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鉄道総合スレッド

7977チバQ:2015/08/04(火) 20:06:13

 ◆次の一手

 各社がクルーズトレインに力を入れる背景には、ななつ星の好調がある。

 数十万円という価格設定にも関わらず、運行開始から2年近くが経過しても、申込件数は定員を大きく上回る。特に、海外の富裕層への訴求力は高い。

 ななつ星単体の売上高は年間2億円程度で、約30億円の車両製造費に比べれば決して高くはない。だが、それを補って余りある効果がある。

 JR九州が全国的に注目を集めたことによって、「指宿のたまて箱」など他のクルーズトレインの乗客も急増した。「ゆふいんの森」は今年7月、新たに1両を増結し、5両編成にしたが、乗車率は90%台後半と高水準を維持している。九州各地を走るクルーズトレインが人気になれば、そこに至るまでの在来線や新幹線にも波及効果がある。

 JR九州は、ななつ星の波及効果が年3億円近くになったと弾く。

 他の鉄道会社も、クルーズトレイン単体だけではなく、近隣路線や、その他商業施設を含め、沿線全体への波及を狙う。

 ライバルが次々と登場する中で、JR九州は今後、クルーズトレイン元祖の地位を守り、さらに発展させることが求められる。

 もともとJR九州にとって、クルーズトレインは窮余の一策だった。赤字ローカル線ゆえの運行ダイヤの余裕や、過疎地だからこそ残る美しい車窓を逆手に取り、「列車そのものが旅の目的」というスタイルを築いた。

 JR九州の複数の関係者によると今後当面は、一から新車両を作るのではなく、既存の観光列車の運行区間を広げたり、運行本数を増やし、外国人観光客らの増加を目指す。対象列車には「あそぼーい!」などが浮上している。

 青柳俊彦社長は7月31日の記者会見で「九州以外でもわれわれがやってきた観光列車が広がっている。日本を元気にするという意味では仲間が増えたとの思いだ。次の一手は(沿線の)地元の皆さんと一緒に考えたい」と述べた。

                  ◇

 ■全国の鉄道各社の主な観光列車(運行予定分も含む)

 鉄道会社名/列車/運行区間

 JR九州/指宿のたまて箱/鹿児島中央-指宿

     /あそぼーい!/熊本-宮地

     /A列車で行こう/熊本-三角

     /ななつ星in九州/九州全域

 西日本鉄道/旅人/天神-太宰府

      /水都/天神-大牟田

 JR西日本/トワイライトエクスプレス瑞風/京都-下関

 JR東日本/トランスイート四季島/上野-北海道

      /東北エモーション/八戸-久慈

 (鉄道各社の発表資料などを基に作成)


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