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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

518とはずがたり:2009/11/19(木) 12:59:33


細島港大型岸壁新設へ試算 東国原知事
2009年11月18日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=21794&catid=74

 東国原知事は17日、日向市の細島港に大型岸壁を新設した場合、「整備効果が費用を5・6倍上回る」との試算を明らかにした。

 今後50年間で整備・維持費が38億円、輸送コスト削減などの経済効果が212億円と試算した。直轄公共事業の削減を進める政府に対し、県はこの結果を示して整備の必要性を訴えていく方針。

 細島港は、隣接する工業地に中国木材が進出予定で、国富町には昭和シェルソーラーの太陽電池パネル工場も立地を予定することから、既存の旭化成も含め、貨物取扱量の増加が期待される。

519名無しさん:2009/11/22(日) 09:29:33
敦賀港・多目的国際ターミナル:三セク設立総会開く 社長に河瀬市長就任
http://mainichi.jp/area/fukui/archive/news/2009/11/18/20091118ddlk18010663000c.html

来年秋に本格運用を始める敦賀港の鞠山(まりやま)南地区多目的国際ターミナルを管理運営する第三セクター「敦賀港国際ターミナル株式会社」が17日、取締役会と設立総会を敦賀市役所で開いた。社長には河瀬一治敦賀市長が就任し、常勤の専務に県産業労働部の桑原信二企画幹(30日付で退職)が就く。

同社は今月30日に設立し、資本金は1億1000万円。敦賀市と港を管理する県が計51%、物流やフェリーなど県内外の企業11社が49%を出資する。

本格運用までの主な業務はポートセールスで、現在は途絶えている中国との定期航路誘致や、ロシア・トロイツァ港との日本海横断航路開設などを目指す。来年秋には大型クレーンが完成し、同ターミナルでコンテナの取り扱いが始まるが、現在の推計では敦賀港全体で扱う貨物の0・7%(08年)に過ぎず、コンテナを増やすことが大きな課題だ。

設立総会であいさつした河瀬市長は「敦賀港の発展のため、民間と行政の橋渡しとして課せられた使命をしっかり果たしたい」と話した。

521名無しさん:2009/11/24(火) 06:23:54
京都府の舞鶴港は大口荷主のトステム綾部工場の工場閉鎖などがあり、
コンテナ貨物の集荷で苦戦しているようですが、ぜひ頑張ってもらいたいです。


高さ60M ガントリークレーン到着 舞鶴国際ふ頭 26日に移設
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112300108&genre=B1&area=K00

来春開港予定の「舞鶴国際ふ頭」(舞鶴市下安久)に23日、コンテナ積み降ろし用のガントリークレーンが到着した。大阪南港から台船で運ばれてきた。26日に移設が完了する予定。

ガントリークレーンは高さ約60メートルで、大阪南港で使われていた。1時間あたり約40個のコンテナを船やトラックに積み降ろしできる。台船上に立てたまま、高知県の室戸岬、長崎県沖などを経由して約1700キロの距離を運んできた。

台船は23日午前10時半ごろ、舞鶴国際ふ頭に接岸した。クレーンは岸壁に沿って移動できる長さ約280メートルのレール上に据えられる予定で、台船からレールまで橋をかけて移動させるという。

522とはずがたり:2009/11/24(火) 10:56:40
>>520
常陸那珂港区ではなく日立港区なんか。。
京浜港からの脱却は大歓迎で茨城港はその有力な選択肢なんだけど,鉄道貨物輸送的には不利かね。。。

>>521
舞鶴は近辺に産業も少ないし強み少ないですよね。。
敦賀港>>519との競争もありますし。

523とはずがたり:2009/11/27(金) 01:59:51

名古屋港鍋田ふ頭の第3バース完成「未定」に 事業仕分けで予算圧縮
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009112102000147.html
2009年11月21日 朝刊

名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルの第3バース建設地(点線内)
=国土交通省中部地方整備局提供
写真
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100049_size0.jpg
地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100050_size0.jpg

 政府の行政刷新会議による事業仕分けで港湾整備予算が圧縮され、「2011年度中」を予定していた名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナル(愛知県弥富市)の第3バース(停泊域)の完成時期が「未定」になったことが、国土交通省中部地方整備局への取材で分かった。

 同局によると、10年度予算概算要求で、全国の港湾整備に関する費用は1262億円。事業仕分けで、さらに10%程度の削減を求められた。

 このため、第3バースの総事業費264億円のうち、国が負担する120億円について、整備局は「全額を出せない可能性もある」と判断。8月に始まった工事の遅れも懸念し、完成時期を「未定」に変更した。
写真

 ただ、前原誠司国交相が東京、名古屋、大阪の3つの「スーパー中枢港湾」のうち、1、2カ所に10年度予算を重点配分する考えを示しており、名古屋港がその対象になれば、影響は軽減する可能性もある。

 鍋田ふ頭は自動車部品や産業機械などの輸出拠点。延長250メートル、水深12メートルで整備する第3バースをめぐっては、地元の自治体や経済界が「中京圏の国際競争力の強化に欠かせない」と早期の整備を求めている。

524荷主研究者:2009/11/29(日) 21:32:00
>>487 >>492
http://www.logistics.jp/headlines/20091123-004.html
2009年11月23日 物流ニッポン新聞
三ツ輪運輸 ガントリークレーン設置、作業効率、大幅にアップ

 三ッ輪運輸(栗林定正社長、北海道釧路市)が釧路港西港第3ふ頭コンテナヤードに設置した大型荷役機械「ガントリークレーン」が、9月から供用開始となった。従来と同じ荷役作業時間で、コンテナ取扱量が2倍に増え、作業効率が大幅にアップ。これを機に、同社では定期便の増便や大型船の就航を誘致し、釧路港の利用促進を図ることで、貨物の取扱量の増大とともに、東北海道地域全体の経済活性化につなげたい考え。

 ガントリークレーンは、釧路港における貨物の取扱量の増大を期待する物流事業者をはじめ、地元経済界の要望を受け、港湾管理者の釧路市が発注。総工費10億円、1年半かけて製造した。

 船舶側に横に伸びるアウトリーチが最大33メートル、つり上げにかかる最大高低差34メートルで、コンテナ積載量11列5段までの船舶を対象とし、1時間当たり30個の積み下ろしが可能。西港第4ふ頭で使用していたジブクレーン(岩手県釜石市に売却済み)の2倍の荷役能力を持つ。

526荷主研究者:2009/11/29(日) 22:17:40

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20091128/CK2009112802000174.html
2009年11月28日 中日新聞
海底の土地2400万円なり 焼津市が大井川港の民間所有地を購入

海底の民間所有地が焼津市に購入されることになる大井川港=焼津市大井川港で

 海の底の土地が2400万円?−。焼津市は27日、市議会11月定例会初日に、同市の大井川港の海底にある民間所有地4万7000平方メートルを2400万円で購入する議案を提出し、同日付で可決された。

 同港管理事務所によると、1964年に開港して以来、船が海面を運航するには問題はなかったが、所有権の問題があり、海底の土砂を取り除く工事などができなかった。同事務所は「海底に土砂がたまることで水深が上がり、船の運航に支障が出ることなどが、心配されている」として購入するという。

 大井川港は、同市と合併した旧・大井川町が、農地を造成して開港した経緯がある。開港前後に旧・大井川町が一帯の用地を購入した際、資金が足りず、当時の所有者からこの4万7000平方メートルだけ購入できなかったという。その後、海面の所有権や水面利用をめぐって、当時の所有者と旧町の間で裁判になることもあった。

 現在、海底の土地は焼津市の建設会社が所有していて、土地購入をめぐって静岡簡易裁判所に調停を申し立てている。静岡簡裁は6月に、同市と同社に2400万円で和解案を提示。同市は、この金額で購入することを決めた。建設会社も「和解に応じたい」としている。

 全国的にも珍しいケースだが、同事務所は「将来的に、新たな紛争が生ずる恐れもある。長年の懸案事項に手をつけた」と話している。一方で、港で釣りを楽しんでいた同市の男性(70)は「海の底の土地が、こんなに高いなんて。普通に考えたら、もったいないでしょ」と驚いた様子だった。 

(高橋健一)

527荷主研究者:2009/11/29(日) 22:46:24
>>520
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091128/241591
2009年11月29日 05:00 下野新聞
日産、日立港から輸出 北米向け、栃木工場5月目標

 日産自動車は栃木工場(上三川町上蒲生、高岡洋海工場長)で生産する北米向け車種の一部を茨城県日立市の茨城港日立港区から輸出する方針を決め、同県に伝えた。現在は主に横浜、横須賀港を利用。北関東自動車道(北関)を使い輸送時間が大幅に短縮できる。来年5月から利用を開始する見込みで、同社は「二酸化炭素(CO2)削減への貢献と、デリバリー(輸送)コスト削減を目指す」としている。

 日産の平井敏文執行役員と高岡栃木工場長が20日に茨城県庁を訪れ、橋本昌知事に日立港区の利用方針を伝えた。知事は「大変ありがたい」と応じた。樫村千秋日立市長も同席した。

 26日開会した同県議会定例会の提案説明の際にも、橋本知事は「茨城港の利用増加やブランド力向上、周辺地域への経済効果が期待される」と言及した。

 日立港区は輸入外車や石油製品、鉱産品、北海道の農産物など多様な貨物を扱っている。日産は同港区をスポット的に利用したことはあったが、本格的に利用を始める。

 栃木工場の生産能力は月産2万3千台。「栃木から世界へ」をキャッチフレーズに、海外向け生産が約8割を占めている。日立港区から輸出するのは北米向けインフィニティの一部で、初年度は6万台程度とみられる。

 茨城県港湾課によると、宇都宮市から茨城港へのアクセスは、北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。首都圏の渋滞も回避でき、物流効率が向上する。

 メルセデス・ベンツ日本は来年4月から、愛知県豊橋市の新車整備センターを日立市のセンターに統合し、日立港区を国内唯一の輸入拠点港とすることも決めており、自動車メーカーの「日立シフト」が相次いでいる。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091129/241706
2009年11月29日 05:00 下野新聞
「エコ」と北関が決め手 日産栃木工場日立港から輸出

 日産自動車が栃木工場で生産する北米向け車種の一部を茨城港日立港区から輸出することを決めたのは、地球温暖化対策の世界的潮流と、「百年に一度」の不況で一層のコスト削減を求められたこと、さらには昨年12月に北関東自動車道(北関)の栃木−茨城間が開通したことが大きい。

 民主党政権が温室効果ガス25%削減を掲げる中、エコカー開発を競う自動車業界にとって、完成車の輸送時に発生する二酸化炭素(CO2)削減も大きな課題。茨城県の橋本昌知事に面会した日産幹部は「社会的責任がある」と強調したという。

 同県が作成した茨城港のPRパンフレットには、京浜港との比較データが掲載されており、宇都宮市から北関を利用して茨城港に向かう場合は燃料で約45%、CO2排出量では約40%の削減が期待できるとしている。

 日産は茨城港利用について、北関開通前は「京浜港に比べて輸送コストが高い」などとして具体的に検討していなかった。しかし栃木工場が北関の宇都宮上三川インターチェンジの至近にあり、コスト面とともに環境負荷低減を重視して判断したとみられる。

 茨城県港湾課によると、日立港区は水深が15メートルまであり、船体のゲートから車を直接積み込める「RORO(ローロー)船」など大型船が着岸可能。既にベンツの東日本の輸入基地として年間3万台を扱っている。自動車物流拠点としての機能は高く、さらに利用が進む可能性もある。

 本県関係の主な茨城港利用企業は現在、常陸那珂港区を通じてアルミ原料を輸入する神戸製鋼所真岡製造所だけだが、利用増へ茨城県側の視線は熱い。9月には本県の工業団地立地企業をターゲットにセミナーを開いた。「今後もPRに力を入れたい」としている。

 本県の物流業者からは「コンテナ船が増便されないと、使いにくい」との要望が根強いが、「高速道路の無料化や大幅割引があれば利用が増える」との見方もある。

 一方で「最近、企業の目が茨城に向くばかり。北関の活用も含め、本県経済の活性化に直接つながる取り組みが必要だ」との声も出ている。

528とはずがたり:2009/11/30(月) 00:02:24
>>527-528
この前も書いたけど首都圏広域開発論者・北関推進派・つくば在住・京浜港一極集中反対派の俺としてはこういう動きを待っていた訳だが,JR貨物応援者としては宇都宮タ→本牧埠頭の輸出用の海コン輸送がこれからは利用されなく成るかと思うとちと複雑。

栃木→茨城港vs栃木→京浜港でこんなものか↓
>北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。

北関全通時に群馬→茨城港vs群馬→京浜港でどんなもんかなぁ。

529荷主研究者:2009/12/01(火) 23:21:24

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20091201205.htm
2009年12月1日01時20分 北國新聞
ウラジオ輸送2日に短縮 富山新港で実験始まる

臨時実験輸送で積み込まれるコンテナ=富山新港

 富山新港からロシア極東への輸送期間短縮を図ったコンテナ航路の臨時実験輸送は30日、射水市の同港で行われ、コンテナ4本をロシア・ウラジオストク行きの船に積み込んだ。これまで荷物は富山新港で積み込んでから10日後にウラジオストクに到着していたが、このモデル輸送では2日後に届く。

 富山新港からウラジオストクへ輸出する定期航路は同港で荷物を積んだ後、神戸、名古屋、横浜などを回り、ウラジオストクに向かっている。

 県は輸出超過の状況下、新規貨物の掘り起こしを目的に、国内の他港を寄った後、最後に富山新港で荷物を積んでロシアに向かう臨時実験輸送を国に事業提案、採択された。

 この日、富山新港に寄港した船に荷物を積み込んだのは東京、大阪、岐阜の3企業。同港までの運送費は県が全額負担した。県立地通商課では「まずますの結果だった。今後は日本海側だけで荷物を積み、ロシアに向かう航路の実現を要望したい」としている。

531とはずがたり:2009/12/03(木) 16:00:40
道内4港湾で開発局外部委 費用対効果が低下 事業継続に影響も (11/28 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/202431.html

 開発局は27日、道内4港湾の改良事業について「費用対効果」を検証する、外部有識者の事業審議委員会を開いた。4港湾とも効果が費用を上回るとして事業継続すべきと判断したが、貨物取扱量予測の下方修正などで費用対効果は低下。来年度の国の港湾整備予算が大幅縮小される見通しの中、事業継続に影響する可能性も出ている。

 審議されたのは、前回の審議から一定期間を経た小樽港、石狩湾新港、浦河港と、計画が大幅に変更された網走港の改良事業。

直轄国道10路線の事業継続 開発局 (11/26 09:56)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/640

532荷主研究者:2009/12/07(月) 00:57:20

http://www.lnews.jp/2009/12/34635.html
2009年12月02日 LNEWS
横浜ゴム/タイヤ国内輸送全体の21%を海上輸送

横浜ゴムは、国土交通省が中心となって推進する「エコシップマーク認定制度」において「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」の認定を受けた。

物流部門では、全社統合の集計システムを活用し、CO2排出量の削減とエネルギー効率の向上に取り組んでいるが、2009年度上期はタイヤ製品輸送における遠隔地へのフェリー便利用を前年度比2.1%増加させ、現在、タイヤ国内輸送全体の21%で海上輸送を利用となった。

これによりCO2排出量を前年度に比べ年間約160トン削減したもので、今後も海上と鉄道輸送の拡大、工場から販売会社・営業所への直送拡大、工場間輸送の効率化、ミルクラン方式の拡大などを進め、環境負荷の少ない物流を実現していく。

533荷主研究者:2009/12/11(金) 00:20:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t53008.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
拠点化へ企業連携 酒田港生かしたリサイクル産業

リサイクル関連企業が立地している酒田臨海工業団地

 山形県庄内地方に立地するリサイクル関連企業十数社が中心となり、資源循環のビジネスネットワーク構築を後押しする「庄内リサイクル産業情報センター」の設立準備が進められている。リサイクルポートに指定されている酒田港を最大限に生かし、リサイクル産業の拠点づくりを目指す。

 民間企業と地元市町村などが進める酒田港利用の長期構想に基づくプロジェクトで、2006年にスタート。昨年、酒田市、鶴岡市、山形市、遊佐町に立地する17の企業、団体が同センター設立準備協議会を組織し、酒田共同火力に事務局を設置した。既に自前のホームページをつくったほか、パンフレットも作製、配布するなどPRに力を入れ始めた。

