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製紙産業スレッド

763荷主研究者:2016/07/30(土) 13:02:26
>>615 >>694
http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00392996?isReadConfirmed=true
2016年7月18日 日刊工業新聞
ニュース拡大鏡/日本製紙、石炭灰加工品を初受注 東栄コンクリに30トン

コンクリート混和材「CfFA」を使って製作された縁石ブロック(側面にCfFAのロゴマークも)

 日本製紙は自家発電用ボイラの副産物、フライアッシュ(石炭灰)の有効利用に乗り出した。フライアッシュを加工して製品化したコンクリート混和材「CfFA(カーボン―フリー・フライアッシュ)」を初受注。コンクリート2次製品メーカーの東栄コンクリート工業(山形市)に初期ロットとして30トンを納入した。CfFAはコンクリートの耐久性を高める効果があり、東栄コンクリートは塩害の影響を受けやすい縁石ブロックなどの土木資材に使っていく。(編集委員・青柳一弘)

【地産地消で削減】

 原料となるフライアッシュは、日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)にある火力発電設備の副産物。これまでほとんど最終処分されていたが、大分大学発ベンチャーのゼロテクノ(大分市)の技術を導入し、石巻工場内に加工プラントを設置して2016年4月に本格操業した。通常、フライアッシュに5%程度含まれる未燃炭素分を加熱改質により1%以下に抑え、生コンクリートに混和した際の品質管理を容易にしている。トンネルなどの現場打設工事を含め、震災関連の復興工事に幅広く適用してコンクリート構造物を高耐久化し、同時に“地産地消による廃棄物削減”を実現する狙いだ。

【東北大が参画】

 CfFAの事業主体として設立した日本製紙MFA東北有限責任事業組合(仙台市青葉区)には、地域への普及と使用条件に則した施工のため東北大学大学院工学研究科の久田真教授が参画。東栄コンクリートは久田教授を通じてプレキャストコンクリートへの適用を検討し、採用を決めた。

【流動性増す】

 同社はセメントの15%程度をCfFAに置き換えて縁石ブロックなどを製作。CfFA30トンはコンクリート2次製品で約1200トン分になる。「現状では原材料費(生コンクリート)で約6%のコストアップになる。だが、CfFAを使うと打設時の流動性が増す効果もあり、生産効率改善でかなりカバーできる」(新田裕之社長)としている。

(2016年7月18日 素材・ヘルスケア・環境)


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