/09/08 山陰中央新報
コカ・コーラウエストが新ライン始動

ミネラルウオーターが生産される新ラインを見学する末吉紀雄CEO(左)=鳥取県伯耆町金屋谷、コカ・コーラウエスト大山プロダクツ

 コカ・コーラウエストホールディングス(福岡市)のグループ会社、コカ・コーラウエスト大山プロダクツ(鳥取県伯耆町金屋谷)が約三十億円を投資し、敷地内の工場に新型製造ラインを導入。関係者が出席して七日、現地で起動式があった。

 今後予想されるミネラルウオーター市場の需要拡大に対応するため、工場建物の拡充と新型の高性能ラインを入れた。

 旧ラインは二リットルペットボトルのみの生産だったが、新ラインは五百ミリリットルも生産可能。製造能力は年間一千万ケース(一ケース二リットル入り六本)と、旧ラインの約二倍になる。

 起動式で、同ホールディングスの末吉紀雄最高経営責任者(CEO)がスイッチを押すと、五百ミリリットルペットボトルが次々とライン上を流れ、関係者がテープカットして祝った。

 米子市内であった記念式典で、末吉CEOは五百ミリリットルペットボトルのミネラルウオーターが市場で急伸しているとし、「(新ラインで)伸びをまかなうことができる。西日本の拠点として全国にミネラルウオーターを提供したい」と意欲を話した。

369荷主研究者:2008/01/03(木) 01:02:05

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200712070043a.nwc
10分で肉や魚などの鮮度測定…東北大がチェッカーを開発
FujiSankei Business i. 2007/12/7

東北大の佐藤実教授と鮮度チェッカー

 肉や魚の鮮度が短時間で分かります−。東北大学の佐藤実教授(水産化学)が鮮度を約10分で解析する装置「鮮度チェッカー」を開発した。生物が死んで鮮度が低下した際に生じる物質を測定。食の安全をめぐって消費者の関心が高まる中、食品加工業者らを念頭に、企業と協力して年内に販売を始める。

 測定できる対象は鮮魚や精肉、その冷凍品、加工品などで、装置の重さは約6キロ。

 方法は(1)魚や肉の破片を採取して酸性溶液に入れ、中和液で中和させる(2)上澄み液をろ紙に垂らし電気を通す(3)紫外線を照射してデジタルカメラで撮影(4)コンピューター処理して数値化する−の手順。

 鮮度が低下した際に出る「イノシン」や「ヒポキサンチン」という物質を測定。全体に占める両物質の割合(K値=%)が高ければ鮮度が悪く、低ければ鮮度が良いことを示す。

 カワハギで実験した際、室温では24時間でK値が100%に達したが、冷蔵庫に置いた場合(4度)は24時間で23%、48時間でも35%にとどまった。氷点下20度では48時間まで0%で、72時間後でも8%だった。

 仙台市の魚市場で売られていたイワシで試してみたところ、K値は15%と新鮮さを示した。市場関係者からは「短時間で鮮度が分かるのは素晴らしい」との声が寄せられたという。

 佐藤教授は「食の安全のために役立ててほしい」とし、販売価格は60万円程度を想定している。

370とはずがたり:2008/01/10(木) 03:03:24
納豆業界が「奇手」 逆風克服に“脱納豆”
2008.1.9 21:36
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080109/trd0801092136017-n1.htm

 原材料である大豆の高騰や、原油高の影響などで納豆に逆風が吹いている。事態を打開しようと、業界は黒酢やカレー、キムチ味など個性的な味付けの納豆を相次いで発売。ご飯と変わらない柔らかい触感が特徴のものや、美容効果を狙ったコラーゲン入り商品など、新たな層を取り込む動きも活発だ。業界の新たな動きを追った。

 ●納豆に吹く逆風

 総務省の家計調査によると、1世帯あたりの納豆消費金額は戦後右肩上がりで増え続けていたが、平成14年の4172円(近畿は2977円)をピークに頭打ち。18年度は1世帯あたり3847円(同2674円)にまで落ち込んだ。

 要因として「ねばねばした食感は売れにくい」とされる猛暑が続いたことや、昨年発覚した関西テレビ放送の情報番組「発掘!あるある大事典II」での納豆ダイエットデータ捏造(ねつぞう)問題も少なからず影響したとみられる。業界関係者は「捏造問題以降、納豆の健康への良さをマスコミが取り上げることが減った」と嘆く。

 ●原材料の高騰

 さらに、近年のバイオ燃料ブームが影響し大豆の価格が高騰。関係者は「一昨年の3〜5割増しになった」と話す。また、原油高により容器に使うポリスチレンの価格も上昇。仕入れ価格が5〜10%増になり、極めて厳しい状況だという。だが、安易な値上げには踏み切れないと業界関係者は明かす。

 全国納豆協同組合連合会によると、同じ値上げでもカップ麺やマヨネーズなどは価格に転嫁できているが、納豆はほぼ現状維持。同連合会は「生活になじんだ簡便性や安さが受け入れられていることや、原価率が低いことが要因」と話す。大阪に本社を置く旭松食品も「国民食といわれる納豆だけに、低価格は守りたい。限界に近い中、メーカーがぎりぎりの競争で知恵を絞っている」と話す。

 ●斬新な商品開発

 逆風が吹く中、シェア2位のミツカン(愛知県)は昨年、ご飯並みの柔らかい食感が特徴の「とろっ豆」を発売。関西でも予想の120%以上の伸びといい、同社は「差別化する意味でも、付加価値をつけた新商品の開発は必須」と意気込む。

 他にも辛いもの好きな若者を対象にした「キムチ納豆」や「カレー納豆」、女性の声から生まれた「コラーゲン入り納豆」などがこぞって発売。「ここ1〜2年で種類も数え切れないほどになった」(スーパー関係者)といい、業界では“フレーバー系”という新たなジャンルが確立されつつある。

 他社に先駆けて、フレーバー系納豆を製造してきた茨城県の「くめ・クオリティ・プロダクツ」は「付加価値をつけることで価格は約2割増しだが、ニーズは高い」と話す。

 特に、納豆が敬遠されがちという関西での人気は意外に高く、同社は今月堺市に自社工場を設置。関西人が好むタレの味付けを施した商品開発を独自に進めていくという。

 同連合会は「においなどで納豆を敬遠していた層も、フレーバー系をきっかけに納豆への抵抗感をなくして、おいしさを知ってほしい」とアピールしており、新たな層を取り込むきっかけとして、期待を寄せている。

371小説吉田学校読者:2008/01/13(日) 10:43:04
黒幕めいたことよりマシだとは思いますが、謹慎期間というのも必要じゃないのか。名女将の評判も地に堕ちますぞ。

船場吉兆:食品偽装 女将が社長就任へ
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080113ddm041040078000c.html

 食品の表示偽装で昨年11月から休業中の高級料亭「船場吉兆」(本店・大阪市中央区)の経営陣刷新で、創業者、故湯木貞一氏の三女で女将(おかみ)の湯木佐知子取締役(70)が新社長に就任する見通しになった。一連の不祥事で、従業員や取引先に責任転嫁するなど、創業者一族による経営の甘さと高慢さが露呈した経緯があり、佐知子取締役の新社長就任は反発も予想される。
 船場吉兆は、食品の産地偽装や賞味・消費期限の改ざんが次々に明らかになり、休業による経営悪化により、民事再生法の適用申請を検討。湯木正徳・現社長(74)と長男喜久郎取締役(45)、次男尚治取締役(38)は引責辞任する。

372名無しさん:2008/01/13(日) 17:20:44
白鶴酒造と月桂冠は日本酒を値下げ

373とはずがたり:2008/01/17(木) 00:16:54
ポッカには頑張って欲しいところっす。
美味いのはコーヒー会社の缶コーヒー♪
あれ,あれはUCCのだっけ?w

明治製菓とポッカが資本業務提携 商品開発や販売網で
http://www.asahi.com/business/update/0115/TKY200801150326.html
2008年01月15日18時49分

 大手菓子メーカーの明治製菓と飲料中堅のポッカコーポレーションは15日、資本・業務面で提携すると発表した。今月31日付で、明治製菓がポッカの株式の約22%を取得し、持ち分法適用会社とする。両社のブランドを生かした新商品開発や、生産・販売面での協力を通じて、提携の効果を出すという。

 明治製菓は、ポッカの大株主の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズ(AP)などから株式を取得する。取得金額は非公開。ポッカに取締役も1人派遣する。

 明治は「マカの元気」「ザバスアクア」などのブランドで、健康に着目した飲料を手がける。ポッカが保有する約9万台の自動販売機で、こうしたブランドの飲料を販売するほか、共同で新商品の開発に取り組む。生産面でも互いの拠点を活用するなど、効率化を進めるという。

 ポッカは05年、経営陣と従業員らによる自社株買収(MEBO)で非上場企業となった。その後、APの支援を受けて、経営の効率化を進めてきた。

 ポッカによると、08年3月期には増収に転じるなど再建にめどが立ったという。新たな成長戦略のために提携先を探しており、明治製菓とは昨年夏から交渉を進めていたという。

 ポッカは「自社の独立性を尊重してくれること、お互いの事業に補完関係があることの2点を重視した」(広報)と話し、将来の経営統合などは前提としていないという。ポッカが近い将来に再上場を目指す方針も、変えないという。

375とはずがたり:2008/01/29(火) 00:38:53
北日本(東北・北海道)と九州は今回の統合に不参加?
それにしても業界紙は予想外にいっぱいあるものであるが凄い名前であるねぇ。

鶏鳴新聞
2008年01月29日(火)
東西の4くみあい飼料 2社に統合合併へ
http://www.keimei.ne.jp/article/20080125n1.html
2008.01.25発行
 JA全農は、東西4つのくみあい飼料を、4月1日に2つの会社に合併統合し、競争力の強化と生産者・消費者の安全・安心に対するニーズに対応する。広域供給体制を整備することによって、合理化・農家対応力の強化・物流の合理化・資本力の強化を図る。
 1つ目は、JA東日本くみあい飼料(株)(五味渕明社長―本社・群馬県太田市)とジェイエイ東海くみあい飼料(株)(北村守社長―本社・愛知県知多市)。
 合併新会社はJA東日本くみあい飼料(株)(本社・群馬県太田市東新町818、資本金は32億2964万円)で、年間飼料取扱量は250万トン。供給エリアは関東・甲信越・東海・北陸地区の16県域の広域飼料会社となる。
 2つ目はジェイエイ西日本くみあい飼料(株)(服部隆一社長―本社・兵庫県神戸市)とジェイエイ四国くみあい飼料(株)(藤城泰博社長―本社・香川県坂出市)。
 合併新会社はJA西日本くみあい飼料(株)(本社・兵庫県神戸市東灘区住吉浜町18、資本金は21億4000万円)で、年間飼料取扱量は119万トン。供給エリアは、近畿、中国、四国地区の15県域の広域飼料会社となる。

376とはずがたり:2008/02/06(水) 22:14:24
JTと日清食品、冷凍食品事業の経営統合を白紙撤回
2008年 02月 6日 12:13 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30183320080206

 [東京 6日 ロイター] JT(日本たばこ産業)(2914.T: 株価, ニュース, レポート)と日清食品(2897.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、4月に予定していた冷凍食品事業の統合を解消すると発表した。JTの子会社であるジェイティフーズ(東京都品川区)が輸入・販売していた中国製冷凍ギョーザに農薬が混入、健康被害が出ている。

 この事件を受けてJTが対応に追われるなか、加ト吉(2873.T: 株価, ニュース, レポート)への出資比率などで意見が合わず、計画を白紙に戻すこととなった。

 JTは株式公開買い付け(TOB)で加ト吉(2873.T: 株価, ニュース, レポート)を完全子会社化した後、日清食品に加ト吉株の49%を譲渡し、3社の冷凍食品事業を統合する計画だった。

 JTは早い段階で加ト吉を完全子会社にする予定としており、JTの木村宏社長は「加ト吉との冷凍食品事業の統合は可能な限り早く成し遂げることに変わりはない。統合時期は柔軟に考える」と述べた。

 <日清食品の出資比率引き上げめぐり意見対立>

 今回の事業統合計画の撤回の引き金となったのは、5日午後に開かれた3社の社長会談だった。この席上、日清食品の安藤宏基社長は、加ト吉への出資比率引き上げを提案した。しかし、JTはこの申し出を拒否、統合を白紙撤回することとなった。

 日清食品の安藤社長は会見で「加ト吉への出資比率を引き上げることも含め、安全性に対する提案をJTに断られたことが理由」と説明した。

 一方、JTの木村社長も、日清食品から加ト吉への過半数の出資を含む提案を受けたことを明らかにした上で「51%を持ったほうが大きな責任を負うことになる。申し出は感謝しているが、私共の責任を却下することはできない。経営責任を希薄化させる方策はとりたくない」とし、自社で責任を負うべきとの判断から申し出を断ったとした。

 3社で事業統合計画を再度検討する可能性については「ないとは言わないが、冷凍食品事業に再生のめどが立たないなかで、すぐに、いろいろ話ができる状況になるとは思わない」(木村社長)とし、否定的な見解を示した。

 <JT社長、引責辞任を否定>

 中国製ギョーザの問題が発生して以降、JTの木村社長が会見を行うのは初めて。木村社長は会見の冒頭「生活の基本である食の安全について、多大なご心配をおかけし衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 自らの経営責任については「果たすべき責任は早期解決に向け陣頭指揮を取ること」と述べ、引責辞任を否定した。

 JTの冷凍食品の売上高は500億円、加ト吉は1000億円弱の規模だが、今回の事件によって「冷凍食品事業は極めて危機的な状況で、事業見通しが大変不透明になっている。何らかの影響を受けることは避けがたい」とした。ただ、冷凍食品を含む食品事業をたばこ事業の次の柱に育てる決意に変わりはないと述べた。

 また、商品の自主回収発表前に株価が急落したとの一部報道に対しては「関係当局からの質問や調査はない」とし、「(自主回収を)知っている人間は極めて限定されていた。インサイダー取引があったとは考えづらい」と語った。

  (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

377荷主研究者:2008/02/29(金) 00:04:19

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2008/01/20080111t42044.htm
2008年01月11日金曜日 河北新報
スティック型納豆22日発売 秋田・ヤマダフーズ

3種類のスティック型納豆

 納豆メーカー「ヤマダフーズ」(秋田県美郷町)は22日、東北と関東のコンビニエンスストアで、味付けしたスティック型納豆を発売する。弁当用に携帯できるのが特徴で、従来の発泡スチロール製容器に比べ、包装資材が少なく環境に優しい。一般消費者向けのスティック型納豆の販売は全国初で、同社は「納豆の常識を覆したい」と意気込む。

 しょうゆだれとネギで味付けした「納豆1本」、白菜キムチ味の「男のキムチ納豆」、ナメタケ入りの「なめ茸納豆」の3種類を発売する。いずれも、小袋に納豆をまぜ合わせた状態で販売し、袋から出せばすぐに食べられる。35グラム入りで、価格は63円(税込み)。

 スティック型納豆は、他メーカーも含め学校給食やイベント時などの業務用として販売されてきた。ヤマダフーズは、一般向けに容器を小袋に変え、納豆菌が増殖しすぎて袋が破裂しないよう、製造工程を工夫した。商品ラインアップも一新した。

 納豆は、4角い発泡スチロール容器に、たれとからしを入れて2、3個のセットで売られるのが一般的だが、最近は消費者の環境意識が高まり、「包装資材が多い」と批判が出ていた。また、通常の1個50グラムは量が多過ぎるとの声もあった。

 同社の鶴岡由紀子企画室長は「納豆は、もっと気軽に食べられる商品にするべきだ。環境に配慮して、発泡スチロール製容器からの脱却も考慮した」と話している。
 連絡先は同社0182(37)2246。

378とはずがたり:2008/03/12(水) 14:51:47
日清食品不買運動を展開するぞーヽ(`Д´)ノ
もう二度とくわねヽ(`Д´)ノ
農水省の方ばっか向いて仕事してんっじゃねーよヽ(`Д´)ノ

東京移転「仕方なかった」・・・日清食品社長
大阪の良さは認める
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080306ke03.htm

 財務、経営戦略などの中枢機能の大半を2008年7月をめどに東京・新宿に移すことを決めた日清食品の安藤宏基社長は5日、大阪市内で記者会見した。安藤社長は「商品作りには、楽しさや笑いなど、大阪的な発想が重要だ」と大阪の“良さ”を認め、「道州制などで大阪に魅力が出てくれば、戻ってきたい」と話した。

 安藤社長は東京への本社機能の移転を「1年半程前から考えていた」といい、「農水省など行政関係の会合に出席する機会が多いほか、東京には国際部門があり、組織の効率化を図る上で仕方がなかった」と説明した。創業者で07年1月に亡くなった父の安藤百福・前会長は大阪を本拠としていたが、「会長も『よかろう』と賛成してくれると思う」と話した。

 大阪は「発祥の地」として今後も重視する方針で、株主総会や取締役会、入社式、記念事業などは大阪で行う。「大阪企業の誇りは大事にしていきたい」と強調した。

 また、安藤社長が会長を務める世界ラーメン協会は、「チキンラーメン」の発売50周年に合わせた「第6回 世界ラーメンサミット」を4月8、9日に大阪市で開く。世界の即席めんメーカーのトップら約400人が参加し、「50年後の未来に即席めんはどうあるべきか」をテーマに、小麦などの原材料価格の高騰や、食の安全などについて話し合う。
(2008年3月6日 読売新聞)

379杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2008/03/12(水) 20:58:02
             /| /|  /|
           , '|/  レ'   |/  レ1
        /                |, 1
          /                |
       /,.. -‐'''"~ヽ.            7 
.     /ニニ    ヽ          /
.    <   ,. -──  /        7 ペッパーランチの店長になる連中の
     \,, ===。=  .|:r‐、        /  本音は三つしかねえんだ・・・
     / ニ二´    |:|r 、i     /   
.   / _-,ー- 、ヽ.  |:!ト;シ     /   稼ぐか
   ` <.___, ヽ   ||ー'      /      
       L.._    /ヽ.      /       犯すか 
          /   ./;;  ヽ ,,.. -─┐     
       /  ∠''-‐ '''"~~       |     ぶん殴る……!
       ヽ._∠.. --─────┬┴-   
   -‐'''"~             |

ペッパーランチ店長、取引相手を殴り逮捕 担当が女性から男性に代わり
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/129361/
19:26更新

 ステーキチェーン店「ペッパーランチ」巣鴨店=東京都豊島区=で取引相手の男性社員の顔を殴りつけてけがを負わせたとして、警視庁巣鴨署が傷害の疑いで、同店オーナー兼店長、貝塚雅彦容疑者(39)を逮捕していたことが12日、分かった。取引相手の担当者が、好意を寄せていた女性から、この男性に代わったことに腹を立て、暴行したという。
 調べでは、昨年12月18日、アルバイト募集などを行う求人広告会社の男性社員(26)を殴り、1週間の軽傷を負わせた疑い。今月4日に逮捕された。
 求人広告会社は貝塚容疑者が女性担当者に「付き合ってくれ」などと言い寄ったりしたため、担当を男性に代えていた。
 ペッパーランチでは昨年5月、大阪・心斎橋店の店長らが女性客を拉致して暴行する事件が発生している。

380やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/03/15(土) 16:42:52
伊藤園が「エビアン」の国内独占販売権を取得、伊藤忠と合弁設立へ
2008年 03月 14日 19:41 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-30840420080314

 [東京 14日 ロイター] 伊藤園(2593.T: 株価, ニュース, レポート)は14日、仏ダノングループとミネラルウオーター「エビアン」の日本国内での独占販売権を取得することで基本合意したと発表した。また、エビアンの販売力を強化するため、伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)と共同出資し、4月14日に合弁会社を設立する。出資比率などは詰めている段階だが、伊藤園が50%超となる見通し。

 伊藤園は、緑茶や野菜飲料で強力なブランドを有しており、知名度の高い「エビアン」の販売権を取得することで、ミネラルウォーターも柱のひとつとしたい考え。

 これまで独占販売権を持っていたカルピス(東京都渋谷区)との契約は、4月13日で解除される。

 エビアンは世界130カ国で販売されており、日本では、1987年からカルピス(東京都渋谷区)が独占販売を行ってきた。伊藤園は、2005年2月から、カルピスとエビアンの販売契約を結び、一部商品の販売を行っていた。

 伊藤園によると、エビアンの日本国内での販売数量は730万ケースで、このうち約30%を伊藤園が販売していた。

381とはずがたり:2008/03/15(土) 21:55:21
>>380
へぇ,面白いですな。
味の素と伊藤園の間でのガチだったのでしょうかな。此迄も30%売ってたという事はそうでもないのか。

>>378
云ってる側からチキン焼きそば衝動買いしちまった...orz

382とはずがたり:2008/03/24(月) 22:15:24
可怪しいやろヽ(`Д´)ノ >管理者になるには、東京だけで開かれる登録講習会を受けなければならず
東京での開催を中止して福岡と大阪と仙台だけで隔年開講にせいヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ

十島のにがりピンチ 来月から出荷停止も
(03/24 07:26)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=9842

 十島村の特産品の一つ、海水からとれるにがりが窮地に立たされている。食品添加物の規格基準が改正され、4月1日からにがり作りに食品衛生管理者を置くことが義務づけられるためだ。管理者になるには、東京だけで開かれる登録講習会を受けなければならず、多額の費用が必要。海水を煮詰める際に使う重油も高騰しており、製塩業者はダブルパンチに頭を抱えている。

 にがりは海水から塩を作る際、副産物としてできる。豆腐作りの凝固剤のほか、健康食品として全国的に人気がある。同村経済課によると、村の製塩業者は5軒で、うちにがりを取り扱っているのは3軒。
 食品添加物の規格基準は「海水から塩を取り除いた残留物のにがりはヒ素、鉛など健康被害をもたらす重金属が濃縮されやすい」(厚生労働省)として、食品衛生管理者設置を義務付けるよう改正した。
 管理者になれるのは医師などの資格保有者や大学の特定学部卒業者などに限られる。それ以外は、日本食品衛生協会(東京都)の講習会を受けるのが条件で、昨年秋ごろ全国約150のにがり業者に受講申込用紙を郵送した。
 講習は約30日間で、費用約35万円。業者によると、十島村からなら東京での宿泊費を含め100万円ほどが必要という。村の製塩はほとんどが家族による零細業者で、講習費用は重くのしかかる。講習で長く島を離れると、自分たちの塩作りも滞る。
 十島村でにがりを製品化している3軒のうち、豆腐用が中心の1軒は継続を検討しているが、2軒は出荷を取りやめる。同課は「村の貴重な特産品がなくなるのは残念」とする。
 小宝島で塩とにがりを作る小林実樹さん(58)は、3月いっぱいでにがり出荷を見合わせる。重油高騰で、月300キロ生産する塩作りは自転車操業状態。年2、30万円あるにがりの収益は赤字穴埋めに一役買っていた。宝島の牧口光彦さん(46)も「鹿児島市で1週間程度の受講なら多少の無理はするかもしれないが、東京での受講は非現実的。メーンの塩作りに専念せざるを得ない」と話した。

384荷主研究者:2008/03/31(月) 00:16:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080216t22016.htm
2008年02月15日金曜日 河北新報
冷凍食品の新工場建設 八戸のハチカン、東北最大級

 水産加工のハチカン(青森県八戸市)は、業務用冷凍食品などを生産する東北最大規模の新工場を本社敷地内に建設する。生産能力は年2万3000トン。投資額は約60億円で、近く着工し今年9月に稼働させる予定。

 同社は、水産加工の八戸缶詰(八戸市)と水産大手の日本水産(東京)の共同出資会社で、原材料のイカやサバなどを水揚げする港に近い優位性から、新工場建設が決まった。生産能力は現在の年4000トン台強を大幅に上回り、日水グループでも最大級の工場となる。

 新工場は鉄骨3階建て、延べ床面積1万6500平方メートル。床面をドライ化するなど衛生管理を徹底し、運搬距離を短縮する装置配置やさまざまな省人化で高い生産性を実現する。

 魚のフライ類、水産物の焼き・蒸し製品、グラタン、コロッケなど、主に業務用冷凍食品を生産する。新工場での売上高は年間約80億円を見込む。現行の従業員120人(パートなど含む)に加え、数十人程度を新たに雇用する見通し。

 日水グループは生産拠点の集約化も狙い、今年6月末で生産を停止する日水子会社の北海道定温食品(北海道函館市)の生産を移管する。

385荷主研究者:2008/03/31(月) 00:44:33

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200802140023a.nwc
滝沢ハム、生産拠点再編…仙台、栃木の加工工場を閉鎖
FujiSankei Business i. 2008/2/14

 ハム・ソーセージや総菜などの食品加工業を展開する滝沢ハム(栃木県栃木市)は、生産拠点の再編に乗り出す。ソーセージの主力生産工場の「仙台工場」(仙台市太白区)と総菜などの製造を手掛ける「いわい総菜加工センター」(栃木県栃木市)の二つの食品加工工場を2008年度中に閉鎖することを決めた。

 工場や生産設備の老朽化による生産効率が低下してきたため。両工場の生産機能は07年4月に新設した西方工場(栃木県上都賀郡西方町)や泉川工場(栃木県栃木市)などの主力製造拠点に移転させることで、生産効率を向上させ、利益率アップを目指す。

 仙台工場は約44年前の1964年に稼働を開始し、主にソーセージや総菜などを月間246トンを製造している。設備の老朽化問題に加え、工場の近隣に住宅地が増えてきた立地問題に直面し、敷地面積が狭く増設工事が難しいことから今月15日に閉鎖することにした。

 現在、正社員23人、パート58人の計81人の従業員のうち、正社員14人、パート56人が退職する予定で、残りの従業員は他工場に異動させる。

 いわい総菜加工センターの西方工場への移管はすでに始まっており、2008年度中にも完全に移管させ、その後閉鎖する。20人の従業員は泉川工場など他工場にシフトする。

 2工場の閉鎖に伴い、退職者への特別退職金や生産設備の廃棄などにより特別損失が発生する見込みだが、損失額については確定していない。両工場の跡地利用は売却もしくは賃貸を予定している。

386荷主研究者:2008/04/03(木) 23:53:55

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/77754.html?_nva=164
2008年02/23 13:42 北海道新聞
明治乳業、芽室に新工場完成 チーズ生産で国内最大級

関係者に23日公開された明治乳業新十勝工場のチーズ製造ライン

 【芽室】明治乳業(東京)は二十三日、十勝管内芽室町東芽室北一線で建設を進めていたナチュラルチーズなどの新工場「十勝工場」のしゅん工式を行った。国内最大規模のチーズ生産能力(年間約二万トン)を持ち、三月から順次稼働する。

 関係者の見学会や式典に続き、浅野茂太郎社長が帯広市内のホテルで記者会見し「日本人に合った商品開発をしていく。チーズ市場は拡大が期待できる」と述べた。

 新工場は鉄筋鉄骨造り二階建てで延べ床面積約三万四千平方メートル。総工費は約百二十億円。従業員は道内での新規採用三十人を含む約百十人体制でチェダー、ゴーダ、モッツァレラなどのチーズを製造する。五月には製造工程を見学できる「十勝チーズ館」を開設する。

 雪印乳業(東京)も昨年十一月、生産能力が同規模のチーズ工場を根室管内中標津町に開設している。

387荷主研究者:2008/04/04(金) 00:10:49
>2004年に秋田、郡山の工場を閉鎖
道理で磐城守山駅に行っても何も無いわけだ・・・。でも閉鎖になったのはそんなに昔というわけではないが。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080228t52013.htm
2008年02月28日木曜日 河北新報
北日本くみあい飼料 酒田・山形2工場廃止

本社・石巻工場に集約される北日本くみあい飼料の酒田工場

 北日本くみあい飼料(宮城県石巻市)の酒田工場(山形県酒田市)と山形工場(山形市)が、今年9月と12月をめどに本社工場に統合される見通しであることが27日、分かった。飼料需要が落ち込む中、経営の効率化を図る。1997年に東北の農協系7社が合併し、7つあった工場は3つに集約される。

 同社によると、酒田工場は鳥・豚用、山形工場は牛用の飼料をそれぞれ年間6万―7万トン生産し、地元畜産農家に販売している。酒田は9月末、山形は12月末までに生産を中止し、跡地は中継基地として倉庫に利用する予定。

 本社がある石巻工場はBSE(牛海綿状脳症)対策を機に改装され、鳥・豚用と牛用の製造ラインを持つ。酒田、山形工場の機能を集約し、それぞれ16人いる従業員を配転させる。

 酒田工場では山形県遊佐町などで増産を図る飼料用米を混ぜた養豚飼料も生産しており、搬入先が地元からなくなることに一部懸念の声も出ている。本社企画管理部は「経営改善につなげ、顧客に不利益にならないよう努める」と話している。

 北日本くみあい飼料は97年、全農や東北6県の旧経済連の飼料事業を引き継ぎ、7社が合併して発足した。2004年に秋田、郡山の工場を閉鎖しており、今回の再編で石巻、八戸、花巻の3工場態勢となる。

388とはずがたり:2008/04/04(金) 14:31:10

スティール 日清に明星との統合提案 3月期決算企業に相次ぎ圧力
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200804030020a.nwc
FujiSankei Business i. 2008/4/3

 米系投資ファンドのスティールパートナーズ・ジャパンは2日、筆頭株主である日清食品に対し、同社の完全子会社である明星食品との経営統合などを求める経営改善の提言書を送付したと発表した。生産や販売、研究開発などの事業統合を通じて経営の効率化を図り、企業価値を向上させることを要求。日清の安藤宏基社長との面談を申し入れている。

 スティールは6月に開かれる3月期決算企業の株主総会に向け、日清以外にも江崎グリコなど投資先企業への提案を活発化している。株主としての圧力を強め、低迷している各社の株価を引き上げるのが狙いとみられる。スティールは、完全子会社の明星と事業分野が重なり互いに競争していることを問題視し、早期の統合を提案。このほか、(1)明星のレストラン事業や日清のゴルフ場の売却(2)自社株取得や増配−を求めている。

 スティールはこれまでも小麦などの原材料の高騰を販売価格に転嫁せず、利益率の低下を招いていると指摘してきた。しかし、日清が申し入れに応じなかったため、書面を送付すると同時に内容を公表することで日清に新たな対応を促すことにした。

 これに対し、日清は「一株主の提案とし受け取ったが、対応は未定」としている。

 スティールは2007年に筆頭株主だった明星に対し敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛け、日清が「ホワイトナイト」として、友好的TOBで傘下に収めた経緯がある。スティールは日清に明星株を売却し利益を得た後、日清の株式を買い増し、筆頭株主となった。

 スティールは、これまで株式の買い増しによる資本の圧力で株主利益の最大化を強く求めてきた。ただ、昨年のブルドックソースに対する敵対的買収をめぐり、東京高裁から「乱用的買収者」と認定されたことなどから戦略を転換。株の買い増しや総会での株主提案といった強硬措置から、経営改善などを提案し一般株主の賛同を求める柔軟路線を進めている。

 ただ、投資先企業の株価が低迷し、投資回収も困難になっており、路線変更は大きな成果は上がっていない。アデランスホールディングスに対しては、初めて経営陣の退陣を求める強硬手段に出ており、再び路線を変更する可能性もありそうだ。

389とはずがたり:2008/04/11(金) 11:41:39
稲庭うどん:100均の商品 「品質悪い」と地元怒る
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080411k0000m040145000c.html

 大手コンビニエンスストア「ローソン」の子会社が運営する100円ショップが、自社ブランドの「稲庭平打饂飩(うどん)」を販売したことに、秋田県稲庭うどん協同組合(秋田県湯沢市)が「品質が悪く、ブランドイメージが落ちる」と反発している。「平打饂飩」の製造業者は「本来の稲庭うどんより味が落ちる」と認めるが、ローソンは「『稲庭うどん』は商標化されておらず、法的に問題ない」と反論。組合側はローソンと業者に対して抗議を検討している。

 稲庭うどんは湯沢市稲庭町で300年前から作られている。「日本三銘うどん」の一つとされ、滑らかなのどごしが特徴だ。

 200グラム300〜500円で販売され、「日本一高級な乾めん」とも言われるが、類似品が出回り、01年に地元業者が組合を設立。19社が加盟し、製造方法と味を守っている。

 ローソンの子会社「バリューローソン」は昨年5月、東京都、神奈川県など1都3県に86店舗を展開する「ローソンストア100」で、「稲庭平打饂飩」(150グラム100円)の販売を始めた。製造業者は明記していないが、組合未加盟の湯沢市稲庭町の業者に製造を委託している。

 組合の佐藤信光専務理事は「めんが幅広で薄く、のどごしが悪い。『稲庭うどん』とはとても呼べない」と批判。ローソンはギフトカタログに組合のうどんも掲載しており、「ローソンは稲庭うどんのことをよく知っているはずなのに残念。首都圏の人が『稲庭うどん』を誤解してしまう」と悔しがる。

 業者は「ローソンに頼まれ、営業戦略の一環で製造した」と説明。ローソンは「流通の工夫や量、包装を少なくするなどの努力で、良いものを安く提供しお客さまには好評。『稲庭うどん』の認知度アップにもつながり、ブランドイメージを損ねるとは考えていない」と話している。【三木幸治】

390とはずがたり:2008/04/11(金) 11:43:36
こう云うのを防ぐのは都道府県の義務だろ。さっさと訴訟を起こせや香川県ヽ(`Д´)ノ

掘り出しニュース:「さぬき」うどん使えない 日本の地名を台湾企業が商標登録
http://mainichi.jp/life/food/news/20080302mog00m100020000c.html

 【香川】台湾の台北市に進出した日本の讃岐うどん店が、「さぬき」を商標登録している現地企業から抗議を受け「さぬきうどん」を名乗れなくなった。「佐賀」や「青森」も中国や台湾で登録申請されたことが分かっており、日本の自治体や、地名に絡んだブランドを持つ企業は、中国や台湾で「地名」の商標登録に対して防衛を迫られるケースが出てきそうだ。【柳原美砂子】

 看板の変更を余儀なくされたのは、佐賀県出身の樺島泰貴さん(35)が、高松市発祥のうどんチェーンから独立して06年6月に開業した「土三寒六(どさんかんろく)さぬきうどん」。香川県から県の観光PRに協力する「さぬき大使館」にも認定され、店内に民芸品や観光ポスターを飾って「讃岐」を宣伝してきた。

 ところが昨年11月、台湾の冷凍うどんメーカーから「『さぬき』の看板を変えなければ、刑事告訴する」と抗議を受けた。このメーカーは台湾で冷凍うどんの高いシェアを持ち、9年前に「さぬき」を台湾の知的財産局で商標登録していた。

 樺島さんは「地名は登録になじまない」と反論。無効審判を起こすことも検討したが、費用がかかることなどから結局、看板の「さぬき」を外すことにした。

 樺島さんは「香川県の認定も受けて讃岐をPRしてきたのに理不尽。日本の地名を商標登録されることは、企業進出や産品の輸出に影響する。行政も対策を講じてほしい」と話す。一方、香川県は「事実関係を調査中」としている。

 海外での商標登録を巡っては、中国で現地企業が「青森」を登録申請。青森県が中国政府に異議を申し立てたところ認められ、申請は昨年12月に却下された。佐賀県も06年、県産イチゴを輸出しようとした際、中国、台湾で「佐賀」が登録されていることが判明。その後、県は台湾でイチゴ品種名の「さがほのか」「佐賀穂香」を申請し、登録されたが、県は「『佐賀』は台湾で登録されたまま。現地で使うと抗議を受ける可能性はある」としている。

 外務省と経済産業省の認可団体、交流協会台北事務所は「日本の製品は質が高いイメージがあるため、日本の地名が商標登録される。台湾の法律では著名な外国地名は登録できないが、台湾でなじみが薄いと判断されれば登録されることがある」という。

 生越(おごせ)由美・東京理科大学大学院教授(知財政策)の話 中国の富裕層などに向けて日本の食品の輸出が増える中、同じような事例が今後、多発するだろう。自治体は地名をブランドと認識し、海外での商標登録の状況を監視する必要がある。

2008年3月2日

392とはずがたり:2008/05/27(火) 09:52:57
四国に工場が多すぎるのでは?

合併披露式典開く JA西日本くみあい飼料
http://www.keimei.ne.jp/article/20080525n3.html
2008.05.25発行

 ジェイエイ西日本くみあい飼料(株)とジェイエイ四国くみあい飼料(株)が4月1日付で合併して発足した新生「JA西日本くみあい飼料株式会社」(藤城泰博社長―本社・兵庫県神戸市東灘区住吉浜町18)の合併披露式典が5月9日、大阪市梅田のホテルグランヴィア大阪で開かれ、JA関係者ら多数が出席した。
 系統農協の配合飼料の競争力の強化と、生産者・消費者の安全・安心に対するニーズに対応するために合併したもので、資本金は29億4000万円(全農81.57%、香川県農協13.79%、奈良県農協1.69%、和歌山県農協1.51%、福井県経済連1.44%)。
 新会社は3支店、4部、10営業所、5工場となっており、支店は四国支店(徳島、愛媛、高知営業所)、中国支店(広島、岡山、島根、鳥取営業所)、近畿支店(兵庫、京都、滋賀営業所)。4部は営業部、業務部、管理部、品質管理部。5工場は神戸工場、水島工場、坂出工場、小松島工場、宇和島工場。
 20年度の年間販売計画は配合飼料が96万8700トン、単味飼料が22万500トンとなっている。

393とはずがたり:2008/06/07(土) 22:58:25
2008年06月06日
日本製粉/小麦高騰、前田産業と物流などで提携
http://jp.youtube.com/watch?v=BX9NzfSynxg&amp;feature=related

日本製粉は6月6日、前田産業と5月30日付で製粉事業に関する業務提携基本契約を締結したと発表した。

製粉業界では、2007年4月に55年振りの改正となる新たな麦制度が導入され、外国産小麦の政府売渡価格の相場連動制と一部銘柄のSBS(売買同時契約)方式が導入された。その後も穀物相場は高値圏を推移し、国内の小麦粉需要が伸び悩む中で経営環境が厳しさを増している。

日本製粉と前田産業はこうした事業環境に対応するため、小麦の製粉事業に関する製造、開発、原材料など調達、販売、物流の各業務で両社事業の発展を促進するために広い範囲で提携を検討することで基本合意したもの。

提携範囲は、新商品の開発、原材料などの調達、製品の製造・販売、物流の各業務で、両社による業務提携検討委員会を設置し、定期的に会議を開催して効果的な連携策を検討する。

394丸紅:2008/06/16(月) 22:56:38
またかロッキード

395とはずがたり:2008/06/18(水) 07:27:25
mediスレ・行革スレ・農業スレと何時も迷うが此処へ。
煙草が食品スレとはなんだとつっこみが入りそうだが一応煙草はのみもんだしねw

たばこ1箱10ドル 税金上がりNY愛煙家受難
2008年6月17日(火)15:55
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/e20080617009.html

 米ニューヨーク州が今月初めに、たばこの税金を1箱あたり2・75ドルまで引き上げ、全米で最も高額なたばこ税を設定したことで、州内で最も物価の高いニューヨーク市では、たばこ1箱の値段が10ドル(約1080円)近くまで跳ね上がった。オフィスやレストランなど公共の場での喫煙が禁止されているニューヨーク市は喫煙者にとってますます煙たい街になっている。

 増税がスタートしたのは3日で、同州保険当局による「禁煙相談室」には、この1週間で1万件の問い合わせが寄せられた。前年同期は2300件にとどまっており、増税が大きな反響を引き起こしたことが示された。禁煙補助剤の申し込みも約7900件と前年同期(1722件)の4倍以上になったという。

 同州保険当局者は16日までに、増税は「望ましい効果をあげている」とし、約14万人の喫煙者が新たに禁煙すると予測した。

 AP通信によると、ニューヨーク州に次いで、たばこ税が高いのはニュージャージー州で1箱あたり2・58ドル、最も安いのはミズーリ州で1箱あたり17セント。これに郡などが1箱あたり4〜7セント上乗せすることができる。(ニューヨーク 長戸雅子)

396とはずがたり:2008/06/18(水) 07:48:05
おやじさんが中堅ゼネコンに勤める後輩がビルの給水は結構やばいと云う話しをしてくれたので最近ミネラルウォーターに凝ってる俺であるが。。

「六甲のおいしい水」に不当表示 ハウス食品に排除命令
http://www.asahi.com/national/update/0617/OSK200806170017.html?ref=goo
2008年6月17日20時18分

 ハウス食品(大阪府東大阪市)が製造・販売する「六甲のおいしい水」のうち、2リットルボトルの商品に不当な表示があったとして、公正取引委員会は17日、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。2リットルボトルの売上高は今年1月までの2年10カ月で367億3600万円にのぼり、公取委によると同法違反を指摘した商品で過去最高額。

 業界団体の統計によるとミネラルウオーターの消費は急伸し、昨年の年間消費量は20年前の28倍の1人あたり19.6リットル。主に成分や産地が消費者の選択を左右する商品であることを踏まえ、公取委が適切な表示を強く促した形だ。

 公取委によると、同社は83年から神戸市灘区の「六甲採水場」で採取した水を500ミリリットル、1.5リットル、2リットルの容器に詰めて販売してきた。このうち2リットルボトルについては05年1月以降、神戸市西区井吹台東町に新設した「六甲工場」の、深さ約150メートルの井戸を使った生産に切り替えた。

 各商品のラベルには「花崗岩(かこうがん)に磨かれたおいしい水」「六甲山系は花崗岩質で、そこに降った雨は(中略)花崗岩内のミネラル分を溶かし込み(中略)良質の水になります」との記載があった。しかし、2リットルボトルを生産する六甲工場は六甲山系の花崗岩質の地層から約7キロ離れた「大阪層群」と呼ばれる堆積(たいせき)層の上にあり、花崗岩質の地層との間には粘土層や断層があるため、花崗岩のミネラル分を含む水質とは異なるという。花崗岩に由来する地層がある「六甲採水場」の2商品と比べ、2リットルボトルは花崗岩質に多く含まれるカルシウムが約4分の1(100ミリリットル中0.65ミリグラム)しか含まれていなかった。

 「六甲のおいしい水」の05年の売り上げは国内のミネラルウオーターで第3位で、シェアは10.4%。昨秋始まった公取委の調査に、同社は「六甲山地の花崗岩層から工場まで地下水が流れており、表示に違反はない」と反論していたが、今年1月から問題の表示を削除して販売している。ハウス食品広報・IR室は「処分を真摯(しんし)に受け止め、表示の適正化にはより厳格に対応していく」と話している。(中島耕太郎)

400荷主研究者:2008/06/20(金) 00:51:49

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200805310027a.nwc
サッポロとキリンの共同配送 サントリーも合流
FujiSankei Business i. 2008/5/31

 ■北海道 アサヒ包囲網加速へ

 サントリーは30日、サッポロビールとキリンビールが5月から北海道で始めた商品の共同配送に合流する方向で検討に入ったことを明らかにした。物流効率化によるコスト圧縮と二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。すでに3社はアルミ缶の一部を共通化しており、業界2強の一角を担うキリンを軸に物流・資材調達で3社連合の動きがさらに加速する可能性もある。単独路線を歩むアサヒビールへの包囲網にも発展しそうだ。

 サントリーは、サッポロとキリンの共同配送事業について「一緒にそのうちやりたいと考えている。(担当部署が)話をしていると思う」(首脳)とし、2社に合流する意向を示した。時期や共同化する配送ルートなど具体的な内容については言及しなかったが、今後、合流の方向で具体策を詰めていく見通しだ。

 サッポロとキリンの共同配送は26日に開始。ビールメーカーが物流分野で協力するのは初めてで、ほかのメーカーも含めた道内での配送ルートの拡大や道外への展開などに関心が集まっていた。

 ビール各社は原材料価格の上昇が収益圧迫要因になっている。キリンが導入しているアルミ使用量を13%以上削減した缶ぶたを、サントリーも昨秋に採用を決めた。サッポロも昨年11月に同一規格の缶ぶたを導入。3社は缶ぶたでの歩み寄りを機に、物流分野に協力を拡大しつつあり、3社連合を視野に入れた提携拡大に進む可能性もある。

401荷主研究者:2008/06/20(金) 00:52:58

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200805310028a.nwc
味の素と伊藤ハムが業務提携 商品開発や市場開拓
FujiSankei Business i. 2008/5/31

 味の素と伊藤ハムは30日、商品開発や市場開拓などで業務提携すると発表した。ギフト商品の展開や両社の技術を生かした家畜用飼料の開発、海外市場の開拓などに共同で取り組む方針。今後、具体策を専門チームで詰めていく。今後4年間に、両社で営業利益換算で40億円の提携効果を見込む。資本提携には踏み込まない意向だ。

 両社は6月以降、(1)安全で安心な畜産原料の調達(2)発酵副製品の利用(3)国内外拠点の有効活用−など5項目について、具体策を協議する。提携を通じて、食に対する安心・安全意識の高まりを受けて、原材料のトレーサビリティ(生産履歴)の明確化にもつなげたい考えだ。

 食の安全に関しては「単独ではなく共同で解決する問題」(伊藤ハム河西力社長)と判断。味の素の飼料用アミノ酸を使って伊藤ハムが畜肉を製造することで、餌から飼育過程を通して安全性を確保する。

 また、味の素は伊藤ハムとの共同研究で、アミノ酸を抽出した後に残る副製品の飼料としての製品化を目指す。伊藤ハムも海外での販売拡大を目指しており、味の素の海外23カ国の拠点を足がかりに自社製品の海外展開を加速する狙いもある。

 両社はこれまでも、調味料や畜肉製品を相互購入してきた。記者会見した味の素の山口範雄社長は「より幅広い分野で協力するには、総合的に取り組んだ方がいいと判断した」と、提携に至る経緯を説明した。

402荷主研究者:2008/06/20(金) 01:17:58
そうだったのか・・・。
>同社は一九五五年、当時のライオン油脂北海道工場を引き継ぎ発足

また日本化学飼料(株)と言えば同社所有のボロ〜いタンクコンテナ(UT1形式)があまりにも有名。製造から30年以上も使用されていることになる。もちろんそれだけでなくJOT所有のUT5E形式も利用していた。目撃例:UT5E-3及び7(液体調味料専用)魚油:五稜郭→松山(2003.1.3松山)
http://container.pro.tok2.com/htm/ut1-109.htm

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/96104.html?_nva=156
2008年05/31 09:47 北海道新聞
日本化学飼料 大幅債権放棄要請へ RCC再生枠組み活用

 飼料製造販売道内大手の日本化学飼料(函館、高本幹也社長)が自主再建を断念し、取引先金融機関に大幅な債権放棄を求める方針を固めたことが三十日分かった。整理回収機構(RCC)の再生スキームを活用、スポンサー企業を選定し、金融機関の理解を求めて再建を目指す。

 東京商工リサーチ北海道支社によると、同社の昨年六月末の負債総額は約五十七億円。債権を持つ金融機関は北洋銀行、商工中金など十三機関。RCCが行司役として透明性や公平性を確保しながら各金融機関との調整を進め、債権放棄額の割合などを含めて再建計画をまとめる。

 同社は一九五五年、当時のライオン油脂北海道工場を引き継ぎ発足。油脂や各種飼料の製造販売が中心で、九八年六月期には七十億円以上を売り上げた。

 しかし、水産資源の減少で魚油や油脂の売り上げが減少。二〇〇七年三月に不採算のイカゴロ処理事業から撤退するなどで経営立て直しを急いだが、工場の設備投資や原材料価格の高騰が経営を圧迫。〇七年六月期の売上高は三十九億円に低迷、七千五百万円の純損失を計上していた。

403とはずがたり:2008/06/24(火) 13:53:16
ロイヤルダッチシェルが英蘭系企業と規定されてるようにロッテも日韓系企業と認識されてるんでしょうか?

ロッテ ベルギー高級チョコ「ギリアン」を買収
6月24日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000018-fsi-ind

 ロッテは23日、ベルギーの高級チョコレートメーカーのギリアンを買収すると発表した。買収額は約1億1000万ユーロ(約180億円)。ギリアンの販路とブランド力を生かし欧州市場を開拓する。原料価格高騰が続いていることから、コスト削減に向け共同調達の可能性も検討する。

 日本のロッテと韓国ロッテ製菓(ソウル市)が共同で、ギリアンの創業家一族から発行済み株式の100%を年内にも取得する。ロッテと韓国ロッテの出資比率の割合は今後詰める。ロッテ側から役員を派遣するがギリアンの現経営陣は続投する。

 ギリアンは贈答用に強く、スイスのリンツなどと並び世界3大高級チョコと称されている。タツノオトシゴや貝の形状をした独特の高級チョコで知られる。

最終更新:6月24日8時26分

404小説吉田学校読者:2008/06/24(火) 22:29:04
飛騨牛って寡聞にして聞かないんで、中部限定ブランドなんだろうか。
今朝のテレ朝のワイドショーをたまたま見ていたんだが、この社長「美味しい飛騨牛を皆に食べさせたい」「実家の近所では、『あの社長が』と驚く人もいる」ということなので、どこかで自分の歯車が狂ったんだろう。ワンマンで同族経営だと、一番自分がしっかりしていないといけないんですが。
それにしても「緑色に変色」はものすごいインパクト。生肉食えないな、これは。

変色した肉削り混入の疑い ミンチ用、飛騨牛偽装問題
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062401000948.html

 岐阜県養老町の食肉卸販売業「丸明」(吉田明一社長)が等級の低い肉を同県のブランド和牛「飛騨牛」として販売したとされる問題で、同社がミンチ用の肉に消費期限切れの肉を混ぜており、緑色に変色した表面を削り、古い肉であることが分からないようにしていたと元工場長が24日までに証言した。
 農林水産省や県も既にこうした証言を得ており、同日も立ち入り調査を続け詳しく調べている。
 元工場長の説明によると、同社では小売店などがミンチ肉に加工するため、ホルスタイン種のすね肉を5センチ四方のサイコロ状に加工し、10キロの箱詰にして出荷していた。消費期限ぎりぎりだったり、数日過ぎたりした肉について、吉田社長は「今日のに混ぜておけ」と指示したという。
 古い肉は「表面が緑色に変色していた」(元工場長)ため、従業員が表面を削り、1箱に数百グラムほど混入して出荷していたという。

405とはずがたり:2008/06/24(火) 23:10:07
>>404
きしょい…。日本の食品産業も信用ならんなぁ・・。

407荷主研究者:2008/06/30(月) 01:00:01

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080614302.htm
2008年6月14日03時08分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎新精米工場で米粉製造 米心石川 今秋から、コメ消費拡大へ

 米心石川(金沢市)は今秋、コメの消費拡大を図るため、米粉の製造に乗り出す。十六日に完成予定の同市松島一丁目の精米工場に、小型の米粉製粉機を国内で初導入する。同工場で精米した石川県産米を100%使用し、パンなどの原料として卸売りする。設備費は二千五百万円。

 米粉はパンやケーキ、めんなどに加工できるが、細かな粒子が必要とされ、特殊な製粉機を持つ業者に委託するのが一般的。導入する製粉機は少量製造が可能で、一時間当たり三十キロを作れる。製粉コストは従来の半分程度となり、安価で提供できる。既に県内JAから引き合いがあるという。

 米心石川会長の安田舜一郎JA石川県連会長は「安全、安心、安価で卸し、将来はどのパン屋でも米粉パンが並ぶようにしたい」としている。

 米心石川は新精米工場で、コメをタンクごとクレーンで運ぶ多用途搬送システムを全国で初めて導入する。従来の工場では昇降機やコンベヤーでコメを搬送していたため、品質低下を招く事があったが、ダメージを最小限に抑えられる。年間生産量は三万トンを見込む。DNA品種判定・残留農薬測定室も設置する。

408とはずがたり:2008/07/02(水) 15:04:33
>これまで甲子園球場のビール販売がアサヒの牙城だったのは、球場の親会社である阪神電気鉄道とアサヒのメーンバンクがともに三井住友銀行であるという理由が大きかった。
西宮にアサヒの工場もあったよね。今はなくなったんだっけ?

アサヒの牙城にキリン“殴り込み” 甲子園ビール戦争
2008.7.2 14:30
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080702/trd0807021430006-n1.htm

 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の生ビールの売り子販売に来年からキリンビールが参入を検討していることが2日、分かった。今春、系列レストランを球場内に開設してビール販売量を伸ばすキリンに対して、生ビールの売り子販売権はアサヒビールが死守していた。キリンの“新規参戦”が実現すれば、ビール市場のトップ争いが甲子園球場でも展開されそうだ。

 これまで甲子園球場のビール販売がアサヒの牙城だったのは、球場の親会社である阪神電気鉄道とアサヒのメーンバンクがともに三井住友銀行であるという理由が大きかった。

 その関係に変化が訪れたのは、今年3月、球場の改装にあわせてキリン系の飲食店「ライブレストラン ファイア」がオープンしたことがきっかけ。同時に売店のビール販売を始めたところ、計50店の売店の90%がアサヒ限定だったのに対し、キリンの取扱店が半数近くまで増えた。

 これに伴って、球場におけるキリンのビール販売は3カ月間で昨年の約10倍に急増。シーズン終了時には球場全体の年間販売目標の10万リットルを上回りそうな勢いをみせている。

 キリン参入後、アサヒは球場内に点在していたビールの補給場所を3カ所に集約し、約250人の売り子を投入するなど、対抗する構えを示している。

 ただ、キリンは球場のビール販売量を平成21年度に倍増させる計画を立てており、「売り子販売が不可欠だ」と水面下で関係者と交渉を重ねていた。

410とはずがたり:2008/07/10(木) 17:32:13
ビール類出荷量:サントリー初の3位…サッポロを抜く
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2008/07/10/20080710k0000e020019000c.html

ビール主要4社のシェア
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/20080710k0000e010031000p_size5

 ビール大手各社が10日発表した08年上半期(1〜6月)のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)出荷量によると、サントリーがシェアを13.0%に伸ばし、サッポロビールを抜いて初の3位になった。原材料の高騰で各社が今年2月以降、相次いで値上げに踏み切る中、サントリーは缶入り製品の価格を8月末まで据え置き、販売を大きく伸ばした。

 サントリーの出荷量は、前年同期比10.8%増の2814万ケース(1ケースは大瓶20本換算)。高級ビールの「ザ・プレミアム・モルツ」と、昨年発売の第3のビール「金麦」のヒットで、今年1〜3月のシェアを過去最高の12.8%とし、サッポロに0.5ポイント差まで迫っていた。今春に入ってからも、食品値上げラッシュで消費者の節約志向が高まる中、1〜6月の「第3のビール」の販売を前年同期比37.4%増に伸ばし、ビール事業に参入した1963年以来続いていた「大手4社中最下位」から抜け出した。

 一方、サッポロは今年2月発売の低糖質ビールや4月発売の発泡酒が振るわず、同12.4%減の2616万ケースで、シェアを12.1%に落とした。6月に発売した第3のビール「麦とホップ」は善戦したものの、予想以上の需要に生産が追いつかないなど対応が後手に回った。

 首位争いも激しく、アサヒビールの37.5%を、2位のキリンビールが0.8ポイント差で追っている。

 出荷量の合計は2億1673万ケースで同4.2%減。各社の値上げと、若者のビール離れの影響で、現行方式の統計が始まった92年以降の最低を記録した。【望月麻紀】

411荷主研究者:2008/07/13(日) 23:17:57

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=502804005
'08/05/10 山陰中央新報
江府・サントリー水工場で完成式

テープカットして工場完成を祝うサントリーの鳥井信吾副社長(左から4人目)や鳥取県の平井伸治知事(同3人目)=鳥取県江府町御机

 大手飲料メーカー、サントリー(大阪市)のミネラルウオーター製造拠点「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」(鳥取県江府町御机)の完成式が九日、同工場であった。四月下旬から中四国と近畿十五府県で発売した新商品の売り上げが好調で、関係者は今後の販売増や地域活性化に期待を寄せた。

 同工場は「南アルプス」「阿蘇」に次ぐブランド「サントリー天然水 奥大山」を生産している。

 式では同社の鳥井信吾副社長や鳥取県の平井伸治知事、江府町の竹内敏朗町長などがテープカットして、完成を祝った。

 鳥井副社長は「社の悲願だった国内三番目のブランドができた。品質管理を徹底し、大山の自然ではぐくまれた安心、安全な水を届けたい」と決意を話した。続いて平井知事は「大山を全国発信し、集客する契機にしたい」と期待を表明。江府町とともに商品PRなどに積極的に取り組むとした。

 「奥大山」は発売日の四月二十二日から三十日までで六十万ケース(一ケース=二リットル六本入り換算)を販売。「南アルプス」を販売した昨年に比べて一・五倍増と、順調なスタートを切っている。

412とはずがたり:2008/07/21(月) 18:17:12
広がるちくわの穴 食料・日用品、価格据え置きに苦慮
http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY200807200189.html
2008年7月21日10時13分

 物価の上昇が止まらない。とりわけ暮らしに影響が大きいのは、食料品や日用品の値上げだ。消費者の買い控えを避けたい企業側は、割高感を与えまいとパッケージを変えたり商品を改良したり。工夫をこらしたあの手この手の商戦が続く。

 水産加工大手の日本水産(東京都)は06年9月から、主力商品「活(いき)ちくわ」の穴を大きくしている。原料のスケトウダラのすり身の価格が、世界的な魚肉需要の高まりで高騰したため、1本30グラムから25グラムへ減量したという。穴の直径は公表していないが、同社は「長さを短く、身も少し薄くしました」と明かす。

 急激な原料高にはそれでも追いつかず、昨年11月、今年6月と、練り物各種の値上げに踏み切った。

 価格は据え置き、内容量を減らす実質的な値上げは数多く見受けられる。

 かまぼこ大手の紀文食品(同)は14日から、「そのまま便利 ごぼう巻」の6個入りを5個入りに変更した。値段はそのままで事実上の値上げだが、「価格改定よりも消費者のご理解をいただけるとの判断で決めた」。

 減量と改良を組み合わせる努力も。

 人気駄菓子の「うまい棒」シリーズの一部商品は、昨年9月から1個10円のまま内容量が8グラムから6グラムに。原料のトウモロコシの価格が急騰しているが、販売元のやおきん(同)は「歯ごたえを軽くするなど食感と味を改良した結果として量が減った。値上げではない」とする。

 食品ばかりではない。花王(同)は幼児用紙おむつ「メリーズ」の一部商品を5月から、実質値上げした。Mサイズ46枚入りは、出荷価格据え置きのまま42枚に減量。通気性や吸水性を高める改良をしたといい、同社は「お客様には中身の違いを分かっていただいている」。

 原料を変えた商品もある。

 盛岡市の老舗(しにせ)「福田パン」は、一番人気のパン「あんバター」を6月から「あんマーガリン」に変更した。バターの価格が高騰しているためという。

 コッペパンの間にあんとバターを挟むレシピを35年以上守ってきた。だが、バターの仕入れ先から4割近い値上げを告げられ、「どこまで上がるか先が見えない」(同社専務)と、マーガリンへの切り替えに踏み切った。

 東京・吉祥寺などでチェーン展開するスーパー「三浦屋」は6月から、小麦粉でなく米粉を使ったパンやケーキの販売を始めた。6枚切り340円で特に安いわけではないが、「小麦はなお値上げが見込まれる」と自社開発したという。

 価格の引き上げは企業側が記者発表やホームページで公表することも多いが、包装量や原料の変更は公表しないのがほとんど。消費者が買った後で気づく例も少なくない。

 ある食品会社の営業担当は「売る側にとって怖いのは買い控え。減量や素材変更だと、お客様が割高感を感じずに済む。商品の満足度を高める努力もしており、だましているわけではない」と話す。

 日本消費者連盟の水原博子事務局長は「(減量は)消費者をごまかすような行為。原料高騰という事情は消費者も理解している。信頼を大切に思うなら、なぜ説明を尽くさないのか」と苦言を述べる。

413荷主研究者:2008/07/27(日) 23:13:26

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806250017.html
'08/6/25 中国新聞
天野実業とアサヒビール提携
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 フリーズドライ食品大手の天野実業(福山市)は24日開いた取締役会で、発行済み株式の80%をアサヒビール(東京)に譲渡し、連結子会社となる資本・業務提携を決めた。7月1日付でアサヒビールから副社長を受け入れる。天野実業の社名、雇用、役員、生産拠点は継続する。

 アサヒビールは7月1日をめどに天野実業の創業家や関係者が保有する株式を約60億円で買い取る。創業家の天野肇社長に次ぐ副社長にアサヒビールの吉岡信一常務執行役員研究開発本部長が就任する予定。

 アサヒビールの食品製造子会社などとノウハウを共有し、天野実業が得意とするみそ汁やスープを固形にする成型加工品をはじめフリーズドライ事業の拡充を図る。アサヒビールは天野実業の営業、生産、企画管理部門に社員を派遣。研究開発や原材料の調達、生産、物流、販売、海外展開に共同で取り組む。

 少子高齢化や個食化など食生活の多様化を背景に、食品事業に力を入れるアサヒビールが天野実業の技術力を評価。07年11月ごろから提携に向け検討に入っていた。

 天野実業は1947年設立。資本金6750万円で、07年9月期の売上高約140億円。従業員約440人。

414荷主研究者:2008/07/27(日) 23:35:15

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2140
2008年7月4日 新潟日報
小麦高騰で米粉生産を倍増へ

 米穀加工・販売の藤井商店(弥彦村)は今月から米粉の製造ラインを増設、パンなどの原料に使う米粉の製造を始めた。小麦の輸入価格高騰が続き、小麦粉の代替品として注目を集める米粉の需要拡大に向け、生産量を月380トンから760トンに倍増させる。
 新しい製造ラインは「気流粉砕方式」を採用し、渦巻き状のジェット気流を利用し原料米を粉砕する。パンやめん、お菓子の製造に適した平均粒径30−40ミクロンと、小麦粉に近い超微粒子の米粉を作ることができる。生産能力は1時間当たり1トン。生産量は月間約380トンを予定している。
 同社は既に同規模・方式の製造ラインが一系列あり、これまで主に米菓用の米粉を製造、フル稼働の状態が続いている。
 小麦の輸入価格高騰が始まった昨年来、県内外の食品メーカーや商社、学校給食業者などから米粉への問い合わせが多くなり、一系列増設に踏み切った。
 同社は新しい製造ラインを使用して、食品メーカーなどと製品化に向けた品質の調整を行っていく。米粉の原料米は国産うるち米を中心に使用する。
 国産米を使った米粉は食料自給率の向上対策としても注目を集めており、政府が増産支援策を検討している。
 藤井順一社長は「米粉は今、普及への好機を迎えている。ブームで終わらせず、この追い風に乗って需要を伸ばしていきたい」と話している。

416とはずがたり:2008/08/03(日) 21:52:05

「営業自粛徹底できず」 丸明側、事実認め謝罪
2008年08月01日09:31
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080801/200808010931_5410.shtml

 養老郡養老町の食肉卸小売業「丸明」による飛騨牛偽装問題で、県から営業自粛の指導を受けた翌日の7月30日に、同社が取引先の3業者に商品を渡していたことが31日、明らかになった。高木晋吾飲食部統括部長は同日、報道陣の取材に対し事実を認め「販売責任者が自らの一存で、商品の製造から配送までを本部を通さずに行ってしまった。指揮命令系統がばらばらなこの古い体制は問題で、今後改善すべき最大の項目」と語り、謝罪した。

 同社はこの日、吉田明一社長の退任と新社長就任を発表した。

 会見には吉田明一前社長も同席。同社の説明によると、営業自粛の指導を受けた29日午後6時から、幹部らが本社で今後の対応を協議し、配送の全面禁止を決定。配送責任者ら2人で同日夜から翌30日午前にかけ10数社の取引業者に電話で営業自粛を連絡した。

 商品を渡した3業者については連絡がつかなかったという。渡した商品の一部は代金を決済済みだったといい、販売責任者は社内の調査に対し「長年の付き合いがある業者だったこともあり、むげに断ることもできず商品を渡した」と説明しているという。

 高木部長によると、販売責任者は吉田前社長の妹(55)で、「配送禁止を徹底できなかったことを申し訳なく思う。(吉田前社長の妹に対し)社内での処分について調整している」と述べた。

 また、新社長に就任した山田哲也氏(33)について、「社内に人望のある人物。吉田前社長と親族関係になく、社内を一新できる最適の人物」と就任に当たっての理由を挙げた。

 会見に同席した吉田前社長は、冒頭で「関係の皆さまに多大なご迷惑をお掛けし、心からおわび申し上げます」と高木部長とともに謝罪したが、数分後、報道陣の質問に答えることなく立ち去った。

417とはずがたり:2008/08/04(月) 15:52:40
中国の食料最大手と提携 伊藤忠、買い付け強化へ(08/04 11:08)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/109063.html

 伊藤忠商事が中国最大の国有食料企業グループ、中糧集団(北京)と、農産品の共同買い付けなどで包括提携をしたことが4日、分かった。穀物や乳製品といった農産品を世界各国で共同で買い付け、調達交渉を有利に進める。日本の食品メーカーの中国進出を支援することも狙い。

 新興国の経済成長などで世界的に食料の需給が逼迫。食料輸出国だった中国でも輸入が急増している。伊藤忠は日本向けの食料を安定的に調達する。中糧集団は伊藤忠の世界的な取引先ネットワークを利用したい考えだ。

 中糧集団は中国国務院直属の企業で、穀物の輸出入や食用油の生産などを手がけている。伊藤忠は7月初旬に中糧集団と提携。食料の貯蔵管理や集荷など物流分野のほか、コメなど農産品の日本から中国への輸出面でも提携を進める考えで、現在は具体的な内容を協議している。

418とはずがたり:2008/08/04(月) 15:55:40
>>417-418
伊藤忠って食品強かったんでしたっけ?

伊藤忠、中国最大の国有食料企業グループと提携
2008年 08月 4日 09:41 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33050720080804

 [東京 4日 ロイター] 伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)は4日、中国最大の国有食料企業グループ、中糧集団(COFCO)と、7月初旬に食料分野で包括提携した。伊藤忠の広報担当者がロイターに明らかにした。

 同担当者によると、今後、各分野で具体的な提携案件を詰めるが、世界市場からの食料の共同購入を柱に、日本から中国へ輸出する食材の販売拡大、中国に進出する日本の食品メーカーの支援などが上がっている。

 資本面での提携については、現在のところ議論に上がってきてはいないという。

419荷主研究者:2008/08/15(金) 00:08:08

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080711200002&amp;cid=main
2008年7月11日 06:30 熊本日日新聞
ビール類出荷最高へ サントリー熊本工場

夏場に入り、サントリー九州熊本工場ではビール類がフル生産されている=嘉島町

 サントリー九州熊本工場(嘉島町)が本格操業を始めて丸五年。同工場のビール出荷量は、国内市場が縮小傾向にある中で好調に推移している。今年上半期(一〜六月)も前年同期を7%上回り、通年でも過去最高を更新する見通しだ。

 清涼飲料分野では、約三十億円を投じて拡張しているペットボトル製品の生産施設が八月末に完成。試運転を経て来年春に本格稼働させ、新たに茶飲料の「伊右衛門」をつくるなど生産を強化する。

 熊本工場は二〇〇三年七月十一日に完成。これに先立つ同年四月に一部操業を始めた。発泡酒や「第三のビール」を含むビール類と清涼飲料の計二十六品種五十五品目を生産。業界初の本格的ハイブリッド(複合)工場として、中国地方の一部を含む九州・沖縄へ製品を供給している。

 初の通年生産となった〇四年のビール類出荷量は三百五十万ケース(一ケースは大瓶二十本換算)。高価格帯ビール「ザ・プレミアム・モルツ」や第三のビール「金麦」の人気で生産を伸ばし、〇七年は初の四百万ケースとなった。

 今年も二〜四月に他の大手三社がビール類を値上げしたのに対し、サントリーは缶商品の価格を九月末まで据え置いたことで販売量が増加。同工場をはじめ、国内四工場で高操業が続いている。

 一方、九州熊本工場の清涼飲料出荷量は今年、過去最高だった〇五年に次ぐ一千百万ケース(一ケースは十二リットル相当)を予定。ペットボトル製品の生産施設を増強する来年はさらに二百万ケース増やす計画だ。(蔵原博康)

420荷主研究者:2008/08/15(金) 00:18:02

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080713/biz0807131408000-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】サントリーVSサッポロ 勝負の分かれ目はどこに? (1/3ページ)
2008.7.13 14:05

サントリー本社ビル。ビール事業発足から45年で、初の業界第3位のビール出荷量となった=7月10日午前、大阪市北区 大手4社の寡占状態で、滅多に順位が変動しないビール業界。過去にアサヒビールがキリンビールから首位を奪う歴史的な逆転劇が話題になり、今も2強のデッドヒートが続く。だが、今年はもうひとつの争いも熾烈を究めた。

 「うちも値上げしなければよかったんだ」。サッポロビール関係者は悔し紛れにつぶやいた。

 オリオンビールを含むビール5社が10日発表した平成20年上半期(1〜6月)のビール類出荷数量で、サントリーの市場シェアは13%となり、サッポロビールに0・9ポイントの差をつけて3位に躍り出た。

 サントリーにとっては半期とはいえ、昭和38年のビール事業参入以来、初めて万年4位から脱却する快挙。一方のサッポロは屈辱の“最下位”(オリオンを除く)という現実を前に、「業界の秩序を乱す“安売り”にやられた」との思いは抑えきれない。それほどサントリーの価格攻勢は激しかった。だが、今回の逆転劇は、単純な価格競争の結果だけではない。両社の勝負の分かれ目は、もっと深いところにあった。

黒字化はお預け?

 「サッポロさんも手をこまねいてはいない。これからが勝負。通年3位の獲得まで気が抜けない」。

 サントリーがもろ手を挙げて喜べない理由は僅差だからではない。

 キリン、アサヒ、サッポロは2〜4月に相次いで、原料の麦や輸送費の高騰を理由にビール類の価格を一斉に引き上げた。サントリーも4月に業務用は値上げしたが、一般向け缶商品は9月まで値上げを先延ばしした。サントリーの出荷数量を伸ばした最大の要因だが、本当の悲願である「黒字化」とは矛盾する。手放しで喜べないはずだ。

 サントリー創業者鳥井信治郎の孫で、「中興の祖」の2代目佐治敬三の息子である佐治信忠社長は、社員にこう説き続けた。「うちのブランドを育てろ」。

 ビール事業参入から45年も赤字を出し続けられたのは、サントリーが未上場会社で、オーナー経営が盤石だからだ。総合飲料メーカーに転身し、清涼飲料や健康食品での成長も、赤字の補てんを可能にした。

 その赤字事業の汚名も好調な販売量の伸びで、年内返上の可能性が出てきた。ただそれも、9月に予定されている缶商品値上げで売り上げを落とさなければ、の話。下半期にサッポロに逆転されれば、黒字はおろか、「安売りによる瞬間風速の3位」と言われかねない。

421荷主研究者:2008/08/15(金) 00:18:33

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080713/biz0807131408000-n2.htm
【ドラマ・企業攻防】サントリーVSサッポロ 勝負の分かれ目はどこに? (2/3ページ)
2008.7.13 14:05

サントリー本社ビル。ビール事業発足から45年で、初の業界第3位のビール出荷量となった=7月10日午前、大阪市北区

プレミアムを武器に

 ビール事業部も、洋酒や清涼飲料に甘えていたわけではない。平成元年に登場した「ザ・プレミアム・モルツ」は、「醸造会社ならではの世界一のビールをつくろう」との方針で開発が始まったもの。ドライ全盛の世に逆行し、あえてビールらしい味を強調したことが、「特別な日のぜいたく」を受け入れる今日の消費の二極化にマッチした。プレミアム・モルツこそ、3位躍進のもうひとつの原動力となったのだ。

 サントリーの戦略も大胆だった。プレミアム・モルツの販売攻勢をかける際、飲食店には従来の主力ブランド「モルツ」からの入れ替えを申し出た。新商品を投入して販売数を上乗せする常識と逆行する手法に、他社は首をかしげた。だが、サントリーは受け流す。販促費をプレミアム・モルツに集中投下し、ブランドの確立を優先する。これが相乗効果を生んだ。

 飲食店攻勢で販売量が増えるにつれ、営業活動をしていない飲食店からも「プレミアム・モルツを入れたい」との声があがる。さらに、中元商戦でも長い間「もらった方が『なんだ、サントリービールか』とがっかりされた」といわれたが、プレミアム・モルツの登場で一変。6月までの中元商戦でサントリーのギフト売り上げは前年比2割増という(関西地区)。

 結果、高級ビールでも同分野の代名詞だったサッポロ「ヱビス」を抜き、販売数量トップに躍進。苦節45年を堪えた“弱者の戦略”が、ついに実を結んだ。

 ただ、戦略はともかく、ビール事業の赤字を続けるサントリーに、業界他社の視線は冷ややかだ。例年、ビール事業の黒字化を宣言しながら、終わってみれば赤字の繰り返し。

 だが、今年のサントリーは違った。佐治社長は、年初の事業方針説明会で「今期は赤字」と明言。赤字覚悟でシェアを取りに行く。今年にかけるサントリーの強い決意があった。「適正な利益が出るのはシェア25%以上」という佐治社長には、3位浮上の勢いに乗ってシェアを拡大、その後に黒字化を達成するという明確な青写真があるようだ。

422荷主研究者:2008/08/15(金) 00:19:35

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080713/biz0807131408000-n3.htm
【ドラマ・企業攻防】サントリーVSサッポロ 勝負の分かれ目はどこに? (3/3ページ)
2008.7.13 14:05

サントリー本社ビル。ビール事業発足から45年で、初の業界第3位のビール出荷量となった=7月10日午前、大阪市北区

あるか再逆転

 一方、本気で攻めてきたサントリーに対し、サッポロはどう迎え撃ったのか。最下位転落は、サントリーの価格攻勢以上に、「サッポロの危機感のなさが決め手となった」と指摘する声もあるほどだ。

 昭和25年、麒麟(現キリン)、朝日(現アサヒ)、日本(現サッポロ)というビール3社の争いでシェアトップを獲得したのを最後に、サッポロは右肩下がりの歴史を歩む。29年にキリンに首位の座を譲り、63年には「スーパードライ」で急成長を遂げたアサヒにも抜かれて3位に後退。そして今回、3位の座もサントリーに奪われた。

 シェア奪還のチャンスがなかったわけではない。

 業界初の第3のビール「ドラフトワン」の発売や「ヱビス」での高級ビールブームの創出など、商品開発には定評があった。先行者メリットを生かし、一気に反転攻勢に打って出るチャンスは何度もあった。

 だが、手広く商品を展開するあまり、主力商品に効率的に販促費を投入する、サントリー方式に踏み切れなかった。シェア20%以下の下位に転落後も、上位と対等のフルライン勝負を挑んだサッポロからは、名門意識を捨てる必死さが感じられなかった。

 サッポロの親会社サッポロホールディングスは、米系投資ファンドから買収攻勢を受けている。本業に集中したくてもできない経営環境にあったのは事実だ。だが、4位転落後も利益体質が改善できなければ、ファンドの圧力はさらに勢いを増す。

 「年間順位は3位を死守する」。サッポロは息巻くが、状況は厳しい。

 「他社にかまっている場合ではない」。経営の多角化や国際化に注力するキリンやアサヒは、国内のシェア争いに距離を置き始めた。今年上半期のビール類の総出荷量は、上期では平成4年の統計開始以来、過去最低だった。ビール離れの加速や人口の減少と、国内は明確に頭打ちなのだ。縮み行く市場を奪い合っているだけでは、企業の明日は見えてこない。

 各社がそれぞれの思惑を抱えつつ、ビールの一番おいしい夏が、やってきた。

423名無しさん:2008/08/30(土) 20:22:55
なんだよこのスレ

424とはずがたり:2008/09/06(土) 18:43:48

事故米:食用に転売…一部にメタミドホス 大阪の卸業者
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080906k0000m040115000c.html

 コメの卸売加工業者「三笠フーズ」(大阪市北区、冬木三男社長)が国から購入した非食用の事故米を食用などとして転売していたことが分かった。03年度以降に購入した約1800トンのうち、残留基準値を超える有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が混入した中国産など少なくとも約300トンの転売が確認された。福岡県内の工場で加工され、一部は焼酎などで販売されているとみられる。

 ◇流通状況を調査…農水省

 健康被害は確認されていない。農水省から5日に回収を指示された三笠フーズは自主回収する。また、同省は近く食品衛生法違反容疑で同社を大阪府警と福岡県警に告発する。

 農水省によると、同社は03年度から今年度まで、事故米を粉にして工業用のりなどの原料に加工するとして国から非食用の事故米計約1779トンを購入。実際は、佐賀県や鹿児島県の仲介業者や焼酎メーカーなどに転売していた。転売が確認された米は、メタミドホス混入の中国産約295トンのほか、発がん性のカビ毒「アフラトキシンB1」に汚染されたベトナム産などの約3トン。いずれも国が世界貿易機関(WTO)の協定に基づくミニマム・アクセス(最低輸入義務)枠で輸入した。

 8月末、事故米の不正流通をしているとの匿名の通報が同省にあり、同省が立ち入り調査を実施。メタミドホス0.05ppm(残留基準は0.01ppm)が検出された中国産の事故米を、06年度と07年度に同社が計約800トン購入。そのうち、約295トンが食用として転売されていたことを確認した。

 さらに、アフラトキシンB1が0.02ppm検出されたベトナム産の事故米を04年度に同社が約3トン購入。鹿児島県などの焼酎メーカー3社に販売されていた。仲介業者に転売された事故米がさらに転売され、一部が別の鹿児島県などの焼酎メーカーに渡っていた。焼酎以外どのような加工会社に流通したか、農水省が調査中だ。

 メタミドホスは中国製冷凍ギョーザ事件でも混入が確認され、同事件では最高で基準値の10万倍超が検出されている。アフラトキシンB1は、コウジカビの一種から生まれ、自然界で最強の発がん物質とされる。

 農水省の聴取に対し三笠フーズは「メタミドホス混入米は転売前に検査をして問題ないと判断した。カビの米は表面を削って転売した」と説明している。同省は「今のところ安全性に問題はないと考えており、転売先などについては、混乱を招く恐れがあり公表できない」としている。【奥山智己、夫彰子】

 ◇事故米

 国が買い取って保管、販売する政府米(外国産を含む)のうち、水にぬれたりカビや基準値を超える残留農薬が検出されて食用に回せない米。工業用のりなど用途を限定して販売される。農水省によると03年度〜08年7月に計約7400トンを販売し、三笠フーズを含む計17社が購入した。価格は1キロ当たり10円前後で、せんべいや酒の原料として売られる食品加工用米の5分の1ほど。

425とはずがたり:2008/09/06(土) 18:44:04

事故米転売:業界「最悪の事態」、消費者団体は行政批判
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080906k0000m040160000c.html

 コメを使う加工食品の業界団体に驚きと困惑が広がった。また、消費者団体からは食品業界や行政への不信をあらわにする声が上がった。

 「食の安全が叫ばれている時に論外の出来事。何てことをしてくれたのか」。日本酒造組合中央会(東京都港区)の小野博通理事は怒った。同会は、清酒や焼酎の蔵元など約2000業者で構成され、今回転売先となった焼酎メーカーも属している可能性がある。

 せんべいやおかきなどのメーカー約500社で組織する全国米菓工業組合(同区)は、幹部が急きょ農林水産省に出向いて情報収集。今井教夫顧問は「米菓に使われているのかどうか……」と不安を隠さない。

 全国各地でコメのブランド化事業を手掛ける米穀店「スズノブ」(東京都目黒区)の西島豊造社長(45)は「最悪の事態だ。今年は食への不信感が高まる中でお米が見直され、米屋も元気が出始めていた。米業界も菓子、焼酎業界も停滞しかねない。どうやって信用を取り戻したらいいのか」と語気を強めた。

 また、日本消費者連盟(東京都新宿区)の富山洋子・代表運営委員は「業者はもちろん許せないが、さらにそれを見逃していた行政の手ぬるさにも怒りを覚える。食品偽装が続いて農水省は取り締まりを強化しているというが、形ばかりなのか」と批判した。

毎日新聞 2008年9月6日 1時02分

426とはずがたり:2008/09/06(土) 18:45:25
>>424-426

事故米転売:三笠フーズ社長「私が指示」 二重帳簿認める
http://mainichi.jp/select/today/news/20080906k0000e040040000c.html

事故米転売問題で会見、謝罪し頭を下げる冬木三男・三笠フーズ社長(左)ら=大阪市北区梅田で2008年9月6日午前10時57分、三村政司撮影 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で、同社の冬木三男社長(73)が6日午前、同区内で、問題発覚後初めて会見した。冬木社長は「私から指示した。利益が出るということで私が決裁した」と述べ、転売を指示していたことを認めた。また同社が、不正を隠すため二重帳簿を作っていたことも明らかにした。

 冬木社長は会見の冒頭、「このたびは皆様に多大なるご迷惑と心配をおかけしました」と話し、深々と頭を下げた。そのうえで「現在、農水省の指導で製品の回収をしています」と語った。

 動機については「経営が苦しくてやってしまった」と弁明。「10年くらい前に買収した会社が(不正を)やっていた。5、6年前に(現場から)提案があり、私が『やれ』と言った」と不正のきっかけを説明した。

 流通経路に関しては「焼酎メーカー数社や製粉関係に売った」「菓子と焼酎、ブタの餌以外にはない」としたが、「調査を受けている段階なので」と具体的な転売先は明らかにしなかった。

 今回の米は、有機リン系殺虫剤のメタミドホスや発がん性カビ毒アフラトキシンB1に汚染されていたとされる。冬木社長は「(危険性の認識は)基本的には持っていた。深く反省している」と陳謝した。【根本毅、稲垣淳】

毎日新聞 2008年9月6日 11時45分(最終更新 9月6日 13時07分)

427とはずがたり:2008/09/06(土) 18:48:09
こええなぁ。。
ナッツとかピスタチオ好きだけどちょいと喰うの減らす努力するかねぇ。。

アフラトキシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%88%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%B3

基準超過検出事例
1997年−2000年 イランから輸入されたピスタチオから検出
2002年 ペルーから輸入されたナッツから検出
2004年 ベトナムから輸入された米(政府保管米)から検出
2005年 中国から輸入されたそば粉から検出
2008年 中国製品による食中毒が社会問題となった時期、主に中国から輸入されたピーナッツ類から二ヶ月で8件も検出
ピスタチオ、ピーナッツ等のナッツ類や干しイチジク、トウモロコシ、ナツメグなどの香辛料からは、基準値以下のアフラトキシンがしばしば検出される。

428とはずがたり:2008/09/06(土) 21:35:31

事故米転売:10年以上前から? 買収企業の手法引き継ぐ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080907k0000m040064000c.html

 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で、同社九州工場の宮崎雄三前所長(49)は6日、97年に同社が買収した米穀・飼料販売会社が以前から転売を繰り返し、三笠フーズがその手法を引き継いでいたことを明らかにした。10年以上前から事故米が食用に出回っていた疑いが浮上し、大阪府警と福岡県警は食品衛生法違反の疑いもあるとみて、情報収集を始めた。

 宮崎前所長によると、買収した会社は福岡県大刀洗(たちあらい)町の宮崎商店で、宮崎前所長の父親(76)が創業した。父親は同商店が買収されて以降、三笠フーズ九州工場所長に就任し、同社に事故米の転売を提案したという。三笠フーズの冬木三男社長(73)も転売に同意し、社内に指示した。

 その後、三笠フーズは主体的に転売を進め、常態化していったという。事故米と正規米を混ぜて販売していたが、100%事故米だったこともあった。

 今回、三笠フーズが不正を隠すために二重帳簿を作成していたことも発覚した。農林水産省に提出する帳簿は事故米を工業用に出荷したように伝票を偽造する方法だった。

 一方、冬木社長も6日の会見で「(事故米の取り扱いは)10年前ごろに別会社を買い取ってから始めた。その会社側の人間から、買い取って数年後に転用について教えられた。私から(転売を)指示していた」と同様の事実関係を認めた。その上で「経営が厳しくてついやってしまった」と利ざやを稼ぐことが目的だったと謝罪した。両府県警は、農水省からの告発を受け次第、事故米転売をめぐる不正の実態解明に乗り出すとみられる。【松尾雅也、山田宏太郎】

毎日新聞 2008年9月6日 21時11分

429とはずがたり:2008/09/09(火) 04:35:50
議員板で見かけた

69 名前:無党派さん[] 投稿日:2008/09/09(火) 04:33:42 ID:TFQBZ9bz
三笠フーズの猛毒汚染米 大半が消費され回収困難…15年以上前から食用に
155 :名無しさん@九周年:2008/09/08(月) 17:11:08 ID:9c/v1c0UO
この国で告発する事ってリスクばかりが高いからな
訴えた先の農水省に揉み消されるなんて日常茶飯事だから
で、農水省からはお宅の社員の○○がこんな事言ってんのやけど、とチクリが入る
もうね、ホント最悪だこの国

158 :名無しさん@九周年:2008/09/08(月) 17:12:21 ID:QuREfD7z0
九州の工場長は世襲だってさ
やっぱ秘密の保持には世襲が一番だよな。
公務員も世襲多いし、世襲のあるところ
悪事ありってみるのは間違いじゃないねえ。

自民党と農政族の皆さん本当に有難うございました
米余らせて腐らせて毒発生させて国民殺すとか
西日本では肝ガンは右肩上がりですね 経済は右肩下がりですが

430とはずがたり:2008/09/09(火) 21:06:24
同じく議員板でみっけ。

117 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2008/09/09(火) 20:35:37 ID:Rbkbrjzj
こちらにもどうぞ

913 名無しさん@九周年 New! 2008/09/08(月) 19:36:37 ID:0LTtY+Sj0
アフラトキシン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%88%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%B3
アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、肝細胞癌を引き起こす原因物質。毒性はB1が最も強い。今回入ってたのはB1。遅効毒性ですぐには死なない猛毒。『即死しないだけで確実に死ぬ。』


肝臓がん患者は事故米が流通し始めた10年前から西日本を中心に爆発的に増加中です。

肝臓がん患者の死亡率の推移図
ttp://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1015_08_1958-2005.jpg
ttp://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1016_08_1958-2005.jpg
ttp://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1098_08_2005.jpg
ttp://ganjoho.ncc.go.jp/resources/graph_database/images/OSV1099_08_2005.jpg

自然界における 「最強の発がん性物質」 アフラトキシンB1(0.0015ppm = 10億グラム中に1.5グラムの濃度で、100%発癌 )に汚染された毒米が *10年以上に渡って* 食用として転売されていました。


92 無党派さん 2008/09/09(火) 14:43:58 ID:1lpmvdMZ
【事故米不正転売】農水省が三笠フーズを売却先として住友商事に紹介
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080909/crm0809090103002-n1.htm
事故米145トンを国から買い戻した住友商事(東京都中央区)に対し、『農水省が売却先として三笠フーズを紹介』していたことが8日、わかった。

431とはずがたり:2008/09/10(水) 08:33:57
議員板より
名無しの呑んべぇさんはどの板ですかね。。

115 名前:無党派さん[] 投稿日:2008/09/10(水) 05:10:34 ID:7aeOKu77
54 名前: 呑んべぇさん Mail: 投稿日: 2008/09/10(水) 02:24:36
私はとある酒造メーカーですが、三笠フーズの件は実は業界内ではみんな知っている事でした。
当然扱っているメーカーも知っていて扱っていました。
我々は自分達が扱う原料はかなり気を使って選びます。
いい加減な物は使いません。なぜこれだけのメーカーが扱っていたのかという理由は
品質に問題が出ないと判断したからです。
それを「知らなかった!」「騙された!」というのは甚だ白々しいと思います。

これだけは言っておきます。我々は自分達が扱う原料はとことん吟味します。
それを「知らなかった!」「騙された!」というメーカーは本当に信頼できません。
業界内では実際に、三笠さんが「事故米であるが問題無い!」と言って販売していた
ことは誰もが知っていることです。知らないで扱っていたところは一社たりとも無い
というのが事実です。

ただこの部分は闇に消えるでしょうがね。(笑)
55 名前: 呑んべぇさん Mail: 投稿日: 2008/09/10(水) 04:29:25
>>806
だと思ったよ。
俺はニュース速報+のスレにも、西酒造や美少年酒造が「知らなかった」と言うのは嘘と書き続けている。

432とはずがたり:2008/09/12(金) 11:34:37

>この事故米は九州工場で約1年間保管され、農薬の残留濃度が低下した後
これ時間が経つと濃度って低下するんですかね。拡散?蒸発?分解?
濃度が低下したなら安全って事になるし問題ないのでは?

其れは兎も角調べれば判りそうな事を放置してた感じですね。自公の食品安全行政の酷さが浮き彫りになったと云えるかも。

メタミドホス米「あるだけ全部買いたい」と社長
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/177460/
09/11 07:30更新

 大阪市の米粉加工販売会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売問題で、平成18年11月に農薬のメタミドホスに汚染された事故米を政府が初めて売却することを知った冬木三男社長(73)が「いい米だ。全部買いたい。少なくとも3分の1はほしい」と周囲に話していたことが10日、分かった。入札には冬木社長自らが出向き、工業用のり原料の相場の2−3倍の高値で落札したという。

 この事故米は九州工場で約1年間保管され、農薬の残留濃度が低下した後、宮崎一雄・非常勤顧問らが偽装工作をしたうえで食用として売却しており、冬木社長が当初から食用転売を目的に購入し、宮崎顧問と結託して売却していた構図が浮かび上がった。

 三笠フーズによると、落札された事故米は基準値を超えるメタミドホスが検出された中国産のもち米の一部。18年5月に食品の残留農薬などの規制が強化されたことに伴い、これまでは流通していた大量の米が事故米になった。

 冬木社長はこの米が売却されることを知った際、「普通に食べられた米が安く買える。あればあるだけ買いたい」と意欲をみせていたという。

 11月に東京で行われた入札では5−6業者に競り勝って約500トンの落札に成功。落札価格は相場の1キロ当たり5−6円を大幅に上回る9−14円で、輸送費などの約30円を上乗せすると、工業用のり原料の相場を上回る恐れがある採算性の低い取引だった。競合した業者からは「なんでそんなに高く買えるんだ」と疑問の声が上がったという。

433とはずがたり:2008/09/13(土) 22:52:47

<事故米食用転売>県が井之上製粉を調査 食品衛生法違反の疑い /宮崎
2008年9月13日(土)18:00
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/20080913ddlk45040683000c.html?fr=rk

 「三笠フーズ」(大阪市)による事故米転売問題で、県は12日、事故米を加工せずに横流ししていたとされる井之上製粉(都城市)を、食品衛生法違反の疑いがあるとして調査を始めた。今後、行政指導や処分の検討をする

 同法は、国が指定する基準以上の有害物質を含む食品の販売を禁止している。同社が熊本県内の米卸業者から仕入れた事故米は、農薬メタミドホスに汚染されている疑いがあり、同法に抵触する。

 これまでの同社の説明では、事故米を国産米と混ぜて製粉していることになっていた。このため、粉全体の中にどの程度メタミドホスが含まれているのかが不明で、ただちにこの条項違反には問えなかった。

 ただ、11日になって同社が「粉に加工せずに、そのまま宮崎市内の餅屋に転売した」と説明を一転。同法違反の疑いが強くなった。県は、転売先の餅屋がある宮崎市とともに、業者の聞き取りや流通ルートの調査を進める。【種市房子】

434とはずがたり:2008/09/13(土) 22:58:23
ひでぇな。自民党行政は業者保護至上主義で消費者は毒で死んでも仕方がないという姿勢が貫徹しておるヽ(`Д´)ノ
>悪質な偽装工作だが、農水省側にも落ち度があった。検査は抜き打ちでなく、1日前の通告制。昨年1月には三笠フーズの不正を告発する封書も届いたが、だまされ続けた。

商社の汚染米も転売 三笠フーズ 焼酎5社を公表
2008年9月9日(火)08:15
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20080909021.html?C=S

 米加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米不正転売問題で、同社が、政府から購入した事故米とは別に、大手商社から基準値を超える農薬やカビのため工業用とされた事故米743トンを購入し、一部を食用として転売していたことが8日、農林水産省の調べで分かった。農水省は同日、事故米の転売・流通先となっていた5焼酎メーカーの名前を公表した。

 また、政府から購入した事故米1779トンのうち、カビなどの事故米数百トンについても不正転売していたことも新たに判明。殺虫剤メタミドホスが検出された中国米など434トンの転売とともに、同省が全容解明を進めている。

 同省によると、三笠フーズは、平成17年度に住友商事がタイから輸入したミニマムアクセス米のうち、カビのため政府に引き渡しできなかった145トンを購入。18年度には基準値を超えた殺虫剤アセタミプリドが検出されたベトナム米598トンを、同様に双日から業者を通じて入手した。

 このうち、双日が輸入したベトナム米の一部が焼酎の原料として、熊本県の「抜群酒造」「六調子酒造」と鹿児島県の「喜界島酒造」、非公表の1社に売却され、仲介業者を通じて福岡県の「光酒造」と鹿児島県の「西酒造」にも売却された。喜界島酒造と西酒造は、カビ毒「アフラトキシンB1」が検出された政府の事故米も、三笠フーズから転売を受けていた。

 西酒造は事故米が有名銘柄「薩摩宝山」に混入した可能性が高いとして自主回収を開始、抜群酒造も回収を始めた。六調子酒造と喜界島酒造、光酒造は「出荷前」などとしているが、安全が確認されるまで販売を自粛した。
                   ◇
 農水省は8日、三笠フーズの九州工場(福岡県)を改めて立ち入り調査。また、事故米を購入している住友商事、双日の両社と16業者の一斉点検を始めた。
                   ◇
 ■農水省「監視不十分だった」

 虚偽の加工計画書、工場の偽装作業、二重帳簿…。三笠フーズは悪質な隠蔽(いんぺい)工作を重ね、農水省の検査をだまし続けた。一方、不正を見抜けない甘い検査態勢にも批判が集まり、農水省は8日、「監視体制が不十分だった」と認めた。

 三笠フーズは事故米を加工する虚偽の日程などを盛り込んだ計画書を農水省に提出していた。同省の担当官が検査に来ると、急遽(きゅうきょ)加工機械を稼働させ、工業用糊(のり)を作っているように見せたという。

 コメ粉を糊用の袋に詰め虚偽の台帳を見せる。しかし、担当官が帰ると機械はストップ。工業用の袋に詰められたコメ粉は、食用の袋に詰め替えられた。

 悪質な偽装工作だが、農水省側にも落ち度があった。検査は抜き打ちでなく、1日前の通告制。昨年1月には三笠フーズの不正を告発する封書も届いたが、だまされ続けた。

 野田聖子消費者行政担当相が「チェックが甘かった」と述べるなど批判を浴びた農水省。白須敏朗農水事務次官は検査の不備を認め、「確実に(事故米を工業用に)加工する業者を探せないなら(事故米の)廃棄も検討する」と述べた。

435とはずがたり:2008/09/13(土) 23:01:23

<事故米食用転売>農水省、転売先5社公表
2008年9月8日(月)18:00
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20080908dde001040044000c.html?C=S

 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、大手商社の双日と住友商事が国から購入した輸入米のうち、殺虫剤「アセタミプリド」などに汚染された事故米743トンが、三笠フーズに販売されていたことが、農林水産省の調べで分かった。これらの事故米は、喜界島酒造(鹿児島県)や西酒造(同)など酒造会社6社に販売されており、同省は三笠フーズが商社からの事故米も食用に転売していたとみて調査を始めた。

 また、農水省はカビ毒「アフラトキシンB1」に汚染された事故米の転売先の酒造会社2社を含め、同意が得られた転売先の計5社の企業名を公表した。

 農水省によると、住友商事が05年度に国から購入したタイ産米のうち、145トンにカビが生えて事故米となった。また、双日が06年度に購入したベトナム産米のうち、598トンに基準値(0・01ppm)の3倍のアセタミプリドが検出され事故米となった。

 三笠フーズは、これらの事故米を購入。仲介業者を通じるなどして、喜界島酒造(鹿児島県)▽西酒造(同)▽六調子酒造(熊本県)▽抜群酒造(同)▽光酒造(福岡県)と鹿児島県の酒造会社に販売していた。

 農水省はアセタミプリドに汚染された米について「大人が相当量食べても1日摂取量をオーバーしないので健康に影響はない」としている。一方、農水省はカビ毒「アフラトキシンB1」に汚染された事故米の転売先の酒造会社は、喜界島酒造と西酒造だったと発表した。【奥山智己】

 ◇事故米購入16社、転売有無を点検

 米卸売加工会社「三笠フーズ」の事故米転売問題で農林水産省は8日、16社についても、不正転売をしていないか緊急点検を始めた。

 調査対象は、ライスボーイ(青森市)▽ライフクリエート・ケイ(岩手県金ケ崎町)▽横手運送(秋田県横手市)▽コーユ(山形県酒田市)▽宝澱粉化学(東京都港区)▽島田化学工業(新潟県長岡市)▽アグリフューチャー・じょうえつ(新潟県上越市)▽沼田製粉(富山県小矢部市)▽浅井(名古屋市瑞穂区)▽太田産業(愛知県小坂井町)▽東伸製糊(奈良県御所市)▽三喜精麦(奈良県大和高田市)▽高畑精麦(香川県善通寺市)▽南海物産(松山市)▽石垣農産(福岡県筑後市)▽勝尾商店(鹿児島市)。【奥山智己】

436とはずがたり:2008/09/14(日) 00:52:18

なんと。。基準そのものの決定も政治的・恣意的・ええ加減なんすかねぇ。。

【コラム】 コーヒー豆の輸入騒動で考える日本は食に神経質すぎる?
2008年9月13日(土)15:00
http://news.goo.ne.jp/article/r25/nation/r25-1112008091107.html

コーヒーの定番“モカ”。実はいま、“モカ”が喫茶店のメニューから姿を消すかも…といわれている。

発端は、7月にエチオピアが輸出したコーヒー生豆から、基準値を超えた殺虫剤成分が検出されたことだ。全日本コーヒー協会によれば、日本に出回る“モカ”の99%はエチオピア産。だがそれ以降、輸入量は従来の10分の1に減っているという。ただし、日本以外の国では変わらず輸入が続いているのだそう。つまり、輸入量が大幅に減少しているのは日本だけなのだ。

ん? それって、日本が神経質すぎるってこと? 輸入食品の安全性確保について、厚生労働省・輸入食品安全対策室に聞いた。

「国内での販売等が目的の輸入食品は、食品衛生法との適合を確認します。海空港の検疫所に輸入届出が義務付けられ、審査後、必要に応じて残留農薬等の検査を行います。エチオピア産コーヒー生豆の場合、違反が続いたので輸入のつど検査をしています」

でも、今回のような事態が起こるというのは、モカに限らず各国で残留農薬の制度に違いがあるんですよね?

「はい。食品衛生法では、残留農薬について2006年に『ポジティブリスト制度』を導入。これは、欧米諸国でも実施されていますが、基準値は必ずしも一致しません」(同)

一方、「問題は、輸入食品に頼らざるを得ない日本の現状」と指摘するのは、東京大学大学院総合文化研究科の井上健教授だ。

「70年代以降、公害問題などをきっかけに、わが国にも食の安全性を強く意識する層が生まれました。国が輸入食品の安全性確保に本腰を入れるようになったのは、そうした少数派の根強い運動の成果でもあります。しかし、今回の“モカ”が“小麦”だったら、報道されず黙認されていたかもしれません」

つまり、需要の高い食品ほど安全性の基準が低めに設定されかねない、と井上教授はいうのだ。今後も、食料自給率が心配な日本。その国で生きる私たちとしては、未来の食事情に相当な覚悟をしなくちゃいけないのでしょうか?
(R25編集部)

437とはずがたり:2008/09/14(日) 00:55:19
日本の流通は未だこんなもんなんか?今回はロンダしなきゃあかんから特殊ケース?

汚染米、11業者経て価格40倍 「米国産」と偽装も
http://www.asahi.com/national/update/0913/OSK200809130081.html
2008年9月13日15時0分

 大阪市の米販売会社「三笠フーズ」が農薬などに汚染された事故米を食用と偽って販売していた問題で、京都市内の介護施設などに保管され、基準値を超える有機リン系農薬成分・メタミドホスが検出された中国産もち米が「米国産」として流通していたことが13日、わかった。同社から施設まで11業者を経由し、1キロあたりの単価は約9円から370円にはね上がっていた。

 朝日新聞の調べや三笠フーズなどによれば、三笠フーズは06年11月〜昨年5月にかけて、メタミドホスの基準値(0.01ppm)を超えて事故米となった中国産もち米約800トンを、国から4回にわけて計711万9千円で購入。1キロ当たりの単価は8.9円だった。同社はその米を佐賀県の仲介業者に単価約40円で売っていたという。

 この後、中国産もち米は佐賀の仲介業者から、福岡県内の3業者と別の1業者を介し、大阪府内などの4業者を経て最終的に京都市内の給食会社「日清医療食品」近畿支店に単価370円で売られた。同支店は近畿2府4県の病院や老人保健施設など計119カ所に給食として納入していた。

 事故米の産地は、こうした流通ルートの過程で中国産から米国産に切り替わっていた。流通ルートで8番目にあたる大阪府泉佐野市内の業者は朝日新聞の取材に対し「中国産として購入し、中国産として販売した」と回答。日清医療食品に売った10番目の大和商会(堺市)は、「日清医療食品から米国産が欲しいと注文を受けたので米国産を発注した」と答えた。買った米の袋にも米国産を示すシールがはられていたという。

 大和商会から「米国産」の注文を受けたとされる9番目の神戸市内の穀類仲介業者は朝日新聞の取材に「大阪市の支店にすべてまかせていた」と話している。(藤田さつき)

438naho:2008/09/14(日) 15:21:39
グラビアアイドルもガンガン突きまくります!!
http://pop33.jp/match/

439とはずがたり:2008/09/15(月) 21:49:38

【事故米不正転売】三笠フーズ 農政事務所元課長を接待 不正転売の監視役
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000917-san-soci
9月15日12時26分配信 産経新聞

 米加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が汚染された事故米を不正転売していた問題で、不正転売を監視する農林水産省近畿農政局大阪農政事務所の元消費流通課長(62)が、現職時に冬木三男社長らから飲食店で接待を受けていたことが15日、同省の調査で分かった。この元課長は、調査に対して、接待を受けたことを認めているという。
 同課は大阪府内の米の流通を管轄。汚染米の販売管理や業者の監督・指導、不正チェックも担当しており、飲食接待は不正転売の時期に行われていた。元課長は「接待の見返りに三笠フーズに便宜を図ったことはない」と、便宜提供は否定しているという。
 農水省によると、元課長は平成17〜18年に、同社が経営する大阪市北区の居酒屋で、2度にわたって冬木社長や同社関係者ら数人から、焼き鳥やビールなどの飲食接待を受けた。飲食料金は1人数千円程度で、全額、三笠フーズ側が負担した。
 飲食接待について、「仕事の込み入った話はしなかった」などと弁解しているという。農水省の調査では金銭授受などは確認されていない。元課長は、すでに退官している。
 こうした接待は、利害関係者との無許可での飲食などを禁じた国家公務員倫理規程に違反する疑いもあり、農水省は「大変遺憾」としている。また、ほかに同規程違反がないか、全職員を対象にした確認作業も始めた。

最終更新:9月15日14時15分

440とはずがたり:2008/09/15(月) 21:51:12
自然に分解して基準値以下になるなら食用価値ゼロとは云えないのでは?まぁ気持ち悪いわけだが生産国の側で出荷するの1年遅らせれば同じ事ですよねぇ

【疑惑の濁流】汚染米不正転売“禁断ビジネス”の背景 数年前に「自殺も考えた」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/178192/
09/13 11:52更新

 疑惑の顧問は、納得いかない様子だった。「いいですか、他の業者も買っているんです。そこの調査もせんとおかしいでしょう」

 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が発端となった汚染米の転売問題は「発案者」として批判の渦中にある宮崎一雄・非常勤顧問(76)が示唆した通り、新たに愛知県の2社でも不正が発覚するなど、影響は全国に拡大している。

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 中国製ギョーザの中毒事件で話題になった農薬メタミドホスに、天然由来では「地上最強」とされる発がん性カビ毒・アフラトキシンB1…。三笠フーズが手を染めたのは、食用価値ゼロのコメを食べさせる、いわば禁断のビジネス。宮崎顧問は取材に「(転売を)提案していない」と否定したが、農薬の汚染米については「事故米と『ちゃんぽん』したら困る」と“安全性”を訴えた。

 ≪目利きのプロ≫

 宮崎顧問が今の役職に就いたのは平成14年ごろ。九州工場の責任者だったとされるが、本人の発言が二転三転し、仕事の内容ははっきりしない。

 ただ、事故米から工業用のりの原料を製造していた個人商店時代の経験を買われ、三笠フーズの冬木三男社長に「入札があればコメを見てきてほしい」と要請されたことは認めている。

 「事故米というのはまず下見があり、その翌日に値段をつけるんです。これがなかなか難しい」

 カビの生えたコメにも、優劣はある。下見で状態を見極め、適正な価格で競り落とす。宮崎顧問は「人に教えられるもんじゃない」と自負心すらのぞかせた。

 ≪多額の借金≫

 三笠フーズで働く前は、福岡県で米穀飼料販売の「宮崎商店」を経営。佐賀県の業者からのり作りの手法を学び、カビの生えた事故米を加工して出荷していた。

 だが同商店は平成9年、資金繰りが極度に悪化し、倒産状態に陥る。息子の雄三氏(49)は近くに工場があった三笠フーズに入社する一方、宮崎顧問は債務の弁済に追われた。

 倒産の原因は、仕入れたはずの冷凍食品が届かず、多額の負債をつかまされたからだ、という。つまり詐欺に遭ったという説明だが詳細は不明。

 とにかく、宮崎顧問には2億円の借金が残った。資産は銀行に差し押さえられ、熊本県内の実家も競売にかけられた。福岡市の自宅も失いかけたといい、宮崎商店は14年、正式に自己破産した。

 「あのころは自殺を考えたこともある」。今、思いだしても苦しそうに、宮崎顧問は顔をしかめた。ちょうどそのとき、救いの手を差し伸べたのが三笠フーズの冬木社長だった。事故米のプロに支払う顧問料は、月15万円だった。

 ≪安全宣言?≫

 三笠フーズが転売したメタミドホス検出米は18、19年度に政府から落札。残留農薬の規制を強化する「ポジティブリスト制度」が18年5月に施行され、これまで食用に流通していたはずの米が工業用などに限定して入札にかけられた。

 「残留農薬ってのはね、これは初めてですよ」

 長年、事故米にかかわってきた宮崎顧問も、農薬規制ではじかれた米を扱ったことがなかったという。「(従来の)事故米は臭いから食べる人はいない。だがメタミドホスは日にちがたつと消えると聞いた」

 実際、三笠フーズは倉庫内に少なくとも1年にわたって汚染米を保管。農薬の自然分解で毒性を薄めるのが目的だったとみられる。宮崎顧問は専門の分析機関に依頼した検査で、メタミドホスが基準値(0.01ppm)と一致したことを強調。「人体に害はなかった」としている。

 冬木社長は6日の会見で「経営が苦しく、ついやってしまった」と利ざや目的だったことを認めている。一方の宮崎顧問は「提案もしていないし、その権限もない。メタミドホスの入札に参加したのは冬木社長」と全面否定しているが、一般論としてこう語った。

 「のりの販売だけで、もうかるわけないだろう」

441荷主研究者:2008/09/15(月) 23:47:48

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807100049.html
'08/7/10 中国新聞
天野実業、里庄の工場増強へ
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 アサヒビール(東京)と資本・業務提携したフリーズドライ(FD)食品大手の天野実業(福山市)は、里庄第一工場(岡山県里庄町)の増強に着手する。食品事業の拡大を急ぐグループの経営計画に沿い、2007年9月期に140億円だった売上高を13年までに200億円とする態勢づくりを急ぐ。

 工場敷地内の空き地約6000平方メートルに新たな工場棟を設ける。1967年操業の第1工場は老朽化した設備もあり、既存設備も段階的に更新する。着工時期や投資額は今後詰める。

 89年完成の里庄第2工場を含めた2つの生産拠点をフル稼働した場合、売上高は150億円が上限と試算。設備投資で生産能力の引き上げを図る。

【写真説明】増産に向け、設備投資を計画している天野実業の里庄第1工場

442とはずがたり:2008/09/18(木) 09:10:45
>07年のペットフード問題では、使用した粉末たんぱくのメーカーが、たんぱく質純度を高くみせかけるためにメラミンを混入したとされている。
こんな理由で赤ちゃん殺されては敵わんな。。

2008.09.17 Web posted at: 12:50 JST Updated - AP
ビジネス
メラミン入り粉ミルク、死者3人に 中国
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200809170009.html

北京(AP) 中国の陳竺衛生相は17日、有害物質メラミンに汚染された粉ミルクで腎臓結石を発症した乳児が浙江省で新たに1人死亡し、死者が3人に増えたと発表した。

汚染粉ミルクで腎臓結石になった子どもは全国で6244人に増え、うち158人は重症。これまでの死者2人は甘粛省で報告されていた。

中国の国家質検総局が16日にウェブサイトで発表したところによると、同局が109社の製品サンプルを検査したところ、22社の粉ミルクからメラミンが検出された。

広東省の1社は、粉ミルクをバングラデシュやイエメン、ミャンマーに輸出していた。ただしこれまでの検査では、同社の輸出向け商品にメラミンの痕跡はなかったという。

こうしたなか香港の食品当局は、この企業が製造したアイスクリームからメラミンが検出されたことを受け、自主回収を命令した。当局はウェブサイトで、通常の消費でアイスが人体に大きな影響を与える可能性はないものの、小さい子どもが食べるべきではないとの見解を示した。

ミルク製造元がメラミン混入認める―乳児の腎臓結石
2008/09/12(金) 09:43
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&amp;d=0912&amp;f=national_0912_005.shtml

  新華社電によると、石家荘三鹿集団股フェン有限公司は11日夜、8月6日以前に出荷した同社製の乳幼児用粉ミルクにメラミンが混入していたとして、該当製品700トンをすべて回収することを決めたと発表した。

  これまで、同社製の粉ミルクを使っていた乳児に腎臓結石が多発してたことが明らかになっていた。症例は甘粛省、湖南省、湖北省、山東省、安徽省、江西省、江蘇省など、多くの地域に広がっている。

  甘粛省衛生庁は、2008年になり同省内の乳幼児で、腎臓結石による死亡例があることを確認した。同庁は、06年、07年に省内に発症例はなく、08年になってから59の発症例があったとした。

  中国衛生部の専門家によると、メラミンは泌尿器の結石をもたらす可能性があるという。

  07年春には、中国から米国に輸出されたペットフードにメラミンが含まれていたことで、ペットが死亡する事件があった。

  メラミンは窒素を多く含む有機化合物で、食品に混入していると、たんぱく質含有量の測定で、実際よりも高い数値が得られる場合がある。07年のペットフード問題では、使用した粉末たんぱくのメーカーが、たんぱく質純度を高くみせかけるためにメラミンを混入したとされている。(編集担当:如月隼人)

443とはずがたり:2008/09/18(木) 18:04:41

何処迄拡がるのか。

【事故米不正転売】コンビニおにぎりにも混入
2008.9.18 14:36
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080918/crm0809181445021-n1.htm

 汚染された事故米の不正転売問題で、「三笠フーズ」(大阪市)と「浅井」(名古屋市)が転売したもち米が、食品加工会社「シノブフーズ」(大阪市)に販売されて赤飯のおにぎりに加工され、東海地方のコンビニやスーパーで売られていたことが18日分かった。

 シノブフーズによると、今年2〜8月に京都市の米穀販売業者から仕入れたもち米の一部に汚染米が混入していた。シノブフーズは「国産のもち米として仕入れた。仕入れ先も知らなかったが、消費者らに迷惑かけた」と話している。

444とはずがたり:2008/09/18(木) 18:17:04

あのぬるぬるの検査態勢は事故米の不正販売を鼓舞していたとしか思えない。一般国民は業者の儲けの犠牲の為に死ねと云うのが自民党政府の基本姿勢であるヽ(`Д´)ノ
我々は自民党に死ねと選挙で表明しなければ殺されてまうど〜。

【事故米不正転売】太田農水相、国会初答弁は謝罪に終始
2008.9.18 10:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080918/plc0809181110004-n1.htm

 「責任を痛感している」「おわびを申し上げたい」…。汚染された事故米不正転売問題をめぐる衆院農林水産委員会の審議に臨んだ太田誠一農水相。委員から不正転売を見抜けなかった農水省の責任を追及され、何度も謝罪の言葉を繰り返した。農水相就任後初めての国会答弁。ときに発言が問題となる太田農水相だが、この日は官僚が用意したペーパーを読み上げながらの弁解に終始。防戦一方の展開となった。

 厳しい表情で委員会室に入ってきた太田農水相は、審議の冒頭に、自ら不正転売について説明したうえで、農水省の対応について「国民に迷惑をかけ深くおわびします」と頭を下げた。その後も、委員からは「見逃した責任は重大」などと追及されるたびに、謝罪の言葉を繰り返した。

 しかし、ほとんどは、下を向いて官僚が準備したペーパーを読みながらの答弁。「“結果的に”消費者の不安を招いた」と、責任逃れともとれるような言葉も。続いて答弁に立った農水省幹部も、同じ言葉を繰り返した。

 「人体に影響はない。じたばた騒いでいない」と発言したことについて、自民党の岩永峯一衆院議員から真意を問われると「食品の安全リスクは(内閣府の)食品安全委員会が評価する。農水省はリスクの管理をしている」と、正面からの答えを避けた。

 野党の委員から「答えになってない」とやじが飛ぶと、「おっ…」と小さく声を上げて、数秒間、言葉を失う場面も。質問した与党委員からも「もっと率直に答えてほしかった」と不満が漏れた。

 白須敏朗農水事務次官が今月11日に「責任があるとは今の段階では考えていない」と発言したことについては、自ら注意したことを明かし、事故米流通先の業者名を明かす際に、何度も訂正を繰り返したことについても、農水省の不手際を認めた。

445とはずがたり:2008/09/18(木) 19:30:55
飽く迄業者の側に立つ自民と徹頭徹尾生活者・消費者の立場に立つ民主で政権選択すべぇ。

【事故米不正転売】焦る自民党 総選挙への影響懸念
2008.9.18 00:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080918/plc0809180036002-n1.htm

 大阪市の米粉加工会社「三笠フーズ」による事故米の不正転売事件も、自民党を大きく揺さぶっている。17日の関係合同部会では、不正を見抜けなかった農水省への不満が噴出し、原因解明や再発防止を求める緊急の決議を採択した。そこには、総選挙を視野に国民の不信の矛先が与党に向かうことへの焦りの色がにじむ。

 自民党本部で開かれた農林、厚生労働などの関係合同部会には総裁選の最中にもかかわらず、国会議員50人以上が出席し、党内で事故米問題が注視され、深刻に受け止められていることをうかがわせた。

 園田博之政調会長代理はあいさつで「最終消費者だけでなく(事故米流通先として)公表された業者の中には善意の被害者もいる。この被害者も含めた対応を考えるのが責任政党・自民党の責任だ」と述べ、与党としての存在感を強調してみせた。

 ただ、合同部会では「なぜ不正を把握できなかったのか」といった農水省への批判が相次いだ。吉田六左エ門衆院議員は「半端な対応では国民の気持ちは収まらない。次の選挙で、とんでもない反応が起こる」として、総選挙への悪影響を露骨に指摘した。

 党内には、農水省の白須敏朗事務次官が11日に「(同省に)責任があるとは今の段階では考えていない」と発言したことに対し「罷免すべきだ」(農水相経験者)との声もある。同省をスケープゴートに仕立て上げ、総選挙前に自民党に降りかかる火の粉を払う思惑も透けてみえる。

 合同部会では、16日に流通先の業者名を公表した政府の対応に関して最も意見が出された。風評被害への懸念を含め「事故米と知らずに購入した業者は踏んだりけったりだ。補償は出るのか」という批判が出た。

446とはずがたり:2008/09/19(金) 01:01:54
蜥蜴の尻尾切りだヽ(`Д´)ノ
農水省の責任にしようとしてるけど業者保護しか考えない自民党政権の問題である事をきちんと暴いて行かねば成らんヽ(`Д´)ノ

白須農水次官が辞意=事故米問題で引責
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008091900014

 農水省の白須敏朗事務次官が辞任する意向を太田農水相に伝えたことが18日明らかになった。事故米の不正転売問題で、同省が不正を見抜けず社会を混乱させた責任を取るためとみられる。後任には井出道雄林野庁長官が有力視される。(2008/09/19-00:38)

447とはずがたり:2008/09/19(金) 02:00:13

事故米の検査方法に自民党から圧力掛かってないかきちんと徹底的にしらべよヽ(`Д´)ノ

【事故米不正転売】三笠グループ会社が自民支部に献金 4年間で112万円
2008.9.18 13:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080918/plc0809181332009-n1.htm

 三笠フーズ(大阪市)による事故米の不正転売問題で、同社のグループ会社2社が、平成15〜19年の5年間に、大阪市内の自民党支部に計112万円の政治献金をしていたことが18日、分かった。支部側は「正当な献金」として、返還しない意向を示している。

 政治資金収支報告書などによると、献金したのは、三笠フーズの冬木三男社長(73)が社長を兼務する米穀卸会社「辰之巳」と小売会社「辰之巳米穀」。両社とも自民党大阪市鶴見区第3支部に、15年は各8万円、16〜19年には各12万円を献金していた。

 同支部の代表は、元参議院議員、坪井一宇氏の妻、まき氏。15年に大阪市議選(鶴見区)に立候補したが落選している。

 妻の代理として一宇氏が産経新聞の取材に応じ、「20年以上前から冬木社長と知り合いで献金を受けた。三笠フーズと辰之巳が同じだったとは報道があるまで知らなかった。事故米の転売には憤っている。議員時代を含め、米に関する仕事を頼まれたこともない」としている。

 辰之巳は昭和53年設立。信用調査会社によると、もとは三笠フーズと辰之巳米穀の資産管理会社だったが、今年5月、辰之巳米穀と合併した。不正転売問題では、三笠フーズとともに不正競争防止法違反罪で熊本県警に告発されている。

448とはずがたり:2008/09/19(金) 02:04:22
>>446
撤回後引責辞意か

“無責任発言”を撤回 農水相や官房長官に叱られた農水次官
2008.9.18 20:45
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080918/biz0809182050015-n1.htm

 米加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米不正転売問題で「(農水省に)責任があるとは考えていない」と発言したことについて、白須敏朗農水事務次官は18日の定例会見で、「不適切だったと反省している」と謝罪し、発言を撤回した。

 今月11日の会見で、同省が長期にわたって不正転売を見抜けなかったことなどについて「(農水省に)責任があるとは考えていない」と発言していた。

 白須次官は、撤回の理由として「国民の皆様に不快感を与えた」ことを挙げ、「太田誠一農水相と町村信孝官房長官に注意を受けた」と説明した。

449名無しさん:2008/09/19(金) 08:03:16
議員板からのコピペ

654:無党派さん
2008/09/19(金) 02:50:27 ID:gD+JiQFH
◆食べた人、全員肝臓ガンで死にます 〜 三笠フーズ 汚染米事件 〜
・「アフラトキシン」は地上最強の天然発ガン物質
・発症までに10〜20年かかるが、極微量でも摂取すれば肝臓ガンになる可能性は100%
・調理では分解されず食品中に残る
・西日本で肝臓ガン死亡率が高く偏っており、原因不明とされていたが・・・
 (資料)国立がんセンター
 http://ganjoho.ncc.go.jp/pro/statistics/gdball.html?7%9%1

医師板からのコピペ 
40:逃亡者:2008/09/13(土) 01:26:17 ID:23fUP1Pf0
 2年前から大阪で勤務しているが、以前の勤務地と比較して大阪は本当に肝臓癌の患者が多いと感じた。
消化器内科からTAE(肝動脈塞栓)の依頼が次から次へとくる。 で、ずっと疑問に感じていたことがある。
大阪では患者の殆どが男性なのだ。おまけにウイルスフリーもちらほらいる。
それでHCV・HBV以外にも肝臓癌の原因はきっとあるに違いないと、大阪に来てからずっと思っていた。
 今回この事件を知って二度驚いた。ひとつは不謹慎だけど、「あー、やっぱり」っていう驚き。
実際には因果関係を証明するのは無理でしょう。でも治療している実感としてはピッタリだったて事なんですよね。
もうひとつは、自分も肝臓癌になる可能性があるっていう驚き。というより、恐怖だろうか。
肝臓癌の治療すればするほど思うのだが、本当に治らない。今では絶対に治らないという確信さえ持っている。
最期が悲惨なだけに考えてもみなかったことだ。
肝臓癌になるかどうかは別にしても、今はこんな情けない国に生まれてきたことが悔まれて仕方がない。

450とはずがたり:2008/09/19(金) 09:12:39
むう,怖いですねぇ。。
しかし
>・発症までに10〜20年かかるが、極微量でも摂取すれば肝臓ガンになる可能性は100%
ってのは100%の部分は不正確なんではないでしょうかね。

>実際には因果関係を証明するのは無理でしょう。でも治療している実感としてはピッタリだったて事なんですよね。
事故米の流通は10〜20年前から起きてたんでしょうかね?

451とはずがたり:2008/09/19(金) 09:33:48
>>448>>446
自分も辞職せざる得なくなるのを恐れてるんか?
>太田農相は辞任を認めない意向を示しており

白須農水次官が辞意 太田農相は認めない意向
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091801001079.html

 農林水産省の白須敏朗事務次官が太田誠一農相に辞意を伝えていたことが18日、分かった。関係筋によると、太田農相は辞任を認めない意向を示しており、ただちに辞任するかどうかは流動的だ。

 米粉加工販売会社の「三笠フーズ」(大阪市)などによるカビ毒や農薬に汚染された事故米の不正転売問題で、白須次官は11日の記者会見で「一義的には(不正転売した)企業に責任があると考えている。私どもに責任があるというふうに考えているわけではない」と発言していた。

 しかし、無責任との批判が高まり、18日の記者会見で「発言は不適切だったと反省しており、撤回した上であらためて謝罪したい」と陳謝していた。

 この問題で、農水省は三笠フーズなど業者に対する立ち入り調査で、事前に業者側に検査時間を通告したことなどで、不正転売を見抜けず、監視態勢の不備を認めている。

 白須次官は昨年9月、農相が不祥事で相次いで辞任したため、人心一新を図るとして突然辞任した小林芳雄前事務次官の後任として就任した。
2008/09/19 01:27 【共同通信】

452とはずがたり:2008/09/19(金) 23:32:29

農水省は公表しないと…汚染米流通先の自殺した社長「公表恐れていた」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/179466/
配信元:
09/18 15:56更新

 政府が事故米流通先の1つとして公表した広陵町の米穀販売会社「ナカガワ」の男性社長(54)が、16日深夜に自殺していたことが17日、分かった。社長は16日昼にも自殺を図っていたといい、家族は突然の悲報に憔悴(しょうすい)しきった様子。一方、同社の取引先関係者は「社長は公表を恐れていた」と話し、事故米問題が巻き起こした悲劇に憤りをみせた。

 香芝署によると、社長は最近になって家族に「死にたい」「病院に行きたい」などと漏らしていたという。16日午後1時半ごろには農薬を飲んで自殺を図ろうとし、臭気でもうろうとしているところを家族が見つけ、病院に搬送。社長は署員に「自殺しようと思い、4日前に作業所にある農薬のビンを1本持ち出した」と話していた。ただ、その後は落ち着きを取り戻し、家族とともにいったん帰宅。午後11時ごろに1人で寝室に行ったという。

 社長の長男(28)は「急なことで事実関係も詳しく把握できない状態。今はそっとしておいてほしい」と言葉少なに話した。

 一方、ナカガワからもち米を仕入れていた広陵町の製菓業の男性(54)は、16日朝に社長から謝罪の電話を受けた。男性は、社長について「事故米問題が発覚してからは謝ってばかりいた。かなり動転していた様子だったので、早まったことをするなよと言っていたのに…」と話し、「公表されて仕入れ先に迷惑をかけることを一番恐れていた。自殺は、公表が引き金になったのでは」。

 同様にナカガワからもち米を仕入れ、社名が公表された天理市の米菓製造業の男性(52)は「死にたくなる気持ちは一緒。農水省は公表しないと言っていたのに」と憤りをみせた。

 また、ナカガワの近くに住む60歳代の主婦は「事故米問題といっても、ナカガワは直接関係ないのに、気の毒で仕方ない。昨日のテレビで会社名を見たが、まさか自殺するとは」と話していた。

453とはずがたり:2008/09/20(土) 10:42:42
業界保護至上主義消費者死ねの自民党政権を顕示してる行政ですな。
三笠フーズの行動を保護監督してたんだな。

問題発覚前に三笠フーズに農水省職員が電話「行動慎め」
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809190106.html
2008年9月20日

 三笠フーズの元社員が19日、農林水産省近畿農政局大阪農政事務所・消費流通課の職員から、今年6月ごろに電話で「本省が関心を持っている。行動を慎んだ方がいい」と言われたと明かした。元社員は「今となっては(不正転用への)警告だったかもしれない」と話している。

 元社員によると、電話は、当時、三笠フーズ本社で入札などを担当していた元社員に直接かかってきたという。消費流通課の職員は、ウルグアイ・ラウンド合意で輸入が義務づけられている「ミニマムアクセス米(MA米)」を、三笠フーズが購入していることに言及。「三笠さんは大量に買い付けているから本省が関心を持っている。行動を慎んだ方がいい」と話したという。同社は、MA米から発生した事故米計1779トンを国から購入していた。

 また07年秋には事故米の購入を控えるよう促す内容の、今年4月には入札日のファクス案内をしないことを伝える内容の電話がそれぞれ同課職員からあったという。電話を受けた元社員は冬木三男社長に伝えたが、冬木社長は「買うものは買う」と答え、事故米の購入を続けたという。

 近畿農政局大阪農政事務所の田中正雄・消費流通課長は6月の電話について「本省から『三笠フーズがMA米を大量購入しているので用途を確認してほしい』と指示され、担当係長が電話をかけた。ただ、行動を慎重に、とは言っていない」と話した。

454とはずがたり:2008/09/20(土) 10:49:10
事故米混ざったおにぎり、滋賀などで10万個販売
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809190002.html?ref=recc
2008年9月19日

 愛知県は18日、食品加工会社「シノブフーズ」(大阪市)が、基準値を超える農薬成分メタミドホスを検出した事故米を含む米を仕入れて赤飯おにぎりを製造、8月までに愛知、滋賀など8県のスーパーやコンビニエンスストアで販売されたと発表した。

 愛知県とシノブフーズによると、同社の名古屋工場(愛知県弥富市)は今年2月13日〜8月5日、米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)と接着剤製造販売会社「浅井」(名古屋市)が出荷した事故米を含む中国産もち米6864キロを、京都市の米穀販売会社「京山」から購入。「おむすび赤飯」「おにぎり&いなり」の商品名で計10万2053個を製造し、愛知、岐阜、三重、福井、石川、静岡、長野、滋賀各県のスーパーやコンビニエンスストア計数百店舗で販売されたという。

 事故米が混じった米が最後におにぎりに加工されたのは8月8日で、消費期限は最長42時間のため現在は事故米が混入した商品が流通している可能性はなく、健康被害の報告もないという。

 シノブフーズが使用したもち米は、京山が2〜7月に複数の業者を経由して仕入れた事故米を、他の米と混ぜて作った約100トンの一部とみられる。両社は事故米との認識はなかったと説明している。
京都市立中47校で汚染米 給食の赤飯、「浅井」出荷か
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200809180082.html
2008年9月18日

 京都市教育委員会は18日、同市立中学校の給食の一部に、農薬で汚染された事故米が使われていたと発表した。接着剤製造販売会社「浅井」(名古屋市)が出荷し、基準値を超すメタミドホスが検出された中国産もち米の一部とみられる。学校給食で事故米の使用が判明したのは初めて。使われたのは1日分のみで混入量も少ないため、健康への影響はないという。

 市教委によると、事故米が使われたのは、4月16日に「入学祝いメニュー」として市立中学校47校に提供された5254食分の赤飯。給食は希望制で、市内の中学生4528人と教職員726人が食べた。赤飯は別のうるち米などと混ぜて作られ、1食分(110グラム)に含まれる事故米は2・3グラムだという。

 「浅井」が出荷した事故米は米穀仲介業「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)が仕入れ、「岐阜米穀卸」(岐阜市)から「幸池商店」(福井県小浜市)や「京山」(京都市)などを経由し、京都市教委が学校給食業務を委託している給食会社「ファーストフーズ」(同市)に納入されていた。

 幸池商店と京山、ファーストフーズはいずれも「事故米との認識はなかった」と説明しており、ファーストフーズが今春、市教委へ提出した「原材料配合割合表」にも「国内産もち精米100%」と記載されていた。

455とはずがたり:2008/09/20(土) 10:53:29

事故米、商社からも743トン購入 三笠フーズ
http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY200809080189.html?ref=reca
2008年9月8日15時2分

事故米の流れ
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/OSK200809080061.jpg

 工業用に限定された事故米を食用に転用していた三笠フーズ(大阪市北区)が、商社2社からも残留農薬の基準値を超えたりカビが生えたりして事故米となった米計743トンを購入していたことが農林水産省の調べで新たにわかった。これまでに同社は政府から事故米計1779トンを購入したことが判明していたが、食用転用された事故米はさらに増えた。

 農水省によると、商社ルートの事故米も政府が入札を実施するミニマムアクセス(MA)米。落札した商社が日本へ輸入したものの、食品衛生法の基準値を超える残留農薬が検出されたり、輸送中に水ぬれしたりしたため、政府が買い入れを中止して商社に返品されたもの。商社は汚染の程度に応じて、工業用や飼料用に限定し、食用に流通させないことを条件に売り渡すことになっている。

 農水省の調査で、新たに三笠フーズへの販売が確認されたのは、商社・双日(東京)が06年度にベトナムから輸入後、殺虫剤に使用される農薬成分・アセタミプリド(基準値0.01ppm)の基準値の3倍が検出された事故米598トンと、住友商事(同)が05年度にタイから輸入後にカビの発生で事故米となった145トン。このうち三笠フーズは598トンの一部を福岡、熊本、鹿児島の焼酎メーカーに食用として出荷していた。いずれも「うるち米」で工業用途に限定して売却された。

 商社ルートで売却された事故米は過去5年で約9千トンに上るとみられ、同省は政府調達の輸入米の調達にかかわったことのある二十数社から、事故米を売却したか否か、売却先はどこかについて聞き取りを進めている。同省は、政府が事故米を売却した三笠フーズ以外の16社の点検に加え、商社ルートで事故米を購入した業者についても調べる方針だ。(歌野清一郎)

456とはずがたり:2008/09/20(土) 10:59:52
【これは食品流通と農水省の癒着である】
複雑な流通ルート(>>437 >>455)で多くの仲介業者が犇めいてそれぞれが収益を得ようとし,その業界もたれ合いの構図を省益として農水省・自民党が徹底保護(三笠フーズに内々に農水省職員が警告>>453 内々に公表しないと約束してた農水省>>452 三笠グループ自民党に献金>>447 三笠フーズ農水省職員を接待>>439 事前通告制で何の検査にもなってない査察システム>>434)する中で消費者の安全が冒される形になっている。
米流通業者は半分ぐらいに淘汰される様な厳しい競争政策が必要である。米の値段も下がって消費者に低価格と安心を提供出来る筈である。
勿論競争激化は違法行為の実行を呼び寄せる可能性があるけど,保護行政下でも起きているのであるし,厳しい競争に晒しながら厳しい業者との馴れ合いでない監査・制度設計を行うべきである。

>>437
資料画像追加
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/OSK200809130083.jpg

457とはずがたり:2008/09/20(土) 12:31:17

<中国産あんこ>味見した従業員が手足のしびれ 長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000159-mai-soci
9月19日23時55分配信 毎日新聞

 長野県警長野中央署に入った連絡によると、19日午後6時ごろ、長野市南高田の和菓子製造会社「丸生(まるせい)本店」(三田勝秋社長)で、あんこを食べた男性(36)と女性(35)の従業員2人が手足のしびれなどの症状を訴え、市内の病院に運ばれた。2人は快方に向かっているという。

 調べでは、従業員が同3時ごろ、おはぎなどを作るためにあんこ一袋(5キロ入り)を開封。石油のようなにおいがしたことから、味見のため従業員2人が手ですくって食べた直後、嘔吐し手足のしびれを訴えたという。あんこは中国産だった。同市保健所があんこを簡易検査したが、毒物は確認されなかった。さらに詳しい検査で原因を調べている。

 三田社長は同日夜、毎日新聞などの取材に「普段は自家製(のあんこ)を使っている。今日はたまたま、今月初めに市内で仕入れた市販品を使おうとしていた」と話している。【藤原章博、大島英吾】

458とはずがたり:2008/09/22(月) 19:16:58
和歌山市教委が「米粉パン」中止 「国産確認でできぬ」
http://www.asahi.com/national/update/0922/OSK200809220012.html
2008年9月22日17時2分

 米販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が汚染された事故米を食用に転売していた問題にからみ、和歌山市教育委員会が市内の小学校の給食で出す予定だった米粉(こめこ)パンを急きょ、メニューから外した。米粉の納入業者は、農林水産省が公表した三笠フーズの取引リストには含まれていないが、産地証明書がないためだ。米粉業者は「業界全体が打撃を受けてしまう」と危機感を募らせている。

 同市教委によると、米粉パンは06年度から毎年1回、給食のメニューに取り上げてきた。今年は市内の全公立小学校を対象に、18日に26校、19日26校で出す予定で、米粉約1トンを仕入れていた。

 今月5日、三笠フーズの事故米問題が発覚。和歌山県学校給食会を通じ、製粉業者に対して、米粉が100%国産であることを示す産地証明書の提出を求めた。しかし、製粉業者に原料の加工米を売った全国農業協同組合連合会(全農)が証明書の提出を拒んだため、12日に小麦粉のパンへの差し替えを決めた。

 同市教委保健給食管理課の担当者は「米粉パンは好評だったが、100%国産が確認できない以上、保護者や子どもに不安を与えないためやめざるを得ないと判断した」と説明している。

 全農広報部(東京)の担当者は「間違いなく検査に合格した100%国産米だが、加工用米は複数の産地・銘柄の米をブレンドすることもあり、過去にも証明書を出したことはない」と話している。

 農水省によると、給食で米粉パンを導入した学校は、全国で03年度の1983校から、06年度には7836校に増加。米粉が1キロ200〜300円なのに対し、数年前に米粉の3分の1程度だった小麦粉価格は同150円程度に上昇。価格差の縮小が普及の追い風になっている。

 農水省も来年度の概算要求に米粉の生産・流通システムを確立するための予算を計上。米の消費拡大の切り札として期待されている。

459とはずがたり:2008/09/22(月) 19:17:39
>>457

あんから有害物質は検出されず 長野の和菓子店
http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY200809220227.html
2008年9月22日17時28分

 あんに異臭がするとして味見をした長野市の和菓子店「丸生(まるせい)本店」の従業員2人が嘔吐(おうと)や手足のしびれを訴えた問題で、市保健所は22日、あんからは有害物質は検出されなかったとする最終結果を発表した。農薬や有機溶剤、食中毒原因菌、重金属があんに入っていなかったかどうかを検査していた。県警は引き続き、原因を調べる。

460とはずがたり:2008/09/22(月) 19:21:38
中国粉ミルク汚染:メラミン疑惑 丸大製品、病院など3054施設に
◇30万個、大半消費
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080922ddm001040072000c.html

 化学物質「メラミン」が混入した疑いのある中国製の牛乳を原料にした食品が日本国内でも流通していた問題で、給食会社「日清医療食品」(東京都千代田区)は21日、丸大食品(大阪府高槻市)から仕入れた菓子パン「クリームパンダ」の業務用30万1540個(3万154袋)を病院や福祉施設など全国3054施設に納入していたと発表した。20日に食用中止と回収を各施設に要請したが、既に大半が消費されたとみられる。これまでに健康被害の報告はないという。

 メラミン混入の疑いがある製品を巡っては、丸大食品が8月から、一般用の「クリームパンダ」「抹茶あずきミルクまん」「グラタンクレープコーン」「角煮パオ」「もっちり肉まん」の5品計約1万4450袋を販売。大手スーパーなどの小売業を対象に回収を進めているが、業務用製品の流通が判明したのは初めて。丸大食品によると、5品目のうち業務用として販売したのは「クリームパンダ」だけで、販売先も日清医療食品だけという。

 日清医療食品によると、「クリームパンダ」は北京五輪の開催にちなみ、7月から給食のデザートとして取り扱いを始めた。丸大食品から20日にメラミン混入の疑いについて連絡を受けたという。提供先の施設は全都道府県にあるが、日清医療食品は具体的な施設名を明らかにしていない。

 「クリームパンダ」の提供にあたって同社は、残留農薬については丸大による検査で安全性を確認したもののメラミンについては混入を想定していなかったという。各施設で食べ残しがあるかどうか確認を急いでいる。【木村健二】
==============
◆クリームパンダの納入施設数と数量◆
     施設数     数量
北海道  208  13950
青森    71   7920
岩手    60   5980
秋田    52   5190
宮城    67   5930
山形    16   1340
福島    69   6160
群馬    57   4400
栃木    33   3190
茨城    60   6800
千葉   109  15060
埼玉   143  13430
東京   186  16110
神奈川  120   9400
山梨    32   2220
長野    77   6380
新潟    78   5970
静岡    42   4000
愛知   107   8870
岐阜    63   5100
三重    33   2430
石川    39   3380
富山    20   1540
福井     9    640
奈良    10   1400
滋賀    16   1550
京都    24   2230
大阪    62   9910
和歌山    8   1470
兵庫    47   3700
岡山    90   7710
鳥取    21   3350
島根    47   5230
広島   116  14830
山口   107   8000
香川    33   4530
徳島    28   3980
愛媛    64  13280
高知    43   9200
佐賀    38   1650
長崎    37   2930
福岡   114   8410
大分    49   5080
熊本    92  10210
宮崎    61   4880
鹿児島  137  14240
沖縄    59   8380
−−−−−−−−−−
 計  3054 301540

 ※数量の単位は個

毎日新聞 2008年9月22日 東京朝刊

461とはずがたり:2008/09/22(月) 19:48:56
本日買ったサン毎には糊に米なんか高くて使わないと書いてあった。
そもそも事故米を捌く為の農水省のお墨付きの不正だった可能性もある。
社保庁がいろんな数値目標を達成する為に不正行為をしたり唆したりしてた構図と同じではないか。

事故米:田苑酒造「混入の恐れ」/農政事務所が先週回答/焼酎など20万本回収
http://mainichi.jp/seibu/photo/news/20080922sog00m040010000c.html

 三笠フーズの事故米転売問題で、鹿児島県薩摩川内市の焼酎メーカー・田苑(でんえん)酒造(有川徹社長)は22日、県庁で記者会見し「事故米が混入しているおそれがある」として、原酒約73万本分の出荷停止と、約20万本とみられる製品の回収を行うと発表した。

 同社は06年6〜9月、三笠フーズの関連会社「辰之巳」から5回にわたりコメ約97トンを仕入れていたが、農水省が公表した事故米流通先リストに入っていなかった。しかし同社は農政事務所に改めて混入の有無を照会。19日になって農政事務所から「一部に(水ぬれでカビが生じた)事故米が混入した可能性がある」と指摘を受け、回収に踏み切った。

 同社は問題発覚後、独自に民間検査機関に製品の毒性鑑定を依頼したが、有害物質は検出されず、健康には害はないことが判明しているという。

 対象商品は焼酎「田苑芋」「田苑芋黒麹仕込み」と、もろみ酢「田苑芋もろみ酢」「田苑麦もろみ酢」。同社によると、焼酎は、一升瓶換算で約156万本が既に市場に流通しているが、回収可能なのは約20万本とみられ、工場内のタンクなどにある約73万本分の原酒を含め、被害総額は約4億4300万円にのぼるという。2種類のもろみ酢9000本は既に消費されているとみられる。

 有川社長は「どこに怒りをぶつければいいのか。国も二度とないように対策を講じてほしい」と話した。【大塚仁】

2008年9月22日

事故米:「原料は使われず」富山の胃腸薬、自主回収中止
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080923k0000m040049000c.html
 医薬品製造会社「日参製薬保寿堂」(富山県滑川市)は22日、胃腸薬「丸剤熊膽圓(がんざいゆうたんえん)S」について、「事故米由来の原料は使われていなかった」として自主回収を中止したと発表した。同社は原料にかび付きの事故米が使用された可能性があり「万全を期すため」として、19日に商品約95万個の回収を始めていた。

毎日新聞 2008年9月22日 18時52分

463ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/09/27(土) 09:35:40
 事故米問題で、農林水産省は26日、カビの生えた事故米を原料に島田
化学工業(新潟県長岡市)が製造した食用でんぷんについて、「流通先の
特定は事実上、不可能になった」ことを明らかにした。事故米を使った商品
をどこに販売したか、記録が残っていないためという。
 農水省によると、島田化学は過去5年に工業用のり用として236トンを
購入。しかし、工業用のりとして販売したのは3トンだけで、それ以外は、
でんぷんに加工して販売。20キロ1袋に製造日と保証期限を記して出荷して
いたが、伝票や帳簿類には記録していなかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    1割ほど不明という事らしいが、業界は工業用に米を
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /   使っていない。農水省の説明がそもそもウソだという事だ。
  |ヽ   | | ミ#・д・ミ/_/旦~~ 
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 一方で厚労省は13年間汚染米の実態を把握してなかったとか。(・A・ )

08.9.27 朝日「農水省がカビ米の追跡断念 200トン超、販売記録なく」
http://www.asahi.com/national/update/0927/TKY200809260386.html
08.9.19J-CASTニュース「汚染米『工業用に限って販売』農水省も『ウソ』認める」
http://www.j-cast.com/2008/09/17027138.html

Google 検索「MA米 農水省 警告」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&amp;q=MA%E7%B1%B3%E3%80%80%E8%BE%B2%E6%B0%B4%E7%9C%81%E3%80%80%E8%AD%A6%E5%91%8A&amp;lr=
Google 検索「MA米 農水省 把握」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&amp;q=MA%E7%B1%B3%E3%80%80%E8%BE%B2%E6%B0%B4%E7%9C%81%E3%80%80%E6%8A%8A%E6%8F%A1&amp;lr=

464荷主研究者:2008/09/28(日) 21:30:10

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2186
2008年8月12日 新潟日報
土地売買契約調印式に臨む三幸製菓の佐藤社長(右)と新発田市の片山市長=11日、新発田市

三幸製菓が新発田工場建設へ

 三幸製菓(新潟市北区)は11日、新発田市佐々木の同市西部工業団地の約あ6万1000平方メートルを購入、佐藤裕紀社長と片山吉忠市長が土地売買契約に調印した。柿の種などを製造する新発田工場(仮称)を建設、2009年3月初旬に操業開始予定。同社の製造拠点は新崎(同区)、荒川(村上市)と合わせて3工場となり700億円超の売上高を目指す。

 新発田工場は延べ床面積約9500平方メートルで、9月下旬に着工。総投資額は約37億円、当初従業員数は約50人。将来的には4棟建設する予定だ。

 同社は、のり巻きあられなどヒット商品を中心に売上高を伸ばしており、荒川工場増築など増産体制の確立を進めてきた。同工業団地は新崎と荒川の中間地点に当たり、交通の便が良く雇用確保も容易であることから、進出を決めた。

 同工業団地の総面積は約21万7000ヘクタール。同社が進出する区画は団地内では最大で、同団地の分譲率はこれにより約89%となった。

465とはずがたり:2008/10/02(木) 03:00:17

農水省、「農薬検査」問いたださず 意図的に手抜き調査か
2008.10.1 01:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081001/crm0810010106002-n1.htm
 米加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)の事故米不正転売問題で、農林水産省が昨年2月、事故米500トンを食用転売するため残留農薬検査が行われたことを匿名の告発文で知らされながら、同社に事実関係を聴かないまま、「問題ない」と結論づけていたことが30日、分かった。この時点で、同省が不正転売疑惑を厚生労働省に報告していなかったことも判明した。

 農水省側は当時、事故米の数少ない売却処分先として三笠フーズを“お得意さま”扱いしており、意図的に調査の手抜きが行われた可能性が濃厚になった。農水省は今後、内閣府の第三者委員会に経緯を報告し、事実認定を求める方針。

 同省などによると、昨年1〜2月、東京農政事務所に2度、「通常の半額の食用米の売買話がある。事故米ではないか」とする告発文が届いた。

 この米からは有機リン系農薬メタミドホスが検出されていないことを証明する検査書も添付されており、検査の依頼元は三笠フーズだった。通常の米売買で、こうした検査書を付けることはないため、告発文では「なんのために分析したのか」などと、不正転売の疑いを指摘していた。

 これを受け、福岡農政事務所が同社の九州事業所に立ち入り検査を行ったが、その際、在庫確認をするだけで、メタミドホスの検査書については全く事情を聴かず、検査を行った検査機関に問い合わせもしなかった。また、同省は厚生労働省への報告もしなかった。

466とはずがたり:2008/10/03(金) 12:42:53

あんな危ないもの子供に喰わせるなよなぁ。。
母親に云うべきよりもメーカーに云うべきなんだろうけど。

こんにゃくゼリー「ミニカップ」製造中止も マンナンライフ側
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000585-san-soci
10月2日23時2分配信 産経新聞

 こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせた兵庫県の男児が死亡した事故を受け、野田聖子消費者行政担当相は2日、男児が食べたゼリーを製造した業界最大手、マンナンライフ(群馬県富岡市)の鶴田征男会長ら幹部3人を内閣府に呼び、警告表示の見直しなど今後の対応について説明を受けた。子供や高齢者が食べないよう警告する表示が小さい現商品の自主回収について、同社側は「検討させてほしい」とした。

 野田担当相は冒頭、「事故は痛ましいこと。(こんにゃく入りゼリーで)17人もの命が奪われ、前政権からゆゆしきこととして取り組んできたが、今回また犠牲者が出たことを厳しく受け止めている」と話した。

 野田担当相は、ゼリーの形状について、のどに詰まらせないようなものに変えることも要請。同社側は将来的に、事故のあったミニカップタイプの製造を中止する考えを示したという。

最終更新:10月2日23時2分

467ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/10/05(日) 17:35:06
中国製の乳製品から有害な化学物質「メラミン」が検出された
事件を受けて、中国政府が調査を進めた結果、新たに家畜の餌にも
メラミンが混入していたことがわかり、捜査当局が餌を生産した
3つの企業の捜査に乗り出しました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    中国製食品のメラミンやメタミドホスが盛んに報道されて
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    いるが、国が決めた日本の野菜・果物・緑茶の農薬残留
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ 基準値はメタミドホスの500〜5000倍にも昇るそうだ。
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 日本は相変わらず偏向報道・情報工作が多いですね。 (・A・#)

08.10.5 NHK「中国 飼料にもメラミンが混入」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014538731000.html

Google 検索「メタミドホス 5000倍」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&amp;q=%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%80%805000%E5%80%8D&amp;lr=

468とはずがたり:2008/10/08(水) 13:48:05
昔から危ないと云われてたのにねぇ。。
自民王国群馬の食材だし製造中止と云われても応援の為に店頭に走る気はなれないけど。。

<こんにゃくゼリー>マンナンライフが製造中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081008-00000012-mai-soci
10月8日2時30分配信 毎日新聞

 こんにゃく加工品メーカー「マンナンライフ」(本社・群馬県)は7日、兵庫県の1歳男児が今年7月に食べ窒息死したミニカップ入りこんにゃくゼリー「蒟蒻(こんにゃく)畑」の製造中止を決め、卸売会社に通知した。マ社品質保証室は「警告マークを大きくするなど行政に要請された改善策に応じられないため」と説明している。

【関連記事】こんにゃくゼリー:死亡幼児は兵庫県の男児 安全性問う声

 マ社によると、製造中止となるのは、蒟蒻畑(25グラム12個入り)の8種類▽蒟蒻畑ライト(24グラム8個入り)の6種類▽蒟蒻畑コンビニ専用商品(25グラム6個入り)の3種類。8日の出荷で販売をいったん終了する。製造再開のめどは未定という。

 今回の事故を受け農林水産省は、子供や高齢者が食べないよう警告する外袋のマークの拡大やミニカップ容器にも警告を表示するなどの再発防止策を要請。業界団体は取り組みを表明していたが、マ社は「時間的、物理的に対応が困難で流通に混乱を招く恐れがある」と判断したという。既に流通している商品は「商品が危険だから製造中止にするわけではない」として自主回収せず、テレビCMなどで子供や高齢者は絶対に食べないよう注意を呼びかける予定だ。

 国民生活センターの統計では、こんにゃくゼリーによる窒息死17件中3件がマ社の商品で起きている。全日本菓子協会によると、こんにゃくゼリーの売り上げは07年度約100億円で、うち約3分の2がマ社。マ社の売り上げの約9割は「蒟蒻畑」が占める。【柴田真理子、板垣博之】

最終更新:10月8日8時25分

469とはずがたり:2008/10/12(日) 16:58:07
自民の無能な口先だけの目立ちたがりなだけの元若手,もう彼らも中堅か,代表が河野─存在すら不愉快である,がひゃんひゃん喚(わめ)いているだけなんかね。

形は国が決める? こんにゃくゼリー 自民、議員立法へ 消費者行政迷走
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000072-san-pol
10月11日8時6分配信 産経新聞

 こんにゃく入りゼリーを食べた子供が窒息死した事件を受けて、自民党内で10日、ゼリーの形状などを規制する新法制定を検討する動きが出てきた。消費者庁設立のきっかけともなったゼリー被害の防止に焦点を絞った新法だが、窒息による死亡事故が多いモチの規制との兼ね合いなど課題は山積する。新法制定の背景には、政府が消費者の安全をはかるため国会に提出した「消費者安全法案」でも根本的解決にはならないとされる事情があり、ゼリー規制の議論は政府・与党肝いりの消費者庁構想にも影を落としそうだ。(酒井充)

 「子供が見て、食べたら死ぬと分かるようにしないと。それぐらいはできるでしょ!」
 こんにゃく入りゼリーの規制を議論した10日の自民党消費者問題調査会(会長・岸田文雄前消費者行政担当相)は、河野太郎氏ら出席議員らが怒声を発するなど、さながらゼリー糾弾の場となった。ほかにも「外国並みに規制する法律をつくるべきだ」といった意見が続出し、議員立法による新法の国会提出を目指す方針が確認された。

 政権与党の議員がゼリー規制に熱くなるのには事情があった。9月に兵庫県の1歳の男児がこんにゃく入りゼリーを食べ、のどに詰まらせて死亡する事件があり、平成7年以降で17人目の犠牲者となったためだ。

 国外では、EU(欧州連合)が独特の硬度を生み出すこんにゃく成分を添加物とし、ゼリーへの使用を禁止しているのに対し、日本国内では食品衛生法の対象は食中毒などに限られる。

 このため、今回のような死亡事故を防止する取り組みが「生産者重視から消費者の安全を重視する行政への転換の象徴」(中堅)と位置づけられている。

 そのためか、この日の会合では厚生労働省側が「製造中止や回収させる法制度はなく、強制力のない指導が限界」と説明しても、議員の怒号は消えなかった。

 だが、新法でゼリーの形状などを規制するには「法の下の平等」という点で大きな壁が立ちはだかる。こんにゃく入りゼリーはだめで、モチは規制しなくてもいいのか−という問題だ。

 実際、10日の調査会でも谷公一衆院議員が「モチは昔から死亡事故が多い」と指摘した。一方、野田聖子消費者行政担当相は10日の会見で「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と強調したが、「ゼリーだけを規制し、モチやアメを規制しない合理的な根拠は見つかりにくい」(厚労省)というのが実態だ。

 厚労省の調査では、平成18年中に食品を原因とする窒息で救命救急センターなどに搬送された事例は、把握できた計803例のうち、モチの168例が最多で、「カップ入りゼリー」は11例だった。

 政府が今国会に提出した消費者安全法案には首相の権限で商品販売などを最大6カ月禁止できる項目が盛り込まれた。だが、法案審議は民主党の難色でめどは立っていない。どの商品がどれだけ危険かという判断も容易でなく、ゼリー規制新法も、「なぜゼリーだけかと野党に突っ込まれても答えようがない」(政府関係者)のが現状だ。

最終更新:10月11日15時1分
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470とはずがたり:2008/10/15(水) 19:00:20
信じがたいね。。

中国産インゲンに殺虫剤 「原液混入可能性も」 日中で4回以上の農薬検査パス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081015-00000126-san-soci
10月15日16時6分配信 産経新聞
ニチレイフーズが中国から輸入した冷凍食品「いんげん」から高濃度の農薬。苦渋の表情で会見する、相馬義比古・ニチレイフーズ社長(中央)。(右は岡村洋次・イトーヨーカドー取締役)=15日午前、厚生労働省(奈須稔撮影)(写真:産経新聞)

 中国からの輸入食品への不安が、またも現実となった。中国製冷凍インゲンから検出された有機リン系殺虫剤ジクロルボスは「原液が混入された可能性もある」(厚生労働省)ほどの高濃度。一方で同製品について残留農薬を調べる検査は日中両国で4回以上実施され、いずれも基準値を下回っていた。同省担当者は「『残留農薬』のレベルをはるかに超えている。あり得ない数値だ」と衝撃を受けている。

 ジクロルボスは中国や日本で農薬などとして使用されているが、吸い込んだり皮膚に付着したりすると頭痛や呼吸困難を引き起こすなど急性の毒性が強いため、劇物指定されている。通常は水などで1000倍程度に薄めて散布する。

 厚労省によると、今回の検出量は輸入を許可する上限基準値0・2PPMの3万4500倍だった。同程度に汚染されたインゲンを体重50キロの人が217グラム口にすると、半数が死亡するというラットの実験結果があるとされる。

 輸入元のニチレイフーズ(東京都中央区)によると、健康被害が出た冷凍食品「いんげん」は、7月23日に中国から輸入。約2日間倉庫に保管され、その後出荷された。

 残留農薬の検査は収穫前に畑単位で行った上で、製品化の際にも2回実施。さらに輸入後にも1回と、計4回行う。これとは別に中国や日本の検疫当局が輸出入時に調べることもある。

 今回、すべての検査でジクロルボスは残留基準値を下回り、検査に合格した。しかし、いずれも一部のサンプルを取り出し開封するなどして調べる検査のため、今回健康被害を起こした製品がすり抜けた可能性もあるという。

 ニチレイフーズの広報担当者は「基準の3万倍以上というのは、残留農薬で出る数字ではない。なぜ、どのタイミングで混入されたか全く分からない。早く解明してほしい」と話している。

471とはずがたり:2008/10/15(水) 19:02:07

【中国製インゲン】「袋に目立った異常なし」警視庁 意図的な混入?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/187033/
13:30更新

 イトーヨーカドー南大沢店(東京都八王子市)で販売された中国製冷凍インゲンを食べた主婦(56)が一時入院し、基準の3万4500倍の濃度の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、主婦が使用したインゲンの袋には、はさみで開封したほかには故意に開けられた穴などが確認できなかったことが15日、警視庁の調べで分かった。

 この製品を含めて同じ日に同店で46袋が販売されていたことも判明。保健所の調査でも、インゲンの袋については破損や穴などの異常は報告されていないほか、未開封の別の同一製品からは殺虫剤は検出されなかったという。検出値の高さから残留農薬の可能性は考えられず、原液に近い濃度の殺虫剤が主婦が購入したインゲンに人為的に混入された可能性もあるとみて、警視庁は混入の経緯を調べている。

 厚労省や都によると、主婦が、ニチレイフーズ(東京)が輸入した冷凍食品「いんげん」を購入したのは11日。翌12日、調理中に味見した際、味やにおいがおかしいことに気付いた。

 同店では同じ日に46袋が販売され、32袋が店に保管されていた。保管されていた製品について、少なくとも1つの未開封製品からはジクロルボスは検出されなかった。また、残る製品もパッケージに目立った破損や穴などの異常はこれまでのところ、報告されていない。異常を訴えた人もほかにいないという。

 主婦宅にあったインゲンの未調理の残りから国の基準0・2ppmの3万4500倍にあたる6900ppm、調理済みインゲンからも基準の2万500倍にあたる4100ppmのジクロルボスが検出された。賞味期限は平成22年1月7日だった。

 一方、警視庁によると、主婦が使用したインゲンの袋も、はさみで開けた以外に異常はなかった。

 15日に記者会見したニチレイフーズによると、インゲンを生産した中国の農場と冷凍処理した工場のいずれでも、ジクロルボスは使用されていないという。

472とはずがたり:2008/10/15(水) 19:02:25
>>471-472
 警視庁はイトーヨーカドー南大沢店で販売されていた同一製品を回収し、科学捜査研究所で成分鑑定をする一方、殺虫剤の混入経緯について、流通過程も含め捜査を急ぐ。イトーヨーカ堂などに対する脅迫は確認されていないという。

 厚労省によると、冷凍インゲンの製造元は、中国・山東省の煙台北海食品有限公司。7月に中国から輸入され、8月15日から3500ケース(1ケース20パック)がイトーヨーカ堂と系列店で販売された。13日中に販売中止措置が取られているという。

 一方、都は15日、会見を開き、「残留濃度としては考えられない。意図的な混入か重大な過失しか有り得ない」と述べ、人為的に混入された可能性が高いとの見解を示した。今後、流通経路を詳しく調べるとともに、同一ロットの冷凍インゲンを対象に、追加の農薬検査を実施することも明らかにした。

     ◇

 中国製インゲンの殺虫剤混入問題の経過は次の通り。

 7月7日 中国山東省の煙台北海食品有限公司で、問題の冷凍インゲン包装
 19日 冷凍インゲンを載せた貨物船が中国を出港
 23日 貨物船が東京港着
 8月15日 通関を経て販売開始
 10月11日 東京都八王子市の主婦(56)が同市のイトーヨーカドー南大沢店で冷凍インゲン購入
 12日午後9時半 主婦が冷凍インゲンをバターいためにして味見。口のしびれや胸のむかつきを感じ、調理済みのインゲンを持って町田市内の病院に救急搬送。女性の症状から医師が食品の毒物混入の疑いがあると判断
 13日午前0時ごろ 医師が都保健医療情報センターに「毒物混入の疑いがある製品を預かっている。すぐに取りに来てほしい」と連絡
 午前8時 主婦が退院。同センターから連絡を受けた八王子市保健所職員が、主婦持参の調理済みインゲンと、病院に駆けつけた主婦の夫持参の未調理インゲン、ヨーカドーに残っていた同製品32袋のうち1袋を回収。ヨーカドー、すべての店頭から製品を撤去
 14日午前10時 八王子市保健所が厚生労働省に「冷凍インゲンを食べた人が健康不良を訴える事案があった」と電話連絡
 14日夕 八王子市保健所職員が検査のため、都健康安全研究センターに回収したインゲンを提出。
 午後8時 八王子市保健所が厚労省に「冷凍インゲンから高濃度の農薬検出」と連絡
 午後10時 調理済みインゲンから上限基準値の3万4500倍のジクロルボス6900ppm、未調理のインゲンから2万500倍の4100ppm、店頭に残された1袋からは基準以下の数値を検出との鑑定結果。八王子市保健所が厚労省に連絡
 15日午前0時半 八王子市保健所と厚労省が広報文をファクスで報道各社に送り始める
 午前1時 八王子市保健所が記者会見して公表
 午前11時 冷凍インゲンの輸入元ニチレイフーズが、製品の自主回収を始めたと発表する

473千葉9区:2008/10/15(水) 20:50:34
検疫で防げるのは事故(残留してしまった農薬)であり、餃子事件や今回のように事件(意図的に混入させたと思われるもの)に
対しての効果は限りなくゼロです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2008101500984
検疫体制強化を指示=冷凍インゲン問題「構造的」−首相
 麻生太郎首相は15日夜、中国製冷凍インゲンから高濃度の殺虫剤が検出された問題について「検疫、検査体制は向こう(中国側)がやるのは当然としても、こっち(日本側)もやらないと安心が持てない」と述べ、農林水産、厚生労働両省に対し、検疫体制を強化するよう指示したことを明らかにした。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は「中国産の被害があちこち出ている。(問題が)構造的にあるかなという気になる。ちょっと具合が悪い」と指摘。被害状況を把握した上で、今後、中国側に捜査協力を求めていく考えを示した。(2008/10/15-20:27)

474とはずがたり:2008/10/15(水) 22:36:48
>>473
こういう嫌がらせ的な犯行(そうだったとして)に対して実効力有る防止法ってのは中国社会のひずみが是正されて中国人の労働者がとんでもない不満を抱く現状が変わらないとなかなか防げないって事でしょうかね。
中国政府は死刑を含め力で抑えようとするでしょうけど。

475名無しさん:2008/10/16(木) 01:56:02
>>474
親戚の経験伝聞&個人的テキトーな見解ですが。東南アジアで日系企業進出関連のコーディネート的な仕事をしていたが、労働条件を巡って労働争議的な事は頻発してたけど、その辺の経験からして毒物混入となると、ちょっと理解し難いと。かつての70〜80年代以降のポーランド並みに非共産党(指導)系の自主管理労組(「連帯」みたいなね)でも出てこない限り、これからもこういう形で起こり得るのはないでしょうか!?残念ですが。

476とはずがたり:2008/10/16(木) 02:02:14
>>475
有り難うございます。
>その辺の経験からして毒物混入となると、ちょっと理解し難いと。
と云う事は可能性は二つあって今回のはそういうのが理由ではないのかそれとも東南アジア人と中国人の気質の違いがあるのでしょうかねぇ。。。

中国産インゲン、各地で店頭から撤去
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081016-OYT1T00008.htm?from=navr

 中国産冷凍インゲンから高濃度の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、厚生労働省は15日、製造元の中国・山東省の「煙台北海食品有限公司」から過去1年間に冷凍食品を輸入した商社など20社から流通先などを調べるよう、管轄する東京都や名古屋市など6自治体に指示した。

 輸入量は7830トンに上るという。一方、大手スーパーなどでは煙台北海食品の工場で製造された商品を店頭から撤去するなど、波紋が広がっている。

 この問題で、外務省は同日、中国政府から在北京日本大使館を通じ、「現時点で栽培時や工場の製造ラインでジクロルボスは一切使用されていないことを確認した」とする連絡があったと発表した。

 中国側の説明によると、問題の製品は7月11日〜13日に製造された3500箱、17・5トンの製品に含まれていた。中国の税関が同14日に実施したジクロルボスを含む385項目の農薬検査に合格し、19日に日本に輸出されたという。

 約150店舗で同工場製の冷凍和風野菜を扱っていた「コープネット事業連合」では15日、商品を撤去した。「西友」も冷凍野菜4品目を、「ヤオコー」でも同工場で製造された冷凍サトイモなど3商品をそれぞれ店頭から回収。「東急ストア」も2商品の陳列を一時的に中止した。

 一方、煙台北海食品に出資している野菜卸業者「京果食品」(京都市)は1990年の煙台北海食品の設立当初から、同社から輸入した冷凍野菜を国内の複数の卸業者に販売してきたという。安全が確認できるまで販売は自粛するが、広報担当者は「意図的な混入としか思えない。捜査で原因を早く特定してほしい」と憤っていた。

 日本たばこ産業(JT)の子会社で、今年1月に中毒が発覚した中国製冷凍ギョーザの輸入元「ジェイティフーズ」では、煙台北海食品が製造した3種類の冷凍野菜を販売している。同社は夏から有機リン系殺虫剤の検査態勢を強化したばかりで、広報担当者は「作為的に混入させたものだとしたら、防ぎようがない」と語った。
(2008年10月16日00時12分 読売新聞)

477とはずがたり:2008/10/16(木) 06:23:28
中国製粒あん またトルエン 茨城で
2008.10.16 00:38
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081016/sty0810160039001-n1.htm

 茨城県は15日、中国製粒あんから有害物質のトルエンと酢酸エチルが検出されたと発表した。同県常総市の40歳代の女性から今月8日、「手に力が入らない」との通報を受け、調べていた。検出されたのは今月7日、名古屋市がトルエンなどの検出を発表したものと同一商品で、静岡県磐田市の「マルワ食品」が中国から輸入した「つぶあん」。

478ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/10/17(金) 15:53:05
東京・八王子市のスーパーで販売された中国製の冷凍いんげん
から殺虫剤の成分が検出された問題で、殺虫剤の成分は袋の
外側からも検出されましたが、ごく微量であることがわかりま
した。警視庁は袋の中のいんげんだけに高濃度で検出されている
ことから、いんげん自体に直接成分が混入された可能性が高いと
みて捜査しています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    餃子の件とは工場も流通も違う。しかし手口
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    は似ており、日本だけで見つかっている。
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~  
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 中国食品は世界中に流通してるのに
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 何故いつも日本でだけ見つかるんでしょうね。(・A・#)

08.10.17 NHK「いんげん自体に直接混入か」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014789561000.html

479名無しさん:2008/10/18(土) 00:22:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000140-mai-soci
<事故米転売>「スープストック」などにも流通
10月17日22時23分配信 毎日新聞


 殺虫剤メタミドホスに汚染された事故米の転売問題で農林水産省は17日、「浅井」(名古屋市)の出荷した事故米が、スープ専門チェーン「スープストックトーキョー」を展開する「スマイルズ」(東京都目黒区)と業務委託先「キスコフーズ」(豊島区)に流通していたと発表した。

 キスコ社が「東京参鶏湯(サンゲタン)」を製造する際に事故米が混入。07年5月〜同7月、東京、千葉、愛知など1都5県のスープストック41店舗で約3万1200杯分販売された。健康被害の報告はないという。【奥山智己】

480とはずがたり:2008/10/19(日) 21:38:22

クローズアップ2008:中国産インゲン農薬混入 検査検疫6回、監視すり抜け
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20081016ddn003040044000c.html

 ニチレイフーズが輸入した冷凍インゲンから残留農薬基準をはるかに超える農薬ジクロルボスが東京都八王子市で検出された。千葉県柏市の2人が嘔吐(おうと)などを訴え、問題はさらに広がる恐れが出てきた。畑から食卓に上るまで、どの段階でもジクロルボスの保管・使用は確認されていない。農薬は自主検査4回と中日の検疫をすり抜けたのか。どの過程で混入したかは不明だが、1月に発覚した冷凍ギョーザ事件以来、中国の「食の安全」は揺れ続けている。

 インゲンを輸出するまで、中国国内で複数の検査を実施するなど製品管理は徹底されていた。だがサンプル検査だけで、被害の出たインゲンはチェックを逃れた可能性もある。ニチレイは「安全への意識も高く、管理はしっかりしていたはずなのに」と頭を抱える。

 インゲンは中国黒竜江省五大連池市産。最初の検査は畑から収穫する直前にある。畑の四方と中央に生えているインゲンをサンプルとして採取し残留農薬検査を実施。

 その後、煙台北海食品の子会社・北緑食品で生産、冷凍加工して半加工状態で専用の倉庫で約1年間保存。山東省〓陽市の煙台北海食品に搬入した。

 煙台北海食品では、色や品質などを選別。同社の農薬検査センターでは、ジクロルボスを含む198種類の農薬検査が可能だ。検査は最終包装前と出荷前に実施された。

 インゲンは中国国内で検疫を受け、主に青島港から出荷。東京港に入港後、日本の検疫を通過し、ニチレイフーズが輸入。同社でも自主検査した。

 ニチレイなどによると、すべての過程で、ジクロルボスは保管・使用していないという。ニチレイフーズ営業事業部中国室マネジャー、島田明彦さんは「人為的な可能性が高いという気はするが何ともいえない。あらゆる可能性について調査する」と慎重に話す。

 内藤裕史・筑波大名誉教授(中毒学)は「故意か事故的に混入したとみられる。パッケージの材質は分からないが、袋の外から中へ浸透するのは考えづらい」と分析する。【川上晃弘、町田徳丈、〓陽・鈴木玲子】

 1月に発覚したギョーザ事件は、加工食品からの農薬検出という想定外の事態だった。ところが今回のケースは既に安全監視のターゲットになっていた。食品衛生法違反が見つかり、チェックが厳しい検査命令の対象になっている中国産野菜は20品目以上。インゲンも昨年8月に残留基準を超える農薬フェンプロパトリンが検出され、その後の輸入にはこの農薬についてすべてのサンプル検査が義務付けられていた。

 だが調べられるのは一部に過ぎず、インゲンは輸入量51〜150箱で5箱、151〜500箱で8箱などと決まっている。また命令に基づく検査は違反があった農薬に限られる。厚生労働省輸入食品安全対策室は「検疫は食品の品質がほぼ均一であることを前提にしている。ごく一部に毒物が混入されれば、どれだけ監視を強化してもすり抜けの危険は排除できない」と話す。

 ギョーザ事件を受けて厚労省は6月、食品輸入業者向けの自主管理指針を新たに策定。現地工場の衛生管理として「殺菌剤などの化学物質については、容器に明確な表示をし、使用管理記録や保管設備を整備する」など具体策を示した。だが指針違反に罰則はない。「意図的な毒物混入は、検疫や自主管理では防ぎようがない」と厚労省幹部はこぼす。

481とはずがたり:2008/10/19(日) 21:38:41
>>479-480
 一方、中国では12日まで共産党中央委員会総会が開かれた。閉会後に発表された総会コミュニケでも「農産品の品質安全工作を強化し、モニタリングを厳格化。品質の安全監督管理の責任を適切に実行し、不合格品の市場への流入を根絶しなければならない」と強調したばかりだった。

 中国製乳製品のメラミン汚染は、五輪開会直前の8月2日に粉ミルクの製造元から報告されていたにもかかわらず、石家荘市が河北省に報告したのは閉会後の9月9日。「意図的な情報隠しだ」と中国国民からも強い批判を浴びた。インゲンは五輪開会前の出荷だが、中国食品に対するイメージダウンは避けられそうにない。【清水健二、北京・浦松丈二】
 ◇生産、出荷停止−−輸出の社長謝罪

 【〓陽・鈴木玲子】高濃度の農薬ジクロルボスが検出された冷凍インゲンを輸出した中国山東省〓陽市の「煙台北海食品」の藍明徳社長は15日、報道陣の取材に、「体調が悪くなった消費者に対して申し訳ない」と謝罪。同日から生産と出荷を停止したことを明らかにし「原因が究明されるまで再開しない」と説明した。

==============

 ◆今年発覚した中国産食品を巡る主な混入事案◆

 (月は発覚時期)

 1月 中国製冷凍ギョーザから殺虫剤メタミドホス検出、千葉、兵庫県の3家族計10人に中毒症状

 9月 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市)が農水省から購入したメタミドホス混入の事故米を不正転売

 〃  中国産の牛乳を使った「丸大食品」(大阪府高槻市)の菓子パンから化学物質メラミン検出

10月 菓子貿易会社「エヌエス・インターナショナル」(大阪市)が輸入したチョコレート菓子からメラミン検出

 〃  食品輸入販売「マルワ食品」(静岡県磐田市)が輸入したつぶあんから有害物質トルエンなどを検出、名古屋市内のスーパーで購入した男性がめまいを訴える

 〃  住金物産(大阪市)が中国から輸入した「冷凍たこ焼き」からメラミン検出

毎日新聞 2008年10月16日 大阪朝刊

482とはずがたり:2008/10/21(火) 02:52:15

<サントリー>ビール事業が初の黒字に 価格据え置きが奏功
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000113-mai-bus_all
10月20日20時20分配信 毎日新聞

 サントリーの佐治信忠社長は20日、毎日新聞のインタビューに答え、08年12月期にビール事業が10億円以上の営業黒字になるとの見通しを明らかにした。ビール事業の黒字は1963年の参入以来初めて。ビール各社が今春に相次ぎ値上げする中、8月末まで缶ビールの価格を据え置く作戦が当たり、売り上げを大きく伸ばした。

 黒字化の要因について佐治社長は、低価格戦略に加え、「ザ・プレミアム・モルツが消費者に評価された」と高級ビールの販売増が寄与したことを強調。原材料高で40億円のコスト増を見込むが、販促費の1割削減や売り上げ増による工場稼働率の向上で吸収できるとした。

 外食大手のすかいらーく(東京都武蔵野市)への出資については「考えたこともあったが、話はなくなった」と述べ、断念する方針を示した。すかいらーくは店舗閉鎖を柱とする再建計画案をまとめたが、条件面で折り合わなかったとみられる。一方、「海外で売上高700億円規模の会社を3社は買いたい」と述べ、アジアを中心に飲料・食品分野でM&A(企業の合併・買収)を加速する考えを示した。

 国内での清涼飲料の値上げについては「当初は来春に(自販機の飲料を)10円程度値上げする予定だったが、経済状況の悪化を踏まえ、慎重に検討している」と話した。【森禎行、田畑悦郎】

484とはずがたり:2008/10/23(木) 20:22:41

昼寝から目が醒めて今から夕飯なんだけどもう何喰えばいいのか解らないねぇ。。

カップめん食べ異状、スープから防虫剤成分 神奈川
http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY200810230279.html
2008年10月23日18時34分

防虫剤の主成分「パラジクロロベンゼン」が検出されたカップヌードル=23日午後5時半すぎ、藤沢市役所で

 神奈川県藤沢市は23日、日清食品製造の即席カップめん「カップヌードル」を20日午後6時ごろに食べた市内在住の女性(67)が、嘔吐(おうと)や舌のしびれを感じるなどの症状を訴えたと発表した。21日に市保健所に訴えがあり、食べ残したカップめんのスープを検査した結果、防虫剤などの主成分であるパラジクロロベンゼンが検出されたという。

 市によると、女性がカップめんのふたを開けた際、薬品臭がしたという。女性の夫(75)も少量を食べたが、異状はなかった。このカップめんは8月30日に茨城県取手市の日清食品関東工場で製造され、女性は9月29日ごろ、同市辻堂新町4丁目のスーパーで購入したという。市は流通経路などを調べるとともに、藤沢署に情報提供して原因を調べている。

487千葉9区:2008/10/26(日) 11:37:48
対応がまずいな・・・
http://mainichi.jp/select/today/news/20081026k0000m040070000c.html
伊藤ハム:工場地下水からシアン化合物 13商品自主回収

工場で使用していた地下水の汚染で、伊藤ハムが自主回収を決めた主な商品=東京都目黒区の伊藤ハム東京事務所で2008年10月25日午後7時41分、須賀川理撮影 大手食品メーカー「伊藤ハム」(兵庫県西宮市)は25日、同社東京工場(千葉県柏市)でくみ上げ、製品加工過程に使用した地下水から基準(1リットル当たり0.01ミリグラム以下)の倍の0.02〜0.03ミリグラムのシアン化合物を検出したと発表した。同社は「あらびきグルメウインナー」など、沖縄を除く全国46都道府県に出荷した13商品計約267万袋のうち、賞味期限内の194万袋の自主回収を始めた。

 「人体への影響はない」とし、健康被害の報告はないという。商品に化合物が含まれているかは検査中。同社は9月24日に異常を確認しながら、10月15日まで使用を続け、自主回収発表まで約1カ月も経過していた。

 水源3本の地下水のうち、2本からシアン化物イオン、塩化シアンが検出された。塩や香辛料で味付けした生肉に弾力性を持たせるため水を加えたり、ピザ生地の製造過程で小麦粉を練る際に水を加えていたという。

 3カ月ごとに検査しており、9月18日実施の検査で1本目の井戸水から異常値を検出(24日)。25日再検査したが再び異常値が出た。10月15日にも3回目の異常値を示し、別の井戸水に切り替えた。これに先立つ10月3日には、2本目の井戸水で実施した定期検査でも異常値が出た。

 異常が出た2本とも17日までに基準をクリアした。異常前にあった集中豪雨で、汚染水が流入したなどの影響が考えられるという。

 製品については、22日にあらびきグルメウインナー、グルメ家族あらびきP&Cウインナーの2商品の検査を依頼した。結果は30日に出る予定。【堀文彦】

 ■自主回収する商品■

 ▽あらびきグルメウインナー▽ちゃんと朝食を食べようあらびきウインナー▽グルメ家族あらびきP&Cウインナー▽シルクまろやかポークウインナー▽チーズインカマンベール▽マジ旨あらびき117g、225g▽ムースボール54g、108g▽ラ・ピッツァマルゲリータ▽ラ・ピッツァチーズ▽ラ・ピッツァアルトバイエルン▽ラ・ピッツァダブルベーコン(東京工場製は、賞味期限の後の記号やパッケージ裏の記号が「T」となっているか、「製造者、東京工場」となっている)

 問い合わせは、フリーダイヤル0120・01・1186(午前9時〜午後5時)

488ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/10/26(日) 11:39:46
東京・荒川区のスーパーで、除草剤の成分が混入された焼き鳥の
たれが見つかり、スーパーの本社などに5000万円を要求する
脅迫文が送りつけられた事件で、恐喝未遂の疑いで逮捕された男は
報道機関や警察に犯行声明文を送りつけたことも認める供述をして
いることがわかりました。警視庁は騒ぎを大きくすることで取り
引きに応じさせようとしたのではないかとみて調べています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    アメリカの対テロ政策が打ち出されてから
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    やたらと増えるテロまがいの事件。
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ 
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 毎日ですもんね。不自然に
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l    多いとは思いますね。(・A・ )

08.10.26 NHK「除草剤混入 犯行声明文認める」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014964241000.html
08.10.26 NHK「都心の住宅地に放射性物質」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014964501000.html
08.10.26 NHK「伊藤ハム 工場水に有害物質」
http://www.nhk.or.jp/news/k10014962771000.html

489とはずがたり:2008/10/26(日) 13:25:17
明治製菓はポッカとも業務提携してたのか。。自分で貼り付けながらも忘れてた。

乳業、製菓が統合発表 「明治HD」3年で売上高1兆3000億円目指す
2008.9.11 19:01
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/696-670

明治乳業と明治製菓の関係は? - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa127219.html

明治乳業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E4%B9%B3%E6%A5%AD

 明治乳業株式会社(読み:めいじにゅうぎょう、英字:Meiji Dairies Corporation)は、東京都江東区に本社を置く食品製造会社である。東証一部上場。

 先順位メーカーの不祥事(1955年の森永乳業による森永ヒ素ミルク中毒事件、1999年〜2002年の雪印乳業による雪印集団食中毒事件及び雪印牛肉偽装事件)の都度、業界順位が上がり、2002年からは、日本最大手の乳業メーカーとなっている。

 メインバンクはみずほ銀行。明治乳業グループは旧第一勧業銀行と関係が深い。

沿革
1917年(大正6年)12月21日 - 極東練乳株式会社設立(資本金150万円、本社京橋区南槙町、取締役社長に馬越恭平、専務取締役に橋本信次郎就任)。
1928年(昭和3年) - 明治牛乳が発売(両国工場にて製造)。
1940年(昭和15年) - 商号を明治乳業株式会社に改称。取締役会長に相馬半冶、取締役社長に有嶋健助就任。同時に兄弟企業の明治製菓の乳業部門を受託する(昭和18年9月全面譲受)。
1989年 (平成元年) -タイ王国CPグループとの合弁会社「CP-MEIJI」を設立。

明治製菓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E8%A3%BD%E8%8F%93

沿革
1916年(大正5年)10月9日 - 明治製菓の前身となる、東京菓子株式会社が設立される。
1916年(大正5年)12月 - 明治製糖(現在の大日本明治製糖)の製菓部門として、大正製菓株式会社が設立
1917年(大正6年)3月 - 東京菓子が大正製菓を合併。明治製糖の子会社になる。
1919年(大正8年) - 神奈川県川崎市に川崎工場を建設(1989年閉鎖)
1924年(大正13年) - 社名を現在の明治製菓株式会社に改称する。
1933年(昭和8年) - 本社を東京・京橋に移転。
1940年(昭和15年) - 乳業部門を明治乳業へ委託する(1943年9月全面譲渡)。
1989年(平成元年) - 川崎工場閉鎖。同時に同エリア再開発計画を発表。
1995年(平成7年) - 川崎工場跡地にオフィスビルソリッドスクエア完成。
2004年(平成16年) - 京橋二丁目に新本社ビル竣工。
2008年(平成20年) - 後発医薬品事業に参入。
2008年(平成20年) - ポッカコーポレーションと資本・業務提携。 >>373

490とはずがたり:2008/10/26(日) 13:32:35
技術力があるけどコンプライアンスに問題ってのが社風かね。明治の資本力で立て直せないかな。

>>78
2004/06/24
ポッカ、内外でカフェやレストラン出店攻勢

>>162-163
2005/08/23
ポッカも株非公開化 ワールドに続き自社買収
2005/08/22
ポッカ、株非公開に…敵対買収防ぐ狙い、経営陣が買収

>>216
2006.02.18 中日新聞
ポッカレモンで出直し “原点”へ立ち返り健康イメージ定着図る

>>263
2006/10/05 日本経済新聞<中部>
ポッカ、缶コーヒー事業立て直し・主力を刷新

>>373
明治製菓とポッカが資本業務提携 商品開発や販売網で
2008年01月15日

ポッカコーポレーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

概説
1957年、合成レモンの製造販売を目的に創業。1967年、原材料の不当表示『ポッカレモン事件』を起こし、消費者からの批判を受ける。

1972年、本格缶コーヒーの「ポッカコーヒー」を開発、販売に力を入れた。1973年には冷温兼用の自動販売機を三共電器(現サンデン)と共同開発した。苦労の末、連続加温販売可能な缶コーヒーの製造技術を世界で初めて開発した。その後、同じく加温販売可能な缶スープを世界で初めて開発した。自動販売機事業を中心に発展し、1985年名証1部、1988年東証1部に上場した。他にも清涼飲料水やインスタントスープの製造も手がける。「じっくりコトコト煮込んだスープ」は、長い名前でヒットした話題の商品で、今でも主力商品である。2005年には缶コーヒー「aromax(アロマックス)」を発売し、そのイメージキャラクターに阿部寛を起用した。

なお、北海道と沖縄県では、それぞれ子会社の北海道ポッカコーポレーションと沖縄ポッカコーポレーションが独自の商品ラインナップで生産・販売している。沖縄ポッカコーポレーションは本土にはない「さんぴん茶」「うっちん茶」等に加え、ブルーシールアイスクリームのチョコドリンクなどの委託生産も行っている。

2008年1月、ポッカコーポレーションは明治製菓と資本・業務提携したと発表した。それに伴い、明治製菓のホームページのグループ企業紹介にポッカコーポレーションのリンクが貼られている。

同年9月、ポッカレモン100などの5製品に防カビ剤のイマザリルが混入していたのに未使用と表示して販売していたことと、該当商品の自主回収を発表した[1]。ポッカは、混入を2006年には認識していたとされる[2]。

491とはずがたり:2008/10/26(日) 13:46:43
大日本明治製糖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E8%A3%BD%E7%B3%96

主要株主 三菱商事 100%
外部リンク http://www.dmsugar.co.jp/

大日本明治製糖株式会社(だいにほんめいじせいとう)は、日本の製糖会社。

概要
1996年(平成8年)に、経営再建を進めるためともに新旧分離によって三菱商事系列の新会社となっていた、大日本製糖株式会社と明治製糖株式会社が合併して発足した。

砂糖の製造は精糖各社と共同・合弁の新東日本製糖、関門製糖、関西製糖に委託し、自社の千葉工場では2次加工品を製造している。

調味料の製造は酵母エキス系調味料の「コクベース」等を製造販売している。インド産のギムネマ、アンデス産の穀物キヌア、食物繊維のイヌリンなどの販売事業を行っている。

沿革
〜大日本精糖系列〜
1890年(明治23年) 鈴木藤三郎が鈴木製糖所を設立。
1895年(明治28年)12月 鈴木製糖所を前身として東京都小名木川畔の砂村年(現在の東京都江東区)に、日本初の近代的製糖事業を行う日本精製糖株式会社を設立。
1900年(明治33年) 玉置半右衛門を中心とした八丈島からの開拓団が沖縄県大東諸島に入植。玉置商会が設立され、粗糖生産活動を開始。大東諸島の自治を行う“植民地会社”的な存在となった。後に東洋製糖株式会社に改名。
1906年(明治39年)11月 日本精製糖株式会社が渋沢栄一が取締役を務める大阪の日本精糖株式会社を合併。大日本製糖株式会社に改称。
1906年(明治39年)12月 大日本製糖が台湾での製糖業に進出。
1927年(昭和2年) 大日本製糖が東洋製糖株式会社を合併。大東諸島の“植民地経営”も引き継ぐ。
1943年(昭和18年) 11月 大日本製糖が日糖興業株式会社に名称変更。
1945年(昭和20年) 8月 第二次世界大戦の終結に伴い大日本製糖、明治製糖は沖縄を含む在外資産の全てを没収される。
1946年(昭和21年) 大東諸島でもアメリカ軍政開始。大日本製糖による“植民地支配”終結。
1950年(昭和25年) 4月 大日本製糖の後身として新たな大日本製糖株式会社を設立。
1956年(昭和31年) 10月 大日本製糖がポリエチレン袋入り砂糖を発売。
1972年(昭和47年) 大日本製糖が調味料を開発。「コクベース」として発売開始。

〜明治製糖系列〜
1906年(明治39年)12月 明治製糖株式会社が台湾・塩水港庁?荳支庁(現・台南県麻豆鎮)総爺で日本国籍4番目の精製糖会社として設立される。
1912年(明治45年) 1月 明治製糖が横浜精糖株式会社と合併し川崎工場を継承。
1916年(大正5年)2月 製菓部門として、大正製菓(現在の明治製菓)を設立。
1917年(大正6年)12月 房総練乳株式会社に資本参加し、乳業部門として、極東練乳株式会社(現在の明治乳業)を設立。
1923年(大正12年)明治製糖株式会社が 日本甜菜製糖(初代)を吸収合併(後に子会社の北海道製糖が、日本甜菜製糖(2代目)に変更し復活(現在は明治製菓、明治乳業の系列会社))
1945年(昭和20年) 8月 第二次世界大戦の終結に伴い大日本製糖、明治製糖は沖縄を含む在外資産の全てを没収される。
1950年(昭和25年) 8月 明治製糖の後身として明糖株式会社を設立。
1952年(昭和27年) 5月 明糖が明治製糖株式会社に名称変更。

〜大日本明治製糖時代(提携から合併へ)〜
1971年(昭和46年) 1月 大日本製糖、明治製糖、三菱商事の3社共同で東日本製糖株式会社(現在の新東日本製糖)を設立。砂糖製造を委託。
1981年(昭和56年) 2月 明治製糖が千葉工場の操業を開始。(現在まで続く大日本明治製糖唯一の工場)
1982年(昭和57年) 7月 大日本製糖が三菱商事と共同で西日本製糖株式会社(現在の関門製糖)を設立。砂糖製造を委託。
1983年(昭和58年) 2月 明治製糖が西日本製糖株式会社に出資。
1984年(昭和59年) 3月 大日本製糖、明治製糖の2社は累積赤字解消のために同じ名称の新会社に営業譲渡。三菱商事100%出資となる。

1996年(平成8年) 7月 大日本製糖株式会社と明治製糖株式会社が合併し大日本明治製糖株式会社となる。合併比率は1対1。大日本製糖が売上高業界6位、明治製糖が7位で合併後は1位であった。ブランドは大日本製糖のばら印を継続。
2001年(平成13年) 4月 日本甜菜製糖と関門製糖において砂糖の共同生産開始。
2002年(平成14年) 3月 塩水港精糖・大東製糖の2社と共同して関西製糖を設立。塩水港精糖の大阪府泉佐野市工場を関西製糖へ移管。砂糖の製造を委託。
2002年(平成14年) 7月 日新製糖・大東製糖の2社と新東日本製糖で共同生産開始。
2005年(平成17年) 10月 中日本氷糖株式会社が関西製糖での共同生産に参加。

492とはずがたり:2008/10/26(日) 13:49:23
>>491-492
製糖会社は苦境に陥り生産提携が盛んだが第二次大戦後の海外資産没収が遠因?あんま関係ないか?
今は大日本明治製糖は三菱商事傘下だが明治HDとしてルーツ企業に50%出資とか…ないかw
ポッカを使って飲料へ大攻勢とかはどうかな。。

●大日本精糖と明治製糖の成立
日本精糖(大阪・渋沢)───────┐
鈴木製糖所M23(1890)→日本精製糖M28┴→大日本精糖M39┬→日糖興業S18→大日本精糖S25
玉置商会M33→東洋製糖(大東諸島の植民地会社的存在)─┘S2合併
明治精糖M39(塩水港庁4番目の日系精糖会社として設立)─→明糖→明治製糖
横浜精糖(横浜工場)─┘M45合併 │
日本甜菜製糖(初代)──────┘T12

●大日本精糖と明治製糖の提携
1971年(昭和46年) 1月 大日本製糖、明治製糖、三菱商事の3社共同で東日本製糖株式会社(現在の新東日本製糖)を設立。砂糖製造を委託。
1982年(昭和57年) 7月 大日本製糖が三菱商事と共同で西日本製糖株式会社(現在の関門製糖)を設立。砂糖製造を委託。
1983年(昭和58年) 2月 明治製糖が西日本製糖株式会社に出資。
1984年(昭和59年) 3月 大日本製糖、明治製糖の2社は累積赤字解消のために同じ名称の新会社に営業譲渡。三菱商事100%出資となる。
1996年(平成8年) 7月 大日本製糖株式会社と明治製糖株式会社が合併し大日本明治製糖株式会社となる。合併比率は1対1。大日本製糖が売上高業界6位、明治製糖が7位で合併後は1位であった。ブランドは大日本製糖のばら印を継続。

●大日本明治製糖の提携
2001年(平成13年) 4月 日本甜菜製糖と関門製糖において砂糖の共同生産開始。
2002年(平成14年) 3月 塩水港精糖・大東製糖の2社と共同して関西製糖を設立。塩水港精糖の大阪府泉佐野市工場を関西製糖へ移管。砂糖の製造を委託。
2002年(平成14年) 7月 日新製糖・大東製糖の2社と新東日本製糖で共同生産開始。
2005年(平成17年) 10月 中日本氷糖株式会社が関西製糖での共同生産に参加。

494とはずがたり:2008/10/28(火) 23:10:44
まぁ結局このスレが本スレな訳だが。。

伊藤ハム:回収対象、26商品225万袋に拡大
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081027k0000m040066000c.html

 伊藤ハムの東京工場(千葉県柏市)の地下水から基準値を超えるシアン化合物が検出された問題で、同社は26日、得意先10社から製造を委託された「プライベートブランド(PB)商品」と呼ばれる13商品64万袋のうち、賞味期限内の計31万袋を新たに自主回収すると発表した。25日に公表した自社製品13商品約194万袋と合わせて、回収対象は26商品225万袋になった。

 PB商品は、大手スーパーやチェーンストアがメーカーと商品を共同で企画・開発し、メーカーの製品にスーパーやストアのブランド名をつけて販売する。今回、PB商品を委託したのは▽日本生活協同組合連合会▽生活協同組合連合会ユーコープ事業連合▽コンビニ大手ローソン系列店に卸す「バリューローソン」▽各地の中堅スーパーに卸す「シジシージャパン」▽東急ストア−−など10社。健康への被害は報告されていないという。

 25日に公表しなかった理由について、伊藤ハム広報・IR部は「10社には25日に伝え、店頭告知や回収などの対応をしてもらった。公表するかどうか相談する時間がなく、勝手に判断できなかった」と説明している。

 ◇苦情の電話やメール1380件に
 同社には消費者から問い合わせや苦情の電話やメールが殺到し、26日午後5時までに電話約1000件、メール約380件が寄せられた。

 同社によると「子供に食べさせたが大丈夫か」などとの内容のほか、汚染判明後も製造を続けたうえ、公表が遅れたことへの苦情も多いという。【大場弘行】

 ◇新たに自主回収する商品
 商品は伊藤ハム東京工場で9月18日〜10月15日に製造。

 <生活協同組合連合会ユーコープ事業連合>Coop細挽きポークウインナー109g▽Coopあらびきポークウインナー109g▽Coop熟成あらびきポークウインナー100g=問い合わせ0120・667759。

 <日本生活協同組合連合会>Coop国産ポークウインナー100g=問い合わせ0120・556・950。

 <東急ストア>TOKYU SELECT熟成ウインナーほそびき140g<コストコ ホールセール ジャパン>デリ工房あらびきウインナー1000g<とりせん>60THあらびきグルメウインナー100g<バリューローソン>VLあらびきウインナー84g▽VL皮なしウインナー95g<サミット>ハッピープライスあらびきウインナー115g<オーケー>ボロニアソーセージ332g<シジシージャパン>適量適価皮なしウインナー65g<ベイシア>美食通信皮なしウインナー360g=以上、問い合わせは伊藤ハム0120・01・1186。

495とはずがたり:2008/10/28(火) 23:11:57
>>494-495
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036417682/79
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/33

伊藤ハム委託のウインナーから異臭、生協が回収
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20081027-OYO1T00463.htm?from=main1

 生活協同組合連合会ユーコープ事業連合が、大手食肉加工メーカー「伊藤ハム」(兵庫県西宮市)の東京工場(千葉県柏市)で委託製造した「CO・OPあらびきポークウインナー」の購入者から、「石油のようなにおいがする」と苦情が相次ぎ、回収をしていたことがわかった。同工場を巡っては今月25日、有害なシアン化合物に汚染された地下水が商品に混入していたことが明らかになったが、苦情の寄せられた商品の製造に汚染された地下水は使っていないという。同連合は27日、同工場の商品の販売中止を始めた。

 同連合によると、回収の対象となるのは、11月4日が賞味期限の商品。今月23日に「異臭がする」といった苦情が3件寄せられたほか、翌24日にも同様の苦情が5件相次いだため、店頭からの撤去を始めた。この商品については、同連合が管理する神奈川、山梨、静岡の3県155店舗に計8010袋が納品されたほか、共同購入用に2412袋を販売している。

 同連合は「伊藤ハムから、シアン化合物に汚染された地下水は使っていないと説明を受けている。原因については同社と共同で調査している」と話している。
   ◇
 ハムはお歳暮商戦の主力商品。回収騒動は売り上げ全体にも響きかねないとして、大阪市内の百貨店は26日、伊藤ハムに対し、「回収対象以外の商品は、安全性に問題はない」という趣旨の安全宣言を出すよう、販売会社を通じて要望したという。

(2008年10月27日 読売新聞)

497千葉9区:2008/11/10(月) 21:13:45
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20081110-OYS1T00270.htm
キャセイ食品長崎工場、中国産混ぜ「国産冷凍野菜」偽装
 食品加工会社「キャセイ食品」(東京都中央区)が「国産」などと表示して製造・販売している冷凍野菜を巡り、産地偽装の疑いがあるとして農林水産省が調査を行っていることがわかった。

 同省では週内にも、同社に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき改善を指示する方針。

 同省などによると、同社長崎工場(長崎県南島原市)では、2001年前後から、中国から輸入した冷凍野菜を詰め替えたり、中国産と国産の野菜を混ぜて加工したりしていた疑いがあるという。

 同社の説明によると、同工場では、地元の契約農家から仕入れた野菜を冷凍加工し、「九州産」「長崎産」として販売。これとは別に、中国から輸入した野菜を「中国産商品」として加工しており、今年9月、工場長が社内調査に対し、「中国産野菜を混ぜるよう従業員に指示した」「製造コストを下げるため、やらざるを得なかった」などと認めたという。同社の阿部俊八社長は「ご迷惑をかけて申し訳ない」としている。

 同社製品の一部は、水産業界最大手「マルハニチロホールディングス」の子会社「マルハニチロ食品」(東京都千代田区)などにも年間100トン余り販売されており、マルハニチロ側では先月28日から、キャセイ食品から調達していた11商品の出荷を停止している。

(2008年11月10日 読売新聞)

498とはずがたり:2008/11/11(火) 23:11:33

豚の興奮剤で70人が中毒 中国浙江省
2008年11月11日(火)22:00
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2008111101001108.html

 【北京11日共同】中国の通信社、中国新聞社によると、浙江省食品薬品監督監理局は11日、興奮剤が残留した豚肉を食べた浙江省嘉興市のプラスチック会社従業員70人が中毒症状を起こしたことを明らかにした。従業員は手足のしびれや動悸、嘔吐などの症状を訴えたという。豚への興奮剤の投与は人体に有害なため禁止されているが、興奮剤を与えると豚が絶え間なく運動し脂肪が減るため使われていた。

500荷主研究者:2008/11/17(月) 00:01:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080927t12025.htm
2008年09月27日土曜日 河北新報
宮城に第二拠点 第一屋製パンの工場取得 白石食品

 製パン業の白石食品工業(盛岡市)は26日までに、第一屋製パン(東京)の仙台工場(宮城県大和町)を取得することで、同社と基本合意した。白石食品にとっては本社工場に次ぐ2カ所目の製造拠点となる。

 取得するのは約4万3000平方メートルの土地と建物、設備。取得額は17億5100万円で、12月中旬までに本契約を結び、来年1月から操業する。パートを含む約350人の従業員は再雇用する。

 仙台工場では白石食品の独自ブランドのほか、約10%の出資を受ける業界第二位の敷島製パン(名古屋市)の「パスコ」ブランドを製造する。白石食品の年間売り上げは、現在の79億円から約130億円になる見込みで、東北の地元資本では業界最大手になる。

 第一屋製パンは業績低迷などから仙台工場の売却を検討。打診を受けた敷島製パンが白石食品に取得を働き掛けた。白石食品は本社工場の生産能力が限界に近く、新工場の設置を検討していた。

 白石食品は「仙台工場を拠点に南東北でも販売を伸ばしたい。福島県内への営業所設置も検討する」と説明している。

501荷主研究者:2008/11/17(月) 00:47:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/121428.html?_nva=207
2008年10/04 09:05 北海道新聞
藤原製麺が旭川に新工場建設へ 乾燥めん、道内最大級

 永谷園(東京)の子会社で道内製めん大手の藤原製麺(旭川)が、来年中にそうめんやうどんなど乾燥めんの工場を旭川市内に新設することが三日、明らかになった。永谷園のめん事業強化の一環で、新工場の乾燥めん生産能力は道内最大になる見込み。

 旭川ラーメンの製造元として知られる藤原製麺の工場は現在、旭川市内に四つあり、このうち一つが乾燥めん工場。新工場の具体的な建設地は未定だが、早ければ来春にも稼働させたい考え。

 既存の乾燥めん工場の一日の生産量は五トンで、新工場の生産能力は、その二−二・五倍にする計画だ。投資額は数億円で、二十数人を新規雇用する見通し。

 既存の乾燥めん工場では、そばも製造しているが、新工場では消費者のそばアレルギーに配慮し、そばの生産はしない。

 永谷園は一九九三年の即席めん市場参入以来、乾燥めんのほとんどを藤原製麺から調達しており、めん事業強化のため九月に藤原製麺を連結子会社化した。

 二〇〇七年度のめん類の売り上げは両社合わせて約七十億円だったが、永谷園取締役から就任した藤原製麺の嶋田晴司社長は、「数年以内に、百億円に伸ばしたい」と話している。

502荷主研究者:2008/11/17(月) 00:48:29

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/122802.html?_n1040=46&amp;_n1041=24&amp;_n1042=24&amp;_n1043=24&amp;_n1048=2
2008年10/11 13:24 北海道新聞
ビートがゴロゴロ 日甜士別製糖所 今季の操業開始 生産量、過去最高見込む

 【士別】日本甜菜製糖士別製糖所で10日、今季の操業が始まった。今年は天候に恵まれ、同製糖所が使用する上川、留萌、宗谷、空知の4管内のビートは過去最高の収量が見込まれ、砂糖生産量も過去最高になりそうだ。

 同製糖所によると、四管内の作付面積は計五千五百ヘクタールと昨年並みだが、収量は昨年を一割ほど上回る約四十万トンとなる見通し。さらに糖度も、昨年は16・1%と低かったのに対し、今年は平年並みの17%程度が予想されるため、砂糖生産量は昨季より三割近く多い七万トンが見込まれるという。

 今年は雪解けが早く、適度な雨に恵まれた上、九月に入って暖かい日が続いたことから豊作につながった、と同製糖所はみている。

 操業初日、同製糖所では、道北各地から集まったトラックがビートを次々と搬入。ビートは水洗いされた後、細かく裁断され、グラニュー糖や上白糖に精製するプラントに送られた。

 約二百五十人が二十四時間体制で、例年より約一カ月長い来年三月上旬ごろまで操業する。(花城潤)

506とはずがたり:2008/11/20(木) 16:11:34
殺虫剤混入:「もち吉」40代従業員が告白し自殺
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081120k0000e040063000c.html?link_id=TT002

 福岡県直方市の米菓会社「もち吉」が製造・販売した和菓子「えん餅」から高濃度の殺虫剤成分「フェニトロチオン」が検出された問題で、製造にかかわっていた40代の男性従業員が19日に自殺していたことが分かった。「私がやりました」という内容の文書を同社にファクスで送ってきたといい、同社はこの従業員が混入に関与したとみている。

 同社によると、従業員は正社員で、えん餅のあん製造を担当していた一人。19日午前6時ごろ、同社にファクスで「仕事になじめなかった。私がやりました。申しわけありません」という内容の文書が送られてきたという。

 同社は県警に相談。警察官が従業員の行方を捜したところ、同日に同県飯塚市内の山中で首をつって死んでいるのを見つけた。

 文書にある「仕事になじめなかった」という点について、同社は「調査中」としている。文書は、自ら希望した包装作業のラインから製造作業のラインに配置が換わったことなどを挙げているという。

 県や同社のこれまでの調査で、10月29日に製造されたえん餅のあんから食品衛生法に定める基準値(0.01ppm)の約7000倍にあたる70〜1.1ppmのフェニトロチオンを検出。通信販売で購入した19人のうち11人から、10月30日〜11月2日に「臭気や舌先に刺激を感じた」といった苦情などが寄せられた。健康被害などは確認されていない。

 同日製造のえん餅は7114個で、6000個は工場で保管されているが、298個が通信販売で、816個は全国各地の百貨店などで販売されたとみられている。同じあんは10月28日〜11月2日の製造分に含まれている恐れがあることから、県は計14万5128個の自主回収を同社に指示。同社は15日にえん餅の生産を停止し、回収を進めている。

 これまでの調査で、原料である小豆の残留農薬の可能性や流通・販売過程での混入の可能性は低いことが判明。県警も製造時の人為的な混入の疑いが強いとみて偽計業務妨害容疑などで捜査していた。【入江直樹】

511千葉9区:2008/11/25(火) 21:29:49
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081125/crm0811251945053-n1.htm
事故米販売の三笠フーズ 破産申し立て
2008.11.25 19:42

 三笠フーズの入る大阪駅前第3ビル(彦野公太朗撮影) 事故米の不正転売が明らかになっていた「三笠フーズ」(大阪市北区)と「辰之巳」(同)は25日、破産手続きの開始を21日付で大阪地裁に申し立てたと発表した。負債総額は三笠フーズが約9億円、辰之巳は約6億5250万円にのぼる。

 また、両社の冬木三男社長も21日付で、同地裁に自己破産を申し立てた。

 両社は事故米を回収するなど事業の再開をめざしていたが、取引先からの多額の損害賠償や違約金の請求を受け、資金繰りが急速に悪化したとしている。

512とはずがたり:2008/11/30(日) 02:39:45
「ギネス」販売権、サッポロからキリンへ
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20081127gr01.htm

 キリンビールは26日、アイルランドの黒ビール「ギネス」の国内販売権を英洋酒メーカーのディアジオから取得したと発表した。

 ギネスは1964年からサッポロビールが輸入販売してきたが、2009年6月からキリンに切り替わる。ギネスの07年国内出荷量は53万ケースで、「アイリッシュパブ」など特色のある飲食店が販売している場合が多く、キリンはギネスの販路を活用し、キリン製品の販売拡大を図る狙いがある。

 キリンはディアジオから、ギネスと同時にアイルランドビール「キルケニー」、アルコール飲料「スミノフアイス」の販売権を獲得した。3ブランドの07年の国内売上高合計は70億円だった。

(2008年11月27日 読売新聞)

513とはずがたり:2008/11/30(日) 06:11:12

すかいらーく400億増資、野村ファンド引き受けへ
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20081129gr01.htm

 経営再建中の外食大手すかいらーくが、大株主の投資ファンド、野村プリンシパル・ファイナンス(PF)を引受先に約400億円の第三者割当増資を実施する方向で最終調整していることが29日、明らかになった。

 子会社売却と合わせ約500億円を調達し、財務体質の改善に充てる。2007年12月末で約2000億円ある借入金を圧縮し、銀行団から融資継続の理解を得たい考えだ。

 野村PFは06年に1000億円を出資し、発行済み株式の約6割を握る筆頭株主となった。今回の増資が実施されると出資額は約1400億円となる。今年8月には、すかいらーく創業家出身の横川竟社長を業績不振のため解任するなど、経営再建を主導してきた。

(2008年11月29日 読売新聞)

515千葉9区:2008/12/06(土) 00:37:22
イイんじゃん!?まさに自己責任。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081205-OYT1T00444.htm
捨てるのモッタイナイ!賞味期限切れ品、スーパーで格安販売
 賞味期限が切れて2年が過ぎた炭酸飲料が10円、1年過ぎたチューブ入り調味料は38円――。東京都江東区の食品スーパーが、「モッタイナイ商品」と称して賞味期限切れの格安商品を専用コーナーに陳列している。

 保健所から指導を受けても、「まだ食べられるものを捨てる方がおかしい。今の日本人は無駄をしすぎ」と撤去を拒否。「期限切れ」と明示しているので、日本農林規格(JAS)法違反には問えないという。

 この店は同区亀戸の「サンケイスーパー」。経営者の水野二三雄さん(76)によると、賞味期限切れの商品専用のコーナーは4、5年前、店舗の2階奥に設置した。

 1畳ほどのスペースには、ケニアの女性環境活動家でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの名前と共に「平和賞バンザイ モッタイナイ商品棚」と記された看板が掲げられる。「期限切れ品」「試飲済みです。風味OK」と添え書きもある。

 置かれているのは2006年11月が賞味期限の紅茶パックや炭酸飲料など。半年〜1年以上経過したジュース類や缶詰、生産が終了した商品も。大半は100円未満で売られ、06年10月が期限のどくだみ茶は98円だった。

 ◆食品廃棄は「犯罪に等しい」、保健所は弱り顔◆

 水野さんによれば、いずれも正規に仕入れたが、売れ残ってしまった商品。本人が味見もし、品質に問題がないことを確認しているという。水野さんは、「戦時中は落ちているものも食べた。今の日本人はまだ食べられる食品を大量に廃棄しているが、犯罪に等しい行為」と話す。

 だが、各メーカーは取材に対し、「ブランドイメージに傷がつく」と困惑している。

 厚生労働省や農林水産省によると、細菌類の検出や健康被害がなければ食品衛生法には触れず、賞味期限を偽装していなければJAS法上も問題ないという。

 区保健所は度々、文書や口頭で撤去を指導してきたが、店側は従わなかった。同保健所は「品質がすぐ落ちるわけではないが、2年オーバーは想定外。商売人としてのモラルに訴えるしかない」と弱り顔だ。

 激安スーパーで知られる同店は地元では人気で、「数日ならまだしも、2年とは……」と驚く女性客(57)も、「安いから文句は言えない」と苦笑い。常連客という別の女性(56)は「買う側の責任で判断すればいい。食べる物にも困っている人なら背に腹は代えられないと思う」と話していた。

(2008年12月5日14時36分 読売新聞)

516千葉9区:2008/12/09(火) 00:39:18
>>489

http://diamond.jp/series/inside_e/09_27_005/
「売上高1兆円」でも不十分?
明治乳業・明治製菓統合の波紋

 食品業界に7社目の「売上高1兆円企業」が誕生する。

 9月11日、明治乳業と明治製菓が来年4月に経営統合すると発表した。両社の売上高合計は約1兆1000億円で、日本ハムを抜いて食品業界6位にのし上がる。

 ちなみに売上高が1兆円を超える食品メーカーはJT、キリンホールディングス、サントリー、アサヒビール、味の素、日本ハムの6社しかない。

 そもそも両社は明治製糖(現・大日本明治製糖)を母体とする兄弟会社。明治乳業は乳業が中心で、雪印グループの解体で2003年から乳業トップ。

 かたや明治製菓は、菓子業界2位で医薬事業も手がけている。事業の重複がほとんどなく、株式を持ち合っていることから、以前から経営統合のうわさが絶えなかった。

 明治製菓は昨年、MBO(経営陣による自社買収)でリストラに取り組んで来年にも再上場すると目されるポッカコーポレーションに資本参加し、持ち分法適用会社にしている。これによって、同じ飲料事業を展開する明治乳業との距離感も縮まった。

 加えて、原料費高騰と市場縮小が、経営統合に向かう両社の背中を押す。

 乳原料や穀物相場の急騰を受けてメーカーは値上げに奔走しているが、食品業界に先んじて再編が進んだ流通業界の価格支配力は強い。原料高騰分の価格転嫁は厳しい状況であり、実際、両社の前期決算は揃って減益だった。

 もっとも、1兆円企業でさえ先行きが明るいとはいえないのが、昨今の食品業界。少子高齢化による市場縮小で国内依存の成長持続には限界がある。明治乳業、明治製菓合計の海外売上比率は1割にも満たず、単独での国際展開は難しい。

 売上高10兆円超のネスレ(スイス)、5兆円超のユニリーバ(英国・オランダ)など、積極的な企業買収を続ける海外大手との格差は開く一方。今回の経営統合は、日本の食品メーカーが国際競争で勝ち残るためのほんの序章にすぎない。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 小出康成)

517とはずがたり:2008/12/09(火) 01:08:00
>>515
これ良い試みですねぇヽ(゚∀゚)ノ
環境スレの方にも転載しておこうっと♪

518とはずがたり:2008/12/17(水) 17:12:14

明治の次は森永ですかね?

我が社のCMソングを云われてチョッコレート♪チョッコレート♪チョコレートは…森永っ♪と面接時に歌った猛者が居たそうですが本当ですかねぇw

〔話題株〕森永製菓<2201.T>・森永乳<2264.T>:来秋メドの経営統合に向け交渉との報道
2008年 12月 16日 07:58 JST
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK020687320081215

 [東京 16日 ロイター] 16日付日経新聞朝刊は、森永製菓(2201.T: 株価, ニュース, レポート)と森永乳業(2264.T: 株価, ニュース, レポート)が、早ければ来秋の経営統合を目指して交渉に入った、と報じた。実現すれば統合会社の連結売上高は約7600億円となる。

 ただ、統合比率など詳細は未定で、交渉は流動的な面もあるとしている。

 15日終値は森永製菓が前日比2円高の191円、森永乳業が同2円高の347円。

森永乳業と森永製菓/経営統合を検討
掲載日:08-12-17
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin1/article.php?storyid=1766

 乳業2位の森永乳業と菓子4位の森永製菓が、経営統合を含めた連携強化について検討していることが16日、分かった。原材料高や景気減速により経営環境が悪化する中、収益基盤の強化を図るのが狙い。統合が実現すれば、売り上げ規模は、日本たばこ産業を除く食品メーカーとしては業界9位の約7600億円となる。

 ただ、経営統合には「メリットもデメリットもいろいろある」(幹部)ため、実現するかどうかは流動的。今後、共同商品開発などさまざまな可能性について検討する。

521荷主研究者:2008/12/22(月) 00:02:41

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/127307.html?_nva=190
2008年11/05 06:50 北海道新聞
ふらの農協、ポテトチップス工場建設 湖池屋から受託製造

 【富良野、南富良野】ふらの農協(富良野、村山友希組合長)は四日までに、上川管内南富良野町にポテトチップス製造工場を建設する方針を固めた。ジャガイモの安定的な出荷先を確保するのが狙いで、菓子メーカーの湖池(こいけ)屋(東京)の商品を受託製造する。パートも含めて四十人ほどを新たに採用し、来年十一月の操業開始を目指す。

 計画によると、南富良野町幾寅にポテトチップス製造工場(五千二百平方メートル)と原料用ジャガイモの貯蔵施設(三千九百平方メートル)を建設する。

 工場は来年三月に着工予定で、総事業費は農業機械の購入費も含めて四十三億三千七百万円。国と南富良野町から二十六億一千百万円の補助を受ける。湖池屋と業務提携し、年間製造量は約二千九百トン、同販売高は約九億四千三百万円を見込む。

 同農協はこれまでもにんじんジュースやドレッシングなどの加工事業を行っているが、ポテトチップス製造に参入するのは初めて。村山組合長は「組合員の安定的な所得確保につなげたい」と話している。

 同農協は五日に臨時総代会を開き、計画について組合員の承認を得る見通し。

522千葉9区:2008/12/25(木) 22:48:25
http://www.asahi.com/business/update/1225/TKY200812250256.html
「すかいらーく」が消える 閉鎖・「ガスト」などに転換
2008年12月25日21時1分
 ファミリーレストラン最大手のすかいらーく(約3千店)は25日、09〜11年に不採算の約200店を閉めると発表した。節約志向から外食離れが進んでいるため、低価格戦略も強化。社名を冠し、70年にファミレスの先駆けとして登場した「すかいらーく」は8店を閉め、残る145店はすべて「ガスト」などに転換、姿を消す。

 ガストの客単価は約830円。これに対し、すかいらーくは1千円弱。谷真社長は「高価格帯では苦戦が続く。700円台に突入する業態開発も進める」と語った。すかいらーくを含め、約300店を低価格店に転換する。年4回のメニュー改定も2回に削減。メニュー数も1〜3割減らし、食材の量を切り詰めるなどして、10年に経常損益の黒字化を目指す。

 また、財務体質を強化するため、筆頭株主の投資会社、野村プリンシパル・ファイナンスを引受先にした約500億円(うち優先株200億円)の第三者割当増資を29日付で実施する。

523とはずがたり:2008/12/27(土) 13:09:07
何してんねん。名前からして公的な団体ちゃうの。

県総合保健事業団を1カ月の指名停止に 残留農薬検査で精度不足
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081227f

 厚生労働省は26日、検疫所から委託を受けた輸入食品の残留農薬検査で精度不足があったとして、財団法人県総合保健事業団(秋田市)を1カ月の指名停止にした。検疫所が委託する輸入時の検査の指名停止は初。

 厚労省によると、同事業団は本年度、ハトムギやウーロン茶など計5件の残留農薬検査で、国の基準を満たさない不十分な検査をした。管轄する東北厚生局の立ち入り検査で判明した。
(2008/12/27 10:35 更新)

524千葉9区:2008/12/27(土) 19:15:02
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812270021.html
不況の風に歓楽街から悲鳴 '08/12/27
 不況の風が中四国最大の歓楽街、広島市中区の流川・薬研堀地区を直撃している。例年なら忘年会などで「稼ぎ時」となる年末だが、今年は売り上げが昨年比で2―4割減となった店もある。「こんなの師走じゃない」。約3000の飲食店が集まる夜の街から悲鳴が上がっている。

 仕事納めの26日夜。流川は久しぶりの喧騒(けんそう)に包まれた。「やっぱり客足が全然違う」。居酒屋の男性店長(34)は明るい表情を見せたが、今月の売り上げは昨年比2割減ったという。

 「去年までは忘年会を2回やる会社も多かったのに」と店長。5件続いた忘年会のキャンセルなどが響いた。

 広島県内では、年初から燃油価格の高騰に運送業者が苦しみ、夏には不動産開発のアーバンコーポレイション(中区)が経営破たんした。秋以降は景気の急減速でマツダをはじめとする製造業も打撃を受け、歓楽街から客足は遠のいた。

 年末に入っても平日は人通りさえまばらな状態が続き、スナックの男性マスター(41)は「客席が埋まるのは週末だけ」と嘆く。バーの男性店長(39)は「今月の売り上げは4割落ち込んだ」と落胆する。

 客入りがいいように見える店でも、実情は違う。平日でも席がほぼ埋まる料理屋の男性店長(37)は「以前は2時間くらいで帰ったお客も、今は3時間以上いることもある。『はしご酒』をしなくなったようだ」。客の変化を肌で感じている。

 タクシーの行き先も自宅ではなく、終電前に最寄り駅に滑り込もうとする客が目立つ。男性運転手は「家が遠い客は電車かバス」とあきらめ顔だ。

 景気は急速に後退に転じ、不況の出口は見えない。「今年は異常な状態が続いた。新年会シーズン後には50―100店舗は廃業するのでは」。流川で飲食店を30年以上経営する男性(59)はそう漏らした。

525荷主研究者:2008/12/29(月) 00:57:04

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/200811/20081107000117.htm
2008/11/07 09:33 四国新聞
讃岐うどん用小麦粉2種開発/吉原食糧

吉原食糧が開発した新しい讃岐うどん用小麦粉「旨味の小麦粉」

 製粉業の吉原食糧(香川県坂出市)は、讃岐うどん用の小麦粉「旨(うま)味の小麦粉」を開発、10日から発売する。うどんの持つうま味や風味を追求したのが特色で、県産業技術センター食品研究所(高松市)での分析成果を踏まえ、独自に開発した方法で製粉した。出来上がるうどんは、やや濃い色合いに仕上がり、従来の小麦粉を使用した場合よりもうどんそのもののうま味が際立つという。

 県産小麦のさぬきの夢2000を100%使用した「讃岐の地粉」、豪州産小麦のASWとさぬきの夢を組み合わせた「香風」の2種類。讃岐の地粉は小麦のうま味がより強く、香風は製麺(めん)しやすいなどの特色がある。うどん店や製麺会社に販売するほか、個人向け(5キロ)もインターネット通販で取り扱う。

 開発のきっかけは「うどんの味とは何か」という吉原良一専務の関心。同研究所で、アミノ酸などの味覚成分の含有量と、実際に舌で判断した甘味や塩味などの関連性を分析。味覚成分の含有量は人間が認識できる限界以下の微量だったが、量が多いほど何らかの味を感じる傾向が分かった。

 そこで吉原専務は、麺をかんだときに口中に広がる香りと、舌で感じる味覚との複合により「うどんの味」が認識されると考え、製粉に反映。小麦の中でも風味の強い皮に近い部分を粗びきして抽出した上で、適度に麺をかむように麺の弾力性とバランスを取る独自の製法にたどり着いた。

 同社は昨年、麺の食感にこだわったうどん用の小麦粉を開発。吉原専務は「うま味と食感の両方の個性がそろうことで、讃岐うどんに広がりが出る」と話している。

527千葉9区:2008/12/29(月) 19:10:52
http://mainichi.jp/select/today/news/20081230k0000m020020000c.html
ロッテHD:メリーチョコを買収 高級市場に本格参入へ
 菓子最大手のロッテホールディングス(HD)は29日、贈答用チョコレートメーカーのメリーチョコレートカムパニー(東京都)の全株式を取得し、買収したと発表した。買収額は公表していない。

 メリーは、将来の円安に備えて結んでいた為替デリバティブ(金融派生商品)の取引で、金融危機による急激な円高を受けて損失を抱えたため、今年11月にロッテHDに支援を求めていた。一方、ロッテHDは今年3月、洋菓子大手の銀座コージーコーナー(東京都)を買収するなど事業拡大を進めており、両社の意向が一致した。

 ロッテHDは、今回の買収で高級チョコレート市場に本格参入する。メリーの国内2工場や従業員の雇用は継続する予定で、「原材料調達や物流での効率化を図る」(ロッテHD広報担当者)と言う。【望月麻紀】

 ◇ことば メリーチョコレートカムパニー
 1952年設立。08年8月期の売上高は約186億円、経常利益は約19億円。従業員725人。百貨店などに全国250店舗を展開し、贈答用チョコレートを製造販売している。2月14日のバレンタインデーに向けたチョコレート販売を、国内で初めて1958年に始めた。

528千葉9区:2008/12/29(月) 19:11:43
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081210k0000m020066000c.html
受験生応援商品:「大吉」「きっと勝つとぉ」…手堅い人気

 受験シーズンを前に、食品メーカーが競って受験生応援商品を発売する。包みに桜の花をデザインしたり、「大吉」のおみくじをつけたりと趣向はさまざまだが、ここ数年、縁起をかつぐ受験生に根強い人気。消費低迷の中、手堅く稼げる商品として定着しつつある。

 応援商品のはしりは、ネスレのチョコレート「キットカット」。九州の方言「きっと勝つとぉ(きっと勝つよ)」に響きが似ていることから受験生の間で話題になり、ネスレは03年の冬からマフラーとのセットなどの応援商品を毎年販売。キットカットは「4人に1人がお守り代わりに受験会場に持っていくほどの人気」(広報担当者)となり、07年の売上高は02年の約1.5倍に伸びたという。この冬は金星をつかむとの思いを込め、サツマイモの人気品種「なると金時」のクリームを練り込んだ「大学いも味」(希望小売価格136円)を29日に発売する。

 04年から受験の応援商品を販売する永谷園も、定番の「お茶づけの素」の増量サービスとして、パッケージ裏面に「大吉」「大大吉」のおみくじがついた「カレー茶づけ」1袋が入った商品を22日に発売する(同231円)。カレーは「受かれー」の語呂合わせだそうだ。

 ポッカコーポレーションは15日、紅白柄に満開の桜をデザインしたスープ2種(同241円)を発売する。永谷園やポッカは、勉強の合間の夜食需要を見込んでおり、「受験生に夜食で食べてもらって、売り上げは堅調」(永谷園広報室)と今年も期待している。【田畑悦郎】

529とはずがたり:2008/12/29(月) 22:12:55

ロッテ、メリーチョコを買収 贈答用強化
2008.12.29 17:53
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081229/biz0812291753002-n1.htm

 ロッテホールディングス(東京)は29日、バレンタイン向けなどの贈答用チョコレート大手、メリーチョコレートカムパニー(同)を買収した、と発表した。

 少子化で国内菓子市場の伸びが期待できない中、メリーがロッテに経営支援を求めていた。ロッテは贈答向けで比較的高額なチョコレートなどの分野を強化する。買収額は明らかにしていない。

 メリーは昭和27年に設立、全国の主な百貨店、専門店に約250店舗を展開。従業員約720人の雇用は継続するという。

 ロッテホールディングスは製菓大手ロッテの持ち株会社で、今年1月に洋菓子大手の銀座コージーコーナー(同)を買収し、傘下に収めている。

531荷主研究者:2008/12/30(火) 02:15:11

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200811200059a.nwc
キリンHDとの「食と健康」会社、ヤクルトが完全子会社化
2008/11/20 Fuji Sankei Business i.

 キリンホールディングス(HD)とヤクルト本社は19日、健康・機能性食品などを手がける共同出資会社、キリンヤクルトネクストステージ(KYNS)の事業を整理縮小し、2009年6月をめどにヤクルトグループの完全子会社にすると発表した。

 KYNSは資本金11億5000万円。06年10月にキリングループが55%、ヤクルト本社が45%を出資し「食と健康」をテーマにした食品会社として設立した。ドリンクタイプの食事代替食品などを手がけてきたが、市場が大幅に縮小。現在の体制で事業を維持するメリットがないと判断した。

 計画では、09年2月までに栃木県佐野市にある佐野工場を閉鎖するとともに、希望退職を募る。親会社からの出向者を除いた約140人の従業員を40人にまで削減した上で、大分県豊後高田市の大分真玉工場に本社も移転する。

 キリンHDは、09年6月までに保有するKYNS株をヤクルト本社に譲渡する。再編後は社名変更を検討する。また、ヤクルト本社が販売員「ヤクルトレディ」を通じて供給している健康食品「サプリズム」の販売などを引き続き手がけるという。

532荷主研究者:2008/12/31(水) 22:01:54

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/134196.html?_nva=231
2008年12/10 06:49 北海道新聞
十勝、釧路の工場統合 マルハニチロ 09年度にも実施

 マルハニチロホールディングス(東京)の五十嵐勇二社長は九日、北海道新聞のインタビューに答え、道内子会社の工場再編について、新たに十勝管内の二つの畜産工場と、釧路管内の二つの水産工場の統合を検討していることを明らかにした。二〇〇九年度中にも統合したい考え。

 五十嵐社長は、既に閉鎖を決めた道内三工場のほか、青森市の冷凍食品工場も地元企業に売却することを明らかにし、「さらに重複部門を統合して、経営効率を高める必要がある」と強調した。

 その上で《1》いずれも牛肉加工のマルハニチロ畜産十勝加工場(帯広)とニチロ畜産十勝工場(十勝管内芽室町)を統合し、ハムなどを作るニチロ畜産札幌工場(札幌)の生産部門も移す《2》水産缶詰などを製造するマルハニチロ食品釧路工場(釧路)と広洋水産(釧路管内白糠町)を統合する−との案を示した。渡島管内森町のマルハニチロ食品森工場も縮小を検討するという。

 マルハニチロは一〇年度までに道内と青森県内の十九工場(道内十六工場)を四−六カ所減らす方針。このうち士別市、網走管内雄武町、同管内湧別町の三工場を来年三月末で閉鎖することが決まっている。

533荷主研究者:2008/12/31(水) 22:42:31

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2366
2008年12月25日 新潟日報
長岡のニチロが完全子会社に

 ニチロサンフーズ(長岡市)は25日までに、マルハニチロ食品(MN食品、東京)と株式交換契約を締結し、同社の完全子会社となることを決めた。2009年2月18日の株主総会での承認を経てジャスダック上場を廃止する。株式交換は同3月18日の予定。
 ニチロサンフーズによると、食品業界で相次いだ産地偽装や事故米不正使用などの問題に対する体制整備、原材料高騰などへの対応が経営課題となっていた。子会社化でMN食品との関係を強化し、市場での競争力、収益力の強化を目指す。
 MN食品は既に同社株式の約69%を保有する。同社はこれまで、MN食品とその親会社マルハニチロホールディングスの商品製造を受託。「親会社の商品開発力や技術力などを活用し、より付加価値の高い安全、安心な商品を提供したい」としている。

534荷主研究者:2008/12/31(水) 22:58:12

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/67626
2008年12月25日 02:40 西日本新聞
めんたいこ製造老舗 博多まるきた 再生法を申請 負債114億円

 辛子めんたいこ製造販売の老舗「博多まるきた」(福岡市)が24日、福岡地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は114億3700万円に上るとみられる。営業は続ける。

 信用調査会社の東京商工リサーチ福岡支社などによると、博多まるきたは1951年に個人創業し、73年に法人化。自社の辛子めんたいこをスーパーなどに卸しているほか、一部直販も手掛ける業界大手。年間の売上高は200億円程度を維持し、2008年6月期も約199億円だった。

 ただ、近年競争激化や消費低迷のほか、原材料価格の上昇などが収益を圧迫。また、04年に中国工場を増設したが、中国産食品への不信感の高まりから、同工場で製造した商品の売り上げが低迷し、資金繰りが悪化していた。

=2008/12/25付 西日本新聞朝刊=

535荷主研究者:2008/12/31(水) 23:04:25

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/138261.html?_nva=205
2008年12/31 08:58 北海道新聞
道内外食チェーン 東北で勢力拡大 似通った経営環境、首都圏進出の布石

東北でも人気を集める焼き鳥ダイニング「いただきコッコちゃん」=仙台駅東口店

 道外での店舗展開を目指す道内外食チェーンが東北地方に足がかりを築き、勢力を着実に拡大している。人件費などの経営環境が北海道と似ているためで、東北で道外進出のノウハウを蓄えた後に首都圏を目指す「東北経由・首都圏行き」もルートになりつつある。

 イタリア料理店「クッチーナ」などを展開するイーストン(札幌)は二〇〇三年、道外一号店を仙台市に開店した。〇七年には計五店舗を集中的に出店し、現在は仙台市に焼き鳥ダイニング「いただきコッコちゃん」を四店舗、イタリア料理店「ミア・アンジェラ」三店舗を展開する。

 札幌開発(同)も〇四年、道外一号店として焼き鳥店「串鳥(くしどり)」を仙台市にオープン。現在は同市内で三店舗を経営し、早い時期に五店舗体制とする構えだ。将来的には仙台工場の建設も視野に入れている。

 両社によると、札幌と比べ、首都圏での店舗賃貸料や人件費は五割以上高いことも珍しくないが、東北主要都市では一−二割の割高で済む。このため東北では価格やメニューなどを大幅に変更せずに対応でき、北海道での成功事例を活用しやすくなるという。

 回転ずし業界では「とっぴい」(札幌)が東北地方に定着した。〇三年に福島県郡山市で道外一号店を開いたのを皮切りに、同県内で三店舗を展開中。斉藤一雄社長は「良い物件があれば、ほかの東北主要都市にも出たい」と力を込める。

 一方、東北地方で地盤を築いたイーストンととっぴいは〇七年に念願の首都圏進出も果たした。イーストンの大山泰正社長は「東北では、本社から遠隔地で店舗を運営するノウハウを蓄積でき、首都圏展開にも役立っている」と説明する。札幌開発も首都圏進出を目標に掲げており、「南下政策」を確実に進めたい考えだ。

536千葉9区:2009/01/09(金) 00:25:33
http://www.asahi.com/food/news/TKY200901080193.html
こんにゃくゼリー、弾力性は変わらず 窒息事故時と比べ
2009年1月8日

 窒息事故で問題になっているこんにゃく入りゼリーについて、国民生活センターは8日、現在の市販品でも硬さや弾力性が事故時の商品と変わらないものが多いとするテスト結果を発表した。「従来通り子どもや高齢者に食べさせてはいけない」としている。

 昨年また幼児の死亡事故が起きて製造を中止したメーカーが多いなか、昨年12月に市販されていた一口サイズのこんにゃくゼリー32製品(6社分)を調べた。07年7月の前回調査時に比べ、大幅に軟らかくなった製品もあったが、ほとんど変わっていないものが多かった。形や大きさに大きな変化はなかった。

 市場の9割以上を占めるとされるマンナンライフ(群馬県富岡市)の「蒟蒻(こんにゃく)畑」は硬さが2割ほど減ったが、弾力はほとんど同じだった。

 警告表示と弾力性などの改善を理由にした同社の販売再開に対し、産業技術総合研究所の研究グループ「子どもの傷害予防工学カウンシル」は「どの程度効果があるか、科学的根拠を示してほしい」などとする質問書を昨年12月1日付で送っている。

 代表の山中龍宏医師は「のどにはまる一口サイズだから窒息しやすいのであり、形と大きさを変えなければ解決にならない。まして弾力性がほとんど変わらないのでは、リスクはほぼ同じだろう。警告を目立たせても、小さな子どもは読めず、事故再発の危険がある」と指摘する。

 マンナンライフは「事故後に業界でまとめた取り決めに従い警告表示を改善したのが、販売再開の主な理由。弾力性はテスト条件によっても結果が異なり、社としては多少なりとも下げたと考えている。質問書への対応は検討中」としている。(石村裕輔、上田学)

537千葉9区:2009/01/09(金) 00:44:16
http://www.asahi.com/business/update/0108/TKY200901080248.html
プレミアム・モルツ、エビス抜く サントリー初の黒字化
2009年1月8日23時33分

 サントリーの高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の08年の販売数量が、サッポロビールの「エビス」を抜き、初めて高価格帯ビールの首位に立った。サントリーは発売20年目となる09年も強気の戦略でのぞむ。

 両社が8日発表した販売数量は、プレミアムモルツが前年比21%増の1149万ケース(1ケースは大瓶換算で20本)に対し、エビスは9.7%減の1082万ケース。

 プレミアムモルツは中元・歳暮の贈答用が好調で、缶製品の値上げを競合商品から半年程度遅らせたことも奏功した。高級ビール市場全体は落ち着きをみせるが、09年は1320万ケースとさらに15%伸ばす計画をたてている。

 サントリーはビール系飲料全体の販売数量でも、サッポロを抜いて3位に浮上。63年に本格参入したビール事業は08年12月期、初めて黒字化を達成できたとしている。

 一方、サッポロは「ぜいたくなイメージがあり、生活防衛意識が高まるなかで苦戦した」(福永勝社長)と反省。「おいしさ」を強調した新しい広告で、09年は10.9%増の1200万ケースをめざす。

http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200901080098.html?ref=reca
サッポロビール、09年のビール類販売目標は前年比+3.0%
2009年1月8日

 [東京 8日 ロイター] サッポロビール(東京都渋谷区)は8日、2009年のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)販売目標を前年比3%増の5800万ケースと発表した。内訳は、ビールが同3%減、発泡酒が同30.7%減、新ジャンルが同30.1%増。

 消費マインドの低迷から、ビール類市場全体は前年比2%弱と、引き続き縮小すると予想。こうしたなか、エビスブランドに経営資源を集中するほか、伸長が見込まれる新ジャンルを拡大し、ビール類全体では前年比プラスを狙っている。寺坂史明専務は会見で「昨年6月に発売した『麦とホップ』に注力する。新ジャンルという伸びる市場で確実に拡大が見込めるため、決して強気な計画ではない」と述べた。

 2008年は、前年比8.5%減の5630万ケースだった。ビール、発泡酒、新ジャンル全てで前年を割り込み、サントリー(大阪市)にシェアの逆転を許した。

 (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

538千葉9区:2009/01/09(金) 23:21:02
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35797620090109
アングル:商品力が試される年、第3のビールが主戦場に
2009年 01月 9日 21:36 JST
 [東京 9日 ロイター] 2009年のビール大手4社は、値上げという不確定要素が消えた中で、商品力が試される年となる。景気後退の長期化が予想され、消費者は価格志向を強めており、唯一伸びが見込める新ジャンル(第3のビール)での販売動向が、勝敗を分けることになりそうだ。

 9日に出揃った大手4社の09年ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の販売計画によると、09年のビール類の総市場について各社は、少子高齢化やアルコール離れなどを反映し、2―3%程度の減少を予想している。総需要を1.8%減とみているアサヒビール(2502.T: 株価, ニュース, レポート)の荻田伍社長は「経済環境が厳しく、賃金も上がらない状況で、もっと総需要が減るのではないかという意見もある」と指摘するなど、値上げの影響もあり、3%程度減少した08年以上に厳しい環境になるとみている。

 ビールと発泡酒から、消費者の低価格志向にマッチした新ジャンルへのシフトは09年も続く見通しだ。08年には、新ジャンルが発泡酒の市場を超えたが、09年は各社とも新ジャンルで12―30%増の大幅な拡大計画を掲げており、発泡酒と新ジャンルの差が拡大することは確実だ。

 新ジャンルの中でも、08年に急速に拡大したのは麦芽を使った商品。アサヒは、発売初年度で1412万ケースを販売した「クリアアサヒ」を09年には41%増の2000万ケースに伸ばすほか、2月にプリン体を85%カットした「アサヒ オフ」を発売し、麦芽を使った新ジャンル市場での販売拡大を狙う。

 ただ、麦芽を使った商品は、サッポロビールが「麦とホップ」、サントリーが「金麦」に加えて「ザ・ストレート」を発売するなど、競争は激化する。キリンビールは引き続き、新ジャンルのトップブランド「のどごし<生>」を伸張させる方針。

 ビール類計の販売計画は、キリンを除く3社がプラスの計画を打ち出した。唯一マイナス計画となったキリンビールの三宅占二社長は「総市場は3%程度のマイナスとみており、(個社が)プラスとなるのはなかなか難しい」と述べ、前年比横ばい圏の計画を達成できれば、8年連続でアサヒに奪われているシェア1位の奪回も可能とみている。

 08年は、サントリーが家庭向けの缶商品の値上げを遅らせたことが奏功し、シェア3位に浮上した。09年も原材料や資材のコストアップが見込まれるものの、価格に敏感な消費者の動きを考えると「値上げはできない」(サッポロビールの福永勝社長)との意見で各社一致している。「値上げ」という不透明要素がなくなる09年は、各社の商品力が試される年になりそうだ。

 各社の販売計画は以下の通り

  (単位は万箱、カッコ内は前年比伸び率:▼はマイナス)


         ビール     発泡酒     新ジャンル    ビール類計

アサヒ     12600(▼2.3%)2800( ▼3.4%)2900(+23.4%)18300(+0.8%)

キリン     6320(▼7.3%)6240( ▼2.7%)5370(+12.1%)17930(▼0.5%)

サントリー 2120(+1.6%) 970(▼20.3%)3140(+18.2%) 6230(+4.5%)

サッポロ    3440(▼3.0%) 400(▼30.7%)1960(+30.1%) 5800(+3.0%)


 (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

539とはずがたり:2009/01/11(日) 04:32:58
農水省:賞味期限見直し、過剰発注防止 食品の指針策定へ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090111k0000m040078000c.html

 国内で年間約1900万トンも発生している食品廃棄物を減らすため、農林水産省は09年度、ロス抑制の具体策やリサイクル促進へ向けたガイドライン作りに乗り出す。消費・賞味期限の見直しや生産や仕入れのミスマッチ解消などが検討課題だ。世界的に食料需給の逼迫(ひっぱく)が懸念される中、無駄を減らして食料輸入を抑制し、07年度で40%と低迷する食料自給率(カロリーベース)を引き上げる狙いもある。

 農水省の有識者会議「食品ロスの削減に向けた検討会」が昨年末まとめた報告は、食品ロス発生の原因について(1)必要以上に短い消費・賞味期限(2)欠品を避けるための過剰な生産や仕入れ(3)外見上の問題や包装の印字ミスなど品質に影響がない規格外品の発生(4)外食店での多すぎる注文から発生する食べ残し−−などの問題点を指摘。また、業者に自社商品の廃棄量や発生原因、廃棄コストなどの実態やロス削減目標を公開するよう提案した。

 農水省は09年度中に民間機関に委託し、食品メーカーや外食、卸・小売など業界別に食品ロスの発生量などの実態を調査。その結果を踏まえ、業界ごとに食品廃棄物の削減目標策定を求めたり、消費・賞味期限の適正な設定方法などを業界に提案していく方針だ。

 一方、リサイクルについては、食品廃棄物の適切な分別方法や処理を委託する際のポイントなどを具体的に示したマニュアル的な指針を策定する方向。09年度中に事業者に配布し、食品関連業界のリサイクル率向上を促す考えだ。

 農水省の試算では、食品関連業者や家庭から出た食品廃棄物は05年度で約1900万トン。うち500万〜900万トンがまだ食べられる食品だったと推計され、日本が1年間に輸入する小麦や国内でのコメ生産に匹敵する量に上っている。【工藤昭久】

541とはずがたり:2009/01/13(火) 13:06:35
>>539
農水省:賞味期限見直し、過剰発注防止 食品の指針策定へ

>>515
捨てるのモッタイナイ!賞味期限切れ品、スーパーで格安販売

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/445
【高知】フードバンク 高知で着々

542千葉9区:2009/01/13(火) 21:32:36
>>522
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090114k0000m020048000c.html
すかいらーく:低価格の中華レストランを全国展開へ

インタビューに応じる谷真社長=東京都武蔵野市のすかいらーく本社で 経営再建中の外食大手すかいらーく(東京都武蔵野市)の谷真社長は13日、毎日新聞の取材に対し、今春から低価格の中華レストランを新たに全国展開する方針を明らかにした。低価格が人気の洋食店「ガスト」の中華版で、消費者の節約志向に対応し集客力アップを目指す。

 新ブランドは「チャイナカフェ・ガスト」とする方向。3月に鹿児島、福井県で実験店2店を開業し、今年後半からグループの中華レストラン「バーミヤン」の一部を衣替えする形で全国展開する。

 1人当たりの客単価はバーミヤンより100円安い800円台前半に抑え、バーミヤンで490円のチャーハンは「300円台で提供する」(谷社長)。従来、店内で行っていた材料の前処理などを工場に集約し、「店内作業を減らし工場稼働率を向上させることでコスト削減を図る」(谷社長)方針だ。

 和食分野も「夢庵」に代わる低価格店「おはしカフェ・ガスト」を08年末の7店から46店に拡大する。谷社長は「低価格のガストブランドを和洋中とそろえる」と強調、今年末で全廃する「すかいらーく」に代わる主軸ブランドに据える。高齢化で需要が高まっている宅配事業はガストなど約900店で実施中だが、今後3年で約1500店に増やす。

 一方、他社との事業提携について、谷社長は「(すかいらーくにない)駅前店舗を持つ会社との提携を検討する」と指摘。再上場時期については「11年までの3カ年計画で経常損益を黒字化し、12年中の再上場を目指す」と述べた。【森禎行】

http://mainichi.jp/photo/news/20081226k0000m020065000c.html
すかいらーく:500億円増資へ 引受先は野村PF

中期経営計画を発表するすかいらーくの谷真社長(右) 経営再建中の外食大手すかいらーく(東京都武蔵野市)は25日、筆頭株主の投資会社、野村プリンシパルファイナンス(PF)を引受先に約500億円の第三者割当増資を行うと発表した。約2000億円の有利子負債を圧縮するとともに、09年12月までに不採算店舗498店を閉鎖か業態転換し、収益力の回復を急ぐ。創業業態の「すかいらーく」店は廃止する。

 26日に開くすかいらーくの臨時株主総会で増資を正式決定し、29日に実施する。当初検討していた子会社の売却は、交渉相手との価格交渉が折り合わず、断念した。

 野村PFは、すかいらーくが06年にMBO(経営陣による自社買収)を実施した際に約1000億円を出資し、同社の発行済み株式の約61.6%を保有。増資引き受け後は約77.7%に高まる。

 店舗の見直しでは傘下のファミリーレストラン約3000店のうち、中華料理の「バーミヤン」、和食の「夢庵」などを中心に、来年4月までに計204店を閉鎖。12月までに計294店を業績好調な「ジョナサン」や低価格店「ガスト」に切り替える。70年の創業時から続く「すかいらーく」(153店舗)は今後1年で姿を消す。

 同社が25日発表した11年12月期までの中期経営計画は、08年12月期に76億円の経常赤字を見込むが、一連の施策により11年12月期に黒字転換するとした。【望月麻紀、小倉祥徳】

543千葉9区:2009/01/13(火) 23:14:09
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/081227/ibr0812270201001-n1.htm
「うまい棒」社長 ふるさと納税で1億
2008.12.27 02:00
 「うまい棒」などのヒット商品で知られる菓子製造販売会社「リスカ」(茨城県常総市)の武藤則夫社長(67)が、出身地の茨城県大子町に「ふるさと納税」制度で1億円を寄付した。町は「大変ありがたい申し出」として、「武藤文化福祉基金」(仮称)を設立して活用する考えだ。

 武藤氏は「文化・福祉基金として活用してほしい」と話し、個人として寄付した。町では武藤社長の意志を尊重して今後、基金を元に平成22年3月に完成予定の大子ふれあい交流センター(仮称)におけるプロ音楽家を招いたコンサートや映画鑑賞会、子育て支援事業などへの助成を計画。来年の3月議会に基金の設置条例案と関連予算案を提出、21年度から基金の活用を行う予定。

 町の今年度の一般会計予算は85億円余りで、税収見込みは約18億円。1億円というビッグなプレゼントに綿引久男町長も「財政状況が厳しいなか、涙が出るほどうれしい。大切に使わせてもらいたい」とうれしさを隠しきれないでいる。

544とはずがたり:2009/01/14(水) 04:22:59
こええ((((゚Д゚;)))))

<築地市場>トラフグ2匹を仲卸業者が紛失 注意呼び掛け (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_tsukiji__20090113_2/story/13mainichiF0114m085/

 東京都は13日、東京・築地の中央卸売市場にある仲卸業者「尾坪水産」(中央区)がトラフグ2匹(計約1キロ)などが入った発泡スチロール箱を紛失した、と発表した。誤って調理された場合は危険なため、都は認証を受けたふぐ料理店以外でトラフグを食べないよう呼びかけ、医療関係者にもフグ中毒患者が出た場合は通報するよう注意喚起した。

 都によると、尾坪水産は10日夕、注文先からの連絡で紛失に気づいた。トラフグ2匹のほか、白子、内臓などを取り除いた身欠(みがき)フグ1匹分が入っていた。同日昼間に紛失したとみられ、他業者の品物に紛れ込んだか、誤って配送された恐れがある。

 同社は13日に都へ届け出た。築地市場での紛失例は「聞いたことがない」(都担当者)という。トラフグの肝臓や卵巣などには青酸カリの1000倍以上といわれる猛毒が含まれている。【江畑佳明】

[毎日新聞1月14日]

545とはずがたり:2009/01/17(土) 14:11:37

菓子のピーナツバターにサルモネラ菌の恐れ ケロッグが警告
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200901150012.html

(CNN) 米食品大手ケロッグ(ミシガン州)は14日、同社製品のクラッカーに使用されているピーナツバターが、食中毒を引き起こすサルモネラ菌に汚染されている恐れがあるとして、消費者に食べないよう注意を促した。

対象は「Austin」「Keebler」のブランド名で発売されているクラッカー4製品で、ノースカロライナ州ケアリーにある工場で生産されている。ケロッグのピーナツバター調達先の1つ、ピーナツ・コーポレーション・オブ・アメリカの製品はサルモネラ菌汚染が判明し、これまでに全国43州の少なくとも434人が食中毒の症状を訴えた。

ケロッグには今のところ消費者から苦情は寄せられていないものの、同社は製品の自主回収や出荷一時停止などの対策を実施し、当局が調査を完了し同社が新たな情報を発表するまで、該当製品の消費を見合わせるよう呼び掛ける。また、代金返還を希望する消費者には、担当窓口の電話番号を案内している。

546千葉9区:2009/01/20(火) 22:14:51
>>497>>499
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225012585/107
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090120-OYS1T00607.htm
中国産野菜を国産と偽装、キャセイ食品社長ら逮捕へ
 食品加工会社「キャセイ食品」(東京都中央区)が外国産の混ざった冷凍野菜を「国産」などと偽って販売していた事件で、長崎県警は、同社の阿部俊八社長らについて、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕状を取った。近く事情聴取し、逮捕する方針。

 県警幹部によると、阿部社長らについて、サトイモやニンジンなど中国産の野菜を混ぜた冷凍野菜を「国産」「九州産」などと表示、不正に販売した疑いが持たれているという。

 事件を巡っては、農林水産省が昨年11月、同社に対し、日本農林規格(JAS)法に基づいて改善を指示している。同省によると、産地の偽装は昨年1〜10月、長崎工場(長崎県南島原市)で行われていた。偽装したのは、中国産10種と、米国産冷凍グリーンピースの計約348トンを混ぜた冷凍野菜で、一般消費者向けに約248トン、業務用に約450トンを販売していた。

 協力会社の田中食品(福岡県柳川市)と野菜卸会社「サンチ」(長崎県佐世保市)に指示して無地の段ボール箱などに詰め替えさせて行っていたという。

(2009年1月20日 読売新聞)

547とはずがたり:2009/01/23(金) 15:52:29
JASマーク外すようヤマキに命令へ 不正表示で農水省
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY200901230174.html
2009年1月23日12時35分

 カツオ節最大手のヤマキ(愛媛県伊予市)が「枯れ節」と不正に表示した商品を販売していた問題で、農林水産省は23日、製品の規格を定めたJAS法に違反したとして、ヤマキに対し不正商品からのJASマークの除去を命じる手続きに入った。静岡県焼津産のカツオ節を鹿児島県枕崎産として販売した業界2位のマルトモ(同)には改善を指示した。

 業界のトップ2社で不正表示が発覚したことを受け、農水省はカツオ節業界3団体と流通20団体に適正表示の徹底を文書で求めた。今後、指導も強める方針だ。

 農水省の調べでは、ヤマキは03年5月ごろから、子会社のヤマキ食産で1度だけカビ付けした商品を「枯れ節」として出荷していた。このため、カビ付けと乾燥を2回以上繰り返したものだけを「枯れ節」と規定したJAS法に違反したと判断した。

 表示違反の商品はここ1年に限っても、62種類、計1796万袋分に上った。

 ヤマキ食産には今後、愛媛県が改善を指示する。

 一方、マルトモは昨年10〜12月、「枕崎産」として出荷した商品5種類、3万5千袋の原料が焼津産だった。静岡県は、マルトモの依頼で焼津産や同県御前崎産を「枕崎産」として出荷した2社に対し改善を指示する。

549千葉9区:2009/01/23(金) 22:36:43
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090123-00000001-diamond-bus_all
プレミアムビール“安売り”攻勢! キリンが「一番搾り」を大リニューアル
ダイヤモンド・オンライン1月23日(金) 10時54分配信 / 経済 - 経済総合
 キリンビールが3月に発売する新商品が業界に波紋を投げかけている。

 昨年3566万ケースを販売し、キリンブランドのなかで最も人気がある基幹商品「一番搾り」(正式名称は「キリン一番搾り生ビール」)を大リニューアル。これまで使っていたコーンやコメといった副原料の使用を取りやめ、麦芽とホップのみでの製造に切り替える。つまり、仕様を従来のレギュラービールから、麦芽100%のプレミアムビールに変更するというわけだ。

 しかも、価格は従来のまま据え置く。つまり仕様はプレミアム、価格はレギュラーというわけだ。1990年の一番搾りの発売時、レギュラー価格にするか、プレミアム価格にするかで社内の議論が続いたのは有名な話。今回はさらに仕様をあげるのだから、まさしく実質的なプレミアムビールの安売りとなる。

 プレミアムビールといえば、サッポロビールの「エビス」とサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」がよく知られている。どちらもレギュラービールより、大瓶一本当たりで20円前後高いが、ともに年間1000万ケース以上を売り上げる人気商品だ。

 しかも、プレミアム戦争と呼ばれた昨年のサントリーとサッポロの戦いはサントリーの“安売り”に軍配が上がり、エビスはプレミアムモルツに逆転されてしまった。サントリーは、大手ビールメーカーが2〜4月にビール系飲料の一斉値上げに踏み切ったのに対し、8月まで缶入り商品の値段を据え置き、史上初のシェア3位の座を獲得した。その原動力となった商品がプレミアムモルツと、第三のビール「金麦」だ。

 ところが、そのプレミアムビール市場に、キリンがレギュラー価格で殴り込んでくるのだから、サントリーもサッポロもたまったものではない。キリンは一番搾りをあくまでレギュラービールとして売るが、CMでは麦芽100%使用を前面に打ち出す予定で、両社がシェアを食われるのは火を見るより明らか。今年3月、第2次プレミアムビール戦争の火蓋が切って落とされる。 

(『週刊ダイヤモンド』編集部 小出康成)

550千葉9区:2009/01/23(金) 22:37:57
http://diamond.jp/series/inside/09_01_24_002/
いよいよ業界再編へ突入か?大手ビールメーカーの窮地

 ビール系飲料の市場縮小がますます加速している。大手4社(キリンビール、アサヒビール、サントリー、サッポロビール)の2009年販売計画によれば、市場全体の成長見通しは3社が2%減で、1社が3%減。05年から5年連続で史上最低記録を更新するのはまず間違いない。

 しかも、昨年は初めて新ジャンル(第3のビール)の売り上げが発泡酒を逆転。ビールから単価の低い発泡酒、発泡酒から新ジャンルへの需要シフトが加速している。販売量・単価共に落ち込むアリ地獄だ。

 恐ろしいのは、4社すべてが市場減少を予測するなかで、キリンを除く3社が自社販売量を増やす計画になっていること。その意味するところは一目瞭然である。市場全体が縮む前提では「他社のシェアを食って生き残るしかない」ということだ。

 そこで、早くも始まっているのが「新商品乱発」。昨年11月、アサヒが発泡酒の新商品投入(今年2月)を発表した。すると、翌12月にはキリンが、その翌々週にはまたもアサヒが発泡酒の新商品投入を発表。すでに季節はずれの新商品ラッシュに拍車がかかっている。

 この動きにサントリー、サッポロも追随するのは必至。大手4社合計で23もの新商品(季節限定品を除く)を乱発して疲弊した07年の悪夢再来だ。

 加えて、現在では穀物や原油相場が暴落しており、スーパーや酒ディスカウントストアにおけるビール系飲料の店頭価格はすでに弱含みに転じている。昨年、大手4社はいずれも値上げに踏み切ったが、一転して安売り合戦に逆戻りする懸念なしとはいえない。

 このまま消耗戦を強いられれば、ビール業界の大手4社体制が崩れることもありうる。昨年、サントリーに抜かれて4位に転落したサッポロが業界再編の台風の目となりそうだ。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 小出康成)

551千葉9区:2009/01/26(月) 22:39:44
中国製ギョーザ中毒:昨年4月、河北省の20社が購入 事件後、天洋の回収分
 【北京・浦松丈二】中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国国営・新華社通信(英語版)は24日、製造元の天洋食品(河北省石家荘市)が事件後回収したギョーザについて、河北省の企業約20社が昨年4月に購入していたと報じた。25日付の中国各紙はこの記事を掲載しておらず、日本向けに事実関係を説明する狙いとみられる。また、同省当局者は、承徳鋼鉄が配布したギョーザを食べた男性従業員1人が体調不良を訴えたが、病院に行かずに回復したと明らかにした。一方、同じように配布された唐山鋼鉄では食中毒は発生していないとしている。

 関係者によると、同省当局が経営難に陥った天洋食品を救済するため、地元企業にギョーザ購入を指示していた。当時、中国側は「中国国内で毒物が混入した可能性は極めて低い」との見解を示しており、輸出前に回収された製品は安全だと判断していたという。

毎日新聞 2009年1月26日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/world/news/20090126ddm041040150000c.html
天洋食品回収のギョーザ、中国鉄鋼メーカーに大量横流し


唐山市内で配布されていた「ひとくち餃子」=佐藤俊和撮影

 【北京=佐伯聡士、牧野田亨】昨年1月、日本で発覚した中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、製造元の天洋食品(河北省石家荘市)により回収・保管されていたギョーザが、河北省唐山市の「唐山鋼鉄」など複数の鉄鋼メーカーに大量に横流しされ、同年4〜6月ごろ、従業員やその家族らが食べていたことが23日、関係者の話で分かった。

 また、別の関係者は、中国国内で6月に起きた中毒事件の被害者が、同省承徳市の「承徳鋼鉄」の関係者4人であると明らかにした。4人は横流しされたギョーザを食べたものとみられ、中毒事件発覚後もギョーザが広範囲に出回るという、ずさんな管理実態が浮き彫りになった。

 ◆「福利厚生」名目で無料配布◆ 

 唐山鋼鉄従業員によると、冷凍ギョーザは昨年5月ごろ、会社から「福利厚生の一環」として無料配布された。対象は、正規従業員7000〜8000人のうち夜勤者が中心で、日本で中毒事件が発覚し、輸出が禁止された天洋食品製「中華deごちそう ひとくち餃子」が2〜4袋ずつ配られた。

 唐山市で本紙が確認した製品の包装デザインは黒色が基調で、事件当時公表された赤色基調のものとは異なる。輸入元企業の親会社の日本たばこ産業(JT)によると、黒色の商品は高級感を出すためデザインを刷新したもので、昨年2月から発売する予定だったが、事件発覚で日本国内には出回らなかったという。

 記載された賞味期限「2009年4月6日」から逆算すると、製造日は昨年1月6日で、天洋食品が保管していたものとみられる。多くの従業員がギョーザを食べたとみられるが、中毒など健康被害は伝えられていない。同省邯鄲(かんたん)市の「邯鄲鋼鉄」でも、昨年4〜6月ごろ、2〜3袋ずつ配布された。系列病院の職員を含め、約3万人に配られたという証言もある。

 一方、承徳鋼鉄従業員によると、ギョーザは「ひとくち餃子」で、昨年5月ごろ、同社周辺に4か所ある従業員食堂で販売され、購入者が列を作ったという。だが、1、2か月後、会社が突然、残っているギョーザの回収を開始。会社側からは、中毒患者発生などの説明はなかったという。

 中国筋によると、中国では、経営不振の企業などの救済策として、在庫品を低価格で他の企業などが買い取り、従業員に配布する行為が少なくないという。

     ◇

 JT・IR広報部は、天洋食品製造のギョーザの所有権について、日本に輸出され、通関に合わせてJT側に移る契約だったと説明。中国国内での横流しに関して、「非常に遺憾。天洋食品と接触できないため、打つ手がない」と話している。

 ◆中国製冷凍ギョーザ中毒事件=千葉、兵庫両県の3家族10人が07年末から08年1月にかけ、天洋食品製造のギョーザで中毒症状になった事件。ギョーザから有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたが、中国側は同年2月末、「原料、生産工程、輸送過程でメタミドホスが混入された状況は見つかっていない」との見解を公表。だが、6月中旬、中国河北省で4人が天洋食品のギョーザを食べ、中毒を起こしたことから、中国国内での混入の可能性が強まっていた。

(2009年1月24日03時05分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090124-OYT1T00083.htm?from=navr

552千葉9区:2009/01/26(月) 23:55:43
まっ、別れたのが違和感ありましたからね
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009012601000878.html
雪印、日本ミルク統合へ 乳業業界3大グループに
2009年1月26日 23時43分

 乳業大手の雪印乳業(札幌市)と「メグミルク」ブランドで牛乳を販売している日本ミルクコミュニティ(東京)が26日、今春にも持ち株会社を設立し、経営統合する方向で最終調整に入った。

 傘下に、メグミルクが主体となる牛乳事業の子会社と、雪印が主体となるバター・チーズ事業の子会社がぶら下がる方向で検討が進んでいる。27日にも正式に発表する。

 乳業業界は2008年3月期末の売上高で雪印が3位、日本ミルクコミュニティが4位。両社の経営統合で売上高は5063億円に達し、2位の森永乳業の5868億円に迫る規模となる。乳業業界は売上高7069億円でトップの明治乳業を含めた3大グループに再編される。

 日本ミルクコミュニティは、2000年に加工乳で起きた集団食中毒事件や02年に発覚した子会社の牛肉偽装事件などで経営の悪化した雪印が、牛乳事業を分離、全国農業協同組合連合会(全農)や全国酪農業協同組合連合会(全酪連)などと共同出資して03年1月に発足した経緯がある。今回の経営統合で雪印と全農など農協系統との一段の関係強化が進む格好だ。

 乳業メーカーは、資源高の影響で原料乳価格の上昇分を価格転嫁し今年3月から値上げを進める方針。一方、消費者の牛乳離れもあって今後の利益拡大が難しい状況となっている。

(共同)

553とはずがたり:2009/01/27(火) 00:36:58
>>551
これ酷いっすねぇ。。
中国で毒盛られたと証明されたようなものでしょうか。

>>552
そうなんですか>別れたのが違和感有り

554とはずがたり:2009/01/27(火) 12:57:21
こんだけ食品産業ぐだぐだだと導入せざるを得ないっすね。

原産地偽装に直接罰 自民、JAS法改正案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000077-san-bus_all
1月27日8時1分配信 産経新聞

 自民党の動植物検疫及び消費安全に関する小委員会が、食品偽装に対する罰則を盛り込んだ日本農林規格(JAS)法改正案をまとめたことが26日、分かった。現行のJAS法には食品偽装を直接罰する規定がなく、事件化には詐欺罪などの適用が必要になるなどハードルが高かった。このためJAS法を強化して業者摘発を可能にし、増加する食品偽装に歯止めをかけたい意向だ。自民党は改正案を一部修正し、2月中にも正式決定したうえで、議員立法による通常国会での成立を目指す。

 現行JAS法では、農林水産省が、偽装業者に是正指示や命令など行政処分を行えるが、業者が指示や命令に従う限り刑罰は科せない。処分に従わない業者には懲役や罰金刑を科せる間接的な罰則制度はあるが、業者は処分に従うため、実際に適用されたケースはない。

 改正案では、こうした制度を改め、行政処分とは無関係に、直接刑事罰を科せる「直罰(ちょくばつ)制度」を導入。原産地を虚偽表示した業者に、1年以下の懲役か100万円以下の罰金を科すとしている。

 ただ、直罰の対象は原産地の偽装だけで、賞味期限などその他の偽装は対象外とした。原産地偽装は、農業や漁業の産地振興に反するとして特に悪質と位置づけた。

 警察は現行のJAS法では刑事罰が科せないことから、これまでは業者を摘発するため、刑法の詐欺罪などを適用してきた。しかし、詐欺罪は、偽装食品を買わされた被害者の損害を具体的に示す必要があるなど、捜査上のハードルが高い。実際に、大阪市の水産物輸入会社「魚秀」が中国産ウナギを国産と偽装した事件では、兵庫県警などが詐欺罪の適用を視野に捜査しながら、「被害者が特定できない」として詐欺罪での立件は見送られた。

 この事件では、より刑罰の軽い不正競争防止法違反(虚偽表示)罪を適用し、社長らを逮捕・起訴したが、同法にも共犯者を摘発しにくいなど限界が多く、摘発すらされない業者は少なくない。一方で偽装業者の行政処分は増加傾向が続いており、「罰則のない現行JAS法の抑止効果は低い」との批判も高まっていた。

 JAS法改正案では、偽装があれば被害者の損害を示さなくても罰則を適用できるなど、より簡単に捜査の網がかけられるようになるほか、抑止効果も期待される。
                   ◇
【用語解説】日本農林規格(JAS)法
 農林水産物・食品の品質、原産地などの適正表示を定めた法律。消費者らが正しい表示を見て食品を選べるように、偽装表示業者に是正指示や命令を出す権限を農林水産省などに認めている。捜査や裁判などを経て偽装業者を罰するより、早く表示を是正させることを優先しているため、偽装表示しても、是正命令に従う限り刑事罰は科されない。命令に従わない場合、個人で1年以下の懲役か100万円以下の罰金、法人では最高1億円の罰金を科される。

最終更新:1月27日9時5分

555名無しさん:2009/01/28(水) 21:27:28
>>537-538>>549-550
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/0bccd8606fa1e8a18d472d8007cc3e8d/
サッポロの4位転落で激化する高級ビール戦争 - 09/01/23 | 15:30



 高級ビールのパイオニアである「エビス」が、苦戦を強いられている。2008年度の販売数量が前期比1割減に落ち込む一方、サントリーの「プレミアムモルツ」が同21%増と大躍進。長年、独壇場だった高級ビールの首位の座をサントリーに奪われてしまった。サッポロビールにとってエビスは収益柱であり、「日本文化を代表するビール」(サッポロの寺坂史明専務)という自負がある。サントリー逆転で、かつてないほど危機感を強めている。

 「プレミアムモルツとエビスはウサギとカメみたいなもの。われわれはカメでいいと思っている」。サッポロの寺坂専務はあくまでもマイペースを強調するが、09年度のブランド戦略には焦りがにじみ出る。「エビスへの史上最大の集中化戦略」と銘打って、テレビCMを中心に広告費を大幅に増やす。3月に期間限定で「シルクエビス」を投入するなど拡大に必死だ。

サントリーは黒字化

 サッポロ苦戦の背景には、サントリーの価格戦略も影響している。原材料高を理由にキリンビール、アサヒビール、サッポロは昨春までに値上げしたが、サントリーだけは昨年8月末まで家庭用の缶製品の価格を据え置いた。この“後出しじゃんけん”が奏功し、サントリーのビール類シェアは12・4%(前期11・0%)と過去最高を記録。サッポロは11・8%(同12・5%)と、4位に転落してしまった。

 敗因はエビスだけではない。第3のビール市場が同14%増に膨らむ中、サッポロだけが同9%減に後退。発泡酒も市場が同7%減に対し、サッポロは26%減だった。

 一方で、サントリーは勢いづく。「08年度は販促費を削減しても数量が増えた。採算の高い第3のビール比率も高まった」(サントリーの相場康則常務)ことで、赤字続きだったビール事業が、参入46年目にして悲願の黒字化を達成。ただし09年度は価格据え置き特需が消えてしまうため、3位の地位を盤石にできるか正念場だ。広告費と販促費を積み増し、ビール類を同5%伸ばす拡大戦略を描く。

 引き続きプレミアムモルツも同15%増の1320万箱計画と、攻めの姿勢を崩さない。対するエビスは同11%増の1200万箱と計画では後塵を拝すが、遅れて実施したサントリーの値上げが、どう影響するかは未知数だ。

 加熱する両社を横目に、キリンの三宅占二社長は冷静だ。「こういう時代でプラスは難しい」とビール4社の中で唯一、マイナス計画を発表。成長が続いた高級ビール市場も08年度は微減に転じており、09年度に拡大を見込むのは非現実的。それでも両社のプライドを懸けた高級ビール戦争は激化する一方だ。

(佐藤未来 撮影:代 友尋 =週刊東洋経済)

556千葉9区:2009/01/28(水) 23:00:48
>>553
雪印解体のときに、「創業の地:北海道にだけは雪印ブランドを残したい」
つーような理由で、北海道だけ雪印。
他を農協系の日本ミルクコミュニティー設立だったはずです。

557千葉9区:2009/01/28(水) 23:01:56
>>551
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090129k0000m020089000c.html
ギョーザ事件1年:冷凍食品不振が長期化
 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件から1年。消費者の中国製食品離れの影響で、国内冷食各社の販売不振は長期化の様相だ。「安全安心」の向上のため、一部企業では材料調達や生産を「国内回帰」させているほか、原産地表示を厳格化する動きも出始めた。

 ◇中国産排除、コスト増追い打ち
 問題のギョーザを開発・販売した日本生活協同組合連合会(日生協)では昨年4〜12月の冷凍食品の売上高が前年に比べ5%減。特に中国製は8割減だった。輸入したジェイティフーズも、昨年4〜9月の家庭用冷凍食品の売上高は6割減。夏場は回復基調だったが「有害物質メラミンの混入などで中国産への不信が増幅し、再び厳しい状況」という。

 財務省の貿易統計では、中国製食品の輸入量は中毒事件以後、前年割れが続き、ギョーザを含む穀物類は昨年10〜11月にかけ落ち込み幅が拡大している。

 消費者の中国食品離れで、日生協は自社のギョーザのうち中国製3品目を製造中止し国内産4品目に絞った。日本水産も中国での生産の一部を山形県の子会社などにシフト。原材料を国内産に切り替える企業も目立つ。

 ただ、メーカーにとって国内回帰はコスト増に直結する。味の素冷凍食品は2月に「ギョーザ(12個入り)」をリニューアルするが、原料のキャベツをすべて国産に切り替えるため、店頭想定価格は320円から360円に上がる。日生協のギョーザも最も割安な商品で比較すると国産は中国製より約3割高い。「中国なしでは成り立たない」(日水)との指摘もある。

 景気悪化に伴う節約志向で、消費者の選別の目は厳しくなっているが、味の素は「価格に見合った安心感を提供できれば評価されるはず」と話している。【森禎行】

 ◇産地自主表示の動きも
 冷凍食品離れの背景には「何が入っているか分からない」という消費者の不安感もある。現行のJAS(日本農林規格)法は、多くの加工食品について原材料の原産地表示を義務づけていないからだ。農林水産省は見直しを進めているが、業界では自主的な表示に踏み切る動きもある。

 同法が原材料の原産地表示を義務づけている加工食品は、乾燥した魚介類など加工度の低い一部の品目だけ。その他は最終加工地だけを表示すればいい。農水省は対象品目の拡大などを検討しているが、同省が昨秋実施したアンケートでも原材料の原産地表示に賛成する人が8割に上った。また、東京都は、今年6月から国内で製造された家庭用冷凍食品すべてに原料原産地表示を義務付ける。

 一方、問題のギョーザを輸入したジェイティフーズは昨年6月からほとんどの加工食品について原料の原産地を表示。親会社の加ト吉も来月から順次、表示に踏み切る方針だ。

 原材料の調達先が多岐にわたり、表示しきれないケースもある。このため、ニチレイ子会社のニチレイフーズは昨年4月から一部の製品にQRコード(2次元バーコード)をつけ、携帯電話を使って原産地情報を読み取れるようにした。

 ただ、原材料の調達先は季節によって変わるケースなどもあり、今後は表示の煩雑化やコストの増大が課題になりそうだ。【工藤昭久、森禎行】

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090116k0000m020023000c.html
中国産野菜:08年輸入量25%減、安全性の問題響く
 農林水産省が15日発表した植物検疫統計(速報値)によると、08年に輸入された中国産野菜の量は40万6417トンで、前年比25%の減少だった。昨年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザの農薬混入事件などによる需要低迷が年間を通して続いた。

 前年割れは3年連続。輸入量の多い上位3品目でも、タマネギが21%、ゴボウが12%、ネギが30%と軒並み減少した。農水省は「需要回復の見通しは立たない」としている。【工藤昭久】

558千葉9区:2009/02/01(日) 02:05:27
>>311>>365>>376>>551>>557
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090131/biz0901312329009-n1.htm
冷凍食品でJTブランド廃止 加ト吉に統一
2009.1.31 23:28
 日本たばこ産業(JT)は31日、冷凍食品事業の「JT」ブランドを今春に廃止し、子会社の加ト吉ブランドに統一することを決めた。中国製ギョーザ中毒事件による自社ブランドへの信頼低下が長引いているため、加ト吉の高いブランド力を活用する。

 子会社の冷凍食品販売会社「ジェイティフーズ」(東京)で昨年、中国製冷凍ギョーザの中毒事件が発覚。その後、家庭用の冷凍食品部門の売り上げは一時は前年同期比で約9割落ち込むなど大幅に減少。冷凍食品事業の平成21年3月期の売上高は前期比で4割程度減る見込みだ。

559とはずがたり:2009/02/01(日) 02:33:36
>>556
解説感謝っす。そういえばそんな事があったようなないような朧気な記憶が。。確かに中途半端ですね〜。

560とはずがたり:2009/02/06(金) 18:14:26
「現時点で買収を検討している事実はない」と云うコメントは何も決定している事実はないと云うコメントに較べると検討そのものを否定していると云う点でより強い否定か?

アサヒ、韓国ビール大手買収検討 韓国ロッテと共同で
02/06 11:29
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009020601000266.htm

 アサヒビールが韓国ロッテグループと共同して、韓国2位のビール会社「OBビール」の買収を検討していることが6日、明らかになった。
 OBの親会社でビール世界最大手の「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」(ベルギー)が、資金調達のためOBを売却する方針を固め、近く入札を実施する。買収総額は1000億−1500億円程度とみられ、アサヒ・ロッテ連合を含めた海外大手が入札に参加する見通しだ。
 OBは韓国のビール市場で約4割のシェアを持ち、買収が成功すれば韓国で「スーパードライ」の販売強化も見込める。アサヒはロッテとビール販売などで関係が深く、入札に向けて買収スキームなどを協議しているとみられる。
 国内ビール市場は縮小傾向にあり、アサヒは中国2位のビール会社、青島ビールに約2割(約600億円)の出資を決めるなど海外事業を拡大している。
 アサヒビール広報部は「現時点で買収を検討している事実はない」とコメントしている。

561とはずがたり:2009/02/06(金) 18:15:07
アサヒビールは最高益 広告費削減が寄与
02/05 19:15
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009020501000697.htm

 アサヒビールが5日発表した2008年12月期連結決算は、広告費や販売促進費の削減が寄与し、純利益が前期比0・5%増の450億円と8年連続で過去最高を更新した。売上高は0・1%減の1兆4627億円だった。
 少子高齢化や若者らのビール離れが進む中、国内市場は縮小しているが、コスト削減で利益を確保した。09年12月期連結業績予想は、売上高が1・9%増の1兆4900億円、純利益は11・1%増の500億円を見込む。

562千葉9区:2009/02/07(土) 03:03:38
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090206ddlk13010280000c.html
築地市場移転:異例の東卸理事長選 9日再投票、両派綱引き激化 /東京
 「理事長が決まらなかったのは、組合設立以来初めてです」−−。5日、築地市場内で行われた東京魚市場卸協同組合(東卸)の理事長選。理事会終了後、同組合の広報担当者は報道陣にこう話した。市場移転賛成派と反対派が同数票となる異例の理事長選。9日の再投票まで、双方の綱引きが激化するとみられる。

 理事会は午後0時半から築地市場内で非公開で行われ、約2時間に及んだ。同組合によると、市場移転に賛成する現職の伊藤宏之理事長と、反対している「市場を考える会」の山崎治雄代表幹事が名乗りを上げ、それぞれ持論を述べた。組合には同数の場合の規定がないため、今後各理事が決定方法を検討し、9日に持ち寄るという。

 理事の男性(53)は「投票結果は予想していた。票が分かれるのは仕方ない。仲卸の新しい歴史の始まりになってくれればいいのだが」とため息をついた。また、都幹部は「誰が理事長でも移転の方針に変更はない。東卸との話し合いは続ける」と話した。【江畑佳明】

〔都内版〕

毎日新聞 2009年2月6日 地方版

563とはずがたり:2009/02/08(日) 02:23:00
滋賀が京都と合併すれば良いだけの話しだなw

千枚漬けで不正表示 販売者を京都に滋賀の業者
02/06 18:00
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009020601000577.htm

 農林水産省は6日、販売者が京都市に所在すると不正表示した千枚漬けを売ったとして、滋賀県湖南市の漬物製造「やまじょう」に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき是正を指示した。
 やまじょうの役員は不正表示したことについて「千枚漬けは京漬物の代表格。イメージアップの意図があった」と釈明した。既に表示は改めたという。
 農水省によると、同社は2003年1月から08年12月にかけ、京都市にある取引先の料理店の住所を借り、販売者の住所として表示した商品名「やまじょうの千枚漬」など4種類の商品を計446トン、全国のスーパーなどで販売した。
 販売者の氏名はやまじょうの相談役にしていたが、相談役は本社(湖南市)に勤務しており、農水省は「実体のない販売者を表示した」と判断。販売者欄には「京洛やまじょう」との表示もあり、農水省は京都のイメージを不正に演出したとみている。これに対しやまじょう側は「ブランド名を記載した」としている。

564千葉9区:2009/02/08(日) 09:43:43
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090208k0000m040101000c.html
甲子園:ビール対決へ アサヒの牙城にキリンが挑戦
 キリンビールは3月21日開幕の選抜高校野球大会から、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の外野席で売り子による生ビール販売に乗り出し、球場で長年独占的にビールを販売してきたアサヒビールの牙城に挑戦する。一方アサヒは、缶ビールの販売をやめて生ビールに一本化したり、売り子の制服をピンク色に一新して対抗する。

 甲子園球場のビール販売は、アサヒの創業地が大阪府吹田市で縁が深かったため、同社の専売状態が続いた。キリンは98年から一部売店でビールの販売を始めたが、07年の販売量は約1万2000リットルにとどまる。しかし、昨年3月に内野席側に提携レストランを出店させるなど球場の改装を機に攻勢を強め、08年の販売量は約8万リットルに伸ばして球場内シェアは約10%になった。売り子20人を投入する今年は約20万リットルを販売し、シェア20%を目指す。キリンの赤堀寿美・近畿圏統括本部長は「甲子園は関西の元気の象徴。執念で入れてもらえた」と悲願の参入を喜ぶ。

 アサヒは引き続き内野席やアルプス席での専売を続ける。缶ビールを販売していた外野席は生ビールに切り替え、「おいしいビールで甲子園を盛り上げていきたい」という。【横山三加子】

566とはずがたり:2009/02/09(月) 11:36:26

豪ライオンネイサン、コカ・コーラ・アマティルに最大49億米ドルの買収提案
2008年 11月 17日 09:19 JST
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK831298720081117

 [メルボルン 17日 ロイター] 豪ビール2位のライオンネイサンは、飲料大手コカ・コーラ・アマティルに現金と株式交換を組み合わせた形での買収を提案した。買収金額は最大76億6000万豪ドル(49億1000万米ドル)という。コカ・コーラ・アマティルが17日、声明で明らかにした。
 コカ・コーラ・アマティルは、ライオンネイサンの提案には多くの不備があるとしている。
 コカ・コーラ・アマティルには米コカ・コーラが30%出資している。

豪ライオンネイサン、コカ・コーラ・アマティルと合併協議=新聞
2008年 11月 17日 08:18 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-34937420081116

 [シドニー 17日 ロイター] 17日付のオーストラリアン・フィナンシャル・レビューは紙、豪ビール大手ライオンネイサンと飲料大手コカ・コーラ・アマティルが合併に向けた協議を行っていると報じた。情報筋は明らかにしていない。
 同紙によると、協議は過去数週間に本格化しており、双方の親会社も参加している。
 ライオンネイサンにはキリンホールディングス(HD)が46%、コカ・コーラ・アマティルは米コカ・コーラが30%、それぞれ出資している。
 ライオンネイサンは報道について、コメントはないとしている。
 豪証券取引所によると、ライオンネイサン株は17日、重要な情報の発表があるまで取引停止となっている。

豪ライオンネイサン、コカ・コーラ・アマティルに買収提案
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2008-11-17T095719Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-349400-1.html
 【メルボルン 17日 ロイター】 豪ビール2位のライオンネイサンは、飲料大手コカ・コーラ・アマティルに現金と株式交換を組み合わせた形での買収を提案した。買収金額は最大76億6000万豪ドル(49億1000万米ドル)という。コカ・コーラ・アマティルが17日、声明で明らかにした。
 コカ・コーラ・アマティルは、ライオンネイサンの提案には多くの不備があるとしている。
 コカ・コーラ・アマティルには米コカ・コーラ<KO.N>が30%出資している。
2008/11/17 9:57

567とはずがたり:2009/02/09(月) 11:36:51
>>566-567

キリン子会社の豪ライオンネイサン、コカ・コーラ・アマティル買収提案を撤回
http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2009-02-09T081850Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-363607-1.html

 【ウェリントン 9日 ロイター】 キリンホールディングス<2503.T>の子会社で豪ビール大手のライオンネイサン<LNN.AX>は9日、飲料大手のコカ・コーラ・アマティル<CCL.AX>に対する総額約73億豪ドルの買収提案を撤回すると発表した。両社の主要株主間の交渉が決裂したため。

 ライオンネイサンのマレー最高経営責任者(CEO)は「ライオンネイサンは市場環境が厳しいにもかかわらず、30%のプレミアムを上乗せした非常に魅力的な提案を行ったはずだ」と述べ、コカ・コーラ・アマティルの30%株式を保有する米飲料最大手コカ・コーラ<KO.N>が買収に合意しなかったことに驚きを隠さなかった。

 オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙は同日、ライオンネイサンの46%株式を保有するキリンホールディングスが、資産売却に関する米コカ・コーラの要請を拒否したと報じている。

 同紙によると、米コカ・コーラは、ライオンネイサンによるコカ・コーラ・アマティル買収に同意する交換条件として、キリンホールディングスがオーストラリアで展開する飲料ブランド「ベリ」と、コカ・コーラ・アマティルのミネラルウォーター事業「マウント・フランクリン」の買収を提案していた。 

 ライオンネイサンがコカ・コーラ・アマティルの買収に成功した場合、ライオンネイサンは市場規模103億豪ドルのオーストラリアの清涼飲料・フルーツ缶詰市場の約60%のシェアを握ることになっていた。

 キリンホールディングスはオーストラリアで飲料ブランド「ベリ」に加え乳飲料事業も展開。コカ・コーラ・アマティルとは競合関係にある。

2009/02/09 8:18

568千葉9区:2009/02/09(月) 21:18:42
>>562
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090209/tky0902092004009-n1.htm
再選挙も決着つかず 築地市場最大事業組合の理事長選
2009.2.9 20:03
 東京・築地市場の最大手水産仲卸業者組合「東京魚市場卸協同組合」(東卸)の理事長選の再選挙が9日、行われた。

 前回同様、築地市場移転容認派で現職の伊藤宏之理事長と、移転反対派の「市場を考える会」の山崎治雄代表幹事がいずれも15票を獲得。決着がつかなかったため、17日に再々選挙を行う。

 再々選挙では、同組合が抱える多額の負債問題や築地市場の移転問題などを争点に、両者が自らの見解を理事らに表明したうえで、選挙を行う。伊藤理事長は「財政問題が解決しなければ移転することもできない」と財政問題の重要性を主張。一方の山崎代表幹事は「都にはこれまで裏切られており、汚染のひどい豊洲へ移転するわけにはいかない」と、移転反対を改めて表明した。

569千葉9区:2009/02/14(土) 22:27:18
http://www.asahi.com/business/update/0212/TKY200902120284.html
不況に強い食パン・アメ・インスタントめん 決算堅調
2009年2月14日20時40分
 世界同時不況下で電機や自動車メーカーなどの業績が大きく落ち込むなか、売り上げや利益を堅調に伸ばしている食品メーカーがある。消費者の節約志向が強まるなか、安めの商品や定番商品を強化していることが強みのようだ。

 山崎製パンが12日発表した08年12月期連結決算は、菓子パンの売上高が前期比5.9%増、串だんごなどの和菓子も7.7%増と好調で、営業利益は25.1%増の258億円に。飯島延浩社長は「食品は日常生活に密着しており、不景気の影響をさほど受けない。品質を高めたもの、価格の安いものが売れる」と分析する。主力製品は値下げでお手ごろ感を打ち出し、09年12月期も増収増益をねらう。

 ビスケットなどが好調なブルボンは、09年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益は従来予想の約1.5倍の26億円を見込む。アメやグミなどをつくるカンロも09年12月期はほぼ前期並みの売り上げや利益をめざす。カンロの小林繁樹副社長は「昨秋以降の売り上げは前年を上回っている。高価な商品を買わなくなった反動なのかも」。

 東洋水産も店頭価格が100円程度の即席めんや、家庭でつくる生めんが売り上げを押し上げており、やはり09年3月期の単体ベースの営業利益や純利益を上方修正した。(伊藤裕香子)

570千葉9区:2009/02/16(月) 21:52:49
とはさんらしいキツい一言コメントを希望します。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20090214-OYS1T00240.htm
ジョイフル赤字転落、社長が代表権返上

 ジョイフル(大分市)は13日、業績不振の責任を取って長尾一徳社長(45)が代表権を返上し、創業家一族の児玉幸子顧問(63)が代表取締役会長に就任すると発表した。3月26日付。会社の顔である社長が代表権を持たないのは極めて異例だ。

 児玉氏は創業者・穴見保雄氏の妻の妹。同社の前身である「焼肉園」設立時の取締役で、ジョイフルの常務も務めたことがあり、業績回復に経験を生かすことにした。代表権を持つのは児玉氏だけとなる。サントリーフーズ(東京)出身の長尾社長は創業家の要請で社長職にとどまる。

 ジョイフルが13日発表した2008年12月期連結決算は、客数減などで売上高が前期比3・8%減の619億6100万円。経常利益は84・6%減の4億5600万円。71店の減損損失などを計上し、税引き後利益は4億5500万円の赤字(前期は10億7700万円の黒字)。減収と最終赤字は1993年6月の上場以来初めて。

(2009年2月14日 読売新聞)

571とはずがたり:2009/02/16(月) 22:58:55
>>570
おお,なんと!ガラガラでも利益上がる体質かと思ってましたが流石にあの空きっぷりでは赤字なんですねえ。
創業者が大分1区へ出たり政治に色気だしたりするから〜(・∀・)
心おきなく俺がジョイフルで勉強出来る様に早く1区で落選して政界引退してくらはいw
それにしてもドリンクバーがサントリーのだけど社長迄も迎え入れてるんですねぇ。

572千葉9区:2009/02/17(火) 22:24:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000513-san-bus_all
なぜ?原材料急落でも下がらぬ食料品価格
2月17日1時13分配信 産経新聞


 昨年、穀物と原油相場の高騰の影響で、パンや乳製品、ビールなど多くの食品メーカーが相次いで値上げした。昨年9月の米大手証券「リーマン・ブラザーズ」破綻(はたん)を契機に相場は急落したのに、いまだに価格が下がらない。16日に発表された昨年10〜12月期の国内総生産(GDP)で落ち込みが明らかになった個人消費。買い控えに走る消費者らは「どうして安くならないの」と首をひねっている。(菅原慎太郎)

 「値下げ? 勘弁してくださいよ。値上げはしても、値下げなんてできる状態にないですよ」

 パンなどを作っている食品メーカー担当者は、こう強調する。

 昨年目立ったビールやパン、乳製品メーカーの値上げはスーパーなど小売店の価格に直結するため、消費者には大きな打撃になった。5月に大手製パンメーカーが食パンの希望小売価格を20円程度値上げ。それと前後して、乳製品メーカーがバターを8%、大手酒類メーカー各社もビールを3〜8%程度値上げ。値上げ分は、小売価格にほとんどそのまま反映され、その状態は今もあまり変わっていない。

 値上げの主な理由とされた穀物や原油価格だが、9月のリーマン・ショックで相場は急落している。ピーク時に米国の穀物市場で400ドルを超えた小麦は、200ドル程度まで落ち、原油も140ドル台から40ドルまで落ちたが、メーカーは価格を下げなかった。

 「ずっと前から経営環境は厳しかったのに値上げを我慢していた。それまで我慢した分を取り戻さなければいけないし、値段を下げられない」とビール会社の担当者は説明する。相場高騰は、数ある値上げ理由の一つに過ぎないのだ。

 値下げどころか、バターは逆に値上げの危険すらある。原料乳の価格が、昨年9月以前のエサ用穀物高騰の影響などで、今年3月に上昇することが決まっているからだ。

 しかし、同様の“タイムラグ”では、値上げより、「もう少し期間がたてば値段が下がる」という見方が専門家の間では強い。経済ジャーナリストの荻原博子さんは「今年1年でみれば、価格は下がる傾向だ」と分析する。

 特にパンの場合、相場の影響はすぐに出ない。原料の小麦は日本政府がまとめて輸入し、業者に売り渡しており、値段は半年に一度しか変えない。下落した小麦価格が反映されるのは4月以降だからだ。つまり、まだメーカーにとって、小麦は安くなっていないわけだ。

 また、景気悪化で消費が冷え込んでいることから、荻原さんは「メーカーは景気悪化で売り上げが減る場合に備え、値下げに慎重になっているのではないか」と指摘する。ただ、ビール大手3社が昨年12月期の連結決算で過去最高の純利益を更新するなど好調な企業もあり、「景気悪化は言い訳にすぎないのでは」との見方もある。

 「穀物相場が再騰するかもしれない」と警戒するメーカー担当者もいる。

 世界的な人口増で食糧が逼迫(ひっぱく)しているうえ、中国やインドなどの“新興経済大国”の台頭も著しい。すぐには考えにくいが、いつまた相場が高まるか分からないのは確かだ。「中長期的には小麦の値段は上がっていく。こうした傾向が企業に影響を与え、値下げに慎重になっていることも考えられる」と、経済ジャーナリストの田嶋智太郎さんは分析する。

 しかし、要因はどうあれ、値上げで困っているのは消費者。主婦連合会の和田正江副会長は「生活必需品の値段というのは、一度上がったらなかなか下がらない。不景気のなか、価格が上がったままでは消費者は本当に苦労している」と困り気味に話している。

573千葉9区:2009/02/17(火) 22:30:36
>>562>>568
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090217/tky0902172224006-n1.htm
4度目も理事長決まらず 築地市場最大の組合 (1/2ページ)
2009.2.17 22:16

理事長選に立候補した伊藤理事長(右)と山崎代表幹事。4度目の投票も決着がつかなかった=東京都中央区の東卸会館 移転問題で揺れている築地市場の最大手、水産仲卸業者組合「東京魚市場卸協同組合」(東卸)の理事長選の投票が17日、行われた。過去3度の投票結果と同様に、築地市場移転容認派で現職の伊藤宏之理事長と、移転反対派の「市場を考える会」の山崎治雄代表幹事がいずれも15票を獲得。4回の選挙実施にもかかわらず、次期理事長が決まらない前代未聞の事態となった。同組合は20日にも決着をつけたい考えだが、事態は不透明な情勢だ。

 この日の理事会では冒頭、立候補者2人がそれぞれの主張を記載したマニフェストを発表。伊藤理事長は「営業をしながら長期の現在地再整備を行えば組合員が疲弊し、倒産する。豊洲への移転以外の方策を見いだすことはできない」と訴えた。一方、山崎代表幹事は、都が公表値の115倍の発がん性物質の検出を公表しなかった問題に触れ「どんな精(せい)緻(ち)な解析も入力したデータがうそなら出てくる答えもうそ。(移転計画を進める)都を信じてはならない」と述べた。

 発表後、理事会で投票を実施。だが、4度目も両候補ともに同数の15票を獲得したため、一部の理事が「今後は組合から移転問題を切り離し、この問題について議論せず、理事長は移転問題に関する任意団体の代表に就任しないことを前提に、伊藤氏を理事長、山崎氏を副理事長に推薦する」との提案書を提出し、30人の理事の賛成多数で承認された。

 提案書について伊藤理事長は「今とまっている組合の諸問題を進めることを優先させることを考えれば従わざるを得ない」としたが、山崎代表幹事は「軽々に結論を出すことはできない」と述べた。伊藤、山崎両氏は協議後、20日の理事会で提案書についての結果を報告する。

574千葉9区:2009/02/17(火) 23:10:26
>>572
>生活必需品の値段というのは、一度上がったらなかなか下がらない。
逆言えば、そう簡単に値上げも出来ない商品群なわけで・・・

575とはずがたり:2009/02/24(火) 16:29:32
【ためされる食品産業 チロルチョコ】

自宅にチロルチョコの山…元社員の賃料請求棄却
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/225324/
2009/02/24 14:07更新
 自宅で大量の商品サンプルを倉庫代わりに保管させられたとして、チョコレート販売会社「チロルチョコ」(東京)の元社員の男性が、同社に賃料に当たる600万円の支払いを求めた訴訟の判決が24日、新潟地裁であり、山崎まさよ裁判官は請求を棄却した。

 訴状によると、昭和62年に入社した男性は、新潟市西区の自宅を新潟出張所として使用。会社は当初「サンプルの保管スペースとして半畳ほど必要」と説明していたが、平成3年6月ごろから大量のサンプル入り段ボール箱が男性宅に送られるようになったという。男性は19年12月に退職した。

 チロルチョコは「男性には出張所手当を支払っていた。賃料を支払う義務はなく、不当な訴えだ」と反論していた。

576とはずがたり:2009/02/24(火) 18:39:37
>>570-571
土曜日は松戸のサイゼリアで長居。土曜の晩飯時だというのに満員に成らず店を出てかなくて済んだ。
日曜日は土浦のジョイフルで長居。日曜日の昼間だというのに(以下略
月曜日はつくばのココスでやや長居。まぁ普通に空いてた。
さて今日は何処へ行こっかねぇ。

ジョイフル、児玉顧問が代取会長で代表者1人体制へ
http://www.gaisyoku.biz/pages/news/news_details.cfm/2027

 ジョイフルは13日開催の取締役会で代表者の異動を内定し、設立取締役だった児玉幸子顧問が代表取締役会長に就任する見込みとなった。長尾一徳社長は代表権を返上するとともに、穴見陽一会長も退任予定。これによって代表権を持つのは児玉会長のみになり、代表者一人体制に移行する。3月26日開催の株主総会、取締役会で決定する予定。

 同社では変化する経営環境に対応し、経営体制の刷新を図ることから人事異動を実施。穴見会長、長尾社長、井上副社長による代表者3人体制を採用してきたが、会長に就任予定の児玉顧問のみの代表者1人体制に変更する。意思決定を迅速化するとともに「設立取締役であり、変化する環境化で創業精神への原点回帰を目指す」(同社)という。児玉顧問は同社の設立取締役を務めたほか、グループ企業である亀の井ホテルの専務やジョイ開発の社長を兼務している。08年12月に同社顧問に就いている。穴見陽一会長については衆議院議員選挙立候補に注力することから退任予定。代表者の異動は次の通り(3月26日付)。

 △代表取締役会長 児玉幸子(顧問)△取締役社長 長尾一徳(代表取締役社長)△退任 穴見陽一(代表取締役会長)△同 井上博基(代表取締役副社長)。

(外食日報)
2009年02月17日更新

ジョイフル:児玉顧問が会長 長尾社長は代表権返上
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20090214ddp008020004000c.html

 ジョイフルは13日、児玉幸子顧問(63)が代表権のある会長に就き長尾一徳社長(45)が代表権を返上する人事を発表した。3月26日付。この日発表した08年12月期連結決算が93年の上場以来、初の赤字を計上したため。井上博基副社長(48)と、次期衆院選立候補を表明している創業家出身の穴見陽一会長(39)も退任し、代表権は児玉氏一人が持つことになる。

 児玉顧問はジョイフル前身の「焼肉園」が76年に設立された際の創業メンバー。常務を経て04年に退任し、現在はジョイフル筆頭株主のジョイ開発の社長。

 ジョイフルの08年12月期連結決算は売上高が前期比3・8%減の619億6100万円で上場来初の減収。経常利益は同84・6%減の4億5600万円で2期連続の減益。不採算店の減損処理など特別損失を計上し、最終(当期)赤字は4億5500万円(前期は10億7700万円の黒字)だった。【石田宗久】

毎日新聞 2009年2月14日 西部朝刊

577とはずがたり:2009/02/28(土) 18:16:59

後はまともに取り締まるかどうかであるね。

中国、食品安全法が成立 信頼回復へ監督強化
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/2009022801000103.htm

 【北京28日共同】中国の全国人民代表大会(国会)常務委員会は28日、「食の安全」確保に向け食品企業の監督強化などを盛り込んだ食品安全法を可決した。6月1日施行。
 中国製ギョーザ中毒事件や汚染粉ミルク事件などで中国の食品に対する国内外の不信感が高まる中、食品安全を指導する食品安全委員会を国務院(政府)に設置するなどして信頼回復を目指す。
 一方、中国では、安全や品質より利益を優先させて違法行為を行う悪徳業者が後を絶たず、同法の実効性を疑問視する声も出ている。
 安全性に問題のある食品を発見した場合、生産者がすぐに生産を停止した上で情報公開し、既に出回っている商品を回収するよう要求。食品の生産には当局の許可が不可欠とし、罰則も強化。
 芸能人やスポーツ選手など有名人が出演した広告の食品に問題が発生した場合、有名人は食品企業の経営者とともに連帯責任を負うことなども新たに盛り込まれた。
2009年02月28日土曜日

579千葉9区:2009/03/03(火) 21:25:41
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090303rky00m040003000c.html
オリオン・アサヒ飲料:自販機販売一本化
 オリオンビール(浦添市、仲村文弘社長)とアサヒビールグループのアサヒ飲料(東京、岡田正昭社長)は2日、新会社「アサヒオリオンカルピス飲料」を4月1日に共同で設立すると発表した。

オリオン、アサヒ、カルピスの3ブランドの清涼飲料水の自動販売機での販売を担う。3社のこの部門を一本化することで業務効率化と営業強化を図る。

 資本金は2000万円。出資比率はアサヒ飲料が51%、アサヒカルピスビバレッジ(東京、仁平進社長)が29%、オリオンビールが20%。初代社長には沖縄アサヒ販売の清水晴彦社長が就任する。初年度売上高は15億円を予定。県内での自販機台数のシェアは4%程度となる。

 アサヒ飲料とカルピスは2007年に自販機販売事業を統合。しかし県内では沖縄アサヒ販売と沖縄カルピス販売(那覇市、森永満社長)がそれぞれ約1000台規模の自販機事業を別個に運営している。

 清水社長は「一本化でコストの削減や事業効率化が期待できる」と述べ、「地域で強い営業力を持つオリオンが参画することで、事業拡大も狙う」と説明。地元メーカーの飲料を多く扱う販売機であることを強みに、

観光客への販売強化も図る。

 オリオンビールの宮里政一取締役営業企画部長は「これまでは一般流通が主流で、自販機展開は消極的だった。既に2000台の自販機を持つ新会社への参画で、自販機部門の販売を強化する」と話した。

(琉球新報)

2009年3月3日

580千葉9区:2009/03/03(火) 21:38:05
http://www.asahi.com/business/update/0303/TKY200903030256.html
アサヒが3年ぶりビールの新商品 「本場の味」強調
2009年3月3日19時46分

 アサヒビールは3日、約3年ぶりとなるビールの新商品「ザ・マスター」を5月26日に発売すると発表した。消費者の節約志向で「第3のビール」など低価格品の販売が好調な一方、ビールの新製品は苦戦する例が目立つが、「本格的な味わいへの需要はある」と見て、あえてビールで勝負する。

 「ザ・マスター」は、ドイツ産の原料と製法で仕上げた「本場の味」(アサヒ)が売りという。ただ、店頭見込み価格は一般的なビールと同じ215円程度(350ミリリットル缶)に抑え、「値ごろ感」を訴える。年内の販売目標も、新商品としては控えめな210万箱(1箱は大瓶20本換算)にとどめた。

 ビールの新商品では、キリンビールの大型商品が今春、発売から2年で販売を終えるなど、不発に終わることが多い。アサヒが流れを変えられるか、注目されそうだ。

581とはずがたり:2009/03/09(月) 19:32:39
アサヒビール:三井物産と天然調味料製造販売の新会社設立
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090310k0000m020021000c.html

 アサヒビールと三井物産は、ビール酵母などを原料とする天然調味料の製造販売会社を折半出資で設立、6月にも国内外で販売を始める。アサヒは、うまみ成分グルタミン酸が20%以上含まれるビール酵母を4種類発見。この酵母から液体または粉末状の調味料「酵母エキス」を作り、食品加工会社やコンビニエンスストアの弁当工場向けなどに販売する。三井物産は欧米向け販売を担当する。

582荷主研究者:2009/03/16(月) 01:10:44

http://kumanichi.com/news/local/main/20090131002.shtml
2009年01月31日 熊本日日新聞
ヤクルト熊本工場、14年3月までに閉鎖

 ヤクルト本社(東京)は三十日、二〇一四年三月末までに熊本工場(熊本市)を閉鎖すると発表した。経営効率化を図るための国内工場再編の一環。

 従業員八十一人のうち、正社員五十九人は配置転換し、パートや派遣の二十二人は契約満了時ごとに順次削減する。

 熊本工場ではヤクルトの原液と、ヨーグルト飲料を生産。閉鎖理由として工場が老朽化した上、敷地の一部が九州新幹線工事に伴う都市計画道路事業で収用されることを挙げた。

 原液製造設備は佐賀工場(佐賀県神埼町)に、ヨーグルト製造設備は新設する三木工場(兵庫県三木市)に移す。工場敷地一万五千二百三十四平方メートルは閉鎖後に売却する方針。

 熊本工場は一九五七年に操業開始。ヤクルトの原液を福岡工場などに供給していた。

 同社は二〇〇五年度から国内工場の再編に着手。既に十九工場を十四工場に集約している。今回の再編で三木工場を新設、佐賀、富士裾野(静岡県)の二工場は増設する一方、熊本工場以外にも静岡、京都、広島の三工場も閉鎖する。(松本敦、森本修代)

583荷主研究者:2009/03/16(月) 01:24:16

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901310088a.nwc
ヤクルト、国内生産11拠点に再編
2009/1/31 Fuji Sankei Business i.

 ヤクルト本社は30日、生産拠点の再編を発表した。主力の乳酸菌飲料などを生産する新工場を兵庫県三木市に建設し、2012年度中に稼働させる。佐賀などの既存2工場を拡充する一方、静岡工場(静岡市)など既存4拠点は閉鎖する。

 国内を11拠点に再編し、生産を集約して効率を高めるのが狙い。全体の投資額は約171億円で、年間20億円以上のコスト削減を見込む。

 閉鎖するのは静岡のほか、京都(京都府宇治市)、福山(広島県福山市)、熊本(熊本市)の各工場で、09年7月から順次実施する。

 14年3月までに再編を終え、全体の日産能力は現行の約1500万本を維持する。

 再編に伴い従業員計約300人の削減が可能となるが、自然減やグループ内での吸収を図り、人員整理は実施しない方針だ。

584荷主研究者:2009/03/16(月) 01:26:36

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901300060a.nwc
湖池屋のポテチ、JAふらのに委託
2009/1/30 Fuji Sankei Business i.