 協議会によると、センターの主な役割は、リサイクル資源の需要と供給に関するリアルタイムの情報発信、加盟企業の販路開拓、リサイクル資源の品質保証―などを想定。企業間の情報共有を進め、効果的な資源循環や新たなリサイクル関連企業の立地を促すという。

 リサイクル産業の活性化により、酒田港の物流にも大きな刺激となる。山形県などによると、03年のリサイクルポート指定後、酒田臨海工業団地を中心に庄内への企業立地が進み、リサイクル関連企業は7社から14社に増加。石炭灰を中心に取扱資源量も増え、中国、韓国、タイなど海外には金属くずや古紙なども輸出している。

 問題は、東北のほかのリサイクルポート(八戸、釜石、能代)に比べると、物流規模がまだまだ小さいこと。

 「携帯電話から希少金属を再資源化する拠点となった秋田県小坂町のように、集積、解体にとどまらず、高付加価値のあるビジネスモデルをつくれるかどうかが酒田港の課題」(黒田昌裕東北公益文科大学長)という指摘もある。

 協議会では、来年度にも常勤スタッフを備えたセンターを正式に発足させたい考え。事務局を務める酒田共同火力の中野正幸理事は「安いコストで大量に資源を運べるという港のメリットを生かすのが理想。企業間のニーズをつなぎ、新たな企業進出を促すことができるようにしたい」と話している。

 連絡先は酒田共同火力内事務局0234(34)2321。

534荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002569755.shtml
2009/12/09 07:30 神戸新聞
神戸港にカボチャ集積 一大輸入港に

 カボチャを輸入する国内港で神戸港のシェアが伸びている。神戸税関によると、2008年の同港の国内シェアは約80%を占め、98年比で約30ポイント上昇しており、21年連続首位を維持した。神戸港周辺の輸入業者が専用船をチャーターするなど一大輸入港として集積が進んでいる。

 神戸港のシェアは数量ベースで1998年に48・6%だったが、08年には79・2%まで大幅に伸びた。輸入額は08年で58億7900万円で73・3%を占める。98年から08年までの輸入数量は国内全体で見ると約2割減ったが、神戸港は約3割増加し、この5年間も連続で前年水準を上回っている。

 背景には、神戸港周辺の輸入業者の積極的な取り組みがある。カボチャなど青果物の温度管理ができる国内唯一の専用船をチャーターし、荷揚げ後の薫蒸設備も充実させた。輸入の集中化でスケールメリットが生まれ、出荷までのコスト低下にもつながっている。

 輸入相手国は南半球のニュージーランドが約7割を占める。日本向け品種を日本国内と同様の栽培技術で育成しており、品質は国内産と比べても見劣りしないという。

 今年に入ってからも9月まで、神戸港の輸入量は前年の同じ時期に比べて2・6%増で推移。同税関は「スーパーなど量販店では国内産が好まれる傾向にあるが、端境期に安定的な供給をするには輸入品が欠かせない」と話している。

(三宅晃貴)

535荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:42

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002570649.shtml
2009/12/09 15:03 神戸新聞
遠のく神戸港復活 7年ぶりにコンテナ貨物減少

コンテナ貨物の取扱量が、7年ぶりに減る見込みとなった神戸港=9日午前、神戸市中央区港島9(撮影・長嶺麻子)

 2009年の神戸港のコンテナ貨物取扱量が7年ぶりに減少し、「港復活の基準値」といわれていた250万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)を割り込む見込みであることが、神戸市の調べで明らかになった。同市は18年までに300万TEUを目指すとしていた数値目標を一時的に“封印”。今後も「ドバイ・ショック」や円高の影響が予想され、港には強い逆風が吹いている。(前川茂之)

 同市によると、09年の年間コンテナ取扱個数は220万〜230万TEUとなる見込み。阪神・淡路大震災があった1995年以来、最高の取扱個数を記録した2008年から一転、1〜2割減少した。

 最も落ち込みが大きかったのは、基幹航路の北米や欧州航路の貨物。自動車を中心に金属機械工業品などが大幅に減少した。さらに高速道路料金の週末割引の影響で、国内のフェリー貨物も減ったという。

 神戸港では1994年に過去最高の年間292万TEUを記録したが、震災のため95年に半減した。4年前からは「250チャレンジ作戦」を掲げ、昨年ようやくその250万TEUを達成。今年は中国貨物を中心に誘致活動を展開し、新たな目標値として300万TEUを掲げていた。

 しかし昨秋の「リーマン・ショック」で積み荷量が激減。今年の円高や「ドバイ・ショック」も加わり、同市みなと総局は「現状では数値目標は引っ込めざるを得ない」と判断。「今後も物流はしばらく低調になる」と危機感を強めている。

 逆風の中、同市が期待を込めるのは、国が来年6月に決定するという重点投資港「国際コンテナ戦略港湾」の選定。阪神(神戸、大阪)、京浜(東京、横浜)、伊勢湾(名古屋、四日市)の三つの「スーパー中枢港湾」から絞り込まれる予定で、応募は1月。神戸市は「神戸港の利点を全力でPRしていきたい」としている。

536荷主研究者:2009/12/14(月) 23:47:12

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002574290.shtml
2009/12/11 08:35 神戸新聞
上組、タイ合弁会社の出資比率増加

 港湾運送大手の上組(神戸市中央区)は10日、タイで設立したコンテナターミナル運営の合弁会社への出資比率を増加させると発表した。港湾運送と陸送業務などの一体運営による運送時間の短縮やコスト削減が目的で、同国での業務拡大策の一環。

 出資額や出資比率は非公開。

 合弁会社は1991年、上組と丸紅(東京)、シンガポール港湾庁の3者で出資し、タイ最大のコンテナ取り扱い港レムチャバン港に設立。これまでに約700万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)のコンテナを取り扱っており、今後も年間約70万TEUの取り扱いが見込まれる。

 出資は、荷役からコンテナの陸送までを請け負う「コンテナターミナル業務」の強化が狙いで、取引先へのサービス向上を目指す。同社は「今後、同様の取り組みを、ほかの国や地域でも実施していきたい」としている。(三宅晃貴)

538荷主研究者:2009/12/21(月) 00:10:35
>>537
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091212_3
2009/12/12 岩手日報
盛岡貨物駅に通関基地 JR貨物10年3月設置
--------------------------------------------------------------------------------
 JR貨物(東京、小林正明社長)は来年3月、盛岡市永井の盛岡貨物ターミナル駅に内陸の通関物流基地(インランド・デポ)を設ける。国土交通省関東地方整備局のモデル事業の一環で、本県のほか東北から輸出入貨物を集め、京浜港(東京、神奈川県)との間で鉄道輸送する。同整備局によると、貨物駅内の通関物流基地開設は全国初。本県の貿易振興、海上コンテナの鉄道輸送の拡充に効果が期待される。

 関東地方整備局によると、モデル事業は京浜港の国際競争力を強化する物流高度化行動計画の取り組み。臨海部と内陸の海上コンテナ輸送拡充で輸送コスト、環境負荷の低減を図る。

 実際の運用はJR貨物の子会社、ジェイアール貨物・インターナショナル(東京)が実施。盛岡貨物ターミナル駅構内に保税地域を設け、集配に加えて新たに輸出入貨物の通関、保管を行う。

539貨物列車使って:2009/12/23(水) 17:34:43
>>537
>東北と京浜港を結ぶ既存の仙台港(仙台市宮城野区)―横浜本牧(横浜市)間の路線は廃止
>積み込み可能な貨物駅は、盛岡ターミナルと郡山ターミナル(郡山市)で、仙台圏は除かれる

http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/200912daiya.pdf

JR貨物の発表によると、現在の横浜本牧〜仙台港の列車は、東京貨物ターミナルからの継走のようです。
それを東京タ〜仙台港の直行にするようです。

これに海コンが載るのか?本牧から東京タへは陸送か?鉄道か?廃止か?

540 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/24(木) 22:23:26
>>501>>502>>523

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000350.html
国交省、重要港湾半数を整備凍結 103港を貨物量選別 

 国土交通省は23日、函館港(北海道)など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路
などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから
作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

 前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。概算要求
に生かすため10年夏ごろを目標に(1)継続中の施設整備事業を終えた後は整備をやめる(2)必要に応じ
新規整備を行う―に2分類する。

 重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。三つのスーパー
中枢港湾(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)や博多(福岡)など全国23の特定重要港湾を
補完する位置付けとなっている。

2009/12/24 02:02 【共同通信】

541荷主研究者:2009/12/29(火) 22:55:25
>>539
遅レスで申し訳ないです。
なるほど横浜本牧〜仙台港の列車が東京タ〜仙台港の直行になるのですね。

仙台港駅には何度か行ったことがありますが、駅構内にはラテックス専用のISOタンクコンテナがズラリと留置されています。これらは以前タンク車で輸送されていた千鳥町(旭化成)〜岩沼(大昭和製紙)のラテックス輸送がISOタンクコンテナ化されて横浜本牧〜仙台港の輸送に転換されたと想像しています。
その他にも仙台港駅には京葉久保田駅からのラテックス専用のISOタンクコンテナの到着があり、これは日本エイアンドエル㈱が発荷主と予想され、到着はやはり岩沼か石巻港の日本製紙でしょうか。

また発送ではJUKI電子工業㈱秋田工場の京浜港経由の輸出品フィーダー輸送(『JR貨物ニュース』2006年11月1日号)があります。20ft級海上コンテナは秋田貨物駅発で40ft級海上コンテナは仙台港駅発、また20ft級でも横浜港から輸出されるものは仙台港駅発になるとのことです。
私が目撃した輸送としては、三徳化学工業㈱の過酸化水素輸送があります。この輸送は2004年10月に宮城野〜大竹間でモーダルシフト実証実験としてISOタンクコンテナ化(『JR貨物ニュース』2004年7月15日号)されたのがスタートで、使用されるコンテナは2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

横浜本牧〜仙台港の列車の荷主は秋田地区から仙台周辺まで広範囲に及ぶものと思われますが、輸送体系の変化がどのような影響を及ぼすのか気になるところです。

542荷主研究者:2009/12/30(水) 00:26:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/205455_all.html
2009年12/15 06:54 北海道新聞
「国際バルク港」釧路名乗りへ 飼料輸入の利点PR

 【釧路】国の重要港湾である釧路港について釧路市は14日、国土交通省が選定を進める「国際バルク(ばら積み貨物)戦略港湾」の候補として名乗りを上げる検討に入った。北米から飼料用トウモロコシの輸入拠点として優位性を発揮できると判断した。指定されれば国の予算が重点配分され、現在よりも大型の船舶が入港可能な港湾整備も可能となる。

 国際バルク戦略港湾の指定は、東アジアで国際的な拠点港として急成長する釜山港(韓国)や上海港(中国)に対抗するのが狙い。国交省は、業界団体代表者らによる検討委員会を15日に発足し、来年4月に全国の重要港湾を対象に公募を開始。同年末に選定を終える方針だ。

 釧路港の取り扱う穀物飼料のうち9割近くは飼料用トウモロコシで、2008年の輸入量は全国7位の約70万トンに達する(函館税関調べ)。日本の穀物飼料の輸入量の7割を依存する北米に国内で最も近く、道内最大規模の飼料工場や道東の酪農地帯を抱えているため、「ほかの国内重要港湾よりも地理的な優位性は高い」(国交省幹部)とされる。

 市は年明けにも港湾事業関係者とともに検討部会を発足、地元負担額などを見極めて最終判断する考えだ。

543荷主研究者:2009/12/30(水) 00:28:08

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/206104_all.html
2009年12/18 14:47 北海道新聞
2年ぶり外国船 岩内新港に入港

 【岩内】岩内新港に13日から、カンボジア船籍の貨物船が入港している。蘭越町の尻別川改良工事に使用した作業船を分解して積み込むためで、同港に外国船が入るのは2年ぶり。

 町によると、停泊しているのは貨物船「シンシン」(2669トン、乗組員12人)。小樽開建が行った河川改良工事に使用した約500トンの作業船を分解し、韓国・釜山へ輸送する。輸送コスト削減のため、税関手続きをした小樽港ではなく、現場に近い岩内で積み込むことにした。早ければ18日に出港する。

 2000年の岩内−直江津(新潟県)間フェリーの廃止後、新港の利用は年約20件。代理店の日本通運小樽支店は「岸壁は、積み込み作業に十分な広さ。機会があれば、また利用したい」と話している。町はこれを機に今後の新港の利用促進につながれば、と期待している。

544とはずがたり:2009/12/30(水) 00:35:07
>>542
そんな香ばしい制度が(・∀・)>国際バルク港

釧路港から北海道各地にホキ2200で輸送しよう♪

545荷主研究者:2009/12/30(水) 01:10:07
>>544
釧路の飼料基地に関してはここで纏めた。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/shiryo-kogyo.html

しかし今後、道東の飼料基地としては十勝港が発展する可能性がある。ま、いずれにせよホキ2200の復活は難しいだろうが…(笑)

十勝港に道内最大級飼料基地 丸紅など 製造・保管一体
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/355

十勝港コンビナート計画 配合飼料工場が着工 穀物サイロは来月上旬
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/594

547とはずがたり:2009/12/30(水) 01:39:53
>>545
釧路開発埠頭→北見・旭川・帯広・名寄・道南ぐらいに発送できへんだかやぁ。

広尾は確かに農業基地十勝の臨需要地立地で優位性たかそうだけえが。。

548荷主研究者:2009/12/31(木) 12:16:26
>>383
酒田港の臨港線が活用される日がまた来るのであろうか。なかなか野心的なプランではある。

http://www.port-of-sakata.jp/butsuryu/4_environment/railway/index.html
酒田港を利用するための山形県内の物流体系

鉄道の利用

■ 酒田港内の貨物駅と鉄道
酒田港には、本港地区にJR貨物の酒田港駅があり、酒田駅から貨物専用線で引き込まれ、更に山形県所有の酒田港線により民間工場等に連結しています。

■ 広域鉄道網
JR貨物所有の酒田港線、JR東日本所有の陸羽東線、陸羽西線、羽越本線を利用した貨物利用が考えられますが、陸羽東線と陸羽西線は、現在貨物列車は走っていません。

■ 鉄道積替え施設(鉄道コンテナヤード)整備構想
高砂ふ頭国際ターミナルまで、鉄道が繋がっていませんが、約2.3km延伸すると国際ターミナルに隣接する港湾関連用地として未利用地があり、この用地を鉄道コンテナ専用のコンテナヤードとすることにより、現コンテナヤードと一体的な利用が可能です。
現在、国際ターミナルにはカントリークレーン、トップリフター、CFS上屋、リファーコンセントなどがあり、それらの既存施設が有効的に活用できます。

■ 陸羽東西貨物輸送化構想
現在陸羽東西線は貨物運航が行われていませんが、物理的には貨物列車が通行可能です。
そのため貨物輸送化に必要な調査検討を行っていきます。

549貨物列車使って:2010/01/01(金) 01:34:47
>>541
>2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。
>一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。
>UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

2009年8月に横浜本牧でSANTOKU CHEMICAL INDUSTORIES標記の宮城野〜大竹間専用と書かれたUT10C-8004がコキに載ったままの姿を目撃しております。
まだ運用されているようです。
こちらに画像がありますのでよろしければお越しください(拙ブログです)。
http://expechizen.exblog.jp/11818274/

550とはずがたり:2010/01/01(金) 01:49:49
>>549
おお,ブログ開設されてらっしゃったんですねぇ。
これからも宜しくです。

急行越前,客車急行で魅力的でした。時刻表で知ってるばかりで実際に乗ったことも沿線でもなく見たことすらもありませんが。

551荷主研究者:2010/01/01(金) 02:35:08
>>549
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

情報ありがとうございます!ブログを拝見させて戴きました。
三徳化学工業㈱のUT10C形式のコンテナはまだ使用中なんですね。
考えてみれば導入して間もない新しいコンテナですしISOタンクコンテナと併用しているのでしょうね。

私は現在、横浜に在住してますので、横浜本牧駅にはたまに行きます。道路からコンテナの観察がしやすいので調査にはうってつけの駅ですよね。
同駅での過酸化水素のコンテナで思い出すのは、2003年8月に目撃した日本パーオキサイド㈱のISOタンクコンテナ(NRS所有、NRSU1741010、過酸化水素水専用)で運用は郡山タ→大竹、着荷主は三井化学㈱でした。(目撃時は返回送でしたが・・・)
同輸送は以前は同社所有のタキ22800形などのタンク車で行われていたと予想され、郡山駅の同社専用線廃止後は鉄道輸送を止めてしまったと思っていたのですが、鉄道貨物輸送を継続していたのか〜!!と興奮した記憶があります。

ところで貨物列車使ってさんが >>549 で貼って戴いたブログで三徳化学工業㈱の過酸化水素水の下に書かれた「会社名なし」の「過酸化水素水」のISOタンクコンテナもコンテナ番号から推察すると私が上記で書きました日本パーオキサイド㈱が荷主ではないでしょうか?
写真を拝見していて気付いた次第です。

552貨物列車使って改め急行越前:2010/01/02(土) 23:06:22
とわずがたりさま、荷主研究者さま
拙ブログをご覧いただきありがとうございます。お恥ずかしい限りです...

