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海上コンテナ鉄道輸送

488名無しさん:2009/09/12(土) 08:26:07
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090911301.htm
2009年9月11日 北國新聞
荷動きに回復の兆し 金沢港

不況で鈍っていた金沢港の荷動きに回復の兆しが出てきた。石川県や同港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、今年2月に前年同月比51・2%減に落ち込んでいたコンテナ貨物取扱量が8月に同22・6%減にまで戻した。中国向けにプラスチック材や部品関係が伸びているという。同港関係者は「予断は許さない」としているが、官民挙げての利用促進策も進んでおり、減少一辺倒だった潮目が変わり始めている。
金沢港のコンテナ貨物取扱量が急減したのは昨年11月から。金沢港運によると、昨年10〜12月のコンテナ量(20フィートコンテナ)は輸出入合わせて6271個だった。2007年10〜12月から11・8%減と2けた以上落ち込んだという。

厳しかったのは今年の1〜3月。コンテナ量は4044個となり、10〜12月比で35・5%減と2227個も減少した。昨年11月に大型船貨物の入港を可能にした大水深岸壁が暫定供用されており、金沢港運の関係者は「製造業の関係貨物が落ち込み、追い風が一気に逆風に変わった」としている。

しかし、月別で2月を大底として以降、プラスチック材料や古紙といった副資材の輸出が動き始めたという。主な輸出先は中国。4〜6月は4277個に増えた。7、8月の2カ月は既に3073個に達し、4〜6月を上回るペースを維持している。金沢港運関係者は「製造業の輸出は厳しいが、徐々に回復している」と指摘。建機の出荷もわずかながら、1〜3月よりは増えている。

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石川県はこうした荷動きを前向きにとらえている。2月に金沢−釜山航路が1便増の週5便体制となったことや、大水深岸壁の暫定供用以降、不定期のコンテナ船が42便寄港したことを成果に挙げ、「厳しい環境の中でも粘り強く利用拡大を推進したい」(港湾活用推進室)とする。今年度から荷主に対する助成制度を創設。一企業当たり年間100万円を上限に助成し、金沢港の集荷を後押しする。

民間側も金沢港利用促進に本腰を入れている。コマツなど石川県を中心とした製造業20社でつくる金沢港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)は、他の輸出企業を直接訪問し、貨物の合い積みを呼び掛けている。不定期も含めた船便情報をまとめたサイトを開設し、他港への貨物流出を防ぐ取り組みを進めている。金沢商工会議所に事務局を置く金沢港振興協会は製造業が多い白山、小松の両会議所の参加を得て荷量拡大に向けた活動を加速させている。

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回復の兆しが出てきた金沢港のコンテナだが、そもそも年間取扱量は「例年で3万個程度」(金沢港運)で、ライバルとされる富山伏木港の6万個の半分程度にとどまる。定期航路が韓国、中国合わせて週7便と月1便の北米航路がある金沢に対し、富山伏木は週9便プラス月2便と充実しており、「利便性で遅れを取っている」(同)のが実情だ。

ただ、景気の悪化で金沢同様、各港も貨物量が激減している。石川県鉄工機電協会は「不況下でも取り組みを継続することが荷量拡大につながる」としており、需要回復に伴って集荷や船の誘致をめぐる港湾競争が再び過熱しそうだ。


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