 スナック菓子大手の湖池屋は29日、ふらの農業協同組合(北海道富良野市、JAふらの)とポテトチップス製造委託に関して業務提携した、と発表した。

 これに伴い、JAふらのは約43億円を投じて、南富良野町に製造工場を新設する。3月に着工し、11月の稼働開始を目指す。

 新工場はポテトチップスを年間3000トン生産する。主に道内や東北向けの「コイケヤ ポテトチップス」「カラムーチョ」などを生産する計画。今後、湖池屋は製造に関して技術指導を行う。

 これまで北海道・東北向けの商品は湖池屋の関東工場(埼玉県加須(かぞ)市)から出荷されていた。今回の委託生産により物流コストを大幅に削減できる。

587とはずがたり:2009/03/18(水) 01:43:32
>>586
新たな輸送先が開拓出来るかもしれへんねぇ。

588千葉9区:2009/03/22(日) 22:53:52
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-37085420090321
成功と祝賀の象徴「シャンパン」、不況で成熟市場の需要に陰り
2009年 03月 21日 10:24 JST
フランスのシャンパーニュ地方で規定の製法により作られる発砲性ワインの「シャンパン」にとって海外最大の市場となってきた英国だが、折からの不況の影響で、成功や祝賀の象徴ともされる同飲料の消費に陰りが出ている。

 そうした中、17日にはロンドンでシャンパンの試飲イベントが開催された。シャンパンハウス(メゾン)の生産者、バイヤーやソムリエたち数百人が参加し、200種のボトル約1万本を抜栓した同イベントでは、遠くない将来に再びシャンパンの需要が持ち直す予感も漂っていた。

 名門メゾン「ルイ・ロデレール」のシャンパンの英国への輸入を手掛けるMaisons, Marques & Domaines Ltdのチャールズ・キング氏は、2009年が困難な年であることに疑いの余地はないと語る。その上で「ミドルマーケットが苦境に陥っている。売り上げは前年比で減少しているが、一部の人々が思うほどではない」と述べた。

 シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)の広報責任者、ダニエル・ローソン氏は「シャンパンは成功や祝賀のワイン。現在は祝うようなことが少なくなっているものの、立ち直る準備はできている」として、長期的展望は明るいと自信をのぞかせた。

<成熟市場の消費の落ち込み、新興市場が補完か>

 英国向けには2008年、前年比7.8%減となる3600万本のシャンパンが出荷され、同国は2位の米国に大差をつけ、世界最大のシャンパン輸入国となっている。

 英国内での同業界代表を務める、シャンパン事務局のフランソワーズ・ペレッティ氏は「われわれは世界的に起きている問題を認識しており、熱心な愛好家を含む消費者たちが深刻な不況下でのシャンパン購入に二の足を踏むだろうと警戒を強めている」とコメント。同事務局によると、前回英国を不況が襲った1992年には、シャンパンの出荷本数が34%落ち込んだ。しかし、当時やさらに以前の景気後退期でも、その12─18カ月後には消費が持ち直したという。

 ルイ・ロデレールではこうした消費の落ち込みを食い止めようと、ほかのシャンパンメーカー同様、2009年の販売価格を据え置いた。17日の試飲会の出席者の間でも、シャンパンにとって最大のマーケットの本国フランスを含めた値下げに関する話題が持ち上がっていた。

 しかし、CIVCのローソン氏は強気だ。「現在われわれにはより多くの主要マーケットがある。かつては主要マーケットといえば西欧、米国、日本だけだった。しかし今では、年間100万本以上購入する国が20以上もある」というのがその理由。

 業界では、インド、ロシア、中国など需要が伸び続けているマーケットが、成熟市場の需要の落ち込みを補完してくれることを期待している。

(ロイターニュース 原文:Mike Collett-White、翻訳:植竹 知子)

589荷主研究者:2009/04/06(月) 00:57:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090224t22031.htm
2009年02月24日火曜日 河北新報
高級ブランド豆腐開発 太子食品、今春にも販売

宮城県産きぬさやかを使った豆乳の試供品。風味が生き、なめらかな味わいが特徴という

 豆腐・納豆製造で東北最大手の太子食品(青森県三戸町)は今春にも、大豆の新品種「きぬさやか」を使った豆腐類の販売を始める。高級品として、新しい統一ブランド名で展開する考え。第1弾となる豆腐は日光工場(栃木県)の製造ラインを改良して生産、主に関東や宮城県に出荷する。「新品種は風味、味とも従来にない可能性を秘めた素材。豆腐の枠にはまらない商品に育てたい」と言う。

 きぬさやかは農水省の外郭団体の東北農業研究センター(盛岡市)が2005年に開発し、06年に宮城県が奨励品種に認定した。大豆特有の青臭さとえぐみ成分がほとんどないため加工時に加熱処理が不要で、素材の良さを生かせるという。

 08年4月には関東圏のチェーンスーパーできぬさやかを使った豆腐を試験販売。通常の生産ラインでは素材を生かし切れないことが分かり、製造装置の改良を決めた。

 新しい豆腐は「風味が豊かで、後味がすっきりし、いくらでも食べられる商品」(製造企画推進室)を目指す。09年度の生産見込みは450万丁程度で、希望小売価格は同社の最高級品と同じ1丁280円前後を想定する。素材の良さを生かす製法の「生搾り法」の導入も今後、検討する。

 豆腐以外の商品は07年春から東北大などの協力を得て豆乳、オードブルなどの開発に着手済み。十和田市の工場での試作では「特徴の生かし方が難しいが、上手に造ればおいしいものができる」と好感触を得ているという。

 宮城県内のきぬさやかの収穫量は600トン強(08年度見込み)とまだ少なく、収穫量が増えた段階で統一ブランドを設け、商品を増やす。09年は市場調査も行い、今後のブランド戦略や商品展開に生かす。

 太子食品の工藤茂雄社長は「従来と明確な味の違いを出し、きぬさやかの知名度を上げたい」と意気込んでいる。

591千葉9区:2009/04/07(火) 23:18:35
こりゃ、郊外型の焼肉屋に置けば売れる  (うまければ)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090408k0000m020046000c.html
キリン:世界初の完全ノンアルコールビール、8日全国発売

運転シミュレーターに座って新商品をPRする中嶋悟さんと、キリンビールの松沢幸一社長(左)=2009年4月7日、内橋寿明撮影 キリンビールは8日からアルコールゼロのノンアルコールビール「キリン フリー」を全国販売する。これまでのノンアルコールビールには微量のアルコールが含まれていたが、酵母を一切使わない独自製法で、ビールののどごしや風味に極めて近いアルコール0.00%の炭酸飲料を世界で初めて実現したという。

 同社は7日、東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリア(PA)で、一般ドライバーらに新商品を試飲してもらう記念イベントを開いた。この日は春の全国交通安全運動期間中。同社の松沢幸一社長は「飲酒運転防止に役立ちたい」とアピール。元F1ドライバーの中嶋悟さんも「クルマ社会の現代でも安心して勧められる商品」と話した。350ミリリットル缶の想定価格は148円。小売店のほか、ゴルフ場内レストランやPAでも販売する。【内橋寿明】

592とはずがたり:2009/04/11(土) 01:02:10

キリンが2年ぶりに首位 1−3月のビール類出荷
04/10 11:57
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009041001000285.htm

 ビール大手各社が10日発表した発泡酒と「第3のビール」を含むビール類の1−3月の出荷量によると、キリンビールの市場占有率(シェア)が37・7%となり、アサヒビールの35・8%を上回り、2007年1−3月以来、2年ぶりの首位となった。ただ年間ベースではアサヒが08年まで8年連続で首位を維持しており、両社のシェア争いは一層激しくなりそうだ。
 景気悪化で消費者の節約志向が強まり、価格の安い第3のビールがシェアを伸ばしたことが、キリンに追い風となった。アサヒが強い、ビールの構成比は48・0%と四半期ベースで初めて50%を割り込み、出荷量も4383万ケース(1ケースは大瓶20本分)だった。
 キリンの出荷量は前年同期比1・3%増の3442万ケース。第3のビールの主力商品「のどごし〈生〉」などが好調だった。アサヒは6・7%減の3271万ケース。

593千葉9区:2009/04/12(日) 11:11:44
http://www.asahi.com/business/update/0411/TKY200904110190.html
ハーゲンダッツ、銀座に旗艦店 高級志向、限定品も
2009年4月11日20時46分

 ハーゲンダッツジャパンは7月17日、東京都中央区銀座5丁目に、全国で展開するハーゲンダッツショップの旗艦店として「ハーゲンダッツ ラ メゾン ギンザ」をオープンする。同社創業25周年を記念し、高級感を前面に打ち出した特別メニューを用意。同店限定の持ち帰り商品も販売する。地上4階地下2階建てで、うち4フロアに72席を設ける。

594荷主研究者:2009/04/12(日) 22:58:57
>>355
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/152206.html?_n1040=4&amp;_n1041=2&amp;_n1042=22&amp;_n1043=2&amp;_n1048=2
2009年03/11 14:38 北海道新聞
十勝港コンビナート計画 配合飼料工場が着工 穀物サイロは来月上旬

 【広尾】十勝港第四埠頭の十勝港工業団地で十日、丸紅など大手五社が進める配合飼料コンビナート計画の中核施設、配合飼料工場の建設工事が始まった。約二カ月にわたるくい打ち工事で、コンビナート建設で初のつちおとが十勝港に響き渡った。

 着工したのは日本甜菜製糖など二社が設立した「とかち飼料」が建設、運営する道内最大級(年産約四十万トン)の配合飼料工場で、六・五ヘクタールの用地に二〇一〇年九月完成予定。午前十時からのくい打ち開始を、同社の金井学社長や橘克弘町商工会会長など約二十人が見守った。

 くい打ちでは、約二ヘクタールの範囲に長さ約十二メートルのコンクリートパイルを約千本打ち込む。施工するピーエス三菱は「パイル一本当たりの支持力が高い最新工法を採用し、パイル数を減らしてコストを削減し従来より騒音も少ない」と話す。

 金井社長は「無事故無災害はもちろん、騒音や車両の出入りなどで静かなまちに迷惑を掛けないよう全力を尽くしたい」と述べた。

 飼料工場とともにコンビナートの一翼を担う穀物保管サイロは、丸紅など三社が設立した「十勝グレーンセンター」が二十六日に地鎮祭を行い、四月上旬着工予定。町は両施設の工事が本格化する夏以降は、来町する工事関係者が最大約三百人に膨らむと見込む。

 町はコンビナート計画を、固定資産税減免や道路建設などで支援する。九日の町議会予算審査特別委では「町の優遇、支援に見合う地元への効果はあるのか」と指摘され、村瀬優町長は「進出五社に地元に経済効果をもたらすよう重ねて要請しており、五社も地元を重視している」と述べた。(山本哲朗)

595千葉9区:2009/04/18(土) 13:00:09
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200904160105a.nwc
デフレ、牛丼戦争の号砲? 「すき家」値下げ“先陣”切る
2009/4/16

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは15日、今月23日から主力の牛丼とカレーの価格を値下げすると発表した。牛丼(並盛り)は20円安、カレー(同)は50円安となり、それぞれ330円となる。すき家は2001年3月、牛丼を先行値下げして低価格競争の先陣を切った経緯がある。日本経済のデフレ傾向が鮮明になる中、吉野家と松屋を巻き込む「第2次牛丼戦争」が勃発(ぼっぱつ)する可能性が高まっている。

 ≪狙いは客数アップ≫

 今回の値下げに伴って、すき屋は04年2月から発売してきた「豚丼」(並盛りで300円)の販売を休止。豚肉の仕入れ費用を抑えて、牛丼とカレーのコスト削減につなげる。

 消費者の節約志向を受けて、すき家の09年3月期末の既存店の客単価は前期比2.1%減少し、売上高は同1.6%のマイナスに陥った。客数を増やさなければ「売上高の増加は見込めない」(すき家)と判断、価格に敏感な消費者の来店を促したい考えだ。

 すき家が“価格破壊”の先駆けだったことはまだ記憶に新しい。01年3月、牛丼の価格を一気に120円下げ、280円とした。独走を許すまいと、01年8月に吉野家が同額の値下げを実施。松屋も01年9月、110円の値下げを実施している。

 激しい価格戦争は、結果として牛丼チェーン全体の客数増の引き金となり、吉野家の02年2月期の売上高は前期比4割超の1406億円、経常利益も4.6%増の155億円と「安さで稼ぐ」方程式を実証した。

 ≪耐える吉野家・松屋≫

 ただ、今回のすき家の値下げに対して、牛丼を380円で販売する吉野家、松屋はともに静観の構えを見せる。両社では、すき家がメーンで使っている豪州産の牛肉より単価が1.5倍高い米国産を主に使用しており、値下げが難しいためだ。

 吉野家を傘下に置く吉野家ホールディングス(HD)の安部修仁社長は14日、「品質を優先したい」などと述べ、“値下げ路線”と一線を画す考えを表明した。春と秋に牛丼価格を50円程度引き下げる吉野家の方針は、あくまで「期間限定」というわけだ。

 もっとも、吉野家の09年2月期の既存店の客数は3.2%減で、松屋も09年3月期で3.7%減った。毎年新規に200店程度の大量出店を続け、計1214店(15日現在)と業界最大の店舗網を誇るすき家に顧客が流れれば、苦戦を強いられるのは間違いない。

 吉野家は今後、総店舗数を1220店まで増やす方針だが、来客数ですき家と差がつけば、恒常的な値下げに踏み込む公算が大きい。デフレ下の牛丼戦争が再び幕を開ける日は、そう遠くなさそうだ。(今井裕治)

596とはずがたり:2009/04/18(土) 15:43:25

美少年酒造が再生法申請 汚染米や裏金影響
2009年04月18日
http://kumanichi.com/news/local/main/20090418004.shtml

民事再生法を申請し、会見で頭を下げる美少年酒造の緒方直明社長(手前)と緒方伸太郎副社長=17日午後8時45分、熊本市(小野宏明)

 三笠フーズによる汚染米不正転売事件の被害企業とされ、今年三月に別の取引に絡んで裏金問題が発覚した地場の老舗酒造業、美少年酒造(城南町、緒方直明社長)は熊本地裁に民事再生法の適用を申請し、十七日、保全命令を受けた。代理人弁護士によると、負債総額は約十九億円。事業は継続し、雇用も維持しながら支援企業の確保を急ぐ。

 農水省の調べでは、汚染米の流通先企業で自主廃業は一件あるが、経営破たんは初めて。

 同社によると、昨年九月の不正転売事件で売り上げが落ち込んだ上、裏金問題で返品が相次いでいた。現経営陣では事業継続が困難と判断し、自主再建を断念した。同法適用の申し立て日は十六日。

 緒方社長は熊本市のホテルで記者会見し「私個人が引き起こした問題で、応援してくれた多くの人に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝。支援企業が決まった時点で、引責辞任する意向を明らかにした。代理人弁護士は支援企業について「数社と話し始めており、一カ月をめどにまとめたい」と話した。

 同社は主力商品の「美少年」で、国内外に事業を展開。ピークの売上高は一九八六年九月期の二十四億円で、清酒では県内販売量の約四割を占めるトップメーカーだった。しかし清酒需要が低迷し、〇八年九月期は十三億円に落ち込んだ。

 そうした中、不正転売事件で汚染米混入の疑いが表面化。売り上げが一時は前年の一割に急減した。

 商品購入などで経済界や県の応援を受け、今年三月には五割程度に持ち直したが、緒方社長が三笠フーズ関連会社との取引で、原料米を安価な米に差し替える方法で裏金をつくっていたことが発覚。返品が続いていた。

 美少年酒造は二十三日午前十一時から、城南町の火の君総合文化センターで債権者説明会を開く。(中原功一朗)

598匿名:2009/05/11(月) 22:58:51
内容:
山崎製パン大阪第二工場のドーナツ課に勤務する湯田平係長は、耳の悪い「補聴器使用」
の35歳のパート社員に聞こえないように、小さい声でアイツ辞めさしたら良いのに?と他の
役職の人と中には人事や本社の人間も居た。その事を聞こえていたので、とても
腹が立ちました、今はその事で自己退職しています。その時、人事の片山係長さんに言うたら
なぜ、辞めるの?と、真面目に仕事してるのにねって言われて心が安心しました。
で、現在も求職中でハローワークに通う毎日です。
どうか、もう1度、山崎製パン大阪第二工場に戻らせて下さいませんでしょうか?
宜しくお願いします。
但し、湯田平係長は本社に報告済ですよ。裁判所へはいつになるか出頭の書類が届くはずですので
法律事務所に依頼中です。飯島社長さん、何とか湯田平係長の処分をお願いします。

599匿名:2009/05/11(月) 23:00:07
内容:
山崎製パン大阪第二工場のドーナツ課に勤務する湯田平係長は、耳の悪い「補聴器使用」
の35歳のパート社員に聞こえないように、小さい声でアイツ辞めさしたら良いのに?と他の
役職の人と中には人事や本社の人間も居た。その事を聞こえていたので、とても
腹が立ちました、今はその事で自己退職しています。その時、人事の片山係長さんに言うたら
なぜ、辞めるの?と、真面目に仕事してるのにねって言われて心が安心しました。
で、現在も求職中でハローワークに通う毎日です。
どうか、もう1度、山崎製パン大阪第二工場に戻らせて下さいませんでしょうか?
宜しくお願いします。
但し、湯田平係長は本社に報告済ですよ。裁判所へはいつになるか出頭の書類が届くはずですので
法律事務所に依頼中です。飯島社長さん、何とか湯田平係長の処分をお願いします。

600匿名:2009/05/11(月) 23:03:25
上記の記事の人物に覚えてるか?
猿渡正徳さん・井口さん・浅田さん。勤務当時はお世話になりました。

601匿名:2009/05/11(月) 23:06:37
山崎製パン大阪第二工場のドーナツ課のいじめは今の社会状況からみて最悪ですよ。

602とはずがたり:2009/05/13(水) 13:14:28

後味軽やか、純米吟醸酒を共同開発 県立大と新政酒造
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090513e

 県立大(小林俊一学長)と新政酒造(佐藤卯兵衛社長)が共同開発した酵母「新政新酵母(仮称)」を使った純米吟醸酒「究(きわむ)」が完成した。同社が大学と協力して商品開発を行ったのは初めて。12日は秋田市大町の同社で、ラベル張りなど出荷前の最後の作業が行われた。

 同大生物資源科学部応用生物科学科の岩野君夫教授(醸造学講座)が昨年6月、同社に新酵母と新商品の共同開発を提案し、ことし2月中旬に仕込みを開始した。同講座の学生4人が麹(こうじ)づくりやもろみの分析などに参加した。

 新政新酵母は、同社が昭和初期に開発した全国でも最も古い清酒用酵母「きょうかい六号(新政酵母)」から、岩野教授が学生の味覚を基準に優良株を再選抜してつくった。酵母以外の原料も本県産にこだわり、原料米は秋田酒こまち、麹菌は秋田今野商店(大仙市)の「吟味」を使用した。精米歩合は55%。完成した純米吟醸酒は、ふくよかな口当たりと、苦味や渋みなどの雑味がない現代的で軽やかな後味などが特徴という。

 商品名は同大学内で募り、158点の中から、ことし開学10周年を迎えた同大の研究の集大成という意味を込めた「究」が選ばれた。15日に秋田市で、開学10周年を記念して開かれる研究実用化事例発表会で披露される。27日からは、同社や県内の酒販店で販売される予定。初年度の予定販売量は1300本。価格は720ミリリットル入り2000円。
(2009/05/13 09:45 更新)

603荷主研究者:2009/05/14(木) 00:25:20

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090331/CK2009033102000025.html
2009年3月31日 中日新聞
飛騨牛乳の高山新工場あす稼働 安全、衛生管理を徹底

より厳しい安全管理がなされた飛騨酪農農業協同組合の新工場=高山市新宮町で

 飛騨酪農農業協同組合(飛騨牛乳)の新工場が高山市新宮町に完成し、4月1日から稼働する。原料の貯蔵から製造、出荷までの作業工程を1つの棟に集める構造にするなど、ハード面での高度な安全や衛生管理を目指して建設した。

 組合は、高山市と下呂市の酪農家31軒で構成する。現在、牛乳やバター、ヨーグルトなど31商品を、1日に全体で約25トンを製造。卸売業者を通じて県内を中心に東海や北陸、関西に出荷している。

 新工場は、旧工場(高山市岡本町)の老朽化に伴い建設した。一棟の工場とし、従来は別の建物だった貯蔵設備などを集約。総床面積は4800平方メートルで、約1・5倍の広さになった。

 作業工程ごとに専用室を設けて厳重にし、温度を1カ所で集中管理できるようにした。雑菌が入りにくい密閉性の高い製品ができる設備も導入し、飲みきり型の小瓶に入った低温殺菌牛乳の生産が可能になるという。学校や各種団体の研修を受け入れる食育調理室も設置した。

 また新工場では、場所がないため三重県四日市市の業者に委託していたアイスクリームの製造を自前で手がけていく。同組合によると、安全や衛生面についてはこれまで職員の意識を高めるなどソフト面が中心だった。野武司営業部長は「ハード面を整えたことで、商品の安全性をより高度なレベルに引き上げることができる」と話している。

 (白山泉)

604千葉9区:2009/05/16(土) 02:53:08
>>591
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090515-00000009-tkwalk-ent
アルコール0.00%!「キリン フリー」が異例の売上げ
東京ウォーカー5月15日(金) 12時39分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合

キリンビールが4/8に発売した「キリン フリー」が売れている。

世界初の“アルコール0.00%”のビールテイスト飲料という触れ込みで、発売前から期待感の高い商品だったが、発売初月で約34万ケースを販売。5月下旬には当初の年間販売予定数だった63万ケースを超える見込みだという。

「現在製造工場では、一部休日を返上して生産体制を強化しています。予想を大幅に上回る好評をいただき、年間販売予定数を当初の2.5倍にあたる160万ケースに上方修正しました」(キリンビール広報部)。

ガソリン代が落ち着き、ETC搭載車の高速代が1000円になって休日にドライブを楽しむ人が増えるなど、追い風も吹いた。発売イベントを開催した高速道路(東京湾アクアライン)の「海ほたるパーキングエリア」では、週末のビールテイスト飲料の販売数としては異例の約150本を記録。発売後も同社には「いつでも飲めるのがいい」「運転者も含め、参加者全員で乾杯できた」など、予想を上回る反響が届いているという。

「アルコールが0.00%ですので、運転前をはじめ、これまで飲めなかった様々なシーンで安心して楽しめる点がご支持いただいているようです。当社お客様センターでは、現在も毎日平均100件以上のお問い合わせがあるんです。最近の飲酒運転防止や適正飲酒などの意識の高まりもあるのではないでしょうか」(同広報部)。

GWにはかなりの渋滞が発生するなど、イライラするドライバーにとって、パーキングなどで手軽に飲めるビールテイスト飲料はリフレッシュ・アイテムとしても心強い。これから暑くなり、さらなる“おでかけ需要”が見込める季節。「キリン フリー」の快進撃はしばらく止まりそうにないのだ。【東京ウォーカー】

605千葉9区:2009/05/16(土) 12:50:45
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000905160003
主婦の目ラベル改善
2009年05月16日


《県の食品表示監視制度 7年目》


 市民が食品の表示(ラベル)を監視する「県食品ウォッチャー制度」が始まって今春、7年目に入った。主な担い手は主婦で、長年の経験を買い物の現場で生かしている。数年にわたって再任される人も多く、効果は徐々に表れている。(枝松佑樹)


◆昨年度13万点調査


 長崎市内に住む09年度のウォッチャーの研修が8日、開かれた。約40人が参加。食品の表示についてルールを定めた日本農林規格(JAS)法や食品衛生法について説明を受け、ラベルの不備を指摘する実践演習に臨んだ。
 県が用意した演習用のラベルには「豚肉(肩ロース) 消費期限 20.6.10」とある。ウォッチャーたちの目が光る。「これは確か、原産地の表示が必要なはずよ」「保存方法についても書いてないわ」……。正確な表示は「米国産豚肉(肩ロース) 消費期限 20.6.10 10℃以下で保存」だが、あっという間に不備が洗い出された。
 全国で食品偽装事件が相次いだことを受け、県は07年度に125人だったウォッチャーを、08年度は210人に増やした。09年度は205人。うち女性が194人で、大半が50〜60代の主婦だ。
 長崎市の原美都里さん(69)は2年目となる。「ラベルの正確さは、特にアレルギーを持つ人にとっては死活問題」と話す。以前から、ラベルに注意を払う方だった。「以前は『おかしいな』と思うラベルが多かったが、食品偽装が問題となり、ここ数年は減った」。それでも、小さな店では、ラベルもなく山盛りにされた商品をまだ見かけるという。
 研修には、男性の参加者もいた。66歳の男性は、妻とよく買い物に行くようになり、ラベルを不審に思うことがあったのが応募のきっかけだ。食品メーカーに40年勤め、良い品を出すのが誇りだったという。「不景気で、食品メーカーも目先の利益にとらわれがち」と心を痛める。これから1年間、メモを片手にスーパーを歩いてみるつもりだ。
 ウォッチャーによる年間の調査食品数は08年度、約13万6千点に及んだ。一方、ウォッチャーの報告を受けて県が立ち入り調査をしたのは、03年度は202件だったが、08年度は62件まで減った。県食品安全・消費生活課は「売る側も正確なラベルを心がけるようになってきた」と、制度に一定の効果があるとみる。
 しかし、原さんは効果に限界も感じるという。ウォッチャーはラベルに書いてある範囲でしか正誤を判断できないからだ。「中身の偽装を調べられるのは、行政しかない」


 ◎食品ウォッチャー制度 


02年に食品偽装事件が相次ぎ、03年に全国各地で導入された。県の委託を受けた消費者が、JAS法や食品衛生法などが定めた項目について、ラベルに不備がないか調べ、不備を見つけた場合は県に連絡。また、3カ月に1回、調査食品数などを報告する。必要に応じて県が業者を調査・指導する。ウォッチャーには謝礼として年に数回、県の特産品が贈られる。

606荷主研究者:2009/06/04(木) 23:50:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/158749.html?_n1040=4&amp;_n1041=2&amp;_n1042=24&amp;_n1043=2&amp;_n1048=2
2009年04/13 14:23 北海道新聞
管内生乳生産量 103万トン 1978年以降最多 十勝農協連08年まとめ

 十勝農協連(山本勝博会長)は管内の二〇〇八年畜産統計をまとめた。〇六年の生乳廃棄以降の減産傾向から一転して増産意欲が高まり、生乳生産量は一九七八年以降最多の百三万九千九百トン(前年比4・4%増)となった。一方で、乳用牛飼育農家戸数は三十四年連続で過去最低となった。(中村征太郎)

 生乳生産量の百万トン突破は〇五年の百万二千二百トン以来、二回目。経産牛一頭当たりの乳量も八千五百四十二キロと過去最高を記録した。輸入飼料価格の高騰で全国的には減産となったが、道内は輸入飼料への依存度が比較的低く、昨年はデントコーンの収量を確保できた。

 乳用牛の飼育頭数も同0・9%増の二十万九千八百八十頭。ただ、今後の生産傾向について十勝農協連酪農畜産課は「海外の輸入製品の価格が安くなっており、先行きは不透明」とみる。

 乳用牛飼育農家戸数は、経営難や後継者不足などで三十四年連続で減少し、同2・6%減の千六百九十二戸。一方で、農業生産法人などの共同経営は前年より一戸増の三十三戸にとどまっており、大規模化が進んでいないことが分かる。

 肉用牛では、肉牛価格の低迷で農家戸数が同6・9%減の七百七十二戸。飼育頭数は同5・6%増の十六万五千三百四十六頭となった。肉用ホルスタイン種が同7・5%増の八万四千七百五十頭、黒毛和種が同7・6%増の三万三千九百頭と、全体を押し上げた。

607荷主研究者:2009/06/05(金) 00:09:38

http://kumanichi.com/news/local/main/20090423006.shtml
2009年04月23日 熊本日日新聞
ビール生産能力6割増 サントリー熊本工場

 サントリーは二十三日、九州熊本工場(嘉島町)のビール類生産ラインを一・六倍に増強し、年間生産能力を現在の五百万ケース(一ケースは六百三十三ミリリットル瓶二十本)から、八百万ケースに引き上げる計画を明らかにした。六月に稼働を始める。

 九州熊本工場のビール類生産ラインの設備増強は二〇〇三年の操業開始以来初めて。出荷拡大が続いているビール類生産体制の強化を図るのが狙い。投資額は四億円。

 増強工事は昨年十二月に着手しており、発酵後のビール類を熟成させるタンク(百八十キロリットル)を現在の八基から十二基に増設。販売好調な高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」などを生産する。

 同工場は昨年、生産能力ぎりぎりの四百八十万ケースのビール類を出荷。年間を通じてフル稼働が続いていた。今回の増強で、〇九年は5%増の五百四万ケースの出荷を見込む。

 山野裕律・技師長は「質の高いビール作りに欠かせない熟成タンクが増えたことで、夏場の最盛期需要にも十分対応できる体制が整った」と話した。

 九州熊本工場は、ビール類を製造する国内四拠点の一つで、阿蘇からの地下水を使い素材の良さをアピールしている。発泡酒、第三のビールを含むビール類五種と、清涼飲料二十種を製造。九州と中国地方の一部に製品を出荷している。
(松本敦)

608荷主研究者:2009/06/14(日) 16:49:03

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/162875_all.html
2009年05/03 06:45 北海道新聞
ホクレン、生乳販売量過去最高に 昨年度379万トン チーズ用17%増

 ホクレンの昨年度の生乳販売量が前年度比2%増の三百七十九万トンとなり、過去最高になったことが二日、分かった。チーズ向けの販売増が主要因で、生産過剰で生乳を廃棄せざるを得なかった二〇〇六年三月以降、大手乳業メーカーにチーズ増産を働きかけ、需要開拓を図ってきた成果が実った形だ。スイーツブームによる生クリームの需要増も販売増に直結した。

 ホクレンは全道の酪農家が生産する生乳の約97%を集荷し、全国の乳業メーカーなどに販売している。

 昨年度の販売量の内訳は、チーズ向けが前年度比17%増の四十三万トン、生クリーム向けが同9%増の九十九万トンで、ともに過去最高だった。牛乳などの飲用向けは同2%増の八十三万トン、バターや脱脂粉乳用の加工向けは同5%減の百五十三万トン。

 チーズ向けの販売が大きく伸びたのは、雪印乳業と森永乳業が根室管内に、明治乳業が十勝管内に、それぞれチーズ工場を建設し、昨年度から本格生産が始まったため。生クリーム向けも、デザートやアイスクリーム用の需要開拓が実り、十五年前と比べて四倍の販売量を達成した。飲用向けも猛暑で本州の生産量が鈍った夏場を中心に、道外からの注文が伸びた。

 飼料高騰による酪農家の経営難が続いたため、ホクレンは三月に生乳の平均価格を約7%値上げして一キロ八十円台としたが、三月の全販売量は前年度比1%増の計三十二万トンとなり、影響が最小限にとどまったことも、販売増の一因となった。

 ホクレンは本年度も乳業大手のチーズ工場への販売をさらに増やしたい考えで、販売目標を前年度比3%増の約三百九十万トンとした。ホクレン酪農部は「牛乳や乳製品の消費拡大に向けたPRに積極的に取り組み、増産を望む酪農家の期待に応えていきたい」としている。

612とはずがたり:2009/06/17(水) 16:52:27

畜産飼料値上げへ 全農など3四半期ぶり
2009.6.17 15:14
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090617/biz0906171516011-n1.htm

 全国農業協同組合連合会(JA全農)や日本農産工業、日本配合飼料など飼料メーカー各社が、家畜の餌となる配合飼料を7〜9月期に値上げする方針を固めたことが17日、分かった。前期(4〜6月期)に比べ上げ幅は1トン当たり3千円前後で、5〜6%の上昇となる見通し。

 主原料のトウモロコシの国際価格が昨年12月以降、上昇に転じたのが要因。原油価格の再高騰で海上輸送費が増加した影響もある。値上げは3四半期ぶりで、畜産農家の経営を圧迫しそうだ。

 穀物の国際相場は、新興国の経済成長やバイオエタノールの需要増を受けて高騰した後、昨年の金融危機をきっかけに急落した。

 しかし、米国での天候不順による作付けの遅れに加え、景気の底入れ期待を背景にした投資マネーの流入で、再び上昇している。

614とはずがたり:2009/06/27(土) 22:35:07

田沢湖ビール「恵」、醸造も県内で モルト工場、来月完成
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090627d

 わらび座(仙北市)が経営する「田沢湖ビール」(田口俊光支配人)は、農林水産省の農商工連携施設整備事業の補助金により、たざわこ芸術村内の既存施設を改築してモルト工場を新設している。完成は7月末を予定。

 同社は県立大と共同で、100%県産原料のビール「あきた麦酒 恵(めぐみ)」を昨年から発売しているが、モルト工場の新設によって、醸造作業もすべて県内でできるようになる。

 「恵」は、大潟村の県立大圃場で収穫した大麦と、同社が自家栽培しているホップ、和賀山塊の伏流水、県内で発見された桜天然酵母を原料に使っている。六条大麦使用と二条大麦使用の2種類があり、昨年は計1万4千本を限定発売し、1カ月半で完売した。

 モルト工場は113平方メートル。たざわこ芸術村内の空き施設を活用する。大麦を発芽させる発芽室、乾燥室、芽を取る脱ぼう機などを備える。モルトづくりは昨年、県外業者に委託して行ったが、モルト工場新設によりすべての工程を同社で行うことが可能となる。

 ことしは昨年の約3倍の4万8千本を製造する予定。8月1日に予約の受け付けを開始し、10月2日発売を予定している。
(2009/06/27 10:09 更新)

616荷主研究者:2009/06/28(日) 19:35:22

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090527305.htm
2009年5月27日03時18分更新 北國新聞
北陸乳業が事業再編へ 撤退、他社との提携を検討 経営難、施設老朽化で

 北陸乳業(七尾市)が事業撤退や他社との提携の可能性も含め、再編協議を進めていることが二十六日、分かった。親会社で筆頭株主のJA全農いしかわや石川県によると、大手との価格競争などから経営状況が厳しく、施設老朽化も重しとなっている。消費量の減少で乳業メーカーは苦戦を強いられており、全農は今後、生産者の意見も踏まえ方針を決める考えだ。

 同日の県議会産業委員会で和田内幸三委員(自民)が取り上げた。県側も今月に入り、全農側から再編に関し説明を受けたとした。

 同社は「農協牛乳」を製造し、北陸三県に出荷。石川県内のシェアはトップの36%。学校給食用は51%を占め、二〇〇九年三月期決算では最終黒字を確保している。

 ただ、牛乳類は消費低迷が続いており、〇七年の全国消費量(日本酪農乳業協会調べ、一人一日当たり)は一〇〇ミリリットルと一九九七年から二二ミリリットル減少。そこに追い打ちを掛けるように昨年から飼料が高騰し、同社は三月に原乳値上げに伴い価格改定を実施。大手との価格競争もあり、四月の売上高は当初計画の15%減と落ち込み、五月も厳しい状況だ。

 七一年の創業時に建てた工場の建て替えに十数億円かかることも負担となり、全農は「今期の黒字計画の実現は難しく、将来的な展望を考えざるを得ない」とする。

 提携については、小松牛乳(能美市)や明治乳業、ホリ乳業(金沢市)の名前が挙がっているという。全農では、生産者団体の役員や生産者三十六戸に対し、状況説明などの対応を進めている。

618千葉9区:2009/06/29(月) 21:38:31
http://www.asahi.com/business/update/0629/TKY200906290283.html
イオン100円ビール エビスは店向け高級スタウト
2009年6月29日20時28分
 小売り大手イオンは7月下旬から、自主企画(PB)の第3のビール「トップバリュ 麦の薫り」を発売する。スーパー「ジャスコ」などでは350ミリリットル缶で税込み100円と、いまの第3のビールの価格より5〜10円安く売る。サントリーが製造。

 価格が未定のコンビニ「ミニストップ」も含め、全国の約3700店で扱う。麦の風味を高めた仕込み方法と爽快(そうかい)な飲み応えが特徴で、イオンのPB商品のうちビール系飲料は初めてという。イオンは「消費者の要望が強い」として、より安い第3のビールの開発を検討していた。

    ◇

 サッポロビールは、飲食店向け専用の黒生ビール「エビス スタウト クリーミートップ」を7月3日に発売する。きめ細かい泡と濃厚なコクが特徴。ジョッキ1杯なら、通常のエビスビールより50〜100円ほど高くなりそうだ。

 サッポロは、64年からアイルランド産の黒ビール「ギネス」を販売してきたが、製造元の英ディアジオ社は昨年11月、販売権を09年6月からキリンビールに移す方針を発表。サッポロはギネスに似た濃厚な味わいの独自の黒ビールの開発を5月から急ピッチで進めていた。「2〜3年後には家庭用も売り出したい」(福永勝社長)という。

622とはずがたり:2009/07/13(月) 09:52:06
おおん!?
アンチ三菱でサントリー好きだけどボスもファイアーも好きな俺にとってはちょい複雑。。

623まる:2009/07/30(木) 22:58:36
埼玉の工場は実際に作業しているパートのほとんどがブラジル系。
しかも、男のケツばかり追い掛け回して不倫している。
私が働きだしてからでも、最低3組は不倫をしているカップルを知っている。
そのうち2組は会社にばれてクビになった。
今現在も若い社員の男をくわえ込んでいるブラジル系のパート女がいる。
実際、工場内でもなかりの噂になっているが、新しく責任者になった工場長は噂を知っていても何の対処もしないらしい。
こんなんだから、工場内での不倫が絶えない。
食品を扱う工場で、不倫ってイメージが最悪。
恥ずかしくて気持ち悪くて、コンビにとかで自社製品を見つけても購入する気になれない。

625荷主研究者:2009/08/09(日) 23:42:26

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/175992_all.html
2009年07/08 09:14 北海道新聞
南富良野のポテトチップス工場 「シレラ」12月稼働

札幌市内での記者会見後に並ぶ(右から)田子忠湖池屋社長、CM出演中の中嶋朋子さん、池部彰南富良野町長、村山友希ふらの農協組合長

 菓子メーカーの湖池(こいけ)屋(東京)とふらの農協(富良野)は7日、上川管内南富良野町幾寅に建設中のポテトチップス工場を12月に本格稼働させると発表した。

 ふらの農協が湖池屋の商品を受託製造する。総事業費約43億円を投じて、約5300平方メートルの工場を5月に着工。稼働後はパート約60人を採用する。ポテトチップスの生産量は年約2900トンで、同農協産を中心にジャガイモ約1万670トンを使用する。

 工場名は、アイヌ語の「本当の」の意味の「シ」と、「風」の意味の「レラ」の造語で「シレラ富良野」とした。同社は関東と京都に自社3工場を持つが、道内の製造拠点は初めて。

626荷主研究者:2009/08/09(日) 23:49:36

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2620
2009年7月24日 新潟日報
亀田製菓、国際線向けに米菓供給

 亀田製菓(新潟市江南区)は、日本航空(東京)の国際線向けに米菓の供給を始めた。力を入れている海外市場開拓の一環。外国人の利用客に米菓をアピールする狙いで、2009年度は1千万袋の供給を見込む。

 同社が航空会社に商品を供給するのは初めて。6月から始めた。米菓は1袋15グラムほどで、柿の種やあられ、せんべいなど10種類が入っている。機内でおつまみとして提供されている。

 既存の生産ラインを活用して製造。和をイメージした専用パッケージで、季節によって緑や青など色を変える。国際線のエコノミークラスとビジネスクラスを中心に、一部国内線向けにも供給する。

 日本航空は「味のバラエティーがあり、年齢、性別にかかわらず幅広く人気がある」と採用理由を説明する。

 亀田製菓は09年度から3年間の中期経営計画で、連結売上高に占める海外売上高の割合を、現在の0・1%から11年度には約2%へ引き上げを目指している。同社は「航空機を利用する海外の人に米菓に触れてほしい」としている。

627荷主研究者:2009/08/11(火) 13:22:07

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200907250148.html
'09/7/25 中国新聞
不況…地ビール「冬の時代」
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 地域おこしの起爆剤として期待された中国地方の地ビールメーカーが「冬の時代」を迎えている。不況で観光客が減り、安値の第3のビールなどにも押されているためで、事業撤退や一時休業が相次ぐ。各社は工夫を凝らした新商品などで生き残りに懸命だ。

 「不況で観光客が減ったあおりを受けた。営業コストも賄えない」。柚子屋(ゆずや)本店(萩市)の金史一社長は、3月末に製造を中止した理由をこう説明する。

 「三次ベッケンビール」を造っていた三次麦酒(三次市)は13日から一時休業した。「発泡酒や第三のビールに押され、昨秋以降の不況も追い打ちを掛けた」と三田正司社長。併設レストランを含めた08年9月期の売上高は約1億5600万円で初年度の半分に落ち込んでいた。

 低価格ビールとの違いを出すため、期間限定で地域色の高い銘柄を打ち出す動きも相次ぐ。島根ビール(松江市)は宍道湖の夕暮れをイメージした赤色のビールを5月から期間限定で発売した。

 呉ビール(呉市)は「観光客だけでなく地元の人の来店が鍵」とみる。工場併設のレストランの料理を増やし、地元のリピーター客の増加を目指す。

【写真説明】13日から一時休業している三次麦酒の工場兼レストラン(三次市)

628荷主研究者:2009/08/11(火) 13:22:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200907250164.html
'09/7/25 中国新聞
菓子会社が原料を地元調達
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 中国地方の菓子メーカーに、契約栽培で地元から原材料を調達する動きが広がっている。安全への関心の高まりを受け地元産をPRしたいメーカーと、販路を開拓したい農家の思いが一致。豆菓子原料の大豆や、ポテトチップス原料のジャガイモなど産地の育成が進んでいる。

 豆菓子製造のミツヤ(広島市安佐北区)は、鳥取県大山町の農家16戸と栽培契約を結び、落花生2・4トンの仕入れを昨年から始めた。今年、4種類の「大山ピーナッツ」を同町内の道の駅などで発売したところ、観光客に好評でほとんど売り切れたという。今年は契約農家が22戸に増え、5トンの収穫を目指す。

 豆菓子製造のイシカワ(広島市南区)は今年、JA広島中央(東広島市)と契約した。東広島、三原市の農家から黒大豆を調達し、機能性食品「カルシウム黒豆」を年内に試作する。

 広島県発祥のカルビー(東京)は20日、スーパーのイズミ(南区)との共同企画で三原市大和町産のジャガイモを使ったポテトチップスを数量限定で発売した。昨年に続き2回目で、今年はジャガイモ使用量を約10トンから約12トンに増やした。カルビー広島西工場(廿日市市)で加工し、広島県内のイズミで販売する。

【写真説明】鳥取県大山町の落花生で作ったミツヤの「大山ピーナッツ」(広島市安佐北区の本社)

630荷主研究者:2009/08/12(水) 16:20:35

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081201000149.html
2009/08/12 10:39 【共同通信】
サッポロ、ポッカに出資へ 明治と3社連合を形成

 ビール大手のサッポロホールディングスが、飲料大手のポッカコーポレーションに約20%を出資するなど資本・業務提携する方針を固めたことが、12日分かった。ポッカには乳業・菓子大手の明治ホールディングスも約22%を出資しており、サッポロは、ポッカ、明治と3社連合を形成し、商品開発や物流など幅広い分野で提携することも検討している。同日中にも発表する。

 国内市場が少子高齢化で縮小する中、ビール業界ではキリンホールディングスとサントリーホールディングスが統合交渉に乗り出している。サッポロがポッカなどとの提携に動きだしたことで、食品業界全体で再編が加速しそうだ。

 サッポロは、ポッカの株式を保有している投資ファンド、アドバンテッジパートナーズ(東京)などから株式を取得する方向で、取得金額は100億円程度になるとみられる。

 サッポロとポッカは既にそれぞれの自動販売機への商品の相互供給で連携している。今回の提携では3社での商品の相互供給や商品の共同開発を検討する。今後、サッポロと明治の資本提携に発展する可能性もある。

 サッポロはビールで業界4位に低迷しており、今後の生き残り策が焦点だった。ポッカなどとの提携でビール事業以外を強化する考え。

 ポッカは2005年にアドバンテッジパートナーズの協力を得て経営陣による自社買収(MBO)を実施し、株式を非公開化。08年1月には明治ホールディングス傘下の明治製菓から出資を受けた。

631とはずがたり:2009/08/12(水) 16:25:30
>>630
おっ。
今後の発展にめた期待♪

632荷主研究者:2009/08/12(水) 16:39:37
>>355 >>594

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/178974_all.html
2009年07/24 14:21 北海道新聞
十勝港飼料コンビナート建設 正社員の雇用続々 広尾

 【広尾】丸紅など大手企業5社による十勝港配合飼料コンビナートの建設が始まった広尾は、今春着工以来の事業進展に伴う雇用や賃貸住宅への入居などの分野で、具体的な経済効果が見えてきた。(山本哲朗)

 2011年4月稼働予定のコンビナートは、総事業費約140億円と道内最大級の飼料コンビナートで、地元は「百年に1度の事業」(村瀬優町長)と期待する。建設運営するのは、サイロは丸紅などが設立した「十勝グレーンセンター」、配合飼料工場は日清丸紅飼料と日本甜菜製糖が設立した「とかち飼料」。

 雇用面では町によると、とかち飼料がすでに約20人の採用を内定しており、来春卒業する高校生を「広尾高校枠」でさらに数人採用するという。これに加え、工場の構内作業を担う九州イタックス(鹿児島)は最大約30人を採用する予定で21、22の両日、町内で面接を行った。グレーンセンターも年内にも5人程度の地元採用者を決めるという。

 いずれも働き始めるのは来年以降になるが、町は「いずれも地元では少ない正社員採用なのでありがたい。現在はコンビナート本体企業や関連会社の採用だが、今後も下請けや孫請け会社の雇用が期待できる」と話す。

 住宅需要も急増し、町によると7月時点で工事関係者の入り込みは約200人。すでに長期滞在向けの旅館やホテルは満杯で、町は6月、防災無線で空き家、空き部屋の情報提供を呼び掛けたほど。これまでに工事関係で民家3軒が借り上げられ、それぞれ5〜8人が寝泊まりしている。

 秋には工事関係者が約300人に達すると見られ、町や町商工会はさらに宿舎が必要になると見ている。

633荷主研究者:2009/08/12(水) 18:43:40

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/200908/20090806000091.htm
2009/08/06 09:53 四国新聞
首都圏の需要増で新潟に新工場建設へ/加ト吉

メールで記事を紹介印刷する一覧へ 冷凍食品大手の加ト吉は5日、新潟県魚沼市に主力商品の冷凍うどんやパックご飯をつくる新工場を建設すると発表した。首都圏の需要が増加しており、生産体制を強化して販売拡大を目指す。2010年秋ごろの稼働を予定する。現在、首都圏向けの商品は1994年操業の新潟魚沼工場(新潟県南魚沼市)が出荷。不足分を香川などの工場から供給することがあり、新工場の建設で物流コストの効率化を図れる。既存工場と連携させやすいことや、水質の良さからも魚沼市を選んだ。

 新工場の「新潟魚沼第二工場(仮称)」は敷地面積6万1千平方メートル、建築面積1万4千平方メートル。従業員は40〜50人の予定。投資額は公表していないが、数十億円程度とみられる。

634荷主研究者:2009/08/12(水) 19:14:53

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090812/biz0908121808014-n1.htm
2009.8.12 18:02 産経新聞
天を仰ぐビール各社 天国から地獄で7月出荷が過去最低

 ビール大手5社が12日発表した7月のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の課税出荷数量は、前年同月比11・8%減の4618万ケース(1ケース=大瓶20本入り)となり、7月の出荷量としては平成4年の統計開始以来、過去最低を記録した。前年は猛暑だったが、今年は一転して天候不順に見舞われ、ビールと発泡酒が、そろって2けたのマイナスに落ち込んだ。

 出荷量が、前年同月を割り込むのは2カ月ぶりで、2けたの減少は、今年1月(18・6%減)以来6カ月ぶり。これまで7月としては最低だった18年(4750万ケース)を約130万ケースも下回った。

 出荷別の内訳はビールが14・4%減の2486万ケースと7月の過去最低で、発泡酒も23・2%減の864万ケースと激減した。

 一方、消費者の低価格志向で人気の低価格の第3のビールは、5・2%増の1267万ケースと、17カ月連続プラスで、逆風の中でも7月として過去最高になった。キリンビールの「のどごし<生>」は、5・3%増の約473万ケースと7月として最高になり、アサヒビールの「クリアアサヒ」も8%増の176万ケースと好調だった。

 メーカー別の総販売量では、アサヒが約11%減となり、キリンは約5%減、サントリーが15%減、サッポロは8%減と、軒並み苦戦した。

 ビアガーデンや行楽地の業務用が北日本、西日本を中心に続いた天候不順の直撃を受け、アサヒの荻田伍社長は「大変、厳しい夏になった」と肩を落とす。

 8月の出荷数量も10%前後のマイナス基調が続いているという。7〜8月はビール各社の年間出荷量のうち2割程度を占める稼ぎ時だ。大幅な落ち込みは、ビール各社の業績に大きな影響を及ぼす。

635荷主研究者:2009/08/23(日) 21:08:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/180129_all.html
2009年07/31 08:44 北海道新聞
日糧パン、「山崎」と提携 経営効率化へ株式譲渡

 道内製パン業界大手の日糧製パン(札幌、吉田勝彦社長)が、国内最大手の山崎製パン(東京)と資本提携する方向で検討していることが30日分かった。山崎製パンが日糧製パンの発行済み株式を取得し、筆頭株主となることを視野に入れているとみられ、事実上、山崎製パンの傘下入りする見通しだ。

 国内製パン業界は競争が激化し、少子化による市場縮小も予想され、地域を地盤とする企業の生き残りは難しい状況。日糧製パンは山崎製パンの出資を受けることで、経営効率化や競争力強化を目指す。

 日糧製パンは札幌と釧路、函館に計4工場を持ち、2009年3月期連結決算の売上高は178億2800万円で、従業員は674人。一方、山崎製パンの08年12月期連結決算の売上高は8117億3800万円、従業員数1万5千人。

637荷主研究者:2009/08/23(日) 21:24:43

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908200290.html
'09/8/20 中国新聞
一部ソース生産を関東に集約
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 お好み焼きソースなど製造のオタフクソース(広島市西区)は、業務用ウスターソースの製造を子会社のユニオンソース(東京)に集約する。2005年にユニオンソースを子会社化して以降、初の本格的な生産再編。関東地方のウスターソース販売の拡大に向け、現地での生産体制を拡充する。

 オタフクソース本社工場の業務用ウスターソース生産を、ユニオンソース日光工場(栃木県日光市)に移す。移管は昨年10月から段階的に進めている。完了時期は未定で「生産コストの削減効果などを見極めながら進める」という。

 一方、本社工場はお好み焼きソースと、オタフクソースの自社ラベルを付ける家庭用ウスターソースの生産を続ける。役割分担を明確にし、生産効率を高める狙いもある。

 オタフクソースはユニオンソースを子会社化後、人事交流などを進めてきた。オタフクソースとユニオンソースなどグループ4社は10月、持ち株会社制に移行する。佐々木茂喜社長は「今後も生産の移管を検討し、事業の効率的な配分を目指す」としている。

638荷主研究者:2009/08/30(日) 17:55:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090827t72011.htm
2009年08月27日木曜日 河北新報
東北産ホップ100%ビール サッポロ、6県限定販売

缶のデザインもホップを強調している「黒ラベル 東北ホップ100%」

 サッポロビールは26日、東北産ホップを100%使用した「サッポロ生ビール黒ラベル 東北ホップ100%」を10月28日に発売すると発表した。同社によると、東北産ホップだけを使ったビールは大手ビールメーカーで初めて。全量を仙台工場(宮城県名取市)で製造し、東北6県で限定販売するという東北にこだわった商品だ。

 使用するホップは、岩手県北ホップ農協(二戸市)が青森県三戸、田子両町と岩手県軽米、岩手両町で契約栽培している。今年の収穫は21日に始まっており、9月初旬までに摘み取ったホップを使う。

 350ミリリットルと500ミリリットル缶を用意。実勢価格は通常の黒ラベルとほぼ同じになる見込み。350ミリリットル缶換算で108万本を生産する予定で、好評なら増産を検討する。

 同社東北本部は「原料を生かした地域密着の商品。黒ラベルのうまさに加え東北産ホップの華やかな香りを引き出した商品になる」とアピールしている。

639荷主研究者:2009/08/30(日) 18:04:17

2009年7月30日 カーゴニュース 第3819号
キリンビバレッジが物流拠点を大幅集約、組織体制の見直しによりコストダウン進める

 キリンビバレッジ(前田仁社長)は次期の中期計画で物流拠点を現在の40ヵ所(デバニング拠点含む)から30ヵ所に減らすなど大幅な物流合理化を進める。

 同社はキリングループ全体の効率化を進める中で、域内配送や受注、需給手配をキリン物流に委託、共同化しており、拠点集約でも40ヵ所ある物流拠点のうちキリンビールの工場10ヵ所とデバニング拠点6ヵ所は除く。
 削減対象とするのは同社が契約している22ヵ所の営業倉庫とキリンビールの物流拠点2カ所。これを半減させて、全体では30ヵ所程度まで拠点数を減らす計画だ。

 これによって、保管費用、及び間接費用のコストダウンのほか、拠点を集約することによっての在庫削減に繋げる。

 また、同時に現在は7ブロックに分けている国内の業務体制も4ブロック程度に集約することもキリングループとともに検討していく。

 国内の飲料水市場は頭打ちになってきているといわれ、こうした中で固定費を削減するために、来年度から始まる中期計画では物流効率化に力をいれることにしたもの。

641荷主研究者:2009/08/30(日) 18:37:59

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908280023a.nwc
2009/8/28 Fuji Sankei Business i.
明治、大阪にアイス新工場

 明治ホールディングスは27日、傘下の明治乳業関西工場(大阪府貝塚市)の敷地内にアイスクリームの新工場を建設すると発表した。安定的に売り上げが増えているため生産体制を強化する。12月に着工し2011年から稼働させる予定。投資額は約92億円。明治乳業は現在、京都工場と群馬工場でアイスクリームを製造。新工場稼働後の生産能力は現行の3割増となる見込み。

642荷主研究者:2009/08/30(日) 18:44:29

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908200019a.nwc
2009/8/20 Fuji Sankei Business i.
キリン「ギネス」獲得 サッポロ「エビス」で対抗 業務用黒ビール 覇権争い激化

ギネスの販売権を失ったサッポロビールが業務用に発売した黒ビール「エビス スタウト」

 業務用「黒ビール」をめぐり、キリンビールとサッポロビールのせめぎ合いが激化してきた。サッポロは1964年からアイルランド産の黒ビール「ギネス」で飲食店向けの黒ビール市場で圧勝してきたが、今年6月にギネス製造元の英ディアジオが販売委託先をキリンに切り替えたため、キリンの飲食店向けの販売がサッポロを上回った。キリンが営業力をテコにギネスの採用店数の拡大を狙う一方、サッポロも7月から新たなエビスブランドの黒ビールを発売、巻き返しを図っている。

 キリンは19日、缶タイプのギネスの取扱店を現状の1万6500店から、年内に1.2倍の2万500店に引き上げる方針を明らかにした。飲食店にとってメンテナンスが難しいたる詰ではなく、缶でも注いだときに簡単に細かい泡を立てられる装置「サージャー」を、飲食店向けに提供し、新規店の開拓を進める。

 キリンはギネスの販売権を獲得した今年6月、ディアジオとの合弁会社「キリン・ディアジオ」を設立。この合弁会社が主体となって、黒ビールの取り扱いが多い首都圏や近畿、名古屋のバーや洋風飲食店に狙いを絞った営業を進めている。

 キリンは、従来も飲食店向けに、黒ビール「一番搾りスタウト」を販売してきたが、ギネスの販売権取得で「飲食店向けの黒ビールでサッポロ、アサヒビールを上回る首位になった」(業界関係者)との見方がある。実際、ギネスの販売は「順調に売れ行きを伸ばしている」(キリンの佐藤章マーケティング部長)状況といい、年内に31万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を計画している。将来は現在の2倍に当たる年60万ケースに引き上げ、「バドワイザー」並みの販売数量を狙うという。

 一方、サッポロは、年間20万ケースの販売があったギネスの販売権を失ったが、7月に飲食店専用の黒ビール「エビス スタウト クリーミートップ」を発売し、キリン追撃に打って出た。

 炭酸ガスの割合を通常のエビスビールの半分に抑えることでコクや口当たりの柔らかさを強調するなど「日本人好みの味覚を実現できた」と、福永勝社長は胸を張る。サッポロは「エビス スタウト」についてまず年10万ケースの販売を狙っており、採用店舗を年内に1000店まで増やす計画だ。飲食店の反応も良好で、すでに約700店の採用が決まっているという。

645荷主研究者:2009/09/12(土) 20:30:26

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909080039a.nwc
2009/9/8 Fuji Sankei Business i.
加ト吉社名変更 「テーブルマーク」

 日本たばこ産業(JT)グループの冷凍食品大手、加ト吉(香川県観音寺市)は7日、2010年1月1日付で社名を「テーブルマーク」に変更すると発表した。昨年7月にJTの食料事業部門と事業統合し、ベーカリーや調味料など広範な加工食品を手がけることになり「新体制にふさわしい社名が必要」(山田良一社長)と判断した。

 新社名には「食の可能性を追求し、食卓のトレードマークでありたい」(同)との意味を込めた。海外にも通じる社名で、輸出拡大も視野に入れるという。冷凍うどんや冷凍お好み焼き、無菌米飯など主力商品は「カトキチ」ブランドを継続する。

 新社名を使った商品は冷凍赤飯、冷凍えびフライなどで来年1月から生産を開始し、同2月ごろから店頭に並ぶ見通し。

646荷主研究者:2009/09/12(土) 20:38:57

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909020054a.nwc
2009/9/2 Fuji Sankei Business i.
明治乳業、大阪にマーガリン新工場

 明治乳業は1日、マーガリンの新工場を大阪府枚方市に建設すると発表した。投資額は約47億円で、2012年1月の稼働を目指す。家庭で食事を取る「内食傾向」が強まるなか、マーガリンの国内需要の拡大も続いており、工場新設で、供給体制を整える狙いがある。明治乳業は、マーガリンで「明治コーンソフト」や「明治チューブでバター1/3」などを扱っている。

649荷主研究者:2009/09/22(火) 21:19:23

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1251081796
2009年08月24日11時43分 千葉日報
ヤマサ醤油生産体制を一新
加工工場を成田市に建設

成田工場の完成予想図

 ヤマサ醤油(銚子市、濱口道雄社長)は2011年7月の完成を目指し、しょうゆ原液の製品加工工場を成田市に建設する。創業地である銚子市以外の国内への生産拠点の建設は、同社360年の歴史の中で初めて。投資額は用地取得費を含め120億円で、新工場に直結した物流センターも併せて建設する。

 しょうゆ醸造は創業地の銚子市に残し、それ以降の工程となる各種しょうゆの充てん・包装ならびにつゆ・たれ類の製造・充てん・包装を新工場に移転する。

 着工は来年3月。成田市浅間の9万1千平方メートルの敷地に、1万2500平方メートルの生産設備棟、1万3500平方メートルの物流センターを建設する。

 建設予定地は圏央道の連結が、予定される東関東自動車道大栄インター近く。生産ラインでは各種しょうゆおよびつゆ・たれ類の効率的な少量多品種生産を実現。賞味期限指定やQRコード表示などの設備を導入し、顧客の要望にきめ細かく対応できるようになるという。

650荷主研究者:2009/09/27(日) 23:14:52

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909260052a.nwc
2009/9/26 Fuji Sankei Business i.
日清オイリオ、昭和産業と業務提携

 精油国内首位の日清オイリオグループと同3位の昭和産業は25日、精油事業で業務提携すると発表した。原料となる油脂の国際相場が高騰や、小売りでの価格競争が激化するなど精油事業をめぐる環境が厳しさを増しており、提携でコスト競争力を強化する。

 両社が持つ精油生産設備で、来年4月から、順次、原料となる油脂や油かすの相互融通を進めるほか、資材の共同調達や、両社の物流拠点の相互活用などを行う。また、両社製品の相互供給も検討する。提携を通じて、2012年3月期に両社合算で現状比10億円のコスト削減効果を見込んでいる。

651チバQ:2009/09/29(火) 21:54:18
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090929-OYT1T00938.htm
福島消費者相「エコナ」問題プロジェクトチーム
 特定保健用食品(特保)に認可されている食用油「エコナ」が販売自粛されている問題を受け、福島消費者相は29日の閣議後の記者会見で、消費者庁内に「食品SOS対応プロジェクト」を発足させ、消費者の不安解消に取り組む考えを明らかにした。


 政務官をリーダーに同庁の課長ら7人体制で、特保認可の取り消しも視野に入れて、1週間をめどに対応をまとめる。

 エコナには発がん性が指摘される物質に変化する可能性のある成分が他の食品よりも多く含まれているとして、発売元の花王が関連59品目の販売を当面自粛。消費者団体も特保認定の取り消しを求めている。

(2009年9月29日18時46分 読売新聞)

652片言丸:2009/09/30(水) 00:30:02
ここの板で一時期「大人気」だった堺井に続いて武山まで逮捕。
選挙の「安全」なやり方がよくわからなくてコースアウトしてしまったようなのばっかり捕まえている感じですね。

武山百合子元議員逮捕…公職選挙法違反
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090929-OYT1T01408.htm?from=main7

 埼玉県警は29日、8月の衆院選で埼玉13区から無所属で立候補し、落選した元衆院議員の武山百合子容疑者(62)(埼玉県春日部市西金野井)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。


 発表によると、武山容疑者は7月下旬頃、春日部市中央の事務所などで、30〜60歳代の男女の運動員4人に対し、選挙運動の報酬として時給900円と1000円の報酬を後日支払う約束をした疑い。

 武山容疑者は、容疑について「記憶にない」などと供述しているが、「運動員の4人は、今年初めからハローワークを通じて雇った。過去にはアルバイト代を払ったことがある」と説明しているという。

 武山容疑者は1993年の衆院選に日本新党から立候補して初当選し、その後、新進党、自由党、民主党と移りながら3回当選した。民主党から立候補した2005年の衆院選で落選し、08年6月1日付で民主党員でなくなった。今回の衆院選では無所属で立候補したが、民主党の新人に敗れた。

(2009年9月30日00時04分 読売新聞)

653とはずがたり:2009/09/30(水) 05:33:19
サッポロとポッカ、資本提携を締結
読売新聞2009年9月29日(火)19:00
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20090929-567-OYT1T00947.html

 ビール大手のサッポロホールディングスと清涼飲料大手のポッカコーポレーションは29日、資本・業務提携を結んだと発表した。

 両社は8月、サッポロがポッカの発行済み株式の21・65%を取得することで合意した。今後、業務提携推進委員会を設置し、物流面での協力や商品の共同開発などに取り組む。自動販売機への相互供給商品も増やす。

 ポッカには食品大手の明治ホールディングスも出資しており、ポッカは両社の持ち分法適用会社となる。

* サッポロホールディングス株式会社と株式会社ポッカコーポレーションの資本・業務提携締結のお知らせ (サッポロホールディングス)
* ポッカコーポレーション (公式サイト)

654荷主研究者:2009/10/04(日) 03:51:56

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091002302.htm
2009年10月2日03時57分 北國新聞
澁谷工業が高崎工場閉鎖へ 老朽、効率化で サービス機能は残す

 澁谷工業(金沢市)は年内をめどに、ボトリング機械関係を手掛けている群馬県高崎市の高崎工場を閉鎖し、顧客サービスの機能だけを残すことを決めた。設備が老朽化していることや、プラント生産統括本部の営業、開発部門がある本社と距離が離れていることなどから総合的に判断した。

 高崎工場は、1979年にサッポロビールから譲り受けた子会社新光製作所が前身。当時、澁谷工業が持っていなかった炭酸飲料などのガス注入技術があったことや、「三八豪雪」を教訓に、自然災害に備えて生産拠点を分散する目的で取得した。

 ただ、近年はボトリング機械の顧客となるビール会社の売り上げが減少するなど市場環境が変化。受注生産のため、本社と距離が離れていることで生産効率が悪くなっていた。このため、高崎工場はコンベヤーのラインだけを残して生産機能をなくし、新たにサービスだけの拠点に変更することにした。

 澁谷弘利社長は「高崎工場は当初の役割を終えた。前向きなリストラと考えて思い切って決断した」としている。同工場の社員約90人のうち、サービス関係の30人を除く社員を金沢の本社工場で受け入れる。50人ほどが年末から年明けにかけて金沢に移る見通しという。

 サービスに機能を絞ったあとは工場の名称を変更する。約6600平方メートルの敷地活用については今後、検討していく。

655荷主研究者:2009/10/04(日) 03:56:44

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910010041a.nwc
2009/10/1 Fuji Sankei Business i.
リンガーハット ちゃんぽんの野菜を完全国産化

 「長崎ちゃんぽん リンガーハット」を運営するリンガーハットは30日、グループの全554店舗で使う野菜を、1日から、すべて国産野菜に切り替えると発表した。野菜をすべて国産にするのは外食チェーンでは初めて。契約農家で栽培された年1万2400トン分の国産野菜を100%使用し、中国や米国からの輸入品の利用を中止する。消費者の食に対する安心安全志向が強まる中、国産野菜を全面的に使用することで来客増につなげる狙いだ。

 主力の長崎ちゃんぽん リンガーハットでは、国産野菜の使用に伴い、看板商品の「長崎ちゃんぽん」(490〜500円)の野菜量を増量するほか、スープも野菜に合う味にリニューアルする。また、キャベツやモヤシ、タマネギなど7種類の国産野菜を480グラム使った「野菜たっぷりちゃんぽん」(650円)も新たに発売する。このちゃんぽん1杯分だけで、厚生労働省が1日当たりに必要と定める野菜の摂取目安である350グラムを上回るという。

 また、同社が運営するとんかつ専門店の「とんかつ浜勝」の111店舗と長崎県内で1店を展開する「長崎卓袱(しっぽく)浜勝」でも国産野菜に切り替える。

 同社は2008年9月から、国産野菜の利用拡大に向けた取り組みを始めており、この日、記者会見した米浜和英会長兼社長は「野菜を皮切りにして幅広い食材の国産化に取り組む」と強調した。

658荷主研究者:2009/10/04(日) 04:16:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/187625_all.html
2009年09/09 08:49 北海道新聞
浦幌乳業を子会社化 森永乳業 来年4月、生クリームなど製造

 【浦幌】森永乳業(東京)は8日までに、第三セクターの浦幌乳業(十勝管内浦幌町、浅利靖彦社長)を2010年4月に買収し、完全子会社化する方針を決めた。生クリームなど液状乳製品の製造拠点とする。

659荷主研究者:2009/10/04(日) 04:30:10
日本甜菜製糖芽室工場も石炭ボイラーを導入したためタンク車による重油輸送が廃止されたが、美幌も同様に石炭ボイラー化されたようだ。全国的に重油から石炭やLNGなどの燃料転換が急速に進んでいるねぇ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/191902_all.html
2009年10/01 14:36 北海道新聞
日甜美幌製糖所が新設備 冬の蒸気風景 さよなら 14〜16日 3日間で最後

 【美幌】町内で操業を始めてから50年、日本甜菜製糖美幌製糖所(中村憲治所長)は、国内初となるビートパルプの蒸気乾燥設備を導入した。新設備は水蒸気を煙突から排出しないため、白い水蒸気が立ち上る冬の風物詩は見られなくなる。新設備への移行期間となる中旬の3日間が見納めだ。

 同製糖所では、細かく裁断したビートから糖分を抽出してグラニュー糖を生産。ビートパルプと呼ばれる搾りかすは乾燥後、家畜飼料として出荷する。

 ビートパルプはこれまで重油を燃やして熱風を送って乾燥させていた。導入した設備はデンマーク製で、石炭ボイラーで発生させた高温高圧の蒸気を、高さ12・5メートル、直径7・6メートルの乾燥機で循環させる。この時に出る水蒸気は煙突から排出せずに糖液を濃縮して砂糖の結晶を作る工程で再利用する。これにより、同製糖所のエネルギー消費量は約13%、二酸化炭素排出量は約10%削減できるという。

 総事業費は約17億円で、昨年8月に着工。9月28日に竣工(しゅんこう)式が行われ、関係者約60人が完成を祝った。事業費のうち、約3億円は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けた。

 同製糖所は当初、煙突から水蒸気が上がる光景は昨シーズン限りとしていたが、新設備に移行するまでの14〜16日の3日間は旧設備で操業することにした。町内の50代男性は「最後と思うと寂しいが、その光景はしっかりカメラに収めたい」と感慨深げに話した。(斉藤和浩)

660荷主研究者:2009/10/04(日) 04:33:10
>>659
調べたらホクレン中斜里も石炭ボイラー化されるとのこと。1997年3月に廃止された西港〜中斜里のタンク車による重油輸送も消滅する運命だったわけか。逆に石炭輸送という需要があると言えるが…。

http://www.khi.co.jp/khi_news/2008data/c3080507-1.htm
2008年5月7日ホクレン農業協同組合連合会中斜里製糖工場向け石炭焚ボイラタービン発電設備を受注
--------------------------------------------------------------------------------
川崎重工グループのカワサキプラントシステムズは、ホクレン農業協同組合連合会中斜里製糖工場向け石炭焚ボイラタービン発電設備を、伊藤忠商事から受注しました。本設備は、2010年9月に完工する予定です。

今回受注したボイラタービン発電設備は、ホクレン農業協同組合連合会中斜里製糖工場に電力と蒸気を供給するための設備であり、重油から石炭への燃料転換、及びプラントの高効率化(蒸気条件の高温高圧化等)により、大幅なエネルギーコストの削減を実現するものです。

当プラントは、貯運炭設備、ボイラ設備、排ガス処理設備、灰処理設備、蒸気タービン発電設備等で構成されています。窒素酸化物(NOx)の発生を抑制するために、当社独自開発の低NOxバーナーを採用し、2段燃焼方式との組み合わせにより効果的な炉内還元脱硝を行います。さらに排ガス処理設備を完備することで、周辺環境にも配慮した仕様となっています。

当社は、石炭焚ボイラでは国内外で約50缶の納入実績があります。近年でも、2004年に日本甜菜製糖(株)芽室製糖所(北海道)向け、2005年に同美幌製糖所(北海道)と石原産業(株)四日市工場(三重県)向け、2006年にフィリピンのSTEAG STATE POWER INC向けなど連続して設備を納入しています。また、2006年には日本製紙ケミカル(株)江津事業所(島根県)向けに設備を受注しており、今回の受注はこれらの実績が客先より高い評価を得たものです。

今後とも当社は、エネルギーコストの削減と環境負荷低減に寄与する各種ボイラ設備の開発・販売に注力していきます。

■本ボイラタービン発電設備の概要

1. 納入場所 : ホクレン農業協同組合連合会中斜里製糖工場(北海道斜里郡斜里町)
2. ボイラ形式 : カワサキ単胴放射形自然循環ボイラ
3. 蒸気発生量 : 145t/h(圧力・温度:8.53MPaG・503℃)
4. 発電出力 : 15,500kW
5. 設備構成 : 貯運炭設備、ボイラ設備、排ガス処理設備、灰処理設備、蒸気タービン発電設備等

661とはずがたり:2009/10/06(火) 13:08:48

>国内に約220万台ある自販機は設置台数が飽和状態に近づきつつあり、新規設置が難しくなっている。
>このため、清涼飲料業界では自販機事業の統合や相互供給といった提携が相次いでいる。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/916だしねぇ。

伊藤園、大塚ベバレジの自販機運営会社に出資
2009.10.6 11:21
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091006/biz0910061124010-n1.htm

 清涼飲料大手の伊藤園は6日、大塚ベバレジが筆頭株主の自動販売機運営会社、ネオス(東京都江東区)に出資することで基本合意したと発表した。同日付で伊藤園は大株主の大塚ベバ、新東亜交易からネオス株式の約15%を取得し、第3位の株主となる。取得金額は14億円。

 伊藤園は、ネオスが運営する5万弱の自販機に、主力の日本茶飲料「お〜いお茶」などを供給し、清涼飲料ビジネスの拡大につなげる。大塚ベバも伊藤園の人気商品をそろえることで、ネオスの経営基盤を強化する狙いがある。

 伊藤園は東日本に強い反面、西日本が手薄で、西日本に自販機を多く持つネオスと手を組むことで補完が図れるという。

 国内に約220万台ある自販機は設置台数が飽和状態に近づきつつあり、新規設置が難しくなっている。

このため、清涼飲料業界では自販機事業の統合や相互供給といった提携が相次いでいる。

662荷主研究者:2009/10/10(土) 17:21:06

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909290049.html
'09/9/29 中国新聞
食品かす→飼料 装置開発
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 精米機など製造のサタケ(東広島市)は28日、木質バイオマス(生物資源)を燃料に、食品の残りかすから家畜の飼料を作る装置を開発し、販売を始めたと発表した。重油などを燃料にする装置に比べ二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に減らせる。廃棄物処理業者などに販売する。

 装置はバーナーや乾燥機、炉で構成する。廃材や間伐材から作る木質チップを燃やして150度の熱風を発生させる。この熱で野菜のくずやおからなど食品の残りかすを乾燥させ、牛や豚などの飼料を作る。

 現在は、乾燥に重油や灯油などを使うタイプが主流。新装置は化石燃料の使用量を95%減らせる。木質バイオマスなど生物資源の燃焼で発生するCO2は排出量に換算されず、排出削減に取り組む企業などの需要を見込む。

【写真説明】木質チップを燃料に使って家畜の飼料を作る装置

663荷主研究者:2009/10/10(土) 18:38:23

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910090022a.nwc
2009/10/9 Fuji Sankei Business i.
ニッスイ ファインケミカル拡大に意欲 医療から食品・化粧品・工業用素材へ

 ■持田製薬と高純度EPA抽出で実績

 水産や食品事業だけでなく、ファインケミカル事業にも力を入れているニッスイ(日本水産株式会社)。健康への関心の高まりから、魚由来の機能性脂質は、医薬品、健康食品原料などとして着実に業績を伸ばしてきている。鹿島工場が新たな生産拠点として本格稼働したのに続き、今年になって2つのグループ企業が加わり、その規模を拡大。海の恵みを有効利用して「生活」に貢献するファインケミカル事業の可能性は大きい。

 もともと、ニッスイには「水産資源を高度利用・完全利用する」という考え方があり、魚油の研究は早くからなされていたという。特にイワシやサンマ、アジ、マグロなどに含まれるEPA(エイコサペンタ酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの高度不飽和脂肪酸に注目。ともに体内で必要量をつくることができない必須脂肪酸で、ほかの食用油脂にはほとんど含まれていない。

 EPAは血液中の中性脂肪を減少させ、脳血栓や心筋梗塞(こうそく)などの生活習慣病を予防する働きがあきらか。また、脳の発達に必要不可欠といわれるDHAは、脳細胞を活性化させるほか、悪玉コレステロールを減少させ、血栓をできにくくする。

 同社では1970年代からEPAの研究に取り組み、抽出・精製した高純度のEPAを原体とした医薬品「エパデール」を持田製薬株式会社と共同で研究・開発、90年に持田製薬が認可・発売している。最初は閉塞(へいそく)性動脈硬化症での承認だったが、その後、高脂血症や冠動脈疾患にも有効であることなどがあきらかになり、現在も売り上げを伸ばしている。

 また、同社では、サプリメントの開発にも取り組み、栄養補助食品「海の元気EPA」、特定保健用食品「イマーク」も商品化している。

664荷主研究者:2009/10/10(土) 18:39:04

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910090017a.nwc
2009/10/9 Fuji Sankei Business i.
雪印メグミルク、統合で商品力強化 13年度、営業益200億円目標

 雪印乳業と日本ミルクコミュニティが今月1日付で経営統合し、発足させた共同持ち株会社「雪印メグミルク」は8日、2013年度を最終目標とする中期経営計画を発表した。

 13年度の連結業績目標は、売上高で09年度の2社の単純合算値に比べ約15%増の5800億円、本業のもうけを示す営業利益は同48%増の200億円とした。統合で商品の共同開発を進めるほか、工場の統廃合、物流の合理化などでコストを圧縮し、収益力強化につなげるのが戦略の柱となる。

 「経営統合を通じて企業価値を向上させる」。この日、都内で記者会見した雪印メグミルクの高野瀬忠明社長はこう宣言したうえで、今後3年以内に持ち株会社傘下の雪印と日本ミルクコミュニティを合併し、完全合併する計画を明らかにした。

 統合ではまず、2社の持つ乳製品開発のノウハウで商品力強化を図る。13年度に乳飲料の売上高を現状に比べ120億円、ヨーグルトで240億円、デザートとナチュラルチーズで各60億円の増収につなげる。これにより「各商品領域でナンバーワンを目指したい」(高野瀬社長)という。

 13年度までの5年間に、合計1300億円の設備投資を進める計画。主に生産コスト削減を狙いとした工場への投資のほか、物流拠点の整備などに重点的に振り向ける。アジアや豪州を中心に海外展開も進めることにしている。

665荷主研究者:2009/10/10(土) 18:48:50

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020091009aaab.html
2009年10月09日 日刊工業新聞
三菱UFJリース、食品会社「たらみ」買収

 三菱UFJリースは8日、傘下の投資会社を通じて食品メーカー「たらみ」(長崎市)のすべての株式を米国のファンドから取得した。三菱UFJリースが3月に参入したプライベートエクイティ(未公開株)投資事業で初の成約案件で、買収総額は70億―80億円と見られる。子会社を通して役員を派遣し、たらみが主力とするゼリー事業の収益拡大を図る。

 三菱UFJリースが3月に全額出資して設立したプライベートエクイティ投資を手がける子会社のMULプリンシパル・インベストメンツ(東京都千代田区)が、米ファンドのサン・キャピタル・パートナーズからたらみの全株式を譲り受けた。

 たらみは1969年に青果卸として創業。現在、ドライフルーツゼリー市場で国内トップシェアを誇り、09年3月期の売上高は101億円。

666チバQ:2009/10/13(火) 16:02:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009101302000040.html
ビール出荷量最低 1〜9月 5年連続
2009年10月13日 夕刊

 ビール大手各社が十三日発表した発泡酒と「第三のビール」を含むビール類の今年一〜九月出荷量は、前年同期比2・4%減の三億四千五百二十五万ケース(一ケース=大瓶二十本換算)と、五年連続で過去最低を記録した。ビール類の消費が盛んな夏場を過ぎても需要が低迷していることから、年間での最低更新も濃厚となった。

 種類別では、ビールが7・3%減、発泡酒が15・5%減と不振。夏の天候不順と景気悪化の影響を大きく受け、ビールの出荷量は過去最低となり、種類別の構成比でも49・9%と、初めて五割を割り込んだ。一方、低価格の「第三のビール」は21・9%増と好調を維持した。

 会社別では、第三のビールの伸びが業界平均を上回るキリンビールが、ビールの構成比が高いアサヒビールを三年ぶりに上回り首位に立った。キリンが年間でもトップになれば九年ぶりとなる。

 ただ、市場全体の先行きについては、「年末の忘年会や贈答需要がどこまで盛り上がるか心配」(業界関係者)との声が強い。

667チバQ:2009/10/13(火) 16:12:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000509-san-bus_all
1〜9月ビール類課税出荷 キリンが首位に、アサヒとの年間首位争い激化
10月13日10時46分配信 産経新聞

 ビール大手5社が13日発表した1〜9月のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の課税出荷数量シェアは、キリンビールがアサヒビールを抜き、1〜9月としては3年ぶりに首位に返り咲いた。キリンは、節約志向の高まりで需要が拡大している“主戦場”の第3のビールで販売を伸ばしたのが寄与した格好だ。キリンは、年間でも、9年ぶりのアサヒからの首位奪還が視野に入っており、年末の歳暮・忘年会シーズンに向け販売競争が激化する。

 1〜9月期のシェアはキリンが37.9%だったのに対し、アサヒが37.3%と、キリンがアサヒを0.6ポイント上回った。3位、4位争いは、サントリーが12.4%、サッポロビールが11.5%で、サントリーが、3位の座を維持した。

 1〜9月のビール類の課税出荷数量は前年同期比2.4%減の3億4525万ケースと、統計を開始した平成4年以来、1〜9月期としての過去最低だった。景気低迷に加え、夏場の天候不順が響いた。

670カレンちゃん:2009/10/19(月) 16:21:15
ここって私しか知らないのかな?
↓    ↓    ↓
ttp://magiclien.com/?sk4

知ってる人が居れば情報ください!

671とはずがたり:2009/10/27(火) 09:17:39
北陸工場は専用線無かったよねぇ?滋賀(多賀)・名古屋(清洲)工場から供給することになるのかな?
栃木工場は仁井田。高崎工場も早無く,関東一円は取手と横浜(鶴見区生麦)か。
全工場にホキ2200で麦芽輸送できひんのかね?

キリン閉鎖 地元に衝撃
来年8月
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091026-OYT8T01430.htm

 キリンビール(東京都)は26日、2010年8月末で北陸工場(白山市竹松町)を閉鎖する方針を明らかにした。全国の11工場中、北陸と栃木の2工場を閉鎖し、残り9工場に再編し効率化を図る。正社員の雇用は他工場への配置転換で維持を目指すとしているが、コマツの小松工場、百貨店の小松大和に続く大手の撤退に、地元はもちろん、県内商工関係者の受けた衝撃は大きい。

 同工場では「ラガービール」や「一番絞り生ビール」などを生産し、県内や富山、福井県のほか、新潟県の一部に出荷している。

 同社の説明によると、北陸工場は飲料生産のピークの時期を過ぎる来年8月末にも操業を停止する予定で、従業員約130人中、正社員82人は滋賀、岡山を中心とした他工場に異動し、契約社員48人は9月中に契約を解除する。跡地の利用は今後検討する。

 ただ、正社員の9割以上は現地採用で、どの程度が異動に応じるかは不透明だ。同社は「一人ひとりに説明し、ケース・バイ・ケースで対応する」としている。

 記者会見した同社の中島肇常務は、全国で2番目に新しい北陸工場が閉鎖の対象になった理由を「年間7万キロ・リットルという(11工場中10番目の)生産規模や、立地条件、削減できる固定費などを総合的に判断した」と説明。同工場の実際の稼働率は3分の2程度で、大規模工場と比較すると生産性が落ちていたという。

 親会社のキリンホールディングスとサントリーホールディングスは経営統合の交渉中だが、「閉鎖は統合交渉の前の今年1月から検討しており、関係ない」と関連を否定した。

 キリンビールの松沢幸一社長は27日、谷本知事や白山市の角光雄市長を訪れ、閉鎖の経緯を説明する。

■白山市長怒りあらわ

 キリンビール北陸工場の地元、白山市では、工場の閉鎖の知らせを受け、角市長は「寝耳に水で到底納得できない」と怒りをあらわにした。

 角市長はこの日、市議会全員協議会終了直後の午後3時過ぎ、同社の中島常務と浅野秀明北陸工場長の訪問を受けた。市長応接室で約5分間、工場閉鎖の方針を説明され、角市長が経緯の説明を求めたが、キリン側は「取締役会で決まったこと」と取り合わなかったという。角市長は「白山の伏流水で作ったビールはおいしいと、市も最大限推薦してきた。閉鎖はこれまでの地元の恩恵を忘れる行為だ」とキリン側に抗議したという。

 市商工課によると、同社北陸工場は1993年、同市竹松町の北部工業団地に進出。その際、市は工場立地助成金として約2億円を補助した。面積は約14万6000平方メートルで、市内製造業441事業所の中で最大規模。関係者によると、同社の法人市民税は約8000万円だといい、市は今後、固定資産税などへの影響についても詳細に試算する。

 北陸工場には運送会社などの地元関連企業もあり、角市長は「関連会社含め、従業員の雇用についても当然、今後の課題となる」と厳しい表情。商工課の北川外喜男課長は「工業団地にぽっかりと穴が開くのはつらい。この不景気の中、キリンに匹敵する優良企業が今後誘致できるのか……」とため息をついた。
(2009年10月27日 読売新聞)

672チバQ:2009/10/27(火) 21:26:03
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091027/225910
象徴の撤退、走る衝撃 キリン工場閉鎖 雇用、税収…膨らむ不安
(10月27日 05:00)
 「寝耳に水」の撤退発表だった。本県の代表的な進出企業の一つ、キリンビール栃木工場の閉鎖が明らかになった26日、関係者に大きな衝撃が走った。「町の代名詞が、まさか」。同工場をまちづくりの「パートナー」と位置付ける地元高根沢町は、ショックを隠せない。「この工場に骨をうずめる覚悟だったのに…」。突然の通告に言葉を失う従業員。地域密着型の工場として30年間にわたり親しまれてきた「キリン」が栃木を去る影響は、計り知れない。

 午後3時15分、キリンビールの田村潤副社長が高根沢町役場を訪れ、工場閉鎖を告げた。即座に開かれた臨時庁議。担当職員は商工会やJA、観光協会などに一斉に連絡、対応に追われた。「シェアトップになったばかりなのに、なぜ」。職員は絶句した。

 ■協力を要請

 「群馬に(統合交渉中の)サントリーの工場があるので、ゆくゆくはあり得ないことではないと思っていたが、こんなに早いとは」と高橋克法町長。すぐに県庁に向かい、麻生利正副知事に「雇用を含め一緒に取り組んでほしい」と要請した。

 同工場の法人町民税は約1億2千万円で、町全体の15%以上。施設が撤去されれば固定資産税への影響も懸念される。同工場にビール麦を販売する生産農家は約500軒。生産者の男性(50)は「一本に1滴でも2滴でも自分たちの造った麦が生きている。撤退は寂しい」と漏らした。

 ■苦渋の表情

 県庁にも午後3時半ごろ、キリン関係者が訪問。福田富一知事と須藤揮一郎、麻生両副知事らが説明を受けた。知事は苦渋の表情のまま。最後に「誠に残念だ」と述べたという。

 県産業政策課の大森敏秋課長は「全く寝耳に水。日本を代表する飲料メーカーが上流県の本県から撤退するというイメージダウンが残念でならない」と肩を落とす。同課職員らは栃木工場産を示す「ロット番号27」を確認してからビールを飲んでいたといい、閉鎖の衝撃も大きいようだ。

 宇都宮市役所にもキリン関係者が説明に訪れ、横松薫副市長が対応した。手塚英和経済部長は「驚いた。市内に住む従業員の雇用や栃木工場と取引のある事業所など、影響があるのか調べて、対応したい」と話した。

673とはずがたり:2009/10/28(水) 10:45:18

花王:「エコナ」関連10製品、特保失効
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091009k0000m040081000c.html?inb=yt
特保許可が失効した花王の「エコナクッキングオイル」

 花王は8日、発がん性物質に変わる可能性が指摘される不純物を含んでいるとして出荷・販売を停止している「エコナ」関連10製品について、特定保健用食品(特保)の表示許可の失効届を消費者庁に提出した。同日付で受理され、特保許可は失効した。花王は不純物の含有量を抑える技術を開発し、改めて許可申請するという。特保失効に伴い、消費者庁は同日着手したエコナの特保許可に関する再審査を取りやめた。

 エコナは今年6月に発がん性物質に変わる可能性のある「グリシドール脂肪酸エステル」を通常の食用油より多く含んでいることが判明。花王は先月17日からエコナクッキングオイルやエコナマヨネーズタイプなど特保10製品と、ドレッシングなど関連商品計59製品の出荷・販売を停止したが、特保の失効届については見送っていた。

 消費者庁の「特定保健用食品の審査等取扱い及び指導要領」では、商品の販売・製造を中止した場合は特保許可の失効届を提出することになっている。消費者団体などから、出荷・販売を停止したエコナの特保許可に関し疑問の声が強まっていたことなどから、失効届提出に踏み切ったとみられる。

 エコナは98年に食用油として特保の許可を得た。折からの健康ブームに乗り、年間200億円を売り上げる人気商品になった。すでに国内で大量に消費されていることから、食品安全委員会では今後も「グリシドール脂肪酸エステル」の安全性確認のための調査を続ける方針だ。

 エコナの特保失効について、福島瑞穂消費者担当相は8日夕の記者会見で「花王は社会的責任を果たした。消費者庁の再審査や消費者の声などに押された結果だ」と強調。花王は「食品としての安全性は問題ないが、消費者にご迷惑をかけ深くおわびする」と話している。【山田泰蔵、奥山智己】
 ◇特定保健用食品

 「コレステロール値を下げる」「虫歯になりにくい」などの効能や用途を表示できる食品のこと。1991年に導入された。動物実験や臨床試験などの科学的データに基づき、国が許可する。厚生労働省の所管だったが、今年9月に許可権限が消費者庁に移管された。形態は飲料、菓子などさまざまで、今年8月末時点で892品目に上る。

 ■特保表示許可の失効届が提出されたエコナ関連製品■

(1)エコナクッキングオイル
(2)同ビタミンE入り
(3)エコナクッキングオイル炒め専用
(4)同ビタミンE入り
(5)エコナヘルシー&ヘルシークッキングオイル
(6)同ビタミンE入り
(7)エコナヘルシー&ヘルシークッキングオイル炒め専用
(8)同ビタミンE入り
(9)エコナクッキングオイルS
(10)エコナマヨネーズタイプ

 ◇消費者庁は一歩踏み込め

 エコナ問題の焦点は、科学的に因果関係が立証できないグレーゾーンについて、消費者を守るために何ができるかということだった。消費者庁は8日、いったん特保の許可を出した製品について、異例の再審査に踏み出した。後手後手に回る旧来型行政から抜け出し、結果として花王の自主的な特保返上を引き出したと言える。

 消費者庁は特保の取り消しという強い権限を持っている。だが、法律上、食品安全委員会による評価が不可欠で消費者庁単独ではできない。自民政権時代の消費者庁は取り消しの可否を判断する手続きにすら入れなかった。

 再審査にも食品安全委の意見が必要だが、今回は再審査に着手し、法律上許される最大限の対応をするという姿勢は示した。

 ただし、花王の自主返上の前に消費者庁が特保許可を失効扱いとする判断をしたり、失効届を求めるなど、もう一歩踏み込んだ対応も可能だったはずだ。福島瑞穂消費者担当相は失効の取り扱いを含めた特保制度の見直しに言及している。今回のケースをよく吟味し、制度改正に生かしてほしい。【山田泰蔵】

毎日新聞 2009年10月8日 21時02分(最終更新 10月9日 0時20分)


エコナ:温度管理見直し含有量10分の1に 花王
http://mainichi.jp/life/food/news/20090918k0000m040068000c.html?inb=yt

 花王は17日、出荷・販売を停止した特定保健用食品「エコナ」シリーズについて、今後の対応を厚生労働省に報告した。

 この成分「グリシドール脂肪酸エステル」は製造時の脱臭工程で副次的に生成された。報告では、工程の温度管理見直しで、この成分を現状の約10分の1まで減らすことが可能などと盛り込まれた。工程の改善で通常の食用油と同等レベルの含有量とした後、来年2月をめどに販売を再開する方針。【江口一】

毎日新聞 2009年9月17日 20時52分

674とはずがたり:2009/10/28(水) 18:50:22
>>672

キリン栃木工場閉鎖 需要低迷で来年10月 高根沢
(10月27日 05:00)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20091026/225714

 キリンホールディングス(HD)は26日、高根沢町花岡のキリンビール栃木工場を来年10月末で閉鎖すると発表した。ビール類需要が低迷する中、工場再編で生産能力を適正化し、コスト競争力の向上、収益性の改善を図る。生産機能については他工場に順次集約する。従業員201人のうち、社員148人は取手・横浜工場を中心に再配置し、期間従業員53人は契約更新しない。

 同日発表した中期経営計画の一環で、来年8月末に北陸工場(石川県白山市)も閉鎖し、国内工場を11カ所から9カ所に集約する。2工場閉鎖のコスト削減効果は約40億円。

 少子高齢化、若年層のビール離れなどでビール類市場は縮小基調にある。08年の出荷量は4年連続で減少し、過去最低を更新した。キリン全体で過剰な生産能力となっており、需給バランスのギャップ解消が課題だった。

 2工場について、東京都内で会見したキリンHDの加藤壹康社長は「物流対応ができ、規模が比較的小さいことなどから選定した」と説明。宇都宮市内のホテルで会見したキリンビールの田村潤副社長は「これまでと同じ取り組みではいいものを提供できない。(栃木工場の閉鎖は)立地環境、工場規模、物流費などコストを総合的に検討した結果」と話した。

 32ヘクタールに及ぶ栃木工場の跡地利用は未定だが、建物を解体し更地にされる公算が大きい。工業用水や法人税収入など、県や高根沢町への影響も大きいとみられる。

 サントリーHDとの経営統合について、加藤社長は「あらゆる点から交渉中で、前向きに話し合いを継続している。(栃木工場閉鎖などの中期計画の策定は)統合を前提に決定したものではない」としている。

 栃木工場は1979年4月に操業。ラガービールや一番搾り、チューハイなどを製造し、東日本における多品種型の拠点となっていた。今年、30周年を迎えたばかりだった。

675チバQ:2009/10/28(水) 22:39:05
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000910280001
キリン社長 跡地利用「責任持つ」
2009年10月28日


工場閉鎖について谷本知事(右)に説明に訪れたキリンビールの松沢幸一社長(右から2人目)=県庁

◆県・白山市「雇用確保を」◆


 キリンビール北陸工場(白山市竹松町)の閉鎖発表から一夜明けた27日、同社の松沢幸一社長が県と白山市を訪れ、来年8月末の閉鎖後の跡地利用に「責任を持ってかかわる」と方針を説明した。県内採用が9割を占める従業員の雇用問題や税収減に直面する自治体からは「突然すぎる」との戸惑いや、地元経済への痛手を心配する声が相次いだ。


(矢代正晶、長田豊、加藤藍子)


 松沢社長は午前11時半、県庁に谷本正憲知事を訪問。会談は非公開で、約30分間にわたって経緯と今後の方針を説明した。前日、突然の通告と情報不足にいらだちを募らせた谷本知事は、トップに直接懸念をぶつけた。


 終了後に取材に応じた松沢社長は「跡地利用は未定」とした上で、1998年に閉鎖した広島工場跡地をショッピングセンターに再開発して多くの雇用を生んだことや、群馬・高崎工場(00年閉鎖)跡地が大手菓子メーカー工場になることを挙げ、「ここ(北陸工場)もそういう考えに基づいて、責任を持って考えていきたい」と明言した。


 谷本知事は取材に対し、昨日午後に突然訪れた同社常務から閉鎖を知らされたことに触れて「(会社の決定を伝える)単なるメッセンジャーボーイで、説明の内容に納得できなかった」と厳しく批判。松沢社長に、雇用の維持・確保を最優先するよう要請したことを明かした。


 松沢社長は、正社員82人については「滋賀工場(滋賀県多賀町)がそんなに遠くないので異動に理解頂ける」との見方を示し、雇用を打ち切る契約従業員48人についても「出来る限り力になりたい」と答えたという。


 谷本知事は、年間約2億3千万円に達する同社の法人事業税と法人県民税も「閉鎖で激減する」と指摘。「企業は進出より撤退する時の方が難しい。社長からお約束を頂けたものと思っているので、有言実行でやっていただきたい」とくぎを刺した。


 松沢社長は午後には白山市役所も訪問。市側は「公務で不在」と面会に応じなかった角光雄市長に代わって、魚直樹、北田慎一の両副市長が説明を聞いた。


 魚副市長は「突然で、しかもわずか十数年での撤退で、本当に残念。市にとっては税収が減り、広大な土地が空いてしまう」と話した。北川外喜男・市商工課長によると、08年度の同工場からの市税収入は固定資産税など計約2億2千万円。年間1億円弱の法人市民税が来年の工場閉鎖で減り、工場の解体が進めば施設にかかる固定資産税の減価償却分も減る。


 跡地利用については、松沢社長らが「責任を持って地元に評価されるような売却先を探す」と話したという。


 雇用のダメージも深刻だ。同社広報担当者によると、工場では従業員130人のほかに、物流や機械メンテナンスなどの関連会社5社の従業員約130人も働いているが、同社は「今後の雇用は各社で判断することになる」としている。


 年間7万人余りが訪れ、市の観光拠点の一つとなっていた工場見学ができなくなることや、取引先企業への影響も大きいと見られる。北川課長は「企業などとの連携を密にしてやっていかないと」と気を引き締めていた。


〜*県議会からも懸念する意見*〜


 キリンビールの工場閉鎖問題は、27日午前の県議会産業委員会でも取り上げられ、地元への影響を心配する意見が出た。


 誘致に際して、県は工場建設費用や設備投資などに約2億円の補助金を出した。撤退理由について説明を求めた和田内幸三県議(自民)の質問に、竹中博康・商工労働部長は「くわしい事情は現時点で知らされていない。残念だがあまりに突然でどう表現していいか言葉が見つからない」と戸惑いをにじませた。


 吉田修県議(新進石川)は「誘致した企業の要望をよく聞き、育てていくということをすべきではないか」と県の情報収集不足を指摘。竹中商工労働部長は「企業訪問はしているが、フォローアップを強化したい」と答えた。

676荷主研究者:2009/10/31(土) 16:13:25
麒麟麦酒㈱高崎工場の跡地に立地。その記事は貼っていなかったかなぁ…。

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910210032a.nwc
2009/10/21 Fuji Sankei Business i.
森永製菓、高崎にビスケット新工場

 森永製菓は20日、ビスケットの製造新工場を群馬県高崎市に建設すると発表した。設備投資額は70億円で、2011年8月からの稼働を予定する。新工場は2階建てで、延べ床面積は1万3000平方メートル。生産効率の高い最新鋭設備で主に箱形の「森永ビスケット」を生産する。年間100億円分のビスケットを製造。今後、同工場敷地内に第2、第3工場の建設も計画している。

677荷主研究者:2009/10/31(土) 17:00:19
>>671-672 >>674-675
栃木工場の閉鎖はなかなか衝撃的。輸入麦芽については、東京タ〜宇都宮タで海上コンテナの鉄道輸送を1995年から開始(ブリヂストンの横浜本牧〜宇都宮タと同時)し、JR貨物による本格的な海上コンテナ国内輸送の魁とも言うべき存在であった。
専用線の敷地も烏山線沿いに残り、麒麟麦酒の所有地として草刈りなどの一定の管理もされていたことから復活の可能性も期待したのだが…。ただ逆に栃木県や新潟県などは仙台工場から鉄道輸送で供給することにもなるかもしれないし、取手や横浜から中長距離に輸送するとなると、鉄道輸送の可能性もありそう。まぁでもサントリーの工場が群馬にはあるし、どうかねぇ。
北陸工場は開設が1990年代で専用線とは無関係な立地。北陸地方は滋賀工場(多賀)や名古屋工場(清州)からの出荷になるのだろうが、鉄道輸送のポテンシャルはありそうかな。

http://www.lnews.jp/2009/10/34101.html
2009年10月26日 LNEWS
キリングループ/栃木工場と北陸工場を2010年に生産終了

キリンホールディングスは10月26日、2010-2012年キリングループ中期経営計画で、栃木工場(栃木県塩谷郡高根沢町)、北陸工場(石川県白山市)の2工場を2010年最盛期後を目処に生産を終了し、工場機能は他工場への集約を検討すると発表した。

栃木工場は従業員200名、11万klの生産能力で、キリンラガービール、キリンー番搾り生ビール、麟麟淡麗〈生〉、淡麗ダブルなどを生産し、栃木県・群馬県・埼玉県(一部地域)・新潟県(一部地域)の出荷している。

北陸工場は従業員130名、klの生産能力で、キリンラガービール、キリンー番搾り生ビール、麟麟淡麗〈生〉、淡麗グリーンラベル、キリンのどごし〈生〉を生産し、石川県・富山県・福井県・新潟県(一部地域)の出荷している。

678荷主研究者:2009/10/31(土) 17:28:32

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/5704.html
2009年10月28日 新潟日報
越後製菓が工場取得を正式発表

 越後製菓(長岡市)は28日、小千谷市役所で会見を開き、6月末に閉鎖された同市鴻巣町の旧パナソニックコミュニケーションズ新潟工場を取得したと正式に発表した。同日から集荷配送センターとして稼働を開始。来年にも無菌米飯パックの製造を開始する。星野一郎社長は「集配、製造、新規事業の3本柱の拠点として活用したい」と説明した。

 名称は「越後製菓小千谷工場」で、取得金額は約10億円。敷地面積は約15万6600平方メートルで、4階建ての建物と倉庫を合わせた総延べ床面積は、同社の従来の全工場分に当たる約3万3500平方メートル。

679とはずがたり:2009/11/01(日) 12:44:05
あんま神経質になるのもどうかと思うけど。基本全部玉蜀黍は遺伝子組み換えと云う認識で特別に含んでない場合に表記する方式にしたらどうだろう?

<清涼飲料水>一部で遺伝子組み換え原料使用 表示義務なし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091101-00000005-mai-soci
11月1日2時31分配信 毎日新聞

 飲料メーカー大手が、清涼飲料水の甘味料として、遺伝子組み換えしたものが混ざった「不分別」トウモロコシが原料の「異性化糖」を使っていることが毎日新聞の調べで分かった。異性化糖は遺伝子組み換えの表示義務がなく、消費者の抵抗感もあるため、積極的には公表されていない。

 組み換えトウモロコシは、厚生労働省などによって安全性が確認され、輸入が許可されている。異性化糖は国内コーンスターチ(でんぷん)業者が、輸入トウモロコシから加工して作る天然甘味料で、ソーダ類などで「ブドウ糖果糖液糖」などと商品に表示される。

 アサヒ飲料▽大塚製薬▽キリンビバレッジ▽サッポロ飲料▽サントリー▽日本コカ・コーラ▽ポッカコーポレーション▽ヤクルトの8社にアンケートし、清涼飲料への遺伝子組み換え使用の有無を聞いた。その結果、「一部使用」も含め、アサヒ飲料▽キリンビバレッジ▽サッポロ飲料▽サントリー▽ヤクルトの5社が異性化糖で「不分別」を使っていると答え、ポッカは「使用の可能性がある」と回答した。ヤクルトは「ほとんどの異性化糖メーカーが原料を遺伝子組み換えに切り替え始めている。組み換えでない原料の異性化糖は、必要量の安定確保が不可能になった」と説明した。一方、大塚製薬は「使っていない」とし、日本コカ・コーラは「情報公開を義務づけられた内容以上の質問には答えられない」と回答した。

 現行制度では豆腐、納豆、コーンスナックなどは表示義務があるが、異性化糖、大豆油などは製造過程で組み換え遺伝子などが分解・除去されるため、表示義務はない。表示制度がない米国、すべて表示している欧州連合(EU)などと各国で対応が分かれている。

 日本では、遺伝子組み換え作物への不安感が根強く、「安全性にも不安があり、食べたくない人が選択できるようにしてほしい」(生活クラブ生協千葉)などと表示対象の拡充を求める声が多い。【遠藤和行】

 ◇ことば・遺伝子組み換え作物

 特定の除草剤や害虫に強い遺伝子を、微生物などから取り出して組み込んだ作物。日本農林規格(JAS)法に基づき表示対象は大豆やトウモロコシなど農作物7種、豆腐やポップコーンなどの加工食品32食品群。「遺伝子組み換え」「遺伝子組み換え不分別」の表示義務がある。非組み換えなら無表示か、任意で「遺伝子組み換えでない」などと表示できる。異性化糖、大豆油などは原料が遺伝子組み換えでも検証できず表示の対象外になっている。

 ◇食品メーカー、GM作物表示に消極的

 清涼飲料と遺伝子組み換え(GM)作物の関係はGM作物が食品に広く使われていることの一端に過ぎない。大量輸入している穀物の半分が安全性が確認されたGM作物と推計され、加工品が各家庭の食卓にのぼっている。納豆、豆腐、スナック菓子などはGM作物が使われていないが、GM作物を原料にした食用油、GM飼料を食べた牛肉、鶏卵などは市場に出回っている。

 日本では消費者の反発を恐れ、多くの食品メーカーがGM作物の表示に消極的だ。また、異性化糖や食用油などはGM遺伝子が残らず、表示義務もないため、消費者がGM情報を得る手だてはない。

 飲料各社には制度上の落ち度はないし、安全性は国が認めているが、消費者にとっては選択の機会を奪われているのは事実だ。大手スーパーのイオンや生協は原料に使ったら自主表示しているが、それは一部に過ぎない。

 GM作物に傾斜するのは主要輸入先の米国で、組み換えトウモロコシの栽培割合が8割に達し、非組み換えを調達しにくくなっている背景もある。コスト面を含めた現状を消費者と共有するためにも飲料に限らず食品メーカーは積極的にGM情報を表示する時期に来ている。【遠藤和行】

最終更新:11月1日9時22分

683荷主研究者:2009/11/03(火) 03:08:15

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910270046a.nwc
2009/10/27 Fuji Sankei Business i.
ミヨシ油脂、山パン・日清オと提携

 食油メーカーのミヨシ油脂は26日、山崎製パンと日清オイリオグループを引き受け先とする計29億4780万2000円の普通株による第三者割当増資の実施を発表した。研究開発、設備投資などに充てる。発行期日は11月12日、発行株数は2061万4000株で、増資後の発行済株式数の20%に相当する。山崎製パンと日清オイリオがそれぞれ10%ずつ保有する。

685荷主研究者:2009/11/03(火) 03:21:27
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls1030k-03.html
2009年10月30日 日刊工業新聞

日本製粉(株) 構造改革を加速化
一連の大型設備投資(総額170億円)を決定

 日本製粉(株)(会長兼社長 澤田 浩)では、企業経営の環境変化に対応し、グループ企業を含めた構造改革の加速化を進めることとしておりましたが、このほど総額170億円に上る一連の大型設備投資を決定いたしました。
 事業部門ごとの設備投資の概要は次の通りです。

          記

(1)製粉事業部門
関西地区の供給能力強化、製粉工場の生産性向上と原料小麦受入体制整備によるコスト・ダウンを図るため、神戸甲南工場を増強します。
①製粉工場 : 原料処理能力 420トン/日、1ラインを増設(増設後950トン/日)
②原料サイロ : 収容力 20,000トンを新設
③投資額 : 概算115億円
④工期 : 製粉工場  2010年春着工、2012年竣工予定
     原料サイロ 2010年春着工、2011年竣工予定

(2)冷凍食品事業部門
冷凍食品製造会社であるニップン冷食(株)(社長 井本俊治)は、高崎工場の生産設備を同社竜ヶ崎工場に移転、集約化を図り、高崎工場を閉鎖します。竜ヶ崎工場は既存工場を増設、また一部生産を協力会社に移転します。これにより、冷凍パスタを含む主力商品のコスト・ダウンが進められます。
①投資額 : 概算23億円
②工期 : 2009年〜2010年

(3)ペットフード事業部門
ペットフード等の製造・販売会社であるエヌピーエフジャパン(株)(社長喜田啓太郎)は、昨年6月に千葉工場を新設し、東日本地区への供給能力を増強しましたが、引き続き受注好調のため、供給能力の一層の拡大を必要とする状況であります。今後も受注の増加が予定されており、設備の増強、改善を行うこととしました。これにより、名古屋工場と併せて、更に充実した供給体制の構築が図れます。
①投資額 : 概算8億円
②工期 : 2009年〜2010年

(4)そば粉、米粉等関連事業部門
そば粉、そばミックスの製造・販売会社である松屋製粉(株)(社長 前田恒男)は、生産設備の改善、合理化を進めるため、上三川(かみのかわ)工場(栃木県上三川町)への移転を進めております。
既に第一期工事は完了し、稼動しておりますが、第二期工事を前倒しして行います。これにより本社工場(栃木県宇都宮市)は閉鎖し、すべて上三川工場に集約されます。
①投資額 : 概算11億円
②工期 : 2011年

また、瑞穂食品(株)(兵庫県加古川市)の米粉製粉設備等を上三川地区に集約し、小規模生産事業の生産効率化を図ることとしました。
①投資額 : 概算13億円
②工期 : 2011年

以上の投資については、全額自己資金で賄う予定です。

以 上

687荷主研究者:2009/11/11(水) 23:28:56

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911050013a.nwc
2009/11/5 Fuji Sankei Business i.
PB食品、09年市場予想 カップめん牽引、2・3兆円規模

 冷凍食品や調味料、アルコール飲料など食品分野のPB(プライベートブランド、自主企画)の2009年の市場規模は前年比約22%増の約2兆3400億円に伸長−。民間調査会社の富士経済(東京都中央区)が4日発表した「PB食品調査」の中で、こんな見通しが明らかになった。消費者の節約志向の高まりで、メーカー品より2〜3割割安なPBへの支持が高まっているため。食品市場全体で、PBの構成比は約9%を占めるまでになったとしており、PBの存在感が改めて高まる実態を浮き彫りにした。

 食品分野別の市場成長率では、スナック菓子や即席めんなどの「調味食品」が最も高く前年比約35%増の約1940億円となる見通し。イオンが「トップバリュ」で、80円以下のカップめんを発売したことがけん引する。次いで、焼酎やビール類などの「アルコール類」の伸び率が高く、約28%増の824億円。サントリーがイオンとセブン&アイホールディングスに供給する定価100円程度の第3のビールが好調なためだ。

 このほか、清涼飲料・嗜好品が25.9%増となる見込みのほか、冷凍食品が25.6%増、チルド飲料・乳製品も23.3%増となるなど、ほとんどの食品分野で軒並み2割超のプラスになると推定されている。

 一方、メーカー品を含めた総市場の中で、PBの構成比が高いのは(1)食用油29.4%(2)即席みそ汁28.7%(3)リキッドコーヒー28.6%の順で、価格志向が強い品目が上位を占めた。

 富士経済では、「生活防衛意識が急速に高まる中で、価格訴求型のPBへの関心は高く、商品数の拡大などで、今後もさらに市場は拡大する方向にある」と分析している。

688荷主研究者:2009/11/11(水) 23:46:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020091104cdaj.html
2009年11月04日 日刊工業新聞
アサヒビール、茨城工場のペット飲料製造ラインを増設

 アサヒビールは2010年3月に、主力の茨城工場(茨城県守谷市)に2列目のペット飲料製造ラインを導入する。投資額は約35億円。本来は09年12月期までに導入、稼働させる予定だったが、08年秋に発生した金融危機を受け、見合わせていた。飲料市場は低迷が続くが、同社の飲料事業は「三ツ矢サイダー」などがけん引し、底堅いことから増設を決めた。

 新ラインでは500ミリリットルタイプの三ツ矢サイダーや果汁炭酸飲料などを生産する。年産能力は850万ケース。同工場にはすでに同じ能力のラインが1本あり、新ラインの導入で、同工場のペット飲料の年産能力は2倍になる。

 アサヒは07年にスタートした中期3カ年計画で、茨城工場を「総合飲料工場」と位置付け、約225億円を投じてビール類だけでなく、低アルコールや清涼飲料も生産する複合型工場への転換を進めていた。

689荷主研究者:2009/11/11(水) 23:52:13
>>685
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002499434.shtml
2009/11/07 11:11 神戸新聞
神戸甲南工場、小麦の処理能力2倍に 日本製粉

 製粉業大手の日本製粉(東京)は、神戸市東灘区の神戸甲南工場を増強し、原料小麦の処理能力を従来の約2倍に引き上げる。自宅で食事する“内食”の増加などで関西地区での需要が伸びているため、供給量を増やす。

 同社は、全国的な需要増に対応した供給強化や設備の集約で計170億円の大規模な設備投資を計画。神戸甲南工場への投資額は115億円に上る。

 同工場では1ラインを増設し、処理能力を1日あたり420トンから950トンに引き上げるほか、2万トンの収容力を持つ原料サイロを新設する。いずれも2010年に着工し、1、2年後に落成予定。

 このほか、グループ会社の瑞穂食品(加古川市)の米粉製粉設備を栃木県の上三川工場へ移転し、そば粉や米粉事業を集約して合理化を進める。また、県外でも冷凍食品工場の集約化やペットフード工場の新設を行う。

 同社は「神戸甲南工場は関西の主力工場。関西地区での生産性を上げたい」としている。(末永陽子)

690チバQ:2009/11/13(金) 01:17:37
http://mainichi.jp/select/today/news/20091113k0000m020092000c.html?link_id=RTH03
清涼飲料メーカー:生き残りのカギは「定番」確保
2009年11月12日 21時38分 更新:11月12日 23時27分


缶コーヒーの新商品の前で商品戦略を語るアサヒ飲料の岡田正昭社長 大手飲料メーカー各社が「定番」商品の確保に躍起となっている。国内市場が頭打ちとなっている上、スーパーやコンビニエンスストアなどは消費者の低価格志向に合わせてプライベートブランド(PB)の飲料を拡充。店頭に並べてもらえる定番商品をどれだけ持てるかが、飲料メーカー各社の収益に直結する構図が強まっているからだ。

 「価格の安いPB商品が台頭する中、選んでもらえるブランドをいくつ持てるかが勝負だ」−−。アサヒ飲料の岡田正昭社長は12日、同社の缶コーヒー主力の「WONDA(ワンダ)」新商品発表会でこう強調した。

 清涼飲料市場は、ビール大手の傘下のメーカーに加え、コーヒー、茶などの専業メーカーも乱立する過当競争。年単位で生き残る商品はほんの一握りで、大半は販売開始から数週間で姿を消す「短命商品」となっている。

 そんな中、97年に登場した「ワンダ」は、05年発売の「微糖」タイプがロングランヒットとなり、08年の「ワンダ」全体の販売数量を3000万箱(1箱30本換算)分以上に押し上げた。

 岡田社長は「年3000万箱が『定番商品』として生き残る目安」と指摘。同日発表した「ワンダ 一番ドリップ微糖」の投入(来年1月発売)で缶コーヒー市場での一段のシェア奪取を期す構えだ。

 ただ、国内缶コーヒー市場では、08年に1億2000万箱以上を売ったコカコーラの「ジョージア」と、同6500万箱を販売し追撃するサントリーの「ボス」の2強の牙城が厚い。また、アサヒを追うシェア5位のキリン「ファイア」は、今年8月以降、商品数の絞り込みや、テレビCMへの大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手起用でブランドイメージを強化するなど、競争は激化の一途だ。

 しかも、自動販売機に次ぐ主力販売ルートのコンビニは「発売から1〜2週間で売り上げが急激に伸びない商品は棚から外す」(ローソン幹部)シビアな状況。「ヒットするのは一握り」(サントリー幹部)と従来は多品種展開してきた各社は、定番ブランド確立に向けて販売戦略の見直しを急いでいる。【大塚卓也】

 ◇販売数量の大きい飲料の商品
 ブランド(08年実績・業界調べ)

<缶コーヒー>

(1) ジョージア(コカコーラ)

(2) ボス(サントリー)

(3) ダイドー(ダイドー)

(4) ワンダ(アサヒ)

(5) ファイア(キリン)

<茶類>

(1) おーいお茶(伊藤園)

(2) 伊右衛門(サントリー)

(3) 爽健美茶(コカコーラ)

(4) 午後の紅茶(キリン)

(5) ウーロン茶(サントリー)

<その他の炭酸飲料など>

(1) コカコーラ(コカコーラ)

(2) アクエリアス(同)

(3) ポカリスエット(大塚製薬)

(4) ファンタ(コカコーラ)

(5) 三ツ矢サイダー(アサヒ)

691名無しさん:2009/11/14(土) 11:08:19
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091113/crm0911132318041-n1.htm
女性の耳をたたいてけが サッポロビール社長を書類送検
2009.11.13 23:18

このニュースのトピックス:暴行・虐待
 料亭のおかみの耳をたたいてけがを負わせたとして、福島県警郡山署は13日、傷害容疑で、サッポロビールの福永勝社長(62)を書類送検した。同署によると、福永社長は「殴っていない。女性のほおを手ではさんだだけ」と話しているという。

 同署の調べによると、福永社長は5月下旬、郡山市内にある取引先の料亭で社員数人と酒を飲むなどし、帰る際に40代のおかみの顔をたたき、耳にけがを負わせた疑いが持たれている。

 おかみ側が9月下旬ごろ、「耳が聞こえにくくなった」などと告訴状を提出し、同署が捜査を進めていた。

 サッポロビールの広報室は「被害者側と円満な解決に向けて話し合いを進めようとしている。書類送検の事実については、確認できていない」としている。

693荷主研究者:2009/11/14(土) 15:36:45

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911140081a.nwc
2009/11/14 Fuji Sankei Business i.
UCC、ユニカフェ子会社化 「総合メーカー」基盤固め

 UCC上島珈琲は13日、コーヒー加工製品向けの原料製造を行うユニカフェが発行する、第三者割当増資を30億1000万円で引き受け、12月25日に連結子会社化すると発表した。ユニカフェの発行株数は700万株で、増資引き受けによりUCCは発行済み株式数の50.47%を握る筆頭株主となる。ユニカフェの東証1部上場は維持する。

 両社は競合関係にあり、UCCがユニカフェを傘下に収めることで原料製造分野でのシェアを拡大。総合コーヒーメーカーとしての基盤を固める。

 一方、ユニカフェは主力事業の競争激化に加えて、飲食関連など周辺事業の不振が深刻化。13日に発表した2009年9月期通期連結決算では、3期連続の最終赤字に陥るなど業績悪化が深刻だった。このため9月初旬に、UCCに支援を要請していた。

 ユニカフェは増資で調達する資金を、9月末時点で55億円超に上る短期借入金の一部返済に充て、親会社となるUCCの支援を受けて経営再建を目指す。

 また業績悪化の責任をとり、12月22日に開催するユニカフェの株主総会では、大武浩幸社長はじめ8人の取締役が総退陣する予定。その一方で、UCCはユニカフェの新経営陣に過半数の役員を送り込み、ユニカフェの経営再建を指導する。株主総会に先立ち、UCCとユニカフェは、早期に事業再建計画を策定するチームを立ち上げ、12月上旬までには計画を策定する。

 会見したUCCの上島達司会長は、「幅広い分野で協力関係を構築、成長基盤の強化を支援する」とユニカフェの経営再建に協力する姿勢を強調した。

695荷主研究者:2009/11/15(日) 23:13:25
>>680
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/196940_all.html
2009年10/29 06:41 北海道新聞
ホクレン、道東の飼料工場再編 北見閉鎖、帯広を移転

 ホクレンは28日、酪農家向け配合飼料の生産コスト削減に向け、道東の飼料工場を再編すると発表した。2011年4月をめどに北見工場(網走管内訓子府町)を閉鎖し、帯広工場(十勝管内芽室町)を総工費約55億円をかけて、士幌町(同管内)に移転新築する。人員を減らし、需要地に近い十勝北部に工場を移すことで、生産費と輸送費を合わせ、数%の削減を図る。

 ホクレンは道内酪農家約7千戸のうち約3600戸に飼料を供給しているが、トウモロコシなど穀物価格の世界的な高騰に伴い、飼料価格は3年前より約25%上昇している。値下げ要望に応えるため、釧路西港(釧路市)、苫小牧(苫小牧市)、帯広、北見の現4工場体制を3工場体制に再編し、生産効率を上げる。

 現在、道東地区には従業員が合わせて150人(釧路西港65人、帯広46人、北見39人)いるが、定年退職者の不補充や配置転換などによって計約100人に削減する。新工場の生産能力は現在の帯広工場と同じ年間約20万トンだが、最新鋭機器の導入で生産費を抑える。士幌町をはじめ十勝北部は酪農家が多く、製品の輸送費を減らす効果も見込めるという。

 ただ、北見工場の閉鎖で道東地域の生産余力が少なくなるため、釧路市に飼料工場を持つ雪印種苗(札幌)から製品供給を受ける方針だ。

696荷主研究者:2009/11/15(日) 23:29:02
北見駅には日清製粉㈱の専用線があった。昭和42年11月に北海道にホキ2200形が配属され、小樽港から北見工場に原料小麦の輸送が開始された。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/nisshin-seifun.html

同社において未だにこのような内陸部の小型工場が残っているのは珍しく同社の宇都宮、館林、水戸、高崎といった関東の内陸工場は廃止されて久しい。北見の1日の生産能力は120トンと言うことは30トン積みホキで4両程度の原料輸送と言うことであろうから、確かに相当小さい工場だ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/197369_all.html
2009年10/31 08:08 北海道新聞
日清製粉 北見工場を閉鎖へ 来年11月末、函館などに集約

 製粉最大手の日清製粉(東京)は30日、北見市の北見工場を来年11月末で閉鎖すると発表した。コスト競争力強化に向けた工場再編の一環で、北見工場の生産分は函館工場や本州の大型工場に集約する。正社員13人は他工場などへ配置転換させる方針だ。

 同社は内陸部の小規模工場を閉鎖し、海外から小麦を搬入しやすい臨海部の大型工場への集約を進めている。

 1937年(昭和12年)に操業開始した北見工場は、道内市場向けにめん用や菓子用の中力粉や薄力粉を製造。ただ同社の全国11工場の合計生産能力は1日約8000トン(原料ベース)で、北見工場はこのうち120トンと最も少ない上、内陸部にあり陸送費用がかさむなど他工場より生産コストが割高だった。

 日清製粉は北見工場閉鎖後、工場跡に「北海道小麦センター」を置き、行政や生産者との関係強化を図る拠点とする考え。具体的な業務については「道産小麦の情報収集や新品種開発研究などが考えられる」としている。

697荷主研究者:2009/11/15(日) 23:32:13
>>402
売上高が約十分の一に減少したのか…。それは酷いなぁ。
>ピークの85年には売上高が301億円に達した
>水産資源の減少で2008年6月期には36億円に落ち込む

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/199572_all.html
2009年11/12 16:01 北海道新聞
函館の日本化学飼料、特別清算決定 負債総額27億円

 【函館】飼料製造販売道内大手の日本化学飼料(函館)が、函館地裁から特別清算の開始決定を受けたことが12日分かった。東京商工リサーチ函館支店によると、負債総額は27億1400万円。

 日本化学飼料は1955年、ライオン油脂(現・ライオン)北海道工場を引き継ぎ発足。ピークの85年には売上高が301億円に達した。しかし水産資源の減少で2008年6月期には36億円に落ち込むなど自主再建を断念した。

 今年1月に日本水産(東京)の子会社、北海道ファインケミカル(函館)に事業譲渡し、従業員約70人も全員引き継いだ。8月に解散、10月に特別清算を申請していた。

698名無しさん:2009/11/16(月) 22:17:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091116/trl0911161852006-n1.htm
著書で「○民」揶揄→「魚民」名誉棄損 ワタミ会長に賠償命令
2009.11.16 18:51

このニュースのトピックス:民事訴訟
 居酒屋チェーン「和民」を運営するワタミ(東京)の渡辺美樹会長が著書で居酒屋チェーン「魚民」を経営するモンテローザを中傷したのは、過去の訴訟で合意した和解条項に反するとして、モンテローザが渡辺会長らに1億円の支払いを求めた訴訟の判決が16日、東京地裁であった。山田俊雄裁判長は、「和解条項には反していないが名誉棄損にあたる」として、渡辺会長に300万円の支払いを命じた。

 両社は以前、看板使用をめぐり訴訟になり、平成16年12月、魚民の看板使用を認めることなどを条件に和解した。しかし、渡辺会長が19年6月に発行した著書で「『和民』をつくったら『○民』が出てくるという具合に、ヒットした先行者がいればライバルがすぐにまねし、後を追う」などと記したため、再び訴訟となった。モンテローザ側は、「今後、誹謗(ひぼう)中傷を行わないとの和解条項がある」と主張していた。

 山田裁判長は、和解交渉の経緯から「誹謗中傷しないことを条件に和解したとはいえない」とモンテローザ側の主張を退けた。しかし、「○民」が「魚民」を指していると認定。その上で「魚民が和民をまねていることが立証されていない」として、渡辺会長の記述が名誉棄損にあたると結論付けた。




 モンテローザのコメント「当社の当然の権利と思える判決。相手方には再発防止を求める」

 ワタミのコメント「大変遺憾だ。現段階ではコメントできない」

699チバQ:2009/11/21(土) 11:30:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20091121-OYT8T00009.htm
キリン撤退対応急ぐ
高根沢で初会合雇用や跡地利用


来年10月に閉鎖されるキリンビール栃木工場(高根沢町花岡で) 高根沢町花岡のキリンビール栃木工場が来年10月で撤退する方針を打ち出したことに対し、地元が地域経済や雇用への影響を懸念し、対応を急いでいる。20日には、町が設置した対策本部(本部長・高橋克法町長)の初会合が町内で開かれ、関係者が情報交換を行った。27日には高橋町長と福田知事がキリンビール本社(東京都)を訪ね、従業員の再就職支援や跡地利用などについて要望書を提出する予定だ。

 「閉鎖は残念でショックだが、工場の存在がそれだけ大きいということだ」。高橋町長は、初会合のあいさつでこう述べ、「影響を最小限にとどめたい」と強調した。雇用関係、跡地(約32ヘクタール)の利用、町税減収、工場による美化活動の終了――。今月11日に対策本部幹事会がまとめた工場閉鎖による町の影響は十数項目に及んだ。

 初会合には、町や農協、地域代表、県職員が参加したほか、同工場の総務部長が招かれ、工場撤退による影響について、幹事会がまとめた項目を中心に情報交換を行った。

 町では、工場の従業員や取引企業の雇用、跡地利用の問題が特に重大とみている。雇用面で同社では、約150人の正社員は他工場に配置転換し、約50人の期間従業員は閉鎖とともに契約を解除するとしている。また、町によると、工場と取引のある企業は9社(従業員計約320人)で、工場閉鎖による影響が心配されるという。高橋町長は会合で、雇用や生活に関する相談窓口を町に設ける考えを明らかにした。

 町内には、牛の飼料用に同工場から年7200トンのビールの絞りかすを買っている会社もあり、会合では、町の商工会長が「これまで通り格安で供給してもらいたい」と訴える場面もあった。

 跡地利用を巡っては、町や花岡地区の意向を十分に配慮するようキリン側に要請することになった。高橋町長は会合後、「跡地利用さえ決まれば、そこで雇用が生まれるので一番いいのだが」と語った。

 税収面では、同工場従業員の町民税や法人町民税、固定資産税を合わせた額は昨年度約4億円。これは町税の約8%にあたる。

 この日の議論には出なかったが、県への影響も大きい。県税務課によると、同工場の撤退による県の税収減は「数億円規模」が見込まれる。

 このほか、同工場は、県企業局の工業用水の最も大口の顧客で、撤退によって料金収入の大幅減が見込まれる。工業用水の供給量1日約3万5000立方メートルの約26%にあたる9000立方メートルを使用しており、同工場が撤退すれば企業局は料金収入7億6000万円(昨年度決算)のうち、4分の1の1億8500万円を失う。工業用水道事業は独立採算制で、県によると、同工場が撤退してもすぐには事業は赤字にはならないが、深刻な事態だという。

(2009年11月21日 読売新聞)

700荷主研究者:2009/11/22(日) 18:45:02
>>616
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091121302.htm
2009年11月21日03時57分 北國新聞
北陸乳業、小松牛乳に事業譲渡 石川の乳業メーカー再編

 石川県の乳業メーカーが再編に動き出した。県産生乳処理率トップの北陸乳業(七尾市)は20日、同2位の小松牛乳(能美市)への事業譲渡を発表。牛乳の消費低迷や施設の老朽化が重荷となった。小松牛乳は2011年1月に新会社を設立し、県内業界は3社体制に集約される。新会社は北陸乳業の筆頭株主、JA全農いしかわの支援を受け、北陸最大級のメーカーとして県産牛乳の安定供給を目指す。

 「築38年の工場は老朽化が進み、新工場建設も検討したが、今の販売環境では大幅赤字になる」。金沢市の県農業会館で会見したJA全農いしかわの安田舜一郎運営委員会長、北陸乳業の角谷伸三社長は今回の事業譲渡について、乳業業界の経営環境の悪化が背景にあると口をそろえた。

 北陸乳業は1999年度の約1万5千トンをピークに生産処理量が減少。2001年2月には消毒液の混入問題の発生で売り上げが急減し、少子高齢化による市場縮小、不況による節約志向もあり、08年度は1万2581トンに落ち込んでいた。

 こうした状況を受け、全農いしかわは昨年秋から事業の見直しを検討。廃業した場合、地元酪農家は県外に出荷せねばならず負担が増すため、県内業者との統合を模索していた。小松牛乳は01年に工場を建て替え、設備が新しいことなどから「統合先として最適と判断した」(安田会長)という。

 小松牛乳の08年度の生乳処理量は1万145トン。関西や中京などの県外出荷が全体の半数を占め、能美、小松両市の小中学校の給食用も手掛ける。

 廣田孝司社長は会見で、地元でのシェア向上を統合のメリットとし、「新商品開発や新規の顧客開拓も積極的にやりたい。全農と協力し、県産生乳の流通が止まらないようにしたい」と話した。

 計画では、北陸乳業は来年12月末で小松牛乳に事業を譲渡し、会社を清算。小松牛乳が存続会社として新会社を設立する。全農いしかわが資本金の20%を出資し、新会社は関連会社となる。社名、社長などは未定。

 小松牛乳は自社工場の設備を増強し、処理能力を現在の1・5倍程度に高める。新会社は小松牛乳の商品に加え、北陸乳業が手掛けた「農協牛乳」ブランドの商品も生産し、11年度の計画処理量は2万トンを見込む。

 従業員は正社員約50人、臨時・パート20人程度とし、北陸乳業の正社員34人のうち30人前後を引き継ぐ。同社のそのほかの社員と臨時・パートなど23人は、全農いしかわや関連会社に異動する。跡地は、現存の冷蔵設備を一部活用し、能登方面の配送拠点とする計画もあるという。

 全農いしかわなどによると、現在、県内に生乳の処理拠点を持つのは、北陸乳業、小松牛乳、ホリ乳業(金沢市)、野々市町に北陸工場がある明治乳業(東京)の4社。飼料の高騰で酪農家からの仕入れ価格が上昇する一方、「消費減退に加えて節約志向が進み、価格転嫁は難しい」(全農担当者)のが現状で、地元メーカーは大手との価格競争でも苦戦を強いられている。

 北陸農政局によると、1998年と08年の工場数を比べると、石川ではほぼ増減はないが、全国では25減の467となっており、業界関係者からは「今後、石川でさらに再編の話題が出てくる可能性も十分にある」との見方も出ている。

701荷主研究者:2009/11/22(日) 20:45:29

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911190051a.nwc
2009/11/19 Fuji Sankei Business i.
明治乳業、ヨーグルト世界2位と提携 圧倒的国内首位へ第3の柱

会見で新ブランドをアピールする明治乳業の浅野茂太郎社長(左)と仏ヨープレイのルシアン・ファCEO=18日、東京都港区のザ・プリンス・パークタワー東京

 明治乳業は18日、ヨーグルト世界2位の仏ヨープレイグループと同社ブランド商品の製造・販売で業務提携したと発表した。明治乳業は新ブランド「メイジ ヨープレイ」を立ち上げ、国内市場にないチューブタイプなど新商品6品を2010年3月下旬から投入、10年度に70億円の売上高を目指す。明治乳業は国内ヨーグルト市場で首位。世界70カ国・地域で展開するヨープレイの商品群を取り入れることで、さらなるシェア拡大につなげる。

 「新ブランドを第3の柱として育成し、ヨーグルト市場トップの座をさらに盤石にする」

 この日、都内で会見した明治乳業の浅野茂太郎社長は、意気込みを示した。

 新商品はスプーンなしに封を切るだけで食べられるチューブタイプの「グルト!」3品と、2種のフルーツを配合したカップタイプの「ぞっこんヨーグルト」3品の計6品。とくに、チューブタイプはヨープレイが世界に先駆けて開発・発売し、地元のほか米国や豪州、韓国などで高い販売シェアを誇る。

 明治乳業はプレーンヨーグルト商品として「明治ブルガリアヨーグルト」「明治プロビオヨーグルトLG21」を持つ。事業規模は年間1000億円を超え、約2800億円といわれる国内ヨーグルト市場で首位の座にある。

 しかし近年、国内でもフルーツ入りヨーグルトなど「ソフトヨーグルト」分野の市場が伸び、市場シェアの約3分の1を占めるまでに拡大している。これに対して明治乳業は、ヨーグルト事業の売り上げの約9割を2ブランドに依存。このためヨープレイの商品を国内市場で販売していくことで、圧倒的な首位を目指す。

 一方、ヨープレイは過去、日本ミルクコミュニティなどを通じて、日本で同ブランドの商品を販売していたことがあった。今回、明治乳業との提携により再上陸を果たすことについてヨープレイのルシアン・ファCEO(最高経営責任者)は、「国内ヨーグルト市場の巨人と組むことができ、成功を確信している」と語った。

703荷主研究者:2009/11/29(日) 21:59:19

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911260009a.nwc
2009/11/26 Fuji Sankei Business i.
キリン、家庭用ハイボール缶投入 消費刺激、サントリーに「挑戦」

2010年2月に発売する「世界のハイボール」。低アルコール飲料市場の活性化を目指す=25日、東京都千代田区の東京商工会議所

 キリンビールは25日、ウイスキーなどの蒸留酒を炭酸で割った「ハイボール」の缶商品「世界のハイボール」2種類を2010年2月10日から発売すると発表した。

 ハイボールはサントリーの「角ハイボール」が火付け役となり、飲食店などを中心に人気が高まっている。キリンは家庭用での需要も見込めると判断した。実勢価格は350ミリリットル入り缶で148円前後の見込み。20〜50代の男女向けに売り込み、年間110万ケース(1ケース=250ミリリットル×24本)の販売を目指す。

 新商品は、ベース酒にくせの少ない海外の樽(たる)熟酒を使うことで、従来にない飲みやすさを実現したのが特徴。「樽熟ウイスキーソーダ」(アルコール度数7%)は、米国産のバーボンにウオツカを配合してコクを引き出した。「樽熟シェリーソーダ」(同6%)は、スペインのシェリー酒にウオツカとなどを加え、香りを高めたという。

 ハイボールは、サントリーがテレビCMを中心にウイスキーの炭酸割「角ハイボール」の販促活動を展開したことで人気が急上昇。角ハイボールの取り扱い飲食店数は6万店となり、前年から4倍になる見通し。サントリーはさらに今年10月、家庭用向けに「角ハイボール350ミリリットル缶」を発売。11月には年内の販売目標を当初計画比1・8倍の25万ケース(同)に上方修正するヒット商品となった。

                   ◇
【予報図】

 ■ビール代替、市場拡大目指す

 経営統合交渉を進めているキリンとサントリーが、「ハイボール」分野で激突するのは「互いに消費者を刺激続けないと、アルコール類の全市場が一段と縮小する」(佐藤章・キリンマーケティング部長)との危機感からだ。国内アルコール飲料の総市場は、2008年までに7年連続で縮小。少子高齢化が影響しているためで、ビール類については14年連続でマイナスとなっている。

 その中にあってハイボールなどのアルコール度数6%程度の低アルコール飲料は、飲みやすさから若者の支持を得て、唯一成長している。サントリーによると、09年の同市場は前年比5%増の1億400万ケース(1ケース=250ミリリットル×24本)と2年連続で伸びるという。10年も4%程度の成長を予測する。しかし、若者のアルコール離れが進む中で、手をこまねいていればこの市場もマイナスとなりかねない。

 このため、本来なら統合前に重複した商品の投入は避けたいところだが、キリンはサントリーにあえて“挑戦状”をつきつけ、市場の活性化を目指す。

 キリンの販売目標は、ヒットの目安と言われる200万ケースを下回る控えめな設定だ。しかし「こうした挑戦でビール類の落ち込みを一定量カバーできる」(佐藤部長)とみる。ビールに期待できないなか、新たな酒類を開拓する動きが広がりそうだ。(今井裕治)

704荷主研究者:2009/12/07(月) 01:09:43

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200912020018a.nwc
2009/12/2 Fuji Sankei Business i.
アサヒビール、15年売上高2.5兆円へ 買収加速、「強者連合」に対抗

 アサヒビールは1日、2010年〜15年までの長期経営計画を発表した。海外食品メーカーに対する積極的なM&A(企業の合併・買収)を通じ、弱点の国際事業を補強。15年12月期の連結売上高を、09年12月期に比べて約3〜7割増の2兆〜2兆5000億円に引き上げ、世界の食品メーカーでトップ10入りを目指す。食品業界では、国内最大手のキリンホールディングスと同2位のサントリーが経営統合に向けた交渉に入っており、同3位のアサヒは、買収戦略の加速で「強者連合」に対抗する。

 「グローバルトップ10の規模を目指すには、さらなる資本・業務提携が必要だ」

 アサヒの荻田伍社長=写真=は、この日の会見で繰り返し強調した。

 同社の09年12月期の連結売上高は1兆5000億円超で、世界の食品業界では13位。今後、キリンとサントリーの統合が実現すれば、統合新会社の売上高は3兆8000億円超で世界5位の巨大連合になるだけに、「競争の中で、アサヒグループが沈没する可能性もある」(荻田社長)と、危機感を募らせる。

 巻き返しに向けてアサヒは、長期経営計画期間中に3000億〜4000億円を投じ、人口増などで成長が見込まれるアジア・オセアニアを中心に、酒類や飲料の買収を積極化する。そして、現状5%程度の海外売上高比率を、15年12月期までに20〜30%に引き上げる考えだ。買収によって売上高が2兆円を超えれば、現在世界10位の蘭ハイネケン(1兆9000億円)を上回る。

 こうした「攻めの戦略」を加速する一方で、国内事業の基盤強化も重点的に進める。国内市場は少子化で縮小が避けられず、収益力を高めるにはコスト削減が不可欠なためだ。

 具体的には、グループ間の原料の一括調達や、広告宣伝費の削減などを急ぎ、12年12月期までにコストを累計250億〜300億円圧縮する。こうして酒類事業の営業利益率を、現状の8%から10%以上に高めるなどし、12年12月期の営業利益を45%増の1280億円に引き上げる。

 ただ、すでに長期計画を発表したキリンは、生産合理化や海外事業の強化で、12年12月期に営業利益1880億円を見込むなど、単独でもアサヒとの格差は広がる見通し。

 さらに、サントリーとの統合で原料の共同調達や生産相互補完などが進めば、一段と収益格差は開きかねない状況だ。アサヒにとっては正念場で、生き残りに向けた計画の着実な実行が求められる。(今井裕治)

705チバQ:2009/12/09(水) 22:00:13
米国にポテト製造メーカーは3つしかないですから、
他の食品メーカーも回収に踏み切る可能性ありますね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000576-san-bus_all
ニチレイの冷凍食品にプラスチック片 回収へ
12月9日16時15分配信 産経新聞

 ニチレイ(本社・東京)は9日、同社が発売している「ニチレイ ハッシュドポテト 10枚」にプラスチック片が混入している可能性があるとして、同製品を回収すると発表した。

 混入の可能性があるのは、同製品の賞味期限表示が「2011.1.11」となっているもので、関東地方と山梨、福島で販売されているという。対象は3万1216万パック。対象製品を送付すれば返金する。

 同社によると、11月30日に製品を買った顧客から異物が混入しているとの連絡が3件あり、分析したところポリカーボネート(硬質樹脂)と判明。米国の製造工程をし食べたところ、同質の器具が使用されていないことなどから、原料収穫段階で混入し、選別工程で除去できなかった可能性があるとみられるという。

706とはずがたり:2009/12/09(水) 22:07:14
>>705
>米国にポテト製造メーカーは3つしかないですから、
そうなんんですか?!
寡占状態ですな。因みにその3社は何処と何処と何処なんでしょ??

707チバQ:2009/12/10(木) 23:36:05
ラムウエストン
マッケイン
シンプロット
の3社の寡占です。

今回の回収はシンプロットとのこと。

708とはずがたり:2009/12/10(木) 23:37:53
ご教授あざーっす。
3社の内1社ぐらい知ってる会社あるかもと思ったけど全然知りませんでした(´・ω・`)

709荷主研究者:2009/12/10(木) 23:44:45
先日、宇都宮(タ)駅に行った際にミツカンのコンテナ(U47A-38289)を目撃した。ヤマト運輸との共用コンテナのようだった。

http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/tochigi/news/20090703/168409
2009年7月3日 05:00 下野新聞
栃木に大規模生産移管 ミツカン、主力工場から

 ミツカン(愛知県半田市)は2日、老朽化が進んでいる主力の半田工場(同市)の生産設備を大幅に縮小し、生産機能の大半を来年2月末に栃木工場(栃木市大塚町)と大阪工場(大阪府枚方市)に移管すると発表した。

 ミツカンの食酢の約23%を生産する半田工場は老朽化が進み、新しい食酢醸造設備だけを残し、醸造量を約1割に削減する。栃木工場への移管量は、削減する半分程度になる見込み。人員の手当ては未定。

 栃木工場は、旧東京工場(埼玉県戸田市)の生産機能を移しながら、昨年10月に大規模な生産施設拡張工事を完了。年間の食酢生産量は国内全体の約2割、9万キロリットルに上る。半田工場からの移管分の生産は、余剰能力で対応するという。

710荷主研究者:2009/12/14(月) 23:07:28

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091211/bsc0912110503004-n1.htm
2009.12.11 05:00 Fuji Sankei Business i.
ビール類出荷、5年連続過去最低 縮むパイ、シェア争奪戦過熱

 2009年のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の年間出荷量が、05年以降5年連続で過去最低を更新する見通しとなった。ビール大手5社が10日発表したビール類の1〜11月の課税出荷数量は、前年同期比2.5%減の4億1854万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と、この期間としては1992年の統計開始以来最低を記録。さらに冬のボーナス減額で12月もビールの販売減少が避けられない状況にある。景気低迷を背景とした消費者の買い控えにより、縮むパイをめぐる各社のシェア争奪戦も一段と激しさを増している。

 キリンビールなど各社が同日発表した11月のビール類の総出荷数量によると、前年同月比2.4%減の3530万ケースとなり、単月としては、5カ月連続で過去最低となった。種類別では消費者の節約志向の高まりから、低価格の第3のビールが同17.0%増の1068万ケースと、11月単月で過去最高を更新。一方、ビールは飲食店向けの不振などから同6.6%減の1812万ケース、発泡酒も14.2%減の649万ケースとなり、総出荷量を押し下げた。

 12月に入っても第3のビール以外は苦戦が続いており、09年の出荷量が08年の4億8268万ケースを下回るのは確実な情勢だ。このままの水準で推移すれば、ビール類の市場規模は、ピーク時の1994年と比べ、約16%超も縮小することになる。

 販売の減少に拍車がかかる中で各社のシェア争いも一段と過熱している。各社のシェアは四半期ごとにしか開示されないが、1〜9月の実績をみると、キリンが37.9%で首位。2位アサヒは37.3%で、その差はわずか0.6ポイントという大接戦。3位はサントリーで12.4%、4位サッポロビールは11.5%でここも激戦を繰り広げている。

 関係筋によれば、11月末時点の首位争いについては、キリンがアサヒをシェアで0.6〜0.7ポイント上回ったとされる。激しい戦いの中で、キリンが僅差ながら優位な戦いを続けているのは、唯一市場が伸びている主戦場の第3のビールで、圧倒的なシェアを握っているため。キリンの第3のビールのシェアは40%超で、アサヒの24%を大きく上回る。アサヒも11月から展開した10万人に、総額3億円があたるキャンペーンの展開などが奏功して11月の第3のビールの出荷量が約46%増加した。しかし、キリンはトップブランドの「のどごし〈生〉」の拡販でアサヒの攻勢を抑えたようだ。

 キリンは、のどごし〈生〉を中心としたCM展開を強化するなどで、9年ぶりにアサヒから首位を奪う構えを崩していない。一方、シェアトップの座を死守したいアサヒは、歳暮や忘年会向けに主力のビール「スーパードライ」の拡販に全力を挙げている。首位争いの行方は、予断を許さない。(今井裕治)

713荷主研究者:2009/12/20(日) 23:48:55

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091215/bsc0912151218011-n1.htm
2009.12.15 12:14 Fuji Sankei Business i.
東京ドーム30杯分 スーパードライが最速で30億ケース突破

業界最速で累計30億ケースを販売したアサヒビールの「スーパードライ」を生産する神奈川工場【拡大】

 アサヒビールは15日、1987年に発売した主力ブランド「スーパードライ」の累計販売数量が30億ケース(1ケース=大瓶20本換算)を突破したと発表した。

 発売23年目での達成は、これまでに国内で発売されたすべてのビールブランドの中で最速という。30億ケースは、東京ドーム換算では約30杯分に相当する。

 スーパードライは、発売から3年目の89年以降21年連続で年間販売数量が1億ケースを超えている。これまでのビールにはなかったキレを追求した商品性が食の欧米化に伴い支持された。今年の販売数量も15日時点で1億682万ケースとなっており、ビール類全体(発泡酒、第3のビール)のブランド別で断トツのトップを走っている。

714チバQ:2009/12/25(金) 00:17:57
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091224/biz0912242044035-n1.htm
創業家の持ち株比率で溝深く サントリー「破談も辞さず」 (1/2ページ)
2009.12.24 20:44

平成23年4月の経営統合を目指してキリンホールディングスとサントリーホールディングスが進めている統合交渉で、最大の焦点の統合比率をめぐる両社の溝の深さが改めて際だってきた。サントリーが統合新会社の発行済み株式の3分の1超を同社の創業家が握ることを「絶対条件」として譲らないことに対し、キリンが株主の三菱グループの反対もあって難色を示しているためだ。来年1月の基本合意を目指す両社の交渉は、最終局面を前に最大の関門に直面している。

 統合比率で折り合えば、公正取引委員会の承認を経て経営統合に向けた両社の手続きは大きく前進することになる。新会社の社名は「キリン・サントリー」か「サントリー・キリン」で調整中だ。トップにはキリンの加藤壹康社長、サントリーの佐治信忠社長が会長か社長のどちらかに就任する方向で検討している。本社は都内の新たなオフィスに入居する予定だ。

 サントリーは非上場会社で、株式の89・3%を創業家の佐治家と鳥井家の資産管理会社「寿不動産」が保有する。サントリー側は寿不動産が保有するサントリー株を一切売らず、統合後の新会社でも、筆頭株主となることを求めている。

 合併や定款変更など会社経営の重要案件について実質的な拒否権を持つ33・4%超の株式を創業家が握るためには、計算式にもよるが統合比率でキリン1に対し、サントリー0・6前後が最低でも必要だ。サントリー首脳は今週、寿不動産の保有比率が33・4%を下回る事態になれば「交渉はブレーク(破談)」と語り、33・4%を死守する構えをみせている。

 関係筋によれば、もともとキリンは、寿不動産が新会社で33・4%超の株式を保有することを容認する意向を示したとされる。しかし、キリンの母体である三菱グループでは、寿不動産が新会社の経営に実質的な拒否権を持つ筆頭株主になることに反発を強めており、キリン側も態度を硬化させているという。

 キリンの売上高は、サントリーの1・5倍、最終利益は2・5倍に達し、規模と収益の面でキリンが優位に立つのは明らかだ。三菱グループ首脳のひとりは「サントリーの軍門にくだったと見られかねない株主構成には反対だ」と語気を強める。

 現在、統合比率については保有資産や文化事業などを加味して第三者機関が算定しており、近くキリンの加藤社長とサントリーの佐治社長が直接会談し協議する予定だ。世界最大級の酒類・飲料メーカーの誕生を左右する統合比率の合意ができるかどうか、なお予断できない状況だ。

715荷主研究者:2009/12/30(水) 01:20:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091225/bsc0912251801014-n1.htm
2009.12.25 17:59 Fuji Sankei Business i.
J−オイル、辻製油と資本・業務提携

 家庭用食用油2位のJ−オイルミルズは25日、食用油中堅の辻製油(三重県松阪市)と資本・業務提携すると発表した。J−オイルが辻製油の発行済み株式の10・08%をすでに取得したほか、辻製油も来年3月末までにJ−オイルに0・48%を出資する。将来的な人口減少に備え、提携で、原料の共同調達や物流の連携などを進め、コスト競争力を強化する狙いがある。

 提携後、両社の生産設備の相互活用のほか、相互のノウハウを使った新商品開発なども進めるという。

 辻製油の2008年12月期の売上高は200億円。

716荷主研究者:2009/12/30(水) 01:23:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091224/bsc0912240501001-n1.htm
2009.12.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
【2010業界展望】ビール王座占うM&A 巨大連合誕生 アサヒに試練

 アサヒビールは再編に動くのか−。キリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合の基本合意が迫る中、2010年はアサヒの動向がビール業界の最大の焦点となる。キリン・サントリー連合のビール類シェアは5割超と断トツで、売上高はアサヒの2.5倍と、圧倒的な規模格差が生まれる。コスト競争力も強まるだけに、アサヒは強者連合への対抗策として合従連衡による規模拡大に乗り出す構えだ。「スーパードライ」を武器に01年以降、ビール類でトップを走り続けてきた“ビール王者”のアサヒが試練の時を迎えている。

 ◆弱点の海外補強

 「アサヒは本気だ」。今月1日。アサヒの10〜15年までの6年間の長期経営構想の一報を聞いた同業他社の幹部はこうつぶやいた。

 構想では、海外食品メーカーに対する積極的なM&A(企業の合併・買収)を通じ弱点だった国際事業を補強。15年12月期の連結売上高を09年12月期に比べて約3〜7割増の2兆〜2兆5000億円に引き上げ、世界の食品メーカーでトップ10入りを目指すことにしたのだ。

 「グローバルトップ10には資本・業務提携が必要だ」

 同日の記者会見でアサヒの荻田伍社長はこう宣言した。これまで、明確に再編論を口にはしてこなかったアサヒが、公の場でM&Aの積極的な姿勢を打ち出した背景には「競争の中で、アサヒグループが沈没する可能性もある」(荻田社長)という強い危機感がある。

 アサヒは主力ブランド「スーパードライ」のヒットをてこに08年まで8年連続で国内ビール類でトップを走ってきた。だが、その国内市場も少子高齢化や若者のビール離れが響いて、1994年をピークに市場が14年連続で縮小。国内でスーパードライに依存し過ぎたことでアサヒの連結売上高に占める海外比率は2009年末で約5%と、キリンの26%、サントリーの21%に大きく見劣りする結果を招いた。

 アサヒの09年12月期の連結売上高は約1兆5000億円超で国内食品メーカーでは3位だが、世界の食品業界では13位。最大のライバルのキリンとサントリーの統合が実現すれば、新会社の売上高は3兆8000億円超と世界5位の巨大連合になる。統合による資金力をバックにしたCM展開、原料共同調達や生産の相互補完によるコスト競争力…。相乗効果から生み出される経営基盤強化によって、アサヒは大きく引き離されることになる。

 アサヒは巨大連合に対抗するため、国内生産体制の合理化などを加速して3000億〜4000億円のM&A原資を生み出し、アジアなど成長市場で食品会社の買収を矢継ぎ早に進める方針だ。だが、キリン・サントリー連合は統合を前にしても、海外でのM&Aによる攻勢の手を緩める気配はない。キリンは5月にフィリピンのビール大手サンミゲルに48%超出資したほか、10月には豪ビール大手ライオンネイサンを完全子会社化。サントリーも2月にニュージーランド飲料大手のフルコアを傘下に収めたのに続き、11月には過去最大の3000億円超を投じて仏飲料大手のオランジーナを買収した。

◆生産の効率化着々

 コスト競争力強化にも余念がない。キリンは、ビール系飲料を生産する栃木工場(栃木県高根沢町)と北陸工場(石川県白山市)の2工場を来年に閉鎖する方針で生産の効率化に着手。両社が統合前にあらゆる手を尽くすのは「世界の食品会社との厳しい競争の中で勝ち残るには、国内での圧倒的なシェアとコスト競争力、海外で競争できるだけの企業規模が必要」(サントリーの佐治信忠社長)との方針を共有しているからだ。

 国内でさらに強固な収益基盤を築き、海外市場でM&Aを通じて攻勢に出るキリン・サントリー連合。アサヒが再び“王者”に名乗りを上げることができるかどうか、来年はその成否を占う年になる。(今井裕治)

717荷主研究者:2009/12/30(水) 01:23:44

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091223/bsc0912230502002-n1.htm
2009.12.23 05:00 Fuji Sankei Business i.
豊田通商、第一パンへの出資拡大 トヨタ方式で財務体質強化

 豊田通商は22日、パン業界5位の第一屋製パンへの出資比率を3.9%から33.4%へ引き上げ、資本業務提携を強化すると発表した。第一屋製パンは、本業のもうけを示す営業損益で赤字が長年続いている。今回の提携拡大で、財務体質の強化とトヨタ生産方式を導入した物流・生産管理の効率化を図り、赤字体質からの脱却を目指す。

 第一屋製パンは、豊田通商を引受先とする第三者割当による新株を発行。増資によって得た資金は、自己資本の増強のほか、設備投資などに充てる予定。

 記者会見した第一屋製パンの細貝理栄社長は「営業赤字が18期続いており、今回の豊田通商との提携強化をテコに、来期こそは営業黒字化を実現したい」と述べた。

 資本業務提携の強化により、豊田通商からは生産管理と物流改善といった「トヨタ生産方式」のノウハウを提供するほか、商社が得意とする原材料の安定供給を図る。第一屋製パンからは、製パン技術などを通じ、豊田通商の海外でのパン事業の展開に協力する。さらに、両社で経営資源の有効活用によるコスト競争力の強化に向けた取り組みを検討していく。

 豊田通商は、2015年に自動車、非自動車の収益を50対50とし、バランスのとれた収益構造を目指すという経営方針を掲げている。

719荷主研究者:2009/12/30(水) 20:38:52

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020091228aaaf.html
2009年12月28日 日刊工業新聞
味の素、飼料用アミノ酸の生産体制を世界規模で見直し

 味の素は飼料用アミノ酸の生産体制を世界規模で見直す。同社最大のブラジル工場の生産量を減らし、タイなど残る4工場のいずれかへ振り向ける。ブラジル工場は全生産量の約3割を担うが、ドルに対し現地通貨のレアルが高めに推移しており、ブラジルから輸出する際に不利となっている。今後はブラジルの生産量を減らすと同時にタイ、中国、フランス、米国の4工場の生産量を現地需要に応じて増やし、為替リスクをヘッジする。具体的な増減幅は、これから詰める。

 味の素は飼料用アミノ酸で3種類の製品を生産し、世界シェアは25―70%。飼料用アミノ酸は新興国で食肉の需要が増加していることから、ここ数年需要が年7―8%のペースで増加。これに伴い同事業も拡大を続けてきた。

720チバQ:2010/01/01(金) 15:14:14
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091228/biz0912281202003-n1.htm
【業界展望2010】“王者”アサヒは動くのか 最強連合誕生で正念場 (1/3ページ)
2009.12.28 12:00
 “王者アサヒビールは動くのか。キリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合が正式合意へと着々と進行する中、2001年からビール類シェアトップを死守してきたアサヒの動向に注目が集まっている。キリン・サントリー連合はビール類シェアが5割を超え、売上高ではアサヒの2・5倍に上り、圧倒的な規模格差が生まれる。規模のメリットによりコスト競争力も高まる。同業との再編を否定するアサヒだが、合従連衡による規模拡大は不可避だ。


本気の経営戦略構想

 「アサヒは本気だ」。

 今年12月1日にアサヒが発表した2010年〜15年までの6年間の長期経営構想を聞いた同業他社の幹部は、こうつぶやいた。

 構想では、海外食品メーカーに対する積極的なM&A(企業の合併・買収)により、弱点だった海外事業を強化。15年12月期の連結売上高を09年年12月期に比べて約3〜7割増の2兆〜2兆5000億円に拡大し、世界の食品メーカーでトップ10入りを目指すことを打ち出した。

 「グローバルトップ10には資本・業務提携が必要だ」

 同日の記者会見でアサヒの荻田伍社長はこう宣言した。

 これまで、どちらかというと再編に消極的な発言が目立った荻原社長が明確にM&Aの積極姿勢を口にした背景には、「競争激化の中で、アサヒグループが沈没する可能性もある」(荻田社長)との強い危機感がある。


スーパードライ依存症

 アサヒは主力ブランド「スーパードライ」のヒットをテコに08年まで8年連続で国内ビール類でシェアトップを走ってきた。だが、その国内市場も高齢化や若者のビール離れなどが響いて94年をピークに市場が14年連続で縮小し、国内市場の成長には期待できない。

 しかも、アサヒは国内のスーパードライに過度に依存してきたことから連結売上高に占める海外比率は09年末で約5%にとどまる。キリンの26%、サントリーの21%に比べ大きく見劣りする。

 アサヒの09年12月期の連結売上高は約1兆5000億円超と、国内食品メーカーで3位、世界で13位に位置する。これに対し、キリン・サントリー連合の統合新会社は売上高3兆8000億円超に達し、世界5位に躍進し、アサヒは大きく引き離される。

 原料の共同調達や物流の共通化、生産の相互補完などが進めば、コスト競争力も飛躍的に高まる。広告宣伝でも巨大な資金力は大きな脅威だ。

 巨大連合に対抗するため、アサヒは国内生産体制の合理化などを加速し、3000億〜4000億円のM&A原資を生み出し、アジアなど成長市場で食品会社の買収を矢継ぎ早に進める方針だ。


止まらぬM&A攻勢

 しかし、対するキリン・サントリーは一歩も二歩も先を行く。統合を前にしても、海外でのM&A攻勢を緩めるどころか、両社が競うようにむしろ加速している。

 キリンは、今年5月末にフィリピンのビール大手サンミゲルに48%超出資したほか、10月には豪ビール大手ライオンネイサンの完全子会社化に踏み切った。

 サントリーも今年2月にニュージーランド飲料大手のフルコアを傘下に収めたの続き、今年11月には過去最大の3000億円超を投じて仏飲料大手のオランジーナを買収している。

 統合をにらんだ合理化も急ピッチだ。キリンは、ビール類を生産する栃木工場(栃木県高根沢町)と北陸工場(石川県白山市)の2工場を来年内に閉鎖するを決めた。

 両社は「世界の食品会社との厳しい競争の中で勝ち残るには、国内での圧倒的なシェアとコスト競争力、海外で競争できるだけの企業規模が必要」(サントリーの佐治信忠社長)との意識を共有している。

 キリン・サントリーの最強連合が国内でさらに強固な収益基盤を築き、海外市場でM&Aを通じて積極的な攻勢に出る中、アサヒがグローバル競争に勝ち残っていくには、躊躇している時間はない。

721とはずがたり:2010/01/03(日) 18:37:02

アサヒビールが香港で本格販売へ カールスバーグと提携
01/03 15:51
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2010010301000132.htm

 アサヒビールが、デンマークのビール世界大手カールスバーグと業務提携を結び、ビールの需要拡大が見込まれる香港で、アサヒの主力商品「スーパードライ」の本格販売を今月中に始めることが3日、分かった。
 両社は、カールスバーグの香港現地法人の販売網を活用し、スーパードライをスーパーやコンビニなど家庭用に売り出す。アサヒは、これまで主に業務用としてスーパードライを販売。今回の提携で2008年に18万ケース(1ケースは大瓶20本分)だった販売数量の増加を狙う。
 カールスバーグはビール販売で世界4位。アサヒとは今後、他国や他地域などに提携を広げることも検討する。
 サントリーホールディングスも米ペプシコと提携し、今年1月から中国広東省で飲料販売を開始。少子高齢化などを受けた国内市場の縮小で、日本のビール・飲料各社は成長が続くアジア市場で、販売強化や市場開拓に乗り出している。

723チバQ:2010/01/16(土) 10:21:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010011602000068.html
ビール業界 かぎ握る海外進出 市場縮小、激しい国内競争
2010年1月16日 朝刊


 二〇〇九年の発泡酒、「第三のビール」を含むビール類課税出荷のシェア(市場占有率)は、伸び盛りの「第三」に強みを持つキリンビールがアサヒビールから首位を奪い、九年ぶりに悲願を達成した。ただ、全体では2・1%減となり、各社の販売・出荷はそろって減少。収益性の向上や海外進出の重要性も高まっている。

 「じゃあ『のどごし』からいきましょうか」。シェア首位奪還が明らかになった十五日、キリンビールの松沢幸一社長は記者団から、どの自社商品で祝杯を挙げるかと問われ、上機嫌で答えた。

 「のどごし」はキリンが二〇〇五年に発売した第三のビールで、この分野でトップの約三割のシェアを持つ。発泡酒とビールが大きく落ち込む中、価格の安い「第三」はデフレを追い風に前年比21・4%増と唯一成長を続けており、キリンの総合首位奪還の原動力となった。

 逆にアサヒは、一九九〇年代の飛躍的なシェア向上をもたらした主力ビール「スーパードライ」への依存度が高く、ビール市場全体の縮小をはね返せなかった。

 ただ、キリンとアサヒとの間は、実際に卸売業者へ売った販売数量では約二十万ケースアサヒが上回り、在庫分まで含む今回の課税出荷数量で約八十万ケースキリンが上回ったが、いずれも「一日分の消費にも満たない」(関係者)僅差(きんさ)。年末に「品切れを避けるため」(松沢社長)、出荷を厚めにしたキリンが首位に返り咲いたものの、サントリーとサッポロビールを含む大手四社で、一〇年も激しいシェア競争が展開されるとみられる。

 一方で、キリンとサントリーは、持ち株会社同士が国内基盤強化と海外進出の加速を図り統合交渉中。アサヒとサッポロも、それぞれ中国やベトナムなどで市場開拓を進めている。

 各社とも、縮む国内市場で争いながらも、新たな収益源を成長するアジア市場などに求める戦略が加速しそうだ。 (杉藤貴浩)

724チバQ:2010/01/16(土) 16:36:35
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20100116-OYT8T00401.htm?from=yoltop
出荷・キリン 販売・アサヒ「二つの首位」意地と思惑
「トップ」重視 業界の伝統

 ビール大手5社が15日発表した2009年のビール類飲料の出荷量(課税ベース)は、キリンビールがアサヒビールを制し、9年ぶりに首位に返り咲いた。

 ただ、卸売店などへの販売数量ではアサヒが上回り、出荷量と販売数量で首位が異なる異例の展開となった。業界内からは、二つの指標が混乱を招いているとの声も出ている。

二転三転
 09年の市場は、キリンが価格が安い「第3のビール」の「のどごし<生>」などを武器にリードし、アサヒが主力のビール「スーパードライ」で防戦した。結果は、出荷量で比べればキリンが約80万ケース(1ケース=大瓶20本換算)上回った。出荷量に基づく年間シェア(市場占有率)はキリン37・7%、アサヒ37・5%、サントリー12・3%、サッポロビール11・7%。

 しかし、販売数量ではアサヒがキリンを約20万ケース上回った。年末の速報値でキリンが小差で上回ったが、年明け公表の確定値でアサヒがひっくり返した。

 出荷量と販売数量は、流通段階のどこで数えるかが違う。出荷量は物流拠点にいったん保管される在庫も含む。販売数量は、卸売店などに実際に売った量を示す。キリンは品切れを防ぐために在庫を確保し、アサヒは在庫圧縮を急いで販売攻勢を強めたとみられる。

業界内に批判も
 シェア争いの背景には「トップの座」を重視する業界の伝統がある。商品が「ビールで1番」「発泡酒でトップ」となれば、スーパーなどが優先的に陳列棚を提供する。不況下では売れ筋に人気が集まる傾向があり、メーカーとしての首位の座も大きな意味を持つ。

 キリンにはサントリーとの経営統合を控え「9年ぶりの首位」を弾みにしたいとの思惑があり、アサヒは「キリン―サントリー連合」に対抗するために譲れないとの意地があったようだ。

 一方、業界内には批判する声もある。サントリー酒類の相場康則社長は「大切なのは過度なシェア争いよりマーケティング(市場調査)だ」と指摘する。アサヒは「販売数量トップが、お客様からの最高の評価だと考えている」(広報部)とするが、キリンの松沢幸一社長は15日、「(公表を)今後どう取り扱うのか、検討していきたい」と、公表内容の見直しを呼びかける考えを示唆している。

(2010年1月16日 読売新聞)

725荷主研究者:2010/01/17(日) 23:52:53

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100108ceam.html
2010年01月08日 日刊工業新聞
群栄化学、機能性食品に参入−自社ブランド展開

 【前橋】群栄化学工業は自社ブランドの食品の販売に乗り出す。4月に専門の新会社を設立。飲料・食品メーカーへの原料供給で培った糖化技術を生かし、健康志向の消費者を対象にした機能性食品を中心にネット販売する。原料供給事業に比べて高付加価値を追求するとともに、最終消費者の意見を研究開発にフィードバックするのが狙い。

 新会社は「スウィートサイエンス(仮)」で、本社は群栄化学工業本社(群馬県高崎市)内に置く。100%子会社で、資本金は1000万円を予定。営業や企画開発の担当者を中心に10人弱が本体から転籍する。

 販路は機能性食品など特定の消費者向け販売に強いとされるネット通販が中心。売り上げなどの事業計画は、1年間の実績を見て2年目以降に決める。

726荷主研究者:2010/01/17(日) 23:56:40
>>700
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100114304.htm
2010年1月14日02時56分 北國新聞
北陸乳業、七尾工場を来年3月閉鎖 事業受ける小松牛乳は来年1月に新工場

 今年12月末で小松牛乳(能美市)に事業譲渡する北陸乳業(七尾市)は13日までに、同市の工場の閉鎖時期について、来年3月末をめどとする方針を固めた。北陸乳業の「農協牛乳」ブランド商品の生産は、同1月に稼働予定の小松牛乳の新工場に移す。小松牛乳は倉庫2棟も新たに設置し、増産体制を整える。

 事業引き受けに伴い、小松牛乳が来年1月に発足させる新会社は今夏にも社名、役員が決定する見通し。

 小松牛乳の新工場は既存工場に隣接し、2階建てで延べ床面積は約1300平方メートル。製造能力は現在の約1・5倍となる見通しで、牛乳や加工乳、乳飲料を手掛ける。今年5月をめどに着工し、来年1月に稼働予定で、これに合わせて北陸乳業の工場を閉鎖する計画だ。工場跡地の一部は能登地区への配送拠点に活用する。

 小松牛乳の倉庫は、今夏の完成を目指す。2棟で計250平方メートル程度を予定し、脱脂粉乳や空き瓶、空き容器など常温保存可能な物を保管する。

 小松牛乳は投資額について、新工場と倉庫2棟の合計で5億円超を見込む。廣田孝司社長は「統合後も両社のこれまでのブランドを大事にし、牛乳の消費拡大に努めたい」としている。

727荷主研究者:2010/01/18(月) 00:03:21

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100113/bsc1001130504006-n1.htm
2010.1.13 05:00 Fuji Sankei Business i.
日清食品 初の3カ年中計公表 付加価値めん拡充755億円投資

初めて中期経営計画を発表する日清食品HDの安藤宏基社長=東京都新宿区の本社【拡大】

 日清食品ホールディングス(HD)は12日、2012年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を発表した。国内外の強化で12年度の連結営業利益を09年度見通しに比べて、34・0%増の355億円に引き上げる。設備投資は、即席めんでストレートめんや太めんの新規設備を導入するなどで、前の3年間の2・2倍にあたる755億円の巨費を投じる。付加価値の高いめんを拡充することで、新たな消費者層を取り込む。同社が3カ年中期計画を公表するのは初めて。景気悪化で事業縮小する企業が相次ぐ中、同社の強気の投資は注目を集めそうだ。

 この日、安藤宏基社長・最高経営責任者(CEO)は東京都新宿区の本社で会見し、「これからの3年間は成長のステージと位置づけている。技術革新や設備更新など構造的に(態勢が)整備され、やればやるだけの成果が出る環境になった」と述べ、計画達成に自信を示した。

 計画によると、12年度の売上高は09年度見通し比13・8%増の4300億円、最終利益は35・1%増の250億円を見込む。株主資本利益率(ROE)は1・4ポイント増の8・0%を目指す。

 主力の国内即席めん事業は、売上高が9・8%増の2635億円、営業利益が6・8%増の283億円。HDの3年間の設備投資のうち、国内即席めん事業に初年度の10年度だけで202億円と「過去最高の投資」(安藤社長)を実施する。縮れがない「ストレートめん」やこしのある「太めん」の新設、リニューアル投資に多くをあてる。

 国内即席めん事業以上の伸び率を見込むのが海外即席めん事業。売上高は37・3%増の736億円、営業利益は42・9%増の50億円を見込む。安藤社長は力を入れる地域として、すでに手を打っている新興4カ国「BRICs」(ブラジル、ロシア、インド、中国)などに加え「アジアの深耕と、アフリカ」などを挙げた。

 菓子・飲料・外食事業は売上高17・4%増の377億円、営業利益は64・7%増の28億円が目標。強化策の一環として、グループの日清ヨークが兵庫県西脇市に乳酸菌飲料「ピルクル」の新工場を建設することを同日公表した。設備投資額は40億円で、生産能力は日産6万リットル。3月上旬に着工し、10月の完成を目指す。

728荷主研究者:2010/01/18(月) 00:04:02

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100113/bsc1001131849016-n1.htm
2010.1.13 18:49 Fuji Sankei Business i.
ミツカン、米調味料メーカーのソース部門を買収

 ミツカングループ本社(愛知県半田市)は13日、米国の調味料メーカー、ワールドハーバー(メーン州)からバーベキューソース部門などを買収したと発表した。買収額は公表していない。

 ミツカンは既に企業買収などによって、米国の食酢や料理用ワイン市場に進出している。ソース事業も加えることで、米国での収益基盤を強化するのが狙い。

 ワールドハーバーから、主力のマリネ用ソースとバーベキューソースのブランド「ワールドハーバー」を取得したほか、メーン州の工場と従業員を引き継いだ。今回買収した分野で年間売上高約10億円を目指す。

729とはずがたり:2010/01/18(月) 00:21:11
いよいよ大詰め。

2010年1月 7日
キリン・サントリー経営統合 基本合意 来月持ち越しへ
http://www.sankei-kansai.com/2010/01/07/20100107-019015.php

 経営統合交渉を進めているキリンホールディングスとサントリーホールディングスの交渉の決着時期が、2月中旬にずれ込む見通しとなったことが6日、交渉関係者の話で分かった。1月中旬の基本合意を予定していたが、最大の焦点である統合比率をめぐる溝が埋まらず、両社は調整になお時間が必要と判断した。

 統合比率について、先月上旬の段階では、キリン1に対しサントリー0・5程度とする案が提示されたもようだ。だが、この比率にサントリー側が反発し、折衝が続いている。

 サントリーは非上場会社で、同社株式の89・3%を創業家一族の資産管理会社が保有。統合の条件としてこの資産管理会社が統合新会社に3分の1超を出資し、筆頭株主になることを求めている。

 一方、キリンは、サントリーの創業家が経営の重要案件に事実上の拒否権を持つ3分の1超の株式を握ることに難色を示しているもようだ。


(2010年1月 7日 08:33)

733チバQ:2010/01/24(日) 10:41:12
>>714>>723>>729ほか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000069-yom-bus_all
キリン・サントリー統合、基本合意が延期へ
1月24日3時1分配信 読売新聞

 キリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合に向けた基本合意が、2月以降にずれ込むことが確実となった。

 両社の関係者が23日、明らかにした。

 統合比率を巡る溝が埋まらず、1月末の合意を目指していた交渉が難航しているためだ。新会社の発足時期は、当初目標の2011年4月を堅持する考えだが、基本合意の延期は2度目となるだけに、今後も交渉が難航すれば、統合時期の延期につながる可能性もありそうだ。

 関係者によると、キリン側は2009年11月下旬、キリン1に対してサントリーを0・5とする統合比率を提案した。

 これに対し、サントリー側は、サントリー株の約90%を握る創業家の持ち株比率が、新会社の株主総会で重要事項を否決できる「3分の1超」となるよう、キリン1に対しサントリー0・7超の比率を主張し、両社の溝は埋まっていない。

 両社は、サントリー創業家が新会社の筆頭株主となることでは大筋合意しており、「3分の1超」を認めるかが焦点となっている。

 キリン側はサントリー創業家が大きな支配力を持つことへの警戒感が強く、創業家に安定株主の役割を期待するサントリー側との攻防が続いている模様だ。 .

734チバQ:2010/01/24(日) 10:42:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100123-00000551-san-bus_all
キリンvsアサヒ“意外な結末”の真相 最終ガチンコ決戦へ
1月23日18時54分配信 産経新聞

 キリンビールとアサヒビールによる雌雄をかけた最終決戦が幕を開けた。昨年は「販売量」でアサヒが制する一方で、キリンが正式なシェアの基準である「課税出荷量」で、9年ぶりに首位を奪還する前代未聞の結末となった。キリンはサントリーと来年4月の経営統合に向け交渉中で、両雄にとって今年が、“ガチンコ”でトップを争うラストイヤーとなる。昨年以上に激しいバトルが繰り広げられるのは必至だ。

 ■前代未聞の逆転

 「正直、意外だった。自信があったのに…」(キリンの松沢幸一社長)

 「相当追いつめたが、負けたと思う…」(アサヒの荻田伍(ひとし)社長)

 昨年のビール類(発泡酒、第3のビール含む)のシェアトップ争いは、両社の社長にとっても予想外の結果になった。

 8日に発表された卸売店などへの販売量は、アサヒの1億7700万ケース(1ケース=大瓶20本入り換算)に対し、キリンが1億7680万ケースで、アサヒが20万ケースの僅差で首位を守った。

 ところが、1週間後の15日に発表された課税出荷量では、キリンの1億7799万ケース(シェア37・7%)に対し、アサヒは1億7719万ケース(同37・5%)と、キリンが80万ケース上回ったのだ。

 業界では、自主申告である販売量ではなく、ごまかしの利かない「蔵出し」の課税出荷をベースにシェアを算出するのが平成4年以降、慣例となっている。

 ただ、課税出荷量も、「最近は在庫リスクやビールの鮮度を考え、露骨なことはなくなったが、かつては年末に大量に出荷だけをしてシェアをかさ上げするのが常套(じようとう)手段だった」(業界関係者)という。

 ■在庫に秘密

 意外な“逆転劇”に業界では、「何があったのか」と、さまざまな憶測を呼んでいる。関係者が注目するのが、販売量と課税出荷量の差である在庫だ。キリンが119万ケースだったのに対し、アサヒは19万ケースで6倍もの開きがある。

 キリンが過剰に在庫を積み増したのかという見方も浮かぶが、同社は「販売が好調な第3のビールを中心に年末年始に品切れが出ないよう、1日分程度の在庫を確保したもので、適正水準だ」と反論する。実際、出荷と販売の差は例年とさほど変わらない。

 これに対し、アサヒは過去2年と比べると60万ケース程度も在庫が少なかった。

 昨年のシェア攻防戦では、消費者の節約志向で主戦場となった第3のビールでキリンが圧倒し、11月までの段階では、トップ奪回が有力視されていた。しかし、アサヒは12月後半に猛烈な販売攻勢をかけ、その結果、在庫が大きく減ったとみられる。

 「販売現場が勢い余って、1月の販売分を12月に押し込んだのでは。実際の出荷は年明けになるため、販売では勝ったが、出荷で負ける原因になった可能性がある」

 業界関係者は、こう推測する。

 ■一騎打ちで雌雄決す

 真相はやぶの中だが、昨年の“遺恨”が、今年のシェア争いを一段とヒートアップさせるのは確実だ。しかも両社とも、絶対に譲れない理由がある。

 来年4月にキリンとサントリーが経営統合すれば、ビール類市場でのシェアは合算で約5割に達する。アサヒとしては、サッポロビールと統合しない限り、永遠にトップに立つことはできない。

 ただ、キリンのブランドは当面、統合後もそのまま存続する。来年4月以降は、効率化による統合効果を発揮するため、サントリーとビール類の商品の統廃合を行う可能性がある。そうなれば当然、キリンブランドとしてのシェアは低下し、アサヒブランドの後塵(こうじん)を拝する恐れがある。

 両社にとって今年は、一騎打ちで雌雄を決することができるラストチャンスでもある。

 「トップシェアを取れるように日々の仕事に努めていきたい」(キリンの松沢社長)

 「負けず嫌いの当社としては挽回(ばんかい)を期す。営業と商品に全力を注ぐ」(アサヒの荻田社長)

 両社の社長もそろって、首位奪取を公言し、早くもヒートアップしている。

 両社が発表した今年の販売計画は、キリンの1億7610万ケースに対し、アサヒは1億7600万ケースで、その差はわずか10万ケース。

 国内ビール類出荷は景気低迷に加え、少子高齢化によるパイ縮小により、昨年まで5年連続で過去最低を更新した。両社の最終決戦が、不毛なシェア争いに終わらず、市場活性化につながることが期待されている。(今井裕治) .

735荷主研究者:2010/01/24(日) 16:14:40

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100119/bsc1001190504009-n1.htm
2010.1.19 05:00 Fuji Sankei Business i.
サントリーなど軽量ペットボトル拡大 樹脂使用削減・エコ 一石二鳥

サントリーが開発した2リットルペットボトルで国産最軽量の新容器=18日、東京都千代田区の東京商工会議所【拡大】

 清涼飲料各社が、飲料容器の「ペットボトル」に軽量化した新ボトルを相次ぎ採用している。軽量化に伴う樹脂の使用量削減で容器コストを圧縮できるほか、容器製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に減らし地球環境への貢献もアピールできるメリットがあるためだ。 飲料業界は新商品の氾濫(はんらん)で、中身の差別化が難しくなっている。容器の軽量化による持ち運びの利便性向上や環境対応などの付加価値を高める「ボトル競争」が一段と広がりそうだ。

 清涼飲料の販売量で国内2位のサントリーは18日、国産の2リットルペットボトルでは最軽量となる重量36グラムの容器を開発したと発表した。新容器は、製造方法の見直しなどで従来品から約11グラムも軽量化した。これにより既存の国産2リットルボトルとしては最軽量だった日本コカ・コーラの「森の水だより」(38グラム)を下回った。

 3月末から、まずミネラルウオーター「天然水」に採用する。軽量化により製造・輸送時に生じる二酸化炭素(CO2)の排出量を、一般家庭1400世帯の年間排出量に相当する7000トン削減できる見込み。

 サントリーは、軽量ボトルの採用に加え、形状も改良し持ち運びの「使い勝手も両立させた」(高田宗彦・新包装技術開発推進部長)。こうした機能性の充実などで、2010年の「天然水」の販売本数を前年比3%増の4900万ケース(1ケースは2リットル×6本)に引き上げる計画だ。

 一方、首位の日本コカ・コーラも負けてはいない。昨年2月に2リットルのペットボトルで38グラムのボトルを導入したのに続いて、同5月には、520ミリリットルボトルで国内最軽量となる12グラムの「い・ろ・は・す」を発売した。

 さらに今年3月からは、「爽健美茶」など3種類の飲料の容器に、サトウキビ由来の原料を最大で30%使ったペットボトル「プラントボトル」を導入する。植物由来の素材を使ったペットボトルは国内初。新ボトルの導入で年間2045キロリットル分の原油使用量の削減を見込む。日本コカ・コーラでは軽量化と、原料の見直しの両輪で、エコ意識の高い消費者を囲い込む戦略だ。

 07年にスポーツ飲料「ポカリスエット」の500ミリリットル容器の重量を従来比3割減とし、軽量ボトルで先行した大塚製薬は、容器の軽量型への変更後、販売も好調に推移。昨年8月に軽量容器を採用した900ミリリットルのポカリでは、09年度に前年度比4・5%増の2300万本を見込んでいる。(今井裕治)

736荷主研究者:2010/01/24(日) 18:12:32
こんなことがあったのか…。
>広島工場は98年に閉じたが、ビール造りの存続を求める声や少量の限定商品の需要を考慮し同年、ブルワリーを開設して製造を再開

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201001200039.html
'10/1/20 中国新聞
キリン広島ブルワリー閉鎖へ
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 広島県府中町にあるキリンビールの小規模醸造所「キリン広島ブルワリー」が8月末で閉鎖される。同じ場所にあった旧広島工場から引き継いだ、72年にわたる広島県でのキリンビール製造の灯が消えることになる。跡地は隣接の商業施設の増床に活用してもらう。

 キリンビール(東京)とイオンモール(千葉市)が19日発表した。

 ブルワリーはキリンがたる詰め生ビールなどを製造し、広島市の飲食店やマツダスタジアム(新広島市民球場)向けに年間約2千キロリットルを造っている。隣接する商業施設、イオンモール広島府中ソレイユの増床計画に伴って用地賃借の打診があり、応じることにした。

 これで県内にキリンの製造拠点はなくなり、製造は岡山工場(岡山市東区)が引き継ぐ。

 キリンは1938年、旧広島工場でビール製造を始めた。工場は98年に閉じたが、ビール造りの存続を求める声や少量の限定商品の需要を考慮し同年、ブルワリーを開設して製造を再開していた。

 ブルワリー閉鎖後、敷地約1万250平方メートルはイオンモールが賃借し、駐車場や商業施設として活用を検討する。ブルワリーの従業員14人は配置転換する方針。隣接するビアレストランは当面存続する。

【写真説明】8月末の閉鎖が決まったキリン広島ブルワリー

737荷主研究者:2010/01/24(日) 18:37:23

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002650287.shtml
2010/01/18 17:22 神戸新聞
原料の廃棄物回収苦戦 リサイクル飼料の製造会社 

エコフィードの製造工場。手前は完成したエコフィード=加西市網引町、エコフィード循環事業協同組合

 食品残さを加工した家畜用リサイクル飼料「エコフィード」の製造業者が、原料となる食品廃棄物の回収に苦戦している。回収は有料だが、より安い自治体の焼却処理施設に集まっているのが主な要因。業者は回収料で製造コストを賄っているため安くできないのが実情で、“官民の価格差”がエコフィードの普及を阻んでいるかっこうだ。(井垣和子)

 農林水産省によると、日本の食品産業から出る食品廃棄物は年間約1100万トン。再生利用されているのは約670万トンで、うち35%がエコフィードに利用されている。

 兵庫県内ではエコフィードの製造施設は2008年度で18カ所あり、06年度より7カ所増えたが、リサイクルは進んでいないとみられる。

 加西市にあるエコフィード循環事業協同組合の施設では、稼働率が1割ほど。金澤孝理事長は「食品残さが集まらない。不況で、経費のかかるリサイクル処理を選ぶ事業者が増えない」と話す。

 リサイクル肥料製造会社のハリマ産業エコテック(姫路市)でもエコフィードを製造しているが、本格的な設備増強は見送っている。輸入飼料との価格競争で販売価格も引き上げにくく、現状では採算性が厳しいからだ。営業課長の志水英行さんは「採算を合わせるには、自治体の焼却処理料の数倍をもらわないと無理」と頭を抱える。

 全国の36社が集まる全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会の高橋巧一常任理事は「エコフィードの製造施設は投資も大きいため、8割の事業が赤字に陥っている」と話す。

 エコフィードに詳しい東京農業大学国際食料情報学部の牛久保明邦教授は「食品リサイクルを推進するには、リサイクル業者や食品業者への経済的支援が必要だ」と指摘している。

738荷主研究者:2010/01/24(日) 18:59:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100121/bsc1001211437008-n1.htm
2010.1.21 14:35 Fuji Sankei Business i.
サントリー、飲料販売4%増狙う ゼロ・コーラで攻勢

 サントリーホールディングス傘下のサントリー食品は21日、2010年の清涼飲料販売を前年比4%増の3億6740万ケースとする計画を発表した。市場全体は横ばいと予想する中、カロリーゼロのコーラ飲料や缶コーヒー、ウーロン茶、天然水などで堅調な伸びを見込む。

 商品別の計画は、コーラ飲料「ペプシ」で3%増の3000万ケース、缶コーヒー「ボス」で同3%増の7400万ケース、4月に商品をリニューアルするウーロン茶でも5%増の4550万ケース。

 会見したサントリー食品の白井省三社長は「10年も節約志向の高まりなど市場は大変厳しい状況だが、厳しい状況をチャンスととらえ、積極的な攻勢かけたい」と話した。

739荷主研究者:2010/01/24(日) 19:00:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100121/bsc1001211527009-n1.htm
2010.1.21 15:26 Fuji Sankei Business i.
100年間進化のない「カレーうどん」を変えろ プロジェクト発足

カレーうどんの課題について真面目に討議するカレー総合研究所代表取締役の井上岳久氏(左)ら=21日、東京・丸の内の国際ビル

 知名度の割に食卓に上る機会が少なく、カレーライスと比べ存在感の薄い「カレーうどん」。その消費拡大を狙い、業界の有志が立ち上げた「カレーうどん100年革新プロジェクト」の発足発表会が21日、都内で開かれた。昨年末の「年明けうどん」に次ぐ新たなうどんの食べ方を提案し、伸び悩むうどん市場の起爆剤にしたい考えだ。

 「カレーライスは日本で大きく進化してきた。ところがカレーうどんは、カレー業界とうどん業界の両方でキワモノとされ、誰も注目してこなかった」。発起人のカレー総合研究所代表取締役、井上岳久氏は指摘する。食卓に登場する頻度も、カレーうどんはカレー料理全体の1割にも満たないといい、「カレーライスの残りをカレーうどんとして食べることが多く、積極的に作ろうとはしない」(ハウス食品の宮戸洋之マーケティング企画推進室次長)のが現状だ。

 カレーうどんの発祥には諸説あるが、東京・目黒のそば屋「朝松庵」が1910年にカレーうどんをメニューに加えたのをきっかけに、全国に広まったとされる。現在食べられているカレーうどんも、当時の味からほとんど変化がないといい、調理法や具材のバリエーションの乏しさは否めない。

 「100周年」を機に立ち上げられた同プロジェクトには、ハウス食品のほか製麺業界団体や料理研究家らが賛同。今年1年間、4回にわたり「革新カレーうどん」と銘打ち、「汁がはねる」という問題や栄養面に配慮した新しいカレーうどんのレシピを発表する。カレーうどんに適した麺などの商品開発、カレーうどんによる町おこし支援なども行うという。

 この日は「第1回革新カレーうどん」として、料理研究家の「こうちゃん」こと相田幸二氏が考案した「イタリアンカレーうどん」や、うどん店「ごえてん」(横浜市)店主の木村義之氏が考案した「冷製カレーうどん」など5品が振る舞われた。1世紀ぶりの“カレーうどん改革”は実を結ぶか−。

740荷主研究者:2010/01/24(日) 19:09:29

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100123/bsc1001230502001-n1.htm
2010.1.23 05:00 Fuji Sankei Business i.
ビール系飲料4社、10年販売計画 強気と弱気、交錯する戦略

キリンビバレッジは減少の見通しだが、「午後の紅茶」と「ファイア」は前年を上回る計画【拡大】

 ビール系清涼飲料会社4社の2010年の販売計画が22日、出そろった。総市場の見通しは各社そろって横ばいの中、炭酸飲料や缶コーヒーの好調を見込むサントリー食品とアサヒ飲料が前年比プラスを予想。一方、サッポロ飲料は横ばい、キリンビバレッジが減少と、強気と弱気の姿勢が交錯する計画となった。

 ◆数字至上と決別

 「数量ではなく収益を追い求める」。キリンビバレッジの前田仁社長は、22日の記者会見の中で、「数字至上主義」との決別を明確に打ち出した。

 デフレで飲料の低価格が急速に進む中、不採算な取引で無理に販売を伸ばすのではなく「選ばれるブランドをいくつ作れるかが重要」として、今後はブランド強化に全力を注ぐ考えだ。

 実際、同社の10年の販売数量を見ても前年比0.3%減の1億7860万ケースと前年実績を下回る計画。基幹ブランドである紅茶飲料「午後の紅茶」は2%増、缶コーヒー「ファイア」は5%増やすが、ほかのブランドで赤字の取引を見直すなど、数字のかさ上げは行わない方針だ。

 一方、キリンビバの親会社であるキリンホールディングスと、現在、経営統合交渉を進めるサントリーホールディングス傘下のサントリー食品は強気の姿勢を崩さない。計画では3.5%増の3億6740万ケースとプラスを予想。健康志向を背景に市場が伸びているカロリーゼロのコーラ飲料を中心に「ペプシ」が前年比3%伸びるほか、商品をリニューアルするウーロン茶で5%増を見込むためだ。

 サントリー食品の白井省三社長は「節約志向の高まりなどで清涼飲料市場は大変厳しい状況が予想されるが、付加価値の高い商品で支持を得て、販売拡大につなげる」と、キリンとは対照的に拡大路線を歩む。

 ◆ブランド育成

 アサヒ飲料も、負けてはいない。10年は1億5200万ケースを見込み、伸び率は3.5%増とサントリーと同じだ。アサヒは主力の缶コーヒー「ワンダ」と炭酸飲料「三ツ矢サイダー」をそれぞれ伸ばし、年間で4000万ケース前後を見込む。

 キリン・サントリーの経営統合が実現すれば国内の清涼飲料シェアは3割を超える。日本コカ・コーラを上回り首位に躍り出るだけに、アサヒとしては「最強のライバルが誕生する前に、三ツ矢とワンダに次ぐ、強い新ブランドをいくつも育成する」(岡田正昭社長)と、対抗心をむき出しにする。

 経営再建中のサッポロ飲料は新商品数の絞り込みを進めていることから今年は前年比横ばいの2000万ケースを予想している。

741荷主研究者:2010/01/31(日) 13:31:02

http://www.lnews.jp/2010/01/35219.html
2010年01月25日 LNEWS
キッコーマン/日本デルモンテの3工場閉鎖、10億円経費削減

キッコーマンは1月25日、完全子会社の日本デルモンテの生産体制を再編すると発表した。生産性を向上させるためで、現状の5拠点体制から2拠点体制にして生産拠点を集約するとしている。

日本デルモンテの生産拠点は群馬工場、長野工場、福島工場、木島平分工場、東北デルモンテと5つあるが、このうち群馬工場、長野工場に設備投資を行い、類似する製造品目の生産を集約する。

これにより群馬工場はトマト調味料を中心とする生産拠点に、長野工場は飲料を中心とする生産拠点として再編する。

このため、木島平分工場は7月、福島工場は2011年9月を目途に生産を中止。子会社の東北デルモンテも2011年3月を目途に生産を中止する。

これらの閉鎖される工場の正社員は日本デルモンテ内の他の事業所などに配置転換し、雇用を確保。3工場の跡地は売却を前提に検討する。

これで2011年までに設備投資など約50億円を投資する一方、年間約10億円の経費削減を見込む。

742荷主研究者:2010/01/31(日) 14:00:12
>>741
日本デルモンテ㈱福島工場は岩沼駅や宮城野駅からケチャップやジュースをコンテナ輸送している。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100126t72012.htm
2010年01月26日火曜日 河北新報
日本デルモンテ、福島など3工場閉鎖 生産拠点を集約

 キッコーマンは25日、完全子会社の日本デルモンテ(東京)の福島工場(南相馬市)など国内3生産拠点を閉鎖すると発表した。デフレ下で食料品の価格競争が激化するなど事業環境が厳しさを増しており、生産拠点を集約することで効率を高めるのが狙い。

 福島工場を2011年9月に閉鎖するほか、木島平分工場(長野県木島平村)を10年7月、日本デルモンテ子会社の東北デルモンテ(二戸市)を11年3月に閉める。

 計約160人の従業員のうち、正社員と雇用期間が決まっていない契約社員は日本デルモンテの他の事業所への配置転換などで雇用確保を目指す。期間が決まっている契約社員は、工場閉鎖以降は契約を更新しない。跡地は売却する方向だ。

 日本デルモンテは、トマトケチャップやパスタソースといった「デルモンテ」ブランドの製品を主に生産している。現在、国内に5カ所ある拠点をトマト調味料中心の群馬工場(群馬県沼田市)、飲料中心の長野工場(長野県千曲市)の2カ所に再編。設備投資などに約50億円を投じる計画で、年間約10億円の経費の削減に寄与するという。

 キッコーマンによると、福島工場では88人が働いており、うち正社員は54人。正社員は群馬、長野工場に配置転換することも含め、これから協議していく。残り34人は非正規雇用で、閉鎖時点で契約満了になる。

 日本デルモンテによると、東北デルモンテは1966年操業で、従業員34人を雇用している。工場閉鎖方針について、二戸市商工観光課は「情報収集を急ぎ、対応を決めたい」と話している。

743荷主研究者:2010/01/31(日) 14:03:41

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100126/bsc1001260502003-n1.htm
2010.1.26 05:00 Fuji Sankei Business i.
ニチレイ 今春にも調達ルート構築 「規格外」の魚 加工・販売

 ニチレイ傘下のニチレイフーズは25日、大きさが流通の規格に合わずに、捨てられている「未利用魚」を使った水産加工品を、今春にも売り出すことを明らかにした。未利用魚を安定調達・加工する仕組みを早期に構築し、資源の有効活用に役立てる。

 ニチレイフーズは昨年、京都府漁業協同組合連合会と提携し、日本海で獲れたカレイなどで、規格外の魚を空揚げなどに加工し、府内や滋賀県内の小学校の給食用にテスト販売する取り組みを始めている。

 今春の市販を目指しているのは、アジなどをすり身にした練り製品。さばやいわしなどを使った水産加工品も検討している。規格外扱いとなっていた魚には、商品価値が低くて市場に流通されない魚も含まれ、現在これらの未利用魚を対象とした安定調達の仕組みや加工拠点の整備を急いでいる。

 日本近海で獲れる魚の約30%は、こうした未利用魚と推定されており、世界的な魚需要の増大が見込まれる中、活用促進が期待されている。

 マルハニチロホールディングスもグループ企業の下関漁業(山口県下関市)が未利用魚を使った練り製品を開発し、今春にも市販する予定だ。

744荷主研究者:2010/01/31(日) 14:11:32

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100127/bsc1001270132000-n1.htm
2010.1.27 01:29 Fuji Sankei Business i.
キリンビールがリニューアルした滋賀工場で初仕込み式

ビールに苦みや泡持ちなどをつける主要原料のホップを仕込み釜の中に投入する松沢幸一社長

 キリンビールは26日、改装工事が完了した滋賀工場(滋賀県多賀町)で初仕込み式を行った。関係者約70人が出席し、同社の松沢幸一社長らが、ビールに苦みや泡持ちなどをつける主要原料のホップを仕込み釜の中に投入し、新たなスタートを切った。

 滋賀工場は昭和49年に操業を開始し、近畿にビールや発泡酒などを供給。老朽化が進み、平成19年から約200億円を投じて改装工事を行った。新醸造棟を建設し、仕込み設備や発酵タンク、貯蔵タンクなどを更新した。生産能力は15万キロリットル。工場の大規模な改装は、福岡工場(福岡県朝倉市)以来約4年ぶり。

 キリンは栃木工場(栃木県高根沢町)と北陸工場(石川県白山市)を年内にも閉鎖する方針だが、会見した松沢社長は「今後も必要な投資は継続していく」と述べた。消費者の節約志向を背景に販売好調が続く第3のビールの生産を滋賀工場で行うかについては「各工場の役割分担を考えながら、さらに需要が伸びれば検討したい」とした。

745荷主研究者:2010/01/31(日) 14:12:17

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100127/bsc1001270507007-n1.htm
2010.1.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリンHD、健康食品で共通ブランド 「300億円事業へ」グループ一丸

キリンがグループ横断で立ち上げた健康食品ブランド「プラス−アイ」=26日、東京都中央区のキリンホールディングス本社

 キリンホールディングス(HD)は26日、グループ横断の健康食品ブランド「キリンプラス−アイ」を立ち上げ、4月に第1弾として飲料や食品など計8商品を発売すると発表した。シジミに含まれ、肝機能の強化に効果があるとされる「オルニチン」をすべての商品に配合したのが特徴だ。健康意識の高い30〜50歳代の需要を取り込み、2012年にはグループで300億円規模の事業に育成する方針だ。

 同ブランドで、新商品を発売するのはキリンビールとキリンビバレッジ、小岩井乳業、キリン協和フーズの4社。各商品とも1食当たりシジミ900個分に相当する400ミリグラムのオルニチンを配合し、健康志向に応える。

 キリンビールの商品は、アルコール0・00%のビール風味飲料「キリン 休む日のAlc.0・00%」(148円)。キリンビバは4月6日に、糖類ゼロの炭酸飲料「大人のキリンレモン」(147円)と、二日酔い対策に効果のあるとされるクルクミンを含むウコン飲料「キリン ウコン[ダブル]」(150円)を販売。小岩井はヨーグルト2品(126円)、キリン協和フーズはかゆ3種類(200円)を各4月6日に発売する。

 この日、会見したキリンHDの三宅占二副社長は「キリンとして、1つの素材をグループで一斉に展開するのは過去に例がない。今後もさまざまな健康機能食品でグループ横断ブランドを展開したい」と意気込んだ。

                   ◇
【予報図】

 ■サントリー統合比率に影響も

 民間調査会社の富士経済によれば健康食品市場は2009年までの5年間平均で1兆8000億円前後の横ばいで推移する。特定保健用食品が頭打ちにあるためだが、キリンHDでは「日常生活の中で気軽に楽しめるシーンに需要がある」(三宅占二副社長)と判断、グループ横断ブランドの発足に踏み切った。

 ただ、健康食品分野は、キリンHDが経営統合交渉を進めるサントリーが得意としているところ。サントリーはゴマから抽出した健康エキスを使った「セサミン」を軸に09年に前年比18%増の470億円を売り上げる。

 キリンの本格参入で、健康食品で競合する形となるが、三宅副社長は「(交渉で)今回の事業の方向性が変わるものではない」と単独での拡大を誓う。

 両社は現在、最大の懸案である統合比率を巡る交渉が最終局面を迎えているが、統合の基本合意を前に協調するどころか、競争関係を強める。単独での事業強化で、統合後の力関係を左右する統合比率で自社優位な数字を引き出す思惑があると見られるだけに、当面、両社の駆け引きは過熱しそうだ。(今井裕治)

746荷主研究者:2010/02/07(日) 00:13:38

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100129/bsc1001290504011-n1.htm
2010.1.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
ミネラルウオーター市場 9年ぶりマイナス 各社、付加価値・値下げで強気

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1001290504011-p1.jpg

 健康志向の高まりを背景に、右肩上がりの成長を続けてきたミネラルウオーター市場に急ブレーキがかかっている。サントリーやアサヒ飲料など国内飲料大手の調べによると、2009年の国内市場は00年以来9年ぶりに前年実績を下回った。節約志向の高まりでミネラル水の買い控えが進み、水道水への切り替えが進んだことなどが影響したとみられる。

 ミネラル水の正式な統計数字はないが、国内飲料2位のサントリー調べでは、09年の市場は前年比3.9%減の1億9700万ケースとなり、アサヒ飲料もマイナスになったと試算している。

 「景気低迷で水道水やお茶を沸かして飲む消費者が増えたほか、夏場の天候不順も響いた」(サントリー幹部)という。

 サントリーでは10年も横ばいを予想する。もっとも、市場環境は厳しさを増すものの、清涼飲料各社は、おおむね前年実績を大幅に上回る販売を計画するなど、強気の姿勢を崩さない。容器の軽量化など付加価値の向上や、販売価格の値下げなどで「顧客争奪戦に勝ち抜ける」と自信を深めているためだ。

 サントリーは、現行品より11グラム程度軽く、国産最軽量となる36.2グラムの2リットル用ペットボトルを3月末以降「天然水」に順次導入する。ボトル本体とラベルを薄くし、キャップの高さを縮めた。持ち運びに便利という。サントリーでは軽量ボトルの採用などで、前年比3%増の4900万ケースの販売を目指す。

 キリンビバレッジは、仏産のミネラル水「ボルヴィック」(330ミリリットル〜1.5リットル入り)の希望小売価格を1月下旬から6.6〜16.5%値下げする。売れ筋の500ミリリットルボトルの税抜き価格が130円から115円になる。為替相場が円高ユーロ安となり、輸入コストが下がったたため。値下げをテコに、今年の販売数量を2%増の1250万ケースに引き上げる考えだ。

 一方、天然ミネラル成分であるバナジウムを含む「富士山のバナジウム天然水」を販売するアサヒ飲料も、健康志向を取り込み前年比18%増の750万ケースの販売を予想。各社の顧客争奪戦が激しさを増しそうだ。

747荷主研究者:2010/02/07(日) 01:17:06

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100203/bsc1002031634017-n1.htm
2010.2.3 16:34 Fuji Sankei Business i.
サッポロ、ポテトチップスをリニューアル

サッポロが3月15日にリニューアル発売する油で揚げないポテトチップス「ポテかるっ」(同社提供写真)

 サッポロホールディングス(HD)の食品子会社、サッポロファインフーズは3日、油で揚げないポテトチップス「サッポロ ポテかるっ」をリニューアルし、3月15日に首都圏で発売すると発表した。従来の油分72%オフ、1袋当たりのカロリー138キロカロリーなどの特徴はそのままに、塩や胡椒などの調味料にこだわり、味わいを高めたという。33グラム入りで価格は157円。

 ポテかるっは、同社のスナック菓子シリーズの第一弾として、昨年3月に東京都や神奈川県などの首都圏エリアで発売。揚げない特性が健康志向に合致し、販売は好調だと言う。

 このため、昨年12月には製造する関東工場(群馬県太田市)の生産ラインを増強し能力を3倍に引き上げ、供給体制を拡充。2010年の販売数量は前年比11倍の156万ケース(1ケースは12袋)を目指している。

751荷主研究者:2010/02/07(日) 02:08:40

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100128/274762
2010年1月29日 05:00 下野新聞
RTD機能は取手に移転 11年3月までにキリン栃木工場

 今年10月末で閉鎖されるキリンビール栃木工場(高根沢町花岡)の岡田明彦工場長は28日、缶酎ハイ「氷結」シリーズを生産するRTD機能を2011年3月までに、取手工場(茨城県取手市)に移転する方針を明らかにした。移転費用は数十億円という。また同日、同工場をはじめとするキリングループ県内6社が県庁で記者会見し、10年事業方針を説明した。

 同工場の年間生産能力はビール・発泡酒が11万キロリットル、RTDが11・5万キロリットル。RTDの生産能力は維持し、閉鎖後の11月以降に取手工場へ移す。RTDは栃木工場のほか、岡山と御殿場の2カ所で生産しているのみ。岡田工場長は「近隣の他の工場で対応できない製品。最後まで責任を持って製造していく」と話した。

 ビール・発泡酒の機能の移設については今後、検討していくという。

 記者会見で岡田工場長は、工場閉鎖にかかわる対応の進ちょく状況を報告した。地元採用の正社員約130人と複数回面談する一方、異動先となる取手や横浜工場との調整を進めている。雇い止めとなる期間従業員については求人情報提供など再就職支援を行っている。

 跡地活用は決まっていないが、キリンホールディングス内のグループ会社で不動産関連業務を行う「キリンリアルエステート」と協議しながら検討中。

 また、工場の姿を記憶に残してもらおうと、工場内に記念写真コーナーを新設。土曜・祝日の見学ツアーも例年より多く開催する予定で、岡田工場長は「お客さまとの交流の機会をたくさんつくり、31年にわたる感謝の気持ちを直接伝えたい」としている。

752とはずがたり:2010/02/07(日) 22:58:23

アンチ三菱のサントリー好きの俺としてはアンチ東三の三和好きだった時の様な苦悩があるけど,銀行よりは日常品だけにより苦悩は深いw
一方で三井住友化学は破談するしなー。

経営統合:キリンとサントリー トップ会談で最終調整へ
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100207k0000m020064000c.html

 キリンホールディングスとサントリーホールディングスの経営統合交渉は、加藤壹康、佐治信忠両社長が8日にも会談し、統合比率の最終調整に入る。

 統合比率についてキリンは、昨年11月下旬の第1回協議で「同社1に対しサントリー0.5程度」を提示。これに対し、サントリーは「統合新会社の株式の3分の1以上をサントリー創業一族の資産管理会社が保有するという首脳間の了解を無視している」として拒否した。

 その後キリンは、サントリーの比率を0.7程度に引き上げ、創業一族の持ち分が3分の1を超える譲歩案を示した。だが、サントリー側は「対等に近い比率でない」として依然、同意しておらず、トップ会談でどこまで歩み寄れるかが焦点になる。【窪田淳】

毎日新聞 2010年2月6日 20時49分

753とはずがたり:2010/02/07(日) 23:01:02
こんな観測記事も出てたけど,はてさて。。三菱Gとして三石は売り飛ばした感があったけど,キリンはグループ内でそんな存在ではないからねぇ。。

キリン:サントリーとの統合暗雲 「白紙還元」の可能性も
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100128k0000m020072000c.html

 キリンホールディングスとサントリーホールディングスによる経営統合交渉に暗雲がたれこめている。焦点の統合比率について両社間の隔たりが大きく、歩み寄りの見通しが立たないためだ。目標だった今月中の基本合意は消え、交渉自体が白紙還元されかねないとの見方も出てきた。【大塚卓也、窪田淳】

◆火種は創業家

 両社の統合交渉が本格化したのは昨年11月。統合比率でキリン側は金融機関が行った資産などの査定結果を基準に、キリン1対サントリー0・5程度とする案を提示。これにサントリー側が強く反発した。「ブランド力や海外事業の成長性が考慮されず『対等の精神』というトップ間合意を無視している」(幹部)と、統合断念すら示唆する姿勢に転じた。

 サントリーがこだわるのは、株式未公開企業である同社株の約9割を保有する創業家の資産管理会社が、統合会社の3分の1以上の株式を持つこと。「やってみなはれ」に代表される自由な社風、多様な文化・社会貢献活動など、数字で表せない要素への自負が強い。創業家が新会社の重要決定事項に拒否権を保持し続けるため「1対0・8前後の比率がギリギリの線」(関係者)というわけだ。

◆2月中旬期限?

 上場会社のキリン側にも制約がある。加藤壹康社長は昨年7月の統合交渉入り発表後、「統合は対等の精神で」と強調したが、サントリー創業家株の扱いでどこまで合意していたかは不明。金融機関や同じ旧三菱グループ企業には「上場会社の34%の株を創業家が持てば意思決定が不透明になる」との声や「金融機関が査定した統合比率の幅を超えて譲歩すれば、既存のキリン株主による株主代表訴訟が起きかねない」との指摘がある。

 キリンは3月末に株主総会を控え、遅くとも招集通知を発送する2月中旬までに合意にこぎつけたい意向。三菱グループには、サントリー側が持ち株比率で譲歩する一方、社長ポストを一定期間、サントリーの佐治信忠社長に委ねる案などが取りざたされているが、両社が歩み寄る気配は今のところない。

◆統合前提とせず

 昨年7月の統合交渉入り公表後、両社が統合を前提としないようなM&A(企業の合併・買収)などを続けていることに違和感を持つ関係者も多い。キリンは26日、健康食品事業で新ブランド育成に取り組むと発表したが、同分野はサントリーが数多くのヒット商品を持つ。サントリーによる仏清涼飲料会社の買収やキリンの国内工場閉鎖なども、両社間で事前の調整がなかったことを加藤、佐治両社長とも強調しており「最終合意まで統合を前提とせず競争を続ける」との立場だ。

◆経営統合交渉入り発表後の両社の動き◆

<キリン>

09年10月 豪ビール会社ライオンネイサン完全子会社化

  同  中期経営計画で国内2工場の閉鎖を発表

  12月 中国の飲料合弁会社の出資比率引き上げ

  同  フィリピンの子会社サンミゲルビールが中国、ベトナムなどに工場を持つビール会社買収

<サントリー>

  7月 ニチレイのアセロラ飲料事業を買収

  11月 仏清涼飲料メーカー、オレンジーナ・シュウェップスグループを3000億円強で買収

  12月 中国のワイン輸入販売会社を買収

10年1月 米ペプシコと中国での販売委託契約に調印

毎日新聞 2010年1月27日 21時01分

754とはずがたり:2010/02/08(月) 14:21:56

キリンに医薬事業売却要求 サントリー、統合に条件 8日結論
2010.2.6 01:59
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100206/biz1002060200002-n1.htm

 キリンホールディングスとサントリーホールディングスの統合交渉で、サントリーがキリンの医薬品子会社「協和発酵キリン」の売却を統合条件として提案していることが5日、関係者の話で分かった。統合比率をめぐる主張に大きな隔たりがある中、新たに医薬品事業の売却案が浮上したことで交渉が難航するのは必至。キリン、サントリーの両社長は、8日に都内で会談し、統合合意に向け最終的な判断をする見通しだ。

 サントリーは、世界の医薬品大手に規模で劣る協和発酵キリンが競争に生き残るのは困難として、統合後数年以内の売却の確約を求めている。キリンは多角化の一環として、平成20年4月に協和発酵を連結子会社化。同年10月1日に子会社のキリンファーマとの合併で協和発酵キリンに社名を変更した。キリンの出資比率は50・1%。

 協和発酵キリンの22年12月期の営業利益予想は360億円で、売上高営業利益率は9%と好調だ。

 一方、サントリーは巨額の開発費がかかる医薬品事業を17年に第一製薬(現第一三共)に売却し撤退。売上高が4千億円規模の協和発酵キリンについても、3兆〜4兆円規模の米ファイザーやスイスのロシュなどの巨大企業と互角に競争するのは難しいとみている。

 キリンとサントリーの統合交渉は、統合後の力関係を示す統合比率をめぐって膠着(こうちゃく)状態が続いている。昨年11月、キリン側がキリン1に対しサントリー0・5を提示。一方、サントリー側は、キリン1に対してサントリー0・9程度を求め、溝は埋まっていない。

 このため8日にキリンの加藤壹康社長とサントリーの佐治信忠社長が会談し、統合比率について直接、結論を出す見通しだ。

 首脳会談で折り合いがつけば、世界5位の食品メーカーの誕生に向け大きく前進するが、両社の主張には開きが大きく、白紙撤回される可能性も残っている。

755とはずがたり:2010/02/08(月) 14:27:29

統合上手が羨ましい三菱ですが今回は飲み込める程でも主導権渡せる程でもなかったということか。

キリン、サントリーの統合交渉が決裂
2010.2.8 12:07
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100208/biz1002081209005-n1.htm

 キリンホールディングスは8日、サントリーホールディグスとの経営統合が決裂したと発表した。最大の懸案である統合比率をめぐり両社の溝が最後まで埋まらなかった。統合が実現していれば売上高3兆8000億円に達する世界5位の食品会社の誕生は、交渉が表面化した昨年7月から半年で、まぼろしに終わった。

キリンの加藤壹康社長と、サントリーの佐治信忠社長が同日、都内で会談し、交渉を打ち切ることで合意した。キリンの発表によると、「統合会社は、公開会社として経営していくことを前提に、経営の独立性・透明性が十分に担保されるべきと考えていたが、サントリーとの間で認識の相違がった」としている。キリンが、サントリーの創業家の持ち株比率が高くなることに反対したことが、決裂の最大の理由とみられる。

 統合比率をめぐる交渉では、昨年11月下旬にキリンが、キリン1対サントリー0・5程度の案を提示。一方、サントリーは、キリン1に対しサントリー0・9を要求。その後、キリンは1対0.6程度に引き上げたが、サントリーは1対0.9を主張し続け、最後まで妥協点を見つけられなかった。

 また、サントリーはキリンの医薬品子会社「協和発酵キリン」の売却を求めており、医薬事業をめぐる認識の違いも決裂の一因となったとみられる。サントリーは売上高4000億円の協和発酵キリンの規模では、世界の医薬品大手との競争で生き残るのは困難として、統合後数年以内の売却の確約を要求。これに対し、キリンは、2008年に協和発酵工業を買収し、自社の医薬事業を統合し、成長戦略の柱の一つに位置づけており、反発していた。

キリンHD株が急落 統合交渉決裂で一時99円安
2010.2.8 13:11
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100208/fnc1002081313006-n1.htm

 8日午後の東京株式市場で、サントリーホールディングスとの経営統合の決裂を発表したキリンホールディングスの株価が急落。午後1時現在、前週末比99円安の1344円まで下げた。

 午前は前週末比36円安の1407円で取引を終えたが、昼休みの間に統合決裂の発表があったことから、失望売りが殺到し、一気に下げ幅が広がった。

758杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/02/08(月) 19:00:14
つか、ビールとウィスキーを足場に飲料や食品でつばぜり合いしていて、今更統合って言われても・・・・・

761チバQ:2010/02/08(月) 22:02:21
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100208/bsc1002082009012-n1.htm
“理想のカップル”あえなく破談 企業文化の違いが正面衝突 (1/3ページ)2010.2.8 19:59

それぞれ破談会見を行ったキリンHDの加藤壹康社長(上)とサントリーHDの佐治信忠社長【拡大】
 日本人の“胃袋”が縮小する中、世界の列強に対抗できるメガ食品会社を目指した“理想のカップル”は、結婚前にあえなく破談した。キリンホールディングスとサントリーホールディングスの統合交渉は、オーナー会社と上場会社の企業文化の違いが真っ向からぶつかり合った。日本の食品業界を代表する両社の破談は、業界再編の困難さを浮き彫りにすると同時に、企業の国際競争力強化の動きを後退させる懸念もある。

「交渉やめや!」

 「サントリーをばかにしているんか。もう会わん。交渉はやめや。これで、やめや」

 統合交渉が本格化した昨年11月下旬。キリンの加藤壹康社長と都内で会談したサントリーの佐治信忠社長は、キリンが提示した統合比率の提案に激怒した。キリンが提示した統合比率は、キリン1対サントリー0・5強だった。

 「統合比率が半分とはサントリーと社員をばかにしている。サントリーはそんな軽い会社ではない」。佐治社長は、会談の席を立った。統合交渉は一転、破談へと“歯車”が動き出す。

 サントリーが激怒したのは、同社に約90%を出資する創業家一族の存在があったからだ。佐治社長によれば、統合交渉前、サントリー創業一族の資産管理会社が統合新会社に3分の1以上を出資するという条件が加藤社長との間で事前了解されていたという。

 だが、キリンの案では、サントリー創業家の統合新会社への出資比率が3割を下回る。キリン側が、株主総会で買収などの重要事項を否決できる「3分の1超」をサントリー創業家に握られることを警戒したためだ。

 だが、サントリー創業家一族は「キリンに裏切られた。一緒になる必要はない」と、不信感を強めた。

762チバQ:2010/02/08(月) 22:02:48
創業家優遇は不公平

 一方、キリンがサントリーの反発が確実な比率を提案したのにも事情がある。非上場会社のサントリーと違い、上場会社のキリンの場合、サントリー創業家を他の株主より優遇しすぎるのは、「公平性の観点において株主や従業員など利害関係者から理解が得られない」(加藤社長)と判断した。

 さらに、両社の交渉は、サントリーが、キリンの医薬事業の売却を要求したことで、完全に機能停止状態に陥った。

 結局、8日午前のトップ会談に決着が委ねられたが、儀式的な会談に過ぎず、「最終的に交渉を終了することで合意した」(加藤社長)という。

 もっとも、両社が交渉を中止した背景には、足元の業績が堅調だという事情もある。2009年12月期の連結経常利益は、ともに過去最高を更新する見込み。

 サントリーの佐治社長は「キリンと一緒にならなくても単独で十分にやっていけるだけの規模がある」と強調。キリンの加藤社長も「単独で成長できる態勢は整えてきた」と述べた。

海外勢と開く格差

 だが、たとえ国内で“勝ち組”であっても、肝心の国内市場はビール類の出荷が09年まで5年連続で縮小。縮むパイをめぐる過剰競争は激化の一途だ。

 一方で、海外勢との格差を大きく開いている。08年12月期の最終利益はキリンが801億円、サントリーは321億円。これに対し、米ペプシコは、約5400億円、米コカ・コーラは約5300億円を稼いでいる。再編による規模拡大を図らないと、海外勢に取り残されるのは必至だ。

 「キリンとしてはM&A(企業の合併・買収)やアライアンス(提携)が重要な成長戦略と考える」(加藤社長)

 「海外の有力食品会社との連携を考えたい」(佐治社長)。

 両社のトップは8日の会見で、なお再編に意欲をみせた。だが、統合交渉に失敗し、その難しさを思い知らされた両社が、どこまで再編機運を維持し、次の戦略に打って出ることができるのか疑問視する声は多い。(今井裕治)

763チバQ:2010/02/08(月) 22:04:01
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100208/bsc1002082108014-n1.htm
サントリー、成長戦略の見直し急務 非上場・単独でどう太刀打ち? (1/2ページ)2010.2.8 21:05

会見に応じる佐治信忠・サントリーHD社長=8日午後、東京・台場(緑川真実撮影)【拡大】
 キリンホールディングス(HD)とサントリーホールディングスの経営統合交渉打ち切りは、上場会社と非上場のオーナー会社が統合することの難しさを浮き彫りにした。統合断念により、サントリーは海外市場の開拓など将来的な成長戦略の練り直しを迫られることになる。

 「当然、(創業家に)発言力はある。サイレントマジョリティー(静かな多数派)でいてほしいか、経営のためにいざとなれば口を出すか、そういう考え方の違いはあった」

 サントリーHDの佐治信忠社長は8日夕、東京・台場の世界本部で記者団にこう語った。

 交渉で最大の焦点となったのが、新会社でサントリー創業一族の影響力をどこまで認めるかだった。

 創業一族の資産管理会社である寿不動産(大阪市北区)。賃貸マンション事業やサントリーグループ各社向けの保険代理業を営み、従業員数は10人に満たない会社だが、連結売上高1兆5千億円を超える巨大企業であるサントリーHD株の約89%を握り、持ち株会社としての機能も果たす。

 寿不動産の2008年12月期決算は売上高にあたる営業収益が約8億5200万円なのに対し、保有するサントリーHD株の配当金受け取りで、経常利益はその約4倍の約35億1700万円に上った。

 明治32年の創業以来、非上場を貫くサントリーは創業一族の鳥井、佐治両家によるオーナー会社の色彩が濃い。両家は4代連続で社長を出し、現在の佐治信忠社長は、サントリーの“中興の祖”と呼ばれ、大阪商工会議所会頭も務めた故・佐治敬三氏の長男だ。寿不動産でも、取締役8人のうち6人が創業一族が占める。

 創業者の故・鳥井信治郎氏がよく口にした「やってみなはれ」精神に代表される挑戦的な企業風土を持ち、再参入から46年目の08年12月期に初めてビール事業の黒字化を果たしたように、非上場ゆえの長期的な視点が、ある種の強みだった。

 社会貢献やメセナ(企業の芸術支援)など文化的な活動でもサントリーの評価は高い。

 一方で、連結売上高の9割以上を占める酒類・食品事業では、少子高齢化の進む国内で大きな成長は見込めない。新興国など海外に打って出るためにも、キリンとの「勝ち組連合」結成は大きな布石となるはずだった。サントリーは昨年11月に仏大手飲料メーカー、オランジーナを3千億円超で買収したが、グローバル化が進む中、欧米の強豪メーカーを相手に、従来の企業統治を維持したまま、単独でどこまで太刀打ちできるのか不透明だ。

 有沢正一・岩井証券イワイ・リサーチセンター長は「キリンもサントリーも業績好調で、別に切羽詰まっているわけではない。何かを犠牲にしてまで統合に踏み切れなかったのでは」と指摘。その上で、「(キリンとの統合断念は)サントリーが『ずっと単独路線で行きます』という宣言ではない」と、新たな再編を予測した。

764チバQ:2010/02/08(月) 22:16:17
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100209k0000m020096000c.html
アサヒビール:泉谷専務、社長兼COOに昇格
 アサヒビールは8日、泉谷直木専務(61)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格するトップ人事を発表した。荻田伍(ひとし)社長兼COO(68)は、会長兼最高経営責任者(CEO)に就く。3月26日の株主総会後の取締役会で就任する。会長兼CEOの池田弘一氏(69)は、相談役に退く。

 泉谷氏は広報や経営企画部門が長く、87年に発売した「スーパードライ」の開発戦略にも携わった。

 アサヒは第3のビールのブランド育成に出遅れ、09年のビール類出荷量(課税ベース)でキリンビールに9年ぶりに首位を譲った。泉谷氏は会見で「ナンバーワンを維持するため思い切ったチャレンジをしたい」と首位奪還に意欲を見せた。

 ただ、国内市場は伸び悩んでおり、アサヒがこの日発表した09年12月期連結決算では、酒類事業の売上高は9855億円と前年同期比3.3%減少。泉谷氏は「M&A(企業の合併・買収)は時間を買う効果がある。攻めの姿勢で行いたい」と引き続き積極的にM&Aに取り組む考えを示した。【井出晋平】

 ◇泉谷直木氏(いずみや・なおき)京都産業大卒。72年アサヒビール。東京支社長、常務などを経て09年3月から専務。京都府出身。

765とはずがたり:2010/02/08(月) 23:46:56

アサヒ・サッポロはなんも動かないんかねぇ??

「正直ホッとした」「遺恨で競争激化」 キリン・サントリー経営統合断念
2010.2.8 23:25
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100208/biz1002082105030-n1.htm

 キリンホールディングスとサントリーホールディングスの統合交渉が8日決裂したことは、食品業界の経営戦略に影響を及ぼす可能性がある。両社の統合交渉は、“勝ち組”の大手でさえ国内のビール類や飲料市場の縮小に危機感をもっていることを改めて浮き彫りにしたが、破談となったことで業界再編が仕切り直され、合従連衡がさらに激しさを増すとの見方も強い。

 「(キリン、サントリーが)統合しても、そうでなくても、われわれのグローバル戦略に変更はない。(当社も将来)大きな再編があるかもしれない」

 アサヒビールの新社長に内定した泉谷直木専務は、8日の記者会見でこう述べ、M&A(企業の買収・合併)に意欲を見せた。

 21年のビール類の国内市場は、ピークの6年から16%以上も縮小。さらに、清涼飲料も減少傾向だ。M&Aで海外市場をさらに開拓していく以外に生き残る道はないというわけだ。

 統合を断念したキリンとサントリーもM&Aに対する意欲は変わらない。サントリーは昨年11月、仏飲料大手のオランジーナを3千億円を投じて買収した。だが、この買収分を含めても連結売上高に占める海外比率はまだ20%程度。キリンも海外の比率は25%超で、アサヒにいたっては約6%にすぎない。

 これに対して、ビール世界大手の米アンハイザー・ブッシュと、英SABミラーはそれぞれ7割弱に達している。世界の大手食品会社が先行する国際競争で取り残されないためにも“脱国内”を目指す動きは、止まりそうにない。

 一方、食品業界では、交渉決裂について「“ガリバー”誕生が見送られ、正直ほっとしている」(飲料会社関係者)との声も漏れる一方、「年末のすさまじい販売合戦に代表されるビールの競争が、さらに激化しかねない」と懸念する声も出ている。

766とはずがたり:2010/02/11(木) 13:01:07

経営統合断念 戦略見直しへ
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015527371000.html?utm_source=twitterfeed&amp;utm_medium=twitter#
2月9日 4時25分

経営統合を断念した大手ビールメーカーの「キリンホールディングス」と「サントリーホールディングス」は、統合によって海外市場での積極的な事業展開を目指していただけに、今後、新たな提携先を探すなど、戦略の見直しを迫られることになります。

ビール最大手のキリンホールディングスと3位のサントリーホールディングスは、来年春の経営統合を目指して協議を進めてきましたが、統合比率などをめぐって意見が対立し、8日、交渉を打ち切って統合を断念することを決めました。両社は、統合が実現すれば、単独ではできない海外での大型買収を含めた積極的な事業展開を目指していました。今回、統合交渉は決裂しましたが、国内のビールや清涼飲料の市場は、少子化の影響などから縮小が続いており、両社にとって成長が見込める海外での事業の強化は不可欠となっています。これに関連してサントリーの佐治信忠社長は、記者団に対し、「海外企業との統合を検討することも選択肢の1つ」と述べました。また、キリンの加藤壹康社長も「合併や買収のパートナーを見つけることが重要な成長戦略だ」と述べており、両社は、海外の事業強化を目指して新たな提携先を模索するなど戦略の見直しを急ぐことにしています。

768荷主研究者:2010/02/13(土) 19:00:19

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100213/bsc1002130503001-n1.htm
2010.2.13 05:00 Fuji Sankei Business i.
第3減速、ビール正念場 09年は堅調 新体制で成長探る

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1002130503001-p1.jpg

 ビール大手4社中、3社のトップが今週1週間で交代を発表する“異例”の事態となった。アサヒビールとキリンホールディングス(HD)に続き、サッポロビールは12日、社長交代を発表した。2009年12月期決算の最終利益はアサヒが過去最高、キリンも経常利益が最高、サッポロは増益と堅調だ。ただ、キリンとサントリーの経営統合交渉の破談でビール4社の販売競争が激化するのは必至。加えて、国内ビール類の市場縮小は頼みの“第3のビール”にも及ぶ恐れが出てきた。各社とも海外強化など成長戦略を加速する必要性がさらに高まってきた。

 ◆サッポロも交代

 サッポロビールは12日、福永勝社長(62)が顧問に退き、3月25日付で寺坂史明専務執行役員(60)が社長に昇格するトップ人事を発表した。同社持ち株会社のサッポロHDが筆頭株主の米投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパン」から業績の一段の改善を突きつけられるなか、中核であるビール事業会社の人心を一新し営業体制を強化する。

 福永社長は、第3のビール「麦とホップ」などの販売強化に取り組んだが、08年にビール類のシェアでサントリーに抜かれ初めて4位に転落した。営業畑出身の寺坂氏は同日の社長交代会見で「主力のビール『エビス』に経営資源を集中するなど、商品ポートフォリオの見直しを進め成長軌道を目指したい」と意気込みを語った。

 トップ交代では、アサヒが8日、荻田伍社長(68)が会長に退き、3月末に泉谷直木専務(61)が後任社長に就く人事を発表。泉谷氏は交代会見で「M&A(企業の合併・買収)案件を待つより、一定の戦略を持って攻める」と話し、15年に連結売上高を現状比1.3〜1.7倍の2兆〜2兆5000億円に引き上げるという長期ビジョンの達成に挑む。

 キリンHDも10日、加藤壹康(かずやす)社長(65)が代表権のない会長に退き、後任に三宅占二副社長(62)が昇格するトップ人事を発表した。3月26日付。同社は09年のビール類シェアで9年ぶりに首位の座を奪回。今年が中期経営計画の初年度に当たることから、トップ交代に踏み切る。8日に破談となったサントリーHDとの経営統合に代わる新たな合従連衡が課題になるが、三宅副社長は会見で「アジア・オセアニアのリーディング・カンパニーになるためM&Aを実施したい」と買収に意欲をみせ、15年には売上高3兆円の目標達成に取り組む方針だ。

 一方、12日までに出そろった各社の業績は堅調だ。サッポロHDが同日発表した09年12月期連結決算は経常利益が1.9%増の107億円と3期連続で増益を確保。第3のビールの好調に加え、広告費の圧縮が寄与した。

 統合交渉が決裂したキリンとサントリーの経常利益もともに過去最高を更新し、勝ち組の強さをみせつけた。キリンはアルコールゼロの「フリー」がヒットして経常利益が40.3%増の1446億円、ハイボールブームでウイスキーが伸びたサントリーも3.3%増の818億円。アサヒビールも最終利益が最高だ。

 ◆1月出荷、過去最低

 消費不況の中で好調な業績を計上したとはいえ、足元の市場は冷え込みが強まっている。各社が12日に発表した1月の国内ビール類の課税出荷数量は、前年同月比12.9%減の1943万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と、1月単月としては1992年の統計開始以降、過去最低を記録した。景気低迷に伴うビールの不振が続いているのに加え、低価格が人気の第3のビールも伸び率が2.1%増と大きく鈍化した。

 ビールから発泡酒、そして第3のビールと低価格化によって各社とも市場縮小を食い止めてきたが、第3のビールの勢いにも一時的に陰りがみられる。

 縮む国内市場のパイの奪い合いが過熱するのは必至で、3人の新社長を含め、各社には新たな戦略のスピードアップが求められる。(今井裕治)

769荷主研究者:2010/02/13(土) 19:02:10

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100209ceaj.html
2010年02月09日 日刊工業新聞
日清オイリオ、チョコレート用油脂拡販−マレーシアの子会社で増産対応完了

 日清オイリオグループは、マレーシアの子会社で生産するチョコレート用油脂を拡販する。2009年末までに総額100億円を投じた増産工事が完了し、「本格的に販売する体制が整った」(大込一男社長)。現在は欧州向けが中心だが、今後は日本や中国やロシア、南米などの市場も開拓。11年に世界シェア10%(年1万―2万トン)の販売量を目指す。現状は数%。

 チョコレート用油脂はパーム油脂由来の食用油。チョコレートに混ぜることで、手に持っても溶けないなど、チョコレートの溶け具合を調整できる。日清オイリオはこの数年、チョコレート用油脂を生産するマレーシアの子会社、インターナショナルスペシャリティーファッツ(ISF)に投資し、増産工事を進めていた。

 具体的な増産幅は明らかにしていない。工事は09年末までに完了している。本格稼働できる体制が整ったため、「今年は積極的に売り込んでいきたい」(大込社長)としている。

770荷主研究者:2010/02/15(月) 01:52:25

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/01/26/new1001261403.htm
2010/01/26 デーリー東北
リキュール専用工場新設/二戸「南部美人」

 二戸市の酒造会社「南部美人」(久慈浩社長)が、同市の二戸地区拠点工業団地にリキュール類の酒造り専用工場を新設する。同社が製造・販売する糖類無添加梅酒の安定供給を図るとともに、梅以外の果実を使った糖類無添加リキュールの試験醸造を進めるのが狙い。2月に着工、6月の操業開始を予定している。同社と市は2月1日に立地協定を結ぶ。

 同社や市によると、同社と黒石梅の里生産組合(奥州市)、新岩手農協(滝沢村)が昨年、東北経済産業局などから認定された「岩手県産果実を利用した糖類無添加リキュールの事業化」に関する農商工連携事業計画の取り組みの一環。

 同社は、工業団地の用地約1650平方メートルを購入し、鉄筋造り約200平方メートルの工場を建設。梅を保管する大型冷凍庫を導入し、通年の梅酒生産体制を構築する。

 主力の清酒は従来通り、二戸市福岡の本社で製造する。久慈浩介専務は「清酒を造る本社で梅酒も製造しているが、本社の用地拡張ができず、梅酒の増産に限界がある」と説明している。

 同社は2008年9月から県産の梅を原料に、砂糖などを一切使わない糖類無添加梅酒の販売を開始。09年は約2万リットルを生産した。

 梅酒の製造について、10年は新工場と本社の蔵を併用する方針。11年からは新工場に一本化し、将来的に年産約10万リットルを目指す。

 久慈専務は「砂糖を使わない梅酒だからこそ、健康志向な現代のニーズに合う」と事業拡大の意義を強調。「農商工連携で農業を盛り上げ、地元に還元される流れをつくりたい」と話している。

771チバQ:2010/02/17(水) 22:06:50
わたくしは、甘党 兼 左党 です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100216-00000017-fsi-bus_all
アサヒなどビール各社、チューハイ新商品 甘み求める若者に非レモン系
2月17日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

アサヒビールが3月16日に発売する缶チューハイの新ブランド「チューハイ果実の瞬間」=16日、東京都千代田区の東京商工会議所(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 ビール各社が、チューハイの代表だったレモンとグレープフルーツ以外の果汁を使った商品を相次ぎ発売している。スッキリ味より、桃やリンゴ、ぶどうなどの甘みのある味を好む20〜30歳代前半の男女に人気の味を提供することで、総市場の拡大につなげる狙いがある。

 アサヒビールは16日、缶チューハイの新ブランド「チューハイ果実の瞬間」を3月16日から発売すると発表した。売り出すのは「すっきり巨峰」「まろやか白桃」「あじわい梅」「さっぱりシークァーサー」の4商品。果実の甘い果汁感を引き出しながらも、すっきりした後味と飲み飽きない味わいを実現した。アルコール度数は4%。価格は350ミリリットル缶で148円。2010年に200万ケース(1ケース=250ミリリットル×24本換算)の販売を目指す。

 キリンビールは、「氷結」ブランドから白桃の果汁を使った「桃味」を10日から発売したほか、サントリーは「カロリ。」ブランドからりんごと白ぶどう味を3月23日に売り出す。それぞれ350ミリリットル缶で148円。

 ■変化する嗜好 対応力で勝負

 サントリー調べによれば、2010年のチューハイなど低アルコール飲料市場は、相次ぐ新商品の投入などが寄与して前年比3%増の1億700万ケースになると試算する。酒類全体が漸減傾向を続けるなか、限られた成長分野をめぐる争奪戦がヒートアップするのは必至だ。

 こうした中、アサヒビールは、レモンとグレープフルーツという定番以外の味に“照準”を定めた。同社が実施した消費者調査の中で20〜24歳の男女の半数以上が、ぶどうや桃などを選択するなど「若者を中心に嗜好(しこう)に変化が出てきた」(同社商品開発第一部)とみているためだ。

 アサヒではレモンとグレープフルーツ以外の果汁味のチューハイ市場が、14年に09年比2.5倍の3000万ケースまで拡大すると予測し、非レモン味などの強化に全力を注ぐ考えという。

 レモンとグレープフルーツ味に力点を置いてきた「氷結」を販売するキリンビールも、他の果汁味の品ぞろえを強化。サントリーは「カロリ。」のほか「ほろよい」など幅広いブランドで、複数の果汁味を取りそろえるなど、レモンに依存した構造の見直しを急ぐ。アサヒの調べでは1週間当たりにチューハイを飲む量は2本強。ビール類の5.7本に比べまだまだ小さい。量を増やすことが各社共通の課題となっており、味の多様化で、この課題を克服できたメーカーが、チューハイ市場の主導権を握りそうだ。(今井裕治)

772とはずがたり:2010/02/18(木) 04:22:42

九州乳業の債務圧縮に合意 放棄額99億円で自主再建へ
2010.2.17 18:49
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100217/biz1002171849039-n1.htm

 約130億円の債務超過に陥り経営再建中の九州乳業(大分市)は17日、金融機関など19社と債務圧縮について合意したと発表した。今後、不採算商品の廃止や関連会社の絞り込みを進め、2017年3月期までに債務超過の解消を目指す。

 九州乳業は自主再建を目指して整理回収機構に調整を依頼し、同日までに農林中央金庫など19社が、債権計約157億円のうち約99億円分について放棄に同意した。

 九州乳業は牛乳の消費落ち込みや工場建設による経営悪化に加え、過去約10年間にわたり黒字に見せかける不適切な会計処理があったことも発覚し、09年3月期決算は純損失が約166億円に上った。

 今後は福岡工場(福岡県春日市)を閉鎖して大分工場に統合するほか、218ある商品の約3割を廃止、関連会社18社を3社に絞り込むなどの合理化を進める。

773荷主研究者:2010/02/20(土) 19:46:10

http://www.kyoto-np.co.jp/info/keizaitokusyu/monodukuri/070128.html
2007年1月28日 京都新聞
現代の食 化学で支える 添加物製造の世界的拠点 第一工業製薬滋賀工場(東近江市五個荘日吉町)

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/070128_image1.jpg
第一工業製薬の食品添加物(写真上)
包装ラインで箱に詰められるショ糖脂肪酸エステル(東近江市・第一工業製薬滋賀工場=写真下)

 小売店の店頭に並ぶ弁当やカップめん、チョコレート、スナック菓子。食生活に欠かせない加工食品の多くには、食感を変えたり製品を安定させる食品添加物「乳化剤」が使用されている。中でも、植物由来の砂糖と食用油脂を原料とする「ショ糖脂肪酸エステル(SE)」は高価だが、安全やおいしさへの消費者ニーズの高まりを受け多くの食品加工メーカーが採用している。第一工業製薬の滋賀工場は世界有数のSE製造拠点だ。

 工場のある五個荘は鈴鹿山系からの地下水が流れ、町の水路にはニシキゴイが泳ぐ地域。同工場はその地下水を利用して食品添加物や水処理剤、界面活性剤などを製造している。特に主力となるSEは、1968年に同社が食品への使用を考慮し、原料を水で溶かして作る製法を開発したもので、水の豊かな地域性が生み出した商品ともいえる。

 SEの性能は乳化だけでなく油の酸化抑制や結晶化抑制など幅広い。チョコレートの油脂が分離して固まるのを防いだり、コメを炊く際に使えば時間がたっても固まりにくくなるほか、パンやケーキをふわっとした食感にしておいしくさせることもできるという。食品以外でも口紅のつや出しや歯磨き用の起泡剤などとしても利用可能。同社ではさまざまなニーズにこたえるため、性能の異なるSE11種類を用意し、取引先別のカスタマイズも行う。

 滋賀工場内のSE工場は1995年に新設。7階建ての内部には反応釜や精製槽などが並ぶ。原料タンクから移した砂糖と食用油脂を釜で反応させ、年間約3万6000トンもの大量の地下水で余分な物質を除去するなどして精製。その後、乾燥させると、白い粉体のSEができあがる。

 箱詰めの工程では、作業環境と品質の管理を徹底するため、入り口にエアシャワーを設置して外部から隔離された包装ラインで専属の従業員が作業にあたる。

 製造中に使用した水は処理施設で浄化して大半を再利用しており、関口恒工場長(54)は「琵琶湖のそばの工場として水の扱いにも万全を期している」と話す。

 環境、省エネへの取り組みにも力を入れる。現在約3億9000万円かけ、天然ガスを燃料とする発電と排熱回収を合わせた「ガスコージェネレーションシステム」の設置工事中で、3月には稼働する予定。工場内の電力はほとんどまかなえるようになり、排熱は製造工程に利用する。またボイラーの燃料も重油から天然ガスに切り替えるなど、二酸化炭素排出量は年間35%削減され、燃料費などの経費も年間約2600万円の削減を計画している。原油価格が高止まりしていることから、計画以上のコストダウンも期待している。

 化学製品は表舞台には出てこない商品だが「なければ現代生活が成り立たない。生産することに誇りを持っている」と関口工場長は強調する。

第一工業製薬滋賀工場
 1969年、完全子会社の日本レブロス工場として操業開始。2001年に第一工業製薬滋賀工場となる。敷地面積約10万1000平方メートル、建物面積約1万5000平方メートル。従業員136人。JR能登川駅から南東に1・5キロ。

774荷主研究者:2010/02/20(土) 19:51:42

http://www.kyoto-np.co.jp/info/keizaitokusyu/monodukuri/071223.html
2007年12月23日 京都新聞
クラシエフーズ福知山工場(福知山市篠尾)
独自工夫で粉末菓子製造 「ジャスト・イン」で在庫激減

粉末菓子の仕上げ工程。作業の見直しや作業時間短縮で、現在は1日4種類の商品が作れるようになった(福知山市篠尾・クラシエフーズ福知山工場=写真上=)
今春から、売れた商品を売れた分だけ作る新しい生産方式で製造している子ども向け粉末菓子(写真下)

 砂糖を主体とした2種類の粉末を水と混ぜ合わせると、クリーム風の食感になる子ども向け菓子「ねるねるねるね」。発売されてから20年以上を経過した今も売れ続けている。同商品をはじめ、粉末タイプの菓子や飲料を30年ほど前から製造している。

 現在、操業以来の大規模な生産改革を進めている。毎日、売れている商品を売れた分だけ作る「ジャスト・イン・タイム」の生産方式の導入だ。自動車や家電の工場では多く取り入れられているが、食品工場では少ない。

 田中昭治製造課長は「一日に複数の商品を作れば、切り替えに時間がかかりロスが出る。いかに切り替えを少なくするかを考えてきただけに、当初は戸惑った」と打ち明ける。

 粉末菓子や粉末飲料の製造過程は、砂糖などの原料を調合する混合工程、混合した粉末を小袋に詰める袋充てん工程、小袋を複数まとめてフィルムで包み、箱に入れる仕上げ包装工程がある。これまで、月単位で各工程が独自に、同じ商品を一度に大量生産することで効率を高めていた。そのかわり、各工程間には大量の仕掛かり在庫が山積みになっていた。

 今年4月、まず「ねるねるねるね」などの粉末菓子で、1日4種類作ることを目標に取り組みを始めた。仕上げ包装工程では4種類だが、前工程の混合工程や袋充てん工程では11種類作らなければならない。当初は種類を変える度に、洗浄や機械の調整に時間がかかり、残業が増えて生産コストが15−20%上昇してしまった。

 そこで、粉末の種類を変える作業一つ一つにかかる時間を測定。混合工程では、粉末の混合釜を洗浄するグラニュー糖を半分に減らしたり、これまで2人がかりだった機械の清掃を一人で行えるように器具を改良した。袋充てん工程でも、粉末を計量する部品を素早く交換できるよう工具の置き場を変えたほか、品種ごとの機械の設定値を一覧にした早見表を作り、誰もが簡単に設定できるように工夫した。

 こうした小さな時間短縮の積み重ねで、袋充てん工程では143分、混合工程では66分の時間短縮を達成。10月には生産コストが導入前と同程度に下がった。

 さらに、混合工程後と袋充てん工程後の仕掛かり在庫は75−85%減、仕上げ工程後の完成品在庫は43%減少、約4100万円分のキャッシュフローの改善につながった。また、在庫が減ったことで、製造現場に余剰スペースができ、新しく袋充てん機1台を設置できた。

 来年度には、粉末飲料などの商品にも同様の生産方式にする予定だ。

 原田貴夫工場長は「これだけの成果が上がったのも、従業員の努力のおかげ」と話す。「単価の安い商品なので、従来と同じ作り方では他社に負けてしまう。今後も改善を続け、さらに在庫の圧縮や原価改善を図りたい」と力を込めた。

クラシエフーズ福知山工場
 1921(大正10)年開設。敷地面積約1万3200平方メートル、延べ床面積約6100平方メートル。従業員約130人。生糸の生産から始まり、戦時中は海軍の軍需工場になったが、戦後再び繊維工場として操業し、74年に食品工場に転換した。JR福知山駅から徒歩約10分。

776荷主研究者:2010/02/20(土) 20:41:50

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100219ceas.html
2010年02月19日 日刊工業新聞
ハルナビバレッジ、飲料用ペットボトルを3年後に完全内製化

 【前橋】ハルナビバレッジ(群馬県高崎市、青木麻生社長、027・387・0101)は、飲料用ペットボトルのグループでの内製を拡大する。2リットル容器を生産している子会社工場からグループ内の他工場向けに出荷するほか、中期的に500ミリリットル容器の内製化も検討。飲料充てんに加え、容器製造もグループ内のウエートを高め、コスト競争力の強化につなげる。2リットル容器では現状50%の内製率を3年後には、ほぼ100%に引き上げる。

 ハルナビバレッジは、ペット容器製造の日本パリソン(茨城県境町)と共同で、子会社のタニガワビバレッジ(群馬県みなかみ町)に容器成形と飲料充てんを一貫で行うラインを2009年に構築。タニガワビバで製造した2リットル容器を7月からハルナビバレッジファクトリー(高崎市)に供給し、輸送コストなどを低減する。

777荷主研究者:2010/02/27(土) 15:47:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100224/bsc1002240503004-n1.htm
2010.2.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
ポッカ、広島県産レモン使用 JA広島果実連と共同開発

ポッカは「広島レモン」の発表会を開催。ポッカの山田榮二取締役(左)とJA広島果実連の川田洋次郎代表理事会長=23日、東京都江東区

 ポッカコーポレーションは23日、日本一の生産量を誇る広島県産レモンを100%使用したレモン果汁「150ml ポッカ広島レモン」を3月1日から販売を開始すると発表した。価格は367円で、初年度2億円の販売を目指す。

 同商品は、広島県果実農業協同組合連合会(JA広島果実連)と共同開発した。従来よりもレモンをやわらかく搾る独自の搾汁方法を採用したことで、さわやかな香りとまろやかな酸味を両立させたという。

 同社のこれまでのレモン果汁商品は、地中海沿岸や南米で生産された輸入レモンを使用していた。しかし、昨今の食の安全志向の高まりを受け、加工食品を選ぶ際、生産国を重視する傾向が強まっている。レモン果汁市場も同様で、消費者の国産品志向の高まりに対応することで、販売拡大を目指す。

 日本のレモン消費量は米国の約10分の1と少ないが、「レモンを食生活の中により取り込んでもらえるよう積極的に情報を発信していき、消費拡大につなげたい」(山田榮二取締役)と意気込んでいる。

779荷主研究者:2010/02/28(日) 15:58:28

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/25/news01.htm
2010年2月25日(木) AM 07:11 上毛新聞
●ハナマルキが隣接の市光跡地に拡張・大泉

 拠点の整理統合で市光工業が昨年末に操業停止した大泉製造所(大泉町吉田)を、隣接地に生産拠点を持つ、みそ製造大手のハナマルキ(長野県辰野町、花岡俊夫社長)が取得する方針を固めたことが24日分かった。味噌・加工食品の大幅な増産態勢を築くとみられる。町はパナソニックの三洋電機子会社化に続く市光工業撤退で、製造業空洞化の危機感を強めていただけに、売却先の見通しがついたことに胸をなで下ろしている。

 ハナマルキ、市光工業の両社は売買契約締結に向けた最終調整に入っている。ハナマルキ側は「利用方法などについては未定。3月中に正式契約を交わしたい」とし、市光工業側は「当社としても早期売却に向け取り組んでいた。相手方のあることだが、一括売却を目指したい」としている。

 自動車ランプ製造の市光工業は昨年5月、大泉製造所の操業停止方針を発表。同製造所は敷地約4万2千平方メートルと規模が大きいことから、跡地利用が注目されていた。北側にハナマルキの大利根工場が隣接していることや同社が増産を検討していたこと、町が1月、企業立地優遇制度を初めて導入したことなどが売買協議を後押しした。

 ハナマルキの大利根工場は1974年に操業。敷地内には新製品開発などを行う技術研究所もある。みそやインスタントみそ汁などの加工食品を製造しており、年間のみそ生産量は3万㌧で生産量2万5千㌧の伊那工場(長野県伊那市、敷地約2万7千平方メートル)を上回る。ハナマルキの昨年の売り上げは162億9800万円。

 市光工業は一度、大泉製造所への拠点集約方針を打ち出しながら、最終的に他工場への集約を選択。危機感を募らせた町は昨年末、進出企業に対し固定資産税などの半額を実質的に3年間免除し、町民を正規雇用すれば1人当たり10万円を給付する企業立地優遇制度を創設し、企業誘致に乗り出していた。

 大泉製造場の売却の見通しがついたことに、同町の斉藤直身町長は「厳しい経済情勢の中で優良企業の進出が正式に決まれば町経済の追い風になる」としている。

780チバQ:2010/03/03(水) 23:39:33
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100303-00000000-diamond-bus_all
鳴り物入りで投入も半年で消滅 イオンの100円“第3のビール”
ダイヤモンド・オンライン3月 3日(水) 8時30分配信 / 経済 - 経済総合
 昨年の夏、100円ビール類の登場に小売り市場がわいた。

 イオンとセブン&アイ・ホールディングスの大手小売り2社が、“第3のビール”のプライベートブランド(PB)商品を7月24日の同日に発売したためだ。両社共に生産はサントリー。国内メーカー製造によるビール類のPB登場は初めてだった。

 ところが、イオンの「トップバリュ 麦の薫り」は、わずか半年で店頭から姿を消すことになった。当初の販売目標は年間3000万本(125万ケース)としていたが、初回生産分の26万ケースで、12月に生産を終了したのだ。

 一方のセブン&アイの「THE BREW ノドごしスッキリ」は、今年2月までに70万ケースを販売し、今後も生産・販売を継続する予定だ。イトーヨーカ堂などスーパーに加え、セブン&アイ傘下のコンビニエンスストア・セブン−イレブン全国1万2000店の販売力によるところが大きい。

 さらに、両商品に命運の違いをもたらした要因は価格設定にあったようだ。イオンの「麦の薫り」は350ミリリットル缶が1本100円での販売。これに対して、セブン&アイの「THE BREW」は、初回投入分限定で6本パックは600円だったが、1本での販売は123円だ。

 価格決定権は、小売りにあるとはいえ、「かなりインパクトがある」(ビールメーカー)という単缶100円の販売価格は、メーカーからすると他の小売りとの関係に影響を及ぼしかねない。当初からあった価格や売り方に対するイオンとサントリー両者の思惑の違いは最後まで解消されなかったと見られる。イオンは販売終了について「あくまでも商品戦略上の判断」という。

 鳴り物入りの投入で世間の注目を集め、ライバル、セブンと火花を散らした割にはあっけない幕引きとなった。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

781荷主研究者:2010/03/12(金) 00:11:14

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003040225.html
'10/3/4 中国新聞
国産レモン紅茶をJAが発売
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 JA広島果実連(竹原市)は11日、広島県産レモンの果汁を使ったペットボトル飲料「レモンの紅茶」を発売する。国内産だけを原料にしたレモンティーの発売は全国初という。

 県産レモンの生産量は約4千トン(2007年度)で国産の約66%を占め、呉市豊町大長と尾道市瀬戸田町が二大産地。消費拡大を狙い、飲料を開発した。果汁1%入りで、一般的なペットボトル飲料の約5〜10倍という。280ミリリットル入りで120円。

 そごう広島店(広島市中区)と天満屋アルパーク店(西区)、県内の生協ひろしまの各店舗で扱う。

【写真説明】JA広島果実連が発売する「レモンの紅茶」

782荷主研究者:2010/03/14(日) 16:21:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100313t42011.htm
2010年03月13日土曜日 河北新報
電子部品メーカーが異業種参入 生産中止工場で製めん 湯沢

新たに導入した自動製めん機。金属探知機などを加えたシステム全体の長さは15メートルになる

 33年間にわたって電子部品を製造し、昨年夏に生産をやめた秋田県湯沢市の雄勝セラミックス(佐々木功社長)が、工場の空きスペースを利用して製めん事業に乗り出した。3月中は製品を試作し、4月から本格的に製造する。関係者は「地域に働く場は少なく、雇用の拡大に少しでも役立ちたい」と意気込んでいる。

 同社は1976年にTDKの協力工場として創業、携帯電話やパソコン向けのセラミックコンデンサーを製造してきた。

 昨年2月、TDKの生産態勢の見直しで、北上市にあるTDK子会社の工場内で電子部品製造を請け負う形に変わった。湯沢での生産は昨年8月までに終了した。

 本社工場と第二工場があり、床面積は計1万3000平方メートル。製めん事業は、本社工場の約1300平方メートルを使う。今月4日に日産3トンの自動製めん機を導入し、試作を続けている。

 元電子部品工場だけあって、衣服のほこりを落とすエアシャワーを備えており、製めん事業でも活用する。このほか、めんを乾燥させる部屋を整備した。

 製造するのは、米粉入り5色めんとソバの乾めん。5色めんは、低農薬栽培の地場産「あきたこまち」や、地域特産のサクランボやセリ、オクラ、ブドウなどの乾燥粉末を混ぜる。

 製めん業への参入について、佐々木社長は「製品の品質保持や生産現場の安全性確保など、電子部品製造で培ってきた考え方が生かせるため」と語る。

 従業員は希望者を優先し、新規採用の3人を含む7人と、パート数人でスタートする。生産量は徐々に増やし、年内に5色めんは月産1トン、ソバは同40トン程度にする計画。事業費約1億円の半分は、秋田県や湯沢市、国からの補助金を充てる。5年後の売り上げ目標は2億円。

 現在、同社の従業員約400人のほぼ全員が北上で仕事をしている。うち半数は湯沢から会社のバスで通勤しており、「冬場は往復3時間近くかかる」(同社)という。

 佐々木社長は「経験のない業界で不安はあるが、なくなった地元の雇用を復活させ、地域発展のために新事業を拡大させたい」と強調した。

784荷主研究者:2010/03/14(日) 17:05:35

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100311/294036
2010年3月12日 05:00 下野新聞
マルシンフーズ栃木工場、移転し生産増強へ

 加工食品製造販売のマルシンフーズ(東京都中央区、港正幸社長)は2011年春、真岡市西田井の栃木工場を同市大和田の大和田産業団地に移転し、5年後をめどに生産規模を2割強増強する計画を明らかにした。増産に伴い従業員数も20人程度増やす。福田富一知事は食品関連産業を振興する「とちぎフードバレー構想」を打ち出しており、同社は事業展開に追い風と歓迎している。

 同社によると、栃木工場は主力商品のハンバーグやミートボール、ギョーザなど半冷凍のチルド製品の製造拠点。東北や京浜地区に出荷している。1976年の稼働開始から30年以上が経過し、増産には手狭になっていた。

 大和田産業団地は現在の工場から約10キロで、北関東自動車道真岡インターチェンジに近い。敷地面積は1・5ヘクタールの予定で「食品産業に必要なのは水。大和田産業団地は豊富な地下水に恵まれている」と移転先選定の理由を述べた。

 現在の従業員約150人のうち130人は新工場に移る。年齢や通勤手段の都合で移れない約20人については、転職先をあっせんするなどの手当をする。今春は新工場準備のため高校新卒者7人を採用するほか、5年後をめどに170人体制に増員する予定。

 県は「フードバレーとちぎ構想」に基づき、食品関連企業の設備投資に対する減税や低利融資などの優遇策を検討している。同社は「県の支援策は心強い」と歓迎している。

787チバQ:2010/03/27(土) 09:25:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000002-maip-soci
中国毒ギョーザ 天洋食品元従業員を逮捕 待遇に不満か
3月27日1時40分配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二】中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国国営・新華社通信は26日夜、中国警察当局が製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の元臨時従業員、呂月庭容疑者(36)=同省=を逮捕したと報じた。08年1月の発覚から2年余り。日中両国の国民感情の対立に発展した同事件は解決に向けて大きく動き出した。


 中国政府は27日未明までに、外交ルートを通じ日本政府に「容疑者の男を特定した」と伝えたという。

 調べによると、呂容疑者は給料などの待遇や特定の従業員への不満を募らせ、気を晴らすために製品のギョーザに毒物を混入した疑い。呂容疑者は容疑を認めているという。また、警察当局は混入に使われた注射器を押収し、周囲の証言を得ていたとしている。

 新華社通信は、中国警察当局の特別捜査チームが「発生から時間が経過し、物証が少ないなどの困難を克服し、ねばり強く、入念な捜査を続けて事件を解決した」と捜査を評価した。

 関係者によると、中国警察当局は、何者かが工場内の段ボールの外側から注射器で農薬成分メタミドホスを混入したとの見方を強め、北京の研究所で裏付け実験を進めてきた。

 ◇工場内で混入で中国公安当局が捜査進める

 事件は07年12月〜08年1月、天洋食品製の冷凍ギョーザを食べた千葉県と兵庫県の3家族計10人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、9人が入院、千葉県の5歳の女児が一時重体となった。回収品から有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された。

 日本側による製品の包装、梱包(こんぽう)、流通過程の調査結果や、天洋食品が中国国内で再配布した回収製品で中毒事件が起きたことなどから、中国国内での混入が濃厚とみられたが、中国政府は当初、「捜査中」とするのみで、両政府の意思疎通の不足が両国民の不信感を招いた。

 一方で中国公安当局は再現実験などから工場の冷凍庫に保管された製品に段ボールの外側から何者かが注射器で殺虫剤を注入させた可能性が高いとみて、工場の複数の従業員を長期間拘束するなど、事実上、工場内での混入に絞り、詰めの捜査を進めていた。

 事件は日本国内で食品の安全に対する不信を招き、日中両政府は食の安全に関する閣僚級定期協議の開催など再発防止策を検討している。

788チバQ:2010/04/07(水) 21:35:35
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20100406-OYT8T00280.htm
[SUPERMARKET成城石井の研究](上)安くないのになぜ売れる?
品質に絶対の自信

 食料品専門スーパーの成城石井が好調だ。安売り競争とは一線を画し、「品質にこだわった商品を適正な価格で売る」という独自の経営手法で売り上げを伸ばしている。

 きょう、あすの2回にわたって、その強さの秘密を探る。

旬を前面に
 成城石井の発祥地でもある東京・成城店。季節の変わり目の今、店内の至る所に「新物」と銘打ったポップ(表示板)が掲げられている。イカナゴくぎ煮、春キャベツ、三陸ワカメ……。いずれも「旬」を前面に押し出した独自商品ばかりだ。

 「季節感は売り込むポイントになる。ジャムにまで旬があるんですよ」。原昭彦営業本部長は力を込める。頻繁に旬の商品を入れ替えるから、売り場はいつも新鮮に映る。「成城石井で買い物するのが楽しい」。そんな客の評判が広がり、ファンが増えている。

産地を強調
 売り場でもう一つ目立つのが「産地」表示だ。「富山湾のホタルイカ」「淡路島のたまねぎスープ」など、産地限定の仕入れを強調する。三陸ワカメは1パック950円、自家製ハンバーグ(3個)1100円など、それなりに高い。高品質の商品を質に見合った価格でしっかり売る戦略だ。

 業績は好調。2009年12月期で、3期連続の増益を達成した。内食志向も追い風となり、今年も新たに10店舗を出店する。

 07年に就任した大久保恒夫社長は、128の重点商品を作らせた。これまでの販売実績から、よく売れて利益も高い商品を選び出し、ピンク色囲いのポップでアピールポイントを目立たせる。今では全体の売り上げの26%が重点商品だ。

こだわりPB
 東京・町田の自社工場で腸詰めから製造しているソーセージなど、プライベートブランド(PB)商品の人気も根強い。PBは一般には低価格品の代名詞だが、成城石井では「素材と味にこだわったオリジナル商品」(大久保社長)という位置づけだ。

 大きな値下げキャンペーンはほとんどしない。仕入れ原価が下がれば、その分は増量で還元する。「『間違いなくおいしい』というお客さんの信頼があれば、少々高くてもこっちを選ぶ」と原本部長。その信頼がブランドを支えている。(経済部 武田泰介)

 成城石井 1927年、高級住宅地として知られる東京・成城に小さな果物店として創業。土地柄からワインやチーズなどの輸入品を豊富にそろえる高級スーパーに発展し、現在は首都圏を中心に70店舗ある。2004年に「牛角」などを展開するレックス・ホールディングス傘下に。本社・横浜市。

安易な値下げしない
大久保恒夫社長

 成城石井の戦略について、大久保恒夫社長に聞いた。


 ――高いものが売れないと言われる中、なぜ成城石井は売れるのですか。

 高品質なものをただ高く売っているわけではありません。できるだけコストを抑えて安くし、「品質の割にはお買い得」とお客様に感じてもらえるから売れるのです。産地や製法にこだわったおいしいものを食べたいという人々は確実に存在します。日本中、世界中を歩き回ってそうした食材を探し求め、売るのが我々の仕事です。産地に行って直接買い付け、物流から販売まで全部自前で行うのです。

 ――調達がカギなのですね。

 調達力と販売力が車の両輪です。目利きのバイヤーの育成に力を入れ、調達部隊の人員も大幅に増やしました。「この商品のアピールポイントは何か」という観点から仕入れリストを作らせ、納得できる商品がなければ自社で作ります。その結果がPBです。小売りが生産段階まで踏み込み、お客様に自信をもっておすすめし、売り切る。それが価値を生んでいると思います。

 ――スーパーの価格競争は激しくなる一方です。

 安易な値下げはしません。価格を頻繁に上げ下げすると、お客様に不信感を持たれてしまいます。商品の価値にふさわしい値付けをし、満足してもらえれば、売り上げは自然とついてきます。

(2010年4月6日 読売新聞)

789チバQ:2010/04/07(水) 21:35:59
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20100407-OYT8T00606.htm?from=navlk
[SUPERMARKET成城石井の研究](下)欧州の食材 直輸入
豊富、割安な商品群 ワイン、チーズに強み


品ぞろえ豊富なワイン売り場(東京・世田谷区の「成城石井成城店」で)=川口正峰撮影 成城石井の売り場には欧州産の食品が多い。それらを手にとってラベルを見ていくと、あることに気付く。

 輸入元に「東京ヨーロッパ貿易」と記載されている商品がとても多いのだ。

 この会社は、欧州の食材を独自調達するために成城石井が作った子会社だ。商社や卸業者を通さないため、同じ棚に並んだ他社の商品より割安な場合が多い。

 成城石井の最大の強みは、欧州から独自の調達ルートで直接買い付けて販売するワインとチーズなどの豊富な商品群だ。


 ワインは全体の90%以上を直輸入品が占める。仏ボルドー産を中心に樽(たる)ごと買い付け、専用コンテナ船で定温を保ちながら横浜港まで運ぶ。一番人気の「ラ・ヴェリエール」は、あまりの売れ行きに現地のシャトーがブドウ畑の丘陵を一つ買い増したほどだ。

 一方、チーズは鮮度が落ちないように週1回、航空便で取り寄せている。

 「工場を見つけてこい」。大久保恒夫社長は日頃からバイヤーに指示を飛ばす。欧州で出回る食品の工場はギリシャやトルコなどに多い。出荷時の原価が安いので、直接買い付けると仕入れ値を抑えられる。あるバイヤーは瓶からたどって工場を調べ、直接買い付けにつなげたという。

 かつて都内有数の高級住宅地で創業した成城石井は、海外経験が豊富な客の目にかなう輸入品を仕入れ、繁盛店になった。だが、最近では「単なる輸入品」では差別化が難しい。魅力あるオリジナル商品の育成は、成城石井の生命線だ。

 「オリジナル商品は企画から発売まで1年くらいかかる。手間と時間をかけ、客に喜んでもらえる売り場をつくる」と大久保社長。妥協のない商品づくりがファンを増やしている。

 (経済部 武田泰介)

(2010年4月7日 読売新聞)

790荷主研究者:2010/04/17(土) 18:27:20

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20100408101.htm
2010年4月8日02時59分 北國新聞
キリン北陸工場が「恩返し」 醸造設備を格安で地元・白山の酒造5社に譲渡へ

キリンビール北陸工場が地元の酒造メーカーに譲渡を打診した設備の一部=白山市の同工場

 今年8月末に17年間の操業を終えて閉鎖するキリンビール北陸工場(白山市)は地域貢献の一環として、日本酒を製造する地元酒造メーカー5社などに、ビール醸造設備の一部を格安で譲渡する方針を決めた。閉鎖する工場の設備とはいえ「現役」だけにまだ新しく、地元関係者は「キリンの恩返し」を歓迎している。

 北陸工場が設備譲渡を呼び掛けたのは、「白山菊酒」の統一ブランドで地酒を売り出している車多酒造、金谷酒造店、小堀酒造店、吉田酒造店など5社。先月に開催された白山菊酒関係者の会合で、北陸工場幹部が「工場内の設備で使える物があったら、ぜひ役立ててほしい」と呼び掛けたことがきっかけで、先月24日には5社の技術担当者ら9人が北陸工場を視察した。

 酒造メーカー関係者によると、日本酒もビールも醸造で製造されるアルコール飲料のため工程が似ており、北陸工場の設備は酒造りに転用しやすいという。工場視察時には、ビール用小型タンクやボイラーなどに注目が集まり、酒造りの技術者からは「同じ酒類業だが、やはり日本を代表するメーカーだけに設備も立派」との声も上がった。

 北陸工場は視察時、普段は非公開の設備も1993(平成5)年の操業以来初めて紹介した。白山菊酒呼称統制機構の金谷芳久理事長は「地元への配慮は大変ありがたい。『企業市民』の精神が伝わった」としている。

 同工場によると、設備は工場閉鎖時に査定し、同社の他の工場で使用できない設備は有償で譲渡する予定。設備の一部譲渡は市側にも説明している。同社は市に対し、工場閉鎖後も市内の水源地での植樹活動や町内会へのビール提供などの「地元貢献」を続ける意向を伝えている。

 同工場については、キリンホールディングス(東京)が昨年10月末、国内のビール類市場の縮小傾向に対応する生産調整を理由に閉鎖を発表し、地元関係者からは「キリンなのにドライな決断だ」との声も漏れていた。

 今回の設備譲渡の打診を受けた関係者は「工場撤退後もビールの販売は続く。地元とのつながりを大事にする姿勢の表れだろう」と話した。

791荷主研究者:2010/04/17(土) 18:46:14

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100409/307285
2010年4月10日 05:00 下野新聞
栃酪乳業が那須塩原に工場新設 13年4月稼働目指す

 県酪農業協同組合(内田欽耕代表理事組合長)は、100%子会社の栃酪乳業の生産拠点を現在の宇都宮市東町から、那須塩原市高林に新設する工場に移転する。生産合理化のほか、新たに乳酸飲料などを製造し県内の酪農業の活性化を図るのが目的。今秋にも造成工事に着手し、2013年4月の稼働を目指す。

 新工場の予定地は県道矢板那須線沿い。敷地面積は約7万平方メートル、工場、事務所の面積は約8千平方メートルとなる見込み。牛乳の生産量は日量150〜200トンで現在と変わらないが、新たに乳酸飲料やヨーグルトなどの製造ラインを設ける。

 同組合によると、現工場は1964年から使用しており、増設したラインが入り組み効率が悪くなっているという。現在は住居専用地域に指定されているため、工場の増設はできない。

 組合員の生産農家の半数が那須塩原市にあり、同市内に工場を移転することで集乳コストの削減、生乳の鮮度維持の効果も期待できる。将来的には同組合の県南支所(鹿沼市)、県北支所(那須塩原市)も新工場内の事務所に統合する方針。

 牛乳の消費低迷が続き、2010年度は生産調整を実施。北海道に次ぐ全国2位の酪農県である本県を取り巻く環境は厳しい。同組合はこれまでの牛乳中心の生産から、新たに乳製品も手掛けることで競争力向上を図る。

 同組合の山田聖一常務理事は「主要生産地に近い場所に工場を移転することで、生産から販売までの一貫した流れができる。地域活性化にも寄与したい」している。

792荷主研究者:2010/04/25(日) 03:01:55

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100416/310471
2010年4月17日 05:00 下野新聞
米粉処理施設を増強 市場拡大へ国が後押し 県内拠点の2社

 製粉業者の波里(佐野市村上町、藤波一博社長)と、小山市に工場がある日の本穀粉(東京都文京区弥生2丁目、黒田寛社長)が、国の交付金や日本政策金融公庫の融資を受け、米粉処理加工設備を増強した。昨年施行された「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」に基づく資金調達。米粉市場の拡大を見込んだ取り組みだが、小麦粉に比べ高い米粉の販売価格が課題となる。

 波里は米粉の粉砕処理機を導入したのに加え、米粉の保管倉庫を建設した。事業費は約4億6千万円。総事業費の50%相当の国交付金と、公庫融資約2億円を受けた。処理能力は従来の年間約1万トンから、2万トン以上に向上する。

 日の本穀粉栃木工場(小山市若木町3丁目)は事業費約2億3千万円で粉砕処理機を導入。50%相当の国交付金と、約1億円の公庫融資を受けた。昨年度の米粉出荷量は約2万トン。本年度は約5%増やす見込みだ。

 米粉処理設備を増強した背景には、米粉利用の拡大により米穀需要を押し上げたいという国の政策がある。両社は生産者の窓口となるJA全農とちぎと連携した米粉生産製造の事業計画を策定。農林水産大臣の認定により、交付金と公庫融資の対象となった。

 事業者にとっても拡大が見込める米粉市場は魅力だ。波里の河本祥久常務は「米粉の国内需要が年間20万トンなのに対し、小麦粉は年間600万トン。小麦粉需要の1割を米粉に向けることができれば、大きな需要拡大となる」と期待する。

 課題は価格。店頭価格は、小麦粉の1キロ200円程度に対し、米粉は1キロ500〜1千円と大きな差がある。両社とも「消費拡大にはコストを下げることが不可欠」と指摘している。

793荷主研究者:2010/04/25(日) 03:11:13

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/224646_all.html
2010年04/06 08:53 北海道新聞
新札幌乳業が統一ブランド 高付加価値、独自性PR

新ブランド「小林牧場物語」の投入に合わせて、生産設備を増強している新札幌乳業本社工場=札幌市厚別区

 道内中堅乳業メーカーの新札幌乳業(札幌)は、主力商品「さわやか牛乳」やヨーグルト、チーズ計7品を新たな統一ブランド「小林牧場物語」に再編し発売した。生産方法に独自のこだわりを持つ酪農家の生乳を使った乳製品として消費者にアピールし、大手メーカーとの差別化を図る。

 新ブランドでは、単独契約している小林牧場(江別)の生乳を100%使用。同牧場は牧草生育のため家畜のふん尿を使った土壌づくりや、乳牛が自由に歩き回れるフリーストール牛舎の導入など、乳牛の健康に配慮した生乳生産で知られている。

 新札幌乳業はこれまでも同牧場の生乳を使用した乳製品を販売してきたが、大手メーカーとの販売競争が激化するなか、地域密着型の高付加価値商品で独自性を打ち出す必要があると判断した。

 道内外の百貨店や首都圏の高級スーパーで販売している。希望小売価格は、さわやか牛乳が160円(180ミリリットル)、「手作りブルーチーズ」が1800円(200グラム)など。初年度のブランド全体の売り上げ目標は約3億円とする。

794荷主研究者:2010/04/25(日) 03:21:07

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100416/bsc1004160504007-n1.htm
2010.4.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
サッポロ、ワイン拠点再編

 サッポロビールは15日、国産ワインの生産拠点を再編すると発表した。2つある拠点のうち、勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)の生産を8月末で打ち切り、岡山ワイナリー(岡山県赤磐市)に集約する。勝沼ワイナリーの設備が老朽化しているためで、岡山ワイナリーを増強し、生産効率の向上を目指す。生産の効率化で2013年までに約5億円の再編効果を目指す。

 勝沼ワイナリーは改築し、2011年9月からプレミアムワインの情報発信基地として新たなスタートを切る。

795荷主研究者:2010/04/27(火) 23:27:55

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/04/23/12.html
2010年04月23日(金)山梨日日新聞
新工場が完成 サントリー白州
140人が祝う

新白州工場の竣工式=北杜市白州町

 サントリー天然水南アルプス(喜田哲永社長)の新白州工場の竣工式が22日、北杜市内で行われた。新工場は同市白州町鳥原のサントリー白州蒸溜所・天然水白州工場敷地内に建設。生産工場と倉庫棟を併設し、延べ床面積は4万3千平方メートル。東日本向けに供給する商品の生産能力を増強。ペットボトル(2リットル)入りの天然水を年間3600万ケース生産することができる。

 投資額は約130億円。国産では最も軽いペットボトル(2リットル)を導入するほか、製造工程で使用する水や高圧エアーを再利用するなど、環境に配慮した設計になっている。

 竣工式には関係者約140人が出席。テープカットをして、完成を祝った。喜田社長は「地域の自慢になる工場にしたい」とあいさつした。

796名無しさん:2010/05/02(日) 23:29:07
雑記帳:源泉を使った地ビールを発売 栃木で
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100503k0000m040033000c.html

 栃木県那須塩原市の塩原温泉の源泉を使った地ビール「温泉プレミアム」(330ミリリットル、630円)が誕生。温泉内で土産物などを販売する「塩原リゾートショップブレス」で、限定販売している。

 考案した同店の八木沢広樹店長(39)によると、源泉を宇都宮市内のビール醸造所に運び製造。温泉の雑味を消すため、ホップを多めに使用した。香りは甘いが、口に含むと、かすかな塩味が印象的だ。

 疲労回復、美肌などに効果があるとされる塩原温泉。湯上がり後も温泉気分を満喫できそうだ。ただ、くれぐれも飲み過ぎにはご注意。問い合わせは同店(0287・32・2337)。【中村藍】

毎日新聞 2010年5月2日 19時13分(最終更新 5月2日 19時32分)

797荷主研究者:2010/05/07(金) 00:14:09

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120100427ceak.html
2010年04月27日 日刊工業新聞
三菱商事、神明と資本提携−株式保有率20%に

 三菱商事と神明(神戸市中央区、藤尾益雄社長、078・371・2131)は26日、資本・業務提携すると発表した。

 三菱商事は4月中に神明の発行済み株式19・5%を創業家から取得し、議決権ベースの株式保有比率を20%に引き上げる。取得額は非公表。また米穀精米加工・販売事業や食品事業などで提携する。両社で委員会を設置し、具体的に詰める。

 神明は国内最大の精米加工・販売業者。資本・業務提携により、三菱商事の持つ小売から中食、外食など多様な販売チャンネルと、神明の米穀精米加工や販売ノウハウを融合し、高品質な製品やサービスを提供。主食米の消費拡大に加え、加工用米や飼料用米、海外市場への輸出などを狙う。

798荷主研究者:2010/05/15(土) 15:54:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100507/bsc1005070503002-n1.htm
2010.5.7 05:00 Fuji Sankei Business i.
宝酒造、仏日本食材卸を買収

 宝酒造は6日、フランス最大の日本食材輸入卸会社「フーデックス」を買収したと発表した。4月30日付で同社の発行済み株式の80%をフランスの個人資産管理会社2社から約35億円で取得した。健康志向を背景に日本食がブームとなるなか、フランスに橋頭堡(きょうとうほ)を築くことで、同社の日本酒や焼酎、調味料などの販売拡大につなげる狙いだ。

 フーデックスはフランスを中心にコメや清酒、調味料をホテルやレストラン向けに販売しており、2009年12月期の売上高は2385万ユーロ(約28億円)に上る。宝酒造は現在、フーデックスを通じて「松竹梅 白壁蔵」などの清酒のほか、芋焼酎「一刻者」を販売しており、一段の販売強化に向けて買収に踏み切った。

 宝酒造の現状の海外売上高は米国や中国、英国などを中心に年間約70億円。国内の酒類市場が縮小する中、海外事業の強化を戦略的に進めており、今回の買収で売り上げ拡大に弾みをつけたい考えだ。

799荷主研究者:2010/05/15(土) 16:34:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100513t62026.htm
2010年05月13日木曜日 河北新報
めん工場と本社を本宮に建設 青木食品、2011年完成

 福島県郡山市の食品製造卸、青木食品(馬見新博社長)が、本宮市工業等団地に本社機能を備えた製めん工場を建設することが、12日までに明らかになった。2011年5月の工場稼働とともに、本社も移転させる。

 約2万7000平方メートルの敷地に、2階建て床面積約1万平方メートルの本社兼工場を建設する。8月に着工、完成予定は11年4月。主にうどんやラーメンの生めんを製造する。最新設備の導入により省人化も図る。総投資額は21億円。郡山市にある現工場では乾めんの製造を続ける。

 新工場の稼働後は、生産量を現在の1日約17万食から23万食に引き上げる。同社の09年度の売上高は19億9000万円だが、14年度には25億円を目指す。同社は「顧客の要望に即応するとともに、機械化とスケールメリットによってコスト削減も図りたい」と話している。

 青木食品は1922年、青木製麺所として郡山市に設立。2005年に食肉卸大手のスターゼン(東京)の子会社になった。大手スーパー、ヨークベニマル(郡山市)などを通じ、宮城、福島両県や首都圏で販売している。

800荷主研究者:2010/05/20(木) 23:49:54

http://www.isenp.co.jp/news/20100508/news05.htm
2010/5/8(土)伊勢日報
塩浜工場内に新工場 太陽化学、来秋稼動へ

【四日市】四日市市山田町の総合食品素材メーカー「太陽化学」(山崎長宏社長)はこのほど、同市宝町の塩浜工場内に乳化剤の新工場を建設すると発表した。乳化剤が食品用以外にも化粧品などで需要が増えているため、事業を拡大し、生産能力の増強を図る。

 新工場は、塩浜工場の敷地内で既存の施設の一部を解体するなどし、建設する。建築面積は千四百平方メートル、二階建てで、延べ床面積は二千七百平方メートル。総工費は二十三億円。ことし十月に着工し、来年八月に完成、同年九月の稼働開始を目指す。  生産能力は年間千七百トンで、従来の工場と合わせ、年間計五千二百トンの乳化剤の生産が可能となる。新たな雇用の見通しなどは明らかにされていない。

 乳化剤は、飲料、乳製品、パン、菓子類など食品用途での需要が伸びる一方、化粧品などの用途でも展開が進んでおり、同社は「食品用乳化剤の高い安全性や機能が評価され、新たな需要にも対応するため、新しい工場を建設する」としている。

801荷主研究者:2010/05/27(木) 23:00:28

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100519/bsc1005190500000-n1.htm
2010.5.19 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリンビバ 軽量ペットボトル開発 エコと需要喚起を“両立”

キリンビバレッジが開発した国産最軽量の2リットルペットボトル=18日、東京都千代田区の東京会館

 環境負荷の少ない容器や梱包(こんぽう)材を使用する動きが産業界で広がっている。キリンビバレッジは18日、国産の2リットル入りのペットボトルとして最軽量の35グラムの飲料容器を開発したと発表した。資生堂は、植物素材のサトウキビを原料にした樹脂製の化粧品容器を来年度から採用する。二酸化炭素(CO2)の排出量を減らして環境保全に貢献するとともに、製品自体の差別化が難しい中、環境性能をアピールして販売拡大につなげる狙いがある。

 キリンビバは新容器をまず、ミネラルウオーター「アルカリイオンの水」に採用し、10月下旬から売り出す。これまでの国産最軽量だったサントリーの36グラムを1グラム下回った。同社の従来品より7グラム(16%)軽量化した結果、製造時に使う樹脂量が年間820トンの削減が可能になり、一般家庭560世帯分のCO2排出に相当する量を抑制する効果があるという。キリンビバの岡本隆典常務は「新容器で企業としての環境配慮姿勢を示す」とし、アルカリイオンの水で前年比1%増の2200万ケースの販売を目指す。

 2リットルの軽量ペットボトルをめぐっては、日本コカ・コーラが「森の水だより」で38グラムを実現しているほか、サントリーが36グラムの「天然水」を3月から売り出している。

 環境負荷を減らす動きは化粧品容器にも及んでいる。資生堂は南米化学最大手のブラスケン(ブラジル)、豊田通商と共同で、サトウキビの絞りかすから取れるエタノールを原料に使ったポリエチレン樹脂製の容器を開発中。コストは石油原料に比べて高くつくが、「消費者の環境意識が高まり、企業側からも新しい提案をしていく必要がある。“美”と“エコ”を両立させたい」として、業界に先駆けて容器の“エコ化”を進めている。同社は20年度をめどに、08年度に国内の容器で使用した樹脂の半分にあたる1000トンを植物由来の樹脂に切り替える計画だ。

 パソコンの梱包材に天然素材の竹を使っているのが、米パソコン大手のデル。再生材料を25%使用した外箱の内側に、竹を使った素材を入れてパソコンを梱包する。これまでの発泡スチロールや段ボールと比べ、環境負荷も低減できるうえ、竹は衝撃を受けた際の強度に優れており、輸送中の電子機器の保護に向いているという。

802荷主研究者:2010/05/27(木) 23:17:47

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0522/15p.html
2010年5月22日(土)山口新聞
マグロ用飼料「ツナ・フード」、製造ラインを新設 林兼産業

林兼産業が下関工場に新設したツナフードの製造ライン

林兼産業(橋本鉄志社長、本社・下関市)は21日、マグロ用配合飼料「ツナ・フード」増産のため、下関市東大和町の飼料事業部下関工場に専用の製造ラインを新設し、稼動を開始した。年間5千トンを製造できるという。

同社によると、ツナ・フードは可食性フィルムに栄養素を詰め込んだ世界初のソーセージ型マグロ用飼料。同社とマルハニチロ水産が2006年に共同で特許を取得している。成分や大きさを自由に調整しながら与えることができるため、クロマグロやミナミマグロをより高品質で安定的に養殖することが可能になった。

同社は需要拡大に伴って同市豊北町で稼動していた試験プラントに換えて下関工場内に製造ライン2ラインを新設。本格生産を始め、主に国内の養殖事業者向けに出荷する。事業費は約2億円。さらに2ラインを増設して年間1万トンを生産する計画もあるという。

同日はラインの完工式があり、橋本社長は「当社ならではのソーセージと配合飼料の製造技術を融合してできたツナ・フード。マグロの漁獲規制の動きもあるので、国内外の養殖事業でますます需要が高まっていくはず」と話した。

803とはずがたり:2010/06/02(水) 12:32:00

カネミ油症:救済法案提出を断念 民主党
http://mainichi.jp/select/science/news/20100602k0000m040142000c.html

 1968年に西日本一帯で発生した国内最大の食品公害「カネミ油症」の被害者救済問題で、民主党は救済法案の今国会提出を断念する方針を固めた。政府が法制化に難色を示していることから、超党派による提出を目指していたが、政局の混乱などを受け、次期国会での提出に向け仕切り直す考えだ。

 救済法案を巡っては被害者団体が(1)医療費の自己負担分(2)健康管理手当−−を国が支払うことなどを盛り込んだ骨子案をまとめ、政府・民主党は議員立法を視野に法案作りを進めていた。【阿部周一】

毎日新聞 2010年6月2日 2時34分

804荷主研究者:2010/06/16(水) 22:22:37

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/232382_all.html
2010年05/20 07:32 北海道新聞
函館に新工場建設へ 明治製菓 キャラメル生産増強

 【函館】明治製菓(東京)は、函館市内で同社のキャラメルを製造する子会社の道南食品の敷地内に新工場を建設する。事業費は約10億円で、これまでの生産能力の3割増となる年間2千万個のキャラメル製造が可能になる。

 新工場は8月着工、来年5月稼働の予定で、キャラメルとチョコレートを製造。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は2800平方メートル。既存施設の一部を取り壊して建設する。

 老朽化した機材を更新して生産能力を上げるほか、菓子の製造過程が見られる見学者用通路も新設する。明治製菓は「最新設備にすることで、より高い品質保証が可能になる」としている。

 道南食品は明治製菓の「サイコロキャラメル」や、ガゴメコンブなど北海道の産物にちなんだ自社ブランドのキャラメルを製造している。

805荷主研究者:2010/06/16(水) 23:03:13

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100529/bsc1005290502005-n1.htm
2010.5.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリンビバレッジ、アサヒ飲料参入 「コーラ」ブーム 取り込み

 コーラ系飲料市場の新規参入が相次いでいる。キリンビバレッジは28日、同社ブランドとしては初となるコーラ飲料「キリン コーラ」を6月1日から売り出すと発表した。アサヒ飲料も同社としては17年ぶりのコーラ飲料「グリーンコーラ」を25日から売り出した。コーラ飲料は、日本コカ・コーラとサントリーが投入した「カロリーゼロタイプ」が牽引(けんいん)し市場が拡大しており、需要が見込めると判断した。

 キリンビバレッジのコーラは、適度な甘さと炭酸の爽快(そうかい)な刺激感を出したほか、隠し味としてホップ風味も加えることでキレのある後味を実現した。これまで一部地域限定で試験販売を行ってきたが、販売が好調だったため、本格参入する。実勢価格は350ミリリットル缶で120円。

 アサヒ飲料の「グリーンコーラ」は、保存料や着色料を使わず、レモン果汁で香りを加えるなど天然の原料にこだわった。月内の出荷が20万ケースとなる見込みなど「大ヒットを記録している」(同社)という。

 国内清涼飲料市場は漸減傾向が続いているが、コーラ飲料の販売は堅調だ。サントリーがコーラ飲料「ペプシ」の2010年の販売計画を、カロリーゼロタイプの一段の拡大を見込んで前年比3%増の3000万ケースとするなど、飲料各社は“コーラブーム”に沸いている。

807荷主研究者:2010/06/26(土) 17:56:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100605/bsc1006050502004-n1.htm
2010.6.5 05:00 Fuji Sankei Business i.
清涼飲料市場 09年も縮小 天候不順 炭酸除き「全滅」

 民間調査会社の富士経済(東京都中央区)が4日発表した清涼飲料市場調査によると、2009年の市場規模が前年比1.6%減の4兆8820億円と、2年連続で縮小した。景気低迷に伴う節約志向の高まりに夏場の天候不順が直撃し、さらに低価格競争の広がりも影響した。ジャンル別ではカロリーゼロの新商品が相次いだ炭酸飲料のみがプラスで、お茶や水、コーヒーは“全滅”だった。10年も1.5%減の4兆8094億円と3年連続の減少を予想している。

 09年のジャンル別は、炭酸飲料が3.8%増の4837億円と4年連続で伸長した。アサヒ飲料の「三ツ矢サイダーオールゼロ」や日本コカ・コーラの「ファンタ ゼロサイダー」などカロリー・糖質ゼロ商品がダイエット志向の高まりを反映してヒットしたことなどが貢献した。

 一方、コーヒーや日本茶、紅茶などを含む嗜好飲料は1.9%減の1兆8913億円、牛乳などの乳性飲料は1.3%減の1兆1223億円、ミネラルウオーター類も1.3%減の2575億円と、いずれも振るわなかった。家の水道水でお茶を沸かしたりするなど節約志向の高まりが響いた。

 10年の主な内訳は、炭酸飲料が1.2%増で、09年同様に唯一成長する見通しで、嗜好飲料は1.8%減、乳性飲料は1.3%減、ミネラルウオーター類も1%減少する見込み。デフレに伴う低価格競争の継続が見込まれるためだ。ただ、飲料大手の伊藤園によれば「値下げ競争はそろそろ底打ちが予想される」(本庄大介社長)との見方もあり、価格競争に歯止めがかかれば市場が反転する可能性もありそうだ。

808荷主研究者:2010/06/26(土) 18:56:47

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100611cean.html
2010年06月11日 日刊工業新聞
ハルナビバレッジ、ペットボトル飲料の受託製造−事業エリア全国に拡大

 【前橋】ハルナビバレッジ(群馬県高崎市、青木麻生社長、027・387・0101)は、主力のペットボトル飲料の受託製造事業で、事業エリアをこれまでの東日本中心から全国に拡大する。

 顧客の飲料メーカーでは全国供給への対応が受注条件になっている製品もあり、まず近畿地方を手始めとして西日本での協力工場確保に乗り出す。同社は2009年度に協力工場10社で前年度比85%増の約130万ケース(1ケースは2リットル6本)を出荷しており、これを15年度に500万ケースに引き上げる方針。

 事業エリアの拡大に対応するため、品質管理の監査体制を強化する。年内にも組織作りに着手し、2―3年かけて協力工場と生産・品質に関する情報を共有化する体制を構築する。

809荷主研究者:2010/06/26(土) 19:15:01

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100615/bsc1006151700012-n1.htm
2010.6.15 16:59 Fuji Sankei Business i.
ナガノトマトの食品事業を売却 キリンHD

 キリンホールディングス(HD)は15日、連結子会社であるナガノトマト(長野県松本市)の食品事業を、ナガノトマト経営陣による自社買収(MBO)により9月30日付で売却すると発表した。キリンHDの事業見直しの一環。残る飲料製造受託事業は、分割して新たに100%子会社の「信州ビバレッジ」を設立する。

 ナガノトマトには1976年にキリンビールが出資していた。ナガノトマトの食品事業はケチャップやなめ茸製品が主力だが、大口の受託生産の中止などで売り上げ減少が続いており、2009年12月期は5年前のほぼ半分の52億円に落ち込んでいた。

 キリンでは、ナガノトマトの井垣孝夫常務ら経営陣に株式を売却し、経営基盤を立て直すのが適切と判断した。売却金額は明らかにしていない。

 新会社に分割する飲料製造受託事業の売上高は、09年12月期で157億円。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100616/bsc1006160502004-n1.htm
2010.6.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリン、ナガノトマトの食品事業売却 MBOで再建

 キリンホールディングス(HD)は15日、連結子会社であるナガノトマト(長野県松本市)の食品事業を、ナガノトマト経営陣による自社買収(MBO)により9月30日付で売却すると発表した。キリンHDの事業見直しの一環。残る飲料製造受託事業は、分割して新たに100%子会社の「信州ビバレッジ」を設立する。

 ナガノトマトには1976年にキリンビールが出資していた。ナガノトマトの食品事業はケチャップやなめ茸製品が主力だが、大口の受託生産の中止などで売り上げ減少が続いており、2009年12月期は5年前のほぼ半分の52億円に落ち込んでいた。

 キリンでは、ナガノトマトの井垣孝夫常務ら経営陣に株式を売却し、経営基盤を立て直すのが適切と判断した。売却金額は明らかにしていない。

 新会社に分割する飲料製造受託事業の売上高は、09年12月期で157億円。

810チバQ:2010/06/27(日) 00:49:14
自分はボルビック派です
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100625-00000020-oric-ent
苦戦続くミネラルウォーター、最盛期に向けて各社工夫
6月26日10時0分配信 オリコン


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28日より価格据え置き・50ml増量で展開する『エビアン550mlペットボトル』

 ミネラルウォーター『エビアン』を販売する伊藤園は25日、従来品より50ml増量し、価格を据え置いた『エビアン550mlペットボトル』を28日より発売すると発表した。コカ・コーラシステムも4月から『い・ろ・は・す』ブランドに280mlサイズを、6月より1020mlペットボトル商品を新たに発売しており、7月5日からは温州みかんエキスが入った『い・ろ・は・す みかん』を売り出す。好調な“ゼロ系飲料”の裏で、苦戦しているといわれているミネラルウォーター市場。各社は増量やサイズ拡充、フレーバー投入などで、“ミネラルウォーターの最盛期”に向け訴求していく。

■“ノーカロリー”のミネラルウォーターは“ゼロ系炭酸”に押され気味!?

 富士経済が今月6日に発表した清涼飲料の国内市場調査によると、2009年の炭酸飲料市場はカロリーゼロ、糖質ゼロなどをうたった“ゼロ系”が多く投入され、コーラフレーバー飲料は前年比5%増の2230億円に、透明炭酸市場は前年比16.6%増の989億円となり、2010年も市場はさらに活性化するとみられている。

 一方、健康志向の消費者にうけ市場を伸ばしてきた“ノーカロリー”なミネラルウォーターは近年価格競争が激化しており、また、“ゼロ系”の隆盛に押される形で市場が微減。2009年度は1.3%減の2575億円に落ち込んだという。

■エコ容器、サイズ変更・拡充、価格見直し…各社のさまざまな取り組み

 そんな状況を打破すべく、各社はさまざまなアピールを展開。前述の『い・ろ・は・す』は環境負荷軽減の軽量ペットボトルを採用し、飲み終わったあとのペットボトルを手軽に「ひねってつぶせる」点がポイントのひとつだったが、いまや“エコペットボトル”はミネラルウォーターの定番になりつつあり、『サントリー天然水(南アルプス)』(サントリー食品)、『キリン アルカリイオンの水』(キリンビバレッジ)などでも展開。環境配慮とゴミ出しの手軽さをアピールしている。

 そのほか、ハウス食品からミネラルウォーターの製造及び販売事業を取得し、7月6日より『六甲のおいしい水』を発売するアサヒ飲料は、すでに自社で展開していたブランド『富士山のバナジウム天然水』の希望小売価格を据え置きのまま、500mlから530mlに増量して展開。サントリー食品も4月より『サントリー天然水(南アルプス)』の1リットルペットボトルを1都10県で販売し、「持ち運びたいが500mlではもの足りない」、「家庭やオフィスでも気軽に飲用したい」という声に応えた。また、『ボルヴィック』を輸入するキリンMCダノンウォーターズも、3月より希望小売価格の値下げを行った。

 これから夏に向けてミネラルウォーターがもっとも売れる季節になるが、各社のこれら取り組みが功を奏するか、注目が集まる。

811荷主研究者:2010/07/06(火) 22:39:54

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100618/bsc1006180504004-n1.htm
2010.6.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
仏ヨーグルト大手ダノン 日本の年産倍増 20万トンに

チューブタイプのヨーグルトを手に日本市場拡大を語るヨープレのルシアン・ファ社長

 仏ヨーグルト大手が相次いで日本事業の強化に乗り出す。世界最大手のダノンは17日までに、腸内改善効果が期待される成分を含むとされるヨーグルト「ビオ」の日本での生産能力を現状比2倍に増強する方針を明らかにした。ダイエット志向の高まりを背景に足元の販売量が2けたの伸びを示しており、能力増強が不可欠と判断した。一方、世界2位のヨープレも、提携する明治乳業を通じて日本でのヨーグルト販売シェアについて、2018年をめどに4%に引き上げる方針を打ち出した。両社とも、これまで開拓が後手に回っていた日本市場の強化を通じ、世界シェアの拡大につなげる狙いだ。

◆健康志向追い風

 ダノンは現在、館林工場(群馬県館林市)でビオを生産し、年間能力は10万トンにのぼる。ただ、急激な販売拡大によって能力が不足しており、旺盛な需要をまかなうには今後5年程度かけて20万トンに引き上げる必要があると判断した。

 ビオは、おなかの中で長く生き残るビフィズス菌を含み、腸の動きを活発にする効果があるとされ、おなかの張りを気にする女性を中心に売れ行きを伸ばしている。ビオの好調により、4月時点の同社の日本でのヨーグルト販売量シェアは3年前に比べ約4倍の10%程度に上昇したという。

 ダノンは乳製品販売で世界シェア25%と断トツだが、国内では2%程度と低迷している。ビオのヒットをてこに、日本での販売を一気に強化する考えで、「ビオのさらなる製品群の強化で、日本でもナンバーワンのシェアを狙いたい」(同社幹部)と強気の姿勢だ。

◆「チューブ型」で攻勢

 一方、ヨープレは、昨年11月に業務提携した国内乳業最大手の明治乳業との連携強化により日本でのシェアを引き上げる方針。ヨープレブランドの製品は、明治が国内で独占的に製造・販売する権利を持つ。明治は今年に入って「明治 ヨープレ」ブランドを立ち上げ、3月16日にスプーンいらずのチューブタイプのヨーグルト「グルト!」を売り出した。国内の既存製品にはない食べ方やテレビCMなどの効果も寄与し、発売後3カ月間でフランス国内の年間販売数量の1割に当たる1200万トンを売る好調ぶりだ。

 ヨープレは、70カ国以上で乳製品などを販売し、世界シェアは約4%程度。ヨーグルト製品が200種類以上乱立する日本市場への参入は困難とみて距離を置いてきたが、世界的に販売地域の拡大を進める中で日本市場の攻略が欠かせないと判断。06年に明治側に業務提携を申し入れ、3年越しで実らせて本格参入した経緯がある。

 17日までに取材に応じたヨープレのルシアン・ファ社長は「チューブヨーグルトを足がかりに、今後楽しみや喜びを与える製品を送り込み、販売拡大につなげたい」と事業拡大に意欲を示した。(パリ 今井裕治)

812荷主研究者:2010/07/06(火) 23:07:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/236783_all.html
2010年06/15 07:23 北海道新聞
国内チーズ生産過去最高4.5万トン 道内工場増設も影響

 農林水産省がまとめた2009年度のチーズ需給動向によると、ナチュラルチーズの国内生産量は前年度比4・5%増の4万5千トンと5年連続で過去最高を更新した。輸入チーズも増え、国内市場は回復傾向にある。

 道産が8割を占める国産ナチュラルチーズの生産量が伸びたのは、雪印、明治、森永の乳業大手3社が07年末から08年にかけて道東に工場を新・増設し、生産能力を大幅に増強したため。プロセスチーズの原料用が10・5%増の2万5千トンに増えたのも大きかった。

813荷主研究者:2010/07/06(火) 23:16:45

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100624/341181
2010年6月24日 05:00 下野新聞
日本製粉グループ瑞穂食品 上三川に全面移転 来年4月操業開始

 製粉大手の日本製粉(東京都渋谷区)グループで米粉製造の瑞穂食品(兵庫県加古川市、岡田素治社長)は、上三川町多功南原のテクノパークかみのかわに全面移転する。23日までに本社兼工場の建設が始まった。

 新工場は来年4月の操業開始を予定し、現在の2倍にあたる年間最大2400トンの米粉を製造する。戸別所得補償モデル対策で国が米粉用米の生産を奨励し、従来の和菓子に加えパン、めん、洋菓子など新規用途の需要が拡大が見込まれる中、東京圏で新たな販路拡大を目指す。

 新社屋兼工場は同じグループ企業で、そば粉製造販売の松屋製粉(宇都宮市大通り3丁目)上三川工場の敷地内に建設する。鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積は2011・8平方メートル。

 日本製粉グループの2カ年の「10/11中期経営計画SG130」は、老朽化し手狭になった瑞穂食品の工場のほか、松屋製粉本社工場の上三川工場への集約も盛り込んでいる。

814荷主研究者:2010/07/06(火) 23:17:16

http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly06.htm
2010年06/25(金)茨城新聞
キリン取手工場 年産能力25%増強

横浜と並び最大級に

 キリンビールは24日、栃木工場(栃木県高根沢町)の閉鎖による取手工場(取手市)への移管に伴い、同工場で「キリンフリー」など主要3製品の生産を来年3月までに始め、25%増の年産50万キロリットルに生産能力を上げる計画を明らかにした。同計画により取手は横浜工場(横浜市)と並んで同社最大級の工場になる。

 生産工場再編の一環で、栃木工場は今年10月から11月までに閉鎖を予定。これに伴い同工場の生産品目は取手、横浜、仙台などの各工場に移管する。栃木のほか、北陸工場(石川県白山市)を閉鎖する。取手工場には、ノンアルコールビールの人気商品「フリー」と、発泡酒「淡麗ダブル」を移管し、今年9月に出荷予定。さらに「キリンチューハイ氷結」シリーズの生産を来年3月から始める。

 設備投資額は、栃木からの全面移管となる「フリー」で約6億円、果汁調合設備が必要な「氷結」で数十億円を見込む。フリーの出荷量は年300〜400万ケース。出荷エリアは従来の首都圏に加え、北関東も含める。

 キリンは、栃木の従業員約200人の一部を取手工場などに移転する。

 取手工場では現在、主力の「一番絞り」などのビールや、発泡酒、第3のビールで計11種類、年40万キロリットルの生産能力を持つ。発酵タンクは139本あり、主力の瓶製品のほか、缶製品も増強し、新たな品種の生産開始により能力を大幅に増やす。

【写真説明】
栃木工場からの移管で生産増強するキリンビール取手工場の生産ライン=取手市桑原

815荷主研究者:2010/07/06(火) 23:22:19

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006260020/
2010年6月26日 神奈川新聞
飲料・ビール工場の燃料を天然ガスに、CO2削減と原価低減の一挙両得/神奈川

 県内に生産拠点がある大手飲料・ビールメーカーが、工場で使う燃料を転換し、効果を挙げている。灯油や重油から天然ガスへの切り替えを進めたことで、二酸化炭素(CO2)排出量の削減と原価低減という一挙両得につながっている。

 キリンビバレッジの湘南工場(寒川町)は、ボイラーに使う燃料を灯油から天然ガスに切り替える工事を2008年度に済ませた。大消費地に近い立地のため人気商品を中心に製造しており、「稼働率は高い水準で一定している」(築地輝夫工場長)という工場だ。

 ボイラーから排出されるCO2量は前年度より約2割少なくなった。燃料費も2・7%減った。天然ガスは価格変動が比較的小さいため、燃料の調達コストが安定する利点もあるという。

 経済産業省は石油依存を解消する目的で02年、経費の一部を助成する制度を創設し、燃料の切り替えを企業に促した。10年度からはCO2削減と省エネの観点から「エネルギー使用合理化事業者支援補助金」としている。

 特に食品工場からの応募が多いことについて資源エネルギー庁は「天然ガスは熱効率が良く、環境汚染物質がほとんど出ないので、食品関係企業には衛生面でも好ましいのでは」(ガス市場整備課)とみる。

 ビール工場は24時間体制で温度管理をするため、燃料には気を使う。それだけCO2排出量や燃料費負担も大きい。アサヒビールは全国8工場で重油から天然ガスに転換。燃料費だけでなく2割以上のCO2削減につながった。神奈川工場(南足柄市)は「製造原価の6〜7割が原料や資材費。生産性の向上はもちろんだが、原燃料の有効活用も鍵」(若山淳一工場長)と話す。

 キリンビールの横浜工場(横浜市鶴見区)は1980年から天然ガスを使っている。30年の経験から「重油のようにタンクに補充する手間がかからないため、管理も楽になった」(環境安全室)という副次的効果も実感しているという。

816荷主研究者:2010/07/19(月) 21:25:39

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100629/bsc1006291545008-n1.htm
2010.6.29 15:44 Fuji Sankei Business i.
ノンアルビールでも“ゼロ戦争” 独走キリン「フリー」に対抗

サントリーが8月3日から発売するカロリー・糖質ゼロのビール風味炭酸飲料「オールフリー」=29日、東京都千代田区の東京商工会議所

 ノンアルコールビール飲料でも、“ゼロ戦争”が勃発した。サントリーは29日、ビール風味飲料の新商品「オールフリー」を8月3日から発売すると発表した。アルコール度数0・00%はもちろん、カロリーと糖質もゼロとした。アサヒビールも8月からカロリーゼロの「ダブルゼロ」を売り出す。

 ノーアルコールビールでは、キリンビールの「フリー」が独走状態。後続2社は、キリンとの差別化で追い上げる。

 サントリーの「オールフリー」は、原材料の配合や仕込み方法を工夫することで、麦汁を使いながらカロリーと糖質のゼロを実現した。店頭想定価格は350ミリリットル缶で143円程度。年内に100万ケース(1ケース=大瓶20本換算)の販売を目指す。

 アサヒの「ダブルゼロ」は、通常のビールの製造に使う麦汁を使わず、麦芽エキスを使用することでカロリーゼロでも、コクのある飲み応えを実現した。

 アサヒは、アルコールビール風味飲料で「ポイントゼロ」と「ポイントワン」「レーベンブロイアルコールフリー」の3種類をそろえているが、ダイエット志向に対応してカロリーオフ商品も設定した。店頭想定価格は138円で、ライバルのキリンビールの「フリー」より10円安く設定した。年内に80万ケースの販売を目指している。

 アルコールゼロの炭酸飲料は、キリンが昨年4月に発売した「フリー」が大ヒットを記録。今年も430万ケースの販売を計画している。

 飲酒運転への罰則強化や健康志向に加え、相次ぐ新商品の投入により、今年の市場規模は前年の1・8倍の900万ケースに拡大するとサントリーでは試算している。

817荷主研究者:2010/07/24(土) 14:26:42

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003168077.shtml
2010/07/05 12:50 神戸新聞
10年産コメ輸出、前年比4倍に増大へ 神明

 コメ卸最大手の神明(神戸市中央区)は、2010年産の精米の輸出量を09年産の約4倍となる1200トンに増やす。すしなど日本食の人気が高い欧米や東アジア、豪州での需要増に対応。現地の量販店や飲食店を中心に販売する。

 輸出するのは、同社と契約栽培する秋田県産「あきたこまち」800トンと、新潟県産「コシヒカリ」220トン、富山県産180トン。欧州では主に独、英、仏に輸出。東アジアでは台湾と香港に加えて、豪州、米国にも振り向ける。

 同社は08年からコメの輸出を始めており、09年は330トンを輸出した。同社は「当初は厳しい価格競争にさらされるとみていたが、価格差も縮まってきている」と話している。特に豪州と香港向けが伸びており、昨年の2倍近くを予定している。現地の米穀商社を通して、和食レストランやスーパーで販売する。

 農林水産省によると、商業用のコメ輸出は09年で1312トンと前年から18トン増えた。(井垣和子)

818荷主研究者:2010/07/24(土) 14:35:49

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100707/bsc1007070902004-n1.htm
2010.7.7 09:01 Fuji Sankei Business i.
キリン、グリコとチルド飲料で提携 50商品の販売・物流委託

キリンがグリコに物流と販売を委託するチルド飲料ブランドの1つ「午後の紅茶微糖ストレートティ」

 キリンホールディングス(HD)は7日、江崎グリコと清涼飲料事業で提携することを明らかにした。カップ入りの「チルド飲料」の物流と販売を来年2月からグリコに委託する。生産から物流、販売まで低温で管理するチルド飲料に強みを持つグリコの設備や物流網を活用し、コストを圧縮する狙い。

 キリンは今年2月にサントリーとの経営統合交渉が決裂したが、破談後、初の他メーカーとの提携になる。

 提携するのは、キリンHD傘下のキリンビバレッジ。紅茶飲料「午後の紅茶」や果汁飲料「トロピカーナ」など約50品目の物流、販売を委託する。年間の売上高は約150億円。キリンビバレッジ子会社の小岩井乳業のチルド商品のの集配、卸・小売りへの営業をグリコに委託する。

 グリコはチルド飲料の分野で森永乳業や明治乳業に次ぐ大手で、代表的なブランドには「カフェオーレ」「ドロリッチ」がある。

 チルド飲料は、新鮮な味わいが支持され、市場が拡大する一方、新規参入も相次ぎ、競争が激化している。

819荷主研究者:2010/07/24(土) 14:53:56

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100713304.htm
2010年7月13日03時17分 北國新聞
北陸工場閉鎖は9月末 キリンビール

 キリンビール(東京)が運営する白山市の北陸工場について、閉鎖に向けた日程が12日、明らかになった。最終的な閉鎖時期は9月末となり、8月末で工場やレストランの営業を終了し、残務処理などを行う。最終出荷は8月20日となる見通しだ。また、不動産仲介のグループ会社を通じ、跡地の買い手探しを本格化する。

 同日、特約店などに閉鎖に関する日程を送った。当初は閉鎖時期を8月末としていたが、キリンビール石川支社の担当者は「対外的には8月末の営業終了が実質的な閉鎖となる。当初の計画通りだ」としている。最終製造日は8月12日で、品目は「ラガービール」「一番搾り生ビール」などを予定している。

 跡地の買い手探しはキリンリアルエステート(東京)が行う。活用案は、現時点では「全くの白紙」(同支社)で、取引銀行やゼネコンなどに協力してもらい、製造業者を中心に買い手を探す。

 正社員82人は、滋賀県多賀町の滋賀工場や岡山市の岡山工場などへの配置転換が9月末で完了。同月末で契約が終了する期間従業員48人については外部の就職あっせん業者と連携し、再就職を支援する。また、8月21、22日には、石川県や白山市、地元町内会関係者らを招き、工場見学や食事会などを行う。

820荷主研究者:2010/07/24(土) 14:56:06

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100713/bsc1007130501003-n1.htm
2010.7.13 05:00 Fuji Sankei Business i.
味の素 米ケロッグと提携 ダイエット食品を共同開発

 味の素は12日、健康食品事業の研究開発で、米食品大手のケロッグ社と業務提携した、と発表した。両社は販売での提携も目指す。国際的に肥満防止につながる健康食品へのニーズが高まっている中、共同で研究開発を推進。2、3年以内をめどに製品を投入し、ケロッグの流通網を生かして海外での販売を強化する。

 味の素によると、まずはダイエットに取り組む人に向けた製品の開発に取り組む。素材として活用するのが、「カプシエイト」と「モナチン」だ。

 カプシエイトは味の素独自の健康機能素材で、トウガラシの辛み成分「カプサイシン」に類似した構造を備える。トウガラシとは異なり、辛みがほとんどないため体への刺激が少ないことや、酵素を使って安定的にカプシエイトを生産できる技術を確立している点が強みだ

 モナチンは、南アフリカの一部地域に自生する植物の根から採れる天然の甘味料。砂糖の約2000倍の甘さを持つといい、体重管理に必要な糖分制限などを気にせずに、食べる楽しみや喜びを維持しながら体重管理ができる製品の開発を目指す。

 味の素はこれまでにも、カプシエイトを使用したサプリメントやゼリー状飲料などを製品化してきた。

 今回は、米ケロッグ社が得意とするシリアル製品の開発を視野に入れている。

 先進国を中心に肥満問題は世界的な課題となっており、この問題をめぐっては大きな市場が存在すると両社ではみている。このためカプシエイトやモナチンのほかにも、両社が強みを持つ素材を生かした製品の開発を推進する。

822荷主研究者:2010/08/01(日) 21:30:54

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100716caae.html
2010年07月16日 日刊工業新聞
カルビー、ジャガイモ残さで飼料−茨城・下妻に装置導入

 カルビーはジャガイモの残さを養豚飼料に再資源化する取り組みを始めた。下妻工場(茨城県下妻市)に飼料の製造装置を設置し、本格稼働した。飼料に再資源化することで、工場の廃棄物処理費が3分の1以下になるという。同社では他の工場にもこの技術の導入を検討しており、コスト削減と環境負荷低減を両立する技術の導入を進めていく考えだ。

 飼料製造の手順は、ジャガイモの皮や選別工程で廃棄にまわるジャガイモなどを破砕。温度を調整して酵素やギ酸を混合し、飼料原料にする。装置の処理能力は一時間当たり500キログラム。工場から養豚牧場に運ばれた飼料原料は、現地で飼料原料に配合飼料を混ぜ、豚の餌になっている。

 「じゃがりこ」を生産する下妻工場では、土砂や皮などのジャガイモにかかわる廃棄物が月間約90・8トン発生する。このうち約80トンを飼料化できることを実証。

823荷主研究者:2010/08/01(日) 22:09:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003217858.shtml
2010/07/19 12:03 神戸新聞
しょうゆ輸出過去最高 日本食人気の効果 神戸港

神戸港から海外への輸出が増え続けているしょうゆ=神戸市中央区東川崎町、イズミヤハーバーランド店

 神戸港で、しょうゆの輸出が拡大している。全国有数の産地で知られるたつの市、香川県・小豆島を後背地に擁し、海外で日本食が広がっていることなどが背景。しょうゆメーカーが海外生産を進め、全国的に輸出は落ち込みつつあるが、同港では2009年に数量、金額とも過去最高を記録した。(西井由比子)

 神戸税関によると、同港からのしょうゆの輸出量は09年、前年比1・1%増の3071トンと3年連続でプラスとなった。金額は7億7500万円と5・3%増え、7年連続の増加。数量、金額とも過去最高だった。

 全国ベースでは、数量が2万755トンと前年比6・9%減り、金額も39億6500万円と3・4%減で、いずれも10年ぶりに減少に転じたが、神戸税関は「海外に生産工場を持つメーカーが、現地生産を増やしているため」と説明する。

 神戸港では、しょうゆの輸出相手国も増えている。09年は数量、金額ともに過半数を占める米国、中国、香港、ドイツを含め、計36カ国に拡大。1999年の24カ国から大幅に仕向け先が広がった。

 淡口(うすくち)しょうゆ最大手のヒガシマル醤油(しょうゆ)(たつの市)は商社を通じて、米国、中国、豪州、香港に輸出するが、「淡口しょうゆの品質は土地の気候風土、水、原料に左右される部分が大きい」と指摘。淡口については生産の海外シフトが進みにくく、海外での需要拡大もあって、同港からの輸出は今後も増えそうな勢いだ。

824とはずがたり:2010/08/04(水) 15:37:59

食品流通4社を統合=国内最大手に−三菱商事
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201007/2010072900913&amp;rel=y&amp;g=pol

 三菱商事は29日、総合食品卸大手の菱食など食品流通子会社4社を経営統合させると発表した。売上高で2兆円を超え、食品流通では国内最大手となる。長引くデフレなどの影響で流通市場が細る中、統合で競争力を強化する。2011年3月までに統合方式など細部を決める。(2010/07/29-18:53)

825とはずがたり:2010/08/04(水) 17:26:55

こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】ガリガリ君 赤城乳業
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100804/trd1008041411004-n1.htm
2009.8.13 08:02

昨年、2億本以上の売り上げを記録したガリガリ君。プロジェクトチームの一員、萩原史雄さんは「世の中にあるデザートの中で、一番楽しいのはアイス」と話す昨年、2億本以上の売り上げを記録したガリガリ君。プロジェクトチームの一員、萩原史雄さんは「世の中にあるデザートの中で、一番楽しいのはアイス」と話す

子供を夢中にさせる夏の定番

 風呂上がりにガリっという音を聞くと、夏だなぁと思う。夏の定番の棒アイス「ガリガリ君」は、60円という低価格ながら、昨年2億5500万本を売り上げた大ヒット商品だ。

 「販売不振に悩む会社を救うため、昭和56年、遊びに夢中の子供でも食べられるかき氷として生まれたのがガリガリ君です。かき氷をかじる擬音に、『君』を付けた。パッケージにはガキ大将をイメージしたキャラクターを描きました」

 そう語るのは、赤城乳業ガリガリ君プロジェクトチームの萩原史雄さん(39)だ。当時のガリガリ君は、失礼ながらあまりかわいくない。

 「そうなんです。実は平成11年の調査で、ガリガリ君は汗が泥臭い、田舎くさい、と特に女性から嫌われていたことが分かったんです」(萩原さん)

 翌12年、イガグリ頭はそのままに、ガリガリ君はアニメ風に生まれ変わった。一度聞いたら忘れない印象的な歌が流れるテレビコマーシャルが始まったのもこの年。年間売り上げは初めて、1億本を突破した。

 快進撃は続く。18年には部活気分のファンクラブ「ガリガリ部」を結成。妹の「ガリ子ちゃん」も発売した。さまざまな味の新商品を出すだけでなく、氷の粒を小さくして柔らかくしたり、低カロリーに抑えたり、時代に沿ったアレンジも加えてきた。

 食べる側も変わる。当たりを確かめるため、最初に棒を抜いてからアイスを食べる近頃の子供に、「食べながら確認してほしいんだけれど」と萩原さんは苦笑。

 それでもガリガリ君のコンセプトは変わらない。

 「世の中にあるデザートの中で、一番楽しいのはアイス。私たちはガリガリ君で、アイス売り場を盛り上げたいんです」(道丸摩耶)

826とはずがたり:2010/08/04(水) 17:27:05

消えた「ガリガリ君」猛暑でバカ売れ、製造追いつかず
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100804/biz1008041405013-n1.htm
2010.8.4 13:58

品薄状態になっているガリガリ君。メーカーも平身低頭だ品薄状態になっているガリガリ君。メーカーも平身低頭だ

 人気のアイスキャンデー「ガリガリ君」を製造・販売している赤城乳業(埼玉)が大弱りだ。連日の猛暑で爆発的に売れまくり、製造が追いつかない状態になっている。同社は3日、異例の「お詫び」を発表。猛暑パニックがアイス業界を直撃した格好だ。(夕刊フジ)

 「『ガリガリ君』(各種)の品薄状態についてのお詫び」−。同社の公式ホームページに3日、こんなタイトルのリリースが掲載された。

 そのなかでまず「この夏の猛暑の天候状況もあり、通常の販売数量を大きく上回る状況が続き、現在品薄状態となっており、皆様に多大なるご迷惑とご不便をおかけしております」と陳謝。

 増産体制を敷いているものの、「予想以上のご好評をいただき、未だに安定供給の確保には至っておりません」と、品薄状態が続く可能性を示唆している。最後に、「少しでも早く商品をお届けできるよう取り組む」と結んでいる。

 夕刊フジが同社を直撃すると、「取材はお断りしていますので…」と言葉少な。ネット上では品薄が大きな話題になっており、騒ぎをこれ以上大きくしないため、あまり触れてもらいたくないような様子だった。

 子供から大人まで幅広い層に愛されて、麻生太郎元首相もファンと公言している「ガリガリ君」(価格62円)。

 かき氷を簡単に食べてもらえるようにとの思いから、1981年に発売し、これがバカ当たり。大人気の「ソーダ」をはじめ、季節限定で「梨」「コーラ」「グレープフルーツ」「レモン」「チョコ」など、これまでに50種類以上の味が登場しているという。

 スティックバーに「当たり」が出ると、1本を無料でもらえるのも人気の秘密。なかなか当たらないことから、「本当に当たりがあるのか」など都市伝説のように語られることもあるが、関係者によると、50本に1本の割合で存在するという。

827チバQ:2010/08/10(火) 21:46:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100810-00000549-san-bus_all
猛暑で売れすぎ…販売休止 サントリーのビール風味飲料「オールフリー」
8月10日12時51分配信 産経新聞


 サントリー酒類は10日、今月3日に新発売したノンアルコールのビール風味飲料「オールフリー」の販売を一時休止すると発表した。猛暑と健康志向で人気が集中。当初の生産計画を上回る受注があり、生産が追いつかないためだとしている。


 同社が一時販売休止を行うのは、2005年7月のプレミアムビール「ザ・プレミアム・モルツ」以来、5年ぶりという。

 オールフリーは同社の武蔵野工場(東京都府中市)のみで生産。8月までに当初30万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を生産する計画だったが、10日時点ですでに40万ケース分の受注があった。

 同工場だけでは生産が間に合わないため、8月中のオールフリーの出荷は見送ることにした。

 同社では「9月上旬を目標に販売を再開したい」とし、オールフリーの増産体制を検討している。

 オールフリーは「アルコール0%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の3要素を実現した世界初のノンアルコールビール飲料。コンビニエンスストアなどの店頭想定価格は350ミリリットル缶で143円前後。10日時点で約20万ケースを出荷したという。

 ノンアルコールビール飲料をめぐっては、キリンビールが昨年「フリー」を発売し、大ヒット。今月3日には、アサヒビールがカロリーゼロを両立した新商品「ダブルゼロ」を、またサントリー酒類が「オールフリー」を発売し、販売競争が激化している。

828荷主研究者:2010/08/12(木) 19:18:41

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100728/357906
2010年7月29日 05:00 下野新聞
製造能力倍増へ 見学通路も充実 ユニオンソース日光工場

 ソース製造大手のオタフクソース(広島市)グループのユニオンソース(東京都文京区、井草貴社長)は今秋、日光市木和田島の日光工場の製造能力を増強するため、増床工事に着手する。中食需要の増加に伴うコンビニ商品や、弁当、総菜業者向けの業務用ソースを増産する。製造能力は現在の1日当たり最大3万リットルから、6万リットルに倍増。併せてブランド認知度アップに向け、見学用通路も充実させる。完成予定は来年3月末。

 増床部分は鉄骨造り2階建て、延べ床面積は6325平方メートル。排水設備の増強を含めた設備投資額は4億5000万円を見込む。

 日光工場内には現在、野菜スープや香辛料を炊き上げてソースを作る釜が、2千リットルを最大に6基設置されている。増床で最大4千リットルの釜を導入して10基に増やし、増産に対応する。

 同社は国内メーカーで唯一、生野菜と自家挽き香辛料、日光の天然水を原材料にしている。東京都内の豚かつ専門店などでの使用率は業界トップ。「味には絶対の自信があり『東京下町のソース』として、知る人ぞ知るブランドだが、日光市民をはじめ多くの消費者にもっと認知してほしい」(藤本光一日光工場長)と、増床に合わせ、中二階に幅3メートル長さ50メートルの見学用通路を新設。香辛料粉砕室や釜で原材料を炊き上げる様子を、香りも体感しながら見学できる。

 100人を収容する新しいプレゼンルームでは、試食や製品の直売も検討している。

 藤本工場長は「日光道の大沢インターから近いので、地域の皆さん、観光客に気軽に立ち寄ってほしい」と話している。

829荷主研究者:2010/08/13(金) 00:16:49

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201008030025.html
'10/8/3 中国新聞
FD食品製造効率化へ新工場
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 フリーズドライ(FD)食品製造の天野実業(福山市)は、みそ汁やスープなどFD食品の製造棟を岡山県里庄町の里庄第二工場に新設する。11月に着工し、早ければ来年8月にも本格稼働する。新製品開発や相手先ブランドによる生産(OEM)拡大に対応する。

 第二工場内の6170平方メートルに、鉄骨2階建て延べ4470平方メートルの製造棟を建てる。1階にFD製造、2階は商品包装の最新設備を導入する。設備投資額は約19億円。

 みそ汁換算で年産能力は1400万食分増える。近くの里庄第一工場や、第二工場の既存設備と合わせると1億7700万食になる。

 吉岡信一社長は「今春からフル操業の状態が続き、今期は年商166億円を見込む。設備増強で、2012年に191億円を掲げるアサヒビールグループの目標を達成したい」としている。

831荷主研究者:2010/08/20(金) 00:32:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20100812002.htm
2010年8月12日15時54分 北國新聞
17年間の製造終了 9月20日閉鎖へ 白山市のキリンビール北陸工場

 9月20日に閉鎖されるキリンビール北陸工場(白山市)で12日、最後となるビールのパッケージング作業が行われ、霊峰白山の伏流水による17年間のビール製造が終了した。午後には式典が行われ、浅野秀明工場長や社員らが最後の生産を見守った。

 この日は通常通り午前8時半ごろから作業を開始した。製造された品目は、同社で最も古い122年の歴史がある「キリンラガービール」で、大ビン(633ミリリットル)、缶(350ミリリットル)、大だる(15リットル)に詰められた。最終出荷日の今月20日までに北陸三県や新潟県の一部へ出荷される。

 式では、社員らは製造ラインの機械の横でビンや缶が流れていく様子に見入った。40代の男性従業員は「さみしいが、最後までしっかりと仕事をしたい」と話した。

 同工場は、石川県が誘致した日本海側初のビール工場として1993年に操業を開始した。無料の工場見学や工場併設のレストランの営業は今月31日まで。

832荷主研究者:2010/08/22(日) 14:54:54

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/245393_all.html
2010年08/08 12:41 北海道新聞
ビール用大麦 黄金色に輝く 網走で収穫作業

大型コンバインによる大麦の収穫作業=網走市音根内

 【網走】大麦生産量全道一の網走市で、大麦の収穫作業が7日まで行われた。黄金色に輝く穂が揺れる畑を大型コンバインが走り回り、刈り取りと脱穀を同時に進めた。

 道内産大麦の多くはサッポロビールとの契約栽培で、ビールや発泡酒の原料となる。

 網走では北海道ビール大麦耕作組合連合会(安達昭雄会長)に加盟する農家322戸が、980ヘクタールで道内収穫量の65%に当たる約3600トンを生産している。

 今年は6月の好天で生育が良く、作業は例年より2〜3日早い2日に始まった。作業を見守っていた安達会長は「天候が良く、熟しすぎた大麦もある。収穫量に影響が出なければ良いが」と話していた。

833荷主研究者:2010/08/22(日) 14:56:55

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/246246.html
2010年08/14 09:38 北海道新聞
北海道コカ・コーラ 自社製造比率9割に 2015年めどに 物流経費削減狙う

 北海道コカ・コーラボトリング(札幌)は、現在8割程度の自社製造比率を2015年度をめどに9割まで引き上げる方針だ。道外のグループ会社から購入している2リットルのペットボトル製品を自社製造に切り替えるなどして高める。具体的な目標値は定めていないが、物流費削減に加え、トラック輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量を減らす狙いもある。

<北海道新聞8月14日朝刊掲載>

834荷主研究者:2010/08/29(日) 13:06:48

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010082002000138.html
2010年8月20日 中日新聞
万感の思いも詰める キリン北陸工場 最終出荷式開く

最終出荷式で箱詰めされた製品の積み込みをする浅野工場長(左)ら=19日、石川県白山市竹松町で

 北陸で唯一のビール生産拠点で、九月に閉鎖されるキリンビール北陸工場の最終出荷式が十九日、石川県白山市竹松町の同工場であり、製造に携わった従業員らが万感の思いを胸にトラック便を見送った。

 式では、従業員約百人を前に浅野秀明北陸工場長(56)が「工場閉鎖に動揺したと思うが、トラブルなく操業を終えることができ、従業員に非常に感謝している。異動先では北陸工場の社員は違うと言われるように頑張ってほしい」と労をねぎらった。

 この後、浅野工場長と協力会社の代表者らが、最終製品となるキリンラガービール三百五十ミリリットル一ケースをそれぞれトラックに積み込んだ。従業員らが見守る中、千二百九十六ケースを載せたトラックが北陸地方の出荷先へ向かった。

 工場立ち上げから勤め、涙ぐんでトラックを見送った女性従業員は「初出荷が昨日のよう。社員一人一人を尊敬していて、閉鎖は寂しい。生涯キリンファンです」と話した。

 北陸工場は、一九九三年に操業開始。年間約十万キロリットルの生産能力を誇り、北陸三県と新潟県の一部に出荷していた。近年のビールの消費低迷に対応するためキリンホールディングスが昨年十月、生産体制の見直しに伴い、同工場などの閉鎖を発表した。

 同工場によると、工場は九月二十日で閉鎖、十一月半ばから解体し、来年八月には更地にする予定。跡地の売却先は、まだ決定していないという。

 従業員のうち正社員八十二人は他県の工場に異動。期間契約社員四十八人のうち十人は再就職先が決まっているが、就職が決まっていない人については九月末まで再就職支援を行う。

  (高橋貴仁)

835とはずがたり:2010/09/02(木) 09:06:44

三井農林、新藤枝工場を稼働 「紅茶」など生産拠点
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100829000000000013.htm
08/29 07:17

 三井農林は藤枝市宮原の宮原工場内に新工場を建設し、「新藤枝工場」として稼働を始めた。「日東紅茶」ブランドをはじめとする1千以上の商品を生産する拠点と位置付ける。
 新工場は鉄骨4階建て、延べ床面積約1万7300平方メートル。旧藤枝工場(同市茶町)が担ってきた家庭用ティーバッグ製造を引き継ぎ、旧宮原工場の飲料原料の製造とともに一体化し、効率的な運営を図る。
 生産能力(日量)はティーバッグ製品が約414万個、粉末飲料製品が約1万2千キロ、原料茶葉製品が約3万キロ。従業員は270人体制で稼働する。「人と環境にやさしい工場」をコンセプトに、二酸化炭素の排出を45%削減するほか、節水や省エネ、異物混入対策なども徹底する。
 久保浩三工場長は「旧宮原、藤枝工場を一体化することで管理面も充実した。これまで以上に安全・安心な工場にしていきたい」と話している。

836荷主研究者:2010/09/04(土) 13:02:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100824/bsc1008240503007-n1.htm
2010.8.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
【次代への一歩】キリンHD(1)王者復権へ“殿様商売”意識を改革

キリンビールの第3のビール新商品「本格<辛口麦>」をPRするCMキャラクターの舘ひろしさん(右)と田村潤キリンビール副社長=7月20日、東京都港区

 「これは大型商品に育つ」

 東京都内で7月20日に開かれた第3のビール新製品「本格<辛口麦>」のCM発表会。キリンビールの営業本部長である田村潤副社長は、興奮を隠しきれなかった。

 アサヒビールのビール「スーパードライ」など辛口風味の競合製品に対抗する意味で、ようやく発売にこぎ着けた感慨だけではない。店頭にこの新製品を並べると、消費者が箱ごとまとめ買いしていくのだ。

 「のどごし<生>」以来

 新製品は発売開始からわずか10日間で販売数量が大台の100万ケース(1ケース=大瓶20本換算)を突破した。この売れ行きは、第3のビールで年間4500万ケース規模を販売する売れ筋商品「のどごし<生>」以来だ。アサヒと毎年繰り広げる年間シェア争いで、2年連続首位を狙える手応えをつかみつつある。

 キリンの基本戦略について、田村副社長は「ブランド力を維持しながら、お客さま視点で商品を提供すること」と強調する。そんな発想に変化するきっかけとなったのは、約10年前に襲った“ショック”だった。

 2001年のビール類シェア争いで、キリンはアサヒに敗れた。かつてキリンのシェアは60%以上。少なくとも1955年以降守り続けた王座から初めての転落だった。揶揄(やゆ)されていた“殿様商売”が通用しなくなった。

 消費者視点の価値提案

 敗戦濃厚となった01年秋、当時のキリンビール社長だった荒蒔康一郎氏(現キリンホールディングス相談役)は全国の社員らに直接「お客さまの期待に応えられる会社になろう」と訴えた。こうした言葉が「新キリン宣言」と呼ばれるようになり、安売り一辺倒ではない消費者視点の「価値提案」に舵(かじ)を切ったのだ。

 だが、その方針転換も当初は試行錯誤の連続で、うまくいかない。シェアが減る一方で「会社はどうなるのかと不安が頭をよぎった」(若手社員)という。

 そんな“王者”が息を吹き返す原動力となったのが、05年4月に新発売した第3のビール「のどごし<生>」の大ヒットだ。当時、東海地区本部長だった田村副社長は「売り上げが増え、活気が戻った」と振り返る。

 「新キリン宣言」から10年近くがたち、営業の現場は進化した。上層部からの戦略を実行するだけでなく、変化の激しい現場や消費者、取引先のニーズを踏まえ、若い営業担当者らが「自分の頭で考えられるようになり、営業の力がついてきた。国内で培った営業力は今後、海外でも通用できる」(田村副社長)。その積み重ねが09年、9年ぶりにビール類年間シェア首位の王座をアサヒから奪い返す原動力につながったのだ。
                
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 国内は少子高齢化の進展で、酒類・飲料市場の縮小が避けられない中、キリンホールディングス(HD)は15年度を目標に「アジア・オセアニアで総合酒類・飲料業界のリーディングカンパニーになる」(三宅占二社長)という目標を掲げている。長期経営構想「KV2015」を踏まえた同社の成長戦略の取り組みを追った。(西川博明)

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【用語解説】キリンホールディングス(HD)
 1907年麒麟麦酒として設立。2007年、現在の持ち株会社体制に移行。三菱グループに属し、酒類や飲料・食品、医薬品の製造販売を行う食品国内最大手。傘下にキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン、協和発酵キリンなどグループ285社で従業員3万5150人。本社は東京都中央区新川。09年12月期の売上高2兆2784億円、最終利益491億円。

837荷主研究者:2010/09/04(土) 13:03:35

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100825/bsc1008250502004-n1.htm
2010.8.25 05:00 Fuji Sankei Business i.
【次代への一歩】キリンHD(2)“組織プレー”で総合力に磨き

「一番搾り」「生茶」、ワイン…キリングループの製品を一堂にそろえたサッカー日本代表の応援キャンペーン売り場=横浜市鶴見区のライフ鶴見店

(1)王者復権へ“殿様商売”意識を改革 に戻る
 「今年はまず、ワイン『フロンテラ』を重点的に売り込む」

 量販店向けの家庭用商品で営業戦略を練るキリンビール営業企画担当、松崎浩樹氏は営業マンらにそんな戦略方針を打ち出した。今年は活動元年という位置づけで、全国に張り巡らせたキリンビール、キリンビバレッジの各営業網を活用し、メルシャンのワインを販売する機会を増やす取り組みが始まった。

 3社で売り場を展開

 今年は長年、公式スポンサーを務めるサッカー日本代表にとって4年に1度のワールドカップ(W杯)開催年。サッカーと同じように“組織プレー”でビール、ビバレッジ、メルシャンの3社協働により、今年上期はサッカーをテーマにした売り場を全国約5000店で展開するなどした。

 その結果、1〜6月のフロンテラの販売額は前年同期比約20%増を達成。国内のワイン市場が前年並みで推移する中、メルシャンのワイン事業は「1998年上期以来の黒字を達成した」(三宅占二キリンホールディングス社長)と成果が表れた。

 「ターゲットを明確にすれば、営業の現場が動いてくれるのは分かった。ただ、地域によって成績にバラツキがある」。ライバルとの販売競争が激しい量販店の店頭。松崎氏はグループのシナジー(相乗)効果をさらに発揮できる戦略の立案に思いを巡らせる。

 「チームキリン」。社内にはそんな合言葉が浸透している。創業100周年の2007年に持ち株会社体制へ移行し、グループ各社でシナジー効果を打ち出すことが経営の最重要課題だ。商品の開発から物流、営業へ…と、これまで以上に各社の連携策を密接にすることで、収益拡大やコスト削減策につなげようとしている。

 物流の現場では00年からグループ会社のキリン物流が、ビール、ビバレッジ各社の商品を輸送する“共通プラットホーム”として機能する。

 キリンビールで物流戦略を担当する小林信弥氏は「物流はグループ連携で見えないコストを削減する」という役目だ。

 連携で人気商品誕生

 連携による成果も出ている。例えば、現場の営業マンから取引先の卸問屋の状況を報告してもらうことで、商品を運ぶトラックの運用状況を改善することができた。また、取引先からの受注を早期に把握するシステムを設けることで、キリンの各工場で生産された商品を全国各地へ直送できる仕組みを整えた。

 グループ全社では、10年度に営業利益ベース75億円のコスト削減に取り組む。3月から稼働した受注伝票などの情報インフラ網や原料・資材の共同調達などで、上期だけで51億円のコスト削減効果を達成した。三宅社長も「順調に進んでいる」と評価するほどだ。

 商品開発の現場でも、グループのノウハウを結集したヒット商品が出た。01年発売のRTD(低アルコール)飲料「氷結」に始まり、最近では昨年発売した世界初のノンアルコールビール「フリー」が代表例だ。

 山田道明キリンビール商品開発研究所長はフリーについて、「最初の試作段階ではおいしくなかった」と振り返る。開発のこだわりは、ビールで使う麦汁を発酵させず、いかにビールに近い爽快(そうかい)感、苦みを持つ味に仕上げるかだった。開発から製品化まで約2年と「苦しんだ」(山田所長)。

 最終的には、スポーツ飲料で酸味の調整ノウハウを培ったキリンビバレッジの香味調整技術が大いに生かされた。

 フリーは、発売2年目に入っても販売が増える勢いだ。今年8月13日には、今年の年間販売目標を当初の430万ケース(1ケースは大瓶換算20本)から約2割増の510万ケースへ上方修正したほどだ。

 フリーの成功で自信を深める山田所長は「時代の変化に合った“お酒”の文化を新たに提案していきたい」と語り、製品開発面でグループのシナジーに一層磨きをかける考えだ。(西川博明)

838荷主研究者:2010/09/04(土) 13:04:25

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100826/bsc1008260503007-n1.htm
2010.8.26 05:00 Fuji Sankei Business i.
【次代への一歩】キリンHD(3)グループ力を結集 「食と健康」に収益源

「プラスーアイ」プロジェクトのリーダーを務めるキリンホールディングスの狩野住夫執行役員

 「君がグループ各社から人を集めてやってくれ」

 2008年5月、当時の加藤壹康(かずやす)キリンホールディングス(HD)社長(現会長)からそんな指示が飛んだ。狩野住夫(かのう・すみお)・同社執行役員に課せられた“極秘”指令は、酒類、飲料・食品、医薬に続くキリンの第4の収益の柱として「健康・機能性食品」事業を育てることだった。

 06年に発表され、15年度が最終目標となるキリンの長期経営構想「KV2015」では「食と健康」に貢献することが経営の最重要テーマだ。今後、健康関連事業は国内外で需要の伸びが期待できるという狙いがある。

 狩野氏にとっては、健康関連事業で“再挑戦”する機会を与えられた形でもあった。これまでキリン・アスプロや、ヤクルトとの合弁事業といった健康関連事業に携わってきたが「なかなかうまくいかない」(狩野氏)という反省点ばかりだったという。

50人の横断組織発足

 今回、狩野氏が描いたシナリオは、持ち株会社体制へ移行したキリングループ各社の強みを寄せ集め、消費者に新たな価値がある商品が生み出せるのではないか…という仮説だった。08年9月の取締役会での承認を経て、グループ各社の兼務メンバーを含めた総勢約50人の「キリンの健康プロジェクト」が新たに発足した。

 キリン初のグループ横断プロジェクトということで、手探りの状態が続いたが、「お客さまが無理なく、手軽においしく食事やお酒を健康的に楽しんでいただく」(狩野氏)という開発コンセプトは一貫していた。また、30代後半の団塊ジュニア世代を消費ターゲットの中心に想定し、大人の疲れにくい体づくりを応援する商品作りを…という方向性で話がまとまった。

 そこで着目したのが、人間の体内にも含まれる回復系アミノ酸の一種「オルニチン」という素材だ。07年にM&A(企業の合併・買収)でグループ入りした協和発酵キリングループが国内シェアをほぼ独占する商材だ。

 狩野氏はオルニチンの存在を知り「面白い。ポテンシャルを持つ素材だ」と直感。「オルニチン」を軸に「健康プロジェクト」が具体的に動き出した。

 「いろんな仕込みで時間がかかった」(狩野氏)というプロジェクト発足から2年弱。今年4月に「健康プロジェクト」の第1弾商品発売にこぎつけた。

 キリンビール、キリンビバレッジ、小岩井乳業、キリン協和フーズのグループ4社が飲料やヨーグルト、おかゆなどの5商品を発売した。各商品には「私の生活にプラス」などの意味を込め、「Plus−i(プラス−アイ)」という共通ブランドのロゴを付けた。

300億円事業に育成

 売り上げは「予想以上の成果」(古元良治常務)が出ている。発売から約4カ月の8月5日には「プラス−アイ」の年間販売目標50億円を達成したと発表した。

 特に、キリンビールが「休肝日」をキーワードにしたノンアルコールビール飲料「休む日のAlc.0.00%」で年間販売目標を当初の40万ケース(1ケース=大瓶20本換算)を倍増の80万ケースに上方修正した。キリンビバレッジの「大人のキリンレモン」も売り上げ達成に大きく貢献した。協和発酵バイオが製造するオルニチンの販売量も1〜6月は前期比5倍に増えた

 健康プロジェクトを見守る三宅占二キリンHD社長は「グループシナジーが出ている」と目を細める。12年度には、年間300億円規模の事業に育てたい考えだ。

 重責を担う狩野氏は「飲料などの商品の寿命は短くなりがちだが、今回の『プラス−アイ』ブランドは大事に育てていきたい」と語る。第2弾、第3弾…と、消費者もキリンも元気にする新商品の仕込みにやりがいを感じている。(西川博明)

839荷主研究者:2010/09/04(土) 13:04:56

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100827/bsc1008270500001-n1.htm
2010.8.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
【次代への一歩】キリンホールディングス(4)海外強化へ M&A再び積極化

シンガポール飲料最大手F&Nへの出資について会見するキリンホールディングスの小林弘武常務(左)=7月26日、東京都中央区の同社本社

 「アジア・オセアニアのリーディングカンパニーを目指す点で見合う投資だ。事業基盤が弱かった東南アジアに複数の拠点ができる戦略的意義は大きい」

 7月26日、東京都内で開かれた緊急会見。キリンホールディングス(HD)の小林弘武常務は海外で新たなM&A(企業の合併・買収)案件の取引を成立できたことに、ホッと胸をなで下ろした様子をみせた。サントリーHDとの経営統合交渉が破談となり、再び海外のM&A戦略に舵(かじ)を切った形になる。

 今回の投資対象は、シンガポール飲料最大手フレイザー&ニーヴ(F&N)。現地で知名度が高い機能性飲料「ワンハンドレッドプラス」などを販売し、シンガポールやマレーシアでは飲料最大手だ。キリンはF&Nの発行済み株式14.7%を約13億3575万シンガポールドル(約846億円)で取得し、第2位株主となった。

 ◆東南アジアに拠点

 キリンの事業基盤でみると、東南アジアは“空白”地帯だった。キリンビバレッジがタイ、ベトナムに拠点を持つものの、各国で市場環境が違うため事業の面的な広がりは限られるのが悩みの種でもあった。

 ただ、今回出資のF&Nは「面的な展開ができる最適なパートナー」(三宅占二社長)とみて、その悩みは解決する方向だ。F&Nがタイやベトナム、インドネシアなど周辺国でも事業展開しており、東南アジアに橋頭堡(きょうとうほ)を築く意味では「14.7%(の出資)は小さな持ち分だが、戦略的に重要な価値を持つ」(小林常務)というわけだ。

 もともと、キリンはグループの豪州飲料最大手ナショナルフーズの飲料類を東南アジアで販売する際、F&Nを通じて販売してもらう友好関係にあった。8月に入り、キリン、F&N両社で、キリンの技術力を生かした商品の共同開発などを軸に提携具体策の検討が始まった。三宅社長は「成長戦略が一層加速する」と期待を込める。

 ◆酒類・飲料が強み

 キリンは2015年度を最終年度とする長期経営構想「KV2015」を06年末に発表した。そこでは海外事業で得た売上高や利益を全体の30%(酒税抜き)に高める点を明記した。日本国内は人口減で成長戦略を描くのは厳しい。海外に活路を求めるのは自然の成り行きだった。

 これを受け、海外事業への取り組みを積極化させた。07年以降の海外関連のM&A投資額は、豪州やアジアを中心に合計8000億円弱。酒類・飲料という世界のメジャーにはない、キリンの強みを生かしたビジネスモデルで海外に打って出る構えだ。

 実際、キリンの海外事業のビジネスモデルは世界的に見て独特だ。日本の「KIRIN」ブランドをそのまま海外で売り込むのではなく、買収・提携先の企業を通じ、現地で親しまれた商品力を伸ばすことでキリングループを拡大する戦略だ。

 資本やブランド力の関係から、米コカ・コーラなど世界共通商品を展開する「メジャーとは違う戦略でないと太刀打ちできない」(三宅社長)と考えるからだ。

 海外に通用する人材育成も急務の課題だ。豪州子会社「ライオンネイサンナショナルフーズ」には日本から数人派遣している。缶チューハイ「氷結」の初代開発メンバー、佐野環(たまき)氏は豪州で飲料のマーケティングを担当。「日々新たな発見、刺激に満ちている」という。

 こうしたキリンの経営基盤の底上げが「アジア・オセアニアNo.1企業」へ一歩近づく道であることは間違いない。(西川博明)

840荷主研究者:2010/09/04(土) 13:05:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100828/bsc1008280504006-n1.htm
2010.8.28 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリン、直接統治で信頼感 メルシャン完全子会社化

 キリンホールディングス(HD)は27日、メルシャンを完全子会社化すると発表した。現在、発行済み株式の約50%を保有しているが、12月1日に株式交換を実施し、全株式を取得する。メルシャンは27日、水産事業部門が関与した不正売買についての調査結果と役員の処分を発表。これを受け、メルシャンを完全子会社化して、コーポレート・ガバナンス(企業統治)の確立を図るとともに国内酒類事業での連携強化を図ることにした。

 「不正取引を親会社として見逃したが、メルシャンとの間で、ガバナンスの二重構造があった。完全子会社化する中で内部統制のしくみなどを改善する」。キリンの三宅占二社長は27日午前の会見で、メルシャンを完全子会社化する理由をこう説明した。

 メルシャンが同日発表した第三者委員会の調査結果では、不正取引を役員が認識していた事実が判明。メルシャンに派遣されたキリン役員とメルシャン出身の役員との意思疎通が不十分だったことを不正取引の発覚が遅れた一因に挙げた。

 今回の不正取引で、メルシャンは2005年12月期決算までさかのぼって、計約65億円の損失を処理した。キリンも大幅な特損を計上するなど大きな打撃を受けた。

 メルシャンを直接統治しなければ、株主らステークホルダーの信頼回復できないと判断。完全子会社化に踏み切った。

 メルシャンは27日付で、植木宏社長を月額報酬の50%を3カ月間返上させるなど7人の取締役・監査役の処分を決定した。一方、株式の交換比率はメルシャン株1株に対し、キリンHD株0.14株。メルシャンは11月26日に上場廃止となる予定だ。

841荷主研究者:2010/09/04(土) 14:28:30

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2010082602000176.html
2010年8月26日 中日新聞
トンボ飲料 美容飲料OEM強化

美容飲料のOEM強化などのため建設した新工場の製造ライン=いずれも富山市のトンボ飲料で

本社新工場竣工 製造能力1.5倍に

 清涼・健康飲料製造のトンボ飲料(富山市)は、美容飲料の相手先ブランドによる生産(OEM)を強化する。二十六日に主力の新工場が本社敷地で竣工(しゅんこう)。来年一月に本格稼働すれば、既存の二工場を含めた製造能力が現状の一・五倍にアップ。化粧品メーカーなどへの受注活動も活発化させ、この分野の売上高を三年以内に現在の二・五倍の約二十億円に引き上げる。(網信明)

 二〇一〇年三月期の同社全体の売上高は約七十八億円で、OEMなど受託生産比率は八割を占める。中でも、健康志向の高まりで需要が伸びている美容飲料分野は数年前から力を入れており、化粧品メーカーなど約十社と取引。低カロリー飲料のほか、ヒアルロン酸など機能性素材を使った飲料やゼリーを生産している。

 ゼリー化技術の研究開発にも力を注ぎ、商品の企画段階から相手先企業に協力。七月には東京で開かれた美容業界の商品見本市に初出展、新たに数十社と具体的な商談をした。

OEM生産する袋入り美容ゼリー飲料のサンプル

 相手先企業のニーズは、容器サイズに加え、ゼリーや液状など多種多様。「少量多品種で高品質な生産にマルチに対応できるようにしたい」(翠田(みすた)章男社長)と、新工場建設を決めた。

 新工場は、現在の主力である第一工場の東隣に建設。鉄骨三階建て延べ四千五百平方メートルで、総事業費は三十二億円。詰める液量を柔軟に変更できるボトル充填(じゅうてん)機三台を導入し、二十〜千ミリリットルまでの幅広いサイズのガラス瓶や、アルミ缶に対応可能。第三工場で五月に稼働させた小袋入りゼリーの新製造ラインも移す。来年には食品製造の安全管理に関する国際規格「ISO22000」も取得する。

 美容飲料のOEM拡大で、三年後には社全体の売上高百億円を目指す。

842荷主研究者:2010/09/04(土) 14:39:09
>>736
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201008250043.html
'10/8/25 中国新聞
キリンビール製造72年で幕
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 キリンビール(東京)は24日、広島県府中町の醸造所「キリン広島ブルワリー」で生ビールの製造を終え、旧広島工場から72年続いた広島県内でのビール製造の歴史に幕を下ろした。

 この日はキリンラガービール15キロリットルを製造し、社員たち16人が最後のたるの搬出を拍手で見送った。石田隆博広島ブルワリー長(47)は「地元の人に支えられてビール造りを続けてこられた」と感慨深げだった。

 旧広島工場は1938年に稼働。98年の閉鎖後は広島ブルワリーが引き継ぎ、主に広島市内の飲食店向けに年約2千キロリットルを製造してきた。隣接する大型商業施設のイオンモール広島府中ソレイユから用地を賃借したいとの打診があり、閉鎖を決めた。

【写真説明】最後のビールを運び出し、72年の歴史に幕を下ろしたキリン広島ブルワリー

843とはずがたり:2010/09/05(日) 18:47:27

<ずーっと愛して>ロングセラー物語 リポビタンD(大正製薬) 1962年発売
毎日新聞2010年9月5日(日)13:00
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100905ddm013100037000c.html

 ◇薬をパイン風味飲料に 斬新な販売方法、CMもヒット

 「ファイトー」「イッパーツ!」。筋骨隆々とした俳優が絶叫するテレビコマーシャルで知られる大正製薬のリポビタンDは、日本初のドリンク剤として半世紀近く前に誕生した。「疲れ果てて、あともうひと頑張り必要なときに」と同社が勧める通り、この小瓶はここぞというときの頼れる味方として親しまれてきた。

 リポビタンDは、大正製薬が戦前から研究開発に取り組んでいた栄養成分「タウリン」とビタミンを含んだ20ミリリットル入りのアンプル剤が前身。1960年に発売されたこのアンプル剤は、成分が水に溶けやすく吸収しやすい特徴から人気を呼んだが、ビタミン特有の苦みに加え、薬っぽい味がする難点があった。

 「もっとおいしくて飲みごたえがあるものにできないか」。大正製薬の3代目社長、上原正吉氏は悩んだ末、当時庶民のあこがれの果物だったパイナップルの風味を付け、容量も100ミリリットルに増やすことを考案。脂肪分解を意味する「リポクラシス」と「ビタミン」を合わせた造語に開発記号「D」を付けて「リポビタンD」と命名し、1962年、ついに発売にこぎつけた。

 味や容量と共に飲み方にもこだわり「冷やして飲めばもっとおいしいはず」と、専用に開発した冷蔵ストッカー(棚)を薬局・薬店に設置。今では見慣れた売り方だが「薬を冷やして飲む」という発想は当時、斬新だった。

 山手線の初乗り運賃が10円の時代に発売当初の販売価格は150円もしたが、翌年には100円に値下げ。「ドリンク剤」という新しい言葉と共に、栄養補給成分やビタミン成分を手軽に摂取できる商品として、高度成長期にかけて働き盛りのサラリーマンを中心に支持を獲得した。99年の規制緩和で医薬部外品に指定され、駅の売店やスーパーなどでも販売できるようになり、より身近な商品となった。

 リポビタンDをドリンク剤のトップブランドに押し上げた原動力の一つは、積極的な宣伝広告だ。63年にはプロ野球のスター、王貞治選手を起用。「ファイトで行こう!」のコピーが人気を博し、知名度は一気に広がった。77年に勝野洋さん、宮内淳さんのコンビで始まった2人組の若手俳優によるテレビCMには渡辺裕之さん、宍戸開さん、ケイン・コスギさんらが出演。崖(がけ)や激流など実際の現場で撮影した作品数は400を超える。

 主要成分のタウリンを通常の2倍の2000ミリグラム配合し効き目感を高めた「リポビタンDスーパー」や、通常よりカロリーを抑えた「リポビタンファイン」など、多様化するニーズに応える形で、「リポビタン」シリーズは現在24種類が販売されている。発売当初からアジアを中心に海外にも販路を拡大し、日本以外の15カ国・地域で飲まれる世界ブランドに成長した。

 主成分や価格(現在153円)、体内の代謝を促進させるイメージを表した歯車のデザインまで、発売時からほとんど変わらない。「安定感と信頼が長年の愛飲を支えている」(同社)【和田憲二】

844チバQ:2010/09/15(水) 00:14:59
>>516
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100914-OYT1T01179.htm
明治グループ再編、「乳業」「製菓」の社名消滅
 明治ホールディングスは14日、来年4月1日付で事業を再編し、傘下の明治乳業、明治製菓について菓子や乳製品などの食品事業を担う「明治」と、医薬品や農薬などを手掛ける「Meiji Seika ファルマ」に集約すると発表した。


 再編に伴い、「乳業」「製菓」の名称はなくなる。

 同日記者会見した佐藤尚忠社長は「今の体制は、ややダイナミックさに欠ける」として、国内外の環境変化に迅速に対応する狙いを明らかにした。

 グループ全体で、2020年度に連結売上高1兆5000億円(09年度1兆1066億円)、営業利益率5%以上(同2・6%)を目指す。

(2010年9月14日23時52分 読売新聞)

845チバQ:2010/09/15(水) 07:49:05
http://www.asahi.com/business/update/0914/TKY201009140492.html
「製菓」+「乳業」=「明治」 明治HDが食品事業統合2010年9月14日21時18分
 明治ホールディングス(HD)は14日、子会社の明治製菓と明治乳業を来年4月に統合し、新会社の「明治」を設立すると発表した。90年以上続いた明治製菓と明治乳業がなくなる。新会社の明治は業務の効率化を進めるとともに、幅広い食品を扱う強みを生かして海外進出を加速させるという。

 明治HDの佐藤尚忠社長は同日の記者会見で、製菓と乳業の名前がなくなることについて「長年続いた名前が消えるのは寂しいが、世界で競争に勝っていける企業を作るために判断した」と述べた。

 統合にあたり、医薬品や農薬などの明治製菓の薬品事業は分離し、新会社「Meiji(メイジ) Seika(セイカ) ファルマ」をつくる。新会社の明治は食品事業が中心となる。海外事業は中国や東南アジアなどを強化し、食品事業の海外売上高を2009年度の約500億円から20年度には3倍まで増やす目標を示した。

 明治製菓と明治乳業は09年4月に経営統合して持ち株会社の明治HDを作り、完全子会社として傘下に入った。

846荷主研究者:2010/09/23(木) 12:21:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100901/bsc1009010503005-n1.htm
2010.9.1 05:00 Fuji Sankei Business i.
「ピルクル」全国展開へ 日清ヨーク、関西工場竣工

 日清食品ホールディングスは31日、乳製品製造・販売子会社の日清ヨーク(東京都中央区)の関西工場(兵庫県西脇市)が1日に竣工(しゅんこう)すると発表した。同社の乳製品の製造拠点は国内2工場体制となるため、1993年から東日本地区を中心に販売する特定保健用食品(トクホ)の乳酸菌飲料「ピルクル」の全国販売に踏み切る。

 日清ヨークの関西工場は設備投資額が約40億円。「ピルクル」を日量6万リットル生産できる能力がある。生産能力の増強に加え、西日本へ販路を本格的に広げることで「ピルクル」の2012年度の売上高について09年度比50%増を目指すという。

847荷主研究者:2010/09/23(木) 12:53:34

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20100903/376450
2010年9月4日 05:00 下野新聞
和光堂栃木工場が増床、来年1月稼働 育児粉ミルク増産へ

 ベビーフード国内最大手の和光堂(東京都千代田区、岩上伸社長)は育児用粉ミルク増産のため、栃木工場(さくら市富野岡)の第11工場建設を進めている。稼働予定は来年1月。生産能力を現在の年間5600トンから、34%増の7500トンに引き上げ、シェア拡大を目指す。建設費用は60億円。栃木工場では1977年の操業開始以降、最大の設備投資となり、工場全体の延べ床面積は、24%拡大する。

 新工場は鉄筋コンクリート9階建て、床面積約7千平方メートル。液体の原材料を粉末化するスプレードライヤーなどの設備を新たに導入する。生産能力の増強に加え、国際的な食品安全性基準コーデックスへの対応など、品質保証能力もこれまで以上に高める。

 栃木工場は「はいはい」「ぐんぐん」などの育児用粉ミルク、「牛乳屋さんの珈琲」など、同社の粉末食品、年間約3万トンを全量生産。第10工場の育児用粉ミルク生産は、第11工場に全面移管する。

 同社は粉ミルクのシェア拡大に向け、1993年に調乳指導など産婦人科での営業活動を全面的に廃止し、「子育て応援価格」として低価格路線を推進している。2008年秋のリニューアルでは、アレルギーを起こしやすい成分を低減し、溶けやすさも一段と向上させた。

 少子化で国内マーケットが縮小する中、シェアを第3位の18%まで伸ばした(同社調べ)。新工場稼働により、2014年までに25%を目指す。

 角屋敷俊二執行役員栃木工場長は「私たちが作る粉ミルクは、価格だけでなく、品質にも自信がある。生産現場もシェア拡大に向けた取り組みを進めている」と話す。

 同社は2007年ににアサヒビールの完全子会社になった。

848荷主研究者:2010/09/23(木) 14:03:04

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003385104.shtml
2010/09/01 10:58 神戸新聞
食品各社の工場新設、増強相次ぐ 兵庫県内 

9月末から稼働する日清ヨークの新工場=西脇市鹿野町

 兵庫県内外の食品メーカーが県内に生産拠点を新設、増強する動きが相次いでいる。事業のてこ入れや生産の効率化など各社の狙いはさまざまだが、高速道路など物流網が整い、京阪神の消費地を中心に関西一円をカバーできることが、県内への投資を促進している。

(三宅晃貴)

 9月1日、西脇市で、日清食品ホールディングス(東京都)の完全子会社で乳製品製造の日清ヨーク(同)が、西日本初の生産拠点となる関西工場を完成。同月末に稼働する。約40億円を投じた工場は2階建てで延べ床面積5844平方メートル。同社の乳製品乳酸菌飲料「ピルクル」を製造し、中部から九州までのエリアに出荷する。日清ヨークの山田親男社長は「交通の便が良い上、高品質の水がくみ出せたのが西脇市を選んだ決め手」と話した。

 尼崎市では、回転ずしのカッパ・クリエイト(さいたま市)が6月、約15億円を投資し新工場を建設した。子会社で、コンビニエンス事業を手掛けるエーエム・ピーエム・関西(大阪市)向けの弁当をつくる。弁当販売が好調のため、奈良県に次ぐ生産拠点を設け、コンビニ事業の強化につなげる。

 一方、日本製粉(東京都)は、小麦粉などを製造している神戸甲南工場(神戸市東灘区)に120億円を投じ、順次、生産の効率化と増強を行っている。国内需要が低迷しており、コストダウンを図る。

 日本酒「白鹿」の辰馬本家酒造(西宮市)は耐震構造を取り入れた瓶詰め工場を新設、9月1日から本格稼働し始める。約80年前に建てた旧工場が老朽化したためで、瓶の種類を問わない瓶詰めラインを設けた。「大小の瓶に対応でき、消費者ニーズの多様化に応えたい」と話している。

849荷主研究者:2010/09/23(木) 14:07:11

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0831/13.html
2010年8月31日(火)山口新聞
マルハニチロ食品に全株式を譲渡へ 林兼産業の連結子会社

 林兼産業(本社・下関市、橋本鉄志社長)は30日の取締役会で、同社の連結子会社である「林兼デリカ」の全株式を主要販売先のマルハニチロ食品(同・東京)に譲渡することを決議した。株式譲渡日は10月1日。

 林兼デリカ(本社・熊本県菊陽町、川崎哲彦社長、従業員24人)は資本金5千万円、発行済み株式総数10万株で全株を林兼産業が所有。缶詰・冷凍食品などを生産し、主にマルハニチロに販売。「グループ生産部門の効率化による企業価値の向上を目的に譲渡することにした」(林兼産業)という。

850荷主研究者:2010/09/27(月) 00:09:02

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/250264_all.html
2010年09/09 13:58 北海道新聞
スイートコーン缶詰 芽室で今季の製造ほぼ終了

製造を終え、倉庫に保管されている今年産スイートコーンの缶詰

 【芽室】国内スイートコーン缶詰のシェア8割を占める日本罐詰十勝工場で、今季の缶詰製造がほぼ終了した。記録的な猛暑の影響で収穫が例年より2週間ほど早まったため、製造作業も前倒しで行われた。同社は「こんなに早いのは近年では記憶にない」と驚いている。

 同社によると、例年8月下旬から9月末までの約40日間で製造するが、今年は猛暑で収穫が早まったのに合わせ、8月10日に製造を開始。熟したコーンが集中的に収穫されたことから「短期決戦になった」(同社)という。

 ピークを迎えた8月末から9月初めには、通常の操業時間を前後5時間半延長し、午前5時〜午前0時半のフル稼働で対応。当初の生産計画を若干下回ったが、約3千万個を確保する見通しだ。

 コーンスープなどを製造する北海道クノール食品十勝工場でも、カップスープ用の粉末化作業がほぼ終了。同社は「猛暑のせいか軸の細いコーンが目立ち、生産量は計画比1割減の見込みだが、品質は確保できた」と話している。(長谷川賢)

851荷主研究者:2010/09/27(月) 00:24:09

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100909/bsc1009091602015-n1.htm
2010.9.9 16:02 Fuji Sankei Business i.
ヤクルトが国内26年ぶりの新工場 兵庫県三木市に

2013年春に完成予定のヤクルト本社兵庫三木工場の完成予想図

 ヤクルト本社は9日、乳酸菌飲料の生産工場を兵庫県三木市に新設すると発表した。国内工場の新設は26年ぶり。

 新工場は、敷地面積約5万800平方メートル、延べ床面積は約2万6100平方メートルで、国内では富士裾野工場(静岡県裾野市)に次ぐ規模となる。2012年秋から生産ラインを順次立ち上げ、13年春に全ラインを稼働させる。投資額は151億円。

 従業員は当初約170人を予定しており、消費者が生産設備や品質管理体制を見学できる工場を目指す。

 これに伴い京都工場と福山工場、熊本工場で手掛けているヤクルト類原料液やビフィズス菌飲料の「ミルミル」、ヨーグルトの「ソフール」の生産は、新工場に順次移管する。京都と福山工場は12年度に、熊本工場は13年度にそれぞれ生産を終了。生産拠点の集約でコスト削減を進める。

852荷主研究者:2010/09/27(月) 00:24:42

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100910/bsc1009100503011-n1.htm
2010.9.10 05:00 Fuji Sankei Business i.
膨らむ米粉加工食品市場 原料の安定供給が拡大のカギ

 国産の米を粉にした「米粉」を使った加工食品を、各地の中小企業が競って販売している。定番のパンや麺(めん)への活用にとどまらず、ホットケーキの素やカレールーなど用途も多様化している。コメ消費量の減少などを背景に、国も米粉の普及支援に本腰を入れ始めた。関心を集める米粉だが、本格的な市場拡大には、より安価で安定的な原料米の生産供給体制づくりがカギを握りそうだ。

 ◆おコメの甘み

 製粉製麺業の桜井食品(岐阜県美濃加茂市)は、米粉を主原料に使ったホットケーキミックスを発売した。「しっとり、もちもちした食感が特徴。おコメの甘みによって、小麦粉にはない独特の風味が出ている」(同社)という。同県内の指定農家が作った地元産米を原料に使用し、安全・安心さも売りにしている。

 米粉を主原料に使用したカレールーを販売しているのは、食品メーカーの東京フード(茨城県坂東市)だ。自社ブランド食品の販売に加え、各地の飲食業者などからの依頼で米粉をカレールーに加工する事業が好調だという。同社は「米粉への注目が高まり、各地の農産物直売所などから問い合わせがある。(地元産の食糧を地元で消費する)地産地消にもつながる」と話す。

 このほか、米菓子メーカーのエルフィン・インターナショナル(山梨県都留市)は、米粉とカボチャを使ってパスタの一種であるニョッキを加工販売している。

 農林水産省によると、米粉向けのコメの生産量は2009年度が約1万3000トンで、前年度の約23倍と急増した。国は20年度の生産量の目標として50万トンを掲げている。

 低迷する国内食料自給率の向上や、食生活の変化に伴うコメの消費量減少を食い止める切り札として、国は米粉に期待をかける。普及促進のため、生産者や加工業者らに対し、補助金や税制優遇措置などの支援策を強化している。

 小麦価格の高騰で過去にも注目を集めた米粉だが、小麦粉との価格差という高いハードルが立ちはだかり、本格的な普及の足かせとなっている。

 また、ある米粉普及推進団体は知名度向上のため、米粉の消費拡大を促す講習会などを行っているが、PR面での行政支援の物足りなさを指摘する。

 ◆中小は連携を

 米粉の取り組みに詳しい岡山大学大学院環境学研究科の小松泰信教授は普及に向けて、「小麦の代替品という形ではなく、全く別の素材という認識づくりが重要だ」とした上で、「官民一体で普及促進に取り組みながら、健全な生産・加工業者を育成するため、統一した品質規格や認証制度の整備が必要」と指摘する。

 消費者の「食の安全」への意識向上に伴う国産品志向の高まりなどを背景に伸長する米粉市場に、コンビニエンスストアや食品メーカーなどの大手企業も相次ぎ参入している。これまで市場を主導してきた地域の中小企業も生き残りを懸けた取り組みが求められる。

 高知工科大学マネジメント学部の村瀬儀祐教授は「地域の中小業者の中には、話題性に目を奪われて、顧客ニーズや市場動向を踏まえず、作ってから売り方を考える経営手法が少なくない」と強調。「生産から販売まで自社ですべてをこなすのではなく、他業者との連携や、ネットワークづくりが欠かせない」と助言する。

853荷主研究者:2010/09/27(月) 00:32:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100915t42006.htm
2010年09月15日水曜日 河北新報
米粉事業を日本製粉と提携 増産、全農通じて供給 秋田

 秋田県と全国農業協同組合連合会(全農)、日本製粉は14日、米粉の消費拡大を図るため連携すると発表した。米粉の生産増で農地の有効利用を促進したい県と、米粉を安定的に確保したい日本製粉の思惑が一致した。

 日本製粉は2009年から県産米粉を調達しており、今後は全農を通じて一括して仕入れる。09年産は米粉用の玄米約900トン、10年産は約1700トンを確保したい考え。

 日本製粉の子会社の瑞穂食品は来年3月をめどに、栃木県内に米粉生産の拠点工場を建設中。年間生産量を現在の約900トンから約2000トンに引き上げる方針で、大部分は県産米を原料とする。

 米粉用の県産米の主力は「あきた瑞穂の舞」で、粒が大きく粉砕しやすいのが特徴。食料自給率の向上という観点から、輸入小麦に替わる米粉の利用促進を図る動きが出ており、今後も需要増が見込まれる。

 同日、秋田県庁で会見した日本製粉の岡田素治執行役員は「品質と安定感から秋田の米粉を選んだ。食感を生かした商品開発を進めて消費拡大につなげたい」と述べた。県流通販売課の照井義宣課長は「米粉の供給基地を目指す上で、日本製粉との連携は非常に大きい」と期待する。

854荷主研究者:2010/10/03(日) 21:15:38

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100916301.htm
2010年9月16日03時21分 北國新聞
秋冬シフトずれ込む 富山の飲料メーカー、猛暑特需続き

 富山の飲料メーカーで、秋冬向けの生産体制へのシフトがずれ込んでいる。猛暑特需で夏向け飲料の生産がまだ続いており、9月に入っても秋冬向けに移行できず、天候に気をもむ状況となっている。

 猛暑でラムネ飲料など自社製飲料の夏場の生産量が前年の1・2倍となったトンボ飲料(富山市)。営業担当者は「暑さが続きすぎても困る。秋冬向けの自社製品は10月には本格生産に入りたい」と漏らす。

 子供向け飲料「シャンメリー」は毎年、秋冬が需要期であるため、9月には夏向けのラムネ飲料などから生産をシフトする。例年、9月は在庫調整の時期だが、今年は猛暑特需で夏向け飲料の生産が続き、シャンメリーの生産に影響が出る可能性があるという。

 北陸コカ・コーラボトリング(高岡市)は、7〜8月の販売量が前年同期比で2割増となった。スポーツ飲料「アクエリアス」は前年同期比で8割増、天然水「い・ろ・は・す」は7割増えた。

 例年は9月から、自動販売機で扱う商品を、スポーツ飲料から温かいコーヒー飲料などに順次切り替える。だが、残暑が続く今年は「天候と相談しながら例年より切り替えの時期を後ろ倒しにする」(広報環境部)との方針だ。

 飲料以外の生産にも影響が出ている。五洲薬品(富山市)では、猛暑効果でスポーツ飲料は好調だったが、もう一つの主力商品である入浴剤の店頭投入が遅れているという。入浴剤は秋冬が需要期で、例年なら、盆明け以降、店頭の品ぞろえが拡充されるが、藤井侃社長は「残暑が収まらないと、動き出すことはない」としている。

855荷主研究者:2010/10/11(月) 23:27:10
>>632
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/250634_all.html
2010年09/11 16:00 北海道新聞
米国から貨物船 広尾の配合飼料工場に

十勝グレーンセンター(右奥)横の岸壁に着岸した貨物船アトランティックホライズン=2010年9月11日午前10時40分、十勝港

 【広尾】米国・シアトルからの輸入トウモロコシを積んだ大型飼料運搬船「アトランティック ホライズン」(7万5709トン、バハマ船籍)が11日午前、十勝管内広尾町の十勝港に入港した。

 船は長さ225メートル、幅32メートルで、同港に入港した貨物船では過去最大。町や工場関係者らが見守る中、午前10時50分に第4埠頭(ふとう)に接岸した。

 積み荷のトウモロコシ2万7500トンは、丸紅、日本甜菜製糖など5社が総事業費約140億円をかけて同港に整備した配合飼料コンビナート用。穀物保管サイロに搬入され、その後、隣接する飼料工場で牛用の飼料などを製造する。船は16日に出港する予定。

 大型飼料運搬船は11月にも同港に入港、工場は来春から本格稼働し、年間生産量は約40万トンと道内最大級になる見込み。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020100921ceaj.html
2010年09月21日 日刊工業新聞
丸紅など、米から飼料第1便が北海道・十勝港に入港

 丸紅と同社グループ企業のパシフィックグレーンセンター(東京都中央区、望月孝一社長、03・3548・8490)などが北海道広尾町に整備を進め、10月に完成予定の配合飼料コンビナート向けに、米国シアトルから飼料用トウモロコシを輸送してきた大型貨物船「アトランティック・ホライズン号」(積貨総重量7万5709トン、バハマ船籍)が十勝港に入港した。

 トウモロコシは2万7500トンで、十勝地方の畜産・酪農業者向けに鶏や豚、牛用飼料として供給する。第2便は11月に到着する予定。建設中の配合飼料コンビナートは、十勝港で飼料原料の保管から配合飼料製造まで行う施設。

 丸紅、パシフィックグレーンセンター、上組、日清丸紅飼料、日本甜菜製糖の5社が140億円を投じて建設、運営する。10月には保管スペース4万トンのサイロと倉庫が完成する。配合飼料工場は11年4月から本格稼働し、月3万5000トンを生産する見込み。

856荷主研究者:2010/10/11(月) 23:29:34

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100921/bsc1009211957006-n1.htm
2010.9.21 19:56 Fuji Sankei Business i.
JT傘下のテーブルマークが冷食強化 資本提携、協業などで

 JT(日本たばこ産業)傘下で冷凍食品大手のテーブルマーク(旧・加ト吉、香川県観音寺市)は21日、国内鶏肉生産加工大手のプライフーズ(青森県八戸市)と資本提携すると発表した。10月1日付で、プライフーズの第三者割当増資に応じ、同社株約12%を保有する第3位株主になる。出資額は約10億円。

 テーブルマークは、今回の出資で高品質なブランド鶏などを安定供給できるほか、高付加価値の冷凍食品の品揃えを強化する狙いがある。

 また、プライフーズの筆頭株主である三井物産、第2位株主で食肉加工業のスターゼンとの協業も進める考えだ。テーブルマークはプライフーズに非常勤の社外取締役1人を送り込む方針。

857荷主研究者:2010/10/11(月) 23:44:16

http://www.lnews.jp/2010/09/38124.html
2010年09月28日 LNEWS
アサヒビール/吹田工場に西宮工場を統合、物流機能は一部現状のまま

 アサヒビールは9月28日、吹田工場が西宮工場の機能を統合すると発表した。

 再編成対象となる工場は、西宮工場は、2011年8月末をもって製造を終了し、2011年9月には吹田工場に西宮工場の機能を統合し、大規模消費エリアである関西圏を中心とする地域への供給拠点とする。

 新生産体制により、国内全工場における生産効率も大幅に向上するため、新生産体制後のコストダウン効果は年間約45億円を見込んでいる。

 物流分野では西宮工場内の一部倉庫と兵庫県、岡山県への出荷・配送業務は現状のまま残し、大阪府の一部と和歌山県への出荷・配送機能は吹田工場に移管する。

 約130人の西宮工場の社員は、アサヒビール(グループ含む)工場を中心に配置転換を実施する。

 製造終了後の西宮工場跡地の活用方法は、今後検討を進めていく。関連する特別損失額の約205億円は、2010年度決算で計上する。

858荷主研究者:2010/10/16(土) 13:23:36

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003486182.shtml
2010/09/28 21:37 神戸新聞
アサヒビールが西宮工場閉鎖へ 吹田に機能集約 