>>551 コンテナ番号で荷主がわかるとはすごいです...タンクコンテナはこれから研究します...

553とはずがたり:2010/01/03(日) 00:54:03
急行越前様改めまして以後宜しくです。

いやぁ,ブログの記事凄い充実ぶりですね〜。またそちらにも寄せて貰いますので宜しくです。
写真を拝見しますに,私は30代後半ですが,やや年上でいらっしゃいましょうか?
東海道筋に住んでいたので113系と0系ぐらいしか見てない気がしますが(80系とか走ってた筈なんですけど記憶にあんまないなぁ。。)もっと写真に興味持っておけば良かったとちょい後悔してますね。

憚りながらリンク勝手にさせていただきました。不都合とかありましたらご一報下さると幸いです。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/link01.html#kamotsu

554荷主研究者:2010/01/03(日) 01:30:34
>>552
急行越前様、わざわざご丁寧にありがとうございます。

ブログの写真はどれも素晴らしい写真ばかりで楽しく拝見させて戴きました。私は鉄道貨物輸送が興味の中心で客車関係には疎いのですが、貴重な写真を多数撮られているようで、例えば板谷駅や三厩駅の貨物扱いをしている当時の写真は資料的価値が非常に高いのではないでしょうか!
これからもブログの方にお邪魔をさせて戴きます。

コンテナには数年前まで必ず荷票が付いていましたので荷主を調べるのは比較的容易でしたが、今は基本的に荷票が廃止されたので大変です。運用区間1つ調べるにしてもコンテナ番号を元に推定する(A駅とB駅で同じコンテナを目撃したのでA→B間で運用されていると予想)ことが必要です。私の興味はさらに運用区間から荷主を推定することですので、いろんな資料を参考にしては予想しているのですが、パズルを解くような楽しさがあるとも言えます。今回の日本パーオキサイド㈱の件についてもコンテナ番号が近く、同型のISOタンクコンテナだったということから予想したに過ぎませんので、正しいかどうかは分かりません…。

私は、とはずがたりとは歳の差がありまして(とはずがたりの弟です)、まだ30代に突入したばかりなのですが鉄道貨物輸送、特に専用線や車扱輸送を調べるにつけ、あと15年、いや10年でも早く生まれていたらもっと貴重な調査ができたのにと悔しく思うことが度々あります。急行越前様は貴重な写真を多数お持ちのようですので、これからも貴ブログ上で公開して戴けると幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

555急行越前:2010/01/04(月) 22:59:20
>>553 リンクありがとうございます!

でも、鈴木さん、吉岡さん、新貨車さんと並べられるとかなり恥ずかしいです...

私は「急行越前」なくなったころ大学生で今年「トラ」年の年男です。
貨物列車に興味を持ったのが、旧型客車がなくなった後、レイルマガジンで私有貨車の連載が始まったころです。
三厩や板谷の写真は、大学時代にやっていたのりつぶしのときのものです。
今考えてみると、まだローカル線に貨物列車があったときでしたので、
もっとよく見ておくべきだったと思うことしきりです。

お二人の鉄道貨物輸送に関する研究はすばらしいです。
できればお手伝いをしたいくらいです...

今後ともよろしくお願いいたします。

それから、私のブログにもリンクを貼らせていただきたいのですが、
「とはずがたりな掲示板」ではジャンルがいろいろあるので、
こちらの掲示板と鉄道貨物輸送の掲示板というのではいけませんか?

556とはずがたり:2010/01/05(火) 00:08:50
>>555
いえいえ,確かに吉岡さんの突き抜けた仕事ぶりは傑出の一言ですけど,急行越前さんの研究も広く深くてなかなかのもので。
急行越前さんや吉岡さんなんかの古い写真を見ると当時を見て記録されてるのが羨ましく思いますが,現代は現代でネット時代になりまして貴重な写真を初めとする資料を居ながらにして色々触れられるようになって趣味者にとっては喜ばしいのかもしれませんねー。
なかなか無くなってからでないと貴重に思えないので,自分がもう10年早く産まれてても時間浪費しなかったか自信ない気もします。。乗り潰しも写真も全部中途半端でしたね,私は。

リンクはそんな感じでして頂けると嬉しいです。ご協力を仰ぐ局面などあるやもしれませんのでその時は是非宜しくですm(_ _)m
またこちらに出来る事ありましたらまたなんなりとお願いします。微力ながら出来る限り協力させていただきます。

557急行越前:2010/01/06(水) 00:40:26
>>555 大研究の「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンクさせていただいてよろしいでしょうか?
最初にこれを見つけたとき、「自分もこれをやってみたい!」と真剣に思いました。

貨物列車を見ていると、日経新聞の企業面の記事と結構リンクしていることが多く、
日本の産業の一翼を担っているのだなと実感することが多々あります。
最近はCO2削減という大命題があり、その物流面の受け皿となりうるには何が必要なのか考え、
それが実現して貨物列車が増えるという風にしたいです。

例えば、横浜本牧駅の周りは海コントレーラーだらけです。
本牧埠頭駅でショートドレージのモーダルシフト実験が行われていますが、
これだって、本牧埠頭に揚がった海コンを本牧埠頭駅でコキに積むか横浜本牧でコキに積むかで、ドレージの距離は数百メートルしか違いません。
コンテナ船からコキに直接積んでもらいたいですね。
秋田港や新潟東港でできないですかね?

また、その先の内陸部へのドレージでトレーラーより鉄道貨物輸送が荷主にとって有利にならないと使ってもらえないわけですから、そのためには何が必要かまとめてみたいですね。

558とはずがたり:2010/01/06(水) 13:10:26
>>557
是非お願いしますヽ(´ー`)/>「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンク

お褒め頂き感謝です。我々にとって日本の鉄道貨物輸送に興味を持つという事はほぼ日本経済そのものに興味を持つという事と同じでしたね〜。
納得の行かない貨物輸送の廃止もありますが,その多くは現地行ったり資料調べたりすると製造の変化などに伴うやむを得ない現象も多く納得の作業でありました。
なかなか同好の同士が,少なくとも理解者が,増えずに淋しく思ってましたが,越前さんにも「これやってみたい」と思っていただけた事は励みになります。越前さんの荷主研究が進みましたら是非公開して下さいな〜。楽しみにしてます。

首都圏にあふれかえってるトラック輸送の削減は高速道路整備派でもある俺も高速道路整備とは別に必要な施策だと思いますがなかなか難しいですよね〜。
ローリーのピギーバック輸送も定着しませんでしたし。。

趣味者的も専用線使ってのコンテナ荷役はもっと出来ないものか屡々考えさせられるのですが,専用線管理コスト(道路管理費用は公がする)やトラックの動線の柔軟性(貨車は矢張り線路内のみ。入れ換えにも手間暇が掛かる)などで叶わないのかなぁと云うのが残念ながらの実感であります。
ガントリークレーンはどうか判りませんが一部港湾の積み込み施設も中古で売買される>>460様ですし,巨大で固定的な積み込み設備を作ってしまうよりは,トラック継送入れた方が何かと将来が見通せない(しかもその時々に関しては規格化が進んでいる)状況では難しいのかも。

個人的には貨物量を纏めることで採算ベースに乗る性質がある貨物輸送ですので補助金出して少々誘導ぐらいしても良さそうな気がしてます。

海コンも釜山航路が地方では充実してて距離的になかなか採算ベースに乗らないのがイタイですね〜。新潟や秋田は折角臨海鉄道の立地が良いので輸送先がないものか確かに気になります。

また昔はホキで運んでた麦芽なんかも最近は海コンみたいなんですけど,発送先の港で行き先別に海コンに詰めて発送するんですかね?
これも専用船で運ぶよりも固定費用削減できて有利なんでしょうかねぇ?なかなか一趣味者の手に余りそうな経済性計算になりそうなんですけど。

559荷主研究者:2010/01/06(水) 23:23:02
>>555-558
リンクありがとうございます!また我々の「日本の鉄道貨物輸送と物流」に興味を持って戴いて感激です。
急行越前さんの荷主研究が公開される日を楽しみにしています。情報交換等もさせて戴けたら幸いです。

私や兄のとはずがたりは同時期に鉄道貨物輸送に興味を持ったのですが、その時点では貨物駅の配線を調べたり、専用線の雰囲気を楽しむ程度でした。しかしやがて貨車やコンテナに入っている荷票の存在に気付き、その荷票がもたらす情報の面白さから鉄道貨物輸送の研究に嵌ったのだと思います。
ただ鉄道貨物輸送の既存の研究や趣味の世界では貨物駅の配線や貨車、機関車、スイッチャーの類に関するものが殆どで、荷主の観点から鉄道貨物輸送を研究している人が少ないなーという不満がありました。鉄道貨物輸送の本質とは貨物駅でも貨車でも機関車でもなく、やはり「荷主」だと思ってます。そんなわけで荷主研究者というHNを付けてしまいました(笑)。さらには鉄道貨物輸送から派生して、(鉄道貨物輸送とは関係しない)オイルターミナルのような共同基地にまで興味の対象は広がっています。
就職先もJR貨物から内定は貰ったのですが、最終的に荷主である素材メーカーに入ってしまいました(笑)。

鉄道貨物輸送が廃止になる事例はこれまで数えきれない程見てきましたが、現地に行ったり荷主のwebサイトを調べたりするにつけトラック輸送への転換という単純な図式では説明できないと痛感してきました。産業構造の変化などの背景こそが実はとても興味深く面白いなと思っています。

モーダルシフトの掛け声だけは相当前からあり実行もされてはいるのですが、絶対量で増加をなかなか実感できないですね。ただ日本の物流量全体を見ると実はバブル期をピークに年々減少しています。また日本はトラック輸送の依存度が高いと言われますが、ヨーロッパは日本以上にトラックへの依存度が高い(トンキロベースで6〜7割)のですが、ただ日本の場合は内航海運の依存度が非常に高いという特徴(トンキロベースでトラック55%、内航海運40%、鉄道5%というイメージでしょうか)があり、ヨーロッパ諸国は内航海運が未発達な分を鉄道輸送に依存している構造です。
そのため日本もトラックへの依存度を劇的に下げるのは難しいのではないかと思います。物流需要の多くが短距離陸上輸送であり、その分野はまさにトラック輸送の独壇場ですし。一方、輸送距離が500km以上の長距離陸上輸送でも重量ベースでトラックが7割、鉄道が3割のシェアと言われています。この分野の比率を逆転させる必要があるでしょう。ここを逆転させてもトンキロベースのシェアはそれほど大きく変わらないかもしれませんが、JR貨物の輸送量にとっては相当大きなインパクトがあり、経営的にも恒常的黒字化への道はまさにその辺にあると思います。

また、とはずがたりが言及している「補助金出して少々誘導ぐらいしても」と言うのは、近年具体化されてて、例えば「グリーン物流パートナーシップ会議」がありますね。
http://www.greenpartnership.jp/index.html
こういった事例を見ると多くの荷主企業が鉄道貨物輸送へのモーダルシフトを実現していることが分かります。

海上コンテナの鉄道輸送は私も推進派です。昭和40年代の国鉄時代には、海上コンテナを扱う港が横浜港や名古屋港、神戸港など主要港しかなく長距離の輸送需要があったため鉄道輸送が一時期盛んになったのですが、その後地方港でも次々と海上コンテナを扱えるようになったためあっという間に衰退してしまいました。
拙webではそういった理由まで纏めきれてませんでしたが…↓
ttp://butsuryu.web.fc2.com/kai-con2.html

現在においては鉄道、トラック、船舶の複合一貫輸送というのが理想なんでしょうけど、鉄道コンテナと海上コンテナ以外の試みはなかなか定着しないですね。ピギーバックやSVS、スワップボディ、DMTなど色々実験されましたが多くの荷主が一度に導入しないことには汎用性が発揮できないという弱みがあるせいか、定着しないままですね。
同様に海上コンテナの鉄道輸送も実験を行った後に具体化しない例が多い(室蘭港、四日市港、新潟東港、秋田港…)ですね。やはりある程度海上コンテナを扱える港を集約し、そういったハブ港から中長距離を鉄道で運ぶような仕組みがないと難しいのかもしれませんね…。

560急行越前:2010/01/07(木) 00:13:24
>>558-559
リンクさせていただきました。

私のはまだ「興味」の段階で「研究」には至っていません...

今、非常に興味があるのは、趣味界で「安中貨物」として話題の福島臨海鉄道宮下から都内経由で信越線安中間で行われている東邦亜鉛の亜鉛輸送です。
製錬済みとはいえ思い鉱物を遠距離運ぶ分コストプッシュしていることは間違いなく、
例えば鉱害補償を完遂するため、安中の工場を閉鎖しないないなんていう協定があるのではないかなんて考えています。

海コンはこちらのスレッドでもたびたび取り上げられているように、各県で寄港船の取り合いをやっている内はだめですね!
京浜港(東京と横浜)は連携し始めたようですが、宇都宮ターミナルや熊谷タ・倉賀野までの鉄道輸送がまとめやすそうなところへは千葉港、ひたちなか港、小名浜港なんかが競合しますよね。

561荷主研究者:2010/01/07(木) 01:17:05
>>560
早速のお返事ありがとうございます!

東邦亜鉛㈱は私も気になる荷主の1つです。「安中貨物」は今や非常に希少価値のある車扱の化成品列車ですので最近は注目度が上がっているようですね。また私が注目しているのは、倉賀野駅に昨年行った際に東邦亜鉛㈱が荷主と思われる発煙硫酸のISOタンクコンテナを目撃しました。恐らくは2008年頃まで羽前水沢駅にタンク車輸送されていたのがコンテナ化されたのではないかと想像してまして、解明したいと思っております。
私が所有する資料としましては、『JR貨物ニュース』2007年10月15日号には東邦亜鉛㈱小名浜製錬所と東邦号に関する記事がありますね。鉄道輸送されているのは、製錬前の亜鉛精鉱及び亜鉛焼鉱のようです。
また東邦亜鉛㈱安中製錬所については、私が以前硫酸スレッドに書き込みをしました。

2005年8月30日 化学工業日報 8面
東邦亜鉛 攻めに転じる安中製錬所 リサイクル原料比率を向上 インジウムの回収も再開へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061244142/45

本文中には、
>原料となる亜鉛精鉱は、福島県の小名浜製錬所で焙焼、焼成した亜鉛焼鉱と亜鉛精鉱が小名浜製錬所から毎日、貨物で輸送されている
といった記述もあります。

また『日経産業新聞』2001年5月15日付20面にも東邦亜鉛㈱安中製錬所の記事がありまして、「原料鉱石を全量輸入に頼り、内陸型精錬所の安中のハンディは少なくない」とあり、電解効率の向上を図るなど生産コストを大幅に削減しているとのことです。この記事もまた貼り付けます。

港湾は、空港と同様に戦略的な位置付けを考えずに各地の要望を元に整備し過ぎた結果、地方港はコンテナ航路の奪い合いをしているし、京浜港などの中枢港湾は海上コンテナのハブ機能を釜山や上海に奪われるなど散々な結果になってますよね。
海上コンテナの各港湾ごとの航路や取り扱い状況などを纏めて、鉄道輸送需要の可能性なんかを探りたいなーと思ったこともあるのですが、かなり煩雑な作業になりそうで全く進んでおりません…。

562 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/12(火) 21:30:05
海上コンテナのトラック輸送は微妙にスレ違いなのかな。
要はP/LとCLPをトラック輸送者に渡せ、ということだと思うのだけれど。

http://response.jp/article/2010/01/12/134666.html
海上コンテナトレーラー横転事故防止へ新法提出
2010年1月12日(火) 19時20分 国土交通省

国土交通省は12日、18日招集の通常国会に、国際海上コンテナの陸上輸送について、横転事故防止など安全確保
のための新法を提出すると発表した。

受け荷主等に対し、コンテナに詰められた貨物の品目、重量、積み付け状況などの情報をトラック事業者等に伝達
すること等を義務付けるほか、港湾や埠頭で、過積載や偏荷重等の不適切な状態にある輸入コンテナを発見・是正
するための制度も盛り込む。
また、安全速度での運転やコンテナロックの確実な実施等に関し、トラック運送事業者等が順守すべき事項も定める。

