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海上コンテナ鉄道輸送

42荷主研究者:2003/10/12(日) 02:31
新日鐵釜石の線材は、盛岡タ〜南福井で鉄道貨物輸送もされている。

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2003/10/20031011t32005.htm
2003年10月10日金曜日 河北新報
釜石港 全天候バース完成 線材出荷の効率アップ

 新日鉄釜石製鉄所が、釜石市の釜石港北桟橋に建設した「全天候バース」の完成式が10日、現地で行われた。雨天時も荷役作業ができるほか、コンテナの積み降ろしに対応する天井クレーンを備えており、港の利用促進も期待される。全天候バースの建設は、東北の港湾では初めて。

 全天候バースは北桟橋の一部を覆う箱形の建物で、全長60.6メートル、幅33.3メートル、高さ26.7メートル。釜石製鉄所は雨天時、主力製品の線材の出荷を見合わせてきたが、今後は輸送効率がアップする。輸送船を待機させる必要がなくなり、コスト削減も実現する。

 天井クレーンは自走式で、36トンの荷重に対応できる。同製鉄所は自社製品のほか、コンテナを中心に他社製品の利用も受け入れる方針。
 釜石港の利用促進に向けて、ポートセールスに取り組む釜石市港湾振興室は「貨物船の入港数や取り扱う貨物量の増加に弾みがつく」と期待する。
 完成式には関係者約30人が出席。調和郎所長がクレーンのボタンを押して稼働を祝った。

43荷主研究者:2003/10/12(日) 03:04

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003100718.html
【2003年10月07日(火)】静岡新聞
富山新港に用地取得へ 来年、北陸支店を開設−アイ・テック

 鋼材商社のアイ・テックは六日、富山県所有の富山新港臨海工業用地C地区(富山県新湊市)に事務所・工場用地を取得し、北陸支店として進出すると発表した。来年一月に工事に着手し十月をめどに稼働させ、北陸三県や滋賀、新潟などへの販売拠点とする。工場用地には専用岸壁を設けて大量の鋼材入荷を可能にし、将来は韓国、中国などとの輸出入も検討する。

 富山県と新湊市から誘致を受けた。十一月に富山県と土地売買の仮契約を結ぶ。敷地面積は約四万平方メートル。事務所・工場は平屋建てで二万五千平方メートル規模とし、総事業費用は約四十億円。全額自己資金を充当する。

 富山新港は伏木港と富山港に隣接する特定重要港湾。富山市中心部から十六キロ、富山空港から二十一キロ、幹線道路の国道8号まで二キロに位置する。本社が隣接する清水港が太平洋を臨むのに対し、富山新港は環日本海交流を視野に入れている。

 同社は「北陸支店が稼働すれば五千トン級の大型船が着岸できる幅二百メートルのプライベートバースを保有でき、素材の一括受け入れが可能になる」(佐野芳雄専務)としている。地元ユーザーの要望にこたえるため多品種、大量在庫で最新鋭の加工ラインを導入し、二十四時間即応型の対応を目指す。

 同社の大型拠点は関東支店(埼玉県)、南関東支店(千葉県)と本社・清水支店(静岡市)に加え、四カ所目。北陸支店との間で輸送の低コスト化、効率化を狙う。当面六十人体制でスタートし、初年度の年商は約六十億円を見込んでいる。

47荷主研究者:2004/01/17(土) 06:06
苫小牧港をはじめ、ガントリークレーンや海コンなど港のキレイな写真あり。

http://port.web.infoseek.co.jp/index.html

48とはずがたり:2004/01/18(日) 01:09
大阪⇔宮崎

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news02.asp?kiji=2993
大阪の早着便新設 マリンエキスプレス

  マリンエキスプレス(宮崎市)は15日、宮崎港から細島港(日向市)を経由し、大阪府貝塚市に早朝到着するフェリー航路を新たに開設すると発表した。南九州から阪神地域への輸送需要に応えるためという。国土交通省九州運輸局に9日に申請。3月24日に運航開始の見込み。

  昨年、トラックへの速度抑制装置の装着が義務化され、陸上輸送から海上輸送へ流通が切り替わる動きを見込んだ。「フェリー業界にとって千載一遇の機会」と同社。

  事業計画によると、新航路は1万3597トンのフェリー1隻が週3往復する。宮崎発は月・水・金曜日の午後3時10分、貝塚着は翌日午前5時。

  同社は既に、宮崎−大阪南(大阪市)航路を1日1往復運航している。しかし、宮崎発の便は、大阪南着が午前7時半で、阪神地域への早着便を求める要望があった。

  同社企画部によると、スーパーマーケットへの直接納入は、早朝に着くほど有利。午前5時に着けば、名古屋・北陸地方にも集配網を広げられるとみる。また、細島港に寄港することから、新たに県北の産品も輸送できるという。

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49荷主研究者:2004/01/18(日) 22:11

【日本通運、商船三井フェリー】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/yusonews/honbun.html#kiji13
●「輸送経済新聞社」 '04. 1.13更新
「デイリー運航」開始 高速化で時間短縮 トラックに利便性強調/日通・商船三井F東京―博多航路

 「第四船」稼働でデイリー運航整う――。日本通運(本社・東京、岡部正彦社長)と商船三井フェリー(同、中村清次社長)は七日、昨年十月に東京―博多(瀬戸内経由)航路で開始した、新造高速大型RORO船による共同運航の最終第四船が就航したと発表した。日曜を除く「毎日運航」が実現し、両社では、航海時間短縮によるサービス拡大を、トラック業界などに強調していく。

 両社は、昨年十月の「ひまわり5」(日通)を皮切りに、十一月「さんふらわあ はかた」、十二月「さんふらわあ とうきょう」(ともに商船三井フェリー)と、順次、既存船を新造高速RORO船に切り替えてきた。今月六日に、最後の「ひまわり6」(日通)が就航し、共同運航が本格稼働した。
 船舶の大型化により、積載能力は既存船に比べて約三割アップ。また、高速化で運航時間も約四時間短縮され、出港時間を遅らせることが可能となることで、両社では、トラックの集荷・配送範囲が大幅拡大されるなどの利便性を強調する。
 高速RORO船により、トレーラー、コンテナ輸送だけでなく、重量物・車両、冷凍・冷蔵コンテナ、JRコンテナ輸送など、顧客ニーズに柔軟に対応していく。
 新造四隻はすべて同型。総トン数一〇四七〇トン、積載貨物量約六千二百二トン、全長約一六六・九メートル、航海速力約二十三ノット、積載能力十二メートルトレーラー約百六十台、乗用車二百五十一台。
 東京―博多間では、これまで商船三井フェリーがRORO船四隻、日通がROROコンテナ船二隻で、それぞれ運航していた。しかし、外航だけでなく内航でも共同運航が“主流”となる中、船型統一やスピードアップへの要望の高まりなどを背景に、両社の思惑が一致。競争力アップと運航効率の大幅改善を目指し、高速・大型の新造同型船四隻を投入した。

上海エクス接続で日中間も視野

 両社は、日中間の物流も視野に入れている。昨年十一月に運航開始した日通など四社合弁の「上海スーパーエクスプレス」(本社・福岡県福岡市、浜田景介社長)が提供する博多―上海間の高速RORO船輸送サービスと連携し、「上海―東京」間のシームレスな接続も図っていく。

50荷主研究者:2004/01/21(水) 01:51

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/01/20040120t62008.htm
2004年01月19日月曜日 河北新報
郡山に保税蔵置場を開設 宇都宮の物流・貿易会社

 物流・貿易業のユーユーワールド(宇都宮市)はこのほど、福島県郡山市に一般輸出入貨物の保税蔵置場を開設した。蔵置場は通関手続き前の貨物を保管する施設で、一般貨物を対象とした施設は同市では初めて。同社は東北進出の拠点と位置付けており、今後、東北の主要都市での設置を検討する。

 蔵置場は、横浜税関の許可を受け、郡山中央工業団地内に開設した。郡山市は東北有数の経済都市で、東北、磐越両自動車道の結節点にあり、福島空港も近い。官民挙げてインランドデポ(内陸型国際物流拠点)の実現を目指していることから、将来、税関関連の特区となる可能性があることも視野に入れ、設置を決めた。

 蔵置場の設置で通関手続きが郡山でできるようになり、(1)荷主に近くなるため輸出申告直前まで貨物のチェックができる(2)外国貨物扱いとなるため港湾までの輸送費にかかる消費税が免除される(3)交通混雑や通関待ち回避による物流時間の短縮―などの利点がある。

51荷主研究者:2004/01/22(木) 00:20

【マリンエキスプレス】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/yusonews/honbun.html#kiji4
●「輸送経済新聞社」 '04.1.20更新
大阪航路で新規開設 3月下旬に宮崎―日向―貝塚/マリンエキスプレス

 関西早朝到着で需要取り込み――。マリンエキスプレス(本社・宮崎県宮崎市、黒木政典社長)は三月下旬、宮崎―阪神間に新規航路を開設する。「宮崎―日向(細島)―貝塚(阪南)」航路で、トラック事業者のニーズが高い阪神地区の「早朝五時到着」を強調。午前七時半到着の既設「宮崎―大阪航路」で賄えず、「中九州」などに流れていた南九州地区のトラックの“呼び戻し”を図る。

 宮崎―大阪(大阪南港)間を運航している同社では一昨年から、トラック業界のスピードリミッター規制や環境規制を前に、トラック事業者などに需要調査を実施。その結果、熊本―宮崎北部間の道路整備が進んだこともあり、阪神への「早着需要」が多いことに着目した。実際、宮崎―大阪航路では、大阪着が午前七時半だったことから、南九州のトラック事業者の中には、午前五時半に阪神地区に到着する大分など「中九州」に流れていくケースが少なくなかったという。

 これを受け、昨夏から大阪府貝塚港向けの新規航路の計画に着手。今年度に入ってからのトラック航送も前年実績を上回っていることも踏まえ、具体化を進め、今月九日、九州運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請を行った。処理期間を見込み、同社では三月二十四日の運航開始を予定。同社の平成十四年度のトラック航送実績は、川崎航路(宮崎―那智勝浦―川崎、日向―高知―川崎)が四万三千四百四十九台、大阪航路が六万三千三百六十台。売り上げ実績は川崎航路が四十億円弱、大阪航路が四十億円超。同社では、新規大阪航路の来年度の売り上げ見込みを十億〜十二億円としている。

▽用船で船名変更

 新航路で使用する船舶は、もともと会社更生手続き中の九越フェリーなどの共有船で、現在は宮崎カーフェリーが所有する「れいんぼうまる」。これをマリンが「フェリーひむか」に船名変更し、用船で投入する。

 二日一往復の隔日運航で、月・水・金曜日に宮崎を出港。午後三時十分の宮崎港発で、日向経由で貝塚港に翌日午前五時に到着。貝塚港発は午後九時で、宮崎港到着は翌日午前十時半。フェリーひむかは、総トン数一三、五九七トン。旅客定員三百五十人、航送能力はトラック(大型十二メートル換算)百五十四台、乗用車七十七台。速力二十五ノット。運賃は、現行の宮崎―大阪間運賃と同額を予定。

52とはずがたり:2004/01/27(火) 18:11
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=5861
運営会社を設立、ひびきコンテナターミナル
2社の出資 取りやめに

 北九州市若松区の響灘に開設予定の「ひびきコンテナターミナル」の運営会社が26日、設立された。同日、市内で出資協定が結ばれた。シンガポールの港運業世界大手PSA社や上組(かみぐみ)(本社・神戸市)など国内15社と市が出資する一方、国内2社が直前に出資を取りやめた。2月5日、市と運営会社が、公共事業に民間の資金とノウハウを導入するPFI事業の実施協定を結ぶ。

 資本金は10億円。出資比率はPSAが34%、市が10%。国内企業は上組が15・3%、山九、日本通運、新日鉄、三井物産が各5・8%など。予定地近くで埋め立て事業をする市の第三セクターひびき灘開発は0・9%。
 
 JR九州と伊藤忠商事は、出資をとりやめた。当初の出資予定は2社で計1%強で、北九州市の山縣宣彦港湾局長は「各社の事情がある。事業に影響はない」と述べた。

 資本金のほか、自己資金としてPSA、上組、ひびき灘開発など10社が計14億円の株主融資をする。市は融資の比率について、「基本的に出資比率に応じた形だが、各社に了解を得ていない」と公表しなかった。
 
 役員は8人。代表取締役最高経営責任者(CEO)に上組の久保昌三専務(61)、最高運営責任者(COO)にPSAのデニス・ソーアジア中東地域上席部長(47)。デニス氏は常勤で、新規航路の誘致や集荷を担当する。
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54荷主研究者:2004/01/28(水) 01:41

【苫小牧港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040116&j=0040&k=200401163881
2004/01/16 17:05 北海道新聞
フェリー輸送の記録を更新−苫小牧港 航路集約で利用増

 苫小牧港を発着するフェリーの二○○三年の輸送実績は、トラック、乗用車、旅客の主要三部門でいずれも過去最高となり、前年に続いて記録を更新したことが、道運輸局苫小牧海事事務所の十五日までのまとめで分かった。大洗、敦賀両航路の道内発着港が○二年途中、苫小牧港に集約された効果が引き続き表れた格好だ。

 苫小牧港発着のフェリーは五社。八戸、仙台、大洗、名古屋、秋田、新潟、敦賀、東京(貨物のみ)の八航路がある。

 航路集約は、東日本フェリーが室蘭港発着だった大洗航路を休止、○二年六月から商船三井フェリーとの共同運航で苫小牧港発着に切り替えたほか、新日本海フェリーも小樽港発着の敦賀航路を廃止。秋田、新潟港経由の寄港便のみだった苫小牧港発着の敦賀航路に、同年九月から直行便を増設したことで進んだ。

 まとめによると、各社の収益の柱となっているトラックは過去最高だった前年をさらに14・6%上回る五十七万八千六百二台。航路別で伸び率が高かったのは敦賀で、前年比二・六倍増の九万千七百四十七台。大洗が同10・7%増の十六万六百九十七台、秋田が同10・5%増の一万三百十八台だった。

 一方、仙台は同4・4%減の六万四千二百八十台、八戸は同2・2%減の十二万八千十九台となっている。

 また、乗用車は同2・8%増の二十五万七千二百五十台、旅客は同5・8%増の八十九万千三百八十九人で、いずれも過去最高だった○二年の記録を更新。敦賀が乗用車、旅客とも同三・九倍と大幅に増えたことが大きい。

 ただ、航路別に見ると、乗用車の場合、名古屋が同16・4%減の一万八千六百四十四台、仙台が同7・4%減の六万八千八百十六台、八戸が同6・7%減の五万七千二百七十九台と減少した。(天沼勲)

55荷主研究者:2004/01/28(水) 01:54

八代港と熊本港が競合しているようだ。非効率。

http://kumanichi.com/news/local/main/200401/20040127000385.htm
2004年1月27日 18:50 熊本日日新聞
八代港 国際定期コンテナ船の取扱量が5万個を突破

 八代港の国際定期コンテナ船の取扱量が、輸出入合計で五万個(一個=二十フィートコンテナ)を達成。二十七日、八代市新港町の同港で記念セレモニーがあった。

 同港は一九九九(平成十一)年七月、韓国の船会社二社が、プサン発着の週三便の就航を開始。〇三年は一万二千九百個と、前年に続き過去最高を更新するなど好調で、二十四日に五万個を超えた。

 輸出入の割合はほぼ同じ。主な輸入品は畳表や飼料用魚粉など、輸出品は新聞用の巻き取り紙や船外機などで、同港の工業団地内の企業の取り扱い品が目立つ。荷物入りのコンテナ数では、輸入の二万個に対し、輸出は一万個と少なく、空コンテナが六割を占めた。県港湾課は「輸出入の格差は年々、改善され小さくなっている」と話している。

 一方、八代港と同時期から週二便が就航している熊本港は、〇三年は二年連続前年割れの四千四百個で、合計二万二千個と伸び悩んでいる。

 セレモニーには荷主企業ら関係者約百人が出席。八代港ポートセールス協議会の中島隆利市長が「将来はアジアの玄関口を目指し、新たな航路開設に努力していく」とあいさつした。

57荷主研究者:2004/02/02(月) 01:40

【御前崎港:国際多目的ターミナル】
http://www.shizushin.com/area21/area21_2004013013.html
2004年01月30日(金)静岡新聞
御前崎港国際多目的ターミナル あす供用開始

 国や県などが整備を進めてきた榛原郡御前崎・相良町境の御前崎港西ふ頭の「御前崎港国際多目的ターミナル」が三十一日に供用開始を迎える。清水港に続く県内二港目のコンテナターミナルで、新設した水深十四メートル岸壁は大型コンテナ船の接岸も可能。充実した交通網など立地条件に恵まれた新しい国際貿易港の誕生に関係者の期待も大きい。
 新ターミナルなど岸壁整備に関する総事業費は二百十億円。コンテナヤードの総面積は四万六千平方メートルで、二十フィートコンテナ千六十八個分の蔵置が可能。ターミナルの象徴・ガントリークレーン二基は清水港と神戸港からそれぞれ移設した。

 コンテナ船の大型化に対応した水深十四メートル岸壁は全長二百八十メートルで、これまでの同港最深岸壁である水深十二メートル岸壁に隣接。受け入れ船舶も現行の三万トン級から五万トン級へと拡大した。ターミナル横に風力発電機も設置し、施設内の電力をまかなう計画だ。