閉鎖が決まったアサヒビール西宮工場=28日午後、西宮市津門大塚町(撮影・田中靖浩)

 アサヒビール(東京)は28日、西宮工場(西宮市)でのビール類の生産を2011年8月末で終了し、吹田工場(大阪府吹田市)に生産機能を集約すると発表した。西宮は閉鎖するが、同じ敷地内にある子会社のニッカウヰスキーの工場は生産を続ける。ビール類の生産に携わる従業員約130人は配置転換する。一方、中国本土や台湾で事業展開する食品大手への資本参加も発表。デフレによる価格競争の激化などで収益が悪化する国内では工場の再編で効率化を進め、成長市場の海外で事業を強化する戦略とみられる。

 西宮市役所で会見したアサヒビールの唐沢範行常務は「伝統ある西宮工場はビール造りの中心だった。技術はきちんと引き継ぎたい」と述べた。

 同工場は1927(昭和2)年に操業を開始。18万5千平方メートルの敷地に、原料を蓄えるサイロと工場棟などが並び、主力ブランドの「スーパードライ」や、発泡酒、第三のビールなどを生産している。これらビール類の年間生産量は2730万箱(1箱20本入り)で、同社では西日本最大の主要拠点という。

 ただ、施設の老朽化などが目立っていることから、ビール類の生産は設備の新しい吹田工場に集約。関連の工場・事務所棟と設備などは完全に撤去する。従業員は吹田など他工場への配転などで、雇用を継続。跡地利用については「今後、活用を検討する」(唐沢常務)という。

 同社は、西宮工場の規模縮小に伴う特別損失205億円を2010年12月期連結決算で計上。工場集約によるコスト削減効果を年間45億円と見込む。

 同社が出資するのは、中国本土や台湾で事業展開する食品大手、頂新グループで、持ち株会社「頂新ホールディング」(本部・台北市)の株式6・54%を5億2千万ドルで取得する。すでに頂新ホールディングに20%を出資している伊藤忠商事と一緒に新会社を設立。飲料に加え、アサヒが日本で扱っている健康食品を中国でも販売するなど、成長市場に力を入れる。(三宅晃貴)

859荷主研究者:2010/10/16(土) 13:24:18

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003486832.shtml
2010/09/29 06:45 神戸新聞
国内市場縮小で決断 アサヒビール西宮工場閉鎖

アサヒビール西宮工場の閉鎖を発表する唐沢範行常務=28日午後、西宮市役所(撮影・立川洋一郎)

 2011年8月末でビール生産を終了、閉鎖することが決まったアサヒビール西宮工場。人口減少や高齢化などによる国内のビール販売の低迷が主な要因だが、一方で成長市場の中国など海外には積極展開しており、事業の選択と集中を進めている。

 国内のビール市場の縮小傾向は年々進行。同社の年間出荷量は、ピーク時の2001年の2億1700万ケースから、09年には1億7700万ケースまで減少した。生産が落ち込む中、同社は老朽化が進む西宮工場の閉鎖を09年夏ごろから検討していたという。

 同社によると、西宮工場の閉鎖で、現在国内9工場で年間2億2千万ケースの生産能力を、8工場1億9千万ケースにまで縮小。吹田工場では大規模な設備投資はせず、ほぼフル稼働で対応するという。

 同社は04年、子会社のアサヒ飲料明石工場(明石市)で低アルコール飲料の製造を開始。07年にはアサヒビール茨城工場にアサヒ飲料柏工場の製造機能を移すなど工場再編を進めている。

 このほか、同社は28日には、中国本土や台湾で事業展開する食品大手、頂新グループに資本参加すると発表。持ち株会社の頂新ホールディング(台北市)が実施する第三者割当増資に応じ、株式の6・54%を5億2千万ドルで取得する。成長市場の中国で事業を強化するのが狙いだ。

 さらに、同株式の20%を保有している伊藤忠商事と中国、台湾での食品事業でも業務提携に合意。新会社を設立しアサヒが国内で展開している機能性食品などを中国で販売するなど、海外成長市場に資金を投入する。

 同日、西宮市役所で会見した唐沢範行常務は「国内市場は生産の効率化で収益力を強化し、中国などでは食品事業の拡大をさらに進めていく」と述べた。

(三宅晃貴)

860荷主研究者:2010/10/16(土) 13:50:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100929/bsc1009290503005-n1.htm
2010.9.29 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリンHD、小岩井乳業を完全子会社化 乳製品特化で経営立て直し

 キリンホールディングス(HD)は28日、傘下の小岩井乳業の資本構造や事業構造を抜本的に見直すと発表した。キリンビバレッジが保有する小岩井乳業の株式をキリンHDが取得して事実上の完全子会社化する。ブランド力の高いチーズやバターなどの乳事業に特化させる。乳製品事業は市場の低迷に加え、競争が激化しており、経営資源を集中させて経営の立て直しを図る。

 キリンHDは今月29日、キリンビバレッジが保有する51%の小岩井乳業株を取得。さらに11月30日に小岩井乳業からの第三者割当増資を引き受ける。一方、キリンビバレッジは来年1月にグループとして初のチルド専門製造会社となる「キリンチルドビバレッジ」を設立し、小岩井乳業のチルド製造事業を継承する。キリンHDは、小岩井乳業を直轄の子会社にして、経営改革を加速させる構えだ。

 一方、チルド飲料についてはキリンビバレッジが小岩井乳業に製造・販売などを委託していたが、来年1月以降はキリンチルドが製造を受託。販売・物流業務はグリコ乳業に委託し、経営を効率化する。

861とはずがたり:2010/10/17(日) 14:08:15
実際危険で忌避される中国産の表示の回避は重罪だと思のでやった会社は倒産に追い込むぐらい徹底的にやれと,ずわいがにとべにずわいがにとか村内悪質なんかな?
しかしこういうの政治主導で徹底的に地方農政局の役人の利権体質を潰しに行って欲しいが都道府県に任せると地元企業を潰せないとかなるのでやはり国が一律の基準でちゃんとやるべきである。地方の出先機関潰されたくなかったら消費者サイドに立って行政すると誘因付ければなにも潰さなくても良いであろうし。

食品表示違反95%非公表 根深い「安全軽視」体質 農水省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101017-00000073-san-bus_all
産経新聞 10月17日(日)7時58分配信

公表されなかった主な表示違反(写真:産経新聞)
商品と表示─→実際は
静岡県産ウナギ蒲焼き─→中国産
神奈川産大西洋メバチマグロ─→台湾産大西洋
ハマグリ─→ホンビノスガイ
冷凍コロッケ「ずわいがに」─→原材料はベニズワイガニのみ
牛サーロイン─→牛リブロース
阿波牛─→交雑種
福岡県産筍水煮─→中国産
賞味期限[09.4.10]─→賞味期限[09.3.29]
「遺伝子組み換え不分別」の表示なし→遺伝子組み換え原料が混入の可能性
有機,オーガニック─→遺伝子組み換え原料が混入の可能性

 食品表示に違反、またはそのおそれがあるとして農林水産省が平成21年、日本農林規格(JAS)法に基づいて実施した処分が816件もあり、その中で公表されていたものは39件(命令、指示)しかなかったことが16日、産経新聞の調べで分かった。95%が非公表だったことになる。非公表処分のほとんどを手がけたのは同省出先機関の地方農政局と地方農政事務所。20年の事故米の不正転売事件では出先機関と業者の癒着が表面化しており、食の安全をめぐる農水省の姿勢が問われることになりそうだ。(調査報道班)

 産経新聞が同省に加え、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国四国、九州の7農政局と北海道農政事務所に、JAS法に基づく処分のうち非公表分を情報公開請求して開示された。業者名や商品名などが黒塗りされ、ほとんどは詳細な内容までは分からなかった。

 開示文書の中から具体的に明らかになった違反には、中国産タケノコ水煮を「福岡県産」としたり、遺伝子組み換え作物が原料に混入した可能性があるのに「遺伝子組み換え不分別」の表示がないなど、明らかに事実と表示が違う事例が多数あった。賞味期限を1年以上改竄(かいざん)していた業者もあった。

 また、農薬や化学肥料使用が厳しく制限される有機農産物で、必要な認定を受けず「有機」「オーガニック」と表示した果物や野菜などの事例が少なくとも115件。コメの生産年や精米日などが違うものは51件、牛肉の原産地、部位などが違うものも49件あった。

 農水省の指針では、違反だが常習性がなく改善策を講じている場合は「指導」、明確な違反ではないが、違反を引き起こすおそれがあると判断すれば「厳重注意」としてともに非公表となっている。しかし、公表対象である「指示」以上と「指導」との間の判断基準は必ずしも明確ではない。非公表処分のうち、本省分は6件、残る771件は農政局・農政事務所が手がけていた。

 20年に発覚した米粉加工販売「三笠フーズ」(大阪市)が農薬汚染された事故米を食用として転売した事件では、地方農政事務所が倉庫の検査を96回も行いながら不正を見抜けなかったうえに、事務所元課長が業者側から接待を受けたことが発覚。業者との癒着や甘い調査実態が判明した。

 農水省表示・規格課は「非公表処分には業者のケアレスミスも含まれる。業者を慮(おもんぱか)って非公表にしたことはない。出先機関の調査に問題はない」としている。

 細川幸一・日本女子大教授(消費者政策)の話「『食品安全』は『消費者の安全』のはず。その意識がなく、消費者の安全を軽視する姿勢が非公表につながっている。出先機関と業者の癒着が疑われ、出先機関の存在意義も問われかねない」

【用語解説】日本農林規格(JAS)法

 農林水産物・食品の品質、原産地などの適正表示を定めた法律。悪質な産地偽装業者に直接罰則を科す規定を盛り込んだ改正法が昨年4月に成立。罰則は個人が「1年以下の懲役か100万円以下の罰金」から「2年以下の懲役か200万円以下の罰金」と強化され、改善を指示した業者名はすべて公表することも明記された。昨年9月に消費者庁が発足し、農水省との共管になった。

862荷主研究者:2010/10/23(土) 13:28:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/253463_all.html
2010年09/30 07:16 北海道新聞
十勝最大の製粉工場建設へ 音更の山本忠信商店 「小麦の地産地消を推進」

 【音更】雑穀卸、山本忠信商店(十勝管内音更町)は今秋にも、生産量で同管内最大規模となる小麦製粉工場の建設に着手する。十勝地方は小麦の主産地だが、製粉工場は現在、管内に一つだけで、山本英明社長は「小麦の地産地消を推進したい」と話している。

 建設地は同町内か帯広市内で調整中。鉄骨4階建て、延べ約1900平方メートルで総工費は9億6千万円。主に十勝産小麦を機械で粉砕し、パンや中華めん用の小麦粉を生産する。年間生産量は管内最大規模の4千トンを目指す。農林水産省の補助金が交付される見通しの10月以降に着工し、来春までに完成の予定。

 十勝管内の小麦の年間収量は約23万トン(2009年)で全道の約4割を占めるが、製粉工場は農産物卸、アグリシステム(同管内芽室町)の1カ所しかなく、大半は江別市や道外の工場に運んで製粉している。

863荷主研究者:2010/10/23(土) 13:31:31

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/255439_all.html
2010年10/14 14:24 北海道新聞
製糖量、昨年下回る予想 美幌でビートの搬入開始

ベルトコンベヤーで工場内に運び込まれるビート

 【美幌】日本甜菜製糖美幌製糖所で12日、ビートの搬入作業が始まった。今年は猛暑による病気の発生で糖度が上がらず、最終的な製糖量は昨年を下回る見込みだ。

 13日も美幌、津別、常呂、東藻琴の各地区で収穫されたビートがトラックで運びまれ、ベルトコンベヤーで工場内に搬入された。

 この後、ビートを細い棒状に切り、温水で糖分を抽出。煮詰める工程などを経て、約20時間後には、グラニュー糖ができあがる。

 同所によると、今年は昨年並みの41万5千トンの原料を確保できそうという。問題は糖度だ。今夏は高温多湿な天候が続き、葉が褐色に変色する病気などが発生。根に糖分が十分にたまらなかったり、根が腐るものも出ているという。

 糖度は平年で約17%前後。今年は若干、下回ることが予想され、製糖量は昨年の7万トン弱から「6万トン強程度にとどまるのでは」(同所)とみられている。収穫作業は11月中旬まで続くため、寒暖の差が大きくなる今後、糖度が上昇することを期待している。ビート搬入は12月中旬まで。製糖作業は来年3月中旬まで24時間態勢で続く。

 管内ではホクレン中斜里製糖工場(斜里町)でも13日にビート搬入が始まった。北海道糖業北見製糖所(北見)も18日搬入を予定している。(中原洋之輔)

864荷主研究者:2010/10/23(土) 14:01:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101014/bsc1010141307008-n1.htm
2010.10.14 13:07 Fuji Sankei Business i.
雪印乳業、名門の歴史に幕 雪印メグミルクが吸収合併し一体化

店頭に並んだメグミルク

 雪印メグミルクは14日、傘下の100%子会社である雪印乳業と日本ミルクコミュニティを吸収合併することを決めたと発表した。12月16日に開く臨時株主総会での決議を経て、来年4月に実施する。3社一体の運営により、経営の効率化を図るのが狙い。

 これに伴い1925年に創業し、売上高が1兆円を超える乳製品トップメーカーだった名門の雪印乳業は、消滅することになった。

 雪印乳業では、2000年に同社の製造した乳飲料による集団食中毒が発生。さらに02年には、子会社の雪印食品でハム・ソーセージなどの原料の牛肉偽装事件が起き、消費者の信頼を失い経営危機に陥った。その後、バター・チーズなどの乳製品を扱う雪印乳業と、牛乳事業を行う日本ミルクコミュニティに分社化したが、09年に持ち株会社の雪印メグミルクを設立し、再び経営統合した。

 今回、さらに雪印メグミルクが傘下の2社を吸収合併し一体化することになった。伝統の雪印乳業の社名は消滅するが、1社で乳飲料から乳製品を手掛ける体制に戻り再出発する。

865荷主研究者:2010/11/08(月) 22:27:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003550266.shtml
2010/10/22 11:46 神戸新聞
明石工場に26億円投資 アサヒ飲料

 アサヒ飲料(東京)は21日までに、主力の明石工場(明石市)で、缶コーヒーの製造ラインを強化する方針を明らかにした。約26億円を投じ、2011年2月にも本格稼働する予定。同工場での缶コーヒーの製造能力は従来比1・5倍の年間約1500万ケースとなり、北陸工場(富山県)を抜いて同社で最大になる。(三宅晃貴)

 コーヒーの抽出から缶への充てん、箱詰め、包装までの全工程の設備を更新する。「ワンダ」など同社の缶コーヒーの需要拡大に対応し、西日本エリアの生産拠点とする。

 国内の缶コーヒー市場は09年実績で前年比1%減と縮小する中、同社は前年比3%増と堅調に推移。国内シェアも前年の4位から3位に上がった。同社は現在、清涼飲料分野で約8%のシェアを持つが、2012年までに10%に引き上げることを目指しており、今回の設備増強はその布石という。

 明石工場は1990年に操業開始。「三ツ矢サイダー」や「アサヒ十六茶」などほぼすべての商品の製造ラインを持ち、同社最大の製造能力を誇る。

 菊地史朗社長は「清涼飲料は缶コーヒーとお茶がけん引している。さらに次の10年はミネラルウオーターが伸びると見込んでおり、明石工場と、水を生産する六甲工場(神戸市西区)を抱える兵庫県はアサヒ飲料の一大拠点と位置づけている」と話している。

866荷主研究者:2010/11/08(月) 23:12:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101029t11041.htm
2010年10月29日金曜日 河北新報
高政オール電化新工場 かまぼこ製造11年7月稼働

高政の新工場の完成イメージ図

 かまぼこ製造の高政(宮城県女川町)はオール電化の新工場と店舗を女川町浦宿浜に建設する。同社によると、水産練り製品製造工場で、生産設備をすべて電化するのは全国で初めて。太陽光発電装置も敷地内に設置し、電源立地地域にある二酸化炭素(CO2)排出ゼロの「クリーンエネルギー工場」として、来年7月の稼働を目指す。

 新工場は現工場に隣接して建設する。2階建てで延べ床面積は3600平方メートル。揚げかまぼこや笹かまなどの六つの製造ラインを備える。総工費は約12億円。

 太陽光発電を利用した笹かまの焼き上げを体験できたり、石巻地域の特産品を販売したりする店舗を1階に併設する。見学コースも設け、観光客を呼び込みたい考え。

 女川町には東北電力女川原発が立地。契約キロワット数に応じて電源立地給付金が支給されるほか、工場などの新・増設の際は電気料金を割り引く補助制度がある。

 現工場はガスと電気を併用していた。電気料金は価格変動が比較的小さいため、同社は「燃料代高騰のリスクを抑えられる上、加工調理に火を使わず安全性や労働衛生の改善にもつながる」と説明する。

 現地で26日にあった起工式で高橋正典社長は「地球環境に優しく、地域に貢献する工場を目指す」とあいさつした。

 高政は1937年創業で、年商は約20億円。従業員はパートらを含め約140人。新工場稼働に合わせネット販売などを強化するため、新たに20人を採用する予定。

867とはずがたり:2010/11/10(水) 22:02:20
あにしとるだん!!ヽ(`Д´)ノ

うなぎパイ本舗所得隠し 2億5000万、国税指摘
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101026000000000065.htm
10/26 15:01
 浜松の名産品で知られる「うなぎパイ」を製造する「うなぎパイ本舗」(浜松市中区)が名古屋国税局の税務調査で不正な会計処理を指摘され、今年6月までに、重加算税を含む追徴課税約1億円の修正申告をしていたことが26日、分かった。
 同社によると、同社は新工場「うなぎパイファクトリー」(同市西区)の05年の稼働に伴って親会社「春華堂」(同市中区)からうなぎパイ生産の一部移管を受けた。これに関連して行った経理上の処理などが不正な操作と判断され、2008年3月期までの3年間で約2億5千万円の所得隠しがあったとされた。同社は修正申告したが、「あくまでも故意はなく、意図的な税逃れではない」としている。
 10年3月期の両社の売上高(税引き後利益)は春華堂が58億円(約1億円)、うなぎパイ本舗は41億円(約2億円)。

868荷主研究者:2010/11/10(水) 23:30:51

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20101027/405066
10月27日 05:00 下野新聞
キリン栃木工場跡地売却 具体的交渉まで進まず

 キリンビール栃木工場(高根沢町花岡)は26日、製造終了式後に記者会見を開き、岡田明彦工場長が跡地問題の進ちょく状況について、「県内外のゼネコンや金融機関など十数社の仲介先に声をかけ、売却先を探している。問い合わせはいくつかあるが、現段階で具体的な交渉まで進んでいない」と説明した。

 栃木工場は閉鎖後、来月20日まで清掃・片付け作業などを実施。来年から1年かけて建物を解体し、更地として売却する方針。

 現在、グループ会社の「リアルエステート」を窓口に、購入に意欲のある企業情報を収集中。30ヘクタールを超える広大な敷地のため、「可能ならば一括譲渡だが、条件によれば分割もあり得る」とした。

 138人いる正社員は、ほとんどが取手・横浜・仙台の3工場、東京本社、近隣の営業支社などに異動する。早期退職は数人という。期間従業員47人は10人前後の就職が決まった。

 また今後の需要見通しについて、本社の高橋尚登生産統轄部長は「今年の最盛期もビール4社の販売量は伸びなかった。販売量を増やすのは、市場縮小の中で難しい。今回、(工場の)再編成を選択したが、引き続き厳しい」との認識を示した。

869荷主研究者:2010/11/10(水) 23:47:32
ほほぉ
>サトウキビ栽培の北限の地(北緯34度)とされる大須賀地区

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101029/CK2010102902000135.html
2010年10月29日 中日新聞
掛川・製糖工場の全面改装が完了 関係者らが内覧会で祝福

全面改装の完成を祝う内覧会の出席者ら=掛川市で

 掛川市の大須賀町商工会(長田守会長)が地元産のサトウキビで生産している特産品の地砂糖「よこすかしろ」の製糖工場=同市沖之須=が全面改装され、28日、内覧会が催された。サトウキビの別名・甘蔗(かんしゃ)をもじって、「甘蔗糖(感謝糖)ファクトリー」と名付けられ、再スタートを切ることになった。11月8日から稼働する。 (佐野太郎)

 内覧会には、商工会や市関係者、サトウキビ生産者ら約30人が出席。長田会長は「製糖工場を本格的に運営することになった。掛川の特産品として広まるように協力をお願いします」とあいさつ。

 その後、松井三郎市長も駆け付けてサトウキビ搾り機や、搾って得た糖液を煮詰める施設のほか、12月にオープンする直売店などを見学した。

 同商工会によると、サトウキビ栽培の北限の地(北緯34度)とされる大須賀地区では江戸時代から、よこすかしろが作られ、戦後にいったん途絶えたものの20年余り前に復活。昨年秋に工場を開設したが、生産性を向上させるために全面改装をしていた。 

 よこすかしろは今期、5・6トンの生産が見込まれている。同地区では現在、農家16戸がサトウキビを栽培しており、新工場の再スタートで作付面積が増えつつあるという。

870荷主研究者:2010/11/14(日) 12:24:15

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12889572548429
2010年11月5日(金)茨城新聞
雪印、阿見に乳製品工場 来春着工、マーガリンなど集約

阿見町の阿見東部工業団地に進出する雪印乳業は5日、同所にプロセスチーズとマーガリン類の乳製品工場を建設すると発表した。来春着工し、2013年度に操業、年間生産量は5万トンを予定。併せて国内3工場を閉鎖し、同製品の生産を集約する。

新工場は、プロセスチーズとマーガリン類を製造する。これに伴い、チーズやマーガリンを製造する横浜市、兵庫県伊丹市、神奈川県海老名市の計3工場を閉鎖し、新工場に集約する。年間生産量は5万トン。来年3月に着工し、13年度に稼働させる。

国産と輸入の原料を一括して管理することで、プロセスチーズの品質向上、トレーサビリティー(生産流通履歴)を強化。倉庫機能を高め、原料から製品まで統合的な物流システム、サプライチェーンマネジメント(SCM、供給連鎖管理)に取り組む。

新工場は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の阿見東インターチェンジ(IC)から約2キロに立地し、乳製品トップシェアの同社の新たな製造拠点として期待されている。同社は「従業員数は検討中」としている。

工場建設の投資額は250億円。7月に県企業局と売買契約を結び、土地11・4ヘクタールを35億円で取得していた。

871荷主研究者:2010/11/14(日) 12:25:19

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2010/11/02/news01.htm
2010年11月2日(火) AM 07:11 上毛新聞
●森永製菓、100億投じ高崎第2工場

 高崎市宮原町の旧キリンビール高崎工場跡地にビスケット生産の高崎第1工場を建設中の森永製菓(東京都港区、矢田雅之社長)は1日、2012年3月に高崎第2工場の建設を始めると発表した。投資額は約100億円。13年6月に主力製品であるソフトキャンディーやチョコレートの生産を始める。同社は菓子・食品分野の工場集約を進めており、高崎を同社最大の生産拠点とする動きが本格化してきた。

 同社は敷地17万8千平方㍍を所有、現在その4分の1程度を活用して第1工場を建設している。隣接してつくる第2工場は鉄骨一部2階建てで延べ床面積約1万5千平方㍍。第1工場よりも約2千平方㍍大きい。

 第2工場の稼働により主力製品のソフトキャンディー「ハイチュウ」やチョコレート「カレ・ド・ショコラ」の生産性を高める。年間製造高は100億円規模を見込んでいる。

 従業員は高崎の第1、第2工場を合わせて100人態勢となる見込み。他工場からの移転、配置や新規雇用は未定という。

 今後の工場建設について同社は「市場環境を見ながら、より効率的に生産できるように整備を順次進めていきたい」としている。

 高崎商工会議所の原浩一郎会頭は「こんなにも早く次の工場ができるとは思っていなかったので大変うれしい。原材料の調達や物流といった面で地元企業を活用していただきたい」と地域活性化に期待を寄せた。

 同社は全国6カ所ある生産拠点を、生産・流通の効率化に向けて高崎を軸に再編する計画。07年に旧キリン跡地を取得し、当初は08年12月に新工場着工を予定したが、原材料価格の高騰を受けて計画を延期、第1工場の着工は今年4月にずれ込んだ。第1工場は11年8月に生産を始める予定。

872荷主研究者:2010/11/14(日) 12:41:55

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003578390.shtml
2010/11/02 16:21 神戸新聞
森永が尼崎・塚口工場閉鎖へ 群馬に生産機能集約

 森永製菓は2日までに、ビスケットなどを生産する塚口工場(尼崎市)を2013年度をめどに閉鎖する方針を明らかにした。群馬県高崎市に建設する高崎第2工場に生産機能を集約するためで、塚口工場で働く約220人の正社員は全国の各工場に配置転換する。非正社員の約100人は契約期間の終了に伴い雇い止めとなる。

 塚口工場は敷地面積8万8千平方メートル、鉄筋コンクリート3階建て。1921(大正10)年、ビスケットの生産工場としてスタートし、現在は同社主力商品のビスケット「マリー」のほか、キャンデー「ハイチュウ」やチョコレート「カレ・ド・ショコラ」を生産している。

 同社は既に、2011年に稼働する高崎工場に塚口工場のビスケットのラインを移管する計画を発表。同じ敷地内に建設する第2工場にキャンデーなどの生産を集約することから、施設の老朽化が目立つ塚口工場を閉鎖する方針を固めた。跡地の利用は未定という。

 同社担当者は「歴史と伝統のある関西の拠点工場で閉鎖は残念。培ったノウハウを新しい工場でも発揮していきたい」としている。

(三宅晃貴)

873荷主研究者:2010/11/14(日) 12:43:05

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003585056.shtml
2010/11/05 15:23 神戸新聞
雪印、伊丹工場閉鎖へ 茨城に生産集約

 雪印メグミルクは5日、茨城県阿見町でプロセスチーズとマーガリンを生産する新工場を建設すると発表した。投資額は250億円。来月に阿見東部工業団地に敷地面積約11万4千平方メートルの用地を取得し、2013年10月以降に生産を始める予定。

 新工場の稼働後は、横浜市と伊丹市のチーズ工場、神奈川県海老名市のマーガリン工場の計3工場を閉鎖する。生産拠点を集約することで、経営を効率化し、事業基盤を強化するのが狙い。

 閉鎖予定3工場の従業員数はことし3月末時点で計487人で、今後の処遇については「まだコメントできない」としている。

 伊丹市の雪印乳業関西チーズ工場は1967年6月に操業開始。西日本向けにプロセスチーズやナチュラルチーズを生産している。従業員は141人。

874荷主研究者:2010/11/14(日) 12:44:05

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003586975.shtml
2010/11/06 10:38 神戸新聞
阪神間で老舗が次々撤退 雪印伊丹工場閉鎖へ

閉鎖が決まった雪印乳業関西チーズ工場=5日午後、伊丹市鴻池4(撮影・田中靖浩)

 雪印メグミルクが5日発表した子会社、雪印乳業の関西チーズ工場(伊丹市)の閉鎖。阪神間では、雪印乳業のほかにも、アサヒビールや森永製菓が老舗工場の閉鎖を発表している。雇用や跡地問題など課題は大きく、兵庫県は引き留め策の検討を始めたが、国内人口の減少や消費低迷を受けた経営効率化の波に阻まれている。

 雪印メグミルクの発表によると、茨城県阿見町でプロセスチーズとマーガリンを生産する新工場を建設。伊丹市と横浜市のチーズ工場、神奈川県海老名市のマーガリン工場の計3工場は、新工場が稼働する2013年10月以降、順次閉鎖する。

 閉鎖予定3工場の従業員数は約500人。同社の中野吉晴専務は5日午後の記者会見で「(正社員は)新工場を含めて、戦略的に配置転換する」と雇用を継続する方針を明らかにした。契約社員については、再就職支援をするという。

 伊丹市の雪印乳業関西チーズ工場。5日午後、勤務を終えた契約社員の40代男性は「新工場建設の話は聞いていたが、まさか本当に対象になるとは…」とうつむいた。「工場集約の流れは仕方ないが、長年働いて愛着もあり寂しいし、3年後どうなるか」と、将来への不安も口にする。同工場で働く正社員は60人、契約社員は76人に上る。

 同社の工場閉鎖発表は、アサヒビール西宮工場(西宮市)、森永製菓塚口工場(尼崎市)に続いて阪神間で3社目。いずれも工場には住宅地が迫り、敷地に拡張の余地がないこともあり、再編の対象になった。

 企業誘致を進める兵庫県にとって、食品関連産業は「お得意さま」。消費地に近いことから、新規立地は好不況にかかわらず好調で、2002年度から計82社が内陸部を中心に進出しているが、県幹部は市街地の伝統ある工場の相次ぐ撤退に落胆の色を隠せない。跡地利用についても、3社とも「未定」とし、課題となっている。

 この事態を受け、県は進出企業に重点を置く現行の支援策を見直す。県内再投資を促すように修正する方針だが、検討は始まったばかりだ。

(小林由佳、三宅晃貴、川口洋光)

875荷主研究者:2010/11/21(日) 12:35:26

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/258689.html
2010年11/05 16:18 北海道新聞
雪印メグミルク 大樹チーズ工場増設 68億円投資、12年完成

 雪印メグミルクは5日、十勝管内大樹町の大樹工場の敷地内に2012年、チーズ製造工場を増設すると発表した。設備投資額は68億円で、主力商品「さけるチーズ」を生産する。これにより根室管内中標津町での製造分と合わせた同商品の生産能力は1・6倍に拡大する。また、横浜市、兵庫県伊丹市、神奈川県厚木市の3工場を閉鎖し、茨城県に13年に新設するチーズ工場に集約する。

 家庭用ナチュラルチーズの「さけるチーズ」は、モッツアレラチーズの一種。中標津工場にも昨年、約20億円で製造ラインを新設し、生産を始めるなど増産に乗り出している。

 ただ大樹の新工場は製造ロボットの導入を含めたラインの自動化を徹底するため、大幅な増員は行わない見通し。田島俊彦副社長は同日の会見で「(首位の商品をさらに伸ばす)カテゴリーナンバーワン戦略を推進するための設備投資」と説明した。大樹工場は1975年に稼働。2000年の集団食中毒事件以降は脱脂粉乳の生産をやめ、カマンベールなどのチーズ生産に特化している。

876荷主研究者:2010/11/21(日) 13:29:17

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101110_2
2010/11/10 岩手日報
北上に新生産拠点 医療食開発の花巻・EN大塚製薬
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 経腸栄養剤や医療食、高齢者用食品など開発・製造販売のEN大塚製薬(花巻市、資本金15億1千万円、石垣孝樹社長)が北上市相去町の北上南部工業団地に新たな生産拠点を設置することが9日分かった。新製品需要が高まり、新たなスペースを確保し業容拡大する。来年から稼働するとみられ、現在の従業員は約360人だが、数十人規模の雇用拡大も期待される。

 新たな生産拠点は、第一屋製パン(東京)の関連会社で弁当を製造販売していたフレッシュハウス北上工場跡(敷地面積約7400平方メートル)に立地。鉄骨2階建ての建物(面積約2500平方メートル)を活用する。

 同社は2002年創業。花巻市二枚橋に本社、花巻工場、開発研究所(全体敷地面積7万3千平方メートル)のほか、東京都内に東京研究所、東京本部を構える。10年3月期現在の従業員は362人、売上高は108億円。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

877荷主研究者:2010/11/21(日) 13:41:34

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011050058/
2010年11月6日 神奈川新聞
雪印メグミルクが横浜と厚木の工場閉鎖、海老名は生産など増強へ/神奈川

閉鎖が決まった雪印乳業横浜チーズ工場=横浜市緑区上山1丁目

 雪印メグミルクは5日、子会社の雪印乳業、日本ミルクコミュニティの国内生産拠点の再編と投資計画を発表した。雪印乳業の横浜チーズ工場(横浜市緑区)と厚木マーガリン工場(海老名市)を2013年下期に閉鎖。一方、日本ミルクコミュニティの海老名工場(同)は飲料やデザート類の首都圏主要拠点と位置付けて増強する。両社の吸収合併を来春に控えて生産物流体制を見直し、競争力の強化を図る。

 プロセスチーズの生産拠点となっている横浜チーズ工場は1963年に操業を始めた老舗の工場で、敷地面積は4万平方メートル。厚木マーガリン工場は1967年に操業を始めている。

 雪印乳業が250億円を投資し茨城県に建設する新工場が稼働後、横浜、厚木は関西チーズ工場(兵庫県)とともに閉鎖する。閉鎖工場の従業員は配置転換などで雇用を継続する方針。

 日本ミルクコミュニティの海老名工場は旧・雪印乳業厚木工場で、現在は「メグミルク牛乳」の生産拠点。127億円を投じ飲料やデザート類の生産機能や物流機能を強める。さらに25億円を投資し、主力のプレーンヨーグルト「ナチュレ恵」の生産も増強。11年から着工、12年下期にかけて順次、稼働を始めるとしている。

 雪印メグは09年10月、雪印乳業と日本ミルクコミュニティが持ち株会社方式で経営統合して発足。13年度までの経営計画で800億円の戦略的設備投資をする計画を発表している。今回の投資はそのうちの470億円を占める。チーズを製造する大樹工場(北海道)も増強する。

878荷主研究者:2010/11/21(日) 13:54:07

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101110/bsc1011101142012-n1.htm
2010.11.10 11:42 Fuji Sankei Business i.
日本企業にエビアン売却も、仏ダノンが交渉 米紙

 10日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、フランスの食品・飲料大手ダノンがミネラルウオーターの「エビアン」や「ボルヴィック」で知られる飲料水事業について、キリンホールディングスなどの日本企業に売却する交渉を行っていると報じた。

 事業全体の売却額は50億〜70億ドル(約4100億〜5700億円)規模という。

 実現すれば、日本の飲料大手の企業の合併・買収(M&A)として最大規模の案件となる。ただ、巨額なことから資金調達面の問題もあり、今後交渉が進むかどうかは不透明だ。

 ダノンは、キリンのほか、アサヒビールやサントリーホールディングスなど他の飲料大手にも打診、飲料水事業の全体か一部の売却を検討しているという。交渉はまだ初期段階とされる。(共同)

879荷主研究者:2010/11/21(日) 14:03:54

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101111/bsc1011112159024-n1.htm
2010.11.11 21:54 Fuji Sankei Business i.
森永製菓など工場撤退相次ぐ 阪神間 跡地利用に大きな課題

 雪印メグミルクや森永製菓など大手食品メーカーが工場集約による経営効率化を進める中、相次いで阪神間からの工場撤退を表明した。兵庫県西脇市などで工場の新規立地がみられるが、地価の高い阪神間の街中では少なく、広大な工場の跡地利用が大きな課題としてのしかかかりそうだ。

 阪神間で最近、完全撤退が決まった食品工場は、兵庫県の雪印乳業関西チーズ工場(伊丹市、2万2350平方メートル)と、森永製菓塚口工場(尼崎市、8万8800平方メートル)。アサヒビール西宮工場(西宮市)は、傘下のニッカウヰスキー製造部門などを除くビール製造部門(10万2000平方メートル)を閉鎖する。

 雪印乳業の持ち株会社の雪印メグミルクは生産拠点を集約するため、茨城県阿見町にチーズやマーガリンの大規模工場を新設。関西チーズ工場だけでなく、神奈川県の横浜チーズ工場と厚木マーガリン工場も新工場が稼働する平成25年10月以降に順次閉鎖する。

 森永製菓も25年に群馬県高崎市に工場を新設し、塚口工場を閉鎖。アサヒビール西宮工場は「ビール類の消費量が減った」として23年8月にビール製造部門を閉鎖し、大阪府吹田市の工場で西宮分の生産を賄う。

 撤退による地域経済への影響が懸念されるものの、兵庫県では西脇市に日清ヨーク関西工場が9月に完成したほか、丹波市では居酒屋チェーン大手「ワタミ」の弁当製造工場が11月下旬に稼働を予定しており、県立地推進室では「新規立地は堅調に推移している」としている。

 とはいえ、3工場の撤退部分の敷地面積は計21万平方メートル超と甲子園球場の5倍以上になり、跡地利用についても未定。平成8年に閉鎖されたキリンビール尼崎工場の跡地(約18万平方メートル)では、大型マンションやオフィスビルなどが建設されたが、「景気悪化で核店舗がなかなか決まらなかった」(関係者)ため、阪神百貨店などが入る複合商業施設「COCOE(ココエ)」が開業したのは21年10月になってからだ。

 現在の景気も先行きに不透明さが増しており、関係者からは「商業施設は、阪神間にたくさんあり過ぎる状態。広大な土地なのでマンションにも広すぎるし、簡単には決まらないのでは」との声が聞かれる。

880荷主研究者:2010/11/21(日) 14:05:29

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101112/bsc1011121624015-n1.htm
2010.11.12 16:21 Fuji Sankei Business i.
サントリーの緑茶、果汁飲料、来春から日本ミルクコミュニティ通じ販売

 サントリー食品は12日、乳業大手の日本ミルクコミュニティと清涼飲料水紙パック製品の販売に関する基本契約を結んだと発表した。来春から緑茶飲料の「伊右衛門」や「ウーロン茶」、果汁飲料の「なっちゃん」といったサントリーブランドの製品を日本ミルクコミュニティを通じて販売する。

 飲料の販売で両社はすでに「ニチレイアセロラ」ブランドで展開する清涼飲料について共同展開しており、今回、さらに商品を拡大させた。

 サントリーが扱う清涼飲料はペットボトル入りが大半で、紙パック製品の割合は全体の1%にも満たないという。紙パック製品は、チーズやバターといった冷蔵商品と同じ場所に陳列されるケースが多く、日本ミルクコミュニティの営業力や流通ネットワークを活用して店舗での販売スペースを確保し、売り上げ拡大を図る。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101113/bsc1011130503005-n1.htm
2010.11.13 05:00 Fuji Sankei Business i.
日本ミルクコミュニティと販売契約 サントリー 紙パック注力

 サントリー食品は12日、乳業大手の日本ミルクコミュニティと清涼飲料水の紙パック製品販売に関する基本契約を結んだと発表した。サントリーが扱う清涼飲料の大半はペットボトル製品で、紙パック製品の割合は全体の1%にも満たないという。紙パック製品はスーパーなどの小売店でチーズやバターといったチルド(冷蔵)商品と同じスペースに陳列されるケースが多く、日本ミルクコミュニティの営業力や流通ネットワークを活用して販売のてこ入れを図る。

 サントリーが販売を委託するのは、200〜250ミリリットル入りの紙パック飲料。サントリーでは緑茶飲料の「伊右衛門」や果汁飲料の「なっちゃん」、コーヒー飲料の「BOSS」などを製造販売している。サントリーの2009年の清涼飲料の出荷量は3億5000万ケースに上るが、紙パック製品は165万ケースにとどまり、販売拡大が課題となっていた。

 サントリーは09年にニチレイからアセロラ飲料事業を取得した際、ニチレイ時代から続いていた日本ミルクコミュニティとの協力関係を継続している。この中で、冷蔵分野において強い小売りネットワークを持っている日本ミルクコミュニティが、紙パック製品の販売に競争力があることが分かり、紙パック製品のてこ入れに向け協力関係を強化することにした。

881荷主研究者:2010/11/21(日) 14:06:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101112/bsc1011121857019-n1.htm
2010.11.12 18:57 Fuji Sankei Business i.
サッポロHD、大阪工場跡地を190億円で立命館に売却

 サッポロホールディングス(HD)は12日、子会社のサッポロビールが所有していた大阪工場(大阪府茨木市)の工場跡地を、立命館大学などを運営する学校法人立命館(京都市)に、190億円で売却すると発表した。今月16日に売却契約を締結する予定。売却益は取得費や譲渡にかかる費用を差し引いた166億円になる。

 同工場は約50年前に23億円で取得後、ビール製造の拠点として稼働してきたが、発泡酒や第3のビールなどビール類の多様化を受け、平成20年3月に停止。現在は更地になっている。

882荷主研究者:2010/11/21(日) 14:12:17

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020101108ceai.html
2010年11月08日 日刊工業新聞
日本製粉、オーケー食品にTOB−連結子会社化へ

 【福岡】日本製粉は株式の約33・3%を保有するオーケー食品工業に対し、TOB(株式公開買い付け)を行う。持ち株比率51%を上限に連結子会社化を目指す。

 買い付け価格は普通株式1株につき123円、期間は8日から12月20日まで。オーケー食品の上場は維持する方針。同社は業務用味付けあげ最大手で、日本製粉の子会社となることで品質管理や研究開発強化のほか、共同購買・物流でコスト削減を図る。

 両社は2003年から業務提携している。

883チバQ:2010/11/21(日) 17:41:14
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&amp;storyid=24773&amp;storytopic=1
グリコ、福井などの3工場閉鎖 埼玉の新工場に生産集約

(2010年11月15日午後8時30分)


 江崎グリコ(本社大阪市、江崎勝久社長)は15日、子会社で菓子製造の武生グリコ(本社福井県越前市瓜生町、新居和良社長)など国内3社を2012年に解散すると発表した。このうち武生グリコの工場は11年12月で生産を終了、12年1月に解散。各社の生産は埼玉県の新会社の工場に一本化する。

 この日開いた取締役会で決議した。少子化で菓子市場が縮小する中、生産効率を高めるのが狙い。11年1月、埼玉県北本市に新会社「関東グリコ」を設立、同様に解散する北海道グリコ、東京グリコと合わせ製造機能を集約する。

 武生グリコの正社員48人に対しては新会社への転籍を含め再就職を支援、パート、臨時社員137人に対しては生産終了をもって契約終了とするが、可能な限り再就職を支援したいとしている。

 武生グリコは1974年10月に設立。敷地面積は約2万7600平方メートル。江崎グリコの主力商品「ポッキー」や「プリッツ」合わせて約10種類を製造している。03年のピーク時には75人の正社員がおり、約15商品を生産していた。07年以降は工場稼働率も低下し、現在は平日1日平均8時間。09年度の売上高はすべて江崎グリコからの委託加工費で約8億9700万円。

 新会社は資本金8000万円で江崎グリコが100%出資。武生グリコは段階的に生産体制を縮小。生産機械で可能なものは新会社で使用する。

 江崎グリコは「消費者のさまざまなニーズに応えるには、少品種大量生産から多品種少量生産へ切り替えが必要。一方でメーカー間の価格競争が激化し、利益確保のためにはコストダウンが欠かせない」と生産拠点集約の理由を説明。武生グリコに関しては「築後36年が経過し設備が老朽化、他社工場に隣接し敷地拡大が困難」としている。

884荷主研究者:2010/11/23(火) 12:39:08
>>883
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101115/bsc1011151643001-n1.htm
2010.11.15 16:42 Fuji Sankei Business i.
グリコが3工場を閉鎖 約27億円の特別損失を計上

 江崎グリコは15日、北海道、東京都、福井県にある3つの工場を2012年までに閉鎖し、埼玉県の新工場に生産を集約すると発表した。生産効率の向上が目的。

 具体的には製造子会社の北海道グリコ(北海道恵庭市)、東京グリコ(東京都大田区)、武生グリコ(福井県越前市)の3社を解散し、来年1月をめどに埼玉県北本市に設立する新会社「関東グリコ」に製造機能を一本化する。新会社の資本金は8000万円。年間の生産金額は約150億円の見込み。今後、生産機能の強化に向け12年度末までに約100億円の設備投資を実施する方針。

 これに伴い同社は、11年3月期に27億7000万円の特別損失を計上する。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101115/bsc1011152149003-n1.htm
2010.11.15 21:49 Fuji Sankei Business i.
グリコが福井など3工場集約

 江崎グリコは15日、北海道恵庭市と東京都大田区、福井県越前市の工場を平成24年3月前後に閉鎖し、同年4月に稼働予定の埼玉県北本市の新工場に生産を集約すると発表した。閉鎖される3工場ではポッキーとプリッツなどを生産。生産金額は150億円に上っており、新工場でもポッキーなどを同程度生産する。

 集約の理由は生産体制の効率化。ポッキーなどの種類が大幅に増加するなか、少品種大量生産向きの3工場では対応が困難になったほか、設備や建屋の老朽化などが問題になった。

 多品種生産には、1つの工場の設備の一部を切り替えて対応するのが効率的。新工場は東京を中心とした大消費地にも近いため、製造・物流コストの削減額は計年間10億円と見込まれ、新工場の投資額100億円程度を10年で回収できるという。

 3工場では計140人の社員とパートら487人が勤務しており、社員は新工場への転勤を中心に検討。パートは生産終了をもって解雇される見通し。

 敷地面積2・7万平方メートルの福井県の工場など3工場とも跡地利用は決まっていない。

885荷主研究者:2010/11/23(火) 12:41:56

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101118/bsc1011181142016-n1.htm
2010.11.18 11:41 Fuji Sankei Business i.
サッポロ、協同乳業に5%出資 乳製品を共同開発へ

 サッポロホールディングス(HD)は18日、全国農業協同組合連合系の乳業メーカー、協同乳業と資本・業務提携を締結したと発表した。今年度中に協同乳業の発行済株式の5%を取得する。取得金額は数億円程度になるもよう。

 ビールなどアルコール市場が伸び悩む中、乳酸菌の研究や宅配事業で実績のある協同乳業と提携することで、健康志向を背景に市場が拡大している乳製品や乳飲料事業を強化する。

 両者は今月10日に資本・業務提携について基本合意した。乳酸菌の発酵や機能向上に関する共同研究を進め、整調作用があるヨーグルトなど機能性乳製品の商品化を目指す。

 さらに飲料事業でも連携。来年3月から協同乳業の1リットル紙パックチルド飲料のパッケージに、サッポロHDグループのサッポロ飲料社のキャラクターを印字をする。協同乳業が持つ牛乳宅配事業を活用し、販路拡大を目指す。

 現在、サッポロHDでは、グループ傘下の安曇野食品工房が乳製品事業を展開し、年50億円程度の売り上げがある。乳製品市場規模は現在、2500億円程度だが、ここ数年毎年2%前後で伸びており、今後も成長が続くとみている。

 サッポロHDは2016年までに新規事業で380億円の売上高を目指すことを打ち出しており、今回の提携はこの新規事業の柱になる。

886荷主研究者:2010/12/02(木) 22:27:35

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101117/CK2010111702000133.html
2010年11月17日 中日新聞
《経済》ヤマハ発が『サプリ事業』を撤退 収益が低迷し成長見込めず

来月末に工場を閉鎖し従業員は配転

 ヤマハ発動機は16日、食品や化粧品メーカーに原料を供給するライフサイエンス事業について、今年12月末をもって撤退する、と発表した。急激な円高が進むなど経営環境が変わる中、人や工場設備など限られた経営資源を速やかに再配分する必要があると判断した。工場などを閉鎖し、従業員49人は社内異動で対応して人員削減は考えていない。

 ヤマハ発は、二酸化炭素(CO2)低減を目指し、1997年に微細藻類の研究を開始。2005年には40億円をかけてライフサイエンス研究所を設立するなど同事業を本格化した。

 06年に抗酸化作用があるアスタキサンチン原料を化粧品メーカーなどに販売を始めた。市場規模が拡大すると予測し、09年に売上高50億円、15年に同300億円を見込んでいたが、実際は09年の売り上げは2億8000万円と低迷。07年〜09年の3年間の累積の営業損失も36億円に上った。

 浜松市中区の浜松商工会議所会館で同日会見した鈴木正人取締役上席執行役員は、「市場規模が縮小し、成長も見込めない。収益の改善も困難」と撤退理由を説明。化粧品メーカーなどへの事業譲渡も検討したものの、受け入れ先がなかったため事業撤退を決めたと経緯を述べた。

 アスタキサンチン原料は、化粧品メーカーなどと相談し、生産を終了する予定。一般発売しているアスタキサンチンの栄養補助食品も、来年3月末で販売を終える。

887荷主研究者:2010/12/13(月) 01:26:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101130/bsc1011301738014-n1.htm
2010.11.30 17:38 Fuji Sankei Business i.
サッポロHD、千葉県内の物流センターを売却へ

 サッポロホールディングス(HD)は30日、子会社のサッポロビールが所有する千葉県内の物流センターを同社と資本・取引関係のない別会社に44億円で売却すると発表した。

 物流センターは「サッポロビール京葉物流センター」(千葉県習志野市)で、1989年に用地を取得し、93年に竣工した。国内外のワインや焼酎を保管し、全国に配送する物流拠点として利用している。物流センター売却後は、ビール製造の千葉工場(千葉県船橋市)の敷地内の倉庫と、一部外部倉庫を借りて対応する。

 物流センターは評価額が128億円のため、84億円の譲渡損が発生する。サッポロHDは今回の譲渡損と、先月16日に売却した大阪工場(大阪府茨木市)跡地の売却益166億円などを加味し、2010年12月通期連結決算の最終利益を、当初予想の48億円から22億円増の70億円に上方修正した。

888とはずがたり:2010/12/20(月) 20:56:42
伊藤忠商事、食品中間流通事業の経営統合について
http://www.asahi.com/business/pressrelease/JCN201012170004.html
2010年12月17日12時25分

Tokyo, Dec 17, 2010 - (JCN Newswire) - 伊藤忠商事株式会社(TSE:8001、本社:東京都港区、代表取締役:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」という。)と、伊藤忠商事子会社である株式会社日本アクセス(本社:東京都世田谷区、代表取締役:田中茂治、以下「日本アクセス」という。)、ファミリーコーポレーション株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:黒澤洵吉、以下「FC」という。)、伊藤忠フレッシュ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:原修、以下「伊藤忠フレッシュ」という。)及びユニバーサルフード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:山根明、以下「ユニバーサルフード」という。また、日本アクセス、FC、伊藤忠フレッシュ及びユニバーサルフードを併せて「経営統合当事者」という。)は、食品中間流通事業の経営統合(以下「本経営統合」という。)について以下の通り合意いたしましたので、お知らせいたします。

1. 経営統合の目的

2010年9月28日、伊藤忠商事と経営統合当事者とは、食品中間流通事業の強化に向けて、日本アクセスを基軸とした事業再編の協議を開始することに合意し、以降事業再編の手法、条件並びに事業再編後の事業運営及び事業展開等について協議及び検討を行ってまいりました。

国内食品流通市場においては、人口の緩やかな減少及び少子高齢化の進展、および景気悪化に伴う個人消費の低迷によって、流通業界の経営環境が一層厳しさを増しており、このような経営環境の中で、食品製造業分野及び小売業分野での競争は激化し、再編、淘汰、グループ化、グローバル化など、めまぐるしい変化が続いております。

伊藤忠商事のSIS戦略のバリューチェーンの軸である中間流通事業分野において、こうした変化への対応を通じ、お取引先様の満足度向上に貢献し、且つ、伊藤忠商事グループ全体の企業価値の一層の向上を図るために、一体となった戦略推進を可能にする体制を構築し、各社それぞれが保有する経営資源を一層緊密かつ有効に活用すべく協議・検討を行った結果、本経営統合を迅速に進めることといたしました。

2. 経営統合の概要

(1)第一ステップ(2011年3月1日(予定))
- 日本アクセスとFCとが、日本アクセスを存続会社とする吸収合併を行います。
- 日本アクセスが、伊藤忠商事が保有するユニバーサルフードの株式(発行済株式の98%)を取得し、ユニバーサルフードを連結子会社といたします。

(2)第二ステップ(2011年10月1日(予定))
- 日本アクセスと伊藤忠フレッシュとが事業譲渡により経営統合いたします。

3. 本経営統合により期待される効果

(1)お取引先様の満足度向上
以下三つの一元化・総合化を推進することにより、これまで各社単独では実現できなかった「総合的なマーチャンダイジング」と「ローコストで高品質なロジスティクス」を御提供することによって、お取引先様の満足度向上に貢献できるものと考えております。

- 商品の一元化・総合化
常温・冷凍・チルドなど全温度帯の加工食品に加え、生鮮三品も一元的・総合的に取扱う「食の総合マーチャンダイジング」を御提供できる体制を構築いたします。特に、伊藤忠フレッシュが得意とする生鮮三品(水産物、畜産物、農産物)を日本アクセスが強みを持つ全温度帯物流網を活用し全国のお取引先様に御提供いたします。

- 物流の一元化・総合化
全国・全温度帯の店着物流に加えて、調達物流も一元的・総合的に御提供できる体制を構築いたします。統合後は食品流通の分野ではトップクラスの規模と機能をもつことになり、お取引様に対して「ローコストで高品質なロジスティクス」を御提供いたします。

- 販売チャネルの一元化・総合化
量販店、コンビニエンスストアに加え、外食・給食分野のお取引先様に対しても「総合的なマーチャンダイジング」と「ローコストで高品質なロジスティクス」を御提供できる体制を構築いたします。また、食品製造業分野のお取引先様に対しては、より幅広い「販売チャネル」を御提供し、効率化と更なるビジネスチャンスを生むものと考えております。

(2)伊藤忠商事中間流通事業の収益拡大
本経営統合によって、経営統合当事者における経営・営業管理業務、情報システム関連業務、物流業務、食品安全管理業務などの最適配置を行うことで、伊藤忠商事中間流通事業全体の合理化・効率化が進むと考えており、その結果、中間流通事業の収益拡大に繋がると考えております。

889とはずがたり:2010/12/20(月) 20:57:18
>>888-889
(3)伊藤忠商事中間流通事業の海外展開の加速
本経営統合によって、従来経営統合当事者が個別に行っていた海外展開に関しても、各社の特性と長所を活かした「総合的なマーチャンダイジング」と「ローコストで高品質なロジスティクス」の実現を目指して、伊藤忠商事が主導的且つ一元的に管理することにより、特に成長市場である中国、アジアにおける中間流通事業展開が加速するものと考えております。

4. 経営統合当時者の概要

日本アクセス 会社概要(2010年3月31日現在)
商号:株式会社 日本アクセス
事業内容:食品卸売業
設立年月日:1952年10月1日
所在地:東京都世田谷区池尻三丁目1番3号
代表者:代表取締役社長 田中 茂治
売上高:約1兆3,606億円(連結ベース)
資本金:26.2億円
主要株主(2010年9月30日現在):伊藤忠商事株式会社(93.6%)、雪印乳業株式会社(6.4%)
従業員:3,066名(連結ベース)

FC 会社概要(2010年3月31日現在)

商号:ファミリーコーポレーション 株式会社
事業内容:食品関連の物流業務受託およびセンター運営業
設立年月日:1988年3月31日
所在地:東京都文京区小石川一丁目4番1号
代表者:代表取締役社長 黒澤 洵吉
売上高:約703億円
資本金:30億円
主要株主:伊藤忠商事株式会社(95%)、株式会社日本アクセス(2%)、伊藤忠食糧販売株式会社(1%)、ユニバーサルフード株式会社(1%)、伊藤忠ライス株式会社(1%)
従業員:227名(臨時従業員、アルバイトおよびパート含む)

伊藤忠フレッシュ 会社概要(2010年3月31日現在)

商号:伊藤忠フレッシュ株式会社
事業内容:水産物、畜産物、農産物の仕入、加工、販売
設立年月日:1980年10月1日
所在地:東京都港区港南二丁目13番34号
代表者:代表取締役社長 原 修
売上高:約575億円
資本金:10億円
主要株主:伊藤忠商事株式会社(100%)
従業員:468名(パート、アルバイト、派遣社員含む)

ユニバーサルフード 会社概要(2010年3月31日現在)

商号:ユニバーサルフード 株式会社
事業内容:フードサービス関連業務の運営・管理業務受託
設立年月日:1999年3月1日
所在地:東京都江東区新砂二丁目3番43号
代表者:代表取締役社長 山根 明
売上高:約150億円
資本金:3.5億円
主要株主:伊藤忠商事株式会社(98%)、株式会社サンマルクホールディングス(2%)
従業員:81名(臨時従業員含む)

5. 業績に関する今後の見通し
本経営統合が伊藤忠商事の2011年3月期の連結業績に与える影響は無い見込みです。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.itochu.co.jp/ja/news/2010/101217.html

伊藤忠商事株式会社

890荷主研究者:2010/12/26(日) 21:50:40

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&amp;mode=0&amp;classId=&amp;blockId=9761979&amp;newsMode=article
2010/12/10 09:14 福島民報
森永乳業郡山工場閉鎖へ 23年9月末、全国規模で統廃合

 森永乳業が福島県郡山市にある郡山工場を閉鎖する方針を固めたことが9日、分かった。来年9月末で生産を中止、閉鎖する見通し。同社は11月に労働組合に方針を伝え、現在協議しているとし、従業員42人については他の工場への異動など、今後の話し合いになるとしている。

 森永乳業は事業の合理化で工場の統廃合を進めている。国内には現在、郡山、福島(福島市)の両工場をはじめ、17工場がある。同社は具体的な統廃合の数は明らかにしていないが、郡山工場以外では徳島県の徳島工場も閉鎖する方針。

 同社によると、郡山工場は昭和39年に操業、瓶入りの牛乳などを製造してきた。平成18年に牛乳などの製造を終了し、現在は主に乳児用の調製粉乳を製造している。郡山工場の製造機能は脱脂粉乳やバターなどを製造している福島工場や長野県の松本工場などに移される見込み。

891荷主研究者:2010/12/26(日) 22:13:37

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20101211/201012110936_12390.shtml
2010年12月11日09:36 岐阜新聞
秋田屋本店が新工場 本巣・屋井工業団地に進出第1号計画

秋田屋本店が新たに工場を建設する屋井工業団地=本巣市屋井

 養蜂・食品製造の秋田屋本店(岐阜市加納富士町、中村正社長)が、本巣市屋井の屋井工業団地にミツバチ生産物の製造工場を建設することが10日、分かった。同日の市土地開発公社理事会で正式に決定した。同団地の進出企業としては第1号となる。

 同社が進出するのは同団地の1区画約1万5300平方メートル。蜂蜜の充填(じゅうてん)などを行う食品生産工場を建設する予定で、来年6月着工、2012年4月の操業を目指す。

 同社は1804年創業。87年から養蜂事業を手掛け、1961年に株式会社を設立。現在、養蜂全般や食品製造などを行い、岐阜市や関市など県内に4カ所の工場を展開している。

 同団地は、市土地開発公社が開発した工業団地で昨年3月に完成した。全6区画の分譲面積は計12万3500平方メートル。建設予定の東海環状自動車道糸貫インター(仮称)から約2.5キロ、同大野・神戸インター(同)から約4.5キロの地点にある。

892チバQ:2010/12/29(水) 20:23:41
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101229/biz1012291951005-n1.htm
相場急騰でコーヒー各社値上げへ 外食などに波及も
2010.12.29 19:50
 コーヒー豆相場の急騰で、コーヒー各社が値上げに動き出した。キーコーヒーは全体の約8割を占める業務用と家庭用で平均15%値上げすることを決め、味の素ゼネラルフーヅ(AGF)も検討に入った。外食や小売店の販売価格への影響も予想される。

 コーヒー豆価格の指標になる米ニューヨークの「アラビカ種」コーヒー相場は10月に1ポンド(453グラム)=200セントの大台を突破し、13年ぶりの高値を付けた後、今月下旬には235セント台まで急騰した。

 米国の金融緩和に伴い、株式市場などから投資マネーが流れ込んでいるほか、「ブラジルやインド、ロシアなど新興国の需要が急増し、需給バランスが変化した」(全日本コーヒー協会)ことも影響している。

 キーコーヒーは来年3月1日から、業務用と家庭用計36品目を対象に平成18年3月以来の値上げに踏み切る。同社は1ポンド=130セントで原価計算しており、コスト上昇率は80%近い。円高差益を考慮しても、原材料費は50%超高くなるという。担当者は「不況下で断腸の思いだが、コスト圧縮だけでは対応できない」と話す。

 AGFも、レギュラーコーヒーの一部商品で容量を減量し、実質値上げする方向だ。増量セールのとりやめや広告費の圧縮で上昇分を相殺し、値上げ率は10%程度にとどめるという。ネスレ日本とUCCホールディングスも、「このまま高騰が続けば検討せざるを得ない」としている。

893荷主研究者:2010/12/30(木) 00:40:05

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/264891.html
2010年12/17 06:25 北海道新聞
柳月が本社工場増強へ 音更生産能力3割引き上げ

増築が終了した柳月の本社工場

 【音更】菓子製造販売の柳月(十勝管内音更町、田村昇社長)は、本社工場を増設し、生産を強化する。既に増床工事は終了。今後3年以内をめどに製造ラインを整備し、生産能力を現行より3割程度引き上げる。

 本社工場に隣接する形で地上3階地下1階の建物を増築した。増築部分は延べ床面積約3千平方メートルで、総工費5億円。製品開発力を強化するため、内部に若手社員向けの研修施設も設けた。

 同社によると、ガラス越しの見学が可能な本社工場が2001年に完成した後、新たに8店舗を出店したことなどもあり、「ほぼフル稼働の状態」(田村社長)が続いていた。

 来年秋の道東自動車道札幌−帯広間の全面開通に伴い観光客増が見込めることや道央圏への新規出店を見据え、増産体制を整える。

<北海道新聞12月17日朝刊掲載>

894荷主研究者:2010/12/30(木) 20:02:39

http://www.sankeibiz.jp/business/news/101221/bsc1012211736016-n1.htm
2010.12.21 17:33 Fuji Sankei Business i.
来年4月からアサヒの「六条麦茶」に カゴメが製造・販売権を譲渡

 カゴメは麦茶ブランド「六条麦茶」の製造・販売権をアサヒビールに譲渡し、来年4月にアサヒビールの麦茶ブランドとして販売する。両者が21日契約した。

 これに伴いアサヒビールは、アサヒ飲料による「金の麦茶」の販売を3月末まで中止し、「六条麦茶」に一本化する。

 ブランドの譲渡額は非公表。六条麦茶は来年4月からアサヒ飲料が自社ブランドとして販売する。生産は当面、カゴメの那須工場(栃木県)で、2リットルのペットボトルを製造する。

 「六条麦茶」の平成22年度の販売数量(見込み)は約300万ケースで、販売金額は42億円強。麦茶飲料市場の約1割を占め、伊藤園の「天然ミネラルむぎ茶」に次いで第2位となっている。アサヒ飲料の「金の麦茶」の販売数量は約70万ケース(昨年実績)と低迷していた。アサヒビールは夏に強い商品を強化でき、カゴメにとっては、得意分野の野菜飲料や乳酸菌飲料に経営資源を集中できるメリットがある。

 アサヒビールとカゴメは19年2月に業務・資本提携を締結し、アサヒビールがカゴメの全株式の10.05%を取得した。これまでにも共同開発を進めてきたが、大型ブランドの製造・販売権の譲渡は初めてという。

895荷主研究者:2010/12/31(金) 22:44:28

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003693720.shtml
2010/12/23 07:30 神戸新聞
コメ卸の神明、愛知の食品販売会社と業務提携へ

 コメ卸最大手の神明(神戸市中央区)は22日、食品・金属販売の大榮産業(名古屋市)と業務提携したと発表した。神明は、主食用米販売に本格参入する大榮にノウハウを供与するとともに、大榮の子会社が神明の精米を受託する。

 神明は、子会社の神明精米(東京)に精米を委託しており、神戸や西宮、埼玉などの6カ所に工場を展開。しかし、中部地域には精米拠点がなく、西宮の工場から商品を流通させていた。今後は大榮の子会社、中日本農産(愛知県愛西市)が来春、愛知県内に完成させる工場を活用し、物流コストを抑える。

 一方、大榮はしょうゆ向けなどの加工用米と酒造用米に加え、主食用米の販売に本格参入する方針。このため、神明は品質管理などのノウハウを供与する。

(井垣和子)

896とはずがたり:2011/01/07(金) 00:30:13

軽くなって1割増量へ 「サントリー天然水」の新ボトル軽量化
2010.12.20 15:26
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101220/biz1012201528013-n1.htm
 サントリー食品は20日、「サントリー天然水」のペットボトル(500ミリリットル)を軽量化し、容量を1割増の550ミリリットルにリニューアルすると発表した。平成23年3月から発売し、小売り希望価格は137円で値上げはしない。23年度の売り上げ目標は1230万ケース(1ケース24本入り)。

 ミネラルウオーター市場では、家庭用浄水器の普及で、2リットルなど大型ペットボトルサイズの売り上げが減る一方、携帯性の高いサイズのペットボトルが売り上げを伸ばしている。増量によって商品価値を高め、利益確保を狙う。同社によると、国内主要メーカーで550ミリリットルサイズを販売している例はないという。

 新しいペットボトルは使用する樹脂を削減するなどして、重さを約4〜5割程度軽い13・5グラムに抑えた。これによって年間約7600トンの二酸化炭素の削減が可能という。薄くなっているため、簡単に折りたたむことができ、リサイクルが容易になっている。

897荷主研究者:2011/01/09(日) 14:19:24

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/201012/20101216000080.htm
2010/12/16 09:33 四国新聞
番の州工業団地への進出協定20日締結

 香川県は15日、香川県宇多津町の番の州臨海工業団地への進出で基本合意した総合でんぷんメーカーの松谷化学工業(兵庫県伊丹市)と20日に進出協定を締結すると発表した。協定を結ぶのは、住所地の宇多津町を含めた3者。進出予定地は、同工業団地宇多津地区2号地の約1万平方メートルで、香川大や県などと同社が連携して研究を進めてきた希少糖を使った人工甘味料を製造する工場などを建設する。使用する希少糖は、血糖値の上昇を抑え、肥満防止にも効果があるという。

 県産業集積推進室によると、売買契約は工業用水や上下水道の整備が完了する2011年秋ごろ、分譲価格は1億5千万円程度となる見通し。

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/201010/20101021000107.htm
2010/10/21 09:38 四国新聞
番の州に希少糖工場 甘味料製造へ/松谷化学

 総合でんぷんメーカーの松谷化学工業(兵庫県伊丹市)が、香川県内で産学官が連携して研究開発を進める希少糖を使った甘味料を製造する工場を、宇多津町の番の州臨海工業団地に建設することが20日、分かった。進出時期を含め具体的な計画は未定。民間企業が希少糖を使った製品の製造に本格的に乗り出すのは初めて。

 同社は、加工でんぷんやでんぷん糖の大手で、香川大や県など産学官が連携して2004年度からスタートした希少糖プロジェクトに立ち上げ時から参加。これまでに希少糖研究に関するベンチャー企業に資本参加するなど、希少糖の研究開発に積極的にかかわってきた。

 工場は同工業団地の約1万平方メートルの敷地に建設。投資額は10億円を見込んでいる。このほど、トップセールスで大阪地区を訪れた浜田知事と同社幹部が面談、同工業団地への進出について基本合意した。

 工場では希少糖を使った人工甘味料を製造する予定。使われる希少糖は、血糖値の上昇を抑え、肥満防止にも効果があるという。

 県との基本合意を受け、同社は今後、詳しい計画や進出時期、工場の生産規模などについて検討を急ぐ。

898荷主研究者:2011/01/17(月) 23:39:10

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003724204.shtml
2011/01/08 11:41 神戸新聞
UCC、主力工場見学開始へ 六甲アイランド

 UCC上島珈琲(神戸市中央区)は25日から、家庭用レギュラーコーヒーの主力生産拠点、六甲アイランド工場(同市東灘区)の工場見学を始める。製造工程の見学を通じて商品に親しんでもらうのが狙いで、昨年末に改装を終えた。

 今回の改装で、いれたてのコーヒーの試飲室を新設した。焙煎(ばいせん)室や包装ラインなどをガラス窓越しに見学でき、従業員がクイズを交えながら工程を説明する。直営農園などの紹介ビデオも上映する。

 同工場は1993年から稼働。敷地面積は約1ヘクタールで、同社主力の家庭用レギュラーコーヒー「ゴールドスペシャル」などを製造し、生産能力は年間8千トン。

 同社担当者は「反響があれば国内のほかの4工場でも実施していきたい。多くの人の声を聞き、品質向上にもつなげられれば」としている。

 25日から毎週火曜と木曜にそれぞれ2回ずつ実施。無料。事前予約が必要で、定員は1回15人で中学生以下は保護者同伴。問い合わせはTEL0120・156・587

(三宅晃貴)

899荷主研究者:2011/01/25(火) 23:29:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t42028.htm
2011年01月12日水曜日 河北新報
米粉製粉工場が完成 秋田・大潟村のプロジェクト

竣工式が行われた製粉工場

 秋田県大潟村で米粉用米の生産から加工、販売までを手掛ける「大潟村米粉プロジェクト」の一環として、村カントリーエレベーター公社が建設を進めていた製粉工場が完成し、竣工(しゅんこう)式が11日行われた。

 精米機も備えた工場の総工費は約2億100万円。今月下旬にも稼働を始め、既に集荷した玄米約480トンを順次製粉する。新年度に製粉機を増設。2014年度には年間処理能力を約1520トンに高める。

 米粉はプロジェクトで村に建設されるギョーザ工場などに供給されるほか、首都圏で販売される予定。竣工式で藤田勉社長は「プロジェクト成功には米粉の売り先確保が欠かせない。『6次産業化』の推進と食料自給率向上で先進的な役割を果たせるよう努力したい」とあいさつした。

 プロジェクトは、公社を含む村内外の4社や生産者団体が連携。各社の設備導入費など総事業費計約11億6000万のうち、半分を国の助成金で賄う。

901荷主研究者:2011/01/30(日) 20:32:05

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/01/12/news01.htm
2011年1月12日(水)AM 07:11 上毛新聞
●正田醤油、子会社統合し新工場

加工調味料を生産する新工場

 正田醤油(館林市栄町、正田隆社長)は麺つゆやスープ類など加工調味料を生産する子会社2社を統合し、栃木県佐野市に新会社を設立した。工場も併設、2月末までに加工調味料部門の生産機能を一部を除き集約する。経営の効率化に加え、3月に全線開通する北関東道により輸送効率も高める。

 正田醤油の2009年11月期の連結売上高約202億円のうち、新会社が手掛ける加工調味料の売上高は4分の1を占め、主力商品となっている。

 統合したのは正田フーズ(栃木県岩舟町)と正田食品(館林市栄町)。新会社の商号は正田フーズ(佐藤昇社長)とした。従業員数は220人。

 新工場は敷地面積約2・9㌶、延べ床面積約1・1㌶。袋詰めのライン27本と、ボトル・瓶詰めライン4本を備える。1日当たりの加工調味料の最大生産量は50㌧。

 既に稼働しており、従来拠点は館林の一部機能を残し、2月末までに集約。岩舟は閉鎖する。

 東北道の佐野藤岡インターチェンジから5〜6㌔の立地。北関東道の全線開通後は輸送時間の大幅な短縮が見込めるという。

 正田醤油は「原料受け入れから出荷までの流れを効率化した最新鋭の工場。生産拠点の基軸に育てたい」としている。

902荷主研究者:2011/01/30(日) 20:33:36

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1295057487
2011年01月15日11時11分 千葉日報
佐倉の工場増設 めいらくグループ 6月めど稼働、飲料など増産

めいらくグループ千葉工場の既存工場と新工場の完成予想図

 乳製品・飲料製造のめいらくグループ(名古屋市)は関東の基幹工場である千葉工場(佐倉市)の隣接地に新工場を建設する。整備費は120億円。既存工場でも生産している清涼飲料などの増産を図る狙い。昨年11月に着工しており、6月ごろ稼働を始める計画だ。

 1987年に同市大作の佐倉第3工業団地で操業開始した千葉工場は、延べ床面積約2万6千平方メートルに上る同社最大の生産拠点。果汁飲料、コーヒー飲料などの清涼飲料やポタージュ、豆乳、コーヒー用ミルクなど約250品を製造しているが、近年は需要が増える夏場に清涼飲料の生産が追い付かなくなるケースが目立っていた。

 新工場は延べ床面積2万7千平方メートル。建設地は日本鉄塔工業の工場跡地で、2003年10月にめいらくグループが取得していた。

903荷主研究者:2011/01/30(日) 20:37:37

http://www.shinmai.co.jp/news/20110112/KT110111BSI090008000022.htm
2011年1月12日(水)信濃毎日新聞
旭松食品、納豆事業から撤退 ミツカンに譲渡で合意

 旭松食品(本店・飯田市)は11日、納豆事業をミツカン(愛知県半田市)に譲渡することで基本合意したと発表した。市場の縮小や販売競争の激化で採算が悪化し、今後も回復が見込めないと判断。経営資源を凍り豆腐など他の主力事業に集中させる。県内で納豆を製造する高森工場(下伊那郡高森町)は、他の加工食品に転換して操業し、従業員約40人の雇用も維持する。

 譲渡価格は14億円。譲渡対象は営業権と「なっとういち」などの商標権で、工場や土地は含まない。もう1カ所の納豆製造拠点の小野工場(兵庫県小野市)は閉鎖する。

 旭松食品の2011年3月期の納豆事業売上高は38億5千万円の見込み。即席みそ汁などの加工食品、凍り豆腐に次いで3番目に多く、全事業の3割弱を占めるが、1999年3月期の82億7900万円をピークに減少傾向が続いていた。

 同社は10年3月期に連結純損失1億7800万円と3期連続の最終赤字を計上し、収益改善が急務。採算性の低い納豆事業については昨年5月、関東や東海での販売から撤退し、長野や山梨、西日本での販売に注力したが、原材料価格の高止まりもあって継続は難しいと判断した。

 ミツカンは西日本を中心に人気がある「なっとういち」のブランドを引き継ぎ、販売を強化する。

 両社は2月末までに譲渡契約を結び、事業移管は4月1日の予定。旭松食品は11年3月期の業績予想について「影響が明らかになり次第、速やかに開示する」(人事総務部)としている。

904荷主研究者:2011/01/30(日) 20:55:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110112/bsc1101120502004-n1.htm
2011.1.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
サントリー、将来性に先手 11年販売目標「オールフリー」2.5倍

 サントリー酒類は11日、2011年の販売計画を発表した。ノンアルコールのビールテイスト飲料市場の急激な拡大を受け、「オールフリー」の目標数量を昨年比2.5倍の500万ケース(1ケース大瓶20本換算)とした。ウイスキー事業はハイボール人気を追い風に、新たに専門店の開業で前年比16%増に設定した。ビール事業は、低価格志向で成長が続く第3のビールで、定番商品を立ち上げ、2桁増を目指す。

 ビールテイスト飲料市場は今年、昨年比1.3倍の1300万ケースに拡大する見込みで、オールフリーで全体の約4割のシェアを目指す。相場康則社長は「ノンアルコール市場は近い将来、2000万ケースまで伸びる。その半分はとりたい」と意気込みを示した。

 ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)は6100万ケースで、昨年比3.7%増。高価格帯の「ザ・プレミアム・モルツ」は、店頭や企業向けセミナーの強化で10.3%増としたほか、第3のビールを強化する。主力の「金麦」に加え、昨夏に限定発売した「絹の贅沢」を4月から定番商品とし、2月にリニューアルする「ジョッキ生」の3本柱で2桁増を狙う。

 一方、ウイスキー事業はハイボール専門店「ハイボール バー」を全国主要都市に20カ所程度展開し、需要拡大を目指す。

905荷主研究者:2011/01/30(日) 21:00:24

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110115/bsc1101150500000-n1.htm
2011.1.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒ飲料シェア10%確保 11年販売数量、6%増目標

 アサヒビール傘下のアサヒ飲料は14日、2011年の事業方針を発表し、販売数量目標を前年比6%増となる1億6850万ケースとした。昨年の猛暑特需の反動で、清涼飲料市場全体は微減から横ばいを見込むが、同社は基幹ブランドの強化などで、早期に市場シェア10%の実現を目指す。

 同社の昨年の販売数量は猛暑効果もあり、前年比8%増の1億5893万ケース(速報値)と過去最高を記録。2〜3%とされる市場全体の伸びを上回った。

 菊地史朗社長は、今年の清涼飲料市場について「昨年の猛暑の反動で、2〜3%の微減から、良くて横ばい」との見通しを示した。そうした中、消費者の生活防衛意識は引き続き高く、「商品に対する選別も厳しくなる」との見方から、ブランド力を強化し、さらなる販売拡大につなげる方針だ。

 具体的には「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」といった基幹ブランドを強化するほか、おいしさだけでなく、健康要素なども加えた「付加価値型商品の展開」でその他のブランドも進化させる。

 また、販路では成長の原動力と位置づける自動販売機の設置台数を1万台増やす。

 同社は第4次中期経営計画の最終年度にあたる12年に、市場シェア10%の達成を掲げる。昨年末時点のシェアは9.1%に達しており、これらの施策で早期の実現を図りたい意向だ。

906荷主研究者:2011/01/30(日) 21:01:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110115/bsc1101150501004-n1.htm
2011.1.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒ勝算、中国主戦場 キリン・サッポロは慎重

 国内ビール各社のアジア戦略の違いが鮮明になってきた。中国全土での売り込みを強化するアサヒビールに対し、キリンホールディングス(HD)は中国進出が時期尚早と判断し、東南アジアとオセアニアに傾注する。サッポロホールディングスも中国以外で勝負する。じり貧の国内市場から急成長するアジアを中心に海外シフトを加速させる各社だが、それぞれの戦略の成否が、今後の業界全体の勢力図を占う鍵になりそうだ。

 ◆内陸部調査に着手

 「ビールを冷やしてジョッキで飲むことやビールのつぎ方、サーバーの衛生管理などを一から覚えてもらっている。20〜30代の若い世代を中心に手応えはある」。飲食店などを一軒一軒回り、販路開拓に奮闘するアサヒビールの中国担当者はこう胸を張る。

 同社の中国進出は1994年。昨年は中国2位の青島ビールに19.99%出資し、攻勢を強めてきた。これまではアサヒブランドの販売実績は09年の78万ケース(1ケース大瓶20本換算)、10年は60万ケースと苦戦し、94年以来、単年度では赤字が続く。この数年は政府の意向で、10年前には約800社あったビール会社が大手に集約され、競争が激化。最近は量販店で売り場の棚を確保しようとすると、買いたたかれることもしばしばだという。

 それでも海外での売上比率を、2009年の5%から15年には最大で30%に高める計画の同社は、中国を主戦場と位置付ける。北川亮一国際部長は「海外での商売の難しさはどこも同じ。中国の1人当たりのビール消費量は日本の3分の2で、今後の伸びしろは大きい。13億人の人口と高い経済成長を考えれば無視できない市場」と言い切る。昨秋、430億円を投じ、中国の食品・流通最大手の頂新グループの販売網を活用するほか、未開拓の内陸部の市場調査にも着手した。今期は初めて単年度で黒字化を見込む。

 ◆東南アジア照準

 一方、キリンHDは昨夏、850億円を投じ、東南アジアの飲料大手のフレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)社に14.7%出資し、先月からHD役員を派遣した。HD傘下で豪州のビールと乳業大手のライオンネイサンナショナルフーズと両輪で、東南アジアとオセアニア地域での国際総合飲料グループとして橋頭堡(きようとうほ)を築く。中国市場について三宅占二社長は「今の状況のまま出ていっても、低価格競争に巻き込まれて品質を落としかねない」と冷ややかだ。

 サッポロHDも中国進出には消極的だ。同社は昨年11月、韓国大手乳業メーカーと業務提携を発表。同社はアジアではベトナム国営たばこ公社ビナタバや、シンガポールでは大手飲料メーカーのポッカと提携しているが、中国は「世界中の大手企業がしのぎを削る中で利益の確保は困難」と分析する。

                  ◇

 ■販路拡大は地元企業との提携が鍵

 一方、08、09年と中国のビール事業で赤字続きのサントリーHDは、酒類と飲料の中国事業を集約し、全ビールの35%のシェアを持つ上海とその周辺の市場に特化する戦略だ。高価格帯ビール「ザ・プレミアム・モルツ」も本格展開する。昨年、キリンHDが07年に買収した豪州飲料食品会社で多額の損失を計上するなど、海外事業のリスクは大きい。中国市場は政治的リスクや広大な国土に伴う多彩な食文化など、他の国にはない高いハードルが待ち受ける。欧米大手や地場メーカーとの競争も激しさを増すなか、いかに収益を着実に上げられるか経営手腕が問われる。(小川真由美)

                   ◇

 ≪永浜利広・第一生命経済研究所主席エコノミスト≫

 米自動車のゼネラル・モーターズ(GM)が、中国で富裕層にあこがれのブランドとして注目され販売を急速に増やしているのは、現地にいち早く進出した成果だ。

 中国の経済成長は今後も高い水準で推移する見通しで、市場としては非常に魅力的。ただ、自動車や電機など性能で他社と差別化しやすい業界と違い、飲料や食品は進出地域の文化や慣習に左右されやすい。その点でも豪州など成熟した地域より中国はリスクが高い。ビールの製造販売のノウハウを生かし、地元企業と組んで販路を拡大できるかが鍵になる。

907荷主研究者:2011/01/30(日) 21:03:13

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110115/bsc1101150501003-n1.htm
2011.1.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
飲み方いろいろ、缶酎ハイ人気 「ほろよい」サントリー・“すぐ酔える”アサヒ

自宅でくつろぎながら缶酎ハイ「ほろよい」を飲む男性=2010年11月、東京都港区

 缶入り酎ハイ・カクテル市場がアルコール度数の高低で二極化、愛飲家の裾野が広がり市場規模も拡大している。すぐに酔えて経済的という理由で度数が強いお酒が売れる一方、普段は飲まない若者層が弱いお酒を手に取っているからだ。

 「会社の人とは、あまり飲まないんです」。東京都内で働くシステム技術者の男性(24)は週1回程度、自宅で度数の低い缶酎ハイを飲むくらい。ビールは一滴も飲めないという女性会社員(26)は「テレビを見ながら甘いお酒をだらだら飲むのが好きです」と話す。

 缶酎ハイ・カクテルの市場規模は、2010年の実績見込みが前年比約1割増の1億1400万ケース(1ケースは250ミリリットル缶24本)。このうちアルコール度数3%以下の商品は約2.4倍の2200万ケースを見込む。サントリー酒類は主力の缶酎ハイ「ほろよい」の10年の販売計画を、当初の300万ケースから600万ケースに引き上げた。開発は若手女性が主導、サントリーの山田真二RTD部長は「想定もしなかった市場があった」と驚く。

 キリンビールは「夜でもカフェや喫茶店でお酒を飲まずに話し込む若者が多い」(広報)ことに着目。1月19日にコーヒーや紅茶風味のカクテルを関東地方のコンビニで限定発売する。アルコール度数は4%だが、自宅でゆっくり飲みたい若者向けに新規需要の掘り起こしを目指す。

 一方で、度数が高い市場も急拡大。アサヒビールが10年7月にコンビニ限定で発売した度数9%の「スパークス」は3カ月間で年間販売目標の60万ケースを突破。度数8%のサントリー「ストロングゼロ」も10年1〜11月で前年同期比57%増。「1本ですぐ酔えるのが好まれているのではないか」(業界関係者)という。

 博報堂若者生活研究室の原田曜平アナリストは「携帯電話サイトなどの発達で若者は以前より友人の数が多くなっており、場面ごとにメリハリを付けて飲む人が増えている」と分析している。

908とはずがたり:2011/01/31(月) 09:24:22
飽く迄アンチ三菱,三井住友派の俺だけど,三菱の経営統合に積極的な姿勢Loveは禁じ得ない所♪
菱食も経営統合検討したたのか!
調べてみると>>824で↓の記事自分で貼り付けてたけど忘れてたw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/225で,2004年に明治屋と三菱商事が提携しているのでこの時の合弁会社が明治屋商事か。

菱食、明治屋商事、FSN、サンエス/経営統合で協議開始
http://www.ryutsuu.biz/strategy/c072901.html
(経営戦略 / 2010年07月29日)

三菱商事は7月29日、子会社である菱食、明治屋商事、フードサービスネットワーク(以下:FSN)、サンエスの4社経営統合に向けた協議を開始することで合意した。

三菱商事では、中間流通事業の経営資源を結集することで、効率化の促進と早期に機能強化を実現して、食品製造業、小売業のニーズにより的確で、スピード感を持った対応を行なうため、4社経営統合に向けた協議を開始するもので、2011年3月までの合意を目指すとしている。

今後、各社から選出されるメンバーにより構成する統合準備委員会を設置し、本経営統合の条件、方法、本経営統合後の事業運営・事業展開など経営統合の細目について協議を行う。

なお、4社の経営規模は、総売上高2兆2000億円、総従業員数6161人。


2011年01月30日
菱食は三菱商事主導の経営統合の行方が最大のキーポイントになる
http://syoukenn.seesaa.net/article/183236450.html

 菱食<7451>(東1)は同じ三菱商事の子会社である食品卸会社明治屋商事、フードサービスネットワーク、サンエスの3社と経営統合に関して協議を開始することで三菱商事を含めて昨年合意した。

 フルライン戦略(加工食品、酒類、菓子、低温の4分野の強化)の深耕、シナジー(相乗)効果の創出などが経営統合の目的。統合後は業界首位の国分をはるかに上回る規模となるだけに、各分野においてメーカーおよび小売との交渉力が向上することは間違いない。

 従来の12月決算から今期より3月期決算に変更する。15か月決算となる今2011年3月期は営業利益130億円を見込んでいるが、これは今期のベースに引き直した前年同期に比べ14%の増益となる。食料・飲料販売の回復傾向、イオンとの取引拡大などのプラス要因とともに経費削減、物流効率化の進展などが寄与するもの。

 株価は年初来安値圏で低迷しているが、今のところ反転相場へ向けては材料難のニュアンスが強い。経営統合の行方が最大の注目点になりそうだ。

909荷主研究者:2011/02/02(水) 22:42:50

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003743335.shtml
2011/01/17 11:12 神戸新聞
神戸港、米菓輸出が復調 10年輸出額最高の勢い

神戸港からの輸出が好調な米菓。2010年は金額ベースで過去最高に並ぶ見通しという=神戸税関

 2010年に神戸港から輸出されたコメ菓子が、金額ベースで過去最高の水準に並ぶ見通しであることが、神戸税関の統計で分かった。リーマン・ショックの余波を受けた09年は前年を下回ったものの、10年に入って復調。日本食ブームが続く米国などに加え、あられなどの米菓専門店が人気という中東向けが増えているためだ。

 同税関によると、過去10年間でみた神戸港の米菓輸出額は03年を底に、04年の約7億1千万円から年々増加。08年には過去最高の約9億3千万円にまで拡大した。09年はリーマン・ショックの影響で前年より約1割減少したが、10年は11月末までで約8億2千万円と、08年の同時期とほぼ同じ水準に回復した。円高の逆風をはねのけ、10年通年でも過去最高に並ぶ勢いだ。

 神戸港の米菓輸出は、全国の主要港でトップシェアの約3割を占める。輸出先の約半数は、和食レストランの増加が続く米国と、日本食が浸透している台湾。このうち米国向けについては、調味料や日本酒などと一緒にコンテナ詰めで輸出されており、「日本食のトータルセールスが奏功している」(神戸税関)。

 神戸港は米国、台湾のほか、仕向け先の上位にサウジアラビアが入るのが他港にない特徴。現地では健康志向が高まっており、米菓の中でも、もち米を原料にしたあられ、おかきを量り売りする専門店が増えているためだという。

 同税関は「最近は安価な中国、タイ産の米菓がサウジで台頭している。日本製の質の高さで差別化することが必要だ」と指摘している。

(石沢菜々子)

910荷主研究者:2011/02/06(日) 11:14:13

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110120/bsc1101200900012-n1.htm
2011.1.20 08:56 Fuji Sankei Business i.
ヒ素ミルク事件56年、工場閉鎖へ 森永「救済は継続」

閉鎖される方針の森永乳業徳島工場=徳島県石井町

 戦後最大の食中毒事件とされる森永ヒ素ミルク事件の現場となった森永乳業徳島工場(徳島県石井町)が、9月末で閉鎖される方針が示されている。救済団体によると、冷静に受け止める被害者が多いが「風化につながる」との懸念も。事件から56年、森永乳業は「工場が閉鎖しても救済の取り組みは変わらない。しっかり続けていく」と決意を新たにしている。

 昭和30年に同工場の粉ミルクの製造工程でヒ素が混入し、飲んだ乳児が高熱や激しい下痢などを起こした。約1年間で130人が死亡。48年、森永乳業は責任を認め、治療費負担などを被害者団体や厚生省(当時)と合意した。

 救済団体「ひかり協会」(大阪市北区)によると、被害者数は昨年11月末の時点で約1万3千人に上り、うち約1100人がすでに死亡している。

 工場閉鎖の方針を受け、協会は「会社に対して将来にわたって救済事業の財源確保や食の安全の徹底を強く求める。これらの取り組みを強化させることが事件の風化を防ぐ上で最も重要」とする声明を発表した。

 森永によると、徳島工場は昭和13年から稼働。現在は牛乳などを製造している。工場閉鎖は製造を近畿などの工場に集約することで効率化を図ることが目的で、労使交渉を進めている。跡地利用は現在のところ白紙。森永は「閉鎖が正式に決まれば、関係者に経緯などを説明したい」としている。

911荷主研究者:2011/02/06(日) 12:30:54

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20110125201.htm
2011年1月25日02時03分 北國新聞
不要な海藻からオリゴ糖 富山大の中村教授ら分解菌を確認

細菌によるワカメの分解状況を確認する中村教授(右)=富大五福キャンパス

 富大大学院理工学研究部の中村省吾教授らの研究グループは24日までに、海藻を分解し健康食品などの原料になるオリゴ糖をつくる細菌を発見した。海岸に漂着した海藻の効率的な処理や、食品・医療など幅広い分野への活用が期待できる。3月に北海道大で開かれる日本水環境学会年会で研究成果を発表する。

 アオサなどの海藻は近年、異常発生して世界遺産・厳島神社周辺など全国の海岸に漂着し、腐敗臭や景観悪化が問題になっている。食用や化粧品に使う場合でも、加工後に残った部位の処理が必要になる。

 中村教授らのグループは、射水市の堀岡漁港周辺の海底の泥土から見つけた細菌株「Myt―1」に、ワカメ、マクサ、アオサの3種類の海藻全てを分解する機能があることを確認した。

 分解後には約10種類のオリゴ糖ができ、それぞれ健康食品の原料やバイオ燃料などに利用できる可能性がある。また、オリゴ糖とは別に残った細胞体は、ウニやナマコの幼生向け飼料に転用を検討している。

 同様の機能を持った細菌は米国でも確認されているが、今回発見した細菌は、産出する酵素の遺伝子が違う「異株(いしゅ)」に当たる。研究グループは今後、医療関係者も交え、分解後のオリゴ糖について血圧低下や抗がん作用など医学分野の活用法も検討していく。

 中村教授は「海の環境改善と海藻の再利用へ、実用化を図っていきたい」と話している。

912荷主研究者:2011/02/06(日) 12:59:57

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/201101/19/02201_2121.html
2011年1月19日(水)化学工業日報
日本アルコール販売、食添工場新設など船橋事業所を再構築

 日本アルコール販売は、主要拠点である船橋事業所(千葉県船橋市)の再構築に乗り出す。品質・安全・衛生管理を徹底化、充填機なども最新設備を導入した食品添加物製造工場を建設する。「安心・安全」製品の提供と生産性の向上、コスト競争力の強化につなげる。このほかOEM生産拡大のため十分な保管能力を有する危険物倉庫や資材倉庫も建設する。これらを第1弾として、第2弾でローリーでの仕入れによる原料コストの低減を目的に、内部2分割のステンレスタンクやドラム用の充填機なども建設する予定。投資額は約10億円で、新食添工場は2012年3月完成、4月からの稼働をめざす。
 [流通]

913荷主研究者:2011/02/06(日) 14:24:32

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110131/bsc1101312103014-n1.htm
2011.1.31 21:01 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハム6工場に集約へ 船橋は7月末に閉鎖

 伊藤ハムは31日、グループ全体で全国に14カ所ある加工食品事業の生産拠点を統廃合し、平成32年までに6拠点に集約すると発表した。人口の減少を見込み、生産や物流の効率を高めて競争力を強化する。第1弾として、7月末に船橋工場(千葉県船橋市)を閉鎖する。

 生産拠点は、北海道、東北、関東、中部、関西、九州の6地域に1拠点ずつとし、船橋のほかにも工場の閉鎖を進める。ハムや調理品など加工食品事業で扱う商品数も約4割減らす。事業の再編をにらみ、150人程度の希望退職者も4月に募る。

914荷主研究者:2011/02/06(日) 14:32:17
今も筑後・鳥栖の内陸2工場が残っているのが不思議なぐらいなので、博多港の臨海工場への移転はまぁ当然であろう。かつては福岡港〜鳥栖・羽犬塚間でホキ2200形による小麦輸送が行われていた。

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001102010001
2011年02月01日 朝日新聞
日清製粉、筑後・鳥栖工場閉鎖へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/k_img_render.jpg
閉鎖される日清製粉筑後工場=筑後市山ノ井

 ■従業員「聞いてない」

 製粉最大手の日清製粉が31日に発表した筑後工場(筑後市)と鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)の閉鎖は、地元に衝撃を与えた。2014年、福岡市に立地する新工場の稼働と同時に撤退する予定だが、長く地元経済に貢献していただけに、行政関係者は戸惑うばかり。両工場の社員は新工場や本州の工場に配置転換されるというが、従業員からは不安の声が漏れた。
(岡田玄、上山崎雅泰、小浦雅和)

 ●筑後市長「寝耳に水」

 JR羽犬塚駅の西側に広がる筑後工場は1937(昭和12)年から操業を続けてきた。敷地内にはレンガ造りの建物などが並び、レトロな雰囲気が漂う。

 同日夕、構内は終業時間が近いためか静かだった。守衛は同社の発表を知らず、「初めて聞いた。いつ閉鎖されるんですか。発表があったんですか」と驚いた様子で記者に尋ねた。

 突然の発表に驚いたのは、地元自治体も同じだ。筑後市の中村征一市長は「寝耳に水」とコメントした。というのも、同社が筑後市と鳥栖市に工場閉鎖を伝えたのは午後2時ごろ。それぞれの工場長らが市役所を訪ね、経緯を説明したという。

 中村市長はこの後、「雇用確保の観点からも今の時期に閉鎖されるのは大変厳しい。跡地への関連企業立地など十分配慮してほしい」との談話を出した。

 日清製粉広報部と両市によると、筑後工場はパン、めん、菓子用の小麦粉を1日190トン生産。正社員31人が在籍している。鳥栖工場が操業を始めたのは1924(大正13)年。正社員は33人おり、1日450トンの小麦粉を製造している。

 両市とも、固定資産税など数千万円単位の税収があっただけに、工場閉鎖が与える影響は深刻だ。計64人の雇用について同社は、新工場や本州の別の工場への配置転換となると説明したという。

 鳥栖市商工振興課の担当者も「突然の閉鎖の連絡で驚いている」とする一方で、「(工場は)国道3号沿いにあり、九州自動車道の鳥栖インターチェンジに近いなど、流通面で良い立地。新たな企業を閉鎖後の跡地に誘致をしていくことになるだろう」と話した。

 ●新工場立地の福岡市は歓迎

 新工場の立地が決まった福岡市は、同社の決定を歓迎している。

 同市国際経済部によると、進出の可能性について昨夏に問い合わせがあったという。担当者は「必ずしも九州に限らない複数の候補地が検討されたと聞いている」。

 新工場は博多港の須崎ふ頭に建設される計画だ。九州で輸入食用小麦を陸揚げしているのは同港のみ。須崎ふ頭には複数の製粉会社や飼料業者の施設が置かれている。

 担当者は「穀物船の大型化に対応して岸壁や航路の整備が進められており、その点が評価されたのだろう。いずれ雇用や税収面でも波及効果が見込まれる」と喜んだ。
(田中久稔)

915荷主研究者:2011/02/06(日) 14:33:02
>>914
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110201/bsc1102010851004-n1.htm
2011.2.1 05:00 Fuji Sankei Business i.
日清製粉 九州の生産拠点集約 福岡に新工場 14年春稼働

 製粉最大手の日清製粉グループ本社は31日、福岡市の須崎埠頭(ふとう)に事業用地を取得し、製粉工場を新設すると発表した。新工場は2014年春に稼働する予定。投資額は100億円前後の見込み。新工場の稼働と同時に鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)と筑後工場(福岡県筑後市)の2工場は閉鎖し、九州の生産拠点を集約する。

 小麦の国際価格が上昇する中、利便性の高い臨海地区へ拠点を設けることで、搬送費を含めた生産効率の抜本的な改善を進める方針。将来、政府による輸入小麦の売り渡し価格が自由化された場合の価格変動にも対応できる国際競争力を整備する狙いもある。

 新工場の生産能力は日産520トン。最新設備の2ラインを建設する。須崎埠頭は、九州における小麦輸入の主要拠点となっているほか、今後見込まれる穀物船の大型化に備えた港湾の整備が進められているといい、同社では「製粉工場に最適な立地」と判断した。

 既存の鳥栖工場は1924年、筑後工場は37年に稼働。両工場とも当時の小麦生産地に近い内陸部に位置し、原料小麦の9割を輸入が占める現在は、港からの搬送と工場からの出荷時の搬送で、「二重のコストがかかっていた」(同社広報部)という。

 一方、同社が同日発表した2010年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比6.4%減の3197億円、本業のもうけを示す営業利益が同4.2%減の205億円と減収減益となった。

 製粉事業や食品事業で出荷は伸びたものの、昨年4月に輸入小麦の政府売り渡し価格が平均で5%引き下げられたことに伴い、5月に製品価格を下げたことが売上高に響いた。

 また創業110周年を記念して、スタジオジブリ制作のキャラクター「コニャラ」を使用したキャンペーンなどで、拡販費用がかさんだことから減益となった。最終利益は同11.4%減の126億円だった。

 11年3月期通期の業績見通しは売上高4250億円、営業利益246億円、最終利益145億円とする従来予想を据え置いた。

916とはずがたり:2011/02/10(木) 23:51:24

サッポロHD、ポッカ買収を発表 経営統合も協議
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110210/bsc1102101548012-n1.htm
2011.2.10 15:47

 サッポロホールディングス(HD)は10日、飲料メーカーのポッカコーポレーション(名古屋市)との経営統合に向けた協議を始めると発表した。

 まず現在約2割を出資しているポッカの株式を追加取得し、子会社化する。

 約210億円を投じて投資会社アドバンテッジパートナーズ(AP)や明治製菓などからポッカの株を3月29日付で取得。出資比率を21.4%から85.5%まで引き上げて子会社化し、2012年4月をめどに経営統合する方針だ。

 ポッカの営業網を生かして国内の清涼飲料事業を強化するほか、アジアなどでの海外事業を強化する狙い。

 国内の清涼飲料事業は競争が激しい中で、少子高齢化を背景に市場の縮小が予想されており、経営統合で生き残りを目指す。統合が実現すれば、サッポロの国内清涼飲料市場のシェアは8位前後になるとみられる。

917荷主研究者:2011/02/20(日) 11:39:38

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110202302.htm
2011年2月2日02時03分 北國新聞
年内にアスタキサンチン生産倍増 富士化学工業

 富士化学工業(富山県上市町)は健康補助食品の原料である抗酸化物質「アスタキサンチン」の海外生産体制を見直す。ハワイでの商業生産を既に打ち切り、代わって、今年中にスウェーデン工場の生産能力を2倍に引き上げる。屋内での安定的な生産が可能なスウェーデンに生産拠点を一元化し、生産量を倍増させる。

 スウェーデン・ストックホルム郊外の工場では年間約500キログラムのアスタキサンチンを生産している。今年9月に原料となる藻の培養槽を現在の二つから四つに増やす工事に着手。年内に生産量を年間約1トンに引き上げ、売り上げ規模を約15億円から約30億円に倍増させる方針だ。

 同社は再来年に世界の市場規模が現在の2倍から4倍に拡大するとみている。工場内には約20の培養槽が設置可能で、需要を見ながらさらに増設を検討する。

 一方で、ハワイ・マウイ島の生産拠点については昨年11月で商業生産を打ち切った。2000年から本格生産を始めたが、天候による生産量のばらつきが大きく、昨年の生産は50キロ程度にとどまった。今後は研究施設としての活用を検討する。

 アスタキサンチンはサケなどに含まれる赤い色素で体脂肪の増加抑制や眼精、筋肉疲労などへの効果が確認されている。同社は昨年1月に米国の食品医薬品局(FDA)からアスタキサンチンの安全性に関する認定を取得した。

 既に米国の食品メーカーがアスタキサンチンの入ったチョコレートを販売し、欧州の化粧品メーカーが化粧水などに採用している。国内でも芋焼酎の「黒霧島」で知られる霧島酒造(宮崎県都城市)が通信販売でアスタキサンチン入りのスピリッツを売り出すなど需要が拡大している。

918荷主研究者:2011/02/20(日) 11:54:25

http://www.lnews.jp/2011/02/39528.html
2011年02月03日 LNEWS
森永乳業/九州森永乳業の生産中止

 森永乳業は2月3日、グループの九州森永乳業を10月末での生産中止と解散を決めた。

 グループにおける牛乳、乳飲料等の市乳事業について、事業の選択と集中を進める一方、生産における集約化、合理化を進め、効率的な生産体制をめざし、生産拠点の統廃合を進めていたもの。

 九州森永乳業は、九州地区の牛乳、乳飲料等の生産拠点として事業を展開してきたが、生産を中止し、森永乳業とグループ会社に生産を移管する。

九州森永乳業(株)の概要
 所在地:福岡県筑紫野市石崎1-1-1
 代表者:取締役社長光後輝久
 設立年月日:1950年5月12日
 資本金:9887万5000円
 株主構成:森永乳業(株)100%

919荷主研究者:2011/02/20(日) 12:11:13

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110204/453156
2011年2月5日 05:00 下野新聞
正田醤油が関連会社統合 佐野に本社工場新設

 正田醤油(群馬県館林市、正田隆社長)は経営効率の向上と競争力強化のため、昨年12月に関連会社の正田フーズ(旧ヤマト産業、岩舟町下津原、昨年10月に商号変更)と正田食品(館林市)を経営統合した。新会社は佐野市町谷町に本社工場を建設し、すでに生産を開始している。2月末までに岩舟工場の全機能と館林工場の一部を移転する。

 新会社名は正田フーズ(佐藤昇社長)。めんつゆやたれなど加工調味料を製造する。従業員数は220人。工場は新設した本社工場、旧正田食品の館林工場、旧ヤマト産業の岩舟工場の3カ所。岩舟工場は施設が老朽化しており、本社工場への移転完了後に閉鎖する予定。

 本社工場は佐野みかも台産業団地内に立地し敷地面積2万8700平方メートル、延べ床面積1万1200平方メートル。袋詰め充填ラインを27、ボトル・瓶詰めラインを4つ持ち、生産能力は1日75トン。

 ヤマト産業は1980年設立。正田食品は47年設立。両社とも加工調味料を製造しており、工場新設、設備移転に合わせて経営統合した。

 正田醤油は1873年創業の老舗。同社を中心とした正田グループは各種食品の製造販売やレストラン・結婚式場の経営なども手掛け、グループ全体の売上高は310億円(2010年11月期)。ヤマト産業は22億円、正田食品は23億円。

920荷主研究者:2011/02/20(日) 12:28:24
>>913
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003776007.shtml
2011/02/01 06:40 神戸新聞
伊藤ハム、県内3工場を統廃合 10年以内に

 伊藤ハム(西宮市)は31日、兵庫県内にある加工食品の3工場を、今後10年以内に1カ所に集約統合すると発表した。閉鎖対象は未定という。同社は、グループ全体で国内に14カ所ある生産拠点を6カ所に集約し、製造や物流の効率を高めて競争力を強化する方針で、県内統廃合もその一環。

 県内の工場は、西宮(西宮市)、六甲(神戸市東灘区)、神戸(同)。西宮工場は本社に隣接し、ハム・ソーセージを製造している。六甲工場はローストビーフ、神戸工場はピザなどを製造し、ともに神戸・六甲アイランドにある。従業員数や生産規模などは非公表。

 同社は「2工場を閉鎖するか、3工場とも閉鎖して新たな生産拠点を別に設けるか、統廃合の内容は決まっていない。従業員は配置転換する」としている。

 統廃合は、同社が同日発表した中期経営計画(2011〜15年度、5カ年)の一環。同計画では、20年までに生産拠点を北海道、東北、関東、中部、関西、九州の6地域に1拠点ずつに縮小するとしている。

 今年7月末にまず船橋工場(千葉県船橋市)を閉鎖。さらに、ハムや調理品などの加工食品事業で扱う商品数も約4割減らすほか、不採算事業も撤退・縮小する。また、組織のスリム化を図り、4月に150人程度の希望退職も募る。40〜58歳、勤続3年以上の正社員が対象で、退職金に特別優遇加算金を上乗せする。

 一方、牛や豚などの畜産事業は強化。中国、タイを中心にしたアジアでの販売促進などで売上高や利益の拡大を目指す。(広岡磨璃)

921荷主研究者:2011/02/20(日) 13:03:08

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102030062.html
'11/2/3 中国新聞
林原、会社更生法を申請
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 私的整理の「事業再生ADR」手続きを申請したバイオ関連企業の林原(岡山市北区)とグループ会社2社は2日、私的整理を断念し、会社更生法の適用を東京地裁に申請した。民間調査会社によると負債総額は1500億円以上。岡山県内で過去最大の経営破綻となる。不正経理問題が打撃となり、金融機関から私的整理の同意が得られず早期の再建が難しいと判断した。

 林原健社長と弟の靖専務は同日付で辞任し、林原生物化学研究所(同)の福田恵温(しげはる)常務が新社長に就任した。

 同日、東京都内であった債権者集会後に本社で会見した林原健社長は「取引先や関係者に迷惑を掛け、深くおわび申し上げる」と謝罪。不正経理について「外部調査委員会による厳正な調査で解明される。全ての責任は私にある」と説明した。

 今後は保全管理人が事業再建を支援するスポンサーを募る。保全管理人の松嶋英機弁護士は「スポンサーにはわんさと手が挙がっている。できるだけ早期に進めたい」と話した。

 主力行で林原グループが筆頭株主である中国銀行(同)の永島旭頭取も本店で会見し「早期の再建が期待できるADRで協力するつもりだったが、誠に遺憾」と語った。

 更生法適用を申請したのは林原のほか、林原生物化学研究所と林原商事(同)。ADR手続きに入っていた太陽殖産(同)は負債より資産が多いため申請を見送った。林原グループは、研究開発費の増大や不動産開発による負債が経営を圧迫した。

922荷主研究者:2011/02/20(日) 13:22:14
>>916
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110205/bsc1102051126007-n1.htm
2011.2.5 11:50 Fuji Sankei Business i.
サッポロがポッカ買収検討

 ビール大手のサッポロホールディングス(HD)が飲料大手のポッカコーポレーションを買収する方向で調整していることが5日、分かった。ポッカを傘下におさめ、競争力の弱い清涼飲料事業を強化するほか、ポッカの販売網を活用し、海外での事業展開を拡大する。サッポロHDは現在、ポッカの約2割の株式を保有しているが、主要株主の投資ファンド、アドバテッジパートナーズなどからポッカの大半の株式を取得し、子会社化を目指す。

 買収額は300億円程度とみられる。

 サッポロHDは傘下のサッポロ飲料を中心に清涼飲料を製造販売しているが、競争力のある商品が少なく、売上高は約300億円(平成21年12月期)にとどまっている。一方のポッカは「ポッカコーヒー」を主力にレモン果汁などを展開。売上高は971億円(22年3月期)に上っている。

 清涼飲料事業は競争が激しい中で、少子高齢化を背景に市場の縮小が予想されており、資本関係を強化することで生き残りを目指す。買収が実現すれば、サッポロの国内清涼飲料市場のシェアは8位前後になるとみられる。

 ポッカは平成17年に当時の経営陣とアドバンテッジが共同で、株式公開買い付け(TOB)による自社買収(MBO)を実施。ファンド主導で、経営基盤の強化に取り組んできたが、20年に明治製菓と、21年にはサッポロHDとそれぞれ資本・業務提携している。

 サッポロHDは「企業価値向上に向けて、さまざまな検討をしているが、現時点で決定しているものはない」とコメントしている。

923荷主研究者:2011/02/27(日) 12:30:52

http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/keizai/hayashibara/2011/02/04/20110204100411.html
2011年2月4日 山陽新聞
緊急リポート (上)もろ刃の剣
強みの研究で負債拡大

会社更生法の適用を申請し、会見する林原健前社長(左から2人目)ら

 「世界一の研究所を作り、世界一のものを生み出すのが有益だと信じてまい進した結果、借入額が膨らんでしまった」

 林原(岡山市北区下石井)が会社更生法の適用を東京地裁に申請した2日夜、林原健前社長=同日付で辞任=は、弟の靖前専務=同=とともに本社で会見。経営破綻に至った経緯を説明した。

費用回収に時間

 林原は1883(明治16)年に水あめ製造の「林原商店」として創業した。昭和30年代、デンプンに酵素を働かせブドウ糖をつくる技術の工業化に成功、「研究開発型企業」として歩み始めた。その後も抗がん剤「インターフェロン」や、感光色素によるユニークな医薬品「錠剤ルミンA」などを独自技術で生産。中でも、世界で初めて量産化に成功し、低価格化を実現した天然糖質「トレハロース」は食品、化粧品業界などに浸透。わが国を代表するバイオ企業としての地位を確実なものにした。

 こうした林原の武器「研究開発」が、皮肉にも破綻の最大の要因になった。

 非上場の同社の場合、研究開発費などの調達は金融機関の融資が頼み。ピーク時には約1600億円を借り入れ、現在も約1300億円に上る。会見で靖前専務は「製品が出てくるまでに長く時間がかかり、それまでの売り上げはほぼゼロ」と話した。84年以降の売り上げや売掛金の過剰計上など今回明らかになった不適切経理は、投下した費用の回収までのタイムラグを埋め、研究を進める融資を得るためだったとみられている。

 JR岡山駅南の5万平方メートルの所有地や株式など膨大な資産も結果的に経営悪化の背景となった。バブル絶頂期には、資産価値が高く評価され「銀行から喜んで貸してもらえた」(靖前専務)ため、借り入れが増加。バブル崩壊後の地価下落などで資産と借入金のバランスが崩れた。

「再建できる」

 研究開発と並び同社を象徴づけた林原兄弟を中心とした同族経営も強弱併せ持つ「もろ刃の剣」となった。

 林原前社長は大学在学中の61年、社長だった父・一郎氏の死去に伴い4代目社長に就任。バイオ企業として成長しても非上場を貫いてきた。株主から短期的な利益を求められず、長期的な視点で研究に打ち込める環境を維持するためだった。

 多くの独創的な研究成果と実績を挙げてきた半面、「財務部門がお粗末だった。時間感覚が大企業に比べて長く、浮世離れしていたということかもしれない」と靖前専務。林原前社長が「一番欠けていたのは透明性」と省みた企業風土も、同族経営・非上場の“負の側面”として表れた。

 林原は今後、更生法に基づいてスポンサー企業を募り、新経営陣の下で再生の道を探ることになる。保全管理人の松嶋英機弁護士は2日に同社の工場などを視察し、「製品は世界でも重要。必ず再建できる」と断言する。

 「思いと現実がアンバランスになったのは不徳の致すところだが、悪いところばかりではない。良い点を伸ばし、地元から愛される企業として存続してほしい」。岡山の地で地域に密着し、林原をバイオ分野の世界的企業に育てた林原前社長は語った。

  ◇  ◇  ◇

 林原が「事業再生ADR」による私的整理を断念し、グループの中核2社とともに会社更生法の適用を申請した。負債総額は1300億円超で、岡山県内の経営破綻では過去最大。岡山を代表する名門企業の経営がなぜ行き詰まったのか。背景と影響を探った。

ズーム

 会社更生法 企業の経営破綻を処理する法律の一つで、破産などの「清算型」とは異なり、事業の再建を目的とした法律。同じ「再建型」の民事再生法よりも、しっかりとした枠組みで再建が進められるため一般的に大企業の破綻処理に適しているとされる。裁判所に選任された管財人が経営や財産の管理に当たり、更生計画を作成。計画に基づき再建を進める。昨年は日本航空、武富士などが適用を申請した。

924荷主研究者:2011/02/27(日) 12:32:07

http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/keizai/hayashibara/2011/02/05/20110205115203.html
2011年2月5日 山陽新聞
緊急リポート (下)波紋
影響免れないメセナ 岡山駅前の土地も焦点

JR岡山駅南の林原本社周辺。法的整理では広大な所有地を含めた資産の処分も焦点となる

 百貨店2店舗、博物館、オフィスビル、ホテル、マンション…。

 林原(岡山市北区下石井)は2002年、同市中心部の大規模再開発構想「ザ・ハヤシバラ・シティ」を打ち出した。

 「よそにはないものを」と林原健前社長=2日付で辞任=が描いた構想の舞台は、JR岡山駅南の自社所有地約5万平方メートル。総事業費約1500億円を見込み、当初は09年末までの開業を予定。進展は見られないまま現在に至った。

 会社更生法の適用を申請した林原グループ。この一等地を含めた資産の処分も焦点だ。岡山商工会議所の古市大蔵副会頭は「岡山の街づくりの鍵を握る土地。切り売りされる事態を最も懸念している。地域の将来を考えた対応をしてほしい」と心配する。

事業存続を

 岡山を代表する名門企業の破綻に各方面で波紋が広がる。

 食品の鮮度保持や保湿機能がある天然糖質「トレハロース」は林原の独自技術商品。国内7千社・2万種類以上の食品で使われ、海外でも30カ国以上に販売している。

 和菓子製造・販売の廣榮堂(同市中区藤原)の武田浩一社長は「画期的な発明。菓子にしっとり感を出し、作りたての味を長く保つ欠かせない原料」とし、「供給が滞れば、生産に支障をきたす。再建を果たし、事業は存続していくと信じている」と訴える。

 林原はこれまでに原材料の仕入れ先への支払いと、商品の安定供給を継続する意思を表明。メーンバンクの中国銀行(同市北区丸の内)は、林原グループの当面の資金繰りを支援するため40億円の融資枠を設定した。

 林原の金融債務は約1300億円。各金融機関も相当の負担は避けられない。中国銀は、林原グループ3社への債権454億円のうち、198億円を11年3月期の第3・四半期決算で引き当て処理する。永島旭頭取は「当行の健全性を確保する上で全く問題ない」と影響を否定。林原の事業について「独自商品を持ち収益性がある。再生は可能と判断した」とし、再建を支援する方針を示した。

文化的貢献

 「地域に密着し、人と生命を見つめる」―。林原前社長の理念の下、林原グループは、地元・岡山で多彩なメセナ(社会貢献活動)や研究活動に取り組み、国内外に存在感を示してきた。

 全国屈指の日本・東洋美術館として名品を集めた林原美術館。障害者のアート活動を支援する国際芸術祭“希望の星”を手掛ける林原共済会。恐竜や類人猿研究、備中漆、日本刀の復興事業など領域は多岐にわたる。

 美術館や共済会は法的整理の対象外だが、運営費の大半をグループ内からの寄付に頼っており、影響は免れないとみられる。「多くの人材を岡山に集めたことも含めて、地域に果たした文化的な貢献は非常に大きい」。大原謙一郎・岡山県文化連盟会長は、その活動を高く評価した上で「核となる部分は何とか存続させてほしい」と願う。

 更生法適用を申請した2日夜、林原本社で開かれた会見。保全管理人の松嶋英機弁護士は「(メセナは)岡山県、岡山市にとって重要な事業」とし、再建を支援するスポンサーには「そういったものも面倒をみてもらえるとなおいい」と述べた。

 「地域密着でメセナに取り組んだこと自体は間違っていなかったと思う」。会見で林原前社長はメセナへの思いを吐露した。

 「メセナ先進県」とされる岡山のイメージをリードしてきた林原。けん引役は代わっても、その理念と活動の継承が望まれている。

ズーム 林原グループ
 12法人からなり、中核は林原(食品原料など製造)、林原生物化学研究所(研究開発)、林原商事(販売)、太陽殖産(不動産管理)。太陽殖産を除いた3社が、会社更生法の適用を申請した。メセナ事業は林原共済会、林原自然科学博物館、林原美術館が中心。ほかに京都市の京都センチュリーホテルなど4関連会社と、米国に海外拠点法人が1社ある。

925荷主研究者:2011/02/27(日) 13:19:16

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110216/bsc1102160501002-n1.htm
2011.2.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
コカ・コーラ、自販機を強化 年間売上高で250億円増目標

 日本コカ・コーラや全国計12社のボトラー社などでつくるコカ・コーラシステムは15日、今年の事業戦略を発表した。新商品の投入や自動販売機の販促力の強化で、他社との差別化を目指す。年間売上高で昨年比約250億円増を狙う。

 飲料では、ボトル缶の市場拡大を受け、4月にボトル缶の「ジョージア ヨーロピアン コクのブラック」を投入する。先行発売中の微糖味を含め、同シリーズのボトル缶を全自動販売機の約6割に投入する。短時間で飲み切る缶コーヒーより容量が多く、携帯可能なことから、水やお茶など他の飲料ユーザーからの顧客獲得を目指す。また、昨年、1983年の発売以来、過去最高の販売数量だった「アクエリアス」で、機能系の「アクエリアス デイ・スタート」の販売を強化する。牛乳1杯分のカルシウムを含むなど、高機能を強調し、比較的手薄だった朝の飲用需要の掘り起こしを狙う。

 一方、利益率の高い自動販売機の新たな顧客開拓にも乗り出す。地域ごとに自動販売機で展開する商品の価格や容量、ブランドの峻別を進める。最新の環境配慮型の販売機を投入し、1台当たりの売上高で、既存のものに比べ、平均約10%高める。

 会見した日本コカ・コーラのダニエル・セイヤー社長は「ブランド力、販路、付加価値の3つの差別化で成長を維持したい」と述べた。

926荷主研究者:2011/02/27(日) 13:23:48

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110216/bsc1102161653015-n1.htm
2011.2.16 16:50 Fuji Sankei Business i.
伊藤園と大塚、「お〜いお茶」「オロC」を自販機で相互販売

 伊藤園は16日、大塚食品、大塚製薬との間で、主力飲料商品を供給しあい、お互いの自動販売機で相互販売することで合意したと発表した。対象商品は伊藤園の「お〜いお茶」と、大塚の「オロナミンCドリンク」で、4月1日からそれぞれの自販機で相手の商品を販売する。

 清涼飲料市場では、自販機による販売が全体を3割以上を占める。それぞれの主力商品を相互に取り扱うことで、自販機の魅力を高めるとともに、主力商品の販路を拡大する。

927荷主研究者:2011/03/06(日) 14:45:33

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110223/bsc1102232343017-n1.htm
2011.2.23 23:43 Fuji Sankei Business i.
小麦値上げ、食品メーカー悲鳴 吸収限界…転嫁すれば売り上げ減

 農水省が輸入小麦の政府売り渡し価格の引き上げを発表し、大手製粉会社が小麦粉の卸売価格を値上げする方針を固めたが、小麦を使ってパンや即席めんなどを製造する食品メーカーは対応に苦慮している。所得が増えず消費者の節約志向が強まる中、値上げをすれば、売り上げの落ち込みは必至。かといって価格に転嫁しないと、収益が悪化するという板挟みにある。

 「18%も上がると、会社自体が持たない。やむを得ない」。日本製粉では、卸売価格だけでなく、家庭用の小麦粉も値上げせざるを得ないとしている。

 パン大手の敷島製パンは、「小麦粉の価格はパンの価格に直結する。だが、価格を上げれば消費者が離れてしまう」と不安をもらす。原油の高騰で商品の包装材も値上がりするダブルパンチに見舞われており、転嫁せずにコスト増を吸収する余力は乏しい。

 即席めん大手、日清食品ホールディングスは「デフレの状況では慎重な対応をしていかないといけない」と、値上げに慎重な姿勢をみせた。大手菓子メーカーも、「2年前にチョコレートを値上げしたときには、売り上げが減少した」と影響を懸念する。

 筒井信隆農水副大臣は23日、「小売価格に占める(小麦の)原料の比率は小さく、影響はあまりない」との楽観的な見方を示した。

 しかし、小麦だけでなく、大豆やトウモロコシなどの穀物が軒並み高騰しすでに食用油やコーヒー豆などが値上げされた。ガソリン価格も上昇を続け、家計を圧迫している。

 しかも天候不順という一時的な要因だけでなく、新興国の需要増大という構造的な要因も大きいだけに、長期的に価格上昇が続く可能性が高く、各社とも値上げのタイミングを探らざるを得ないのが実情だ。

928荷主研究者:2011/03/06(日) 15:12:38

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/274284.html
2011年02/23 14:00 北海道新聞
日甜飼料工場 歴史に幕へ 帯広

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/5964_1.jpg
飼料の生産を近く取りやめ、長い歴史に終止符を打つ日本甜菜製糖の帯広飼料工場

 【帯広】日本甜菜製糖(東京)は、今月末で帯広市稲田町の帯広飼料工場の操業を廃止する方針を固めた。3月10日に閉場式を行う。同社と日清丸紅飼料(東京)が出資し、広尾町に開設した「とかち飼料」が近く本格稼働するのに伴う措置。旧帯広製糖所を含め、1921年(大正10年)から90年間続いた帯広での生産活動に幕が下ろされることになる。(川原田浩康)

 飼料工場は62年から操業し、延べ床面積は4900平方メートル。一部の生産設備は撤去するが、工場建屋は倉庫などとして活用する。

 同工場では関連会社も含め約60人が働いていたが、とかち飼料が試験操業を始めたことで、現在は10人前後の体制となっている。フル操業時で、乳牛用配合飼料など年間約12万トンを生産してきたが、現在はほとんど、とかち飼料で委託生産。帯広の工場では現在、1日数十トンの飼料を生産している。

 旧製糖所の建屋などにある飼料事業部は、工場閉場後も営業拠点として存続させ、総合研究所も従来通りとする。3月10日の閉場式には、東京の本社から相原英樹副社長らが出席し、神事などに臨む。

 日甜の帯広の敷地は55ヘクタール。飼料事業部や総合研究所のほか、ビート資料館、輸送部門の十勝鉄道、スズランボウルなどがある。

929チバQ:2011/03/13(日) 00:14:30
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110312/biz11031211550029-n1.htm
キリン仙台工場、タンク4基が倒壊 十数人の安否確認できず
2011.3.12 11:54
 キリンビールは12日、東日本大震災の影響で仙台工場(仙台市)のビール貯蔵タンク計15基のうち、400キロリットルタンク4基が倒壊したことを明らかにした。

 キリンによると、保管倉庫にあった製品が津波で流されているという。取手工場(茨城県取手市)でも建物の一部が損壊した。両工場工場は操業停止しており、再開の時期は不明だという。両工場の従業員計1161人全員の無事が確認されたが、仙台市内にある営業拠点の従業員のうち、十数人の安否が確認できていないという。

 アサヒビールの福島工場(福島県本宮市)とニッカウヰスキーの仙台工場(仙台市)では、地震直後から操業停止になり、復旧のめどは立っていないという。

 サッポロビールは千葉工場(千葉県船橋市)で、工場の敷地面積を含めた周辺一帯が液状化現象で陥没しているほか、仙台工場(宮城県名取市)で建物の一部が破損した。

 アサヒとサッポロでは、一部の従業員と連絡が取れていないという。

 サントリー酒類は、梓の森工場(栃木県栃木市)と、利根川ビール工場(群馬県千代田町)が地震直後から停電で操業停止となっているが、人的、物的被害はなかった。両工場で現在、点検作業を実施中で、安全が確認でき次第、製造を再開する予定だという。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110312/biz11031211010025-n1.htm
国交省、パンなど緊急物資で業界団体に協力要請
2011.3.12 11:00
 国土交通省は12日、東日本大震災で被災した地域に食料などの支援物資を輸送するため、全日本トラック協会(全ト協)などに協力を要請し、宮城県などへの輸送を始めた。

 全ト協の依頼を受け、日本通運は4トン車と10トン車を用意。12日早朝から山崎製パンの岡山、福岡、大阪などの工場でパンを積み、宮城県への輸送を開始した。今後、輸送用のトラックの台数を増やす。

 東北自動車道では、一般車両は通行止めだが、緊急車両は通行できる。

930とはずがたり:2011/03/13(日) 16:39:37

キリンビール、被害額は少なくても数十億円 東日本大震災
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000541-san-bus_all
産経新聞 3月13日(日)12時27分配信
 キリンビールは13日、東日本大震災の発生で、ビールの貯蔵庫が倒壊した仙台工場(仙台市)など、地震による被害額が少なくとも数十億円にのぼることを明らかにした。

 地震の被害では、新たに取手工場(茨城県取手市)のビール貯蔵タンク3基が傾いたほか、工場の天井の一部が損壊していることが判明した。貯蔵タンク4基が倒壊した仙台工場は当面、稼働再開が困難な状態だという。取手工場については、設備の修繕や点検作業を急ぎ、早期の復旧を目指す。同社は「被害状況によっては今後、被害額がさらに増える可能性もある」(広報)と話す。また、安否が未確認だった十数人の従業員については、全員の無事を確認したという。

 一方、地震の被害を受けていない千歳工場(北海道千歳市)、横浜工場(横浜市)、名古屋工場(愛知県清須市)、滋賀工場(滋賀県多賀町)、神戸工場(神戸市)、岡山工場(岡山市)、福岡工場(福岡県朝倉市)の計7工場では、14日の出荷を停止する。仙台、取手両工場から出荷している東北全域と関東の一部地域で、商品の供給が滞るおそれがあることから、いったんすべての工場の出荷を全面停止し、物流ルートを見直すためという。

931とはずがたり:2011/03/13(日) 17:20:56

東日本大震災:日清食品、カップ麺100万食など提供
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110313mog00m040007000c.html

 日清食品は13日、東日本大震災の被災地にカップ麺など計100万食を提供し、給湯機能付きのキッチンカー7台を派遣すると発表した。仙台市青葉区にある同社東北支店に対策本部を設け、支援活動をする。キッチンカーには、1日あたりカップヌードルで1000〜1800食を提供できる給湯能力があるという。同社は12日、インスタントのうどんやそばなど同社製品計13万4400食を提供することも決めている。

932チバQ:2011/03/13(日) 21:17:49
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130215.html
孤立住民にヘリからの食料投下検討 防衛相が指示2011年3月13日19時48分

. 北沢俊美防衛相は13日、被災地で孤立している住民にヘリコプターで食料を提供する方法を検討するよう指示した。孤立住民が多数でヘリで救助するのが難しいため、食料や飲料水を提供し、救助時間を確保する狙い。14日にも実施する方針。

 北沢氏は同省災害対策本部で「バナナやパンなど加工しないで食べられるものを早急に送ることを(救助と)組み合わせてほしい。場合によって投下して効率を上げることも考えられる」と語った。
.

933とはずがたり:2011/03/14(月) 22:08:46

三国コカ・コーラ、倉庫2カ所被災 関東で品薄の可能性
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103140415.html
2011年3月14日20時58分

 コカ・コーラ商品を製造販売する三国コカ・コーラボトリングは14日、埼玉県内にある自動倉庫2カ所が被災したと発表した。倉庫内の商品が落下するなどして出荷できなくなったという。製造工場の運転が休止しており、今後、関東地方で、商品が品薄になる可能性があるとしている。

 この自動倉庫は、関東にある四つの製造会社の商品を保管する主力工場。炭酸飲料や水、お茶などもあったとみられる。復旧には時間がかかるとしており、ほかの製造会社から商品を提供してもらうことも検討しているという。

934荷主研究者:2011/03/17(木) 22:40:08

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110225/464261
2011年2月26日 05:00 下野新聞
粉ミルク、輸出増に対応 さくらの和光堂栃木工場第11製造棟が完成

 ベビーフード国内最大手の和光堂(東京都千代田区、岩上伸社長)は25日、育児用粉ミルクの主力工場である栃木工場(さくら市富野岡)で第11製造棟竣工式を行った。岩上社長、富永寿郎会長、来賓の人見健次さくら市長や施工関係者ら100人が出席し、新工場の完成を祝った。

 同製造棟は1977年の工場操業開始以降最大の60億円を投じて建設。アジア各国での需要増に対応するため、育児用粉ミルクの生産能力を従来比25%増の年間7千トンまで引き上げた。国際的な食品安全基準コーデックスへの対応など、品質保証能力も高めた。

 鉄筋コンクリート9階建て、延べ床面積は1万2579平方メートル。原材料の調合から乾燥、充填、出荷まで1棟内で完了するラインを整備したほか、液体の原料を粉末化する直径9メートル、高さ20メートルの大型スプレードライヤーを導入した。

 少子化で国内のベビーフード市場は縮小が続くが、岩上社長は取材に「2010年の輸出は前年比170%と伸びた。アジア各国のお母さんの信頼に応える製品を提供する、世界基準の設備が整った」と話した。

935荷主研究者:2011/03/17(木) 23:08:45

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003824510.shtml
2011/02/24 11:26 神戸新聞
伊藤ハム、神戸の2工場閉鎖へ 西宮候補に新拠点

 伊藤ハム(西宮市)が兵庫県内の加工食品3工場の集約など生産拠点を再編する計画で、神戸市東灘区の六甲アイランドにある六甲工場と神戸工場の2工場を閉鎖し、本社に隣接する西宮工場の建て替えを含め神戸・阪神間に新しい基幹工場の建設を検討していることが、23日分かった。関東では茨城県取手市で新工場を予定しており、2020年までに東西に最新鋭の基幹工場を設けることで競争力を強化する。

 兵庫県内の工場では、1960年稼働の西宮工場がハム・ソーセージの西日本における基幹工場。六甲工場(1993年稼働)はローストビーフなど、神戸工場(2005年稼働)はピザやチキンナゲットなどを製造しているが、西宮工場に比べて生産規模は4分の1ほどという。従業員数や生産規模などは非公表。

 新生産拠点は労働力を確保するため、老朽化が進んでいる西宮工場の建て替えか、神戸・阪神間で用地を手当てし新設するかのいずれかで検討。従業員は雇用維持を前提に、県内での配置転換を想定している。

 県内3工場の統合時期や新工場の生産規模などは、11年度からの中期経営計画の進み具合のほか、環太平洋連携協定(TPP)など経営環境の動向を見極めて決める。同社はすでに、船橋工場(千葉県船橋市)を今年7月末をめどに閉鎖することを発表。グループ全体で国内に14カ所ある生産拠点を6カ所に集約し、製造や物流の効率を高める方針を打ち出している。食肉事業でも生産拠点と営業拠点の配合を進めていく。

(三宅晃貴)

936チバQ:2011/03/19(土) 22:20:20
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY201103190346.html
生協が「ラベルのない飲料水」 包装材不足でも増産へ2011年3月19日21時17分
日本生活協同組合連合会が被災地向けに製造するラベルなしのペットボトル飲料水(左)と、通常時のラベルをはった商品=日本生協連提供
 東日本大震災の被災地向けに、日本生活協同組合連合会は22日から、商品名のラベルがないペットボトル飲料水を製造する。ラベルをつくる茨城、福島両県の工場が被災してラベルが入荷できなくなり、一時は増産を断念した。しかし消費者庁が、保存方法などを表示しない加工食品の出荷を、被災地向けに限って認めたため、増産を決めた。

 飲料水は被災地で不足しており、メーカーは増産に乗り出している。ところが、容器や包装材の工場も被災したために増産をあきらめるケースも出ている。今後、日本生協連と同様の取り組みが広がりそうだ。

 商品は、2リットル入り「CO・OP月山の水」と、500ミリリットル入り「CO・OPおいしい水(あずみ野)」。製造を委託している山形県などの工場で、22日からラベルなしで計約110万本をつくる予定。被災地の地方自治体や生協に出荷して被災者に無償で提供するか、生協の店で販売する方針という。

 食品衛生法などによると、加工食品については、保存方法や製造者名(販売者名を示す場合も)を商品に表示するのが原則となっている。消費者庁は18日、被災地支援を優先するため、被災地向けはその対象外とする見解を、食品関係の業界団体などに文書で示していた。

937荷主研究者:2011/03/20(日) 13:36:25

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110223/CK2011022302000131.html
2011年2月23日 中日新聞
《茶況》「午後の紅茶」販売量最高 10年・キリンビバレッジ

 飲料メーカーキリンビバレッジ(東京)によると、同社の紅茶飲料「午後の紅茶」の2010年の販売量は4410万ケース(前年比16%増)で、1986年の発売以来、最高となった。4370万ケースを記録した1997年以来の4000万ケースの大台となり、13年ぶりに最高販売量を塗り替えた。

 食事に合わせて紅茶を楽しむ生活シーンを提案し、飲用機会を広げたことと、10年2月に新発売した「エスプレッソティー」がヒットしたのが要因。「エスプレッソ」は紅茶葉を高温、高圧力で抽出し、ほどよい苦味と濃厚な味わいを出した。小型缶コーヒーと同サイズの缶入りで、「仕事の合間の休憩時に飲む」缶コーヒー愛好者を紅茶に取り込むのに成功。「エスプレッソ」だけで10年は417万ケースを売り上げた。

 「午後の紅茶」は「ストレートティー」「レモンティー」「ミルクティー」など18種類。同社は「昨年は既存商品の販売量も伸びた。猛暑前の上半期も好調だった」と紅茶飲料ファンの拡大に手応えを感じている。 (松本利幸)

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110224/CK2011022402000135.html
2011年2月24日 中日新聞
《茶況》昨年の紅茶輸入量1万9757トン 97年に次ぎ最多

 財務省関税局がまとめた通関統計によると、2010年の紅茶の輸入量は1万9757トン(前年比13・6%増)、輸入額は101億1613万円(14・2%増)となった。1キロ当たり平均単価は512円(3円高)だった。平成に入ってから最高だった1997年の1万9784トンに次ぐ輸入量となった。

 3キロ以下の製品の荷物は2430トン(前年比23・8%増)、37億772万円(13・9%増)だった。そのほかの荷物は1万7327トン(12・3%増)、64億841万円(14・5%増)だった。

 輸入元はスリランカが59%を占め、インドが19%、ケニアとインドネシアが各8・4%と続く。

 輸入量増加の要因を、紅茶研究家磯淵猛さん(59)は「紅茶飲料の人気が高まり、需要が高まっている」と指摘する。

 飲料メーカーキリンビバレッジ(東京)は紅茶飲料「午後の紅茶」の10年の販売量が前年比16%増となり、過去最高だったと発表しており、紅茶飲料全体の販売量は前年比10%増と推定している。(松本利幸)

938荷主研究者:2011/03/20(日) 14:18:00

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110203305.htm
2011年2月3日03時16分 北國新聞
社名は「アイ・ミルク北陸」 統合の小松牛乳と北陸乳業

 小松牛乳(能美市)と北陸乳業(七尾市)は2日、事業統合によって発足させる新会社の名称を「アイ・ミルク北陸」にすると発表した。同日、金沢市の石川県農業会館で契約書に調印した。北陸乳業が小松牛乳に事業譲渡し、新会社の社長には廣田孝司小松牛乳社長が就く。

 新会社は4月1日に発足し、小松牛乳は3月1日に新社名に変更する。資本金は8千万円で、北陸乳業の筆頭株主であるJA全農いしかわが約20%を出資する予定。新会社の生乳処理量は年間約2万トンで、北陸最大級のメーカーとなる。

 小松牛乳本社を新会社の本社とし、北陸乳業本社を能登営業所として能登地区の営業や物流拠点とする。北陸乳業の正社員35人のうち、希望者20人が新会社に再就職する。

 「小松牛乳」や「農協牛乳」など両社の主力商品は、これまでと同じ名称で製造する。新たに「能登育ち(仮称)」という牛乳の商品展開も計画している。

 調印式では北陸乳業の江藤利一社長らが出席し、廣田社長は「安全で高品質の牛乳を提供したい」と話した。

939チバQ:2011/03/21(月) 16:17:36
>>936
お役所仕事とは思えない英断ではなかろうか。
あやうく、消費者を守るための表示が、被災者に届かない原因になるとこだった

940荷主研究者:2011/03/22(火) 22:44:23

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/17/new1103170901.htm
2011/03/17 09:06 デーリー東北
八戸臨海工業地帯、復旧徐々に

 東日本大震災から6日目の16日、八戸港の臨海工業地帯の一部工場では、地震発生直後から続いていた停電がようやく復旧してきた。各工場は大津波で浸水した電気設備の作動確認などを経て、操業再開を目指す構え。飼料コンビナート各社も在庫分の出荷を再開し、不足分は県外の関連工場から調達する考えだが、依然として安定供給は不透明な状況だ。

 青森県によると、飼料コンビナートへの通電再開は15日夕。ただ、出荷できる量は1〜2日分しかないという。

 北日本くみあい飼料八戸工場は「15日午後から手動で作業していたが、ようやく電気が通った。電気設備の点検をした上で製造に入りたい」としているが、「トラックの燃料不足など輸送に支障が出る可能性もある」と懸念。

 日和産業八戸工場は「タンクに残っている在庫分から出そうと作業を始めた。数量が限られるため、栄養分など最低限の餌として出荷するやり方もある」としている。

 23日には緊急対応として鹿児島県の飼料工場から青森港に飼料が届くが、それ以降の見通しは立ってない。

 津波で浸水被害を受けた大手工場群も、操業再開に向け事業所内の後片付けなどの作業を本格化させており、産業都市・八戸の復活に動きだした。

 三菱製紙八戸工場は「操業再開のめどは立っていないが、電気が来たことで設備の状況を調べることができる」。東京鐵鋼八戸工場は「15日から電気が復旧し、設備の確認を急いでいる。致命的な損壊があったとは聞いていない」とほっとした様子だった。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img1103170901.jpg
【写真説明】 飼料メーカーの工場から餌を運び出す大型トラック=16日午後1時40分ごろ、八戸港飼料コンビナート

941チバQ:2011/03/23(水) 21:23:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032319570054-n1.htm
東京は水の品切れ続出 「子供の水どうすれば…」
2011.3.23 19:52 (1/2ページ)

金町浄水場で指標値を超える放射性ヨウ素が測定されたが、近所の「たんぽぽ保育園」では「地震後から園児の飲料水と生活用水を1週間分保存してあるから大丈夫」と伊能好子園長=23日(瀧誠四郎撮影)
 23日、東京都水道局の金町浄水場(葛飾区)で、水道水1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出され、都が乳児の基準100ベクレルを超えているとして、乳児が飲むのを控えるよう求めたことで、都内のスーパーなどでは、ペットボトルの飲料水が一気に売れ、品切れの店舗が続出した。

 「子供の飲み水をどうすればいいのか…」。乳幼児を持つ母親からは不安の声が上がった。

 「東京にも影響があるなんて…」

 生後2カ月の女児がいる東京都中央区の主婦、山本佑美さん(26)は、ニュースを聞きつけて、近くのスーパーに飲料水を買いに行った。が、すでに売り切れていた。インターネットでの購入も考え、ネットショップを探したが、そこでも水は売り切れていたという。

 「急に水が飲めないと言われてもとても困る。子供も生まれたばかりなので、非常に不安です。いつになったら飲めるようになるのか」と不安がる。

 乳幼児を抱えているため、都外の店舗にも買い物に行けない。山本さんは静岡県の実家から水を送ってもらうように頼んだという。「どこに行っても買えない状況ならば、今後、どうしたらいいのか。早く対応を決めてほしい」と話した。

 保育園などでも水道水が飲めなくなるため、関係者も対応に苦慮している。都内の保育園では、まだ対応は取っていないと言うが、「園児分の飲み水を確保するのが難しい。子供が自分で飲んでしまったりするのを注意しなければ」と頭を悩ませる。子供を保育園に通わせる母親(41)は「母親同士でもとても不安に思っている。家や園でもどうしたらいいのか話し合わないといけない」と不安な気持ちを隠せない。

 都内のスーパーでは、地震後、水を購入する人が増加したという。都内のあるスーパーでは、「また、水が飲めなくなるという話が出れば、店舗の飲料水もなくなってしまう可能性がある。不安をあおることはできない」。神経をとがらせながら語った。





 東京都の調査とは別に行われた文部科学省の調査結果では、東京都(新宿)の水道の蛇口から出る水からは水1キロ当たり放射性ヨウ素19ベクレル、放射性セシウム0・31ベクレルが検出されたが、国の基準値は超えていなかった。

942チバQ:2011/03/23(水) 21:41:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;rel=j7&amp;k=2011032300893
100本、10分足らずで完売=「粉ミルク飲ませられない」−次々水買い込む主婦ら
 東京都が水道水から放射性物質を検出したと発表した23日午後。品川区内の大型スーパーでは、2リットル入りのペットボトルの水6本が入った段ボール箱17箱分が、10分足らずで完売となった。
 「水はお一人さま2本までです」。店員が案内すると、次から次へと客が並んだ。「買えてよかった」。ひとまず安堵(あんど)の表情を浮かべたのは、6、3、1歳の子供を連れた同区の主婦(35)。テレビでニュースを見て家を飛び出し、雨の中自転車で同店へ来た。2リットルボトル6本だけでなく、500ミリボトルも次々かごに入れ、「お米を炊くにもみそ汁にも、水道水は使いたくない」と眉間にしわを寄せた。
 「最近は放射能が怖くて、家から出ず通販で買い物をしていた」と話す同区の中西麻衣子さん(38)は、計6リットルを買い込んだ。10カ月と3歳の子供がいる。「買いだめはしたくないけど、こればかりは仕方ない」と強い口調で話した。
 水を購入していなかった主婦布田章子さん(40)は、記者から都の発表を初めて聞かされ絶句。「うそ。どうしよう。煮沸してもだめなの?」。1歳の娘には粉ミルクを飲ませているというが、既に水は売り切れ。「水がないとミルクを飲ませられない。2ケースくらい買わなきゃ」と、足早に他の店へ向かった。
 売り切れた水の代わりに、お茶を買い込む客も。主婦田村三枝さん(68)は「共働きの娘夫婦のために」と、緑茶などの2リットルボトル6本を手に取った。「2歳の孫が心配」と話し、「まさか水までとは」と肩を落とした。(2011/03/23-19:08)

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943荷主研究者:2011/03/25(金) 00:18:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110319/bsc1103192117000-n1.htm
2011.3.19 21:15 Fuji Sankei Business i.
【東日本大震災】阪神間の工場撤退表明の食品各社、一転増産へ

 アサヒビールなど食品大手が東日本大震災で被災した東北・関東圏の工場の生産分を補おうと、今夏以降に撤退を表明している阪神間の工場で増産に乗り出している。災害リスクを軽減するためには工場の分散化が不可欠で、震災をきっかけに関西での生産の重要性が高まるとともに、予定されている“関西撤退”を再検討する動きも今後出てきそうだ。

 食品大手は昨秋以降、阪神間からの工場撤退を相次ぎ発表。アサヒビールは西宮工場(西宮市)のビール製造部門(約10万2千平方メートル)を今年8月で閉鎖。雪印メグミルクグループ、森永製菓は平成25年に関東圏に新工場が完成するのにあわせ、雪印は関西チーズ工場(伊丹市、約2万2千平方メートル)、森永は塚口工場(尼崎市、約8万8千平方メートル)の撤退を決めていた。

 しかし、東日本大震災の被害でアサヒビールは、福島県と茨城県の工場が操業停止し、需給が逼(ひっ)迫(ぱく)。このため、西宮を含む全国6工場をフル稼働している。

 西宮工場の撤退方針について「是非を検討できる段階ではない」というが、夏場に向け「(西宮の)操業を続けなければならないかも」(幹部)と話す。

 宮城、茨城県などの3工場が被災した雪印は「現時点で関西チーズ工場の閉鎖計画に変更はない」(担当者)と説明した上で、「万一違うことになればその段階で公表したい」と見直しの可能性を示唆した。

 森永製菓はチョコボールなどを生産する栃木県の工場が操業停止した。「工場ごとに生産品目が違うので代替できない。今のところ塚口工場の計画に変更はない」と話すが、工場の復旧には2週間以上かかる見込みで、今後の対応が注目されている。

 各社が発表した撤退計画によると、アサヒビールは西宮分の生産を大阪府吹田市の工場に集約。雪印は茨城県に、森永製菓は群馬県にそれぞれ建設する新工場に、関西の工場分の生産を移す方針だ。

 有沢正一・岩井証券イワイ・リサーチセンター長は「工場分散化の重要性が見直され、再び関西に生産拠点が戻ってくる可能性はある」と分析する。

944チバQ:2011/03/27(日) 05:55:51
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20110323-OYT8T00482.htm
品薄解消へ、頑張る食品工場…東京・多摩地区
フル稼働阻む計画停電


休日返上で納豆を生産している工場。商品の種類を絞り、供給量を減らさないよう努力している(22日、「保谷納豆」東村山工場で) 東日本巨大地震の発生後、都内のスーパーで一部商品の品薄状態が続いているなか、東京都多摩地区の納豆やパン工場は、休日返上したり、商品数を絞り込んだりして、供給量を増やそうと努力している。

 ただ、製造工程は途中で止めることができないため、計画停電が予定されている限り、フル稼働できないのが悩みの種だ。

 「保谷納豆」(本社・西東京市)の東村山工場では、計画停電の影響で生産が落ち込んだ分を取り戻し、増加する注文に対応しようと、休みの日曜日にも工場を稼働させている。商品の種類も約50から約20にまで絞り込んでいる。

 同社によると、市場の約6割を占める茨城県や千葉県などにある大手メーカーの工場が被災し、流通量が激減した。そのため、同社への発注量を通常の50倍に増やす取引先もある。

 商品の4割に国産大豆を使用していたが、被災で物流が滞り、北海道産の大豆の入荷が遅れているため、急きょ一部を外国産に切り替えた。納豆を経木で包むといった手の込んだ商品は、ほとんど製造できていない。木内博専務(62)は「工場の生産能力にも限界があり、注文に完全に応えることは難しい」とため息をつく。

 「被災地に供給しなければならないから、東電に工場を稼働させてほしいと頼んだが、断られた」。第一屋製パン(小平市)の担当者はこう言って天を仰いだ。

 工場は1日約20時間前後稼働しているが、生地作りから発酵、焼き上げまでに約7時間かかる。工程を途中で止めることはできないことから、停電予定時刻の7時間前にはストップしなくてはならない。「計画停電が直前に回避されても対応は難しい」ため、操業の停止を余儀なくされ、生産能力は半減した。

 こちらも、通常400ある製造品目を半数に減らし、供給力を保つ努力をしている。同社は「一つの商品を作り続けた方が、切り替えの手間を省ける。今は数量が大事」と説明している。

 敷島製パン(名古屋市)の東京多摩工場(昭島市)でも商品数を絞るなどして、供給量確保を目指している。関東にある4工場のうち、被災した埼玉と千葉では、まだ全面復旧に至っていない。担当者は「生産し続けることが被災地への支援につながる」と話している。

 森永乳業大和工場(東大和市)も、主力の粉ミルクなどに絞った生産を続けている。

(2011年3月23日 読売新聞)

945チバQ:2011/03/27(日) 12:35:47
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110326-OYT1T00602.htm
品薄ミネラルウオーター、外国語表記も容認
 首都圏などでミネラルウオーターが品薄となっている問題で、農林水産省と消費者庁は食品表示に関する規制を一時的に緩和することを決めた。


 25日付で都道府県に通知した。海外から緊急輸入した外国語表記の製品についても、店頭に製造者や賞味期限などの必要な情報を表示すれば販売してよいことになる。

 農水省は、福島第一原発の事故で、東京など各地の浄水場から放射性物質が検出された事態を受けて、ミネラルウオーターを製造・輸入する業界団体に輸入も含めた生産・供給の拡大を要請した。これを受けて海外からの飲料水を緊急輸入する動きが広がっている。

 しかし、日本農林規格(JAS)法などの規定を満たすためには、日本語で必要な情報を記したラベルなどをはる必要があり、輸入・販売の妨げとなりかねないおそれがあった。

(2011年3月26日18時25分 読売新聞)

946とはずがたり:2011/03/27(日) 14:20:31
>>936,939,945
食品というか飲料水だけかも知れないけど対応素早いっすね。

947チバQ:2011/03/29(火) 00:37:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000096-jij-bus_all
日本コカ、韓国から水輸入=需要急増で緊急措置
時事通信 3月28日(月)17時0分配信

 日本コカ・コーラ(東京)は28日、韓国からミネラルウオーターを緊急輸入する検討を始めたと発表した。福島第1原発事故の影響で日本各地の水道水から放射性物質が検出され、需要が急増していることに対応する。早ければ今週末にも第1便を空路で運び込みたい考えだ。
 東日本大震災の被災地に向けた無償提供分と、首都圏での店頭販売分を合わせて100万ケースを確保。販売する際は、政府の規制緩和方針を受けて、店頭ポスターだけで原産国を周知するなど商品表示を簡素化して消費者に迅速に届ける。

948チバQ:2011/03/30(水) 12:35:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000016-fsi-bus_all
計画停電、ヨーグルト直撃 工場稼働停止、供給不足は長期化
フジサンケイ ビジネスアイ 3月30日(水)8時15分配信


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おにぎりの入荷を知らせるコンビニエンスストア。一時、首都圏で欠品が目立った日用品の多くが店頭に並び始めたが、ヨーグルトは品薄状態が続いている(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 東日本大震災の発生で一時、首都圏で欠品が目立った日用品の多くが店頭に並び始めた中、ヨーグルトの品薄状態が続いている。ヨーグルトは牛乳など他の乳製品に比べ、製造過程で多くの電力を使うが、メーカーの多くが生産拠点を東京電力の計画停電の地域に抱えており、生産能力が落ち込んだためだ。計画停電の動向次第では長期的な供給不足になり、今後の業績に影響が出る可能性もある。

 大手スーパーのイオンでは今月中旬以降、ヨーグルトの品薄状態が続いている。担当者は「整腸作用など機能系の商品は毎日食べる人が多く、まとめ買いする人が増えた」と話す。

 ヨーグルトの供給が遅れているのは、メーカー各社の生産拠点が被災したのに加え、計画停電が大きく影を落としている。ヨーグルトは牛乳同様に高温殺菌するだけでなく、40〜50度の状態で発酵させるなど温度調節により多くの電力を使う。そのため停電すると品質管理が難しく、長期保存もできないので供給能力は大幅に落ち込む。

 雪印メグミルク(東京都新宿区)は、ヨーグルト製品の最大拠点である海老名工場(神奈川県海老名市)が計画停電でヨーグルトの生産はほぼ停止状態。計画停電実施の有無が判明するのが前日だと、原乳の入荷や配合する菌の準備など正確な量産計画が立てにくい。その上、包装材メーカーが被災し、札幌工場(札幌市)と京都工場(京都府南丹市)の資材確保で精いっぱいで、これ以上のヨーグルトの増産は難しいという。

 明治乳業(東京都江東区)はヨーグルト製品を生産する東北工場(宮城県大和町)が被災し操業を停止。さらに、計画停電の地域にもヨーグルトを生産する関東工場(埼玉県戸田市)をはじめ計3工場が集中しており、生産計画の見直しを迫られている。

 また、容量や味などが豊富な点も欠品を招きやすい。関東工場(茨城県鉾田市)が被災したオハヨー乳業(岡山市)は岡山県内の2工場で代替しようとしたが、食感が柔らかいソフトタイプは関東工場、ハードタイプは岡山の2工場で製造するなど、味や種類別に拠点が完全に分かれていたため、不足分を増産するのは不可能だという。明治乳業も現在、生産ラインを効率的に稼働させるため、需要が高い大容量タイプなど人気商品に絞って生産している状況だ。

 ヨーグルトは消費者の健康志向で一年を通して比較的販売量が安定している上、牛乳などに比べて利益率が高い。それだけに業績への影響が懸念されており、業界の苦悩は深い。(小川真由美)

949チバQ:2011/03/31(木) 19:36:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000028-maip-soci
東日本大震災 「増産もう無理」 飲料水メーカー悲鳴
毎日新聞 3月31日(木)14時9分配信


乳児のいる家庭に緊急支援物資として配るためペットボトル入りの水を準備する区役所の職員ら=東京都の荒川区役所で2011年3月24日、手塚耕一郎撮影
 東日本大震災で飲料水の需要が高まっている。被災地への救援物資に加え、東京都が乳児の水道水摂取を控えるよう呼びかけた(23日。24日に解除)後は被災地以外でもミネラルウオーターの需要が急増。飲料水メーカーは工場のフル稼働を目指すが、計画停電の追い打ちもあって「これ以上は無理」という悲鳴も聞かれる。ミネラルウオーター生産量全国一の山梨県の現場から報告する。【水脇友輔、春増翔太】

【飲料水不足に】放射性物質:水を求め母ら奔走…都水道水ヨウ素検出

 28日午後2時すぎ、南アルプスのふもと、山梨県北杜市白州(はくしゅう)町の「白州ヘルス飲料」の工場内は節電で薄暗かった。同社は日本コカ・コーラ(東京都)のブランド「森の水だより」を生産している。ベルトコンベヤーの上に2リットルペットボトルが流れ続け、品質検査を経て次々と段ボール箱に納められていた。

 白州町は大手メーカーの工場が並ぶ。日本ミネラルウォーター協会(東京都)によると、昨年1年間の全国のミネラルウオーター生産量のうち3割を山梨県内が占める。

 白州ヘルス飲料は、地下約100メートルから取水する。3月からは夏場に備え、通常の年でも毎日2リットルを約2万本生産するフル稼働体制だ。工場長の田上清司さん(57)は悲鳴を上げる。

 「被災地を思うと一本でも多く生産したいのですが、既に24時間稼働。従業員は休日返上です」

 白州町の「道の駅はくしゅう」にも、施設内の湧き水を求めて都心部から客が急増している。

 駅長の山口光茂さん(66)によると、26、27日は約90台収容の駐車場が車で埋まった。水を入れようとポリタンクを抱えた数十人が行列を作った。店頭販売のポリタンクも26日に完売。両日とも「湧き水をくめると聞いたが」との問い合わせが殺到した。山口さんは「夏に問い合わせが相次ぐことはあるが、雪の残る今の時期では考えられない」と驚く。

 28日に訪れた長野県富士見町の会社員、山崎健司さん(53)は「近所の店でも水が消えた」と2リットルボトル約20本を持参。水を入れていた妻(42)は「微量でも放射性物質が検出されれば不安」と話した。

 山梨県小菅村の公営温泉施設「小菅の湯」には震災後、ひっきりなしに電話がかかっている。同施設が地元で採水して販売している「多摩源流水」の注文だ。

 23日に東京都が乳児の水道水摂取を控えるよう呼びかけると、その日のうちに在庫計約600リットルを完売してしまった。28日に震災後に初めて製品化した水3トン分を販売したところ、これも即日完売。通常なら3〜4カ月で売り切れる量という。商品化の委託先の埼玉県の会社も、被災地向けの他社製品生産で手いっぱいといい、担当者は「今後の販売のめどは立っていない」と話す。

 ◇計画停電追い打ち

 急増する需要のほかにも、メーカーに追い打ちをかけている要因がある。計画停電だ。

 白州ヘルス飲料の工場に自家発電の設備はない。一度停電すると、機械を殺菌する必要がある。生産再開に10時間以上を要し、1日の生産量が半減する。田上さんは不安そうだ。「計画停電が夏秋まで続くようだと、従業員がもちません」

 富士山の北麓(ほくろく)にある中小飲料水メーカーは、自社ブランド商品が生産できなくなった。自社ボトルのキャップやラベルの製造を茨城県の会社に発注していたが、この会社が震災で生産停止に追い込まれたためだ。それでも3月の生産量は受託生産でしのぎ、前年同月比1・4倍に増えた。計画停電には夜間操業などで対応しているが、従業員の勤務体制に頭を悩ます。担当者は言った。

 「もっと増産したいが、これ以上は無理です」

950荷主研究者:2011/03/31(木) 23:51:52

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/26/new1103261103.htm
2011/03/26 11:03 デーリー東北
飼料原料、八戸港に到着 生産量増へ弾み

 家畜の配合飼料用の原料を積んだ貨物船が25日、震災後初めて八戸港に入港した。同港飼料コンビナートにある飼料メーカーでは、6社のうち5社が製造を一部再開。飼料の供給を始めており、近日中に全社が操業を再開する見通し。フル操業まではいかないものの、原料の入荷により生産量の増加に弾みがつきそうだ。

 オーストラリアから飼料の主原料であるコーリャン2万6千トンを積んだ貨物船が25日午前に入港。八太郎1号埠頭で荷揚げ作業が行われ、大型サイロを有する東北グレーンターミナルにトラックや船で運び込まれた。

 同社によると、サイロには1カ月分以上の原料が残っているが、船から飼料原料を吸い上げる機械が震災の被害で故障中。

 西村芳雄社長は「復旧までには時間がかかるかもしれないが、別の岸壁からトラックや船を使用し原料は運び込める」と説明。「北海道や九州から八戸港に飼料が輸送されており、引き続き安定供給に取り組みたい」と話した。

951チバQ:2011/04/02(土) 15:39:21
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040290133206.html?ref=rank
利根川の水 飲料業暗雲 ビール、コーラ「数日間停止も」
2011年4月2日 13時32分

 気温の上昇とともに消費が伸びてくる清涼飲料水やビール。大震災と福島第一原発の事故の影響で、首都圏の需要を担っている各メーカーは今後、電気や安全な水が十分確保できるのか、頭を悩ませている。(志村彰太)

 日本コカ・コーラの茨城工場(茨城県土浦市)は月内にも製造ラインを再稼働する。

 ただ、心配なのは水だ。利根川水系を利用しているが、この水系の水は一時、放射性物質が検出された。同社は独自の厳しい基準に従い検査しているが、同社では「基準を満たさない水が出てきた場合、ラインを止めざるを得ない」としている。

 五百ミリリットルで換算すると、一日一千四百万本の飲料を製造でき、「全国二十八カ所ある当社の工場でもトップクラス」という茨城工場。仮に生産を止めても「在庫もあり、すぐに品不足にはならない」とみるが、「急激に需要が増えた場合の影響は読めない」。

 同じ水系を利用するキリンビールの取手工場(同県取手市)はラインの復旧作業を急ぐが、やはり水の確保を心配する。

 同社は水源保護のために里山整備などをしてきたが、「原発問題で水が汚染されるとは予想外だった」と戸惑いは隠せず、「使用を控えるよう指示があれば、数日間、製造できなくなる事態は覚悟している」と明かす。

 取手工場は同社で二番目の規模。同社では、今回の「水騒動」を一時的なものと考えているが「長く続くようだと別の対応策を考えなければいけない」と危機感を募らせる。

 心配なのは飲料需要が急増する夏になっても、こうした事態が続くことだ。各社とも「夏に茨城で計画停電が復活したら、供給態勢に支障が出るかもしれない」と警戒している。 

(東京新聞)

952荷主研究者:2011/04/03(日) 13:38:52

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20751.html
2011年3月10日 新潟日報
一正蒲鉾が工場を統廃合

 一正蒲鉾(新潟市東区)は10日、江口工場(江南区)の操業を10月で終了し、生産機能を本社工場(東区)に統合すると発表した。子会社を含む生産拠点見直しの一環。パートを含む従業員129人は本社工場などに配置転換する。

 江口工場は1977年から稼働し、全国7直営工場の中で本社、関西、北海道に次ぐ規模。看板商品であるカニ風味かまぼこの主力生産拠点だが、老朽化した上、敷地(約1600平方メートル)が手狭になった。「面積に制約があり、建て替えや拡張は難しい」として閉鎖を決めた。

953荷主研究者:2011/04/03(日) 14:24:43

http://kumanichi.com/news/local/main/20110324002.shtml
2011年03月24日 熊本日日新聞
八代市に飼料工場建設へ 県酪連、県内から原料

 県酪農業協同組合連合会(熊本市、吉田孝壽会長)は、県内で栽培した飼料用米・稲と、JA熊本果実連(同市小山町)の工場で発生する県産ミカンジュースや豆乳の搾りかすを原料とする混合飼料の工場を八代市に建設する。4月中旬に着工し、8月中旬に生産開始の予定。飼料は県内の酪農・畜産農家に販売し、輸入に頼らない県産飼料で育てた牛の生乳や枝肉としてブランド化も目指す。

 全国の酪連で独自に飼料工場を建設するのは初めてという。

 県内の酪農・畜産の飼料作物は、各農家で栽培する分では足りず、トウモロコシや大麦など輸入品に頼っている。ただ世界的に飼料の需要が増え価格も上がっており、安定確保が課題だった。

 このため県酪連は、飼料自給率向上を目指し、自前の工場で飼料を製造することを決定。安心・安全な飼料を供給でき、農家の経営安定にもつながるとしている。

 計画では、飼料用の米と稲は県内の主産地である八代地域の農家から購入し、「耕作・畜産連携」のモデル地域として増産につなげてもらう。

 工場は、八代市新港町の八代外港工業用地約4800平方メートルにサイロ5基、原料をかくはんして混合飼料を生産する施設、貯蔵庫を建設。土地購入費を除いた事業費は約1億3千万円で、国から半額補助を受ける。稼働3年目に年間7210トン(県酪連が扱う年間飼料量の7%)の生産を目指す。出来上がった飼料は八代地域など県南の270農家に販売する予定。

 吉田会長は「安全な県産飼料を使うことで西日本一の酪農県熊本をさらに飛躍させたい」と話している。(上田良志)

954チバQ:2011/04/03(日) 21:31:00
個人的にはこゆ方法のほうが好きです。ということで2口だけ購入させていただきました
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040320290043-n1.htm
三陸のカキ、応援しよう 1口1万円のオーナー募集に申し込み続々
2011.4.3 20:23 (1/2ページ)

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漁船がひっくり返り、養殖用のいかだが消え、廃材が漂う尾浦漁港=3月27日、宮城県女川町
 津波で壊滅的な被害を受けた三陸海岸のカキを支援しようと、“復興後のカキ”を事前購入する形で資金を集める「セーブ・サンリク・オイスター」プロジェクトがインターネット上で始まり、全国の消費者が続々と賛同、資金を寄せている。

 プロジェクトでは1口1万円の小口カキオーナーを募る。資金が集まれば養殖いかだや種ガキなどの資材購入に充て、出荷が再開され次第、オーナーの元に1口あたりカキ約20個を届ける仕組みだ。

 運営するのはカキのネット販売サイト「旨(うま)い!牡蠣(かき)屋」を手がける「アイリンク」(仙台市青葉区)。同社で取引のある全国の生産者30軒のうち、岩手県大船渡市や宮城県南三陸町など三陸の6軒は、津波で養殖いかだや自宅が流され、今年の出荷はもちろん、復旧のめどが立たない状況だ。

 同社の斎藤浩昭社長(47)は震災後、被災地を訪れ、被害の大きさに呆然(ぼうぜん)としたという。「生産者は『必ず復興させる』と意気込んでいたが、手だてがないのが現実だと思う。ネット販売業者に手助けできることはないのか」。斎藤社長が考えたのが、全国から資金を集めることだ。

 ただ、カキの養殖には通常でも3〜4年かかるといい、準備を含めると出荷まで何年かかるか見えない。「オーナーには何年も待ってもらうことになる」と説明するが、それでもミニブログ「ツイッター」などで趣旨が伝わり、1日数百口の申し込みがあるという。

 「オーナー制度なら、カキが届くまで三陸に関心を持ち続けてくれるはず」。復興の長期化が予見されるなか、斎藤社長は関心の風化を何より恐れている。単発の義援金よりも、売買を介した支援を選んだのは、そのためでもあるという。

 「三陸のカキは磯の風味が豊かで本当においしいんです」。“日本一のカキ好き”を自負する斎藤社長は三陸カキの復興を切望する。「カキの生産者も販売者も消費者も、みんなが幸せになれるとうれしい」と話し、当面の目標の1万口、1億円の確保へ向けアピールを続ける。

 プロジェクトの詳細は特設サイトwww.sanriku−oysters.com。問い合わせは同社(電)022・726・5640。(城野崇)

955チバQ:2011/04/04(月) 23:07:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011033102000205.html?ref=rank
工場被災 廃業も 笹かま 再生ピンチ
2011年3月31日 夕刊

津波の被害で工場が閉鎖。泥をかぶった笹かまぼこを作る金型を見つめる木村弘幸さん=30日、宮城県塩釜市で


 東日本大震災の影響で、宮城県の名物「笹(ささ)かまぼこ」が危機に直面している。主要生産拠点である塩釜、石巻、気仙沼など沿岸部の各市が大津波で被災したからだ。被害を受けた工場の多くは中小企業で、自力再建は困難な状況。廃業を決める業者も出てきた。 (沢田佳孝)

 「ああ、もうだめだ」。笹かまぼこ製造・卸業「ヤマタカ木村商店」の木村弘幸社長(38)は、中小のかまぼこ工場が並ぶ塩釜市北浜地区の一角で、泥だらけになった自社工場を見て嘆いた。

 工場の設備は全壊。廃業を決めるしかなかった。「もう一度、生産を始めるにも、十分な売り上げがあればいいが、現実は厳しい。借金がないのが幸いだ」

 一九八〇年代後半のバブル景気のころ、塩釜市には観光客が詰め掛け、街は大型バスであふれた。木村さんは「売れすぎて人手が足りず、小学生のころから家業の工場を手伝っていた」と振り返る。一億円を超えていた売り上げも近年は約二千万円。機械の更新はできず補修を重ねていたところで、津波被害を受けた。

 工場の片付けや従業員の雇用保険の失業給付の手続きなど、会社の残務整理に追われる木村さんは「家族や家を失った同業者に比べれば、うちはまだいい」と寂しげに話す。身の振り方はまだ決めていない。

 同じように笹かまぼこ一筋の「マルヨ鈴木商店」の鈴木義久社長(52)は「五月の大型連休明けには、何とか生産の一部を再開したい」と再建への意欲を語る。

 再び生産を始めるには、五千万円程度の設備投資が必要となる。年商約一億五千万円の同社には大変な額だが、鈴木さんは「『いつ再開しますか』と待ってくれるお客さんがいる。仕入れ先の業者も従業員もいる。やめるわけにはいかない」と話す。

 県内の笹かまぼこ工場の多くが被害を受け、流通量は激減している。JR仙台駅の土産物店は三十一日に営業を再開したが、笹かまぼこの商品ケースは空きが目立つ。沿岸部の製造工場が被災した仙台市の大手業者の女性店員は「当面は震災前の一〜二割しか生産は見込めません」と話した。

956荷主研究者:2011/04/09(土) 17:50:22

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110326d
2011/03/26 10:36 秋田魁新報
県内2社、ボトル水の注文殺到 都内需要増で

フル稼働している藤里開発公社のミネラルウオーター製造工場

 本県のミネラルウオーターメーカー2社に、ボトル水の注文が相次いでいる。首都圏の浄水場から放射性ヨウ素が検出され、安全な水の需要が一気に高まったためだ。「白神山水」を製造している藤里町の第三セクター・藤里開発公社はラインをフル稼働させているが、東日本大震災の支援物資や得意先に卸す分の製造で手いっぱいの状態。新たな注文に応じられるのは4月以降になる見込み。

 同社によると、23日から電話が殺到。受話器を置くとすぐ次の電話がかかってくる状態だった。25日はいくらか落ち着いたが、まだつながりにくい状態で、町役場との連絡はファクスで取り合っている。

 一方、「鳥海山自然水」を製造している由利本荘市の天寿酒造にも多くの注文がある。しかし、ボトルの入手が難しくなっており、入荷まで1カ月待ちの状態という。大井建史社長は「ボトルが大手ミネラルウオーターメーカーに押さえられたのではないか」と話した。

957荷主研究者:2011/04/09(土) 18:08:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020110328ceal.html
2011年03月28日 日刊工業新聞
東日本大震災/ヤヨイ食品、気仙沼工場の生産品目の一部を2社に委託

 ヤヨイ食品(東京都港区、藤嶋照夫社長、03・5400・1500)は、東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙沼工場の生産品目の一部を、ニチレイフーズ(東京都中央区)と、ヤヨイの業務提携先であるプリマハム(東京都品川区)に生産委託する。具体的な時期や品目、製造工場、数量などについては検討中。

 ヤヨイ食品の気仙沼工場はオムライスやオムレツ、丼物の具材、メンチカツ、魚加工品などを生産していた。日産能力は130万食で、販売先は企業や病院の給食、量販店の総菜向けが中心。

 ヤヨイ食品は伊藤忠商事の子会社で業務用冷食メーカー。

958荷主研究者:2011/04/09(土) 18:16:33

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110401/bsc1104010849007-n1.htm
2011.4.1 08:43 Fuji Sankei Business i.
計画停電で納豆品薄のワケ 医薬品、ビール製造にも影響

 計画停電が、発酵食品や医薬品の製造に深刻な影響を与えている。小売店でヨーグルトや納豆が品薄になっているのも、製造工程での温度管理が難しく、工場の生産能力が落ちているためだ。医薬品も停電になると、無菌状態を維持しにくく、品質の管理に影響が出る。ビールも増産を急ぐが、計画停電区域の工場では仕込みができない状況で、電力とビールが最需要期に入る夏場の生産管理に頭を痛めている。

 消えたヨーグルト

 「計画停電の予定が前日に知らされるのでは、原乳の入荷や配合する菌の準備など正確な量産計画が立てられない」。雪印メグミルクの担当者は、計画停電が生産に与える影響をこう説明する。ヨーグルト製品の最大拠点である海老名工場(神奈川県海老名市)も、生産はほぼ停止状態だ。

 ヨーグルトは牛乳と同様に高温殺菌するだけでなく、40〜50度の状態で発酵させる。冷却や保温など微妙な温度調節が必要で停電すると、品質管理や長期保存ができなくなる。

 納豆も店頭から消えた。「おかめ納豆」を生産する最大手のタカノフーズは東日本3工場が被災し、25日から茨城の2工場で出荷を再開したものの、生産量は震災前の半分程度になった。

 「金のつぶ」のミツカンは群馬県館林市の工場が計画停電を避けるため、「夜間操業などで対応」(同社)しており、フル稼働できずにいる。

 無菌保てず

 一方、医薬品も、無菌室で製造する注射剤は、一瞬でも停電すると無菌状態が損なわれ、滅菌作業が完了するまで数週間から1カ月かかる。

 東和薬品は、東日本大震災の直後から山形第1工場(山形県上山市)で停電が発生し、空調機器が停止したことで無菌状態が保てなくなった。「電力の安定供給にメドがつくまでは、生産再開はできない」とため息をつく。

 田辺三菱製薬は震災後、注射剤などを製造する足利(栃木県足利市)、鹿島(茨城県神栖市)工場の操業を停止した。2工場とも設備損傷に加え、停電の影響で無菌状態への復旧に時間がかかり、操業再開は4月半ばになる見込みだ。

 各社とも在庫を2、3カ月分確保しており、すぐに在庫不足が生じることはないとしているが、「夏場の電力不足で計画停電が頻繁に実施されれば、医薬品の供給が滞る」(大手製薬)との懸念が広がっている。

 ビールも貴重に?

 大手ビール各社は、東北の工場が大きな被害を受けたうえ、関東周辺の主力工場が計画停電地域にある。

 ビール製造は、麦芽とコーンなどの副原料を煮る仕込みと発酵に、最低半日はかかる。停電時間自体が3時間でも、停電前後に配管の洗浄や設備点検で数時間かかり、事実上操業が不可能だ。

 主力工場の生産能力の落ち込みをカバーしようと、アサヒやサッポロは、主力のビール類の製品を3種類程度に絞って増産している。アサヒは、通常6月以降に行う工場の24時間フル稼働を、約2カ月前倒しして販売量を確保する。

 キリンは最大拠点である横浜工場(横浜市)に1日1万キロワットを供給できる自家発電を備え、計画停電中でも製造は可能だが、「操業休止した工場を補うほどの販売量の確保は難しい」という。

 ビール各社で構成するビール酒造組合は、日本経団連に電力の総量規制の実施を求める要望書を提出しているが、計画停電のダメージは大きい。夏の電力需要のピークに向けて、業界を超えた議論が急がれる。

959荷主研究者:2011/04/09(土) 18:29:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110405t33023.htm
2011年04月05日火曜日 河北新報
鉄の町復興はヤマから 釜石鉱山「仙人秘水」フル生産へ

製造・出荷が再開された釜石鉱山の仙人秘水

 東日本大震災で被災した釜石鉱山(岩手県釜石市)が4日、主力商品のミネラルウオーター「仙人秘水」の製造・出荷を再開した。かつての「鉄の町」の復興はまず、ヤマから始まった。

 同社によると、震災後の停電が復旧した3月17日から、仙人秘水が湧く地点の周辺やパイプラインの安全点検を実施。水質検査もクリアしたという。

 ミネラルウオーターは震災の影響で需要が急激に高まっている。釜石鉱山にも注文が相次いでおり、今後はフル稼働で生産する予定だという。商品は全国へ出荷し、週内にもインターネットなど通常の注文を受け付ける。

 釜石鉱山はかつて日本最大の鉄鉱山だった。日本初の洋式高炉による銑鉄生産から新日鉄釜石製鉄所へと受け継がれる「鉄の町」の土台ともいえる。会社は現在、仙人秘水を中心とした鉱泉水を売り、ヤマの伝統を守っている。今回の震災でも、ペットボトル(1リットル)12本入りの仙人秘水700ケースを市と避難所に無償で提供した。

 釜石鉱山は「社員には家を流されたり、親族と連絡がつかなかったりする者もいる。無償提供を続けるとともに、仙人秘水の製造で釜石の復興に貢献したい」と話している。(佐々木貴)

960チバQ:2011/04/14(木) 00:18:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000979-yom-bus_all
キャップを無地白色に統一、ペットボトル増産へ
読売新聞 4月13日(水)22時36分配信

 飲料メーカーでつくる全国清涼飲料工業会は13日、東日本大震災の発生後から供給不足が続くペットボトル飲料の増産を図るため、メーカーによって異なるボトルの樹脂キャップを無地の白色に統一すると発表した。

 被災した工場の供給体制が整うまでの期間、量産しやすくする。供給能力は現在よりも1割程度上がるという。

961チバQ:2011/04/14(木) 00:20:14
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110412/bsd1104122119013-n1.htm
石原氏の“自販機悪玉論”に業界困惑 節電すでに実施済み (1/2ページ)2011.4.12 21:13
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. 4選を果たした石原慎太郎東京都知事が、電力消費が多いとしてパチンコ店と並んで批判したのが自動販売機だ。(夕刊フジ)

 ヤリ玉に挙げられた自販機メーカーの業界団体は「夏場午後は冷却機能を停止して消費電力を10分の1以下にするなど省エネに取り組んでいるのに」と困惑している。

 石原知事は自販機について「軒並み自販機が並んでいるバカな国は、世界中にない」「便利かもしれないが自分の家で冷やせばよい」と強く批判、見直しが必要だとの持論を展開している。

 こうした発言を受けて10日の株式市場では、硬貨・紙幣処理機メーカー大手で自販機も手がけるグローリーの株価が下落する場面もあった。

 東京電力管内の清涼飲料水の自販機は約84万台で、1日の消費電力量は約400万キロワット時、一般家庭の41万世帯分の電気を使っているとの試算もある。

 こうした“自販機悪玉論”に対して「われわれは以前から粛々と省エネ対策をやっている」と訴えるのは、自販機メーカーで作る業界団体の日本自動販売機工業会だ。

 震災後、すでに24時間の消灯を実施中で、最新機種では15%程度の節電になっている。そして、年間の電力需要のピークとなる夏場の午後の対策はすでに実施済みだというのだ。

 「実は、国内のすべての缶やペットボトルの清涼飲料水の自販機は7月から9月の3カ月間、午後1時から4時までの3時間、冷却機を停止している」(同工業会)というのだ。

 電力需要の少ない午前中から午後1時の間に商品の冷却を済ませ、午後4時まではお金の識別をする微量の電力と待機電力しか使われておらず、この間の1台あたりの消費電力は17ワット時と、通常運転時(280〜300ワット時)の約16〜17分の1と大幅に小さくなるという。

 一方、石原知事から同様に批判されたパチンコ店の業界団体、全日本遊技事業協同組合連合会は、震災後にネオンの終日消灯に協力するよう各社に依頼。夏場の電力使用量の削減に向けて、利用客が座っていない遊技機の電源を切るなど店内の大幅な電力削減を求めていく方向だ。

 全日遊連は「節電でやれることはやる」(広報担当)と、徹底した節電に取り組む姿勢を示している。

962チバQ:2011/04/14(木) 12:49:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000506-san-pol
舫氏、自販機悪玉論に反論
産経新聞 4月14日(木)0時22分配信

 蓮舫節電啓発担当相は13日の衆院内閣委員会で、東京都の石原慎太郎知事が節電のため自動販売機の不使用を求めていることに言及し、「石原氏がどういう思いで言ったのかは分からないが、節電と経済効果への支障を最小限に抑える知恵は、同時進行で取り組むべきだ」と反論した。

 両氏は事業仕分けで廃止判定とされたスーパー堤防や、節電をめぐる花見自粛論などで対立している。

 石原氏は「軒並み自販機が並んでいるバカな国は、世界中にない。便利かもしれないが自分の家で冷やせばよい」と自販機設置を強く批判している。一方、蓮舫氏は内閣委で「清涼飲料業界は主要19社で4・5兆円の売り上げがある。自販機での売り上げは1・9兆円で42%を占める。自販機をなくすのか。そこで働いている人もいる」と、石原知事の批判に反論した。

963チバQ:2011/04/14(木) 22:35:40
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011041401001309.html
自販機規制の条例案提出へ 都議会民主党
2011年4月14日 21時43分

 夏場の節電対策として、東京都議会最大会派の民主党は14日、都内にある清涼飲料水の自動販売機の電力使用を制限する条例案を明らかにした。業界の自主規制がなければ、6月までに議会に提出する意向で調整を進めている。

 民主党によると、条例案は7月から9月にかけて、午前10時から午後9時の11時間、自販機内の冷却機能を停止して節電対応するよう業界に求める内容となっている。

 自販機業界ではすでに、同じシーズンに午後1時から4時の3時間、冷却に使う電力をカットする省エネに取り組んでおり、民主党幹部は「従わなかった場合の罰則は慎重に検討したい」としている。

 4選を果たした石原慎太郎都知事は自販機やパチンコが年間、福島の原発の発電量と同じぐらいの電力を使っているとして、節電の在り方に疑問を呈する発言を繰り返している。

(共同)

964チバQ:2011/04/15(金) 21:54:15
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110415/dms1104151603020-n1.htm
ダメ菅を倣って?都議会民主がムチャクチャな条例案2011.04.15
 夏場の節電対策として、東京都議会最大会派の民主党は、都内にある清涼飲料水の自動販売機の電力使用を制限する条例案を明らかにした。

 条例案では7月から9月の午前10時から午後9時の11時間、自販機の冷却機能停止を求めており、業界の自主規制がなければ議会に提出する意向。夏場に冷えた飲料を販売できないとなれば、飲料メーカーにとっては死活問題となる。

 国内の清涼飲料水の自販機ではすでに、7〜9月の午後1時から4時の3時間、冷却機能を停止している。「製造段階でプログラムされており、停止時間は変更できない」(日本自動販売機工業会)。

 11時間停止を実施するには外部電源にタイマーを設置するなどの対応を迫られるが、同工業会の黒崎貴専務理事は「11時間止めれば冷やすことはできない。『売るな』と言っているのと同じ」と困惑する。

 条例の罰則規定はないというが、ここまでやっていいの?

965荷主研究者:2011/04/23(土) 13:46:16

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/04/20110408t12027.htm
2011年04月08日金曜日 河北新報
笹かま製造苦境 沿岸部の工場被害・需要ダウン

津波で壊滅的な被害を受けた佐々直の本店工場=7日、名取市閖上5丁目

 仙台名産・笹かまぼこの製造元が、東日本大震災で苦境に立たされている。宮城県沿岸部に集中していた工場が津波で大きな被害を受けた上、売り上げの大きなウエートを占める土産品需要の早期回復も見込めない。メーカー13社でつくる仙台蒲鉾(かまぼこ)協同組合は1日、全国に向けて「復興決意宣言」を発表。一致団結してブランドを守る覚悟だ。

 深刻な津波被害を受けたのが、名取市閖上地区に本店を置く佐々直。看板商品「手のひら蒲鉾」などを製造する主力2工場が全壊し、従業員約100人の解雇に追い込まれた。

 「消費低迷などで売り上げが落ち込んだ昨年の分も挽回しようと思っていたのだが…」。佐々木直哉社長(64)は無念さをにじませる。

 休止中だった仙台市太白区の工場を復活させ、大型連休前の製造再開を目指す。佐々木社長は「時間はかかるが、従業員を早く再雇用したい」と再起を誓う。

 創業131年を誇る南三陸町志津川の老舗、及善商店も津波で工場や店舗などが流された。及川善祐社長(57)は自宅も失ったが、「水産の街の南三陸を復活させる。必ず再開し、おいしいかまぼこを作る」と力を込める。

 笹かまぼこは、観光客向けなどの土産品需要が中心だけに、震災による鉄道や空路の寸断が売り上げを直撃している。

 大手の阿部蒲鉾店(仙台市)は天井落下などで半壊した泉区の工場を修理し、3月28日に生産を再開したが、生産量は震災前の数%程度しか回復していない状態だ。

 仙台蒲鉾協同組合の「復興決意宣言」では、「試練は乗り越えるためにあると心に言い聞かせ、とことん力を振り絞りたい」と強調。「名産『笹かまぼこ』の復興」を必ず遂げるとうたった。

 組合は今後、普段はライバルの各社が原料のすり身を融通し合うなど、業界の力を結集させる方針だ。

 組合の阿部秀一理事長(75)=阿部蒲鉾店会長=は「お客さまの期待に応えるため仙台名産を死守する。全国に知られた笹かまぼこが元気を出すことで、地元を元気づけたい」と話している。
(小沢一成、山形泰史)

966荷主研究者:2011/04/23(土) 14:02:24

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110408/491744
2011年4月8日 05:00 下野新聞
ペットボトルの品薄 震災でキャップ減産影響

 東日本大震災以降、ミネラルウオーターを中心としたペットボトル入り清涼飲料水の品薄状態が続いている。宇都宮市清原工業団地の日本山村硝子宇都宮工場など、ボトルキャップ製造の主力工場が被災し、供給量が減少。原発事故の影響で、消費者の買い急ぎが拍車を掛けたとみられる。品薄解消のため、飲料メーカー各社はキャップの共通化に向けた動きも出てきている。

 日本山村硝子(兵庫県)によると、宇都宮工場は震災で天井や壁の一部が損壊。設備機器にも被害が出た。生産ラインは止まったままで、現在でも再稼働の見通しは立っていないという。

 同社の業界シェアは約2割。宇都宮は主力2工場のうちの1つで、社全体の生産量は約半減している。また大手の日本クラウンコルク(東京都)も、主力の石岡工場(茨城県石岡市)が被災した。

 さらに品薄解消の妨げとなっているのがキャップの種類の多さだ。サイズや色はメーカー、商品別に微妙に異なる。真岡工場(真岡市)でペットボトルなどを製造する吉野工業所(東京都)は「キャップやラベルが入らないため、一部に生産できない商品も出ている」としている。

 大手飲料メーカーには、ボトルキャップを共通化する動きが出てきた。品薄製品の生産強化に対応するためだ。

 キリンビバレッジ(同)は「資材不足が、出荷の妨げになっている」などとして、今月中旬以降に導入する予定。日本山村硝子は「色やサイズによる切り替えの時間が少なくなり、工場の生産効率はアップする」としている。

 一方、日本コカ・コーラ(同)は「工場はフル稼働を続けており、震災後も生産量に変わりはない。ミネラルウオーターも資材不足の影響は全く出ていない」と説明する。県内のスーパーたいらや(宇都宮市)は「2リットルの水は入荷がもともと少なく、店頭に並べるとすぐになくなってしまう。やや品薄感だが、次第に解消するだろう」とみている。

967荷主研究者:2011/04/23(土) 14:38:14

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003927889.shtml
2011/04/06 07:20 神戸新聞
フジッコが西宮工場閉鎖 鳴尾工場に機能集約

 総菜加工のフジッコ(神戸市中央区)は、つくだ煮やヨーグルト製造の西宮工場(西宮市)を閉鎖し、生産機能は同市内の鳴尾工場に移管した。

 西宮工場は1963年に稼働し、つくだ煮やヨーグルト、納豆を製造し、西日本を中心に供給してきた。建物が老朽化してきたため、81年に建てた鳴尾工場に順次、機能を集約していた。鳴尾工場内では新たな工場棟の新築を検討している。

 西宮工場の建物は今月から撤去を始めるという。同社では創業の地を西宮工場としており、「ふさわしい利用法を検討する」としている。(井垣和子)

968荷主研究者:2011/04/23(土) 16:47:41

http://www.lnews.jp/2011/04/40492.html
2011年04月15日 LNEWS
J-オイルミルズ/粉末油脂事業で生産設備建設、30億円投資

 J-オイルミルズは4月13日、油脂事業拡大を目指し、粉末油脂事業をスタートし、生産設備を静岡工場内に建設し、2012年春から生産開始すると発表した。

 粉末油脂は粉末化した油脂だけではなく、コーヒー用クリーム等々さまざまな領域で利用されており、30億円を投じる。

■概要
 事業内容:植物油を原料とした粉末油脂の製造・販売
 生産設備建設地:静岡工場内(静岡県静岡市)
 製造開始:2012年春頃(予定)
 販売先:国内加工食品メーカー
 目標販売額:2020年度/50億円(国内外)

969とはずがたり:2011/04/26(火) 21:34:33
生駒も筑波もミネラルウォーターの出荷が再開されてきてますね〜。

970荷主研究者:2011/05/03(火) 00:34:03

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110420/201104200922_13637.shtml
2011年04月20日09:22 岐阜新聞
日東あられ新社廃業へ 負債39億円、赤字続き継続断念

 菓子・食品製造販売の日東あられ新社(揖斐郡池田町萩原、堀内潔社長)が自主廃業を決めたことが19日、分かった。ここ数年は営業赤字が続き、これ以上の事業継続は困難と判断した。残りの受注分を生産するため、20日以降も工場は操業し、会社清算は2〜3カ月後になる見通し。

 同社の前身の日東あられは1948(昭和23)年設立。91年、会社更生法に基づき、負債約690億円を抱えて事実上倒産したが、食品製造販売のサンヨー食品(東京都港区)の支援を受けて94年、資本金3億円で日東あられ新社が設立され、事業を引き継いだ。

 再建後は3工場を揖斐工場(同郡揖斐川町)のみに縮小するなど、生産規模や人員を削減して経営改善を図ってきたが、市場縮小や消費低迷で売り上げ減に歯止めがかからず、2008年3月期以降は営業赤字が続いた。10年3月期は売上高約22億6000万円で、1億8000万円の最終損失を計上。11年3月期も赤字の見通しとなったことから、18日の臨時取締役会で廃業を決めた。負債総額は約39億円で、うちサンヨー食品からの借り入れが約34億円。

 今後は弁護士と協議して特別清算の手続きを進め、親会社のサンヨー食品が取引先への負債を弁済する方針という。ただ、従業員の雇用については日東あられ新社、サンヨー食品とも「雇用継続は難しい」としている。

971荷主研究者:2011/05/03(火) 00:44:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110422/bsc1104222034018-n1.htm
2011.4.22 20:29 Fuji Sankei Business i.
日清製粉、小麦粉を値上げ 食品メーカーは価格転嫁に慎重姿勢

 製粉最大手の日清製粉は22日、食品メーカー向けの業務用小麦粉の出荷価格を引き上げると発表した。4月に政府が製粉会社への小麦の引き渡し価格を平均18%引き上げた措置に対応した。日本製粉と昭和産業も同程度の値上げを行う方針で、来週にも発表する。製粉大手3社が一斉に小麦粉を値上げすれば、パンや菓子などの食品各社も一部商品の値上げなどの対応を迫られそうだ。

 日清製粉の値上げは6月20日出荷分から実施する。値上げ幅は強力系小麦粉が25キログラム当たり330円、中力系・薄力系小麦粉が215円、国内産小麦100%小麦粉が125円。引き上げ率は10%強となる。07年4月の相場連動性の導入後、2けたの大幅な値上げは08年4月以来、3年ぶり。

 一方、製粉各社の小麦粉の大幅な値上げは食品メーカーにとって原材料費の高騰に直結し、業績に影響が出るのは必至だ。

 敷島製パンは製粉各社の値上げを受け、パンなど一部商品を値上げする方向で検討している。担当者は「油脂や砂糖の値段も上がっており、すでに非常に厳しい状態」と話す。山崎製パンは「原材料の配合を工夫したり、合理化など企業努力で値上げ分を吸収したい」とする一方、値上げも「選択肢の一つ」として検討するという。

 一方、「値上げは考えていない」と強調するのは森永製菓。同社は菓子製品の3分の1程度がビスケットなど小麦粉由来の商品だが、現時点では経費節減などで小麦粉の上昇分は補える見通しという。

 08年の小麦粉の価格改訂の際、商品価格を大幅に引き上げた食品メーカーは売り上げを大きく落とした「苦い経験」(菓子大手)があるため、価格転嫁には慎重にならざるを得ない事情もある。

972荷主研究者:2011/05/07(土) 18:05:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104260171.html
'11/4/26 中国新聞
チチヤス、伊藤園の子会社へ

 飲料大手の伊藤園(東京)は25日、ヨーグルトなど製造販売のチチヤス(廿日市市)の全株式を5月25日付でファンド運営のジェイ・ウィル・パートナーズ(東京、JWP)から買収し、100%子会社化すると発表した。買収金額は非公表。

 チチヤスの社名は維持。従業員の雇用、生産拠点も継続する。役員は伊藤園から順次派遣し、伊藤園の株主総会がある7月以降に新社長を決める。

 伊藤園は、人口減などで飲料市場の縮小が見込まれる中、ヨーグルトの開発、販売で実績のあるチチヤスの買収により、乳飲料分野に本格参入する。牛乳などの原料仕入れや商品開発での相乗効果も見込む。

 伊藤園広報部は「買収で、新分野を開拓したい」とし、チチヤス広報室は「急なことで、今はコメントできない」としている。

【写真説明】伊藤園が子会社化するチチヤスの本社(廿日市市)

973荷主研究者:2011/05/15(日) 13:48:56

http://www.lnews.jp/2011/05/40717.html
2011年05月06日 LNEWS
中部飼料/水島工場に設備投資21億円

 中部飼料は5月6日、水島工場の敷地内に新プラントを建設すると発表した。

 これまで同社は岡山工場と水島工場の2工場体制で配合飼料の製造を行ってきたが、岡山工場の老朽化に伴い、工場集約化を図り製造効率を向上させるために、水島工場内に新プラントを建設することになったもの。

 設備投資額は21億円で、今秋着工し、来年6月完成の予定。新プラント完成後は岡山工場は閉鎖の方針。

■設備投資の概要
 建設設備:養牛用配合飼料製造プラント
 立地場所:水島工場(岡山県倉敷市水島海岸3-1-3)敷地内
 投資金額:約21億円

974荷主研究者:2011/05/15(日) 14:41:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110511/bsc1105111436011-n1.htm
2011.5.11 14:35 Fuji Sankei Business i.
日清食品、湖池屋と資本業務提携

 日清食品ホールディングスは11日、スナック菓子製造の湖池屋を傘下に置くフレンテと資本業務提携することで合意したと発表した。フレンテの発行済み株式の約5%を取得し、即席めんや菓子の商品開発や販売促進など事業活動全般での協力関係を強化する。提携の効果を確認しながら、今後2年以内に保有比率を20%まで高めることも検討する。

 日清食品と湖池屋は2010年夏から、相互のブランドを活用した商品を提案するなどの協力関係を構築してきた。こうした商品が消費者に好評で、さらに幅広い分野で連携することが両社の競争力の強化につなげることにした。

 具体的には、菓子流通と即席めん流通の2つの販売網を活用し、営業力を高めるほか、資材の共同調達や物流ラインを相互利用することで効率化を図る。また、海外展開でも協力する。

 日清食品はすでに3.53%のフレンテ株を保有しているが、11日以降、フレンテの主要株主から1.5%相当の株式を立会外市場取引で取得する。

 日清食品と湖池屋はこれまで、スナック菓子「カラムーチョ」味の即席焼きそば「U.F.O」を販売したり、「U.F.O」の焼きそばソースをベースしたポテトチップスを販売したりしてきた。

 一方、日清食品ホールディングスが11日発表した2011年3月期決算は、売上高が前期比1.0%増の3749億円、最終利益は1.3%増の207億円だった。営業利益は26.3%増の343億円。営業益、最終益とも過去最高だった。カップヌードルの発売40周年を記念し、12年度の中間配当を1株あたり5円引き上げ40円とすることを決めた。通期では期末配当の35円とあわせ75円になる。

975荷主研究者:2011/05/15(日) 14:45:39

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020110513agas.html
2011年05月13日 日刊工業新聞
日新製糖、新光製糖と経営統合−10月に持ち株会社設立

 日新製糖と新光製糖は12日、10月3日付で共同持ち株会社「日新製糖ホールディングス」を設立し、経営統合すると発表した。将来は持ち株会社傘下の事業会社を統合させる考えだ。

 国内の砂糖需要が減少する中、日新の「カップ印」ブランドへの統一、東西生産体制の確立、コスト削減などスケールメリットを追求し、競争力を高めていく。「両社の技術力があれば十分に勝負できる」(樋口洋一新光社長)とし、アジアを中心としたグローバル展開も積極的に行っていく。

 日新と新光の株式は9月28日に上場廃止。10月3日に持ち株会社の株式を新規上場する予定。日新1株に持ち株会社の株式0・1株を、新光1株に同0・227株を割り当てる。持ち株会社の資本金は70億円。社長に樋口新光社長が、会長に竹場紀生日新会長が就任する。

976とはずがたり:2011/05/17(火) 11:20:06
>>975
新光製糖は大阪の会社で住商を販売総代理店としている会社。
鹿児島事業部を日新製糖に委譲するなど関係は深かったようだ。
日新製糖は沿革は見当たらなかったけど,住商日本橋ビルに本店があるからやはり住商と仲良しか?工場は千葉(日新製糖株式会社、大日本明治製糖株式会社、大東製糖株式会社を関係会社とする新東日本製糖に生産統合しているみたいである。。)

http://www.shinko-sugar.co.jp/01_company/03.html
■沿 革
1944年 大阪市城東区鴫野町に資本金198,000円にて合同氷糖株式会社設立、氷糖製造開始
1947年11月 商号を新光氷糖株式会社に変更、本社を大阪市福島区大野町に移転
1949年 淀川工場を建設、精製糖製造開始
1951年5月 商号を新光製糖株式会社に変更
1952年 今福工場を大阪市城東区今福に建設、精製糖、氷砂糖の製造開始
1954年12月 本社を大阪市城東区今福に移転
1956年 福島工場の氷糖設備および淀川工場の精製糖設備を今福工場に移転
1963年 朝日開発株式会社を吸収合併
1964年 鹿児島事業部を新光糖業株式会社に営業譲渡
1970年 液糖の製造開始
1980年 住友商事株式会社を販売総代理店とする
1986年 低カロリーシュガー(スマー糖)の製造開始
1995年 精糖工場中央制御システム導入
1998年 氷砂糖製品倉庫新築
1999年 精製糖製品倉庫新築
2004年 本社および今福工場再配置(本社事務棟移転・製品自動倉庫新築・低NOXバーナー搭載小型ボイラー導入など) 
2005年 ISO9001取得


http://www.nissin-sugar.co.jp/corp/outline.html
本店所在地 〒103-8536 東京都中央区日本橋小網町14番1号 住生日本橋小網町ビル

977荷主研究者:2011/06/05(日) 21:35:33

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105130056/
2011年5月13日 神奈川新聞
エバラ食品工業、韓国大手と合弁会社を設立へ/神奈川

 エバラ食品工業(横浜市西区)は13日、6月に韓国大手食品メーカー「CJチェイルジェダン」と合弁会社を設立すると発表した。キムチの本場である国の企業と組むことで、チルド事業の拡大を目指す。今秋にも新ブランドで商品を投入する。

 会社名は「エバラCJフレッシュフーズ」で、本店はエバラ食品内に置く。資本金2億5千万円を半額ずつ出資し、社長にエバラ食品でチルド事業の責任者を務めていた黒沼茂男氏が就く。

 エバラ食品側から19人、CJ側からは2人が出向し、商品開発を行う。キムチはCJの韓国の生産拠点で生産し、輸入販売する。

 エバラ食品は約4年半前にチルド事業に参入。2011年3月期は13億円を売り上げた。新会社は14年3月期以降の営業黒字化を目指す。

978荷主研究者:2011/06/05(日) 22:48:12

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110517/519553
2011年5月17日 05:00 下野新聞
増床完了、生産能力1・5倍 ユニオンソース日光工場

 ソース製造のユニオンソース(東京都文京区、井草貴社長)が昨年11月から進めていた日光工場(日光市木和田島)の増床改築工事が完了した。コンビニ商品、弁当、総菜向けの業務用ソースの需要増を背景に、生産能力を日量約3万8500リットルと1・5倍に増強。16日、関係者を招いて新工場の見学会が開かれた。

 同社はソース製造大手オタフクソース(広島市)グループ。国内メーカーでは数少ない生野菜と自家挽き香辛料、日光の天然水を原材料に「昔ながらの製法」を採用。東京都内の豚カツ専門店での使用量は業界トップを誇っている。

 増床した工場は鉄骨2階建て。延べ床面積6454平方メートルで総工費は約6億円。新たな設備は今月6日から稼働している。

 ソースを炊く加熱釜は、4000リットル2基、2000リットル1基の計3基1万リットル分を増設。これまでの2000リットル2基、550リットル1基4550リットル分と合わせ、中食需要の増加に伴う増産に対応する。

 中2階に幅3メートル、長さ50メートルの見学用通路を新設。見学会では地元関係者や取引業者ら約200人が見学した。

 藤本光一工場長は「震災の影響で工期に1カ月ほどの遅れが生じたが、関係者の力添えで新工場の完成に至った。工場は一般に開放するので、こだわりの製法をぜひ見てほしい」と話している。

979荷主研究者:2011/06/05(日) 22:54:15

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105170002/
2011年5月17日 神奈川新聞
日清オイリオグループ、横浜磯子事業場に100億円規模を投資へ

 日清オイリオグループは16日、国内最大の生産拠点である横浜磯子事業場(横浜市磯子区)を「油脂・加工油脂型工場」の拠点に転換する計画を明らかにした。大豆搾油事業が鈍化しているため、2014年3月までに100億円規模を投資し、高付加価値の商品を強化する。

 都内で開いた決算説明会で大込一男社長が明らかにした。

 商品の充填(じゅうてん)ラインを業務用などの少品種大容量型から、付加価値の高い家庭用など小ロット多品種型に対応させる。外部に借りていた保管用倉庫も建設し、物流コストを抑える。東日本大震災の影響を受け、新たに自動倉庫の耐震強化も行う。

 大込社長は「円高で国内では付加価値の低い産業はやっていけない。磯子事業場は大豆の搾油場として拡大してきたが、加工へのシフトを急ぐ」と話した。将来的にはマーガリンなど加工油脂の生産機能の拡充も検討しているという。

980荷主研究者:2011/06/05(日) 23:14:31

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110521101.htm
2011年5月21日02時45分 北國新聞
小松空港経由で全て輸入 ゴディバのチョコ

カーゴルクス航空が運航する国際貨物便=小松空港

 ベルギーの高級チョコレート「ゴディバ」の販売を手掛けるゴディバジャパン(東京)は、日本に輸入する商品を全量、小松空港経由とする方針を固めた。主要路線の海路に比べて輸送時間が大幅に短縮され、より鮮度の高い商品を提供できるため。2、3年後をめどに、全量空輸への切り替えを目指す。石川県が働き掛けてきた経緯があり、実現すれば小松空港の国際貨物取扱量増加に弾みがつく。

 ゴ社は現在、商品の輸入については主に海路を使用している。航空便が船便に比べて割高であることが要因で、航空便を利用した輸入は全体量の約2割にとどまっている。

 ただ、船便が日本到着まで約2カ月かかるのに対し、航空便は2日程度。時間的な利点が大きい航空便の活用策を探っていた。

 現在、ゴディバの商品は輸送手段を問わず、いったん埼玉県の倉庫に集められ、加工や箱詰め作業などを行った上で、各店舗に発送されている。この工程をベルギーで事前に済ませ、小松空港から直接店舗に発送することで、倉庫の維持費などを削減、空輸によるコスト高を補う。

 20日には実験的な第1陣がカーゴルクス便で小松空港に到着した。ゴ社は同様の輸送方式を段階的に導入し、2、3年後には全量を小松空港経由としたい考えだ。

 ゴ社の商品は、空輸については全て小松空港を利用しているが、今年の輸入予定量は約160トン。海路を含めた全体では約780トンを予定しており、全量が小松空港から輸入されることになれば同空港の貨物取扱量が大きく伸びることになる。

 県はゴ社に対し、これまでも小松空港の一層の活用を要請してきており、谷本正憲知事も今月11日、駐日ベルギー大使との懇談で、ゴディバの小松空港経由の輸入量の増加を求めていた。

981荷主研究者:2011/06/11(土) 18:28:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110528t12012.htm
2011年05月28日土曜日 河北新報
マルハニチロ石巻工場一部再開へ 8月にも冷凍品製造

 水産大手のマルハニチロホールディングス(HD)は27日までに、東日本大震災の津波被害を受けたマルハニチロ食品石巻工場の第3、4工場を8月上旬にも復旧させ、生産を再開する方針を決めた。

 石巻市門脇町の石巻工場は、敷地面積約1万3000平方メートルに工場5棟があった。津波が流入しながらも枠組みが残るなど比較的被害が小さかった第3、4工場の施設を修繕し、弁当用冷凍食品の製造を開始する。

 第1、2、5工場は損壊が激しく、第1、2工場は解体が始まっている。フライや天ぷらなどの冷凍食品を生産していた部門は同社広島工場や北海道、熊本のグループ会社に生産を移管した。

 震災前の石巻工場の従業員は394人(契約、パート、派遣含む)。マルハニチロHDは「当面、生産規模は縮小になるが、工場の早期再開を目指したい。パートなどの雇用を検討することになるだろう」としている。

982荷主研究者:2011/06/11(土) 18:45:20

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004110743.shtml
2011/05/27 21:36 神戸新聞
アサヒビール西宮工場 閉鎖を1年間延期

 アサヒビール(東京)は27日、8月末に予定していた西宮工場(西宮市)の閉鎖を、2012年8月末へ1年間延期すると発表した。福島第1原発事故に伴う電力不足で、関東地域の工場の供給力が落ちる恐れがあるため、西宮工場など西日本の拠点で夏場や年末年始の需要期をカバーする。

 西宮工場は1927(昭和2)年操業開始。主力ブランドの「スーパードライ」や発泡酒、第三のビールなどを生産している。昨夏、工場再編の一環で、吹田工場(大阪府)に統合する計画を打ち出していた。

 アサヒは東京電力管内に茨城工場(茨城県)と神奈川工場(神奈川県)を持つ。ビール需要の最盛期の夏場や年末には節電の影響で供給不足に陥りかねないため、西日本の拠点で増産することにした。

 工場の電力確保のため、来年夏ごろに茨城、神奈川の両工場で自家発電設備を整備する計画。「それまでは供給不足を西宮などの他工場で賄う」という。閉鎖後については「当初計画通り、西宮工場は吹田工場に集約する」としている。

(井垣和子)

983荷主研究者:2011/06/11(土) 18:47:40

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004111860.shtml
2011/05/28 10:15 神戸新聞
森永、雪印は撤退様子見 電力状況次第で変更も

閉鎖時期の延期が決まったアサヒビール西宮工場=西宮市津門大塚町(撮影・立川洋一郎)

 西宮市のアサヒビール西宮工場が今年8月末としていた閉鎖時期を、1年間延長することになった。福島第1原発事故による電力不足が懸念される中、安定的な商品供給体制を確保するためだ。同様に、撤退方針を表明している森永製菓塚口工場(尼崎市)などの阪神間の老舗工場は「従来方針に変更はない」としているものの、電力不足の状況次第では、時期を延期する可能性も出てきた。

 27日、西宮市役所で会見したアサヒビールの柴田和憲執行役員は、電力不足を懸念して「全国の工場をフル活用して、ビールの供給量を維持する必要がある」と述べた。

 2013年度に塚口工場の撤退方針を示している森永製菓は「生産機能の集約の方針に変更はない」。群馬県の新工場が完成すれば、塚口は閉鎖される方針という。

 一方、雪印メグミルクの関西チーズ工場(伊丹市)は13年10月、茨城県の新工場完成以降に閉鎖方針だったが、震災の影響で着工が遅れている。関西チーズ工場の閉鎖時期も遅れる可能性が出ている。

 日銀神戸支店の松永哲也支店長は「関東では電力不足で土日や夜間への操業シフトが進むだろう。これで生産量を確保できないところは夏を乗り切るため関西の拠点を残すだろう。来年も計画停電があれば、閉鎖時期のさらなる延期も考えられる」としている。

(桑名良典、松井 元)

984荷主研究者:2011/06/11(土) 18:48:36

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/244261
2011年5月27日 10:03 西日本新聞
被災企業 初の九州移転 大牟田市に新工場

 東日本大震災で宮城県気仙沼市の工場が壊滅的な被害を受けた冷凍食品メーカーのヤヨイ食品(東京)が、気仙沼工場に代わる新工場を福岡県大牟田市に増設することが26日、分かった。大震災で被災した企業が九州に工場を移す初のケースとなる。同社は年内の操業開始を目指している。

 ヤヨイ食品によると、気仙沼工場には従業員約400人が勤務。学校給食用の米飯やメンチカツなどの冷凍食品を1日に約130万食製造する主力工場だったが、3月11日の大震災と津波で製造ラインが全滅し、生産停止に追い込まれた。

 同社は全国数カ所を新主力工場の候補地として検討。大牟田市には九州工場(従業員130人、日産43万食)がある上、隣接する広大な敷地(約1万4千平方メートル)と撤退した紳士服メーカーの工場建屋を移転先に利用できると判断。5月半ば、敷地を所有する不動産会社と売買契約を結んだ。

 大牟田市に移る従業員数や新規採用の規模は未定。同社広報担当者は「商品の供給責任を果たすため、九州が増産の拠点になる」としている。

 被災地からの集団移転となった場合、福岡県や大牟田市は住宅確保などの受け入れに万全を期す方針。

=2011/05/27付 西日本新聞朝刊=

985荷主研究者:2011/06/11(土) 22:30:00
>>680
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/296055.html
2011年05/31 10:33 北海道新聞
ホクレン、士幌に飼料工場 年間18万トン生産

士幌町に完成したホクレンの飼料工場

 【士幌】ホクレンの子会社ホクレンくみあい飼料(札幌)が十勝管内士幌町で建設していた「ホクレンくみあい飼料十勝工場」が30日、完成した。輸入トウモロコシを主な原料にして、乳牛と肉牛向け飼料を6月1日から年間18万トン生産、十勝やオホーツク管内の酪農畜産農家に供給する。

 新工場は、士幌町農協から賃借した同町士幌西1線の約5万3千平方メートルの土地に完成。鉄骨造り4階建て延べ9600平方メートルで、総工費は55億円。従業員は他工場から移る25人程度で操業を始める予定。

<北海道新聞5月30日朝刊掲載>

986荷主研究者:2011/06/25(土) 23:34:14

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/06/09/new11060909top.htm
2011/06/09 09:04 デーリー東北
八戸港飼料生産、初の200万トン超

 八戸港八太郎地区の飼料コンビナートに立地する配合飼料メーカー6社が、今月に入り生産水準を引き上げている。東日本大震災で東北各地の飼料コンビナートが被災したため、いち早く復旧を遂げた八戸港の各社に畜産業界からの注文が殺到。震災前に比べ月生産量は約2割増加、本年度の年間生産量は過去最高の200万トン超になる見通し。震災を契機に、八戸港の飼料供給拠点としての位置付けが一層高まっている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img11060909top_l.jpg
【写真説明】生産量を引き上げている八戸港八太郎地区の飼料コンビナート=8日

987荷主研究者:2011/06/26(日) 00:11:10

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110617t12024.htm
2011年06月17日金曜日 河北新報
マルハニチロ・石巻工場、生産規模4分の1に 8月下旬再開

 食品加工のマルハニチロ食品の坂井道郎社長(62)=塩釜市出身=は東京都江東区の本社で河北新報社の取材に応じ、8月の復旧を目指す石巻工場について「生産規模は約4分の1、当面の雇用は120〜150人になるだろう」との見通しを明らかにした。

 石巻工場は工場5棟のうち、第1、2、5工場を解体する。「損壊を免れた第3、4工場と事務所、冷蔵庫のがれき処理や機械のメンテナンスなどを急いでおり、現段階では8月下旬の再開を考えている」と述べた。

 揚げ物類などの冷凍食品を製造する基幹工場として、震災前は約400人を雇用。同社は全従業員と面接し、社員、パートの約80人が生産移管とともに全国の工場に配置換えとなった。

 同社は6月末には雇用をめぐる方針を固める。坂井社長は「生産規模は縮小せざる得ない状況だが、グループ会社の協力を得るなどして希望者の就労先はしっかり確保する」と強調した。

 石巻での将来の事業展開については「全社的に生産拠点の再編を進めており、見通しははっきりしない。復興やまちづくりの方向性を踏まえ検討したい」と述べた。

988荷主研究者:2011/07/03(日) 13:19:43

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110621301.htm
2011年6月21日03時19分 北國新聞
水製品を4割増産 北陸コカ・コーラプロダクツ

 北陸コカ・コーラボトリング(高岡市)の連結子会社、北陸コカ・コーラプロダクツ( 砺波市)は20日、砺波工場で増設したペットボトル飲料生産ラインの竣工(しゅんこう )式を行った。新ラインは澁谷工業(金沢市)の製品となる。東日本大震災の影響で飲料 水の需要が高まっており、水製品を前年度比約4割増の357万ケースに増産する。

 280ミリリットルから2リットルまでのボトル飲料の無菌充填(じゅうてん)に対応 できる。500ミリリットルのボトルの場合、毎分600本製造できる。電子線(EB) を用いた滅菌充填システムなどが採用され、コカ・コーラの工場では世界初の導入となる 。投資額は約24億円。

 会見した北陸コカ・コーラボトリングの稲垣晴彦社長は「砺波工場は国内でほぼ中央に 位置し、物流面で優位。良質な水の供給源として貢献できる」と自信を見せた。

 同社では震災後、生産体制を週5日から毎日に切り替え、フル稼働で生産している。

 日本コカ・コーラのダニエル・H・セイヤー社長は「システムは世界に広がる。稲垣社 長はパイオニア(先駆者)となる」とたたえた。

989荷主研究者:2011/07/03(日) 13:45:12

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110621_13
2011/06/21 岩手日報
飼料供給の拠点完成 洋野で酪農経営の改善図る
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 地域に乳牛用飼料を供給する「洋野TMR(混合飼料)センター」が洋野町帯島に完成し、稼働を始めた。酪農家が利用組合(塩倉健一代表、組合員9人)を結成、センターを管理運営する。飼料の生産から供給までを共同化することで経費や労働コストを削減し、飼育、経営環境の改善を図る。

 組合員らが機械を持ち寄り、農地140ヘクタールを共同使用してデントコーンや牧草を栽培。センターでデントコーンと干し草、配合飼料を混ぜ合わせ、毎日6世帯約300頭分の飼料約12トンを1キロ当たり29円で供給している。

 今後は干し草を自家調達することで販売価格を下げたい考えだ。

 塩倉代表(40)によると、均一な飼料が供給されることで牛の体調が良くなり、乳量も増加。1日1〜2時間かけていた飼料を混ぜる手間も業者に委託することで省けた。

 塩倉代表らは2007年に研究会を設立し、各地のTMRセンターを視察してきた。センターは県農業公社が事業主体となり、09年度から2年間で建設、今年2月に完成した。事業費は1億8535万円。国や県、町からの助成に加え、組合も約3700万円を負担した。

 県によると、TMRセンターは酪農が基幹産業の北海道で多数見られるが、県内ではこれまで一戸町など3カ所にとどまり、久慈地域では初めて。

 塩倉代表は「酪農家の作業環境や収益が良くなれば自然と後継者も出てくる。地域の酪農の発展と、後継者対策に寄与していきたい」と意欲を見せる。

【写真=帯島地域の酪農家に毎日飼料を供給する洋野TMRセンター】

990荷主研究者:2011/07/10(日) 21:07:46

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110701e
2011/07/01 09:03 秋田魁新報
県農協乳業が事業停止検討 消費低迷、設備老朽化で

 JA全農グループの県農協乳業(横手市十文字町)が、本年度末までに事業を停止する方向で検討していることが30日分かった。同社は「牛乳の消費低迷に伴い売上高が減少し、老朽化した設備の更新は難しい」としている。業務停止になれば県内酪農家の他工場への輸送による経費の割り増しは避けられず、県酪農連盟(柴田輝男会長)はJA全農あきたへ事業継続を要望していく方針だ。

 同社とJA全農あきたによると、同社工場は1996年操業で、従業員24人。牛乳製品を製造し、県南部のスーパーや小学校を中心に納入。昨年度の生産量は約7千トンで県内全体の3割強を占めている。現在は、県南をはじめ北秋田市、由利本荘市などの酪農家約100戸の生乳を扱っている。

 しかし、児童の減少や消費の落ち込みで売上高は減少傾向に歯止めがかからず、昨年度は約6千万円の累積赤字を計上した。設備は更新期を過ぎて老朽化が激しく、修繕のための部品交換など維持管理費もかさんでいるという。

991荷主研究者:2011/07/10(日) 21:13:26

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110625/549408
2011年6月25日 05:00 下野新聞
サッポロ、那須でノンアルコールビール製造開始

 サッポロビール那須工場(那須町高久甲、鈴木英和工場長)は今月、ノンアルコールビールテイスト飲料「サッポロ プレミアムアルコールフリー」の製造を始めた。135ミリリットル缶など小ロット商品を担ってきた同工場が、主力サイズの大量生産商品を継続的に製造するのは初めて。

 プレミアムアルコールフリーは3月16日に発売した。売れ行きは好調で、同社は年内の販売目標を60万箱(1箱=大瓶20本相当)から倍の120万箱に上方修正。大分県内の工場に続き、那須工場も生産拠点とした。

 現在は1カ月に2日、350ミリリットル缶と334ミリリットル瓶を製造。今年は日産3千箱、年間10万箱の出荷を予定。来年は50万箱を目指す。

 ノンアルコールビール市場は今後も拡大が見込まれ、同工場の担当者は「好調の要因には交通違反厳罰化や昨今の健康志向、新たな飲料として消費者に定着してきた感があるのでは」としている。

992荷主研究者:2011/07/10(日) 21:30:49

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106300063/
2011年6月30日 神奈川新聞
塩釜工場閉鎖へ、日本配合飼料

 日本配合飼料は30日、東日本大震災で被害を受けた塩釜工場(宮城県塩釜市)を来年2月までに閉鎖すると発表した。被災直後から稼働停止が続いていた。

 競走馬向けの配合飼料を生産していたが、震災後は知多工場(愛知県)に移管している。塩釜の閉鎖について同社は「引き続き知多工場で生産した方が効率的と判断した」と説明している。跡地利用は未定という。

993荷主研究者:2011/07/10(日) 21:48:01

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110630/bsc1106301049012-n1.htm
2011.6.30 10:46 Fuji Sankei Business i.
アサヒとキリン、今秋から共同配送 トップ2社が初の“タッグ”

 アサヒビールとキリンビールが、今秋以降、ビールなどの共同配送を行うことが30日、分かった。首都圏の一部で、トラックに両社の製品を積んで納品したり、配送拠点を融通しあうなど配送の効率化を目指す。首都圏での効果を精査し、西日本にも広げる考え。両社が物流網の共同活用で提携するのは初めて。

 アサヒとキリンは、東日本大震災で一部工場が現在も操業停止している。物流網の停滞で商品供給が大幅に落ち込み、一部商品は販売休止を余儀なくされるなど業績への打撃も大きい。国内酒類市場も縮小しており、物流網の効率化を急ぎ、収益改善を進める。

 両社はそれぞれ全国に9カ所の工場があるが、アサヒの神奈川工場(神奈川県南足柄市)とキリンの横浜工場(横浜市)など、同一地域に立地することが多く、共同配送によって配送業務を効率化できると判断した。共同配送の対象はビールや缶入りアルコール飲料など酒類などを予定している。

 キリンは08年からサッポロビールと北海道内でビールの共同配送を開始。09年には千葉県内で、グループ会社のキリンビバレッジがサントリーホールディングスの飲料販売子会社と提携し、清涼飲料の配送拠点を一本化した。一方、アサヒはビール会社と共同配送を行うのは初めてとなる。

994荷主研究者:2011/07/10(日) 22:27:27

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110707t52019.htm
2011年07月07日木曜日 河北新報
マルハニチロ 山形・白鷹で生産開始 仙台工場から移管

 水産大手のマルハニチロホールディングス(HD)は、東日本大震災で被災したマルハニチロ食品仙台工場(仙台市宮城野区)の生産ラインの一部を山形県白鷹町のグループ会社工場に移管し、マルハニチロ白鷹事業所として操業を始めた。

 移したのはフリーズドライの乾燥食品を製造する生産ライン。3月に閉鎖予定だった清涼飲料水製造のニチロサンパック山形工場(白鷹町)に、仙台工場で使用していた窯などの設備を一部運び込み、今月1日から操業している。

 仙台工場は練り製品や冷凍・乾燥食品を製造していたが、震災で一部建屋を除き倒壊した。震災前、仙台工場に勤務していた地元採用社員のうち半数の35人は同町に移住し、作業に従事している。

 マルハニチロHDは「速やかな生産再開のために移管を決めた。12月までに、乾燥食品製造の主要設備を全て白鷹事業所に移し、震災前の(仙台工場の)生産高25億円に戻したい」と話している。

995とはずがたり:2011/07/17(日) 13:14:00
結構高いけど買う人居るの!?景品としては面白いしパンダ可愛いから欲しいけどw

「味の素」をどこでも 携帯瓶ストラップ発売
http://www.asahi.com/business/update/0715/TKY201107150580.html

写真:「アジパンダ携帯ストラップ」拡大「アジパンダ携帯ストラップ」
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/TKY201107150582.jpg

 味の素は「アジパンダ携帯ストラップ」を8月22日、関東地方のコンビニエンスストアで発売する。パンダのキャラクターをあしらった瓶で、うまみ調味料6グラムを携帯できる。昨秋に景品として作ったところ人気が高く、発売を決めた。税込み550円程度の見込み。

996チバQ:2011/07/24(日) 09:13:08
http://www.cnn.co.jp/business/30003464.html
ワイン5500本がフォークリフトから落下 一同ぼう然 損害100万ドル
2011.07.23 Sat posted at: 16:28 JST
(CNN) オーストラリア南部のアデレード港で21日、外国向けに出荷されるはずだった高級ワイン462箱、5544本がフォークリフトから約6メートル下の地面に落下した。無事だったのは1箱だけとみられ、損害額は100万ドルに上った。

ワインは2010年のモリードゥーカー・ベルベット・クローブ・シラーズで、1本185ドル。醸造元のスパーキー・マーキス氏は「このワインは私たちの誇りであり喜びだった。飲まれることなく散ってしまい、一同ぼう然としている」と話す。ほかに無事なボトルが残っていないかどうか、1本ずつ調べているという。

地元紙が同氏の話として伝えたところによると、報告を受けた輸送責任者は「どっきりカメラ」ではないかと周囲を見回したが、だれも笑っていないので事実だと悟った。

破損したワインは、醸造元が1年間に出荷する量の3分の1を占める。マーキス氏は補償を受けるため、保険会社と交渉しているという。
.

999チバQ:2011/08/02(火) 21:30:17
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110802-OYT1T00907.htm?from=nav
イオン、国内初のPBビール…1缶158円

 イオンは2日、プライベートブランド(PB)商品のビール「トップバリュ バーリアルラガービール」を9日から発売すると発表した。


 大手スーパーによるPBビールの販売は初めて。

 価格は350ミリ・リットルで158円と、大手ビールメーカーのブランド品に比べ2〜3割安い。韓国のメーカーに製造を委託し、韓国の港から、イオンの物流拠点に近い国内9港に海上輸送することで、国内の輸送コストを減らしたという。イオングループの全国3700店舗で、年間1億缶の販売を目指す。

 風味は、麦芽を100%使用しており、「麦本来の味わいを醸し出す本格生ビール」としている。

 イオンは、昨年6月に発売したPBの第3のビールが、累計で1億6000万缶を売り上げるヒット商品となっている。

(2011年8月2日20時36分 読売新聞)

1000荷主研究者:2011/08/07(日) 12:34:29

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110720/bsc1107201239007-n1.htm
2011.7.20 12:36 Fuji Sankei Business i.
カップ麺必須の乾燥かまぼこ復活 シェア100%の福島企業が再開

 カップ麺に欠かせない「乾燥かまぼこ」の国内生産のほぼすべてを担う福島県の中小企業が、東日本大震災で被災した同県いわき市の本社工場を再開した。生産量は震災前の半分程度だが、一時は姿を消しかけた乾燥かまぼこだが、放射能検査を徹底し、風評被害も乗り越え、“復興”への道程を歩き始めた。

 生産を再開したのは、即席麺用乾燥具材を手がける営洋(えいよう)。「乾燥かまぼこ」「乾燥なると」の国内シェアはほぼ100%で、国内外の即席麺メーカーと取引するなど、「知る人ぞ知る優良企業」だ。中国や韓国、タイなど海外にも生産工場を持ち、年商は約22億円。

 しかし、震災で本社工場が被災して操業が停止。原発事故後は福島県東部への搬送を断る運輸業者が出たため、原料として輸入している海外産の魚のすり身が工場に届かなくなった。この結果、即席麺メーカーの需要に応えられなくなり、「かまぼこ抜き」で即席麺を発売したメーカーもあったほどだ。

 営洋の海外工場は人員面などでこれ以上の増産余地が乏しく、本社工場の操業再開が急務となっていたが、本社工場は東京電力福島第1原子力発電所から40キロメートルほどしか離れていないため、放射能汚染が懸念され、風評被害で福島産の多くの農産物が出荷できない状態になった。

 しかし、思ったほど工場の損傷がひどくなく、1千万円ほどの設備投資で再開できる見通しが立った。風評被害に対しても、材料から完成品まで第三者機関での検査を徹底し、安全性を証明するシステムを構築した。

 結果、取引先の理解が得られるようになり、少しずつ生産を再開してきた。今年度の売上高は10億円程度と前年度の半分に落ち込む見通しで、完全復旧にはもう少し時間がかかる見込み。

 同社の小野久幸総務部長は「いくらいい技術を持っていても、メーカーは作ってなんぼ。地元では、多くの農林漁業関係者がいまなお風評被害に悩まされているが、一丸となって元気を取り戻したい」と語る。(藤原章裕)

1001荷主研究者:2011/08/07(日) 12:35:21

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110721/bsc1107211522021-n1.htm
2011.7.21 15:20 Fuji Sankei Business i.
アサヒ、マレーシア清涼飲料2位を買収 200億円超で

 アサヒグループホールディングスは21日、マレーシア清涼飲料2位の「ペルマニス」を買収すると発表した。買収額は8億2000万マレーシアリンギット(約216億円)。ペルマニスの親会社「CI」から発行済み株式のすべてを買い取る契約を締結した。

 アサヒは今月4日にも豪州飲料大手の買収を発表したばかり。アジア・オセアニアではキリンホールディングスも飲料メーカーを相次いで買収し、サッポロホールディングスもビール大手との提携を決めるなど、需要増が見込める“草刈り場”での競争が激化している。

 ペルマニスは炭酸や果汁、ミネラルウオーターなど清涼飲料の流通網をマレーシア全土に持ち、2010年6月期決算の売上高は約48億マレーシアリンギット(約127億円)。米ペプシコのボトラーでもある。

 アサヒは今回の買収を東南アジア市場全体への進出の足がかりとするほか、2009年に買収した豪シュウェップス、飲料2部門を買収することで合意した豪P&N、公開買い付けによる買収を予定しているニュージーランドのチャーリーズグループなどと相乗効果を生み出し、アジア・オセアニア地域での事業拡大を図る。

 アサヒは10年で6.6%程度の海外売上比率を15年までに20〜30%まで大幅に引き上げる目標を掲げており、今後もM&A(企業の合併・買収)を加速するとみられる。

1002荷主研究者:2011/08/08(月) 00:38:33

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004292988.shtml
2011/07/22 08:31 神戸新聞
フジッコ 鳴尾工場の設備増強

 昆布や煮豆総菜のフジッコ(神戸市中央区)は21日、西宮工場(西宮市)の閉鎖に伴い、つくだ煮の生産を移管した鳴尾工場(西宮市)の生産能力を増強すると発表した。工場を新設して生産能力を3割増やす。投資額は34億円。

 新工場は鉄筋コンクリート2階建てで延べ床面積は約8千平方メートル。12月に着工し、2012年11月の稼働を目指す。日産能力は現在の12万パックから16万パックとなる。

 同社は老朽化した西宮工場を4月に閉鎖。生産ラインはすでに鳴尾工場に移したが、同工場内が手狭になっており新工場を建設することにした。

(井垣和子)

1003チバQ:2011/08/09(火) 12:07:41
http://www.asahi.com/business/update/0808/TKY201108080408.html
震災「効果」? 販売不振でもビール各社増益

 ビール業界は8日にサントリーホールディングスが2011年6月中間連結決算を発表し、大手4社の業績が出そろった。東日本大震災の影響でビール販売が落ち込んだが、全社が営業利益を20%以上増やした。生産を主力商品に絞り込んだことや広告を見合わせたことが、逆にコストを削減する効果を生んだ。

 各社は震災後、テレビCMやスーパーなどでの販売促進活動を控え、経費が浮いた。震災でビール工場が被災して供給が不足するなか、生産を主力商品に絞り込んだことも、「製造ラインの切り替えがなくなり、物流でもコストが削減できた」(サントリー千地耕造・財経本部長)といい、増益を後押しした。

 ただ、ビール系飲料の課税出荷量は1〜6月で3.5%縮小し、現在の統計となった1992年以降、過去最低を更新。アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの上位2社はいずれも減収となった。残る2社は増収だが、サントリーは飲料・食品事業の伸びが大きく、サッポロホールディングスは3月に買収した飲料大手ポッカが寄与。「国内ビール市場以外で稼ぐ」傾向が顕著だ。(南日慶子)

1004荷主研究者:2011/08/14(日) 13:22:50

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004305911.shtml
2011/07/26 10:52 神戸新聞
沢の鶴が生産集約へ 丹波工場休止、本社に移管

 清酒大手、沢の鶴(神戸市灘区)は、子会社の百萬石(ひゃくまんごく)酒造(同)の丹波工場(篠山市)を休止し、生産を本社工場に移管する方針を明らかにした。出荷量が減少していることから、生産を集約し効率化を図る。あわせて本社工場に数億円を投じて瓶詰めラインの一部を更新。衛生管理を徹底するなど品質向上で販売増を目指す。

 丹波工場は1974年の操業開始。毎年10月〜翌年3月ごろまで稼働し、「百万石」などを醸造していた。需要減から10月からの醸造は行わず、本社工場で銘柄を維持するという。

 瓶詰めは現在、本社工場の4ラインで対応。うち老朽化している2ラインを停止し、さまざまな容量を瓶詰めできる設備1ラインを8月中旬に稼働させる。検査機器を備えた最新設備だという。

 清酒の消費量はここ10年でほぼ半減。昨年7月には大手の大関(西宮市)が丹波工場(篠山市)を休止するなど清酒業界では生産体制の集約が進んでいる。

(井垣和子)

1005荷主研究者:2011/08/14(日) 13:25:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004316213.shtml
2011/07/30 08:31 神戸新聞
小林桂が神戸に新工場 150種の香辛料取り扱い

完成した小林桂の神戸スパイスセンター=神戸市西区見津が丘3

 香辛料輸入最大手の小林桂(神戸市中央区)は29日、スパイス類の加工能力を増強することを明らかにした。約20億円を投じ、神戸市西区で建設していた新工場「神戸スパイスセンター」が完成。9月下旬から本格稼働させて能力を2倍に引き上げ、香辛料が使われる食品の少量多品種化に対応する。

 産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」に約1ヘクタールの用地を取得し、延べ床面積4700平方メートルの鉄骨建屋を設けた。粒の状態で輸入した香辛料の選別や殺菌、粉砕などを手掛ける。取り扱う香辛料は約150種類で国内最多という。

 同社は、阪神・淡路大震災で被災した神戸市灘区内の工場を閉鎖し、1997年に明石工場(兵庫県稲美町)を開設。その後、同工場も手狭となったが、現在地では拡張の余地がなく、能力を増強するには移転・新設が不可欠だった。新工場の生産能力は年間約2千トンで、現工場の2倍になる。

 同社は1833(明治16)年に創業した老舗商社。当初は天然ハッカの輸出を主に手がけ、現在は国内の香辛料メーカーや食品会社にスパイス、ハーブを納入している。2011年9月期の売上高予想は約53億円。

 西松豊社長は「コンビニ業界をはじめ、商品開発のサイクルが短くなり、香辛料も少量多品種化が求められるようになった。新工場で顧客のニーズに対応したい」としている。

(小林由佳)

1007荷主研究者:2011/08/14(日) 14:24:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110805t12016.htm
2011年08月05日金曜日 河北新報
ヤヨイ食品 福岡に一部機能移転 気仙沼工場の再開は遠く

 業務用冷凍食品製造のヤヨイ食品(東京)は4日、東日本大震災で被災した気仙沼工場(宮城県気仙沼市)の従業員約400人のうち80人を、このほど完成した九州第2工場(福岡県大牟田市)に配置転換する方針を明らかにした。気仙沼工場の再開の見通しは立っていないという。

 九州第2工場は8月中旬に操業予定で、既に気仙沼工場から従業員約20人が異動した。大牟田市に移住する従業員と家族は、今回の配置転換で計約120人となる予定。

 同社によると、気仙沼工場は1954年に生産を開始。同市鹿折地区でハンバーグや水産加工品を生産していたが、工場5棟がいずれも津波で被災した。

 九州第2工場は気仙沼工場の機能を一部移し、牛丼やハンバーグを生産する見通し。5月に着工、7月末に完成した。

 同社は震災後、気仙沼工場の従業員に対し、本社や清水工場(静岡市)などへの配置転換のあっせんを続けている。

 同社経営企画室は気仙沼工場の操業再開について「浸水地域にあることなどから見通しが立たず、慎重に判断する必要がある。今はあらゆる可能性を検討している段階」としている。

1008荷主研究者:2011/08/14(日) 14:38:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110804/bsc1108040503009-n1.htm
2011.8.4 05:00 Fuji Sankei Business i.
長瀬産業が林原支援のスポンサー

 化学品専門商社の長瀬産業は3日、会社更生手続き中のバイオ関連企業、林原(岡山市)の管財人と、林原の再建を支援するスポンサー契約を結んだと発表した。再建中の更生会社の林原、林原商事、林原生物化学研究所の3社を合併した上で100%減資を実施し、長瀬産業が存続会社に700億円を拠出する。スポンサー候補には日本たばこ産業(JT)、群栄化学工業、韓国の食品メーカー、CJグループなども参加していたが、7月15日の最終入札で長瀬産業が競り勝った。

 長瀬産業は1917年の設立で、東証1部に上場。化学品商社では国内首位で、研究開発にも力を入れている。

1009荷主研究者:2011/08/14(日) 14:39:11

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120110805qtna.html
2011年08月05日 06時00分 日刊工業新聞
林原再建の長瀬産業、「700億円投入しグループの中核企業にする」

 経営破たんした林原(岡山市北区)の再建スポンサーに決まった長瀬産業の長瀬洋社長らは4日、岡山市内で会見した。バイオ・ライフサイエンス分野を将来の柱にするため「全力を挙げて林原を支援し、長瀬グループの中核企業にすべく全力を挙げる」と意気込みを語った。合併する林原、林原商事、林原生物化学研究所の3社の従業員約600人はそのまま雇用し、拠点を引き続き岡山に置き統廃合などは行わない意向。

 長瀬産業は3社合併後の存続会社に700億円を拠出する。この金額については「現時点の価値としては安くないが将来のシナジー効果を考えれば十分価値はある」(長瀬洋社長)とした。自己資本比率が6ポイント程度下がるが財務内容には問題ないとしている。約100億円は手元資金、残り600億円は金融機関からの融資で賄う。

 長瀬産業は兵庫県内に3カ所の研究開発や製造拠点を持つ。林原との人材交流を含め連携を活発化させる。特に酵素事業について、「当社は古くから手がけていたが、単独では成長できないと判断した」とシナジーを期待している。

 また林原グループが取り組んできたメセナ事業は「当面継続するが、将来もっとふさわしい主体が現ればその時点で考える」と含みを持たせた。

 法律家管財人によると負債総額は1400億円を超える見込み。長瀬産業からの700億円は債権者への弁済に充て、残りは岡山駅前の土地など資産売却で充当する。

1010荷主研究者:2011/08/28(日) 14:12:52

http://www.at-s.com/news/detail/100052537.html
2011年8/12 09:35 静岡新聞
9月に新工場稼働 アムスライフサイエンス

 AFC―HDアムスライフサイエンスは、9月から静岡市駿河区国吉田で新工場を稼働し、健康補助食品のソフトカプセルの製造体制を増強する。グループ全体で将来的に、既存の生産ライン2レーンを6レーンに拡充。本社工場(同市駿河区豊田)と同格の主力工場と位置付け、大口から小口まで幅広いロット生産の対応を強化する。

 来春を目標に、日本健康・栄養食品協会のGMP(適正製造規範)認定を目指す。浅山雄彦社長は「新工場はグループが成長した象徴。強みである短納期、高い品質管理を一層徹底したい」と話し、OEM(相手先ブランドによる生産)で大口の受注拡大を狙う。

 新工場はソフトカプセルの生産ライン3レーン、従業員約100人でスタートするが、来年以降、250人程度まで増やす計画。取引先の顧客や地域住民向けに見学コースを設置し、ブランド認知を高める。

 同社は旧ヤクルト静岡工場跡地(約1万3420平方メートル)を取得。昨年末から着工し、今年8月に完成した。高層棟7階、低層棟2階建て。土地に余裕があるため、「工場増設や新たな施設の建設も視野に入れたい」(浅山社長)としている。

1011荷主研究者:2011/08/28(日) 14:20:00

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110809/bsc1108091539005-n1.htm
2011.8.9 15:38 Fuji Sankei Business i.
三菱化学、四日市でシュガーエステルを増産 約30億円投資

 三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学は9日、四日市事業所(三重県四日市市)で食品用の乳化剤であるシュガーエステルを増産すると発表した。国内食品メーカー向けの安定した需要に加え、中国を始めとする海外の需要が大きく伸びており、供給能力拡大で対応を図る。

 四日市事業所内の既存設備の隣接地に約30億円を投じて年間生産能力2000トンの新設備を建設する。10月に着工し、来年夏の稼働を目指す。これにより、四日市事業所でのシュガーエステルの年産能力は計1万2800トンに拡大する。

 シュガーエステルは缶コーヒーなどの飲料、ホイップクリームなどの乳製品、ケーキやチョコレートといった菓子類に用いられる。四日市事業所で生産されるシュガーエステルは、三菱化学の全額出資子会社の三菱化学フーズが国内外に販売しており、世界シェア首位。

1013とはずがたり:2011/09/14(水) 19:52:39

東北ホップ100%で農家を支援 サッポロビール仙台工場
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110914t12008.htm

麦芽のもろみが入った煮沸釜に東北産ホップを投入する担当者=13日、名取市のサッポロビール仙台工場

 東日本大震災を受け、サッポロビールが東北農業を支援しようと全国発売を決めた「サッポロ生ビール黒ラベル東北ホップ100%」の仕込み作業が、名取市の仙台工場で本格化している。10月26日から数量限定で販売する。
 原料のホップは岩手県北ホップ農協(二戸市)が8月中旬、岩手県の軽米、岩手両町と青森県の田子、三戸両町で収穫。二戸市のホップセンターで乾燥、粉砕され、粒状に加工された。
 仕込み作業は今月5日にスタート。麦芽のもろみが入った煮沸釜にホップを投入し、発酵、熟成を経て発売日の約1週間前に缶詰めされる。
 仙台工場製造部は「(東北産ホップは)ことしも出来が良い。華やかな香りが際立つビールになる」と話している。
 このビールは昨年まで、東北限定発売だった。全国発売に合わせ売り上げの一部が被災地の農業復旧支援に充てられる。仙台工場は1ケース大瓶20本換算で5万ケース分を製造。千葉、静岡両県にある工場でも計10万ケース分を造る。
 仙台工場は倉庫や機械設備が被災し、5月下旬に操業を全面再開した。

2011年09月14日水曜日

1014荷主研究者:2011/09/19(月) 10:47:28

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/311557.html
2011年08/13 07:55 北海道新聞
北海道コカ・コーラ 大型ペットボトル生産 札幌に新設備導入

 北海道コカ・コーラボトリング(札幌)は、札幌市清田区の自社工場に約42億円かけて1〜2リットルの大型ペットボトル飲料も生産できる新設備を来年4月に導入する。大型ペットボトル飲料の大半は本州から仕入れて販売してきたが、新設備導入で同飲料全量を自社生産に切り替え、輸送コストを圧縮。収益力を強化する。

<北海道新聞8月13日朝刊掲載>

1015荷主研究者:2011/09/19(月) 11:21:41

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110826/bsc1108260504009-n1.htm
2011.8.26 05:00 Fuji Sankei Business i.
立ちはだかるブランドの壁 イオンの激安PBビールが苦戦

 イオンが国内プライベートブランド(PB=自主企画)初のビールとして今月9日に発売した「トップバリュ バーリアルラガービール」が苦戦している。158円の低価格を武器にビール需要の高まる盆休みに向けて投入したが、発売2週間の実績は約360万缶と、年間目標の1億缶に対して出足が芳しくない。

 年間1億缶の達成には単純計算で月間約833万缶売る必要がある。昨年6月に発売した第3のビール「トップバリュ バーリアル」(88円)は発売約6週間で2000万缶を突破しており、これに比べても鈍い販売ペースだ。発売時は警戒感を示していた国内大手ビールメーカー関係者は「価格重視の第3のビールとは違いビールはやはりブランドで選ばれている」と指摘する。

 ただ、イオン担当者は「確かに価格の話題性では発売当初は動きやすいはずだった」としながらも「プレミアムビールのコクのある味わいが合う秋冬にはより動くと見ており計画は十分達成できる」としており、秋以降の商戦で巻き返しを図る考えだ。

1016荷主研究者:2011/09/19(月) 11:51:07

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1108270011/
2011年8月27日 神奈川新聞
ビールの輸入額が5年連続全国首位、横浜港/神奈川

倉庫内で輸入されたビールを手に取る横浜税関職員=横浜市鶴見区

 ビールの輸入が堅調に推移している。横浜税関によると、横浜港では2010年、輸入額が5年連続で全国1位となった。世界的な知名度で人気を誇るプレミアムビールと、低価格帯のプライベートブランド(PB)商品にそれぞれ根強い需要があることが背景にある。

 横浜港における10年のビールの輸入額は16億4400万円。全体の8割弱を占めたのがアイルランド産。同国で生産され、輸入されたスタウトタイプのビール「ギネス」をすべて横浜港で取り扱っている。

 ギネスの国内販売を手掛けるキリンビールによると、高い知名度とともに国産ビールにない独特の味わいで、パブやバーなどの飲食店での需要が多いという。「酒類の消費量は減少傾向にあるが、多様な味わいが楽しめるギネスなどのプレミアムビールは根強い人気がある」と話す。

 一方、小売り大手は相次いでビール大手よりも2〜3割安いPBのビールを発売しており、韓国やオーストラリアなどに生産委託している。

 イオンは9日から「バーリアルラガービール」(350ミリリットル缶・158円)を販売し、最初の1週間で200万本を売り上げたという。「素材と味わいに徹底的にこだわった。生産国の韓国・釜山港に物流拠点を置き、横浜港など九つの国内港を活用することでコスト削減を実現した」(広報担当者)とする。

1017とはずがたり:2011/09/23(金) 15:53:34
良いことづくめですやん

巨大な袋でワインを輸入…ペットボトル入りの裏側
2011.9.23 12:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110923/biz11092312010002-n1.htm

 メルシャンが6月に発売した単一ブランドとして世界で最も売れているカリフォルニアワイン「フランジア」のペットボトル。米国のワイナリーで専用の巨大な袋に入れ、日本まで船で輸送してからペットボトルに詰める「国内ボトリング」を採用した。輸送の際に排出される二酸化炭素(CO2)を6割も削減できるというエコワインだ。

 同社は昨年から国産ワインについてペットボトル入りを展開してきたが、6月に発売したフランジア(750ミリリットル)は輸入ワインでも本格的に採用した。ワイン用ペットボトルは酸素透過性を低く抑えるなど清涼飲料のものとは異なる機能が求められ、海外で高い品質のボトルを調達できるかは不透明。ただ、これまで培ってきた国内ボトリングの技術があったことで日本製のボトルを採用できた。

 同社が環境にやさしい国内ボトリングを採用したのは2008年3月から。前年7月にキリングループ入りし、フランジアの日本での販売権をキリンから引き継いだ。フランジアには当時、瓶(750ミリリットル)と箱入りの袋(3リットル)の2種類あったが、いずれもカリフォルニアで詰められた後、船で運ばれていた。

 フランジアは朝摘みのブドウを使用し、気温が低い朝方のうちに醸造を始めるなどの新鮮さが持ち味。販売引き継ぎに当たり、メルシャンはワインメーカーとして、「さらにいい状態で売ることができないかを考えた」(ワイン営業本部の山口明彦・商品戦略企画グループ長)。その結果、国内ボトリングの導入を決めたわけだ。

 海上輸送で使用する袋はポリエチレンなどを素材として、酸素透過性を低く抑えるよう工夫されている。酸化するとワインの鮮度が落ちるためだ。袋には瓶に換算して3万2000本に相当する25キロリットルのワインが入り、これをコンテナに入れて運ぶ。横浜港に着いたら藤沢工場(神奈川県藤沢市)まで陸送し、専用のラインで瓶などに詰める。

 「輸送する重量を抑えられるほか、一度に運べるワインの量が増え積載効率も上がる」(CSR・CC推進部の奥田尚美CSRグループ長)。瓶などの容器を運ぶ必要がないことで、従来に比べ海上輸送時のCO2排出量を6割減らせる。

 ペットボトルなど国内で開発した環境にやさしい容器を使えるなどのメリットがある。フランジアに使っているペットボトルの重さは55グラムで、同じ容量の瓶の7〜8分の1と軽い。このため国内輸送でも1本当たり7割近いCO2削減につながり、製造時のCO2排出量も瓶に比べて5割近くカットできる。

 国内ボトリングのメリットはそれだけではない。「詰めてから店頭に並ぶまでの時間を大幅に短縮できた」(山口グループ長)と、鮮度向上にもつながっているという。以前より在庫調整が容易となったほか、容器を輸入しないことで為替レートの影響を受けにくくなるなどの効果もあった。

 同社は今年3月に発売した豪州ワイン「タティアラ」でも国内ボトリングを採用した。これは、同社がキリングループの豪酒類大手、ライオンと共同で日本人の味覚に合うように開発したものだ。国内ボトリングを採用するには、1袋分の3万2000本分を一度に輸入できるほど販売量の多いワインでなければ採用しにくいが、同社は「今後も積極的に増やしていきたい」(山口グループ長)と強調する。(高橋寛次)

1018とはずがたり:2011/09/24(土) 10:36:45

「福島産ビール」期待 アサヒ、10月に工場再開
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201109230161.html

 アサヒビールは22日、東日本大震災で建物が壊れた福島工場(福島県本宮市)で10月3日にビール類の仕込みを再開し、11月下旬から出荷し始めると発表した。地元では、大手企業の生産再開が福島産食品の苦境を打開するきっかけになると期待している。

■2段階で放射線検査

 福島工場はアサヒビールの生産能力の約14%を占める。外壁修理に手間取り、ビール業界の被災工場では、復旧が最も遅れた。

 この工場は東京電力福島第一原発から西へ約60キロにある。福島市で会見した柴田和憲・研究生産本部長は「安心できる商品を地域で作り、地域で喜んで飲んでいただくことが企業の使命だ」と語った。

 風評被害の不安もつきまとう。「福島産ビール」をどう理解してもらい、どれだけ売れるか。アサヒも手探りが続く。

 工場には、放射線測定装置を取り入れ、水道水など原材料段階と、製品の完成段階の両方で検査する態勢をとる。これまでの検査では、装置で検出できるレベルの放射線は検出されなかったという。

 当面の生産量は震災前の年間2500万ケースの半分以下。商品も主力の「スーパードライ」ではなく、発泡酒の「アサヒ本生アクアブルー」を作る。

 福島産の缶には「感謝」などのメッセージを載せる。地元への感謝を表すためといい、柴田本部長は「メッセージ入りなので、出荷先は主に福島になると想定している」と話した。

 震災前は166人を雇っていた。今後は他工場に出張中の人を除いた約120人を雇う予定だ。

■地元「風評克服へ」

 ビール工場再開を、福島県は心待ちにしていた。

 県内では被災者の働き口がおもに震災復旧工事に偏っており、「安定雇用につながる」との期待の声が多い。さらに県商工労働部の斎須秀行部長は「福島の水を使ったビール工場の再開は食品産業の復興のシンボルになる」と話す。

 県はコメや牛肉などの農畜産品については出荷前に放射能を検査し、放射性セシウムやヨウ素がどれだけ含まれているかを公表している。そのうえで国の基準を超えたものは市場に出回らないようにしている。

 加工食品は企業の「自主検査」に任せている。県によると、これまでに自主検査した約700品の加工食品はほとんどが「放射能未検出」。検出されたのは約20品だけで、最高でも基準の6割ほどだった。

 ただ、厳しい検査態勢を敷いても、出荷価格や販売量は好転していない。JA全農福島によると、牛肉は出荷段階で震災前の3〜4割しか値がつかないという。風評被害を抑えるため、県は22日、イオンと連携し、全国の店で県産食品を販売する協定を結んだ。

 「スーパーや百貨店が福島産の応援フェアをしてくれているうちに、風評被害を克服しないといけない」。県幹部は消費者にどう理解してもらえるか、頭を悩まし続けている。(高重治香、大月規義)

1019チバQ:2011/09/24(土) 21:02:11
>>1018
発泡酒かあ
プレミアムビールを作ってあざとく県外に出したほうが儲かるんじゃん?

1020荷主研究者:2011/09/25(日) 14:15:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004402353.shtml
2011/08/25 08:30 神戸新聞
白鶴酒造、瓶詰め工場新設 神戸・東灘

 清酒最大手の白鶴酒造(神戸市東灘区)は、同区内魚崎浜町の物流センター跡地に、配送と瓶・パック詰め機能を併せ持った拠点を新設する。現在2カ所に分散している瓶・パック詰め工場を集約して効率化を図る。2012年8月の本格稼働を目指す。

 新拠点は、鉄筋コンクリート6階建て、延べ床面積は約2万4千平方メートル。投資額は数十億円という。

 瓶・パック詰めは現在、本社工場と同市灘区大石の専用工場の2カ所で行い、計12ラインが操業。新拠点には最新鋭の計6ラインを導入し、日本酒は本社工場からタンクローリーで運ぶ。出荷量はほぼ変わらない。大石の専用工場については今後の活用方法を検討する。

 物流センターは阪神・淡路大震災時、液状化の被害を受けたが、復旧し、今年5月に停止した。新拠点は当時の教訓を生かして、瓶詰め設備を上階の3〜6階に設置する。2階部分に在庫倉庫、1階は運送用のトラックの荷積み作業スペースとし、浸水しても設備に被害が及ばないようにする。

(井垣和子)

1021荷主研究者:2011/09/25(日) 15:07:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t12006.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
サンマかば焼き食卓へ ラインほぼ復旧 山田水産石巻

生産を再開した山田水産石巻事業所

 サンマのかば焼きなどを製造する宮城県石巻市の水産加工会社「山田水産石巻事業所」は1日、震災から約半年ぶりに生産を再開した。石巻魚市場の背後地にある水産加工団地で、加工会社が本格再開するのは2社目。

 再開した工場は、3ラインのうち2ラインが復旧した。冷凍能力は原料用と製品用合わせて3800トンで、被災前の水準に戻した。サンマとイワシのかば焼き、サバの照り焼きを製造し、被災前と同じ年間約2000トン(製品ベース)の出荷を目指す。

 山田水産石巻事業所は津波の直撃を受け、生産設備が全て使えなくなった。山田陽一社長(69)が震災から8日後に石巻での事業継続を決断、再開準備を進めてきた。

 山田水産は大分県に本社があり、九州を拠点にウナギの養殖、かば焼きの製造などを手掛ける。石巻事業所は2009年7月に操業を始めたばかりだった。

 1日は関係者約20人が参加し、現地で安全祈願祭を行った。山田社長は「世界三大漁場である金華山沖に近く、交通アクセスもいい石巻の魅力は震災後も失われていない。今後、製品の種類も増やしていければ」と話した。

1022チバQ:2011/09/27(火) 12:57:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110926-00000000-toyo-bus_all
投げ売りされる輸入水、“過剰在庫”で悲鳴
東洋経済オンライン 9月26日(月)11時21分配信

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在庫処分で赤字販売も
 震災後の特需に沸くミネラルウォーターだが、一部で余剰在庫に頭を悩ます業者も出てきている。

 食品など通信販売大手ケンコーコムでは3、4月と注文が殺到し、4月中旬には1週間で通常の10倍以上の2万5000箱(1箱24本)売れていたが、5月の連休中の1週間には4000箱まで急減した。

 一方で、同社は3月下旬の時点で輸入品を中心に夏までに100万箱を仕入れる計画を決めており、今や在庫の山を抱えている状態だ。結果、米国産の「クリスタルガイザー」を1箱(=48本)1290円、1本当たり27円と、震災前から約2割値下げ。採算割れの水準だが、倉庫料が膨らむ中、在庫整理が先決と判断した。後藤玄利社長は「天然水の相場がここまで崩れるとは想定外。誤算だった」と悔やむ。

 こうした中、クリスタルガイザーの輸入代理を手掛ける大塚食品はケンコーコムの値下げに対し、「ブランドを毀損するおそれがあり、頭を痛めている」と打ち明ける。ケンコーコムに限らず、ネット通販を中心に震災後、輸入品の仕入れを急増させた業者も多く「今後、大量の在庫を抱えて苦戦する業者が増える」(業界関係者)と見られる。

 対して、ミネラルウォーターのシェア7割を占める国産品の需要は、依然堅調だ。サントリーの「天然水」やコカ・コーラの「いろはす」の販売数量は、現在も前年比二ケタ増を維持。24時間フル生産体制が続いている。「消費者には備蓄した水を消費しながら購入するサイクルができており、今冬も前年を上回るだろう」(日本コカ・コーラ)。

 明暗が生じている背景の一つには、「消費者の国産品への強い信頼感」(岩田芳久・日本ミネラルウォーター協会専務理事)がある。通販という販売網も、「商品を手に取って決めたい主婦を中心に抵抗感があるのは事実。輸入ものであればなおさらだ」(日本スーパーマーケット協会の内藤俊之部長)。

 加えて、飲料が本業のメーカーは、夏以降の需要の安定を見越し、輸入品の仕入れを慎重に行ってきた。実際、キリンビバレッジが扱う仏「ボルヴィック」の販売数量は、輸入品ながら前年比一ケタ増と堅調が続く。

 水特需が続く中、“格差”はどこまで広がるのか。

(本誌:張 子渓、島田知穂 =週刊東洋経済2011年9月17日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

1023荷主研究者:2011/10/02(日) 15:59:23

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20110916/611180
2011年9月16日 朝刊 下野新聞
桜乳業 那珂川町に新工場 福島で被災、リスク分散

 山菜や野菜の水煮など簡便食品製造の桜乳業(福島県白河市、遠藤正美社長)は、那珂川町小口に新工場を開設し、15日に操業を始めた。同社は東日本大震災で同市内のメーン工場が大きな被害を受けた。原発事故の風評も懸念されるため、「生産拠点を分散化することでリスクヘッジを図る」としている。今後は同町産のタケノコやフキ、クリなどを商品化し、学校給食などにも提案していく。

 新工場は食品メーカーの工場跡で、敷地面積約3960平方メートル、平屋建て約1650平方メートル。改修や設備導入を含め投資額は約2億円。生産能力は1日当たり1万2千〜4千パックで、メーンの新白河工場の3分の1程度に当たる。従業員は18人で、約8割を地元採用した。

 同社によると、震災で新白河工場に亀裂、地割れが生じ、修繕しながら操業していた。新商品開発も進めていたが増産体制を取れなかった。

 新工場の建物は長さ500メートルと食品加工に最適な上、空き工場ですぐに操業できるメリットがあったという。

 同社の桜岡公道会長は「将来的には生産増強し、新白河工場に並ぶ拠点に育てたい」としている。同町商工観光課は「雇用機会の拡大につながるし、地元産品を活用してもらえる」と期待している。

 同社は1963年設立。従業員80人。

1024荷主研究者:2011/10/02(日) 16:00:26

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1315809199
2011年09月12日15時33分 千葉日報
成田に製造・物流拠点 ヤマサ醤油新工場稼働

ヤマサ醤油の新たな製造・物流拠点となる成田工場=成田市浅間の成田新産業パ―ク

 商品の多様化に伴い既存工場だけでは手狭になり生産性向上を図ろうと、昨年3月から建設していたヤマサ醤油(銚子市、浜口道雄社長)の成田工場が、成田市浅間の成田新産業パークに完成した。新たな製造・物流拠点として12日から本格稼働する。

 80人が働く予定の成田工場は敷地面積9万1千平方メートル、生産設備棟と直結する物流センターを合わせた延べ床面積は2万6千平方メートル。年間11万キロリットルの生産能力でつゆ・たれ類の全製造工程を行い、しょうゆは銚子工場から輸送したものを新工場で容器詰めなどして出荷する。新システムの導入で、多種少量の商品ニーズに効率的に対応するための生産体制が整った。

 しょうゆの醸造・精製は銚子工場で続けられるが、製造の大部分が約120億円(土地代含む)を投資した新工場に移転された。

1025荷主研究者:2011/10/02(日) 16:24:39

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004471198.shtml
2011/09/16 08:40 神戸新聞
微生物活用量産へ ヤヱガキ醗酵技研 

来年4月から増産するアセチルグルコサミン=姫路市林田町六九谷、ヤヱガキ醗酵技研

 機能性食品などを製造するヤヱガキ醗酵技研(姫路市)は15日、サプリメントや健康食品などに使用されているアミノ糖「アセチルグルコサミン」を、来年4月から増産する方針を明らかにした。これまで廃液処理の負担で量産が困難だったが、福井県立大学と5年間かけて共同研究。同社得意の微生物発酵の技術を活用し、廃液が出ない手法を確立した。

 アセチルグルコサミンは、カニなどの殻に含まれるキチンを原料に作られる。関節の働きを助け、肌の保湿などにも効果があるとされ、食品や化粧品など向けに需要が高まっている。

 同社は2003年から製造・販売。カニの殻から抽出する際、殻を溶かすのに塩酸を使うため、廃液処理設備の負担が、量産化のネックとなっていた。

 別の方法を模索していたとき、福井県立大がカニの殻を分解する微生物を発見。06年に共同研究を始め、09年に経済産業省の支援事業に選ばれ、研究開発費の助成を受けた。

 微生物の活動を調べる中で、増殖のコントロールに成功。必要な成分を濃縮して取り出す技術を確立し、現在、特許を出願中という。

 同社ではアセチルグルコサミンの売上高を3年後、現在の3倍の3億円に伸ばしたい考え。長谷川雄三社長は「健康志向の高まりで成長が期待できる市場。海外にも売り込みたい」と話している。(井垣和子)

1026荷主研究者:2011/10/02(日) 17:47:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110920t15011.htm
2011年09月20日火曜日 河北新報
フジパン仙台工場 来月1日に本格稼働

 パン製造大手のフジパングループ本社(名古屋市)は19日、東日本大震災の津波で被災し、操業開始を延期していた子会社、東北フジパンの仙台工場(宮城県岩沼市)を10月1日に本格稼働させると発表した。

 東北初の生産拠点として6県のスーパーやコンビニエンスストア向けに食パンやバターロール、菓子パンなどを製造する。10月からの1年間で、売上高50億円を目指す。従業員は約300人で、うち地元採用は約160人。本社マーケティング部は「生産や人員の体制は当初計画から変更はない」としている。

 仙台工場は仙台空港岩沼臨空・矢野目工業団地に建設され、鉄骨2階、延べ床面積約1万6000平方メートル。ことし4月の稼働に向け生産ラインの試運転をしていた際、津波で1階が浸水し、建屋や生産設備に被害を受けた。

 地元の岩沼市や建設機械メーカーの協力を得て復旧を進め、9月14日に完工。仙台工場に3月入社予定だった新入社員約60人は全国の関連工場に配属され、研修を受けていた。

1027荷主研究者:2011/10/02(日) 17:52:45

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109210003/
2011年9月21日 神奈川新聞
ベトナムに生産拠点、協同飼料が業界初の海外進出/横浜

 配合飼料大手の協同飼料(本社・横浜市西区)と、総合商社の双日は、共同出資で新会社を設立し、ベトナムでの豚向け配合飼料の生産に2013年4月から乗り出す。日本の飼料メーカーが生産拠点を海外に設けるのは初めてという。

 新会社は「双日協同飼料」(KSF)で、協同飼料が49%、双日が51%を出資する。ベトナム南部のホーチミン市近郊に工場を建設し、現地で約150人を雇用するという。総事業費は約20億円。

 新工場は、ベトナムで増大する豚肉の食肉需要をにらむ。協同飼料によると、年率約10%で増加しており、同国の国家畜産計画では2010年の約1050万トンから10年間で倍増する見込み。

 豚肉は食肉需要全体の約7割を占め、飼育頭数は2800万頭と日本の約3倍。現地ではタイや米国などの配合飼料会社が生産販売しているが、「供給量は足りていない」(同社)という。

 新会社は、販売のほか生産者の畜産技術の支援も行うといい、同社は「質が高く安全な豚肉をつくっていきたい」と話している。

 南部に比べて北部は家族経営の自家配合が多いが、同社は「将来的には北部にまで広げてベトナム全土に根を張りたい」。2020年までに国内販売シェア10%、年間約200万トンの生産販売、年間約800億円の売上高を目指すという。

1028荷主研究者:2011/10/10(月) 23:00:52

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004485713.shtml
2011/09/21 07:00 神戸新聞
米穀卸の神明、広島に精米工場新設へ 

 米穀卸最大手の神明(神戸市中央区)は20日、子会社を通じて広島県尾道市に精米工場を新設すると発表した。これまで、中・四国地域には専用拠点がなく、西宮市の拠点で精米し供給していたが、新工場を建設して物流コストを抑え、価格競争力を高める。(井垣和子)

 新工場は、全額出資の精米子会社が建設する。山陽自動車道・尾道インター近くの「尾道流通団地」で、約5400平方メートルの用地を取得。建屋の延べ床面積は約3300平方メートルで、総投資額は20億円。2012年2月に着工し、同年12月の稼働を目指す。生産能力は年間3万トン。

 神明によると、同地域には、全国のコメを取り扱う大手卸が少なく、主に地元産米が流通しているという。このため、品ぞろえを増やしたい大手量販店から、神明側に精米供給の引き合いが多く、今後も需要拡大が見込まれると判断した。現地工場を建設することでコスト低減を図る。

 同社は、子会社を通じて神戸や西宮、埼玉、佐賀の計6カ所に精米工場を設置。昨年末には中部地域の拠点として、名古屋の食品・金属販売会社と業務提携して精米を委託するなど、地域ごとの精米拠点づくりを進めている。同社は「新規販売先も開拓し、販売を増やしていきたい」としている。

1029荷主研究者:2011/10/10(月) 23:29:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110927t12002.htm
2011年09月27日火曜日 河北新報
キリンビール仙台工場再開 半年ぶりビール仕込み

ほぼ半年ぶりに製造を再開したキリンビール仙台工場で、仕込み釜にホップを投入する従業員ら=仙台市宮城野区港2丁目

 キリンビールは26日、震災で大きな被害を受けて操業を停止していた仙台工場(仙台市宮城野区)で、ほぼ半年ぶりにビール製造を再開した。同社は残る製造ラインの復旧も進め、早期の全面的な操業を目指す方針だ。

 再開したのは缶ビールの製造ラインなどで、遠野市産ホップを使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」の仕込みを始めた。全国で製造する約8300キロリットルのうち、仙台工場は約1000キロリットル分を造り、製品は11月9日に東北6県と北海道、新潟県の店頭に並ぶ。

 工場で行われた仕込み式には高橋尚登常務、横田乃里也仙台工場長、本田敏秋遠野市長らが出席。ホップを一握りずつ仕込み釜に投げ入れた。

 仙台港の間近にある仙台工場では、3月11日の地震で巨大な貯蔵タンクが転倒。直後の津波で出荷前のビールが入った缶や瓶が、大量に敷地内に散乱するなどした。4月上旬から復旧作業に着手し、製造能力は60%まで回復。これまでの復旧費用は約50億円に上る。

 キリンビールは今後、瓶ビールの製造ラインなどの復旧を目指す。工場の防災体制強化では地震計や独自の緊急地震速報を導入、食料や毛布、燃料など700人分の避難物資の備蓄も図った。

 横田工場長は仕込み式後、「社員一丸となっていち早く再開できた」と強調。高橋常務は「仙台工場は重要な拠点。震災から1年を迎えるまでに復旧率を100%に近づけたい」などと話した。

1030荷主研究者:2011/10/18(火) 00:43:02

http://www.shinmai.co.jp/news/20110926/KT110923FTI090002000.html
2011年09月26日(月)信濃毎日新聞
飲料水工場、安曇野に次々 銘水求め全国から問い合わせも

ミネラルウォーター製造工場を計画している信州レジャー興業のゴルフ場=安曇野市有明

 良質な水で全国的に知られる安曇野市に、地下水をくみ上げてミネラルウオーターを製造する工場が相次いで進出している。25日には、市内で少なくとも4社目となる事業者が、同市穂高有明への工場新設計画の地元説明会を開いた。市役所にはほかにも「安曇野の水を売りたい」といった問い合わせが全国から寄せられている。銘水を求める事業者の活発な動きは、市が進める地下水保全の議論にも影響を与えそうだ。

 工場新設を計画するのは、穂高有明でゴルフ場を経営する信州レジャー興業。市に提出した計画概要によると、既設のゴルフ場敷地の一部を採水地に転用し、鉄骨平屋の工場2棟を建設。年間に500ミリリットル入りペットボトルを250万本(1250トン相当)生産する方針という。

 同社は25日夜、市の土地利用に関する条例に基づき住民説明会を開催。約20人が出席した。同社の新井泰憲社長は取材に「震災被災地の岩手などに、安心して飲める水を安価に送りたい」とし、「きちんとした手続きを踏み、できるだけ早く工場を始めたい」と話した。

 市内では91年から、飲料メーカーのゴールドパック(東京)が堀金烏川でミネラルウオーターを製造。2リットル入りボトル換算で年間約5千万本(約10万トン相当)を生産している。同社はほかに、年間に地下水約310万トンを使い、茶やジュースなどの清涼飲料水を製造している。

 このほか2007年には穂高有明で、包装資材製造販売の東京アート(東京)の子会社「あづみ野」が工場を稼働。2リットル入りボトル換算で年間2100万〜2400万本(4・2万〜4・8万トン相当)を出荷している。09年には自動車部品輸出などのSKインターナショナル(千葉市)が、穂高北穂高で別の企業から事業譲渡を受けて生産を始め、500ミリリットル入りボトル換算で年間約150万本(750トン相当)を製造中だ。

 北アルプスの雪解け水に恵まれた安曇野市には豊富な地下水があり、市生活環境課によるとここ数年、「井戸を掘って飲料水を造りたい」「外国に水を輸出したい」といった問い合わせが年間10件ほど寄せられている。一方、取水量に制限などはなく、湧き水を利用するワサビ農家などからは地下水位の低下を懸念する声も出ている。市は県や国、農業者などと研究委員会を設けて地下水保全のあり方を探っている段階だ。

1031荷主研究者:2011/10/30(日) 01:01:20

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111004/bsc1110040501001-n1.htm
2011.10.4 05:00 Fuji Sankei Business i.
ノンアルコールの「お酒」続々 高い利益率魅力、ビール以外にも

 ビール風味が人気となった「お酒」のノンアルコール市場で、飲料各社がカクテル、ワイン、梅酒などの「ノンアルコール版」を相次いで発売する。背景には、若者のアルコール離れや、酒税がかからないため高い利益率を確保できるメリットがあり、ビールの成功に続く“二匹目のドジョウ”を狙う。

 サントリー酒類は4日、ノンアルコールカクテル「のんある気分」を発売する。果実に含まれる酸などを使って、酒特有の香りを再現した。カシスオレンジなど3種類(350ミリリットル缶入り)で、希望小売価格(税別)は122円。

 アサヒビールも昨年9月、ノンアルコールカクテル「ダブルゼロカクテル」を発売した。業務用の200ミリリットル缶を追加投入したこともあり、今年9月の販売実績は前年同月の14万ケース(1ケース=6リットル換算)を29%上回る18万ケースと好調だった。両社ともに、カロリーをゼロにして女性を中心に需要を掘り起こす狙いだ。

 このほか、来月にはサントリーが梅酒風味の「まるで梅酒なノンアルコール」、メルシャンがスパークリングワイン風味飲料「メルシャンフリー スパークリング」を発売するなど、ビール風味以外の酒類に広がってきた。

 ノンアルコール市場は、キリンビールが2009年にビール風味の「キリンフリー」を発売したことを契機に始まった。その後、アサヒとサントリーはノンカロリー、サッポロビールは高級タイプの商品を相次いで投入している。

 サントリーの推計によると、11年の国内ノンアルコール飲料(一般の清涼飲料などを除く)市場は、前年比34%増の2900万ケースと拡大する見通しだ。11年予測ではノンアルコール飲料市場の9割超がビール風味だが、さまざまな酒類のノンアルコールが大手から相次いで発売されることで、市場はさらに活性化しそうだ。(高橋寛次)

1032荷主研究者:2011/10/30(日) 01:07:45

http://www.minyu-net.com/news/news/1004/news11.html
2011年10月4日 福島民友ニュース
本宮のアサヒビール福島工場、修復終え製造再開

仕込槽を見て製造状態をチェックする従業員=アサヒビール福島工場

 東日本大震災で製造ラインが入った建屋が損壊、製造を停止していたアサヒビール福島工場(本宮市)は3日、操業を再開、仕込み作業に入った。

 缶ビールなどをつくる製造ラインが入った建屋の壁が崩れ落ち、倉庫にあった約15万ケースの製品は荷崩れするなど大きな被害があったが、同日までに建屋の修復などが終了。震災前にいた社員165人のうち、他工場などに出向していた社員らも戻り約120人体制で再始動した。麦汁を作るための仕込み行程を始め、11月下旬の出荷に向けて動き出した。当面は発泡酒「アサヒ本生アクアブルー」を生産する。

 製品の安全のため、放射線測定をするゲルマニウム半導体検出器を工場に1台導入し、水や原料を測定する。

1033とはずがたり:2011/11/04(金) 14:36:38

キリンがブラジル社を完全子会社化、買収総額は約3000億円に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000889-reu-bus_all
ロイター 11月4日(金)10時48分配信

 11月4日、キリンホールディングスは、ブラジルのビール・清涼飲料会社、スキンカリオール・グループを100%子会社化することで合意したと発表した。写真は2008年撮影(2011年 ロイター)
[東京 4日 ロイター] キリンホールディングス<2503.T>は4日、ブラジルのビール・清涼飲料会社、スキンカリオール・グループを100%子会社化することで合意したと発表した。

 今年8月に50.45%の株式を約1988億円(39億5000万レアル)で取得することで合意していたが、一部株主の反対を受けて協議が継続されていた。キリンは残る49.54%の追加取得に約1050億円(23.5億レアル)を支払い、今回のスキンカリオール完全子会社化に総額3038億円を投じることになった。

キリンは11時から都内で会見を行う。

 スキンカリオールの買収をめぐっては、一部株主がキリンによる買収に反対を表明し、手続きの停止を求める訴訟になっていたが、8日までに取り下げることで合意した。

 キリンは4日付で残る株式の取得を完了する。日本のビール大手がブラジル市場に本格的に進出するのは初めて。キリンは、国内のビール市場が縮小する中で、成長の見込めるブラジル市場の取り込みを図る。

 スキンカリオール・グループは、ブラジル第2位のビール事業(シェア15%)、第3位の炭酸飲料事業などを手掛けている。

(ロイターニュース 江本 恵美;編集 山川薫)

キリンHDの格付けをA2からA3に引き下げ=ムーディーズ
2011年 10月 24日 14:13 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23770420111024?rpc=122

 [東京 24日 ロイター] ムーディーズ・ジャパンは24日、キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)の長期発行体格付け・シニア無担保長期債務格付けをA2からA3に引き下げと発表した。格付の見通しはネガティブ。

 ムーディーズによると、今回の格下げは、ブラジルの飲料大手スキンカリオール社(ムーディーズの格付なし)の50.45%の株式取得が主に負債調達により行われ、同社の信用力が弱まるとの見方を背景としている。格付けには、キリンHDにとって事業経験が少ないブラジル市場への進出によって、同社の事業リスクが増加する可能性があるということも反映している。 

 格付け見通しがネガティブの背景は、買収後にブラジルでの事業統合を進めていく上での課題や、円滑な事業統合を進めるために財務的な負担が増大する可能性、この案件に関わる訴訟問題を考慮している。

1034荷主研究者:2011/11/06(日) 12:38:58

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004546564.shtml
2011/10/14 08:20 神戸新聞
雪印メグミルク 伊丹工場の閉鎖時期延期を発表

 雪印メグミルク(東京)は13日、関西チーズ工場(伊丹市)の閉鎖時期を当初計画より1年延期する、と発表した。2014年10月から15年3月までの間に閉鎖する。茨城県阿見町に工場を新設して生産拠点を集約する計画だったが、東日本大震災の影響で新工場の着工がずれ込んだため。

 新工場は、着工の直前に震災が発生。建物や設備の設計を見直したため、着工を12年3月に1年延ばすことを決めた。15年3月までに操業を始める予定。耐震性を強化するなどし、投資額も25億円増やして275億円とする。

 これに伴い、関西チーズ工場の閉鎖も1年繰り延べる。従業員は141人(11年3月末時点)で、プロセスチーズやナチュラルチーズを生産している。

(井垣和子)

1035荷主研究者:2011/11/13(日) 19:42:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111022t12034.htm
2011年10月22日土曜日 河北新報
キリン、年明け2期工事 横田・仙台工場長に聞く

復旧計画を語る横田工場長

 キリンビール仙台工場(仙台市宮城野区)の横田乃里也工場長(50)は河北新報社の取材に応じ、東日本大震災で被災した工場について、年明けに第2期復旧工事に入る方針を明らかにした。2期工事は来年3月をめどに終える方向。9月下旬に製造を始めた缶ビールに続き、「3月には瓶ビールの製造、出荷も再開させ、ほぼ震災前の製造水準に戻る」と述べた。

<見学を11月再開>
 ―復旧の現状は。
 「缶、たるの製造ライン中心の第1期工事は年内に終了し、工場機能の約6割が復旧する。レストラン、工場見学も11月3日の利用再開に向けて、予約の受け付けを始めた」
 「瓶ビール製造ラインの復旧を主とする第2期工事も、年明けに本格化する。来年3月ごろをめどに完了させる。製造能力をほぼ震災前の水準に戻したい。投資額は11億円で1期分と合わせ約61億円になる」

<8銘柄順次製造>
 ―製造再開済みの缶ビールは11月2日に「一番搾り とれたてホップ生ビール」の初出荷を迎える。
 「震災後に着任した私自身、しっかり稼働した工場を見られずにいた。初出荷を迎えられる状況になり感激でいっぱいだ。ラガー、一番搾りなど、主要8銘柄も順次、製造を再開し、年内には出荷できる」

 ―地震による揺れで倒れた貯蔵タンクの建て替えなどは。
 「現状では緊急性はないが、東北の市場動向を見ながら次のプランを考えたい。震災後の落ち込みもあり、ビール市場もまだ先行きが見えない。被災地の復旧が進み、家庭用の需要が伸びる状況が早く来ることを望む」

 ―東北と地域の復興に向けた取り組みは。
 「まず製造機能をしっかり立て直したい。商品供給を通じて(工場の)復旧を全国に伝えることで、仙台港エリアが再生に向かっていることを発信できると考えている」

1036荷主研究者:2011/11/13(日) 20:00:49

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20111022/641477
2011年10月22日 下野新聞
東北の営業強化へ移転 宇都宮のニッカネ

 業務用食品販売のニッカネ(宇都宮市平出町、金田秀寿社長)は、仙台営業所を仙台市の若林区から宮城野区に移転し、今月から営業を始めた。同社2カ所目となる備蓄倉庫を併設し、従業員も16人に増強した。東日本大震災からの復興需要を見込むなど、重要拠点として営業を強化し新規顧客を拡大。今期、同営業所売上高の約4割増を目指す。

 新営業所は鉄骨2階建て、敷地面積2557平方メートル、延べ床面積は1308平方メートル。2階にはオール電化のキッチンや会議室を設け、取引先の会議、研修にも開放する。

 約200平方メートルの備蓄倉庫には肉、野菜など冷凍食材に加え、油、砂糖、調味料などの保管が可能。食材の価格が上昇した際も、取引先の負担増をできるだけ少なくする。同社の備蓄倉庫は、これまで宇都宮支店にしかなかった。

 仙台営業所は2002年、同市若林区に開設。宮城、福島、山形が営業エリアで、東北地区の拠点となっている。借地だったため、自社物件による移転計画を立て昨年12月に土地を購入した。着工前に東日本大震災が発生したが、予定通り建設を進めた。

 同社は仙台営業所の2012年9月期売上高を7億2千万円(前期比38・5%増)と想定。金田社長は「3年以内に年間10億円に乗せたい。将来的には支店への格上げも考えている」としている。

 同社は埼玉県川口市から仙台市まで、約60キロ間隔で9つの支店、営業所を持ち、自然災害発生時は、被災しなかった支店、営業所がフォローする物流体制としている。東日本大震災発生時も、宇都宮支店から福島、仙台営業所などに物資を送った。

1037荷主研究者:2011/11/13(日) 20:01:16

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/10/21/news01.htm
2011年10月21日(金)AM 07:11 上毛新聞
●ラスクの原田・高崎操車場跡地へ新工場

 ラスクで知られる洋菓子製造販売の原田(高崎市新町、原田義人社長)は20日、新工場の建設用地として、市が企業誘致に取り組む高崎操車場跡地(同市下之城町、7・2ヘクタール)の約3・8ヘクタールを購入する仮契約を市側と結んだ。来年2月に着工し、2013年夏の本稼働を目指す。市は今月施行したビジネス立地奨励金制度を初適用し、土地取得費の3割を助成する。企業の市外流出が懸念される中、市を代表する企業の工場新設が決まり、税収や雇用で波及効果が期待される。懸案だった操車場跡地開発にも弾みがつきそうだ。

 同社の原田社長と、土地を所有する高崎工業団地造成組合の管理者、富岡賢治市長が仮契約を結んだ。売却価格は約16億円。同社の工場新設は2008年の本社工場以来となる。

 計画では、新工場は本社工場(延べ床面積約1万2千平方メートル)の1・5倍程度の規模で、1階に物流機能、2階に事務機能など、3、4階に焼き菓子やラスクの製造部門を置く。総事業費は数十億円の見込み。

 看板商品のラスクの需要増などに対応し生産体制を増強するのが狙いで、新工場の稼働により、30%の増産を見込む。商品の開発や品質の分析などの部門も本社工場から移し強化する。

 同社は当初、新工場の建設候補地として県外内の複数カ所を検討していたが、原田社長は「早期着工が可能な上、市の奨励金もありがたかった」と操車場跡地を選んだ理由を説明した。

 新工場では、地域に根差すことを主眼に、地元の住民を中心にパート採用することも検討している。

 市のビジネス立地奨励金制度は、市内企業の流出防止と市外企業の呼び込みが目的で、用地取得費の3割助成や、取得した土地・建物にかかる税相当額の5年間交付など6種類の奨励金を設定している。

 仮契約締結について富岡市長は「企業誘致による雇用確保は重要課題。立地条件を整えてアピールした結果、高崎が誇る企業が地元で発展する道を選んでくれた。高崎にとってすばらしいこと」と語った。

 今回の売却により、手付かずだった操車場跡地の中心部の開発がいよいよ始動する。残りの分譲地にも他の食品系企業が進出を希望しており、市との協議を経て大半が売却される見通しとなっている。

1038荷主研究者:2011/11/13(日) 20:03:08

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004563818.shtml
2011/10/21 11:01 神戸新聞
粉末調味料の新工場建設へ ヒガシマル食品

 しょうゆ製造大手のヒガシマル醤油(しょうゆ)(たつの市)は20日、子会社のヒガシマル食品(同)が粉末調味料の新工場を建設すると発表した。粉末うどんスープなどの需要増に対応するためで、生産能力を5割上乗せする。既存工場の機能を新工場に移管し、2012年6月の稼働を目指す。

 新工場は5階建て、延べ床面積約1万2千平方メートルで、既存工場の敷地内に設ける。投資額は約32億円。日産能力を約1・5倍の230万袋に拡大する。1965年に稼働を始めた既存工場が老朽化しており、最新設備を備えた新工場に機能を移す。

 主力商品の粉末うどんスープや、07年に発売した空揚げ調味料の売れ行きが好調なため、生産を増強する。まち並みに溶け込むように白壁の蔵をイメージした外観にするという。

(井垣和子)

1040荷主研究者:2011/11/23(水) 16:01:09

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004576635.shtml
2011/10/27 08:42 神戸新聞
サーティワンアイスクリーム、三木に新工場建設へ

 ジャスダック上場のB‐Rサーティワンアイスクリーム(東京)は26日、産業団地「ひょうご情報公園都市」(三木市)に、アイスクリームの新工場を建設すると発表した。同社が西日本に生産拠点を置くのは初めてで、2013年3月の稼働を目指す。

 兵庫県企業庁が分譲する用地約1万7600平方メートルを取得し、工場棟(延べ床7千平方メートル)を新設する。従業員約50人は地元の人材を中心に雇用するという。

 同社は1973年に設立、2010年12月期の売上高は188億円。フランチャイズを中心に全国で約千店舗を展開している。唯一の工場が静岡県にあるが、新規出店の加速に伴い、西日本で交通アクセスに優れた生産拠点を探していた。東日本大震災を受けたリスク分散の狙いもある。(桑名良典)

1041荷主研究者:2011/11/23(水) 16:29:46

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020111025ceap.html
2011年10月25日 日刊工業新聞
キリンビールとメルシャン、物流網を順次統合−インフラ共通化

 キリンホールディグス傘下のキリンビールとメルシャンは、現在別々に運用しているビール類と和洋酒、ワインのそれぞれの物流網を2012年1月から順次、統合する。キリンビールが生産するビール類と和洋酒、メルシャンのワインを、キリンビールのビール工場でまとめて保管してから同時に配送し、物流効率の向上を図る。首都圏・近畿圏を除く全国5工場で実施する。

 現在、キリンビールはビール・発泡酒などのビール類の配送を物流子会社のキリン物流に任せている。一方、ウイスキー、焼酎などの和洋酒は、メルシャンが07年にキリンホールディングスの傘下に入る前から持っていた物流網を使い、ワインと共同配送している。

 これを受注や物流管理、在庫配置業務をキリンビールとメルシャンが共同で行うように改め、両社が製造した和洋酒、ワインはいったん、キリンビールの5工場(千歳、仙台、名古屋、岡山、福岡)に保管。

1042荷主研究者:2011/11/23(水) 16:43:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111103t12009.htm
2011年11月03日木曜日 河北新報
仙台工場、出荷再開 東北中心に9日店頭へ キリン

震災後初めてビールが出荷され、トラックを見送るキリンビール仙台工場の従業員ら=2日

 キリンビールは2日、東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台工場(仙台市宮城野区)からの出荷を再開した。同工場は現在も生産ラインの復旧作業を進めており、製造と出荷の体制が震災前の水準に戻るのは来年3月になる見込み。

 初出荷を見守った松沢幸一社長は「工場の能力をフルに発揮できる時が着々と近づいている。東北の復興に役割を果たしたい」と述べた。

 出荷されたのは遠野市産ホップを使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」。9月下旬に再稼働にこぎ着けた缶ビールのラインで製造した。4日までの初出荷分は350ミリリットル缶換算で4万6000ケース(1ケース24本入り)。東北6県を中心に店頭で9日に発売される。

 初出荷式も2日、製品倉庫で開かれ、松沢社長や横田乃里也工場長のほか村井嘉浩宮城県知事、奥山恵美子仙台市長らも出席した。村井知事は「震災後はこのまま工場が閉まるのではないかと危惧した。製造再開と初出荷は、仙台港地区の復興をさらに進めることになる」と期待を寄せた。

 仙台工場は震災で製品貯蔵タンクが倒れたり、機械設備が海水に漬かったりする被害を受けた。電気が通らず手作業で復旧を進めた時期もあり、製品を見送って涙ぐむ従業員の姿もあった。

 仙台工場は3日、工場見学ツアー、レストランの営業も再開する。

1043荷主研究者:2011/11/23(水) 17:02:34

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111102/bsc1111021337020-n1.htm
2011.11.2 13:36 Fuji Sankei Business i.
日清製粉、2020年めどに売上高1兆円へ 海外強化

 日清製粉グループ本社は2日、2020年をめどに売上高を2010年度比で2倍以上の1兆円に、営業利益もほぼ2倍の500億円へと増やす経営計画を明らかにした。

 「国内は少子高齢化でマーケットの拡大は望めない」(同社)として海外でM&A(企業の合併・買収)や業務提携を進め、売上比率を現在の約5%から30%に大幅に引き上げる。

 国内外ともに主力の製粉、加工食品を強化するほか、成長分野と位置づける中食やバイオ、健康食品、ペットフードなどを伸ばす。

 海外では拠点を持つ北米や中国を引き続き強化することに加えて、ベトナムやインドネシア、インドなど高い経済成長が見込まれる地域での事業展開も検討する。

 同社の10年度連結決算は、売上高が4241億円、営業利益が253億円だった。

1044荷主研究者:2011/11/23(水) 17:20:35

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111105_4
2011/11/05 岩手日報
配合にこだわり、カフェオレ発売 西和賀の牛乳公社
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 西和賀町の第三セクター湯田牛乳公社(社長・細井洋行町長)は6日、新商品「ゴクッとしあわせ。カフェオレ」を発売する。牛乳とコーヒーの配合割合にこだわった商品で、被災した本県の酪農家や消費者に元気を届けたいという思いを込めてネーミングした。

 カフェオレは一般的に牛乳とコーヒーの割合が50%ずつだが、同社は「最もおいしい配合」にこだわって試作を重ね、主に西和賀・金ケ崎地域産の牛乳を55%、森林農法で育てたメキシコ産の有機栽培コーヒーを45%の割合にした。甘すぎず、牛乳とコーヒーの良さが引き出されている。

 200ミリリットルパック入り、希望小売価格90円。1本につき1円を東北の農林水産業を応援するため、関係団体へ寄付する。

 町内の商店や県内のイオンスーパーセンター、さくら野などで販売する。問い合わせは湯田牛乳公社(0197・82・2005)へ。

【写真=牛乳とコーヒーの配合割合にこだわった新商品のカフェオレ】

1045荷主研究者:2011/12/06(火) 23:32:18

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20111110/657434
2011年11月10日朝刊 下野新聞
マルシンフーズ、生産1・5倍に 新工場完成

 ハンバーグなど加工食品製造のマルシンフーズ(東京都、港正幸社長)は9日、真岡市大和田の大和田産業団地に移転した栃木工場の竣工式を現地で行った。順次操業を始めており、来年4月には生産規模を旧工場の1・5倍に引き上げる。

 新工場は敷地面積1・5ヘクタール、鉄骨2階建てで延べ床面積5千平方メートル。年間生産量はハンバーグ3千トン、ギョーザ2160トン、魚肉ソーセージ2400トン。投資額は土地建物合わせ二十数億円。従業員130人。

 新製品開発の予備ラインが設置され、敷地の余裕もあるため、高松智工場長は「需要次第では今後の生産増強もありうる」としている。同市西田井の旧工場跡地は経済情勢を見極めながら、活用策を検討する。

 港社長は「ここは水源、自然が豊か。今春全線開通した北関東自動車道へのアクセスも良く、新工場を物流の拠点とし、東北から東海まで商品供給したい」とあいさつした。

1046荷主研究者:2011/12/11(日) 13:47:28

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004604082.shtml
2011/11/08 08:50 神戸新聞
三井製糖、神戸工場に生産集約

 製糖最大手の三井製糖(東京)は7日、岡山工場(岡山市)の砂糖生産を来年9月末に終了し、神戸工場(神戸市東灘区)に集約すると発表した。両工場とも稼働率が低下しており、消費地に近い神戸に生産を一元化し効率化を図る。

 生産集約に伴い、神戸工場敷地内に包装工場2棟を新築し、設備を更新する。投資額は計約53億円。グラニュー糖用の新工場は来年4月稼働を目指し、5階建て延べ床面積7400平方メートル。もう一棟は上白糖用で、3階建て同3500平方メートルで2013年春までの稼働を予定する。上白糖の包装設備能力は倍増させる。

 生産を集約することで、神戸工場は西日本の生産拠点となり、生産量は年産20万トン超と現在から倍増する。従業員数は現在約60人で、今後大きくは変わらないという。

 岡山工場は機能性甘味料の生産は続け、62人の従業員は他の事業所への配置転換などで雇用を維持する。(井垣和子)

1048荷主研究者:2011/12/11(日) 15:08:50

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20111118/662230
2011年11月18日 下野新聞 朝刊
日本製粉子会社の上三川集積完了

 製粉大手の日本製粉(東京都渋谷区)が進める、子会社2社の生産拠点のテクノパークかみのかわ(上三川町多功)への集積が10月末までに完了し、今月から本格的に始動した。機能集積により運営の効率化を図る。

 そば粉製造販売の松屋製粉(同町多功南原)は、宇都宮市にあった本社と工場機能を集約。そば粉生産ラインを2ラインに増設したほか、高級そば粉製造用の石臼製粉ラインを設けた。投資総額は約13億円。

 生産能力は2工場体制時と同等の月1千トンだが、集約による効率化が見込めるのに加え、市街地にあった旧本社工場でできなかった深夜操業も可能になる。

 米粉製造販売の瑞穂食品(東京都渋谷区)は、兵庫県加古川市の工場を松屋製粉の工場敷地内に移転し、7月に本格生産を始めた。生産能力は月2千トン。従来の約2倍に増えた。米粉の需要拡大への対応や、消費量の多い関東圏での販路拡大を目指す。投資総額は約14億円。

 2社の機能集積は、日本製粉が本年度末までの2カ年で進める中期経営計画の一環。グループ会社のライン増強などが盛り込まれており、計画全体の投資総額は約200億円になる。

1049荷主研究者:2011/12/26(月) 01:22:54

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20111125/665997
2011年11月25日 下野新聞 朝刊
調味料メーカー「カザミ」初の自社製品 創業の地、足利を冠に

 足利市で創業し、同市助戸1丁目に工場を持つ業務用調味料メーカーのカザミ(東京都中央区、風見丈仁社長)は初の自社ブランド「室町の里」「足利物語」として、みそ、そばつゆ、ドレッシングを発売した。風見社長は「創業地の足利にちなんだブランドとして販売し、地域振興にも貢献したい」と話している。

 同社はこれまで大手メーカーなどとOEM(相手先ブランドによる生産)を行っており、自社製品として販売するのは初めて。

 県産業技術センターと共同開発し特許も取得した「ギャバ味噌」(500グラム680円、税込み)は、ギャバ(ガンマ−アミノ酪酸)を通常の10倍以上のを含む。製造は岩上商店(大田原市中田原)。唐辛子などを加えた「食べる味噌」も開発した。

 そばつゆ(500ミリリットル850円、同)は静岡県焼津市産の荒節を使用。足利のそばの名店「一茶庵」から推奨を得て、一茶庵の乾麺とセット販売もしている。ドレッシング(190ミリリットル300円、同)は和風、イタリアン、キャロット、ごまの4種類。メーン素材は国産を使用し、将来的には県産、足利市産に切り替える方針だ。

 カザミは1946年、足利市で創業。83年、東京に本社を移転した。

1051荷主研究者:2011/12/30(金) 21:49:16

http://www.at-s.com/news/detail/100080359.html
2011年12/3 08:35 静岡新聞
新パスタ工場が完成 はごろもフーズ生産工程を集約

 はごろもフーズが静岡市清水区島崎町に建設を進めていた新工場「富士山パスタプラント」が完成した。

 分散していた生産、包装の工場を集約。主力の「ポポロスパ」など同社のスパゲティ、マカロニ製品のほぼ全量を一貫生産する。総投資額は35億円で、12月中旬から一部ラインを稼働する。

 工場は鉄骨造り地上5階建て。ラインにはスイスのメーカーの最新鋭製造機を導入し、生産能力を従来の約1・2倍に当たる年1万8300トンに高めた。富士山を望む展望スペースなども設置し、見学者にも配慮している。

1052荷主研究者:2011/12/30(金) 22:04:41

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111130/bsc1111300720011-n1.htm
2011.11.30 05:00 Fuji Sankei Business i.
ポッカ・サッポロ飲料が統合へ サッポロHD、経営効率化狙う

サッポロホールディングス(HD)は29日、傘下のサッポロ飲料と、今年3月に買収したポッカコーポレーションを2013年1月に統合すると発表した。

 統合後の新会社の社名を「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」とする。今回の再編で経営を効率化し、清涼飲料事業の競争力を高める狙い。

 新会社の社長などは今後決める。来年4月をめどに統合作業を推進する組織を立ち上げる計画だ。

 10年の両社の売上高を単純合算すると1330億円、営業利益は52億円になる。新会社は、これに対し16年に売上高を28%増の1700億円、営業利益を63%増の85億円に引き上げることを目指す。

 サッポロHDの上條努社長は同日の会見で「当初はコスト面での相乗効果が中心となるだろうが、営業面での効果も出していきたい。目標は保守的な数字だ」と、新会社の成長に自信を示した。

 16年には食品・飲料事業が連結売上高の3割を占めるとし、「酒類、不動産と並ぶグループの中核事業にしたい」と強調した。

 ポッカはシンガポールなど海外にも事業を展開しており、今後はポッカの拠点を活用した相乗効果も検討する。

 また、サッポロではほとんど手がけていなかった食品についても、即席スープなどを販売してきたポッカのノウハウを生かす。

 ただ、ポッカ買収前に発表したサッポロHDの16年の連結売上高6000億円、連結営業利益400億円という経営目標は据え置いた。

 一方、サッポロHDは、不動産子会社の恵比寿ガーデンプレイスの社名を来年1月に「サッポロ不動産開発」に変更することも発表した。

1053荷主研究者:2012/01/07(土) 23:53:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111208/bsc1112080504010-n1.htm
2011.12.8 05:00 Fuji Sankei Business i.
カクテル、梅酒、マッコリ… 「苦み少ない」酒類市場が拡大

 ビール類の需要減が続く一方、酎ハイやカクテルなどの低アルコール飲料、梅酒、マッコリなど、苦みの少ない酒類の市場が拡大している。キリンビールは7日、ワインを炭酸水で割った新商品「ワインカクテル ワインスプリッツァ 白」などを発表し、低アルコール飲料に一段と注力する方針を示した。東日本大震災後に強まった「家飲み」需要も後押ししており、これらの“成長酒類”での競争は激しさを増しそうだ。

 新商品は白ワインを炭酸水で割り、レモンの香りを加えた。ワインを炭酸水で割る「スプリッツァ」という飲み方は欧州などで親しまれており、新しい需要を開拓できると判断。キリングループのメルシャンの白ワインを使っており、アルコール度数は6%。350ミリリットル缶で、実勢価格は148円程度。来年2月に発売する。

 低アルコール飲料では、焼酎やウオツカを使った酎ハイやウイスキーでつくるハイボールなど、原酒の味わいを生かしつつ炭酸水で割って飲みやすくした商品が人気となってきた経緯がある。ワインスプリッツァも、「新しい飲み方で気軽に楽しむという提案」(キリンビールマーケティング部の林田昌也部長)だ。キリンは主力の酎ハイ「氷結」シリーズで新商品「青ウメ」を2月末に発売するほか、お酒と果汁だけでつくる酎ハイ「本搾り」を今月下旬から順次刷新することも発表した。

 同社が注力する背景には市場の成長性がある。今年は前年比3〜4%増の約70万キロリットルに達する見込み。1〜10月で3.4%減だった大手5社のビール類出荷量とは対照的だ。

 アサヒビールが今秋、ポンジュースのみかん果汁を使った酎ハイを発売するなど、話題性の高い商品投入も目立つ。低アルコール飲料で首位のサントリー酒類も、酎ハイ「カロリ。」シリーズでグレープフルーツなどの定番5商品を年明けに刷新し、「マンゴー」を追加するなど、すでに来年の販売競争に向けた布石を打つ。

 サントリーの推計では梅酒も11年は2%増だ。今年は同社がノンアルコールタイプなどを発売し、キリンも炭酸入りの新商品を投入した。

 マッコリはもともとの販売量が少なかったこともあり、サントリーによると11年の市場規模は前年の2.5倍に拡大。缶入りの新商品を同社が今年投入、サッポロビールは来年発売する。

1054荷主研究者:2012/01/08(日) 00:21:15

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/12/15/new1112152102.htm
2011/12/15 21:23 デーリー東北
東北グレーンターミナル復旧工事完了

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた八戸港八太郎地区の飼料コンビナートに立地する東北グレーンターミナル(西村芳雄社長)は15日、貨物船からトウモロコシなどの飼料原料を吸い上げる設備「アンローダー」を専用桟橋に据え付ける作業を行い、震災から9カ月を経て復旧工事が完了した。設備は復旧と同時に機能が強化され、年明けからフル操業に移行できる見通し。地元畜産業の振興にも弾みが付きそうだ。

【写真説明】巨大クレーン(左)で専用桟橋に据え付けられる緑色の新型アンローダー=15日午後1時ごろ、東北グレーンターミナルから撮影

1055荷主研究者:2012/01/08(日) 00:32:22

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004685588.shtml
2011/12/15 20:21 神戸新聞
ヤクルトが神戸と大阪の工場閉鎖 岡山に集約へ

 ヤクルト本社(東京)は15日、神戸市西区と大阪府寝屋川市にある2工場を、2015年に閉鎖すると発表した。老朽化が進み、敷地が手狭なためで、岡山県和気町に建設する新工場に両拠点の生産機能を集約する。

 両拠点とも同社の子会社が運営し、乳酸菌飲料の容器詰めを手掛けている。神戸工場は1971年に稼働し、従業員66人。大阪と合わせた計133人は新工場に配置し、雇用を維持する。いずれも老朽化し、敷地内に建て替えのための十分な土地がないことから、設備増強が可能な新工場に生産機能を移すことにした。

 同社は、茨城県など全国7カ所にある工場で主力商品「ヤクルト」の原液を生産。神戸など6カ所の子会社工場で容器詰めしており、今回の閉鎖で5拠点となる。

 新工場の敷地面積は約6万4千平方メートル。13年に着工し、15年4月の稼働を目指す。生産能力は両工場を合わせた1日180万本程度という。

(井垣和子)

1056荷主研究者:2012/01/08(日) 00:40:25

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020111215cbaw.html
2011年12月15日 日刊工業新聞
三菱化学フーズ、中国で洋菓子用品質改良剤を製販

 三菱化学フーズは14日、中国で洋菓子用品質改良剤を製造・販売すると発表した。2012年2月末に100%子会社「菱化食品浙江」(仮称、浙江省平湖市)を設立。約5億円を投じて年2500トンの製造設備を新設し、同12月に稼働を始める。

 経済発展で中国の洋菓子の高級化が進んでいる。ケーキの食感や製造時の歩留まりを改善する乳化油脂の需要が急増しているため、中国子会社の新設を決めた。15年度に洋菓子用品質改良剤の中国販売で20億円の売り上げを見込む。

 三菱化学フーズは三菱化学の100%子会社。三菱化学が製造する食品用乳化剤「シュガーエステル」、シュガーエステルを用いた食品用配合製剤などを国内外で販売している。

1057チバQ:2012/01/12(木) 22:47:43
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120112/dms1201121538019-n1.htm
“チロルチョコ”が売り場から消えた!そのトホホな理由2012.01.12


品不足によって一時、売り場から消えたチロルチョコ【拡大】
 子供たちに人気のお菓子、チロルチョコがピンチだ。極端に品薄になったり、一部の売り場から商品が消えるなどかき入れ時のバレンタインデーを前に異常事態に直面した。30年以上にわたりロングセラーを続ける「駄菓子の王様」に何が起きているのか。

 11日付の全国紙の社会面などに気になる広告が載った。チロルチョコ社(東京都千代田区)の「品薄についてのお詫び」と題したお詫び広告で、社名にもなっている主力商品のチロルチョコが「発売遅延及び販売中止の事態に陥った」という。自社のホームページにも同様の内容をアップした。

 ただ、肝心の原因が説明されていないため、買い占め運動でも起きたのか、何か別の理由があるのか判然としない。真相を聞くため、同社に問い合わせると「お詫び広告にある通りです」(広報)と歯切れが悪い。年明けからバレンタインデーまでの1カ月間は、お菓子メーカーにとっては1年で一番の稼ぎ時。一体、何が起きたのか。

 事情を知る関係者は「九州の製造工場のラインのやりくりが滞ってしまったのが原因。製造ラインが乱れ、一時的に安定した商品供給ができなくなってしまった」と明かす。

 同社は2004年に松尾製菓から分社。松尾製菓は1903年、福岡県田川市で創業。62年に「チロル」ブランドをスタートし、79年には一口サイズの現行型のチロルチョコが誕生した。

 以来、「コーヒーヌガー」をはじめとする定番商品のほか、大ヒットした「きなこもち」など斬新な新商品を毎月のように発売。2006年に田川市から東京に本社機能を移転してから、そのペースは急加速した。

 「それまでひとケタ台だったチョコの種類が、倍々ゲームで増え続け、いまでは毎年約50種類もの新商品をリリースしている」(同社関係者)。その豊富すぎるラインアップのため、「現場は、複雑怪奇ともいえる過密ダイヤを敷いている。生産ラインに一度、誤差が生じるとその影響が連鎖してしまう」(同)。特殊な生産体制が背景にあるようだ。

 人手不足も追い打ちをかけたという。「毎年、繁忙期のこの時期には人員を増やして増産態勢を取る。ところが、今年は震災の影響もあって(予定していた)人手を確保できず、うまく生産ラインを回せなかったようだ」(同)

 1粒10〜30円と安価で子供たちを楽しませてきたチロルチョコ。その豊富すぎるレパートリーが“あだ”になるとは、同社も予想だにしなかったに違いない。

1058荷主研究者:2012/01/15(日) 13:09:09

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004700169.shtml
2011/12/22 20:38 神戸新聞
伊藤園が神戸・西区の産業団地進出 

 神戸市は22日、緑茶飲料大手の伊藤園(東京)と子会社の伊藤園関西茶業(神戸市須磨区)が、複合産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」(同市西区)に進出すると発表した。2社で約3ヘクタールの土地を取得し、伊藤園関西茶業がティーバッグの生産工場を建設する。既存工場が手狭なため、移転・新設して増産に備える。

 新工場の延べ床面積は約6千平方メートルで、須磨区にある現工場の4・5倍。2012年3月に着工し、同年10月の操業を目指す。投資額は土地代を含め約23億円。神戸市側の要望もあり、工場内には見学コースやお茶に関する体験学習施設も設ける。

 前身の関西茶業は1976年に三重県四日市市で設立。99年、伊藤園の完全子会社となり、2004年に神戸市須磨区に本社・工場を移転した。従業員は43人(4月末現在)で、西日本向けの緑茶、麦茶のティーバッグを製造。ここ4、5年で売り上げが急増しており、ライン増設に向けて新工場の用地を神戸で探していた。増産規模は来春までに詰めるという。

 取得した用地には空きスペースがあり、今後、伊藤園が工場新設を含め活用を検討する。

 同団地内では、04年に物流拠点を設けたコーナン商事(堺市)に次ぐ規模となる。(石沢菜々子)

1060チバQ:2012/01/18(水) 23:11:37
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120117/bsc1201170500001-n1.htm
アサヒ飲料、地道な努力で躍進 清涼飲料業界の再編誘発も (1/3ページ)
 国内清涼飲料市場の勢力図が変化の兆しをみせている。市場が低迷する中で、昨年はアサヒ飲料の大幅な販売増が目立った。市場シェアはキリンビバレッジを抜いて業界4位に浮上した。今年はシェア10%到達を目指し、3位伊藤園を射程にとらえる。シェア3割を占める日本コカ・コーラグループ、サントリー食品インターナショナルの2強の牙城を揺るがせるか。

 「各社とのちょっとした差をどのように価値に結びつけられるかが重要だ」。アサヒ飲料の菊地史朗社長は、市場全体が伸びない中で、昨年の販売量が前年比8.7%増と好調だった背景について、華々しいヒット商品や大規模な投資などが理由ではなかったと説明する。

 同社の主力商品は、炭酸飲料「三ツ矢サイダー」、ブレンド茶「十六茶」、缶コーヒー「ワンダ」の3本柱。コカ・コーラやサントリー食品の「ペプシ」など世界的にブランド力の高い商品には及ばない。100万台近くの自動販売機を持つコカ・コーラグループのような圧倒的な販売網もない。

 それでも、基幹商品の販売底上げを目指し、販促活動に工夫を凝らした。十六茶については、朝購入した商品を職場で長い時間をかけて飲むニーズがあることを受け、昨年2月に常温での味を改善するなどリニューアルし、前年を1割超上回る販売増だった。ワンダは昨年、CMキャラクターに人気アイドルグループの「AKB48」を起用。缶コーヒーの主な購買層である30〜40代の男性だけでなく、幅広い層に訴求し、やはり1割近く販売を伸ばした。

 販売現場でも地道な努力を積み重ねた。東日本大震災後、買いだめや供給網の混乱で、取引先から「商品をまわしてほしい」という要望が殺到。菊地社長は社員に向けて、「丁寧に、丁寧に、丁寧に対応してくれ」と繰り返した。

 工場が兵庫県や静岡県にあって難を逃れたことや、2010年に買収したブランド「六甲のおいしい水」の在庫を震災直前の2月に増やしていたことも幸いし、需給調整が比較的順調に推移した。

 激烈なシェア争い さらなる再編も

 この結果、昨年のアサヒ飲料の販売量は1億7275万ケースと、1億7024万ケース(前年比1%減)のキリンビバレッジを初めて上回った。それでも、菊地社長は「12年はまたゼロからのスタート」と気を引き締める。

 アサヒ飲料は00〜02年に3期連続の最終赤字になるなど不振を極めたが、03年からの荻田伍(ひとし)社長時代に、基幹ブランドに経営資源を集中させるといった改革を進めて赤字体質からの脱却に成功し、昨年まで9年連続販売増となった。

 ただ、もともと競争の激しい業界だけに、前年の好調を続けられるかは未知数。飲料業界のシェアは首位の日本コカ・コーラが3割程度、これを追うサントリー食品が約2割。伊藤園、キリン、アサヒが1割前後で3位集団を形成し競っている。

 アサヒ飲料の今年の販売計画は未公表だが、引き続き増加を見込むのは確実。ただ、アサヒに抜かれたキリンビバレッジも黙ってはいない。同社の前田仁社長は16日の会見で、昨年の劣勢について「値引き販売などで数量を追いかけないようにしている。ただ、シェアにお客の支持が反映されることを思えば、営業や販売活動の努力不足だった」と振り返った上で、今年は新商品投入や販促活動の強化で9%増の大幅な数量増を目指すとしている。市場全体の大幅な伸びが見込めない中で、必然的にシェア争いは激烈を極める。

 業界再編もくすぶる。アサヒがハウス食品から水事業を買収したのに続き、昨年はサッポロホールディングスがポッカコーポレーションを買収するなど再編が加速した。アサヒが今年もシェアを伸ばせば、ライバルを刺激し、さらなる再編を誘発する可能性もある。(高橋寛次)

1061チバQ:2012/01/18(水) 23:12:30
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120111/bsc1201112257023-n1.htm
“スーパードライ”似のノンアルめぐり場外戦? アサヒ、誤飲の可能性で波紋2012.1.11 22:53

 アサヒビールが2月に発売するノンアルコールビール「ドライゼロ」の名称や缶のデザインが、同社の主力ビール「スーパードライ」に酷似し、誤飲が起きる可能性があるとして、業界内で波紋を呼んでいる。

 キリンビールの松沢幸一社長は11日の会見で、「未成年の飲酒や誤飲による飲酒運転につながりかねない」と他社商品に異例のコメント。サントリー酒類も、「これまでの(誤飲防止などへの)業界の努力を無にするものだ」(仙波匠常務)と批判を展開した。

 ビール業界などでは、「お酒」のマークを目立つように入れるなどの自主規制をしている。アサヒの小路明善社長は10日の発表で、「スーパードライとは切り離した商品」と強調したが、ノンアルコールは業界でも少ない成長分野だけに、“場外戦”の様相になっている。

1062荷主研究者:2012/01/22(日) 14:28:56
>>1060
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111227-00015485-diamond-bus_all
2011年12月27日(火)8時30分配信 ダイヤモンド・オンライン
清涼飲料業界に異変アサヒ飲料が業界4位に躍進

 飲料業界の下位集団の“常連”だったアサヒ飲料が気を吐いている。

 震災で自社工場や包材工場が被災した影響で、11年1〜11月の累計売上高が業界全体で前年同期比1%増に留まったのに対し、同社は8%もの伸びを記録したのだ。

 アサヒ飲料といえば、10年前には3年連続の赤字に沈み、事業売却すらも噂にのぼる飲料業界の弱小企業でしかなかった。6年前、たった6.8%しかなかった業界シェアは二ケタの10%に乗り、11年6月末時点でキリンビバレッジを抜いて4位に浮上。2011年12月期の通期業績も、売上高営業利益ともに過去最高を達成する見込みだ。

 「“三本柱”に経営資源を集中したことが奏功した」。菊地史朗・アサヒ飲料社長は躍進の理由を語る。

 三本柱とは、缶コーヒー「ワンダ」、ブレンド茶「十六茶」、「三ツ矢サイダー」などの透明炭酸飲料である。同社の売上高の60%前後を占めるこの3ブランドに、営業活動や広告宣伝など経営資源を集中した。缶コーヒーでは、弱かった若年男性層の開拓を狙ってAKB48をテレビ広告に起用するなどしてシェアを伸ばした。

 その結果、11年1〜11月の累計売上高は、ワンダで前年同期比107%、十六茶で同112%、透明炭酸飲料で同105%の伸びを示した。飲料業界では、震災対応で伸びたミネラルウォーター以外のカテゴリーが伸び悩む企業が多いなか、主力のカテゴリーの全てで伸びた同社は際立っている。

 さらに、新カテゴリーの後押しも効いた。アサヒ飲料は10年7月にハウス食品から「六甲のおいしい水」のブランドと生産施設を買収。買収前には3.6%しかなかったミネラルウォーター市場のシェアは、これで一気に10.2%にまで伸びた。

 100年以上の歴史を持つブランドの“再開発”も効いた。もともとアサヒビールが料飲店向けに卸していた業務用炭酸飲料のウィルキンソンを、量販店向けにペットボトル化して販売したところ、「店でしか飲めなかったウィルキンソンが手軽に味わえる」と評判になり、売上げは前年比64%増となった。

 「12年は売上高を4%伸ばして年間シェアで10%台を確保する」と菊地社長は意気込む。

 飲料業界は、首位の日本コカ・コーラグループが約30%、2位のサントリー食品が約20%のシェアを確保する2強の状態で、10%前後のシェアを握る3位の伊藤園、4位のアサヒ飲料、5位のキリンビバレッジが混戦を繰り広げている。

 果たしてアサヒ飲料はこの混戦から抜け出すことができるか。追われる伊藤園も追うキリンビバレッジも当然、対策を打ってくるだろう。数年前の「茶飲料」のような大ヒットカテゴリーの誕生は期待できない。決定打がないなか、12年も飲料メーカーの乱戦模様は続きそうだ。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

1064とはずがたり:2012/01/23(月) 10:33:28
>>1061

アサヒ、「麦汁なし」のノンアルコールビール
http://www.asahi.com/business/update/0110/TKY201201100517.html

写真:アサヒビールが発売する「アサヒドライゼロ」拡大アサヒビールが発売する「アサヒドライゼロ」

 国内ビール販売首位のアサヒビールは10日、2月に新しいノンアルコールビールを発売すると発表した。国内全体ではこの3年で10倍にも増えたのに、アサヒは全体の2%ほどしかなく、大手4社で最下位。新商品をきっかけに立て直そうとしている。

 ビールは麦汁を発酵させてつくる。このため、各社はノンアルコールでも麦汁を使って味をつけてきた。

 一方、アサヒが2月21日に発売する「ドライゼロ」は、水あめなどの糖類を中心に味つけしている。池田史郎・マーケティング本部長は「麦汁の余分な甘みがなくなり、よりビールに近づいた」。年間300万ケース(1ケース大瓶20本換算)の販売をめざす。

1065とはずがたり:2012/01/23(月) 10:36:55
>>1060,1062
やるなぁ,アサヒ。
スーパードライで見せる販売力がソフトドリンクに生かされてない印象だったけどキリンビバレッジを抜くとはなかなかの快挙ではないか。
六甲の美味しい水も買収してたんですなぁ。

1066荷主研究者:2012/02/01(水) 00:10:42

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120111/bsc1201110503006-n1.htm
2012.1.11 05:00 Fuji Sankei Business i.
女性引っ張る「豆乳3次ブーム」 11年の国内生産量22万キロリットル

 健康飲料として人気の豆乳が、「第3次ブーム」に沸いている。果汁入りをはじめ、商品も多様化し、国内生産量は昨年、過去最高の約22万キロリットルを記録。中高年層に加え、女性ファンも急増し、業界最大手のキッコーマンが年内に生産態勢の強化に乗り出すなど、ブームはさらに広がる見通しだ。

 大手スーパーのイトーヨーカドーは、豆乳商品の売上高が昨年末で前年同期比20%も伸びた。売れ筋は果汁入りなどの飲みやすい商品で、「抹茶」「おしるこ」味なども人気だ。飲みやすくなり、牛乳に比べて「低カロリー、高タンパク」というイメージから消費を拡大している。

 日本豆乳協会によると、昨年1年間の豆乳の国内生産量は、これまでのピークだった2005年の21万7000キロリットルを上回り、今年は23万キロリットルを予想する。豆乳業界最大手のキッコーマン飲料の重山俊彦社長は「団塊世代の高齢化で健康志向の消費層が広がった」とみる。

 女性ファンも増えている。同社の調査では、都内主要駅の自動販売機で朝、夕、夜の1日3回、女性による豆乳の購買ピークの時間帯があるという。

 豆乳は、栄養過多の日本人の食生活の改善の必要性が指摘された1979年に、パック飲料として商品化された。05年頃にはテレビ番組などで、健康に良いとされるイソフラボンなどの成分の効能がPRされ、第2次ブームを呼んだ。

 ただ、調整豆乳が中心で、大豆独特の青臭さに抵抗感を持つ人も多く、メーカー各社は豆乳に油脂や果汁、砂糖などを加え、飲みやすくした商品の開発に力を入れた。品数が増え、小売店に専用コーナーが設けられるようになり、人気が定着した。

 キッコーマン飲料によると、豆乳を月に1回以上飲む人のうち、毎日飲む人は14%を占めるという。同社はこうした継続飲用者を増やすとともに、「豆乳鍋」や「豆乳ラテ」など、消費を広げる取り組みも家庭や外食チェーン向けに進めている。(藤沢志穂子)

1067荷主研究者:2012/02/01(水) 00:11:54

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120112/bsc1201120502002-n1.htm
2012.1.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒが2年連続首位に 2011年のビール類出荷量

 2011年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)出荷量で、アサヒビールがキリンビールを上回り、2年連続の首位となる見通しになった。11日までに両社が発表した販売数量は、アサヒが前年比3%減の1億6610万ケース(1ケース=大瓶20本換算)、キリンは5.7%減の1億6030万ケース。12年の販売目標については、アサヒが3年ぶり、キリンは5年ぶりに前年比プラスを目指しており、競争の激化は必至だ。

 11年は市場の縮小傾向に、東日本大震災が追い打ちをかけた。ビールについてはアサヒが4.6%減、キリン4.7%減と下げ幅が拮抗(きっこう)。キリンがシェア首位の第3のビールで2.9%減の5680万ケースとなった一方、アサヒは6.9%増の3890万ケースと追い上げたことが勝敗を分けた。

 12年については、アサヒが0.5%増、キリンは2%増の販売目標を設定した。両社とも市場全体は1〜2%のマイナスとみており、他社のシェアを奪わないと達成できない計算だ。

 アサヒの小路明善社長は「(主力ビールの)『スーパードライ』で初の派生商品を発売するなど、酒類の新しい価値を提案する」と強調。年明けから契約社員などが所属する営業専門の新会社に本社の営業マンを移し、地域に密着した営業力を強化するキリンは、「第3」の販売を1割超伸ばす目標を掲げており、食卓での需要に着目した新商品「麦のごちそう」を2月に発売する。(高橋寛次)

1068荷主研究者:2012/02/01(水) 00:12:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120112/bsc1201121254005-n1.htm
2012.1.12 12:51 Fuji Sankei Business i.
伊藤園、昨年の清涼飲料販売量が過去最高

 伊藤園は12日、2011年の清涼飲料の年間販売量が前年比2%増の1億9630万ケースで、過去最高を更新したと発表した。主力のロングセラー商品「お〜いお茶」が堅調に推移したほか、新たに投入した高機能茶飲料などが人気を集めた。

 日本茶は2%増の1億1670万ケース。「お〜いお茶」が累計販売量200億本(500ミリリットルペットボトル換算)を突破するなど消費者から支持された。

 また、コレステロールや脂肪の吸収を抑えるカテキンを含む「2つの働き カテキン緑茶」が発売4カ月で年間販売目標の8割を上回るなど好調で、「天然ミネラルむぎ茶」も販売量を伸ばした。

 野菜飲料は13%増の2610万ケースと大幅増。まとめ買い需要に対応したケース販売が伸長した。

 コーヒーは3%減の950万ケースで紅茶は2%増の810万ケース。炭酸やミネラルウオーターなどは2%増の1400万ケースだった。

1069チバQ:2012/02/12(日) 20:46:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000228-yom-bus_all
外食自粛が追い風に?…サントリー過去最高益
読売新聞 2月12日(日)19時9分配信

 ビール大手4社の2011年12月期連結決算が、出そろった。

 東日本大震災後の宴会自粛ムードの影響などで、ビールの比重が高いキリンホールディングスが苦戦する一方、家庭向けの「第3のビール」や飲料水などを得意とするサントリーホールディングスは、売上高と税引き後利益で過去最高を更新した。

 売上高は、サントリーとサッポロホールディングスの2社が増収、キリンとアサヒグループホールディングスの2社が減収となった。震災後の自粛ムードが長引き、「国内の年間のビール総需要を2〜3%押し下げた」(キリンの三宅占二(せんじ)社長)ことから、飲食店での需要が多いビールの上位2社が売り上げを減らした。

 一方、サントリーは「金麦」などの「第3のビール」や「ストロングゼロ」などの缶チューハイ類が伸び、ビール・洋酒類が前期比2・4%増となった。外食の自粛で自宅で飲む人が増えたことが要因だという。震災の影響で「サントリー天然水」も大きく伸びた。

1070荷主研究者:2012/02/21(火) 23:20:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004758534.shtml
2012/01/21 10:29 神戸新聞
フジッコ、北海道に新工場建設へ

 総菜メーカーのフジッコ(神戸市中央区)は20日、煮豆などを製造する工場を北海道千歳市に建設すると発表した。投資額は土地代を含め約23億円。既存の工場が手狭になっているためで、新たな拠点を原料の主な産地に設けることにした。

 新工場は、鉄筋コンクリート造りの平屋で、床面積は約5千平方メートル。今年4月に着工し、12月の稼働を目指す。地元産の原料を使った水煮豆、ヨーグルトを生産する。

 同社の製造拠点は、子会社も含めて計9カ所。しかし、いずれも手狭になっている上、消費地に近い関西と関東地域に立地が集中しており、災害リスクを分散する観点から、北海道での建設を決めた。

 主力商品の煮豆と昆布つくだ煮の原料は多くが北海道産という。現地に拠点を置くことで、将来的には「北海道」を前面に打ち出した商品づくりで差別化を図る考えだ。

 同社は工場の刷新を進めており、昨年4月には老朽化した西宮工場(西宮市)を閉鎖、鳴尾工場(同市)に新棟を設けて生産を移管している。

(井垣和子)

1071荷主研究者:2012/02/23(木) 00:51:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120128t12008.htm
2012年01月28日土曜日 河北新報
仙台工場完全復旧へ 瓶ビール生産を2月再開 キリン

 キリンビールは27日、東日本大震災で被災した仙台市宮城野区の仙台工場で、瓶製品の製造を2月中旬に再開する計画を明らかにした。被災で一時生産停止に追い込まれた同工場は、瓶製品ラインの再稼働により生産機能が完全に回復する。

 仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台で、この日開かれたグループの東北エリア2012年事業方針説明会で、横田乃里也仙台工場長が発表した。瓶製品ラインでは主力の「ラガー」「一番搾り」から生産を始める。

 横田工場長は「瓶製品のライン再開で生産面の復旧は一区切り。設備の耐震補強、防災対策も3月末までに終わらせる」などと述べた。

 仙台工場は震災後、仕込みと缶製品の生産ラインの復旧を急ぎ、昨年11月に出荷を再開した。ことし3月末までに震災前の生産規模に戻る見通し。

 説明会の席上、キリンビールの松沢幸一社長は「12年は5年ぶりに前年を上回る販売目標を立てた。東北復興と日本全体の活力の一翼を担いたい」と話した。

1072荷主研究者:2012/02/26(日) 17:04:24
>>868
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20120125/706452
2012年1月25日 下野新聞 朝刊
キリンビール、栃木工場跡売却進まず

 キリンビールマーケティング栃木支社の南秀明支社長は24日、一昨年秋に操業を終えたキリンビール栃木工場跡地(高根沢町花岡)について、「売却先はまだ決まっていない」と明らかにした。同日、県庁で2012年事業方針発表会を開いた。

 旧栃木工場はビール需要低迷による生産効率化のため、2010年10月で閉鎖された。敷地面積は約30ヘクタール。2011年に入り、解体工事が行われていた。

 南支社長は「建物は年末までにすべて取り壊され、現在は更地になっている」と説明。グループ会社が管理しているという。跡地利用については「製造業を中心に打診している。問い合わせもあるが、具体的に交渉が進んでいることはない」と述べた。

 キリンは昨年、東日本大震災で仙台工場などが被災し、販売実績は前年より5・7%減少した。南支社長は「本県の減少幅は、全国平均よりも少ない。工場がなくなったから、支持を落としたことはない」と、工場閉鎖の影響を否定した。

1073荷主研究者:2012/02/26(日) 18:36:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004790679.shtml
2012/02/04 08:30 神戸新聞
兵庫、日本一酒どころ 県別売上高シェアトップ 

 兵庫県内にある日本酒メーカーの2010年度売上高合計が1152億3400万円となり、全国シェア36・4%で全国トップだったことが信用調査会社の東京商工リサーチ(東京)の調査で分かった。灘五郷を擁する兵庫は依然、「日本一の酒どころ」。しかし、前年度比4・1%減と減少傾向に歯止めが掛からず、「新しい飲み方の提案など再生の手だてが必要」と提言している。

 同社データベースにある日本酒メーカー523社を初めて分析した。

 都道府県別のメーカー数では新潟が41社でトップ。以下、山形、福島、長野と続き、兵庫は25社で5位。企業別の売上高では、白鶴酒造(神戸市東灘区)や大関(西宮市)、日本盛(同)、菊正宗酒造(神戸市東灘区)など兵庫の大手が上位10社にそろう。

 全国でみても7割の企業が減収。日本酒業界の苦境が浮き彫りとなっている。(井垣和子)

1074荷主研究者:2012/03/04(日) 13:28:50

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/02/10/new1202102101.htm
2012/02/10 21:12 デーリー東北
合同酒精、八戸工場での酒類生産中止

 オエノングループの合同酒精(東京)が、八戸市城下2丁目にある八戸工場での酒類生産を今春で中止することが10日までに分かった。グループ全体の体制見直しの一環で、酒類生産は他工場に移管、統合する。八戸工場は酵素医薬品製造がメーンとなり、操業は継続する。

1075荷主研究者:2012/03/31(土) 17:14:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120209t55011.htm
2012年02月09日木曜日 河北新報
北日本くみあい飼料 東根に飼料中継基地 7日分備蓄へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/20120208024jd.jpg
災害時に向け十分な飼料備蓄量が確保できる新しい中継基地

 東北一円をカバーする全農系の家畜用飼料製造・販売会社「北日本くみあい飼料」(仙台市)が、東日本大震災の教訓を踏まえ、山形県内の飼料備蓄量増強のため東根市内に建設していた飼料保管用の中継基地が完成し、竣工(しゅんこう)式が8日現地で行われた。

 中継基地は、面積1400平方メートルの倉庫2棟と、隣接地に設けた500平方メートルの屋根付きスペースなどで構成される。山形県内の中継基地では最大の県内向け飼料7日分(1050トン)の備蓄能力があり、山形市にある従来の中継基地の保管容量(4〜5日分)よりも2、3日分多い備蓄が可能になった。

 震災では、石巻市と八戸市にある同社の飼料工場がともに被災。山形県内の畜産農家は石巻工場から飼料の供給を受けていたため、「供給が滞り、大きな影響を受けた」(全農山形)という。

 八戸工場は昨年3月末、石巻工場は5月に部分復旧し、それぞれ、災害発生時も7日間程度で操業再開できる対策が講じられた。

 山形県内でも災害時に対応した飼料供給体制が整ったことになり、同社の斎藤吉則社長は「新しい中継基地は大災害時でも十分な在庫を確保でき、飼料工場と山形の農家をより近く結びつけられる」と語った。

http://yamagata-np.jp/news/201202/09/kj_2012020900373.php
2012年02月09日11:14 山形新聞
JAグループの会社、家畜飼料施設を拡充 山形から東根へ移転、震災教訓安定供給へ保管量増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img_2012020900222.jpg
北日本くみあい飼料山形営業所の新たな倉庫。家畜用飼料の常時保管量を7日分に拡大した=東根市蟹沢

 飼料の製造販売を担うJAグループの北日本くみあい飼料(仙台市)が東根市蟹沢に新たな大型保管施設を整備し、8日に現地で竣工(しゅんこう)式を行った。同社山形営業所をこれまでの山形市松原から同所に移転。昨年3月、東日本大震災の発生で家畜用飼料の県内供給が一時滞った事態を受け、牛や豚などに与える配合飼料の常時保管量を3日分から7日分に拡大し、緊急時に備えた安定供給体制を強化した。

 同社は青森県八戸市、宮城県石巻市の2カ所に製造工場を所有。東北各地に飼料を保管する中継基地を置き、畜産農家に供給している。本県には最上地域から置賜地域までをカバーする山形営業所と、庄内地域を対象にする庄内事業所を置く。

 東日本大震災に伴い、本県を含む南東北に製品を送る石巻工場が稼働できない状態に陥った。山形市松原の倉庫に常時保管していた3日分の飼料約450トンが底を突いて以降は、陸路で新潟県や群馬県、海路で北海道などから調達。十分な量の飼料が入手できない畜産農家に不安が広がった。

 東根市の新たな保管施設は、1万平方メートルの敷地に倉庫2棟を整備。同社が東北各地に置く25カ所の保管施設の中で最大規模となり、年間取扱量は約4万5000トンになる。緊急時に対応するため、7日分の製品を常時保管する。

 同日の竣工式で、斎藤吉則社長は「山形の新たな中継基地建設は3年ほど前から計画があったが、震災の影響で遅れた。(新施設の完成で)非常事態にも対応していく」とあいさつした。

1076荷主研究者:2012/03/31(土) 17:33:37

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202090022/
2012年2月9日 神奈川新聞
雪印メグミルクが新工場を建設へ、投資額80億円/海老名

 雪印メグミルクは9日、海老名市の海老名工場に、牛乳や乳飲料、果汁などのチルド飲料を生産する新工場を建設すると発表した。首都圏のチルド飲料の生産機能を集約するもので、投資額は80億円。2013年度下期に稼働する。

 稼働に伴い、「メグミルク」ブランドのチルド飲料を生産している東京都日野市と千葉県富里市にある工場を閉鎖する。効率化を図ることでチルド飲料の事業強化を進める狙いがある。

 同社は海老名工場を首都圏での飲料・デザート類事業の基幹工場と位置付けており、製造設備の更新など第1期の設備投資を進めている。チルド飲料の新工場は第1期投資が終了する13年3月に着工する予定。

1077荷主研究者:2012/03/31(土) 18:53:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202110030.html
'12/2/11 中国新聞
ヤクルト福山、10月に閉鎖

 乳製品製造のヤクルト本社(東京)は、福山工場(福山市神村町)の生産移管計画で、同工場の10月の閉鎖を決めた。ヤクルト原料液とヨーグルト製品の生産は、兵庫県三木市に建設中の新工場へ全て移す。

 福山工場は1968年操業。敷地1万3365平方メートルで、工場は延べ2682平方メートル。施設の老朽化が進み、敷地拡張が難しいことから閉鎖を決めた。

 同工場の2010年度の生産実績は原料液1100万リットル、ヨーグルト「ソフール」1780万個。社員49人をはじめ従業員62人が勤務し、希望者は他工場へ配置転換する。

 来年初めの本格稼働を予定する兵庫三木工場は、今夏から段階的に生産を始める。福山工場の田篭恵工場長は「新工場の稼働状況をみながら、福山工場の生産量を段階的に絞っていく」と説明する。

 年間約1万人を受け入れる福山工場の見学は、ことし5月末まで応じる。工場跡地は売却する方針という。

 同社は09年1月、兵庫三木工場の新設決定に併せて、国内工場の再編計画を発表。福山、静岡、京都、熊本の4工場は閉鎖する方針を示していた。

【写真説明】10月の閉鎖が決まったヤクルト本社の福山工場

1078荷主研究者:2012/03/31(土) 19:13:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120216t12005.htm
2012年02月16日木曜日 河北新報
キリン仙台工場、完全復旧 瓶ビール製造ライン稼働

製造を再開した瓶製品のライン

 キリンビールは15日、東日本大震災で大きな被害を受けた仙台工場(仙台市宮城野区)で瓶製品の製造を再開した。缶製品のラインは既に稼働しており、震災から11カ月余りで全ての生産機能が復旧した。

 横田乃里也工場長は工場内で記者会見し「多くの支えと励ましでここまで来られた。より効率的なビール造りを進め、被災地支援にも取り組んでいく」と述べた。

 製造を始めたのは「一番絞り」「ラガー」の2種類の瓶ビール。肩ラベルは「元気!東北 仙台工場謹製」とデザインした。デザイン瓶は3月上旬までに7万3000ケース(1ケースは大瓶20本換算)を製造し、新潟を含む東北7県で販売する。早ければ今月下旬には店頭に並ぶという。

 缶ラインを含む生産量は年約16万キロリットルで、東北7県の市場規模に合わせ震災前の19万キロリットルから縮小する。従業員は震災前の約200人を維持する。

 完全復旧に併せて緊急地震速報システムも導入。津波避難ビルに指定されている事務所棟などには、水や食料など700人、2日分を備蓄した。4月には貯蔵タンクの耐震補強も終える。復旧、整備費は総額約61億円。

 今後は被災した周辺小学校の運動会の会場として、グランドや体育館を開放するなどし、地域との関わりを深める。

 仙台工場は津波の直撃を受けて生産を一時停止。缶製品は昨年10月に製造を再開し、11月から出荷している。

1080荷主研究者:2012/03/31(土) 19:28:17

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20120214/721551
2012年2月15日 下野新聞 朝刊
ゼンショー、小山東工業団地に進出へ

 牛丼チェーン「すき家」などを展開する外食大手のゼンショーホールディングス(東京都港区)が11月、小山東工業団地(小山市延島)で食品製造工場を稼働させる。鯉沼工業(同市神鳥谷4丁目、鯉沼利勝代表)が14日、小山市土地開発公社と土地売買の正式契約を締結。工場を建設した上で、土地とともにゼンショーに賃貸しする。同工業団地への企業進出は2件目。

 用地は工業団地中央の1区画約8435平方メートル。分譲価格は約1億5520万円。3月に着工する工場は、鉄骨一部2階建てで延べ床面積約4413平方メートル。建設費は約6億円、ゼンショー側の設備投資は約4億円。

 ゼンショーは1年間にカット玉ねぎ4250トン、白菜漬け2125トン、カット野菜1千トンの生産を計画。「すき家」のほか、ファミレスチェーン「ココス」など北関東、東京都内の店舗に提供する。

 工場では当初、社員9人、パート225人を雇用。パートは全員を地元で新規採用する。

1081荷主研究者:2012/03/31(土) 19:30:53

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13292297598150
2012年2月15日(水)茨城新聞
雪印メグミルク、阿見の新工場着工 年5万トン乳製品生産

【写真説明】阿見町東部工業団地に着工した雪印メグミルク新工場のイメージ

 乳製品製造メーカーの雪印メグミルク(東京)が阿見町星の里の阿見東部工業団地に建設を計画している新工場の起工式が14日、現地で開かれた。新工場は同社のプロセスチーズとマーガリン製品の製造を担い、年間で計約5万トンを生産する。国内最大規模の基幹工場として、2014年後半にも全ラインを稼働させる予定。

 起工式で、中野吉晴社長は「新工場を起点に全国の消費者に製品をお届けする」と首都圏に近い立地を強調。さらに、海外から輸入するマーガリンの原料輸送についても、将来的に県内港湾の活用を示唆した。

 新工場には原料や製品を保管する倉庫機能を併設。原材料の調達から生産、物流に至るまでを一貫して取り組む次世代型食品工場として構築。生産や物流コストの効率化を推進し競争力強化を図る。

1082荷主研究者:2012/04/08(日) 14:53:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120217/bsc1202171007010-n1.htm
2012.2.17 10:05 Fuji Sankei Business i.
トマトジュース「店頭から消えた」 “メタボ効果”研究発表でカゴメ株価も急騰

 インフルエンザの予防効果があるとされるヨーグルトが品切れ状態だが、今後はトマトが注目されている。メタボリック症候群の改善に有効という研究発表を受け、売り上げが好調で、ジュースも通常の3倍以上の売れ行きで品切れも相次いでいる。カゴメの株価は16日も昨年来高値を更新するなど、真冬のトマトブームが起きている。

 トマトの脂肪燃焼効果は、京都大などの研究グループが10日付の米オンライン科学誌に掲載。メタボは中性脂肪が増加する脂質異常が一因だが、研究グループはトマトのジュースや果実から、脂肪を燃焼させる遺伝子を活性化する新成分を発見した。

 これが先週末に報じられると、店頭ではトマトやトマトジュースの売れ行きが上昇。千葉県内のスーパーでは「品切れになった」(県内の主婦)。

 カゴメによると、「店頭で通常の3倍以上の販売量で、それ以上の発注が来ている。商品によっては品切れになっているものもある」(広報グループ)。いつ、どのぐらい飲めばいいのかという問い合わせも相次いでいるという。ただ、製造工程上、一気に増産するのは簡単ではないという。

 株式市場も反応し、16日のカゴメの株価は8営業日続伸。1606円の昨年来高値を更新する場面もあった。

1083荷主研究者:2012/04/08(日) 14:55:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120218/bsc1202180502008-n1.htm
2012.2.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
発泡酒“落日”、薄れる存在 第3・ノンアル台頭で販売量3分の1に

 ビールを下回る価格で一世を風靡(ふうび)した発泡酒の存在感が薄らいでいる。ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)に占める割合は2002年に37.2%あったが、11年は15.4%と半分以下に落ち込んだ。後から登場した第3のビールに低価格のお株を奪われたほか、ビール各社が利益率の高いノンアルコールのビール風味飲料などに力を注いでおり、10年4月以降、新製品が出ていない。一定の愛飲者を持つブランドを持つ各社は撤退を否定するが、活性化が望めない状況に陥っている。

 ◆全社マイナス

 今月相次いだビール大手の11年12月期決算発表。豪州事業が不振だったキリンホールディングス以外の3社が営業増益を確保したが、国内事業に貢献したのは、前年比で市場が2割成長したノンアルコールのビール風味飲料など。各社の首脳は、発泡酒について触れることはほとんどなかった。

 発泡酒の11年の販売量は13%減の86万キロリットルで、最盛期の約3分の1に減った。大手4社の今年の販売計画も、全社が前年比マイナスを見込む。

 減少率はキリンビール3.8%、アサヒビール12.1%、サッポロビール18.5%、1994年に他社に先駆けて発泡酒を生み出したサントリー酒類にいたっては40.3%と、ビール類出荷量に占める発泡酒の割合はわずか1.7%になる計算だ。

 発泡酒にとって代わっているのが、第3のビール。11年の総需要は194.1万キロリットルと5年前より5割以上も増えた。「第3」の躍進の背景には税制がある。発泡酒には税率が2段階あるが、現在主流の商品は麦芽使用率が25%未満で、350ミリリットル当たりの税額は47円。「第3」の28円と比べて約7割も高く、350ミリリットル缶入りの店頭での実勢価格は、発泡酒が160円程度、「第3」が140円前後とくっきり差がついている。

 「第3」には、大豆タンパクなどを原料にしているものと、発泡酒に麦を原料とした蒸留酒を混和させたものがあるが、後者は麦芽使用率50%未満が要件。麦芽の量を基準にすると、一部の「第3」の方が発泡酒よりもビールに近いことになる。

