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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

459荷主研究者:2009/05/14(木) 00:40:35

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/156187.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2009年03/31 14:54 北海道新聞
苫小牧港 北米航路「撤退せず」 ハイリスク港指定で船社

 苫小牧港が森林害虫マイマイガ(アジア型)のハイリスク港に指定される問題で、同港と北米を結ぶ唯一の定期コンテナ船を運航する「ウエストウッドシッピングラインズ」(米国)は三十日、「ハイリスク港に指定されても撤退しない」と明言、道内唯一の北米航路を維持する考えを明らかにした。

 同日、苫小牧港管理組合を訪れた、同社の岩渕浩俊・極東代表が明言した。同社は二〇〇七年度に指定を受けた八戸港では、寄港を中止しており、苫小牧港からの撤退が懸念されていた。岩渕極東代表は「八戸とは違い、苫小牧には安定的な貨物量がある」と説明。現在の月二回の寄港回数も維持するという。

 北米船の苫小牧寄港は、不定期船も年間十−十五隻あるが、同組合は「大きな影響はないのでは」とみる。〇七年度指定の函館港でも「寄港が減ったことはない」(函館市港湾空港部)としている。

 ただ、ハイリスク港指定は「具体的な影響より、イメージダウンが大きい」(八戸港管理所)。航路開設や寄港などポートセールスにはマイナス要因で、同組合は薬剤散布のエリアを昨年の倍にするなど防除対策を強化し、「指定解除を目指す」としている。

 ハイリスク港は、米、カナダ両政府が〇七年度から、マイマイガの北米進入阻止を目的に指定。苫小牧港は昨秋、農林水産省が同港周辺で行った成虫捕獲調査で基準数を超え、指定が確実となった。(俵積田雅史)

460荷主研究者:2009/05/14(木) 00:42:15

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/154715.html?_n1040=46&_n1041=24&_n1042=24&_n1043=2&_n1048=2
2009年03/24 14:20 北海道新聞
釧路港西港のジブクレーン 市、釜石市に売却

 釧路港西港のコンテナ荷役用機械「ジブクレーン」を、釧路市が岩手県釜石市に約一億五千万円で売却することが決まった。西港では能力の高い「ガントリークレーン」の稼働が控えており、“不要物”を売却できることに、財政難の市も胸をなで下ろしている。

 ジブクレーンは、韓国との国際コンテナ航路が開設した二〇〇二年八月に石狩湾新港管理組合から購入し、約三億五千万円かけて設置した。コンテナをワイヤで釣り上げて、一時間で約十五個を扱う。

 稼働後、港湾関係者から、大型コンテナ船誘致を視野に、作業能力が約二倍になるガントリークレーンの導入を求める声が上がったため、市は約九億円かけて建設を進めている。八月末に稼働予定だ。

 建設後に不要となるジブクレーンについて、市は昨年当初から全国的に売却先を探していたが難航。見つからなければ年間八百万円の維持費が発生し、鉄スクラップとして売却しても数百万円程度の収入しか見込めなかった。

 ところが昨年夏、市港湾空港部の繁本護部長が東京で釜石市の港湾担当の幹部と偶然居合わせ、ジブクレーンの購入を計画中と知り、交渉が進んだ。

 繁本部長は「売却先が見つかって良かった。今後はガントリークレーンをPRして港湾貨物取扱量の増加につなげたい」と話している。(浦崎竜馬)

461とはずがたり:2009/05/14(木) 10:26:30
>>459
マイマイガ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240550875/23-24

>>460
なんとw
>ところが昨年夏、市港湾空港部の繁本護部長が東京で釜石市の港湾担当の幹部と偶然居合わせ、ジブクレーンの購入を計画中と知り、交渉が進んだ。

462教えてください:2009/05/20(水) 14:36:13
東京(もしくは横浜)〜シンガポール間で、コンテナ輸送するのに、格安でサービスしてくれる船会社をご存じの方、教えて頂けませんか?輸送項目は、ピアノです。毎月最低30台ほどのピアノをコンテナで運ぶ必要があります。

463名無しさん:2009/05/25(月) 15:35:37
日商陸運のコンテナが河内長野周辺に沢山あったのだが、今は和泉市のスクラップ場で大量留置

464荷主研究者:2009/06/04(木) 23:19:20

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904170074.html
'09/4/17 中国新聞
福山港第2バース、22日着工
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 広島県は22日、福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナル(CT)に第2バースを着工する。入港が重なったコンテナ船が海上で待機する「沖待ち」の解消を図る。2011年度の供用開始を予定している。

 県によると、現在の第1バース南西を埋め立て、同規模(長さ約200メートル、幅約60メートル、水深10メートル)のものをつくる。泥の拡散を防ぐ措置をした後、海底の地盤を強化する工事を進め、年明けから本格的な埋め立てに着手するという。

 総事業費は約60億円。県と国がそれぞれ約24億円、市が約12億円を負担する。第2バース完成に合わせガントリークレーン1基も増設される。

 県空港港湾部は「2バース化により作業効率を高め、利用を促進したい」としている。

【写真説明】貨物船が接岸する福山港国際CTの第1バース。左側の海域に第2バースが整備される

465荷主研究者:2009/06/04(木) 23:58:56

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=158456
2009年4月18日 新潟日報
釜山便、輸出の利便性アップ

 新潟港と韓国・釜山港を結ぶ定期貨物航路(釜山航路)で、新潟をラストポート(最終寄港地)として釜山に向かうコンテナ便が19日に開設されることが17日、分かった。これまでは新潟を出た後、他の港にも寄っていたため釜山まで3、4日間かかっていたが、この便では2日間に短縮され、輸出面の利便性が向上する。県は集荷拡大の起爆剤にしたいと期待を寄せている。

 運航するのは興亜海運(ソウル市)。日本総代理店は三栄海運(東京)で、新潟港での代理店はリンコーコーポレーション(新潟市)が務める。

 運航頻度は週1便。積載能力653TEUのコンテナ便が日曜に新潟を出港し、火曜に釜山に到着。水曜に釜山を出港し、苫小牧、秋田に寄った後、土曜に再び新潟に入港する計画だ。第1便は19日に新潟東港に寄港する予定。

 既存の便は新潟を出た後、秋田にも寄っていたため輸出の際の時間的ロスが指摘されていた。このため運航スケジュールを改編し“釜山直行便”を誕生させた。県港湾振興課は「輸出にも便利になった。集荷促進に努め、新潟港の発展につなげたい」とする。

 県と、釜山港を管理する釜山港湾公社は昨秋、「物流協力に関する了解覚書」を締結。釜山でのトランシップ(他港向け積み替え)利用拡大による両港の活性化に向け連携している。3月の協議会で、新潟が日本の最終寄港地となる便の開設を目指すことで合意していた。

 県によると、釜山航路の輸出品目で最も多いのは古紙や廃プラスチックなどの再利用資材で、2007年は3597TEUと全体の21・4%を占めている。

466荷主研究者:2009/06/05(金) 00:14:41

http://kumanichi.com/news/local/main/20090425006.shtml
2009年04月25日 熊本日日新聞
八代港に初の国内定期コンテナ航路開設

記念式典で坂田孝志市長から花束を渡される飯田節男社長(左から2人目)=八代港

 国内定期コンテナ航路「瀬戸内航路」が二十五日、県内最大の貿易港・八代港(八代市新港町)まで延伸された。同港には韓国・釜山との定期航路があり、同港を経由した熊本と関西間や海外との物流の活発化が期待される。

 瀬戸内航路は、鈴与海運(静岡市)が運航。神戸、大阪、博多、門司などの各港を回っている。今後は最大積載百四TEU(二十フィートコンテナ換算)のコンテナ船が週一回、八代港と博多・門司港間を往復。年間二千TEUの取扱量を見込んでいる。

 同社の飯田節男社長は「八代港は九州の真ん中にあり利便性が高いる。海外とのきめ細かい貿易や南九州の農産物や八代の工場で消費する原材料などの取引に期待したい」と話している。

 同日は、初の国内定期航路の開設を祝って同港で記念式典があり、坂田孝志市長が「貿易港に指定されて五十年の節目。高まったポテンシャルを生かして、地域を大きく発展させていきたい」とあいさつした。(野田一春)

468荷主研究者:2009/06/14(日) 15:04:46
>>185 >>440
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/89867
2009年4月17日 01:26 西日本新聞
三池港 国際コンテナ14%減 昨年度、初の前年度割れ

 大牟田市の三池港と韓国・釜山港を結ぶ週1便のコンテナ航路が世界同時不況の直撃を受け、取扱量が激減している。2008年度は前年度比14%減の2619TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまり、06年4月の就航以来初めて前年度実績を下回った。県や市でつくる「マイポートみいけ利用促進協議会」は荷主助成などを拡充し、利用を促す方針。

 同航路のコンテナ取扱量は、06年度1235TEU、07年度3047TEUと順調に拡大。市や県は08年度に5000TEUを達成させ、週2便への増便を目指していた。

 08年度の4‐10月は前年同期比45.5%増と好調だったが、11月以降、主力の化学製品・原料が急速に落ち込んだ。今年2月には前年同月比85.8%減の46TEUとなるなど、年間累計でも前年度より428TEU少なかった。

 県は09年度予算に500万円を計上し、引き続きコンテナ1本当たり2万円の荷主助成を実施する。一企業当たり10万円(5本)が上限だったが、新規利用企業については14万円まで引き上げた。

 協議会は有明海沿岸道路の矢部川大橋開通による利便性向上を大川市の家具業者にPR。実際に三池港を利用する業者も現れている。安定的な取扱量を確保するために「大手化学メーカーへの依存度を減らし、幅広い分野の荷主を確保したい」(県港湾課)という。

=2009/04/17付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/90078
2009年4月18日 00:11 西日本新聞
三池港 釜山航路貨物 14%減 08年度 不況直撃 初の前年割れ

 福岡県大牟田市の三池港と韓国・釜山港を結ぶ週1便のコンテナ航路が世界同時不況の直撃を受け、取扱量が激減している。2008年度は前年度比14%減の2619TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまり、06年4月の就航以来初めて前年度実績を下回った。福岡県や大牟田市でつくる「マイポートみいけ利用促進協議会」は荷主助成などを拡充し、利用を促す方針。

 同航路のコンテナ取扱量は06年度1235TEU、07年度3047TEUと順調に拡大。市や県は08年度に5000TEUを達成させ、週2便への増便を目指していた。

 08年度の4‐10月は前年同期比45.5%増と好調だったが、11月以降、主力の化学製品・原料が急速に落ち込んだ。今年2月は前年同月比85.8%減の46TEUとなるなど、年間累計でも前年度より428TEU少なかった。

 県はコンテナ1本当たり2万円の荷主助成を引き続き実施。一企業当たり10万円(5本)の上限を、新規利用企業は14万円まで引き上げた。協議会は有明海沿岸道路の矢部川大橋開通による利便性向上を同県大川市の家具業者などにPR、安定的な取扱量を目指す。

=2009/04/18付 西日本新聞朝刊=

469荷主研究者:2009/06/14(日) 16:47:07

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/160670_all.html
2009年04/22 14:15 北海道新聞
昨年度の苫小牧港 コンテナ輸出量24%減 円高直撃 最大の下げ幅

 国際コンテナターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合は、二〇〇八年度の苫小牧港の国際コンテナ取扱量をまとめた。輸出は前年度比24%減で、同組合設立の一九九七年度以来、最大の減少幅となった。下半期が同38・6%減と急落しており、昨秋以降の世界経済の悪化と円高が直撃した形だ。(俵積田雅史)

 輸出は、長さ二十フィート(約六メートル)のコンテナ換算で三万二千七百二十六個で前年度より一万三百二個の減少。上半期は同8・1%減にとどまっていたが、十月以降に急減。一月は特に落ち込み、同54・1%減となった。

 東南アジア向けの新聞紙や中国向けの上質紙の落ち込みが目立つほか、韓国向けのスケソウダラ、中国向けのサケも激減。同組合は「円高による影響が大きい。特に中国の動きが鈍い」としている。

 一方、輸入は同5%増の八万七千三百七十九個で、中国からの日用雑貨などが堅調。輸出入合計では、同4・9%減の十二万百五個。

 また、荷物なしの空コンテナは同9・1%増の五万九千三百三十五個だった。

 同ターミナルは昨年八月に西港から東港に全面移転し、取扱量の増加が期待されていただけに同組合の高橋清志常務理事は「これからという時期に大打撃。輸入も減少し始めており、先が見えない」と話している。

471とはずがたり:2009/06/24(水) 15:30:07
シーアンドレール、2度目の試験を 県が国に要望
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090624f

 県は23日、秋田港を拠点としてロシアへの物流ルートを構築する「環日本海シーアンドレール構想」に関し、本年度内に2度目の実証試験を行うよう国土交通省に要望していることを明らかにした。既存の航路や港湾設備を活用した暫定輸送の可能性を探ることなどが狙いで、試験は数カ月程度の一定期間、継続して行うことを目指している。

 国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長は「地元秋田の強い要望は本省に伝えており、構想実現のきっかけができるよう秋田港湾事務所としても要望している」と述べ、2度目の実証実験が実現するかどうかは本省の判断との認識を示した。

 県と同事務所によると、試験は一定期間にわたって実施し、商業ベースの可能性なども調査。昨年2月の実証試験では、秋田臨海鉄道・秋田北港駅から積み荷を大浜地区のコンテナヤードに運搬する際、港湾道路を封鎖して自走式の専用クレーンで運搬したが、今回は道路封鎖を行わず、実践に近い形での試験を想定している。

 試験の積み荷については、県が今後、継続的利用の可能性も含めて需要調査を行う予定。ロシア・ボストーチヌイ港への定期航路が開設されていないため、韓国・釜山への定期航路を利用することも視野に入れている。
(2009/06/24 10:41 更新)

472荷主研究者:2009/07/12(日) 19:09:13

http://kumanichi.com/news/local/main/20090608002.shtml
2009年06月08日 熊本日日新聞
国際コンテナ県外港に流出、県が1億円助成へ

 経済危機の影響を受け八代港(八代市)と熊本港(熊本市)を利用する国際コンテナ貨物が、コストの安い県外港に流れている。県は取扱量の減少に歯止めを掛けるため、本年度一般会計補正予算案に荷主企業への緊急助成として総額1億円を盛り込み、10日開会の6月定例県議会に提出する。

 県港湾課によると、県内で国際コンテナを扱うのは韓国・釜山港と結ぶ八代、熊本の2港。「20フィート(6メートル)コンテナ」を基準とする2008年の取扱量は八代7595基(前年8156基)、熊本2431基(同2875基)でそれぞれ減少。特に八代港では経済危機後の08年10月、前年より256基も減った。

 関係企業への県のヒアリングでは、貨物港としての規模に勝る福岡市の博多港で貨物の獲得競争が激化し、運賃引き下げが頻発。結果的にコスト高になった県内2港を敬遠し、博多港へ移す傾向があるという。

 県は今回、新規荷主にコンテナ1基あたり1万円、継続の場合は5000円を助成する。既存の助成制度の上限を撤廃し、両港で取り扱う国際コンテナすべてを対象とした。(小多崇)

473荷主研究者:2009/07/12(日) 20:47:00

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20090616103.htm
2009年6月16日03時13分 北國新聞
年内に輸送社会実験 複数企業で貨物船チャーター 金沢港利用促進会議

 北陸の輸出企業約20社でつくる金沢港利用促進会議(事務局・県鉄工機電協会)の「金沢港合い積み輸送トライアル事業」が15日までに、国土交通省の今年度広域地方計画先導事業に採択された。同事業では、金沢港を利用する複数の企業が出荷時期を調整し、貨物船を共同でチャーターする「合い積み」を軌道に乗せるため、年内をめどに荷主と物流業者が協力した社会実験を行い、求荷求船システムの構築を目指す。

 総事業費1300万円で、全額、国庫委託金が充てられる。

 同事業では金沢港利用促進会議が中心となり、参加企業の貨物情報を集約。大手企業がチャーターした貨物船での共同出荷に加え、出荷する方面や時期が近い貨物を集めて共同配船する。船会社と荷主間の調整役は金沢港運が担うとみられ、県が全体の調整を行う。

