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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1とはずがたり:2003/11/28(金) 21:25
建設検討・工事情報

国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
道路局 http://www.mlit.go.jp/road/index.html

4273とはずがたり:2017/12/22(金) 18:19:09
>>4273-4274
新名神、渋滞大幅緩和に期待

 この渋滞の緩和に役立つ高速道路が来春に開通する。中国道の北側に並行するように建設が進む新名神高速道路だ。名古屋市-神戸市を結ぶ全長約174キロ。未整備区間があるが全線で開通すれば、同区間が2時間で結ばれ、名神と中国道を使う一般的なルートより約40分短縮できる見通しだ。

 高槻JCT・IC(大阪府高槻市)以西の43・1キロのうち、川西IC(兵庫県川西市)までの26・2キロが今月10日に開通。来年3月には神戸JCTにつながる。混雑する宝塚トンネルを迂回する新ルートになるとみられ、西日本高速道路は「渋滞は大幅に緩和されることになるだろう」と説明する。

 しかし、新名神が開通しても、関西の高速道路ネットワークが完成するわけではない。連結が途切れる「ミッシングリンク」と呼ばれる未完の区間が残っているためだ。奈良市-奈良県大和郡山市の大和北道路も建設事業に移る前段階の調査中区間があり、「関西大環状道路」と呼ばれる広域の道路網構想は実現の途上にある。

青写真は30年前に

 新名神高速道路の青写真は30年前に描かれたものだ。当時の国土庁が昭和62年にまとめた「第四次全国総合開発計画(四全総)」で、東名阪の三大都市圏の渋滞緩和を目指した環状道路の整備を行う方針が示され、「第二名神高速道路」として新名神の計画が浮上した。

 大阪府内をぐるりと囲うように和歌山、奈良、兵庫をつなげる関西大環状道路構想の主要道に位置付けられ、関西経済に活力を与える道路になると期待されてきた。

 実際、道路整備に引き寄せられるように新名神のIC周辺には外資系企業などが物流拠点を相次ぎ開設。米物流施設大手、プロロジスは昨年9月、新名神茨木千提寺(せんだいじ)IC(大阪府茨木市)のそばに延べ床面積19万平方メートルの倉庫を造った。川西ICに近い兵庫県猪名川町でも5棟で26万平方メートルの倉庫の建設計画を進めており、平成33年春から順次稼働させる。

 繁忙期には茨木市の倉庫では約千人が施設で働く。猪名川町の倉庫でも1500人の雇用が見込まれている。プロロジスの開発部開発企画室の村上隆志室長は「立地のポテンシャル(潜在的な力)に注目してきた」と話す。大和ハウス工業や三菱地所も新名神沿いに物流拠点を整備する。

首都圏との格差懸念

 道路網が充実すれば、こうした物流拠点から運ばれる商品も効率よく企業や家庭に運ばれる。経済環境が変わる中、経済界などからはミッシングリンクを埋めるよう求める声は強い。

 「人手不足が進む一方で、物流需要は拡大している。物流と人の流れをスムーズにして生産性を上げることが大切だ。訪日外国人旅行客も招きやすくなる」。関西経済連合会の西村和芳・地域連携部長はこう指摘。39年のリニア中央新幹線の開業で東京-名古屋の時間距離が短縮されることで関西からの人材流出や首都圏との経済格差拡大も懸念されており、西村氏は「リニア開通を見据えても、道路交通網を準備する必要がある」と語る。   =続く

4274とはずがたり:2017/12/22(金) 18:19:32
2017.12.20 15:14
【インフラ再考〜未完の道路網(中)】
「高速道路」のインパクト 「交通の空白地帯」和歌山が“インバウンド優等生”に
http://www.sankei.com/west/news/171220/wst1712200087-n1.html