 現在、同港の年間取扱貨物量は乗用車などを中心に約二百七十万トン。東南アジアや中国への新規航路に向けた交渉は現在継続中で、今春ごろの開設を目指している。県内企業への利用促進を呼び掛けるセミナーにも力を入れている。

 同港は横浜港や豊橋港などと異なり、外洋に面している点が最大のメリット。静岡空港や東名高速、第二東名も近く、それぞれをつなぐ国道バイパスも整備中。

 県では「まずは定期航路の確保、継続。清水港との機能分担を図りながら、他県に流出する貨物を御前崎に引き込みたい」としている。

58荷主研究者:2004/02/03(火) 00:29

【2003年の釧路港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040129&j=0042&k=200401290086
昨年の釧路港 輸出入額が9.2%増 コンテナ船就航などで  2004/01/29 17:05 北海道新聞

 釧路税関支署が二十八日発表した二○○三年の外国貿易速報によると、輸出入額の合計は六百八十億二千六百万円で、前年を9・2%上回った。釧路港−韓国・釜山港間のコンテナ船の就航や、新しい飼料工場の稼働が好調の要因とみられ、輸出額は過去十年間で最高、輸入額も過去五年間で最高となった。

 輸出は、前年比42・1%増の六十二億二千万円。秋サケの豊漁で中国向け冷凍サケが好調だった魚介類が、同44・5%増の三十二億四千八百万円と大きく伸びた。紙類・紙製品も、中国、韓国向けの新聞用紙が好調で、同28・2%増の十八億三千八百万円となった。

 輸入は、同6・7%増の六百十八億六百万円。主力の飼料用原料がカナダからの麦類、米国からのとうもろこしなどが増えて同12・2%増の百九十五億七百万円となり、魚介類もロシアからの冷凍サケ、チリからの冷凍マスの増加で、同17・9%増の六十七億三千三百万円だった。

 コンテナ取り扱い実績(二十フィートコンテナ換算、空コンテナを除く)は、輸出入合計で五千九百四十一本。外国貿易船の入港隻数は前年比七隻増の四百八十隻と、三年ぶりに前年を上回った。釜山港とのコンテナ船は週一便だが、港湾関係者の間では週二便へ増便することへの期待が高まっており、同支署も「週二便体制になれば利便性もよくなり、貨物量はさらに増えるはず」と動きを注視している。(片岡麻衣子)

59とはずがたり:2004/02/03(火) 18:12
【2003年の北九州港】
田野浦の公共埠頭はもう使っちゃいんのか〜。
太刀浦まで公共臨港線延ばすか〜。
http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=all&uc=1&scl=70000&el=131%2F00%2F10.882&pnf=1&size=500%2C500&nl=33%2F57%2F31.832

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=5886
貨物取扱量 史上2位、昨年の北九州港
国際物流特区も反映

 北九州港の昨年の年間コンテナ貨物取扱量(速報値)が史上2番目に多かったことが、北九州市港湾局の調べで分かった。約43万5千TEU(TEUは20フィートコンテナ1個分)で前年の確定値を約3万7千TEU(9・2%)上回った。

 過去最高だった95年は、阪神大震災のために神戸港で扱っていたコンテナ貨物が一時的に北九州港に入った。市は「昨年は実質過去最高の取扱量だった」としている。

 市港湾局によると、昨年は塗料や化学繊維、プラスチックなどの工業原料や自動車部品の輸出が好調だった。市が昨年4月に国際物流特区に認定され、税関に支払う時間外の手数料が半額になったことや、業者ごとにしていたコンテナ積み下ろし作業を太刀浦港(門司区)で一つの会社でできるように効率化したことなどが大きかったという。

 速報値は太刀浦、田野浦(門司区)、小倉(小倉北区)の3港の公共コンテナターミナルでの取扱量を合わせたもの。5月にまとまる確定値には、民間コンテナターミナルの取扱量が約9千TEU前後加わる見通しだ。田野浦港は老朽化のため昨年5月末から使っていない。
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61とはずがたり:2004/02/14(土) 02:18
仙台とひたちなかに囲まれて苦戦かと思ったがそうでも無いようで。

http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=5411
小名浜港 昨年輸出入が過去最高
中国貿易好調で8.2%増

 県小名浜港湾建設事務所は、03年に小名浜港で取り扱った外国貿易コンテナ貨物の実績をまとめた。輸出入の合計が前年を8.2%上回り、過去最高を記録した。同事務所は「中国との貿易が好調で、全体の取扱量を押し上げた」と、分析している。

 取り扱い貨物量は、長さ約6メートル、幅約2.4メートル、高さ約2.5メートルの20フィートコンテナ換算した単位「TEU」で示している。
 
 03年の全体の取扱量は1万4291TEUで、過去最高だった02年を1087TEU上回った。内訳は、輸出が5870TEU(前年比22%増)、輸入は8421TEU(増減なし)だった。
 
 相手国別では、輸出は中国が25.4%、韓国が17.9%、タイが11.7%など。一方、輸入は中国が26.9%、韓国が18.4%、オランダが11.9%などの順だった。
 
 中国への輸出品は、工場向けの化学工業品や電気機械の部品など。輸入品は、電気機械の完成品や、工業用の耐火れんがなどだった。
 
 また、品種別の輸出はゴム製品が27.4%、化学工業品が22.5%、古紙などの再利用資材が12.2%。輸入は高級品の製材が24.0%、家具などの木製品が13.2%、金属製品が9.1%。
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63荷主研究者:2004/02/16(月) 01:29

【大分−横須賀にフェリー】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040127/morning_news022.html
2004/01/27 西日本新聞
大分―横須賀にフェリー 九州―関東4航路目 最短の21時間半

 神奈川県横須賀市の海運会社「シャトル・ハイウェイライン」(高宮信夫社長)は二十六日、大分市と横須賀市を結ぶ定期フェリーを三月中旬に就航させる、と発表した。九州―関東を結ぶフェリーは四航路目となるが、所要時間は約二十一時間半で、最短となるという。

 同社によると、フェリーはまず一隻で運航を始め、その後二隻で大分市・大在公共ふ頭と横須賀市・久里浜港間を毎日運航する。フェリーはいずれも一〇、〇〇〇トンを超え、それぞれ乗客二百八十五人、トラック約百三十台、乗用車約百台を収容できる。関東の工業製品と九州の農産物の運搬などで、年間売上高は四十五億円を目指す。

 同社は一九九九年、九州地区の陸運会社が中心になって設立。高速交通網が発達した同ふ頭を含む大分港に着目、二〇〇〇年十一月に一般旅客定期航路事業許可を取得していた。同社では初のフェリー事業参入で、「関東と九州の経済圏を結ぶ海の物流大動脈を形成したい」と話している。

64荷主研究者:2004/03/08(月) 01:00
>>25

【コマツ粟津:金沢港の輸出量2倍へ】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20040224001.htm
2004年2月24日 北國新聞
金沢港の輸出量2倍へ コマツ粟津工場、完成車のままでコンテナ輸送

 コマツ粟津工場(小松市)は二〇〇四年、金沢港からの建機輸出を前年比二倍の三万トンに拡大する。神戸、名古屋など太平洋側主要港からの切り替えを進め、陸送距離を縮める。コンテナに建機の完成車をそのまま積み込む新しい輸送方式も導入し、徹底したコスト削減と作業時間短縮を図る。

 金沢港を利用する場合、海上運賃は主要港と比べて13%増となる。一方で、工場から港までの距離が短く、陸送運賃が56%減となるため、全体で14%の輸送費削減につながる。

 金沢港からの定期航路が開設されている北米向けの建機需要が伸びていることも背景にあり、「出港日に合わせた出荷体制」(改革推進部)で積極的に利用する。

 〇三年の金沢港からの輸出量は一万六千六百三十二トンだった。〇四年は輸出全体に占める金沢港利用が前年の32%から58%に一気に高まる。

 新しい輸送方式は十トン未満の小型ショベルカーなど数機種で導入する。建機の足回りや作業機部分の角度を工夫することでコンテナ積載時の左右の空きスペースを二センチ程度とし、完成車のままでも輸送中の安定性を確保する。製造部門の従業員二人がマニュアルを習得し、積み込み作業に当たる。

 完成車でのコンテナ輸送には荷崩れや破損の恐れもあり、従来はコンテナに各部品を積み、現地で組み立てる方式を採用してきた。完成車のままで輸送することで積載率が高まるといい、納期短縮にもつながる。コマツ粟津工場は今後、コンテナのサイズに合わせた建機の設計も視野に入れ、物流改善を進める。

65荷主研究者:2004/03/28(日) 23:08

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040222/kagosima.html
2004/02/22 西日本新聞
川内市 釜山との貿易定期航路開設合意 興亜海運(韓国)と調印

 川内市と韓国・ソウルの興亜海運(李潤載会長)は二十日、四月から韓国・釜山―川内間でコンテナ船定期航路を開設することで合意、森卓朗市長と李会長が覚書に調印した。既に開設している釜山―八代間の航路を川内まで延長する形で週一回往復運航する。川内港には年間約百隻の貿易用船舶が入港しているが、すべて不定期船。定期の貿易航路開設は初めて。
 川内市によると、釜山は世界有数のコンテナ取り扱い量を誇るハブ港(拠点港)で、航路開設により欧米を含めた海外と同市が物流ルートで結ばれることになる。工業製品や加工食品などの輸出、飼料や水産加工品などの輸入が見込まれるという。

 また、福岡県の博多港、門司港などを利用していた鹿児島県西部の事業者は川内港から出荷できるようになるため、流通コスト削減や新たな利用者開拓にもつながる可能性がある。

 森市長は「ハブ港の釜山とつながり、川内港が重要な地域活性化の拠点になることは間違いない」と期待を込めた。また、李会長は「一度始めると止まらないのが定期航路。永久に運航できるようわれわれも一生懸命やる。荷物だけでなく文化と心も運びたい」とあいさつした。

66荷主研究者:2004/03/28(日) 23:46

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/03/20040318t12014.htm
2004年03月17日水曜日 河北新報
仙台港ゲート、土曜日も通常業務に 週明けの混雑緩和

 宮城県と港湾事業者は17日までに、仙台港高砂コンテナターミナルのゲート業務を、4月以降、土曜日も平日同様に午前8時半から午後4時半まで行うことを決めた。土曜業務を実施する港は増えているが、完全な通常業務化は全国でも珍しい。取扱高の増加に対応し、週明けの貨物集中を緩和するほか、港湾の利便性を高め東京、横浜両港を経由する貨物の取り込みを図る。

 ゲート業務はコンテナの損傷確認や内容書類の確認が主業務。仙台港は昨年、荷主からの要望を受け、午前中のみだった土曜日の業務を試行的に午後3時まで延長したが、週明けの貨物の混雑緩和のため、さらに一歩進めた通常業務化を求める声が強かった。

 今回の通常業務も1年間の試行だが、宮城県と港湾事業者間で協議を続け、再来年以降の継続も視野に入れている。

 全国の港湾事業を統括する日本港運協会(東京)によると、東京港など主要港は貨物量に応じて土曜午後も業務を行うことはあるが、完全な通常業務化は珍しいという。仙台港から北米に製品を輸出する宮城県の荷主は「輸出量が年々増えており、土曜日の通常業務はありがたい」と歓迎している。

 仙台港は北米、中国、韓国、東南アジア各航路が就航し、コンテナ取扱高は全国60港中15位。年々取扱高を伸ばし、昨年は20フィートコンテナ換算で前年比12.4%増の8万1346個と過去最高を記録した。

 宮城県は「東北は現在も6割以上の貨物が京浜港を経由して輸出入されている。港の機能を高め貨物を取り込みたい」と話している。

67荷主研究者:2004/03/28(日) 23:48

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040313&j=0040&k=200403132139
2004/03/13 13:30 北海道新聞
昨年の室蘭港、貨物取扱量7・2%減 14年ぶりに4000万トン割る

 室蘭市港湾部は十二日の市議会経済常任委員会で、二○○三年の室蘭港港湾統計(概数)を明らかにした。輸出入量は過去最高の千五百十二万トンを記録したが、大洗フェリー航路休止(○二年六月)などにより、国内移出入分が減少し、貨物取扱量は前年比7・2%減の三千九百二十二万トン。三千九百七十七万トンだった一九八九年以来十四年ぶりに四千万トンを割った。

 ○三年の輸入量は同9・7%増の千三百七十四万トン、輸出量は同20%減の百三十八万トンだった。国内は移出量が同8・2%減の千四百三万トン、移入量は同20・9%減の千七万トン。

 輸入は原油が五百七十三万トン(同23・9%増)、鉄鉱石が三百六十八万トン(同10・7%増)、石炭が二百三十七万トン(同0・5%減)など。

 輸出はペットボトル原料などの化学製品が三十三万トン(同8・7%減)、鋼材が二十八万トン(同33・5%減)など。

 フェリーの貨物取扱量は大洗航路休止の影響もあり、前年比23・2%減の八百六十八万トンだった。大洗を除く青森、八戸、直江津の三航路で比較すると同6・1%減で、各航路ともいずれも前年を下回っている。(浦崎竜馬)

68荷主研究者:2004/04/28(水) 01:32

【十勝港:鉄鋼スクラップ輸出好調】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040406&j=0042&k=200404066216
2004/04/06 17:05 北海道新聞
十勝港の鉄鋼スクラップ輸出好調 中国3割“五輪特需”

 【広尾】十勝港の鉄鋼スクラップ輸出が中国向けを中心に好調だ。昨年七月の初輸出から今年二月末まで、八カ月間で約一万八百トンを記録。約二億円分を輸出した。今も港内には鉄鋼スクラップが山積みされ、貨物船への積み込みを待つ。好調の原因について関係者は「四年後の北京五輪の影響が大きい」と、口をそろえる。逆に、鉄鋼材は品薄状態になり、住宅や造船の材料値上がりも始まっている。

 十勝港から鉄鋼スクラップを輸出している鈴木商会(本社・札幌市)は「二○○八年北京五輪に向けて需要が高まっているのは確かだ。中国向けは全体量の三割を占める。スクラップ価格はここ二十年なかった高値」と話す。中国以外では建設ラッシュが続く韓国、東南アジア方面への輸出が多い。

 関係者によると、数年前の鉄鋼スクラップ価格は一キロ当たり七、八円。「引き取りに行くと採算が合わない」状態だったが、昨年末から今年三月にかけて同二十数円に高騰した。再び値下がりしたものの、現在は同二十円前後で推移しているという。

 「北京五輪需要」ともいえる影響は全国規模のようで、建築や造船向けの鉄鋼材も値上がりしている。帯広市の鉄鋼材卸会社は「建材のH形鋼などは、二月から品薄状態になっている。価格も以前に比べ三、四割は跳ね上がった」という。

 また、広尾町の造船会社・村上鉄工所は「(鉄鋼スクラップが)中国に向かっている影響は大きい。アルミを含めた金属全般の材料が一、二割ほど上がった」。企業努力を続けてきたが、材料のコスト高に追い付かない状態だという。

 釧路税関支署十勝出張所の高山博行所長は「五輪向けの建設ラッシュが落ち着くまで、鉄鋼スクラップの輸出は続く」とみている。(荒川岳志)

71荷主研究者:2004/05/16(日) 02:27

【スーパー中枢港湾:博多・北九州港見送り】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040430/morning_news001.html
2004/04/30 西日本新聞
スーパー中枢港湾指定 博多、北九州港 見送り 「アジアの拠点」へ打撃

 アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点づくりを目指す国土交通省の「スーパー中枢港湾」で、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の指定が見送られる見通しとなったことが二十九日、分かった。五月六日に開かれる選定委員会で三大都市圏に絞り込まれ、同省が最終決定する。両港が指定からはずれることで、新たな航路誘致などが難しくなることも懸念され、両市が描く国際物流港の整備計画は今後、見直しが迫られそうだ。

■取扱量ネック 追加指定へ一体化が鍵

 三大都市圏の港湾に比べ、両港のコンテナ取扱量が少ないことに加え、北九州市が若松区で整備を進める「ひびきコンテナターミナル(CT)」の計画遅れも響いた。ただ、指定後も五年程度は選定委員会を残すため、同省は「二〇〇八年度までに条件が整えば、追加指定もあり得る」としており、両港の役割分担を含めた一体的な事業計画策定が鍵となりそうだ。

 スーパー中枢港湾は、港湾施設整備などで国の予算が重点配分されるなど、優遇措置を受ける。候補港には、東京、名古屋など七港と神戸・大阪港グループが応募。一次選考で五港・一グループに絞り込まれた。当初、「ひびきコンテナターミナル」がある北九州港の指定が有力視されたが、運営会社設立が予定通りいかず、供用開始が一年以上遅れ本年度末にずれこむ見通しで、国交省で慎重論が強まった。

 さらに、最終的に京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)と三大都市圏でそれぞれグループ化が進む中、博多、北九州両市がそれぞれ個別指定を求めてきたことも足を引っ張ったといえる。

 三大都市圏の港は、四日市港を除き単独でも年間、百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上の実績があるが、博多港は約五十七万TEU(〇三年度実績)、北九州港は約四十三万五千TEU(同)にとどまる。関係者には東アジアに近い地理的優位性を重視する意見もあったが、最終的には現状では両港の指定は困難との見方に傾いたとみられる。

航路誘致に悪影響必至

 【解説】スーパー中枢港湾に指定される最大の意義は、国から「最重要港湾」としてあらためて“お墨付き”を得ることにある。今後、国から最大限の支援を受けることが約束されていれば、新たな航路の誘致などを働きかけるポートセールスでも有利となる。