 ◆「機能性」が頼み

 それでも「発泡酒の撤退はない」と各社が口をそろえるのは「各ブランドが一定の固定客を持っており、販促費をかけなくてもある程度は売れる」(関係者)からだ。

 発泡酒全体の7割を占めるキリンの有力ブランド「淡麗」の11年の販売量(派生商品を除く)は約2700万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と前年に比べ4.3%減ったが、ビール類全体でみても「スーパードライ」(アサヒ、ビール)などに次ぐ4番目の多さを誇る。同社マーケティング部の今村恵三主査は「ジャンルで選ぶというよりは『淡麗』というブランドで選んでいただいている」と強調する。ブランドで選ぶ消費者は、嗜好(しこう)や価格を基準にしている傾向が強く、発泡酒だから買う、買わないという行動はほとんどないとみられている。

 また、発泡酒の功績の一つに糖質やカロリーを抑えた「機能性」という市場を創造したことがある。他のビール類に比べて「機能性」を付加しやすく、02年にキリンが発売した糖質70%オフの「淡麗 グリーンラベル」が大きな役割を果たした。ビールでも過去に機能性に着目した商品が出たが定着せず、低価格で気軽に飲める発泡酒の特徴とマッチしたことで、市場ができたようだ。

                   ◇

1084荷主研究者:2012/04/08(日) 14:56:05
>>1083 続き

 ■「低価格競争が経営体力奪う」

 グリーンラベルの販売量は昨年、前年比1.3%増とプラスを確保。担当するキリンの守川斉利主務は「味や、テレビCMで訴えた爽やかなイメージが受け入れられた」と指摘する。アサヒの糖質ゼロの発泡酒「スタイルフリー」も“市民権”を得ている数少ない発泡酒の一つで、昨年の販売量は5.1%増を記録している。「第3」にも機能性を売りモノにする商品が登場し、機能性の競争も勃発しているが、“定番商品”が勝(まさ)った格好だ。

 一方で、発泡酒から「第3」へと細分化されてきたビール類市場について、「市場が縮小する中、低価格帯での競争を余儀なくされ、各社の経営体力を奪う契機になった」との指摘もある。「第3」でトップシェアのキリンでも、11年12月期の国内酒類事業の売上高は、10年前から約2割減った。

 今後も、発泡酒の販売量は減り続ける見通しだ。ただ、酒税の税制改正は毎年のように俎上(そじょう)に上がる。03年の発泡酒増税を受けて「第3」が生まれたことを考えると、今後も税制改正などによって、ビール類の各ジャンルの栄枯盛衰が繰り返される可能性がある。(高橋寛次)

1086荷主研究者:2012/04/08(日) 16:50:24

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120301/bsc1203010501002-n1.htm
2012.3.1 05:00 Fuji Sankei Business i.
ネスレ日本、「新調味料」販売へ参入

 ネスレ日本(神戸市)は29日、調理の手間を省力化する調味料の販売など新規分野への参入を柱とした、2012年の事業戦略を発表した。少子高齢化や単身世帯の増加をにらみ、オーブン調理の省力化を図れる調味料のほか、高齢者向け液体サプリメントなどの販売を新たに始める。高岡浩三社長は「新たな分野を開拓し、拡大すればトップシェアを維持できる。成長が大きくは見込めない日本の戦略は今後、世界の成熟市場でのモデルになる」と説明した。

1087荷主研究者:2012/04/15(日) 23:18:21

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120304301.htm
2012年3月4日03時14分 北國新聞
閉鎖後の活用「不透明」 キリン北陸工場

 工場閉鎖をめぐって北陸の自治体や業界関係者が気をもんでいる。白山市のキリンビール北陸工場は撤退から今月で1年半。リクシル(東京)が新日軽から引き継いだ高岡工場(高岡市)は、閉鎖が延期となってから1年を迎える。それぞれ跡地利用、存続時期は未定で、地元経済への影響も懸念される。(牧内祐希、藤岡尭)

 兼六園の約1・4倍に当たる面積約14万7千平方メートルのキリンビール北陸工場跡地。白山市竹松町の現地を訪ねると、緑色の柵越しにだだっ広いさら地が広がっていた。霊峰白山の伏流水で製造したビールを積んだトラックが行き交った道路は残っているが、工場やレストランがあった場所には砂利が敷かれ、一抹の寂しさを感じる。

 キリンホールディングス(東京)が北陸工場を閉鎖したのは2010年9月。不動産を扱う子会社キリンビジネスエキスパート(同)が跡地の売却交渉を続けているが、「売却先は決まっていない。交渉相手の社名は聞いていない」(キリンビール広報)との回答だった。

 広報担当者は、地元白山市の要望と同じく「製造業の誘致を進めたい」と話す。余剰地ができる恐れから「一括売却が望ましい」とも付け加えた。

 北陸工場と同時に閉鎖が決まった栃木工場も売却先が決まっていないという。過去の例では、広島工場は閉鎖6年後に賃貸で商業施設が開業、群馬県の高崎工場は7年後に一括売却が決まった。京都工場は10年以上かかって分割売却された。

 白山市によると、1993(平成5)年5月に稼働した北陸工場の市税はピーク時で、固定資産税と法人市民税を合わせて約2億円。撤退後は土地の固定資産税のみで、約1億8千万円の減額となった。約130人を数えた従業員の市民税も影響を受けたとみられ、市税務課は「財政が厳しい中、正直痛い減額」としている。

 地元では、4月の北陸自動車道白山インターチェンジ(IC)の供用開始で交通の便が良くなることもあり、「今年こそは誘致実現を」と期待する声が多い。過去の閉鎖工場のように首を長くして待つしかないのだろうか。周囲にうっそうと生い茂る草木を見ると、早期誘致を願わずにはいられない。

 高岡工場(高岡市本郷2丁目)について、リクシルは長期の存続はないとするが、具体的な閉鎖時期は「確定していない」(広報部)と歯切れが悪い。

 高岡工場は1957(昭和32)年に操業を開始し、現在は住宅向けアルミサッシ用の押し出し形材を生産する。工場に足を運ぶと、大型トラックが往来し、資材を運ぶフォークリフトがひっきりなしに動いていた。閉鎖を控えた工場とは思えない慌ただしさだ。

 工場閉鎖は建物や生産設備の老朽化などのため、2011年9月に予定していたが、建材需要の回復基調を受けて同年3月、延期が発表された。関係者の間では、閉鎖時期を決めきれないのは、タイ洪水が影響しているとみる向きが大半だ。

 リクシルの子会社で、アルミサッシを生産している「トステム・タイ」は、洪水で冠水して昨年10月に操業を停止。グループ全体の約3割を占める生産分は全て国内で代替し、高岡工場でも引き受けている。タイでは2月中旬に生産を再開したが、リクシルによると、本格稼働は当分先になる見込み。

 高岡市内のアルミ関係者はアルミの押し出しなどに使う設備は水に弱く、修繕に時間がかかるとし「あと1、2年は閉められないだろう」と推測する。

 この状況に困惑するのは高岡市だ。高岡工場が閉鎖すれば、契約社員約170人の雇用 が宙に浮く。跡地利用も重要な問題で、市は「方針を早く示してほしい」(産業企画課) と訴える。

 リクシルは小矢部工場(小矢部市)を増設し、アルミサッシ建材の生産を強化する方針 を打ち出している。これが高岡工場の今後にどう影響するかは不明だが、将来的な小矢部 工場への機能集約に向けた布石とも考えられる。

 半世紀以上続いた工場の閉鎖は、高岡を支えてきたアルミ産業の斜陽を象徴する出来事 だ。地元に光を残す方策を探ってほしい。

1088荷主研究者:2012/04/22(日) 01:19:55

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020120315ceac.html
2012年03月15日 日刊工業新聞
カゴメ・ミツカン・日清オイリオ、九州7県で共同配送

 カゴメ、ミツカン、日清オイリオグループは14日、4月10日から共同配送エリアに新たに九州7県を加えると発表した。3社が得意先からの受注データを一元化し、運営会社に送信。運営会社はそのデータを元に効率的な配送スケジュールを組み、共同の在庫拠点から共同配送するという仕組みで行う。

 これにより納品ミスを極小化するなど物流品質を向上させる。また納品・待機する車両台数が削減できる点から環境負荷軽減にもつながる。今回のエリア拡大で二酸化炭素(CO2)の排出量を25%削減できる見込み。

 3社は1996年から物流プロセスの向上と環境負荷軽減を目的に東北、甲信越、四国、中国、北陸地区、滋賀県、北海道、静岡県の8エリアで共同配送している。

1089名無しさん:2012/04/22(日) 11:02:09
ヤクルトは関西の工場を閉じて従業員を岡山に配置転換するのですか?
一方では岡山に近い福山の工場を閉じて従業員を関西の三木に配置転換するのですか?
ちょっとマネジメントが下手なのではないでしょうか。
私だったら愛知の工場も含めて西日本一帯を再編します。

1090荷主研究者:2012/04/22(日) 13:43:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120324t12030.htm
2012年03月24日土曜日 河北新報
脂肪酸含む藻類、石巻に培養施設 仙台のベンチャー

 微細藻類の製造、販売を手掛けるベンチャー企業「スメーブジャパン」(仙台市)が宮城県石巻市十八成浜の市有地に藻の培養施設を建設することが決まり23日、市と立地協定を結んだ。

 東北大や石巻専修大と連携し、健康食品や飼料の原料となる脂肪酸を含んだ藻類「ナンノクロロプシス」を生産する。冷水域でより多くの油分を蓄積する性質があることから、バイオ燃料の効率的な生産に向けた研究も並行して進める。

 培養施設の敷地面積は約9000平方メートルで、約2900平方メートルの水槽を備える。6月着工、10月に操業を始める。年間の目標生産量は16トンで、目標売上高は3億2000万円。社員数は7人で、うち5人を地元から採用する。

 市役所であった協定の調印式で、原芳道社長は「着実に研究を進め、石巻発の成功モデルとなりたい」と述べた。亀山紘市長は「将来的な需要増が見込める研究分野。市の産業の復興につながってほしい」と期待した。

1091荷主研究者:2012/04/25(水) 01:01:42

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/33690.html
2012年3月30日 新潟日報
亀田製菓が東証1部昇格へ

食品製造業で県内初

 東京証券取引所(東証)2部上場の亀田製菓(新潟市江南区)は30日、同取引所から4月6日付で1部昇格の指定替えを承認されたと発表した。本県関係企業の1部上場は15社となり、食品製造業では初めて。

 同社は1946年創業。84年に新潟証券取引所に上場し、2000年、新証と東証の合併に伴い、東証2部に上場した。昨年11月に1部昇格を申請し、認められた。

1092荷主研究者:2012/04/25(水) 01:13:28

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120322hhah.html
2012年03月22日 日刊工業新聞
門司港運、北九州・門司に穀物サイロ−飼料受け入れ、15年ぶり再開

 【北九州】門司港運(北九州市門司区、野畑昭彦社長、093・321・3261)は、北九州市門司区に外航船から飼料原料の受け入れ可能な穀物サイロを完成した。米国や豪州などからトウモロコシや大豆かすなどを調達し、年間約16万トンの取扱量を見込む。飼料原料の受け入れ・貯蔵事業は約15年ぶりの再開で、周辺の飼料会社へ販売する。

 飼料原料の受け入れ・貯蔵事業は子会社の門司港サイロ(北九州市門司区)が手がける。2010年に門司港運が51%、兼松が25%、協同飼料が24%出資し、設立した。社長は野畑昭彦門司港運社長が兼務する。

 完成したサイロは主原料となるトウモロコシなどを1万トン、副原料となる大豆かすや菜種かすなどを6000トンの合わせて1万6000トンの収容能力を持つ。

 月一回の頻度で1万2000―1万5000トンの飼料原料を受け入れる。

1093荷主研究者:2012/04/28(土) 14:08:45

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012032622440527/
2012/3/27 0:00 山陽新聞
林原、会社更生手続き終結 弁済率93%、異例の高水準

更生手続きが終結し、今後の経営方針について話す長瀬玲二社長(右)ら

 林原(岡山市北区下石井)は26日、東京地裁から同日付で会社更生手続きの終結決定を受けた、と発表した。事業スポンサーとなった化学品専門商社・長瀬産業(大阪市)からの出融資や、JR岡山駅南土地の売却などにより、総額約1400億円の負債に対し、約1300億円の弁済原資を確保。弁済率は約93%と、更生法下では異例の高水準となり、昨年2月に同法適用を申請して以来、約1年2カ月で裁判所の管理下を離れた。

 長瀬産業の長瀬洋社長、林原の長瀬玲二社長ら6人が同日、岡山市内で会見。管財人の松嶋英機弁護士によると、既に約1250億円は弁済し、残る約55億円も、今夏すぎまでに弁済する見通し。旧経営陣ついては、個人資産の売却などで約50億円の弁済があったことから、「現時点では刑事告訴する必要はないと考えている」とした。

 長瀬玲二社長は、林原の今後の事業展開を説明。岡山を拠点に、主力の機能性糖質・トレハロースなどの海外販売を拡大するとともに、今後5年間で約100億円を投資し、岡山県内の生産拠点や研究開発体制を強化する意向を示した。

1094荷主研究者:2012/04/28(土) 16:02:48

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120405302.htm
2012年4月5日02時31分 北國新聞
20年に売り上げ100億円 富士化学工業、健康食品の抗酸化物質増産

 富士化学工業(富山県上市町)は4日、健康補助食品などの原料である抗酸化物質「アスタキサンチン」の事業説明会を都内で開き、同事業で2020年に100億円の売り上げを目指すことを明らかにした。14年にアスタキサンチンを生産する新工場を設け、生産能力を従来の8倍に引き上げる計画だ。

 アスタキサンチンは体脂肪の増加抑制や眼精、筋肉疲労などへの効果が確認され、欧米やインド、中国などで需要が伸びている。同社によると、世界の需要は10年の2・5トンから20年に15トンに拡大する見通しという。

 同社のアスタキサンチンの売上高は昨年度が20億円で、今年度は28億円を見込む。生産計画では、今年10月までにスウェーデン・ストックホルム郊外にある生産拠点で年間2トンの生産体制を構築する。新工場の整備後は4トンに増やす方針で建設地は検討中という。

 西田光紱社長は、国内外のメーカーがアスタキサンチン入りの飲料や菓子などの開発を進めているとし、「相当な需要が期待できる」と増産に意欲を示した。

 同社は今月1日に日本、米国、スウェーデンの子会社3社の名称を「アスタリール」に統一した。都内での事業説明会は販路拡大を図る狙いで、西田社長は「製造もマーケティングも研究開発も世界一の会社にしたい」と述べた。

1096荷主研究者:2012/04/30(月) 11:45:23

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004965776.shtml
2012/04/12 08:25 神戸新聞
神明が神戸工場を売却 医療用給食大手の子会社に

 米穀卸最大手の神明(神戸市中央区)は子会社が所有する神戸市西区の精米工場を、医療・福祉施設向け給食サービス最大手の日清医療食品(東京)のグループ会社に売却した。神明は12月に広島県内で新精米工場の稼働を予定しており、生産体制を見直した。

 神明が売却したのは子会社神明精米の神戸工場で、売却額は非公表。日清医療食品の子会社、アグリK・C熊本(熊本市)が取得し、今月から稼働している。アグリ社は関西や中部地域で営業を強化しており、今回取得した工場で精米した米を病院や介護施設などに販売する。

 神明は広島県尾道市に約20億円をかけて、年間精米能力3万トンの新工場を建設中。神戸工場は年8400トンで、他工場に比べて小規模のため売却した。同工場の社員約10人は、近隣の工場に配置転換した。(桑名良典)

1097荷主研究者:2012/05/05(土) 00:11:08

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120414/CK2012041402000116.html
2012年4月14日 東京新聞
おかしランド開店 きょう東京駅一番街に 大手製菓3社集結

作りたてのアーモンドチョコが購入できるグリコの店=千代田区丸の内の東京駅一番街で

 大手製菓メーカーのアンテナショップが集まる「東京おかしランド」が14日、JR東京駅八重洲側地下1階の商業施設「東京駅一番街」(千代田区丸の内)にオープンする。江崎グリコ、森永製菓、カルビーの大手3社が出店。不二家も9月2日までの期間限定でショップを置く。ライバル製菓店間の相乗効果で、おいしい成果を上げそう。 (井上幸一)

 グリコは、アンテナ店で初めて、菓子を作る設備を導入した。ガラス越しにアーモンドチョコの製造過程を見ることもでき、作りたてを購入できる。

 森永は、初のアンテナ出店。東京限定のスポンジケーキのほか、キャラクター、キョロちゃんの消しゴム、筆箱、クリアファイルなどオリジナル文具、雑貨も販売する。

 カルビーの店は厨房(ちゅうぼう)を備え、揚げたてのポテトチップスを製造する。新千歳空港(北海道)、原宿に次ぐ直営三号店になる。

 既にキャラクター店、ラーメン店なども集結する東京駅一番街は、おかしランドの開業でますます声価が高まりそう。JR東海の子会社で、一番街を運営する「東京ステーション開発」(千代田区)による五年間の大規模リニューアル工事も完了した。

 地下中央口改札前にあるランドで十三日、内覧会が開かれ、東京ステーション開発は「お菓子は世代や男女を問わず愛される商品。大手メーカーが新しい東京土産を創出する場になればと考えた」と、味な企画の狙いを説明した。

1098荷主研究者:2012/05/05(土) 00:16:17

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120412/bsc1204120502003-n1.htm
2012.4.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
ビール類出荷、1〜3月は0.8%増 震災反動で5年ぶりプラス

 ビール大手各社が11日発表した1〜3月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)出荷量(課税ベース)は、前年同期比0.8%増の8621万9000ケース(1ケース=大瓶20本換算)となり、1〜3月期として5年ぶりのプラスとなった。東日本大震災の反動で、3月実績が大幅に伸びたほか、有力ブランドの刷新などもあり、2010年の1〜3月と比べても0.1%増と、震災前水準を回復した。

 内訳は、ビールが2.5%増と6年ぶりのプラス、発泡酒が8.8%減と9年連続のマイナス。第3のビールは2.9%増で、構成比は1〜3月として過去最高の36.2%(前年比0.7ポイント増)となった。

 メーカー別の市場シェアはアサヒが36.7%で首位。キリンビールが36.0%、サントリー酒類が15.1%、サッポロビールが11.4%などとなっている。11年の年間順位と変動はないが、3月にリニューアルした「ザ・プレミアム・モルツ」が好調だったサントリーは、四半期シェアとしては過去最高となった。

1099チバQ:2012/05/07(月) 23:41:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000735-yom-bus_all
アサヒ、1千億円超でカルピス買収…基本合意
読売新聞 5月7日(月)18時51分配信

 アサヒグループホールディングスは、味の素の100%子会社である飲料大手カルピス(本社・東京都渋谷区)を買収することで味の素と基本合意した。

 8日にも正式発表する。買収総額は1000億円超。アサヒがカルピスの全株式を800億円強で取得し、同社の負債も引き受ける。

 アサヒの清涼飲料部門のシェア(市場占有率)は現在の業界4位から、コカ・コーラグループ、サントリー食品インターナショナルに次ぐ3位に浮上する。味の素はカルピス株の売却資金を、医薬関連を含む原材料部門の強化や、新興国への工場展開などに充てる。

 味の素が2007年にカルピスを完全子会社化した際の同社の時価総額は約1000億円で、ほぼ同規模での企業買収となる。

1100荷主研究者:2012/05/10(木) 00:26:31

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2012/0417/4.html
2012年4月17日(火)山口新聞
畜産用飼料製造事業6月までに廃止 林兼産業の下関工場

 下関市に本社を置く林兼産業(熊山忠和社長)は16日、採算割れが続く下関飼料工場(下関市)での畜産用飼料製造事業を6月までに廃止すると発表した。今後は養魚用飼料の製造・販売に集中する。

 同社で畜産用飼料を製造しているのは下関飼料工場のみ。同工場は1952年の完成当初から畜産用飼料を製造して主に山口・北部九州に出荷してきたが、価格競争の激化などで生産量が年々減少してきた。同社は収益改善が望めないとして事業の廃止を決め、90年代から同工場などで製造を続ける養魚用飼料に集中するとしている。

1101とはずがたり:2012/05/10(木) 09:09:51

「シーチキン」値上げ検討 はごろも、5年ぶり赤字で
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2012050907870.html
2012年5月10日(木)00:48
 はごろもフーズ(静岡市清水区)は9日、2011年度決算が2年連続の減収減益で、5年ぶりの最終赤字(純損失6800万円)となったことを明らかにした。溝口康博社長は「近年で一番厳しい業績。値上げへの理解をお願いするしかない」と語った。

 同社によると、昨年度の売上高は前年度よりさらに17億円(2.2%)減の766億円。キハダマグロやカツオなど原材料の高騰に加え、東日本大震災で仙台市の製缶工場が被災し、一部商品の製造販売ができなかったことが響いた。原材料の高騰は数年前から止まらず、昨春から値上げを検討していたが、震災で見送ったという。今後、ツナ缶「シーチキン」を含めた主力商品の値上げを求め、関係業者と交渉する予定。

 「シーチキンL」(165グラム)の参考小売価格は現在330円。

1102とはずがたり:2012/05/11(金) 09:23:10
なんとヽ(゚∀゚)ノ

「ザクとうふ」大ヒット 予想外の活用法で100万丁達成?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000546-san-soci
産経新聞 5月10日(木)14時21分配信

画像略→販売者サイトはここhttp://sagamiya-kk.co.jp/zaku/
「ザクとうふ」(オープン価格、200円前後)。予想以上のヒットで波紋が広がっている(写真:産経新聞)
 人気アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する戦闘ロボット「量産型ザク」の頭部をかたどった豆腐「ザクとうふ」が大ヒットしている。あまりの人気ぶりに、ガンダムの版権を管理する創通(東京都中央区)が、販売元の「相模屋食料」(群馬県前橋市)に売上数の秘匿を要請。インターネット上では購入者が空き容器の活用法を相次いで生み出すなど、“遊撃戦”が展開されている。

 ザクとうふは、全国のスーパーなどで3月28日から販売を開始。「5千丁売ればヒット」といわれる豆腐業界で初回14万丁を出荷し、約1週間で累計約50万丁を販売した。相模屋食料ではその後の売り上げについて、「勢いは落ち着いてきたが、高い水準で好調に売れ続けている」と説明。大型連休中に100万丁に達した可能性がある。

 ただ、相模屋食料関係者によると、同社とライセンス契約を結ぶ創通が、「売上数を公表すると、創通のもうけが分かって株価に多大な影響を与えてしまう」と主張。創通側から公表を自粛するよう要請があったという。創通は要請理由について「申し上げることはない」としている。

 一方、ネット上のブログやツイッターでは発売以降、購入者がザクとうふを使ったジオラマ風サラダや鍋などの独自レシピを続々と披露。さらに、ザクの頭部をイメージした使用済み容器をペットやぬいぐるみの頭にかぶせたり、金魚の水槽に入れたりして再利用する画像も相次いで公開されている。相模屋食料では「予想外の再利用が広がっている。ガンダム人気の根強さと奥深さを感じている」と驚いている。

1103荷主研究者:2012/05/19(土) 17:04:42

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/298134
2012年4月20日 00:10 西日本新聞
九州産ビール輸出急増 韓国での人気が後押し

 2011年に博多港から海外に輸出されたビールの出荷額が、前年の6・3倍の12億2500万円となり、10年ぶりに過去最高を更新した。出荷量も1万960キロリットルで、前年の9・2倍。門司税関によると、最大の輸出先・韓国で外国産の高級ビールが人気となり、地理的に近い九州からの出荷増を後押ししている。

 国・地域別は、韓国が57・9%、台湾24・7%、中国・香港5・6%と、韓国向けが圧倒的に多い。ビール各社は国内の市場低迷を背景に、海外市場を積極的に開拓中で、アジアの消費地に近い九州の工場が輸出拠点になってきているという。

 大分県に九州日田工場があるサッポロビール(東京)は「韓国では日本のプレミアム(高級)ビールの人気が高い。昨年6月、現地に販売会社もつくっており、日田で生産したビールの販売に力を入れている」と説明している。

=2012/04/20付 西日本新聞朝刊=

1104荷主研究者:2012/05/19(土) 17:09:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120427t12032.htm
2012年04月27日金曜日 河北新報
牛たんサイダー、はじける人気 「味より笑顔」 仙台

ユーモア満点の「牛たんサイダー」を紹介する鶴戸社長(右)=仙台市宮城野区のトレボン食品

 仙台市宮城野区の清涼飲料水メーカー「トレボン食品」が、被災地にユーモアを届けようと「仙臺(だい)牛たんサイダー」を商品化した。爽やかな飲料と牛タンの香りをミックスした、あり得ない組み合わせが受け、今月上旬の発売と同時に人気が急上昇。大手量販店から引き合いが相次いでいる。

 口にした瞬間はサイダーだが、牛タン、あるいはテールスープ風の香りが鼻からスッと抜ける。「想像よりも普通のサイダーだと分かり、ホッとして笑顔になるでしょ」。鶴戸満昭社長(58)が自慢げに解説する。

 誕生までは試行錯誤の連続だった。「30通り以上の組み合わせを試し、最終的に焼き肉香料に『隠し味』としてレモン香料を加えて完成させた」と、開発した鈴木英之工場長(49)が打ち明ける。本物の肉の代わりにコラーゲン1000ミリグラムを入れたのも、しゃれの一つだ。

 同社はこれまでも生キャラメル風味のほか、梅酒風味のサイダー「ママの晩酌」など数々の独自商品を生んできた。しかし、今回は禁じ手に近い焼き肉の香り。鶴戸社長も「最初は商品化は絶対無理だと思ったが、工場長の職人魂に打たれ、『時にはユーモアで被災地を元気づけよう』と決めた。味より笑い優先です」と言い切る。

 ラベルにある牛タン店の「のれん」や仙台藩祖・伊達政宗の「三日月のかぶと飾り」、商売の神様「仙台四郎」など仙台をイメージさせる図柄も、鈴木さんが描いた。「話の種になれば上出来。仙台名物になれば、なおうれしい」と鈴木さんは期待を寄せる。

 340ミリリットル入り。オープン価格で1本200円前後。酒販チェーン「やまや」(仙台市)や大手小売り「イオン」などで全国販売されている。

1105チバQ:2012/05/24(木) 21:45:28
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120524-OYT8T00414.htm
製菓大手、都内の観光名所に自社商品の直営店

外国人客にアピール


22日にオープンした明治の「100%チョコレートカフェ」(東京・墨田区で)


 製菓大手が相次いで東京都内の観光名所に、自社商品を集めた直営店「アンテナショップ」を開いている。

 少子高齢化で国内市場が伸び悩む中、各社は海外進出を加速させており、自社の人気菓子を海外からの観光客にもアピールしたい考えだ。

 チョコレート大手の明治は22日、東京スカイツリーに併設された商業施設「東京ソラマチ」内に直営店「100%チョコレートカフェ」を開いた。店舗デザインを著名デザイナーが手がけ、英語メニューも用意した。チョコを使ったオリジナルスイーツや軽食、飲み物を提供。56種類の味のチョコやグッズも販売する。

 明治はアジアや北米への進出を強化しており、国際的な観光名所と期待されるスカイツリーに出店することで、「日本人はもちろん、世界の旅行客にも東京発のブランドとして知ってもらう」(スイーツ事業推進部)ことを狙っている。

 森永製菓と江崎グリコは4月14日、JR東京駅地下街の「東京おかしランド」に、19日には東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」に、それぞれ直営店を出した。限定品や特製グッズを用意。グリコは東京駅店に調理を実演するキッチンも設け、見るだけで楽しい店にした。

 先駆けは、カルビーが昨年12月に東京・原宿に開いた直営店「カルビープラス」だ。ポテトチップスや「じゃがりこ」などの自社製品を集め、キャラクター商品なども扱う。4月には「おかしランド」と「ダイバーシティ」にも出店した。

 同社は2011年に韓国で本格販売を始め、12年に中国にも進出する。原宿には韓国や中国からの若い観光客が多く、直営店に立ち寄って自分のブログに「日本で話題の人気ブランド」と訪問記を載せるケースがある。店は国内の女子高生がターゲットだったが、海外のネットを通じて評判が広がり外国人客が急増。来店客はオープン時の2倍ほどになったという。

 アニメなどの日本文化は、海外で「クールジャパン」と呼ばれ人気が高い。製菓各社は菓子も海外の若者に受け入れられるとみており、外国人へのアピールをさらに強化する考えだ。(庄野和道)

(2012年5月24日 読売新聞)

1106チバQ:2012/05/26(土) 00:04:44
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120525-00019046-diamond-bus_all
ビールメーカーがこぞって投入猛暑の“フローズン酒”戦争勃発
ダイヤモンド・オンライン 5月25日(金)8時30分配信

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写真:ダイヤモンド・オンライン

 酒類メーカーにとって最大の稼ぎ時である夏はもうすぐそこ。今年のビール各社のキーワードは「フローズン(凍る)酒」だ。

 キリンビールは17日、“凍った生ビール”を提供する期間限定アンテナショップ「キリン一番搾りフローズンガーデン」を東京・大手町にオープンした。全国で同様の店舗を6店運営するほか、フローズン生ビール用のサーバーを全国で100店に設置、商品の提供を開始する。

 通常の一番搾り生ビールのうえに、シャーベット状に凍らせたマイナス5度の泡をソフトクリーム状に盛り付ける。飲んだときのシャリシャリとした食感とともに、泡がふたの役割をするため30分間冷たさをキープするという効果があるという。

 「一番搾りのブランドの起爆剤として位置づけている。これで樽生ビールの売り上げの前年比5%アップを目指す」と田中敏宏・キリンビールマーケティング部主幹は意気込む。

 アサヒビールはすでに2010年から、スーパードライを専用サーバーでマイナス2度にまで冷やして飲む、「エキストラコールドバー」を展開している。飲食店に2000台専用サーバーを設置しているほか、例年通り5月10日に期間限定のアンテナショップをオープンした。 

 もともと、ビールを氷点下まで冷やして飲むという習慣は1990年代のイギリスで生まれ、その後アジアなどにも広がったもの。スーパードライでこれを試すと、苦味が押さえられ、のど越しが変わることがわかった。それにより、これまで取り込みきれていなかった女性客の来店が増えているという。

 10年度は1店で約4万人、11年度は4店で13万人の来客があった。今年は15万人を見込む。

 さらに今年は新兵器として“ビールをできるだけ長時間氷点下にしたまま飲んでもらう「エクストラコールドテーブル」という保冷式のテーブルを導入。四隅のくぼみにジョッキをセットすると、ビールがぬるくなることなく飲める。

 一方、今年日本で本格デビューとなるアルコール飲料を “フローズン”を武器に売り込もうとしているのがサッポロビール。その飲料とは、昨年販売提携を行った世界的なリカーメーカーのバカルディ社のブランドを冠した「モヒート」だ。

 モヒートはラムベースでのカクテルでは一般的なものだが、一から作るとなると8つもの工程を経なければならない。そこであらかじめミックスした「カクテルズモヒート」を飲食店向けに開発。店側は氷を入れたグラスにこれを注いで炭酸で割りミキサーにかければ、通常では専門のバーなどでなければ作るのが難しかったフローズンモヒートが、居酒屋などでも簡単にできる。

 バカルディモヒートの取り扱い店は4月から6月までで5000店に達し、年間目標売り上げの6万ケースを3ヵ月で達成した。「ハイボールの次はモヒートでブームをつくる」(定井賢一郎・サッポロビール営業本部バカルディグループグループリーダー)と鼻息は荒い。

 全国で計画停電や節電目標が設定される中、今年も暑い夏がやってくることが予想される。昨年は時短勤務などに切り替える企業が続出し、夜の営業時間を前倒しにする飲食店も増えた。

 冷たい酒は冷たいうちに飲まなければならないため、客の回転が速くなり店側にもメリットがある。

 市場の縮小が続く国内酒類市場で、フローズン酒は救世主となるか。猛暑の“凍える”戦いの火蓋は切られた。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

1107チバQ:2012/05/26(土) 00:05:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000068-mai-bus_all
<ビール>キリンとアサヒが「冷え冷え対決」氷の冷たさ売り
毎日新聞 5月21日(月)20時14分配信

 節電で冷房の制限が見込まれる夏本番を控え、大手ビール2社が「氷の冷たさ」を売り物とするビールで「冷え冷え対決」を始めた。ビールそのものを氷点下に冷やす商品を一昨年から飲食店で販売しているアサヒビールが取り扱い店舗を増やしているのに対し、キリンビールは今年から、マイナス5度で粒状に凍らせた泡をビールに乗せる飲み方で対抗。低迷するビール市場のてこ入れも狙う。

 キリンは「一番搾り」をジョッキに注いだ後、マイナス5度に凍らせたビールの粒と空気をかき混ぜた泡を乗せる「フローズン<生>」を17日から飲食店で本格的に販売している。氷の粒が細かく、シャリッとしながらも柔らかい口当たり。泡はふたの役割も果たし、30分程度ビールの冷たさを保つという。

 泡だけを作る専用サーバーを年内に全国の飲食店1000店に設置予定。3月に先行導入した阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)内のレストランでは、3〜5月中旬のビールの売り上げが前年同期比約2倍に伸びたという。

 アサヒは「スーパードライ」をマイナス2〜0度に冷やした「エクストラコールド」を10年から飲食店で販売。「氷点下に冷やすことで味のキレやのどごしが増す」(同社広報)という。専用サーバー設置店は4月末で1965店に上り、年内3000店を目指す。東京、大阪、名古屋、福岡の繁華街には直営店舗「エクストラコールドBAR」を5〜9月の限定で開店。昨年は4店で計13万人以上が来店。今年も仕事帰りのサラリーマンらが列をなす。今年は低温を保つテーブルを新たに導入し、来店15万人以上を目指している。

 ビールの11年の国内出荷は、第3のビールなどに押され前年比4.1%減の279万キロリットルで、ピークだった1994年の4割以下にとどまる。アサヒの調査では、冷たさが0度と10度のビールの飲み比べで、20代の6割が「0度がおいしい」と答えたのに対し、他の年代は5割以下にとどまるといい、「氷点下の冷たさ」をPRして、ビール消費がとりわけ低調とされる若者層をひきつけたい考えだ。【岡田悟】

1108チバQ:2012/05/26(土) 00:06:03
http://mainichi.jp/feature/news/20120413org00m020010000c.html?inb=yt
ワールドウオッチ:韓国 日本のビール各社攻勢 輸入市場が拡大中
2012年04月16日

 ◇西脇真一(にしわき・しんいち=毎日新聞ソウル支局)
 ソウルの繁華街の店先で、日本のビールのサインを目にすることが増えてきた。2000年から「スーパードライ」を輸出するアサヒグループホールディングスは2月、11年の韓国輸入ビール市場でシェア28.3%となり、ハイネケン(蘭)を抜き首位に立ったと明らかにした。ロッテ七星飲料と組んでおり、前年比22%増の約1255万リットルを販売、今年はさらに25%増を目指す。

 一方、サッポロインターナショナルは1月、提携する乳業大手、メイル乳業の酒類販売会社に出資し、非常勤取締役を派遣するなど販売体制の強化を目指すと発表した。サッポロは元々、別の会社と提携していたが08年に解消。10年にメイルと組み再進出を図った。キリンビールもサントリーもそれぞれ提携先と販売に力を入れている。

 韓国のビール市場は、ハイト真露とOBビールの2強による寡占状態。輸入ビールのシェアは市場全体の3〜4%程度とみられている。ただ、富裕層の増加や高級感のある方が販売に有利という傾向もあり、輸入ビール市場は急速に拡大中。2年連続2けた増と「伸びしろが大きい」(サッポロ)。「韓国とEUの自由貿易協定もあり、欧米メーカーとの競争環境は厳しくなっているが、まだまだ成長の余地はある」(アサヒ)との判断だ。

 ある韓国紙記者は「厳しく品質管理された日本の生ビールのおいしさは、韓国人のビールに対する認識を変えた」と言う。日本風居酒屋人気などの後押しもあり、日本のビール各社の攻勢は当分続きそうだ。

1109荷主研究者:2012/05/27(日) 12:58:01

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120511000160
2012年05月11日 23時20分 京都新聞
京都ビール工場増産 サントリー、プレミアムモルツ好調

生産能力を増強するサントリー京都ビール工場(長岡京市)

 サントリー酒類(東京都)は、長岡京市の京都ビール工場の生産能力を6月までに増強する。ビール類市場の縮小傾向が続く中、好調な「ザ・プレミアム・モルツ」などを国内各工場で増産し、今年のビール類の販売数量を前年比3%伸ばす。

 プレミアムモルツなどを九州以外の西日本向けに生産する京都工場で醸造設備の増設や更新を行い、生産能力を年間2600万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と現在より100万ケース上積みする。武蔵野工場(東京都)も20%上積みの1200万ケースに増やす。投資額は両工場合わせて約7億円で、6月までに完了させる。

 2013年には約53億円をかけて利根川工場(群馬県)を増強し、九州熊本工場(熊本県)を合わせ4工場で現在の年産計6900万ケースから8千万ケースに引き上げる。

 11年のビール大手5社のビール類(発泡酒、第三のビールを含む)の出荷量は前年比3・7%減って7年連続で減少、12年も縮小が見込まれている。サントリーは今年3月にリニューアルしたプレミアムモルツを10%増、第三のビール「金麦」を12%増と計画しており、生産能力を増強してシェア拡大を目指す。

1110荷主研究者:2012/05/27(日) 13:00:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t12015.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
木乃幡 名取工場今秋着工 南相馬の本社機能移転

 草餅を冷凍乾燥させたしみ餅を揚げた「凍天(しみてん)」で知られる福島県南相馬市の食品製造、木乃幡(このはた)は、宮城県名取市の愛島西部工業団地に宮城工場を建設する。今秋の着工、来年5月ごろの完成を目指す。

 本社工場は福島第1原発20キロ圏内にあり、操業再開の見通しが立っていない。震災後は福岡県の同業者からしみ餅提供を受けるなどしており、新工場で本格的な製造再開を目指す。

 新工場は鉄骨一部2階、延べ床面積約2000平方メートルで敷地面積は約6300平方メートル。しみ餅製造やあん製造などの設備や冷蔵庫を導入する。生産能力は本社工場より2〜3割増強。投資額は2億円程度を見込む。

 当初はあんやたれ、大福などを製造し、その後、しみ餅の生産も手掛ける。本社の事務機能も移す。25人いた本社工場の従業員は15人ほどが避難先から戻れずにいるため、稼働に合わせて10〜15人を新規雇用する。

 木幡(こわた)喜久雄社長は「安全な場所で安心できる商品を提供する体制を整えたい」としている。

1111荷主研究者:2012/05/27(日) 13:01:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t12016.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
笹かま製造佐々直 名取に仮設工場完成 生産能力8割回復

新工場に設置された笹かまぼこ製造設備

 東日本大震災の津波で被災した宮城県名取市閖上の笹かまぼこ製造「佐々直」の仮設新工場が内陸部の同市増田に完成し11日、同工場で落成式が行われた。震災から1年2カ月。同社は従業員を再雇用して復興への新たなスタートを切った。

 佐々木直哉社長は「この新工場で、安全安心で高品質な商品をつくり顧客の注文に応じたい。閖上再興に向け基盤をつくる」と落成式で決意を表明した。

 新工場は、仙台空港アクセス線杜せきのした駅北側の民有地に立地し、鉄骨プレハブ一部2階で延べ床面積は約1700平方メートル。主力製品の笹かまぼこと揚げかまぼこの製造ラインなどが設けられ、1時間当たりそれぞれ3000枚の生産能力がある。

 新工場の総事業費は約7億3000万円で、被災地の企業集団を支援する国と県のグループ化補助金を活用した。

 新工場完成で生産能力は震災前の7〜8割に回復。震災前110人いた従業員は昨年3月に全員解雇されたが、新工場建設で再雇用を行い、約80人に戻る。

 同社は震災で名取市閖上の本店と工場2カ所、関連会社工場1カ所が全壊。約1カ月後に笹かま工場を仙台市太白区中田町の店舗に移して再雇用を行い、生産を再開していた。

1112荷主研究者:2012/05/27(日) 13:50:38

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120510/bsc1205101238008-n1.htm
2012.5.10 12:37 Fuji Sankei Business i.
雪印メグミルクと協同乳業、業務提携を検討

 雪印メグミルクは10日、協同乳業(東京)と業務提携を検討することで基本合意したと発表した。

 コスト競争力を強めるのが狙い。両社グループ間で物流の相互利用や資材の共同購入、生産の委託や受託を通じた工場などの効率的な運用などを検討する。雪印は現在、協同乳業から牛乳などの生産委託を受けているが、より幅広い分野で協力していく。

 5月中に業務提携委員会を設け、1年程度をめどに検討を進める。

1114チバQ:2012/05/27(日) 17:25:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000129-san-bus_all
お酒自販機、全国で激減も… 関西商人、手放さぬ
産経新聞 5月26日(土)15時39分配信


 ■「なんで撤去せなアカンねん」近畿がワースト

 ビールや日本酒などを扱う酒の自販機が全国で激減していることが26日、国税庁のまとめで分かった。防止を目的に業界団体が撤廃を進めた結果、平成8年の約14%にまで減少した。ただし大阪国税局管内(近畿2府4県)には、全国最多の約2700台が残存しており、“苦闘”が続く。酒の小売店にとって自販機は依然貴重な戦力で、さらに関西の“商人(あきんど)精神”を原因に挙げる声もある。「ワースト1」返上への道のりは険しそうだ。

【フォト】 ジュースと勘違いで指導急増 子供がお酒誤飲も

 ◆飲酒高校生55%購入

 ビール酒造組合(東京)が平成4年に行った調査では、飲酒歴のある高校生のうち半数以上、55%が自販機で酒を買っていた。酒小売店の全国組織「全国小売酒販組合中央会」(同)は7年、運転免許証などで年齢を識別する装置がついていない従来型機は、12年5月末までに撤廃することを決め、進めてきた。

 酒税を徴収する国税庁も趣旨に賛同。7年、従来型機の撤去とともに、新設する場合には、年齢識別装置の付いた改良型機以外の自販機を設置しないよう指導する方針を決めた。将来的には、改良型機も含め、酒自販機自体の全廃を目指している。

 ◆コンビニ進出で落日

 国税庁によると、撤廃方針決定直後の8年3月時点で全国の酒自販機数は約18万6千台だったが、23年4月には2万6830台にまで激減した。自販機が大幅に減った理由について、関係者は、撤廃運動の高まりに加え、酒類販売の規制緩和をあげる。

 15年に酒類販売の規制が緩和され、コンビニエンスストアやスーパーが進出。従来、酒小売店が閉店した後は酒自販機で購入するしかなかったが、コンビニで24時間購入できるようになったことで、自販機で買うメリットが失われた。

 ただし自販機撤廃は、全国一律に進んでいるわけではない。もともとの完全撤廃目標(従来型機、12年5月)から12年。いまだ全国に7688台の従来型自販機が残り、国税局別でみると、大阪に全国の35%、2696台も残っている。

 ◆「壊れるまで使う」

 小規模な小売店では、やはり自販機は貴重な戦力だ。大阪市西成区のある小売店主は「経営が先細りする中、売り上げ全体の1割を占める自販機は強い味方。新しい自販機はとても買えず、古いものを壊れるまで使い続けたい。撤廃を進める趣旨は理解できるが、現状、手放せない」と明かす。

 また大阪府小売酒販組合連合会(大阪市)の松田武会長(72)は「特に大阪は『商人精神』が他の地域よりも強く、もうかっている機械をみすみす手放すのに抵抗があるため、多く残っているのではないか」と分析する。

 大阪国税局は同会などと連携し自販機の撤廃を指導しているが、「他のお店が置いているのに、なんでうちだけ撤去せなあかんのか」と抵抗されることが少なくないという。松田会長は「コンビニなどに押されて小売店の経営はじり貧状態。この状況が続けば、自販機とともに小売店まで消えてしまいかねない」と危機感を募らせる。

 大阪国税局は「今後も連合会の取り組みを促すことで未成年者の飲酒防止につなげたい」としている。

1115荷主研究者:2012/06/03(日) 14:47:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120525/bsc1205250503002-n1.htm
2012.5.25 05:00 Fuji Sankei Business i.
サントリー、食品・飲料でインドに合弁会社

 サントリーホールディングス(HD)は24日、サントリー食品インターナショナル傘下のサントリー食品アジアが、インドの食品・飲料企業のナラン・グループと合弁会社「サントリーナラン」を6月にも設立し、清涼飲料や食品の輸入、製造販売などを行うと発表した。

 同グループ傘下のナラン・コネクトの株式の51%を取得し、経営権を握る。取得額は非公表。新会社の役員5人のうち3人をサントリー側が派遣する。主要35都市を中心にインド各地に広がるナラン・グループの販売網を生かし、2012年度は7億円の売り上げを目指す。現地でニーズの高い炭酸飲料などをまず展開し、将来的には缶コーヒーなどの販売も計画している。

1116チバQ:2012/06/05(火) 21:53:57
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120605/bsc1206051939013-n1.htm
サントリー、青島との提携を発表 製販の合弁設立、上海と江蘇省に特化2012.6.5 19:38
 サントリーホールディングスは5日、中国ビール大手の青島ビール(山東省)と折半出資で合弁会社を設立すると発表した。年内の設立を目指す。上海と江蘇省に特化し、「三得利(サントリー)」「青島」などのブランドで、ビールを共同生産・販売する。

 合弁会社の資本金など詳細は今後詰めるが、両社の工場など生産部門を集約した「事業合弁会社」、販売部門を集約した「販売合弁会社」をつくる。サントリーの投資額は約180億円。

 サントリーは、上海と周辺のみでビール事業を展開し、上海ではシェア33%を占める最大手だが、上海北側の江蘇省は攻めあぐねていた。

 一方、青島ビールは中国国内第2位のシェア。中国全土に販売網を持つが、上海ではサントリーに負けていたことから、サントリーに提携を打診したという。

 両社を合わせると、上海と江蘇省エリアのシェアは30%程度になり、「5、6年後には50%程度に引き上げたい」と意気込む。

 サントリーはこれまで単独で事業展開してきたが、中国国内で小規模のビール会社の集約が加速し、競争が激しくなる中、地元大手と提携して市場を速やかに獲得する方が得策と判断した。

 青島ビールはアサヒグループホールディングスが約2割を出資し、提携関係にあるが、今回の契約では、上海と江蘇省で青島の生産・販売網を利用できるのはサントリーだけとなっている。

1117名無しさん:2012/06/09(土) 17:39:28
エルビー蓮田工場、製品に異物混入で保健所が立ち入り検査した

1118名無しさん:2012/06/10(日) 12:52:34

ヤクルト、岡山和気に工場を新設。

ここに、東北地方・関東地方からの異動希望者を配置できませんか?
全社的な再構築の一環として、是非とも肯定的にお取り組みいただきたく存じます。

飲料・食品を製造する企業様として、ヤクルト以外の企業様もご検討ください。
放射性物質による健康への影響を懸念する人の不安を払拭することと、
地震災害のリスクが低い地方への事業所等の展開は、リスクマネジメント上も有益です。

1119チバQ:2012/06/13(水) 23:34:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120613-00000018-pseven-soci
好調のプレミアム・モルツ 味刷新理由「守りに入るの嫌い」
NEWS ポストセブン 6月13日(水)16時5分配信

 今年、酒類メーカーは相次いで主力商品のビールへのテコ入れを実行している。アサヒビールは新商品「ドライブラック」を発売し、キリンビールは「一番搾り」を氷点下で味わう「フローズン〈生〉」を打ち出した。そんな中、最も大胆な策に打って出たのがサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ(以下、プレモル)」だ。3月13日に看板商品のパッケージと味を刷新。その裏側に何があったのか。ジャーナリストの片山修氏が解説する。

 * * *
 近年、国内ビール市場は縮小の一途をたどっている。背景には、少子高齢化に加えて、若年層の飲酒離れがある。飲酒人口はもとより、一人あたりの飲酒量も減っているのだ。

 さらに、東日本大震災後の消費の冷え込みも深刻だ。とりわけ嗜好品は、過剰な「自粛ムード」の直撃を受けた。2011年のビール類市場は、前年比97%で、7年連続過去最低を記録した。

 起死回生を目指して、大手酒類メーカーは2012年、こぞってビール事業の梃子入れに乗り出した。父の日やお中元、夏場の本格シーズンを前に、ビール市場は早くも激戦の様相を呈している。

 中でも注目すべきは、サントリーだ。3月、看板商品「プレモル」の味とパッケージを刷新し、市場拡大に挑む。興味深いのは、「プレモル」が発売以来、8年連続の過去最高販売数量を更新し続ける優良商品である点だ。

「変える」のは、大きなリスクを伴う決断である。アサヒビールが今年「ドライブラック」を発売したが、これは「スーパードライ」が誕生して25年目にして初めての派生商品。それほど看板商品に手を入れる決断は簡単ではないのだ。

 そもそも「プレモル」は、赤字の続くサントリーのビール事業のなかで、長い歳月と莫大な投資を注ぎ込んで開発された。前身の「モルツ・スーパープレミアム」は、1989年以来、10年以上の限定販売を経て全国販売をスタートしたが、低空飛行が続いた。

 ところが、2003年に「ザ・プレミアム・モルツ」となり、2005年にモンドセレクションビール部門で日本勢初の「最高金賞」を受賞するや、その後、2007年まで3年連続で同賞を受賞し、一気にブレイクした。

 デフレ下で各業界が安売り競争に走る中、普通のビールより30〜40円程度割高な「プレモル」は伸び続けた。結果、サントリーは2008年、1963年にビール事業に参入して以来46年目にして初の黒字化を果たし、業界3位に浮上した。

「プレモル」を「変える」ことは、この成功ストーリーを手放すリスクをとることを意味する。実際、味を変えれば、「最高金賞」の“勲章”を掲げることができなくなる。長年支えてくれたファンを裏切る結果にもなりかねない。

 しかし、サントリー酒類代表取締役社長の相場康則氏は、次のように自信を見せるのだ。

「うちの会社は、守りに入るのが嫌いです。『プレモル』は、順調だからこそ変えるんですよ。販売数が落ちてから刷新するのでは、遅いんです。お客さんの嗜好は変化します。『最高金賞』が呪縛になって、お客さんの嗜好が変わっているのに『プレモル』の味を変えられないというのが、いちばんまずい。商品には、常に刷新が必要なんです」

※SAPIO2012年6月27日号

1121チバQ:2012/06/17(日) 23:26:36
世界でコカ・コーラが存在しない国はキューバと北朝鮮のみ
http://www.afpbb.com/article/economy/2884267/9119358?ctm_campaign=txt_topics

米コカ・コーラ、60年ぶりにミャンマーに再進出へ
2012年06月15日 19:05 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月15日 AFP】米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)は14日、60年ぶりにミャンマーに再進出すると発表した。これにより世界でコカ・コーラが存在しない国はキューバと北朝鮮のみとなった。

 コカ・コーラは1962年、ビルマ(現ミャンマー)での軍事クーデターを期に同国から撤退した。だが、この度の民主化プロセスで米政府が投資条件を緩和したことから、コカ・コーラのミャンマー再進出が可能となった。

 まずは周辺国からミャンマーに製品を輸送することになるが、将来的には地元の商慣習に従いミャンマーで提携先を探す計画だ。3〜5年内にも同国で「著しい投資実績」を上げたいと意気込んでいる。

 同社傘下の慈善団体、コカ・コーラ財団(Coca-Cola Foundation)もミャンマーでの女性就業支援に300万ドル(約2億3700万円)を拠出すると発表した。

 米政府はミャンマーへの投資制限および金融制裁については解除したが、ミャンマーからの宝石類や木材などの輸入については、軍部内の反民主化勢力に利益を与えかねないとして制裁を解除していない。(c)AFP

1122チバQ:2012/06/20(水) 22:51:34
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120620/biz12062021520020-n1.htm
ヤクルト株主総会、攻防激化 ダはTOBも辞せず
2012.6.20 21:50
 仏食品大手ダノンが株式の買い増し交渉を続けているヤクルト本社の定時株主総会が20日、都内で開かれた。ヤクルトは発行済み株式の約20%を保有する筆頭株主ダノンによる出資比率引き上げに反対の方針を説明したが、一部株主はヤクルトの「自主独立」路線を批判。ダノンが株式公開買い付け(TOB)に踏み切る可能性もあるなど緊張感が高まっている。

  (金谷かおり)

 ダノンは、ヤクルトへの出資比率を経営の重要議案を否決できる約35%まで引き上げたいと求めている。これに対し、ヤクルトの根岸孝成社長は総会で、「自主独立と友好関係の維持を目指す」と述べるにとどめた。

 株主からは、「ヤクルトの業績にどのような影響があるのか(ダノンから派遣されている社外取締役の)リチャード・ホール氏の話を聞きたい」と質問が出たが、ヤクルト側は拒否。総会は1時間半で終了した。

 総会後、別の株主(56)は経営陣の姿勢に、「自主独立というがグローバル経済のなかでそれでいいのか」と不満を漏らした。

 ダノンも要求を譲らない。同社は本拠地の欧州が金融危機で低迷し、新興国やアジアでの業容拡大を目指している。株の買い増しを凍結する契約が今年5月に期限を迎えたのを機に、ヤクルトの乳酸菌技術や「ヤクルトレディ」の販売制度を手に入れようと狙う。ヤクルトはアジア・オセアニア地域での「ヤクルト」などの売上高が11年度で前期比25・4%増と好調だからだ。

 独立路線にこだわるヤクルト側は、安定株主のホクレン農業協同組合連合会(北海道)が株式の追加取得を決めるなど水面下で動き始めた。だが、膠着(こうちやく)状態が続けば株主の不満も高まりかねない。M&A(企業の合併・買収)関係者は、ダノンがTOBに踏み切る可能性を「五分五分」と注視しており、ヤクルト本社は戦略の見直しも必要になる。

1123チバQ:2012/06/20(水) 22:52:09
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120619/biz12061912580010-n1.htm
ヤクルトVSダノン山場 混沌の株主総会、TOB実現性は五分五分か
2012.6.19 12:57 (1/4ページ)

 出資比率の引き上げをめぐる仏食品大手のダノンとヤクルト本社の攻防が、一つの山場を迎える。都内で20日開かれるヤクルトの株主総会で、発行済み株式の約20%を持つ筆頭株主のダノンがどう出るのか。ダノンは事前に株主提案をしておらず、拒否を貫くヤクルト側の姿勢を見極める考えとされるものの、株式公開買い付け(TOB)の可能性が取り沙汰されるだけに、総会では安定株主の動向も焦点の一つになりそうだ。(フジサンケイビジネスアイ)

 ◆「TOB五分五分」

 「自主独立の理念は変えることなく、出資比率も現状維持のまま年末には決着する。イメージダウンにつながるTOBに踏み切るはずがない」。ヤクルト首脳は楽観的に話すものの、交渉の行方は予断を許さない。

 全国に広がるヤクルトの販売会社109社の中には、本社経営陣の方針に批判的な関係者が少なからずいるとされ、一定数のヤクルト株を保有する販社がダノンの求めに応じ、株を売却する可能性もささやかれる。さらにTOBでダノンが高めの買い付け価格を提示すれば、外国人株主や国内の個人株主が応じる展開も否定できない。大手証券のアナリストは「TOBの実現性は五分五分」とみる。

 ダノンによるヤクルト株の買い取りは、1999年末ごろに始まった。ヤクルトは当時、経営陣のデリバティブ(金融派生商品)取引による巨額損失が発覚。株価の急落を狙った形で、ダノンは市場などを通じて2000年までに約5%を取得、03年には出資比率は約20%に達し、ヤクルトに戦略的な提携を迫った。

 協議は難航したものの04年3月、海外での販売協力や、乳酸菌など人体に有益な微生物「プロバイオティクス」の共同研究で提携し、5年間は出資比率を引き上げないことで合意。07年5月には期限を今年5月まで延長する「休戦協定」を結んだ。

 関係者によると、ダノンは今年に入り、両社間の取り決めに沿って株を35%まで買い増す考えを打診。しかし3分の1以上を握れば経営の重要議案を否決できるため、ヤクルトは拒否。比率を28%にとどめる妥協案も受け入れなかったとされる。

 ◆不意打ちに不信感

 「持ち株比率の増加は望んでいない。(株の買い増しが)あった場合は、自主独立の見地から提携関係の維持が困難になる」。5月15日の期限日を4日後に控えた11日、決算発表の席上でヤクルトの川端美博副社長はダノン側を強く牽制(けんせい)した。

 株買い増しの交渉は11月までの半年間と設定されたもようで、ダノンは「友好関係を維持しながら時間をかけて説得していきたい」(広報担当者)との構えをみせる。一方、ヤクルト側には1999年以降のダノンによる株取得は「不意打ち」との意識が強いこともあり、両社の主張は平行線をたどっている。

1124チバQ:2012/06/20(水) 22:52:36
 ダノンがヤクルトにこだわるのは、地盤とする欧州の成長が少子高齢化もあって先細りで、新興国やアジアでの需要取り込みを急いでいるからだ。ダノンはヨーグルトや乳酸菌飲料などを世界で展開し、2011年の売上高は前年比7.8%増の193億1800万ユーロ(約1兆9400億円)と世界トップクラス。ただ、この15年余りで欧州の売上高比率は約80%から40%未満へと半減し、全体の半分以上を新興国とアジア・オセアニアが占める。

 ダノンは米製薬大手ファイザーのベビーフード部門の買収に乗り出したものの、4月下旬、スイスの食品大手ネスレに競り負けたことが明らかになった。中国などでも地元メーカーとの価格競争で苦戦しており、海外戦略の見直しを迫られている。

                   ◇

 ■法的にはヤクルト不利 重い「35%」

 ダノンにとって、ヤクルトが持つ乳酸菌の基礎技術と、事業所や住宅を訪ねる「ヤクルトレディ」制度は魅力的な存在だ。地域に浸透するヤクルトの販売網を自社製品の販路として活用したい思惑が見え隠れする。

 今後の交渉は「法的にはダノンが有利」(金融関係者)との見方が支配的だ。「35%までの株買い増しが可能」とした両社間の取り決めの存在は重い。

 ダノンのターゲットとみられるのは、株の9%程度を持つとみられる外国人株主と、「中興の祖」とされるヤクルト元社長、松園尚巳氏の資産管理団体で6.55%を持つ第2位株主の松尚(神奈川県藤沢市)。そしてヤクルトの販売会社などだ。販社を会員とする持株会の「共進会」は2.44%を保有する。

 松尚は現時点での株売却を否定する。ただ、ヤクルト本社よりも先行して設立されたケースが多い全国の販社は独立心が強く、一枚岩ではない。株主総会後もにらみながら両社の攻防は水面下で激しさを増している。(金谷かおり、藤沢志穂子)

1125とはずがたり:2012/06/22(金) 13:02:02

「ハイボール」25年目の大逆転ホームランを生んだ上司のひと言−サントリー ウイスキー部課長
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120622-00006464-president-bus_all
プレジデント 6月22日(金)8時0分配信

■どうせ置いたって売れないよ……

 「とりあえずビール! 」

 居酒屋でよく耳にする定番フレーズが、新しい飲み物に取って代わられつつある。30歳前後の若者世代を中心として、ウイスキーをソーダで割った「ハイボール」が一大ブームを巻き起こしたのだ。

 仕掛け役となったのはウイスキー市場を長年牽引してきたサントリーだ。従来「一番おいしい比率」とされてきたウイスキーとソーダの「黄金比率」よりも薄く割り、レモンを搾った軽い味わいのハイボールを、大ぶりなジョッキで豪快に飲むスタイルを提案。これが見事にヒットして、主力商品である「角瓶」の2010年上半期の出荷量は前年比で68%増加した。国内ウイスキー市場全体の出荷量も前年比10%増加し、サントリーは09年、11年ぶりとなる増産を決定した。

 しかし、ほんの数年前まで、国内ウイスキー市場はどん底まで低迷していた。かつてはビールと並ぶ庶民の飲み物として広まっていたが、1983年にピークを迎えて以来、人気は下降の一途をたどる。その後の焼酎ブーム、ワインブームを背景に、25年という長い長いダウントレンドが続き、出荷量はピーク時の5分の1以下にまで落ち込んだ。

写真を拡大

サントリー ウイスキー部課長田中 嗣浩1970年生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学卒業。93年4月、入社。99年10月、広域営業本部。2004年4月、洋酒事業部09年4月、ウイスキー部課長。午後5時からが仕事の本番!ハイボールを毎日飲み歩く。
 「40代以上の世代には、ウイスキーをずっと飲み続けている方々もいるんです。でも若い世代には、『オヤジ臭い』『アルコールがきつく、飲みにくい』『食事に合わない』という最悪のイメージが定着していて、ごく普通にみんなが飲みにいく居酒屋では、誰も頼まない飲み物になってしまっていました」

 そう語るのはサントリー酒類、スピリッツ事業部ウイスキー部課長の田中嗣浩さんだ。自身も根っからの洋酒党で、ウイスキーには人一倍の思い入れがあった。

 「私は2004年に現部署に異動してきたんですが、当時からウイスキー市場全体がすごい縮小傾向にあって、どこへ営業しても見向きもしてもらえませんでした。居酒屋さんにお願いしても、『どうせ置いたって売れないから』とメニューにも載せてもらえない。大手スーパーさんでも陳列棚がどんどん小さくなって、理由を聞くと『一週間に一本売れるかどうかだよ』とか。世間的に忘れられてしまっていて、私自身も外でウイスキーを飲んでいる人を見ると、ひょっとしてサントリーの社員では?  と疑ってしまうほど(笑)。私と飲みにいくときだけはウイスキーを注文してくれる同僚もいましたね」

 そもそもサントリーはウイスキーづくりから創業した会社だけに、「ウイスキーは家業だ。このままではマズいよなぁ」という気持ちを多くの社員が共有していたという。それでもニーズがなければビジネスは広がらない。顧客の需要はビールを中心とした売れ筋に集中しており、ウイスキー人気はどうやっても復活しなかった。

 「『なぜ売れないのか』をあらためて検討してみると、ウイスキーは“2軒目需要”になっていたんです。外に飲みにいくとき、普通はまず居酒屋やレストランで食事と一緒にビールやワインを一杯飲んで、2軒目のバーなんかでようやくウイスキーが選択肢に入ってくる。この時代に、それじゃ新しく愛飲者が増えるわけがない。とにかく1軒目に食い込まなければ、ウイスキーの復活はないと考えたんです」

 そこで、市場調査をゼロベースで行ったところ、まったく予期しなかった驚愕の結果が生まれた。

 「我々がよかれと思ってお勧めしていた飲み方は、お客様には濃かったんです。水割りやロックで、アルコール度数が大体12%くらい。それが美味しいと思っていたし、先輩からもずっと伝わってきた黄金比だったんですけれど、実際に消費者に聞いてみると、はるかに薄い8%くらいのものが一番美味しいといわれる結果が出た。そこにレモンを軽く搾るのがとても好評だったんです。このレモンを搾るっていうことが、我々には全然考えつかないことだったんですよ。ウイスキー自体の味が消えてしまうと思っていて。これまでメーカー側で正しいとされてきたスタイルとは全然違う、新しい飲み方をお客さまは欲していたのです」

1126とはずがたり:2012/06/22(金) 13:02:22
>>1125-1126
■小雪のCMもヒット市場が動き始めた! 

 伝統から離れるスタイルゆえに、社内でも批判は強かった。「ウイスキーはわかる人だけにわかってもらえればいいじゃないか」という強硬な意見もあった。

 「我々の世代の、ウイスキーが絶好調だった時代を知っている人間にしてみれば、ウイスキーをジョッキに入れるだの、レモンを搾るだの、そこまでして売らんでもいい!  という気持ちもありました。ウイスキーのよさってなんなんだと、いろいろ葛藤がありましたよ。でも若い社員たちがつくってきたものを飲んでみたら、これが悪くなかった。よく考えてあった。これならやる価値がある、失うものはないんだからと、最後は社風である『やってみなはれ』の精神で進んだのです」(相場康則サントリー酒類社長)

 田中さんがプロジェクトの成功を予感したのは、発表直前に全国の営業マンが結集する会議の席上で、角ハイボールのお披露目をしたときだという。

 「それまで業務用の営業マンは、売れないウイスキーにはなかなかいい顔をしなかったんです。それが、彼らのほうから『これなら絶対メニューに載せてもらえる! 』といってくれた。このジョッキのスタイルなら絶対イケると。そのときの熱気には特別な手ごたえがありました。やっぱりサントリーの人間はウイスキーに特別な思いがある、ウイスキーなら全社一丸になれる、という感覚でした」

 その結果、08年秋のリリース開始時点で、黄色い「ハイボール始めました」のノボリを立てた取扱店は1万5000軒にもなった。テレビCMには人気女優の小雪を起用し、新しくオシャレなイメージを売り込んだ。人気ブロガーに向けてハイボールのつくり方を指導するセミナーを開き、ネットを通じて口コミを広げた。そんな仕掛けが功を奏し、ブームは一気に過熱する。わずか半年で取扱店は4万軒以上増え、2年後の今では9万3000軒を超えた。

 都内にあるショットバーのマスター森村和弘さんは、

 「角ハイボールの前には、サントリーさんからやや高級な『山崎』でつくるハイボールの提案があったんですよ。山崎と同じ天然水でつくった『プレミアムソーダ』を使うんですが、それだと一杯1000円以上じゃないとお客さんに提供できない。当時はまったく流行らなかった(笑)。でも『角瓶』が人気で品薄になっている今なら、山崎の高級路線もいけるかもしれません。ウイスキーを飲む人自体が増えてきてますから」

 ビールに比べて酒税の安いウイスキーを扱うために、提供する小売店の利益率も高くなる。割り材であるソーダ市場も上向いたほか、缶入り酒類の分野でも「角ハイボール缶」はヒット商品となり、キリンをはじめとする同業他社が「世界のハイボール」などの商品で追随。伝統を見直すアイデアによって、ハイボール市場が大きく動き始めた。

 ※すべて雑誌掲載当時

呉 琢磨=文 小原孝博、小倉和徳=撮影

1127名無しさん:2012/06/25(月) 00:02:12

「安全」だと言われる東日本地域にあっても、チェルノブイリ禍を経験したロシア・ウクライナ・ベラルーシの基準によれば、放射能汚染のため定住・食料生産・食品製造に適さない地域が広がっている。

その安全性に係る見解は国内に於いて是非が分かれるところだが、食品製造業について、放射能汚染がなく消費者により安心して購入いただける商品を製造するため、西日本地域でこれを行うことは有意である。

万一の際のリスク分散にも繋がるものであり、震災被害をより受けにくい地域を選んで生産・製造拠点を配置することは、企業組織として理に適い且つ利に適うものであると思慮する。

1128荷主研究者:2012/07/01(日) 10:13:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120531t42029.htm
2012年05月31日木曜日 河北新報
ヤマダフーズの納豆新工場が完成 業務用、生産能力1.5倍に

新工場に設置された納豆を保管する冷凍庫

 納豆製造販売のヤマダフーズ(秋田県美郷町)の業務用納豆の新工場が完成し、30日、操業を開始した。

 新工場は総事業費約6億8000万円をかけ、本社隣接地に建設された。延べ床面積は約1600平方メートル。コンビニエンスストアなどの総菜に使う業務用納豆の袋詰めを1日当たり約2万8000個(1個300グラム入り)製造でき、生産能力は1.5倍に上がった。今後新たに従業員を10人程度雇用する予定。

 同社では、3年間で業務用納豆の売り上げを30億円増やしたいとしている。

 山田清繁社長は「量販店などでの総菜部門の需要は高まっている。今後も市場環境の変化に対応し、業界をリードしていく」と意気込みを語った。

 同社によると、東日本大震災の直後、被災した茨城県などの業者に代わって通常の1.5倍の納豆を生産し、市場への供給を支えた。電気やガスがなくても食べられる納豆は、被災地で重宝されたという。売り上げの一部を被災地に寄付する企画も展開、1年間で約220万円を集めた。

1129荷主研究者:2012/07/01(日) 10:49:43

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/301758
2012年5月12日 01:59 西日本新聞
大川に九州工場開設 大阪の飼料会社アプロジャパン

九州工場の竣工を祝い、テープカットをするアプロジャパン関係者

 養殖魚向けの栄養補助飼料メーカー「アプロジャパン」=大阪市、白石俊訓(としくに)社長=が、大川市の企業誘致奨励金制度を活用し、同市中古賀に九州工場を開設する。市によると、同制度に基づく製造業の進出は4年7カ月ぶり、2件目。11日には関係者を招き、現地で工場の竣工(しゅんこう)式を開いた。

 九州工場は、3階建て(延べ床面積約6千平方メートル)の旧家具工場を改築。大川市民を中心に15人程度を雇用し、6月に操業を始める。養殖魚の餌に混ぜる粉末飼料を生産し、長崎県五島・松浦、愛媛県宇和島など九州、四国の養殖業者に販売する。

 同社は、久留米市城島町で唯一の工場を操業していたが、手狭になったため、近隣の大川市への移転を決めたという。

 同市の企業誘致奨励金制度は2006年7月に創設。(1)設備投資額3千万円超(2)新規雇用5人以上(半数以上は市民)−の条件を満たせば、固定資産税相当額を奨励金(3年間、上限3億円)として交付される。

 白石社長は「家具産地の大川はトラック物流が充実している。各地に製品を届けるわが社の基地として工場を育てていきたい」と話した。

=2012/05/12付 西日本新聞朝刊=

1130チバQ:2012/07/01(日) 20:54:56
>>548>>906>>1116
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120701/bsc1207010701001-n1.htm
【底流】異例の三角関係 アサヒとサントリーが青島めぐり火花 (1/4ページ)2012.7.1 07:00
 サントリーホールディングス(HD)が中国ビール2位の青島ビールと提携、上海とその周辺地域の事業展開に乗り出す。だが青島はアサヒグループHDが発行済み株式の20%を保有する大株主。アサヒは青島の販売網を生かして中国全土で事業展開する計画だったが、一大消費地の上海を手放せざるを得なくなる可能性が出てきた。日本の大手2社が中国を舞台に生き残りをかけて火花を散らしている。

 6月5日午後3時半(日本時間午後4時半)、中国・上海市内のホテル。サントリー(中国)ホールディングスの白井省三社長と、青島ビールの孫明波取締役は、にこやかにあいさつを交わし着席した。2人は上海・江蘇地域で両社のビールを生産、販売する2つの合弁会社を、折半で設立する契約書にサイン。手続きは30分ほどで終了した。

 その数時間前、同じ上海市内では青島ビールの臨時取締役会が開かれた。議題はサントリーとの提携について。アサヒの山崎史雄中国代表も、青島の社外取締役として席に着いた。「アサヒの“意見”を伝えるように」(アサヒ首脳)。東京のアサヒ本社からそう指示を受けていた山崎氏は、サントリーとの提携に異論を唱えたが、提携は賛成多数で承認された。

■思いもよらぬ提携 

 国内で熾(し)烈(れつ)なシェア争いを繰り広げる2社が、同じ青島と組む「三角関係」となった事態に、別のビール大手首脳は「異例中の異例」と驚きを隠さない。

 表面的には冷静を保つアサヒだが、首脳陣の心中は穏やかではない。「当然、腹が立つ」。ある同社関係者はそう吐き捨てた。

 アサヒは1994年、日本のビール大手の中ではいち早く中国に進出。青島との提携は97年からと古く、約15年に渡って関係を築いてきた。2009年、出資比率を約20%に引き上げた際に青島と結んだ覚書には「アサヒは中国ビール事業で唯一のパートナー」と記されており、アサヒとしては、青島が他の日本勢と提携するとは思いもよらなかった。

 一方のサントリーはしてやったりだ。青島が開示したサントリーとの提携に関する資料には「上海・江蘇では第三者のビールは作らない、売らない」と明記してある。アサヒは青島との合弁工場でアサヒブランドのビールを製造しており、今後、消費地として最大規模の上海でも青島の販売ルートを活用して拡販をもくろんでいた。サントリーは提携でその芽を摘んだ。

1131チバQ:2012/07/01(日) 20:55:51
■過熱するシェア争い

 「三角関係」で際立つのは青島のしたたかさだ。

 アサヒは「スーパードライ」を中国市場で高級ビールとして販売しているが、いまだに黒字になっていない。一方のサントリーは1981年以来、中国で「三得利(サントリー)」ブランドの高級ビールを展開。ここ数年は赤字だが、経済成長の著しい上海市ではトップシェアを誇る。

 アサヒの実績が不満だった青島はここに目をつけ、自らサントリーに提携を持ちかけたという。一大市場の上海で優位に立ち、シェア首位の華潤雪花ビールに迫るためだ。青島は、アサヒとの関係についてはコメントをしていない。

 「私たちは大きな夢を持っている」(サントリー中国法人の松本洋一副社長)。

 サントリーは今回の提携で、まずは上海・江蘇地域で5年後に600億円の売上高を達成したい考え。これを足がかりに中国全土へ事業を拡大する野望も透ける。

 これに対しアサヒはいらだちと焦りを募らせる。

 同社はサントリーと青島の提携後も、「青島の販売網を活用して中国全土に販路を広げる」(首脳)と公言。20%の出資を背景に青島に提携関係の拡大を迫るとみられる。

 だが、青島側はアサヒを「出資者の1人としかみていない」(アナリスト)との見方もあり、実現するかは不透明だ。

 11年の中国ビール市場は、生産量が前年比9・26%増の4898万キロリットルで10年連続の世界トップ。1980年代には800社超が全土にひしめいていたビール会社は、現在までに華潤雪花、青島、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(中国)、北京燕京の4強にほぼ集約され、シェア争いが激化している。

 国内市場が頭打ちの中、ビール大手各社は、海外へ活路を求めている。ただ、巨大な中国市場を狙う2社と異なり、キリンホールディングスやサッポロホールディングスは中国進出に距離を置き、ほかのアジアやオセアニア諸国での展開に力を入れる。低価格ビールの販売競争で経営体力を消耗したくないことと、契約の概念が日本とは異なる中国でのビジネス展開が難しいことなどが理由だ。

 サントリーと青島との提携も、低価格ビールの優勢な中国で、高級ビールを浸透させられるかどうかは不透明。アサヒ同様、今後、青島に翻弄(ほんろう)される可能性もある。両社がともに「背水の陣」で攻める中国は、今後も厳しい市場となりそうだ。(金谷かおり)

1132荷主研究者:2012/07/08(日) 15:04:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120616t72005.htm
2012年06月16日土曜日 河北新報
サンコー食品、大崎進出 工場立地で市と協定

 食品スーパーのヤマザワ(山形市)の完全子会社、サンコー食品(同)が宮城県大崎市古川への工場進出を決め、15日、大崎市などと立地協定を締結した。同社の工場は山形工場に続いて2カ所目。ヤマザワの宮城出店が加速する中、地場産素材を用いた「地産地消」を推進する。

 大崎市役所で行われた調印式で、サンコー食品の遠藤善也社長と大崎市の伊藤康志市長、市土地開発公社理事長の岩渕文昭副市長が協定書に調印した。ヤマザワの山沢進会長と仲介した宮城県の関係者が立ち会った。

 工場用地は石田工業団地の約1万4560平方メートル。建築面積は約1万平方メートルで牛乳、米飯、総菜などを製造する。8月までに着工し、来年4、5月に操業開始の予定。1期工事に20億円を投じるなど、今後3年で事業費計40億円を見込む。

 従業員は地元中心に当初は約200人を採用し、2年間で300人まで引き上げる方針。

 生産面では、牛乳は現在1リットル入りパックを年間生産量900万本生産しているが、うち約400万本を古川工場での生産に切り替える。

 山沢会長は「鳴子の伏流水の良さ、交通の利便性、穀倉地帯の土地柄や人柄などで立地を決めた」と説明。遠藤社長は「地産地消を確立したい。山形工場とは違う新商品も作り、山形、宮城両県の店舗に出荷したい」と話した。

 伊藤市長は「被災した大崎、東北が一日も早く復興するよう協力を願う」と歓迎した。

 ヤマザワは山形県に43店、宮城県に22店ある。岩手、秋田両県にも今後進出する予定で、5年間で山形県外は50店ほど増やす計画だ。

1133チバQ:2012/07/16(月) 15:53:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120715-00000002-fsi-bus_all
「黒」でビール復権か 市場は最大7倍に広がる可能性も
フジサンケイ ビジネスアイ 7月16日(月)8時15分配信


拡大写真
好調な売れ行きのアサヒビールの黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」=都内のコンビニエンスストア(アサヒグループホールディングス提供)(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 国内ビール各社が販売する缶入り黒ビールが人気だ。家飲みの増加で缶ビールで目新しさを求める傾向や、日本人好みのすっきりとした味わいの新商品が需要喚起につながっている。新商品の投入も相次ぎ、今年の黒ビール市場は前年比6〜7倍の一大ブームとの期待が高まる。

[フォト] 従来の黒ビールとはまったく違う味…「スーパードライ」初の派生商品

 その最大の立役者は、アサヒビールが国内トップブランド「アサヒスーパードライ」のラインアップに4月に加わった黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」。

 同社の消費者調査では、黒ビールには「かっこいい」イメージがある一方、味は「重い」「飲みにくい」といったマイナスの意見も目立った。そこでスーパードライの製法を活用してキレとコクのあるすっきりとした味わいに仕上げたところ、これが当たった。

 「20〜30代男性を中心に新規顧客も開拓できた」(アサヒ)ため、年間販売目標を当初の200万ケース(1ケースは大瓶20本)から6月には300万ケースに上方修正したほど。7月からは韓国での販売にも乗り出した。

 サッポロビールも、飲食店限定で展開している黒ビール「ヱビス スタウト クリーミートップ」を缶商品にして、8月以降、コンビニエンスストアなどで順次数量限定で販売する。

 グラスに注いだ際に、飲食店で提供されるものに近いクリーミーな泡立ちが実現できる小さめの飲み口を開発し、他社と差別化を図る、力の入れようだ。

 サッポロは3月に発売した第3の『黒』ビール「サッポロ 麦とホップ〈黒〉」の年内販売目標を1カ月後の4月に発売時の2倍の300万ケースに上方修正するほど好調。ノンアルコールビールにも新商品を投入するなど“黒”市場に力を入れている。

 キリンビールも「キリン一番搾り スタウト」の1〜6月の販売数量が前年同期比約4割増とブレーク中。サントリー酒類は、現在お中元のギフトセットのみで取り扱っている「ザ・プレミアム・モルツ〈黒〉」を9月下旬から数量限定で小売店で販売する。

 アサヒによると、昨年の黒ビール市場は約100万ケース。今年は新商品投入効果もあり、最大7倍の700万ケースの可能性もあるという。

 ビール類市場全体に占める割合は昨年で約0.2%にとどまるが、家庭用の缶商品が定着すれば、ビール全体の復権にもつながりそうだ。(金谷かおり)

1134荷主研究者:2012/07/26(木) 00:17:53

http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0005167293.shtml
2012/06/27 09:30 神戸新聞
ヒガシマル食品新工場完成 生産能力1・5倍に 

白壁の蔵をイメージして造られた新工場=たつの市龍野町日飼

 ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市龍野町富永)の子会社ヒガシマル食品(同)が建設を進めていた粉末調味料の新工場が同町日飼に完成し26日、式典があった。生産能力を1・5倍に増強、関東エリアを中心に好調な需要に対応する。

 新工場は5階建て、延べ床面積1万2千平方メートル。老朽化した既存施設の機能を集約し、調合された原料をコンテナで管理するなど最新設備を導入した。除湿空調には二酸化炭素(CO2)排出量が少ない液化天然ガス(LNG)と地下水を利用したハイブリッドシステムを採用、環境負荷を減らした。日産能力は230万袋。総工費32億円。

 外観は白壁の蔵をイメージし、小京都「龍野」の町並みに調和するデザインにした。

 式典には約120人が出席。神事に続き、同食品の淺井昌信社長がスイッチを押し、ラインが稼働を始めると会場から拍手が起きた。

 淺井社長は「家庭で使いやすい商品づくりでさらに市場を拡大させ、関東に進出していきたい」と話した。(松本茂祥)

1135荷主研究者:2012/07/26(木) 00:46:39

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/06/25-7114.html
2012年06月25日 化学工業日報
日本コーンスターチ 異性化糖 能力倍増

 日本コーンスターチは、かねて衣浦事業所(愛知県碧南市)に建設中だった異性化糖製造設備の増設が完了し、今月から本格稼働に入る。夏場に需要が高まる飲料や冷菓向けに供給対応するため、製造能力を約2倍に高めた。出荷システムや輸送ローリー車の充実などに加え、放射性物質を自社測定する仕組みも備え、迅速で安全な供給体制が整った。総投資額は約50億円。

1136チバQ:2012/08/09(木) 22:42:08
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120809/bsc1208091643017-n1.htm
ノンアルや第3のビールで明暗 大手ビール6月中間決算2012.8.9 16:42
 国内ビール大手4社の2012年6月中間連結決算が9日、出そろった。売上高は海外でのM&A(企業の合併・買収)加速などで全社増収となったが、営業利益は昨年の東日本大震災で減少した宣伝広告費の反動増により軒並み減益。主力の酒類事業では、第3のビールやノンアルコール飲料といった成長市場への対応能力で明暗が分かれた。

 売上高では、ニュージーランド酒類大手「インディペンデント・リカー」を新たに連結子会社化したアサヒグループホールディングスが前年同期比9・0%増の7102億円、ブラジル酒類大手「スキンカリオール」を買収したキリンホールディングス(HD)が4・0%増の1兆416億円と、海外でのM&Aが増収に直結した。

 一方で営業利益は、震災の反動や積極的な販促で膨らんだ宣伝広告費が押し下げ要因に。アサヒは10・0%減で「売り上げ拡大に向けて販促費を使い過ぎた」(本山和夫副社長)、赤字のサッポロホールディングス(HD)は「投資と成果の計画との乖離(かいり)が課題」(上條努社長)と、戦略上の問題点も浮かんだ。

 看板の酒類事業では、第3のビール「金麦」やノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー」が好調だったサントリーホールディングス(HD)、ノンアル飲料「アサヒドライゼロ」を投入したアサヒなどが増収。サントリーは「下期もノンアルが牽引(けんいん)する」(千地耕造常務執行役員)とする。減収だったキリンは「伸びるジャンルで十分にできなかった」(三宅占二社長)として、売上高と営業利益の通期業績見通しを下方修正した。

1137荷主研究者:2012/08/12(日) 21:10:32

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120705301.htm
2012年7月5日03時37分 北國新聞
食品卸3社、経営統合へ カナカンが高知、青森の業者と

 食品卸業を手掛けるカナカン(金沢市)は4日、同業の旭食品(高知県南国市)、丸大堀内(青森市)と経営統合に向けた協議を始めることで基本合意したと発表した。来年2月をめどに共同持ち株会社を設立する。3社の売上高の合計は6千億円を超え、国内の業界では5番手の規模になる。「地域連合」を形成し、競争力を高めるのが狙いだ。

 共同持ち株会社の本社は東京に置く予定で、3社は持ち株会社の子会社となる。各社の「地域卸」の強みを生かし、物流網などを活用して事業の拡大や新たなビジネスの創出を目指す。3社の物流の最大メリットによる相乗効果を狙う。

 合併するかどうかや株式の移転比率、組織の再編、共同でできる事業内容などは今後協議する。

 カナカンは北陸三県と新潟県で食品卸を行っている。旭食品は九州から関東までに35事業所を展開し、丸大堀内は東北6県を事業エリアとしている。

 売上高はカナカンが1437億9100万円(12年1月期)、旭食品が3773億1300万円(12年3月期)、丸大堀内が938億600万円(同)となっている。

 3社は「平等の精神に基づき、3社の自主性、機動性の向上を促進していく」とし、カナカンの担当者は「取引先の満足度を向上できるよう、地域密着はこれからも続けていきたい」と強調した。

 卸業界では全国規模での再編が進んでいる。デフレや少子高齢化に加え、製造元と小売業が卸業者を介さずに取引する「中抜き」の動きが広がり、経営環境が厳しさを増しているためだ。地元の関係者からは「今後も生き残りをかけて、再編に動く業者が出てくるのはないか」との声も聞かれる。

 卸業界をめぐっては昨年、三菱商事(東京)の卸業子会社数社が経営統合した。今回、経営統合の協議を始めるカナカンと旭食品、丸大堀内の3社は2004年、食品スーパーの共同仕入れ組織に食品を販売する共同出資会社を他の複数社とともに設立している。

 業界関係者によると、石川の地場卸はデフレ基調などで経営に行き詰まる業者が多く、ここ数十年で半分ほどに減ったという。別の卸売業者は「流通は環境の変化が激しく、地域の卸業者が生き残るためには従来と違うことを積極的に行っていかないといけない」と話した。

1138荷主研究者:2012/08/12(日) 21:30:40

http://www.at-s.com/news/detail/397725727.html
2012/7/7 08:51 静岡新聞
鹿児島に生産拠点 被災リスクを分散 マルハチ村松

 天然調味料製造・販売のマルハチ村松(焼津市、村松憲行社長)は、東海地震など大規模災害発生時のリスクを分散するため、鹿児島県枕崎市に工場を新設した。

 焼津市内の既存工場と合わせて生産体制を再構築した。鹿児島工場はことし1月に操業を開始し、調味料製造をはじめ、バイオ医薬品用素材や健康機能性食品の素材を生産する。

 取引先から「地震などで(同社からの)素材供給が止まると、生産ができなくなる」とリスク分散への要望が高かったことから、2010年に事業継続計画(BCP)の一環で枕崎市内の協力工場を買収し、100%子会社のマルハチ・テクノロジーを新設した。さらに土地を拡張して、約1万3千平方メートルの用地に約2100平方メートルの新工場を建設した。

 新工場建設中に東日本大震災が発生し、「リスク分散に向けてさらなる対応が必要」(村松社長)と、隣接地約1万2千平方メートルも追加取得した。今後、新たに取得した用地で生産体制の拡充を図る。

 村松社長は「鹿児島県は水産原料が豊富で、地震リスクが低い。生産拠点の分散化で、被災時にも事業継続できる体制を整えたい」と話している。

1140チバQ:2012/09/13(木) 21:03:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000070-mai-bus_all
<伊藤忠>ドールの事業買収で交渉…缶詰・果汁飲料事業など
毎日新聞 9月13日(木)19時36分配信

 伊藤忠商事は13日、米食品大手ドール・フード・カンパニーから、アジアでのバナナなど青果物の生産・販売事業と世界の缶詰・果汁飲料事業を買収する方向で交渉していると発表した。近く合意する見通しで、買収額は17億ドル(約1300億円)前後に上る見通し。11月には買収した事業を統括する新会社を日本国内に設立する方針だ。

 伊藤忠は経済成長が続き、果汁飲料などの需要増が見込まれるアジアで、ドールの世界的なブランド力を活用したい考えだ。現在扱っている日本産の青果物にドールブランドを付けて輸出することも検討する。

 ドールはパイナップルの缶詰生産では北米で約60%のシェアを持つほか、アジアではフィリピンなどで大規模農場を運営し、バナナやパイナップルを生産している。しかし、バナナの販売価格下落などで業績が低迷しており、事業の見直しを検討していた。伊藤忠とは1960年代から日本のバナナ販売で提携しており、売却先に選んだとみられる。

 伊藤忠はドールの販売拠点に加え、傘下のコンビニエンスストア「ファミリーマート」のアジア各地の店舗、中国での自社販売網などを活用して売り上げ拡大を目指す。

 日本の商社は収益構造に占める資源エネルギー分野の比重が高く、伊藤忠はリスク回避の観点から資源偏重からの脱却を目指してきた。12年3月期連結決算では最終(当期)損益に占める食品、繊維などの非資源分野の割合が5割超となり、「バランスのとれた収益構造」(岡藤正広社長)を実現。ドールの事業買収で非資源分野をさらに強化したい考えだ。【立山清也】

1141荷主研究者:2012/09/17(月) 10:33:23

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005310742.shtml
2012/08/19 07:55 神戸新聞
アサヒビール西宮工場、22日閉鎖 

閉鎖されるアサヒビール西宮工場。長年、甲子園球場にも出荷し、親しまれてきた=西宮市津門大塚町(撮影・立川洋一郎)

 85年の歴史を持つアサヒビール西宮工場(兵庫県西宮市)が22日、閉鎖される。戦争や阪神・淡路大震災を乗り越えて、「スーパードライ」などを生産してきた西日本の拠点工場。事業再編のため、吹田工場(大阪府)へ機能を統合する。

 1927(昭和2)年、日本麦酒鉱泉・西宮工場として操業開始。その後、企業合併を経て大日本麦酒の工場となり、49年に企業分割で朝日麦酒(現アサヒビール)西宮工場となった。

 65年には世界で初めて屋外で発酵貯酒できるタンクを開発。安定品質で大量生産を可能にする「画期的な技術」で本場ドイツにも輸出した。

 発展の礎となったのが、87年の大ヒット商品「スーパードライ」。西宮工場では東京工場に続いて翌年生産を始めた。辛口ビールは大ブームとなり、シェアトップに躍り出る原動力となった。

 95年の大震災ではラインに被害を受けたが、醸造用の水を被災地に提供。工場も懸命の復旧作業で3週間後に再開した。

 2011年のアサヒビールのビール類シェアは37・9%で首位だが、国内市場が縮小する中、生産体制の再編を決断。西宮工場を閉鎖し、残る国内8工場の操業度を上げて対応する。西宮の従業員約110人は吹田工場などに移籍する。敷地内にある子会社のニッカウヰスキーの工場は生産を続ける。

     ◇

 西宮工場は兵庫の産業観光では有名な施設で、見学には年間約10万人が訪れる。最終日の17日には大勢のファンが詰めかけ、出来たてを飲んで名残を惜しんだ。

 撤退する工場の土地は約10ヘクタールあり、西宮市は一部を購入する方針。病院など公共施設の移転を検討しているという。

(土井秀人)

1142荷主研究者:2012/09/17(月) 10:39:24

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120818/bsc1208181916000-n1.htm
2012.8.18 19:15 Fuji Sankei Business i.
“日韓どぶろく戦”にごり&発泡で日本酒反撃 マッコリに負けるな!

阪神百貨店の冷蔵コーナーにはいまが“旬”のにごり酒と発泡性の酒が並ぶ=大阪市北区(佐々木詩撮影)

 国内で低迷が続いていた日本酒市場。その国内出荷量が昨年度、前年度比1・2%増の60万3612キロリットルと、16年ぶりに前年度を上回った。東日本大震災後、「東北の酒を飲もう」との機運が高まったことが要因の一つとして挙げられるが、日本酒そのものの裾野が広がっていることも見逃せない。その立役者は、「にごり」と「発泡」だ。(佐々木詩)

 オシャレなボトル 女性に人気

 大阪市北区の阪神百貨店。地下1階の日本酒コーナーの一角で、今月に入ってから「夏の生酒特集」と題して、冷蔵ケースに、にごり酒や発泡性の日本酒が並べられている。一見、シャンパンのボトルのようなおしゃれな発泡性のにごり酒やロックで楽しむにごり酒など、種類はさまざま。男性客の多い日本酒コーナーの中にあって、にごり酒や発砲性日本酒は女性客を中心によく売れているという。

 にごり酒とは、もろみを濾過(ろか)しないか、もしくは荒い布でこしただけのもの。火入れをしていないために酵母菌が生きていて発泡するタイプのものもある。

 辛口のものもあるが、甘酸っぱい味わいが特徴的。冬の新酒の時期に出回るものだったが、いまでは「夏限定」のにごり酒も登場するなど、1年を通じて飲まれるようになってきている。

 悔しいけど、きっかけは韓流マッコリ・ブーム

 発泡性清酒も、甘酸っぱさがウリ。なかにはビン内で二次醗酵させることで、シャンパンのような口当たりのよい発泡感が楽しめるものもある。

 にごりや発泡性の日本酒が飲まれるようになった背景には約3年前から始まった韓国のにごり酒「マッコリ」ブームがあるという。阪神百貨店の酒類販売担当者によると、マッコリブームが起きた少しあとからにごり酒も売れるようになった。

 マッコリで「にごり酒」のおいしさを知った女性たちが、日本のにごり酒にも目を向けるようになったようだ。「マッコリでも生タイプの微発泡のものが好まれました。同様に微発泡のにごり酒の人気が高いですね」。同店の発泡性にごり酒の売り上げは、昨年の同時期に比べ約2倍に増えている。

これが日本酒? 広がる世界

 マッコリブームを牽引(けんいん)したのが女性だったように、今回のにごり、発泡酒ブームを後押ししているのも女性。酒造メーカーでは、女性の日本酒ファン拡大を狙い、PRに余念がない。

 「宝酒造」(京都市下京区)は自社の発泡性清酒「澪(みお)」とスイーツを合わせる新しい飲み方を提案。今年3月と7月に京都市内で女性モニターを集め、京都の有名プリン専門店などとコラボレーションしたイベントを開催した。同社広報の坂口智子さんによると、参加者の反応は「意外と合うんですね」と上々だった。また従来の日本酒のイメージにない発泡感とほんのりとした甘さがから、「これが日本酒?」と驚きの声もあがったという。

 澪のアルコール度は5%。他社の発泡性清酒も、アルコール度は高いもので7%どまり。低アルコール飲料を好む若い世代にも飲んでもらおうと、通常の清酒よりも大幅にアルコール度を抑えている。澪は昨年の発売以来、売れ行きは好調といい、坂口さんは「『澪』のような発砲性清酒などから、日本酒の世界を知ってもらい、ファンになってもらえれば」と話している。

1143チバQ:2012/09/21(金) 23:34:33
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001209200002
焼酎、高まる輸出志向 県内メーカー
2012年09月21日


首藤正治延岡市長(左)らも参加して開かれた佐藤焼酎の輸出発表会=7月、延岡市祝子町




 県内の焼酎メーカーが、将来の国内市場の縮小を視野に中国や米国などへの輸出に乗り出している。新たに参入するメーカーもあり、現在、10社以上の会社が海外に販路を求めている。ただ、高い価格や知名度不足などの「輸出障壁」もあり、収益の柱に成長するには時間がかかりそうだ。


 雲海酒造(本社・宮崎市)は今年6月、台湾の台北市で開かれた国際見本市「フードタイペイ」に「日向木挽(こ・びき)」などの主力商品を出品した。海外営業担当の曳田和彦さん(34)は滞在中、夜は現地の輸入業者と一緒に約10店の日本食レストランを回り、自社の焼酎を売り込んだ。


 「焼酎の認知度は、先行する日本酒に比べるとまだまだ低い。まず台湾人オーナーに飲み方を含めて知ってもらうことが大切です」と曳田さん。反応はよかったという。
 雲海酒造は1985年、県内メーカーでは初めて米国への輸出を始めた。アジアにも販路を広げ、現在は22カ国・地域に出荷。ただ、全体の生産額に占める割合はわずかで、今のところ「国内市場が圧倒的に多い」(営業推進課)。


 焼酎メーカー37社が加盟する県酒造組合によると、海外販売をしているメーカーは10社を超え、2010年7月から1年間で約300キロリットルを輸出。国内の焼酎輸出量の13%を占める。


 各社が輸出に力を入れるのは、近い将来の需要減への危機感があるからだ。「佐藤焼酎製造場」(本社・延岡市)は5月、「亮天」など3種類の焼酎約9200本を上海に輸出し、海外進出に乗り出した。


 水江順治社長(58)は7月の輸出発表会で「少子高齢化が進み焼酎を飲む人が減る国内に比べ、中国は40年後の平均年齢が現在の34・5歳から42・5歳になり需要は増える」と説明。将来は製品の5割を輸出したいと意欲を見せた。


 一方、財務省が統計をとっている08年からの焼酎輸出量は、ほぼ横ばい状態だ。この理由について、各メーカーの担当者は、関税などで現地価格が国内の2、3倍もする「高級酒」であることや、販路が日本料理店や現地邦人に限られている点を指摘する。


 19カ国で「天孫降臨」などを年1億円弱販売する神楽酒造(本社・高千穂町)の海外営業担当、松浦賢史さん(38)は「時間はかかるが、日本料理店を媒体にして現地の人に焼酎の魅力を広めることが必要だ」という。


 焼酎の輸出は、政府が日本酒とともに「国酒」として世界へ売り込む戦略を決めるなど追い風もある。神楽酒造の渡辺浩二管理部次長(58)は「焼酎の国内販売はこれから戦国の世の中になる。いまから海外への基盤をつくっておくことが大切だ」と話す。(大畠正吾)



 〈焼酎の輸出量〉
 財務省の貿易統計によると、輸出額は全国で15億円前後と横ばい状態が続いている。宮崎、山口、大分3県と福岡県などの一部を管内とする門司税関の輸出量は、10年に613キロリットルで、一升瓶換算で約34万本分になる。この半分ほどが宮崎県からの輸出とみられる。

1144荷主研究者:2012/09/22(土) 17:42:07

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000000-fsi-bus_all
SankeiBiz 2012年8月24日(金)8時15分配信
“カルビーの黒子”伊藤忠、中国で奔走 食の懸け橋「日本人にはまねできない」

(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 天然ガスや鉄鉱石など資源権益取得の投資が花盛りの大手商社にあって、伊藤忠商事が事業パートナーの仲介や調達・物流支援など、国内事業会社の経営戦略を縁の下で支える伝統的な商社ビジネスで存在感をみせている。少子化による国内市場の縮小をにらみ食品、繊維など内需型産業でアジアの成長取り込みを狙った海外展開が加速。この動きと同社が強みを持つ中国市場の事業ネットワークが共鳴を強めているためだ。大手商社の中で群を抜く対中国投資が非資源事業を新たな成長ステージに押し上げようとしている。

[写真]中国、五輪観戦の友はスナックも…食不安で日本製品が人気

 ◆ジャガイモ安定調達

 「思ったよりも手ごわい仕事だ」。伊藤忠で輸入青果を手がけてきた北栄哲弥農産部長代行は今、国内スナック菓子で約5割のシェアを握るカルビーの黒子として、中国でのジャガイモ調達網の構築に奔走している。

 カルビーは、伊藤忠と中国食品大手の康師傳グループの3社で、上海近郊の杭州市にスナック菓子製造販売の合弁会社を10月に立ち上げる。まずは小麦粉などを主原料とする「かっぱえびせん」などを来年から生産する予定だが、その後、主力の「ポテトチップス」を投入する計画で、ジャガイモの安定調達は合弁事業の成否を左右する。

 中国のジャガイモの年間生産量は日本の約30倍の8000万トンにも上るが、食用やデンプン向けなどに需要はうなぎ上り。そのうえ政府が、食糧安全保障の観点から国内自給を原則とし、生食用の輸入を認めていないため価格は高騰。生産者は小規模農家がほとんどで、契約栽培の集荷網の構築も一筋縄ではいかないという。調達環境は極めて厳しいのが実態で、北栄氏の肩には、スナック菓子で「5年以内にはシェア10%を目指す」(カルビーの松本晃会長)と、13億人の市場の攻略に意気込むカルビーの期待が重くのしかかる。

 もっとも、北栄氏はこの大仕事に前向きだ。ジャガイモは倉庫保管で手を抜けば揚げたときの色が劣化するほどデリケートな商品。安定した調達網と“カルビー品質”を満たす安心・安全の流通保管体制づくりに成功すれば、手にできるのはカルビーの中国事業の収益成長の共有にとどまらない。「量販店の進出も加速し、調達力が上がれば、フライドポテトなど用途も広がる」と北栄氏はにらむ。

 ◆頂新のノウハウ強み

 中国事業のパートナーに選ばれたことが、伊藤忠に新たな食品分野のビジネスチャンスをもたらす形だが、こうした例はカルビーとの協業だけではない。カルビーが伊藤忠と組んだ背景には、伊藤忠が約20%出資する中国・台湾の食品流通大手、頂新グループの存在がある。カルビーの合弁に参画する康師傳も頂新の傘下企業で、伊藤忠が頂新を通じて中国市場に橋渡しした食品メーカーはアサヒビールやカゴメ、プリマハム、日本製粉、ケンコーマヨネーズなど十数社にも及んでいる。

 頂新は中国全土の物流網に加え、地場の小売業者との関係も深い。「地域ごとに異なる中国人の味覚を商品開発に落とし込むノウハウは日本人にはまねできない」と、伊藤忠の食料部門を統括する青木芳久専務は太鼓判を押す。中には「Pasco(パスコ)」ブランドで国内2位の敷島パンのように、中国市場から一度は撤退したが、頂新の評判を聞き、再チャレンジする企業もあるほどだ。

1145荷主研究者:2012/09/22(土) 17:42:41
>>1144 続き

 ◆実績重ね有力企業とパイプ構築

 一方、2009年に資本参加した繊維事業を核とする中国の企業グループ、杉杉集団との提携も果実を生んでいる。三井不動産を杉杉集団の不動産部門に仲介し、商業モールを建設。同集団の化学部門には、酸化鉄を中心とする素材メーカーの戸田工業を紹介し、リチウムイオン電池材料の合弁事業につなげた。

 頂新、杉杉集団。そして昨年4月に包括提携した政府系大手金融グループの中国中信集団と、伊藤忠が次々に“実力派”の有力中国企業と構築したパイプは、1972年の日中国交回復を機に他社に先んじて貿易再開に乗り出して以来、積み上げてきた実績の結実で、アジアのビジネスチャンスを呼び込む最大の武器となっている。

 中国ビジネスには、尖閣諸島をめぐる領土問題で反日デモが起こるなど政治リスクもある。だが、岡藤正広社長は「食料や繊維など生活に密着した事業は消費者から支持されるだけに、政治や法制度の変更に左右されにくい」と指摘。12年3月期末で1577億円と、大手商社でトップの投資残高で築いた中国事業の先行きに自信をみせる。

 12年3月期の連結最終利益に占める中国事業の比率はまだ5%(157億円)と小さいが、この5年でほぼ倍増した。国内の内需企業が海外展開の動きを強める中、頂新グループの魏応州董事長(会長)が「兄弟」とまで呼ぶ、伊藤忠の中国ネットワークの価値はこれまで以上に高まる見込みで、収益の貢献度もステップアップしそうだ。(上原すみ子)

1147荷主研究者:2012/10/21(日) 17:41:45

http://www.at-s.com/news/detail/450477728.html
2012/9/19 08:10 静岡新聞
ケンコーマヨネーズ、富士に主力工場 4月着工

 マヨネーズ類の製造・販売の業界大手、ケンコーマヨネーズ(本店・神戸市灘区、炭井孝志社長)は18日までに、富士市大渕に新工場を建設する方針を決めた。来年4月に着工し、操業は2014年4月の予定。新商品の開発を手掛けるなど、主力工場として稼働させる。

 新工場は同市の富士山フロント工業団地に建設する。敷地面積は3万7310平方メートルで、延べ床面積は約6千平方メートル。同社単体の工場としては国内7カ所目で、「大規模生産拠点の一つ」(村田隆取締役)と位置付ける。

 商品の原料となる殻付き卵から卵商品まで一貫した生産システムを整備し、生産効率の向上による収益力の強化を図る。投資額は約45億円。

 食品製造にとって不可欠な水資源が豊富で、首都圏と中京・関西圏という一大消費地の間にあり、新東名高速道の開通による利便性の良さなどから、同市への進出を決めた。中期経営計画(12?14年)で掲げた「事業領域の拡大」の一環という。

 従業員の雇用数は検討中としながらも、村田取締役は「できるだけ地元の人たちにお願いしたい」と話す。

 同社の創業は1958年。2012年3月期の業績(連結)は売上高518億7800万円、純利益10億2900万円。

1149荷主研究者:2012/10/28(日) 21:48:17

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201209290038.html
'12/9/29 中国新聞
ヤクルト福山44年の歴史に幕

 福山市神村町の乳製品製造ヤクルト本社福山工場が28日、44年の歴史に幕を閉じた。最後の製品となるヤクルト原料液を積み込んだタンクローリー3台が午前9時半ごろ、工場を出発。社員たち約20人が手を振って見送った。

 1968年から原料液やヨーグルト「ソフール」などを生産してきた。ヤクルト本社(東京)が進める工場再編計画に伴い、老朽化が進んだ福山工場は閉鎖が決まった。原料液などの製造は、兵庫県三木市の工場に集約し、福山工場の従業員約60人は段階的に他工場に移る。

 同工場は、年に1度の工場祭や工場見学会で地域住民に親しまれてきた。田篭(たごもり)恵工場長(54)は「地域のおかげで生産を続けられた。寂しくなる」と振り返った。

 敷地約1万7900平方メートルは売却し、工場は11月ごろに取り壊す。地域のシンボルとして親しまれた約80本の桜は残すという。

【写真説明】最後の原料液を輸送するタンクローリーを見送る田篭工場長(右端)たち

1150チバQ:2012/11/14(水) 22:49:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121114-00007817-president-bus_all
10年に1度のヒット「マルちゃん正麺」が生まれたワケ
プレジデント 11月14日(水)10時30分配信

 東洋水産の袋麺「マルちゃん正麺」が売れている。同製品の特徴は、生麺のようなコシのある食感にある。昨年11月の発売開始当初、同社は年間100億円を販売目標としていたが、200億円に上方修正。生産ラインを増設し、対応する。

 加工食品で同規模を売り上げた新商品となると、2002年に発売された日清食品のカップ麺「日清具多」まで遡る。飲料を除く加工食品全体を見ても、「マルちゃん正麺」のヒットは、10年に1度あるかどうかの水準だと言えよう。

 なぜ、これほどの大ヒット商品が生まれたのか。背景には東洋水産の堅実でマイペースな経営がある。

 コストダウンを繰り返しながら縮小均衡する国内市場で利益水準を維持し、海外展開を拡大していく──。袋麺、カップ麺などの即席麺市場だけでなく、食品業界各社に共通する課題だ。東洋水産はこうした課題にいち早く気づき、国内の即席麺市場で日清食品に次ぐ2番手を維持しつつ、海外市場で拡大を続けてきた。現在、アメリカの即席麺市場における同社のシェアは約6割、メキシコでは約8割と圧倒的だ。しかし、さらなる海外展開には慎重であり、日清食品が進出を進めるアジア地域とは今のところ距離を置いている。

 また、1990年以降、不動産投資で失敗する食品メーカーもある中、同社は投機的な活動を控えてきた。確実に稼げるところを見極め、そこで稼ぐ。その結果として生まれた潤沢なキャッシュが、新たな商品開発の原資となり、今回のヒットに繋がったと考えられる。

 今期、東洋水産は増収増益を見込む。だが、広告宣伝費がかさんでいるため、「マルちゃん正麺」の利益貢献はさほど大きくない。来期以降の戦略が勝負の鍵を握る。

 最大の壁は競争の激化だ。袋麺市場トップのサンヨー食品は、9月に「サッポロ一番 麺の力」を、カップ麺トップで、袋麺では2位につける日清食品は、8月末より「日清ラ王」の発売を開始。いずれも“生麺感覚”を売りにした商品だ。

 この袋麺ブームは来期まで続くと予想する。だが、再来年まで続くかは怪しい。消費者に浸透した新ブランドをカップ麺に横展開するなど、東洋水産の次の一手に期待したい。

1151荷主研究者:2012/11/15(木) 23:44:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121013/bsc1210130504006-n1.htm
2012.10.13 08:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒVSキリン「清涼飲料」でも火花 ビール2強が握る再編のカギ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1210130504006-p1.jpg
国内飲料メーカーのシェア

 ビール市場で熾烈(しれつ)なシェア争いを繰り広げるアサヒとキリンが、清涼飲料でも火花を散らせている。清涼飲料事業で赤字続きだったアサヒが今月、カルピスを買収して国内3位に躍り出た一方、5位に転落したキリンは組織改編で立て直しを図る。少子高齢化で国内市場が縮小する中で、大手だけでも12社がひしめき合う飲料業界。ビール2強の対決激化がさらなる再編の引き金になりかねない。

ブランドの集合体

 「乳飲料市場で断トツのカルピスは強い。競争が激しくなる中でわれわれの事業に大きく貢献してくれると期待している」

 1日、味の素から約920億円でカルピスを買収したアサヒグループホールディングス(HD)。泉谷直木社長はカルピスの持つ乳酸菌技術や知名度を評価し、アサヒ飲料を中核とする同社の飲料事業拡大に自信を示した。

 買収によってアサヒの飲料事業売上高は単純合算で約4400億円(2011年度)となり、15年までに5000億以上に引き上げる計画だ。カルピスに関しては11年度に約5.2%だった営業利益率を、業界トップクラスの7%台に持っていくという。

 国内シェアも日本コカ・コーラ、サントリーに次ぎ3位となり、清涼飲料でもキリンを追い抜いたアサヒ。00〜02年には3年連続で最終赤字となった弱小メーカーで、当時は事業売却も噂されるほどだった。

 成長できたのは「ワンダ」「三ツ矢」「十六茶」の基幹ブランドへの集中投資に加え、知名度の高いブランドの買収がある。10年5月にハウス食品から「六甲のおいしい水」、同12月にカゴメから「六条麦茶」を獲得。「六甲…」を刷新した「アサヒ おいしい水」の販売量は今年9月までで昨年実績を上回るなど、弱いとされてきた水市場のシェア拡大に寄与している。

 「市場縮小の中では強いブランドの集合体となることが重要」という泉谷社長は、さらなるM&A(企業の合併・買収)への意欲を隠さない。

 一方のキリン。09年までシェア3位だったものの、10年には好調な茶飲料とタリーズコーヒージャパンを傘下に収めコーヒー飲料を強化する伊藤園に抜かれ、今回“宿敵”アサヒにも逆転を許すこととなった。

 飲料事業のキリンビバレッジは「キリンレモン」や「午後の紅茶」などロングセラー商品を持つが、ここ数年は爆発的ヒットがない。00年に5.4%だった同事業の営業利益率は08年には2.1%に落ち込み、11年も2.6%。売上高は08年の4038億円をピークに下降が続く。キリンHDは09年、キリンビールで「一番搾り」や「氷結」などの主力ブランドを開発したヒットメーカー、前田仁氏をビバレッジの社長に送り込んだが、利益面でかつての水準には回復していない。「前田氏は量より収益を重視しすぎたのでは」(業界関係者)との指摘もある。

 飲料事業復活に向けて軸に据えるのが、来年1月に発足するキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの3社を統括する中間持ち株会社「キリン」だ。新会社の社長を兼務するキリンビールの磯崎功典社長は「このまま(5位)では済まされない」と戦闘態勢に入る。

 新体制の内容はまだ公表されていないが、3社の経営資源、販促活動などを統合管理し、国内の酒類、清涼飲料事業全体の方向性を決める権限も一定程度持つとみられる。

 磯崎氏は「これまでのキリンビバレッジで機動性のあることは必ずしもできていない」と指摘した上で、アサヒのカルピス買収を指し「再成長には『そうしたこと』もやらなければならない」と、こちらもM&Aに積極的だ。

成長見込めぬ市場

 ビール2強が飲料市場シェア向上にアクセルを踏むが、市場は大幅な成長は見込めない。調査会社の富士経済によると、11年の飲料市場は前年比0.7%減の4兆8550億円。今年は1.0%増が見込まれるが、来年は再びマイナス予測だ。

 清涼飲料は単価が安く、ヒット商品を多く持つほど小売りスペースも確保でき、収益もあげられる規模の経済が成り立つ業界。中・下位メーカーでもサッポロHDがポッカコーポレーションを買収し、来年1月に「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」を発足させるなど、生き残りへ業界再編は活発化している。自販機販売に強いダイドードリンコも「一段の再編はあり得る」(高松富也副社長)とみる。アサヒとキリンの競争激化が他社を刺激し、次の再編につながる可能性も高い。(金谷かおり)

1153とはずがたり:2012/11/19(月) 18:00:43

低迷サッポロは苦渋の決断か セブン&アイのPBビールを受託生産、27日発売
2012.11.19 17:52
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121119/biz12111917540016-n1.htm
セブン&アイ・ホールディングスが発売する「セブンプレミアム 100%MALT」=19日午後、東京都千代田区

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)とサッポロビールは19日、東京都内で共同会見し、サッポロが製造するセブン&アイのプライベートブランド(PB=自主企画)のビールを27日発売すると発表した。国内大手メーカーによるPBビールは初めて。メーカーブランドより低い価格設定で購買者の取り込みをねらう。

 商品名は「セブンプレミアム100%MALT」。価格は350ミリリットル缶が198円、500ミリリットル缶が258円と、サッポロの「黒ラベル」より約1割安い。缶にはセブン、サッポロの両者のロゴマークをデザイン。セブン−イレブンやイトーヨーカドーなどで販売する。1年間で約72万ケース(1ケースは大瓶20本)の販売を目指す。

 19日に都内で会見したセブン−イレブン・ジャパンの鎌田靖商品本部長は、将来的にセブン−イレブンの売上高において「(アサヒビールの)スーパードライを抜くブランドに育成したい」と意気込んだ。

 サッポロにとっては「自社ブランドの価値向上につながる」(新価値開発本部の中村剛商品・技術イノベーション部長)ほか、PBの売り上げを好調に伸ばしているセブンと組むことで安定収益が見込める。ただ、基幹商品であるビールのPB生産についてアサヒやキリンビールは否定的。サッポロは業界4位で市場シェアが縮小していることから「苦渋の決断」(酒類大手関係者)との見方がもっぱらだ。

1156荷主研究者:2012/12/09(日) 11:59:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201210/0005490694.shtml
2012年10/29 23:11 神戸新聞
神戸甲南工場の増設完了 能力1・8倍に 日本製粉

完成した日本製粉の新工場=神戸市東灘区深江浜町(同社提供)

 製粉大手の日本製粉(東京)は29日、神戸甲南工場(神戸市東灘区深江浜町)の敷地内に建設中だった新工場が完成し、報道関係者に公開した。西日本の製造拠点として、生産能力は従来の1・8倍に増強した。年内のフル稼働を目指す。

 新工場は2010年6月に着工し、鉄骨鉄筋コンクリート造り7階建て、延べ床面積9620平方メートル。月産1万1千トンを製粉できる。

 衛生管理を徹底させるため、虫などが入らないように窓のない造りとしたのが特徴。「国内の製粉会社では初めての設備」(同社)という。また、工場の人件費を抑えて価格競争力を高めるため、新工場全体を1人で管理できるよう機械操作などの集中管理室を設けた。

 総投資額は、既に稼働させたサイロや自動倉庫、小包装ラインなどを合わせて123億円。同社は今後、サイロを増設する計画という。(西井由比子)

1157荷主研究者:2012/12/09(日) 12:39:49

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020121031ceas.html
2012年10月31日 日刊工業新聞
キリンHD、インドネシアで紅茶飲料を販売−ミルクティー味など4種

 キリンホールディングスは30日、インドネシアで紅茶飲料のテスト販売を11月に始めると発表した。東南アジア地域統括会社のキリンホールディングス・シンガポールがインドネシアのコンビニエンスストア1位の「アルファマート」約8000店で、「キリン午後の紅茶Tea Break」350ミリリットル入りペットボトルを販売する。東南アジアでのキリンブランドの清涼飲料販売はタイ、ベトナムに次ぎ3カ国目となる。

 インドネシアの飲料市場は過去6年平均で15%伸びており、同国の市場に参入することで東南アジアでの総合飲料戦略を加速する。テスト販売するペットボトルの紅茶はオリジナル味、ミルクティー味、レモンティー味、アップルティー味の4種。価格は4500インドネシアルピア(約38円)。

1158荷主研究者:2012/12/09(日) 12:49:32

http://kumanichi.com/news/local/main/20121106002.shtml
2012年11月06日 熊本日日新聞
コカ・コーラウエスト、「南九州」を子会社化へ

コカ・コーラウエストと完全子会社化に向けた協議を始める南九州コカ・コーラボトリングの本社=熊本市

 清涼飲料製造・販売のコカ・コーラウエスト(福岡市)は5日、南九州コカ・コーラボトリング(熊本市)の完全子会社化に向けた協議を始める、と発表した。来年3月末の実現を目指す。

 ウエスト社は北部九州、中国、近畿地方の計2府12県、南九州社は熊本、鹿児島、宮崎、大分の4県を、それぞれ地盤とする。完全子会社化は、飲料業界の価格競争が激化する中、南北で分かれていたコカ・コーラの九州営業エリアを統合し、販売力強化や経営効率化につなげる狙い。

 両社は再編計画を話し合い、南九州社の株主と交渉に入る。株式取得の手法や金額については今後、協議する。

 両社は2007年に資本業務提携し、ウエスト社が南九州社の株式25%を保有。南九州社は業績の一部がウエスト社の連結決算に反映する「持ち分適用会社」となり、役員の人事交流なども進めてきた。

 南九州社の田口忠憲常務は「資本業務提携では、効果が限定的だった。子会社化により、同じ商品の生産集約や、県境での物流の協力などができる。取引先との販売や資材の調達交渉も優位になる」と話している。

 ウエスト社は1960年設立。資本金152億円。従業員は8105人。11年12月期の売上高は3997億円、純利益は69億円。

 南九州社は1962年設立。従業員2164人。売上高は803億円。純利益は17億円。株主は薩摩酒造や本坊酒造など創業家である本坊グループが6割を占める。(井上直樹)

1166荷主研究者:2012/12/31(月) 00:06:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121127t72002.htm
2012年11月27日火曜日 河北新報
イオン、100円ビール発売 仙台工場などで製造

「サッポロ みがき麦」の特設売り場が設けられた名取市のイオン名取店

 イオンは26日、350ミリリットル入り1缶が100円の第三のビール「サッポロ みがき麦」を発売した。サッポロビールとの共同開発で、同社の仙台工場(名取市)と大分県内の工場で製造する。大量取引で低価格を実現させた。

 全国のイオン、マックスバリュなど約1700店で扱う。350ミリリットルと500ミリリットル(140円)の2種類で、アルコール5%。350ミリリットル缶換算で年4000万缶の販売を見込む。サッポロ仙台工場は東日本向け商品を製造する。

 名取市のイオン名取店であった記念セレモニーで、イオンリテール(千葉市)の山本泰幸イオン東北食品商品部長は「地元のビールとしてご愛顧願う」とあいさつ。サッポロ仙台工場の和田啓生産部長は「麦のうま味が詰まった商品を楽しんでほしい」と述べた。

 みがき麦は、麦芽を粉砕後、殻皮を取り除く製法で、麦のうま味を味わえるという。チェコ産のホップを一部に使った。

1167荷主研究者:2012/12/31(月) 00:27:09

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20121127/930512
2012年11月28日 下野新聞 朝刊
390年続く商店名、合併で消失 日光の高橋弥次右衛門商店

 しょうゆ・調味料醸造の高橋弥次右衛門商店(日光市土沢、小林武司社長)を傘下に置くジャパン・フード&リカー・アライアンス(香川県小豆島町、小林武司社長、JFLA)は27日までに、同商店など子会社計7社を2013年4月1日付で合併し、酒類・しょうゆ製造の盛田(名古屋市中区)を存続会社とすることを決めた。約390年続いた同商店は解散し、「高橋弥次右衛門商店」の名前が消えることになる。

 JFLAは、同商店のしょうゆ・調味料ブランド「マルシチ」の商標は継承するとしている。現在の工場での生産体制などは変更せず、「盛田」として事業を継続。従業員約60人も引き続き雇用するという。

 2社のほか合併するのは、JFLA販売(東京都)、マルキン忠勇(香川県)、ハイピース(福井県)、加賀屋醤油(徳島県)、マルキン共栄(香川県)。

 高橋弥次右衛門商店は1620年創業の老舗。2006年10月、経営悪化に伴い、しょうゆを主体とする各種調味料の製造販売部門をJFLAグループに譲渡した。

1168荷主研究者:2013/01/03(木) 10:21:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121207/bsc1212071716017-n1.htm
2012.12.7 17:15 Fuji Sankei Business i.
日清製粉グループ、NZ企業を33億円で買収

 日清製粉グループ本社は7日、オーストラリアの食品大手グッドマン・フィールダーから、ニュージーランドの事業部門「チャンピオン製粉」を約33億円で買収すると発表した。

 日清製粉が今月中に現地で設立する新会社が事業を引き継ぐ。日清製粉は国内市場の低迷を背景に海外事業の拡大を目指しており、今年3月にも米国の製粉会社を買収した。

 「チャンピオン」はニュージーランドの小麦粉などの製粉市場でシェア約55%を占める最大手。3月の買収と合わせて、日清製粉の海外生産比率は現在の2割強から3割にまで高まる。

1170荷主研究者:2013/01/06(日) 11:43:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121211/bsc1212111427014-n1.htm
2012.12.11 14:26 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハム、取手市に工場 柏市の東京工場では生産能力増強

 伊藤ハムは11日、茨城県取手市に総菜などを生産する工場を建設すると発表した。投資額は20億円で2013年9月に稼働する予定。コンビニエンスストアやスーパー向けを中心に総菜市場の成長を見込むことができると判断した。

 ハムやソーセージなどを生産する主力の東京工場(千葉県柏市)の生産能力も増強する。13年から4〜5年かけて70億円を投じ、生産能力を現状より2割高める。新型の生産設備を導入するなどして効率化も進める。

1171荷主研究者:2013/01/06(日) 11:48:52

http://www.sankeibiz.jp/business/news/121214/bsc1212141634006-n1.htm
2012.12.14 16:33 Fuji Sankei Business i.
関東のコカ・コーラ4社が経営統合 グループ世界5位のボトラー会社に

国内飲料メーカーのシェア

 コカ・コーラセントラルジャパンや三国コカ・コーラボトリングなど関東にあるコカ・コーラ系のボトラー4社は14日、企業規模を拡大するため経営統合すると発表した。この統合により、新会社は売上高において世界5位のコカ・コーラのボトラーとなる見込み。

 経営統合するのは、コカ・コーラセントラルジャパン(横浜市西区)、三国コカ・コーラボトリング(埼玉県桶川市)、東京コカ・コーラボトリング(東京都港区)、利根コカ・コーラボトリング(千葉県野田市)の4社。来年7月1日に株式交換と分割により、統合する。

 存続会社はセントラル社で、統合後に名称を「コカ・コーライーストジャパン」へと変更する。

 4社のうちセントラル社と三国社は東証1部上場企業だが、非存続会社となる三国社については、株式のうち35.7%を保有し筆頭株主である三井物産が、このうち22%分を154億900万円で売却、経営権を手放す。三国社は来年6月26日に上場廃止の予定。セントラル株1株に対して三国社株0.79株を割り当てる。

 4社の事業規模は、昨年度実績で売上高5700億円、従業員約7000人となっている。生産拠点は十カ所、営業拠点は150カ所に及ぶという。

1174とはずがたり:2013/01/07(月) 23:03:58

2012年09月15日09:23 【トピックス , ベトナム】
昭和産業、ベトナム現地製粉会社に出資
http://kaigaibusiness.com/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0/4438.html

製粉・食用油大手の昭和産業がベトナムに進出するというニュースです。
11月までに現地の製粉会社に出資し、パンやフライ用のプレミックス粉を生産、ベトナムは旧フランス領だったこともあり、パンなど小麦粉の食文化が根付いている。
日本国内の市場が縮むなか、人口が増えている成長市場を開拓するということです。
出資するのはインターミックス社(ホーチミン市)で、製粉大手ダイフォン製粉(カントー市)と日系企業が2003年に設立したが、11年に合弁を解消していた。
昭和産業はインターミックス社の株式30%を約1億円で取得、伊藤忠商事も5%出資する。
インターミックス社はプレミックス粉の大手で13年中に昭和産業の技術指導を受けて生産能力を年1万2000トンと2倍強に拡大するということです。

1176名無しさん:2013/01/30(水) 13:43:19
きょうのにっけいしんぶんがよめた、

1177荷主研究者:2013/02/10(日) 12:37:36

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130123/bsc1301232205011-n1.htm
2013.1.24 06:25 Fuji Sankei Business i.
キリン、国内回帰鮮明に 海外事業で苦戦…誤算認める

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1301232205011-p1.jpg
大手2社のビール類シェア、キリンHDの売上高構成比

 大手ビール各社が海外シフトを強める中、キリンホールディングス(HD)が国内事業への回帰に経営のかじを切った。シンガポールの飲料大手フレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)との資本関係を解消せざるを得ないような状況に陥るなど、海外事業の苦戦が背景にある。

 年初に発足した中間持ち株会社の「キリン」が国内飲料3社を統括し、親会社のキリンHDが海外戦略に特化する体制に移行したが、国内需要が縮小する中でキリンが総合飲料メーカーの地歩を固めるのは容易ではない。「この3年間はとにかく国内の飲料を集中的にやっていく」。中間持ち株会社のキリンとキリンビールの社長を兼務する磯崎功典氏は10日、2013年の事業方針説明会でこう強調した。

 新たに発足したキリンはビール類のキリンビール、清涼飲料のキリンビバレッジ、ワインを主力とするメルシャンの飲料3社を傘下に置く。その狙いは「ヒト、モノ、カネの資源を事業の枠を超えて動かし、カテゴリーを横断した価値の提案を加速する」(キリンHDの三宅占二社長)ことにある。

 このため、キリンでは各事業に横串を通すR&D(研究開発)本部とブランド戦略部、新市場創造室を設け、ブランド力や商品開発力の強化を目指す体制をとった。さらに、東京都内の自社ビルに分散していた国内グループ各社の本社機能を6月までに中野区に集約し、グループ内の相乗効果を高める。

 もっとも、13年の販売数量計画は主力のビール類が前年比1%減で、清涼飲料が4%増、ワインが10%増。ビールの増販計画を打ち出したアサヒビールなどライバル他社と比べて見劣りは否めないが、磯崎氏は「きっちりと体質を強化していく段階」と説明する。12年の実績に対し、15年に増収増益を実現させるのが中期的な目標だ。

 キリンHDの国内事業のポジションは業界内で下がり続けてきた。ビール類のシェアは06年の37.6%から12年には35.6%に低下し、09年まで3位だった清涼飲料は伊藤園やアサヒ飲料に抜かれて5位に転落。飲料事業の売上高営業利益率は11年に2.6%と落ち込んでいる。

 12年のビール類の課税出荷数量は前年比1.0%減と8年連続の前年割れとなり、成長株の「第3のビール」も伸びが鈍化。ビール依存のままでは先行きは危うく、中間持ち株会社のキリンにかかる期待は大きい。

 23日にはキリンビバレッジが13年の事業方針を発表。炭酸飲料を成長分野と位置づけ、前年比20%増の1800万ケース(1ケースは480ミリリットル×24本)の販売目標を掲げた。中でも昨春発売し、当初目標の約6倍に当たる600万ケースを売り上げた特定保健用食品の「メッツコーラ」には「新市場を生み、伸びしろも大きい」(山田精二マーケティング部長)と自信を深め、今年の目標を800万ケースに上積みした。

 海外事業は仕切り直しを迫られている。オーストラリアやブラジルなどでM&A(企業の合併・買収)を矢継ぎ早に実行し、07〜11年の投資額が1兆円規模にのぼるものの、原材料価格の高騰や不況、現地メーカーとの価格競争を前に苦戦。東南アジア開拓の橋頭堡(きょうとうほ)を狙ったF&Nには、同社筆頭株主のタイ飲料大手タイ・ビバレッジがTOBを表明し、出資した15%の株を持ち続けるのが困難になっている。キリンHDの三宅社長は「グローバル経営力の不足は率直に反省しないといけない」と、誤算を認める。

 国内回帰を鮮明にしたキリンHDに勝算はあるのか。野村証券の藤原悟史アナリストは「12年は国内で前年比マイナスだった『一番搾り』を横ばい以上にできるかが重要」と指摘し、ビール類の復活を重視する。かつてビールのブランド別のシェアで約6割を占めた「ラガー」は、12年にサントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」に抜かれ、いまや5位に沈む。シェア2位で看板ブランドの一番搾りがキリンHDの経営を左右する構図は当面、大きく変えられそうになく、キリンは凍らせた泡を載せた「一番搾り フローズン〈生〉」を夏だけでなく、季節を問わず飲食店で展開するなど拡販に努めている。

 ただ、総合飲料の看板を掲げて国内飲料の全分野を強化し、カテゴリーの枠を超えたジャンルも開拓しようという中間持ち株会社の戦略は、経営資源の配分を誤れば国内各事業が共に伸び悩む危うさもはらむ。新体制の成否は、国内外での収益拡大の行方を大きく左右しそうだ。(金谷かおり)

1181名無しさん:2013/02/15(金) 07:05:40
 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は8日、
コンビニエンスストア「セブンイレブン」を3月1日に香川、徳島両県に出店すると発表した。
今回が四国初上陸で、愛媛、高知両県にも準備が整い次第、進出するという。

 香川、徳島両県で約100店を展開している「サークルKサンクス」の加盟会社が、
セブン-イレブン・ジャパンとの間でフランチャイズ契約を結んだ。
各店舗を改装してセブンイレブンに転換する。
さらに新規出店も積極的に進める。
2019年2月末までに四国4県で520店の出店を予定している。

 セブンイレブンは国内店舗数1万4884店(1月末現在)の業界最大手で、2013年度は約1500店を出店する計画。

 3月1日時点での「セブンイレブン空白県」は四国の愛媛、高知のほか、青森、鳥取、沖縄の計5県となる。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130207/biz13020717240020-n1.htm

1182チバQ:2013/02/17(日) 13:56:36
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130215/bsc1302150800006-n1.htm
ビール大手、新ジャンルで明暗 2012年12月期は全社が増収確保 (1/2ページ)2013.2.15 08:00
 国内ビール大手4社の2012年12月期連結決算が14日出そろった。売上高は国内外でのM&A(企業の合併・買収)や海外事業の拡大などが寄与し、全社が増収を確保した。

 ただ主力の国内酒類事業では、第3のビールなど新ジャンルに力を入れたアサヒグループホールディングス(HD)とサントリーHDが業績を拡大したが、この分野で出遅れたキリンHDが売り上げを落とし、サッポロHDも営業利益が伸び悩むなど戦略で明暗を分けた。

 「中長期的なブランドの育成や新たなカテゴリーの開発がおろそかになっていた」。同日に決算発表したキリンHDの三宅占二社長は、国内事業の落ち込み要因についてこう説明した。キリンHDの国内酒類売上高は前期比1.9%減の8518億円、営業利益も10.2%減の633億円とそれぞれ減少。キリンHDは酒類の落ち込みを、特定保健用食品の「メッツコーラ」のヒットに代表される、好調な飲料事業でカバーする構え。とはいえ三宅社長は「今後は総合飲料の発想で、3年かけて増収増益にする」と慎重な姿勢を示す。

 サッポロHDは国内酒類の営業利益も前期比19.2%減と大幅な減益。「積極的に販売促進費を投じたが、ビール類や清涼飲料の販売が振るわなかった」(上條努社長)と反省する。

 一方、低価格のRTD(缶チューハイなどの低アルコール飲料)の新商品に力を入れたサントリーHDやアサヒグループHDの業績は堅調に推移。

 第3のビール「金麦」などが好調だったサントリーHDは、国内のビール・スピリッツの売上高は前期比4.9%増。「アサヒドライゼロ」を投入したアサヒグループHDは酒類事業の売上高を0.2%増の9440億円、営業利益を12.2%増の1133億円と伸ばした。各社は今後、定番ブランドの強化や生産効率の向上で、利益率改善に力を入れる。

 ≪ビール大手4社の2012年12月期連結決算≫

  企業名          売上高        営業利益       最終利益

 キリンHD     2兆1861(5.5) 1530  (7.1) 561 (7.6倍)

 サントリーHD   1兆8515(2.7) 1077 (▲5.6) 366(▲41.5)

 アサヒグループHD 1兆5790(8.0) 1084  (1.2) 571  (3.8)

 サッポロHD      4924(9.6)  144(▲23.7)  53 (70.4)

 ※単位:億円。カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナス。サントリーHDは非上場

1183チバQ:2013/02/17(日) 13:57:43
http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000m020074000c.html
ビール大手4社:12月期連結決算で全社増収 新戦略奏功
毎日新聞 2013年02月14日 21時08分(最終更新 02月15日 00時49分)

 ビール大手4社の12年12月期連結決算が14日、出そろった。4社とも増収で、サントリーを除く3社は最終(当期)増益。国内ビール類市場が縮小する中、清涼飲料やビール類以外の酒、海外展開に活路を見いだす「脱・国内ビール依存」戦略が成果を上げつつある。

 キリンホールディングス(HD)は営業利益が前期比7.1%増の1530億円で過去最高を更新。国内酒類の営業利益が10.2%減となる半面、医薬・バイオケミカル事業が営業利益の約3分の1を稼ぎ出した。豪州子会社なども好調で、海外酒類・飲料の営業利益は79.4%の大幅増だった。

 アサヒグループHDは売上高、営業・経常・最終利益いずれも過去最高を更新した。乳酸菌飲料大手・カルピスの買収などが寄与。ノンアルコールビールの伸びなども貢献した。

 サントリーHDはビールの「ザ・プレミアム・モルツ」の販売数量が前期比10.4%増で、ビール類とノンアルコールビールの合計は5.8%増。ウイスキー販売も3%増だった。サッポロHDは外食事業や北米事業の拡大で増収を確保したが、販促広告費がかさんで営業減益だった。

 各社が主戦場としてきた国内ビール類市場は昨年まで8年連続で出荷数量が減少し、ピークだった94年から2割超減った。アサヒと激しい首位争いを展開してきたキリンの三宅占二社長は「国内シェアは目標ではない」と述べ、飲料やワインなどの強化に取り組む方針を強調。今月中に酎ハイ・カクテル関連の新商品を発表する。

 国内ビール類シェア首位のアサヒも「消費者の多様なニーズをつかむ」(泉谷直木社長)として、今年から「ジャックダニエル」など米ブラウンフォーマン社のウイスキーを国内で展開。サントリーは1000円以下の低価格帯のワインを強化し、サッポロは好調なカクテル「モヒート」やノンアルコールビールに力を入れる。【岡田悟】

1184荷主研究者:2013/02/24(日) 11:03:28

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005711772.shtml
2013/2/1 17:39 神戸新聞
フジッコ、北海道工場が稼働 ヨーグルトなど製造

生産を始めたフジッコの北海道工場=北海道千歳市(同社提供)

 総菜メーカーのフジッコ(神戸市中央区)は、北海道千歳市で「カスピ海ヨーグルト」や豆製品などを製造する新工場が稼働したと発表した。北海道では同社初の拠点で、製品原料はすべて北海道産を使用する。

 新工場は4階建て、延べ床面積約7千平方メートル。投資額は約23億円。

 カスピ海ヨーグルトは、これまで横浜市と愛媛県の2工場で製造していたが、新工場に集約した。これまで殺菌加工した牛乳を使っていたが、北海道産生乳に切り替え、コクのある自然な風味に仕上げたという。1日から東日本、3月1日から西日本で発売する。希望小売価格は400グラム入りで270円。(土井秀人)

1185荷主研究者:2013/02/24(日) 12:21:40
>>872
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005721526.shtml
2013/2/6 06:58 神戸新聞
森永・塚口工場6月で閉鎖 跡地を長谷工に売却へ

閉鎖する森永製菓塚口工場=2012年5月、尼崎市上坂部1

 森永製菓は5日、ソフトキャンディー「ハイチュウ」などを生産する塚口工場(尼崎市)を、6月をめどに操業を停止し、跡地を118億7千万円で、マンション大手の長谷工コーポレーション(東京)に売却すると発表した。

 生産性向上のため、群馬県高崎市の工場に生産を集約。塚口工場の敷地面積約8万9千平方メートルのうち、営業事務所などを除く約8万4千平方メートルを売却する。生産停止はすでに発表しており、正社員の配置転換を進めてきた。

 2月7日に契約し、10月31日に引き渡す。売却益約85億円を2014年3月期決算で特別利益として計上する。

 塚口工場は1921(大正10)年に完成。ビスケット「マリー」やチョコレートの「カレ・ド・ショコラ」などを製造してきた。(土井秀人)

1186チバQ:2013/03/03(日) 17:55:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130303-00000255-yom-bus_all
チューハイ・カクテル、多彩な果汁…若者に照準
読売新聞 3月3日(日)13時59分配信

 大手ビール4社が缶チューハイやカクテルなど低アルコール飲料の今春の新商品を相次いで発表した。

 いろいろな果汁を使い、主に若年層の取り込みを図る。

 キリンは主力の缶チューハイ「氷結」を刷新し、「レモン」では果汁の割合を0・2%多くした。

 アサヒビールは20歳代の女性向けカクテル「ディアピンク」を3月から発売する。桃やカシスを使い、缶もピンク色にした。サッポロビールのカクテル「バカルディ マンゴーモヒート」も、女性向けに甘い味わいに仕上げた。

 サントリー酒類は売れ筋のチューハイ「ストロングゼロ」に、炭酸を強めた「ドライ」タイプを追加し、若い男性の取り込みを狙う。

 低アルコール飲料は、そのまますぐ飲めるのが人気で、市場規模は2012年まで5年連続で増加している。アルコール市場全体がこの10年で約1割減少しているのとは対照的だ。

 大手4社の今春の新商品は計30種類を超える。アルコールの種類や度数、果汁の風味など組み合わせはさまざまで、ヒット商品を生むには、「開発のスピードとアイデアが勝負」(サントリーの山田真二氏)という。

1187チバQ:2013/03/08(金) 23:26:50
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130308/biz13030808310012-n1.htm
「エビス」で強気に攻めるサッポロ 高級路線どこまで通じるか
2013.3.8 08:29 (1/4ページ)

 2008年にビール大手4社のシェア最下位に転落したサッポロビールが、21日付で就任する尾賀真城次期社長の下で攻勢に転じる。デフレで消費者のビール離れが加速し、酒類の低価格志向が強まるなか、あえて「エビス」ブランドを軸に高級ビールに重心を移す計画を打ち出した。逆張りともいえる戦略がどこまで通用するか、ライバル各社も注視している。(フジサンケイビジネスアイ)

 ◆知名度向上へ全力

 「今年は特にエビスに注力したい。このブランドを輝かせることがわれわれの第一の使命だ」

 2月8日、都内で行われた社長交代の記者会見で、尾賀次期社長はこう宣言し、業界関係者らを驚かせた。

 というのも、国内酒類市場で約4割を占めるビール市場は縮小が止まらず、大きな成長は望み薄とみられているからだ。アサヒ、キリン、サントリー、サッポロにオリオンを加えた大手5社のビール類の昨年の課税出荷数量は前年比1.0%減の4億3811万ケース(1ケース大瓶20本換算)と、8年連続で過去最低を更新し続けている。

 ビール不振の背景には、少子化による消費量の減少に加え、デフレが続くなか、消費者の低価格志向が強まっていることがある。低アルコール飲料市場ではビールとは対照的に、カクテルやチューハイなどの低価格製品が4%増の1億2290万ケースと好調に推移。昨年も5年連続で前年を上回り、今や主戦場となりつつある。

 さらに、エビスは350ミリリットルで250円と、サッポロの普及価格帯の「黒ラベル」や業界販売シェア首位のアサヒの「スーパードライ」に比べ1本当たり約40円も高い。各社が低価格製品開発でしのぎを削る中で、こんなビールをどう売ろうとしているのか。

 尾賀氏は「今年は昨年に比べ2桁増の販促費をかける」と語り、エビスブランドの知名度向上に向け思い切った投資を行う考えを明らかにした。春からは一斉に広告宣伝を展開し、キャンペーンなど話題の提供を積極的に実施する。

 これと並行し、エビスのブランド価値引き上げを進める。エビスの名を乱発していた冠商品数を絞り込み、金色缶の「エビス」、黒ビールの「ザ・ブラック」、クリスタル麦芽を使った赤色缶「琥珀(こはく)」を“3本柱”に据える考えだ。売上高の大半を占める業務用では、飲食店向けに新開発したサーバーの導入を進め、エビスの新しい飲み方を提案する。

 サッポロの2013年のビール系飲料全体の販売目標は前年比1.8%増の5280万ケース。これに対し、重点推進するエビスは5.8%増の1000万ケースという強気の目標を掲げた。

1188チバQ:2013/03/08(金) 23:27:21
 ◆特別な日に照準

 高級ビール部門強化の戦略に成算はあるのか。業界内には「サッポロは主力ブランドの強化くらいしか打つ手がないのだ」と冷ややかな声がある一方で、野村証券の藤原悟史アナリストは「得意の高級ビールカテゴリーで、ブランド力のある商品に特化した戦略は有効だ」と一定の評価を下す。

 尾賀氏は「ビールは幅が広い商品で、価格が高いから売れないのではない。お盆や年末年始など特別な日にビールを飲むのはデータ上でも明らか。贈答用など、売れるタイミングのニーズを着実に取らなくてはいけない」と狙いを説明する。

 ただ、高級ビール市場には強力なライバルがいる。05年に「ザ・プレミアム・モルツ」でモンドセレクション金賞を獲得したサントリーだ。

                   ◇

 ■ブランド価値 販売への結びつき課題

 プレミアム・モルツの販売は受賞を追い風に5年間で約20倍に躍進。サッポロは、黒ラベルのシェア低下を恐れ、飲食店市場へのエビス販売をためらったことがあだとなり、サントリーに足元をすくわれた形だ。

 サッポロも2006年からエビスブランドのテコ入れに着手したが、07年には当時同社持ち株会社の発行済み株式の20%近くを保有していた米系投資ファンドのスティール・パートナーズによる敵対的買収への対応に追われ、商品戦略が立ち遅れた。これが08年にサントリーに3位の座を奪われた一因にもなった。

 昨年の国内販売はプレミアム・モルツが10.4%増の1656万ケースだったのに対し、エビスは4.5%減の945万ケース。野村証券の藤原氏は「主力ビールは他社も同様に強化しており、エビスだけが存在感を際立たせられるかは不透明だ」と指摘する。

 尾賀氏は「(エビスの)ブランド価値を販売の現場にどうつなげていくかが課題の一つだ」と明かす。サッポロの挑戦が実を結ぶまでには、多くの曲折がありそうだ。(西村利也

1190名無しさん:2013/03/16(土) 11:28:46
ドゥ・ハウスは、自社のネットリサーチサービス「my アンケートlight」で20代〜60代の男女を対象に、
「自宅で食べる(手作り)カレー」に関するアンケートを実施した。調査期間は2月12日〜2月14日。998名から有効回答を得られた。
その結果、使う頻度が高い肉は、1位:豚肉、2位:牛肉、3位:鶏肉となった。卵のトッピング方法など、食べ方はエリア別に特色が見られた。

 「自宅で作る(手作り)カレー」に使うお肉のうち、最も頻度が高いものを選んでもらったところ、全体では1位が「豚肉」48.7%で、
ほぼ半数の方が使用していました。次いで2位が「牛肉」の29.7%、3位の「鶏肉」は18.2%という結果になっている。
今回調査した7つの都道府県(北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡)別に見ると、「豚肉」の使用頻度が最も高いのは宮城(74.2%)、
2位は北海道(67.5%)、3位は愛知(57.9%)でした。一方、「牛肉」の使用頻度が最も高いのは大阪(53.7%)で、2位は福岡(46.4%)、
3位は広島(43.3%)となった。4位は愛知の25.0%だが、3位の広島とは2割近い差が生じている。また、「鶏肉」に注目してみると、
最も回答が多かったのは東京の24.7%で、約4分の1の方が「鶏肉」をカレーに使用していた。2位は北海道の22.7%、3位が福岡の20.5%だった。
(続)
ソース 
http://www.mylifenote.net/008/130314_5.html

1191荷主研究者:2013/03/17(日) 12:19:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130214t22023.htm
2013年02月14日木曜日 河北新報
合同酒精が八戸に酵素医薬品研究所移転 青森県・市と協定

立地協定を結んだ左から小林真市長、長井社長、佐々木郁夫副知事

 合同酒精(東京)は13日、青森県八戸市の自社工場内に、千葉県松戸市から酵素医薬品研究所を移転すると発表した。青森県、八戸市と立地協定を結んだ後、長井幸夫社長が同市で記者会見した。

 市内の酵素医薬品工場の敷地内に、研究棟(2階建て、延べ床面積3200平方メートル)など2棟を建設する。5月に着工し、来年1月に稼働する。投資額は約10億円。

 従業員は松戸市の研究所から35人全員が移る。さらに3、4年かけて、地元を含め二十数人を新規採用する方針。

 同社は、八戸市での日本酒製造を昨年春にやめ、酵素医薬品生産にシフトした。乳製品に入れる乳糖分解酵素(ラクターゼ)や医薬品原薬が主力商品となっている。

 長井社長は「豊かな水と自然がある八戸を、酵素医薬品事業の拠点としたい」と語った。

1192荷主研究者:2013/03/17(日) 12:20:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130215302.htm
2013年2月15日02時10分 北國新聞
北陸統括支社を4月新設 キリンビールマーケティング

 キリンビール(東京)の営業部門であるキリンビールマーケティング(同)は14日、北陸三県の3支社をまとめる北陸統括支社を4月1日付で設立すると発表した。北陸エリアの一体感を高め、地域密着型の営業活動を一層強化させる。

 石川、富山、福井の3支社は北陸統括支社の管轄下となる。これまでは、北陸三県や愛知、岐阜、三重、静岡を管轄とする中部圏統括本部が各県の支社を統括していた。同本部から北陸統括支社に決裁権限などを移し、北陸での営業活動をスピーディーに展開する。

 北陸統括支社は、金沢市彦三町2丁目の石川支社に設ける。

 北陸以外では、四国4県をまとめる四国統括支社、法人営業の広域法人統括本部を同日付で設立する。

1195荷主研究者:2013/03/17(日) 12:48:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130215/bsc1302151916013-n1.htm
2013.2.15 12:13 Fuji Sankei Business i.
キリンビバレッジ舞鶴工場、撤退発表に地元は困惑

舞鶴工場の生産終了について発表する狩野原住夫常務=舞鶴市

 操業開始からまもなく21年となるキリンビバレッジ舞鶴工場(京都府舞鶴市)が、今年秋で生産終了となることが14日、発表された。同社の狩野住夫常務(生産本部長)らが同日、舞鶴市役所に多々見良三市長を訪ね、舞鶴工場生産終了を報告。これに対し多々見市長は「従業員の雇用と有効な跡地利用について、誠意を持って対応してほしい」と要請したが、市の誘致企業の突然の撤退表明に市も地域経済界も驚きを隠せない。

 舞鶴市内で会見した狩野常務によると、キリングループ全体の清涼飲料生産体制強化に伴う措置。舞鶴工場ではこれまで主に缶コーヒーなどの缶製品を生産してきたが、缶よりペットボトルの需要が増加したため、同工場の生産機能をキリンビール滋賀工場(滋賀県多賀町)に移し、舞鶴工場での生産を今年10月末をめどに終了する。

 62人(正社員46人、契約社員16人)いる工場の従業員に関しては、希望する全員の雇用を継続する方針。一定の訓練期間を経て、滋賀工場での生産に従事するという。運送などを行っている協力会社(従業員計44人)については、今後協議を進めるとしている。

 また、舞鶴工場の跡地利用については「現在のところ全く白紙」としているが、「行政などとも相談しながら、有効利用を考えていきたい」とし、キリンビールの工場跡地に行政と協力して、ショッピングセンターや学校などを整備した過去の例などを示した。

 多々見市長は「今回の発表は全く予期せぬ出来事であり、大変驚いている。今後はキリンビバレッジから詳しく説明を聞き、雇用など不安が生じないようにしたいと考えている」とコメントした。

1196荷主研究者:2013/03/17(日) 12:57:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130217t22004.htm
2013年02月17日日曜日 河北新報
缶詰生産能力を倍増 水産加工「宝幸」が八戸に第2工場

 水産・乳製品加工業の宝幸(東京)が青森県八戸市に建設していた八戸工場第2工場が完成し、16日に現地で竣工(しゅんこう)式があった。

 サバなどの缶詰や瓶詰、レトルトパウチを生産する既存工場に増設。全体の延べ床面積は約8900平方メートル、年間生産能力は約1万2000トンとなり、ともに約2倍に増強した。

 投資額は約13億6000万円。従業員は新規に31人を雇用し、新年度中に105人とする。

 同社の三輪孝之社長は手間をかけずに調理できる「ファストフィッシュ」の普及で、缶詰類の需要は伸びていると説明。「毎日の食卓に上るおかず市場にもアピールしたい」とレトルトパウチの総菜類に力を入れる考えを示した。

 竣工式で青森県の三村申吾知事は「青森県の山海のものを総菜などに使ってもらい、6次産業化する工場となってほしい」と期待を語った。

1197荷主研究者:2013/03/17(日) 13:09:08

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130214-00012909-toyo-bus_all
2013年2月14日(木)6時0分配信 東洋経済オンライン
不二家、“どん底”からの復活

 「ペコちゃん」のキャラクターで親しまれ、ケーキやシュークリームなど洋菓子の製造・小売りのほかに「カントリーマアム」「ミルキー」など菓子の製造も手掛ける不二家が、“かつての姿”を取り戻した。

【詳細画像または表】

 不二家は2012年12月期決算の期末配当を、1株当たり2円(前期は0円)に引き上げた。05年3月期以来、実に8期ぶりの復配だ。続く13年12月期も同2円の配当を予想する。不二家は長く続いた「無配企業」の汚名を返上したのである。

■ 不祥事で信頼を失墜

 6年前。不二家は“どん底”にいた。洋菓子に自社で定める消費期限切れの原料を使用していた問題が、07年1月に発覚。工場の操業停止や洋菓子店の休業などに追い込まれ、消費者の信頼を失った。07年3月期、08年3月期は巨額の営業赤字を強いられた。

 その不二家が今年2月12日に発表した12年12月期決算は、売上高899億円(前期比2.6%増)、営業利益16億円(同54%増)と大幅な増益だった。この復調した業績を踏まえての復配。不二家はこの数年で、どう生まれ変わったのか。

 復活劇に潜むのは、今や不二家の親会社となった山崎製パンだ。

 不祥事を受けて経営危機に見舞われた不二家は、07年春、山崎製パンと資本・業務提携を結ぶとともに、第三者割当増資を経て山崎製パンの持分法適用会社(当時の出資比率は35%)となった。

 両社の関係はその後、さらに深まる。08年に不二家が再び実施した第三者割当増資を経て、山崎製パンの出資比率は過半超まで高まった。それ以後、不二家は山崎製パンの連結子会社となった。

■ 最大の“弱点”を改善

 この山崎製パンへのグループ入りが、不二家が抱えていた最大の“弱点”を改善するきっかけとなった。ケーキやシュークリームなどの洋菓子である。

 不二家は直営とFC(フランチャイズチェーン)による自社ブランドの洋菓子店を、全国で展開する。ペコちゃん人形が店頭に飾っている光景はおなじみだろう。消費者が最も不二家を想起するビジネスでありながら、これこそが儲からない事業構造を抱えていた。02年以降、部門別の赤字が続いた。

 山崎製パンのグループに入るまで、不二家は洋菓子の販売を自社ルートにほぼ依存していた。これが不振の最大要因。当時からジワジワと広がっていたのが、コンビニエンスストアで販売される洋菓子、つまりコンビニスイーツだった。コンビニが店舗数を拡大するとともに、スイーツの商品レベルを上げていく中で、不二家のような洋菓子店はその牙城を少しずつ切り崩されていった。不二家も対抗策をいろいろと模索したが、決め手には欠けていた。

 光明を差したのが製パン最大手の山崎製パンが持つ、コンビニやスーパーへの強力な販売ルートだ。不二家は山崎製パンの力を借り、かつてのライバルであるコンビニやスーパーへ洋菓子の販路を拡大していく。

 たとえば2011年にはローソン向けに「レーズンサブレ」の製造を開始。12年にはセブン-イレブン限定となる「ふんわりペコちゃん」を投入した。こうしたコンビニスイーツが洋菓子事業の牽引役となり、工場の稼働率も改善。収益構造は劇的に改善した。

■ 洋菓子事業の黒字化にはあと一歩

 ただ、12年12月期の洋菓子事業は3億円の部門赤字と、見込んでいた黒字化には一歩届かなかった。利益の大半を稼ぐクリスマス商戦で原材料のイチゴ価格が値上がりしたことや、30店を見込んでいた洋菓子店の純増が9店にとどまったことなどが要因に挙げられる。

 不二家は中国での事業拡大もあり、チョコレート菓子などの製菓事業は堅調。そのうえで完全復活を遂げるには、やはり洋菓子事業の黒字化が必須となる。小売り向けの一層の拡大はカギの一つ。危機を乗り越えて目指す新境地にたどり着くまで、あと一歩だ。

1198荷主研究者:2013/03/17(日) 13:24:22

http://kumanichi.com/news/local/main/20130222005.shtml
2013年02月22日 熊本日日新聞
4年連続で生産量最高更新 サントリー熊本工場

ビールなどの好調さを受け、過去最高の生産となったサントリー九州熊本工場=嘉島町

 サントリーホールディングス(大阪市)は、九州熊本工場(嘉島町)の2012年の生産量が前年を約15%上回り、4年連続で過去最高を更新したことを明らかにした。主力のビールに加え、緑茶などが好調だった。

 ビール類と清涼飲料を含めた同工場の12年の生産量は、約2千万ケース(ビール類の場合、大瓶20本換算)。うちビール類では、昨年3月に刷新した「ザ・プレミアム・モルツ」のほか、第三のビールの「金麦」が伸びた。清涼飲料では、「伊右衛門」のペットボトルや、缶コーヒー「BOSS」も好調だった。

 同工場は03年に操業を開始。ビール類と清涼飲料を一カ所で生産するサントリー初の工場で、九州・沖縄と山口県の一部に出荷している。従業員は約250人。

 ビールなどの試飲ができる工場見学やレストランもあり、年間約12万人が利用している。3月1日から無料シャトルバスの発着場所を、熊本市の「水前寺駅通りバス停」から、熊本交通センターの「Aホーム3番乗り場」に移し、さらに集客増を図る。(中原功一朗)

1199荷主研究者:2013/03/17(日) 13:58:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130219/bsc1302191751013-n1.htm
2013.2.19 17:50 Fuji Sankei Business i.
アサヒ、グループあげてカルピスと共同開発 紙パック飲料からグミまで

アサヒグループホールディングスと傘下のカルピスなどが初めて共同開発した商品=19日、東京都千代田区

 アサヒグループホールディングス(HD)は19日、昨年10月に子会社化したカルピスとの共同開発商品を発表した。同HD傘下でチルド飲料製造のエルビー、健康食品製造のアサヒフードアンドヘルスケアのノウハウを活用し、飲料や菓子分野でカルピスブランドの新商品を3月から順次発売していく。

 商品化したのは、紙パック飲料の「味わいカルピス」2商品(148円、116円)のほか、需要が伸びている菓子シリーズでは清涼錠菓の「ミンティア」(105円)や「グミ」(105円)、「キャンディ」(168円)、「タブレット」(126円)。

 また、飲食店向けにカルピスをアサヒビールで割って作るビアカクテル「ダブルカルチャード」を提案し、業務用市場での需要拡大も目指す。

 今後、商品ラインアップを拡大し中国や東南アジアでの販売も進めるほか、原料調達の共通化などで2015年度までに60億円のコストダウンを図るなど、協業による相乗効果を高めていく。

1200荷主研究者:2013/03/17(日) 13:59:04

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130220/bsc1302200801006-n1.htm
2013.2.20 08:00 Fuji Sankei Business i.
サントリー、ウイスキー設備増強 貯蔵量15%増へ

 サントリー酒類は19日、ハイボール人気などで販売増加が見込まれるウイスキーの生産設備について、蒸留釜と貯蔵庫を増強すると発表した。投資額は約50億円。これにより、2014年の貯蔵量が約15%増となる。

 山崎蒸溜所(大阪府島本町)で、現在6対の蒸留釜を2対増やして8対にするほか、近江エージングセラー(滋賀県東近江市)の貯蔵庫を1棟増設して計20棟にする。山崎蒸溜所が今年10月、近江エージングセラーは26年夏に稼働する計画で、増強後の貯蔵量は現在の100万樽から115万樽に増える。

 日本国内のウイスキー市場は09年以降、4年連続で拡大を続けており、海外へ輸出量も増加傾向にある。

1201荷主研究者:2013/03/31(日) 22:07:31

http://www.at-s.com/news/detail/474570908.html
2013/3/1 07:45 静岡新聞
清水乳業、来年3月解散 牛乳生産は10月終了

 森永乳業は28日、グループ会社の清水乳業(静岡市清水区)が牛乳や乳飲料などの生産を10月末に中止し、来年3月末に解散すると発表した。

 従業員74人については「グループ会社や地元企業への再就職を支援していく」と説明している。約1万2800平方メートルの土地は売却する方針。

 森永乳業の主力拠点の一つ。県内を含めた東海、首都圏エリア向けに牛乳や乳飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト、清涼飲料を生産している。

 2011年度の生産量は約4万6500キロリットル。森永乳業の中京工場(愛知県)、東京多摩工場(東京都)、東京工場(同)とともにグループ会社へ生産を移管する。

 森永乳業は牛乳、乳飲料などの効率的な生産体制を目指し、生産拠点の統廃合を進めていた。

 清水乳業は1964年に清水牛乳商業協同組合の業務を継承し、森永乳業からも一部出資を受けて設立された。

1202荷主研究者:2013/03/31(日) 22:09:52
>>1193
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201302/0005776830.shtml
2013/2/28 21:12 神戸新聞
UCC滋賀工場が本格稼働 コーヒー飲料生産

工場見学では担当者が生産の様子を説明する=滋賀県愛荘町、UCC上島珈琲・滋賀工場

 UCC上島珈琲(神戸市中央区)は28日、滋賀県愛荘町に「滋賀工場」を建設し、3月1日から本格稼働すると発表した。キャップ付きの缶と大型ペットボトル入りのコーヒー飲料を生産する主力拠点。投資額は約100億円。なお、4月から一般の工場見学を受け入れる。無料。

 新工場は2階建てで延べ床面積約3万4千平方メートル。キャップ付きの缶はこれまで協力工場に委託していたが、初めて自社工場で製造する。生産目標はキャップ缶が従来の1・7倍の850万ケース、ペットボトルが2倍の1千万ケース。両製品とも近年市場が拡大しており、安定供給を目指す。

 3月から新製品を投入する。鈴鹿山系の天然水を使用し、コーヒー濃縮エキスを使わないタイプで香りが高いという。

 稼働に先立ち、28日に工場は報道陣に公開された。工場見学ではコーヒーを容器に詰める様子などが見学でき、社員による解説もある。「UCCのものづくりを体験し、おいしいコーヒーを味わって」とアピールしている。

 工場見学は4月2日スタート。毎週火、木曜日に開催し要予約。フリーダイヤル0120・811288(土井秀人)

1207荷主研究者:2013/04/29(月) 14:46:23

http://www.jomo-news.co.jp/ns/6313656890375404/news.html
2013年4月12日(金) AM 07:00 上毛新聞
生産能力2倍に増強  ヨーグルト・ダノン館林工場

 ヨーグルト製造のダノンジャパン(東京都目黒区、ジョージ・ザリフィ社長)は11日、館林工場(館林市下早川田町)の生産能力を2022年までに2倍に引き上げると発表した。2期に分けて新工場や物流拠点を整備するほか、ラインを増設して、新たに数十人を雇用する見通し。国内唯一の製造拠点の館林工場の能力増強でさらなる売り上げ増を目指す。

 16年までの第1期は約140億円を投資。生産ラインを現在の8本から11本にして、生産能力を5割増強する。研究開発施設も拡張、日本人の好みに合った新製品を素早く供給する体制を整える。

1209とはずがたり:2013/05/03(金) 14:39:35

自販機「価格のジレンマ」 消費増税シフト…1本200円の高単価品を投入
2013年5月3日(金)08:21
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20130502000.html
(フジサンケイビジネスアイ)

 アサヒ飲料とキリンビバレッジの飲料大手2社が5月上旬から、栄養成分が入った1本200円程度の「エナジードリンク」を自動販売機で売り出し、販路の拡充を図る。両社は急増する需要への対応を理由にしているが、2014年4月に予定される消費税率の引き上げに備えた戦略との見方も業界内ではくすぶる。自販機での飲料販売は、競争の激しさから単価の一律的な値上げがままならないのが現状。このため単価の高い商品を取り入れることで価格の硬直状態を崩し、消費税増税に合わせた値上げをスムーズに実現するのが隠れた狙いというわけだ。

 「自販機ならオフィスビル内など身近なところでも購入できる。自販機の売り上げアップにも貢献する商品だ」。アサヒ飲料マーケティング本部の松橋裕介課長は4月11日に都内で開いた発表会で、エナジードリンク「モンスターエナジー」を自販機で扱うメリットを強調した。

 アサヒは12年5月、米飲料メーカーのモンスタービバレッジからモンスターブランドの日本での独占販売権を取得し、この1年間で当初計画の1.6倍に当たる160万ケース(1ケースは24本)を販売した。ビタミンBや高麗ニンジンエキス、カフェインなどを配合した従来品の特長を生かしながら、糖質とカロリーをゼロに抑えた新商品を今月7日に投入。同時に自販機での販売を展開し、今年の販売目標240万ケースの達成を目指す。

 ライバルのキリンもオーストリアの飲料メーカー、レッドブルの日本法人とライセンス契約を結び、エナジードリンク「レッドブル」を5月上旬から全国24万台の自販機で扱う。世界での累計販売が46億本以上にのぼるとされる高いブランド力をてこに「自販機での収益アップを狙う」(担当者)構えだ。

 エナジードリンクは近年、世界各国で売れている海外メーカー品の導入もあって、国内での販売が拡大。調査会社の富士経済によると、12年は前年比2.2倍の267億円で、13年は1.5倍の392億円が見込まれるなど、久しぶりのヒット商品となっている。「オロナミンC」(大塚製薬)など栄養ドリンクと呼ばれる飲料の購買層は年齢の高い男性が中心なのに対し、若年層にも人気があるなど購買層が広い。主力の飲料商品より50円以上も価格が高く、収益面での貢献度は大きい。

 2社がエナジードリンクの自販機販売に乗り出すのは販売増だけでなく、単価の高さが自販機の品ぞろえにメリハリを生み出すといった期待もある。背景にあるのは、自販機販売が抱える「価格のジレンマ」だ。人件費を大幅に抑えられるとともに商品を定価で販売できる自販機は粗利益率が高く、飲料メーカーは利益全体の約6割を自販機で稼ぎ出しているとされる。

 日本自動販売機工業会によると、12年の自販機による清涼飲料水の販売額は前年比0.4%増の1兆9022億円で、飲料販売全体の約3〜4割を占めた。

 だがその半面、価格設定では柔軟性に欠ける。3%の消費税が導入された1989年には缶飲料の価格を100円から110円に、97年の税率5%への増税時には120円に値上げしたが、安売りに踏み切ったスーパーでの購入に消費者がシフトした。その後遺症は今も続き、自販機での売上高は99年の2兆4357億円をピークに減少傾向が続く。消費税増税まで1年を切ったにもかかわらず、スーパーとの価格競争が激しさを増す中、自販機で扱う商品の値上げに向けた道筋はいまだに不透明だ。

 エナジードリンクの自販機販売で足並みがそろったことを、アサヒとキリンは「成長が続く市場でのブランドの確立が狙いで、増税とは関係ない」とするが、業界関係者からは「増税後の値上げをにらんだ布石に違いない」との声が上がる。自販機で単価の高い商品を売る効果について調査会社、飲料総研の宮下和浩氏は「消費増税前に消費者の値上がり感を緩和する効果がある」と指摘する。その上で「例えば果汁100%の飲料と10%の飲料では原価が異なり、一律値上げは合理的ではない。増税後も商品ごとに10円単位で価格の設定を行う必要がある」と強調する。

 自販機1台当たりの売上高や売れ筋商品などのデータを蓄積し、収益性を分析するシステムをアサヒが今年導入するなど、自販機の戦略をめぐる飲料各社の動きが活発化している。価格のジレンマを解消し、消費税増税後も自販機での収益を確保できるのか。難題に答えを出すため、各社の試行錯誤が当面続きそうだ。(西村利也)

1211とはずがたり:2013/05/10(金) 21:46:39

キユーピー:マヨネーズ値上げへ…食用油高騰で2〜9%
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m020044000c.html
毎日新聞 2013年05月08日 20時06分(最終更新 05月08日 20時39分)

 キユーピーは8日、家庭用と業務用のマヨネーズ関連商品を7月1日出荷分から約2〜9%値上げすると発表した。原料である食用油の価格が高騰しているため。値上げは2008年8月以来、約5年ぶり。

 家庭用では「キユーピーマヨネーズ500グラム」の参考小売価格(税別)を357円から382円に値上げ。食用油の配合が少ないマヨネーズタイプの商品の値上げ率は2〜4%程度で「キユーピーハーフ400グラム」は329円から342円に引き上げる。タルタルソース、サンドイッチスプレッドも3%程度値上げする。(共同)

1212荷主研究者:2013/05/12(日) 14:32:05

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13657608871079
2013年4月13日(土)茨城新聞
キッコーマンソイフーズ 五霞の豆乳工場完成

【写真説明】竣工した「キッコーマンソイフーズ茨城工場」=五霞町川妻

 豆乳製品の製造を手掛けるキッコーマンソイフーズ(東京)が五霞町川妻に建設を進めていた「茨城工場」が完成した。5月下旬にも稼働開始予定で、北海道から関東までの東日本を中心に製品を供給する。

 新工場は同社の埼玉、岐阜に次ぐ3番目の生産工場。消費者の健康志向による豆乳製品への需要が年々高まっていることを受け、同社は新工場建設で生産増強を図る。

 新工場の敷地は約3・8ヘクタール。鉄骨造り2階建てで延べ床面積1・9ヘクタールを建設した。調製豆乳とコーヒーや紅茶味の豆乳飲料を製造、生産能力は年間2万2千トンを誇る。

 12日に式典が開かれ、重山俊彦社長は「近くには圏央道五霞インターチェンジの予定地がある。東日本全域へ供給していく工場として好立地」と説明。五霞町の染谷森雄町長は「食の安全を追求している企業の立地は、地域のイメージアップや雇用面でもありがたい」と歓迎した。(前島智仁)

1213荷主研究者:2013/05/12(日) 15:39:44
>>1207
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130412/CK2013041202000149.html
2013年4月12日 東京新聞
ダノンジャパン 館林に新工場増設

稼働から10周年を迎えた館林工場=館林市で

 ヨーグルト製造の「ダノンジャパン」(東京都目黒区)は十一日、国内唯一の生産拠点である館林工場(館林市下早川田町)の生産能力を、二〇二二年までに二倍に拡大すると発表した。国内のヨーグルト需要の急速な拡大を受け、開発から生産、物流までを集約した「ヨーグルトの総合工場」を目指す。(美細津仁志)

 計画によると一六年までに現行の八ラインを十一ラインに増やす。新製品を開発する研究開発施設や一般見学者向けのビジターセンターを新設。冷蔵設備付きの物流センターも新設し、工場とベルトコンベヤーで結ぶ。投資額は百四十億円。

 その後、現工場の北側に新工場を建て、二二年までに計十七ラインに増やす。年間の生産能力は一三年の二倍となる二十万トンを見込み、アジア有数の生産拠点になるという。

 館林市内で会見を開いたジョージ・ザリフィ社長は、同地で新工場を建設する理由について「大消費地の東京や関東にアクセスしやすく、東北地方や栃木、群馬の、原料となる生乳の生産地から近い」と指摘。

 国内は健康志向によりヨーグルト需要が高まっているが、一人当たりの消費量は年間約九キロ。スペインやドイツなどの約三十キロを大きく下回ることから「日本の消費の割合を一週間に一個から、一日一個を目標に推進していきたい」と語った。

 館林工場は〇三年、仏ダノンほか食品二社による合弁会社でスタート。現在はダノンジャパンが運営し主力ヨーグルト「ダノンビオ」シリーズや高カルシウムヨーグルトの「デンシア」を生産している。

1214荷主研究者:2013/05/19(日) 13:58:32

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130426/bsc1304261837021-n1.htm
2013.4.26 18:36 Fuji Sankei Business i.
ヤクルト、仏ダノンとの戦略的提携を解消 協業は継続、ダノンは株保有続ける

ダノンとの戦略提携契約の解除について説明するヤクルト本社の堀澄也会長(左)=26日午後、東京都千代田区のホテルニューオータニ(西村利也撮影)

 ヤクルト本社は26日、同社の筆頭株主の仏食品大手ダノンとの戦略的提携関係を解消することで合意したと発表した。ヤクルト株を20%持つダノンは株式の買い増しや提携関係の強化を求めていたが、交渉は事実上決裂した。

 両社は同日付で新たな協業関係に関する覚書を取り交わし、ダノンはヤクルト株の保有を続け、研究開発や海外事業などの一部事業の協力関係は今後も継続していくことなどを確認した。

 同日都内で開いた記者会見で、ヤクルト本社の堀澄也会長は「提携契約に制約されることなく、成長戦略を着実に実現していくことが最善だと判断した」と話した。だが、「友好関係は今後も維持していくべきだ」(堀会長)とし、合弁で進出したインドやベトナムなど海外事業の継続や、引き続きダノン側の役員を受け入れるなどの協業は進めていくという。

 ダノンがヤクルトの持ち株比率を引き上げないという契約義務が失効するため、ダノンによるヤクルト株の株式公開買い付け(TOB)に発展する可能性も指摘されたが、「仮定の質問には答えられない」(川端美博副社長)と明言は避けた。

 「ダノンの経営幹部がヤクルト株の買い増しを考えていないと言っており、当社の経営の自主独立がいかに重要か理解いただいた」(堀会長)と説明し、「ダノンとの関係は過去も現在も未来も変わることはない」と、今後の友好関係の継続を強調した。

 ダノンは2000年までにヤクルト株を約5%取得し、03年に約20%に達したことをきっかけに業務提携した。その後、乳製品などの新興国市場での販売網を強化するため、契約上可能な約35%までの出資比率の引き上げを打診した。これに対してヤクルトは、重要議案が否決される懸念から拒否。このためダノンは折衷案として約28%の出資比率を提示するなどして交渉を続けていた。

1215荷主研究者:2013/05/19(日) 14:59:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/20130503t13014.htm
2013年05月03日金曜日 河北新報
セサミノール量産へ1歩 新酵素発見 東北大グループ

健康成分セサミノールを含むゴマの種子。東北大の研究で成分の量産に道が開けた

 ゴマに含まれる健康成分「セサミノール」の量産につながる新しい酵素を、東北大大学院工学研究科の中山亨教授(酵素科学)らの研究グループが発見した。セサミノールは、市場が年々拡大する健康食品の成分として人気の「セサミン」と並ぶ抗酸化物質。研究成果は新たなサプリメントなどの開発につながると期待される。

 ゴマには古くから、さまざまな健康促進の効果があるとされてきた。ゴマの健康成分の中でもセサミンは、老化を防ぐ抗酸化物質として働くリグナンの一種として知られ、既に健康食品として商品化されている。

 セサミノールもリグナンの一つで、ごま油の製造で生じる搾りかすに多く含まれる。強い抗酸化活性や抗動脈硬化作用、抗がん作用などがあり、セサミンと同様に健康成分として注目されてきた。

 しかしセサミノールはゴマの種子中では、三つの糖(糖鎖)と結合して分解されにくい。摂取しても吸収されにくく、体外に排出されてしまうとされている。

 研究グループはごま油の搾りかすの中から、糖との結合を分解してセサミノールを効率良く生成する微生物を発見。微生物が持つ酵素の性質を詳しく調べ、結合分解のメカニズムを解明した。

 ごま油の搾りかすはこれまで、飼料や肥料以外に使い道がなかった。中山教授は「この酵素の発見が突破口となり、安価な未利用資源から高付加価値の健康食品を工業的に生産する道を開く可能性がある」と話している。

1216とはずがたり:2013/05/24(金) 10:06:55

山崎製パン、食パンなど15品目値上げへ 原料価格上昇
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/TKY201305230162.html?fr=rk
2013年5月23日(木)15:11

 パン製造大手の山崎製パンは23日、小麦などの原料価格が上がっているため、食パンや菓子パンなど15品目の出荷価格を7月1日から2〜6%値上げすると発表した。

 山崎製パンのパン製品は約700品目ある。このうち、今回値上げをするのは、食パンの「芳醇(ほうじゅん)」「超芳醇」、菓子パンの「北海道産バター使用バターロール」「高級つぶあんぱん」といった主力の15品目。

 輸入小麦の政府売り渡し価格が4月から平均9・7%引き上げられたうえ、円安がひびいて油脂類や乳製品などの価格も上昇していることを理由にしている。

1217荷主研究者:2013/05/29(水) 23:21:22

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420130501aaba.html
2013年05月01日 日刊工業新聞
千葉共同サイロ、港湾護岸を「震度6強」耐震化

 【千葉】千葉共同サイロ(千葉市美浜区、内藤常男社長、043・241・1231)は、首都直下型地震に備えて穀物を荷役する港湾護岸の耐震補強工事に着手した。投資額は約5億円で年内に完成する。同社の2012年度穀物取扱量は90万2000トン。耐震化で安定供給能力を高めて新規顧客の獲得につなげ、将来の取扱量100万トンの目標達成を目指す。

震度6強でも荷役機能が停止しないように耐震補強工事に着手した桟橋と護岸

 震度6強の地震が発生しても荷役機能が停止しないように地盤を改良する。約150メートルの護岸の陸上と海中に深さ20メートルまで277本のセメント杭(直径160センチメートル)を打ち込む。工事中も通常通り荷役作業を行う。

 同社は07年に設備の耐震化に着手。第1―3サイロや桟橋の耐震化や、免震式の荷役機械の導入を進めてきた。護岸の耐震化が完了した後は、残る第4サイロについても耐震補強する。一連の耐震化によって計約15億円を投資する見通しだ。

1218荷主研究者:2013/05/29(水) 23:28:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130507/bsc1305071828006-n1.htm
2013.5.7 18:27 Fuji Sankei Business i.
ハウス食品がベトナム進出 プリンの素など粉末デザートを販売

 ハウス食品は7日、ベトナムに進出したと発表した。約7億円を投じて南部ドンナイ省に建設した工場で粉末タイプのデザートと飲料を製造、2013年度に約4億9千万円の売り上げを目指す。

 ベトナムは国民の平均年齢が若く、家庭で子どもにデザートを作る習慣もあることから、粉末から作るプリンなどの需要が見込めると判断した。

 飲料は水に溶かして飲む粉末タイプの製品を売り出す。ビタミンやコラーゲンを豊富に含む点を強調し、健康や美容への関心が高い20代の女性に売り込む。

1219荷主研究者:2013/05/29(水) 23:30:09

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130508/bsc1305081758009-n1.htm
2013.5.8 17:55 Fuji Sankei Business i.
東大阪の新本社完成へ ハウス、発祥地に根下ろす

 ハウス食品は8日、大阪府東大阪市に新しい大阪本社ビルを建設し、9月から使用を始めるとの計画を明らかにした。同市内に分散している機能を集約し、業務の効率化につなげる。

 ハウスは大阪と東京の2本社制。浦上博史社長は決算会見で「メーカーとして東大阪という発祥の地を大事にしたい。これからも根を下ろしていく」と述べた。

 1962年に完成した現大阪本社は老朽化が進み、手狭になっていた。同じ敷地に6階建ての新本社を建設している。

 ハウスは本社機能のうち、大阪に総務、財務などの部門を置いている。製品の企画や営業、マーケティングの部門は、東京の現拠点を維持する。

1220荷主研究者:2013/05/29(水) 23:30:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130510/bsc1305101227004-n1.htm
2013.5.10 12:24 Fuji Sankei Business i.
ポッカサッポロ、マレーシアに清涼飲料の新工場建設

 ポッカサッポロフード&ビバレッジは10日、マレーシアに清涼飲料の新工場を建設すると発表した。東南アジアで好調な販売が続くポッカブランドの現地生産能力を引き上げることで拡大する需要に対応する。

 2014年4月の稼働予定で、投資額は約27億円。敷地面積は2万800平方メートル。従業員は約70人。スポーツドリンクやお茶、コーヒーなどの飲料を年間約600万ケース生産する。

 現在、東南アジア向けの商品はシンガポールで年間約700万ケースを生産しているが、新工場建設で生産能力は約2倍に増強される。

1221荷主研究者:2013/05/29(水) 23:30:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130510/bsd1305100801005-n1.htm
2013.5.10 08:00 Fuji Sankei Business i.
「カフェ路線」で若者開拓 飲料各社、缶コーヒーてこ入れ

日本コカ・コーラが13日に発売する新コーヒーブランド「LUANA(ルアーナ)」をPRする女優のすみれさん=東京都千代田区の新丸の内ビル【拡大】

 カフェチェーンの出店増加やコンビニエンスストアでの販売などを背景にコーヒー全体の需要が伸びる一方、不振が続く缶やペットボトル入りコーヒーのテコ入れに飲料各社が乗り出している。

 キーワードは「カフェ路線」。無糖カフェラテタイプの新製品を9日発表した日本コカ・コーラをはじめ、各社はカフェで人気の高い風味を積極的に展開する。40代以上のサラリーマンらに人気だった「ミルク入りで甘め」の路線を見直し、若年層を取り込みたい考えだ。

 「新しいリラックスタイムを提案したい」。ペットボトル入りの新コーヒーブランド「LUANA(ルアーナ)」(280ミリリットル入り・税込み147円)を企画、開発した日本コカ・コーラの島岡芳和グループマネジャーは、従来はターゲットに据えていなかった女性層などの需要開拓に意欲をみせた。味の秘策は「無糖のミルク入り」だ。

 同社の調査では、缶やペットボトル入りコーヒーの飲用者が約3300万人なのに対し、レギュラーコーヒーは約1.7倍の約5700万人。

 このうち約2割はミルクだけを入れて飲んでおり、女性は特にその傾向が強かった。同社は、13日に発売するルアーナを新規需要の開拓に向けた戦略の一つに位置づける。

 ドリップコーヒーに香りのあるシロップを加えた「ワンダ フレーバーズ」(185グラム入り・税別115円など)を7日に発売したのはアサヒ飲料。開発担当者は「新たな味わいを体験していただけるはずだ」と自信をのぞかせる。

 昨年の販売実績が4000万ケース(1ケース30本入り)を突破した「ワンダ」ブランドだが、缶コーヒーをあまり飲まない20〜30代への浸透が課題だった。

 同社は若者に人気のカフェチェーンで定番のトッピング用シロップに着目。今回の新商品でブランド全体の販売量を初年度で約2%引き上げる考えだ。

 男女を問わず根強い人気を誇る「ブラック」を強化する動きも増えている。日本たばこ産業(JT)は看板商品の「ルーツ アロマブラック」をリニューアルし、独自の焙煎技術で香りとコクを深めたほか、UCC上島珈琲も豆の濃厚な味を高めた「THE DEEP BLACK無糖」を新商品に加える。

 全日本コーヒー協会などによると、2011年の国内のレギュラーコーヒー消費量は約25万トンで1990年と比べて約1.5倍に増えた一方、缶コーヒーは約7%減と伸び悩んでいる。(佐久間修志)

1224荷主研究者:2013/05/29(水) 23:35:26

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130506/CK2013050602000163.html
2013年5月6日 東京新聞
菓子メーカーが上里町に新工場 2社、建設へ

 県は、上里町の関越自動車道上里サービスエリア近くの産業団地に、洋菓子メーカー「シェリエ」(本庄市)と、米菓子メーカー「中央軒煎餅(せんべい)」(東京都板橋区)の二社が新工場を建設すると発表した。両社とも、見学コースを設置する予定という。

 県によると、シェリエは、約一万八千平方メートルの敷地に洋菓子やパンの製造工場を設置する。一階が直販施設、二階が工場で製造ラインの見学もできる。今年十二月に着工し、二〇一五年十二月に操業する予定。設備投資額は約二十三億円。

 中央軒煎餅の工場は敷地面積約九千平方メートルで、せんべいの包装をする。七月に着工し、一四年四月から稼働する予定。総投資額は六億円。(宮本隆康)

1229とはずがたり:2013/06/13(木) 19:06:44

伊藤ハム、8%値上げへ 日本ハムに追随、原料高で
2013.6.13 17:08
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130613/biz13061317100012-n1.htm

 伊藤ハムは13日、ハム・ソーセージを中心に計280の食品を7月22日から平均で8%値上げする、と発表した。主に内容量を減らすことで実質的に値上げする。

 原料の豚肉や鶏肉の相場の高騰や、このところの円安による輸入価格の上昇が主因。電気料金の値上げもコストを押し上げた。伊藤ハムは「コスト高を吸収し品質を維持するのが困難になった」と説明している。

 国内最大手の日本ハムが7月1日から平均約8%の値上げを決めている。

 ハム・ソーセージでは主力の「アルトバイエルン」が13グラム減らして122グラム、「ポークビッツ」は8グラム減って82グラムになる。調理加工食品では「チキンナゲット」が16グラム減って164グラムとなる。

 伊藤ハムは2007年と08年にも原料価格の高騰により商品の量を減らすなどして値上げした。

1230とはずがたり:2013/06/13(木) 19:07:10

日清オイリオ、円安で食用油を7月に再値上げ 4月に続き2回目
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130610/biz13061017180005-n1.htm
2013.6.10 17:15

 日清オイリオグループは10日、家庭用食用油を7月から値上げすると発表した。値上げ幅は1キログラム当たり20円以上となる見通し。円安進行で、原料の菜種や大豆の調達コストが上昇したことを受けた措置。同社の食用油値上げは4月に続き今年2回目。

 業務用、加工用も併せて引き上げる。

 菜種については、為替に加え、主産地のカナダで国内需要が増加し輸出に振り向けられる量が減ったことも影響した。同社は「合理化だけではコスト増が吸収しきれなくなった」と説明している。

1231とはずがたり:2013/06/13(木) 19:07:33

マヨネーズ2〜9%値上げ キユーピー、食用油高騰で
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130508/biz13050817390021-n1.htm
2013.5.8 17:39

 キユーピーは8日、原料の食用油の価格高騰に伴い、家庭用・業務用のマヨネーズ製品を7月出荷分から約2〜9%値上げすると発表した。

 値上げは平成20年8月以来、約5年ぶり。同社によると、食用油価格はここ4年間で約40%上昇しており、為替相場が円安基調に転じたためコスト吸収が難しくなったという。

 値上げ幅は原料のサラダ油の使用量に応じて決め、家庭用マヨネーズ(500グラム)は税抜き参考小売価格357円を382円に、キユーピーハーフ(400グラム)は329円を342円に改訂する。一部の低カロリー製品は対象外。

 食用油をめぐっては、日清オイリオグループとJ−オイルミルズが4月から、家庭用食用油を1キログラムあたり30円余り値上げしている。

1232荷主研究者:2013/06/16(日) 18:03:55

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130531046161.html
2013/05/31 22:21 新潟日報
ブルボン、柏崎駅前に本社ビル建設
創業の地に本社機能集結

 ブルボン(柏崎市)は31日、高さ約60メートル、地上13階の本社ビルをJR柏崎駅前に建設し、本社機能を集結させると発表した。2014年の創業90周年に向けた事業の一環で、15年3月の完成を目指す。災害時は地元住民の避難所として開放する。同社は「地元の活性化に貢献したい」としている。

 同市駅前1の建設予定地は、1924(大正13)年に生産拠点を構えた同社創業の地。事業規模拡大に伴い、2005年に同市松波4の本社工場に生産機能を移した後は、旧駅前工場跡地としてさら地になっていた。

 新本社ビルは敷地面積約1万平方メートル、建築面積は約820平方メートル。本社工場の事務部門のほか、同市藤井にある商品開発センターの約350人が移る。総投資額は約30億円を見込む。着工は10月の予定。本社工場の工場部門は継続する。

 ビルは防災や自然環境に配慮。災害発生時にはビル内の食堂を市民に開放するなど、地域の避難所としての利用を検討する。ほかにテレビ会議システムを完備するなど、最新のIT環境を導入する。

 同社は「関東大震災後の菓子不足をきっかけに、地方での創業を決めた精神を受け継ぎたい。市中心部の活性化につながっていくことを期待している」としている。

1236荷主研究者:2013/07/04(木) 23:59:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130616t13016.htm
2013年06月16日日曜日 河北新報
原料高、仙台みそ赤信号 震災で宮城産加工用米が収量減

全国的にも人気が高い仙台みそ。原料高がブランド化に影を落としている

 宮城伝統の味「仙台みそ」の製造業者が、東日本大震災の影響による宮城県産加工用米の価格高騰を懸念している。ことしから地場産原料による新たなブランド化に取り組んだばかり。思わぬ原料高で、出はなをくじかれかねない情勢だ。県内の製造業者は「価格転嫁も容易ではない」と頭を悩ます。

 宮城県味噌醤油工業協同組合(仙台市)は例年、加盟業者から加工用米の希望数量をとりまとめ、仙台農協(仙台市)から購入していた。組合によると昨年1キロ165円だったのが、ことしは約1.5倍の240円程度になる見込みだという。

 加工用米の値上がりは、震災の影響で作付面積が減り、収量が大幅に落ち込んだのが主因。仙台農協は「応援はしたいが、価格抑制にも限度がある」と打つ手なしの状態だ。

 「仙台みそ」はことし3月、食品産業センター(東京)から、地元原料で生産した食品を対象にした「本場の本物」に認定されたばかり。該当商品はシールを貼ってアピールできる。

 条件は、天然醸造で二夏以上熟成させるほか、主原料のコメ、大豆を宮城産で賄うことだ。昨年仕込み、条件をクリアしたみそは今秋にも登場する。

 玉松味噌醤油(宮城県大河原町)は「コスト上昇は不可避だ。景気回復が実感できない中では値上げも難しい」と、将来的な価格設定に不安をのぞかせる。

 仙台味噌醤油(仙台市)も「商社ルートで調達しても価格は高騰気味。伝統の味を守るためにはなるべく地元の原料を使いたいところだが…」と苦しい内情を明かす。

 味噌醤油工業協同組合の山田勝男専務理事は「仙台農協に限らず、宮城県内の他の農協とも交渉し、主食米も含めて原料確保に努めたい」と話している。

1237荷主研究者:2013/07/11(木) 00:39:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130621/bsc1306211711018-n1.htm
2013.6.21 17:10 Fuji Sankei Business i.
日清製粉、ベトナムにレトルト工場 来年秋からパスタソースなど現地生産

 日清製粉グループ本社は21日、ベトナムに加工食品工場を建設し、来年からパスタソースなど日本市場向けのレトルト食品を生産すると発表した。東南アジア地域への進出はタイに続き2カ国目。将来的に、ASEAN諸国への販売も目指す。

 新工場はホーチミン郊外のビエンホア市に約15億円かけて建設する。年間生産能力は1万トンで、来年秋から稼働予定。子会社の日清フーズとの共同出資で設立する現地会社が運営する。

 日清製粉グループ本社は売上高の90%以上を国内で稼いでいるが、平成32年をメドに海外売上高を30%に引き上げるのが目標。タイとベトナムを拠点とし、周辺諸国の食生活の変化に対応して市場獲得を図る。

1238荷主研究者:2013/07/15(月) 10:28:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130626t12019.htm
2013年06月26日水曜日 河北新報
再生法申請、負債14億円 飲料製造の東北ビバレッジ

 飲料製造の東北ビバレッジ(山形市)は25日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。代理人によると、負債総額は約14億円。営業は継続し、支援企業への事業譲渡などにより再建を目指す。

 代理人や東京商工リサーチ山形支店によると、同社は1965年、東北缶詰として創業。ジュースやサイダーなどの缶飲料製造で成長した。91年に社名を変え、ペットボトル飲料の製造にも乗りだし、ピーク時の2002年3月期は、58億6280万円の売上高を計上した。

 近年は新規顧客の開拓が進まず、12年12月期の売上高は28億5300万円に減少した。一部製造ラインの停止や人員削減も行ったが、資金繰りは改善しなかった。

 同社は26日、山形市内で債権者説明会を開く。

1239荷主研究者:2013/07/15(月) 12:16:23
色々と興味深い記事である。ホキ2200もこの輸送の一部で活用されていたわけか。
>原料の輸入小麦は横浜や名古屋などの港に水揚げされた後、松本市の工場に輸送するのに1トン当たり約5千円の輸送費
>国内外の原料小麦の仕入れ量はピークだった91年3月期の約6万トンから、2013年3月期に約3800トンへ減らし

http://www.shinmai.co.jp/news/20130704/KT130703BSI090012000.php
2013年07月04日(木)信濃毎日新聞
日穀製粉、小麦製粉から撤退 輸送費かさみ ソバに注力

日穀製粉が販売している小麦粉商品。自社製粉から撤退するが、商品販売には力を入れる

 日穀製粉(長野市)が6月限りで小麦の製粉から撤退したことが3日、分かった。小麦の製粉は、海外産小麦を横浜市や名古屋市の港から松本市の自社製粉工場に運ぶ輸送費がかさみ、生産効率が悪かったため、10年以上前から徐々に縮小していた。今後は他社に製粉を委託するなどして小麦粉商品の販売は継続。経営資源を、付加価値の高いソバの製粉や関連商品の開発、販売の強化に振り向ける。

 同社の小麦粉関連商品は、業務用と家庭用で約150銘柄。原料の輸入小麦は横浜や名古屋などの港に水揚げされた後、松本市の工場に輸送するのに1トン当たり約5千円の輸送費が掛かり、港近くに工場を構える製粉大手に対し、競争力が劣っていた。

 このため、1945(昭和20)年に創業してから長く主力事業だった小麦の製粉を段階的に縮小。国内外の原料小麦の仕入れ量はピークだった91年3月期の約6万トンから、2013年3月期に約3800トンへ減らし、他社製粉の小麦粉を仕入れ販売してきた。

 小麦粉関連商品は今後、県産小麦は柄木田製粉(長野市)に製粉を委託し、大手製粉会社から海外産小麦粉を仕入れて独自配合するなどして販売を継続。松本市の工場は小麦の製粉ラインを撤去し、小麦粉を小袋詰めする設備を新設する。

 小山紀雄社長は「ソバ関連など競争力が高い部門への投資を強める」と説明。ソバの製粉は、石臼びきや粗びきなど顧客の要望に応じた手法で付加価値を高められ、小麦粉よりも優位な販売展開ができると見込む。そば粉を原料とするパスタや茶、菓子の開発製造に力を入れる方針で、「ソバには『信州』というブランドもある。ソバと言えば日穀と言われるよう製品展開していきたい」としている。

 日穀製粉の13年3月期の売上高は90億7700万円、純利益は1億2600万円。小麦製粉からの撤退で経営効率の改善を見込み、14年3月期は増収増益を予想している。関連企業を含めて計223人(4月1日現在)いる従業員数に変動はない。

1240とはずがたり:2013/07/20(土) 14:28:25

むむぅ。。息子は偏食なんでこの手の野菜ジュースをがんがん飲ませてるんだけど。。(´・ω・`)

飲むならどれが安全?コンビニ野菜ジュース4商品を徹底比較
http://www.biranger.jp/archives/71929
2013/06/20 08:00 by 庄司真紀

健康志向の人ほど手に取るコンビニの野菜ジュース。たくさんの種類が発売されていて、どれを選んでいいか迷う時もありますよね。そしてよくラベルを見ると添加物が意外とたくさん入ってた!ということも。美容・健康のために飲んでいたものが、逆に身体に害があるものだったなんことがあったら大変です。

このほど発刊された科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの『食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』から、選んではいけないNGな野菜ジュースをお伝えしようと思います。

著者は『買ってはいけない』『新・買ってはいけない』など、多数の食品添加物についての書籍を発表しています。

■『1日分の野菜』VS.『充実野菜完熟バナナミックス』(ともに伊藤園)

これらの製品に使われている果汁や野菜汁は、濃縮還元されたものです。野菜や果物から汁を絞り、それらからいったん水分を蒸発させて濃縮し、製品化する時に水分を加えて元の状態に戻します。こうすることで容積を減らすことができ、輸送や貯蔵のコストを減らすことができるのです。

しかし濃縮還元の果汁の場合、香りが失われてしまうので香料を添加して香りを補っているわけなのですが、この香料が人工的な味・安全性の面から問題です。合成香料の中には毒性の強いものもあり、それらでも“香料”として一括に表示されてしまうからです。

というわけで、『1日分の野菜』VS.『充実野菜完熟バナナミックス』は、『充実野菜完熟バナナミックス』に香料が使われているため飲むのはNGとなります。

『1日分の野菜』のほうは、危険性のある添加物は入っていないので飲んでもOKです。

■『野菜一日これ一本』VS.『野菜生活100』(ともにカゴメ)

同じように『野菜一日これ一本』も香料が使われておらず、ビタミン、ミネラルを含んでいて飲んでもOK。そして『野菜生活100』のほうは香料が使用されているため、飲まないほうがよいとのこと。

著者の渡辺さんは「これらの化学合成物質は未知な部分が非常に多く、人間の体内でどのような作用を示すかも、また未知なのです」と話します。特にお子さんのいるご家庭では注意していきたいですね。

1241とはずがたり:2013/07/20(土) 15:28:49

どっちがより安全?「飲んではいけない」炭酸飲料4つを徹底比較
http://www.biranger.jp/archives/74952
2013/07/20 12:00 by 庄司真紀 | ライフスタイル

暑い時ほど飲みたくなる炭酸の入った飲料。たくさん砂糖が使われているから太ると敬遠している人は多いですが、ゼロカロリー飲料のような糖分とカロリーの少ない製品も増えています。さて、そういった飲料は健康に良いのでしょうか?

このほど発刊された科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの『食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』から、炭酸飲料の選び方をお伝えします。

■注意したい合成甘味料

まず糖分やカロリー減らすには、合成甘味料のアセスルファムKやスクラロースを使っています。

アセスルファムKは2000年に認可された添加物で、砂糖の200倍の甘味があります。しかし、イヌにアセスルファムKを0.3%、および3%含んだエサを2年間食べさせた実験では、0.3%のエサのほうではリンパ球の減少が確認され、3%のエサのほうではGPT(肝臓障害のときに増える)の増加とリンパ球の減少が認められました。

つまり、肝臓や免疫に対するダメージが心配されるということです。

一方、スクラロースは1999年に認可された添加物で、砂糖の約600倍の甘味があります。それを5%含むエサをラットに与えた実験では、脾臓と胸腺のリンパ組織に萎縮が見られました。

■『三ツ矢サイダー オールゼロ』VS.『ファンタ オレンジ』

『三ツ矢サイダー オールゼロ』はたくさんの添加物と上記の2つの甘味料が使われているのでNG。『ファンタ オレンジ』は香料と酸味料が使われているので不安材料になりますが、甘味料としてステビアを使っていてギリギリOK。飲み過ぎには注意です。

■『ファンタ グレープ』VS.『三ツ矢サイダー』

『ファンタ グレープ』に使われている保存料の安息香酸Naは急性毒性が強く、5%含むエサをラットに4週間食べさせた実験では、すべてが尿失禁やケイレンなどを起こして死亡しました。それ以外にもカラメル色素など危険性のある添加物を含んでいるのでNG。

『三ツ矢サイダー』は香料と酸味料に何が使われているかが不明ですが、それほど毒性はなく、飲むならこっち。

炭酸飲料は糖分と合成甘味料の両方に問題があるようです。合成甘味料はアイスやお菓子にも使われているので、普段選んでいる食品もチェックしてみてくださいね。

1242荷主研究者:2013/07/21(日) 11:13:40

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130704/bsc1307040601015-n1.htm
2013.7.4 06:00 Fuji Sankei Business i.
“サントリー流”は変わるのか 株式上場の成否、創業家の影響力に注目

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1307040601015-p1.jpg
上場後のサントリーグループ

 3日上場したサントリー食品インターナショナルは清涼飲料事業を主力としており、国内シェアは首位のコカ・コーラグループに次ぐ。緑茶「伊右衛門」や缶コーヒー「ボス」など人気商品を抱え、親会社のサントリーHDの連結売上高と営業利益のほぼ半分を稼ぎ出す“稼ぎ頭”だ。

 国内の清涼飲料市場は少子化の影響で縮小傾向にあり、海外展開が収益拡大のカギを握っている。このため、サントリーは海外でM&Aを積極的に仕掛け、シンガポールの健康食品大手セレボス、仏飲料メーカーのオランジーナ・シュワップスなどを買収してきた。

 だが、相次ぐ買収で財務状況は悪化しており、今後の買収には株式市場での資金調達が必要と判断。上場による調達資金のうち約680億円はこれまでの企業買収の借入金返済に、約2千億円を新たなM&A(企業の合併・買収)にあてる計画だ。

 時価総額1兆円規模の上場は、平成22年12月の製薬大手・大●(=塚のノ二本に「、」を重ねる)ホールディングス以来。市場関係者も注目する大型上場だが、親会社のサントリーHDは非上場のまま。

 HDは上場後のサントリーBF株の6割を保有する上、HD株については創業家が約9割を保有しており、創業家の意向が経営に影響力を持つ形は今後も変わらない。

 「洋酒事業は仕込みから何年も寝かせる。上場すれば、投下資金回転の早さや高さを迫られることもあり得る」。佐治信忠社長は非上場にこだわる理由をかつてこう述べていた。

 事実、ビール事業の黒字化には46年を要したが、佐治社長は「非上場だから黒字化できた」と話す。

 サントリーの社是「やってみなはれ」は業界でも有名で、このチャレンジ精神を重視する自由闊達(かったつ)な社風の下、ビール事業への参入や総合食品会社への転換などを進めてきた。

 平成22年2月、キリンHDとの統合交渉が破談したのも、創業家の影響力を残したいサントリーが統合後の新会社の株式の3分の1超を創業家が握ることを絶対条件としたのを、キリンが嫌ったためだった。今回、親会社は非上場のまま子会社のみを上場させたのは、この経験を踏まえた「折衷案」ともいえる。

 しかし、岩井コスモ証券の有沢正一・投資調査部副部長は「企業体質が全く変わらないということはないはずだ」と指摘する。サントリーらしさを失うことなく、一般株主の声をいかに経営に反映させていくのか。サントリー流の株式上場の成否が注目される。

1243荷主研究者:2013/07/21(日) 11:44:54

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201307/0006148731.shtml
2013/7/11 08:00 神戸新聞
ビオフェルミン製薬 乳酸菌の受託生産検討

今年秋の稼働に向け、設備試験が進む新培養棟=神戸市西区井吹台東町7、ビオフェルミン製薬西神事業所

 ビオフェルミン製薬(神戸市長田区)は10日、乳酸菌原体の受託生産を検討していることを明らかにした。今年秋には西神事業所(同市西区)で新しい培養棟が稼働。培養できる量が現在の3倍と医薬品用では国内最大の生産設備となることから、一部を他社向けの培養に充てる。(高見雄樹)

 小規模施設で培養している製薬企業や、乳酸菌入りの健康補助食品(サプリメント)を製造する食品メーカーからの受託を想定。委託元から菌を預かり、ビオフェルミンが培養を代行する。「既に引き合いはある」(同社)といい、受託が決まれば、業界では珍しい取り組みになるという。

 新施設には6千リットルの培養タンクを設置する。隣接する既存の3千リットルタンクと合わせて、生産能力は一気に増える。他社は1500リットルが主流。大規模な設備とビオフェルミンが持つ高効率の培養技術を組み合わせて、品質を落とさずに生産コストを圧縮する考えだ。

 乳酸菌は免疫力に関する効用が報告されるなど、整腸作用以外にも市場が拡大する可能性がある。同社の乳酸菌原体は大部分が整腸薬「新ビオフェルミンS」など自社の医薬品向けだが、現在も4%(売上高ベース)は国内外の食品メーカー向けに販売している。

 藤本孝明社長(60)は「生産能力が大きくなるので、一部を使って新たな取り組みを始めたい」と話している。

1246とはずがたり:2013/08/11(日) 19:16:46

日本発 世界のヒット商品:中国市場に合わせたカレールー
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/20130811k0000m020115000c.html
毎日新聞2013年8月11日(日)03:01

 ◇「強い火力」、「色」、「香り」好みを追求

 日本の代表的な家庭料理・カレーライスが中国で人気だ。立役者は2005年にカレールーの現地生産を開始したハウス食品。インドカレーとは違う日本の味を堅持しながら、中国人の好みや調理方法に合わせた販促活動を続け、昨年度、中国のカレー事業が初めて黒字化した。同社は「日本式カレーを中国の国民食に」と来年には第2工場を建設する計画だ。

 1997年、所得水準が高く、開放的な雰囲気のある上海にカレーレストランを開店したところ、デートスポットになるほどの人気店に。「これはいける」と、04年に「上海ハウス食品」を設立した。

 「煮込む文化」のない中国に受け入れてもらうため、市場調査を徹底した。中華料理に使うカレー粉は黄色みが強く、中国人には「カレー=黄色」のイメージが強いことがわかり、色を調整。中華料理でよく使われる香辛料「八角ウイキョウ」の割合を増やし、中国人好みの香りにした。中華鍋を使い強い火力で調理するため、バーモントカレーとジャワカレーをベースに水分の蒸発が早くてもおいしく仕上がるルーを開発した。

 カレーライスの味を知ってもらうため、店頭試食販売を繰り返し、親子料理教室で作り方を伝えた。日系企業の社員食堂では「週1回カレーの日」を設定してもらいアピールした。

 今では工場見学に訪れた子供たちが試食で必ずおかわりし、北京の小学校ではカレーライスの料理教室が児童に大人気。「子供がカレーライス好きなのは日本と同じ」と、中国全土への普及に向けて確かな手応えを感じている。供給力を強化するため、東北部の大連市に新工場を建設し、来年度には生産を開始する予定だ。【山口透】

 ◇すし、ラーメンに続き浸透

 ハウスは米ロサンゼルス、台湾、韓国でもカレーレストランを展開し、欧州、豪州には日本からカレールーを輸出している。近年、ロシア、イギリスなどでも刺激が少ない日本式カレーライスが受け入れられ、海外展開を加速させている。「すし、ラーメンに続いてカレーライスが着実に海外市場に浸透している」として、現在売上高の7%(147億円)の海外売上高を第4次中期計画(3年)最終年度の来年には200億円まで伸ばす計画だ。

1247荷主研究者:2013/08/15(木) 00:20:20

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/07/18-12122.html
2013年07月18日 化学工業日報
食品添加物の価値再認識する機会を

 2012年度に厚生労働省の実施した食品添加物の一日摂取量調査で、日本人の摂取している保存料と着色料の実態が明らかになった。これによると、摂取量は毎日食べても安全な量を示す一日摂取許容量(ADI)を大幅に下回り、「特段の問題がない」と報告している。添加物を使用しないことが人に優しいとする加工食品、飲料や調理メニューが消費者に一定に受け入れられているが、この報告は安全性の確認された添加物が食品の価値を高め、食品産業の損失を減少させることに貢献していることを再認識するよい機会になるといえる。

 加工食品、飲料や外食メニューで見かける「無添加」を表示する多くは、保存料や着色料の不使用を強調している。すべてに当てはまらないかもしれないが、根拠のない風評に便乗し、健康的で自然な食材を流通させているかのように振る舞う業者は、安全性が認められている保存料、着色料さえも不使用を打ち出してビジネスを行っているとも言えるだろう。

 一日摂取量調査は、10種類の保存料と14種類の着色料を対象に行われた。国立医薬品食品衛生研究所、地方衛生研究所が参加し、マーケットバスケット方式によって添加物表示がある食品中の添加物含有量を調べ、食品を食べる量を計算し合計した値から一日摂取量を算出した。その結果、1日・1人当たりの保存料ソルビン酸(その塩類含む)は5・951ミリグラム、同じく着色料食用黄色4号は0・224ミリグラム、赤色3号は0・004ミリグラムなどである。

 分析による摂取量と、国際的な添加物の安全性評価を行うFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)のまとめた体重1キログラム当たりのADIに基づく、1人当たりの許容量割合(ADI比)を計算すると、ソルビン酸0・41%、食用赤色3号0・14%などすべての調査対象添加物が1人当たりのADIを下回り、非常に少ない。国際的に安全性が認められるまでには、長年の研究と詳細な評価データから科学的根拠に基づき専門家が判断したものだ。

 将来、食料危機が世界を襲うといわれるなかで、添加物不使用を差別化商品・サービスにする業者がいることは残念である。有用な保存料の不使用ビジネスモデルが広がると、食料原料ロス、利用エネルギーや二酸化炭素を増やし、日本経済の損失につながることになる。食育のためにも、国は食品の腐敗や食中毒の防止に役立っているという情報発信を通じて、添加物の社会的役割を浸透させる取り組みをもっと推進すべきだ。根拠なき風評への便乗を減らす社会の実現を進めてもらいたい。

1248チバQ:2013/08/15(木) 23:02:28
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130815-OYT1T01031.htm
「黒霧島」が「いいちこ」超え…霧島酒造が首位

. 帝国データバンク福岡支店は15日、焼酎メーカーの2012年の売上高ランキングを発表した。


 主力の芋焼酎「黒霧島」が好調だった霧島酒造(宮崎県)が、前年比6・1%の増収で500億円を超え、10回目の今回初めてトップに立った。

 霧島酒造は、03年の1回目は124億円で8位だったが、関東や関西などの大都市圏でも徐々に「黒霧島」が浸透するなど、右肩上がりで業績を拡大してきた。

 9年連続で首位だった三和酒類(大分県)は2位に後退。昨春、主力の麦焼酎「いいちこ」をペットボトルに詰めた新商品を発売するなどし、8年ぶりの増収を確保したものの、伸びはわずかにとどまった。

 上位50社の総売上高は前年比2・1%増の2849億円。東日本大震災が発生した11年に消費の自粛ムードが広がった反動もあり、4年ぶりにプラスに転じた。増収だったのは半数近い23社で、前年(11社)の約2倍に増えた。税引き後利益の黒字は、損益が判明した44社中42社(前年は39社中34社)にのぼった。

 ランキング調査は、帝国データバンクの企業データベースをもとに、12年1〜12月期決算の売上高に占める焼酎の割合が50%以上のメーカーを対象に実施した。

(2013年8月15日20時22分 読売新聞)

1251荷主研究者:2013/08/25(日) 14:52:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201308240025.html
'13/8/24 中国新聞
安い飼料供給へ製造施設統合

 三次市の広島県酪農業協同組合(広酪)が、乳牛用の混合飼料(TMR)を作る同市三和町の施設に庄原市の施設を統合し、「広酪TMRセンター」(仮称)を新たに建設する。円安などのため輸入飼料の値段が高くなる中、県産の飼料用稲の活用を進めて自給率を高め、良質で安い飼料を酪農家へ安定供給する狙い。

 新センターでは、乳牛の栄養状態を考えて粗飼料の草、穀類など10〜15種類を混ぜて混合飼料を年約1万2千トン作ることができる。現在の2施設を合わせた製造量を約3千トン上回る能力になる。

 混合飼料をビニールの袋に詰めて空気を抜く今の施設に対し、新センターでは、1辺約1・2メートル、重さ約500キロの立方体に油圧で固めることで、空気が残りにくくカビの発生を抑えられるという。酪農家のニーズに合わせ、従来の袋詰めタイプと両方製造できる。

 現在は、県内の酪農家約40戸が広酪の混合飼料を使っており、稼働後は品質などをPRして利用する酪農家数を増やしていく。

 広酪の作る混合飼料の大半は現在、輸入物の原料を使っている。だが、原料の約3割を占める乾牧草の値段は1キロ平均64円で、2004年と比べると23円高く、混合飼料の値段を押し上げている。

 広酪の混合飼料の値段は現在、1キロ平均37円。今後は、輸入の乾牧草と栄養価が同等で価格の安い県産の飼料用稲の使用割合を高めて、混合飼料の値段を下げていくことを目指す。

【写真説明】広酪が新しいTMRセンターを設ける三次市三和町の予定地

1252チバQ:2013/08/27(火) 21:42:48
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130827-00018205-toyo-int
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日本のビール、韓国で大人気のワケ
東洋経済オンライン 8月27日(火)8時0分配信

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韓国で健闘する日本のビール。アサヒビールのスーパードライ500ミリ缶は3900ウォン(約350円)で販売

 OBビールとハイトビールが二分する韓国ビール市場に、地殻変動が起き始めた。多様な味をウリに、輸入ビールが市場を揺るがしているのだ。韓国関税庁によれば、今年上半期(1〜6月)のビール輸入額は3951万ドル(約39億円)で、前年同期比で21%増となり、この3年間で輸入ビール市場は68%成長した。輸入国数も、2010年の34カ国から今年上半期には43カ国となった。

【詳細画像または表】

 輸入国では、日本が断トツだ。日本から輸入されたビールは1322万ドル(約13億円)で、輸入ビール全体の33.5%を占める。続いてオランダ(506万ドル、約5億円、13%)、ドイツ(410万ドル、約4.1億円、10%)、中国(352万ドル、約3.5億円、9%)、アイルランド(323万ドル、約3.2億円、8%)の順だ。これには、韓国で生産されているバドワイザーとヒューガルデンビールはこの統計から外されているので、韓国で生産される海外ブランドビールまで含めると、輸入ビールのシェアはさらに拡大する。

■ 輸入ビールシェアは8%、海外との往来増がきっかけ

 韓国のビール市場における輸入ビールのシェアは今年上半期で8%。関係者の誰もが、「10%突破も時間の問題」と口をそろえる。実は、輸入ビールの需要は5年前から徐々に拡大してきた。韓国との自由貿易協定(FTA)締結国が増え、関税も下がったことがきっかけ。また、海外旅行経験者や留学生が増え、多様なビールの味を韓国でも味わいたいという消費者も増えている。輸入ビール市場が拡大していくなか、海外ブランドと独占契約を結ぶ企業も一つ、二つと増えた。流通ルートも多様化し、海外ブランドのビールの消費も増えてきたのである。
 量販店であるイーマートやロッテマートなど店舗の酒類販売コーナーにも、輸入ビールが並べられている。全国各地にも、世界のビールを販売するフランチャイズチェーンも出てきた。韓国のビールでは感じられない新しい味にほれた消費者は輸入ビールを好むようになっている。

 輸入ビール業者はソウル市内のあちこちに専門店をオープン。梨泰院(イテウォン)や弘大(ホンデ)、清潭(チョンダム)洞、新沙(シンサ)洞では、輸入ビールブランドの直営店もお目見え。6月単月で日本を代表するビールブランドであるキリンの「キリン一番搾りガーデン」、イタリアのプレミアムビール「イリーカフェ」、ドイツの「サスティモンク」がオープンした。

 ビール輸入業者であるベストバイ&ビバリッジ社のキム・スンハク社長は、「韓国はビール市場の規模に比べて、実際に消費者の手に触れられるビールの酒類があまりにも少なかった。多様な味を打ち出した輸入ビールの人気は当分続くだろう」と見ている。

1253チバQ:2013/08/27(火) 21:43:56
■ 輸入ビールツートップはアサヒ、サッポロ

 今年上半期、輸入ビールのトップは日本のアサヒビールだった。2位も日本のサッポロビール。同期間、ロッテマートで販売された日本ビールの売上高を見ると、日本ビール売り上げ全体の53%をアサヒ、続いてサッポロが25.6%、サントリーが12.5%、キリンが8.8%となった。アサヒビールの中では、スーパードライが最も売れた。サッポロ、サントリー、キリンでは、いずれも黒ビールの販売高が多かった。

 アサヒとサッポロを筆頭に、日本ビールは高級日本料理店をはじめ口コミでうまく広まっている。日本ビールを味わった消費者は、その後もビール専門店と大型量販店で日本ビールを買う傾向にある。昨年からは、日本ビールが近所のコンビニやスーパーでも売られるようになった。消費者の急増で輸入業者のチャネルも拡大し、攻撃的なマーケティングを繰り広げた。毎週金曜日になれば、全国のコンビニで日本ビールを売り出すイベントも行われている。

 ロッテアサヒ酒類関係者は、「新しい味を好みがちな若い層を中心に、日本ビールが人気を得ている。今年も攻撃的なマーケティングと多様な販促活動、徹底した品質管理で20%以上の成長を狙う」と言う。

■  ベルギーやオランダなど、欧州勢も健闘

 欧州ビールもシェアをじわり増やしている。昨年に100万ケースを売った欧州ブランドは2つあるが、その一つのベルギー「ヒューガルデン」は、2002年に韓国に進出して以来、11年目で100万ケース販売を記録した。進出後は、毎年二ケタ成長を続けた結果だ。オランダの「ハイネケン」も前年比14%成長、100万ケースの販売を達成した。

 「ヒューガルデン」関係者は、「原材料が小麦主体のビール特有の独特な香りと豊かな泡、まろやかな味が味にうるさい若者層の口に合った。100万ケース突破を起点として、消費者との接点を大事にするマーケティングを強化するなど底辺の拡大に努めたい」と言う。

 輸入ビールを求める消費者が増え、百貨店の食品コーナーと大型量販店の酒類販売コーナーに変化が生じている。韓国産ビールが埋めていた売り場の冷蔵庫を、輸入ビールが浸食し始めた。ロッテマートの酒類商品関係者は、「わが社は2010年から輸入ビールを大幅に増やし、現在25ブランド140種類の製品を販売している。年末までには30ブランド150種類へと大幅に増やしたい」と意欲を見せる。

 韓国のビール市場はこれまで2強が占めていた。「OBゴールデンラガー」「カス」のOBビールと、「ハイトビール」「マックス」「ドライフィニッシュd」が主力ブランドのハイトビールの両者だ。輸入ビールの成長は、彼らが直面する難題であり、新たな成長エンジンでもある。韓国で流通する輸入ビールは相当部分を彼らが供給している。

1254チバQ:2013/08/27(火) 21:44:13
■ 韓国2強も低カロリーなど付加価値ビールを投入

 OBビールは最も多くの海外ブランドビールを輸入する企業だ。「バドワイザー」と「ヒューガルデン」のライセンスを受け、韓国南西部・光州で直接生産している。日本のサントリー、メキシコのコロナも輸入している。ハイトビールは日本のキリンを韓国で輸入、供給している。ロッテはアサヒ、毎日乳業はサッポロビールを取り扱っている。

 韓国のビール企業も新商品を投入し、反撃の構えを見せている。OBビールはダイエットブームをにらみ、低カロリービールである「カス・ライト」を投入した。この製品のカロリーは100ミリリットル当たり27キロカロリー。普通のビールより33%少ない。

 ハイト眞露はアルコール度数を下げた「ドライフィニッシュd」を準備している。同製品はデンマークの「デンブルー」と技術提携し、2010年に販売した国内唯一のドライタイプのビールだ。韓国企業は輸入ビールに次ぐ味と香りを帯びた新しいビールの開発に注力している。輸入ビールの味にほれた韓国の消費者をまた振り向かせることができるだろうか。

 (韓国『中央日報エコノミスト』2013年8月5日号、『中央日報エコノミスト』は『週刊東洋経済』と提携関係にある、韓国有数の経済誌です)

1255荷主研究者:2013/09/01(日) 13:57:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130827t12012.htm
2013年08月27日火曜日 河北新報
全農宮城県本部、仙台に炊飯工場新設 コメ消費拡大狙う

全農宮城県本部が新設する炊飯工場のイメージ図

 全農宮城県本部は26日、スーパーなど小売店向けに白米やおにぎり、おこわなどを生産する炊飯工場を仙台市宮城野区に新設すると発表した。炊飯加工事業の強化策で、2014年秋ごろの操業開始を目指す。消費者のコメ離れが続く中、ニーズに合った商品を直接提供することで、県産米の消費拡大を図るのが狙い。30人程度の新規雇用を予定している。

 工場用地は、宮城野区日の出町にある県本部の倉庫跡地を活用。約6000平方メートルの敷地に、鉄骨平屋で床面積約1300平方メートルの建物を新築する。運営は、ノウハウを持つ関連会社のパールライス宮城に委託する。

 全農グループでは、パールライス宮城が約5年前から、宮城野区扇町の工場で炊飯事業に取り組み、みやぎ生協(仙台市)向けに白米などを販売してきた。

 現工場の老朽化に伴い生産能力のアップを計画。能力は、現工場の1日当たり約2万食から、約7万2000食に大幅に増強される。

 当面の出荷先はみやぎ生協を想定しているが、将来的には東北各県のスーパーなどにも販路を広げていく方針だ。

 総投資額は10億円程度を見込む。東日本大震災の被災地域で工場を新増設する企業などに、国が投資額の一部を補助する「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」を活用する。

 千葉和典県本部長は「コメの消費形態が変化し、精米を家庭で炊くよりは、外食や総菜という形での消費が増えている。最終商品を扱うことで県産米の消費拡大につなげたい」と話している。

1256荷主研究者:2013/09/01(日) 14:11:01

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/08/27/new1308272301.htm
2013/08/27 23:06 デーリー東北
香辛料メーカーが七戸に工場開設へ

 香辛料の製造、販売などを手掛けるヒビキスパイス(東京、中尾洋社長)は27日、七戸町、青森県と工場開設に関する基本協定を締結した。同町菩提木の天間林工業団地に七戸工場を開設、ニンニクの加工などを行う。10月に着工し、来年8月の操業開始を目指す。

 同社によると、七戸工場は約1・9ヘクタールの敷地に、事務所やニンニク加工施設、保管用の冷蔵庫、倉庫などの建物を整備。主に地元産を使い、乾燥や皮むきの1次加工、冷凍ニンニクや黒ニンニク、ペーストを製造する2次加工を行う。北九州市に置く若松工場に次ぎ、2カ所目の工場となる。

 従業員は13人の予定で、ほとんどを現地で採用する。将来的にはハーブ類を水耕栽培する工場も増設し、地元雇用を増やしたいとしている。

【写真説明】協定書に調印後、握手を交わす(右から)小又勉町長、中尾洋社長、馬場良夫県商工労働部長=27日、七戸町

1258荷主研究者:2013/09/01(日) 15:58:38

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130829/bsc1308290601008-n1.htm
2013.8.29 06:00 Fuji Sankei Business i.
果肉が沈まない缶ジュース 日本たばこ産業

「果実体感みぞれ梨」

 日本たばこ産業は28日、クラッシュ果肉入り缶ジュース「果実体感 みぞれ梨」(果汁10%未満、375グラム、税別希望小売価格150円)を9月9日に発売すると発表した。独自技術を用い、ジュースの中に浮くナシの果肉が缶の底に沈まない工夫を施した。新商品は、自動販売機向けに2008年に発売した「みぞれ梨」の改良版として、コンビニエンスストアや量販店で販売する。

1259荷主研究者:2013/09/29(日) 23:25:18

http://www.at-s.com/news/detail/775160844.html
2013年9/7 09:01 静岡新聞
掛川新工場を起工 焼津水産化学「BCPの要に」

来秋稼働予定の掛川新工場の完成予想図

 焼津水産化学工業は、掛川市の新エコポリス第2期工業団地で新工場の建設工事に着手した。同社主力商品の調味料や機能性食品の生産拠点として、来年9月の稼働を目指す。

 災害時の事業継続計画(BCP)の一環。同社榛原工場(牧之原市)の主要機能を、内陸部の高台にある同団地に移管する。

 敷地面積約4万6千平方メートル、工場の延べ床面積は約5900平方メートル。土地代を除く総工費は約25億円。

 同社中期経営計画の重点施策の一つ。このほど行った起工式で山本和広社長は「新工場は、最新鋭の設備による効率的な生産と省エネ対応がコンセプト。成長戦略商品の生産と、BCPの要としての役割を併せ持つ」と話した。

1262とはずがたり:2013/10/12(土) 19:10:43
栄養スレより食品工業扱うこっちむけやな。

【第1回】 2013年9月30日
大西睦子
「ゼロ」カロリーなのに太る?!
日本で知られていない、まさかのカラクリ
http://diamond.jp/articles/-/42170

1263とはずがたり:2013/10/15(火) 16:16:25
おそろしい・゚・(ノД`)・゚・。
>粉から1グラムあたり9000匹前後のコナヒョウヒダニ
>粉から同4800匹のダニが確認された。

ミックス粉:ダニ原因のアレルギー症状に注意
http://mainichi.jp/select/news/20131014k0000m040053000c.html
毎日新聞 2013年10月13日 20時41分(最終更新 10月13日 22時10分)

 お好み焼き粉や菓子用のミックス粉などに入り込んで繁殖したダニが原因で、全身にアレルギー症状を起こす人が相次いでいる。開封後の粉製品を常温で長期保管していたためと見られ、高知大のグループが19日開幕の日本小児アレルギー学会(横浜市)で報告し、注意を呼びかける。

 グループによると、2011年秋に受診した女児(12)の例では、開封後に常温保存していた賞味期限切れのたこ焼き粉を調理して食べた後、じんましんなどの皮膚症状やせき、息苦しさを訴えた。粉から1グラムあたり9000匹前後のコナヒョウヒダニが見つかった。今年初めには、常温保存したお好み焼き粉を調理して食べた母子も同様の症状で受診。粉から同4800匹のダニが確認された。

 グループが同大病院の小児科アレルギー外来を受診中の保護者54人にアンケートした結果、こうした症状が起きる可能性について、61%の人が「聞いたことがない」と答え、65%の人がミックス粉を開封後、常温保存していた。グループの大石拓助教は「アレルギー体質の人には、粉製品の保管についても注意を促すべきだ」と強調する。

 農研機構食品総合研究所(茨城県つくば市)の宮ノ下明大・上席研究員によると、同様の症例はこれまでに世界で少なくとも135例、うち国内で32例の報告があるという。宮ノ下さんは「小麦アレルギーだと誤認される可能性もあり、実際はもっと多いのではないか。ミックス粉は小麦粉単体よりダニが繁殖しやすいようだ」と話す。台所など湿度の高い場所で長く保管するとダニが繁殖しやすいため、特にダニアレルギーの人は▽開封後は早めに食べ切る▽冷蔵保存するか袋に小分けした製品を買う??ことを勧めている。【下桐実雅子】

1264とはずがたり:2013/10/15(火) 16:17:30

はごろもフーズ:「シーチキン」672万缶を自主回収
http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000m040058000c.html
毎日新聞 2013年10月11日 20時39分(最終更新 10月11日 23時46分)

 はごろもフーズ(静岡市清水区)は11日、缶詰「シーチキン」シリーズの一部から、アレルギーに似た症状を起こすヒスタミンが同社基準の最大10倍検出されたとして、全国に流通している計約672万缶を自主回収すると発表した。回収規模は同社製品では過去最多。ヒスタミンは魚肉に含まれ、大量摂取すると、かゆみや吐き気などの症状を引き起こす可能性がある。健康被害は確認されていないという。

 対象商品は「シーチキンマイルド」▽「素材そのままシーチキンマイルド」▽「シーチキンマイルド(キャノーラ)」。

 同社によると、9月26日以降、複数の購入客から味の違和感を訴える連絡や苦情が続き、同一の工場で製造していたシリーズを調べた結果、2種約30缶から濃度基準値(50ppm以下)の4?10倍のヒスタミン成分を検出した。製造時の温度管理の不備で増えたとみられ、基準を上回る可能性のある7月8日?8月28日に生産した3種の全品回収に踏み切った。問い合わせは同社フリーダイヤル(0120・856・004)。【山本佳孝】

 ◇アミノ酸が変化

 ヒスタミンはマグロやブリ、サバなど赤身魚に含まれるアミノ酸が変化してできる。ヒスタミンが多く含まれる魚肉やその加工品を食べると、アレルギーに似た症状の食中毒を起こすことがある。食物アレルギーと異なり、だれでも発症する可能性がある。東京都福祉保健局のホームページなどによると、かゆみや頭痛、吐き気、下痢などの症状が出るものの軽症のことが多く、死亡事例はないという。加熱調理しても分解されない。【岡田英】

1265荷主研究者:2013/10/16(水) 23:51:27

http://www.jomo-news.co.jp/ns/9213800356559859/news.html
2013年9月25日(水)AM11:00 上毛新聞
前橋本社に第2工場 生麺風の生産拡大  サンヨー食品

 即席麺大手のサンヨー食品(東京都港区、井田純一郎社長)は、本社工場(前橋市朝倉町)に生麺のような食感のノンフライ麺を生産する第2工場を建設した。九州工場(福岡県飯塚市)にもラインを新設し、市場拡大が続く生麺風ノンフライ麺の供給体制を整えた。

 第2工場は昨年末に着工し、ことし7月に完成した。延べ床面積は約6600平方メートルで、生産ラインを2本設置している。10月の稼働を目指す。従業員300人態勢で運営する予定で、「配置転換に加え新規雇用も検討している」という。

 年間販売目標を2億食と掲げる大型新製品の袋麺「サッポロ一番 頂」を、本社、九州両工場の計3本のラインで生産する。総投資額は80億円で、このうち55億円を本社工場に投じた。九州工場を増築して設けたラインは、今月中に稼働する。

 生麺風ノンフライ麺は、東洋水産や日清食品の商品が相次いでヒット。市場が急拡大しており、サンヨーは9年ぶりとなるノンフライ麺の新製品を投入する。

1268荷主研究者:2013/10/20(日) 11:25:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130927/bsc1309271557011-n1.htm
2013.9.27 15:57 Fuji Sankei Business i.
日清オイリオグループの筆頭株主に丸紅 三菱商事が2位に後退

 食用油など油脂・油糧事業大手の日清オイリオグループは27日、筆頭株主が三菱商事から丸紅に変わったと発表した。

 三菱商事が27日、日清オイリオに対して保有株の一部を売却した、と連絡した。それによると、保有株約2883万株のうち1割強の289万株を売却。その結果、三菱商事の日清オイリオ保有株は約2594万株に減少し、保有比率は17.45%から15.70%に減った。一方、これまで2位株主だった丸紅は約2600万株の保有で変わらず、保有割合は15.74%なので、三菱商事よりもわずかに保有割合が上回り、筆頭株主となった。

 日清オイリオは三菱商事が筆頭株主に該当しなくなったことを確認。代わって丸紅が筆頭株主になった、としている。

 三菱商事は株式売却の理由について「保有資産の組み換えの一環」とだけ説明している。

1270荷主研究者:2013/10/20(日) 12:37:48

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131004/201310040946_21077.shtml
2013年10月04日09:46 岐阜新聞
ミツカンが来夏に美濃加茂工場 納豆、レトルト製品生産

 食品大手ミツカングループ本社(愛知県半田市)は3日、美濃加茂市に納豆製品や鍋つゆなどレトルトパウチ製品、食酢製品を生産する新工場を建設する、と正式発表した。来年8月の完成予定。納豆やレトルトパウチの供給能力を拡大し、安定供給体制を構築する。投資額は非公表。美濃加茂市はソニー子会社の工場が3月に閉鎖されてから厳しい雇用情勢が続いており、地元では新工場稼働による地元雇用拡大に期待が高まっている。

 建設予定地は中蜂屋工業団地内で、敷地面積は約7万2700平方メートル。工場棟は一部2階建てで、延べ床面積は約1万7300平方メートル。交通アクセスに優れていることから同地を選定した。ミツカンが岐阜県内に工場を設けるのは初めて。納豆製品の生産能力では、既存の中部工場(愛知県高浜市)の50%増の1日当たり108万食に拡大する。

 中部工場は敷地面積に制約があり、拡張できない。このため新工場に生産を移管し、中部工場を閉鎖する。2013年2月期の納豆製品の売上高は、主力の家庭用酢事業を超える268億円で好調が続いている。

 岐阜労働局によるとソニー子会社の工場閉鎖による失業者のうち、9月25日時点のハローワークを通じた累計の新規求職申込人数は1223人。そのうち現在も379人が求職中だ。

 このため地域の課題となっており、藤井浩人美濃加茂市長は「地域経済の発展や雇用確保に寄与していただきたい」と新工場に期待。木村茂樹美濃加茂商工会議所副会頭は「(新工場の)生産商品は安定成長が見込まれる。地域経済発展に貢献してもらいたい」とコメントした。

1271荷主研究者:2013/10/20(日) 13:20:17

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020131003ceal.html
2013年10月03日 日刊工業新聞
アサヒ飲料、キユーピーの飲料事業子会社を10億円で買収

 アサヒ飲料は2日、キユーピーのミネラルウオーター事業子会社である富士山仙水(山梨県富士吉田市)の買収を決めたと発表した。買収額は約10億円。11月末に製造設備などの取得を完了する。アサヒ飲料は富士山周辺の豊富な水源確保により、富士山工場(静岡県富士宮市)でミネラルウオーター事業を拡大。キユーピーは事業売却によりマヨネーズやサラダ・総菜、ファインケミカルといったコア事業に経営資源を集中する。

 富士山仙水は富士箱根国立公園内に豊富な水源を持つ。製造ラインは2本で、2012年度の製造実績はペットボトル約450万箱。アサヒ飲料は製造ラインと水源の取得により富士山工場でつくる「おいしい水富士山」の生産能力を拡大する。

 キユーピーは90年に富士山仙水を富士吉田市などと共同で設立。ただ、清涼飲料業界の競争が激しい中、ミネラルウオーター事業の成長には限界があるとして売却を決めた。

1272とはずがたり:2013/10/26(土) 08:37:54

謎のペット大量死を追え! 共通点は中国産…全米に飼い主の不安広がる
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20131025502.html
フジサンケイビジネスアイ2013年10月25日(金)10:21

 米国内で、ペットの犬や猫がおやつ用のジャーキーを食べた後、病気になり死亡する事例が多発していることが判明し、飼い主たちに不安が広がっている。米食品医薬品局(FDA)が24日までに公表したもので、2007年以降に約3600匹が病気になり、うち約600匹が死亡した。ジャーキーの大半には中国産の原材料が使用されていたとしているが、原因は特定できていない。FDAは飼い主に注意を呼びかけるとともに、獣医師らに協力を要請。中国当局とも連絡を取り、大切なペットの命を奪う謎の病気の解明に全力を挙げている。

 「われわれが遭遇した疾患の大発生事例の中でも、最も難しく謎が多い症例の一つだ」。FDA獣医学センターのバーナデット・ダナム所長は22日に公式サイトで公表した「ペット用ジャッキーに関連する疾患」情報の中で、こう指摘した。

 ロイター通信や米CBSニュースなどによると、疾患は犬が3600匹、猫は10匹の報告がありうち計約580匹が死亡した。ジャーキーを食べた後、食欲の減退や下痢、嘔(おう)吐(と)の症状がみられた。さらに詳しく調べたところ、6割の症例で胃に、3割で肝臓や泌尿器に異常をきたし、重篤(じゅうとく)なケースでは腎不全や胃腸内の出血、けいれんなどを起こし死に至る。

 サンプルとして入手したジャーキーを検査したが、原因物質は検出されていない。被害は特定のブランドに集中しているわけではなく、「多数で報告されている」という。

 共通点は鶏肉や鴨(かも)肉、さつまいも、ドライフルーツなどが使われていたことで、その原材料のほとんどが中国産だった。しかし、米国ではペットフードメーカーに対し、法律で原材料の生産国の表示を義務付けておらず、消費者はそれを知ることができないのが実情だ。

 今年1月には、FDAがニューヨーク州の試験所で行っているサンプル調査で、2社のペット用ジャーキーの鶏肉成分から米国で未承認の抗生物質など6種類の薬物が検出された。いずれも中国産の原材料が使用されていたという。薬物は低レベルで今回の大量死との関係は不明だが、回収措置が取られた。さらに07年にはペットフードに使われていた中国産原材料に化学物質が含まれており、4000匹のペットが死亡する事態も起きている。

 ダナム所長は「動物を愛する者として、早急に原因を突き止め、被害の拡大をストップさせたいと願っている」と述べ、各方面に協力を求めた。具体的には獣医師らに発症したペットの血液や尿などの提供を要請。飼い主には、発症したペットに与えたジャーキーを保管するよう呼びかけている。また、原材料を生産した中国の工場の調査も進めているという。

 これに対し、CBSニュースは、全米に広がる飼い主たちの不安を伝えた。「私は最近、飼い猫を腎不全で亡くしたが、これが原因だったかもしれない」「ペットは家族の一員。ペットフードの原材料の産地や製造過程などを開示させる法律が必要だ」。中国産に対する不信に加え、メーカーの製品表示への不満も高まっている。(SANKEI EXPRESS)

1281荷主研究者:2013/10/27(日) 13:57:27

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131016/bsc1310162015014-n1.htm
2013.10.16 20:14 Fuji Sankei Business i.
アサヒ、インドネシアで容器入り飲料水参入へ 現地メーカーと合弁会社設立

 アサヒグループホールディングスは16日、インドネシアの容器入り飲料水市場参入へ向け、現地メーカーと合弁会社を設立することで合意した、と発表した。9月には米ペプシコのインドネシア法人を買収するなど現地での事業基盤を広げており、ニーズが高い容器入り飲料水も手がけることで、同国での飲料事業を本格化させる。

 アサヒによると、同国の清涼飲料市場は4700億円規模で、2020年には1兆円に成長する見込み。容器入り飲料水は市場全体の3割を占めており、現地の人口増に伴って毎年約10%の高い伸びが期待されるという。

 今回の合意は、飲料製造と飲料販売を手がけるアサヒ関連の合弁2社が、現地メーカーのマルチ・バハギア社との間で容器入り飲料水専門の合弁会社を設立する内容。アサヒ側の2社はそれぞれ80%出資する。

1282荷主研究者:2013/10/27(日) 14:04:58

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131019/biz13101918010007-n1.htm
2013.10.19 18:00 産経新聞[開発ヒストリー]
食パンの概念を変えた!「セブンゴールド 金の食パン」

セブン−イレブンで棚の最上段に陳列される「セブンゴールド 金の食パン」。大手製パンの主力商品を大きく上回る売れ行きだ

 「食パンの概念を変えた」、「流通の常識を変えた」。その猛烈な売れ行きで製パン、流通業界を驚かせているのが、セブン&アイホールディングス(HD)が4月に発売した「セブンゴールド 金の食パン」だ。一斤250円と同100円強の製パン大手の普及品に比べて約2倍の価格ながら、セブン&アイの店舗ではそれらをはるかに上回る販売量を誇る。

 「自信はあったが、これほど売れるとは…」

 開発を担当したセブン−イレブン・ジャパン商品本部FF・デイリー部の中村功二チーフマーチャンダイザーがそう口元を緩めるほど、金の食パンの売れ行きは好調だ。主戦場のコンビニエンスストア「セブン−イレブン」では大手メーカーの売れ筋首位の主力商品の2倍以上と、圧倒的な強さ。イトーヨーカ堂などグループの各スーパーでも、従来の売れ筋商品の販売金額、数量をともに上回る。

 劣勢にたたされた大手メーカーの一部が、価格帯などが似た対抗商品を発売。従来、流通業者のプライベートブランド(自主企画商品、PB)は、「ナショナルブランド」と呼ばれる大手メーカーの商品を後追いするのが一般的だが、金の食パンではその逆となった。「これまでには考えられなかった動きだ」(大手流通関係者)。

 開発に着手したのは平成24年9月。直接のきっかけは、「セブン−イレブンの食パンはもっとおいしくできるはずだ」というセブン&アイHDの鈴木敏文会長の厳しいひと言だった。販売が伸びない食パンについて、それまで1年以上問題意識を持っていたという。

 食パンは長く100円前後の“安売り”市場が主流で、セブン−イレブンも同様の価格帯で食パンのPB商品を販売していた。だが、「求められているはずなのに数字は悪かった」(中村氏)。

 一方、興味深かったのは、一斤400〜500円もする専門店の食パンが、何カ月待ちという人気になっているという事実だった。統計でも安売り品の需要は下落傾向なのに対し、高価格商品の需要は増加傾向なのがわかった。「ビジネスチャンスは価格よりも価値の追求にある」(同)。鈴木会長の指摘の正しさはマーケティングでも裏付けられた。

 開発の方向性は固まった。ただ、実際に形にするまでは苦難の連続だった。まずは目標の品質を定めるが、人気の専門店の食パンはさまざま。食べ比べる中で、うまさは“甘み”という結論にたどりつく。それも砂糖の甘みではなく、次々と食べたくなる素材そのものがもつ甘みをいかに引き出すかが重要と判断。「上質な小麦粉とパン生地の熟成にこだわることにした」(中村氏)。

 大手を含む製粉3社、製パン4社から提案をもらい、小麦粉の調達では昭和産業の協力を得た。「いつか使いたいと思っていた小麦粉を思い出した」という同社の責任者が提案したのは、カナダ産の小麦粉。国産小麦などと比べ、パンにするとしっとりとして甘みが強い。産地が限られ収量も少なく、小麦粉にしては高価だが、セブン&アイHD傘下のコンビニやスーパーで大量に販売できるメリットを生かし、調達コストを抑えた。

 最も大変だったのは生産工程だ。量販する食パンは通常は粉をこねるところから袋詰めまで全自動で熟成時間も短く、しっとり感を出すのに必要な水分が少ない。また、専門店レベルの弾力のある食感を実現するには、どうしても手でこねて生地に気泡を含ませることが必要だ。

 この難題に答えたのが中堅製パンの武蔵野フーズ(埼玉県朝霞市)。「いつかはこういう要請が来ると思っていた」と意気に感じた同社取締役の山下勝治氏は、通常の3倍となる約12時間の熟成時間も確保したうえで、パン生地を手でこねて金型に入れるなど生産ラインに手作業の工程を加えた。「何百回も試作を重ね、ようやく生産性を高め、安定した品質を得られるようにした」(山下氏)。

 セブン&アイグループ内には250円というパンが売れるか疑問の声もあったが、今年2月、消費者に1斤350円のパンと食べ比べてもらうテストをしたところ、「7割が新開発した食パンの方を選んだ」(中村氏)。テスト結果を受け販売部門やコンビニ、スーパー各店も協力。スタートから爆発的なヒットにつながった。

 「価格が高いだけではだめ。この品質をこの価格で実現したことが受け入れられた」と中村氏。10月中には、やはり手作業の工程を加えたPBのロールパン「セブンゴールド キンのロール プレーン」(1個90円)も発売する。今後も市場に新鮮な驚きを与え続けたい考えだ。(池誠二郎)

1283とはずがたり:2013/10/27(日) 14:30:22
>>1282
すげえな。食パン嫌いの俺だが少し試してみたく思う。

1284とはずがたり:2013/10/29(火) 09:10:48

サッカリン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%B3

歴史

1878年にジョンズ・ホプキンス大学のコンスタンチン・ファールバーグとアイラ・レムセンが、レムセンの研究室でコールタールの研究中に偶然発見した。1884年にファールバーグがサッカリンと名づけ、レムセンに無断で数か国で製造法に関する特許を取得した。ファールバーグはこれによって富を得たが、レムセンは自分の研究室で発見された化合物に対する権利を持つはずだと考え、激怒した。
サッカリンは、発見されてまもなく商用化され、第一次世界大戦が始まって砂糖が不足すると急速に普及した。1960年代から1970年代には、ダイエットへの有効性が認識され、広く使われるようになった。アメリカ合衆国では Sweet'N Low などのブランド名で市販され、レストランではピンクの袋に入って置かれていることが多い。1963年から発売開始されたコカ・コーラ社のタブなど、ダイエット飲料にも用いられている。

発癌性

1960年代に行われた動物実験で雄ラットに膀胱癌の発生が見られたため(雌では見られず)、サッカリンには弱い発癌性があると考えられ、一度は使用禁止になった。しかしその後サルも含めて様々な動物で試験が行われ、他の動物では発癌性は示されなかった。上記の雄ラットの実験は、膀胱結石を作り易い条件下であり、膀胱結石による物理的な刺激などが原因であることが判明したことにより[要出典]、後に見直しを受け、現在では発癌性物質リストから削除されている。また、コーエンらにより[5]霊長類である猿に対して24年間サッカリンを投与し続けた試験の結果が発表された。この実験においてサッカリンが原因と見られる異常は発見されなかった。
現在、アメリカ合衆国や中華人民共和国などにおいては大量に使用されているが、日本においては安全性維持のため、食品衛生法により各食品への使用量が制限されており、外装にその旨と使用量が記載されている。

サッカリンは発癌性食品だとされていますが、ホンマでしょうか?? 何か政治的陰謀...
daemon_kandenchiさん
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011860745
サッカリンは発癌性食品だとされていますが、ホンマでしょうか??
何か政治的陰謀めいた気がするのは私だけでしょうか????
質問日時:2007/6/11 17:41:34
解決日時:2007/6/26 03:04:10
閲覧数:1,129回答数:1
ベストアンサーに選ばれた回答
king_pataさん

アメリカでは、ヒトの発がん性にはつながらない、とされています。
一時期疑われましたが、2001年に無罪放免となっています。

アメリカの研究は、しかしながら急性毒性に近い条件でのラットの実験での発がん性と、疫学的なヒトの発がん性の調査の間で十分に検証できていないという批判が、主にヨーロッパの研究者・研究機関から提起され、決着がついていません。
日本政府は、「発がん性が疑われる物質」として、取り扱いに注意を促す立場をとっています。

サッカリンの発がん性については、このほか、製造工程で除去できなかった不純物(芳香族化合物=一般に発がん性が高い)が直接の原因だとする調査結果(英国など)もあり、結論が絞り込めていないのが現状のようです。

サッカリンは、60年以上にわたって人工甘味料の主役であり、その意味では1970年代初頭までは
「安全性が確立している化合物」として扱われてきました。
現在も、糖尿病などに苦しむ患者のQOL改善に欠かせない甘味料であり、消費量は年々増加する傾向にあります。
安全性について、より強固な結論が確立することが望まれます。

1285とはずがたり:2013/10/29(火) 09:18:21

松永 和紀
京都大学大学院農業研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動

コーラに発がん性? また同じトリックが使われている
http://www.foocom.net/column/editor/7568/
2012年8月28日

 「キリンメッツコーラに、発がん物質が含まれていることが分かった。キリンビバレッジが認めた」という書き出しで始まる記事がMy news Japanというサイトに出て、少し話題になっている。

 でも、「また、このトリックか!」と、既視感に襲われているのは、私だけではないはず。発がん物質という言葉で市民を震え上がらせるのは、市民団体やメディアなどがこれまで、さんざんとってきた手法。だが、ごく普通の食品にも、自然に生成する発がん物質が数多く含まれていることがわかってきて、様相は変わった。
 発がん物質のリスクは、その毒性の種類や含まれる量によって変わってくる。そして、数多くある発がん物質の中で、どれから先に問題にし、対策を講じるべきかも、十分に検討されなければならない。単純に「発がん性だ!」と脅かして大騒ぎ、という時代は終わったのだ。
 では、コーラに含まれる「発がん物質」のリスクはどの程度? 検討してみたい。

4-MIのヒトでの発がん性は、はっきりしない

 問題になっているのは、4-メチルイミダゾール(4-methylimidazole 、4-MI)という物質。カラメル色素を製造する時にできる副生成物である。そのため、カラメル色素を多く含む食品に多く、飲料やビール、醤油やコーヒー等、さまざまな食品に含まれる。人類が長年にわたって食べてきた物質であり、米国などはカラメル色素における限度を250ppmと設定し、管理している。日本は、4-MIについては規制値を設けているわけではないが、カラメル色素についてはかなりの試験結果に基づいて、食品添加物として使用を認めている。
 ところが最近、にわかに4-MIが問題視されるようになった。話が“盛り上がった”のは、カリフォルニア州の動きに拠るところが大きい。

 同州は、発がん性や生殖毒性の懸念のある物質を「Proposition 65」という名称でリスト化しており、食品がこれらの物質を一定量以上含む場合には、同州での販売の際には食品に表示をしなければならない。4-MIは昨年、リストアップされた。表示しなくてもよい安全量(No Significant Risk Level)を、1日あたり29μg以下とした。

 これをたてにして、米国の市民団体「Center for Science in the Public Interest」(CSPI )は、さまざまな種類のコーラの含有量を調べて「この基準を超えている」と指摘し、米国食品医薬品局(FDA)にも禁止を要請した。また、日本のNPO法人「食品と暮らしの安全基金」(小若順一代表)も7月、「コカコーラから発ガン性物質検出」というプレスリリースを出した。
 そして、今度の記事の矛先は、キリンメーツコーラである。

 だが、そもそも、4-MIのヒトでの発がん性は、はっきりとわかっているわけではない。

 4-MIの発がん性にかんして検討しているどの機関も、その根拠としているのは米国毒性プログラム(NTP)の動物実験結果である。マウスでは肺に異常が出て明白な発がん性の証拠あり、とされた。ラットは、オスのラットで発がんの証拠なし、メスはEquivocal evidenceという表現なので、「不確実な証拠はある」というところ。

 ただし、NTPは、4-MIがDNAを傷つける「遺伝毒性」を持つかどうかも検討していて、「遺伝毒性はない」としている。

 この点が、リスクを考えるうえで極めて重要だ。遺伝毒性があれば、それは閾値がなく、どんなに微量であってもDNAを傷つけ、量に比例して発がん性が増加する、と考える。
 遺伝毒性がなければ、閾値があると推定され、摂取量が閾値を下回れば影響はない。

1286とはずがたり:2013/10/29(火) 09:18:39

EFSAは「閾値あり」と判断し、無毒性量を示した

 このNTPの結果を基に、国際がん研究機関(IARC)と欧州食品安全機関(EFSA)と米国カリフォルニア州がそれぞれに評価を下している。

 発がん性を示す証拠に基づき物質を分類しているIARCは、4-MIのレベルをグループ2Bとした。「ヒトに対する発癌性が疑われる」というレベルである(Lancet Oncologyの記事)。IARCは、ヒトでの発がん性を示す証拠はなく動物で少し証拠がある場合は、グループ2Bに分類することが多く、標準的な判断だと思われる。

 一方、欧州食品安全機関(EFSA)の「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、4-MIのマウスでの閾値=無毒性量(NOAEL)を80mg/kg/日とした(EFSA Journalの論文、国立医薬品食品衛生研究所の「食品安全情報(化学物質)」でも、解説されている)。

 4-MIが含まれているカラメル色素のリスク評価は相当に綿密に行われており、発がん性、遺伝毒性が確認されていないこと、NTPで4-MI自体にも遺伝毒性がないことが示されていること、試験に用いられたマウスが、肺に異常が出やすいマウスであることから、「4-MIには閾値あり」と判断した、無毒性量を決めたのだ。

 EFSAの記述は、ここまでだが、もう少し考えやすくするために、もしこれをヒトに適用するなら、と考えてみよう。こうした場合、通常は動物とヒトに種差があるとして10倍、ヒトの間でも個人差があるとして10倍、つまり10×10=100を安全係数とし、無毒性量に100分の1をかけ算して、ヒトの耐容一日摂取量(TDI)をはじき出す。
 だが、物質によっては、ヒトの感受性がより高いと仮定してさらに10倍にする。したがって、ここはより安全側に立ち、思い切って安全係数を1000として、TDIを出してみよう。つまり、無毒性量に1/1000をかけ算して、仮にヒトのTDIとしてみるのだ。
 80mg/kg体重×1/1000=80μg/kg体重である。体重70kgのヒトなら、「1日に5600μgまでは、一生涯、毎日食べても問題がない」ということになる。
 この数値を適用するなら、現在の飲料の含有量はまったく影響がなく、問題とはならない。

カリフォルニア州は「閾値なし」で表示規制

 では、カリフォルニア州は?
 4-MI規制の根拠としている試験は、実はEFSAと同じNTPの結果である。ただし、こちらは、「閾値あり」を示す根拠が薄いとして、閾値を設定できない、という所から、推論をスタートさせている。
 そして、NTPのデータから、4-MIのマウスでの発がんリスクを推計し、そこから人での発がんリスクを推計し、その数値から、10万人に1人が4-MIの摂取により生涯にがんにかかる、という量をはじき出した。それが、体重70kgの人で1日に29μgという数値である。
 遺伝毒性のある発がん物質については、多くの場合、「10万人に1人ががんにかかるリスクは許容すべし」ということになっているので、カリフォルニア州は「1日の摂取量が29μg以下になるのなら、その食品には表示しなくてもよい」としている。

 EFSAとカリフォルニア州の違い、わかっていただけただろうか。どちらも、同じNTPの試験結果をもとにしながら、かたや「1日に5600μgまで大丈夫」、かたや「1日に29μg以下にしなければならない」となる。200倍近い差がある。

 ちなみに、米国のFDAは、EFSAと似た見解のようだ。市民団体CSPIが、FDAにコーラの禁止要請をしたことについて、FDAの担当者が「現在の含有量であれば、安全である」とコメントしている。 (2012年3月5日付のロイター電)

 以上が、私見を交えずに行った4-MIについての解説だ。それぞれ権威ある組織であるにもかかわらず、これだけ見解にばらつきがある。だから、EFSAやFDAの見解にまったく触れずに、カリフォルニア州の規制を基に「コカコーラは危険だ」「メッツコーラけしからん」というのは、やっぱり問題があるのではないか。市民団体ならいざ知らず、報道機関がそれをやっちゃ、まずいだろう、というのが、同じ報道に携わる者としての私の偽らざる感想だ。

1287とはずがたり:2013/10/29(火) 09:19:06
>>1285-1287
 もっとも、メッツコーラの記事をMy news Japanに書いた筆者は、「コカコーラから発ガン性物質検出」とプレスリリースを出した「食品と暮らしの安全基金」(旧・日本子孫基金)に1996年から勤務していた、と著書で説明されているので、これも市民運動なのかもしれないが。

日本の企業も、もう少し詳しい説明を

 さて、私見を交えると、私はカリフォルニア州の発がんリスク推計と規制は、あまりにも過剰に安全寄りに偏り過ぎている、と考える。たった一つの試験結果を基に、推論に推論を重ねて人の発がんリスクにまで持って行く。ちょっと無茶が過ぎる。
 そして、その感覚が科学者の大勢であろう、とも思う。EFSA、FDAはもとより、の話。日本の国立医薬品食品衛生研究所の安全情報部畝山智香子・第三室長の記述もお読みいただきたい。

 カリフォルニア州は、こうした極端な規制が通りやすい州だ。市民団体は、同州がそうした傾向にあることを熟知し、さまざまな運動や規制強化を、まずは同州の議員や市民に働きかけ実現し、それを全米に広げて行こうとする。現在は、遺伝子組換え食品の表示運動がまさに、仕掛けられている。だが、1986年に制定されたProposition 65にほかの州はまったく同調しておらず、4-MIの規制も他州に広がっていない。それも、各州の判断の結果であろう。

 ただし、ここまで騒がれた以上、アメリカでも日本でも食品メーカーはこっそり、4-MIの低減を図るはずだ。それが市民運動の成果ではないか、と言われれば、そのとおり。でも、その低減が、「食品のトータルのリスク管理」という点で優先順位が高いかどうか、はまた別問題。それに、4-MIの低減にはコストがかかると指摘されている。コストアップに見合うほどのリスク低減となるのか、というと、はなはだ疑問である。

 もう1点気になるのは、問題視されている日本の各社の広報対応。日本コカ・コーラは、市民団体の申し入れに対して、回答している。メッツコーラを売っているキリンビバレッジは、My New Japanに記事が出た同じ日に、すぐにプレスリリースを出した。

 とくに、キリンビバレッジが即座にプレスリリースを出して、消費者に説明をしようとした姿勢は、素晴らしいと思う。だが、「体重50kgの大人で、1日約16L(480mlペットボトル30本以上)を毎日飲み続けなければ、安全性に問題がない」とだけ述べているのは、やっぱり中途半端ではないだろうか。

 おそらく、EFSAの見解に沿って「TDIを設定できる」という考え方で計算したのだろう。せめて、根拠となる組織や考え方、つまり出典は明らかにしておいた方が、より信頼性が高まるのではないか。

 説明しようとすると、含有量を明らかにしなければならず、閾値ありかなしか、というようなややこしい話になり、発がん性という言葉を詳しく説明しなければならなくなる。そんなプレスリリース、金輪際出したくない、というのが担当者の気持ちなのだろうなあ、と想像する。一般消費者の中には、市民団体などの主張の妥当性の吟味にまで行き着かず、「発がん性」という言葉だけで震え上がってしまう人がまだ多いだろう。それを不安に思う企業の事情はわかるような気がする。

 でも、ここで詳しく説明しなければ、一般消費者の理解も進まない。これからは同様の問題がさまざまに持ち上がってくるはずだ。検出技術が向上し、多くの試験が行われ、食品の加工によって自然に生成する発がん物質が今後も問題となる。
 消費者が「発がん性」という言葉だけで震え上がらず、「遺伝毒性は?」「含有量は?」と尋ねる段階に進むには、やっぱり事例を知り経験を重ねて行くしかない。そのためにも、企業に「もっと詳しい説明を」と求めたい。企業も消費者を育てる役割がある。消費者も、企業を育てる責任がある。企業からその一歩を! 望むのは理想論すぎるだろうか。

(なお、メッツコーラの特定保健用食品としての安全性評価については次回、解説する)

1288とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:05

カロリーゼロの人工甘味料は甘くないし不味くて常習性なんか出ないように思うんだけど。。

カラメルに関しては>>1285-1287,サッカリンに関しては>>1284も参照

危険を煽る連中は(原発と同じく非常に心ある先見の明有る人の可能性もあるけど),自分の本の売り上げの為に危険性をわざと歪めてがなり立ててる可能性があるので多面的な検討が必要だ。

【第4回】 2013年10月3日
大西睦子
3世代にわたる安全性は分かっていない人工甘味料や
カラメル、乳化剤…本当は怖い市販飲食品の裏側!
安部司×大西睦子 対談【前編】
http://diamond.jp/articles/-/42333

十分に甘みがあるのに「カロリーゼロ」とうたわれたドリンクや、脂肪を吸収しにくいなどの特性をうたったトクホ(特定保健用食品)認定製品……。これらは従来では存在しえなかったものであるだけに、食品添加物抜きでは製造できません。果たして、本当に安心して口にできるのでしょうか??ベストセラー『食品の裏側――みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)の著者で食品添加物に詳しいジャーナリストの安部司さんと、米ハーバード大学で食品が健康に与える影響について研究中で、『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』を上梓したばかりの医師・大西睦子さんが、一般にはほとんど知られていない驚くべき真実について語り合います。

「カロリーゼロ」なのに、摂り続けるとむしろ肥満に!?

大西 米国には日本ほど多種多様な市販飲料はない一方で、ミネラルウォーター以外は、緑茶にさえ甘みがついています。つまり、米国人の多くに、甘み中毒の傾向がうかがえます。だからこそ、カロリーゼロをうたったコーラなどダイエット飲料を飲んで糖分の摂りすぎに気をつける人が増えているのですが、果たしてその選択が正しいのか、疑問視され始めたのが米国の現状です。

大西睦子(おおにし・むつこ) 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究を進めている。

日本でも「カロリーゼロ」をうたった飲料や食品がたくさん出回っていますよね。でも、それらに用いられている人工甘味料に、肥満や糖尿病の原因となったり、甘み中毒になることで結局は肥満になってしまうなどの“副作用”があることが、日本でほとんど知られていません。

ラットを用いた実験では、人工甘味料は“肥満ホルモン”とも言われるインスリンや、インスリン分泌を促すインクレチンなどに影響を及ぼすことがわかっています。それに、定期的に摂取していると甘みに対する味覚が鈍って、人工甘味料も麻薬や覚醒剤、アルコールなどと同じ作用で依存症を引き起こします。

昨夏には、米国心臓協会と米国糖尿病学会が人工甘味料に関する合同声明も出しています。この声明では、「糖類を非栄養甘味料(=人工甘味料)に代えることが、減量や血糖コントロールに有用、とするエビデンスは十分ではない」と明言したうえで、「非栄養甘味料をうまく使って糖類の摂取量を抑え、それによって減量や血糖コントロールなどの有益な効果につながる可能性はある」と、非常に慎重な結論を述べています。

安部 確かに、人間は昔から甘いものが好きで、人工甘味料には常用性や習慣性がありますね。私が8年前(2005年)に『食品の裏側――みんな大好きな食品添加物』という本を書いた頃には、まだ「カロリーゼロ」製品は一般的でなかった。だから、その中では人工甘味料について触れなかったけど、年内に出す最新の著書ではかなり言及していますよ。女性を中心に、多くの日本人は“カロリー恐怖症”だから、「カロリーゼロ」の製品が人気になりやすい。

1289とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:30

大西 そもそも、●100g当たり5キロカロリーまでなら完全にゼロではなくても、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「カロリーなし」「カロリーフリー」などと表示することが認められていますし、「糖類ゼロ」と書かれていても、多糖類(オリゴ糖・でんぷん・デキストリン)が含まれていることがありますよね。

安部 ●人工甘味料は砂糖よりもはるかに甘みが強いですが、クエン酸を混ぜると意外とすんなり飲めてしまうから怖い。でも、実はクエン酸は湯沸かしポットの洗浄にも用いるようなシロモノで、けっこうな曲者です。水筒にスポーツドリンクを入れていたところ、その中に含まれていたクエン酸がアルミと化学反応を起こして銅が溶け出し、知らずに飲んで目眩や吐き気が生じたというケースもあります。

大西 現在、日米で認可されている人工甘味料は、1. サッカリン、2. アスパルテーム、3. アセスルファムカリウム、4. スクラロース、5. ネオテームの5種類で、いずれも化学合成によって作成された食品添加物です。このうち、●サッカリンは発がん性リスクの懸念から多くの先進国で使用が激減していますが、日本では減少しつつも一部の加工食品や歯磨き粉などに根強く添加されていますね。

安部司(あべ・つかさ)福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。添加物商社勤務後、無添加食品・自然海塩の開発・推進に携わり、現在に至る。処女作『食品の裏側?みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社、2005年)は60万部を超えるベストセラーとなり、年内に続編を発売予定。有機農業JAS判定員。水質第1種公害防止管理者。工業所有権?食品製造特許4件取得。

安部 日本では今でも、サッカリンナトリウムは漬け物などにたくさん使用されていますね。●カナダでは禁止になりましたが、同国とは製造工程が違うという理由で日本では再承認されていますから(→カナダで禁止されたのは製造工程での危険物混入なのかサッカリンNaそのものなのかの言及がないけど。。)。技術的に言えば、最も砂糖に近いのはスクラロース。アスパルテームは弱酸性下でなければ安定せず、体内で分解されて別の成分になりかねないことが怖い(→何か危険な成分になりうる(なりそうな可能性がある)のか?)。しかも、アスパルテームには遺伝子組み換え技術が用いられています。

大西 いずれの人工甘味料も肥満を助長する要素を持っていますし、それらを摂取することで私たちの身体や脳に様々な反応が生じる、という認識が、日本でももっと広がるといいなと思います。たとえば、●アスパルテームの安全性については専門家の間でも意見が分かれていますが、知能低下や発がん性の疑いが指摘されています。また、●アセスルファムカリウムも、発がん性物質の塩化メチレンを含んでいて長期的な経過観察が必要ですし、やはりインスリンの分泌を促すことがわかっています。

安部 食品の安全性は、親・子・孫の3世代にわたってその影響を検証してみないと結論づけられませんが、ラットなどの動物実験はせいぜい2世代までにとどまるのが一般的ですよね。人工甘味料に関しては、まだまだ安全性が担保されているとは言いがたい状況だと思います。

大西 そうですね。近年ようやく分かってきたことが色々あります。スクラロースにしても、砂糖に近い甘みがあるため、コーラをはじめとする清涼飲料水やアイスクリーム、お菓子などに幅広く使用されていますが、最近になって血糖やインスリンに作用することが報告されました。さらに●ネオテームについては、アスパルテームの構造に米国環境保護庁が最も有害な化学物質リストに掲げる「3・3―ジメチルブチルアルデヒド」を加えて精製されていることが問題視されています。

コーラなどの着色に用いるカラメル
カラメル4は米国で警告されるほどの危険性

安部 …ともかく、人工甘味料自体の安全性もさることながら、食品添加物を生成する途中の工程で発生した副産物のことも、うやむやにされているのが現実ですね。

大西 添加物の表記も大まかすぎるのではないでしょうか。

 たとえば●カラメルの場合、きちんとカラメル1〜4のいずれかを明記すべきですよね。糖類を加熱するという昔ながらの製法はカラメル1のみで、カラメル2は糖類に亜硫酸化合物、カラメル3は糖類にアンモニウム化合物、カラメル4は糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えたうえで、高圧・高温下で化学反応を発生させて製造しています。

1290とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:57
>>1288-1290
安部 その結果、●カラメル3と4では、砂糖とアンモニアの化学反応によって「4-メチルイミダゾール」という発がん性物質も生成されてしまうわけですよね。日本は醤油文化なので多くの食品にカラメルが使われていますが、醤油や佃煮の一部では危険視され始めたカラメル3と4の使用を避ける動きがある一方で、酸性に安定なカラメル3と4の特性からコーラなどの炭酸飲料にはいまだに沢山使用されています。

大西 米国毒性プログラムも動物実験の結果として、「4-メチルイミダゾール」に発がん性があることを報告しています。「4-メチルイミダゾール」については、典型的な「カロリーゼロ」飲料である「コカ・コーラ ゼロ」も使用されているようです。それに、こうした「カロリーゼロ」のコーラにはナトリウムも含まれていて、スナック菓子などを食べながら飲むと、塩分の摂りすぎになります。

安部 最近は、飲料でもトクホ製品が増えましたが、安全性が担保されない一面があるのに、どうして国がトクホというお墨付きを与えて販促するのか不思議ですよ。食品業界では「トクホはカネを積めば認定がとれる」とも揶揄されているほどで、乱発している現状ではとても信用できない。現にトクホについては、抜本的に見直しを図るべきだという声も上がっています。

トクホの先駆けだった花王の「エコナ(植物油)」も、血中中性脂肪が上昇しにくいことを売り文句としていました。同製品は、油をいったん分解し再び合成してつくられた乳化剤ですが、その中に含まれていたグリシドール脂肪酸エステルに発がん性があるとの指摘を受けて、販売開始から10年後の2009年に販売中止になりました。

大西 乳化剤は食品に広く用いられていますが、これも非常に不思議な添加物ですよね。いろいろな物質がありそうですが、一括りに乳化剤としか書かれていません。

安部 使用する目的が同じなら、乳化剤というグループ名称の表示だけでOKなんです。これに属する添加物は、50種類ぐらいに上ります。乳化剤の主な使用目的は水と油を乳化させることですが、なかには腐敗防止や沈殿防止として使われることもあります。ちょっと乱暴な表現をすれば、乳化剤は成分的には「食べられる洗剤(界面活性剤)」のようなもの。腐敗防止といえば、ペットフードに添加されている抗生物質も凄まじい。あんなものを犬が食べても平気なのかと心配してしまいます。

大西 抗生物質は米国でもかなり使用されているみたいですね。卵なんて、いつまで経っても腐らないので気味が悪くなります。それに、これは抗生物質のせいではないでしょうが、ジャガイモもオーガニック(有機野菜)でなければ、どれだけ時間が経っても芽が生えてきません。肉にしても、ホルモン剤の投与が心配ですし……。

1291とはずがたり:2013/10/29(火) 09:34:00
>>1288-1290
野菜の硝酸態窒素はhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1430-1431,コチニールはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240550875/280参照

【第5回】 2013年10月4日
大西睦子
野菜ジュースはむしろ健康に悪い・・・?!
知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程
安部司×大西睦子 対談【後編】
http://diamond.jp/articles/-/42392

健康を求めて毎日飲むと
むしろ不健康になる?!野菜ジュースの怖さ

安部 抗生物質づけの食肉もさることながら、もっと気になるのは●野菜の水耕栽培ですね。水耕で抵抗力がないので抗生物質と似た化学化合物を投与していますし、超多毛作なので植物ホルモンも与えています。しかも、葉っぱを大きく育てるために窒素肥料を大量に投与しがちですが、その結果として硝酸態窒素が残り、それを人間が大量に摂取するとチアノーゼ(メトヘモグロビン血症)を起こす可能性があるのです。

●欧州では、野菜への硝酸態窒素系の残存量に非常に厳しいので、同地域の基準値に照らすと2〜3倍もの残留が検出される日本の野菜は輸入禁止になる場合もあります。硝酸態窒素の含有量の基準そのものが日本にはないんですよね。

それに、日本では野菜そのものだけでなく、加工製品も要注意です。そのひとつが●野菜ジュースで、ある製品では水道水基準値の10倍もの硝酸態窒素の残留が検出されたといいます。原料の野菜の多くは海外複数国で濃縮(低温沸騰させて6分の1程度に煮詰めたケチャップ状にして輸入し、国内で水で戻して“還元”して使われる)される際に、ビタミンCや酵素は壊れてしまう。その証拠に、ビタミンCを含む市販の野菜ジュースはほとんどないはずです。もし栄養成分にビタミンCが含まれているなら、それは栄養強化と変色防止のためにビタミンCが後から添加されているのです。

大西 私は今回出版した著書で、「野菜ジュースはフルーツジュースより低カロリーながら、塩分多く含むこともあるので注意したい」という趣旨の指摘をしましたが、さらに注意すべきポイントも存在したわけですね。

安部 飲料業界においては、1冊の本が書けてしまうほど怪しげな製品が多いのが実情です。要は液体の混ぜ物ですから、同じ製造ラインでさまざまな製品を作ることができることも、その一因でしょう。

一例が、お父さんたちが毎晩飲んでいるビール風味飲料です。●「新ジャンル」と呼ばれる製品は、非常に大まかに言うと、1本の発泡酒から3本分作ることができます。麦芽やホップを直接使用しなければ酒税が安くなるので、発泡酒を大麦スピリッツ(大麦を用いた蒸留酒。酒税上はリキュールに分類)などで割って伸ばして製造しているからです。ほとんどがリキュールですから、言わばビール風味の缶酎ハイですね。

大西 それに、「カロリーゼロ」や「カロリーフリー」をセールスポイントにした一部の発泡酒や「第3のビール」には、甘味料のアセスルファムカリウムやカラメル色素が添加されていることも気掛かりですね。

安部 本当に、飲料に関しては話が尽きませんよ。あるオレンジ色の清涼飲料にしても、ウリにしている植物繊維は人工的に合成されたものですし、●コチニールという昆虫のメスの内臓を乾燥させたものから抽出したコチニール色素で着色しているわけですが、天然由来とはいえこの物質は曲者なのです。

 ハムやソーセージ、カマボコなどの着色にも用いられていて、10年程前からこの物質が原因と見られる子どものアレルギー報告が出ていたのですが、国はずっと無視し続けてきました。ようやく昨年になって新聞に関連記事が掲載されて話題になりましたが、現時点で使用規制はまだ設けられていません。

1292とはずがたり:2013/10/29(火) 09:34:36
>>1291-1292
「天然素材」という言葉にも意外な落とし穴が…?

大西 とかく消費者は、「天然」という言葉に惑わされがちですね。新刊でも触れたように、「ぶどう糖果糖液糖」や「果糖ぶどう糖液糖」などの「異性化糖」といった天然甘味料を用いた飲料や食品も数多く出回っていますが、これらは高フルクトース・コーンシロップの別名で、肥満や糖尿病などの原因として私たちの健康を脅かしかねません(本連載第3回参照)。アメリカでは警鐘が鳴らされている同甘味料の使用について、日本ではほとんど意識せず摂取してしまっていて驚きます。

安部 トウモロコシなどのでんぷんを酵素処理して製造するため、砂糖よりもはるかに低コストだから、飲料のみならず焼肉のたれなどにも、やたらと使用されていますね。砂糖と比べてさわやかな味覚で、子どもも好むことからついつい過剰に摂取しがちです。しかし、その結果として永久歯の育成に影響が出た子どもまでいると言われています。

大西 「果糖ぶどう糖液糖」と一括りにされていますが、●そもそも「果糖」と「ぶどう糖」では、私たちの身体に及ぼす作用が大きく異なってきます。「果糖」が果物や蜂蜜に多く含まれているのに対し、「ぶどう糖」はご飯やパン、麺類、芋類などに多く含まれ、脳の唯一のエネルギー源となります。「ぶどう糖」摂取後は満腹感が増加しますが、「果糖」の場合はそのような反応が起こりません。つまり、気をつけていないと、必要以上に摂りすぎる可能性があるわけです。

安部 「塩分、糖分、油分」を、現代人の“摂りすぎ三兄弟”と私は命名していますが(笑)、これらはたくさん加えられるほど味が濃くなるので、消費者もその味に慣らされてきていて、たっぷりと含まれている濃い味の商品を選びがちですね。

 その象徴がカップ麺でしょう。スープに含まれている成分はもちろんですが、●実は麺にも注意が必要です。日本では「油揚げ麺」とだけ表示されることがほとんどですが、●米国に輸出販売しているものには、トランス脂肪酸の含有量も明記されています。油揚げ麺のほかファストフードのフライドポテトなどに多用されている水素添加したパーム油には、心疾患などのリスクを高めるトランス脂肪酸が含まれているからです。

 日本では表示されないので意識されにくいのですが、知っていればその商品を選ばないかもしれません。ともかく、無意識のうちにお母さんたちはわが子が幼い頃から添加物の味を教え込み、それらが入っていないと物足りなく感じるような味覚に育ててしまっているわけです。

大西 お母さんたちはそういった子どもが小さいうちからの“食育”のみならず、子どもが生まれる前の段階でも注意が必要ですね。妊娠中の女性が「カロリーゼロ」の食品ばかりを摂り続けると、胎児に必要な栄養素が行き渡らず、出生後に栄養状態がよくなってから肥満や糖尿病、高血圧、メタボリック症候群になるリスクが高まります。

安部 他にも、成分や原材料などの表示のトリックに注意すべきですね。たとえば、●「100%国産茶葉使用」とうたっていても、生茶抽出物が外国産のケースもあります。また、ウナギの蒲焼きは原産国の表示が必要ですが、●弁当として販売される鰻丼には明記されていません。なぜなら、ご飯が占める割合のほうがウナギより多いので、表示の義務がなくなるからです。

… 私は決して、真っ向から添加物を否定しているわけではありません。そのメリットとデメリットを同時に考えたうえで、口にするかどうかを判断することが大切だと思っています。たとえば、飛行機に乗れば鉄道よりも圧倒的に早く遠方に到着できますが、事故が発生した場合に命を失うリスクも高くなります。食においても、カロリーがゼロというメリットが得られる反面、まだ十分に安全性が検証されていない化学物質を摂取するリスクをとっているんだ、と認識しておくべきです。…

大西 私は米ハーバード大学で食事や遺伝子と病気に関する基礎研究を続けているのですが、化学をご専門とし添加物をビジネスとして扱ってこられた安部さんの現場からの視点が伺えて、本日の対談はビジネス、プライベートともに大いに参考になりました。貴重なお時間、本当にありがとうございました。

安部 私も、医師として基礎研究をされている大西さんの視点は多いに新鮮で、勉強になりました。ありがとうございました。

1293荷主研究者:2013/11/10(日) 14:57:17

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131022/201310220948_21200.shtml
2013年10月22日09:48 岐阜新聞
蜂産の医薬品製造強化 秋田屋本店 本巣工場が来月完成

秋田屋本店が建設している本巣工場のイメージ図

◆高品質で差別化図る

 養蜂・食品製造の秋田屋本店(岐阜市加納富士町、中村正社長)は、ローヤルゼリーなど蜂産の医薬品製造を強化する。来月7日に新設の本巣工場(本巣市屋井、屋井工業団地)の第1期工事が完成、稼働を開始する。中国産の安価な蜂産品が流入する中、高品質な医薬品製造の事業を伸ばして競争力を高める。

 敷地は約1万6000平方メートル、新工場の床面積は約1800平方メートル。2011年から建設し、12年春に完成の予定だったが、東日本大震災により取引先である東北地方の園芸農家が多数被災。支援活動を進めつつ、被災地に配慮して新工場建設を見合わせていた。

 今後、新工場で必要となる高精度の生産設備を整えるほか、本社工場や羽島工場(羽島郡岐南町)から設備の一部を移し、羽島工場の規模縮小などグループ全体のライン再編も進めていく。

 さらに近く2期工事に着手し、来年中に完成させる予定。近年は通信販売向けの自社ブランド製品の開発に注力しており、最終の第3期工事では、通販向けの自社製品製造も視野に入れる。

 同社の13年8月期の売上高は約60億円。医薬品の割合を現在の4割から6割へ伸ばす考え。本巣工場が全て完成すれば売上高100億円規模の生産体制が整うという。中村社長は「現在の生産設備はほぼフル稼働状態。新工場建設で事業規模を拡大し、まず今期は売上高65億円を目指す」としている。

1294荷主研究者:2013/11/10(日) 14:57:36

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131025/201310250859_21222.shtml
2013年10月25日08:59 岐阜新聞
アピ、健康食品新工場 揖斐川工場敷地内に来年7月完成へ

アピが来月着工する新工場棟の完成予想図

 健康食品・医薬品製造のアピ(岐阜市加納桜田町、野々垣孝彦社長)は、揖斐郡揖斐川町市場の揖斐川工場敷地内に、健康食品の製造工場を新設する。11月着工、来年7月に完成予定。現段階では具体的な製造品目や設備を固めず、市場環境の変化やニーズを見極めながら具体化させていく。

 新工場は、次世代の基幹工場にする狙いで「揖斐川ネクストステージ(NS)工場」と名付けた。鉄骨6階建てで、延べ床面積は2万866平方メートル。建物の中央部分に自動倉庫を配置することで、1〜5階の各フロアごとに、東西約1150平方メートルずつの独立した製造エリアが10区画できる。エリアを独立させることで、異なる製造品目でも相互に影響せず、より柔軟な製造体制が実現できる。6階には管理部門を置く。

 工場建設の投資額は約30億円。今後、製造設備を完備した場合には合計100億円規模の投資になる見通し。完成から2年以内をめどに全エリアを操業させ、年間約100億円の売り上げと約300人の雇用を見込む。

 野々垣社長は「医薬品仕様に近い品質保証や安全管理を備えた工場にする。既存の生産設備を拡張するほか、健康食品の枠組みにこだわらずフレキシブルに対応できる環境を整えたい」と話している。

1295荷主研究者:2013/11/10(日) 15:18:16

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131025/bsc1310250829006-n1.htm
2013.10.25 08:28 Fuji Sankei Business i.
中国撤退の明治粉ミルク「日本ブランド」に厚い壁 物流網構築に根強い反日

 明治が粉ミルク販売休止を決めた中国事業では、他業界の日本企業の多くも苦戦を強いられている。約13億人の有望市場である一方で、根強い反日感情や独特の商習慣などが事業拡大の障害となっているためだ。中国経済の成長ペースの減速とも相まって、期待通りの“果実”を受け取ることが困難になっている。

 「中国マーケットは世界中の企業がしのぎを削る、最大の競争市場」。中国ビジネスに詳しい西村あさひ法律事務所の野村高志弁護士はこう強調する。生き馬の目を抜く環境の中では、わずかなつまずきも命取り。日本産粉ミルクの輸入禁止に泣いた明治も、「ビジネスの前提が変わってしまった」と嘆く。

 自動車市場も、BMWやアウディといったドイツ勢の低価格攻勢が、ただでさえ欧米志向の強い中国人の需要を取り込み、日本車離れを後押しする。「燃費の良い日本車が注目されるような意識変化が起きない限り、日本勢が優位にならない」。証券アナリストからは悲観的な声が上がる。

 独特の商習慣も日本企業の進出をはばむ。ヤマダ電機は今年、販売不振を理由に5月に南京、6月に天津の店を相次いで閉店した。最大の理由は、「省が違えば隣の国に行くくらい異なる」という中国で、複数の省にまたがる物流網を構築できなかったためだ。

 反日感情も根強い。日本貿易振興機構(ジェトロ)が9月に発表した実態調査では、中国消費者の7割以上が、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題が日本製品の買い控えにつながっていると回答。不買の理由は「本当は買いたいが愛国心が優先する」が50%を超え、「日本に腹が立つ」も42・2%に上った。

 昨年12月、上海に中国1号店を出店した高島屋は、反日デモに配慮。「ほとんど開店のPRができなかった」(広報)結果、当初130億円を見込んだ初年度売上高を60億円に引き下げた。平成24年度決算で中国事業が初の減収減益となった資生堂も日用品などが店頭から撤去された。

 最近は日系メーカーの新車販売台数が前年超えするなど、「不買運動は沈静化してきた」(ジェトロ)。だが百貨店関係者は、韓国が東京電力福島第1原発の汚染水漏れを理由に、水産物の一部輸入を禁じたことなどを挙げ、「解決策の見えない反日感情はくすぶり続ける」とみる。

 こうした中、今年1〜6月の日本企業の中国向け直接投資が前年同期比で約3割落ち込む一方、東南アジア諸国連合への投資は約2倍に増えるなど「脱中国」の動きも広がる。

 ただ「中国で一度構築した物流網や技術を移管する体力のない企業も少なくない」(野村弁護士)ほか、会社清算には当局の税務調査が入るなど手続きが煩雑になるケースもある。

 ある日系中堅アパレルメーカーの上海法人は撤退を決断したところ、地元当局に圧力をかけられた。「中国は進むもひくもできない」。隠れた中国リスクに頭を抱えている。

1297荷主研究者:2013/11/17(日) 13:00:22

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310300201.html
'13/10/30 中国新聞
広島の酒出荷、前年度超え

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/Tn20131030020101.jpg

 広島県で2012年度(7〜6月の酒造年度)に醸造した日本酒の出荷量が、1986年度以来26年ぶりに前年度を超えたことが県酒造組合のまとめで分かった。前年度比0・7%増とわずかながら増加。高級な銘柄の人気が高まるなどし、消費の減少に歯止めがかかった。

 酒造52社の12年度の出荷量は1万2527キロリットルだった。同組合によると、東日本大震災の被災地の日本酒を買って支援する活動を契機に、地元の酒にも消費者の関心が向いているという。広島県内の酒販会社では、純米や吟醸など高級な銘柄の好調な販売が目立つ。

 日本酒で乾杯する習慣を広げる自治体の条例制定も追い風となっている。東広島市などこれまでに全国で16の県や市町が制定した。

 ただ、出荷量は最盛期に比べ大幅に少ない。12年度はピークの72年度の約6分の1。出荷減に歯止めがかからない酒造会社も目立つ。日本酒造組合中央会(東京)によると、出荷量は11年度に16年ぶりに前年度を超えたが、12年度は2・9%減った。

 県酒造組合は「追い風は吹いている。広島の酒の良さを伝え続けファンを増やしたい」とし、PR活動に力を入れる。

1299とはずがたり:2013/11/17(日) 18:18:49

天然甘味料でも要注意!米国で使用制限広がる
「異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)」があふれる日本
http://diamond.jp/articles/-/42181

コーラなどの炭酸飲料水に入っている糖で、高フルクトース・コーンシロップ=異性化糖(別名「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」)とよばれる天然甘味料をご存知ですか。「天然」と聞くと体によさそうなイメージがわきますが、肥満や糖尿病などの原因として私たちの健康を脅かす存在として、アメリカでは使用禁止運動が広まっています。その結果、高フルクトース・コーンシロップの代わりに、カロリーゼロを売りにした人工甘味料の消費が増えているのですが、今では、どちらも肥満の原因と考えられている、という皮肉な話です。
しかも日本ではそうした最新事情が広まらないまま、高フルクトース・コーンシロップの消費は増えているから要注意です。自覚しないまま生活習慣病のリスクが上がってはいませんか。

1970年代以降は高フルクトース・コーンシロップの消費が激増

まず、高フルクトース・コーンシロップとは、何でしょうか。

「そんな糖聞いたことがない」という方はぜひ、市販の飲料やしょうゆ、ヨーグルトなどの原材料を見てみてください。その多くで「異性化糖」や「果糖ぶどう糖液糖」といった名称が見つかるのではないでしょうか。それが、高フルクトース・コーンシロップの別名なのです。

高フルクトース・コーンシロップ(異性化糖)は、含まれる果糖の割合で分類され、「ぶどう糖果糖液糖」は糖のうちの果糖の割合が 50%未満のもの、「果糖ぶどう糖液糖」は果糖の割合が50%以上90%未満のもの、を意味します。例えば、日本で市販される清涼飲料水には12%程度の高フルクトース・コーンシロップが含まれ、500ml飲んだ場合、60gを摂取することになります。

高フルクトース・コーンシロップは、ぶどう糖と果糖の混合液で、トウモロコシなどのでん粉を酵素処理し生産されます。名称からも「果糖」を多く含むこと、トウモロコシが原料であることが伺えますね。実は、もともとは日本で開発されたものなのです。それが1970年代に米国に導入されると、米国における砂糖の使用、ひいては食文化そのものに歴史的な変化をもたらしました。

というのも米国では、供給地であるキューバでの革命以降、砂糖が不足していました。そこで、高フルクトース・コーンシロップを砂糖の代わりとすべく、米国政府は農家に膨大な助成金を扶助してトウモロコシの生産を後押ししました。最近では遺伝子組み換え技術によって、トウモロコシはさらに安く、大量に生産できるようになっています。

高フルクトース・コーンシロップは、アメリカでの食文化を大きく変化させました。現在では、炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、シリアル、ジャム、パン、ヨーグルト、ケチャップなど、米国人が普通に食べるあらゆる食品に使われています。

しかし最近の研究で、高フルクトース・コーンシロップが、肥満や高血圧、糖尿病などの原因と分かり、大問題となっています。また、アメリカのみならず世界中に広がっている肥満と2型糖尿病の原因としても、欧米型の食事スタイルである高炭水化物食、特に糖質の過剰摂取が問題視されており、中でも最大の元凶として高フルクトース・コーンシロップ(主として清涼飲料水から)が問題視されています。最近の報告では、世界人口の8.3%が糖尿病に罹患しており、2030年には9.9%まで増加すると予想されています。糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国ではなんと69%にのぼります。日本にとっても、けっして対岸の火事ではありません。

では、なぜ高フルクトース・コーンシロップは、肥満や糖尿病などの原因となるのでしょうか。それは、果糖とブドウ糖の違いにカギがあるのです。

1300とはずがたり:2013/11/17(日) 18:19:17
>>1299-1300
果糖とは何か?

さて、果糖とぶどう糖は、何が異なるのでしょうか?

文字から連想されるイメージで「果糖は果物の糖で、ぶどう糖はグラニュー糖や上白糖のことです」と回答された方、残念ながら答えは「ノー」です。

天然甘味料を理解するために、まず糖の最小単位であるブドウ糖と果糖の違いを説明します(表参照)。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img_e601ffef6e098b814800c35e20604274119379.jpg
表:糖類の基本

果物には果糖だけではなく、ぶどう糖、二糖類、多糖類なども含まれています。また、グラニュー糖や上白糖の主成分であるショ糖は、果糖とぶどう糖が結合した二糖類です。果糖とぶどう糖はどちらも単糖類ですが、私たちの体への働きは両者で大きく異なります。

ぶどう糖はごはんやパン、麺類、イモ類などに多く含まれ、脳の唯一のエネルギー源であり、全身の細胞を活性化するエネルギーとなります。果糖は果物や蜂蜜に含まれており、もともと甘みが強いのが特徴ですが、冷やすと甘みがさらに増します。果物を冷やして食べる習慣があるのはそのためなんですね。

実は、ぶどう糖と果糖は代謝経路が全く異なります。ブドウ糖は小腸から吸収された後、血液中に入り、全身の細胞に運ばれエネルギーとして利用され、余った分が中性脂肪となって貯蓄されます。一方の果糖は、ほとんどが肝臓で代謝されるため直接は血糖を上げませんが、肝臓で中性脂肪などに変換され、余分なものが脂肪として貯蓄される他、脂質異常症を引き起こしたりします。

さらに、ぶどう糖と果糖を摂取した後では、満腹感が違うのです。ブドウ糖を摂取すると、インスリンや血糖値を上昇させ、食欲を抑えるグルカゴン様ペプチド1(GLP?1)の分泌が増加して、食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌を抑えます(本連載の第1回も参考にして下さい)。ですから、ぶどう糖を摂取すると満足感を得て、それ以上は食べものを欲しません。ところが果糖は、インスリン分泌の刺激が弱く、血糖値も直接的には上げません。さらに、GLP?1の分泌も増えず、グレリンの産生が抑制できません。結果、果糖を摂っても満腹感が得られず、また空腹感が減らず、食べものを欲したり食べ過ぎたりする可能性があると考えられるのです。

こうした食欲をコントロールしているのが、摂食中枢と満腹中枢が存在する脳の視床下部です。視床下部と、さらに脳内報酬系が連携して、空腹感や満腹感を調節しているのです。これまでにラットの実験で、果糖を脳に注入すると食べものを探し始め、ぶどう糖を注入すると食べものの摂取が減ることが証明されてきました。ところが、ぶどう糖と果糖を摂ったときになぜ摂食行動が違ってくるのか、私たちヒトの脳の各領域との関係が分かってきたのです。

最近も、イェール大学の研究者たちが、新しい脳機能イメージング法を利用して、ぶどう糖と果糖の摂取後の脳の活性化の違いを調べました。

対象は、健康な成人ボランティア20人(平均年齢31歳)です。この結果、ぶどう糖の摂取後は食欲が減少したのに対して、果糖ではこのような反応は起こりませんでした。やはりぶどう糖の摂取後は空腹感が減り満足感を得たのに対して、果糖はぶどう糖に比べて、空腹感を減らすことができず、満腹感を得にくいということが明らかになりました。

私たちは普段、果物や野菜などに含まれる自然な果糖と、加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖、2種類の果糖を摂取しています。後者はたいてい、「異性化糖」という形で摂取することが多く、大量の果糖を一気に摂取する心配があります。これに対し、果物や野菜に含まれる果糖は、食物繊維などの作用でゆっくり吸収されます。さらに、果物や野菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれていますので、私たちの健康にメリットがあります。

ですから、果物や野菜などの自然な果糖を適量摂取するのはお薦めできる一方、異性化糖入りの飲み物や加工食品の摂り過ぎには注意する必要があるのです。

1301とはずがたり:2013/11/17(日) 18:20:32
>>1298
おお♪
日本協同配合飼料!?

1302とはずがたり:2013/12/01(日) 15:10:45

2013年9月13日(金)
アメリカに工場進出40年、しょうゆに賭けた男たち
http://president.jp/articles/-/10615
PRESIDENT 2013年9月2日号
プレジデント編集部 星野貴彦=文 遠藤素子=撮影

慢性的な赤字事業を「ドル箱」に変えた40年前の挑戦

営業利益の66%を海外事業が稼ぐ
日本企業はいつから米国での現地生産を始めたのか――。最もよく知られている事例はソニーだろう。1972年、米南西部のカリフォルニア州サンディエゴでテレビの組み立て工場を稼働させている。

その翌年の73年、キッコーマンは中西部のウィスコンシン州ウォルワースにしょうゆの醸造工場を建設している。ホンダや日産、トヨタが現地生産を始める約10年前のことだ。このほかにはYKKが74年に南東部のジョージア州メーコンにファスナー工場を建設しているが、原材料の現地調達まで行うという食品工場の建設は、異例だった。

しょうゆの初の海外生産から今年で40年。同社の海外事業は売り上げで46%、営業利益で66%を占めるまでに成長した。現在、海外の生産拠点は北米に2カ所、中国に2カ所、さらに台湾、シンガポール、オランダと7カ所を数える。

世界7カ所で現地生産を進める
キッコーマンは現地生産を始める16年前となる57年、米国に販売会社を設立し、しょうゆの販売を本格的に始めている。しょうゆは少しずつ北米市場に浸透していったが、日本からの輸出では輸送費がかさむこともあり、慢性的な赤字事業だった。この赤字事業を「ドル箱」に変えたのが、「海外通」の茂木友三郎名誉会長だ。

創業家出身の茂木は、61年にコロンビア大学ビジネススクールで日本人初のMBAを取得。当初は「家業」であるしょうゆにそれほどの思い入れはなかったようだが、現地でのしょうゆの試食販売(デモンストレーション)のアルバイトの経験などから、「しょうゆを海外で売る」という未知の仕事に魅了されていく。

しょうゆの本格的な普及には、現地の食文化に取り入れてもらう必要がある。そうした考えから、同社では、レシピの開発や店頭でのデモンストレーションなど、さまざまなマーケティング活動に力を入れた。そのうち、肉をしょうゆに浸して焼く「テリヤキ」という食べ方が人気を集めるようになった。消費は順調に伸び、現地生産の開始で事業は一気に拡大した。

市場のないところに、市場をつくる。アジアの見知らぬ調味料を、米国の食卓に溶け込ませる。なぜそうした挑戦が成功したのか。1つの答えが、同社の人事政策にある。

茂木は海外事業を担う「グローバル人材」の要件として、「異文化に順応するのではなく、適応することが必要だ」と著書で述べている。

「適応性は順応性と違う。順応性というのは、一応適応はするが、元に戻らなくなってしまうことを指す。たとえば、アメリカに住んだらアメリカ人になってしまうということだ。適応性とは相手が変われば、それに応じて自分も柔軟に適応できる能力のことである。アメリカに住めばアメリカの文化に、ヨーロッパに行けばヨーロッパの文化に適応できる人でなくてはならない」(『キッコーマンのグローバル経営』)

具体的にはどういうことか。同社の海外事業を担ってきた2人のキャリアから、その手法を探ってみたい。

海外勤務は35年目「いつでもどこでも参ります」

「私が入社した1973年にアメリカに工場ができたんです。『これはチャンスがあるかもしれない』と思って、入社5年目のとき『アメリカでしょうゆを売りたい』と上司に申し出た。まさか、それから30年以上も海外勤務を続けるとは思いませんでしたが」

キッコーマンの取締役常務執行役員で米国販売会社の社長を務める島田政直は、35年前に米国へ出向して以来、一貫して海外で働いてきた。

島田は大学卒業後の73年にキッコーマンへ入社。ワイン課に配属され、都内の小売店の営業担当となった。

当時、自宅は東京・世田谷区にあった。小田急電鉄の祖師ヶ谷大蔵駅から帰る途中、商店街を抜けた先で焼き鳥屋の前を通る。そのたびに、しょうゆの焦げたにおいが、鼻腔をくすぐった。

「しょうゆと肉の相性は抜群。店頭で肉をしょうゆで焼く実演をすれば、アメリカでも絶対に売れる」
(以下略)

1305とはずがたり:2013/12/12(木) 16:46:12

日本製粉、小麦粉をまた値上げ…来年1月から
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131211-OYT1T00985.htm

 製粉大手の日本製粉は11日、家庭用小麦粉の商品価格を来年1月6日出荷分から約1〜3%値上げする、と発表した。

 クッキーなどに使う薄力粉や、パンに使われる強力粉など17品目が対象。

 代表銘柄である薄力粉のハート(1キロ・グラム)は、平均店頭価格(248円)が5円程度値上がりする見通しだ。政府が10月1日から、輸入小麦の売り渡し価格を平均4・1%引き上げたためで、同社の家庭用小麦粉の値上げは今年7月以来となる。すでに、日清製粉グループ本社や昭和産業も、値上げを発表している。

(2013年12月11日19時14分 読売新聞)

1306とはずがたり:2013/12/15(日) 16:32:58

便利でも不安要素だらけ!管理栄養士が絶対食べないNG食品4つ
美レンジャー 2013年11月17日 08時00分 (2013年11月26日 18時44分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20131117/Biranger_85798.html

皆さんが今口にしているその食品は、どんな理由で選びましたか? カロリーが控えめでダイエット向きだから? 体によさそうと感じたから? 実はその食品選び、間違っているかもしれません。
今回は、管理栄養士が食べない NG食品をご紹介したいと思います。

■1:○○の素
管理栄養士の高橋さんが警鐘を鳴らすのが、身近な食品である“○○の素”です。カレールーや、鍋の素、炒め物の素など、便利な調味料には落とし穴がいっぱいだそう。
それぞれの原材料を見てみると、カレールーで一番多いのは脂、鍋の素は果糖ぶどう糖液糖というコーンシロップ、そのほか添加物も多数。いくら簡単に出来るとはいえ、脂のカレーやコーンシロップ鍋は食べたくないですよね?

■2:ドレッシング
ドレッシングに脂が多いのは皆さんご存知かと思いますが、意外な落とし穴は“ノンオイルドレッシング”です。ノンオイルならヘルシー!と思ったら大間違い。実は、鍋の素と同じ果糖ブドウ糖液糖が一番多く使われているのです。
せっかくノンオイルでも、シロップをサラダにかけていたら、ヘルシーではないですよね。

■3:ゼロカロリー食品
これは、一番気をつけていただきたい食品です。ゼロカロリーでも太ります。まず、ゼロカロリーと言っても「5kcal以下であれば0kcalと表示してよい」という食品表示法のルールがあるので、厳密にはゼロではありません。
しかし、そんなに低カロリーなのにしっかり甘さを感じるのは、人工甘味料の力です。人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘みがあるので、低カロリーにすることが出来るのですが、カラダは砂糖と人口甘味料の区別がつきません。
人工甘味料を摂ることで、砂糖を摂ったときと同じように大量のインスリンを出してしまいます。すると、カラダは低血糖状態になり、また甘いものが欲しくなります。インスリンで下げた血糖は、脂肪としてカラダに蓄積されるので、低カロリーなはずなのに太ってしまうという訳です。

■4:コンビニの食品
24時間いつでも食べ物を買う事が出来るのはとても便利ですが、常温又は冷蔵でも、何時間も腐らない食べ物っておかしいですよね。常温コーナーのパンやお菓子はもちろん、おにぎりやお弁当にも、腐らせないためにたくさんの保存料が使われています。
一番怖いのは、ほとんどのパンやお菓子に使われているショートニングやマーガリン。

これは、“食べるプラスチック”とも言われ、自然界には存在しない脂のためカラダに入ると悪さをします。便利である事は間違いありませんが、健康にとってどうなのか?ということを、少し考えてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか? 管理栄養士の方が指摘する食品の意外な落とし穴。皆さんは、知らぬうちに落とし穴にはまってはいませんでしたか? これを機に、食生活を今一度見つめ直してみてくださいね。

1307荷主研究者:2013/12/28(土) 23:50:23

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/11/26-13722.html
2013年11月26日 化学工業日報
三菱化学 食品機能材 20年に倍増以上に

 三菱化学は、乳化剤や甘味料などの食品機能材事業を強化する。アジアを中心に市場が急速に拡大していることに対応するもので、主力の乳化剤で東南アジアに新工場を建設する検討に入った。早ければ2016年の稼働を見込む。アジアに進出しているコンビニエンスストアなどとの連携や川下分野で新たなビジネスモデルも構築。発酵製品などでM&A(合併・買収)を含めた製品ラインの拡充を図る。20年ををめどに現状約200億円の事業規模を400億?500億円に引き上げる。

1308荷主研究者:2013/12/29(日) 00:45:59

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20131204_2
2013/12/04 岩手日報
岩泉乳業、工場増設へ 主力ヨーグルトが好調
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 岩泉町の第三セクター岩泉乳業(山下欽也社長)は主力製品の「岩泉ヨーグルト」増産のため第3工場を建設する。一時は牛乳消費の低迷や大手との競合から、町の巨額融資を受ける厳しい経営を強いられたが、2008年度に牛乳からヨーグルトに主力を転換、11年度に経常損益の黒字化を果たした。来年度は約1億8千万円の累積赤字解消も視野に入る。来年10月を見込む新工場稼働後の生産量は現在の約2倍の日量8・8トンとなり、全国の需要に応える。

 町は4日開会の町議会12月定例会に補助金4億円を盛り込んだ補正予算案を提案する。同社や町によると、新工場は同町乙茂の本社工場と第2工場に隣接する旧下閉伊北部家畜市場(町有地)を活用。鉄骨平屋で延べ床面積は約660平方メートル。新規の生産ラインを導入する。総事業費は約4億3千万円を見込み同社も一部負担する。

 来年度の従業員は本年度から7人増の45人を予定。山下社長は「工場新設により町内で生産される生乳を全て受け入れられる体制が整う。地域の酪農家とともに経営体力をつけて、魅力ある商品を生産していきたい」と今後の道筋を描く。

1309荷主研究者:2014/01/05(日) 14:43:47

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131214/bsd1312141901019-n1.htm
2013.12.15 06:45 Fuji Sankei Business i.
コンビニのコーヒーは必ず儲かる?! 何度失敗しても諦めなかった理由

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsd1312141901019-p1.jpg
コーヒー消費の現状早わかり

 大手全社が販売する淹れたてコーヒー。今年1月、セブン−イレブンが最後に参入し、カフェチェーンを凌ぐ勢いで伸びているという。なぜ注力するのか。「売り上げ以外の目的」を明らかにする。

 コーヒーを飲むならコンビニで。コーヒーをテークアウトするのもコンビニで。こんな時代がそこまできている。

 弁当・PB商品の強化、酒類やタバコの取り扱い、デザートの拡充など、他業種の機能を付加しては磨き上げ、成長してきたコンビニ各社がいま一斉に強化しているのが、淹れたてのコーヒーだ。販売スタイルや価格、メニュー構成は各社異なるものの、売り上げはどこも絶好調といっていい。

 活気づくコンビニコーヒーの最前線から透けて見えるのは、この商材の持つポテンシャルの高さだ。喫茶店やファストフード店からただ顧客を奪うだけではない。単に売り上げにオンするだけでもない。コンビニコーヒーは、さまざまな波及効果をもたらしている。

原価率は平均の半分以下

 コンビニが淹れたてコーヒーに挑戦するのは今回が初めてではない。各社とも、過去10年近く何度もトライしては縮小、もしくは撤退を繰り返してきた。諦めずコーヒーに挑んできた第1の理由は、その利益率の高さにある。

 UBS証券でアナリストを務める守屋のぞみ氏はこう断言する。

 「コンビニが扱う商品の平均原価率は70%ですが、淹れたてコーヒーはそれよりも原価が低く、粗利率が高い。100円台の販売価格で十分な利益が見込める商材です。コンビニチェーンがやはり力を入れている生鮮食品は、有望なカテゴリーではあるものの、ロス率が高いという難点がありますから、利益率が高い淹れたてのコーヒーと合わせて、採算のバランスをとっていると見ています」

 某大手セルフ式コーヒーチェーンの数字を参考に、コンビニコーヒーの原価を探ってみよう。コーヒー豆を自家焙煎し、国内に約1000店舗を展開しているこのチェーンの原価率は18%とされる。

 コンビニは、豆を商社から仕入れ、焙煎をAGFやUCCといった専門企業に委託しているため原価率はこれより高くなるが、店舗数は桁違いに多い。仕入れ規模を考えると20%台前半の数字、いや、20%を切る数字も不可能ではないだろう。

 セルフ方式を採用している「セブンカフェ」のコーヒーの値段は100円。仮に原価率を20%と想定しても、1杯売れば80円の粗利が転がり込む。1日80杯のペースで販売すると、1店あたりの粗利は年間で約230万円。全店(約1万5500店)への導入が実現すれば、淹れたてコーヒー単体での粗利合計は約360億円に及ぶ。

 「セブンカフェ」導入にあたり、セブン−イレブンは富士電機と共同で1杯ずつ豆をひいてドリップするマシンを開発しているが、このマシンのコストは従来型エスプレッソマシンの約4分の1程度。イニシャルコストを徹底的に抑えた。

 ロス率も食品としては例外的に低い。1杯ずつコーヒーを淹れるため、オーダーミスさえなければ廃棄はゼロだ。

 缶コーヒーやチルドコーヒーへの影響も思いのほか出ていない。「淹れたてコーヒーのぶんだけ売り上げがプラスになった」というセブン−イレブンに対して、他チェーンは「影響はある」と認めるものの、その程度は「多少」。プラス効果のほうが断然大きい。

 コーヒーは、コンビニの次の成長モデルをつくるキラーコンテンツでもある。コンビニの売り上げを過去5年で20%以上も押し上げたタバコの勢いは一段落した。

 総売上高の25〜30%を占める主要商材となったタバコも、今後は喫煙人口と比例して売り上げ減が予想される。かといって弁当・惣菜のこれ以上の大きな伸びは期待しづらい。

 新たな「金脈」がほしいコンビニにとって、淹れたてコーヒーは導入すれば必ず売れる、しかも粗利が稼げる有望商品だ。

 「認知度を上げるためエリアごとに導入を図っていますが、未導入のエリアからは『早くこちらにも入れて』との声が多数寄せられている。他社と協力体制を取りながら、氷やコーヒー豆、機械の調達を急ぎ、8月末までに全店導入を実現させたい」(セブン−イレブン・ジャパン FF・デイリー部 FF・惣菜シニアマーチャンダイザー・和瀬田純子氏談/8月上旬時点)(三田村蕗子=文 向井 渉=撮影)

1310荷主研究者:2014/01/05(日) 14:44:45
>>1309-1310
コンビニ4店の淹れたてコーヒー

セブンカフェ(セブン−イレブン)

 【価格】100円(ホット・R)

 【開始時期】2013年1月

 1日の販売数は約83杯。リピート購入率は55%超。マシン、カップなどのデザインは佐藤可士和氏によるもの。目標の4割増で推移し、発売から約半年で1億杯を売り上げた。

MACHI cafe(ローソン)

 【価格】180円(ブレンド・Mサイズ)

 【開始時期】2011年1月

 チェーンの中で唯一店員が淹れるスタイルを取る。立地よりも接客力の高い店の売れ行きが好調で、「コーヒーが売れるお店では(高額の)うなぎ弁当も売れた」という。

あじわいファミマカフェ(ファミリーマート)

 【価格】150円(ブレンド・ラテ)

 【開始時期】2012年9月

 顧客の男女比は49:51。ブレンドとラテを同価格にしてわかりやすさを訴求。オフィスビルの中、高速道路のSAで好調という。試飲会をして売り上げが3倍になった店舗も。

M’sスタイルコーヒー(ミニストップ)

 【価格】150円(ホット・レギュラー)

 【開始時期】2010年11月

 顧客の中心は男性。店舗スタッフがまとめてドリップしてポットに入れてある。自分で好きな量だけ注ぐスタイルを取っており、フルに入れれば260ml。(PRESIDENT Online)

1312とはずがたり:2014/01/05(日) 16:27:17

日清とサンヨーが激突「生麺特許戦争」の行方
袋麺の業界地図は激変 特許紛争で激闘
http://toyokeizai.net/articles/-/27008
伊藤 歩 :金融ジャーナリスト 2013年12月24日

東洋水産の袋麺「マルちゃん正麺」の快進撃が続いている。10月4日、2011年11月の発売から2年を待たずに販売累計5億食を達成した。

即席麺の主役は長らくカップ麺だった。1971年に日清食品がカップヌードルを発売し、その13年後の84年、カップ麺の生産高は袋麺を逆転。袋麺は86年の1610億円でピークアウトし、10年度は1130億円。同じ年のカップ麺は袋麺の3倍の3367億円に及ぶ。

その業界構造を一変させ、袋麺復活の起爆剤となったのが「マルちゃん正麺」。13年度の袋麺生産高は99年当時に近い1290億円への復活が予想されている(以上数値は日刊経済通信社調べ)。

即席麺全体では、カップ麺で業界シェア4割を握る日清がガリバーだが、袋麺に限れば、最後発だったサンヨー食品が約40年間にわたってトップシェアを維持してきた。だが、東洋水産の猛追で首位陥落はほぼ確実だ。

生麺に近い食感のノンフライ縮れ麺「マルちゃん正麺」の後を追い、大手各社も相次いで生麺タイプの袋麺を投入。日清は12年8月にノンフライストレート麺の「ラ王」、サンヨーは12年9月にフライストレート麺の「麺の力」を投入している。

そんな中で日清が特許侵害でサンヨーを訴えたのは、12年12月のこと。日清はサンヨーのストレート麺使用即席麺11商品の製造・販売の差し止めと、2億6652万円の損害賠償を求めた。

両社とも係争中であることを理由に取材を拒否しているが、公表資料などを基に経過をトレースすると以下のようになる。

日清は09年2月にストレート麺の特許を出願。同年10月に特許を取得し、2カ月後の12月に特許掲載公報が公開された。特許出願前の08年9月発売の「どん兵衛ぴんそば」から、この技術をカップ麺で相次いで採用し、12年8月にはカップ麺から袋麺へリニューアルした「ラ王」にも採用した。

一方のサンヨーもストレート麺の特許を11年2月に出願。同年11月に特許を取得し、12年1月に特許掲載公報が公開されている。製品への採用は11年5月のカップ焼きそばが最初だ。

訴訟申し立て直後、日清は記者の取材に対し「11年7月から12年8月までの間に8回交渉したが解決に至らなかった」とコメントしている。ストレート麺のカップ焼きそばを見て、日清はサンヨーに抗議。交渉途中で公開されたサンヨーの特許掲載公報を見て証拠を確保できたと考え、提訴を決めた可能性が高い。

この裁判における争点は大きく分けて2点ある。一つが訴訟対象物は何なのか、もう一つが、サンヨーは日清のストレート麺特許を侵害しているかだ。

まず訴訟対象物は何なのか、という点。「生麺を油で揚げたり乾燥させたりしたものが即席麺の最終製品。日清の特許は生麺という中間品に関するものであり、最終製品の発明ではない、ゆえに製造販売の差し止めという申し立ては成り立たない」というのがサンヨーの主張だ。

一方の日清は「中間品は最終製品に含まれるから、発明の実施行為に当たる」と主張してきた。ところが、13年10月になって、日清は訴訟対象物をサンヨーの主張どおりに最終製品から中間品に切り替えている。この点では、サンヨーの主張が勝利を収めた格好だ。

1313とはずがたり:2014/01/05(日) 16:28:26
>>1312-1313

製法は異なっている

そのため残された争点は、サンヨーが日清のストレート麺特許を侵害しているのか、という点になる。この争いは非常に複雑だ。

両社のストレート麺とも、ベルトコンベヤー上にらせんを描きながら麺を積み上げることによって、湯戻し時に麺がまっすぐになるようにしている。ベルトコンベヤーの上に切り出された生麺の形状は素人目にはどちらも同じに見える。サンヨーは「らせんの形状が異なっており、日清とはまったくの別物」と主張するが、その差は微妙だ。

しかし、ここでサンヨーが持ち出したのが、「PBP(プロダクト・バイ・プロセス)クレーム」というもの。これは、製造方法の記載を付属した特許のことで、主に医薬品分野で使われる出願方法だ。「医薬品は、成分の化学式が同じでも作り方が違うと効能も異なる場合がある」(特許に詳しい上山浩弁護士・弁理士)からだ。

サンヨーは日清の特許はPBPクレームだと主張している。日清のストレート麺は、切り出し速度、ベルトコンベヤーの速度、切り刃から麺線を剥離する際の位置などの条件を調整している点に特徴がある。それに対して、サンヨーのストレート麺は、切り出しの際に強く気流を当てるうえ、その気流のために従来にはない特別な装置を使用しており製法がまったく違う、というのだ。

訴訟対象物はサンヨーの主張通りに

訴訟対象物についてはサンヨーの主張どおりになった。あとは裁判所が「日清の発明はPBPクレーム」と認めればサンヨーが完勝だ。素人目にはサンヨー有利に見える。

しかし、そうではないようだ。ややこしいことに、PBPクレームには真正(製造方法が違っていても侵害)と不真正(製造方法が違えば非侵害)がある。サンヨーが勝つには、裁判所が「日清の発明は不真正のPBPクレーム」と認める必要があるが、「そのハードルは高い」(前出の上山弁護士)という。そればかりか、「日清の発明は、実質的にはPBPクレームに当たらない可能性が高い」(上山弁護士)という。

そもそも日清はチキンラーメンを世に送り出した半世紀以上前から、他社による特許侵害に対し、極めて厳しい対応を取り続けてきた会社として知られている。

訴訟記録を見るかぎり、日清が特許使用料を請求した形跡はなく、徹頭徹尾、製造・販売の差し止めで攻めている。サンヨーは袋麺で高いシェアを持っており、使用料を取ることで収入を得る方法もありえるのだが、そうした考えはまったくないようだ。

日清がサンヨーのみを訴えているのは、マルちゃん正麺の麺は、ストレート麺ではなく縮れ麺だから。明星食品の「究麺」はストレート麺ではあるが、同社は日清のグループ会社だ。

こうした戦いをしている間にも、縮れ麺のマルちゃん正麺が快進撃を続けているのは皮肉といえるだろう。

(撮影:梅谷 秀司)
(週刊東洋経済2013年12月28日ー1月4日新春合併特大号)

1314荷主研究者:2014/01/12(日) 14:18:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131224/bsc1312241713007-n1.htm
2013.12.24 17:12 Fuji Sankei Business i.
キユーピー、アヲハタを子会社化へ パン周辺事業を集約

 キユーピーは24日、グループ事業の再編として、今後1年間かけて関連会社のアヲハタを子会社化し、ジャムなどパン周辺事業をアヲハタに集約すると発表した。アヲハタの上場は維持する予定。

 キユーピーは現在、アヲハタに16.16%を出資し、持分法適用の関連会社という位置付けとしている。事業面ではジャムやスプレッドなどパン周辺事業について、キユーピーがジャムなどアヲハタの商品の販売を担当しているほか、キユーピーが独自に手掛けている商品もある。今回、これらの事業をアヲハタに集約させることで、この担当子会社という位置付けをはっきりさせる。

 まず25日から来年1月29日までかけて、1株あたり1510円で株式公開買付け(TOB)する。TOBを行うのは、最終的に保有比率が発行済み株数の3分の1を超えるため。これにより、キユーピーの持ち株比率は35.48〜39.0%まで上昇する。

 さらに、キユーピーでは、パン周辺事業を来年12月1日付で会社分割し、アヲハタに吸収させて承継させる。これにより、キユーピーの持ち株会社は45.0〜48.0%にまで上昇する。

1315とはずがたり:2014/01/14(火) 17:42:57

サントリーHDが米ウイスキー大手買収で合意、1兆6500億円
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA0C00E20140113
2014年 01月 14日 03:27

[東京/ロンドン 13日 ロイター] -サントリーホールディングスSUNTH.ULは13日、米ビーム社(イリノイ州)(BEAM.N: 株価, 企業情報, レポート)の全株式を1株あたり83.5ドル、総額160億ドル(約1兆6500億円)で取得、買収することで合意したと発表した。2014年6月までに買収を完了させる予定。

サントリーによると、ビーム社とサントリーのスピリッツ事業をあわせた売上高は43億ドル(約4450億円)を超え、世界のプレミアムスピリッツ市場において第3位となる。サントリーHDの佐治信忠社長は「世界でも類を見ない強力なポートフォリオを持つスピリッツ事業が誕生することになり、グローバルにさらに大きく成長できることを確信している」とコメントしている。

ビーム社は、バーボンウイスキーの「ジムビーム」やスコッチウイスキーの「ティーチャーズ」などで知られている。買収後は、両社の強力なブランドの展開に加え、販売流通網の拡大や技術交流の深化によって、グローバルな成長の実現を図る。

ビーム社は、米国でウイスキーシェア第2位と強い基盤があるほか、インドやロシア、ブラジルなどでも強く、サントリーは、こうした販路を活用できる。また、両社が一緒になることで、世界の5大ウイスキーの全てのブランドを保有することになる。

買収は、両社の取締役会で全会一致の承認を得ており、今後、ビーム社の株主や規制当局の承認、その他必要な手続きを終了後、完了する予定。

買収額160億ドルは、ビーム社の負債を含む。1株あたりの買収金額は、ビーム社の1月10日の終値66.97ドルを25%上回っており、過去3カ月の加重平均株価を24%上回っている。

買収資金は、手元資金と三菱東京UFJ銀行から調達予定。

サントリーHDは昨年、海外での買収をにらみ、飲料部門のサントリー食品インターナショナル(2587.T: 株価, ニュース, レポート)の上場を通じて資金を調達している。

1株あたり83.5ドルの買収価格はビーム社の利払い・税・償却前利益(EBITDA)の20倍以上の水準。これは仏飲料大手ペルノ・リカール(PERP.PA: 株価, 企業情報, レポート)が2008年に「アブソリュート」ウォッカの製造元を買収した際に支払った過去最高の20.8倍に迫る。

バーンスタイン・リサーチのアナリスト、トレバー・スターリング氏は、サントリーは事業の90%以上を日本国内で展開する一方、ビーム社は今後も米国内で事業を継続することから、アブソリュート・ウォッカの買収と違い、コスト削減の機会は少ないと分析している。

また買収額の割高感から、ライバルの英ディアジオ(DGE.L: 株価, 企業情報, レポート)やペルノ・リカールが対抗案を提示する可能性も低いとの見方を示した。

ビームは2011年10月に独立の上場スピリッツ企業となって以降、格好の買収標的と目されてきた。アナリストなどの間では、豊富なバーボン商品を持つビームを、ディアジオが買収すれば理にかなうとの見方が出ていた。ディアジオは多くのスコッチウイスキー商品を持つが、バーボンは手薄なためだ。

同日中盤の米株式市場で、ビーム株価は約24%急騰している。一時83.55ドルまで上昇した。

ビーム社の発表によると、何らかの事情で買収が実現しなかった場合、ビームは契約解除のため、サントリーに対し4億2500万ドルの手数料を支払う。

サントリーの条件を上回る買収案を受けた場合の契約解除手数料は2億7500万ドルとしている。

サントリーは、1971年からビーム社のカナディアンクラブを日本で販売。現在、18ブランドを取り扱っている。一方、ビーム社は、2010年からシンガポールでサントリー商品の取り扱いを開始。現在、9ブランドの販売を行っている。

サントリーのフィナンシャルアドバーザーは三菱UFJモルガン・スタンレー、法務アドバイザーは Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP。ビーム社のフィナンシャルアドバイザーはクレディスイスとCenterview Partners、法務アドバイザーはSidley Austin LLPが務めた。

1316とはずがたり:2014/01/21(火) 20:55:17
ビール業界“プレミアム戦争”幕開け アサヒ、キリンも満を持して参入
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20140121501.html
フジサンケイビジネスアイ2014年1月21日(火)07:41

 ビール大手4社による「プレミアム戦争」の幕が開こうとしている。業界首位のアサヒビールと2位のキリンビールが本格参戦、先行するサントリー酒類とサッポロビールに挑む。高齢化や嗜好(しこう)の多様化からビール類の消費量は今年も減少し10年連続で前年割れとなる見込み。対照的に人気が高まるプレミアムビールでの攻防は、各社にとって負けられない戦いとなる。

 「プレミアム版を発売すべきかどうか、かなり悩んだ」。今月10日、キリンの磯崎功典社長は年間方針の発表会見で、「一番搾りプレミアム」の発売についてこう打ち明けた。

 看板商品「一番搾り」は価格こそ350ミリリットル缶で200円余りとレギュラー水準。だが、原料から最初に抽出した麦汁だけを醸造するという「そもそもプレミアムなビールと自負してきた」(磯崎社長)だけに、ゴーサインを出すまでに時間がかかったという。「ドライプレミアム」の一般販売を2月18日に始めるアサヒも似ている。昨年6月のギフト用発売から8カ月を費やした。

 上位2社がプレミアム版を主力商品として打ち出すことに慎重だったのには、理由がある。稼ぎ頭である従来品のイメージ低下やプレミアム版との「共食い」を懸念したからだ。

 その対策として、アサヒは昨年12月、従来品の「スーパードライ」の製法を改良。「ドライシリーズの固定客を増やそう」(小路明善社長)と商品力の底上げを図った上で、満を持してプレミアム版を投入する。

 キリンも24日、一番搾りの刷新を発表する予定。6月に売り出すプレミアム版は、缶入りを出さず瓶容器にこだわり、従来品との差異化を図る。迎え撃つ2社は、アサヒとキリンの本格参戦を歓迎。サントリー酒類の相場康則社長は「飲み比べによって、ビール市場全体が活性化するだろう。プレミアム戦争のようになることを期待している」と勝ち戦に自信を示す。

 同社は「プレミアムに特化する戦略」(他メーカー関係者)で、シェア拡大の決め手をつかんだ。今年も「ザ・プレミアム・モルツ」のキャンペーンを切れ目なく展開し、2%増の販売を目指す。サッポロも強気だ。老舗ブランド「エビスビール」は昨年、販売量が1.7%増と3年ぶりに前年実績を上回ったが、今年は4%増を目指す。

 「誕生以来124年にわたり築いてきたブランド価値を最大限に生かす」と尾賀真城社長は鼻息が荒い。今年はより高価な新商品やギフト専用品を発売するほか、販促費を40%上積みしてプレミアム人気を取り込む。

 ビールの昨年の課税出荷量は5年前の08年と比べ約15%減少した。その中で、ビールの1割前後だったプレミアムの割合は14%弱まで拡大。加えて、プレミアム版は価格を従来品より1〜2割高く設定できるため収益性が高いという事情も、各社を「戦争」へと駆り立てる。4社による競争でプレミアム人気がさらに高まるのは確実とみられ、サッポロの尾賀社長は「市場の10%拡大もありうる」と期待をにじませる。

 一方、消費税増税で低価格志向が高まれば、第3のビールが支持を広げるのは必至だ。手ごろな価格と高いアルコール度が好まれる缶チューハイなども成長が見込まれ、女性を中心にワインも人気だ。こうした商品とのミックス戦略も必要だが、本家であるビールでの戦いに負けは許されない。(山沢義徳)

1317とはずがたり:2014/01/21(火) 20:57:21
輸入自由化を!