海上コンテナ陸上輸送の安全対策強化に向けた新法については、前原国交相が野党時代から必要性を指摘して
おり、民主党政策集「INDEX2009」にも盛り込まれていた。
これを受けて同省では、昨年12月4日に、海上コンテナに関する関係者らで構成する「国際海上コンテナの陸上輸送
における安全対策検討会議」を立ち上げ、三日月大造政務官が中心となって新法の制定を検討している。

《編集部》

563とはずがたり:2010/01/12(火) 22:20:18
>>562
トレーラーによるドレージや港湾関係など此処でやる心算ですので大歓迎っす。

565荷主研究者:2010/01/12(火) 23:35:37

http://www.logistics.jp/headlines/20100104-005.html
2010年01月04日 物流ニッポン新聞
北陸整備局 欧州むけ複合一貫輸送実験、シベリア鉄道使い展開

 北陸地方整備局は、欧州向けの輸出貨物を日本海側の港湾を経由してシベリア鉄道で運ぶ、複合一貫輸送の実験に取り組む。船舶だけを使った既存のケースに比べ、到着までの日数が短縮できるだけでなく、二酸化炭素(CO2)削減にもつながるのがメリット。北陸の拠点性を高め、地域の活性化に結び付ける。

 自動車の使用を極力抑えて、鉄道と船舶をメーンに展開する新たな試み。今回の実験は、港湾近くまで既にレールが敷かれ、インフラも整備されていることから、新潟東港で実施する。

 JR白新線黒山駅から新潟東港鉄道に乗り換え、旧藤寄駅まで輸送。コンテナターミナルまでの残り800メートルほどは、トレーラに積み替えて乗り入れる。新潟東港からロシアのウラジオストク港へ船舶で運んだ後、シベリア鉄道でモスクワやサンクトペテルブルグなどへ向かう。

566荷主研究者:2010/01/12(火) 23:36:23
>>565
東京貨物ターミナル駅から鉄道輸送するとのこと。旧藤寄駅でクレーン荷役なのか?トップリフターぐらい使って欲しいねぇ…。いやむしろ新潟東港コンテナターミナルまで線路が伸びている筈なのでトラックの積み替え無しでコンテナターミナルまで輸送したいところ。

http://www.hrr.mlit.go.jp/press/2009/01/100107kouwanbu.pdf
北陸地方整備局 港湾空港部 平成22年1月7日
環日本海複合一貫輸送の輸送実験について

平成21年12月17日付け記者発表で延期をお知らせしました「環日本海複合一貫輸送の輸送実験」につきまして、以下の内容で実施致しますのでお知らせします。
本実験では、コンテナを関東から鉄道輸送により、JR白新線黒山駅を経由して新潟東港鉄道旧藤寄駅まで輸送します。その後、旧藤寄駅でコンテナを降ろし、新潟東港国際コンテナターミナルにコンテナを搬入した後、ウラジオストク港へ海上輸送し、シベリア鉄道を利用してロシア内陸部まで鉄道輸送します。
本実験にて、輸送における問題点を抽出し、その対応結果をまとめるとともに、利便性向上に向けた課題の整理を行います。
【輸送実験の概要】
◆輸送実験公開日時(予定)
・平成22年1月14日(木)12時00分〜
新潟東港鉄道旧藤寄駅積おろし、新潟東港国際コンテナターミナル搬入

567とはずがたり:2010/01/13(水) 13:19:31
>>540
重要港湾にちっとも重要じゃ無い港も含まれてる件について。。

重要港湾、半数の新規整備凍結 国交省、年明けに着手
共同通信2009年12月24日(木)02:02
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/politics/CO2009122301000348.html

 国交省は23日、函館港など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、11年度から実施する考え。前原国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。前原氏は「ばらまき的な港湾行政を変える」と表明していた。


重要港湾の整備凍結検討 石狩など道内7港 (12/25 09:49)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/207190.html

 国土交通省は24日、国が指定する道内12カ所の重要港湾のうち、石狩湾新港など7カ所を新規整備凍結の検討対象とする方針を固めた。取扱貨物量の少なさなどを加味して選んだとみられ、来年夏をめどに正式決定し、2011年度から実施する方針だ。

 対象となるのは、石狩湾新港のほか、稚内、留萌、十勝(十勝管内広尾町)、根室、網走、紋別の6港。凍結が正式に決まれば、継続中の施設整備事業が終了後、岸壁や港湾道路などの新規整備が原則としてできなくなる。

 ただ、国交省は、一定期間の取扱貨物量の伸びや大型貨物船が接岸可能な岸壁の整備状況などさまざまな要素を考慮するほか、港管理者である地元自治体の意見も聞く方針で、対象港湾がさらに絞り込まれる可能性もある。<北海道新聞12月25日朝刊掲載>


重要港湾 103港の半数、整備凍結 国交省方針 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002601249.shtml

 国土交通省は23日、兵庫県の尼崎西宮芦屋港、東播磨港など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

 前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。概算要求に生かすため10年夏ごろを目標に(1)継続中の施設整備事業を終えた後は整備をやめる(2)必要に応じ新規整備を行う-に2分類する。

 重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。三つのスーパー中枢港湾(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)や博多(福岡)など全国23の特定重要港湾を補完する位置付けとなっている。

 貨物取扱量(07年)は1位の木更津港(千葉県)の7302万トンに対し、最下位の久慈港(岩手県)は27万トンと港湾の規模や果たしている役割には大きな開きがある。ただ将来の拡張や機能強化を前提に企業誘致などを進めている自治体もあり、整備対象の限定は議論を呼びそうだ。

 前原氏は今年10月、視察先の横浜港で「ばらまき的な港湾行政を変える」と表明。11年度からの投資重点化のため有識者の検討委員会を15日から始め、コンテナ貨物の国際集約拠点として整備してきたスーパー中枢港湾の絞り込みなどを行う予定にしている。

(2009/12/24 12:27)

京都新聞(12月24日付)
−−−
重要港湾整備 半数を凍結へ 11年度から国交省
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-14.html

国土交通省は23日、函館港(北海道)など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3段。概算要求に生かすため10年夏頃を目標に①継続中の施設整備事業を終えた後に整備をやめる②必要に応じて新規事業を行う−に2分類する。

重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。貨物取扱量(07年)は、1位の木更津港(千葉県)の7,302万トンに対し、最下位の久慈港(岩手県)は27万トンと港湾の規模や果たしている役割には大きな開きがある。舞鶴港(舞鶴市)は944万トンで全国34位。ただ将来の拡

568とはずがたり:2010/01/13(水) 13:21:09
>>567-568
早く具体的な名前が知りたいところ。

日本海側の拠点目指す どうなる伏木富山港整備
2009年12月30日 02:32
http://webun.jp/news/O100/knpnews/20091230/8324

日本海側の拠点目指す どうなる伏木富山港整備
将来のロシア直行航路の開設を目指し県が行ったモデル輸送で、船に積み込まれるコンテナ=11月30日、富山新港
 前原誠司国土交通相が港湾整備の「選択と集中」を打ち出し、地方の港湾間で生き残りをかけた競争が激しさを増している。政権が掲げる「コンクリートから人へ」の方針のもと、平成22年度予算案の港湾整備費は前年度比24・6%と大幅減。伏木富山港を抱える県も危機感を強め「日本海側の拠点港」として重点投資するよう国へのアピールを強めている。

 「思っていたより厳しい数字。楽観はできないが、気合いを入れてやるつもり」。石井知事は26日の記者会見で港湾整備費の減少に触れた上で予算獲得に意欲をみせた。

■中枢港へ集中投資
 前原国交相は、自民政権時代の港湾行政を「ばらまき」と批判。コンテナ取扱量で大きく水を空けられているシンガポールや上海、釜山などとの国際競争力を高めるため、コンテナ貨物の集約港と位置付ける京浜港(東京港・横浜港)伊勢湾港(名古屋港・四日市港)阪神港(神戸港・大阪港)の3つの「スーパー中枢港湾」への集中投資を打ち出した。

 一方で全国に103ある重要港湾は、貨物取扱量が少ない港を中心に、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を公表。伏木富山港を含む23の特定重要港湾は対象外だが、予算獲得競争が厳しくなるのは間違いない情勢だ。

■コンテナ全国17位
 「スーパー中枢港湾も大事だが、日本海側にも拠点港が必要」。こうした国の動きを受け、石井知事は11月以降、3度にわたり前原国交相に伏木富山港の重点化を直談判した。

 日本海側の特定重要港湾は新潟港と伏木富山港の2カ所。平成20年のコンテナ貨物量は新潟港の216万7千トンに対し、伏木富山港は80万3千トン。全国順位は新潟11位、伏木富山は17位と太平洋側の港湾に差を付けられている。

 今後、競争に打ち勝つには「いかに貨物量を集められるか」(港湾課)。特に、日系自動車企業の進出などで今後の経済発展が見込まれるロシアとの物流拡大が鍵となる。

■ポテンシャル高い
 知事が強調するのは伏木富山港の「ポテンシャル」。環日本海の中心に位置する地理的な強みに加え、日本海側では新潟港に次ぐ月38便のコンテナ航路を持つ。月2便のロシア航路は伏木富山を含め全国4カ所のみ。昨年7月の東海北陸自動車道の全線開通も追い風だ。名古屋など中京圏からの集荷を狙い、県は高速無料化実験に東海北陸道を採択するよう要望。日本海側の港にのみ寄港する新たなコンテナ航路の開設を目指し、来年度にも国に輸送実験を提案する。

 新潟港をはじめ、秋田港や鳥取県の境港など、日本海側の各港も対ロシア物流の拡大をにらむ。

 ライバル港との競争から抜け出し、日本海側の拠点港の地位を獲得できるか。今後の県の取り組みが問われている。(政治部・松波利枝)

569とはずがたり:2010/01/13(水) 17:56:47
>>540,567-568
=とは版重要港湾仕訳け(その1)=

北海道

宗谷支庁
* 稚内港(●稚内市/1957年5月20日)
網走支庁
* 網走港(●網走市/1978年4月15日)
* 紋別港(●紋別市/1975年4月22日)
根室支庁
* 根室港(●根室市/1978年4月15日)
釧路支庁
* 釧路港(●釧路市/1951年9月22日)★
十勝支庁
* 十勝港(●広尾町/1970年5月1日)
胆振支庁
* 苫小牧港(●苫小牧港管理組合/1963年4月1日)※特定重要港湾
* 室蘭港(●室蘭市/1951年1月19日)※特定重要港湾
渡島支庁
* 函館港(●函館市/1951年1月19日)★
後志支庁
* 小樽港(●小樽市/1951年1月19日)◆
石狩支庁
* 石狩湾新港(●石狩湾新港管理組合/1973年4月16日)◆
留萌支庁
* 留萌港(●留萌市/1952年2月1日)

東北

青森県
* 青森港(青森県/1951年1月19日)★
* むつ小川原港(青森県/1977年9月13日)
* 八戸港(青森県/1951年1月19日)★

岩手県
* 久慈港(岩手県/1975年4月22日)
* 宮古港(岩手県/1951年1月19日)★
* 釜石港(岩手県/1951年9月22日)★
* 大船渡港(岩手県/1959年6月11日)★

秋田県
* 能代港(秋田県/1975年5月26日)
* 秋田港(秋田県/1951年1月19日)◆
* 船川港(秋田県/1951年1月19日)◆

宮城県
* 石巻港(宮城県/1964年4月11日)★
* 仙台塩釜港(宮城県/1951年1月19日・仙台港区・塩釜港区)※特定重要港湾

山形県
* 酒田港(山形県/1951年1月19日)★

福島県
* 相馬港(福島県/1974年4月23日)
* 小名浜港(福島県/1951年1月19日)★

570とはずがたり:2010/01/13(水) 17:57:26

=とは版重要港湾仕訳け(その2)=

関東

茨城県
* 茨城港(茨城県/1983年3月29日・ひたちなか港・大甕港・日立港)★
* 鹿島港(茨城県/1963年4月1日)★

千葉県
* 木更津港(千葉県/1968年4月17日)★
* 千葉港(千葉県/1957年5月20日)※特定重要港湾

東京都
* 東京港(東京都/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)

神奈川県
* 横浜港(●横浜市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 川崎港(●川崎市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 横須賀港(●横須賀市/1951年1月19日)

中部

新潟県
* 新潟港(新潟県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 直江津港(新潟県/1951年9月22日)★
* 両津港(新潟県/1951年9月22日)
* 小木港(新潟県/1974年4月23日)

富山県
* 伏木富山港(富山県/1951年1月19日・富山港・富山新港・伏木港)※特定重要港湾

石川県
* 七尾港(石川県/1951年1月19日)★
* 金沢港(石川県/1964年4月1日)★

福井県
* 敦賀港(福井県/1951年1月19日)★

静岡県
* 清水港(静岡県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 田子の浦港(静岡県/1964年4月1日)★
* 御前崎港(静岡県/1975年4月22日)

愛知県
* 名古屋港(●名古屋港管理組合/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 衣浦港(愛知県/1957年5月20日)★
* 三河港(愛知県/1964年4月1日)★

三重県
* 四日市港(●四日市港管理組合/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 尾鷲港(三重県/1967年6月1日)
* 津松阪港(三重県/1971年4月1日)

近畿

京都府
* 舞鶴港(京都府/1951年1月19日)★

大阪府
* 堺泉北港(大阪府/1959年6月11日)※特定重要港湾
* 大阪港(●大阪市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 阪南港(大阪府/1968年4月17日)

兵庫県
* 神戸港(●神戸市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 姫路港(兵庫県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 尼崎西宮芦屋港(兵庫県/1951年9月22日)★
* 東播磨港(兵庫県/1964年2月1日)★

和歌山県
* 和歌山下津港(和歌山県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 日高港(和歌山県/1983年10月4日)

571とはずがたり:2010/01/13(水) 17:58:38
=とは版重要港湾仕訳け(その3)=
流石瀬戸内を囲む中国四国,他の場合よりも日本全体に占めるシェアが高い感じだ。

中国
岡山県
* 岡山港(岡山県/1964年4月1日)
* 宇野港(岡山県/1951年1月19日)
* 水島港(岡山県/1960年6月9日)※特定重要港湾

広島県
* 福山港(広島県/1963年4月1日)★
* 尾道糸崎港(広島県/1951年1月19日)
* 呉港(●呉市/1951年1月19日)
* 広島港(広島県/1951年1月19日)※特定重要港湾

鳥取県
* 鳥取港(鳥取県/1975年4月22日)
* 境港(●境港管理組合/1951年1月19日)★※港湾区域が一部島根県にまたがる

島根県
* 浜田港(島根県/1957年5月20日)
* 三隅港(島根県/1982年11月9日)
* 西郷港(島根県/1959年6月11日)

山口県
* 下関港(●下関市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 小野田港(山口県/1960年6月9日)◆
* 宇部港(山口県/1951年1月19日)◆
* 三田尻中関港(山口県/1959年6月11日)
* 徳山下松港(山口県/1951年9月22日)※特定重要港湾
* 岩国港(山口県/1952年2月1日)

四国

徳島県
* 徳島小松島港(徳島県/1951年1月19日)★
* 橘港(徳島県/1965年4月1日)

香川県
* 坂出港(●坂出市/1951年9月22日)★
* 高松港(香川県/1951年1月19日)★

愛媛県
* 宇和島港(愛媛県/1960年6月9日)
* 松山港(愛媛県/1951年1月19日)★
* 今治港(●今治市/1951年1月19日)
* 東予港(愛媛県/1964年4月1日)◆
* 新居浜港(●新居浜港務局/1951年9月22日)◆
* 三島川之江港(愛媛県/1971年4月1日)◆

高知県

* 高知港(高知県/1951年1月19日・高知新港含む)★
* 須崎港(高知県/1965年4月1日)
* 宿毛湾港(高知県/1986年6月17日)

572とはずがたり:2010/01/13(水) 17:59:16
>>569-572
=とは版重要港湾仕訳け(その4)=

九州・沖縄

福岡県
* 北九州港(●北九州市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 博多港(●福岡市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 苅田港(福岡県/1951年1月19日)★
* 三池港(福岡県/1951年9月22日)★

佐賀県
* 唐津港(佐賀県/1951年1月19日)★
* 伊万里港(佐賀県/1951年1月19日)

長崎県

* 長崎港(長崎県/1951年1月19日)★
* 佐世保港(●佐世保市/1951年1月19日)★
* 厳原港(長崎県/1951年9月22日)
* 郷ノ浦港(長崎県/1959年6月11日)
* 福江港(長崎県/1951年9月22日)

熊本県
* 熊本港(熊本県/1974年4月23日)
* 八代港(熊本県/1959年6月11日)★
* 三角港(熊本県/1951年1月19日)

大分県
* 中津港(大分県/1999年6月4日)★
* 別府港(大分県/1951年9月22日)◆
* 大分港(大分県/1951年1月19日)◆
* 津久見港(大分県/1951年9月22日)
* 佐伯港(大分県/1970年5月1日)

宮崎県
* 細島港(宮崎県/1951年1月19日)★
* 宮崎港(宮崎県/1973年4月16日)★
* 油津港(宮崎県/1952年2月1日)

鹿児島県
* 鹿児島港(鹿児島県/1951年1月19日)★
* 志布志港(鹿児島県/1969年4月1日)★
* 川内港(鹿児島県/1970年5月1日)
* 西之表港(鹿児島県/1960年6月9日)
* 名瀬港(鹿児島県/1954年7月2日)

沖縄県
* 那覇港(●那覇港管理組合/1972年5月15日)★
* 運天港(沖縄県/1972年5月15日)
* 金武湾港(沖縄県/1974年4月23日)
* 中城湾港(沖縄県/1974年4月23日)
* 平良港(●宮古島市/1972年5月15日)
* 石垣港(●石垣市/1972年5月15日)


整備対象重要港湾★42…そのままインフラ整備を続行しても良いのではないか?
統合対象重要港湾◆11(5)…港湾の統合の後トータルに施設配備検討した上で整備をしても良いのではないか?