 そのため、博多、北九州両港にとって、首都圏など三大都市圏の港湾と同じ「格付け」を得る意味は大きかった。特に「ひびきコンテナターミナル」の供用開始を控えた北九州市には指定見送りは打撃であり、今後の売り込みでマイナスとなることは避けられない。

 福岡、北九州両市は将来的にコンテナ取扱量を倍増させていく計画だが、港湾施設整備の遅れも懸念される。国は中国など東アジアの経済成長を意識し、指定候補として三大都市圏に北部九州を加えた事情もあり、両市が一体的事業計画が打ち出せなかったことは惜しまれる。

 スーパー中枢港湾構想の背景には、釜山や高雄などが国際物流拠点として急成長し、日本の港湾の競争力が急速に低下したことに、国が危機感を抱いたことがある。構造改革特区で、福岡市は「福岡アジアビジネス特区」、北九州市は「国際物流特区」の指定を受け、規制緩和などを進めるが、指定見送りでアジア貿易の拠点として一気に“格上げ”される好機を逸することになる。 (東京報道部・武井良範)

スーパー中枢港湾

 シンガポールや香港、韓国・釜山港や台湾・高雄港といったアジアの主要港湾をしのぐ国際拠点港を国内で育成するための制度。指定港には施設整備などで予算を重点配分するほか、運営面でも規制緩和などを優先的に実施する。港湾コストは、釜山港や高雄港並みに現状より約3割下げることや、コンテナの陸揚げから貨物引き取りまでの時間を現在の3―4日から1日程度に短縮することなどが目標。国土交通省は2002年10月に選定委員会を設置。指定港を公募し、港湾管理者から提出された計画などを基に検討を重ねてきた。

72とはずがたり:2004/06/17(木) 00:02
うーんなんか釈然としないねぇ。釣りは全然しないんだけど。
>荷役の邪魔にならなければ、埠頭で釣りをしていても立ち退きを強制されることはなく、
>釣り人もごみを持ち帰るなどマナーを守って「共存」してきた。

産業マニアとしても港湾にみだりに侵入出来なくなるのは痛手か。

「釣りもうできません」テロ対策で埠頭封鎖
http://mytown.asahi.com/niigata/news01.asp?kiji=6173

直江津港には、休日、多くの市民が釣りに訪れる
 長野など近隣からも釣り客が集まる新潟の港。直江津港、新潟港(東、西港)で、7月1日から釣りがほとんどできなくなる。これまでも立ち入り禁止だったが、釣り人は事実上黙認されてきた。しかし、米同時多発テロを契機に政府が国際港からのテロリスト侵入防止を強化。県も急きょ、埠頭周辺にフェンスを巡らすなど関係者以外の出入りをできなくする。

 週末を中心に、長野ナンバーの車などでにぎわう直江津港の西埠頭。

 「告知 立ち入り禁止区域の設定について」

 4月に成立した「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」に基づき、来月から港湾関係者ら許可を受けた人以外の立ち入りを禁止する内容の看板が立った。

 県港湾課によると、約9億円をかけてフェンス、ゲート、侵入者を監視するカメラなどを両港に設置。

 直江津港湾事務所によると、三つある同港の埠頭に総延長2〜3キロのフェンスを巡らす。高さは1・8メートルか2・4メートル。さらに、乗り越えられないように40センチの「忍び返し」をつけるという。来年度は柏崎港も同様の措置がとられる見通しだ。

 県港湾管理条例で、これまでも港湾活動の妨げになる行為は禁止されてきた。

 ただ、荷役の邪魔にならなければ、埠頭で釣りをしていても立ち退きを強制されることはなく、釣り人もごみを持ち帰るなどマナーを守って「共存」してきた。

 しかし、「7月から、これを黙認すると、テロ対策が不十分な港とされ、外航船が入港しなくなる恐れも出てくる。厳正に対処せざるを得ない」と同事務所の樋木正行業務課長。釣り客がフェンスを越えて侵入すれば、不法侵入容疑で、警察への通報も避けられないとしている。

 新潟港は県内ナンバーに交じり、群馬県内の車も。直江津港は、週末になると釣り人の車数百台が並び、多くは長野ナンバーだ。

 西埠頭岸壁でアジ釣りを楽しんでいた長野市の男性(27)は「ここは手近な釣りスポット。残念だけど、フェンスを乗り越えてまで釣ろうとは思いません」と話した。

 地元の釣具店の店員は「すでに規制が始まっている太平洋岸では、釣具店の売り上げが半減したという話もある。7月になったらどうなるのか」と心配していた。

(6/16)

73荷主研究者:2004/07/19(月) 02:37

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04060334.html
広島―釜山フェリー便が一時運休 来月から '04/6/3 中国新聞

 広島港(広島市南区)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーの予約が七月分からキャンセルされていることが二日、分かった。運航する釜関フェリー(釜山市)は広島県に非公式に「一時休止」の意向を伝えている。広島と韓国をつなぐ交流の「懸け橋」と期待されながら利用客は低迷し、航路の存続が不透明な事態になっている。

 関係者によると、同社から一日、「七月からやむなく運休する運びとなった」とする社長名のファクスが広島市内の旅行代理店などに届いた。理由として「釜山入港時の接岸バースの調整ができない」などと説明。再開のめどは示していないという。

 五月中旬には、同社の役員が県空港港湾局を訪ね、「赤字のまま続けるのは厳しい」などと「運休」の意向を示した。二〇〇二年十月の就航時、県と同社は「十年間は運航継続に努める」と申し合わせた。県は「岸壁も整備し、国際交流も進んでいる中、運休は受け入れられない」(港湾振興室)と困惑し、情報収集に当たっている。

 七月以降の運休方針のあおりは既に出ている。韓国の学生山岳組織との恒例の交流登山を八月に計画していた県高体連登山部の一行五十人の予約は、キャンセルとなった。企画をしていた県山岳連盟の松島宏事務局長は「五月末に代理店から突然連絡があり、びっくりした。下関からの同じ日の便を取る手続きをしているが、重い装備があるので移動が大変になる」と戸惑う。

 同社の韓道龍副社長は中国新聞の取材に対し、「(今後の方針は)決まっていない。バースについても調整中」としながら、利用客数の低迷や燃料価格の高騰などを挙げ、定期路線存続の厳しさを漏らしている。

●クリック
広島―釜山フェリー
広島港初の国際定期旅客船として2002年10月に週3往復便で就航。所要時間は約16時間。旅客定員500人のフェリー「ウンハ(銀河)」は、コンテナ貨物や乗用車、トラックも搭載できる。これまでの平均乗客数は片道約80人で、採算ラインの150人前後を大きく下回る。就航1周年を迎えた昨年10月には、広島県や広島市、旅行業者団体など官民の14団体が利用促進協議会を設立した。

74荷主研究者:2004/07/19(月) 02:38

【仙台港に物流ターミナル完成】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/06/20040609t12022.htm
2004年06月08日火曜日 河北新報
物流ターミナル完成 輸出入拡大に期待 仙台港

 第三セクター「仙台港貿易促進センター」(仙台市宮城野区、千田光之社長)が、仙台港に隣接する宮城野区港1丁目に整備を進めていた「仙台国際貿易港物流ターミナル」が完成、18日に営業を始める。仙台港近辺で初の本格的なコンテナ専用物流施設で、輸出入拡大に期待が集まっている。

 物流ターミナルは鉄筋一部2階の倉庫で、延べ床面積は約1万2000平方メートル。5区画に分かれ、入居企業の事務所も備えている。仙台港で降ろしたコンテナの荷さばきや一時保管などを行う。

 旧通産省が導入したFAZ(輸入促進)事業の一環で建設され、仙台港国際ビジネスセンター(アクセル)とともに国際貿易促進の中核になる。国はFAZ事業の見直しを進めており、全国指定22地域のFAZ関連施設建設はこれで最後となる。

 仙台港貿易促進センターは、財政難などで事業費約30億円の当初計画を約8億円に圧縮し、昨年10月に着工した。事業費は県と仙台市などの負担金や産業基盤整備基金からの出資金を充てた。

 地元の運送会社など6社で使用することが決まり、入居率100%でオープンを迎える。貿易促進センターは、物流ターミナルの運営で出る利益で、アクセル運営の赤字を補てんする考え。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は年々増加しており、昨年は約8万1000TEU(1TEUは20フィートコンテナ1本分)と、前年より12%増えた。一方で、仙台港のコンテナターミナル近辺には本格的な国際貿易に対応できるコンテナ専用の物流施設はなく、各企業の自前施設や離れた場所にある施設で対応していた。

75とはずがたり:2004/07/23(金) 15:54
中身が重要。インフラ・電子書類化・24時間営業・入港料引き下げ等が課題となる。
関門福岡港の指定はいつになるのかな?

阪神港など正式指定 スーパー中枢港湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000027-san-pol

 石原伸晃国土交通大臣は二十三日、国際競争力のあるコンテナ港を国が整備する「スーパー中枢港湾」として、大阪・神戸の阪神港、東京・横浜の京浜港、名古屋・四日市の伊勢湾の三港湾を正式に指定し、指定書を交付した。
 これにより、来年度から具体的な重点予算が配分されることになるが、その中身についてはこの夏の概算要求で議論されることになる。(産経新聞)
[7月23日15時29分更新]

76荷主研究者:2004/08/10(火) 02:27

【福山港国際貨物ターミナル】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04061732.html
福山港国際貨物ターミナル 埋め立て急ピッチ '04/6/17 中国新聞

 福山港箕沖地区(福山市)の多目的国際コンテナターミナルの建設工事が、二〇〇五年三月の供用開始に向け、急ピッチで進んでいる。アジアを中心に急増する広島県東部の海上貨物の輸出入に対応し、国土交通省と県が〇一年秋から整備している。

 ターミナルの岸壁(バース)は水深十メートル、長さ百七十メートル。一万トン級の貨物船が接岸でき、福山港の公共岸壁としては最大規模となる。現在、沖合六十メートルまでの埋め立てとしゅんせつ工事を進めている。

 今後、コンテナヤード約六・三ヘクタールを整備し、税関業務などに当たる荷さばき事務所や薫蒸施設に加え、高さ四十五メートルのガントリークレーン一基を設ける。総事業費は百四十四億円を見込む。

 同港には現在、韓国、中国とを結ぶ週九便が就航。コンテナ取扱量(二十フィート換算)は一九九六年の八千個から〇三年は五万八千個に増えた。外国貿易船の入港も二千二百七十隻と十年連続で増え、中国地方では水島、下関港に次いで三位となっている。新国際ターミナルにバースを集約し、輸出入業務を効率化し、利便性アップにつなげる。

 福山商工会議所は十四日、地場企業などと「福山港活用推進委員会」を発足させた。荷主の開拓とともに第二バースの建設を国や県に要望する。

77荷主研究者:2004/08/10(火) 02:39
>>71

【スーパー中枢港湾:博多・北九州港見送り決定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040507/morning_news022.html
2004/05/07 西日本新聞
スーパー中枢港湾 博多・北九州 見送り決定 国交省選定委が評価書

 アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点を目指す「スーパー中枢港湾」の対象港選定で、国土交通省の委託を受けた「スーパー中枢港湾選定委員会」(委員長=水口弘一・中小企業金融公庫総裁、委員十一人)は六日、五地域の候補港湾のうち、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の指定を見送る一方、三大都市圏の港湾指定が妥当する評価書をまとめた。これを受け、国交省が七月をめどに三港湾を正式に指定する。

 指定されるのは、京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)の三港湾。

 京浜、阪神両港はターミナル運営会社の設立手続き、伊勢湾は岸壁延長に関する手続き完了後の指定を求めている。

 博多、北九州両港は、両港の具体的な連携策がなかったことやコンテナ取扱量が三大都市圏の港湾に比べ少ないことが影響した。

 ただ、評価書では「今後五年程度の期間内に、適切な(両港の)機能分担または(単独で)年間百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上の取扱量の達成が見込まれることが少なくとも必要」と条件を示して、追加指定に含みを残した。

 同日の委員会では、複数の委員から「今回の博多、北九州両港の見送りはやむを得ないが、東アジアに近い地理的優位性があり、将来性がある。この点を明記すべきだ」などの意見が出た。

■連携と機能分担が足りず

 博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)がスーパー中枢港湾の指定を見送られたのは、国土交通省が求めた近隣港同士の連携、機能分担が不足していたためだ。

 国交省が「連携」にこだわった背景には、日本の港湾の国際的な地位低下がある。二〇〇二年のコンテナ取扱量は香港がトップ。シンガポール、韓国・釜山、台湾・高雄などアジアの港が上位六位を占めている。一方、一九八〇年に世界四位だった神戸は〇二年には二十七位、〇二年に国内トップの東京でも世界では十八位にとどまる。

 このため、同省は、国際競争力の向上とハブ機能の回復には、単独よりも地域の拠点港同士の連携が必要と判断した。

 指定を受ける三大都市圏の港湾は四日市港を除き、コンテナ取扱量実績が指定条件となる基準をクリアしているほか、隣接港同士で入港料の低減策や物流情報の共有化、港間の輸送の効率化などの連携策を打ち出し、船会社の負担軽減や利便性向上に取り組むことを強くアピールした。

 同省は「博多、北九州両港は直線距離で六十キロ。連携はできないのか」と、今年に入って、福岡、北九州両市にも連携を求めたが、両市は「それぞれの港で競争すれば、お互いの取扱量が増える」と、最後までスタンスを変えず、国交省の狙いには沿えなかった。

 しかし、北部九州は経済成長が目覚ましい東アジアに近い地理的優位性があり、将来性も秘めている。六日の選定委員会でも「国策として、どちらか指定できないか」との声も出た。それが五年間の追加指定期間にもつながっただけに、両市は本格的な連携策づくりを急ぐ必要がある。

 (東京報道部・武井良範)

78荷主研究者:2004/08/10(火) 02:40

【博多港と高速貨物4航路連携】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040512/fukuoka.html#003
2004/05/12 西日本新聞
博多港と高速貨物4航路連携 物流拠点化促進へ 低コスト、時間短縮も

 博多港を基点に、中国・上海、韓国・釜山、東京、沖縄の各港まで結ぶ四つの定期高速貨物航路を運営する民間運航会社が連携し、五月から「国内外一貫輸送サービス」に乗り出した。船の発着時間を合わせたり、同種のコンテナを相互運用するなどして輸送の低コスト化、時間短縮につなげる取り組み。博多港は、国際拠点港を育成する国土交通省の「スーパー中枢港湾」指定から外れる見通しとなったが、福岡市は「連携サービスで博多港の物流拠点化を促進できる。中国、韓国とのコンテナ取扱量を増やしたい」と期待している。

 定期高速貨物航路は、コンテナを積んだトラックを車体ごと輸送でき、コンテナ船より速い「RORO船」を使う。連携サービスにより、これまでは、荷主が各航路の運航会社との間でそれぞれ必要だった荷役手続きも省略でき、輸送期間は平均一―二日、短縮できるという。加えて、四航路のうち、現在週三便の博多―釜山の「カメリアライン」は今年七月五日から週六便に。昨年十一月に日中間で初めて週二便の運航が始まった博多―上海も、毎日運航を目指している。

 白石俊彦・日本通運福岡海運統括支店長は「博多は陸路、空路も含め、九州の国内交通の要衝。利便性を“結合”し、福岡ならではのサービスが提供できる」と話す。

 博多港の国際コンテナ貨物取扱量は二〇〇三年度実績で、約五十七万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)。スーパー中枢港湾の指定が確実となった三大都市圏の港湾は、年間百万TEU以上を達成しており、山崎広太郎市長は「時間をかけてコンテナ取扱量を増やし、北九州との連携も図り、スーパー中枢港湾の二次指定を目指したい」と話している。

79荷主研究者:2004/08/10(火) 02:46

【北九州港:03年のコンテナ取扱量】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040527/morning_news025.html
2004/05/27 西日本新聞
北九州港 コンテナ数12%増 実質過去最高 車の部品輸出好調

 北九州市は二十六日、二〇〇三年の北九州港のコンテナ取り扱い個数が、確定値で四十四万三千九百TEU(二十フィートコンテナ換算)と前年比で約12%増えたと発表した。阪神淡路大震災で一時的に増えた一九九五年に次ぐ量で、「実質的には過去最高」としている。

 全体の87%が国際コンテナで、中国が約四割を占め、以下は台湾、韓国、香港の順。品種別では自動車部品の輸出が三倍に増えたほか、化学薬品、産業機械、鋼材などの輸出も伸びた。同市は「自動車の生産拠点がアジア各国に移り、とくに台湾やフィリピン向けが伸びた」と分析。来年春には大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」が供用開始予定で、同市は既存港と併せて百万TEUを目指している。

 また、北九州港の入港船舶数は国内、国外合わせて七万九百六十隻(九千九百五十万トン)で、このうち国内船舶の総トン数五千八百四万トンは過去最高となった。フェリー輸送の貨物量も三千八百五万トンと前年比4%増で過去二番目を記録した。

80荷主研究者:2004/08/10(火) 02:55

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040615&j=0024&k=200406157942
2004/06/15 07:16 北海道新聞
東日本フェリー再建 鈴与、陸運2社に出資 計数千万円 早期策定目指す

 総合物流会社の鈴与(すずよ)(静岡市)は十四日、会社更生手続き中の東日本フェリーグループ五社のうち、陸運事業の二社に出資する方針を固めた。東日本フェリーグループは、常石造船グループ(広島県沼隈町)の二社が東日本フェリーなどの海運事業を、鈴与が陸運事業を担う形で再建を目指す。