明治がチーズやマーガリンを値上げ 価格変更や容量削減、最大20%超割高も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140121560.html
産経新聞2014年1月21日(火)18:17

 明治は21日、円安による輸入チーズや油脂などの価格高止まりをうけ、市販用チーズとマーガリン計30品目の値上げと容量変更を3月1日行うと発表した。価格や容量の改定率はマーガリンが6・3〜6・7%で、チーズは7・5%〜20%。「北海道十勝とろけるチーズ 使い切り5パック」は125グラムから100グラムに減量、想定小売価格288円は据え置く。

 値上げ実施は平成20年9月以来5年半ぶり。同社は「国産のチーズ向け生乳取引価格も3年連続上昇しており、コスト吸収の限界」としている。

 乳製品をめぐっては昨秋以降、雪印メグミルクや森永乳業などの大手が相次ぎ値上げに踏み切っている。

1318とはずがたり:2014/01/28(火) 00:16:44
>>1315

野村によるリーマンアジア欧州部門http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1569http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1571http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1860http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/2251-2255,日本板硝子によるピルキントンhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1038577774/378-387nと大阪系資本(当然野村含む♪)のイケイケ海外部門お買い上げはなかなか巧く行かない事が多い気がする。。(;´Д`)サントリーも京都系企業である。ダイキンによるグッドマン・グローバルhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/1323-1325買収共々頑張って欲しい。
日本勢の海外企業買収の成功は日本たばこによるRJRナビスコの海外煙草部門やギャラハーの買収とかhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223566495/211-213nだが。。

成長を求めて巨額M&A
サントリー“最後の賭け”
http://diamond.jp/articles/-/47591

サントリーホールディングスが世界有数のバーボンウイスキー、ジムビームなどの製造元ビーム社を約1兆6800億円で買収する。蒸留酒事業世界3位に浮上するが、そのリスクも大きい。

 サントリーホールディングス(HD)は13日、米国の大手酒類メーカーのビーム社を160億ドル(約1兆6800億円。1ドル105円で換算、以下同)で買収することに合意したと発表した。

 かねて「成長のためのM&Aは機会があれば積極的に行う」(佐治信忠・サントリーHD社長)と宣言し、実行してきたサントリーHDだが、今回は額が1桁違う。1980年代からサントリーグループが行ってきた海外M&Aの総合計額を上回るのだ。

 買収額のうち1兆円以上が銀行借り入れによる調達となる。この巨額の資金調達は、昨年7月に子会社のサントリー食品インターナショナルが上場したことによるところが大きい。

 この上場でサントリーHDは、手持ちの同社株売却益などで4000億円超のキャッシュを手にし、実質無借金状態を達成したのだ。

 非上場のサントリーHDは創業以来、借金依存度が高かった。約1年前の2012年期末時点でのD/Eレシオ(有利子負債÷株主資本)で同業他社と比較すると、アサヒグループHD0.66、キリンHD0.99に対して、サントリーHDは1.14だった。

 そのため、「これまであまたの投資案件が持ち込まれたが、負債比率が高過ぎて断念したことが多くあった」(金融関係者)。

 実はビーム社もそんな案件の一つで、1年ほど前からサントリーHDは検討していた。一時は産業革新機構との共同買収というスキームが浮上したが、頓挫。それが、前述の財務改善で資金調達が可能となり、今回の決定になった。

 しかし、サントリーHDは再び巨額の負債を抱え込むことになる。悲願の無借金状態を返上しても買収に動いたのは、成長のためだ。

1319とはずがたり:2014/01/28(火) 00:17:07
>>1318-1319
 英国調査会社IWSRの調査によると、12年の世界の蒸留酒の市場規模は約1711億ドル(約17兆9655億円)で、2年連続6%成長。日本市場は約71億ドル(約7455億円)で3%成長。一方、国内のビール市場はここ数年縮小が続いている。現在、蒸留酒で世界10位のサントリーHDだけが、国内酒類会社で蒸留酒の世界市場に挑戦できる基盤を持つ。

 同社は国産洋酒(蒸留酒)で成長したが、高度成長期の日本でビール市場が隆盛するに当たり63年に再参入(30年に一度参入したが後に撤退)し、会社の規模を拡大。黒字転換する08年まで主に蒸留酒事業の利益が支えた。今日国内のビール市場が頭打ちの中で、将来を見越して、成長する世界の蒸留酒市場に注力していく戦略だ。

 すでにサントリーHDは13年から国内でジムビームの販売代理権を持ち、ビーム社もシンガポールなどの東南アジアでサントリー商品を販売している。統合により、現在海外での売り上げが少ないサントリー酒類の製品も、ビーム社ルートでの販売が期待できる。

成功体験がなく
法令の影響が大きい
酒類分野での買収

 今後の注目ポイントは何といっても「自らの事業規模よりも大きい規模の、これまで経験のない形の買収を成功させることができるか否か」に尽きる。

 12年通期のサントリーHDの蒸留酒事業の売上高は2394億円で、ビーム社は3224億円(ともに酒税込み)と、事業規模はサントリーよりも大きい。

 さらにサントリーHDは日本のウイスキー市場においては約60%のシェアを握る最大手だが、海外での酒類事業は小さい。M&Aも89年に149億円で買収した英国スコッチウイスキーメーカーのモリソン・ボウモア社、04年に20億円を投じ資本参加したフランスのルジェ・ラグート社くらいだ。

 ペプシやオランジーナなど、飲料部門では海外M&Aで成功体験を積み、自信をつけているだろうが、「酒類は食品・飲料に比べ、各国の法令の影響に大きく左右され事業の自由が利かなくて、難しい」(大手ビール会社幹部)。

「ビーム社のキャッシュフローによりD/Eレシオは今後改善していくことが期待できる」とサントリーHDでは見込むものの、もくろみ通り進むかどうかは未知数だ。事業が予測より下振れすれば、のれん代の減損処理も必要になってくる。

 また、ビーム社はアメリカンウイスキーでは米国首位クラスではあるものの、下表でもわかるように、ブランドごとの強さという点では世界的に見て必ずしもトップではない。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img_dd28bb4a478c9987f3d7028c340356f172123.gif

 今回の買収による負債の増大を見越して、ムーディーズ・ジャパンは14日、現在「A3」のサントリーHDの格付けを格下げ方向で見直すと発表した。

 自社の歴史の中ではもちろん、国内でも他に例を見ない巨額M&Aを成功させることができるか否か。うまく成功させれば、次代に成長基盤を引き継ぐことで、引退を示唆している佐治社長の花道を飾ることになるが、失敗すればグループ経営の屋台骨を揺るがしかねない。“佐治サントリー”は最後にして、最大の賭けに出た。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

1320とはずがたり:2014/01/31(金) 19:04:36

ご当地ブランドに打撃 ニチネン飲料水回収
http://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2014013102000166.html
東京新聞2014年1月31日(金)02:00

 飲料水製造などのニチネン(埼玉県)が尾瀬工場(片品村)で生産したミネラルウオーターから有害な化学物質が検出された問題。県内の雄大な自然を象徴する「尾瀬」と、全国的に人気を集めている県のキャラクター「ぐんまちゃん」という二つの「ブランド」を付けた商品だけに、県は対応に頭を悩ませている。 (菅原洋)

 県が工場へ立ち入り検査をしたのは、今月の九日と十五日。ペットボトルと、段ボール箱に入れた商品を運搬する際に使ったプラスチック製の敷板から、ともに気化した微量のジクロロベンゼンが検出された。

 工場は回収対象の商品を生産した昨年九〜十月ごろ、敷板を新調。敷板の使用上の注意に、商品に異臭などが付かないように約一週間過ぎてから使うように書かれていた。だが、繁忙期で納品後すぐに使ったという。県は同社に行政指導した。

 ニチネンは「尾瀬のおいしい水二リットル」を約五年前から、「尾瀬のおいしい水五百ミリリットル(ぐんまちゃんのラベル)」は昨春から販売。片品村内で湧いた天然水を使っている。

 県によると、ニチネンの商品を含め、ぐんまちゃんのキャラクターグッズは二〇一三年度で約八百種類ある。県をPRしてもらう公共性から使用料は取らず、県が商品デザインなどを審査して使用を許諾している。これら商品の回収は初めて。

 県企画課は「商品を扱う企業を基本的に信用しており、一つ一つの商品の品質を調べるのは難しい。ニチネンは責任と誠意を持って対応してほしい。今後、県のイメージダウンにつながらないよう、審査を一層厳しくしたい」と話している。

 ニチネン管理部は「農薬混入事件で消費者の目が厳しい時期だけに、早急に回収することにした。当社のミスで、真摯(しんし)に受け止めている。尾瀬と、ぐんまちゃんという二つのブランドにダメージとなれば、おわびしたい」と謝罪している。

1321とはずがたり:2014/01/31(金) 20:18:27
アンチ東京,アンチ三菱の俺ではあるけど,スーパードライはあんま好きじゃ無いんだよなぁ。。

アサヒ、時価総額で初のキリン超え
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140131/bsc1401311955012-n1.htm
2014.1.31 19:54

 アサヒグループホールディングス(HD)の時価総額が31日の終値ベースで1兆3603億円となり、キリンHDを上回った。ビール類のシェアは平成13年にアサヒがキリンを逆転、21年を除き毎年首位を維持していたが、時価総額では昭和49年のアサヒビール上場以来、ずっとキリンの後塵を拝していた。

 31日の終値はアサヒが前日比37円高の2813円、キリンが同6円安の1406円で、発行済み株式数を乗じたアサヒの時価総額がキリンを36億円上回った。

 昨年はビール類の課税出荷量が9年連続の減少となったが、アサヒは12年ぶりに前年超えし、25年12月期は3期連続で営業最高益を更新する見込み。一方、キリンはプレミアムビール人気への対応が遅れたことなどで、昨年はビール大手4社で唯一シェアを下げた。

1322とはずがたり:2014/01/31(金) 20:22:58

消費税対策で値下げ♪

日清が「ラ王」カップ麺の本体価格を16%値下げ 消費増税対策で4月から
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140130/bsc1401301757015-n1.htm
2014.1.30 17:56

 即席麺最大手の日清食品は30日、カップ麺「日清ラ王」シリーズの4商品をリニューアルし、希望小売価格を現在の237円(税別)から198円(同)に約16%値下げすると発表した。発売は消費税増税直後の4月7日。記者会見した三浦善功社長は「(増税後に)節約志向が高まるので、おいしさをそのままに大幅に値下げする」と狙いを説明した。

 食品メーカー各社は、30日にたばこの値上げを発表した日本たばこ産業(JT)のように増税分を価格に上乗せするケースが多いが、日清は逆の価格対応で消費者にアピールする。

 日清が4月に発売するラ王は、麺の量やチャーシューの品質を維持する一方、容器の高さを5ミリ低くし、原材料費も減らすなどして値下げを実現したという。

 会見した日清食品ホールディングスの安藤宏基社長は、3月に駆け込み需要があると予想し「4月以降も新製品を投入するので落ち込みはない」と強気の見方を示した。

1323とはずがたり:2014/02/03(月) 12:30:29


カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手
トマトバブルはじけても生鮮トマトは黒字拡大
http://toyokeizai.net/articles/-/29768
大滝 俊一 :東洋経済 記者 2014年02月03日

「カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手 トマトバブルはじけても生鮮トマトは黒字拡大 | 企業 - 東洋経済オンライン」をはてなブックマークに追加企業のフィード印刷 カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手

自社ブランドの生鮮トマトを育成
メタボリック症候群や悪酔い防止にトマトが効くとして、2012年に突如盛り上がった「トマトバブル」の反動で、今13年度は3割近い減益に沈みそうなカゴメ。第3四半期までの業績をみても、トマトジュースなどの飲料事業とトマトケチャップを中心とする食品事業の2本柱が、いずれも部門売上高、部門利益とも絶好調だった前年同期に比べて大幅ダウンした。

一方で健闘したのが、生鮮トマトの生産・販売を軸とする生鮮野菜事業、つまり「農業」だ。第3四半期までをみるかぎり、カゴメの生鮮野菜事業は売上高76.5億円(前年同期比8.5%増)と続伸。部門利益も6.6億円を上げ、前年同期比3.9%の小幅減益に踏みとどまった。

カゴメの今期の生鮮野菜事業は、第1四半期(2013年4〜6月)にトマト市況が崩れて部門赤字が膨らんだものの、その後は市況が回復し、第2四半期(7〜9月)・第3四半期(10〜12月)とも前年を大きく上回る部門利益を計上した。通期では部門売上高93億円を見込み、年商100億円に王手がかかる。部門利益も、初の黒字化を果たした前12年度の8億円を上回る公算が強まっている。

創業100年目に「農業」再参入

「“生鮮野菜”を強化していく」――。1月1日に就任したカゴメの寺田直行社長は、昨年11月の社長交代記者会見でこう力を込めた。

カゴメといえば飲料やケチャップなど加工食品のイメージが強いが、そもそもの発祥は、西洋野菜の栽培に着手した創業者の蟹江一太郎氏が1899年、トマトの最初の発芽にこぎ着けたことにさかのぼる。

それから100年後の1998年、カゴメは事業部を立ち上げ、ふたたび生鮮トマトの栽培に乗り出した。一般法人による農業参入を容易にしたとされる農地法改正(2009年)に先立つこと10年。企業による農業参入の先駆例として知られる。

現在は農業生産法人など子会社3社、持分会社が1社のほか、トマトの品種や栽培技術を提供している7菜園(資本関係なし)を含めた全国11カ所で、「こくみトマト」「高リコピントマト」「ちいさなももこ」などの自社ブランドでトマトを生産。東京都内など全国のスーパーで販売している。この生鮮野菜事業が連結決算上で黒字化を果たしたのは2012年度になってからだが、「(連結対象ではない)持分会社も含めれば、10年度からすでに黒字化していた」(カゴメ)という。

1324とはずがたり:2014/02/03(月) 12:30:46

>>1323-1324
味も食感も栽培法も、加工用トマトとは違う

カゴメは従来から加工用トマトについては、契約先の農家で栽培してもらったものを買い取り、トマトジュースなどの原料に使ってきた。この加工用トマトに比べ、サラダなどでの生食用途が主流となる生鮮トマトはどこが違うのか。

加工用トマトの生産では、収穫時にかごにたくさん詰めるなど生産効率が重視されるため、皮が固く、果肉もゼリー状の部分が少ないといった品種が中心となる。露地栽培で夏に収穫し、すぐにトマトジュースなどの加工に使う分を除けば、濃縮して冷凍保存するかたちになる。

一方、生鮮トマトは生食での味や食感が重視され、皮や果肉も加工用より軟らかい品種が求められる。保存が利かないので、1年を通して安定生産できなければ、事業として成り立ちにくい。店頭に並んだときの見た目ももちろん重要だ。

そこで、カゴメが生鮮トマト事業スタート時に導入したのが「施設栽培」だ。当時、日本国内では水も肥料もコンピュータ管理するような施設内でのトマト栽培は、大規模に行われておらず、「世界でいちばん施設栽培技術が進んでいたオランダの事例を導入した」(カゴメ)。

もちろん、コンピュータ管理の施設栽培とはいえ、日々のトマトの育ち具合を人間の目で見ながら肥料や水を調整するといった、ヒューマンな要素は欠かせない。カゴメでは品質のバラツキを避けるために、契約先の菜園に定期的に人を派遣し栽培指導を行っている。

「海外」「トマト以外」にも参入

足元でカゴメが力を入れているのは、「海外」と「トマト以外」への進出だ。

海外については昨年9月、中国に可果美紅梅(寧夏)農業有限公司を合弁設立し、海外で初となる生鮮トマト事業を開始した。カゴメの保有するトマト品種を軸に現地栽培。小売店頭で販売している日本とは異なり、富裕層など会員向け宅配業者ルートでの販売が中心となりそうだ。

トマト以外については、昨年12月、葉物野菜「ベビーリーフ」の大規模有機栽培を手掛ける農業ベンチャーの果実堂(熊本)に10%強出資すると発表。カゴメは果実堂に技術支援を行う一方、生産された野菜の供給を受け、トマト以外では初となるカゴメブランドで販売する。

参入から15年たち、年商100億円という大台に王手をかけたカゴメの生鮮野菜事業。農業分野で一段の成長を狙うには、こうした海外やトマト以外への展開がカギを握りそうだ。

(『週刊東洋経済』2月8日号「強い農業」では、カゴメをはじめ、モスフードサービス、イオン、ローソン、ロイヤルホストなど企業による農業参入についてリポートしました)

1325とはずがたり:2014/02/05(水) 08:35:35
大好きです、ぼんち揚。関西でしか買えなかったのか
大阪米菓「ぼんち揚」、全国展開へ 日清HDが株取得
2014年2月4日23時02分
http://www.asahi.com/articles/ASG245VX5G24ULFA02T.html?iref=comtop_list_biz_n04
 日清食品ホールディングスは4日、「ぼんち揚」などの米菓で知られる「ぼんち」(大阪市)の株式30%を創業家などから買い取ると発表した。常勤取締役1人も送り込む。日清食品の食品加工技術と、ぼんち社の米菓技術を融合させた新商品の開発を目指す。また、関西が地盤のぼんちの商品を、日清食品の流通網にのせて全国や東南アジアで売るという。

1326とはずがたり:2014/02/05(水) 19:43:15
キンレイ(近冷?)は知らんがかごの屋は知ってる♪

月桂冠、キンレイ食品事業を買収 冷凍食品を取り込み強化
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140205548.html
産経新聞2014年2月5日(水)14:47

 清酒大手の月桂冠(京都市伏見区)は5日、オリックスの子会社で冷凍食品と外食を手掛けるキンレイ(大阪市中央区)の食品事業を買収すると発表した。4月1日付。買収額は非公表。

 国内の清酒市場が伸び悩む中、こんろで簡単に調理できる冷凍麺「鍋焼うどん」などで知られるキンレイの冷凍食品を取り込み、食品事業を強化する。

 キンレイが食品事業部門を分社化し、全株式を月桂冠に売却。キンレイのブランド名は残す。

 キンレイは「KRフードサービス」に社名を変更し、関西中心の和食レストランチェーン「かごの屋」の経営に専念する。

 キンレイの2012年度の売上高は約247億円。このうち食品事業は約72億円。オリックスが12年4月に買収した。

1327名無しさん:2014/02/05(水) 21:13:13
【話題】キターーー!!! "ピザの香り"の香水が販売される! レビューは絶賛「すぐにピザをかげる!」

全国のピザ好きの諸君。凄い商品を発見したので紹介したい。今回紹介するのはピザの香りの香水『Pizza Perfume』である。
ドミノ、ピザハット、ピザーラ、シカゴなど日本でも完全に浸透しているピザ。

そのにおいを研究を重ね香水にしたのである。においはトマトとモッツァレラチーズが混ざったようなもので、実際に嗅いだことが
ある人は「リアルなにおいである」と評価している。どんな場所にどんな目的で使えば良いのかわからないが、ピザ好きが付けたら
ちょっとしたネタになりそうである。

こちら海外の通販サイト『DEMETER(デメテル)』にて実際に購入することができる。1オンスだと20ドルだが、2分の1というサイズで
も販売されている。

実際に購入した人のコメントを一部抜粋。
・あなたはピザを注文しなくてもピザを嗅ぐことができる。イタリアの婆ちゃんちの台所みたいな。快適なお部屋の香りになるよね。
・私は試しに1/2オンスを注文、チーズとトマトソースの驚き。香りが非常にいいっすわ。

と購入者は絶賛である。

2014.02.05 17:15 ガジェット通信
http://getnews.jp/archives/509111

1328とはずがたり:2014/02/05(水) 21:35:22

ドイツ:ビール王国危機 販売量が過去最低
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140201k0000e030246000c.html
毎日新聞2014年2月1日(土)11:15

 【ベルリン篠田航一】ドイツ統計局は1月30日、国内の昨年のビール販売量が、東西ドイツ統一(1990年)以降、最低を記録したと発表した。7年連続で減少しており、「ビール王国」ドイツでビール離れが進む実態が明らかになった。

 統計によると、昨年の販売量は94億6000万リットルで前年比2%減。このうち約8割は国内市場で消費された。

 ドイツ醸造業者連盟などは販売量落ち込みの理由について、高齢化が進み、ビールを飲む若者層が減っている現状を指摘している。さらに昨冬は寒さが長期化したうえ、冷夏だったことから消費者が屋外でビールを楽しむ機会が少なかった気候的要因も挙げている。

 ドイツでは1516年制定の法律「ビール純粋令」が今も残り、ビールは「麦芽、ホップ、酵母、水」のみで造ると定められているため、コーンスターチやコメを混ぜない製法が一般的だ。同連盟は国内消費が落ち込む中でドイツ特有の「純粋なビール」が米国や中国で人気を得つつあると分析しており、「勇気づけられる傾向だ」と外国市場での伸びに期待を寄せている。

 2012年の各国の1人当たりのビール消費量は、チェコが1位で年間145リットル。次いでオーストリア、ドイツの順となっている。

1329とはずがたり:2014/02/05(水) 21:36:35
>>1327
どっちかゆうたら発明スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1162819896/l50系のネタですなw

1330とはずがたり:2014/02/11(火) 08:27:11

サントリー食品が山梨の天然水工場を増強 70億円かけて生産能力2割アップ
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140210547.html
産経新聞2014年2月10日(月)16:17

 サントリー食品インターナショナルは10日、天然水南アルプス白州工場(山梨県北杜市)のミネラルウォーター生産ラインを約70億円かけて増設すると発表した。堅調な需要と宅配事業の拡大に対応、現在年間5千万ケースの生産能力を来春までに6千万ケースへと20%引き上げる。

 「サントリー天然水」は鳥取、熊本両県の工場(年産計2100万ケース)もフル操業が続き、容器詰めを外部に一部委託している。5月には、3大都市圏で展開している宅配事業を沖縄を除く全国に広げる計画で、大型消費地に近い工場の増強を決めた。今年は前年比6%増、7930万ケースの販売を目指す。

 ミネラルウォーターの今年の市場規模は、矢野経済研究所によると0.4%増の2490億円(出荷額ベース)となる見込み。

1331とはずがたり:2014/02/11(火) 23:34:05
やりますなぁ,CJ第一製糖。競争こそ活力の源泉,両社ともに頑張って欲しいところ。

味の素 韓国食品大手の攻勢受け苦戦
今14年3月期の営業利益は二ケタ減益に
http://toyokeizai.net/articles/-/30508
田嶌 ななみ :東洋経済記者 2014年02月11日

「この消耗戦は味の素が降参するまで続くのでは」と味の素幹部は想定以上に長引く基幹事業の低価格競争に疲労の色を浮かべている。

食品大手、味の素の今2014年3月期の営業利益は610億円程度(前期比約14%減)に落ち込みそうだ。12年10月に子会社カルピスを売却したことによる今上期の収益剥落(前上期の営業利益には48億円寄与)は織り込んでいたものの、バイオファイン事業の飼料用アミノ酸の相場が大幅下落したことが想定外だった。

基幹事業の一つで想定外の利益縮小

この背景には韓国食品大手・CJ第一製糖との熾烈な価格競争がある。

飼料用アミノ酸とは、牛豚鶏などの一般飼料に不足しがちな必須アミノ酸を補うために配合されるアミノ酸だ。これによって、飼料効率の改善や成長促進が可能となる。近年、アジアや中南米での畜肉消費量の増加、飼料設計の近代化を追い風に需要拡大が続いている。

味の素は、飼料用アミノ酸の中で最も市場規模の大きいリジン市場で世界シェア約20%を占め、業界3番手に位置する。前13年3月期にはこの事業が営業利益712億円のうち135億円を稼ぎ出した。味の素では今後も市場拡大が見込めることから、基幹事業の一つに位置付けている。

しかし業界2番手の韓国食品大手・CJ第一製糖が今期に入り値下げによる販売攻勢に打って出たことで、相場が大幅に下落。14年3月期第3四半期期間(13年10月〜12月)の市場価格は前年同期比3割減となった。味の素は価格競争を余儀なくされ、販売数量・販売価格ともに落ち込んだ。飼料用アミノ酸事業の第3四半期期間の営業利益は赤字に転落し、通期では100億円以上の減益と利益が縮むことが予想される。

このような状況を受け、味の素は13年11月の中間期決算発表で営業利益を下方修正しているが、第3四半期決算発表ではとりあえず、業績予想の修正は行っていない。しかし、相場はさらに下落していることから、減益幅の拡大は必至。現在の会社側の営業利益通期予想680億円達成はきわめて困難な状況といえる。

注目される次期中期経営計画での巻き返し策

ただ、味の素は2月21日に「2014-2016中期経営計画」の発表を控えている。今14年3月期の業績予想は次期中期計画の前提となるため、おそらく、21日の中計発表と同時かその前に、今期の業績予想の下方修正が発表される可能性が高い。

「2011-2013中期計画」では当初2013年の売上高1兆3660億円、営業利益870億円を目標としていた味の素。目標達成に向けこの3年間、コア事業領域とする「調味料・食品」と「先端バイオ・ファイン」関連に経営資源を集中してきた。カルピス譲渡もその一環だ。一方で、海外展開に関してはM&Aや合弁設立などを積極的に行い、順調に海外売上高を伸ばしている。だが、思わぬところで足をすくわれた格好。次期中計でどんな対抗策を打ち出すのか。

1332とはずがたり:2014/02/14(金) 20:13:11

アクリ群馬工場 今月末に 派遣社員23人の契約解除
http://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2014021402000168.html
東京新聞2014年2月14日(金)08:10

 アクリフーズ群馬工場(大泉町)で起きた冷凍食品への農薬混入事件で、アクリ社が今月末で群馬工場の派遣社員二十三人の契約を解除する方針を固めたことが分かった。派遣社員が行っていた冷凍食品の回収作業が一段落したのが要因とみられる。群馬工場の再稼働は四月以降の見通しだが、他の従業員の雇用が維持できるかが焦点となってきた。 (菅原洋)

 関係者によると、アクリ社は冷凍食品六百四十万パックの回収作業中で、回収率は今月四日現在で約八割。回収作業に当たってきた派遣社員の雇用はこれ以上維持できないと判断したとみられる。

 アクリ社は契約している複数の派遣会社を通じて本人に打診。これまで派遣社員の契約は短期間の更新を繰り返していた。

 群馬工場の従業員は昨年十二月一日現在で計二百九十四人。社員が六十四人、契約社員百九十四人、パート十一人、派遣社員二十五人だった。

 事件をめぐっては、アクリ社の田辺裕社長が六日に県庁を訪問。田辺社長は四月一日にアクリ社がグループの他社と合併することに触れ、「四月に人員整理の予定はないが、その後の工場再稼働時はまだ分からない」と明言を避けていた。三月末が契約期限の契約社員も多いが、合併時点では、今回の契約解除の対象の派遣社員を除く従業員のリストラはないという。

 一方、事件の影響でアクリ社のもう一つの製造拠点、夕張工場(北海道夕張市)は一、二月の生産量が当初計画より半減する見込み。このため、一月に約十日間、約二百四十人いる従業員の大半を交代で自宅待機させた。

 群馬工場も再稼働した場合でも、事件以前の生産量を維持するのは難しいとみられる。

1333とはずがたり:2014/02/16(日) 00:10:24

サントリー食品、初の通期決算は2桁の増収増益に トクホ飲料など好調で
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140215522.html
産経新聞2014年2月15日(土)08:57

 サントリー食品インターナショナルが14日発表した平成25年12月期連結決算は、トクホ(特定保健用食品)飲料などの販売好調で、最終利益が33.4%増となるなど2桁の増収増益となった。昨年7月の東証1部上場後の初の通期決算は好調な滑り出しとなった。

 売上高は前期比13.0%増の1兆1213億円とした。営業利益は24.4%増の727億円、最終利益は311億円だった。

 売上全体の6割強を占める国内飲料事業で、10月発売の「伊右衛門 特茶」が計画を大きく上回ったほか、炭酸天然水「スパークリング」の投入も寄与し、部門利益を3割近く伸ばした。

 今期の業績予想は、売上高が12.4%増の1兆2600億円、営業利益が16.9%増の850億円、最終利益は12.2%増の350億円と2年続けて2桁増収益を狙う。鳥井信宏社長は「高付加価値、高単価の商品に注力する」とし、トクホ飲料の売り上げを5割伸ばす計画を会見で説明した。

 また昨年約2100億円で取得した英飲料事業をめぐっては「今期は(さらなる買収より)事業の統合に集中したい」と述べた。

1334とはずがたり:2014/02/17(月) 23:01:19

立ち往生ドライバーに「好きなだけパン持ってって!」 山崎パン運転手の英断に賞賛の声
http://www.j-cast.com/2014/02/17196900.html
2014/2/17 10:15

甲府市で観測史上最多の積雪を記録するなど、大雪の影響を受けた山梨県では、各地の道路で車が立ち往生するなどの被害が発生している。
そんな中、製パン大手・山崎製パンのトラックドライバーの「神対応」がネット上で話題になっている。動けなくなったドライバーに、積み荷のパンを大盤振る舞いしたようだ。
「山崎パン偉い」「リアルアンパンマンあらわる」
「昨日、ヤマザキパンさんのドライバーの方に差入れ頂きました。『好きなだけ持ってってよ!』と。今は談合坂SAで規制解除待機中、大事な食事となっております。ありがとうございました。」
2014年2月16日、山崎製パンのトラックからパンの入ったケースを下ろし、人に配っている写真とともに、こんなツイートが投稿された。

このツイートが約24時間で1万9000回近くリツイートされ話題になった。「山崎パン偉い」「リアルアンパンマンあらわるw」「ヤマザキパンマンかっけー」など、ドライバーの英断をたたえるツイートがあふれた。
ほかにも、
「ヤマザキパンネ申だは!談合坂SAでパン貰った 周りのトラックの運ちゃんも手伝ってパン配ってた!これからはヤマパンしか食べない(原文ママ)」
「雪で閉ざされた中央道、談合坂SAでは居合わせたヤマザキがパンを配給。すた丼と蕎麦瓦屋が食料無料提供。スタバの店員さんはテイスティング講座を開いて娯楽を提供。あたたかい。皆本当はストレスフルで、ほっと和みます。一刻も早いインフラ回復を。」
など、パンを配られた人が続々と報告のツイートをしている。山崎製パンのドライバーをはじめ、各々の気遣いが、現地の人々の心を温めているようだ。

山崎製パン配送車、機転…無料で菓子パン提供
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140217-OYT1T00495.htm?from=ylist

 山崎製パン(東京都千代田区)によると、雪で通行止めになった中央道や国道で、複数の配送トラックが立ち往生した。

 山梨県上野原市の中央道談合坂サービスエリアなどでは、配送車の運転手が、立ち往生して動けない他の車のドライバーに、積んでいた食パンや菓子パンを無料で提供したという。

 運転手の機転のきいた判断に、同社には感謝の声が寄せられているというが、広報・IR室は「長野、山梨県などのスーパーやコンビニへの納品ができない状況が続いている。迂回ルートを検討するなどし、一刻も早く配送できるよう努力したい」と話している。

(2014年2月17日12時00分 読売新聞)

1335名無しさん:2014/02/18(火) 12:51:38
"謎深まる天ぷらラーメン 裏メニュー、今や人気 新潟"

新潟県新発田市役所の食堂で見たことのないメニューを目にした。
「天婦羅(てんぷら)ラーメン」。天ぷらそばの間違いかと思って頼んでみると、
しょうゆラーメンの上にエビの天ぷらがのっていた。「味の未体験ゾーン」をさまよいながら、
天ぷらラーメンの由来を取材していくと、さらなる謎が待ち受けていた。

ある市職員の情報をもとに、月岡温泉街の天ぷら屋「川柳」に入ると、天ぷらラーメンがあった。
店主の川上美雄さん(65)は「お客さんに頼まれて作ったのが始まりで、冬場はベスト3に入る人気。
35年前の開店当初から売ってます」と話す。県外から食べに来る人もいるという。

天ぷらといえばそば屋。端緒を何かつかめればと期待して、市中心街で1932年に創業した
老舗そば店「千代田そば店」を訪ねた。すると、店主の斎藤健治さん(67)が
「40年ほど前に常連のお客さんが『ラーメンに天ぷらのっけて』と言って始まり、
当初は裏メニューだったけど、いまは人気メニューです」と言って、天ぷらラーメンを出してくれた。

(以下ログイン必要記事)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20140202000947_commL.jpg
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20140202000940_commL.jpg
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20140202000952_commL.jpg
2014年2月3日07時45分
http://www.asahi.com/articles/ASG1T412ZG1TUOHB00F.html

1336とはずがたり:2014/02/22(土) 16:36:31

味の素が新中期経営計画 16年度5割営業増益目指す
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20140221011.html
フジサンケイビジネスアイ2014年2月22日(土)08:21

 味の素は21日、2014年度から3年間の中期経営計画を発表した。営業利益は13年度見込みと比べて47%増の910億円の達成を16年度に目指す。事業基盤が強いASEAN(東南アジア諸国連合)地域を中心に食品事業を拡大し、独自のバイオ技術を活用した再生医療関連の素材にも注力する。

 中計は20年度までに食品メーカーの世界トップ10に入ることを照準に定め、各事業の成長を加速させる内容となっている。3年間で70億円のコスト削減を図り、16年度の売上高営業利益率は13年度見込みと比べて2ポイント増の8%に高める。

 成長の牽引(けんいん)役となる海外事業は、主要戦略としてインドネシアやベトナム、ブラジルなどの重点5カ国で冷凍食品やローカル調味料などの新規分野に参入し、事業規模を拡大。これらの周辺国への展開も並行して加速させる。

 また、再生医療への活用が期待されるiPS細胞(人工多能性幹細胞)用の培養液など、バイオ技術を活用した医薬・健康分野に新事業として取り組み、収益化を目指す。

 例年なら100億円超の営業利益を稼いでいた家畜飼料用アミノ酸は、中国や韓国メーカーとの競争激化で価格が下落し、13年度は利益がゼロに落ち込む見込み。事業の立て直しが課題となっており、今後は水産やペットなどに特化した独自商品にも力を注ぎ、汎用(はんよう)品に依存しない利益構造を目指す。

 都内での会見で、伊藤雅俊社長は「全事業でスペシャリティを追求し、利益の質を高める」と述べた。

1337とはずがたり:2014/02/22(土) 23:01:35

2014.2.7 14:54コメント
エースコックがミャンマーで即席麺を現地生産へ 3年後めど工場
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/140207/ecn14020714560016-n1.html

 エースコック(大阪府吹田市)は7日、2017年をめどにミャンマーに袋入り即席麺の現地工場を建設すると発表した。今年3月にも最大都市ヤンゴンに支店を開設する。市場への本格参入に向けて調査や販路の開拓を進める。

 ミャンマーは人口6500万人。経済成長を続けており、即席麺の需要が伸びると見込んだ。工場の生産能力は年間約3億食を予定している。工場建設などにかかる投資総額は10億円規模。エースコックのほか丸紅や現地企業が出資する。

 エースコックは現在、ミャンマーにベトナムの生産拠点から即席麺を輸出している。東南アジアは袋入りが主流となっている。

1338とはずがたり:2014/02/23(日) 12:10:09

2014.1.17
日清と明星が即席麺の賞味期限を延長 カップ麺は6カ月に延長
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/140130/ecn14013015590031-n1.html

 即席麺最大手の日清食品とグループ会社の明星食品は30日、カップ麺の賞味期限を従来より1カ月長い「製造日から6カ月」に、袋麺は2カ月長い「8カ月」へと、それぞれ延長すると発表した。業界団体が昨年改定したガイドラインに準じ、4月1日から実施する。

 約60社の加盟する日本即席食品工業会が、昨年10月まで1年余りかけて包装技術の進歩などを検証、「賞味期限の1〜2カ月間延長が可能」と結論付けた。日清は「食品ロスの削減とともに、防災備蓄食としての役割が高まる」と期待しており、今後、他メーカーも延長に踏み切る見込み。


2013.10.14 19:30コメント
「食品ロス」減らしで、賞味期限延長見直しの動き
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/131014/ecn13101419320008-n1.html

 まだ食べられる食品が廃棄される「食品ロス」を減らすため、賞味期限を見直す動きが広がっている。食品メーカー各社が、期限延長のための技術開発に取り組んでいるほか、食品ロスの一因ともいわれる流通業界の慣習を見直す動きも出ている。ロス低下は利益率改善につながるだけでなく、東日本大震災を機に高まる備蓄需要も開拓できるとあって、業界の垣根を越えた広がりを見せている。

 即席めんメーカーなどで構成される日本即席食品工業協会は8日、来春をめどに即席めんの賞味期限を延長すると発表した。包装材の技術改良が進み、賞味期限を延ばしても品質が維持できることを確認したという。現在6カ月が主流の袋めんは8カ月、カップめんは5カ月から6カ月に延長される見通しだ。

 メーカー各社も同様の技術革新に余念がない。江崎グリコは24年、温めずに食べられるレトルトカレーの賞味期限を2年から3年の延長に成功。ハウス食品も今年、ゼリータイプの調味料の包材を遮光タイプに変更し、賞味期限を9カ月から1年に延長した。

 国内で年間500万〜800万トン発生しているとされる食品ロス削減のため、食品流通業界の慣習にもメスが入る。

 メーカーや卸は製造から賞味期限の最初の3分の1の期間内に小売りに納品することが求められる。この「3分の1ルール」と呼ばれる慣習を見直すため、流通や卸、食品メーカーで構成されるワーキングチームが昨秋に発足。賞味期限が2分の1残った商品まで納入できるよう緩和する実証実験を進めており、年内にも中間報告をまとめる方針だ。

 流通経済研究所の石川友博主任研究員は「納品期間を過ぎて卸から返品された商品やメーカーから出荷できないまま納品期間が過ぎた商品が廃棄につながる。廃棄が減れば、メーカーの利益率改善につながる」と意義を強調する。

 一方、国の中央防災会議が南海トラフ巨大地震対策の最終報告書で「家庭で1週間分以上の備蓄」を求めるなど、防災食の需要が高まっている。今年2月に賞味期限1年を延長したカゴメの缶入り野菜ジュースは4〜9月の販売数が前年同期比2倍になったという。即席めん最大手の日清食品も「家庭で保存できる期間が伸び、防災食としてニーズが高まる」(広報担当者)と話し、需要創出効果に期待している。

1339荷主研究者:2014/02/23(日) 18:48:33

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402070004/
2014年2月7日 神奈川新聞
キリンビール横浜工場、ビールから「総合飲料」へ/神奈川

「総合飲料工場」へかじを切ることになったキリンビール横浜工場=横浜市鶴見区

 キリンビール横浜工場(横浜市鶴見区)がビールの大量生産工場から、「総合飲料工場」へかじを切る。約40億円を投じ、缶酎ハイやカクテルなどRTD(Ready to Drink)と呼ばれるジャンルも製造できる設備を導入、7月から本格稼働する。若者のビール離れなどを背景に市場が縮小傾向にある中、研究開発から製造・物流まで一貫した体制で多様化する嗜好に対応、「新たな価値を創造する」としている。

 首都圏の主力工場としてビール・発泡酒・新ジャンルの製造を手掛けてきた同工場。大規模な設備投資は1991年に実施したリニューアル以来という。「個別商品への対応ではなく、継続してさまざまな商品・新たな価値を生み出すプラットフォームの構築」が狙いと、同社は説明する。

 RTDの製造調合設備のほか、果汁発酵、ビール類の小規模醸造ができる設備も新たに導入する。ビールとRTDの両方を製造するのは、キリングループで初の試みという。工場の生産能力自体は、変わらないとしている。

 新設備は5月に試運転を行い、7月から本格稼働予定。第1弾として、リンゴ果汁などを原材料とする「キリン ハードシードル」の展開エリア拡大に伴い、同工場でも製造を始める。

 箕浦直哉工場長は「グループの総力を結集し、皆さんにワクワクしていただけるような商品を提供していきたい」と話している。

1340とはずがたり:2014/02/24(月) 08:19:52
>>1336>>1331

2013.11.6 16:20
味の素、海外好調もカルピス売却で減収減益
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/131106/ecn13110616210034-n1.html

 味の素が6日発表した2013年9月中間連結決算は売上高が前年同期比3.7%減の4870億円、営業利益が同20%減の295億円、最終利益が同46%減の221億円で減収減益だった。12年10月にカルピス株式を売却し連結対象から外れたことで、カルピス社分の売り上げが減少したことが響いた。

 国内食品事業は「クックドゥ」などの家庭用調味料が好調だったが、カルピス株売却による減収や原材料価格の高騰で減収減益。海外食品事業は主力の調味料「味の素」のほか即席麺などの販売も好調で、増収増益となった。

 同日、14年3月期の連結業績予想を修正し、営業利益を当初予想から70億円少ない前年比4.5%減の680億円、最終利益が当初予想から10億円少ない前年比0.8%減の480億円になるとした。一方、売上高は海外食品事業の好調などから当初予想から130億円増え、前年比4.8%増の1兆320億円とした。

1341とはずがたり:2014/02/27(木) 19:23:51
コカ・コーラ120→130円に 4月増税時に値上げ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASG2W2R0LG2WULFA001.html
朝日新聞2014年2月27日(木)09:54

 清涼飲料最大手の日本コカ・コーラグループは、自動販売機で売る一部の飲み物を4月の消費増税にあわせて10円値上げする。缶入りの炭酸飲料「コカ・コーラ」(350ミリリットル)は120円から130円になる。値上げは1998年春に110円から120円にして以来、16年ぶり。

 自販機では1円単位の値上げができない。すべての商品を10円値上げすると、増税分よりも値上げ幅が大きくなってしまうので、一部の商品はいまの120円に据え置く。自販機の商品全体として増税する「3%分」を上乗せする。

 飲料各社は「増税分を適切に転嫁する」(キリンビバレッジ)などとしており、一部商品の10円値上げで足並みがそろう見通し。

1343名無しさん:2014/03/05(水) 21:07:05
セブンイレブンのセルフ式ドリップコーヒー、4億5000万杯を突破

 セブン-イレブン・ジャパンが2013年1月末より導入を開始した、店内のオリジナル専用機器で提供するセルフ式の
ドリップコーヒー「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」の累計販売数が、2月末時点で2013年度販売目標の4億5,000万杯を突破した。

 「セブンカフェ」は、挽きたての本格的なドリップコーヒーが手軽に楽しめると好評で、セブン-イレブンで販売す
る食料品の中で最も高いリピート購入率55%を誇っている。

 また、現在は1日1店舗当たり平均100杯の販売数で推移するなど、販売開始からわずか1年で大ヒット商品となった。
価格は、レギュラーサイズがアイスコーヒー/ホットコーヒーともに100円。ラージサイズがアイスコーヒー180円、ホットコーヒー150円。

 同社は当初、「セブンカフェ」の2013年度販売目標を3億万杯に設定していたが、昨年5月の時点で4億5,000万杯に引き上げていた。

ソース:http://www.narinari.com/Nd/20140324993.html
http://www.narinari.com/site_img/photo2/2014-03-05-111044.jpg

1345とはずがたり:2014/03/12(水) 21:00:29

「伊右衛門」「ボス」好調でサントリー過去最高益 佐治社長「3月で退任しない」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140217/wec14021715420003-n1.htm
2014.2.17 15:39 [westナビ]

 サントリーホールディングス(HD)が17日発表した平成25年12月期連結決算は、最終利益が前期比約5・3倍の1955億円となり、過去最高を更新した。子会社のサントリー食品インターナショナルが東京証券取引所に上場し株式を売却したことで、特別利益を計上した。

 佐治信忠社長は記者会見で、自らの進退について「3月で社長を退任することはない。現時点で将来の人事に言及することは避けたい」と述べた。

 売上高も2兆402億円と過去最高。景気の回復に伴って個人消費が持ち直し、茶飲料の「伊右衛門」や缶コーヒーの「ボス」など主要ブランドを中心に好調だった。ビール事業は国内全体の市場が振るわない中、主力の「ザ・プレミアム・モルツ」などの健闘で、過去最高の販売数量となった。

1348とはずがたり:2014/03/27(木) 14:46:38
泡盛出荷量減 歯止めかからず
http://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-24371807.html
沖縄タイムス2014年3月27日(木)06:52

 県酒造組合(玉那覇有紹会長)が26日発表した2013年の泡盛総出荷量(30度換算)は前年比2・2%減の2万674キロリットルとなり、9年連続で減少した。若者のアルコール離れや実体経済の回復感が乏しい中、県内と県外への出荷量がともに落ち込んだ。又吉良秀専務理事は「全国的にも酒類業界はかなり厳しい状況。泡盛業界が一丸となり、知恵を出し合って難局を乗り越えたい」と述べた。
 泡盛総出荷量は、焼酎ブームや沖縄ブームを背景に2000年ごろから急速に伸長したが、04年をピークに減少が続いている。総出荷量はピーク時に比べ、25・3%減少。そのうち県内出荷量は18・1%、県外出荷量は50・1%落ち込んだ。
 又吉氏は、県内出荷量の減少に歯止めがかからないことに、「強い危機意識を持っている。状況を厳しく受け止め、施策に取り組みたい」とした。
 次年度から観光客需要を喚起するため、観光業界の職員を対象にした泡盛講習会を開くほか、国際ターミナルビルでの泡盛販売や試飲会の開催などを検討している。
 出荷量は県内向けが2%減の1万7555キロリットル、県外向けは3・5%減の3119キロリットル。製造量は2・3%減の2万1257キロリットルだった。

1351とはずがたり:2014/04/04(金) 20:11:06
日清オイリオ、ごま油など値上げ
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/industry/fbi20140403023.html
フジサンケイビジネスアイ2014年4月4日(金)08:21

 日清オイリオグループは3日、原料価格の高騰などを受け、ごま油やサラダ油などの出荷価格を今月10日出荷分から値上げすると発表した。ごま油の改定幅は「20%以上」としており、家庭用の「日清純正香りひき立つごま油」は、店頭小売価格が390円前後となる見通し。また、サラダ油やキャノーラ油などの食用油は「1キログラム当たり20円以上」の改定で、業務用の1斗缶入りサラダ油の場合「最終価格が8%前後上がる」(広報)見込み。

日清オイリオ、食用油値上げ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-140403Y322.html
時事通信2014年4月3日(木)16:39

 日清オイリオグループ〈2602〉は3日、食用油を10日納入分から値上げすると発表した。大豆などが高騰しているためで、家庭用は1キログラム当たり20円以上引き上げる。業務用は一斗缶(16.5キログラム)当たり300円以上、加工用は1キログラム当たり20円以上の値上げとなる。

1354荷主研究者:2014/04/13(日) 10:47:45

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20140329/1548869
2014年3月29日 下野新聞 朝刊
旧ヨックモック今市工場跡に進出 日本チョコ協同組合 3年後の操業開始目指す

 組合加盟のチョコレート菓子メーカー32社に原料チョコレートを製造・販売する「日本チョコレート工業協同組合」(東京都板橋区、藤縄利康理事長)が、日光市小代の菓子製造業旧ヨックモッククレア今市工場跡地に製造工場を移転し進出することが28日、同市産業環境部などへの取材で分かった。市によると、同組合は跡地約2〜3ヘクタールの購入などを既に決めており、2017年の操業開始を目指すという。

 同組合は中小企業等協同組合法に基づき1949年に設立された。共同出資による共同生産加工で原料を製造し、ヨックモッククレアやモロゾフ、メリーチョコレートカムパニーなど加盟32社に供給している。従業員は36人(13年3月末)、売上高は41億円(12年度)。

 日光市などによると、同組合は施設の老朽化や周囲の住宅化などを考慮し板橋区にある工場の移転を検討。旧ヨックモッククレア今市工場が同市土沢へ移転し11年3月から日光工場として操業を開始したことに伴い、整地された旧工場跡地を候補地の一つにして選定を進めてきた。

 下野新聞社の取材に同組合は「担当者が不在で詳細はお答えできない」としている。

 日光市の斎藤文夫市長は「小代地区への企業立地は、雇用の確保や地域産業の活性化につながる。市内への企業誘致に全力で取り組んでいきたい」とコメントした。

1355荷主研究者:2014/04/13(日) 12:43:22

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/03/12-14975.html
2014年03月12日 化学工業日報
太洋化学工業 リン酸塩 福島から長野・佐久に移転

 太洋化学工業(東京都江東区)は、長野県佐久市に食品添加物のリン酸塩製造工場を新設した。これまで福島工場(福島県楢葉町)でリン酸ナトリウムなどの生産を行っていたが、東日本大震災にともなう東京電力福島第1原子力発電所の事故により、工場全域が警戒区域内となり操業不能状態が続いていた。新たな中核工場と位置付ける佐久工場で、早ければ5月中にも本格的に生産を開始する予定。

1356荷主研究者:2014/04/20(日) 00:16:41

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20140406/CK2014040602000042.html
2014年4月6日 中日新聞
《茶況》緑茶飲料生産2年連続増

 全国清涼飲料工業会によると、2013年の緑茶飲料の生産量は前年比5・5%増の243万6900キロリットルで2年連続で増えた。販売金額は2・6%増の3848億円と2年連続で増加した。関係者は特定保健用食品の商品が新発売され、商品のリニューアルも多くメーカーの戦略が効果的だったと増加要因を指摘した。

 ミネラルウオーター類は前年比2・8%増の286万5300キロリットルで13年連続の増加。金額は6・1%増の2228億円。紅茶飲料は7・4%減の101万4200キロリットルで3年連続で前年割れ。金額は17・4%減の1782億円で3年連続の減少となった。ウーロン茶飲料は4・2%減の71万1600キロリットルで金額は10・6%減の1026億円となった。

 清涼飲料全体は前年比2・4%増の2023万2200キロリットルで、4年連続で過去最高を更新。金額は0・9%増の3兆6678億円だった。

(松本利幸)

1357荷主研究者:2014/04/27(日) 20:07:24

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20140411/CK2014041102000181.html
2014年4月11日 東京新聞
サントリー利根川工場 生産能力2割増強

スピードアップを図るため、新設したラインの充てん機。1分間で2000缶生産できる=千代田町で

 サントリー利根川ビール工場(千代田町)で、新たなビール製造ラインがお披露目された。価格帯の高い「ザ・プレミアム・モルツ」や第三のビール「金麦」が好調で、生産能力を二割高めた。

 新たな製造ラインは一分間で二千缶を生産でき、従来の二ラインと合わせ、年間の生産能力は一・二倍に増強。工場内の配送センターに鉄骨二階建ての倉庫を新設し、倉庫面積も二割増しにした。

 原料の麦芽をより多く搬入できるようコンテナ棟も改修。小規模冷却システムを導入し、省エネ化も図った。

 利根川工場は一九八二年から、北関東や東北など東日本向けにビールなどを製造。十年連続で年間の販売数量が最高を更新しているモルツ人気を追い風に、二〇一二年一月から二年間、全工程の増設工事に取り組んだ。総事業費は計約五十億円。

 内覧会には、地元自治体や協力会社の関係者ら約百三十人が参加。高岡成介工場長は「新しい工場のモデルになれば。これからも最高の品質を追求したい」と話していた。 (美細津仁志)

1358荷主研究者:2014/04/27(日) 20:08:09

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140408/news20140408682.html
2014年04月08日(火)愛媛新聞
プライムデリカ新居浜工場稼働 1日最大15万食製造

【写真】プライムデリカ新居浜工場でサンドイッチの食材を盛り付ける従業員=7日午後、新居浜市東田2丁目

 コンビニエンスストア大手セブン−イレブン向け食品を製造するプライムデリカ(相模原市)の新居浜工場(愛媛県新居浜市東田2丁目)が7日、稼働を始めた。8月にもフル稼働予定で製造能力は1日最大約15万食。商品は四国全域の店に並ぶ。

 同社によると、工場従業員は社員41人、パート320人。調理パンを皮切りに、総菜や和洋菓子、サラダなどを順次製造する。

 工場は24時間稼働で、安全管理を徹底。出勤時に従業員の体調を確認し、異物混入を防ぐため現場内は私物持ち込みを禁止。モニターカメラで不審な動きがないか記録する。

 7日はサンドイッチやロールパン計7種類を製造した。

1359とはずがたり:2014/05/01(木) 10:33:40

サントリーが米ビーム社の買収完了 蒸留酒世界3位に
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140501501.html
産経新聞2014年5月1日(木)09:17

 サントリーホールディングス(HD)は1日、「ジムビーム」などのブランドを持つ米蒸留酒最大手ビームの買収手続きが完了したと発表した。ビーム社の社名を「ビームサントリー」に変更し、HDの直下にぶら下げる。買収金額は158億ドル(約1兆6千億円)。蒸留酒事業では世界3位に浮上し、同分野で首位の英ディアジオ、2位の仏ペルノ・リカールの追撃を図る。

 佐治信忠社長は「新会社が世界市場で大きく飛躍することを確信する。ビームもサントリーの『やってみなはれ』と共通するスピリットが流れており、大きな原動力になる」とコメントした。

 ビームサントリーは、ビームの本社がある米イリノイ州に置き、ビームのマット・シャトックCEO(最高経営責任者)が、会長兼CEOに就任する。サントリーからはHDの鳥井信吾副社長、サントリー酒類の相場康則社長らが取締役に就く。

 さらに今年末までに、サントリー酒類を、蒸留酒を取り扱うスピリッツ事業部、ビール事業部に再編。スピリッツ事業部をビームサントリーの傘下に置く。ビール事業会社はHDの直下とする。

 今後、新興国での事業強化やサントリーの「山崎」などの主力ブランドをビームの販路を活用し、海外での販売を拡大させる。

1364とはずがたり:2014/05/26(月) 11:51:26
堅実を旨とする愛知県の企業には珍しいが。。

2014年5月23日 9:00更新
なぜ「味ぽん」はパスタソースを買収したのか 創業210年、初の中埜家以外のトップが世界に挑む
http://money.jp.msn.com/news/toyokeizai-online/%E3%81%AA%E3%81%9C%EF%BD%A2%E5%91%B3%E3%81%BD%E3%82%93%EF%BD%A3%E3%81%AF%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%92%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E5%89%B5%E6%A5%AD210%E5%B9%B4%EF%BD%A4%E5%88%9D%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9F%9C%E5%AE%B6%E4%BB%A5%E5%A4%96%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%80-1

 「味ぽん」を主力商品とするミツカンホールディングス(愛知県半田市)は5月22日、世界的な食品大手ユニリーバからバスタソースブランド「ラグー」「ベルトーリ」を2000億円を超える金額で買収すると発表した。創業210年の老舗は、創業家以外から初の社長を就任させる体制刷新を図ったばかり。大胆な改革でグローバル企業への脱皮を進めるという。

買収ブランドの年商6億ドル

 「ラグー」は北米の家庭用パスタソースとしてシェア25%のトップブランド、高価格帯商品の「ベルトーリ」はシェア8%で全米4位、両ブランド合わせた売上高は約6億ドル(2013年)に上る。

 日本ではなじみが薄いが、パスタやパンが主食のアメリカの食卓ではパスタソースが欠かせず、特にヒスパニック系のアメリカ人向けに今後も需要拡大が見込めるという。ミツカンはユニリーバの子会社、米コノプコ社が保有するケンタッキー州とカリフォルニア州のソース工場などを含めたブランド事業を、21.5億ドル(約2150億円)で譲り受ける契約を21日に結んだ。

 イギリス、オランダを本拠とするユニリーバは、日本では石けんやシャンプーのイメージが強いが、クノール(日本では味の素グループがライセンス生産)や紅茶のリプトンをはじめ、食品を中心に400以上ものブランドを抱える。ただし、近年はその整理統合が図られており、今回の売却もその戦略の一環。ユニリーバ北米本社はミツカンとの契約について「われわれの食品事業の焦点をよりはっきりさせるためのものだ」とコメントしている。

 一方のミツカンは半田市の造り酒屋だった初代中野又左衛門が、江戸後期の1804(文化元)年に分家独立して粕酢を造ったのが始まり。戦後はいち早くびん詰めの生産ラインを導入、1964(昭和39)年に発売した「味ぽん」が大ヒットして全国に名をとどろかせた。

 その後は多角化を進め、「おむすび山」や「追いがつおつゆ」「五目ちらし」などのヒット商品を量産、2000年以降は「金のつぶ」を中心とした納豆を第二の主力商品に育て上げる。

 同時に海外へも積極的に進出、アメリカの食酢メーカー、アメリカン・インダストリーの買収を皮切りに海外企業のM&Aも数多く仕掛けていた。

ミツカンは社長交代直後

 歴代トップは創業家の中野家(4代目から中埜姓)が「又左衛門」を襲名しながら引き継いできたが、2000年代の積極経営を率いてきた8代目の中埜和英氏が今月16日付で社長職を生え抜きの長谷川研治氏に譲る人事を発表。その3日後に突如開いた今回の買収発表会見には、中埜会長、長谷川社長が再びそろって臨んだ。

 中埜会長は社長人事と買収との関係を問われ、「この案件があったから人事を決めたわけではない」と苦笑いした上で、「海外比率を高めたいという思いで組織を作り上げてきて、たまたま人事と契約が重なった。私が経営に携わってから約20年で一つの区切り。企業継続という観点から次世代に正しく引き継いでいくためで、責任はすべて私がとる」と強調した。

 グループの年間売上高は1500億円規模、経常利益は昨期212億円で、2000億円の買収はかなり強気だ。資金は三菱東京UFJを主体に4行から借り入れ、グループ全体で6〜7年かけて返済する計画だという。

 「生産、物流、新製品開発などで既存事業とのシナジー(相乗)効果が期待できる。日本とアメリカの違いはあるだろうが、そこはブランド戦略をしていく企業として腕の見せどころだ」と長谷川社長。ただ、当面はアメリカでの販売が中心となり、今後のグループ売上高に占める海外比率は50%を超える見通しだ。

 地方から世界にはばたく企業の挑戦としてユニーク。しかし、パスタと酢のブレンド風味が想像できないように、その効果は未知数と言わざるを得ないだろう。

1365荷主研究者:2014/06/21(土) 16:07:15

http://www.sankeibiz.jp/business/news/140510/bsc1405100500001-n1.htm
2014.5.10 05:00 Fuji Sankei Business i.
味の素、仏工場の売却検討 人工甘味料生産、国内に集約

 味の素が、フランスの人工甘味料工場の売却に向けて検討に入ったことが9日、分かった。甘味料の生産は、国内の東海工場(三重県四日市市)に集約する。汎用(はんよう)的な人工甘味料は、中国メーカーなどの価格攻勢が激しく、採算が悪化。同社は高付加価値製品の強化を図るため、仏工場の売却方針を決めた。

 同社は、東海工場と1993年に稼働した仏の味の素ユーロ・アスパルテーム(グラブリン市)の2カ所でアミノ酸由来の甘味料を生産してきた。両工場で年間1万トン規模の生産能力を持つ。だが、欧米の炭酸飲料市場の低迷に加え、中国メーカーの大量生産によって、汎用品の国際的な価格が落ち込んでいる。

 このため、汎用品生産比率が高い仏工場での生産をやめ、東海工場の稼働率を上げると同時に、他の素材と組み合わせる複合甘味料や機能性甘味料の生産を強化する。現状では汎用品と高付加価値製品の売上高はほぼ同規模だが、2020年度をめどに、高付加価値甘味料の比率を7割にまで高める考えだ。味の素は16年度を最終年度とした中期経営計画を今年4月にスタートさせた。この中で同社の強みであるバイオなどの最先端技術を活用して製品の高機能化を図り、中国メーカーなどとの差別化を図る戦略を打ち出している。今回の工場売却は、中期計画具体化の第1弾と位置づけている。

1366荷主研究者:2014/06/21(土) 18:02:39

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20140516305.htm
2014年5月16日02時50分 北國新聞
ベトナム事業拡大 三谷産業、うま味調味料量産

 三谷産業(金沢市)はベトナムでの事業を拡大する。2015年3月期(今期)、現地子会社の工場を活用し、海産物を使ったうま味調味料の量産を新たに始める。東南アジアの食品メーカーなどに売り込む方針で、工場の設備増強も検討する。

 カツオのエキスなどを活用することを候補に開発を進め、三谷産業のブランドとして現地で売り込む計画。東南アジアでは食への関心が高まっており、拡販が見込めると判断した。日本でも販売する。

 ベトナム子会社はAFCP社。ホーチミン近郊の第1工場ではサプリメントなどの健康食品に使われる原料を製造し、業務提携先の焼津水産化学工業(静岡県焼津市)で最終製品化している。4月に完成した第2工場は出光興産(東京)向けで牛用の機能性飼料を生産する。

 ベトナム南部ビンズオン省の工業団地では反中デモの影響で日系企業を含む工場の操業を停止する動きが出たが、ベトナムにある三谷産業グループの工場は通常通り稼働しているという。饗庭達也社長は「注意して監視していく」と語った。今年はベトナム進出から20年の節目にあたるため、8月に現地で記念式典を行う予定である。

1368とはずがたり:2014/06/26(木) 14:24:19
さてどうなりますかねぇ〜♪

2014年06月26日 08:30ローソン新浪氏を社長に招聘したサントリー。長年の「迷い」を断ち切ることができるのか?
http://blogos.com/article/89234/

 サントリーホールディングスは、ローソン会長の新浪剛史氏を10月1日付けで社長に迎える方針を明らかにした。サントリーで創業家出身以外の人物が社長が就任するのは初めてのことになる。

 新浪氏は三菱商事を経て2002年にローソン社長に就任。海外展開を加速させるなどの実績を残したほか、政府の産業競争力会議の民間議員も務めている。
 ローソンは、今年3月から玉塚元一COOが社長に就任する人事を発表しており、会長となった新浪氏の去就が注目されていた。一部からは政治家への転身なども囁かれていたが、結局サントリーのトップ就任となった。

 サントリーは、今年5月に米国のウイスキー大手ビーム社を約1兆6500億円で買収しており、積極的な海外展開を行っている。海外展開で実績のある新浪氏を社長に迎える人事は、同社の方針に合った選択といえるだろう。
 ただサントリーには、今後の経営の方向性をめぐって、大きな「迷い」が存在している。著名な雇われ経営社を外部から招聘することで、この問題を解決できるかどうかは、まだ何ともいえない。

 サントリーは、鳥井信治郎氏が「鳥井商店」を創業後、100年以上にわたって創業家である鳥井家と佐治家が経営を行ってきた。また、外部からの干渉を嫌い、株式を上場しない方針を貫いてきたことでも有名である。
 だが日本の人口減少は同社に根本的な体質転換を迫っている。このまま縮小傾向が続く国内市場に依存していては、成長を維持することが難しく、経営体制の根本的な変革が求められている。

 当初、同社はキリンとの合併による国際展開を模索していたが、合併比率で揉め、結局、これを白紙に戻してしまった。その後、同社はホールディング傘下のサントリー食品インターナショナルだけを単独上場させるという、何とも中途半端な戦略に舵を切る一方、多額の借り入れを行い、1兆6500億円もの大金を投じてビーム社の合併に乗り出した。

 グローバルな展開は必須だが、鳥井商店としての個人経営体制は維持したいという、半ば矛盾する創業家の心情を垣間見ることができる。

 外部からの著名雇われ経営者の招聘は、こうした状況を打開するための方策のひとつと考えられる。だが、外部からの経営者招聘は諸刃の剣である。よい効果を発揮すれば企業を劇的に変革できるが、創業家とソリが合わず退任したケースも無数にある。

 幸いなことに、新浪氏にはある程度の時間がある。同社の佐治信忠会長兼社長は代表権のある会長職にとどまり、引き続き経営全体を統括する意向を示している。ビーム社を買収した直後ということもあり、大きな動きは当分はないと考えられる。新浪氏は社内の掌握を行いつつ、ビーム社のアジア展開などの指揮を執ることになる可能性が高い。

 ビーム社の運営が軌道に乗り、ホールディング本体の上場が視野に入ってくるようであれば、新浪氏の招聘には意味があったということになるが、これを判断できるのは、数年後のことだろう。

1370名無しさん:2014/07/04(金) 09:04:20
コンビニで実施されている「おにぎり100円セール」。店頭に貼ってあるポスターなどを見て、
「おっ、100円か。今日の昼飯は、おにぎりにしよう」といった経験をもつ人も多いだろう。


こうしたセールはさまざまな状況に合わせて、各チェーンが展開しているが、最近では特にセブン-イレブンの連発が目立つ。
ここ1年を振り返ってみても、セブン-イレブンは「おにぎり100円セール」を10回も行っている。

セブン-イレブンのおにぎりセール

・2014年6月14日(土)〜6月17日(火)【4日間限定】
・2014年6月5日(木)〜6月8日(日)【4日間限定】
・2014年4月30日(水)〜5月6日(火)【7日間限定】
・2014年4月4日(金)〜4月8日(火)【5日間限定】
・2014年3月21日(金)〜3月25日(火)【5日間限定】
・2013年12月6日(金)〜12月10日(火)【5日間限定】
・2013年11月20日(水)〜11月24日(日)【5日間限定】
・2013年9月7日(土)〜9月11日(水)【5日間限定】
・2013年7月12日(金)〜7月16日(火)【5日間限定】
・2013年6月15日(土)〜6月19日(水)【5日間限定】

※2014年3月以前のセールについては、リンク先が削除されていました。

セールの時期に注目すると、ほとんどが長期休暇や連休に合わせて実施している。
長期休暇に行う理由として、来店動機の“後押し”挙げられる
。しかし、よーく見ると、連休どころか祭日もない6月にも実施している。
なぜこのタイミングなのかというと、梅雨時期は来店動機が低くなるので、お客さんに来店してもらう“きっかけ”をつくっているのだ。

●年中「100円セール」はできない

「おにぎりが100円」――。

お客さんにとっては、安いことはうれしいだろうが、店側にとってはどうなのか。
セールをすれば、売上1個当たりの利益は減少する。
しかし「たくさん売ればもうかるのでは?」と思っている人も多いだろう。この指摘は事実なのだが、店側の見方は少し違う。

コンビニは「100円セール」と銘打っているものの、実際は全部の商品が対象になっているわけではない。
各チェーンは「高級おにぎり」をそろえている。
例えば、セブン-イレブンでは「金のシリーズ」、ローソンでは「新潟コシヒカリシリーズ」、
ファミリーマートでは「魚沼産コシヒカリシリーズ」――これらの高級おにぎりは「対象外」というケースが多い。

「100円セール」の対象になるのは、高級おにぎり以外……つまり、安いおにぎりとなる。
ツナマヨ、サケ、梅といったおにぎりは、普段から100円、110円で販売されているので、「100円セール」になっても、これらの商品がよく売れる。
もちろん、セールを狙ってなるべく値引き率の高いモノを買う人もいるのだが、販売実績をみると、通常時のランキングと大差はない。

「100円セール」を実施すると、通常時に比べ、売り上げが約1.5倍になる。お店側にとっては、小さな値引きで大きな稼ぐことができるので“オイシイ”。
また、セール中は、値引きがされていない高級おにぎりの売り上げもアップするのだ。

このようにコンビニ事情を書いていると、「じゃあ、年中『100円セール』を行えば? そうすれば、もっともうかるはず」と、思われる人もいるだろう。
しかし、それでは、お客さんは安く感じないだろうし、そもそも年中おにぎりを食べたいわけでもない。

http://news.livedoor.com/article/detail/9004594/

1371名無しさん:2014/07/04(金) 10:38:24
流通経済研究所が提供するPOSデータ分析サービス「NPI CLOUD」によると、6月16日〜22日の
「アイスクリーム類」のPOSデータによる売上ランキング(売上高上位20)は、以下の通りとなった。
「森永 パルム チョコバー 55ml×6」の1位が続いた。
アイスクリーム類の内訳は、プレミアムアイス、ファミリーアイス、パーソナルアイスその他、その他菓子類。

1位森永 パルム チョコバー 55ml×6
2位森永 チョコモナカジャンボ
3位井村屋 BOXあずきバー 65ml×6
4位グリコ ジャイアントコーンアソート
5位赤木 ガリガリ君ソーダ 65ml×7
6位明治 エッセル スーパーカップ超バニラ
7位ロッテ 爽バニラ
8位ヨーロピアンシュガーコーン バニラ 56ml×5
9位グリコ パピコチョココーヒー
10位ハーゲンダッツ ミニカップ バニラ

http://makernews.biz/201407033065/
http://makernews.biz/main/wp-content/uploads/2014/07/20140630POS_icecream.jpg

1372名無しさん:2014/07/04(金) 13:57:38
カレーを食べれば動脈硬化を予防できる!? - ハウスが確認
http://news.mynavi.jp/news/2014/07/04/152/

ハウス食品は7月3日、広島大学・東幸仁教授との共同研究で、
カレーに動脈硬化予防で重要な役割を果たす血管内皮機能を改善する効果があることを臨床試験により確認したと発表した。

カレーには、スパイス由来の抗酸化物質が多く含まれており、高い抗酸化力が
期待できる食品の1つであることから、同社は「カレーを食べれば酸化ストレスが低減されて、
健康に良い効果をもたらすのではないか」と考え、研究に取り組んできた。
http://news.mynavi.jp/news/2014/07/04/152/images/001.jpg
研究を行うなか、同社は、血液の流れを良くし、血管を柔軟に保つことで動脈硬化を予防する血管内皮の機能に注目した。


血管の構造。血管の内側は一層の血管内皮細胞から構成されている 資料:ハウス食品

食後の血糖値の上昇で生じる酸化ストレスによって、血管内皮機能は低下し、
動脈硬化が進展することが知られている。血管内皮機能が低下すると、血管内皮細胞の隙間から
LDL(悪玉コレステロール)が血管壁に入り込んで酸化変性し、酸化LDLはマクロファージ(白血球の一種)に取り込まれ、動脈硬化巣を形成する。

抗酸化力が高いカレーを摂取することで酸化ストレスを除去することができれば、血管内皮機能を健全に保つことができると考えられる。
そこで、同社は、カレーを食べることによって、酸化ストレスによると考えられる食後の血管内皮機能低下が改善することを確認した。
試験は、4名の健康な男性(平均年齢45歳)を対象に行われた。180グラムのレトルトカレー
またはスパイスを含まないコントロール食品を200グラムの米飯と併せて摂取してもらい(計約500kcal)、
摂取前後で血管内皮機能を比較した。あわせて、全身・上腕の血行動態や各種生化学指標も測定した。

血管内皮機能を示すFMD値の結果を統計処理したところ、スパイスを含まないコントロール摂取によって、
値は5.8%から5.1%へ有意にした。一方、カレー摂取の場合、値は5.2%%から6.6%へ有意に上昇した。
さらに、カレー摂取後の値はコントロール食摂取後に比べ、有意に高いことがわかった。


カレーの単回摂取が血管内皮機能に及ぼす影響 資料:ハウス食品

今回の試験で、酸化ストレスの増大によると考えられる食後の血管内皮機能低下が、
カレー摂取後では見られず、血管内皮機能が改善することが明らかになった。

1375荷主研究者:2014/07/05(土) 15:57:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140604caai.html
2014年06月04日 日刊工業新聞
飲料各社、清涼飲料水の賞味期限表示で「年月表示」を拡大

 キリンビバレッジやサントリー食品インターナショナルなど大手飲料メーカーは3日、清涼飲料水の賞味期限の表示で「年月表示」を拡大すると発表した。2013年に飲料メーカー5社が国産水の2リットルペットボトルで表示を切り替えたが、今月から国産水に限定せず賞味期限が1年以上の商品を「年月表示」に順次移行する。国産水で顧客の理解が得られたとみて対象を拡大する。

 年月表示に移行が決定した清涼飲料水はキリンビバレッジの缶コーヒー「ファイア」、サントリー食品インターナショナルの缶コーヒー「ボス」、「サントリーウーロン茶」。この2社以外の各社も移行を検討中。年月表示により流通では商品管理が日別から月単位にでき配送や保管の効率化、廃棄ロスの削減効果もあるという。

 同プロジェクトは主に消費財流通業界の企業で構成する日本TCGFが主体となって実施。国分や三菱食品の大手卸、イオンやローソンなど大手小売業が参加している。

1376荷主研究者:2014/07/05(土) 15:58:06

http://www.sankeibiz.jp/business/news/140607/bsc1406070500005-n1.htm
2014.6.7 07:13 Fuji Sankei Business i.
希少糖 肥満予防へ広がる活用 ドレッシングなど食品400種/学校給食に導入

希少糖シロップを使ったインスタントコーヒー「ヘルシーカフェ」を紹介するノエビアの社員

 自然界にわずかしか存在しない糖の一種「希少糖」が注目されている。血糖値の上昇を抑え、肥満予防にも役立つとされ、シロップをはじめとして幅広い食品に活用。希少糖の研究・生産拠点がある香川県では学校給食にも使われ、児童らに好評だ。

 ◆「無理なく健康に」

 とろりとした透明の液体。口に含むと爽やかな甘みが広がる−。希少糖を含むシロップ「レアシュガースウィート」が人気を呼んでいる。

 使われている希少糖「D−プシコース」の甘みは砂糖の約7割だが、香川大の何森健特任教授の研究で、食後の血糖値の上昇や内臓脂肪の蓄積を抑えるといった効果が判明。幅広く使えるように、香川大と食品素材メーカーの松谷化学工業(兵庫県伊丹市)などがシロップを開発した。

 生産は松谷化学工業が担い、レアスウィート(香川県三木町)が販売している。2012年に全国発売した当初は、知名度の低さから出荷本数は月3000本程度だった。だが「昨年秋にテレビ番組で紹介されてから一気に注目を浴びて注文が殺到し、今では10万本を超える」(レアスウィートの近藤浩二社長)という。

 500グラム入りで1296円とやや高めだが、液状なので料理や飲み物に使いやすいと人気は上々。近藤社長は「日常のあらゆる場面で使ってもらい、生活習慣病予防につなげてほしい」と一段の売り上げ増を期待する。

 シロップを使った食品開発も活発だ。レアスウィートによると、約200社が菓子や焼き肉のたれ、ドレッシングなど約400種類の商品にレアシュガースウィートを活用している。調理に使う飲食店もある。

 化粧品メーカーのノエビアは今年5月、希少糖シロップを成分に使ったインスタントコーヒー「ヘルシーカフェ」を発売した。担当者は「毎日飲む嗜好(しこう)品なので、無理なく楽しみながら健康を目指せる」とPRする。

◆「甘すぎない」と好評

 学校給食に導入している地域もある。松谷化学工業のシロップ生産工場がある香川県宇多津町では2月から、小中学校など5カ所の給食で月2回程度、希少糖を活用した献立を提供している。「生活習慣病の予防には子供時代からの食生活が重要」(宇多津町教育委員会)との考えからだ。

 宇多津北小学校の給食で、砂糖の代わりにシロップを使った「新ジャガとアスパラガスのうま煮」を食べた児童からは「後味が甘すぎない」「いつもよりアスパラガスが軟らかい」と歓声が上がった。

 同校で給食を担当する栄養職員の三野葉子さんは「希少糖には魚の臭みも消してくれる働きもあるので、魚嫌いの子でも食べてくれるようなメニューを考えたい」と意欲を見せていた。

1378とはずがたり:2014/07/17(木) 20:08:03
そもそも政府が独占しているのが可怪しいように思えるけど。。

小麦粉、横並びの販売価格改定に異変
日清製粉が投じた一石の波紋が広がる
http://toyokeizai.net/articles/-/41001
鶴見 昌憲 : 2014年06月29日

「小麦粉、横並びの販売価格改定に異変 日清製粉が投じた一石の波紋が広がる | 週刊東洋経済 - 東洋経済オンライン」をはてなブックマークに追加
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日本の小麦輸入元は米国、カナダ、豪州。政府が輸入し、関税相当分を乗せて売り渡す(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロ)
自由競争の表れか、それとも業界のおきて破りか──。政府の輸入小麦売り渡し価格見直しに伴って行われる国内製粉メーカーの小麦粉の販売価格改定で、主要各社の対応が分かれた。

業界2位の日本製粉と3位の昭和産業が「7月から業務用強力粉(パン・中華麺用)は値上げ、中力粉(うどん・即席麺用)と薄力粉(菓子用)は値下げ」としたのに対し、トップメーカーの日清製粉グループ本社は「小麦粉全銘柄の価格据え置き」を打ち出したからだ。今までも改定額が各社間で若干異なることはあった。だが、値上げ、値下げの方向性がバラバラになるのは初めてだという。

営業現場も混乱

各メーカーは4月上旬の小麦価格改定発表を機に、パン、麺、菓子などの需要家と交渉を行い、7月の新価格導入に持ち込む日程だった。だが、従来と違い、大手の間で対応が異なったことが、営業現場の混乱を引き起こしている。

シェア4割を握る日清製粉が据え置きを発表した時点で、強力粉の値上げは事実上不可能になった。日本製粉や昭和産業が値上げを求めても、少しでも安価な原料を望む需要家に「日清は据え置きじゃないか」と言われれば、引っ込めざるをえない。

一方、中・薄力粉については、日清の「価格据え置き」は難航している。こちらは、ほかの2社が値下げを打ち出しており、強力粉とは逆に、日清が値下げを要求されれば受け入れる可能性が高い。

結果として、強力粉は値上げできず、中・薄力粉は値下げ、と価格下押しの圧力のみがかかった。今回の価格改定は、製粉業界にとって、いい思いができないままで終わりそうだ。特に価格交渉力が弱く、大手の動きに追随するしかない中堅製粉会社からは、値上げを放棄した日清に対して恨み言が出る。

原料は値上がり基調

そもそも小麦粉の原料になる小麦の価格は各社一律だ。小麦粉原料の9割弱を占める外国産小麦は、政府が一括購入して製粉各社に売り渡す仕組みだからだ。

政府は直前6カ月の平均買い付け価格をベースに、毎年4月と10月に売り渡し価格を変える。今年4月は強力粉に使う北米産銘柄が前回より上がり、中・薄力粉の原料となる豪州産銘柄が下がった。ただ、近年は小麦価格の上昇基調が続いており、今回も全銘柄を平均すると2.3%の上昇で、4期連続の値上げとなった。

この政府売り渡し価格を基に、従来どおり強力粉、中・薄力粉に各社が計算した利益額を上乗せすれば、販売価格の改定幅はほぼ同じ数字に着地する。その後、2〜3カ月ほどかけて各社がそれぞれの需要家に価格改定を働きかけるのが、製粉業界の年2回の決まり事であった。

日清の狙いは判然としないが、その決まり事が覆った。今回の粉価改定に関する取材要請に対して、日清は「受けられない」とするのみ。今後も日清は独自の価格改定を行うのか、それとも今回だけの措置なのか。日清の投じた一石の波紋が広がっている。

1380チバQ:2014/07/22(火) 21:31:49
保管方法がどうだったとか?加工前に検査していたのか?
とか確認するべきであって、安易に「賞味期限切れを加工したこと」=「悪」
と捉えるのは、あまりにも安易すぎる。

http://mainichi.jp/select/news/20140723k0000m020085000c.html
中国産鶏肉:「消費期限切れ」流通…マック、ファミマなど
毎日新聞 2014年07月22日 20時58分(最終更新 07月22日 21時09分)

 日本マクドナルドは22日、21日から2日間にわたり、一部店舗でチキンマックナゲットの販売を中止したと発表した。ナゲットの仕入れ先である中国の食肉加工会社「上海福喜食品」で、品質保持期限が切れた鶏肉を混入していた疑いが浮上したため。大手コンビニエンスストア、ファミリーマートも今月から販売している「ガーリックナゲット」「ポップコーンチキン」を上海福喜食品から仕入れており、22日から販売を中止。厚生労働省は、中国大使館を通じて、事実関係の確認作業を始めた。

 品質保持期限は日本の消費期限に当たり、安心して食べられる期限を示す。

 日本マクドナルドによると、国内で販売するナゲットの約2割が同社産。ナゲットはタイと中国の数社から輸入しているが、上海福喜とは2002年に取引を始め、関東・甲信越の1都10県の約1340店で販売してきた。マクドナルドは仕入れ先の切り替えを進め、23日には全店舗での販売を再開する方針だ。

 一方、ファミリーマートは今月から全国販売したガーリックナゲットのほか、東京都内などの約10店舗で試験販売していたポップコーンチキンの全量を上海福喜から調達していた。【種市房子、上海・隅俊之】

.

1381とはずがたり:2014/07/23(水) 14:03:20
根深い中国リスク 日本KFCは取引なし
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140723/biz14072310450009-n1.htm
2014.7.23 10:45

 中国の食品会社の使用期限切れ鶏肉使用問題で、食の安全をめぐる“中国リスク”が再燃する恐れが出てきた。中国では日本の消費者が被害にあったギョーザ中毒事件など食の安全に関する問題が度々発生し、取引する企業を悩ませてきた。中国の食品を取り扱う日本企業は、今回の問題をきっかけに改めて中国リスクとどう付き合うか再考が求められそうだ。(平尾孝)



 「ギョーザ中毒事件以降、中国の工場への点検などを強化しているが、それでも限界はある」

 コンビニエンスストア大手の幹部は、今回の問題がひとごとでないとの危機感を示した。その上で「賞味期限切れ問題などは起きうるリスクとして認識を強める必要がある」と強調した。

 中国企業が関わる食の安全に関する問題では、2008年に日本企業が仕入れた中国製ギョーザに有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が混入する中毒事件が発生。それ以外にも偽粉ミルクや漬物などへの農薬混入、下水道の汚水を精製したものを食用油として販売するなど、中国における食の安全問題は根深い。

 日本マクドナルドは既存店売上高が前年割れを続け、反転を目指している途上でこの問題が発覚。ファミリーマートもセブン−イレブン・ジャパン、ローソンと激しい競争を繰り広げ、大幅な商品力強化を進めていたところだった。

 この問題で販売中止を余儀なくされ、消費者からの信頼を損なう懸念もある。

 中国の食品を取り扱う日本企業にとって、食の安全について、リスクが依然として中国に横たわっていることを改めて示した格好だ。

 一方、今回問題の鶏肉を使った可能性を発表した日本マクドナルド、ファミリーマートの2社以外も、現地報道などでこの食品会社との取引がある企業として取り上げられるなどしており、イメージ悪化につながる懸念も出ている。

 中国のケンタッキー・フライド・チキンはこの会社の鶏肉を取り扱っていると現地で報じられたが、日本でケンタッキー・フライド・チキンを展開する日本KFCホールディングスは「日本では国産鶏肉を使用し問題はない」と反論。

 このほか、流通大手のイオンやセブン&アイ・ホールディングス、コンビニ大手のローソン、スーパーのライフコーポレーション、居酒屋チェーンのワタミなどもこの会社の鶏肉は扱っていないことを確認したという。

1382とはずがたり:2014/07/23(水) 14:35:48

上海衛生当局、問題商品100トンを押収 他地域も調査開始
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140723/chn14072310240002-n1.htm
2014.7.23 10:24

 上海の食品会社「上海福喜食品」が米ファストフード大手マクドナルドなどに使用期限切れの鶏肉を販売していた問題で、上海食品監督当局は23日までに、「チキンマックナゲット」や豚肉のハンバーグなどの加工品に問題があったと認定、関連商品約100トンを押収した。新華社が報じた。

 問題の鶏肉加工品を使用していたマクドナルドなどの店舗は他地域にも及んでおり、浙江省や山東省の食品監督当局も調査に乗り出した。

 また、新華社電によると、上海の食品監督当局は22日、上海福喜食品が中国国内のマクドナルドやピザハット、バーガーキングといったファストフードチェーンやセブン−イレブンなど計9社に食品を納入していたことを明らかにした。(共同)

1384とはずがたり:2014/07/25(金) 08:44:28

2014.1.18 11:23
中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140118/wor14011811310022-n1.html
【岡田敏一のエンタメよもやま話】

 年明け2日に米CNNテレビ(電子版)やロイター通信などが一斉に報じていますが、世界最大の小売りチェーン、米ウォルマートが、中国・山東省の複数の店舗でキツネの肉が混じったロバの肉を販売していたことが分かり、顧客に謝罪するとともに、店頭からこれらの肉を撤去、返金に応じるといった騒ぎが起きたのです。

 この騒ぎ、昨年末あたりから、ウォルマートで買ったロバの肉の色や味がおかしいとの苦情が消費者から届いたため、山東省の食品医薬品局(FDA)がDNA検査を実施し、判明しました。ウォルマートは中国版ツイッターの「微博(ウェイボ)」で謝罪するとともに、中国側の製造元業者を現地の警察に告発。責任者は拘留されたといいます。

 中国ではロバの肉は比較的ポピュラーな存在でファンも多いだけに、中国人民も怒り心頭だったようです。

 9日付米金融経済系通信社ブルームバーグによると、ウォルマートはこの一件を機に、中国で販売する食材に関し、自社でDNA検査を始めると明言するなど、綿密な検査態勢を構築する考えを示しました。

 具体的には今後3年間で、簡易検査プログラムの構築や食材供給業者への教育活動などに計1650万ドル(約16億5000万円)を投資するといいます。

 中国でのビジネスには多大なリスクとコストがのしかかってくることを如実(にょじつ)に示しているともいえますね。

さらに、ウォルマートの中国法人でコンプライアンス(法令順守)部門のトップ、ロブ・チェスター氏は本国に異動。後任にインド法人のコンプライアンス部門のトップ、ポール・ガレモア氏が就任するといいます。ウォルマートの広報担当者はブルームバーグの電話取材に「今回の異動はこの問題が発覚する以前から決まっていたことだ」と説明しましたが、あまり説得力はありませんね。

 そして中国では、羊の肉に関しても大変なことになっています。6日付中国紙、上海日報(英語電子版)などによると、羊の肉の販売に関わる広東省南部のヤクザ組織が、販売価格を少しでも上げるためには肉の重量を増やせば良い…という恐ろしく単純な結論に到達。肉に何と近所の池の汚水を注入していたことがバレ、昨年12月30日、実行犯など計7人が逮捕・起訴されたのです。

 7人は同省白雲地区の村にある違法食肉処理工場で1日当たり50頭〜100頭の羊を食肉用に解体し、汚水を注入した後、広州や仏山などの市場や屋台、レストランなどに販売していたのです。

 中国中央テレビ局(CCTV)によると、この違法工場に踏み込んだ捜査当局は、生きた羊335頭、汚水を注入された羊の死体30体のほか、偽造された当局の検査スタンプ2個、ポンプ、ゴムチューブを発見したそうです。

 ちなみに、注入された池の水は人体に有害な黴菌(ばいきん)を大量に含んでいたといい、この“汚水入り羊肉”を長期間食べ続けるとガンなどを発病する可能性があるといいます。

 昨年、日本を騒がせた食品偽装問題が偽装のうちに入らないほどの悪質度に、のけぞってしまいそうになりましたが、そんな中国のめちゃくちゃぶりについて、7日付米誌アトランティック(電子版)は、昨年、世界を驚かせた中国の偽装(というより犯罪)の数々を列挙していましたが、どれも信じがたいものばかりです。

1385とはずがたり:2014/07/25(金) 08:44:48
>>1384-1385
 一番強力なのは、大量の野良猫を殺し、皮をはいでウサギ肉と偽って販売していたことでしょうか。

 昨年10月31日付英紙デーリー・テレグラフ(電子版)も報じていますが、上海の北西416キロにある淮安市(わいあんし)の長安村にある秘密の食肉処理場に同月30日午前4時半、地元警察など食品関係当局の担当者が踏み込んで明らかになりました。

 デーリー・メール紙は現地紙を引用し、その際の模様を伝えていますが、一帯には悪臭が漂い、床は血まみれ。そして冷蔵庫から、前足を伸ばしたまま硬直していたり、皮をはがれたりした数十匹の猫の死体が透明のポリ袋に1体ずつ小分けした状態で発見されたほか、100匹分の猫の皮や30キロ分の猫肉も。同時に、さびた金属の小さな檻(おり)の中にぎゅうぎゅう詰めに押し込められた状態でニャーニャー鳴いていた猫60匹を救出しました。

 猫の一部は1匹10元(約170円)で広東省南部や広西チワン族自治区に売られますが、残りは殺されて地元の精肉店や市場でウサギ肉と偽って売られていました。

 この食肉処理場は少なくとも1年以上業務しており、しばしば猫の悲鳴が聞こえていたそうです。また、バスが2、3日おきにやってきて、100個の檻を出し入れしていたといいます。

 そしてビーフンの問題も挙げられていました。現地のカルチャー系英文ニュースサイト、シャンハイスト(shanghaiist)も昨年7月22日、中国国営新華社通信を引用して報じていますが、雲南省(うんなんしょう)の省都、昆明市(こんめいし)の村で作られたビーフンが、製造過程で、近隣住民が自分たちの足を洗った池の水を使っていたことが判明し、騒ぎとなりました。

 ちなみにこの池では足だけでなく、村人は衣服や野菜を洗い、子供たちはゴミなどを投げ入れて遊んでいたそうです。足を洗ったり、ゴミを投げ入れた池の水で野菜を洗う神経がそもそも理解できませんが、なぜこんなことをしたかというと、コスト削減のためだそうです。ビーフン1キログラムあたり2元〜3元(34円〜51円)のコスト削減につながるそうですよ。

 2011年5月17日付英紙ガーディアン(電子版)によると、江蘇省丹陽市の村で、収穫前の大量のスイカが勝手に爆発したというのです。

 どうやら、開花時期に与えねばならない植物成長調整剤「ホルクロルフェニュロン」を、収穫直前に使ったことが原因のようです。中国ではこの調整剤を1980年代から使っていますが、地元農家の説明によると、収穫の2週間前に投与すると実の大きさと市場価格がそれぞれ通常の2割増しになるそうです。

農家のひとりはガーディアン紙に「5月7日(の朝)、畑を見たら80個のスイカが爆発してた。午後には(爆発スイカは)100個に増えてた。2日後、数えようとも思わんかった」と説明しました。

 結局、20軒の農家の計45ヘクタールのスイカ畑のスイカが全部爆発してしまい、魚や豚の餌になったそうです。

 そしてこの騒ぎの約1カ月前、4月9日付米国際ニュース専門サイト、グローバル・ポストは、上海で、夜に青く光る豚肉が見つかったと報じています。

 とある主婦が、近所の市場で豚肉を買い、家族で餃子を作り、残った豚肉を台所に置いて寝ました。午後11時、その主婦はトイレに行くためベッドから出て台所の前を通ると、青く光る物体が。良く見ると、あの豚肉ではないですか!!というお話です。

 専門家の調査で、豚肉の表面についた発光細菌が原因だと判明。加熱調理すれば食べても問題ないとの結論に達しましたが、大騒ぎになったといいます。

 【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。

1386とはずがたり:2014/07/26(土) 11:36:27
素早い対応は評価に値するけど,「少し騙された」ってコメントのニュアンスはよお解らん。
そもそも食品に中国産使うのが可怪しかった訳で,他の食材や他の企業もなるべく脱中国することを望む。

マックが中国産チキンを全面的に販売中止 全量タイ産に、消費者の不安受け
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140725-00000543-san-bus_all
産経新聞 7月25日(金)16時46分配信

 中国・上海の食品加工会社「上海福喜食品」が使用期限切れの鶏肉を出荷していた問題で、日本マクドナルドは25日、中国製のチキン商品の販売を全面的に中止すると発表した。同日から実施した。

 同社は、鶏肉については中国とタイから調達しているが、今回の問題を受け、消費者の中国産鶏肉への不安が高まっているとして、全量をタイ製にすることにした。

 鶏肉を使用しているメニューは「チキンマックナゲット」「チキンクリスプ」「チキンタツタ」など8種類。店舗によっては、特定のメニューで中国産のみを扱っていることもある。その場合は、タイ産の鶏肉が届くまで販売を休止する。

 同社のサラ・カサノバ社長は今回の決定に関して「上海福喜食品の件を契機に当社の中国製チキン商品に対する懸念が高まっていることを受け、この決定をした。私たちにとって、お客様に提供する食事とブランドに対する信頼が何よりも大切だ」との内容のコメントを発表した。

2014.7.23 11:21
マックCEO「だまされた」 中国の期限切れ鶏肉で
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/140723/ecn14072311210009-n1.html

 米マクドナルドのドン・トンプソン最高経営責任者(CEO)は22日、期限切れの鶏肉を供給していた中国の食品会社「上海福喜食品」に関し「少しだまされた」との認識を示した。

 4〜6月期の決算発表での電話会見で語った。トンプソンCEOは「われわれは調達先を監査している」と述べた上で、「問題の工場からはもう製品の供給を受けていない」と説明した。

 マクドナルドの4〜6月期決算は売上高が前年同期比1%増の71億8170万ドル(約7300億円)、純利益は1%減の13億8710万ドルとほぼ横ばいだった。(共同)

1387とはずがたり:2014/07/29(火) 15:01:31

>OSIの中国での100%子会社である「上海福喜」は、地元政府から食品の安全生産の先進的な工場として表彰を受けるほど評価されていた。
どうなってんのかねぇ。。

<期限切れ鶏肉>過去3年7回検査すり抜け 不良品袋隠しか
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20140725k0000m020140000c.html
毎日新聞2014年7月24日(木)23:32

 ◇中国メディア「米国企業の子会社」強調

 【上海・隅俊之】上海にある米食品加工大手OSIグループ傘下の食品加工会社「上海福喜食品」が期限切れの鶏肉などを使っていた問題で、上海市当局が過去3年間で7回検査に入ったものの、不正が見つからなかったことが分かった。中国共産党機関紙・人民日報が伝えた。検査時には不良品が入った袋は隠されていたという。中国では「外資系企業は衛生管理に優れている」とのイメージが強いが、中国メディアは、「米国企業の子会社である」と強調して批判的な論調を強めている。

 OSIは世界17カ国に約60拠点を抱え、マクドナルドなど大手ファストフードチェーンとの取引が多い。ロイター通信によると、マクドナルドとOSIの協力関係は60年近く続いている。OSIの中国での100%子会社である「上海福喜」は、地元政府から食品の安全生産の先進的な工場として表彰を受けるほど評価されていた。

 だが、工場では、期限切れの肉を使う際には調味料を加え、200度の高温の油で揚げるなど、「検査で発見するのは難しい」(人民日報)状態だったという。日系食品企業の関係者は「日本企業なら日本人が生産ラインを厳しく管理しているが、上海福喜では本社の管理が行き届いていたのか疑問だ」と指摘する。

 一方、23日付の中国英字紙チャイナ・デーリーが「外資を理由に危険な行為が見逃されるべきではない」と社説で指摘するなど、外資系企業であることを念頭にした批判も出ている。ただ、こうした中国メディアの論調は、当局の検査体制の不十分さや国産品の品質の悪さへの批判をかわす狙いもあるとみられる。

 この問題で、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)を運営する米ヤム・ブランズは23日、中国のOSI傘下のすべての会社との取引を打ち切ると表明。マイナスイメージをいち早く払拭(ふっしょく)したい考えだ。中国マクドナルドも24日、上海福喜との取引を停止すると発表した。ただ、新たな仕入れ先は同じOSI傘下の「河南福喜食品」で、OSIとの協力関係は続ける。「これで食品の安全は担保できるのか」との指摘も出ている。

1388とはずがたり:2014/07/30(水) 19:47:27
利益至上主義のアメリカと杜撰な品質管理の中国の取り合わせってことかね?

トップが謝罪=上海に品質センター新設―「期限切れ肉」親会社
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-140728X430.html
時事通信2014年7月28日(月)23:06

 【上海時事】中国上海市の食品会社「上海福喜食品」が消費期限切れの肉を供給した問題で、同社の親会社、米食肉大手OSIグループ(イリノイ州)は28日、上海で記者会見を開き、謝罪するとともに、品質管理センター新設などの信頼回復措置を発表した。

 会見したシェルダン・ラビン会長兼最高経営責任者(CEO)は「誠に申し訳ない」と謝罪。「われわれはすべての責任を負う」と強調し、「この事件に責任がある者に必要な行動を取る」として、不正行為を働いた幹部らを処分する考えを示した。

 また、デービッド・マクドナルド社長は、上海福喜に対する内部調査の結果、「会社の要求する(品質)基準や方針と全く一致しない事実を発見した」として、不正があったことを確認。しかし「なぜ起きたのか。誰が主導したのか。動機は何なのか。まったく分からない」と強調した。

 問題への対応策として「アジア品質コントロールセンター」を新設するとともに、1000万元(約1億6000万円)を投じて中国消費者向けに食の安全に関する啓発活動を行うと表明した。

1389とはずがたり:2014/07/30(水) 19:54:40
日本が潔癖なだけ?日本でもやってんのかな?吉兆でもなんかやってたくらいだしね。。

「毒食肉」の源はアメリカ?
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/business/newsweek-E131306.html
ニューズウィーク日本版2014年7月30日(水)13:47

 中国と日本、アメリカのファストフードチェーンに使用期限切れの鶏肉と牛肉を販売し、多くの取引先と消費者を激怒させた上海の上海福喜食品。ケンタッキー・フライドチキンやピザハットを傘下に持つ米ヤム・ブランズなど大口顧客を次々と失うなかで先週、同社幹部ら5人が刑事拘束された。

 これを受け、上海福喜食品の親会社である米イリノイ州の食材卸大手OSIグループは声明を発表。「心からおわびする。再発防止に全力を挙げる」と謝罪した。シェルダン・ラビンCEOは一連の問題について、「絶対に許されないことで、衝撃を受けている」と強調した。

 しかし、OSIの問題は上海福喜に限ったことではなさそうだ。先週まで6年間、ウェストシカゴにあるOSIの巨大な食肉加工工場で働いていたローザ・マリア・ラミレスは「床に落ちた肉を拾って生産ラインに戻すのは日常茶飯事」だった、と言う。

 それどころか「肉に唾を吐いたり、顔の汗が垂れるままにしたり、かんでいたガムをうっかり落としても見つからなければそのままにした。生産エリアに入る従業員は全員手を洗うことになっているが、ほとんど誰も洗わない」と言う。

 ラミレスの話は、匿名を条件に取材に応じた元従業員の話とも一致する。生産ラインのチームリーダーをしていた元従業員も、食品安全や労働法上の違反は「毎日のように」行われていた、と語る。「誰かが床に落ちた肉をラインに戻したらすべての肉を捨てる規則だが、上司に言っても相手にされなかった」

 牛の毛の処理も問題だったと、元従業員は言う。牛を処分するとき、どうしても肉に毛が入り込んでしまう。生産ラインで毛を見つけたら肉ごと捨てる決まりだが、実際には毛だけ取り除いてそのまま流してしまうこともある。こうした異物を取り除く作業の前後にも、手袋を替えることはほとんどないと言う。



 また労働規則も無視されていたと2人は口をそろえる。OSIは、在職期間の長い従業員にはイリノイ州の最低時給8.25ドルを上回る10ドルを払っていたが、ラミレスによると労働環境は最低で、「ラバのように働かされた」と言う。

 米マクドナルドは、上海で問題が発覚した時点ではOSIとの関係は維持するとしていた。まだ気は変わらないだろうか。

1390チバQ:2014/08/04(月) 20:42:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140804/amr14080410100002-n1.htm
「テマキ」ずし、世界に大流行 ブラジルから欧米にも ネタはアレンジ
2014.8.4 10:10 [食・グルメ]

ブラジル・リオデジャネイロの和食店で出されるテマキ=7月13日(共同)
 日本の手巻きずしが南米ブラジルで「テマキ」として大流行している。低価格のすし店「テマケリア(ポルトガル語で『テマキ屋さん』)」が急増し庶民にも浸透。果物を使うなど南国のアレンジが加わった味は欧米人の口にも合うようで、ロンドンやニューヨークにも登場し始めた。

 マンゴー、キウイ、ニラのバター炒め…。リオデジャネイロのすし職人、アレックス・モウラさん(28)の店で出すテマキは日本人には理解しにくいネタが多い。人気なのが、クリームチーズとサーモン入りのテマキを丸ごと天ぷらにした「ホットロール」。かぶりつくと酢飯の香りと、口の中に大量の油があふれる。

 ブラジルフランチャイズ店協会によると、和食店は他種の料理店を圧倒的に上回る勢いで増えている。チェーン店だけで674店(2013年)あり、前年比16.6%増。多くがテマキを売り物にしている。

 最近は欧米の大都市でもテマケリアが登場。健康志向も取り入れて野菜を多用し香草やライムで味付けしたネタが人気だ。(共同)

1391名無しさん:2014/08/07(木) 09:15:25
【食】「腹もちいいから」 20代はパンよりご飯派 全中朝食意識調査  2014/08/04
JA全中は、20代〜60代の男女1000人を対象にした「朝食に関する意識調査」の結果をまとめた。

「朝食の主食として最もよく食べるもの」は、全体でパン派(49.8%)がご飯派(38.7%)を上回った。
年代別では20代でご飯派が5割と優勢。一方、60代ではパン派が6割と年代別で最もパン食比率が高かった。
家族と同居していても一人でご飯を食べる「孤食」の割合は平日、休日ともにご飯派の方がパン派よりも低かった。

 調査はインターネットを通して各年代の男女別で100人ずつ、計1000人を対象に行った。

 朝食の主食は、20代を除くといずれの年代もパン派の割合が高く、60代が最も高い結果となった。

 理由(複数回答可)は、ご飯派が「腹もちが良い(62.2%)」、パン派は「手軽に食べられる(91.5%)」
との回答が最も多かった。また、「朝食の栄養バランスが良い と思う」との回答はご飯派(64.3%)の方が
パン派(45.3%)を上回った。「朝食に食べると元気が出ると思う主食」は、「ご飯」と答える人が68.2%と
「パン」の16.0%を大きく上回っ た。

 朝食を毎日食べる人は20代が51.0%で、年代が上がるほど割合は高く60代は86.5%だった。
「食べない」と答えた人の割合は、20代(16.0%)の方が60代(6.5%)より高かった。

 朝食を食べる理由は「(食べないと)おなかがすくから」との回答割合が若い年代ほど高く、20代では55.4%。
「生活リズムをつくるため」と答えた人は年代が上がるほど高く、60代で49.2%だった。

 家族と同居している人(762人)のうちで、一人で朝食を食べる「孤食」の割合は
平日で53.3%、休日で37.7%だった。平日の孤食率を見ると、ご飯派(48.7%)の方が、パン派(54.1%)よりも低い。

 全中は「食事は家族とのコミュニケーションの一つ。健康のためにも、家族で囲むバランスの
良い食事から、一日を始めては」と家族とのだんらんや、健康的な朝食を取ることを勧める。

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=29111
http://image.agrinews.co.jp/uploads/fckeditor/2014/08/04/uid000354_201408041246591cc20e2e.jpg

1392とはずがたり:2014/08/07(木) 15:35:56

ビール大手4社の決算は明暗、キリン1社が上期減収減益
http://jp.reuters.com/article/jp_Abenomics/idJPKBN0G610Z20140806
2014年 08月 6日 19:42 JST

[東京 6日 ロイター] - 大手ビール4社の決算は、明暗が分かれた。高級ビールなどが好調なアサヒグループホールディングス(2502.T: 株価, ニュース, レポート)や買収したビーム社の収益が加わったサントリーホールディングス[SUNTH.UL]は2014年12月期の業績見通しを上方修正した。

一方、キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)は、国内ビール類販売の不振などから売上高計画を下方修正。1―6月期も唯一、減収減益決算となった。

<アサヒ、高級ビールやノンアル好調>

アサヒは通期の業績予想を上方修正した。連結売上高は1兆7500億円から1兆7830億円(前年比4.0%増)、営業利益は1230億円から1270億円(同8.1%増)へとそれぞれ引き上げた。4年連続での営業最高益更新となる。


通年販売を開始した高級ビールの「ドライプレミアム」が好調な酒類事業のほか、上期で「三ツ矢サイダー」が過去最高の販売数量を記録した飲料事業、食品事業、国際事業の全事業で増益を計画している。また、ノンアルコールビールテイスト飲料の「ドライゼロ」も好調で「20%の増産体制をとる」(奥田好秀取締役)という。

1―6月期の営業利益も上期としては10期ぶりに過去最高を更新した。消費増税についても「うまく乗り切った」(奥田取締役)と言い切る。

<キリン、上期は唯一減収減益>

大手4社の1―6月期決算で、減収減益となったのはキリンHDだけとなった。通期見通しも売上高を2兆2900億円から2兆2600億円(同0.2%増)へと引き下げた。

ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の販売が不振で、通期での計画も前年比0.1%増から3.1%減へと下方修正。ブラジルも販売競争激化で販売計画が未達で推移、通期計画を下方修正した。

1393とはずがたり:2014/08/07(木) 15:36:37
>>1392-1393

国内ビール類販売について、三宅占二社長は「消費増税前までは良かったが、増税後の販促策の打ち方で、他社に比べて優位性がなかった」と振り返る。各社とも、消費増税後の販売減に危機感を持ち、新商品の発売やキャンペーンの実施など積極的な販促を仕掛けていた。しかし、キリンは、サッカー日本代表オフィシャルスポンサーを務めていることから、ワールドカップに焦点を置いた販促を実施していた。

国内シェアが低下している点について、三宅社長は「大変大きな問題」との認識を示したうえで「下期はトップラインを取るために積極的な販促策を投入する」とした。上期に計画していた販促費が使い切れていないこともあり、下期は予算内でも計画比販促費は増加するという。

同社は、国内総合飲料事業について「2015年に2012年対比で増収増益を実現する」との目標を掲げており、13年、14年の減収減益は覚悟の上で再生に取り組んでいる。しかし、三宅社長は「計画通りに行っていない」と認めており、ブランド強化のための投資や販促に取り組む方針だ。

<サントリー、ビーム買収で業界トップへ>

サントリーHDは、5月にビーム社を買収したことで、14年12月期業績予想を上方修正した。連結売上高は2兆2200億円から2兆4400億円(前年比19.6%増)、営業利益は1460億円から1670億円(同32.0%増)へとそれぞれ引き上げた。この業績予想を達成すれば、売上高、営業利益ともにキリンHDを上回り、業界トップ企業となる。

千地耕造常務執行役員は「国内他社に比べてトップとなることにあまり感慨はない。ここからさらなる成長を目指し、グローバルな企業になるための通過点」との認識を示している。

一方、ビーム社の買収関連費用を特別損失に計上したことで、当期利益予想は500億円から370億円(同81.1%減)に下方修正した。

ビーム社の買収で悪化した財務について、千地常務は「3年で健全な財務体質に戻したい」と述べた。具体的には、17年までにDEレシオが1倍を切る水準に引き下げる方針。

また、ビームののれんの償却は、毎年300数十億円ずつ、20年間で行う。

<サッポロは「極ゼロ」問題で当期赤字に修正>

サッポロホールディングス (2501.T: 株価, ニュース, レポート)は、「極ゼロ」に関する追加納税116億円を特別損失として計上したため、2014年12月期の連結最終損益予想を50億円の黒字から20億円の赤字に下方修正した。当期赤字は、2003年12月期にホールディングスとして決算を開示して以降、初めてとなる。 ただ、国内ビール類販売は好調で、通期の連結売上高は前年比5.5%増の5377億円、営業利益は同2.2%減の150億円の予想を据え置いている。上條努社長・グループCEO(最高経営責任者)は「事業は順調に推移しており、極ゼロの特損要因は一時的と捉えている」と述べている。

(清水律子 編集:内田慎一)

1394とはずがたり:2014/08/10(日) 08:02:49
結局山パンもカビたけどそれよりも,山パンは臭素酸カリなんてのを使ってるのだそうな。まあ安全なんだろうけど気持ちのいいもんじゃないね。もともと(最大手だし)山パンはあんま食べない様にしているけどミニパンシリーズhttps://www.yamazakipan.co.jp/brand/02_02.htmlは好きでちょくちょく買ってしまう。

ヤマザキパンは本当にカビないのか?調べてみた
http://www.pasonisan.com/sitemap/yamazakipan.html

ヤマザキ : ランチパック 小倉&マーガリン〜臭素酸カリウムを使用

断り書きが記されており、「このパンには品質改善と風味の向上のため臭素酸カリウムを使用しています。残存に関しては厚生労働省の定めるもちの基準に合致しております。」とあります。臭素酸カリウムは基準以上に残存してはならないので、原材料のところには記されていません。

臭素酸カリウム・・・これがヤマザキの汚名となっている添加物みたいですね。強力な酸化剤であり、第1類危険物に指定されているらしい。臭素酸カリウムを添加すると、小麦粉のグルテン(たんぱく質)に作用し、膨らみ方や食感で品質が向上するらしいです。国産の小麦粉はグルテンが少ないので、本来、食パンに向かないのですが、臭素酸カリウムを使うことで品質がよくなります。ですから、防腐剤とかの類ではないようです。

国際がん研究機関や「国際連合食糧農業機関 世界保健機関合同食品添加物専門家委員会」からも発癌性が指摘されいるみたいです。イギリス、カナダ、ドイツ、中国では食品への添加を禁止していますが、パンの製造過程で加熱により分解されるため日本では認可されています。

パン売り場では、ヤマザキ以外のメーカーで臭素酸カリウムの記載があった製品はありませんでした。有名メーカーでは使用しているのはヤマザキだけなんでしょうかね?それにしても「記載しているだけ」まだ良心的だと思われます。

1395名無しさん:2014/08/10(日) 14:58:00
冷やし中華にマヨネーズをかける地域があることが判明

当サイトでも何度か言っておりますが、記者の私、鷺ノ宮は三重県出身。
そのため、18で東京に出てきたときにいろいろな面でカルチャーショック
を受けたものです。

そのなかのひとつが、やはりなんといっても食! 「冷やし中華にマヨネ
ーズ」が当然じゃないことを知り、ところてんに酢醤油という食べ方があ
ることに驚き、東京では糸こんにゃくよりもしらたきというもののほうが
メジャーであることを学習し……とまあ、思い返せばいろいろとあったもんです。

そんな「冷やし中華にマヨネーズ」問題ですが、このところTwitter上でも
論争が白熱してる様子。そこで、今回は記事として取り上げてみることに
しましたよ!

■冷やし中華にマヨネーズ、かける? かけない?
まずご紹介するのは、「Jタウンネット」が全国の読者1558人に対して行っ
たアンケート結果。冷やし中華にマヨネーズを「いつもかける」「時々かける」
「ありえない」の3選択肢の中からひとつだけ選んでもらい、その集計結果か
らどの程度地域差があるかを見ていくというものです。

・東北?北関東、東海圏、北陸は50%が「いつもかける」派
結果は、山形、福島、茨城、山梨、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良といった、
福島を中心とした東北〜北関東、愛知が中心の東海圏、北陸などで「いつもか
ける」派が50%以上という結果に。

・岡山や福岡は70%が「かけない」派
一方で、茨城を除く北関東、兵庫、和歌山、岡山、北九州などは「ありえない」
派が強く、特に岡山と福岡は70%以上が「かけない」派になっています。

実際に皆さんの意見をTwitter上からピックアップしてみると……

・冷やし中華にマヨネーズという発想が先ずなかった
・冷やし中華ってマヨネーズかけるもんじゃないの!?!?
・冷やし中華にマヨネーズ……なんて、名古屋圏に行くかネットが無ければ、
狂気の沙汰だと思っただろう。(略)しかし、お手軽SNSのお陰で、それが場所に
よっては普通だと知った。それも多数の生の声で。こうして基本的な認識が変わる
・てか、冷やし中華にマヨネーズってみんなかけないんだね。かける地域でしか
生きてこなかったからカルチャーショックだよ

とやはり、個人の食の好みもありますが、地域によっても違いが出ている様子。
皆さんの住む地域はいかがですか?

■ところてんは、黒蜜? 酢醤油?
ちなみに、私はところてんは「甘味」という認識だったので、酢醤油で食べる
というのが最初は心底理解できず。寒天ゼリーに酢や醤油を入れるのがありえ
ないのと同じ感覚でしょうか。しかし、関東の人からすると「甘いところてん
なんて気持ち悪いー!」という反応になるんですね。おいしいのに! 黒蜜の
ところてん、おいしいのにーーーっ!!

なんにせよ、冷やし中華、ところてんともに夏においしい食べ物。これを機に、
これまでとは違う食べ方に挑戦してみるのも一興かも。新たなおいしさに開眼
するかもしれませんよ!?
http://youpouch.com/2014/08/09/217077/
http://sociopouch.files.wordpress.com/2014/08/hiyashi1.jpg

1396とはずがたり:2014/08/11(月) 19:45:23

サッポロHD、20億円の赤字に…極ゼロで特損
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140805-OYT1T50141.html?from=yartcl_popin
2014年08月05日 22時47分

 サッポロホールディングス(HD)は5日、2014年12月期連結決算の税引き後利益の予想について、今年2月時点の50億円の黒字から、20億円の赤字へと下方修正した。

 昨年6月に「第3のビール」として発売し、人気が高かった「極ごくZERO(ゼロ)」が販売休止に追い込まれ、特別損失が発生したためだ。

 通期の税引き後赤字は、03年に持ち株会社化してから初めて。サッポロビール時代を含めると1998年12月期以来16年ぶりとなる。2013年12月期は94億円の黒字だった。

 サッポロHDの上條努社長は決算発表の記者会見で、「ご心配をおかけして申し訳ない」と述べる一方、「(税引き後赤字は)一時的な要因で、ビールなどの販売業績は計画通りだ」と強調した。7月に発泡酒として再発売した極ゼロの販売は好調だと説明した。

 極ゼロを巡っては今年6月、ビール系飲料の酒税で最も安い「第3のビール」ではない疑いが発覚し、販売を休止。過去に販売した分も含め、ビール系飲料で最も高い酒税を支払う必要があると判断し、追加の税金116億円を納付した。

 5日に発表した14年6月中間連結決算は、酒税の追加納付分を損失計上したことが響き、税引き後利益が109億円の赤字だった。売上高は、エビスビールなどの販売が伸び、前年同期比3・7%増の2398億円だった。

2014年08月05日 22時47分

1397名無しさん:2014/08/17(日) 17:03:29
【食】 味博士の味な豆知識:ポカリスエットとアクエリアス、その違いはどこにある? [ねとらぼ]

夏のオアシスとしての歴史を誇るポカリスエットとアクエリアス。その違いを探ってみました。

 すっかり暑くなり、清涼飲料水が美味しい季節になりましたね。特にこの時期に毎年売り上げが
伸びるのが、スポーツドリンク。さて、スポーツドリンクと聞いてあなたが思い浮かべるのはなんでし
ょうか。今頭の中にあるのは、青いパッケージ?

 それはポカリスエット? それともアクエリアス?

 夏のオアシスとしての歴史を誇るポカリスエットとアクエリアス。同じジャンルではありますが、もち
ろん味は同じではありません。世間ではポカリスエットは「甘い」、アクエリアスは「さっぱり」というイ
メージがあるようですが、果たしてどうなのか、2つの味の違いを「味覚センサー」で見える化してみ
ます。

■味覚センサーとは?
 私たちが食べ物を食べると、舌の味細胞が味のもとになる物質を感じ、その刺激が電気信号に
なって脳に伝わります。このとき味は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つの基本味に分解
されて伝達されます(ちなみに「辛味」は痛覚、つまり触覚に近いものであり、基本味には含まれま
せん)。
 味覚センサーはこの仕組みをまねたもので、糖類(甘味)や食塩(塩味)など5つの基本味のもと
になる成分を電気的に測定し、さらに人工知能で補正することで、人間が感じる味の強さを測るこ
とができます。機械が人間の舌のように味を“感じ”つつ、それをデータとして見える化できるのです。
これによって主観的なものである「味」を客観的に比べることができるようになります。

※2014/08/17時点で一般公開が確認出来た記事の一部を引用しました、全文は元サイトでどうぞ
2014年08月16日 17時00分 更新 ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1408/16/news004.html

1398とはずがたり:2014/08/18(月) 18:48:23
ダイドーが7月中間最終益を2倍超に上方修正 増税転嫁順調で、通期は据え置き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20140818535.html
産経新聞2014年8月18日(月)18:07

 ダイドードリンコは18日、2014年7月中間連結決算の業績予想を上方修正した。従来の5億円を見込んでいた中間最終利益を2倍超の11億7千万円に引き上げた。通期最終利益予想の30億円は据え置いた。

 中間利益の上方修正は、自販機販売において、主力の缶コーヒーなどで4月からの消費税率の上昇分を10円単位に切り上げて価格転嫁した効果が出た。

 中間期の売上高は7億円少ない757億円に減額したが、営業利益は14億円多い24億円に増額した。

 一方、下期以降の消費税増税の影響が予想しにくいうえ、コンビニコーヒーとの競争激化などの要因もあることから、通期業績予想は据え置いた。

1399とはずがたり:2014/08/29(金) 10:27:55

容量減らしても「さける」ように、遅れて値上げ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20140828-567-OYT1T50092.html?fr=rk
読売新聞2014年8月28日(木)17:42

 雪印メグミルクは28日、「北海道100 さけるチーズ」の全9品について、9月下旬以降、順次容量を一律16・7%減らすと発表した。

 うち5品は価格を据え置き、4品は値下げするが、実質的な値上げとなる。チーズの原料となる北海道産牛乳の価格が今年4月から引き上げられたためだ。

 9品目のうち、2本入りの5品は税抜き希望小売価格を210円に据え置く一方、60グラムを50グラムに減らす。実質的に35円の値上げとなる。残る1本入りの4商品については、価格を10円値下げして100円とする一方、30グラムを25グラムに減らす。実質的に約8・3円の値上げとなる。

 雪印は、これら以外の一部チーズ商品を先行して8月から値上げした。「さけるチーズ」は容量を減らすと裂けなくなる恐れがあったため対応に時間がかかり、値上げ時期が遅れた。

1400とはずがたり:2014/08/30(土) 09:16:51
出直し「極ZERO」好調、落ち目の発泡酒に再び脚光
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASG8Y5JB3G8YULFA028.html
朝日新聞2014年8月30日(土)09:08

 「第3のビール」より税率の高い発泡酒として出直したサッポロビールの「極ZERO」(ゴクゼロ)が、好調な売れ行きを続けている。その人気にあやかろうと、ライバル3社は9月2日、極ZEROと同じ「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」をうたう発泡酒を一斉に発売する。これまで落ち目だった発泡酒に再び注目が集まっている。

 サッポロが昨年6月に発売した極ZEROは、人々の健康志向にのって人気を集め、安さで伸びていた「第3のビール」市場をさらに広げた。しかし、製法が「第3のビール」にあたらない可能性があると国税庁から指摘され、7月に発泡酒として再出発した。

 酒税の税率引き上げで20円ほど値上げしたが、この一件で知名度がさらに上がり、7月の売れ行きは計画を1割上回った。8月も好調を続けている。

1405荷主研究者:2014/09/21(日) 23:30:50

http://www.j-cast.com/2014/07/20210768.html
2014年7月20日 11:30更新 J-CASTニュース
ビール市場に異変が起きている 「第3のビール」初のマイナス、キリンが一人負け

キリンビール、不振は脱せるか(画像はイメージ)

 ビール類飲料市場に二つの異変が起きている。一つは価格が安い「第3のビール」の失速。もう一つはキリンビールの「ひとり負け」だ。

 この傾向が定着するのか、それとも一過性か。業界関係者の最大の関心事だ。

■「価格より価値」を求める消費者が増える?

 ビール大手各社が一斉に発表した2014年上半期(1〜6月)のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税済み出荷量によると、全体の出荷量は前年同期比1.2%減の1億9685万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で、上半期としては現行統計が始まった1992年以来、過去最少となった。全体のパイの縮小は、ここ数年の傾向で驚きは全くない。雨が多かった6月に限ると、6.5%減と大きく落ち込んだが、これも「想定の範囲内」といったところだろう。

 内訳は、ビールが0.2%増の9625万ケースとまずまずの健闘。発泡酒は5.2%減の2633万ケースだが、近年縮小が顕著で、こちらも致し方ない。ちょっとした「サプライズ」は低価格を武器に成長してきた「第3のビール」が、1.6%減の7426万ケースとマイナスに沈んだこと。2003年に登場して以来、初めて前年実績を下回った。

 酒税が安い第3のビールは、小売り価格がビールより4割程度安いことが売り。各社の研究開発努力で、よりビールに近い味を実現していることもあり、「デフレ不況」下でも、順調に販売数量を伸ばした。ところがこのところの景気回復基調で「価格より価値」を求める消費者が増えてきた。サントリー酒類の「ザ・プレミアム・モルツ」やサッポロビールの「エビス」は前年比2〜3%程度増加。アサヒビールの「ドライプレミアム」などの新勢力も台頭し、プレミアムビール市場は活気づいている。

 第3のビール自体、大型の新商品がなかったことも響いた。サッポロがヒット商品「極ZERO(ゴクゼロ)」を、国税庁との見解の違いにより、5月の製造分で販売を中止したことも影響した。

■アサヒがさらにシェア伸ばす

 業界関係者をより驚かせたのは、キリンの不振ぶり。メーカー別シェアはアサヒが前年同期比1.0ポイント増の38.1%、サントリーは0.4ポイント増の15.5%、サッポロが0.5ポイント増の12.4%と、いずれも拡大したが、キリンは1.9ポイント減の33.1%だった。順位に変動はなかったが、「キリンひとり負け」が際立つ形となった。

 キリンはビール3.3%減、発泡酒6.8%減、第3のビールに至っては9.4%減だった。キリンが掲げた戦略は、主力ビール「一番搾り」に人と金を集中させること。戦略自体が誤りと断じることはできないが、他のブランド拡販が後回しとなり、「ラガー」や「淡麗<生>」などの販売を大きく減らした。昨年5月に発売してヒットした「澄みきり」も失速。「麦のごちそう」などの販売を終了したことも響いた。サッカー・ワールドカップ(W杯)に合わせ、日本代表選手をデザインした「応援缶」を発売したが、日本代表は1次リーグで敗退し、販売数量を押し上げる効果は限られた。

 1990年代までビール業界の「王者」として君臨したキリン。首位のアサヒの背中は遠くなる一方だが、商品開発力では他社も一目置く「地力」があることも確かだ。苦境に立たされたキリンがどう巻き返すのか、注目される。

1406荷主研究者:2014/09/21(日) 23:40:55

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140717ceab.html
2014年07月17日 日刊工業新聞
アサヒビール、好調「クリアアサヒ」で攻勢−プライムリッチ生産、6工場体制に拡大

 アサヒビールは第3のビール「クリアアサヒ プライムリッチ」の生産を、8月上旬から四国工場(愛媛県西条市)でも始める。これにより生産は茨城、博多、北海道、福島、名古屋、四国の計6工場体制となる。プライムリッチは2013年3月に発売し、アルコール分が6%とやや高めで、コクのある味が売り。

 発売初年度に目標の1・7倍の662万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を売り上げ、14年1―6月も前年同期比7・0%増の323万ケースと好調に推移している。1―6月が同3・5%増のクリアアサヒとともに攻勢をかける。

1407名無しさん:2014/09/22(月) 07:39:03
【調査】「カレーの肉」 関東は豚肉68.5%、関西は牛肉60.5% 「目玉焼きにかけるもの」 関東は醤油58.0%、関西は塩49.0%

「食欲の秋」到来! デートでも特に食事が楽しみとなってくるのでは?
そこで気になるのが「食の好み」。特に日本の西側と東側では異なる場合が多いため、
例えば出身地が離れたカップルや夫婦の間では、食をきっかけにちょっとしたケンカに発展することも!? 

そこで今回は、カップル円満のカギともいえる「食の好み」について、気になる調査結果を紹介します。
株式会社ネオマーケティングが「食の好み」をテーマにリサーチ。
ふたりの好みと照らし合わせながらご参照ください。

Q1 パンとご飯、どちらが好き?
【全体】
ごはん(どちらかと言えばごはん)67.1%
パン(どちらかと言えばパン)33.1%
【関東】
ごはん(どちらかと言えばごはん)71.5%
パン(どちらかと言えばパン)28.5%
【関西】
ごはん(どちらかと言えばごはん)62.5%
パン(どちらかと言えばパン)37.5%

元気な一日をスタートするために、まずは大事なのが朝ごはん! 関東、関西どちらも「ごはん」派が多いようです。
しかし、「お好み焼き」や「たこ焼き」など、粉物の食文化が根付いている関西は、「パン」派も3割近く占める結果に。

Q2 目玉焼きに何をかける?
【全体】1位 醤油47.0% 2位 塩42.3% 3位 こしょう32.8%
【関東】1位 醤油58.0% 2位 塩35.5% 3位 こしょう28.5%
【関西】1位 塩49.0% 2位 こしょう 37.0% 3位 醤油36.0%
全体では、「醤油」派と「塩」派がほぼ半々。しかし、地域ごとに見ると、関東では「醤油」派、関西は「塩」派が多いようです。
うどんだしをはじめ、関西は「うす味」が好まれるイメージがありますが、この結果にもあっさり好みが反映されているようです。

Q3 自宅のカレーのメイン食材を教えてください
【全体】1位 豚肉49.8% 2位 牛肉45.0% 3位 鶏肉29.0%
【関東】1位 豚肉68.5% 2位 鶏肉33.5% 3位 牛肉29.5%
【関西】1位 牛肉60.5% 2位 豚肉31.0% 3位 鶏肉24.5%

ここでも、関東、関西で明確な回答差が! 全体では「豚肉」「牛肉」両派がほぼ半々なのに対し、
関東は「豚肉」派、関西は「牛肉」派が多数を占めています。
カレーが大好物という男性は多いはず。手作りカレーを振舞うときは、ぜひ出身地を確認して!

いかがでしたか? 毎日欠かせない食の重要性は、結婚後はもっとシビアにふたりの関係を左右するかもしれません! 
相手の好みを認識して、お互いにストレスのない毎日を送りたいものですね。

http://news.mynavi.jp/news/2014/09/21/111/

1412荷主研究者:2014/11/16(日) 17:09:29
>>1411
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201410/0007389211.shtml
2014/10/3 21:05 神戸新聞
神戸の施設閉鎖、岡山へ JA西日本くみあい飼料など3社

JA西日本くみあい飼料神戸工場と、全農サイロ神戸支店(左奥)=いずれも神戸市東灘区住吉浜町(撮影・風斗雅博)

J‐オイルミルズ神戸工場(住吉)

 JA西日本くみあい飼料(神戸市東灘区)、食用油大手のJ‐オイルミルズ(東京)、倉庫業の全農サイロ(同)は3日、神戸市東灘区住吉浜町に置く工場・倉庫を閉鎖すると発表した。老朽化に伴う対応で3社は岡山県倉敷市に進出、食料コンビナートを2017年4月に一体整備する。これに合わせて神戸の施設を閉じる。

 閉鎖されるのは、JA西日本くみあい飼料神戸工場▽J‐オイルミルズ神戸工場(住吉)▽全農サイロ神戸支店。この3施設は、大豆やトウモロコシといった輸入穀物の保管と供給、食用油や畜産用飼料の製造で長年、取引関係にあった。

 今回、JA西日本くみあい飼料が神戸など拠点の老朽化を受けて新施設を建設して生産体制を集約する計画を提示。これに2社も同調した。

 進出先は倉敷市の人工島・玉島ハーバーアイランドの県営産業団地。総額約270億円を投じて計10ヘクタールの土地に工場や倉庫を建設。年間の生産能力が飼料約80万トン、大豆食用油・大豆かす計約40万トン、倉庫の保管が約10万トン‐となる食料コンビナートを形成する。

 JA西日本くみあい飼料は東灘区に本社機能があるが、本社移転については「検討中」とした。オイルミルズは東灘区の深江浜町に工場を持つが、これは維持する。閉鎖に伴い3社とも従業員は別の工場などに再配置するとみられる。

 3社は「環太平洋連携協定(TPP)参加協議が進むなど経営環境が変わる中、生産体制を整え競争力を強化したい」としている。(西井由比子)

1413荷主研究者:2014/11/16(日) 17:13:22

http://www.kanaloco.jp/article/78439/cms_id/104488
2014.10.02 03:00:00 神奈川新聞
少量多品種体制に転換 キリン横浜工場が醸造設備新設 ニーズ迅速対応

異なる種類のケース詰めに対応するロボットケーサー=横浜市鶴見区のキリンビール横浜工場

 キリンビール横浜工場(横浜市鶴見区)は1日、新設した小規模醸造設備を報道関係者に公開した。「ビールの大量生産工場」から「総合飲料工場」への転換を図り、クラフトビールやシードルをはじめ、少量多品種を製造する体制とした。少子高齢化や若者のビール離れが進む中、「消費者の多様なニーズに応えたい」としている。

 現在の場所で操業開始したのは1926年。今回、「キリン イノベーションファクトリー横浜」の通称で生まれ変わった。新規導入した発酵・貯蔵タンクは既存の仕込み釜の25分の1のスケールといい、少量ながら個性的な味わいのビールを製造。同社が今夏から展開するクラフトビールブランド「スプリングバレーブルワリー」などを手掛けているという。

 そのほか、シードルのように果汁を発酵させた原酒を製造する設備や、多様な形状の瓶に対応する充填(じゅうてん)機、異なる種類の箱詰めをするロボットケーサーなどを新たに導入した。勝間田達広工場長は「横浜から新価値を創造する。長年培った技術力で、消費者のニーズをとらえた商品を、迅速に形にしていきたい」と意気込んでいた。

【神奈川新聞】

1414とはずがたり:2014/11/18(火) 00:05:18
俺は断然サントリー派だけどサントリーちょっと大人気ないね。。
サントリーとニッカは松下と三洋みたいな感じだったのか。

NHK朝ドラ「マッサン」は民放テレビ局では制作できない。その理由は?
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141115/Economic_42739.html
エコノミックニュース 2014年11月15日 15時27分 (2014年11月17日 23時32分 更新)

 ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻リタをモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の放送が9月29日から始まった。が、そのドラマ「マッサン」は、在京大手民放TVキー局では、絶対に制作できない内容のドラマなので、ニッカウヰスキー関係者の期待は高い。なぜ民放各社で制作できないのか? その理由が端的に分かる事例が発生しているようだ。

 大ヒットした今年度前期のNHK連続テレビ小説「花子とアン」に続いて、「マッサン」に対する視聴者の注目・関心は高いようだ。NHK朝ドラ史上初めて外国人をヒロインにしたことでも話題になっており、スタートから5週連続で平均視聴率20%超えなど好調だ。ドラマの影響は放送開始前からニッカウヰスキー創業地である北海道の余市蒸溜所にも波及し、「工場見学ナンバー1」となった施設と言うことも手伝って、例年より多くの見学客が訪れているという。

 ところで、事件は東京・文京区音羽の出版社、講談社で起きた。同社発行の「週刊現代」8月25日発売号に、サントリーから角ハイボールに関する2ページのカラー広告の出稿があった。ところが、この広告の次ページから、「我が社に伝わる秘宝」とのカラー企画記事が掲載された。ここでニッカを2ページにわたって取り上げ、写真も大きく掲載した。事実上、ニッカを後押しする記事と受け取られても仕方のない構成だった。これがサントリーの逆鱗に触れたというのである。

 その企画記事は、竹鶴政孝氏を「日本のウイスキーの父」、ニッカを「ジャパニーズウイスキーの原点」と紹介し、NHKの朝ドラ「マッサン」は政孝とリタ夫妻の物語と紹介した。事実は間違っていない。

 しかし、「日本で最初にウイスキーをつくったのは、大阪「寿屋」(サントリーの前身)社長の鳥井信治郎である」と一貫してアピールしてきたサントリー。確かにそれも間違いのない事実だ。日本で初めてウイスキーを蒸溜したサントリー山崎蒸溜所のパンフレットでも同じように記載している。山崎蒸溜所を設計したのは、当時「寿屋」に請われて入社し、日本初のウイスキーづくりに参画し、初代・山崎蒸溜所所長の竹鶴政孝だとは、ひと言も触れられていない。

 そうした事実を封印してきたサントリーの広告ページの後に、ニッカ礼賛記事が載ったことは、サントリーにしてみれば、到底容認できる内容ではない(広告代理店関係者)。しかも自社が出稿した広告の隣に当てつけのようにニッカの記事が並べられ、サントリーは黙っていなかったというのだ。一部報道によると、サントリーは「今回の広告費は払わない。御社の媒体には、今後一切広告を出稿しないことも検討する」と講談社に激しく抗議したという。

 サントリーは日本のウイスキー事業をリードしてきたという自負がある。逆にNHKとニッカにすれば、ドラマ「マッサン」が当たれば、新聞や雑誌で報道される機会が増え宣伝につながる。が、ウイスキーの国内シェア6割を誇るサントリーにとっては、打撃にもなり得る。なんらかの対策を講じるだろうと予想は立つ。

 しかし、分からないのは講談社「週刊現代」の記事構成だ。編集者なら、8月25日発売号の台割を見た次点で“まずい”構成だと気がつくはず。広告部だって「ニッカの企画記事を次号送りにするなどの要請」を編集長に申し入れるはずだ。長年、業界にいればサントリー宣伝部の対応は予想できた、と思うのは筆者だけだろうか。

 サントリーは「ジャパニーズウイスキー」としてサントリーとニッカの製品が並列に紹介されることさえ嫌う。そんなことは雑誌出版社だけでなく、年間広告収入クライアントのトップクラスにあるサントリーに支えられたテレビ局だって百も承知だ。だから、ドラマ「マッサン」は、NHKでなければ制作できないドラマなのだ。

 ドラマ「マッサン」にはサントリーが「神経を尖らせている」(広告代理店社員)との噂でもちきりだ。今後、メディア各社は「マッサン」の扱いに苦慮することになりそうである。ニッカは今年創業80周年、竹鶴政孝・生誕120年で記念事業を仕掛け朝ドラに乗じて攻勢をかけてくる。サントリーは広告を盾にマスコミ各社に「ニッカ外し」の圧力をかけてくる可能性が高いと広告代理店は予想している。(編集担当:吉田恒)

1415とはずがたり:2014/11/23(日) 18:02:46
>テレビでは化学調味料の毒性に関する報告を取り上げることはタブーだし、大手メディアなどで書こうものなら、広告部を通して猛烈な圧力が編集サイドにかかってくるのは常識。
むぅ。

化学調味料が偏頭痛・緑内障を引き起こす!?
HARBOR BUSINESS Online 2014年11月23日 09時00分 (2014年11月23日 17時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20141123/Harbor_business_13169.html

 昭和30年代〜40年代中ごろ、「化学調味料は頭を良くする」という風説を信じ込んでいる家庭が多かった。食卓に上がる漬物類などは、化学調味料で真っ白になっていたものだ。高名な大学教授が言う「グルタミン酸は脳が活動する時になくてはならない物質。だから、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)は脳に良い」というおかしな論理を多くの日本人は真に受けてしまったのだった。

 それから半世紀近く経った今日、さすがに真っ白になった漬物を出す家庭は見かけなくなったが、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)はあらゆる食品に添加されるようになった。もはや「化学調味料で頭が良くなる」と思い込んでいる人はいないだろうが、「化学調味料が健康に悪影響を与える可能性がある」ということが知らされていないのも事実だ。

 テレビでは化学調味料の毒性に関する報告を取り上げることはタブーだし、大手メディアなどで書こうものなら、広告部を通して猛烈な圧力が編集サイドにかかってくるのは常識。どこの社の編集部も「化学調味料のことには触れないで」と言ってくる。これでは、多くの人が知らずにいるのも無理はない。

 アミノ酸の一つであるグルタミン酸は、通常の食事をしていれば体内で合成される非必須アミノ酸で、ヒトの生命維持活動には欠かせない物質である。神経伝達物質として脳への働きかけも行う。また「うま味」の成分でもあり、グルタミン酸のナトリウム塩が食品添加物の化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)として利用されている。

 2006年、グルタミン酸ナトリウムは米国国立医学図書館と米国国立衛生研究所が運営する健康情報サイト「The Medlineplus Medical Encyclopedia」において「偏頭痛を起こす物質(グルタミン酸ナトリウムを含む食品)」に指摘されている。原因不明の偏頭痛に悩まされている若い人は、食品を購入するときはその原材料表示に気をつけたほうがいいかもしれない。「調味料(アミノ酸等)」との記載があれば、グルタミン酸ナトリウムがまず間違いなく使われているからだ。

 グルタミン酸ナトリウムの過剰摂取は、眼への悪影響も懸念される。

 2002年に弘前大学医学部の研究グループが「高濃度のグルタミン酸ナトリウムが緑内障の原因になる可能性がある」と、動物実験(ラット)の報告を発表した。弘前大学医学部は緑内障の研究で知られているが、緑内障の患者に硝子体(水晶体の後ろにある眼球を満たしているゼリー状の物質)中のグルタミン酸レベルが上昇したことを発見したのが、この動物実験のきっかけであった。

 半年かけて行われた動物実験の結果、研究グループは「多量にグルタミン酸ナトリウムを含む食事を食べると硝子体中のグルタミン酸濃度が高まり、網膜細胞が破壊されるかもしれない」「グルタミン酸ナトリウムの過剰摂取が、欧米の国々より日本で多くみられる正常眼圧緑内障に関連しているかもしれない」と考察している。

 緑内障は「眼の成人病」といわれ、日本最大の失明原因になっている。40歳以上の約5%に発症し、潜在患者数は400万人とも推定されている。

 グルタミン酸ナトリウムは、安値で手間をかけずに「うま味」をつけられる。食品メーカーにとってはたいへん便利な調味料だ。スーパーやコンビニで売られている多くの食品にもこれが添加物として使われている。日常生活から完全に排除することは難しいかもしれないが、なるべく「化学調味料無添加」のものを選ぶようにしたい。

<食品ジャーナリスト/郡司和夫>

1418チバQ:2014/12/14(日) 11:37:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00000061-san-bus_all
ビール減税、酒税一律55円 350ミリリットル発泡酒、第3は増税
産経新聞 12月13日(土)7時55分配信

ビール減税、酒税一律55円 350ミリリットル発泡酒、第3は増税
ビール類の酒税額(写真:産経新聞)
 政府は12日、麦芽比率などに応じて異なるビール類の酒税を見直し、350ミリリットル缶の小売価格に含まれる酒税額を約55円にそろえる案を軸に検討に入った。税率の高いビールは減税となる一方、税率が低い発泡酒と第3のビールは増税になる。平成27年度税制改正大綱では見直しは見送り、改革の方向性だけ示して来年夏に具体案をまとめる。実施にあたっては、28年度から5〜7年の猶予期間を設ける方向だ。

 現在、350ミリリットル缶当たりの酒税額はビール77円、発泡酒47円、第3のビール28円。ビールと発泡酒の税額には30円、ビールと第3のビールには49円の差があり、与党内では税率格差が販売数量に影響を与えているとして疑問視する声も強かった。

 このため、政府は税率格差を段階的に縮小しビール類全体では税収規模が変わらない制度を検討することに着手。ビールを減税する一方、発泡酒と第3のビールを増税するのを有力案として検討している。

 今月30日の決定を目指す平成27年度の与党税制改正大綱では、まず「税率格差を縮小する方向で見直しを行う」と盛り込み、来年夏までに詳細な制度設計を詰める方向。政府は当初、来年度の大綱に税率の一本化を明記することを検討していた。

 しかし、ビール業界の課税出荷数量に占める発泡酒と第3のビールの比率が約半数に達する中、早期の見直しは影響が大きすぎると判断。酒税見直しで商品戦略の大幅な変更を余儀なくされる可能性があるため、業界との一定の調整期間を設けることにした。

 政府は、年明けからビール業界に対するヒアリングを行うが、アサヒビールやキリンビールなどビール各社によってビール類の販売比率が大きく異なる。

 このためメーカーの商品開発に与える影響に配慮し、政府・与党では、実施までに、5〜7年の猶予期間を設けることを軸に検討している。

1421荷主研究者:2014/12/21(日) 19:04:29

http://yamagata-np.jp/news/201411/14/kj_2014111400289.php
2014年11月14日09:26 山形新聞
日東ベスト山形工場が稼働 生産能力1.8倍に

 食品製造の日東ベスト(寒河江市、大沼一彦社長)の山形工場が山形市の立谷川西工業団地内に完成し、稼働した。県内8工場目で日立工機(東京都)の旧工場を活用。ハンバーグとハムカツの生産ラインを整備した。13日に大沼社長が記者会見し、生産能力の向上や効率化などの狙いを語った。

 山形工場は敷地面積約6万6千平方メートルで、建物3棟を有する。スタート時はこのうち2棟の1階部分(延べ床面積は約6千平方メートルと約4千平方メートル)を活用。寒河江工場からハンバーグ、本楯工場(寒河江市)など3工場からハムカツを移管した。

 新工場への移管により生産能力は約1.8倍アップしたといい、1日の製造量はハンバーグが13トン、ハムカツは16トン。従業員数は新規採用25人を含め160人体制で始めた。土地、建物の取得を含め設備投資額は約43億3千万円。

 山形工場で会見した大沼社長は今後の展開として、移管元の寒河江工場ではハム・ソーセージの生産効率化、本楯工場ではトンカツの新製品の製造を検討していると説明。山形工場の他のスペースについては「5年後ぐらいをめどに次の展開を考えたい」とした。また、畜肉など原材料の高騰に伴い、今後、一部の商品で値上げする考えを示した。

 この日は山形市の山形グランドホテルで山形工場の竣工祝賀会も開かれた。

1424とはずがたり:2015/01/06(火) 11:58:04

カゴメがトマトケチャップなど最大13%値上げ 4月から
産経新聞 1月5日(月)12時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150105-00000517-san-bus_all

 カゴメは5日、トマトケチャップなど飲料以外のトマト製品の一部の出荷価格について、4月1日の出荷分から4〜13%値上げすると発表した。家庭用トマトケチャップの値上げは、1990年7月以来、約25年ぶりとなる。

 値上げの対象は合計97品目で、家庭用がトマトケチャップ、「アンナマンマ」ポモドーロ瓶パスタソースなど3種類20品目。業務用がトマトケチャップ、トマトソースなど種類77品目。同社が扱っている飲料以外のトマト製品570品目のうち、約17%にあたる。

 世界的な食料需給拡大の影響でトマトペースト原料などの高騰が続いており、「これ以上の自社でのコスト吸収の施策は困難になった」としている。

1425とはずがたり:2015/01/06(火) 18:50:43
こういう煽り気味の文章は割り引かねば行けないだろうけど,中国の食材なんかわざわざ喰うのは自殺行為である。外食が多い俺は結局は沢山喰っちまってるんだとは思うんだけど・・。

2014.09.07
“超”危険な中国食品、マックやケンタで使用?巨大児や奇形児出産、1歳で胸が異常発達…
http://biz-journal.jp/2014/09/post_5951.html
文=編集部

 今年7月、使用期限切れの鶏肉が混入した食肉が、中国から日本に輸出されていたことが発覚。問題となった製造元は、世界17カ国に50の工場を有し、食肉業界では世界最大規模といわれるアメリカの食肉メーカーOSIグループの子会社で中国現地法人の上海福喜食品。
 同社の生産過程として、使用期限切れ鶏肉を使ったり、床に落ちたパティ(ハンバーグのように挽き肉を円盤状にしたもの)やチキンナゲットをそのまま製造ラインに戻すなどの映像が中国・上海のテレビ局・東方衛視にスクープされ、「外資系の食品なら安心」という中国国内に広まっていた考えを覆す、非常にショッキングなニュースとなった。これらの鶏肉は日本にも輸出され、日本マクドナルドの「チキンマックナゲット」やファミリーマートの「ガーリックナゲット」などに使用されていたため、両社がこれらの販売を中止し、購入者に対して返金するなどの騒動となった。
 この事件については8月29日、上海の検察が「劣悪な食品を生産、販売した」として同社幹部の6人を逮捕したことが報じられた。これで幕引きが図られるかどうかは不明だが、明らかになったのは中国食品問題の氷山の一角という見方が強く、実態がどうなっているのかに日本でも不安と関心が高まっている。
 そこで、中国の食肉問題などに詳しいジャーナリストと共に、中国産食品について取材した。

●恐怖の中国食肉生産事情
「今回の事件は、中国の企業が使用期限切れ鶏肉を使用していたことだけを問題としてニュースが伝わっていますが、中国産食品の恐怖はその程度では収まりません」と、中国産食品問題を長く取材しているジャーナリストは語る。
「まず、ブロイラーを育てている環境に大きな問題があります。通常、ブロイラーを育てる場合は1坪当たり40羽ぐらいが適正な数だといわれています。しかし中国ではコストカットのため、1坪当たり100羽以上育てるというのが常態化してしまっているのです。当然こんな環境では狭すぎて不潔で、すぐにブロイラーは病気で死んでしまいます。そして不潔さゆえに悪臭が広まれば、周辺の住民にも知れ渡り、内部の様子の写真や動画がインターネットで広まるかもしれません。そうすれば社会問題となってしまいます。そこで養鶏業者は、外から見えないように窓も一切ない建物の中でブロイラーを飼育するようになるのです。暗闇に閉じ込められ、さらに健康状態も悪化し、3日で鶏は死滅するといわれるほどひどい環境になるため、劣悪な環境でも死なないように、強い抗生物質を大量に与えるのです。さらに、成長促進剤も大量に与え、わずか40〜45日程度という異常ともいえる短い飼育期間で鶏肉が出荷されているのです」
 中国でも、中国山東省の鶏肉メーカー・山西粟海集団が、飼料に大量の成長促進剤を加え飼育期間を45日間に短縮させたブロイラーで製造した鶏肉を中国のケンタッキーフライドチキン(KFC)やマクドナルドに卸していた、と地元メディアなどが報じた。この報道の中で、鶏に与えている飼料を食べたハエが即死したと伝えており、中国では「速成鶏」として大きな社会問題となっている。

1426とはずがたり:2015/01/06(火) 18:51:02
>>1425-1426
●人体への影響は?
 このような鶏肉を人間が食べても、体に影響はないのだろうか?
 実は中国では、薬品を大量に投与して製造された食肉を妊婦が食べた結果、成長促進剤の影響か、4kg以上の巨大児の生まれる率が非常に高くなっているのだ。体重が6〜7kgある新生児も珍しくなく、巨大児の出生割合は中国国内の新生児の1割を超えている。これは10年前の5倍以上の数字だというから、割合が多くなっているのは確かだろう。
 中国地元メディアによると、1歳の女児の胸が発達する、3歳の女児が初潮を迎える、6歳の男児にヒゲが生えるなど、成長促進剤の影響ではないかといわれる事例が頻発しているという。このような環境でつくられる食品が日本に輸出されているとしたら、これを食べて大丈夫なのだろうか?
「日本は輸入食品の検査を行っていますが、その検査は一部に対してモニタリング検査を実施しているにすぎません。また、日本側がチェックする項目は中国側も知っているため、チェックにひっかからないような細工をしているのではないかとの不安は拭えません」(前出ジャーナリスト)
 そもそも中国では、地方に行くと環境汚染はさらに深刻で、住民の過半数ががんを患っている「がん村」と呼ばれる地域が200カ所以上もある。そこでは子供でもがんにかかることがあり、奇形児なども珍しくない。
 そんな環境の中では、化学物質に汚染された水を使った畑で野菜がつくられていることも多い。そのように中国産の食品は、鶏肉に限らず、どの食材においても危険をはらんでいる。
「食品は、自分や家族の健康に直結します。だからこそ、可能な限り中国産は避けたほうがいいと思います」(同)
 鶏肉の使用期限が切れているというだけではなく、中国産の食品は、ほかにも多くの問題をはらんでいるのかもしれない。その危険性も考えて、私たちは「食の安全」を守ることを考えるべきではないだろうか。
(文=編集部)

1427チバQ:2015/01/10(土) 03:34:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150109-00000522-san-bus_all
ロッテ持ち株会社、重光宏之副会長を経営陣から追放 創業者の長男
産経新聞 1月9日(金)12時10分配信

 ロッテグループの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)は9日、副会長の重光宏之取締役を8日付で解任したと発表した。同日開いた臨時株主総会で決議した。同氏は昨年12月下旬に、兼務するロッテ商事社長などグループ3社の役職などを解かれたばかり。

 創業者の長男である同氏がグループの経営陣から事実上、追放したことで、今後の経営体制のあり方が不透明になったとの見方も浮上している。

 ロッテ商事の後任社長には、HDとロッテの社長をつとめる佃孝之氏が就任する。同社は、今回の人事の理由について、「お答えできない」としている。

http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/150107/ecn15010720030037-n1.html
015.1.7 20:03
ロッテHD「創業者長男」解任の怪 理由公表せず噂や憶測も


 ロッテグループの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)で、グループ創業者、重光武雄会長(92)の長男、宏之副会長(60)が兼務するロッテ商事の社長など、グループ3社の取締役の職を解任された。日本で菓子メーカー大手として知られ、韓国でも財閥グループとして展開するロッテ創業家に何があったのか。

 宏之氏が解任されたのはロッテ商事社長、ロッテ取締役、ロッテアイス取締役。昨年12月26日に開催した臨時取締役会で決議した。ロッテHD副会長は続投するという。

 ロッテグループは重光武雄氏が1948年に創業した非上場企業。チューインガムやチョコレート菓子で急成長し、プロ野球球団も保有している。宏之氏は青山学院大出身で、2011年に父親に代わってロッテ商事社長に就任していた。

 一方、韓国では1967年に韓国ロッテグループを設立し、ホテルやテーマパークなども展開、韓国5位の財閥グループだ。次男の昭夫氏(59)が韓国ロッテグループの会長を務めている。

 ロッテ側は宏之氏が事業会社取締役を解任された理由の詳細について公表しないとしている。

 2013年には朝鮮日報などが、東南アジア事業をめぐって「宏之氏と昭夫氏の対立構図が本格化するのではないか」とする見方を報じたこともあるが、信憑性は不明だ。

 業界関係者は、今回の人事の背景について、「ロッテグループの業績はおおむね好調で、会社内でのクーデターで解任されたとも考えにくい」と首をかしげる。いずれにせよ、創業家の長男が、グループの中核会社社長などを解任されるというのが異例の事態であることは間違いない。

1428チバQ:2015/01/10(土) 03:37:30
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/09/2015010903228.html
辛東主氏 ロッテHD副会長も解任=業績不振が原因か



【東京聯合ニュース】日本のロッテグループの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)は9日、前日に開いた臨時株主総会で辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏を副会長職から解任したと発表した。

 辛氏はロッテHDの会長でグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の長男。

 昨年12月末に兼務するロッテ商事社長などグループ3社の役職を解かれたのに続き、ロッテHDの取締役も外れ、グループでの役職は全てなくなる。ロッテ商事の社長職は、8日からロッテHDの佃孝之社長が兼務している。

 東主氏の突然の解任により、韓国は辛格浩氏の次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏、日本は長男の東主氏がそれぞれ担当してきた経営体制が変わる見通しだ。

 財界は、東主氏が事実上、経営から退いたと受け止めている。財界の関係者は「辛格浩会長は実績主義のため、韓国ロッテに比べ日本ロッテの業績が非常に良くなかったことを踏まえて決定したのだろう」と話している。

1429とはずがたり:2015/01/10(土) 09:03:32

なんかどんどん変なのが出て来るねぇ。。

野菜ジュースに丸まったティッシュ、回収はせず
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150107-OYT1T50066.html
2015年01月07日 13時18分

 茨城県古河市の飲料メーカー「トモヱ乳業」が製造し、昨年11月に東京都足立区のスーパーで販売された野菜ジュースにティッシュペーパーが混入していたことがわかった。


 同社によると、このジュースは「10種の野菜&フルーツ」(1リットル入り)の紙パックで、関東地方で販売されている。

 11月に購入した客から指摘を受け、外部機関に依頼して調べたところ、パック内にティッシュペーパー2枚が丸まった状態で混入していたという。同社の工場では、パックにジュースを詰める際には工場に人が立ち入れないようになっており、原因を特定できなかったという。

 同社お客様相談室は「ほかに同様の事例はなく、現段階では自主回収は考えていない」と話している。

2015年01月07日 13時18分

1430とはずがたり:2015/01/10(土) 09:12:29
1362 :とはずがたり:2015/01/07(水) 11:33:13
気持ち悪いなぁ。。

<マクドナルド>フライドポテト中に「人の歯混入」 大阪
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20150107k0000e020160000c.html
毎日新聞2015年1月7日(水)09:46

1364 :とはずがたり:2015/01/07(水) 17:27:20
今迄もあったんだろうけどニュースになってなかっただけなんやろうねー。

<マクドナルド>デザートでも異物混入、子どもけが
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20150107k0000e020250000c.html
毎日新聞2015年1月7日(水)15:55

1365 :とはずがたり:2015/01/07(水) 17:28:10

マック、チキンナゲットは販売継続 問題発生日の当該工場出荷分だけ販売せず
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20150105538.html
産経新聞2015年1月5日(月)17:17

1366 :チバQ:2015/01/07(水) 20:37:08
>>1362
マックのポテトは米国産なんですけど
(というか、世の中に流通しているポテトはほとんど米国産)
この米国産フライドポテトって寡占市場で、3社でほぼ独占です。
マックも3社から調達していたはず。
店員からの混入の可能性もあるけど、メーカーサイドで混入しているとしたら
マック以外(モス,KFCetc)でも混入のリスクはありますね。

でもたしか、製造ラインはほとんど自動化されていて人の手が触れることないはずだけどなあ・・・

1367 :とはずがたり:2015/01/08(木) 14:07:29
解説感謝です。お詳しいっすね〜ヽ(´ー`)/
独占3社の名前ってお教え頂けます?!そんだけシェア高いとファミレスや回転寿司なんかで出る奴も当然その3社の独壇場な訳ですかね?

俺はあんまフライドポテトは食べないけど偏食の息子が好きだから困るなぁ。。(´・ω・`)

>製造ラインはほとんど自動化されていて人の手が触れることないはずだけど
もっと上流過程で混入,例えば農家のおじさんの歯とかっすかねぇ??

1431とはずがたり:2015/01/10(土) 09:13:02

1369 :チバQ:2015/01/09(金) 02:00:45
元業界関係者ですので・・・・ 

http://www.mccain.co.jp/Pages/default.aspx
マッケイン
http://www.lambweston.co.jp/about
ラムウエストン
http://www.simplot.com/
シンプロット 日本語ページなし
の3社ですねー


>ファミレスや回転寿司なんかで出る奴も当然その3社の独壇場な訳

稀にベルギー産のポテトも見かけますが、ほぼほぼ米国産ポテトで
この3社のいずれかのポテトを食べてると思います。
ちなみに、使っているイモの種類は一緒(ラセットバーハング)です。
マックで売ってるような細いのも、居酒屋でよく見かける皮付きも同じです。

店によって味が違うのは、油と調味料(粉)の違いです。

業界関係者なのでつい業界寄りの発言になりますが。。。
>もっと上流過程で混入,例えば農家のおじさんの歯とかっすかねぇ??
カラー検知器などで弾かれるはずですし、アノサイズが混入するとは・・・

>この歯から、ポテトを揚げるのに使う油は検出されず、
ということなので店舗以降の下流で混入ですね。

http://www.asahi.com/articles/ASH1735ZQH17ULFA004.html
マックポテトに歯が混入 昨年8月に苦情「経路は不明」
2015年1月7日10時54分
 日本マクドナルドは7日、マックフライポテトに異物が混入していたという苦情が昨年8月に客から寄せられていたことを明らかにした。人の歯だと判明したが、「工場や店で混入した可能性は低く、原因は不明」としている。

 苦情があったのは、大阪府河内長野市の店で売ったポテト。女性客から「白いものが混じっていた」との指摘があり、外部機関に調査を頼んだところ、人の歯とわかった。

 この歯から、ポテトを揚げるのに使う油は検出されず、当時の店に歯が抜けた従業員もいなかったことから、混入の経緯はわからないという。

 日本マクドナルドでは、先月に東京都、今月に青森県で販売したチキンマックナゲットから異物が見つかっている。7日午後3時半から記者会見を開き、調査結果を説明する。

1370 :チバQ:2015/01/09(金) 02:07:14
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150108-00000020-fnn-bus_all
「和光堂」で、新たに離乳食「五目中華どん」にも虫混入
フジテレビ系(FNN) 1月8日(木)19時48分配信
販売した離乳食にコオロギが混入していたベビーフード大手の和光堂で、新たに離乳食「五目中華どん」にも、虫が混入していたことがわかった。
熊本県内の男性によると、2014年夏、離乳食グーグーキッチン「五目中華どん」に異物が混入していた。
和光堂が調べたところ、およそ3.5mmのナトビハムシだったという。
発見した男性は「びっくりしましたね。まさか入っているとは。完全体ですかね。足とか欠けることなく、虫の状態で入っていた」と話した。
具材の白菜などに付着したまま製造された可能性が高く、和光堂側は男性におわびし、商品を買い取ったという。
一方、コオロギが混入していた「BIGサイズのグーグーキッチン ごろごろ肉じゃが」は自主回収が発表された。

問い合わせ先は、「和光堂お客様相談室・フリーダイヤル(0120-88-5620)」。
送付先は、「和光堂『商品受付』係 栃木・さくら市押上2017-1」まで。

1432とはずがたり:2015/01/10(土) 09:13:34
>>1430-1432

1371 :チバQ:2015/01/09(金) 02:16:38
>>1370
プラスチック片や金属片の混入は工場の管理体制に問題アリですが

個人的な意見ですが>>1370は仕方ないと思います。
野菜を製造(生産)する上で、虫の付着は避けられない(さけようと思えば莫大な農薬を使用するしかない)
それを各種方法で取り除くわけですが、野菜の内部に入り込んだら除去しきれない
それが最終製品に入り込む可能性はゼロじゃないです。

まあ、印象の問題なんですけど 食べたって死なないですよ、たぶん。
気にするほうが精神衛生上良くないです と身もふたもないこと言っておきます。

1372 :チバQ:2015/01/09(金) 19:57:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150108-00000002-fsi-bus_all
異物混入、情報開示どこまで 回収基準引き下げ、悩む食品各社
SankeiBiz 1月9日(金)8時15分配信

異物混入、情報開示どこまで 回収基準引き下げ、悩む食品各社
装飾品の一部とみられる金具が混入していたと苦情が寄せられたマクドナルド176宮津店(京都府宮津市)のホットケーキ(視聴者提供・FNNビデオPostへの投稿)(写真:フジサンケイビジネスアイ)
 外食、メーカー、小売りなど食品を取り扱う各社は、日本マクドナルドのチキンナゲットへのビニール片混入など相次ぐ食品への異物混入問題を受け、混入事実の情報開示や自主回収の基準引き下げを検討する。これまで各社が独自に基準を設けて対応してきたが、一連の問題が示すようにインターネットなどで消費者が公表する場合も多く、会社基準を理由にした非開示が「不都合な情報を隠している」ととられる懸念が強まっているからだ。しかし基準引き下げの明確な指針はなく、各社は試行錯誤を迫られている。

 食品メーカーなどは異物が混入した際、お客さま相談室などに通告が入ると、原因追求を始めると同時に品質管理部門や経営幹部に事態を報告する。ただホームページなどを通じて開示するかは、混入の原因が明確に会社側にあるときや、健康被害が広がる懸念があるときなどと細かく基準を決めている。

 事実、日本マクドナルドの7日の会見では4件の異物混入が説明されたが、本来は開示する基準ではなかったという。だが報道によって問題が大きくなる中、開示を余儀なくされた。

 8日にはアサヒグループホールディングスが、子会社のベビーフード大手の和光堂の離乳食に虫が混入していた問題で、ホームページなどに謝罪や事態の推移などを掲載。同時に自主回収を表明したが、混入の経緯は分かっていない。担当者は「今までの基準なら開示や自主回収をしないが、すでに報道されている以上、会社として対応が必要になった」と説明する。

 こうした対応は今後、各社に波及しそうだ。7日に会見したばかりの日本マクドナルドは8日、長野県松本市の店舗で7日夜に販売されたソフトクリームの中にビニール片のようなものが混入していたと客から店に届け出があった、と明らかにした。

 ある流通大手の幹部は「原因が分からないままでの自主回収は避けたいが、消費者の反応を考えると致し方ない」と述べ、開示基準のあり方の検討に入る考えを示した。

1433荷主研究者:2015/01/24(土) 22:35:03

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150115/bsc1501151120005-n1.htm
2015.1.15 11:20 Fuji Sankei Business i.
昨年のビール類出荷、10年連続で過去最低 「第3」も初の前年割れ

 ビール5社が15日発表した平成26年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷数量は、前年比1・5%減の4億2707万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、10年連続で過去最低を更新した。15年に市場投入以来、出荷を伸ばし続けてきた第3のビールも初めて前年実績を下回った。

 消費税率引き上げによる消費低迷と、夏場の天候不順が重なり、需要が低迷した。

 全体の半分を占めるビールは1・0%減の2億1460万ケースで18年連続のマイナスだった。第3のビールは4・4%減の1億5117万ケース。その一方、発泡酒は4・4%増の6129万ケースで、12年ぶりに前年実績を上回った。

 昨年、サッポロビールがプリン体ゼロ、糖質ゼロのいわゆる「ゼロゼロ」の第3のビール「極ZERO」の販売を停止し、7月から発泡酒として再発売した。加えてこのゼロゼロ発泡酒に、大手各社が相次いで参入したため、第3のビールの出荷が落ち、発泡酒が伸びる結果となった。

 各社別のビール類シェアは、アサヒビールが38・2%(前年比0・6ポイント増)、キリンビールが33・2%(1・6ポイント減)、サントリーが15・4%(0・7ポイント増)、サッポロが12・3%(0・3ポイント増)、オリオンが0・9%で横ばいだった。大手4社ではキリンの独り負けが鮮明になった。

1434とはずがたり:2015/01/26(月) 11:34:17

止まるかビール離れ、「クラフトビール」に本腰
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150126-567-OYT1T50053.html
読売新聞2015年1月26日(月)10:29

 少量生産で個性的な味が特徴の「クラフトビール」が今年、さらに注目を集めそうだ。

 サッポロビールやキリンビールなど大手が本格展開を始めるからだ。ひと味違う魅力をアピールし、ビール市場全体の活性化につなげる狙いもある。

 「クラフト」(craft)は「手づくりの技を生かした」というような意味。定番のビールは、幅広い消費者を意識し、飲みやすさなどを重視することが多いが、クラフトビールは少量生産のため、苦みを強くしたり、果汁や香辛料を加えて香りを強調したりして個性的な味にできる。

 サッポロビールは今夏にも同社で初めてのクラフトビールを発売する方針だ。尾賀真城社長は「お酒の飲み方が多様になっており、(品ぞろえも)変えないといけない」と話す。

 アサヒビールは2月10日以降、クラフトビールブランド「クラフトマンシップ」の展開を始める予定だ。コンビニエンスストア限定商品で、ホップの苦みや濃厚な味わいなどが特徴。

 すでにクラフトビールをインターネット販売してきたキリンビールは今春、東京・代官山に飲食店併設の醸造施設を開き、展開を本格化する。

 日本国内の2014年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の総出荷量は10年連続で前年を下回り、特に若年層のビール離れが目立つとされる。クラフトビールは現在、ビール市場全体の1%未満にとどまるが、大手の本格参入で活性化につながるか注目される。

 米国ではビール販売額の15%程度がクラフトビールとされ、人気を集めている。

1435とはずがたり:2015/01/26(月) 11:34:38

キリンビール「独り負け」を招いた3つの誤算
http://news.goo.ne.jp/article/jijico/bizskills/jijico-15151.html
JIJICO2015年1月24日(土)17:00
ビール業界、キリンだけが「独り負け」状態に

2014年のビール類課税出荷の各社別シェアは、アサヒビールが38.2%(前年比0.6ポイント増)、キリンビールが33.2%(同1.6ポイント減)、サントリービールが15.4%(同0.7ポイント増)、サッポロビールが12.3%(同0.3ポイント増)、オリオンが0.9%の横ばいで、キリンの「独り負け」という結果となりました。

なぜ、キリンだけが独り負け状態になってしまったのか?その要因には3つの誤算があったと考えられます。

サッカーW杯キャンペーンが不発に終わる

まず、サッカーW杯キャンペーンの誤算。キリンの不振は昨年5月〜7月の売り負けが原因とされており、その期間はW杯が開催されていました。キリンは日本代表の公式スポンサーとしてキャンペーンを実施することに販促の重点を置いていたようですが、残念ながら日本代表チームが予選で敗退したこともあり、このキャンペーンが不発に終わったことが大きな誤算となったようです。

ただ、今だから言えることではありますが、W杯の試合開始時間が時差の関係で早朝だったため、サッカーファン同士でお酒を飲んで盛り上がるという機会が少なかったことから、そもそも日本代表の勝ち負けに関わらず、キャンペーンの成功は難しかったのではないかとも考えられます。

居酒屋争奪戦でアサヒに大口取引先の売上を奪われてしまった

次に、居酒屋争奪戦における誤算。ビール業界は家庭向け以外にも、飲食店といった法人向けの大口取引先が存在します。特に、居酒屋に関してはビールの消費量が多いことから、ビール業界では居酒屋争奪戦が熾烈に行われています。

キリンは、その重要なマーケットの一つである大手居酒屋チムニーに出資していましたが、昨年アサヒも資本参入し、出資比率でキリンを上回りました。「居酒屋チェーンは出資比率に応じてビールを入れる」という業界の習慣にのっとり、キリンからアサヒへと商品が切り替わり、大口取引先の売上を奪われてしまったことも誤算だったのかもしれません。

主力商品「一番搾り」の重点的な販促が裏目に

最後は、販売戦略の誤算。競合他社が増税後の売上減を考慮して新商品を投入していたのに対し、キリンは「選択と集中の1年」として、主力商品である「一番搾り」の重点的な販促を行ったことが裏目に出てしまい、競合他社の新製品にシェアを奪われる結果となりました。

また、「一番搾りプレミアム」を投入しましたが、「一番搾りそのものがプレミアムビール」と強調したことで「一番搾り」との違いや、プレミアム感が消費者に上手く伝えられなかったため、昨年プレミアムビール市場が成長したにもかかわらず、あまりその恩恵を受けられなかったのも痛手となりました。

結果的に、いくつかの誤算が重なったことで独り負け状態となってしまったキリンですが、すでにシェア回復に向けて「スモールサクセス」を合言葉に、特定の領域や商品で成果を上げる戦略を強化し、販売増や「ゼロゼロ発泡酒」で首位になるなどの成果を上げています。小さな成功の積み重ねが、どれだけ大きな成功に変わるのか?今年のキリンの業績に注目していきたいです。

(伊藤 伸朗/集客・顧客情報活用コンサルタント)

1436荷主研究者:2015/02/01(日) 12:57:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150121/bsc1501211803016-n1.htm
2015.1.21 18:03 Fuji Sankei Business i.
キリンビバレッジが炭酸飲料強化 「メッツ」を今年倍増、飲料全体も6%増へ

キリンビバレッジが発売する炭酸飲料「メッツグレープ」(左)と「オレンジ」=21日、東京都千代田区の大手町ファーストスクエア(平尾孝撮影)【拡大】

 清涼飲料大手のキリンビバレッジは21日、2015年(1〜12月)の事業方針説明会を開き、炭酸飲料大幅強化などの戦略を説明した。国内市場はほぼ横ばいと見る中で、同社の飲料全体の販売を2億500万箱と、6%増を見込む。なかでも主力炭酸飲料「メッツ」の販売数量を前年比2.1倍の1250万箱に設定するなど、炭酸飲料を牽引役に据えている。

 同社は3月3日に、「メッツ グレープ」と「同オレンジ」を発売する。販売が好調なフルーツ系炭酸ジャンル。従来に比べ、カロリーを70%カットし、炭酸を強めにするこれまでにないタイプの商品に仕上げている。190ミリリットルの缶から1.5リットルペットボトルまでサイズ別のバリエーションを多くしたことで、自動販売機、コンビニエンスストア、量販店など多様な販売形態に柔軟に対応できる。主力の480ミリリットル入りペットボトルは税抜き価格が140円。

 炭酸以外でも缶コーヒー「ファイヤ」で7%の販売増、昨年投入したプレミアム飲料「別格」についても2倍強に設定するなど、強気の販売計画を打ち出している。

1437荷主研究者:2015/02/01(日) 12:58:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150122/bsc1501220500009-n1.htm
2015.1.22 06:57 Fuji Sankei Business i.
キリン、逆襲へ「スモールサクセス作戦」加速 「一番搾り」は販売プラスに

 キリンビールなどキリングループ各社が2015年、国内飲料事業で逆襲に出る。昨年はビール類のシェアを大きく落とした。だが、細かなキャンペーンの実施や地道な営業活動、特定領域の新商品投入など、小さくてもいいから一つ一つの競争に勝つ実績を積み重ねる戦略「スモールサクセス作戦」を昨秋から全社で展開。この成果が早くも昨年末から出始め、主力ブランド「一番搾り」の販売がプラスに転じた。今年も同戦略を加速し、ビール類の出荷で前年比6%超の成長を実現する。

■昨秋から全社で展開

 今月1日付で就任したばかりの布施孝之キリンビール社長に仕事始め早々、サプライズニュースが飛び込んだ。昨年1年間の課税出荷で、一番搾りが前年実績を上回ることが確定的になったのだ。

 ビール市場が低迷する中、キリンビールはここ数年、主力では一番搾りに経営資源を集中投下し、ブランド力の向上を目指してきた。しかし、昨年前半、これまでキリンを中心に扱っていた大手居酒屋チェーンの2つが、他社に変更。2チェーンではほぼ納入ゼロになってしまった。業務用は、ビール販売の半分を占めるため、この乗り換えはキリンに大打撃を与えた。さらに夏場の天候不順による需要減も追い打ちをかけた。

 「業務用では、大型チェーン2つの影響を挽回できず、大幅なマイナスはさけられない。それでも家庭向けの量販用は年後半になって伸びてきている。量販用だけでも、何とか通年でプラスにしたい」(三宅占二・キリンホールディングス社長)というのが会社内部でも共通した見方。通年で一番搾りブランド全体でのプラスはかなわない目標とあきらめかけていた。

 だが、夏場以降、キリンは反攻に打って出る。スモールサクセス作戦の展開だ。購入本数に応じて「こだわり体験キット」や限定ビールが必ずもらえるマイレージキャンペーンや、お歳暮ギフト向けの「一番搾りプレミアム」の拡販に着手するなど、他社の後塵(こうじん)を拝する取り組みでもきめ細かく実行。業務用では、一気に大手チェーンを取り返すことはできなくても、「数店舗展開の新興の居酒屋などへの営業を強化」(布施氏)することはできる。そして、それを着実に実践した。

 12月後半には量販店向けに営業攻勢をかけた。この結果、大手チェーンを失った分を取り返し、久々の一番搾りブランド全体での増加を達成した。想定外の結果に「スモールサクセスの積み重ね」と、布施社長は喜ぶ。

 ただ、結果的にキリンは昨年1年間のビール類の課税出荷で、大手5社のうち唯一前年実績を下回り、国内シェアを1.6ポイントも落とすという苦戦を強いられた。消費税率引き上げによる反動減や消費の回復遅れという厳しい情勢を見誤ったうえ、サッカー日本代表のスポンサーであることからキャンペーンを展開したがW杯で日本代表が1次リーグ敗退。「これにかけていた」(磯崎功典キリン社長)というキャンペーンが不発に終わった。

 一方、他社は購入量に応じてビールサーバーなどが必ずもらえる「マイレージ型のキャンペーンや新商品を投入するなどし、差がついてしまった」(三宅氏)。さらに、「公家集団といわれ、営業現場での戦いに弱い」(業界他社幹部)といったキリンの体質もあり、W杯キャンペーンの不発後、すぐに対策を取ることができなかった。

1438荷主研究者:2015/02/01(日) 12:59:33
>>1437-1438 続き

■「勝つ癖が重要」

 その反省から、新たに始めたスモールサクセス作戦は、磯崎社長の陣頭指揮で社内に徹底させた。「お客さまの支持を取り戻すためには、まず小さな成功でもいいから勝つ癖をつけることが重要」(磯崎氏)と、現場で訴えた。小さな取り組み、他社と競合するそれぞれの営業現場で、とにかく勝つこと。それが消費者のブランドイメージ向上につながる。そう訴え続け、あきらめムードが漂っていた社内の雰囲気を改善させた。

 その成果は、一番搾りでのさまざまな取り組み以外でも出始めている。9月に大手4社の商品が出そろった糖質ゼロ、プリン体ゼロのいわゆる「ゼロゼロ発泡酒戦争」。昨年後半のビール業界最大の話題となった。ここでキリンが投入した「淡麗プラチナダブル」は、2カ月先行して発売していたサッポロビールを上回るペースで販売を伸ばし、首位になったもようだ。

 缶チューハイの「ビターズ」は、6月の発売後、半年で300万ケースと好ダッシュ。年間200万ケース(1ケースは250ミリリットル24本換算)の販売で“定番商品”と認知される缶チューハイ市場で存在感を示した。第3のビール「のどごし〈生〉」でもマイレージキャンペーンが功を奏し、復調しつつある。

 酒類だけでない。「業界5位に落ちてしまった」と佐藤章社長が嘆いていたキリンビバレッジでも、高価格帯の新シリーズ飲料「別格」が11月の発売から順調な滑り出し。価格競争に巻き込まれないプレミアムカテゴリーの創出を狙う。

 キリングループは3月に、キリンHDの三宅社長が会長に退き、キリンの磯崎社長がHD社長を兼務する新体制が動き出す。新体制でもスモールサクセスをさらに積み重ね、ビール類のシェア回復につなげる。(平尾孝)

1439荷主研究者:2015/02/01(日) 13:00:48

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150123/bsc1501230500003-n1.htm
2015.1.23 07:03 Fuji Sankei Business i.
「クラフトビール」人気拡大、供給追い付かず… 大手も参入、注目の的に

日本クラフトビールの新ブランド「FarYeast」。各社は新商品も続々投入している

 こだわりの味を追求する「クラフトビール」各社による生産工場(醸造所)の増設や新設が相次いでいる。キリンビールが出資したヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が業界ダントツの生産量を誇るが、それに続くエチゴビール(新潟市西蒲区)や木内酒造(茨城県那珂市)などが年間3000キロリットル級の設備を整えつつある。一挙に生産量を販売実績の5倍以上に引き上げる事例も出てきた。いずれも急増する需要に供給が追い付かない状況で、流通・外食業界の注目の的となっている。

■直営店通じ人気拡大

 「継続的に設備を増強しており、今月中には年間3000キロリットルの設備が完成する」

 そう話すのは「常陸野ネスト」ブランドのクラフトビールを販売する木内酒造の木内敏之取締役。コリアンダー、オレンジピールといったスパイスを加えた「ホワイトエール」などが人気だ。同社の昨年の年間販売量は約1400キロリットル(350ミリリットル缶で400万缶に相当)だったが、増える需要に追い付かず、約2倍の規模に増やす。

 同社は1823年創業の造り酒屋。1993年の地ビール解禁の規制緩和を受けてビール製造に乗り出した地ビール・クラフトビール業界の老舗だ。当初から完全無菌の充填(じゅうてん)設備を導入するなど品質管理を徹底し、90年代後半の地ビールブームが過ぎた後も人気を維持。特にクラフトビールが急成長した米国など海外で高い評価を受け、現在は「海外販売比率が約5割」(木内氏)に達する。国内でも人気の高まりを受け、今月27日に東京・神田に小さな醸造設備を備えた直営店「常陸野ブルーイング・ラボ」を開設する予定だ。

 同じく老舗のエチゴビールは、2013年にそれまでの年間1900キロリットルから同2500キロリットルに生産設備を拡充した。さらに「今年4月までに排水処理設備を従来の1.5倍に増やす」(飯塚励社長)方針で、年3000キロリットル規模の生産にも対応可能とする。「(16年度)以降に増産態勢をとるつもり」(同)という。

 老舗ばかりではない。01年に醸造を開始したベアード・ブルーイング(静岡県伊豆市)は昨年、伊豆市内に年間2000キロリットル規模の生産工場を開設した。それまでの設備は同350キロリットル規模だっただけに、実に5倍以上だ。同社のベアードさゆり氏は「まずは2倍の年間700キロリットルに生産量を増やす」方針で、需要増に対応する。

 同社は本社工場内を含め東京や神奈川に5店舗の直営店「タップルーム」を設けるなどして人気が拡大。工場敷地内ではホップなどを生産する本格的な農園も開く予定で、クラフトビールの新たな価値観を提供する。

 12年にゆずや山椒(さんしょう)といった日本の香辛料を使用した「馨和 KAGUA」で新規参入した日本クラフトビール(東京都港区)は、東京近郊の工場用地を選定中で「16年には最大年間500キロリットル規模の自社設備を稼働させる」(山田司朗社長)方針。「需要に追い付かず、販売機会の損失が著しい」(同)ためだ。ベルギーなど年100キロリットル規模の既存の委託生産態勢も維持するため、16年には最大で現在の6倍の生産が可能になる。

1440荷主研究者:2015/02/01(日) 13:01:26
>>1439-1440 続き

■大手も“虎視眈々”

 クラフトビール業界では、老舗で生産量首位のヤッホーブルーイングが、昨年春に生産設備をそれまでの約1.8倍に拡充。それでも足りず、同10月にはキリンビールの出資を受け、生産の一部をキリンに委託した。同社は生産量を公表していないが、「すでに年間5000キロリットルを超えている」(業界関係者)とみられている。

 国内ビール市場は、14年のビール系飲料(ビール・発泡酒・第3のビール)の課税出荷数量は、前年比1.5%減と10年連続で過去最低を記録するなど低迷続き。その中で大手以外の地ビール・クラフトビールのシェアはまだ1%に満たないが、各社の増産の勢いをみると、「1%突破の可能性も出てきた」(飯塚氏)。業界内では4%程度に成長するという見方もある。

 この人気を取り込もうと大手もキリンだけでなく、アサヒビールが2月から製法や原料にこだわった新ブランド「クラフトマンシップ」を発売する。サッポロビールも今夏、子会社でクラフトビールに参入する方針。

 メーカー以外もその人気に高い関心を寄せる。ヤッホーブルーイングが昨年10月に大手コンビニエンスストアのローソンと共同開発した「僕ビール、君ビール」は、瞬く間に売り切れる店舗が続出。「初回生産分が売り切れ、在庫がない状況。2回目の生産も前向きに検討している」(ヤッホーブルーイング広報)。同社はアマゾンジャパンともアマゾン限定ビールを共同開発し、売れ行きは絶好調。他の大手流通も虎視眈々(たんたん)と狙っているようだ。

 木内酒造やベアードなどの直営店だけなく、さまざまな種類のクラフトビールを集めたビアパブも急速に増えていることも、各社の生産増強の背景の一つにある。

 大手メーカーの参入などに伴い、「15年度はクラフトビールに追い風が吹く」(飯塚氏)勢いで、低迷する国内消費の盛り上げ役としても期待されそうだ。(池誠二郎)

1441チバQ:2015/02/04(水) 21:18:02
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150204-00000097-jijnb_st-nb&amp;ref=rank
JT、飲料事業撤退=「桃の天然水」「ルーツ」
時事通信 2015/2/4 17:00

 日本たばこ産業(JT)は4日、飲料事業から撤退すると発表した。9月末をメドに生産と販売を終了する。清涼飲料「桃の天然水」や缶コーヒー「ルーツ」などはヒットしたが、ここ数年は競争激化する飲料業界で存在感を示せず、事業業績は不振だった。
 飲料は、目を引く新商品を矢継ぎ早に出し、小売業者には大量に安く卸すことが市場を取るために不可欠になっている。記者会見した大久保憲朗副社長は、こうした競争ではメーカーの「規模が優劣を決める」と説明。市場シェアが10位の同社は不利な状況から脱せないとして、撤退の決定に至った理由を説明した。
 本社の飲料部門や販売子会社の社員は、配置転換や再雇用で対応する。生産は他メーカーに委託しているため、工場の閉鎖などはない。他社製品の販売を請け負う自販機の運営事業は当面継続するが、将来的には提携や売却も検討する。
 JTは1988年、事業の多角化の一環として飲料事業に参入。2014年3月期は1845億円を売り上げたが、販売コストなどがかさみ21億円の赤字に陥った。同社全体では、同期の売上高は約2兆4000億円、営業利益は約6500億円。

1442とはずがたり:2015/02/06(金) 19:39:31

極ゼロは第3のビール…サッポロが税返還求める
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150130-OYT1T50081.html?from=ysns_ycont
2015年01月30日 16時41分

 サッポロビールが2013年6月に発売した「極ごくZERO(ゼロ)」の製法が酒税の安い第3のビールに該当しない疑いが判明した問題で、同社は30日、「極ゼロは第3のビールと確信した」として、追加で納めた酒税約115億円を返すよう国税当局に求めたことを明らかにした。


 申請は26日付。

 極ゼロを巡っては、国税当局が14年1月、同社に対し、極ゼロが第3のビールに該当するかどうかの確認を求めたことを機に、製法上の疑いが生じた。同社は追徴課税などの可能性を考慮し、同6月に極ゼロの販売を休止。第3のビールでなかった場合に生じる酒税の不足分約115億円と延滞金約1億円を納めた。

 ビール類の酒税は350ミリ・リットルでビールが77円、発泡酒が47円、第3のビールが28円。同社は、14年7月に中身を変えて発泡酒の極ゼロを発売した。

2015年01月30日 16時41分

1445とはずがたり:2015/02/09(月) 19:23:00

JTが自販機子会社放出か 飲料撤退で始まる再編ドミノ
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/diamond-66460.html
ダイヤモンド・オンライン2015年2月9日(月)08:00

 ついにJT(日本たばこ産業)が飲料事業からの撤退に踏み出した。JTは、2015年9月末をめどに、「桃の天然水」「ルーツ」などの飲料製品の製造・販売を終了する。

 2月4日午前に、JTの飲料部隊がある大井町社屋では、社員向けの説明が行われていた。「成熟した飲料市場において、飲料事業がJTの中長期的な成長に貢献するのは難しい」──。大久保憲朗・JT副社長のおよそ40分にわたった弁明は、むなしく響き渡った。その場に居合わせた、JTの飲料事業関係者は「頭が真っ白になった」と戸惑いを隠さない。

 それも無理からぬ話だ。1990年代後半から、JTは“たばこ一本足打法”からの脱却を課題とし、「食品」と「医薬品」を多角化事業の柱と位置付けてきたからだ。収益性の低さから、幾度となく飲料事業の不要論が社内外で浮上したが、13年年初に、「もう一度、飲料事業の再建を目指す」と社内の議論を整理したはずだった。それだけに、「見切りをつけるのが早過ぎる」(JT関係者)という意見も聞こえてくる。

 もっとも、JT経営陣の判断は違ったようだ。撤退に先立ち、昨年夏ごろからJTは販売数量ではなく利益を重視する方針へ転換。傘下のジャパンビバレッジホールディングスの自動販売機における自社製品比率を、7月までの45%程度から8月以降は25%程度へと低下させていたのだ。

 ジャパンビバレッジは1台の自販機に複数のメーカーの商品を扱う混載機が主力となっている。混載機では、売れない自社製品を並べるよりも他社製品を並べることで徴収する“場所代”の方がもうかる。つまり、JTは昨夏の時点で既に自社製品を売ることを半ば諦めていたのだ。結果は数字に表れ、昨年7月の自社製品の販売数量が前年比92%であったのに対し、8月は81%に低下。今年1月には73%にまで落ち込んでいた。

出資合戦の様相も

 「どこがジャパンビバレッジと組むのか」──。発表当日、ライバルメーカー幹部の関心は、この一点に集中した。JTの飲料撤退に伴い、ジャパンビバレッジ(JTの出資比率は66.7%)を売却するとの観測が広がったのだ。JT幹部は「既に買収、出資の申し込みが殺到している」と話す。

 かねて、ジャパンビバレッジは飲料業界再編の核となると目されてきた。主要株主であるサントリー食品インターナショナル、キリンビバレッジのほか、収益性の高い自販機26万台を狙って、第三極も加わった出資合戦となる可能性もある。

 折しも、大塚食品が提携相手をネスレからアサヒ飲料へと組み替えるなど、飲料業界の再編機運は高まっている。JTの飲料撤退を契機に、長らくくすぶり続けてきた飲料業界の再編ドミノがいよいよ始まりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1446とはずがたり:2015/02/09(月) 19:33:29
>たらみを110億円で買収した
俺は結構ダイドー派(JTの缶コーヒーも結構好きだった。)が,これは知らんかった。

【ダイドードリンコ】
飲料業界の“花嫁候補”が下した
「自販機モデル脱却」決断の波紋
http://diamond.jp/articles/-/62866
週刊ダイヤモンド編集部 【第156回】 2014年11月28日

長らく自動販売機業界の“優等生”であったダイドードリンコが、“自販機一本足モデル”から脱却し、多角化を急いでいる。自販機ビジネスを追い詰めた背景には何があるのか。

「ついに自動販売機ビジネスが役目を終えた」(飲料メーカー幹部)

 ダイドードリンコが下したある決断が、飲料業界で波紋を呼んでいる。今年3月に発表した中期経営計画において、“自販機一本足モデル”からの脱却を掲げたからである。

 ダイドーのビジネスモデルは極めて特徴的だ。飲料の販売チャネルには、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの「小売り」と「自販機」の二つがあるが、ダイドーの飲料売上高に占める自販機チャネルの構成比(自販機比率)は際立って高い。一般的な飲料メーカーの自販機比率が約30%なのに対し、ダイドーのそれは86%(2013年度)にも上る。自販機ビジネスに大きく依存しているのだ。

 ダイドーが保有する自販機台数は約28万台。日本コカ・コーラ、サントリー食品インターナショナルに続き業界3位の台数を誇り、ロングセラー缶コーヒー「ダイドーブレンド」を有するダイドーは、飲料業界内では、常に他社からM&A(企業の合併・買収)の花嫁候補として狙われる存在であった。ライバルが喉から手が出るほど欲しい、自販機業界の“優等生”だったのである。

 それだけに、ダイドーの決断は関係者に重く受け止められた。飲料メーカー幹部も「まさか、あのダイドーが自販機を見限るとは……」と驚きを隠さない。

 今後、ダイドーは、自販機ビジネスの縮小均衡に伴い、飲料販売に特化したビジネスモデルから多角化へとかじを切る。

「自販機ビジネスで安定収益を確保するが、これからは飲料販売だけでは稼げない。食品・健康事業で成長するモデルへとシフトする」(長谷川直和・ダイドードリンコ執行役員)という。実際に、売上高に占める飲料販売部門の依存率を13年度の84%から18年度の72%にまで大幅に減少させる予定だ(計画では飲料販売部門の売り上げは微増)。

 すでに、多角化シフトの予兆はあった。12年5月には果物入りゼリーを製造する、たらみを110億円で買収した。たらみの13年度の売上高は143億円で、ダイドーの売上高の約1割を占めており、新たな収益源を確保したといえる。「今後もM&Aを駆使して多角化の柱となる収益源を四つ、五つと増やしていく」(同)方針だ。

1447とはずがたり:2015/02/09(月) 19:34:00
>>1446-1447
コンビニの侵食と消費増税のダブルパンチ

 ここにきて、なぜ、安定収益源であり続けた自販機ビジネスが苦境に立たされているのか。

 元来、自販機チャネルは小売りチャネルとは異なり、飲料メーカーが商品の品ぞろえや価格を自由に決められるため、利幅の大きいビジネスだった。

 しかし、1999年より自販機の販売効率は悪化の一途をたどっている。1台当たりの売上高は、13年にはピーク時の76%である86万円にまで落ち込んでいる(日本自動販売機工業会調べ)。

 自販機ビジネスを追い込んだ張本人は、コンビニである。コンビニは自販機から消費者だけではなく、自販機の設置場所をも奪った。「多くの個人商店がコンビニへと姿を変え、店先に設置していた好立地の自販機の多くが撤去された」(自販機業界関係者)のだ。

 設置場所を失った飲料メーカーは、オフィス内などの好立地の獲得をめぐり、熾烈な陣取り合戦を繰り広げているものの、「オーナーに支払う場所代が高騰し、利益がほとんど出ない」(飲料業界関係者)状況だ。

 さらに、コンビニによる自販機市場の“侵食”は続く。缶コーヒーよりも安いのにおいしい、と評判のカウンターコーヒー(スモールサイズは1杯100円前後)である。「現状では、カウンターコーヒーの影響は明確に数値化できない」(長谷川氏)というが、自販機にとっては脅威である。対抗策としてキャップ付きのボトル缶商品を投入するが、ボトル缶は缶コーヒーに比べて製造コストが高く、利益が圧迫されてしまう。

 そこにとどめを刺したのが、消費増税だ。8%への増税時、10円単位でしか価格転嫁できない自販機は、10円の値上げを余儀なくされ、120円の商品の多くは130円で販売されることになった。

 増税分を上回る値上げで、単価要因による粗利益は増えたが、消費者が自販機と比べて値上げ幅の小さい小売店へ流れ、数量を大きく落としてしまった。

 実際に、ダイドーの14年度第2四半期決算では、単価要因による粗利増が約8億円なのに対し、数量減による粗利減が約9億円で、1億円のマイナスとなっている。同期の連結業績も売上高758億円(前年同期比2.4%減)、営業利益25億円(同10.1%減)と減収減益に終わった。

 ダイドーは、いまだ、自販機ビジネスの落ち込みを、小売りチャネルや多角化事業で補うまでには至っていない。自販機業界の“優等生”の苦境は、ライバルメーカーとて無縁ではいられない。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1451とはずがたり:2015/02/16(月) 22:39:00
アンチガリバーキリンのやってみなはれのサントリー推しの俺だけどキリンが2位転落とか隔世の感あり。

<酒類大手4社>サントリー売上高首位、キリン2位に転落
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20150217k0000m020049000c.html?fr=rk
毎日新聞2015年2月16日(月)20:53

 酒類大手4社の2014年12月期連結決算が16日出そろった。米ビーム社買収効果でサントリーホールディングス(HD)の売上高は09年の持ち株会社制移行後、初めて首位に躍り出た。アサヒグループHDは売上高や営業利益が過去最高を更新した一方、キリンHDは主力のビール類販売が不振で減収減益、サッポロHDも「極ZERO(ゴクゼロ)」問題による酒税の追加納付が響き減益となるなど、明暗が分かれた。

 「国内1位は大変重要だが、目指すは世界だ」。サントリーの新浪剛史社長は16日、決算発表会見で表情を引き締めた。

 昨年5月にバーボンウイスキー「ジムビーム」で知られる米ビーム社(現ビームサントリー)を買収し、海外事業の売上高を前年比73%増の8875億円に拡大させた。高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」や第3のビール「金麦」の販売も伸ばし国内ビールシェアも15.4%と同社として過去最高を記録。清涼飲料事業も好調で、営業利益は30.2%増の1647億円とこちらも過去最高を更新した。

 15年12月期は連結売上高を7.9%増の2兆6500億円と見込む。新浪氏は「インドや中南米、東南アジアなどはまだまだ伸びる」とみて、海外展開を加速させる考えを示す。

 アサヒは、高級ビール「ドライプレミアム」が好調。傘下のニッカウヰスキー創業者をモデルにしたNHK連続ドラマ「マッサン」効果で、ウイスキーの販売を大きく伸ばし、営業利益は4年連続で過去最高を更新した。

 売上高が2位に転落したキリンは、昨年4月の消費増税後に新商品投入が遅れた影響などで、ビール事業が不振だった。「一番搾り」の販売こそ前年を上回ったものの、第3のビールは11.2%減。国内市場のシェアも1.6ポイント減の33.2%と、4社で唯一減らした。三宅占二社長は「ビール類シェアの低下を今年は何とか止める」と述べ、3月末に就任する磯崎功典次期社長が中心となって、巻き返しを図る考えだ。

 サッポロは、第3のビールとして販売していた「極ZERO」が国税当局から「第3のビールではない可能性がある」と指摘を受け、酒税116億円を自主的に追加納付したため最終(当期)利益を大きく減らした。ただ社内で検証した結果、「第3のビールに間違いない」として、今年に入って国税当局に返還を求めている。【神崎修一】

 ◇国内酒類市場◇

 キリンによると、2013年のお酒全体の課税出荷量は、前年比0.6%減の822万キロリットル。全体の7割弱を占めるビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の減退が響き、9年連続で減少した。14年もビール類は前年比1.5%減だった。高度成長期に急拡大した日本酒は、強力な全国ブランドが現れず、1970年代をピークに減少。飲みやすさや健康志向から一時ブームだった焼酎も2000年代半ばから減少に転じた。一方、低アルコールで果汁を使うなどした「缶チューハイ」や、種類が拡大しているワインは近年、拡大傾向。炭酸で割ったハイボールブームを受けて、ウイスキーも08年を底に盛り返している。ただ酒類全体に占めるウイスキーの割合は1%強(13年)に過ぎない。

1452とはずがたり:2015/02/16(月) 22:40:41
>>1435-1438>>1451
>かつてキリンHDは「ガリバー」と謳われた時代があった
俺,未だそのイメージでアンチキリンなんじゃが(;´Д`)

キリン、なぜ凋落? 現実味帯びるサントリーとの経営統合、海外事業失敗が深刻化
http://biz-journal.jp/2015/01/post_8454.html
文=編集部

 キリンホールディングス(HD)は2015年3月末の株主総会と取締役会を経て、中間持ち株会社キリンと中核事業会社キリンビールで社長を務める磯崎功典氏が社長に昇格する。現社長の三宅占二は代表権のない会長に退く。キリンビールの新社長には15年1月1日付けでキリンビールマーケティング社長の布施孝之氏が就任した。磯崎氏は「キリングループは重要な局面を迎えている。キリンが復活できるかは、今後数年の取り組みにかかっている。最優先に取り組む課題は2つ。第一に1日も早い国内ビール事業の復活。次に海外、特にブラジル事業の立て直しだ」と語った。

 トップ交代の会見は昨年12月22日に行われた。悲壮感漂う会見になったのは、「ビール業界の盟主」の座を完全に失ってしまったからだ。キリンHDの14年12月期連結決算(日本基準)見通しの売上高は前年同期比2%減の2兆2100億円、当期純利益は59%減の350億円。減収減益決算になったのは、ビール、清涼飲料、海外飲料、医薬・バイオケミカルの主要4事業がそろって不振だったためだ。

 対するアサヒグループHDの同期連結決算見通しの売上高は4%増の1兆7830億円、当期純利益は11%増の690億円と増収増益。14年2月に本格投入したプレミアムビール「ドライプレミアム」のヒットで、過去最高益の数字を塗り変えた。

 サントリーHDの同期連結決算見通しの売上高は19%増の2兆4400億円、当期純利益は81%減の370億円。14年5月に買収した米ウィスキー大手ビーム社の売り上げが上乗せされたが、買収費用の負担増から増収減益の決算となる。

 以上の結果、キリンHDは売上高首位の座をサントリーHDに明け渡し、当期純利益はアサヒグループHD、サントリーHDの後塵を拝し3位に転落した。

●復活の活路、海外進出で誤算

 かつてキリンHDは「ガリバー」と謳われた時代があった。ビールのシェアが1966年に50%を超え、独占禁止法による会社分割を気にしなければならないほどの圧倒的な存在だった。だが、01年に「スーパードライ」で空前の大ヒットを飛ばしたアサヒグループHDに業界首位の座を奪われた。

 06年3月、キリンHDの前身であるキリンビールの社長に就いた加藤壹康氏が復活のキーワードにしたのが海外事業。国内事業だけでは成長に限界があるとして、海外市場の開拓を首位奪還の突破口とした。07年7月に持ち株会社キリンHD体制に移行。加藤氏はキリンHDの初代社長に就き、M&A(合併・買収)を積極的に仕掛けていくことになる。豪乳業1位のナショナルフーズ社を2940億円、豪ビール2位のライオンネイサン社を2300億円投じて完全子会社化した。09年にはサントリーHDとの経営統合交渉が明らかになったが、キリンHDの母体である三菱グループの猛反発を買って挫折。加藤氏は10年3月に引責辞任した。

 その加藤氏の後任としてキリンHD社長に就いたのが三宅氏だった。海外M&A路線を継承し、11年8月、ブラジル2位のビール会社スキンカリオール社を2000億円で買収すると発表した。スキン社の株式は創業家の孫がそれぞれ経営するアレアドリ社(持ち株比率50.45%)とジャダンジル社(同49.55%)の2社が保有していた。キリンHDはアレドリア社と買収で合意したが、もう一方の株主であるジャダンジル社は「事前に相談がなかったのは、株主間契約に違反する」と異をとなえて法廷闘争に持ち込んだ。

 01年11月、キリンHDがジャダンジル社の保有株をすべて買い取ることで決着したが、結局買収金額は3000億円に跳ね上がっており、スキン社買収はキリンHD凋落の端緒となった。1年後の12年11月、社名をブラジルキリンに変更。キリングループであることを内外にアピールするためだった。

1453とはずがたり:2015/02/16(月) 22:42:23
>>1452-1453
●深刻なブラジルキリンの赤字

 ブラジルキリンが知名度を高める絶好の好機が訪れた。昨年6月12日から7月13日にかけてブラジルで開催されたサッカーFIFAワールドカップ(W杯)である。

 キリンHDはW杯日本代表の公式スポンサーになり、サッカーとビール好きのブラジル国民に「KIRIN ICHIBAN」ブランドを広めることを狙った。しかしその目論見は外れ、ブラジルキリンの14年度第3四半期決算の売上高は1274億円、営業利益はのれん等償却前の段階で6億円の赤字(償却後は70億円の赤字)に沈んだ。

 現在、ブラジルキリンのブラジル国内でのシェアは約15%。「バドワイザー」ブランドを持ち約65%と圧倒的なシェアを誇る世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ社に太刀打ちできず、ダンピング販売を余儀なくされる事態に陥った。

 ブラジルキリンの赤字はキリンHD本体の財務に深刻な影響を及ぼしつつある。買収でブランドやのれんといった無形固定資産が膨らんだからだ。のれん代とは買収価格と被買収企業の純資産の差額をいうが、13年12月末時点でブラジルキリンのバランスシートに計上されているこれらの無形資産は1408億円。キリンHDはこれを20年で均等償却する方針で、毎期83億円前後の償却負担が生じる。ブラジルキリンは償却額を上回る100億円程度の営業利益を稼がなければ、キリンHD本体の決算に利益面で貢献することはできないが、現状では償却前の段階ですら営業赤字である。

 海外企業のM&Aに潜む落とし穴にのれん代がある。大型案件の場合、のれん代の計上額とその償却負担は巨額に上り、買収した企業の業績の足を引っ張る。キリンHDはブラジルキリンだけでなく複数の海外企業を買収してきた。この結果、のれんやブランドの無形固定資産は14年9月末時点で8587億円に達している。これを毎期均等償却していくのだからかなりの重荷だ。営業減益の原因にもなる。

こののれん代の重石を脱するために、会計基準を日本基準から国際会計基準(IFRS)に切り替える企業が現れ始めた。日本基準ではのれん代は20年以内の償却が義務づけられているが、IFRSは償却の必要がないからだ。

 しかし、キリンHDはIFRSに切り替えることができない事情がある。ブラジルキリンが赤字経営だからだ。IFRSを採用すればのれん代の償却負担は避けられるが、毎期厳格な減損テストを実施して資産の価値を算定しなければならず、マイナスになったら一気に減損(赤字計上)することになる。

 キリンHDがIFRSに移行すれば赤字経営のブラジルキリンは間違いなく減損対象になる。巨額の減損を計上すれば、キリンHD本体の期間損益が吹き飛ぶ可能性がある。赤字転落の事態を避けるためには、日本の会計基準のままでのれん代を均等償却していくしか道がないのだ。新社長に就任する磯崎氏が「ブラジル事業の立て直し」を最優先の経営課題に掲げた裏には、こういった背景がある。

●現実味帯びるサントリーHDとの経営統合

 キリンHDは14年に入り株式時価総額でアサヒグループHDに抜かれ、初めて業界首位の座から転落した。12月30日大納会の終値で計算した時価総額は、アサヒグループHD 1兆8117億円に対して、キリンHDは1兆4446億円。差は広がっている。それどころか、サントリーHDの上場子会社サントリー食品インターナショナルが1兆2895億円でキリンHDの背後に迫る。いまや時価総額2位の座さえ危うくなっているのだ。売り上げではサントリーHDに抜かれることがはっきりしている上に、株式時価総額でも苦戦が続いている。

 キリンHDに復活の目はあるのだろうか。国内のビール市場では独り負けが続き、活路を求めた海外ではブラジル事業が大失敗に終わった。八方塞がりともいえる状況の中、磯崎氏は「キリンが復活できるかは、今後数年の取り組みにかかっている」と危機感を口にする。

 もし磯崎新体制の反転攻勢が空振りに終わった時に現実味を帯びてくるのが、一度破談に終わったサントリーHDとの経営統合である。三菱グループ企業幹部は「両社の統合では、三菱商事出身でローソンの立て直しに成功しサントリーHD社長に就任した新浪剛史氏がキーマンになる」と語る。

「サントリーHDの佐治信忠会長兼最高経営責任者(CEO)は、キリンHDを手に入れることを諦めていない。この夢を実現するために新浪氏をサントリーHD社長に招聘した」(業界関係者)との声も聞こえる中、キリンHDにとっては厳しい環境が続く。
(文=編集部)

1454とはずがたり:2015/02/17(火) 08:16:00

アサヒ、利益すべてでキリンに初逆転 「マッサン」効果でウイスキー伸長
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20150212012.html
フジサンケイビジネスアイ2015年2月13日(金)08:21

 上場ビール大手3社の2014年12月期連結決算が12日、出そろった。キリンホールディングス(HD)が国内の販売不振で大幅減益となり、本業のもうけを示す営業利益、経常利益、最終利益のすべてで、アサヒグループHDが00年の連結決算公表以来初めて逆転した。サッポロHDは、ビール類「極ZERO」の酒税追加納付116億円の影響で、最終利益が96%減となった。

 キリンはビール類の国内シェアを落としたことに加え、ブラジルでの販売競争激化などで売上高が減少。これに伴って利益が大きく落ち込んだ。三宅占二社長は今期について、「国内でのビール類シェアのダウントレンドを食い止めなくてはならない」と語り、利益面よりもまず売上高の拡大を優先させる方針を示した。

 アサヒは売上高で3期連続、最終利益が14期連続で過去最高を更新。昨年の消費税率引き上げや冷夏などの打撃がある中、安定した成長を果たした。特にウイスキー事業は、NHKの連続テレビ小説「マッサン」効果で大きく伸長した。

 サッポロは追加納付した116億円のうち、115億円の返還請求を国税当局に行っているが、上條努社長は「返還は国税当局に委ねられており、返還の判断や時期については答えられない」とした。

1455とはずがたり:2015/02/17(火) 16:00:09
JTやダイドーの動きも含め目が離せない飲料業界。グループ力があって再編上手な三菱だけどちょっとシェア落としたぐらいで再編が不可避って程ではないから動きはないかな?

>>1452-1453
Business Journal
2015.01.03
キリン、なぜ凋落? 現実味帯びるサントリーとの経営統合、海外事業失敗が深刻化

ビールのシェアが1966年に50%を超え、独占禁止法による会社分割を気にしなければならないほどの圧倒的な存在だった。だが、01年に「スーパードライ」で空前の大ヒットを飛ばしたアサヒグループHDに業界首位の座を奪われた。

 06年3月、キリンHDの前身であるキリンビールの社長に就いた加藤壹康氏が復活のキーワードにしたのが海外事業。国内事業だけでは成長に限界があるとして、海外市場の開拓を首位奪還の突破口とした。07年7月に持ち株会社キリンHD体制に移行。加藤氏はキリンHDの初代社長に就き、M&A(合併・買収)を積極的に仕掛けていくことになる。豪乳業1位のナショナルフーズ社を2940億円、豪ビール2位のライオンネイサン社を2300億円投じて完全子会社化した。09年にはサントリーHDとの経営統合交渉が明らかになったが、キリンHDの母体である三菱グループの猛反発を買って挫折。加藤氏は10年3月に引責辞任した。

その加藤氏の後任としてキリンHD社長に就いたのが三宅氏だった。海外M&A路線を継承し、11年8月、ブラジル2位のビール会社スキンカリオール社を2000億円で買収すると発表した。スキン社の株式は創業家の孫がそれぞれ経営するアレアドリ社(持ち株比率50.45%)とジャダンジル社(同49.55%)の2社が保有していた。01年11月、キリンHDがジャダンジル社の保有株をすべて買い取ることで決着したが、結局買収金額は3000億円に跳ね上がっており、スキン社買収はキリンHD凋落の端緒となった。1年後の12年11月、社名をブラジルキリンに変更。ブラジルキリンの14年度第3四半期決算の売上高は1274億円、営業利益はのれん等償却前の段階で6億円の赤字(償却後は70億円の赤字)に沈んだ。

 現在、ブラジルキリンのブラジル国内でのシェアは約15%。「バドワイザー」ブランドを持ち約65%と圧倒的なシェアを誇る世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ社に太刀打ちできず、ダンピング販売を余儀なくされる事態に陥った。

2015.1.15 11:20 Fuji Sankei Business i.
昨年のビール類出荷、10年連続で過去最低 「第3」も初の前年割れ
>>1433

 各社別のビール類シェアは、アサヒビールが38・2%(前年比0・6ポイント増)、キリンビールが33・2%(1・6ポイント減)、サントリーが15・4%(0・7ポイント増)、サッポロが12・3%(0・3ポイント増)、オリオンが0・9%で横ばいだった。大手4社ではキリンの独り負けが鮮明になった。

>>1436
2015.1.21 18:03 Fuji Sankei Business i.
キリンビバレッジが炭酸飲料強化 「メッツ」を今年倍増、飲料全体も6%増へ

>>1437-1438
2015.1.22 06:57 Fuji Sankei Business i.
キリン、逆襲へ「スモールサクセス作戦」加速 「一番搾り」は販売プラスに
>>1439-1440
2015.1.23 07:03 Fuji Sankei Business i.
「クラフトビール」人気拡大、供給追い付かず… 大手も参入、注目の的に
こだわりの味を追求する「クラフトビール」各社による生産工場(醸造所)の増設や新設が相次いでいる。キリンビールが出資したヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が業界ダントツの生産量を誇る

>>1435
キリンビール「独り負け」を招いた3つの誤算
JIJICO2015年1月24日(土)17:00
サッカーW杯キャンペーンが不発に終わる
居酒屋争奪戦でアサヒに大口取引先の売上を奪われてしまった
主力商品「一番搾り」の重点的な販促が裏目に

>>1454
アサヒ、利益すべてでキリンに初逆転 「マッサン」効果でウイスキー伸長
フジサンケイビジネスアイ2015年2月13日(金)08:21

キリンホールディングス(HD)が国内の販売不振で大幅減益となり、本業のもうけを示す営業利益、経常利益、最終利益のすべてで、アサヒグループHDが00年の連結決算公表以来初めて逆転した。

>>1451
<酒類大手4社>サントリー売上高首位、キリン2位に転落
毎日新聞2015年2月16日(月)20:53

1456とはずがたり:2015/02/20(金) 18:35:15
三菱商事と日清食品、アジアで即席麺事業
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150218-OYT1T50111.html?from=ycont_navr_os
2015年02月18日 19時02分

 三菱商事と日清食品ホールディングス(HD)は18日、インドなどアジアの一部地域で、即席麺事業を共同で行うと発表した。

 急成長するアジアの食品市場でシェア(市場占有率)拡大を目指す。

 三菱商事が、日清食品HD傘下のインド、シンガポール、タイ、ベトナムにある完全子会社4社の株式を、34%ずつ取得する。取得金額は非公表。日清食品が商品開発や生産を担い、三菱商事が原材料の調達や販路開拓などを支援する。

 日清食品HDはこれまで4か国とも単独で事業を展開してきた。ただ、ベトナムやインドの即席麺市場は日本市場に迫る規模があるうえ、市場が大きく拡大している。アジアで食品事業の経験のある三菱商事と組み、成長を加速させたい考えだ。
2015年02月18日 19時02分

1458とはずがたり:2015/02/25(水) 11:41:54

ネスレ コーヒー20%値上げへ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150225/k10015719781000.html
2月25日 5時38分

飲料メーカー大手の「ネスレ日本」は、コーヒー豆の取引価格が高止まりしているなどとして、お湯で溶けるタイプのコーヒーをことし4月から平均でおよそ20%値上げすると発表しました。

ネスレ日本が値上げするのは、家庭用と業務用のお湯で溶けるタイプのコーヒーで、このうち家庭用は「ネスカフェ エクセラ」や「ネスカフェ ゴールドブレンド」など22品目すべてで、値上げ幅はおよそ17%から21%です。
また、業務用は21品目すべてについて平均でおよそ20%値上げし、家庭用、業務用ともにことし4月1日の納品分からとしています。
値上げの理由について会社側は、原料となるコーヒー豆の産地のブラジルで、干ばつが発生して収穫量が減りコーヒー豆の取引価格が高止まりしていることや、円安により輸入コストが増えていることなどを挙げています。
コーヒーを巡っては、「UCC上島珈琲」と「キーコーヒー」が去年11月から家庭用のレギュラーコーヒーの価格を最大で25%引き上げていて、値上げの動きが相次いでいます。

1459とはずがたり:2015/02/25(水) 11:52:33
>>1450
そうなんですなぁ。なんでだ?!
>白井理事長は「スチール缶は日本にしかない。(飲料会社などが)グローバル調達するにはアルミ缶が優位だ」と強調する。

1461荷主研究者:2015/03/01(日) 15:06:55

http://www.tomamin.co.jp/20150222281
2015年2/17 苫小牧民報
苫東に道産そば製粉工場 最大手・日穀製粉が現地法人

記者会見後、連携事業に意欲を見せる(右から)大多和巌社長、小山紀雄社長、松島永典社長、堰八義博頭

 そば粉生産の国内最大手、日穀製粉(本社長野市)の小山紀雄社長は16日、札幌市内で記者会見し、苫小牧市柏原32の苫東工業地域に製粉工場を建設する計画を明らかにした。5月ごろに着工、年内操業を目指す計画。ソバ生産から加工、販売までを展開する6次産業化を目指し、道銀アグリビジネスファンドも出資して現地法人の北海道そば製粉(本社苫小牧市)が1月21日設立され、今後、本格的な建設準備を始める。

 記者会見には小山社長のほか、松島永典北海道そば製粉社長、道銀の堰八義博頭取、6次産業化を後押しする農林漁業成長産業化支援機構の大多和巌社長CEOらが出席した。

 説明によると、苫東地域に建設する製粉工場は本社事務所を含め、3階建て3000平方メートル。玄そばとそば粉の製造、販売を行う。生産設備は、年間生産能力5000トンの製粉機械を導入、当面、年間1000トンを目標に生産する。操業時の従業員は生産部門15人程度を予定、営業部門の展開時に増員していく。工場用地は5000平方メートルを見込み、今後、土地を所有する苫東(本社苫小牧市)と売買契約を結ぶ。

 原料のソバは全量道内で調達する。日穀製粉は、長野県内に松本、軽井沢に2工場を持ち、県外の工場設置は初めて。本道が国内最大のそば産地であることや北海道ブランドを前面に出した商品展開、工場の県外設置によるリスク分散を考え、本道進出を決めた。松島社長は「苫小牧は空路、陸路、海路の交通機関が整い、道内でも比較的暖かいことが工場稼働にもよいと考えた」と立地場所に苫東を選んだ理由を説明した。

 工場稼働後、早期に食品安全マネジメントシステム(FSSC)22000を取得、「高品質で安全安心な商品を提供し、そば市場を活性化させたい」と語り、稼働後10年を目標に年商10億円を目指す考えを示した。

 小山社長は「そばは香り、風味が極めて重要。新鮮さを維持するため、輸送のリードタイムを短縮することが大切だ」と述べ、高品質な原料の安定確保に加え、道産そば粉を活用しためん類、菓子などそば食品の開発にも意欲を見せた。

 新会社の北海道そば製粉は資本金2億円。日穀製粉のほか、主に原料を供給する湯内農場(本社深川市)、道銀アグリビジネスが出資して設立。総事業費は9億円を見込み、道銀を含む提携地銀9行による地域再生・活性化ネットワークが融資する。広域的に生産から加工、販売まで展開する6次産業化の典型ともなり、道銀アグリビジネスの案件としては第1号となる。堰八頭取は「本道の生産力に販売力、技術力を融合させたプロジェクト。銀行の持つ2次、3次産業とのネットワークを活用しつつ、今後も質の高い道産品に付加価値を付け、地域振興、農業活性化に貢献していきたい」と話している。

1462とはずがたり:2015/03/03(火) 10:21:39
色々動き出してるなぁ

自販機で買えなくなる「ネスカフェ」ブランド
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150302-OYT1T50158.html
2015年03月03日 07時21分

 コーヒーブランドで知られる食品大手、ネスレ日本(神戸市)が自動販売機での缶コーヒー販売から撤退することが2日分かった。

 自販機から「ネスカフェ」ブランドがなくなることになる。

 同社はこれまで、大塚製薬グループの自販機で「ネスカフェ」ブランド5商品を販売してきた。今月から順次、これらの製造・販売をやめる。今月から大塚製薬が自社の自販機でアサヒ飲料の人気缶コーヒー「ワンダ」を販売することになり、大塚側から販売委託契約の解除を打診されたという。

 ネスレ日本は今後も、主力の即席コーヒーのほか、通信販売やスーパーなどで扱うペットボトルやキャップ式の缶商品は販売を続ける。

 同社はこれまで、自販機で缶コーヒーを買う消費者が多いため、ブランドの認知度を高める目的などもあって自販機での販売を続けてきた。しかし、缶コーヒーは、日本コカ・コーラの「ジョージア」やサントリー食品インターナショナルの「ボス」など大手に後れをとっていた。
2015年03月03日 07時21分

1463とはずがたり:2015/03/03(火) 10:22:59
>>1462

アサヒ飲料と大塚製薬がコラボ 自販機で互いの商品販売
http://www.asahi.com/articles/ASH323W3JH32ULFA00J.html
2015年3月2日18時04分

 アサヒ飲料は2日、清涼飲料水「ポカリスエット」を手がける大塚製薬と自動販売機での販売で提携したと発表した。

 それぞれが全国に展開する自販機の一部に商品を出しあう。今月23日からアサヒの自販機でポカリスエットを、大塚の自販機で缶コーヒー「ワンダ」を販売する。今後、提供しあう商品を広げるかは未定という。

 アサヒによると、近年の清涼飲料市場における自販機での販売は3割を占め、スーパーに次ぐ規模の重要な売り場だ。自販機は、値引きがされやすいスーパーやドラッグストアと違って販売価格を高めに維持でき、利益を取りやすいメリットもある。

1464とはずがたり:2015/03/10(火) 13:49:34

サントリーがアサヒを提訴 ビール風味飲料の特許侵害と
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20150310/Kyodo_BR_MN2015031001004540.html
共同通信 2015年3月10日 10時23分 (2015年3月10日 11時06分 更新)

 サントリーホールディングス(HD)は10日、ノンアルコールのビール風味飲料の特許をアサヒビールが侵害したとして、商品の製造や販売の差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。アサヒビールは、サントリーHDの「特許権は無効だ」と主張しており、裁判で争う方針。

 ノンアルコールのビール風味飲料の市場は、ビールの売り上げが縮小傾向にある中で拡大しており、サントリーHD傘下のサントリービールがシェア1位、アサヒが2位となっている。大手2社の訴訟の行方次第で、勢力地図が変わる可能性も出てきた。

1465名無しさん:2015/03/19(木) 00:54:29
株スレのほうが良いですかね?

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150317-00000523-biz_san-nb
内紛「雪国まいたけ」TOBで創業家完敗 現経営陣を勝たせたメーンバンクの“秘策”とは
SankeiBiz 2015/3/18 10:45

 東証二部上場で新潟県南魚沼市に本社を置くキノコ大手「雪国まいたけ」に対し、米投資ファンドのベインキャピタルが2月24日からTOB(株式公開買い付け)を開始した。雪国まいたけは現経営陣と、不適切な会計処理をめぐって引責辞任した大株主の創業家が、経営の主導権をめぐって内紛状態が続いている。今回のTOBは現経営陣、メーンバンク、米投資ファンドの三者が、創業家の経営関与の排除を狙って仕掛けた前例のないケースといっていい。ただ、創業家は64%の株式を保有し、通常ならTOBは成立しないはず。だが、この異例のTOBはメーンバンクの“秘策”によって成立する見通しだ。メーンバンクが用いた秘策とは何か。今後、他のケースでも活用できるのか、株式市場関係者も推移を注視している。
■大株主の創業家が経営に関与
 雪国まいたけの創業者、大平喜信氏はアパートの6畳一間で起業。それまで難しいとされていた高級キノコ、マイタケの人工栽培に成功し、同社を東証二部上場企業に育て上げた“たたき上げ”だ。
 平成10年代には、ライバルのキノコ大手「ホクト」(長野市)と販売合戦を繰り広げ、「信越キノコ戦争」と話題になった。歌手の郷ひろみさんをテレビCMのキャラクターに起用し、一気に全国区ブランドに育成するなど、大平氏の強烈なリーダーシップが会社の牽引(けんいん)力でもあった。
 その一方で、ワンマンともいわれる大平氏の経営は、コンプライアンス(法令順守)でさまざま問題をともなったとされる。ある証券アナリストは「労働時間が長いなど、いろいろ芳しくない評判を聞いている。オーナー企業にありがちな事象とみていた」という。そして、平成25年に過去の不適切な会計処理が発覚。その責任をとって、大平氏は社長を辞任した。
 ただ、取締役を退任し経営の一線を外れたものの、大株主として大平氏が経営に関与を深めていく。大平氏の後任社長にイオン出身の星名光男氏が就任したが、昨年6月の定時株主総会で、雪国まいたけの株式64%を占める創業家一族から、解任の緊急動議が出され、同社から追放された。
 この総会で、大平氏らが招いたホンダ出身の鈴木克郎氏が会長兼社長に就き、現経営陣が就任した。ところが、わずか数カ月で、鈴木会長兼社長らの現経営陣と、創業家の間に経営方針に違いが生じ、溝が埋まらない状況となった。
 創業家サイドは再び、過半数保有する株式を背景に、臨時株主総会開催を求めるなど圧力をかけ始めた。昨年11月から手続きを開始。今年3月に臨時株主総会を開き、創業家と考えを同じにする人物を取締役に送り込むことなどを画策していたとされる。

1466名無しさん:2015/03/19(木) 00:54:39
>>1465
■上場廃止の危機も
 こうした創業家の動きに、危機感を募らせたのが、鈴木氏らの現経営陣とメーンバンクだ。平成25年に不適切会計処理が発覚した際、雪国まいたけは東京証券取引所に対し、創業家の経営関与を薄める方針を報告していた。それが、昨年の株主総会に続き、3月の臨時株主総会で創業家関与が強まれば、「上場廃止もおかしくない」(証券会社幹部)状況に追い込まれる。
 創業家の影響力を除外できないか。そこで現経営陣、メーンバンクが足並みをそろえてとった選択が、ベインによるTOBだった。
ベインはすかいらーく再生でも手腕を発揮し、雪国まいたけの経営正常化に向け、現経営陣、メーンバンクと同一歩調とされる。
 問題は、創業家サイドがもつ64%の株式。これがある以上、通常ならば、TOBは絶対に成立しない。そこで第四銀行(新潟市中央区)などメーンバンクがとったのが秘策中の秘策、担保権の行使だ。
 第四銀行などは、大平氏や大平氏の資産管理会社に対する融資に対し、雪国まいたけ株を担保に設定していた。その上で、この返済遅延を理由に、担保権を行使という異例の措置をとったのだ。
 この結果、第四銀は、雪国まいたけの議決権ベースで39.23%を保有する筆頭株主になった。同様の措置を他のバンクも取り、合計で5割超の株式を確保。この全株をTOBを進めるベインに売却する方針だ。
 TOBの買い付け期間は4月6日までで、ベインはTOB完了後に雪国まいたけの株式を非公開化する。
■「担保権行使」は諸刃の刃!?
 この前代未聞かつ用意周到な対応に、創業家はまったく対応できなかったようだ。これら措置に対し創業家サイドが、裁判所に不服申し立てをする可能性は残っていたが、創業家サイドは3月に入って臨時株主総会の開催を取り下げており、このまま収束する可能性が高いとみられている。
 市場関係者が注目しているのが、経営再建に向け、担保権の行使という異例の手法を使ってTOBを成立させることだ。担保権行使をTOBに用いるのは前例のない“ウルトラC”の荒技といっていい。今回は東証が創業家のコンプラを問題視していたという“お墨付き”もあり、このままTOBは成立する見通しだ。市場関係者によると、今後も同様の手法がTOBに採用される可能性を指摘する見方もあるが、ケースによっては経営再建を果たせないことも想定され、「諸刃の刃」として今後議論を呼びそうだ。

1467とはずがたり:2015/03/19(木) 03:23:50
>>1465-1466
金融機関の行動としても面白いっすね〜。
ただ俺の中の勝手な色分けで雪国まいたけは農業スレ相当なんで関連スレにも転載しておきますね。

1470荷主研究者:2015/03/21(土) 23:25:47

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150303/bsc1503031129005-n1.htm
2015.3.3 11:29 Fuji Sankei Business i.
プレミアム缶コーヒー商戦“第2幕” ラインナップ充実…覇権争い激化

ダイドードリンコ「泡立つプレミアム」

 コンビニエンスストアのカウンターコーヒーのヒットなどに押されて、ここ数年横ばいを続けている缶コーヒー市場。例年だと缶コーヒーの新製品ラッシュは秋に集中するといわれているが、今年は春にも各社のプレミアム缶コーヒーの新製品投入が相次ぐ。消費者の選択の幅を広げ、無糖茶など他のカテゴリーの飲料やレギュラーコーヒーの愛好家にも缶コーヒーを飲んでもらって、市場全体の拡大を目指すのがねらいのようだ。

 缶コーヒーメーカー各社は、昨秋に原料や製法にこだわり、高級感、本格感を前面に出した「プレミアム缶コーヒー」を相次いで商品化した。春商戦は、「プレミアム缶コーヒー」商戦の第2幕になる。

■「プレミアムボス」にブラック、「キリン別格」にはエスプレッソも

 レギュラーコーヒーの複雑なコクのある味を実現した「プレミアムボス」を発売したサントリー食品インターナショナル。ボスシリーズの中で従来の主力製品と並ぶ好調な売れ行きだ。

 「プレミアムボス」のラインアップ強化で、新製法に加えてブラジルで最高等級のコーヒー豆を使用し、深煎りした焙煎豆から抽出したコーヒーオイルをブレンドしたボトル缶の無糖コーヒー「プレミアムボス ブラック」を3月10日に発売する。400グラム(希望小売価格・税別140円)と300グラム(同130円)の2種類だ。

 柳井慎一郎・食品事業本部ブランド戦略部部長は、「無糖のボトル缶は、レギュラーコーヒーや無糖茶との併飲率が高いので、こうした層を取り込んで横ばいを続ける缶コーヒー市場を拡大したい」と話す。

 一方、キリンビバレッジは、昨秋に発売した製法などにこだわったハイグレードな飲料ブランド「キリン別格」シリーズに「希少珈琲BLACK」と「希少珈琲 with ESPRESSO」を3月31日に追加する。昨秋発売した「キリン別格」シリーズは、緑茶、コーヒー、ジンジャエール、ウーロン茶の4種類。「希少品種のブラジル産コーヒー豆を使用し、香川県で精製したほぼカロリーゼロの希少糖を使用した『希少珈琲』が最も売れたので、コーヒーのラインアップを強化する」(広報)という。

 昨秋、発売の「キリン別格」シリーズは、すべて375グラムボトル缶で希望小売価格は税別200円。今回発売する「希少珈琲BLACK」は、容量は同じで同175円に値下げする。「希少珈琲 with ESPRESSO」は、275グラムで同165円だ。「別格シリーズは、高価格帯商品も求める消費の二極化に対応したシリーズだが、すべてが200円というわけではなく、今後も製品ごとに価格は考えていく方針」(広報)という。

■ダイドーは、ふって「泡立つプレミアム」

 飲みきりでなく、ふたを閉めることが可能な缶だが、ライバル2社のボトル缶とは形状が異なる小容量で飲み口の広い〝ボトル〟缶で攻勢をかけるのはダイドードリンコ。同社は、価格は同じだが、容量が通常の缶コーヒーより少ない「デミタス」を1992年に発売したプレミアム缶コーヒーの元祖だ。

 昨年8月に飲む前に缶を振ると口当たりなめらかな泡立ちになる「泡立つデミタスエスプレッソ」を発売した。厳選した5カ国のコーヒー豆を通常の2倍以上使用し、カフェで使用されるエスプレッソマシンを工業的に再現した抽出機を使用するなど独自製法でおいしさを追求した。

 3月2日に、より幅広いユーザーに楽しんでもらえるようにコーヒーとミルクと砂糖となめらかな泡立ちを調和させた「泡立つプレミアム」(170グラム)を発売した。希望小売価格は税別で130円。新商品は、「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2013」で優勝したピート・リカータ氏の監修を受けている。

 ブランド戦略グループの細谷雄太マネージャーは、「缶コーヒーはマンネリ化している。缶をふるとなめらかな泡が立つことで驚き、飲んでさらにそのおいしさに驚いてもらうというこれまでにないプレミアムコーヒーが『泡立つプレミアム』。缶コーヒーはどれも同じと思っている人や、ふだん缶コーヒーを飲まない人にも飲んで楽しんでほしい」と話している。

 海外に比べてカフェでゆっくりとコーヒーを飲むことに慣れていない日本人にとって、缶コーヒーの手軽さがうけている。3社以外のプレミアム缶コーヒー市場への参入も予想され、一層おいしい缶コーヒーを追求した開発競争と覇権争いがますます激しくなりそうだ。

1471とはずがたり:2015/03/23(月) 19:42:37
ビール3社、都内で共同配送へ…市場縮小で提携
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150323-OYT1T50078.html?from=yartcl_popin
2015年03月23日 18時06分

 アサヒビール、キリンビール、サッポロビールの3社が、東京都内でビールなど飲料類の共同配送を6月にも始めることが23日、わかった。

 配送網を共用し、同じトラックで商品を一緒に運ぶ。ビール業界は市場の縮小が続き、トラック業界の人手不足も深刻化している。単独で配送網を維持するのは難しくなってきたため、提携して輸送業務の効率化を進める。

 酒店など、小規模な取引先向けが対象となる。小型トラックで配送するため、人手と燃料費がかさんでいた。3社は工場と取引先を中継する配送して、トラックの台数を減らす。

 アサヒとキリンは2011年から首都圏で共同配送を行っているが、都内ではサッポロも加えた3社間の協力に拡大する。第1弾としてサッポロの足立区と、アサヒの墨田区の拠点を共用する方向で調整している。

2015年03月23日 18時06分

1474荷主研究者:2015/04/11(土) 16:39:16

http://biz-journal.jp/2015/03/post_9388.html
2015.03.28 ビジネスジャーナル
キリン、凋落を招いた稚拙な海外戦略 遠ざかる“M&A巧者”サントリーの背中

 サントリーホールディングス(HD)がついにキリンHDを抜き、国内加工食品メーカーのトップに上り詰めた。

 サントリーHDが2月16日に発表した2014年12月期連結決算は、売上高が前期比20.3%増の2兆4552億円、営業利益が同30.2%増の1648億円だった。海外事業の好調が好業績に貢献した。キリンHDが同12日に発表した同期連結決算と比較し、売上高が2594億円、営業利益が503億円とそれぞれ上回るなど、すべての主要業績指標でサントリーHDはキリンHDを凌駕し、名実共にトップの座に躍り出た。

 サントリーHDは15年12月期も売上高を7.9%増の2兆6500億円、営業利益を17.1%増の1930億円と見込んでおり、キリンHDとの差はさらに開く見通しだ。

●稚拙な海外M&A

 キリンHDが「不動」といわれた業界トップの座から転落した要因の一つとして指摘されているのは、海外事業の拙さだ。その典型がブラジル2位のビールメーカー、スキンカリオール買収である。

 キリンHDは11年8月にスキンカリオールを約2000億円で買収すると発表し、当時のニュースリリースで次のように説明していた。

「ブラジルのビール・清涼飲料市場は、それぞれ3兆円近くある大規模市場で、人口増加及び個人所得の増加に伴う経済発展を背景に、安定的な成長が見込める有望市場。今回の買収により南米最大の経済国であるブラジルに事業基盤を獲得し、スキンカリオールのブランド力にキリンの技術力や商品開発力、マーケティング力などを付加し、スキンカリオールの成長加速を目指す」

 ところが、買収発表直後に現地では買収をめぐり裁判が起こり、結局スキンカリオールの買収額は当初の約2000億円から約3000億円へと1.5倍にも跳ね上がった。

 買収の誤算は、それだけではなかった。スキンカリオールはブラジル2位のビールメーカーだが、市場シェアはわずか15%。ブラジルでは「バドワイザー」で有名なアンハイザー・ブッシュ・インベブが65%のシェアを占め、1位との競争力の差は歴然だ。

「スキンカリオールは『1強多弱』の多弱の1社。多弱同士の消耗戦で業績は長期低迷。キリンのいうブランド力など、なきに等しい。現地では、身売り先探しをしているビール会社として有名だった。実際、ハイネケン、SABミラーなど世界大手ビールメーカーに身売り話が持ち込まれたものの『旨味がない』と断られ、国内ではアサヒHDにも話が持ち込まれたが、業績低迷を理由に断られたいわくつきの案件だった」(ビール業界関係者)

 さらに「買収はM&A仲介企業へ丸投げの状態だった」(同)との指摘もある。

●サントリーの用意周到さ

 そんなキリンHDに比べ、昨年話題となったサントリーHDの米蒸留酒最大手ビーム買収は「M&A巧者」と評されるほど用意周到で戦略的だった。

 13年11月上旬、東京・台場のサントリーワールドヘッドクォーターズへ、ビームのマット・シャトックCEO(最高経営責任者)が足早に入っていった。訪問の目的は、自社製品の売れ行き状況を視察するための挨拶だった。サントリーはビーム製蒸留酒10ブランド26品目の国内独占販売権を取得し、13年1月から販売を開始していた。シャトック氏を社長室に迎え歓談を終えた直後、サントリーの佐治信忠社長(当時、現会長)はビーム買収を決断したといわれている。

 ビームは1967年に米国酒類・家庭用品メーカー、フォーチュン・ブランズ(69年にアメリカン・ブランズに社名変更)に買収され、その子会社になっていた。しかし、主要株主たちが「相乗効果がない」とビームの分離を要求し、アメリカン・ブランズは11年にビームを分離、上場していた。サントリー関係者は「上場直後から佐治氏はビーム買収を検討していた」と打ち明ける。米国の代表的なバーボンウィスキー「ジムビーム」をはじめ、カナディアンウィスキーの代名詞にまでなっている「カナディアンクラブ」など多くの有名ブランドを擁し、世界約120カ国に販路を持つ世界4位の蒸留酒メーカーを買収すれば、サントリーは世界10位から3位の蒸留酒メーカーに躍進できるからだ。

1475荷主研究者:2015/04/11(土) 16:39:51
>>1474-1475 続き

 サントリー社内で秘かにビーム買収プロジェクトチームが組織され、活動を始めたのは13年春頃からとみられる。

「サントリーがテネシーウィスキー『ジャックダニエル』の販売権を捨て、ビーム蒸留酒の国内独占販売権を取得したのは買収への布石。業務提携を通じて相互交流を重ね、その中でサントリーとビームとの相性や相乗効果を確かめるのが目的だった」(食品業界関係者)

 こうした長期的な視野に立つ取り組みが実り、「シャトック氏が帰国すると佐治氏は直ちにシャトック氏やビーム主要株主に買収の意向を伝える私信を送り、彼らの賛同を得た。それからわずか2カ月で買収交渉が決着した」(サントリー関係者)。

●大胆な組織改編

 サントリーがビームに狙いを定めたのは、蒸留酒事業の規模拡大だけが目的ではなかった。20%台を保持し続けている営業利益率の高さが、サントリーにとっては何よりも魅力だった。サントリーの営業利益率は6.7%(14年12月期)であり、グローバルプレーヤーの条件といわれる10%台に遠く及ばない。営業利益率の高いビームを買収すれば、その差を一気に縮められる。キリンが狙ったような営業利益率の低いビールの海外事業をいくら拡大しても、世界には勝てない。それを考えると、株式市場の一部から「高値づかみ」と批判された約1兆6500億円の買い物は決して高いものではなかった。ちなみに買収額は、過去3カ月のビーム社平均株価に24%上乗せした金額である。

 また、海外蒸留酒市場はスコッチウィスキーの有名ブランド「ジョニー・ウォーカー」を擁する英ディアジオ、同じく「シーバスリーガル」を擁する仏ペルノ・リカールなど上位メーカーの寡占化が進み、サントリーが海外の蒸留酒市場で戦う上でも大手蒸留酒メーカーの買収は不可欠だった。

 ビームを買収したサントリーは、業界関係者があっと驚く挙に出た。それが昨年10月1日付で実施した組織改革だった。サントリー酒類を蒸留酒事業とビール事業に分割。サントリー酒類を国内蒸留酒事業の専業会社とし、ビール事業は新設のサントリービールに移管した。さらにサントリー酒類を子会社化したビームサントリーの傘下に置き、蒸留酒事業は国内外ともビームサントリー主導で進める体制に改めたのだ。

 祖業の蒸留酒事業を買収企業の傘下に置くという、業界内で誰も予想しなかった組織改革の背景には、「ビームサントリーを軸に蒸留酒事業の海外展開を加速し、サントリーの新しい歴史の幕開けをしなければならない」(佐治氏の社員宛メッセージ)という覚悟があった。

●新浪社長の真価が試される「売り上げ4兆円への道」

 国内市場にとどまっていては先細り。佐治会長は社長時代から自社の生き残りをかけ、海外事業拡大とサントリーの国際ブランド化を図ってきた。その佐治氏が初めて手掛けた海外M&Aは、社員時代の80年に行ったペプシコーラ系ボトラー、ペプコム買収だった。この買収を足掛かりに、サントリーは米国清涼飲料市場へ進出した。これはペプシコから国内販売権を取得し、98年からサントリーがペプシコーラを国内販売する布石にもなった。

 ペプコム買収を皮切りに、サントリーは海外事業拡大を本格化している。それを主導したのが佐治氏だった。古くは83年の仏ボルドーの名門シャトー、シャトールグランジュ買収をはじめ、近年ではニュージーランドの清涼飲料メーカー、フルコア買収や仏の清涼飲料メーカー、オランジーナ・シュウェップス買収を主導してきた。そして、昨年のビーム買収が佐治氏による海外事業拡大の陣頭指揮の最後になった。今後は、佐治氏自らが三顧の礼で迎えた新浪剛史社長が担うことになる。

 その新浪氏が背負った目標は「20年に売上高4兆円」。飲料の「グローバルプレーヤーになるための必須ライン」(サントリー関係者)と、佐治氏が設定した目標といわれる。うち1兆円を蒸留酒事業で稼ぐ計画だ。15年12月期の蒸留酒事業売上高目標は、前期比約26%増の6733億円。ビームサントリーの業績が通年寄与するため今期の伸び率は高いが、16年12月期以降も10%台の前期比増を保持しなければ、20年の1兆円は達成できない。

 新浪氏には、ローソン再建を託された時以上の重圧がのしかかっている。

(文=福井晋/フリーライター)

1476荷主研究者:2015/04/11(土) 16:59:47

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/03/30-19656.html
2015年03月30日 化学工業日報
三菱化学 中国で食品機能材生産体制拡充

【上海支局】三菱化学は、中国で食品機能材事業の拡大に乗り出す。子会社の三菱化学フーズ(鈴木千多賀社長)を通じ、シュガーエステル配合製剤を生産する「平湖菱化食品有限公司」(浙江省平湖市、寒川太一総経理)で、日本および海外市場向け起泡剤(SP-A)の生産を昨年から開始。三菱化学四日市事業所における同起泡剤の生産を中国生産に切り替えた。また、中国国内向けに生産する製菓、ケーキ類への食感向上や湿感を付与する中国でも唯一の高機能な起泡剤(MFCシリーズ)が好調で、近く2直生産体制とし実質生産量を拡大する。さらに開発中の飲料向け配合製剤の新製品も中国市場に投入する予定。こうした施策によって中国事業を強化し、食品機能材の拡大につなげる。

1478とはずがたり:2015/04/17(金) 17:03:28

サントリー、ヨーグルト味天然水も「売れすぎで一時販売中止」 まるで”あおり商法”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150417-00000513-san-bus_all
産経新聞 4月17日(金)10時42分配信

サントリー、ヨーグルト味天然水も「売れすぎで一時販売中止」 まるで”あおり商法”

「レモンジーナ」に続き、供給が追いつかないため一時販売休止となったサントリー食品インターナショナルの「サントリー南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」=17日、東京都千代田区(平尾孝撮影)(写真:産経新聞)

 サントリー食品インターナショナルは17日、水系飲料「サントリー南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」の販売を一時中止することを明らかにした。14日に発売したが、出荷量が想定を上回り、生産が追いつかないため。1日に、果汁入り炭酸飲料の「レモンジーナ」の販売一時休止を発表したばかりで、メーカーとしての供給責任が大きく問われることになる。

 同社によると、14日発売のヨーグリーナは、4月中に120万ケースの販売を予定していた。しかし、発売3日で、これを大きく上回り、今後安定的な供給ができないため、販売を休止した。17日午前に会見を開き、説明する。

 今月に入り、レモンジーナに続き2回目の販売休止。新商品の発売段階から販売店のコーナーを確保するために、大型キャンペーンを展開するために、通常よりも多めに供給するが、それに生産が追いつかないという構図が背景にある。

 サントリーグループでは昨年にも梅酒でも販売が追いつかないため販売を休止したことがあった。ネットなどでは消費者の購買意欲をあおる「飢餓商法」「あおり商法」と疑う見方も出ている。短期間に2回の販売休止という事態に批判は免れない状況だ。

1479とはずがたり:2015/04/17(金) 19:56:12
まあ製造委託先の変更なんぞどうでもいいけどウェイパーは偉大である。

【豆知識】4月から製造メーカーが変わった “新旧・味覇(ウェイパァー)” の見分け方はコレだ!
http://news.livedoor.com/article/detail/10018819/
2015年4月17日 19時0分
ロケットニュース24

中華料理に入れてよし、コメに混ぜて炊いてよし、カレーに入れてよしな半ネリ中華スープの素と言えば……「味覇(ウェイパァー)」だ!

味覇があれば10円のモヤシさえもご馳走になってしまう。冷蔵庫に常備している人も多いと思うが、2015年3月、味覇ファンの間に激震が走った。販売会社の「廣記商行」と委託製造していた「創味食品」の契約が3月末をもって終了したのである。

4月以降、別のメーカーが製造した「味覇」がすでに店頭に並んでいる。「新旧、味は同じ」と言われているが、ファンなら「こっちは新」「こっちは旧」と意識して味覇と向かい合いたいはず。
・新旧「味覇(ウェイパァー)」を見比べてみた

違いはあるのかな? ということで、冷蔵庫に入っていた味覇と、4月に入ってから買った味覇のパッケージを見比べてみた。

真っ赤な缶に黒い文字でデカデカと「味覇」と書かれた2つの缶は、パっと見、全く見分けがつかない。栄養成分表も、「使用上の注意」も一字一句同じだ。シャッフルされたら絶対にわからないだろう。
・販売者の表記が違う?

……が、しかし!! よーく見てみると、販売者の名前が微妙に違うではないか!? 前から冷蔵庫に入っていた方は販売者の欄が「廣記商行SK」、新しく買った方には「廣記商行KS」の文字がプリントされているのだ。
・「廣記商行SK」と「廣記商行KS」

問い合わせてみたところ、いわゆる旧の方には「廣記商行SK」が、製造メーカーが変わってからのものは「廣記商行KS」がプリントされているとのことだった。

製造メーカーは変わっても中身は同じらしいので、「知ってても意味がない」と思う人もいるかもしれないが、漫画でも初版本と改定版とでは何となく気分が違うものではないか! 

それに、旧味覇が世の中から姿を消すのも時間の問題だ。いくら「同じ」と言われても、やっぱり少し寂しいなぁと思ってしまうのである。

執筆:沢井メグ

1480荷主研究者:2015/04/18(土) 21:38:23

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150404j
2015/04/04 14:38 秋田魁新報
県内の米粉生産、伸び悩む 小麦粉と価格差大きく、需要低迷

://tohazugatali.web.fc2.com/food/20150404akita01.JPG

 秋田県内の米粉生産が伸び悩んでいる。背景には全国的な需要減があり、小麦粉に比べて割高な製粉コストや価格差など、当初から指摘されていた課題が解消できずにいる。

 米粉普及への取り組みは、政府が食料自給率対策の切り札として2008年から本格化した。県内では、09年ごろから新規需要米として米粉用の生産が活発化した。しかし大口需要が伸びず、大手業者に在庫が膨らんだことなどが影響し、その後は全国的に生産量が減少。県内でも13年は861トンと、10年のピーク時(5048トン)の2割弱まで減少した。大潟村では2日、村から米粉製造・販売の支援を受けていた東京の業者が販売不振のため事実上倒産し、村が補助金の一部を返還することが明らかになった。

 米粉の製粉メーカーには中小企業が多く、小麦粉に比べてロットも圧倒的に小さい。このため製粉コストが高く、依然1・2〜3倍の価格差がある。小麦粉には用途に応じて薄力粉や強力粉などの種類があるのに対し、米粉はバラエティーに乏しいことも需要が伸びない要因の一つとなっているようだ。また粉の粒子が細かいほどもちもち感やうま味が出るが、そのためには技術を伴った設備投資が必要で、小規模の業者にとってはリスクが大きいという。

1481荷主研究者:2015/04/18(土) 22:02:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150402/bsc1504020500007-n1.htm
2015.4.2 05:49 Fuji Sankei Business i.
機能性表示食品、飲料各社が申請 ノンアルビールなど

 国の審査なしに企業の責任で「体にいい」などの機能性を表示できる機能性表示食品制度が始まった1日、飲料各社が消費者庁に申請した。アサヒビール、キリンビールがノンアルコールビールで、サントリーグループのサントリーウエルネスが健康食品「セサミンEX」で申請した。受理されれば、6月にも発売される。

 キリンビールが申請したのは難消化性デキストリンを配合したノンアルコールビール。脂肪の吸収を抑えるほか、糖の吸収を穏やかにする機能などを表示する予定。キリンビバレッジも同成分配合の緑茶で申請した。

 アサヒビールもノンアルコールビール1品とノンアルコールカクテル飲料2品で申請。カクテルは新しいブランドで投入する予定だ。アサヒ飲料も血圧対策の水分補給飲料など2品を申請した。

 流通各社も取得に動いている。イオンはプライベートブランド(PB、自主企画)商品で20品目程度を申請する予定だ。

1482とはずがたり:2015/04/29(水) 06:42:10

サッポロビールに「115億円返還せず」 酒税分類問題で国税当局が通知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000501-fsi-bus_all
SankeiBiz 4月28日(火)15時57分配信

 サッポロビールは28日、酒税分類に関連して、昨年追加納税し、今年1月に返還を求めた115億円について、国税当局が「返還しない」と通知してきたことを明らかにした。

 この問題は、昨年5月まで、税率が低い第3のビールとして発売してきた「極ZERO」について、第3のビールではない可能性が指摘され、いったん生産・販売を中止。さらに、第3のビールでない場合に適用される高い税率との差額として、115億円と延滞税の1億円を国税当局に昨年8月までに追加納税した。

 サッポロでは7月から極ZEROを税率の高い発泡酒として再発売したが、サッポロでの再検証で、極ZEROが第3のビールであることが確認。このため今年1月に115億円の返還を国税当局に求めた。

 これに対し、国税当局が28日に返還しないことを書面でサッポロに通知したが、その理由は公表されていない。サッポロホールディングス広報室によれば「現時点では対応は決まっていない」が、異議申し立てなどの措置で、再度返還を求める可能性がある。

 サッポロホールディングスの平成27年12月期決算では、115億円の返還がないことを前提としているため、業績に与える影響はないとみられる。

1483荷主研究者:2015/04/29(水) 18:13:07

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150405/CK2015040502000047.html
2015年4月5日 中日新聞
《茶況》緑茶飲料生産量 3年連続の増加

://tohazugatali.web.fc2.com/food/PK2015040402100271_size0.jpg

 全国清涼飲料工業会によると、2014年の緑茶飲料の生産量は前年比1・1%増の246万キロリットルで3年連続増加した。関係者は、特定保健用食品の商品がけん引し、濃茶系の品ぞろえの強化や季節、茶葉限定品の投入などが生産増に結び付いたと分析した。一方、販売金額は5・9%減の3621億円で、3年ぶりの減少。

 ミネラルウオーター類は前年比1・8%増の292万キロリットルで14年連続の増加。販売金額も6・5%増の2373億円だった。

 紅茶飲料は5・3%減の96万キロリットル、金額は4・9%減の1694億円で数量、金額とも4年連続で減少した。ウーロン茶飲料は8・9%減の65万キロリットルで、金額は7・6%減の947億円。麦茶は27・3%増の54万キロリットルで5年連続の2桁増。金額は28・9%増の626億円だった。

 清涼飲料全体の生産量は0・9%減となったものの、過去最高だった前年に次ぐ。工業会担当者は「夏の天候不順と消費税増税の中で、各社の努力で影響を最小限に抑えた」と振り返った。

(松本利幸)

1484とはずがたり:2015/05/05(火) 07:06:10
ポテトチップスやフライドポテトの発ガンリスクはなぜ報道されないのか
http://lite-ra.com/2014/09/post-494.html
2014.09.25

『「食べもの神話」の落とし穴 巷にはびこるフードファディズム 』(ブルーバックス)

 いきなりだが、みなさんはポテトチップスやフライドポテトに発ガンリスクがあることをご存知だろうか。断っておくが、これはたんにジャンクフードや揚げ物が体に良くない、というようなざっくりした話ではない。

 ポテトチップスやフライドポテトには有害物質が含まれているのだ。その有毒物質の名前はアクリルアミド。アクリルアミドは接着剤や塗料、紙・繊維などの仕上げ剤として工業的に使われており、人体に有害で、中枢神経麻痺を起こすことが分かっている。動物実験では発ガン性があることも確認されている。

 農林水産省のホームページによれば「アクリルアミドは遺伝子を傷付ける作用を持っていることから、例えごく微量であったとしても健康に影響を及ぼす可能性を否定できないため、この量までなら食品を通して食べても大丈夫という許容量を決めることができません」という。

 しかし、ポテトチップスやフライドポテトというのはたんにジャガイモを油で揚げただけ。いったいこのアクリルアミドはどこからやってくるのか。それは材料のジャガイモである。もっとも、加熱調理する前のジャガイモにはアクリルアミドは含まれていない。ジャガイモに含まれるアスパラギンというアミノ酸が高熱で加熱される間に、アクリルアミドに変化するのだ。ただし、炭水化物に多く含まれているアスパラギンがアクリルアミドに変化するのは、100℃よりも高い温度で加熱調理された場合だけだという。

 つまり、ポテトチップスやフライドポテトなどの油で揚げるジャガイモ料理には、発ガン性があるアクリルアミドが多く含まれていることになる。この事実を指摘している『「食べもの神話」の落とし穴』(高橋久仁子/講談社ブルーバックス)はこう指摘している。

「ポテトチップスやフライドポテトはジャガイモを油で揚げて作ります。油で揚げるという加熱方法は一八〇℃くらいの温度にしばらく置くということで、これらにはかなりの量のアクリルアミドが含まれていたのです」

 アクリルアミドが高濃度に含まれていることを最初に発表したのは2002年4月、スウェーデン食品庁。2002年6月末にはWHO(世界保健機関)が専門家会議を開催し、食品中に生成するアクリルアミドが健康に関する重要な問題になるだろうと認め、日本でも厚生労働省が2002年10月31日にポテトチップスやかりんとうなどの加工食品中に発ガン性が疑われるアクリルアミドがかなりの量で含まれていることを発表した。

「ふつうの食品をふつうに加熱調理して有毒物質が生成してしまうという事実は、正直のところショックです。ポテトチップスやフライドポテトはもう食べない、と決めるのも一つの選択ですが、たまに食べることまで怖がることもないでしょう。ただし、ポテトチップスの袋を抱えていつも食べているような人は、これをきっかけに自分の食生活を見直してください」(同書より)

 著者の高橋久仁子氏は群馬大学教育学部名誉教授。家庭科教育で食生活を研究している人物である。こうした人物が“ショック”と明かすほどのポテトチップス有害情報だが、それほど多くの人には知られていない。というのも、厚生労働省の2002年10月31日の発表を報道されることが少なかったからだ。

1485とはずがたり:2015/05/05(火) 07:06:25
>>1484-1485
「ラジオやテレビはその日の夜のニュースで、一部の新聞が翌一一月一日にこのことを報じました。ニュースを見たり聞いたりした人はびっくりしてパニックが起こるのではないかと心配したのですが、報道量がその割に少なく、このニュースに気づかなかった人の方が多かったようです」(同書より)

 ポテトチップスやフライドポテトといえば、大手外食チェーンや大手食品メーカーにとって欠かせないドル箱商品。こうした企業はマスコミにとって、大スポンサー様であり、大々的な報道を控える自主規制が行われたことが容易に推測できる。

 そして、マスコミの自主規制は続いている。インターネットを検索したところ、農林水産省は2013年12月3日、食品関連事業者向けに「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」を発表している。

 その指針は「国際的なリスク評価機関は、食品を通じて長期間にわたってアクリルアミドを取り続けることによって健康への悪影響が生じる懸念があると結論し、食品のアクリルアミド濃度を低くするための適切な努力を継続すべきであると勧告した。このことは、アクリルアミドによる消費者の健康被害の発生を未然に防ぐには、食品のアクリルアミド濃度をできるだけ低くし、食品由来の摂取量を減らすことが重要であることを示している」として、「食品関連事業者は、原料の調達から最終製品の製造・販売に至るまでの工程の必要な段階において、食品の安全性向上のための対策を適切に講じる必要がある」と呼びかけているのだ。

 しかし、こうした事実はマスコミが黙殺してしまい、多くの消費者には伝わっていないのだ。

 ある日、あなたが思いもよらないガンになる。その原因はひょっとしたら、軽い気持ちで食べていたポテトチップスやフライドポテトかもしれない。
(河内保雅)

1486とはずがたり:2015/05/05(火) 08:43:41
取り敢えずポテチは大丈夫そうだし,かりんとう(余り好きではないからあんま食べない)とインスタントコーヒー(最近控え中)を止めてフライドポテトは控えよう(;´Д`)
遺伝毒性云々所はよく解らんな。遺伝毒性以外の発癌要因って何があるんだ?

編集長の視点|松永 和紀
プロフィール
京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動

アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない
http://www.foocom.net/column/editor/11634/
2014年10月5日

 食品中に含まれる化学物質アクリルアミドの発がん性について、毎日新聞が10月4日、記事を出した。リテラ>>1484-1485というサイトでも、取り上げられている。
 だが、これらの記事、いろいろと問題があるように思う。アクリルアミドについては、参考にすべき信頼できるサイトがさまざまあるので、それらを紹介しながら解説したい。

 毎日新聞は、食品安全委員会の化学物質・汚染物質専門調査会に設置されている化学物質部会第6回会合の内容を基に報じている。同部会は、昨年1月からアクリルアミドの評価を続けており、第6回会合も継続審議となった。

 会合で検討された評価書案は既に公開されており、「本専門調査会としては、アクリルアミドは遺伝毒性を有する発がん物質であると判断した」と記述している。毎日新聞記事の大きな問題は、この遺伝毒性発がん物質の説明だ。「アクリルアミドは遺伝子や染色体の構造に変化をもたらし、次世代にも影響しうる発がん物質、と評価した」とある。

 この記述は、おかしい。食品安全委員会もこのような説明はしていない。
 遺伝毒性は英語ではgenotoxicityであり、DNAへの毒性がある、という意味。がんはまず、体の中の細胞中のDNAが損傷を受け遺伝子が変異し、その細胞が異常増殖してできる。「遺伝毒性を有する発がん物質」というのはつまり、がん化につながるようなDNAの損傷を引き起こしうる物質、という意味だ。
 もちろん、卵子や精子などの生殖細胞のDNAに変異をもたらす可能性を否定はできず、その場合にはその変化が次世代に伝わるが、それは発がん性とはまた別の話。アクリルアミドについては、動物を用いて生殖毒性や発生毒性をみる試験も行われているが、大量投与では影響が出ていても、人が食べるのに相当するような量では、影響がみられない。次世代への影響と発がん性を読者に混同させるのは、間違っている。

 農水省は、「食品中のアクリルアミドに関する情報http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/」というコーナーを作って非常に詳しく情報提供しているのだが、遺伝毒性についてのページはとりわけ詳しい。また、国立医薬品食品衛生研究所の変異遺伝部も遺伝毒性について解説している。

 食品中のアクリルアミドは、2002年にスウェーデンの研究所が発表したのを機に世界で注目されるようになった。当初から遺伝毒性発がん性があるだろう、とされていた。日本でも食品安全委員会ができる前、厚労省が同様の評価を下している。食品安全委員会の評価書案は、新しい判断を示したものではない。

1487とはずがたり:2015/05/05(火) 08:43:55

 「遺伝毒性発がん性がある」という見解は、動物に大量投与する実験などから導き出されたものだ。がんになる、と聞くと震え上がる人が出てきそうだが、自然の遺伝毒性発がん物質はほかにもさまざまある。たとえば米やヒジキに比較的多い無機ヒ素、肉や魚の直火調理でできやすいヘテロサイクリックアミン類、ベンツピレン類などである。

 農薬や食品添加物など意図的に使う化学物質の場合には、遺伝毒性発がん性が確認されれば“失格”。使用は認められない。だが、食品中の、意図せず含有されてしまう遺伝毒性発がん物質をゼロにすることはできない。

 アクリルアミドの場合、アスパラギンというアミノ酸とブドウ糖や果糖など一部の糖類が一緒に120℃以上で加熱されるとできてしまう。アスパラギンも糖類も、ごく普通に穀類や野菜等に含まれるものなので、高温加熱調理による生成は避けられない。したがって、人類はたぶん、火を使った調理が始まった頃から、アクリルアミドを食べ続けてきたのだろう。

 では、アクリルアミドにより人は、実験動物と同じようにがんになるのだろうか? これは、決め手に欠ける。
アクリルアミドの摂取量と人のがん発生率の関係を探る「疫学調査」が世界で行われているのだが、「関係あり。アクリルアミド摂取ががんリスクを上げる」という結果が明確に出たのは2007年のオランダでの調査しかない。一方、「がんリスクは上昇しない」という調査結果は、かなり多く出ている。食品安全委員会は、これらの疫学調査結果を一つずつ、詳細に検討している。ここから言えることは、動物実験の大量投与と同じように、人もアクリルアミドをたくさん食べると、おそらくがんリスクが上がるだろう、ということ。しかし、現状の食生活では、リスクの上昇を検出できるかできないか、ギリギリのところ、ということだ。
 そのため、「まあ、できることなら、摂取量を減らしておいた方がいいよね」というのが多くの科学者の見解だと思う。

 では、どうやって摂取量を減らす? ここで気になるのは、毎日新聞にしてもほかのウェブサイト等にしても、特定の食品をやり玉に上げているように見えること。ポテトチップスである。

 毎日新聞は、記事の見出しが「スナック」になっている。記事中では、ほかの食品にも含まれていることが書かれている。だが、1面のインデックスは「ポテチ成分に発がん性」。うーん、これでは、ポテトチップスメーカーが可哀想だ。

 前述のように、アスパラギンと一部の糖類が反応するとアクリルアミドができてしまうのだから、多くの食品が含有している。農水省の調査結果の中から主な結果を表として示しておこう。

(参照:食品の安全性に関するサーベイランス・モニタリングの結果【有害化学物質】)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/survei/result.html

http://tohazugatali.we b.fc2.com/food/acrylamide11.png
出典:農水省有害化学物質含有実態調査結果データ集(平成15〜22年度)
http://tohazugatali.we b.fc2.com/food/acrylamide2.png
出典:農水省有害化学物質含有実態調査結果データ集(平成23〜24年度)

1488とはずがたり:2015/05/05(火) 08:44:18
>>1486-1488
 これらのことからわかること。たしかに、ポテトチップスは含有量が多い。だが、食品として食べる量から考えると、重量が多くなりやすいフライドポテトにも注意する必要があるし、黒糖かりんとうやビスケット類も無視はできない。
ほうじ茶やインスタントコーヒーは、飲料になった時の含有量はごく少ないはずだから、目くじらをたてる必要はないだろう。野菜にも比較的高いものがあるのは、なかなか興味深い。

 いずれにせよ、アクリルアミドが高めの食品を偏好し多く食べていたら、がんを心配する前に、肥満や生活習慣病などほかのさまざまなリスクが急上昇しそうだ。要するに、食品一つ一つを心配するよりも、バランスよく食べることを心がけた方がいい。
 特定の食品をやり玉にあげていては、ほかの食品への対応が疎かになる。ポテトチップスにだけ注目していると、アクリルアミドの総摂取量をコントロールして減らして行く、という本来の目的を見失うことになってしまう。

 2002年にスウェーデンの研究所が発表した当時、海外でも国内でもアクリルアミドにかんする報道があふれた。そのため、事業者による含有量低減対策は進んでいる。農水省は、ウェブサイトで詳細に情報提供していたし、昨年には食品関連事業者向け「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」を公表した。

 また、家庭で消費者ができることというページも設けていて、「一番はバランスのよい食生活!」としながらも、フライドポテトの作り方を説明している。最大のポイントは焦がさないことで、これはフライドポテトだけでなくほかの食品でも同じだ。食パンも、そのままならアクリルアミドはほとんどないが、トーストするとできると書かれている。
 実はアクリルアミド対策、既にこまごまと講じられているのだ。

 私が個人的に印象に残っているのは、10年ほど前、ポテトチップスメーカーの研究者が「注目されない黒糖かりんとうが羨ましい」などとブツブツ言いながら、低減研究に取り組んでいた姿だ。じゃがいもの品種特性や保存温度、貯蔵期間、揚げる温度や時間等、実に細かく検討していた。
 たとえば、カルビーは、ウェブサイトでアクリルアミド低減について解説している。研究力がある大手メーカーの製品であれば、含有量は減っている。フライドポテトもビスケット類も同様だ。中小企業は取り組みのレベルがさまざまで、一概には言えないが、総合的に考えると、2002年当時に比べれば公衆のアクリルアミド総摂取量は減っているのではないか。

 これまでずっと食べてきたものも、問題として顕在化すれば自ずと対策が講じられる。国の指導と事業者の努力も続いている。だから、いきなり慌てる必要はない。「ポテトチップスメーカーや外食チェーンはマスコミにとって大スポンサーだから、報道を控えている」というような、思わせぶりの陰謀論にとらわれるのはつまらない。
 EUは2011年にポテトチップス1mg/kg、フライドポテト0.6mg/kg、ビスケット0.5mg/kgなどの指標値を設けたが、これも安全性を守るための基準値ではなく、調査が必要かどうかを判断するための目安。日本でも農水省や厚労省等がモニタリング調査や低減研究を進めている以上、「EUは基準を設けているのに、日本は野放し」という論法も、お門違いだ (EUのアクリルアミドのページ参照を) 。

 ただし、日本で家庭に対する啓蒙活動が少なかったのはたしかだ。農水省の担当者が1、2カ月前だったか、「家庭向けの情報提供の準備を進めています」と言っていたから、おっつけ出てくることだろう。
 そのうえでさらに規制や基準値等が必要なのかどうか、判断するにあたってはやっぱり、食品安全委員会の新しい研究結果も加味したその時点で最良の評価書が基礎となる。
 食品安全委員会はまだ、日本人の摂取量についてほとんど検討しておらず、リスクについての判断を示していない。バランスの良い食生活で、ポテトチップスやフライドポテト、黒糖かりんとうなども適度に味わいながら、食品安全委員会の今後の審議を、落ち着いて見て行きたいと思う。

1490荷主研究者:2015/05/06(水) 13:20:15

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150417_2
2015/04/17 岩手日報
セブン最大級、北上に工場完成 北東北3県へ食品供給
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 コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパン(東京都千代田区、資本金172億円、井阪隆一社長)が北上市相去町の北上南部工業団地に建設していた2食品工場と配送センターが集積する「岩手工場・北上センター」が完成し、16日竣工(しゅんこう)式が行われた。延べ床面積約3万平方メートルは同社工場で国内最大規模。5月25日に稼働する。同社は北東北3県でコンビニエンスストア600店舗展開を目指す方針だ。

 竣工式は現地で関係者約50人が出席し行われた。同工場は24時間稼働で、わらべや日洋(同小平市、同80億4900万円、妹川英俊社長)が弁当と総菜、ヒガシヤデリカ(同板橋区、同8千万円、江戸龍太郎社長)はパン、調理パンを製造する。

 1日当たり計37万食を生産し、北東北3県向けに食品を供給する。計800人を雇用し、うち食品製造2社のパート従業員がそれぞれ300人。

 セブン―イレブンは3月末現在、本県114店舗と秋田県60店舗を展開している。

【写真=北上市相去町に完成したセブン―イレブンの「岩手工場・北上センター」】

1491荷主研究者:2015/05/06(水) 13:25:14

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150415ceab.html
2015年04月15日 日刊工業新聞
JTの自販機事業の売却、サントリーなど3社が関心示す-ライバルに渡したくない理由

JTは自販機運営事業の売却を検討

 日本たばこ産業(JT)が売却を検討している自動販売機運営事業に、サントリー食品インターナショナル、アサヒ飲料、キリンビバレッジの3社が関心を示している。JTが子会社を通じて運営する自販機の台数は全国で約26万台。80万台以上の日本コカ・コーラグループ、約49万台のサントリー食品インターナショナルに続き、アサヒ飲料やダイドードリンコ、キリンビバレッジと並ぶ3位グループにあり、業界勢力図を変える可能性を秘めている。

 「JTから申し出があれば自販機事業の買収は検討する」。サントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長は、JTの自販機事業買収の可能性を否定していない。同社の自販機にJTの自販機が加われば台数は80万台に近づき、コカ・コーラに肉薄する。

 アサヒ飲料やキリンビバレッジも事情は同じ。アサヒ飲料の岸上克彦社長は「3位グループから抜けだし、2強グループに入りたい」とする。同社とJTの自販機を合算すると台数は50万台強とサントリーを超える。キリンビバレッジもJTの台数を合算すると50万台弱と、2強グループに入る。

 各社がJT自販機に関心を示すのは台数の多さに加え、地方も含めた全国まんべんなく自販機網を持つため。ある業界関係者は「JTの飲料ブランドには特に魅力を感じないが、ライバルメーカーにさらわれると自販機戦略に重大な支障を来す」と話す。

1492荷主研究者:2015/05/06(水) 13:33:49

http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20150413-OYTNT50405.html
2015年04月14日 読売新聞
ブルボン、柏崎駅の顔に 新本社ビル完成

完成したブルボンの新本社ビル

 菓子製造大手「ブルボン」の新本社ビルが柏崎市のJR柏崎駅前に完成した。同市の玄関口の新たなランドマークになるとともに、地域の防災拠点としての役割も期待されている。

 新本社ビルは13階建て、高さ約60メートルで、同市内で最も高いビルとなった。側面をガラス面と金属面の半分ずつにした外観が特徴だ。基礎のコンクリートくいを地下深くに打ち込み、割れた時に飛び散らないよう窓ガラスをフィルムで覆うなどして防災性を高めた。

 3階の約200人収容できる食堂は、災害時には市民に開放する。この階の空調には放射性物質を通しにくいフィルターが装着されており、東京電力柏崎刈羽原子力発電所が事故を起こした時にも、一時的な避難所として利用できる。

 建設地は同社の創業の地で、1968年に本社を同市松波に移転した後も工場や倉庫として使われていたが、2007年の中越沖地震後は更地になっていた。旧本社は今後、柏崎工場として製造のみを行う。

 10日に開かれた竣工しゅんこう披露宴には、県内外から約250人が参加し、完成を祝った。吉田康社長は「有事の際、柏崎工場や周辺の市民の方のお役に立てるようにしたい」と語った。

 ブルボンの本社ビル建設は、柏崎市などが推進する駅前再開発の中で、20年度に完成予定の市庁舎の移転・新築と並ぶ目玉事業とされている。来賓で訪れた会田洋市長は「素晴らしい建物ができ、本当に喜ばしい。市街地活性化のため、気は早いがお隣さんとしてよろしくお願いしたい」とあいさつした。

2015年04月14日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1493とはずがたり:2015/05/10(日) 09:51:18

「ジョア」23年ぶり値上げ=6月から1本100円―ヤクルト
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%80%8c%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%82%a2%e3%80%8d%ef%bc%92%ef%bc%93%e5%b9%b4%e3%81%b6%e3%82%8a%e5%80%a4%e4%b8%8a%e3%81%92%ef%bc%9d%ef%bc%96%e6%9c%88%e3%81%8b%e3%82%89%ef%bc%91%e6%9c%ac%ef%bc%91%ef%bc%90%ef%bc%90%e5%86%86%e2%80%95%e3%83%a4%e3%82%af%e3%83%ab%e3%83%88/ar-BBjoRou?ocid=AARDHP
時事通信

 ヤクルト本社は8日、飲むヨーグルト「ジョア」を6月1日にリニューアルし、税抜きの希望小売価格を90円から100円に改定すると発表した。値上げは23年ぶり。国内の生乳価格の上昇に加え、円安で輸入原料の調達コストもかさんでいるため。この10年間で、原料費が3割増えたという

1496荷主研究者:2015/05/16(土) 18:13:44

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150428/bsc1504281444007-n1.htm
2015.4.28 14:44 Fuji Sankei Business i.
グリコが千葉のアイス工場に180億円投資 生産能力2割増に

 江崎グリコは28日、アイスクリーム製造子会社のグリコ千葉アイスクリーム(千葉県野田市)を拡張し、生産能力を引き上げると発表した。投資額は180億円。グリコグループ全体でアイスクリームの生産能力は現在の2割増となる9万キロリットルになる。

 新しい製造ラインは今年9月に着工し、2017年2月の稼働を目指す。

 既存工場を増築し、生産能力を3万キロリットルに倍増させる。主力商品「パピコ」や自販機専用の「セブンティーンアイス」、新製品の生産を手がける予定だ。

 業界3位の同社は、今回の増産投資などで、上位のロッテアイスと森永乳業を追撃する。

1497荷主研究者:2015/05/16(土) 18:35:53

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/150502/ecd1505021708001-n1.htm
2015.5.2 17:08 Fuji Sankei Business i.
止まらない“缶コーヒー離れ” JT、ネスレが事業撤退に踏み切った理由

「コーヒー戦争」激化! 生き残る会社、沈没する会社

 ■日本コカ・コーラがセブンPB商品発売

 コンビニエンスストア大手に一気に広がったいれたてコーヒーの販売を引き金に、繰り広げられる「コーヒー戦争」が、「第二幕」に突入した。コンビニによる攻勢の煽りで苦戦する缶コーヒー市場をめぐっては、事業撤退が相次ぐ。日本たばこ産業(JT)が今年9月末をめどに、缶コーヒー「ルーツ」を含む清涼飲料事業から撤退し、ネスレ日本も缶コーヒー事業を3月に打ち切った。

 一方、最大手で「ジョージア」ブランドを展開する日本コカ・コーラグループは、セブン&アイ・ホールディングスと共同企画した缶コーヒーを4月21日、全国のセブンイレブン、イトーヨーカドーなどで発売した。

 商品に「ジョージア」とセブン&アイのPB(プライベートブランド=自主企画)商品「セブンプレミアム」の両ブランドを併記する苦肉の策とはいえ、実質的にセブン&アイのPB商品であり、「PB商品は作らない」と豪語してきた日本コカ・コーラにとっては180度の方向転換に違いない。

 いれたてコーヒーで「缶コーヒー離れ」のきっかけを作った張本人、セブン&アイの「棚」を借りてシェア拡大を図る姿は、縮む市場を前にプライドをかなぐり捨て、名より実をとった日本コカ・コーラの割り切りがうかがえる。

 缶コーヒー市場は縮小基調にあるうえに、市場参加社も多く、優勝劣敗の構図が鮮明だ。コンビニのいれたてコーヒーは、大手5社の販売計画で14年度が13億杯と前年度から倍増が見込まれる。この勢いの差は、缶コーヒー市場で下位に位置する事業社に厳しい選択を迫る。

 ■JT、ネスレ日本が事業撤退した理由

 JTの飲料事業の撤退がそれを物語った。「売却は譲渡先との間に相乗効果があることが重要だが、残念ながら見出せなかった」(大久保憲朗副社長)と事業売却の道を閉ざされたJTは、事業撤退を選択するよりなかった。

 ネスレ日本の場合は撤退の理由が明確で、コンビニの店舗がこれだけ増えれば自動販売機の販路は細り、「缶コーヒーは数年前に重要な事業ポートフォリオから外していた」(高岡浩三社長兼CEO)と缶コーヒー事業に見切りを付けた。

 自販機の販路で提携していた大塚製薬のグループ会社が、「ワンダ」のアサヒ飲料に鞍替えしたこともあり、ネスレ日本は撤退に踏み切った。替わって、オフィスに無料で設置する専用マシンでコーヒーパックを販売する「ネスカフェ アンバサダー」に注力する。

 JT、ネスレ日本も缶コーヒー市場でのシェアは下位であり、厳しさを増す一方の競争に撤退を決断するよりなかった。半面、缶コーヒーの自販機による販路はコンビニに押されているとはいえ、存在感はまだ大きい。

 このため、飲料事業の撤退とは切り離し、継続する方向にあったJTの自販機運営事業は全国に約26万5000台を抱える魅力は捨てがたく、飲料子会社が上位に位置するビール大手三社が買収に名乗りを上げた。

 一方、レギュラー・即席コーヒーの分野も風雲急を告げる。味の素は、米企業との合弁会社で、「ブレンディ」ブランドで認知度の高い味の素ゼネラルフーズ(AGF)を4月中に完全子会社とし、即席コーヒートップのネスレ日本を追撃する。

 家庭用、オフィス向けに入り込んだコーヒー抽出マシンも、UCC上島珈琲が新たに家庭用、ネスレ日本が外食産業向けの新型機をそれぞれ投入する。

 コーヒーチェーン店に加え、コンビニ、ファストフードチェーンによる“領空侵犯”も受け、缶コーヒー、即席コーヒーの市場はそれぞれジリ貧なだけに、「コーヒー戦争」の第二幕を迎え、各社はあの手この手で生き残り策を模索し出した。

 (経済ジャーナリスト 水月仁史=文)(PRESIDENT Online)

1498チバQ:2015/05/20(水) 21:03:02
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150520-00071888-diamond-nb
大詰めの「JT自販機」争奪戦 サントリー最有力で交渉へ
ダイヤモンド・オンライン 2015/5/20 16:00 週刊ダイヤモンド編集部

サントリー・JT連合が誕生したならば、コカ・コーラとの2強体制が盤石なものになる。サントリー優位の決め手は「買収金額の高さ」とみられている Photo by Hidekazu Izumi

 業界勢力図を塗り替えることになる日本たばこ産業(JT)の飲料事業の争奪戦。4月17日の入札には、飲料メーカー、小売りなどの異業種、ファンドが参戦した。それから一カ月余り。JTは、サントリーを売却先の最右翼として交渉を進めていることが、週刊ダイヤモンドの調べでわかった。(週刊ダイヤモンド編集部 泉秀一)

 今夏をめどに“嫁ぎ先”を決める段取りで進められていた日本たばこ産業(JT)の自動販売機子会社、ジャパンビバレッジホールディングスの争奪戦。

 4月17日に締め切られた1次入札には、サントリーホールディングス、アサヒグループホールディングスなどの大手飲料メーカー、イオンなどの異業種企業、ファンドなどさまざまなプレイヤーが買収に名乗りをあげた。

 それから1カ月余り。当初の予定通りならば、現在は、JTが2次入札へ進むことのできる有力売却先を選定している途中段階だ。

 だが、ここにきて早くも、ジャパンビバレッジの売却先は、国内飲料2位のサントリーホールディングスを最有力として調整されていることが、関係者の証言により明らかになった。本稿執筆時点で、2次入札実施の有無は明らかにされていないが、いずれにせよサントリー優位の情勢は覆らないとみられている。

 その決め手になりそうなのが、「買収金額の高さ」である。買収金額は、入札前に市場で囁かれていた「1000億円規模になるかもしれない」(飲料メーカー幹部)という予想をはるかに超え、1500億円以上にまで跳ね上がる観測すら出ている。

 実は、JTは「自販機子会社のジャパンビバレッジと、『ルーツ』や『桃の天然水』といった商品ブランドは切り分けて売却を検討する」という情報以外は、明確な入札条件を提示することなく、買収サイドに独自性ある自由な提案を求めた。

 それ故、買収サイドは、「事前情報が少なく、デューデリジェンス(事業価値の査定)の作業が難航し、買収金額の目安がわからない」(飲料メーカー幹部)状況だった。そこに、「競合にだけは奪われたくない」という飲料メーカーの思惑が重なり、提示金額がつり上がることになった。そんな中で、「他社を大きく上回る金額を積んだ」(関係者)のが、ジャパンビバレッジ株式の12%を保有する2位株主のサントリーだった。

 「飲料業界の勝ち組へ嫁入りさせる」(飲料メーカー関係者)というJT経営陣の飲料部隊に対する配慮もまた、サントリーとの交渉を後押しすることになりそうだ。

 サントリー・JT連合が誕生することになれば、業界の勢力図は、首位コカ・コーラ、2位サントリーの2強体制がより鮮明になる。

 コカ・コーラの自販機保有台数は83万台。サントリーのそれは49万台。それにジャパンビバレッジの26万台を上乗せすれば75万台となり、コカ・コーラの台数に肉薄する。その上、首都圏を中心に小売店向けの販売台数では、「コカ・コーラよりもサントリーが勝っている」(飲料業界関係者)状況で、「コカ・コーラを抜いて業界首位を奪取する」(鳥井信宏 サントリー食品インターナショナル社長)目標も夢ではない。

1499チバQ:2015/05/20(水) 21:03:23
● 3位以下は再編必至 次なる台風の目はダイドーか

 一方で、業界3位以下の飲料メーカーは苦しい戦いを迫られることになりそうだ。とりわけ、今回の争奪戦にも意欲的に参戦していた3位アサヒ、5位キリンホールディングスにとって、宿敵サントリーにJTを奪われることだけは避けたかいはずだ。

 装置産業で、生産量が増えれば増えるほど収益性が高まる「スケールメリット」を享受できる飲料業界では、自販機販路の確保はメーカーにとって生命線だ。にもかかわらず、アサヒの自販機台数は28万台、キリンに至っては21万台と、2強とは3倍近くの差がつくことになってしまう。

 また、サントリーが、自販機販路で生んだ利益を原資に、小売店への販促攻勢を仕掛けることも予想される。財務的に体力の劣る3位以下メーカーが価格競争で対抗するのは厳しい。

 まさしく、今回の争奪戦は、飲料業界の勢力図を一変させる「天下分け目の戦い」(飲料メーカー幹部)だったのだ。

 もっとも、今回の買収劇が起爆剤となり、3位以下のメーカーを中心に業界再編が加速する側面もあるだろう。その台風の目は、26万台の自販機を保有するダイドードリンコだ。

 現在、ダイドーは、自販機に依存しない経営を目標に掲げている。700億円の潤沢な金融資産を元手にM&Aをもくろんでおり、ヘルスケア事業への本格シフトを検討している。実際に昨年は、医薬品製造大手企業の入札にも参画していたようだ。ヘルスケア事業へのシフトの延長線上には、「飲料部門の売却があるとの観測もある」(業界関係者)。

 そうなれば、再び飲料メーカーが食指を動かすのは必至。飲料業界再編の号砲が鳴った。

1501とはずがたり:2015/05/25(月) 19:40:33
やってみなはれ♪

JTの飲料自販機、業界2位のサントリーが買収 首位のコカ・コーラに肉薄
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1505250018.html
17:03産経新聞

JTの飲料自販機、業界2位のサントリーが買収 首位のコカ・コーラに肉薄
サントリーがJTの飲料自販機を買収。会見に臨む(左から)サントリー食品インターナショナルの小郷三朗副社長と鳥井信宏社長、日本たばこ産業の大久保憲朗副社長=25日午後、東京都千代田区丸の内 (川口良介撮影)
(産経新聞)
 国内清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナルは25日、日本たばこ産業(JT)の子会社で、飲料の自動販売機事業を手がける2社の保有株式を7月をめどに取得すると発表した。またサントリー食品はJTの缶コーヒーブランド「Roots(ルーツ)」と清涼飲料水ブランド「桃の天然水」も取得する。取得総額は全体で1500億円程度となる。

 株式を取得して事実上の子会社にするのは、JTが70・5%を出資する「ジャパンビバレッジホールディングス」と同49・7%出資の「ジャパンビバレッジエコロジー」の両社。

 サントリーはグループですでに出資している12%分と合わせ、ジャパンビバレッジへの出資比率は83%となる。自販機の保有台数を増やし、首位の日本コカ・コーラの追撃態勢を整えたいサントリーと、たばこ事業に経営資源の集中を進めるJTの思惑が一致した。

 JTは、飲料製造販売事業から9月末に撤退する予定で、自販機事業も売却が妥当と判断した。サントリーの自販機の保有台数は現在49万台で、JT系2社の買収後は単純合算で75万台になり、日本コカ・コーラは約83万台に肉薄することになる。

 会見したサントリー食品の鳥井信宏社長は「今回のグループ化により、新たな需要創造を目指す」と述べた。

1502とはずがたり:2015/05/25(月) 19:41:26
ルーツも存続するなら結構ルーツ好きだった者として嬉しいけど,ボスに統合されちゃうのかな?

サントリー食品、JT自販機買収=1500億円、「ルーツ」も
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-150525X364.html
19:19時事通信

 サントリー食品インターナショナルは25日、日本たばこ産業(JT)の自動販売機運営事業を7月に買収すると発表した。缶コーヒー「ルーツ」、清涼飲料「桃の天然水」のブランドも取得する。買収額は約1500億円。値引き販売の少ない自販機事業の拡大により、飲料事業の収益力向上と国内シェアの拡大を図る。

 JTが子会社を通じて運営する自販機は、2013年末時点で26万6000台。他メーカーから運営を請け負ったり、複数メーカーの商品を混載したりした自販機が目立ち、設置場所はオフィスなど屋内が多いのが特徴だ。サントリー食品は買収により、運営台数で首位の日本コカ・コーラグループとの差を詰める。

1503とはずがたり:2015/05/26(火) 09:25:38
>>1569>>1583
今年もかよ。役立たない農水利権はとっとと廃止せえ。

バター、7千トンの不足見込み 農水省は緊急輸入の方針
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASH5T574LH5TULFA027.html
05月25日 19:55朝日新聞

 バターが昨年度に続き、今年度も品薄になるとの見通しを酪農・乳業の業界団体「Jミルク」が25日発表した。今年度は全国で7100トン不足する見通しで、農林水産省は近く、不足分を補うための追加の緊急輸入を決定する方針だ。

 Jミルクは、今年度の国内バター生産量は昨年度に比べ5・2%増の6万5千トンと予想する一方、需要も0・9%増の7万5千トンと見込み、国内産バターだけでは必要量をまかなえない見通し。昨年度と同様、ケーキの需要が集中するクリスマスシーズンを中心に不足が見込まれるという。

 農水省は今年度2800トンのバターを輸入することをすでに決めているが、不足分をまかなうために追加の輸入が必要とみている。昨年度も1万3千トンを輸入でまかなった。

 酪農家の廃業などで生乳(しぼったままの牛乳)生産量は1996年度の865万トンをピークに昨年度は733万トンまで減った。牛乳を優先的につくるため、バターなどの加工に回す生乳が不足する傾向がある。(大畑滋生)

クリスマスへ「バター増産を」 農水省、大手4社に要請
http://www.asahi.com/articles/ASGCX5HLQGCXUTIL03Q.html?ref=goonews
渡辺洋介2014年11月29日00時20分

 生乳(せいにゅう)不足でバターの品薄が続いている問題で、農林水産省は28日、大手乳業メーカー4社や乳業団体に対し、クリスマスの最需要期に向けてバターを最大限供給するよう求めた。要請は6年ぶり。西川公也農水相は閣議後の記者会見で「メーカーには社会的責任として家庭用バター生産に取り組んでもらいたい」と話した。

 酪農家や乳牛の数が減って生乳生産量が落ち込んでいることから、国は今年度、2回にわけて計1万トンの業務用バターを緊急輸入。しかし、クリスマスの最需要期を前に、家庭用や中小の洋菓子店向けのバターが不足している。

 生乳は、保存がきかず高値で売れる牛乳や生クリームに優先的に加工される。余った分が保存のきくバターなどに回され、生乳の廃棄や品薄を防ぐ調整弁の役割を担う。この調整機能を守るため、国はバターに高い関税をかけ、事実上民間が自由に輸入できないようにしており、不足分は国が輸入する。農水省は緊急輸入で業務用を確保できたため、メーカーが家庭用を増産することは可能と説明している。(渡辺洋介)

1504とはずがたり:2015/05/28(木) 10:42:23
最悪商品は雪印製、最悪企業はマリンフード 心疾患招くトランス脂肪酸の含有率
http://www.mynewsjapan.com/reports/815
17:56 04/08 2008

 マーガリン等に多く含まれるトランス脂肪酸は心疾患の原因となることが指摘され、NY市が外食店での実質使用禁止に踏み切るなど、欧米では規制が進んでいる。だが食品・外食業界のコスト増となるため、生活者よりも企業の立場で政策決定する日本では規制ゼロ。主要メーカーに取材すると、ワースト製品は「雪印Sマーガリン」でパン2枚に塗るだけで摂取し過ぎだ。生協製品も軒並み高かったが、ワースト企業は、学校給食用にも卸しているマリンフードで、情報公開すら拒んだ。

◇NYでは今夏から全面規制
 マーガリンなどに多く含まれる「トランス脂肪酸」は、悪玉コレステロールを増加させ、心筋梗塞をはじめとする心臓疾患を引き起こすことが分かってきており、欧米を中心に使用規制が進んでいる。

 米国ニューヨーク市では2008年7月から、すべてのメニューに含まれるトランス脂肪酸の量を一食当たり0.5グラム未満に抑えるよう義務付ける。昨年7月、ファストフード店を含む全レストランに対し、調理油やマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の量を一食あたり0.5グラム未満に抑える条例を施行し、実質使用禁止となったが、これを全メニューに広げる。

 デンマークでは2004年1月から、トランス脂肪酸の含有率が2%を超える加工食品の販売を禁止済みだ。カナダでは2005年12月から、トランス脂肪酸の含有量の表示を義務づけた。米国でも2006年1月から含有量の表示が義務付けられている。

 消費者の命より企業利益を優先する日本では、相変わらず対応が遅れており、今のところ各国の対応状況を静観するのみで、国内で規制する動きはなく、表示の義務すらない。

主要メーカーのマーガリン全41商品のワーストランキング(マリンフード18商品除く)。下の方から逆に見れば、買ってもよいランキングとなるので、心疾患が心配なかたは消費行動の参考にしていただきたい。

◇ワースト1は雪印、生協も軒並み高く
 そこで、日本の主要メーカー7社の、家庭用マーガリンのトランス脂肪酸の含有量を取材し、ワーストランキングを作成した(略)。

 取材したメーカーは、雪印乳業、マリンフード、明治乳業、生協、J-オイルミルズ、小岩井乳業、月島食品工業の7社。主要メーカーが加盟する日本マーガリン工業会に、家庭用マーガリンの主要メーカーを問い合わせ、取材対象を以上7社に絞り、全商品をピックアップした。

 対象となるマーガリン商品は、全部で59商品。メーカー別の商品数の内訳は、雪印20、マリンフード18、生協8、J-オイルミルズ5、明治乳業4、小岩井乳業3、月島食品工業1。

 各メーカーは、積極的に公開はしていないが、問い合わせをする消費者や取材に対しては、個別に相談窓口や広報部で数値を教えている。その数値に基づきランキングにした。(生協は全マーガリン商品の数値をHP上で公開。マリンフードは非公開)。

 家庭用マーガリンのワーストランキング第一位は、『雪印 Sマーガリン』。料理用のマーガリンで、含有量は16.0%に上る。ワースト2位は、『雪印 ネオマーガリン』の14.0%、ワースト3位は、生協の『コープ コーンソフト100 バターの風味』13.5%だった。

1505とはずがたり:2015/05/28(木) 10:42:46
>>1504-1505
◇食パン1〜2枚でもオーバー摂取
 一般的にパン一枚にぬるマーガリンの量は10グラム程度といわれる。

 WHO(世界保健機関)は、心血管系を健康に保つため、トランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり、摂取エネルギーの1%未満(1日摂取量約2グラム)にするよう、2003年3月に勧告している。

 WHO勧告の一日2g以下の摂取量に基づくと、ワースト1の『雪印 Sマーガリン』の場合、パン1枚に塗るマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、10×0.16=1.6グラム。

 つまり、ワースト上位の商品ならば、多めにぬればパン一枚で基準値オーバーだ。平均的な食べ方でも、2枚食べたら優に過剰摂取となってしまう。

◇ワーストメーカーは学校給食にも使われる「マリンフード」
 取材した7社について、出荷数量を無視して、メーカー毎の1商品あたりのトランス脂肪酸含有量の平均値を算出し、ランキングしたのが右記である。

 ワースト1位は、大阪に本社を置くマリンフード。情報非公開のためだ。同社は、同社商品紹介HPによれば、学校給食向けのマーガリンなどを販売しており、公的な要素のある商品を扱っているにもかかわらず、数値は一切非公表、の一点張りだった。公開すると問題になるほど高い数値であることが予想される。

 消費者に対する説明責任を全く果たしていない唯一のメーカーであるマリンフードのマーガリン18商品は以下の通り(略)。これらはリスクが高いため、買わないほうが賢明だ。

 数値を明らかにしない以上、消費者にとっては、前述のワーストランキングとは別格に位置する、買ってはいけないマーガリンと言わざるを得ない。また、同社のマーガリンを使っている学校は、見直さない限り、学生の健康を損なうおそれがあり、責任を免れない.....

1506とはずがたり:2015/05/28(木) 10:43:06
進化するマーガリン
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=55504

 バターのような風味をうたったマーガリンを、店頭でよく見かけるようになった。東日本大震災の影響でバターの品薄感が続いていることが背景にあるという。どんな商品があるのかや、使い方のポイントを調べた。(経済部 竹内和佳子)

 日本乳業協会によると、震災後の昨年4月〜12月の国内のバター生産量は、前年同期比の85・5%と減っている。震災の影響でバターの原料になる生乳の生産量が減ったことなどが主因だ。バターの生産量は直近、ようやく回復傾向にあるが、「いまだに生産が需要に追いついておらず、店頭では品薄感が続いている」(同協会)。
香り高い発酵バター

 そこで、各社はバターのような風味をウリにしたマーガリン類を発売している。この中には実際にバターを混ぜているタイプと、混ぜていないタイプがある。

 小岩井乳業が3月1日に発売した「小岩井 マーガリン【醗酵はっこうバター入り】」(180グラム、315円)は、発酵バターを混ぜ合わせているのが特徴だ。発酵バターとは、クリームに乳酸菌を加えて発酵させたバターのことで、香りが高く、本場・欧州では一般的に食されているという。同社は1世紀以上前から発酵バターを作り続けてきた歴史があり、その技術力を生かした。

 一方で、マーガリンなどに含まれ、過剰摂取すると、心疾患のリスクを高める「トランス脂肪酸」は抑え気味に。厳しく規制しているデンマークに倣って、油脂に含まれるトランス脂肪酸を2%未満にしている。
3割安も魅力の本格派

 雪印メグミルクが昨年9月に新発売した「雪印 まるでバターのようなマーガリン」(200グラム、263円)は、バターは混ぜていないが、香料や粉乳、食塩を調合することで、「バターらしさ」を追求。値頃感が魅力で、「雪印北海道バター」(200グラム、389円)に比べ約3割も安い。マーガリンは「パンに塗る」というイメージも強いが、こちらは調理用として開発されているため、加熱調理した際に、香りやコクが際立つ、という。100グラムずつ分包してあり、計量のための目盛りも付いていて使いやすい。

加熱短く 香り生かす

 ワインとパンの教室を開いている料理家の高橋雅子さんによると、バターらしさを追求したマーガリンを調理に使う際には「加熱時間が短いシンプルな料理に使うと、風味が損なわれにくく、香りを楽しめる」という。

 例えば、オムレツや、旬の野菜やキノコのいため物、フレンチトーストなど、朝食にもピッタリな手軽なメニューに向いている。マーガリンは生地をふんわりと柔らかく仕上げる性質があるため、ワッフルなどの軽やかな食感の菓子を作るのにも向いているという。

 J―オイルミルズによると、「ラーマ バター好きのためのマーガリン」を菓子作りに使う場合、パウンドケーキやマドレーヌ、絞り出しクッキーなら、既存のレシピのバターと同量でいいそうだ。

(2012年3月6日 読売新聞)

1507とはずがたり:2015/05/28(木) 10:43:51
食品安全委員会がほんとに政治や資本から独立の科学的委員会なのか示さないと説得力無いなー。
トランス脂肪酸の抑制が飽和脂肪酸の増加という弊害は日本独自の現象なのか海外でも招いているのかどうかもちゃんと説明してくれないとこの著者が批判している自分に都合の良いところだけ引っ張ってくる市民派と同じロジック使ってるんちゃうかと思ってしまう。

科学無視のトランス脂肪酸批判
思わぬ弊害が表面化
日本人への影響は?
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1932?page=1
2012年06月01日(Fri)  松永和紀 (科学ジャーナリスト)

2005〜06年ごろ、「狂った油」、「食べるプラスチック」などと週刊誌などで大げさに書き立てられた物質があったこと、覚えていますか?

 脂質に含まれる脂肪酸の一種、「トランス脂肪酸」です。トランス脂肪酸は、多く食べると狭心症や心筋梗塞など冠動脈疾患のリスクが高まるとされ、海外では食品中に含まれる量の上限値を決めている国があります。一方で、日本では「摂取量が海外ほど多くないとみられる」などとして規制が行われず、市民団体や一部の週刊誌などが強く批判していました。

 そして、福島みずほ・社民党党首が2009年9月、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画)に就任してすぐ、「食品中の含有量の表示義務化」へ向けた検討を消費者庁に指示したのです。市民団体の一部はやんやの喝采でした。

別の健康リスクも

 さて、その実態はどうだったのか? 本当にリスクは高いのか? 科学的にリスクを検討する「食品安全委員会」がこの3月、リスク評価書をまとめました。その結果、大多数の日本人にとってトランス脂肪酸のリスクは大きくなく、科学を無視したトランス脂肪酸批判が思わぬ弊害、別の健康リスクの増大すら招きかねないことがわかってきたのです。

 「食の安全」における政治主導がなにをもたらすのかを浮き彫りにする事例です。解説しましょう。

 脂質に含まれる脂肪酸は、二重結合の有無によって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。不飽和脂肪酸のうち、水素の結び付き方が互い違いになっているものを「トランス型」と呼び、この型を持っている多種類の脂肪酸を総称して「トランス脂肪酸」と呼んでいます。
(図2) 脂肪酸の化学構造式。トランス型は、二重結合における水素(H)の位置が互い違いになっており、シス型は同じ側にある。トランス型の二重結合をもつものを「トランス脂肪酸」と総称しており、多くの種類がある。

 反すう動物(牛や羊など)の肉や乳などにも含まれますが、多くは植物油を加工する工程でできます。特に、植物油に水素を添加して硬化(固形化)し、マーガリンやショートニングなどにする時に比較的多くできます。これらはパンや菓子等の加工食品に多く使われるため、摂取量の増加につながります。

 トランス脂肪酸は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを増やし善玉コレステロールとされるHDLコレステロールを減らして、心血管系疾患の一つ、冠動脈疾患のリスクを上げると指摘されています。欧米では冠動脈疾患の患者が多く、トランス脂肪酸も注目を集めました。世界保健機関(WHO)は2003年、「トランス脂肪酸量は総エネルギー摂取量の1%未満とすべき」と勧告しています。表示を義務化した国もあり特に、06年に米国ニューヨーク市がレストランでのトランス脂肪酸禁止を通告して、日本でも広く知られるようになりました。

「欧米では規制されているのに」

 その頃から、「狂った油」、「食べるプラスチック」などと呼ばれ、「欧米では規制されているのに、日本ではなにも行われていないなんて。企業の圧力に国が屈しているのだ」という、お定まりの国と企業批判のストーリーに。

 でも、食べ物、食品成分のリスクは、それをどの程度食べているか、という「量」によって、大きく変わってきます。これまでの栄養調査などから、日本人の米を中心とする食生活では、トランス脂肪酸の摂取量はそれほど多くはないのでは、と推定されていました。そもそも、日本ではがんや糖尿病、高血圧などのほかの病気に比べて冠動脈疾患が多いわけではないのです。

 食品の安全の問題は数多くありますから、優先順位をつけて対策を講じる必要があります。トランス脂肪酸は優先順位が低いとみなされ、含有量を食品へ表示することは、日本では義務化されませんでした。表示が義務化されると、企業は食品中の含有量を測定したり、パッケージを変えたり、コストがかかります。そこまでやるほど、日本人にとっては深刻な問題ではない、という判断だったわけです。消費者庁は2009年2月、「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」を公表し、事業者に自主的な表示を促すに留めました。

1508とはずがたり:2015/05/28(木) 10:44:14
>>1507-1508
食の安全委員会の見解

 当然、市民団体の一部のトランス脂肪酸批判は止みません。表示義務化はとりあえず先送りされたものの、リスクの科学的な検討が十分に尽くされたわけではなく、不安は解消されないままでした。流通企業は、メーカーに低減を求め、2010年年末には、流通大手一社が「トランス脂肪酸を含む食品は店に置かない」とまで言いだしたと報道され、混乱が続いたのです。

 しかし、食品安全委員会が2010年から、調査研究も行って検討して来た「リスク評価書」がやっと今年3月、まとまりました。食品安全委員会は、農水省や消費者庁などのリスク管理機関とは一線を画し、政治家の圧力とも関係がなく、あくまでも科学の観点から分析する役回りです。

 そして、純粋に科学的な観点から検討した結果、意外なことがわかってきました。
飽和脂肪酸の増加が目立つ

 食品安全委員会が03〜07年度国民栄養・健康調査のデータなどを基に推定した結果では、日本人のトランス脂肪酸摂取量の平均値は、男性で総エネルギー摂取量の0.30%、女性で0.33%。WHOの目標値である1%を大きく下回っています。また、95パーセンタイル値(トランス脂肪酸の摂取量を多い人から少ない人まで順に並べた時に多い方から上位5%の位置にある人の数値)は男性で0.70%、女性で0.75%。そのため、食品安全委員会は「日本人の大多数が WHO の勧告(目標)基準であるエネルギー 比 1%未満であり、また、健康への影響を評価できるレベルを下回っていることから、通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられる」と結論づけています。
これなら安心。ところが、その影で、トランス脂肪酸ではなく飽和脂肪酸の問題が浮上していることがわかってきたのです。飽和脂肪酸の摂り過ぎも、冠動脈疾患のリスク増加につながるとされています。そして、トランス脂肪酸の低減努力が逆に、飽和脂肪酸の摂取量増加につながっている恐れが示されたのです。

 食品安全委員会はマーガリンやショートニングなど個別の市販食品に含まれるトランス脂肪酸と飽和脂肪酸の量を2006年度と10年度、調査しました。トランス脂肪酸の含有量は、一般用も業務用も大きく低減されています。しかし、その代わりに飽和脂肪酸の含有量が急増していることが明白です。

 トランス脂肪酸を減らそうとメーカーが原料を変えたり製法を変更したりすると、飽和脂肪酸の含有量が増えるという「トレードオフ」が起きるのではないか、という懸念は以前から、指摘されてきました。それが、実際に起きているようです。

 製品のデータ推移から考えて、トランス脂肪酸の摂取量は、先ほど説明した03〜07年度国民栄養・健康調査などを基にした数値よりもさらに、減少している可能性が高いでしょう。

 一方、食品安全委員会が、同じ調査などを基に推定した飽和脂肪酸の摂取量は、女性の中央値が20〜29 歳で総エネルギー摂取量の7.4%、30〜39 歳で7.3%でした。飽和脂肪酸は、「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」で目標量が設定されており、 18 歳以上でエネルギー比 4.5〜7.0%となっています。女性の20〜39歳の半数以上が目標量の上限値を上回っています。

 製品調査で、06年度に比べて10年度の製品で飽和脂肪酸が急増している、という結果を考え合わせると、飽和脂肪酸の実際の摂取量はこの数年でさらに、増加している可能性があります。さて、日本人の飽和脂肪酸摂取量は現在、どの程度の高さでしょうか?

バランスのよい食生活が重要

 企業は、食品安全委員会の出したリスク評価書におおいに戸惑いました。しかし、多くの企業が、トランス脂肪酸を低減し、多くても少なくてもよくない飽和脂肪酸については適切な含有量になるように、改善努力を続けています。

特定のものだけを火祭りに上げる市民団体や政治家の手法では、食の安全、健康は守れないことを、トランス脂肪酸と飽和脂肪酸の例は示しています。それに、「海外では規制されているのに、日本は野放し」という聞き慣れたフレーズの危うさも、明らかにされました。

 でも、同じような論法がそこかしこにあると思いませんか? 政治家の中には未だに、トランス脂肪酸の表示義務化にご執心の人もいます。単純な話にはワナがある。そんな警戒感は、常に持ち続けるべきでしょう。

 もう一つ。食生活が乱れ、油ものたっぷり、お菓子パクパク、という生活を送っていたら、トランス脂肪酸も飽和脂肪酸も、摂取量が跳ね上がります。冠動脈疾患もですが、肥満による生活習慣病、がんリスクの上昇なども招きます。

 トランス脂肪酸を注意する前に、適切な量を食べ、栄養バランスに気を配るのが先決。食生活全体に関心を持ち適度においしく食べて、健康な毎日を!

1509とはずがたり:2015/05/28(木) 10:47:18
J-オイルミルズやるなー。

米国で禁止のトランス脂肪酸 国内ワーストマーガリンは日本生協連、ファストフードのワーストはマクドナルド
http://www.mynewsjapan.com/reports/1935
01:12 12/02 2013
植田武智

 米国が新たにトランス脂肪酸の全面禁止へ乗り出す一方で、日本は表示も規制もない野放し状態が続く。直近5年の家庭用マーガリンを調査すると、企業によって、その含有量に大きな違いが見えた。J-オイルミルズはマーガリン製造段階のトランス脂肪酸発生をゼロにし、最終製品でも1%前後と少量を達成。一方、日本生活協同組合連合会『コーンソフト』のように2008年と比べまったく低減せず、いまだ10%超の商品も。この日生協マーガリンは、毎朝パンに塗る量だけで平均摂取量の2倍近く摂ってしまう。外食ではファストフードのフライドポテト揚げ油で、モスバーガーやロッテリアが率先して改善したのに対し、日本マクドナルドだけは頑なにトランス脂肪酸を含むショートニングを使い続ける。日本では表示義務がないため、心疾患に不安のある人は、本稿を参考に消費行動することで自衛していただきたい。

1510とはずがたり:2015/05/28(木) 10:47:44
2014.02.19
心筋梗塞、流産…危険なトランス脂肪酸、なぜ日本で野放し?パン、菓子、揚げ物…
http://biz-journal.jp/2014/02/post_4177.html

 今、世界的にトランス脂肪酸の規制が広がっている。米国政府のFDA(米食品医薬品局)は、昨年11月にトランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物(グラス物質)から外す決定をした。デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けている。

 このようなトランス脂肪酸規制の世界的広がりは、トランス脂肪酸が人の健康に有害であることが明らかになってきているからである。
 
 トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発症させやすく、アレルギー疾患を増加させ、胎児の体重減少、流産、死産を生じさせる可能性があること、母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究等で確認されている。WHO(世界保健機関)も03年に、心臓血管系の健康増進のため、食事からのトランス脂肪酸の摂取を極めて低く抑えるべきであり、最大での一日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とすることを勧告している。さらにWHOは、09にはトランス脂肪酸の高摂取群を考慮すべきとして、1%未満というレベルの03年勧告の見直しを課題とし、規制強化を示唆している。

●多くの食品に含有

 では、トランス脂肪酸は、私たちの食生活にどのように入り込んでいるのかを見てみる。

 私たちが問題にしているトランス脂肪酸は、工業的に植物油を脱臭のために高熱処理したり、水素を加えて「硬化油」に加工したりする過程で生成される。どのような食品に含まれているのかというと、主に問題にされるのが、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、クリームなどである。

 マーガリンは、油脂含有量が80%以上で、バターの代わりに使われている。ファットスプレッドは、JAS規格ではマーガリン類とされているが、油脂含有量は80%未満。マーガリンと同様な使われ方をしているが、風味原料と呼ばれる果実、果実加工品、チョコレートの味を付けられているものもある。

 ショートニングは、米国でラードの代用品として開発された食用油である。クッキーやビスケットなどの焼き菓子、パンに練り込んで使われるとともに、アイスクリームに添加したり、フライ用の揚げ油としても使われる。この結果、トランス脂肪酸を含有する食品は、マーガリン、ファットスプレッドだけでなく、ショートニングを練り込んで作られるクッキー、ビスケットなどの焼き菓子、パン製品、ケーキに広がる。さらに揚げ油として使うことによってつくられるドーナッツ類、ポテトフライ、鳥の唐揚げなど各種揚げ物に広範囲に含有されることになる。

●政府は無規制で民間任せ、事業者の状況も把握せず

 では、トランス脂肪酸に対する日本政府の対応はどうなっているのか。

 端的に言うと、無規制で民間任せという状態である。世界的に広がっている表示義務化も日本では行われていない。消費者庁は、11年2月21日に「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針について」を策定したが、それは表示の義務化ではなく、「食品事業者においては、トランス脂肪酸を含む栄養成分の表示が、消費者の食生活の改善に重要な役割を有することを認識しつつ、販売に供する食品の容器包装、ホームページ、新聞広告等により情報開示が行われることを期待する」といったもので、食品事業者に情報開示するかどうかを任せるというものである。さらに、消費者庁は、この指針に基づいて情報開示した事業者の状況をまったく掌握していないありさまである。

1511とはずがたり:2015/05/28(木) 10:48:07
>>1510-1511
 トランス脂肪酸のリスク評価については、12年3月に食品安全委員会が食品健康影響評価書を発表した。その概要は、次のようなものである。

 「トランス脂肪酸の過剰摂取は、
・冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症等)を増加させる可能性が高い。
・肥満、アレルギー性疾患(ぜんそく、アレルギー性鼻炎等)について、関連が認められた。
・妊産婦・胎児への影響(胎児の体重減少、流産等)について報告されている。ただし、これらは平均的な日本人よりトランス脂肪酸の摂取量が多いケースの研究」

 「日本人のトランス脂肪酸の摂取実態と健康影響。
・日本人の大多数はWHOの目標を下回っている。通常の食生活では、健康への影響は小さい。
・ただし、脂質に偏った食事をしている人は留意する必要あり。
・脂質は重要な栄養素。バランスの良い食事を心がけることが必要。
・食品事業者においては、食品中のトランス脂肪酸含有量は近年減少傾向にあるが、一部製品は高いものが見られることから、引き続きその低減につとめる必要がある。
・リスク管理機関においては、今後とも日本人の摂取量について注視し、知見の収集や適切な情報提供が必要」

 要するに食品安全委員会は、日本人は通常の食生活をしていれば、トランス脂肪酸による健康への影響は小さいから、特段の政府による規制措置は必要がないとの判断である。

●世界的なトランス脂肪酸対策から立ち遅れ

 このような食品安全委員会の見解が、世界的なトランス脂肪酸の使用規制、表示義務化の流れから見ても、そのリスク評価のベクトルが消費者の健康保護の方向に向いているとはとてもいえないし、世界的なトランス脂肪酸対策から立ち遅れているといえる。

 消費者は表示義務がない中で、一体どの食品にどの程度のトランス脂肪酸が含有されているかも知ることができない状況に置かれており、ましてや「脂質に偏った食事をしている人は、留意する必要がある」としても、そのような人はトランス脂肪酸表示義務がない中で留意のしようがない。

 また、使用規制がないために、食品事業者の中には前述のようにトランス脂肪酸が含まれているショートニングを平気で使っている事業者がいるし、市販のマーガリンの中でも、毎朝パンに塗るだけで平均摂取量の2倍近く取ってしまうほどトランス脂肪酸の含有量が高いものが流通している。

 日本人の通常の食生活も絶えず変化をしており、外食産業、コンビニや冷凍加工食品への依存度が高くなりつつある。当然、トランス脂肪酸にさらされる危険度は高くなりつつあるといえる。

 日本においてもトランス脂肪酸の表示の義務化とトランス脂肪酸の使用規制を事業者任せずにせず、法的規制を進めていくことが、先進国として当然の課題といえるであろう。
(文=小倉正行/国会議員政策秘書、ライター)

1512とはずがたり:2015/05/28(木) 10:50:04
トランス脂肪酸を減らした製品(>>1509も)は飽和脂肪酸>>1507-1508が増えてるのかどうか知りたい。

記憶力低下招くトランス脂肪酸 大きく減らす敷島製パン、微増の山崎製パン
http://www.mynewsjapan.com/reports/2128
20:35 01/29 2015
植田武智

 菓子パンのトランス脂肪酸含有量に、この1年で大きな変化が起きたことが筆者の調査で分かった。2013年12月に「山崎製パン」と「敷島製パン(Pasco)」を比較した調査では、圧倒的に敷島製パンの方が高い値を示していた。それから1年、今年1月のデータもとに再度比較したところ、敷島製パンはトランス脂肪酸を大幅に削減していたが、山崎パンは、ほぼ変更なしか、微増であった。トランス脂肪酸の有害影響は、心臓疾患リスクの上昇が注目されているが、昨年11月のアメリカ心臓協会の学術大会発表では、1日1グラムのトランス脂肪酸の増加で記憶力の低下が起こるという人間での実験結果も発表された。将来の心疾患だけでなく、若いうちからの記憶力の低下につながるリスクもあるので要注意だ。

◇トランス脂肪酸を減らすPasco
 業界第2位の敷島製パン(Pasco)が、菓子パンのトランス脂肪酸削減に本腰を入れていることが分かった。

 トランス脂肪酸の表示が一向に進まない日本で、唯一製パン業界だけは、率先して含有量の表示に取り組んでいる。特に主要2大メーカーである山崎製パンとPASCOブランドの敷島製パンは、各社のホームページ上でトランス脂肪酸低減の取り組みの一環として、主要商品の栄養成分の一覧表の中でトランス脂肪酸の表示も行っている。

 2013年12月15日の記事「敷島製パンはトランス脂肪酸漬け コンビニ独自ブランドパンではファミマとサンクスに要注意」では、2社の公表データを元に、パン1個当たりトランス脂肪酸を1g以上含むワーストパンのランクキングをつけた。その段階では敷島製パンの方がトランス脂肪酸の含有量は多かった。

 今回その後1年間で、それらの含有量がどれくらい変わったかを調べてみることにした。

 表紙の表は、敷島製パンのワースト9位だった商品について、2015年1月8日段階での含有量を調べて比較したものだ。1個当たり1g以上の商品は9商品から1商品へ激減している。

 中でも「サンドロールダブルバナナ」、「サンドロールダブルメロン」、「ホットケーキサンドマーガリン」などは、1年前は1.8g、1.6g、1.5 g あったものがすべて0.1gと激減している。

 敷島製パンは、自社のトランス脂肪酸対策のページでも「トランス脂肪酸低減」を明示しているので、削減の本気度が現れた数値だ。

◇全然減らさない山崎製パン
 一方、業界1位の山崎製パンはどうだろうか?

山崎製パンのリスト この1年間ほとんど削減なし。
 2013年11月段階では、山崎製パンも1個当たり1g以上トランス脂肪酸を含む菓子パンは9種類あった。しかし当時は、敷島製パンと比べるとトランス脂肪酸の量は圧倒的に少なかった。敷島製パンのワースト9商品の中には1個当たり3g以上含むものが1種類、2g以上でも3種類もあったのに対して、山崎製パンのワースト9商品の場合、1番多いものでも1.3g止まりだった。

1513とはずがたり:2015/05/28(木) 11:47:11
危機感煽るだけ煽る感じで胡散臭いんだけど…そもそもゼロカロリー甘味料は全然甘いと思えないから好きではない。ただ高果糖コーンシロップはガンガンに飲んでる…砂糖にしとくかね。。(;´Д`)

ゼロカロリーに潜む罠 がん、脳腫瘍、白血病の危険 砂糖より肥満リスク高い果糖ブドウ糖液糖
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9554.html
文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

 4月3日付当サイト記事『命を蝕む砂糖、がんや糖尿病の原因に…栄養素なく高カロリー、コカインと同様の依存性』では、缶コーヒーやペットボトルのジュースに入っている砂糖の問題についてお伝えしましたが、「砂糖が入っていないゼロカロリーの飲み物を飲んでいるから大丈夫」などと言っている人は要注意です。

 ゼロカロリーの飲み物は、実は砂糖を摂取するよりもリスクが高いかもしれないからです。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの合成甘味料が、ゼロカロリーの飲み物には使われています。

 アスパルテームの構成成分の一つにメタノールがあります。このメタノールは劇物に指定されており、体内でアスパルテームから分離されて吸収されますが、摂取量によっては死に至ることもあります。実際に戦後の食糧難だった時には、酒類にメタノールを混ぜて売っていたそうですが、飲んだ人が命を落としたり、失明するということが頻繁に起きたようです。

 また、アスパルテームはがん、脳腫瘍や白血病との関連も強く疑われています。

 スクラロースとアセスルファムカリウムは、自然界には存在しない完全な化学合成物質で、私たちの体内では分解することができません。したがって、そのまま吸収されて異物として体内をめぐり、肝臓や腎臓に多大なダメージを与え、免疫力を低下させてしまいます。

 スクラロースもアセスルファムカリウムも、強い甘みがありますが、分解されて糖分が吸収されるわけではないので、カロリーとしては計算できません。これが「ゼロカロリー」の意味なのです。「カロリーがないので、体によさそう」と思う人もいるかもしれませんが、決してそうではないということを肝に銘じておきましょう。
恐ろしい高果糖コーンシロップ

 さらに、私たちが日常的に口にする甘味料で注意しなければならないのが、高果糖コーンシロップです。これは異性化糖、果糖ブドウ糖液糖、あるいはブドウ糖果糖液糖などとも呼ばれます。呼び名によって、ブドウ糖や果糖の含有量などに多少の違いはありますが、ほぼ同じと考えていいでしょう。

 高果糖コーンシロップは、飲み物だけでなく、スイーツ、惣菜や冷凍食品などの加工食品にも幅広く使われています。アイスコーヒーやアイスティーなどに入れるガムシロップも、この高果糖コーンシロップです。原材料はコーン、つまりとうもろこしですが、そのとうもろこしは遺伝子組み換えによって作られたものです。

 高果糖コーンシロップは、実は砂糖よりも激しく血糖値を上昇させるといわれています。しかし、コストが安いため、あらゆる食品に甘みをつけるために使われているのです。

 一方、高果糖コーンシロップは私たちの体に多大な負担をかけるので、飲み物や加工食品などを通じた取りすぎに注意したいところです。高果糖コーンシロップは低温で甘みが増すという特徴があるため、アイスクリームや清涼飲料水、冷たい菓子類などにもよく使われており、知らない間にたくさん摂取してしまう危険性もあります。

 高果糖コーンシロップの日本での市場規模は、年間約800〜1000億円といわれていますが、日本スターチ・糖化工業会に加盟している十数社で約9割のシェアという寡占状態にあります。砂糖と同様に利権がからんでいるため、この問題がマスメディアで取り上げられることはほぼありません。だからこそ、私たちは自主的に高果糖コーンシロップを遠ざけなければならないのです。特に、子供たちには摂取させないような配慮が必要です。

 国際糖尿病連合(IDF)の報告によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、2014年現在で糖尿病有病者数は3億8670万人、世界人口の8.3%が罹患しています。また、このまま有効な対策を施さないと、その数は35年までに5億9190万人に増加すると予測しています。

 糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国では69%にも上るといわれています。厚生労働省の発表によると、日本人の5人に1人は糖尿病およびその予備軍です。糖尿病は決して対岸の火事ではありません。糖尿病との縁を断ち切るために、まずは高果糖コーンシロップ入りの飲み物を手に取らないことから始めましょう。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

1514名無しさん:2015/05/31(日) 21:34:23
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150524-00070654-toyo-bus_all
「ペヤング事件」とは、いったい何だったのか
東洋経済オンライン 5月24日(日)6時50分配信

 0.00025%――。

 はたして私たちはこの数字をどう考えればよいだろうか。あるいは、「0.00000095%」と表現してもいい。この一見すると小さな、しかし、看過できない数字に私たちの意見はまとまっていない。

「新ペヤング」は、いったい何が変わったのか

 前者の0.00025%とは、1日に40万食を生産する食品企業でひとつの不具合が起きた際の確率。後者は、それを年間に換算したとして(1日40万食×月22日×12カ月=)1億0560万食の中でひとつの不具合が起きたときの確率だ。

 マクロに見ると、その発生確率は想像もできないほどに低い。しかし、そのたまたまひとつを手に取ってしまった消費者からすると「1分の1」にほかならない。ホンダの創業者である故・本田宗一郎さんは「1%の不良品率であっても、その1%を買ってしまったお客にとっては、それがすべて」という趣旨のことを述べたことがある。

■ わずか10日で売り場から消えた「ペヤング事件」

 インスタント焼きそばの定番商品「ペヤング」を生産している、まるか食品(本社・群馬県伊勢崎市)は、2014年12月、ひとりの消費者がツイッターに投稿したゴキブリ混入の写真をきっかけに、1日40万食の生産を長期間にわたって停止すると決定した。そのペヤングがこの5月に生産を再開、6月8日には再び店頭に並ぶ。

 少なく見ても0.00025%、長い目で見ればさらにもっと低い確率で起きた事故は、まるか食品に何を与えたのか。そして私たちはペヤング事件をどう総括すればよいのだろうか。

 事件を振り返ってみよう。

・2014年12月2日:消費者がツイッターでゴキブリ混入写真を投稿
・同年12月3日:消費者が保健所とまるか食品に連絡、まるか食品は消費者に写真の削除を依頼
・同年12月4日:まるか食品は混入の可能性が低いとしつつ対象4万6000個の自主回収を発表、同時に生産を止める
・同年12月11日:全工場の停止と販売休止を発表、大手スーパーなどが商品を撤去しはじめる
同年12月12日:流通業者からの返品が殺到する

 わずか10日間で、小売店の棚からペヤングが消えていった。

 まるか食品には本社工場と赤堀工場がある。今回問題となったのは本社工場の生産物だった。対象商品は「ペヤングハーフ&ハーフ激辛やきそば」と「ペヤングハーフ&ハーフカレーやきそば」の2種類だったものの、全国販売中だった24種類の商品の停止も決めた。品質上の問題はなしとしながらも、混乱を避けるためだった。

 まるか食品がペヤングの品質管理を怠っていたわけではない。目視チェックはしていたし、監視カメラも設置し、金属探知機に加え、商品重量検査機も有していた。不良品対策には注意を払っていたし、また、それまでクレームと無縁だったわけでもないものの、致命的な健康問題を引き起こした歴史もない。いわば、典型的かつ実直な地方の食品メーカーだった。

 一方で、それゆえに、まるか食品の対応のまずさを指摘する人もいる。問題となったツイッター投稿へは社員1人で対応しただけでなく、社長は姿を見せず、謝罪会見も行わなかったからだ。もっとも謝罪会見をすると逆効果になったり、事態を深刻化させたりする可能性があったとみる専門家もいるため、ここでは深追いしない。

■ 高いリスクヘッジ体質と無借金経営

 まるか食品は1929年に創業、もともと明星食品の下請け企業だった。下請けが主体だったまるか食品の悩みは、その薄利と生産数の不安定さにあった。

 その突破口が商品の独自開発だった。まるか食品は1966年にカップラーメン「味の大関」を発売し、これをヒットさせる。そして若者向けのカップやきそば「ペヤング」を1975年に発売。ペヤングの商品名は、「ペアー(恋人)アンドヤングラーメン」に由来する。実際には、発表時に「ペアーアンドヤング」と発音できるお客がおらず、略されて、そこからペヤングとなった(「広告批評」1993年7月号より)。ヒットネーミングを外部からもたらされたペヤングが、ふたたび外部のツイッター投稿から窮地に陥るとは皮肉だ。

 ペヤングの革新性は、その四角形パッケージにある。もともと屋台をイメージしたこの容器にあわせて、四角顔の芸能人をCMに多用するマーケティングが当たった。報道では、「東のペヤング」「西の日清UFO」といわれるものの、実態はその四角形ゆえに再下請けに出せなかったため、東日本しか供給できなかったという事情があるようだ。

1515名無しさん:2015/05/31(日) 21:34:51
>>1514

 まるか食品は現金商売を基本とし、原材料からCM費用まで現金で支払い、無借金経営を続けた。本社工場も1985年にみずからの資金だけを頼りにし、かつ、リスクヘッジを何重にも重ねた。そのレベルは通常を超え、1990年代には不動産の家賃収入で従業員の給与をまかなう計画を立てたほどだ。ペヤングの異物混入時にも、ただちに従業員の雇用を守ることを宣言し、徹底した品質改善のため生産工程と生産設備を刷新する決断を行えたのも、このような”体質”があった。

 信用調査会社の調べや複数社の報道などを総合すると、まるか食品の売上高は約80億円で、純利益が売上高の10%以上を占めるという超優良企業で、従業員数は100人程度とみられる。

 そのような堅実メーカーが今回の事件を受け、工場ならびに工程を改善した策はざっと次のとおりだ。

・出入口にエアーシャワーを増設した
・床のくぼみをなくしホコリがたまらないようにした
・床と壁を貼り替えた
・虫が闖入しないように穴、隙間を徹底的にふさいだ
・工程横にカメラを増設し、異物混入チェックを強化した
・中身の異物混入をチェックする監査カメラを設置した
・品質管理スタッフを増強した

 商品自体も、容器をシール式にし、密閉形態にするなどの改善策を施した。ただし、まるか食品はゴキブリが入り込んだ経路は、わからなかったとしている。これは正直だともいえるし、それだけ食品製造業における要因特定の困難さを示す。ゴキブリは高温加熱処理されていたようで、それがヒントになると思われたものの、破片が小さすぎて油の種類が同一だったのかが判断できなかった。また、容器と包装にも穴はなかったと確認されている。

■ 消費者と生産者への2つの教訓

 まるか食品は一部の生産ラインに限定して24時間生産を再開する。目標は1日あたり25万食の生産だという。ただ食品流通では、小売店の棚を切らさせないのが重要だ。すぐさまペヤングが小売店の棚に陳列されていくかは見守るしかない。

 ペヤング問題について、一部では消費者の投稿内容について疑う意見を取る人たちがいる。私はその立場を取らないし、取れない。その可能性を証明できないためだ。

 そこで製造工程で異物混入が起きたとの前提に立って、教訓を2つ挙げたい。1つめは消費者としての教訓、2つ目は生産者としての教訓だ。

 ①消費者としての教訓

 おそらく私たち日本の消費者は、「食の安全」を信じ、100%の絶対的な安全と品質を求める。しかし、残念なことに現実には異物混入は100%防げない。

1516名無しさん:2015/05/31(日) 21:35:13
>>1515

 国民生活センターが今年1月に発表した「食品の異物混入に関する相談の概要」によると、食品の異物混入に関する相談は2009年度から2015年1月10日までに約1万6000件寄せられた。2014年の詳細でみると、「ゴキブリ、ゴキブリの足など」が2.6%で、「ハエ、ハエの幼虫など」も1.7%、「ゴキブリやハエ以外の虫」は14.3%と多い。これらを除くと「毛髪や体毛など」が8.0%となっている。

 ただし、たとえば外食時に髪の毛が混入していたとしても、店員にはいわず取り除くだけで済ませるケースが大半だろう。たとえ店員に伝えたとしても国民生活センターへの相談にまで至るケースは多くないと思われる。もしかすると虫の混入であっても、気づかないか、通達しないことがほとんどかもしれない。

 「頻発するから許すべきだ」と言いたいわけではない。良くも悪くも、食の現場には異物混入があふれていることを示したかったにすぎない。

 おそらく、異物混入事件はこれからも起きるだろうし、実際にペヤング問題以降も発生している。消費者としては、凡庸な結論なれど、外部に食品製造を委ねている以上、リスクが存在すると認識したうえで、健康被害を広げないよう購入時のレシートを保管し、食の記録をつけるなどの防御策を講じるほかない。

■ リスクを減らしながら価格を維持できるか

 ②生産者としての教訓

 旧アクリフーズの冷凍食品農薬混入事件でも、問題後に工程ラインの大幅な改善が実施された。事件後の同工場については、ほとんど報道されていないものの、事件前に5台だった監視カメラは169台にまで増え、今では死角が消えるまで徹底した管理工場に”生まれ変わって”いる(日本経済新聞2014年12月16日)。

 リスクをゼロにしようと思えば、どこまでもコストは膨らんでいく。せっかく海外よりも日本製の信頼がかろうじて高い状況にあっても、最終商品の価格が消費者に敬遠されるほど高価になってはいけないから、ここに二律背反がある。生産者としては、異物混入などの事件を最小化する努力は当然として、消費者へのアピールなども必要になってくるだろう。

 たとえば、味の素冷凍食品では群馬県の工場を「見える化」した。これは一般消費者の工場見学を可能にしたもので、規定通路からは透明ガラス越しに生産工程を確認できる。通路から見えないところで不正が起きる可能性を否定するために、同工場ではそれらの箇所を監視カメラで確認できる徹底ぶりだ。

 消費者の視線を使い、同時に作業員の意識向上も努めていく。言うは易く、行うは難し。実際には悩ましい問題が山積している。同時に安価なコストを武器にアジア勢の攻勢は止まるところを知らない。もしかすると、ペヤング問題が投げかけたのは、情報高速伝達時代における、生産者のあり方だったのかもしれない。

坂口 孝則

1517名無しさん:2015/06/07(日) 16:41:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150602-00000002-withnews-bus_all
仰天!もも味・バナナ味のポテトチップス 「ライバルはLINE」湖池屋の戦略とは?
withnews 6月3日(水)7時30分配信

 湖池屋が発表したポテトチップスの「バナナ味」と「もも味」は、その斬新さから注目を集めました。およそポテチらしからぬコンセプト。開発陣からは「ライバルはLINEだった」という意外な言葉が。突拍子もない商品が生まれた背景には、スナック菓子の置かれた環境の変化がありました。

ポテチ老舗としての危機感
 2015年5月に発売された「バナナ味」と「もも味」は、「朝食としてのポテチ」という発想から生まれました。当初は、暖かくなる季節に合わせて「がっつりした肉系」という案も出ました。しかし「『暑い=肉』じゃベタ過ぎる」ということでボツになったそうです。

 開発陣がこだわったのは意外性です。そこにはスナック菓子の老舗としての危機感がありました。開発を担当した江口まいさんがこだわったのが「コミュニケーションツールとしてのお菓子」でした。

「突っ込みどころ満載のコンセプト」
 湖池屋によると、スナック菓子のユーザーは年々、高齢化が進んでいます。以前は、上の年代はおせんべい、若者はスナック菓子という区分けが出来ていたそうです。ところが今は、小さいころにスナックで育った40歳から50歳がスナック菓子のメインユーザーに。一方の若者は、お菓子も一人で食べる孤食化が進み、健康志向も強まり、そこに趣味趣向の多様化などが重なり、スナック菓子離れが進んでいるそうです。

 「そして、今や、ライバルはLINEなんです」と江口さんは強調します。若者にとって大事なのはコミュニケーションツール、つまり、話題になっているもの、ネタにできるものです。スナック菓子にとっては、コンビニのレジ前のドーナツと同じくらい、手頃な値段のLINEスタンプは競合品になっています。

 芸能人のゆるキャラや、膨大なアマチュアクリエーターから繰り出される個性的なLINEスタンプに勝てる商品は何か。江口さんは「行き着いたのが、ポテチで朝食という突っ込みどころ満載のコンセプトでした」と言います。

パッケージにも秘密が
 反響は想像以上でした。発表と同時にネットメディアが記事化。ツイッターでは「本気で言ってるのか?」や「・。・っ」などの声があふれました。「でも『ちゃんとおいしい』というレベルの味にはこだわっています…そこは老舗としてのプライドをかけて追求しました」と江口さん。

 実はパッケージにも「二度見」させる工夫が仕込まれています。「もも味」はピンク、「バナナ味」は黄色です。湖池屋にとって、ピンクはガーリック味、黄色はのり塩味の色でした。手に取った人が「ん?いつもと違うかも」と思わせる、自社のブランディングを逆手に取ったデザインだったのです。

コミュニケーションツールとしてのお菓子追求
 元々、ポテトチップスの老舗ながら、激辛のスナック菓子「カラムーチョ」など個性的な製品を生み出してきた湖池屋。そこには、おいしさはもちろん、話題になることを追い求める姿勢がありました。

 コミュニケーションツールとしてのお菓子を追求するため、国内のソーシャルメディアはもちろん、海外スターのインスタグラムまでチェックしているという江口さん。「これからも、我々にしかできないチャレンジングなものを生み出していきたい。『湖池屋が今度は何かをやるのか』という期待に応えたいです」

1518チバQ:2015/06/08(月) 03:18:58
>>1517
まんまと作戦にはまり、ツイッターやラインのネタに使いました



まあ、買ってないですけど

1519チバQ:2015/06/09(火) 19:20:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150609-00000013-asahi-bus_all
「日本酒」表示、純国産に限定 財務省が年内にも方針
朝日新聞デジタル 6月9日(火)8時52分配信

「日本酒」表示、純国産に限定 財務省が年内にも方針
都内で開催されたイベントで日本酒を試飲する外国人たち(2010年11月2日撮影)
 純国産でなければ「日本酒」とは呼ばせません――。政府のクールジャパン戦略の一環で、財務省がそんな方針を年内にも決める。今後増えるとみられる外国産の清酒と差別化し、日本食ブームに乗って本家本元の日本酒を、世界で味わってもらうのが狙いだ。

【写真】「日本酒」「JAPANESE SAKE」を名乗れるのは?

 これまで、日本酒のはっきりした定義はなかった。国税庁長官は年内にも、「日本酒」について、地名を商品名に使う知的財産権である「地理的表示」に指定。日本酒や英語の「ジャパニーズ・サケ」を名乗れる清酒を、国産米や国内の水を使って国内でつくられた清酒に限る方針だ。

 日本など世界貿易機関(WTO)の加盟国は、地理的表示に指定した商品を保護し、その地名を産地以外の商品に使わないよう取り決めている。英スコットランドの「スコッチ・ウイスキー」、仏シャンパーニュ地方の「シャンパン」が代表例だ。

1520チバQ:2015/06/10(水) 23:19:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150610-00010001-doshin-bus_all
シングルモルト「余市」8月出荷終了 ニッカ、人気で原酒不足 ブランドは継続
北海道新聞 6月10日(水)9時10分配信

 アサヒビールは、系列のニッカウヰスキーが北海道の後志管内余市町の余市蒸留所で製造するシングルモルト「余市」シリーズについて、8月末の出荷分で販売を終えることを決めた。国産ウイスキー人気に伴う原酒不足が理由。ただ、「余市」はウイスキー愛好家の支持が強いため、ブランド名は残し、新商品での使用を続ける。

石炭じか火でマッサンの味 余市のニッカ北海道工場で原酒造り

 「余市」は、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝がこだわった独特の香ばしさなどが特長。熟成年数を表記するエイジ商品の「10年」「12年」「15年」「20年」の計4種とノンエイジ商品があり、NHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で人気が上昇。アサヒビールによると、1〜5月の売上高は前年同期比2・7倍の伸びを示した。

 一方、予想以上の売れ行きで原酒不足となり、供給が需要に追いつかなくなった。今後は、「余市」と並ぶ看板ブランド「竹鶴」に原酒の使用を集中させていくという。

1521とはずがたり:2015/06/11(木) 10:58:47

「マッサン」人気で原酒不足「余市」出荷停止へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150610-OYT1T50168.html?from=y10
2015年06月11日 07時58分

 アサヒビールは、傘下のニッカウヰスキーが製造するウイスキーの「余市」と「宮城峡」の販売を、8月出荷分で取りやめることを決めた。

 最近のウイスキーブームで原酒が足りなくなった。ただ、ブランド名は今後も残す。

 両ブランドは、一つの蒸留所の原酒のみを使う。ニッカは今後、余市蒸留所(北海道余市町)と宮城峡蒸留所(仙台市)の原酒をブレンドしてつくる主力の「竹鶴」の生産に集中する。

 ウイスキーの原酒の熟成には10年以上かかるケースが多いが、1990年代以降、国内のウイスキー消費の低迷で生産を縮小していた。

 近年、炭酸で割るハイボールの流行や、ニッカ創業者をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響で、ウイスキー人気が高まり、各メーカーは原酒不足に悩んでいる。

1522とはずがたり:2015/06/12(金) 08:17:39
2015.06.08
渡辺雄二「食にまつわるエトセトラ」(6月8日)
エナジードリンクに疲労回復や精力増強の効果なし!危険な甘味料含有、動物実験で死亡例も
http://biz-journal.jp/2015/06/post_10252.html
文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト

 気温の上昇に伴って人気が高まっている飲み物が、いわゆるエナジードリンクです。コンビニエンスストアでは、飲料コーナーの目立つところに各種製品がズラッと並んでいます。恐らく「水分を補給しながら、体をパワーアップできる」と期待して買う人が多いからでしょう。
 値段を見ると、「元気が出る」という付加価値が付いているためか、1本(185〜355ml)で税込み200円前後と、通常の清涼飲料水に比べて割高です。これで何も効果がなかったらかなり損をすることになりますが、中身の成分を見る限り、特にパワーアップを期待できそうにはないのです。
 そもそも、なぜエナジードリンクといわれているのでしょうか。それは、各製品に「パワーアップの素」といえるような成分が入っているからです。それを摂取することで、元気が出たり、体がパワーアップしたりすることを、ボトルのコピーやテレビCMなどでうたっているのです。ただし、直接的な言葉は使っていません。効能・効果をうたうと、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に違反することになるため、婉曲的あるいは暗示的な表現で巧みに消費者に訴求しているのです。

アルギニンに免疫向上や疲労回復効果はない

 そのパワーアップの素とは、一つはアミノ酸の一種の「アルギニン(L-アルギニン)」で、ほとんどのエナジードリンクに含まれています。アルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、体内では成長ホルモンの分泌促進、免疫機能の向上、脂肪の代謝促進などに関係しているため、俗に「免疫力を高める」「疲労を回復させる」などといわれ、また、男性器の勃起に関係する物質を間接的に活性化するため、「精力を増強する」ともいわれるようになりました。そのため、「男性が飲むとパワーアップして女性にモテる」と思わせるCMが流れるようになったのです。
 しかし、これらはいずれも俗説であって、確たる証拠はないのです。もともとアルギニンは体内で合成されるもので、成長ホルモンの分泌促進や免疫機能の向上などと関係していることは間違いありませんが、アルギニンを摂取したからといって、それがすぐに効果を発揮するわけではないからです。
 健康食品やサプリメントなどの安全性や有効性を検証している国立健康・栄養研究所が運営する情報サイト「『健康食品』の安全性・有効性情報」によると、アルギニンについては、勃起不全に対する経口摂取での有効性が検討されており、「5g/日摂取で機能性勃起不全患者において性機能が自覚的に改善したという報告があるが、それ以下の用量では効果がなかった」との結果が報告されています。ところが、実際の各種エナジードリンク1本に含まれるアルギニンは0.222〜1gで、最も多い製品でも2gです。これではとても性機能を高めることは期待できません。

 また同サイトによると、アルギニンの摂取によって一般成人の免疫力が高まったり、疲労度が軽くなったというデータはありません。つまり、俗に言われているアルギニンの効果は確認されていないのです。これではアルギニン入りのエナジードリンクを飲んでも、元気になれそうにありません。
 このほか、パワーアップの素として、「ショウガ抽出物」を入れている製品もあります。ショウガには、ジンゲロールという独特の成分が含まれており、それが末梢血管を拡張したり、発汗を促す作用があるため、体を温めるといわれています。ただし、これだけで元気が出たり、体がパワーアップしたりするのでしょうか。もしそうなら、すりおろしたショウガを食べれば元気いっぱいになれるはずです。しかし、実際にはそんなことはないわけで、ショウガ抽出物を摂取したからといってパワーアップが図られるとは考えられません。

1523とはずがたり:2015/06/12(金) 08:17:50
>>1522-1523
有害な合成甘味料

 一方で、エナジードリンクには、安全性の疑わしい合成甘味料のスクラロースやアセスルファムKが添加された製品が多いのです。砂糖を減らして、低カロリーにするのが狙いです。
 スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基(-OH)を塩素(Cl)に置き換えたもので、砂糖の約600倍の甘味があります。しかし、悪名高い「有機塩素化合物」の一種なのです。有機塩素化合物は、農薬のDDTやBHC、地下水汚染を起こしているトリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、猛毒のダイオキシンなど、すべてが毒性物質といっても過言ではありません。
 スクラロースが、DDTやダイオキシンと同様な毒性を持っているというわけではありませんが、妊娠したウサギに体重1kg当たり0.7gのスクラロースを強制的に食べさせた実験では、下痢を起こして、それに伴う体重減少が見られ、死亡や流産が一部で見られました。また、スクラロースを5%含むえさをラットに食べさせた実験では、胸腺や脾臓のリンパ組織の萎縮が認められました。さらに、脳にまで入り込むことがわかっています。
 また、アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質で、砂糖の約200倍の甘味があります。犬に、アセスルファムKをそれぞれ0.3%含むえさと3%含むえさを2年間食べさせた実験では、0.3%群でリンパ球の減少が、3%群ではGPT(肝機能障害の際に増える酵素)の増加とリンパ球の減少が認められました。つまり、肝臓へのダメージや免疫力を低下させることが疑われます。さらに、妊娠したネズミを使った実験では、胎児に移行することがわかっています。
 したがって、スクラロースやアセスルファムKが添加された食品は、できるだけ避けたほうがよいのです。
「エナジードリンクを飲んだら元気が出た」という人がいたら、それは恐らくプラシーボ(偽薬)効果によるものでしょう。あるいはカフェインによる作用かもしれません。エナジードリンクには、たいていカフェインが添加されており、それには覚醒作用があるからです。しかし、カフェインを摂りたいなら、緑茶やコーヒーを飲んだほうがよいでしょう。
 巧みな製品のネーミングやコピー、CMなどに惑わされて、割高な製品を買わされないようにくれぐれもご注意ください。
(文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト)

1527とはずがたり:2015/06/13(土) 22:56:18
>>1525
最後に出てくるあのD社とは勿論俺がTi-Ha推ししてた頃から応援しているDyDoと思われるが,キリン・アサヒはどう来るかねぇ。特にキリンは再編上手の三菱G所属なだけに三菱商事や三菱食品辺りがどう絡むのか?

JT自販機はサントリーが獲得、国内飲料「2強体制」誕生。3位以下再編のスタートか?
http://economic.jp/?p=49747
2015年05月30日 14:57

サントリーは49万台。それにジャパンビバレッジの26万台を加えるとば75万台となり、コカ・コーラの自販機保有台数83万台に猛追・肉薄する。「コカ・コーラを抜いて業界首位を奪取する」ことも夢ではない

 「日本たばこ産業(JT)」は2015年2月、飲料の製造販売事業から9月末を以て撤退すると発表。自動販売機事業については、継続や提携、売却などさまざまな方法を検討するとしていた。つまり、売却先を探し今夏をめどに“嫁ぐ”段取りで進めてきた。業界ではJTの自動販売機子会社、ジャパンビバレッジの争奪戦がスタートしていたのだった。

 先月、4月17日に締め切られた1次入札には、サントリーホールディングス、アサヒグループホールディングスなどの大手飲料メーカー、イオンなど流通異業種やファンドまで、さまざまな企業グループなどが買収に手を挙げた。

 その結果、売却先は国内飲料メーカー2位のサントリー食品インターナショナルに決まった。発表は25日だった。サントリーはジャパンビバレッジの自動販売機事業を7月に正式に買収する。缶コーヒー「ルーツ」や清涼飲料の「桃の天然水」のブランドも同時に取得するという。JTがサントリーを選択した決め手になったのが「買収金額の高さ」だ。買収金額は、ほかの企業が提示した1000億円を大きく超える1500億円程度となる。サントリー食品は、この販売網の獲得により、飲料ビジネスの拡大に弾みを付けたい考えだ。

 サントリー食品は、かねてより2020年までに、国内飲料企業でトップシェアを獲得したいとしてきた。鳥井信宏社長は会見で、今回の買収は「(目標達成にとって)すごくインパクトがある」と語った。

 飲料メーカーにとって自販機は有力な販売チャネルのひとつ。しかし、設置場所は限られてきており、JTの自販機事業を買収したことで、一気に販売網が広がる。

 今回の買収劇で業界の勢力図は、首位コカ・コーラ、2位サントリーの2強体制が鮮明となる。コカ・コーラの自販機保有台数は83万台。サントリーは49万台。それにジャパンビバレッジの26万台を加えるとば75万台となり、コカ・コーラを猛追・肉薄する。その上、首都圏を中心に小売店向けの販売台数では、「コカ・コーラよりもサントリーが勝っている」状況で、「コカ・コーラを抜いて業界首位を奪取する」ことも夢ではない。

 取得額1500億円は、手元資金や借入金などを充当する予定。鳥井社長は「借入、社債による新たな資金調達は1000億円を下回る予定」とした。

 缶コーヒー「ルーツ」や「桃の天然水」は、9月末でJTによる製造を中止する。その後、ブランドを維持したまま、サントリーが付加価値を創出・付加し、価値感を高めて再発売するもようだ。サントリーは「南アルプス天然水」や缶コーヒー「BOSS」という有力ブランドを持つが、「ルーツにはルーツの固有のファンがいる。サントリーらしい戦略で新たな価値として提案し直せば、BOSSと異なるユーザーを獲得できる」として、今回の買収となった。

 一方、今回のJT買収劇で業界3位以下の飲料メーカーは苦しい戦いを迫られることになりそうだ。なかでも、今回の争奪戦にも意欲的に参加していた3位アサヒ、5位キリンは、宿敵サントリーにJTを奪われることだけは避けたかったはずだ。

 自販機による飲料販売は装置産業だ。好立地の装置が増えるほど収益性が高まり「スケールメリット」が享受できる。自販機販路の確保はメーカーにとって、ある意味で生命線といえる。ところが、アサヒの自販機台数は28万台、キリンに至っては21万台と、今回の買収で誕生した2強とは3倍近くの差がつく。これは大きな差だ。

 また、サントリーが、自販機販路で生んだ利益を原資に、小売店への販促攻勢を仕掛けることも予想される。財務的に体力の劣る3位以下メーカーが価格競争で対抗するのは厳しい。今回の争奪戦は、飲料業界の勢力図を一変させる「天下分け目の戦い」だったのだ。また、業界アナリストの間では、今回の買収は“3位以下の飲料メーカー再編・激動のスタート”だと見る向きもある。台風の眼になりそうな飲料企業は“あのD社”だ。(編集担当:吉田恒)

1528とはずがたり:2015/06/14(日) 08:06:06

ミツカンHD、買収効果で売上高が過去最高を更新
http://economic.jp/?p=49745
2015年05月30日 18:55

 北アメリカでのパスタソース事業の買収が寄与し、27日にミツカンホールディングスが発表した2015年2月期連結決算において同社は売上高を大きく伸ばした。しかしその一方で、買収にかかる費用や、14年7月に新たに建設した岐阜県美濃加茂市の美濃加茂工場の初期費用などの影響により、経常利益が大きくマイナスとなり、09年2月期以来の減益となった。

 27日にミツカンホールディングスが発表した15年2月期連結決算によれば、売上高は前年同期比30%アップの2141億円であり、過去最高を更新した。こうして売上高が過去最高を更新した要因として、14年6月に英国・オランダの食品・家庭用品大手のユニリーバから2000億円以上で買収したアメリカのパスタソース事業が大きく寄与したことが挙げられる。しかし、そうして売上高が大幅アップした一方、経常利益は前年同期比44%ダウンの119億円という結果に。買収にかかる費用や新工場の建設のための初期費用が足を引っ張る形となり、09年2月期以来の減益。

 過去最高を更新することとなった売上高を地域別に見てみると、加工食品向けなどの酢が堅調に推移した北アメリカが前年同期と比べて2.3倍となる860億円で、ヨーロッパも前年同期比4%アップの199億円という結果であった。グループ全体の売上における海外事業の売上高の比率は、14年2月期には34%であったが今回50%にまで拡大した。同社にとって、いかに海外事業の占めるウェイトが大きいかがうかがえる。一方、国内の売上高は鍋つゆ商品が好調に推移したものの、去年の夏の天候不順などの影響によりつゆ商品が不振。その結果、前年同期比1%ダウンの1067億円となった。

 そして、円安などにより原材料費が高騰している影響から、様々な食品会社が相次いで値上げを行っているが、ミツカンホールディングスとしては、大豆値上げの影響は大きいものの、契約栽培するなどの企業努力により、当面の間は値上げをしないとの考えを示している。(編集担当:滝川幸平)

1529名無しさん:2015/06/14(日) 20:24:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150714-00000001-mocosuku-hlth
大酒飲みの国!?日本では2割のドランカーが、全体の7割ものアルコールを消費していた
Mocosuku Woman 6月14日(日)15時0分配信

経済協力開発機構(OECD)は5月12日、加盟34カ国を含む世界40カ国の飲酒量などについての調査結果を発表した。多くの国で国内飲酒量のほとんどを一部の人が消費していたが、日本では2割の人が飲む量は国内飲酒量の約70%を占めていたという。なお、日本の1人当たりのアルコール消費量はOECD加盟34カ国の平均を下回る年間7.2リットル。フランスや英国、韓国、米国などよりも少なかったが、イタリアや中国、メキシコなどよりも多かった。

◆欧州と異なる傾向
アルコールを女性で週140グラム以上、男性で週210グラム以上を消費する”危険な飲酒”は、世界の死亡・障害の主な原因トップ5に入っている。アルコール140グラムはビール中瓶(500ミリリットル)を1日1本、210グラムでは同1.5本に相当する。

2012年の日本の1人当たり飲酒量は、アルコール換算で年間7.2リットル。調査した40カ国中31位で、OECD加盟34カ国の平均値(9.1リットル)を下回った。

また報告書は、日本の年間7.2リットルの70%近くを、飲酒量が多い上位2割の人が消費していると指摘。1人当たりの飲酒量はフランス(アルコール換算で年間11.8リットル)や英国(同10.6リットル)よりも低かったが、飲酒量が多い上位2割の人が占める割合は両国(それぞれ50%、63%)よりも高かった。つまり、日本では他国に比べて飲酒が一部の人に集中していることになる。これは米国も同じだった(年間8.6リットル、70%以上)。

◆若者や女性の大量飲酒は増加
なお、過去20年間でOECD加盟国全体の飲酒量はやや減ったが、若者と女性の大量飲酒は2002年から2010年にかけて10ポイント以上増加している。

OECDは、アルコール対策には大量飲酒をしている人が最優先のターゲットと指摘。警察による飲酒運転の取り締まりや、医師による指導などが重要なほか、酒類の価格引き上げや販売規制も国民の健康向上に寄与するだろうと分析している。

【記事提供元】
あなたの健康百科
http://kenko100.jp/

Mocosuku編集部

1530名無しさん:2015/06/14(日) 21:39:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150608-00072775-diamond-bus_all
ぺヤングファンは販売休止中も他の焼きそばに「浮気」をしなかったのか?
ダイヤモンド・オンライン 6月8日(月)8時7分配信

● 販売再開決定で溢れる歓喜の声 なぜ「ぺヤングロス」が続出したのか? 

 「ペヤングきたああああ」「ペヤング待ってたよ! 」「ぺヤング、愛してる」「これからは心置きなく食べられるんだね! 」

 今ネット上では、こんな声が渦巻いている。

 昨年、容器にゴキブリと見られる昆虫が混入していたことが発覚し、製造・販売元のまるか食品(群馬県)によって自主回収された即席麺「ぺヤングソースやきそば」。

 異物混入騒動を受けてまるか食品は、品質管理の徹底を期すため、昨年12月11日以降、全商品の製造・販売を休止していたが、この度その取り組みに一定の目途がついたと発表した。ぺヤングの製造は5月に再開され、6月8日から関東地区を皮切りに順次販売が再開されるという。販売再開は当面主力の「ペヤングソースやきそば」のみで、「ペヤングソースやきそば超大盛」などが店頭に並ぶのは、もう少し先になりそうだ。

 冒頭の声は、この半年ぶりの「吉報」を受け、ぺヤングの販売再開を心待ちにしていた熱烈なファンのものだ。世間は彼らを「ぺヤンガー」と呼ぶ。彼らはいったい、ぺヤングの何にそれほど惹かれ、歓喜しているのか。その実態を分析することで、ペヤングの「商品力」を解き明かしたい。

 そもそもぺヤングは、従来からコアなファンが多いことで知られている。人気の理由は、消費者の間に一貫したブランドイメージが浸透していることだ。パッケージは1975年の発売当初からほとんど変わっておらず、容器についても競合製品が発泡スチロール製を採用しているのに対し、プラスチック製を採用してきた。そのレトロ感が「たまらなく好き」というファンは多い。

 ぺヤングの販売停止期間中、ぺヤンガーたちは「いったい、いつになったら食べられるんだ? 」「ぺヤング以外の焼きそばなんて……」「おれは一生ぺヤングを食べ続ける! 」などとつぶやき続けた。人間、手に入らないものは余計に欲しくなるものだが、ぺヤンガーたちはまさに禁断症状とも言うべき、「ぺヤングロス症候群」に陥っていたのである。

 異物混入という騒動が起きながらも、自社製品がここまで消費者に愛されていたことに改めて気づかされ、販売再開に臨むメーカーも身が引き締まる思いだろう。まるか食品は、「直接聞いたことはないけれども、世間にそのような声があることは認識していました」と語る。

1531名無しさん:2015/06/14(日) 21:40:14
>>1530

 ぺヤングの販売再開が決まるまでには、どのような取り組みが行われて来たのか。まるか食品のHPによると、製造・販売を休止して以降、製造ラインの防虫対策、センサーカメラの設置による製造ライン過程でのチェック機能の強化、HACCP(群馬県食品自主衛生管理認証制度)の認証取得を目指した品質管理体制・従業員教育の再徹底といった、安全・安心への取り組みに力を入れてきたという。

 ぺヤングの販売再開に際しては、商品パッケージの変更も行われる。これまで容器やフタはプラスチック製だったが、今後容器は発泡スチロール、フタはアルミシールに変更され、商品全体が外装フィルムで覆われる。競合製品と変わらない見かけになるわけだが、これらの措置には密閉性を高めて異物混入を防ぐ目的があると見られる。

 また今後、これまでプラスチックのフタに付いていた「湯切り口」はアルミシールに付けられるようになり、フタに直接印刷されていたロゴなどのデザインは、外装フィルムに印刷されるようになる。

● 今度は「だばあロス」難民が?  メーカーも予期しなかったフィーバーぶり

 こうした変更点についてのぺヤンガーたちの評価が、また興味深い。販売再開に先駆けて一部のメディアで「新生ぺヤング」とされる写真が紹介されたこともあり、ネット上では様々な声が飛び交った。たとえば、「これまでプラスチックのフタに付いた穴から行っていた湯切りでは麺がこぼれやすく、消費者にとって不便だったため、それを改善するためにシールに湯切り口を設けたのでは? 」「外装フィルムに描かれるデザインが従来と変わらず、フタに描かれていたときの凸凹まで忠実に再現されているのは、見た目が変わらないようにするためのファンへの配慮ではないか」といった趣旨のものである。

 しかし、これらの声についてまるか食品は、「こちらで必要と思われる変更をしただけであり、特に消費者に配慮したわけではありません」と困惑気味だ。つまりこうした噂は、一部メディアの報道などをきっかけに、ぺヤンガーたちの自己流の解釈によって拡大した可能性もある。それは、「メーカーが消費者に対して最大限の配慮をしている」と解釈することで、連帯意識を強めたいという気持ちの表れかもしれない。それだけ、商品に対するぺヤンガーたちの「一途な思い」は強いのだろう。

 販売再開直前には、新生ペヤングを一足早く「フライングゲット」できる店の情報などがネットで飛び交った。ペヤンガーの中には、早くも「だばあロス」難民という人々さえ現れ始めている。「だばあ」とは、麺の湯切りに失敗して、フタの隙間などから麺がこぼれ落ちてしまう様子を表す擬態語だ。前述の通り、今後はアルミシールに湯切り口が付くことにより「だばあ」の心配はなくなるが、コアなファンにとっては「むしろそれが寂しい」「そんなのぺヤングじゃない」というわけだ。販売再開によってぺヤングロスがなくなる代わりに、「だばあロス」が増えるのかもしれない。

1532名無しさん:2015/06/14(日) 21:40:31
>>1531

● ぺヤング販売休止中、ぺヤンガーたちは 本当に「浮気」をしなかったのだろうか? 

 それでは、ぺヤングにここまで熱烈な愛情を注ぐぺヤンガーとは、いったいどんな人々なのだろうか。彼らは本当にそこまで「ぺヤング一途」なのだろうか。実は、その実態を詳しく調べたデータが存在する。

 データを提供してくれたのは、株式会社マーケティングアプリケーションズ(新宿区)。「マーケティングとITエンジニアリング」をキーワードに、調査会社に向けたネットリサーチ事業を支援するためのクラウドサービス、メーカーに向けた消費者データに基くマーケティング支援サービスなどを手がけている。

 マーケティングアプリケーションズが提供するソリューションの1つ「Scoop」は、スマホ家計簿アプリ「レシトク」を利用して消費者のレシートなどから購買動向に関するデータを収集・蓄積し、それを基に企業のマーケティング戦略の構築を支援するというもの。このソリューションを使って「ぺヤンガー」の購買データを集めて調査したところ、「ぺヤンガーは他の焼きそばに浮気しない」という傾向が読み取れたという。

 ちなみに、同調査におけるぺヤンガーの定義は、ぺヤング販売休止前の昨年11月にぺヤングを1個以上購入した人たち。ぺヤングの競合商品10種類について、彼らが2014年11月〜2015年1月の間にどんな購買行動をとったかが調査された。

 調査データを基に「ひなのガチ分析」というブログで、「ぺヤング・ロスを経て、ペヤンガーは何を買っているのか? 」という分析記事を執筆した同社の加藤日菜子さんに、分析結果を説明してもらった。

 まず、カップ焼きそば全体の購入量を見てみると、11月は「ペヤング」「U.F.O.」「一平ちゃん」「ごつ盛り焼そば」が均衡しているが、ぺヤングが販売停止となった12月以降も焼きそば全体の購入量は増えている。この現象は、「ペヤングが注目を集めたため、カップ焼きそばを食べたくなった人が増えたからではないか」(加藤さん)という。

 そうしたなか、ペヤンガーのカップ焼そば全体の購入量は、ぺヤングが市場から消えた影響で、11月の757個から12月は272個、1月は209個へと急減していく。注目したいのは、ぺヤング以外の焼きそばの購入量の推移だ。この間、彼らは他の焼きそばへ目移りしていかなかったのだろうか。

1533名無しさん:2015/06/14(日) 21:41:07
>>1532

 「大多数のペヤンガーは、ぺヤング販売休止後に他の商品へ流れていくだろうと予測していました。しかし、ペヤング以外の商品の合計購入量が増加せず、ゆるやかに減少していることから、彼らのぺヤングにかける一途さがよくわかります」と加藤さんは解説する。

 特に減少幅が大きいのが、11月にぺヤンガーの購入量が多かった「U.F.O.」と「一平ちゃん」である。「U.F.O.」についてはぺヤング騒動の発生を挟んだ11月と12月で購入量は32個と変わらないが、1月になると16個へと半減する。一方、一平ちゃんについては、11月の51個から12月の56個へと微増していることから、一時的にぺヤンガーが流れたと見られるものの、そのトレンドは長く続かず、やはり1月になると25個へと半減した。

 つまりこうした結果から、「ぺヤンガーは他の焼きそばに浮気をしない」というトレンドが導き出されるというわけだ。

 ちなみに、調査の対象となったぺヤンガーの属性を見ると、男性が約6割、女性が約4割と男女比はほぼ同じ。年代別では、40代の割合が男女共に最も高い。彼らが生まれた時期とぺヤングの発売は1970年代で一致することからも、幼い頃に食べたぺヤングの味への思い入れが強いことがうかがえるそうだ。

 「ぺヤングは他の焼きそばよりもソースがおいしい」と20代前半の加藤さんも言う通り、世代を問わず消費者を虜にする味も人気の秘密だろう。ぺヤンガーが「離れがたい魅力」を感じるぺヤングの商品力は、想像以上に強いと考えられる。これまでの「ぺヤングロス」は、単なるネット上の「祭り」とは言えない。

● 驚くべきぺヤンガーたちの一途さ これからも消費者の心を掴めるか? 