 共同出荷システムの構築に向けた社会実験は、太平洋側に就航している貨物船を金沢港に寄港させて行う。実験では、金沢港寄港にかかった割増料金の一部を助成する。

 社会実験を通じ、ライバル社同士の貨物の調整法や、採算性などの課題を抽出。実務者会議や企業ヒアリングで解決策や成果を取りまとめ、民間の採算ベースに乗った自立的取り組みとして、来年度以降も継続できるような仕組みを作る。

 北陸の輸出企業は現在、船便数が充実する神戸や名古屋を積み出し港として使うケースが多い。地元企業が金沢港を利用できれば、陸上輸送の時間やコストを削減できる利点があり、国交省は全国でも珍しい3県企業による共同配船の取り組みを、モデルケースに位置付けている。

 県は今年度、金沢港発着のコンテナ船、共同出荷によるチャーター貨物船を利用した輸出入を、前年度実績より一定量増やした事業者への助成制度を創設している。会議発足当初から事務局の一員として参加する県は、「まずは成功事例を作ること。それが持続した取り組みとなれば、将来的な定期航路の拡充にもつながる」と期待を寄せている。

474とはずがたり:2009/07/28(火) 11:29:59
太平洋海運<9123.T>1株に対し、郵船<9101.T>0.244株を割り当て交付=経営統合で
2009年 07月 27日 11:05 JST
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnTK031579220090727

 [東京 27日 ロイター] 日本郵船(9101.T: 株価, ニュース, レポート)と太平洋海運(9123.T: 株価, ニュース, レポート)は27日、経営統合にともない太平洋海運1株に対し、郵船(9101.T: 株価, ニュース, レポート)0.244株を割り当てると発表した。

 12月1日付で太平洋海運は日本郵船の完全子会社化となる予定。太平洋海運は上場廃止となる。

477荷主研究者:2009/08/12(水) 17:47:08

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513925006
'09/07/31 山陰中央新報
境港をリサイクルポートに

境港のリサイクルポート指定に向け、初会合で協議する準備協議会のメンバーたち=境港市大正町、境港管理組合

 境港をリサイクル施設の立地に適した総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として国の指定を受けようと30日、鳥取、島根両県や境港市、境港管理組合、鳥取県西部のリサイクル業者、市民らによる境港リサイクルポート準備協議会が発足し、同市内で初会合を開いた。来年度2月ごろまで会合を重ね、2010年度の指定を目指す。

 同ポートは鉄くず、古紙、古タイヤなど循環資源の搬出入(静脈物流)の拠点となる港。指定により同資源を陸上輸送から海上輸送に転換しやすくなり、企業は環境負荷とコスト削減ができ、産業集積が進めば経済活性化も見込める。

 全国では21港が指定済みだが、山陰にはない。境港は08年度の指定を目指していたが、「取扱量や企業集積の伸びが見込めない」として、認められなかった経緯がある。

 初会合には関係者約30人が出席。管理組合の担当者が、境港には貨物用の岸壁が4カ所計約27ヘクタールあるが、大半が原木で埋まり飽和状態にあり、循環資源用のスペースは約2ヘクタールと少なく、長期保管を制限した区域も多いといった現状を報告した。

 これを踏まえ、リサイクル業者たちが「今のスペースでは事業拡大も産業集積も進まない」と訴え、岸壁整備などでスペースが拡大すれば、大量物流による北東アジア諸国とのビジネスがしやすくなるとの意見も出た。

 今後、岸壁の使途見直しや食品関係企業との調整などを議論し、国に申請するための静脈物流拠点整備計画を策定する。

 同管理組合によると、境港の海上輸送による循環資源取り扱い量は07年が3万3千トンだったが、13年には13万7千トンにまで増加する見込み。

478荷主研究者:2009/08/12(水) 17:59:42
>>470
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513907005
'09/07/30 山陰中央新報
日韓ロ定期貨客船就航1カ月、成果と課題

環日本海航路活性化プロジェクト解散式で、職員の労をねぎらう平井伸治鳥取県知事=鳥取市東町1丁目、県庁

 日韓ロ定期貨客船が6月30日の境港初入港から1カ月となった30日、鳥取県庁内に設けた環日本海航路活性化緊急プロジェクトチーム(PT)解散に伴う総括会議があった。境港−東海(トンヘ)間の1往復平均乗客は443人で、旅客は上々の滑り出しになったと報告された一方、県西部に韓国語の看板やハングルを理解できる人が少ないなどの課題も指摘された。

 境港−東海を7往復就航した1カ月間の乗客総数は3102人で、片道の乗船率(定員458人)は48・3%。運航会社の当初計画では、1年目は1往復平均300人を想定しており、予想を上回る利用客となった。

 ただ、韓国人乗客2965人のうち、65%が大山登山を目的に船中泊だけで帰る「弾丸ツアー客」。県は、宿泊客増へ、韓国の旅行業者に米子−ソウル便を併用した旅行商品の開発を促すとした。

 受け入れ態勢では、韓国語が話せるスタッフの不足が課題として上がり、1人を大山寺観光案内所に配置する計画が報告されたほか、入国管理手続きが2時間も掛かるため、迅速化が必要との指摘もあった。

 今後、8月に韓国人約8千人の予約があり、日本人客は10月末までに約1千人が利用する予定。

 貨物は、建設資材や水産品などのコンテナ7本と、電子部品や自動車部品、工作機械などのバラ貨物があった。山陰両県や山陽・関西地方で44社の利用見込み企業があり、県は年内実績21社を目標に、今後も働き掛ける。

 PTの解散式で、平井伸治知事は「PTの成果を担当部署へうまく引き継いでほしい」と話し、労をねぎらった。

479荷主研究者:2009/08/12(水) 18:02:44
>>478
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513441005
'09/07/09 山陰中央新報
境港に日韓ロ定期貨客船初の輸入貨物

輸入したコンテナを背にして、花束を贈られる長棟信泰社長(左端)ら=境港市昭和町

 境港に9日、韓国・東海(トンヘ)から日韓ロ定期貨客船の定期運航第1便が到着し、米子市の企業が韓国から輸入した建設資材などのコンテナ2本が陸揚げされた。船が接岸した境港市昭和町のコンテナヤードでは、荷主や鳥取県の関係者らが祝賀行事を開き、同航路初の輸入を祝った。

 米子市旗ケ崎6丁目の建設会社「リバース」(長棟信泰社長)が外壁用断熱パネル300平方メートル分と断熱用ボード145枚を、境港市昭和町の商社「アダチトレーディア」(安達弘太郎社長)が冷凍カニをそれぞれコンテナ1本分輸入した。

 船体からのコンテナ搬出を見届けて開かれた祝賀行事には20人が出席。長棟社長ら荷主や荷役代理店の代表らに花束が贈られた。

 12日にもコンテナ1本が入る予定で、米子市皆生6丁目の設計会社桑本総合設計(桑本賢一社長)など3社が共同でポリカーボネイト板420枚を韓国から輸入する。

 長棟社長(54)は「地元周辺で使う建材はこれまで境港のコンテナ航路を使ってきた。今後はコンテナでは運べない鋼材など長いものを貨客船で運びたい」と話した。

 一方の旅客は、県や船会社によると、この日の入国者、10日の出国者ともそれぞれ約20人。12日には韓国から複数の団体登山客約190人など計約270人が到着するという。

480荷主研究者:2009/08/17(月) 22:27:13

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160429
2009年8月14日 新潟日報
姫川港へ外航船が直接入港へ

 財務省は14日、姫川港(糸魚川市)を外航船舶が直接入港できる港に指定した。20日から関税手続きが同港でできるようになり、利便性が向上する。

 この関税法上の「開港指定」は県内4港目。これまで姫川港に向かう外国からの貨物船は、開港指定を受けている直江津港などで関税手続きをしてから、姫川港に入港するため3〜4時間のロスがあった。

 姫川港は1973年に開港。セメント輸出や石炭輸入を中心に利用が拡大し、2008年に入港した外航船舶は89隻だった。同市の米田徹市長は「利便性が向上した港が地域経済活性化の拠点になることを期待する」とコメントした。

481荷主研究者:2009/08/17(月) 22:51:51

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjun0906797/
2009/06/29 神奈川新聞
歯磨きの輸入増加/横浜港経済

 横浜港への歯磨きの輸入実績が伸びている。横浜税関の集計によると、2008年は5721トン(前年比13・3%増)、38億円(4・3%増)でいずれも過去最高となり、全国シェアの半分以上を占めて1位となった。

 国内メーカーが海外大手に生産を委託している製品が横浜に荷揚げされる例が増えたことが原因で、05年から急増した。地域別では米国からが86%、アイルランドからが13%となっている。

 虫歯や歯周病予防の意識向上を追い風に「高付加価値のものを中心に出荷量が増えており、輸入も増加基調」(横浜税関)が続くとみられている。

482荷主研究者:2009/08/17(月) 22:58:53

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjul0907796/
2009/07/31 神奈川新聞
商船三井、50年の歴史持つ支店を廃止/横浜

 海運大手の商船三井は、横浜支店(横浜市中区山下町)を廃止し、グループの海運代理店に業務を継承する。前身の大阪商船、三井船舶の時代から横浜港を主要港の一つとしてきたが、世界同時不況の荒波を受けて看板を下ろことになった。

 100%子会社の代理店「MOL JAPAN」の横浜支店が、8月10日に同区弁天町6丁目の宇徳ビルに移転して業務を引き継ぐ。これまでは同じシルクセンター内に同居していた。

 国内の港では商船三井と代理店が二枚看板で業務に当たってきているが「横浜はコスト削減に向けた合理化の初のケース」(三浦和彦MOL JAPAN横浜支店長)となる。業務自体は従来と変わらないという。

 横浜港の営業業務は京浜地区を一括してMOL JAPAN関東支社が担当。横浜支店は船積書類の発行などの支援業務を行う。「にっぽん丸」「ふじ丸」の客船業務の窓口機能も担う。

 商船三井の支店廃止で、横浜に支店を置く国内海運大手は日本郵船1社だけになる。商船三井に支店継続を要請していた横浜市港湾局は「支店廃止は残念でならない」と話している。

 商船三井は前身の三井船舶時代からシルクセンターに支店を構え、半世紀にわたり親しまれてきた。1981年に商船三井エージェンシーズに入社した三浦支店長の初任地も横浜支店で、「横浜はOBが多く、支店廃止をさみしく感じるのでは」と語った。

484とはずがたり:2009/08/23(日) 22:56:17
関東⇔北海道の船便の入口は茨城が最適じゃろう。
わざわざ房総半島の先っちょ経由して京浜港から更に埼玉・栃木・群馬に運ばれてる積み荷は全部常陸那珂港から北関・常磐道経由じゃヽ(`Д´)ノ

485荷主研究者:2009/08/30(日) 18:06:17
>>480
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160641
2009年8月28日 新潟日報
姫川港で第1船入港を祝福

 関税法の開港指定を受け、海外の船舶が直接入港できるようになった糸魚川市の姫川港で28日、開港指定後の第1船入港を祝う記念式典が行われ、関係者らが港の発展を願った。

 第1船はキプロス国籍の「マイニングスター号」(1万1403トン)。ロシア・ボストチヌイから石炭を積んで27日に入港した。

 式典は県、同港整備促進同盟会、同港利用者協議会が主催し、行政、同港利用者、地元関係者ら約80人が出席した。

 同船のキム・ビョン・サン船長とパク・ビョン・サン機関長に記念の盾や花束が贈られた。キム船長は「これからも安全に運行し、姫川港をもり立てていきたい」とあいさつした。

 続いて、関係者らがテープカットやくす玉を割り、開港と第1船入港を祝福。糸魚川白嶺高吹奏楽部による記念演奏も行われた。

 開港は全国119港目、県内では4港目。同港では石灰石、セメントなどの取扱量が増えたが、開港前までは直江津港で関税手続きをしてから入港していた。開港は時間や経費削減につながると期待されている。

486荷主研究者:2009/08/30(日) 18:10:55
これは酷いな。北九州港と博多港は共同でスーパー中枢港湾の指定を目指していたはずだが、このような状況では難しいだろう。そもそも釜山港に近い北部九州でハブ港を目指すのは今さら困難ではないか。
>07年の貨物取扱量は約5万4000TEU(20フィートコンテナ換算)と、取り扱い能力の約1割にとどまっていた。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/117739
2009年8月27日 01:27 西日本新聞
北九州市 利用低迷の若松区・ひびきCT ハブポート構想撤回 東側 コンテナ以外に利用

 利用が低迷している若松区の大水深港湾、ひびきコンテナターミナル(ひびきCT)について、北九州市は北九州港長期構想の中間取りまとめ案で、アジアの拠点港を目指し2020年までにコンテナ船用の岸壁2400メートルを追加整備するとしていた従来のハブポート構想を事実上撤回、「ものづくりを支える港」と位置付ける現実路線への転換を打ち出した。

 市は構想第1期として05年、水深15メートルの岸壁700メートルを備えるひびきCTを開設。これまでに約900億円が投じられ、市は約530億円を負担した。案では、未整備部分の西側を「長期的なコンテナ需要などの増大に対応する」との表現に改め、東側は近くに立地した工場の原料や製品などコンテナ以外の貨物用に利用すると位置付けた。

 ハブポート構想は1996年策定。経済発展著しい中国や、韓国の貨物を北米、欧州へ運ぶ中継地とする計画。だが中、韓で大水深港湾開設が相次ぎ、07年の貨物取扱量は約5万4000TEU(20フィートコンテナ換算)と、取り扱い能力の約1割にとどまっていた。

 市は今年1−3月、同港を利用する145社を対象にアンケートを実施。ひびきCTを「利用したい」としたのは回答した116社の12%にとどまり「利用予定なし」が73%と、今後の利用拡大が見込めなかった。

 市は「港近くの工場で、一般貨物を扱う岸壁の需要は高い。コンテナも徐々に集めていきたい」としている。

 同港長期構想は来年度中に策定予定で、20−30年後の港の概要を示す。中間取りまとめ案に対し、市は11−12月に市民からの意見を募る予定。

=2009/08/27付 西日本新聞朝刊=

488名無しさん:2009/09/12(土) 08:26:07
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090911301.htm
2009年9月11日 北國新聞
荷動きに回復の兆し 金沢港

不況で鈍っていた金沢港の荷動きに回復の兆しが出てきた。石川県や同港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、今年2月に前年同月比51・2%減に落ち込んでいたコンテナ貨物取扱量が8月に同22・6%減にまで戻した。中国向けにプラスチック材や部品関係が伸びているという。同港関係者は「予断は許さない」としているが、官民挙げての利用促進策も進んでおり、減少一辺倒だった潮目が変わり始めている。
金沢港のコンテナ貨物取扱量が急減したのは昨年11月から。金沢港運によると、昨年10〜12月のコンテナ量(20フィートコンテナ)は輸出入合わせて6271個だった。2007年10〜12月から11・8%減と2けた以上落ち込んだという。

厳しかったのは今年の1〜3月。コンテナ量は4044個となり、10〜12月比で35・5%減と2227個も減少した。昨年11月に大型船貨物の入港を可能にした大水深岸壁が暫定供用されており、金沢港運の関係者は「製造業の関係貨物が落ち込み、追い風が一気に逆風に変わった」としている。

しかし、月別で2月を大底として以降、プラスチック材料や古紙といった副資材の輸出が動き始めたという。主な輸出先は中国。4〜6月は4277個に増えた。7、8月の2カ月は既に3073個に達し、4〜6月を上回るペースを維持している。金沢港運関係者は「製造業の輸出は厳しいが、徐々に回復している」と指摘。建機の出荷もわずかながら、1〜3月よりは増えている。

   ■  ■

石川県はこうした荷動きを前向きにとらえている。2月に金沢−釜山航路が1便増の週5便体制となったことや、大水深岸壁の暫定供用以降、不定期のコンテナ船が42便寄港したことを成果に挙げ、「厳しい環境の中でも粘り強く利用拡大を推進したい」(港湾活用推進室)とする。今年度から荷主に対する助成制度を創設。一企業当たり年間100万円を上限に助成し、金沢港の集荷を後押しする。

