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鉄道総合スレッド

7849チバQ:2015/06/14(日) 01:06:51
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/feature/CO012892/20150109-OYTAT50096.html
海峡開通!
(5)課題  経験生かし2次交通整備
2015年01月09日 05時00分

「奥津軽いまべつ駅」。2次交通の拠点になれるかが課題だ(昨年12月18日、今別町で)


■竜飛岬も“遠い”

 2016年3月の北海道新幹線開業への期待は高まっているが、課題も多い。その最たるものは、県内唯一の新駅となる「奥津軽いまべつ駅」(今別町)から観光客を県内各地に周遊させる「2次交通」の整備だ。

 現状はどうか。新駅に隣接するJR津軽海峡線「津軽今別駅」の2次交通は、今別町巡回バスと近くの「津軽二股駅」に停車するJR津軽線(青森―三厩)のみだ。直線距離で約20キロの観光名所・竜飛岬(外ヶ浜町)でさえ、公共交通機関を利用した場合、乗り継がないと行けない。

 県などは昨年11月、2次交通整備を進めるため、関係市町村や鉄道、バス会社などによる「奥津軽いまべつ駅二次交通整備推進会議」を作った。新駅を拠点とした整備を「ゼロからのスタートに近い」として、竜飛岬や津軽鉄道の終着駅・津軽中里駅(中泊町)などへの利便性向上を目指す方針だ。

■七戸十和田の教訓


県や事業者などが「奥津軽いまべつ駅二次交通整備推進会議」を作り、2次交通のあり方について検討している(昨年11月、青森市で)
 ただ、会議の議長を務める千葉耕悦県新幹線・並行在来線調整監は「民間事業者に現段階で新たな設備投資をお願いするのは難しい」と打ち明ける。新駅に停車する便数や客数が見通せない上に、身近に「苦い教訓」があるからだ。

 それは、2010年末の東北新幹線全線開業に伴い新設された「七戸十和田駅」(七戸町)の2次交通だ。開業に合わせ、下北交通(むつ市)などが同駅―むつ市間の直通バスを実証実験で運行したが、レンタカーなどに客が流れ、1日2往復約45人乗りのバスに平均2人程度しか乗らず、約1年後に廃止になった。

 バス路線廃止を受けて尻屋観光(東通村)が始めた予約制タクシーの運行は、ビジネス客の需要などを掘り起こして赤字を出さずに現在も続く。千葉調整監は「バス路線を廃止すれば、全体のイメージも悪くなる。七戸十和田の経験を生かし、今別で何が生き残るかしっかり考える必要がある」と話した。

■全県挙げた取り組みを

 課題は、2次交通の整備にとどまらない。少子高齢化と人口減少で今別町は、活気を奪われている。町の事業所は減り、宿泊施設や飲食店なども、観光客を迎え入れるのに不安が残る状態だ。県内のある交通事業者が「駅から降りた観光客を、竜飛岬以外にどこに連れて行くのか」と首をかしげるように、津軽半島全体の観光資源の発掘や魅力の発信も遅れている。

 今別町新幹線対策室の小野成治室長が「町だけで解決できる課題は多くない。県や周辺市町村、民間との連携を一層進めたい」と語るように、山積する課題の解決には、全県を挙げた取り組みが不可欠だ。北海道新幹線の開業は青森県にとって、「飛躍」の好機であると同時に「通過点」になる危険もはらんでいる。この1年、各方面でどれだけ連携を深め、準備を進められるのか。それが本県の将来の明暗を分ける可能性もある。(おわり)

(この連載は、小池和樹、小田倉陽平が担当しました)

2015年01月09日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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