 昨年末にぺヤングやマクドナルドで相次いで起きた異物混入騒動について、垣田達哉・消費者問題研究所代表は、今年1月のインタビューで「異物混入のリスクは100%防げるものではない。企業にとって大切なのは、騒動が起きた後にどれだけ消費者目線の対応をとれるかだ」と指摘していた。

 ぺヤングは異物混入騒動を経てもなお、これだけ多くの消費者に愛されている。それはまるか食品が、長きにわたってファンに向いた商品開発を地道に続けてきた賜物と言えるだろう。起きてしまった騒動は仕方がない。販売再開が実現した今、さらなる消費者重視をどれだけ徹底することができるか、そこでこそ彼らの真価が問われることになる。

 たかが焼きそば、されど焼きそば――。ぺヤングは、これからも熱烈に消費者の心を掴み続けることができるだろうか。

 (ダイヤモンド・オンライン編集部 副編集長 小尾拓也)

ダイヤモンド・オンライン編集部

1534とはずがたり:2015/06/15(月) 23:06:20
ブルドックソース、25年ぶり値上げへ 30品目を8月から6?9%高く
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/e22cfaa29f7988fc3321c9c6888770e5.html
(産経新聞) 17:08

 ブルドックソースは15日、ソース商品を値上げすると発表した。家庭用ではブルドックブランドの「とんかつソース」など30品目について希望小売価格を8月から6?9%(6?35円)上げ、傘下のイカリソースも30品目の価格を9月から4?6%(5?20円)値上げする。

 ブルドックソースの値上げは平成2年6月以来25年ぶり。円安の進行に加え、原材料となる野菜や果実、香辛料価格の高騰が主因という。

1535チバQ:2015/06/16(火) 21:26:34
>>1520-1521
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150615-00000045-asahi-bus_all
ニッカ、新「余市」発表 マッサン効果、原酒不足で集約
朝日新聞デジタル 6月15日(月)22時58分配信

ニッカ、新「余市」発表 マッサン効果、原酒不足で集約
商品数を絞り込んで9月から売り出す「シングルモルト余市」
 ニッカウヰスキーは15日、新商品「シングルモルト余市」「シングルモルト宮城峡」を発表した。「余市」「宮城峡」ブランドはこれまで熟成年数ごとに商品化してきたが、9月からは年数を表示しない「シングルモルト」に集約する。創業者の竹鶴政孝をモデルにしたテレビドラマ「マッサン」の影響で販売が伸び、原酒づくりが追いつかないためだ。

 「余市」は北海道余市町で、「宮城峡」は仙台市でそれぞれ蒸留している原酒だけを使うシングルモルトウイスキーで、これまでは「余市10年」「宮城峡12年」など熟成年数を明示してきた。いっぽう、「竹鶴」ブランドは二つの蒸留所の原酒をブレンドしてつくる。「余市」「宮城峡」の商品を集約し、浮いた原酒を「竹鶴」にまわす。

 「竹鶴」の今年1〜5月の販売量は昨年の同じ時期に比べて3・1倍、「余市」と「宮城峡」の合計は2・6倍に増えた。ウイスキーは原酒の熟成に10年以上かかることが多いため、売り上げが急増しても、すぐに生産を増やすのがむずかしい。

 「シングルモルト余市」、「シングルモルト宮城峡」は50ml、180ml、500ml、700ml入りで参考価格は税抜き560〜4200円。

1536とはずがたり:2015/06/17(水) 16:17:41
日本人は平均してかなり少ないから大丈夫としているようだが,洋食をあんま食べない人は全然摂らないけど食べる人は欧米人並みに摂っている可能性があるんじゃないの?その辺はどうなんだ?

米、トランス脂肪酸禁止…数千件の心臓発作予防
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150617-OYT1T50075.html?from=ycont_navr_os
2015年06月17日 13時16分

 【ワシントン=今井隆】米食品医薬品局(FDA)は16日、マーガリンなどの加工食品に含まれ、心臓病の原因になると指摘されているトランス脂肪酸について、2018年6月以降に食品への添加を原則として禁止すると発表した。

 FDAは13年に規制に乗り出す方針を示し、その後の科学的見地からの検討の結果、食品に使うことは「安全とは認められない」と結論づけた。その上で、今回の措置の意義について、「毎年数千件の致命的な心臓発作を防ぐことができる」と説明した。

 食品業界は3年の猶予期間中に、代用の添加物を調達するなどの対応を求められる。

          ◇

 消費者庁によると、日本では、トランス脂肪酸に関する基準値や含有量の表示義務はない。厚生労働省の「食事摂取基準2015年版」では「日本人の摂取量はアメリカ人に比べてかなり少ない」としている。

1537とはずがたり:2015/06/17(水) 19:51:46
>>1536
恰度良い例が直ぐ上にあったけど,例えば>>1529みたいに2割の脂好きが全体の7割ものトランス脂肪酸を摂取してるかもしれない。

トランス脂肪酸、18年に全廃 米当局「安全でない」
http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015061701000780.html

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は16日、食用油などに含まれ、肥満や心臓病との関連が指摘されるトランス脂肪酸を、2018年6月までに食品添加物から全廃すると発表した。

 FDAは13年に廃止方針を示して科学的妥当性を検討してきたが、最終的に食品に使う上で「安全とは認められない」と結論づけた。

 食品業界は3年間で代わりの添加物を使うなどの対応が求められる。FDAは「心臓病を減らし、年間数千件の命に関わるような心臓発作を防ぐことができる」とみている。

 トランス脂肪酸は、摂取すると動脈硬化などを引き起こすリスクが増すとの研究結果が多く示されている。

2015/06/17 05:41 【共同通信】

1538名無しさん:2015/06/20(土) 21:40:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00050035-yom-soci
鶏ユッケで33人食中毒、加熱が不十分か
読売新聞 6月17日(水)9時51分配信

 堺市保健所は16日、堺市北区百舌鳥西之町の「炭火焼鳥DINING門」で鶏ユッケを食べた33人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴え、うち3人から細菌「カンピロバクター」が検出されたと発表した。

 重症者はなく、全員快方に向かっている。市は食中毒と断定し、16、17両日の2日間の営業停止を命じた。

 市と大阪府立大(堺市)によると、33人は同大学の学生と大学院生で、今月6日、部活動の行事で同店を利用。店は提供前に湯引きをしていたが、加熱が不十分だったらしい。

 牛や豚の生食の提供には、E型肝炎など命にかかわる感染症を引き起こす危険があるため法規制があるが、鶏肉にはない。

 しかし、厚生労働省によると、カンピロバクターが原因の食中毒は全国で年間約300件発生しており、大半が鶏肉によるものという。後遺症が残る場合もあり、同省の食中毒被害情報管理室は「季節に関係なく発生する。十分加熱しないと危険」と注意を呼びかけている。

最終更新:6月17日(水)9時51分

1539名無しさん:2015/06/20(土) 22:14:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000009-wordleaf-life
「豚」の生食が禁止 「馬や鹿」は生で食べてもいいの?
THE PAGE 6月17日(水)11時0分配信

 豚肉の生食(内臓を含む)が6月12日から禁止されました。食品衛生法の規格基準が改正されたことによるもので、違反した場合、2012年に禁止された牛の生レバーと同様に、2年以下の懲役や200万円以下の罰金が科されることがあります。

 そもそも「豚肉はよく火を通す」のが一般常識。豚のレバ刺しが飲食店のメニューとして提供されていたこと自体、少々意外ではあります。でも、今回の措置を担当する厚生労働省食品安全部基準審査課の担当者に聞くと、「2012年に牛のレバ刺しを提供することが禁止されてから、全国で豚の生レバーを提供する店が増加していた」ということです。

 豚肉には寄生虫がつきやすいといわれますが、さらに、豚レバーを生食するとE型肝炎に感染するリスクが高いといいます。厚労省では「食肉等の生食に関する調査会」で専門家による議論を重ね、豚生肉の販売や提供を禁止して、罰則を設けることを決定しました。

豚よりは寄生虫などのリスク低い
 今回、豚肉が内臓以外の部位も含めて生食禁止とされたのは「今まで生食用として提供されていなかった食肉等が提供されるようになった実態」(食肉等の生食に関する調査会報告書より抜粋)を踏まえ、相対的にリスクの高い豚肉が明記されたものです。

 とはいえ、豚肉以外の生肉について、何もかもが提供を禁止されているわけではありません。「食の選択は基本的には消費者による食品の栄養面でのメリットも踏まえた選択の自由が認められるべきもの」であり、食肉を提供する事業者の衛生管理などを徹底し、生肉を食べることに関して「消費者がリスクを認識する」ことが大切であることが、調査会の報告書で述べられています。

 2011年に連続して発生した食中毒事件で印象に残っている「牛ユッケ」や、最近は首都圏の居酒屋でもよく目にするようになった「馬刺し」などは、豚肉よりも寄生虫や食中毒などのリスクが低いとされており、提供する肉塊を一定の温度以上で加熱した上で、周辺部をトリミング(削り落とすこと)して使用するといった衛生基準のガイドラインに沿っていれば、販売・提供することが可能です。

1540名無しさん:2015/06/20(土) 22:14:39
>>1539

ジビエの生肉にも食中毒リスク
 さらに、鹿肉などのジビエ(野生鳥獣の肉)を好み「やっぱり刺身が最高だ」などという人も少なくありません。鹿肉などについては、生食提供のガイドラインを守るのは当然として、まだ食品衛生法の規制対象外。でも、特に野生の鹿や猪、兎などの生肉には、食中毒のリスクがあることを心しておきましょう。

「獣肉の生食には高いリスクがあります。現時点で法規制の対象になっておらず流通していても、だから安全、ということではありません。なかには、リスクを承知でそれでも食べるという選択をする方はいるでしょう。でも、お店で出てくれば、無警戒に安全だと信じてしまう方もいます。厚労省としては、お肉はしっかり焼いて食べましょうとお伝えしたいですね」(前出担当者)

 豚レバーの代表的なレシピといえば、レバニラ炒め。これから夏本番に向けて、ビジネスパーソンにとっては心強い栄養満点のスタミナ食です。何も生レバーや生肉にこだわって危ない橋を渡るより、美味しく料理された豚レバーをいただくのが賢明、ということですね。

(寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)

1541名無しさん:2015/06/20(土) 23:03:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150616-00870355-sspa-soci
死に至ることも…「自宅でつくるパンケーキ」の危険性
週刊SPA! 6月16日(火)9時21分配信

 この2〜3年、専門店が続々オープンし、若い女性を中心に大人気のパンケーキ。最近では自宅で作るパンケーキミックスも、全粒粉のものや大豆粉のもの、輸入ものなどバリエーション豊富だが、保存方法を間違うと、最悪死に至ることもある!?

「コナヒョウヒダニが発生したパンケーキミックスで作ったパンケーキを食べると、急性アナフィラキシーショック(即時型アレルギー)を引き起こす危険性があります」と語るのは、エフシージー総研の川上裕司氏。

 アレルギー反応の一種であるアナフィラキシーショックは、スズメバチに刺されて発症することで有名だが、じんましんや嘔吐、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合、死に至ることもあるという。

「小麦粉単体よりも、旨味成分が加わったお好み焼きやパンケーキ用のミックス粉のほうがダニが発生しやすく、海外では別名“パンケーキ・シンドローム”とも呼ばれています。アレルゲン(アレルギー性物質)が口から胃を通り、腸から吸収されていくと、発症までに時間がかかるために、気がついたら大量に全身に回っていた、ということも」(川上氏)

 ダニが大量発生する一番の原因は常温保存。キッチン下の冷暗所で保存しておけば安心というのは大きな間違いだ。

「開けた袋の口をキチンと縛らず、なおかつ、粉が床や置き場所にこぼれてたまっていたりすると、それが格好のエサとなってダニを呼び込んでしまい、大量発生につながっていきます。一度発生したダニを除去することは不可能です」(同)

 同じく、医師の吉島聡氏も危険性を指摘する。

「よく『開封後は冷暗所に保存してください』という注意書きがありますが、キッチン下の戸棚なんて、はっきりいって冷所じゃありません。夏場でも10℃前後の温度を維持していないと意味がない」(吉島氏)

 では、どうやってダニから材料を守ればよいのか。

「パンケーキミックスやお好み焼き粉といった粉モノは、開封したら密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存するのが基本です。冷蔵庫がいっぱいでどうしても入れられない場合は、保存する場所の周辺をふきんで拭くなどして常に清潔に保つことが必要」(川上氏)

 管理に自信がなければ、一度で使いきってしまうほうが得策かもしれない。6/16発売の週刊SPA!では「死を招くオシャレな食べ物20選」という特集を組んでいる。意外な食べ物で命を危険にさらさないよう気をつけてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

日刊SPA!

1542名無しさん:2015/06/21(日) 00:04:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00000043-mycomj-life
トランス脂肪酸、2018年に米国で全廃へ--「日本どうする」「毎日摂取」の声
マイナビニュース 6月17日(水)10時27分配信

米食品医薬品局(FDA)は現地時間6月16日、マーガリンなどに含まれており、心臓病などとの関連が指摘されている「トランス脂肪酸」を、2018年6月までに食品添加物から全廃する方針を決めたと同局のホームページにて明らかにした。

日本の厚生労働省に相当するFDAは、2013年にトランス脂肪酸の廃止方針を示し、その科学的妥当性を検討してきた。そしてこのほど、食品に使用するにあたり、「一般的に安全とは認められない」と結論付けた。食品メーカーはトランス脂肪酸を製造物から除去するにあたり3年の期限が設けられており、それまでに代わりの添加物を使うなどの対応が求められることになる見通し。

FDAのStephen Ostroff長官代理は、「このアクションによって、冠状動脈性心臓病が減ることおよび、毎年数千件の命に関わる心臓発作の予防につながることが期待できます」と話している。

トランス脂肪酸は、植物油を加工して作るマーガリンや、お菓子、揚げ物用の油として使われるショートニングなどに含まれている。米国では加工食品への含有量の表示が義務づけられており、使用を規制する自治体もあった。一方で、日本では摂取量の少なさにおける健康へ影響をおよぼす可能性の低さなどを理由に、表示の義務化がされていない。

今回のFDAの決定を受けて、Twitter上では

「気になりつつも、毎朝摂取しちゃってるなぁ。マーガリン」

「トランス脂肪酸排除も真似て広まればいいのに」

「とうとうトランス脂肪酸廃止の方向か。日本はどうするんだろ」

など、日本での動向を気にする意見があがっている(コメントは原文)。

1543荷主研究者:2015/06/26(金) 23:15:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150602/bsc1506022143009-n1.htm
2015.6.2 21:43 Fuji Sankei Business i.
苦戦キリンが初の「PBビール」発売 絶好調セブン&アイ向けで、巻き返しなるか…

共同開発したビール「セブンゴールドまろやかエール<無濾過>」を手に持つセブンーイレブン・ジャパンの鎌田靖常務執行役員(左)とキリンの橋本誠一常務執行役員=2日、東京都中央区(今井裕治撮影)【拡大】

 キリンビールは2日、セブン&アイ・ホールディングス(HD)のプライベートブランド(PB=自主企画)「セブンゴールド」向けにビール商品を共同で開発したと発表した。自社ブランドにこだわってきたキリンが、PB向けビールを開発したのは初めてとなる。販売苦戦が続く中、キリンはセブン&アイの強力な販売網をテコに巻き返しにつなげる考えだ。

 セブン&アイがグループの全国1万8千店で9日から売り出すのは「セブンゴールド まろやかエール<無濾過(ろか)>」。価格は228円。酵母をろかしないことでまろやかな口当たりと香りを引き出したのが特徴。20〜30歳代の男女を販売ターゲットに、年内に15万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を目指す。

 今回、キリンがセブン&アイ向けにPB商品を開発したのは「日本中の大部分の方が買うことができるチェーンを通じて(商品の)ブランドを育てていける」(橋本誠一常務執行役員)と判断したためだ。この商品は、瓶に張られたラベルに「7iGOLD」と書かれているが、それよりもおよそ6倍ほど大きくキリンブランドを示す聖獣「麒麟」が印刷されている。

 「お客さまから見たときはセブンゴールドでありながら、キリンの商品と分かる」(橋本常務)といい、キリンのブランドも同時に発信できると考えたわけだ。もっとも、かつてのキリンは、PB向け開発は、自社ブランドが食われる「もろ刃の剣」になりかねないとして、かたくなに慎重だった。しかし、業務用の苦戦などから同社のビール類の課税出荷数量は平成20年から7年連続で減少。首位のアサヒビールの背中も遠ざかっており、市場からは「反転攻勢に向け、方針転換を迫られた」(証券会社)との見方もある。

1544荷主研究者:2015/06/26(金) 23:16:02

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150603/bsc1506031554009-n1.htm
2015.6.3 15:54 Fuji Sankei Business i.
サントリー、京都ビール工場で100万ケース増産

 サントリービールは3日、京都ビール工場(京都府長岡京市)の生産能力を増強すると発表した。来春をメドに年産能力を今の2600万ケース(1ケースは大瓶20本換算)から2700万ケースに引き上げる。設備投資額は約5億円。高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ〜マスターズドリーム」(305ミリリットル入りで320円)の販売が好調なためで、需要増加に対応するには能力増強が欠かせないと判断した。

1545荷主研究者:2015/06/26(金) 23:24:57

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150604agbn.html
2015年06月04日 日刊工業新聞
アサヒグループ、清涼飲料・食品を再編-アサヒ飲料とカルピスは経営統合

 アサヒグループホールディングスは2016年1月1日付で、清涼飲料事業と食品事業を再編する。飲料ではアサヒ飲料(東京都墨田区)とカルピス(同渋谷区)の経営を統合するほか、食品では和光堂(同千代田区)、天野実業(広島県福山市)、アサヒフードアンドヘルスケア(東京都墨田区)の3社の管理、営業、研究部門を統括する新会社「アサヒグループ食品」を設立する。

 アサヒグループは100%出資子会社のカルピスの国内飲料事業と営業部門を15年9月にアサヒ飲料に移管・統合したのに続き、16年3月にはアサヒ飲料の岸上克彦社長がカルピス社長に兼任で就任。経営統合に向け、準備を進めてきた。物流や自販機事業はすでに統合済み。飲料業界ではサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業(JT)の自動販売機事業会社を買収したことで日本コカ・コーラを含む2強との差が開いている。経営統合で、アサヒ飲料とカルピスの合計売上高は約4600億円となり、2強との差をどう詰めていくかが焦点になる。

 食品事業の和光堂、天野実業、アサヒフードアンドヘルスケアはいずれも02年以降に、他社から買収した。和光堂はベビーフードや介護食品、天野実業はフリーズドライ食品、フードアンドヘルスケアは健康補助食品を手がける。新設する管理会社に営業などを集約、3社は生産に特化する。

1547とはずがたり:2015/06/29(月) 14:41:20

サントリー「ザ・モルツ」で激化必至の勝者なきビール戦争
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150629/Diamond_74033.html
ダイヤモンド・オンライン 2015年6月29日 11時00分 (2015年6月29日 14時27分 更新)

 ビールの国内市場で生き残りを懸けたサバイバルゲームが、さらに激しさを増しそうだ。
 サントリービールは、9月8日より、ビールの新商品「ザ・モルツ」を発売すると発表。水谷徹社長は記者会見の席で「将来的には、業界で定番と認知される1000万ケースの出荷数量を目指す」と目標を掲げた。
 ザ・モルツの価格は220円程度(350ミリリットル缶)で、アサヒビールの「スーパードライ」やキリンビールの「一番搾り」などが競合商品となる。
 サントリーはこれまで、矢沢永吉らのCMでおなじみの「ザ・プレミアム・モルツ」を旗艦ブランドに位置付け、ビール類市場でのシェアを伸ばしてきた。
 しかし、ザ・プレミアム・モルツはプレミアムとうたうだけあって、260円程度(同)と高価。故に、「それだけでは2020年にビール類市場でシェア20%という目標の達成は難しい」(水谷社長)と考え、新商品を投入したのだ。
 加えて、酒税法の改正もザ・モルツ発売の背中を押す。
 水谷社長は、「酒税法の改正はまだ決まっていない。今回の新商品とは関係ない」と言うが、財務省が酒税を将来的に一本化する方向で検討を進めているのは、業界では周知の事実。
 このまま財務省の思惑通りにいけば、ビール、発泡酒、第三のビールといった区分がなくなり、価格差が縮小するため、ビールにとっては追い風となる。
 将来の酒税の一本化を見越してあらかじめ手を打とう、というサントリーの戦略が、ザ・モルツの発売から透けて見える。
もはや誰ももうからない
 一方、新商品を迎え撃つ競合メーカーは苦い反応を示す。
「これでまた市場が激化し、価格競争になる。正直、もうこんな戦いはしたくない」と、あるビールメーカーの幹部は、深刻な面持ちで胸の内を明かした。
 縮小市場で限られたパイを奪い合う構図に拍車が掛かり、「誰ももうからなくなるかもしれない」(同幹部)からだ。
 例えば、昨年、大手ビール4社の中で唯一シェアを落としたキリンは今期、ビール事業は増収減益予想(ホールディングスは増収増益予想)。シェア回復を目指しており、店頭での値引きや宣伝費がかさんでしまうためだ。
 キリンと同様に、サッポロホールディングスも国内酒類事業は増収減益と予想しており、競争の激化が顕在化している。
 サントリーは、そんな状況下で大型の新商品を投入するのである。仮に20年に20%のシェアを取れても、利益ベースで貢献できるかは不透明だ。
 もはや「どこかが勝てばどこかが負ける」というゼロサムの戦いさえも行えなくなってきたビール業界。それでも、勝者なき争いがやむ気配はない。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1549名無しさん:2015/07/04(土) 11:38:11
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150629-00000005-ovo-life
カップヌードルは和食!? てりやきライスバーガーは?
オーヴォ 6月29日(月)11時55分配信

 やっぱり食もボーダーレスの時代。カレーライスだって、インドやイギリスという経由地はあっても、立派なニッポンの国民食。カップラーメンだって、日本で発明されているから、当然和食なわけだ。「和食に対する認識調査」(ビデオリサーチ・東京)で、多くの人がカップヌードルを「和食」と認識していることが分かった。

 「味噌汁」「玉子焼き」といった伝統的な料理では9割以上が和食であると回答。一方で、ここ数十年で誕生した「カップヌードル」や「てりやきライスバーガー」といった料理でも、約6割は和食と認識していた。カップヌードルは「日本で発明された」といった“背景”から、てりやきライスバーガーは「ご飯を使っている」といった“素材”から、これらを和食と考えている人が多い。海外の料理を吸収し、また海外の日本料理を逆輸入し、そして新しい料理を発明しながら変化、発展する料理。だからこそ、おいしいもの探しは楽しいのかも。

1550名無しさん:2015/07/04(土) 12:09:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000042-it_nlab-life
全マヨラーに捧げたい 新作ランチパック「マヨ&マヨネーズ」が衝撃的すぎる
ねとらぼ 7月2日(木)11時44分配信

 ヤマザキパンの「ランチパック」に、衝撃的な新作が出たとTwitterで話題になっています。その名も「マヨ&マヨネーズ」。

 一瞬ジョークか何かかと思ってしまうかもしれませんが、本当に販売しています。ヤマザキパンの公式サイトにも、しっかり載っていました。

 ヤマザキパンの広報に問い合わせてみたところ、具はマヨネーズと固形マヨネーズのみ。本当に他には何も入っていない、とのことでした。固形マヨネーズというのは、ゼリーのような柔らかいマヨネーズ。食感をつけるために入っているようです。

 ランチパックには「○○マヨ」とか「○○&マヨネーズ」といった商品がたくさんありすが、まさかマヨネーズオンリーが来るとは。その発想はなかったわ……。

 まさにマヨラーのためのランチパックという感じですが、実に興味深いですね。マヨラーではない筆者も、ちょっと食べてみたくなりました。

 なお、「マヨ&マヨネーズ」は、関東甲信地方限定販売ということです。

1552荷主研究者:2015/07/08(水) 23:17:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150626/bsc1506261600001-n1.htm
2015.6.26 16:00 Fuji Sankei Business i.
カルビー「第3の朝食」の新たな戦略

新事業戦略を説明する伊藤秀二社長兼COO=東京都千代田区

 日本人の朝食と言えば、ほとんどはご飯かパンのいずれかだろう。「かっぱえびせん」「じゃがりこ」などで知られるスナック菓子最大手のカルビーが、その朝食の分野でグラノーラをご飯やパンに次ぐ「第3の朝食」として定着させてきた。そんなカルビーが第3の朝食で新戦略に打って出る。

 グラノーラとは、シリアル食品に属し、穀物を焼き固めた食べ物を総称だが、カルビーが手がけるグラノーラの中核商品「フルグラ」(フルーツグラノーラの略)の平成27年3月期売上高は、前期比51%増の143億円と飛躍的な伸びを記録し、同社の好業績を牽引する役割を果たした。このことが、新戦略に踏み出す決断を後押ししたと言えそうだ。

 カルビーの松本晃会長兼CEO(最高経営責任者)は「日本のシリアル食品の市場規模は、長らく250億円程度といわれてきたが、今後、高い成長を続けて3年後には1000億円規模に到達する可能性がある」と予測する。こうした成長見通しの原動力と言えるのが、グラノーラだ。特にそのグラノーラがもつ健康効果だ。その一つが塩分摂取を抑える働きといわれる。

 東京女子医大の渡辺尚彦教授は「フルグラ50グラムあたりの塩分量は0.2グラムと少なく、これを朝食に取り入れることで大きな減塩効果が期待される」と説明する。

 一方、千葉大学大学院の江頭祐嘉合(ゆかり)教授は「フルグラには食物繊維が50グラムあたり4.5〜5グラムと豊富に含まれており、体にとって大切な食物を効率的に摂取することができる」と話す。

 塩分を控えることは高血圧予防に有効とされ、摂取量を抑えるよう目標数値が今春、改訂されたばかり。かたや生活習慣病予防に効果がある食物繊維は、逆に摂取量を増やすよう目標数値が引き上げられている。「フルグラ」などは、まさに現代人にうってつけの食べ物とも言える。

 それではこうした利点を生かし、朝食という巨大市場にどうアプローチしようとしているのか。伊藤秀二社長兼COOは、ヨーグルトとの組み合わせを主軸に据える考えを明確にしたうえで、「従来のグラノーラ事業で450億円、新たなグルグラ事業(ヨーグルトとグラノーラを組み合わせた社内の事業呼称)で100億円を達成したい」との中期目標を明示。さらに、グルグラ事業を100億円に到達させるために、(1)機能+α(2)地方発(3)和朝食-の3つをキーワードとして掲げ、それぞれの具体策を示した。

 その中身をみると、まず「機能+α」では、フジッコと共同で大阪市北区の阪急うめだ本店に新感覚の朝食を提案するショップ「ヨーグラートbyカスピア」を6月24日にオープンする。

 このショップで販売するのは、フジッコのカスピ海ヨーグルトとカルビーのグラノーラをセットにした商品「ヨーグラート」(税込み594円)。「リフレッシュしたい」など、その日の気分で選べるように全部で7種類を用意するのが特徴。

 「地方発」では山口県の乳業メーカー、やまぐち県酪乳業とのコラボレーションにより、今秋に九州エリアで「フルグラ」と専用開発したヨーグルトをセットにした商品「フルグラヨーグルト」(価格未定)を売り出す。フルグラは、(東京や大阪、名古屋など)都市型の朝食として浸透させてきた。しかし、地方の朝食にはまだまだ浸透できていない。そこで、地方の企業とのコラボレーションによって、地方のニーズを掘り起こそうという従来にはない発想だ。

 さらに洋食イメージの強いグラノーラを使って、「和朝食」という新たな世界を創出しようと、黒豆や柿、きなこなどが入った新商品「フルグラ 黒豆きなこ味」(オープン価格)を8月31日に発売する。この商品に豆乳ヨーグルトや温泉卵などを組み合わせれば、卵かけごはん風の味が楽しめるとされ、シニア世代にも向く。

 カルビーは今後も「ヨーグルトとセットで食べるグラノーラ」で朝の食卓の定位置を獲得したい考えだ。とはいえ食習慣はそう容易には替わらない。ご飯、パン派に手軽さと健康効果をどこまでアピールできるかが焦点となりそうだ。

1553チバQ:2015/07/12(日) 20:44:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015071102000125.html
ビール市場 過去最低更新 上半期シェアキリン0.9ポイント増34%

2015年7月11日 朝刊


アサヒビールが国産ウイスキーの若者へのPRを狙って期間限定で開くバー=東京都港区六本木で
写真
 ビール大手五社は十日、発泡酒などを含む「ビール類」の今年一〜六月の販売実績を発表した。二位のキリンビールのシェアが前年同期比0・9ポイント増の34・0%に拡大した。首位のアサヒビールは前年と同じ38・1%を確保し、六年連続でトップの座を守った。
 市場全体は0・6%減の一億九千五百七十五万ケース(一ケースは大瓶二十本分)と、上半期としては三年連続で過去最低を更新した。発泡酒は十三年ぶりに前年を上回ったものの、ビールや第三のビールが落ち込んだ。
 三位のサントリービールは15・5%。四位はサッポロビールで11・5%、五位のオリオンビールは0・9%だった。
 キリンは「一番搾り」に代表されるビールの販売数量が二十三年ぶりに前年を上回り、シェアを伸ばした。アサヒは第三のビール「クリアアサヒ」が好調で、主力のビール「スーパードライ」の伸び悩みをカバーした。
◆ウイスキー人気追い風 六本木を拠点に夏限定バー続々
 国内のビール販売が減少傾向にある中、酒類メーカー各社はウイスキーやワインなどビールに次ぐ「二本目の柱」の需要拡大に力を入れている。東京・六本木をブランドの発信拠点に選んで低価格で気軽に飲めるバーを「夏限定」で出店するなど、商品の認知度アップを狙っている。 (白山泉)
 酒類業界で六本木は新たなブランドを発信する「聖地」とされる。サントリーが昨年夏「ジム ビーム バー」を期間限定で開店し、若い男性をターゲットに傘下の米ビームの主力商品のバーボンウイスキー「ジムビーム」を使ったカクテルなどを提供。好評を得たことなどが影響している。
 今年の夏は、アサヒビールが六月末から国産ウイスキーを出す「ニッカ ストーリーバー 東京」を六本木ヒルズに開業中だ。子会社のニッカウヰスキーが生産する「ブラックニッカ」や「竹鶴ピュアモルト」などを一杯三百五十円から販売している。
 テレビドラマ「マッサン」の効果で国産ウイスキーの認知度が高まり「販売を伸ばすチャンス」と判断した。十二日までの期間限定営業。店舗の運営担当者は「六本木は国内外のビジネスマンが多く集まり、映画館や美術館、ショッピング街がある。家族連れやカップルなど、あらゆる人が立ち寄ってくれる」と六本木の強みを強調した。
 サッポロビールも今月十七日から八月末にかけて、やはり六本木の東京ミッドタウンに「バカルディ ミッドパーク カフェ」を開店。自社のラム酒「バカルディ」を使ったカクテルなどを販売する。
 一方、キリンビールは昨年一月にグループ会社のメルシャンが生産する日本ワインと洋食を出す「シャトー・メルシャン トーキョー・ゲスト・バル」を六本木一丁目のアークヒルズに開業。さまざまな種類のワインを飲めるよう小さめのグラスを用意し、一杯二百五十円から販売している。

1554チバQ:2015/07/13(月) 21:35:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150713-00076718-toyo-int&amp;p=1
韓国焼酎が最大輸出先の日本で苦戦する理由
東洋経済オンライン 7月13日(月)11時5分配信
 ロッテ酒類が日本で販売している「鏡月(キョンウォル)焼酎」は、日本人が好む韓国焼酎の一つだ。同社が1996年に日本の焼酎市場に進出した後、販売中の焼酎ブランドは「チョウムチョロム」(初めてのように、という意味の韓国語)ではなく「鏡月」だ。


 鏡月は「鏡に写った月」という意味で、隠喩的な表現を好む日本人の特徴を考えたものだ。また、環境に優しいイメージをアピールするため、透明感のある緑色のビンを採用した。同社のカン・ウォンソプ・チーム長は「天然岩盤水でつくった優しい味の鏡月焼酎と、フルーツの香りを添加したリキュール焼酎がよい反応を得ている」と言う

■ 日本で地位を得た韓国焼酎

 日本では、ハイトジンロの代表的な焼酎ブランドである「チャミスル」(眞露)の人気も高い。同社は1979年に韓国焼酎「ジンロ」(JINRO)の日本での販売を開始。以来36年間、ジンロ焼酎の認知度も高まった。日本のある調査機関によれば、ジンロの認知度は昨年には76.4%だったという。日本を代表する焼酎メーカーである宝焼酎が68.9%で、それより高いことになる。

 ハイトジンロ日本法人のクォン・ホンボン部長は「味と香りがきめ細かく、日本の焼酎より人気は高い」と言う。ジンロと鏡月焼酎はアルコール度数が20度のものと25度のものの2種類が販売されている。日本では水割りやロックで飲むため、焼酎は韓国よりも度数を高めにして販売している。

 ハイトジンロとロッテ酒類は、日本を含めて中国や米国など世界60カ国あまりに焼酎を輸出している。日本市場はロッテ酒類の輸出全体の8割を占める。ハイトジンロは4割だ。日本の次に大きな市場は米国と中国だ。ロッテ酒類のカンチーム長は「米国市場では在米コリアンを中心に販売されているが、中国では韓国系住民はもちろん、現地の消費者による販売量も増えている」と説明する。

 韓国貿易協会によれば、韓国の酒類メーカーの中国への輸出額は953万ドルで、前年比13.5%増。中国で販売される焼酎の度数は韓国と同じだ。焼酎ブランドでは、ハイトジンロは「チャミスル」(17.8度)、ロッテ酒類は「初飲初楽」(17.5度)だ。

 ハイトジンロとロッテ酒類が日本や中国で人気を得たのは、親しみやすいイメージが好感されたためだ。ジンロは1997年に「飲む楽しみ」をアピールしたマーケティングが今のジンロの地位をつくった。当時、ジンロのテレビCMを見ると、「焼酎」という言葉は一度も出てこない。飲むと楽しい、飲めば楽しいというイメージをアピールし、日本人にジンロは「楽しさ」「若さと活力」というイメージを植え付けた。

 ロッテ酒類も健康を重視する日本の消費トレンドに合わせ、甘味料の代わりに麦焼酎を配合し「柔らかい焼酎」という新たな焼酎カテゴリーをつくった。これに日本最大手の酒類・飲料メーカーであるサントリーの流通網を活用し、販売量を増やした。

 中国市場を攻略する際にも、中国特有の文化をブランドに込めた。ロッテ酒類の「初飲初楽」は、「初めての味、初めての喜び」という前向きでよい意味を込めている。中国ではアルコール度数が40〜50度の白酒や、3〜5度のビールがメイン。しかし、20度前後の韓国焼酎が中国人の選択肢に入るだけの競争力は十分にあるというのが、ロッテ酒類側の説明だ。

■ アフリカ市場にも進出

 韓国焼酎はすでに世界60カ国に進出しているとは言え、日本と中国以外では販売量は微々たるものだ。ハイトジンロのヤン・インジプ社長は「韓国と日本を除けば、焼酎に対する認知度は低い。特に東南アジアやアフリカの場合、焼酎を販売するための登録期間が長く、進出まで長い時間がかかる」と言う。しかし、ハイトジンロとロッテ酒類は、味と品質を前面に打ち出して製品のポートフォリオを拡大、現地化された商品の開発やマーケティングを始めた。特に彼らは、人口が多い国を集中して攻略している。

 ハイトジンロは最近、人口が10億に達するアフリカ市場に進出した。ガーナでは現地の酒類メーカーと提携し、ジンロの原液を供給して現地で生産・販売している。ナイジェリアではジンロのワインを販売し、テレビやラジオCMで認知度を高めようとしている。前出のヤン社長は「まだ種をまいた初期段階で販売量は多くないが、若い人たちの間で焼酎に対する関心が高まっている」と手応えを感じている。

1555チバQ:2015/07/13(月) 21:35:25
 東欧にも進出した。ハイトジンロは2014年8月10日にポーランドの食料輸入・販売企業であるアルコS.Cと酒類の輸出と流通で契約した。同社はこの契約により、ポーランドでチャミスルとハイトなど、ビールと焼酎6製品2万5000本(1本330ミリリットル)を輸出することになった。また、ポーランドの首都・ワルシャワにある約20カ所の大型量販店と小売店での販売も始まった。

 ロッテ酒類は12億の人口を持つインド市場への進出に積極的だ。カンチーム長は「すでに進出しているが、これまでのマーケティングが消極的なものだったため、これといった成果が得られていない」と打ち明ける。そのため、「チョウムチョロムの認知度を高めれば、よい成果を得られると思う」と期待する。ハイトジンロも2013年にインドで生産・販売している。同社は「JINRO24」という製品で、インドの酒類輸入専門企業であるABHと輸出・流通契約を結んでいる。

■ 対日輸出額減少で輸出全体も伸び悩む

 両者とも市場拡大で東奔西走しているが、悩みもある。最大市場である日本で販売量が減っていることだ。韓国貿易協会によれば、2014年の日本への焼酎輸出額は6780万ドルで前年比14%の減少となった。そのため、輸出全体でも減少傾向となっている。同年の韓国の焼酎輸出額は9951万ドルで、前年比8%減。過去最大となった2004年と比べると24%も減っているのだ。

 ハイトジンロのヤン社長は「40〜50代の消費はよいが、20〜30代の若い層での消費が少なく、輸出が伸び悩んでいる」と言う。また、「人口1人当たりの飲酒量が減っているなど、構造的な要因もある。日本の酒類市場の規模も縮小していると思う」と言う。

 日本では数年前から度数が低いリキュール市場が拡大し、関連製品も目について増えた。ロッテ酒類が2012年末にリキュール焼酎を投入したのもそのためだ。現在、アセロラや梅といったフルーツを入れたものが販売されている。ロッテ酒類も焼酎の販売減少で伸び悩んでいるが、リキュール焼酎を投入してからは売り上げが増えている。同社は昨年、日本への輸出額は68億円となり、2013年の63億円より8%増えた。カンチーム長は「爽快な味と負担が少ないアルコール度数をアピールし、20〜30代に手にとってもらえるようにしている」と言う。

(韓国『中央日報エコノミスト』2015年7月13日号より)
※『中央日報エコノミスト』は『週刊東洋経済』と提携関係にある韓国有数の経済誌です

1556荷主研究者:2015/07/15(水) 21:55:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150630caad.html
2015年06月30日 日刊工業新聞
森永乳業、家庭用フローズン事業を国分に売却

 森永乳業は29日、子会社のデイリーフーズ(東京都港区)の家庭用フローズン事業を国分の子会社・国分フードクリエイト(東京都中央区)に、100%子会社で冷菓卸業を手がけるクサヤ(大阪市此花区)を国分に、それぞれ売却を決めたと発表した。売却額は非公表。クサヤの株式売却は8月1日、デイリーフーズの家庭用フローズン事業売却は11月1日に実施する予定。

 家庭用フローズン事業や冷菓卸事業は大手の寡占化が進んでおり体力競争も激しいため、他部門に経営資源を集中する方が適当と判断した。家庭用フローズン事業を売却予定のデイリーフーズの、業務用フローズン事業はそのまま残す。

 デイリーフーズは乳製品、業務用食材の卸売りなどを手がけ、2014年度の売上高は1023億円。クサヤの売上高は14億円。

1558とはずがたり:2015/07/17(金) 19:36:04
創業者次男が代表取締役に=後継者固まる―ロッテHD
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/587/90d2b278cdc5cfef3f1bd4f7f65abbb0.html
(時事通信) 13:06

 ロッテホールディングス(東京)は17日、創業者の重光武雄会長(92)の次男である重光昭夫副会長(60)が15日付で代表取締役に就任したと発表した。長男の重光宏之氏(61)は1月に副会長を解任されており、昭夫氏が武雄氏の後継者となる可能性が高まった。

 昭夫氏は韓国ロッテグループ会長を務め、韓国で事業を拡大してきた。ロッテは今回の人事を「経営体制の強化が狙い」(広報室)と説明している。これでロッテホールディングスで代表権を持つのは、武雄会長、昭夫副会長、佃孝之社長(71)の3人になった。

1560チバQ:2015/07/20(月) 13:14:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150720-00077303-toyo-bus_all
アサヒを支える「スーパードライ」に異変発生
東洋経済オンライン 7月20日(月)5時0分配信
 「とりあえずビール」が当たり前だった時代も今は昔。ビール離れは止まらず、2015年上半期のビール類市場規模は前年比99.4%と、3年連続のマイナスだった。市場が縮小するなかで限られた消費者をめぐり、ビールメーカーのシェア争いは激しさを増す一方だ。


 言わずと知れたビールのトップブランド「アサヒ スーパードライ」も、苦戦を強いられている。

■ スーパードライが頼り

 スーパードライは年間1億ケース以上を売り上げ、日本のビール消費量の半分を占める“お化けブランド”だ(1ケース633ml×20本換算、ビール消費量は発泡酒・新ジャンルを含まない)。

 1987年の発売当時、ビールの主流はキリンの「ラガー」に代表されるような苦い味。しかし、その常識を覆す辛口のスーパードライは日本中から支持を集め、「夕日ビール」と揶揄されるほど業績不振にあえいでいたアサヒが起死回生を果たすきっかけになった。

 現在、アサヒの経営は「スーパードライ一本足打法」と言われる。アサヒグループ傘下にはソフトドリンクや食品を扱う企業も属するが、グループ全体の利益のうち、実に95%はアサヒビールが稼ぎ出す。そのアサヒビールの売上高の6割以上はビールであり、ほとんどがスーパードライだ。その大黒柱が不調に陥っている。

 スーパードライの上期の販売数量は前年同期比97.4%で、市場全体の縮小よりも落ち込み幅が大きい。不振の背景には、昨年発売したスーパードライの高価格品「ドライプレミアム」の失速や、今春発売した派生品「エクストラシャープ」の伸び悩みといった商品面の問題もあるが、最大の理由はビール業界2位・キリンの猛攻だ。

 キリンは2014年に5年連続でビールの販売数量が前年を下回った。時価総額でアサヒグループホールディングス(HD)に抜かれ、初めて業界首位の座から陥落。売上高でもサントリーHDに抜かれ2位に。営業利益ではアサヒ、サントリー両社に抜かれて一気に3位へ転落した。

 危機感を募らせたキリンでは、5年間HDの社長を務めた三宅占二氏(現会長)が退任し、事業会社であるキリンビール社長・磯崎功典氏が、この3月からHD社長に就任した。

■ 息を吹き返しつつあるキリン

 「今年の最優先課題はビールのシェア低下に歯止めをかけること」。磯崎新社長は、これまでの利益重視の経営をやめ、マーケティング投資や広告費、量販店・外食店への販促費を増やし、販売数量を追う方針への転換を打ち出した。その結果、キリンは業界で唯一、ビール類の上半期出荷数量がプラスとなる”独り勝ち”で折り返した。

 キリンが特に投資を集中した主力ブランド「一番搾り」と同価格帯のスーパードライは、その影響を大きく受けた。アサヒビールの小路明善社長は、7月14日の会見で「ビール市場は需要が伸びないゼロサムだから、他社の戦略は当然スーパードライからいかにシェアを奪うかになる」とし、「上期は土俵際まで追い込まれたが、(発泡酒なども含めたビール類のシェアはプラス0.03%で)なんとか踏みとどまった。下期はビールもがんばりたい」と闘志を燃やした。

1561チバQ:2015/07/20(月) 13:14:39
 ただ、アサヒは上期の途中に大手回転寿司チェーンとの取引をキリンに奪われたこともあり、下期はスタートから厳しい状況。ライバルも追撃の手を緩めない。

 ビール業界3番手のサントリーは、新商品「ザ・モルツ」を9月に発売し、大型キャンペーンを展開する。ターゲットは30〜40代。パッケージに表記されている’UMAMI’の文字は、スーパードライにある“KARAKUCHI”の文字を想起させる。

 ザ・モルツはサントリーの主力製品「ザ・プレミアム・モルツ」より350ml缶で30〜40円程度安い店頭価格を想定している。これまでザ・プレミアム・モルツでは単価が高く取引が難しかった外食店への販売を、新製品で強化する。

■ 酒税法改正で各社ビールに熱視線

 また来年度以降、ビール税率を引き下げ、逆に発泡酒・新ジャンルへの税率を引き上げる酒税法改正が検討されているため、ビールメーカーは数ある製品の中でも特にビールを強化しようとしている。アサヒの主戦場では今後も戦いの熱が冷めそうにない。

 下期はスーパードライの期間限定品などで巻き返しを図るが、上期の派生品が不発だっただけに回復の決め手となるかは不透明だ。さらに「“スーパードライ株式会社”から脱却しなければならない」(小路社長)として、ワインやハイボールなど、ビール以外の分野で販売拡大を図るものの、こちらもグループの牽引役には程遠い。王者はどう逆境に立ち向かうのか。ビールメーカーの暑い夏が始まった。

田嶌 ななみ

1562荷主研究者:2015/07/20(月) 23:14:06

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150706cbab.html
2015年07月06日 日刊工業新聞
DIC、米で天然青色素生産-90%超の世界シェア維持、合成から代替取り込む

 DICは9月から、米国で藻類由来の食品用天然系青色素「リナブルー」の商業生産を始める。米カリフォルニア州で、藻類のスピルリナから色素を抽出する新工場を稼働させる。リナブルーは氷菓のほかガムやチョコレートなどの着色に使われており、合成着色料から天然系色素への切り替えが進む欧米市場の需要を取り込む。

 同社にとっては中国・海南島に次ぐ拠点。拡大する市場にあわせて供給体制を整え、現在持つ90%以上の世界シェアを維持していく。

 DICが約10億円を投じ、藻類を培養・販売する米子会社「アースライズ社」に抽出工場を新設した。生産能力は非公表。スピルリナに含まれる、青色素のフィコシアニンを抽出する。

 2013年に米食品医薬品局(FDA)がフィコシアニンを食品用の天然色素として認可したことを受け、需要が拡大した。DICはスピルリナ青色素の市場規模が、18年に現在の7―10倍に拡大すると見ている。

1563荷主研究者:2015/07/25(土) 22:00:43

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150711/bsc1507110500004-n1.htm
2015.7.11 07:02 Fuji Sankei Business i.
キリン復調、“独り負け”の汚名返上 「一番搾り」集中投資が奏功

キリンビールの布施孝之社長は主力のビール「一番搾り」への経営資源集中で上期に6年ぶりのシェアアップを達成した(同社提供)

 ビール業界2位のキリンビールの復調ぶりが鮮明になってきた。ビール大手5社が10日発表した2015年上期(1〜6月)のビール類(発泡酒、第3のビール含む)の課税出荷数量で、キリンのシェアは前年同期比0.9ポイント増の34%と、09年上期以来6年ぶりのプラスを確保した。主力のビール「一番搾り」への経営資源集中が奏功したためで、過去最低のシェアに落ち込んで“独り負け”と呼ばれた昨年の汚名を返上した。

 市場全体は0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、上期としては3年連続で過去最低の更新となった。その中でキリンの出荷数量は2.2%増となり、大手5社中で唯一プラスを達成。昨年上期が6.6%減で発射台が低かったとはいえ、昨年上期に首位のアサヒビールと5ポイント開いたシェア差を今回は4.1ポイントまで縮めた。キリンビールの布施孝之社長は10日発表した声明で「復活への手応えを感じている」と述べた。

 上期のキリンの浮上を支えたのが一番搾りだ。キリンはビールと発泡酒、第3のビールの販売比率が3割前後ずつという構成で、各分野の主力ブランドへの資源配分を優先するあまり「何が軸なのか、お客から見えにくい状態」(布施社長)だった。

 ビール類の酒税見直しで今後、税率の一本化が予想されることもあり、キリンは一番搾りへの投資集中を決断。上期は飲食店での導入拡大に向け販促費を大幅に積み増し、新規開拓件数を約8割増やした。その結果、一番搾りの販売数量は6%増加し、シェア回復の原動力になったという。

 キリンは下期も「戦略をぶらさない」(布施社長)といい、一番搾りへの重点投資を継続する。これにより年間でも6年ぶりとなるシェアアップを目指す。

 ただ、ライバルも手をこまねいているわけではない。アサヒビールの小路明善社長は「主要ブランドを磨く」と言い切り、最盛期の夏場に向け、ビール「スーパードライ」の店頭販促とCMを連動させた取り組みなどで販売拡大を狙う。

 サントリービールは、9月にドライや一番搾りと同価格帯のブランド「ザ・モルツ」を投じて対抗。サッポロビールも最主力ブランド「エビス」の限定商品発売などを計画しており、さらなる市場争奪戦の激化は必至だ。年間シェア争いの行方は、主力のビールブランドでどれだけ販売の上積みを図れるかにかかっている。(今井裕治)

1564荷主研究者:2015/07/25(土) 22:05:37

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201507/0008206447.shtml
2015/7/13 20:15 神戸新聞
日清フーズ 子会社の神戸工場改装 冷凍パスタ専用に

新しく建設した冷凍パスタ商品を製造する工場の外観(日清フーズ提供)

 日清フーズ(東京)は13日、改装、増築した連結子会社マ・マーマカロニの神戸工場(神戸市東灘区)を報道関係者に公開した。総工費約28億円をかけ、乾麺の製造工場を冷凍パスタ商品専用の新工場にリニューアルした。生産能力は年間5200万食で、西日本の生産拠点に位置づける。

 神戸工場は1977年に操業開始。今回、敷地内に約3700平方メートルの新棟を増築し、製造ライン二つを設けた。これまでスパゲティ乾麺を製造していた工場棟(約1900平方メートル)は、原材料の保存庫などに改装。神戸工場の乾麺製造は7月下旬に稼働予定のトルコの工場に移管する。

 冷凍パスタは、電子レンジで加熱するだけで食べられる商品で、93年に日清フーズが初めて発売し、現在、国内で50%のシェアを持つ。近年は単身世帯の増加などで需要が高まっている。同社の岩崎浩一社長は「神戸から新しい商品を打ち出していきたい」と話した。(中務庸子)

1565名無しさん:2015/08/01(土) 12:49:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000051-scn-sci
日本人には驚いた! 1000年間も肉を食べなかったそうだ=中国メディア
サーチナ 7月30日(木)10時1分配信

 中国メディアの「金壇新聞快訊網」はこのほど「日本人は本当に、1000年も肉を食べなかったことがある」と題する記事を配信した。

 記事はまず、日本では牛、馬などは4世紀ごろに朝鮮半島からもたらされたもので、それ以前に猪や豚はいたが、数は非常に少なかったと紹介。さらに、5世紀ごろに伝わった仏教は殺生や肉食を「地獄に落ちる罪」と説いたと指摘。

 文章は、日本人は肉食に対して嫌悪感を持つようになり、最終的に675年には天武天皇が「肉食禁止令」を出したのと紹介。日本は、下層の者がいやしい食べ物である肉を食べることはあるが、基本的には「魚は食べるが獣肉は食べない」という「半精進料理」の時代になったと表現した

 さらに、江戸時代の「生類憐みの令」も紹介した上で、日本人が獣肉食を再開したのは、明治天皇が1872年に「肉食禁令」を解除したことによると論じた。理由としては、「日本人は自らの遅れを知り、西洋諸国に懸命に並んだ。西洋人がしていることは、日本人はただちに、ためらうことなく行った」と説明した。

 文章は続いて、横浜、東京、大阪などでは牛鍋店が大いに繁盛と紹介。当時の日本人にとって、牛肉の味は二の次の問題であり、「牛肉食が文明開化そのもの」であることが重要だったと紹介した。

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◆解説◆
 中国では、日本旅行が注目されていることもあり、日本料理や日本の伝統文化全体への関心が高まっている。上記記事も、読者需要に応じて、日本の肉食の歴史を紹介したものだ。客観的に紹介しており、意図的な主張は特にないが、日本社会は古くから外部の影響を強く受けたことなどが、読み取れる。

 中華文明圏は古くから、食べ物についての禁忌が少なかったと言ってよい。ただし現在の中国ではイスラム系の人々(回族、ウイグル族など)が豚肉を食べない。また、古い時代の中国人(漢人)は犬肉を好んで食べたが、犬食文化が残っているのは南部の一部地域だ。

 現在の漢族、特に中国北部に住む漢族のほとんどは、北方遊牧民族の血筋であるため、犬食を嫌悪する遊牧民族の感覚が受け継がれたとの見方がある。

 「食の禁忌」はについては、「自分は食べないもの」を食べる人に「強い嫌悪感」を感じ、場合によっては「あたかも合理的に見える」理由を作ってまで、他人が食べることも禁止しようとすることだ。なお、食べ物の「禁忌」については、対象が動物性である場合が圧倒的に多い。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

1566とはずがたり:2015/08/02(日) 17:27:06
中国産の方がよっぽど恐ろしいのに,可哀想なのは中国のお母さん方だ。日本でも昔はカネミ油症事件とか森永砒素ミルク事件とかあったから日本が安全で中国は危険という薄っぺらい国の違いみたいな安直な立場は取らない方が良いけどそれでも今の中国の食は恐ろしい。

禁輸の日本産粉ミルク、中国湖南省で500缶超摘発
フォーカス・アジア 2015年7月27日 11時52分 (2015年7月27日 20時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150727/Xinhua_24547.html

中国湖南省長沙市の検疫当局が今月、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故の影響で汚染の恐れがあるとして、同国が輸入を禁じている日本の一部地域産の粉ミルクを郵便物の中から大量に発見し、摘発していたことが分かった。地元紙・三湘都市報の報道として、人民網が26日伝えた。
報道によると、見つかった粉ミルクは東京と群馬で製造されたもので、計521缶。425キログラム、4万1000元(約82万円)相当だった。簡易検査では基準値を超える放射性物質は検出されていないが、同検疫当局は「国民に対して責任ある態度をとる」として、これらの粉ミルクを返送する手続きをとった。
中国が「放射能汚染地域」と定める日本の地域から湖南省に輸入された食品として、今回のケースはこれまでで最大規模だという。長沙市の食品薬品監督管理局は現在、100日間にわたる食品の安全対策強化期間の最中だ。
中国では今年6月にも広東省広州市で東京で製造された粉ミルク632缶が摘発されている。

1567とはずがたり:2015/08/02(日) 18:15:33

市場縮小が止まらない… ビール業界“夏の陣”の壮絶
掲載日時 2015年07月31日 10時00分 [社会] / 掲載号 2015年8月6日号
http://wjn.jp/article/detail/8872145/

 ビール、発泡酒、第3のビールなどビール類の市場縮小が止まらない。
 大手各社が発表した今年上半期(1〜6月)の国内総出荷量(課税済み)は前年比0.6%減の1億9575万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、上半期としては3年連続で過去最低を更新した。ピーク時だった1994年の上半期に比べると、市場規模は約25%も減っている。若者のビール離れ、少子高齢化と、まさに逆風真っ只中だ。

 そんな中、関係者が目を剥いたのが昨年まで“独り負け”の烙印を押されていたキリンビールの大健闘だ。出荷量は前年比2.2%増となり、アサヒ(0.5%減)、サントリー(0.7%減)、サッポロ(7.9%減)などライバルの苦戦を尻目に大手で唯一プラスを達成した。同社にとって出荷増は6年ぶり。主力のビールに限ると、実に19年ぶりの快挙である。
 結果、キリンの市場シェアは0.9ポイント増の34.0%となり、シェアが横ばいだったアサヒ(38.1%)との差を前年の5ポイント差から4.1ポイント差に縮めた。サントリーは前年に新商品を多く出した反動から出荷量が減少したものの、シェアとしては横ばい。サッポロは『極ゼロ』をめぐる国税当局との綱引きから製法を変更した影響もあってシェアを0.9ポイント落とした。簡単にいえば、その分をキリンがソックリ奪取した図式である。

 もっとも1980年代前半までのキリンは6割のシェアを握り、圧倒的な存在感を見せつけた業界のガリバーだった。それがアサヒとの“ドライ戦争”の頃から徐々にシェアを落とし、昨年は上半期と下半期を通した年間シェアが33.2%と過去最低に落ち込んだ。
 「キリンの“屈辱”はもう14年も前になります。2001年にアサヒに抜かれ、盟主の座から滑り落ちました。'09年に一度だけ首位を奪回しましたが、そこは“公家集団”と揶揄されたキリンです。規模の拡大よりも収益性の重視を強調したことで地盤沈下に拍車が掛かりました。去年の暮れのドサクサに経営陣の刷新人事を発表したのも、三菱財閥の流れをくむグループ企業として、このままだとサントリーにも抜かれて業界3位に転落しかねないとの危機感が台頭し、背中を押されたからに他なりません」(キリン・ウオッチャー)

 実際、天皇誕生日を翌日に控えた昨年12月22日、グループ持株会社であるキリンホールディングスは、三宅占二社長が3月総会を機に代表権のない会長に退き、後任に事業会社キリンビールの磯崎功典社長が就くこと、及びキリンビールマーケティングの布施孝之社長が1月1日付でキリンビールの社長に就くという変則人事を発表した。
 布施氏は経営不振にあえいでいた小岩井乳業の社長に転出し、同社を再生させた後、経営中枢に呼び戻された経歴を持つ。その布施社長は上半期の手応えに「今年はV字回復の軌道に乗せる」との声明を発表、市場関係者を小躍りさせたばかりだ。
 それにしてもジリ貧の一途をたどってきたキリンが、布施社長の就任を機に変身した理由は何か--。証券アナリストは「主力のビールで従来は『一番搾り』と『ラガー』の2本柱を並列させてきた。それを『一番搾り』に集中させ、販売促進費を注ぎ込んだ結果、販売数量が6%も増えたのです。キリン内部がかなり活気づきました」と指摘する。

 むろん、ライバルも手をこまねいてはいない。アサヒは大黒柱である『スーパードライ』の店頭販売とCMを連動させて販売拡大を狙うだけでなく、この派生商品を次々と投入している。サントリーは『モルツ』を『スーパードライ』や『一番搾り』と同価格帯でコクや旨味の強い『ザ・モルツ』に刷新し、高級ビール『ザ・プレミアム・モルツ』との2本立てでアサヒ、キリンに挑戦する。サッポロも『エビス』の限定商品でシェア拡大を狙っている。市場が縮小する中、夏本番とともにパイの奪い合いがヒートアップするのは確実だ。
 「小売りでシコシコ実績を上げるよりも確実にパイが奪えるのは、居酒屋チェーンなど業務用市場の取り込みです。この分野で一日の長があるのは“行け行けドンドン”で押してきたアサヒですが、キリンの布施社長は自らトップセールスを手掛けており、既に回転寿司チェーンの『はま寿司』や婚礼会社『ベストブライダル』などの顧客契約をライバルから奪取した。アサヒ、サントリーなどは布施社長が持つ抜群の営業力に警戒心を募らせています」(前出・アナリスト)

 ライバルは同業他社とは限らない。上半期の出荷量ではビールが前年比1.1%減だったのに対し、発泡酒は各社が“糖質ゼロ・プリン体ゼロ”を相次いで投入したことから12.4%増となった。これが結果的にビール離れを加速させたのだから、実に皮肉な話である。

1568とはずがたり:2015/08/03(月) 19:49:01

サントリー「本体上場」騒動の裏に創業家の相続問題
http://news.goo.ne.jp/article/diamond/business/diamond-75985.html
11:00ダイヤモンド・オンライン

「サントリーホールディングス(HD)の経営陣に対して、幾度となく提案してきたこと。“本体上場”は既定路線だ」(ある金融機関幹部)

 7月28日、「サントリーHDが上場検討」との一報に、酒類業界は色めき立った。それとは対照的に、金融関係者らの反応は驚くほど冷静だった。

 これまでも、複数の金融機関がサントリーに本体上場を勧めてきたが、「経営の自由度を奪われることを恐れた創業家が、どうしても首を縦に振らなかったため」(同)、上場対象が子会社のサントリー食品インターナショナル(SBF)にとどまった経緯がある。

 なぜ今になって、再び本体上場の選択肢が浮上したのか。

 最大の理由は、昨年の米ビーム社買収による有利子負債の増加にある。1兆6000億円もの買収資金を投じたことで、2014年12月期の有利子負債は1兆8000億円にまで膨らんだ。財務体質の悪化が響き、ムーディーズ・ジャパンによる格付けもA3からBaa2へ2段階引き下げられた。

 財務体質の改善が急務となったことに加えて、新たなM&A(企業の合併、買収)原資など成長資金を確保する上でも、本体上場が現実味を帯びてきたのだ。

 実際に、昨年はスポーツクラブのティップネスを日本テレビホールディングスに売却。この8月末までには仏コニャック製造会社のルイ・ロワイエの売却を決めるなど、粛々と借金返済を進めている。

一時は相続問題が浮上
 サントリーHDはオーナー企業ならではの悩みも抱えている。創業家が保有する株式の相続問題だ。

 サントリーHDの株式構造は複雑だ。サントリーHDの約9割の株式を寿不動産が保有し、その寿不動産の株式の約63%を創業家が保有している(下図参照)。

 かつて、こんな相続問題が発生したことがあった。10年に佐治信忠会長の叔母に当たる鳥井春子氏が死去した際、寿不動産の保有株式9.21%分の相続税の支払いが生じたのだ。その際は、サントリー音楽財団(現芸術財団)を公益法人化し、株式を寄付するというテクニカルな方法で多額の相続税支払いを回避した。だが、この手段だけでは、相続対策が十分とはいえない。

 そのため、本体上場を契機にして、創業家が持つ寿不動産の一部株式の売却が検討されているもようだ。創業家による複雑な株式構造は見直される方向だ。

 資金調達の要請、相続問題からすれば、本体上場は合理的な選択肢ではある。だが、その一方で、上場ともなれば、株式市場からの厳しい視線に晒されることになる。「やってみなはれ」精神に代表される自由闊達な企業文化は、非上場企業だからこそ育まれてきた。創業家体制から脱し、真のグローバル企業となれるか。経営陣の覚悟が問われる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1569とはずがたり:2015/08/04(火) 03:46:00

セブンのサントリー離れ?
激化するPBめぐる駆け引き
http://diamond.jp/articles/-/73230
週刊ダイヤモンド編集部 2015年6月16日

?ついにビール業界の雄もセブンの軍門に下ってしまったか──。

?セブン&アイ・ホールディングスは、キリンビールと共同開発したプライベートブランド(PB)のビールを今月9日に発売した。

?自社ブランドにこだわってきたキリンは、これまで特定のコンビニエンスストア向けの「限定商品」を出したことはあった。しかし、特定チェーン向けのPB商品を開発したのは初めてのことだ。

?今回発売された「セブンゴールド?まろやかエール〈無濾過〉」は228円(税込み)で、セブンがサントリーと組んだPB「金のビール」と同じ値段。キリン自身のブランド、プレミアムビール「グランドキリン」シリーズの245円(同)より安い価格設定だ。

?パートナーにセブンを選んだことについて、キリンの橋本誠一常務は「日本最大の巨大チェーンであることに加え、ブランドを育てられるメリットがある」と語る。

?橋本常務の言葉通り、セブンの圧倒的な販売力は、メーカーに対し、「特定チェーンのためだけにPBは作らない」という方針の転換を迫っている。4月にも日本コカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」が、セブンのPBとして登場。コカ・コーラは世界的にPBを作らないことを方針としているが、日本コカは「ダブルブランド」という名目で実現させた。

?メーカーがここまでセブンになびくのは、PBに選ばれれば、商品の入れ替わりが激しいコンビニで確実に売り場の“棚”を確保できるからだ。

ファミマに接近?

?こうした状況の中で注目を集めるのが、これまで缶コーヒーの「ボス」や金のビールでセブンのPBに参加していたサントリーだ。

?というのもセブンが、PBの缶コーヒーをボスからジョージアへ切り替えた他、ビールもキリンのものとの併売に踏み切るなど、サントリーへの当て付けとも取れる戦略を次々に取っているからだ。

?業界では、ローソンからサントリーへ転身した新浪剛史社長の存在を指摘する声も多い。だが、関係者によると、それ以上にセブンを激怒させた一件があったという。

?セブンがPBの缶コーヒーの目玉としてボスを発表したのは2014年1月。ところが、そのわずか半年後の7月、サントリーはファミリーマートのPBでもボスを登場させてしまったのだ。

?サントリーの“浮気”は、商品の差別化を失わせる行為。「信用できない」(コンビニ関係者)と、セブンの怒りは収まらなかったというのだ。

?そこでサントリーは、ファミマに軸足を移しつつある。「伊右衛門」ブランドで初の限定商品となるアイスティーを、ファミマで独占販売することにしたのだ。

?PBをめぐるコンビニとメーカーの駆け引きは当分続きそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部?大矢博之)

1570とはずがたり:2015/08/05(水) 13:13:03
>ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できる
こういう扇動家の云う事は一々まともに取り上げるのは良くないけど,ビールの税金下げて発泡酒や第三のビールとの違いを無くしても良いかもね。わざわざ不自然に国民の食品添加物を増やそうとすることない。

>カラメル色素…発がん性物質が含まれているといわれ

>アセスルファムK…肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらす

>加工デンプン…発がん性物質を含む可能性

>酵母エキス…食品添加物に指定されていないため無制限に使用。遺伝子組み換え酵母を原材料にサトウキビ粕とアンモニア化合物を与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させ,そこにビールの製造過程で出る酵母を加え加水分解したもの。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまう

どこら辺迄煽りでどこら辺迄が真っ当な指摘か解らないから調べてみたいが時間ないし先送り。。

2015.07.31
南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」
「プリン体0・糖質0」発泡酒は超危険成分だらけ!発がん性、脳機能低下、内臓ダメージ
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10924.html

 猛暑が続いておりますが、ひと仕事終えてからのビールは格別なものです。しかし、健康診断で尿酸値や血糖値が高いと指摘され、ビールを控えている人も多いかもしれません。
 そのような人の味方として現れた「プリン体0・糖質0」の発泡酒が昨今、売れ行きを伸ばしています。しかし、実はこういった機能性飲料には注意が必要です。
 そもそもプリン体や糖質は「うまみ成分」といわれるものです。ビールには原材料の使用基準が厳密に定められていますが、発泡酒などにはその規制がなく、あらゆる食品添加物が使用できるのです。したがって味を調えるために香料、酸味料、苦味料などとともにカラメル色素や甘味料まで使われています。カラメル色素はコーラなどにも使われている着色料ですが、発がん性物質が含まれているといわれ、問題になっている食品添加物です。さらに甘味料にはアセスルファムKが使われていますが、これは完全な化学合成物質で、体内で分解もされず代謝もされません。そのため体中をぐるぐる廻り、最後は肝臓や腎臓に蓄積されて免疫力の低下をもたらします。

 また、プリン体0・糖質0というある種の安心感がもたらすのか、このような機能性飲料を飲む人たちは、飲みすぎ食べすぎの傾向があるようです。また、一部の発泡酒には加工デンプンというものが使われているのですが、これも発がん性物質を含む可能性があるといわれています。
 ほかにも酵母エキスが使われているものもあり、これは食品添加物に指定されていないため無制限に使われているのです。酵母エキスは、遺伝子組み換えによってつくられた酵母を原材料にします。それにサトウキビ粕とアンモニア化合物を餌として与え、酵母の体内にアミノ酸などを合成させるのです。そこにビールの製造過程で出る廃液の酵母を薬品で殺したものを加え、酵素や酸などで加水分解したものです。
 そして、ここにも重大な問題があります。この製造工程で出る不純物が、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になってしまうのです。イースト症候群になると、腸内菌叢の乱れによるビタミンB群の減少で皮膚や粘膜が荒れたり、かゆみが出たりします。また、慢性の下痢が続き、イライラしたり怒りっぽくなるともいわれています。記憶力・集中力の低下なども招き、疲れやすく、慢性的なだるさが続くともいわれています。
 このような食品添加物や、それに類する物質を加えなければ味が調わないものを飲む必要があるかどうかは、それぞれのご判断にお任せしますが、結局のところ、お酒は適量、そして合わせていただく料理は、肉や魚などの動物性たんぱく質に偏らないようにすることが、おいしく楽しくお酒を飲むコツということになるのです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。

1571とはずがたり:2015/08/06(木) 21:17:29

国産ウイスキー、品薄感強まる=訪日客に高級品が人気
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-150806X335.html
15:36時事通信

 国産高級ウイスキーの品薄感が強まっている。国産の本格ウイスキーづくりを扱ったテレビドラマの影響で販売が急増したところに、訪日外国人観光客の「爆買い」が加わり、原料である原酒が不足。最大手サントリースピリッツは昨年11月から一部高級品の出荷を制限した。ニッカウヰスキーは、熟成期間の年数を表示した「余市20年」「宮城峡15年」などの製造を8月で取りやめる。

 東京・渋谷の東急百貨店本店は和洋酒売り場に、ニッカの「竹鶴」、サントリーの「響30年」などは予約を受けられないというはり紙を出した。入荷のめどが立たないことがその理由だ。ウイスキーの品ぞろえが多い店とされるが、「最近は『昔から飲んでいるのに手に入らず困っている』とこぼす年配のお客さまがいる」(平好美セールスマネジャー)という。

 販売が伸びたきっかけはニッカの創業者竹鶴政孝氏をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「マッサン」だ。しかし、新浪剛史サントリーホールディングス社長は「マッサン効果があり日本だけでウイスキーが売れているというのは大間違い。世界でプレミアムウイスキーが売れている」と指摘する。

 日本製ウイスキーを求める愛好家が海外でも増え、東急百貨店は昨秋から訪日客への免税販売を強化、売り上げを伸ばした。平氏は、訪日客に人気が高いのは「圧倒的にサントリーの『山崎』」と明かし、特に熟成年数が表示されたものに興味が集まっているという。

1572チバQ:2015/08/08(土) 10:19:18
税制が食文化を破壊する良い事例じゃ
さっさと統一するべし
つか、日本酒・ワイン・ウオッカ・etcすべて統一しよう
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000094-san-bus_all
ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
産経新聞 8月8日(土)7時55分配信

ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始
ビール類の350ミリリットル缶当たりの酒税額(写真:産経新聞)
 麦芽の比率などで異なるビール類の酒税見直しに向け、政府がビールメーカーとの協議を開始したことが7日、分かった。ビールは税額を下げる一方、発泡酒と第3のビールは、税額を上げ、税額を一本化する制度設計を年末までに詰める。ただ、販売構成が異なるビール各社の意見調整は難航が予想される。一本化までの過程や移行期間などが焦点になりそうだ。

 現在、ビールは1缶(350ミリリットル)当たり77円▽発泡酒は47円▽第3のビールは28円-の酒税が課されている。政府は税額の差が、ビール類の販売に大きく影響していると分析。ビールの国際競争で後手にまわる要因にもなると見ており、年末に決定する来年度の税制改正大綱に酒税の見直しを盛り込む方針だ。

 財務省はビール類全体で税収規模が変わらない制度を検討しており、350ミリリットル当たりの税額は約55円で統一したい考え。

 ビールメーカーとの協議では、税額格差の見直しがビールの技術革新や競争力強化につながると理解を求める。

 ただ、ビールメーカーの受け止め方は複雑だ。昨年度、アサヒビールとサッポロビールはビールの販売比率がそれぞれ約7割、約6割だったが、キリンビールとサントリーは第3のビールの販売比率が大きい。

 ビール比率の低いメーカーにとっては、商品開発・販売戦略の再構築を強いられるため、反発も予想される。財務省は一本化までに5〜7年の移行期間を設ける案を検討している。

1574とはずがたり:2015/08/11(火) 13:29:21
中国のビール生産量「倹約令」で減少…世界も減
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150810-567-OYT1T50088.html
07:12読売新聞

 キリンホールディングス(HD)は10日、2014年の世界のビール総生産量が前年比0・5%減の1億9099万キロ・リットルとなり、30年ぶりに前年を下回ったと発表した。

 国別で首位の中国の生産量が、成長の鈍化やぜいたくを戒める「倹約令」の影響で3・1%減少したことが響いた。

 2位の米国は0・2%増、3位のブラジルはサッカー・ワールドカップ開催で5・0%の大幅増となった。

 一方、6位のロシアは8・2%減と大きく減少した。酒類の増税や販売規制の強化が影響したという。

 日本は12年連続で7位だった。消費税率引き上げの影響などで1・1%減った。

 調査は、キリンHDが各国のビール協会にアンケートを行うなどしてまとめた。

1575とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:23
逆襲のキリン、「クラフトビール的発想」で快進撃!
http://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_15895.html
13:22プレジデントオンライン
PRESIDENT 2015年8月17日号 掲載

キリンには、長きにわたりリーディングカンパニーだった矜持がある。ついに反転攻勢が始まった!
■汚名返上! 一番搾りで復活
「ラガーはどうするんだという反発は当然ありました。しかし、腹を据えて戦うために必要な判断でした」

業界首位から転落し、10年以降は2位が定位置となりつつあるキリンビール。布施孝之社長は、昨年3月に営業部門を統括するキリンビールマーケティングの社長に就くと、シェア回復のために、一番搾りに投資を集中することを決めた。

重点戦略は前職の小岩井乳業社長時代に成功を経験済みだ。今回は一番搾りを突破口にし、結果として、一番搾りの販売数量は10年ぶりに増加に転じ、15年上半期は4社の中で唯一の販売数量増。昨年の独り負けから独り勝ちへ、汚名返上だ。

昨年9月、糖質・プリン体ゼロの発泡酒を4社がこぞって出したゼロゼロ戦争での勝利も社内の空気を好転させた。布施社長みずからが店頭に立つと各地域のトップも呼応した。冷めてしまっていたマインドが大きく燃え上がった瞬間だ。

「おかげで4社の中でトップを取れた。そうすると社員の自信と誇りも復活してくる。『うちの商品には力がある』と思い直すことができたはずです」

そもそもキリンは機能系ビール類の世界を切り開いた草分け的存在だ。13年6月にサッポロがゼロゼロ商品である新ジャンル「極ZERO」を発売した時点で、キリンも糖質・プリン体ゼロの研究は進めており、実を結びつつあった。

これまで培ってきた、吸着剤を使用してプリン体をカットする技術。酒類技術研究所の松尾壮昌氏が丹念に研究を続けた成果が、発泡酒「淡麗プラチナダブル」なのだ。極ZEROが国税庁からの物言いで発泡酒として発売された2カ月後に発売するや瞬く間に売れ、勝利を収めた。

酒類技術研究所の主査である片山貴仁氏はこう語る。「お客様にとってメリットがあると思ったテーマは、研究員が好きに取り組むことができる風土もキリンの強み。常に新しい価値、驚き、感動を提供すべく、日夜研究に励んでいます」。

キリンは今年1月、クラフトビール事業のための新会社、スプリングバレーブルワリーを設立した。クラフトビール市場は小さいが、幅広い味わいが魅力で、消費者の嗜好の変化に対応、着実に成長を続けている。

■製造も営業も一丸で地域密着
このクラフトビール的発想を一番搾りにも持ち込んだ。この春、全国のキリン9工場それぞれが、地域ごとの食事や風土に合わせて独自の味をつくり出し、数量限定で販売した。

「通常のビール製造において重要なことは、全国のどの工場で造っても、いかに品質を同じにするかです。

でも、今回はあえて、地域ごとに特色のあるビールを醸造長たちにのびのびと造ってもらいました。もちろん、一番搾り麦汁だけを使用するのは従来通りです。中身まで造り変えるのだから、コストはかかる。

でも、地元のお客様がどんな味になっているのか、ワクワクドキドキしながら買ってくれる。営業も士気が高まる。地域密着ということで、出荷式には市長さんにも出席いただきました」(布施社長)

結果として、20万ケース目標の3倍を販売、販売システムが異常値を示すほどの売れ行きを記録した。

1576とはずがたり:2015/08/13(木) 15:26:42
>>1575-1576
地域とのつながりということで、現場も奮闘中だ。「名古屋めし」にこだわる「どて家」。名古屋駅のほど近く、名駅三丁目店は、昨年夏、期間限定でキリンビール初のコラボショップとなった。

どて家を運営する豊田産業営業統括事業部部長の山本弘之氏は「若いお客様を取り込みたいと考えてはいても、従来のコンセプトに手をつけることができなかった」と語る。

そこに思いきった提案を持ちこんだのが、キリンビールマーケティング中部圏販売推進支社の外平健一氏。

「ネオ大衆」を掲げ、内装もメニューも一新。夏のコラボ期間中には、一番搾りで煮込んだ枝豆などの特別メニューを提供。外看板も、店内の提灯も一番搾り一色に染め上げた。名古屋めしに合う「一番搾り名古屋づくり」も好調だ。結果、売り上げはコラボ期間以外もすこぶる好調で、昨年度の売り上げは3割アップした。

「地元の企業と一緒になって、地元の料理に合わせて一番搾りの新しい飲み方を提案するのがコラボショップです。メーカーの理屈だけでつくるコンセプトショップでは、お客様は地域性を感じることができません」(外平氏)

今年も再び両社がタッグを組んだ。「待っとったでよ」という名古屋の人々の声が聞こえてきそうだ。

■ゼロゼロ戦争[コラム:ビールウォーズ最前線]
機能系市場が伸びている。15年上半期、発泡酒の販売数量を押し上げたのも機能系商品だ。

4社からプリン体・糖質ゼロの発泡酒が出揃ったのは14年9月。この緒戦は、先行していたサッポロの「極ZERO」を制し、キリン「淡麗プラチナダブル」に軍配が上がった。キリンといえば、02年「淡麗グリーンラベル」糖質70%オフを発売、機能系市場の開拓者だ。

しかし、サッポロも黙ってはいない。極ZEROを人工甘味料ゼロのトリプルゼロに進化させ、さらに一歩先を行く。

そもそも13年に新ジャンルとして発売された極ZEROだが、国税庁から問い合わせがあり発泡酒に鞍替えしたという経緯がある。その空席に、ゼロゼロかつカロリーオフの「のどごしオールライト」を投入したのはこれまたキリンだ。

15年春、新たな火種が加わった。サッポロが世界初のトクホのノンアルコールビールを発売したのだ。キリンとアサヒはすばやく機能性表示食品で対抗する。

もつれ合いながらも成長する機能系市場。制するのはどっちだ。

(唐仁原俊博=文・構成 村上庄吾=撮影 PIXTA=写真)

1578とはずがたり:2015/08/19(水) 12:08:47
キリン、ミャンマーのビール最大手を買収へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150818-567-OYT1T50155.html
07:20読売新聞

 キリンホールディングス(HD)がミャンマーのビール最大手「ミャンマー・ブルワリー(MBL)」を買収することが分かった。

 株式の過半数を取得し、子会社化する。近く発表する。日本のビール市場が縮小する中、需要の伸びが期待できる新興国で事業を強化する。買収金額は最大1000億円規模となる見通しだ。

 MBLは人気ブランド「ミャンマー・ビール」を持っており、ミャンマーのビール市場のシェア(市場占有率)の大部分を占めているとされる。株式の55%を保有していたシンガポール企業が株式を手放すことになり、この株式をキリンHDが買い取る。

 今回の買収で、キリンHDの売上高に占める海外事業の割合は現在の3割超からさらに高まる。キリンHDはブラジルのビール大手「スキンカリオール(現ブラジルキリン)」や豪ビール大手「ライオンネイサン(現ライオン)」を完全子会社化するなど、海外事業に力を入れている。MBLを子会社化し、ミャンマー市場で一気にシェアを伸ばす狙いがある。

1579とはずがたり:2015/08/20(木) 19:25:29
韓国人の日本ビール愛…輸入ビール3本に1本
http://japanese.joins.com/article/637/204637.html?servcode=300&amp;sectcode=300
2015年08月19日16時21分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

韓国人がよく飲む輸入ビールの3本に1本は日本ビールであることが分かった。19日、韓国関税庁が集計した過去3年間の年平均ビール輸出入動向によると、輸出は小幅増加したが輸入は大幅に増加した。昨年のビール輸出は7000万ドル規模で年平均3.9%増加にとどまる一方、輸入は1億1000万ドル規模で年平均23.2%増加した。

最大輸入国は日本が不動の1位だった。今年1〜7月、金額基準で日本は輸入ビールの29.9%を占め、12.4%にとどまったビールの本場ドイツを大きく引き離した。3位は輸入ビール比重11.2%を記録したアイルランドだった。2012年の時点では日本1位、オランダ2位、アイルランド3位だったが、オランダは「ビッグ3」から押し出された。

オランダを押し出したのはドイツだ。過去3年間、年平均57.8%の輸入増加を記録したドイツビールは2013年ビッグ3に初めて登場した後、昨年はビッグ2に食い込んだ。それでも日本の牙城を崩すことができないでいる。日本ビールに比べて3分の1規模にとどまっているためだ。ビッグ3以外には中国が急速に市場占有率を高めていることが分かった。中国ビールは輸入比重が1桁を記録してきたが、今年に入って初めて2桁(10.1%)を記録してオランダを5位に押しやり輸入ビール市場シェアで4位に入った。

日本ビールが不動の1位を守っているが、わずかな変化も見受けられる。最近、ドイツ、アイルランド産エールビールが人気の高まりを受けて輸入が増加傾向にあるのに対し、最大輸入国日本のラガービールは人気が停滞している。そのため2012年輸入ビール市場占有率が35.9%に達していた日本ビールは勢いが鈍化すると今年に入り29.9%まで落ちた。

このような兆しを察知した日本は、最近、価格を急激に落としている。韓国市場1位を守る水際戦略だ。この影響で過去3年間で日本ビールの年平均輸入価格は13.7%下落した。一方、国内ビールの輸出国ビッグ5は香港、シンガポール、日本、モンゴル、中国の順であることが分かった。

1580とはずがたり:2015/08/20(木) 19:27:11
景気悪化も酒類輸入は過去最大…ビール・清酒は日本産が1位=韓国
http://japanese.joins.com/article/146/197146.html?servcode=300&amp;sectcode=300&amp;cloc=jp|article|related
2015年02月27日15時47分
[? 中央日報/中央日報日本語版]

景気は良くないが、韓国人の酒好きは相変わらずだ。昨年の酒類輸入量は過去最大となった。しかし輸入酒でも“ソフト”な酒が人気だ。ウイスキーの輸入量は減り、ビールの人気は高まっているからだ。

27日の関税庁によると、昨年の酒類輸入量は前年比15.4%増の1億7000万リットルと、過去最大となった。輸入金額は前年比9.5%増の5億700万ドルで、初めて5億ドルを超えた。

アルコール度数が低い酒が人気で、ビールの輸入はこの数年間、毎年増えている。ビール輸入量は1億1800万リットルと、前年比24.5%増えた。ビールの輸入量は2010年以降、年平均25.9%の増加率となっている。1本を330ミリリットルとすると、3億5700万本が輸入されたという計算になる。満20歳以上の住民登録人口を基準に成人1人あたり8.8本となる。

ワインも人気だが、昨年初めて増加率が下落した。ワインの輸入量は前年比1.0%増の3300万リットル。1本を750ミリリットルとすると4400万本となり、成人1人あたり1.1本の輸入ワインを飲んだということだ。

ウイスキーの輸入量は前年比2.8%減の1700万リットル、清酒も前年比1.7%減の380万リットルだった。

ビールと清酒の最大輸入国は日本、ウイスキーは英国、ワインはチリだった。

1583とはずがたり:2015/08/22(土) 09:31:39
朝日新聞によると10売上を3倍以上の野心的な目標だけど世界ブランドであるオレオやキットカットやなんかは既に10億ドル達成しているそうな。

グリコが「ポッキー」をリニューアル、製法や原料見直し9月から販売
ZUU Online 2015年8月21日 11時57分 (2015年8月22日 07時13分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150821/zuuonline_78022.html

 江崎グリコ <2206> は9月1日から、今年で発売開始から50年目となる「ポッキー」の主要5品をリニューアルし販売を開始する。製法や原料を見直し、それぞれの特長をいかした商品展開にする。
 
 ポッキーは1966年10月に発売を開始。現在では世界約30カ国、年間約5億箱を販売している。1972年からはタイ、1999年からは中国でも販売を開始しており、現在では海外事業の中心商品となっている。これまでの累計販売箱数は、世界で100億箱以上という。
 
 今回、50年を迎えたことから国内でのポッキー主要シリーズ5品のリニューアルを決めた。「ポッキーチョコレート」ではプレッツェルにオイルコートを施し、「つぶつぶいちごポッキー<ハートフル>」では、イチゴ果肉をプレッツェルにも練りこむなど、製法や原料を見直した。
 
 江崎グリコは、日本を含めた全世界での「 ポッキー 」の売上げとして、2020年に10億ドルを目指している。(ZUU online 編集部)

1584とはずがたり:2015/08/22(土) 16:25:59

2015年 08月 21日 12:36
アングル:ビール・飲料の「値上げなき消耗戦」、低価格志向が壁
http://jp.reuters.com/article/2015/08/21/anble-beer-idJPKCN0QQ09220150821?sp=true

 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
 8月21日、ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。コスト高、円安といった逆風に加え、消費者の価格志向の高まりなどで、価格転嫁しにくいためだ。2014年7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 21日 ロイター] - ビール・清涼飲料業界が「値上げなき体力競争」に陥りつつある。原材料高や包装材などのコスト高、円安といった食品各社に共通する逆風に加え、同業界では消費者の価格志向の高まりや製品差別化の難しさなどが特に目立っており、価格転嫁に動きにくいためだ。

構造的な低利益率が続く中、業界の疲労度は極限に達しつつあるとの見方も少なくない。

<価格で競えば業界は疲弊>

装置産業のビール業界は、売上高の確保・工場の稼働率向上が収益を左右する大きな要因となる。徐々に縮小している市場にあっては、販促費を膨らませてでもシェア獲得に動かざるを得ない面があり、利益なき競争に陥りやすい。

1―6月期に6年ぶりにシェアアップを果たしたキリンビールは、販売費の増加により、2015年12月期は営業減益を予想している。キリンホールディングス (2503.T)の磯崎功典社長は「シェアが落ちたものを上げるのは、かなり大きなエネルギーが必要になる」と述べ、販売費増加はやむを得ない状況と話す。一方、アサヒビールの小路明善社長は「価値による競争でシェアを取るべきで、条件で競うと業界が疲弊していく」と、警鐘を鳴らす。

ビール4社の本音は値上げ実施だ、と業界関係者は話す。ただ、「値上げしたい」と話すキリンHDの磯崎社長も「消費者のデフレマインドはまだ続いており、価格志向は強い。クラフトビールなど高付加価値商品も出しているが、主力商品の値上げはできない」とも述べている。同社は、2008年を最後にビールの値上げを実施できていない。

業界が価格是正のきっかけにしたいと目論むのは、近く実施が想定される酒税改正だ。ビール・発泡酒・新ジャンルの酒税を一本化する方向で検討がなされており、ビールは酒税引き下げが有力視されている。「ビールの減税幅よりも値下げ幅を小さくして、実質値上げという方法があり得る」(野村証券・藤原悟史ヴァイス・プレジデント)という。

1585とはずがたり:2015/08/22(土) 16:26:21
>>1584-1585
<同製品でも海外より低い利益率>

多くのメーカーがひしめく清涼飲料業界は、ビール以上に価格下落圧力が強い。消費者物価指数(CPI)の個別項目でみると、2000年から下落が続いてきたのは清涼飲料。消費増税に伴って昨年4月以降ようやくプラスとなったが、プラス幅は消費増税の3%を下回っており、本体価格は実質値下がりしていることになる。

飲料総研(東京都新宿区)の宮下和浩取締役は「飲料はコモディティになっていて差別化が困難になっている。消費者がどの商品を買うか、価格がその大きな選択要因になっている」と指摘する。

飲料の中でも値下がりが大きいのは、ミネラルウオーターや茶飲料など、差別化が難しい商品。小売店では、2リットルのミネラルウオーターが100円割れで売られていることもある。

昨年4月の消費増税後、自動販売機に割高感が出て売り上げが落ち込み、自販機でも価格下落が起きている。野村証券の藤原氏は「飲料メーカーの収益性は限界にきている」と話す。

構造的な利益率の低さも、飲料業界を疲弊させている。水も果汁も炭酸も、同じ容量ならば同じ価格で売られる傾向にあり、原材料にコストのかかる商品は利益率が悪く、十分な利益を確保できない。

サントリーの人気商品「オランジーナ」は、日本での利益率は欧州より低いという。サントリーホールディングスSUNTH.ULの肥塚真一郎専務はその原因について「飲料も食品も、日本は全般的に安く売り過ぎている。同質的な競争が多いし、商品の設計もオーバースペックだ」と複数の要因を指摘する。

清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナル (2587.T)の鳥井信宏社長は「商品構成も含めて、できるだけデフレ是正の方向で動きたい」と話す。単純な値上げは難しいなか、利益率の高い小型の容器にシフトしたり、フレーバー水のような、付加価値を付けた商品の比率を上げていくなどの工夫を行っている。

<下位メーカーの脱落、さらに続く可能性>

伊藤園 (2593.T)は2016年4月期、創業51年目にして初めて販売数量減(単体)の計画を打ち出した。広報担当者は「収益改善の方向性を明確に打ち出した。社内向けにも、無理に量を追うのではないというメッセージを込め、意識を徹底させる意味があった」と話す。

各社が打開策を模索する中、生き残るには一定の規模が必要として、業界10位だったJT (2914.T)は撤退を決めた。値上げがままならない市場で、販促費の多寡が優劣を決めるとなれば、下位メーカーから脱落する企業が出てくることは、今後も起こり得ると予想される。磯崎キリンHD社長は「中期的にみれば、再編せざるを得ない」とみており、様々な方法で時間稼ぎする中、業界内でも「抜本策としての再編」に期待は高まっている。
(清水律子 編集:北松克朗)

1589名無しさん:2015/08/28(金) 00:39:24
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150824-00010000-biz_sbcr-nb
果汁100%の「濃縮還元」と「ストレート」、選ぶならどっち?――添加物や糖尿病の危険性を知っておこう
SBクリエイティブOnline 2015/8/24 06:20 永田 孝行
【連載】体を壊す食品「ゼロ」表示の罠

みんなが知らない「果汁100%」ジュースのつくられ方
 市販のジュースには、原材料名として「濃縮還元果汁」と表示されている商品がたくさんあります。こうしたジュースの実態は、野菜や果肉の濃縮ペーストに水を加えて、ドリンクとして飲めるように戻したもの。これがいわゆる「濃縮還元果汁」です。

 濃縮ペーストは、野菜や果肉を低温沸騰と呼ばれる方法で1/6程度に煮詰めてつくられます。このドロドロとしたペーストを冷凍すれば、容積を小さくして運べるので、低コストで大量に運搬できるといった大きな利点があります。そのため、今日では濃縮還元の製法が一般的になっているのです。
 ちなみに、濃縮ペーストの多くは輸入品に頼っているのが実情なのですが、輸入後に日本で水を加えて戻せば「国産」と表示ができます。

 利点がある一方、濃縮ペーストにした場合、香りが損なわれるほか、ビタミンCや酵素が壊れたり、栄養素が失われたりするデメリットも生じます。また、濃縮ペーストは飲みやすくするために、食物繊維も除去されています。

 こうした欠点を補うために、香料やビタミンCなど、さまざまな添加物が必要となってくるのです。もし、栄養成分表示をチェックして、ビタミンCが含まれているとすれば、それは栄養強化と変色防止のためにビタミンCが後から添加されたもの。原材料の果汁に含まれるビタミンCではありません。

 さて、さまざまな香料をプロの手で組み合わせれば、あらゆる香りをつけることができます。たとえば、イチゴ香料は酪酸エチル、乳酸エチル、リナロール、アセトフェノンなど20種類以上を混ぜ合わせてつくられますが、どれだけ使っても表示は「香料」と記すだけでかまわないのです。
「果汁100%」かどうかはパッケージでも判断できる
 同じように果汁「100%」と書かれていても、濃縮還元果汁とストレース果汁では、味わいがまったく異なります。ストレート果汁は、その名のとおり果汁を搾って殺菌してから詰めたもの。濃縮して還元する工程がいらない分だけ、果汁そのものに近い風味を堪能できます。

 もっとも、ストレート果汁の場合も加熱殺菌が行われているので、熱に弱い栄養素は、濃縮還元果汁と同様に失われている点では共通しています。
 健康志向が高まるなか、野菜ジュースや、野菜や果物をブレンドした果汁100%ジュースが人気を呼んでいますが、「これで野菜や果物の栄養素は十分に摂れているから安心だ!」と考えるのは早計です。
 栄養がないわけではありませんが、野菜代わり、果物代わりにはなりません。あくまでも補助的な位置づけとして飲むのが賢明だといえるでしょう。

1590名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:10
>>1589

 ちなみに、同じ100%ジュースでも、その中身によって、食品表示法でによって決められた表記は異なります(表1参照)。

 なお、「ジュース」という名称は、果汁100%のものだけが使用可能です。では、100%未満のドリンクの場合はどのように表記することになっているのでしょうか。

 まず、果実飲料のうち、果汁10%以上のものについては、「果汁入り飲料」と呼ぶことができます。

◎果汁5%以上10%未満のもの
「清涼飲料水」という呼称で、「果汁10%未満」と表記します。

◎果汁5%未満のもの
「清涼飲料水」と呼称は共通していますが、「無果汁」または「果汁○%」といった表記をします。

 さらに付け加えると、果汁100%かどうかを、パッケージから判断できる方法もあります。それは、パッケージに果実の断面図が使われているかどうかです。
 というのも、果実100%ではないものには、果実の断面図をのせることが許されていないのです。

◎果汁5%以上100%未満
 果実から果汁の雫が落ちる等の描写禁止、果実の実スライス等の描写禁止

◎果実5%未満(無果汁)
 果実の絵禁止。図案化した絵は可

 また、100%のストレートジュースの場合、原材料は果実からの搾汁のみです。
 一方、濃縮還元の100%ジュースは、果実からの搾汁のほか、糖類またはハチミツはちみつ、香料、二酸化炭素、強化剤を原材料として認められています。

 つまり、同じ濃縮還元100%と名乗っているジュースは、糖類やハチミツはちみつを加えて味をととのえている場合があるのです。こうした原材料を使用している場合には「加糖」と表示されているので、確認するのが賢明です。
 「果汁100%だからヘルシーだ」と安易に判断していると、知らないうちに糖質を摂りすぎて、糖尿病になるリスクを高めてしまいことにもなりかねません。

 ちなみに、果汁10%以上、100%未満の果実入り飲料の場合、酸味料、着色料(合成ではないもの)、酸化防止剤、増粘安定剤、甘味料、保存料、pH調整剤、乳化剤、香辛料抽出物、香料、二酸化炭素、強化剤といった、さらにさまざまな食品添加物の使用が認められています。

1591名無しさん:2015/08/28(金) 00:40:48
>>1590

果糖はブドウ糖と違うから糖尿病にならない、は本当か?
 前述のとおり、果汁100%と聞くと、「ヘルシーだからいい」といったイメージを抱きがちですが、飲み過ぎるとやはり、肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいます。

 その理由のひとつには、こうしたドリンクにたっぷり含まれる果糖が関係しています。血糖値を上げるのはブドウ糖だけなのだから、果糖と糖尿病は関係ないのでは、と考える人も少なくないと思いますが、なぜ、果糖が肥満や糖尿病とかかわってくるのでしょうか。

 では、そこのところをきちんと理解するために、果糖とブドウ糖が、体内に対してどのような作用を及ぼすのか、その違いを探っていきましょう。
 果糖とブドウ糖はどちらも単糖類ですが、私たちの体への働きかけは両者で大きく異なります。

 ブドウ糖は炭水化物に多く含まれていて、小腸から吸収されて、血液中に入ると、全身の細胞に運ばれエネルギーとして利用されます。特に、脳の主なエネルギー源になるので、ブドウ糖は非常に大切な栄養素のひとつです。そして、余ったブドウ糖は、中性脂肪に合成されて体内に蓄積されます。

 他方、果糖は果物やハチミツなどに含まれていて、冷やすとさらに甘みが増すので清涼飲料水や冷たいお菓子の原材料として、よく使われています。
 果糖は主に肝臓で代謝されるので、直接的には血糖値の上昇をもたらしませんが、ブドウ糖に比べると、速やかに代謝されるのが特長のひとつで、余った果糖は、肝臓で脂肪酸として蓄積されるほか、中性脂肪やLDLコレステロールを上昇させるリポタンパク質の分泌を促します。

 そのため、果糖でも過剰に摂取してしまうと肥満、脂質異常症、動脈硬化、高血圧、脂肪肝などを引き起こす原因にもなりかねません。ひいては糖尿病のリスクも上昇しかねません。

 また、ブドウ糖と果糖とでは、摂取後の満腹感が異なります。
 ブドウ糖を摂取すると、血糖値を上昇させ、インシュリンの分泌を促します。また、食欲を抑えるインクレチンのひとつ、GLP-1の分泌が増加して、食欲を刺激するホルモン、グレリンの分泌を抑えます。
 つまり、一定以上のブドウ糖を摂取すれば、血糖値が上がる一方で、満腹感を得られるので、自然と食欲が収まるのです。

 一方、果糖は直接的に血糖値の上昇をもたらさず、インシュリンの分泌も促しません。また、GLP-1を分泌させることもないため、グレリンの分泌も低下しません。ですから、果糖を摂っても満腹感は得られにくく、過食しやすくなる傾向があるといえます。
 事実、国内外の研究においても、ブドウ糖を摂ると満腹感を得られるのに対して、果糖は満腹感が得られにくいという結果が報告されています。

 私たちは普段、果物や野菜などに含まれる自然な果糖と、加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖、2種類の果糖を摂取していますが、特に「ジュース=液体」で摂ると、消化が早い、過剰摂取をしやすいという2つの理由からよくありません。

 ちなみに、果汁100%以外の清涼飲料水や加工食品では、「異性化糖」(「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと表記)という形で大量の果糖を一気に摂取する心配があります。果糖のなかでも、特に注意すべきなのは、異性化糖のような加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖です。

 というのも、果物や野菜など、自然界に存在する食材に含まれる果糖であれば、果糖に限らず、さまざまな栄養素を多く含んでいます。
 ですから、異性化糖の摂取で危惧される体に及ぼす悪影響も出にくく、過剰摂取も避けやすいのです。

 たとえば、果物や野菜であれば、食材に含まれる食物繊維によって吸収がゆるやかになりますし、ビタミン、ミネラル、フィトケミカルなど、体にとって有効な栄養を、しっかり補給できる利点もあります。

 消費者は「天然」という言葉に惑わされがちですが、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと書かれた異性化糖は、天然甘味料といえども、特に摂りすぎに注意しなければいけません。

 酷暑が続く昨今、どうしても体は冷たいドリンクを欲しますが、ぜひ、こうした事情を踏まえてジュース選びをするようにしてください。

 なお、今回の記事内容については、8月12日発売の拙著『体を壊す食品「ゼロ」表示の罠』(SB新書)でもふれています。あわせてご一読ください。

1592荷主研究者:2015/08/29(土) 22:37:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150814cbak.html
2015年08月14日 日刊工業新聞
富士ケミカル、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退-枚方閉鎖、抗菌剤などに注力

 富士ケミカル(大阪市西区、清末健太郎社長、06・6444・3920)は、枚方工場(大阪府枚方市)を閉鎖し、ガムベース事業と樹脂配合事業から撤退した。国内ガム市場の縮小や、受託事業である樹脂配合事業の採算悪化から、工場閉鎖を決断した。今後はファブレスメーカーとして、主力の抗菌剤事業などに注力する。

ガムベース(上部板状のもの)と、ガムベースから作ったガム
(下部粒状のもの)

 ガムベースはチューインガムの基礎となる材料。富士ケミカルは1972年の枚方工場開設以降、ガムベースを生産。13年に国内の競合企業が撤退し、それ以降は国内唯一のガムベース専業工場として稼働してきた。最盛期の80年代後半は年間1400―1500トンのガムベースを生産していたが、最近は生産量が大幅に縮小していた。ミント錠菓の台頭や、若者のガム離れなどによる国内ガム市場の縮小が響いた。

 14年頃から顧客の中小ガムメーカーに一部技術を供与することなどで、顧客のモノづくりに影響が出ないよう工場閉鎖準備を進めてきた。

1593チバQ:2015/08/30(日) 10:00:44
>>1572
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000005-asahi-bus_all
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
朝日新聞デジタル 8月30日(日)5時12分配信

ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
ビール系飲料の税額は統一へ
 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1594とはずがたり:2015/08/31(月) 15:44:09
ビール系の税額統一へ、発泡酒・第3は増税 財務省方針
http://www.asahi.com/articles/ASH8Y5GYFH8YULFA002.html
青山直篤
2015年8月30日05時12分

 財務省は、ビール系飲料にかかる酒税の税額を統一し、ビールの定義も約110年ぶりに見直す方向だ。ビールより税金が安い「発泡酒」や「第3のビール」の開発競争が過熱していたが、ビールを減税して名乗れる対象も広げることで、海外で通用するビール開発につなげたい考えだ。

 いまの税額は350ミリ缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。財務省は、全体の税収が変わらない水準の55円を目安に税額をそろえたい考えだ。減税となるビールは小売価格が下がり、増税の発泡酒などは値上がりする可能性がある。年末にかけて与党やビール業界と調整し、来年度税制改正に盛り込むことをめざす。

 発泡酒や第3のビールは、ビールの高い税金を払わないで済む飲料として商品化が進んだ。財務省は開発競争が進むと税収がさらに減りかねないとして、昨年から与党とともにビール系飲料の税額を統一する方向で検討してきた。

1595とはずがたり:2015/08/31(月) 16:57:21
サンケイだけど興味深い記事だ。

2015.8.28 07:00
【高論卓説】
ビール類の酒税一本化は「弱い者イジメ」だ! 企業努力を踏みにじり、技術開発力を阻害するのか? 
http://www.sankei.com/economy/news/150828/ecn1508280001-n1.html

ビール類の酒税一本化で、企業の研究開発意欲が削がれる懸念が指摘されている
 来年度のビール類の酒税改正に向け、水面下で動きが急だ。現在、ビール、発泡酒、第3のビールと3つある酒税体系を、2020年から22年をめどに1缶(350ミリリットル)当たり55円程度に一本化していこうと財務省はもくろんでいる。現在、1缶当たりの酒税は、ビール77円、発泡酒47円、第3のビール28円。

 一本化は段階的に進められるが、ビールの税率は下がり、発泡酒と第3のビールは上がっていく。早ければ、来年度にも06年以来のビール類の酒税改正は実行される。財務省にとっては、1994年にサントリーが発泡酒を商品化して以来、一本化は悲願でもある。

「弱い者イジメ」のダブルパンチ

 一方で、地方税である軽自動車税は、すでに今年4月に50%も増税された。これに続き、安価な第3のビールが増税されていくとなれば、庶民にとっては生活は厳しくなる。

 「弱い者イジメ」(鈴木修スズキ会長)のダブルパンチだ。ただし、内閣支持率は急降下中なだけに、与党税調がビール類の酒税改正に踏み切れるかどうか、年末まで予断を許さない面もある。

 発泡酒が最初に増税されたのは96年。このとき、原材料に占める麦芽の構成比が25%未満でないと、“節税効果”を生まない形に改正される。

 増税直前、サントリーの技術者だった中谷和夫氏が開発したのが、コーンを主原料にした麦芽25%未満の発泡酒「スーパーホップス」(発売は96年5月)。中谷氏は75年に酵素研究のため、麦芽25%未満での発酵に取り組んだ経験があった。19年前の研究が商品化に結びついた。

 さらに、並行してもう一つの大型商品を中谷氏は開発する。それは、中国・上海で96年7月に発売された「白」というビール。白は大ヒットし、短期間で上海ナンバーワンブランドとなる。サントリーは99年にはハイネケンなどを抜き去り、上海トップのシェアを獲得した。

技術革新の連鎖を生む発泡酒開発

 白は日本で流通するビールとは異なり、アルコール度数は低く、軽い味わいで水代わりに飲めるのが特徴。市場調査による上海市民の嗜好(しこう)データを基に中谷氏がつくりあげたが、設計の骨格はスーパーホップスに近い。発泡酒開発というブレークスルーが、世界で戦える商品の開発を誘引した格好だった。

 中谷氏の京都大学の後輩でサッポロビールの技術者だった柏田修作氏が、発泡酒の基礎技術をベースに2003年に開発したのが第3のビール「ドラフトワン」。麦芽を一切使用せず苦味を抑えたのが特徴。ドラフトワンの開発に協力し研究部で柏田氏と隣席だった三谷優氏は、サトウキビ残渣から複数の微生物の発酵で水素を生成する技術を生み出した。

 「バイオ水素」とも呼ばれ、すでにブラジルでエネルギーメジャーのペトロブラスと実証実験に入っている。

 食料と競合しないセルロースなので再生可能エネルギーであり、実用化できれば水素社会構築に一歩踏み込める。ベースはドラフトワンなどで蓄積された発酵技術である。

 1996年の発泡酒開発は、実は技術革新の連鎖を生んできた。酒税法でビールは原料に占める麦芽構成比が3分の2以上だが、これは日本だけの規定。税制改正が、企業努力を無視した上、日本企業の競争力の源泉である技術開発力を阻害することがあっては、断じてならない。(ジャーナリスト 永井隆)

1596とはずがたり:2015/09/04(金) 11:02:22
アサヒvsサントリー。一種の大阪戦争やな。

サントリーが挑戦状? CM「ドライに生きて楽しいか」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASH934RKGH93ULFA018.html
09月03日 19:47朝日新聞

 サントリービールは新発売する「ザ・モルツ」のテレビCMで、「ドライに生きて、楽しいか」と問いかける。アサヒビールの主力商品で業界首位の「スーパードライ」への「挑戦状」ともとれるCMだ。放映は3日から。

 ザ・モルツは1986年から販売するビール「モルツ」を終了し、味やデザインを一新して8日に売り出す。スーパードライがのどごしやキレをウリにしているのに対し、苦みやコク、ほのかな甘みといった「味わい」を重視した。

 CMには、ダンスユニット「EXILE TRIBE」を起用し、メンバー7人がバーカウンターでビールを飲む。HIROさんが「これ飲みやすいんだよね」と話しかけると、松本利夫さんが「ドライに生きてて楽しい?」と返す。その後、「ドライに生きて、楽しいか。」の文字が大きく現れる。

 都内で開かれたCM発表会で、サントリービールの山田真二常務は「人と人とのつながりがドライになっていることが、若年層のビール離れの背景にある。皆で仲良くやろうという意味だ」と説明した。だが、業界内では「最大手の商品名『ドライ』をわざわざ使い、対抗心は明らか」との見方が大半だ。

1599とはずがたり:2015/09/08(火) 12:54:16
サントリー「ザ・モルツ」にライバル警戒 定番ビールの競争過熱
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20150903007.html
09月04日 08:21フジサンケイビジネスアイ

 350ミリリットル缶の店頭想定価格で220円程度のスタンダードビールの販売競争が一段と激化する。サントリービールが「モルツ」を全面刷新して、“うま味”を強調した「ザ・モルツ」を8日から売り出すためだ。ビール類の酒税を見直し、スタンダードビールを減税する方向で政府・与党が検討を進めるなか、ビール類市場で4割超を占める同市場が主戦場となるのは確実。各社は、主力ブランドに投資を集中して、他社品からの乗り換えを促し、シェアの拡大につなげる考えだ。

 「スタンダードビール市場に挑戦する」。サントリービールの山田真二常務は3日のザ・モルツの新CM発表会でこう意気込んだ。ザ・モルツは、販売が低迷していたモルツの後継商品にあたり、苦みやコクなどビール本来の味わいを高めたのが特徴という。CMキャラクターには人気グループ「EXILE TRIBE」を起用し、ビール離れの進む20?30代の需要を喚起したい考えだ。

 サントリービールは350ミリリットル缶で260円程度の高価格帯ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を最主力とするが、ザ・モルツ投入で2割程度の顧客が移行すると見る。ただ、サントリービールの水谷徹社長は6月の会見で「ザ・モルツは家庭の冷蔵庫に入っている定番商品、プレミアム・モルツは仕事の昇進時などの“晴れの日”需要で相互に伸ばせる」と強調。実際、同社の販売計画を見ると、ザ・モルツは年内にモルツ時代の1.4倍の年200万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を見込み、プレミアム・モルツでも2015年に前年比7%増の1900万ケースへ伸ばす目標。自社商品同士で食い合いが出ても、プレミアム・モルツを商品群の拡充などで伸ばすことで、トータルでは一段の上積みを目指す戦略だ。

 一方、ライバル各社は、マーケティング力に定評のあるサントリーのザ・モルツを警戒する。巧みな宣伝広告で需要を取り込まれる懸念があるからだ。スタンダードビールトップの「スーパードライ」を擁するアサヒビールは、季節限定のデザイン缶投入やCMと連動した売り場の展開などで対抗。「一番搾り」を主力とするキリンビールは国内9工場ごとに味わいが異なる限定商品を12月に発売するなどで迎え撃つ。

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1600とはずがたり:2015/09/08(火) 13:40:15

芋焼酎出荷量、鹿児島が首位陥落…宮崎トップに
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150908-567-OYT1T50040.html
08:30読売新聞

 「焼酎王国」がついに王座陥落――。

 鹿児島県酒造組合は7日、2014酒造年度(2014年7月?15年6月)の芋焼酎出荷量が1990年度の統計開始以来初めて2位に落ち、宮崎県にトップの座を明け渡した、と発表した。芋、麦、そば、米など本格焼酎全体の出荷量でも11年ぶりに首位を宮崎県に譲った。

 発表によると、14酒造年度の芋焼酎の出荷量は、鹿児島県が9万3040キロ・リットル(前年度比7・1%減)で宮崎県は10万3131キロ・リットル(同6・5%増)だった。

 組合などによると、焼酎業界は2000年代に入り、全国的な焼酎ブームの波に乗って急成長を遂げた。芋焼酎では長らく鹿児島勢が人気を誇っていたが、06年度をピークに減少傾向に。一方で宮崎はほぼ一貫して増え続け、ついに逆転となった。

1603荷主研究者:2015/09/22(火) 11:39:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150905/bsc1509050500003-n1.htm
2015.9.5 05:00 Fuji Sankei Business i. 
自販機専用缶コーヒー開発 キリン、ベンダーとタッグ

缶コーヒー「ファイア」

 キリンビバレッジは主力の缶コーヒー「ファイア」で、全国の自動販売機だけで売る新商品を開発した。自販機市場は消費税増税の影響や再編で競争が激化しており、愛飲家のニーズをがっちりつかもうと、初めて「ベンダー」と呼ばれる運営業者とタッグを組んだ。

 新商品は「贅沢カフェオレ」(120円)で、10月6日に売り出す。自販機では「疲れた」「眠気を覚ます」といった理由で購入後すぐ飲む人が多いというベンダー側のデータを重視。北海道産の生クリームを使い、甘くて濃厚な味わいにこだわった。

 開発の背景には、増税に伴う値上げが響いて自販機の売り上げが低迷したことがある。1円単位の価格設定が難しく、コンビニやスーパーに比べ割高感が出たためだ。もう一つの柱の「午後の紅茶」も自販機専用の商品を検討する。

1604荷主研究者:2015/10/10(土) 23:29:12

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150916acbd.html
2015年09月16日 日刊工業新聞
伊藤ハムと米久、16年4月に経営統合‐ハム・ソーセージのシェア国内首位に

 伊藤ハムと米久は15日、経営統合を決議したと発表した。両社をいったん上場廃止した後、2016年4月1日に共同持ち株会社を設立、あらためて上場し、両社を事業会社として傘下に置く。食肉加工業界2位の伊藤ハムと同7位の米久は、連結単純合算売上高が6361億円。ハム・ソーセージ事業のみのシェアでは、日本ハムを抜き国内首位になる。

 伊藤ハムの普通株式1株に対し、共同持ち株会社の普通株式1株、米久の普通株式1株に対し共同持ち株会社の普通株式3・67株を割り当てる。共同持ち株会社の社長には堀尾守伊藤ハム社長が就任する。社名や所在地は両社の取締役会で決定する。

 両社はともに三菱商事が大株主で、09年に業務提携を締結。今後はグローバルな調達力を活用した原料・資材の有利調達や物流などサプライチェーンを一層強化するとともに、それぞれの加工食品事業や販路の強みを生かし、相乗効果を高める。

1605荷主研究者:2015/10/10(土) 23:31:20
>>1604
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150916/bsc1509160500006-n1.htm
2015.9.16 05:00 Fuji Sankei Business i.
伊藤ハムと米久が経営統合、シェア拡大 ハム・ソーセージ国内首位に

 食肉加工2位の伊藤ハムと同7位の米久は15日、来年4月に経営統合することで合意したと発表した。共同持ち株会社を設立し、2社を事業会社として傘下に置く。売上高の合算は6362億円で、首位の日本ハム(約1兆2000億円)に続く2位のままだが、ハム・ソーセージの国内シェアでは日本ハムを抜き首位になる見込み。中国の“爆食”需要などで、食肉相場が高止まりする中、統合でコスト削減を加速する狙い。

 統合では、伊藤ハム1株に対して持ち会社1株、米久1株に対して持ち株会社3.67株を割り当て交付する。経営統合の承認を求める臨時株主総会を来年1月中旬に開き、伊藤ハム、米久ともに3月28日に上場廃止となる予定だ。

 持ち株会社社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任。取締役候補は伊藤ハムと米久が2対1の割合とし、持ち株会社の社名や本社所在地は、今後検討する。

 伊藤ハムと米久はいずれも三菱商事が筆頭株主。加工食品事業で、伊藤ハムは消費者向け、米久は業務用と得意分野が分かれ、強みを組み合わせることで「積極的な事業展開が可能になる」(伊藤ハム)としている。

1606荷主研究者:2015/10/10(土) 23:32:04
>>1604-1605
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150916/CK2015091602000105.html
2015年9月16日 中日新聞
《経済》伊藤ハム・米久 来春統合

://tohazugatali.web.fc2.com/food/PK2015091602100039_size0.jpg

◆総菜など「中食市場」に力

 食肉加工二位の伊藤ハムと七位の米久(よねきゅう)は十五日、共同持ち株会社を設立し、来年四月一日に経営統合すると発表した。生産や物流などの効率化を進め、国内外で事業拡大を図るのが狙い。事業規模を拡大して商品開発力や原材料の調達力を高め、コンビニ向け総菜をはじめとする「中食市場」への対応を強化する。事業を効率化することで採算性の向上も進めていく。

 売上高は連結の単純合算で六千三百億円超となる。首位の日本ハム(約一兆二千億円)に次ぐ二位の座を固め、三位のプリマハム(約三千四百億円)以下を引き離す。

 持ち株会社の社長には伊藤ハムの堀尾守社長が就任する。名称や所在地などは今後検討する。

 伊藤ハム一株に対し、共同持ち株会社一株を、米久一株に対し同三・六七株を割り当てる。来年一月中旬に両社で統合承認のための臨時株主総会を開催。東京証券取引所に上場している両社の株式は、三月二十九日にそれぞれ廃止となる。

 伊藤ハムと米久の筆頭株主はいずれも三菱商事。少子高齢化で国内市場の先細りが見込まれる中、需要が拡大しているアジアなどへの海外展開も加速させる方針だ。

◆「米久ブランド継続する」 青柳室長

伊藤ハムと経営統合する米久の本社=沼津市岡宮寺林で

 伊藤ハムとの経営統合の発表は、米久の本社(沼津市)や工場がある静岡県内に波紋を広げた。来年四月に設立する共同持ち株会社の商号や本店所在地は十一月までに決まる見通しだが、米久の青柳敏文IR室長は「事業活動を続けるので、米久の名前が消えることはない」と話した。

 発表は、米久の創業五十周年の節目と重なった。二〇〇九年に三菱商事、伊藤ハムの三社で包括業務提携し、原料調達や生産、物流で効率化を進めた。一三年五月に三菱商事から宮下功社長を迎え、売上額は順調に伸びていた。

 米久は沼津市のほか、静岡県内の長泉町や御殿場市などに工場がある。長年、県内の民放の天気予報番組に提供し、知名度も高い。青柳室長は「育ててもらった地元の方に安心してもらえるよう米久ブランド、キャラクターは継続したい」と語った。

 <伊藤ハム> 「アルトバイエルン」や「ポークビッツ」といったブランドのソーセージで知られる食肉加工メーカー。兵庫県西宮市に本社を置き、千葉県柏市や茨城県取手市などに工場がある。1928年に創業者の伊藤伝三氏が大阪市で伊藤食品加工業を立ち上げ、「セロハンウインナー」と呼ばれるスティック型ソーセージの開発をきっかけに発展した。

 <米久> 食肉やハム、ソーセージなどの製造、販売を手掛ける業界7位のメーカー。1965年創業で、78年に現在の社名に変更した。2013年に三菱商事が子会社化した。本社は静岡県沼津市。静岡県内に生産工場があるほか、全国各地に営業拠点を持つ。15年2月期連結決算の売上高は1550億円で、純利益は40億円。

1611とはずがたり:2015/10/15(木) 00:37:33
世界一のビール会社誕生で世界一売れるビール手放す可能性
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%89%8B%E6%94%BE%E3%81%99%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7/ar-AAfqFR9#page=2
Bloomberg Daniela Wei 9 時間前

(ブルームバーグ):世界一のビール会社誕生に伴いべルギー のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブは、世界 で最も売れているビールブランドを手放す必要があるかもしれない。

 英SABミラーを買収する合意が成立したことを受けて、国泰 君安証券は、ABインベブが中国のビールブランド「雪花」を売却する とみている。ゴールドマン・サックス・グループやBNPパリバ、大和 キャピタル・マーケッツも最近の顧客向けリポートでこうしたシナリオ の可能性を指摘している。

 SABミラー買収でABインベブは中国ビール市場のシェア 約40%を握ることになり、独占禁止当局が好ましくないと捉える可能性 がある。SABミラーは華潤創業(チャイナ・リソーシズ・エンタープ ライズ)との合弁会社、華潤雪花を49%保有するが、ABインベブは持 ち分を華潤創業に売却することが考えられる。野村ホールディングスは その価値が約6000億円に上る可能性があるとしている。

 国泰君安の宋涛氏は「買収にとって反トラスト問題は最大の障 壁だ。買収が完了すれば、ABインベブと華潤創業を合わせた市場シェ アが審査の引き金になる可能性がある」と分析した。昨年の中国ビール 市場で23%のシェアを占めた雪花は、2008年に「バドライト」を抜き世 界で最も多く売れるビールブランドとなっている。

原題:In Buying SABMiller, AB InBev Seen Facing Sale of Chinese Stake(抜粋)

1612とはずがたり:2015/10/15(木) 19:02:16
>コカ・コーラにとって、SABミラーはそのカギとなる会社だ
wikiに拠ると以下の通り:
https://ja.wikipedia.org/wiki/SAB%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC
SABミラー(LSE: SAB, SABMiller plc, plcは株式有限責任会社の略)は世界最大級の醸造会社の一つ。そのブランドのうち6つが世界トップブランド50に入っている。コカ・コーラ製品のボトラーであり、その規模も世界最大級である。

ビール最大手2社統合、コカ・コーラのジレンマ
http://jp.wsj.com/articles/SB12537489679309604143004581294570556070718?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst
By MIKE ESTERL
2015 年 10 月 15 日 16:58 JST

 ベルギーのビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)による同業2位の英SABミラー買収が決まったことを受け、米飲料大手コカ・コーラは難しい決断を迫られている。

 このところアフリカでボトリング資産の統合を進めるコカ・コーラにとって、SABミラーはそのカギとなる会社だ。一方、SABミラーの親会社になるABインベブは、米ペプシコの中南米における主要なボトリング会社である。

 コカ・コーラとペプシコは…

1613とはずがたり:2015/10/19(月) 13:15:10

サントリー、青島ビールと合弁事業解消へ 中国減速で市場伸び悩み
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20151016010.html
10月17日 08:21フジサンケイビジネスアイ

 サントリーホールディングスが中国ビール2位の青島ビール(山東省)との合弁事業を解消する方向であることが16日、分かった。中国経済の減速などにより、同国のビール市場が伸び悩んでいるため。サントリーは中国事業で好調なワインや洋酒などに経営資源を集中させる。

 来年にも、合弁の生産会社と販売会社の保有株(いずれも全株式の50%)を青島ビールに売却する。売却額は今後詰めるが、100億?200億円になる見通しだ。

 サントリーは1981年にビールの輸出で中国市場に進出。2012年に青島ビールと合弁契約を締結し、13年から合弁会社の事業を始めた。「三得利(サントリー)」と「青島(チンタオ)」のブランドを手掛けている。青島は合弁事業の解消後もサントリーからライセンス供与を受け、三得利ブランドの生産・販売を続ける。

 中国は世界最大のビール市場だが、ここにきて変調を来している。右肩上がりで伸びてきたビール市場は経済減速や政府の倹約令などの影響で、14年に初めて前年割れとなった。

1614とはずがたり:2015/10/19(月) 13:25:25
>(日清の)東南アジアや欧州での事業が営業赤字にあえぐ中
そうなんか。

味の素と日清食品、海外展開で「すれ違い」 40年の歴史に幕、ライバル登場も一因?
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-87561.html
10月18日 06:00東洋経済オンライン

40年間の歴史に終止符が打たれた。味の素と日清食品ホールディングスは、ブラジルに本拠地を構える、日清味の素アリメントス(NA社)の合弁解消を発表した。NA社には両社が50%ずつ出資していたが、味の素が全持ち株を325億円で売却し、10月末に日清の100%子会社となる。

NA社は即席麺の製造・販売を行っており、1965年に台湾出身の経営者が設立した企業が前身である。1972年に味の素が、1975年に日清食品(当時)が出資し、両社の合弁となった。日清が開発・生産を、味の素が営業・販売を担い、ブラジル即席麺市場の65%を占めるまでに成長。南米最大の人口を誇る同国では、年間約24億食、世界10位の需要があるとされる(世界ラーメン協会推定)。

”別れ話”は日清から
“別れ話”を持ちかけたのは日清のほうだった。2014年12月に「NA社の今後について協議したい」と味の素に提案。一時は持ち分比率を日清51%、味の素49%とし、NA社を日清に連結する妥協案も出されたという。

日清は「10年前からNA社の完全子会社化をもくろんでいた」(IR担当者)。同社は25年に海外売上高比率50%超えを目指す(2014年度は約20%)など海外強化を打ち出している。東南アジアや欧州での事業が営業赤字にあえぐ中、NA社は2014年度に約25億円の営業利益をたたき出した。稼ぎ頭である中国の33億円に次ぐ、重要な拠点だ。日清によると、買収で、のれんが最大500億円ほど発生する可能性もあるという。

また「意思決定を速くする狙いもある」(日清)。これまでNA社の社長は日清と味の素が3年ずつ交互に出すなど、どちらが主導権を握るかはっきりしない部分があった。

味の素としても、今回の話は渡りに船だったようだ。同社は世界130以上の国と地域で、調味料や冷凍食品を販売し、すでに売上高の過半を海外で稼いでいる。特に自社ブランドの浸透に力を入れている。ところが、NA社製品のパッケージに、味の素のロゴは見当たらない。これではシェアをどれだけ伸ばしても、ブランド戦略にはほとんど寄与しない。

NA社の持ち分法投資利益はここ数年、年間10億円前後で推移してきた。今回の売却によって味の素が得られる特別利益は約250億円。実際には、税金の支払いなどで手元に残る金額は減るが、この資金を味の素としては、別の海外事業への投資などに充てる考えだという。

東洋水産を選んだ味の素
別れの原因としてもう一つ考えられることがある。UBS証券の高木直実アナリストは「味の素と(日清のライバルである)東洋水産の提携も、今回の合弁解消に影響したのではないか」と指摘する。

味の素は2014年3月に、東洋水産とインド、ナイジェリアにおける、即席麺の合弁事業契約を結んだ。今年4月には北米でも、冷凍麺の合弁・味の素東洋フローズンヌードル(AT社)を設立。6月にはAT社の冷凍麺生産工場の建設も発表した。先行販売中の「日式ラーメン」には、“AJINOMOTO”のロゴが入っている。

これに対し日清は「AT社の件は合弁解消の重要な要因ではない」と否定。しかし「味の素が東洋水産と手を組んだことに日清が怒っている」と漏らす関係者もいる。

たもとを分かった2大食品メーカーの海外戦略。果たしてそれぞれの思惑どおりに事が運ぶかどうか。

(「週刊東洋経済」2015年10月17日号<10月10日発売>「核心リポート05」を転載)

1615名無しさん:2015/10/20(火) 22:55:41
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151020-00962608-sspa-soci
「日本人は世界一繊細な味覚」は本当なのか?
週刊SPA! 10月20日(火)9時21分配信

「日本人の味覚は世界一繊細」「日本人は味蕾(味を感じる舌の器官)の数が多い」などとはしばしば言われる話。

 果たして本当のところはどうなのか?

 味覚や食の嗜好を研究する龍谷大学の伏木亨教授は、「そんな論文は見たことがない」と語る。

「うま味物質を舌で感じる閾値(いきち)を調べた実験でも、日本人と西欧人に差はなかったという報告があります。日本人の舌の機能が、特別優れているとはいえないでしょう」

 なお、味を判断する脳の働きは、文化圏により違いが出るという。

「例えば日本人は米や刺身なら細かな味や種類の違いもわかりますが、それは日常からよく食べる興味の強い食べ物だから。東京大学の梅崎昌裕先生の報告によれば、パプアニューギニアの高地の人々は主食のサツマイモなら約40種の味を区別できるそうです。彼らの立場からすれば、サツマイモの味も区別できない日本人の舌は鈍感となってしまうわけです(笑)」

 味覚の優劣は、食習慣や食文化の違いでしかないのである。

 巷に蔓延る「日本の◯◯は世界一ィィィィ!」的な言説。正直、世界一なら嬉しいには違いないが、本当のところどうなのか気になるものもある。10/20発売の週刊SPA!特集記事「[日本流はスゴい!]は本当なのか?」では、こうした言説の本当のところに焦点を当てている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

日刊SPA!

1618荷主研究者:2015/10/21(水) 23:05:42

http://www.sankeibiz.jp/business/news/151006/bsc1510060500008-n1.htm
2015.10.6 06:21 Fuji Sankei Business i.
調味料容器、利便性で販促 食品各社 粉の飛び散りや液だれ防止で差別化

日清フーズの「日清クッキングフラワー」【拡大】

 食品各社が、調味料などの使いすぎを防いだり、鮮度を保ったりできる便利な容器を相次いで開発、採用している。使い勝手を高めて他社品との差異化を図り、販売拡大につなげる狙いだ。宝酒造は、使いたい量が簡単に調整できるボトルを採用したみりんの新商品を発売した。ボトルに細い注ぎ口と広い注ぎ口の2段式のキャップを取り入れ、少しだけ使いたいときは細口、たっぷり使いたいときは広口と、使い分けられるのが特徴という。

 エスビー食品も「ラー油」の容器を15年ぶりに刷新して販売を始めた。指に力を入れにくい高齢者向けに、中身を押し出すためのボタンを、従来の3分の1の力で押せるように改良した。またラー油が出るノズル部分をラッパの形状にして液だれも防いだ。

 日清フーズは今年2月、家庭用小麦粉「日清クッキングフラワー」にボトルタイプを投入した。紙容器の「粉が散って汚れる」「使い切れない」などの欠点の改善につなげたという。

 便利容器採用の先駆けとなったのが、キッコーマンだ。2011年に「生しょうゆやわらか密封ボトル」を導入。押す力の加減で一滴単位で注ぐ量を調整できるようにしたほか、特殊構造の採用で鮮度も保てるようにした。現在は、しょうゆやめんつゆ、ぽん酢などに取り入れており「使い勝手が良いと高い評価をいただいている」(キッコーマン)という。ミツカンも、同様タイプのボトルを「味ぽん」や「酢」などに採用している。

 ■各社の主な便利調味料容器(商品/特徴)

 宝酒造 タカラ「国産米100%」本みりん500ミリリットルらくらく調整ボトル/キャップを細口と広口に切り替え可能

 日清フーズ 「日清クッキングフラワー」/ふり出し口と計量スプーン用の2つの出し口を用意

 ミツカン 「味ぽん」「ちょいかけボトル」/量の調整がしやすい細口ボトル

 キッコーマン 「生しょうゆやわらか密閉ボトル」/しょうゆは通すが、中に空気が張らない構造を採用

 エスビー食品 「ラー油」/押す力を3分の1にしたうえ、ノズルが汚れにくいラッパ形状を採用

1619名無しさん:2015/10/25(日) 18:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000037-spnannex-soci
和食のカリスマ逮捕 従業員に暴行、NHK「あさイチ」出演取りやめ
スポニチアネックス 10月23日(金)7時1分配信

 警視庁麻布署は22日までに、入店したばかりの従業員に暴行し大ケガをさせたとして傷害の疑いで、東京・南麻布の高級日本料理店「割烹久田」の経営者で料理人久田雅隆容疑者(54)=渋谷区恵比寿=を逮捕した。久田容疑者は「和食のカリスマ」としてテレビ番組にも出演していた。

 逮捕容疑は4月、店内で板前見習いの20代男性に「朝のあいさつがない」と言って右肩を突き飛ばし、股間を蹴って「左精巣破裂」の全治1カ月のケガをさせた疑い。「蹴ったと言われればそうかもしれない」と供述しているが、傷害容疑は否認している。

 同署によると、男性は事件後に店を辞めたという。同署は、修業の一環だとして暴行を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

 久田容疑者は「割烹久田」のホームページ(HP)に「テレビ出演のお知らせ」のタイトルで「今月はNHKに出演します。スタジオのいのっちさん、有働アナとともに、割烹久田から絶品豚汁を伝授いたします。途中、クイズもあり楽しい番組です。ぜひご覧ください!」などとPRしていた。

 NHKによると、27日の「あさイチ」の一コーナー「スゴ技Q」に出演し、豚汁の作り方を披露する予定だったが、逮捕を受けて出演は取りやめになった。同番組には過去にも出演したことがあった。

 この日、「割烹久田」の入り口には「店主体調不良のため、しばらく臨時休業します」の張り紙が張られ、近所の人は「従業員の入れ代わりは激しかったように感じた」と話していた。

 ▼飯田橋中村クリニック・中村剛院長 睾丸(こうがん)はフグの皮のような強固な膜で守られているので、よほど当たり具合が悪くないと破裂しない。しかし、破裂すると、腹部全体に激痛が走り気を失うぐらい痛い。精子が外に出るため、割れた睾丸を摘出する手術を受けることになる。生殖機能に関しては片方が残っていれば大丈夫。通常は手術後、1週間程度で普通の生活を送れるようになる。

1621とはずがたり:2015/10/30(金) 23:22:37
ABインベブ、第3四半期はコア利益が予想下回る 売上高は増加
ロイター 2015年10月30日 20時58分 (2015年10月30日 22時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151030/Reuters_newsml_KCN0SO1GQ.html

[ブリュッセル 30日 ロイター] - ベルギーのビール世界首位、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)<ABI.BR>が30日発表した第3・四半期決算は、コア利益(EBITDA=利払い・税・償却前利益)が44億ドルに減少、ロイターがまとめたアナリスト予想44億3000万ドルに届かなかった。
ただ、合併・買収や為替変動の影響を控除すると、9.6%の増益だった。
売上高は7.9%増加。値上げ実施と消費者嗜好の高価格帯ビールへのシフトが奏功した。米州全体でビールの売上高が伸び、総販売数量は1.5%増加した。
ABインベブはまた、2015年通年の売上高について、プレミアムラガーの好調を理由に強気の見通しを示した。同社は今回、ヘクトリットル当たりの売上高はインフレ率を上回るペースで増加する、との見通しを示した。これまでは、増収率はインフレ率並み、としていた。
販売数量については、同社最大の市場である米国で改善し、メキシコでは増加するとの見方を維持。加えてブラジルでの販売伸び率は1ケタ台半ばから後半になるとの見通しも据え置いた。
ただ、中国に関しては、景気減速と夏場の悪天候により、今年下半期の業界全体のビール販売数量が増加するとはもはや予想していない、とした。
世界2位の競合、英SABミラー<SAB.L>の買収計画については、新たなコメントはなかった。正式な買収手続きは11月4日にまでに開始されるとみられる。

1622とはずがたり:2015/11/02(月) 21:05:42

カスピ海ヨーグルトを休止 「粘り」不足で、フジッコ
共同通信 2015年11月2日 15時22分 (2015年11月2日 15時42分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151102/Kyodo_BR_MN2015110201001658.html

 フジッコは2日、北海道工場(北海道千歳市)で生産している「カスピ海ヨーグルト」で、商品の特徴である「粘り」が不足していることが分かり、原因調査のため生産を一時休止すると発表した。健康への影響はないという。
 対象は、カスピ海ヨーグルトの「プレーン」と「脂肪ゼロ」の2品。10月中旬から粘性が出にくくなった。原因を突き止め安定供給のめどがつき次第、販売を再開する。
 問い合わせは、お客様相談室、フリーダイヤル(0120)078126。

1623荷主研究者:2015/11/07(土) 22:31:38

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0191012.html
2015年10/16 07:00、10/16 14:33 北海道新聞
北の誉、小樽での生産終了へ オエノン、旭川工場に製造移管

今月末で閉館が決まった北の誉酒造の展示施設「酒泉館」

 【小樽】酒造大手のオエノンホールディングス(HD、東京)は15日、完全子会社である北の誉酒造(小樽)での酒造りを停止する方針を明らかにした。「北の誉」のブランドは残し、小樽で行っていた清酒などの製造は同HD傘下の合同酒精(東京)旭川工場に移管する。

 小樽に貯蔵している原酒を旭川に送り次第、創業の地の小樽にある醸造関連施設などを閉鎖する。敷地内にある展示施設「酒泉館(しゅせんかん)」は今月31日で閉館する。社員17人、契約社員12人の雇用は原則維持するが、希望退職にも応じる。

 創業から114年を数える北の誉の酒蔵や道具類は、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されている。ただ閉鎖後の施設をどうするかなどについて、オエノンHDは「まだ白紙状態だ」としている。

1624荷主研究者:2015/11/07(土) 22:32:02

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0192468.html
2015年10/20 16:00 北海道新聞
ビート製糖、フル稼働 美幌の日甜

日本甜菜製糖美幌製糖所に次々運び込まれるビート

 【美幌】管内主要作物のビートが収穫期を迎え、製糖所への搬入、製糖作業が本格化している。このうち、日本甜菜製糖美幌製糖所は15日から受け入れを始めた。

 連日、早朝から夕方まで、町内や津別、大空町東藻琴、北見市常呂の契約農家で収穫されたビートを積んだトラックが次々到着。荷台から下ろされたビートは土を取り除いた後、ベルトコンベヤーで貯蔵エリアへ。その後、ビートは専用水路を経て24時間フル稼働の工場内へ送り込まれる。

 同製糖所によると、契約農家の総作付面積は5794ヘクタールで前年より約80ヘクタール増えたという。総収量見込みは約39万トン、製糖量7万トン弱と、いずれも前年を上回ると予測する。春から夏にかけて天候に恵まれた上、9月以降に朝晩の寒暖差で糖度が増したため、品質には手応え。ただ、今月の暴風雨で常呂などで畑が一部冠水した影響が懸念されるという。搬入は12月20日ごろまで続き、製糖作業は3月上旬までを予定する。

 また、ホクレン中斜里製糖工場は8日から、北海道糖業北見製糖所は18日から、製糖作業を始めている。(嶋田直純)

1625荷主研究者:2015/11/07(土) 22:45:01

http://www.at-s.com/news/article/economy/national/164113.html
2015/10/23 16:43 静岡新聞
キリン、3工場に新醸造設備導入 17億円、商品多様化に対応

 キリンビール(東京)が主力の横浜工場(横浜市)や取手工場(茨城県取手市)など国内3工場に計約17億円を投じ、新型の醸造設備を導入することが23日、分かった。

 消費者の好みの多様化や健康志向を背景に品ぞろえが拡大傾向にあり、需要の変化に応じて効率よく製品を切り替えて生産できる体制を強化する。来月から来年12月にかけて順次稼働させる。

 もう一つの対象は福岡工場(福岡県朝倉市)。各工場は新設備を複数導入し、製品によって既存設備と使い分ける。

 新設備は、目詰まりなどの心配が少なく、高分子膜も洗浄して繰り返し使える。

1626荷主研究者:2015/11/08(日) 00:04:08

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20151020/news20151020842.html
2015年10月20日(火)愛媛新聞
日本食研が最大級工場 今治新都市に建設へ

【写真】今治新都市分譲地の土地譲渡契約調印式で、手を取り合う関係者。左は日本食研HDの大沢一彦会長=19日午後、今治市役所

 日本食研ホールディングス(HD、愛媛県今治市)は19日、今治新都市第1地区の分譲地を取得し、新工場を建設すると発表した。オーストリアに現存するシェーンブルン宮殿をモチーフに今後設計作業に着手し、将来的に300人程度の新規雇用を見込む。

 分譲地は今治インターチェンジ近くの今治市クリエイティブヒルズで都市再生機構(横浜市)から約8億円で取得した。敷地面積は約5万2500平方メートルで、日本食研グループ8工場の中で最大規模。主に業務用の液体調味料やレトルト食品の製造を予定している。稼働時期は未定。

1627とはずがたり:2015/11/10(火) 17:27:36
トリプトファン事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

トリプトファン事件(トリプトファンじけん)とは、米国において1988年末から1989年6月にかけて、昭和電工が製造した必須アミノ酸である「L-トリプトファン」を含む健康食品を摂取した人の血中に好酸球が異常に増加して筋肉痛や発疹を伴う症例、好酸球増加筋肉痛症候群[1] (eosinophilia?myalgia syndrome - EMS)が大規模に発生した事件である。FDAのサイトによると、被害は1,500件以上、死者38名と記録されている[2]。

当初、ドイツ企業によってトリプトファン製品に不純物が検出され、昭和電工に不純物の性質について問い合わせがなされた。これに対して昭和電工はトリプトファンを産生する遺伝子組み換え大腸菌の、遺伝子をさらに変更するという、製造工程の変更により不純物が発生しなくなる措置を執る事により、問題の解決を図った。

しかし、この対応によって新たな不純物が副産物として含まれる事となり、昭和電工はこの不純物の存在を認識しつつ、製品を出荷した。不純物を含む製品の出荷時期は、事件を発生させた製品ロットと一致していた。このため疫学的因果関係が立証される事となった。以上の経過は米国の訴訟において確認された経過である。訴訟件数は全体で2000件を超え、賠償請求額は2000億円に達したものとみられている[3]。
ちなみに問題となる不純物によるEMS発生の機序は解明されてはいない。しかし食の安全性のためには濾過などにより純度を高める事が必要である事を示しているという意見がなされる、理由としてあげられる場合もある。また、この事件によりアメリカ合衆国においてはトリプトファン製品の販売は禁止される事となった。

好酸球
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%BD%E9%85%B8%E7%90%83

好酸球(こうさんきゅう、Eosinophil granulocyte)は、白血球の一種である顆粒球の1つである。正常な末梢血でみられるのは成熟型で、普通染色標本でみると、エオジン親和性の橙黄色に染まる均質・粗大な顆粒(好酸性顆粒)が細胞質に充満し、核は通常2分葉で細いクロマチン糸でつながれ細胞周縁に偏在し、細胞の大きさは好中球に比べてやや大きく、直径10〜15μm。肥満細胞から出されるIL-5によって活性化する。
好酸球数は白血球の0.5〜13%を占める。

2015.10.12
コンビニおにぎりと弁当は危険!原価5円?添加物まみれで健康被害の恐れ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/1529
文=郡司和夫/食品ジャーナリスト

 まず、ほとんどのコンビニおにぎりに使われている添加物がグリシンという炊飯改良剤です。ごはんのつやを出す効果や保存性を高める目的で添加されています。グリシンは人工的に合成されたアミノ酸です。体内でつくられるアミノ酸のグリシンは脳に働きかけ睡眠を深くさせる作用があります。こうしたことから、添加物グリシンは一部の製薬会社から安眠効果を高めるサプリメントとして販売されています。

人工合成されたグリシンに要注意

 心配されるのが過剰摂取です。「食品添加物公定書」という公的な専門書には、グリシンをモルモットに大量に与えると、筋緊張の消失と一過性の完全麻痺が起こったという報告があります。また、大きな特徴として右回りの円運動を行うとも報告されています。大量に食べると、ということですが、グリシンはコンビニおにぎりだけでなく、ほとんどのコンビニ弁当に使われています。

 合成アミノ酸を大量に摂取する怖さは、「L-トリプトファン事件」が実証しています。これは1988年から89年にかけて、昭和電工が製造した合成アミノ酸のL-トリプトファンを添加した清涼飲料水を飲んだ人が、米国で38人も死亡した食品公害事件です。日本でも同様の清涼飲料水が発売される予定でしたが、米国での被害が表面化したため、急遽発売を中止し、難を逃れたのです。
 今のように、量的にも対象食品も無制限にグリシンを使用している状態では、いつL-トリプトファン事件のような事態が起こるかわかりません。身を守る一番の方法は、グリシンの添加された食品、サプリメントは摂取しないことです。

1628とはずがたり:2015/11/10(火) 17:38:38
>トリプトファンはこの生体内での働きが注目され、1980年代の終りに米国を中心に睡眠導入のための健康食品として爆発的に売れた。しかし、間もなく好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生した。好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)の疾患名が付けられ、FDAはトリプトファンの健康食品としての販売を停止させ、全製品の回収を指示した。
>やがて、その原因は昭和電工の製造したトリプトファンに含まれていた不純物であるとの結論が出された。
>内藤裕史氏の著書「健康食品中毒百科」(丸善発行)…EMSの発生後間もなく…トリプトファン中に不純物の存在を疑いFDAは回収を命じた。そして、疫学調査と若干の動物実験を基に昭和電工の製造したトリプトファンに含まれる微量の不純物が原因であるとの結論を出した。しかし、突き止められた不純物による動物実験は昭和電工のトリプトファンを飲んだ場合の8000倍でやっと症状がでること、昭和電工の製品でないトリプトファンでも大量投与によって同じ症状が報告されていること、昭和電工の製品が出る以前にもトリプトファンの投与によってEMS様症状が出ていること、ある種の神経系医薬品とトリプトファンとの併用でEMS様症状が誘導されること、不純物が原因として報告された疫学調査の方法論にかなり致命的な誤りがあること、さらにはトリプトファンが全く関与しないで発症するEMSが存在すること等などから昭和電工の不純物によるという説はほぼ完全に否定されている。
>トリプトファンのような大事に至らなくても過剰摂取による障害は必ず多発する。毒性学の言葉を借りるまでもなく、どんな物質も毒物になるかならないかはその量に依存するからである。…その原因は不純物ではなく単に多量摂取に有ったと推測されるに至った。この時点で不純物に起因するとしたら責任は取らなくても良いことになるから、昭和電工は米国の健康食品事件史上最高といわれる賠償金は支払わなくても済むような気がする。しかし、実際には昭和電工は賠償金支払いで患者と和解している。その責任は不純物混入による過失に対してではなく、いわゆる製造物責任法(PL法)によっている。

>最後にもう一つ、昭和電工のトリプトファンに不純物が含まれることになったのは、枯草菌の遺伝子組み換えを行ったことと精製過程が不十分であったためと結論付けられていた。そこで、遺伝子組み換え食品による世界で最初の死亡事故が発生した事件としても注目を浴びた。そのため遺伝子組み換えという技術の導入により発生するかもしれない問題の新たな危険性の一つとして指摘された。さらに遺伝子操作によりそのような危険性が予測されていなかっただけに、遺伝子操作が引き起こす不気味な現象としてのイメージ作りに大きな役割を果たした。

多幸之介が斬る食の問題|長村 洋一
意外な結論であったトリプトファン事件の真相が示す健康食品の問題点
http://www.foocom.net/fs/takou_old/1189/
2010年1月6日

 トリプトファンは生体内では睡眠と日内リズムに関連のあるセロトニン、メラトニンに代謝される重要なアミノ酸である。トリプトファンはこの生体内での働きが注目され、1980年代の終りに米国を中心に睡眠導入のための健康食品として爆発的に売れた。しかし、間もなく好酸球の急激な増加と非常に強い筋肉痛を伴う患者が多数発生した。その症状には好酸球増加筋肉痛症候群(EMS)の疾患名が付けられ、FDAはトリプトファンの健康食品としての販売を停止させ、全製品の回収を指示した。やがて、その原因は昭和電工の製造したトリプトファンに含まれていた不純物であるとの結論が出された。1992年に小生が事務局長を担当し名古屋で開催された国際トリプトファン研究会でのメインテーマの一つがEMSであった。FDAの関係者も多数参加し、開催されたシンポジウムにおいてその原因を不純物によるという結論をだした。しかし、その真相は別なところにあった。

1629とはずがたり:2015/11/10(火) 17:38:48

 先月のこの欄でも少し触れさせていただいたが、トリプトファンによるEMS騒動について多くの方がトリプトファンの製造過程に副生した不純物によると信じておられる。昨年末に開催された日本トリプトファン研究会の席上でたまたま小生がこの話をする機会があったが、参加者の多くがやはり不純物によると誤解をしておられ、改めてことの真相が知られていないことに驚かされた。実はこのように述べている小生も3年前に発行された内藤裕史氏の著書「健康食品中毒百科」(丸善発行)に出会うまで知らなかった。内藤氏の報告は非常に綿密な文献調査に裏付けられていて多くの研究者がこの真相を不純物によると確信した過程も明らかにされている。
 簡単に結論に至るまでの経過を纏めると、EMSの発生後間もなくその症状がスペインで1981年に発生した化学物質による中毒とよく似ていたことから、トリプトファン中に不純物の存在を疑いFDAは回収を命じた。そして、疫学調査と若干の動物実験を基に昭和電工の製造したトリプトファンに含まれる微量の不純物が原因であるとの結論を出した。しかし、突き止められた不純物による動物実験は昭和電工のトリプトファンを飲んだ場合の8000倍でやっと症状がでること、昭和電工の製品でないトリプトファンでも大量投与によって同じ症状が報告されていること、昭和電工の製品が出る以前にもトリプトファンの投与によってEMS様症状が出ていること、ある種の神経系医薬品とトリプトファンとの併用でEMS様症状が誘導されること、不純物が原因として報告された疫学調査の方法論にかなり致命的な誤りがあること、さらにはトリプトファンが全く関与しないで発症するEMSが存在すること等などから昭和電工の不純物によるという説はほぼ完全に否定されている。この経過の詳細は内藤氏の著書に理路整然と記載されている。

 ところで、このトリプトファン事件の真相は健康食品の抱えている問題点を見事に具現している。まず、これは医薬品においても共通することであるが、効果が出る化学物質は、その摂取量を超えると体質、個体差、環境などにより副作用がでるということである。トリプトファンは1g以上の摂取によって確実に多くの人々に心地よい眠りを誘う。ドイツ、カナダなどでは一般人や精神疾患患者も含めて、医師の処方箋の基に睡眠導入剤として現在も使用されている。すなわち、食品ではあるがその目的とした効果が医薬品並みに確かに得られる。少なくとも小生は自分自身で時差ぼけのときに試した経験から素晴らしい健康食品であると確信している。そして、必須アミノ酸ということを考えれば少々の摂取は安全性と言う観点から心配ないと考えるのは一般的心理としておかしくない。しかし、現実には大量投与により事件は発生してしまった。

 ここには、食品だから安全だという意識に対する危険性に関して強い警告が内在している。最近、種々ビタミンのみならずCoQ10、αリポ酸などかつて医薬品であった物が食品の範疇で販売されるようになった。多くのビタミンは栄養機能食品として法的にその摂取上限量が規定されているが、CCoQ10やαリポ酸などは完全な食品の範疇に置かれているため摂取上限に関する法的な規制も無く全く野放しの状態である。(CoQ10については、食品安全委員会で摂取上限値を議論した)そのためダイエット効果等を狙って医薬品としての上限量を超えた摂取が行われ、αリポ酸などでは耐糖能異常など発生の報告が幾つも出始めている。食品=安全という思考の中で健康食品が扱われると、トリプトファンのような大事に至らなくても過剰摂取による障害は必ず多発する。毒性学の言葉を借りるまでもなく、どんな物質も毒物になるかならないかはその量に依存するからである。

1630とはずがたり:2015/11/10(火) 17:39:03
>>1628-1630
 次にトリプトファン事件の被害者救済のための責任の取り方の問題である。事件発生当初から、トリプトファンに含まれていた不純物であると公的に出された結論に対して患者集団は損害賠償を昭和電工に求めた。しかし、その原因は不純物ではなく単に多量摂取に有ったと推測されるに至った。この時点で不純物に起因するとしたら責任は取らなくても良いことになるから、昭和電工は米国の健康食品事件史上最高といわれる賠償金は支払わなくても済むような気がする。しかし、実際には昭和電工は賠償金支払いで患者と和解している。その責任は不純物混入による過失に対してではなく、いわゆる製造物責任法(PL法)によっている。ここに健康食品を製造販売する立場の大きな責任問題を見ることができる。それは、使用者が多量に摂取したということであっても事件を起こしてしまったらその責任は間違いなく製造者に来るということである。そして、トリプトファンが医師の処方箋の基で使用されているケースにおいては発症しなかったという事実は、例え健康食品であっても過剰摂取を防ぐためには一般市民に対して的確なアドバイスのできる人が必要であることを示している。

 最後にもう一つ、昭和電工のトリプトファンに不純物が含まれることになったのは、枯草菌の遺伝子組み換えを行ったことと精製過程が不十分であったためと結論付けられていた。そこで、遺伝子組み換え食品による世界で最初の死亡事故が発生した事件としても注目を浴びた。そのため遺伝子組み換えという技術の導入により発生するかもしれない問題の新たな危険性の一つとして指摘された。さらに遺伝子操作によりそのような危険性が予測されていなかっただけに、遺伝子操作が引き起こす不気味な現象としてのイメージ作りに大きな役割を果たした。現に遺伝子組み換え食品に対しての反対運動を行っている人達の反対理由となる重要な事件として長く取り扱われている。

 以上のようにトリプトファン事件の真相が不純物ではなく、使用方法の誤りに起因していたことが明らかになってきた過程を振り返ると、健康食品の世界にもその表示、販売方法、使用方法に関するアドバイスなどに対してしっかりした法的根拠を与えることの重要性が浮き彫りになっている。消費者庁では現在「健康食品の表示に関する検討会」が開催され新しい方向が模索されている。この検討会が皮切りとなって健康食品の法的な存在意義が確立され、健康食品による健康障害が発生しない社会ができることを望んでいる。(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療栄養学科教授 長村洋一)

1631とはずがたり:2015/11/10(火) 19:21:51

何も言ってないに等しいけど。

ソルビン酸K(カリウム)の毒性と使用基準【保存料】
http://tenkabutsu.com/potassium-sorbate

ソルビン酸Kの毒性

ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっています。変異原性はがんの発生と関係があります。

動物実験では

ラットに、体重1kgあたり4.2gのソルビン酸カリウムを投与したところ約半分がラットが死亡した。

複合摂取の危険性

世の中にある食品添加物のほとんどは、単体での毒性チェックしかされていないため、ソルビン酸のようにたくさんの食品に使われている添加物には注意が必要です。

食べ物には食べ合わせがあるように、食品添加物にもあります。
特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。
この2つを同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成します。

複合摂取の危険性

東京都の調査によると、調査した280品の加工食品のうち、173品からソルビン酸が検出された。もっとも値が高かったのはハムやソーセージの加工肉で平均値で1100ppm。
佃煮、練り物、燻製などの魚介の加工品で826ppm。チーズ類で788ppm、漬け物、お菓子、ワインと続く。

最大で1900ppm、最小は7ppm。
使用基準は3000ppmだが、単体摂取より複合摂取の問題のほうが大きいので、ソルビン酸が使っているかいなかで食品を選んでいただきたいです。

1632とはずがたり:2015/11/10(火) 19:32:02
ソルビン酸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%B3%E9%85%B8

ソルビン酸(ソルビンさん、Sorbic acid)は保存料として使用される不飽和脂肪酸であり、IUPAC名は2,4-ヘキサジエン酸(2,4-hexadienoic acid) である。かまぼこやソーセージなど食用練り製品などに対しては遊離酸として、ケチャップ、スープ、果実酒、乳酸菌飲料にはK塩として使用される。
組成式は C6H8O2、分子量は112.13、融点133.0-135.0℃、白色結晶。CAS登録番号は110-44-1。
1859年、ナナカマドの一種 (Sorbus aucuparia) の未熟な果実から発見された。工業的にはクロトンアルデヒドとケテンを反応させてソルビン酸を得ている。
旧厚生省は天然に存在しない添加物に分類している[1]。
かび、酵母、好気性菌に対して静菌効果を持つが、抗菌力はpHにより大きく変化し酸性(pH小)側で強い。食品添加物公定書に食品毎の使用量上限が定められている。

安全性はどのように評価されているのか
http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/c_3.html

使用基準は、食品添加物の摂取量がADI(一日摂取許容量)を下回るように設定されています。
具体例として、ここではソルビン酸という保存料をハムに使用する場合について説明します。
ソルビン酸のハムへの使用基準は、ハム1kgあたり2.0g以下です。
ソルビン酸のADI(一日摂取許容量)は、ヒトの体重1kgあたり0〜25mgです。…(とは註:ADIは無毒性量の1/100)

※ 無毒性量は、実験動物に対して有害な影響が見られない最大量であり、上図は量のイメージを持っていただくための参考です。
ヒトに対して健康影響を及ぼさない量の目安としてADI(一日摂取許容量)が定められています。

ご参考: 急性毒性(数値が大きいほど急性毒性が低い)で比較すると下記の表となり、ソルビン酸の急性毒性は、広く使用されている他の食品添加物や食塩と同程度かやや低いことがわかります。

急性毒性(半数致死量)
ソルビン酸7.4〜12.5g/kg
グリシン7.9g/kg
酢酸ナトリウム3.5g/kg
重曹4.3g/kg
食塩4.0g/kg
(単位:物質重量g/ラット体重kg)

※急性毒性試験は、いろいろある安全性試験の一つです。無毒性量やADI(一日摂取許容量)は様々な安全性試験の結果から求められており、急性毒性試験の結果のみから決められることはありません。
※半数致死量は、実験動物の体重あたりの物質重量で表され、数値が大きいほど急性毒性が低いことを示します。

http://www.ueno-fc.co.jp/foodsafety/c_7.html#q41
57.「保存料の安全性」のページで例に出ている、「グリシン」、「酢酸Na」、「重曹」、「食塩」とはどんなものですか?    

「グリシン」は、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種であり、長年の食経験があります。日持向上剤や調味料として使用される食品添加物です。

「酢酸Na」は、pH調整、風味の向上、日持向上などの効果があり、pH調整剤、酸味料、日持向上剤などとして使用されます。

「重曹」は炭酸水素ナトリウムのことで、膨脹剤としてお菓子作りなどで使用されるほか、かんすい、pH調整剤として使用されることもあります。

「食塩」は家庭にある食塩のことです。食品添加物ではありません。

参考:「改訂新版よくわかる暮らしのなかの食品添加物」谷村顕雄監修、光生館(2007)

1633とはずがたり:2015/11/12(木) 19:27:21
社名は「伊藤ハム米久HD」=持ち株会社、社長は宮下氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015110600866

 伊藤ハムと米久は6日、経営統合で2016年4月に発足させる持ち株会社の名称を、「伊藤ハム米久ホールディングス(HD)」にすると発表した。社長には米久の宮下功社長が就く。伊藤ハムの堀尾守社長は代表権のない会長に就任する。統合で基本合意した9月時点では、社長に堀尾氏が就く予定だった。
 堀尾氏は6日、大阪市内で記者会見し、新経営体制について「10年、15年先を見据え、新しいリーダーシップの下でのスタートがより望ましいと判断した」と述べた。
 HDの本社は東京都目黒区に置く。傘下に入る伊藤ハム社長には柴山育朗常務が昇格し、米久社長には御園生一彦伊藤ハム常務が就任する。(2015/11/06-19:42)

1636荷主研究者:2015/11/15(日) 16:09:01

http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/168406.html
2015/11/7 08:12 静岡新聞
焼津水産化学、国内生産拠点再編へ 3工場に集約

 焼津水産化学工業は6日、2016年3月末に榛原工場(牧之原市)を閉鎖し、主要生産拠点を現在の6カ所から3カ所に再編する方針を決めた。事業構造改革の一環で、掛川(掛川市)、大東(同)、焼津(焼津市)の3工場に集約する。

 榛原工場は昨年来、掛川工場に生産機能を移管中で、残りの機能も同工場などに移す。従業員約10人は配置転換する。土地や建物は売却予定。

 9月末に香辛料の生産を停止した静岡工場(静岡市駿河区)も今後売却する。一部の香辛料生産は残し、愛知県の企業に委託する。

 調味料の生産を停止した吉田工場(吉田町)は生産委託予定の牧之原市の企業に、OEM生産を停止した大東工場の医療栄養食専用棟は、愛知県の企業にそれぞれ賃貸する。

 今後は収益性の高い機能性食品や調味料生産のほか、女性向け美容商材などの新事業に注力する。山本和広社長は同日の会見で「事業の選択と集中を進め、高付加価値製品の開発に努める」と述べた。

 同日発表した2015年9月中間連結決算は、原材料価格の上昇や販売促進費の増加などで経常利益が50・1%減の2億9700万円、純利益が46・2%減の1億9500万円だった。売上高は0・1%増の96億9800万円だった。

1637とはずがたり:2015/11/18(水) 23:22:49
>加工肉市場の7割は日本ハム、伊藤ハム、プリマハム、丸大食品が占めている
>この4大メーカーに共通しているのは、一部で保存料を使わない製品も出しているが、基本的に「無添加」を売りにしないこと
少なくとも亜硝酸ナトリウムだけでも使わないように努力するメーカー出てこんのかねぇ。。

>無添加のハムやベーコンの生産を開始した和歌山県金屋町の農業生産法人「蒼生舎」という業者がある。ここの加工肉部門は長いこと赤字経営を余儀なくされた。その理由は「添加物」以外の何物でもない。
>『同社では、結着剤や発色剤などの添加物は「カルシウムの吸収を阻害したり発がん性の疑いがあったり、と健康を損なう恐れがある」と、いっさい使わない。このため、常に新鮮な肉を使わなければならず、ロスも多い
>亜硝酸ナトリウムは着色料であると同時に保存料でもある。それを使わないというのなら、衛生管理を徹底しなければいけない。これに加えて、輸入冷凍肉を使うのに必要不可欠な結着剤も使わないとなれば歩留まりが悪化する

>そもそも、WHOは「ハムやベーコンを食ったらガンになる」とは一言も言っていない。…細かい程度はわからないが、発がん性があるよというわけで、そこで「容疑者」として挙げているのが、「加工や調理の過程で生成される化学物質」だ。名指しはされぬものの、これが「亜硝酸ナトリウム」だというのは容易に想像できる。

>IARCが「加工肉は化学物質がクサい」と暗に示唆したのだから「添加物ってどうなのさ」という話題になるべきところを、いつの間にやら「ソーセージやベーコンでがんになるなんて極端な話、みなさん信じられますか?」という二者択一の議論へとミスリードされているのだ。
>実際に、加工肉業界も明らかにそれを意識していたフシがある
>批判をしているわけではない。リスキーな話題に真正面から向き合わないというのは、立派な広報戦略のひとつだということが言いたいのだ
いやここは批判しても良いとこだろ(;´Д`)

ハム業界の逆襲でうやむやに…加工肉発がん性問題の真相
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%8F%E3%83%A0%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2%E3%81%A7%E3%81%86%E3%82%84%E3%82%80%E3%82%84%E3%81%AB%E2%80%A6%E5%8A%A0%E5%B7%A5%E8%82%89%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E7%9C%9F%E7%9B%B8/ar-BBn8eVP
ダイヤモンド・オンライン
窪田順生
13 時間前

ウィンナーの販売が2割減!「加工肉に発がん性」は本当か?
 10月26日、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、ハムやベーコン2〜3枚分(50グラム)を毎日食べ続けると、がん発症率が18%高まるというデータを示し、「ヒトに対して発がん性がある」という評価を公表したのは記憶に新しいが、今度はお歳暮商戦が目前に迫った大手加工肉メーカーが、相次いで「ネガ情報に対するカウンター」を打ち出している。

 まず、口火を切ったのは業界トップの日本ハム。末沢寿一社長は10月30日の決算会見で、「基本的に日本人の摂取量では問題ない」という原発事故後の政府答弁のような表現で安全性を強調、国内研究機関の調査を引き合いに出し、発がん性は確認されていないと反論をした。

 丸大食品もこれを援護射撃するかのように今月10日の決算会見で、IARC公表直後の数日、ウインナーの販売が2割ほど落ちたことを明かし、科学的根拠のない風評によって営業妨害をされる「被害者」という立場を強調した。

 北米食肉協会(NAMI)はIARCの発表を、望む結論に誘導していると厳しく批判するだけではなく、「IARCが発がん性がないと断言するのは、ヨガのパンツくらいだ」などとコケにしている。それに比べるとかなり控えめな反撃だが、言葉の端々からも「世間知らずの学者がバカな研究結果を公表したせいで大迷惑だよ」という怒りが伝わってくる。

1638とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:00

 そんなムードは当然、メディアの論調にも色濃く反映されている。

「加工肉に発がん性」評価、情報の見方には注意が必要(朝日新聞11月19日) 「加工肉に発がん性」 WHOが火消し、「ソーセージ大国」は激怒(FNNニュース11月13日)

 こういう報道を見るたび、毎日ベーコンやらソーセージやら、なにかしらの加工肉を食している身としては「ですよねえ」と胸をなでおろしているのだが、そういう個人的嗜好を差っ引いて、ここまでの論調を客観的に振り返ってみると、加工肉業界側の緻密な「広報戦略」の存在に気づく。

 どのようなものかというと、IARCの公表に対してただ闇雲に反論をするのではなく、微妙な「論点ずらし」をおこない、時間が経過するにつれてまったく異なる話題へ見事にすり替えるという戦略だ。

IARCの公表の真意は一体どこにあるのか?
 そもそも、WHOは「ハムやベーコンを食ったらガンになる」とは一言も言っていない。ややこしい話になるが、全世界で約800ある研究論文や科学文献などを精査してみると、「ヒトに対して発がん性がある」と評価するのが妥当だと述べているのに過ぎないのだ。

 細かい程度はわからないが、発がん性があるよというわけで、そこで「容疑者」として挙げているのが、「加工や調理の過程で生成される化学物質」だ。名指しはされぬものの、これが「亜硝酸ナトリウム」だというのは容易に想像できる。

 加工肉が黒ずむのを避けて美味そうな艶を出す発色剤「亜硝酸ナトリウム」単体は発がん性物質などではない。ただ、魚などに含まれるアミン類と反応すると発がん物質となるという研究もあって、1970年代から加工肉批判の根拠とされている。そんなトラディショナルな疑惑をIARCが蒸し返しているのは、牛肉や豚肉という「加工前の肉」が「発がん性がある」と評価されていないことが大きい。要は、肉に問題がないのなら、加工時につけられる添加物がクサいという消去法である。

 こういうIARC公表の「真意」を受け取れば、普通の感覚では「添加物」に関心がいく。しかし、どういうわけかほとんどのメディアが「公表結果を鵜呑みにするな」とか「業界は猛反発している」などというポジショントークに終始しているのだ。ぶっちゃけ、かなり不自然だと言わざるをえない。

 いやいや、それは「加工肉=添加物」だから、わざわざ改めて添加物問題を取り上げないのよと考える人もいるかもしれないが、添加物を使わない「無塩せきハム」や、「無添加ソーセージ」も世の中にはちゃんと流通しており、立派に市民権を得ている。たとえば、信州ハムという中堅企業が販売する無添加ハムシリーズ「グリーンマーク」などは、IARCの発表が出る少し前、誕生40周年を迎えている。

 そういう市場の現実や消費者の健康志向をふまえれば、「添加物」の是非を問う記者がひとりくらいたっていいのだが、みなさん気持ちがいいくらいにスルーしている。なかには、「食事はバランスが大事」とか本題とあまり関係のない結論へ誘導するメディアもある。

 つまり、IARCが「加工肉は化学物質がクサい」と暗に示唆したのだから「添加物ってどうなのさ」という話題になるべきところを、いつの間にやら「ソーセージやベーコンでがんになるなんて極端な話、みなさん信じられますか?」という二者択一の議論へとミスリードされているのだ。

 実際に、加工肉業界も明らかにそれを意識していたフシがある。業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合が出した「加工肉に関するIARCの発表について」というステートメントでも、国立がん研究センターの研究成果なども引き合いに出して安全性を強調しているものの、そこには「化学物質」や「添加物」という文言は一切登場しない。これは平時の加工肉業界の姿勢から考えると、かなりしっくりこない。

添加物の安全性には触れず「肉は安全」と論点をすり替えた
 というのも、添加物問題は業界にとってハナから語る必要のないちっぽけな問題なのかというと、決してそうではないからだ。同じく加工肉メーカーの9割が会員になっている業界団体、一般社団法人日本食肉加工協会の事業報告書によれば、業界は年2〜3回ライフスタイル誌に記事広告を出しているのだが、平成25年・平成26年度は以下のテーマがある。

「添加物の安全性、栄養価、歴史についての紹介とレシピ(ハムを使ったおもてなし料理)」 「添加物の安全性、栄養価、飾り切りの紹介とレシピ(ソーセージと野菜を使った子供が喜ぶ料理)」

1639とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:14

 つまり、平時の加工肉業界では「化学物質」というのは安全性を訴求すべき最重要イシューであるにもかかわらず、それにケチをつけてきたIARCに対する反論では、添加物の「て」の字も出さず、しらばっくれているわけだ。この矛盾する行動から導き出される答えはひとつしかない。今回、加工肉業界としては批判に真っ向から反論をするのではなく、「論点ずらし」という戦略をとっているということだ。

 これと関係があるのか定かではないが、業界トップも奇妙なメッセージを発している。先ほど、日本ハムの末沢寿一社長が決算会見で、加工肉の安全性を強調したと述べたが実はその時にこのようにことをおっしゃった。

「消費者はびっくりされたと思う。 お肉は体に良いということを訴えていく」

 肉が体に悪いなどとは、誰も言っていない。にもかかわらず、なぜこういう唐突な話題の広げ方をしたのか。真意はご本人しかわからないことではあるが、トップ広報のテクニックのひとつに、「木は森に隠せ」ではないが、論点を広げることで、リスキーな話題からメディアの目をそらさせるという話法があるのは、紛れもない事実だ。

 批判をしているわけではない。リスキーな話題に真正面から向き合わないというのは、立派な広報戦略のひとつだということが言いたいのだ。加工肉業界の歴史を振り返ってみても、「論点ずらし」によって業界の危機を回避してきたということがある。

 それは「手造りソーセージ」問題だ。

 覚えている方は少ないだろうが、実は今から30年ほど前の大手メーカーのソーセージやらベーコンのパッケージには「手造り」という表記がよくなされていた。

 自然志向や高級志向の消費者に訴求するためで、古くは57年ごろからおこなわれていたが、80年代には一気に火がつき、「手造りハム」「手造りソーセージ」という表示にしたおかげで、売上高も2倍になったという話が珍しくなかった。

 そこへ87年ごろから消費者団体が「添加物を使って工場で大量生産しているのだから不正表示だろ」と批判を展開。この背景には、亜硝酸ナトリウムががんを引き起こすなんて研究がちょいちょい発表され、一部消費者から添加物が問題視されてきたということが大きい。

 売れ筋である「手造り」路線を続けたいのなら、添加物問題に取り組むべきではないか――。そんな消費者団体のストレートな訴えを、業界はすばやく身をかわして流す。伊藤ハムの「手造りバイエルン」を皮切りに、大手メーカーが「手造り」の表記を取りやめていくのだ。

 それだけではない。添加物の安全性に注目が集まりそうになるや、「そもそも手造りとはなんでしょうか」という見事な「論点ずらし」を展開していく。たとえば、ある大手メーカー幹部は、全国紙で以下のような熱弁をふるった。

「本当ならもっと機械化できる技術力がありながら、『手づくり』品の場合は、そこまでの機械化を避けている。衣料品でも、ミシン縫いなのに『手づくり』を謳うし、他の食品も同様だ。『手づくり』を無添加と解するのは短絡的すぎる。発色剤さえも使ってはダメとなったら、ハムじゃなくて焼き豚、肉だんごになってしまいますよ」(朝日新聞1987年8月24日)

「手造り」路線にこだわればメーカーは赤字に
 その後、公正取引委員会の指導によって、日本食肉加工協会が「ハム・ソーセージ類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」をまとめて、協議会を立ち上げ、「手造り」「手造り風」を冠する加工肉の定義がこのようになされた(平成23年2月10日時点)。

1640とはずがたり:2015/11/18(水) 23:23:33
>>1637-1640
ア/良質の原料肉を使用し、食塩等を加えて長期間(発色剤を使用したものにあっては、ハム類については7日間以上、べーコン類については5日間以上、ソーセージ類については 3日間以上)低温で漬け込み熟成させたものイ/自動化された機械又は装置を用いないものウ/結着材料を含まないものエ/調味料、結着補強剤、発色剤、酸化防止剤及び香辛料抽出物以外の食品添加物を含まないもの

 これによって大手加工肉メーカーは添加物問題と真正面から向き合うことなく、「脱・手造り」へのソフトランディングに成功したのだ。

 このような話を聞くと、「手造り」という表記で売れることは実証済みなのだから、単に上の条件に合った商品を作って売ればよかったんじゃないのと思うかもしれないが、それは大手メーカーにとって到底受け入れられる話ではない。

 たとえば、このルールが定められてからほどなく、無添加のハムやベーコンの生産を開始した和歌山県金屋町の農業生産法人「蒼生舎」という業者がある。ここの加工肉部門は長いこと赤字経営を余儀なくされた。その理由は「添加物」以外の何物でもない。

『同社では、結着剤や発色剤などの添加物は「カルシウムの吸収を阻害したり発がん性の疑いがあったり、と健康を損なう恐れがある」と、いっさい使わない。このため、常に新鮮な肉を使わなければならず、ロスも多い。ハム・ソーセージ加工部門は八年前にスタートしたが、いまだに赤字。無添加製造に加え、原料が自家豚に限られるため大量生産できず、製造コストも通常の市販品の二、三倍はかかってしまうからだ。』(大阪読売新聞2002年3月6日)

 亜硝酸ナトリウムは着色料であると同時に保存料でもある。それを使わないというのなら、衛生管理を徹底しなければいけない。これに加えて、輸入冷凍肉を使うのに必要不可欠な結着剤も使わないとなれば歩留まりが悪化する。これらのコストアップが経営に重くのしかかるのだ

「発がん」バトルは今後も続く4大メーカーの次の一手に注目
 添加物を使わなければ、技術的には「高くて安全な加工肉」はつくれる。しかし、それでは消費者が求める「安くておいしい加工肉」は実現できない。それはマスマーケットで生き馬の目を抜く熾烈な競争を繰り広げる大手メーカーにとってはありえない選択なのだ。そんなビジネスモデルの根幹を揺るがすような危機的状況を、巧みな広報戦略で脱することができた要因は、業界というより大手メーカーの「強さ」以外の何物でもない。

 加工肉市場の7割は日本ハム、伊藤ハム、プリマハム、丸大食品が占めているのだが、この4大メーカーに共通しているのは、一部で保存料を使わない製品も出しているが、基本的に「無添加」を売りにしないことである。

 少子高齢化で国内市場がシュリンクしている業界も多いが、国内加工肉業はこの3年、微増ながらも成長を続けている。4大メーカーは2015年9月中間決算でも、牛肉や豚肉の価格上昇の影響で全社売上高が前年同期を上回っている。このような安定的な成長は、「添加物」なくして実現できない。

 そのビジネスの根幹を脅かしたのがIARCだったわけだが、情報戦に関して一枚も二枚も上手な加工肉業界にかなうわけがない。「加工や調理の過程で生成される化学物質」という論点をうやむやにしただけではなく、IARCへの不信感を人々へ植え付けて返り討ちにした。

 とはいえ、IARCが「信頼のおける研究が多数ある」と評価したことからもわかるように、加工肉と「がん」を結びつける研究者はまだまだ多く、第2、第3の攻撃も予想される。今回のような「論点ずらし」がいつまでも通用するとは限らない。そうなると、加工肉によって寿命が延びたとか、がんとの因果関係はないというエビデンスの積み重ねが重要だが、これはIARCへ向けた批判がそのままブーメランになり泥仕合になる恐れもある。

 現時点では夢物語だが、将来的にはどこかのタイミングで、信州ハムなどが幅を利かせる「無添加市場」へ打って出るという産業構造の転換もありえるのではないか。

 加工肉4大メーカーの次の一手に注目したい。

1644とはずがたり:2015/12/09(水) 16:34:12
2015年06月23日 21時10分 更新
サントリー「モルツ」が販売終了 「ザ・モルツ」に
モルツからザ・モルツへ。プレミアムモルツより40円安いです。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/23/news131.html

 サントリービールは6月23日、ビールの新製品「サントリー ザ・モルツ」を発表しました。店頭想定価格は350ミリリットル缶で220円。9月8日から全国で販売します。ザ・モルツの販売に伴って、現行の「モルツ」は販売終了となります。

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ザ・モルツ
 現行のモルツがさっぱりシンプルな味わいなのに対し、ザ・モルツは「うまみ」を押し出した味わいになっています。チェコおよび周辺国で収穫・製麦されたダイヤモンド麦芽を用い、苦みとコクとほのかな甘みが複層的に感じられるビールに仕上げているそう。

 2014年度のモルツの売り上げが年間419万ケースだったのに対し、ザ・モルツでは12月までに200万ケース、年間で約600万ケースの販売を目標としています。

 サントリーのビールは現在、高級ラインの「ザ・プレミアム・モルツ」と普及価格帯のモルツの2ブランドが中心ですが、主力はザ・プレミアム・モルツ。普及価格帯の売上を伸ばすことで、発泡酒や新ジャンルをも含めたビール市場全体でのシェア拡大を目指しています。「ビール類のシェアは昨年(2014年)14.5%。これを2020年には20%に伸ばしたい」(サントリービール)

1645とはずがたり:2015/12/09(水) 16:34:24
>>1596>>1599

2015年10月3日(土)
サントリー「ザ・モルツ」で仕掛ける仁義なき戦い
http://president.jp/articles/-/16326
PRESIDENT Online スペシャル

新商品で上位2社への宣戦布告!?

サントリービールは9月日8日、1986年から販売してきたビール「モルツ」の後継商品「ザ・モルツ」を発売した。国内ビール市場で各社が主戦場に据える「スタンダード・ビール」と呼ばれる中級品の新商品であり、ほぼ30年ぶりの全面刷新は同社の並々ならぬ意気込みを感じさせる。これは同時に、アサヒビール、キリンビールの上位2社に対する宣戦布告でもある。

スタンダード・ビールのジャンルは、アサヒの主力商品でシェアトップを独走する「スーパードライ」、キリンの「一番搾り」「ラガー」、さらにサッポロビールの「黒ラベル」がひしめき合う激戦区だ。サントリーは高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が好調で、ビール類全体で第3位に浮上した。

しかし、ビール類総市場で4割を占めるスタンダード・ビールにおいてはサッポロの後塵を拝し、シェア11%の4位に甘んじており、新商品投入により、上位3社に挑戦状をたたきつけた格好だ。それを裏付けるように、ザ・モルツの投入と同時に放映開始したテレビCMが極めて挑戦的と取り沙汰され、話題をさらっている。

このCMは、ダンスユニット「EXILE?TRAIBE」を起用し、カウンターバーでの「ドライに生きてて楽しい?」との会話の後に、「ドライに生きて、楽しいか。」との文字が大きく表れる。これは、スーパードライに喧嘩を売ったとの評が専らだ。ザ・モルツがコクやうまみにこだわり、辛口でキレを重視するスーパードライを完全に意識した点でも、それがうかがわれる。

しかし、それだけにとどまらない。ザ・モルツの商品パッケージに表示された「100%ビール」の文字は、キリンが100%麦芽への転換により、トップ独走のスーパードライの切り崩しにかかった一番搾りに対しても対抗心をむき出しにしたとの受け止め方も可能となる。

新商品投入は酒税見直しを先取りか

サントリーは創業者、鳥井信治郎による「やってみなはれ」精神を受け継ぎ、1963年にビール事業に本格参入し、45年目の2008年に悲願の黒字化を達成した。同年にはサッポロをおさえてシェア3位に浮上し、その後は勢いに乗っている。

ザ・モルツ投入に当たっては、「スタンダード・ビール市場に挑戦する」(サントリービールの山田真二常務)と、年内に旧モルツの1.4倍の200万ケース(1ケース=大瓶20本換算)、20年に1000万ケースの目標を掲げ、悲願のシェア20%獲りへの弾みを付けたい意向だ。その本気度は、挑戦的なCMによるセンセーショナルなデビューでも伝わってくる。

同時に、この時期に、主戦場のスタンダード・ビール市場に新商品で攻勢をかけるサントリーの思惑も垣間見られる。政府・与党は年末にかけた来年度税制改正に向け、今後、ビール類の酒税見直しの議論を本格化する。議論の方向としては、昨年、消費税率再引き上げとからんで棚上げされた、「ビール」「発泡酒」「第3のビール」によって異なる税率の一本化が焦点となり、税率の高いビールの税率引き下げが議論される見通しだ。

ザ・モルツの投入はこれを先取りし、ビール回帰への流れを呼び込もうというサントリーの戦略とも受け取れる。半面、縮む一方のビール市場はゼロサム・ゲームの様相が濃く、ハイボールのブームを作り上げるなどマーケティング力で定評のあるサントリーの攻勢は、スタンダード・ビール市場に波風を立てるだけで、大手4社による肉弾消耗戦を助長するだけとの見方もある。

売られた喧嘩は買うよりないのがビール業界の常であり、サントリーの宣戦布告によって、ビール業界の「仁義なき戦い」は再び火蓋を切って落とされた。

1646とはずがたり:2015/12/09(水) 16:35:44

そんな事があったとわ。。
>1928年(昭和3年)、当時の寿屋は横浜にビール工場を持つ日英醸造(カスケードビール)を買収、ビール事業に進出する。「赤玉ポートワイン」で儲けた資金をもとに、大正期にウイスキー事業を始めていたが、信治郎は、仕込みから商品化まで時間のかかるウイスキーと、製造期間の短いビールの2本柱による経営を考えていた。…信治郎はカスケードビールを「オラガビール」と商品名を変えて値下げをし、さらには得意の宣伝攻勢をかけることでヒット商品に育て上げた。ところが危機を感じた大手メーカーが、自社の瓶がオラガビールに使われていると裁判を起こし、寿屋は敗訴する。こうなると新興メーカーは厳しい。

売り上げ好調なのに味を変えた プレミアムモルツの「現状打破」
いまに生きる「やってみなはれ」①
https://boss-online.net/issue-2015-01/article-528
ビールへの佐治敬三の思い

サントリーの主力ビールである「ザ・プレミアム・モルツ」は、2003年の本格発売以来、一貫して、売り上げを伸ばし続けている。

ビールや発泡酒、第3のビールなど、いわゆるビール類には毎年たくさんの種類の新商品が発売されている。しかしその中から定番商品となるのはごくわずか。ましてや右肩上がりで伸びているのは極めて珍しい。

プレモルの躍進によって、ビール4社の業界地図にも地殻変動が起こった。4位が定位置だったサントリーが、サッポロを追い抜き3位に浮上。しかも事業開始以来の悲願だった黒字化も果たした。プレモルはサントリービール史上の一大エポックとなった。

サントリーがビール市場に参入したのは1963年4月のこと。しかしそこから遡ること35年。第1次ビール進出があった。それはまさに創業社長である鳥井信治郎の「やってみなはれ」の具現化だった。

1928年(昭和3年)、当時の寿屋は横浜にビール工場を持つ日英醸造(カスケードビール)を買収、ビール事業に進出する。「赤玉ポートワイン」で儲けた資金をもとに、大正期にウイスキー事業を始めていたが、信治郎は、仕込みから商品化まで時間のかかるウイスキーと、製造期間の短いビールの2本柱による経営を考えていた。

信治郎はカスケードビールを「オラガビール」と商品名を変えて値下げをし、さらには得意の宣伝攻勢をかけることでヒット商品に育て上げた。ところが危機を感じた大手メーカーが、自社の瓶がオラガビールに使われていると裁判を起こし、寿屋は敗訴する。こうなると新興メーカーは厳しい。

しかもウイスキー事業は相変わらず大量の資金を食い続けている。そこでやむなく信治郎は、ビール事業の売却を決意する。サントリービールの最初の挫折だった。

ビール事業復活に執念を見せたのは2代目社長の佐治敬三だった。しかし63年に再参入を果たしたものの、当時の市場はキリン、サッポロ、アサヒの寡占状態にあり、そこにサントリーが割って入るのは至難の技だった。67年には「純生」を発売、火入れしたラガービール全盛だった時代に生ビール旋風を起こしたものの、上位3社を脅かすには至らなかった。…

1647荷主研究者:2015/12/12(土) 23:57:12

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00365295?isReadConfirmed=true
2015年11月20日 日刊工業新聞
日清オイリオ、円安・TPPに備え 国内油脂コスト削減加速

生産・物流など各方面でコストダウンを進める(横浜磯子事業場)

 日清オイリオグループは国内油脂事業のコストダウンを加速する。同社は円安・原料高に対応し、2015年度末に12年度比30億円のコストダウンを目標に、共同配送による移動費用削減、主力工場の横浜磯子事業場(横浜市磯子区)での生産性向上などに取り組んできた。しかし、加工油脂やファインケミカル事業に比べ国内油脂の収益改善がなかなか進まず、環太平洋連携協定(TPP)の関税撤廃で価格引き下げ圧力も予想されるため、将来に備えコストダウン目標を上積みする。

 上積み額の具体額は検討中だが、10億円以上になるとみられる。TPPで関税撤廃が決まった大豆油や菜種油、コメ油などは関税率自体は小さく、輸入品が増えても家庭向けは商品ブランド力や高付加価値で対抗できるとみている。しかし「業務向けは価格低下圧力が強まる」(今村隆郎社長)としている。

 さらに牛肉・豚肉関税の引き下げや飼料米へのシフトにより、配合飼料向けのミール価格が下がる事態も想定される。このため、物流構造改革や経費、業務構造改革など聖域を設けずに各方面でコストダウン策を立案・実行する。

 製造では磯子、堺の事業所で精製・圧搾・抽出などの専用ラインを持つ強みを活用。大豆、菜種などの国際相場変動に応じて好採算の方を集中生産し、利益率を高める。

 物流では味の素やハウス食品グループなど他社とも協力し、共同配送を推進。業務ではiPadなど携帯端末の活用でワークスタイルバランスと効率向上を両立させる。

(2015年11月20日 建設・エネルギー・生活2)

1650とはずがたり:2015/12/22(火) 17:59:21
>>1643だと好調とあるけどその後急失速したらしい。大丈夫か??

>既にプレミアム価格帯の商品を持ちながら、同ブランドでスタンダード価格帯の商品を後から投入するのは異例中の異例。
ザ・モルツはモルツの後継だし事実誤認がある記事の様でもあるけど。

サントリー「ザ・モルツ」大失速!安売り・大宣伝でも売れない
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%80%8C%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%80%8D%E5%A4%A7%E5%A4%B1%E9%80%9F%EF%BC%81%E5%AE%89%E5%A3%B2%E3%82%8A%E3%83%BB%E5%A4%A7%E5%AE%A3%E4%BC%9D%E3%81%A7%E3%82%82%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AAg5IYN
ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部

 11月上旬、大手小売りチェーンの一部店舗から、サントリービールの大型新商品「ザ・モルツ」がひっそりと消えた。

 今年9月、サントリーはスタンダードビール市場への本格進出を宣言し、満を持して「ザ・モルツ」を投入。テレビCMには人気ダンスユニットの「EXILE TRIBE」を起用するなど、大量の広告投資と低価格攻勢でビール売り場を“ジャック”した。

 ところが、発売当初こそコンビニエンスストアやスーパーマーケットの店頭をにぎわせたものの、11月以降「ザ・モルツ」の販売数量は急失速。「もう、ベンチマークする必要性はない。戦況は平常運転に戻った」とある競合メーカー幹部は言い切る。

 別の競合メーカー幹部も、「鳴り物入りの新商品だっただけに、正直、ほっとしている」と、安堵した表情で本音を漏らす。

 サントリーへの打撃は甚大だ。ただでさえ、アサヒビールやキリンビールを凌ぐ破格の安値をスーパーに提示。「われわれが、スーパーの特売商品として350ミリリットル缶の6缶パックを1000円で売るところを、サントリーは平気で960〜970円で売っている」(競合メーカー関係者)状況だ。

 これだけのマーケティングコストを投じているにもかかわらず、販売数量が伸び悩んでいる。サントリーは「5年後に年間1000万ケースを狙う」と意気込むが、現実には達成が難しい状況に追い込まれている。

12年連続販売増に暗雲か
 それだけではない。「実は、サントリーが抱える悩みはもっと深い」と同社幹部は漏らす。「スタンダードビール『ザ・モルツ』の失速が、虎の子の『ザ・プレミアム・モルツ』のブランドイメージを毀損するリスクがある」(同幹部)というのだ。

 そもそも、既にプレミアム価格帯の商品を持ちながら、同ブランドでスタンダード価格帯の商品を後から投入するのは異例中の異例。「『ザ・モルツ』不調のイメージが、『プレモル』へ悪影響をもたらしかねない」と競合のマーケティング担当者も指摘する。

 2003年の発売から11年連続で販売数量増を達成してきた「プレモル」だが、「今年は更新できるか微妙な状況だ」(サントリー関係者)。となれば、「ザ・モルツ」の不調が、サントリーのビール事業全体へまん延しかねない。

 「ザ・モルツ」の投入プロジェクトは、新浪剛史・サントリーホールディングス社長の“肝いり”で進められたもの。社内の批判が新浪社長に集中し、求心力が低下する恐れもある。

 サントリーは12月上旬から「プレモル」の味を2年9カ月ぶりに刷新する。新プレモルで連続販売数量増を死守できるか。ビール事業の先行きを左右する正念場の師走となりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1651荷主研究者:2015/12/26(土) 21:16:31

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2015/11/26-22677.html
2015年11月26日 化学工業日報
水澤化学 食用油の劣化抑制剤を拡販 生産能力5割増

 水澤化学工業(東京・中央区、澤田宏社長)は、揚げ物に使われる食用油の劣化抑制剤の販売に力を入れる。同剤は食品添加物の二酸化ケイ素などが原料。残留した脂肪酸や色素を吸着し、食用油を長持ちさせる。食品加工メーカーやスーパー、飲食店を中心に需要が伸びており、約1.7億円を投じて自社工場の生産能力を5割増強した。食品関連分野では調理コストや環境負荷低減の取り組みが進展している。食用油の延命化につながる吸着剤で市場ニーズを取り込む。

 【写真】吸着剤「ミズカライフ」(左)と昨年設備増強を実施した中条工場(新潟県胎内市)。

1653とはずがたり:2015/12/30(水) 08:34:35

2015.12.29 11:59
アサヒ、米飲料大手を買収へ 500億円規模に
http://www.sankei.com/economy/news/151229/ecn1512290016-n1.html

 アサヒグループホールディングス(HD)が米飲料大手、トーキングレイン(ワシントン州)を買収する方向で検討していることが29日、分かった。健康志向の高まりで世界的に需要が増加するノンカロリー炭酸飲料市場を取り込み、海外事業を強化する狙いがある。買収金額は500億円規模になる見通しだ。

 トーキングレインは、1987年に米シアトルで創業。米国を中心に主力のノンカロリーの炭酸水「スパークリングアイス」などを展開している。

 日本国内の飲料市場は人口減少などの影響で大きな成長が見込めない状況にある。アサヒは、平成23年にマレーシア、25年にインドネシアの飲料会社をそれぞれ買収し、海外展開を進めてきた。ただ、売上高に占める海外事業の比率は1割強にとどまり、3割台に達したキリンHDとサントリーHDに出遅れていた。

 「今後は巨大マーケットの欧米への投資を拡大する」(アサヒ首脳)方針で、欧米地域での買収戦略を加速させる見通し。今回の検討はその一環となる。

 アサヒは29日、トーキングレインの株式取得を含め、新たな資本業務提携についてさまざまな可能性を検討しているとした上で、「現時点で決まった事実はない」とのコメントを発表した。

1655とはずがたり:2016/01/07(木) 10:05:01
マヨネーズの賞味期限、2か月延長…キユーピー
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160106-OYT1T50091.html?from=yartcl_outbrain1
2016年01月06日 18時18分

 キユーピーは6日、「キユーピーマヨネーズ」の一部と、カロリーを抑えた「キユーピーハーフ」の賞味期限をこれまでより2か月延ばし、12か月にすると発表した。

 3月以降に出荷する50グラム〜450グラムの5容量の「キユーピーマヨネーズ」と、1月22日以降に出荷する「キユーピーハーフ」の全商品が対象となる。

 劣化の原因となる酸素を減らす新製法を導入するなどし、賞味期限を延ばしても風味や味が落ちないことを確認したという。賞味期限を延ばすことで、家庭での食品廃棄を減らすことにもつなげる。

1656とはずがたり:2016/01/15(金) 20:05:13
| 2016年 01月 15日 16:41 JST
キリンがSABミラー傘下買収なら協力=サンミゲル社長
http://jp.reuters.com/article/san-miguel-sabmiller-idJPKCN0UT0L8

[マロロス(フィリピン) 15日 ロイター] - フィリピンの複合企業サンミゲル(SMC.PS)のラモン・アン社長は15日、キリンホールディングス(2503.T)が英SABミラー(SAB.L)傘下のビールブランド「ペローニ」と「グロールシュ」の買収を目指すなら協力するとの意向を明らかにした。

アン社長はロイターに対し、傘下のサンミゲル・ビールを通じたペローニとグロールシュの買収に依然として関心があると述べた。既に買収を提案したかどうかは明らかにしなかった。

キリンはサンミゲル・ビールに約50%出資している。

1659とはずがたり:2016/01/23(土) 18:19:06

「クノール カップスープ」29品目を値上げへ 味の素
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Q3S2ZJ1QULFA00M.html
2016年1月22日22時38分

 味の素は22日、「クノール カップスープ」シリーズの29品目の価格を、4月1日の納品分から約4〜8%引き上げると発表した。円安の影響で、輸入しているコーンパウダーや野菜の乾燥具材の調達コストが上昇しているため。値上げは1983年以来、33年ぶり。「クノール カップスープ 8袋入り コーンクリーム」の想定価格は税込み460円前後から490円前後になる。

1660荷主研究者:2016/01/31(日) 13:29:57

http://yamagata-np.jp/news/201601/20/kj_2016012000406.php
2016年01月20日10:11 山形新聞
でん六、新工場整備 上山の敷地南側に、来夏稼働めざす

でん六が新工場の整備を計画している蔵王の森工場(中央)の南側敷地。写真左手が国道13号=上山市蔵王の森

 豆菓子メーカーのでん六(山形市、鈴木隆一社長)が、上山市の同社「蔵王の森工場」の南側に新工場を整備することが19日までに分かった。特に加工豆菓子の売り上げを伸ばしており、現在山形市清住町3丁目の本社工場で行っている加工豆菓子の製造ラインを増強する形。新工場整備で、蔵王の森にある工場の総延べ床面積は2倍に拡大する。4月に着工し、来年8月のフル稼働を目指す。

 大規模な新工場の整備は1995年に落成した蔵王の森工場以来22年ぶり。蔵王の森工場がある同社の敷地は約8万6320平方メートルの広さがあり、この中に整備する。

 現在の蔵王の森工場は鉄骨造り2階建てで延べ床面積約9800平方メートル。このほか地下1階・地上3階の管理棟と、物流センターがある。新工場は鉄骨造り3階建てで延べ床面積約9800平方メートル。従来の工場、新工場を合わせると延べ床面積が本社工場より約800平方メートル広く、主力の製造拠点となる。従業員の更衣室などが入る管理棟も西側に増築して1.5倍程度に拡張する。

 完成は来年2月末で、機械設備の移設などを終えて同年8月の全ライン稼働を目指す。新工場稼働を機に省人化、効率化も進める。総事業費はおよそ48億円。

 同社の第62期(2014年4月1日〜15年3月31日)の売上高は前期比6.3%増の198億7930万円。第63期(15年4月1日〜16年3月31日)も、スパイス風味などの種類があるポリッピーや看板商品でん六豆といった豆菓子を中心に売り上げが好調で、決算は過去最高となる約205億円の売上高を見込む。

 鈴木社長は「新しい生産方式も導入したい。将来は現在の1.4倍程度までの生産能力拡大を目指す」と話した。

1663とはずがたり:2016/01/31(日) 20:35:10

アメリカ人どもめ,やっとばかでかさのばかばかしさに気付きよったかw

米炭酸飲料業界、容器小型化で売上減に歯止め
http://jp.wsj.com/articles/SB10116307791432393383204581505280466419442?mod=WSJ_article_EditorsPicks_7
By MIKE ESTERL
2016 年 1 月 28 日 10:55 JST

 米大手炭酸飲料会社は、損失に歯止めをかける方策を見つけた。「量を少なくして値段を高くする」戦略だ。

 データサービス会社ニールセンによれば、2015年(12月26日までの52週)の米国の炭酸飲料の店舗売り上げは量ベースで減少したが、ドル(金額)ベースでは0.1%減の265億9000万ドル(約3兆1500億円)と微減にとどまった。これは2012年以降、最も良い業績だという。

 業界オブザーバーの中には、金額ベースの売上高は昨年、微減ではなくわずかに増加したと考える向きもいる。

 業績が改善したのは、各社が炭酸飲料を「special treat(特別の楽しみ)」としてマーケティングに尽力しているためだ。米国の消費者を小型容量の7.5オンス缶と8オンスボトルに誘導し、オンス当たりの価格を引き上げたのが一因だ。

 コカコーラ社北米担当のサンディー・ダグラス社長は11月の投資家向け会議で、「お母さんたちは子どもにtreat(楽しみ。ここでは炭酸飲料)を与えたいのだが、余りに多く与えるのを好まない」と述べた。

 「量を少なくして値段を高くする」という戦略上のシフトは、2013、14両年を通じ値引きで顧客を呼び戻そうとして失敗したのを反省した動きだ。昨年、販売量は再度減少(ニールセンによれば2.2%減少)し、11年連続の減少となった。これは、顧客が肥満や人工甘味料を懸念していることが背景にある。

 調査会社ギャラップの昨年7月の世論調査によれば、炭酸飲料を避けようと努力していると答えた米国人は60%強となっている。新たな米国飲食摂取ガイドラインは、添加糖分の一日当たり摂取量の上限を約200カロリーとした。20オンスボトルのレギュラーコーク1本よりも40カロリーほど少ない量だ。

 業界リーダーのコーク(コカ・コーラ)は、消費者向けに小型サイズを売り込むのに最も熱心だ。同社は昨年1-9月の比較的小型の容器入りの売上高が15%増加したと述べている。一方、昨年の比較的大型の容器入りの売上高は米国総売上高の約85%にとどまり、2011年の90%を下回っている。店頭でコークを大型容器で買えば、コストは通常の場合少なくなる。

1664とはずがたり:2016/01/31(日) 20:35:25
>>1663-1664
 ライバルのペプシコは、12オンス缶パックと、0.5リットルおよび2リットルボトル(これらは大幅値引きされるのがしばしばだ)の業界全体の売上高は2011年以降、年率2.6%減少していると述べている。同社によれば、比較的小型のパッケージ(オンス量は通常少なめ)は同期間中に年率1.8%増加した。

 アトランタのスーパーマーケット、パブリックスでは、12オンスのコーク缶が12パックで5.29ドル。1オンス当たり3.67セントとなっている。これに対し、7.5オンス缶8パックは3.99ドルで、オンス当たり6.65セントと2倍近くだ。

 ファストフードチェーンは顧客の選好の変化に対して値引きで対応している。

 金融サービス会社エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジャック・ラッソ氏は「現在の環境下で値上げするのは注意が必要だ。顧客が節約しているからだ」と述べた。

 しかし、これまでのところ炭酸飲料業界の容器小型化戦略は、大手のコーク、ペプシ、そしてドクター・ペッパー・スナップル・グループ(3社で米炭酸飲料市場の90%を占める)には奏功している。彼らは昨年、炭酸飲料価格を各種機関の推定で2-3%引き上げることができた。通常、値上げされると、割安なプライベートラベル・ブランドが市場シェアを拡大するのだが、昨年はそうではなかった。モルガン・スタンレーによれば、プライベートラベル売上高は3%減少したという。

 ある面で、炭酸飲料業界は20世紀初頭のルーツに戻りつつあると言える。ボトルが通常6オンス前後で、ポップ(炭酸飲料)が「特別な日のための楽しみ」だった時代だ。セブンイレブンがコンビニで32オンスの「ビッグ・ガルプ(がぶ飲みサイズ)」を打ち出したのは1976年になってからだ。

 ここに来て、米国の炭酸飲料愛飲者たちは「消費量を減らしたいが、お気に入りのブランドを今なお楽しんでいる」とドクター・ペッパーのマーティ・エレン最高財務責任者(CFO)は言う。ドクター・ペッパーは今年、7.5オンス缶を全国的に売り出す。12オンス缶に代わるものとして打ち出した8オンス缶の代替だ。7.5オンス缶は1本当たり約95カロリーで、12オンス缶の150カロリーを大幅に下回っている。

 エレン氏は、消費者に「少量で多額を負担してもらう」のは持続可能という現行の考え方を代表しているという。なぜなら、割高であっても、炭酸飲料は依然として「cheap treat(安上がりに楽しめるもの)」だからだ。

1665とはずがたり:2016/02/01(月) 22:19:09

2016.1.9 10:35
アサヒ、欧州老舗ビールブランドの買収検討 総額4000億円規模か
http://www.sankei.com/economy/news/160109/ecn1601090020-n1.html

 アサヒグループホールディングスが、欧州で2つの老舗ビールブランドの買収を検討していることが9日、分かった。対象はイタリアの「ペローニ」とオランダの「グロールシュ」で、来週末にも締め切られる入札に参加するとみられる。国内ビール市場の縮小が続く中、アサヒは海外市場の開拓を急いでおり、欧州2ブランドの買収により、手薄だった欧州事業の強化につなげる狙いだ。

 アサヒのほか、スペインのビール大手マオウ・サンミゲルや、投資会社のKKRやシンベンなども買収に関心を示しており、買収総額は4千億円規模に達するとの見方も出ている。

 ペローニは1846年、グロールシュは1615年に創業した老舗で、いずれもビール世界2位の英SABミラーが保有している。

 SABミラーは昨年11月、ビール世界首位のベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)に買収されることが決まり、独占禁止法に抵触する恐れがある国・地域で資産売却を進めている。

1666とはずがたり:2016/02/01(月) 22:22:56

2016.1.8 05:00
アサヒが王者サントリー抜き首位に 因縁のノンアルコールビール市場で
http://www.sankei.com/economy/news/160108/ecn1601080006-n1.html

 平成27年のノンアルコールビール市場で、アサヒビールがサントリービールを抜いて首位に立ったことが7日、分かった。「ドライゼロ」などを展開するアサヒが前年比約16%増の734万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と伸びた一方、4年連続でトップの「オールフリー」を擁するサントリーは約3%減の696万ケースにとどまった。

 ノンアルコールビール市場は健康志向を追い風に伸びているほか、メーカーにとっても利益率が高いことから競争が激しくなっている。両社の間では、ノンアルビールの製法特許をめぐる訴訟も続いている。

1667荷主研究者:2016/02/07(日) 10:59:22

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160121/bsc1601210500017-n1.htm
2016.1.21 06:36 Fuji Sankei Business i.
コカ・コーラ、世界共通の新ブランド戦略 炭酸飲料離れ阻止へ

刷新したコカ・コーラをPRするティム・ブレット社長(中央)ら=20日、東京都港区【拡大】

 日本コカ・コーラは20日、世界共通の新ブランド戦略を展開すると発表した。200以上の国・地域で「コカ・コーラ ゼロ」「ライト」などコカ・コーラブランドを一括して訴求する「ワンブランド戦略」を打ち出すのが柱で、グローバルベースでマーケティングキャンペーンを実施するのは7年ぶり。同日、東京都内で会見したティム・ブレット社長は「今回のキャンペーンを展開することで、必ず成長につなげる」と意欲を示した。

 新ブランド戦略では、世界共通のテレビコマーシャルを放映するほか、コカ・コーラボトルのパッケージも刷新する予定だ。また、販促キャンペーンの一環として、コカ・コーラグループグループマネージャーの助川公太氏は「スーパーマーケットや携帯電話販売店などで年間100万〜200万本のサンプルを配布する」との方針を明らかにした。

 コカ・コーラが新たなブランド戦略を展開する背景には、消費者の炭酸飲料離れが進んでいることがある。健康志向の高まりを背景に、世界的に甘い炭酸飲料の売れ行きが減少している。この傾向は日本国内でも顕著になっている。

 飲料総研によると、国内の炭酸飲料市場は2013年の2億8000万箱をピークに、14年が2億7850万箱、15年が2億7700万箱と減少傾向が続いている。今後についても「炭酸飲料は不健康飲料の代名詞となっており、今後も減少傾向が避けられない」(飲料総研の宮下和浩取締役)と冷ややかな声も少なくない。

 日本コカ・コーラによれば、「ブランドへの好意度は低くないが、コカ・コーラの購買から遠ざかっていたというユーザーが多い」としており、新ブランド戦略の推進でコカ・コーラのてこ入れを図る。

1668荷主研究者:2016/02/07(日) 11:03:24

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00371969?isReadConfirmed=true
2016年1月22日 日刊工業新聞
キリンHD、コスト引き下げ 飲料原料、一括調達

取手工場のビール生産ライン。原料は麦芽由来のモルトとホップだ

 キリンホールディングス(HD)は豪州や南米など海外子会社を持つ強みを生かし、グループ企業のキリンを通じて国内外の飲料原料や容器材料の一括調達を図る。2016年中にまずビール原料のモルトから試験調達、状況や効果をみて17年以降、ビール・飲料の他原料やペットボトル原料の樹脂、缶材のアルミ地金などに拡大する。コストを引き下げ、体力競争の中で生き残る狙い。

 ビール業界では世界1位のベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブが2位の英SABミラーを買収しシェア3割を狙うなど、規模拡大による体力競争の動きが続いている。キリンは国内ビール大手の中では海外展開で先行しており、この利点を生かす。

 海外子会社は豪州ライオンやブラジルキリン、ミャンマー・ブルワリーなどがあり、フィリピンのサンミゲルビールにも半分弱を出資している。ホップは品種や地域ごとに香りが違うため大量調達効果は小さいが、発芽大麦を乾燥したモルトでは利点があるとみて、調達先との契約期間が切れるのを待って、一括契約に切り替える。

 海外子会社との原料価格情報交換はこれまでも行っているが「相場や取引相手に関する情報交換が主で、数量をまとめた調達はしていない」(キリンの原田昌起執行役員調達部長)。

 キリングループが買い付けるモルト数量は年間30万トンに達し、麦芽率が低い発泡酒などがある関係で国内より海外子会社の量が多いという。為替や国際相場の動向も見ながら検討を進める。

(2016年1月22日 建設・エネルギー・生活2)

1672とはずがたり:2016/02/07(日) 17:25:50
日本一の純米大吟醸「獺祭」の逆転発想
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E3%81%AE%E7%B4%94%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E5%90%9F%E9%86%B8%E3%80%8C%E7%8D%BA%E7%A5%AD%E3%80%8D%E3%81%AE%E9%80%86%E8%BB%A2%E7%99%BA%E6%83%B3/ar-BBp2LGn
プレジデントオンライン
4日前

日本一の純米大吟醸「獺祭」の逆転発想: 旭酒造社長 桜井博志(さくらい・ひろし) 1950年、山口県生まれ。73年松山商科大学(現・松山大学)卒業後、西宮酒造(現・日本盛)に入社。76年旭酒造に入社。79年旭酒造を退社、石材卸業を興す。84年父の急逝で旭酒造に復帰。「獺祭」を開発。2000年海外販売を開始。c PRESIDENT 旭酒造社長 桜井博志(さくらい・ひろし) 1950年、山口県生まれ。73年松山商科大学(現・松山大学)卒業後、西宮酒造(現・日本盛)に入社。76年旭酒造に入社。79年旭酒造を退社、石材卸業を興す。…
売上高はこの30年間で約40倍。山口県の山奥にある酒蔵に、愛飲家が押し寄せている。お目当ては日本酒「獺祭(だっさい)」。「純米大吟醸酒」として日本一の出荷量を誇り、世界20カ国に輸出されている。200年以上の歴史をもつ酒蔵は、なぜ生まれ変わったのか。その挑戦とは――。

【弘兼】海外でもワインの代わりに飲まれるようになっていますね。日本酒の輸出額は年々伸びていて、2013年には100億円を超えました。さらなる成長が期待されています。

【桜井】当社の純米大吟醸酒「獺祭」も、海外での売り上げが伸びています。世界に日本酒のよさを訴えたいですね。

【弘兼】旭酒造は、私の出身地でもある山口県・岩国市の酒蔵です。1770年から続く老舗ですが、長男として家業を継ぐことを考えるようになったのはいつ頃からですか。

【桜井】高校生ぐらいのときには「自分が家業を継ぐのだろうな」と意識するようになりました。

【弘兼】松山商科大学(現・松山大学)を卒業した後、大手の西宮酒造(現・日本盛)に入社されています。

【桜井】修業のつもりで、家業は隠して働きました。普通、酒蔵の息子が入社すると、製造に配属されるのですが、ぼくは一般応募で入社していますから営業に配属されました。

【弘兼】3年半の「修業」の成果は。

【桜井】とても勉強になったのですが、その分、実家に帰ってからは、父親とぶつかるようになりました。

【弘兼】大手のやり方を知り、お父さんの仕事ぶりに対して、改革すべき点が目につくようになったのですね。

【桜井】親にしてみれば、「まだ何も知らない若僧のくせに」とおもしろくない。1年半で、「明日からおまえ、会社に来んでええ」と勘当されました。

【弘兼】仕事はどうしたんですか?

【桜井】自分で「櫻井商事」という石材卸業の会社を興しました。父親は「そのうち詫びを入れてくるだろう」と思っていたのかもしれません。しかし、年商が2億円程度まで拡大するなど起業はうまくいきました。

【弘兼】それからの親子関係は。

【桜井】結局、最後まで修復できませんでした。父親が1984年に急逝し、私は旭酒造に復帰しました。

【弘兼】日本酒の「冬の時代」ですね。

【桜井】はい。当時の看板商品「旭富士」の生産量は10年で3分の1に減っていました。しかも旭酒造は岩国市内に4つある酒蔵のなかで4番手。酒屋では大幅な値引き販売が常態化していました。経営状況は惨憺たるもの。そして最大の問題は「値引き」を疑わない風土でした。

【弘兼】負け癖が社内に蔓延していた。

【桜井】最初は本当に苦労しました。「自分なら立て直せる」と考えていましたが、いくらやってもうまくいかない。死亡保険金を目当てに自殺しようかと思い詰めた時期もありました。でも、死ぬ前に、やれることをやってみよう。目の前の常識を疑い、新しい挑戦をしてみよう。そう考えて挑戦したのが「獺祭」でした。

1673とはずがたり:2016/02/07(日) 17:26:04

伝統ある名前を捨てて「負け癖」を叩き直す
純米大吟醸「獺祭」の出荷が始まったのは、1990年のことだ。旭酒造は、山口県岩国市周東町獺越(おそごえ)にある。桜井は以前から地名の「獺越」を取り入れたいと考えていた。あるとき司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』のなかで正岡子規の「獺祭書屋主人」という俳号をみつける。桜井はここから、新しい酒を「獺祭」と名付けた。純米大吟醸は小規模な仕込みでしか造ることができない。地元で4番手の小さな酒蔵という不利を、強みに変える挑戦だった。

【桜井】日本酒が売れなくなったのは、日本酒に求める機能が変わっていたにもかかわらず、酒蔵がそれに対応してこなかったからです。私はある先輩からこんなことを言われました。「昔は花見のとき、みんな酒を飲んで動けんようになって、辺りに転がっていた。最近は素面(しらふ)で帰る。日本酒が売れないのは当たり前だ」。… もう50年以上前ですが、ぼくらが小学生の頃、2級酒1升が約500円でした。それは大工や左官といった職人さんの日当とほぼ同じ。いまなら2万円ぐらいでしょうか。だから大酒飲みは、並外れた浪費家でした。いまとは感覚が違いますね。

【弘兼】日本酒はぐっと手頃な飲み物になりましたが、酒の種類は大幅に増え、飲み方も変わりました。

【桜井】日本酒に求められる機能が変わっているのだから、以前と同じように量を飲んでもらうことを前提とした経営では生き残れません。ほろ酔いでも楽しめる酒を造ろう。そう思って挑戦したのが「獺祭」です。

【弘兼】いい名前ですね。「ダッサイ」は外国人にも発音しやすい。

【桜井】最初は「変な名前だ」と冷ややかな反応が多かったんですよ。

【弘兼】「旭富士」という伝統のある名前にはこだわらない、と。

【桜井】同じ名前を使えば、負け癖のついた商習慣を引きずることになります。そうすれば、値引きをしたり、豪華な化粧箱に入れたり、中身以外での勝負になってしまう。新しい酒では中身で勝負したかった。だから箱やラベルはできるだけ素朴でシンプルなものにしました。

【弘兼】桜井さんの考え方は常に合理的ですね。醸造所を訪ねたとき、4階建てのビルだったので驚きました。日本酒の酒蔵といえば、歴史ある木造の建屋に、古めかしい木樽がある、というイメージがあったからです。ところが、獺祭の醸造所はまさに「工場」。ビルの中は空調で気温や湿度が管理されていて、製造工程はかなり機械化されています。至るところにセンサーがあり、醸造途中の酒の温度がグラフで貼り出されていました。なにより驚いたのは、酒造りの職人である「杜氏(とうじ)」がいない。

【桜井】「杜氏」の廃止は、やむをえず行ったことなんです。獺祭が少しずつ売れるようになり、会社の将来のことを考える余裕ができました。当時の課題は杜氏の高齢化でした。杜氏はいわば季節労働者。就労環境が不安定なため、若い人は杜氏を志さなくなっています。

【弘兼】一般的に日本酒は冬に仕込みますから、杜氏は冬しか仕事がない。かつては夏に農業、冬に杜氏の仕事をしていたといいますね。

(1)4階建ての本蔵の左手で、新しい本蔵の建て替えが進む。12階建て(2015年4月に完成)。(2)精米後の米の「洗米」は手作業だ。(3)蒸した米は冷まされ、「麹造り」に進む。(4)麹造りは二昼夜半、手作業で行われる。(5)仕込み。醗酵室は年間を通じて5℃に設定されている。(6)発酵期間は最大50日間。(7)瓶詰め。酒は冷たいまま瓶詰めされ、65℃まで一度温め、打栓した後に20℃まで急冷する。この「冷温瓶詰方式」では酒の香りを逃がさずに済むという。

教科書通りに造ると杜氏より美味くなった

【桜井】年間を通じて杜氏に働いてもらうにはどうすればいいか。冬は日本酒を仕込みますから、夏は地ビールを造ってもらえばいい。そう安直に考えて、99年に地ビール工場とレストランを造りました。しかし開業してみると、まったく商売にならない。レストランは3カ月で閉店。約2億円の損失だけが残りました。

【弘兼】たった3カ月で撤退を判断するとは、さすがに素早いですね。

【桜井】いえ、それぐらい厳しかった。当時の年商が約2億円でしたから。途方に暮れていると、今度は経営危機の噂を聞きつけた杜氏たちが、ほかの酒蔵に移ってしまったんです。

【弘兼】酒蔵なのに、杜氏がいない。

1674とはずがたり:2016/02/07(日) 17:26:16

【桜井】実はそれ以前から杜氏との関係はよくありませんでした。私が酒造りにいちいち口を挟むからです。

【弘兼】酒蔵の主人といえば、いわば「旦那さん」。酒造りは杜氏に任せて鷹揚に構えた人が多いですね。

【桜井】私は「こんな酒造りはおかしい」と思っていました。酒蔵こそが、酒造りのすべてに責任を持つべきです。だから、現場にも顔を出して、細かく指示していました。

【弘兼】杜氏からすれば、自分たちの仕事に口を出す嫌な奴ですね。

【桜井】ええ。経営危機のときに、自問自答を重ねました。「私はなにをやりたいのか」。答えは明らかでした。「いい酒を造りたい」。これからは杜氏に遠慮せず、思う通りにやってみよう。そこで社員と相談して酒造りに挑むことにしました。

【弘兼】杜氏がいなくても、酒は造れるんですか。

【桜井】日本酒の造り方はシンプルです。私たちは教科書に書かれている通りに純米吟醸酒を造ってみました。そうすると、おもしろいことに明らかに味がよくなった。特に製造量の多い手頃な品種で違いがでました。

【弘兼】職人の経験や勘よりも、基本に忠実なほうがいい酒になった。

【桜井】このときから、徹底した数値管理に基づく酒造りが始まりました。

(1)東京・京橋にある「獺祭バー23」では、直販も行っており、蔵元からの入荷日には行列ができる。(2)陳列されたものはすぐに売れてしまった。(3)店内の様子。(4)最高級品「磨き その先へ」は1本3万円(税別)。

「幻の酒」のままでは顧客は離れてしまう
「杜氏のいない酒造り」を支えるのは徹底した数値管理だ。酒米の外側の50%以上を磨いて造ったものを「大吟醸」と呼ぶが、獺祭の場合、最大の売れ筋である「磨き2割3分」では、77%も磨いた芯の部分だけを使う。精米には7日間、計168時間をかける。また磨いた米に水を吸わせる「洗米」では、米の質や気候に応じて、秒単位で吸水時間を変える。1袋15キログラムずつに分けて、手作業で時間を管理している。吸水が終わった米は蒸され、約1カ月の発酵を経て、酒となる。発酵場所は空調完備の「工場」だ。このため1年を通じて酒造りができる。
【弘兼】現在、獺祭は20カ国で販売されています。特にニューヨークとパリで人気だと聞きました。どのように海外に進出したのですか。

【桜井】販売業者には最初にこう伝えました。「我々は獺祭を売る覚悟がある。売れるまで引き下がらない。できるかぎり努力する。だが、それでも売れなかった場合は、取引する相手を代える。売れなくてもずるずると付き合うことはない」。

【弘兼】品質への自信があるからできる方法ですね。これでは相手は必死にやらざるをえない。桜井さんは非常に交渉力がありますね。

【桜井】これしか知らないだけなんです。安くすれば売れる、というのは嘘です。もう二度とやりません。

【弘兼】2015年には地上12階建ての「本蔵」が完成、生産能力は年間9000キロリットルと約3倍になりました。すこし意地の悪い質問になりますが、獺祭は手に入らない酒だから価値がある、という見方もあります。量が増えると、価値が下がる恐れはありませんか。

【桜井】日本酒業界は希少性にとらわれすぎだと思います。「幻の酒」という言葉がありますよね。しかし、3回に1度ぐらいは手に入らないと、本当の幻になってしまう。供給が続かなければ、ブランドは維持できません。「いい酒」は希少だから価値があるのではなく、おいしいから価値があるのだと思います。

【弘兼】寿司やラーメンだけでなく、「和食」が世界無形文化遺産になるなど、日本の食文化全体への関心が高くなっています。そのなかでも日本酒は海外で花開く可能性が高い。

1675とはずがたり:2016/02/07(日) 17:26:36
>>1672-1675
【桜井】日本酒が世界でブレークスルーを迎えようという時期に、酒蔵の社長を務められるのは、とても幸せなことです。しかし、この状況に慢心するつもりはありません。大切なことは挑戦すること。守りに入れば、お客様は離れてしまう。チャレンジを続けている間は、お客様はついてきてくださると思っています。「いい酒」を造って、世界中の人たちに日本酒のよさを訴えたいですね。

弘兼憲史の着眼点
▼「1人1本」に客が殺到、それでも品薄が続く理由
山口県岩国市出身の私にとって、獺祭は故郷の酒でもあります。とはいえ、旭酒造のある周東町獺越は、岩国市内からかなり離れています。岩国駅から1〜2時間に1本という「岩徳線」で約40分、最寄りの周防高森駅からは、さらに車で山道を走ること15分。

以前、私が酒蔵を訪れたとき、辺鄙な山道にもかかわらず、車通りがあることに気がつきました。獺祭のファンが貴重な1本を手に入れるために、酒蔵に併設されている直売所まで訪ねてくるのです。ひとりでも多くの人に飲んでもらおうと、販売は「1人1本」に制限していますが、週末になると昼過ぎにはすべての商品が売り切れてしまうそうです。

この対談が行われた東京・京橋の「獺祭バー」でも事情は同じでした。バーの入り口横にはガラス張りの冷蔵庫があります。もともとは酒瓶が並ぶことで、「壁」になることを想定していたそうですが、蔵元から入荷するたびに売り切れてしまうので、「壁」ができません。

獺祭が品薄なのは、生産能力の問題だけではありません。材料となる高級酒米「山田錦」の確保が、年々、難しくなっているという側面もあります。

桜井さんによると、山田錦の生産量は、すべての米のなかでわずか3%。その量も減少傾向にあります。山田錦の名高い生産地でもある兵庫県の場合、JAの取扱量は1993年には33万俵だったものが、現在では17万俵と、この20年で約半分に落ち込んでいるそうです。

▼食用米と酒米を混同「減反廃止」を急ぐべき
山田錦の生産量が減っている原因は、日本酒離れだけではありません。最大の原因は米の「減反」です。「減反」とは、国が農家ごとに米の生産量を割り当てて価格を維持する生産調整の仕組みです。私は『会長島耕作』で、日本の農業政策のあり方を論じてきました。本来、農家は山田錦をつくったほうが儲かります。普通の食用米よりも、酒米のほうが買取価格は高いからです。しかし減反政策の影響から、事実上、多くの農家は栽培する作物を自由に選べませんでした。

桜井さんは山田錦の自社生産を試みたこともあったそうです。そこは「餅は餅屋」でした。「我々の山田錦と、農家の『特A』の山田錦とでは、味が違う」。

2013年11月、安倍首相は、5年後を目途に減反政策を廃止する、と発表しました。私は大賛成です。今年からは、酒米の増産分はいちはやく減反の対象外になりました。次第に酒米の生産も増えることでしょう。日本酒には大きな可能性があります。「いい酒」は日本食と共に、世界へ広がるはずです。

弘兼憲史(ひろかね・けんし)
1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、松下電器産業(現・パナソニック)勤務を経て、74年に『風薫る』で漫画家デビュー。85年『人間交差点』で第30回小学館漫画賞、91年『課長島耕作』で第15回講談社漫画賞、2003年『黄昏流星群』で日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年紫綬褒章受章。

1676荷主研究者:2016/02/11(木) 14:23:03

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160204_11026.html
2016年02月04日木曜日 河北新報
<水産加工団地>宮城・名取 新たに3社進出

 宮城県名取市は3日、東日本大震災で被災した閖上地区の水産加工団地(第2期)に進出する3事業者に「事業主体選定通知書」を交付した。新年度に施設建設に着手し、早ければ2017年3月の操業開始を目指す。

 新たに進出が決まったのは「ライジン」(名取市閖上)「理研食品」(本社工場・多賀城市)「海祥」(仙台市若林区)の3社。いずれも工場が被災し、閖上で再建を図る。名取市の公募に応じ、事業計画審査会で選定された。

 市役所で交付式があり、佐々木一十郎市長が各社代表に選定通知書を手渡した。ライジンの佐々木圭亮代表取締役は「閖上漁港の漁獲物を確保し、地場産業の活性化につなげることが目標」と抱負を語った。

 市は国の補助金を活用し、災害危険区域となった閖上3、4丁目に約4万平方メートルの水産加工団地を整備。事業者には施設建設費の8分の7を上限に市から補助金を交付される。第1期の公募で6事業者の進出が決まっており、3月にも一部操業が始まる予定だ。

1677とはずがたり:2016/02/12(金) 18:31:38
バーバリー(マッキントッシュは憶えてたけどバーバリーはど忘れして出てこなかったw)みたいなもんか。

「ヤマザキナビスコ」、ライセンス契約終了で社名変更へ 「オレオ」「リッツ」など製造終了
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160212-00000064-zdn_n-sci
ITmedia ニュース 2月12日(金)15時34分配信

「ヤマザキナビスコ」、ライセンス契約終了で社名変更へ 「オレオ」「リッツ」など製造終了
ヤマザキナビスコは「オレオ」「リッツ」などの製造を終了=同社サイトより
 山崎製パンは2月12日、子会社のヤマザキ・ナビスコが「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を終了し、社名を「ヤマザキビスケット」に9月1日付で変更すると発表した。「オレオ」「リッツ」などの同社での製造は終了するが、「チップスター」など自社ブランド製品は今後も製造販売を続ける。

【「オレオ」などはモンデリーズが国内販売を継続】

 オレオとリッツ、クラッカー「プレミアム」は9月からモンデリーズ・ジャパンが国内販売を引き継ぐ。モンデリーズ・ジャパンはナビスコブランドを持つMondelez Internationalの日本法人で、「クロレッツ」や「リカルデント」などを販売する。ヤマザキ・ナビスコに対し、「ナビスコ製品の製造・販売を行ってきており、ブランド認知への多大な貢献をしてきてくださったことに大変感謝しております」とコメントしている。

 ヤマザキ・ナビスコは1970年に山崎製パンと米Nabisco、日綿実業(現・双日)の合弁会社として設立し、ナビスコブランドの製品を生産。88年にNabiscoから株式を買い取り、子会社化。現在はNabiscoを傘下に持つMondelez Internationalからライセンスを受け、赤い三角のNabiscoマークが付いたオレオとリッツ、「プレミアム」「チップスアホイ」の4ブランドを製造販売してきた。

 同社によると、ライセンス契約は8月末の契約満了をもって終了。社名を変更した上で菓子事業を継続する。ライセンス契約の終了に伴い、オレオ、リッツなど4ブランドは8月末で製造を終了、在庫販売をへて同社からは終売とする。

 2017年12月にはオレオなど4ブランドの類似製品の製造販売制限が解除されるため、今後は競合品の開発を視野に新製品を発売していくという。また、ライセンス契約で制限されていた海外事業に取り組み、東南アジアなどへの自社商品を展開していく計画だ。

 山崎製パンの2015年12月期は売上高が1兆271億円。そのうちヤマザキ・ナビスコは367億円を計上し、東ハト(247億円)とともに同社グループの製菓事業を担っている。

1678とはずがたり:2016/02/13(土) 15:51:29
キリンがウイスキー輸出へ…欧州に「富士山麓」
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20160212-567-OYT1T50185.html
09:53読売新聞

キリンがウイスキー輸出へ…欧州に「富士山麓」
「ジャパニーズウイスキー」は訪日外国人客にも人気が高い(8日、東京都千代田区のビックカメラ有楽町店で) 【読売新聞社】
(読売新聞)
 キリンビールが主力ウイスキー「富士山麓」を2016年中にも輸出することが12日、わかった。

 キリンがウイスキーを輸出するのは初めてとなる。欧米を中心に「ジャパニーズウイスキー」の人気が高まっており、海外展開で先行するニッカウヰスキーやサントリーホールディングスなどを追い上げる考えだ。

 輸出先は当面、欧州になる見通しで、16年は数百ケース(1ケース=12本入り)規模を計画している。まずは現地の飲食店などを中心に販売して知名度を上げる。

 キリンは、富士山麓を3月に刷新する。たるで熟成させた甘い香りを強調し、容量もこれまでより100ミリ・リットル増量した。海外で一般的な700ミリ・リットルとして、輸出に備える。

1679名無しさん:2016/02/14(日) 17:02:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00010001-doshin-life
レシピのネット転載、料理研究家ら困惑 「モラルの問題」
北海道新聞 2月14日(日)13時3分配信

 料理の材料や調理法を書いた料理研究家らのレシピが、インターネット上のブログなどに無断で転載されるケースが増えている。料理教室などで教えたレシピが不特定多数に公開されることに、料理研究家らの間では困惑が広がる。レシピは著作権保護の対象にならないケースが多いものの、「許可なく転載するモラルの無さが問題」との指摘も出ている。

「悪気はないのでしょうが…」
 「悪気はないのでしょうが…」。函館の40代の料理講師は以前、自身の教室で教えたレシピの詳細を生徒のブログに無断で転載されたことがある。「お金をもらって教えているレシピを誰でも見られるようにされると、他の生徒にも申し訳ない」と、すぐに削除してもらった。

 ネット上に自分のレシピが公開されたことがある函館の料理研究家、後藤るみ子さん(43)は以後、料理教室の生徒に「ネットに掲載しないで」と要請。レシピを書いた紙にも「無断転載不可」と記すなどの防御策を講じている。

 知的財産に詳しい安藤誠悟弁護士(札幌)は「材料や分量、作り方を定型的な表現で記したレシピは、著作権で保護する著作物とはみなされない」と話す。

 著作権法では、著作物を「思想・感情を創作的に表現したもの」と定義する。料理のアイデア自体には適用されず、文章で表現したとしても「○分煮る」「焦がさないよう焼く」などの一般的な説明文は、創作性が認められないという。

 ブログだけではなく、最近は一般の人がレシピを投稿するサイトも多い。札幌の40代の料理研究家は「自分のものとそっくりなレシピが載っていることもあるが、材料が一つでも違うと別のレシピになるので、何も言えない」と話す。

 「『載せていいか』と聞いてもらえれば、互いに嫌な思いをしなくて済むのに」。札幌の料理アドバイザー(36)は現状を受け入れながらも、ネット社会のモラルの問題に目を向ける。

 安易な転載がトラブルに発展することもある。年間30万品以上のレシピが投稿される料理検索サイトを運営する「クックパッド」(東京)には約10年前、某有名菓子店の菓子と酷似したレシピが掲載されたとして、サイト利用者らから指摘や批判が殺到した。クックパッドはその後、投稿者向けガイドラインに「既に発表されているレシピをそのまま紹介したい時は、必ずその本人に掲載の許可をもらう」と明記した。

 一方、料理本などの編集物の内容や、レシピに添えられた料理の写真は、無断で転載すると著作権侵害になる可能性が大きい。安藤弁護士は「ネット上の画像は簡単にコピーできるので、意図せず法律を犯してしまいがちだ」と注意を呼び掛けている。(生活部 石丸厚子)

北海道新聞

1680とはずがたり:2016/02/14(日) 17:22:55
>>1677
2016年8月末 ヤマザキ・ナビスコと米モンデリーズ・インターナショナルとの間で結んでいた技術や商標に関するライセンス契約が終了。
2016年9月から ヤマザキ・ナビスコの社名をヤマザキビスケットと変更
2017年12月以降 類似商品を製造販売することが可能。オレオやリッツなどの類似商品の発売を開始か?

46年間続いた「オレオ」「リッツ」8月末返上
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160213-OYT1T50125.html?from=y10
2016年02月14日 09時36分

 山崎製パンは子会社のヤマザキ・ナビスコが米モンデリーズ・インターナショナルと結んでいた技術や商標に関するライセンス契約を8月末で終了すると発表した。


 ライセンス契約は1970年から46年間続いていた。「オレオ」や「リッツ」「プレミアム」は9月以降、モンデリーズ・ジャパンが販売する。

 山崎製パンはヤマザキ・ナビスコの社名を9月からヤマザキビスケットとし、「チップスター」や「エアリアル」などヤマザキが開発した製品の製造・販売を続ける。

 ヤマザキは2017年12月以降、類似商品を製造販売することが可能になり、モンデリーズと競合する商品の開発も検討するという。

1681とはずがたり:2016/02/21(日) 19:13:58
棒ラーメン:マルタイ生産5割増し 香港・台湾人気の理由
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%A3%92%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%94%9F%E7%94%A3%EF%BC%95%E5%89%B2%E5%A2%97%E3%81%97-%E9%A6%99%E6%B8%AF%E3%83%BB%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E4%BA%BA%E6%B0%97%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/ar-BBpL9mb#page=2
毎日新聞
4 時間前

最も売れ筋の「熊本黒マー油とんこつ」c 毎日新聞 最も売れ筋の「熊本黒マー油とんこつ」

 ◇とんこつ味の派生商品も

 香港や台湾で、即席麺製造マルタイ(福岡市)の「棒ラーメン」が売れている。風味から棒のような形状、包装まで、国内で販売している商品とほぼ同じだ。人気を受けて同社は昨年、生産態勢を1.5倍に拡大した。

 パスタのような棒状が特徴で、とんこつやしょうゆなどをベースに、地域の味を反映させた派生商品など約20種類を発売している。本格的な海外進出は2013年。価格競争で停滞していた経営を立て直すためだった。当時、香港では一風堂(いっぷうどう)や一蘭(いちらん)、一幸舎(いっこうしゃ)など、九州の人気ラーメン店によるとんこつラーメンブームが起きており、それにあやかる形だ。

 店舗でチャーシューや卵を追加して注文すれば、日本円換算で1000円を超えるが、棒ラーメンは2食分で二百数十円。自宅であまり料理をしない香港の人も、簡単かつ割安に味わえると喜んだ。日本で生産しているのも、安心感につながっているようだ。九州地方で最も売れるのはしょうゆ味だが、約10種類を展開する香港ではとんこつ味が人気だ。

 特別商品の開発にも乗り出した。第1弾は香港で14年8月に発売した「チーズ豚骨」。チーズ好きな人が多いことに着目し、スープの粉末に粉チーズを加えた。棒ラーメンを早くから扱い人気に火を付けた現地スーパーの要望だった。カレー味や海鮮味も近く発売する。現地の人の味覚と九州らしさのバランスをどう取るかが腕の見せどころ。「九州のラーメン」を強調するため、九州地図を印刷することも検討中だ。

 香港や台湾の売り上げ急増で、同社の15年度の海外売上高は10億円近くになる見通し。売上総額の1割強にもなる。棒ラーメンを製造する佐賀工場(佐賀県唐津市)の製造ラインは昨夏増設、従業員を40人から60人に増やした。原田浩社長は「海外にさらに売り込んでいく」と意気込んでいる。【遠山和宏】

 ◇過去最高4700万食販売

 マルタイの創業は1947年。59年に中華麺の即席化に成功し、棒状の乾燥麺「棒ラーメン」の製造・販売を始めた。とんこつ味のほか、しょうゆ味や辛子(からし)高菜味などもある。海外売り上げが先導して、15年3月期は過去最高の2350万袋(4700万食)を販売、16年3月期はさらに伸びる見通しだ。

 棒ラーメンのほか即席麺の「長崎皿うどん」やカップ麺も販売し、15年3月期の売上高は72億1000万円。95年に福岡証券取引所に上場、07年に西部ガスグループ入りした。

1682とはずがたり:2016/02/28(日) 09:26:46

冷凍チャーハン過熱 原料米にこだわり 各メーカー新商品投入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160227-00010000-agrinews-ind
日本農業新聞 2月27日(土)12時30分配信

 米の消費減少に歯止めがかからない中、冷凍チャーハンに注目が集まっている。製造技術が向上し、外食店が出す“ぱらぱら”な本格的なチャーハンを、電子レンジで簡単に味わえるためだ。市場規模は推定約300億円(メーカー調べ)。各メーカーは調理の時短化や簡便化が一層進むとみて、新商品の投入や商品刷新を急ぐ。原料を供給する米産地も需要が広がる分野として期待する。

 冷凍食品メーカー・ニチレイフーズ(東京都中央区)は3月、北海道産1等米を使った「レンジでふっくらパラッと五目炒飯(チャーハン)」(500グラム)を販売する。また、定番商品の「本格炒め炒飯」(450グラム)も同月に刷新する。焼豚を20%増量。米のぱらぱら感を引き出すため、高温熱風といった独自製法を使う。

 同社は、商品刷新のため、30億円費やし、製造ラインを千葉県船橋市の工場に新設。「冷凍チャーハンは、外食店のような本格的な味を手軽に楽しめることが受けている。高齢者からの需要も高く、今後も確実に拡大する市場」と強調する。

 味の素冷凍食品(同中央区)も今月、「具だくさん五目炒飯」の具材を焼豚、卵、野菜など7種に増やした。昨年8月に従来商品の1.3倍の量目の600グラムが入った新商品「ザ・チャーハン」を投入するなど、販売攻勢をかける。

 同社によると、2014年度の国内冷凍チャーハン市場は299億円で、09年度比27%増になった。15年度はさらに拡大すると見通す。家庭での手作りチャーハンの市場は600億円とされており、各社のシェア争奪戦が続く。

 マルハニチロ(東京都江東区)やテーブルマーク(東京都中央区)なども今春、相次いで冷凍チャーハンの商品刷新に踏み切る。

 各社のこうした動きに、米産地も注目する。チャーハンなど冷凍食品に使われる米は、農家が転作で作る加工用米が多いためだ。

 15年産で約2400ヘクタールの加工用米を作付けた秋田県のJA秋田おばこは「冷凍米飯向けの米は、加工用米の中でも取引価格が高い。産地間の競争も激しい分野だが、需要が拡大すれば期待がある」(米穀課)と話す。

 ホクレンも「冷凍チャーハンなどに使う米はまず安さが求められるが、最近は素材にもこだわる傾向が高まっている。米を品質面でも評価されるようにアピールしていく」(米穀部)と原料面で冷凍チャーハン人気を後押しする。(宗和知克)

日本農業新聞

1683とはずがたり:2016/02/29(月) 21:59:22
2016.02.17
連載 連載
垣田達哉「もうダマされない」
ココイチ、なぜカツを1工場で年間30万枚も廃棄しているのか…食品業界の闇
http://biz-journal.jp/2016/02/post_13831.html
文=垣田達哉/消費者問題研究所代表

1684とはずがたり:2016/03/02(水) 01:05:07
「オレオ」「リッツ」から手を引く山崎パンのプライドと勝算
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20160301/Diamond_87047.html
ダイヤモンド・オンライン 2016年3月1日 09時00分 (2016年3月1日 19時26分 更新)

 “下請け”に成り下がることは、製パン業界最大手のプライドが許さなかった。
 2月12日、山崎製パンは子会社のヤマザキ・ナビスコが締結している米モンデリーズ・インターナショナルとの製造・販売のライセンス契約を今年の8月末で解消すると発表した。
 ビスケット菓子の「オレオ」や「リッツ」など4商品との関係を打ち切り、ヤマザキ・ナビスコは9月1日からヤマザキビスケットと名を変えることになる。
 この発表に伴い、山パンの株価は急落。15日には一時、発表前比14%安の2099円の値を付けた。発表後に一斉に飛び交った、「ヤマザキ・ナビスコの営業利益34億円(2015年12月期。山パンの連結営業利益は270億円)が全て吹き飛ぶ」かのような報道を投資家が嫌気した格好だ。
 なぜ山パンはモンデリーズとの契約を終了するのか。
 背景には、モンデリーズの経営戦略の変化がある。モンデリーズは12年10月に米クラフトフーズからスピンオフ後、事業の「選択と集中」を実施した。ノンコア事業を整理し、日本では昨年4月に保有する味の素ゼネラルフーヅの株式を味の素に売却した。
 その一方で、菓子事業はコア事業と位置付けられ、「販売を自社で行う方針になった」(モンデリーズ・ジャパン)。そのため、「製造のみをやってほしいという申し出」(飯島延浩・山崎製パン社長)を山パン側に投げ掛けたのだ。
競合商品の投入も検討
 しかし、自社で物流やデイリーヤマザキなどの販売網を抱える“自前主義”の山パンにとって、事実上の下請け提案は受け入れ難いものだった。…

 さらに、山パンには4商品分の稼ぎをある程度カバーできる勝算もあった。そもそも、契約終了によってヤマザキ・ナビスコの営業利益34億円の全てが吹き飛ぶわけではない。
 というのもヤマザキ・ナビスコの稼ぎ頭は、自社製造の「チップスター」だからだ。契約を終える4商品の売上高は計150億円程度で、これはヤマザキ・ナビスコの売上高約400億円(15年12月期)の4割程度にすぎない。
 自社商品は今後も販売を継続するため、契約終了に伴う影響は「34億円もなく、工場の稼働率等の固定費を含めても最大で20億円程度」(アナリスト)だ。
 さらに、山パンは契約制限が切れる17年12月から競合商品の販売も検討。商標権の問題はあるにせよ、製造技術のある山パンは、「山崎オレオ」や「山崎リッツ」といった類似の競合商品の販売も可能なのだ。長期的に見れば、自社商品はライセンス料の支払いがない分、販売動向次第では今以上の収益を確保できるかもしれない。その暁には「本家」vs「山パン」の戦いが勃発することになるだろう。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 泉 秀一)

1685とはずがたり:2016/03/05(土) 14:33:44
最近ラムーとかでよく買うアルフォードだがエコレールマークが付いてた♪

1687とはずがたり:2016/03/11(金) 12:27:04
「ガリガリ君」など25年ぶり値上げ コスト削減が限界と赤城乳業
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/558cbe24f2307e3aeb12e94d3de0a6f0.html
(フジサンケイビジネスアイ) 11:01

 赤城乳業は11日、「ガリガリ君」などのアイスクリーム価格を4月1日出荷分から改訂し、10円?30円値上げすると発表した。値上げに踏み切るのは25年ぶり。

 「ガリガリ君」全品が60円から70円に、「パフェデザート」全品が300円から330円に、「ガリガリ君 ソーダ」が300円から330円に、「ガリガリ君リッチ ミルクミルク」が300円から330円に、「練乳最後まで赤城しぐれ」が300円から330円に値上げする。その他の商品も価格が改訂される。

 同社によると、世界的な食品需要の変化、物流費の高位安定、原材料やスティックなど包装資材の需給逼迫と価格高騰が影響したという。また、人手不足による人件費高騰もあり、企業努力でのコスト削減が限界を超えたとしている。

1690とはずがたり:2016/03/16(水) 19:48:21

“カツ横流し”ダイコー倒産 元々経営難に事件が…
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160314-00000036-ann-soci
テレビ朝日系(ANN) 3月14日(月)17時25分配信

 廃棄予定だった冷凍カツの横流し事件で、産廃処理業者「ダイコー」が事実上、倒産したことが分かりました。

 民間の信用調査会社によりますと、ダイコーは2月と3月の2度にわたって、手形の不渡りを出して銀行との取引ができなくなり、事実上、倒産しました。冷凍カツの不正転売が発覚して取引上の信用を失ったことで、元々の経営難に拍車が掛かったとみられます。負債総額は約9億円とみられています。
最終更新:3月14日(月)21時39分

1691とはずがたり:2016/03/18(金) 08:21:44

【経済裏読み】どん兵衛「10分待ち」の衝撃、日清“おわび”SNSが崩した40年の常識
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%80%90%E7%B5%8C%E6%B8%88%E8%A3%8F%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%80%91%E3%81%A9%E3%82%93%E5%85%B5%E8%A1%9B%E3%80%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%E5%88%86%E5%BE%85%E3%81%A1%E3%80%8D%E3%81%AE%E8%A1%9D%E6%92%83%E3%80%81%E6%97%A5%E6%B8%85%E2%80%9C%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%81%B3%E2%80%9D%EF%BD%93%EF%BD%8E%EF%BD%93%E3%81%8C%E5%B4%A9%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%94%EF%BC%90%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%AD%98/ar-BBqyO8P#page=2
産経新聞
21 時間前

 カップ容器入りインスタントうどんの代表格「どん兵衛」。今年で誕生40年になる。熱湯をかけ5分待つのが食べ方の常識だったが、いま「10分待ち」の裏技が評判になっている。「10分どん兵衛」の味を愛するタレント、マキタスポーツ氏がラジオ番組でこの方法を紹介したところ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散。試す人が相次ぎ、日本中に広まっているのだ。「熱湯5分」にこだわってきたメーカーの日清食品は、「世の中の多様性を見抜けなかった…」とついに「おわび」文書をホームページに掲載。「10分どん兵衛」はなぜ、ここまで盛り上がったのか。

ダシが「よー、しゅんでる」10分待ち

 「最近、10分どん兵衛にハマッている」

 こんな書き出しのリポートを3月に出したのは、流通経済研究所の鈴木雄高主任研究員。「半信半疑だったが、予想に反した美味しさに驚き、以来、この方法で食している」と大絶賛だ。

 どんな味なのか。まだ試したことのなかった「経済裏読み」は「10分どん兵衛(きつね)」に挑戦した。

 熱湯を注ぎ、待つこと10分。フタをちぎる。定番の「5分どん兵衛」に比べて、待ち時間が2倍になっているだけに、油揚げは厚くふくれあがった感じで、見た目にもジューシー。軟らかめの麺は箸でゆっくりとすくう。「ぼってり油揚げ」と「にゅるにゅる麺」にスープが十分にしみて、コクが増しているよう。ややぬるめなので、猫舌には歓迎だ。油揚げをいきなりカブリとかみ切らず、まずは「ちゅうちゅうとダシを吸い取ってから、ちょっとずつ食べる派」には画期的な発見。確かにうまい。

 ただ、かたい麺のコシにこだわる人は、物足りなさを感じるかもしれない。そもそも「時間がないから、カップ麺を食うのに10分も待てるか!」という異論もありそうだ。



世の中、見抜けず…日清食品の反省

 「10分どん兵衛」の火付け役は、お笑いや音楽などのジャンルで活躍するタレント、マキタスポーツ氏だ。自身が出演するTBSラジオの番組で紹介、ブログでも発信したことで昨年11月以降、SNSで大きな反響を呼んだ。

 この話題に食いついたのが「どん兵衛」の製造・販売元の日清食品だった。

 「10分どん兵衛」を知らなかったことについて同社は12月、「おわび」文書をホームページに掲載した。

 「5分でお客様においしさを届けるということに縛られすぎていて、世の中の多様性を見抜けていなかったことを深く反省しています」と〝懺悔〟。マキタスポーツ氏と「どん兵衛」担当者の緊急対談を企画し、どん兵衛に対する真剣な思いをぶつけ会う様子をホームページで公開した。

 ネット上では、食べ方への賛否両論だけでなく、「20分待ち」「30分待ち」とさらに時間を延ばして試す人や、どん兵衛のライバル「赤いきつね」(東洋水産)など、ほかのカップ麺に応用する人も現れ、次々と派生していった。

「どん兵衛」不惑の40歳で

 最後にデジタル・マーケティング。日清食品はホームページ上で「おわび」という〝謝罪〟ページを作ることで、ネットのアイデアを大企業が受け入れるというニュースを新たなに提供。SNSの「熱しやすいが、冷めやすい」という弱点をメーカーがカバーした形だ。

 日清食品によると「10分どん兵衛が話題になったことにより、実際に試される方が多く、特にうどんの売上は伸びた。昨年からWebプロモーションを強化しており、どん兵衛ブランドの関心が高まっている」(日清食品ホールディングスの広報担当者)という。…

1692荷主研究者:2016/04/09(土) 21:24:00
>>1642
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/03/16-23988.html
2016年03月16日 化学工業日報
日本コーンスターチ 国内で東西2工場体制 鹿島まず倉庫完成

 日本コーンスターチは、東西2拠点体制を構築し、コーンスターチなどの製品供給基盤を盤石にする。関東初の生産拠点として鹿島臨海工業地帯に建設中の新工場に先行して、物流倉庫を新設した。今月28日から稼働させる。新工場は2017年春の完成を目指し進めているが、その敷地を利用して、いち早く顧客からの注文にフレキシブルに対応できる仕組みを構築する。愛知県にある衣浦事業所と合わせ、2つの供給拠点体制となる。

1694とはずがたり:2016/04/12(火) 17:26:22
>>1658

2016.2.10 20:52
キリン独り負け ビール大手4社 1月の販売
http://www.sankei.com/economy/news/160210/ecn1602100038-n1.html

 ビール大手4社の1月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)販売が10日、出そろった。キリンビールは前年同月比28%減と大幅に売り上げを落とした。残る3社はプラスだった。キリンは昨年1月に発売した第3のビール「のどごしオールライト」の反動減と、昨年末の積極的な営業活動による流通在庫の拡大により落ち込んだ。

 残る3社のビール類販売数量はアサヒビールが2%増、サッポロビールが0・2%増、サントリービールが約3%増だった。

 アサヒは主力のビール「スーパードライ」が2・2%減となったものの、第3のビール「クリアアサヒ」の伸びで補った。サッポロは主力のビール「黒ラベル」が前年を下回ったものの、高価格帯ビール「エビス」が41・5%増と大幅に伸びた。サントリーは第3のビール「金麦」の販売が堅調だった。

2015.12.21 22:58
キリン ブラジル経済の急減速で赤字に ビール業界の海外展開の難しさが露呈
http://www.sankei.com/economy/news/151221/ecn1512210013-n1.html

 キリンホールディングス(HD)が平成27年12月期業績を下方修正した原因は、ブラジル経済の激変によるものだ。国内ビール市場が縮小する中、国内のビール各社は海外事業を強化しているが、海外展開には思わぬ落とし穴があることを知らしめたといえる。

 キリンがブラジルのビール大手、スキンカリオール(現ブラジルキリン)を買収したのは23年だった。当時のブラジル経済は好調で、ビール市場は年率5%成長を続けていた。

 「このまま成長は続くとみていた」(溝内良輔常務執行役員)が、25年になるとブラジル経済は急減速した。通貨レアル安による原料調達コストの上昇も収益を直撃。買収当時は1レアル=50・35円だったのに対し、キリンの見込みでは今年末に1レアル=36・38円と38%も下落する。溝内氏は「全く予想していなかった」と振り返る。

 キリンは、営業体制の見直しや生産調整などのリストラを進め、30年12月期にブラジル事業の黒字化を目指す。しかし、ビール業界には「激しい競争を繰り広げるブラジルの市場でキリンが存在感を示すのは容易ではない」(大手ビール幹部)と冷ややかな声もあり、回復に向けた道のりは決して平坦(へいたん)ではない。

 ただ、アサヒグループHDはアジアやオセアニアなど、サントリーHDは中国や米国など、サッポロHDは東南アジアなどで、それぞれ事業を展開中だ。米国の利上げなどで新興国景気の先行きは不透明感が強まる中、キリンの赤字は他のビール各社にとって人ごととはいえない。(松元洋平)

1695とはずがたり:2016/04/13(水) 15:56:59
TPPに拠ってやっとまともな原産国表示の気運が高まった様だ。いいこんだ。
寧ろ民主党政権でこういうこと実現しとかなあかんかったやろー。色々やろうとして結局何も出来なかったからな。。

ハムなど加工食品に“進次郎新ルール”で競争激化は必至
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e3%83%8f%e3%83%a0%e3%81%aa%e3%81%a9%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e9%a3%9f%e5%93%81%e3%81%ab%e2%80%9c%e9%80%b2%e6%ac%a1%e9%83%8e%e6%96%b0%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%ab%e2%80%9d%e3%81%a7%e7%ab%b6%e4%ba%89%e6%bf%80%e5%8c%96%e3%81%af%e5%bf%85%e8%87%b3/ar-BBrGQ0g?ocid=spartanntp#page=2
ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部
2016/4/13

 自民党は、全ての加工食品について原料の原産地表示を求める方針を決めた。5日のTPP(環太平洋経済連携協定)承認案の国会審議入りを前に農業対策の目玉として打ち出した。夏の参院選公約にも盛り込む。

 これまで原料原産地を表示しなければならない加工食品は全品目の2割にとどまっていた。とりわけ、TPPで輸入が増えそうな牛肉や豚肉の加工品(ハムやソーセージなど)には表示義務がほとんどなく、畜産農家らは、国産原料を使った加工食品と輸入原料による商品を消費者が判別できる表示ルールを求めていた。

 具体的な制度設計は秋までに消費者庁が行うが、自民党側は、商品に占める重量の割合で1位の原料と、商品名に入るメーンの原料には最低限、原産地を表示させる意向だ。

 今回の方針決定には農業団体も期待を寄せる。JA全農の立石幸一食品品質・表示管理コンプライアンス部長は、「(自由化の先例である)ウルグアイ・ラウンド(多角的貿易交渉)の農業対策では6兆円の予算が投入された。国費を使わずに、それ以上の効果を挙げ、農業を活性化できる施策が原産地表示の拡大だ」と話す。

機会を逃せば産地衰退も

 自民党の小泉進次郎農林部会長は原料原産地表示の大幅な拡大を「消費者も求めている」と前向きだったが、政府関係者からは「実現困難」とみられていた。「中国産」などと表示して消費者の不興を買うことを恐れる食品メーカーや小売企業が反対していたからだ。

 今後、彼らが巻き返しに出ることは否定できない。実際に、現行制度は抜け穴だらけだ。例えば、メンチカツでは、牛肉や豚肉をミンチにして塩・こしょうをした段階では原産地の表示義務があるが、それにパン粉を付けると表示しなくてもよくなる。

 だが、今回の改革を骨抜きにするのは難しそうだ。自民党の鈴木憲和農林部会長代理は「加工食品ごとに実行可能な方法を考えてもらう。抜け穴をつくろうとしたら、自民党が具体的な表示方法を議論することを小泉部会長と確認している」と話す。

 国産の原料を使った“純国産”の食品が増えれば、農林水産物の輸出拡大にも追い風になる。

 もっとも、農業業界も喜んでばかりはいられない。

 新たな表示ルールをにらみ、食品メーカーが国産原料の調達に動くとみられるが、一定量の農産物を安定供給できない産地は“負け組”のレッテルを貼られかねない。農家を束ねる農業生産法人と農協との競争が激化する見込みだ。

 そもそも、国産品が消費者の信頼を失えば、表示自体が農業への逆風になる。日本が出遅れている国際基準の農業生産工程管理(GAP)などの認証取得で安全・衛生面の信頼性を高めることが重要になる。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 千本木啓文)

1696とはずがたり:2016/04/14(木) 13:13:34
(クラフトフーズ→)モンデリーズ(←ナビスコ)→ヤマザキナビスコ←山崎製パン
味の素→AGF(味の素ゼネラルフーズ)←モンデリーズ(←ゼネラルフーズ)

バーバリーの三陽商会やサブウェイのサントリーなど時々あるけど,ヤマザキの実力ならオレオとリッツの穴ぐらい直ぐ埋められるであろうと読む。今日は株が上がってる事もあってか2357円だ。下がれば買いだ。ヤマザキは企業としてトップ企業だから応援してないから株は買わないけど。

山崎製パン、主力・リッツ&オレオを突然奪われ危機…業界王者のプライド崩壊、巨額売上消失
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E8%A3%BD%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%81%E4%B8%BB%E5%8A%9B%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84and%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%92%E7%AA%81%E7%84%B6%E5%A5%AA%E3%82%8F%E3%82%8C%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E2%80%A6%E6%A5%AD%E7%95%8C%E7%8E%8B%E8%80%85%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%80%81%E5%B7%A8%E9%A1%8D%E5%A3%B2%E4%B8%8A%E6%B6%88%E5%A4%B1/ar-BBrly7R#page=2
ビジネスジャーナル
株式会社サイゾー
2016/04/04

 山崎製パンは米モンデリーズ・インターナショナルと結んでいるライセンス契約を8月末で終了する。

 これにより、子会社のヤマザキナビスコで販売してきた「オレオ」や「リッツ」など4つのブランドのビスケットやクラッカーを国内で製造・販売できなくなる。9月からは、モンデリーズの日本法人が売ることになる。ヤマザキナビスコは9月1日にヤマザキビスケットに社名を変更し、自社開発製品である「チップスター」などの販売を継続する。

 モンデリーズとの契約解除を発表した後、山崎製パンの株価は急落。2月15日には14%安の2099円まで売られた。値下がり率は東証1部上場で上位となり“ナビスコショック”と言われた。なお、3月25日の終値は2341円と10%強、株価は戻っている。

 山崎製パンがモンデリーズとの関係を解消する背景には、世界の食品業界の再編の動きがある。

●「下請けとして製造だけやってくれ」との要求

 モンデリーズは、かつてクラフトフーズという商号だった。2012年10月、クラフトフーズは北米の食品部門を切り離して新会社を設立、クラフトフーズ本体はモンデリーズと商号を変えた。

 また、味の素との合弁会社で、インスタントコーヒーなどを製造・販売する味の素ゼネラルフーヅ(AGF)を15年、味の素に売却した。AGFは1973年に味の素と米ゼネラルフーヅ(現モンデリーズ)が折半出資で設立した。セブン-イレブン・ジャパンのレギュラーコーヒーにも焙煎豆を供給している。14年3月期の売上高は1448億円だった。

 モンデリーズはノンコア事業の整理の一環として、関係会社で保有していたAGFの50%の株式を270億円で味の素に売却した一方で、コア事業と位置付けている菓子事業は自社に取り込む意向だ。そのため、山崎製パンに販売権の返上を要求したのだ。

 2月12日の記者会見で山崎製パンの飯島延浩社長は、「下請けとして製造だけやってくれという内容だった」と悔しさを滲ませた。この要求は製パン業界王者のプライドをいたく傷つけ、かくしてモンデリーズとの契約解消に至った。

1697とはずがたり:2016/04/14(木) 13:13:55

>>1696-1697
●ヤマザキナビスコ、売り上げ・営業利益共に過去最高

 ヤマザキナビスコは70年、山崎製パン、米ナビスコ(現モンデリーズ)、日綿実業(現双日)の合弁会社として発足した。88年、山崎製パンはナビスコが保有していた全株式を買い取り、子会社にした。現在の資本金は16億円で、出資比率は山崎製パンが80%、双日が20%。15年12月期の売上高は前期比9.7%増の402億円、営業利益は33.1%増の34億円で、共に過去最高となった。

 製造・販売を打ち切るナビスコ4ブランドの年商は150億円に上り、リッツやオレオなどのナビスコブランドはヤマザキナビスコの売り上げの4割を占める主力製品である。9月からは、この売り上げが消えることになる。その結果、16年12月期の売上高は6%減の378億円、営業利益は25%減の25億円と減収減益の見通しだ。年間を通して影響が及ぶ17年12月期は、大幅な業績の低下が避けられそうにない。「営業利益はゼロ」と予想するアナリストもいる。主力製品が抜ける痛手は大きい。

【ヤマザキナビスコ業績推移】
以下、決算期、売上高(前期比増減率)、営業利益(前期比増減率)

12年12月期、354億9800万円(2.6%)、20億2000万円(7.4%)
13年12月期、353億9700万円(-0.3%)、19億5600万円(-3.2%)
14年12月期、367億3900万円(3.8%)、25億6400万円(31.1%)
15年12月期、402億9100万円(9.7%)、34億1400万円(33.1%)
※決算説明会の資料より

●ヤマザキナビスコは山崎製パン全体の営業利益の12%

c Business Journal 提供
 山崎製パンの15年12月期連結決算の売上高は、前期比3.2%増の1兆272億円と初めて1兆円を突破した。営業利益は29.3%増の270億円、純利益は前の期に計上した厚生年金基金の代行返上益がなくなり7.9%減の110億円だった。

 菓子パンやコンビニ向けケーキなどの洋菓子も伸びたが、ヤマザキナビスコが業績を牽引した。ヤマザキナビスコは山崎製パン全体の営業利益の12%を稼ぐ。そのなかでも、チップスターの品揃えや販売を強化した成果が出た。自社製造の同製品は、いまやヤマザキナビスコの稼ぎ頭だ。

 一方、傘下のコンビニエンスストア、デイリーヤマザキは赤字から抜け出せないでいる。売上高は707億円で、営業利益は14億円の赤字だった。ヤマザキナビスコがコンビニの不振を補った格好だ。

 山崎製パンの16年12月期の売上高は前期比2.3%増の1兆510億円、営業利益は11.1%増の300億円、純利益は26.2%増の140億円を見込んでいる。ナビスコブランドの生産中止の影響が出るのは17年12月期からで、利益を押し下げる要因になると見られている。

 山崎製パンにとって、ナビスコショックの影響は決して小さくない。
(文=編集部)

1698とはずがたり:2016/04/16(土) 22:18:59
ビーム買収効果、新バーボンで=果実得ずに次のM&Aなし-新浪サントリーHD社長
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041500786&amp;g=eco


インタビューに答えるサントリーホールディングスの新浪剛史社長=14日、東京都港区
 サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長はインタビューに応じ、米蒸留酒大手ビーム(現ビームサントリー)の買収効果を示す代表的な新商品として、バーボンウイスキーを数年内に開発する方針を明らかにした。原酒をもとに味をつくる日米のブレンダーが協力して取り組み、競合メーカーとは異なる特徴の商品を生み出す考えだ。
 サントリーHDは2014年5月にビームを完全子会社化した。新浪社長はビームの買収の成果を出すには「コラボレーションした商品を出すことが重要だ」と指摘。主力製品「ジムビーム」の派生商品などの形で新バーボンを開発する意向を示した上で、「果実を得ずして(次の)企業の合併・買収(M&A)はできない」と強調した。(2016/04/15-17:11)

1702とはずがたり:2016/05/27(金) 13:50:00
「しょうゆ」の次は?キッコーマンの海外戦略 和食ブームを追い風に食品卸でさらなる成長
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-117206.html
05月10日 06:00東洋経済オンライン

営業利益に占める海外の比率が7割超! ”内需型”の企業が多い日本の食品メーカーの中で、キッコーマンの海外展開力は異彩を放っている。伝統ある最大手のしょうゆメーカーとして、ドメスティックなイメージの濃い同社だが、実は半世紀も前から海外へ進出しているグローバル企業だ。その成果は着実に実りつつあるが、ここにきて新たな課題が浮上している。

しょうゆが合う米国人好みの料理を開発
世界100カ国以上で販売されているキッコーマンのしょうゆ。本格的な海外進出の歴史は1957年、米国で始まった。サンフランシスコに販売会社を設立し、しょうゆを用いた米国人好みの料理の開発や、スーパーなどでの試食販売を実施。しょうゆが肉料理によく合うこと、そしてスープやドレッシングの味付けに適していることを訴求し続けた。

米国のスーパーで、しょうゆを用いた料理を提案

こだわったのは、現地の料理の味付けに、しょうゆを浸透させることだ。和食レストランや日系人の間だけでなく、幅広い場面や人々にとって欠かせない調味料とすることを目指した。その後、狙いどおりに米国でしょうゆの需要が拡大。1973年には、原料処理から製品化に至るまでの現地生産を開始した。

キッコーマンにおける米国展開の貢献は大きく、同社の海外しょうゆ事業の売上高に占める北米地域の割合は70%近くとなっている。今後、海外しょうゆ事業は、成長市場の欧州やアジア、豪州で、年平均10%以上(現地通貨ベース)の売上高アップを目指す。

タイのスーパーでは、甘辛いテリヤキソースを試食販売

戦略は一貫している。米国と同様に、現地の嗜好に合わせた商品開発とマーケティングを推進するのだ。たとえば、イスラム教徒の人口が増加している欧州では、彼らが安心して口にすることのできる、イスラムの教えで許可されたハラル対応のしょうゆを販売。甘辛い味付けが好まれるタイでは、しょうゆだけでなくテリヤキソースを積極的に展開している。

食品卸子会社のJFCグループは海外43都市に拠点を持つ

しょうゆに次ぐ、海外事業のもう一つの柱が、日本を中心とするアジアの食品の卸売りだ。「日本の食文化の魅力を伝えることは、しょうゆの普及にもつながる」との考えのもと、1969年、米国のジャパン・フード(現JFCインターナショナル)に経営参加。しょうゆや米、のり、みそなど日本を中心としたアジアの多種多様な食材を扱う。

日本の大手食品卸の営業利益率が1%を切る中、キッコーマンの海外卸売事業のそれは5%近くある。和食ブームを追い風に高品質な商品を供給し、安売りを抑制していることが好採算の秘訣だ。しょうゆ事業と同様に最大市場は米国だが、イタリアとタイにも拠点を設立するなど、欧州やアジアでの販売強化に余念がない。世界中に広がるネットワークを活かし、地域ごとの特性にあった商品だけでなく、地域横断型の商品開発を展開。2015年度の海外卸売事業の売上高は当初目標の7%を上回る9%の成長(現地通貨ベース)を達成し、これからも年平均7%以上の売上高成長を目指す。

日本の食品メーカーと海外での競合が激化
米国ほどにはしょうゆが浸透していない欧州(フランス)でも、試食販売に力を入れる

ただ今後は、競合の市場参入に伴う競争の激化が予想される。たとえば、宝酒造グループは2010年にフランスのフーデックスに資本参加。欧州を中心に日本酒や調味料、冷凍食品などを販売し、日本食材の卸売業として、欧州で最大のネットワークを築いたという。キッコーマンの海外卸売業も決して安泰ではない。

4月27日に発表された2016年3月期決算は、前期に比べ売上高が10%増え、営業利益も29%増と躍進した。だが、2017年3月期の業績予想は一転、減収減益となる。円高により海外の業績が円換算で目減りすることが痛い。2017年3月期の為替は、1ドル=110円と前期比10.2円の円高ドル安を見込む(ユーロは同7.4円の円高ユーロ安想定)。為替により営業利益で約19億円の減益要因となる。現地通貨ベースで同16億円の増益となっても補いきれない。

収益性が課題となっている国内事業は、主力製品への集中投資や生産・物流効率の向上などを通じ、採算が向上しつつある。とはいえ、人口減少に伴い胃袋の数も減っていく国内市場での発展には限界があるだろう。キッコーマンの未来はやはり、海外事業にかかっている。日本の食品メーカーとの海外での競合はいちだんと激しくなるが、その中でいかに販売エリアを拡大し、現地の嗜好に合った商品の開発を加速していくかが、持続的成長のカギとなる。

1703とはずがたり:2016/05/27(金) 13:50:19

味の素が「意外な特損」後に狙う大きな果実
ターゲットはアジアの家庭内食市場
http://toyokeizai.net/articles/-/114377?utm_source=goo&amp;utm_medium=http&amp;utm_campaign=link_back&amp;utm_content=related
中山 一貴 :東洋経済 記者 2016年04月20日

味の素はパキスタンやミャンマーなど海外進出を加速する(写真はパキスタンの市場の様子)
堅調な業績で知られる味の素に、今、何が起きているのか――。日本の食品最大手、味の素が業績の下方修正を発表した。2016年3月期の連結純利益を、従来予想の675億円から615億円へ9%下方修正したのだ。

修正の主因は、収益性に問題があった事業の再編だ。味の素の主力は調味料・加工食品の生産販売だが、うま味成分のアミノ酸に関する知見と技術を生かし、医薬やバイオ事業も手掛けている。

ところが、医薬事業は、薬価引き下げによる売上高の減少や、安価なジェネリック医薬品(後発医薬品)の台頭による競争激化が直撃。2015年3月期の医薬セグメント営業利益は、前期比半分近くに落ち込み、採算が悪化していた。

低採算の医薬事業でメリハリ

そこで、製薬事業を消化器関連に集約させることを決断。透析や輸液から撤退する一方、製薬子会社にエーザイから出資を仰ぎ、エーザイの消化器疾患領域事業の一部と統合した。これらに伴う医薬事業の構造改革費用で約185億円の特別損失を計上することとなった。内訳は、透析や輸液など撤退する事業に関する株式譲渡損で約50億円、契約解消金で約70億円、固定資産や知的財産権にかかわる減損損失で約50億円。統合にかかわる営業費用も約15億円かかる。

味の素がグループ内事業の再編を急ぐのは、高い収益性を誇る世界の巨人たちの背中を追いかけているからだ。飲料を除く食品メーカーの世界トップ10入りを標榜するが、営業利益ベースでの味の素の順位は2015年3月期時点で30位程度。売上高営業利益率でみても上位企業との差は歴然だ。ネスレ(スイス)の15%、クラフト・ハインツ(米国)の18%に比べ、味の素は7%と、半分にも満たない。世界のトップ10を現実のものとするためには、2020年計画の営業利益1500億円、営業利益率10%は必達目標である。

目標達成に向け、味の素は構造改革と並行して、積極的な成長投資を行っている。3月2日、20年債を含む総額700億円の社債を発行した。調達資金のうち、300億円は短期社債や借入金の返済に充てるが、残る約400億円はM&Aや提携を含む成長投資へ使う。

700億円の内訳は7年債200億円、10年債250億円、20年債250億円だ。これまでにも、7年債や10年債は発行してきたが、20年債は今回が初めて。従来よりも多額の資金を調達するため、返済金額や時期を分散させた。日銀のマイナス金利政策で市場金利が低下し、有利な条件で調達できる金融環境も追い風となった。

パキスタンやミャンマーに商機

大型社債の発行を契機に、味の素は海外進出を加速させる。4月6日、パキスタン市場への本格参入を発表した。現地の有力財閥との間で合弁会社を設立し、7月から調味料の販売を開始する。「パキスタンでは、大家族で食卓を囲む文化が根強く残り、内食比率が高い」ことに商機を見出した。調味料は当面、インドネシア子会社が生産したものを輸入する。

ミャンマーでも主力調味料「味の素」の生産・販売を2017年から始める。ミャンマーへは1996年に一度進出していたが、政情が不安定だったことや、外資系企業に対する規制の厳しさを理由に、2000年以降、事業を停止していた。だが、ミャンマーの経済開放政策の進行を背景に事業再開のメドがたち、成長市場を深耕する準備がようやく整った。

味の素は2016年3月期の純利益を下方修正したものの、営業利益は930億円へ、従来予想より70億円上方修正した。前期比では25%の増益となる。国内で冷凍チャーハンの新製品やスティックコーヒーの売上高が伸びていることに加え、米国でも冷凍食品子会社の原材料調達コストが低下し、増益を牽引する。

5月10日には、2016年3月期決算と2017年3月期の業績予想が発表される。食品メーカー世界トップ10に向け、次の一手が待たれる。

1704とはずがたり:2016/05/30(月) 18:58:50
北海道にも練乳工場作ろう♪

地震余波で練乳品薄 在庫切れ、問い合わせ殺到
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160529-00000069-san-soci
産経新聞 5月29日(日)7時55分配信

地震余波で練乳品薄 在庫切れ、問い合わせ殺到
最後の1本となった森永乳業の練乳を使ってコーヒーを作る「もとよし珈琲」の松崎元義さん =東京・大手町(写真:産経新聞)
 熊本地震により、熊本市内の森永乳業の子会社工場が一時操業停止に陥り、同社が販売する家庭向け練乳が品薄状態になっている。同社がシェアの6割を占める家庭向け練乳は、飲食業界でも使われており、影響が広がっている。

 品薄になっているのは、同社の子会社「熊本乳業」(同市東区)が製造し、「森永ミルク」の商品名で販売されているチューブや缶入りの練乳。

 工場では、原料の牛乳などを流す配管の点検に地下水を使っていたが、地震後に水が濁ったため、前震が発生した4月14日以降、操業を停止。

 建物に損傷はなく、濁りも解消されたため、今月生産を再開したが、出荷の開始は6月初旬になる見通しだ。

 東京・大手町でコーヒーをワゴン販売する「もとよし珈琲」では、クリーム入りコーヒーに森永製の練乳を使用。店主の松崎元義さん(52)は「もうすぐなくなりそうだが、スーパーを4軒回ってもなかった。16年愛用しているので早く再開してほしい」。

 東京都江東区のサンケイスーパーでも、チューブ式の練乳が店頭から姿を消した。水野竜宏社長(51)は「卸業者に注文しても回ってこない」と語る。インターネットの食料品通販サイト「問屋@ショップ」では、森永製の練乳が全て「在庫切れ」。運営する坂本食品(相模原市)の担当者は「問い合わせが殺到している」と困惑する。

 森永乳業は「できる限り早く供給したい」としている。

1705とはずがたり:2016/05/31(火) 08:27:17
>>1701
>日本のコカ・コーラの歴史は再編の歴史だ
違和感あるなぁ。コカが地域ボトラー再編し始めたの少なくともここ15〜20年ぐらいの事では?

>最大の販売チャネルだった自販機の不振も大きい。日本コカ・コーラグループは国内で最多の83万台を設置しており、他のメーカーに比べ自販機での販売比率が高い。しかし消費税率の引き上げ後は、消費者は定価販売の自販機を避け、スーパーなどで購入する傾向が強まっている。
ダイドーは大丈夫か?!確か自販機比率高かったはずだが。

1706とはずがたり:2016/06/03(金) 09:43:50
世界初のミルク入り缶コーヒーは駅のホームで着想され
http://www.news-postseven.com/archives/20160531_416502.html
2016.05.31 16:00

 さかのぼること50年弱。UCC上島珈琲の創業者・上島忠雄氏は駅のホームで瓶入りコーヒー牛乳を飲んでいた。と、発車のベルが鳴り響く。当時、瓶は売店へ返すのが当たり前。飲み残しのコーヒー牛乳を見ながら思った。

「いつでもどこでも、もっと気軽に楽しむには……缶入りだ!」

 しかし、開発には多くの壁があった。缶に含まれる鉄分とコーヒーの成分の化学反応による変色、乳成分との分離などなど。それらを新技術で克服し、1969年に世に送り出されたのが「UCCミルクコーヒー」だ。

 世界初のミルク入り缶コーヒー「UCCミルクコーヒー」の誕生から25年、業界に新たな風が吹いた。「UCC BLACK無糖」の発売だ。缶コーヒーはミルクと砂糖入りが当たり前という時代に勝負をかけ大成功。UCCが切り拓いたブラック市場には今や多くの競合製品がひしめくが、その大半は香料が使われているもの。「UCC BLACK無糖」は、レギュラーコーヒー100%で香料を使用していない。専業メーカーとしてのプライドがにじむ。

※週刊ポスト2016年6月10日号

1707とはずがたり:2016/06/03(金) 10:06:26
【最強】お茶で「どん兵衛」を作ると激ウマ! お湯で作るよりも激ウマ
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4557623
トリビアニュース 2016/6/1 06:00

1709荷主研究者:2016/06/19(日) 12:06:46

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00386472?isReadConfirmed=true
2016年5月25日 日刊工業新聞
ケンコーマヨネーズ、国内の工場を積極増強 売り上げ拡大へ対応

生産能力を増強する西日本工場(京都府舞鶴市)

 ケンコーマヨネーズは全国の主要工場で、ラインなどの増強を急ぐ。サラダ、卵加工品、マヨネーズ・ドレッシングの各主力事業で売り上げが拡大しており、能力増強で需要の伸びに対応する。同時に、生産効率の向上やコスト競争力を強化する。「スピード感ある設備投資をタイムリーに実行」(炭井孝志社長)し、競争に生き残る考え。

 ケンコーマヨネーズは2017年3月期の設備投資額を、16年3月期の17億円に対し3億円増の20億円に設定した。国内生産の基盤づくりに向け投資を継続する。6月にはドレッシングを生産する西日本工場(京都府舞鶴市)で第2ラインを稼働させ、風味・品質の向上に加え、容器変更などにも迅速に対応できるようにする。投資額は数億円。能力増強は他にも複数工場で計画しており、市場環境や需要の伸びを見て決定する。

 14年春の稼働で卵加工品を手がける静岡富士山工場(静岡県富士市)は、16年2月にさらに数億円をかけて冷凍設備やスクランブルエッグラインを増強しており、生産能力を約30%増やした。

 単身世帯の増加で小容量サラダも伸びが続いており、山梨工場(山梨県市川三郷町)に数億円をかけて容量100グラム前後のポテトサラダラインを増強した。また、前年比2倍強の伸びが続くロングライフサラダも、御殿場工場(静岡県御殿場市)で新ラインを稼働。多品種や多形態生産の対応を容易にした。

 ケンコーマヨネーズの16年3月期連結営業利益は、前期比14・5%増と2ケタの増益だった。これは売上高が同11・0%増だった増収効果に加え、新工場の高効率・高品質生産が原動力となった。

(2016年5月25日 建設・エネルギー・生活1)

1710荷主研究者:2016/06/25(土) 19:26:06

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160611/bsc1606110500010-n1.htm
2016.6.11 06:53 Fuji Sankei Business i.
機能性表示食品、販売1年 314件 消費者浸透で明暗

 企業の責任で健康効果を表示できる「機能性表示食品」の販売開始から1年が経過した。消費者庁に届けられたのは6月10日現在で314件に達し、飲料や加工食品など多様な商品が店頭に並ぶ。健康志向の高まりにあわせ市場は拡大する見込みだが、今後は特定保健用食品(トクホ)との違いや、機能面や信頼性などについてより丁寧な説明が各社に求められそうだ。

 機能性表示食品の第1弾として昨年6月に販売を始めたのがキユーピーの「ヒアロモイスチャー240」で、肌の水分保持や乾燥緩和の機能があると打ち出した。女性に好評で同社は「1年間で定期購入者が2.9倍に増えた」と明かす。昨年9月にリニューアルされた江崎グリコの「朝食BifiXヨーグルト」シリーズや、今年2月から販売しているアサヒグループ食品の「シュワーベギンコイチョウ葉エキス」なども好調な売れ行き。

 対照的に不振だったのがキリンビールのノンアルコールビール「パーフェクトフリー」だ。昨年6月に発売されたが、販売実績は年間目標の約5割にとどまった。ビール各社はノンアルビールで機能性表示食品の新商品を投入したがいずれも低迷。糖質ゼロのビールなどとの違いがはっきりせず、消費者に浸透しなかったとみられる。

 明暗が分かれたことで「機能性表示の商品が増えれば、これまで以上に競合との差別化が大事になる」(大手食品)と身構える声も出ている。

 調査会社の富士経済は、機能性表示食品市場は2015年の303億円から16年は699億円に拡大すると見込む。「トクホから機能性表示食品に注力する会社も増えている」とも指摘、今後は消費者に競合他社やトクホとの違いを分かりやすく打ち出す工夫も求められそうだ。

1713とはずがたり:2016/06/29(水) 22:47:35
明治め,絶対おいしい牛乳買ってやらねぇ!!ヽ(`Д´)ノ

業績好調なのになぜ? 明治が主力商品「おいしい牛乳」を“実質値上げ”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000525-san-bus_all
産経新聞 6月29日(水)10時15分配信

 食品メーカー大手の明治が“実質値上げ”に動き出している。牛乳の主力ブランド「おいしい牛乳」では、地域限定で価格据え置きながら容量が1割減となる新容器での発売を新商品として発表したほか、今年3月末で89年にわたる全国販売を終了した「サイコロキャラメル」は、容量は変えずに新たに北海道限定の土産物にリニューアルし、価格を上げた。円安が進んだことによる原材料価格の高騰などを理由にした食品メーカーの相次ぐ値上げで、消費者の節約志向も高まる中、新たな形の“実質値上げ”が受け入れられるかが注目される。

 「開けやすさや注ぎやすさ、持ちやすさが向上し、利便性アップ!」、「開封するまで空気と触れにくい満量充填と遮光性に優れたパッケージで新鮮な牛乳のおいしさが長持ち」、「人口動態や飲用実態の変化に合わせて最後までムダなくおいしく飲むことができる容量」-。9月20日から九州地区(沖縄県除く)で発売される「おいしい牛乳」の900ミリリットル入り新容器の利点を同社はこう強調する。

 注目は価格だ。店頭想定価格は270円〜292円と、現在の1000ミリリットル入りパックと同じ。容量が1割減なので、実質的には1割の値上げともとれなくもない。ただ、同社広報は「値上げという認識はありません」と否定する。

 その根拠とするのは、農林水産省や独立行政法人、農畜産業振興機構などの統計データだ。農畜産業振興機構の調査によると、1人あたりの牛乳類の1日の飲用量は平成17年度の平均が195.8ミリリットルだったが、27年度は175.1ミリリットルに減少。このように牛乳消費量が減ったため、1000ミリリットルの牛乳を飲みきる日数も伸びていると主張。「飲みきれず捨ててしまう人も増えており、900ミリリットルのほうがいいと判断した」と説明する。

 新しい容器は従来品よりも幅が約5ミリ細く、筋肉の負担が約1割軽減されるので、「手の小さい子どもや握力の弱い高齢者の方も持ちやすい」とも強調する。

 ただ、紙パックを使用する他の飲料メーカーの幹部は、「消費者にすれば、900ミリリットルの容量設定や高齢者も持ちやすいとかは、唐突感があるのではないか」と指摘する。

 明治は昨年4月に生乳の生産コスト上昇を理由に牛乳やヨーグルトなどを2〜5%程度値上げしている。今回の実質値上げともとれる対応について、消費者からは「ちょっと不可解。値上げするなら理由をストレートにいってほしい」という指摘も上がる。

 さらに、3月末に昭和2年以来89年の全国販売を終えた「サイコロキャラメル」についても。リニューアル後の価格を改定。サイコロキャラメルの販売終了前の想定小売価格は1箱2粒入りで5箱セットで132円だったが、明治子会社の道南食品が製造し、6月14日に発売した「北海道サイコロキャラメル」は1箱2粒入り5箱セットの参考価格は173円。北海道産の原材料を多くを使用するなどのこだわりを強調するが、全国販売の菓子が3カ月で北海道土産に衣替えした結果、約3割の価格アップとなった印象はぬぐえない。

 明治の親会社の明治ホールディングス(HD)の平成28年3月期決算は売上高が前期比5.4%増の1兆2237億円。本業のもうけを示す営業利益は50.9%増の777億円と過去最高を更新するなど好調だ。

 健康志向の高まりにあわせて、ヨーグルトなど主力商品の売れ行きが好調なこともあるが、値上げによる収益改善効果も大きい。営業利益ベースで見れば、コア商品の売り上げ増の押し上げ効果が116億円なのに対し、子会社を含む価格改定、いわゆる値上げによる収益改善効果は217億円に上る。食品メーカーの中には、「値上げ効果」で売上高や利益ベースで過去最高を更新した企業もみられるが、あるメーカーの幹部は「2年連続で同じ商品を続けて値上げするのは、余程の理由がないとできない」と明かす。

 過去にも価格は維持しながら、実質値上げに踏み切った商品は多くあったが、理由は原材料価格の高騰や為替レートでコスト増になっているといった理由が大半だった。

 明治の利便性向上や人口動態の変化を理由とした“実質値上げ”が成功すれば、他のメーカーが追随する可能性も出てきそうだ。ただ、過度に価格を引き上げれば節約志向がさらに高まり、個人消費の回復にも影響を与えかねない。消費者からそっぽを向かれる可能性も否定できず、食品メーカー各社には値上げに走る前のコスト削減の努力も一層求められそうだ。(永田岳彦)

1715とはずがたり:2016/07/10(日) 03:45:56

2016/7/9 06:50神戸新聞NEXT
全国で人気のハム来月食べ納め 播州ハム閉店
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201607/0009266827.shtml

 手作りハムで知られ、全国にファンも多い播州ハム工業所(姫路市久保町)が、8月20日で閉店する。創業当時から受け継ぐ味は美食家をうならせたが、コスト高騰や売り上げ不振などで店を畳むことに。元は精肉店だったが、本格的なハムの販売に乗り出したのは1995年以降。3代目の堀田周郎社長(58)は「阪神・淡路大震災が一つの転機だった」と振り返る。(末永陽子)

 同社は、堀田社長の祖父が1950年に創業した。本場ドイツで加工法を学んだ技術者を招き入れ、ハム製造を続けてきた。しかし長年、売り上げの大半を占めたのは食肉。経営の関係で、手間がかかり、高コストのハムは店頭でわずかに売る程度だった。

 堀田社長は阪神・淡路大震災の直後、神戸市長田区で約1カ月半、ボランティアとして活動。惨状を目の当たりにし「一度しかない人生に悔いが残らないよう、うちでしか作れないハムを広めたい」と思い立った。人生観が変わる経験だった。

 同社のハムは一つ一つ手作業で糸をしばり、国産の塩やハーブなどで作った調味液に約3週間漬け込む。熟成させた後、半世紀以上使ってきた燻煙(くんえん)室で数日間炭火にかけていぶす。

 こだわりの味は、他社に先駆けて始めたインターネット通販で評判が広がり、料理雑誌やグルメ番組でも話題となった。

 「他社が1日や1週間で済ます工程に3倍以上の時間や手間をかけていた」と堀田社長。高コスト体質から脱却できず、経営不振が深刻化。今年に入り、「5年先が見えない」と決断した。

 閉店を知った顧客から注文が殺到し、既に売り切れとなった商品も。堀田社長は「取引先や従業員に大きな迷惑がかからないうちにと決めた。多くの人に愛され、大変ありがたい」と語った。

1716とはずがたり:2016/07/10(日) 03:47:19

2014/6/21 20:59
倒産から生まれた味付けのり 社員12人の佐用の会社
http://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber/201511/0008598993.shtml

 兵庫県佐用町大酒の味付けのり製造業「光海」が販売する「旨しお海苔」が、第20回全国加工海苔品評会で第2位の「水産庁長官賞」を獲得した。厳選した国内産素材にこだわった逸品は、会社倒産の苦難を乗り越え、のり本来の味を求めた夫婦の絆から生まれた。(大山伸一郎)

 「旨しお海苔」は韓国風のごま油風味。有明海産の初摘みのりに、長崎の天然塩や三重のごま油などで優しい味に仕上げている。

 同社の前身は、旧上月町出身で大阪を拠点に日本有数ののり製造会社を手掛けていた高見唯夫さんが、1968(昭和43)年に現在の地で創業。長男で現会長の国男さん(70)、現社長の淑子さん(70)夫婦が跡を継いだが、91年に会社を倒産させてしまう。

 2人は会社再建に当たり、それまで中心だった「進物」をやめることを決意。価格競争に巻き込まれまいと、大きな販路より確かな品質を求め、現在は社員12人で製造に励む。旨しお海苔は4年前、国産の安心感にこだわる顧客の声を聞き、素材探しで全国の産地を回って商品化した。

 今回の品評会には、全国から612品目が出品された。「小さな会社でも、評価してもらえたことが励みになる」と国男さん。淑子さんは「苦労もしたけれど、のりって本当にいいものだと今は心から思います」と、満面の笑顔を見せた。

 48枚入りで320円から。同社TEL0790・88・0044

1717とはずがたり:2016/07/17(日) 13:10:35
伸びる会社(1)
カット野菜で17年連続増収の不思議
読売新聞専門委員 東一眞
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160712-OYT8T50035.html?from=yhd
2016年07月13日 05時20分

 日本経済が右肩上がりの高度成長時代を知る日本人がだんだん少なくなってきた。しかし、企業単位では、売り上げや利益を継続的に伸ばしたり、新市場を開拓したりと、さまざまな意味で「伸びる会社」は当然ながら今もある。そんな会社の戦略や現状、直面している課題やその克服法などを不定期でとりあげる。

絵に描いたような右肩上がり

 野菜をカットして袋に詰めてスーパーに卸す――。ただ、これだけで、創業以来17年間、一貫して増収を続ける企業がある。その会社は、株式会社サラダクラブ。スーパーでパッケージサラダを購入したことのある人なら、名前を覚えているかもしれない。

 創業初年(1999年11月期)に6100万円だった売上高は、直近の2015年11月期では247億円に達している。右のグラフは、サラダクラブの売上高推移だが、絵に描いたような右肩上がりだ。野菜をカットして袋詰めして売るだけで、なぜこんなことが可能なのだろう?

 そんな興味から、東京都調布市仙川町にあるサラダクラブを訪ねてみた。京王線仙川駅で降りて歩く。京王線の切り通しを渡る橋から、「Kewpie」の赤いロゴと、キユーピーマヨネーズのパッケージのアミ目模様のデザインをあしらった建物が見えてきた。たどり着くと、そこは芝生と樹木に囲まれた「仙川キユーポート」というビル。キユーピーの展示施設や関連会社が入居する。

 実はサラダクラブは、キユーピーが51%、三菱商事が49%の株式を持つ。両社の戦略的な提携から生まれた会社だ。「そもそもの発端は、1980年代からアメリカでパッケージサラダがブームになったことです。これは日本でも売れるだろう、売ろうと考えたわけです」(サラダクラブ商品部次長の日置拡也さん)。

 もちろん、サラダの消費が増えれば、マヨネーズやドレッシングの使用も増える。売り場では、あわせて売っていこうという戦略もあった。

パッケージサラダの挑戦

 サラダクラブは、99年2月24日に誕生した。当時もカット野菜はあるにはあったが、スーパーの野菜売り場の片隅に、肩身が狭そうに並んでいた。鮮度や衛生面でどうかなあ、という印象が筆者にもあった。キユーピーと三菱商事が目指した「パッケージサラダ」は、旧来的なカット野菜とは「似て非なる」ものだった。

 どこが違うのか? まずパッケージサラダは、封を切ったら洗わずにそのまま食べられる。そして価格が一定。例えば、現在、千切りキャベツ(130グラム)は税抜き100円。キャベツの価格が高騰しようが暴落しようが、この値段は変動しない。そして、年間を通した旬の野菜の安定供給も特徴の一つ。つまり、生鮮食品なのに、あたかも「工業製品」のように規格化された商品だ。

 こうしたパッケージサラダを生産するために、まず全国の農協や農業法人と直接契約を結んだ。安定供給のためには、春夏秋冬で産地を切り替える「産地リレー」の体制も整えた。鮮度には最も腐心した。契約先には、収穫した野菜は保冷庫に入れて、工場まで保冷トラックで運んでもらうようにした。

 工場に運ばれた野菜は、低温に保たれた生産ラインで、(1)食用に適さない部分を除去し、(2)食べやすい大きさにカットし、(3)冷水洗浄し、(4)遠心分離機で水分を取り、(5)袋やトレーに詰める――という5段階で加工される。こうして、「コールドチェーン」と呼ばれる、収穫から加工・出荷・店頭まで低温管理体制を築いた。

様々な工夫

 「売り場作り」も工夫した。スーパーの野菜売り場は、いつも同じ棚に同じ野菜が置いてあるわけではない。入荷する野菜の種類と量によって、毎日のように変化している。サラダクラブでは、買い物客が探しやすいように、パッケージサラダをいつも同じ棚に固定的に置くことにこだわった。スーパーに依頼するだけではなく、営業担当者がスーパーに出向き、陳列状況をチェックして回った。

1718とはずがたり:2016/07/17(日) 13:11:00
>>1717-1718
 パッケージの表示も工夫した。原料となる野菜の98%は国産。最初は「国産」とだけ表示していたが、2006年6月からは産地表示を都道府県に切り替えた。輸入素材があれば、その国を記す。

 「表示義務はないのですが、産地を表示することで安心してお求めいただきたいと考えました。『10品目のサラダ』なら、10品目全部の産地を印字するのでスペースをとりますが(笑)」(サラダクラブ商品部広報・広告宣伝チーム 杉本紀子さん)

 こうした地道な工夫でパッケージサラダは少しずつ広がって行った。

 もちろん、1人で住む「単独世帯」や、夫婦共働き世帯がこの時期、右肩上がりで増加したことも幸いした。パッケージサラダを使って、夕食の準備を「時短」したい人々が増えていったのである。例えば、厚生労働省の国民生活基礎調査によると、サラダクラブ設立の99年に、単独世帯は1058万5000世帯だったが、14年には1366万2000世帯に増えた。さらに、総務省の労働力調査などによると、夫婦共働き世帯は99年の929万世帯から14年には1077万世帯に増えている。

天候不順が追い風に

 2012、13年は天候不順で野菜の価格が高騰した時期だ。当時の読売新聞をめくってみると、「野菜高騰」の記事がいくつも見つかる。例えば12年2月9日付の読売新聞中部版では、「このままだと、冷凍野菜やカット野菜に切り替えないといけない」という45歳の主婦のコメントがある。

 コメントにあるとおり、12〜13年の野菜高騰のなかで、パッケージサラダの売上が急伸する。「これまでパッケージサラダを手にとったこともなかった方が購入し始めるようになりました。一度試してみた方がその後リピーターになったと思われます」(キユーピー広報部 岸田香奈子さん)

 12年(11月期、以下同じ)のサラダクラブの売上高は11年に比べて約38億8000万円増加し、13年は12年に比べて約34億4000万円増となった。前年度比の増加幅で、この2年間が過去1、2位だ。天候不順が、パッケージサラダの普及を強力に後押しした。

 ただし、この時期、天候不順のため契約農家などからの出荷が細った。スーパー側に約束していた納入量を確保するために、サラダクラブでは、価格の高い野菜を買い付けた。それを「定価」で売らなければならず、売上高は急伸しても利益的には大変だったようだ。

日産70万〜75万個

 1999年の創業当時は、東京都府中市の中河原工場だけでパッケージサラダを作っていたが、翌2000年には茨城県五霞町と、兵庫県伊丹市に工場を設立。その後も、直営工場を建てたり、委託生産拠点を整備したりして、全国展開を図ってゆく。現在、直営工場6、委託生産拠点11があり、北海道から沖縄までカバーしている。

 最初はカットレタス、千切りキャベツ、大根サラダなど定番の5種類だけだったが、10種類の野菜を使った「10品目のサラダ」やほうれん草を使ったサラダ、あるいはシーザーサラダ、和風サラダなど徐々に品数も増やしてきた。季節ごとに旬の野菜を使ったサラダも発売した。今の時期だと、「玉ねぎサラダ」「たっぷりコーンのカラフルサラダ」などがそれだ。金額は高いものでも税抜きで300円以内にとどめている。

 パッケージサラダが普及するにしたがって、参入企業も増えた。すでにローソンやセブン-イレブンなど大手コンビニも、プライベートブランドでパッケージサラダを販売している。サラダクラブが先導してきた国内パッケージサラダの市場は、2015年には1236億円に成長した。同社の全国シェアは約25%、国内最大手だという。

 「全国17拠点で、一日に70万個から75万個のパッケージサラダを製造・出荷しています」(日置さん)

 ただし、競争も激化している。今年3月から新ラインアップとして「こだわり野菜シリーズ」を打ち出した。青汁として飲まれるケールを取り入れた「ケールサラダ」をナチュラルローソンなどにおろしている。より魅力的なサラダを開発して、競争に勝ち抜きたい考えだ。

2016年07月13日 05時20分

1719とはずがたり:2016/07/20(水) 11:42:49
サントリーとアサヒ和解=ノンアルビール特許訴訟―知財高裁
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/583/279c87724c76bb73d35013a2cfcb2e0a.html
(時事通信) 10:52

 ノンアルコールビールの特許を侵害したとして、サントリーホールディングス(HD)がアサヒビールに「ドライゼロ」の製造、販売差し止めを求めた訴訟は20日、知財高裁(高部真規子裁判長)で和解が成立した。

 サントリーHDは昨年1月、「飲み応え感が出るよう糖質などの成分を特定して特許を取得しており、ドライゼロは成分の数値が特許の範囲内にある」として提訴した。

 東京地裁は同年10月、「既存品から容易に発明できた」と判断。特許は無効とすべきだとして請求を棄却したため、サントリー側が控訴していた。

1720とはずがたり:2016/07/22(金) 01:53:34
竹田和平氏が死去…「タマゴボーロ」をヒット
(読売新聞) 07月21日 20:28
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/155/433a9853f83f7b936221e9a0162c3b7e.html

 竹田本社(旧竹田製菓)会長の竹田和平(たけだ・わへい)氏が21日、死去した。

 83歳だった。

 告別式は23日午後1時半、名古屋市千種区千種2の19の1いちやなぎ中央斎場で営まれる。喪主は長男、幸生(ゆきお)氏。

 1952年に名古屋市で竹田製菓を設立し、幼児向けの菓子「タマゴボーロ」をヒットさせた。経営の第一線から退いた2000年代には株式投資に力を入れ、一時は100社以上の株を持ち「日本一の個人投資家」とも呼ばれた。

1722とはずがたり:2016/07/27(水) 19:49:46
チリ産“薬漬け”サーモンは、人体にとってどれほど「危険」なのか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160720-01142710-sspa-soci
週刊SPA! 7月20日(水)16時20分配信

「チリ産養殖サーモン」についてネット上で大論争が巻き起こっている。チリの養殖サーモン“薬漬”の危険な魚で、海洋汚染も招いているという。そこで識者を直撃した!!

◆「危険性は極めて低い」が、“ゼロ”とも言い切れない

 チリ産サーモンが“薬漬け”は、どれほど人体にとって「危険」なのか。

『安全安心のための養殖管理マニュアル』などの著書のある舞田正志教授(東京海洋大学)はこう話す。

「養殖期間中に抗生物質などを使用した場合は、『休薬期間』を経てから出荷されます。これは『抗生物質の投与をやめて一定の時間を置き、体内の抗生物質がほぼゼロになる』期間のことです」

 休薬期間を経て日本に出荷された輸入水産物は、検疫所で残留薬物などの抜き打ち検査を受ける。

「もし違反している事例が見つかると、『命令検査』ということで『ある国から輸入されるものについては必ず検査をしなさい』というシステムがあります。過去に、チリ産サーモンでこの命令検査になったことはまだ一度もありません。残留基準を超えたサーモンが紛れ込んでいる可能性は極めて低いと思いますが、検査のカバー率は数%程度なので“ゼロ”だとも言い切れません」(舞田教授)

◆「それでも心配」な人は国産のサーモンを

 また、チリのサーモン養殖場を視察した佐野雅昭教授(鹿児島大学)もチリ産サーモンが“薬漬け”という実態は認めながらも「安全性についてはそれほど神経質になる必要はないと思います」と語る。

 しかし、エビやウナギでは基準値を超えたケースもあり、米国の大手スーパーなど輸入をやめる企業もある。日本の検査体制や基準値が本当に安全なのか、不安に思う消費者もいるだろう。

「『それでも心配』という方は、選択肢が他にいくらでもあります。例えば、漁協や調達関係者らが監視の目を光らせている、国産の養殖モノを選ぶことです。さらに、国産の天然モノもあるので、そうしたものを選択すれば安全性や環境汚染のリスクを減らすことができます」(佐野教授)

 佐野教授は「チリ産サーモンの養殖に関して多くの問題が起きているのは、チリ現地での政策の問題が大きい」と語る。

「養殖は常に環境問題、病気問題と向き合いながら行う産業です。環境に配慮し、飼育密度を下げた養殖をすればいいのですが……。チリはノルウェーに比べて規制が緩く、規制も守られにくい社会的環境です。もともとチリの海洋環境自体は良かったので、養殖を始めた当初はあまり気にしなくても悪影響は出ませんでした。ところが、海の環境が悪化すると新しい漁場に移ってごまかす“焼き畑農業”的なやり方を繰り返してきた結果、新しい漁場も少なくなり、限界に来ているのかもしれません」

◆チリ産サーモンのASC認証に疑問の声

 こうした問題を解決するため、環境に優しく持続可能な養殖場でつくられた水産物であることを示す、国際的な“お墨付き”がある。「ASC認証」といって「ASC(水産物養殖管理協議会)」が各国の養殖場をチェック、環境に大きな負担をかけず、地域社会や人権にも配慮した「責任ある養殖水産物」と判断されると認証が与えられる。このASC認証を得たチリ産サーモンを日本の大手スーパー「イオン」が4月から売り始めた。

 ところが、チリの養殖現場を視察した佐野教授は「ASC認証を受けるには非常にお金がかかり、資金力がないと取得できません。その認証過程も不透明で、信用できない部分もある」と指摘する。

 チリの漁業検査官B氏は、ASC認証を受けた養殖場のリストを見た瞬間、「これは何かの冗談ではないか」と思ったと告白する。

「ASC認証の『原則2』には『自然環境および生物多様性への悪影響の軽減』とありますが、養殖業者は自然環境も生物多様性も保護していない。また、原則4は『飼料、廃棄物、化学薬品等の適切な管理』ですが、チリの養殖場に抗生物質の規制がないことは誰でも知っている。こんなチリの養殖業者が認証されているのであれば、ASCは良い認証システムとは言えず、明らかに機能していない」

 舞田教授も疑問を口にする。

「ASCの認証の基準の中に『もともとそこにいない魚は養殖しない』というのがあります。生態系に何らかの影響を及ぼす可能性があるということです。それなのに、チリのサーモンはどうして認証を受けられたんでしょうか」

― 現地から告発「チリ産サーモンは危ない」は本当か? ―

1723荷主研究者:2016/07/30(土) 13:07:28

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160720/bsc1607200500002-n1.htm
2016.7.20 05:00 Fuji Sankei Business i.
キリンビール、「グランドキリン」の販路広げ生産増強

 キリンビールは19日、商品ごとに味わいをきめ細かく工夫するクラフトビールの「グランドキリン」シリーズの販路を拡大し、生産拠点も増やすと発表した。販売が好調で、今後も需要が伸びると判断した。

 高級感を前面に押し出し、ホップ本来の華やかな香りが特長のグランドキリンは、2012年からコンビニエンスストア限定で販売してきた。9月13日からスーパーなどでも販売する。これまでの滋賀工場に加え、来年春をめどに茨城県の取手工場でも生産を始める。キリンビールの田山智広マスターブリュワーは「クラフトビールの市場はまだまだ伸びていく。国内シェアの半分を目指したい」という。

 クラフトビールの出荷量は、発泡酒などを含むビール類市場全体の1%程度だが、大手が次々参入している。特に20〜30代を中心に人気があるといい、同社は市場規模が15年の推計4万キロリットルから21年には15万キロリットルになると見込んでいる。

1724荷主研究者:2016/08/02(火) 21:19:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160725/bsc1607251924004-n1.htm
2016.7.25 19:24 Fuji Sankei Business i.
アサヒvsサントリー、和解後も「ノンアル」シェア首位争いで火花

サントリーのノンアルコールビール「オールフリー」(右)とアサヒビールの「ドライゼロ」【拡大】

 ノンアルコールビールの特許をめぐりサントリーホールディングスとアサヒビールが争った訴訟は、20日に知的財産高裁で和解が成立した。だがその後も、両社はともにシェア(市場占有率)が4割超と業界トップの座を激しく争い、販売では一歩も引かないつばぜり合いが続く。今夏は両社ともにノンアルビールの増産を計画するなど、シェア首位の座をかけ激しく火花を散らしている。

 訴訟は、サントリーがノンアルビールの特許権を侵害されたとして、アサヒの主力商品「ドライゼロ」の製造と販売差し止めを求めていた。サントリーが訴えを取り下げて和解が成立。両社はともに、「互譲の精神に基づく」とのコメントを出した。

 しかし、昨年初めてサントリーからシェア首位の座を奪ったアサヒは、7、8月は「ドライゼロ」を前年比3割増産する強気の計画を打ち出している。飲食店向けにも積極的に販売攻勢をかけシェア拡大を狙う。

 シェア2位となったサントリーも、7、8月は主力商品「オールフリー」を1割増産する。3月から専用のミニ自動販売機を温浴施設に展開するなど、販路の拡大を急ぐ。

 ノンアルビールは飲酒運転の罰則強化などを背景としてドライバーを中心に人気となり、市場規模を拡大してきた。業界の推計によると、平成27年の市場規模は1738万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、21年に比べ3倍超に拡大した。

 メーカーにとって、酒税がかからないノンアルビールは利益率が高い。発泡酒などを含む「ビール類」の市場縮小が続くなか、ノンアルビールは収益源としての期待が大きく各社の開発競争が激化したことが、特許をめぐる両社の訴訟にまで発展した背景にある。

 ただ、「ビールの代替品として飲むドライバーの需要は一巡した」(大手ビール幹部)とされ、市場規模の拡大は鈍化している。ここ数年は1桁成長が続き、27年の需要の伸び率は5・8%にとどまった。28年も伸び率は縮小するとみられるだけに、販売競争は厳しさを増しそうだ。(大柳聡庸)

1725荷主研究者:2016/08/07(日) 16:14:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160727/bsc1607270500008-n1.htm
2016.7.27 06:23 Fuji Sankei Business i.
【トップは語る】キリンビール 業界内で物流分野の協業を促進

 □キリンビール社長・布施孝之さん(56)

 --個人消費が伸び悩んでいる

 「いろんな要因が複雑に絡み合っている。年明け以降円高基調になり、株価も低迷している。インバウンドの爆買いもなくなって、消費税の増税を先送りしたとはいえ、ここに来てイギリスの欧州連合(EU)離脱問題とか、先行き不安が景気や消費マインドに影響している」

 --今夏は猛暑予想で飲料の消費は伸びそうだ

 「正直1〜6月の上期は劣勢だった。さまざまな理由があるが、上期が厳しいのは織り込み済み。後半追い込みでいく。7月に入ってからの売り上げは好調で、新商品も続々出す。普通にいけば前年より市場全体で2、3%は伸びるのではないか」

 --47都道府県一番搾りの状況は

 「まだ順次出している状況だが、絶好調だ。販売目標を200万ケースまで上方修正したが、もっといく手応えを感じている。手間ひまかけて地域の農産物を使い、地域の文化や気質にあった商品をともに作るという考え方に多くの共感をいただいている」

 --ビール類の市場が縮小傾向だ。業界再編は

 「市場の縮小がずっと続けば、いずれ4社、5社で経営していくのが多いというのは出てくるだろう。今の時点でたちまち再編はないが、競争と非競争が大事になる。物流分野の協業は各社とも同じ考えでしょう。一方、各社でビールのカテゴリーを伸ばすのも大事だ」

 --ビール類の酒税一本化の議論も今後出てきそうだ

 「消費税の増税を2019年秋まで先送りするなか、どのタイミングで酒税改正の第1弾がくるのかは注視している。酒税が一本化されるにあたって、製法の定義次第ではメーカーが困る部分も出てくる。酒税が一本化されても、発泡酒や新ジャンル(第3のビール)しか飲まない方もいるので発泡酒などがなくなることはない」

                  ◇

【プロフィル】布施孝之

 ふせ・たかゆき 早大商卒。1982年キリンビール入社。同社大阪支社長、小岩井乳業社長などを経て2015年1月から現職。千葉県出身。

1726とはずがたり:2016/08/08(月) 16:38:14
味の素が「意外な特損」後に狙う大きな果実
ターゲットはアジアの家庭内食市場
http://toyokeizai.net/articles/-/114377
中山 一貴 :東洋経済 記者 2016年04月20日

堅調な業績で知られる味の素に、今、何が起きているのか――。日本の食品最大手、味の素が業績の下方修正を発表した。2016年3月期の連結純利益を、従来予想の675億円から615億円へ9%下方修正したのだ。

修正の主因は、収益性に問題があった事業の再編だ。味の素の主力は調味料・加工食品の生産販売だが、うま味成分のアミノ酸に関する知見と技術を生かし、医薬やバイオ事業も手掛けている。

ところが、医薬事業は、薬価引き下げによる売上高の減少や、安価なジェネリック医薬品(後発医薬品)の台頭による競争激化が直撃。2015年3月期の医薬セグメント営業利益は、前期比半分近くに落ち込み、採算が悪化していた。

低採算の医薬事業でメリハリ

そこで、製薬事業を消化器関連に集約させることを決断。透析や輸液から撤退する一方、製薬子会社にエーザイから出資を仰ぎ、エーザイの消化器疾患領域事業の一部と統合した。これらに伴う医薬事業の構造改革費用で約185億円の特別損失を計上することとなった。内訳は、透析や輸液など撤退する事業に関する株式譲渡損で約50億円、契約解消金で約70億円、固定資産や知的財産権にかかわる減損損失で約50億円。統合にかかわる営業費用も約15億円かかる。

味の素がグループ内事業の再編を急ぐのは、高い収益性を誇る世界の巨人たちの背中を追いかけているからだ。飲料を除く食品メーカーの世界トップ10入りを標榜するが、営業利益ベースでの味の素の順位は2015年3月期時点で30位程度。売上高営業利益率でみても上位企業との差は歴然だ。ネスレ(スイス)の15%、クラフト・ハインツ(米国)の18%に比べ、味の素は7%と、半分にも満たない。世界のトップ10を現実のものとするためには、2020年計画の営業利益1500億円、営業利益率10%は必達目標である。

パキスタン市場で販売する調味料
目標達成に向け、味の素は構造改革と並行して、積極的な成長投資を行っている。3月2日、20年債を含む総額700億円の社債を発行した。調達資金のうち、300億円は短期社債や借入金の返済に充てるが、残る約400億円はM&Aや提携を含む成長投資へ使う。

700億円の内訳は7年債200億円、10年債250億円、20年債250億円だ。これまでにも、7年債や10年債は発行してきたが、20年債は今回が初めて。従来よりも多額の資金を調達するため、返済金額や時期を分散させた。日銀のマイナス金利政策で市場金利が低下し、有利な条件で調達できる金融環境も追い風となった。

パキスタンやミャンマーに商機

大型社債の発行を契機に、味の素は海外進出を加速させる。4月6日、パキスタン市場への本格参入を発表した。現地の有力財閥との間で合弁会社を設立し、7月から調味料の販売を開始する。「パキスタンでは、大家族で食卓を囲む文化が根強く残り、内食比率が高い」ことに商機を見出した。調味料は当面、インドネシア子会社が生産したものを輸入する。

ミャンマーでも主力調味料「味の素」の生産・販売を2017年から始める。ミャンマーへは1996年に一度進出していたが、政情が不安定だったことや、外資系企業に対する規制の厳しさを理由に、2000年以降、事業を停止していた。だが、ミャンマーの経済開放政策の進行を背景に事業再開のメドがたち、成長市場を深耕する準備がようやく整った。

味の素は2016年3月期の純利益を下方修正したものの、営業利益は930億円へ、従来予想より70億円上方修正した。前期比では25%の増益となる。国内で冷凍チャーハンの新製品やスティックコーヒーの売上高が伸びていることに加え、米国でも冷凍食品子会社の原材料調達コストが低下し、増益を牽引する。

5月10日には、2016年3月期決算と2017年3月期の業績予想が発表される。食品メーカー世界トップ10に向け、次の一手が待たれる。

味の素の会社概要 は「四季報オンライン」で

1727とはずがたり:2016/08/08(月) 16:39:43
「しょうゆ」の次は?キッコーマンの海外戦略 和食ブームを追い風に食品卸でさらなる成長
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-117206.html?page=1
05月10日 06:00東洋経済オンライン

営業利益に占める海外の比率が7割超! ”内需型”の企業が多い日本の食品メーカーの中で、キッコーマンの海外展開力は異彩を放っている。伝統ある最大手のしょうゆメーカーとして、ドメスティックなイメージの濃い同社だが、実は半世紀も前から海外へ進出しているグローバル企業だ。その成果は着実に実りつつあるが、ここにきて新たな課題が浮上している。

世界100カ国以上で販売されているキッコーマンのしょうゆ。本格的な海外進出の歴史は1957年、米国で始まった。サンフランシスコに販売会社を設立し、しょうゆを用いた米国人好みの料理の開発や、スーパーなどでの試食販売を実施。しょうゆが肉料理によく合うこと、そしてスープやドレッシングの味付けに適していることを訴求し続けた。

こだわったのは、現地の料理の味付けに、しょうゆを浸透させることだ。和食レストランや日系人の間だけでなく、幅広い場面や人々にとって欠かせない調味料とすることを目指した。その後、狙いどおりに米国でしょうゆの需要が拡大。1973年には、原料処理から製品化に至るまでの現地生産を開始した。

キッコーマンにおける米国展開の貢献は大きく、同社の海外しょうゆ事業の売上高に占める北米地域の割合は70%近くとなっている。今後、海外しょうゆ事業は、成長市場の欧州やアジア、豪州で、年平均10%以上(現地通貨ベース)の売上高アップを目指す。

戦略は一貫している。米国と同様に、現地の嗜好に合わせた商品開発とマーケティングを推進するのだ。たとえば、イスラム教徒の人口が増加している欧州では、彼らが安心して口にすることのできる、イスラムの教えで許可されたハラル対応のしょうゆを販売。甘辛い味付けが好まれるタイでは、しょうゆだけでなくテリヤキソースを積極的に展開している。

しょうゆに次ぐ、海外事業のもう一つの柱が、日本を中心とするアジアの食品の卸売りだ。「日本の食文化の魅力を伝えることは、しょうゆの普及にもつながる」との考えのもと、1969年、米国のジャパン・フード(現JFCインターナショナル)に経営参加。しょうゆや米、のり、みそなど日本を中心としたアジアの多種多様な食材を扱う。

日本の大手食品卸の営業利益率が1%を切る中、キッコーマンの海外卸売事業のそれは5%近くある。和食ブームを追い風に高品質な商品を供給し、安売りを抑制していることが好採算の秘訣だ。しょうゆ事業と同様に最大市場は米国だが、イタリアとタイにも拠点を設立するなど、欧州やアジアでの販売強化に余念がない。世界中に広がるネットワークを活かし、地域ごとの特性にあった商品だけでなく、地域横断型の商品開発を展開。2015年度の海外卸売事業の売上高は当初目標の7%を上回る9%の成長(現地通貨ベース)を達成し、これからも年平均7%以上の売上高成長を目指す。

日本の食品メーカーと海外での競合が激化

ただ今後は、競合の市場参入に伴う競争の激化が予想される。たとえば、宝酒造グループは2010年にフランスのフーデックスに資本参加。欧州を中心に日本酒や調味料、冷凍食品などを販売し、日本食材の卸売業として、欧州で最大のネットワークを築いたという。キッコーマンの海外卸売業も決して安泰ではない。

4月27日に発表された2016年3月期決算は、前期に比べ売上高が10%増え、営業利益も29%増と躍進した。だが、2017年3月期の業績予想は一転、減収減益となる。円高により海外の業績が円換算で目減りすることが痛い。2017年3月期の為替は、1ドル=110円と前期比10.2円の円高ドル安を見込む(ユーロは同7.4円の円高ユーロ安想定)。為替により営業利益で約19億円の減益要因となる。現地通貨ベースで同16億円の増益となっても補いきれない。

収益性が課題となっている国内事業は、主力製品への集中投資や生産・物流効率の向上などを通じ、採算が向上しつつある。とはいえ、人口減少に伴い胃袋の数も減っていく国内市場での発展には限界があるだろう。キッコーマンの未来はやはり、海外事業にかかっている。日本の食品メーカーとの海外での競合はいちだんと激しくなるが、その中でいかに販売エリアを拡大し、現地の嗜好に合った商品の開発を加速していくかが、持続的成長のカギとなる。

1728とはずがたり:2016/08/22(月) 19:06:15
ウイダーinゼリー、「奇跡的巻き返し」の裏側
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160821-00132476-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 8月21日(日)6時0分配信

 「10秒チャージ、2時間キープ」――。
 1999年、SMAP木村拓哉のCMをきっかけに、大ヒット商品となった「ウイダーinゼリー」が今、森永製菓の好業績を牽引している。

■ 過去最高の売り上げと利益を記録

 8月10日、森永製菓は2017年3月期の第1四半期(2016年4〜6月期)決算を発表した。 売上高476億円(前年同期比7%増)、営業利益52億円(同86%増)で、第1四半期として売り上げ・利益ともに過去最高となった。この結果を受け、同社は業績予想を上方修正。 通期の売上高は1889億円(期初計画比1%増)、営業利益は143億円(同24%増)となる見通しだ。

 アイスの「チョコモナカジャンボ」やチョコレートの「ダース」など、好採算の主力品が販売好調だった。中でもinゼリーの売り上げは、前年同期比28%増と絶好調。CMや店頭での積極的な広告展開が奏功した。

 inゼリーは、エネルギーやビタミンを片手で手軽に摂取できるゼリー飲料だ。1994年の発売当時、市場に競合品は見当たらず、ゼリー飲料の草分け的存在だった。

 5年後に冒頭のキャッチコピーが話題となり、定番品の座を獲得。2007年頃に売り上げのピークを迎えてからも、市場シェア4割程度を維持し続けた。

 だが、2014年3月、発売20周年を機にリニューアルを実施すると、これが思わぬ失速につながった。

失速の理由は?
 従来の「エネルギー」「マルチビタミン」「プロテイン」という機能性を軸にした商品展開から、「エネルギー」(180キロカロリー)「カロリーハーフ」(90キロカロリー)「カロリーゼロ」(0カロリー)など、カロリー別の商品展開に切り替え、パッケージデザインも英字の多いものに一新した。

 「カロリーハーフ」は、従来の「マルチビタミン」の品質を変えずに、名称とデザインを改めただけのものだったが、既存客の支持を失い大苦戦。リニューアルからわずか4か月後の7月には、再び「マルチビタミン」など機能性重視の名称に戻し、デザインも再刷新して巻き返しを図ることとなった。が、リニューアル失敗の影響は補えず、2015年3月期のinゼリーの売り上げは、前年に比べ約1割も落ち込んだ。

■ 「失敗」が営業部隊を突き動かした

 「放っておいても売れる」(同社)とされてきたinゼリーの失速は、森永製菓の営業部隊を突き動かした。

 店頭のPOP広告で、水分補給やビタミン摂取といった健康効果を積極的に訴求。飲料売り場だけでなく、サプリメントの棚やマスクの近くなど、健康にひも付けたさまざまな売り場での販売を試みた。

 一連の取り組みの成果か、前2016年3月期の売り上げは対前年で2割近く増加した。前年の落ち込みからの反動もあるとはいえ、inゼリーは息を吹き返したと言えるだろう。今2017年3月期の出だしも、前述のとおり3割近い伸び率となっている。来期以降の製造ライン増設も、検討段階に入ったという。

 今回、森永製菓は通期の業績予想を上方修正したが、下期(2016年10月〜2017年3月期)だけでみると、期初の計画を据え置いている。第1四半期に想定以上に稼いだ利益は、販売促進費など今後へ向けた種まきに充てる考えだ。

 とはいえ、inゼリーやアイスなど、同社の主力品は夏場に最需要期を迎える。例年、売上高や利益は、第2もしくは第3四半期に最も大きくなる。“稼ぎ時”に第1四半期の好調を持続できれば、再度の上方修正も視界に入ってくる。

 森永製菓は、復活したinゼリーの余勢を駆って、さらなる高みを目指す。

中山 一貴

1729とはずがたり:2016/08/23(火) 20:23:34
日本酒は此処かな??