●=都道府県以外が管理者の港湾。神奈川県と北海道(と内陸県の栃木・群馬・長野・岐阜・奈良・滋賀)は重要港湾の管理者になっていない。

574荷主研究者:2010/01/17(日) 23:47:50

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100113303.htm
2010年1月13日03時05分 北國新聞
アジア回復で前年超え 金沢港の取扱量

 世界不況で急減した金沢港のコンテナ取扱量が、輸出の回復に伴って増加してきた。金沢港運(金沢市)によると、昨年11月に取扱量が前年比プラスに転じ、12月はリーマン不況に入って以降初めて3千個の大台を回復。大底だった昨年4月の2倍近くに上った。繊維機械、運搬用機械の輸出が伸びており、中国などアジア経済の持ち直しが金沢港に活気をもたらしている。

 金沢港の荷役を担う金沢港運によると、輸出入を合わせた金沢港のコンテナ取扱量(20フィートコンテナ換算)は、昨年11月が2680個(前年同月比4%増)、12月が3038個(同10・2%増)となった。

 前年同月を上回ったのはリーマン・ショックの影響が出る前の2008年10月以来、1年1カ月ぶり。3千個を超えたのも08年10月以来で、昨年2〜8月は2千個を下回り、同4月には前年同月比50・9%の1622個に落ち込んでいた。

 石川県によると、取扱量が伸びているのは中国、東南アジア向けの繊維機械や運搬用機械などの輸出。「地元企業がアジア市場の開拓に力を入れている」(港湾関係者)ためで、繊維機械の津田駒工業(金沢市)は「昨年後半から中国向けが動き出した」としている。

 金沢港の中国・上海コンテナ航路は昨年11月、運航会社が寄港日程を調整し、輸出の所要日数を従来の10日間から3日間に短縮。神戸や大阪、名古屋などの港を使っていた北陸の荷主が金沢港を利用しやすくなった。

 県や金沢港運は、新規荷主の獲得に向けた企業訪問などを強化した影響もあるとみている。津田駒工業は「通常は神戸港から出しているが、県の要望もあり、昨年からなるべく金沢港を利用している」とする。

 コマツ粟津工場(小松市)の佐々木一郎工場長は「今年後半に北米市場が回復すれば、(北米の定期航路を持つ)金沢港をさらに活用できる」と強調する。石川県鉄工機電協会がコマツなど製造業20社でつくる組織を設け、貨物の「合い積み」を呼び掛けており、金沢港運担当者は「今年下期にはコンテナの取扱量がさらに増える」とみている。

575荷主研究者:2010/01/17(日) 23:59:58
>>546
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100114j
2010/01/14 19:25 秋田魁新報
台湾、香港直結のコンテナ船が秋田初寄港 荷主の利便性向上へ

秋田港に初寄港した陽海海運の国際定期コンテナ船

 陽海海運(韓国・ソウル)の国際定期コンテナ船が14日、秋田港に初寄港した。今年開設された秋田港と台湾、香港を直結する初めての定期コンテナルート。接岸後、船内では県関係者らが歓迎式を開き、第1便の寄港を祝福した。台湾、香港と秋田港を結ぶ既存ルートでは、韓国・釜山で貨物の積み替えが必要だったが、今後は積み替えなしの輸送が可能となり、荷主の利便性向上が期待されている。

 第1便は全長約130メートルの「VEGA DAVOS」(ヴェガ・ダヴォス、7464トン)。この日は吹雪による視界不良の影響で、予定より1時間40分ほど遅れ、午前11時45分ごろに秋田港大浜埠頭(ふとう)に接岸した。第1便では県内業者が輸入する製材(40フィートコンテナ5本)が輸送された。

 新航路は釜山を基点に、苫小牧、秋田、新潟、富山、神戸、大阪のほか、台湾・基隆、香港などを21日間で巡る。3隻が投入され、秋田港には週1回寄港する。

576荷主研究者:2010/01/18(月) 22:27:08
>>537-539 >>541
仙台塩釜港や八戸港、秋田港に囲まれた岩手県がコンテナ定期航路の誘致に血眼になる必要はあるまい。
>三陸沿岸からは、戸惑いの声
>釜石港には、コンテナ船の定期航路はまだなく…コンテナ専用のクレーンを設置したばかり
>大船渡港は釜山との定期航路があり、2週間に1回、コンテナの積み下ろしを行っている

http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/railway/20100107-OYT8T00349.htm
2010年1月7日 読売新聞
国際コンテナ 盛岡に拠点…JR貨物
JR貨物 東京経由の輸出で3月開始

 JR貨物は3月13日のダイヤ改正から、盛岡―東京間で、国際海上コンテナの鉄道輸送を開始し、「インランド・デポ」(内陸通関基地)を岩手県盛岡市永井の盛岡貨物ターミナル駅に新設する。

 鉄道の駅構内への設置としては全国で初めて。通常は港湾近くで行う通関などの業務を駅の中で行うことで、県内陸部から東京を通じての輸出がより便利になるという。鉄道輸送はトラック輸送に比べ、CO2削減なども見込めるが、これまで外国への物流を担ってきた港湾を抱える沿岸の各地域からは、「利用減につながる」と懸念する声も出ている。

 JR貨物によると、新設する海上コンテナ列車は、盛岡貨物ターミナル駅と、臨海部にある東京貨物ターミナル駅間を、平日に夜行で1往復する。15両編成で、1両当たり、長さ約6メートルのコンテナに換算して最大3個を積載できる。

 国土交通省は、近隣の韓国・釜山、中国・香港、上海、台湾・高雄などの各港に対する国際物流の競争力を維持するために、京浜、伊勢湾、阪神の3港湾を「スーパー中枢港湾」に指定して、機能の集中と強化を図ろうとしており、今回の措置もそのモデル事業の一環。

 貨物収入の目標と実績に応じて、国交省関東地方整備局が補助金を出す。JR貨物では、「東北地方の物流の活性化に役立つ。鉄道輸送は一般的に、トラック輸送に比べてCO2を7分の1に抑え、環境保全に貢献できる」としている。

 ただ、海上コンテナを取り扱ってきた三陸沿岸からは、戸惑いの声が上がっている。

 釜石港には、コンテナ船の定期航路はまだなく、寄港誘致を進めていた釜石市は昨年9月、コンテナ専用のクレーンを設置したばかり。下沢治産業振興部長は「突然の話でびっくりだ。新たな荷主を探している市にとって、非常に厳しい」と頭を抱える。

 大船渡港は釜山との定期航路があり、2週間に1回、コンテナの積み下ろしを行っているが、1回の取り扱い量はまだ少ない。大船渡市の室井良雄・港湾経済部長は「岩手のものは岩手の港から、という気持ちでやってきた。地元企業にどれだけ影響があるのか今後注視したい」としている。

577荷主研究者:2010/01/20(水) 23:18:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/210508_all.html
2010年01/16 14:32 北海道新聞
ソウルの海運会社 苫東港に新定期航路 コンテナ便 台湾、香港を結ぶ

 陽海海運(ソウル)は、苫小牧と台湾や香港を釜山港経由で結ぶ新たな国際定期コンテナ航路を開設し、第一船が15日、苫小牧東港に入港した。景気が低迷する中、関係者は新航路開設で貨物量増加に期待をかける。

 日本の総代理店の葵海運(東京)によると、新航路は、釜山を起点に苫小牧や秋田、神戸や大阪、台湾・基隆や香港など10港を21日間で回る。コンテナ約700個(20フィート換算)を積み込めるコンテナ船を3隻運航し、苫小牧東港に週1回寄港する。

 15日は第一船の「ベガ・ダボス号」(8300トン)が入港し、温度調節機能のついたコンテナ14個が荷揚げされた。第二船以降、北海道の生鮮品などがアジア向けに輸出される見込みだ。

 また就航を歓迎する式典が同日夜、同船内で開かれ、苫小牧港利用促進協議会の会長を務める岩倉博文市長が「不況により取扱量が減少している中で明るいニュース。第一船を迎えることができ、心から歓迎する」とあいさつ。彭紅星(パンホンシン)船長が花束で歓迎を受けた。

 苫小牧港管理組合などによると、新航路開設で苫小牧港の国際コンテナ航路は、7社が週8・5便を運航することになる。(桑折しのぶ)

578荷主研究者:2010/01/24(日) 17:20:08
>>476
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100122f
2010/01/22 10:19 秋田魁新報
来月から2度目の試験 シーアンドレール構想

 秋田港と鉄道を活用し、対岸への新物流ルートを構築するシーアンドレール構想で、国土交通省による2度目の実証試験が来月上旬から3月までの日程で行われることになった。県内外の企業数社が協力し、実際の輸出入用の貨物を鉄道と秋田港からのコンテナ船で輸送、商業ベースに乗せるに当たって課題などを検証する。

 関係者によると、輸出入で計10回近くの輸送試験が行われる見込み。積み荷は中古タイヤなど数品目を想定し、輸出の際は、県内外から秋田臨海鉄道・秋田北港駅へ鉄道でコンテナを輸送。その後、秋田港へトレーラーで運び、既存のコンテナ船ルートでロシアなどへ輸送する。

 08年2月の1回目の実証試験では、北港駅でのコンテナ積み降ろしの際、十分なスペースが確保できず、付近の道路を一時封鎖した。今回は、既に北港駅の隣接地へ仮設積み替えヤードを設置し、荷役用の場所を確保して輸送を行う。

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100123f
2010/01/23 10:52 秋田魁新報
紙や中古タイヤなど輸出へ シーアンドレール試験

 国土交通省秋田港湾事務所は22日、秋田港と鉄道を活用して海外への新物流ルートを築くシーアンドレール構想で、来月上旬から3月まで実施する実証試験の内容を明らかにした。県内外の企業4社の協力を得て、中古タイヤ、ビールなど実際の輸出入用貨物4品目を2回ずつ計8回輸送する。貿易相手はロシア、韓国、台湾の3地域で、複数ルートの輸出入で輸送コストなど商業化への課題を検討する。

 輸出用貨物はロシア向けの中古タイヤ、韓国向けの紙、台湾向けの珪藻(けいそう)土の3種類。輸入は韓国からのビールを使用する。

 中古タイヤ輸出では、サンパワー(横浜市)が仙台市などで集めた中古タイヤを鉄道で秋田北港駅まで運び、トレーラーに積み替えて秋田港に運搬。釜山航路のコンテナ船でロシアへ輸出する。実証試験に向けて約2千平方メートルの仮設積み替えヤードを北港駅に整備。2008年の前回試験では貨物積み下ろしの際、付近の道路を一時封鎖したが、今回は封鎖せずに積み下ろしが可能になる。

581荷主研究者:2010/01/24(日) 18:55:01

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100119140056.asp
2010年1月19日(火)東奥日報
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コンテナ 初の4万本超/八戸港

 2009年の八戸港コンテナ貨物の取り扱い実績(20フィートコンテナ換算)が前年比11.3%増の4万326本と、1994年のコンテナ航路開設以来、初めて4万本を超えたことが18日、県八戸港管理所の調べで分かった。景気低迷が続く一方で、地方港と京浜港などの国内主要港を結び、貿易や国内貨物の移送に活用する「内航航路」の取扱量は増えている。

582 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/28(木) 14:58:50
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100128ddlk15010004000c.html
焦点’10:日本海側拠点港、どこに? 新潟選定へ高まる機運 /新潟

 国が港湾整備の「選択と集中」を進めるなか、全国で港湾の生き残りをかけた競争が激しさを増している。
前原誠司国土交通相が昨年11月、日本海側の拠点港整備に言及したのを契機に、県内でも新潟港の選定を
目指す動きが活発化。選ばれなかった場合は、港湾整備の関連予算が削減されるおそれもあるだけに、関係者の
間には危機感が強い。【岡田英】

 ◇国交相発言契機、国の動きは鈍く
 ◆国交省「勉強中」

 韓国・釜山やシンガポールといった国際ハブ港との国際競争力を高めようと、国交省は港湾の「選択と集中」を
掲げる。前原国交相は昨年11月25日の全国知事会で「日本海側のどこに核(の港)を作っていくか考えねば
ならない」と発言した。

 国は昨年12月、コンテナ港とバルク(バラ積み貨物)港のそれぞれについて専門家らによる検討会を設置。
コンテナ港は太平洋側の京浜港(東京・横浜)、伊勢湾(名古屋・四日市)、阪神港(大阪・神戸)の中から1〜2カ所
を今年6月ごろに選び、バルク港は穀物、鉄鉱石、石炭の3品目について年内に強化港を選定する方針。日本海側
に限定した拠点港の選定について国交省は「勉強はしている」(同省幹部)というものの、具体化に向けた動きは鈍い。

 ◆「土俵作りから」

 「まずは日本海側拠点港を選定する土俵を早く作ってもらえるよう団結を」。今月21日、新潟市内のホテル。
篠田昭新潟市長はそう呼びかけ、5市町と新潟経済同友会、新潟大などと産学官連携の「日本海拠点港湾選定
支援協議会」を設立した。

 篠田市長は昨年11月、前原国交相と面会し「日本海側の二つか三つを拠点港として選定すれば、東アジアの
活力を、首都圏や関西、中京へと列島全体に吹き込める」と主張。ライバルの伏木富山港(富山県)や敦賀港
(福井県)などとも市レベルでは連携し機運醸成を図る一方、前原国交相には「一つだけ選ぶなら、本州日本海側で
最大取扱量を誇る新潟以外にない」と強調するのも忘れなかった。

 ◆県は不参加

 支援協議会はいわば「応援団」で、新潟港の港湾管理者である県は参加していない。篠田市長は設立総会で、
県をバックアップすると強調しつつ「港湾管理者だけが動いても取り逃すかもしれない。そういうことが絶対ないように
産学官が一緒になってやっていく」と狙いを述べた。

 ある市幹部は、泉田裕彦知事が北陸新幹線問題を巡り国や沿線他県と対立したことを挙げ「知事に他県との
連携は期待できない。市は主体じゃないからこそ、気軽に動ける」と解説してみせた。

 一方、県は前原国交相の発言を受け、交通政策局を中心に庁内プロジェクトチームを発足させた。まずはバルク港
に手を上げる方針だが、日本海側拠点港の公募が実現すればシフトするとみられる。

 泉田知事は「船が来なければ岸壁やクレーンを整備しても意味がない。(荷主に)選んでもらえる環境を作るのが
重要」と持論を展開する。

 ◆他港の動向は?