 鈴与が出資するのは東日本海陸輸送(渡島管内上磯町)と東日本輸送(室蘭)。ともに東日本フェリーの全額出資子会社で、同社のフェリーを使ってトラック輸送を行っている。資本金はともに五千万円で、二○○三年三月期の売上高は東日本海陸輸送が約四十二億円、東日本輸送が約三十七億円。現在の従業員は東日本海陸輸送が約百七十人、東日本輸送が約八十人。鈴与は、すでに立石義郎取締役を東日本フェリーグループの管財人に派遣。陸運二社の更生計画案策定にかかわっており、二社の全額減資後に、合わせて数千万円を出資する見通しだ。

 陸運二社は当初、常石造船グループが単独で支援する予定だったが、同グループが海運・造船主体のため、オーナー同士の親交が深い鈴与に出資・支援を持ちかけた。常石も二社に出資する予定だが、事業再建は鈴与が担い、立石氏は「東日本フェリーグループ支援はわれわれの陸運ネットワーク強化にもつながる。雇用を守り、早期に更生計画を策定したい」と話している。

 東日本フェリーグループ五社は、昨年六月に東京地裁に会社更生法適用を申請。しかし、計画策定作業の遅れから、今年五月末の予定だった提出を三カ月延長した。

81荷主研究者:2004/08/10(火) 03:13

【仙台港:コンテナ取扱量04年見通し】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2004/07/20040708t12011.htm
2004年07月08日木曜日 河北新報
コンテナ取扱量21%増 仙台港・04年見通し

 2004年の仙台港のコンテナ貨物の取扱量が前年より2割以上増え、20フィートコンテナ換算で10万個に迫る見通しであることが7日までに、宮城県港湾課の試算(速報値)で分かった。コンテナ船の就航と港湾施設の整備により、貨物取扱量は増え続け、同港が10年間で国内有数の貿易港に急成長したことが裏付けられた。

 04年1―5月の貨物取扱量は3万8788個で、前年同期に比べ21.7%の増加となった。内訳は輸出が1万9667個、輸入が1万9121個だった。実際に荷物を積む見込みがある空コンテナ取扱量も前年比16.6%増の5万4973個となっていることから、県は2割前後の増加が続くと判断。04年の年間取扱量を9万9000個と試算した。

 増加した要因は「中国から、東北向けの水産物加工品の輸入が急増しているため」(県港湾課)とみられる。中国の経済成長と国内の景気回復の状況によっては、取扱量が初の10万個を超える可能性もあるという。

 仙台港は1995年、外国貿易のコンテナ船が就航して貨物取扱量が増え、クレーンなどの施設整備も進んだ。就航前の94年の取扱量は4678個となっており、およそ10年間で20倍以上増えた。

 横浜や神戸など首都圏や関西の5大港を除き、10万個以上のコンテナを扱っているのは、苫小牧や広島など7―8カ所に限られている。仙台港の取扱量は02年、全国で15位だったが、04年は順位を上げることが確実となっている。

82荷主研究者:2004/09/20(月) 22:31

【伏木海陸運送:日韓航路で貨物取扱代行】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20040821/ftu_____thk_____007.shtml
2004.08.21 中日新聞
日韓航路で貨物取扱代行 伏木海陸運送

 伏木海陸運送(富山県高岡市)は9月中旬ごろから、日本郵船(東京都)の子会社・東京船舶(同)が日本海側で新規開設する日韓航路に関し、富山新港での貨物取扱代理店業務を始める。韓国・釜山港で日本郵船が全世界に展開している航路と接続するため、富山新港から世界中へのコンテナ輸送が可能となる。

 新規航路は、富山新港、秋田、直江津、新潟、苫小牧、釧路と釜山を2隻で結ぶ週1便。釜山港を水曜日に出港した船が土曜日に富山新港に入出港し、月曜日に釜山港へ入る。船はパナマ船籍のフルコンテナ船「ACX HOKUTO」(3994トン)が就航。富山新港では年間4000ほどのコンテナ取り扱いを見込む。日本海側に拠点ができることでコスト軽減や輸送期間の短縮、安定した納期などのサービスが期待される。

 東京船舶は、秋田、苫小牧、釜山を結ぶ航路の試験運行を経て、今回の開設につなげた。富山新港で運行しているコンテナ船は主にアジア、ロシア向けに限られており、東京船舶の参入により、荷主の多様なニーズに対応できるとしている。

83荷主研究者:2004/09/20(月) 22:38

【宮古港:ポートセールス活発化】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/08/20040831t32010.htm
2004年08月30日月曜日 河北新報
コンテナ航路売り込め 利用促進協がPR攻勢 宮古港

 岩手県内で唯一、定期コンテナ航路がある宮古港(宮古市)のポートセールスの取り組みが、活発化してきた。ここ数年ジリ貧気味の取扱量を挽回(ばんかい)しようと、官民でつくる宮古港利用促進協議会(会長・熊坂義裕宮古市長)が攻勢を掛ける。狙いは経済発展が目覚ましい中国との貿易。県内業者に市の補助金制度の浸透を図るほか、9月からは盛岡にアドバイザーを駐在させる予定で、売り込みに懸命だ。(釜石支局・中村紳哉)

<費用の一部補助>

 宮古港は、1998年に外貿コンテナフィーダー定期航路が開設されたが、取扱量は20フィートコンテナで816本だった2000年の実績を最高に減少している。週1回の寄港で使い勝手がいまひとつなことや、内陸からの道路事情の悪さが要因とみられてきた。

 宮古市は昨年、コンテナ航路の利用企業に費用の一部を補助する制度を創設し、対策を打った。特に、経済成長が著しい中国との貿易を重視。40フィートコンテナ1本当たり最大6万円(中国以外は最大2万円)を負担する異例の支援内容だ。

 この制度を活用し今年7月、中国への初輸出を試みたのが、コンクリート製品の製造販売を手掛けるセイナン工業(盛岡市)。パームロックと呼ばれるヤシ繊維入りのコンクリートブロックを40フィートコンテナで10本分(約240トン)輸出し、話題を呼んだ。

 中国は今、高速道路の建設ラッシュ。パームロックは道路ののり面に使われ、需要は増すばかりだという。

 同社新製品開発部の江東(ジャン・ドン)部長は「宮古港を使えば盛岡からの陸送距離は他の積み出し港に比べ短く、輸送コストが軽減した」と話す。今後は現地生産に切り替える方針だが、国内で使うパームロックの原材料は、宮古港からの輸入を検討する。

<千載一遇の好機>

 中国貿易を進める業者にとっては、宮古港に中国最大の海運会社「中国遠洋運輸公司」のコンテナヤードがあることも好条件だ。中国相手の輸出入なら、同社と契約することで料金精算面など荷主のメリットが高まる。

 中国から材料を輸入している建材加工業カリヤ(岩手県新里村)の間木幸一工場長は「ヤードに貨物を保管してもらえるので、取引上も融通が利く」と利点を強調する。

 宮古港の貨物取扱窓口となっている宮古海運(宮古市)の小沢悌常務も「中国との取引では、宮古港を使うメリットは多い」と言い切る。

 利用促進協は、今が宮古港の存在感を示す千載一遇の好機ととらえ、9月から盛岡市にポートセールス・アドバイザー4人を常駐させる計画だ。運輸業界OBらが、盛岡地区の企業に対し宮古港の定期コンテナ航路利用を積極的に売り込む。

<特区申請も検討>

 さらに促進協は、税関が貨物を保管し通関手続きを行う保税蔵置場の設置要件について、「税関から25キロ以内」の現行基準を「100キロ以内」に拡大させる特区構想の申請も検討している。

 実現すれば、煩雑な通関業務を盛岡など内陸の遠隔地で済ませることが可能になり、利便性が一気に高まるという。

 熊坂市長は「宮古港は盛岡の外港としての役割を担える。コンテナ路線を持つ優位性を強くアピールしていきたい」と意気込む。

[外貿コンテナフィーダー定期航路]輸出入貨物の国内中継輸送を行う。宮古港寄港の航路は横浜港ターミナルが運航。仙台塩釜港や八戸港、苫小牧港のほか、横浜港をハブ港とし世界の港と結ばれている。

84荷主研究者:2004/09/21(火) 00:02

!! 
>ホクレンの飼料コンビナート建設断念

【十勝港13メートル岸壁に貨物船初入港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040904&j=0024&k=200409046671
2004/09/04 07:44 北海道新聞
十勝港水深13メートル岸壁に豪貨物船初入港

 【広尾】十勝管内広尾町の十勝港第四埠頭(ふとう)に水深一三メートル岸壁(延長二百六十メートル)が整備され、オーストラリアから石炭四万トンを積んだ貨物船が三日、初めて接岸した。港内の一部で水深一三メートルが確保されていないため、水深一二メートル岸壁として暫定供用する。

 帯広開建が一九九三年度に着工した多目的国際ターミナル整備で、総事業費は百六十九億円。ホクレンの飼料コンビナート建設断念で二○○○年度に中断していたが、本年度から製糖工場向けの石炭輸入が大幅増となるため事業を再開した。

 大型貨物船が接岸できる深さ(水深一三メートル、一四メートル)の岸壁整備は道内で六港目。帯広開建は「農業王国・十勝が背後にあり、飼料用トウモロコシや化学肥料の流通に貢献すると期待している」と話している。水深一三メートルに向けた航路しゅんせつは未定だが、帯広開建は「利用状況をみて整備の判断をする」としている。

85荷主研究者:2004/10/24(日) 23:00

【博多港、上海と姉妹港に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040825/morning_news011.html
2004/08/25 西日本新聞
博多港、上海と姉妹港に 「西の玄関口」へ弾み

 福岡市は二十四日、博多港と中国・上海港との姉妹港締結を発表し、同港を西日本における対中国貿易の拠点港に育てる方針を表明した。これに対して、中国・大連港との姉妹港関係を生かして対中取引では一歩先んじているライバルの北九州市も、北九州港の機能拡充に積極的に取り組んでおり、発展を続ける中国経済をにらんだ両港の競争は今後、激しさを増しそうだ。(地域報道センター・川原隆洋)

■北九州との競争激化も 発展向け、連携が不可欠

■10年で17倍

 門司税関によると、九州七県に沖縄、山口を合わせた九県の対中国貿易額は、二〇〇三年には約一兆千三十五億円に上り、九四年の約二・七倍に膨らんだ。九州にとって中国は、米国や韓国と並んで有力な貿易相手国となっている。

 その傾向はとくに博多港で顕著。〇三年の中国貨物のコンテナ取扱量は、約十万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)で、九四年の約十七倍に急増。上海港との貿易は全体の約三割を占めた。それでも中国の日本向け貨物は横浜、神戸両港が大半を取り扱っているのが実情。福岡市市港湾局は「上海と北部九州の距離は約千キロで、横浜までの約半分。その地の利を生かし、博多港を日本向け貿易の玄関口に」と意気込む。

 同港と上海港では昨年十一月、日中間で初めて、コンテナを積んだトラックを車体ごと輸送できる「高速RORO船」が就航。同市沖合の人工島(アイランドシティ)での大規模な港湾整備も計画している。

■5年後に倍増

 一方、門司、小倉、洞海の三地区の港で構成する北九州港は、八五年に中国の大連港と姉妹港関係を結び、対中国貿易の実績を重ねてきた。〇三年の北九州港の貨物量は約四十四万TEU。うち対中国は約十六万TEUを占め、博多港を上回っている。貨物総量はここ数年増えており、北九州市港湾局は「中国経済の発展が後押ししている」。

 同市若松区には来春、大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」が供用開始を予定。同市は既存港と併せて五年後の百万TEUを見込む。また博多港と同様、国による港のスーパー中枢港湾の指定を目指しており、同市は京浜・阪神両地区に負けない港湾整備を推し進める方針だ。同市港湾局も「そのカギを握るのは中国との貿易推進」とみている。

■合同でセールスも

 中国を中心とするアジア経済圏を見据え、港湾設備の拡充競争を進めると両市だが、同時に両市の港湾関係者は「両港の連携が北部九州の大きな発展につながる」と声をそろえる。両港に下関港を含めた三港は「北部九州の玄関口」を合言葉に、合同で海外や国内の自治体、各国の船会社に対し、貨物誘致を目指した「ポートセールス」に近く着手する。さらに、天災や事故など緊急時の相互支援体制づくりに向けた協議も始める予定だ。

 アジアに近い地域特性を武器に港湾整備の強化にしのぎを削りつつ、中国の主要港とのネットワーク強化や新航路開拓などで両港が連携を進めるなど、バランスのとれた競争と協調が「アジアの玄関口」の実現には欠かせない。

86荷主研究者:2004/10/24(日) 23:01

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040825/miyazaki.html#002
2004/08/25 西日本新聞
関西2航路を営業譲渡 マリンエキスプレス 京浜航路に専念

 マリンエキスプレス(宮崎市、黒木政典社長)は二十四日、運航する三航路のうち関西方面二航路を宮崎カーフェリー(宮崎市)に営業譲渡することを明らかにした。十月一日に譲渡する予定で、二十三日、九州運輸局に認可申請した。二社体制で経営を効率化し、京浜航路(宮崎、日向―川崎)を含め、本県の海上輸送機能を維持するのが狙いという。

 宮崎カーフェリーは今年四月、黒木社長らが営業譲渡の受け皿として設立した会社で、大阪航路(宮崎―大阪)と貝塚航路(宮崎―大阪・貝塚)を譲り受ける。京浜航路は引き続きマリンエキスプレスが運航する。

 マリンエキスプレスによると、三十年以上続く京浜航路は、本県の農畜産物を安価で首都圏に運ぶ動脈だが、旅客、車両とも大阪航路より利用が少なく経営を圧迫。赤字が続いている。このため、黒字の大阪航路と今年三月に開設した貝塚航路のほか、大部分の従業員も新会社に移し、大幅なコスト削減を図る。

87荷主研究者:2004/10/24(日) 23:24

【新日本海フェリー:小樽〜敦賀を臨時運航】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040925&j=0040&k=200409259521
2004/09/25 14:23 北海道新聞
小樽−敦賀を臨時運航 新日本海フェリー 11月までに7往復

 新日本海フェリーは、二年前に休止した小樽−敦賀(福井県)航路で、九月から臨時運航を始めた。小樽−舞鶴(京都府)航路に七月から就航している国内最速の新造フェリーを投入して、九−十一月に七往復を運航する。同社は「苫小牧−敦賀航路の運休日を補うための実験的な措置」としている。

 敦賀航路は小樽−敦賀を片道二十一時間で結び、週六往復運航されていたが、二○○二年九月に道内寄港地を苫小牧港に変更する形で事実上、廃止された。これに伴い、小樽港の年間貨物取扱量が四割近く減るなど、大きな影響が出ている。

 同社は苫小牧−敦賀航路に月二回の運休日を設定している。だが、敦賀側の利用者から「間隔をなくしてほしい」との要望が強いことから、同航路の運休日に小樽−敦賀航路を臨時運航することにした。小樽−舞鶴航路の本州の発着地を敦賀に振り替える形で運航するため、臨時運航日には舞鶴発着は、運休となる。初便は十九日に小樽を出発し、二十一日夜に戻った。

 小樽の関係者からは「敦賀航路の運航は感慨深いが、高速化され貨物を伸ばす舞鶴航路への影響が心配」と複雑な反応も。初便は通常の舞鶴便とほぼ同程度の貨物を集荷した。新日本海フェリーは「舞鶴航路の利用客も敦賀発着であれば利用できるのでは。十一月まで実験運航し、今後も続けるか判断したい」としている。(西山由佳子)

88荷主研究者:2004/10/24(日) 23:35

【十勝港石炭ヤード:鉄鋼スラグで地盤改良】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20041001&j=0024&k=200410012717
2004/10/01 08:03 北海道新聞
十勝港石炭ヤード4万平方メートル試算8000万円が… 地盤改良、鉄鋼スラグで240万円

 【広尾】十勝管内広尾町の十勝港第四埠頭(ふとう)で三十日、地盤改良材に鉄鋼スラグを使った石炭ヤード(約四万平方メートル)が完成した。鉄鋼スラグはJFEスチール(東京)製で十二万トン使用。道によると、鉄鋼スラグの使用量は道内最大規模。

 砂地を埋め立てた同港は、大地震での液状化現象を防ぐため地盤改良材を入れる必要がある。町は当初、セメントによる地盤改良を約八千万円と試算していた。しかし、JFEスチールが、セメントに劣らぬ強度を持つ鉄鋼スラグを破格の約二百四十万円で提供。財政難の同町にとって大きな経費節減となった。

 鉄鋼スラグは鉄鋼の製造過程で発生する副産物で、路盤材などとして使われている。販売価格は通常一トン当たり千円を超え、今回の場合、一億二千万円程度になる計算だが、同社は「十勝沖地震の復興支援の意味もあり安くした」と話す。同社としては道内初の使用実績となり、PR効果も狙っている。

89荷主研究者:2004/10/24(日) 23:36

【小樽港の将来像策定】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20041008&j=0040&k=200410086829
2004/10/08 14:18 北海道新聞
小樽港の将来像策定へ 官民一体の懇談会で議論 観光対策も検討課題に

 小樽市は、地盤低下にあえぐ小樽港の将来ビジョンを港湾業界と一体となって考える懇談会を十三日に立ち上げる。市が民間とともに港のあり方を継続的に議論する場を設けるのは初めて。フェリー航路の減便や飼料工場の減少など厳しさが増す中、海外との定期航路の活用や観光との連携の道を探りながら来夏をめどに将来像をまとめる方針だ。