民間側も金沢港利用促進に本腰を入れている。コマツなど石川県を中心とした製造業20社でつくる金沢港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)は、他の輸出企業を直接訪問し、貨物の合い積みを呼び掛けている。不定期も含めた船便情報をまとめたサイトを開設し、他港への貨物流出を防ぐ取り組みを進めている。金沢商工会議所に事務局を置く金沢港振興協会は製造業が多い白山、小松の両会議所の参加を得て荷量拡大に向けた活動を加速させている。

   ■  ■

回復の兆しが出てきた金沢港のコンテナだが、そもそも年間取扱量は「例年で3万個程度」(金沢港運)で、ライバルとされる富山伏木港の6万個の半分程度にとどまる。定期航路が韓国、中国合わせて週7便と月1便の北米航路がある金沢に対し、富山伏木は週9便プラス月2便と充実しており、「利便性で遅れを取っている」(同)のが実情だ。

ただ、景気の悪化で金沢同様、各港も貨物量が激減している。石川県鉄工機電協会は「不況下でも取り組みを継続することが荷量拡大につながる」としており、需要回復に伴って集荷や船の誘致をめぐる港湾競争が再び過熱しそうだ。

489名無しさん:2009/09/15(火) 23:05:02
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091500179&amp;genre=B1&amp;area=K00
2009年9月15日 京都新聞
舞鶴国際ふ頭に3社が進出 用地全区画が決定

京都府が来春の完成を目指して舞鶴市で整備を進める京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭の港湾関連用地に、風力発電のクリーンエナジーファクトリー(北海道)など3社が進出することが15日、決まった。公募していた全区画が埋まり、自然エネルギーを中心にした府北部の貿易、産業振興につながりそうだ。

進出するのは、クリーン社のほか、クレーン施設業の日本サルベージサービス(京都市南区)、港湾運送業の飯野港運(舞鶴市)。同ふ頭の用地約5ヘクタールのうち、クリーン社が約3・1ヘクタール、日本サルベージ社が約1・3ヘクタール、飯野港運が約0・6ヘクタールを利用する。

クリーン社は、国内で約100基の風車を設置し、風力発電シェアは3位。風力発電設備の大規模物流拠点を整備する。風力発電市場の拡大を見据え、欧州やアジアから輸入する部品の集積地として活用する。

日本サルベージはふ頭の移動式クレーン賃貸業に取り組む。飯野港運は港湾のオペレーションセンターを設け、通関業務を担う。

京都府庁で山田啓二府知事らと記者会見したクリーン社の鎌田宏之社長は「舞鶴は日本の真ん中に位置し、物流の好立地。日本の新エネルギーの成長拠点として活用したい」と話した。

490荷主研究者:2009/09/17(木) 22:06:25
>>346
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160874
2009年9月13日 新潟日報
ナホトカ航路に黄色信号

 新潟港など日本の港とロシア・ボストーチヌイ港(ナホトカ市)、ウラジオストク港を結ぶ定期コンテナ航路(ナホトカ航路)が、ことし1月を最後に8カ月間も新潟に寄港していないことが12日、分かった。世界的な不況などで集荷が進んでいないのが要因。昨年9月、11年ぶりに復活した同航路だが、運航継続に「黄色信号」がともっている。

 同航路の運航スケジュールは、現在も月1回、ロシアから新潟に寄港した後、伏木富山、北九州、神戸、名古屋、横浜の各港を経てロシアに戻ることになっている。

 だが1月以降、新潟は“素通り”されているのが実態だ。背景には、米国発の世界的な不況に加え、貨物の主力と想定していた中古車の輸出が、ロシア側の関税引き上げで激減、集荷が進んでいない事情がある。

 さらに運航頻度が月1回の上、荷物が少ないと寄港しない不安定さからユーザーが敬遠。韓国・釜山港でのトランシップ(荷物積み替え)でボストーチヌイやウラジオストクに輸送する方に、シフトする動きがある。釜山経由は、ナホトカ航路よりも輸送日数がかかるが、「運航頻度が多い上、輸送運賃が3分の2程度と安価な点が有利」(海運関係者)という。

 ナホトカ航路の新潟での集荷ノルマは輸出入で計月50TEU(20フィートコンテナ換算)とされる。昨年9月の第1便こそ72TEUだったが、その後は右肩下がりで1月には10TEU程度に落ち込んだ。その後、新潟に寄港していない。

 ロシア経済の活況を受けて復活した同航路。関係者によると、早期に2隻目を投入し、新潟を日本での最終寄港地化する計画も進んでいた。さらに将来はシベリア鉄道を経てモスクワや欧州へ接続する構想もあり、本県の拠点化に向けて経済界の期待も高かった。

 代理店のリンコーコーポレーション(新潟市)は「不況など想定外の事情があったにせよ、残念な状況が続いている。荷物が少ないと素通りされ、さらに集荷も進まなくなるという悪循環になっている」と話している。

491荷主研究者:2009/09/17(木) 22:22:56

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/185442_all.html
2009年08/29 14:31 北海道新聞
海外航路増へ戦略を 石狩湾新港促進会 物流推進会議を設置

 【石狩】市や石狩市内の企業などでつくる石狩湾新港地域貿易経済促進会(会長・田岡克介市長)は、有識者らによる「物流推進会議」を設置した。海外定期航路増便に向け、海外での現地調査を踏まえ具体的な振興策などを提言してもらう方針だ。

 推進会議は田岡市長や石狩商工会議所の三津橋昌博会頭ら地元関係者はじめ、札幌商工会議所の青木雅典副会頭、ホクレン、道漁連、北大など産学官の関係者ら11人で構成される。

 27日に開かれた1回目の会議では、石油・天然ガスのサハリンだけでなく、ウラジオストクなど極東ロシア地域でもビジネスチャンスの拡大を図るとの認識で一致。10月に市の担当者がウラジオストクを中心とした地域の現地調査を行うことを決めた。

 会議はそうした調査を踏まえ、貨物量の確保や物流戦略の構築を図るにはどうしたらいいかについて提案。促進会の誘致活動につなげる。

 石狩湾新港の海外コンテナ航路は1997年に釜山との間で開設された。2003年には週3便の運航になったものの、翌04年には週1便に減便。「週に1便では石狩湾新港を利用しづらい」との声が企業から出ており、04年から5年連続でコンテナ取り扱い個数が減少。抜本的な対応策が求められていた。(荻野貴生)

492荷主研究者:2009/09/17(木) 22:25:24
>>487
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/186946_all.html
2009年09/05 13:25 北海道新聞
「ガントリークレーン」稼働 新国際コンテナターミナル供用開始 釧路港活性化に期待

真新しいガントリークレーンの前で行われた供用開始式

 釧路市が釧路港西港第3埠頭(ふとう)で建設を進めてきた大型コンテナ荷役機械「ガントリークレーン」が4日、稼働を始めた。市などは同日、新しい国際コンテナターミナルの供用開始式を同埠頭で行い、クレーンを起爆剤とする港の活性化に決意と期待を寄せた。

 式には港湾関係者や、8月30日の衆院選で当選した鈴木宗男、仲野博子、伊東良孝の3衆院議員ら約100人が参加した。蝦名大也釧路市長が「港湾機能の高度化で地域競争力が向上する」とあいさつ。テープカットに続き、市長の合図でクレーンが起動した。

 市内のホテルに会場を移した祝賀会では、釧路唯一の外国貿易コンテナ航路を週1便運行する南星海運(韓国)の金英治(キムヨンチ)会長が「利便性の向上で貨物が増え、週2便配船できるよう期待しています」との言葉を寄せた。

 ガントリークレーンは港湾関係者の強い要望を受け、市が約10億円かけ建設。従来のジブクレーンの約3倍の大型船に対応でき、作業効率も2倍の1時間約30個に改善する。クレーンを置く広さ約2・3ヘクタールの新コンテナターミナルには、冷凍コンテナ用の電源30口などを設け、東北海道の農水産物などの貨物集約を図る。(浦崎竜馬)

493荷主研究者:2009/09/17(木) 22:26:15

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/186298_all.html
2009年09/02 14:10 北海道新聞
道内最大級の新鋭船 十勝港でタグボート披露

 【広尾】十勝港でえい航作業を行っている「十勝ハーバータグボート」(渋田政盛社長)は1日、同港で新造タグボート「とかち」(169トン)を披露し、安全祈願祭を行った。機関出力3600馬力で道内最大級のパワーを誇る新鋭船。

 とかちは7月に函館の造船所で進水。全長32・3メートルで最大49トンのえい航能力がある。引き綱の張力を常に最適の状態に保つ装置を装備し、えい航作業を効率良く安全に行う。

 事業費は約5億円で、うち1億1800万円を町が地域総合整備財団(東京)を通じて十勝ハーバーに無利子融資。輸入配合飼料コンビナートの本格操業時に最大8万トン級の穀物運搬船(パナマックス船)が定期的に入港する見通しであるため、えい航能力を整える狙い。

 渋田社長は「来年4月から十勝港に常時配備し、パワーと安全装備で的確に作業を行いたい」と述べた。(山本哲朗)

494名無しさん:2009/09/19(土) 22:24:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000125-mailo-l15
2009年9月18日 毎日新聞
北東アジアフェリー:就航2カ月半で運休に 事業先行きも不透明 /新潟

◇旅客、貨物ともに低迷、船舶も確保できず

日中韓露の4カ国の合弁会社が運営している国際定期貨客航路「北東アジアフェリー」について、日本法人「北東アジアフェリージャパン」(新潟市)は17日、船舶が確保できなくなったとして、当面の間、運休すると発表した。6月28日の就航以来、旅客、貨物ともに利用が低迷していたが、2カ月半で運休となり、事業の先行きは不透明な状態となった。【小川直樹】

同航路は日本海を囲む韓国・束草(ソクチョ)−新潟市−ロシア・トロイツァの3港を、V字形の航路で1週間かけて往復する。

当初から船の確保に手間取り、就航時からこれまで2隻の臨時船を使ってしのいだが、その間も、度々、運休した。2隻目の臨時船は9月末までの契約だったが、その後の船の手配ができず、既に14日以降の便も運休している。

同社の五十嵐純夫社長は毎日新聞の取材に「運休は残念。早く再開したいが、めどは立っていない」と話す。船の調達は韓国にある合弁会社の本社が船舶会社と交渉しており、日本法人は返事待ちの状態という。合弁会社は収益性を考え、安い価格の船を探しているが、条件に合う船を長期間確保するのは難しいという。

同航路は世界的な不況の中、当初から旅客と貨物の確保は厳しいとみられていた。就航から2カ月半の間、わずか5往復しか運航できず、旅客は延べ約250人にとどまり、貨物量もわずかだった。五十嵐社長も「初期段階から不安定な運航だったため、顧客をうまく確保できなかった面はある」と明かす。今回の運休によって一層の信用低下は必至とみられ、再開できても厳しい経営が続くことは避けられそうもない。

495名乗るほどでもない:2009/09/21(月) 10:51:55
>>北東アジアフェリー
過去このような日本海横断航路(コンテナ航路含む)はすべて廃止になってきた。
航路廃止の起因を振り返れば
ロシアにおける通関・輸送・治安の社会システムの未熟さ・リスク及びロシアビザ取得の頻雑さによる利用貨客の敬遠および需要の無さに尽きる!
制度・インフラの整備が整っていなければ当然リスク回避の為このルートを選択するはずが無い。
弊社では過去何度となくザルビノ経由東北亞ルートを利用(コンテナ輸送)したが所要時間の短縮、輸送コスト軽減は図れなかった。
結局再度大連経由に戻し輸送している。
現実はまったく違うのである!
ロシア・ザルビノ税関(ベルクート社) マハリノ・クラスキノ税関、中国琿春・長嶺子税関における通関時の時間的浪費および賄賂要求、こんなリスクのある輸送ルートをわざわざ利用する利便性など見出せる訳がない。
配船都合もあるかもしれないが、重要が無ければ航路運休は当然の結果である。
解決策はロシアの対応次第である。 国際物流ルール・社会モラルの問題である。
ザルビノ港ではロシア官吏が自らコンテナ封印を外し中から商品を盗んでいる現実を見てしまうとアホらしくて誰がこんなルート使うかって思う!
環日本海シーアンドレールなんぞ百年早い!
国交省はロシア鉄道輸送の現実をもっと勉強しろ!
こんなもんの利用促進の為の行政の無駄遣い・助成金などは即刻廃止しろ!
プリモルスキー地区各港はすべてR.マフィアが牛耳っている!

497荷主研究者:2009/09/27(日) 23:13:13

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090921/CK2009092102000001.html
2009年9月21日 中日新聞
CO2削減し補助金 四日市港の利用促進策が成果

霞ケ浦北埠頭の整備が進むコンテナターミナル=四日市市の四日市港で

 CO2削減とコスト削減のために四日市港を使いませんか−。四日市港管理組合が2008年度から始めた「グリーン物流促進補助金制度」では、同港の利用により二酸化炭素(CO2)の排出量を削減した企業に補助金が交付されている。2年目に入り、給付企業数は倍増。評判は上々だ。

 「グループ全体でCO2削減を掲げていて、わが社にも努力目標がある。コスト面でも助かる」。大手小売店イオンのグループ会社で、衣料品輸入などを手がけるアイク(東京)。中国からの輸入などで四日市港と名古屋港を使う同社は、08年度から制度を利用している。08年度の四日市港での取扱量は、07年度より約6ポイント増加。09年度もさらに増やす計画だ。

 新たに四日市港での外貿コンテナ貨物取扱量を増やした分に対し、20フィートコンテナ当たり5000円を補助する制度。08年度の給付実績は、21社、約3000個分。09年度は倍以上の46社に交付を決定した。利用により短くなった陸上輸送距離から算定するCO2削減量も、08年度の約400トンから約970トンに増える予定だ。

 制度を利用する企業が増えた原因を同組合振興課は、制度の認知度が上がったことや、景気悪化により物流の見直しが進んだことなどがあると分析。このほか、「制度をきっかけに四日市港の利用を再検討したら、前より船便が増えており、使いやすくなっていた」(旭化成ケミカルズ)と、同港自体の認知度上昇も影響しているようだ。

 制度の最大の狙いは、四日市港の利用促進。県内の外貿コンテナ貨物でも、約3割しか同港を利用しておらず、6割以上が名古屋港に流れている事態(03年調査)の改善だ。

 環境対策をアピールし、コストも削減したい企業と、港の利用企業を増やしたい管理組合。同組合が実施を決めている来年度以降も、双方の関係が続くかどうかが注目される。

 (小林迪子)

498荷主研究者:2009/10/04(日) 03:56:21

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910010057a.nwc
2009/10/1 Fuji Sankei Business i.
日本郵船 国内唯一の船員研修所閉鎖 主力は外国人 海外で育成

 日本郵船は30日、国内の船員研修拠点である新杉田研修所(横浜市磯子区)を10月1日付で閉鎖し、シンガポールの研修拠点に集約すると発表した。人件費抑制などの観点から同社は外国人船員の確保に力を入れており、日本人船員の数が減少しているために閉鎖する。今後はシンガポールの研修施設とフィリピンに設立した船員養成大学の2拠点を中心に人材を育成する方針だ。

 新杉田研修所は2002年に開設された同社唯一の国内研修所。昨年は延べ約770人が研修を受けたが、日本人は半分以下に留まっていた。一方、06年11月にはシンガポールに新たな研修施設を開設。操船シミュレーターなど最新の訓練機器をそろえ、主に外国人船員を対象に研修を行っている。10月以降は日本人船員を含めすべての研修をシンガポールで実施する。

 同社の赤峯浩一経営委員は、「人件費を抑えて国際競争力を維持するため、外国人船員の確保に力を入れてきた。現在は船員の大半は外国人で、研修拠点の海外集約は自然の流れだ」と説明している。