 新潟港の外貿(輸出入)コンテナ取扱量は本州日本海側では、2位の下関港(山口県)の2倍以上を誇る。
12年度には新潟東港に新岸壁も完成予定。航路も韓国、中国、台湾へ週10便。だが月1便あったロシア・
ウラジオストクと結ぶ極東航路は09年2月から寄港しなくなるなど、荷主確保に課題も残る。

 他では富山県が積極的だ。同県は中京圏からの集荷のため、08年7月に全面開通した東海北陸道を高速道
無料化実験の対象にするよう国に要望するなどアピール。水深が14メートルあり大型船が入港可能な敦賀港や
舞鶴港(京都府)も名乗りを上げるとみられ、綱引きは過熱しそうだ。

毎日新聞 2010年1月28日 地方版

583荷主研究者:2010/01/31(日) 13:44:31
>>578-579
>扱う荷物は中古タイヤとビール、けい藻土。
珪藻土は、北秋田市の中央シリカ㈱だろうか。同社は『JR貨物ニュース』2006年6月15日号、『MONTHLYかもつ』2007年7月号に記事あり。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100127t42018.htm
2010年01月27日水曜日 河北新報
秋田港シーアンドレール構想 コンテナ輸送を実験 来月から

 秋田港(秋田市)を拠点とした鉄道輸送路を確立し、ロシアなどと貿易を促進する「シーアンドレール構想」で、東北地方整備局は2〜3月、同港大浜コンテナヤードと秋田臨海鉄道の秋田北港駅で、コンテナ輸送の実証実験を行う。2008年2月に続く2回目の実施。

 貨物駅とコンテナヤードの間の道路を一時封鎖して積み降ろし作業をした前回と異なり、秋田北港駅にコンテナを積み替える仮設のスペースを設け、トレーラーでコンテナヤードに移す。

 扱う荷物は中古タイヤとビール、けい藻土。荷主の協力を受け、仙台、福島両市や秋田県北部から荷物を鉄道で運び、ロシアのウラジオストク、台湾の基隆に船で輸送するほか、韓国・釜山からの荷物を仙台市に運搬するケースを実験する。

 コンテナヤードと鉄道が近い秋田港の特徴を生かし、国内では道路で運べない45トンコンテナを鉄道で輸送する可能性も調べる。東北地方整備局秋田港湾事務所は「構想の実現に向けて課題を見つけ、実現の可能性を高めたい」と説明する。

584荷主研究者:2010/01/31(日) 13:49:10

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100127000000000058.htm
2010年01/27 14:59 静岡新聞
復旧に30〜40日 御前崎港コンテナ埠頭

 県が管理する御前崎港(御前崎市)でコンテナの荷役を行うガントリークレーンがコンテナ船と衝突した事故で、停止しているコンテナ埠頭(ふとう)の機能回復に30〜40日程度かかる見通しであることが27日、分かった。=関連記事3面へ

 県によると、26日に実施した専門家の調査で、クレーン全体のゆがみや衝撃で脱輪した車輪の損傷、台座とクレーンとのズレなどが見つかり、専門家から「倒壊の可能性もある」と指摘があった。損傷したクレーンが移動できない状態のため、安全性を確保して岸壁の端部分に移動させるには1カ月余り要するという。

 県は解体も視野に入れ、「できるだけ早期に復旧できるよう復旧工期の短縮などを検討していく」としている。

 ただ、同港に設置している2基のクレーンのうち、損傷していない1基を使って国内輸送の対応は可能。自動車部品を中心とした輸出入の貨物輸送についてはコンテナ機能が停止しているため、定期船の荷役は清水港で代替輸送する予定になっている。事故の公表が遅れた理由について、県は「荷主企業への風評被害を避けたかった。1週間程度で復旧できると見込んだが、予想以上にクレーンの損傷が大きかった」と説明した。

585荷主研究者:2010/01/31(日) 14:18:18

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100129305.htm
2010年1月29日03時13分 北國新聞
金沢港の輸出ゼロ 昨年のロシア向け自動車 関税引き上げが影響

 金沢港のロシア向け自動車の輸出台数が昨年1年間でゼロだったことが、28日までの大阪税関金沢税関支署や金沢港運(金沢市)の調べで分かった。七尾港も昨年1〜11月で340台と2008年の7881台から急減しており、ロシア政府が昨年1月に導入した輸入車関税の大幅引き上げなどが年間を通じて影響を与えた格好だ。

 大阪税関伏木税関支署によると、伏木富山港の昨年1〜11月のロシア向け中古自動車の輸出台数は前年同期比約90%減の1万6793台だった。

 金沢税関支署や金沢港運の累計では、金沢港のロシア向け自動車の輸出台数が08年の1年間で1827台、輸出金額は約11億3千万円あったが、昨年の輸出はゼロ。同港では08年10月から輸出がない状態が続いているという。

 七尾港は08年の輸出台数が7881台、輸出金額が約33億2千万円だったのに対し、昨年1〜11月は340台、約1億5500万円と大幅に減少した。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ロシア向け自動車の輸出が急減した背景には、ロシアが昨年1月から、製造後5年以上の車に対する輸入関税を従来に比べ8割近く引き上げたことや、リーマン・ショック以降の金融危機の影響などがあるという。

587荷主研究者:2010/02/01(月) 01:12:05

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/147015
2010年1月19日 06:04 西日本新聞
クレーン電化、CO2削減 人工島に17基整備 国や福岡市が実験

電動化される人工島のトランスファークレーン=福岡市東区

 福岡市東区の人工島(アイランドシティ)の港湾地区で、コンテナを積み降ろすクレーンを電動化し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す実証実験が新年度から始まる。国土交通省と市、市の第三セクター・博多港ふ頭が実施する。低炭素型社会に向けた国の港湾整備事業の第1弾で、国内初の取り組み。

 整備対象はコンテナの集積場にある門形のトランスファークレーンで、高さ約20メートル、幅約30メートル。集積場とコンテナトレーラー間で荷を移動する際に使う。現在13基あり、動力は軽油を使うディーゼルエンジン。排出するCO2は人工島全体の排出量の約半分を占める。

 国交省九州地方整備局によると、13基は改造し8月から順次電動化。13基はディーゼルエンジンで動かす作業が一部残るが、完全電動の新型も4基導入する。1基の改造費は約3千万円、新型購入費は約1億8千万円。事業総額は約20億円。

 試算では、軽油を使った場合よりCO2の年間排出量(17基分)は2816トンから674トンへ約8割の削減。1基につき約178万円の経費削減となり、給油や整備などの時間も年間約200時間短縮できるという。

 人工島は広大なヤードがあることなどから実験場に選ばれた。国交省は数年かけて効果を検証しデータはほかのコンテナターミナル整備にも活用する。市は「環境負荷の低い港としてPRし、貨物の集荷増に弾みをつけたい」と話している。

 九地整の博多港湾・空港整備事務所は「将来は荷主や船会社もCO2削減に取り組む必要が出てくる。電動化は博多港の利用価値を上げることになるだろう」とみている。

=2010/01/19付 西日本新聞朝刊=

588とはずがたり:2010/02/04(木) 13:59:13

【富山】
伏木富山港 タイ直航便就航 コンテナ 運航日数1、2日短縮
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20100204/CK2010020402000179.html?ref=rank
2010年2月4日

 伏木富山港で初のタイ向けコンテナ航路となる「東南アジア航路」が就航し、七日に第一便が入港する。運航会社「陽海(やんはい)海運」(韓国)の日本総代理店代表が三日、石井隆一知事を訪問し、発表した。

 タイ便は週一回寄港。釜山から苫小牧、秋田、新潟を経て伏木富山に入港した後、約十一日間かけてタイのバンコクなどに向かう。タイへはこれまで韓国・釜山でコンテナを積み替え、運んでいた。新航路は運航日数を一、二日短縮できる。

 県によると、二〇〇九年の伏木富山港の国際コンテナ取り扱い個数は前年比9%減。経済停滞により減少傾向にある。

 タイにはYKKや不二越など県内二十二社の工場や事務所があり、県は「新航路は国内最後の寄港地で、輸出に有利。魅力をアピールしたい」と需要増加を期待。石井知事は「安定運航をお願いしたい」と求めた。 (渡辺ゆり)

590荷主研究者:2010/02/07(日) 02:09:43

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100128/274331
2010年1月28日 05:00 下野新聞
佐野に「港」を コンテナ基地構想実現へ研究会

 佐野市は27日までに、通関や荷物の積み下ろしなどコンテナ船の港湾業務を内陸で行う内陸型コンテナターミナルの設置に向け、新年度早々にも研究会を発足させることを決めた。東北自動車道と北関東自動車道が交差し、利便性が高い同市西部の北関東自動車道出流原パーキングエリア(仮称、PA)周辺を候補地とし、効率的なコンテナ輸送のシステムを備えた物流拠点(インランドポート)を目指す。同市によると、インランドポートが実現すれば国内初という。

 研究会は国土交通省や県、学識経験者らで構成する予定。内陸型コンテナターミナルの役割や整備手法、顧客の需要など、実現に向けた課題を研究する。

 内陸型コンテナターミナルは、港湾に来たコンテナの荷物を高速道路を使って同PA周辺に輸送、一帯を港湾業務と物流の大規模な基地に位置付ける構想だ。

 研究会設置の背景として、国の諮問機関である交通政策審議会が昨年3月、地球温暖化対策と港湾政策について答申。その中に、複数の船会社が参加しコンテナを共同活用できるインランドポートの実現に向けた取り組み促進が盛り込まれた。

 これまでにも、貨物の集配、通関業務などを内陸で行う貿易貨物輸送基地(インランドデポ)はあったが、船会社ごとにコンテナを管理するなどしていたため、港湾と輸出入の生産地、消費地の間で非効率な空荷輸送が発生、地球温暖化への影響も懸念されたためだ。

 市は新たな研究会発足に先駆け、2005年度に内部委員会を設置。石灰・採石業者らでつくる民間の研究会と意見交換などを行ってきたが、新組織の立ち上げを踏まえ、内部委員会は発展解消させる。

 市の担当者は「未確定な部分が多いが、大規模な構想。専門家を交えて具体的に検討したい」としている。

591とはずがたり:2010/02/07(日) 02:11:15
>>590
この辺が佐野っぽいが輸出なんか迄してたんかねぇ?
>石灰・採石業者らでつくる民間の研究会と意見交換などを行ってきた

592荷主研究者:2010/02/07(日) 16:07:58
>>479
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517513005
'10/01/21 山陰中央新報
日韓ロ定期貨客船 旅客は順調、貨物は難航

 鳥取県は21日、日韓ロ定期貨客船が本格就航した昨年7月から12月まで半年間の運航実績をまとめ、県議会農林水産商工常任委員会に報告した。境港−東海間は52回運航し、旅客は1万8千人が乗船して目標を2割近く上回る上々の滑り出し。貨物は主力荷主が未定のままで目標を大きく下回った。

 欠航は海の荒れが理由の1回だけだった。

 境港−東海間の1便当たり平均乗客数は、8月の373人を最高に就航直後の7〜8月は順調に推移した。冬季は12月が63人などと低水準だが、元日に境港に着いた便は300人以上が利用するなど上昇傾向がみられ、ロシアからの旅客も目立つようになった。

 半年間の総旅客数は1万8256人で、1便平均では351人となり、運航するDBSクルーズ社が就航1年目の目標としていた1便平均300人を17%上回った。利用者の国籍は、韓国69%、日本18%、ロシア12%、その他1%。

 境港でのコンテナ貨物取扱量は、半年間で82TEU(20フィートのコンテナに換算した取扱個数)しかなく、目標の1920TEUにほど遠い状況で、主力荷主不在による苦戦が続く。貨物の重量を区間別に見ると、東海から境港へは水産物や機械類を中心に241トン、境港から東海向けは水産物や酒類、果物類、車両部品など344トン。

 東海−ウラジオストク間は26回の運航で、2651人が乗船し、貨物は2256トンを運んだ。

 経済通商総室の通商物流チームは「定期性が維持されていれば主力荷主も確保できる」として、今後とも荷主探しに力を入れる。

 県は、就航3年間に限り、境港に1回寄港するごとに100万円を支援している。

593荷主研究者:2010/02/07(日) 16:14:38

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/201001/20100126000081.htm
2010/01/26 09:31 四国新聞
高松港に12年ぶりに自動車専用船が入港

自動車専用船に積み込まれる大型クレーン=高松港外貿岸壁

 タダノは24日、香川県高松市朝日新町の高松港F地区で、大型の自動車専用船「ワールド・スピリット」(全長174メートル、3万8千トン)へのクレーン車の積み込み作業を行った。自動車専用船の高松港入港は、同社が前回チャーターした1997年9月以来、約12年ぶり。

 同社はクレーン車を海外へ輸送する場合、通常はフェリーで神戸港へ運んでから自動車専用船に積み替えているが、今回は北米でのプロジェクト向けとして、オランダのクレーンレンタル会社から20台のまとまった注文があったため、高松港で積み込みを行った。

 24日は、午前8時半に自動車専用船が高松港入港。積み込み作業は午前10時前から約4時間かけて行われ、午後4時前に出港した。

 同船は福岡県苅田港に寄港した後、北米方面へ向けて出港。10日から2週間でカナダに到着し、クレーン車の荷揚げを行う。

594荷主研究者:2010/02/07(日) 17:16:37
過去最高とは言っても港湾としてはそれほどの量ではないなぁ。鉄道貨物駅で言えば越谷(タ)駅の年間取扱量ぐらいのイメージか…。
>97万4788トン

2008年は約6万トンだったということか。白老港は日本製紙㈱白老工場の製品が殆どだと思われるが、同工場の生産量が約40万トン(2007年実績)であることを考えると白老港への依存度はそれほど高くないということか。同工場に関してはフェリー輸送(おそらく室蘭港発)されていた分が鉄道コンテナにシフトしているという動きもあるようだが、船舶と鉄道の輸送手段のシェアはどうなっているのであろうか。
>紙製品は苦戦。4万4775トンで、25.4%も落ち込んだ

http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10011401.html
2010年1/14 苫小牧民報
【白老】白老港の09年貨物97万4788トン 過去最高に

 白老港商港区の2009年取扱貨物は、97万4788トン(速報値)となることが町港湾室のまとめで分かった。08年比3.6%増で、過去最高に。道内23の地方港湾でも3年連続1位になる見通しだ。

 不況で大半の品目が取扱量を減らす中、羽田空港の新滑走路建設で主力の砂が安定した需要を確保し、実績を押し上げた。

 内訳は、移出67万848トン(前年比9%増)、移入30万3940トン(同6.7%減)。移出のうち、砂が62万6073トンを占めた。12.7%も伸びた。主に生コンの骨材として使われた。町港湾室は、羽田の埋め立て工事が一段落する下半期以降の落ち込みを予測していたものの、年間を通して堅調に推移し、「首都圏の民間建築で需要が高まったのでは」と分析している。

 紙製品は苦戦。4万4775トンで、25.4%も落ち込んだ。

 移入は、砂利の路盤材として需要が高く、主力である製鋼スラグが堅調。20万7670トンを運んだ。外壁材の原料となるけい石は、旭化成建材白老工場の閉鎖決定による生産体制縮小の影響で、前年比63.6%減の3037トン。移入の主要9品目のうち8品目が前年を下回った。

 町港湾室は「羽田の工事は完了となるが、白老・苫小牧の砂は品質面で評価が高く、他方面での需要も見込まれるため大幅な落ち込みは無いのでは」と今後の期待している。

595荷主研究者:2010/02/07(日) 17:17:08

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10012102.html
2010年1/21 苫小牧民報
「億トン港」は絶望的 09年苫小牧港貨物

 苫小牧港の貨物取扱量が大幅に減少し、2009年は「1億トン港」の達成が絶望的だ。苫小牧港管理組合が公表した苫小牧港統計月報によると、1〜10月の海上出入貨物は前年比8.8%減の7804万4793トン。昨年11、12月も改善傾向はみられず、6年連続の記録は世界経済の悪化による影響で阻まれることになりそうだ。

 貨物量は紙・パルプや自動車部品、原油、石炭など主力品目で大きく減少。全体の8割を占める内国貿易も09年は前年を下回って推移するなど、景気悪化が大きな要因となっている。

 港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は「残念だが、景気回復を待って再び億トン港を目指したい」とコメント。今後は国内貨物取扱量とフェリーや貨物船の定期航路数で国内トップの位置付けを明確にした上で、ポートセールスなどを展開する考えとしている。

 09年10月の貨物取扱量は、前年比9.1%減の839万2820トンで13カ月連続の前年割れ。中国や韓国向け冷凍魚の輸出シーズンを迎え、水産品が5割増えた一方で、主力の完成自動車が7.3%減、原油、石炭も19%台と大きく落ち込んだことが響いた。外国貿易は13.7%減、内国貿易8.1%減だった。