業歴126年、銘酒「国の寿」酒蔵の目野酒造(株)が破産へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00010000-biz_shoko-bus_all
東京商工リサーチ 8月23日(火)12時29分配信

 目野酒造(株)(TSR企業コード:870446630、法人番号:8290001053259、柳川市三橋町百町766、設立昭和5年10月、資本金1900万円、目野忠治郎社長)は8月22日、事業を停止し、破産手続きを柳沢賢二弁護士(柳沢法律事務所、福岡市中央区舞鶴2-2-11、電話092-720-5366)に一任した。
 負債総額は約2億円。
 明治23年(1890年)8月創業、126年の歴史を持つ酒蔵。水郷で知られる柳川で創業し、代表銘柄の銘酒「国の寿」は100年余の実績があり、地元福岡産の山田錦を精米し、自社培養酵母で高温糖化酒母により仕込まれ、全国新酒鑑評会で金賞を受賞したこともある。このほか本格米焼酎「まゆり」なども造り、柳川唯一の酒蔵として営業していた。
 酒類卸売業者や筑後地区の酒店などを中心に販売し、平成9年9月期は約2億4000万円の売上高をあげていたが、以降は消費者の日本酒離れや消費低迷、飲酒運転の厳罰化などが需要低迷に拍車をかけ、売上高が減少した。27年9月期は売上高約1億1800万円に落ち込んだうえ、原料高などで収益が悪化し資金繰りが逼迫し、今回の措置となった。

東京商工リサーチ
最終更新:8月23日(火)12時29分

1733荷主研究者:2016/08/31(水) 22:19:10

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201608/0009370798.shtml
2016/8/9 19:55神戸新聞NEXT
東洋水産、神戸に関西工場 即席麺製造や物流担う

8月中に完成予定の東洋水産の関西工場(同社提供)

 即席麺大手の東洋水産(東京)は9日、神戸市西区の神戸複合産業団地に建設していた「関西工場」が、8月中に完成すると発表した。神戸工場(同市東灘区)が担っていた即席麺の製造機能を移し、西日本をカバーする製品物流施設も設ける。

 同社は「マルちゃん」ブランドで知られる。神戸工場では即席麺や生麺を製造していたが、生産能力増強のため、昨年8月から新工場を建設していた。

 新工場は鉄骨3階建て、延べ床面積4万2千平方メートル。敷地面積は6万2500平方メートル。カップ入りうどん「赤いきつね」や、即席焼きそば「昔ながらのソース焼きそば」などを製造する予定で、総投資額は約197億円。

 工場内に「関西物流センター」も併設。他工場の製品も集約して配送するといい、国内で最大規模の拠点となる。(黒田耕司)

1735とはずがたり:2016/09/04(日) 14:51:30
連続台風で浸水、ポテトチップス生産停止 北海道 食品加工場も打撃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160904-00010001-doshin-hok
北海道新聞 9月4日(日)8時53分配信

原料のジャガイモ、確保見通せず
 8月に道内を襲った一連の台風が、食品加工業界に大きな打撃を与えている。ジャガイモやビートをはじめとする原料が甚大な被害を受けて今後の調達が見通せなくなっている上に、各地の食品工場も河川の氾濫に伴う浸水や断水で、操業に支障をきたしている状況だ。道外の工場で代替生産する動きも出始めるなど、影響が長引きそうだ。

 8月30日に最接近した台風10号による大雨被害をまともに食らったのが、スナック菓子大手の湖池屋(東京)が、ふらの農協(富良野市)に製造を委託するポテトチップス工場(上川管内南富良野町)だ。

 「カラムーチョ」などの主力商品を生産しているが、工場が立つ南富良野町幾寅地区は、空知川の決壊で広範囲が水浸しになり、工場も同31日から操業を停止している。再開のめども立たず、湖池屋は5日にも埼玉県と京都府の3工場で代替生産を始める。「2009年の南富良野の工場稼働以来、初めてのこと。原料のジャガイモの確保も見通せず、業績に与える影響は現時点では見えない」(同社)という。

製糖も影響
 日本甜菜製糖(東京)がパン用酵母などの製造のため、十勝管内清水町に構える2工場も、台風10号の影響で近くを流れるペケレベツ川があふれ、工場内が浸水した。現在は泥の除去作業に追われており、機械の整備や点検の後、9月上旬の操業再開を目指す。

 同社によると、少なくとも過去30年間はこうした被害はなかったという。同じく大雨に見舞われた同管内芽室町の芽室製糖所に被害はなかったが、「原料となるビートの畑も心配。現地の農協と被害状況の把握を急いでいる」(同社)。

北海道新聞

1736とはずがたり:2016/09/06(火) 22:27:19

台風10号、ポテチにも打撃 新じゃが商品は発売延期に
http://www.asahi.com/articles/ASJ955VX2J95UTIL03R.html
東郷隆2016年9月5日19時56分

 台風10号などの影響で北海道産のジャガイモが不足し、菓子会社ではポテトチップスの生産に影響が出ている。

 菓子大手のカルビーは、北海道産の新じゃがを使った「ア・ラ・ポテト」(うすしお味、じゃがバター味)の発売日を5日から10月3日に延ばした。9月12日に新発売の予定だったコンビニ限定の2品も10月10日に延期した。

 同社によると、台風で北海道産ジャガイモの収穫が遅れ、原料不足になった。定番商品も含めて原料全体の7〜8割は北海道産で、例年なら9、10月ごろに収穫したものを来春まで使う。広報担当者は「収穫量は落ちるとみている。輸入を増やすことも検討したい」と話す。

 菓子メーカーの湖池屋(こいけ…

1737とはずがたり:2016/09/07(水) 00:04:10
オレオは買わないけどリッツは買うかもね。此迄は日本製だったのに中国産になってしまうなら買いたくないな。

2016.9.6 17:44
新「オレオ」「リッツ」を12日発売 モンデリーズ日本法人がヤマザキ・ナビスコから引き継ぎ
http://www.sankei.com/economy/news/160906/ecn1609060021-n1.html

 山崎製パン子会社のヤマザキ・ナビスコ(現ヤマザキビスケット)から「オレオ」や「リッツ」などの製造・販売を引き継いだモンデリーズ・ジャパンは6日、パッケージや味を改良し、中国など海外工場で生産する「オレオ」や「リッツ」などを12日から発売すると発表した。新たに俳優の大森南朋さんと長谷川博己さんをCMキャラクターに起用し、消費者への浸透を図る。

 同社の辺丙三専務は、「(米モンデリーズ社の)世界的なネットワークを商品開発にいかしたい」と話した。

 「オレオ」や「リッツ」をめぐっては、米モンデリーズ社とヤマザキ・ナビスコのライセンス契約が8月末で終了。ヤマザキ・ナビスコはヤマザキビスケットに社名を変更し、新商品「ルヴァン」を投入している。

1739チバQ:2016/09/07(水) 20:12:17

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1609060029.html
ビール類酒税55円に統一へ 10月めど メーカーと本格協議 来年度税制改正
09月06日 21:44産経新聞

 政府税制調査会が9日に総会を開くのを皮切りに、政府・与党の税制改正議論が年末の取りまとめに向け本格化する。平成29年度改正では配偶者控除の見直しと並び、麦芽比率などで異なるビール類の酒税を350ミリリットル缶当たり約55円に一本化することが最大の検討課題となる。10月をめどにビールメーカーのヒアリングなど調整作業を加速し、税制改正大綱に盛り込みたい考えだ。

 現在、ビールの税額は350ミリリットル缶で77円、麦芽比率25%未満の発泡酒が47円、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。一本化を目指すのは類似商品の税額格差が企業の技術革新などをゆがめているとみているためで、約55円なら全体の税収規模は現状と変わらない。税額に合わせ、ビールの定義も見直す方向だ。

 税額が統一されれば、ビールは値下げになる一方、発泡酒や第3のビールは値上げになる。安くなったビールを飲む消費者が増える可能性があるが、家計に配慮し発泡酒などを飲んでいる消費者の負担は増す。「庶民いじめ」との反発をどう見極めて政治判断するかが焦点になる。

 ビールの販売比率の低いメーカーも商品開発や販売戦略などで見直しを強いられる。このため、数年の移行期間を設ける方向で調整する。税額が第3のビールと同額で競合商品のチューハイなどが突出して安くなるため増税案も浮上する。

 ビール類の酒税見直しはここ数年の課題だったが、消費税増税や選挙に配慮し棚上げされてきた。だが、29年4月に予定された消費税増税の見送りで議論がしやすくなっており、「今年こそは結論を出したい」と自民党税制調査会の幹部は意気込む。

 背景には税額格差が公平性や技術開発をゆがめ、国内市場の縮小による税収減や日本産ビールの国際競争力低下を招いたという危機意識もある。

 日本のビールの税金はドイツの19倍、米国の9倍程度と高く、各社は税率の安い発泡酒や第3のビールの開発を進めてきた。だが、発泡酒などの売り上げにも陰りが出てビール類の国内市場は減少し、国税庁の調べではピーク時の6年度と比べ27年度には約25%縮小した。

 人口減の影響もあるが、各社が低価格商品の開発に注力した結果、味わいの良いビールを求める愛好家のビール離れを招いた側面も否めない。

 さらに、日本でビールは麦芽やホップなど原料が限られ、麦芽比率67%以上と定義される。ベルギーの「ヒューガルデンホワイト」などオレンジピールで風味をつけ、麦芽比率を50%以上としている商品は世界ではビールだが、日本では発泡酒としか名乗れない。

 日本でも香料の使用や麦芽比率を下げた商品をビールと認めれば、欧州産ビールに多い麦芽比率50〜67%の領域や爽やかに香るビールの開発が進み、世界で通用するビールの誕生につながる可能性がある。

1740荷主研究者:2016/09/11(日) 11:35:10

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160823/bsc1608231850007-n1.htm
2016.8.23 18:50 Fuji Sankei Business i.
サントリー、売れ筋のボトル缶コーヒーを強化 9月に2種追加

サントリー食品インターナショナルが新発売するボトル缶コーヒー「プレミアムボスザ・マイルド」(左)と「同ザ・ラテ」【拡大】

 サントリー食品インターナショナルは23日、ミルク入りのスタンダードなボトル缶コーヒー「プレミアムボス ザ・マイルド」(税抜価格140円)と、砂糖を使わないラテタイプのボトル缶「同 ザ・ラテ」(同150円)の2種類を9月27日に発売する、と発表した。

 これまでブラックと微糖タイプの2種類だった品ぞろえを4種類に増やし、市場の拡大が続くボトル缶コーヒーを強化する。

 缶コーヒーの国内市場は容量が比較的大きいボトル缶の需要が伸びている。同社によると2016年のボトル缶コーヒーの国内市場は、前年比24%増の9200万ケース(1ケースは24本換算)まで拡大する見通しだ。

 一方、コンビニエンスストアのカウンターコーヒーやコーヒーチェーンなどに押され、容量が190グラム前後のショート缶の需要は減少が続いている。サントリーは9月6日に期間限定のショート缶コーヒー「プレミアムボス リミテッド」を発売。今後も期間限定商品を投入し、ショート缶コーヒーのてこ入れも図る方針だ。

1741荷主研究者:2016/09/11(日) 11:50:39

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0308929.html
2016年08/26 07:00 北海道新聞
北海道そば製粉、収穫も商品化も道内で 苫東に新工場、食品加工で初来月操業

苫小牧東部地域に完成した北海道そば製粉の新工場=苫小牧市柏原

 【苫小牧】そば製粉大手の日穀製粉(長野市)などが設立した北海道そば製粉(苫小牧)の新工場が25日、苫小牧東部地域(苫東)に完成した。9月1日から操業を始める。第三セクターの苫東(苫小牧)が分譲する工業用地に立地し、同社の用地に食品加工工場が進出するのは初めて。

 道内で収穫されたソバの約8割が本州に出荷される中、同社は収穫量の7・5%にあたる年間1200トンを製粉する。

 北海道そば製粉は、日穀製粉と農業生産法人「湯内農場」(深川)が昨年1月に設立した。新工場は鉄骨4階建てで、延べ2330平方メートル。約5千平方メートルを購入し、昨年10月に着工した。総事業費は約12億円。

 日穀製粉は道産ソバを長野県内の自社工場で製粉し、全国で販売してきた。輸送コストがかさむことや、地産地消ニーズの高まりを受け、交通の便が良い苫東への進出を決めていた。

1742荷主研究者:2016/09/11(日) 11:57:21

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160829/bsc1608290500005-n1.htm
2016.8.29 06:32 Fuji Sankei Business i.
キリン、包装用段ボールの新技術実用化 紙使用量さらに16%減

キリンが開発した新カートン「スマートカットカートン」は従来より約16%軽量化しながらも、強度は維持した(同社提供)【拡大】

 国内飲料大手のキリンが缶ビールやペットボトル飲料向け包装用段ボール(カートン)の省資源化に取り組んでいる。カートンの四隅を切り落としたり、段ボールの芯の紙を薄くするといった新たな技術を導入することで、紙の使用量を減らすのが狙いだ。

 環境保全機運の高まりを受け、キリンは2002年以降、カートンの軽量化を進めてきた。同社では同じ厚みのものでも角が多いと荷重に対し、強くなる特性に着目。04年にはカートンの四隅を切り落として、側面を8面構造にして強度を確保したカートン「コーナーカットカートン」を導入。段ボールの芯の紙を薄くしても荷重に耐えられるようになり、350ミリリットル缶用カートンでは紙の使用量が約10%削減したという。

 しかし、この技術にも限界があった。段ボールの芯の紙をさらに薄くすると、倉庫などでの保管時に上から荷重がかかった際、強度不足でカートンが変形したりするトラブルが想定された。カートンのさらなる軽量化を実現するには、さらなる改良が求められていた。

 キリングループで包装容器の開発を担うキリンパッケージング技術研究所で約4年の開発期間を経て、実用化にこぎ着けたのが「スマートカットカートン」だ。新カートンは「コーナーカットカートン」の技術をベースに、段ボールシートメーカーの王子コンテナー(東京都中央区)と共同で開発し、15年9月に導入した。カートンの四隅に加え、長側面上部の角(2辺)も切り落としたのが特徴。紙の使用量はコーナーカットカートンと比べて約16%削減したにもかかわらず、強度は維持した。

 もっとも、実用化への道のりは決して平坦(へいたん)ではなかった。とくに、カートンの素材となる紙は湿度が高いと柔らかくなり、反対に低いと硬くなる特性がある。とくに梅雨時期といった多湿期になるとカートンの側面が変形しやすくなるという課題があった。スマートカットカートンを開発した同研究所の會田裕佑氏は「ミシン目の寸法や内寸法を見直すなどの改良でこうした課題を克服した」という。

 新カートン導入による、環境負荷低減効果は紙の使用量削減にとどまらない。段ボール製造時などに排出する二酸化炭素(CO2)を年間2000トン削減できるという。

 現在、新カートンを導入している商品は主力のビール「一番搾り」や第3のビール「のどごし生」、発泡酒「淡麗」などのビール類の一部商品にとどまっている。今後、缶チューハイ「氷結」や「本搾り」といった低アルコール飲料(RTD)商品などにも広げる予定で、さらなるCO2削減に期待が持てそうだ。

1747とはずがたり:2016/09/14(水) 03:28:38
食べ比べてみたい。

新「リッツ」対「ルヴァン」 どっちが日本人好み?
http://www.asahi.com/articles/ASJ9D52HKJ9DULFA01S.html
2016年9月12日22時41分

 日本でも長年親しまれてきたクラッカー「リッツ」。9月から製造販売元が変更された。山崎製パンの子会社ヤマザキナビスコ(現ヤマザキビスケット)が扱っていたが、いまはもともと商標権を持っていた米モンデリーズ・インターナショナルの日本法人の販売となった。一方のヤマザキも新ブランドで対抗している。

 モンデリーズ日本法人が12日に売り出した「リッツ」は、おなじみの赤いパッケージながら「RITZ」の書体をより見やすく変え、丸形のクラッカーも「日本人が好む味」(同社)に改良した。工場は、ヤマザキ時代の国内からインドネシアに移した。世界で培った製品開発力や営業戦略で事業拡大をめざす。

 一方、ヤマザキは9月から「ルヴァン」を展開している。青い箱入りの八角形にして見た目は変えたが、製造するのはリッツを生産していた茨城県内の工場のままだ。味も、「ほぼ以前のリッツ」(流通関係者)という。Jリーグの大会名称も「ヤマザキナビスコカップ」から「YBC ルヴァンカップ」に変わった。新社名の頭文字YBCと新商品の知名度アップに一役買う。

 モンデリーズ日本法人は、クッキー「オレオ」とクラッカー「プレミアム」についてもヤマザキから引き継ぎ、12日に発売した。オレオは中国、プレミアムはイタリアの工場で製造する。ヤマザキは、いまのところこれらの対抗商品は出していない。

1748荷主研究者:2016/09/22(木) 12:02:10

http://hanjohanjo.jp/article/2015/07/22/832.html
2015.7.22(Wed) 13:00 日刊建設工業新聞
東北再生/東北グレーンターミナル・佐藤潮社長に聞く

インタビューに答える佐藤社長

日刊建設工業新聞 特別編集

 青森・岩手・秋田の北東北地域に畜産の配合飼料を供給している八戸飼料穀物コンビナート。その中核企業である東北グレーンターミナル(青森県八戸市)は、世界中の穀物生産地域から飼料原料となるトウモロコシやマイロ、大豆かすなど年間140万トンを取り扱うサイロ会社。配合飼料生産量は11年に200万トンに達し、震災前よりも20万トン増加している。同社の佐藤潮社長は「北東北地域の畜産業はまだ伸びる余地がある。そのためにもインフラ整備と規制緩和が重要になる」と強調する。

 --配合飼料生産量が伸びた理由は。
 「さまざまな要因が考えられるが、一つは復旧作業がスピーディーだったこと。震災後4日目の3月15日に飼料コンビナートの電源が回復し、翌16日には後背飼料メーカーより製品(配合飼料)の出荷が再開できた。14日目の3月25日には公共ふ頭で豪州からの本船が荷役を開始。34日後の4月15日には米国からの本船が当社の桟橋に接岸できた。この復旧の早さが家畜への影響を最小限に抑えた。もうひとつは被災地の宮城県石巻市にあった一部の飼料メーカーが八戸に生産をシフトしたことだ」

 --畜産業の現状をどう見ているか。
 「全国の配合飼料生産量は現在2400万トンで、ここ十数年ほぼ横ばいだ。当社が創業した1980年は2300万トンで、その当時に比べると100万トンしか増えていない。稼働当初、青森県内の需要は30万トンにも満たない中、八戸では100万トンを目指してスタートした。当社の後背飼料メーカーで現在200万トン生産していることは、北東北地域の畜産業がいかに伸びたかという証しで、まだ伸びる余地はある」

 --青森県の畜産業が伸びるために必要なものは。
 「畜産業を伸ばすには畜産振興と規制緩和が必要だ。青森県には条例で家畜に対する環境アセスメントがある。家畜の頭羽数が一定以上超えると環境アセスメントが必要となり、事実上規制以上に頭羽数を増やすことは難しい。青森県とは引き続き協議を重ねていきたい」

 --産業復興は進むと思うか。
 「震災後、各種インフラを原状回復してもらったが、それを地域経済の活性化にどうつなげるかという議論がなされていない。例えば現在、八戸飼料穀物コンビナートではMA米・古米を約15万トン配合しているが、この飼料米を日本海側の新潟、山形、秋田、青森の4県で生産し八戸港に運ぶ。昔の北前船のように4県を内航船で結び、平時には飼料米、災害時には緊急物資を運搬する。そんな発想もあってもいい」
 「青森県には畜産物や海産物だけでなく、ニンジン、大根、ゴボウ、ニンニクや山芋などの農産物も豊富にある。高速道路のおかげで新鮮な海産物・農産物を原料として首都圏に運搬できるようになったが、それだけでは物足りない。これらの農畜産物を地元で加工する冷凍食品会社が増えれば、海外への輸出機会が生まれる。地域の特性に合わせた産業の活性化を考える環境・インフラが必要だ」。

 (さとう・しお)80年東北大学農学部卒、トーメン(現豊田通商)入社。食品本部に配属され、30年余り農水産物・ナッツ類・製菓原料など食品原料各種の輸入販売に携わる。海外駐在6年。トーメンの食品原料部長、豊通食料取締役を経て、13年6月から現職。青森県南畜産振興協議会の理事も務める。秋田県出身、60歳。

1749荷主研究者:2016/09/22(木) 12:04:42

http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/20160307011126.asp
2016年3月7日(月)東奥日報
「七里長浜-八戸」検討を/飼料用米の海上輸送

 国のコメ政策を受けて生産量が増えている県産飼料用米の活用方法や輸送手段をめぐり、注目すべき構想が持ち上がった。2月に五所川原市で開かれた青森地域飼料用米生産利用推進協議会で、八戸飼料穀物コンビナート(八戸市)の中核企業・東北グレーンターミナルが、津軽で生産された飼料用米を七里長浜港(鯵ケ沢町)に集め、内航船で八戸港に大量輸送する新たな事業モデルの確立を提案した。

 県産飼料用米は生産者が農協に販売したり、畜産業者と個別契約するケースが多いが、生産量の急増に需要が追いつかず、取引先の確保が課題となっている。一方、配合飼料の原材料は輸入物が大半を占めるが、国内産飼料米が価格面で競争力を高めるには、生産の大規模化などによるコスト削減に加え、輸送体制の効率化が不可欠だ。

 東北グレーンターミナルによると、津軽各地で収穫された飼料用米を比較的近い七里長浜港に集めて保管し、搬入コンベヤーなどが整備された八戸港に大量輸送する方法は、トラック運搬よりコストや効率面で優位だという。

 本県の2015年産の飼料用米生産量は4万1130トンで、栃木県に次いで全国2位だ。一大産地の津軽と、北東北の家畜配合飼料の供給基地・八戸飼料穀物コンビナートを結ぶルートが実現すれば、県内全体の耕畜連携に大きく弾みがつく。事業者、生産者、関係機関は構想の可能性を精力的に探ってもらいたい。

 ただ、克服すべき課題は少なくない。七里長浜港は貨物取扱数量が徐々に増え、12年度からは10万トン以上を維持しているが、品目は石灰石や砂など建設資材が中心だ。飼料用米の集積拠点を目指すには、専用サイロの建設など大規模なインフラ整備が欠かせない。生産者の意向集約、プロジェクト全体の採算性の検証も必要であろう。

 東北グレーンターミナル側は取材に「事業主体やスケジュールは全くの白紙。グレーンターミナル単独でできる事業でもない」と前置きした上で、「国は飼料用米増産に動いており、行政を巻き込んで関係機関が一丸となって取り組まなければならない」と述べた。

 構想が実現へ向かうためには、国の新たな「食料・農業・農村基本計画」で位置付けられた飼料用米の生産拡大と、農家への支援継続が前提となる。

1751荷主研究者:2016/09/22(木) 12:23:12

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160909/bsc1609091718008-n1.htm
2016.9.9 17:18 Fuji Sankei Business i.
日清製粉鶴見工場が第1号認証を取得 日本発の食品安全規格

 一般財団法人の食品安全マネジメント協会は9日、日清製粉の鶴見工場(川崎市)が6日付で日本発の食品安全管理規格の認証を取得したと発表した。この規格は官民が連携して国際的な承認を目指しており、認証を取得した企業は初めて。

 日本発の規格「JFS-E-C」は、既にある海外の国際規格の内容に「現場からの改善提案の活用」と「食品偽装防止対策」を追加した厳しい規格と位置付けられている。日清製粉グループ本社の広報担当者は「品質管理や食品安全の強化を図れる」と話している。

 日本の規格が国際的に通用する規格になるには10件以上の認証実績が必要で、ほかに導入する動きが広がるかが焦点だ。

1752名無しさん:2016/09/24(土) 18:31:01
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160924/k10010705061000.html?utm_int=all_side_ranking-social_005
トクホ 初の許可取り消し 届け出の成分含まれず
9月24日 6時43分
「血圧が高めの方に適している」という内容で、国の許可を得てトクホ=特定保健用食品と表示して大阪の会社が販売していた粉末飲料などの商品に、実際には届け出られた成分が含まれていないことがわかり、消費者庁はトクホの許可を取り消す処分を行いました。トクホの許可が取り消されるのはこれが初めてです。
消費者庁がトクホ=特定保健用食品としての表示の許可を取り消したのは、大阪の会社「日本サプリメント」が販売していた、「ぺプチド茶」「ペプチドストレート」「ペプチドスープEX」「ペプチドエースつぶタイプ」、「食前茶」、「豆鼓エキスつぶタイプ」の、合わせて6つの商品です。

消費者庁によりますと、これらの商品は、かつお節から作られるアミノ酸の「LKPNM」や、大豆を発酵したエキスに含まれる「トリス」が含まれると届け出て、「血圧が高めの方に適している」「糖の吸収をおだやかにする」といった効果を表示することが許可されていました。

しかし、消費者庁によりますと、いずれの商品も、こうした成分が十分に含まれていなかったり、全く含まれていなかったりすることがわかったと、今月、会社側から連絡があったということです。消費者庁の調べでは、会社側はこうした事実を2年前に認識していたということで、連絡が遅いことを重く見て、許可を取り消す処分にしました。トクホの許可が取り消されるのはこれが初めてです。

日本サプリメントはホームページ上で、「ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントを発表し、6つの商品の販売を終了するとともに、これまでに販売した商品については返品に応じるとしています。

1753荷主研究者:2016/09/29(木) 22:55:56

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00400269
2016年9月19日 日刊工業新聞
食品、台風被害で相次ぎ販売休止 “北海道産”転換できず

大雨で水浸しになったジャガイモ畑(8日、北海道南富良野町)

 台風連続上陸による北海道を中心とした農作物被害の影響が、食品業界に広がっている。キユーピーは北海道十勝地区に甚大な被害が出た影響で、アヲハタブランドの「十勝コーン ホール」、サラダクラブの北海道産スイートコーンなど14品目の販売休止を決めた。明治も銀座チーズカレー、銀座オムハヤシなど冷凍食品4品の販売を休止。北海道は日本の代表的な農産物エリアだけに影響が大きい。

 農林水産省は8月16日から9月1日までの豪雨による災害を激甚災害に指定、復旧支援を始めた。販売休止を決めた商品の多くは「北海道産」を売りにしているため、おいそれと他県産や外国産に代替できない。

 販売休止を決めたキユーピーは「契約農家から調達できた量は事前に確保した分も含め、1割前後だった」と明かす。ニチレイフーズは「現時点では在庫や代替品で対応できているが、北海道産を売りにしている商品については今後、影響が出てくる可能性がある」と、道内他地域から調達できるかを含め調査を進める。

 北海道契約農家からホップを調達するサッポロビールは、台風襲来が収穫後だったため被害を免れたという。

(2016年9月19日 総合3)

1754荷主研究者:2016/10/08(土) 23:49:08

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201609/0009533596.shtml
2016/9/28 20:00神戸新聞NEXT
伊藤園の神戸工場が稼働 需要増に対応

茶葉の加工設備などを内覧する関係者ら=神戸市西区見津が丘5

 飲料メーカーの伊藤園(東京)は28日、緑茶飲料などの原料茶葉を加工する神戸工場(神戸市西区)で完成式を行った。これまで茶葉加工は静岡県の静岡相良工場に集約していたが、需要拡大に対応する。

 新工場は神戸市西区の複合産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内で、延べ床面積は約9800平方メートル。大量の火入れ処理などが可能な最新の設備をそろえ、原料茶葉を仕上げて飲料工場などに出荷する。

 すでに9月から稼働しており、今後、稼働時間を引き上げていく。2017年度末にフル稼働となる予定。総投資額は約35億円。

 式典に出席した久元喜造市長は「豊かな自然環境や物流網を生かしてもらえたら」とあいさつ。神戸出身の本庄八郎会長は「良好な環境で、西日本でのシェア拡大に向け重要な拠点になる」と話した。(井上太郎)

1756名無しさん:2016/10/09(日) 22:50:27
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161007-00139231-toyo-bus_all
サイゼリヤは、なぜ低価格を続けられるのか
東洋経済オンライン 10月7日(金)5時0分配信

ミラノ風ドリア(税込み299円)などの低価格メニューが支持されるファミリーレストラン・チェーン「サイゼリヤ」。2010年8月期に78億円の最高純益を達成。その後は、出店数の急速な増加に伴うコスト拡大、原材料価格の高騰などが圧迫要因となり利益を落としたが、2014年8月期を底に業績は回復基調にある。2016年8月期は既存店売上高、客数、客単価とも前期超えで着地し、連続増益で47億円程度となる見込みだ。低価格政策を貫くことができるのはなぜか。今後の国内成長戦略をどう描くのか。堀埜一成社長に直撃した。

 ――消費が冷え込み、デフレ再来という声も聞こえています。

 「デフレ」という言葉については、いろいろと疑問に思っている。うちの会社は「デフレの申し子」といわれるが、それは心外だ。そもそも本当にデフレという状況なのかな。

 デフレというのは需給のバランスが悪化して値下げをする。その結果、付加価値が増えず、すべてがシュリンクする。そういう状態でしょう。うちは店数も投資も伸ばしているから、デフレの申し子というのは当たらない。

■「低価格帯の市場規模がもともと大きい」だけ

 ――それでも世の中の低価格志向が追い風となっているのは確かでは。

 低価格「志向」が強まっているのではなくて、低価格帯の市場規模がもともと大きいということ。一方で高単価の外食市場は規模が小さいので、あっという間に飽和状態になる。そうすると価値を下げるか、我慢して自分の首を絞めるかのどっちかしかない。価値、品質を下げている会社はお客さんから見透かされる。

 少子高齢化といわれるけど、大切なのは市場規模をどう広げていくか。今は生産年齢人口、つまりいちばん消費する人たちの数が減っている。しかもその層はあまりおカネを持っていない。高齢者はおカネを持っているけど、将来が不安で使おうとしない。だからこそ若者にも高齢者にも高い頻度で来てもらえるメニューを出していけば、市場規模は広がる。そうやって寝ている市場を掘り起こせば、「デフレ」と言われる状態だって解消できる。

 ――2014年の消費増税のときでもメニュー価格の大半を据え置きました。今後も価格は上げませんか。

 コストを削ったり、(同じコストでも)商品の価値を上げたりする技術があるうちは値上げしない。そもそも価値=バリューというのはファンクション(F)、すなわち提供できるメリットと、コスト(C)で決まる。まずは分子のFを上げ、合わせて分母のCを下げることが大事だ。

1757名無しさん:2016/10/09(日) 22:50:49
>>1756

味覚と脳波の関連を研究
 そのために、われわれがまず取り組んだのは、「コストゾーン」といわれる部分の縮小。具体的にはキッチンの面積を半分にした。小型店舗は他社にもあるが、キッチンの占める面積は意外と大きい場合が多い。

 4年前からキッチンの縮小に着手し、今はそのタイプの店が100店舗になった。それによって都心の狭小地など、今まで出せなかった地域にも出店できるようになった。無駄な裏方を小さくすることで、Fを上げ、Cを下げている。

 ――2016年8月期は情報システムに積極的に投資しました。

 今、データウェアハウスを稼働させてデータを全部そろえ、どんな情報でも引き出せるところまでたどり着いた。次はそのデータを解析できるようにしていく。「おいしさ」など魅力機能と言われるものは、数値化できないとして、誰も手を出さなかった。僕はもともと生物学が専門なので、そうした実験はたくさんやってきている。

■まずいものを出さない

 たとえば味をデータ化できる。この場合、「うまい」という味覚は人によって千差万別なので、「まずい」ものをきちんと定義する。味覚と脳波との関連を研究し、味を数値化するわけ。そうすれば、まずい食事の提供を避けることができる。これらは客には見えない変化だが重要だ。今後は、会長(創業者の正垣泰彦会長)の脳波を見てみようと考えている。会長はたいへん敏感なので「嫌」というときに、いったいどういう脳波になるのかを知りたい。われわれはいずれ死ぬので、脳波を遺していこうと思っている(笑)。

 ――国内の既存店の改装にも注力しています。

 客に見える変化もやっていこうと、改装を始めた。2016年8月期は国内店舗に20億円使う予定がまったく使えなかった。データウェアハウスを使い、どうやって着座率を上げるかなど実験しながらやっていたら、時間がかかってしまったからだ。その分、おそらく、他社に比べて面積あたりの着席数はものすごく高いはず。今期(2017年8月期)は改装を頑張ろうと思っている。

1758名無しさん:2016/10/09(日) 22:51:08
>>1757

サイゼリヤの次
 ――メニューではどんな工夫をしていますか。

 最近で一番分かりやすいのはプロシュート(生ハム)。工場での加工法を変え、味のレベルを格段に上げた。今年4月にはランチハンバーグの品質を変えた。肉の比率を上げ、よりジューシーにしている。もちろんハンバーグの原価率は上がったが、在庫の回転率を上げたり、軽めのソースに変更したりするなどの工夫によって、全体としてはコストを下げた。

 今期(2017年8月期)後半には、スパゲッティも大きく変える。クイックパスタの新業態「スパゲッティ マリアーノ」では誰でも安定して、おいしいパスタを作れるようになった。それをサイゼリヤでも提供していく。

■次の成長を支える「マリアーノ」

 ――クイックパスタの「スパゲッティ マリアーノ」を立ち上げた理由とは。

 国内のサイゼリヤは1500店(16年8月末1028店)まで増やす予定で、今やっていることがうまくいけば、2000店までは増やせると踏んでいる。ただ、どうしてもそこで成長が止まる。それ以降は、もっと客の来店頻度の高い業態にシフトしていく必要がある。それがファストフード、ファストカジュアルだ。

 うちはパスタを早く出せる技術を持っているので、「マリアーノ」を7月に東京・茅場町に出した。ボイル時間や温度などを徹底的に研究し、テイクアウトしても20〜30分は麺が伸びない。手応えを感じている。

 ――「マリアーノ」はどのくらいの規模まで育てたいですか。

 早期に500店にまで増やしたい。まず目標としたのが首都圏で500店だったが、「あれ、これ地方もいけるやん」と。当社は出店していない県が16ある。地方に出て行くために、既存のサイゼリヤでキッチンを小さくして必要な投資額を下げ、利益を維持する仕組みを作ってきた。ただ、新業態店でも地方に進出していけることに気づいた。テイクアウト専門店ならば最小5坪で済む。

 ――テイクアウト専門店も考えているのですか。

 10月下旬に、「マリアーノ」の近くにスープパスタ店を出す。「マリアーノ」は商品提供が早いが、それでも2分くらいかかる。コーヒーのドリップマシーンを応用して、煮詰まらず、かつ待たずに提供できるスープパスタを作る。ものすごい早い。基本的には持ち帰り専用で、いちばんファストフードに近い業態かもしれない。グリッシーニなど、日本にはない欧州独自のパンも置く。新しい食文化を提案して、みなさんにいろんな選択肢や楽しみを知ってもらえればよいと思っている。

 (写真:風間仁一郎)

常盤 有未

1759名無しさん:2016/10/10(月) 23:17:45
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161003-00049792-gendaibiz-bus_all
ワタミの失敗〜「善意の会社」はなぜブラック企業の代名詞になったか 成長企業に待ち受ける「落とし穴」
現代ビジネス 10月3日(月)11時1分配信

 世間から「ブラック企業の代名詞」として、長きにわたって批判を浴び続けている大手飲食チェーンのワタミ。

 創業者の渡邉美樹氏をはじめとする経営者たちは「ブラックとは全然思っていない」などと発言を続けていたが、2015年に社長に就任した清水邦晃氏は「世間のブラック企業との批判を真正面から受け止める必要がある」として改革を推進。現在は全社的に企業体質や労働環境の改善に取り組んでいるところだ。

 今回は、100人以上のワタミ関係者への取材から、その改革の内実に迫った『ワタミの失敗』(KADOKAWA)を上梓した働き方改革総合研究所代表、ブラック企業アナリストの新田龍氏が、「ワタミの失敗事例から学ぶ、ブラック企業とならないための方法論」を明かす。

この3年でワタミが失ったもの
 ワタミは「ブラック企業批判」の渦中にいた2013年度から14年度にかけて、単体で15億円の売上を失い、純利益ベースでは33億円の黒字から124億円の赤字へと、実にマイナス380%もの利益が吹き飛んでしまった。自己資本比率は10%を切って債務超過寸前と、まさに倒産まで紙一重という状態であった。

 2016年度決算では辛うじて純利益黒字で着地したものの、決算説明会では清水社長が「たくさんのブランドを毀損してしまった」と語ったとおり、ブラック批判にあえいだ3年間で、ワタミが失ったものは大きい。

 世間からの批判に対してワタミは、自社がブラック企業だとは頑として認めてこなかった。そのような頑なな姿勢がさらに強い反感を呼ぶ、という悪循環であったことを考えると、ワタミは世論の強さに少々無頓着すぎたといえよう。

 「ワタミが失敗してきたこと」の数々は、経営者や従業員にとって学びの宝庫だ。お伝えしたいことはたくさんあるが、特に重要な心がけるべきことを2点述べておきたい。

「当たり前」という感覚こそ危ない
 本書執筆のための取材活動を通して、私は数多くのワタミ従業員と会い、話を聴いてきた。彼らは異口同音に「大変だけど、勢いがあって愉しい」「成長を実感できる」と語っており、世間で吹聴されているブラック企業のイメージとは根本的に異なる感覚であった。

 これらは、私自身の「ブラック企業原体験」と重なる部分である。それは私が新入社員の頃、掲示板サイト「2ちゃんねる」上において、自社が「ブラック企業」として扱われていたのを見たときだ。「へー、ウチってブラック企業だったんだ……」と、他人事のように感じていたことが思い返される。

 当時の私は、「将来の起業のため、人より早く経験を積みたい!  稼ぎたい!」と願っていたため、ハードワークや強烈なプレッシャー等は覚悟の上で入社していた。したがって「ブラック=日常」であり、特段疑問を持つ機会も意識もなかったのだ。

 この「自分たちにとっては当たり前」という感覚は、とくにスタートアップ段階の成長企業や、労働集約型で慢性的に長時間労働になってしまっている会社や業界でしばしばみられる。そしてこの点こそ、世論との乖離が発生しやすい要注意事項でもあるのだ。

 「スタートアップならハードワークは当然」「この業界では定時帰宅なんてムリ」…

 各業界にはさまざまな「業界内の常識」があるものだが、そんな感覚は世間一般には通用しないものだ。また社内的にも、同じ価値観を持った者たちだけで集まってやっている分にはまだよいが、組織規模が拡大し、「有名企業だから」「大企業だから」といった理由で入社した社員に対しては、その価値観はもはや通用しない。

 人材マネジメントの観点から考えれば、起業家精神に溢れ、個々人がリーダーシップを発揮できる組織は最強だ。しかし、労働者はあくまで労働者。頑張って働いてくれる従業員に経営陣が甘えることなく、然るべき制度やシステムを率先して整えていくべきなのだ。

1760名無しさん:2016/10/10(月) 23:18:21
>>1759

「大企業」でも中身は「中小零細企業」レベル
 企業は成長に従って、その規模や社会的影響力に見合った人材が、然るべきポジションに就いてリーダーシップを発揮していかなくてはならない。

 しかしワタミの場合、理念やビジョンをはじめとしたリーダーシップは創業者である渡邉美樹氏に依存し、規模が大きくなって上場企業となった後でも、オペレーションやガバナンス体制や人事制度は中小零細企業のままで変わっていなかった。

 渡邉氏は強力なリーダーシップを持っているが、常に正しいわけではないし、たまに暴走もする。そんなとき、彼を諌め、メッセージをかみ砕いて現場に伝えることができるナンバーツーが存在せず、そのしわ寄せやあおりは、すべて現場の「人のいい従業員」が背負ってしまったという構図である。

 そうならないように仕組みを設けるべき人事部門は、本来価値を発揮することなく、オペレーションを回すことに終始していたのだ。

 これはワタミに限らず、世の離職率が高い会社にも言えることだが、「辞めていく人が多く、残された人に負荷がかかって大変」という状況に対して、人事部門は本来、

 「なぜ辞めていくのか」
「その原因を除去するにはどうすべきか」
「その上で、どのように効率的なオペレーションにしていくか」

 といったことを考え、手を打たなくてはいけないはずだ。

 しかしワタミの場合は幸か不幸か、「残された従業員が頑張る」ことで何とかなんとかなってしまっていた。それでは、仕事は辛うじて回るが、改革のチャンスは失せてしまう。そこに、渡邉の「ワタミの従業員ならこうあるべき」という持論が重なる。

 「もっと皆が成長すればいい」
「マネジメントできる仕組みをつくるのが店長だ」
「アルバイトとして扱うと、時間給を貰うという意識しか育たない。社員として扱え」

 確かに正論なのだが、「そうあるべき」という精神論と、「その実現のために、会社として何を用意しているか」というのは別問題だ。

 どのようなオペレーションを実現していくべきか、レクチャーしてフォローしていく人事的機能がなければ、結局店長がすべての課題をひとりで抱え込んでしまうブラック労働に行き着いてしまうことだろう。

 ワタミの事例は、多くの中小企業が陥りがちな展開に警鐘を鳴らしてくれている。重要なのは、何も特別なことではない。「会社としての労務管理」、すなわち人事制度や組織構築など、会社成長の陰で優先度が劣後していた点に危機意識をもち、対応すべきだったのだ。

 自社が掲げる理念の良い部分は維持しながら、制度や仕組みはコンプライアンスを遵守し、組織の急拡大に伴って露呈してきたネガティブな部分をカバーできるガバナンスを導入すべきであった。

1761名無しさん:2016/10/10(月) 23:18:42
>>1760

見極めるべきは世間とのギャップ
 ある会社が「ブラックだ!」と批判される場合、それは決して「会社ぐるみで、意図的に違法行為を行っている」という意味ばかりではない。そこには、

 「(確実にクロではないが)疑わしい状態にある」
「(違法かどうかは関係なく)モラル的によくない」
「(個人の価値感として)容赦できない」

 といったニュアンスが含まれる。

 「ブラック」という評判を頑なに否定したワタミの過去経営者たちは、そのような「意図的な悪意はない」という点を伝えたかったのかもしれない。しかし、ワタミには労働基準法違反を含めた疑わしい事象があったことは事実だから、結果的に「ウソつき」と認知されることになってしまった。

 ブラックの捉え方に齟齬をきたさずに、世間からの批判を認めて改革の取り組みをもっと早く開示すればよかったのだ。

 これはワタミに限らない。経営者や従業員は、世間が何に対して反応し、どんな論点で批判し、または賞賛しているのか見極められれば、一歩先んじることができるだろう。
 
仮にそれが「ブラック批判」であるならば、どんな事象がブラックと指摘されているかを明らかにし、その原因分析、さらに改善に取り組んでいる内容と進捗状況を開示することである。その上でさらに、ポジティブな情報を発信していくことだ。

 自社にまつわる良質な情報が圧倒的に多ければ、それだけあなたの会社を応援してくれる人が増えていく。「そんな会社ではない」と考えてくれることにつながるはずだ。

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新田 龍(にった・りょう)
働き方改革総合研究所株式会社代表取締役、ブラック企業アナリスト。
ブラック企業問題の専門家。ブラック企業から組織と人を守るコンサルティング、企業の働き方改革推進による脱・ブラックのためのアドバイスを手掛ける。2007年、働き方改革総合研究所株式会社を設立。ブラック企業のマネジメント手法を適法に応用して働き方と労働環境を改革するコンサルティング事業を展開。NHK「週刊ニュース深読み」をはじめとするメディア出演とともに、企業経営者・ビジネスパーソンに向けた、働く環境・働き方に関する知見を提供する著書多数。
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新田 龍

1762とはずがたり:2016/10/15(土) 00:44:03
サッポロの請求棄却=「ゴクゼロ」酒税返還問題―不服審判所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161014-00000083-jij-bus_all
時事通信 10月14日(金)15時0分配信

 サッポロビールが第三のビールとして発売した「極ZERO(ゴクゼロ)」をめぐり自主納付した酒税115億円の返還を求めている問題で、同社は14日、国税不服審判所から請求棄却の裁決書が届いたことを明らかにした。国税当局がサッポロの異議申し立てを棄却した判断について、審査を求めていた。

 国税不服審判所は、国税当局の処分に不服がある場合に申し出る機関で、弁護士や公認会計士などが審判官を務める。請求棄却を受け、サッポロは「外部の専門家の意見を聞いて今後の対応を決める」とコメントした。

 同社は請求棄却の理由について明らかにしていない。

 サッポロは2013年にプリン体と糖質をともにゼロとしたゴクゼロを第三のビールとして発売。国税当局から製法の照会を受けた後、14年7月から第三より酒税の高い発泡酒として改めて売り出した。同社は、旧商品を販売していた期間の酒税115億円を納付したが、社内検証を踏まえて旧商品は第三だと結論付け、納付金の返還を求めていた。

1763とはずがたり:2016/10/18(火) 21:32:07
ペプシコ「砂糖減らします」 課税・炭酸飲料離れを意識
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/2daf574cb1cf029da759d2d6b169ec92.html
(朝日新聞) 18:28

 米国の大手飲料メーカー「ペプシコ」は17日、世界各地で販売する飲料製品に含まれる砂糖を大幅に減らすと発表した。消費者の健康志向の高まりで進む「炭酸飲料離れ」や、本拠地の米国で糖分の多い飲料に課税する動きが広がっていることに対応する。

 発表によると、同社が販売する3分の2以上の飲料製品について、2025年までに砂糖のカロリーを12オンス(約355ミリリットル)あたり100キロカロリー以下におさえる。この基準を満たしている同社の製品は現在、4割程度にとどまっているという。例えば、看板商品のペプシコーラ(12オンス)だと約150キロカロリーとされている。

 米飲料業界誌によると、米国での炭酸飲料販売量は05年以降減り続けている。米自治体の中には、糖分を多く含む炭酸飲料に税金をかける「ソーダ税」を導入する動きも出てきており、ペプシコはそうした状況を意識した。同社は近年、飲料のほかスナック菓子など食品事業にも力を入れ、業務を多角化している。(ニューヨーク=畑中徹)

1764とはずがたり:2016/10/20(木) 12:47:39
「ペプシ」が砂糖減量宣言 日本では未定
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201610/CK2016101902000127.html
2016年10月19日 朝刊


米サンフランシスコの店に陳列されたペプシコの飲料ボトル=ゲッティ・共同
写真
 【ニューヨーク=共同】「ペプシコーラ」で有名な米飲料・食品大手ペプシコは十七日、世界で販売する自社製の飲料に含む砂糖の量を減らすと発表した。加糖飲料が肥満の元凶だとして清涼飲料水への課税が世界的に広がるのに押され、商品戦略の変更を迫られた。他の飲料メーカーの戦略にも波及しそうだ。
 ペプシコは世界で販売する飲料の少なくとも三分の二を対象に、砂糖のカロリーを十二オンス(約三百五十ミリリットル)当たり百キロカロリー以下に減らすと説明している。二〇二五年までに達成するという。どの飲料の砂糖を減らすのかは不明だが、ペプシコーラを紹介するウェブサイトによると現在、三百五十ミリリットル缶のカロリーは百五十キロカロリー。ペプシコーラが対象になれば、カロリーを一定程度抑えることができるとみられる。ただ代わりに人工甘味料を使うのかどうかなど詳細は不明で、説明を求める声も出そうだ。
 ペプシコが日本で砂糖を減らすかどうかは不明。ペプシコの飲料を展開するサントリー食品インターナショナルの広報担当者は「具体的にどう対応するかはまだ決めていない」と話した。

1765とはずがたり:2016/10/20(木) 12:48:53
>女性に負けないよう、頑張らなきゃと気を引き締める男性が多かった。本当の狙いが理解されたのではないか
趣旨理解してないか趣旨が間違ってるかどっちかじゃないの・・??

カゴメ、女性役員50%以上を目標に 今後20〜25年かけ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201610/CK2016101802000123.html
2016年10月18日 朝刊

 トマトケチャップや野菜ジュースで知られるカゴメ(名古屋市)は、今後二十〜二十五年で役員の女性比率を50%以上に引き上げる目標を設定した。寺田直行社長が本紙のインタビューで明らかにした。内閣府男女共同参画局によると、現在、女性役員が半数を超える上場企業は化粧品製造販売のシーボン(川崎市)一社だけで、カゴメの取り組みが注目される。
 カゴメは資生堂や味の素と並び、理系女子大学生の就職人気ランキングで上位。従業員の四人に一人は女性だが、役員は社外取締役も含め二十八人中二人と7%にとどまっている。
 寺田社長は「女性が手にする商品が多い企業」と自認する。健康志向の高まりもあり「新領域の開発に女性の視点は必要不可欠だ」と話す。手始めに来春入社の採用者は女性を半数以上にする方針。
 育児や介護のための休業制度を整え、会員制交流サイト(SNS)でママ社員の育児と仕事の両立に向けた情報交換の機会を設けるなど、離職率を下げる取り組みも始めている。
 女性役員の大幅増に向け、寺田社長は「女性が働きやすい会社は、男性も働きやすい。社の成長にもつながるので、ぜひ達成したい」と意気込んでいる。
◆男性社員も前向き反応
 カゴメの寺田社長は本紙のインタビューで、長期ビジョンの二つの柱に「トマトの会社から野菜の会社へ」のスローガンと、「一般社員から役員まで全ての職位で女性比率を50%以上にする」という目標を掲げた。狙いについては、年老いても元気に暮らせる「健康寿命」を延ばすことや、女性視点の商品開発の必要性を挙げた。
 スローガンに関して寺田社長は「野菜効果で健康な人が増えれば、人口減の時代でも食品の市場規模は維持されるか、拡大する」と自信をのぞかせる。
 そのために重要視するのが女性の登用。役員二十八人のうち女性は二人。遅くとも二十五年後には、これを半数まで引き上げる。「生野菜やスープを手に取ってもらうのは女性が多い。そんな中で女性役員がたった7%というのは残念な数字だ」と嘆く。
 思い切った目標設定に男性社員から「女性びいき」の批判はなかったのか。寺田社長が説明すると「意外にも前向きな反応が多かった」という。「女性に負けないよう、頑張らなきゃと気を引き締める男性が多かった。本当の狙いが理解されたのではないか」と話した。 
  (久野賢太郎)

1771とはずがたり:2016/10/25(火) 19:09:13
ダメだなぁ,日本企業。。

2016年2月1日(月)
日本企業のグローバル化、周回遅れの実態
大前研一の日本のカラクリ
PRESIDENT 2016年2月15日号
http://president.jp/articles/-/17203
小川 剛=構成 大橋昭一=図版作成

今さら手も足も出ない「日本勢」

2015年10月、「バドワイザー」で有名なビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)が、同2位のSABミラー(英国)を約13兆円で買収することで基本合意したと発表した。


ビール最大手と同2位の合体は、再編のクライマックス。

この合意によってアンハイザー・ブッシュ・インベブ(20.8%)+SABミラー(9.7%)で約30%のシェアを占めることになり、2位のハイネケン(9.1%)を大きく引き離す。(図を参照)この巨大M&Aを産業の独占を規制するアメリカとEUの公取がどう判断するかという大きな問題があるが、放っておけば中国人に買われるのが関の山ということで認可される可能性は少なくない。近年、世界のビール業界は再編に向けた動きが目立っていた。「バドワイザー」と「ミラー」の合従連衡は再編のクライマックスであり、しばらく余波が続きそうだ。

日本国内ではアサヒ、キリン、サッポロ、サントリーの4社が熾烈な競争を繰り広げてきたと言われるが、世界シェアで見ると地ビールなどと同じく「その他」に分類されるレベルにすぎない。キレやのど越し、ゼロだ、フリーだとテイストや健康志向をきめ細かに追い求めてきた日本のビールのイノベーションは世界一だろう。オーストラリアで日本のノンアルコールビールのブラインドテストをやったら、普通のビールとの違いがまったくわからなくてオーストラリア人が舌を巻いたそうだ。糖質ゼロやプリン体ゼロで、しかも美味しいビール系飲料を一生懸命開発しているのは日本のメーカーぐらいのものである。

そうやって国内市場で熾烈な競争を繰り広げて、ふと気が付けば世界はグローバル競争で一変、グローバル化に完全に乗り遅れた日本勢は今さら手も足も出ない――という業界は案外多い。ビール業界はその代表格なのだ。

かつてアサヒビールがオーストラリアのビール最大手フォスターズの株式を20%弱保有していたことがあった。樋口廣太郎さんが社長だった時代で、カナダ最大手のモルソンの買収まで視野に入れていたのだ。だが当時はキリンと激しく鍔競り合いをしていて、買収先の経営に送り込む人材も乏しく、結局は樋口さんの後継者たちがフォスターズの株式を手放してしまった。

海外M&Aで同業他社に先行してきたのはキリンで、ニュージーランドとオーストラリアで過半のシェアを持つライオン・ネイサンを完全子会社化している。フィリピントップシェアを持つサンミゲルや(今は泥沼となっている)ブラジルのスキンカリオールを買ったり、昨年あたりはミャンマーの最大手を買収している。しかし、なかなか利益に結びついていない。

今や世界最大のビール市場である中国に日本勢で最も早く参入したのがサントリーで、12年には中国2位の青島ビールと提携して合弁会社を設立、上海、江蘇エリアのビール事業を請け負った。だが目立った業績は残せず、昨年には合弁を解消。結局は中国に入り込むことを断念した。中国市場のスケールは確かに魅力的だが、華潤雪花、青島など現地の大手メーカーがM&Aを梃に巨大化し、さらにアンハイザー・ブッシュ・インベブ以下の欧米勢も本格参入して市場をガッチリ固めつつある。日本勢が入り込む余地はほとんどない。

同じことはビール消費を伸ばしている他の新興国にもいえる。たとえば、ロシアの若者はウオツカからビールにシフトしており、そこにはカールスバーグがガッチリ食い込んでいて、「バルチック」という現地ブランドが圧倒的な人気を得ている。ハイネケンにしても技術提携や資本提携で自社ブランドと現地ブランドのビールを世界中で売りまくっている。母国はいずれも小さい。ハイネケンはオランダ、カールスバーグにいたっては人口約600万人のデンマークだ。生き残るためには海外に打って出るしかないわけで、国内でパイを取り合っても商売が成り立つ日本のメーカーとは腰の入り方が違うのだ。

1772とはずがたり:2016/10/25(火) 19:09:27
>>1771-1772

日本国内に追い詰められた食品メーカー

日本の食品会社で一番大きいのは味の素で、売上高は1兆円以上。創業間もない1910年に台湾に進出し、戦後も50年以上前からタイやフィリピンなどの新興国にいち早く進出してきた海外事業の売上高比率は今や5割を超えている。世界化の苦労をいろいろ重ねてきた味の素で売上高がようやく1兆円なのに、世界には10兆円規模の食品メーカーが沢山ある。世界最大の食品会社はネスレだが、これがアメリカではなく800万人の胃袋しかないスイスの企業というのがまた面白い。

昨年10月、ハウス食品が「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋を株式公開買い付けで買収すると発表した。「CoCoイチ」は日本最大手のカレー専門店チェーンであり、海外にも積極的に店舗展開している。海外で日本式のカレーを広めて、そこからレトルトパウチの販売につなげるのがハウスの狙いだろう。この買収で海外事業強化の目途が立ったハウス食品で売上高は2000億円程度。そのハウスと国内で死闘を演じてきたエスビー食品はといえば、売上高1200億円で時価総額はたった330億円。これではハウスのような買収もできない。M&Aの唯一最大の武器は時価総額であり、これが使えなければ世界化は難しい。つまり日本国内に追い詰められてしまうのだ。エスビーはもともとスパイスの会社だが、この分野で世界的に強いのは米マコーミックだ。実は20年前、マコーミックはハウスと同じくらいの売り上げ規模だった。それが今や倍以上の差がついている。この20年、マコーミックが何をやっていたかといえば、ひたすら海外で同業者を買収してきた。買収に次ぐ買収で売上高5000億円。

しかも利益率は28%と高い。ハウスやエスビーの利益率は5%もない。国内でミクロの戦いをしているときは巨大流通企業に買い叩かれる。利益率5%しか出ないが、それでも生き残ることはできる。しかし、海外に出ていくなら利益率が20%以上なければ、資本市場から資金を調達できないので買収を繰り返す力は出てこない。

ミツカンとカルビーに学ぶ逆転戦略

日本の食品会社で一風変わっているのがミツカンとカルビーだ。ミツカンは売上高1000億円くらいだったが81年から主としてアメリカで小規模な買収を繰り返し経験したうえで14年には2150億円もの大金をはたいてユニリーバからラグーとベルトーリというパスタソースの有力ブランドを買収している。今や海外比率がちょうど半分になっている。

カルビーは創業者の死去をきっかけに外部から社長を招いて同族経営をやめた。09年には米ペプシコの出資を仰ぎ、ペプシコがカルビー株の20%を保有する一方で、カルビーはペプシコの全額出資子会社を買収。同時にジョンソン&ジョンソン日本法人の元社長松本晃氏を会長に迎えて、ファミリー経営からアメリカ式の経営スタイルに完全に生まれ変わった。日本では珍しいタイプの食品メーカーである。ペプシコは全米1位のスナック「フリトレー」などの商品を豊富に取り揃えている。カルビーとしてはペプシコのノウハウを吸収するのみならず、あわよくばペプシコの流通網で自社のスナックを世界中に売ってもらう狙いもあったのだろう。ペプシコとの提携効果もあって、同社の業績は好調に推移している。

日本企業は外資から目をつけられることを極端に嫌がる傾向が強い。米投資ファンド、スティール・パートナーズがブルドックソースやサッポロビールの買収に動いたとき、経産省までしゃしゃり出てきて意地悪をした。ペプシコが提携したがっていた日本企業はいくつもあったが、皆逃げ回って、自ら申し出たのはカルビーぐらいのものだ。

時価総額が圧倒的に少ないエスビーなどはカルビーに学んだほうがいい。マコーミックに資本を入れてもらって、マコーミックの販売チャネルで自社製品を世界に売ってもらうくらいの発想でいいのだ。エスビーにはいい商品がたくさんある。たとえば日本のワサビは世界でも人気が出てきているのだ。一歩後退、二歩前進のつもりで、20%程度の株を持ってもらう。そういうやり方をしなければ、世界化の端緒にもつけない。

考えてみれば、本当の意味で世界化できた日本の消費者商品は自動車と複写機・プリンターくらいしかない。一世を風靡した家電やOA機器にしてもチャイワン(中国+台湾)にやられて総撤退。CPG(Consumer Packaged Goods)と呼ばれるコンシューマー商品にいたっては、国内の狭くて深い穴の中で芸の細かい競争をしているうちに、世界のマーケットはM&Aを勝ち抜いた巨大プレイヤーにほぼ占められてしまった。穴から這い出したくても、今さら出られないのが現状だ。

1773とはずがたり:2016/10/26(水) 11:26:33

コカ・コーラとキリン提携へ=相互出資、物流・調達で協力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000036-jij-bus_all
時事通信 10月26日(水)8時37分配信

 国内清涼飲料首位のコカ・コーラグループと、同4位のキリンビバレッジを傘下に持つキリンホールディングスが、清涼飲料事業で資本業務提携する方針を固めたことが26日、分かった。物流や原料調達を共同で行うことでコスト削減を図り、値下げ競争で低下した収益力を改善するのが狙い。

 資本面ではコカ・コーラ製品の製造販売を手掛けるコカ・コーラウエストとコカ・コーライーストジャパンが2017年4月に統合して誕生する新会社と、キリンビバに、両グループが数%ずつ出資する案が有力。業務面では小売店までの配送のほか、飲料や容器の原材料調達などで協力する。両グループは近く詰めの協議に入る。

 国内の清涼飲料市場は少子化により成長が頭打ちとなる一方、スーパーなど小売店では大型ペットボトルを中心に大幅な値下げが常態化しており、各社が消耗戦を続けている。コカ・コーラもキリンも、単独でのコスト削減には限界があると判断したもようだ。

1774とはずがたり:2016/10/26(水) 11:32:46
ノンアルの「陣取り」激しく=サントリーとアサヒが和解
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072000618&amp;g=eco

 ノンアルコールビールの特許をめぐる訴訟で対立していたサントリーホールディングスとアサヒビールが、和解した。ビールや発泡酒の消費量が減少する中、健康志向の追い風を受けるノンアルビールは一定の需要が見込める上、酒税がかからない「ドル箱」商品。両社は争いの場を法廷から店頭に移し、夏の需要最盛期の「陣取り合戦」に全力を挙げる。

 ノンアルビールは業界各社の参入や味の改善により、2009年ごろから急成長した。ただ、ここ2、3年は伸び率が鈍化し、今年は前年比1〜2%程度の成長にとどまる見通しだ。各社の競争はシェアの奪い合いに移っている。
 特許権を侵害されたとして訴えを起こしていたサントリーの「オールフリー」は、カロリーと糖質をともにゼロにしたことが支持され、10年の発売後間もなくノンアルビールで販売トップに立った。しかし、その後アサヒが「ドライゼロ」で追い上げ、15年に逆転した。
 波に乗るアサヒはこの7、8月、ドライゼロを前年比で3割増産する計画。サントリーも、8月までに約20万人を対象とするオールフリーの試飲を進めるほか、オフィスや公衆浴場に専用自販機を設置するなどして巻き返しを狙う。
 キリンビールやサッポロビールも、「食後の血糖値上昇を抑える」など機能性をアピールするノンアル商品で、先行する2社を追撃する構え。限られたパイの奪い合いは、今後一段と激しさを増しそうだ。(2016/07/20-16:20)

1775とはずがたり:2016/10/26(水) 11:34:44
アルコールに課税するんだから砂糖にも課税してもいいかもね。

砂糖入り飲料に課税を=肥満、糖尿病対策訴え-WHO
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101100784&amp;g=soc

 【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は11日、肥満や糖尿病を減らすため、砂糖の入った飲料への課税を進めるよう各国に呼び掛けた。

 WHOは、砂糖入り飲料などの消費は「肥満や糖尿病に苦しむ人々を世界で増やす主要因だ」と指摘。価格が上がれば、消費が減る明確な証拠があるとし、「政府が課税すれば、人々の命を救える」と訴えた。
 WHOによると、2014年には世界で18歳以上の39%が「過体重」だった。糖尿病患者の数は1980年に1億800万人だったが、14年には4億2200万人に増えている。 (2016/10/11-19:33)

1781とはずがたり:2016/10/30(日) 22:08:20
結構美味いし保存食になるならいいね♪

ココナッツサブレ、51年目の衝撃 ファン驚愕のリニューアル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161023-00000000-jct-bus_all
J-CASTニュース 10/23(日) 9:00配信

 日清食品グループの菓子事業を手がける日清シスコが製造・販売する「ココナッツサブレ」がリニューアルされて「小分け」になった。

 「ココナッツサブレ」は、高度経済成長期の真っ只中の1965(昭和40)年に発売。当時としては画期的な、ココナッツ風味とシュガーテイストのサブレとして大人気となった。地味な存在ながら、今なお多くのファンをもつロングセラー商品だけに、51年目のリニューアルにインターネットなどで驚きの声があがっている。

■「小分け」し「1パック5枚入り×4パック」に

 「正直、これほど大きな反響があるとは思いませんでした」――。日清シスコの担当者はそう話す。「なにしろ、昨年発売50周年を迎えましたが、よくも悪くもなにもしてこなかったので…」と、戸惑う様子もうかがえる。

 「ココナッツサブレ」は、51年目の2016年10月17日にリニューアル。期間限定商品として、10月31日に「メープルサブレ」を、11月21日には「ココナッツサブレ <発酵バター>」を新発売する。

 サブレの形やサクサクッとした食感にココナッツ独特の風味はそのままに、大きく変わったのは「小分け」化だ。1パック5枚入り×4パック(20枚)で、パッケージも小分けになったことがひと目でわかるよう、透明な窓をつけたデザインに生まれ変わった。

 日清シスコは「小分け」について、「お客さまからのご要望に応じたものです。これまでは1度パッケージを開いてしまうと、しけてしまったりしましたが、『食べたいときに、食べたい分だけ』食べられるよう、小分けにすることでアウトドアなどに持って行きやすく、友だちなどとシェアしやすい。また、最近の個食化に対応する意味合いもあります。小分けで、最後まで開けたてのおいしさが楽しめるようにしました」と、説明する。

 さらに、「じつは、ココナッツサブレはおいしくてお腹にたまるうえ、1年間は保存が効くので、最近は非常食としても用いられているようなんです」と明かす。

1782とはずがたり:2016/11/03(木) 21:19:51
サッポロHD「万年ビール4位」脱却なるか 新社長に尾賀氏、攻めの姿勢強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161102-00000002-fsi-bus_all
SankeiBiz 11/3(木) 8:15配信

 サッポロホールディングス(HD)は2日、来年1月1日付のトップ交代と同時に、2017年から始まる4カ年の中期経営計画を発表した。新経営陣は08年にサントリービールにシェアで抜かれて以来“万年4位”が定着した国内ビール事業の立て直しと、不動産事業に過度に頼る収益構造からの脱却を目指す。

 「シェアは今の順位に満足していない。攻めることで結果はついてくる」。都内の会見で、新社長に決まった尾賀真城氏は国内ビール事業を強化していく方針を強調した。

 2日発表した2016年1〜9月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が約2.1倍の128億円だった。主力の「黒ラベル」などが堅調で、ビールの販売数量が前年同期比で5%伸び、国内酒類事業の営業利益は約2.1倍の63億円だった。

 ただ、“稼ぎ頭”は不動産事業だ。同事業の営業利益は80億円と、内部取引を除いた全体利益の約5割を稼ぎ出し、業績を下支えする。

 複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」など、工場跡地などを活用した再開発事業が好調で、“不動産のサッポロ”などと揶揄(やゆ)されることもあるほどだ。しかし、専業の大手不動産会社とは違い、資産にも限りがある。不動産事業がいつまで業績を牽引(けんいん)できるかは未知数だ。

 海外事業のてこ入れも課題だ。尾賀氏は会見で国内事業とともに「グローバル対応も重要だ」と述べた。国内市場の縮小傾向が続くなか、アサヒグループホールディングスが欧州ビール4社を買収するなど、ライバルは積極的なM&A(企業の合併・買収)で攻勢に出る。サッポロも10年にベトナムに進出するなど海外を強化するが、15年12月期の国際事業の営業利益はトントンだった。

 中期経営計画は、最終年度に当たる20年度の営業利益を、16年度見込み比で4割増の340億円に引き上げるとした。目標達成は、経営のバトンを託された尾賀氏ら新経営陣の手腕にかかっている。(大柳聡庸)

1783とはずがたり:2016/11/04(金) 20:11:39
シーチキンのゴキブリ炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161103-00106719-diamond-bus_all&amp;p=1
ダイヤモンド・オンライン 11/3(木) 6:00配信

 ゴキブリ混入というショッキングな出来事はもちろんだが、「公表しない」と言い切ってしまった広報対応のまずさが、大炎上の決定打となった(写真はイメージです)
 はごろもフーズのシーチキンにゴキブリ混入が発覚した。2014年12月、ペヤングの焼きそばにゴキブリ混入が発覚し、半年の長きに渡って販売中止となった事件は記憶に新しいが、両ケースとも、不祥事そのものに加えて、お粗末な広報対応がネット上の「炎上」に油を注いだ。

● 「公表しない」と言い切ったために ネット上では大炎上に発展した

 ペヤングを苦しめたあの「黒い悪魔」が、今度はシーチキンに「大炎上」をもたらした。

 10月27日、「シーチキンLフレーク」に1.5センチほどのゴキブリの死骸が混入していることが発覚した。

 メディアの取材に対して、製造元のはごろもフーズが「同様の申し出がなく他の商品への混入はない」と公表や自主回収などの対応をとらないと回答したことに、ネットのみなさんの怒りが爆発してしまったのだ。

  「不誠実すぎる」
「初動対応を完全にミスったな」

 このような批判の嵐をうけ、同社は慌てて、ホームページ上に「お詫び」を掲載。混入の事実を公表したものの、鎮火するどころか、「言い方が気に食わない」「上から目線だ」とさらに炎上。翌日には、当該製品の協力企業名まで明記して、製造休止を宣言する「お詫び②」を掲載する事態に追い込まれる。当然、株価も下落。28日までに苦情や問い合わせは約900件にも上ったという。

 さらに、11月1日には新たな「燃料」が投下される。なんと2014年に、同じ「シーチキンLフレーク」に7〜8ミリのハエが混入したことがあったという「前科」が発覚したのだ。

 製造元は今回と同じ工場ということで、「ハエとかゴキブリとかどうなってんだ! 」と批判がさらにエスカレートした。

 しかしまたもや、事態をさらに悪化させたのは、ハエの件で取材申し込みをしたメディアに対して、広報担当者が放った言葉だった。

  「回答を控える」

 いろいろ事情があったのかもしれないが、リスク下での「ノーコメント」は広報コミュニケーション的には「失言」とされる。ネットでも、「隠蔽企業」「もう買わない」などこれまで以上に厳しいバッシングが起きている。ちなみに、11月2日現在、はごろもフーズのホームページには、まだハエについての声明はない。

 そんな現在進行形で「業火」に包まれているはごろもフーズだが、じゃあいったいどのような「初動対応」をすればよかったのだろうか。

● マスコミによって報じ方はさまざま 印象は最初の報道に左右される

 実際の火事で不審火の原因を特定するために、とにかく発火元がどこかを割り出すのと同じく、炎上の原因を考えるには、「元ネタ」をたどっていく必要がある。今回は、以下の日本テレビの第一報に突き当たる。

 《ツナ缶にゴキブリ はごろもフーズ公表せず》(日本テレNEWS24 10/27 18時58分)

 注目すべきは、このヘッドラインからもわかるように、「ゴキブリ」というショッキングな響きと並列して、「公表せず」ということにもフォーカスを当てた報じ方になっているという点だ。もちろん、中身に関しても同様で、「公表せず」を2回繰り返して、以下のようにしめくくられている。

 《はごろもフーズはその後事実を公表せず、取材に対し「同様の申し出がなく他の商品への混入はない」として、現時点では公表や自主回収などの対応をとらない考えを示した。》

 このニュースを目にすれば、ほとんどの人は「はごろもフーズ=ゴキブリが混入しても、公表や自主回収は必要なしと考える不遜な企業」という印象を強く受ける。

1784とはずがたり:2016/11/04(金) 20:11:49

 人のイメージは、最初に見たこと、聞いたことにどうしても引きずられる。この第一報によって、ネット民のみなさんの不信感や怒りが大いに刺激されたことから考えると、今回の「炎上」の原因として、日テレ報道の「印象」が大きかったことが挙げられる。

 いやいや、何言ってんだ、「公表せず」というのは「印象」じゃなくて、「事実」だろ、という怒りの声が飛んできそうだが、原発事故然り、SMAP解散騒動然り、同一の事象であっても、それを報じるメディア側のスタンス、さじ加減によって、我々が受ける「印象」が左右されてしまう、ということに異論を挟む人はいないのではないだろうか。

 今回のシーチキン報道でもレベルは違うが、まったく同じ現象が起きている。たとえば、日テレから、やや遅れて速報を打った毎日新聞では、以下のように「自主回収せず」にフォーカスを当てているものの、公表していなかったことには、言及どころかまったく問題視していない。

 《<ツナ缶>ゴキブリが混入 自主回収はせず はごろもフーズ》(毎日新聞 10/27 20時40分)

 同様に、《シーチキン缶にゴキブリ混入 体長15ミリ 山梨で販売》(朝日新聞デジタル 10/27 21時15分)と報じた朝日新聞の場合、自主回収をしないということをさらっとふれた程度で、日テレが目くじらを立てた公表の有無はスルーしている。

● 中立公平な報道などあり得ない はごろもフーズはどう答えるべきだったか? 

 一方、これらとは逆に共同通信では、日テレ同様に「公表せず」を問題視するスタイルだが、「自主回収」の有無には言及さえしていない。

 《ツナ缶に昆虫混入―はごろもフーズ、公表せず》(共同通信47NEWS 10/27 21時46分)

 もし、朝日新聞などがお題目のように唱える「報道は中立公平」というのがホントなら、このようなバラつきは絶対に生まれない。日テレもNHKも共同も朝日もみな等しく、「ゴキブリ混入」「非公表」「自主回収せず」という情報をフラットに扱うはずが、現実はそうはなっていないのだ。

 なぜか。「相田みつを」ではないが、「人間だもの」ということが大きい。

 記者も人間である。人間がやっている以上、本人が意図せずとも書いた記事には何らかの「作為」が必ず生まれる。それが受け手に、さまざまな異なる印象を与えるのだ。これが時に、記者にその気がなくとも、事実と大きくかけ離れた「印象操作」が引き起こされてしまう原因でもある。

 そう聞くと、なにやら日テレが「公表せず」を騒ぎ立ててネット民を“釣った”、かのように聞こえてしまうかもしれないが、そういう話ではない。

 大多数の記者は、自分が取材したことを、ひとりでも多くの人に読んでもらいたいと思って仕事をしている。そこで記者が知恵をしぼるのが、「問題」の設定だ。同じ「ゴキブリ混入」というお題でも、日テレと共同の記者は「自ら公表していない」ということを問題だと考え、朝日や毎日の記者は「自主回収の有無」に着目した。

 つまり、このような報道のバラつきは、ニュースの「価値」を高めようという個々の記者の工夫、つまり「作為」が招いた結果に過ぎない。このバラつきを極力抑えるため、不祥事企業は「ポジションペーパー」と呼ばれる情報整理資料を作成、それを踏まえてブレることない対応方針を定めなくてはいけないが、今回の報道を見る限り、そうしたプロセスを踏んだとはとても思えない。

 つまり、日テレや共同のような報道を招いてしまった、はごろもフーズ側の広報対応にこそ、問題があるのだ。
 
 では、ゴキブリ混入が発覚した場合、はごろもフーズはどのような対応をすればよかったのか。「模範回答」みたいなものがあるので以下に紹介しよう。

 「保健所に調査を依頼しているところで、今の段階では詳しいことは言えません。消費者に対して現状やいきさつなどの説明が必要だと考えており、ホームページで情報を公表していきたい」

 もちろん、こう答えたところで、ゴキブリ混入の写真付きというのはインパクト大なので「炎上」はするだろう。ただ、少なくとも、今回のように「上から目線」「隠蔽企業」などの批判は起きることはない。

1785とはずがたり:2016/11/04(金) 20:12:09
>>1783-1785
● ゴキブリが混入しただけでは ここまでの大炎上にはならない

 そんなのは細かい話であって、ゴキブリが混ざっていただけでアウトだよ、ペヤングを見ろ、という主張をされる方もいるかもしれないが、ペヤングの場合、告発者がSNSでゴキブリ写真を拡散した、というインパクトに加え、ペヤング側がかたくなに製造過程での混入を認めない態度をとって、告発者と対立するなど、初動対応が決定的にまずかった。ここに世の批判が集まったということを忘れてはならない。

 今回は、ゴキブリ混入が発覚した時点で既に、はごろもフーズ側は混入の事実を認め、被害者にも謝罪しており、それも受け入られている。先ほどの「模範回答」のような対応をしたとすれば、一般消費者への説明と謝罪も行ったことになる。そうなると、残る争点は、自主回収や生産停止をするか否かに絞られる。担当者の発言がSNSで繰り返し拡散され、大騒ぎとなったペヤングとシーチキンでは、置かれた状況がまったく違うのだ。

 そういう意味では、今回は最初のメディア対応さえしっかりとしていれば、ここまでのバッシングは避けることができたかもしれない案件だった。しかも、普通に考えれば、はごろもフーズはそれを避けるだけの「力」もあった。

 タネ明かしをすると、先ほど出した「模範回答」というのは、NHKの取材に対して、はごろもフーズが出した回答だ。(NHK NEWS WEB 10/28 0時16分)

 日テレの第一報を受けて、ネットが炎上をするなかで、公表をしないという方針から、慌ててホームページに公表をすると明言。直後に、ホームページ上に出した「お詫び」でも、以下のようなメッセージで、日テレの「公表せず」報道を打ち消そうと涙ぐましい努力をしている。

 《お申し出いただいたお客様への対応を最優先させていただいたため、結果として公表が遅れたことをお詫び申し上げます》

 今回の対応ばかりを見ると、そういうイメージはあまりないかもしれないが、はごろもフーズは元来、この手のリスクには慣れている部類に入る企業なのだ。

● 回収・返品の嵐に幾度も耐えて 成長してきたはごろもフーズのDNA

 缶詰業界は、どうしても金属片などの混入が起きる。成分の問題や虫混入リスクなども定期的に発生している。はごろもフーズも、2013年に、「シーチキンマイルド」でアレルギーの原因となるヒスタミンが社内基準を超えたとして、約672万個を回収している。01年には中国から輸入したミカンの缶詰に異臭が発生するとして、約8万3000缶を回収。同年には「シーチキンオイル無添加マイルド」のアルミ缶のふたが混入して約3万3000個を回収している。

 さらに遡れば、1969年には会社の存続が危ぶまれた「危機」もあった。みつ豆やフルーツ缶などのほぼ全商品に入っていたチクロを、米FDAが「発がん性がある」と発表。はごろもフーズは回収を迫られた。「シーチキン」の生みの親として知られる、元同社会長の後藤磯吉氏は、当時をこのように振り返る。

 《問屋からは返品が殺到するし、「何とかしろ」と私の家にも押しかけられる。会社も自宅も返品の山となりました。そこで私は店頭、問屋を含めすべての流通在庫を回収、損害については補償もすることを決断しました。回収額は全部で約五億円と一カ月分の売上高に達し、社内はもとより同業者の中から「はごろもは、もう終わり」との声が広まりました》(日本経済新聞 1988/02/08 )

 このような「危機」を乗り超えて、はごろもフーズは今のような大企業に成長したのだ。ちなみに、その功労者である後藤磯吉氏は、今でもその名が静岡財界に語り継がれる名経営者だ。常に時代を読む先見性を見込まれ、小さな缶詰工場を営む先代・後藤磯吉氏の「婿養子」となった。

 奇遇にも、今の社長の池田憲一氏も、後藤家の「娘婿」。そのすば抜けた営業手腕を後藤家に見込まれて、38歳の若さで社長に就任した。

 数多くの「危機」を乗り越えて会社を成長させた後、2011年に逝去した後藤磯吉氏は、こんな経営観をもっていた。

 《私は経営の根幹は誠実さと人からの信頼にあると考えています。はごろもが国内最大の缶詰メーカーに成長できたのも、経営危機を誠実さで何とか克服してきたからです》(同上)

 初動はつまずいた。しかし、まだリカバリーは可能なはずだ。池田社長にもぜひ後藤氏のような「誠実さ」で、この「危機」を乗り越えていただきたい。

窪田順生

1786とはずがたり:2016/11/04(金) 22:56:04
ミネラルウォーターから発がん性物質 山梨県が回収命令
http://www.asahi.com/articles/ASJBX6VB7JBXUZOB00K.html
2016年10月28日23時35分

 山梨県は28日、清涼飲料水製造業の富士ピュア(西桂町)が製造し、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)が販売するミネラルウォーター「富士山麓(さんろく)のきれいな水」に基準値を超える発がん性物質が含まれていたと発表、食品衛生法に違反するとして富士ピュアに製品の回収を命じた。

 県衛生薬務課などによると、製品は2リットルペットボトル入りで24日に検査したところ、8月15日製造分から発がん性物質の臭素酸が、基準値の倍に当たる水1リットル当たり0・02ミリグラム検出された。回収対象は同日製造された7551ケース(1ケース6本)。すべて県外に出荷されたという。賞味期限は2018年8月4日。

1787とはずがたり:2016/11/04(金) 22:57:09
マルハニチロ さんまのかば焼き缶詰 約2779万個を回収
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161104/k10010756381000.html
11月4日 20時46分

大手食品メーカーの「マルハニチロ」は、北海道釧路市の工場で製造したさんまのかば焼きの缶詰の一部から金属の破片が見つかったとして、この工場で製造した缶詰、およそ2779万個を回収すると発表しました。
マルハニチロによりますと、今月1日、さんまのかば焼きの缶詰を購入した消費者から「異物が入っていた」という連絡が入り、商品を調べたところ、長さ1.7センチ、幅7.8ミリの金属の破片が見つかったということです。
この缶詰はグループ会社の「マルハニチロ北日本」の北海道釧路市の工場で製造されたもので、金属の破片は工場で使用している焼き網の一部とわかりました。

今のところ、食べてけがをしたといった被害情報は寄せられていないということですが、会社では、この工場の同じラインで製造した3種類の缶詰、およそ2779万個を回収することを決めました。

対象となるのは、流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」が傘下のコンビニやスーパーなどでプライベートブランドとして販売している「セブンプレミアム さんま蒲焼100g」のうち、賞味期限が2016年11月12日から2018年5月14日までと、2019年6月17日の商品、それに、「マルハ さんま蒲焼100g」と、「マルハ 北海道産さんま蒲焼 秘伝つけ焼き100g」の賞味期限が2016年12月1日から2018年5月1日までの商品です。

会社では、商品の返品を着払いで受け付けていて、後日、代金をプリペイドカードで支払うということです。

問い合わせの電話番号は0120-040-826で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けるということですが、5日、6日は対応するということです。

1788とはずがたり:2016/11/05(土) 15:01:55
こいつのワンパターンの煽り文章には辟易するけどつい転載してしまう。。

2016.05.12
スーパーの激安しょう油は危険!発がん性も…大豆のかすに大量の甘味料と添加物
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15060.html
文=郡司和夫/食品ジャーナリスト

 日本食の味は、塩、みりん、日本酒など、調味料の良し悪しに左右されるが、特にしょう油の差は大きい。どんなしょう油を使ったかによって味は全然違ったものになる。魚料理などは、その違いがもっとも出る。
 レストランや居酒屋などで煮魚を注文すると、非常に生臭い料理が出てくることが多い。生臭いのは魚のせいではなく、コストを安くするためにニセしょう油やニセみりんを使っているからだ。これでは魚嫌いの子供たちが増えてしまうのは当然だし、世界からも日本食は相手にされなくなってしまう。少なくとも、学校給食ではアミノ酸(化学調味料)入りのニセしょう油は使わずに丸大豆、小麦、塩だけでつくった本物のしょう油を使うように規制するべきだ。子どもたちに日本食の本当のおいしさを知ってもらうため、そして子どもたちの健康のために、そうしてほしい。
 格安スーパーマーケットや特売などで、1リットル200円以下で売られているしょう油を見かける。家庭の台所事情を考えて、つい買いたくなる人は多いはずだ。しかし、あれは全部ニセしょう油である。正式には「新式醸造醤油」と呼ばれるが、要は“醤油風調味料”である。1リットル300円以下のしょう油は醤油風調味料と考えていい。本物のしょう油は丸大豆と小麦、食塩で時間をかけてじっくりと発酵させるので、原材料費や効率を考えると店頭価格で1リットル300円を切るのは難しい。
 醤油風調味料が出回っているのは、それなりに愛用者がいるからだ。その最大の理由は価格の安さにあるが、味も本物のしょう油より濃厚な甘さがある。その濃厚な甘さを、しょう油のおいしさと勘違いしている人が多いのだ。

激安しょう油の正体

 しかし、濃厚な甘さがつくられているカラクリを知ったら、とてもおいしいとは感じなくなるはずだ。濃厚な甘さのベースになっているのは、アミノ酸液と添加されている甘味料だ。
 アミノ酸液は添加物ではないが、グルタミン酸ナトリウムなど化学調味料の原料である。サトウキビ、大豆、小麦グルテンといったタンパク質原料を酸分解し、炭酸ナトリウムなどで中和したもので、世界的に供給過剰で価格も安い。そのため、食品のみならず最近は化粧品にもよく使われている。アミノ酸液にはうまみ成分が凝縮しているが、単体ではそれほどおいしくは感じない。ところが、甘味料を加えると不思議なことに甘みが倍増する。

また、醤油風調味料の色合いはカラメル色素によってつくり出されるコーラ色だ。本醸造のしょう油のようにじっくりと発酵させていないので腐敗が早い。そのため、保存料が不可欠だ。
 さらにビタミンB1、すなわちチアミン塩酸塩が栄養強化剤として添加されている。本物の栄養豊富なしょう油は、強化剤など必要ない。もっとも、チアミン塩酸塩は強い殺菌効果があるため、保存料としての意味合いもあるだろう。
 激安の醤油風調味料は簡単にいうと、大豆かす(脱脂大豆)を塩酸で加水分解し、水酸化ナトリウムで中和、添加物の化学調味料(アミノ酸等)でうまみを加え、カラメル色素で色を付け、栄養強化剤等を加えて製造されたものだ。製造期間も極めて短いので、コストもかからず安い。発酵もほとんどさせていないので、魚料理に使った場合、魚の生臭さを消すことができない。
 何よりも問題なのは、醤油風調味料に多く含まれているグルタミン酸ナトリウムだ。過剰摂取すると緑内障の原因になるおそれがあるという弘前大学医学部の研究報告がある。また、カラメル色素の発がん性など、添加物による健康への悪影響も無視できない。
(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト)

1789とはずがたり:2016/11/08(火) 12:09:25
あずきバーの井村屋、アイス売れて最高益 猛暑で好調
(朝日新聞) 05:35
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/37ee713a41c3a03bcb800d569402447d.html
アイス事業の売り上げを底上げした「やわもちアイス」=井村屋グループ提供
アイス事業の売り上げを底上げした「やわもちアイス」=井村屋グループ提供
(朝日新聞)
 井村屋グループが7日発表した2016年9月中間決算は、売上高が前年同期比11・1%増の199億円、純利益が約3倍の4億円となり、中間期としていずれも過去最高だった。猛暑で、「あずきバー」を始めとする主力のアイスが好調だった。

 アイス事業の売上高は、同20・6%増の93億円。もちやきなこを使った和風「やわもちアイス」シリーズが、新商品「わらびもち味」のヒットで売り上げを伸ばした。米国で展開する和風アイスも量販店の販売先が広がり、好調だった。

 一方、あずきバーやあんまんに使う国産あずきの多くを供給する北海道が8月、豪雨被害に遭ったことで、大西安樹社長は「収穫が減るとの情報がある。今後(仕入れなどに)影響が出てくるだろう」と懸念を示した。(大隈悠)

1790とはずがたり:2016/11/11(金) 18:19:08

<そうざい半製品>冷凍食品にあらず 衛生基準、国が策定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161111-00000004-mai-soci
毎日新聞 11/11(金) 7:00配信

米久の「ジューシーメンチカツ」。パッケージは一般的な冷凍食品と似ている=同社提供

 ◇O157集団食中毒 感染拡大の背景に

 神奈川県を中心に冷凍メンチカツによる病原性大腸菌O157の集団食中毒が発生した問題で、今回のカツのように油で揚げる調理手順などを残して販売される「そうざい半製品」が、国の衛生基準の対象から外れていることが感染拡大の背景にあることが分かってきた。厳密な基準のある冷凍食品と混同される恐れもあり、事態を重くみた厚生労働省は新たな基準策定などに着手する方針を固めた。【鳴海崇、宇多川はるか、井上知大、田原翔一】

【パッケージは一般的な冷凍食品と似ている】

 そうざい半製品はギョーザやカツ、コロッケなどが一般的で、材料の準備や味付けの手間をかけずに出来立てを食べられるのが特長。冷凍食品と似たパッケージで、同じコーナーで販売されることが多いが、冷凍食品のように細菌数の上限や保存温度などの基準はない。

 今回、食中毒が出た食肉加工会社「米久」(静岡県沼津市)の「ジューシーメンチカツ」と、食品会社「肉の石川」(神奈川県平塚市)の「和牛・相模豚 メンチ 肉の石川」も、そうざい半製品だ。被害は10日までに50人超に拡大している。

 厚労省生活衛生・食品安全部は「消費者にとって冷凍食品と区別しづらく、調理時の生肉加熱処理がおろそかになりやすい」と問題視。冷凍食品と同様に衛生基準を設けたり、そうざい半製品という名称の使用を禁じて冷凍食品に統合させたりする措置を検討する。

 ◇集団食中毒患者「生っぽかった」 神奈川県が聞き取り調査

 冷凍メンチカツによる集団食中毒の患者に対し、被害の最も多い神奈川県が聞き取り調査を始めたところ、「生っぽかった」「割った面が赤かった」との声が上がっていることが分かった。病原性大腸菌O157は75度で1分以上加熱すれば死滅するが、被害者らは肉の中心部まで火を通していなかった可能性があり、県は全患者への調査を続ける。

 「肉の石川」のメンチカツは包装の裏面に「凍ったまま、170度〜175度の油で6分間揚げてください」と小さな文字で調理方法が記されている。神奈川県は表示が不十分だとし、「加熱が十分でないものを家庭で食べることがないよう、具体的表示をすべきだ」と同社に改善を指導した。

 ただ、今回の商品に限って集団食中毒が起きていることから、神奈川県の担当者は「特定の日に作られた商品が高濃度に汚染されていた可能性がある」と疑い、静岡県は問題の冷凍メンチカツを製造した同県沼津市の食品加工卸会社「タケフーズ」を4日間立ち入り調査し、原材料や製造ラインに汚染がなかったか調べている。また、10日には「食べてから、半生に気づいても手遅れです!!」として、ひき肉製品は中心部までしっかり加熱するようにと危機管理情報を発表した。

 新潟薬科大の浦上弘教授(食品安全学)は「一部の商品は調理法の記載が足りず、文字も小さくて配慮に欠ける。だれもが温度を適切に測って揚げ物をするわけではなく、安全確保の責任を消費者に負わせ過ぎている。間違えない手立てを二重三重に講じなくてはならない」と指摘。淑徳大学の石井克枝教授(調理学)は安全な調理法として「解凍してから揚げると中まで熱が伝わりやすい。油は初めは150〜160度に抑え、そこから170〜175度くらいまで上げていく」とアドバイスする。

1791とはずがたり:2016/11/11(金) 21:56:46
藤枝のカゴメ静岡工場 17年3月末で撤退
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/299382.html
(2016/11/8 08:03)
2017年3月末での撤退が明らかになったカゴメ静岡工場=7日午後、藤枝市岡部町内谷
2017年3月末での撤退が明らかになったカゴメ静岡工場=7日午後、藤枝市岡部町内谷
 藤枝市岡部町内谷のカゴメ静岡工場が2017年3月末で撤退することが7日、同社への取材で分かった。12月末でペットボトルの野菜ジュース生産を終える見通し。工場跡地は更地にする予定だが、その後の利用方法は未定。
 同社によると、同工場の撤退は老朽化などが原因で、ペットボトルの野菜ジュース生産をこれまでの国内3拠点から長野県富士見町の富士見工場と栃木県那須塩原市の那須工場の2拠点に集約する方針という。
 静岡工場は1968年に東海飲料がペプシコーラの受託工場として設立。75年にカゴメが東海飲料から買収し「カゴメ岡部工場」とした。敷地面積は約1万5千平方メートル。ペットボトルの野菜ジュース生産ラインを中心に年間約300万ケース、1日約1万5千ケースを製造していた。勤務する従業員は約50人。
 カゴメの広報担当者は取材に対して「ほかの工場への配置転換や就職支援で従業員の雇用を確保したい」とコメントした。

1792とはずがたり:2016/11/11(金) 22:07:28

焼津水産化学、国内生産拠点再編へ 3工場に集約
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/168406.html?news=299382
(2015/11/7 08:12)
 焼津水産化学工業は6日、2016年3月末に榛原工場(牧之原市)を閉鎖し、主要生産拠点を現在の6カ所から3カ所に再編する方針を決めた。事業構造改革の一環で、掛川(掛川市)、大東(同)、焼津(焼津市)の3工場に集約する。
 榛原工場は昨年来、掛川工場に生産機能を移管中で、残りの機能も同工場などに移す。従業員約10人は配置転換する。土地や建物は売却予定。
 9月末に香辛料の生産を停止した静岡工場(静岡市駿河区)も今後売却する。一部の香辛料生産は残し、愛知県の企業に委託する。
 調味料の生産を停止した吉田工場(吉田町)は生産委託予定の牧之原市の企業に、OEM生産を停止した大東工場の医療栄養食専用棟は、愛知県の企業にそれぞれ賃貸する。
 今後は収益性の高い機能性食品や調味料生産のほか、女性向け美容商材などの新事業に注力する。山本和広社長は同日の会見で「事業の選択と集中を進め、高付加価値製品の開発に努める」と述べた。
 同日発表した2015年9月中間連結決算は、原材料価格の上昇や販売促進費の増加などで経常利益が50・1%減の2億9700万円、純利益が46・2%減の1億9500万円だった。売上高は0・1%増の96億9800万円だった。

1793荷主研究者:2016/11/12(土) 18:53:29

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161024/bsc1610240500004-n1.htm
2016.10.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
アサヒビール、板紙「軽量6缶パック」開発 全工場エコ包装でCO2削減

板紙の面積を小さくしたアサヒビールの軽量6缶パック。紙の使用量を10%程度削減できる【拡大】

 アサヒビールは紙の使用量を削減した缶ビールをパックする際に使用する板紙「軽量6缶パック」を新たに開発し、10月中旬から北海道工場(札幌市)と四国工場(愛媛県西条市)で採用する。2018年をめどに同社の全8工場に広げ、二酸化炭素(CO2)排出量を年間で約5000トン減らす計画だ。紙の使用量を減らした包装資材を採用することで、環境負荷の低減につなげる狙いだ。

顧客利便性も向上

 開発したのは6缶全ての底を一本一本保持できる形状にした板紙。従来はパックの上下、四隅の計8カ所で全体を固定していた。新しい板紙は一本一本を固定するため安定性が増し、板紙の面積を縮小できる。350ミリリットル缶用のパックでは従来比で約10%、約4グラムの紙の使用量を削減できるという。

 対象となる商品は同社のビール類の全ブランドの350ミリリットル缶、500ミリリットル缶、250ミリリットル缶と、ノンアルコールビールの350ミリリットル缶、500ミリリットル缶。まずは10月中旬から北海道工場、四国工場で採用した後、福島工場(福島県本宮市)、茨城工場(茨城県守谷市)、神奈川工場(神奈川県南足柄市)、名古屋工場(名古屋市)、吹田工場(大阪府吹田市)、博多工場(福岡市)にも順次広げていく方針だ。

 また、今回開発した「軽量6缶パック」は、従来は右側からのみ開封できた仕様を、両側から開けられるようにした。両方向から開封できる仕様にしたのは業界では初めてという。環境負荷低減と同時に、顧客の利便性も向上させる。

同業2社と共同輸送

 アサヒビールが紙の使用量を低減した「軽量6缶パック」を開発したのは、環境負荷を少なくした包装資材の採用により、CO2排出量の削減につなげるためだ。同社は10年3月に策定したグループ全体の「環境ビジョン2020」で、20年のCO2排出量を08年比で30%削減する目標を掲げており、今回の軽量6缶パックの開発も、この一環となる。

 策定した「環境ビジョン2020」では、(1)低炭素社会構築への貢献(2)循環型社会構築への貢献(3)生物多様性の保全(4)自然の恵みの啓発-の4つを重点課題として掲げた。循環型社会への貢献では、今回の軽量6缶パックの開発のほか、廃棄物の再資源化や飲料ペットボトルの軽量化なども進めている。

 環境保全活動をめぐっては、単独では限界もある。このため、アサヒビールは同業他社との連携も進めている。

 同社とキリンビールは、鉄道会社などと連携し、両社の関西圏の工場から北陸にビール類などの商品を共同輸送する計画だ。17年1月に石川県で開始し、同年秋には富山県に拡大する。

 共同輸送によってCO2の排出削減につなげるほか、トラック運転手の人手不足を背景に上昇する物流費を抑えることもできるとみている。

 アサヒの吹田工場(大阪府吹田市)、キリンの神戸工場(神戸市)で製造した商品を、新たに石川県金沢市に開設する共同配送センターまで鉄道などを使って共同輸送。これによって、年2700トンのCO2排出を削減できるとしている。

 すでに首都圏ではサッポロビールを含めた3社で物流拠点から小売店までの共同配送を行っており、ビール業界では企業の枠組みを越えた環境保全活動が進んでいる。

 消費者の環境意識は年々高まっている。ビールメーカー各社が環境負荷を低減する活動を相次ぎ強化しているのは、こうした消費者へアピールする狙いもあるようだ。

                   ◇

 ■アサヒグループの「環境ビジョン2020」の骨子

 (重点課題/主な活動内容)

 低炭素社会構築への貢献/2020年のCO2排出量を08年比で30%削減する

 循環型社会構築への貢献/包装資材の環境負荷低減を進める

 生物多様性の保全/生物多様性に配慮した商品を開発する

 自然の恵みの啓発/環境への取り組みを発信し、社会全体の活動につなげる

1794荷主研究者:2016/11/12(土) 18:57:16

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161025_12007.html
2016年10月25日火曜日 河北新報
<仙台港サイロ>飼料用米倉庫が完成

完成した飼料用米の専用倉庫

 日本通運の子会社で倉庫業の仙台港サイロが、仙台市宮城野区港4丁目の本社敷地内に建設していた飼料用米専用の倉庫が完成し、24日に現地で竣工(しゅんこう)式があった。26日に稼働する。

 新設したのは倉庫2棟と荷さばき場で、床面積は計2140平方メートル。最大で3800トンの飼料用米を保管できる。宮城、山形、福島3県から1日50〜60トンの入庫を見込み、隣接する飼料製造工場に供給する。

 同社は既設のサイロで飼料用米の保管に対応してきたが、東北各県で飼料用米の作付けが増加していることなどから、専用倉庫の建設を決めた。

 飼料用米が少ない時期にも対応できるように、主食用米や同社が扱う輸入穀物などを保管することを想定し、防虫のための薫蒸機能や庫内温度を一定に保つ機能を備えた。

 西方正博社長は「飼料用米の保管場所は不足気味だった。輸送コストや作業効率などの面でメリットがある」と話した。

1800荷主研究者:2016/11/12(土) 20:01:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201611/0009631569.shtml
2016/11/2 06:30 神戸新聞NEXT
食品メーカー増産相次ぐ 健康志向の高まり受け

マヨネーズなどの基幹商品を製造するキユーピー神戸工場=神戸市東灘区深江浜町

 健康志向の高まりを背景に、食品メーカーが兵庫県内の生産拠点で相次いで増産態勢を敷いている。キユーピー(東京)はマヨネーズなど調味料の基幹工場を神戸市東灘区で新設。森永乳業(同)やフジッコ(神戸市中央区)も、設備増強など積極投資が目立つ。(井上太郎)

 キユーピーの新工場はマヨネーズとドレッシングを生産し、10月中旬に一部を稼働した。2017年4月には国内最大規模となる年間生産能力約7万3千トンを誇り、同社の基幹工場に位置付ける。摂取カロリーを従来の半分に抑えたマヨネーズタイプの調味料など需要の拡大に対応する。総投資額は約130億円。充●(じゅうてん)作業を2倍に速めたほか、伊丹工場(伊丹市)から家庭用調味料などの生産を移し、年間で約11億円のコスト削減を見込む。伊丹工場では業務用の卵や野菜の加工を続ける。

 フジッコは、鳴尾工場(西宮市)に約3億円を投じ、パック総菜の生産能力を来春に1・5倍に引き上げる。同社は1960年の創業以来、昆布製品が売り上げ構成比の首位だったが、16年3月期に初めて総菜に取って代わった。煮物などの「おかず畑」が高齢者ら単身世帯に好評という。福井正一社長は「北海道で生産する袋入り総菜も、将来的にはパック式に集約する可能性がある」とさらなる増産も視野に入れる。

 森永乳業は神戸工場(神戸市灘区)で、機能性ヨーグルトの新商品などの製造ラインを増設し、18年春には生産量を年間約2万8千キロリットル増やす。投資額は約65億円。利根工場(茨城県)でも増産投資し、20年度には家庭用ヨーグルトの売り上げを15年度比1・5倍に拡大する方針だ。

※●は「土」の右に「眞」

1801とはずがたり:2016/11/12(土) 23:55:39
充填のフォントもないなんてどんだけ神戸新聞ダメやねん┐('〜`;)┌

1802とはずがたり:2016/11/15(火) 11:16:24

液体ミルク「製品化に数年かかる」 乳業協会が見通し
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/f892523d0013c76aa6a106f7af4da3c6.html
(朝日新聞) 11月14日 21:09

 乳児用の液体ミルクを国内でも製造・販売できるようにすることなどを検討する政府の専門調査会で、日本乳業協会は14日、ミルクの品質を保つための検討などに時間がかかるとし、「製品化には数年間かかる」という見通しを示した。

 協会によると、メーカーによる試作品づくりは12月にも始まる見込み。ただ、液体ミルクの特長である長期保存には、ミルクに含まれるミネラル成分が沈殿したり、ミルクが変色したりする課題がある。外国では受け入れられているが、「赤ちゃんが飲むものの品質の変化が日本でどこまで許容されるのか」との懸念があり、新しい技術を開発する時間が必要だという。


「液体ミルク」解禁の動きに期待の声…これまで何が制約になってきたのか?
http://news.goo.ne.jp/article/bengoshi/business/bengoshi-topics-5249.html
10月18日 17:51弁護士ドットコム

日本ではこれまで製造・販売されていなかった「乳児用液体ミルク」が、販売解禁されることになりそうだ。塩崎恭久厚労相は10月18日、「業界団体に対し、規格基準の設定に必要な試験データの速やかな提供を促したい」と述べ、厚労省薬事・食品衛生審議会で検討を急ぐ考えを示した。

読売新聞の報道によると、松本純消費者相も18日、「厚労省での議論を注視し、早急に対応できるように進めたい」と記者会見で語った。

現在、国内で販売されている乳児用ミルクは、粉末だ。そのため、粉末を熱湯で溶かし、赤ちゃんが飲める温度までさました後、哺乳瓶で飲ませる。さらに哺乳瓶の洗浄、消毒が必要になるなど、手間がかかる。その点、液体ミルクはペットボトルなどに入った状態で売られており、吸い口をつければ、すぐに飲ませることができるため、災害時にも活用しやすい。

1803とはずがたり:2016/11/15(火) 11:16:42

>>1802-1803

●販売されていない理由は2つ
しかし、なぜこれまで販売されてこなかったのか? この質問を、厚生労働省と、一般社団法人「日本乳業協会」に聞くと、少々、込み入っていることがわかった。

厚労省の担当者は「現状も販売することはできる」と話す。では何故、現在売られていないのか? その点を聞くと、理由は2つあった。

1つ目は「液体ミルクに関する法律がない」ことだ。2つ目に「現行法では、販売しても『乳児用』と表示できない」ことがあげられる。

「現行の法令では液体ミルクを想定していないため、液体ミルクについての法制度はそもそもありません」(厚労省)。

現状では、液体ミルクに関する規格基準は、食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(昭和26年12月27日の厚生省令第52号)に定められていない。そのため、業者が製造・販売に踏み切れない要因になっているようだ。

2つ目の理由である表示については、「現行法でも販売できるのですが、『乳児用』と表示できない」ためだという。厚労省によれば、液体ミルクは「乳児用」「赤ちゃん用」などと表示することはできず、「乳飲料」という表示であれば販売できる。

なぜ表示ができないのか?

厚労省の担当者は、「乳児用食品は『特別用途食品』というカテゴリーに分類される。乳児用食品と表示するためには、特別用途食品であることが消費者庁に認められる必要がある」と話す。

現状では、粉ミルクは特別用途食品の対象だが、液体ミルクのような液状の調整乳は対象とされていないため、乳児用食品と表示することができないのだ。

●業界団体「乳児用と表示できないと、誰のためのものか分からない」
「日本乳業協会」側は「乳児用と表示できないと、誰のためのものなのかが分からない。乳児用の特別用途食品だという表示をしないと販売はしにくい」と話す。

そこで、関係省庁に対して「乳児用の液体ミルクを製造・販売するための法整備を求めている」そうだ。具体的には、厚労省に対しては、乳児用の栄養素を添加できることなどを、また、消費者庁に対しても、乳児用としての表示ができることなどを求めている。

「粉ミルクには、赤ちゃんに必要な栄養素を添加する必要があります。乳児用に限っての食品添加物を入れられるかどうか、乳児用と表示して販売できるかどうかなどの法律整備が必要です。赤ちゃん用の製品ですから、失敗は許されません。安全な商品を発売できるよう、法整備を進めて欲しい」

(弁護士ドットコムニュース)

1804荷主研究者:2016/11/19(土) 16:43:39

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00405872?isReadConfirmed=true
2016/11/8 05:00 日刊工業新聞
キッコーマン、「しょうゆ」生き続ける伝統製法 効率より「味・品質」重視

キッコーマンのしょうゆ主力工場である野田工場

 キッコーマンは、2017年に100周年を迎える。主力工場の野田工場(千葉県野田市)は、茂木・高梨両家がしょうゆ作りを始めた流れを受け、現在も同社の国内しょうゆ生産を支える。しょうゆは和食料理はもちろん、ステーキやハンバーグ、パスタといった欧米食の隠し味など、世界100カ国以上で使われている。同工場の長島宏行キッコーマンもの知りしょうゆ館館長は「しょうゆ作りの基本は、コンピューター制御が普及した今も変わっていない」と話す。(編集委員・嶋田歩)

 しょうゆの原料は大豆と小麦、食塩水。それにこうじ菌や乳酸菌、酵母の微生物を加えて、原料の栄養素をうまみ成分に変質させる。「大豆と小麦の使用割合、発酵・熟成期間の長さで「しょうゆの種類やタイプが違ってくる」(長島館長)。しょうゆには一般的な濃い口のほかに薄口、たまり、さいしこみ、白など多くの種類がある。

 生産工程はまず、水に浸して蒸した大豆と炒(い)った小麦に種麹(こうじ)を混ぜてしょうゆ麹をつくる。それに食塩水を仕込んで“もろみ”にする。製麹に必要な期間はおおむね3日で、仕込みにかかる期間は4―6カ月。温度などを制御し仕込み期間を短縮すれば生産効率が上がると思われがちだが、生物を相手にするため、品質にばらつきが発生し「コストの問題も考えれば、これがベスト」(同)な状態という。

【生産工程を重視】

 熟成したもろみは、全長が2800メートルもある長大なナイロン袋に詰め、幾重にも折りたたんでしょうゆを搾る。これも最初から圧力プレスで一気に搾ることはせず、自重でまずしょうゆを袋外にしみ出させてから、時間をかけてゆっくりプレス機で搾る。生産効率よりも、機械制御では実現が難しい味や香りを大切にするためだ。

 こうしてできたしょうゆが、生しょうゆだ。物流インフラが整っていなかった時代は、長期保存のため加熱・殺菌する火入れを行っていた。だが、二重構造の気密ボトルが登場したことで、開栓後も味や香りが長く保てるようになった。これを採用した商品が「いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ」で、同社の稼ぎ頭だ。

【“人”が評価】

 しょうゆの生命線と言える、味や香り。うまみの成分は約20種類のアミノ酸、香り成分は300種類以上になるという。この味や香りの品質を一定に保つため、コンピューターによるデータ管理に加えて「官能評価」を用いる。官能評価は「先入観を持たないよう」(同)、味覚・嗅覚に優れた社外の専門員を育成。専門員が「このしょうゆはフルーティー」「こちらはややスモーキー」などと評価していく。分析機器などで一定の評価はできるが「全体のバランス評価ができるのはやはり“人”」と、研究開発本部の今村美穂さんは話す。

 野田工場には他に、宮内庁に納めるしょうゆを生産する「御用蔵」がある。杉桶を使い、自然の気候の中で1年かけてじっくり発酵・熟成する伝統製法。

 商品は工場内売店やインターネットなどでも販売している。味や品質に対するこだわりが、同社の商品力を支えている。

(2016/11/8 05:00)

1807とはずがたり:2016/11/21(月) 14:59:22
ヨーグルトが色々機能高めてるのに対してプリンはぱっとしないもんなぁ

スーパーから特売プリン消える? 乳業大手、品目数削減し高付加価値品で稼ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00010002-nkogyo-ind
日刊工業新聞電子版 11/21(月) 12:30配信

スーパーから特売プリン消える? 乳業大手、品目数削減し高付加価値品で稼ぐ

明治HDは「R1ヨーグルト」などの売り上げを伸ばす一方、不採算品を削減した

進む“選択と集中”で利益伸ばす
 乳業大手3社が、生き残りを目指して品目削減を進めている。明治ホールディングス(HD)と森永乳業は、品目数の絞り込みや不採算品の削減に取り組み、2016年4―9月期の連結営業利益で明治HDが前年同期比11・7%増、森永乳業は同54・6%増と大幅増益を果たした。雪印メグミルクも品目数や生産ライン削減を進めた効果が出た。健康志向で伸びが続く機能性ヨーグルトの好調に加え、品目数削減の“選択と集中”効果が好業績の源となっている。

 明治ホールディングスは機能性ヨーグルト「明治プロビオヨーグルトR―1」や「LG21」で販売数量を伸ばす一方、加工食品事業や菓子事業で不採算品を見直し、絞り込みを実施した。その結果、両部門とも16年4―9月期の売上高は減ったものの、営業利益はそれぞれ前年同期比29・4%増と同2・4倍。競争力のない商品をやめ「高付加価値やブランド力のある商品にシフトした効果が出た」(古田純取締役執行役員)と話す。

 森永乳業もプリンや果汁飲料商品で、品目数削減を実施。これらはスーパー店頭で特売されることが多く、利益率が低い。他方で差別化商品の「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ」は販売数量が同約5割増、「おいしい牛乳」も同1%増といずれもプラスだった。ラクトフェリンやアロエヨーグルトも伸びた。「下期は機能性ヨーグルトをさらに伸ばしたい」(大貫陽一取締役)とする。

 雪印メグミルクは伸長が続く「恵 Megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト」で、ドリンクタイプの生産能力を8月から2倍に増強した。需要期に貢献した効果もあり、16年4―9月期の連結営業利益は同43・4%増になった。同社の西尾啓治社長は「生産ライン数は13年を100とすると、現在は83に集約している」と説明。さらに「減らしたところに成長商品のラインを新設することで建設費用も削減できた」と成果を強調する。

1808とはずがたり:2016/11/24(木) 22:30:58
「ビール回帰」大手4社急ぐ 酒税統一でキリン、サントリー正念場
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1611240051.html
21:14産経新聞

 政府・与党が麦芽比率などによって異なるビール類の酒税を一本化する方向で調整に入ったことを受け、ビール大手各社は、税率引き下げとなるビールの新製品投入などに乗り出す。事実上の値下げとなるビールに一定の消費者が回帰するとみられるためだ。ただ、低価格で人気の根強い発泡酒や第3のビールの税率は引き上げとなるため、ビール類全体の需要が落ち込むとの懸念もある。

 「『スーパードライ』と両輪になるブランドを立ち上げることが重要だ」

 アサヒグループホールディングスの小路明善社長は24日の事業戦略説明会で、酒税一本化後の対応についてこう強調した。トップブランドの「スーパードライ」が堅調なアサヒは、今春に7年ぶりとなる新ブランド「ザ・ドリーム」を投入。さらに新製品の発売も視野に入れる。

 アサヒと並びビールの比率が高いサッポロビールは「黒ラベル」など既存ブランドに力を入れるほか、小規模な設備でつくるクラフトビールも拡販する。

 しかし、発泡酒でシェアトップのキリンビールや、第3のビールの比重が高いサントリービールは、酒税の一本化が逆風となりかねない。キリンは期間限定で今年発売した、地域ごとに味が違う「47都道府県の一番搾り」を来年も継続して販売する。サントリーは昨年に「ザ・モルツ」を新発売するなど、ビールのてこ入れを急いでいる。

 税制改正をめぐる政府与党の議論では、酒税を平成38年度までに一本化する方向だ。ただ、原料など製造コストの差から「店頭価格は一本化されない」(アサヒの小路社長)公算が大きく、発泡酒などに比べビールの値段が高い状況は残りそうだ。

 一方で、プリン体や糖質を抑えた機能性の高い発泡酒や第3のビールのファンも少なくない。価格差が縮まってもビールに流れるとは限らず、業界では「買い求めやすい商品の税率が上がることに危機感がある」(サッポロビールの尾賀真城社長)などと、ビール類全体へのマイナス影響を危惧する声も多い。

1809名無しさん:2016/11/26(土) 20:29:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000012-nkgendai-life
ファブリーズvsくさや…P&Gの“悪ノリCM”に産地カンカン
日刊ゲンダイDIGITAL 11/26(土) 9:26配信

 世界最大の米日用品メーカー「P&G」が、自社の消臭・芳香剤「ファブリーズ」と伊豆諸島の特産品「くさや」を“対決”させるCMを制作し、地元民から怒りを買っている。

 問題となっているのは、昨年からウェブ上で公開されている「究極対決 ファブリーズVSくさや」。「くさや」のみのボックスと「くさや」と「ファブリーズ」が入ったボックスが用意され、“出演者”がにおいを嗅ぎ分けるというもの。「くさや」を嗅ぐシーンでは、被験者たちが顔を背けてムセながら「えっ、スゴイ臭い」「何コレ」「くっさいですね」と不快感をあらわにすると、「あまりの臭さに阿鼻叫喚の地獄と化すラボ内」というオーバーなナレーションが流れる。

 一方、ファブリーズが置かれたボックスに場面が変わると、「全然におわない」「こんなに消えるんだ、スゴイ」と先ほどとは打って変わり、次々と称賛の声が上がる。

「かくしてファブリーズはくさやのにおいに打ち勝つことができた。検証成功。ファブリーズの勝利」と締めくくられている。

 まるで「どーだ」と言わんばかりの演出で、あまりにも悪ノリが過ぎるのだが、このウェブCMが「わかりやすい」と評判になったため、10日ほど前からテレビでも違うバージョンのCMを開始したという。ところが、このCMに「くさや」の産地がカンカンになっているのだ。

 八丈島の八丈町議会議員の岩崎由美氏が地元民の気持ちを代弁する。

「漁師や生産者はもちろん、くさやを好きな人が見たらどう感じるか、ショックで悲しむのが分からないのか、それを考えずに作っているようにしか思えません。くさやは生産者や島の住民にとっては欠かせないソウルフードです。300年以上にわたって守り継いできた伝統食を、こんなくだらない演出で侮辱するのは許せないと言っています。地元の貴重な産業にどれだけの影響力を及ぼすか、想像できないのでしょうか。意図はなくても結果としておとしめています。お客様相談室にメールを送ったら、『今後CMを制作する際の参考にさせていただく所存です』という返答でした。同じようにブルーチーズを箱に入れて検証したら、世界中からクレームがくるはずです」

 P&Gの広報担当によると「CMを打ち切るかどうかは分かりません。社内でもこの表現についてどのように対応していくべきか、検討が始まったところ」というが、さっさと打ち切った方がいい。

1810とはずがたり:2016/11/27(日) 14:38:01

ビール各社、海外進出で試行錯誤 アサヒHDは欧州強化
http://www.asahi.com/articles/ASJCS4GBHJCSULFA013.html?ref=goonews
和気真也2016年11月25日01時25分

 アサヒグループホールディングス(HD)は24日、主力ブランド「スーパードライ」の欧州への販売を強化する方針を公表した。2018年にも買収した現地メーカーでの生産を始める。ビール各社は海外進出を一段と加速するが、手探りの状態が続いている。

 アサヒは10月中旬、ベルギーのビール大手アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブから、伊ペローニやオランダのグロールシュなど欧州のビール企業4社を買収。ロングセラーの高価格ビールや製法にこだわるクラフトビールなどがつくれる五つの工場と60カ国への販売網を手に入れた。

 アサヒは24日開いた欧州の事業説明会で、英国で委託生産するスーパードライを、買収した工場を使った自前での生産に切り替える計画を発表。スーパードライは現在、英国中心に扱うが、小路明善社長は販売地域を広げる考えを示し、欧州の売上高を「早期に2倍にしたい」と説明した。

 アサヒの15年12月期の海外売上高は約13%。国内市場は縮小傾向にあり、小路社長は「海外を今後の成長エンジンにする」と話し、海外売上高比率を早いうちに2〜3割に引き上げる方針だ。買収なども検討する。

 ほかのビール大手は、試行錯誤しながら海外展開を進めている。

 キリンHDは09年に豪州、11年にブラジルのビール大手をそれぞれ3千億円規模を投じて買収し、15年には経済成長が見込まれるミャンマーの最大手を買収。先進国のクラフトビール人気に着目し、今年10月には米国のビール会社に出資した。だが一方で、ブラジル事業は景気低迷で販売が落ち込み、通貨安もあって巨額損失を計上。今年10月に一部工場を売却し、生産体制を見直した。

 サントリーHDはビールではなく蒸留酒事業に注力し、14年に米蒸留酒大手ビーム(現ビームサントリー)を1兆6500億円で買収。しかし、今年10月の労働環境をめぐる一部工場のストライキなど、不測の事態も起きている。

 10月には、ビール世界首位の…

残り:910文字/全文:1716文字

1811とはずがたり:2016/11/29(火) 14:43:07
さて海外でも通用するのか!?

スーパードライ、イタリアとオランダで製造へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20161124-567-OYT1T50096.html
11月24日 22:07読売新聞

スーパードライ、イタリアとオランダで製造へ
記者会見するアサヒグループホールディングス・小路明善社長(左)と欧州事業責任者のヘクター・ゴロサベル、アサヒ・ヨーロッパCEO(24日、東京都千代田区で)=三宅直撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
 アサヒグループホールディングス(HD)は24日、イタリアとオランダで2018年をめどに、主力のビール「スーパードライ」の製造・販売を始めると発表した。

 欧州では現在、英国の委託工場などで、年間約100万ケースを製造・販売しているが、欧州でのさらなる事業拡大を狙う。

 記者会見した小路明善社長は、欧州での生産を「早期に現在の2倍の規模にしたい」との目標を示した。

 アサヒは今年に入り、海外展開を強化するため、イタリアやオランダなど西欧のビール会社を約3000億円で買収した。その買収先の工場を活用する。

 アサヒはライバルのキリンHDやサントリーHDに比べて海外展開が遅れている。それを挽回するため、現在、チェコやポーランドなど中東欧5か国のビール事業のほか、ベトナム首位のビール会社についても買収を検討している。

1813荷主研究者:2016/12/04(日) 20:10:46

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00406918
2016/11/16 05:00 日刊工業新聞
ケンコーマヨ、4工場に150億円投資 需要増対応

 ケンコーマヨネーズは卵焼きやドレッシング、フレッシュ総菜を手がける全国4工場で、2019年3月期までに総額150億円強を投資し、生産能力を拡大する。

 業務用の需要増加に対応するため。卵焼きはホテルやレストラン向け、ドレッシングや総菜類は個食ニーズや外食業界の人手不足を背景に、それぞれ売り上げが伸びている。「この流れは今後も続く」(炭井孝志社長)とみており、供給能力を増やして事業機会を広げる。

 ケンコーマヨネーズが設備投資する4工場は、静岡富士山工場(静岡県富士市)、西日本工場(京都府舞鶴市)、関東ダイエットクック(埼玉県三芳町)とダイエットクック白老(北海道白老町)。

 静岡富士山工場と西日本工場はラインの増強、関東ダイエットクックとダイエットクック白老は新工場の建設を考えている。「土地などは交渉中の段階。4工場の案件がほぼ同時にスタートする状況になると思う」(村田隆取締役常務執行役員)とする。

 静岡富士山工場は14年4月稼働の新鋭工場で、一貫生産により生産効率が高い。西日本工場も200ミリリットルの小容量ドレッシング用ラインを新設したばかり。矢継ぎ早の投資でビジネスチャンスをつかむ。

(2016/11/16 05:00)

1814荷主研究者:2016/12/04(日) 20:12:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201611/0009672951.shtml
2016/11/17 06:50神戸新聞NEXT
かどや製油、神戸事業所の土地建物売却

 ごま油大手のかどや製油(東京都品川区)は16日、神戸事業所(神戸市東灘区住吉浜町)の土地、建物を約15億円で売却すると発表した。売却先は非公表。

 同事業所は敷地約1万7千平方メートルに鉄筋コンクリート2階建ての工場やボイラー室などを備え、2006年に完成した。家庭用や業務用のごま油などの倉庫として使用し、近畿や中・四国に出荷してきた。固定資産の効率的運用などの面から売却を決めたという。18日に契約を結び、17年3月中旬〜下旬に引き渡す。(横田良平)

1815荷主研究者:2016/12/04(日) 20:50:03

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0340721.html
2016年11/22 06:30 北海道新聞
コーン缶詰、来年も断念 日本罐詰十勝工場 復旧間に合わず

 【芽室】台風10号で被災した日本罐詰(かんづめ)十勝工場(十勝管内芽室町)が、国内シェア75%を占める国産スイートコーン缶詰の製造を、来年も断念することが分かった。製造ラインの復旧が間に合わないためで、来年は業務用の冷凍ホールコーンを中心に製造する。同社に製造委託し、現在販売を休止している食品大手キユーピー(東京)の「アヲハタ」ブランドの缶詰は、来年の販売も難しい見通しとなった。日本罐詰は2018年に缶詰の製造を再開する方針だ。

 今月上旬に契約農家向けに行われた説明会で日本罐詰が伝えた。出席者によると、同社幹部はスイートコーンの加工について「来年は缶詰を諦め、全て冷凍ホールコーンにしたい」「再来年には缶詰の製造を再開できるので、契約面積を戻してほしい」などと伝えたという。

 冷凍野菜の製造設備は早期に復旧できるため、来年のスイートコーンの加工は、軸から実を取り除いて冷凍するホールコーンが中心になるという。

1816とはずがたり:2016/12/08(木) 14:57:50
“再び”「ポッキー」が急成長できた理由
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20161128/Itmedia_business_20161128008.html
ITmedia ビジネスオンライン 2016年11月28日 06時00分 (2016年12月2日 00時01分 更新)

なぜ横ばいだった「ポッキー」の売り上げを50億円も伸ばせたのか

 年間で約3000もの新商品が誕生し、そのほとんどが1年以内に消えていくと言われているお菓子業界――。その熾烈(しれつ)な競争が繰り広げられる世界で、今年で50周年を迎えた超ロングセラー商品が江崎グリコのチョコレート菓子「ポッキー」だ。

 1966年の発売当初から人気が高く、現在も同社のチョコレート菓子の中で最も売れている看板商品であり、日本を代表するチョコレート菓子とも言える。

 しかし、実は90年代後半から成長が鈍化し、売り上げは横ばい状態。なかなか、解決の糸口が見えず苦しんでいたのだ。

 そうした中、新しくポッキーの改革を任されたあるリーダーが、売り上げを5年で50億円も伸ばしたのだ。チョコレートマーケティング部の小林正典部長がそのリーダーである。

 彼はどのようにしてポッキーの売り上げを伸ばしたのだろうか。

●“ライトユーザー”の購入頻度をいかにして上げるか

 小林氏がチョコレートマーケティング部に配属されたのは2011年。当時、ポッキーが抱えていた課題は、年間で1〜2回ほどしか購入しない“ライトユーザー”の購入頻度をいかにして上げるかということだった。

 国内でのポッキーの認知率は90%以上。ほとんどの人が一度は食べたことがあるが、「最近は食べる機会が減った」人が増えている、ということが同社の調査で分かった。

 そこで小林氏は、そのライトユーザーに日常的に食べてもらうために、年間5回のプロモーション活動を通じてユーザーとの「タッチポイント」(接点)を増やすことを考えた。…

ポッキーが抱えていた課題はもう1つある。それは子どもの頃はよく食べていたが、年齢を重ねるに連れて離脱していった30代以上の層を呼び戻すことだ。

 ポッキーは若い人だけが食べるもの――こうしたイメージを変えるため、1箱501円(税込)の“高級版ポッキー”「バトンドール」を2012年に開発。デパ地下や百貨店などで販売し、これも人気となった。他にも、2015年はウイスキーと一緒に楽しむことを前提に開発した「ポッキー〈大人の琥珀〉」を3万箱限定で販売。4日で完売となり、話題を集めた。

 こうした取り組みの積み重ねによって、幅広い層のユーザーを獲得することに成功し、ポッキーはたった5年で50億円も売り上げを伸ばしていったのだ。

 この功績に対して小林氏は「良いチームだったからこそ、実現できた」と強調する。どういうことか。

●雰囲気の良いチームが結果を出す

 小林氏はポッキーのほかに、お酒のおつまみ「Cheeza(チーザ)」「CRATZ(クラッツ)」や、「ストレスを軽減する」のコピーでおなじみのチョコレート「GABA(ギャバ)」などのヒット商品をチームリーダーとして手掛けてきた。3000個に1個しか生き残れないという世界で、なぜ“小林チーム”は数多くのヒット商品を生み出すことができたのか。

小林氏は「私が1人でやったものなど1つもありません。結果を出せたのは、チームの雰囲気が良かったから」と話す。


1817とはずがたり:2016/12/15(木) 08:04:35
アサヒ 東欧5か国のビール事業の買収合意を発表
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161213/k10010805301000.html
12月13日 17時29分

大手ビールメーカーの「アサヒグループホールディングス」は、海外事業を強化するため、世界最大手の「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」から東ヨーロッパ5か国のビール事業を買収することで合意したと発表しました。買収金額は8800億円余りで、日本企業による海外のビール事業の買収では、過去最大となる見通しです。
発表によりますと、「アサヒ」は、「バドワイザー」などのブランドで知られる「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」のチェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアの東ヨーロッパ5か国のビール事業を買収することで合意しました。

これらのビール事業は、「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」がことし10月に買収した世界2位の「SABミラー」の傘下にあったビール事業で、各国の規制当局から買収の承認を得るために売却の手続きが進められていました。

買収金額は8800億円余りで、日本企業による海外のビール事業の買収では過去最大となる見通しです。

「アサヒ」は、ことし10月にも「SABミラー」の傘下にあったイタリアやオランダなどのビール会社4社を2900億円余りで買収し、再来年には現地で日本の主力ブランドの自社生産にも踏み切る方針です。

さらに、今回の買収に含まれる世界50か国以上で販売されている「ピルスナーウルケル」などの有力ブランドを生かし、ヨーロッパでの事業を強化することにしています。

1818とはずがたり:2016/12/15(木) 08:19:16

アサヒ、東欧で8883億円買収 ビール製造・販売8社
http://www.asahi.com/articles/DA3S12704517.html
2016年12月14日05時00分

 ビール大手のアサヒグループホールディングス(HD)は13日、ベルギーのビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ(AB)インベブから、東欧5カ国でのビール事業を買収することで合意したと発表した。買収額は73億ユーロ(約8883億円)。日本企業による酒類事業の買収では、2014年のサントリーHDによる…

アサヒ、東欧で8883億円買収 ビール製造・販売8社
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20161214000311.html
2016年12月14日05時00分

アサヒ
ニュージーランド インディペンデント・リカーを980億円で買収(2011年)
西欧 ビール4社を2945億円で買収(16年)
東欧 ビール8社を8883億円で買収(16年)

キリン
豪州 ライオンネイサン(現ライオン)を3300億円で完全子会社化(09年)
ブラジル スキンカリオール(現ブラジルキリン)を約3千億円で買収(11年)
ミャンマー ミャンマー・ブルワリーを697億円で買収(15年)

サッポロ
ベトナム ビール工場を建設(11年)

サントリー
米国 蒸留酒大手ビーム(現ビームサントリー)を1兆6500億円で買収(14年)

1819名無しさん:2016/12/18(日) 12:18:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161216-00000007-jct-soci
水素水「やっぱりただの水」 国民生活センター調査の唖然
J-CASTニュース 12/16(金) 18:07配信

 国民生活センターが、健康にいいなどとして販売されている「水素水」と水素水生成器の事業者に対し、水素水を飲むことで期待できる効果をアンケートしたところ、最も多い回答は「水分補給」だった。

 また、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種を調べ、水素が検出されない銘柄や、表示されている水素濃度より低いものが生成される機種があった。そしてセンターは、販売されているものの広告の中に医薬品医療機器等法や健康増進法に抵触するものがあるとして、行政に対し表示の改善を指導するよう要望した。

■水素ガス検出されなかったペットボトル

 国民生活センターは水素水に関する相談が11年度以降増え続けていることを受け、容器入り水素水10銘柄と生成器9機種のテストと、事業者へのアンケート調査を行いその結果を2016年12月15日に発表した(テスト期間:2016年9月〜11月)。その結果、容器入りではペットボトルの2銘柄で溶存水素(水素ガス)は検出されなかった。また水素ガス濃度表示があり、それに「充填時」「出荷時」時点と記載のあった5銘柄のうち3銘柄は表示値より低い濃度だった。生成器では、水素ガス濃度の表示のあった5銘柄のうち3銘柄が表示値より低かった。

 テストをした商品を扱っている事業者のアンケートでは、水素ガスが入っているかを確認しているに17社がYESと回答したが、2社は、

  「市販されている『水素濃度試験薬』では、弊社商品で生成した水素を正確に判定することができない。」

と回答もした。飲用によって期待できる効果を聞くと、15社(3社は無回答)では「水分補給」が最も多い回答で、「美容」「アンチエイジング」が続いた。

 広告についても触れ、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として許可、届出されたものは、現在のところ無いにも関わらず、「老化から守ります」「様々な病気の原因といわれる悪玉活性酸素を無害化する」「アトピーに痒い部分に水素水をつけて下さい」「血液サラサラ」など健康保持増進効果等と受け取れる記載があり、これは医薬品医療機器等法や健康増進法、景品表示法に抵触するおそれがあるとした。

 これらの結果、センターは、事業者に対し広告の改善と水素濃度の適正表示、また生成器で作る水素濃度が場合によって変動するなら具体的な要因を示すようにと要望した。そして、消費者庁表示対策課、厚生労働省医薬・生活衛生局、同省監視指導・麻薬対策課に対し、健康保持増進効果等があると受け取れる記載があり、法に抵触している可能性があるため、表示の改善を指導するよう要望した。

1820名無しさん:2016/12/18(日) 12:18:57
>>1819

「水分補給なら水道水でいいわ」
 水素水を巡っては16年6月10日に国立健康・栄養研究所がホームページ上で、

  「俗に、『活性酸素を除去する』『がんを予防する』『ダイエット効果がある』などと言われているが、ヒトでの有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない」

との研究結果を発表している。有効とされているのはあくまで医療機関が疾病患者に対し行った予備的研究であり、市販されているものでもそうなるという根拠にはならない。水素ガスは腸内細菌によって体内でも産生されているため、それも考慮に入れるべきだ、とした。

 こうした発表にネット上では事業者が水素水の効果で「水分補給」をトップとしたことに笑いが起こっていて、掲示板などには、

  「そんなに凄い効果があったらコンビニでソフトドリンクと同じ枠で売られてねーわw」
  「声出して笑った 」
  「水分補給なら水道水でいいわ」
  「ちゃんとした『ただの水』と証明されたね  よかったね」
  「昔なら雑誌の裏に怪しいメーカーが載せてるようなレベルの商品なのに、景気悪化後は大手メーカーまでこぞってやってたのが悪質だな」

などといった意見が出ている。

 J-CASTニュースが16年12月16日にセンターに取材したところ、効果効能を言えば法に引っかかることを知っていて慎重になり「水分補給」を選んだ会社が多くなったのではないか、と話した。今後は行政からの指導によって広告に「老化から守ります」といったことが示せなくなった場合は水素水の位置付けが微妙になり、やがては消える運命になるのではないか、という質問に対しては、

  「今回は水素水がどんな効能があるかについては調べておりません。研究が進み、それがはっきりした時点からがスタートになるのではないでしょうか」

とセンターの調査担当者は話していた。

1824荷主研究者:2016/12/29(木) 12:17:05

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161221/bsd1612210500001-n1.htm
2016.12.21 06:11 Fuji Sankei Business i.
キリンHD、アサヒとの物流提携の拡大検討 コカ・コーラとの連携にも意義強調

 キリンホールディングス(HD)の磯崎功典社長は20日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、「物流や環境など非競争分野では他社との協調を進める」と述べ、傘下のキリンビールが締結したアサヒビールとの物流提携を拡大する方向で検討していることを明らかにした。両社の関西にあるビール工場から来年1月、鉄道などを使って北陸に共同輸送する計画だが、地域を拡大して物流費や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

 共同輸送を拡大する地域は、両社の工場がある地域を軸に検討する。時期など詳細は今後詰める。

 一方、日本コカ・コーラグループと協議中の清涼飲料事業での資本・業務提携に関しては、「日本の飲料市場は過当競争だ。再生産できる事業にするためには(他社との)協調も必要だ」と提携の意義を強調。両社は物流や調達などで連携する方針だが、株式を持ち合う比率や時期については「協議中だ」と述べるにとどめた。

 また、2017年度の税制改正でビール類の酒税一本化が決まったことに関しては、「ビールが減税されるのは評価できる」と語った。その上で小規模な設備で製造するクラフトビールなどを強化していく考えを示した。

1825名無しさん:2016/12/31(土) 16:31:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161227-00010004-abema-soci
怒号、泣く店員…ドミノ・ピザに客が殺到し大混乱
AbemaTIMES 12/27(火) 14:52配信

 23日の祝日が金曜日だったことから3連休となった2016年のクリスマス。24日午後7時頃から、ドミノ・ピザでは大混雑が起きた。

 Twitterには「ドミノ・ピザすごい混んでるね…笑」と投稿され、ガラス張りの店内には多くの人が並んでいる。この混雑は1店舗だけではない。他のツイートを見ると「ドミノ・ピザ、大行列笑う」と各地のドミノ・ピザの混雑を伝える様子がネット上に溢れた。

 なぜ全国のドミノ・ピザが大混乱に陥ったのか。それは想定以上の注文が殺到してピザの受け渡しが大幅に遅れたため。店によっては4時間以上遅れた店舗もあり、お客さんが怒鳴ったり、中には泣き出してしまう店員がいるなど、文字通り大パニックになった。

 なぜこんなに大きな混乱になったのか「今はお客様の対応にあたっており、詳細についてはコメントできない」ということだった。実際に利用した客に話を聞くとその要因が分かってきた。それは「1枚買うと1枚無料」キャンペーンを展開していたことだ。お持ち帰り限定のキャンペーンを目当てに、店頭に殺到したという。

 さらに予約注文がダウンしたことも致命傷だった。Twitterには「ドミノピザで予約したピザ取りに行ったらサーバーのシステムがダウンして予約状況がわかないから5〜6枚適当に持っていってくれと言われた」という出来事があったことが報告されている。

 一連の騒動に対してドミノ・ピザは謝罪文を掲載した。

1826とはずがたり:2016/12/31(土) 20:15:45
キリン「午後の紅茶」「生茶」、絶好調の裏に技術あり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00010005-newswitch-ind
ニュースイッチ 12/29(木) 14:50配信

カフェインクリア製法で女性の支持広げる
 キリンビバレッジの紅茶飲料「キリン午後の紅茶」と緑茶飲料「キリン生茶」の看板ブランドが絶好調だ。「午後の紅茶」の今年の年間販売数量は、5000万ケース(1ケースは500ミリリットルの24本換算など)を突破、紅茶飲料で5000万ケース超えは、業界初という。

 同ブランドは、日本初のペットボトル入り紅茶として1986年に発売。紅茶飲料のトップブランドになった。2016年1―11月の販売数量は、前年同期比約9%増。30周年記念商品「エスプレッソ ティーラテ」を10月に発売したほか、基幹商品やホット専用商品が好調だった。

 一方、「キリン生茶」の販売本数も初販売目標の約1・5倍にあたる2500万ケース(1ケースは525ミリリットルの24本換算など)を突破。3月に中身とデザインを刷新、これが消費者の支持を得て、年初の販売目標だった1700万ケースを、6月に2000万ケースに修正。10月には2500万ケースと、2回にわたって上方修正した。
 
 秋以降に発売した「ホット生茶」も、自動販売機やコンビニエンスストアで売り上げが増え「小売り大手からの新規採用も相次いでいる」(キリンビバレッジ)という。

 11月のホット生茶の売り上げは、前年同月比2・2倍。茶葉を低温抽出した後に微粉砕したかぶせ茶を加える新製法で、従来商品にない茶のコクと余韻を実現。キリンビバやキリンホールディングス(HD)の業績をけん引している。

 実は、この2つの商品で注目すべき技術がある。キリン(東京都中野区、磯崎功典社長)の飲料技術研究所が開発した「カフェインクリア製法」だ。緑茶や紅茶に含まれるカフェインを除去しつつ、味や香りなどは維持する独自技術。

 一般的なカフェイン除去方法とは、どこが違うのか。茶葉からカフェインを抜く従来方法は(1)熱湯で溶出させる(2)有機溶剤を使う(3)二酸化炭素(CO2)を超臨界状態にして溶出する―の三つ。いずれもカフェインと一緒にうまみの成分も溶け出してしまうため、味が落ちる。茶の機能成分であるカテキンの働きも失われる。

 それに比べ、カフェインクリア製法は、食品に使われてきた天然吸着剤の酵素に似た働きを用いることで風味や香り、カテキンやポリフェノールなどの機能成分は変えずに、カフェインだけを選択除去することに成功した。

 妊婦などの女性や高齢者は、カフェインを気にする人が多い。同研究所の塩野貴史主任研究員日本茶インストラクター・リーダーは「出産後も女性は子どもへの影響を気にして、カフェイン飲料を控えることが多い。茶飲料はカテキンやポリフェノールが多いため、飲みたいものの、カフェインがあることがネックになっている。男性や高齢者も就寝前、リラックスして飲みたいと思っても同じ理由で飲めない。新技術で飲料市場を広げられる」と話す。

 キリンによると、カフェインを気にする人は2―3割いる。一方でカフェインレス緑茶や紅茶があることを知っている人はまだ1%足らず。PRによりさらに市場を拡大できると見ている。

1827名無しさん:2017/01/08(日) 15:05:44
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017010500798&amp;g=pol
「日本の食」で国際認証=東京五輪へ取得後押し-政府

 政府は、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国内農家が選手村などに食材を提供する際に必要な、安全性を示す認証取得を後押しする取り組みを強化する。国際的に注目が集まる機会に「日本の食」をアピールし、将来の輸出拡大につなげるのが狙い。具体的には、農場の改修などを含む認証の申請で、農家に補助金を交付する。
 近年の五輪では、選手村や競技会場などで提供される食事に対し、食材の安全性を示す国際的な認証が求められている。東京五輪の大会組織委員会は昨年12月、国産食材について、農産物の国際認証規格「グローバルGAP」や日本独自の規格「JGAP」などの取得を義務付けるとした食材調達基準案を公表した。
 政府関係者は「五輪は日本の食文化を世界に発信する絶好のチャンス。認証取得が進めば輸出拡大の足場になる」と語る。
 ただ、グローバルGAPは、申請手続きに初年度で約100万円の費用がかかる。申請は英語で一般の農家にとってハードルは低くない。農林水産省によると、グローバルGAPを取得した農場は、全国で約400カ所にとどまる。
 国産の米や麦の場合、東京五輪で提供するには認証取得にかかる期間も考慮すると、遅くとも18年春ごろまでに認証申請を行う必要があるが、認証制度は広がっていないのが現状だ。農水省幹部は「このままでは国産食材を十分提供できず、海外産を使わざるを得ない」と話す。(2017/01/05-19:38)

1828とはずがたり:2017/01/11(水) 12:23:49

サントリー、17年ビール類販売目標は+1% 「プレモル」刷新
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20170110046.html
01月10日 14:50ロイター

[東京 10日 ロイター] - サントリービール(東京都港区)は10日、2017年のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)販売目標を前年比1%増の6550万ケースと発表した。

主力商品である「ザ・プレミアム・モルツ」を5年ぶりにリニューアルし、政府が進める「プレミアムフライデー」とも連動させ、プレミアムビールの伸長を図る。

総市場は2%程度のマイナスと、縮小が続くとみている。

2017年計画の内訳は、3%増を見込む「ザ・プレミアム・モルツ」を中心としたビールが前年比同水準、新ジャンルは同2%増を見込む。スタンダードビールの「ザ・モルツ」は、16年539万ケースに対して17年は500万ケースと減少の計画としている。

また、ノンアルコールビールテイスト飲料は4%増の720万ケースを計画している。

2016年の実績は、前年比3%減の6461万ケースとなった。主力のプレミアムビールは2%減となった。水谷徹社長は事業方針の会見で「前半は、他社のキャンペーンなどもあり、スタンダードビール市場が伸びた。デフレ感もあった」と分析。昨年後半から主力3ブランドに徹底集中するという方向に戦略転換したことで、1―8月期に5%減だった「ザ・プレミアム・モルツ」は、9―12月期に3%増とプラスに転じているという。

(清水律子)

1829とはずがたり:2017/01/13(金) 19:45:04
2017.01.10
安倍政権を操るサントリー、「優遇」政策に批判噴出…狡猾な政治家・新浪社長の暗躍
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17681.html
文=編集部

 2016年10月24日の安倍晋三首相の動きに注目したい。
「午後6時57分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場『AZALEA』でサントリーホールディングスの佐治信忠会長、新浪剛史社長と懇談。麻生太郎副総理兼財務相ら同席。同7時33分、同ホテル発」(16年10月24日付時事ドットコム「首相動静」より)
 懇談会に同席したのは、二階俊博自民党幹事長、高村正彦自民党副総裁、大島理森衆院議長など政府・自民党の要人たちだ。首相が30分余りで退席すると、入れ替わるように菅義偉官房長官が入った。
「まるで閣議だね、集まった顔ぶれは」。宴会場から出てきた甘利明元経済財政政策担当相は、記者団の囲み取材に、こう語った。安倍政権の閣僚のほとんどが顔を揃えていたからだ。
 この会合は、もともとサントリーが自民党税制調査会の幹部を集めて開く懇親会だった。2017年度税制改正の議論が本格化する前に政府・自民党の要人を集めたのだ。

1年前は会合の直後に酒税法見直しを棚上げ

 約1年前の動きを見てみる。
「午後6時45分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場『AZALEA』でサントリーホールディングスの鳥井信吾副会長、新浪剛史社長と懇談。麻生太郎副総理兼財務相ら同席。7時52分、東京・富ヶ谷の私邸」(15年10月13日付時事ドットコム「首相動静」より)
 この会合の直後、ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の税率一本化を目指す酒税法の見直しは、16年度税制改正で見送られた。15年度に引き続き2年越しの「棚上げ」となった。
 税制改正の議論が大詰めを迎える矢先の15年10月、野田毅自民党税調会長が解任された。税制改革は党税調の悲願で、野田氏のこだわりが特に強かった。消費税増税に突き進む財務省に不信を募らせた安倍首相は、財務省と一体の党税調の発言力を封じた。軽減税率導入に当たり、財務省が提案したマイナンバー制度を活用した還付方式の「日本版軽減税率」を丸のみしたことを理由に、官邸は野田氏を外した。
 ビール類の税率の一本化を目指してきた財務省は、野田氏という大きな後ろ盾を失った。後釜の党税調会長に就いた宮沢洋一前経済産業相は、酒税法見直しを棚上げした。ビール類の増税を掲げては16年夏の参院選を戦えないというのが、その理由だった。
 官邸が最終的な決定をするかたちで、「政高党低」が鮮明になったといえる。税制でかつて決定権を握っていた党税調の地盤は急低下し、酒税法見直しの先送りとなったわけだ。

官邸が政界工作のターゲット

 税の主導権は、党税調ではなく官邸へ移ったと判断した新浪氏は、政界工作のターゲットを党税調から官邸に替えた。
 その象徴が、16年10月24日のホテルニューオータニでの会合だった。この日の会合に党税調最高顧問の野田氏の姿はなかった。代わって税調の重鎮として記者団に囲まれたのは、税調に送り込まれた首相側近の甘利氏だった。
 新浪氏の安倍首相への接近方法は、他の財界人のようにゴルフ交流のワンパターンではなく、芸術的関心もくすぐっている。
「午後5時37分、東京・赤坂のサントリーホール着。同39分から同55分まで、サントリーホールディングスの佐治信忠会長夫妻、新浪剛史社長夫妻。同6時5分から同7時54分まで、サントリーホール30周年ガラ・コンサートを鑑賞。同57分、同所発」(16年10月1日付時事ドットコム「首相動静」より)
 新浪氏は、安倍首相との間合いを確実に縮めていった。
 16年12月8日、政府・自民党は17年度税制改正大綱を正式決定した。10年後にビール系飲料などの税額を統一する。
 10年というタイムラグを設定させたのは「サントリーの政治力」(業界筋)とみられている。サントリーが主催するホテルニューオータニでの会合の効き目は絶大だった。

1830とはずがたり:2017/01/13(金) 19:45:33
>>1829-1830
ビール業界には10年先延ばしに異論噴出

 現在のビール系飲料の税額は350ミリリットル当たり、ビールが77円、発泡酒は46.99円、第3のビールは28円となっている。20年10月から3段階で、それぞれの税額差を縮め、26年10月に54.25円に揃える。ビールの税額は下がり、逆に発泡酒と第3のビールは上がる。
 税額の統一に合わせて、第3のビールという区分をなくす。財務省は、税額統一でビールの価格は6缶パック商品で1本当たり180円程度から150円台に値下がりするが、発泡酒は130円程度で変わらないと試算する。
 ビール系飲料の税額を10年かけて統一することに業界からは異論が噴出した。
 ビール比率が高いアサヒグループホールディングスとサッポロホールディングスには、税額統一は間違いなく追い風だ。ビールの売り上げ構成比率は、アサヒが60%、サッポロが60%弱だ。数量効果もあってアサヒが絶対的に有利だが、10年先延ばされたことには納得がいっていないようだ。
 アサヒの小路明善社長は「早期に下げてほしい」と求めた。税額を下げる時期が遅れるほどメリットを生かしにくくなるからだ。また、サッポロの尾賀真城社長は「減税額は満足できる水準ではない」として、ビールのさらなる減税を求めた。早期に店頭価格が下がれば、ビールの販売を伸ばせるという期待があるからだ。

一方、キリンホールディングスのビール比率は37%で、発泡酒・第3のビールは63%。3つのアイテムのバランスが取られているが、発泡酒や第3のビールは増税となれば販売が落ちかねない。キリンビールの布施孝之社長は「税額一本化までの工程が盛り込まれたので、今後は具体的な商品戦略に反映させる」とし、ビールの定義変更を前向きに受け止め「クラフトビールなど若者に楽しく飲んでもらえる商品提案にチャレンジする」と意欲を燃やす。ただ、キリン幹部は「税額統一までの期間が長くなれば、(それだけ)不利にならない」と“本音”を明かし、統一まで10年かける案を歓迎した。

サントリーの政治工作の成果

 酒税額の改正で、もっとも打撃が大きいと見られていたのがサントリーである。同社は上場していないため、詳細な売り上げデータは公表していないが、16年1〜6月の出荷量ベースで見ると、ビールが35.1%、発泡酒は0、第3のビールが64.9%となっている。
 数字だけで見ると、サントリーは「第3のビール」メーカーなのである。その第3のビールの税額が上がれば、ビール比率が他社より小さいサントリーにとってダメージが大きいため、先送りは絶対的に必要だ。10年かけることで、ビールへ本格的にシフトができるからだ。
 それでも、新浪氏は「今後の景気動向を踏まえ、(酒税の一本化は)実施されると認識している」とクギを刺すことを忘れていない。
 10年先送りした決着の舞台裏を12月15日付日本経済新聞は、こう報じた。
「3段階に分かれる酒税は日本独特。世界で売れない第3のビールの開発と熾烈(しれつ)なシェア競争にメーカーも限界を感じていた。『(第3のビールの)金麦はビールになってもブランドとして生かせる』。慎重だったサントリーも11月初旬には容認のサインを財務省に伝えた。
 昨年まで財務省が温めていたのは7年かけて税額を統一する案だ。今回さらに緩めて税額変更は2017年度から3年間は手をつけず、20年10月からにした。官邸には『18年9月の総裁任期までは手をつけない』(財務省幹部)ことをアピールしたのだ。」
 新浪氏は、政府の経済財政諮問会議の民間議員である。アベノミクスを積極的に支持する論客という役回りを、ずっと演じ続けている。13年1月から産業競争力会議の民間議員、14年9月から日本経済の司令塔である経済財政諮問会議の民間議員を務めている。
 サントリーの社長と経済財政諮問会議の民間議員という二足の草鞋を履く理由が、これではっきりとしてきた。佐治会長は、政権中枢に新浪氏を送り込み、サントリーに不利になる政策を回避するのが狙いだったのだ。いわば、「トロイの木馬」作戦だ。
 新浪氏は“政治工作者”の役割を完璧に果たしたといえる。
(文=編集部)

1831名無しさん:2017/01/14(土) 18:40:26
「今回は、龍角散さんに救われた」 龍角散本社が“神対応” ドーピング騒動、発信源の選手に見せた気遣い
withnews 1/14(土) 7:00配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170114-00000001-withnews-sci

1833とはずがたり:2017/01/16(月) 17:41:49
>ビール、発泡酒、第三のビールの3つのジャンルが、すべてマイナスとなったのは初めて
麦酒メーカーは売りだな(;´Д`)

“ビール離れ”止まらず、12年連続で出荷量 過去最低
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170116/Tbs_news_81994.html
TBS News i 2017年1月16日 14時36分 (2017年1月16日 16時30分 更新)

 ビール離れが止まりません。
 発泡酒や第3のビールを含めた「ビール類」の去年の出荷量は4億1476万ケースで、前の年と比べて2.4%減少しました。12年連続で過去最低を更新しています。外食市場の低迷で業務用のビールや発泡酒が大きく落ち込んだことや、台風などの天候不順で夏場に出荷が減ったことが要因です。

 また、ビール、発泡酒、第三のビールの3つのジャンルが、すべてマイナスとなったのは初めてです。一方で、ウイスキーやワイン、チューハイなどの販売数量は伸びています。(16日11:00)

1837とはずがたり:2017/01/31(火) 20:59:44

2017年 01月 31日 19:24 JST
ブラジルからキリンビールが完全に消えることはない=キリンHD社長
http://jp.reuters.com/article/brazil-kirin-idJPKBN15F11O?rpc=188

[東京 31日 ロイター] - キリンホールディングス (2503.T)の磯崎功典社長は31日、記者団に対し「キリンビールがブラジル市場から全く消えてしまうことはない」と述べた。ブラジル事業を行う子会社のブラジルキリンの売却交渉を行っていることは認めたうえで、結論は出ていないとし、ブラジル市場での「一番搾り」の販売を継続したい考えも示した。

磯崎社長は、業績が回復基調に入り「ようやく、他社から声がかかるレベルに持ってくることができた」とし、オランダのハイネケン(HEIN.AS)をはじめとして、複数社から買収の声が掛かったことを明らかにした。

そのうえで「(売却について)話し合っていることは確か。後はいろいろな交渉次第」と述べた。また、自主再建も排除しない考え方も改めて示した。

キリンは2011年に約3000億円を投じてスキンカリオール(現ブラジルキリン)を買収、ブラジルに進出した。

(清水律子)

1839とはずがたり:2017/02/13(月) 16:31:21

>ただし契約では、ペプシコが日本国内でスナック事業は営まないことと、カルビーの海外事業の展開においてペプシコからなんらの制約を受けないことを盛り込んだ。ペプシコはスナック菓子では世界最大手だ。

カルビーを「数学」から「算数」の会社にしたら増収増益になった
http://diamond.jp/articles/-/117611
松本 晃 [カルビー代表取締役会長兼CEO] 【第2回】
2017年2月13日

私がカルビーでやったこと

?カルビーの経営における私の取り組みは、「コスト・リダクション」と「イノベーション」の2つが根幹である。これは2009年6月にカルビーの会長兼CEOに就任以来一貫して変わらない。おかげさまで就任以来、増収増益を続けてきたが、これは逆に言えば、カルビーはそれまで持てるポテンシャルを十分に発揮できていなかったからだとも言える。

?経営トップに就任するにあたり、私には2つのミッションが与えられていた。1990年代後半から延々と交渉を続けていたが合意に至っていなかったペプシコとの資本・業務提携に決着をつけること。もう一つが上場に向けた体制整備である。

?ペプシコとの資本・業務提携は、思いの外あっさりと決着した。ペプシコがカルビー株式の20%を保有する。一方、カルビーはペプシコのスナック菓子販売子会社の日本法人(ジャパンフリトレー)を100%子会社化する。業務提携はおいおい具体化していくが、提携契約の筋はこれだけである。

?ただし契約では、ペプシコが日本国内でスナック事業は営まないことと、カルビーの海外事業の展開においてペプシコからなんらの制約を受けないことを盛り込んだ。ペプシコはスナック菓子では世界最大手だ。カルビーが国内シェアを高めることはコスト・リダクションにつながる重要な取り組みになるし、海外事業への取り組みはイノベーションの重要な柱の一つである。ここで横やりが入るのは避けておきたかった。

「どうして、この程度の交渉に11年もかけていたのか」と思ったが、「ゆっくりと時間をかけて検討しましょう」と言っているから埒があかなかったのだろうと推測する。「世の中で一番高いものはなんだ」と言えば、それは時間だ。時間には限りがある。だから交渉では、「これはいついつまでに決める」を、最初に決めておく。合意内容の中身の問題ではない。「そういう前提で、これとこれはこうしませんか」と提案したらペプシコも承諾した。

?一番もめたのが、ペプシコのカルビーへの出資にあたってのカルビー株の評価価格だった。ペプシコは「1株3万円で買う」とオファーしてきた。しかしカルビー側は「1株10万円で売りたい」と互いに譲らない。取り付く島もない価格差だった。

?でも私は、アメリカのビジネスマンでも「親方星条旗」で、実はいくらでもいいのだと予測していた。要するに、高い金を払っても経営陣や株主が納得するような理屈があればよいのだ。必ずしも「カルビーには素晴らしい将来価値があるのだ」と納得させたのではなく、「他人を納得させられる理屈を与えること」で最終合意にたどり着いた。株価は10万円に近い価格で妥結した。ペプシコにとっては約100億円の出資だった。

?その後、カルビーは2011年3月11日、東日本大震災の当日に上場した。そして、株価は上昇を続け、最高値では10倍超になったから彼らも大儲けである。

?ペプシコとの提携を機に、会社も「経営の監督と執行の分離」を導入した。いわゆる社外取締役を中心とする米国型の企業統治への移行だ。2005年に創業家3代目の松尾雅彦氏から社長を譲られた中田康雄社長以来、地道に取り組まれてきた「創業家を離れ、パブリックな企業をめざす」という経営改革の一つの到達点だった。

?当時としては先進的な経営モデルの投入であり、上場審査でも取り組みを歓迎されるような状態だった。

?私は淡々と取り組んだものだが、その大きな理由は、自分のお金に絡む話ではなかったからだ。身も蓋もない言い方だが、「他人のお金」だからできた。そのあたりの心情は、別の機会に譲ろう。

1840とはずがたり:2017/02/13(月) 16:31:34

高い志がある優れた会社だったからこそ緩い

?カルビーは、創業家の高い志と優れた経営能力、商品開発力で成長してきた会社だった。そもそも3代目社長の段階で、「パブリックカンパニーへの移行」を決断するというのも、やはり優れた経営感覚であり、その背後には「会社は、世のため人のため」という強い意識があったのだろう。

?また「カルビーキャラメル」をヒットさせて創業期の基盤を固めた後、「かっぱえびせん」「ポテトチップス」というメガヒット商品を連発した商品開発力も並大抵ではない。私は創業者とは面識はないが、心から尊敬できる経営者だ。

?ただ私が会長兼CEOに就任した当時は、国内市場の低迷やヒット不在で成長が踊り場を迎えていたのも事実だった。また優れた創業家にリードされていただけに、社員の仕事観がどこか緩い、切迫感のないものにもなっていた。よいところは本当によいのだが、それが会社の弱さの原因にもなる。以下は、そんな話である。

?私流に言えば、カルビーは「必要条件は十分に満たしているが、十分条件は満たされていない会社」に見えた。必要条件とは、世のため人のための会社であることだ。カルビーは、これは本当に優れている。

?一方、十分条件とは儲けることだ。しかしカルビーには「本当に儲けたいという気があるのか」と思えるほど気がないように思えた。

?オリンピックに出場したら、「なにがなんでも金メダルを獲る」と宣言する選手がいる一方で、「銅でもかまわない」「出場できただけで満足」という選手もいる。カルビーの儲ける気のなさは、まさに「出場できて幸せ」ぐらいの気分と同じなのである。

?これは一般論だが、従来の日本の企業のほとんどは儲けなくても死ぬことはなかった。昨日があり、今日があり、明日がある。業績に変動はあっても死を宣告されるような事態にはならなかった。それが許されていた時代でもあった。

?しかし今は違う。根が脆弱な日本企業は、環境の大変化にまったく太刀打ちできないでいる。三洋電機は7万人の社員が7000人になった。シャープは迷走の果てに台湾企業の傘下に入った。ソニーも、青年時代の私たちが知るような「半導体の可能性をしゃぶり尽くす」ような革新的な商品を生むことができなくなった。

?今日の日本の誇りはトヨタ自動車だが、トヨタとてもどう転ぶか分からない時代だ。カルビーならば対応を間違えば3年で潰れると思う。本当に吹けば飛ぶような存在なのだ。

?そういう危機感を抱いている経営者は意外に少ないのではないか。「赤字を出さなければいいじゃないか」ぐらいの勝負観でやっている。昔は「勝つか負けるか」だった。今は「勝つか死ぬか」しかない闘いの時代だ。バブル崩壊前まで13行あった都銀が、今や3つのメガバンクに集約されているのが象徴的だ。「負けに不思議の負けなし」で、負けるには必ず理由がある。

?カルビーが十分条件を満たせるようになること。そのための基本方針が、冒頭に挙げた「コスト・リダクション」であり、「イノベーション」だ。

?具体的には、国内スナック菓子市場で60%以上のシェアを目指し、売上高営業利益は15%を達成する。2009年3月期には3.2%だったが16年3月期には11.4%まで上げた。さらに海外売上高比率を30%以上に高め、グローバル食品企業への脱皮を目指す。

?前述したように、私が経営トップに就いてから増収増益を続けられたのは、カルビーが優れたポテンシャルを備えていたからである。皮肉屋の言い方をすれば、経営層が経営資源を生かし切れていなかったにすぎない。

契約農家制度の素晴らしさが、経営を複雑にしていた

?カルビーが持っていた極めて先見的で高いポテンシャルの例を挙げると、ジャガイモ(馬鈴薯)を作る農家との調達契約だった。

1841とはずがたり:2017/02/13(月) 16:31:46

?カルビーが国内で調達する馬鈴薯の約8割が北海道産だ。2016年には北海道を大型台風が襲い、農作物に壊滅的な被害が出た。しかし十勝、上川、網走の契約農家がいなければ、カルビーは今頃、原料調達で四苦八苦していたことだろう。

?ただ、この調達契約が経営の足枷にもなっていた面もあった。麦のように種を蒔けば実る作物と違い、馬鈴薯の栽培には栽培中の土盛りや害虫対策など非常に手間がかかる。なのに、かつては年間の調達(購入)量が契約で決まっていて、農家は豊作になると余剰分の販売に苦労していた。豊作だから相場も安い。これは契約農家にとっては困った課題だった。だから翌年は作付け面積を減らす。すると結果的にカルビーの原材料調達も不安定になってしまっていたのだ。

?そこで収穫分は全量買い取る契約に改めた。買い取る値段も決めておく。農機具のリース料などの負担が大きければカルビーから貸し出す方法も取り入れた。資金があれば、後継者のための計画的な投資や後継者教育にも力を注げる。実際、跡取りの息子をオーストラリアやアメリカの農業大学に留学させている農家もあると聞く。

?契約農家制度とは優れた取り組みだった。しかし手直しが必要でもあったのだ。「全量買い取りとは剛毅なことですね」と皮肉を言われたこともあるが、カルビーにとってのメリットも大きいのだ。工場の稼働率が上がるのである。

?カルビーの営業利益率の低さの一因は、工場の稼働率が低く固定費が高い点にあった。弱みだったと言ってもいい。カルビーは全国に15の工場を持ち、そのほとんどが大消費地の近くにある。スナック菓子は空気を運んでいるようなものなので、運賃を抑えるために必然的に編み出された工場配置だった。

?ところが、どの工場も稼働率が低い。私が経営トップに就任した時の稼働率は約6割。そんなに稼働率が低くては、売り込みに力が入らない。もっともな話だ。現在は平均すると9割を超えた。

?契約農家から買い入れた全量の馬鈴薯は、とにかく工場で商品にする。あとは売るだけである。「なにがなんでも売り尽くせ」と発破をかけた。営業担当は売る基礎力はあるから、そこそこに売ってくる。だからカルビーは増収を続けている。

?こう考えたのだ。従前のカルビーは「3次元方程式」だった。つまり購入と生産と販売のバランスに苦労していた。こんな3次元方程式を調和させることなど私にはできない。だから「1次元方程式にする。数学から算数に改めるのだ」と宣言した。

?馬鈴薯は全量を買う。まずこれで終わり。買ってきたものは、とにかく商品にする。これで終わり。そしてとにかく売る。これもここで終わり。営業担当者には、「時には売りにくい商品がある。その際には値下げしてでも商品を売り切れ」、商品開発の担当者には「調達した馬鈴薯を使い尽くすぐらいの新商品を考えろ」と言い続けてきた。

?それは考えてみれば誰にでも分かる理屈だ。スーパーやコンビニの棚に1個100円で置いてあって1個も売れないでいるのと、80円にして10個売るのではどちらが商売になるか。お店は商品が動くから置いてくれるのであり、こちらが動かせれば置いてもらえるのだ。とにかく動かすための工夫を考える。それだけでいい。理屈が簡単ならば誰もが実行できる。

?当時は競合会社に比べ末端価格が随分高かった。デフレの時代にそれではいくら商品が他社に比べて良くても買ってもらえなくなっていた。製造コストを下げ、その下がった分は顧客に還元した。すると顧客はカルビーに戻ってきた。シェアが上がると生産での固定費が圧倒的に下がった。

航空機のコックピットでなくクルマのダッシュボード

?会社にある仕組みでよいものはよりよくし、ダメなものは使い方を止める。後者の代表例がITを活用したデータマネジメントの伝統だった。

1842とはずがたり:2017/02/13(月) 16:31:58

?カルビーは大変なIT先進企業で、IT投資にも積極的だった。今で言うデータマイニングにも早くから取り組んでいたが、何事も過ぎたるは及ばざるが如しで、データマネジメントをやり過ぎると使いきれないし、実際難しすぎた。と同時にデータ主義に陥り、現場感覚が薄れてしまう。

?ITやデータを否定しているのではない。そうではなく「航空機のコックピット」ではなく「クルマのダッシュボード」ぐらいのデータ管理がちょうどいい、と思うのだ。3次元方程式を1次元方程式にした途端、誰もが実行すべきことが見えてきたように、測るものが少なくなればそれだけ仕事の見通しがよくなる。

?ちょっと横道にそれるが、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)日本法人の社長時代に、ERP(Enterprise Resource Planning=経営資源の有効活用と最適化計画の策定を支援するシステム)の導入に取り組むことになった。J&J本社が熱心で、日本法人にも活用を促して70億円ぐらいのIT投資を行った。

?しかし社長である私には、ERPをありがたがる意味がまったく分からなかった。実際、分かって使っている人など1割ぐらいだろう。それなのにシステムベンダーは、「もう取り組まないと遅いですよ」と盛んに煽る。

?分からないまま仕事を変えるほど悔しいことはない。説明会に出たり、専門家にアポを取って話を聞いたり、本もたくさん読んだ。そしてある時、「あ、なるほどそういうことか」と、ある著名な経営者から学んだ。

?ERPの神髄とは「ミニマイゼーション、オプティマイゼーション、マキシマイゼーションの3つなのだ」と。要するに無駄は省き、それを最適化する。その上でビジネスの最大化を目指す。本当の神髄はもっと複雑なのかもしれないが、私にとってはこの気づきで十分だった。

?幕張のイオンでポテトチップスが何個売れたかなどはデータをもらえるのだからすぐに分かる。数字は、100万は100万であり、1億は1億であり、正直でうそをつかない。だから変化もきちんと姿を現す。

?大事なのはここからで、データとは、なるべく少ないデータから頭を使って仮説を立てて検証するためにあるものだと思うのである。たくさんのデータがあると、仮説を立てにくくなる。

?仮説を立てたら現場で確認する。これが2つ目の重要な点だ。例えばコンビニでは、中食が人気で棚の占有率も高まっている。そのあおりでスナック菓子の棚が減っている。棚が減るのは実はカルビーにはチャンスだ。売れる商品しか置いてもらえないが、カルビーの商品はだいたい売れるから棚に占める割合もだんだん独占状態になっていく。

?その上で、ある時は8割がカルビー製品だったのに、次に行くと6割になっている。「これはおかしい」となる。それは営業の問題なのか、新商品の開発ピッチが遅いのか。何かの問題があるから棚の占有率は減っているのだ。だからこそ数字を見ることと現場を見ることが両輪になった活動ができていなければ、どんなに解析スピードの速いITを導入してもなにも意味がない。

?私は毎週日曜日に3時間ほど散歩している。半分が純粋な散歩で、半分がスーパーやコンビでの定点観測だ。スーパー4軒、コンビニ6軒をじっくりと見て回っている。特にコンビニは1週間単位で売り場が変わるので、定点観測をしている効果は大きい。

?現場をじっくりと見て、数字を見て仮説を立てて検証する。この1次元方程式で十分だ。

カルビーの成長を牽引する商品に生まれ変わった「フルグラ」

?コスト・リダクションと同時に掲げるイノベーションのなかには、「6つの成長戦略」の一つとして「新商品開発」を掲げている。カルビーの面白いところは、化ける商品を持っていながらも燻らせたままの商品があったことだった。25年前、1991年に発売された「フルーツグラノーラ」である。

1843とはずがたり:2017/02/13(月) 16:32:55
>>1839-1843
?商社員時代は、アメリカ出張を繰り返し、農機具を売り歩いていた。安ホテルを転々として朝食はシリアル。「アメリカ人は、どうしてこんなまずいもので済ませられるのだ」と不思議でしようがなかった。

?ところがカルビーに入社して間もなく「フルーツグラノーラ」というシリアルがあることを知った。食べてみたら美味いではないか。どうしてこんな美味しいものが売れていないのか不思議でならなかった。ここがまたカルビーの不思議というか甘いところで、一度発売したものは休止にしないで、かといってテコ入れもせずにじっくりと持ち続けているのである。

?家族や友人に試食してもらった。朝の散歩に持っていって、公園にいる知人たちにも配った。そうしたら誰もが、「美味い」と言ってくれる。俄然、本気になった。担当者にその点を指摘すると、「外から来た素人が訳の分からないことを突然言い出した」と、まったく乗り気ではない。そこでCEO直轄にして商品を一から見直した。

?売るにはシナリオが必要だ。まず商品名を変えた。「フルーツグラノーラ」では長い。日本人はだいたい3〜4文字を好む。マクドナルドはマックだし、スターバックスはスタバだ。木村拓哉はキムタク。「ならばフルグラにすれば」と即決。

?その次は、誰に売るかである。売り場に置いてもらえれば誰にでも買ってもらえると考えるのは甘い。まずはマーケットセグメンテーションで、最終的に決めたのが「働く女性」たち。

?なぜなら彼女たちが一番困っているのが「時短」だったからだ。例えば横浜市在住で働く女性たちの36%は朝食を食べない。嫌いなのではない。食べる時間がないのだ。東海道線や田園都市線の沿線から通えば電車は混むし、時間もかかるので早く家を出たい。「時短をアピールしよう」と2つ目のシナリオができた。

?3つ目が「食物繊維と鉄分」。フルグラは、オーツ麦や玄米などの穀類が主原料だ。その食物繊維としての特性で便秘を防ぎ、鉄分が多いのは貧血の多い女性にもよいのではないか。

「よし、これでやってみよう」と指示を出すと同時に、流行に敏感であるが故に流行離れも早い女性の後に狙うターゲットへの対策が急務だと感じていた。そこで据えたのが50歳以上の中高年だ。キーワードは「減塩」で、「血圧上昇を抑える」だった。

?いわゆる高血圧症と認定された日本人は4000万人いるそうだ。和食は美味しいが、和風の朝食を一食摂ると塩分は4.5グラムある。しかしフルグラならば牛乳やヨーグルトと混ぜて食べても0.5グラムだ。「減塩朝食」というキャッチコピーを前面に出すことにした。

?ところが売り出すと、中高年でも実は時短が大きな購買理由であることが分かってきた。中高年も朝には、あまり時間をかけたくなかったのだ。

?次は男性、そして子どもマーケットへとフルグラを浸透させていく。2011年にフルグラと改称してから売上は急増している。16年3月期には、フルグラは前期比80億円近く売上を増やして223億円になった。定番商品としての地位を固めようとしている。私は2020年前に500億円商品になると確信している。カルビーの成長を牽引する古くて新しい商品だ。

?実はフルグラの取り組みでは、従業員に知ってもらいたいことがあった。なんでも宣伝費をかけたりすれば売れると思っている。もちろん宣伝費を使ってもかまわないが、もっと大事なことがある。

?ビジネスはお金を遣うよりも頭を使う方が絶対面白い。このことを、カルビーの従業員に理解してもらうケースとして、フルグラは実践の材料だ。

(カルビー会長兼CEO?松本晃)

1845とはずがたり:2017/02/15(水) 05:55:53

2016年9月26日
ニュース・解説
トクホ、初の表示許可取り消し…「報告怠り悪質性高い」
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160926-OYTET50036/

 消費者庁は23日、日本サプリメント(大阪)が販売している特定保健用食品(トクホ)のサプリメント「ペプチドエースつぶタイプ」など6点が、関与成分の含有量が必要な量を満たしていないなどとして、表示許可を取り消した。


 取り消しは1991年に制度が始まって以降、初めて。

 同庁によると、商品にはカツオ節由来の関与成分が1日摂取目安量で5ミリ・グラム含まれるとして、「血圧が高めの方に適した食品」と表示していた。しかし同社が自主検査したところ、5ミリ・グラムに満たないことが2014年3月に判明。「糖の吸収をおだやかにする」と表示した別の商品では、関与成分が含まれていないことが分かり、合わせて今月15日に同庁に報告していた。同庁は「2年以上報告を怠り、悪質性が高い」としており、異例の取り消しに踏み切った。



元の記事を読む
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160926-OYTET50036/#csidx5c02b127bb6617da6990f615b573254
Copyright c The Yomiuri Shimbun

1846とはずがたり:2017/02/15(水) 20:30:09
オリーブ油10%値上げ、イタリアで不作 日清オイリオ
18:14朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK2H5GJXK2HULFA01G.html
オリーブ油10%値上げ、イタリアで不作 日清オイリオ
日清オイリオグループの「BOSCO エキストラバージンオリーブオイル」=同社提供
(朝日新聞)
 製油大手の日清オイリオグループは15日、販売している「BOSCO」ブランドのオリーブオイル14商品をそれぞれ約10%値上げすると発表した。4月1日納入分から実施する。

 イタリアでは昨年8月以降、雨が多く、オリーブの実を食べるハエ「オリーブミバエ」が発生。被害に遭うオリーブの実が増え、今冬は昨冬の半分程度の収穫になる見通しになり、オリーブオイルの値段が急騰している。ギリシャ、チュニジアなど他の主要生産国も不作という。

1849とはずがたり:2017/02/20(月) 21:31:19
湖池屋の高級ポテトチップス、さらに1種類の販売休止
ITmedia ビジネスオンライン 2017年2月20日 14時43分 (2017年2月20日 14時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170220/Itmedia_business_20170220046.html

「魅惑の炙り和牛」味に続き、「松茸香る極みだし塩」味の販売も一時休止する

 湖池屋は2月20日、ポテトチップス「KOIKEYA PRIDE POTATO」の「松茸香る極みだし塩」味の販売を一時休止すると発表した。当初の販売計画を大幅に上回り、「十分な供給量を確保できない状況」になったため。14日に販売休止を発表した同ブランドの「魅惑の炙り和牛」味に続き、3種類のうち2種類の販売を一時休止する。

 「KOIKEYA PRIDE POTATO」は6日から販売している新ブランド。「魅惑の炙り和牛」味、「秘伝濃厚のり塩」味、「松茸香る極みだし塩」味の3種類を展開していたが、当初の販売計画を大幅に上回り、「十分な供給量を確保できない状況」(同社)となったため「魅惑の炙り和牛」味の販売の一時休止を14日に発表していた。

 残りの2種類に生産を集中して安定供給を図るとしていたが、「松茸香る極みだし塩」味についても安定供給のめどが立たないことから販売休止を決めた。

 同社は今後、「『魅惑の炙り和牛』味、『松茸香る極みだし塩』味ともに、できるだけ早い時期に販売を再開できるよう努力していく」としている。

1850とはずがたり:2017/02/24(金) 16:32:56

森永製菓・乳業が統合協議=売上高8000億円
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170224X987.html
11:40時事通信

 森永製菓と森永乳業が経営統合する方向で協議していることが24日、分かった。実現すれば、両社合わせた売上高は8000億円弱となり、菓子・乳業メーカーとしては最大手の明治ホールディングスに次ぐ規模になる。少子高齢化で国内市場が縮小する中、統合によって商品開発力の強化や海外展開を急ぎ、生き残りを図る。

 2018年4月をめどに持ち株会社方式で経営統合する案が有力。統合比率などは今後詰める。両社は同日、「経営統合に限らずさまざまな可能性について検討している」とのコメントを発表した。

 両社とも商品点数の絞り込みなど構造改革に取り組んでおり、業績は好調だ。森永製菓は高カカオチョコレート「カレ・ド・ショコラ」、森永乳業は高濃度ヨーグルト「パルテノ」など特長のある商品が伸びている。一方で、他の食品メーカーに比べて手薄な海外事業や、健康を切り口にした高付加価値商品の開発強化が共通の経営課題となっている。

1852荷主研究者:2017/02/26(日) 18:00:34

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170220/bsc1702201738005-n1.htm
2017.2.20 17:38 Fuji Sankei Business i.
サントリー食品、海老名にコーヒー豆焙煎工場を建設へ 「BOSS」用を来年夏から生産

 サントリー食品インターナショナルとグループ会社のサントリーコーヒーロースタリー(神奈川県厚木市)は20日、海老名市に缶コーヒーの「BOSS」に使われる豆焙煎の新工場を建設し、2018年夏から生産を開始すると発表した。投資額は20億円。17年4月から着工する。工場の新設で豆焙煎の生産能力を現在の1・6倍に増やす。

 BOSSはサントリーコーヒーロースタリーの大山厚木工場や外部の委託工場で、コーヒー豆を焙煎してから製造している。

 缶コーヒー市場はカフェやコンビニエンスストアなどとの競争も激しくなっており、サントリー食品はコーヒー豆の焙煎の品質や生産能力の強化が必要と判断し、海老名工場の新設を決めた。新工場に高機能焙煎機を導入し、多種多様な香味づくりを行う方針だ。

 新工場の敷地面積は約9000平方メートル、延べ床面積が約5000平方メートルで、生産能力は年約1万4000トン。新工場にはBOSSブランドの品質へのこだわりを体感できる体験型セミナールームも併設する。

1853とはずがたり:2017/02/27(月) 15:01:27
午後ティの圧倒的なブランド力を何処か崩す会社が出てこないのか!?競合他社,とりわけサントリー辺りの奮起を期待するものなり。

キリンのビールが売れなくなった本当の理由 海外強化の陰で「犠牲」になった国内シェア
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-160180.html
06:00東洋経済オンライン

「圧倒的な成功体験が邪魔をして、競合対策が遅れてしまった」。キリンビールの布施孝之社長は、かつて8割を誇ったノンアルコールビールの国内シェアが、10年足らずで1割にまで落ち込んだ原因をそう分析する。

2月8日、同社はノンアルビールの新製品、「零ICHI(ゼロイチ)」を4月11日に発売すると公表した。主力ビール「一番搾り」と同じ製法を用いた、ビールに近い味わいをCMや店頭販促で大々的に訴求し、2020年にシェア3割までの回復を狙う。

発売1年でシェア急落
2009年に発売した「キリンフリー」は、既存製品が微量のアルコールを含んでいたのに対し、競合他社に先駆けてアルコール0.00%を実現。年間の販売数量目標を2カ月ほどで達成するという大ヒットを記録したものの、翌年からサントリービールやアサヒビールが相次いで「オールフリー」や「ドライゼロ」といった競合品を投入すると、急速にシェアを落としていった。

キリンビール商品開発研究所の土屋義徳所長は「ノンアルへの広告・販促投資をしっかりしていれば、あれほど落ちなかったはず」と振り返る。

このとき、親会社であるキリンホールディングス(HD)の目は国内ではなく、海外に向いていた。

2007年以降、キリンHDが海外でのM&Aに投じた資金は1兆円を超える。2代前の加藤壹康元社長は豪州事業拡大のため5000億円超を出資。2011年に三宅占二前社長は約3040億円でブラジルのビール大手を買収した。いずれも、人口減少で縮小する国内ビール市場を憂えての一手だった。

犠牲になった国内ビール事業
海外への投資を急速に増やす一方で“犠牲”になったのが、売上高の3割、営業利益の5割を占める国内ビール事業だった。資金を海外に振り向けた分、キリンビールは2007年以降、広告・販促投資を800億円前後に抑制した。

そのため、1000億円前後の投資を続けた競合のアサヒに、国内ビール類のシェアを一気に奪われていった。キリンフリーも、広告・販促投資抑制のあおりを食った製品の一つだった。

代償を払ってまで進出した海外でも、目算が外れた。豪州など海外では現地経営陣を信頼し不干渉を貫いてきたが、ブラジルではそれが裏目に出たのだ。急速な現地通貨安による輸入原料コストの高騰もあったが、価格戦略の失敗などで販売数量が大幅に減少した。

キリンHDは2015年12月期には1100億円の減損損失を計上し、この2月13日には全株式を蘭ハイネケングループに売却し、撤退すると公表した。

豪州事業も盤石とはいいがたい。酒類部門こそ営業利益率25.8%を誇るが、飲料は牛乳などの低価格競争で利益率が4%程度にとどまる。

結果、売上高は海外投資を加速した2007年の1.8兆円から2016年に2.07兆円まで増えたが、営業利益率は6.7%からわずか0.1ポイントの伸びにとどまる。1兆円超の投資のリターンとしては、あまりにも不十分だ。

1854とはずがたり:2017/02/27(月) 15:01:40
>>1853-1854
国内ビールをどう立て直すのか

課題は国内にも山積している。飲料子会社のキリンビバレッジは、リニューアルした「生茶」の販売数量増や会計方法変更による償却費用減などで、1.5%だった営業利益率が2016年に4.9%に急回復したものの、シェアは4位にとどまり上位メーカーの背中は遠い。

米コカ・コーラ本社との資本提携は破談に終わったが、国内のコカ・コーラ製造販売会社との業務提携に向けた協議は続ける方針だ。

キリンHDの磯崎功典社長は「自社だけの取り組みでこれ以上の収益性を実現するのは難しい。物流や製造などの面で、他社との提携を模索し続ける」と語り、アサヒ飲料や伊藤園など、グループを超えた複数社との提携の可能性もにおわせる。

だが、飲料事業のテコ入れ以上に急ぐべきなのは、国内ビール事業の復活だろう。磯崎社長は就任直後の2015年に、広告・販促投資を1000億円近い水準に回復させた。一番搾りブランドに投資を集中させたことで、販売数量が前年比で4.2%伸び、6年ぶりにシェアが改善した。

2016年も投資水準を維持したが、新ジャンル(第三のビール)でアサヒに競り負け、再びシェアが下落している。

2017年は冒頭のノンアルや新ジャンルの強化に加え、一番搾りブランドのテコ入れを継続する計画だ。

痛手を被った海外では、ベトナム政府が国営ビール大手の売却を表明。海外で残された「最後の大型案件」ともいわれ、多くのビール会社が興味を示す。買収金額は2000億円にも達する見込みで、磯崎社長も「たいへん魅力的な案件」と意気込む。

はたしてブラジルの蹉跌をものともせず、再び買収に踏み切るのか。それとも今は身を縮め、国内の基盤強化に専念するのか。磯崎社長は重い判断を迫られている。

1855とはずがたり:2017/02/27(月) 17:20:23
楽天のけち臭さに怒り心頭もう買ってやらねえと思ったけーが,空気清浄機がダイキで7000円か8000円近くしたのが価格.comで最安値6,853が,楽天では6,800円でpt使って6,520円で購入。
もしLINEペイで支払ってたら3.5%引き相当なんで238円引き相当だったか。殆ど変わらずか,そっち使っても良かったかも知れないな。

HEPA付き・人感センサー付きだそうで,一先ずお手並み拝見である。

KFN-700 アイリスオーヤマ
http://kakaku.com/item/K0000840269/
http://product.rakuten.co.jp/product/-/2571bb72e9cff18108d3fbc56fa3d4db/?sc2id=gmc_204519_2571bb72e9cff18108d3fbc56fa3d4db&amp;scid=s_kwa_pla

1856とはずがたり:2017/02/28(火) 11:32:36
若者の“ビール離れ”補填、各社ワイン事業強化 チリ・欧州産で掘り起こし
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bsd170223002.html
02月23日 05:07フジサンケイビジネスアイ

 ビール各社がワイン事業を強化している。若者のビール離れが進む中、国内消費量が少なく開拓余地の大きいワインに着目。各社とも国産をはじめ、欧州産や経済連携協定(EPA)の発効で関税が引き下げられたチリ産など、幅広い価格帯のワインを取りそろえ、新たな需要の掘り起こしに力を入れている。

 サッポロビールの高島英也社長は22日、東京都内で開いた事業説明会で「ワインをビールに次ぐ第2の柱に育成したい」と語った。2020年東京五輪まで、国内では訪日外国人客の増加が見込まれ、高いワイン需要が期待されている。

 そうした中、サッポロは利益率の高い1500円以上のワイン販売を強化する。自社栽培のブドウを使った国産ワインと輸入ワインなど4種に重点を置き、ブランド育成する。首都圏や近畿圏を中心にワイン専任の営業も増員する。17年はワイン事業の売上高を前年比5.5%増の143億円を目指す。

 同日に都内で事業説明会を開催したサントリーワインインターナショナルも、国産ワインの強化と輸入ワインのラインアップを拡大する方針を明らかにした。9月に長野県塩尻市のワイナリーで生産するワインをシリーズ化して販売する。輸入ワインは1200円以上のプレミアム品を拡充。同社は17年に前年比4%増の713億円の売上高を見込む。

 一方、アサヒビールも4月に国産ワインの新ブランドを投入するほか、2年前に買収したワイン販売大手エノテカが取り扱う中高価格帯も伸ばす。17年のワイン事業の売上高は前年比5%増の420億円を計画する。

 メルシャンは好調な1000?2000円台のチリ産ワインブランドの販売に注力し、前年比43%増を目指す。輸入ワインの新ブランドも投入し、今年は10万ケースの販売を計画している。

 今後の成長が期待されるワイン市場だが、「最近では若者がワインから缶チューハイに流れている」(サントリーワインインターナショナルの山崎雄嗣社長)との声もあり、ワインの魅力を高める戦略が求められている。

1857とはずがたり:2017/03/12(日) 13:46:46

<みそ>顧客からの呼称がブランドと社名に マルコメ
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170312k0000e020163000c.html
08:11毎日新聞

 みそ最大手マルコメの歴史は1854年、創業者の青木民右衛門が現在の長野市でみそ製造を始めたことにさかのぼる。当時の店名などに「マルコメ」の文字はないが、第二次世界大戦前から、原料の大豆を表現した「○」の中に、やはり原料の米こうじを表す「米」の字をはめ込むマークが看板に掲げられ、顧客から「マルコメさん」と呼ばれていた、とされる。

 1948年に「青木味噌醤油株式会社」を設立。商品ブランドは「マルコメ」だった。50年代半ば、人気のテレビ番組「鞍馬天狗」のスポンサーとして、みその原料の大豆をつぶすお坊さんのアニメCMを放送。かつての寺でみそ造りのため大豆を鉢でひく修行があったことに由来する。子どもたちにみそ汁を飲んでもらいたいとの願いも込めた。

 社名にブランド名を活用し、67年に「マルコメ味噌」と改称。その後、実写版のテレビCMに丸刈り頭の男の子「マルコメ君」が出演するようになり、歴代14人に上った。商品パッケージに男の子のイラストが描かれるようにもなった。

 90年には社名をさらに「マルコメ」に改めた。最近では、発酵食に詳しく、世界で活躍するオーストラリア出身のモデル、ミランダ・カーさんをテレビCMに起用し、みそが世界に通用する食材であるとアピール。イラストのマルコメ君は今、輸出先の一つである仏教国・タイで、お坊さんのキャラクターとして人気を博しているという。【寺田剛】

1858荷主研究者:2017/03/12(日) 19:01:24

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0371199.html
2017年02/22 07:00、02/22 22:17 北海道新聞
足寄にジャガイモ倉庫 コロッケ大手「味のちぬや」 来年2月完成

 【足寄】冷凍コロッケ製造販売大手「味のちぬや」(香川県三豊市)のグループで、原料仕入れ会社の北海道ちぬやファーム(足寄、大麻素久社長)が、十勝管内足寄町にジャガイモの集出荷貯蔵施設を建設することが21日分かった。計画によると鉄骨平屋建て、延べ床面積約5900平方メートルで、ジャガイモ約6千トンを保管できる。総事業費は17億円。8月に着工、来年2月に完成する予定。

 同日開かれた臨時町議会で安久津勝彦町長が明らかにした。北海道ちぬやファームは町内郊南地区に約1・6ヘクタールの用地を取得。貯蔵施設で工場への出荷まで低温でジャガイモを保管し、原料の安定調達を図る。

1859荷主研究者:2017/03/12(日) 19:10:06
>>1850
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170225/bsc1702250610002-n1.htm
2017.2.25 06:10 Fuji Sankei Business i.
森永製菓と乳業、来春めどに経営統合 売上高8000億円、ライバル明治を追い上げ

 森永製菓と森永乳業が2018年4月にも経営統合する方向で検討していることが24日、分かった。少子高齢化で国内市場が縮小する中、両社の経営資源をフルに活用し、研究開発や海外展開を強化する。売上高は単純合算で約8000億円規模となり、総合製菓・乳業メーカーで首位の明治ホールディングス(HD)を追い上げる。

 持ち株会社方式による経営統合で調整しているもようだ。社名やトップ人事、株式移転の比率といった詳細は今後詰める。両社は同日、そろって「経営統合に限らず、さまざまな可能性について検討していることは事実」と発表した。

 両社は、1949年に森永乳業が森永製菓の乳業部門から分離独立した兄弟会社で、製菓は乳業の株式10.5%を保有する筆頭株主。本社のビルも東京都港区の同じ場所にある。商品開発や物流、調達などで協力しているが、経営統合に踏み込むことで、より競争力の強化につなげる狙い。

 両社ともに高付加価値品に強みがあり、研究部門で連携し商品開発力の向上につなげる。乳業の海外販売は粉ミルクを除くと業務用が大半だが、製菓の販路を生かすことで消費者向けでも海外展開に弾みがつくとみている。

 また、両社の事業で重複しているのは冷菓のみで、大規模なリストラには発展しない見通しだ。

 業界では、ライバルの明治HDが09年に乳業と製菓を統合し、経営の効率化につなげた。

 森永製菓は、ソフトキャンディー「ハイチュウ」やチョコレート菓子「チョコボール」などのロングセラー商品を持つ。森永乳業は、ヨーグルトの「ビヒダス」やアイスクリームの「ピノ」で知られ、粉ミルクや介護食品も手掛けている。

1860荷主研究者:2017/03/12(日) 19:18:16
>>1859
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00418713?isReadConfirmed=true
2017/2/27 05:00 日刊工業新聞
森永乳業と森永製菓、来年4月に経営統合 さらなる業界再編も

森永2社は経営統合の調整を進めている

 森永乳業と森永製菓が2018年4月をめどに、持ち株会社を設立して経営統合する調整を進めている。生産・物流や研究開発、原料調達などで統合効果によるコストダウンを図り、統合で先行した明治ホールディングス(HD)の後を追う。食品業界ではこれ以外でも、コカ・コーラグループの東西ボトラー会社が、4月に経営統合する。少子高齢化や人口減少などで売り上げが伸びない中、さらなる業界再編が起きても不思議はない。(編集委員・嶋田歩)

 森永乳業と森永製菓の経営統合は、09年に乳業と製菓を経営統合した明治HDの成功が刺激になっているのは、間違いない。明治HDは統合後に、営業利益が大きく改善。機能性ヨーグルトやチョコレートなどの強い分野に戦力を集中する一方、地域ごとに別々に存在していた乳業と菓子会社を合併させるなどコストダウンを進めた。

 また、10月には埼玉県鶴ケ島市の菓子の研究所と、神奈川県小田原市で牛乳・乳製品などを研究する拠点を東京都八王子市の新研究所に統合、高付加価値商品の研究を加速する。森永2社の統合も、これと同様のシナリオを描いているものと見られる。

 持ち株会社の会長には森永乳業の宮原道夫社長、社長には森永製菓の新井徹社長が就く見通しで、株式移転比率や社名などを調整中。乳業と製菓の本社は、ともに東京・田町駅前の同じビル内にあり、統合による障害は少ない。

 食品業界では他にも飲料大手などで、提携や合併の可能性が取りざたされる。コカ・コーラグループとキリンホールディングス(HD)の資本提携交渉は2月に打ち切りとなったが、物流や原料調達などの業務提携は引き続き交渉を進める。キリンHD子会社のキリンビバレッジは、自動販売機の商品供給でダイドードリンコと提携済みだ。

 サントリー食品インターナショナルは15年に、日本たばこ産業(JT)の自販機飲料部門を1500億円で買収した。アサヒ飲料はカルピス(東京都墨田区)、サッポロホールディングス(HD)はポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市中区)をそれぞれ子会社化し、次は大型企業同士の合併や再編に進むと見る向きも多い。

 国内市場が伸び悩む中、合併による業績向上のシナリオは分かりやすい。だが、交渉がすんなり進むかは双方が強い商品や分野を持ち、重複の少ないことがカギ。シェアの低い同士が手を組んでも成果はおぼつかない。

 それゆえ各社とも、生き残りの合併交渉を前に「強い商品、強いブランド」への戦力集中や不採算商品削減を進めている。森永乳業は16年度に約100品目の不採算品を削減、高機能ヨーグルトなどへシフトを進めている。

(2017/2/27 05:00)

1862とはずがたり:2017/03/19(日) 07:38:25
またこいつか!胡散臭さが腹立たしい,ヘイトスピーチと同じレベルの物書きだと思えるがまんまと嵌められて気になって読んでしまうw

>せめて、乳酸カルシウムと縮合リン酸塩の使用の有無は明らかにすべきです。

乳酸カルシウム
http://www.radishbo-ya.co.jp/rb/daijiten/outline/994.html
http://www.calcium-pedia.com/kagou_nyusan/

燐酸塩
http://tenkabutsu.com/phosphoric-acid
http://biofloresta.jp/blog/?p=1901

2017.03.14
コンビニのから揚げは人体に超危険!中国産は中国政府も危険視する「薬まみれ」
http://biz-journal.jp/2017/03/post_18326.html
文=郡司和夫/食品ジャーナリスト

…チキン製品で消費者の頭にすぐに浮かぶのが、2014年7月に発覚し、てんやわんやの大騒動となった、賞味期限切れの中国産鶏肉使用の一件です。
 賞味期限切れの腐った鶏肉を使った上海福喜食品のチキン製品は、13年7月から14年7月までに6000トンが中国から日本に輸入され、日本マクドナルドやファミリーマートで販売されていたことが明らかになりました。
 その結果、日本マクドナルドの14年8月の売上高は、01年に上場して以来の最大の下落幅となる前年同月比25.1%減となりました。ファミリーマートも該当する商品の販売を中止し、レシート持参者への返金対応を行うなど、大きなダメージを受けました。
 厚生労働省は、この事態を受けて、から揚げなどの鶏肉の原産地を消費者に明らかにするようにコンビニ各社に指導しました。その後、ローソンとファミリーマートは、レジ前の鶏のから揚げコーナーに「国産若鶏100%使用」などと大きく表示しています。また、セブン-イレブンは、インターネット上でタイ産(一部中国産)と明らかにしています。他方、中国産鶏肉を使用していることを明らかにしているコンビニチェーンもあります。…

 中国産鶏肉(主にブロイラー)の最大の不安点は、賞味期限切れの腐った肉よりも、抗生物質や抗菌剤など薬剤の残留です。から揚げなどの加工品で輸入すれば、薬剤残留検査はフリーパスです。
 中国のブロイラー生産現場での薬漬け飼育は、中国政府も問題視しているほどです。雛の段階から、感染予防のために毎日、飼料に抗生物質のリンコマイシン、さらに成長ホルモン剤を規定の使用量以上与えて飼育しています。こうこうと電灯をつけて夜も眠らせず餌を食べ続けさせ、わずか40日程度で食肉加工場に出荷します。

 背景に、中国国内でブロイラーの膨大な需要がある限り、こうした促成の飼育状況は容易に変わらないはずです。
 中国政府はこれまで、「中国国内で危険な食品が出回っているのは認めるが、輸出向け食品はまったく別管理で厳しくしている。国内向け食品で問題が起きたからといって、それがそのまま輸出されることはない」と説明してきました。しかし、輸出用の鶏肉は中国国内とは別の環境で飼育しているというのは、とても信じられません。上海福喜食品の一件が、それを明らかにしました。同社は中国国内の最大手鶏肉加工品メーカーですが、国内用も輸出用も同じ飼育環境のブロイラーを使用していたのです。
 抗生物質や合成抗菌剤が残留している食品を食べ続けると、体内に薬剤耐性菌が生まれ、万が一病気になったときに抗生物質の薬がまったく効かないということになります。
 したがって、中国産から揚げは避けたほうが健康のためです。中国産に限らず、コンビニのから揚げは小さな子どもには食べさせるべきではありません。子どもの将来に悪影響が出るおそれのある食品添加物が使われているからです。
 白身の魚肉や抗生物質、抗菌剤漬けの鶏肉をくっつける結着剤として縮合リン酸塩が使われています。この縮合リン酸塩は、多量に摂取すると老化が早まり、腎臓障害を起こすと国際毒科学会で報告されています。また、縮合リン酸塩は、日本大学医学部病院の富田寛元副院長は、味覚障害の原因になると指摘しています。
 また、コンビニのから揚げは、もともと栄養分の滅失した粗悪な原料でつくられているので、ナイアシン、リボフラビン、乳酸カルシウムなどの添加物が栄養強化剤として添加されています。乳酸カルシウムは世界保健機関(WHO)から乳児用に使用すべきではないと警鐘を鳴らされている添加物です。せめて、乳酸カルシウムと縮合リン酸塩の使用の有無は明らかにすべきです。
(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト)

1863とはずがたり:2017/03/19(日) 07:40:41

8.リン酸塩は悪物なのか
https://www.foodadditive-salt-food.com/%E9%A3%9F%E5%93%81-%E6%B7%BB%E5%8A%A0%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%E7%82%B9/%E9%A3%9F%E5%93%81-%E9%A3%9F%E5%93%81%E6%B7%BB%E5%8A%A0%E7%89%A9%E5%95%8F%E9%A1%8C%E7%82%B9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/8%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%A1%A9%E3%81%AF%E6%82%AA%E7%89%A9%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B/

「リン酸塩」は保水力や結着力を強め食感が良くなるが、過剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症の原因ともいわれているため、自社のハム、ソーセージ類から排除した」と某コンビニチェーンはリン酸塩との決別を宣言しました
この危険視されているリン酸塩についてすこしお話しましょう
リン酸塩には天然に存在しない、すなわち食品添加物由来の縮合リン酸(ピロリン酸○○、ポリリン酸○○、メタリン○○)と、食品添加物由来や自然由来のオルトリン酸があります

オルトリン酸は魚類、大豆、肉類などのたんぱく質、乳製品、豆類、穀類、練り製品など、また生鮮食品にも加工食品にも大量に含まれているのです。そのためミネラルであるリンは不足することなく、過剰摂取が危惧されています
  過剰摂取の弊害として腎機能の低下、副甲状腺機能の亢進、カルシウムの吸収抑制などがあります。またリンはカルシウムなどとともに骨や歯を形成する成分として、またエネルギー代謝や脂質代謝に大きく関与しています 平成18年の国民健康・栄養調査によりますと、リン摂取量は男性では1076mg、女性は940mg、カルシウム摂取量は540mgです。ただし加工食品に添加したリン酸塩からのリンは含まれていません

 リン酸塩の食品用途は多岐にわたり、中華麺のかんすいとして使うと中華麺独特の弾力性のある柔らかい麺にしたり、小麦粉中のフラボノイド色素に作用して卵黄色にしたりします
  また清酒、ワインなどの醸造では酵母の餌としても使用されます。しかしこの場合は酵母が食べてしまいますので、清酒やワインでの残存はなく表示はされません
ハム、ソーセージなどの原料の食肉、蒲鉾、はんぺいなどの原料の魚肉などに微量添加することで、肉と肉の結着性を、保水性を高めたりして食感をよくします
プロセスチーズ、チーズフードには乳化として、ビスケット、ドーナツ等の菓子類などの膨張剤として、またコーラの酸味料などとしても広く使われています

栄養学者が推奨するのはリン:カルシウムが2:1〜1:1が理想形です。しかしカルシウムなどのミネラルには吸収率なるものがあり、食品にどの様な形で存在しているかで吸収率が変わり、接食法を工夫することが大切です
  特に歳を重ねると、運動不足などによりカルシウムの吸収が悪くなりますで、積極的なカルシウム摂取が必要です

  そこまでお客様の身体の事を本当に某コンビニが考えるなら、リン酸塩を使用している自社以外のハムやソ-セ-ジそして蒲鉾、はんぺん、竹輪、コ-ラ類、ラ-メン、プロセスチ-ズなどの販売もやめるべきです。また生鮮食品にも加工食品にも自然にオルトリン酸が生じていますので、店先から排除すべきでしょう。でも現実的には不可能な事ですね
売らんがための自社のハム・ソーセージ類からリン酸塩を排除」という、先程のコンビニチェーンのキャッチコピーは小手先の策と非難されています
それよりも積極的なカルシウム摂取キャンペーンを推し進めた方が消費者のためにもなるし、会社のイメージアップになるのではないでしょうか・・・・・
塩学入門Ⅱの「市販の塩に含まれる不溶解分と硫酸カルシウム(石膏)」を参照

1866とはずがたり:2017/03/23(木) 21:55:49
>>1865>>1767>>1701>>1705
1年前の記事

>傀儡のイーストと優等生のウエスト
だそうな。

社長はウエストが取った様だが。。

http://www.ccwest.co.jp/download.php?key=641&amp;func=1に拠るとリコーの株売却はなかったのかな?

コカ・コーラはなぜ日本でボトラーを統合するのか?
http://diamond.jp/articles/-/90573
2016.4.29
週刊ダイヤモンド編集部

?ついに、コカ・コーラの東西統合が秒読みとなった。4月26日、国内2大ボトラーであるコカ・コーライーストジャパンとコカ・コーラウエストの両社は、統合交渉に入ったことを発表した。

?統合が実現すれば、売上高約1兆円の巨大ボトラーが誕生することになる。

?ところで、ここで言う「ボトラー」とは何か。まずは“原液ビジネス”と呼ばれるコカ・コーラグループのビジネスモデルを解説しよう。

?グループの組織は、大きく原液を売る本体と、購入した原液で最終商品の製造・販売を行うボトラーに分かれる。

?日本では米ザ・コカ・コーラカンパニーの子会社である日本コカ・コーラ(CCJC)が原液を販売。ボトラーは国内に6社あり、各社がエリアごとに販売権を与えられている。

?今回、交渉に入ったのはグループ内で販売数量の51%を占めるイーストと同35%のウエスト。統合が実現すれば、シェアの86%を握る“事実上の”国内ボトラー1社体制が構築される。

?かつて、コカ・コーラが日本に登場した1950年代は、主な販売先は個人商店で、エリアごとのきめ細やかな営業がコカ・コーラの“強み”だった。最大時は国内だけで17社のボトラーが存在していた。

?しかし、小売りのチェーン化で本部発注が主流に。かつての強みが一転、工場や人員の重複が弱点となった。

?規模の追求によるコスト削減を目的に、約15年前からボトラーの合従連衡が始まり、今回の東西統合はその“総仕上げ”に位置づけられる。

傀儡のイーストと優等生のウエスト
焦点は統合比率

?統合が確実視されるイーストとウエストだが、実現までの道のりは平坦ではない。両社は企業文化が大きく異なる。

?イーストは米国本社から約3割の資本を受け入れており、業界内では、本社の言いなりになった「傀儡ボトラー」(業界関係者)とやゆされる。一方、本国資本が少なく独立性を保っているウエストは「ボトラーの中では優等生」(同)と評され、管轄エリアでの販売シェアも高い。

?傀儡のイーストか、優等生のウエストか??。今後は、時価総額(イースト約2700億円、ウエスト約3400億円)で拮抗する両社の統合比率に注目が集まることになろう。

?その際に鍵を握るのは、ウエストの筆頭株主のリコーだ。現中期経営計画で資産整理を行うリコーは、保有する約15%のウエスト株を放出する可能性が高く、その行方次第で、どちらが統合の主導権を握るかが決まる。

?もっとも、どちらが主導権を握ろうとも、現状のままではコカ・コーラグループが日本で厳しい戦いを強いられるのは必至だ。

?商品製造のプロセスを2つに分ける原液ビジネスでは、本体とボトラーの間に利益配分の歪みが生じ、競合との価格競争に対抗できないからだ。

?日本では2位のサントリー食品インターナショナルに猛追されているコカ・コーラ。ビジネスモデルという根本の部分を見直しなくして、王者の復活は難しい。

(「週刊ダイヤモンド」編集部?泉 秀一)

1868とはずがたり:2017/03/25(土) 21:37:58

キリンのビールが売れなくなった本当の理由
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7127.php
2017年3月8日(水)11時52分
中山一貴(東洋経済記者)※東洋経済オンラインより転載

4月発売のノンアルコールビール「零ICHI(ゼロイチ)」は復活の起爆剤となるか
「圧倒的な成功体験が邪魔をして、競合対策が遅れてしまった」。キリンビールの布施孝之社長は、かつて8割を誇ったノンアルコールビールの国内シェアが、10年足らずで1割にまで落ち込んだ原因をそう分析する。

2月8日、同社はノンアルビールの新製品、「零ICHI(ゼロイチ)」を4月11日に発売すると公表した。主力ビール「一番搾り」と同じ製法を用いた、ビールに近い味わいをCMや店頭販促で大々的に訴求し、2020年にシェア3割までの回復を狙う。

発売1年でシェア急落
2009年に発売した「キリンフリー」は、既存製品が微量のアルコールを含んでいたのに対し、競合他社に先駆けてアルコール0.00%を実現。年間の販売数量目標を2カ月ほどで達成するという大ヒットを記録したものの、翌年からサントリービールやアサヒビールが相次いで「オールフリー」や「ドライゼロ」といった競合品を投入すると、急速にシェアを落としていった。

キリンビール商品開発研究所の土屋義徳所長は「ノンアルへの広告・販促投資をしっかりしていれば、あれほど落ちなかったはず」と振り返る。

このとき、親会社であるキリンホールディングス(HD)の目は国内ではなく、海外に向いていた。

2007年以降、キリンHDが海外でのM&Aに投じた資金は1兆円を超える。2代前の加藤壹康元社長は豪州事業拡大のため5000億円超を出資。2011年に三宅占二前社長は約3040億円でブラジルのビール大手を買収した。いずれも、人口減少で縮小する国内ビール市場を憂えての一手だった。

犠牲になった国内ビール事業
海外への投資を急速に増やす一方で"犠牲"になったのが、売上高の3割、営業利益の5割を占める国内ビール事業だった。資金を海外に振り向けた分、キリンビールは2007年以降、広告・販促投資を800億円前後に抑制した。

そのため、1000億円前後の投資を続けた競合のアサヒに、国内ビール類のシェアを一気に奪われていった。キリンフリーも、広告・販促投資抑制のあおりを食った製品の一つだった。

http://tohazugatali.web.fc2.com/food/toyokeizai170308-1.jpg

代償を払ってまで進出した海外でも、目算が外れた。豪州など海外では現地経営陣を信頼し不干渉を貫いてきたが、ブラジルではそれが裏目に出たのだ。急速な現地通貨安による輸入原料コストの高騰もあったが、価格戦略の失敗などで販売数量が大幅に減少した。

1869とはずがたり:2017/03/25(土) 21:38:15
>>1868-1869
キリンHDは2015年12月期には1100億円の減損損失を計上し、この2月13日には全株式を蘭ハイネケングループに売却し、撤退すると公表した。

http://tohazugatali.web.fc2.com/food/toyokeizai170308-2.jpg

豪州事業も盤石とはいいがたい。酒類部門こそ営業利益率25.8%を誇るが、飲料は牛乳などの低価格競争で利益率が4%程度にとどまる。

結果、売上高は海外投資を加速した2007年の1.8兆円から2016年に2.07兆円まで増えたが、営業利益率は6.7%からわずか0.1ポイントの伸びにとどまる。1兆円超の投資のリターンとしては、あまりにも不十分だ。

国内ビールをどう立て直すのか

課題は国内にも山積している。飲料子会社のキリンビバレッジは、リニューアルした「生茶」の販売数量増や会計方法変更による償却費用減などで、1.5%だった営業利益率が2016年に4.9%に急回復したものの、シェアは4位にとどまり上位メーカーの背中は遠い。

米コカ・コーラ本社との資本提携は破談に終わったが、国内のコカ・コーラ製造販売会社との業務提携に向けた協議は続ける方針だ。

キリンHDの磯崎功典社長は「自社だけの取り組みでこれ以上の収益性を実現するのは難しい。物流や製造などの面で、他社との提携を模索し続ける」と語り、アサヒ飲料や伊藤園など、グループを超えた複数社との提携の可能性もにおわせる。

だが、飲料事業のテコ入れ以上に急ぐべきなのは、国内ビール事業の復活だろう。磯崎社長は就任直後の2015年に、広告・販促投資を1000億円近い水準に回復させた。一番搾りブランドに投資を集中させたことで、販売数量が前年比で4.2%伸び、6年ぶりにシェアが改善した。

2016年も投資水準を維持したが、新ジャンル(第三のビール)でアサヒに競り負け、再びシェアが下落している。

2017年は冒頭のノンアルや新ジャンルの強化に加え、一番搾りブランドのテコ入れを継続する計画だ。

痛手を被った海外では、ベトナム政府が国営ビール大手の売却を表明。海外で残された「最後の大型案件」ともいわれ、多くのビール会社が興味を示す。買収金額は2000億円にも達する見込みで、磯崎社長も「たいへん魅力的な案件」と意気込む。

はたしてブラジルの蹉跌をものともせず、再び買収に踏み切るのか。それとも今は身を縮め、国内の基盤強化に専念するのか。磯崎社長は重い判断を迫られている。

キリンホールディングスの会社概要 は「四季報オンライン」で

1871とはずがたり:2017/04/04(火) 12:18:12
>上村亀雄が、我が国の「ふりかけ」の元祖東京丸美屋の創始者甲斐清一郎氏(亀雄の叔父)の実子渋谷氏より、熊本市横手町にてふりかけ「是はうまい」の営業を継承

丸美屋食品工業
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E7%BE%8E%E5%B1%8B%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD

外部リンク http://www.marumiya.co.jp/ (日本語)

丸美屋食品工業株式会社(まるみやしょくひんこうぎょう)は、東京都にある食品加工メーカー。通称丸美屋、丸美屋食品。
ふりかけの最大手企業で、「のりたま」や「味道楽」、「すきやき」などのロングセラー製品を製造・販売していることで知られる。また総合食品メーカーとして麻婆豆腐の素を他社に先がけ製品化し、現在では数多くのレトルトの中華料理用具材入り合わせ調味料やレンジ調理食品、釜めしの素、プリキュア、仮面ライダー、ポケモン等のキャラクター商品、お茶漬けの素などを発売している。競合するメーカーとして永谷園が挙げられる。

1927年(昭和 2年)甲斐清一郎が丸美屋食料品研究所を創立
1945年(昭和20年)解散
1951年(昭和26年)専務だった阿倍末吉が丸美屋食品工業株式会社を新設
1954年(昭和29年)大阪連絡所を開設
1956年(昭和31年)名古屋連絡所を開設
1960年(昭和35年)ふりかけ「のりたま」を発売

丸美屋
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E7%BE%8E%E5%B1%8B

外部リンク http://www.marumiya-g.co.jp/

株式会社丸美屋(まるみや)は、マルキン食品と並ぶ熊本県の納豆メーカー。
お城納豆が主力商品。お城納豆マミは「全国納豆組合 最優良賞 厚生省生活衛生局長賞」受賞。
丸美屋食品工業とは人的・資本的関係は無い。しかし、初代社長が東京丸美屋のふりかけの営業権を譲受した創業経緯がある。又、後述の様に履歴沿革的には同社との関連がある企業でもある。

沿革[編集]
1956年(昭和31年) - 株式会社丸美屋食料品研究所[1]熊本工場を創立。[2]
1964年(昭和39年) - 鳥栖営業所を佐賀県鳥栖市に開設。
1972年(昭和47年) - 豆腐工場を鹿本郡植木町(現・熊本市北区植木町)に開設。
1977年(昭和52年) - 社名を「株式会社丸美屋」に変更。

丸美屋
会社概要
http://www.marumiya-g.co.jp/outline.shtml

昭和31年、弊社初代社長上村亀雄が、我が国の「ふりかけ」の元祖東京丸美屋の創始者甲斐清一郎氏(亀雄の叔父)の実子渋谷氏より、熊本市横手町にてふりかけ「是はうまい」の営業を継承以来人々の食生活の変化とともにメイン商品をふりかけから納豆・豆腐へと形を変え、業績も順調に推移して参りました。

1872とはずがたり:2017/04/08(土) 16:13:09

コカ・コーラ新人事に困惑の声 CMO職廃止し「最高成長責任者」新設
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%82%B3%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%A9%E6%96%B0%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%81%AB%E5%9B%B0%E6%83%91%E3%81%AE%E5%A3%B0-cmo%E8%81%B7%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%81%97%E3%80%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E6%88%90%E9%95%B7%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E8%80%85%E3%80%8D%E6%96%B0%E8%A8%AD/ar-BBzvz80
Forbes Japan
Blake Morgan
1日前

コカ・コーラは先月、CMO(最高マーケティング責任者)職の廃止と、「CGO(最高成長責任者)」の役職新設を発表した。だがその楽観的な役職名とは裏腹に、炭酸飲料市場は今、全く成長していない。

炭酸飲料の消費量は昨年、30年ぶりの低水準に落ち込んだ。消費者が変わる中、CGOはコカ・コーラを救えるのだろうか。

おそらく無理だろう。社会の変化は逆行不可能であり、CGOは人々に砂糖を摂取するよう仕向けることはできない。過去の成功体験だけに頼る企業では、CMOは事業戦略を救うとは限らないものの、社会的動向や流行を予測し、それに備える一助とはなり得る。

コカ・コーラは、自社ブランドに対し世界が抱くイメージの現実を直視していないようだ。困難な時期にある同社は、成長戦略に費用を注ぎ込むのではなく、自社ブランドを世界がどう見ているのかを考えるべきであって、それこそがマーケティング活動だ。

私は同社のCMO職廃止についてリンクトインに投稿したが、反応はかなり冷ややかだった。人々はコカ・コーラに対し、地球の水を奪って売りさばくような良心のないブランドだというイメージを抱いている。世界はコカ・コーラを、利益だけに目を向けて消費者の健康を考えない大企業と見ているのだ。

炭酸飲料は、肥満、アルツハイマー病、がん、骨粗しょう症、糖尿病、虫歯、心臓病の発症率を高める。ダイエット炭酸飲料であっても、肥満、メタボリックシンドローム、2型糖尿病を引き起こす。

炭酸飲料は酒、あるいはドラッグと同じマーケティングをすべきなのかもしれない。健康への悪影響の証拠が多数出ているにもかかわらず、まだ多くの人が炭酸飲料を飲んでいるが、一方で健康教育が進み消費量は減っている。

途上国ではコーラが水より安全

最貧国でコーラが消費される理由は、衛生的な飲料水よりも安く、手に入れやすいからだ。実際、発展途上国ではこのような商品の宣伝が幅をきかせている。欧米での炭酸飲料の売り上げが伸び悩んでいることを受け、コカ・コーラとペプシコは、発展途上国で事業を積極展開した。たばこ産業と同じだ。

米消費者団体「公益科学センター(CSPI)」は、インドやブラジルなどの国に焦点を置く各社の動向をまとめた報告書を発表。その中で、米国で問題となっている肥満や2型糖尿病などの食生活関連病は、すぐに発展途上国にも拡大すると指摘している。

コカ・コーラは成長戦略に力を注いでいるが、やがてブランド作りの問題に直面するだろう。人々はコカ・コーラを信頼していない。コカ・コーラは、爽快で楽しさにあふれたブランドとしてのイメージを強めようとすればするほど、人々の不信感を買ってしまう。

最近のコカ・コーラの広告では「Taste the Feeling 味わおう、はじけるおいしさを」のキャッチコピーの下、人生を満喫しながらコーラを飲む若くてスリムな女性が登場している。

コカ・コーラは今、波乱の時期を迎えている。だからこそ成長戦略に焦点を当てるのではなく、立ち止まって再評価をすべきだ。CMO職の廃止は何の得にもならない。

1874とはずがたり:2017/04/10(月) 23:53:54

マーガリン売れ行き不振なのはなぜ? ユニリーバが部門売却
BBC News 4/10(月) 18:22配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-10001726-bbcv-int

食品・日用品大手の英蘭ユニリーバがマーガリンなどのスプレッド部門の売却・分離を計画している。マーガリンの売れ行き不振が背景にある。ユニリーバを食品大手に押し上げた製品でもあるマーガリンがなぜ売れなくなっているのか、理由を探った。

マーガリン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%B3

名称としてのマーガリンは、1813年にフランスの化学者であるミシェル=ウジェーヌ・シュヴルールが、動物性脂肪の研究からマルガリン酸を発見したことに遡る。マルガリン(またはマーガリン)という言葉はギリシャ語のmargarite(真珠の意)に由来しており、真珠のように美しく輝くという性質を表現したものである[9]。

製品としてのマーガリンは、19世紀末に発明された。1869年にナポレオン3世が軍用と民生用のためにバターの安価な代用品を募集したところ、フランス人のイポリット・メージュ=ムーリエ(フランス語版)が牛脂に牛乳などを加え硬化したものを考案。これは、オレオマーガリン (oleomargarine)[10]という名前がつけられ、後に省略してマーガリンと呼ばれるようになった。ムーリエの考案したマーガリンは公に採用され、その後1871年にオランダのアントニウス・ヨハネス・ユルゲンス(オランダ語版)が特許権を買収。ユルゲンスはサミュエル・ファン・デン・ベルフ(オランダ語版)と共にマーガリン・ユニ(オランダ語版)を創業し、これは現在のユニリーバに繋がっていく。

19世紀末に、ニッケル触媒を用いる水素添加反応が発見され、さらにこの反応により植物油が硬化すること(硬化油)が見出された。20世紀に入るとこの硬化植物油を用いる“合成”マーガリンの製造が始められた。第二次大戦中のアメリカでは牛脂等の逼迫から“合成”マーガリンが本格的に製造され、戦後はマーガリンといえば普通これを指すようになった。近年問題となっているトランス脂肪酸は上記の水素添加反応によるものである。

1875とはずがたり:2017/04/17(月) 08:40:36
2016.6.2
「わさビーフ」社長が語る、普通の味のポテチを作らない理由
http://diamond.jp/articles/-/92305
曲沼美恵:ライター

1876とはずがたり:2017/04/17(月) 08:42:46
>>1875-1876一部転載

わさビーフ誕生のきっかけは
アメリカで食べた「ローストビーフ」

――会社の創立は1953年、二代目でいらっしゃいますね。

「山芳製菓はもともと父が立ち上げた会社です。私は大学を卒業して不二家さんに勤めさせていただいた後、1982年に専務という立場で入社しました。何もわかんないのに偉そうにいろいろと口出しをしていましたから、最初の頃は誰も付いてこなかったですよ。眠れない夜が続きました。



――パッケージにも書いてありますが、開発のきっかけは、山崎会長ご自身がアメリカのレストランで食べたローストビーフにホースラディッシュが添えてあったことだったとか。

「そう言うとかっこいいんだけど、そんときは暗中模索ですよ。あれを試したり、これを試したりしている時に、たまたまコンソメとわさび、2つの味を掛け合わせたらおいしいぞ、となった。そういえば、あの時食べた味に似ているなあとは思ったかもしれないけど、そんなに理路整然とした話じゃありません。まずは、とにかく作ってみただけのことです」

もともとの商品名はなんと「アメリカンテイスト」

――作ったら、すぐにこれはイケるぞとなったわけですか?

「最初はまったく売れなかった」と振り返る山崎社長。同じ商品をヒット商品に変えるカギは、ネーミングにあった
Photo by T.U.
「そんなにスムーズじゃなかったですね。最初は『アメリカンテイスト』という名前で出したんですよ」

――アメリカンテイスト…。

「それがまったく売れなくて。それで、生協さんに持って行ったんです。当時は売上の80%から90%が生協さんのOEMでしたから。

?そこそこ反応はありましたが、爆発的には売れませんでした。だけど、そのまま終わらせちゃったんじゃもったいないし、もう一度、自社商品として売り出してみようと思いまして。『うちの商品では、これが一番おいしいですよ』って言ってくれる社員さんもいたから、その声にはすごく支えられました。

?その頃、小売はスーパーが中心でしたけれど、うちの商品なんてスーパーにほとんど並ばないんです。ましてや、コンビニなんて1店も取引させてもらえなかった。それを担当者が地道に開拓して、ネーミングもデザインも見直して、と少しずつやってきた結果がヒットにつながっています。結果的には、『コンソメ』を『ビーフ』と言い換えたのが良かった。そういえば、当時考えたネーミングの候補に『わさべこ』っていうのもあったんですよ」

――わ、わさべこ!??

?たかがネーミング、されどネーミングだ。たとえ中身が同じでも、名前が「アメリカンテイスト」と「わさビーフ」では天と地ほどの差が出てしまう。山芳製菓では以前、商品開発部隊のネーミングセンスを磨くためによく、「句会」を開いたそうである。

塩、コンソメ、のり塩…人気の味は作らない



1877とはずがたり:2017/04/17(月) 15:14:56
おそろしいw>シュガークラッシュ

「シュガークラッシュ」 ― コーラを飲んで60分以内に体内で起きる、驚愕の変化とは?
http://tocana.jp/2016/12/post_11882_entry.html
2016.12.27

 コーラを飲むと歯が溶けるとか骨が溶けるとか、一昔前にはそんな都市伝説が独り歩きしていた。だが、今でも清涼飲料水といえばまずコーラを連想し、事実、コカ・コーラとペプシ・コーラだけで、炭酸飲料総生産量の9割以上を占めているのだから不動の地位を確立していることには間違いない。そんな賛否両論の、けれども、そもそもあらがい難いダークな魅力をたたえたコカ・コーラだが、実際のところはどうなのだろうか?。


■コーラを飲んでから身体に現れる変化

 科学技術情報サイトの「CE Evolution」に掲載された、英国の元薬剤師のニラジ・ナイク氏が個人的に作成したインフォグラフィックによると、コーラを口に含んだ瞬間から体内では約10分刻みに、さまざまな変化が起きているという。時系列にすると以下の通りだ。

sugarcrash1.JPG
「CE Evolution」の記事より
○10分後
 ティースプーン10杯分の糖分(成人の1日の許容糖分摂取量に相当)が人体システムにアタックを開始。通常なら、これだけ多くの糖分を一気に飲み込めば吐き気をもよおすはずだが、酸味料として用いられるリン酸が甘みを抑えているため、飲みやすい口あたりに仕上がっている。

○20分後
 血糖値が急上昇、大量にインシュリンが分泌される。それに肝臓が反応して、糖分をすべて脂肪に変える。

○40分後
 カフェインの吸収が完了。瞳孔は広がり、血圧も上昇するなど、身体に徐々に変化が起きてくる。脳のアデノシン受容体が遮断されることにより眠気がなくなる。

○45分後
 ドーパミン生成が活発になり、脳の“快楽中枢”を刺激。これはヘロインが脳に及ぼす影響とほぼ同等とされる。

○60分後
 腸管下部でリン酸がカルシウム、マグネシウム、亜鉛と結合して代謝を促進させる。大量の砂糖や人工甘味料によりカルシウムは体内では吸収されず、尿として排出される。

○さらに60分後
 この段階までくると、カフェインの利尿作用によりトイレが近くなり、コーラに含まれている水分はすべて体外に出ていく計算になる。同時に、歯や骨の生成に使われるはずだったカルシウム、マグネシウム、亜鉛はナトリウム、電解質、水分とともに排出されてしまう。

 また、糖分は体内ですばやく吸収され血糖値を上げるが、それを下げようとしてインシュリンが急速に分泌されるため“低血糖状態”に陥ってしまうことがあるそうだ。これを「シュガークラッシュ」と呼ぶ。この症状には、身体のだるさ、イライラ感、めまい、発汗、震え、手足の冷えなどがあり、アメリカで精神疾患と診断される症例の約3割はシュガークラッシュが遠因だとする声もある。

sugarcrash2.JPG
画像は「Wikimedia Commons」より
 つまり、コーラに限らずカフェインや糖分を多く含む炭酸飲料水は長期にわたって飲み続けるとあまり身体によろしくないということだ。まあ、ほどほどに、ということだろう。

「シュガークラッシュ」という聞き慣れない健康被害――飽食の国にはすでに上陸していてもおかしくない。
(文=佐藤Kay)

参考:「CE Evolution」ほか

1878荷主研究者:2017/04/29(土) 21:36:15

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00422713
2017/3/30 05:00 日刊工業新聞
大醤、しょうゆ調味料工場を新設 年産5割増

【南大阪】大醤(堺市堺区、河盛幹雄社長、072・243・0184)は、つゆやたれ、ソースなどのしょうゆ調味料工場(写真)を新設した。しょうゆ調味料は消費者の食の...

(残り:303文字/本文:383文字)

(2017/3/30 05:00)

1880とはずがたり:2017/05/09(火) 21:52:50
牛乳、豆乳に続く「第三のミルク」に注目 参入企業が増加
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170509-00000010-wordleaf-ind
THE PAGE 5/9(火) 18:30配信

 牛乳、豆乳に続く「第三のミルク」と呼ばれる「アーモンドミルク」、「ライスミルク」などが食品業界で注目されています。欧米では親しまれていたものですが、日本でも「植物由来でヘルシー」とじわじわ人気が高まり、参入メーカーも増加傾向。「来年には市場規模が今年の2倍以上になる見通し」と、裾野を広げていきそうです。

牛乳、豆乳に続く「第三のミルク」に注目 参入企業が増加
[写真]牛乳、豆乳に続き注目される第三のミルク。江崎グリコではアーモンドミルクの飲料に力を入れている
「アーモンド」や「ライス」商品化進む
 第一のミルクに当たる「牛乳」は最もポピュラーですが、体質によっておなかを壊したり、アレルギー症状を起こしたりする可能性がある上、高カロリーなども指摘されていました。代わって第二のミルクとして浮上したのが「豆乳」ですが、こちらも原料である大豆アレルギーのある人には飲めない側面がありました。そこで新たに注目されたのが「第三のミルク」です。

 慶応大学医学部の井上浩義教授は「アーモンドミルクは高い抗酸化作用を持つビタミンEが豊富で、老化防止などが期待できる。ライスミルクも牛乳と比べかなり低カロリーな上、玄米由来のものも発売されていて栄養のバランスも大変よい。栄養補助や美容面などから、特に50歳以上の女性の人気が高いようだ」と話します。

 江崎グリコは、アーモンド商品ブランド「アーモンド効果」シリーズに、アーモンド飲料のラインナップを充実させています。プレーンなアーモンドミルクタイプや砂糖不使用タイプのほか、今年2月末には飲みやすい「エスプレッソ味(砂糖不使用)」も投入しました。200ミリリットル入り、125円(税別、希望小売価格)。

 同社では「アーモンド飲料は味づくりが難しかったが、細かくすりつぶし、高圧でなめらかな口当たりに仕上げられた。アーモンドは健康に良いという意識が高まっており、30〜50歳代の女性をターゲットにしたい」と話しています。

 キッコーマンでは2015年5月に「玄米でつくったライスミルク」(190グラム缶)を発売しました。

 原材料を国産の玄米にこだわり、砂糖、油などを使っていないのが特徴。玄米を使うことで胚芽やヌカが残り、食物繊維やビタミンなどが豊富といいます。希望小売価格は200円(税別)。「エネルギー補給を目的に、中高年中心の購買層と考えられる。また、乳アレルギー対策としての利用者もいるようだ」とみています。

 「第三のミルク」市場への国内メーカーの参入は、2011年には3社でしたが、この5年で10社超に拡大。井上教授は「第三のミルクの国内市場規模は70〜80億円とみられるが、参入メーカーが急速に増えており、 早ければ来年にも200億円規模になるのではないか。ブームが加速すれば、さらに右肩上がりで伸びる可能性がある」と分析しています。

1881チバQ:2017/05/10(水) 15:17:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170510k0000e040265000c.html

<自販機>飲料販売3分の2に コンビニ台頭で生き残り模索
11:07毎日新聞

<自販機>飲料販売3分の2に コンビニ台頭で生き残り模索
大阪市内に設置されている貸し傘付き自動販売機。無料で借りられ、元の自販機に戻せばよい=2017年5月10日撮影、ダイドードリンコ提供
(毎日新聞)
 自動販売機の飲み物が売れなくなっている。販売額は2000年代に入って減少傾向が続き、昨年はピークの3分の2に。平成に入ってから最低となった。背景には、品ぞろえが豊富で本格的なコーヒー販売も始めたコンビニエンスストアの台頭がある。自販機が「便利さの象徴」だった時代は終わり、メーカーは社会貢献も意識しながら生き残る道を模索している。

 5月上旬、東京・新橋のオフィス街。コンビニを出るビジネスマンに、自販機で飲み物を買わなくなった理由を聞いた。「コンビニの商品はバラエティーが豊富で、自販機より安いものも多い」「以前は缶コーヒー派だったが、その場で豆をひくコンビニコーヒーのほうがおいしい」といった声が聞かれた。

 日本自動販売機工業会(東京都)によると、日本の飲料自販機は1960年前後から普及が進んだ。担当者は「欧米では缶コーヒーを飲む習慣がなく、『温かい』と『冷たい』を1台で販売する自販機は日本以外にほとんどない。治安が良いため、屋外の自販機が多いのも特徴」と話す。

 飲料総研(東京都)の宮下和浩取締役は「定価で販売できるので利益率が高く、人手もいらない自販機を重視するメーカーは多い」と話す。

 だが、右肩上がりだった年間の販売額は99年の約3.1兆円をピークに、昨年は約2兆円まで減少した。飲料総研によると、清涼飲料の出荷量は95年には自販機が約48%を占めたが、昨年は約29%に。大量に仕入れて格安で売るスーパー(約38%)に抜かれ、コンビニ(約22%)にも迫られている。

 自販機の設置台数は30年近くほぼ横ばいだが、昨年は約247万台と平成に入って最も少なかった。

 こうした中、社会貢献の機能を持つ自販機が近年目立っている。災害時に商品を無償提供できる仕組みは各社がすでに導入し、東日本大震災でも活用された。飲料大手のダイドードリンコ(大阪市)は15年から、関西の一部の自販機に無料で貸し出す傘を備え付けている。好評で、東京での設置も検討しているという。担当者は「全国各地にある自販機の利点を生かした地域貢献を、今後も考えたい」と話す。

 消費者行動に詳しい関西学院大の山本昭二教授は「災害対応型やAED(自動体外式除細動器)などを付設した自販機なら、公共施設からの需要もあるかもしれない」と話し、自販機の将来を「マンションにあるような宅配ボックスの併設など、飲み物の提供にとどまらない付加価値をいかにつけられるかが鍵」と分析している。【安高晋】

1882とはずがたり:2017/05/10(水) 18:32:44

下請法違反、山崎製パンに勧告=コンビニ事業で不当減額―公取委
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-170510X958.html
16:20時事通信

 山崎製パン(東京都)が、展開するコンビニエンスストアで売る弁当類の製造委託先への下請け代金を不当に減額したとして、公正取引委員会は10日、下請法違反で同社に再発防止を勧告した。不当と認定されたのは約4622万円で、同社は全額返還した。

 公取委によると、「デイリーヤマザキ」などで売る弁当や麺類などの製造を委託した10社に対し、下請け代金を「ベンダー協賛金」や「販売奨励金」などの名目で不当に減額。弁当を買った客に渡す割り箸やフォークの調達費用も負担させていた。

 違反の多くは2015年1月までの1年間だったが、一部は「オープン販促費」名目で今年1月まで続いていた。

 調査を行った中小企業庁が4月、勧告するよう公取委に求めていた。

 山崎製パンによると、下請法への理解不足が原因といい、「勧告を真摯(しんし)に受け止め、コンプライアンス(法令順守)強化と再発防止に努める」と話した。

1883とはずがたり:2017/05/10(水) 19:34:39
このデフレ時代に定価で買わされる自販機程バカバカしいものはないと普通考えたら思いつきそうなもんだ。

<自販機>飲料販売3分の2に コンビニ台頭で生き残り模索
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170510k0000e040265000c.html
11:07毎日新聞

 自動販売機の飲み物が売れなくなっている。販売額は2000年代に入って減少傾向が続き、昨年はピークの3分の2に。平成に入ってから最低となった。背景には、品ぞろえが豊富で本格的なコーヒー販売も始めたコンビニエンスストアの台頭がある。自販機が「便利さの象徴」だった時代は終わり、メーカーは社会貢献も意識しながら生き残る道を模索している。

 5月上旬、東京・新橋のオフィス街。コンビニを出るビジネスマンに、自販機で飲み物を買わなくなった理由を聞いた。「コンビニの商品はバラエティーが豊富で、自販機より安いものも多い」「以前は缶コーヒー派だったが、その場で豆をひくコンビニコーヒーのほうがおいしい」といった声が聞かれた。

 日本自動販売機工業会(東京都)によると、日本の飲料自販機は1960年前後から普及が進んだ。担当者は「欧米では缶コーヒーを飲む習慣がなく、『温かい』と『冷たい』を1台で販売する自販機は日本以外にほとんどない。治安が良いため、屋外の自販機が多いのも特徴」と話す。

 飲料総研(東京都)の宮下和浩取締役は「定価で販売できるので利益率が高く、人手もいらない自販機を重視するメーカーは多い」と話す。

 だが、右肩上がりだった年間の販売額は99年の約3.1兆円をピークに、昨年は約2兆円まで減少した。飲料総研によると、清涼飲料の出荷量は95年には自販機が約48%を占めたが、昨年は約29%に。大量に仕入れて格安で売るスーパー(約38%)に抜かれ、コンビニ(約22%)にも迫られている。

 自販機の設置台数は30年近くほぼ横ばいだが、昨年は約247万台と平成に入って最も少なかった。

 こうした中、社会貢献の機能を持つ自販機が近年目立っている。災害時に商品を無償提供できる仕組みは各社がすでに導入し、東日本大震災でも活用された。飲料大手のダイドードリンコ(大阪市)は15年から、関西の一部の自販機に無料で貸し出す傘を備え付けている。好評で、東京での設置も検討しているという。担当者は「全国各地にある自販機の利点を生かした地域貢献を、今後も考えたい」と話す。

 消費者行動に詳しい関西学院大の山本昭二教授は「災害対応型やAED(自動体外式除細動器)などを付設した自販機なら、公共施設からの需要もあるかもしれない」と話し、自販機の将来を「マンションにあるような宅配ボックスの併設など、飲み物の提供にとどまらない付加価値をいかにつけられるかが鍵」と分析している。【安高晋】

1884とはずがたり:2017/05/10(水) 19:50:54
「フルグラ」を中国に輸出=8月から、シリアル人気に対応―カルビー
時事通信社 2017年5月10日 17時56分 (2017年5月10日 19時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170510/Jiji_20170510X986.html

 カルビーは10日、主力のシリアル食品「フルグラ」を中国へ輸出すると発表した。北海道工場(北海道千歳市)に整備中の新ライン稼働に合わせ、8月以降に輸出を始める。また70億円を投じ、来年8月の稼働を目指して京都工場(京都府綾部市)にフルグラの生産ラインを新設、輸出向けの増産体制を整える。
 フルグラは、日本を訪れる中国人観光客らが大量購入するケースも多く、同社はシリアル市場が急拡大する中国への直接輸出で販売拡大を目指す。
 東京都内で同日記者会見した松本晃会長は「18年度の販売目標500億円のうち、150億円程度を中国への輸出としたい」と意欲を示した。主に輸出用のフルグラ生産を行う北海道、京都の両工場では、中国人への知名度が高いそれぞれの土地柄を生かし、パッケージや味を工夫した商品の開発も進める予定という。

1888とはずがたり:2017/05/22(月) 09:04:46
官製値上げだなヽ(`Д´)ノ
今後麦酒の税金下げる方向だから先ずは引き締めたってとこか。

スーパーがビールの駆け込み特需を煽るワケ 国税庁の新基準導入で6月から値上がり必須
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-172561.html
06:00東洋経済オンライン

「6月よりビール・発泡酒・新ジャンルの6缶パックが値上がり致します! まとめ買いするなら今がラストチャンス!」

5月12日にオープンしたMEGAドン・キホーテ渋谷本店。2階の酒類売り場には、大きく目立つ広告が並んでいる。東京都内の店舗数でスーパー業界首位のサミットも、同様の店頭広告を始めた。駆け込み需要を喚起する狙いだという。

「ドライ」も「金麦」も値上がり
特売の目玉だったビール類に値上げの波が押し寄せている。

アサヒビールの「スーパードライ」などビール350ミリリットル6缶パックは、写真のように税込み1080円で売られている場合もあるが、東京都23区の平均小売価格は1?4月の段階で前年同期比9円上昇の1136円だった。サントリービールの「金麦」など第三のビールは特に顕著で、同18円上昇の664円となった。

値上げの背景には国税庁の意向がある。同庁は6月から施行する「酒税法等一部改正法」に基づき、「酒類の公正な取引に関する基準」を改めた。

これまで、スーパーなど小売りはメーカーや卸から受け取るリベート(販売奨励金)を原資に値下げし、時には赤字覚悟の安売りで集客の目玉にしてきた。

6月から適用される新基準によって、小売りは仕入れ原価に人件費や光熱費などの販管費を加えた総販売原価を下回る価格で酒類を販売できなくなる。

メーカー側にはリベートの支払い基準の厳格化も求められている。そこで今年1月以降、キリンビールを筆頭に各メーカーがチラシ協賛金など、基準のあいまいなリベートを見直したため、値下げが困難になったのだ。

さらに、新基準に違反すれば酒類の販売免許が取り消されるなど、これまで以上に厳しい行政処分が下される可能性がある。

ある中堅スーパー首脳は、「いくらで売れば違反しないか、税務署に聞いても教えてもらえない。おそらくどこか1社が摘発されて初めてわかる。だから今はとりあえず価格を上げざるをえない」と困惑ぎみに語る。

店頭価格の上昇は売り上げ減少につながりかねないため、スーパー各社は対応に追われている。

勝機か懸念材料か
多摩地区地盤のいなげやは「価格訴求ができないからには、クラフトビールなど品ぞろえで勝負する」(成瀬直人社長)。

東武線沿線を中心に約60店を展開する東武ストアの大浦理専務は、「ビール類の売り上げが下がったとしても、粗利率が比較的高いワインや日本酒に注力することで酒類部門全体の利益の確保を目指す」と話す。

一方、規制強化をチャンスととらえる企業もある。大型の総合スーパーを中心に展開するイオン北海道は、イオングループのPB(自主企画品)である「トップバリュ」のビール類を拡販する。PBは広告宣伝費を節約できるなどの理由で、通常価格であってもNB(メーカー品)より安く、価格優位性を訴求しやすいためだ。

一般的にスーパーよりも割高なコンビニで、今後の価格差の縮小によってビール類の販売が伸びるとの見方もある。ミニストップの堀田昌嗣取締役は、「メーカーと共同での商品開発やキャンペーンをこれまで以上に積極化する」と鼻息が荒い。

国税庁が目指すのは、過度な価格競争の是正を通じた取引慣行の健全化だ。

スーパーなど小売りは集客のために赤字覚悟の特売を繰り返し、メーカーは売り上げ維持のためにリベートを積み増すことで利益が圧迫される。

間に立つ卸も、他社に取引を奪われぬように、自らの利益を削ってまで両者にとって魅力的な条件を提示しようとする。3者それぞれの事情で「消耗戦を続けてきた」(キリンビールの布施孝之社長)。

夏場の商戦をどう乗り切るか?
結果、小売りにおけるビール類の一般的な粗利率は2?3%とされる。ビール1缶を200円で販売しても、数円しか儲からない計算だ。

2017年度「税制改正大綱」でビールの段階的な減税が決まり、メーカーも卸も小売りも売り上げ増を期待した矢先の規制強化に、「今年一番の不確定要素」(ヤオコーの川野澄人社長)との声も上がる。

店頭価格上昇を理由に、ビール類の売り上げそのものが減少すれば、元も子もない。販売の最盛期である夏場を前に、各社の苦悩は深まっている。

1889とはずがたり:2017/05/22(月) 20:16:36
>資金面が多忙
?こんな言い方すんの?

「大山豆腐」ブランドで高い知名度、大山豆腐(株)が民事再生法申請
東京商工リサーチ 2017年2月1日 16時20分 (2017年2月10日 15時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170201/Tsr_tsr20170201_02.html

 大山豆腐(株)(TSR企業コード:360337236、法人番号:6021001020995、伊勢原市白根575、設立昭和60年11月、資本金5000万円、代表取締役:柳川武男氏)は1月31日、横浜地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は西村将樹弁護士(R&G横浜法律事務所、横浜市中区住吉町1-2、電話045-671-9510)。
 負債総額は31億4106万円(平成28年9月期決算時点)。
 「大山豆腐」ブランドで首都圏を中心に高い知名度を有する豆腐製品メーカー。当初は別グループが製造、当社が販売していたが、事業移管により当社が製造から販売まで一貫した体制を構築。量販店、スーパールートを中心に「大山豆腐」や「麦とろ納豆」といった自社ブランドが浸透し、県下トップクラスの業容に伸長してきた。さらに、平成17年8月に「豆腐本陣・山水亭」を開店し飲食事業に着手したほか、相次いで同業を合併や子会社化、19年9月期中に埼玉新工場用地を取得する積極策を講じていた。しかし、過剰な投資を重ねてきたことから金融債務が膨らみ、資金面が多忙となったため、中小企業等金融円滑化法を利用してしのいできた。
 24年9月期には売上高33億183万円を計上していたが、原料高騰から1億8639万円の赤字となり、資金繰りが急激に悪化。26年1月に資金ショートを起こし、取引先から債権譲渡登記を設定された。さらに、27年6月、28年1月に資金ショートを起こし、支払遅延が散発するなどして信用性が低下していた。
28年9月期は売上高約18億7600万円に落ち込み5期連続となる赤字を計上した。こうしたなか、29年1月に創業社長が急逝し、今回の措置となった。

1890とはずがたり:2017/05/24(水) 17:07:39
マグロ加工会社で塩素ガス発生 16人搬送
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170524-00000038-nnn-soci
日本テレビ系(NNN) 5/24(水) 14:25配信

 24日午前、食品加工会社の工場で作業中に塩素ガスが発生し、呼吸が苦しいなどと訴えた従業員16人が搬送された。

 警察や消防によると24日午前10時すぎ、横浜市磯子区にあるマグロ加工会社「フーズシステム」の工場から、「塩素となにかを混ぜ、ガスが発生し、呼吸が苦しい」と119番通報があった。工場では当時、機械を消毒する液体を作るために塩酸などの薬品を混ぜていたということだが、調合を誤って塩素ガスが発生したとみられるという。

 ガスを吸い、呼吸が苦しいなどと訴えた従業員16人が搬送され、15人が軽傷、1人は重傷だという。現在、塩素ガスはおさまり、近隣への影響はないという。警察は作業ミスが原因とみて、塩素ガスが発生した経緯を調べている。

1891とはずがたり:2017/05/25(木) 18:27:25
衝撃だなあ。。

明治カール、中部以東での販売終了へ 販売低迷で集約
http://www.asahi.com/articles/ASK5T5DZYK5TULFA02D.html
牛尾梓2017年5月25日18時11分

 明治は25日、スナック菓子「カール」について、中部地方以東での販売をやめると発表した。現在、全国に5カ所の工場で生産しているが、9月以降は松山工場(愛媛県)の1カ所で「チーズあじ」「うすあじ」のみを生産。滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西での販売のみとなる。

 同社によると、カールの売り上げは1990年代にピーク。ポテトチップスなどに押され、現在はその3分の1ほどに低迷。3年前から商品を見直し、大人にターゲットを絞った「大人の贅沢(ぜいたく)カール」を発売するなどしてきた。だが、他社も新商品を投入するなかで巻き返せず、生産や輸送の態勢を集約することにした。

 明治は「終売せざるを得ないとの声もあったが、社を代表するロングセラー商品。生産コスト、物流などの面から総合的に判断して集約を決めた」(広報部)という。

 同社が日本初のスナック菓子として、カールを売り出したのは68年。主力のチョコレート以外で、年間を通して食べられる菓子として開発が始まった。米国出張でスナック菓子人気を知った社員のアイデアから生まれた。「それにつけてもおやつはカール」のキャッチフレーズで宣伝し、「菓子=甘い物」という常識を覆した。名前はくるりんとした形などから付けた。

 日本人好みの味を試行錯誤し、チーズとチキンスープ味の2種類からスタートし、累計200種類以上の味が発売された。(牛尾梓)

1892とはずがたり:2017/05/25(木) 18:28:45
地域的に売れ方違ってたのかな?西日本名物土産になるかな??

カール カレー味など販売終了、チーズ&うすあじは関西以西のみ販売に
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/05/25/0010222729.shtml

 明治は25日、半世紀にわたり親しまれたスナック菓子「カール」の『カレーあじ』などの販売を終了することを発表した。『チーズあじ』と『うすあじ』の2品は全国での販売を終了し、関西地域以西のみでの販売となる。売り上げ低迷が原因。
 カールは1968年から発売を開始し、軽い味わいと「カールおじさん」のCMでもお茶の間に愛された。
 明治を代表する歴史ある商品だったことから、3年前からブランド存続の可能性を模索していたという。全面打ち切りを見送り、販売地域と商品を絞った上で、販売を継続することを決断したという。
 8月生産分をもって販売を終了するのは「カールカレーあじ」「大人の贅沢カール」シリーズと「小つぶカール」シリーズ。
 「カールチーズあじ」「カールうすあじ」は8月生産分をもって、関西地域以西での販売に変更。中部地域以東は販売を終了する。

1893とはずがたり:2017/05/26(金) 22:07:06
悪質なもうあかん商法やないけ。

「カール」販売終了(一部地域)の明治製菓をかかえる明治HDの株価は5倍に
投信1 2017年5月26日 06時30分 (2017年5月26日 21時18分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170526/Toushin_3341.html

明治製菓が中部地域以東で「カール」の販売を終了するという5月25日の報道を受けて、多くの「カール」ファンががっかりしたことであろう。ソーシャルメディアの一部では、「しけったカールが一番の大好物だったのに」というコメントも見られ、その嗜好に対していいね!が複数つくシーンも見受けられた。

販売が低迷しているとはいえ、ファンが多い「カール」の一部地域限定販売に踏み切った明治製菓を抱える明治ホールディングス(以下、明治HD)はどのような経営状況なのであろうか。決算資料をもとに見ていきたい。

■驚くべきはアベノミクス以降株価は5倍に

採算が悪化した商品の販売を見直すというと経営状況が悪化していると考えるのが自然だが、明治HD(2269)の場合はそうではない。むしろ好調だ。

2017年3月期は営業利益が884億円であった。アベノミクスの始まった2013年3月期は営業利益が259億円であったことを考えれば、営業利益は4年間で実に3.4倍になっている。

また、その収益の成長に連動するように、2013年は2,000円水準の株価が、2015年から2016年にかけては1万円を超える場面も何度も見られた。足元の株価は9,000円水準であるが、実に株価は5倍程度になった計算となる。

■明治HDの菓子事業は実は高収益

では、明治HDはどのような会社なのであろうか。

明治HDは2008年に明治製菓と明治乳業が共同持株会社を設立することに合意し、2009年に設立された。現在の事業は食品セグメントと医薬品セグメントに分かれている。

2018年3月期の会社による計画では、営業利益945億円のうち食品が840億円以上を占め、医薬品セグメントはあるものの、一言でいえば食品の会社である。

また、その食品セグメントを見てみると、売上高、営業利益が最も大きいのがデイリー発酵であり、今回の「カール」が含まれる菓子は同セグメントでは売上で4番手、営業利益では2番手である。

とはいえ、菓子は2018年3月期の会社計画では売上高1,623億円に対して営業利益は184億円と、営業利益率は10%を超えており、収益性だけを見れば優良事業だ。

ただし、国内の人口減少、高齢化といったファンダメンタルズを考慮すれば、それほどたやすい事業ではないといえるであろう。同社の食品の海外比率は2017年3月期ではわずか4%であり、今後もさらなる展開が必要なレベルだ。

今回の「カール」に関する意思決定も、そうした背景を考慮した商品の「選択と集中」といえるであろう。消費者には悲しむ人が多いであろうが、株主から見れば英断といえるかもしれない。

■今後の明治HDはどこに向かうのか

同社は、2020年度に営業利益水準1,200億円を目指している。また、同社は2026年度には海外売上高比率20%以上という目標を掲げている。

食品セグメントの海外売上高比率が4%というのは先ほど見た通りだ。医薬品セグメントの海外売上高比率は24%と食品セグメントよりも高いが、そもそも売上高の規模が小さい。

同社が「世界の明治」となるためには、これまでJT(2914)やキリンHD(2503)、アサヒグループHD(2502)といった食品企業が繰り広げてきたM&Aは避けて通れない可能性がある。

キャッシュフローを基盤とした財務体質の強化動向に注目だ。

1894とはずがたり:2017/05/26(金) 22:20:06
強力粉、7月から3.5%上げ=日本製粉 時事通信社 2017年5月26日 12時36分 (2017年5月26日 21時51分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170526/Jiji_20170526X156.html

 日本製粉は26日、「ニップン イーグル」など家庭用の強力粉7品目を、7月1日出荷分から約3.5%値上げすると発表した。一方、家庭用薄力粉は「ニップン ハート」(1キログラム)のみを約0.5%引き下げる。輸入小麦の政府売り渡し価格が4月1日に改定されたことに伴う措置。

1895とはずがたり:2017/05/26(金) 22:22:14
カールなぜ西日本だけ限定に 東日本が食べなくなった? 明治「売上に地域のバラツキはありません」
ねとらぼ 2017年5月26日 13時40分 (2017年5月26日 21時21分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20170526/Itmedia_nl_20170526091.html

 明治がロングセラー商品「カール」を中部地方以東で販売終了すると発表し、世間を驚かせています。販売地域の変更は売上低迷による収益性の悪化が理由としていますが、なぜ西日本ではなく東日本側が中止になるのでしょうか。東日本の方がカールを食べなくなってしまった?

 明治広報部に取材したところ、「売上において特に地域のバラツキはありません」とのこと。まず前提として、売上低迷によりカールは全面的に販売中止せざる得ない段階にありましたが、長期ブランドのため継続できる手段を模索していたそうです。

 そこで販売地域を絞るとなったときに、工場5つのうち4つ(埼玉・坂戸、静岡・藤枝、大阪・高槻、山形・上山)で生産中止し、子会社・四国明治の工場(愛媛・松山)のみで生産しながら西日本限定で販売することに。生産効率と生産拠点からの物流を総合的に考えた結果によるもので、特に売れ行きが西日本に偏っていたわけではないと言います。

 カールの売上は最盛期190億円程から現在60億円程に落ち込んでいるらしく、売上の低迷の理由は「消費者の人気がコーン菓子よりもポテト菓子に移行したもの」と明治は分析。3年ほど前からブランド存続を検討し始め、ブランド力を強めるために2016年に「大人の贅沢カール」など新規商品でテコ入れを図りましたが、なかなか売上回復につながりませんでした。

 そうした中でブランド存続を模索した結果の、中部以東の販売終了。西のカールファンはほっと胸をなでおろす一方、東のファンにはなんとも不運な話ですが、これからもカールおじさんが日本の売り場のどこかに居続ける……と思うと喜ばしいのかもしれません。

1896とはずがたり:2017/05/29(月) 08:50:53

カルビー「フルグラ」、次はサントリー「ボス」とコラボ
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK5S4SPYK5SULFA01M.html
05月26日 16:49朝日新聞

 サントリー食品インターナショナルは、コーヒーの新商品「ボス ラテベース・スイートメープル」を30日に発売する。カルビーとの共同開発で、シリアル食品「フルグラ」にかけるのにぴったりの商品だ。フルグラは、食べ合わせを提案する「お友だち作戦」を展開中で、他社の商品開発もリードしている。

 ボスの新商品は、4倍濃縮のエスプレッソソース。通常は牛乳で割って飲むが、牛乳をかけたフルグラにかけて食べることを想定し、メープル風味にした。

 フルグラは2010年に31億円だった売上高が、現在は10倍に急成長。カギは、ジャンルを超えた商品とのコラボだ。

 15年に九州エリア限定でヨーグルトとセットにした「フルグラヨーグルト」を開発。昨年は、豆腐にかけて食べる「とうふで、グラノーラ。」を豆腐メーカー「相模屋食料」から出した。期間限定で、人気ラーメン店「麺屋武蔵」やカレー店「ゴーゴーカレー」とコラボし、トッピングやカレーライスのご飯代わりに提供したこともある。

 カルビー広報は「遠いジャンルとコラボすることで、ファンの間口が広がる。スーパーでも、シリアル売り場以外に並べてもらえる」と狙いを話す。(牛尾梓)

1897とはずがたり:2017/05/29(月) 17:21:56

グリーンピース載ったシューマイ探そうと思ってたとこだったのに最近はどれも載ってないのか!

シュウマイからグリーンピースが消えたのはなぜ? 教えて!
gooウォッチ 2017年5月29日 12時00分 (2017年5月29日 17時07分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20170529/Goowatch_ba47b88e04ef88c23c58f51c26bb788c.html

冷めても安定の味の「シュウマイ」は、食卓やお弁当の定番であり、作る人の強い味方だ。手作りすると少々手間がかかるが、手軽に美味しく食べられる冷凍やチルドのシュウマイが多種出回り、老若男女に愛される中華の鉄板アイテムである。そういえば先日、「教えて!goo」に掲載された漫画「たまランチ」を読んで、最近のシュウマイにはグリーンピースがのっていないことに気づいた。ひと昔前は、緑のグリーンピースをのせた彩りよいシュウマイをよく見かけたものだ。のせなくなった理由は何だろうか。気になったので、長年、冷凍シュウマイの製造、販売を行っている、株式会社ニチレイフーズの渡辺千春さんに真相を伺った。

■グリーンピースをのせた理由

まずは、シュウマイにグリーンピースをのせ始めたころの話を聞いた。それは、昭和30年代の出来事だった。

「当時、弊社の開発担当者が栄養士さんと学校給食用メニューを検討していたときのことです。子供たちの大好きなイチゴのショートケーキから発想を得て、『シュウマイの上にグリーンピースをのせてみよう!』となったそうです」(渡辺さん)

グリーンピースをのせることで食物繊維などの栄養素も摂取できる。しかし、独特の食感や風味は、当時の子供たちにすんなり受け入れられたのだろうか。

「当時の日本在来種のグリーンピースは硬くゴリゴリしていました。ちょうどその頃、ニュージーランドから輸入したグリーンピースが甘くて美味しかったので、これなら子供たちも喜んでくれるだろうと考え採用されました」(渡辺さん)

「甘くて美味しい〜!」という子供たちの歓声が聞こえてきそうだ。ビジュアル的にもコロンと丸く可愛らしい。

■のせなくなった理由

渡辺さんによると、長年、ニチレイフーズの冷凍シュウマイにグリーンピースはのせていないそうだ。それでは、なぜのせなくなったのか、どんな理由が考えられるのか、近年グリーンピースの生産量は減っているようだが、関係があるのかも聞いてみた。

「グリーンピースをのせなくなった理由は製造元によりそれぞれだと思います。弊社では時代の流れとともに海老やカニなど具材のバリエーションが増え、認知度とともに人気も高まったため、むしろグリーンピースをのせる必要がなくなったのだと考えられます。また、グリーンピースの生産量は直近3年間、落ち込んできていますが、それとの因果関係は考えにくいです」(渡辺さん)

実際、ニチレイフーズで人気のシュウマイは2000年に発売した「甘えびシュウマイ」とのこと。天然の甘えびをトッピングし、やさしい甘さとふんわりとした食感が特長で、初代のグリーンピースのせのベーシックなシュウマイと比べると、ワンランク上の味わいが人気だ。

■シュウマイのアレンジ法

シュウマイにグリーンピースをのせなくなったことで、グリーンピースに含まれる食物繊維やビタミン、カリウム、タンパク質などの栄養素が摂取できなくなったのは残念な点である。そこで、グリーンピースに負けないほどの栄養素を補いシュウマイが豪華に見える、アレンジメニューを伺ってみた。

「レトルトのふかひれスープや酸辣湯スープなどに加えて煮こむだけで、ワンタンのようにつるっとした食感のスープシュウマイができあがります。具材のひき肉や海老、カニなどがスープの旨味も引き立ててくれますよ。また、海老シュウマイを、マヨネーズや粒マスタード、ケチャップなどで調味しサッと炒め合わせれば、海老マヨ風の簡単おつまみに早変わりします」(渡辺さん)

どんなシュウマイもつい醤油をつけて食べてしまいがちだが、少しのアレンジで何倍も楽しめる。いずれのレシピもグリーンピース代わりにお好みの野菜を添えるとよいだろう。

ニコニコ動画で見る→bit.ly/2rSTyNG

●専門家プロフィール:渡辺 千春
株式会社ニチレイフーズ 経営企画部広報グループ マネジャー。WEBや雑誌を中心に広報業務に従事。ニチレイフーズ公式Facebookページ、本格炒め炒飯応援キャラクター「イタメくん(Twitter)」の運用も手掛ける。

1898とはずがたり:2017/06/03(土) 09:53:27
安売りに抗せられない何の特徴もない街の酒屋なんか潰せよなあ。

ビール値上がり、「安売り」規制強化 メーカー歓迎も…消費者離れに拍車
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000500-fsi-bus_all
SankeiBiz 5/30(火) 7:15配信

 スーパーやディスカウントストアで、缶ビールが徐々に値上がりしている。6月の酒の安売り規制強化を控え、メーカーが値下げの原資となる販売奨励金(リベート)を減らしているからだ。法改正によって6月以降、過度な安売りは厳しい取り締まりを受けるため、店頭価格にさらなる上昇圧力がかかる。小売りや消費者には痛手だが、ビール離れが進めばメーカーにとっても、収益を圧迫する要因になりかねない。

 「まとめ買いするなら今!5月中がラストチャンス!」。MEGAドン・キホーテ渋谷本店(東京都渋谷区)のビール売り場では6月からの値上げを見越し、こうした張り紙で消費者に買いだめを促している。

 改正酒税法は、採算を度外視するような過度な安売り業者に対し、酒類販売免許の取り消しなど厳しい処分を規定する。大手スーパーやディスカウント店の安値攻勢で苦しい“町の酒屋さん”を救う狙いだ。

 既にビール価格は、じわり上昇している。データ分析会社のカスタマー・コミュニケーションズ(東京都港区)によれば、全国のスーパーの4月平均価格は、アサヒビールの「スーパードライ」(350ミリリットル×6本セット)が1031円と、昨年12月比で29円値上がりした。

 スーパーはメーカーや卸から支払われるリベートを原資にビールを安売りし、それを“広告塔”にして集客につなげてきた。ある大手スーパーの幹部は「これまでは350ミリリットルの缶ビール6本セットを3桁(1000円未満)の値付けでチラシを出してきたが、6月以降はできそうにない」と顔をしかめる。

 ほとんど値引き販売をしてこなかったコンビニエンスストアにとっては、スーパーなどとの価格差が縮まれば、ビール販売に追い風となる可能性がある。

 缶ビールの値上がりは、家計には負担となりそうだ。都内に住む30代の女性は「ビールが高くなれば飲む本数を減らすか、安い缶チューハイなど他のお酒を飲む」と話す。

 一方、メーカーは安売り体質からの脱却を歓迎する。大手ビールの幹部は「適正価格により、業界全体が収益を上げるのが望ましい姿だ」と話す。だが、ビール類の国内市場は、2016年まで12年連続で縮小している。店頭価格の上昇がビール離れに拍車をかける懸念もあり、メーカーも手放しでは喜べない状況だ。(大柳聡庸)

1899とはずがたり:2017/06/04(日) 19:02:29
>ネットで買い物をする人は、コカ・コーラのボトルをカートに入れるのを、「忘れてしまう」ことが多いというのだ。

>消費者はモールの中などでは、特に欲しいわけでもなく「ついでに」購入することがあるが、足を運ぶ人が減れば、そうした購入も減少する。

コカ・コーラを襲う数々の問題、原因の多くは「ネット販売」 Forbes JAPAN 2017年6月3日 08時00分 (2017年6月4日 18時22分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170603/ForbesJapan_16457.html

米飲料大手コカ・コーラの最高経営責任者(CEO)は先ごろ応じた米ブルームバーグとのインタビューの中で、オンラインショッピングの利用者の増加が、自社の売り上げにいかに影響を及ぼしているかについて語った。

米国内ではショッピングモールへの客足の減少が、コカ・コーラの売り上げの減少につながっている。小売店やスーパーマーケット、そしてモールの中にあるフードコートに設置した自動販売機も、同社にとって重要な流通チャネルだ。

だが、消費者がオンラインショッピングの利便性を好み、実店舗をあまり利用しなくなっていることで、これらの販売チャネルに悪影響が及んでいるのだ。消費者はモールの中などでは、特に欲しいわけでもなく「ついでに」購入することがあるが、足を運ぶ人が減れば、そうした購入も減少する。

さらに、オンラインで食料品を注文する消費者が増えていることも、同社にとってはありがたくない結果を招いているという。ネットで買い物をする人は、コカ・コーラのボトルをカートに入れるのを、「忘れてしまう」ことが多いというのだ。こうした要因がなくても、消費者がより健康的な飲料を好むようになっていることで、すでに同社の売り上げは伸び悩んでいる。

コカ・コーラが優先的に実行すべきことの一つは、変化し続ける小売業界の環境に適応すること、そしてテクノロジーを味方に付けることだ。同社はグーグルのテクノロジーを活用し、米国内の食料品店を訪れた消費者に対し、一人ひとりに合わせた広告をスマートフォンに送信する取り組みを始めた。また、客足が減っている場所では自動販売機を撤去していくことも検討している。

売上高を伸ばすための鍵となるのは、環境の変化に合わせて新たな流通チャネルを開発していくことだ。オンラインショッピングと自宅への配送を希望する消費者が増えるなら、それに適した新たなパッケージを導入することも一案だろう。

コカ・コーラは、ソーシャルメディア・プラットフォームを活用した宣伝も積極的に行っている。だが、それでも小売店の利用者の減少による影響を完全に相殺するには、十分ではないかもしれない。現在のところ、同社が直面するこうした傾向に変化が出る気配はない。長期的に売り上げを伸ばしていくためには、変化を続ける小売業界の環境に適応し、製品と流通チャネルの双方おいて新たな方針や戦略を取り入れていくことが必要だ。
Great Speculations

1900とはずがたり:2017/06/04(日) 19:25:38
2016/09/01 09:00
米バークレーの「ソーダ税」に予想以上の効果、課税の力が立証される
https://forbesjapan.com/articles/detail/13408/2/1/1
Nancy Fink Huehnergarth , CONTRIBUTOR
I examine the impact of our food environment and food policy.

カリフォルニア州バークレーは2015年、いわゆる「ソーダ税」を導入した。8月23日に発表された研究報告によれば、清涼飲料1オンス(約28.5ml)当たり1セント(約1円)の税が課されるこの制度により、低所得世帯による清涼飲料の消費量が21%減少した。

「低所得世帯は肥満や糖尿病など健康状態が悪化した場合、深刻な影響を受けることになる。炭酸飲料や砂糖入り飲料の消費量が減ったことは、とても明るい材料だ」と、研究を実施したカリフォルニア大学バークレー校のクリスティン・マッドセン准教授は述べた。「人々に健康的な選択を促す上で、ソーダ税は効果的なツールのようだ」

同州では、サンフランシスコ、アルバニーとオークランドの3都市で、11月にソーダ税導入の是非を問う住民投票の実施が予定されている。コロラド州ボルダーも住民投票の実施を検討中で、今回の研究報告は、各地のソーダ税賛成派にとって新たな追い風となる。

学術誌アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリック・ヘルス(American Journal of Public Health)に発表された今回の研究結果によれば、ソーダ税の導入により最も消費量が減少したのは炭酸飲料(26%)とスポーツドリンク(36%)。

米国内で、砂糖入り飲料の消費量に影響を及ぼす規模の税を可決・導入したのは、バークレーが初めてだった。2例目となったのがペンシルベニア州フィラデルフィアで、今年6月に1オンス当たり0.5セントのソーダ税導入案を可決。だが施行されるのは2017年からになる。

研究チームによれば、バークレーについての研究では、消費量の減少が砂糖入り飲料の価格上昇に関連しているのか、健康に及ぼす危険についての認識向上に関連しているのか、それともその両方なのかは解明できなかった。

砂糖入り飲料の摂取は2型糖尿病や心臓病、虫歯や肥満のリスクを増大させ、米国内の多くの都市で、こうした飲料が健康に及ぼす影響についての教育プログラムがある。だが消費量の大幅な減少が、啓蒙活動だけに関連づけられたことは一度もない。

研究によれば、2015年3月にソーダ税が導入されて以降、バークレーでは不健康な砂糖入り飲料の消費量が減少したことに加えて、ボトル入りの水や水道水の消費量が64%増加した。「砂糖入り飲料の消費量が予想以上に減少しただけでなく、人々が水のようにより体に害の少ない製品にシフトしていることは、きわめて良い兆候だ」とマッドセンは言う。

今回の研究報告は、課税によってアメリカで砂糖入り飲料の消費量を減らせることを示す初めての証拠という点で重要な意味を持つ。メキシコでも、ソーダ税(1リットル当たり1ペソ=約5円)の導入によって消費量は減少しており、2013年に導入すると、翌年には低所得世帯での同飲料の消費量は17%減少した。

今回の調査に参加した人のうち、別の都市で飲料を購入することでソーダ税を回避した人はわずか2%だった。ソーダ税反対派の一部は、バークレーの住民たちがこぞって、他の都市で非課税の清涼飲料を購入するようになるのではないかと懸念していた。

この新たな研究報告を受けて、健康保持・増進を掲げる人々はようやく、十分な規模の課税は消費量の減少につながり、より健康的な非課税の飲料への切り替えを促すことができるのだと示すことができるようになる。

編集=森 美歩

1901とはずがたり:2017/06/06(火) 00:09:00

<カール>販売縮小で売り切れ続出 「買えない」書き込みも
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170605k0000e040145000c.html
09:56毎日新聞

 約半世紀にわたって親しまれてきたスナック菓子「カール」が、突然売れ始めた。メーカーの明治(東京)が5月25日、販売不振を理由に東日本での販売を今夏以降で終了し、西日本でも種類を大幅に減らすと発表したところ、スーパーなどで売り切れが続出。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上には「カールが買えない」という書き込みがあふれている。

 福岡市東区にあるディスカウントストア「ミスターマックス吉塚店」の菓子売り場は5月31日、カールが置かれていた棚がぽっかりと空いていた。明治の発表3日後の28日に売り切れたという。女性従業員は「今朝もお客様から入荷の予定はないのかと聞かれたが、いつだとは答えられない」と話す。ミスターマックス(福岡市)によると、同社全体では26日以降のカールの売り上げがそれまでの約2倍に伸びた。

 カールが誕生したのは1968年。独特の食感に加えて「それにつけてもおやつはカール♪」のテレビCMで幅広い世代に愛されたが、近年は販売不振が続いていた。明治によると、売り上げは190億円程度あった90年代の3分の1まで落ち込んだという。

 このため明治は、7品目のうち「カレーあじ」など5品目は8月の生産分がなくなり次第、販売を終了すると決定。全国5カ所の生産拠点のうち松山市の工場だけを残し、主力の「チーズあじ」と「うすあじ」の生産は続けるが、販売エリアは西日本に限定する。東日本と西日本で売り上げはほとんど変わらないが、物流コストなどを検討して判断した。

 発表から間もなく、ツイッターなどではカールの姿が消えた商品棚の様子を撮った写真が全国各地から投稿されるようになった。インターネット上のオークションでは品薄を見込んでか、通常の小売価格より高い値段を付けてカールを出品するケースも見られる。

 福岡市博多区のあるスーパーはカールの「チーズあじ」と「うすあじ」をレジ横に山積みにし、「まもなく西日本限定販売になります」と値札に書いた。2種類を1袋ずつ購入した同市早良区の看護師、河野(かわの)和子さん(62)は「普段は食べると歯にくっつきやすいし、年に数回も買わない。九州では販売が縮小されても買えるのは分かっていたが、話題になっていたので手に取った」と語った。

 ファンの熱い応援を受け、明治が販売縮小を撤回する可能性はないのか。広報担当者は「惜しむ声が上がっていることはありがたく受け止めているが決定したことなので、売り上げが伸びても方針を変更する予定はない」と話す。【遠山和宏】

1902とはずがたり:2017/06/06(火) 09:49:59

「一番搾り」、4年ぶり刷新=麦のうま味アップ―キリン
時事通信社 2017年6月5日 17時11分 (2017年6月5日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170605/Jiji_20170605X420.html

 キリンビールは5日、主力ビール「キリン一番搾り生ビール」を4年ぶりにリニューアルすると発表した。7月下旬から順次切り替える。麦のうま味をアップするとともに酸味などを抑え、調和の取れた味わいにした。
 「一番搾り」の刷新は1990年の発売以来3回目。麦汁を低温でろ過することで雑味や渋味につながる成分を減らし、麦のうま味を強調する一方、酸味や甘い香りは抑えた。パッケージはしずくのマークを立体的にしたり、ふたの色を銀から金にしたりするなど、洗練されたデザインに変更する。
 今回の改良のため、全国9工場に新設備を導入。350ミリリットル入り缶は224円。5日に記者会見した布施孝之社長は「2026年の(ビール減税となる)酒税一本化を見据え、『新・一番搾り』を日本のビールの本流にしたい」と述べた。

1903とはずがたり:2017/06/06(火) 10:10:27

かつお節「ビール」登場も=原料見直し、果実など使用可に
時事通信社 2017年6月5日 19時06分 (2017年6月5日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170605/Jiji_20170605X361.html

 麦やホップなどに限られていたビールの原材料に、2018年4月から果実や香辛料が使えるようになる。特色あるビールづくりを得意とする地ビールメーカーはもちろん、大手メーカーも停滞するビール販売てこ入れの好機と捉え、新商品開発に力を入れる。かんきつ類のほか、コーヒーやかつお節などを使った風味豊かな「個性派ビール」が続々と登場する見通し。
 新たな原材料は、酒税法でのビールの定義変更に伴い、麦芽量の5%まで使用が認められる。近年は素材や製法にこだわった「クラフトビール」や輸入ビールの人気が高まっているが、現在は法定外の原材料を使えば、代替品のイメージがある「発泡酒」と表記しなくてはならない場合が多い。麦芽比率が高ければビールと同額の酒税がかかり、メーカーの不満が強かった。
 クラフト最大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)では、オレンジピールやコリアンダーの種を使った人気商品「水曜日のネコ」などが発泡酒からビールに切り替わる見込み。井手直行社長は、「表示の違いが売り上げやブランドイメージに影響する」と歓迎の姿勢を示す。定義変更で表示が発泡酒から変わっても、麦芽を多く使う商品は現状でも税制上ビールと同じ扱いのため、価格面で大きな影響はないとみられる。
 クラフトに力を入れるキリンビールも、ビールの原材料拡大は追い風とみる。既にユズやサンショウを使った商品を販売しているが、現在は発泡酒の扱い。醸造責任者の田山智広マスターブリュワーは「今後はコンブや干しシイタケなど、だしの出る素材で面白い味をつくりたい」と意欲的だ。
 ビールの定義変更の狙いは、地域の特産品を使った地ビールによる地方活性化。政府は「いろんな味に挑戦してほしい」(財務省関係者)と、幅広い原料の活用に期待を寄せている。

1904荷主研究者:2017/06/11(日) 12:51:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170527/bsd1705270500007-n1.htm
2017.5.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
ダイドー、群馬にドリンク剤工場新設

 ダイドーグループホールディングスは26日、群馬県館林市にドリンク剤の工場を新設すると発表した。約60億円を投資し、製薬や食品の会社からの受託生産能力を高める。ドリンク剤の受託製造を手がける完全子会社の大同薬品工業(奈良県葛城市)が新工場を建設・運営する。生産能力は年間1億5000万本で、2020年初頭に稼働する予定。ドリンク剤の需要は近年、健康・美容志向の高まりから女性向け商品などが伸びているほか、外国人旅行者にも人気がある。大同薬品の葛城市の工場はフル稼働が続いており、新工場の建設で首都圏への輸送費の削減や供給体制の整備を図る。

1905荷主研究者:2017/06/11(日) 13:23:17

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00429948?isReadConfirmed=true
2017/5/30 05:00 日刊工業新聞
ケンコーマヨ、159億円で生産ライン増強 卵加工品・サラダが需要増

卵加工品の能力を増強する静岡富士山工場

 ケンコーマヨネーズは159億円を投じ、卵加工品やサラダなどの生産ラインを増強する。静岡富士山工場(静岡県富士市)に、卵焼き製品のラインを増やす。西日本工場(京都府舞鶴市)も新ラインを設け、賞味期限が長いサラダの生産能力を高める。単身世帯の増加や外食業界の人手不足などを追い風に、小容量サラダの販売が伸びているほか、コンビニエンスストア向けなどに卵加工品の引き合いが増えている。生産体制を拡充し需要に応える。

 ケンコーマヨネーズは静岡富士山工場と西日本工場に加え、サラダ・総菜子会社の2社に工場を新設する方針。静岡富士山工場の新ラインは2017年7月に着工し、19年2月に稼働。西日本工場の新ラインは18年2月に着工し、19年3月の稼働を目指す。対象製品の生産能力は現在と比べ、静岡富士山工場が4割強、西日本工場は3割強、それぞれ増える。

 一方、子会社の関東ダイエットクック(埼玉県三芳町)とダイエットクック白老(北海道白老町)に新工場を建てる。

 関東ダイエットは17年6月に着工し18年6月に稼働する。サラダ・総菜の年間売上高を60億円増やす。クック白老は17年7月に着工し18年4月に稼働。サラダ・総菜の年産能力が約3000トン増える。個々の工場の詳しい概要は明らかにしていない。

 卵加工品はこれ以外に、厚木工場(神奈川県厚木市)で17年3月から生産設備を増強。また、賞味期限が長い「ロングライフサラダ」は、御殿場工場(静岡県御殿場市)の設備増強を16年に行った。

(2017/5/30 05:00)

1907とはずがたり:2017/06/12(月) 17:47:04

その1本が寿命を縮める!?
疲れたときの必需品、栄養ドリンクに隠された危険な落とし穴
裴英洙 [医師・MBA/ハイズ株式会社代表取締役社長] 【第1回】
http://diamond.jp/articles/-/56745

『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』裴英洙・著/ダイヤモンド社

?疲労からすぐにでも回復したいと思ったとき、ついつい手が伸びる魔法の飲み物があります。そう、ビジネスパーソンの方なら誰もが一度は飲んだことがあるだろう栄養ドリンクです。

?今、街の至るところで、栄養ドリンク、エナジードリンクが売られています。
?朝までに仕上げなければいけない資料があるけど眠くてしょうがない、なんとなく朝から調子が悪い、残業続きで頭がボーっとする、体がだるくてしょうがないけど、今日は大事なプレゼンだ……。こんなときに栄養ドリンクをグイっと1本飲むビジネスパーソンは少なくないでしょう。

?しかし、このような光景を見るたびに私は不安になってしまいます。
?なぜなら、この栄養ドリンクの常用は、百害あって一利なしの危険な行動だからです。

なぜ、パワーチャージできるはずの栄養ドリンクが体に危険なのか

?まず、皆さんに覚えておいていただきたいのが、栄養ドリンクはあくまで“非常食”だということ。薬剤や栄養ドリンクで栄養やエネルギーを補給するのは、体調不良のときや病気にかかったときなどの非常時です。非常食の代名詞として乾パンがありますが、誰も通常の食事では乾パンを主食としては食べていない、それと同じです。

?健康なときは、当然ながら食事から栄養を摂ることが一番です。しかし、多くの現代人は非常時でもないのに非常食である栄養ドリンク類に頼りがちです。

?実は、ドリンク剤によっては少量のアルコールを含むものが存在しています。アルコール入りのものは、飲んですぐ元気になりたいという短期的効果を狙うときにはいいかもしれませんが、実は、一種の興奮剤のようなものであるため、効き目が切れるとドっと疲れが押し寄せてくることがあります。

?また、ドリンク剤の成分として含まれているアルコールやカフェインは嗜好品ですから、依存症になる恐れがあります。
?さらにドリンク剤には、低血糖からくる脳の働きを活性化させるために糖分がたくさん含まれているものも多く、毎日飲み続けると糖尿病や肥満につながることがあります。ドリンク剤に含まれるアルコールとカフェインなどの成分が、すでに常用している薬との飲み合わせで障害を起こす危険性も避けられません。
?例えば、風邪薬や気管支拡張剤とカフェインを一緒に摂ると、相互作用により、頭痛を引き起こすことがあります。また、睡眠薬や血糖下降剤(糖尿病治療薬)と一緒に飲んでしまうと、睡眠薬の効力が強くなりすぎたり、血糖のコントロールができなくなることもあり得ます。

?じゃあ、薬と一緒に飲まなければいいのか。実はそんなに簡単な問題でもないのが栄養ドリンク剤の危険性なのです。

「症状がラクになった」と喜んだ後にくる苦痛がもっと怖い

?ほとんどのドリンク剤に含まれているカフェインを例にとりましょう。成分表示では「無水カフェイン」と表示されています。これは総合感冒薬に入っている成分と同じものです。総合感冒薬とは、頭痛・のどの痛み・せき・くしゃみ・発熱・鼻水・鼻づまりなどの風邪の症状緩和のために、解熱剤やせき止め剤などを複合した医薬品のことです。

?ドリンク剤や総合感冒薬に無水カフェインが使われているのは、鎮痛作用があるためです。確かに、適量であれば一時的に眠気をとったり、疲れを感じさせなくなったり、痛みを抑えるなどの効果は期待できるでしょう。脳血管への収縮作用が起こり、頭痛などの痛みは幾分ラクになりますが、ひとたびカフェインが切れると、脳血管の収縮作用はなくなり、脳血管は拡張、かえって頭痛が悪化します。

?特に長期間カフェインを摂り続け、突然やめた場合の頭痛はひどくなると言われています。

?さらに、カフェインには神経毒性があるので、摂りすぎるとカフェイン中毒となり、死に至る危険性があるのです。一般的には5〜10グラムが致死量と言われています。もちろん、ドリンク剤1本ではまったく問題はありませんが、同時に何本も摂取すると怖いのです。

アメリカでは栄養ドリンク剤による死亡事例も報告されていた

?米国では、栄養ドリンクやエナジードリンクの過剰摂取が問題となり、2013年、米国食品医薬品局(FDA)が米国で発売されている栄養ドリンクの安全性について調査を開始しました。その結果、この10年に栄養ドリンクとの関連を否定できない死亡事故が13件あったことが報告されています。

?まずは疲れの正体を知り、自分の体と疲れをコントロールし、マネジメントしていればおのずと非常食に頼る機会は減ってきます。

1908とはずがたり:2017/06/14(水) 16:42:31

「明治 エッセルスーパーカップ」が売れている、控え目な理由
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000030-zdn_mkt-bus_all
6/14(水) 8:19配信 ITmedia ビジネスオンライン

 アイス市場が熱くて溶けてしまうかもしれない――。このように感じるほど、業界が盛り上がっていることをご存じだろうか。日本アイスクリーム協会によると、2015年の販売金額は4647億円。10年ほど前から、右肩上がりで伸び続けているのだ。

【大阪でチョコミントは苦戦、なぜ?】

 「ふむふむ、分かる分かる。オレは『ガリガリ君』をよく食べるからなあ」「いやいや、ワタシは『ピノ』が大好き」といった声が聞こえてきそうである。スーパーやコンビニの冷蔵ケースの中をみると、定番商品がズラリと並んでいる中で、必ずと言っていいほど目にするモノがある。「明治 エッセルスーパーカップ」(130円、税別)だ。

 1994年に発売したところ、翌年にはカップアイス市場でトップの座に(ハーゲンダッツを除く)。ライバルがひしめき合う中で、なぜエッセルスーパーカップは消費者に支持されたのか。最大の理由はボリュームである。

 当時、カップアイスの主流は、150mlで100円。そうした常識を打ち破るために、明治は「200mlで100円」という価格設定で勝負したところ、「アイスをたくさん食べたい」という若年層の胃袋をつかんだ。その後も好調に推移し、全ジャンルの中で「エッセルスーパーカップ」(約220億円)が売り上げトップに。2位「ガリガリ君」(約145億円)を大きく引き離しているのだ(アイスクリームプレス調べ)。

 このように書くと「他の商品のようにいろんな手を打ってきたのだろうなあ」と思われたかもしれない。例えば、奇をてらったフレーバーを展開したり、SNS上でいろいろ仕掛けたり。しかし、エッセルスーパーカップは違う。過去のフレーバーをみると、「クッキーバニラ」「チョコミント」など、他の商品でもあるようなモノばかり。SNSにいたっては、TwitterやFacebookで公式サイトを運営していない。

 それでも、1位である。なぜか。その秘密を探るために、同社でマーケティングを担当している松野友彦さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●エッセルスーパーカップの武器

土肥: エッセルスーパーカップの最大の武器は、やはりボリュームだと思うんですよね。発売当時(1994年)、カップアイスの主流は150mlで100円だったのに対し、エッセルスーパーカップは200mlを100円で販売した。なぜこのような価格で販売することができるのかなあと思って調べたところ、植物性脂肪を使うことで低コストを実現できたんですよね。

 アイスクリームって同じように見えても、乳成分の量によって4つの種類に分けられる。エッセルスーパーカップはアイスクリーム(乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上)ではなくて、乳脂肪が少ない「ラクトアイス」。濃厚な味わいを楽しむためには、乳脂肪が多いほうがいい。でも、コストが高くなる。そこで、乳脂肪に比べて価格が安い植物性脂肪を使うことで「量が多いのに、あっさり食べられる」商品を開発することに。当時、どのような反響があったのでしょうか?

松野: カップアイスは競合商品が多かったので、スーパーやコンビニなどですぐに置いてもらうことができませんでした。ただ、とあるコンビニで販売してもらったところ、ものすごく売れまして。その後、どんどん広がっていき、取扱店が増えていきました。商品は94年に発売したのですが、翌年にはカップアイス市場でシェアトップになりました。

土肥: アイスの売り場面積って、ものすごく狭いですよね。いくつかのコンビニを調査したところ、「ガリガリ君」「パルム」「ピノ」「パピコ」「チョコモナカジャンボ」など、いわゆる定番商品ばかり並んでいました。新商品が入っていく隙間はほとんどない状況の中で、エッセルスーパーカップは発売後、たった1年でトップに。このような商品は、珍しいのではないでしょうか。

松野: 各社、毎年のように新商品を出していますが、なかなか生き残るのは難しい。半期で終わる商品もありますし、売れてもすぐに落ち着いてしまう商品もあります。ご指摘のとおり、すぐにトップになるのは難しい。ただ、たった1年でも変わるときには変わるんですよ。

土肥: 1年でも変わるときには変わる? 変わられたことがあるのでしょうか?

1909とはずがたり:2017/06/14(水) 16:42:44
松野: 実は……あるんです。エッセルスーパーカップは95年からトップを走っていたのですが、99年に他社から新商品が出てきまして。翌年、その商品がカップ市場で1位になるんですよね。

土肥: 5年ほど1位を走っていたのに、2位に転落したわけですね。社内はどのような状況だったのでしょうか?

●基本的に「味」には手をつけなかった

松野: 大変な騒動になりました。社内からはこのような声がありました。「リニューアルすべきではないか」「スペックを見直すべきではないか」「フレーバー展開をどんどんすべきではないか」と。さまざまな意見が出たのですが、味には手をつけなかったんですよね。

土肥: それはなぜ?

松野: さまざまな調査を行ったのですが、見直すポイントがないほど、高評価だったんです。「この部分はちょっとマイナスだから見直したほうがいいのでは?」といった声もありましたが、それも“あら探し”をしたような点でした。ということもあって、味には手をつけませんでした。

土肥: 企業というのはちょっと業績が悪くなると、すぐに“変えよう”としますよね。組織であったり、人事であったり。エッセルスーパーカップの場合であれば、味を変えてもおかしくなかった。というのも、2位に落ちて、さらに売り上げが落ちていくと、「だから、味を見直そうと言ったじゃないかっ!」といった声が必ず出てくる。でも、あえてそれをしなかった。

松野: はい。その後も、「濃厚だけれども、後味はスッキリしている」という方向性は変えずに、少しずつ微調整していきました。でも、それだけでは売り上げを回復するのは難しかったかもしれません。そこで、パッケージにシズル感を出すようにしたり、お客さまとのコミュニケーションを増やしたりすることで、2003年ころから少しずつ回復していきました。2004年に再びトップに立ち、その後、ずーっと1位でして。

土肥: うーん、なにか隠していませんか? アイスメーカー各社の取り組みをみていると、あれこれやっているんですよね。消費者をあきさせないように、毎年ちょっと変わったフレーバーを出したり、SNS上でグループをつくってファンを増やすようなことをやったり。でもエッセルスーパーカップは、あまりそうしたことにチカラを入れているように見えないんですよね。フレーバーを見ても……。

松野: 定番の「超バニラ」「チョコクッキー」「抹茶」のほかに、期間限定の商品を出しています。ちなみに、人気があるのは「クッキーバニラ」と「チョコミント」。

土肥: ほら、期間限定で「クッキーバニラ」ってちょっとおかしくないですか。季節感がどこにもない(笑)。フレーバー展開にチカラを入れていないとは言いませんが、他社と比べて派手さがないというか、控え目というか……(失礼)。

●ブランドを守ることに注力してきた

松野: 言われてみると、確かに「クッキーバニラ」に季節感はないかもしれません(笑)。あと、他社と比べて派手さがないということですが、それは「ブランドを守り続けているから」だと思うんですよね。では、商品のブランドとは何か。「安心感」なんです。

土肥: 安心感? どういう意味でしょうか?

松野: ちょっと変わったフレーバーを出して、お客さまに驚いてもらう。そうしたことはやろうと思えばできたかもしれません。でも、やらなかった。なぜなら、お客さまがそれを望んでこなかったからなんですよね。先ほどもご紹介したとおり、アンケート結果で味について不満を感じている人はほとんどいなかった。2位に転落したときに、味を大幅に変えていたら、その後、毎年のように奇をてらったようなフレーバーを出し続けていたかもしれません。

1910とはずがたり:2017/06/14(水) 16:43:08
土肥: 94年に発売してから、基本的なレシピは変えていない?

松野: はい。また、話題づくりのために、何かをやろうと思えばできたかもしれません。でも、あまりやらなかった。なぜかというとフレーバーと同じように、ブランドを守るためでもあるんですよね。

 2004年、カップアイス市場でエッセルスーパーカップはトップに返り咲いてから、いまもその座にいます。でも、守り続けることは難しい。いまトップでも、入れ替わるときにはすぐに入れ替わる。なぜこのような不安を感じているのかというと、アイスの売り上げは年々伸びているので、各社チカラを入れているんですよね。

 新商品がヒットすれば、横展開できるかもしれない。そうなると、売り場面積が狭いので、すぐに太刀打ちできない状況になるんです。このような危機感があるので、ブランドを守りながら攻めるときには攻めなければいけない。そうでなければ、トップブランドで居続けることは難しいかなあと。

土肥: 「攻めるときには攻めなければいけない」ということですが、どのように攻めているのでしょうか?

●「Sweet's 苺ショートケーキ」が大ヒット

松野: 例えば、2016年に「Sweet's 苺ショートケーキ」(以下、ショートケーキ)を発売しました。カスタード風味のアイスとホイップクリーム風アイスの間にクッキーをはさみ込み、さらにイチゴの果肉が入ったソースで上部を覆いました。

 エッセルスーパーカップのブランドで、4層構造の商品を発売したのは初めて。容量172mlに対し、価格は220円(税別)。ちょっと高いかなあ、大丈夫かなあと思ったのですが、ものすごく売れました。約4カ月間(12月〜3月)の売上目標を、わずか1カ月弱で達成することができました。

土肥: おー。

松野: この商品を発売して、新たな発見がありました。ここ数年、コンビニは高価格のアイスを発売しているので、ショートケーキはある程度売れるかなあと予想していました。ただ、スーパーは違う。低価格のアイスをたくさん扱っているので、ちょっと苦戦するかなあと考えていたのですが、現場の方から「おもしろい」「食べたくなる」といった声があったので、「いけるかも!」と思いました。実際、ものすごく売れたので、びっくりしました。

土肥: なぜ売れたと分析していますか?

松野: エッセルスーパーカップが消費者にとって身近な存在になっていたからではないでしょうか。コンビニでのカバー率は90%以上なので、お店に行けばほぼ置いている。そうしたブランドから新しい商品が出てきたので、「おっ、これはなんだ? ちょっと買ってみよう」と感じた人が多かったのではないでしょうか。

土肥: それほど高いカバー率であれば、もっと早く出していればよかったのでは?

松野: いや、早く出していれば、これほど売れなかったかもしれません。どういうことかというと、コンビニのアイス売り場で、価格の垣根がなくなってきたからなんです。数年前までは、130円の商品がたくさん並んでいましたが、いまは違う。いろんな価格帯の商品が並んでいるので、お客さまも「220円」という価格に抵抗を感じる人が少なくなってきたのではないでしょうか。

土肥: なぜエッセルスーパーカップはトップでいるのか。おさらいすると、当時の常識では考えられなかった、ボリュームと価格で打ち出した。ライバルが登場して、2位に転落するものの、そこで慌てずに動かなかった。なぜ動かなかったかというと、アンケート調査で味に対する不満の声がほとんどなかったから。その後、味を微修正するものの、基本的な方向性は変えずにここまでやってきた。他社が派手な取り組みをしていても、ブランドを守りながら攻めるときには攻めてきた……というわけですね。

松野: はい。

土肥: 最後の質問です。

1911とはずがたり:2017/06/14(水) 16:43:21
>>1908-1911
●チョコミント、大阪で苦戦

土肥: 期間限定のフレーバーで「チョコミント」を扱っていましたが、これ大阪で売れましたか? すみません、ヘンな質問で。というのも、他社でもチョコミントのアイスを出していて、その担当者が「なぜか大阪で売れなくて、困っているんですよ」と言っていました。

 大阪で生まれ育ったワタシも、チョコミントが大の苦手なんですよね。なんだか歯磨き粉を食べているような気がして(ファンのみなさま、すみません)。

松野: 実は……エッセルスーパーカップでも大阪での販売状況があまりよくないんですよね。試食をお願いしても「いらん」といった声がたくさんありました。なぜ売れないのか、理由はよく分かりません。ただ、以前に比べ売り上げは少しずつ伸びてきているので、若い女性を中心に抵抗なく食べる人が増えてきているのではないでしょうか。

土肥: うーん、納豆のような話ですかね。その昔、大阪のスーパーで納豆を売っている店は少なかった。ただ、食べ慣れてくる人が増えてくると、売り上げも伸びていった。チョコミントも同じようなカーブを描くかもしれないですね。や、ちょっと話がそれました。本日はありがとうございました。

1912とはずがたり:2017/06/17(土) 22:52:27
ピザポテトとスコーンとわさびーふとプリングルスが好き☆
カルビーの一人勝ちはあんま望ましくないねえ。

「カール」販売中止は駄菓子崩壊の序章
プレジデントオンライン 2017年6月15日 09時15分 (2017年6月16日 09時10分 更新)http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170615/President_22298.html

今年5月、明治はスナック菓子「カール」の東日本での販売を9月に中止(終了)すると発表した。早くも品薄の販売店が続出するなど「カールショック」が起きている。
その理由は、最盛期に190億円ほどあった売り上げが3分の1以下の約60億円にまで落ち込んだことなどが挙げられる。だが、私はほかの個別要因が3つほどあるとみている。
1つはマーケットの変化だ。スナック菓子は全体的に堅調に成長している市場だが、人気はポテトチップスなど芋を原料とする菓子に集中している。小麦やトウモロコシ原料の菓子は苦戦していて、カールはトウモロコシ系を代表するスナックだ。
消費者志向も変わってきている。人気なのはカルビーの「じゃがりこ」や「じゃがビー」などの“おつまみ系スナック”。会社員が仕事帰りにコンビニで買って帰るような、そうした大人の需要を汲み取っている。一方、カールのような、食べると手がベタベタするような菓子は、スマホを使う際に不便ということもあり、若者うけがあまりよくない。
最後は、明治にカールへ投資する意欲がなかったことだ。売り上げが低迷し、コストをかけてまでテコ入れしようしなかった。明治は2018年以降の新たな中期経営計画の策定に取り掛かり、それに伴い商品ポートフォリオの見直しに着手している。実際に昨年、ベビーフードや家庭用ココアなどの生産販売から撤退。ヨーグルトやチョコレートなどの高シェア商品に経営資源を集める狙いがあり、カールも数年前から撤退が検討されていたという。明治の商品撤退はまだ続くだろう。「カールショック」は序章と言えるかもしれない。
スナック菓子業界では、いまやカルビーの一人勝ちだ。スナック市場では54%のシェア、人気のポテトチップスでは72%を誇り、湖池屋以下を大きく引き離す。国内で圧倒的な存在という状態は続くだろう。
(クレディ・スイス証券 アナリスト 森 将司 構成=衣谷 康)

1913とはずがたり:2017/06/21(水) 17:28:38
絶対的ピザポティストの俺だがあれは美味い!
湖池屋はスコーンだよなあ。

王者カルビーが崩せないカラムーチョの牙城 ピザポテトを再開し、カラビーをやめたワケ
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-176973.html
10:00東洋経済オンライン

北海道産ジャガイモの不作を受けて、カルビーが4月中旬以降に販売を休止していた「ピザポテト」が、6月19日(月)から北日本・東日本エリアで再びスーパーやコンビニエンスストアなどの店頭に並び始めた。6月26日(月)からは中日本・西日本エリアでも販売再開となる見通しで、同じく休売対象だった「堅あげポテト ブラックペッパー」「ポテトチップス しあわせバタ?」も順次、販売を復活する見通しだ。

「早く販売を再開してほしい」「販売再開を待っています」。昨年夏の台風による被害を受けて4月10日に一部商品の休売を発表したカルビーのお客様相談室には、この2カ月間で1000件を超える問い合わせがあったという。中でも販売再開の要望が強かったのがピザポテトだ。6月15日に発表したカルビーのニュースリリースのタイトルは「『ピザポテト』復活宣言!」との文言があったぐらいである。

休売の陰に隠れた「終売対象」18商品
一方、4月10日に発表されたカルビーのニュースリリースには、当時あまり大きくは報じられなかったが、ポテチファンには見逃せない事実が記されていた。それはジャガイモ不足で販売を一時やめた「休売対象」15商品と一緒に載っていた「終売対象」18商品だ。

「終売」とは要は撤退だ。ジャガイモ不足には本質的に関係がなく、採算面であまり芳しくない商品ということだろう。多くが「ポテトチップス 瀬戸内レモン味」(中国・四国)、「ポテトチップス 博多めんたいこ味」(九州)、「堅あげポテト 関西だししょうゆ」(近畿・北陸)など一定地域に限定された独特な味を対象としていたが、全国的に売っていた商品も4つ含まれていた。

「ポテトチップス フレンチサラダ」「ポテトチップス しょうゆマヨ」「ポテトチップス 梅味」「カラビー 厚切りホットチリ味」。特に注目したいのはカラビーの終売だ。カラビーは全国的に売られていた辛口スナック菓子だが、販売が打ち切られた格好となる。

これはカルビーにとって、事実上の「敗北宣言」とも受け取れる。何に対してか。湖池屋(コイケヤ)の看板商品で辛口のスナック菓子「カラムーチョ」に対してである。そして、カルビーがピザポテトを復活させたことと裏返しの事実でもある。

販売データを見てみると…
実際の店頭における販売データから読み解いていこう。筆者は、5000万人規模の消費者購買情報を基にした全国標準データベース「TRUE DATA(R)」を使って、主要な全国のスーパーマーケットのPOSデータを調べてみた。

1914とはずがたり:2017/06/21(水) 17:29:03
>>1913-1914
…スーパーマーケットにおけるカラビーの全国における100万人当たり売上金額は、直近1年(2016年6月?2017年5月)が1カ月当たり0.3万(3000円)?2.3万円台。平均すると約9600円だ。その前の1年(2015年5月?2016年4月)を同じように見ると1カ月当たりは2.6万?4.5万円台。平均は約3.5万円台となった。

これは繰り返すと、絶対的な売上高ではなく、100万人来訪者当たりの売上金額だ。しかし、傾向は理解できる。カラビーの絶対的な勢いは徐々に低下していった。

一方、スーパーマーケットにおけるカラムーチョの全国における100万人当たり売上金額は、直近1年が1カ月当たり14万?24万円台。平均すると約19.6万円だ。その前の1年を同じように見ると1カ月当たりは15万?21万円台。平均は約17.6万円台となった。カラムーチョは安定して売れている。そしてカラビーから見れば完敗である。

ピザポテトに話を戻そう。スーパーマーケットにおけるピザポテトの全国における100万人当たり売上金額は、休売直後の2017年5月を除いた直近1年が1カ月当たり16万?27万円台。平均すると約21.6万円だ。その前の1年を同じように見ると1カ月当たりは14万?22万円台。平均すると約18.5万円となった。2017年4月には販売休止を前にした特需があったことを考慮しても、カラムーチョと同等以上の売れ行きを示していたといえる。


カルビーはスナック菓子メーカーのトップ企業として君臨しているが、局地戦として辛口スナック菓子では湖池屋に敗北を喫していたのだ。かつてカルビーは2010年末から「うま辛ポテト ヒ?ハー!!」という同ジャンルのポテチを投入していたことがある。お笑い人気コンビのブラックマヨネーズをイメージキャラクターに使用していたので記憶にある人も少なくないだろう。これもいつの間にか店頭から見られなくなっていた。

カラムーチョはカルビーに崩せない牙城だ
カルビーにとってカラムーチョは何度も挑みながら崩せない牙城だということが、カラビーの撤退で実は示されたのである。長年培われたブランド、信頼、「定番商品を買う」という消費者の習慣を正面から切り崩すのはなかなか難しい。

こうやって見ていくと、カルビーが休売対象の中からピザポテトの復活を急いだ理由がわかる。むしろやや幅を広げて、ポテチの濃い味カテゴリーとして、カラムーチョに対抗できるカルビーの商品がピザポテトといえる。

しかしこう考えると、ジャガイモ不足に端を発したポテトチップス問題だが、結局は売れる商品を「休売」とし、そのドサクサにまぎれて売れていなかった商品を「終売」(販売終了商品)として発表したのではないかとも考えられる。それにしても、「カラビー」は売れていなかったんだな、と私は驚いた。意外に、ビールのつまみとしてはおいしかったのに。

1915とはずがたり:2017/06/22(木) 11:17:45

カール終了で注目「うまい棒」最強の味
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170622/President_22385.html
プレジデントオンライン 2017年6月22日 09時15分 (2017年6月22日 11時00分 更新)

スナック菓子「カール」がまもなく東日本から姿を消す。背景にはポテチ市場の拡大と、コーン系菓子の苦戦がある。だが、そのなかでも「うまい棒」は10年で約1.5倍に成長中だ。うまい棒にあって、カールにない、「最強の味」とは――。

■売上高は全盛期の3分の1に
スナック菓子「カール」がまもなく東日本から姿を消す。5月25日、明治は2017年8月の生産分をもって「カールチーズあじ」「カールうすあじ」の中部地域以東での販売終了を発表した。同時に、「カールカレーあじ」「大人の贅沢カール」「小つぶカール」は全国で販売終了となる。販売終了の理由について、明治は「市場環境や顧客ニーズの変化に伴う競争優位性の低下、長期的な販売規模の低迷による収益性の悪化」と説明している。
カールの発売開始は1968年。ノンフライ生地のサクサクとした軽い食感と、濃厚なチーズ味が人気を呼んだ。最盛期の1990年代には年間190億円程度を売り上げていたが、この数年は3分の1となる60億円程度にまで落ち込んでいた。
明治は最後までカールを続けようとしていた。プレスリリースには「長期にわたりお客さまにご愛顧いただいた商品であり、当社を代表する歴史ある商品でもあることから、3年ほど前よりブランド存続の可能性を広く模索してまいりました」と販売終了の悔しさがつづられている。実際、15年には味わいのリニューアルを行っている。チーズあじでは、使うチーズの種類を5種類から6種類に増やして風味を強化。カレーあじでは16種類のスパイスを11種類に減らすことでスパイスの辛味を抑え、あっさりとした味わいに変えていた。しかし、こうした努力もむなしく、今回の決定に至った。

■カレー味はカールだけだった
「カール東日本撤退」は大きな話題になった。駆け込み需要が生まれ、スーパーなどでは現在も品薄が続いている。あらためてカールが「国民的スナック菓子」だったことに気づかされる。競合会社もショックを隠しきれないようだ。ある菓子メーカーの担当者は匿名を条件にこう話す。
「ライバル菓子とはいえ、『カールカレーあじ』が大好きだったんです。カレーは国民的人気メニューのはずなのですが、実は『カレー味のスナック菓子』は少なく、メジャーな商品はカールだけなんです。日本のスナック菓子業界において、『カールカレーあじ』は重要な存在だっただけに、本当に残念です」
これだけ大きな存在だったカールは、なぜ販売終了に追い込まれたのか。要因のひとつは「ポテトチップス人気の高まり」だ。スナック菓子市場では、出荷額ベースで約6割をポテトチップスが占めるようになっていて、それ以外の商品は苦戦している。
もうひとつの要因として指摘されているのが、製造コストだ。ポテトチップスの場合、原材料のじゃがいもをスライスする工程がどのメーカーも同じであるため、設備投資のコストをおさえられる。一方で、カールのようなコーン系は専用の機械が必要で、製造原価が上がりやすいのだという。カールのような古参ブランドが販売終了になるのだから、ほかの「コーン系スナック菓子」も安心できない。筆者は仕事の合間に、よくスナック菓子のお世話になる。親しんだ味が食べられなくなっては、仕事に支障をきたす。カールの次に危ないスナック菓子を調べる必要がある。

1916とはずがたり:2017/06/22(木) 11:18:06
>>1915-1916
■カールがないなら、うまい棒?
カールに似た味……。そう考えて、やおきんの「うまい棒」が思い浮かんだ。うまい棒は、カールと同じく、とうもろこしを原材料とするコーン系スナック菓子だ。「エクストルーダー」という機械を使い、とうもろこしを粒子状につぶし、熱と圧力をかけて成形していく。一連の騒動では、「『カールチーズあじ』がなくなったら、『うまい棒チーズ味』を食べればいい」という声も聞かれた。だが、もしうまい棒までなくなったら、どうしようもない。
やおきんに問い合わせたところ、「おかげさまでうまい棒は出荷本数が伸びつづけています。2006年は年間4億2000万本でしたが、現在は年間6億本に増えています」という心強い回答を得た。
うまい棒の価格は1本10円(税抜き)。1979年の販売開始から価格を維持している。近年、原材料の価格高騰などを理由に、重量を減らしたり、値上げに踏みきったりする商品は少なくない。だが、うまい棒は重さを減らさずに価格を維持しているという。
「うまい棒の今の重さは、とんかつソース味をのぞいて、すべて6g。これは、販売開始以来2番目の重さです。1980年代半ばにうまい棒市場が急成長した際、お客さまにどのように還元するか考えた結果、うまい棒1本あたりの重さを少し増やしたことがありました。2008年頃にそこから1g減らして6gとなっていますが、今後もできる限り、この重量、この価格で販売を続けていきたいと考えております」(やおきん広報)

■個包装だから手も汚れない
カールとうまい棒、なにが生死をわけたのか。その理由について、やおきんの広報は「個包装が影響しているかもしれない」と話す。
「1本ずつ包装されていることが、さまざまな利点を生んでいます。まずは、一人でも食べきれるちょうどいい量であること。次に、湿気に強く、日持ちすること。また、形状が筒型で輸送しやすい。これらが長く販売できている理由かと思います」(やおきん広報)。
個包装であれば、食べるときに手は汚れない。好きなときに、好きなように食べることができる。明治は需要の変化に対応するため、カールの内容量を少しずつ減らしてきた。発売当初は100gあったが、現在の「カールチーズあじ」は64g、さらに新商品の「大人の贅沢カール」は50gとしている。「小分け需要」に対応するものだが、自由度では個包装にはかなわない。
さらに袋菓子は、コンビニなどからすれば「かさばるのに安い」というデメリットがある。「カールチーズあじ」の内容量は、うまい棒の11本弱に相当する。カールの売価は税抜きで79円(西友ネットスーパー)。うまい棒なら110円になる。またカールはパフを潰さないように空気を封入している。このためうまい棒11本よりかさばる。棚の小さいコンビニでは、かさばる商品は嫌われる。このためカールは主要コンビニで扱われなくなっていった。
もう一つ、うまい棒にあって、カールにないものがある。コーンポタージュ味だ。
「現在、うまい棒で人気1位のフレーバーはコーンポタージュ味です。1992年の販売開始以来、ほぼずっと1位の座を守り続けています。うまい棒の発売開始は1979年ですが、コーンポタージュ味の登場により、うまい棒は認知度、売り上げ共に上昇し、不動の人気を得ました」(やおきん広報)

■「ほぼずっと1位」のコンポタ味
現在発売中のうまい棒の定番品は15種類。そこで「ほぼずっと1位」というのは、圧倒的な存在だ。なぜ、コーンポタージュ味はそこまで人気なのか。
「コーンパフの生地原料はとうもろこしです。だからコーンポタージュ味とはよく合うと思います。また、コーンポタージュの甘みがあって、かつ、ちょっと濃いめの味わいが後を引きます。こうした点からお客さまの人気を得たのではないでしょうか」(やおきん広報)
実はカールも、2006年にコーンポタージュ味を発売している。2012年までは限定商品などでラインナップに入ることもあった。しかし定番商品にはならなかった。
明治の決断の背景はわからないが、コーンポタージュ味には、強力な先行商品があった。…

リスカが製造・販売する「コーンポタージュ」という袋菓子だ。やおきんは工場を持っておらず、商品の製造は他社に委託している。その委託先のひとつがリスカだ。リスカはうまい棒の製造元であり、その人気1位のコーンポタージュ味を袋菓子としても販売していることになる。うまい棒の「最強の味」という看板は伊達ではない、ということだろうか。
明治は9月以降、これまで全国5工場で行ってきた生産を、愛媛県内の1工場のみに縮小する。このため販売は配送可能な西日本に限定する。騒動は続いているが、「東日本での販売終了の方針は変わらない」(明治広報)という。関東の人は「関西土産」にするしかなさそうだ。
(ライター 吉田 彩乃)

1917荷主研究者:2017/06/25(日) 11:09:04

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00431602?isReadConfirmed=true
2017/6/13 05:00 日刊工業新聞
キリンとアサヒ、高アルコールの缶チューハイを増産

 キリンビールとアサヒビールのビール大手2社は、6月から相次いで缶チューハイの増産を始めた。キリンは年初計画と比べ3割増、アサヒは同2割増。増産する商品は、いずれもアルコール度数が9%と高い「ストロングタイプ」。「夏が例年より暑い年は、年間を通じストロング商品が良く売れる」(キリンビール)とし、供給力を確保する。両社は期間限定商品も投入し、消費者に訴求する。

 キリンビールは「氷結ストロング」シリーズを取手工場(茨城県取手市、写真)、岡山工場(岡山市東区)、福岡工場(福岡県朝倉市)、キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所(静岡県御殿場市)の4工場で増産する。

 主力商品のレモンとグレープフルーツの中身を4月に刷新し、5月に「ブラッドオレンジ」を発売した効果で、5月の販売数量は前年同月比25%増。缶サイズは350ミリリットルより500ミリリットルの方が伸びており「試し飲みしたユーザーが定着していると考えられる」(同)と見て、増産する。新商品は塩をひとつまみ入れた「塩グリーンレモン〈期間限定〉」を、13日に発売する。

 アサヒビールは茨城工場(茨城県守谷市)とアサヒ飲料明石工場(兵庫県明石市)の2工場で、「もぎたて」シリーズを増産する。もぎたても中身の刷新と限定商品を発売した効果により、5月の販売実績は同39%増。7月4日に期間限定商品「手摘み洋梨(なし)」を発売する。

(2017/6/13 05:00)

1920名無しさん:2017/07/07(金) 22:41:00
「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあで」 サントリー「コックゥ〜ん!」CMに「下品」「下ネタ」と批判相次ぎ公開中止へ

1921名無しさん:2017/07/07(金) 22:43:46
「“絶頂 うまい7%”の魅力を紹介する体感型ムービー『絶頂うまい出張』」と銘打たれた動画で、北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の6都市を舞台に、ご当地グルメを味わう様子や「頂〈いただき〉」のおいしさをご当地の方言を交えて紹介するというもの。

 原明日夏さん(北海道篇)、吉川友さん(東京篇)、笹丘明里さん(神奈川篇)、山崎愛香さん(愛知篇)、柳いろはさん(大阪篇)、エイミーさん(福岡篇)ら人気グラビアアイドルが出演しており、「肉汁いっぱい出ました」「(火照った様子で)暑くないと? もぉ元気良すぎやん!」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」などのセリフや、「頂〈いただき〉」のおいしさを表すという「コックゥ〜ん」という表現を使った「コックゥ〜ん! しちゃった(はーと)」というセリフが登場しました。

 広告がTwitterでも告知されると、「セクハラ・パワハラを含めたコンプライアンスの不徹底さが透けて見えるよう」「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪いCMだな、AVかよ」「企業倫理ってないんですか?」「サントリー、下品になりましたね」「AVの見過ぎですか?」「サントリー上層部はみんなAVと現実の区別がつかない脳してるんだろうな」などと辛らつな批判が相次ぎ、中には不買を宣言するリプライも見受けられました。

1922名無しさん:2017/07/08(土) 15:17:37
サントリーが7月4日に新発売したビール「頂〈いただき〉」の広告動画が「下品」「気持ち悪すぎる」「下ネタ」と物議をかもしています。

物議をかもしているサントリーの「絶頂うまい出張」東京篇の一部より。動画は既に削除済み(YouTubeより)
画像リンク[jpg]:image.itmedia.co.jp

「“絶頂 うまい7%”の魅力を紹介する体感型ムービー『絶頂うまい出張』」と銘打たれた動画で、北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の6都市を舞台に、
ご当地グルメを味わう様子や「頂〈いただき〉」のおいしさをご当地の方言を交えて紹介するというもの。

新発売のビール「頂〈いただき〉」(公式サイトより) 外部リンク:www.suntory.co.jp
画像リンク[jpg]:image.itmedia.co.jp

原明日夏さん(北海道篇)、吉川友さん(東京篇)、笹丘明里さん(神奈川篇)、山崎愛香さん(愛知篇)、柳いろはさん(大阪篇)、エイミーさん(福岡篇)ら人気グラビアアイドルが出演しており、
「肉汁いっぱい出ました」「(火照った様子で)暑くないと? もぉ元気良すぎやん!」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」などのセリフや、
「頂〈いただき〉」のおいしさを表すという「コックゥ〜ん」という表現を使った「コックゥ〜ん! しちゃった(はーと)」というセリフが登場しました。

おいしさを表す「コックゥ〜ん!」という言葉についての紹介(公式サイトより)
画像リンク[jpg]:image.itmedia.co.jp

広告がTwitterでも告知されると、「セクハラ・パワハラを含めたコンプライアンスの不徹底さが透けて見えるよう」「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪いCMだな、AVかよ」
「企業倫理ってないんですか?」「サントリー、下品になりましたね」「AVの見過ぎですか?」「サントリー上層部はみんなAVと現実の区別がつかない脳してるんだろうな」などと辛らつな批判が相次ぎ、中には不買を宣言するリプライも見受けられました。

神奈川篇のワンシーン。動画は既に削除済み(YouTubeより)
画像リンク[jpg]:image.itmedia.co.jp

■サントリーに聞く、動画で伝えたかったこと

 こうした批判や動画で伝えたかったことの真意について、サントリーホールディングス広報部に問い合わせましたところ、次のように回答がありました。

――どういうコンセプトや意図の広告動画だったのでしょうか

担当者:新発売した「頂〈いただき〉」のおいしさを、ご当地グルメや方言と合わせて全国のお客さまにお伝えする意図で制作しました。

――女性は購買層のターゲットにしていないのでしょうか

担当者:男女を問わず幅広いお客さまをターゲットにしています。

――動画公開後、サントリー公式Twitterなどに「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪すぎる」「AVのよう」といった批判が寄せられていることについて把握していますか。またそうした意見についてどう考えていますか

担当者:視聴されたお客さまからそうしたお声が寄せられていることは把握しています。ご意見を受け、7月7日19時半に速やかに公開を中止することとしました。ご意見は真摯に受け止め、今後の宣伝活動に活かしてまいります。
視聴された一部のお客さまのご気分を害する結果となり、深くお詫びいたします。

近年、こうした動画広告についてネット上で物議をかもすケースが相次いでおり、SMAPの謝罪会見連想させるパチンコ・パチスロ動画の広告が「不快な思いをさせた」として一部削除されたほか、
女性向け動画メディア「C CHANNEL」が掲載したソフィ「ソフトタンポン」の広告動画が「結果的に生理に悩む女性に負担を強いる表現になってしまった」と広告を取り下げています。

配信 2017年07月07日 19時10分 更新
ねとらぼ
外部リンク[html]:nlab.itmedia.co.jp

1923名無しさん:2017/07/08(土) 15:23:30
サントリーCM

https://youtu.be/cNzu83UquhI

1925とはずがたり:2017/07/10(月) 16:49:17

アサヒ、クラフトビールに本格参入=業務用、茨城に醸造施設
時事通信社 2017年7月10日 15時55分 (2017年7月10日 16時24分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170710/Jiji_20170710X091.html

 アサヒビールは10日、個性的な味わいが特徴の「クラフトビール」の製造販売に本格参入すると発表した。茨城工場(茨城県守谷市)内に専用の醸造施設を新設し、9月から飲食店向けに発売する。少子高齢化でビール市場が縮小し、消費者の好みも多様化する中、商品の多角化が不可欠と判断した。
 アサヒは現在、本社ビルに隣接する醸造所(東京都墨田区)でクラフトビールを生産し、直営の飲食店に供給している。茨城の施設新設によって、生産能力は現行比5倍の年間計5万ケース(1ケース=大瓶20本換算)になる。
 アサヒは本社隣の醸造所を運営する新会社「東京隅田川ブルーイング」(墨田区)も設立。クラフトビールの新商品を開発、試験販売する拠点とした。
 東京と茨城の投資額は計約10億円。生産能力と販売の強化により、年末までに東京23区内で100店舗、2018年末までに300店舗での取り扱いを目指す。

1926荷主研究者:2017/07/17(月) 23:08:00

http://www.sankeibiz.jp/business/news/170708/bsd1707080500008-n1.htm
2017.7.8 05:00 Fuji Sankei Business i.
ネスレ、姫路にキットカット新工場

 ネスレ日本(神戸市)は7日、チョコレート菓子「キットカット」の製造工場を兵庫県姫路市に新設し、8月1日から稼働すると発表した。人気パティシエが監修する高級版の「キットカットショコラトリー」を製造する。訪日外国人のお土産として人気があり、生産能力を強化する。同社が国内でチョコレート工場を新設するのは霞ケ浦工場以来、26年ぶり。コーヒーなどを生産する姫路工場内の敷地で稼働する。投資額は非公表。

1927名無しさん:2017/07/18(火) 05:27:17
2016年度・外食上場企業 売上高ランキング(ベスト10)

1位 ゼンショー
すき家 ココス はま寿司 ビッグボーイなど

2位 すかいらーく
ガスト バーミヤン 夢庵 ジョナサンなど

3位 コロワイド
かっぱ寿司 牛角 甘太郎 フレッシュネスバーガーなど

4位 マクドナルド
マクドナルドだけ

5位 吉野家
吉野家 はなまるうどん ステーキのどん など

6位 スシロー

7位 サイゼリヤ

8位 ロイヤルホスト

9位 ドトールコーヒー

10位 くら寿司

グラフ
http://i.imgur.com/NOsiZTt.jpg

http://www.fb-soken.com/ranking.html

1928とはずがたり:2017/08/03(木) 21:39:36

サッポロ、米クラフトビール市場に参入 メーカー買収へ
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK834RC7K83ULFA00Q.html
18:49朝日新聞

 ビール大手のサッポロホールディングス(HD)は3日、米国のクラフトビール会社「アンカー・ブリューイング・カンパニー」(カリフォルニア州)を買収すると発表した。31日付でアンカー社の親会社から全持ち分を8500万ドル(約95億円)で買い取る。

 アンカー社は1896年設立の老舗ビール会社で、主力の「アンカースチームビール」は、サンフランシスコを中心に知名度がある。2016年12月期の売上高は3300万ドル(約37億円)。

 原料や製造方法にこだわり、日本でも人気が高まっているクラフトビールは米国が本場。サッポロHDは、北米での事業強化を掲げており、アンカー社の買収で米国のクラフトビール市場に本格参入する。将来は、カナダの製造拠点との原材料の仕入れや物流などの効率化も視野に入れる。(牛尾梓)

1929とはずがたり:2017/08/06(日) 15:42:56
サントリー・ニッカが高価格ジンに挑む理由 ウイスキーブームの余波でジン参入が相次ぐ
06:00東洋経済オンライン
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-183154.html

「ジンは作り手の創造意欲をかき立て、”語る”ことのできる酒だ」。銀座にあるスタア・バー・ギンザのオーナーで、日本バーテンダー協会の岸久・会長はそう話す。

国内の大手酒類メーカーが従来よりも高価格帯のジンの販売に相次いで乗り出している。アサヒビールは、グループ会社のニッカウヰスキーが製造する「ニッカ カフェジン」(税別4500円)を6月27日から発売。サントリースピリッツも、「ROKU」(税別4000円)を7月4日に発売した。

「ROKU」は発売から約1カ月で当初の年間販売目標を達成、年間販売計画を当初の4倍となる4000ケース(1ケースは12本)に引き上げた。「カフェジン」は9月から欧米向けの輸出を始めるなど、出足は好調だ。

すぐに出荷できて、収入も得られる
ジンとは一般的に、大麦などの穀物を発酵・蒸溜させてできたスピリッツにジュニパーベリーという香辛料で香りをつけて再蒸溜したもの。ジュニパーベリーのほかにも、ボタニカルと呼ばれる果物の皮や薬草などを使用して香りや味付けをする。

そのため、大規模な設備がなくても味や香りに独自の個性を出しやすく、ウイスキーのような熟成もいらないため、収益を確保しやすい。

その中でもニッカやサントリーが注力するのは「プレミアムジン」と呼ばれ、製法やボタニカルにこだわったジャンルだ。メーカーによってはクラフトジンとも呼んでいる。「ビーフィーター」など既存のジンが1本1000?2000円で販売されているのに対して、プレミアムジンは3000?5000円、もしくはそれ以上の価格で販売されている。

ジンの販売が好調な背景には、世界的なウイスキーブームによる原酒不足がある。英調査会社ユーロモニターによれば、世界のウイスキー消費量は2016年に326万キロリットルとこの10年間で約1.5倍に急増。中国や東南アジアなど新興国の経済成長に伴い、需要が伸びたことが大きい。

ウイスキーは熟成に数年単位の時間を要するため、需要が増えても、急に供給を増やすことは難しい。「小さい蒸溜所しか持たない(酒類)メーカーが、すぐに出荷できて、収入になるジンの製造を始めた」(バーテンダー協会の岸会長)ことが、ブームのきっかけになった。

プレミアムジンのブームが勢いを見せ始めたのは2013年のこと。ユーロモニターによれば、世界のジンの消費量は、2013年の55.6万キロリットルから、2016年には63.2万キロリットルと、4年間で13%増えた。一方、ウイスキーは同期間に306万キロリットルから、326万キロリットルと、6.4%増にとどまる。

日本でも、ハイボールのヒットや2014?2015年にNHKが放送した朝の連続テレビ小説「マッサン」の影響でウイスキー人気が高まっている。「ハイボールブームでアルコール度数の高い蒸溜酒に親しんだ消費者が、ジントニックなどでジンなどを飲むようになったのではないか」(バーテンダー協会の岸会長)。

1930とはずがたり:2017/08/06(日) 15:43:06
>>1829-1830
実際、ジンの国内市場規模は拡大している。2016年度の市場規模は23.8億円と前年度比8.1%伸びた[インテージ SRI(全国小売店パネル調査)データ]。特に市場を牽引しているのはプレミアムジンだ。アサヒビールの推計によれば、市販価格3000円以上のジンは販売容量ベースで前年比55%伸びているという。

主戦場はバーと海外に
ウィスク・イーが販売する「季の美 京都ドライジン」。香りづけには緑茶やヒノキなど、すべて京都産の素材を使っている(写真:ウィスク・イー提供)

大手に先駆けて、プレミアムジン専門のメーカーも登場している。洋酒の輸入商社ウィスク・イー(東京都千代田区)は、2016年に京都にジン専門の蒸溜所を設立し、同年10月から製造・販売を行っている。

ウィスク・イーのプレミアムジン「季の美 京都ドライジン」(税別5000円)は、地元・京都産のボタニカルを使用して個性を強調。同社のデービッド・クロールCEOは、「5000円という強気な値付けだったが、販売は好調。年内にも国内外で年間10万本の販売を目標にしている」と話す。

ただ、値段が高いことに加えて、カクテルベースとしての利用も多いため、各社が狙っているのは家庭用消費よりも、バーなどの飲食店の業務用の需要だ。

「製品展開とブランドの認知は、バーが起点になると考えている」(アサヒビール・マーケティング本部マーケティング第三部の山根卓也氏)。アサヒは国内外のバーテンダーに向けて、ジンの魅力を伝えるセミナーを行うことでバー業態への浸透を図る。

その先に見据えるのが海外市場だ。メーカーにとっては柚子や山椒といった素材を使うことで、日本らしさをアピールしやすい。サントリースピリッツは当初から空港などの免税店での販売を実施。訪日観光客(インバウンド)の需要を掘り起こし、輸出拡大につなげる狙いだ。

海外でも、サントリースピリッツの「山崎」やニッカウヰスキーの「竹鶴」といった日本のウイスキーは知名度があり、高い評価を受けている。ただ、ブランドを確立するのには何十年にもわたる地道なマーケティングや販売実績を積み重ねてきた成果があってのこと。

欧米の強豪ブランドが圧倒的なシェアを誇る市場で、日本発のプレミアムジンは存在感を示せるのか。挑戦はこれから始まる。

1931荷主研究者:2017/08/06(日) 23:04:08

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00436916?isReadConfirmed=true
2017/7/26 05:00 日刊工業新聞
物流改善の新潮流(17)千葉共同サイロ 穀物を地方港に効率輸送

サイロに保管した小麦を小型の内航船に積み込むための設備(左が内航船)

■必要な時に必要な量だけ

 千葉共同サイロ(千葉市美浜区、山根学社長、043・241・1231)は、地方港への穀物輸送の効率化に取り組んでいる。その中心が、海外から大型船で受け入れた輸入穀物をいったんサイロに保管し、小型の内航船に積み替えて回漕(かいそう)する“サイロスルー”事業だ。「国内最大規模の穀物保管能力と大型船を受け入れられる優位性を最大限に活用し、顧客目線のサービスを生み出す」(山根学社長)ことで、存在感を高めている。

 千葉共同サイロは、千葉食品コンビナート内で輸入小麦などの穀物保管・出荷を手がける。大型のパナマックス船も接岸できる自社桟橋を備え、年間の小麦取扱量は約100万トンと国内最大だ。

 サイロスルーの開始は、2010年の小麦輸入の国家管理制度の緩和がきっかけ。国が管理していた配船、備蓄などを民間が行えるようになり、顧客ニーズを満たす新たなサービスを模索した。地方港の多くは大型船は接岸できず、輸入穀物は、小型の内航船に積み替え、地方港へ流通する。

 ただ、大型船の入港に合わせた内航船手配、地方港・サイロの空き状況など制約が多く、効率的な輸送は難しかった。一時的にサイロで全量を受け入れることで、地方港に「必要な時に必要な量だけ」輸送できる。

 また、船から船への載せ換えでは穀物の検量ができず、船の水位変化から積載量を推定するため、数十トンのズレが生じる。サイロ内で正確に計量し船に送ることで、こうしたロス発生も抑えられる。

 さらに12年には、貨物利用運送事業の免許を取得。商社がしていた内航船手配から海運管理までを一元的に提供し、港、サイロ、船の全てをより効率的に使えるようになった。

 こうした取り組みにより、14年には小麦取扱量が110万トンと過去最大を更新。山根社長は「ハブ化を進め、千葉港をよりメジャーにしたい」と意気込む。海外からの大型船を“ファーストポート”として最初に受け入れられることがハブ機能の前提となるため、水深を確実に維持する桟橋下の浚渫(しゅんせつ)の定期的な実施など、環境整備にも力を注ぐ。

(千葉・曽谷絵里子)

(2017/7/26 05:00)

1932とはずがたり:2017/08/11(金) 11:23:09
ポテチ販売休止、湖池屋・カルビーの決算直撃
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20170810-567-OYT1T50085.html
08月10日 19:56読売新聞

 湖池屋が10日発表した2017年6月期連結決算は、売上高が前期比6・6%減の302億円、本業のもうけを示す営業利益が22・9%減の3億円だった。

 昨年8月、北海道を襲った台風の影響で、ポテトチップス工場が約3か月間操業停止したほか、原料のジャガイモ不足で一部商品の販売を休止したことが響いた。

 カルビーの17年4?6月期連結決算も売上高は前年同期比8・5%減の565億円、営業利益は52・1%減の34億円と振るわなかった。ジャガイモ不足で一部のポテトチップスの販売を取りやめた影響が出た。

1935とはずがたり:2017/08/20(日) 16:57:11

丸紅の食品部門は超応援している。株は売り払っちゃったけど(;´Д`)

丸紅、中国カフェ大手と協業へ コーヒー豆販売1位狙う
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASK8L32RYK8LUTFK008.html
05:02朝日新聞

 丸紅が中国の大手カフェチェーン「パシフィックコーヒー」(PC)と、協業に向けた契約を結んだことがわかった。年内にも完全子会社「アロマコーヒー上海」の株式の40%を、香港に拠点を置く華潤集団傘下のPCに売却して協業態勢をつくる。PCで使うコーヒー豆の販売を担うほか、中国で約5千店舗を展開する華潤集団の小売りチェーンでも「アロマ」ブランドのコーヒーを販売する。

 PCは中国で約500店舗を展開しており、中国国内での店舗数はスターバックスコーヒーに次ぐ2位。今後フランチャイズ方式を本格的に導入し、数年で店舗数を倍増させる方針だという。

 丸紅は上海にコーヒー豆の焙煎(ばいせん)工場を持つが、今回の協業を機に、北京、広州にも焙煎工場を増設する。現在、年間700トンの販売量を3年以内に5倍に増やす計画だ。実現すれば、コーヒー豆の販売量で中国最大規模のシェアを占めることになる。

 丸紅によると、中国のコーヒーの消費量は年間10万トンほどで、近年急伸している。丸紅は日本のコーヒー豆の取り扱いでも約30%のシェアがあり、日本式の焙煎技術を中国に持ち込んで、急増を見込むコーヒー需要の取り込みを狙う。丸紅幹部は「中国でもコーヒーが味で選ばれる時代。『アロマ』を中国一のコーヒー会社に育てたい」と話す。(鬼原民幸)

1936とはずがたり:2017/08/20(日) 19:55:34
ビール世界生産、3年連続減=日米中など低迷―キリン調査
時事通信社 2017年8月20日 14時38分 (2017年8月20日 19時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170820/Jiji_20170820X975.html

 2016年の世界のビール生産量が3年連続で減少したことが、キリンホールディングスの調査で明らかになった。ベトナム、メキシコといった新興国で生産量が大きく伸びたものの、国・地域別で世界トップの中国、2位の米国などが低迷し、全体の縮小につながった。
 調査は171カ国・地域が対象で、16年の生産量は前年比0.6%減の約1億9092万キロリットル。東京ドームを巨大なジョッキに見立てると、約154杯分に相当する量だという。
 中国の生産量は、市場の成熟や昨夏の天候不順の影響で3.7%減。米国も0.7%減と前年割れした。米国のマイナスは、個性的な味わいの「クラフトビール」が人気を集め、大量に飲むより時間をかけてビールを楽しむスタイルが広がっているためとみられる。
 14年連続で世界7位となった日本のビール類生産量(発泡酒など含む)も、16年は2.1%減。缶酎ハイなど他のアルコール類に押されてビール離れが進んでおり、06年に比べて15.5%減と、市場の縮小が顕著になっている。
 一方、16年の生産量が前年比11.2%増と大きく伸びたのは9位のベトナム。国民の所得が増加したことや若年層比率の高さなどが背景にあり、06年に比べ3倍超に拡大した。4位のメキシコも16年の生産量が前年比8.1%増と好調だった。
 日本のビール大手は、国内市場が縮小する中で成長著しいベトナムに注目。同国で市場シェアの約6割を占める国営企業2社の買収に関心を示している。

1937とはずがたり:2017/08/21(月) 22:00:31

江崎グリコ、生産子会社2社解散 特損約5億円計上
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170821-00000061-zdn_mkt-bus_all
8/21(月) 18:54配信 ITmedia ビジネスオンライン

 江崎グリコは8月21日、生産子会社で菓子の製造・販売を手掛ける九州グリコ(佐賀市)と乳製品の製造・販売の広島グリコ乳業(広島市)を解散すると発表した。製造設備が稼働後約60年と老朽化が進んでおり、市場で主流となりつつある高付加価値商品の効率的な生産が難しいため。

 解散に伴い、2018年3月期に約5億3500万円の特別損失を計上する。

 九州グリコは18年12月に生産終了し、19年1月の各社株主総会で解散を決議する予定。広島グリコ乳業は18年9月の生産終了と、18年10月の解散決議を予定している。

 九州グリコは全国で唯一、スナック菓子「チーザ」とガム類の生産を担っている。解散後、チーザは関東グリコ(埼玉県北本市)や関西グリコ(神戸市)など、オーブン設備を持つ大規模拠点に生産を移行する方針だ。ガム類の生産は「外部委託を検討中」(広報担当者)という。

 広島グリコ乳業は、スイーツ飲料「ドロリッチ」と乳飲料「マイルドカフェオーレ」の生産を担当。両製品の生産は、東京グリコ乳業(東京都昭島市)などへの移行を検討中という。

 両子会社の正社員は、生産終了をもってグループ内他社へ転籍。パートや期限付き社員は契約解除となるが、「残っている契約期間に応じて、慰労金を支払いたい」(広報担当者)という。

 江崎グリコは、10〜12年にかけて北海道などの3工場を閉鎖。12年4月に関東グリコを設立するなど、生産拠点の整理・再配置に注力している。同社は「今後もグループ全体を効率化し、さらなる収益の増加につなげたい」(同)と話している。

1939荷主研究者:2017/08/27(日) 21:36:53
>>1938
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170814/bsd1708140500001-n1.htm
2017.8.14 05:54 Fuji Sankei Business i.
ポテチ2社、ジャガイモ調達先拡大 原料不足回避、新商品も投入へ

カルビーのポテトチップス製品。大手2社は原料不足に対応し調達先を拡大する(ブルームバーグ)【拡大】

 菓子大手のカルビー、湖池屋はポテトチップス用のジャガイモの調達先を北海道から東北、九州にも拡大する。北海道の台風被害による原料不足で販売休止に追い込まれた「ポテチショック」を踏まえた措置だ。味にこだわった新商品を投入し、需要の掘り起こしも図る。

 農林水産省によると、国内産のジャガイモのうち、ポテトチップスなどの加工用には年間53万トンが使われている。

 北海道産がほとんどで、昨年の台風被害の影響を大きく受け、今年4月以降、カルビーでは33種類、湖池屋では7種類の商品が相次いで販売終了や休止になった。

 カルビーの伊藤秀二社長は10日、記者団に「販売休止は他の商品に売り場を取られ、ポテトチップスの市場が縮小してしまう」と指摘。調達先を広げ、原料を確保する重要性を強調した。現在、北海道十勝産が約4割を占めるが、今後は道内の別の地域や岩手、宮城、熊本の農家とも契約する。

 また、地域活性化の一環で自治体関係者らと共同開発した47都道府県ならではの味を表現したポテトチップスを9月以降に発売する。

 約8割を北海道産に頼っている湖池屋は、宮崎、鹿児島、熊本からの調達を増やす方針だ。スナック菓子の価値向上を掲げ、手揚げの食感を再現したり、北海道今金町産の高級ジャガイモを使ったりした「プレミアム商品」に力を入れる。佐藤章社長は「ポテトチップスの販売価格と個数は下がり続けている。的を絞った戦略を進めていきたい」としている。

1941とはずがたり:2017/08/29(火) 22:20:26
この分野は日本では丸紅が大活躍して来たがなんと日ハムが参戦。と思ったら丸紅以外も猛然と動いてるのね。
>農林水産省によると、日本の配合飼料原料は約2400万トンでこのうち、約1200万トン強がトウモロコシなど輸入に依存している。飼料用トウモロコシ輸入は1000万トン強で、丸紅、三菱商事、三井物産が250万トン前後を取り扱い、豊田通商や伊藤忠商事、双日などが続く構図だ。
>三菱商事傘下の食肉加工大手の米久と伊藤ハムは経営統合し、2016年4月に持ち株会社の「伊藤ハム米久ホールディングス」を設立。日ハムに次ぐ業界2位に浮上した。伊藤忠商事も業界3位のプリマハムに資本参加しているほか、中堅メーカーの滝沢ハムや大手ハムの丸大食品にも出資した。三井物産も食肉専門商社スターゼンの筆頭株主となり、資本業務提携を強化した。

日本ハム“悲願”の穀物輸入、飼料生産へ 元凄腕トレーダー招聘 欧州産に対抗
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000001-fsi-bus_all
8/29(火) 7:15配信 SankeiBiz

 大手畜産加工メーカーの日本ハムが、“悲願”の穀物輸入と飼料生産に乗り出そうとしている。これまで商社が担ってきた両分野を自ら構築、機能として取り入れることでコスト競争力を高め、今後押し寄せる欧州産などに対抗する。今春には外部の元敏腕穀物トレーダーを招くなど体制づくりに余念がない。日ハムの業容拡大は商社主導の飼料、畜産加工業界に地殻変動をもたらす可能性がある。業界は同社の動きを注意深く見守っている。

 日ハムは今春、米穀物大手カーギル日本法人に買収された食品商社、東食の元凄腕穀物トレーダーで、その後は丸紅で常務食糧部門長まで務めた若林哲氏を顧問として招聘(しょうへい)した。これが、大手商社やハムなど畜産加工業界、飼料メーカーに波紋を広げた。

 若林氏は、穀物マフィアとも称される丸紅の元代表取締役常務の岡田大介氏(日清丸紅飼料常務取締役)と二人三脚で中国など消費地の販売網と生産地を拡大。タイムチャーター(TC)と呼ばれる傭船方式による運搬船の投入などでコスト競争力をつけ、米穀物メジャーのガビロンの買収を実現したことで知られる。

 日本国内の畜産業は後継者不足が深刻で、生産も減少の一途だ。2016年の国内の牛肉生産量は約32万4000トン(枝肉ベース)と12年に比べ9.8%減少した。加えて今年7月に大枠合意に達した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉の結果、豚肉・牛肉の輸入関税の大幅な引き下げが避けられない。欧州産ハムの輸入増も見込まれ、ハムなどの畜産加工メーカーはこれまで以上にコスト競争力の強化が急務だ。

 一方で、世界に目を転じると、米タイソンフーズなど世界の食肉大手は、自ら穀物輸入や飼料生産も手掛ける。日本は長年、港に穀物サイロを持つ大手商社がトウモロコシなどの飼料原料を一手に輸入し、飼料メーカーを介して、畜産加工メーカーに供給する仕組みだった。

1942とはずがたり:2017/08/29(火) 22:20:45
>>1941-1942
 多くの配合飼料メーカーを抱え、ユーザーも畜産加工メーカーや鶏卵メーカーなど多岐にわたることから大手商社が穀物の海外の調達先を開拓。国内向け飼料の安定調達を担ってきた。穀物輸送船の運用など一朝一夕には構築できないノウハウも持っている。

 ただ、畜産加工メーカーは、穀物輸入と飼料調達という二重のコスト構造にメスを入れることができれば、国際競争力を高めることができる。このため日ハムが若林氏を招いたことは、「長年の悲願の達成に向けた布石」(商社関係者)ともささやかれている。

 農林水産省によると、日本の配合飼料原料は約2400万トンでこのうち、約1200万トン強がトウモロコシなど輸入に依存している。飼料用トウモロコシ輸入は1000万トン強で、丸紅、三菱商事、三井物産が250万トン前後を取り扱い、豊田通商や伊藤忠商事、双日などが続く構図だ。
                   ◇
 ■業界に地殻変動、新たな再編劇も

 調達から配合飼料、畜産加工まで一貫して扱うことで経営基盤を強化しようと、ここ数年、大手商社はハムなどの畜産加工メーカーの再編を進めた。三菱商事傘下の食肉加工大手の米久と伊藤ハムは経営統合し、2016年4月に持ち株会社の「伊藤ハム米久ホールディングス」を設立。日ハムに次ぐ業界2位に浮上した。伊藤忠商事も業界3位のプリマハムに資本参加しているほか、中堅メーカーの滝沢ハムや大手ハムの丸大食品にも出資した。三井物産も食肉専門商社スターゼンの筆頭株主となり、資本業務提携を強化した。

 飼料メーカーも同様だ。配合飼料メーカーでは14年に協同飼料と三井物産系の日本配合飼料が経営統合し「フィード・ワンホールディングス」が発足。販売数量でJA全農に次ぐ民間トップに躍り出た。続いて、中部飼料は15年に伊藤忠グループと日ハムグループとそれぞれ資本・業務提携した。

 日ハムが将来的に自ら、輸入、飼料生産の機能を持つとすれば、業界に地殻変動が起き、鶏卵メーカーや飼料メーカーを巻き込む新たな再編劇に発展する可能性もある。(上原すみ子)

1943とはずがたり:2017/09/02(土) 14:59:33

食用油、10月値上げ=20円以上―日清オイリオ
https://news.goo.ne.jp/topstories/business/1165/e5379064671b5add98e835681b73aa2e.html
(時事通信) 09月01日 21:11

 日清オイリオグループは1日、「日清キャノーラ油」「日清サラダ油」など家庭用食用油の価格を10月2日納入分から引き上げると発表した。菜種や大豆を主原料とした食用油が対象で、1キロ当たり20円以上値上げする。菜種などの原料価格高に加え、円安で調達コストが上昇しているため。

1945とはずがたり:2017/09/14(木) 17:46:55
日本製がブランドなんか。それにしても濠州の寡占体制は参入余地あるんちゃうか

スーパードライが海外でも売れている理由
プレジデントオンライン 2017年9月14日 09時15分 (2017年9月14日 17時31分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170914/President_23062.html

■クールな“辛口”その出番は必ず来る
デカデカと「辛口」と漢字で入ったジョッキ。日本発のビールの表れか?
「そうではない。日本のクールさやカッコよさを打ち出したかった。オーストラリアで暮らす人の生活の中に「アサヒスーパードライ』の出番は必ずあるはずです」
アサヒグループHD国際部門の西崎聡一さんは力強く、落ち着いた口調で説明する。
欧州でのM&Aに約1兆2000億円を投じ、本格的に世界に打って出るアサヒグループHD。オーストラリアではすでに92年から「スーパードライ」を販売してきた。グローバル展開の成功の秘訣や課題はどこにあるのか。
今オーストラリアで展開するビールは主力が「スーパードライ」で、次ぐブランドとして「アサヒ爽快」とクラフトビールがある。「スーパードライ」は日本で生産し、オーストラリアに輸出。
「爽快」は現地生産、現地販売。3.5%とアルコール度数が低く、ケアンズなどの都市がある北東部の暑い地域向けのライトビールだ。クラフトビールは買収したブルワリーで生産する。
すっきりした味わいの「爽快」や、じっくりと味わうタイプのクラフトビールは気候や土地柄、時代のニーズからの必要性がある。だがやはり営業のメーンとなるのは、日本と同じくキレがある辛口の「スーパードライ」である。
オーストラリアにはアルコールと清涼飲料を併せて営業する100人単位の部隊がある。大半が現地の人で、日本人はセールスマーケティング担当が1人だけ駐在。営業活動全体をディレクションしているのが、西崎さんだ。
西崎さんは大阪での営業を振り出しに、マーケティング、経営企画、海外のM&Aを扱う部署などを経て、マレーシアに駐在した後、2016年4月から今の部署に異動した。
「ふだんは日本にいて、2〜3カ月に1〜2回、1週間くらい現地に出張し、打ち合わせをしています」

■豪州では2012年から自社で直接販売
「スーパードライ」はオーストラリアで最初、現地のビールメーカー、フォスターズ(現CUB)に代理販売してもらっていたのを、12年から自社で直接販売するようになった。
「それ以降、アサヒブランドの売上数量は2桁増で推移し、2016年は約3割増、2017年も2桁増を目指しています」
オセアニア市場は2016年まで同社の国際事業売り上げ額の約6割を占める重要な市場だ。2017年からは欧州市場が加わるので、その比率はおのずと落ちるだろうが、マーケットとしては将来的にも魅力があると西崎さんは言う。
「人口にすれば2400万人程度と日本よりかなり少ないのですが、消費が旺盛な国です。アジアからの移住者も増えているので、さらにビールが伸びる市場だと思います」
現地での「スーパードライ」はインターナショナルプレミアムの位置づけで、高価格帯分野では約1割ほどのシェアがあるという。競合はCUBの「コロナ」やライオンネイサンの「ハイネケン」などの輸入プレミアムだ。
「ライオンネイサンやCUBが主力で販売している通常価格帯の市場はもちろん商いの量は大きいですが、一方で価格競争が激しい。…

我々はそういうメーンストリームには入っていかず、付加価値を高め、お金を払っていただけるような販促をしています」
「スーパードライ」は家庭用と業務用に分けて営業を展開してきた。
家庭向けは日本のような缶ビールが一般的ではなく、330ミリリットルのビンが主流。ビールを入れる箱の表面は光沢のある黒色で、パッケージから高級感を醸し出している。
現地では、なかなか困難な課題も存在する。例えば物流業者や流通業者の寡占化が著しいため、コスト削減の要求が通りにくいという点だ。
「オーストラリアでは、流通や物流だけでなく資材のサプライヤー(供給者)もほぼ2社で全市場の8割程度を占めています。価格交渉の余地がなく、嫌ならほかの所に行けと言われてしまうのです。1社と取引しないと市場の3割くらいを失ってしまうのでシビア」

1946とはずがたり:2017/09/14(木) 17:47:20
>>1945-1946
■先駆者の葛藤、正解はこの手の中に
一方、業務用はカウンターに何種類もの生ビールが並ぶビアバーを中心に開拓。オーストラリアでは日本のように食事中にビールを飲むという習慣はあまりないので、ビアバーが主戦場となる。
「日本人やアジアの人だけでなく、ローカルの人が飲むシーンを思い描きながら営業してきました」
一層の市場拡大を目指すインターナショナルプレミアムとしての「スーパードライ」。課題として浮かび上がるのが現地生産だ。現状、日本で生産し、オーストラリアまで運んでいる。当然、それだけの時間がかかる。しかも赤道を超えるときにビールの温度が上がり、品質に影響を及ぼす。

厳密にいえば、日本で味わえる「スーパードライ」ほどのフレッシュさは得られないのだ。
現地生産すれば悩みが解消されそうだが……。
「地元の人が、日本から来ている高品質ビールであると認識して飲んでくれている場合、現地生産すると『なぜ?』という反応があるかもしれません。現地生産したほうがより鮮度がよくておいしいビールになると受け入れてもらえるとは思うのですが、万が一という気持ちもあります」
オーストラリアの「スーパードライ」事業は次の一手が重要だ。

■▼アサヒグループHD 小路明善社長

ビールビジネス「新時代に突入、一気呵成に攻める!」
なぜ今、海外投資したか。2つの理由がある。一つはビールビジネスのマーケットがすでにグローバル化していること。「強い競争力を持ったグローバルなプレミアムビールメーカー」が、私たちの海外事業のあるべき姿です。
もう一つが、当社の醸造技術が世界に打って出るだけの水準に達したからです。「スーパードライ」は14年、15年と2年連続で世界的なビールコンテストの金賞を獲得し、味と品質が世界に通用すると確信を持ちました。
ただし海外市場での強い競争力の発揮が必要。そのための条件が「トップブランドを持つこと」「高い生産効率と醸造技術」「事業の高収益性」「事業会社のトップの経営能力」の4つです。
当社は「スーパードライ」という国内トップブランドを持ち、高い収益性とコストダウンを実現しています。

母国の市場で鍛えられた優位性は、海外市場でも生きてきます。また今回買収した欧州事業でも大変優秀な経営能力を持つ人材を確保することができました。
16年のグローバルなプレミアムビール市場では金額ベースでスーパープレミアム市場が16%、プレミアム市場が21%を占め、それぞれ年平均6.3%、2.6%伸びています。この成長市場で当社が持つ「スーパードライ」、そしてチェコの「ピルスナーウルケル」、イタリアの「ペローニ・ナストロ・アズーロ」をグローバルプレミアムブランドと位置づけ、積極的に展開し、母国以外の市場で、5年ほどかけ1.5倍のボリュームにしたいと考えています。
(Top Communication 撮影=関口達朗)

1949とはずがたり:2017/09/15(金) 13:05:25
酒飲みの相棒「ハイサワー」 成功の舞台裏
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170914/Itmedia_business_20170914010.html
ITmedia ビジネスオンライン 2017年9月14日 06時00分 (2017年9月15日 07時11分 更新)

 いま、レモンサワーがブームだと言われている。グルメ情報やトレンド情報を扱うメディアなどで、レモンサワーに関する話題を見聞きすることが多くなった。

 そんなレモンサワーをお店や家庭で簡単につくれるようにしたのが、東京・目黒に本社を構える飲料メーカー博水社、「ハイサワー」である。焼酎に注ぐだけで簡単にレモンサワーが完成する手軽さが受け、1980年の発売以来、絶大な支持を得てきた。

 ハイサワーは2016年11末時点で、販売累計数が16億5000万本(200ミリリットル瓶換算)を突破。飲食店向けが特に好調で、最近では人気居酒屋チェーン「宮崎県日南市 塚田農場」「鹿児島県霧島市 塚田農場」の約140店でも取り扱われるようになった。

 居酒屋の定番メニューとの相性は抜群であり、酒飲みにとっては手放せない相棒のような存在となっている。

●米国旅行でつかんだハイサワーのヒント

 もともと同社は、ラムネなどの清涼飲料を製造しており、近隣の駄菓子屋などに商品を卸していた。しかしラムネの場合、冬はほとんど売れない。通年で売れる商品をつくることが長年の経営課題だった。

 そうした中、先代社長の田中専一氏は米国へ家族旅行に行った際、旅行先のバーで、ジンなどの蒸留酒を多種多様な割り材で割って飲む光景を目の当たりにしたという。これにヒントを得た田中氏は、同じ蒸留酒である焼酎の割り材をひらめく。日本に帰国後、レシピを考案し、1980年に最初のハイサワーである「ハイサワー レモン」を完成させた。ちなみに、ハイサワーの誕生にはもう1つ、エピソードがある。

 当時、同社はレモンサワー発祥の店と言われている東京・祐天寺のもつ焼き店「ばん」に炭酸水を売っていた。

 1年を通じて大量に炭酸水が売れていたことから、使い道を知るべく店を訪ねところ、焼酎を炭酸水で割り、レモンの搾り汁と合わせてレモンサワーをつくっていたことを知る。これも、焼酎の割り材を開発するヒントになった。

 「ラムネだけつくっていたら、今ごろ当社はありませんでした。東京だけで200軒強あったラムネ工場も、現在は数軒しか残っていません。当社はできることを少しずつ広げることで、新しいものを次々と登場させてきました」

 田中氏の娘で現在、同社の代表取締役社長を務める田中秀子氏は、このように話す。

●飲食店向けから小売店向けにも拡大

 ハイサワーを開発できたのは良かったが、同社には、商品を広域に売る営業力はなかった。そこで、まずは近隣の居酒屋に使ってもらうことにした。ハイサワーの評判は上々で出荷量は増加。だが、それに伴い瓶の回収が追い付かなくなったという。

 そんな時、飲料の受託製造を行う企業が、冬場に生産するものを探すため同社に飛び込みで営業に来た。当時展開していた飲食店用の200ミリリットル以外のサイズを生産するには、サイズごとに億単位の投資が必要だったため、この飛び込み営業は渡りに船。生産を委託することにしたと同時に、サイズ展開の道を切り開けた。

 その後、83年に回収不要なワンウェイ瓶入りのハイサワー(360ミリリットル)、85年にペットボトル入りのハイサワー(1リットル)を発売。商品を小売店に並べていった。

 フレーバーも拡大していった。現在はレモンのほか、ライム、青りんご、うめ、グレープフルーツを用意。これらは全て、まず飲食店に販売し、評判が高く売れ行きもよかったことから一般向けにも販売された。

 飲食店での評判が高かったのは、完成度の高さもさることながら、素材を他の用途でも柔軟に使えたからでもある。田中氏によれば、飲食店を回ると想定していなかった使い方を教えてもらうことがあるという。同社のWebサイトではハイサワーを使ったアイデアレシピが多数紹介されているが、中には飲食店で教えてもらったものも多数ある。 …(略)…

昔に比べ、お酒の飲み方は多様化してきている。常に飲食店や街の酒飲みから学んできた同社は、これからどのような新商品や飲み方を提案するのだろうか。お酒の飲み方は無限大である以上、柔軟に使える割り材はまだまだ大きな可能性を秘めている。

(大澤裕司)

1950とはずがたり:2017/09/15(金) 13:11:58
サントリー推しの俺としては満足な現状。その割りには余り株価あがってないけど。。

キリン苦戦、アサヒ躍進分けた"あの決断"
プレジデントオンライン 2017年9月15日 09時15分 (2017年9月15日 12時51分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170915/President_23026.html

国内ビール4社の業績で明暗が分かれた。米国ビーム社の買収で業界1位となったサントリーHDに対し、業界2位のキリンHDは約3000億円を投じたブラジル事業から撤退。業界3位のアサヒグループHDは欧州のビール事業が順調に推移し、売上高でキリンを逆転しそうだ。『図解! 業界地図2018年版』の著者がビール業界の「海外M&A事情」を解説する。

■アサヒがキリンを売上高で追い抜く?
真夏のビールシェア争いを繰り広げるビール4社の業績に変化が出てきた。
ビールを中心とする飲料大手のサントリーホールディングス(HD)、キリンHD、アサヒグループHD、サッポロHDの年次決算の期間は、1月〜12月である。その4社は16年12月期の決算発表で、17年12月期の売上高予想も開示。4社とも売上高が増えるとしていた。
予想した増収率はサントリーHD1.4%、キリンHD1.2%、アサヒグループHD6.6%、サッポロHD4.0%だった。それが17年12月期の中間決算(17年1月〜6月)では、どのような修正がなされたのか。中間決算期ともなれば、年間動向のおおよその把握は可能であり、予想もより現実の数値に近づいてくるといえるだろう。
4社の予想は「据え置き」「下方修正」「上方修正」の3つに分かれた。
17年12月期売上高予想を据え置いたのは、サントリーHDとサッポロHDだ。ちなみに、サントリーHDの上場子会社で、ノンアルコール飲料と食品を手がけるサントリー食品インターナショナルも、16年12月決算において、17年12月期の売上高は1.3%増の1兆4300億円と予想していたが、中間決算においても据え置いたままだった。

予想を下方修正したのはキリンHD。同社は16年12月期決算において、17年12月期の売上高を1.2%増の2兆1000億円と予想していたが、中間決算時には1兆9700億円の下方修正に転じた。16年12月期の実績からは5.1%減、当初の予想からは6.2%のマイナスである。
一方、予想の上方修正に動いたのはアサヒグループHDである。同社は16年12月決算時に、6.6%増の1兆8200億円を予想していたが、中間決算時には2兆300億円まで上方修正した。16年12月期実績からは18.9%、当初予想からは11.5%増である。営業利益、当期純利益などの各種利益も、当初予想を大きく上回るとしている。

1951とはずがたり:2017/09/15(金) 13:12:17
>>1950
■海外M&Aの巧拙が業績に直結する
キリンHDの下方修正やアサヒグループHDの上方修正の主な要因は、海外M&A(買収・合併)の巧拙による。
『図解! 業界地図2018年版』では、特集で「M&Aが上手な企業、下手な企業」というテーマを組んでいるが、特にM&Aに投じるキャッシュを計上するキャッシュフロー計算書(CF計算書)のなかの「投資CF」に注目して、主要各社のM&Aの成否に言及している。
例えば、サントリーHDはバーボンを手がけている米ビーム社を買収した年度に、投資CFとして1兆4737億円を出金。キリンHDもこの10年間で、海外企業の買収など投資CFの出金は1兆円を超す。
そうした多額のキャッシュを投じた海外M&Aだが、サントリーHDはまずまずの成果をあげていると判断していいだろう。実際、ビーム買収後は売上高を伸ばしている。

一方、キリンHDの海外M&A、特にブラジル案件は失敗だったことが明らかだ。約3000億円を投じてブラジルに進出したものの販売不振から経営のお荷物になり、結局は約770億円で売却した。売上高の下方修正を余儀なくされたのもそのためだ。同グループはミャンマー事業を拡大させているが、ブラジルと同様に現地企業を買収して展開している豪州でも酒類事業における販売数量が減少するなど、克服すべき課題を抱える。

アサヒグループHDは、ビール世界トップのアンハイザー・ブッシュ・インべブ(ベルギー)に吸収されたSABミラー(英)の西欧と中東欧事業を約1兆2000億円で買収しているが、投資CFでは16年12月期に2685億円、そして17年6月の中間決算では新たに9203億円、合計では1兆1888億円のキャッシュを社外に投じたと計上している。こうした西欧・中東欧事業が連結決算に新たに加わったことで、17年12月期には売上高でキリンHDを上回ると予想したわけだ。10年12月期時点では、アサヒグループHDはキリンHDに売上高で約7000億円の差をつけられていた。
アサヒグループHDのM&A戦略は、現在のところ順調に推移していると見ていいだろう。西欧・中東欧事業と入れ替えるように中国合弁企業の株式は売却している。
ちなみに、ビール世界トップのアンハイザー・ブッシュ・インベブの16年12月期における投資CFの出金額は600億ドルである。
「1ドル=110円」換算で、およそ6兆6000億円だ。SABミラーの買収などに巨額のキャッシュを投じたためで、国内ビール4社とはM&Aの規模が違うといっていいだろう。そのアンハイザー・ブッシュ・インベブの17年1月〜6月の売上高は271億ドル(約2兆9800億円)。前年同期の202億ドルからは34.1%増である。

(ビジネスリサーチ・ジャパン代表 鎌田 正文)

1952とはずがたり:2017/09/23(土) 17:35:09

中国で若者に茅台酒流行 製造会社の時価総額が8兆円超に
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170913-00000009-pseven-cn&amp;pos=4
9/13(水) 7:00配信 NEWS ポストセブン

 中国の高級酒として知られる「茅台(マオタイ)酒」の売れ行きが今年に入って急増し、代表的な製造会社、貴州茅台社の株価も急激な右肩上がりを記録し、株式時価総額はすでに5000億元(8兆3500億円)を突破した。

 中国では茅台酒のような蒸留酒は白酒(パイチュー)と呼ばれ、度数が50度を超えるのが普通で、これまで若者には人気がなかったが、このところ都市部の若者には白酒をベースにしたカクテルが人気となっており、今後も茅台酒などの白酒市場は拡大を続けてそうだ。

 茅台酒は高粱(コーリャン)などを原料とする中国南部・貴州省の特産品で、通常「貴州茅台」と呼ばれる。独特の甘い香りが特徴だ。1972年の日中国交正常化の宴席で、中国側が中国の最高級酒として紹介し、当時の周恩来首相が田中角栄首相と乾杯したことで日本でも有名となり、一時「茅台酒ブーム」が起きた。

 だが、2012年末に発足した習近平指導部は反腐敗運動を打ち出し、接待が激減したことや、倹約令も出たことで、茅台酒のような高級酒の売り上げは激減。一時、2000元(約3万3000円)の値段が付いていた500ミリリットル瓶のアルコール分53%の茅台酒はほぼ半値の1129元に値下げせざるをなくなった。

 ところが、これが逆に、庶民にも手が届く値段となったことから、所得が向上した中間層による購入が増加。今年上半期の売り上げは前年同期比40%増の255億元を記録した。

 製造元の貴州茅台社の上海市場での株価は400元を突破し株式時価総額は4月に4935億元となり、蒸留酒メーカーとして世界1位になった。その後も、株価は上昇しており、8月にはこれまでの最高値の500元も突破するほどの勢いを記録した。

 若者の間でも白酒ブームが高まっているものの、その一方で、中国では若者を中心にワインの消費も高まっていることなどから、茅台酒の消費が将来的に継続して伸びるかどうかを不安視する見方も酒類業界からは上がっているという。

1953とはずがたり:2017/09/26(火) 18:03:17
何故か中国産の危険が自給出来ないせいにすり替わったりしてるしこいつも怪しいなあ。
中国産の食品なんか怖いしなるべく喰わない方が良いのはその通りじゃが。

中国発・日本を壊す「猛毒食品」衝撃の実態
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170924-00052938-gendaibiz-bus_all
9/24(日) 10:00配信 現代ビジネス

 学校給食は安心・安全の食材のはず。そう信じて疑わなかったのに、健康とは程遠い「危険な食品」が使われていた――。

 汚染された鶏肉、大量の女性ホルモンが含まれている牛肉、遺伝子組み換え米……。中国・アメリカから入ってくる「猛毒食品」は日本人を壊そうとしている。『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』の著者・奥野修司氏による衝撃のルポを公開。

相当危険なものを食べている
 前編では、中国からは、遺伝子組み換えのうるち米、重金属や有機塩素にまみれた野菜類、抗生物質漬けの鶏肉が。アメリカからは、女性ホルモン漬けの牛肉等々が日本に輸入されている実態について書いた。

 いずれもにわかには信じがたいものだが、現実にこれらは私たちの口に入っている。それも、多数の子供たちが給食を通してこれらの危険食品を食べているのである。

 子供たちが危険な食品にさらされるということは、子供たちの未来、ひいてはこの国の未来が奪われるということだ。国の行く末にも関わる大きな問題を、この国はどう向き合おうとしているのだろうか。

 まず学校給食でも使われる加工食品だ。

 鶏肉を例に挙げよう。近年、鳥インフルエンザの発生によって、鶏肉は中国から輸入されていないと思っている人が多い。たしかに鶏肉の輸入は禁止されたが、中国から猛烈な抗議を受け、加工すれば問題ないと「鶏肉調整品」の輸入を認めたのである(ちなみに福島県産農産物は、日本が抗議しても中国は輸入禁止にしている)。

 たとえば唐揚げ、焼き鳥、フライドチキン、チキンナゲット、ミートボール、竜田揚げなどがそうだ。ほとんどがスーパーなどで冷凍食品として購入されるか、または外食産業で消費されるものである。

 鶏肉調整品のようにパック詰めされた商品は、通常の検査は最初だけで、その後はまず検査されない。ノーチェックで流通するから、相当危険な食材が使われていたとしても、そのまま私たちの口に入ることになる。

 さらに、多くの鶏肉調整品は外食産業に流れるのに、彼らには表示義務が課されていない。飲食店で注文した鶏肉調整品のメニューに国産と謳われておらず、かなり安いと感じたら中国産を疑うべきかもしれない。

 中国産の古くなったアナゴが「活きアナゴ」として売られている場合もある。
 実際に日本へ輸出している中国の企業を取材するとこう言われた。「5〜7割は死んで古くなったアナゴを混ぜている」

 「活きアナゴ」というのは、獲ってまだ新鮮なうちに活き絞めにしたもので、すぐに冷凍すれば鮮度は保持できる。「死んで古くなった」というのは水揚げしてしばらく放置されたもので、もちろん味も値段も落ちる。これを混ぜているというのである。

 当然、中国の検査官も調べたらわかるはずだが、そこはいかにも中国らしい。
 「札束を掴ませれば望み通りの報告書を書いてくれます」

 だからといって日本の検疫は調べない。なぜなら、輸入食品をチェックする検疫官が全国で400人ほどしかいないからだ。輸入食品をすべてチェックするなど無理なのである。

1954とはずがたり:2017/09/26(火) 18:03:27

下請けが不衛生…
 中国産食品を輸入している企業は、我々が調査した工場を知って「うちの工場ではあんな汚い食品を使っていない」と言う。

 そうかもしれないが、かつて日本マクドナルドは、安全な食品を確保するためにHACCP(ハサップ)を導入し、中国産鶏肉も日本からわざわざ社員が行って検査をしていたのに、死んだ鶏肉を売って問題になった河南大王食品グループの鶏肉を扱っていたことがわかった。

 なぜこんなことになったのかといえば、図を見ていただければ分かる。

 この図を作成した愛知大学の高橋五郎教授によればこうだ。
 「農畜産物加工には、たとえば鶏肉なら、養鶏農家→1次加工業者(解体など)→2次加工業者(練り加工など)→3次加工業者(味付け・包装・冷凍など)の流れがあり、視察するのはたいてい3次加工業者です。1次2次が不衛生だと意味がありません」

 また中国では、発注を受けて足りなくなれば、すぐに下請け企業へ不足分を要求する。その際、下請けが不衛生かどうかなんて問わない。混ぜてしまえばわからないからだ。また日本から検査にくれば、とりあえず工場内をきれいにして迎える、つまり3次加工業者だけを見てもわからないということである。

 これはマクドナルドだけではなく、1次加工から3次加工まで、自ら全行程を生産する企業でないかぎり、常にこうしたリスクにさらされているということである。

日本のは検査するのになぜ
 では、加工品ではない農産物はどうか。農産物の汚染といえば、農薬を連想するように、農薬=猛毒のイメージがある。だから無農薬の食材は安全と思われているが、人為的に大量の農薬を飲めば別として、微量なら人間の代謝によって体外に排出される。

 ところが、地中にある重金属はどんどん体内に蓄積して排出されない。いったん発症したら回復の見込みがないのだ。重金属のような蓄積毒と、農薬のような一過性の毒とでは、怖さは一ケタ以上も違うのである。

 重金属に次いで怖いのがBHCやDDT、つまり有機塩素系化合物である。これも重金属と同じ蓄積毒で、ある日突然、肝障害などを発症する。

 中国では、日本の基準値と比較して水銀は244倍、鉛3524倍、ヒ素1495倍といった恐ろしいほどの重金属が土壌から検出される。有機塩素はBHCで日本の59倍という数値だ。

 この土地に農作物を植えれば、当然、根から吸収されて農作物に濃縮され、これを鶏などに食わせたらさらに濃縮される。生体濃縮である。こんな野菜や鶏肉が加工食品に混ぜられたら、私たちにはまったく見分けがつかない。

 農水省や厚労省は「適切に検査しております」というが、実際は農薬の検査をしても重金属は検査しない。「日本の土壌汚染地域で獲れた場合は検査しますが、外国産の場合は検査なしで売られます」(検疫官)というのが実態なのだ。

 農薬は食品中0.01ppm以上残留していたら販売禁止になるが、重金属に関しては、カドミウム以外は取り締まる法律がないからである。

1955とはずがたり:2017/09/26(火) 18:03:44
>>1953-1955
中国は遺伝子組み換えに積極的
 EUにはRASFFという、安全でない輸入食品があればEU全土に警報を発するシステムがある。中国産米製品に未承認のGM米が混ざっていることがわかったのもRASFFからだった。

 初めて分かったのが2006年で、日本が重い腰を上げたのは翌年だった。

 RASFFでGM米が混入しているとわかったのは米粉やビーフンで、これらの原材料は、ほぼ100%中国産米である。

 問題はこのGM米が混入した米で加工した食品である。米を加工した食品には、おかき、あられ、から揚げ粉、餃子の皮などいろいろあるが、では、これらにGM米が使われているかどうか検査するかというと、まず検査しない。加工食品に使われた中国産GM米は、ノーチェックで入っていると思ったほうがいいだろう。

 前出の高橋五郎教授はこんなことを言っている。

 「中国は、食品から遺伝子組み換えを排除しているように見えますが、実は遺伝子組み換えをやめる気はなく、拡大していくつもりです。どう拡大していくかというと、工業製品に使うのです。工業製品というのは、せんべいのような加工食品です。拡大せざるをえないのは、遺伝子組み換えなしに中国の食料生産が成り立たないからです」

牛肉戦争になってしまう
 さらにこの国が自ら危険な食品であることに目をつぶって、輸入しやすいようにしていることもある。一例をあげればアメリカ産牛肉だ。

 最新の機器を使って検査すれば、アメリカ産牛肉から国産牛の600倍もの女性ホルモンが検出される事は明らかなのに、いまだに一昔前の計測法で検査している。この方法だとピコグラム(1兆分の1)単位のホルモンは検出できない。

 あえてこの方法をとっているのは、アメリカと事を構えたくないから。アメリカ産牛肉には日本が禁止しているホルモンも使われていて、そんなものが検出されたら、輸入禁止にせざるを得ない。

 そうなると、アメリカが対EUにしたように、牛肉戦争になるだろう。国民を犠牲にしても、そんなトラブルだけは避けたいのである。

 それ以外にも、アメリカへのお追従は恥ずかしくなるほどだ。たとえばポストハーベスト農薬の残留値だ。アメリカの乳製品を輸入するために、猛毒のアフラトキシン濃度を国際基準により20倍も甘く、EUより400倍も甘くした。

 猛毒のマラチオンも、輸入小麦は国産米の80倍もゆるい。有機リン系殺虫剤のクロルピリホスメチルも、米に対して輸入小麦が100倍ゆるい。ネオニコチノイド系農薬を50〜2000倍まで緩和したのもそうだ。いずれもアメリカの農産物を輸入しやすくするための”配慮“といってもいい。

 これも言ってみれば、食料を自給できないゆえの悲しさかもしれない。

 鈴木宜弘東大教授のこんな言葉が忘れられない。

 「何かあれば命に関わる大問題とわかっていても、目先の儲けと自分の立場の保全に進んでしまう。みんな『今だけ、金だけ、自分だけ』という発想になってしまったんです。なんで人間はこんなにアホなんですかね」

 わが子の未来を閉ざしたくなければ、親が食品を選ぶ厳しい目を持つしかないだろう。

奥野 修司

1958とはずがたり:2017/10/13(金) 08:37:33

アサヒ、青島ビール株式売却の検討を開始 事業再構築の一環
ロイター 2017年10月12日 19時45分 (2017年10月13日 00時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171012/Reuters_newsml_KBN1CH1FH.html

[東京 12日 ロイター] - アサヒグループホールディングス <2502.T>は12日、中国の青島ビール株式の全部または一部を第三者に譲渡することを検討開始したと発表した。入札を実施して売却先を決める。時期などは未定。
アサヒは、青島ビールの約19.99%を保有している。
同社は、欧州で1兆2000億円規模の大型買収を実施したことから、事業ポートフォリオの再構築を進めている。これまで、中国飲料合弁株や英国のゴルフ場の売却を行ったほか、インドネシアの飲料事業についても、売却交渉を開始したことを明らかにしている。

(清水律子)

1959荷主研究者:2017/10/14(土) 21:29:32

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00443898?isReadConfirmed=true
2017/9/22 05:00 日刊工業新聞
ケンコーマヨ、国内に3工場新設 サラダ・総菜需要に対応

サラダ・総菜を生産する西日本工場の新棟(イメージ)

 ケンコーマヨネーズは、西日本工場(京都府舞鶴市)敷地内で新工場建設に着手した。業務用サラダ・総菜の需要増加に対応する。工場新設の投資額は約56億円で、2019年3月に稼働予定。生産能力は年間4300トンで、西日本工場の全体能力は約13%増える。子会社の神奈川県小田原市の工場や北海道白老町でも、新工場を建設している。

 西日本工場はケンコーマヨネーズの西日本における主力工場で、敷地面積は約5万平方メートル。新工場は地上2階建てで、延べ床面積は8111平方メートル。賞味期間が15―60日程度と日持ちがする、独自商品のロングライフサラダを生産する。

 同商品は日持ちする特徴が消費者に受け入れられている。コンビニエンスストアやベーカリー店のサンドイッチや総菜パン、居酒屋や弁当チェーン、学校給食向けなどで販売が伸びている。

 ポテトサラダやマカロニサラダ、卵サラダなど多くの種類がある。業務用で一般的な1キログラム袋サイズも伸びているが、それ以上に500グラムや100グラムなどの小分け品が伸びており、新工場では主にこの小容量品を生産する。外食産業では人手不足で、1人前などの小容量需要が増えている。

 ケンコーマヨのサラダ・総菜類の売上高は、17年3月期で前期比4・1%増。ロングライフサラダの伸び率はそれより高い。小田原と北海道白老町の工場も着工済みで、18年6月までに稼働予定。

(2017/9/22 05:00)

1962荷主研究者:2017/10/29(日) 13:02:53

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00447855?isReadConfirmed=true
2017/10/25 05:00 日刊工業新聞
アサヒビール、樽・缶ハイボールの生産能力増強-柏・茨城工場に15億円投資

 アサヒビールは24日、ニッカウヰスキーの柏工場(千葉県柏市)のたる容器の生産ラインを増強すると発表した。飲食店向けに展開する「ブラックニッカクリア樽詰めハイボール」が、好調なため。新ラインは2018年5月に稼働し、生産能力は現在の2倍、1日1万本になる。

 並行し、柏工場で生産していた一部の缶ハイボールをアサヒビール茨城工場(茨城県守谷市)に集約。茨城工場の缶ハイボール生産能力を約1・2倍に増やす。

 柏工場と茨城工場の設備投資額は合計15億円を予定。クリア樽詰めハイボールの1―9月の販売数量は、前年同期比4割増と伸長している。

 国産ウイスキーブームで先行きも好調が見込めるため、生産能力を増やす。茨城工場の増強と合わせ、ハイボールの需要拡大に備える。

 ウイスキー「ブラックニッカ」ブランドからは、11月21日に数量限定商品「同アロマティック」を発売する。華やかでフルーティーな香りが特徴で、販売予定本数は1万2000箱(1箱は700ミリリットルの12本換算)。

 ブラックニッカブランド合計の17年販売目標も、販売好調を受け340万箱(前年比6%増)から360万箱に上方修正する。

(2017/10/25 05:00)

1963とはずがたり:2017/11/03(金) 16:42:47
ビールの価格下げを公約に入れよ。役立たずの街の商店街なんか潰して大規模小売店に頑張って貰うのだ。

2017.10.23
アサヒが10年ぶりに瓶ビールを値上げする“意外な事情”
原因は原材料や人件費ではなかった
https://moneyforward.com/media/life/41955/?utm_source=Excite&amp;utm_medium=ex_feed
伊藤歩

アサヒが10年ぶりに瓶ビールを値上げする“意外な事情”
相手に注いでもらったら、今度は自分が注ぎ返す――。居酒屋や会食の席でコミュニケーションの潤滑油となっているのが、瓶ビールです。夜の付き合いに欠かせないこの商品が、来年春から値上げされることになりました。

お酒好きには何とも残念なお知らせですが、その理由をよくよく調べてみると、私たちがイメージしやすい「原材料価格などが上昇したことに伴う値上げ」ではないことがわかりました。瓶ビールが値上がりすることになった“意外な事情”をひも解いてみましょう。

法改正が値上げの原因
ビール業界最大手のアサヒビールは10月4日、一部商品の値上げを発表しました。価格改定は来年3月1日からで、ビールや焼酎、リキュール類のうち、瓶詰め、樽詰めの形で出荷されている商品(リターナブル容器商品)が対象となります。同社が値上げに踏み切るのは2008年以来、10年ぶりのことです。

飲料や食品の値上げといえば、原材料の仕入れ価格が上がったり、生産工場で働く従業員の人件費が上昇したりという、いわゆる「製造原価」が高くなった時に、販売価格へ転嫁するのが一般的です。しかし、今回のビールの値上げはこうした理由によるものではありません。直接的な原因は「法律の改正」なのです。

ビールはその成分によって課税額が決まると酒税法で定められています。アサヒなどのビールメーカーは何とかして安い製品を作ろうと、少しでも課税額が低くなる成分で新製品を開発します。その一方で、国は税収が減らないように酒税法を改正する、という“仁義なき戦い”が、メーカーと税務当局の間で長年繰り広げられてきました。

酒税法には、実は双子の弟のような法律があります。それが「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」。略して、酒税保全法とか酒類組合法などと呼ばれています。

この法律は「酒税は国にとって重要な税収なので、酒税の確保と酒類の取引が安定するよう、酒類業者に組合を設立させて協力を求める一方、政府も酒類業者を保護します」という建て付けで1953年に制定されました。

この酒税保全法の改正版が昨年の国会で可決され、今年6月に施行されました。この改正で「酒類の公正な取引の基準」という項目が誕生しました。酒類の製造・販売にかかわる事業者は総販売原価を下回る価格で継続的に販売してはいけない、ということになったのです。

1964とはずがたり:2017/11/03(金) 16:42:59
>>1963
物流費の急騰で総原価が上昇
酒類の製造・販売にかかわる全事業者が対象ですから、メーカー、卸、小売りのすべてが対象となります。

総販売原価とは、卸や小売りにとっては「仕入れ値に物流費や販売促進費などの販売経費を足したもの」、メーカーにとっては「製造原価に販売経費を足したもの」となります。物流費がこれだけ上がっているのですから、総販売原価も上がってしまうのは当然のことといえます。

ただ、ビールメーカーに限らず、世間一般のメーカーは製造原価や販売経費が上がっても、すぐにその上昇分を販売価格に転嫁したりはしません。値上げすると売れなくなるからです。

加えて、製造原価には、生産数量の増加とともに増える「変動費」と、生産数量に関係なく定額で発生する「固定費」があります。生産数量が一定量を超えてくると、売り上げに対する固定費の比率が小さくなり、原価率は急速に改善します。

物流費などの販売経費が上がっても、販売価格を据え置いておけば、いずれは販売数量が増えて原価率が下がるかもしれません。だから、すぐには値上げしないのです。

ところが、今回の法改正でこうしたやり方を取れなくなりました。総販売原価を下回る価格で赤字販売を続けていると、業者名が公表され、最悪の場合、販売や製造の免許が取り消される罰則が盛り込まれたからです。

瓶と樽が値上げされた理由
それではなぜ今回、缶容器ではなく、瓶や樽詰めが値上げされたのでしょうか。理由は、缶容器よりも瓶詰めや樽詰めのほうがコストがかかるためです。

飲み終わったら消費者が自分で容器を捨てる缶製品と違い、瓶詰めや樽詰めの製品はカラになった容器を回収しなければいけません。酒屋さんで回収したカラ容器はメーカーに戻され、洗浄、消毒して再利用されます。消費者が処分する缶容器に比べ、回収、洗浄、消毒、そして次に利用するまでの保管コストがかかります。

また、瓶詰めや樽詰めは業務用が主体です。若者の飲酒離れで外食産業が低迷する中、アサヒの2016年の瓶詰めの出荷数量は2008年に比べて4割も減っています。それにつれて、採算は悪化の一途をたどっています。

今のところ、値上げを発表しているのはアサヒだけですが、他のメーカーも早晩値上げに踏み切る可能性がないとはいえない状況です。アサヒの値上げは来年3月1日出荷分からですので、飲食店のメニュー表の値段が上がるのはそれ以降になりそうです。

今回の瓶ビール値上げからもわかるように、世の中で流通しているさまざまな商品の値段は、原材料価格の動向や需要と供給のバランスといった、シンプルな要因で決まるものだけではありません。法律や制度の改正などにもアンテナを張っておけば、その動きを逆手に取って、賢い購買行動ができるようになれそうです。

1966とはずがたり:2017/11/11(土) 17:21:53

肉まん「中村屋」、100億円投じる新工場の狙い 食感高めた高級品を18年からコンビニへ投入
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-196707.html
06:00東洋経済オンライン

冷え込みが厳しい今日この頃、コンビニエンスストアではおでんや肉まんの売れ行きが好調だ。肉まん、あんまんといった中華まんが収益柱の中村屋も、この秋冬商戦の滑り出しは順調という。

そんな同社が9月に発表した新工場計画は、投資額が100億円と総資産の4分の1に匹敵する規模を見込んでいる。はたして成算はあるのだろうか。

購入したのは、あの女子大学の跡地
「中村屋 武蔵工場」(仮称)と名付けられたその工場は、埼玉県入間市にある約8万3000平方メートルの敷地に建設される。同社が今年6月に25億円で購入したのだが、ここは2015年まで大妻女子大学の狭山台キャンパスとして使われていた場所だ。

中村屋はここに100億円を投じ、約1万5000平方メートルの工場を新たに建設する。警備員室や更衣室などに一部施設を流用するものの、校舎はほとんど取り壊していったん更地にする計画だ。

今年10月に着工し、形が崩れにくい加工を施した中華まんを2018年8月から大手コンビニ向けに製造する予定だ。

中華まんは、中村屋が1927年に喫茶部として新宿にレストランを開設した際に月餅、インドカリーとともに開発した由緒ある3アイテムの1つ。売上高の7割を占める菓子部門において成長株で、書き入れ時の秋冬に同社の収益を牽引する構造となっている。

投資はすべて自己資金で賄う予定だ。東京・笹塚の本社隣接地に保有していた賃貸ビルを、前2017年3月期に118億円で売却。この9月末には現預金と有価証券を合わせて47億円を保有しており、余力はありそうだ。

人口減少でも、中華まんのマーケットはコンビニの出店とともにカウンター陳列も増加しているため、成長を続けている。業界紙「食糧タイムス」によれば、中華まんのメーカー出荷金額は2000年度の510億円から、2016年度には625億円(同社見込み)に達したという。

中村屋にも、コンビニは大手3社の寡占が進んでいるが、各社の出店競争はまだ続くと想定されるため商圏は広がっていく、との読みがある。

中村屋はつくば工場(茨城県牛久市)、埼玉工場(久喜市)、神奈川工場(海老名市)という3拠点で生産をしており、今回の武蔵工場が竣工すれば生産能力は15%増える。本社のある旧笹塚工場(東京都渋谷区)は2001年に操業を停止しており、本社機能と物流機能だけが残っている。

つくば工場は中華まんの最大の生産拠点で、埼玉工場は中華まんのほか月餅やアイリッシュケーキなどの和・洋菓子、さらにインドカリーの缶詰も生産している。神奈川工場は中華まん、パイまんじゅう「うすあわせ」、米菓類などを製造し、冷凍・レトルト加工食品を製造する食品工場も併設している。

周辺の工場と「圏央道ライン」で連携

これら既存3工場と、今回計画する武蔵工場との地理的な共通点が、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)に近いこと。中村屋は自社店舗での直販のほか、スーパーなど量販店向け、コンビニ向けと大きく3つの販路を持っている。

武蔵工場の稼働後は、関東圏を中心に日本全国へ供給するサプライチェーン体制を強化していく。将来的には、各工場で生産する品目の再編や整理も行われるだろう。

中村屋が10月31日に発表した2017年4?9月期(第2四半期)の決算は売上高150億円(前年同期比3.6%減)、営業赤字16億円(前年同期は12億円の赤字)だった。

ビル売却で不動産収入が剥落したことが主因だが、夏場の日照不足で水ようかんやフルーツゼリーなどの中元商戦が不発に終わったことが誤算だったという。

もっとも、秋以降の冷え込みで中華まんは前年比で1割増を超えるペースで推移しており、通期の売上高443億円(前期比5.7%増)、営業利益17.5億円(同21.8%増)の会社計画は崩していない。

今年の中華まんシーズンは始まったばかりだが、中村屋の視線は早くも来シーズンに向けられている。

1967とはずがたり:2017/11/11(土) 23:17:09
肉まん「中村屋」、100億円投じる新工場の狙い 食感高めた高級品を18年からコンビニへ投入
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-196707.html
06:00東洋経済オンライン

冷え込みが厳しい今日この頃、コンビニエンスストアではおでんや肉まんの売れ行きが好調だ。肉まん、あんまんといった中華まんが収益柱の中村屋も、この秋冬商戦の滑り出しは順調という。

そんな同社が9月に発表した新工場計画は、投資額が100億円と総資産の4分の1に匹敵する規模を見込んでいる。はたして成算はあるのだろうか。

購入したのは、あの女子大学の跡地
「中村屋 武蔵工場」(仮称)と名付けられたその工場は、埼玉県入間市にある約8万3000平方メートルの敷地に建設される。同社が今年6月に25億円で購入したのだが、ここは2015年まで大妻女子大学の狭山台キャンパスとして使われていた場所だ。

中村屋はここに100億円を投じ、約1万5000平方メートルの工場を新たに建設する。警備員室や更衣室などに一部施設を流用するものの、校舎はほとんど取り壊していったん更地にする計画だ。

今年10月に着工し、形が崩れにくい加工を施した中華まんを2018年8月から大手コンビニ向けに製造する予定だ。

中華まんは、中村屋が1927年に喫茶部として新宿にレストランを開設した際に月餅、インドカリーとともに開発した由緒ある3アイテムの1つ。売上高の7割を占める菓子部門において成長株で、書き入れ時の秋冬に同社の収益を牽引する構造となっている。

投資はすべて自己資金で賄う予定だ。東京・笹塚の本社隣接地に保有していた賃貸ビルを、前2017年3月期に118億円で売却。この9月末には現預金と有価証券を合わせて47億円を保有しており、余力はありそうだ。

人口減少でも、中華まんのマーケットはコンビニの出店とともにカウンター陳列も増加しているため、成長を続けている。業界紙「食糧タイムス」によれば、中華まんのメーカー出荷金額は2000年度の510億円から、2016年度には625億円(同社見込み)に達したという。

中村屋にも、コンビニは大手3社の寡占が進んでいるが、各社の出店競争はまだ続くと想定されるため商圏は広がっていく、との読みがある。

中村屋はつくば工場(茨城県牛久市)、埼玉工場(久喜市)、神奈川工場(海老名市)という3拠点で生産をしており、今回の武蔵工場が竣工すれば生産能力は15%増える。本社のある旧笹塚工場(東京都渋谷区)は2001年に操業を停止しており、本社機能と物流機能だけが残っている。

つくば工場は中華まんの最大の生産拠点で、埼玉工場は中華まんのほか月餅やアイリッシュケーキなどの和・洋菓子、さらにインドカリーの缶詰も生産している。神奈川工場は中華まん、パイまんじゅう「うすあわせ」、米菓類などを製造し、冷凍・レトルト加工食品を製造する食品工場も併設している。

周辺の工場と「圏央道ライン」で連携
東京・渋谷の旧笹塚工場は現在、本社として活用されている(記者撮影)

これら既存3工場と、今回計画する武蔵工場との地理的な共通点が、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)に近いこと。中村屋は自社店舗での直販のほか、スーパーなど量販店向け、コンビニ向けと大きく3つの販路を持っている。

武蔵工場の稼働後は、関東圏を中心に日本全国へ供給するサプライチェーン体制を強化していく。将来的には、各工場で生産する品目の再編や整理も行われるだろう。

中村屋が10月31日に発表した2017年4?9月期(第2四半期)の決算は売上高150億円(前年同期比3.6%減)、営業赤字16億円(前年同期は12億円の赤字)だった。

ビル売却で不動産収入が剥落したことが主因だが、夏場の日照不足で水ようかんやフルーツゼリーなどの中元商戦が不発に終わったことが誤算だったという。

もっとも、秋以降の冷え込みで中華まんは前年比で1割増を超えるペースで推移しており、通期の売上高443億円(前期比5.7%増)、営業利益17.5億円(同21.8%増)の会社計画は崩していない。

今年の中華まんシーズンは始まったばかりだが、中村屋の視線は早くも来シーズンに向けられている。

1968とはずがたり:2017/11/14(火) 11:11:29
兵庫の会社だったのか。

エースコック
即席麺の出荷停止 14商品、設備故障で
https://mainichi.jp/articles/20171114/k00/00m/020/051000c
毎日新聞2017年11月13日 21時52分(最終更新 11月13日 22時22分)

 エースコック(大阪府吹田市)は13日、袋入り即席麺「ワンタンメン」など14商品の出荷を停止したと発表した。製造拠点の兵庫工場(兵庫県たつの市)で2日に麺を蒸すボイラーが故障したためで、出荷再開のめどは立っていないという。

 14商品には「わかめラーメンごま・しょうゆ」や「スーパーカップ大盛りいか焼そば」などが含まれる。このほか、13日に予定していた「ワンタンメンどんぶりカレーラーメン」の発売も中止した。

 ワンタンメンシリーズは同社の主力商品で年間売上高の約5%を占める。設備の復旧が遅れれば、需要期の年末の売り上げに影響する恐れがあるという。(共同)

エースコック、一部商品の販売休止=工場設備の故障で
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111300707&amp;g=eco

 エースコック(大阪府吹田市)は13日、主力商品の「わかめラーメン」など14品目の販売を一時休止すると発表した。兵庫工場(兵庫県たつの市)のボイラー設備が故障し、製麺作業ができなくなったため。商品の安全性や品質に問題はないという。(2017/11/13-15:47)

1972とはずがたり:2017/11/21(火) 19:33:40
なんで自民党地盤の街の酒屋と財務官僚の天下り先の酒屋の業界団体の為に我々消費者が高いビールを飲まされにゃならんねん。バカバカしいぞ。

サントリー、業務用ビール類を10年ぶりに値上げ 来年4月から
16:23ロイター
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20171121054.html

[東京 21日 ロイター] - サントリーホールディングスングス[SUNTH.UL]は21日、業務用のビール類やチューハイの一部を2018年4月1日から値上げすると発表した。ビール大瓶だと酒販店などの店頭価格が1割程度の値上げになる見込み。今年6月に施行された改正酒税法で過度な安売りが規制されたことや、物流費の上昇などに対応する。

ビールの値上げは、2008年以来10年ぶり。「ザ・プレミアム・モルツ」の樽と角ハイボールの樽、缶は価格を据え置く。ビール類の販売数量のうち、値上げ対象となるのは1割程度だという。

サントリーでは「企業努力だけで吸収することは極めて厳しい状況」としている。

業務用の値上げは、アサヒビールが3月出荷分からの値上げを発表している。

(清水律子)

1974とはずがたり:2017/11/28(火) 19:00:06

 ただ、先輩からはにらまれた。「新人の平野がやれるのに、なぜおまえたちができない」。平野ががんばれば、がんばるほど、成績の悪い先輩たちは上司からお小言をもらう。恨みはそのまままっすぐ平野に向かった。「平野の野郎、生意気だ」。先輩たちは敵意をむき出しにしてきたが、平野はへっちゃらだった。

 「出る杭は打たれる。だが、うんと高いところにまで出てしまえば、打とうにも手が届かない」。そう考えて、平野はますますがんばった。

 平野の強さはリサーチ力にあった。当時の担当は酒販店100店のほか、ホテルや飲食店。このうち1日20件回ることを自分に課していたが、訪問する前に徹底的に相手のことを調べたのだ。売上高、利益、従業員数、店主の趣味......。すべてを調べた。

 本当にいいところを褒め、弱点を見つけると、その克服策を示した。単にあいさつだけの表敬訪問はいっさいなし。「平野はいい。あいつに会えばタメになる」。忙しい店主たちが時間をとってくれるようになった。「出る杭」はどんどん伸び、先輩たちを次々に抜き去っていった。

冷やしたビールも入れておきました

 学生時代は暑い日も寒い日も、寝ても覚めても日本拳法だったが、その鍛錬がアサヒビールに入社して早速、役立った。平野は酒販店の配達を手伝うことを思いつく。そこでものをいったのが、鍛えに鍛えた強い腕っ節だった。

 酒販店の倉庫にもぐり込み、家庭に運ぶビールケースを店主がトラックに積み込むのをせっせと手伝った。30キロ近くあるビールケースを10も20も運ぶ。それでも平野の腕が音を上げることはなかった。

 ただ、残念なことに平野が運ぶビールケースの中身は、大半がキリンビールの「ラガー」だった。「クソッ」。市場シェアで60%超を占めるキリンの牙城を切り崩すためとはいえ、なんでライバルメーカーの商品を売る手伝いをしなければならないのか。内心、やり切れなかった。それでもせっせとキリンビールの積み込みを手伝った。

 しかし、これで終わらないのが平野だ。ビールケースは20本入りだが、その4隅の4本だけアサヒのビールと差し替えた。もちろん酒販店の店主には断ったうえでだが、キンキンに冷やしたアサヒビールを4本、「ラガー」に紛れ込ませた。

 酒販店の店主に頼んで、配達の時にこう言ってもらった。「奥さん、すぐに飲めるよう、冷やしたビールを4本入れておきましたよ。アサヒビールですけどね」。そう聞けば、配達されたほうもだいたいは「仕方ないなあ。4本くらいならアサヒでもいいか」となる。すぐ飲めるとなればなおさらだ。

 「ダメだ。キリンビールに戻してくれ!」。そんなことを言う人はまずいなかった。1本のビールを売るための、徹底したどぶ板営業だった

中身がアサヒだとバレないようにしろ!