 現在は約2700人が日本郵船管理の船舶で働いているが、このうち日本人は約300人に過ぎない。また、同社では外国人船員の長期育成にも力を入れており、07年にはフィリピンに4年制の船員養成大学を設立、356人の学生が授業を受けている。日本国内にも商船系の大学はあるが、船上でのハードな勤務が嫌気されるなど、十分な人数を確保できないのが現状だ。

 同社では今後も外国人船員を増やしていく方針で、「安全運航のため、質向上に力を入れたい」(赤峯経営委員)としている。

500とはずがたり:2009/10/13(火) 17:00:05

長州出島に不況の波
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910130004
2009年10月13日

◆供用半年、利用ゼロ

 下関市の沖合で建設が進む人工島「長州出島」。3月に運輸物流ゾーンの一部の供用が始まったが、半年過ぎても入港の予定は無い。倉庫などのインフラ整備がまだ完全ではないなかでの供用開始だったとはいえ、ある程度の利用はあると見込んでいた市にとっては大きな誤算。世界不況による物流の低迷も追い打ちをかけた格好で、厳しい状況が続くことも予想される。

 人工島は、響灘が広がる下関市垢田沖にある。岸壁は幅300メートルで真新しい係留柱が均等に並び、多目的クレーンも備えられている。水深は約12メートルあり、3万トン級の船が接岸ができるのが売りだ。

 市の港湾計画に人工島が盛り込まれたのはバブル期の91年。東アジアをにらんだ物流拠点として、147ヘクタールを埋め立てる計画。関門海峡の海底の浚渫(しゅんせつ)で出る土砂の活用も目的の一つで、貨物船などが利用する「運輸物流ゾーン」(62ヘクタール)、マリーナなどを備えた「交流レクリエーションゾーン」(52ヘクタール)、余った土砂を埋める「土砂処分場」(33ヘクタール)を整備する構想だ。

 現在、事業化されているのは運輸物流ゾーンだけで、費用は755億円。供用が始まっているのはそのうち7・2ヘクタールで、昨年度までに660億円の事業費が投じられた。残りの埋め立ては15年ごろに終わる見込みだ。

 市は、人工島の具体的な需要予測は明らかにしていないが、課題となるのは、下関港の物流量だ。昨年の外国貿易の貨物量は101万6522トン、うちコンテナ取扱量は7万3621TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個分)で、99年度から昨年度までほぼ横ばいの状況。そんななかで船出した人工島だが、いきなり世界不況の荒波をもろに受ける形となった。下関税関支署によると、今年1〜6月は、輸出が前年同期比47%減、輸入も同31%減で、いずれも記録が残っている80年以降で最大の減少率だったという(いずれも速報値)。

 同港の物流は、韓国からの輸出入が5割台、中国が4割台を占める。両国の貨物の大半はフェリーで運ばれ、いずれも本港地区にある国際ターミナルを発着施設にしている。市は今後、本港地区の岬之町にあるターミナルを閉鎖し、その発着分を人工島に移転させる構想だが、その量はごく一部にすぎない。

◆需要生む策が課題

 結局、人工島を十分に生かすためには、新しい需要を生み出すことが欠かせない。だが、対岸の北九州市若松区に05年に開港した「ひびきコンテナターミナル」でも貨物取扱量の低迷が続き、同市が2年後に45億円を負担し、運営会社から港湾施設を買い取る事態に陥るなど、新規需要の創出は容易ではない。

 9月の下関市議会建設委員会では、市議が人工島の今後の方向性をただしたのに対し、市港湾局は島内で使うエネルギーを太陽光や風力、波力などで賄うモデルを提案。自然に優しい港湾施設として新たな付加価値を作り出す狙いを説明した。梅野修一局長は「将来のイメージ戦略とともに、岸壁使用料の減免など具体的なメリットも強調して売り込みたい」とする。

 中尾友昭・下関市長は「(新たな需要創出は)重い課題で、島全体について活用法があると思う。全庁挙げて考えたい」と話している。

501 ◆ESPAyRnbN2:2009/10/21(水) 21:20:11
前原が成長分野に位置づけた一つ、港湾関連はこちらでよろしいですか?
前原の行動の原点は、基本的に全てこれですね>やっていかなければならないのは選択と集中

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102101000812.html
拠点港湾を選び重点整備 国交相、ばらまきを批判

 前原誠司国土交通相は21日、横浜港を視察後、横浜市内で記者会見し「ばらまき的な港湾行政を
変えることが大切。やっていかなければならないのは選択と集中」と述べ、拠点となる港湾を選んで
重点整備していく方針を表明した。

 前原氏は、これまでの港湾整備によって「極めてコストの高い釣り堀(港湾)が点在している」と批判。
「どの港に集中するのか透明なルールをつくっていかなければいけない。われこそはという港には手を挙げて
もらい、公平、公正な選択基準で選ぶ」として、港湾を管理する地方の意向を尊重する考えを示した。

 国交省は2004年、コンテナ貨物を集約する「スーパー中枢港湾」に京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾
(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)の3地域を指定している。前原氏は、これらに加え、
鉄鉱石や石炭、家畜飼料などばら積み貨物の集約港についても、拠点化を進めるとした。

2009/10/21 20:19 【共同通信】

502 ◆ESPAyRnbN2:2009/10/21(水) 22:31:24
前原with林新市長。
神戸市長選後には、神戸港もまた、ハブポートの一つになるのだろう。
民主に鞍替えした矢田のもとで。

前原国交相が横浜港を視察 ハブポート選定で
2009.10.21 21:34

 前原誠司国土交通相は21日、国内の港の国際競争力の強化に向けた現場調査として横浜港を視察した。
前原氏は「選択と集中」を進めて大型化傾向にある船舶にも対応可能な港をハブポートとして選定する構想
を示した。これに対して横浜市の林文子市長は、同港の国際ハブポート化に向けて積極的に取り組みたい
考えを述べた。

 前原氏は同港の南本牧ふ頭と山下ふ頭などを視察。市側は、同港の国際ハブポート化を想定し、国内
貨物を同港などに集中させる仕組み作り▽料金競争力強化で国際積み替え貨物の確保▽新たな港湾
経営の仕組み作り−などを提言した。

 視察を終えた前原氏は、「(空港同様)港も結果的に他(海外)の港に圧倒的に遅れている。今までの
ばらまき的な港湾行政を大きく変えていく必要があるとつくづく感じた。(ハブポート化推進へ)意志のある
ところに手を挙げてもらいたい」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/091021/kng0910212138001-n1.htm

横浜港の視察を終え、会見する前原国交相と林市長=横浜市西区のパシフィコ横浜
http://sankei.jp.msn.com/photos/region/kanto/kanagawa/091021/kng0910212138001-p1.jpg

503名無しさん:2009/10/24(土) 08:24:46

9月コンテナ、前年9割に戻す 金沢港セミナー「先行きは不透明」
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091023305.htm

金沢港振興協会は22日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで金沢港セミナーを開き、荷量拡大に向けた取り組みなどを説明した。石川県は9月のコンテナ量が、前年同月の9割に戻したことを明らかにした。同港のコンテナが急減したのは昨年11月で、不況前の水準に近くなった。県側は「先行きの不透明感は強く、ぬかりなく取り組みを進めたい」と強調した。

県によると、コンテナ量は今年2月を大底として緩やかな増加基調だった。一般貨物も9月は前年同月の7割に増え、取扱品目には機械部品などがあるという。県は荷主企業が時期を合わせて出荷する「合い積み」を提案したほか、今年度創設した補助金制度を説明した。

講演では、日通総合研究所(東京)の町田一兵経済研究部研究員が中国東北3省の国際物流を解説した。町田氏は遼寧省大連市の海空のインフラが充実しているとし、「工業基盤が備わり、機械から食品まで幅広い製造、加工能力がある」と指摘した。金沢港運(金沢市)も航路拡充について報告した。

504名無しさん:2009/10/24(土) 08:27:33

ロシア向け中古車輸出「どん底」 伏木富山港、関税上げで9割減
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091024301.htm

ロシア政府が10月までの時限措置としていた輸入車の関税の引き上げを延長し、伏木富山港の関係者に落胆が広がっている。1月からの関税引き上げで、全国トップシェアを誇る同港のロシア向け中古車輸出は9割減と大打撃を受けた。関税引き上げ措置の継続で「どん底状態」(関係者)の出口が見えず、ロシア向け中古車輸出がけん引してきた富山の港湾戦略は、転換期を迎えている。

「関税の引き上げを続け、日本車を完全に締め出す気のようだ」。ジェトロ富山の担当者は憤る。

ジェトロ富山によると、ロシアは今年1月、輸入車の関税について、製造年数や排気量に応じ税率を上げる方式を採用。輸入中古車の関税は跳ね上がり、最大で税額が従来の8倍ほどになる場合もあるという。

狙いは、ロシア国内の自動車産業の育成。当初、期限は今月12日までとしていたが、今後も継続されることになった。

「10月を境に好転すると期待していたのに残念。事実上の禁輸だ。もうビジネスとして成り立たない」。高岡市内のある中古車業者はため息を漏らす。

高税率を上乗せした結果、ロシアで日本の中古車は4〜6割ほど高くなり、富山県内の外国人を中心とした輸出業者の廃業が加速しているという。

伏木富山港で荷役を務める伏木海陸運送(高岡市)の09年6月期の輸出自動車の取扱量は約50万トンと前期比で半減。担当者は「こちらでは手の打ちようがない」と頭を抱える。

伏木富山港の輸出は、ロシア向け中古自動車が引っ張ってきた。ここ数年、ロシアでは性能の良い日本車が人気となり、伏木富山港からの輸出量は04年の約45万トンから5年で4倍ほどに増加。右肩上がりの成長を続けていたが、今年1〜6月は前年同期比で88・9%減と、急ブレーキが掛かった。

影響は貿易額で如実に現われている。

大阪税関伏木税関支署がまとめた2009年上半期(1〜6月)の富山県の貿易概況によると、輸出総額は前年同期比60・1%減の608億円と、マイナス幅は30年前に統計が始って以来、最大となった。そのうち中古を主とする自動車輸出は、昨秋以降の不況も相まって、92・4%減の49億円に落ち込んだ。

ロシアの関税引き上げ継続で、この低水準が当面続くという見方が強い。同支署は「下半期に貿易額が大幅に持ち直す要素がなくなってしまった」とする。通年換算すれば、1千億円近い輸出が失われることになる。

富山県立地通商課は「打開策が見当たらない。原点に戻り、地道にコンテナ取扱量を増やしていきたい」とし、東海北陸自動車道の全線開通を機に中京圏でのセールスを強めている。

ただ、不況下で中古車輸出を補うほどの集荷は見込めず、貿易額の大幅減は必至とみられている。金沢港など日本海側各港との集荷や船の誘致をめぐる競争も激しさを増しており、伏木富山港の成長戦略は見直しを迫られそうだ。

505荷主研究者:2009/10/31(土) 16:37:00

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20091018i
2009/10/18 13:17 秋田魁新報
秋田港—ロシア定期航路、開設めど立たず 積み荷確保に苦戦

 秋田港とロシア・ボストーチヌイ港を結ぶ定期コンテナ航路の開設にめどが立たず、県と県内民間団体などが目指す本年度内の実現が厳しい状況となっている。ロシアの船会社が条件提示した1回の寄港当たりコンテナ50本の積み荷確保が、不況の影響で困難な見通しとなっているためだ。こうした中、佐竹敬久知事は20日から5日間の日程でロシア入りし、昨年の航路開設の合意を再確認するほか、地元行政府に対し、経済交流促進の協定締結を呼び掛ける。航路開設はシーアンドレール構想の前提でもあり、積極姿勢をアピールする考えだ。

 県とロシアの船会社フェスコ社は昨年7月、同年内にも定期航路を開設することで合意した。交わした覚書は「フェスコは航路開設の準備ができており、年平均でコンテナ最低50本を目標とする」という内容。しかし、昨年秋以降の景気後退により、現在まで輸出入でコンテナ50本の貨物は確保できていない。

 特に苦戦しているのは輸入の積み荷確保。メーン貨物と目されたロシアからの製材が、国内の住宅着工戸数の低迷などで期待できない状況となっている。

506荷主研究者:2009/10/31(土) 18:45:23

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14589&amp;catid=352
2009年1月30日付 宮崎日日新聞
物流編10…唯一の関東航路
■縮小阻止へ積極利用

 今月中旬、JA宮崎経済連は関東に出荷するキュウリ、トマトを対象にRORO船「南王丸」での試験輸送を始めた。週2便、本県と関東を結ぶ唯一の航路ながら、日々の市場出荷が求められる農業界では便数の少なさから敬遠してきた船だ。

 同船は、コンテナをシャーシに乗せたまま積み下ろしできる貨物専用船。シャーシ126台(12メートル換算)を積載でき、大量輸送と荷役効率に優れている。経済連としては一層のコスト削減が求められる時代に、選択肢の一つに使わない手はない。また、JA物流みやざきが所有する海上輸送用冷蔵コンテナの活用模索を続ける中でもある。

 そこで狙いをつけたのは業務関係の野菜を扱う商社との取引だった。業務用であれば、一定量の農産物を一括して受け入れてもらうことも可能だ。経済連園芸販売課の森岡信博調査役は「これなら便数が少ない南王丸でも定期販売ルートに加えられる。関東に出す輸送コストも若干だが安くなる」と試算する。

 キュウリ、トマトはピーマンに並ぶ施設園芸の中心品目で、関東、関西の大消費地への出荷量も多い。週当たり4トン、南王丸運航に合わせ毎週月、木曜日に細島港でコンテナに積み込む。

 経済連はこの試験輸送を2月まで継続し、コスト、品質などを検証。問題がなければ本格的に乗りだす意向で「スイートコーンやゴーヤでも検討したい」としている。

   ▼    ▼

 南王丸を運航する川崎近海汽船(東京都)は、王子製紙グループの王子物流(同)と運航契約を結んでいる。主な貨物は、王子製紙日南工場(日南市)の紙製品や原料。油津―大阪―東京間で運航していたが、2005年のフェリー・京浜航路廃止の影響を重く見た県の要請を受け、06年8月、細島港の寄港を始めた。

 週1便だった寄港も、効率化から便数を拡大。細島港で積む川崎近海汽船管轄のシャーシ約25台には飲料水や医薬品が入り、ほぼ満船状態が続く。荷動きによっては積載を断る日もあり、同社日南事務所の高野谷幸樹所長が「燃料高騰で苦しい中、細島港の好調もあって航路を維持できている」と語るほどだ。

 同港の好調ぶりの背景には、県による徹底した需要掘り起こしがある。県は07年、運送業者に対し、南王丸の1回の利用ごとに1万円の補助を提案するという大盤振る舞いに踏み切った。

 全体の利用率は9割台と高く、本年度も補助事業を継続。県総合交通課は「ランニングコストがかさむ関東行きフェリーの再開は現実味が薄い。物流の充実には、まず荷物を各方面から集め、実績を出して増便へ働き掛けていくほかない」と見据え、これまで利用が薄かった農業界へも期待をかける。

 本県の海上航路はこれ以上の縮小を許せば後がない。同時に物流インフラをはぐくむには、荷の集中と積極的な利活用しかない。経済連が動きだしたような農業分野での試みがどこまで進むかが、今後の鍵を握ることになりそうだ。(金、土曜日掲載)

【写真】出航前のRORO船「南王丸」。船尾のランプウエー(斜路)からシャーシが荷積みされていく=日南市・油津港

507荷主研究者:2009/10/31(土) 18:46:01

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14812&amp;catid=352
2009年2月6日付 宮崎日日新聞
物流編12…下り荷
■現状は北部九州経由

 それは本県にとって夢のような高速船計画だった。積載量千トン、速力50ノット(時速93キロ)、波高4―6メートルでも安全運航―。1989年から運輸省(現国土交通省)を事業主体として開発された超高速貨物船「テクノスーパーライナー(TSL)」のことだ。積年の物流課題に一気に片を付けてくれそうな高速船導入は、次世代輸送の担い手として期待を集めたが、実現することはなかった。