 コンテナ貨物は3.6%減の25万9368トンで減少幅は大きく縮小。水産品が60.6%増、紙・パルプ1.4%増などが全体を底上げしたが、製材30.1%減、自動車部品27%減と依然として低調な品目もある。外国貿易は3.4%減、内国貿易は4.3%減だった。

596荷主研究者:2010/02/07(日) 17:18:33

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10013003.html
2010年1/30 苫小牧民報
開港以来最大の落ち込み 苦戦の苫小牧港貿易

 苫小牧港の2009年貿易が5512億5900万円にとどまった。前年比40.5%減。開港以来、最大の落ち込みだ。08年秋からの世界不況で貨物量が大幅に減少したため。原粗油が値下がりし、自動車販売の低迷による部品の輸出も減少した。

 苫小牧税関支署のまとめ。扱いの大きい輸入(4418億5100万円)が44.2%も落ち込んだ。主要17品目の中で、前年を上回ったのは石油製品と一般機械の2品目のみ。全体の半分近くを占める原粗油は、地元製油所の大規模メンテナンスで輸入が約2カ月停止した上、価格も値下がりして減少幅は56.3%減にも。石炭も36.8%減だ。数量が伸びたトウモロコシも価格の下落で金額は30%以上下回った。

 輸出は18.2%減の1094億800万円。冷凍魚とゴム製品は好調だったものの、紙及び板紙が35%減、自動車部品を中心とする輸送用機器12.4%減、一般機械23.4%減と主力品がいずれも低迷した。

 ただ、昨年12月は、輸出入626億1500万円で、16.2%増となった。14カ月ぶりに前年を上回り、明るい兆し。輸出が121億6000万円で実に79.4%増となり、輸入7.1%増の504億5500万円。

 自動車の変速機などを含む輸送用機器が上向き、スケトウダラや秋サケなど冷凍魚もアジア向けに順調。今後も回復を望む声は多いものの、景気の二番底の懸念や米国での自動車リコール問題など減少要因もある。

597荷主研究者:2010/02/07(日) 17:18:53

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10020501.html
2010年2/5 苫小牧民報
苫小牧―中国にコンテナ航路誕生か 韓国船会社が検討

 苫小牧東港と中国を直行便で結ぶコンテナ定期航路が今春にも開設しそうだ。韓国の会社が検討し、苫小牧市内の港湾関係者と協議中。韓国経由便と比べて輸送時間の短縮や物流コスト削減し、貨物取扱量の拡大にもつながることから地元は注目している。

 路線を検討している韓国の船会社は現在、日本や韓国、ロシア、アジア諸国間で定期便を運航中。日中航路は名古屋、東京、横浜など主要港に寄港しているが、「今後の発展」(関係者)に向けて、上海港を起点とした北海道との新たな航路を目指している模様。道内寄港地は苫小牧港のほか、石狩湾新港も検討している、という。

 関係者によると、複数の船会社と協調して週1便体制で運航する意向という。苫小牧市内の港湾関連企業とも水面下で協議中で、地元にとって、内需拡大で貨物取扱量が伸びる中国とのダイレクト航路は悲願。ある港湾関係者は「大歓迎」と話す。

 中国航路が実現すれば、8年ぶりの復活になる。苫小牧港は1月に、韓国の陽海海運による日韓定期コンテナ航路が就航したばかり。これに中国航路が加われば、国際コンテナ貨物航路は8社10航路に増えることになる。

598荷主研究者:2010/02/10(水) 00:04:06
おぉ〜、スタンダード石油!
>「旧紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社倉庫」

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100203/CK2010020302000009.html?ref=related
2010年2月3日 中日新聞
赤レンガ倉庫前広場が完成 敦賀市民らの憩いの場に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2010020302100127_size0.jpg
整備が終了し、供用が始まった赤レンガ倉庫前広場=敦賀市金ケ崎町で

 国の登録有形文化財で、敦賀市のシンボルでもある同市金ケ崎町の「赤レンガ倉庫」の敷地で市が整備を進めていた「赤レンガ倉庫前広場」が完成し、今月から供用が始まった。市商工政策課の担当者は「市民や観光客に、さらに倉庫に親しんでもらえれば」と期待している。

 赤レンガ倉庫は、1905年に米国の石油会社が石油備蓄用に建設した。

 「旧紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社倉庫」の名称で、倉庫2棟と周辺の塀が2009年に登録有形文化財になった。所有する市は戦前、国際港として栄えた敦賀の歴史を伝える建造物として、活用策を検討している。

 広場は、倉庫の西側敷地内にある空き地を有効利用しようと、市が09年度に約1100万円をかけ、約700平方メートルを整備。中央に芝生を敷き詰め、花壇も設けてシバザクラ約2000本とハクチョウゲ約160本を植えた。通路には赤レンガを敷き、ベンチも6基設けた。

 市商工政策課の担当者は「倉庫の近くには金ケ崎緑地もあり、観光客やウオーキングを楽しむ市民も増えている。広場を憩いの場として利用してもらえれば」と話している。

 (立石智保)

599 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/11(木) 11:56:34
最後の段落のみ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/1722
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100211-594646.html

 一方、前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」として事業の絞り込みを表明した港湾事業は
北海道の9件をはじめ全国で23件、河川関係では17件が凍結候補となっている。(共同)

600荷主研究者:2010/02/13(土) 17:45:10
>>583
おっ、やっぱりそうか〜
>北秋田市の中央シリカが協力

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100209a
2010/02/09 08:30 秋田魁新報
国交省の実証試験始まる シーアンドレール構想

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100209a12.jpg
秋田臨海鉄道・秋田北港駅で行われた、通常のコンテナより一回り大きい45フィートコンテナの積み替え試験

 秋田港と鉄道を活用した海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省の実証試験が8日始まった。従来の40フィートコンテナよりも容量が27%大きく、荷主の輸送コスト削減効果を期待されている45フィートコンテナを先行的に使用し、実際の貨物を輸送した。

 2009年度内に計8回の輸送試験が予定されており、今回はその1回目。北秋田市の中央シリカが協力し、同社が台湾に輸出する珪藻土(けいそうど)を貨物に使用した。45フィートコンテナは40フィートコンテナよりも長さが約1・5メートル長い約13・7メートルで、今回の試験のために韓国から取り寄せた。

 試験は、秋田港大浜コンテナヤードから空の45フィートコンテナをトレーラーと鉄道で秋田臨海鉄道・秋田港駅に輸送するところからスタート。秋田港駅でコンテナに珪藻土を積み込んだ後、約2・5キロ離れた秋田北港駅へ貨物列車が出発した。

 到着後、秋田北港駅では、鉄道からトレーラーへのコンテナ積み替えスペースを確保するため、試験用に整備した約2千平方メートルの仮設積み替えヤードを利用。リーチスタッカーと呼ばれる専用機械が台車からコンテナをゆっくりと持ち上げ、トレーラーの荷台に積み替えた後、トレーラーが道路を挟んで向かいの大浜コンテナヤードまで輸送した。

603荷主研究者:2010/02/13(土) 18:05:21

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002701654.shtml
2010/02/10 09:30 神戸新聞
「内航海運」強化策、国交省に提案検討 神戸市

 神戸市は9日、神戸港と国内各港を結ぶ「内航海運」の強化策を国土交通省に提案する方針を示した。不況で2008年以降、世界的に海運貨物は落ち込んでおり、「国策として取り組むべき」(市みなと総局)としている。国交省の国際コンテナ戦略港湾公募に神戸、大阪港などの「阪神港」が応募する際の計画案に盛り込むことも検討する。

 神戸港の内航海運は、海外航路に貨物を積み替えるための利用が多い。09年の神戸港のコンテナ取扱量は前年比13%減の222万個(20フィート換算)で、うち内航は46万個。市によると「中四国、九州〜神戸間でも本来は年間80万〜100万個の貨物需要がある。(46万個にとどまるのは)韓国・釜山港や台湾・高雄港に流れているため」(同総局)という。

 市は「阪神港」が、国際コンテナ物流拠点として重点整備されるよう国交省に働きかけており、貨物が効果的に集まるよう、荷主や船会社への支援策を国と検討する。「内航貨物の強化は神戸港の将来にもかかわる重要戦略。最優先課題として国に提案し、議論したい」としている。

 この日、東京で荷主などを対象に開かれた「神戸港セミナー」で、矢田立郎市長は「戦略港湾に指名されるよう、全力で取り組む」と話した。(高見雄樹)

604 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/14(日) 23:26:16
http://news24.jp/articles/2010/02/14/07153538.html
国交相が名古屋港を視察、集中投資先の候補
< 2010年2月14日 20:00 >

 大型コンテナ輸送に対応する港の国際競争力を高めるため、国交省は国内の港1、2か所を選び、
集中的に投資する方針。前原国交相は14日、選択肢の一つである名古屋港を訪れ、コンテナの荷さばきを
遠隔操作できる、日本で初めての取り組みなどを視察した。

 東アジアのコンテナ船の寄港先は、コストの安い韓国・釜山などに奪われているのが現状で、名古屋港は、
機械による効率的なターミナル運用をすることでコストダウンを図ろうとしている。

 国交省は、6月までに集中的に投資する港を選ぶ方針。


http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021401000309.html
港湾の選定、民間資金活用を考慮 重点整備で国交相

 前原誠司国土交通相は14日、国際コンテナ貨物の集約拠点として重点整備する港湾の選定で、
港湾管理者である自治体などが民間資金を活用した整備計画を策定するかどうかを考慮する考えを示した。
名古屋港のコンテナターミナルなどを視察後、記者団に述べた。

 前原氏は「少子高齢化が進み莫大な借金がある中で、どうやって(港湾を)発展させるか。民間活力を
入れていかなければならない」と指摘した。

 国交省は、国内の三つの「スーパー中枢港湾」(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)などの
中から1、2カ所を6月に選定する方針で、自治体などから応募を受け付けている。

 前原氏は、コンテナ貨物の取扱量が東京港や横浜港に比べて少ない名古屋港が選定される可能性に
ついて「これからの将来性が大事だ。規模だけで選ぶことはない」と述べた。

2010/02/14 16:55 【共同通信】

605荷主研究者:2010/02/15(月) 01:31:23

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/215216_all.html
2010年02/12 13:10 北海道新聞
取扱貨物2年連続減 昨年の石狩湾新港

 【石狩湾新港】石狩湾新港管理組合がまとめた2009年の同港取扱貨物量(速報値)は、前年比21・6%減の315万6209トンで、2年連続で減少した。

 内訳は外国貿易が同19・2%減の161万9807トン、内国貿易が同24・1%減の153万6402トン。

 品目別では最も多い木材チップなどの林産品が同25・9%減となったが、2番目に多いガソリンや液化石油ガス(LPG)などの石油類は同1・0%増と前年並み。

 一方、入港船舶数は同17・1%減の1232隻で、6年連続の減少となった。

 同組合は「世界的不況や建設関連の低迷で、木材チップや砂、セメントなど資材の動きが鈍っていることが大きい」と分析している。

606荷主研究者:2010/02/15(月) 01:51:26

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/01/29/new1001290801.htm
2010/01/29 デーリー東北
コンテナ取扱量、最多/09年八戸港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img1001290801.gif
【写真説明】八戸港のコンテナ貨物取り扱い実績の推移

 青森県八戸港管理所が28日まとめた2009年の同港コンテナ貨物取扱量の概要(速報)によると、実入りの取扱量は20フィートコンテナ換算で2万4970本となり、前年を2164本、9・5%上回り過去最高を記録した。空コンテナは1万5191本(1756本、13・1%増)。実入りと合わせた総取扱量は4万161本で、初めて4万本の大台に乗った。

 同管理所では、鈴与海運(静岡市)が08年12月、八戸港から横浜港、中京圏を経由する内航フィーダー航路を新設したことなどが取扱量の増加につながった―と分析している。

 08年秋以降の景気低迷による影響が懸念されたが、取扱量は前年以上で推移した。ただ、価格の低迷もあり、コンテナ貨物による貿易額は大幅に減少する見通し。

 航路別(実入り)で見ると、内航フィーダーは5333本(前年比2121本増)。移出は前年並みで、移入は冷凍イカや日用品の大幅増で前年比1・6倍となった。

 国際コンテナ航路のうち、中国・韓国は1万2793本(953本増)。輸出はステンレスの材料となるフェロニッケルが大幅に増加したが、輸入は冷凍イカやカオリン、飼料が減少した。

 東南アジアは6844本(601本減)。輸出は前年並みを確保したものの、輸入は紙・パルプ、タピオカでんぷんが減少した。

 北米はコンテナ以外の外航船に輸送がシフトし、1999年の航路開設以来、初めて実績がゼロとなった。

 国別のコンテナ貨物量(単位トン)では、輸出は中国が11万3千トン、台湾が6万9千トン、韓国が6万5千トン。輸入は韓国が17万2千トン、台湾が7万2千トン、中国が5万4千トンだった。

607荷主研究者:2010/02/15(月) 01:54:36

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100214/CK2010021402000019.html
2010年2月14日 中日新聞
外貿コンテナ取扱量11年ぶりに減少 昨年の四日市港

 四日市港管理組合が5日発表した昨年1年間の外貿コンテナ取扱量は、前年より6%減の約15万6500個(20フィートコンテナ換算)で、11年ぶりに減少した。空コンテナを除いた実入りコンテナ量では、輸出は4年連続で過去最高を更新。

 推計値で約2割強が減少した名古屋港に比べて減少幅が小さかった理由を、四日市港管理組合振興課は「業種のバランスがとれているため」と分析。四日市港を使ってもらうための補助制度も、利用量増に寄与したと説明した。

 船の大型化と就航便数の減少の影響で、累積入港数は6%減だった。輸出の中身をみると、合成樹脂が前年比2割強の増。輸入では、自動車関連の合成樹脂や天然ゴムなどが3割強の減少で、全体では前年比約1割減だった。

 (小林迪子)

608 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/15(月) 12:21:11
>>604
河村たかしと一緒だった模様。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010021502000134.html
「スーパー中枢港湾」絞り込み 前原国交相が名古屋港視察
2010年2月15日 朝刊

 国土交通省が東京、名古屋、大阪の3カ所の「スーパー中枢港湾」から1、2カ所を絞り込み、重点的に整備する
計画に絡み、前原誠司国交相が14日、名古屋港を視察した。

 前原国交相は名古屋港管理組合の管理者である河村たかし名古屋市長の案内で、国内で初めてコンテナの無人
搬送車を導入した飛島ふ頭などを視察。意見交換会には財界首脳も加わり、製造業の輸出基地として外貨を稼ぐ
名港の重要性を訴えた。

 国交相は記者団に「非常にポテンシャルのある港という印象。さまざまな取り組みを全国に先駆けてやっている
のは評価している」と述べた。絞り込みの基準について「規模だけで評価すると東京、大阪の方が大きいが、大事
なのは将来性。港に民間の知恵やお金を入れていく観点で新たな提案が出るかにも注視したい」と語った。

 国交省は3月下旬まで提案を受け付け、6月ごろに絞り込みの結論を出す予定。

609 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/16(火) 13:21:54
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100216/CK2010021602000020.html
【福井】
敦賀港が生き残り模索 航路獲得努力へ
2010年2月16日

 国が実績や将来性のある港に予算を集中させる方針を明らかにし、敦賀港も競争の矢面にさらされている。
大型船の接岸が可能で、コンテナ貨物を集約する新国際ターミナルの本格供用を秋に控え、航路獲得など一層の
努力が求められそうだ。

 「我こそはという港を選ぶ」。前原誠司国土交通相は昨年秋、国際競争力を持つ拠点港湾を選び、育成する方針を
表明。敦賀を含め103ある重要港湾は40程度に絞り込み、選ばれなかった港は新規整備をしない考えも明らかにした。

 「日本海側の拠点となる港湾として名乗りを上げたい」。西川一誠知事は昨年12月県議会で敦賀港について、
拠点港湾を目指す意思を表明。具体的に動きだした新潟港などと争うことになる。

 敦賀港のコンテナ取扱量は2002年のピーク時、20フィート換算で1万4000個余りに達したが、09年は8000個
ほど。競争が激化する中、目標とする17年の2万4000個達成は容易ではない。

 国から内々に伝えられた10年度の敦賀港整備費は5億〜8億円で、09年度の14億円から大幅な減額見通しと
なった。県港湾空港課の担当者も「厳しい数字」と認める。

 現在は荷役作業をしやすいようにする防波堤工事を進めており、13年度に終了予定。岸壁の長さを伸ばす国直轄
の第2期工事も計画しており、貨物量が増えなければ整備の必要性が問われる。