変化に欠かせなかったもの

 格安航空会社(LCC)の発着便数が多い関西国際空港経由で多くの外国人が訪れ、インバウンド最先端を走る関西。特に最近、注目されているのが和歌山県だ。昨年の外国人宿泊者数は前年から2割近く増え、50万人の大台に初めて乗った。

 紀伊半島南部に位置する和歌山県は大阪府に隣接しながら「交通空白地帯」と揶揄(やゆ)され、もともとインバウンドに不利だった。だが、観光客のニーズに合ったものをピンポイントで提供する手法を取り入れた観光施策で“優等生”に躍り出た。

 それには、欠かせなかったものがある。「空白地帯」を結ぶ高速道路の整備だ。

道の駅に90万人

 平成27年7〜9月、紀勢自動車道南紀田辺インターチェンジ(IC)-すさみ南IC間と、那智勝浦新宮道路那智勝浦IC-市屋ランプ交差点間が開通。関空からすさみ南ICまでの所要時間は約2時間となり、カツオのケンケン漁で有名な和歌山県すさみ町が、観光客に手頃な行き先になった。11月19日、同町が開いたサイクリングイベントには外国人を含む450人もの自転車愛好家らが参加。定員超過で受け付けを締め切らざるを得なくなり、「これほど大規模になるとは思っていなかった」と町観光協会の楠本明治事務局長は驚きを隠せなかった。

近畿の高速道路整備状況

 盛況は、イベントだけではなかった。すさみ南IC近くの「道の駅すさみ」には、開通1年で町人口の200倍以上に相当する約90万人が押し寄せた。隣接する本州最南端・串本町でも、道の駅の利用者が3割増加。「インフラ一本でこうも変わるのか」。楠本事務局長は確かな手応えを感じている。

 住民の生活にも、高速道路の開通は大きい。紀南の拠点病院・南和歌山医療センター(田辺市)へ1時間以内で通える人は約1万3千人増えた。串本町の産業課商工観光グループ班長、谷口博文さんはこう話す。

 「高速道路延伸は長年の悲願だった。町の魅力を高めれば、さらに観光客を呼び込める」

 高速道路開通で、産業面の効果が顕著なのが奈良県だ。今年8月、京奈和自動車道の御所(ごせ)南IC(奈良県御所市)-五條北IC(同県五條市)間が開通。開通を控えた昨年、県内の工場立地件数は全国12位の32件に上った。平成14年の工場立地が2件と全国最下位だった様相は様変わりし、五條北IC近くの工業団地「南大和テクノタウン」には進出を目指す企業の問い合わせが相次いでいる。

道路整備から“漏れた”地域 村の97%が山林

 一方、道路整備から“漏れた”地域では、少子高齢化と過疎化が深刻だ。県のほぼ中央に位置する黒滝村は、村面積の97%が山林。五條北ICや御所南ICから車で40分の位置にあるが、ICに結ぶ基幹道路の整備が遅れている。

近畿の高速道路整備状況

 現在、人口740人(同村のホームページから)の半分超は65歳以上の高齢者で、中学生以下は約40人。鉄道網はなく、村民の足はマイカーか、村営コミュニティーバスだ。国道309号沿いにある道の駅「吉野路黒滝」に村唯一のコンビニエンスストアがあり、移動販売も担うなど、重要な生活拠点となっている。

 村企画政策課の前田斉(ひとし)課長は「住む場所に選ばれるには、道の拡幅が欠かせない」と危機感を募らせる。国土交通省によると、基準道幅(5・5メートル)を確保する国・都道府県道の比率は関東圏の80%前後に対し、奈良は56%と全国平均(76・7%)を大きく下回る。

 近畿大の斎藤峻(たか)彦(ひこ)名誉教授(交通経済学)は「道路整備の遅れは、潜在的な力を生かせず、関西経済全体の低迷につながる可能性もある」と指摘。「地域活性化には交通網の早期整備に加え、その恩恵を最大限受けられる仕掛けづくりを自治体間で連携して進めていくべきだ」と話した。


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