 小樽港は戦前、旧ソ連や欧州などとの貿易で繁栄したが、苫小牧港へのシフトや市も管理に加わる石狩湾新港の整備もあって衰退が続く。特に、近年は中国コンテナ航路やロシアとのフェリー航路が開設される一方、新日本海フェリーの敦賀航路休止、日本農産工業の撤退、コンテナ貨物への対応の遅れによる主要輸入品の羊肉やバナナの荷揚げ激減など、かつてない厳しい状況にある。

 市は港を活動の場としている港湾関連業者とともに港の現状や問題点を議論する場を設け、新たな活用策を含む将来ビジョンをまとめることにした。

 懇談会は山田勝麿市長や小樽商工会議所、港湾業界、倉庫・運送業界の代表者らで構成するが、各業界の実務者による研究会(座長・山田厚港湾部長)をまず十三日に発足させ、具体的な課題を洗い出す。サハリンプロジェクトへの取り組みや、石狩湾新港も含めた機能や管理体制の見直し、観光対策も検討課題となりそうだ。

 策定される将来ビジョンは、次期の市総合計画の基礎としても活用する考え。市港湾部は「従来の考えに固執せず、業界とざっくばらんに話し合いたい。将来像の策定は来夏がめどだが、急を要する課題が浮かび上がれば、先行して取り組む」としている。(西山由佳子)

90荷主研究者:2004/10/25(月) 00:04

【酒田港リサイクルポート、関連企業の進出相次ぐ】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/10/20041019t52012.htm
2004年10月18日月曜日 河北新報
酒田港リサイクルポート 関連企業の進出相次ぐ

 2003年4月にリサイクルポートに指定された酒田港(山形県)の後背地で、リサイクル関連産業の進出が相次いでいる。この1年半で7社が進出するか、進出を決めており、これを追い風に古紙をはじめリサイクル関連貨物の輸出が増加。新規雇用などの波及効果にも期待が高まっている。

 酒田市によると、進出したリサイクル関連企業は風力発電、古紙・廃プラスチック処理、汚泥処理、パチンコ台解体などを手掛ける6社で、既に稼働している。

 このうち、東北電力は稼働中のポリ塩化ビフェニール(PCB)保管施設に加え、1日には処理施設「酒田リサイクルセンター」を着工、07年度中の操業を目指している。来春には弘前市の自動車解体業「青南商事」が操業を始める予定。

 指定を機に、新たな企業間取引も生まれている。酒田市の廃棄物処理業「メックカガヤ」が、従来は焼却処分していた建築廃材を新潟のセメントメーカーに船で運び、燃料に再利用する事業を始めた。

 進出ラッシュもあって、酒田港の2003年の貨物取扱量は前年比21%増の409万トンと、初めて400万トンを超えた。今年も好調は続き、特に古紙やレジン(廃プラスチックなどの再生樹脂)は韓国・釜山との定期コンテナ航路を通じ、中国への輸出が順調に伸びている。

 酒田市商工港湾課は「これまで進出しにくかったリサイクル関連の企業集積が進み、新たな連携も生まれている。地元に対する発注や雇用も増え、来年にかけて、さらに100人規模の新規雇用も見込める」としている。

91とはずがたり:2004/10/31(日) 00:40
定期コンテナ船、唐津−釜山航路廃止へ 10月22日
http://www.saga-s.co.jp/kizi1.asp?ID=20041022&COL=4

 唐津港初の海外定期貨物航路として開設された韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が、二十八日で廃止される。原油価格高騰や船チャーター料値上げで採算がとれなくなったとして、韓国船社の南星海運(本社・ソウル市)が運航取りやめを決めた。

 唐津−釜山航路は、唐津港発の海外定期貨物航路として、二〇〇二年五月に開設。当初は二〇〇〇トンクラスのコンテナ船で釜山−唐津−岩国間を週一便、現在は四〇〇〇トンクラスで釜山−唐津−細島(宮崎)−油津(同)−大分間を運航している。

 荷役業務は唐津市の松浦通運と唐津港運輸が受け持ち、〇二年(五−十二月)で二十フイートコンテナで三百七十個、〇三年は二千三百九十七個の取扱量があった。〇四年(一−九月)は、伊万里港−大連港間と伊万里港−上海港間の定期航路開設の影響もあり、千二百三十六個だった。

 南星海運は九月、原油価格の高騰で燃料費がかさみ、船のチャーター料の値上げ要請により、積載能力限界の三百四十二個で運航しても採算ラインを下回るとして、航路廃止を申し入れていた。

 唐津商工会館で二十一日にあった唐津港利用促進協議会物流部会では、廃止の報告を受け対策を協議。関係団体が連携し、県への支援要請も含め新たな航路誘致や荷主の維持・開拓を目指す方針が出された。

 坂井俊之唐津市長は「航路廃止は残念な結果。唐津港振興にも大きな影響が出る。関係者とともに中国や韓国へセールスを進めたい」と話した。

92とはずがたり:2004/12/08(水) 19:49
比と県内業者合弁1社が応募 那覇港国際コンテナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000018-ryu-oki

 那覇港管理組合(管理者・稲嶺恵一知事)は8日、那覇港国際コンテナターミナル運営事業の国際公募で、フィリピンの港湾運営会社と県内港運業者6社でつくる合弁企業1社の応募があったことを正式に発表した。
 合弁企業は「那覇国際コンテンターミナル株式会社」。マニラに本社を置くインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス(ICTS)社を中核企業とし、沖縄港運、オゥ・ティ・ケイ、産業港運、第一港運、海邦港運、大共港運の地元6社で構成する。出資比率はICTS社が6割、地元6社が4割。
 公共港湾施設を民間企業に長期貸し付けることを認めた構造改革特区法に基づいて実施された国際公募で、合弁企業から提出された「特定ふ頭運営効率化推進事業認定申請書」の公告・縦覧を、那覇市通堂の同管理組合で9日から16日まで実施する。
(琉球新報) - 12月8日14時33分更新

94荷主研究者:2004/12/26(日) 23:13

【清水港が13年ぶり新規北米航路】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20041025/ftu_____thk_____003.shtml
2004.10.25 中日新聞
清水港が13年ぶり新規北米航路 来月3日に第1船入港 二輪車など輸出

 総合物流のアオキトランス(静岡市)とマースクシーランド社(米カリフォルニア州)の合弁会社、清水マースクエージェンシー(静岡市)が、清水港から米ロサンゼルス、オークランドに向かう新規北米コンテナ航路を開設した。十一月三日に第一船が入港する。新規北米航路の開設は十三年ぶり。

 「マースクピッツバーグ号」(二九、三八三トン)など五隻による運航態勢を取る。主な寄港地は、往路が清水−ロサンゼルス−オークランド、復路が寧波(中国)−上海(同)−清水。週一便の運航を予定している。

 取り扱うのは、北米向け輸出がモーターサイクルなど県内製品。復路で上海などに寄港することから、中国の雑貨品などの輸入にも対応する。

 地元荷主からの直接寄港の要望に応え、これまで横浜で積み替えていた貨物を、北米西海岸向けにノンストップで運航することで、コスト低減などにつながるサービスの提供を図る。

 マースクシーランド社はロサンゼルス港で世界的規模のターミナルを自社運営している。

96荷主研究者:2004/12/26(日) 23:32

【小樽港:中国定期コンテナ航路取扱量大幅増加】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20041118&j=0040&k=200411188560
2004/11/18 14:19 北海道新聞
中国定期コンテナ航路1−10月 取扱量が前年比1.7倍に 小樽港

 中国−小樽の定期コンテナ航路が好調だ。小樽港での二○○四年のコンテナ取扱量は、前年同期の一・七倍のペースで、年間六千個を突破する勢い。港がすいていて到着遅れがほとんどない小樽港の利便性の高さが関係者に浸透したほか、市の設備投資で作業効率が上がったことも、評価を高めている要因のようだ。

 広島県の神原汽船が、道内寄港地を○二年九月に苫小牧から小樽に切り替えた航路で、小樽−富山−中国(大連、青島、上海)−鳥取県境港−新潟を二隻で運航している。小樽寄港は毎週水曜。小樽唯一の海外定期コンテナ航路だ。

 市港湾部によると、○四年一月から十月末までの貨物取扱量は、長さ二十フィート(約六メートル)の標準コンテナ換算で、輸出入合計五千百七十一個と前年同期の一・七倍。空コンテナを除いた数値で、実質的な貨物が増えたことを示す。

 内訳は、輸入が三千九百三十個、輸出は一千二百四十一個と、いずれも伸びた。輸入は、墓石などの石材、建築資材、量販店向けの雑貨が増え、輸出は秋サケが好調。秋サケは、中国やヨーロッパで消費するほか、中国で一次処理し、日本の水産加工会社向けに再輸出されるという。

 今年のコンテナ取扱量は、○三年の年間実績四千二百九十六個を既に抜き、一便当たり平均百二十個に及ぶ。神原汽船が週二便化の条件とする「一便当たり百−百二十個」を達成、市は二便化を期待する。まだ具体化していないのは、最近の燃料代の高騰などの課題があるためとみられる。

 市は昨年十一月、移動式の大型クレーンを同航路のコンテナ船が接岸する港町岸壁に六億円で導入。それまで使っていた船の搭載クレーンより積み降ろしの能率が上がった。昼すぎに入港すれば同日中に作業が終わる。接岸待ちの混雑もなく、遅れはほとんどない。

 神原汽船代理店の郵船海陸運輸(小樽)の炭谷和男物流本部長は「中国貿易の拡大に加え、道内他港から移ってきた貨物もある」とする。市港湾部は「小樽港の使いやすさをさらにPRしたい」と話している。(津野慶)

97荷主研究者:2004/12/26(日) 23:58

【広別航路、運休へ】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04120734.html
'04/12/7 中国新聞
広別航路、半世紀の歴史に幕 「ソレイユ」運休へ

 燃料高騰が直撃 来年2月から

 呉、広島、柳井市と大分県別府市を結ぶ高速船「ソレイユ」(定員三百人、二九八トン)が来年一月末で運航を休止することが六日、分かった。フェリーに代わる広別航路として三年前に就航したが、燃料高騰の「高波」に見舞われた。二年間の空白期を除いて半世紀、フェリーと高速船でつないだ西瀬戸内海の代表的な航路が、消えることになる。

 運航するソレイユエクスプレス(呉市)が三日、中国運輸局に二月一日からの休止届を提出した。同社によると、全体経費の35%を占める燃料の軽油価格が高騰。今月は計画より十七円高い四十七円と値上がりし経営を圧迫。さらに台風による欠航で夏期の収益が伸び悩み、休止を決めた。

 一日一往復する同航路は、二〇〇一年七月に開設。翌年三月には柳井を経由するようになった。年間利用者は〇二年が約五万二千人、〇三年が約五万五千人(いずれも六月期)と目標の六万人を下回った。〇四年にはパック旅行の運賃を引き下げるなどして約七万二千人と増加したが、原油高騰の直撃を受ける形での休止となった。

 広島県観光振興室は「魅力のある航路なだけに早期の復活を運航会社に働き掛けたい」と落胆。別府市観光課も「せっかく復活した広別航路が再びなくなるとは。支援策などを検討したい」としている。

 同社の倉田信義執行役員は「今後は親会社の瀬戸内海汽船グループなどと協力し、再開の道を探りたい」と話している。

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広別航路 1953年に広別汽船が、広島港と別府港を結ぶ航路として開設。大型フェリーが就航し、ピークの89年には年間約14万人(車両約2万台)を運んだ。しかし、観光の多様化などの影響で利用者が減少し、99年に廃止された。別府市などからの復活を望む声に2001年、ソレイユエクスプレスが高速船1隻を使って再開させていた。

98とはずがたり:2005/02/04(金) 16:53:28
物流2社進出決まる 福山の箕沖産業団地'05/2/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020437.html

 ■第1号 分譲率早くも88%

 広島県が整備を進める福山市の箕沖産業団地への進出第一号の企業が決まったことが三日、分かった。港湾物流業の二社で、倉庫などを整備する計画でいる。三月に供用開始する福山港国際コンテナターミナルに隣接する立地条件をにらんだ進出で、分譲率は九割近くに達することになった。

 進出を決めたのは、福山市沼隈町の神原汽船(佐竹弘造社長)と神戸市中央区の上組(久保昌三社長)。それぞれ、国際コンテナターミナルで扱う貨物の倉庫や荷さばき場、コンテナ置き場などを建設する予定にしている。

 団地は県が一月十一〜二十四日、六区画計八・八ヘクタールを公募方式で分譲。神原汽船が三区画五・七ヘクタール、上組が二区画二・一ヘクタールの購入を申し込んだ。分譲率は約88%に達し、残りは一ヘクタールとなった。二社合わせた譲渡価格は十八億四千九百万円。三月中旬の団地造成が終わった後、県は両社と正式に契約を結ぶ。

 県企業局の産業団地で、一回目の分譲で八割の分譲率に達するのは異例という。経営企画室は「コンテナターミナルの供用開始を控え、福山港の潜在力を高く評価してもらった」としている。

 県は、一万トン級の船が接岸できる福山港の国際コンテナターミナルの係船料を神戸港(神戸市)の半額以下にするなど、施設使用料を全国で最も安い水準に設定。隣接する箕沖産業団地への物流関連企業の立地と合わせ、国内外に向けた備後地域の物流拠点性を高める方針だ。

99とはずがたり:2005/02/12(土) 11:35:47
【港町―行政都市特集(日本海沿岸)】

伏見―京
大坂(石山・浪速)

大輪田泊―福原

飾磨―姫路<工業整備特別地域>
児島?―岡山
水島―倉敷<新産業都市>

糸崎―三原
防府―山口
赤間関(馬関)―長府?

博多―福岡

仙崎―深川(正明市?)…仙崎海上保安部!
http://homepage1.nifty.com/ttru/misuzu/wave/
長門市は昭和29(1954)年3月31日、大津郡の4つの町村「通村」「仙崎町」「深川町」「俵山村」が合併して誕生しました。

境港―米子・松江<新産業都市>

舞鶴(田辺)
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d34120e0b062da/7d34120e0b062da12.html
■「舞鶴」という地名のはじまり
 明治2年(1869)、版籍奉還の後、太政官より「田辺」は山城や紀伊にもあってまぎらわしいので改名するように命令があり、田辺城の別名であった「舞鶴城」から「舞鶴」という地名がうまれました。

三国―福井
本吉―金沢
輪島
伏木・新湊・岩瀬―富山・高岡
直江津―高田

沼垂―新発田
新潟―長岡
■沼垂…渟足以来の地名沼垂が(語感がださいせいもある?)不当にないがしろにされてる感有り。まぁ近世以降の新参者新潟の不動の地位は衆目の一致するところだが。。長岡藩→新潟・新発田藩→沼垂の関係だったか?

http://www4.airnet.ne.jp/zap/photo/nuttari1.html
広い意味で沼垂というと、だいたい信濃川の南側の河口付近を中心とした港町です。 新潟(新潟島)300年の歴史に対して、沼垂は1400年余りといわれてます。日本書紀孝徳天皇記大化3年に 「越に渟足柵を造り、柵戸(きのへ)を置く」 との記述が「に見られます。柵戸とは屯田兵の事。柵とは木戸のようなもので、そういえば木戸という地名が残っています。
その後、「岩船柵」 「都岐沙羅柵(山形との県境)」っと、 大和朝廷の勢力が東北に伸びて行きます。
かつて、信濃川と阿賀野側は沼垂で合流して日本海にそそいでいました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/新潟明和騒動
新潟明和騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新潟明和騒動とは、1768年(明和5年)越後国新潟町において、町民が藩政に抵抗し、およそ2ヶ月にわたる町民自治を行なった事件。

当時新潟町は長岡藩の支配下にあった。前年からの飢饉に苦しむ長岡藩は1767年(明和4年)新潟町に1,500両の御用金を2年の分納で課した。しかし、飢饉による米の流通の減少から新潟港への入港量が減少しており、新潟町もまた不景気に苦しんでいた。さらに米の高騰もあって、困窮していた新潟町民は2年目の750両を工面できなかった。

町民等は、涌井藤四郎等を中心に、延納の嘆願書を出すべく寺に集まったが、八木屋市兵衛がこれを徒党として密告。代表者の涌井藤四郎は町奉行所に出頭を命じられ、投獄された。これに激昂した町民側は、9月26日の夜12時頃、早鐘を合図に一斉蜂起し、町役人宅や八木屋市兵衛宅、米屋などを打ち壊した。町奉行側は鉄砲隊で攻撃したが、町人側は薪を投げて応戦し、町役人を敗走させた。

事態の沈静化を図った町奉行側は涌井藤四郎を釈放。打ち壊しは翌日も行なわれたが、涌井藤四郎は町奉行所打ち壊しに向かっていた町民等を説得、事態は沈静化した。これにより涌井藤四郎等が藩に代わって町政を掌握し、約2ヶ月にわたる町民自治を行なった。

長岡藩は新潟への派兵を試みたが、町民側は新潟港での藩兵の荷降ろし作業を拒否。町民側の結束に長岡藩も涌井藤四郎を総代として承認せざるを得なかった。長岡藩は町民懐柔の為、米1,000俵の配給を実施。さらに当事者であった町役人等を取り調べる為と称し、町人側の関係者を次々に召喚した。11月22日に長岡藩へ出頭した涌井藤四郎らは、藩側の策略により捕らえられた。

