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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
4289
:
荷主研究者
:2018/01/14(日) 23:25:29
>>4286
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/154830?rct=n_hokkaido
2018年01/04 10:00 北海道新聞
札樽道―札幌都心アクセス道路検討 開発局「事故と混雑解消」
http://tohazugatali.web.fc2.com/road/20180104hokkaido01.JPG
札幌都心部と札樽道を結ぶ「都心アクセス道路」構想の検討が加速している。開発局と札幌市、道の3者は時短効果や経済活性化など数々のメリットを挙げ、整備の必要性を主張。新年度には北海道開発予算に調査費が計上され、専門家による詳細なルートの検討が始まる見通しだ。一方、市民からは「費用対効果があるのか」と疑問の声も上がる。なぜ道路整備が必要なのか、論点をまとめた。
アクセス道路は、国道5号(創成川通)のうち、北3条のJR函館線高架南側から北34条の札樽道・札幌北インターチェンジ(IC)付近を結ぶ約4キロの区間に、自動車専用の高架や地下トンネルを建設する構想だ。2016年12月、開発局と市、道が検討会を設け整備効果や課題を探っている。
構想の出発点は、札幌都心部と高速道路のアクセスの悪さだ。札幌駅と札幌北ICの距離は4・6キロ。道外政令市の拠点駅とICとの距離は、仙台が1・5キロ、福岡が0・5キロ、広島が0・3キロと、札幌の遠さが際立つ。市は「都心と道内各地とのアクセスに課題がある」と強調する。
どのような効果があるのか。開発局は北3条―北34条間の信号交差点24カ所の混雑が解消でき、うち12カ所については「死傷事故率は全道平均の約6倍と非常に頻度が高い」(道路計画課)として、混雑と事故の解消につながると訴える。
市は、所要時間が現在の半分程度になると推計。冬(12〜2月)で現在の約17分から約7分に短縮、ピーク時には1時間近くかかるような混雑も解消され、「北広島の大型商業施設などに流れていた外国人の観光ツアーバスが都心に滞在しやすくなる」(市幹部)と期待する声も上がる。
また、市は1日900便ある札幌発着の都市間バスの定時性確保や、都心部の大病院への救急搬送の時間短縮など、メリットも大きいと強調する。道も北海道新幹線の札幌延伸を含む道内交通ネットワークの形成を前提に、アクセス道路が重要だとする。
開発局の試算では全て地下化すると約800億〜約1040億円、全て高架化すると約560億〜720億円かかる。交差点改良案は右折レーンを新設する内容だが、抜本的な解決にならないとの声もある。建設費を抑えるため高架と地下を組み合わせる形が有力だが、数百億円の巨費が予想される。
国直轄事業に認められれば市の負担は2割で済むが、それでも百億円規模に膨らむ可能性がある。札幌の市民団体「都心アクセス道路問題を考える市民の会」は「わずかな時間短縮のために巨額の税金投入は納得できない。情報公開も不十分だ」と、市などの姿勢を疑問視している。(鈴木雄二、十亀敬介)
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