 本県は90年から全国に先駆けて関連調査を実施し誘致活動を展開。95年度には実験船「飛翔」が貨物輸送実験で宮崎港に寄港した。農産物を積んで夕方に出港し、翌日早朝には横須賀港に到着。荷物に傷みはなく、輸送力の面では万全だった。

 当時、県総合交通課の海上航空対策主幹だった宮崎商工会議所中小企業相談所の田中哲郎所長は南九州一円の製造業や食品企業など大企業を回り、荷物量を調査した。「宮崎から関東まで12時間ぐらいで着く。新鮮なものを大消費地に送り込めるということでみんな盛り上がっていた」とかつての期待感を話す。

 しかし、計画は頓挫した。船価が高く、燃料コストも一般フェリーの4倍掛かる上、下り荷が確保できないことが致命傷になった。既存の京浜航路も下り荷が少ない中で新たな荷量の確保は難しく、採算が合わなかった。田中所長は「大きな期待があっただけに残念だった」と苦笑する。

   ▼    ▼

 宮崎まで直接運ばれるものは極端に少ない。下り荷の確保は京浜航路などが休止した際の要因になったように、最重要課題の一つとして慢性的に存在している。

 県総合交通課が昨年、県内運送業者に行った聞き取り調査でも、関東、関西からの下り荷は北部九州の物流拠点に陸送で集められ、九州各地に配送する方法が主流だった。同課の横山浩文主幹は「北部九州の物流基地を経由すると、宮崎に来る荷量は10分の1程度に減る」と本県に入る物流の少なさを言う。

 下り荷は日用品、加工、冷凍食品、夏野菜、輸入肉などで、関東、関西から積み降ろしをしながら北部九州に入る。このため下りは陸送にならざるを得ず、上りで使ったシャーシは空のまま宮崎に戻ることが多い。横山主幹は「この流れを変えることはできない」としながらも、「東九州に高速道路が整備されれば別。船で細島まで持ってきて北部九州へ運ぶという流れをつくることも可能。手っ取り早いのは宮崎に大企業が工場を造れば、下り荷も発生するからロットがまとまる」と大きな変化を求める。

 宮崎カーフェリー(宮崎市)は京浜航路の運航時、ホンダにセールスを行い、陸送だった新車輸送のフェリー転換を求め、契約に成功した。宮崎に新車を集め、熊本や鹿児島に輸送するという形をつくっていたのだ。黒木政典社長は「モノ(下り荷)がないわけではない」と、やりようによっては荷の集積も可能であることを示唆する。

 下り荷確保は解決すべき課題であると同時に、航路復活など基盤整備への突破口になり得る。(金、土曜日掲載)

【写真】佐賀県鳥栖市の物流センターを経由して入ってくる冷凍パックされた水産品=宮崎市、イオンモール宮崎ジャスコ宮崎店荷受け場

508荷主研究者:2009/10/31(土) 18:48:08

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=15231&amp;catid=352
2009年2月21日付 宮崎日日新聞
物流編16…想定外
■不況で荷量扱い減少

 日向市・細島港の国際コンテナ取扱量(輸出入量)は昨年7月、20フィートコンテナ換算(TEU)で2502個に上り、ここ数年の月平均1900個を大幅に上回る最大荷量を記録した。実は、県内物流の拡大を掲げる旭化成延岡支社(延岡市)の明確な“意思”が、この数字の裏側に潜んでいる。

 同港の国外定期貨物便は週に韓国向け3便、台湾1便。昨年は運航日改定で利便性が増した一部航路の荷が増え、4、5月も2300個強を抱える好調ぶりだった。そこへ同支社は7月から、韓国へ向け門司港(北九州市)から送り出していた荷物5千トン分を細島港発に移した。

 これまでの同支社の年間輸出量は9万トンに上り、門司発2万トン、細島発が残る7万トン。門司から移した5千トンはコンテナ数にして月40個で「ポートセールスで集めるには相当大変な量」(県北部港湾事務所)になるが、同支社物流グループの森不三夫課長は「輸送時間など利便性は門司港が上だが、物量を増やさなければ細島のハード整備が進まない」と狙いを明かす。物流基盤の充実へ県工業会はまず、荷量の増加という「実績」に重点を置いており、同支社の動きもその一つにほかならない。

 約10年前まで細島港が国際貨物量で勝っていた大分港や志布志港など隣県のライバル港は、今や倍以上の荷を抱える。「じり貧」に見える細島港への危機感は、県工業会が組織内に物流問題懇話会をつくって本格化させた論議の出発点でもある。

   ▼     ▼

 だが今、想定外の事態に翻弄(ほんろう)されている。世界同時不況は地域経済ものみ込み、物の流れが鈍化。細島港の国際貨物コンテナは昨年11月に1900個、12月に1500個を割る見通しだ。

 影響は国内輸送にも広がり、宮崎カーフェリー(宮崎市)は「11月から明らかに不況を感じている」と戸惑いを隠さない。同社によると、宮崎―大阪南港航路のトラックの輸送台数は11月以降、前年同月比13―17%減で推移。2月1―8日のみ抽出し前年と比べたところ、上り荷で機械関係が25台から七台、自動車部品が62台から23台などと軒並み減少した。悪い数字ばかりが目立ち、物流の議論が二の次になりかねない状況にある。

 一方、本県の貿易拠点を担ってきた細島港は、2014年の東九州自動車道完成によって物流環境が激変する。県が同港の港湾計画改定をにらんだ調査事業を新年度予算に盛り込み、次代の戦略を探り始めたのはそのためだ。

 また、同港をめぐって2カ所目となる水深13メートルバース整備を求める声が産業界から上がる。輸送能力を高めることで一気に物流の効率化につなげたい思惑があり、「何もしなければ今以上の進展はない」と懇話会事務局長でもある森課長は言う。

 ぎりぎりまでコストを切り詰めてきた企業にとって、物流網を強化させることは輸送コスト削減に直結する最後の切り札に映る。景気好転の時に再び動きだしたのでは遅いのだ。(金、土曜日掲載)

【写真】細島港の国際コンテナターミナル。昨秋以降、物の流れが急速に鈍り始めている=日向市

509荷主研究者:2009/10/31(土) 18:57:30

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13730&amp;catid=349
2008年12月12日付 宮崎日日新聞
都市間競争 1…細島港
■集荷、航路の増加急務

 海外売上高が約3割を占める旭化成の延岡地区工場群を含め、本県の物流拠点港である細島港=日向市=には、国際定期コンテナ便が週4便就航している。韓国・釜山便が3便、台湾・基隆キールン便が1便。いずれも釜山、基隆などからコンテナは別の船便にトランジット(乗り継ぎ)され、世界へと搬送される。

 だが、旭化成延岡支社長の水永正憲(59)は「もっと荷を寄せて、航路を増やさなければ」と話す。拡大傾向にある日本の対中国貿易額が総輸出の17・7%(2007年JETRO調べ)に上る時代にありながら、中国航路が九州では本県だけがなく、釜山積み替えに依存しきっている点が旭化成には歯がゆく映る。最大で5日間といわれる釜山でのトランジット待ち日数や荷役費用が、低コスト体質に転換したグローバル企業にとっては無駄そのものだからだ。

 延岡地区の工場群で製造されながら、一部が大分港の中国航路を利用する人工腎臓中空糸の物流経路が象徴する。大分から上海港へは週1便ながら直行便。2日足らずで到着した中空糸は上海近郊の杭州で組み立てられ、再び大分港に戻ってグループの大分工場で滅菌加工される。コスト、スピードいずれの面も細島港を利用する意味は、そこに見あたらない。

  □       ■

 1996年には九州内で北九州、博多港に次ぎ国際コンテナ取扱量3位だった細島港は、近隣のライバル港に次々と追い抜かれ、ここ5年は6位に埋没する。

 昨年の取扱量は約2万3千TEU(20フィート換算のコンテナ数)。主産業の畜産を背景にした飼料原料の輸入に特化した5万台の志布志港=鹿児島県、県行政の強力な支援による港湾使用料の低価格化を打ち出す伊万里港=佐賀県、東芝やキヤノンなど大企業の生産基地として力を付けた4万台の大分港から差は広がる一方だ。

 「このままでは国際定期船が寄港をやめる抜港ばっこうの恐れさえある」。2006年8月から細島港ポートセールス専任を務める県北部港湾事務所=日向市=の内田隆一(36)は危機感をあらわにする。

 あらゆる業種の中で最も早い時期にグローバル競争にさらされ、爪の先までコスト意識が染みついている国際船舶会社の定期航路のルートは、原油価格や集荷状況をにらみながら月替わりで変わる。

 アジアの一部とはいえ、地方行政に身を置きながら、1円の利益さえ見逃さない市場原理の先鋭と向き合う内田は「他の港の動向を見ると2万TEUを下回ると抜港になる可能性が高まる」とボーダーラインを課し、旭化成を中心とした民間企業との連携強化に活路を見いだす。(敬称略)

     ▼
 グローバリゼーションの洗礼を真っ先に受けた存在は、周囲に変化の波動をもたらす。第2部「都市間競争」では、世界企業へと転換した旭化成の視点と、その影響を交えながら本県の課題と変化を検証。経済のグローバル化に伴い、費用対効果などのコスト意識が向上した九州の自治体間のし烈な都市間競争を背景に映し出す。

【写真】国際コンテナ取り扱いで伸び悩み、九州の港湾の中では6位に位置する細島港のコンテナヤード

510荷主研究者:2009/10/31(土) 18:58:28

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13731&amp;catid=349
2008年12月13日付 宮崎日日新聞
都市間競争 2…守勢
■大型船舶対応進まず

 国際コンテナの取り扱いで横ばい状態を続ける細島港のセールスに奔走する県北部港湾事務所総務課長の秋吉研二(59)と担当の内田隆一(36)は時として行政と民間の間にある一種の壁を感じてきた。

 細島セールス担当専任に内田が一昨年就いて以来、利用企業のニーズを把握するために貨物情報の収集を試みるたび、「企業機密」の壁に突き当たった。秋吉と内田は「生産状況が特定されかねない荷の中身や具体的な数値、行き先は高度な企業情報。連携を強化し、一つ一つ信頼を積み重ねるより方法はない」と自らに言い聞かせる。

 北部港湾事務所と旭化成を中心とする民間団体との連携は、その年の10月から学習会という形でスタートした。翌年の10月には週末に偏っていた韓国・釜山発着の国際コンテナ便の寄港日を民間の要望を取り入れて水・金・日曜に変更。今年の国際コンテナ取扱量は昨年より3千TEU(20フィート換算のコンテナ数)多い約2万6千TEUを確保する成果になって現れた。

   □      ■

 国際コンテナ便の定着に懸命な細島港にとって、都城市など集荷対象地域が重なる志布志港(鹿児島県)の存在は脅威にほかならない。一大畜産地帯を背景に飼料原料輸入で急成長し、今年の予想取扱量は約7万TEUに達する。

 来年1月には1時間圏内の都城市で説明会を開き、本県企業の取り込みと輸出の拡大を図る。鹿児島県空港港湾課ポートセールス担当の有村淳一(32)は「都城はもちろん清武町なども対象にセールスしたい」と明かす。

 さらには大型化する貨物船に対応する水深14メートルの新国際ターミナルの来年3月開港で勢いに乗る。一船舶当たりの雇用人員が大小にかかわらず20―25人に限定される上に原油使用量も大差ないことから大型化は海上輸送に避けられない変化なのだ。

 守勢の細島港は対照的に新規投資ゼロが続く。県港湾課は「ここ5年間の国・県の港湾整備費の6割は細島」と説明するが、ほとんどは沖合防波堤の建設費用に回り、船舶大型化への対応にはまったくめどが立たたないのが実情だ。

 「港に関して言えば、県土の均衡ある発展はもうやめていいんじゃないだろうか」。細島への重点投資を訴え続ける旭化成延岡支社総務部長の上荷田洋一 (55)はいらだちを隠さない。特に人工港であるがために流入する土砂の浚渫(しゅんせつ)に巨額の公費を毎年投入している宮崎港の存在は、世界企業の一員として壮絶な選択と集中を経験した上荷田からすればリストラの対象にしか見えないのだ。(敬称略)

【写真】約7万のコンテナを扱う南九州の国際物流拠点に成長した志布志港。来年1月には都城市で企業説明会を開き、輸出拡大を狙う

511荷主研究者:2009/10/31(土) 19:11:50

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13741&amp;catid=349
2008年12月23日付 宮崎日日新聞
都市間競争 8…南北格差
■鍵握る官民連携強化

 国際コンテナ取扱量で九州1位の博多港は約75万TEU(20フィート換算のコンテナ数)、ライバル港である2位の北九州港は約50万TEUを昨年記録した。

 特に140万都市・福岡を背後に控える博多港は荷の集中が止まらない。1989年の取扱量の指数を100にした場合、昨年は586。グローバル時代に東アジアに隣接する地の利や半径五キロ圏内に空港、鉄道貨物ターミナル、高速道インターと陸海空の物流インフラが整っている強みも拍車を掛ける。

 博多だけでも本県の物流拠点である細島港と比べると同時期で約36倍に上る。福岡県の人口が本県の4・4倍であることを考えれば、モノの流れがいかに北部九州に集中しているかが分かる。

 コンテナ数との単純な比較はできないが、都城市から博多港へゴム製品の一部が流出。細島を有効活用させたい旭化成の延岡地区工場群からも取引先の都合などで繊維・ケミカル商品の年間9万トン(2006年調べ)のうち1万5千トンが北九州港へ流れる。

    □    ■

 細島港と旭化成、三池港(大牟田市)と三井、佐世保港(佐世保市)と佐世保重工など港湾と大荷主である企業の存在は密接に関連し、九州本島内だけでも国の重要港湾が22港にも上る一因となった。これらの港は自治体の競争意識の高まりを受け貨物の争奪戦を繰り広げるが、細島をはじめ北部九州以外のほとんどが苦戦している。

 新たな企業集積が物流振興の有効な手だてであることを2004年にダイハツ九州が立地した大分県北部の中津市のケースが示唆する。立地前後に大分県内で130社あまりが集積、大分県北部の物流拠点港である中津港が06年までの5年間で貨物取扱量を一気に3倍に増やす相乗効果を生み出した。関連企業の立地手続きの迅速さや支援体制充実に県が力を入れた結果でもあった。

 「新規雇用1万人」を掲げる本県もようやく動きだした。本年度、企業立地推進局を新設し、窓口を集約化したワンストップ対応が企業にも浸透。経済産業省の企業立地満足度調査で本県は一昨年度の35位から本年度は6位に躍進した。同推進局長の矢野好孝(57)は「これから徐々に形になってくる」と自信をのぞかせる。旭化成が細島四区に整備を進めているリチウム電池素材の生産工場増設決定など好材料もある。

 グローバリゼーションの嵐の中で埋没の危機に直面する本県。官民の連携強化が解決の鍵を握っていることだけは確かだ。(敬称略)
 =第2部・おわり=

    ◇    ◇

 第3部は旭化成の構造転換によって自立を迫られる企業城下町・延岡市の変化を探ります。2月中旬に掲載予定。

【写真】旭化成のハイポア工場建設が進む細島工業団地。物流振興を図るには、さらなる企業集積が不可欠となる

512名無しさん:2009/11/02(月) 12:15:26
財政収支報告を探しているのですがほとんどは公表していませんね…

514チバQ:2009/11/06(金) 23:34:39
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000911060003
極東の拠点港へ県本腰 伏木富山港
2009年11月06日


クレーンを使って貨物船に荷物が運び込まれる伏木富山港。中古車輸出の激減で、09年上半期の輸出額は前年同期の4割程度まで落ち込んだ=射水市




 中古車輸出に偏りがちだった伏木富山港の利用を拡大しようと、県は月内にも、同港を経て極東地域に向かう貨物輸送費の一部を助成する事業を始める。ロシア政府による関税引き上げのあおりで中古車輸出は打撃を受けたものの、経済成長を遂げる市場は企業にとって大きな魅力。輸送時間が短縮される航路ができた場合、どんな分野で需要があるのか探るのが狙いだ。(久保田一道)