1770年(明和7年)8月25日、涌井藤四郎は一切の責めを負わされ、腹心の須藤佐次兵衛(すどう さじべえ、岩船屋佐次兵衛)とともに市中引き回しの上斬首された。

酒田―鶴岡
土崎―秋田<新産業都市>
能代―桧山
十三湊
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414406/52-53
福島―松前
小樽―札幌⇒石狩―札幌
石狩新港http://www.tokeidai.co.jp/ishikari/

100とはずがたり:2005/02/12(土) 12:55:38
舞鶴(田辺)
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d34120e0b062da/7d34120e0b062da12.html
■「舞鶴」という地名のはじまり
 明治2年(1869)、版籍奉還の後、太政官より「田辺」は山城や紀伊にもあってまぎらわしいので改名するように命令があり、田辺城の別名であった「舞鶴城」から「舞鶴」という地名がうまれました。

■東地域と西地域“それぞれの道”

 江戸時代、舞鶴湾を囲み、田辺藩というひとつの共同体地域として発展してきた舞鶴ですが、軍港設置により東地域と西地域はそれぞれ性格の異なる都市として発達してゆきます。
 東地域は、軍港設置にともない多くの海軍軍人・軍属・海軍工廠工員およびその家族が 移住し、新たな住宅、商店、娯楽機関が必要となったため浜・余部下・余部上を中心に新市街地が造成されました。明治36年(1903)、碁盤目状に区画した浜の市街地は、東西に走る道路に三笠や富士など明治時代の軍艦名がつけられ、ここに全国から商人が集まり、にぎわいました。
 西地域は、商工業を中心とする産業港湾都市としての建設と繁栄を目ざし港の修復を行い、昭和に入り、樺太、朝鮮、大連、天津、北海道間にそれぞれ定期航路を持つ商港となっていきました。

■両舞鶴合併
 東地域の東舞鶴市と西地域の舞鶴市は、それぞれ昭和13年に市制を施行していましたが、戦局が悪化するにつれ、軍港としての戦力増強が急務となり、海軍諸施設が両市にまたがるようになりました。この結果、両市が一体となって大軍港都を建設することを海軍が強く望み、強引に両市の合併を押しすすめ、昭和18年5月27日(海軍記念日)、東舞鶴市と舞鶴市を合併し、人ロ86,051人の「舞鶴市」が誕生したのです。

■舞鶴の戦後

 敗戦により、鎮守府や海軍工廠は解体し多くの人々が生活基盤を失いました。
 昭和25年、市民の努力により、『旧軍港市転換法』が制定されました。この法律は、「旧軍港市を平和産業港湾都市に転換することにより、平和日本実現の理想達成に寄与すること」をその目的にうたい、旧軍用の土地・施設その他の財産は新しい都市計画に活用することを、その内容としています。この法律は、舞鶴の復興に大きな役割を果しました。

東舞鶴→海軍の鎮守府。浜・余部下・余部上を中心に新市街地。市の中心駅:東舞鶴。舞鶴支線・舞鶴港線分岐。市制施行:東舞鶴市
西舞鶴→商港:樺太、朝鮮、大連、天津、北海道間にそれぞれ定期航路。市中心部に田辺の地名。市に中心駅:西舞鶴。宮津線分岐。市制施行:舞鶴市
東西合併→舞鶴市:軍部の強い意向。人口8万。市の中心駅:東舞鶴。市役所も東舞鶴地域に

101荷主研究者:2005/02/20(日) 23:58:39

【北九州市、仁川(韓国)と港湾協定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041102/morning_news027.html
2004/11/02 西日本新聞
北九州市 仁川(韓国)と港湾協定 HCTにらみ 4日調印式

 北九州市若松区で整備が進む大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」(HCT)の二〇〇五年春開港をにらみ、同市が韓国・仁川広域市と、港湾を軸に官民一体となったビジネス連携の強化を目指す「交流協定」を締結することが一日、分かった。両市の港湾は、シンガポールの港湾運営会社「PSA」が中核となっており、同じくPSAが中核となる中国・大連港も含めた「トライアングル・ネットワーク」で、韓国・釜山港に集中する物流の一部取り込みを図る。

 両市は四日、仁川広域市で調印式を行う。五日には協定の第一弾として、PSAも加えた三者で韓国・ソウルで韓国の物流企業を集めた初のポートセミナーも行う。

 協定には、六項目の合意内容を盛り込む。両市には港湾施設のほか、韓国の国際ハブ空港である仁川国際空港と、二〇〇六年三月開港予定の新北九州空港があるため、北九州と仁川、大連を結んだ航路開拓など、航空便も含めた路線誘致で相互協力体制を構築する。

 加えて、両市それぞれを拠点とする物流関連企業が相手側の市に進出する際、行政も積極的に支援する。両港湾の利用を促進するため、入港料や岸壁使用料も減免。日韓双方の物流企業に対するセミナーやフォーラムも共同開催する。

 北九州市はこれまで、大連港や米国・タコマ港など海外の三港湾と友好・姉妹港の関係を結んできた。だが今回は「PSAと両市の行政機関が一体化したビジネス・ベースの協定締結」となり、同市にとって初めての試みとなる。

 北九州市港湾局によると、韓国国内や大連港から北米に向けた貨物はいったん、釜山港で積み替えられている。同港の年間取扱量は〇三年で千万TEU(二〇フィートコンテナ換算)に上る。

 中国経済の成長とともに、中国からの輸出貨物は増大を続けており、同市は今後、大連港とも交流協定の締結を目指し、日中韓の中規模三港湾の連携で、北米向けの貨物の流れを取り込みたい考えだ。

102荷主研究者:2005/02/20(日) 23:59:26
>>101

【北九州市:東アジアへ布石次々】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041103/kitakyu.html
2004/11/03 西日本新聞
東アジアへ布石次々 北九州市、強気の経済戦略

 北九州市は二日、韓国・仁川広域市との港湾協定締結や、日中韓十都市による「東アジア経済交流推進機構」の創設など、東アジアに向けた都市戦略を相次ぎ発表した。東アジアとの連携は同市が目指す「国際物流都市」の成否を握るだけに、これらの枠組みにどう中身を伴わせるかが課題だ。

 二〇〇五年春開港予定のひびきコンテナターミナル(HCT)と仁川港の「交流協定」は、中国・大連港も合わせた三都市のトライアングル・ネットワークで、東アジア地域で圧倒的な貨物取扱量を誇る韓国・釜山港に少しでも対抗していこうというものだ。

 釜山港の年間取扱量は〇三年で千万TEU(二〇フィートコンテナ換算)。これに対し、北九州港は四十三万、仁川港は八十二万、大連港は百六十七万TEUに過ぎない。ただ、釜山港は〇二年の台風被害でふ頭機能の15%を失うなど、釜山一極集中は荷主にとって「リスクが高い」(北九州市港湾局)との指摘もある。

 韓国国内貨物の40%(三百三十万TEU)がソウル・仁川周辺から出ており、陸路釜山に向かった後、船に積み替えられている。「仁川港からHCTへの海上ルートを提示することはリスク回避にもなり、日本向けの貨物も十分取り込める」と同市港湾局は強気だ。

 一方、十都市による経済交流推進機構は、地域版「東アジアFTA(自由貿易協定)」の創設が目玉だ。国レベルのFTA締結が難航するなか、「要するに地域と経済界が動かないと、FTAもダメ。国より先にやりましょうという話で、画期的な取り組み」と末吉興一市長も力を入れる。

 通関手続きの簡素化や港湾使用料の優遇措置で「物流の障害を取り払っていく」としており、十都市間のモノの流れを飛躍的に高めることが期待されている。

103荷主研究者:2005/02/21(月) 00:03:13

【高松港に県内初3万トン級耐震型岸壁】
http://www.shikoku-np.co.jp/news/administration/200412/20041221000120.htm
2004年12月21日 10:47 四国新聞
高松港に県内初3万トン級耐震型岸壁

 二十日内示された二〇〇五年度予算の財務省原案で、高松港に三万トン級の大型貨物船が入港できる岸壁を新設する「多目的国際ターミナル整備事業」が新規採択された。荷さばきスペースの狭さや利用船舶の沖待ち、大規模震災時の緊急物資輸送拠点の未整備など県内港湾施設が抱える課題を解消し、地域経済の活性化や防災機能の向上を担う大型事業がスタートする。事業期間は二〇一〇年度までの六年間。

 計画では、香川県高松市朝日新町のF地区北側の約十六ヘクタールを埋め立て、ふ頭用地約六・七ヘクタールと倉庫や緑地などの港湾関連用地約十ヘクタールを整備。併せて、大型貨物船が入港できる水深十二メートルの岸壁を新設する。新岸壁は東南海・南海地震に備え県内初の耐震強化型とする。総事業費は約八十八億円。

 現在、F地区では一万トン級の岸壁(水深十メートル)二基で木材やコンテナを取り扱っている。需要が順調に伸びており、地元政財界からは能力増強による物流の効率化を求める声が高まっていた。

 〇四年度予算で、事業化認証調査費として約一千万円が盛り込まれたのを受け、四国地方整備局は今年、企業や行政の港湾関係者らでつくる「事業化検証調査検討委員会」を設置。事業の効果について「約三倍の費用対効果がある」とした報告書をまとめ、事業化へ態勢を整えてきた。

 香川県港湾課によると、高松港の〇三年の取り扱い貨物量は、外貿二十八万八千トン、内貿五千六百九十万トン。新ターミナル建設後は、外貿六十万トン、内貿六千七百五十万トンを見込んでいる。

104荷主研究者:2005/02/21(月) 00:06:39

【福山港使用料を格安に】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04122031.html
'04/12/20 中国新聞
福山港使用料を格安に 箕沖産業団地分譲へ

 広島県は、来年三月に完成を予定する福山市の箕沖産業団地の分譲を、年明けから始める。完成と同時期に供用する福山港国際コンテナターミナルの隣接地で、流通関連業者の立地を目指す。全国で最も安い水準に設定した港の施設使用料と関連企業立地を組み合わせ、備後圏域における福山港の物流拠点性を飛躍させたい考えだ。

 分譲するのは、県企業局が国際コンテナターミナルの北西隣に造成を進めている六区画、計八・八ヘクタール。一区画当たりの面積は約一・〇―二・三ヘクタールで、分譲価格は三億一千万〜四億六千万円を予定する。県は流通に直接、間接的にかかわる企業を中心に誘致する。

 福山港国際コンテナターミナルは、一万トン級の船が接岸できる水深十メートルの岸壁を持つ。県は、係船料を一トン当たり十二時間まで四円四銭に設定。神戸港(神戸市)の十円五銭の半額以下、水島港(倉敷市)の六円七十銭の六割で、他の施設使用料も低料金に抑える。近隣に物流関連企業を誘致することで荷主の利便性を高め、港の競争力アップを図る。

 福山港の二〇〇三年のコンテナの取扱量は、二十フィートコンテナ換算で約六万六千個。中国地方では、広島港(広島市南区、十九万八千個)▽水島港(十一万三千個)▽下関港(下関市、七万個)▽徳山下松港(周南市など、六万七千個)―に次いで五番目だった。

 県空港港湾局は、〇九年には福山港の取扱量を水島港とほぼ肩を並べる十万個に増やしたい、とする目標を設定。地元企業が扱う繊維類や生鮮野菜の輸出入を軸に、中国や韓国などアジアに開かれた国際貿易港としての地位確立を狙う。

 箕沖産業団地の分譲は県企業局企業総務室が担当し、公募期間は一月十一〜二十四日とする。

105荷主研究者:2005/02/21(月) 00:07:10

【浜田港:04年度外国貿易船、入港が最多】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04122033.html
'04/12/20 中国新聞
外国貿易船、入港が最多 浜田港

 ■車輸出など好調で254隻

 浜田港に今年入港した外国貿易船が二百五十四隻となり、これまで最多だった一九一二(大正元)年の二百五十二隻を上回った。北朝鮮からの魚介類輸入やロシアへの中古車輸出が好調で押し上げた。韓国との定期コンテナ航路の取り扱い実績もこの日までに八百三十三本となり、二〇〇三年度一年間を上回り、これまでで最多となった。

 十五日までの浜田税関支署のまとめでは、入港船の国別では、最も多いロシアが九十六隻で〇三年実績の八十九隻を七隻上回ったのをはじめ、北朝鮮が六十七隻で同四隻増、五十九隻の韓国が二隻増など。一九一二年の入港隻数に並んだ十三日からの三隻は、いずれも北朝鮮からカニなど魚介類を積んだ船だった。

 浜田税関支署は年内にもう十隻程度の入港を見込んでいる。

 また、〇一年三月に始まった韓国との定期コンテナ航路も好調で、本年度の取り扱い実績は、十五日までに八百三十三本(一航海平均二三・八本)となり、〇三年度実績累計の八百十一本(同一五・九本)を上回って、これまでで最多となった。

 一八九六(明治二十九)年、開港外貿易港に指定された浜田港は、明治から大正にかけて主に、朝鮮半島、ロシアとの対岸貿易で木材、木炭、陶磁器、瓦などを輸出、豆類や乾魚肥料などを輸入してにぎわっていた、という。

106とはずがたり(1/2):2005/02/23(水) 20:18:57

ポイント
>敦賀港からは中国へ週一便、韓国へ週三便の定期コンテナ船が就航。このうち、韓国・釜山港航路の一便が、今月から韓国・蔚山、中国の天津、青島にも寄港し輸送時間短縮を図った。
 航路充実に伴いコンテナ貨物の取扱量でも一九九九年の約十五万トンが○二年は約三十万トンに倍増した。利用企業数は○一年の二百四十社から○三年は三百五十二社に増加した。

>県内からの輸出入貨物の敦賀港利用率は、輸出が3・5%、輸入は15・9%(いずれも二○○○年)と低い。輸出は神戸港と大阪港へ75・2%が流れ、輸入も77・2%が大阪、名古屋、神戸港を利用している。

>セーレン(本社福井市、川田達男社長)は、本年度から利用港を金沢港、神戸港から敦賀港へのシフトを進めている。

2004.3.11
http://www.fukuishimbun.co.jp/kansai2003/kyousei1a.htm
敦賀港 安い陸送費で売り込め
特長ある積み荷必要  県内企業も「乗り換え

  東アジアとの貿易拡大、北海道と関西、中京圏を結ぶ海上貨物の幹線ルートとして利用拡大が望まれる敦賀港。二○○三年の総貨物量は過去最高の約千六百五十三万トン。韓国や中国定期航路の拡充に伴い、神戸港や金沢港から敦賀港に乗り換える(福井)県内企業も出てきた。一方で、大都市圏の主要港、金沢や舞鶴港など地方港との競合にもさらされ、国内輸送費のコスト削減などを武器にした売り込みが繰り広げられている。

 敦賀港からは中国へ週一便、韓国へ週三便の定期コンテナ船が就航。このうち、韓国・釜山港航路の一便が、今月から韓国・蔚山、中国の天津、青島にも寄港し輸送時間短縮を図った。
 航路充実に伴いコンテナ貨物の取扱量でも一九九九年の約十五万トンが○二年は約三十万トンに倍増した。利用企業数は○一年の二百四十社から○三年は三百五十二社に増加した。
 一方で、県内からの輸出入貨物の敦賀港利用率は、輸出が3・5%、輸入は15・9%(いずれも二○○○年)と低い。輸出は神戸港と大阪港へ75・2%が流れ、輸入も77・2%が大阪、名古屋、神戸港を利用している。
 ポートセールスに当たっている敦賀貿易振興会の平馬泉太郎専務理事は「繊維では商社との商取引や大手運送業者との関係で神戸港などに荷を集約、利用港を変えられないというところも多い。物流ルートを変えることは企業リスクも伴う」と自県港利用が進まない状況を説明する。
 神戸港や四日市港などから県内企業へのセールスも盛んで「パイの奪い合い」状態。敦賀港利用を訴えるポイントは「物流コスト削減しかない」とする。
 釜山港から福井市への輸入で敦賀港と大阪・神戸港とを比較試算した。海上運賃は敦賀港の方が三万円ほど高い。しかし、港からの陸送費が大幅に安くなり「トラック輸送距離の差がコスト差になる」と敦賀港の優位性を示す。

 ●敦賀港へシフト●
 セーレン(本社福井市、川田達男社長)は、本年度から利用港を金沢港、神戸港から敦賀港へのシフトを進めている。同社の敦賀港利用は、関連会社含め二○○一年度は四十フィートコンテナ二個の輸入だったが、本年度は上海からの染料や自動車内装材などの輸出入で七十一個に拡大。「来年度は釜山港経由でタイへ、中国・蘇州との輸出入にも使う。大半が敦賀港になるだろう」とする。
 敦賀シフトの理由は、金沢港などからの陸送費のコスト削減。「内陸輸送分が大幅に安くなる。地元企業として地元の港を使いたいという考えもある」とする。
 ただセーレンでも手放しで敦賀港にシフトしているわけではない。「製造現場は、ストックを持たない生産方式になっている。原料調達などに臨機応変に対応するには、便数が増えたり直行便による輸送時間短縮などが必要」と港の利便性アップが重要とみている。

107とはずがたり(2/2):2005/02/23(水) 20:19:19

>>106-107
特徴が非常に需要であるというのは多いに共感。漫然と港湾インフラつくってホイでは駄目で,どんな湊なら利用されるかが重要でしょうねぇ。行政にそれを編み出せと云うのは無理だから計画段階から企業の意向調査してみるとか。。
>「港の利用を高めるには核になる荷物を持つ必要がある」
> 「舞鶴港は木材、堺泉北港は古紙や中古車、大阪港や神戸港では中国で需要が高まっている中古建設機材の洗浄設備を備えるなど特長を出している」

