したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2004年参院選スレ

1309名無しさん:2009/10/04(日) 13:57:35
http://203.139.202.230/senkyo/04kenshou02.htm

「追い風」 勢力結集の戦略奏功
 「ジョン万次郎はこの土佐市の宇佐港から船出し、日本の改革と近代政治の基礎をつくった。広田君を当選させ、民主党政権をつくろう!」
 参院選投票日の前日。岡田克也代表を迎え、同市内で開いた街頭集会で平野貞夫参院議員は聴衆にこう訴え掛けた。ジョン万と同じ土佐清水市出身の広田一氏をダブらせる、平野氏らしい言い回しだった。

 翌11日夜。勝利宣言した広田氏の手を、今期限りで勇退する平野氏は満面の笑みで握りしめた。自民党現職に約2万8000票差を付ける「快勝」(陣営幹部)だったが、それまでの道のりは平たんではなかった。

 “看板”使い分け

 広田氏は13年参院選に続く2度目の挑戦。前回は橋本大二郎知事の全面支援を受け、草の根中心の戦いだったが、知事は今回「中立」の立場を取って静観。代わって得た支援勢力は民主党だった。

 しかし、広田氏は自民党出身。「民主公認」ではなく「無所属推薦」に強くこだわったように、保守層の支持者の中には「なぜ民主なのか」という違和感があり、後援会の動きは前回より鈍かった。

 一方の民主党も、年金未納問題をめぐる代表人事でゴタゴタ続き。「やっぱり僕にはツキがないのか…」。広田氏が周囲に弱音を漏らすこともあった。

 情勢が変化したのは、年金改革法案の強行採決以降。同党県連の武内則男幹事長(高知市議)は「あれを境に県民の反応が変わった」。その後も自衛隊の多国籍軍参加など小泉純一郎首相の“暴走”もあり、徐々にだが追撃ムードが高まる。

 公示後は岡田代表が2度来高するなど、「推薦候補としては破格のてこ入れ」(県連幹部)。その一方で、保守層の多い郡部では後援会、浮動層の多い市部では民主党を前面に“看板”を使い分け、陣営が目指した「幅広い勢力の結集」を実現した。

 知事譲り?

 一方、広田氏の選挙戦術には“知事譲り”ともいえる「したたかさ」ものぞいた。

 現職批判が渦巻く農協グループにはいち早く推薦願を出し、全国的にも異例の「自民候補の推薦見送り」に持ち込んだ。また、県内の市町村長には三位一体改革に対する考え方をまとめた文書を送付。これまでなら自民党支持でまとまる勢力の分断を図った。

 実際、公然と広田支持を打ち出す農協関係者や首長も少なからずいた。反自民の「風」を呼び込む努力が一定奏功した結果の勝利とも言える。

 参院選県選挙区を制した無所属候補は過去に2人。平野氏(平成4年)と田村公平氏(同7年)で広田氏が3人目になるが、非自民系の現職が再選した例はない。

 確固とした支持基盤がない広田氏にとって、保守層を多く内包する後援会と民主党との距離をどう取るか。一方の同党県連は、いまだに労組中心のぜい弱な組織の足腰をどう強くするのか。

 それぞれの「次」をにらめば、勝利の余韻に浸っている余裕はない。

 【写真】民主党の岡田代表と一緒に支持を呼び掛ける広田氏。反自民の「風」を受け止め、勝利を呼び込んだ(6日、高知市役所前)

(参院選取材班)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板