助成・輸送日数減探る


 今回の事業では、県外企業を対象に、同港までの陸送費用やロシア・ウラジオストク、中国・大連までの船賃の一部を助成する。参加を希望する企業から応募を受けており、今月下旬にも開始する。


 現在、ロシア向けのコンテナ船は、日本海から反時計回りで太平洋を回り、青森県の津軽海峡を抜ける航路をたどっている。例えば、名古屋港で荷を積み込むと、ウラジオストクまで8日程度かかる。



中京圏企業に狙い


 今回は、津軽海峡を出た後で、最終寄港地として伏木富山港に寄る。名古屋から富山まで荷を陸送して同港から船で運ぶと、名古屋―ウラジオストク間は2・4日間〜4日間となり、輸出にかかる日数が大幅に短縮できるという。県は2、3月にも、中古車の輸送を対象に同様の事業を行っているが、今回は貨物の種類を限定せず、幅広く募る。


 県が最も重視するのが、新たな荷主の開拓だ。背景には、これまで伏木富山港からの輸出の多くを占めていたロシア向けの中古車が、ロシア政府の関税引き上げ政策の影響を受けて激減し、09年上半期の輸出額が前期比で1割以下に落ち込んでいることもある。


 近年急速な経済成長を続けてきたロシアには、日本の企業が続々と進出する。中でも県が新たなターゲットとして着目するのが、国内の輸出産業を引っ張ってきた中京圏の企業だ。トヨタ自動車は07年末にサンクトペテルブルクに建設した工場の稼働を始めた。県立地通商課は「金融危機の影響で、現在は生産のピッチが落ちているが、状況が回復すれば部品の輸出など、スピードも求められるはず」と見込む。


 夏以降、職員自ら中京圏の企業に足を運んで事業への参加を呼びかけてきた。さらに、輸送にかかる時間やコストを短縮しようと、太平洋をまわらずに極東地域と日本海側の港を直接結ぶ航路の開設も模索。今後は日本海側の他港と連携し、海運会社に働きかけることも視野に入れているという。

515荷主研究者:2009/11/11(水) 22:44:13

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910280052.html
'09/10/28 中国新聞
国際コンテナが過去最大の減
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 中国地方12港の今年上半期の国際コンテナ貨物取扱量は、22万8048個(20フィートコンテナ換算)で、前年同期に比べ23%減と過去最大の落ち込み幅となった。中国地方整備局が27日、速報値をまとめた。世界的に景気が低迷し、自動車、化学、紡績などが軒並み生産調整を迫られたのが要因とみられる。

 1〜6月の上半期で輸出入を合わせた取扱量が最も多かったのは広島港で、5万9376個。マツダ関連の自動車部品の取扱量が減少し、同28%減となった。続く水島港は18%減の4万7441個。福山港も13%減の3万3085個だった。宇部港は、韓国・釜山航路が3月に廃止となり、77%減の534個と大幅に落ち込んだ。

 呉港は、621個で34%増えた。1月にボイラー資材の大型輸入があった。2007年度から国際コンテナの取り扱いが始まった大竹港は、383個で135%増えた。地元企業の利用が伸びた。

516荷主研究者:2009/11/11(水) 23:53:37

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/11/11/20091111m_08.html
2009年11月11日(水)室蘭民報 朝刊
■取扱貨物量が過去最高、白老港商港区今年1―9月実績

 白老港商港区の今年1〜9月における取扱貨物は、過去最高だった平成19年同期を9・5%上回る74万6368トンを記録、前年同期を23・8%上回る砂の移出などに支えられ順調に推移している。

 昨年同期を9・8%上回り、1〜9月としては初めて70万トン台を記録した。移入・輸入が22万4630トン(前年同期比5・9%減)、移出・輸出が52万1738トン(同18・2%増)。

 全体取扱量の7割強を占める砂の移出は48万7890トン。羽田空港拡張工事向けの需要が今春まで高水準で推移した。その後も同水準で推移しているのは生コンの原料として白老産の砂が良質と評価されているのと、企業の営業努力という。主に関東圏に出荷されている。

 本州向けの紙製品は3万3848トン(同28・3%減)、紙の原材料となる移入・輸入は、生石灰が1万3010トン(同14・4%減)、ライムストーン2万5886トン(同20・7%減)、化工でんぷん7867トン(同4・2%増)など。

 同町に進出したキユーピーのグループ企業が食用油を毎月300〜400トン台で移入。昨年4月の第1船入港以来、堅調な推移をみせている。

 今年1年の実績見通しとして町港湾室は「商船貨物の取扱量は過去最高だった昨年を超えるだろう。砂の安定的な需要が期待できる」とみている。

 白老港の昨1年間の水産品を含めた取扱貨物は100万トンを超え、道内23地方港湾中、2年連続トップの取り扱い実績だった。

(富士雄志)

517チバQ:2009/11/14(土) 11:40:30
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091113-00000002-diamond-bus_all
船余りに悩む海運各社 コンテナ船事業で大リストラ
ダイヤモンド・オンライン11月13日(金) 8時31分配信 / 経済 - 経済総合
 空前の資源高などを背景に、史上最高益に沸いていた2年前から一転。昨年秋のリーマンショック以降、海運業界は荷動きと運賃の悪化に苦しんでいる。

 今中間決算では、日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社すべてが最終赤字に沈んだ。特に足を引っ張っているのが、コンテナ船事業だ。

 前年同期比で見ると、この上期、コンテナ船の運賃は航路によるが、10〜40%以上も減少した。現在、船会社は運賃の値上げ交渉に取り組んでおり、「8月以降、欧州航路の運賃がかなり改善してくるなど、効果が見えてきた」(川崎汽船)というが、船余りという構造的な問題の解決は道半ばだ。

 現在、世界のコンテナ船はおよそ1300万TEU(20フィートコンテナ換算個数)のキャパシティがあると言われているが、過去の好景気時に発注した新船の建造が進んでいるため、2012年には1.5倍のキャパシティに膨れ上がると予想される。

 徐々に荷動きと運賃が回復したとしても、圧倒的な供給過剰が続くというわけだ。

 そこで川崎汽船ではこの8月、「収益構造改革委員会」を発足。売船や傭船契約の解消、さらには発注済みの船の竣工時期を後ろ倒しや、船種を変更するなどの改革を進め、今期500億円の特別損失を計上する見込みだ。

 また、日本郵船は老齢船の処分などによって、2015年までにコンテナ船数を2008年度の半分にまで削減する計画だ。ここまで大がかりではないが、商船三井も高コスト傭船の中途解約などを勧めている。

 しかし、「向こう3〜4年くらいは船余りが続くとしても、その後は市況が回復して傭船料が上がってくる可能性もある」(商船三井)。そうなれば、スポットでの調達は難しく、大幅な減船は自らの首を絞めかねない。経営者の舵取りの腕が問われている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 津本朋子)

518とはずがたり:2009/11/19(木) 12:59:33


細島港大型岸壁新設へ試算 東国原知事
2009年11月18日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=21794&amp;catid=74

 東国原知事は17日、日向市の細島港に大型岸壁を新設した場合、「整備効果が費用を5・6倍上回る」との試算を明らかにした。

 今後50年間で整備・維持費が38億円、輸送コスト削減などの経済効果が212億円と試算した。直轄公共事業の削減を進める政府に対し、県はこの結果を示して整備の必要性を訴えていく方針。

 細島港は、隣接する工業地に中国木材が進出予定で、国富町には昭和シェルソーラーの太陽電池パネル工場も立地を予定することから、既存の旭化成も含め、貨物取扱量の増加が期待される。

519名無しさん:2009/11/22(日) 09:29:33
敦賀港・多目的国際ターミナル:三セク設立総会開く 社長に河瀬市長就任
http://mainichi.jp/area/fukui/archive/news/2009/11/18/20091118ddlk18010663000c.html

来年秋に本格運用を始める敦賀港の鞠山(まりやま)南地区多目的国際ターミナルを管理運営する第三セクター「敦賀港国際ターミナル株式会社」が17日、取締役会と設立総会を敦賀市役所で開いた。社長には河瀬一治敦賀市長が就任し、常勤の専務に県産業労働部の桑原信二企画幹(30日付で退職)が就く。

同社は今月30日に設立し、資本金は1億1000万円。敦賀市と港を管理する県が計51%、物流やフェリーなど県内外の企業11社が49%を出資する。

本格運用までの主な業務はポートセールスで、現在は途絶えている中国との定期航路誘致や、ロシア・トロイツァ港との日本海横断航路開設などを目指す。来年秋には大型クレーンが完成し、同ターミナルでコンテナの取り扱いが始まるが、現在の推計では敦賀港全体で扱う貨物の0・7%(08年)に過ぎず、コンテナを増やすことが大きな課題だ。

設立総会であいさつした河瀬市長は「敦賀港の発展のため、民間と行政の橋渡しとして課せられた使命をしっかり果たしたい」と話した。

521名無しさん:2009/11/24(火) 06:23:54
京都府の舞鶴港は大口荷主のトステム綾部工場の工場閉鎖などがあり、
コンテナ貨物の集荷で苦戦しているようですが、ぜひ頑張ってもらいたいです。


高さ60M ガントリークレーン到着 舞鶴国際ふ頭 26日に移設
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112300108&amp;genre=B1&amp;area=K00

来春開港予定の「舞鶴国際ふ頭」(舞鶴市下安久)に23日、コンテナ積み降ろし用のガントリークレーンが到着した。大阪南港から台船で運ばれてきた。26日に移設が完了する予定。

ガントリークレーンは高さ約60メートルで、大阪南港で使われていた。1時間あたり約40個のコンテナを船やトラックに積み降ろしできる。台船上に立てたまま、高知県の室戸岬、長崎県沖などを経由して約1700キロの距離を運んできた。

台船は23日午前10時半ごろ、舞鶴国際ふ頭に接岸した。クレーンは岸壁に沿って移動できる長さ約280メートルのレール上に据えられる予定で、台船からレールまで橋をかけて移動させるという。

522とはずがたり:2009/11/24(火) 10:56:40
>>520
常陸那珂港区ではなく日立港区なんか。。
京浜港からの脱却は大歓迎で茨城港はその有力な選択肢なんだけど,鉄道貨物輸送的には不利かね。。。

>>521
舞鶴は近辺に産業も少ないし強み少ないですよね。。
敦賀港>>519との競争もありますし。

523とはずがたり:2009/11/27(金) 01:59:51

名古屋港鍋田ふ頭の第3バース完成「未定」に 事業仕分けで予算圧縮
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009112102000147.html
2009年11月21日 朝刊

名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルの第3バース建設地(点線内)
=国土交通省中部地方整備局提供
写真
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100049_size0.jpg
地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100050_size0.jpg

 政府の行政刷新会議による事業仕分けで港湾整備予算が圧縮され、「2011年度中」を予定していた名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナル(愛知県弥富市)の第3バース(停泊域)の完成時期が「未定」になったことが、国土交通省中部地方整備局への取材で分かった。

 同局によると、10年度予算概算要求で、全国の港湾整備に関する費用は1262億円。事業仕分けで、さらに10%程度の削減を求められた。

 このため、第3バースの総事業費264億円のうち、国が負担する120億円について、整備局は「全額を出せない可能性もある」と判断。8月に始まった工事の遅れも懸念し、完成時期を「未定」に変更した。
写真

 ただ、前原誠司国交相が東京、名古屋、大阪の3つの「スーパー中枢港湾」のうち、1、2カ所に10年度予算を重点配分する考えを示しており、名古屋港がその対象になれば、影響は軽減する可能性もある。

 鍋田ふ頭は自動車部品や産業機械などの輸出拠点。延長250メートル、水深12メートルで整備する第3バースをめぐっては、地元の自治体や経済界が「中京圏の国際競争力の強化に欠かせない」と早期の整備を求めている。

524荷主研究者:2009/11/29(日) 21:32:00
>>487 >>492
http://www.logistics.jp/headlines/20091123-004.html
2009年11月23日 物流ニッポン新聞
三ツ輪運輸 ガントリークレーン設置、作業効率、大幅にアップ

 三ッ輪運輸(栗林定正社長、北海道釧路市)が釧路港西港第3ふ頭コンテナヤードに設置した大型荷役機械「ガントリークレーン」が、9月から供用開始となった。従来と同じ荷役作業時間で、コンテナ取扱量が2倍に増え、作業効率が大幅にアップ。これを機に、同社では定期便の増便や大型船の就航を誘致し、釧路港の利用促進を図ることで、貨物の取扱量の増大とともに、東北海道地域全体の経済活性化につなげたい考え。

 ガントリークレーンは、釧路港における貨物の取扱量の増大を期待する物流事業者をはじめ、地元経済界の要望を受け、港湾管理者の釧路市が発注。総工費10億円、1年半かけて製造した。

 船舶側に横に伸びるアウトリーチが最大33メートル、つり上げにかかる最大高低差34メートルで、コンテナ積載量11列5段までの船舶を対象とし、1時間当たり30個の積み下ろしが可能。西港第4ふ頭で使用していたジブクレーン(岩手県釜石市に売却済み)の2倍の荷役能力を持つ。

526荷主研究者:2009/11/29(日) 22:17:40

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20091128/CK2009112802000174.html
2009年11月28日 中日新聞
海底の土地2400万円なり 焼津市が大井川港の民間所有地を購入

海底の民間所有地が焼津市に購入されることになる大井川港=焼津市大井川港で

 海の底の土地が2400万円?−。焼津市は27日、市議会11月定例会初日に、同市の大井川港の海底にある民間所有地4万7000平方メートルを2400万円で購入する議案を提出し、同日付で可決された。

 同港管理事務所によると、1964年に開港して以来、船が海面を運航するには問題はなかったが、所有権の問題があり、海底の土砂を取り除く工事などができなかった。同事務所は「海底に土砂がたまることで水深が上がり、船の運航に支障が出ることなどが、心配されている」として購入するという。

 大井川港は、同市と合併した旧・大井川町が、農地を造成して開港した経緯がある。開港前後に旧・大井川町が一帯の用地を購入した際、資金が足りず、当時の所有者からこの4万7000平方メートルだけ購入できなかったという。その後、海面の所有権や水面利用をめぐって、当時の所有者と旧町の間で裁判になることもあった。

 現在、海底の土地は焼津市の建設会社が所有していて、土地購入をめぐって静岡簡易裁判所に調停を申し立てている。静岡簡裁は6月に、同市と同社に2400万円で和解案を提示。同市は、この金額で購入することを決めた。建設会社も「和解に応じたい」としている。

 全国的にも珍しいケースだが、同事務所は「将来的に、新たな紛争が生ずる恐れもある。長年の懸案事項に手をつけた」と話している。一方で、港で釣りを楽しんでいた同市の男性(70)は「海の底の土地が、こんなに高いなんて。普通に考えたら、もったいないでしょ」と驚いた様子だった。 

(高橋健一)

527荷主研究者:2009/11/29(日) 22:46:24
>>520
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091128/241591
2009年11月29日 05:00 下野新聞
日産、日立港から輸出 北米向け、栃木工場5月目標

 日産自動車は栃木工場(上三川町上蒲生、高岡洋海工場長)で生産する北米向け車種の一部を茨城県日立市の茨城港日立港区から輸出する方針を決め、同県に伝えた。現在は主に横浜、横須賀港を利用。北関東自動車道(北関)を使い輸送時間が大幅に短縮できる。来年5月から利用を開始する見込みで、同社は「二酸化炭素(CO2)削減への貢献と、デリバリー(輸送)コスト削減を目指す」としている。

 日産の平井敏文執行役員と高岡栃木工場長が20日に茨城県庁を訪れ、橋本昌知事に日立港区の利用方針を伝えた。知事は「大変ありがたい」と応じた。樫村千秋日立市長も同席した。

 26日開会した同県議会定例会の提案説明の際にも、橋本知事は「茨城港の利用増加やブランド力向上、周辺地域への経済効果が期待される」と言及した。

 日立港区は輸入外車や石油製品、鉱産品、北海道の農産物など多様な貨物を扱っている。日産は同港区をスポット的に利用したことはあったが、本格的に利用を始める。

 栃木工場の生産能力は月産2万3千台。「栃木から世界へ」をキャッチフレーズに、海外向け生産が約8割を占めている。日立港区から輸出するのは北米向けインフィニティの一部で、初年度は6万台程度とみられる。