うーん,尚更撤退が取り沙汰されるのは残念。。
>フランスのスーパー、カルフールが大阪府内などへ相次いで出店したことから昨年八月、利用港を川崎港から大阪港へ変えた例を示し「輸入促進には消費拡大、輸出促進には工場誘致と連動していくことも必要」と経済基盤強化の重要性を話す。

>敦賀港の全貨物量の約6割を占めるのが北海道とのフェリー貨物。
>利用エリアは大阪以東から中京、北陸の物流。中国・四国地方へは舞鶴港航路で住み分けている。>「関西―北海道で3日目納入が可能となり、北海道との幹線ルートになった」。ただ、モノづくりの海外移転などで伸びは鈍化しほぼ横ばい状態。

 ●経済基盤の強化を●
 「港の利用を高めるには核になる荷物を持つ必要がある」と大阪港を抱え貿易や対日投資の相談、コンサルティングを行っているジェトロ大阪FAZ(輸入促進地域)支援センターの丸井庸男アドバイザーは示す。
 「舞鶴港は木材、堺泉北港は古紙や中古車、大阪港や神戸港では中国で需要が高まっている中古建設機材の洗浄設備を備えるなど特長を出している」という。フランスのスーパー、カルフールが大阪府内などへ相次いで出店したことから昨年八月、利用港を川崎港から大阪港へ変えた例を示し「輸入促進には消費拡大、輸出促進には工場誘致と連動していくことも必要」と経済基盤強化の重要性を話す。
 大阪、神戸両港はともに連携を強め、”阪神港”として国のスーパー中枢港湾指定を受けようとしている。ライバルは世界三位の取扱高になった国際ハブ港の釜山港など。国内有数の港でも「港湾利用料を下げたり、内需拡大で外国航路を逃さないようにしなければ」と厳しい国際競争にさらされている。

経済回復での利用増期待

 敦賀港の全貨物量の約6割を占めるのが北海道とのフェリー貨物。運行している新日本海フェリー(本社大阪市)によると02年度は乗用車3万3000台。トラック10万台、人員10万5000人を輸送している。
 京原正専務は「中京、関西に近いという地の利がある。太平洋航路だと名古屋までが敦賀航路の1.3倍、大阪なら1.5倍ある。高速船の優位性もあり早くて安い」とする。
 利用エリアは大阪以東から中京、北陸の物流。中国・四国地方へは舞鶴港航路で住み分けている。宅配便貨物や生乳、牛、農産物、紙、自動車部品など。「関西―北海道で3日目納入が可能となり、北海道との幹線ルートになった」。
 ただ、モノづくりの海外移転などで伸びは鈍化しほぼ横ばい状態。「福井県内の貨物も全体の16%ほどある。県内産業が活性化して利用が伸びてもらいたい」と、国内経済回復による利用増に期待を寄せている。

108とはずがたり:2005/03/11(金) 18:30:13
秋田港の格上げを要望/寺田知事、国交省東北地方整備局に
ttp://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050310i

 寺田典城知事は10日、仙台市の国土交通省東北地方整備局を訪れ、新年度から埠頭(ふとう)建設などの新規事業を行わないとする「利用促進重点港湾」に区分されることが決まった秋田港を、新規事業を認める「高度利用促進港湾」に格上げするよう要望した。

 区分は特定重要港湾を除く105港を対象に平成12年―14年の貨物量の推移などに基づいて行われ、秋田港は船川、能代両港などとともに利用促進重点港湾に区分けされた。しかし同局は、秋田港など東北管内の15年度以降、外貿コンテナの取扱量が増加していることに着目。日本海側のコンテナ、
フェリーの拠点となっている秋田港については、19年度とされていた見直し時期を前倒しし、17年度内にも独自に見直し作業を行うことを決めた。

 同局の野竹和夫副局長、赤司淳也・港湾空港部長らを訪ねた寺田知事は、同局の見直し作業の決定を歓迎した上で、15年から16年にかけての秋田港のコンテナ貨物、フェリー貨物の伸びなど最新データを示し、「高度利用促進港湾」に格上げされるよう要望した。

(2005/03/10 20:28)

110荷主研究者:2005/05/22(日) 02:17:06

【細島臨海工業地域、国際物流特区に認定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041204/miyazaki.html#002
2004/12/04 西日本新聞
日向市の細島臨海工業地域 国際物流特区に認定 国が内示

 日向市は三日、国が地域を限定して規制緩和する構造改革特区計画で、内閣府から、同市細島工業港に隣接する細島臨海工業地域が「ひゅうが環境・リサイクル・国際物流特区」の認定内示を受けたことを明らかにした。八日に正式認定を受ける。同種の特区認定は九州では初めて。

 特区に適用される規制の特例措置は「重量物輸送効率化事業」と呼ばれ、同港に停泊する貨物船の積み荷の運搬や持ち込みに際し、道路車両運送法で三十六トンと定められている貨物自動車の最大積載量が五十トンまで緩和される。陸路輸送のコスト削減や貨物船の停泊時間短縮につながり、市が進める企業誘致が可能になるとしている。

 市によると、認定により、二〇〇八年中に新たな立地企業が十社、雇用創出は約五百人に上ると算定。将来は、自動車のリサイクルなどに代表される先端の環境型産業を中心にした「エコタウン」の形成も視野に入れているという。

111荷主研究者:2005/05/22(日) 02:22:40

【福岡人工島、15メートル岸壁に調査費】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041218/morning_news001.html
2004/12/18 西日本新聞
福岡市人工島 15メートル岸壁に調査費 来年度予算案

 福岡市博多湾の人工島(アイランドシティ)での大水深岸壁整備へ向けた「事業化検証調査費」が、二〇〇五年度政府予算の財務省原案に盛り込まれることが十七日、分かった。工期短縮や建設費削減策とともに、国際物流機能強化で国が進める「スーパー中枢港湾」指定に向けた博多港と北九州港(北九州市)の連携強化策を探る。調査費は国費ベースで一千万円程度の見込み。

 人工島の国直轄工区では昨年九月に水深一四メートルのコンテナ岸壁が供用開始。さらに沖合部に水深一五メートル岸壁二バースを整備する予定。国際港湾に不可欠な一五メートル岸壁は〇一年から連続して概算要求が見送られ、四年目で初めて概算要求に盛り込まれた。調査費が計上されたことで整備実現に一歩踏み出す。

 調査では(1)博多港が、早期に国際競争力を発揮するためのコンテナターミナルの効果的、効率的整備方法(2)博多、北九州両港に連続して寄港する船舶を対象とした入港料割引制度創設など岸壁整備の効果増大策―の二点を中心に検討する。

 特に、両港が今年五月、「スーパー中枢港湾」の指定から漏れた一因として、両港の連携や機能分担の不足が指摘されていることから、両港が連携して船舶を呼び込むためのソフト施策を探る。

 博多港のコンテナ取扱量は全国六位で、今年は過去最高の年間六十万TEU(二十フィートコンテナに換算した取扱数量)が見込まれる。ただ、スーパー中枢港湾指定の条件は「五年程度の間に、百万TEU以上の取扱量の達成が見込まれること」とされている。

112荷主研究者:2005/05/22(日) 02:44:35
>>104

【福山港に物流2社進出】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020437.html
2005/2/4 中国新聞
物流2社進出決まる 福山の箕沖産業団地

 ■第1号 分譲率早くも88%

 広島県が整備を進める福山市の箕沖産業団地への進出第一号の企業が決まったことが三日、分かった。港湾物流業の二社で、倉庫などを整備する計画でいる。三月に供用開始する福山港国際コンテナターミナルに隣接する立地条件をにらんだ進出で、分譲率は九割近くに達することになった。

 進出を決めたのは、福山市沼隈町の神原汽船(佐竹弘造社長)と神戸市中央区の上組(久保昌三社長)。それぞれ、国際コンテナターミナルで扱う貨物の倉庫や荷さばき場、コンテナ置き場などを建設する予定にしている。

 団地は県が一月十一〜二十四日、六区画計八・八ヘクタールを公募方式で分譲。神原汽船が三区画五・七ヘクタール、上組が二区画二・一ヘクタールの購入を申し込んだ。分譲率は約88%に達し、残りは一ヘクタールとなった。二社合わせた譲渡価格は十八億四千九百万円。三月中旬の団地造成が終わった後、県は両社と正式に契約を結ぶ。

 県企業局の産業団地で、一回目の分譲で八割の分譲率に達するのは異例という。経営企画室は「コンテナターミナルの供用開始を控え、福山港の潜在力を高く評価してもらった」としている。

 県は、一万トン級の船が接岸できる福山港の国際コンテナターミナルの係船料を神戸港(神戸市)の半額以下にするなど、施設使用料を全国で最も安い水準に設定。隣接する箕沖産業団地への物流関連企業の立地と合わせ、国内外に向けた備後地域の物流拠点性を高める方針だ。

113荷主研究者:2005/05/22(日) 02:45:44

【浜田港の漁獲量】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020442.html
2005/2/4 中国新聞
漁獲量31年ぶりの低水準 昨年の浜田港

 ■高値アジ売り上げ増

 昨年、浜田漁港(浜田市)に水揚げされた漁獲量は、県外船の水揚げがほぼ半減したことやイカ類の不漁が響き、一九七三年以降最低となった。浜田産のブランド化を進めるアジの平均単価が二倍近くになるなど、明るい兆しもうかがえる。

 市水産業振興協会のまとめでは、昨年一年間の漁獲量は二万五千八百五トンで、前年と比べ27・5%の減。売り上げは六十三億七千四万円で、同じく6%のダウンだった。

 地元の漁業種別では、夏場の休漁期明け以降、一統(一統は二隻)減の六統で操業した沖合底引き網漁は、0・8%減の三千六百五十三トン、0・3%増の十八億五千三万円だった。アジやサバを狙う巻き網漁(三船団)は、六千九百七十五トン、八億三千百二十四万円でそれぞれ5・9%、21・6%の増だった。

 魚種別では、イカ類が二千三百二十二トン、十三億二千八十八万円で、それぞれ33・2%、22・9%のダウン。

 脂質の高い旬のものを「どんちっち」名で売り出しているアジは、26・8%減の一万二千五百八十一トンだったが、35・9%増の十五億八千五百七十五万円を売り上げた。

 市水産物ブランド化戦略会議専門部会の渡辺祐二・部会長は「アジは一昨年に比べ大型のものが多かったこともあるが、小さなものでも魚価が安定してきた。『どんちっち』が浸透してきているのかもしれない」と手応えを感じていた。

114とはずがたり:2005/05/31(火) 10:26:30
青果部門を東洋埠頭に譲渡 18−20億円で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000150-kyodo-soci

 大阪市第三セクターの荷役会社「大阪港埠頭(ふとう)ターミナル」は30日までに、野菜産地偽装事件の舞台となった青果部門を今秋にも東証1部上場の物流会社「東洋埠頭」(東京)に営業譲渡する方針を決めた。6月の株主総会で決定する。
 所有する青果センターも同時に売却する方針で、譲渡額は約18億円−20億円で調整しているという。大阪市が30日の市議会委員会で明らかにした。
 市港湾局によると、ターミナル社は青果や鉄鋼など4部門で構成。事件の影響などで青果部門の2004年度決算は売り上げ約32億円に対し約6億円超の赤字になる見込みで、前年度比約2億円の赤字増という。同社は青果部門の存続が経営に重大な影響を及ぼすと判断、譲渡を決めた。
(共同通信) - 5月30日17時30分更新

115とはずがたり:2005/06/02(木) 22:32:04
国際ハブ港湾として釜山の躍進著しい。日本もうかうかしてられないのにどうものんびりしてるなぁ。。

釜山―秋田間を25時間短縮/韓国の海運会社が運航
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050602l

 韓国の海運会社「南星海運」(本社ソウル市)は、秋田港と韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ船を4日から週1便運航する。同社の子会社「東暎海運」(本社ソウル市)が昨年1月から運航していた航路を5月いっぱいで休止し、引き継ぐ形で開設する。

 運航するコンテナ船は「メリースター」(3、997トン)で、コンテナ342本(20フィート換算)を積載できる。航路は釜山―秋田―釧路(北海道)を1週間で巡るルート。

 東暎海運は釜山から新潟を経由して秋田港に入港していたが、南星海運は釜山と秋田を直接結ぶ。これにより、釜山―秋田間の所要時間が43時間程度と、従来に比べ約25時間短縮される。

 南星海運の日本総代理店「ナビックス南星」(本社東京)の岸日出邦社長は「時間短縮は輸入企業の利便性向上につながる。東暎海運が扱ってきた製材や雑貨などに加え、京浜方面に流れている荷物も新規に取り込んでいきたい」と話した。

 南星海運の秋田港代理店である秋田海陸運送(本社秋田市)によると、南星海運は1953年設立。12隻のコンテナ船を所有し、韓国を起点に中国や日本への航路を持つ。寄港地は韓国の国内外42港、うち日本国内は現在31港。

(2005/06/02 20:42)

116荷主研究者:2005/07/11(月) 01:47:43

【仙台・小名浜−釜山コンテナ船、中国まで延長】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/02/20050225t72013.htm
2005年02月24日木曜日 河北新報
仙台・小名浜―釜山コンテナ船 中国まで航路延長

 仙台港や、いわき市の小名浜港に就航している南星海運(本社ソウル)は、釜山港まで運航しているコンテナ船の韓国航路を中国・寧波、上海まで延長する。初出港は仙台港、小名浜港ともに26日で、現在週1便の同社の中国向け航路は週2便となる。

 中国まで延長するのは、毎週土曜日に出港する船で、9500トン級と7400トン級の新船が就航する。積載可能コンテナ数は、それぞれ20フィートコンテナ換算で962個と710個。これまでの積載可能数(342個)の倍以上となる。

 南星海運は、韓国・中国向けのコンテナ貨物が好調なため、新船導入を決めた。大型化に伴い速度も向上し、上海に寄港することが可能になったという。いわき市は「中国向けのコンテナ貨物は今後も伸びが期待できる。増便をきっかけに一層の集荷に努めたい」としている。

117荷主研究者:2005/07/18(月) 23:40:51

【博多港ジレンマ、国際コンテナ最多も航路は大幅減】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050113/news001.html
2005/01/13 西日本新聞
博多港ジレンマ 国際コンテナ史上最多 貨物航路は大幅に減少

 九州の港で最多の積み荷が集まる福岡市・博多港で、国際海上コンテナの取扱量は過去最多を更新しながら、欧米などの主要港と結ぶ貨物の国際基幹航路が減少する“珍現象”が起きている。基幹航路の寄港先が、経済成長著しい中国や韓国などにシフトし、博多港への寄港を取りやめていることが理由だ。そのあおりで、博多港に寄港する大型コンテナ船は減り、東アジアの港と結ぶ中小型のコンテナ船が増加。「アジアの国際港」という目標を掲げながら、実態としては「中継港」にとどまるジレンマに、関係者の悩みは深い。

  ■悲願達成したが

「やっと来てくれる。悲願達成ですよ」。昨年十二月二十四日。クリスマスムードに包まれた街のにぎわいをよそに、福岡市港湾局の職員は、ほっとした表情を浮かべた。この日午後、博多港にはパナマ船籍の「MSC Linzie」(約五五、〇〇〇トン)が入港。港湾局幹部らが船に乗り込み、船長に博多人形や花束を贈り歓迎した。

 入港した船舶は、欧州―アジアの各港を結ぶ「欧州航路」の一つ。従来は韓国・釜山港が折り返し点だったが、博多港まで延伸され、この日が初入港だった。

 神戸以西の港で国際基幹航路を持つのは、博多港だけ。ただ、一九九九年に合計十三に上った基幹航路は、二〇〇一年を最後に中東、〇二年にはオーストラリアの各航路が廃止されるなど、〇四年には合計三航路にまで減っていた。今回の航路新設で、ようやく北米二、欧州二の合計四に回復。三年越しの誘致活動が実った瞬間だった。

【写真】博多港に接岸し、コンテナを積み込む6万==級の大型船。最近は、大型船の寄港は週2隻程度==21日、福岡市東区の香椎パークポート

  ■中小型の寄港増

 一方、博多港で取り扱う国際海上コンテナは年々増加し、〇三年には約五十六万七千TEU(二十フィートコンテナ換算)を記録。五年間で、二十万個以上増え、〇四年は速報値で六十万個を突破した。

 ただ、アジアでは年間百万個単位でコンテナ量を激増させている港もあり「世界のコンテナ船運航会社の関心は、港湾施設が大規模で、より積み荷が集積する中国や韓国の港に向いている」(福岡市の港湾業関係者)のが実情。

 岸壁使用料や荷役費用など、日本に比べてコストが安いこともあり、近年、博多港のコンテナは、北米向けを韓国・釜山港で、欧州向けは台湾・高雄港で積み替える流れが定着しているという。

 この結果、博多港には中小型のコンテナ船の寄港が増え、一万トン以下のコンテナ船は、九九年の五百四十隻から〇三年には千三百九十八隻へと大幅に増加。逆に、四万トン以上の大型コンテナ船は、二百二十九隻から百二隻へと減少した。

