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農業総合スレ

12とはずがたり:2003/08/17(日) 21:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030816-00000002-mai-hok

[農政大転換]コメ戦争が始まる/5止 新十津川町・酒米生産組合 /北海道

 <食・農・健 北の大地で>
 ◇「初雫」「吟風」に活路求め
 ◇本州産に負けない品質−−いかに早く特色を打ち出すか
 酒造好適米の生産量で道内有数を誇る空知管内新十津川町。「産地間競争に生き残れるよう、いい品質を目指したい」。13戸で組織するピンネ酒米生産組合の吉原由明組合長(48)は酒米に活路を求める。
 組合員は稲作技術の高い農家をえりすぐった。酒造メーカーとの意見交換や農家同士の勉強会を頻繁に開くなど、毎年の気象条件が変動しても品質を一定に保つ努力を重ねる。
 酒米農家の期待を担うのは98、00年に相次いで道内で開発された「初雫(はつしずく)」と「吟風(ぎんぷう)」。酒米は冷涼な北海道での栽培に適さず、それまで道産種はなかった。
 初雫、吟風とも大粒でたんぱく質が少ない。吟風は「心白」と呼ばれる良質のでんぷんの固まりがある。「品質は本州産とそん色がない。これで本当の地酒ができ、コストダウンにもなる」。北海道酒造組合の丸山和男専務理事(66)は高く評価する。
 過去、本州産の酒米か道産の食用米を原料にしていた道内酒造メーカーは積極的に使い始めた。酒造組合などによると、道内の酒米使用量に占める初雫と吟風の割合は、98年度0・9%が02年度15・6%。生産量も98年度55トンが02年度1042トンと大幅に伸びた。
 新十津川町は現在、「日本清酒」(札幌市)と地元の「金滴酒造」から産地指定を受けている。酒米を生産する最大のメリットは、注文を受けて生産するため、売れ残る心配がないことだ。
 ただ、農家の手取りは、きらら397と同程度の1俵当たり約1万2000円。価格は年々落ちている。本州産の代表的酒米「山田錦」は1俵2〜3万円。吉原さんは「農家の努力をもう少し価格に反映してほしい」と注文する。
 5月の全国新酒鑑評会(酒類総合研究所主催)で吟風を使った「小林酒造」(空知管内栗山町)と「日本清酒」の大吟醸酒が入賞した。道産酒米の評価が高まれば、価格は上がる可能性もある。
 初雫などの誕生は「道産米の需要開拓のチャンス」(ホクレン米穀部)とされるが、酒米の市場規模は全国で約8万トン。コメ全体の1%に満たない。コメ戦争を生き抜くには、それぞれの産地が、いかにいち早く特色を打ち出すかにかかっているとも言える。【遠藤拓】=おわり(毎日新聞)
[8月16日18時48分更新]


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