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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

919とはずがたり:2008/09/13(土) 16:46:53

原油急落、企業は一服 消費者還元には時間
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200809120270.html
2008年9月13日1時2分

 原油の国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が1バレル=100ドルの大台を割り込む寸前の水準まで急落した。原油高騰に苦しんできた企業は一息つけそうだが、消費者が「値下げ」メリットを受けるにはまだ少し時間がかかる模様だ。

 11日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、先物価格の終値が前日比1.71ドル安の1バレル=100.87ドルと3日連続で下げ、終値では3月24日以来の安値をつけた。12日は反発したものの、産業界は原油安に期待が高まる。

 運輸大手のセイノーホールディングスは、ガソリン高騰などの影響で08年4〜6月期連結決算で輸送事業が営業赤字に転落した。担当者は「もっと値下がりして欲しい」と話した。遠洋マグロ漁業者も歓迎するが、「原油価格が1バレル70〜90ドルくらいにならないと燃料の重油価格は落ち着かない」(神奈川県三浦市の漁業会社社長)。

 郊外に展開する総合スーパーは、車で来店する客が多く、ガソリン高の影響をもろに受けてきた。ユニーは「ガソリンが安くなれば、冷え込んだ消費者心理もゆるむはずだ」と言う。

 8月の販売台数(軽自動車を除く)が前年同月比で約15%も減り、37年ぶりの水準に落ち込んだ自動車業界も「ガソリン価格が長期的に落ち着くなら、販売にとっては悪くない」(メーカー広報担当者)と胸をなで下ろす。

 1リットル当たりのレギュラーガソリンの全国平均小売価格は8月4日に185.1円の最高値をつけた後、5週連続で計10.6円値下がりした。石油元売り大手が10月から卸値の決定方式を変更するため、どの程度還元されるのか先行きは不透明だが、短期的には下落傾向が続く見込みだ。

 原油安で企業の原材料費の負担は軽くなるが、すぐには商品の値下げに結びつきそうにない。

 「マルちゃん」ブランドの業務用冷凍めんなどを今月値上げした東洋水産は、「原油が下がっても、輸入小麦の(政府からの売り渡し)価格が10月にも上がる。すぐに値下げということにはならない」(広報)と値下げ実施圧力に予防線を張る。

 すり身価格などの高騰でちくわを値上げしたマルハニチロホールディングスも「世界的な漁獲量の制限で魚自体が減っており、値下げまでは難しいと思う」(同)と話す。

 この春から値段はそのままで量を減らす「実質値上げ」を実施した生活用品の花王やP&G、ライオンも、原油が安くなってきたからといって量を元に戻す気配はない。「原油の値上がり分すべてを転嫁しているわけではない」(洗剤大手広報)との説明だ。

 タイヤ最大手ブリヂストンの荒川詔四社長も「原材料の値上がりに、まだ商品価格への転嫁が追いついていない状況だ」と当面の値下げを否定する。

 燃油価格の変動に応じて本体運賃に上乗せする航空機の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、日本航空も全日空も、3〜5カ月前の燃油の平均価格をもとに決定する方式を採っている。このため、利用者が運賃値下げの恩恵を受けるのは年明けからだ。電力最大手の東京電力は原油安が続けば、2800億円にのぼると予想している09年3月期決算の当期赤字額を大幅に圧縮できそうだ。ただ、今回の値下がり局面が続いたとしても、電気料金に反映されるのは、来年春以降になる。


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