 茨城県港湾課によると、宇都宮市から茨城港へのアクセスは、北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。首都圏の渋滞も回避でき、物流効率が向上する。

 メルセデス・ベンツ日本は来年4月から、愛知県豊橋市の新車整備センターを日立市のセンターに統合し、日立港区を国内唯一の輸入拠点港とすることも決めており、自動車メーカーの「日立シフト」が相次いでいる。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091129/241706
2009年11月29日 05:00 下野新聞
「エコ」と北関が決め手 日産栃木工場日立港から輸出

 日産自動車が栃木工場で生産する北米向け車種の一部を茨城港日立港区から輸出することを決めたのは、地球温暖化対策の世界的潮流と、「百年に一度」の不況で一層のコスト削減を求められたこと、さらには昨年12月に北関東自動車道(北関)の栃木−茨城間が開通したことが大きい。

 民主党政権が温室効果ガス25%削減を掲げる中、エコカー開発を競う自動車業界にとって、完成車の輸送時に発生する二酸化炭素(CO2)削減も大きな課題。茨城県の橋本昌知事に面会した日産幹部は「社会的責任がある」と強調したという。

 同県が作成した茨城港のPRパンフレットには、京浜港との比較データが掲載されており、宇都宮市から北関を利用して茨城港に向かう場合は燃料で約45%、CO2排出量では約40%の削減が期待できるとしている。

 日産は茨城港利用について、北関開通前は「京浜港に比べて輸送コストが高い」などとして具体的に検討していなかった。しかし栃木工場が北関の宇都宮上三川インターチェンジの至近にあり、コスト面とともに環境負荷低減を重視して判断したとみられる。

 茨城県港湾課によると、日立港区は水深が15メートルまであり、船体のゲートから車を直接積み込める「RORO(ローロー)船」など大型船が着岸可能。既にベンツの東日本の輸入基地として年間3万台を扱っている。自動車物流拠点としての機能は高く、さらに利用が進む可能性もある。

 本県関係の主な茨城港利用企業は現在、常陸那珂港区を通じてアルミ原料を輸入する神戸製鋼所真岡製造所だけだが、利用増へ茨城県側の視線は熱い。9月には本県の工業団地立地企業をターゲットにセミナーを開いた。「今後もPRに力を入れたい」としている。

 本県の物流業者からは「コンテナ船が増便されないと、使いにくい」との要望が根強いが、「高速道路の無料化や大幅割引があれば利用が増える」との見方もある。

 一方で「最近、企業の目が茨城に向くばかり。北関の活用も含め、本県経済の活性化に直接つながる取り組みが必要だ」との声も出ている。

528とはずがたり:2009/11/30(月) 00:02:24
>>527-528
この前も書いたけど首都圏広域開発論者・北関推進派・つくば在住・京浜港一極集中反対派の俺としてはこういう動きを待っていた訳だが,JR貨物応援者としては宇都宮タ→本牧埠頭の輸出用の海コン輸送がこれからは利用されなく成るかと思うとちと複雑。

栃木→茨城港vs栃木→京浜港でこんなものか↓
>北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。

北関全通時に群馬→茨城港vs群馬→京浜港でどんなもんかなぁ。

529荷主研究者:2009/12/01(火) 23:21:24

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20091201205.htm
2009年12月1日01時20分 北國新聞
ウラジオ輸送2日に短縮 富山新港で実験始まる

臨時実験輸送で積み込まれるコンテナ=富山新港

 富山新港からロシア極東への輸送期間短縮を図ったコンテナ航路の臨時実験輸送は30日、射水市の同港で行われ、コンテナ4本をロシア・ウラジオストク行きの船に積み込んだ。これまで荷物は富山新港で積み込んでから10日後にウラジオストクに到着していたが、このモデル輸送では2日後に届く。

 富山新港からウラジオストクへ輸出する定期航路は同港で荷物を積んだ後、神戸、名古屋、横浜などを回り、ウラジオストクに向かっている。

 県は輸出超過の状況下、新規貨物の掘り起こしを目的に、国内の他港を寄った後、最後に富山新港で荷物を積んでロシアに向かう臨時実験輸送を国に事業提案、採択された。

 この日、富山新港に寄港した船に荷物を積み込んだのは東京、大阪、岐阜の3企業。同港までの運送費は県が全額負担した。県立地通商課では「まずますの結果だった。今後は日本海側だけで荷物を積み、ロシアに向かう航路の実現を要望したい」としている。

531とはずがたり:2009/12/03(木) 16:00:40
道内4港湾で開発局外部委 費用対効果が低下 事業継続に影響も (11/28 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/202431.html

 開発局は27日、道内4港湾の改良事業について「費用対効果」を検証する、外部有識者の事業審議委員会を開いた。4港湾とも効果が費用を上回るとして事業継続すべきと判断したが、貨物取扱量予測の下方修正などで費用対効果は低下。来年度の国の港湾整備予算が大幅縮小される見通しの中、事業継続に影響する可能性も出ている。

 審議されたのは、前回の審議から一定期間を経た小樽港、石狩湾新港、浦河港と、計画が大幅に変更された網走港の改良事業。

直轄国道10路線の事業継続 開発局 (11/26 09:56)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/640

532荷主研究者:2009/12/07(月) 00:57:20

http://www.lnews.jp/2009/12/34635.html
2009年12月02日 LNEWS
横浜ゴム/タイヤ国内輸送全体の21%を海上輸送

横浜ゴムは、国土交通省が中心となって推進する「エコシップマーク認定制度」において「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」の認定を受けた。

物流部門では、全社統合の集計システムを活用し、CO2排出量の削減とエネルギー効率の向上に取り組んでいるが、2009年度上期はタイヤ製品輸送における遠隔地へのフェリー便利用を前年度比2.1%増加させ、現在、タイヤ国内輸送全体の21%で海上輸送を利用となった。

これによりCO2排出量を前年度に比べ年間約160トン削減したもので、今後も海上と鉄道輸送の拡大、工場から販売会社・営業所への直送拡大、工場間輸送の効率化、ミルクラン方式の拡大などを進め、環境負荷の少ない物流を実現していく。

533荷主研究者:2009/12/11(金) 00:20:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t53008.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
拠点化へ企業連携 酒田港生かしたリサイクル産業

リサイクル関連企業が立地している酒田臨海工業団地

 山形県庄内地方に立地するリサイクル関連企業十数社が中心となり、資源循環のビジネスネットワーク構築を後押しする「庄内リサイクル産業情報センター」の設立準備が進められている。リサイクルポートに指定されている酒田港を最大限に生かし、リサイクル産業の拠点づくりを目指す。

 民間企業と地元市町村などが進める酒田港利用の長期構想に基づくプロジェクトで、2006年にスタート。昨年、酒田市、鶴岡市、山形市、遊佐町に立地する17の企業、団体が同センター設立準備協議会を組織し、酒田共同火力に事務局を設置した。既に自前のホームページをつくったほか、パンフレットも作製、配布するなどPRに力を入れ始めた。

 協議会によると、センターの主な役割は、リサイクル資源の需要と供給に関するリアルタイムの情報発信、加盟企業の販路開拓、リサイクル資源の品質保証―などを想定。企業間の情報共有を進め、効果的な資源循環や新たなリサイクル関連企業の立地を促すという。

 リサイクル産業の活性化により、酒田港の物流にも大きな刺激となる。山形県などによると、03年のリサイクルポート指定後、酒田臨海工業団地を中心に庄内への企業立地が進み、リサイクル関連企業は7社から14社に増加。石炭灰を中心に取扱資源量も増え、中国、韓国、タイなど海外には金属くずや古紙なども輸出している。

 問題は、東北のほかのリサイクルポート(八戸、釜石、能代)に比べると、物流規模がまだまだ小さいこと。

 「携帯電話から希少金属を再資源化する拠点となった秋田県小坂町のように、集積、解体にとどまらず、高付加価値のあるビジネスモデルをつくれるかどうかが酒田港の課題」(黒田昌裕東北公益文科大学長)という指摘もある。

 協議会では、来年度にも常勤スタッフを備えたセンターを正式に発足させたい考え。事務局を務める酒田共同火力の中野正幸理事は「安いコストで大量に資源を運べるという港のメリットを生かすのが理想。企業間のニーズをつなぎ、新たな企業進出を促すことができるようにしたい」と話している。

 連絡先は酒田共同火力内事務局0234(34)2321。

534荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002569755.shtml
2009/12/09 07:30 神戸新聞
神戸港にカボチャ集積 一大輸入港に

 カボチャを輸入する国内港で神戸港のシェアが伸びている。神戸税関によると、2008年の同港の国内シェアは約80%を占め、98年比で約30ポイント上昇しており、21年連続首位を維持した。神戸港周辺の輸入業者が専用船をチャーターするなど一大輸入港として集積が進んでいる。

 神戸港のシェアは数量ベースで1998年に48・6%だったが、08年には79・2%まで大幅に伸びた。輸入額は08年で58億7900万円で73・3%を占める。98年から08年までの輸入数量は国内全体で見ると約2割減ったが、神戸港は約3割増加し、この5年間も連続で前年水準を上回っている。

 背景には、神戸港周辺の輸入業者の積極的な取り組みがある。カボチャなど青果物の温度管理ができる国内唯一の専用船をチャーターし、荷揚げ後の薫蒸設備も充実させた。輸入の集中化でスケールメリットが生まれ、出荷までのコスト低下にもつながっている。

 輸入相手国は南半球のニュージーランドが約7割を占める。日本向け品種を日本国内と同様の栽培技術で育成しており、品質は国内産と比べても見劣りしないという。

 今年に入ってからも9月まで、神戸港の輸入量は前年の同じ時期に比べて2・6%増で推移。同税関は「スーパーなど量販店では国内産が好まれる傾向にあるが、端境期に安定的な供給をするには輸入品が欠かせない」と話している。

(三宅晃貴)

535荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:42

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002570649.shtml
2009/12/09 15:03 神戸新聞
遠のく神戸港復活 7年ぶりにコンテナ貨物減少

コンテナ貨物の取扱量が、7年ぶりに減る見込みとなった神戸港=9日午前、神戸市中央区港島9(撮影・長嶺麻子)

 2009年の神戸港のコンテナ貨物取扱量が7年ぶりに減少し、「港復活の基準値」といわれていた250万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)を割り込む見込みであることが、神戸市の調べで明らかになった。同市は18年までに300万TEUを目指すとしていた数値目標を一時的に“封印”。今後も「ドバイ・ショック」や円高の影響が予想され、港には強い逆風が吹いている。(前川茂之)

 同市によると、09年の年間コンテナ取扱個数は220万〜230万TEUとなる見込み。阪神・淡路大震災があった1995年以来、最高の取扱個数を記録した2008年から一転、1〜2割減少した。

 最も落ち込みが大きかったのは、基幹航路の北米や欧州航路の貨物。自動車を中心に金属機械工業品などが大幅に減少した。さらに高速道路料金の週末割引の影響で、国内のフェリー貨物も減ったという。

 神戸港では1994年に過去最高の年間292万TEUを記録したが、震災のため95年に半減した。4年前からは「250チャレンジ作戦」を掲げ、昨年ようやくその250万TEUを達成。今年は中国貨物を中心に誘致活動を展開し、新たな目標値として300万TEUを掲げていた。

 しかし昨秋の「リーマン・ショック」で積み荷量が激減。今年の円高や「ドバイ・ショック」も加わり、同市みなと総局は「現状では数値目標は引っ込めざるを得ない」と判断。「今後も物流はしばらく低調になる」と危機感を強めている。

 逆風の中、同市が期待を込めるのは、国が来年6月に決定するという重点投資港「国際コンテナ戦略港湾」の選定。阪神(神戸、大阪)、京浜(東京、横浜)、伊勢湾(名古屋、四日市)の三つの「スーパー中枢港湾」から絞り込まれる予定で、応募は1月。神戸市は「神戸港の利点を全力でPRしていきたい」としている。

536荷主研究者:2009/12/14(月) 23:47:12

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002574290.shtml
2009/12/11 08:35 神戸新聞
上組、タイ合弁会社の出資比率増加

 港湾運送大手の上組(神戸市中央区)は10日、タイで設立したコンテナターミナル運営の合弁会社への出資比率を増加させると発表した。港湾運送と陸送業務などの一体運営による運送時間の短縮やコスト削減が目的で、同国での業務拡大策の一環。

 出資額や出資比率は非公開。

 合弁会社は1991年、上組と丸紅(東京)、シンガポール港湾庁の3者で出資し、タイ最大のコンテナ取り扱い港レムチャバン港に設立。これまでに約700万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)のコンテナを取り扱っており、今後も年間約70万TEUの取り扱いが見込まれる。

 出資は、荷役からコンテナの陸送までを請け負う「コンテナターミナル業務」の強化が狙いで、取引先へのサービス向上を目指す。同社は「今後、同様の取り組みを、ほかの国や地域でも実施していきたい」としている。(三宅晃貴)

538荷主研究者:2009/12/21(月) 00:10:35
>>537
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091212_3
2009/12/12 岩手日報
盛岡貨物駅に通関基地 JR貨物10年3月設置
--------------------------------------------------------------------------------
 JR貨物(東京、小林正明社長)は来年3月、盛岡市永井の盛岡貨物ターミナル駅に内陸の通関物流基地(インランド・デポ)を設ける。国土交通省関東地方整備局のモデル事業の一環で、本県のほか東北から輸出入貨物を集め、京浜港(東京、神奈川県)との間で鉄道輸送する。同整備局によると、貨物駅内の通関物流基地開設は全国初。本県の貿易振興、海上コンテナの鉄道輸送の拡充に効果が期待される。

 関東地方整備局によると、モデル事業は京浜港の国際競争力を強化する物流高度化行動計画の取り組み。臨海部と内陸の海上コンテナ輸送拡充で輸送コスト、環境負荷の低減を図る。

 実際の運用はJR貨物の子会社、ジェイアール貨物・インターナショナル(東京)が実施。盛岡貨物ターミナル駅構内に保税地域を設け、集配に加えて新たに輸出入貨物の通関、保管を行う。

539貨物列車使って:2009/12/23(水) 17:34:43
>>537
>東北と京浜港を結ぶ既存の仙台港(仙台市宮城野区)―横浜本牧(横浜市)間の路線は廃止
>積み込み可能な貨物駅は、盛岡ターミナルと郡山ターミナル(郡山市)で、仙台圏は除かれる

http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/200912daiya.pdf

JR貨物の発表によると、現在の横浜本牧〜仙台港の列車は、東京貨物ターミナルからの継走のようです。
それを東京タ〜仙台港の直行にするようです。

これに海コンが載るのか?本牧から東京タへは陸送か?鉄道か?廃止か?