 もっとすさまじかったのは、ギフト用ビールの売り込みだ。

 当時、ビールメーカーの社員は、お中元やお歳暮の季節になると、酒屋さんに出向くのが慣例だった。ビールは人気の贈り物だったから、お中元やお歳暮の時期に酒屋さんは大忙し。猫の手も借りたい状態になる。それをビールメーカーが助けるわけだ。ギフト用の12本入りカートンを店頭にせっせと並べていく。

 その時のことだ。さすがの平野も驚いたことがある。中身が外からわからないよう無印のカートンにアサヒのビールを詰め、さらに普通なら取っ手代わりになる側面の穴も「絶対に開けてはダメだ」と、先輩に指導されたのだった。

 最初は先輩が何を言っているのか、意味が理解できなかった。よくよく説明を聞けば簡単だった。「取っ手代わりに側面に穴を開けると、その穴から中身がアサヒだと見えてしまう」。これが理由だった。

 酒販店にやってくるお客さんには、銘柄を気にしない人も多い。なかには世の中にビールはキリンビールしかないと思い込んでいるお客さんもいる。そんなお客さんから「ビールをギフトで送っておいて」と注文を受けた酒販店に、「お客さん、これですね」と、中身が何だかわからない無印カートンを売ってもらうわけだ。

1975とはずがたり:2017/11/28(火) 19:00:23
>>1972-1974
 お中元やお歳暮で届いたビールがアサヒビールだったからといって、まさか贈ってくれた人に文句を言う人はいない。贈ったほうも贈られたほうも、そしてそれを売ったアサヒビールも「みんなハッピー」だ。

 ただ、この時に中身が見えてしまうとこの手は使えない。キリンビールではなく「実はアサヒビール」とバレてしまうと、「ゴメン。キリンにして」。こうなるのは目に見えていた。だから中身を見えないようにしたのだった。

 今ではとても考えられないことだ。しかし、平野が入社した1979年当時はそんな営業の時代だった。

 キリンの「ラガー」にアサヒのビールを紛れ込ませたり、無印のカートンに詰めて売ったり......。考えてみれば、全部が小手先の営業だった。長く続くはずはなかった。大規模なリストラが始まるほんの少し前のこと。アサヒは地に落ちていた。

 そんなつらい営業現場に平野はいた。売れないビールを売る仕事ほど悲しいものはない。それなのに本社は「それがおまえら営業の仕事だろう」と突き放してくる。やっていられなかった。「こんなの絶対におかしい」。新入社員ながら、平野はそう感じていた。

 違和感を覚えていたのは平野だけではなかった。1979年にアサヒビールに入社したのは21人。このうち平野を含め15人が事務系だったが、全員が人事の罠に引っ掛かり営業に配属された。15人の全員が、泥水をすするような苦労を強いられていた。

ずけずけ言うからかわいがられた

 幸い平野の場合、成績だけは最初から良かった。前年実績を上回り続けた。物おじせず、あっけらかんとした性格も良かったのだろう。「どういうわけだか、50〜60代の店主にかわいがられた」

 ずけずけものを言う性格は、平野の人生でマイナスの結果を引き寄せることが多かった。小中学校では野球部に所属し、ポジションはファーストだったが、監督だろうがコーチだろうが思ったことをストレートに言う平野は「うとんじられ、なかなかレギュラーとして使ってもらえなかった」。頭にきて、中学2年生の時にバレーボール部に転部してしまった。

 しかし、ビールの現場では違った。

 たしかに平野は取引先の弱みをデータから見つけ出し、ずけずけと指摘する。しかし、そのうえで、解決策まで提示する。煙たがられることもあったが、体を張って店舗を切り盛りしている取引先には重宝がられた。おべんちゃらだけの先輩たちが次第にあきれられ、取引先に切られていくのに対して、平野は着実に営業実績を積み上げていった。

 平野の営業で今でも語り草になっているのは葬式だ。

 自分の取引先で不幸があった時、営業マンが顔を出すのは当たり前の話だ。しかし、平野はどこへでも飛んでいった。たとえアサヒビールを1本も置いていないキリンビールびいきの酒販店であっても、飛んでいった。店主が亡くなったとあれば、真っ先にすっ飛んでいき、お悔やみを述べ、遺族の相談に乗った。

 平野は義理がたく、分けへだてしない――。そんな評判が広まった。

 やがて担当エリアの酒販組合の理事長が、各店主へ「おい、平野をなんとかしてやってくれないか」と話をつけてくれるようになった。酒販組合理事長の言葉は重い。しかも酒販店の店主が亡くなり、次の店主に代替わりするタイミングだ。効果はてきめんだった。結局、全部で十数軒がアサヒに切り替えてくれた。

前野雅弥著 『ビール「営業王」 社長たちの戦い 4人の奇しき軌跡』(日本経済新聞出版社、2017年)第1章「揺籃」から

前野 雅弥(まえの まさや)
日本経済新聞記者。
1991年早稲田大学大学院政治経済学研究科修了、日本経済新聞社入社。東京経済部、大阪経済部を経て企業報道部。

1976とはずがたり:2017/11/28(火) 19:17:23
サッポロがビール類値上げ検討
18:26共同通信
https://news.goo.ne.jp/article/kyodofn/business/kyodofn-2017112801002004.html

サッポロ、業務用ビール類値上げを検討。値上げならアサヒ、サントリー、キリンと大手4社の足並みそろう。

1978荷主研究者:2017/12/02(土) 20:51:16

http://www.sankeibiz.jp/business/news/171122/bsc1711220615005-n1.htm
2017.11.22 06:15 Fuji Sankei Business i.
キリン、売上高でアサヒに抜かれ3位転落 海外M&Aの“巧拙”で明暗

アサヒグループホールディングスが買収したチェコの工場。高いシェアで高収益を見込める【拡大】

 2017年12月期の連結売上高で、キリンホールディングス(HD)が、07年に持ち株会社化して以来初めてアサヒグループホールディングスに抜かれ、業界3位に転落する見通しとなった。「スーパードライ」の躍進によりアサヒにビールシェアで首位の座を奪われ、19年連続で2位に甘んじてきたキリン。長年、「一番搾り」や「ラガー」を愛飲してきたキリンファンや社員にはショッキングだが、海外M&A(企業の合併・買収)戦略の違いが売上高での明暗を分けた。

 「(売上高の)順位は気にしていない…」

 キリンが17年12月期の売上高予想を下方修正し、大手ビールの売り上げ規模でサントリー、アサヒに次ぐ3位になることが確実となった8月初旬。財務戦略などを担当する伊藤彰浩最高財務責任者(CFO)は6月中間決算の記者会見で冷静さを装いながらも、その口調には悔しさがにじんでいた。

高い授業料

 キリンの17年12月期の売上高は5.1%減の1兆9700億円、最終利益は1.6%増の1200億円と減収増益を計画する。売上高でアサヒを下回る一方、実は最終利益は過去最高益となる。

 キリンが「減収」となるのは、赤字が続いていたブラジル子会社に見切りを付け、5月末に売却したからだ。この売却により、17年12月期の売上高で800億円のマイナス要因となる。ただ、採算は大幅に改善するため、利益面が押し上げられるのだ。

 一方、アサヒは世界最大のビールメーカー、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブから昨年10月に西欧4社、今年3月に東欧5社を計1兆2000億円で相次ぎ買収。これらが連結決算に反映され、初めて売上高が2兆円を超える。

 つまり、キリンとアサヒの海外M&Aの“巧拙”が、両社の売上高における逆転劇につながった。

 「高い授業料になった…」。キリンのある幹部はこうため息をもらす。

 採算を重視するため赤字が続いていたブラジル子会社を手放すとはいえ、売却額は、買収額の計3000億円に対し、約4分の1の770億円にすぎない。この間、ブラジル事業の企業価値が目減りしたため、15年12月期には1100億円もの減損損失を計上するなど授業料としてはあまりにも高く付いた。

 キリンのブラジル企業買収は11年夏にさかのぼる。ブラジルのビール市場は中国、米国に次ぐ3位の規模と有望なマーケットだった。

 そこに、ブラジルでビールシェア2位の現地企業スキンカリオールの創業者が「株式の売却先を探している」との情報が入る。有望市場参入のチャンスと判断したキリンは、11年8月、約2000億円を投じスキンカリオールの株式50%超を取得した。

 しかし、残りの株式を持つ別の創業者一族が売却に猛反発。裁判所にキリンの買収無効を提訴するに至った。結局、同年11月、キリンは残りの株式も約1000億円で買うはめとなった。創業者一族の“内輪もめ”に巻き込まれた形だが、それを読めなかった。

 その後もブラジル経済の失速や新興メーカーとの競争激化といった逆風が吹き荒れ、シェアも落として業績は低迷。一部工場を売却するなど自主再建を進めたが、ついに力尽きる。今年2月、「収益改善には限界がある」(磯崎功典社長)として、買収から6年足らずでブラジルからの撤退を発表した。

1979荷主研究者:2017/12/02(土) 20:51:58
>>1978-1979 続き

 一方、アサヒが買収した事業は業界内では「めったにない“出物”」(大手ビール幹部)といわれている。例えば、買収したチェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアの東欧5社は、それぞれの国でシェア3割超で、スロバキアの2位を除く4社はシェア首位。高水準で安定的な稼ぎを見込めるのだ。

 出物が売りに出された秘密はビール世界首位のアンハイザー・ブッシュ・インベブによる、同2位の英国の旧SABミラーの買収にある。両社は15年11月に旧SABミラーの買収で合意。独占禁止法に抵触しないよう、旧SABミラーの西欧や東欧事業を売りに出したのだ。アサヒはそこに目を付けた。

 ただ、株式市場ではキリンのブラジル子会社売却もそれなりに評価されている。採算改善を受けキリンの株価は11月10日の終値で2690円と年初来の上昇率は39%。アサヒの43%と遜色なく、同業のサッポロHD(15%)に比べ上昇率は高い。

成長の源泉

 両社が海外M&Aに積極的なのは、若者を中心としたビール離れで国内市場が縮小し、成長の源泉を海外に求めているからだ。サントリーも14年に「ジムビーム」などのブランドを持つ米蒸留酒最大手の旧ビーム社(現ビームサントリー)を買収。この買収効果で14年12月期の連結売上高で初めてキリンを抜き、業界首位になった。

 国内ビール市場は16年まで12年連続でマイナスで、減少傾向に歯止めはかかっていない。このため、今後も酒類だけでなく、食品や飲料も含めて海外M&Aが増えるのは確実とみられている。ビール会社の売上高順位も、そのたびに変わるといった事態も起こりそうだ。(大柳聡庸)

1982とはずがたり:2017/12/13(水) 20:01:55

「パックご飯」賞味期限2倍へ…技術開発を支援
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20171209-567-OYT1T50076.html
12月10日 10:23読売新聞

 農林水産省は、電子レンジで温めて食べる「パックご飯」について、現在半年程度の賞味期限を2倍以上に延ばすための技術開発を支援する。

 パックの気密性などを高めて、ご飯の味や品質を長持ちさせ、日本産米の輸出拡大につなげる。

 農水省や加工食品業者、大学などの研究機関が連携し、2018年度から研究を始める。関連経費を18年度予算案に計上する。

 パックご飯の賞味期限は半年程度でも国内で消費するには十分だ。しかし、輸出する場合、輸出先の国で通関手続きに長時間かかり、賞味期限切れで廃棄されることもある。このため、ご飯を入れるパック用として、太陽光や空気を遮断する新素材を開発し、ご飯の品質劣化を防ぐ。

 パックご飯など加工食品製造業者は中小・零細企業が多い。個別で研究開発資金を用意するのは難しく、農水省が資金面などで支援することにした。

1984荷主研究者:2017/12/20(水) 22:51:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452650
2017/11/30 05:00 日刊工業新聞
雪印・森永乳業、大人用の粉ミルク増産 健康需要見込む

 雪印ビーンスターク(東京都新宿区、平田公孝社長、03・3226・2133)、森永乳業はそれぞれ、12月に大人用の粉ミルクの生産量を当初予定比で2―3倍に引き上げる。粉ミルクの売れ行きが9月の発売以降、好調なため増産する。商品はいずれも50―60代の高齢女性がターゲットで、コラーゲンや中鎖脂肪酸などの機能成分を含み、乳児用粉ミルクで培った技術を生かして飲みやすい味に仕上げた点が特徴。

 雪印ビーンスタークの「プラチナミルク」は、ミルク味と抹茶ミルク味、ポタージュ風味の3種がある。肌のうるおいや健康維持など求めるニーズに応じて、コラーゲンペプチドやビタミン類、DHAなどを添加した。

 森永乳業の「ミルク生活」は、通信販売ルートで販売している。ビフィズス菌「BB5536」やシールド乳酸菌、母乳成分のラクトフェリンなどを配合。発売直後の9月は当初計画比で2倍、10月は3倍の売れ行きだった」。

(2017/11/30 05:00)

1985荷主研究者:2017/12/20(水) 22:51:50

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201711/0010778258.shtml
2017.11.30 神戸新聞
家庭用チーズ 神戸の新工場で生産へ 六甲バター

神戸新聞NEXT

2019年3月に稼働する予定の神戸工場(六甲バター提供)

 六甲バター(神戸市中央区)は30日、主力製品の家庭用チーズの生産を、基幹工場の稲美工場(兵庫県稲美町)から神戸市西区に新設する「神戸工場」に移すと発表した。老朽化が進む稲美工場は規模を縮小し、一部の業務用の生産に特化する。2019年3月に新工場を稼働させる予定で、20年5月までに稲美工場の生産ラインと従業員を全面移管する。(井上太郎)

 新工場は、山陽道神戸西インターチェンジに近い、神戸複合産業団地(同市西区)内の約5万1千平方メートルに建設する。3階建てで、延べ床面積は約4万7千平方メートル。最新機器の導入や物流機能の自動化を通じて、年間生産能力を従来の1・5倍の4万トンに引き上げる。消費者との接点を深めるため、見学施設も整備する。土地代を含む総投資額は約264億円。

 新工場を建設するのは、家庭用チーズの需要が伸びているためだ。消費者の節約志向で「家飲み」が浸透し、「ベビーチーズ」「6Pチーズ」「スライスチーズ」などの主力製品が好調という。16年12月期の売上高(単体)は、前期比4・7%増の471億1500万円と過去最高を更新。構成比の95%を占めるチーズの伸びがけん引しており、ここ5年で2割超拡大した。

 稲美工場は1966年に稼働し、設備の老朽化が進んでいた。新工場の操業後は業務用の生産に注力する一方、家庭用の生産ラインと従業員約500人を順次移管。技術開発の機能も移す。空き区画の活用については今後詰めるという。

 同社の生産拠点は、長野工場(長野県佐久市)を含めて3カ所となる。同社は「神戸工場はあらかじめ遊休スペースを確保しており、需要増に備えてさらなる増築も視野に入れている」としている。

1987とはずがたり:2017/12/25(月) 16:39:26

飲み屋は立ち飲み アサヒグループHD傘下の女性社長 入社の動機は…
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/171224/ecn17122417000005-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=related_link
2017.12.24 17:00
【リーダーの素顔】

 アサヒグループホールディングス(HD)の主要グループ会社で、女性初の社長に就任した。アサヒカルピスウェルネス社長の千林紀子さん(50)はアサヒグループHDの女性総合職2期生で、昇進のたびに“女性初”の枕詞(まくらことば)がついてきた。しかし、本人は「アサヒは昔から女性が活躍する舞台が整っていたため違和感はないです」と気負いはない。健康食品の通信販売などを手掛けるアサヒカルピスウェルネスのトップとして「付加価値の高い商品を提供する」ことで、さらなる成長を目指す。

 --女性総合職2期生。入社当時は苦労しましたか

 「そうですね。同期の女性総合職は全員、最初は営業職に就きました。当時、私が担当した地域は大阪府箕面市や同豊中市などです。居酒屋や飲食店、卸会社などを回るのですが、最初のころは店主から『女性で大丈夫なのか?』と不安がられることも多かったです。中には渡した名刺をすぐに破り捨てる人もいて大変でした」

 --どう克服しましたか

 「とにかく通い詰めて、一つ一つ信頼を築いていくことです。1年くらいたつと、まるで自転車に乗れたときのように仕事に慣れました。むしろ、女性だからこそプラスに働いた面も多くなりましたね。例えば夜に営業している飲食店にも営業で回るのですが、当時は、そうした店に女性が来るのは珍しくて新鮮だったらしく、お客さまの印象に強く残りました」

 --営業職の後は、商品開発担当になりました

 「営業は3年半ほどでしたが、仕事が楽しくなっていたので、予期せぬ異動でした。商品開発では最初に平成7年に発売した『アサヒ黒生』を手掛けました。当時、家庭で濃色ビールはほとんど飲まれていません。そこで普通のビールを飲んだ後に飲むビールという意味で『アフター9のビールです』というキャッチコピーで売り出しました。最初は社内でも期待されていなかったようですが、テスト販売したコンビニエンスストアで初日から結構売れたため、本格販売するに至りました」

 --その後、出向先のアサヒ飲料で女性初の商品戦略部長になるなど、女性社員のパイオニアになります

 「私の世代のころからアサヒは女性総合職を多く採用していることもあり、社内であまり『女性初』とはいわれません。女性であることにプレッシャーを感じたこともないですね」

 --健康食品の通販などを手掛けるアサヒカルピスウェルネスの設立に深く関わりました

 「25年にホールディングスでM&A(企業の合併・買収)を担当する部署に異動になり、そこで『成長している通販で何かできないか』と考えました。ちょうど健康食品の通販を手掛けるカルピスがグループ入りしたタイミングとも重なり、27年に新会社を設立した上で通販を本格的に展開することになりました」

1988とはずがたり:2017/12/25(月) 16:39:52
>>1987-1988
 --今年3月には社長に就任しました

 「発酵というグループの核となる技術を使って、健康食品や飼料事業などのビジネスを進めています。テーマは『食の未来に貢献し経済的な価値を生む』です。健康食品の通販事業では、丁寧にお客さまに説明できるようコールセンターの人を増やしてきました。また、飼料事業では、乳酸菌などの力で動物の腸内環境を整え、健康に家畜を育てられる商品を扱っています。与える飼料を減らし効率良く家畜を育てられるため食糧難の解消にもつながると考えます。今後もコア技術を武器に、人と動物の健康に貢献していきます」(大柳聡庸)

 【入社動機】もともと消費財を中心としたメーカー希望。学生時代にアサヒのビール「スーパードライ」を飲み、「味だけでなく、マーケティングや広告も斬新で衝撃を受けた」ことから入社を決意した。実家が飲食業を営んでいたことも「(酒類メーカーに)興味を持ったキッカケかもしれませんね」。

 【仏像】子供のころから油絵を楽しんでいた。学生時代には「阿修羅像を油絵で描くことにはまっていた時期がありました」という。社会人になってからは油絵を描く時間はないものの、「今でも仏像を見ることが好き」。都内で仏像展が開かれれば足しげく通う。また、京都や奈良に旅行に出かける機会には、お寺をめぐって心を落ち着かせる。

 【趣味】「趣味を問われると必ず、『飲むこと』と答えています」と笑う。飲む場所はもっぱら新入社員時代に知った立ち飲み屋だ。会社や自宅周辺の店に社員や友人らと繰り出す。「知らないお客さんとも友達になれる」ところが魅力だとか。


 千林紀子(ちばやし・のりこ) 昭和42年7月生まれ。早稲田大学卒業後、旧アサヒビール(現アサヒグループホールディングス)に入社。カルピスで機能性食品・飼料事業に携わり、平成28年にアサヒカルピスウェルネス取締役。29年3月から現職。神奈川県出身。

1989とはずがたり:2017/12/27(水) 15:40:53
実は食品系コテでもあられるチバQさん,この企業はご存じでしたか?!

市場シェア4割、知られざる“優良サラダ企業”の秘密
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20171225/Moneyforward_47893.html
MONEY PLUS 2017年12月25日 06時30分 (2017年12月25日 12時51分 更新)

昨日のクリスマスイブの夕食に、スーパーやコンビニでサラダを買って食べたという人も少なくないのではないでしょうか。単純計算で、そのうちの4割近い方が口にしたかもしれないのが、ケンコーマヨネーズという会社が作ったサラダです。

同社の社名を認識したうえで購入している人は決して多くないはず。それでも、国内市場で圧倒的なシェアを握っているのはなぜなのでしょうか。知られざる“優良サラダ企業”の秘密に迫ってみます。

取り扱い商品数は1,500以上
2016年度まで売上高が6期連続で、経常利益が3期連続で上昇しているケンコーマヨネーズの業績。これを支えているのが、同社の豊富な商品ラインナップです。

取り扱っている商品の数は1,500以上。毎年、約300の新商品を開発し、市場に投入しています。でも、その割に、ケンコーマヨネーズという社名を目にしたことがある人は少ないのではないでしょうか。

実は、1,500以上ある商品のうち、自社ブランドで展開しているのは30〜40程度。残りはプライベートブランド商品(相手先ブランドでの製造)だったり、外食店舗などで提供される料理のベースとなる素材なのです。

高シェアを支える商品提案力
同社の影響力の強さを示しているのが、毎年11月に開催している「グループ総合フェア」。東京と大阪で各2日ずつの開催で、今年は4,400人が来場しました。これは業務用メーカー主催のフェアとしては国内最大規模になります。来場者の大半は、コンビニやスーパー、外食産業などの関係者。彼らのお目当ては、フェアで提案される新メニューの数々です。

11月に開催された「グループ総合フェア」
今年のフェアで特に好評だったのは、厚揚げを使った新提案。厚揚げといえば煮物など和食での利用がほとんどでしたが、今回のフェアではケンコーマヨネーズのチキンサラダを使ったカレー風味の洋風料理を提案しました。

この提案力が、同社の高シェアを支えています。「最初のサンプルをどれだけ早く出せるかが、当社の商品を採用してもらえるかを左右します。その点、当社はこれまで積み重ねてきたレシピや経験則によって品質を担保できるので、素早くサンプルを提供できるのです」(島本国一常務)。

長期保存サラダのパイオニア
背景にあるのが、今年で40周年を迎えた「ロングライフサラダ」のパイオニアとしてのノウハウの蓄積です。「過去に作ったレシピが社内の書庫やデータベースに蓄積されていて、顧客の求めているキーワードがわかれば、すぐにレシピを見つけ出せる体制を整えています」(島本常務)。

1990とはずがたり:2017/12/27(水) 15:41:10
>>1989
ロングライフサラダとは、通常のサラダに比べて長期保存が可能なサラダを指します。ケンコーマヨネーズは1977年に業界初のロングライフサラダを市場に投入しており、現在も42.3%という国内随一のシェアを占めています。

長い歴史の中では、時代の要請に合わせて、さまざまなアレンジも加えています。たとえばジャガイモのペーストの場合、当初はサンドイッチに塗るのが主な用途だったため、固形を残さないように作っていました。
しかし、ファミリーレストランが広がっていくと、手作り感を出したいという顧客のニーズが高まり、10ミリ角の固形を入れるよう、アレンジしました。その後、スーパーなどの総菜が普及すると、固形はさらに大型化させるなど、工夫を積み重ねてきました。

自社ブランド商品の場合、商品化までの期間は最短で半年程度といいます。開発部署のミーティングで40くらいの候補を出し、部署内で選考。半分程度に絞った候補を、さらに他部署の人に選別してもらい、その中で残った8〜10品を商品化します。

強化中商品の目に見えない苦労
現在強化を進めているのが、さまざまな料理に加工できる「ベース素材」です。

たとえば、タマネギのみじん切り。顧客にしてみれば、カットや水さらしなどの下処理が不要のうえ、シャキシャキ感も残っている点が魅力で、ハンバーガーやチキン南蛮などで使われているといいます。

ほかにも、キャロットラペという細切りにしたニンジンは、インスタ映えで話題となったボリューム感のあるサンドイッチなどに使われています。どこかで目にした人は多いはずです。

通常、商品の味付けを濃くしたほうが日持ちしやすくなります。でも、ベース素材の味を濃くしてしまうと、使えるメニューが絞られてしまいます。ケンコーマヨネーズでは、食べた人が感じないくらい少量の酢を使うなど、なるべく最低限の添加量で最大の効果を出せるよう、研究を重ねているそうです。

顧客の外国人スタッフ増にも対応
開発で力点を置いているのは、商品の中身だけではありません。顧客である飲食店や食品工場で外国人のスタッフが増えている現状に合わせて、パッケージにもさまざまな変更を加えています。
これまでは、同一の食材であればデザインは同じで、用途の違いは文字だけで表記していました。でも、外国人のスタッフは瞬時に判断することが難しいため、パッケージのデザインを一新。食材と用途に応じて色分けし、色の組み合わせで判別できるように改めました。

外国人スタッフも判断しやすくパッケージを刷新
容量の見直しも進めています。従来であれば業務用といえば大容量が当たり前でしたが、最近は3〜4食分のサイズを強化しています。飲食店などでの廃棄ロスを少なくするとともに、アルバイト店員が分量を見極めやすいよう、配慮したといいます。

居酒屋やファストフード、レストランなど、業態ごとに18分野に展開しているケンコーマヨネーズの営業活動。現在はホテルの朝食バイキングに照準を絞り、市場開拓を進めています。今後もケンコーマヨネーズの商品と知らないまま、私たちが口にする機会は増えていきそうです。

(文:編集部 猪澤顕明)

1992荷主研究者:2017/12/30(土) 20:37:47

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150941?rct=n_hokkaido
2017年12/13 09:04 北海道新聞
<北海道でつくる>カルビー北海道工場(上) 産地と連携 ともに飛躍

 自動洗浄機を通過したジャガイモから、回転するドラム型ピーラー(皮むき機)が皮を削り取る。傷んだイモの除去作業は従業員の手に頼るが、その後は機械が1〜1・5ミリにスライスし、190度前後の油に2分間。土のついたジャガイモは約20分間で熱々のポテトチップスに姿を変えた。

 カルビー(東京)の北海道工場(千歳市)は、全国に11カ所ある自社工場の中でも「じゃがポックル」など人気商品を生産する基幹工場の一つだ。1日に約25万袋のポテトチップスを製造。今年6月にはシリアル食品「フルグラ」の製造ラインが完成し、中国への輸出も始まった。村川元啓工場長は「今年の年間生産額は5年前の1・6倍、120億円に達する見通しだ」と近年の飛躍を強調する。

■8割は道内産
 「北海道ブランド」を商品力に生かした本州企業の先駆者でもある同社にとって、農家との結びつきを強める最前線の拠点でもある。使用する年間約30万トンの国産ジャガイモのうち、約8割が道東、道北を中心とする道内産。道内19カ所に42棟の貯蔵施設を確保し、道内で生産される加工用ジャガイモの半分近くがカルビーに出荷されている。

 同社を一躍、全国企業に押し上げたのは、創業者の松尾孝・元社長が考案して1964年に発売した「かっぱえびせん」だ。米国から安く大量に輸入される小麦粉に、当時は市場価値がほとんど無かった瀬戸内海産小エビを練り込んだ。「未利用の食料資源を活用する」「良い素材を丸ごと使う」(いずれも松尾氏)が商品開発の理念として定着した。

 同社と北海道を結びつけたのがポテトチップスだった。松尾氏が67年に視察したニューヨークの食料雑貨店で山積みの商品に目をとめ、日本でも売れると直感。帰国するとジャガイモ産地に近く、原料集荷に便利な千歳市に工場用地を確保した。

 69年に千歳工場(現在の北海道工場)の操業を始め、試行錯誤の末、75年に「ポテトチップス」を発売。主にでんぷん用だった道産ジャガイモは、日本人にとって最もポピュラーな菓子の原料に飛躍した。

■品質改善促す
 原料であるジャガイモの安定調達は、今や同社の生命線となっている。道内各地の農家との関係を強化。でんぷん含有量が多い高品質のイモを生産した農家との取引単価を引き上げ、品質改善を促した。

 昨夏の台風ではジャガイモ畑が被害を受け、一部商品の販売休止を余儀なくされた。これを機に同社は、道内の水田地帯にもジャガイモ栽培を働きかけるなど天候リスクの回避策を加速。病害虫に強くて収量も多い新品種「ぽろしり」の普及にも乗り出した。

 「生産者との関わりを大切にし、互いに発展したい。当社と北海道は運命共同体だ」。同社の伊藤秀二社長はこう断言した。(東京報道 加藤千茜)

 ◇

▽所在地 千歳市北信濃779の4
▽工場長 村川元啓
▽事業内容 ポテトチップス、輸出向けフルグラ、じゃがポックルの製造など
▽従業員 約250人
▽沿革 広島、宇都宮に次ぐ3番目の工場として1969年操業開始。当初は「かっぱえびせん」を製造した。78年、ポテトチップスの製造を開始。2001年、現工場が完成。17年2月、千歳工場から北海道工場に名称変更。

1993荷主研究者:2018/01/02(火) 10:37:10

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00453936?isReadConfirmed=true
2017/12/12 05:00 日刊工業新聞
エバラ食品、栃木に調味料物流拠点 保管能力1.4倍に

 【横浜】エバラ食品工業が栃木県さくら市の栃木工場内に建設していた物流拠点「栃木物流センター=写真」が稼働した。保管能力は従来比約1・4倍に向上する。主力商品「黄金の味」をはじめ肉まわり調味料などの生産量の増加、ポーション調味料など生産品目の多様化に対応する。

 新センターは鉄骨造2階建て。建物面積5956平方メートル、延べ床面積6152平方メートル。総工費は約22億円。製品搬入からタレパイザーによる積み付け、自動搬送台車での自動倉庫への搬送・保管までの工程をオートメーション化した。平置きスペースを同時活用できる運用により作業性も向上する。

 また、集中豪雨などの風雨対策設計を取り入れた。建物と自動倉庫には耐震構造を採用した。

(2017/12/12 05:00)

1995とはずがたり:2018/01/16(火) 20:22:04
ビール系の出荷量、13年連続で減少 過去最低更新
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL1J331TL1JULFA002.html
11:37朝日新聞

 ビール大手5社が16日発表した2017年のビール、発泡酒、第3のビールを合わせた「ビール系飲料」の総出荷量は、前年比2・6%減の4億407万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。13年連続の減少で過去最低を更新した。2年連続で3種類すべてが前年割れとなった。

 ビールは前年比2・9%減、発泡酒は4・0%減、第3のビールは1・5%減。昨年6月からビール系飲料の安売り規制が強化されて小売価格が上昇。低価格で酔えるアルコール度数の高いチューハイなどに人気が移っていることが、「ビール離れ」に拍車をかけている。

 ビール各社の順位に変動はなかった。首位は8年連続でアサヒビールで、シェアは前年比0・2ポイント増の39・1%。29年ぶりに主力ビール「スーパードライ」が1億ケース割れしたが、「クリアアサヒ」など第3のビールが好調だった。

 一方、キリンビールは第3のビール「のどごし」が不振で0・5ポイント減の31・8%。サントリービールは高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」を刷新した効果で0・3ポイント増の16・0%。サッポロビールは主力ビール「黒ラベル」が伸び0・1ポイント増の12・1%。オリオンビールは前年と同じ0・9%だった。(牛尾梓)

2000とはずがたり:2018/02/04(日) 20:18:03

アンチ巨人・アンチ西武(昔は強かった)・アンチ自民・アンチ三菱・アンチ東京・アンチセブンアイ・アンチコカコーラの俺としては当然アンチ山崎であるが。
それにしても国内に?26箇所も工場持ってんのか・・。

山崎製パン26番目の工場「神戸工場」で竣工式
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-wst1802040030.html
14:59産経新聞

 製パン最大手、山崎製パンが建設を進めていた「神戸工場」(神戸市西区)が稼働を始め、竣工式が3日行われた。飯島延浩社長ら約300人が参加し、安全と発展を祈願した。

 同工場は26番目の工場として、関西地方の母体工場である「大阪第一工場」(大阪府吹田市)から生産機能を移すため、平成28年から建設に着手。将来的に食パンや菓子パンなどの供給を担う基幹工場として主力製品を生産する。生産能力は1日で食パン17万斤、菓子パン類50万個。総事業費は約200億円。

 また、二酸化炭素(CO2)削減に対応するため最新の省エネルギー機器「ヒートポンプ」の導入や、工場全体でLED照明を採用。食品衛生面では、異物混入などを防止するため、工場の設計や機械設備、社員教育などを徹底したという。

2001とはずがたり:2018/02/08(木) 19:24:39
伊藤園“下請けいじめ”2社に販促1億円超
http://www.news24.jp/articles/2018/02/05/06384909.html
2018年2月5日 21:59ツイートするシェアする

飲料メーカーの伊藤園が、下請けいじめをしたとして、公正取引委員会が勧告した。

公正取引委員会によると、伊藤園は「お〜いお茶」など飲料の製造を下請け業者に委託しているが、販売促進費、約1億2000万円を下請け2社に支払わせていたという。

公正取引委員会は下請法に違反するとして再発防止策を取るよう勧告し、伊藤園はすでに先月、全額を下請け業者に返還したという。

2003とはずがたり:2018/02/18(日) 11:27:17

野菜高騰の救世主、カゴメ「トマトソース」絶好調のワケ
MONEY PLUS 2018年2月18日 07時30分 (2018年2月18日 11時11分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20180218/Moneyforward_52223.html

野菜の価格高騰が続いています。農林水産省の食品価格動向調査によると、キャベツは平年の約1.9倍の356円、白菜は同2倍以上の351円(いずれも1キログラム当たり、2018年2月5日の週)まで上昇。先月末には佐賀県で畑から白菜500個が盗まれるなど、深刻な状況になっています。

例年にない野菜の高値が続く中、その影響を受けて、売り上げを伸ばしている意外な製品がありました。2002年に発売された「カゴメ基本のトマトソース」です。

ここ数年は毎年、過去最高の売上高を更新しており、順調に売り上げを伸ばしています。なぜ発売から15年を経ても、勢いは衰えないのでしょうか。その理由について探りました。


群を抜く高リピート率の理由
カゴメ基本のトマトソースは、トマトと炒めたタマネギ、ニンニクを長時間煮込んだコクのある味わいが特徴です。2002年に発売され、今年で16年目を迎えます。

イタリア料理は1980年代に日本でブームになると、1990年代には家庭の食卓にも定着してきました。その影響を受けて、当時、カットトマトやホールトマトの売り上げが伸長したといいます。

ただ、これらのトマト加工品から調理すると「煮込むのに時間がかかり、なかなか味が決まらない」といった意見が寄せられました。そんな声に応える形で生まれたのが、カゴメ基本のトマトソースでした。

圧力をかけてしっかりと高温で調理することで、コクを感じる香り成分が増え、家庭で長時間煮込んでも出せないコクを出すことに成功しました。…

2005とはずがたり:2018/02/21(水) 13:47:11
仏ダノン、ヤクルト株14%を売却へ 協業は継続
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20180214057.html
02月14日 18:02ロイター

[パリ/東京 14日 ロイター] - 仏食品大手ダノン<DANO.PA>はヤクルト本社<2267.T>の株式14%を売却する。両社が14日、発表した。併せて両社は、改定した覚書を締結し、インドやベトナムでの合弁事業などを含む協業は継続することを確認した。

売却後のダノンの持ち株比率は7.66%になるものの、引き続きヤクルトの筆頭株主としてとどまる。売却はダノン側から持ち掛けたという。ダノンは株主還元の拡大を投資家から求められている。

市場価格を基にすると、ヤクルト株14%の売却額は約15億ユーロ(18億6000万ドル)になる見通し。売り出しは3月に完了する見通し。

ヤクルトはまた、需給への影響を緩和するため、発行済み株式総数の3.02%、最大360億円の自社株買いを実施すると発表した。取得した株式は、3月16日に消却する。

改定した覚書では、ヤクルトが本格的に進出していないヨーロッパ市場において、まずはスペインをテスト市場とし、ダノンがヤクルト商品を販売することや新しい共働事業の実現可能性を検討することなどで合意した。

*内容を追加します。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

2007荷主研究者:2018/03/06(火) 23:26:00

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/34722
2018/02/21 上毛新聞
オリヒロが高崎に最大級工場 150億投資し本社機能移転

オリヒロが建設を予定する新工場のイメージ

 群馬県に本社を置く健康食品製造販売のオリヒロ(高崎市緑町、鶴田織寛社長)などグループ3社は、高崎工業団地造成組合(高工団、管理者・富岡賢治市長)が整備中の高崎スマートIC産業団地に食品製造工場を新設する。20日、土地売買に関する契約を結んだ。今年6月に第1期工事を始める。交通アクセスの良い同団地にグループ最大規模の工場を設け、将来的には本社機能も移転する。

 約6万6000平方メートルの土地を取得した。第1期工事として約3万8000平方メートルの敷地に、無菌包装技術を生かしたコンニャク食品などの製造工場を建てる。高速の無菌充填じゅうてんラインを導入し、安全性も高めた最新の設備にする。今年6月に着工し、来年6月に完成予定。投資額は70億円。

2008とはずがたり:2018/03/07(水) 13:18:27

プレミアム路線に舵を切った「湖池屋」のスゴーイ進化
MONEY PLUS 2018年1月17日 06時30分 (2018年1月20日 08時51分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20180117/Moneyforward_49712.html

誕生から30年を迎えたスナック菓子「スコーン」が昨年、すんごい進化を遂げていたのをご存知でしょうか。その名も「スゴーン」。こだわり抜いた原材料を使い、本格的な味を追求した、ぜいたくなスコーンです。

発売元の湖池屋がプレミアム路線に舵を切ったのは、スコーンだけではありません。老舗のプライドをかけて発売した「プライドポテト」は、通常のポテトチップスよりも高めの価格設定にもかかわらず、半年足らずで年間の売り上げ目標額を達成。品薄になるほどの大ヒットを記録しました。

湖池屋は、なぜプレミアム路線に舵を切り、それが成功したのでしょうか。理由を探りました。


コンセプトは“すんごいスコーン”
1987年に誕生したロングセラー商品のスコーンは昨年、発売から30周年を迎えました。それを記念して同年7月に発売されたのが、通常よりも素材にこだわり、コスト度外視で作った「スゴーン」です。

開発コンセプトは“すんごいスコーン”。伊勢エビなどをぜいたくに使用した海老味噌風味の「海老まるごと」と、炭火焼の香ばしさや苦味を再現した「鶏炭火焼」という2つの味が販売されてきました。

そして、今月8日から新しく加わったのが「スゴーン 和牛すき焼き」です。砂糖と醤油でシンプルに味付けられた和牛に京都産九条ねぎの風味が香ります。「こだわったのは、すき焼きの割り下の味よりも、お肉の風味です」と話すのは、開発を手がけた湖池屋の森田哲史ブランドマネージャーです。…

2010とはずがたり:2018/03/09(金) 12:00:06


日本配合飼料と協同飼料という格好いい名前の会社も今は無いのか。。
関西工場って何処にあったっけかな。。
ホキ2200の時代も遠くなって感覚が完全になくなっている。
調べてみると今ある工場は石巻(石巻埠頭・協同)・鹿島(神栖・なし?)・名古屋(船見町・協同)・知多(知多・日配)・北九州(樟葉・協同)とのこと。括弧内は最寄り駅と専用線保有者。
https://www.feed-one.co.jp/company/offices/

関西は全廃して名古屋に2箇所あるのかあ。関西工場は深江浜だった様だ。鉄道最寄り駅だけ残ってるぞ!ホキ2200復活だw

フィード・ワンが関西工場跡地を売却
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/180227700027.html
2018/2/28 大阪

【神戸】配合飼料の製造・販売を行うフィード・ワン(本社・横浜市神奈川区鶴屋町2ノ23ノ2)は、関西工場の土地を国内事業法人に売却することを決めた。3月下旬に売買契約を締結、関西工場施設を解体撤去して12月末に引き渡す。

2011とはずがたり:2018/03/09(金) 12:41:52
>>1960
味の素と云えば諸富だけどどうなったんだ?
工場はあるみたいだけえが。
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/kengaku/kyushu/

調味料・加工食品の工場では無いってことか。

いちお工場見学的には川崎・東海(四日市)・九州(佐賀)が主力工場の様だ。
https://www.ajinomoto.co.jp/kfb/kengaku/

2012荷主研究者:2018/03/11(日) 10:44:27

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/166019?rct=n_hokkaido
2018年02/21 05:00 北海道新聞
北海製缶、小樽工場縮小へ 一部ライン停止 従業員本州配転も

 【小樽】小樽発祥で製缶大手の北海製缶(東京)は、小樽工場を縮小する方針を固めた。主力製品である水産物や農産物の缶詰用の空缶の受注が落ち込んでいるためで、来年4月をめどに一部の製造ラインを停止する予定。

 同社によると、近年のサケ・マス、サンマなどの不漁や、2016年夏の台風により道内農産物の加工工場が浸水被害を受けたことなどが受注減の主な要因という。

 小樽工場は食品用を中心に年間約2億缶を出荷し、17年3月期の売上高は約50億円。来年4月をめどに製缶9ラインのうち、飲料缶と18リットル缶を除く食品用缶の3ラインを停止する。同社は「不採算部門の統廃合により売り上げを2割程度減らし、工場の経営体質を筋肉質に改善したい」(総務部)としている。

 小樽工場の従業員数は125人。縮小に伴う人員整理は本州工場への配置転換などで対応することを検討している。

 北海製缶は1921年(大正10年)に小樽で創業し、小樽工場は今も小樽運河沿いに立つ。親会社ホッカンホールディングス(HD、東京)は2016年4月、東洋製缶グループHD(東京)と1年後をめどに経営統合を目指すことで基本合意。だが、両社は同年12月、公正取引委員会の審査が見通しより長引いているため統合の延期を発表した。現在も統合時期は未定。

 ホッカン幹部は基本合意時、経営統合に伴う小樽工場縮小の考えはないとしていた。今回の縮小方針は、経営統合とは別で、需要減を受けた措置としている。

2013荷主研究者:2018/03/11(日) 10:52:55

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00463163?isReadConfirmed=true
2018/2/23 05:00 日刊工業新聞
福留ハム、岡山に新工場 来年4月稼働

 【広島】福留ハムは岡山県浅口市の自社用地に新工場を建設する。6月に着工し、建屋は2019年1月の完工予定。

 生産設備を整え、同年4月から稼働させる。国内工場は広島の本社工場、熊本工場に続き3カ所目。総事業費は約20億円(用地代別)。

 新工場は、既存工場が豪雨や地震など自然災害の被災地域になったことから、リスク分散を目的に建設に踏み切った。新工場の敷地面積は1万7000平方メートル。

 鉄筋造り3階建てで、延べ床面積は約3200平方メートル。主にウインナー類や総菜などを生産する。

(2018/2/23 05:00)

2015荷主研究者:2018/03/11(日) 11:17:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00463714?isReadConfirmed=true
2018/2/28 05:00 日刊工業新聞
石塚硝子、ペットボトル中間製品を増産 本社工場に新ライン

PETプリフォーム

 【名古屋】石塚硝子は飲料用ペットボトルの中間製品(プリフォーム)の新製造ラインを本社工場(愛知県岩倉市)に導入し、2019年1月に稼働する。年間生産能力は3億本弱で、投資額は約12億円。さらにもう1本の同様の製造ラインの導入も検討している。ガラス容器からの切り替えや飲料の小口化で伸びる需要に対応し、最新設備で効率を高め、価格競争力も高める。

 プリフォームは試験管に似たポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂の成形品。加熱し、膨らませて金型に押し当てるブロー成形によりボトルの形状にする。

 石塚硝子は国内の同市場で3割近いシェアを持つ。本社工場に5本、子会社の日本パリソン東京工場(茨城県境町)に17本の製造ラインがすでにあり、新製造ラインが23本目となる。

 1・5―2リットル容器のペットボトル飲料は小売りでの値引き競争が激しく、飲料メーカーは小容量ペットボトル飲料の製品開発・販売に力を入れている。ガラス容器からの切り替えも進み、プリフォーム需要は年々増加している。

 調味料やドレッシングでもガラス容器からペットボトルへの切り替えは進んでいるが、石塚硝子はプリフォーム事業においてロットが大きい飲料用に経営資源を集中する方針。積極投資で一層のシェア拡大を図る。

(2018/2/28 05:00)

2016とはずがたり:2018/03/20(火) 14:30:30

北洋銀、食品安全規格普及へ包括提携=品質保証機構などと-HACCP取得も視野
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120500941&amp;g=eco

 北洋銀行は5日、食品安全規格の普及促進を目指し、日本品質保証機構(東京)、北海道二十一世紀総合研究所と包括連携協定を締結した、と発表した。北海道内の取引先である食品関連企業の品質の安全レベルを高め、地域経済の発展に貢献する。(2017/12/05-17:55)

2017とはずがたり:2018/03/25(日) 12:16:45
??インドア派キャンパー
?https://twitter.com/I_hate_camp/status/977084266151477248
@I_hate_camp

サッポロ一番よ、おまえもか。

???91gから80gへ減量。(必要な水が50cc減ってて気が付いた)

2019とはずがたり:2018/03/27(火) 14:44:33
カルビー松本会長兼CEO退任へ 「フルグラ」がヒット
13:20朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL3W4D40L3WULFA009.html

 カルビーは27日、松本晃会長(70)が退任すると発表した。6月下旬に開催予定の株主総会日付。兼任している最高経営責任者(CEO)の職も退く。

 松本会長は、米ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人トップから2009年、カルビー創業家の要請で会長兼CEOに就任。女性管理職の登用など多様性のある働き方を進めたほか、シリアル食品「フルグラ」をヒットさせるなどカルビーの業績向上に貢献した。

2020荷主研究者:2018/04/01(日) 11:02:30

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173930?rct=n_hokkaido
2018年03/22 06:30 北海道新聞
カネカ、道内で乳製品製造 新年度工場着工 生乳年3万トン超加工

 総合化学メーカーのカネカ(大阪)が道内で乳製品の製造に乗り出すことが21日、分かった。乳製品工場の建設に向け道東や道央を視野に建設地を選定中で、2018年度内の着工を目指す。少なくとも年間3万トン以上の生乳加工を想定しており、道内中堅乳業メーカーの工場に匹敵する規模となりそうだ。これに先立ち恵庭市内で小規模なバター工場を5月にも稼働させ、業務用商品の製造を始める。同社がバター製造を手がけるのは初めて。

 生乳生産量が減る中、国内首位の生産量を誇る北海道で乳製品を自前で安定的に確保し、グループの新たな収益の柱とする狙い。現在は子会社のカネカ食品(東京)が乳業メーカーから仕入れて乳製品を販売している。1月にベルギーの乳業会社ピュアナチュールと提携を結んでおり、製法などで技術協力を受ける。

 原料の生乳は根室管内別海町のメガファーム1戸から、ホクレンを通さず調達する。恵庭の工場は昨年11月に着工し、敷地面積は千平方メートル。試験的な工場の位置づけで、毎月200〜300トンの生乳を受け入れ発酵バターを生産し、道内を中心に業務用に販売する。また、大阪の乳業工場に飲料乳の製造を委託し、4月から関西、関東圏でパック牛乳の販売を始める。

 本格的な工場は、原料を確保しやすい道東や、流通の利便性が高い道央圏を中心に建設地を選定する。生産する具体的な商品は未定。乳製品事業で5年後までに年200億円の売り上げを目標とし、調達先の生産者を今後増やしていく。

 国の生乳流通制度改革で4月から、ホクレンなど指定生乳生産者団体以外の卸業者に出荷した酪農家も補給金の対象となる。農協系統外に出荷する農家の経営安定が見込まれることから、カネカは調達先を確保できるとみているもようだ。乳価の高い飲用向け中心に流通する系統外の生乳が、同社参入で加工向けにも回れば、道内の生乳の流れが変わる可能性もある。

 カネカは化成品や発泡樹脂、食品など幅広い分野の製品を扱い、健康食品原料の「コエンザイムQ10」などで世界トップクラスのシェアを誇る。17年3月期の売上高は5482億円。17年に子会社のカネカ北海道を設立し、道内拠点の再編を進めている。乳製品事業参入を機に牛舎の断熱材や太陽光パネルなど資材分野を強化し、酪農家の生産性向上も支援する構えだ。

2023とはずがたり:2018/04/02(月) 20:09:38
ミツカン、納豆最大2割値上げへ…人件費上昇で
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20180402-567-OYT1T50089.html
18:36読売新聞

 ミツカンは2日、納豆製品の「金のつぶ」シリーズなど10種類を、6月から約10?20%値上げすると発表した。

 値上げは約2年ぶりで、人手不足による人件費の上昇が理由という。

 売れ筋商品の「金のつぶ パキッ!とたれ とろっ豆」(3パック入り)の参考小売価格(税込み)は、現行の181円から203円になる。

 ミツカンによると、納豆の製造は手作業が多く、製造コストに占める人件費の割合が高い。

2024とはずがたり:2018/04/11(水) 08:28:19
昭恵の件で国に迷惑掛けてんだからチーズの値上げぐらい我慢して謹慎しとけよなあ

森永乳業がチーズ値上げ=「切れてる」などほぼ全品目
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-180410X200.html
04月10日 16:55時事通信

 森永乳業は10日、家庭用チーズ21商品を5月1日出荷分から最大7%弱値上げすると発表した。値上げは2015年4月以来約3年ぶりで、実質的な値上げを含めると、ほぼ家庭用チーズ全品目に及ぶ。明治も値上げを検討しており、追随するメーカーが相次ぎそうだ。

 値上げは、原料となる国内の生乳や輸入原料の価格が高騰しているため。主力商品「クラフト 切れてるチーズ」は389円から411円に、「フィラデルフィア クリームチーズ」は486円が519円になる。

 このほか「クラフト 細切りチーズ」など4品は、内容量を1割超減らして価格は据え置く。

 乳業大手では、雪印メグミルクも家庭用チーズの値上げや容量減を5月に実施すると公表している。

2025とはずがたり:2018/04/11(水) 22:15:02
捨てるなんてもったいない!?ツナ缶の油にある栄養と効能
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/06/post-335.html

サラダ、パスタ、和え物、スープなど、何にでも合わせられる便利なツナ缶。保存期間も長く、手軽に使うことのできるツナ缶だが、ツナ缶の油に関しては、料理する時にどう対処すればよいか、迷いがちではないだろうか。確かに、“油”と聞くと体に悪そうなイメージがあるが、実はツナ缶の油は、身体に良いことがたくさんあるようだ。今回は、ツナやツナ缶の油にある栄養成分を中心に紹介していきたい。

そもそもツナには栄養成分とうまみがある!?

本来、ツナ缶は原材料としてビンナガマグロやキハダマグロが主に利用されるが、最近はマグロの価格が上昇しつつあるため、カツオの身で代用した缶詰も大量に製造・消費されている。いずれにせよ、これらの魚にはタンパク質やDHA、EPAなどの栄養成分が含まれており、ツナ缶にもその栄養が含まれている。タンパク質を構成するアミノ酸には旨みのもとになるものもあり、ツナが浸かっている油にも溶け込んでいる。DHAやEPAは記憶力の向上や認知症の改善に作用したり、血液をサラサラにしてくれたりする働きがある脂肪酸であり、ツナ缶を油ごと使えば、これらも一緒に摂取することができるだろう。

Point2
カロリーを気にしなければ、ツナ缶の油はおすすめ!

日本で初めてツナ缶が作られたのは昭和4年のことらしい。本来は植物油に浸けたものだが、ヘルシー志向の時代の流れとともに、今ではノンオイルタイプの水煮缶も売られている。カロリーコントロール中の方や脂質制限が必要な方は、カロリーの低い水煮タイプを使うことをおすすめする。
とはいえ、カロリーを気にしなければ、オイルタイプにあるツナ缶の油はおすすめだ。なぜなら、植物性の油で必須脂肪酸であるリノール酸が含まれているからだ。リノール酸はヒトの体内で生成されないため食べ物から摂取しなければならない必須脂肪酸であり、不足すると成長に障害が出ることもあると言われるので、食べ物からしっかり摂りたい。

Point3
ツナ缶の油は、ちょい足しすると便利!

ツナ缶の油は、そのまま調理に加えるだけで、風味も増して栄養も摂取できる。ドレッシングに利用したい場合は、ツナ缶の油にレモン汁・塩・胡椒などで味付けするだけでよい。また、パスタ用のオイルとしてオリーブオイルの代わりにツナ缶の油を使うと、本格的な味わいになるのでおすすめだ。ツナを使った調理にひと手間加えるだけで、日々の食生活をより豊かにすることができるので、ぜひ捨てずに試してほしい。
結論
カロリーにさえ注意すれば、メリットがたっぷりのツナ缶の油。ドレッシングやパスタ、炒めものなどにただ加えるだけで、風味も増して栄養も摂取できる。もちろん油なので摂り過ぎればカロリーオーバーになってしまうが、その点だけは注意しつつ、ツナ缶の油を使いこなし料理の幅を広げてみてはいかがだろうか?

2028とはずがたり:2018/04/24(火) 21:44:06

家庭用小麦粉など値上げ=7月出荷分から―日清製粉グループ
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-180424X882.html
15:33時事通信

 製粉最大手の日清製粉グループ本社は24日、家庭用の小麦粉と業務用のミックス粉を7月2日出荷分から値上げすると発表した。政府が4月に輸入小麦の売り渡し価格を引き上げたことや、物流費の高騰などを受けた措置。他の業界大手にも同様の値上げの動きが広がりそうだ。

2029とはずがたり:2018/05/01(火) 14:46:08

午後ティーはペット紅茶で圧倒的シェアを誇ってるのにやっちまったようだ。多少やっちまっても紅茶花伝にどんだけ流れるか,Te-Haとかどっか消し飛んでるしな。JAVA Tea辺りにも頑張ってもらうか?

2018年05月01日 09時46分 JST | 更新 3時間前
『午後ティー女子』のイラストが炎上。キリンに対して「顧客を悪く描いて何が楽しいのか」の声
4月26日に公式Twitterが投稿 「私の周りにもいる…かも!? と思ったらRT」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/30/kirin-gogotea_a_23424066/
南 麻理江

キリンビバレッジ株式会社が4月26日にTwitterに投稿した「#午後ティー女子」のイラストに対し、「女性客をバカにしている」「不愉快」「二度と買いたくない」などの声が続出している。

4月は出会いの季節!ですが、みなさん新生活には慣れましたか!?
みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子 を イラストレーターのつぼゆりさん(@tsuboyuri_)に、描いてもらっちゃいました! 確かに、私の周りにもいる...かも!?#いると思ったらRT #私だと思ったらFav #午後の紅茶 pic.twitter.com/NVDbRTzyxu

? キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) 2018年4月26日

「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」と題されたイラスト。

自社製品「午後の紅茶」を飲んでいそうな女性として、「モデル気取り自尊心高め女子」「ロリもどき自己愛沼女子」「仕切りたがり空回り女子」「ともだち依存系女子」と名付けられた4種類の女性像を、それぞれの特徴を説明するコメントとともに紹介。

「確かに、私の周りにいる...かも!?」と思ったらリツイートしてほしいと呼びかけた。


「キリンビバレッジ」公式TWITTER

「キリンビバレッジ」公式TWITTER

「キリンビバレッジ」公式TWITTER

「キリンビバレッジ」公式TWITTER
このイラストが「午後の紅茶」が好きな女性を揶揄していると受け取った人から、戸惑いの声や怒りの声が続出。

「午後の紅茶を買ってる女性を馬鹿にしてるようにしか見えない」、「顧客を悪く描いて何が楽しいのか」「企画段階で誰もストップをかけなかったのが理解できない」などと顧客への向き合い方を疑問視する声や「イラストを見て不快になり正直買いたくなくなりました」、「女性をモノ化し、批判し、馬鹿にしている広告ですね。(中略)残念ですがもうKIRINの商品買いません」などの不買を表明する声があがった。

今回の「午後ティー女子」を描いたつぼゆりさんは、シニカルなタッチで女性を描く作風が特徴的なイラストレーター。

一部、批判的な声があったものの、「キリンに依頼されて描いてるんだから悪くないでしょ」「つぼゆりさんは今後もご自身の芸風を大事にしてほしい」といった擁護派のコメントがあがった。

ハフポスト日本版は、キリン株式会社コーポレートコミュニケーション部に企画意図や今後の対応について取材を申し込んでいる。返答があり次第、追記する。

【UPDATE(5月1日 午前10時30分)】 キリンビバレッジは「午後ティー女子」のツイートを削除し、謝罪した。 1日午前10時に投稿された謝罪ツイートでは、「お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした」と綴られた。


キリンビバレッジ♪
?
@Kirin_Company
この度、キリンビバレッジ公式アカウントにおける午後の紅茶の投稿について、お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。
多くのお客様からのご意見を受け投稿を削除いたしました。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります。

10:00 - 2018年5月1日
1,536
4,529人がこの話題について話しています
Twitter広告の情報とプライバシー
【UPDATE(5月1日 午前11時05分)】 キリン株式会社コーポレートコミュニケーション部の担当者によれば、当該のツイートは「午後の紅茶に親しみを感じていただくためにイラストレーションを活用した」企画であった。

企画段階から「しかるべき社内手続き」をしていたが、こうした炎上は予期できていなかったという。 「お客様を不快にさせてしまった結果を真摯に受け止め、削除いたしました」と語った。

2030荷主研究者:2018/05/06(日) 11:41:50

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/184104?rct=n_hokkaido
2018年04/26 05:00 北海道新聞
十勝帯広工場7月末で閉鎖 乳業大手の明治

 乳業大手の明治は、カマンベールチーズを製造している帯広市の十勝帯広工場を7月末で閉鎖する。需要が伸びているカマンベールチーズは、十勝管内芽室町の十勝工場に整備中の新棟に生産を移し増産する計画で、新棟の稼働時期を最終調整している。

 同社のカマンベールチーズは現在、全量(年2千トン)を十勝帯広工場で生産しているが、需要増に伴い、90億円かけて十勝工場の敷地内に生産能力が1・5倍の専用新棟を建設。道内のチーズ生産を集約して生産体制を強化する。十勝帯広工場の従業員は他の事業所に配置する予定。

 十勝工場の新棟は2階建て延べ床面積9400平方メートルで、2016年6月に着工。当初、十勝帯広工場は新棟完成後に生産を中止する予定だったが、同社は「商品の在庫なども勘案し、新棟の稼働時期を決めたい」としている。(小森美香)

2031荷主研究者:2018/05/20(日) 18:10:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472003
2018/5/4 05:00 日刊工業新聞
飲料メーカー、脱“当たり前”の挑戦 人口減時代に市場創出

 消費者の生活習慣の変化が、飲料の新たな市場を作り出す―。飲料メーカー各社が相次いで新製品を投入している無糖炭酸水やペットボトルコーヒーは、一見当たり前の商品。この“当たり前”という先入観を超えたところに、市場を動かすカギがある。少子高齢化や人口減少で飲料市場の大きな伸びが見込めない中、飲料メーカー各社の挑戦は続く。(編集委員・井上雅太郎)

■無糖炭酸水「直飲み」需要底上げ
【新規参入相次ぐ】

市場をけん引してきたアサヒ飲料の無糖強炭酸水「ウィルキンソン」(製造ライン)

 無糖炭酸水は新たな飲用シーンにより、市場が大きく変貌したカテゴリーだ。かつてはウイスキーなどの割材といった存在だったが「直接飲用(直飲み)」という新しい飲み方が広まり、需要を一気に底上げした。これにより市場も大きく拡大。新規参入が相次ぎ、飲料市場を刺激する存在になっている。

 無糖炭酸水は、酒類の割材としては歴史が古い。とはいえ、2008年頃まで、市場規模は年間500万―600万ケースを推移していた。ところが、10年頃を境に伸び率が20―50%と跳ね上がる。17年には4180万ケースに達した。

 この伸びは、09年頃からのハイボールブームで需要が拡大したことが要因だ。ここに、美容やダイエットを背景とした、直飲みという新たな飲用シーンが現れ、市場拡大に拍車がかかっている。

【切り崩し狙う】

 この市場をけん引してきたのが、アサヒ飲料の無糖強炭酸水「ウィルキンソン」だ。これに日本コカ・コーラが「カナダドライ」ブランドで参戦。さらにサントリー食品インターナショナルも強炭酸商品「南アルプススパークリング」で本格的に市場開拓を目指す。競争激化により、市場が活性化し、需要がさらに拡大している。

 「まだまだ伸びる余地がある」。シェア50%のウィルキンソンをもつ、アサヒ飲料の岸上克彦社長は強気だ。17年は前年比22・1%増の1990万ケースを販売し、10年連続で過去最高を更新した。07年の161万ケースに比べ12倍超に成長した。

 同社は直飲みのニーズにいち早く対応。11年にそれまでの瓶容器から500ミリリットルペットボトルに切り替えた。これをテコに、確固たる地位を築いてきた。

 これだけ急成長している市場を、アサヒ飲料が思いのままにする状況に、他の大手飲料メーカーも黙っていない。日本コカ・コーラが切り崩しを狙い、「カナダドライ ザ・タンサン・ストロング」を3月に投入。水に加え、炭酸ガスの泡まで濾過し、強炭酸の刺激と、おいしさの両立を追求した。

 さらにサントリー食品インターナショナルが、アウトドアメーカーのスノーピークと共同開発した無糖強炭酸水「南アルプススパークリング」を4月に発売。沖中直人執行役員は「炭酸水の成長の要因の一つに、日常のストレスの解消がある」と指摘する。

 従来商品に比べ大幅に充填時ガス圧を高め、ペットボトル口部とネジの構造を工夫。開封時に「ポン」という軽快な音が鳴る仕組みで、聴覚にも訴える。強い爽快感で、消費者を引きつける戦略だ。

 各社の新製品投入で、市場の競争激化は必至だ。競争で市場が活性化すれば、消費者にとって選択肢が増える。市場の先行きが注目される。

2032荷主研究者:2018/05/20(日) 18:11:31
>>2031-2032 続き

■ペットボトルコーヒー 職場向け手軽さ訴求
【女性を開拓】

ペットボトルコーヒーを最初に仕掛けたサントリー食品インターナショナルの「クラフトボス」

 「オフィスなどで、コーヒー飲料をゴクゴクと飲んでもらいたい」。アサヒ飲料の岸上社長は、ペットボトルの新商品「ワンダ TEA COFFEE」を力強くPRする。

 コーヒーは本来、くつろげる時間に香りを楽しみながら少しずつ味わうイメージがある。「ゴクゴク」飲むという飲用シーンは想像しにくい。

 コーヒー飲料の主流である缶コーヒーでも、仕事の合間に一服するものという固定観念がある。ただ、オフィスで仕事をしながら飲む場合は、合間にふたをするニーズがあり、市場にはキャップ式のロング缶がすでに存在している。とはいえ、それもゴクゴクと飲む人は少ないだろう。

 ペットボトルコーヒーを最初に仕掛けたのは、サントリー食品インターナショナル。17年4月に500ミリリットルペットボトルの「クラフトボス」を発売した。“缶コーヒーじゃない、ボス”をキャッチフレーズとした新たな挑戦だった。

 これまでコーヒーが苦手であまり飲まなかった若い層や女性をターゲットに、苦みを抑えた味わいにした。さらにペットボトルにすることで、炭酸・清涼飲料と同じ感覚で手に取れるようにした。これが1年足らずで1000万ケース(2億4000万本)を売り上げるヒットを飛ばした。

 サントリーがオフィスなどでミネラルウオーターや緑茶飲料と同じように、手軽に飲めるコーヒーというカテゴリーを作り出した格好となった。

 クラフトボスのヒットが各社の参入を呼び込み、競争が激化した。18年にUCC上島珈琲が「UCCブラックゴールドブリュー」、伊藤園が「タリーズコーヒー」ブランドでペットボトルコーヒーを投入。さらに日本コカ・コーラが「ジョージア」ブランドで本格的にシェア獲得に乗り出した。5月に発売する「ジャパン クラフトマン」は、水出し抽出のコーヒーを一部に使用して、やさしい味わいを強調している。また、アサヒ飲料はコーヒーに茶葉を混ぜてすっきりした後味で差別化する。

 市場の活性化により、ペットボトルコーヒーは今後も高い伸びを続けるとみられる。コーヒー飲料全体でみれば、まだ小さな存在ではあるが、コーヒーの可能性に一石を投じたことは確かだ。

(2018/5/4 05:00)

2034とはずがたり:2018/05/27(日) 18:40:09
納豆粘れず、相次ぎ値上げ
大手3社、製造コスト高騰
https://this.kiji.is/371572361167914081
2018/5/22 17:25
c一般社団法人共同通信社

値上げするミツカンの「金のつぶ」シリーズの納豆
 納豆の国内シェア計6割を占める大手3社が、人件費など製造コストの高騰を理由に相次ぎ値上げに踏み切った。納豆は特売商品になりがちで、近年の店頭価格は下落傾向にあった。栄養豊富で安価な「庶民の味方」の価格を上げるか据え置くか、スーパーなど小売り各社は難しい判断を迫られることになりそうだ。

 納豆の国内シェア2位のミツカン(愛知県半田市)は4月、業界最大手のタカノフーズ(茨城県小美玉市)、3位のあづま食品(宇都宮市)に続き、主力の「金のつぶ」シリーズなど10商品を1〜2割、値上げをすると発表した。

2035とはずがたり:2018/05/30(水) 20:14:49
平均的には大丈夫とか云ってるけど摂る人は限られててその人は欧米並の食事をしてゐるとなると規制せにゃならんやろ。アホか日本の食品安全当局は。ちゃんとそれでも大丈夫ならいいけど。

トランス脂肪酸の撲滅に向けた6つのステップ WHOが発表
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/who-3.php?t=0
2018年5月17日(木)16時30分
松岡由希子

<WHO(世界保健機関)は、トランス脂肪酸(トランス型不飽和脂肪酸)を世界の食料供給から撲滅するための独自ガイドを発表した>

WHO(世界保健機関)は、2018年5月14日、人工的な油脂加工から生成されるトランス脂肪酸(トランス型不飽和脂肪酸)を世界の食料供給から撲滅するための独自ガイド「REPLACE」を発表した。

「REPLACE」は、REview(トランス脂肪酸の供給源とその状勢をレビューする)、Promote(トランス脂肪酸からより健康的な油脂への切り替えを推進する)、Legislate(トランス脂肪酸の排除のための法制化を行う)、Assess(食料供給におけるトランス脂肪酸の内容とその消費変化について評価・モニタリングする)、Create(トランス脂肪酸がもたらす健康への悪影響について啓発する)、Enforce(政策と規制の遵守を強化する)という、トランス脂肪酸の撲滅に向けた6つのステップの頭文字から名付けられたものだ。

WHOでは、2019年から2023年までの5カ年計画における優先目標のひとつとして、人工的なトランス脂肪酸の撲滅を挙げており、その実現に向けて「REPLACE」を積極的に活用するよう各国に呼びかけている。

年間50万人以上が過剰摂取による心血管疾患で死亡...
トランス脂肪酸は、乳製品やウシ・ヒツジなどの反芻動物の肉に含まれる天然由来のものと、水素の添加によって液体の植物油や魚油を半固体または固体の油脂に加工する過程で生成される「部分水素添加油脂(PHOs)」に分類される。

この人工的なトランス脂肪酸は20世紀初頭からバターの代替品として取り入れられ、1950年代から1970年代にかけて広く普及した。今日、ケーキやクッキー、ドーナツなどの焼き菓子、スナック菓子、フライドポテトやナゲットといった揚げ物など、様々な食品に幅広く用いられている。

しかし、トランス脂肪酸の過剰摂取は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の増加とHDLコレステロール(善玉コレステロール)の減少をもたらし、心血管疾患のリスクを高めることがわかっている。WHOの予測によれば、年間50万人以上がトランス脂肪酸の過剰摂取による心血管疾患で命を落としているという。

デンマークなど欧州5カ国以上で法規制
近年、欧米を中心に、人工的なトランス脂肪酸を規制する動きが活発になってきた。欧州では、デンマークが「食品中のトランス脂肪酸の量を全脂質の2%以内とする」との法規制を2003年に世界で初めて定めたのをきっかけに、スイス・ノルウェー・オーストリアなど、欧州5カ国以上で同様の法規制が設けられている。

また、米国でも、2015年6月、食品医薬品局(FDA)が「食用として一般的に安全と認める食品添加物リスト(GRAS)」から「部分水素添加油脂(PHOs)」を除外する決定を下し、3年間の猶予期間が終了する2018年6月以降は食品への添加が原則禁止される。

日本へも影響?
一方、日本では、2011年2月、消費者庁が「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」を公表し、事業者に対して、トランス脂肪酸を含む脂質に関する情報を自主的に開示する取り組みをすすめるよう要請している。

また、内閣府食品安全委員会は、2015年6月、「日本人のトランス脂肪酸の平均摂取量は総エネルギー摂取量の約0.3%と推定され、WHOが定める目標値である総エネルギー比1%未満を下回っている」とし、「脂質に偏った食事をしている人は留意する必要があるものの、通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられる」との見解を示している。

WHOでは、「REPLACE」を通じて、とりわけ新興国や発展途上国でのトランス脂肪酸の撲滅を推進したい考えだが、トランス脂肪酸の規制強化が世界規模で加速していけば、今後、日本においても、従来の方針からの見直しが必要となるかもしれない。

2037荷主研究者:2018/06/06(水) 23:08:15
>>1776
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/192387?rct=n_hokkaido
2018年05/24 05:00 北海道新聞
飼料年間24万トン、釧路工場を建設 中部飼料が地鎮祭

地鎮祭でくわ入れを行う中部飼料の平野宏会長兼社長

 【釧路】配合飼料製造大手の中部飼料(名古屋市)は23日、釧路市西港区に新設する釧路工場の地鎮祭を行った。2019年6月稼働予定で、牛、豚、ニワトリ用の飼料を年間24万トン生産する計画。酪農・畜産地帯の道東に拠点を構え、飼料の販売拡大を目指す。

 釧路工場は鉄骨造りで建築面積4300平方メートル。出荷先は釧路、根室、オホーツク各管内に及ぶ。同社はこれまで苫小牧市の北海道工場で全道分を生産・出荷してきたが、災害対策や輸送コスト上昇などから道東での工場建設を決めた。国際バルク戦略港湾の釧路市西港区では、輸入穀物の大型輸送船が接岸可能な岸壁が今秋にも供用開始される。

 地鎮祭には同社の平野宏会長兼社長、釧路市の蝦名大也市長や港湾関係者ら約30人が出席。平野氏は「釧路に工場を持つことで酪農・畜産の盛んな道東に安定的に供給したい」と述べた。(光嶋るい)

2038とはずがたり:2018/06/10(日) 21:42:26

KFCが代替肉のメニューを開発、米市場に先駆け導入へ
https://news.goo.ne.jp/article/forbesjapan/business/forbesjapan-21484.html
10:00フォーブス ジャパン

健康、食事、環境、あるいは倫理的な問題──理由は何であれ、植物ベースの代替肉の需要はますます拡大している。ファストフード大手のケンタッキーフライドチキン(KFC)が鶏肉の代替となる食品を使ったメニューの開発に取り組んでいることは、それを明確に示す兆候だ。

英国とアイルランドのKFCは、2025年までに1食当たりのカロリーを20%低減させる取り組みを進めており、その一環として代替肉を使用したメニューを開発している。今年後半にも消費者による商品テストを実施したい考えだという(現在のところ、米国市場での予定はない)。

「常に消費者の生活や食事の習慣に関する変化に対応しようと努めている」と語るKFCの広報担当者は代替肉を使ったレシピについて、「開発はまだ初期の段階にある。どのようなメニューを検討しているかは、まだ極秘だ」と述べている。レシピの開発と消費者による商品テストが順調に進めば来年にも、ベジタリアン向けの新商品を発表する予定だ。

KFCが現時点で鶏肉の代替肉を使った商品の発売を目指しているのは、米国ではない。だが、植物由来の代替肉の開発を巡る世界的な動きにおいて、米国が大きな役割を果たしていることは間違いない。

それを示す好例が、カリフォルニア州のスタートアップ、インポッシブル・フーズとビヨンド・ミートだ。植物由来ながらまさに肉のような味がする食品を開発したとして、メディアの注目を集めてきた。両社はともに、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツをはじめとする著名投資家たちからの支援を受けており、米国でもその他の各国でも、市場を拡大している。

もはや「ベジタリアン向け」ではない

こうした市場の変化は、データからも明らかだ。米市場調査会社NPDグループが先ごろ発表した調査結果によれば、米国では植物由来のタンパク質を中心とした食品の飲食店への出荷量が、今年3月の時点で前年比19%増を記録している。特に、バーガー類やミートボールをはじめとする牛肉の代替食品の需要が増えている。また、世帯による消費も2015年以降、24%増加している。

より多くのタンパク質を肉と植物由来の食品の双方から取るようにしたいと考える米国の消費者は、60%に上るという。最近の調査では、消費者の14%が一定の間隔で植物由来の食品(アーモンドミルクや豆腐、ベジバーガーなど)を取っていると回答している。そして、そのうちの86%が、自分はベジタリアンでもビーガン(完全菜食主義者)でもないと答えている。

NPDグループはこうした調査結果に関連して、「植物由来の食品は、もはやベジタリアンやビーガン向けに限定されたものではない」と指摘。さらに、これらの食品は「より入手しやすくなり、味も改良されている」と説明する。

市場調査会社ミンテルの調査結果では、「植物由来のタンパク質を取っている」と答えた米国の成人にその理由を尋ねたところ、最も多かった答えは「食生活や動物保護、環境保護、健康に関する懸念」ではなく、「味」だった。

また、英調査会社ユーロモニターによると、米国の2012?17年の代替肉の売上高の平均成長率は4.7%で、この間の加工肉(冷凍食品・常温保存可能食品を含む)の売上高の平均成長率の1.6%を上回っている。

代替肉市場が従来の加工肉市場に追いつくのはまだ先のことだろう。加工肉の世界市場は1472億ドル(約16兆1400億円)規模であり、代替肉(加工食品)の売上高22億ドルよりはるかに大きい。ただ、ユーロモニターのデータでは、米国の加工肉の売上高は291億ドル、代替肉の売上高は7億ドルだ。世界市場においての差に比べ、その差は小さくなっている。
Andria Cheng

2043荷主研究者:2018/07/08(日) 00:04:03

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/204024?rct=n_hokkaido
2018年06/29 05:00 北海道新聞
系統外生乳の製品工場建設 MMJ、釧路管内で20年稼働へ

 【釧路】農協系統外の生乳卸ミルク・マーケット・ジャパン(MMJ、群馬県伊勢崎市)は28日、釧路管内に乳製品工場を建設する計画を明らかにした。建設地は釧路市内などで調整中で、2019年春の着工、20年夏の稼働を目指す。道内で生乳集荷のシェアを伸ばしているMMJが道内に生産拠点を設けるのは初めて。

 同社によると、工場の敷地面積は約10万平方メートル、投資額は約40億円を予定。道内中堅乳業メーカーの工場に匹敵する年間5万トンの生乳を加工し、バターや生クリームなどを生産する。当初は30〜40人を雇用し、本格稼働時には約60人態勢とする。原料の生乳は道内の酪農家から直接調達するほか、ホクレンからの購入も検討する。

 国の生乳流通制度改革で4月からホクレンなど指定団体以外の卸業者に出荷した生産者も補給金の対象になり、道内では好条件で生乳を買い取るMMJに出荷する酪農家が増えている。MMJは買い取り先の多い道東で乳製品の本格生産に踏み切ることで、生乳の調達先をさらに拡大したい考えだ。

 また、MMJは同日、工場運営の関連会社を8月に設立することを決めた。本社を釧路市に置き、資本金は2千万円。釧路管内の複数の酪農家が55%を、MMJが35%を、残りは社員らが出資する。

 MMJの茂木修一社長は北海道新聞の取材に「冬場に余る生乳の需給調整を図り、酪農家の安定経営を支援したい。将来は海外輸出も考えたい」と述べた。

 道内では総合化学メーカーのカネカ(大阪)が年間3万トン以上の生乳を加工する工場建設を計画するなど、制度改革を受けて乳製品生産拡大の動きが出ている。

(麻植文佳)

2046荷主研究者:2018/07/16(月) 23:27:28

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201807/0011419701.shtml
2018.07.06 神戸新聞
「強炭酸」飲料各社が強化 アサヒ飲料は六甲工場の生産増強

「アサヒドライゼロスパーク」(アサヒビール提供)

「キリンメッツザ・ビター」(キリンビバレッジ提供)

 無糖の炭酸飲料の市場が拡大する中で、飲料各社は炭酸をより多く含む「強炭酸」飲料に力を入れている。今月にはアサヒビールとキリンビバレッジが新商品を投入、アサヒ飲料は神戸市西区の六甲工場に約20億円を投じ、生産増強を図る。(塩津あかね)

 炭酸水の市場は、アサヒ飲料が2011年に発売した「ウィルキンソン」のペットボトル入り商品が契機となり、酒の割材ではなくそのまま飲むスタイルが定着して拡大。テレビ番組で炭酸水の健康効果が取り上げられたことなども追い風となったとされる。

 ウィルキンソンは強炭酸の部類に入り、販売数量は過去10年で約12倍に増加。17年は前年比22%増の1990万箱、18年1〜5月も前年同期比13%増と好調だ。強炭酸が支持を受ける理由として、同社広報は「刺激があること」「口の中がさっぱりすること」と分析する。

 同社は旺盛な需要に応えるため、「おいしい水天然水六甲」を製造している六甲工場の水製造ラインを改修。炭酸ガスを吹き込む装置や、香料添加設備、充填(じゅうてん)機などを入れ、「ウィルキンソン」などの炭酸水の製造を12月に始める。生産能力は年間200万箱となる。

 他社も新製品を相次ぎ投入する。アサヒビールは今月3日、従来のドライゼロに比べて炭酸の強さを30%増やしたノンアルコールビール「アサヒ ドライゼロスパーク」を発売した。キリンビバレッジは、「キリンメッツ」から、ゆずの果皮の苦みをきかせた「ザ・ビター〈無糖〉」を17日に売り出す。「かんきつの苦みとグレープフルーツの香りで食事時に飲んでもらう」ことを狙ったという。

 博報堂生活総合研究所が全国の20〜69歳の男女6900人に昨秋実施した調査では、18年に力を入れたいことの1位が「睡眠・休息」(80・7%)、2位は「健康」(79・6%)だった。夏山明美主席研究員は「疲労回復が求められており、そのイメージと結びついた強炭酸が売れているのではないか」と話している。

2047とはずがたり:2018/07/24(火) 21:16:16
バドガールのおねいさんのお見せ基いお店はどうなるの!?てかあれキリン系列やったん??

キリン、18年末で「バドワイザー」の製造販売を終了へ=関係筋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000061-reut-bus_all
7/24(火) 18:51配信 ロイター

 7月24日、関係筋が明らかにしたところによると、キリンビール(東京都中野区)は2018年末で「バドワイザー」の日本での製造販売を終了する。世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABI、ベルギー)が自社で輸入・販売を行っていく見通し。2008年6月撮影(2018年 ロイター/Fred Prouser/File Photo)
[東京 24日 ロイター] - キリンビール(東京都中野区)は2018年末で「バドワイザー」の日本での製造販売を終了する。世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ<ABI.BR>(ABI、ベルギー)が自社で輸入・販売を行っていく見通し。関係筋が明らかにした。

キリンと旧アンハイザー・ブッシュ(米国)は1993年に日本で合弁会社を設立。その後、合弁は解消したものの、日本でのライセンス製造・販売を続けていた。両社は、18年末に迎える契約の更新を行わなかったという。ただ、米国で行っているキリン製品のABIへの委託生産などの関係は継続する。

「バドワイザー」の17年の日本での販売実績は約9000キロリットルで、前年比約3%増加した。ただ、過去10年間で数量に大きな変化はないという。

ABIは15年に日本法人を設立。主力ブランドの「コロナ」に続き、18年1月からは、アサヒビールが販売していた「ヒューガルデン」の販売を自社に切り替えるなど、日本での事業拡大を進めている。

(清水律子)

2048とはずがたり:2018/07/27(金) 20:13:27
キリンのマーケティングが変貌を遂げたワケ 上期の販売が好調、独り負けを返上できるか
05:30東洋経済オンライン
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-230967

連日の猛暑が続く日本列島。ビールメーカーは最大の書き入れ時である夏商戦に突入している。

だが、記録的な暑さが続く天候とは対照的に、ビール類市場の冷え込みは止まらない。7月11日に発表された上半期のビール大手5社の課税出荷数量は、ビール類出荷量が1億8337万ケースと6年連続の前年割れで過去最低となった。2017年6月からの安売り規制による店頭価格の上昇や、居酒屋など外食店向けの業務用ビール値上げの影響が大きい。

その中にあって好調ぶりが目立ったのがキリンだ。業務用市場に吹き荒れる逆風にはあらがえずビールの出荷量全体はマイナスだったが、スーパーやコンビニなど小売店での旗艦ブランド「一番搾り」の販売が好調だった。

外部から異例の登用
一番搾りの味・デザインを大幅に刷新したのは2017年7月下旬のこと。パッケージでは高級感を押し出し、味は渋みや酸味を抑えて設計し直した。刷新直後の大量の広告出稿でついた勢いは今年に入っても衰えず、家庭用缶の上半期の販売数量は前期比15%増になった。

ここ数年はビールの販売が振るわず、シェアも右肩下がりで「独り負け」と揶揄されてきたキリン。だが、ここにきて反転攻勢の兆しを見せ始めている。カギを握るのは、キリンビール・マーケティング部長の山形光晴氏だ。

山形氏は、P&Gで化粧品やシャンプー「パンテーン」など消費財のマーケティングを担当した後、2015年にキリンビバレッジに入社。飲料のマーケティング担当を経て、2017年3月からキリンビールのマーケティング戦略を主導してきた。キリンビールにとって、マーケティングを外部からの人材に任せるのは珍しいことだという。

ビールに関しては門外漢の山形氏だったが、刷新前と大きく変えたことの1つに、「コク」や「キレ」など味を表現する言葉を意図的にマーケティングから排除したことがある。社内会議や資料でも、そうした表現はすべて廃止させた。強調したのは、「おいしい」だけだった。

「社内からも、『漠然とおいしいしとか言っていないで、それが具体的に何かを規定してほしい』ということはよく言われる。だがあえてしていない。一昔前まではマスマーケティングで何か1つのブームを作り出せたが、価値観が多様化している今は1つの価値観で多くの量を売ることは難しい。むしろ、お客さんなりの感想をそれぞれ引き出していく方向にシフトした」(山形氏)

P&G時代から、ビールメーカーがコク、キレなどの“味言葉”を使って1つの価値観を訴求していることには違和感を覚えていたという。

CMで伝えるのはいろいろな「おいしさ」
CMも大きく変えた。アイドルグループの嵐を2014年から起用し続けてきたが、それを変更。「嵐には5人のメンバーがいるが、イメージは嵐としての1つだけ。できればいろいろな人がいろいろなおいしさを感じていることを訴求したかった。理想をいえば、1000人のタレントさんが一番搾りを飲んでいるようなものがいい」(山形氏)。

2049とはずがたり:2018/07/27(金) 20:13:42
>>2048
新しいCMでは堤真一さん、満島ひかりさん、鈴木亮平さん、石田ゆり子さんが登場。それぞれの「おいしい」を表現する。

この勢いをいかに続けるか。山形氏は、「嗜好品では、お客さんは自分が選んでいるものを正当化したいと思っている。今いちばん売れているビールだということを効果的にアピールすることで、お客さんにとって一番搾りを“最も安全な選択肢”にしていく」と話す。

一方で、新ジャンル(第三のビール)の立て直しも進む。2017年度は初めてアサヒビールに新ジャンル全体でシェア首位を奪われ、自他共に認める課題カテゴリーだった。

キリンは、2018年に入りイオンなど大手小売企業のPB(プライベートブランド)製品の製造を受託している。イオンのPB「バーリアル」だけで年間1000万ケース近くの出荷数量があるといわれており、全量がキリンの出荷数量にカウントされるようになれば「シェアの数字が大きく変わってしまうため不公平」(アサヒ)「前年の統計との連続性が失われてしまう」(サントリービール)と競合は反発した。

キリンは「国税庁に報告している、自社工場から出荷された製品の数量を開示するのみ。市場に出回っているビール類の数量が正確に捕捉できるようになる」と強調。すったもんだの末、PB構成比も併せて発表する方式に落ち着いている。

だが、PBの分を除いてもキリンの好調ぶりが目立つ。上半期の新ジャンル市場全体は微減だったが、キリンの販売数量は前期比で2ケタ伸長している。

新ジャンルでは「うまい」を訴求
牽引役は成長分野の高アルコール市場に投入した「のどごし STRONG」に加え、新ブランドとして立ち上げた「本麒麟」だ。特に本麒麟は、高級感を訴求することで同じ新ジャンルカテゴリーの「のどごし<生>」との競合を避け、発売3カ月で300万ケースを出荷。一時は出荷調整をかけるまでになった。もともと6工場体制での製造だったが、現在はキリンの全9工場で製造している。

本麒麟のマーケティングで特徴的なのは、一番搾りではキャッチコピーで「おいしい」を訴求しているのに対し、本麒麟では「うまい」を訴求していること。「おいしいとうまいは別物。前者は何人かで飲んで同意を求めたくなるもので、後者は1人で飲んで自分の中で断定するようなイメージ。日常的に家で1人で飲むことの多い新ジャンルでは、うまい、を訴求する」(山形氏)。

キリンにとっての正念場は、一番搾りのリニューアル効果で前年比のハードルが高くなる下半期だ。「ある程度の反動減は起こりえるもの。その場しのぎの対処はしない」と話す山形氏は、2026年まで段階的にビールが減税されることを見据えた中長期的なブランド強化を目指す構えだ。好調を持続させられるか。

著者:石阪 友貴

2050とはずがたり:2018/08/01(水) 19:31:29
サバ缶、10%値上げ=マルハニチロ、9月から
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00000057-jij-bus_all
8/1(水) 15:00配信 時事通信
 マルハニチロは1日、サバの缶詰(全33品)を約10%値上げすると発表した。9月1日の卸業者への納入分から引き上げる。健康志向を背景に昨年ごろからサバ缶の需要が急増し、原料となる国産サバの価格が高騰しているため。

 代表的な「月花さば水煮」(200グラム入り)の参考小売価格は270円から297円となる。サバ缶の値上げは2014年9月以来、4年ぶりで、他の水産大手も追随する可能性がある。

2053荷主研究者:2018/08/11(土) 11:27:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180721_12035.html
2018年07月21日土曜日 河北新報
<トップに聞く>仙台工場に新ライン カップスープ1.5倍に増産/サッポロホールディングス・尾賀真城社長

[おが・まさき]慶大卒。1982年サッポロビール入社。営業本部長、社長などを経て2017年3月からサッポロホールディングス社長。59歳。東京都出身。

 サッポロホールディングス(東京)の尾賀真城社長は、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社グループのポッカサッポロフード&ビバレッジは今月、サッポロビール仙台工場(名取市)でカップ入りスープの生産ライン新設に着手。食品と酒類事業の現状や今後の展開を聞いた。(聞き手は報道部・高橋公彦)
 -仙台工場の生産ラインは、ポッカサッポロとして東北初の食品製造拠点となる。
 「仙台工場の遊休スペースに整備する。国内4番目の製造拠点で、投資額は約26億円。ポッカサッポロ社員45人が勤務する。来年8月をめどに稼働し、秋冬の最盛期に間に合わせたい。カップ入りスープは単身世帯の増加や食事の簡便化で売り上げが伸びている。当社のシェアは約20%で今後も需要の増加が見込まれる。稼働後のスープの生産能力は現在の1.5倍になる」

 -今年、東北ゆかりの飲料を全国で発売している。
 「6月末に発売した仙台の喜久水庵とタイアップした炭酸飲料『がぶ飲み ずんだクリームソーダ』は、ツイッターなどでかなり話題になっている。果汁系飲料では津軽のリンゴを使ったジュースも売り出した」

 -ビールの消費が最盛期となる夏を迎えた。酒類の販売動向は。
 「昨年のビールの販売量は前年比で微減だった。今年に入っても業務用商品の値上げで苦戦しているが、主力商品の黒ラベルの缶はここ3年以上、2桁増が続いている」
 「消費者の好みは多様化しており、缶酎ハイやカクテルなど栓を開けてすぐ飲める『レディ・トゥ・ドリンク』やワインが有望だ。特に国産ブドウを使ったワイン製造に力を入れる」

 -青森、岩手両県の契約農家が栽培するホップを使った第三のビール「麦とホップ 東北の香り」を発売した。
 「ホップは育種・開発を自社で行い、東北の生産者が育てた。東北産は品質が高い。単に原材料を買って造るよりも消費者の共感を得られる。今後も続けていきたい」

2056荷主研究者:2018/08/19(日) 22:41:54

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/216149?rct=n_hokkaido
2018年08/06 22:46 北海道新聞
製糖所から塩酸流出 本別の利別川

 【本別】帯広開建は6日、十勝管内本別町の北海道糖業本別製糖所(町勇足)から塩酸が流出し、町西美里別の利別(としべつ)川に流れ込んだと発表した。同日の開建の調査では、水質への影響は確認されていない。

 本別製糖所によると、塩酸は製糖作業時に使うもので、タンクからポンプで作業ラインに送る過程で何らかの不具合が生じ、約30立方メートルが漏出しているのを、6日朝に従業員が発見した。

 塩酸の一部は排水路から支流を通じ利別川に流れ込んだ。従業員らは排水路に土のうを積んだほか、塩酸の中和処理を実施。川への流出量は不明だが、午後に帯広開建が下流4地点で行った水素イオン濃度(pH)調査ではいずれも基準値内で、目視でも魚の死骸などは確認されなかった。

 本別製糖所は「流出が起き申し訳ない。原因を究明し再発防止の対策を取りたい」と話している。

2058とはずがたり:2018/08/22(水) 09:54:18

サバ缶の人気沸騰、生産数量でツナ缶しのぐ 健康志向が追い風
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1808210038.html
08月21日 21:39産経新聞

 サバの缶詰が好調だ。食卓に上る魚の缶詰といえばツナ缶が筆頭だったが、消費者の健康志向を背景にサバ缶人気が沸騰し、昨年は生産数量でツナ缶を完全に抜き去って首位に立った。各社は増産で需要拡大に対応するが、原料が足りず値上げの動きも顕在化。サバ缶人気はとどまるところを知らない。

 日本缶詰びん詰レトルト食品協会のまとめでは、この10年間の生産数量をみると、ツナ缶がサバ缶などを抑え、魚の缶詰の代表格として君臨していた。ところが両者の差が徐々に縮まり平成24年に僅差に。26年にサバ缶がツナ缶を抜いた。デッドヒートの後、昨年はサバ缶がツナ缶に大きく差をつけ、今や魚の缶詰を代表している。

 各社のサバ缶販売は好調に推移し、マルハニチロの30年1?6月期の実績は前年同期比34%増。日本水産の30年4?6月期も前年同期比87%増となり、7月の売上高は前年の約2倍に膨らんだもようだ。

 人気沸騰を受けて各社は増産態勢に乗り出している。日水は増産に次ぐ増産で今年度の生産数量は28年度比2.5倍に達する見通し。極洋も「昨秋ごろから増産しても需要に追いつかなくなった」。このため製造委託工場が今春からラインを増設し対応し始めた。

 一方、各社が頭を痛めるのは原料価格の高騰だ。農林水産省の統計では、サバの漁獲量はこの数年、むしろ増加傾向だが、「サバ缶需要の拡大や輸出向け冷凍サバが増加したことで価格が上昇した」(マルハニチロ)という。

 このため販売好調の半面で値上げが不可避となり、マルハニチロは9月1日、33品ものラインアップについて平均約10%の値上げを実施する。日水も一部商品を値上げした。

 値上げを招くほどのブームの背景にあるのは消費者の健康志向だ。サバなど青魚にはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富に含まれ、認知症や動脈硬化の予防効果がある。「テレビで効能が繰り返し紹介され中高年の消費者がこぞって買いに走った」(メーカー広報)

 このため日水は、高血圧を気にかける中高年向けの減塩タイプを発売し、健康シフトを強化。極洋もサバ同様の健康効果があるイワシの缶詰の新商品を投入した。洋風味付けという新機軸が受け、30年1?7月期の販売数量が前年同期比23%増と市場の評価を獲得している。(柳原一哉)

2059とはずがたり:2018/09/03(月) 19:07:13
副作用は下痢か便秘!?

2018/1/12
難消化性デキストリンの副作用に注意!その対策は?
https://mimosalabo.com/side-effects-of-indigestible-dextrin-5502

2060名無しさん:2018/09/14(金) 23:19:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00000539-san-life

ハンバーグを「生」「レア」で提供!? 加熱不十分で食中毒も
9/13(木) 13:41配信

産経新聞
ハンバーグを「生」「レア」で提供!? 加熱不十分で食中毒も
中が生焼けの状態でテーブルに運ばれるハンバーグ。この店では、卓上のミニコンロで客が焼く
 子供が大好きな料理、ハンバーグ。ここ数年、生やレアで提供され、テーブル上で焼くスタイルの飲食店が登場し、人気となっている。専門家は「ハンバーグに使われる牛挽肉(ひきにく)は、重篤な食中毒を引き起こす菌で汚染されている可能性がある。ハンバーグは中までしっかり加熱して食べて」と呼びかける。

 飲食店で提供されるハンバーグは通常、中までしっかり加熱されている。これに対し、生やレアで運ばれてくる店では、店員が仕上げとしてテーブル上で焼き上げたり、客が自らミニコンロで焼いたりしたものを食べるところが多い。8月下旬の平日の昼時、関東地方の「生ハンバーグ」の店に行ってみた。出てきたハンバーグは、表面に焦げ目が付いているものの、箸で半分に切ると中は真っ赤で、生の挽肉のままだ。

 店内を見渡すと、子供連れの母親グループが座るテーブルで、3歳ぐらいの子供が卓上のミニコンロでハンバーグの肉を焼いていた。店員に「どうですか?」と聞かれ、母親は「こういう食べ方は子供は初めてで、楽しいみたい。おいしいです」と答えていた。

 食の安全・安心財団の唐木英明理事長は「生の牛肉は、O157など腸管出血性大腸菌に汚染されている可能性がある。O157は少量でも重篤な食中毒を引き起こすだけに、肉はしっかり加熱するのはもちろん、生肉に触れた箸や食材からの二次汚染にも注意が必要」と指摘する。

 同店のテーブルには食べ方の注意を記した紙が置かれ、店員が配膳(はいぜん)時に「肉はよく焼いてください」と声をかけていた。しかし、生肉に触れた箸でご飯を食べたり、生焼けのハンバーグからの肉汁で赤く染まったフライドポテトをそのまま食べたりする人もいた。二次汚染による食中毒がいつ起きてもおかしくない状況だ。

 そもそも飲食店で牛の生肉を提供する場合、食品衛生法の規格基準で肉の表面を加熱処理することなどが義務付けられている。生やレアでのハンバーグの提供は、問題ないのだろうか。

 同店を管轄する自治体の食品衛生課の担当者は「本当はしっかり焼いたハンバーグを提供してほしい。ただ、ハンバーグは生で提供されても、ユッケのように生食用ではなく、また卓上で焼くスタイルは焼き肉も同じで、禁止できないのが現状」と打ち明ける。

 牛肉は表面が汚染されていても、肉の内部に菌はいないので、1枚肉のステーキや焼き肉は表面を加熱すれば安全に食べられる。レアでハンバーグを提供する店の中には、ブロック肉の表面を加熱した後に挽肉にし、ハンバーグにしている店もある。この場合は、ハンバーグの内部が生焼けでも、ステーキのレアと同じで問題ない。しかし、一般的に挽肉は生肉の状態で挽き、表面も内部も混ぜこぜになるから、中もしっかり加熱した方がよい。

 唐木理事長は「O157による食中毒は命にかかわるだけに、生肉の調理や扱いには十分な注意が必要」とした上で、「焼き肉は薄い肉なのですぐに中まで火が通るが、ハンバーグは厚く、中まで火が通るのに時間がかかる。子供が肉を食べるときは、火が通ったかを保護者がしっかり確認してほしい」と話している。(平沢裕子)

2061名無しさん:2018/09/15(土) 21:29:15
https://sirabee.com/2018/09/14/20161793492/

2018/09/14 08:00グルメ
「大阪の常識」は全国的には謎? 『ケンミンSHOW』で「カレーに生卵」論争が勃発
大阪ではカレーに生卵を入れると話題



カレー
(iplan/a.collectionRF/写真はイメージです)

全国の秘密を調査する、日本テレビ系バラエティ番組『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』。定番コーナーの全国熱愛グルメは、普段慣れ親しんでいる料理でも特徴のある食べ方を発見し、たびたび話題になっている。

13日の放送では、大人から子供まで年齢を問わず国民的な人気のカレーが特集された。




<ママでも垂らさない!>
旦那がかぶりつく魅惑の“ふっくら谷間”の作り方は夜の習慣にあった?
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■大阪府民はカレー好き

番組では、大阪の3大カレー「甘辛カレー」「スパイスカレー」「スリランカカレー」を紹介。中でも生卵が乗っている甘辛カレーとは、一体どのようなカレーなのだろうか。

「最初は甘いのに、最終的にはちょっと辛口。めっちゃ辛いときに、卵でちょっと甘みが。卵が労ってくれる」

「まろやかに、よりカレーのコクを引き出してくれる。生卵を入れない人は素人です」


大阪府民は、カレーに生卵を入れて楽しむようだ。とくに生卵によく合うと言われているインデアンカレーは、半世紀以上府民に愛されているという。





■カレーに生卵は普通?

番組でインデアンカレーが紹介されると大阪府民の西川きよしは…

「インデアンカレーは、50何年前からずっと食べてます。白木みのる師匠の付き人しているときから。インデアンカレーは、最初甘いけど最後辛くなってね。最後に水を飲んだときは、湯上がりのビールを飲むような感覚」


と、熱弁した。

久本雅美が、「カレーに生卵を入れるのは、私らは普通なんですけどね」と話を切り出すと、ケンドーコバヤシは、「僕らは普通なんですけど、驚きなんですかねあれ。カレーと生卵がつきものでしたけどね」と語った。

2062名無しさん:2018/09/15(土) 21:30:45
>>2061


■「普通やと思ってた」と騒然

ネットではカレーに生卵を乗せないことに衝撃を受ける人が多く見られる。

■カレーに生たまごは少数派

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「カレーについて」の調査を実施。都道府県別で見ると、東京よりも大阪のほうが多い割合になっている。

カレーに生たまご都道府県別グラフ

都道府県別で見ると、東京よりも大阪のほうが多い割合になっている。とはいえ大阪でも少数派のようだ。

大阪の甘辛カレーは辛口なため、生卵を混ぜることでまろやかにする人が多い。しかし、普通のカレーにいれてもおいしいかもしれないので、一度試してみるのもよさそうだ。

2063荷主研究者:2018/09/16(日) 18:21:02

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20180825301.htm
2018/08/25 01:51 北國新聞
生乳1万トン販売減 北陸酪農協連、明治工場生産中止で

 来年9月末に牛乳の生産を取りやめる明治北陸工場(野々市市)に、北陸三県と新潟県の酪農家から年間計約1万トンの生乳が販売されていることが24日分かった。北陸酪農業協同組合連合会によると、他メーカーの工場向けも合わせた生乳の全販売量は年間約10万トンで、明治工場の生産停止で全体の1割が失われることになる。

 北陸と新潟の酪農家が集荷する生乳は、同連合会が広域調整して各メーカーに販売されている。連合会の担当者は「酪農家になるべく影響が出ないよう、割り振りを見直すなど対応を考えたい」と話した。

 明治北陸工場は生産設備の老朽化に加え、北陸での将来的な市場の拡大が見込めないことから生産停止を決めた。工場には冷蔵保管機能を残し、物流拠点として活用する。

2067とはずがたり:2018/09/28(金) 18:46:50
森永チョコフレークが生産終了へ
千葉の子会社工場閉鎖で
https://this.kiji.is/418325372151891041
2018/9/28 17:49
c一般社団法人共同通信社


森永製菓が生産を終了する「チョコフレーク」
 森永製菓は28日、同社のチョコレート菓子「チョコフレーク」の生産を終了すると発表した。商品を製造している千葉県野田市の子会社工場を2019年12月に閉鎖するためで、同社は19年4〜6月ごろに生産を終える予定としている。

 森永はコーンフレークにチョコをコーティングした「チョコフレーク」を1967年から販売。甘くて軽い食感が人気を集めたが、最近は健康ブームが逆風となって売り上げが落ち込んでいた。

 森永はまたソフトキャンディー「ハイチュウプレミアム」などを製造する甲府市の子会社工場も2020年3月に閉鎖すると発表した。同商品の製造は他の工場に移管する。

2068とはずがたり:2018/09/28(金) 19:24:52
家庭の麻婆豆腐は『しびれ』が足りない?本格四川の味にする意外なスパイスの使い方
投稿者:株式会社J-オイルミルズ(PR)
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/11/post-3265.html
2018年9月21日

2070名無しさん:2018/10/22(月) 19:08:09
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3501016.html

教えてTBSニュース β版

18日 13時34分

移転反対派、完全閉鎖された築地市場に立ち入る
 本格的な解体工事に向けて17日、完全に閉鎖された東京の築地市場で、工事に反対する仲卸業者や買い物客らが東京都の制止を振り切り、立ち入る騒ぎとなりました。
 「法的根拠がないとみなして入ります」(移転反対派)
 築地市場は、豊洲市場に荷物を運び出す引っ越し調整期間を終え、17日夜、完全に閉鎖されました。
 18日から工事関係者以外の立ち入りが禁止されていますが、正門前では18日の朝から工事に反対する仲卸業者らと都の職員らの押し問答が続きました。その後、仲卸業者らは買い物に来たという客とともに都の職員らの制止を振り切り、工事関係者用の出入り口から敷地内に入りました。
 敷地内で営業を続ける店で買い物が行われたほか、反対派の男性らが門を乗り越えて敷地内に立ち入るなど、騒ぎとなっています。

2073とはずがたり:2018/11/01(木) 22:18:46

日本ハム、早期退職者募集へ 「人員構成がいびつに」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000051-asahi-bus_all
11/1(木) 13:49配信 朝日新聞デジタル

 日本ハムは31日、45歳以上の社員を対象に、早期退職者を募ると発表した。社員の年齢構成を変えるねらい。50歳前後が多いことで人員配置が難しいのが課題になっているためという。

 同社の2018年10月15日現在の正社員は1736人。早期退職は200人を上限に、来年春に募集し10月に実施する。畑佳秀社長は「人員構成がいびつになっている」と説明した。早期退職の実施とともに、人材の再配置を進める。

 この日発表した2018年9月中間決算(国際会計基準)は、売上高が前年比1・4%減の6180億円、純利益は20・6%減の163億円だった。飼料の価格が上昇した一方で鶏肉相場が下落したため、食肉生産販売の事業の利益が減った。(久保田侑暉)

2075とはずがたり:2018/11/20(火) 23:33:47
「ゴディバ」日本事業売却へ=三菱商事が入札参加
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181116-00000159-jij-bus_all
11/16(金) 21:00配信 時事通信
 高級チョコレートとして知られる「ゴディバ」の日本事業について親会社のトルコ企業ユルドゥズ・ホールディングが売却手続きを開始し、三菱商事が1次入札に参加したことが16日、分かった。同社は詳しい財務状況などの情報提供を受けた上で買収の是非を最終判断する。

 三菱商事は「具体的なコメントは差し控える」としている。

2076名無しさん:2018/11/22(木) 02:06:18
http://news.livedoor.com/article/detail/15586858/

ライブドアニュース
一覧

サンマの内臓は食べるべきか 残すと「お里が知れる」など批判も
2018年11月13日 7時0分 写真:キャリコネニュース
ざっくり言うと

ネット上に「サンマの内臓って食べるのが普通?」という相談が寄せられた
食べない投稿者に対して同居人は「お里が知れる」と批判してくるという
相談には、食べるが「鮮度が高いものに限る」という声が多く寄せられた
サンマの内臓を残したら「お里が知れる」と言われた 匿名ダイアリーが話題、世の中では「食べない派」も多数
キャリコネニュース
この時期。脂が乗って美味しいサンマだが、内臓を食べるかどうかは人によって好みが分かれる。はてな匿名ダイアリーには11月10日、「サンマの内臓って食べるのが普通?」というエントリが寄せられた。

投稿者は同居人とサンマの食べ方をめぐり意見が別れた。同居人はサンマの内臓を食べるので、食べない投稿者に対して「もったいない」「お里が知れる」などと批判的な言葉を浴びせてくるという。その生活の中で投稿者は、次第に自分の常識を疑い始め、

「個人的にはスイカの皮を食べるくらいの抵抗感がある。俺がおかしいのかな」

と意見を求めた。

食べるけど、「鮮度が高いものに限る」という人も多い模様

サンマの内臓といえば、独特の旨味と苦味が特徴だ。苦手な人は苦手だが、酒のツマミとして好む人も多い。エントリには、サンマの内臓を食べる派がコメントを寄せているが、あくまで「鮮度が良いサンマに限る」と条件をつけている。

「むしろ一番美味い可能性すらある。ただし新鮮なやつに限る」
「新鮮な焼きサンマのワタは甘くて美味しいんだよ」
「溶けた内臓は食べない。形がはっきりしている内臓は食べるし美味しい」

冷凍ものや古くなったサンマの内臓は、臭みが強くなり、味が落ちるため食べない、というのだ。

コメント全体では。食べない派からの書き込みが圧倒的に多い印象だ。内臓特有の臭みや苦味がやはり嫌なようだ。

「苦いし何か害ありそうだから食べない」
「おかしくないよ!私内臓取り除いたことしかない母も祖母もずっと取り除いて焼いてるし私もそうしてる」

食習慣はその人の好みの問題。マナーの観点も、サンマの内臓を脇によけても良いとされている。そのため、同居人が上から目線に「お里が知れる」と言い放つさまに反感を抱く人もいた。

食べる派、食べない派はほぼ同数で完全に好みの問題
一般的には、サンマの内臓は食べるのだろうか。TOKYO FMが実施した日本全国サラリーマン実態調査によると、「サンマの内臓を食べる」が44.8%、「食べない」が55.2%だった。「食べない派」がやや多いものの、実際には食べる人もそれなりにいる。

食べる派からは、「子供の頃は苦手でしたけどお酒を覚えたら好みになりました」「食べますよ。お酒の肴に、はらわたは、最高ですよ」など、お酒のおつまみにぴったりという意見が挙がった。中には、「焼きたてアツアツのところを真っ先に食うのが最高の幸せ」という人も。

一方で食べない派からは、

「大人になっても苦いものは苦いです」
「秋になると週1ペースで食べていますが、はらわたは苦くて食べないです。あれ食べてもいいものですか?」

をはじめ、「一度食ベて以来、トラウマです」という回答が寄せられていた。

2077名無しさん:2018/11/22(木) 14:21:21
http://japan.techinsight.jp/2018/11/ellis04301114.html

2018.11.16


野菜や果物の好き嫌いは誰にでもあるだろうが、それらを見ると恐怖感から吐き気を催しパニック障害に陥ってしまうことにより、20年間アイスクリームとソーセージしか口にできなかった女性がイギリスにいる。
このほど、その女性が催眠療法により選択的摂食障害を克服したことを『Mirror』『Metro』などが伝えた。

英リンカンシャー州マーケット・レーゼンに住むコートニー・バクスターさん(21歳)は1歳の時から偏食で、その後20年間はアイスクリームとソーセージしか口にしない生活を送ってきた。

コートニーさんは、ただ好き嫌いが激しいというのではなく、果物や野菜を見ただけで不安や吐き気を引き起こしパニック障害に陥ってしまう「選択的摂食障害」を抱えていた。
周りの人は、誰もがコートニーさんを単なる偏食気味としか思わないようだが、実際にコートニーさんが他の食べ物を見た時に陥る症状を目にすると、その深刻さに気付くという。

この摂食障害のために、コートニーさんは子供の頃から友達の家に泊まることもできず、7年間交際している婚約者ジャレッドさんとのデートでは一緒にレストランに行って食事を楽しむことも不可能だった。
口にできるものがアイスクリームとソーセージという2つのみであるゆえに、コートニーさんは7,000以上もの異なる種類のアイスを制覇した経験を持つが、さすがにこのままではダメだと思うようになった。

「アイスクリームを食べている時だけ、自分が安全だという気持ちになれました。具合が悪くならないので、危険ではないということがわかっていたのです。以前はほぼ毎日アイスを食べていました。
でも、糖分が高いので健康上の問題も出て…。でも他にはソーセージしか口にできなかったのです。いつも他の物を食べようとトライしても、パニック障害に陥りました。
克服したいという気持ちがあるのに、今まではどうしていいかわからなかったんです。でも催眠療法を見つけました。」

6月30日に2時間の催眠療法を1回受けたことで世界が広がったコートニーさんは、今では複数の食べ物にチャレンジできるようになったと喜びを口にしている。

「セラピーの間はとても落ち着いていました。目が覚めた時、今まで口にできなかった食べ物が用意されていたのですが、以前のように恐怖を感じませんでした。今では複数の果物や野菜を食べることができます。
それにこれからは、ジャレッドとも初めてまともなデートをすることができるので楽しみです。これまでは、この先も一緒にレストランへ行くのは無理だと思っていましたから。やっとこの障害を克服できた気がします。」

認知行動催眠療法士のデイヴィッド・キルマリー医師は、「コートニーさんは、極端な食べ物恐怖症を克服するためにクリニックへやってきました。アイスクリームを安全な食べ物だと信じているのを聞いて驚きましたよ。
スイーツは健康上のリスクを増大させるものに他なりませんからね。でも、今は15もの果物や野菜を口にできるようになった彼女をとても誇りに思っています」と話している。

このニュースを知った人からは、「アイスクリームとソーセージだけで20年って、相当健康に悪いよね」「両親もコートニーさんが小さい時に食べるように言い聞かせなかったのかもね。
だから自分が食べたいものだけを食べて育ってきたのかもしれない」「でも克服できてよかったね!」といった声があがっている。

2078名無しさん:2018/11/22(木) 14:55:42
http://news.livedoor.com/article/detail/15605600/

ライブドアニュース
一覧

東は「はんぺん」西は「牛すじ」東西で別れるおでん人気の具材
2018年11月16日 16時0分 写真:ウェザーニュース
ざっくり言うと

ウェザーニュースでは、おでんに関する調査を実施した
東日本では「はんぺん」、西日本では「牛すじ」が人気
関東以外では「ちくわぶ」を見たこともないという回答も多かった
東は”はんぺん”、西は”牛すじ” 東西でクッキリおでんダネ文化の差
ウェザーニュース
東は”はんぺん”、西は”牛すじ”東西でクッキリおでんダネ文化の差
2018/11/16 16:25 ウェザーニュース

「おでん」といえば、寒くなると食べたくなるものの代表格。ご家庭の食卓だけでなく、コンビニで見かける機会は多いですよね。ウェザーニューズでは、2018年11月8日〜11日におでんに関する調査を実施したところ、地域ごとに入れる具材、入れない具材があることが判明。大根や卵などは広く一般的ですが、はんぺんや牛すじは、特定の地域に人気が集まっているようです。

東西で別れる人気の種

北日本・東日本で人気の「はんぺん」
白くてふわふわした食感の「はんぺん」は、北日本や東日本で食されている具材。特に、東京など関東南部では80%以上の方が「入れる」と回答しています。魚肉のすり身にやまいもを混ぜ込んで作られている「はんぺん」。もともとは関東で生まれ販売されていたことから、関東圏を中心として人気となっているようです。

西日本で好まれる「牛すじ」
一方、西日本をメインに食されているのが「牛すじ」です。特に広島や山口、愛媛など中国・四国エリアで80%以上が入れると回答しており、人気が高いことが分かります。牛のアキレス腱部分、または腱の付いた肉を「牛スジ」といい、串に刺して長時間煮込むことで、とろとろとした柔らかい牛肉となります。関東に比べて、西日本では牛肉を食す機会が多いため、より広く普及しているのかもしれませんね。

地域ごとに生まれた独自文化

独特な食感の「ちくわぶ」
さらに、狭い地域で人気となっているのが、「ちくわぶ」と「じゃがいも」ではないでしょうか。ちくわぶは関東発祥の種ものらしく、主に関東南部の6〜7割の方が”入れる”と答えています。小麦粉のたんぱく質成分(グルテン)が、もちっとした口あたりを生み、人気となっているようです。ただ、「小麦粉の塊のよう」とあるように、この食感の好き嫌いがはっきり分かれているのも現状のようです。また、関東以外のエリアの方は、「見たこともない」という回答も多数。関東在住の筆者は「ちくわぶ」が大好物のため、全国区でないと知った時はショックでした。


煮崩れが心配な「じゃがいも」
一方、じゃがいもは近畿圏で”入れる”と答えた方は6〜8割にのぼり、ホクホクと味がしみて人気の一品となっているようです。ただ、「煮崩れるとつゆが濁るので苦手」という回答も多数ありました。ちくわぶとは異なり芋自体は身近ではあるものの、やはりおでんに芋を入れる文化がないというご家庭が多くありました。ちなみに、おでんで煮込むには“男爵”より、煮くずれの少ない“メークイン”が良いようですよ。これからチャレンジされる際はご注意を。

みなさんは、どんなおでん種がお好みですか?現代は交通機関の発達によって移動が容易になり、こうした地域差が以前に比べると縮小している部分はありますが、今回の調査からまだまだ特徴は見て取れることがわかりました。全国展開しているコンビニのおでんは、地域によって入っている具材が違っているようです。出張や旅行などで小腹が空いたら、あえてコンビニのおでんを食べてみるのも良いかもしれませんね。

参考資料など
参考:紀文食品HP

2080名無しさん:2018/11/26(月) 19:44:30

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181126/k10011723911000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007

元日は休みます!コンビニもスーパーも
2018年11月26日 18時11分働き方改革
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「マジか!閉まってる…」。来年の元日は、こんな声があちらこちらで聞かれることになるのでしょうか?大手ラーメンチェーン「幸楽苑ホールディングス」は400店舗以上の店で元日は休業すると発表しました。外食産業で広がる元日休業。しかし、外食に限らず、スーパーや携帯ショップなど元日休業を表明するところがいま相次いでいます。やはり正月はゆっくり休むべき!?(ネットワーク報道部記者 飯田暁子 木下隆児 國仲真一郎)
幸楽苑が元日に休業幸楽苑が元日に休業
福島県郡山市に本社がある「幸楽苑ホールディングス」は、11月21日、全国に展開する520店舗のラーメンチェーンの8割にあたる400店舗以上で、大みそかの午後3時以降と、元日を休みにすることを発表しました。

会社によりますとこれまではすべての店舗で年中無休で営業をしていましたが、初めて「休業日」を設けることにしたということです。

「幸楽苑ホールディングス」に理由を聞いてみると、「従業員に年末年始を家族ですごしてもらうことによって、モチベーションを高め、顧客の満足度を高めていきたいと考えています」とのこと。

外食産業では、人手不足が深刻になる中、元日を休みにする動きが相次いでいて、ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」や天丼チェーンの「てんや」なども大半の店で元日を休みにしています。
スーパーも携帯ショップも
そもそも元日営業が注目されたのは、1990年代。
スーパーも携帯ショップも
東京都内の大手スーパー 元日営業(1996年)
小売業の大規模店舗を規制する「大店法」があり、休業日数、閉店時刻などが届け出制で規制されていましたが、規制緩和の流れの中で、2000年に大店法が廃止され、大手スーパーなどで元日営業が一般的に広がっていきました。

2081名無しさん:2018/11/26(月) 19:45:04
>>2080

そうした流れの中で、大手スーパーダイエーが1996年におよそ9割にあたる店舗で元日営業を始めました。
いまも大手流通グループの店舗の多くが元日から営業をしています。

しかし、ことし10月、首都圏の食品スーパー「マルエツ」は290店舗で、元日を休業することを発表しました。
発表では「従業員一人一人がリフレッシュすることで、1月2日から、笑顔と活気あふれる店づくりを推進してまいります」としています。

24時間・年中無休が一般的なコンビニも例外ではありません。
北海道を中心に展開するコンビニチェーン「セイコーマート」を運営するセコマは、ことしの元日、全店舗の半数以上にあたる600店舗余りで休業としました。
セコマでは来年の元日も休業を予定しています。

外食や小売りだけではありません。
携帯ショップでも元日の営業をやめることを相次いで表明しています。
「NTTドコモ」は、来年から携帯電話の販売代理店で元日を含む連続休暇を設けることにしていて、2100店舗余りが休業する予定です。

また、「ソフトバンク」も、およそ3400店舗について、原則、大みそかと元日の2日間を休業日とすることにしています。

各社が元日休業の理由に挙げるのは、いずれも「働き方改革」です。従業員に働きやすい環境を作ることで、従業員のモチベーションを上げ、顧客サービスを向上させるとしています。
ネットでは好意的な声も
元日は休むという店が増えてきていることについて、消費者はどう考えているのか。ネットの反応を調べてみました。

不満の声もありましたが、元日の休業に賛成の意見が大半。

中には、「従業員も家族あり、生活あり。年末年始くらい休むのが普通では?過剰な便利さを求める世は結局生活しやすくない」とか「元日に営業している店なんてめずらしくもないが当然そこで働く人たちも存在する。便利さの裏に潜む犠牲もあることを忘れないでほしい」など、働く側の負担を考えてほしいという声もありました。
人手不足も影響か
元日の営業を取りやめる動きが広がっている背景について、みずほ総合研究所主任エコノミストの宮嶋貴之さんは「これまでは年末年始商戦で売り上げを伸ばすことができたが、人口減少に伴って買い物をする人の数は減っている。
その一方、近年では人件費の上昇傾向が続いていて年末年始に営業してもかつてのように利益が上がらなくなってきている」と話します。
人手不足も影響か
みずほ総合研究所主任エコノミスト 宮嶋貴之さん
特に小売業ではインターネット通販の普及・発達に伴って、元日に営業する必要性が小さくなってきているということです。

また慢性的な人手不足が続く中で、『自分たちの会社は年末年始に休める』と働き方改革に取り組む姿勢をアピールすることが、企業のイメージアップ、そして将来的な人材確保にもつながると企業側が考えていることも1つの要因だと話していました。

一方で消費者側でも「『24時間365日営業するのが当たり前』という意識から『お正月にまで営業することが正しいの?』という考え方に変わってきている。消費者からの反発も大きくない、なおかつ今後も人口減少が進むということを踏まえれば、お正月の営業を見直す動きはますます進んでいくのではないか」と話していました。

2082荷主研究者:2018/11/26(月) 22:41:29

https://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20181106000183
2018年11月06日 22時33分 京都新聞
宝HD、松戸工場を増強 チューハイ市場拡大に対応

缶チューハイの製造設備を増強する宝酒造松戸工場(千葉県松戸市)

 宝ホールディングス(HD)は6日、拡大するチューハイ市場に対応するため、松戸工場(千葉県松戸市)に、缶製品の充てん設備を新設すると発表した。ソフトアルコール飲料の製造を350ミリリットル換算で1千万ケース増やし、生産能力を現在の1・6倍に拡充する。投資額は35億円。

 同社では「焼酎ハイボール」の販売が好調で、ソフトアルコールの売上高が2016年度から前期の2ケタ増が続く。今期も通期で前期比13%増を計画しており、需要拡大に対応するため製造設備を増強する。

 松戸と京都、三重の工場と合わせ、2800万ケースの製造が可能になる。缶チューハイの増産設備の新設は1991年以来。来年9月に稼働する予定。木村睦社長は「チューハイ市場の伸びは、食事と相性のよい食中酒を中心に当面続くとみている」と話した。

2083とはずがたり:2018/11/28(水) 16:10:37
キリンも主力国産ウイスキーを終売へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181128-00000554-san-soci
11/28(水) 14:25配信 産経新聞
キリンも主力国産ウイスキーを終売へ
キリンビールが来春の終売を決めた国産ウイスキーの「富士山麓 樽熟原酒50度」
 キリンビールは28日、原酒不足のため、同社の主力ウイスキーである「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」を来年春をめどに販売を終了すると発表した。国内大手ではアサヒビールが平成27年に「余市」「宮城峡」で、熟成年数を表記した商品群の販売を終えたほか、今年に入って、サントリースピリッツが6月に「白州12年」、9月に「響17年」の販売を休止するなど、国産原酒不足の影響が表面化している。

 キリンは28年に「富士山麓 樽熟原酒50度」を刷新。店頭想定価格が1700円と、国産では中価格帯であることや、ハイボールブームなどで、想定を上回る販売状況となった。このため、今後安定供給が困難になると見込まれることから、販売終了を決めた。

 一方、今年8月に発売した「富士山麓 シグニチャーブレンド」(店頭想定価格は税別5千円)は販売を続ける。

 国産ウイスキー各社は、年代を重ねた原酒の量が限られるため、中・低価格帯よりも、高価格帯へのシフトを鮮明にすると同時に、熟成用のたる貯蔵設備などの増強も進めている。

2084とはずがたり:2018/11/28(水) 16:10:56
白州12年、響17年…ウイスキー出荷停止でサントリーのCMにも余波
2018.6.2 14:06
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/180602/ecn18060214060016-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=related_link

 サントリーホールディングス(HD)傘下のサントリースピリッツが、主力国産ウイスキーの「白州12年」「響17年」の出荷を休止するというニュースは新聞やテレビ、インターネットのニュースで大きく取り上げられた。休止の原因となった原酒不足は、サントリー固有の問題ではなく、業界全体に波及。長期間の熟成が必要な商品だけに、対策を取っても、効果が出るのは10年以上先となるため、原酒不足は当面続きそうだ。

 サントリーの出荷停止報道後、最も早く反応を見せたのが、ネットオークションサイトだ。希望小売価格8500円(税別)の白州12年が出品され、既に1本2万円近い価格まで値上がりしたり、即決価格が3万円程度に設定されたりするほどだ。

 一般の店舗でも売り切れが相次ぐ。東京都中央区の酒販売店の店主は「もともと在庫が多い商品ではなく、売り切れた。予約を入れたいというお客も多いが、いつ入荷するか分からないので、断っている」というほどだ。

 サントリーのウイスキー出荷停止は平成28年4月の「角瓶〈黒43度〉」以来だが、原酒不足はサントリーだけの問題ではない。

 アサヒグループHD傘下のニッカウヰスキーでも26年に「竹鶴12年」、27年に「余市」と「宮城峡」の熟成年数を表記した商品の販売を終了した。これも原酒不足が原因。他の人気商品も出荷を限定するなど、綱渡りの状況だ。

2089荷主研究者:2018/12/07(金) 23:21:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201811/20181120_12033.html
2018年11月20日火曜日 河北新報
「こてっちゃん」登米に工場建設 19年4月操業

協定書を交わす杉本社長(右)と熊谷市長

 牛ホルモン「こてっちゃん」などを製造販売する食肉加工業エスフーズ(兵庫県西宮市)は16日、東北初の工場を登米市に建設すると発表した。2019年4月に操業を開始する。

 三陸自動車道桃生豊里インターチェンジに近い同市豊里町の旧水産加工場跡地2万6597平方メートルと、鉄骨一部2階で延べ床面積5872平方メートルの建物を取得して改修し、製造設備を新設する。

 総事業費約18億円。100%出資の子会社エスファクトリー東北(登米市)が運営する。

 輸入牛豚肉を加工し、スーパーやコンビニエンスストア向けなどの加熱食肉製品を製造。年間4600トンを生産し、55億円の売り上げを目指す。従業員は地元中心に初年度40〜50人、操業3年後までに150〜200人の雇用を目指す。

 市役所であった立地協定式でエスファクトリー東北の杉本充史社長は「従業員を比較的確保しやすいため登米を選んだ。将来的には原材料を仙台港で輸入したい」、熊谷盛広市長は「全力で支援する」と述べた。

2093とはずがたり:2018/12/20(木) 19:32:06
美味かった。気に入ったがあんま売ってないなあ。。関西では発売されてないのかと思ったが全国で発売のようだ

「紅茶花伝 クラフティー(CRAFTEA)贅沢しぼりピーチティー」10月15日(月)から全国で新発売
https://www.cocacola.co.jp/press-center/news-20181003-11
2018/10/03

2094荷主研究者:2019/01/01(火) 15:13:50

https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/94552
2018/11/23 上毛新聞
東日本拠点の生産拡大 来月操業へ ヨーグルト需要増で日本ルナ

12月から稼働予定の日本ルナ高崎工場

 ニッポンハムのグループ会社で、発酵乳や乳酸菌飲料など製造販売の日本ルナ(京都府八幡市、伏見浩二社長)は22日、高崎スマートIC産業団地に建設していた高崎工場(高崎市綿貫町)が完成し、12月末をめどに操業を始めると発表した。主力商品「バニラヨーグルト」などの需要増を受け、東日本拠点の生産能力を拡大する。

 高崎工場は敷地面積2万2480平方メートル、延べ床面積1万1865平方メートル。生産能力は年間約3万トンを想定しており、ヨーグルトなど複数の同社商品を製造する。投資額は約90億円。

2095荷主研究者:2019/01/01(火) 16:06:56

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38536050U8A201C1L21000/
2018/12/4 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
ブルボン、新潟県の新発田工場で工場棟を増築

2096荷主研究者:2019/01/01(火) 16:24:41

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38535780U8A201C1L21000/
2018/12/5 6:30 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
三幸製菓、増産・物流効率化 値上げ避け販売攻勢

2097荷主研究者:2019/01/01(火) 16:24:56

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38534460U8A201C1L71000/
2018/12/5 0:00 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
宝酒造松戸工場、缶の充填設備を刷新 生産能力増強

2098荷主研究者:2019/01/02(水) 22:26:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39037310X11C18A2XQH000/
2018/12/17 16:26 日本経済新聞 北海道・東北
アサヒ、缶チューハイ生産2割増 福島工場に投資

2099名無しさん:2019/01/03(木) 22:40:11
http://news.livedoor.com/article/detail/15817647/

http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/5/651e9_1460_3090fcf471155e2e619d88345983e126.jpg
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/8/285cc_1460_5788be88db80606a951b36ce3f7d31aa.jpg
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/b/2b99f_1460_1712dd4a7384885af2c131c68ca1e4a7.jpg
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/4/c49b5_1460_74e66d37e79494801692cee0d156a45c.jpg
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/c/9cd1f_1460_2a3d6b8304f039d42ca4526ddfec4e33.jpg
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/7/0777a_1460_21799dc43254527dd8f24490b52a343d.jpg

ライブドアニュース
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「人生で1度もおせちを食べたことがない」 そんな人はいる?調べてみると、驚きの結果が...
2019年1月1日 6時0分
Jタウンネット
明けましておめでとうございます。今年も、Jタウンネットをよろしくお願いします。

さて、おせち料理は食べたかな? 黒豆、数の子、田作りにたたきごぼう、カマボコや伊達巻き、栗きんとん......。おせち料理をいただきながら、昼間からお酒を飲んで、寝正月というのも楽しいものだ。

それとも、あなたは「おせち、食べない派」? おせちを作っているヒマなんてなかったし、出来合いのものはけっこう値段がね......と、おせちを食べない人も最近は多い。

そこで、Jタウン研究所では、「おせち食べる?」について、都道府県別にアンケート調査を行った(総投票数273票、2018年11月28日〜12月26日)。

はたして、その結果は?

おせち熱がスゴい石川県

お正月、おせちを食べますか? 調査結果(Jタウンネット調べ)

結果が、上の円グラフだ。過半数を占めたのは、「必ず食べている」(51.3%)。やはり、「正月といえばおせち」の文化は廃れていないようだ。「基本的に食べるが、食べないときもある」は18.7%、「ほとんど食べない」は24.5%だった。

なんと「1度も食べたことがない」派も5.5%。およそ18人に1人が、生まれてこの方一度もおせちを口にしたことがないという。ちょっと驚いてしまったが、読者の皆様はこの数字どう見るだろうか。

では、地域別に見て行こう。まずは東京から。


東京都の結果(Jタウンネット調べ)

「必ず食べている」は40.7%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は19.4%、「ほとんど食べない」は34.3%、「1度も食べたことがない」が5.6%だった。全国平均に比べると、「必ず食べている」がやや低く、「ほとんど食べない」がやや高い。「おせち、食べない派」がかなり多めだが、全国平均にほぼ近い結果である。

続いて、特筆すべき結果となった石川。


石川県の結果(Jタウンネット調べ)

総得票数は31票どまりだったが、「必ず食べている」はなんと96.8%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は3.2%だ。「食べる派」は、両方あわせると100%で、「食べない派」は皆無という結果になった。おせち料理に懸ける石川県の熱意には感服するしかない。金沢に伝わる伝統的なおせちといえば、下記のような料理だ。


かぶら寿司(Ttaakkacoサン撮影、Wikimedia Commonsより)

「かぶら寿司」は、金沢ならではの冬の味覚であり、おせち料理としても重要な一品だ。脂が乗っておいしい寒ブリとカブラをそれぞれ塩漬けしてから、カブラにブリを挟んで麹に漬け込む発酵食品だ。独特のコクや乳酸発酵による香りがあり、酒の肴としても知られている。

他にも、「棒鱈うま煮」「紅白ブリなます」「小鮒の甘露煮」「えびす」「鱈の子付け」など、時間と手間をたっぷりかけた、さまざまなおせち料理があるという。「食べる派」が100%近いのも納得するしかない。

続いて、愛知県。


愛知県の結果(Jタウンネット調べ)

「必ず食べている」は53.3%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は33.3%、両方合わせると86%を超えている。「ほとんど食べない」はわずか13.3%で、「食べない派」の存在はかなり希薄なようだ。

最後に、大阪の結果だ。


大阪府の結果(Jタウンネット調べ)

最後に、大阪府の投票を見てみよう。「必ず食べている」は53.3%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は6.7%、「ほとんど食べない」は40.0%、「1度も食べたことがない」が0%だった。

「食べない派」の存在がやや目立つのは、東京都に似ているかもしれない。大都市に共通の傾向だろうか。「食べる派」100%の石川県が田舎だと言うつもりは、けっしてないが......。

2100名無しさん:2019/01/03(木) 23:10:33
http://news.livedoor.com/article/detail/15809882/

ライブドアニュース
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支持を集めるファミレスを調査 2018年はガストとサイゼリヤの2強に
2018年12月29日 19時30分 写真:J-CASTトレンド
ざっくり言うと

直近1年間に利用したファミレスについて10代〜70代の男女に調査を実施した
25日に発表された調査の結果、ガストとサイゼリヤの「2強」が支持を集めた
ガストもサイゼリヤも、コストパフォーマンスのよさが評価されているという
「ファミレス」どこが好きですか 2018年ランキングは「2強」に
J-CASTトレンド
[画像] 「ファミレス」どこが好きですか 2018年ランキングは「2強」に

ファミリーレストランで、人気を集めているのはどこか。

マーケティングリサーチ会社のマイボイスコム(本社・東京)が2018年12日25日に発表した調査結果によると、2つのファミレスブランドに人気が集まっていた。一方で、地域によって異なる傾向も見られた。

コスパや低価格が支持される
調査は18年11月1日〜5日にかけてインターネット上を通じて実施された。10代〜70代の6765人が回答した。

「直近1年間に利用したファミリーレストランはどこか」(複数回答可)を聞いたところ、「ガスト」(59.7%)と「サイゼリヤ」(41.8%)に集中した。

選んだ理由を見ると、ガストはコストパフォーマンスのよさが支持されているようだ。

「味も良く、値段も手ごろで、自宅や会社の近くに店舗があり便利なので」(63歳男性)「メニューが豊富で価格のわりに味のクオリティーが高いから」(52歳女性)「子ども向けメニューの豊富さと、アンパンマンが好きだから」(39歳女性)
サイゼリヤは安さを支持する声が多く、マイボイスコムの発表資料によると若年層での比率が高い傾向にあったという。

「価格の安さ。コスパがいい。お酒も飲めるところがよい」(29歳女性)「ランチがお得な値段で食べれるし、スープがおかわりし放題だから」(45歳女性)「値段が安くてボリュームもあるし、そこそこうまいから」(50歳男性)
北日本、西日本で人気なのは
一方で、地域別に人気の傾向が異なる。全体で3位(19.9%)の「びっくりドンキー」は北海道、東北在住の回答者からの支持が厚い。また、全体8位(13.7%)の「ジョイフル」は、中国、四国、九州での人気が高かった。

びっくりドンキーとジョイフルに対しては、メニュー内容を評価する声があがっている。

<びっくりドンキーについて>

「ハンバーグが食べたくなったらびっくりドンキーに食べに行く」(55歳女性)「料理が好きなので。お店の感じも好きです。お値段もお手ごろ。デザートも美味しい」(37歳女性)
<ジョイフルについて>

「定番だけでなく、期間限定メニューにも魅力がある」(32歳女性)「ドリンクバーのクーポンがあるし、値段と内容量がつりあっていてコスパがいいから」(25歳女性)

2101とはずがたり:2019/01/12(土) 14:07:26
キリン一人勝ちを支える「本麒麟」の死角
プレジデントオンライン 2019年1月12日 11:15 0
https://www.excite.co.jp/news/article/President_27158/

■ビール大手各社のなかで唯一、前年同期比プラス
キリンビールの国内販売が好調だ。牽引力になったのは2018年3月に市場に投入された第3のビール「本麒麟」である。発売当初の年間販売目標510万ケース(大瓶20本換算)を18年6月には790万ケースに上方修正。それも18年9月中に8割強を達成しており、1-9月の出荷量ではビール大手各社のなかで唯一、前年同期比プラスを確保した。
好調の理由はキリンのマーケティングの変化だろう。これまでは総花的に行っていた販促を18年から主要なブランドに絞り込んだことが奏功したようだ。
結果、キリンにとって「本麒麟」は過去10年で最もヒットした新商品となり、第3のビールのトップブランド「のどごし」を含めたシェアは40%近く、キリンが一人勝ちといっていい。
とはいえ「本麒麟」は、まだ市場へ投入して1年を経過していないので、真価が問われるのは19年になる。他社も巻き返しに出て、第3のビールは競争が激化してくる。19年10月には消費増税があり、買いだめも予想される。

■ビール類は26年までに段階的に税額が一本化
それだけに勝負は前半の1-6月になる。キリンビールには発泡酒でも売り上げトップの「淡麗」があり、この2分野は磐石だ。キリンビールが制する可能性が高い。
さらに2020年には酒税改正がひかえている。ビール類は26年までに段階的に税額が一本化され、ビールは減税、発泡酒と第3のビールは増税となる。そうなれば、需要はビールへ回帰するが、これは「スーパードライ」によって約5割のシェアを持つアサヒビールへの追い風となるのは間違いない。
長期的には、若者のアルコール離れという課題もある。いま飲酒人口のコアは50代男性。20代男性の摂取量は、その4割程度で、国内市場は縮小する。しかも、消費者の嗜好はビールよりもチューハイなどにシフトしていて、ビール各社には市場活性化の企業努力が求められる。
(野村証券 アナリスト 藤原 悟史 構成=岡村繁雄 写真=iStock.com)

2102とはずがたり:2019/01/18(金) 10:47:50

野村HD、オリオンビール買収へ
https://this.kiji.is/458808680683914337?c=39550187727945729
米投資ファンドと共同で
2019/1/18 10:41

c一般社団法人共同通信社

 野村ホールディングス(HD)と米投資ファンドのカーライル・グループが共同でビール大手のオリオンビール(沖縄県浦添市)を買収する方針であることが18日、分かった。経営体制の強化や販路拡大に取り組み、収益力を高める狙いとみられる。近く発表する方向だ。

 買収額は数百億円に上る見通し。昨年9月末時点でオリオンビール株を10%持つ筆頭株主のアサヒビールも引き続き株式を保有し、商品の開発や販売で協力するもようだ。

 野村HDは地方企業を主な対象として事業承継や経営を支援する目的で、総額1千億円のファンドを設立している。自己資金による買収は約10年ぶりとなる。

This story is produced by 共同通信

2103荷主研究者:2019/02/09(土) 20:22:51

https://www.kahoku.co.jp/special/spe1165/20180213_01.html
2018年02月13日火曜日 河北新報
理研食品/ワカメをもっと身近に

「ふえるわかめちゃん」のほか、スープやドレッシングなど理研食品の主な商品。チョレギ風海藻サラダなど後列の三つは20日に新発売される

昼休みに厚生棟に集まった渡辺社長と従業員たち。食堂には食べ放題の「ふえるわかめちゃん」がある

「ワカメには血圧を下げるなど、さまざまな栄養と効用があります」と渡辺社長。自社製品のお勧めの食べ方は「冷凍ワカメのしゃぶしゃぶ」だ

 カットワカメの先駆けで、国内トップシェアの「ふえるわかめちゃん」を中心とした海藻関連商品の製造、開発を担うのが、多賀城市の理研食品本社工場だ。東日本大震災の津波で生産設備の大半が水没したが、順次復旧。工場見学の実施や食育活動にも積極的に取り組み、地域、消費者との関係づくりを進める。

 生産から出荷まで、現場を統括するのが庄司直樹業務部長(52)。「ロスのない生産計画は永遠のテーマ。各部門とのコミュニケーション、情報入手が重要。縦割りでは回らない」と話す。総務、企画、生産管理の各部門を歩んだ経験をフルに生かし、目と気を配る。「スーパーに並ぶ『わかめスープ』が、ここ多賀城で作られていることをもっと知っていただき、身近に感じてほしい」と願う。

 「おいしいものをおいしいまま届けたい。食べて驚いてほしい」と話すのは開発部門一筋の小守宰元(こもりさとつぐ)さん(41)。被災した大船渡工場の再興に向けた冷凍海藻シリーズでも力を発揮した。「今は業務用だけですが、この事業をもっと大きくしたい。若い人たちにもっと海藻を食べてもらいたい」と意気込む。

 経理部の中角(なかつの)千早さん(27)は、入社動機が「ワカメが食べ放題と聞いたので」と笑わせる。常に生産ラインの従業員と同じ白衣を着て業務に当たっており、「現場に出向いての仕事も多い。白衣は私たちにとってスーツのようなもの」と胸を張る。工場見学の案内も担当しており、「お客さまの年代に応じた伝え方の工夫を勉強したいですね」と声に力が入った。

2104荷主研究者:2019/02/09(土) 20:23:22
>>2103-2104 続き

◎渡辺代表取締役/新しい食べ方常に提案

 -ワカメ加工品を主力に事業を拡大しています。
 「ラーメンスープを小分け包装する会社として1964年に創業しました。独自事業を模索していた時、三陸の海で始まったばかりのワカメ養殖に目を付け、当時は珍しかった塩蔵ワカメを発売しました。ところが、時間がたつと臭いが出るなど品質が安定せず、新たに開発したのがカール状に乾燥させた『ふえるわかめちゃん』です」
 「最初はあまり売れなかったのですが、ホウレンソウが不作の年にラーメンのトッピングの代用に提案したところ、ヒットしました。スープやサラダで海藻を食べる習慣も広がり、みそ汁以外に用途を広げていったという自負があります」

 -冷凍海藻シリーズもバリエーションが豊富です。
 「ワカメは2〜4月に採れたものを湯がいて食べるのが、鮮度も食感も良くておいしい。旬の鮮度感を食べてもらいたいと、茎も一緒に瞬間冷凍させて業務用に商品化し、メカブやモズクにも広げています」

 -地域貢献にも積極的ですね。
 「ワカメ生産者の高齢化が深刻です。今後も安定した生産量を確保するため、昨年7月、名取市に『ゆりあげファクトリー』を設立し、種苗生産を始めました。優良な種を提供し、地元の水産業を守っていきたいと思います。また、多賀城の古代米を使った2種類のスープを開発して地元食材のPRを後押しし、食育にも力を入れています。小学校での出前授業では、茶色いワカメを湯通しして鮮やかな緑色にする実演もしています。子どもたちはびっくりすると同時に、感動してくれます」

 -今後の展望は。
 「海藻の可能性や魅力を伝え、市場に新風を吹き込むことが当社の存在意義だと考え、一昨年、『ときめき海藻屋』という新ブランドをつくりました。ニーズに応じた新しい食べ方を、今後も提案し続けます」

◎プロフィール
 <わたなべ・ひろのぶ> 1954年仙台市生まれ。東北大農学部卒業後、78年理研食品に入社。企画室長、開発部長、理研ビタミン出向(営業部門担当)を経て、2001年取締役工場長。常務取締役、専務取締役を歴任し、13年から現職。趣味はゴルフ、釣り。

 理研ビタミン(東京)の子会社として1964年に設立された。海藻関連商品を扱う本社工場に加え、ドレッシングや調味料、エキス関連製品を製造する仙台新港工場(仙台市宮城野区)、業務用冷凍海藻関連製品製造の大船渡工場(大船渡市)がある。
 看板商品「ふえるわかめちゃん」をはじめ、多くの製法特許を持つ。高い開発力を誇り、洗浄機や選別機なども自社オリジナルだ。各工場で作られた製品は理研ビタミンを通じて全国で販売されている。
 東日本大震災では3工場ともに被災。大船渡工場は津波後の火災で焼失したため新築した。

■本社工場所在地
 〒985-0844
 多賀城市宮内2丁目5-60
■電話 022(365)6446
■資本金 8000万円
■従業員数 257人

2105荷主研究者:2019/02/09(土) 21:44:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39544020Y8A221C1910M00/
2018/12/28 20:00 日本経済新聞 電子版
ロッテ、チョコなど増産で積極投資 訪日需要など対応

2106荷主研究者:2019/02/10(日) 00:04:22

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/265207?rct=n_hokkaido
2019年01/09 09:24 北海道新聞
<北海道でつくる>日本甜菜製糖芽室製糖所(上) ビート加工 1日に8500トン

ベルトコンベヤーで丸々としたビートが運び込まれる日本甜菜製糖芽室製糖所

 日本甜菜製糖(東京)は道内3カ所に製糖所を構え、このうち芽室製糖所(十勝管内芽室町)は1日にビート8500トンを加工する国内最大のてん菜糖工場だ。同社は道産ビートを原料に戦時中も休むことなく砂糖を作り続け、今年6月、創業100年を迎える。技術向上などで収量が伸びたビートは輪作体系の柱となり、道内農業の発展を支えている。

■各地に製造拠点
 第1次世界大戦による世界的な砂糖不足を背景に1919年、前身の北海道製糖が創業。ビート栽培の適地として、20年には帯広に工場を構え操業を始めた。合併などを経て47年に現在の日本甜菜製糖が帯広に誕生。農林省(当時)への対応強化や本州への事業拠点拡大のため60年に東京に本社を移転したが、2007年には管理部門などを置くビジネスセンターを芽室町に開設した。現在は芽室のほか、士別市、オホーツク管内美幌町に製糖所、育苗資材を製造する十勝管内清水町の紙筒工場など道内に多くの拠点がある。

 寒さに強いビートは、育苗技術の向上で収量が伸びた。十勝などでは1960年代にトラクターの普及で畑作の栽培面積が拡大したことで、ジャガイモや小麦、豆類と組み合わせた輪作体系が確立された。

 120ヘクタールの広大な敷地を持つ芽室製糖所は70年に操業を開始。77年に帯広の工場を閉鎖して機能を統合し生産能力を増強した。

 今季は、芽室製糖所向けに十勝管内の6市町村でビート計1万4千ヘクタールを作付けし約100万トンを生産。「品質、収量とも平年作以上」(同製糖所)となった。

 今季の製糖作業は昨年10月14日に開始。ピーク時には全道から集めた約300台のトラックが畑と製糖所を1日7往復してビートを運搬。12月下旬までにすべてのビートを運び込み、5月上旬まで24時間体制で16万トン超の砂糖を製造する計画だ。

 製糖所に運び込まれたビートは洗浄後、細長く裁断し、約70度の湯に浸して糖分を抽出。その上で、石灰などを加え不純物を取り除いてできた糖液を煮詰めて濃縮する。糖液は遠心分離器にかけて砂糖と糖蜜に分離。砂糖は乾燥、冷却し製品となる。

■原料を無駄なく
 糖蜜からは有効成分としてうま味を高めるアミノ酸のベタインや整腸作用があるとされるオリゴ糖ラフィノースなどを抽出し、製品化。ビートの搾りかすを乾燥させた牛の飼料「ビートパルプ」なども製造し、原料を無駄なく活用する。

 ただ、ビートの作付面積は減少傾向だ。3月上旬の育苗に始まり、10〜11月の収穫まで栽培期間が長く手間がかかるためで、道によると18年の道内の作付面積は約5万7200ヘクタール(見込み)と10年前に比べて1割以上減少した。

 鈴木良幸所長は「生産者の作ったビートを無駄にせず高品質の砂糖を作ることが責務。ビートを作ってもらうことで輪作が守られ、農業が発展していく、その一翼を担っていきたい」と話す。(小森美香)

▽所在地 十勝管内芽室町東芽室基線26
▽所長 鈴木良幸
▽事業内容 グラニュー糖、オリゴ糖、ビートパルプなどの製造
▽従業員 約130人
▽沿革 1970年に芽室製糖工場として操業開始。77年に帯広製糖所の閉鎖に伴い、芽室製糖所に改称、生産能力を従来の1.5倍に増強し1日の加工量が5400トンに。89年に3万トンのグラニュー糖を保管できるシュガーサイロが完成した。1日の加工量はその後も増強し2003年に8500トンとなった。

2107荷主研究者:2019/02/10(日) 00:04:55

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/265538?rct=n_hokkaido
2019年01/10 09:07 北海道新聞
<北海道でつくる>日本甜菜製糖芽室製糖所(下)農家負担減へ直播に協力 社長・恵本 司さん

えもと・つかさ 早稲田大卒。1978年入社。2012年に取締役に就任し美幌製糖所長。16年、常務取締役札幌支社長、18年6月から現職。徳島県出身。65歳。

 1日に8500トンのビートを加工する国内最大のてん菜糖工場の芽室製糖所(十勝管内芽室町)をはじめ、道内3カ所で砂糖を製造する日本甜菜製糖(東京)は、原料のビートが道内畑作の輪作体系を支え、道内農業の発展に貢献してきた。昨年12月30日には環太平洋連携協定(TPP11)が発効し、砂糖価格の低下なども懸念される。恵本司社長に今後の展望を聞いた。(聞き手・小森美香)

 ――今年は創業100年を迎えます。
 「第1次世界大戦でヨーロッパの砂糖価格が暴騰したことを背景に1919年に前身の北海道製糖が誕生し、6月で100年になります。今の社名になったのは戦後です。苗を育てるペーパーポット(紙筒)の開発などで収量増に取り組んだ結果、原料のビートは道内農業の輪作体系で重要な作物になりました。北海道の農業を支えることは日本の食の安心安全を支えることであり、わが社は社会的責任を担っています」

 ――道内の作付面積は10年前と比べて、1割以上減少しています。
 「生産者の高齢化や少子化などによる労働力不足で、農家1人当たりの負担が増えると、栽培期間が長く、手間がかかるビートは敬遠されます。より負担が少ない作物に変えてしまわないよう、ビートが選ばれるための取り組みに注力しています」

 ――具体的には。
 「芽室と士別市の製糖所向けのビートは3月上旬からハウスで育苗をせずに、4月中旬から畑に直接種をまく直播(ちょくはん)が増えています。収量は減少しますが、生育期間が短くなり、コストも削減できるためのようです。直播では土壌づくりや施肥、種をまく位置などの技術の向上に取り組んでいます。オホーツク管内美幌町の製糖所向けのビートをつくる地域は春が遅く直播が難しいので、農協や自治体と協力し、6列のビートを一度に収穫できる機械の導入など、大型機械での効率化に挑戦しています」

 ――製糖以外の事業にも力を入れていますね。
 「ビートでの製糖業は、海外の砂糖価格やビートの生産状況により変動し、不安定な部分があります。製糖業を下支えするため、食品、飼料、農業資材、不動産事業を行っています。不動産では、帯広市稲田地区の帯広製糖所跡地の複合商業施設のほか、東京都内でも医療ビルを開業するなど遊休地を活用して収益を上げています。食品では国内で唯一、ドライイーストを製造。飼料事業では帯広畜産大と子牛の免疫力を高めるサプリメントを共同開発しました。農業資材ではペーパーポットの海外での引き合いが強まっており、有機農法向けのものを開発中。オンリーワンの商品展開を重視しています」

 ――砂糖の消費は減っており、TPP11の影響も懸念されます。
 「TPP11では加糖調製品の輸入が増え、国産砂糖の消費が減る可能性もあります。消費拡大に向け、糖分の必要性などの情報を発信していきます」

2108荷主研究者:2019/02/11(月) 11:11:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40036400V10C19A1L71000/
2019/1/15 22:00 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
キッコーマン食品野田工場、健康志向型で市場開拓
(創る ちばの戦略拠点)

2109荷主研究者:2019/02/11(月) 11:11:33

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00502576?isReadConfirmed=true
2019/1/16 05:00 日刊工業新聞
アサヒ飲料、群馬工場で乳性飲料増産

「カルピスウォーター」製造ライン

 アサヒ飲料は群馬工場(群馬県館林市)の乳性飲料の生産を増強する。アセプティックPETライン(無菌充填する設備)を増設するほか、「カルピス」の乳発酵設備を更新する。投資額は約90億円で、製造能力は従来の1・3倍の年間約3900万ケースになる。

 乳発酵設備はタンクや配管、製造管理システムを更新し、24時間自動製造を可能にする。すでに着工しており、19年6月に稼働を予定する。投資額は約40億円。

 アセプティックPETラインは従来の3ラインから4ラインに増やす。調合設備、PETボトル内製設備、無菌充填設備などを導入。新ラインでは主に「カルピスウォーター」を中心に乳性飲料を製造する。投資額は約50億円。

(2019/1/16 05:00)

2110荷主研究者:2019/02/19(火) 22:54:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00503425?isReadConfirmed=true
2019/1/23 05:00 日刊工業新聞
キンキサイン、茶系ペット飲料増産 60億円投じ新棟建設

新設する「3号ライン」

 【姫路】キンキサイン(兵庫県姫路市、山口?廣〈もとひろ〉社長、079・280・3185)は、茶系ペットボトル飲料を増産する。本社第二工場(同神河町)に約60億円かけて新棟を建設、3月に稼働する。省人化設備を導入して製造現場の作業効率を高め、OEM(相手先ブランド)供給する大手飲料メーカーの増産要請に応えていく。

 敷地面積約6万平方メートルの本社第二工場に、延べ床面積約7300平方メートルの新棟「3号ライン」を建設する。同工場の製造スペースは現在比1・4倍の約1万1500平方メートルに広がる。第二工場全体の年間製造能力は現在比1・3倍の2200万ケースになる見込み。

 6月にフル稼働予定の3号ラインは、容量350ミリリットル―2リットルの緑茶や麦茶といった茶系飲料を製造する。同525ミリリットル入り飲料を1分間あたり900本作れる。工場内は作業者の負担を減らすため、自動で茶葉や添加物を計量・調合できる設備や、ボトルキャップを製造ラインに並べるロボットを導入する。

 キンキサインは清涼飲料水の製造会社で、2017年12月期の売上高は約234億円。うち9割が大手飲料メーカーへのOEM向けで、本社第二工場もOEM製品を手がける。

 富士経済によると茶系飲料の国内市場は伸びており、18年は1兆443億円(17年は1兆373億円)に増えると予想している。

(2019/1/23 05:00)

2111とはずがたり:2019/02/28(木) 20:38:16
エースコック即席麺値上げ スーパーカップなど90品目
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2019022801001976.html
2019/02/28 19:14共同通信

エースコック即席麺値上げ スーパーカップなど90品目

エースコックの即席カップ麺「スーパーカップMAX しょうゆラーメン」

(共同通信)

 エースコック(大阪府吹田市)は28日、即席カップ麺「スーパーカップMAX」シリーズなど約90品目の価格を6月1日の出荷分から引き上げると発表した。値上げ幅は約4?8%で、原材料費や物流費の高騰が理由と説明している。

 代表的な商品では、スーパーカップMAXシリーズの税別の希望小売価格が200円から210円に、即席袋麺「(袋)ワンタンメン 5食パック」シリーズは525円から555円になる。エースコックが即席袋麺や即席カップ麺を値上げするのは、2015年1月以来。

 即席麺は、日清食品や東洋水産、サンヨー食品も、物流費高騰などを理由に相次ぎ値上げを発表している。

2112とはずがたり:2019/03/03(日) 16:09:22

エースコック即席麺値上げ スーパーカップなど90品目
2019/02/28 19:14共同通信
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2019022801001976.html

 エースコック(大阪府吹田市)は28日、即席カップ麺「スーパーカップMAX」シリーズなど約90品目の価格を6月1日の出荷分から引き上げると発表した。値上げ幅は約4?8%で、原材料費や物流費の高騰が理由と説明している。

 代表的な商品では、スーパーカップMAXシリーズの税別の希望小売価格が200円から210円に、即席袋麺「(袋)ワンタンメン 5食パック」シリーズは525円から555円になる。エースコックが即席袋麺や即席カップ麺を値上げするのは、2015年1月以来。

 即席麺は、日清食品や東洋水産、サンヨー食品も、物流費高騰などを理由に相次ぎ値上げを発表している。

2113荷主研究者:2019/03/03(日) 22:14:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/271974?rct=n_economy
2019年01/31 05:00 北海道新聞
飼料製造新会社 設立契約を締結 全農子会社と雪印種苗

新会社設立の契約を締結したホクレンくみあい飼料の北里清和社長(左)と雪印種苗の高山光男社長

 JA全農の子会社、ホクレンくみあい飼料(札幌)と雪印メグミルクの子会社、雪印種苗(同)は30日、牛用の配合飼料を製造する新会社を共同で設立する契約の締結式を東京都内で行った。苫小牧市にあるホクレンくみあい飼料の工場敷地内に工場を新設し、2021年12月に稼働させる。

 新会社名は「ホクレンくみあい・雪印飼料」(苫小牧)で、4月1日に設立する。苫小牧市内に現在ある両社の工場の機能を新工場に集約し、コスト削減や品質向上を目指す。輸入トウモロコシなどを原料に配合飼料を年28万トン生産し、道北や道央、道南の酪農家や畜産農家に供給する。

 締結式では、ホクレンくみあい飼料の北里清和社長と雪印種苗の高山光男社長が契約書に調印。北里社長は「両社が合わさることで効率的に事業を運営できる」、高山社長は「よりいい飼料をコストパフォーマンスよく提供したい」と記者団に述べた。(長谷川裕紀)

2114とはずがたり:2019/03/06(水) 13:34:34
『まんぷく』安藤百福の即席麺「発明は嘘」と異論噴出
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190305-00010007-flash-peo&amp;p=1
3/5(火) 16:05配信

…安藤氏の自伝『魔法のラーメン発明物語』(日本経済新聞出版社)などによると、安藤氏は1957年、経営していた信用組合の破綻で無一文になった。そこで自宅に研究小屋を建て、即席麺の開発に打ち込む。

 苦心するなか、妻が天ぷらを揚げる姿にインスピレーションを受け、油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」にたどりついた。これが安藤氏の言う「発明」だ。

 だが、これに疑問を呈するのは、日本と台湾の関わりについて長年取材している、ジャーナリストの野嶋剛氏だ。

『まんぷく』ではふれられていないが、安藤氏が生まれ育ったのは、日本統治下の台湾である。前出の自伝にも、当時の思い出が書かれている。

「安藤氏は、20歳前後までを台湾で過ごしています。じつは台湾南部には、戦前から揚げ麺を食べる文化があった。いちばんチキンラーメンに味が似ているのは、台湾南部で食べられている意麺(イーメン)。

 さらに、1946年に創業した『清記氷果店』は、極細の麺を揚げ、スープに鶏のダシを使う鶏糸麺(ケーシーメン)の本家といわれました」(野嶋氏)

 安藤氏は1958年に、油で麺を揚げたチキンラーメンを日本で商品化する。だがそれ以前から、故郷・台湾の人は麺を揚げ、チキンのスープで食べていたのだ。鶏糸麺は台湾全土で人気となった。

「戦後の食糧難だった日本にも輸入されました。これは、多くの在日華僑が証言しています。1950年代の日本で、台湾出身者が複数、即席麺を売り出したのは、偶然ではないのです」(同前)

 その1人が、張國文氏だ。1917年に台湾で生まれ、歯科技工士として日本に渡った張氏は、戦後、大阪・阿倍野で中華料理店を経営しながら、即席麺「長寿麺」を作り上げた。張氏の会社である「東明商行」が「長寿麺」を発売したのは1958年の春のこと。

 日清食品の社史『食足世平』によると、同社(当時はサンシー殖産)が「チキンラーメン」を発売したのは、同じ1958年の8月だ。チキンラーメンに先駆けて商品化された「長寿麺」とはどのようなものだったのか。

 張氏の次男で、いまは不動産会社となった「東明」の代表を務める、清川信治氏(73)が証言する。…

 1945年生まれの清川氏が小学生のころ、父が蓋をしたラーメンの丼を持ってきて、「5分待ちや」と誇らしげに語った記憶がある。のちに改良され、3分で食べられるようになった即席麺、それが長寿麺だった。

「初めて食べた即席麺。『おいしいもんやな。こんなものあるんや』と思ったわ。…

「長寿麺」は、1950年代に始まった、初期の南極観測隊でも採用されている。…1959年秋発売の雑誌『アサヒグラフ臨増』には、「ヒマラヤ遠征隊 南極越冬隊御採用」と書かれた「長寿麺」の広告が掲載されている。

 張氏は、1958年12月に「味付乾麺の製法」で特許を出願。安藤氏側は1959年1月になって「即席ラーメンの製造法」で特許を出願している。

 だが、張氏の特許が認められる直前の1961年8月16日、日清食品は、張氏が出願中の特許申請を2300万円(現在の貨幣価値で3億円ほど)という高額で買い取った。…

 だからこそ、安藤さんは、自分で作ったなんて言わんほうがいいですよ。台湾に鶏糸麺というものがあったし、親父もそこからヒントをもらったと思う。NHKのドラマでみんなが、即席麺を安藤さんの発明と信じてしまうのは、悲しいわな」(同前)

 清川氏の証言について、日清食品ホールディングス広報部に聞いた。

「弊社の創業者である安藤百福が、インスタントラーメンの発明者であることに間違いはありません。安藤が発明した『即席ラーメンの製造法』に特許が認められた事実で証明されています。

『長寿麺』にかかわる『味付乾麺の製法』が、特許権の登録を受けたことは事実ですが、安藤の『即席ラーメンの製造法』と登録日が同一であることからも明らかなように、安藤の発明した製法とはまったくの別物です」

 安藤氏は市場環境を整備するために権利を買い取ったが、「長寿麺」に関わる「味付乾麺の製法」では、「チキンラーメン」のような即席麺は作れない。台湾の「鶏糸麺」についても同様、というのが同社の主張だった。

2115荷主研究者:2019/03/31(日) 20:18:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_12030.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<ニッカ>宮城峡蒸留所に貯蔵庫増設へ 原酒不足に対応

 ニッカウヰスキー(東京)は27日、宮城峡蒸留所(仙台市)の敷地内に、ウイスキーの原酒を熟成させる貯蔵庫を新設すると発表した。2021年までに、同蒸留所の貯蔵能力を約40%引き上げる。

 ハイボール人気などで消費が増え、深刻化する原酒不足に対応する。投資額は未定。建設地の選定や貯蔵庫の能力を検討している。

 同社の主力ブランド「ブラックニッカ」は18年、過去最高を更新する372万ケースを販売。業務用のビール用たるに詰めた「たる詰めハイボール」の販売も、前年比24%と大幅に伸びている。

 同社は16年、大麦麦芽から造るモルトウイスキー生産ライン2系列のうち、20年以上にわたって止めていた1系列を復活させた。19年は全社でモルト、トウモロコシを主原料にするグレーンともに15年比で80%の増産をする。

2116荷主研究者:2019/04/14(日) 21:54:10

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42798250S9A320C1L60000/
2019/3/22 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
ポッカサッポロ、群馬・伊勢崎の第二工場稼働

2117荷主研究者:2019/04/21(日) 22:56:17

https://www.sakigake.jp/news/article/20190326AK0010/
2019年3月26日 10時20分 秋田魁新報
秋田の酒、県外への出荷量が突出 政策投資銀、東北6県比較

http://tohazugatali.web.fc2.com/food/20190326akita01.JPG

 秋田県産の清酒は、県内で消費される量の2倍以上が製造され、県外への出荷数量が東北の中で飛び抜けて多い―。日本政策投資銀行東北支店が東北6県の清酒の製成量と消費量を比べたところ、こんな状況が浮かび上がった。同支店は「清酒の消費量が全国的に減少する中で注目すべき数値。県外や海外にさらに売り込む余地があり、地域を活性化させる産業として期待できる」としている。

 国税庁の2016年度の統計によると、東北各県の清酒の製成数量は、本県が1万6447キロリットルと最も多く、福島1万1801キロリットル、山形8030キロリットルと続く。一方、県内での販売数量は福島が1万2510キロリットル、宮城1万1815キロリットルで、本県は7805キロリットルと3番目だった。

 同支店は先月公表したリポート「日本酒を核とした地域の賑(にぎ)わい創出に向けて」の中で、製成数量から県内消費分の販売数量を差し引いて県外への「移出可能数量」を試算。これが実質的な県外出荷量を反映しているものと見込んだ。それによると、本県の移出可能数量は8642キロリットルと東北の中で突出しており、2位となった山形の677キロリットルを大きく引き離した。他の4県はいずれも製成数量よりも消費量の方が多かった。

 移出可能数量の多さは、人口減が進む本県の蔵元が、県外市場に活路を見いだそうとしている実態を反映している。「北秋田」醸造元の北鹿(大館市)は、主力の大吟醸酒を中心に約7割を県外へ出荷している。県内向けの出荷量を維持することが難しくなっているが、県外への出荷量は増加傾向にあるという。

 岩谷正人社長(59)は「近年は全国的にもお酒離れが顕著だが、吟醸酒や純米酒などの特定名称酒は人気が高い」と話す。首都圏を中心に全国チェーンのコンビニなどで扱われているが、「最近は、どこで買えるかという県外からの問い合わせが増えている」と話した。

 「春霞」の銘柄で知られる栗林酒造店(美郷町)は、約6割を県外に出荷。地元の町内へは普通酒の出荷が多いが、それ以外は特定名称酒の出荷が多いという。

 栗林直章社長(50)は、県内5蔵元の経営者でつくる「NEXT5(ネクストファイブ)」の一員。これまで清酒について共同で情報発信したり、県内外で利き酒イベントを開いたりして販路拡大を図ってきた。「全国で勝負するために酒の品質を磨くとともに、地元の酒米を使うなど蔵の個性も打ち出していきたい」と語る。

 日本政策投資銀行東北支店は、県産清酒の魅力を発信する方法として「発酵ツーリズムなどを通じて郷土食などの地域資源も合わせてPRすることが効果的」としている。

2118荷主研究者:2019/04/30(火) 15:10:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44139860U9A420C1X12000/
2019/4/24 17:02 日本経済新聞
キリンHD、乳酸菌の生産拠点を新設 埼玉に20億円で

2119荷主研究者:2019/04/30(火) 15:33:25

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43921880Y9A410C1LA0000/
2019/4/28 7:00 日本経済新聞 中国・四国
伯方塩業、生産能力4割増 大三島工場を増設

2120とはずがたり:2019/05/24(金) 23:06:17
パン業界激震 「イーストフード・乳化剤不使用」表示の是非
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E3%83%91%E3%83%B3%E6%A5%AD%E7%95%8C%E6%BF%80%E9%9C%87-%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E4%B9%B3%E5%8C%96%E5%89%A4%E4%B8%8D%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%80%8D%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%81%AE%E6%98%AF%E9%9D%9E/ar-AABKYUA?ocid=st
2019/05/23 07:00

2121荷主研究者:2019/07/10(水) 21:11:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46063240T10C19A6L41000/
2019/6/13 19:42 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
釧路港、飼料受け入れ設備の増強相次ぐ

2122荷主研究者:2019/07/10(水) 22:23:03

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46195470X10C19A6MM8000/
2019/6/17 18:00 日本経済新聞 電子版
サッポロとサントリー、軽量缶で協力 コスト減狙う

2123チバQ:2019/07/18(木) 13:26:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000074-kyodonews-bus_all
森永乳業、製菓との統合再検討へ 破談から2年、ファンドが要求
7/16(火) 14:52配信 共同通信
森永乳業、製菓との統合再検討へ 破談から2年、ファンドが要求
森永乳業と森永製菓の本社が入る森永プラザビル=東京都港区
 森永乳業が「兄弟会社」に当たる森永製菓との経営統合を視野に、外部有識者からなる諮問委員会の導入を検討していることが16日、分かった。2年前の2017年3月に破談になった統合について、シンガポールを本拠に「物言う株主」として活動する新興投資ファンドが外部委を通じて再検討するよう要求した。森永乳業側の判断次第では、因縁の統合が実現に向けて動きだす可能性がある。

 17年当時は合理化策やトップ人事を巡り意見が相違し、合意目前で白紙撤回して単独路線を継続した。両社とも業績はおおむね堅調だが、主要市場の国内は人口減で先細りが不可避だ。

2124荷主研究者:2019/07/28(日) 12:03:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47143190Z00C19A7L71000/
2019/7/9 17:57 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
ヒゲタ醤油銚子工場(千葉県銚子市) 関東最古の醸造元
創る

2125とはずがたり:2019/08/06(火) 22:20:58

「タラタラしてんじゃね〜よ」製造元がうれしい悲鳴 渋野日向子の好物
https://www.sankei.com/economy/news/190805/ecn1908050014-n1.html
2019.8.5 12:51経済産業・ビジネス

 AIG全英女子オープンを制した渋野日向子選手がプレーの合間に食べていた駄菓子「タラタラしてんじゃねーよ」の製造元「よっちゃん食品工業」(山梨県中央市)に5日、マスコミからの取材が殺到。同社は対応できないとして、ホームページにコメントを発表した。

 コメントは「渋野プロも弊社商品のユーザー様であったということは大変うれしく思っております」と喜んだ上で「夏休みの繁忙期を迎えて、社員一同フル稼働の状態でございますので、現状マスコミ各社様のご対応・お問い合わせへの満足な対応が困難な状況」としている。そのホームページもつながりにくい状況が続いている。

 よっちゃん食品は「よっちゃんイカ」と呼ばれる駄菓子「カットよっちゃん」で全国的に知られている。「タラタラしてんじゃねーよ」はスケソウダラのすり身に辛い味付けをした商品で、酒のつまみとしても好まれている。5日、山梨県内のコンビニエンスストアでは品薄状態となっている。

 駄菓子が好きな渋野選手は、ほかにも上田昆布(広島市西区)のおやつ昆布「とろべ〜」をプレーの合間に食べる姿が目撃されている。

2126とはずがたり:2019/08/20(火) 23:43:25
ルマンド13本入りが12本に ブルボン5商品で内容量減
毎日新聞2019年8月20日 16時40分(最終更新 8月20日 16時40分)
https://mainichi.jp/articles/20190820/k00/00m/040/240000c

2127荷主研究者:2019/08/24(土) 22:49:45

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47619730S9A720C1000000/
2019/7/23 4:30 日本経済新聞 電子版
森永乳業、遠ざかる世界のライバルの背中
証券部 岩本圭剛

2128荷主研究者:2019/08/24(土) 23:17:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190731_52059.html
2019年07月31日水曜日 河北新報
米沢・三桃食品東北工場が民事再生廃止、破産手続きへ 負債額は約11.5億円

 中華総菜製造の三桃食品東北工場(山形県米沢市)は30日までに、山形地裁米沢支部から民事再生手続きの廃止決定を受けた。決定は17日付。帝国データバンク山形支店によると、有効な再生計画を策定できなかったという。負債額は約11億5000万円。今後、破産手続きに移行する。

 東北工場は1972年、三桃食品(静岡県焼津市、2015年倒産)の協力工場として創業。ギョーザやシューマイなどチルド食品を製造し、06年には約16億円の売り上げがあった。近年は受注単価の低下から経営が悪化。15年以降は債務超過が続き、今年2月に民事再生法の適用を申請していた。

2129とはずがたり:2019/08/27(火) 22:01:37

スーパーにあふれる「発がん性」有害物質 EU指標をオーバーした商品の実名
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190824-00577561-shincho-life&amp;p=1
8/24(土) 8:02配信 デイリー新潮
とりわけポテトチップスは気を付けたいお菓子

2130とはずがたり:2019/09/08(日) 22:35:10

マーガリンのトランス脂肪酸対策だけが、なぜ目立つ?
https://www.asahi.com/articles/SDI201803024252.html
大村美香 2018年3月3日06時00分



…なぜ今、改めてトランス脂肪酸低減をPRするのか。各社は米国での規制強化の余波を警戒してのことだと言います。

 今年6月以降米国では、部分水素添加油脂をGRAS(以前から食品に使われて安全とされる食品の区分)から外し、食品に使用する場合は米国食品医薬品局(FDA)の承認が新たに必要になります。明治によると、マーガリンはトランス脂肪酸を含む代表的食品としてあげられ、この問題が取りざたされるたびに消費が低迷、この5年で市場規模は100億円以上小さくなったといいます。雪印メグミルクも米国の規制強化方針が発表された2015年以降「トランス脂肪酸へのネガティブイメージが広がった」と。

 今年、米国の動きが話題になれば再び、「お客様に不安な気持ちが生まれると考えられる」(明治)。ならば積極的に、自社の取り組みを説明して知ってもらおう。打って出る道を選んだわけです。サイトや広告での情報発信にも力を入れるといいます(※2)。この方針、「かえってやぶ蛇になりはしないか」という業界関係者もいますが・・・。

写真・図版
包装のデザインを変更、「マーガリン類と健康に関するギモンはこちらから」と入れた雪印メグミルクの「ネオソフト」

 以前から食品メーカーは、自主的に食品のトランス脂肪酸削減に取り組んでいました。例えば、今回特にメッセージを出していないJオイルミルズのマーガリン「ラーマ」でも減らしています。現在、10gあたりのトランス脂肪酸は0.1g。これはリニューアルし、2005年の商品の9分の1にしたという明治の商品「コーンソフト」の含有量と同じ値です。

 「体に悪い成分を減らしたんだから、いい動きだ」。そう感じる方もいらっしゃると思います。ただ個人的には、日本でのトランス脂肪酸の問題は注目され過ぎなのではないかなあ、とモヤモヤを感じてもいるのです。こうした原稿を書いていて言うのも何なのですが。

 脂肪酸の中には、摂り過ぎると動脈硬化を促進し心筋梗塞などを増やす原因となる飽和脂肪酸というものもあります。肉や乳製品の脂質に多く含まれています。摂りすぎを防ぐため、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、成人で総エネルギー摂取量の7%以下と目標量が定められています(※3)。

 2010、11年の国民栄養調査によると30〜49歳の値は、男性で6.6%、女性7.6%。女性は目標量を上回ってしまっています。日本人の場合、心筋梗塞などのリスクを減らすために脂質のとり方を考えるなら、トランス脂肪酸よりも飽和脂肪酸の方をより重視しなくてはならないはず。けれど、社会的にはトランス脂肪酸ほどの注目は集めていないように思います。なお、食事摂取基準ではトランス脂肪酸にも触れていますが、特に基準は示していません。

 ちなみにトランス脂肪酸を避けるにしても、食卓のマーガリンだけを気にするのは、的を射ていないようです。食事調査による日本人のトランス脂肪酸の摂取源をみると、マーガリンよりも、菓子類、パン類、油脂類の方が大きな割合を占めています(※4)。

 花壇の草取りをしていて、目の前の土から芽を出した小さな草を一生懸命抜いているのだけれど、その脇にある伸びた雑草に気がつかない……今の状況に、そんな連想が浮かんできます。

2131荷主研究者:2019/09/15(日) 20:41:14

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=558162&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2019/8/1 中国新聞
【新地場企業群像】水溶性食物繊維で再起 林原(岡山市北区)

「Lプラザ 岡山ラボ」で試作に取り組む桑原さん(左端)と神部長(左から2人目)

 「新生林原」になって7年半がたつ。2011年の経営破綻後、化学品専門商社の長瀬産業(大阪市)の子会社となった老舗のバイオ関連企業。水あめ製造から出発し、脈々と受け継がれてきた酵素の技術は今も健在だ。トレハロースやプルランに代表される糖質を主に提供している。

 新体制になってから販売を始めたのが「ファイバリクサ」。水に溶ける食物繊維でクッキーや生チョコ、飲料、パン、麺、パック米飯、和洋菓子などさまざまな食品に使われている。

 主成分のイソマルトデキストリンを開発した。土中で採れる二つの酵素を原料のでんぷんに反応させる。酵素を得るのに必要な微生物を03年に発見。製造にも成功したが、商品化に至らないまま11年に会社更生法の適用を申請し、研究が頓挫した。事態が収束してから新生林原をアピールする商品として売り出した。

 食品素材統括部の神永大部長(50)は「ファイバリクサは無色無味で血糖値抑制や整腸の作用がある。何よりも少量で効果が大きい」と解説する。

 用途開発などを手掛ける「Lプラザ岡山ラボ」(岡山市中区)の試作室では、社員十数人が菓子メーカーなど取引先に提案するレシピの作成に励む。アプリケーション開発課の桑原理栄さん(39)は「レシピを作るのに1カ月から半年はかかる」と話す。低糖質のあんこなど最新の顧客ニーズを踏まえ、ファイバリクサの配合を工夫している。これまで約70種類のレシピを作った。

 Lプラザは取引先の商品の相談や問題解決にも取り組む。「営業サポートの拠点となっている」と神部長。営業の最前線が研究開発力を支える。(中島大)

 ≪会社概要≫本社は岡山市北区下石井。1883年創業。4研究・開発拠点と5工場がある。東京と大阪に支店、他に6営業所を展開する。資本金5億円。2019年3月期の売上高は254億円。従業員数652人。

2132荷主研究者:2019/09/15(日) 20:45:55

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=558472&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2019/8/2 中国新聞
イズミ子会社、総菜新工場を広島で着工 4工場体制へ

ゆめデリカの新工場の予定地。奥右は深川第1工場

 地場流通大手イズミ(広島市東区)の総菜製造子会社ゆめデリカ(西区)は1日、安佐北区上深川町で深川第2工場(仮称)の建設を始めた。2020年6月の稼働を目指す。グループの今後の成長には総菜の強化が必要とみて、隣接する第1工場も増強する。投資額は計56億円。

 第2工場は鉄骨3階建て延べ約8210平方メートル。同社の工場で最大の規模となる。食品衛生管理の国際基準HACCP(ハサップ)に対応した設備を入れ、米飯やサラダ、和菓子を作る。丼用の白飯など蒸気炊飯の生産量は1日当たり8トン。第1工場の炊飯を集約し生産能力を倍増させる。従業員は約150人。

 完成後は商工センター工場(西区)にある本社機能を移す。同社の総菜工場は九州八女工場(福岡県)を含め4カ所となる。

 鉄骨2階建て延べ約3920平方メートルの第1工場も約2040平方メートル増築する。21年3月に稼働し、煮物や麺、豆腐、たれ・スープを製造する。約130人の従業員は約20人増やす。

 コンビニやドラッグストアを含め、食品小売りの競争は激しくなっている。中期経営計画で掲げる22年度のグループ売上高9千億円の達成に向け、総菜の生産能力と品質の向上が欠かせないと判断した。

 1日に新工場の予定地で起工式があった。イズミの山西泰明社長は記者会見で「総菜は成長戦略の中で一番のポイント。態勢を整え、大きな効果を出していきたい」と意気込んだ。(秋吉正哉)

2133荷主研究者:2019/09/15(日) 21:05:41

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=558818&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2019/8/3 中国新聞
無糖の炭酸水、チチヤスが発売 乳酸菌を配合

チチヤスの「無糖炭酸水乳酸菌入り」

 乳製品製造のチチヤス(廿日市市)は、乳酸菌を配合した無糖の炭酸水「無糖炭酸水乳酸菌入り」を発売した。甘味のない炭酸水の人気が高まっているとみて、従来のヨーグルトや乳酸菌飲料の枠にとらわれない客層の獲得を図る。

 国の水の郷百選に認定されている福岡県朝倉市の天然水に、チチヤス独自の乳酸菌を配合した。カロリーと糖質はゼロで、香料も使っていない。「お酒やジュースを割る飲み方もお勧め」という。500ミリリットル入りで120円。全国のスーパーなどで販売している。

2134とはずがたり:2019/09/19(木) 20:33:15
1年前の記事。その後どうなった?

2018.11.29
「市場は爆発寸前」 日本酒輸出額は8年連続過去最高を更新
https://startuptimes.jp/2018/11/29/109374/

2135荷主研究者:2019/09/29(日) 19:59:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49888260X10C19A9L41000/
2019/9/17 17:17 日本経済新聞 北海道・東北
マルサ笹谷商店、釧路に飼料新工場 27億円投じ能力倍増

2136荷主研究者:2019/09/29(日) 20:07:07
>>2053
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190918_12001.html
2019年09月18日水曜日 河北新報
名取のビール工場内でスープ工場稼働 ポッカサッポロ

カップ入りスープ型の起動ボタンを押す岩田社長(左)

 ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)は17日、宮城県名取市のサッポロビール仙台工場内に新設したカップ入りスープ工場の竣工(しゅんこう)式を開いた。単身世帯増加や食事の簡便化に伴う需要増に対応し、年間160万ケース(1ケース24個入り換算)を製造する。

 新工場はビール工場内の遊休スペースを活用し、同社にとって東北初の食品製造拠点となる。ビール工場との「ハイブリッド」をうたい、水、電気、蒸気や倉庫、物流システムを共有する。

 竣工式では関係者約50人を前に、岩田義浩社長がカップ入りスープ型の起動ボタンを押すと、包装された製品がベルトコンベヤーに乗って流れ始めた。

 新工場稼働で、市場シェア約20%を誇る同社のカップ入りスープの生産能力は1.5倍に伸びる。岩田社長は「仙台の造粒設備で生産する粉末スープのもとは名古屋、群馬など他工場にも送られる。食品事業の重要拠点として東北での存在感を高めたい。3年で3割の売り上げアップを目指す」と話した。

2137荷主研究者:2019/09/29(日) 20:16:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190919_12005.html
2019年09月19日木曜日 河北新報
ゼライスが海外展開を加速 コラーゲン需要追い風、米進出へ工場を増強

海外展開を加速させるゼライスの本社工場=多賀城市

 ゼラチン製造のゼライス(宮城県多賀城市)が海外展開を加速させている。米国市場への本格進出を目指し、10月に同国で開かれる世界最大規模の食品展示会に参加して、日本で発売した新商品を売り込む。設備面ではゼラチンとコラーゲンの世界的な需要増に対応し、来年末までに台湾とオランダにある自社工場の生産能力をそれぞれ倍増させる。グループ売上高は昨年の約110億円から200億円への拡大を視野に入れる。

 米国の展示会でPRするのは、高齢者らの膝関節の違和感を軽減する機能を持つ栄養補助食品(サプリメント)「ひざ年齢」。6月に日本で発売し、科学的根拠に基づく機能性表示食品として国に届け出た。コラーゲンを分子レベルで細分化した「コラーゲントリペプチド」(CTP)を含み、関節軟骨などの組織に効率的に吸収されることでコラーゲンやヒアルロン酸の生産を促進する。

 ゼライスは健康志向が高まる米国での注目度は高いと判断。協業できる現地の健康食品関連メーカーを探し、付加価値の高いCTPの拡販につなげる。米国を足掛かりにカナダ、メキシコへの展開も検討する。

韓国でも好調

 美容への関心が高い韓国では、健康食品などを手掛けるニュートリー社(韓国)がゼライスのCTPを使った商品「エバー・コラーゲン」を製造・販売している。韓国版の特定保健用食品(特保)の認定を受け、保湿性や紫外線による肌へのダメージに改善効果があるという。

 同商品はコラーゲン商品として韓国で売り上げトップ。今年の売上高は前年同期比で3倍に伸びている。ゼライスは韓国向けCTPの需要増を受けて昨年、台湾工場で1ラインの増設工事に着手。来春をめどに稼働し、年間生産量を2000トンに倍増させる。

生産 世界規模

 一方、ゼラチン製造を担うオランダ工場は、2017年に増設に着手した。欧州は菓子などに使われる食用ゼラチンの消費が旺盛。年間生産を約5000トンから段階的に引き上げ、来年末に1万トンにする計画だ。

 来年末にはコラーゲンとゼラチンの生産量が計約2万トンを超え、世界有数の規模となる。稲井謙一社長は「売り上げの7割弱を海外が占めている。東北のグローバル企業として、ゼライスという名前を日本だけでなく世界のブランドにする」と意気込む。

2138とはずがたり:2019/10/06(日) 21:59:08
「ゲノム編集食品」10月から解禁!肉厚マダイ、アレルギーない卵・・・安全性は大丈夫なの?
2019/9/25 15:44
https://www.j-cast.com/tv/2019/09/25368414.html?p=all

この10月1日(2019年)から「ゲノム編集食品」の販売が解禁される。ゲノム編集食品とは、遺伝情報を編集することによって、食材の生物に新しい性質を与えた食品で、たとえば近畿大学が生産する「マッスルダイ」は、普通のマダイよりも筋肉量が1.2倍多く肉厚だ。ほかにも、血圧を下げる成分を多く含むトマト、アレルギー物質が少ないタマゴなど、さまざまな種類の食品で研究が相次いでいる。

九州大学大学院・唐津水産研究センターでは、ゲノム編集の技術を使ったサバを開発している。サバは攻撃性が強く、水槽の中で稚魚同士が共食いして養殖は難しい。だが、ゲノム編集で攻撃性を抑えることができる。大賀浩史助教は「水産の未来を広げるかもしれない。革命です」と期待する。アメリカでは日本以上に開発が進み、ビタミンの多いベリーなど、50種類ものゲノム編集食品を開発中の企業もある。

国の安全性審査の対象外
ゲノム編集食品と遺伝子組み換え食品はどこが違うのか。遺伝子組み換えで害虫に強いトウモロコシを作るには、バクテリアの遺伝子を『入れる』。ゲノム編集食品は、攻撃性を抑えたサバならば、サバが本来持っている遺伝子の一部を『切る』。

販売ルールも大きく違う。遺伝子組み換え食品は国の安全性審査を受けることが義務付けられているが、ゲノム編集食品は必要ない。遺伝子を『切る』というのは、従来の品種改良と変わらないからだ。梨の「ゴールド二十世紀」は遺伝子を切ることで突然変異を促し、誕生したものだ。

とはいえ、リスクもある。「オフターゲット」といわれるもので、遺伝子を切るための『ハサミ』が、別の遺伝子を切ってしまう。ジャガイモは日光が当たると毒を生成し緑色に変色するが、ゲノム編集で変色しなくすると、毒に気がつかず食べてしまうことになるかもしれない。

アメリカもゲノム編集食品の審査は必要ないとしているが、EUは遺伝子組み換え食品と同じ規則を適用し、裁判所の判断が必要としている。日本消費者連盟の纐纈美千世事務局長も不安が残ると言う。

「ゲノム編集食品の販売には反対です。欧州のように規制すべきでしょう。ゲノム編集は新しい技術で、わからないことがまだたくさんあります。食経験のないものを食べることになるのだから、子や孫の世代にも影響する問題です」

「認証マーク」で消費者に分かる表示できないか
アメリカでは「Non-GMOプロジェクト」などがゲノム編集食品に認証マークを付けようとしているが、サプライチェーンをさかのぼって調べなければならないので、時間もコストもかかる。明治大学の中島春紫教授は「ゲノム編集がなされているかいないかを科学的に区別するのは難しいため、表示を義務化しても実効性を担保できません。分析してもわからないので、違反の証拠がなく、摘発できない。企業は、この新しい技術を理解してもらうためにも、表示してメリットを説明することが望ましい」と話す。

纐纈事務局長は「消費者には選ぶ権利があります。食べたくなければ食べない。そのためにも表示は必要です。ゲノムをいじる危険性についてももっと議論は必要だと思う」と訴えた。

*NHKクローズアップ現代+(2019年9月24日放送「解禁!"ゲノム編集食品"〜食卓への影響は?〜」)

文 バルバス
ゲノム編集食品

2139荷主研究者:2019/10/14(月) 12:04:15

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50245860W9A920C1XQH000/
2019/9/26 17:24 日本経済新聞
明治HD、食肉子会社を売却 米久に 菓子・乳業に集中

2140荷主研究者:2019/10/14(月) 12:14:02

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50253110W9A920C1L41000/
2019/9/26 20:00 日本経済新聞 北海道・東北
中部飼料、北海道・釧路に新工場完成

2141荷主研究者:2019/10/14(月) 12:23:18
>>2140
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/349217?rct=n_hokkaido
2019年09/28 05:00 北海道新聞
中部飼料が釧路工場 道東カバー 年24万トン生産

完成した中部飼料の釧路工場(小松巧撮影)

 【釧路】配合飼料製造大手の中部飼料(名古屋)は27日、釧路港西港区で建設していた釧路工場の竣工(しゅんこう)式を行った。11月に本格稼働し、牛、豚、ニワトリ用の飼料を年間24万トン生産する計画。酪農・畜産地帯の道東に拠点を構えることで、販売拡大を目指す。同社の道内生産拠点は苫小牧に次いで2カ所目。

 同社はこれまで、苫小牧市の北海道工場で全道分の飼料を生産・出荷してきたが、災害対策や輸送コスト上昇から、釧路工場の新設を決め、昨年5月に着工した。釧路工場は鉄骨4階建て、延べ床面積4300平方メートル。同社初の取り組みとして人工知能(AI)を活用して効率的な生産スケジュールを組んでコスト削減を図り、釧路、根室、オホーツク各管内に飼料を出荷する。総工費は63億円。

 竣工式には関係者約30人が出席。神事を執り行った後、平野晴信社長が生産機械の起動ボタンを押した。あいさつで平野社長は「道東の畜産発展に寄与していきたい」と力を込めた。(五十地隆造)

2142荷主研究者:2019/11/04(月) 20:22:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51044270W9A011C1XQH000/
2019/10/16 19:18 日本経済新聞 中部
森永乳業、愛知のヨーグルト生産子会社を解散へ

2143荷主研究者:2019/11/04(月) 20:23:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00534706?isReadConfirmed=true
2019/10/17 05:00 日刊工業新聞
森永乳業、東洋醗酵乳を来年5月末に解散

 森永乳業は16日、グループ会社でヨーグルトを生産する東洋醗酵乳(名古屋市緑区)を2020年5月末に解散すると発表した。中期経営計画で生産拠点再編を進める一環。20年5月中旬に生産を中止し、森永乳業とグループ会社に生産を移管する。

 東洋醗酵乳(資本金3000万円)は森永乳業の100%出資子会社で従業員(契約社員を含む)は44人。主にヨーグルトを生産している。

 解散後の拠点の活用などについては未定としている。

(2019/10/17 05:00)

2144荷主研究者:2019/11/10(日) 22:17:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51246930R21C19A0XQH000/
2019/10/21 19:54 日本経済新聞 中部
アサヒ、120億円投じ名古屋で清涼飲料製造

2145荷主研究者:2019/12/01(日) 11:16:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52024040R11C19A1L01000/
2019/11/11 18:55 日本経済新聞 北海道・東北
明治子会社の蔵王食品、2020年に生産終了へ 設備老朽化

2146荷主研究者:2019/12/01(日) 11:19:50

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/363918?rct=n_hokkaido
2019年11/12 16:00 北海道新聞
熟練の技、ビート“山脈” 日甜芽室製糖所

断面が台形状になるように高く積まれたビートの山=芽室町(小型無人機使用、北波智史撮影)

 【芽室】製糖作業が盛んに行われている十勝管内芽室町で、原料のビートがうずたかく積まれた巨大な“山”がいくつも築かれている。12月下旬まで、同管内6市町村の畑約1万4千ヘクタールから、計約103万トンのビートが運び込まれる予定だ。

 日本甜菜製糖芽室製糖所の貯蔵場。山の大きさは高さ4〜5メートル、幅30〜40メートルで、長さは100〜200メートル。各地からトラックで搬入したビートは、ベルトコンベヤー付きの大型機械で上から貯蔵場に落とされて積み重なった後、作業員が均等に整え、凍結などを防ぐシートを掛けて保管する。

 年末のピーク時には50もの山が連なる。同製糖所の秋岡広一副所長は「均等に積まないと一定の温度が保てず品質に影響する。熟練の技が必要だ」と話す。

 製糖作業は来年5月まで続き、約17万トンの製造を見込む。(水野薫)

2147荷主研究者:2019/12/11(水) 23:39:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191121_12036.html
2019年11月21日木曜日 河北新報
東北グリコ工場閉鎖 宮城・加美 レトルト部門は存続 20年度

 江崎グリコ(大阪市)は20日、子会社の牛乳・乳製品製造の東北グリコ乳業(宮城県加美町)の工場を2020年度に閉鎖すると発表した。経営効率化や設備の老朽化が理由。閉鎖に伴い同社は、国内の製造子会社15社の統合による新会社に組み込まれる。

 東北グリコ乳業は1977年設立。「グリコ牛乳」や「カフェオーレ」、「プッチンプリン」を製造し、東日本を中心に出荷してきた。19年3月期の売上高は約30億円。

 従業員74人のうち、正社員37人はレトルト食品製造の仙台グリコ(同)をはじめグループの工場などへの配置転換を行う。残るパートや契約社員37人は契約満了後に更新せず、雇用のあっせんを行う。

 東北グリコ乳業の工場の敷地面積は約11ヘクタールで、生産棟などの建屋が3棟ある。所有は江崎グリコで、跡地利用は未定。仙台グリコも新会社に集約されるが、工場は存続するという。

 江崎グリコの担当者は「工場閉鎖は断腸の思い。仙台グリコの工場は残るので、引き続き地域に根差した運営をしていく」と話した。

2148荷主研究者:2019/12/21(土) 00:25:33

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52636370W9A121C1L71000/
2019/11/26 20:08 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
スジャータめいらく千葉工場、少量多品種ニーズに対応
創る ちばの戦略拠点

2149とはずがたり:2020/01/09(木) 23:29:18
うおっ

米国牛乳メーカー・ボーデン社が破産申請 レディーボーデンも食べられなくなっちゃうのか聞いてみた
https://www.excite.co.jp/news/article/Itmedia_nl_20200108126/
ねとらぼ
2020年1月8日 18:18 0

米国牛乳メーカー・ボーデン社が破産申請 レディーボーデンも食べられなくなっちゃうのか聞いてみた
レディーボーデンのアイス。パイントと呼ばれる470ミリリットルの大きめサイズが特徴的です(ロッテ公式サイトより)
 アメリカの老舗牛乳メーカー「Borden Dairy(ボーデン社)」は1月6日、米連邦破産法11章(チャプター11)の適用を申請し、破産宣告をしました。日本では「レディーボーデン」アイスが有名ですが、もう食べられなくなってしまうの……? ロッテに聞いてみました。

 ボーデン社が発表したリリースによると、同社は、事業の継続が不可能な債務超過のため、現在の債務負担を軽減するための財務再編を追求するとのこと。リリースでは、生乳のコスト上昇と牛乳市場の悪化が債務超過の原因だと説明しています。

 ボーデン社といえば、日本ではアイスクリームの「レディーボーデン」が有名。こげ茶色の高級感のあるパッケージで「ちょっといいアイス」というイメージのレディボーデンは、もう食べられなくなってしまうのでしょうか。現在レディボーデンブランドのアイスを販売するロッテに聞いてみました。

 ロッテの広報によると、「アイスクリームブランド『レディーボーデン』は、1994年以来 ロッテが製造販売しており、引き続き日本での販売を継続してまいります」とのこと。レディーボーデンのアイスは、これまでと変わらずに楽しめるようです。
 ボーデン社は、真空で牛乳を濃縮するコンデンスミルクを発明し、「近代乳業の父」と呼ばれたゲイル・ボーデン氏が設立した会社。ボーデンは、世界で初めてガラス瓶入りの牛乳を発売するなど、乳製品のパイオニア的ブランドでした。

2150荷主研究者:2020/01/12(日) 12:39:12
>>387
北日本くみあい飼料は時期不明ながら宮城工場を閉鎖、2008年に山形工場を閉鎖し、この2011年の花巻工場閉鎖により石巻埠頭サイロからホキ車で輸送されたいた内陸工場が全て閉鎖になったわけである。

http://www.e-s-a.co.jp/news20111107.html
ニュースリリース:2011年11月7日
花巻工場閉鎖のお知らせ

 平成23年10月31日をもって、北日本くみあい飼料株式会社 花巻工場を閉鎖いたしました。

 39年間のご愛顧ありがとうございました。

 11月1日からは、八戸工場および石巻工場で製造・出荷を行います。

引き続き、北日本くみあい飼料をよろしくお願い致します。

2151荷主研究者:2020/01/12(日) 16:22:57

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54123360X00C20A1LA0000/
2020/1/7 18:54 日本経済新聞 北海道・東北 中国・四国
マルトモ、宮城のかつお節工場再開 震災で休止

2152荷主研究者:2020/01/26(日) 11:52:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54114950X00C20A1L60000/
2020/1/7 15:58 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
茨城の横関油脂工業、多様な油製品を製造・販売
(Bizブックマーク)

2153荷主研究者:2020/02/02(日) 23:19:08

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/385424?rct=n_hokkaido
2020年01/22 05:00 北海道新聞
芦別発コンブ飲料「タングロン」 3月製造終了 機械老朽化で廃業

健康飲料「タングロン」

 【芦別】コンブ酵素エキスにリンゴ果汁を加えた健康飲料「タングロン」を製造する日本酵素産業(芦別)は21日、同商品の製造を3月末で終了し、会社も廃業すると明らかにした。製造機械の老朽化などが理由。学校給食などで親しまれた飲料が半世紀の歴史に終止符を打つ。

 タングロンは、コンブの英語「tangle(タングル)」が語源。北大水産学部がコンブエキスの抽出法を開発したことをきっかけに、元炭鉱マンの笠井盈(みつる)さん(故人)が同社を設立し、1969年に製造を始めた。原材料は道産コンブ、青森産リンゴやオリゴ糖、ビタミンC、ビタミンB2など。90ミリリットル入り紙パックで年間約120万本製造し、道内外のスーパーなどで販売している。道内の希望小売価格は1本70円(税抜き)。

残り:105文字/全文:439文字

2154荷主研究者:2020/02/16(日) 12:12:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55002130Z20C20A1LX0000/
2020/1/29 20:00 日本経済新聞 九州・沖縄 鹿児島
九州エキス、鹿児島・大崎町に畜肉エキス調味料の工場

2155荷主研究者:2020/02/16(日) 12:29:55

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=608656&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2020/1/30 中国新聞
岡山工場強化しFDを3割増産 アサヒグループ食品

フリーズドライ食品の製造に使う岡山工場の真空凍結乾燥機

 アサヒグループ食品(東京)は29日、みそ汁などのフリーズドライ(FD)食品を製造する岡山工場(岡山県里庄町)を増強すると明らかにした。2020〜21年に約19億円を投じ、年産能力を約4億2千万食へと3割強増やす。共働き世帯や働く女性の増加で高まる需要に対応する。

 同工場は主力のみそ汁に加え、スープやカレーなどを製造している。真空凍結乾燥機を今夏までに3基増やして19基とし、21年までに包装設備を4ライン加えて14ラインにする。工場を増築した19年から通算すると、21年までの3年間の投資額は約32億円に上る。

 岡山工場はもともとアサヒグループ食品の子会社だった天野実業(福山市)の工場。17年に同社を吸収合併した。アマノフーズブランドでFD食品を販売。お湯を注いですぐに食べられる便利さが受け、FDみそ汁の19年の売上高は過去最高の約139億円と10年間で2・5倍に伸びた。

 この日、東京都内で事業方針を説明した尚山勝男社長は「FD食品の市場は活性化している。商品を磨き、売り場を広げたい」と語った。

2156荷主研究者:2020/02/23(日) 21:17:52

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/390844?rct=n_hokkaido
2020年02/07 05:00 北海道新聞
飼料用トウモロコシ、道産に切り替えて 道農政事務所 全国の酪農家に紹介

 北海道農政事務所は、道産飼料の使用を希望する全国の酪農・畜産家に、道内の濃厚飼料用トウモロコシの生産者を紹介する事業に初めて取り組んでいる。大半を輸入物に頼る濃厚飼料用トウモロコシを道産に切り替えていくことで、安心安全な畜産物の生産や食料自給率の向上につなげたい考えだ。

 提供する濃厚飼料用トウモロコシは、完熟したトウモロコシの粒のみを収穫し、スナック菓子など食用にも利用可能な「子実用トウモロコシ」など3種類。同事務所がトウモロコシを必要とする道内外の農家を募り、使用種類の希望を聞いた上で、飼料を生産する農業法人や生産組合を紹介する。価格や数量は酪農・畜産農家と生産者で協議してもらう。

 国内で使用される飼料用トウモロコシの9割以上は輸入で、遺伝子組み換え(GM)の米国産などが多い。近年、非GM飼料を求める農家から国産飼料の需要が高まっている一方、手間がかからず栽培効率が良い飼料用トウモロコシは道内を中心に国内の作付けが増加。同事務所によると、国内の2018年の作付面積は530ヘクタールでこのうち北海道は470ヘクタールに上る。

 北海道農政事務所の白土郁哉・統括農政業務管理官は「原油価格や為替などで価格が変動する輸入飼料に大半を頼ることは畜産生産体制にとっても不安定。少しでも国産飼料の利用を広げたい」と話す。道産飼料の使用希望の申し込みは2月末まで受け付けている。申し込みは同事務所生産支援課(電)011・330・8807へ。(徳永仁)

2157荷主研究者:2020/03/14(土) 19:46:44

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55836930Z10C20A2916M00/
2020/2/19 20:20 日本経済新聞 中国 岡山
明治、3月に岡山工場を閉鎖 パック入り牛乳など製造

2158荷主研究者:2020/03/14(土) 20:43:43

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56075040W0A220C2QM8000/
2020/2/27 11:30 日本経済新聞 電子版 九州・沖縄
黒糖、過剰在庫深刻に 豊作続くも消費増えず
安値の輸入品が痛手に

2159荷主研究者:2020/03/14(土) 21:11:58

https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/202003/CK2020030502000161.html
2020年3月5日 東京新聞
横浜、川崎港 チーズ薫る縁 2港の輸入量 昨年全国6割

http://tohazugatali.web.fc2.com/food/PK2020030502100057_size0.jpg

 国際貿易港のある横浜市と川崎市は、実はチーズと縁が深い。川崎税関支署が発表した資料によると、二〇一九年のチーズ輸入量は、横浜港が全国トップ、川崎港が神戸港に次ぐ三位で、二港とも過去最高に。さらに総務省の家計調査をみると、両市はチーズ購入量でもトップ級だった。

 発表によると、一九年のチーズ輸入量は全国で前年比6%増の約三十万三千トン。横浜港は4%増の約十二万八千トン、川崎港は12%増の約五万六千トンで、二港で全国の六割を占める。輸入額ベースでは、川崎港が神戸港を上回って全国二位になる。

 川崎港は十四カ国からチーズを輸入しており、ニュージーランド、オーストラリア、フランスの順に多い。カマンベール、モッツァレラなどのナチュラルチーズが九割近いという。

 二港のシェアは、なぜ高いのか。支署の高見和宏次長は「県内には、東扇島(川崎区)などチーズの保管に適した冷凍・冷蔵倉庫が多く、チーズの製造工場、加工工場も多いことなどが挙げられる」と語った。

 総務省の家計調査報告によると、両市はチーズの消費も多い。都道府県庁所在市・政令市別で、二人以上の世帯当たりチーズ購入量は、一七〜一九年の平均値で横浜市がトップ、川崎市が二位に。ほかにさいたま市、東京都区部、札幌市に次いで、相模原市も六位に入った。

 農林水産省がまとめた一八年度のチーズの国内消費量は約三十五万三千トン。四年連続で過去最高になった。日欧経済連携協定(EPA)などの発効による関税引き下げを背景に、今後もチーズの輸入増加が見込まれるという。 (石川修巳)

2160とはずがたり:2020/03/15(日) 16:04:57


食の安全 常識・非常識
2020年3月13日
「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18937
松永和紀 (科学ジャーナリスト)

2161とはずがたり:2020/03/15(日) 16:58:35
>>2127
記事に拠ると世界市場でのプレゼンスの低下は著しく,これは森永に限らずオランダの農協系金融機関ラボバンクが2018年に発表した世界の乳業メーカーの売上高ランキング(牛乳・乳製品のみを対象、為替レートは発表当時)に拠ると日本勢で20位以内に入っているのは14位から15位に順位を落とした明治のみとのこと。森永は直近3年で20位以下の圏外だそうな。

とはいえ,(記事では危機感を露わにしてたけど)首位のネスレ(スイス)の売上高は2兆7100億円に対する森永乳業は約5800億円で4〜5倍の開きがあるとなってるけど,同じ程度の会社と合併できれば2倍程度には詰められる(それが森永製菓かどうかは別として。。)
乳業と製菓が合併した明治は営業利益率を上げているそうで,まあこれは一つの指標になり得る。

日本の三大乳業メーカーは後1社は雪印メグミルクだそうな。その辺含めた再編も期待したい所。

https://www.recomtank.com/entry/milk-manifacturer
日本の大手乳業メーカーといえば明治乳業、森永乳業、雪印メグミルク。
乳製品という軸で括れば、ヤクルトを入れて4大乳製品メーカーと言えるかもしれません。
その下にグリコや六甲バター、タカナシ乳業、オハヨー乳業、小岩井乳業などが続きますが、売上や人気、知名度を考えれば、明治がトップ、森永、雪印が二番手を争っている状況です。

2162とはずがたり:2020/04/09(木) 18:50:56
免許ガーとか云う政府や利権まみれの自民党が悪いんだけど日本企業は意志決定のスピード感が遅すぎる

サントリーには頑張って欲しい

サントリーが国内工場で『消毒用アルコール製造』を検討…蒸留酒の製造技術を活用
更新:2020/04/09 18:30
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200409/GE00032492.shtml

2163とはずがたり:2020/04/17(金) 22:38:55

サントリー、消毒用アルコール無償提供へ
2020年4月15日 16:37
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/221465?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=relatedLink

 サントリーホールディングスは15日、4月下旬から消毒用高濃度アルコールを医療機関や高齢者施設向けに無償提供すると発表した。

2164とはずがたり:2020/05/15(金) 20:34:19
ビール大手、3社ともに減収 コロナで業務用振るわず
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2020051401001175.html
2020/05/14 16:56共同通信

 ビール大手3社の2020年1?3月期連結決算が14日、出そろった。新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店向け酒類の販売が落ち込み、アサヒグループホールディングス、キリンホールディングス、サッポロホールディングスの3社ともに減収となった。

 アサヒは売上収益が前年同期比4.7%減の4091億円、純利益も45.3%減の83億円と減収減益だった。業務用ビールなどの販売が振るわなかった。

 キリンも2.3%の減収。純損益は前年同期にオーストラリア子会社の減損損失を計上した反動で202億円の黒字に転換した。

 サッポロは1.1%の減収で、純損益は46億円の赤字だった。

2165とはずがたり:2020/05/19(火) 21:03:16
メキシコ、ビール不足で密造酒事故多発 138人死亡の州も
2020年05月19日13時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200519040083a&amp;g=afp


【プエブラAFP=時事】メキシコ当局によると、新型コロナウイルス感染拡大による製造工場閉鎖でビールが不足し、密造酒を飲んで死亡する事故が同国で多発している。中部ハリスコ州では、ここ数週間で少なくとも138人が死亡したという。(写真は資料写真)
 メキシコでは政府の緊急事態宣言を受けてビール工場が閉鎖され、1か月もたたないうちにビールが在庫不足となった。業界筋によると、一部地域ではビールの値段が倍になったという。
 中部プエブラ州では53人が死亡し、その多くは同州チコンクアウトラで開かれた集まりで、失明や肝機能障害を引き起こす恐れのあるメタノールが混ぜられた「レフィーノ」という密造酒を飲んでいたという。
 またプエブラ州のカカロクスチトルに住む男性は、父親がサンザシの一種であるテホコテのブランデーを混ぜた「テホン」と呼ばれる酒を飲んで中毒症状を起こし、死亡したと語った。
 男性はテホンについて「店で販売しており、誰でも買うことができる」「父は震え出し、次第に力が抜けていった。具合が悪いと言ったので病院へ連れていった」と述べ、「こんなことはこれまで一度もなかった」と話した。
 メキシコでは新型コロナ感染拡大により、コロナビールを生産する同国最大のビール製造会社グルーポモデロや、ソルを製造するハイネケンが4月に入って製造を一時中断。それを受け、密造酒を専門に扱う犯罪集団が、アルコールの供給不足に付け入ろうとしているという。
 ユカタン州など一部の州ではアルコール飲料の販売が禁止されており、さらにはアルコールが特定の時間帯にしか購入できない州もある。
 飲料会社の中には製造を抗菌ジェルに切り替え、連邦政府や医療従事者らに寄付している会社もある。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

2166とはずがたり:2020/06/10(水) 23:14:53
最近(ここ1,2週間?)買えるようになりだしたかな

アルコールなら任せろ 酒造各社が「消毒液」製造に名乗り
2020.5.7 06:55
https://www.sankeibiz.jp/business/news/200507/bsm2005070655001-n1.htm

2167とはずがたり:2020/06/12(金) 13:39:23
ニューズウイークだからいいけど奥様方向け番組で放送されると買い占めが来そうw

納豆が感染後の悪化を防ぐ可能性 新型コロナ
2020年6月11日(木)17時50分
モーゲンスタン陽子
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93653.php

2168とはずがたり:2020/06/12(金) 13:40:15
これどうなった?

2016.10.05 00:12
ヘルス・ライフ
「バカ高いウナギ」味のナマズの蒲焼きに絶賛の嵐!5百円で普及の可能性、開発7年間の死闘
文=青柳直弥/ライター
【この記事のキーワード】近畿大学, サンマ, ナマズ, 有路昌彦, 蒲焼き, 鰻

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2016/10/post_16820.html
Copyright c Business Journal All Rights Reserved.
https://biz-journal.jp/2016/10/post_16820.html

2169荷主研究者:2020/06/20(土) 22:11:41

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=623468&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=112
2020/3/17 中国新聞
笠戸島産レモンをサイダーに 下松商業、仙台のメーカーとコラボ

下松市産のレモン(手前)を使った「笠戸島レモンサイダー」

 下松市の下松商業開発は、同市笠戸島産のレモンの果汁を使った「笠戸島レモンサイダー」を商品化した。東日本大震災の支援を機に交流が続く仙台市の飲料メーカーに製造を委託。16日から島内の国民宿舎「大城」などで販売を始めた。

 340ミリリットル入りで250円。酸味が効いた香り豊かな味が特徴だ。島で特産品化に取り組む「笠戸島特産品開発グループ」が1月に収穫した約45キロのレモンを果汁にし、仙台市のトレボン食品が3千本を製造した。ラベルにはレモンを大きく配し、市の公式マスコットキャラクター「くだまる」や市の所在地が分かる地図などを描いた。

 岩手県釜石市にある道の駅「釜石仙人峠」でも販売する予定。下松商業開発は売れ行きなどの反応を見て追加生産や販路拡大を検討する。(村上昭徳)

2170荷主研究者:2020/06/20(土) 22:27:16

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57204180V20C20A3I00000/
2020/3/25 14:15 (2020/3/25 15:05更新)日本経済新聞 電子版
三井製糖と大日本明治が統合へ 新会社が日甜に出資も

2171荷主研究者:2020/06/20(土) 23:41:15

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57463760R30C20A3916M00/
2020/3/31 18:06 日本経済新聞 中国 岡山
日清オイリオとJ-オイルミルズ、搾油事業で提携

2172荷主研究者:2020/07/01(水) 20:06:10

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=637924&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2020/4/27 中国新聞
コカ、本郷の倉庫再稼働 三原、新設工場は6月予定

再稼働した本郷自動倉庫(中央奥)

 コカ・コーラボトラーズジャパン(東京)は27日、2018年の西日本豪雨による浸水被害で停止していた三原市下北方の本郷自動倉庫を再稼働させた。再開を断念した近くの本郷工場に代わって新設した同市沼田西町の広島工場は、6月の稼働を予定している。

 本郷自動倉庫は、中国・四国地方に製品を供給する大型物流倉庫の位置付け。高さ50メートルのタワーに、500ミリリットルペットボトル換算で1600万本を保管する。出荷数量をパソコン入力すると製品がトラック搬入口まで自動で運ばれる。クレーンやコンベヤーの制御装置を1階から3階に移す浸水対策を済ませ、この日、出荷を始めた。

 同社は被災後、本郷工場を解体した跡地にもう一つの倉庫を建て、昨年6月に稼働させている。自動倉庫と合わせると、保管能力は同換算で計2900万本、被災前の1・6倍となる。

 新設の広島工場は、県営三原西部工業団地にある旧シャープ三原工場(17年6月閉鎖)の建物を活用し、一部を増築する。2ラインとも無菌状態で充填(じゅうてん)できるため、加熱処理するよりお茶やコーヒーの香りが増すという。(馬場洋太)

2173とはずがたり:2020/07/06(月) 19:11:36
「ボルヴィック」販売終了へ 12月末、キリンビバレッジ
2020/07/06 17:11共同通信
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2020070601002208.html

「ボルヴィック」販売終了へ 12月末、キリンビバレッジ

キリンビバレッジが販売を終了するミネラルウオーター「ボルヴィック」

(共同通信)

 キリンビバレッジは6日、フランス産ミネラルウオーター「ボルヴィック」の販売を12月末の出荷をもって終了すると発表した。輸入先企業との製造委託契約の終了に伴うものとしている。

 ボルヴィックは欧州では珍しい軟水で飲みやすさが人気。キリンビバレッジはフランスのソシエテ・デ・ゾー・ド・ボルヴィック社と契約し、2003年から取り扱っている。販売を終えるのは、ペットボトル入りの1500ミリリットル、500ミリリットル、330ミリリットルの3商品。

 キリンビバレッジの19年のミネラルウオーター販売でボルヴィックの割合は1割程度。今後は国産新商品を検討しているという。

2174荷主研究者:2020/07/14(火) 20:48:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59526240V20C20A5XQH000/
2020/5/25 16:22 日本経済新聞
日本製粉、「ニップン」に社名変更

2175荷主研究者:2020/07/14(火) 21:01:51

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00559169?isReadConfirmed=true
2020/5/28 05:00 日刊工業新聞
明治、仏ダノンと粉ミルクで提携

 明治は仏ダノンと欧州市場向けにキューブタイプの粉ミルク製造で事業提携した。ダノンの粉ミルクを明治のキューブ製造技術で加工し、欧州においてダノンブランドで販売する。2020年度中にダノンの欧州の粉ミルク工場に、明治のキューブタイプ粉ミルクの生産設備を導入し、生産体制を構築する。両社は21年1―3月に特定の販売流通店舗でテスト販売を開始。販売から1年後に、業務提携の継続や拡大の可能性を評価する。明治は6月にオランダに現地法人「明治フードヨーロッパ」を設立する。資本金は十数億円で、ダノンに導入する生産設備の管理のほか、欧州における市場調査などを手がける。欧州の本格的な事業展開は初めてとなる。

(2020/5/28 05:00)

2176荷主研究者:2020/07/28(火) 22:29:28

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/433244?rct=n_hokkaido
2020年06/23 05:00 北海道新聞
明治根室工場が今月で閉鎖 60年超の歴史 練乳やクリーム製造

今月末で閉鎖される明治根室工場

 【根室】乳業大手の明治(東京)が今月末で根室工場(厚床)を閉鎖する。操業開始以来、市内を中心に近隣の酪農家から生乳を受け入れてきたが、生産設備の老朽化から60年以上の歴史に幕を下ろすことになった。「明治グループ発祥の地」の一つとされる根室からの撤退に、関係者から惜しむ声が上がる。

 根室工場は1957年に操業を開始し、練乳やクリーム、濃縮乳を製造。道東あさひ農協根室支所によると、2019年度は市内で生産された生乳約5万1千トンの約4割を受け入れた。暴風雪による幹線道路閉鎖時には一時的に全量を受け入れたこともある。

 生産設備の老朽化が閉鎖の理由。明治は18年2月、市に20年6月末で閉鎖する方針を伝えていた。従業員24人のうち正社員は配置転換で対応し、有期雇用の従業員は契約に基づき対応する。工場は撤去し、土地は売却する予定。練乳製造は7月から十勝管内芽室町の十勝工場に移される。

 同支所によると、閉鎖による離農はなく、根室工場で受け入れていた生乳はタカナシ乳業北海道工場(浜中町)に供給されるという。同支所は今春、生乳集荷用車両をこれまでの4台から5台に増やし、集荷時間に遅れが出ないようにした。増車による輸送コストの増加は「農協の経費を圧縮することで対応し、酪農家の負担を抑制する」(担当者)考えだ。

 明治と根室との関わりは古い。市によると、旧明治乳業の前身、北海道練乳会社が1921年(大正10年)に開拓使根室牧畜場(現在の明治公園)を買い上げたのが始まり。2007年には市内の社有地計467ヘクタールを野鳥保護区とする協定を日本野鳥の会(東京)と結んだ。明治は「工場は閉鎖するが、環境への取り組みを通じて根室市の発展に貢献したい」(広報担当)とする。

 根室工場は厚床地区との関わりも深かった。厚床連合町会の会長で、工場OBの岩間公博さん(76)によると、毎年9月の厚床蒼前(そうぜん)神社の祭りでは社員がみこしを担ぐなど地域行事に協力してきた。

 岩間さんが入社した63年には工場に社員が100人近くいて、地域の活気を生み出していたという。岩間さんは「寂しいの一言。退職後も工場の近くを散歩するたびに懐かしく思っていた。取り壊されてしまうと、もっと寂しくなるだろう」と話した。(村上辰徳)

2177とはずがたり:2020/08/23(日) 00:44:56

北海道や首都圏外縁部に工場が多いけど廿日市に二つ工場があるしこれ向けか。荷揚げは広島港かな?五日市港辺り??
https://www.calbee.co.jp/corporate/overview/

https://twitter.com/RyomoRishitan/status/1296832407161593857
森下亮
@RyomoRishitan
カルビーが国内のじゃがいも生産量の17%を使用している事実は何度聞いても驚きますが、カルビーは1年に100種類のポテトチップスを発売。1年に10億袋、1日約333万袋を生産している。カルビーには北海道のじゃがいもを広島の工場へ運ぶ専用の輸送船がある。その名もポテト丸。…乗りたい。

2178とはずがたり:2020/08/25(火) 14:22:57
キリンの海外展開,ダメダメやったねえ。。

キリン、豪飲料事業の中国企業譲渡を白紙に 豪中関係悪化が一因か
https://www.sankei.com/economy/news/200825/ecn2008250009-n1.html
2020.8.25 10:10経済金融・財政

 キリンホールディングス(HD)は25日、中国国有企業の中国蒙牛乳業有限公司(蒙牛)との間で締結していたライオン飲料事業(オーストラリア・ビクトリア州)の株式譲渡契約について、解除することで合意したと発表した。豪州の外国投資審査委員会(FIRB)による承認が得られない見通しとなったためで、豪中関係の悪化が影響したとみられる。

 ライオン飲料事業はオセアニア地域で牛乳やソフトドリンクの製造販売を手掛けており、令和元年11月、すでに豪州で事業を展開していた蒙牛に対し、約6億豪ドル(当時のレートで約456億円)で売却する契約を結んだ。今年2月には豪州の競争・消費者委員会による審査を終え、FIRBの承認を待っていたが、いまだに認否が明らかにならないことから「やむを得ず契約を解除することになった」(キリンHD)という。

 豪州政府はこの数年、対中政策を強硬化。さらに、新型コロナウイルスの発生や流行の経緯について、豪州が第三者による調査を求めたことに中国が反発、事実上の報復措置を取ったほか、今月18日には中国商務省が豪州産ワインに対する反ダンピング(不当廉売)調査開始を発表。両国関係は悪化の一途をたどっており、今回の豪当局の対応に影響したもようだ。

 キリンHDは平成28年の中期経営計画で低収益事業の再生・再編を掲げ、低収益事業のライオン飲料事業の売却先の検討を続け、ようやく実を結んだところだった。

2179荷主研究者:2020/09/05(土) 12:43:14

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/436798?rct=n_hokkaido
2020年07/02 23:11 北海道新聞
明治、恵庭に新工場 22年稼働 事業費120億円

明治が恵庭市内に建設する新工場の完成イメージ図

 乳業製菓大手の明治(東京)は2日、紙パック牛乳を生産する市乳工場を恵庭市戸磯の恵庭テクノパーク内に新設すると発表した。事業費は120億円で、2022年6月の稼働を目指す。老朽化した旭川と札幌の2工場は閉鎖し、生産を新工場や本州の工場に移管。道内の生産体制を整理して効率化し、縮小する。

 新工場は製造棟が5階、事務棟が3階建てで、延べ1万7千平方メートル。生産能力は年間7万キロリットルで旭川工場の牛乳生産を移管する。雇用など人員体制は未定。大消費地の札幌に近く、本州へ苫小牧からフェリーで効率的に製品を運べることから恵庭を選んだ。21年3月に着工。停電時でも生乳の受け入れや冷蔵保管ができる自家発電設備を備える。

 1959年に稼働した札幌工場は今年12月、68年に稼働した旭川工場は23年3月で閉める計画。札幌工場のヨーグルト生産は本州の他工場に移す。両工場とも稼働から50年以上たち、更新が必要だった。両工場の従業員計約160人は異動などにより雇用を維持する方針。札幌工場の跡地は売却を予定し、旭川工場の跡地利用は未定という。

 同社は「道内で体制を整え、生産性を向上することで競争力を強化する」と話す。恵庭市の原田裕市長は「市内の雇用創出や経済波及効果は極めて大きい」とコメントした。(小沢弘和)

2180荷主研究者:2020/09/05(土) 12:52:47

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00563588?isReadConfirmed=true
2020/7/7 05:00 日刊工業新聞
キリンビール、岡山工場で樽詰めサワー 西日本向け生産開始

岡山工場で、業務用低アルコール飲料「キリン樽詰レモンハイ」と「キリン樽詰サワー」の生産を始めた

 【岡山】キリンビールは6日、岡山市東区の岡山工場で、業務用低アルコール飲料「キリン樽詰レモンハイ」と「キリン樽詰サワー」の生産を始めた(写真)。両製品の需要増加に対応して約3億円を投じ、生産設備を導入した。国内2カ所目の生産拠点となり、関西以西の西日本地域へ供給する。

 レモンハイなどの濃縮液に水やガスを混合する装置を導入したほか、洗浄方法や配管部品の改良などでビール類と低アルコール飲料双方のたる詰め製品の生産を可能にした。

 東日本向けには従来通りキリンディスティラリー富士御殿場蒸留所(静岡県御殿場市)が生産、供給する。岡山工場では「一番搾り」などビール類のたる詰め製品も生産している。

(2020/7/7 05:00)

2181荷主研究者:2020/09/05(土) 13:50:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61782880R20C20A7XQH000/
2020/7/21 18:27 日本経済新聞
アサヒ、博多工場でノンアルビール生産

2182荷主研究者:2020/09/05(土) 14:02:44

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61992560Y0A720C2L61000/
2020/7/28 20:00日本経済新聞 電子版 静岡
高付加価値の商品生み出す主力拠点 J―オイルミルズ静岡事業所
ふじのくに戦略拠点

2183荷主研究者:2020/09/05(土) 14:39:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200802_12016.html
2020年08月02日日曜日 河北新報
宮城・亘理に繁殖養豚場 プリマハム子会社が22年生産開始

繁殖養豚場の建設が計画されている亘理町吉田東部地区

 プリマハム(東京)子会社の太平洋ブリーディング(福島県富岡町)は1日、宮城県亘理町吉田東部地区に広さ約13ヘクタールの大規模な繁殖養豚場を計画していることを明らかにした。同社は山元町新浜地区への肥育養豚場の進出を決めており、両町内で繁殖から出荷までを一体的に行う。

 住民説明会が同日、亘理町であり、同社担当者が説明した。計画では、母豚は最大3000頭の飼育が可能で、子豚は年間最大9万頭を生産する。早ければ2021年1月に造成工事を始め、22年夏ごろの生産開始を目指す。

 当初は母豚1000頭、子豚1万頭でスタートし、24年に飼育、生産数ともに倍増する予定。生後4週間まで育てた後、山元町の養豚場へ搬出する。

 従業員は15人程度で、地元雇用に取り組む。豚舎は密閉型で最先端の水洗汚物処理システムを導入。臭気は人が感知できる濃度をほぼ下回るとしている。たい肥処理施設も建設し、地元農家に提供する。

 同社によると、亘理、山元両町の沿岸部には既存の養豚場がないことから、豚の感染症対策の面でメリットがあるという。平地で運搬が容易な点や気候が温暖で飼育しやすい点も進出を決めた判断材料となった。

 同社は今月下旬、山元町でも説明会を開く。同社幹部は「先進的な施設で十分な臭気対策を行う。地域の理解を得ながら持続可能な養豚を進めたい」と話す。

 建設予定地は東日本大震災の津波で被災し、県の農地整備事業で整備された。17年、石巻市の農業生産法人が牛舎建設を計画したが、19年8月に撤回。町などが事業者を探していた。

◎山元に肥育舎、22年から出荷 年3万〜6万頭計画

 太平洋ブリーディングが山元町新浜地区で建設する肥育養豚場は広さ約13ヘクタールで、年間3万〜6万頭を出荷する計画。出荷開始は2022年11月の予定。

 町や同社によると、両者は今年5月、立地協定を締結。第1期として21年9月に肥育舎4棟などを着工し、さらに24年に12棟を建設する。

 従業員10人弱を雇用。亘理町に整備する繁殖養豚場から搬入する子豚を最長生後180日(体重約120キロ)まで育て、仙台中央食肉卸売市場(宮城野区)に出荷する。

2184荷主研究者:2020/09/05(土) 14:54:26

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/447824?rct=n_hokkaido
2020年08/06 05:00 北海道新聞
全道から原料、狙い一致 ホクレンとカルビー包括連携

ホクレンの「よくねたいも」のキタアカリを使った新商品のポテトチップス

 ホクレンと菓子製造大手カルビーが締結した包括連携協定は、6月下旬にホクレン会長に就任した篠原末治氏のカラーがにじむ内容となった。十勝管内士幌町の同町農協でカルビーとの連携事業を手がけた経験もあり、5日の記者会見で「ジャガイモを作ればカルビーとの提携で安定生産できる」と強調した。(2面参照)

 カルビーは2016年の台風で原料調達ができず、一部商品の販売休止に追い込まれた経験から、主産地の十勝地方に限らず全道各地から調達したい考え。一方のホクレン側は、市場価格が天候などにより左右されやすい生鮮用だけでなく、加工用を増やせば価格が安定するメリットがある。

 篠原会長は士幌町農協の専務理事を務めていた16年、同農協がカルビーの菓子「じゃがりこ」の製造工場を建設し、同社に販売する事業に携わった。全国にあるカルビーの全工場を視察して計画を詰めた思い出深い仕事でもあり、全道の農家経営を支える立場となった今、自らの経験を生かして事業を軌道に乗せたいところだ。

 道内の農家は高齢化や労働力不足で生産基盤が弱くなっており、農産物をつくり続けてもらうための環境づくりが急務となっている。新型コロナウイルス感染拡大で市場の先行きも見通せない中、農産物の付加価値を高め、販路を確保することで農家経営を安定させる難しいかじ取りが続きそうだ。(生田憲)

2185荷主研究者:2020/09/23(水) 23:01:29

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63065390W0A820C2XQH000/
2020/8/26 16:36 日本経済新聞
明治、北海道のチーズ工場増強 30億円で

2186荷主研究者:2020/10/11(日) 10:59:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200828_12004.html
2020年08月28日金曜日 河北新報
キリンビール仙台工場で缶酎ハイ製造へ

 キリンビールは27日、仙台工場(仙台市宮城野区)に缶酎ハイの製造ラインを新設すると発表した。ビール市場が縮小する中、拡大傾向にある缶酎ハイなどのアルコール飲料需要に対応し、全社の生産能力を3割超増強させる。約75億円をかけ、全国7カ所目の製造拠点として2022年2月に稼働を予定する。

 同社によると、仙台工場の既存建屋を拡張し「氷結」「キリン・ザ・ストロング」などを年間最大14万キロリットルを生産できる設備を整備。倉庫も新設し、東北の製造拠点として長距離輸送や環境負荷といった物流課題の解決につなげる。

 近年は消費者の好みの多様化に値頃感も手伝い、アルコール飲料の需要が酎ハイなどビール類以外に移行している。キリンビールは現行の生産能力38万キロリットルの3割超に相当する増強で、市場拡大を見据えた体制強化を図る。

 荒川辰也工場長は「歴史ある仙台工場で新たな製品を作れることをうれしく思う。東北の皆さんに楽しんでいただける、おいしいものを作りたい」と話す。

2187荷主研究者:2020/10/11(日) 11:20:32

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63255410R30C20A8LC0000/
2020/8/31 19:23日本経済新聞 電子版 中国 広島
食品加工の黒子、表舞台へ 広島の池田糖化工業
カラメルなど8000種販売(going)

2188荷主研究者:2020/11/02(月) 21:05:20

https://www.sanyonews.jp/article/1052162
2020年09月15日 18時33分 山陽新聞
キリン岡山工場が新ビール生産開始 一番搾り糖質ゼロ 10月6日発売

キリンビール岡山工場で生産が始まった「キリン一番搾り 糖質ゼロ」

 キリンビール岡山工場(岡山市東区瀬戸町万富)は15日、10月6日発売の「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の生産を始めた。同月の酒税法改正で減税となるビールに新たな商品を投入し、ファン拡大を狙う。

 原料に糖質低減に適した麦芽を使用し、発酵技術を工夫するなどして糖質をカットした。雑味のないすっきりとした味わいが特徴。消費者の健康志向の高まりから発泡酒や第三のビールで糖質を抑えた商品が人気になっていることから、ビールでも需要があるとみて開発した。糖質ゼロを実現したビールは国内初という。

 新商品は全国9工場のうち、取手(茨城県)と名古屋でも生産し、年内に約120万ケース(1ケース=大瓶換算で20本)の販売を目指す。岡山では350ミリリットル缶と500ミリリットル缶を製造し、西日本を中心に出荷する。

 同工場は「太るのが気になってビールを避けていた人たちにも味わってほしい」としている。

2189荷主研究者:2020/11/08(日) 14:23:33

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64722430X01C20A0TJ1000/
2020/10/8 11:00 (2020/10/9 5:14更新)日本経済新聞 電子版
カルビーvs.農協 「ジャガイモ50年戦争」和解の裏側

2190荷主研究者:2020/11/08(日) 14:23:58

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64776710Y0A001C2L41000/
2020/10/8 16:19日本経済新聞 電子版 北海道
よつ葉も明治も、乳業王国・北海道に自家発の波

2191とはずがたり:2020/11/18(水) 08:26:24
先ずは北館林荷扱い所にホキ2200で小麦の粉流体輸送する,それからだ!w

日清製粉グループ本社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%85%E8%A3%BD%E7%B2%89%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E6%9C%AC%E7%A4%BE
業種が異なる日清紡ホールディングスとは人的関係がないものの、現在は根津財閥出身企業として相互出資を行なっている。また、山崎製パンとは資本関係があり、両者相互に出資している。
日清食品、日清オイリオとは過去も現在も資本、人材を含め一切無関係。

日清製粉
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%85%E8%A3%BD%E7%B2%89

日清製粉Gに53億円出資=国産農産物の販路拡大―全農・農林中金
時事通信 / 2020年11月17日 17時58分
https://news.infoseek.co.jp/article/201117jijiX003/

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は17日、農林中央金庫と共同で、日清製粉グループ本社の発行済み株式の約1%を取得し、業務提携すると発表した。約53億円を農林中金と折半出資し、国産農産物の販路を拡大する。

 JA全農と日清製粉グループは現在、国産小麦を取引しているが、今後は他の農畜産物に取引を広げる。同グループは食品スーパーやコンビニエンスストア向けに総菜事業を手掛けており、国産原材料を安定的に調達できるメリットがある。 

[時事通信社]

2192とはずがたり:2020/11/18(水) 08:28:37
全農は小麦粉では日清と,コメではサトウや木徳・スシローと提携。神明はどうなってるんだっけか??

サトウ食品と資本・業務提携-JA全農
2018年7月9日
https://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2018/07/180709-35734.php

 JA全農は7月9日、米の集荷・販売・加工事業に関して新潟市に本社を置く佐藤食品工業(株)(以下、サトウ食品)と資本・業務提携を行うことで合意したと発表した。

 JA全農の米穀事業では生産者手取りの確保と農業経営の安定という目的達成のため、直接販売の拡大に資する主要な実需者と資本・業務提携を進めていくことにしている。
 サトウ食品とJA全農はこれまでも重要な取引関係にあったが、今回、包装米飯・包装餅でトップブランドを持つ同社との間で、水田農業の持続的発展、国産米の需要拡大とごはん食を通じた豊かな食生活の維持のために協力することで合意し、JA全農がサトウ食品の普通株式の一部(発行済株式総数の5%未満)を住吉食品(有)(本社:新潟市)から市場内立会外取引で取得することになった。
 今後、JA全農はサトウ食品が必要とする米を積極的に確保、提案するとともに、市場競争力のある品質と価格を維持し提供する。一方、サトウ食品はJA全農から米を積極的に調達するとともに、実需者への長期安定的な販売拡大を図る。
JA全農によると、販売が好調な包装米飯への原料米として、契約栽培による多収米生産の産地づくりに取り組み、持続的な水田農業の確立につなげたいとする。
 米穀事業での資本・業務提携は米卸の木徳神糧、回転寿司のスシローに次いで3件めとなる。
 サトウ食品は東証2部上場で売上高387億円。従業員数は正社員478名、契約社員504名(30年4月現在)。

2193とはずがたり:2020/11/18(水) 08:29:57
神明はこんな提携をしてたようだ。

2018年5月16日
神明・むらせ業務提携「米消費拡大諦めない」で一致
https://www.ssnp.co.jp/news/rice/2018/05/2018-0515-1829-14.html

〈「資本」伴わないが「同じ志の他卸なら来る者拒まず、業界活性化の契機に」〉

米穀流通業界最大手の(株)神明(兵庫県神戸市、藤尾益雄社長、2017年3月期売上高1,824億円)と本紙調べで第5位の(株)むらせ(神奈川県横須賀市、村瀬慶太郎社長、2017年度売上高451億円)は15日、業務提携契約を締結した。同日、締結前に都内で開いた会見に2社長が臨み、「米消費拡大を諦めていないという意味で、両社の思惑が一致した」、「今後、同じような志の他卸経営者から相談・提案を受けることもあり得る。今回が業界活性化のきっかけになってくれれば」と口を揃えた。

業務提携の内容は、〈1〉原料米の共同調達、共同産地開拓、〈2〉精米工場の共同利用、〈3〉共同物流による配送効率化、〈4〉その他両社協議により必要と考えられる事項。具体的には「6月8日……は候補日だが、そこからキックオフ。(業務提携検討)委員会を立ち上げて、チームごとに検討し、細かいところを詰めていく」(村瀬社長)。したがって現段階で具体的なことは白紙で、しかし業務提携に至った動機を、「当社は1902年(明治35年)創業、むらせさんは1926年(大正15年)創業で、お互い祖父の代からつきあいがあり、特に慶太郎社長とは、企業理念、考え方が似通っており、あるいはめざすところが共通している。両社が組めば業界が元気になるのではないかと考えた」(藤尾社長)、「消費はこのまま減っていく一方なのではないかという雰囲気が蔓延している。これは業界の責任だ。その業界が変化するきっかけになればと決断した次第」(村瀬社長)と語った。

例えば精米工場は、「当社が7か所、むらせさんが3か所保有しており、合わせて10工場。これで、北海道を除く全国エリアをカバーできる。2社とも北海道にも取引先があるが、精米工場はない。何と言ってもホクレンが立派な工場を持っているので、新工場を建てるとかえってコストが増嵩する恐れがある」などとした。

会見で質問が集中したのは、「資本」を伴っていない業務提携であること。この点、藤尾社長は「農業競争力強化支援法とは無関係」とし、村瀬社長も「新マーケットを作らなければ、農家手取りは上げられないと思っている。少しでも産地に光を見せられれば」、「今回は全農-木徳神糧のケースとは全く違う」とも。では将来はどうか。「資本? まだ“おつきあい”が始まったばかり。将来おつきあいして活性化していくなかで、ひょっとしたら“結婚”もあるかもしれないが、今はまだおつきあいが始まったばかりなので」(藤尾社長)。「なんか今アプローチされたみたいだ(笑)。

あくまで新しいチャレンジをするための提携であって、現段階で“資本”は全く考えていない。そもそも資本を伴わなければならない関係性ではダメだろう」(村瀬社長)。そもそも今回の資本提携、どちらが先に提案したのか。「どちらから? いや、どちらからともなく…。確かに最終的には私のほうから『なら業務提携しまひょか?』って訊いたから、こちらが先かもしれないが、『しまひょか?』『しましょ』みたいなノリだった」(藤尾社長)とした。

〈米麦日報 2018年5月16日付より〉

2194荷主研究者:2020/11/21(土) 21:17:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00576416?isReadConfirmed=true
2020/10/29 05:00 日刊工業新聞
日本製粉、福岡で調整粉工場稼働 年産能力9000トン

 日本製粉は福岡工場プレミックス工場(福岡市東区=写真)を稼働した。福岡工場の敷地内に新設し、投資額は12億円。業務用のプレミックス(調整粉)を生産し、生産能力は年間9000トンとなる。同社のプレミックス工場は、龍ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)、神戸甲南工場(神戸市東灘区)に次いで3工場目。

 天ぷら粉やから揚げ粉、ホットケーキミックスなどのプレミックスは、調理の利便性などから年々市場が拡大している。日本製粉でも売り上げが伸びていることから、供給体制の増強し、生産や物流の効率化を図る。

 日本製粉は海外でも中国、タイにプレミックス工場を置いており、現在、インドネシアでも新工場の建設を進めている。

(2020/10/29 05:00)

2195荷主研究者:2020/12/05(土) 12:04:31

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00578219?isReadConfirmed=true
2020/11/12 12:00 日刊工業新聞
不二製油グループ本社、大豆製代替肉で持続可能性 供給網構築を目指す

応用開発などに取り組む「不二サイエンスイノベーションセンター」(大阪府泉佐野市)

独自製法で製品化した豆乳クリームバター「ソイレブール」。肉以外にも代替品を開発

 不二製油グループ本社は、牛肉や鶏肉などの動物性タンパク源の代替となる大豆素材の開発に取り組んでいる。大豆は生産時の環境負荷が低く、栄養価が高い。2050年に世界人口は約97億人に達すると予想される。来る食料不足時代に備え、大豆による食のソリューション提案で食資源の持続可能な発展に貢献する。

 牛や豚の飼育には大量のエネルギーを消費するが「大豆は生産時の水消費量が牛肉の約12%。二酸化炭素(CO2)も排出しない」(門田隆司上席執行役員)。油脂分を除いた大豆を特殊加工し、粒状や繊維にすることで肉のような食感を再現する。代替肉「大豆ミート」はハンバーグや唐揚げなどで提供されている。

 ただ、大豆ミートは特有の臭みや苦みで敬遠されることがあり、「市場で受け入れられるためにはおいしくなければならない」(同)。このため食感や味の改良を続けている。たんぱく質の粒状や繊維の形状の種類を増やし、油の配合を調整することで味と食感の質を向上。年々販売は増加し、19年には同社千葉工場に大豆ミート専用の製造ラインを新設した。年間9000トンの生産体制を整えた。

 肉以外の代替食品開発にも力を入れ、大豆を油分の多いたんぱく質と水溶性に分ける同社独自の特許製法(USS製法)を開発。乳製品やスープの製品化を推進しており、「大豆はあらゆる代替食品の可能性を秘めている」と門田隆司上席執行役員は話す。

 同社はアフリカのブルキナファソにおける女性労働者の収入向上や、労働環境改善にも力を注いでおり、大豆ミートのサプライチェーン(供給網)構築を目指す。大豆の調達から食品の製造・開発・販売を通して、自立した産業の循環をつくる。「製造工程を工夫し、日本で提供する大豆ミートの半分の価格で提供できる」(同)とみて、中東への展開もにらむ。

 現在、エンドウ豆でも代替食品の開発に挑戦しており、「無数にある植物性食品素材で、多種多様な代替食品の製品化を目指す」(同)考えだ。

(2020/11/12 12:00)

2196とはずがたり:2020/12/17(木) 23:15:36
「ネスレ ミロ」 販売休止のお知らせ
共有する
https://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/allpressreleases/20201208_nestle

2197とはずがたり:2020/12/23(水) 20:30:59
「諸事情」という名の純米酒 余って困って格安に
井上潜
https://www.asahi.com/articles/ASNDQ5HZNNDGIIPE02D.html
2020年12月23日 16時30分

2198荷主研究者:2021/01/02(土) 18:37:18

https://www.sakigake.jp/news/article/20201222AK0011/
2020年12月22日 8時28分 秋田魁新報
米ぬかや酒かす加工品ライン完成 爛漫、健康食品製造に本腰

酒かすなどを加工した健康食品の材料を製造する秋田銘醸の新工場

 「爛漫」の醸造元・秋田銘醸(京野勉社長)は22日から、秋田県湯沢市の酒造工場の一室を改装した新工場で、米ぬかや酒かす、県産エダマメなどを加工する製造ラインを稼働させる。加工品は健康食品メーカーに販売する。

 21日に新工場で竣工(しゅんこう)式を開催。プロジェクトリーダーの大友理宣(まさのぶ)取締役は「国内外への販売に努めたい。商品を各メーカーに利用してもらうことで、食品業界が活性化することを願っている」と述べた。

 同社は酒造に伴う副産物の活用を図ろうと、健康食品の材料や食味向上の添加物として2003年からアミノ酸の一種GABA(ギャバ)を含む米ぬか発酵粉末、15年から酒かす粉末、19年から規格外品のエダマメを使った商品を製造している。

 これまでは木造平屋の酒蔵の一角で製造していたが、需要拡大や大手メーカーとの取引を見据え、鉄筋コンクリート5階建ての酒造工場の一室を新工場とした。床面積540平方メートル。乾燥機や粉砕器、発酵や完成品が入るタンクなどを新調した。

 整備費は約2億5千万円。県の「あきた食品産業活性化モデル育成事業」、総務省の「地域経済循環創造事業」に採択され、県と国から計2500万円の助成を受けた。米ぬか発酵粉末はリラックス効果などがあるとされ、機能性表示食品として消費者庁に届ける方針だ。

2199とはずがたり:2021/01/26(火) 11:50:52
ダイドーは15年にマレーシア市場に参入したが業績が低迷して19年に現地企業との合弁を解消し再建に取り組んでいたところにコロナによって撤退とのこと。
最近は飲んでないけど昔はDyDo推しだった(最近見ないけどTi-Haまた飲みたい。)けど海外では苦戦してたのか。。

日本企業,海外案件でババ掴まされるの超得意だからなぁ。。

企業の事業売却、11年ぶり多さ 鬼滅缶好調のダイドーも
20年は399件、コロナで再編加速
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD204B00Q1A120C2000000?unlock=1
M&Aニュース
2021年1月26日 11:00 [有料会員限定]

2020/10/16(金)
ダイドーグループ、現地子会社の全株式譲渡
https://www.nna.jp/news/show/2106411

ダイドーグループホールディングスは15日、100%出資するマレーシアの飲料販売会社ダイドードリンコ・マレーシア(DDM)の債権を放棄し、全株式を譲渡すると発表した。DDMは赤字が続いており、新型コロナウイルス感染症の影響長期化で業績の早期改善が見込めないと判断した。マレーシアからの撤退により、東南アジアの事業拠点はなくなる。

ダイドーグループによると、放棄する債権総額は約3億7,000万円。DDMの全株式6,730万株は、日本企業の東南アジア進出を合併・買収(M&A)を中心に支援するシンガポールのリンガ・フランカ・ホールディングス(LFH)に10リンギ(約253円)で譲渡する。株式譲渡と債権放棄の実行日は今月20日の予定。

ダイドーグループの広報担当者は15日、NNAに対し、DDMに係るのれん相当額については2018年1月期に全額減損処理し、事業用資産については20年1月期に使用価値を備忘価格と評価し、減損処理をしているが、赤字は膨らんでいると説明。DDMは債務超過となっており、コロナ禍による販売低迷の長期化で、さらなる資本注入が必要となる可能性もあることから、全株式の譲渡を決定した。

DDMの売上高は、18年1月期が22億3,700万円、19年1月期が15億7,800万円、20年1月期が12億3,200万円と減少していた。純損失は18年1月期の3億100万円から20年1月期は7億700万円に拡大していた。

ダイドーグループは、15年12月に現地大手菓子メーカーの飲料事業部門に出資し、マレーシア市場に参入。同グループ主導でDDMの事業再構築を図るべく、19年10月に合弁を解消し、新たな事業計画の下、自社ブランドの拡販を進めてきた。新型コロナの感染拡大の影響で販売が低迷し、マレーシア政府による活動制限令が緩和された今年6月以降も、販売回復によるキャッシュ・フローの改善に目途が立たない状況となっていた。

株式譲渡後も、DDMはマレーシアで飲料事業を引き続き運営する方針であることから、ダイドーグループはLFHと、DDMの主力商品である乳酸菌チルド飲料「ヨービック」のアジアおよび東南アジアの一定地域での独占販売権に関する契約の締結に向け協議を進めている。DDMはヨービックを輸入販売している。

世界へ広がるネットワーク
https://www.dydo-ghd.co.jp/ir/business/overseas_beverage.html

2013年にロシアで現地法人を設立して自販機事業を開始したほか、2016年にはトルコに、それぞれ現地企業のM&Aによって進出しました。各国の特性に応じたビジネスモデルを構築し、世界中の人々に、こころとからだにおいしいものをお届けしていきます。

2200荷主研究者:2021/02/04(木) 23:16:17

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00584896?isReadConfirmed=true
2021/1/13 05:00 日刊工業新聞
カルビー、ジャガイモ貯蔵設備を増強 作業効率6倍

カルビーの契約農家の貯蔵設備

 カルビーは北海道の契約農家を通じ、ジャガイモの大規模貯蔵設備を増強する。選別機と貯蔵庫が一体となったもので、作業効率が高まる。契約農家をまとめる農業協同組合(JA)が投資して、2021年にはJAめむろ(北海道芽室町)が導入する計画。同様の貯蔵設備の導入は道内で4カ所目になる。作業効率が従来の4―6倍に向上することから、カルビーはJAと連携して、今後も導入を促進する。

 導入する大規模貯蔵設備は、大型の収穫機によって大量に収穫した後、運搬車で運び、画像判定により自動で選別して、貯蔵庫に収納することができる。それぞれを組み合わせ、連結して運用する。これにより、1日の収穫面積が従来の0・5ヘクタールから2―3ヘクタールに広がり、作業効率が4―6倍になる。

 従来は大型収穫機で大量に収穫しても、荷受けや荷下ろし、選別などの処理量が少ないため、収穫したジャガイモが留まってしまい、作業効率を上げることができなかった。だが、選別機、貯蔵庫を設備として一体化し、収穫機、運搬車をそれぞれに大型化することで、処理能力が大幅に向上した。

 カルビーとJAは20年に3カ所に導入し、作業効率を大幅に向上。21年に大規模貯蔵設備を導入するJAめむろは、契約農家が300人で、合計の作付面積が1100ヘクタール。4―5年後に面積を1300ヘクタールに拡大することを目指しており、積極的に設備投資を進めている。

 ジャガイモの北海道の収穫期は9―10月だが、ポテトチップスは通年で生産しているため、貯蔵保管する必要がある。だが、ジャガイモは低い温度で貯蔵すると糖度が高くなる性質があり、ポテトチップスに加工する場合、糖分は黒く焦げることから、糖分を上げずに貯蔵する必要があり、カルビーにとって重要な工程になる。

 カルビーは国産ジャガイモの年間調達量を、現在37万トンから23年度に40万トンとすることを目指しており、今後もJAと連携して設備投資を進める。

(2021/1/13 05:00)

2201荷主研究者:2021/02/13(土) 22:41:47

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=720205&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2021/1/22 14:40 中国新聞
瓶ラムネ製造、90年の歴史に幕 広島市内唯一の工場廃業、コロナで夏祭り中止も痛手に

瓶入りラムネの製造を停止し、昨年末で閉鎖した山田飲料工業所

 広島市安佐北区安佐町小河内で瓶入りラムネを製造、販売してきた山田飲料工業所が昨年末に廃業し、90年の歴史に幕を閉じた。同市内には昭和30年代に20〜30のラムネ製造工場があったとされるが、全国清涼飲料工業会の資料などによるとゼロになった。

 同工業所の瓶詰めラムネは、市内のお好み焼き店や銭湯に販売し、爽やかな味わいや瓶にビー玉がある懐かしさが親しまれてきた。しかし、炭酸飲料の種類増加やペットボトル飲料の普及で昭和中期に年間約10万本あった出荷が昨年は約3万本に減少。2代目経営者の山田義春さん(83)が高齢となり、後継者がいないため同年末に操業を終えた。

 1930年に開業した同工業所は、山田さんの父で創業者の洋造さんが戦争で亡くなる危機などを乗り越え、経営を続けてきた。近年は160ミリリットル入りを製造、販売していたが、需要低迷に加え、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大による夏祭りの相次ぐ中止が痛手になったという。

 山田さんは「夏場にうれしそうに飲む人の笑顔が生きがいだった。多くの人の心に、瓶ラムネの風味が残っていればうれしい」と話している。(重田広志)

2202荷主研究者:2021/03/13(土) 21:28:21

https://www.sanyonews.jp/article/1094465?rct=m_chihou_keizai
2021年01月27日 16時43分 山陽新聞
ステビア甘味料 味の素に供給開始 守田化学工業、新見工場で製造

守田化学工業が世界で初めて天然甘味料として商品化したステビア

味の素へ供給するものと同じステビアの天然甘味料

 食品添加物製造の守田化学工業(大阪府東大阪市)は、提携先の食品大手・味の素(東京)に対し、新見工場(新見市足見)で製造する南米原産植物のステビアから得られる天然甘味料の供給を始めた。砂糖や人工甘味料の代替品として需要が高まる米国向けに味の素が販売している。

 ステビアはキク科の植物。乾燥させた葉を精製するなどして甘味成分を抽出し、食品添加物として利用する。守田化学工業は1971年に世界で初めてステビア甘味料を商品化。砂糖の300倍以上の甘さを出せ、カロリー摂取を抑えられることから飲料や菓子、健康食品など幅広い分野で使われている。

 同社では現在、中国で契約栽培した葉から甘味成分を抽出し、粉末状に加工して輸入。新見工場で溶解、殺菌などを行って製品に仕上げている。味の素には2021、22年にそれぞれ年間約20トンの供給を目指す。

 新たにステビア甘味料の販売を計画していた味の素から打診があり、昨年8月に原料供給で提携。同社は米国で同11月から業務用製品として販売している。

 新見工場は守田化学工業唯一の生産拠点で、ステビアの苗の品種改良も手掛けている。桂正明工場長は「味の素は海外に多くの拠点を持つ企業。当社製品のさらなる販路拡大につながれば」と話している。

2203名無しさん:2021/03/20(土) 08:20:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/01b1adbeabc2422d55de9d9638b835a108db1f25
時短命令受けた「グローバルダイニング」、都を提訴へ 特措法に基づく対応を批判
3/19(金) 22:52配信
弁護士ドットコムニュース
東京都から新型インフルエンザ対策特別措置法(特措法)に基づく時短命令を受けた飲食チェーン「グローバルダイニング」社(長谷川耕造社長)が、時短命令は違法だとして、東京都に対して損害賠償請求の訴えを起こす意向を固めたことがわかった。早ければ3月22日にも東京地裁に提訴する。

東京都は3月18日、時短要請に応じなかった2000店舗を超える飲食店などのうち27店舗に対し、3月18〜21日の4日間、20時以降の営業を停止するよう「時短営業命令」を出していたが、そのうち26店舗がグローバルダイニングの店舗だった。

グローバルダイニングは「要請」の段階では時短に応じていなかったが、「命令」には応じ、3月18日夜から、命令を受けた店舗での20時以降の営業を取りやめている。

同社代理人の倉持麟太郎弁護士は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「違憲・違法に基づく国家賠償請求を行う予定」としたうえで、次のように話した。

「緊急事態宣言下で、法的根拠があいまいな中で自粛要請がなされてきました。そういった日本社会におけるコロナ禍の不条理に対して、色々な方が色々なことを思っていたはずです。この訴訟が、そういった思いを集約する場になればと考えています」

弁護士ドットコムニュース編集部

2204荷主研究者:2021/03/21(日) 22:12:25

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB152KW0V10C21A2000000/
2021年2月15日 18:40 日本経済新聞 新潟
アイリス、缶詰事業を買収 新潟「ゆのたに」から

2205荷主研究者:2021/03/21(日) 23:00:25

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC168820W1A210C2000000/
2021年2月25日 19:57 日本経済新聞 鹿児島
ヒガシマル、鹿児島に新工場 乾麺類を増産

2206とはずがたり:2021/04/06(火) 16:37:31
欲しいかも♪

八雲町と不二家コラボ 「ご当地カントリーマアム」町内限定で発売
2021/04/06
From 北海道新聞
https://mamatalk.hokkaido-np.co.jp/special/pickup/56090/

2207とはずがたり:2021/04/17(土) 22:58:18

中国、カゴメに反発 人権問題「根も葉もない」
2021.4.16 18:58国際中国・台湾
https://www.sankei.com/world/news/210416/wor2104160025-n1.html

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は16日、カゴメが人権問題などを理由に新疆ウイグル自治区で生産されたトマトペーストの使用をやめるとしたことに「いわゆる人権問題は、根も葉もない話だ」と反発し、強制労働はないと主張した。

 環球時報は「新疆のトマトは大規模生産、機械化が進んでいる」と指摘した。現地で800人を雇用しているトマト生産企業は「従業員に高水準の賃金を支払っている。勤務時間も8時間だ」と説明したという。

 現地の専門家は同紙に「新疆産トマトは供給が追い付かないほど需要がある。どこかの企業が買わなくても関係ない。彼らの原材料費が上がるだけだ」と述べた。

 カゴメは14日、人権問題への懸念の高まりやコストなどを総合的に判断し、同自治区のトマトペーストの使用を2021年中に取りやめると明らかにした。

2208とはずがたり:2021/05/10(月) 16:28:55
ちゃんぽんといえば?そらイトメンやろ 兵庫・播磨のソウルフード「チャンポンめん」って知ってる? 139
2021年05月10日 12:01 おたくま経済新聞
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&amp;from=voice&amp;id=6512125
おたくま経済新聞

 突然ですが皆さん、「ちゃんぽん」というと何を思い浮かべますか?

 恐らくリンガーハットでもおなじみの「長崎ちゃんぽん」を連想する人が最も多いのでは。ちなみに弊社編集部の面々は、九州に縁のある人間が多いこともあり、よりその傾向が顕著だったりします。

 しかし、兵庫県出身の筆者はそうではありません。「兵庫でちゃんぽんといえば?」と言われるとこう答えます。

 「え?そらイトメンやろ?」と。

 「『揖保乃糸』の素麺」「『うすくち?油』のヒガシマル醤油」「『天使のはね』のセイバンのランドセル」などで有名な兵庫県たつの市。全国的な知名度を有するこれらですが、ここ兵庫に限っては、負けず劣らずの存在感を見せているのが先述のイトメン。

 1950年創業の食品メーカーで、実は日本(世界)で二番目に即席?商品を販売した企業。ちなみに一番目は、日本が世界に誇るインスタント食品「チキンラーメン」を発売した日清食品です。

2209荷主研究者:2021/06/05(土) 19:52:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00598033?isReadConfirmed=true
2021/5/13 05:00 日刊工業新聞
サッポロ、静岡に物流倉庫増設 保管量1.4倍

サッポロビールが増設した静岡工場の物流倉庫

 サッポロビールは静岡工場(静岡県焼津市)に物流倉庫を増設し、13日に稼働する。約12億円を投じ、保管能力を最大1・4倍に拡大した。静岡工場は3月に発売した缶チューハイ「濃いめのレモンサワー」を製造しており、販売が好調。生産量の拡大に伴い、物流量も増えていることから、設備を拡充し増産に備える。

 サッポロビールは物流倉庫の増設に合わせ、静岡工場内にトラックの積み荷を荷下ろしする出荷バースと、パレット搬送に用いるパレット高架搬送コンベヤーを整備した。これまでは工場の外部に複数の保管倉庫を設置していたが、工場内に集約。これにより、出荷時間や輸送工程が短縮でき、物流の効率化を図る。また、工場内の動線の安全性の向上にもつなげる。

 静岡工場は缶チューハイなどそのまま飲めるアルコール飲料「RTD」の主力工場。RTDは新型コロナウイルスの感染拡大により、家庭内での飲酒機会の増えたことで需要が高まり、20年は前年比12%増と好調だった。

 3月に発売した濃いめのレモンサワーは1カ月で2000万本(250ミリリットル換算)を販売し、サッポロでは過去最速の販売数量となるなどヒット商品となっている。サッポロは年間販売計画を280万ケース(250ミリリットル×24本換算)から380万ケースに引き上げ、今後も生産量、出荷量の拡大を見込んでいる。

 また、20年11月にリニューアルした「男梅サワー」も好調なことから、静岡工場の物流における課題を解決し、安定供給につなげる。

(2021/5/13 05:00)

2210とはずがたり:2021/07/21(水) 15:44:53
二度と田辺なんかつかうんじゃねーぞー。

2021年7月20日
この度の田辺晋太郎氏のSNS上の発言について
https://www.yamasa.com/news/2021/others0720/

この度、「肉鍋つゆ」シリーズの監修を受けた、肉マイスターの田辺晋太郎氏のSNS上での発言について、弊社にも多数のご意見を頂戴しております。

田辺晋太郎氏との契約は、本年6月30日に終了しており、これらの商品はすでに終売しております。

今期は、7月15日に発表させていただいた通り、新商品「うま肉鍋つゆ」シリーズを発売いたします。こちらの新商品につきましては田辺晋太郎氏の監修は受けておりません。

現在、弊社のホームページでは、旧商品と新商品の入れ替え作業中で、田辺晋太郎氏の登場するコンテンツが一部残っておりました。ご不快な思いやご懸念を抱かせてしまったことにお詫び申し上げます。

弊社は「公正・公平であること」を企業行動規範に掲げており、あらゆる差別やいじめ、虐待などの人権侵害について、これを容認するものではありません。

2211荷主研究者:2021/08/08(日) 14:36:11

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/560456?rct=n_hokkaido
2021年06/28 08:30 北海道新聞
牛乳生産、道産飼料で よつ葉が新商品 輸入依存脱却へ一歩

 よつ葉乳業(札幌)は8月、道外の共同購入グループ向けに、道産の非遺伝子組み換え(ノンGMO)配合飼料で育てた牛の牛乳を新発売する。配合飼料の主原料は大半を輸入していたが、うち約4割を道産に切り替える。割合はまだ半分に満たないが、輸入飼料に頼らない酪農経営の実現に向けた大きな一歩となりそうだ。

 新商品は《1》乳脂肪を均質化しないノンホモジナイズド《2》低温殺菌《3》通常―の3タイプで、いずれも1リットル入り300円程度。同社の牛乳総出荷量の約5%に当たる年間500万本の販売を見込む。

 同社は1972年から首都圏などの消費者でつくる共同購入グループに牛乳の直送を始め、99年にはノンGMO牛乳を商品化。以前から飼料の道産化を求める声が多く、十勝管内の酪農家14戸やホクレンと協力し、商品化にこぎ着けた。

 配合飼料は牛など家畜のえさで、原料となるトウモロコシや大豆かすは多くを米国や南米などからの輸入に頼っている。国内で流通している牛乳は全て国産で、チーズなどを加えた「牛乳乳製品」の食料自給率も59%(2019年度)あるが、飼料を加味すると25%に下がる。

 配合飼料価格は、穀物の国際相場や為替で乱高下し、酪農経営を不安定化させる要因にもなっている。特に今年は中国の大量輸入で国際相場が高騰。農林水産省の農業物価指数では、4月の1トン当たりの小売価格(乳用牛飼育用)は、前年同月比13・3%増の7万9810円に。付加価値が高いノンGMOの飼料価格はさらに高く、この傾向は当面続くとみられる。

 道内では近年、人口減による消費減でコメから飼料用トウモロコシへの転作が進む。北海道農政事務所の聞き取り調査では、飼料用トウモロコシの20年の作付面積は、17年比83%増の686ヘクタールに拡大している。自給飼料に詳しい酪農学園大の荒木和秋名誉教授は「よつ葉の取り組みは日本農業が目指すべき自給率向上に寄与する」と評価する。(生田憲)

2212とはずがたり:2021/08/18(水) 20:14:50
そうかw
個人的には日本製粉という激渋かっこええ名前をニップンとかいうふざけた名前にしやがってと義憤に駆られたハッカーがやってくれた筈とか思ってたけどこっちのほうが説得力あるな。。
今回,起動不能、バックアップもダメで修復不可能と完膚なきまでにやられた様で随分恨みを買ってたんだなと思ったが日本政府を機能不全にする目的でやられたとするならまあそれも納得か。。

社名変更は遅きに失したとは云え方向性は正しかったという訳なんだなw
後,ハッカーではなくクラッカーだから小麦粉欲しかった筈というツッコミも艸

https://twitter.com/petro_vich/status/1427788783550754821
petrovich
@petro_vich
日本製粉がハッキングの被害にあった件、外国人ハッカーが日本製粉(にほんせいふん)と日本政府(にほんせいふ)を間違った説がまことしやかに囁かれている。霞ヶ関と霞ヶ浦を間違って攻撃した前科が実際あるからな・・・
午前9:25 ・ 2021年8月18日・Twitter for Android

https://twitter.com/MountainMace/status/1427852369761509380
マセ山
@MountainMace
ハッカーではなくクラッカーだから当然小麦粉に用があったんでしょう。
午後1:38 ・ 2021年8月18日

日本の製粉大手に「前例ない」大規模攻撃 大量データ暗号化 起動不能、バックアップもダメで「復旧困難」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/17/news121.html
2021年08月17日 16時46分 公開
[松浦立樹,ITmedia]

 「システムの起動そのものが不可能で、データ復旧の手段はない」――製粉大手のニップン(東証一部上場)は8月16日、7月7日に受けたサイバー攻撃の詳細と影響を明らかにした。

 グループ会社を含むサーバの大半が同時攻撃を受け、バックアップを含む大量のデータが暗号化されて復旧不能に。外部専門家に「前例のない規模」と報告を受けたという。

 財務システムも被害を受け、早期の復旧が困難なため、8月5日に発表予定だった2021年4〜6月期の決算は、約3カ月延期。8月16日が提出期限だった四半期報告書の提出も、11月15日に延期する。


開示資料より
 サイバー攻撃を受けたのは7月7日未明。グループの情報ネットワークのサーバや端末が同時多発的な攻撃を受け、大量のファイルが暗号化された。

 ニップン単体の財務・販売管理データを保管しているファイルサーバに加え、グループ企業で同じ販売管理システムを使っていた11社と、同じ財務会計システムを利用していた26社にも被害が及んだという。

 同社は全サーバを停止し、ネットワークを遮断したが、これにより、全ての社内システムや共有ファイルサーバにアクセスができなくなった。

 外部専門家に調査を依頼したところ、(1)被害を受けたシステムすべてで、サーバのボリュームまたはサーバの内部に格納されたファイルの大部分が暗号化され、システムの起動そのものが不可能、(2)サーバの早期復旧に有効な技術的手段が確認できない、(3)データのバックアップを管理しているサーバも同じ状況であり、データの復旧の有効的な手段が「ない」と報告を受けたという。

 さらに、「これほど広範囲に影響を及ぼす事案は例がなく、復旧、安全性の構築までには相応の時間と労力が必要」との報告もあった。

 事業継続計画(BCP)は事前に策定していたが、拠点単位のシステム障害を想定しており、「グループ会社を含むサーバの大半が一度に同時攻撃を受ける」という今回の事態は想定外。オンラインバックアップも保存していたが、それも同時に被害にあうなど「BCPで想定していた事態を大きく上回る状況」だと説明している。

 同社は現在、対策本部を設置し、原因の究明や二次被害の抑止策、情報システムの復旧、再発防止策を検討中。システムの復旧には、サーバの再構築やネットワーク環境の見直し、会計データの再取得などに「相応の期間」を要するとしている。

 4〜6月期の決算作業に向け、財務会計システムは新たに導入し直す予定。新システムは9月上旬ごろに利用できる見通しだ。連結会計システムも新規導入し、決算作業ができる体制を整える。決算に必要なデータのうち、容易に復元・収集できないものについては、各事業所に資料作成を依頼しているという。


決算発表延期の開示資料より
 工場などは正常な操業を続けており、製品の供給は「これまで通り維持している」と説明している。

2213とはずがたり:2021/09/04(土) 20:27:08
キリンビール社長の布施孝之さん死去 「本麒麟」をヒット商品に
https://www.asahi.com/articles/ASP935DH3P93ULFA01V.html?ref=tw_asahi
2021年9月3日 16時30分

2214荷主研究者:2021/10/02(土) 15:35:26

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/583803?rct=n_hokkaido
2021年08/30 21:21 北海道新聞
本別製糖所、23年3月生産終了 北糖 北見製糖所などに集約

 製糖最大手のDM三井製糖ホールディングス(HD、東京)は30日、子会社である北海道糖業(札幌)の本別製糖所(十勝管内本別町)でのビート糖生産を2023年3月で終了すると発表した。同製糖所の生産分は同社北見製糖所(北見)などに移管する。老朽化が進む本別製糖所の生産分を他の製糖所に集約し、生産体制の効率化を図る。

 本別製糖所の生産分は、三井製糖HDと資本業務提携を結ぶ日本甜菜製糖(東京)の芽室製糖所(十勝管内芽室町)にも移す。本別製糖所の従業員約50人は他の拠点への異動などで対応する方針。生産終了後の同製糖所は原料となるビートの集荷場や製品の保管庫などとして活用を見込むため、一部の従業員は残る可能性もある。

 本別製糖所の20年のビート糖の生産量は5万7千トンで、北糖が生産するビート糖の約4割を占める。同製糖所は1962年設立でボイラー設備などの老朽化が進んでいることや、人口減少や健康志向で国内市場が縮小していることなどから生産終了を決めた。

 本別町の高橋正夫町長は「本別製糖所が町の工業製造品出荷額に占める割合は4分の3程度もあり、砂糖生産終了による税収減は避けられない。関連産業裾野も広く、本別経済への影響は計り知れない。農協などと存続協議会を設置し、生産終了の延期や見直しを求めていきたい」と述べた。(岡田圭史、土屋航)

2215荷主研究者:2021/10/02(土) 16:23:03

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC270ZJ0X20C21A8000000/
2021年9月2日 4:00 日本経済新聞 香川
夢の糖「希少糖」、香川で産業集積 高松帝酸が製造装置

2216荷主研究者:2021/10/02(土) 16:36:37

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC26BDD0W1A820C2000000/?unlock=1
2021年9月3日 7:58 日本経済新聞 九州・沖縄
キリンビール福岡工場、地元産の麦芽製造 データ活用も
拠点を探る

2217荷主研究者:2021/10/02(土) 16:37:26

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/585620?rct=n_hokkaido
2021年09/04 08:04 北海道新聞
岩内の飲料工場閉鎖へ 日本アスパラガス、千歳に拠点集約

 【岩内】清涼飲料水製造の日本アスパラガス(後志管内岩内町)が、同町内の缶飲料製造工場を来年5月末で閉鎖し、ペットボトル飲料を製造している千歳市内の自社工場敷地に移転・新設することが3日、分かった。製造拠点を集約して事業の効率化を図る。

 千歳では、来年8月に新しい缶飲料製造工場を稼働させる予定。物流に有利な立地を生かして経費の削減を進め、製造量の維持・拡大も図る。本社と野菜加工工場は当面、岩内町内に残す。

残り:199文字/全文:403文字

2218とはずがたり:2021/11/12(金) 17:31:34
キッコーマン、しょうゆ・豆乳など216品目を値上げ
11/12(金) 14:28配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67363aa0117f093bc26acddc48a6b7e001bec38
読売新聞オンライン

 キッコーマンは12日、しょうゆや豆乳などの216品目を、2022年2月16日納品分から値上げすると発表した。しょうゆは約4〜10%、豆乳は約5〜6%引き上げる。

 大豆や小麦などの原材料価格や物流費が上昇していることが要因。「キッコーマン こいくちしょうゆ」(1リットル)の希望小売価格は税込み398円から420円となる。

2219荷主研究者:2021/11/27(土) 23:02:02

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00615704?isReadConfirmed=true
2021/10/20 05:00 日刊工業新聞
キッコーマン、千葉・野田に新工場開設 24年4月稼働

 キッコーマンは19日、千葉県野田市にしょうゆやつゆ、たれなどを製造する新工場を開設し、2024年4月に稼働すると発表した。着工は22年6月で投資額は約110億円。キッコーマンの新工場の設置は11年ぶり。IoT(モノのインターネット)を活用した生産システムや立体自動倉庫など、新たな技術や設備の導入により、スマートファクトリー化を進め、生産性の向上を図る。

 新工場は延べ床面積が約7474平方メートルで、スマート化と省人化によるコンパクトな工場にすることで、既存の工場に比べ生産性を約3倍に高める。

 また、エネルギー効率を向上させ、省エネ機器の導入や再生可能エネルギーを活用することで二酸化炭素(CO2)の排出量の削減と水使用量の低減を図る。

(2021/10/20 05:00)

2220荷主研究者:2021/11/27(土) 23:03:24

https://www.sakigake.jp/news/article/20211021AK0019/
2021年10月21日 10時31分 秋田魁新報
カルビーのポテチ用11トン出荷 小坂町、増産目指す

小坂町産ジャガイモの箱詰め作業=町畑作振興センター

 秋田県小坂町は大手菓子メーカー・カルビー(東京)へ供給するため2018年度から栽培しているポテトチップス用のジャガイモについて、21年度は11トンを出荷したと発表した。カルビーへの出荷は2年連続で、20年度を約2・5トン上回った。町は畑作振興センターを増築して馬鈴薯(ばれいしょ)選別機を設置することにしており、さらなる増産を目指す。

 カルビー向けに栽培しているのは加工用品種「オホーツクチップ」。4月に約50アールに種芋を植え、8月6、7日に収穫、14日に出荷した。作付面積は20年度と同じだが、栽培技術向上による収量の増加や、大型収穫機導入による作業の効率化などで最終的な出荷量が増えた。

 本年度は町と県、地元の農業法人でつくる従来の「試験栽培協議会」を発展的に解散し、新たに栽培受託組織「町ポテトコントラクター」を4月に設立した。農地所有者に参入を呼び掛け、さらなる作付け拡大を図る。

 町は「カルビーのバックアップを受けて栽培技術が向上し、でんぷん量などカルビーの買い取り基準を満たすジャガイモを生産できるようになった」としている。

 町によると、今夏は主な産地である北海道が干ばつ、九州が長雨の影響を受け、ジャガイモは全国的に不足気味だという。こうした事態に対応するため町は今後、貯蔵技術を向上させて長期供給の実現を目指したいとしている。

 このほか、本年度は市場出荷向けの生食用品種「キタアカリ」も約50アールに作付けし、先月6、7日に収穫した。畑作振興センターで選別と箱詰めをし、秋田市の市場に出荷したほか、養豚業のポークランドグループ(小坂町)にコロッケの原料として供給している。

2221とはずがたり:2021/12/03(金) 11:39:21
味の素、鶏肉冷凍食品を値上げへ 2月以降、家庭用で最大10%
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2021113001000422.html
2021/11/30 11:47共同通信

 味の素冷凍食品(東京)は30日、タイで製造している鶏肉冷凍食品について、家庭用4品と業務用40品種の出荷価格を値上げすると発表した。家庭用は来年2月1日の納品分から約6?10%、業務用は3月1日の納品分から約6?8%引き上げる。原材料費や燃料費が高騰し「合理化と効率化でコストを吸収できなくなった」としている。

 主力製品で家庭用の「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」は価格を据え置き、容量を減らす。実質的な値上げとなる。

 値上げする家庭用の主な製品は「ザ★から揚げ」「塩麹レモンから揚げ」など。業務用も、唐揚げやグリルチキンといった製品が対象となる。

2222とはずがたり:2021/12/03(金) 11:40:00
冷凍食品 2022年2月から マルハニチロも値上げ
2021/11/29 19:10FNNプライムオンライン
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-277608.html

家庭用冷凍食品の値上げが相次ぐ中、マルハニチロも値上げする。

マルハニチロは、2022年2月1日納品分から、家庭用冷凍食品およそ100品目を値上げすると発表した。

お弁当フライ製品などの調理品は、出荷価格でおよそ2?10%、果物や野菜などの農産品は、およそ5?23%引き上げる。

値上げは、世界的な需要の増加を背景に、原材料価格が上昇していることに加え、原油価格の高騰で、包装費や燃料費などのコストが高い状態が続いているためとしている。

2223荷主研究者:2021/12/12(日) 15:19:15

http://www.senmonshi.com/archive/02/021075JCJI0L0RN.asp
2021/11/05建通新聞社(岡山)
【岡山】日清製粉 新工場建設 倉敷市児島地区に

 【倉敷市】日清製粉(東京都千代田区神田錦町1ノ25、山田貴夫社長)は、かねてより取得していた倉敷市児島地区の瀬戸埠頭隣接地に、総工費約140億円を投入し、環境配慮型の新製粉工場を建設する。2023年1月ごろ着工し、25年5月ごろの稼働開始を目指す。

 建設地は倉敷市児島塩生の所有地3万1000平方㍍。設備能力は1日当たり小麦挽砕能力550㌧、小麦粉サイロ収容力4200㌧、立体自動倉庫収容力20万袋・5000㌧。

 新工場の稼働に伴い25年夏には岡山工場(岡山市北区下石井)、坂出工場(香川県坂出市入船町)を閉鎖する。2工場の跡地は将来的に売却する方針。同社はコストを低く抑え、効率よく事業運営するため関東、関西、九州で小規模工場の閉鎖と大型臨海工場への生産集約を進めてきており、今回の中四国地区で集約が完了する。新工場が完成すれば、大型臨海工場比率は現在の83%から92%に上昇する。

 現在の岡山工場はアパホテル岡山駅前の西隣という市街地にあるため、閉鎖後の跡地活用が注目される。

2021/11/05

2224荷主研究者:2021/12/12(日) 16:15:51

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC22DEQ022102021000000/?unlock=1
2021年11月16日 4:00 日本経済新聞
岡山の林原、家業脱し「国際バイオ企業」へ
企業研究 林原再生の10年㊤

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC22DYR022102021000000/?unlock=1
2021年11月17日 4:00 日本経済新聞
林原、経営に透明性 新事業展開へ社内結束
企業研究 林原再生10年㊦

2225とはずがたり:2022/01/07(金) 17:45:54
この辺>>705-708に出てきた会社が巧く対応出来てない??

【速報】日本マクドナルド 再びマックフライポテトをSサイズのみ販売 今月9日から1か月程度
1/7(金) 15:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5738747ad5f583961be2ab66d05f513a8a093194
TBS系(JNN)

日本マクドナルドは「マックフライポテト」のMサイズとLサイズの販売を一時休止し、再び「Sサイズ」のみの販売にすると発表しました。

日本マクドナルドによりますと「マックフライポテト」について全国の店舗で今月9日から1か月程度、「Sサイズ」のみの販売にするということです。

その間は、セットメニューのポテトも含め、Sサイズのみの販売となります。

原材料について、カナダの港での貨物の滞留や雪の影響、航路上での悪天候などが重なり輸入にさらなる遅れが発生しているためです。

マックフライポテトをめぐっては去年も12月24日から1週間、「Sサイズ」のみの販売を行っていました。日本マクドナルドは「原材料の安定調達にむけて最大限の対応を行ってまいります」としています。

2227荷主研究者:2022/01/09(日) 17:54:29

https://kahoku.news/articles/20211222khn000034.html
2021年12月23日 06:00 河北新報
サッポロ仙台工場、ビール製造停止へ 併設ビール園は営業継続

ビール製造を停止し、缶酎ハイなどの設備を新設する仙台工場(サッポロビール提供)

 サッポロビール(東京)は22日、仙台工場(宮城県名取市)のビール製造を2022年12月に停止し、缶酎ハイなど「レディー・トゥー・ドリンク(RTD)」の製造設備を新設すると発表した。ビール市場が縮小する一方、消費者の好みの多様化でRTD需要は拡大傾向にあり、設備費約36億円を投じて23年10月の稼働を予定する。

 「濃いめのレモンサワー」「男梅サワー」など同社の21年のRTD販売実績(20日時点)は、前年比約1・5倍の6万8700キロリットル。RTD事業に参入した10年以降で最高を記録した。全国2カ所目となる製造拠点の新設でRTD生産能力を倍増させ、生産の内製化や新商品の開発を図る。

 仙台工場は1971年に操業を開始した。主力の「サッポロ生ビール黒ラベル」や第三のビールなどを手掛けてきた。ビール製造設備の撤去費用は約37億円。仙台工場の全従業員74人は配置転換などで雇用を維持する方針。

 横尾努執行役員は「東北におけるRTD販売実績の伸び率は全国平均より高い。操業50年を迎えた歴史ある工場は、新しく生まれ変わる」と話す。

 工場内に19年に新設されたポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)のカップ入りスープ工場は引き続き稼働。工場併設のビール園も営業を継続する。

2228チバQ:2022/02/28(月) 11:31:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5719759d5cf14275c9a4856185302e12b85ccf
「アサヒビール巨大工場」閉鎖で大ピンチ…これから地方都市を襲う「暗い未来」
2/28(月) 8:05配信

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現代ビジネス
南足柄市に大打撃
Photo by gettyimages

 「私は工場に併設されている『アサヒビール園』の従業員ですが、工場が閉鎖されれば働くことはできなくなります。委託関連会社の正社員からパートまで、ビール工場にかかわる住民は大勢いる。それだけに工場閉鎖は深刻です」(地元従業員)

【写真】地方で起こっている「下請け工場切り」の深刻な実態

 2月15日、アサヒグループHDが南足柄市の神奈川工場を来年1月に閉鎖すると発表した。同社の主力商品「アサヒスーパードライ」を製造してきた約41万2000平方メートルの巨大工場が、姿を消す。

 この工場の関連会社や施設を含めた従業員は300人を超えていたこともあり、アルバイトを含めるとその数はさらに膨れる。今回の決定で地元関係者は職を失うことになる。

 さらに'02年の操業開始以来、同工場には年間約20万人の見学客が訪れ地元におカネを落としてきた。南足柄市からすれば貴重な収入源がごっそりなくなるのだ。

 アサヒグループはコロナ禍で酒類事業が減収する一方、オーストラリアのビール最大手を買収し、'21年12月期の売り上げ収益は前年比10・3%増を記録した。

 それでも国内のビール需要の落ち込みは改善されず、今回の工場閉鎖に踏み切った。

 南足柄市にとってさらに頭が痛い問題がある。

 「南足柄市のふるさと納税寄付金は年間30億円を超えますが、そのうちアサヒビール製品の返礼希望者が約8割にも達します。うちの酒屋はふるさと納税の返礼品を扱ってきた。工場がなくなると、その需要もゼロになってしまいます……」(市内のふるさと納税事業者)

 アサヒグループに取材をしたところ、

 「今回の閉鎖はグループの国内全体の最適生産・物流体制を再編し、高度化を進めるためです」

 と、回答が返ってきた。

 アサヒにとっては効果的なリストラなのかもしれないが、このようなケースが頻発すれば地方自治体は一気に衰退していくことになる。

 『週刊現代』2022年3月5日号より

週刊現代(講談社)

2229チバQ:2022/02/28(月) 19:16:29
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220216052000.html
南足柄のアサヒビール工場閉鎖 地元経済や市財政どうなる
2022/02/16 05:20神奈川新聞

南足柄のアサヒビール工場閉鎖 地元経済や市財政どうなる

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 観光拠点としても親しまれていたアサヒビール神奈川工場の操業終了を巡り、地元の南足柄では驚きの声が広がった。

 同工場は操業以来、ビールの製造工程を見たり試飲したりできる工場見学を実施し、ピークの03年には年間約18万人が訪問。同社のスーパードライなどのビールはふるさと納税の返礼品としても人気が高く、本年度は過去最高となる見込みの寄付金約30億円のうち8割を占める。

 今春市制50周年を迎える市財政に今後大きな影響を及ぼすことは必至で、加藤修平市長は「20年間もの間、市の産業振興に多大な貢献をいただいたが、影響は大きい」と打ち明けた。

https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/business/asahi_region-ASQ2J6THMQ2JPTLC005.html
アサヒビール四国工場閉鎖へ 地元の愛媛・西条、観光や財政に影響も
2022/02/17 10:00朝日新聞デジタル

アサヒビール四国工場閉鎖へ 地元の愛媛・西条、観光や財政に影響も

巨大なタンクが敷地内に立ち並ぶアサヒビール四国工場=2022年2月15日午後4時42分、愛媛県西条市、長田豊撮影

(朝日新聞デジタル)

 四国唯一の大手ビール会社の生産拠点、アサヒビール四国工場(愛媛県西条市)が来年1月末で操業を終えることがグループ親会社から発表された。雇用などの直接的な影響のほか、観光や市財政への打撃を関係者は心配している。

 工場の操業停止は15日、アサヒビールなどを傘下に置くアサヒグループホールディングスが発表。国内のビール離れなどを背景に「生産能力を最適化し、コスト競争力向上と効率化を推進する」として、四国工場と神奈川工場(神奈川県南足柄市)の操業を来年1月末に終了するなどの拠点再編計画が公表された。

 同社によると、四国工場は1998年6月に操業を始め、主力製品「アサヒスーパードライ」などを年間約473万箱(1箱は大瓶20本、約12・66リットル)生産。四国4県と広島県の一部に出荷してきた。

 四国工場の社員58人については、グループ内の配置転換や再就職を支援。約7万6千平方メートルある跡地利用は検討中としている。

 市によると、市内には工場以外のグループ社員も約30人いるといい、今後、配置転換などで家族を含めた一定数は市外に流出しそうだ。ただ、跡地は同社が既に売却交渉に入っているといい、後継企業の進出が速やかに決まれば、雇用などの影響は抑えられるのではないかという。

 一方、工場が担ってきた観光と市財政への貢献への影響は大きそうだ。

 工場内にはグループ直営レストラン「アサヒビール園 伊予西条店」があり、工場直送のビールとジンギスカンなどが楽しめる。コロナ禍前は受け付けていた工場見学も人気が高かった。16日午後、レストランの従業員は「昨日の発表で初めて工場撤退を知った。レストランの閉店時期は未定だが、大阪の系列店などへ転勤することになると思う」と話した。

 より深刻と見られるのが、ふるさと納税への影響だ。

 市地域振興課によると、19年度以降の寄付額は年間約7億5千万円。市の返礼品の金額ベースで約45%と人気が高いアルコール類のうち、大半を四国工場の製品が占めてきたが、工場撤退後は返礼品として取り扱えなくなる。市の担当者は「一足飛びにアサヒビールの穴埋めはできないが、地道に地場産品の掘り起こしに取り組みたい」と話す。

 アサヒビール四国工場の操業終了の発表を受けて、玉井敏久市長は「操業開始以降の貢献は多大で、ただただ残念だが、同時に心から感謝申し上げたい。操業終了後の対応に速やかにとりかかる」。中村時広知事も「四国唯一のビール工場の灯が消えることは断腸の思い。地域の活性化に向けた方策を市、関係機関とも連携して検討したい」とのコメントを出した。(長田豊)

2230とはずがたり:2022/03/10(木) 23:07:32

チョコやポテトチップスも 菓子値上げ相次ぐ 原材料価格上昇で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013525191000.html?utm_int=news-new_contents_latest_002
2022年3月10日 22時18分

カカオ豆や食用油などのさまざまな原材料の価格上昇を受けて、チョコレートやポテトチップスなど、菓子の価格を引き上げる動きがメーカーの間で相次いでいます。

このうち、大手菓子メーカーの明治は10日、チョコレートやグミ、ガムなどの商品、合わせて136品目について、ことし5月の出荷分から値上げすると発表しました。

原材料のカカオ豆や砂糖などが現地の天候不順や需要の高まりで価格が上昇しているほか、物流コストなども高止まりが続いているためで、出荷価格をおよそ3%から11%引き上げるとしています。

チョコレートの値上げは2015年7月以来、およそ7年ぶりになります。

また菓子メーカーの湖池屋もスティック状の菓子など12の商品について、ことし6月以降、価格は据え置いたままで内容量をおよそ6%から9%減らし、実質、値上げします。

世界的な需要の高まりで原料となるパーム油の価格が上昇しているためです。

このほか、「カルビー」も主力のポテトチップスなど17の商品について、ことし1月下旬から順次、値上げをしていてメーカーでは店頭価格は7%から10%程度、上がるとみています。

値上げの動きは身近な菓子にも及んでいます。

2231とはずがたり:2022/04/12(火) 23:18:08
伊藤園、茶葉と飲料トータル155品目を値上げ
4/12(火) 15:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b92ad8c17124ed0b08bc9a269d30a725db82b47
食品新聞

10月1日から値上げされるリーフ商品の一部、機能性表示食品「一番摘みのお〜いお茶」シリーズ

 伊藤園は12日、茶葉(リーフ・ティーバッグ・インスタント)商品と飲料トータル155品目の価格を改定すると発表した。対象品目は多岐にわたり値上げ幅はカテゴリーによって異なる。

 エネルギー費・物流費・人件費・原材料高騰が背景。
 「今後も企業努力だけでコストの上昇を吸収し続けることは困難な状況」(伊藤園)と判断した。

 一部商品を除く「お〜いお茶」ブランドなどのリーフ(包装茶)計24品目の値上げ幅は5〜7%増で10月1日の出荷分から実施される。

 そのほかは131品目は7月1日出荷分から実施され、対象品目と値上げ幅は以下のとおり。
(1)一部商品を除くリーフ商品(ティーバッグ・インスタント・抹茶):5〜12%増
(2)一部製品を除く茶系や野菜系などの紙パック飲料:10%増
(3)一部製品を除くペットボトルまたは缶の野菜飲料:4〜8%増
(4)一部製品を除く「タリーズコーヒー」ブランドなどの缶コーヒー:6〜9%増
(5)輸入ミネラルウォーター「エビアン」12〜15%増

 なお缶コーヒーのカテゴリーでは「タリーズコーヒーバリスタズブラック」(390ml)や「タリーズコーヒーバリスタズ 無糖ラテ」(370ml)などの飲料は対象外。
 「タリーズコーヒー」ブランドのレギュラーコーヒーも対象外。

2232とはずがたり:2022/04/18(月) 00:04:35

コロナ禍でオートミール市場が驚異的な伸長 「米化」以外の食べ方も訴求へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2160c087efbe7438939a88f6dbbebd1a0cdb71c5
4/17(日) 13:32配信
日本食糧新聞

新規参入の増加と菓子、加工食品からもオートミール使用の商品が多数発売されている

オートミール市場が100億円規模まで拡大したとみられる。インテージ社のSRIデータでは、2019年と2020年の比較、2020年と2021年の比較でそれぞれ約3倍伸長させており、2019年と2020年を比較すると、市場規模は約8倍以上と驚異的な伸長を示している。市場関係者の話を総合すると市場規模が100億円程度までに拡大したもようだ。一方、オートミールの価値伝達が一部分に限られていること、喫食率がまだ3割程度であること、さらには、新規参入の増加と菓子、加工食品からもオートミールを使用した商品が多く発売されており、2022年も成長は加速するとの見方が広がる。

オートミール市場拡大の契機となったのはコロナ禍だ。巣ごもり生活が続く中、新しい食品に挑戦する動きが活発化。さらに、感染に対する不安や運動不足から健康志向が高まったことから、オートミールが持つ簡便性・保存性に加え、豊富な食物繊維を含み、低GIであることなどの健康価値、さらに「米化(ご飯への置き換え)」との言葉が注目を集めたことで市場は拡大した。

一方、「米化」という言葉の市場への貢献を評価する一方、オートミールの可能性を狭くするとの指摘も聞かれており、各社は2022年、「米化」以外の食べ方や価値を訴求する。

2022年のオートミール市場について、メーカー各社はさらに市場拡大するとの見通しで共通。その根拠について日清シスコは自社が行った「オートミール」調査で、オートミールの認知率は81.3%と高いものの、知っているが食べたことないという人が50.3%。喫食経験者は31%にとどまっており、市場拡大の余地は大きいとの認識を示す。

一方、オートミールの不満点については、3割弱が「いつも同じ食べ方になってしまい飽きる」と答えている実態が分かったことから、食品として汎用(はんよう)性が高く、アレンジできるオートミールの価値を発信。春夏向けメニュー提案としてオートミールに牛乳やヨーグルトなどをかけて冷蔵庫で数時間から一晩置いて食べる「オーバーナイトオーツ」を訴求。

日本ケロッグもオートミールの成長余地は多いとする。3月には「ケロッグ プロテイン オートミール」を発売。オートミールの「糖質控えめ」や「食物繊維が豊富」という価値に加え、新たにタンパク質もしっかり取れることを商品の特徴として訴求し、これまでもニーズのあったダイエット関心層を中心にさらなるユーザー拡大を目指す。

日本食品製造はオートミールの販路やセグメントに適した製品を投入し、「日食 プレミアム ピュア オートミール」などの主力製品は1000gなどの大容量製品も投入。またユーズやニーズに合ったオートミールを「選べる」ことを付加価値とし、インスタントタイプ、ロールドタイプとオーガニックの3タイプのオートミール製品の品揃えを小売店に提案する。

日本食糧新聞社

2233とはずがたり:2022/04/19(火) 16:10:29

食卓が添加物だらけに…4月から食品の「無添加」表示禁止に識者が警鐘
https://jisin.jp/domestic/2079898/
記事投稿日:2022/03/31 11:00 最終更新日:2022/03/31 11:00

「塩と肉だけを使用して、一切添加物を使っていないソーセージを製造したとします。それでもメーカーはパッケージに“無添加”と書けないんですか? 処罰の対象になってしまうんですか?」(福島みずほ参議院議員)



「それは、ケースバイケースになります……」(消費者庁担当者)



このおかしなやりとりは、今年3月16日に、「食の安心・安全を創る議員連盟」が消費者庁と「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」についての意見交換の場で飛び出したものだ。



今月、消費者庁は店頭に並ぶ食品の成分表示に関して“誤解”を招くおそれがある10の類型をまとめ、「食品添加物表示制度」改正を発表。改正される項目の一つによって、食品メーカーは今後、商品パッケージに「無添加」という表記を使えなくなってしまったのだ。



ほかにも「着色料不使用」といった「○○不使用」という文言も、目立つ形で表示することが禁止に。適用されるのは今年4月製造分からで、みそや野菜飲料など“無添加”“不使用”と表示されている製品が市場から消えることになる。



今回の改正には、本来、着色料が含まれるはずのないミネラルウオーターに「着色料不使用」などと表示してはいけないなど、もっともな改正も含まれてはいるが、複数の項目は「できるだけ添加物は避けたい」と、表示を頼りに購入していた消費者にとっては痛手となるもの。なぜ健康志向の高まりと逆行するこのような事態が起きているのだろうかーー。



元・農水大臣で、現在も食の安全問題に取り組む山田正彦さんは、その理由を次のように説明する。



「消費者庁は“無添加”や“不使用”などと表示することで、『添加物を使っていない商品のほうが体によい』というメッセージを消費者に与えてしまうのはよくないからと主張しています。こうしたルールを新設する背景には、添加物を使っている食品が売れなくなることをおそれる大手食品会社などの思惑があるのでしょう。しかし、このままでは消費者の知る権利と、メーカーの表現の自由を奪いかねません」



すでに消費者庁は、添加物のネガティブなイメージを軽減するために「人工甘味料」の“人工”や、「合成保存料」の“合成”といった表示を、国会での議論を経ることなく’20年7月に表示用語から削除。それを受けて、今年4月以降は“人工甘味料不使用”などとパッケージに記載した商品は原則販売ができないことになる。



しかし、消費者の食品添加物に対する不信感は、依然として根強い。添加物に詳しい日本消費者連盟の原英二さんは、こう警鐘を鳴らす。



「消費者庁は、『国が認めた添加物は安全』という前提に立っていますが、添加物の安全評価は極めてあいまいです。評価基準となる実験はマウスなどの動物のみで、医薬品のようにヒトに対する臨床実験は行われていません。ヒトとマウスには当然大きな違いがありますし、ヒトだってお酒に強い弱いがあるように、個人差が存在するにもかかわらず、です」

2234とはずがたり:2022/04/19(火) 17:56:34
伊藤園、茶葉と飲料トータル155品目を値上げ
4/12(火) 15:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b92ad8c17124ed0b08bc9a269d30a725db82b47
食品新聞

10月1日から値上げされるリーフ商品の一部、機能性表示食品「一番摘みのお〜いお茶」シリーズ

 伊藤園は12日、茶葉(リーフ・ティーバッグ・インスタント)商品と飲料トータル155品目の価格を改定すると発表した。対象品目は多岐にわたり値上げ幅はカテゴリーによって異なる。

 エネルギー費・物流費・人件費・原材料高騰が背景。
 「今後も企業努力だけでコストの上昇を吸収し続けることは困難な状況」(伊藤園)と判断した。

 一部商品を除く「お〜いお茶」ブランドなどのリーフ(包装茶)計24品目の値上げ幅は5〜7%増で10月1日の出荷分から実施される。

2235とはずがたり:2022/04/21(木) 21:33:19
6人死亡火災の「三幸製菓」、5月に生産再開…出火原因は特定されず
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220421-OYT1T50265/
2022/04/21 20:38

 新潟県村上市の「三幸製菓」荒川工場で6人が死亡した火災で、同社は21日、安全確認のために停止している各工場の生産を5月中旬以降、順次再開させると発表した。商品の出荷・販売の再開は6月頃になるという。
出火し、白煙が上がる米菓製造「三幸製菓」荒川工場の火災現場。読売機から。2022年2月12日撮影

 同社は火災後、荒川、新崎(新潟市北区)、新発田(新潟県新発田市)の全3工場の生産を停止。外部の専門家を交えて出火原因の究明と再発防止策の検討を行っていた。出火原因は特定されていないが、新たな安全策がまとまったため、再開を決めたという。

 新たな安全策では、安全体制全般を主管する「総合安全品質保証室」を新設。工場の保安体制強化を目的とした「工場管理課」を工場ごとに設ける。夜勤を含む全従業員対象の避難訓練の実施なども盛り込んだ。

 同社は「生産再開後も火災原因の調査を継続し、新たな事実が判明した際は必要な施策を実施する」としている。

2236とはずがたり:2022/05/15(日) 18:20:19
ストロング系チューハイ裏話。国のいじめに酒造メーカーブチ切れ
https://www.mag2.com/p/news/420186
2019.10.20
by くられ『アリエナイ科学メルマ』

最近、コンビニやスーパーのお酒コーナーの棚には、「ストロング系」チューハイがズラリと並んでいますが、その裏には意外な理由があるようです。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、この度数が高いアルコール飲料について、背景にあるいびつな酒税体系、極端な低原価とその理由、過激な売り方を紹介するとともに、健康被害の懸念など問題点も指摘しています。
ストロング系チューハイという突然変異のミュータント

この前Twitterでストロング系チューハイがミュータントという話をしたのですが、今回はその理屈をちょっと掘り下げてみましょう。

日本という国はわけのわからない税金が各所にちりばめられており、見た目は低くても実質、世界各国の中では相当な重税大国です。そして年々税制が複雑化して税金がじわじわ上がって生活が苦しくなっているのは皆さんもご存じの通りです。

例えば、ビール1本、220円として酒税額は約77円、消費税額が22円と概算すると、99円が税金です。要するに税金がなければ本来の価格は121円というわけです。

酒税は国にとっても主要な税収源ですから取りたい気持ちもあるのでしょうが、その結果、麦芽の比率を抑えた第2のビール、第3のビールなんてものが登場してはそれらが「ハイだめーー!」と即座に税金をかけられて値上がりして結果衰退するというのを横目で見てきた人は多いと思います。

国というゲームマスターはユーザーがユーザー同士でメリットがあって少しでも胴元に入る金が少なくなるとルール改訂を打ってそれを止めるわけです。なかなか悪質な運営です(笑)。

1890年代には国税の3〜40%をも占めていた酒税も、2005年には3%台(2014年には2.5%を割っている)になっているにも関わらず、基本的には少し安くなることはあっても抜本的に安くなることは無く、さらには酒造メーカーの新規参入まで法律そのものが大きく阻むことで国産の酒というのは生まれにくい状況…という話を日本酒やワイン製造を行っている小さな蔵元やワイナリーで聞くので、たぶんそうなのでしょう。

特にビールは酒の中ではぶっちぎりの出荷量(全体の4割近く)のため、特に第2、第3のビールを造っても酒税改訂で課税されて潰されるという、メーカーの努力を国が即座に潰しに来るというやりとりがあったわけです。

そんな度重なる課税ストレスにより酒造メーカーの良心のタガがはずれたようなものが、ストロング系チューハイでしょう。

350mlあたりの税金は10度未満で発泡性の酒はビール77円に比べて28円と安く、原価も醸造アルコール(ぶっちゃけバイオエタノール)、ガムシロップ、香料、甘味料、酸味料!(あと果汁分ちょっと)以上!!というソフトドリンクのノウハウをそのままアルコール飲料に転化して税法的に最も安くなる(故にみんな揃って9%)という原価激押さえのガブガブ行ける高アルコール飲料というパンドラのフタが開いたわけです。

原価は果汁分数%以下のソフトドリンク原価にアルコール代。具体的には1リットルあたり数十円と、当然普通にちゃんとした材料から作るアルコールより遙か彼方の安さです。

売り方もご存じの通りの開き直りっぷりが凄まじい(笑)。

「昼から飲もう!」的なPR、「健康?なにそれ飲んでから考えよう!」「いっぱい飲んだら現金プレゼント!」みたいなノリでコマーシャル展開をしているのは、酒造メーカーとして今まで薄皮一枚で作ってこなかった商品へのプライドを捨てた感じが伝わってきます。

これらの簡単に酔っ払える安酒は今や空前の売り上げへとなりつつあり、そこから生み出される健康被害、しいては国保への負担は酒税なんかより遙かに重いんだろうなと思うと、なかなか感慨深いものがあります。

そもそも醸造アルコールの技術自体、農水省や経産省がバイオ燃料として肝いり予算で開発したもので、トウモロコシの芯や稲わらなどを亜臨界水などでセロオリゴ糖に分解し、バイテク技術の結晶ともいえるスーパー酵母菌によって生み出されるエタノール…が何の因果か国民がガブガブ飲むことになるとはなかなか本当に感慨深いものがあります(笑)。

2237とはずがたり:2022/08/16(火) 10:15:26

絶対量だけでは無く一人当たり消費量も減ってるんだな〜

需要喚起へ若者のアイデアを 酒類消費減少で―国税庁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081300326&amp;g=soc
2022年08月14日07時12分

 国税庁は、若者を対象に日本産酒類の需要喚起に向けた提案を募るコンテスト「サケビバ!」を開催する。新たなサービスや販売戦略について若者目線のアイデアを引き出し、人口減少などで縮小傾向にある国内市場の活性化につなげたい考えだ。

 国税庁によると、成人1人当たり酒類消費数量は1995年度に100リットルだったが、2020年度は75リットルまで減少。近年はコロナ禍で飲み会や外食の機会が失われ、お酒を飲まない人が増えているとみられる。
 特に指摘されるのが若者の「アルコール離れ」。民間の研究機関によると、若者の半数程度は日常的な飲酒習慣がないという。
 そこで、酒類業界を所管する国税庁は、需要喚起に向け若者の意見を募集。コロナ禍で増えた「家飲み」に合わせた製品やデザインのほか、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した新しい販売手法などに関する提案を期待している。
 応募できるのは20〜39歳の個人、または3人以内のグループ。9月9日まで受け付ける。書類審査の通過者は、11月10日に東京都内で開く本選大会に進む。最優秀賞を受賞したアイデアについては同庁が事業化を支援する。大会の様子はオンラインで配信する予定。

2238とはずがたり:2022/09/06(火) 20:56:00

ほんとにメロン100%でジュース造ったらあんま美味しく無さそうw

トロピカーナ「100%メロンテイスト」 実はメロン2% 景表法違反
9/6(火) 15:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4894dcc435e0fe5ff4f32997ff0ea1c0d362378
毎日新聞

景品表示法違反に当たるとして措置命令が出た「トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト」のパッケージ=消費者庁で2022年9月6日、寺町六花撮影

 キリンビバレッジ(東京都)が販売するメロン味のミックスジュースについて、消費者庁は6日、原材料の大部分がメロン果汁であるかのようなパッケージ表示が景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、同社に再発防止などを求める措置命令を出した。実際はメロン果汁は2%しか使用していなかったという。

 対象となったのは、2020年6月〜22年4月に「トロピカーナ100%まるごと果実感メロンテイスト」(900ミリリットル入り、税抜き250円)で使われていたパッケージ。「100% MELON TASTE」「厳選マスクメロン」といった表示や、メロンにストローを刺したイラストが注ぎ口の部分に表示されていた。

 ただ、実際には果汁の98%がブドウやリンゴ、バナナで、メロンはわずか2%。同社は現在、パッケージを修正して商品を販売しているという。【寺町六花】

2239とはずがたり:2022/10/07(金) 21:10:38
米ぬかから代替肉 山形大・渡辺教授ら世界初
https://www.yamagata-np.jp/news/202210/07/kj_2022100700169.php
2022/10/7 11:17
脱脂米ぬかから抽出したタンパク質を原料に作られた代替肉(渡辺昌規山形大教授提供)

 山形大農学部の渡辺昌規教授(バイオマス資源学)などは6日、脱脂米ぬかから抽出したタンパク質を原料に、代替肉の製造に成功したと発表した。世界初の技術で、大豆由来と同質の食感を実現した。代替肉は昨今注目を集めており、米ぬかを使うことで稲作の収益性向上につながるとの期待がある。

高タンパク化、既存食品添加も視野

 脱脂米ぬかは、米油を抽出する際の副産物として大量に発生する。ミネラルを含んでいるが、活用は飼料などに限られていた。渡辺教授は2018年、食品産業機械のサタケ(広島県)と共同で、脱脂米ぬかから高濃度タンパク質を抽出・精製する技術を開発し、特許を取得。抽出物は固形状で、代替肉への展開を着想した。

 つなぎとなる多糖類と油を加えることで、市販されている大豆由来の代替肉と同等の弾力、ジューシーさを持たせることに成功した。色素を加えなくても、見た目は本来の肉に近い。硬さや香りは製造過程でコントロールでき、消費者ニーズに合わせることが可能になる。何も手を加えないと、コメの風味を感じられるという。

 米ぬかタンパク質は食物アレルギーの原因となる「アレルゲン」を含まず、安全性の高さも特徴とされる。代替肉のほか、サプリメントや既存の食品に添加して高タンパク化させるといった活用法を視野に入れ、2年後の実用・事業化を目指している。

 渡辺教授は代替肉原料の新たな選択肢として、脱脂米ぬかの付加価値を高めることを目指す。「白米のみを作る稲作から、白米とタンパク質を生産する稲作に転換させる。収益性を高めることで持続可能な農業につながる」と話している。

2240とはずがたり:2022/10/29(土) 20:24:03
ニップン、「伝説のから揚げ粉」「オーマイ ミートソース」など最大17%値上げ
読売新聞 / 2022年10月28日 17時8分
https://news.infoseek.co.jp/article/20221028_yol_oyt1t50204/?tpgnr=busi-econ
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ニップン「ニップン 伝説のから揚げ粉」

 ニップンは28日、家庭用のパスタソースやミックスなど計69品を来年1月4日納品分から値上げすると発表した。税抜きの希望小売価格を約2?17%引き上げる。

 「ニップン 伝説のから揚げ粉」は169円が179円に、「オーマイ ミートソース」は219円が225円になる。

 世界的な原料価格の高騰に加え、物流費、包装資材費も上昇。急激な円安もあり、企業努力だけでは吸収ができないという。

2241とはずがたり:2023/03/08(水) 16:35:57
美味い♪

ラングロールショコラ
https://www.bourbon.co.jp/product/detail/34443-01.html

2242とはずがたり:2023/04/19(水) 17:44:45

ブランド力最強と思ってたシャウエッセンも値上げには
勝てないのか〜。

シャウエッセン値上げ「大失敗」 スーパーの棚、主役追われた分水嶺
https://www.asahi.com/articles/ASR4M05JTR4KPLFA00D.html
有料記事
金子智彦2023年4月19日 15時30分

 「大失敗」

 ソーセージ「シャウエッセン」で昨年実施した値上げに日本ハムの井川伸久社長(62)は悔恨の情をにじませた。

 「(販売数量の減少を)我慢している間にスーパーの棚が他社製品に差しかわってしまった」のだという。

日本ハム 新社長はチキチキボーンを育て、シャウエッセンを変えた男

 家畜のえさの価格がどんどん上昇し、食肉事業の収益が圧迫されている。さらに鳥インフルエンザの流行にも見舞われた。

 値上げの反動による買い控えが想定を上回った事業すらある。その象徴が「シャウエッセン」だ。

 振り返れば、その分水嶺(ぶ…

2243とはずがたり:2024/04/01(月) 15:12:55
人工甘味料アスパルテーム、WHO機関が初めて発がん可能性リスト掲載へ=関係者
By Reuters
2023年6月30日午後 2:03 GMT+99ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/article/health-who-aspartame-idJPKBN2YF1W0/


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