 同課の担当者は「拠点港湾に選ばれ、整備を進めてもらうには実績が必要。ロシア、韓国、中国との距離の近さを
アピールし、ポートセールスを強化する」と話している。

 (渥美龍太)

610 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/17(水) 11:25:52
>>562
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010021702000145.html
輸入コンテナ、荷主に重量伝達義務 新法骨子最終案
2010年2月17日 朝刊

 トレーラーの横転事故が多発している問題で、国土交通省は16日、規制を強化する新法の骨子を検討会議に
あらためて示した。重量不明の輸入コンテナは、国内の荷主が測定し運送者に伝えるなどを義務付けた。

 国交省は1月の検討会議で2種類の骨子(A案、B案)を示しており、今回は最終案。

 最終案の骨子では輸入コンテナへの対応で、港が重量計を用意することも明記。輸入コンテナの積み荷が過積載
の場合、荷主が是正し対処する義務を盛り込んだ。

 検討会議では罰則の適用に慎重論も出たが、前原誠司国交相の指示で最終案でも罰則を明記した。国交省は
3月の閣議決定と通常国会への法案提出を目指す。

611 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/18(木) 12:31:45
>>610
経団連反対。資料に残す形になるのが嫌なのか?

http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2010/0218/03.html
日本経団連タイムス No.2985 (2010年2月18日)
国際海上コンテナの安全輸送と物流円滑化へ提言
−安全確保と競争力強化、両立の必要性を指摘/産業界の考え方を取りまとめ

日本経団連は16日、提言「国際海上コンテナの安全輸送と物流円滑化に向けて」を発表した。これは、政府が今次
通常国会に、国際海上コンテナの国内輸送の安全性向上に関する法案の提出を予定していることから、急遽、
産業界の考え方を取りまとめたものである。

同法案提出の動きは、昨年5月、国際海上コンテナを牽引するトレーラーの事故が相次いだことがきっかけとなって
いる。昨年12月には、三日月大造国土交通大臣政務官を中心として物流関係者が参加する検討会が設置され、
作業が進められてきた。16日、開催された第3回検討会で最終法案骨子が提出されたが、輸出入されるコンテナに
ついて、中身や重量、積み付け情報のトラック運転者への伝達を荷主に義務付け、違反者には罰則を科す見込みで
ある。

法律案は、世界に類例を見ないものであり、運用によっては、食料品、衣類をはじめとするコンテナ貨物が港に
滞留し、国民生活に甚大な影響を及ぼすことが懸念される。

そこで提言では、安全確保を最優先で考え、関係者が総力を挙げて事故ゼロに向けて取り組まなければならない
との認識を示したうえで、安全確保と競争力強化との両立、事故原因の徹底究明とそれに基づいた効果的な対策の
導入が必要であることを指摘。さらに、情報伝達の義務化と罰則規定が安全確保につながらないとして、導入を
見送るよう求めている。

次に安全確保に向けた対応策として、(1)コンテナの安全輸送を保証する速度制限と安全ロックの確認手順の導入、
安全教育の一層の推進(2)過積載、偏荷重の発見のため、円滑な物流を阻害することなく疑義あるコンテナの重量
を計測できるようしかるべき場所に計測器を政府予算で設置すること(3)政府が諸外国に対して積み付け情報の
提供に関する国際的ルールの策定を働きかけること(4)最新技術による研究と実証実験を重ねること――を提案
している。

こうした日本経団連の考え方については15日、渡文明副会長、宮原耕治運輸・流通委員長が前原誠司国土交通
大臣に申し入れを行ったほか、丸山和博運輸・流通委員会物流部会長が三日月政務官に説明するなど、直接、
働きかけを行っている。

本件は、商社など荷主といわれる企業だけの問題ではない。トラック事業者、港運、海貨、フォワーダー、船社と
いった運輸関係企業の事業はもとより、製造業、フードサービス業、小売業にとっても看過できない問題を招くおそれ
がある。

日本経団連は、法案作成の動きを注視しつつ、安全確保と競争力強化を両立させる観点から、引き続き政府・与党
に働きかけを行っていくとしている。

【産業政策本部】

612とはずがたり:2010/02/18(木) 18:36:27

協力企業5社に、シーアンドレール 潟上市の1社も参加
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100218f

 秋田港と鉄道を活用して海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省が実施している実証試験の協力企業に潟上市の高橋商事が新たに加わった。17日には同社の中古タイヤ輸出に向け、仙台へ空コンテナの輸送が行われた。

 国交省秋田港湾事務所によると、同社は宮城、福島両県で収集した中古タイヤを3月上旬に仙台港駅から鉄道で秋田北港駅まで運搬し、釜山航路を利用してベトナムに輸出する。

 17日は、輸出に使用する40フィートコンテナ2本を秋田北港駅でトレーラーから貨物列車に積み替え、仙台港駅へ送り出した。

 同社が加わったことで、実証試験の協力企業は5社に増加。一連の試験は計8回の輸送を予定していたが、協力企業の増加で少なくとも1回の試験が増加。ただし、全体の輸送試験の回数は今後の荷主との調整で変動する可能性がある。
(2010/02/18 10:27 更新)

613荷主研究者:2010/02/20(土) 20:27:01

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002723817.shtml
2010/02/19 08:15 神戸新聞
神戸港埠頭公社、来年に株式会社化 神戸市が方針

神戸港埠頭公社が整備したコンテナバースなどが並ぶ神戸港。活性化へ、公社を株式会社化に改める

 神戸市は、神戸港のコンテナ埠頭を管理する外郭団体・神戸港埠頭公社を2011年に株式会社化する。10年度当初予算案に、出資金などとして3000万円を計上した。経営の効率化に加え、将来的には大阪港を管理する大阪市の外郭団体・大阪港埠頭公社との経営統合も検討。連携を深め、国が選定を進める国際コンテナ戦略港湾の指定を狙う。

 神戸港埠頭公社は1981年設立。港湾管理者の市が策定する計画に基づいてコンテナ埠頭を整備し、港湾業者に貸し付けている。公社が整備した埠頭は現在、ポートアイランドや六甲アイランドに計12バースあり、神戸港に入るコンテナの8割以上を扱っている。

 市は10年10月に準備会社の「神戸港埠頭」(仮称)を出資金1500万円で設立し、公社の資産などを引き継ぐ。準備作業の費用として1500万円を計上する。準備会社は11年4月に国交省の指定を受け、埠頭業務を始める予定。合わせて公社を解散する。

 株式会社化で金融機関からの借り入れや、民間からの資金調達、資金運用などがやりやすくなる。国への届け出が必要だった岸壁の貸し付け料設定も自由にできるなど、柔軟な経営ができる。

 東京都はすでに08年に埠頭公社を株式会社化。大阪市も11年4月をめどに株式会社化の方針を示している。

 神戸市は株式会社化した神戸、大阪両埠頭公社について、統合のほか、2社による子会社設立も視野に入れる。市みなと総局は「国際コンテナ港湾に向け新事業も展開できる。港の活性化へ民間のノウハウを活用したい」としている。

(三宅晃貴)

614荷主研究者:2010/02/20(土) 20:28:03
>>584
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100219000000000056.htm
2010年02/19 14:51 静岡新聞
スズキ会長、県に補償申し入れ 御前崎港クレーン事故

 御前崎港でのガントリークレーン衝突事故をめぐり、同港の取り扱い貨物の最大荷主であるスズキの鈴木修会長兼社長は19日午前、県庁に川勝平太知事を訪ね、コンテナを清水港などへ回送していることに対するコスト増への補償など5項目を文書で申し入れた。

 5項目は補償のほか、事故原因の徹底調査と調査経過の公開▽損傷を免れたクレーンも更新し、高効率の新規クレーン2基を整備▽公平な港湾運営管理を行うため指定管理者の導入▽県管理の港湾2港体制について将来構想の明確化。

 知事と鈴木会長は2人だけで約30分、非公開で会談した。会談後に鈴木会長が取材に応じ、県に求める補償の算定額は明示しなかったが「御前崎港で船積みできないことにより、荷主には大きな影響が出ている」と説明した。さらに、老朽化したクレーンの改善を要望してきた経過を強調し「いろいろな不満がうっ積していた。(事故は)対策を取らなかったことに対する因果応報だ」と断じた。強風が事故原因とする見方にはあらためて疑問を呈した。

 会談では、東海地震に対する危機管理の視点からも御前崎、清水両港を発展させていくことで意見が一致したという。

 補償の申し入れについて、川勝知事は取材に対し「(事故は)どこに責任があるのか。まず、全体の運営との関係をきっちり把握したい」と述べた。

615荷主研究者:2010/02/20(土) 20:28:44
>>614
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100220000000000026.htm
2010年02/20 08:15 静岡新聞
新クレーン2基体制 御前崎港で知事方針

 川勝平太知事は19日、御前崎港ガントリークレーン事故でスズキの鈴木修会長兼社長から文書で申し入れを受けた5項目への対応について、報道陣の取材に応じ、「2〜3年のうちに新クレーン2基の体制にし、信用のある港にしたい」と述べた。

 県は2月補正予算案に修繕費1億5千万円を盛り込み、クレーンを補修する方針。知事によると、発注済みの新型クレーンは来年6月の納品予定を前倒しして来年4月に設置されることになり、事故クレーンは売却。さらに、稼働中の1基も買い替える見通しという。

 知事は、荷の回送に伴う補償の要請や港湾運営への指定管理者制度導入の提案について「早急に返答を申し上げる」と述べた。

 鈴木会長は知事との会談で、埠頭(ふとう)の使用を中止して2基の新クレーンの早期設置を提案した。

 これについて知事は「港がいったん止まると荷は戻ってこない。阪神大震災の被害を受けた神戸港に例がある」と否定的な考えを示した。その上で、御前崎、清水の2港を「駿河湾港」の名称で一体的な港と位置付け、港湾機能の強化で国の支援を求めていくとした。

616 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/23(火) 15:03:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&amp;d=0222&amp;f=business_0222_101.shtml
民営化が進む港湾埠頭公社=大和総研
【経済ニュース】 V 2010/02/22(月) 14:42

  港湾埠頭公社の民営化の流れが加速している。平成20年4月に東京港埠頭公社が民営化し東京港
埠頭(株)になったほか、平成23年には大阪港埠頭公社が民営化を予定している。また神戸港と名古屋港も
平成23年中の民営化を検討しているほか、横浜港においても検討が加速化している(※1)。

  このような港湾公社の民営化が加速している大きな背景として、アジア諸港の躍進による日本の港湾の
相対的地位の低下が上げられる。アジアにおける経済発展や海外主要港の大規模投資による規模・
サービス水準の向上を背景に、基幹航路における日本発着の貨物のシェアは大きく低下しており、
基幹航路の日本への寄港数が減少している。これはアジア諸国の経済発展により上海港などでの
取扱貨物が増加しているといった構造的な理由が挙げられるが、それ以外にも日本の港は他国の港湾に
比べて高コストであり、例えば新潟から北米へ貨物を輸出する場合は、東京港まで陸送して輸出するよりも、
新潟港から釜山港まで運び、コンテナを積み替えて北米に運んだほうが費用が安いといった事情も
基幹航路の日本への寄港減少の大きな要因となっている。

  このため、政府は日本の港湾の国際競争力の強化と利用者サービスの向上を図るため、平成18年に
「特定外貿埠頭の管理運営に関する法律」を制定し、全国の港湾埠頭公社の民営化を促すこととなった。
当初、民営化を表明したのは東京港のみであったが、ここにきて民営化を表明する公社が相次いでいるのは、
政府が今年6月をめどに国際コンテナ港の重点整備先を1、2箇所に絞り込む方針を掲げたことが影響して
いると思われる。政府は重点整備する「国際コンテナ戦略港湾」の選定基準として「民の視点からの効率的な
経営が可能であること」をあげており、前原国土交通相も港湾の選定に当たっては港湾管理者が民間資金
を活用した整備計画を策定するかどうかを考慮する考えを示している(※2)。

  一足先に民営化を果たした東京港埠頭(株)は平成21年には(株)ゆりかもめや(株)東京ビックサイト
などを統括する持株会社の東京臨海ホールディングスの傘下に加わり、グループ内の密接な連携により
効率的な経営を進め、国際競争力強化を実現することを目指している。また隣接する川崎港と横浜港とも
連携を強化し、将来は3港を一体的に管理する組織の設立を視野に入れた取組を進めている。

  このような取組は効率的な港湾管理を進めていくことにおいて、非常に有効であろう。今後は整備港湾の
選択と集中に加え、既存施設をいかに効率的に運用するかが重要になる。日本の港湾が生き残るため、
全国の港湾に民の視点による効率的な経営が広まることを期待したい。

(※1)国土交通省「スーパー中枢港湾政策の総括と国際コンテナ戦略港湾の目指すべき姿」(2010年2月)
(※2)日本経済新聞2010年2月15日朝刊3面(執筆者:米川誠 金融・公共経営コンサルティング部 
株式会社大和総研)

617 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 12:53:46
へー。埼玉と新潟がねえ。
> 「さいたま圏」の製造品出荷額は4兆3185億円(2007年)。埼玉との連携は数年前から下準備をしてきた

山根、ちょっと頼りない…
> 山根副幹事長は「『コンクリートから人へ』と言っているが、コンクリートにも良いものと悪いものがある。
> 港は良いコンクリートだ」と答えたという

http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001002240005
新潟港日本海側「拠点港」に 国交相視察
2010年02月24日

 日本海側初の「国選定拠点港」を目指す新潟港を、前原誠司国土交通相が28日に視察する方向で調整
が進んでいる。昨年11月の前原氏の発言をきっかけに拠点港化への期待が高まったが、その後の国の
動きは鈍い。前原氏に対し関係者は構想実現の「確約」を迫りたい考えだ。
(長富由希子、奈良部健、野村ひとみ)

   ◇

 前原氏の来県は国交相就任後初めて。関係者によると、午前に新潟入りし港湾管理者の泉田裕彦知事、
同港がある新潟市の篠田昭市長、聖籠町の渡辺広吉町長らと一緒に新潟港を視察する。続いて今冬の
新潟の大雪を受け、除雪基地なども視察して午後には新潟市を離れる。

 拠点港化を目指す地元関係者にとって、前原氏の来県は絶好のチャンスとなる。

 新潟市や地元経済界などは1月20日に「日本海拠点港湾選定支援協議会」を設立。新潟市は新年度
予算案の5本柱の一つに拠点港化実現を据え、新規コンテナ貨物利用者への補助費など880万円を
盛り込んだ。県も今年度補正予算案に新潟港利用促進のための調査費100万円を計上した。

 篠田市長は23日、埼玉県の上田清司知事とさいたま市の清水勇人市長に相次いで面会し、新潟港の
利用をアピール。両首長から「新潟港の日本海側の拠点港選定を支援する」という言葉を引き出した。

 「さいたま圏」の製造品出荷額は4兆3185億円(2007年)。埼玉との連携は数年前から下準備をして
きたが、前原氏の来県当日には「埼玉から支援をもらっている」と強調する考えだ。

 同圏の貨物を取り込めれば、新潟港の重要性が増して国の選定にプラスになる。まずは、防災協定など
から始めて、連携を深めたいという。

 泉田知事は、米粉の製粉・加工プラントを新潟東港に誘致し、集積させる構想のほか、天然ガスなど
新潟港の強みを訴える方針だ。

 ただ、前原氏の発言以降、国に具体化の動きはない。いくつの港を選ぶのかすら決まっていない。国交省
は「担当課もはっきりとは決まっていない」とする。

 関係者には「構想立ち消え」への懸念も出ている。

 「まずは、選定の土俵をつくってほしい」

 篠田市長や敦井栄一・新潟商工会議所会頭らは17日、衆院内の民主党控室を訪れ、同党の山根隆治
副幹事長に、構想を立ち消えにさせないよう訴えた。

 山根副幹事長は「『コンクリートから人へ』と言っているが、コンクリートにも良いものと悪いものがある。
港は良いコンクリートだ」と答えたという。

 篠田市長は「この夏の参院選で構想自体がうやむやになりかねない。選挙までには、なんとか選定に
ついて話し合う『テーブル』を作ってもらいたい」としており、28日に前原氏に要望する考え。渡辺町長も
「(選定の進め方などを)早く示してもらえるよう訴える」としている。

   ◇

■知事会議で拠点港発言
 「日本海側どこかに核となる港」

 前原誠司国交相は昨年11月の全国知事会議で、港湾整備について触れ「日本海側でどこに核(の港)を
作っていくか考えなければならない」と述べた。

 拠点港になると予算が優先的に回されると見られ、経済活性化のきっかけの一つになる。


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