540 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/24(木) 22:23:26
>>501>>502>>523

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000350.html
国交省、重要港湾半数を整備凍結 103港を貨物量選別 

 国土交通省は23日、函館港(北海道)など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路
などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから
作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

 前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。概算要求
に生かすため10年夏ごろを目標に(1)継続中の施設整備事業を終えた後は整備をやめる(2)必要に応じ
新規整備を行う―に2分類する。

 重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。三つのスーパー
中枢港湾(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)や博多(福岡)など全国23の特定重要港湾を
補完する位置付けとなっている。

2009/12/24 02:02 【共同通信】

541荷主研究者:2009/12/29(火) 22:55:25
>>539
遅レスで申し訳ないです。
なるほど横浜本牧〜仙台港の列車が東京タ〜仙台港の直行になるのですね。

仙台港駅には何度か行ったことがありますが、駅構内にはラテックス専用のISOタンクコンテナがズラリと留置されています。これらは以前タンク車で輸送されていた千鳥町(旭化成)〜岩沼(大昭和製紙)のラテックス輸送がISOタンクコンテナ化されて横浜本牧〜仙台港の輸送に転換されたと想像しています。
その他にも仙台港駅には京葉久保田駅からのラテックス専用のISOタンクコンテナの到着があり、これは日本エイアンドエル㈱が発荷主と予想され、到着はやはり岩沼か石巻港の日本製紙でしょうか。

また発送ではJUKI電子工業㈱秋田工場の京浜港経由の輸出品フィーダー輸送(『JR貨物ニュース』2006年11月1日号)があります。20ft級海上コンテナは秋田貨物駅発で40ft級海上コンテナは仙台港駅発、また20ft級でも横浜港から輸出されるものは仙台港駅発になるとのことです。
私が目撃した輸送としては、三徳化学工業㈱の過酸化水素輸送があります。この輸送は2004年10月に宮城野〜大竹間でモーダルシフト実証実験としてISOタンクコンテナ化(『JR貨物ニュース』2004年7月15日号)されたのがスタートで、使用されるコンテナは2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

横浜本牧〜仙台港の列車の荷主は秋田地区から仙台周辺まで広範囲に及ぶものと思われますが、輸送体系の変化がどのような影響を及ぼすのか気になるところです。

542荷主研究者:2009/12/30(水) 00:26:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/205455_all.html
2009年12/15 06:54 北海道新聞
「国際バルク港」釧路名乗りへ 飼料輸入の利点PR

 【釧路】国の重要港湾である釧路港について釧路市は14日、国土交通省が選定を進める「国際バルク(ばら積み貨物)戦略港湾」の候補として名乗りを上げる検討に入った。北米から飼料用トウモロコシの輸入拠点として優位性を発揮できると判断した。指定されれば国の予算が重点配分され、現在よりも大型の船舶が入港可能な港湾整備も可能となる。

 国際バルク戦略港湾の指定は、東アジアで国際的な拠点港として急成長する釜山港(韓国)や上海港(中国)に対抗するのが狙い。国交省は、業界団体代表者らによる検討委員会を15日に発足し、来年4月に全国の重要港湾を対象に公募を開始。同年末に選定を終える方針だ。

 釧路港の取り扱う穀物飼料のうち9割近くは飼料用トウモロコシで、2008年の輸入量は全国7位の約70万トンに達する(函館税関調べ)。日本の穀物飼料の輸入量の7割を依存する北米に国内で最も近く、道内最大規模の飼料工場や道東の酪農地帯を抱えているため、「ほかの国内重要港湾よりも地理的な優位性は高い」(国交省幹部)とされる。

 市は年明けにも港湾事業関係者とともに検討部会を発足、地元負担額などを見極めて最終判断する考えだ。

543荷主研究者:2009/12/30(水) 00:28:08

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/206104_all.html
2009年12/18 14:47 北海道新聞
2年ぶり外国船 岩内新港に入港

 【岩内】岩内新港に13日から、カンボジア船籍の貨物船が入港している。蘭越町の尻別川改良工事に使用した作業船を分解して積み込むためで、同港に外国船が入るのは2年ぶり。

 町によると、停泊しているのは貨物船「シンシン」(2669トン、乗組員12人)。小樽開建が行った河川改良工事に使用した約500トンの作業船を分解し、韓国・釜山へ輸送する。輸送コスト削減のため、税関手続きをした小樽港ではなく、現場に近い岩内で積み込むことにした。早ければ18日に出港する。

 2000年の岩内−直江津(新潟県)間フェリーの廃止後、新港の利用は年約20件。代理店の日本通運小樽支店は「岸壁は、積み込み作業に十分な広さ。機会があれば、また利用したい」と話している。町はこれを機に今後の新港の利用促進につながれば、と期待している。

544とはずがたり:2009/12/30(水) 00:35:07
>>542
そんな香ばしい制度が(・∀・)>国際バルク港

釧路港から北海道各地にホキ2200で輸送しよう♪

545荷主研究者:2009/12/30(水) 01:10:07
>>544
釧路の飼料基地に関してはここで纏めた。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/shiryo-kogyo.html

しかし今後、道東の飼料基地としては十勝港が発展する可能性がある。ま、いずれにせよホキ2200の復活は難しいだろうが…(笑)

十勝港に道内最大級飼料基地 丸紅など 製造・保管一体
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/355

十勝港コンビナート計画 配合飼料工場が着工 穀物サイロは来月上旬
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/594

547とはずがたり:2009/12/30(水) 01:39:53
>>545
釧路開発埠頭→北見・旭川・帯広・名寄・道南ぐらいに発送できへんだかやぁ。

広尾は確かに農業基地十勝の臨需要地立地で優位性たかそうだけえが。。

548荷主研究者:2009/12/31(木) 12:16:26
>>383
酒田港の臨港線が活用される日がまた来るのであろうか。なかなか野心的なプランではある。

http://www.port-of-sakata.jp/butsuryu/4_environment/railway/index.html
酒田港を利用するための山形県内の物流体系

鉄道の利用

■ 酒田港内の貨物駅と鉄道
酒田港には、本港地区にJR貨物の酒田港駅があり、酒田駅から貨物専用線で引き込まれ、更に山形県所有の酒田港線により民間工場等に連結しています。

■ 広域鉄道網
JR貨物所有の酒田港線、JR東日本所有の陸羽東線、陸羽西線、羽越本線を利用した貨物利用が考えられますが、陸羽東線と陸羽西線は、現在貨物列車は走っていません。

■ 鉄道積替え施設(鉄道コンテナヤード)整備構想
高砂ふ頭国際ターミナルまで、鉄道が繋がっていませんが、約2.3km延伸すると国際ターミナルに隣接する港湾関連用地として未利用地があり、この用地を鉄道コンテナ専用のコンテナヤードとすることにより、現コンテナヤードと一体的な利用が可能です。
現在、国際ターミナルにはカントリークレーン、トップリフター、CFS上屋、リファーコンセントなどがあり、それらの既存施設が有効的に活用できます。

■ 陸羽東西貨物輸送化構想
現在陸羽東西線は貨物運航が行われていませんが、物理的には貨物列車が通行可能です。
そのため貨物輸送化に必要な調査検討を行っていきます。

549貨物列車使って:2010/01/01(金) 01:34:47
>>541
>2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。
>一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。
>UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

2009年8月に横浜本牧でSANTOKU CHEMICAL INDUSTORIES標記の宮城野〜大竹間専用と書かれたUT10C-8004がコキに載ったままの姿を目撃しております。
まだ運用されているようです。
こちらに画像がありますのでよろしければお越しください(拙ブログです)。
http://expechizen.exblog.jp/11818274/

550とはずがたり:2010/01/01(金) 01:49:49
>>549
おお,ブログ開設されてらっしゃったんですねぇ。
これからも宜しくです。

急行越前,客車急行で魅力的でした。時刻表で知ってるばかりで実際に乗ったことも沿線でもなく見たことすらもありませんが。

551荷主研究者:2010/01/01(金) 02:35:08
>>549
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

情報ありがとうございます!ブログを拝見させて戴きました。
三徳化学工業㈱のUT10C形式のコンテナはまだ使用中なんですね。
考えてみれば導入して間もない新しいコンテナですしISOタンクコンテナと併用しているのでしょうね。

私は現在、横浜に在住してますので、横浜本牧駅にはたまに行きます。道路からコンテナの観察がしやすいので調査にはうってつけの駅ですよね。
同駅での過酸化水素のコンテナで思い出すのは、2003年8月に目撃した日本パーオキサイド㈱のISOタンクコンテナ(NRS所有、NRSU1741010、過酸化水素水専用)で運用は郡山タ→大竹、着荷主は三井化学㈱でした。(目撃時は返回送でしたが・・・)
同輸送は以前は同社所有のタキ22800形などのタンク車で行われていたと予想され、郡山駅の同社専用線廃止後は鉄道輸送を止めてしまったと思っていたのですが、鉄道貨物輸送を継続していたのか〜!!と興奮した記憶があります。

ところで貨物列車使ってさんが >>549 で貼って戴いたブログで三徳化学工業㈱の過酸化水素水の下に書かれた「会社名なし」の「過酸化水素水」のISOタンクコンテナもコンテナ番号から推察すると私が上記で書きました日本パーオキサイド㈱が荷主ではないでしょうか?
写真を拝見していて気付いた次第です。

552貨物列車使って改め急行越前:2010/01/02(土) 23:06:22
とわずがたりさま、荷主研究者さま
拙ブログをご覧いただきありがとうございます。お恥ずかしい限りです...

>>551 コンテナ番号で荷主がわかるとはすごいです...タンクコンテナはこれから研究します...

553とはずがたり:2010/01/03(日) 00:54:03
急行越前様改めまして以後宜しくです。

いやぁ,ブログの記事凄い充実ぶりですね〜。またそちらにも寄せて貰いますので宜しくです。
写真を拝見しますに,私は30代後半ですが,やや年上でいらっしゃいましょうか?
東海道筋に住んでいたので113系と0系ぐらいしか見てない気がしますが(80系とか走ってた筈なんですけど記憶にあんまないなぁ。。)もっと写真に興味持っておけば良かったとちょい後悔してますね。

憚りながらリンク勝手にさせていただきました。不都合とかありましたらご一報下さると幸いです。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/link01.html#kamotsu

554荷主研究者:2010/01/03(日) 01:30:34
>>552
急行越前様、わざわざご丁寧にありがとうございます。

ブログの写真はどれも素晴らしい写真ばかりで楽しく拝見させて戴きました。私は鉄道貨物輸送が興味の中心で客車関係には疎いのですが、貴重な写真を多数撮られているようで、例えば板谷駅や三厩駅の貨物扱いをしている当時の写真は資料的価値が非常に高いのではないでしょうか!
これからもブログの方にお邪魔をさせて戴きます。

コンテナには数年前まで必ず荷票が付いていましたので荷主を調べるのは比較的容易でしたが、今は基本的に荷票が廃止されたので大変です。運用区間1つ調べるにしてもコンテナ番号を元に推定する(A駅とB駅で同じコンテナを目撃したのでA→B間で運用されていると予想)ことが必要です。私の興味はさらに運用区間から荷主を推定することですので、いろんな資料を参考にしては予想しているのですが、パズルを解くような楽しさがあるとも言えます。今回の日本パーオキサイド㈱の件についてもコンテナ番号が近く、同型のISOタンクコンテナだったということから予想したに過ぎませんので、正しいかどうかは分かりません…。

私は、とはずがたりとは歳の差がありまして(とはずがたりの弟です)、まだ30代に突入したばかりなのですが鉄道貨物輸送、特に専用線や車扱輸送を調べるにつけ、あと15年、いや10年でも早く生まれていたらもっと貴重な調査ができたのにと悔しく思うことが度々あります。急行越前様は貴重な写真を多数お持ちのようですので、これからも貴ブログ上で公開して戴けると幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

555急行越前:2010/01/04(月) 22:59:20
>>553 リンクありがとうございます!

でも、鈴木さん、吉岡さん、新貨車さんと並べられるとかなり恥ずかしいです...

私は「急行越前」なくなったころ大学生で今年「トラ」年の年男です。
貨物列車に興味を持ったのが、旧型客車がなくなった後、レイルマガジンで私有貨車の連載が始まったころです。
三厩や板谷の写真は、大学時代にやっていたのりつぶしのときのものです。
今考えてみると、まだローカル線に貨物列車があったときでしたので、
もっとよく見ておくべきだったと思うことしきりです。

お二人の鉄道貨物輸送に関する研究はすばらしいです。
できればお手伝いをしたいくらいです...

今後ともよろしくお願いいたします。

それから、私のブログにもリンクを貼らせていただきたいのですが、
「とはずがたりな掲示板」ではジャンルがいろいろあるので、
こちらの掲示板と鉄道貨物輸送の掲示板というのではいけませんか?

556とはずがたり:2010/01/05(火) 00:08:50
>>555
いえいえ,確かに吉岡さんの突き抜けた仕事ぶりは傑出の一言ですけど,急行越前さんの研究も広く深くてなかなかのもので。
急行越前さんや吉岡さんなんかの古い写真を見ると当時を見て記録されてるのが羨ましく思いますが,現代は現代でネット時代になりまして貴重な写真を初めとする資料を居ながらにして色々触れられるようになって趣味者にとっては喜ばしいのかもしれませんねー。
なかなか無くなってからでないと貴重に思えないので,自分がもう10年早く産まれてても時間浪費しなかったか自信ない気もします。。乗り潰しも写真も全部中途半端でしたね,私は。

リンクはそんな感じでして頂けると嬉しいです。ご協力を仰ぐ局面などあるやもしれませんのでその時は是非宜しくですm(_ _)m
またこちらに出来る事ありましたらまたなんなりとお願いします。微力ながら出来る限り協力させていただきます。

557急行越前:2010/01/06(水) 00:40:26
>>555 大研究の「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンクさせていただいてよろしいでしょうか?
最初にこれを見つけたとき、「自分もこれをやってみたい!」と真剣に思いました。

貨物列車を見ていると、日経新聞の企業面の記事と結構リンクしていることが多く、
日本の産業の一翼を担っているのだなと実感することが多々あります。
最近はCO2削減という大命題があり、その物流面の受け皿となりうるには何が必要なのか考え、
それが実現して貨物列車が増えるという風にしたいです。

例えば、横浜本牧駅の周りは海コントレーラーだらけです。
本牧埠頭駅でショートドレージのモーダルシフト実験が行われていますが、
これだって、本牧埠頭に揚がった海コンを本牧埠頭駅でコキに積むか横浜本牧でコキに積むかで、ドレージの距離は数百メートルしか違いません。
コンテナ船からコキに直接積んでもらいたいですね。
秋田港や新潟東港でできないですかね?

また、その先の内陸部へのドレージでトレーラーより鉄道貨物輸送が荷主にとって有利にならないと使ってもらえないわけですから、そのためには何が必要かまとめてみたいですね。

558とはずがたり:2010/01/06(水) 13:10:26
>>557
是非お願いしますヽ(´ー`)/>「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンク

お褒め頂き感謝です。我々にとって日本の鉄道貨物輸送に興味を持つという事はほぼ日本経済そのものに興味を持つという事と同じでしたね〜。
納得の行かない貨物輸送の廃止もありますが,その多くは現地行ったり資料調べたりすると製造の変化などに伴うやむを得ない現象も多く納得の作業でありました。
なかなか同好の同士が,少なくとも理解者が,増えずに淋しく思ってましたが,越前さんにも「これやってみたい」と思っていただけた事は励みになります。越前さんの荷主研究が進みましたら是非公開して下さいな〜。楽しみにしてます。

首都圏にあふれかえってるトラック輸送の削減は高速道路整備派でもある俺も高速道路整備とは別に必要な施策だと思いますがなかなか難しいですよね〜。
ローリーのピギーバック輸送も定着しませんでしたし。。

趣味者的も専用線使ってのコンテナ荷役はもっと出来ないものか屡々考えさせられるのですが,専用線管理コスト(道路管理費用は公がする)やトラックの動線の柔軟性(貨車は矢張り線路内のみ。入れ換えにも手間暇が掛かる)などで叶わないのかなぁと云うのが残念ながらの実感であります。
ガントリークレーンはどうか判りませんが一部港湾の積み込み施設も中古で売買される>>460様ですし,巨大で固定的な積み込み設備を作ってしまうよりは,トラック継送入れた方が何かと将来が見通せない(しかもその時々に関しては規格化が進んでいる)状況では難しいのかも。

個人的には貨物量を纏めることで採算ベースに乗る性質がある貨物輸送ですので補助金出して少々誘導ぐらいしても良さそうな気がしてます。

海コンも釜山航路が地方では充実してて距離的になかなか採算ベースに乗らないのがイタイですね〜。新潟や秋田は折角臨海鉄道の立地が良いので輸送先がないものか確かに気になります。

また昔はホキで運んでた麦芽なんかも最近は海コンみたいなんですけど,発送先の港で行き先別に海コンに詰めて発送するんですかね?
これも専用船で運ぶよりも固定費用削減できて有利なんでしょうかねぇ?なかなか一趣味者の手に余りそうな経済性計算になりそうなんですけど。


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