  ■「実績」欲しい市

 国際基幹航路を使えば、博多港は海外の主要港と直結する。さらに、航行する大型コンテナ船は、積み替えが必要な中小型コンテナ船とは違い、積み荷に負担をかけるクレーンによる上げ下ろしを最小限にとどめることが可能で、コンテナの到着時間も短縮される。関係者は「荷主に対して安心感のあるサービスを提供でき、港のブランドイメージ向上にも不可欠」と話す。

 博多港では、新年度の財務省原案に、人工島の水深一五メートル岸壁の調査費が初めて盛り込まれるなど「大型船対応」の環境整備が進む。市議会野党の一部には、大型コンテナ船の寄港が減っていることを理由に「大水深岸壁」の必要性を疑問視する声もあるが、市港湾局幹部は「世界の港との競争には、国際水準の岸壁は必要」と反論する。

 博多港は、港湾関連施設を集中的に整備する国の「スーパー中枢港湾」を目指しており、指定には、コンテナの「実績」積み上げが欠かせない。市は、新規航路の誘致活動に力を入れる考えだが、中国、韓国の大型港とまともに渡り合える材料は、今のところ見当たらない。 (地域報道センター・高野靖之)

118荷主研究者:2005/07/18(月) 23:42:07

【博多港と北九州港が連携しスーパー中枢港湾に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050119/morning_news003.html
2005/01/19 西日本新聞
博多港 北九州港 連携しスーパー中枢港湾に 九地整に専任ポスト

 国土交通省は十八日、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の「スーパー中枢港湾」指定を後押しするため、九州地方整備局に、両港の相互連携を推進する専任ポスト「広域港湾管理官」を四月一日付で新設することを明らかにした。

 スーパー中枢港湾は、アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点を目指して国が重点的に整備などを支援する港湾。指定を行う国交省は、博多、北九州両港について、東アジアに近い地理的優位性があるとして将来性を評価している。しかし、両港のコンテナ取扱量の実績が少ないことに加え、国交省が求めた両港間の連携や機能分担について福岡、北九州両市が個別指定を求めてきたことなどが影響。昨年の指定は見送られた経緯がある。

 これまで、九州地方整備局の港湾計画課と港湾航空企画官が両市の調整などを行ってきたが、国交省は業務が多忙で十分に機能していなかった面があるとして、専任ポストが必要と判断。新設する広域港湾管理官に(1)物流情報の共有化など連携に関する企画の立案(2)両市間の調整の強化―に当たらせることにした。

 国交省は博多、北九州港がスーパー中枢港湾に追加指定される条件として、今後四年以内をめどに、適切な機能分担が行われるか、単独指定を目指す場合は年間百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上のコンテナ取扱量の達成が見込まれることを求めている。

119荷主研究者:2005/07/18(月) 23:51:46

【金沢港:待望のガントリークレーン4月から稼動】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20050209/ftu_____thk_____005.shtml
2005.02.09 中日新聞
待望のガントリークレーン 金沢港で4月から稼働

 金沢港の2004年のコンテナ貨物の取扱量が1万7709個(20フィートコンテナ換算)となり、前年比2.4%の微増ながら、3年連続で過去最高を更新した。1998年と比べ約2倍となっている。4月からは石川県が新設中のガントリクレーンが稼働予定で、取扱量の一層の上積みが期待されている。 (山森保)

 内訳は、輸出が前年比5・99%減の五千七百十二個、輸入が6・96%増の一万千九百九十七個。過去三年の取扱量全体の伸び率が20%近かったのに比べ、〇四年は輸出入の四割を占める中国の金融引き締めが響いた格好。昨年七月に韓国・釜山コンテナ航路が週一便増の四便化(うち一便は青島・新港行き)となったことで、かろうじて前年増を確保した形となった。

 新設中のガントリークレーンは、コンテナ専用の大型クレーンで、全高七十二メートル、つり上げ荷重四十五トン。コンテナをつり上げ、船やトラックに高速搬送し、積載する。荷役能力は一時間当たり二十五個で、従来のクレーン(タイヤマウント式)に比べて作業効率が二倍となる。総工費は十一億三千万円。

 北陸の拠点港でガントリークレーンを持たないのは金沢港だけで、コンテナ貨物の拡大に不可欠なインフラとして、設置は長年の課題だった。同県金沢港湾事務所では「港の利便性が大幅に向上し、寄港時間の短縮につながる。今後、機械や部品などの輸出入でコンテナを使うケースが増えそうだ」と話している。

120荷主研究者:2005/07/25(月) 00:54:07

【函館港:国際ターミナルとして整備】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050311&j=0041&k=200503112959
2005/03/11 13:48 北海道新聞
函館港、国際ターミナルへ着々 コンテナクレーン陸揚げ

 多目的国際ターミナルとしての整備が進む函館港の港町埠頭(ふとう)で十日、函館市が約四億二千万円で購入した大型のコンテナクレーンの陸揚げ作業が行われた。同埠頭の整備はほぼ完了し、新年度から市が本格的な運用に着手する。第三セクター「函館国際貿易センター」も、同埠頭を活用した貨物船などの誘致活動を進める。

 港町埠頭は、大型貨物船が接岸できる埠頭として一九九三年度に建設が始まり、二○○二年五月に水深十四メートル岸壁、昨年十二月に十二メートル岸壁が完成。クレーンは、十二メートル岸壁に面して市が整備した一・五ヘクタールのコンテナヤードで扱う貨物の荷役で新年度から活躍する。

 同埠頭の利用実績はこれまでに客船なども含め五十五隻しかなく、貨物船の確保が課題。市は韓国・釜山港との定期コンテナ航路開設で海運会社などと協議しており、さらに誘致する。

 函館国際貿易センターは新年度事業で、ロシア・サハリンプロジェクトでの貿易促進の取り組みを続ける一方、コンテナヤードの管理運営の調査を始める。津軽海峡を通り苫小牧、室蘭方面に向かう中国や韓国からの貨物船の函館誘致を目指し、ポートセールスを強化する。同センターは「市と連携して港湾振興を図りたい」と意気込む。

 大型クレーンは約三百六十二トン、最高到達点が地上約六十メートルで、ブーム(腕の部分)が約三十メートル。五万トン積載できるバラ貨物船や一万五千トン級のコンテナ船に対応。コンテナなら三○・五トンまでつり上げられ、石材や木材、鉄くずなどの荷役もできる。最大毎分六十七メートルで自走し、岸壁上を自由に移動可能。クレーンは七日、製作していた広島の工場から専用の運搬船で到着。十日午前八時半から陸揚げ準備を始め、約五時間かけて上陸した。(松井伊勢生)

121荷主研究者:2005/07/25(月) 01:02:55

【富山新港:国際ターミナル拡張】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050317003.htm
2005年3月17日更新 北國新聞
富山新港 国際ターミナルを拡張 06年度供用へ 貨物増に対応

 富山県は富山新港北ふ頭の多目的国際ターミナルの拡張整備に着手する。貨物コンテナの増加に伴い現行の八・三ヘクタールから十・三ヘクタールに拡張する計画で、環日本海の港湾拠点としての整備を進める。二〇〇五(平成十七)年度に敷地設計や測量、地質調査に入り、〇六年度中の供用を目指す。

 同ターミナルは海外からのコンテナ貨物に対応するため、二〇〇二(平成十四)年四月に供用を開始し、外貿定期コンテナ航路としてロシアや韓国、中国、東南アジアを結ぶ四航路で月二十五便が開設されている。

 供用後のコンテナ貨物は〇二年の三万七千八百三十六個(五十万六千五百四十七トン)から〇四年は五万二千五百四十八個(六十九万七千三百四十二トン)に増加した。現行の計画容量は四万五千六百個となっており、敷地が手狭となったことや今後の貨物の伸びを見込んで拡張を決めた。

 県港湾課によると、運搬の効率性を考えて、ターミナル内のコンテナを積み上げる段数は三段以下となっているが、四段で対応しているケースも出ており、荷主側の運搬コスト増も指摘されている。拡張後の計画容量は六万六千九百個となる。

126荷主研究者:2005/08/13(土) 02:46:28

【福山港国際コンテナターミナル完成】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05031934.html
'05/3/19 中国新聞
福山港国際コンテナターミナルが完成

 備後地方の念願だった「福山港国際コンテナターミナル」が福山市箕沖町に完成し、二十八日から運用を始める。より大きな船が接岸できる岸壁を整備し作業効率の高い荷役設備などを導入。港湾施設使用料も当初五年間は全国で最も安くしており備後から「世界への玄関口」が動きだす。

 敷地面積約七万二千九百平方メートルのターミナルの突端に、コンテナを積み降ろすガントリークレーン一基がそびえ立つ。現在の箕島コンテナターミナルなどの自走式クレーンに比べ二倍の作業スピードを持つ。約千九百個(二十フィート換算)が置けるコンテナ置き場の能力は、箕島の約二倍。新設の荷さばき場や事務所棟も「デビュー」を待つ。

 船が接岸する岸壁は当初一バースだけ。水深が深いため、現行の約四―六倍にあたる二〜三万総トンのコンテナ船の寄港が可能となる。今の中国、韓国航路だけでなく、東南アジア航路を新設できる態勢も整った。

 広島県東部で初めての本格的な国際コンテナターミナルの始動を記念して二十八日、関係者ら約二百人が出席して式典を開く。到着した第一便からガントリークレーンで積み荷を降ろし、式典を盛り上げる。

127荷主研究者:2005/08/13(土) 02:49:53

【北九州市:ひびきコンテナターミナル、定期航路なき船出】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050217/morning_news025.html
2005/02/17 西日本新聞
北九州市 HCT4月1日開港 定期航路なく厳しい船出

 北九州市は十六日、同市若松区の大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」(HCT)を、四月一日に開港させると発表した。環黄海圏のハブポートとして欧州、北米航路の中核拠点を目指しているが、現在のところ定期航路就航の予定はない。市は「四月中には何らかの船が入港できるように協議中」としているが、厳しい「船出」となりそうだ。

 HCTは一九九七年着工。水深十五メートルと十メートルの岸壁を各二基備え、六万トン級の貨物船が接岸可能。総事業費は千億円。利用を促すため、市は欧州、北米向け航路を開設する船会社に寄港費用を助成する「奨励金」制度を設けるほか、海外でのPRも計画している。

 東アジア地域では韓国・釜山港の貨物取扱量が圧倒的に多く、二〇〇三年は千万TEU(二〇フィートコンテナ換算)。北九州港は〇四年の速報値では過去最多を記録したものの、約四十六万TEU。市は「飽和状態が近い釜山を避けたい船会社が、流れてくる可能性はある」と支援策の効果に期待している。

 一方、市は若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋の通行料の半額補助をコンテナ車に限って六月ごろから試行的に導入する。

 朝夕のラッシュ時(午前七―九時、午後五―七時)を除いて、二百二十一円を補助。コンテナ車通行料は七百円だが、回数券だと一回当たりは五百七十一円になり、補助を差し引けば三百五十円で通行できる。市はHCT開港後の同橋のコンテナ車通行量を年間五万台と見込んでおり、分散化による渋滞回避が狙い。

128荷主研究者:2005/08/13(土) 02:50:50

【博多港と北九州港、連携強化へ】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050219/morning_news006.html
2005/02/19 西日本新聞
博多港と北九州港 連携強化へ初調査

 国が進める「スーパー中枢港湾」の指定を目指し、福岡、北九州両市が新年度から博多港と北九州港の連携調査に初めて乗り出す。福岡市は十八日発表した新年度予算案に検討費を盛り込み、北九州市も新年度予算案に調査費を計上した。国土交通省も新年度から博多、北九州両港の連携強化策を探る調査に取り組む方針で、四月一日付で九州地方整備局に連携推進の専任ポストを設けるなど、指定に向けた後押しをする構えだ。

 スーパー中枢港湾は、アジアの主要港湾に匹敵する物流拠点を目指し、国が重点的に整備などを支援する港湾。博多港と北九州港については、国が両港の連携や機能分担を指定条件の一つとしているため、福岡市は新規事業の「アイランドシティ水深十五メートル岸壁関連調査」(三百万円)を進める中で、博多、北九州両港など北部九州の中枢国際港湾間の連携方策を検討することにした。また、北九州市は「スーパー中枢港湾育成事業」(二百万円)の調査項目として「博多港との連携検討」を初めて盛り込んだ。

 スーパー中枢港湾は昨年、東京湾(東京港、横浜港)など三港湾が指定を受けた。しかし、博多港と北九州港については、福岡、北九州両市が単独指定にこだわり、コンテナ取扱量実績も少ないことから、国交省が指定を見送っていた。

 福岡、北九州両市港湾局は「それぞれ独自に連携策を検討するが、国交省と一緒に連携調査をやるとなれば、調査費の一部は負担する」と、指定に前向きに取り組む姿勢を見せている。

129荷主研究者:2005/08/13(土) 03:01:48

【福山コンテナ港に第1便】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05032904.html
'05/3/29 中国新聞
福山コンテナ港に第1便 アジアの玄関口へ

 広島県東部で初めてとなる本格的なコンテナ港「福山港国際コンテナターミナル」が二十八日、運用を始めた。取扱量が急速に伸びて手狭だった施設を拡充し、効率のよい設備も整備。備後地方の国際競争力アップに向けて港湾の物流拠点が「第一歩」を踏み出した。

 中国からの第一便が着いた岸壁の水深は一〇メートルと、既存の箕島コンテナターミナルより二・五メートル深い。従来は四、五千総トンが限界だったが、一万二千総トンまでの受け入れが可能となった。現行の中国、韓国とを結ぶ定期航路週九便にとどまらず、アジア全域への玄関として基盤が整った。

 敷地約七万二千九百平方メートルには、荷を揚げ降ろしするガントリークレーン一基を設置。この日あった式典では、中国からの第一便に荷を積み込み、箕島コンテナターミナルなどの自走式クレーンの二倍となった作業能力をアピールした。

 荷さばき場の拡充や事務所も整備。野菜などの害虫を防ぐ薫蒸施設も箕島から移した。総事業費は約百四億円。

 港湾施設利用は二〇一〇年三月まで特別料金。神戸港の半額、水島港の約七割で、瀬戸内の港間での競争力を高めた。

 当面はコンテナ取扱量で〇四年の約三割増の十万個(二十フィート換算)が目標。「悲願」である二バース化の早期実現で、新ターミナルへの一元化による低コスト化やスピードアップを一段と進め、十五万個まで引き上げたい考えである。

130荷主研究者:2005/08/13(土) 03:08:03

【函館−釜山:初のコンテナ航路】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050402&j=0024&k=200504029321
2005/04/02 09:02 北海道新聞
函館−釜山 初のコンテナ航路 韓国海運大手週1便、来月にも

 【函館】函館港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が、五月にも開設される。函館市の井上博司市長が一日、記者会見で明らかにした。函館港では国内外を通じて初のコンテナ航路になる。運航するのは韓国の大手海運会社、南星海運(ソウル)。冷凍コンテナも積載可能な七、○○○トン級で週一便運航。釜山から新潟、苫小牧、八戸、函館の順に寄港し、釜山に戻る。

 市によると、木材や野菜などを輸入し、冷凍のイカやサケ、鮮魚などの輸出が見込まれている。初年度はコンテナ二千六百個の取り扱いが目標。 函館港港町埠頭(ふとう)に昨年度、コンテナ船用のヤードが完成し、取り扱いが可能になった。市によると、新航路開設で輸送時間やコストが大幅に短縮できるという。井上市長は「冷凍コンテナで水産物が運べるメリットは大きい」と期待する。南星海運と函館港利用促進協議会(会長・井上市長)が八日に協定書に調印、第一便は五月九日か六月十三日に入港する予定。

131荷主研究者:2005/08/13(土) 03:08:49

【苫小牧港:04年度外貿コンテナ取扱数】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050408&j=0040&k=200504081134
2005/04/08 14:16 北海道新聞
外貿コンテナが最高 苫小牧港04年度の取扱数、18万個突破

 苫小牧港入船国際コンテナターミナルの二○○四年度の外国貿易(外貿)コンテナ取扱数が過去最高を記録し、初めて十八万個台となったことが苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合の七日までのまとめで分かった。豊漁だった水産物の冷凍コンテナの輸出が大幅増となったことが寄与した。

 取扱数は前年度比4・0%増の十八万四千五百八十七個(二十フィート換算で空コンテナ含む)。このうち、輸出は三万七千五百四十三個(二十フィート換算で実入り)で、同6・0%増となった。昨年の秋サケ漁などが豊漁だったため、中国向けの冷凍サケと韓国向けの冷凍スケソウダラの取り扱いが好調。輸出の主力である紙製品はほぼ横ばいだった。

 サケは中国で缶詰としてフレーク状に加工され、米国、欧州などに出荷。スケソウダラは韓国で辛子めんたいこやチゲ鍋用の素材として使われる。同組合は「輸出の増加分の大半をサケ、スケソウダラなど水産物で占めた」と話す。

 輸入は同3・5%増の八万七千七百八十四個(同)。主力品目の建築材や家具用品用などの製材、原木が増加。加工している中国からが多かった。

 一方、荷物を積まない空コンテナは輸出入合わせて同3・4%増の五万九千二百六十個だった。水産物の輸出が大幅増となったことで、輸出用の冷凍コンテナ自体が足りなくなり、空コンテナを輸入したケースなどがあったことによる。

 一九九七年の供用開始以来、取扱数を毎年度伸ばしていることについて同組合は「苫小牧港が、世界各港との国際航路を持つ韓国・釜山港と週六便の定期コンテナ航路を持っていることが大きい」と話している。(舩本篤史)

132荷主研究者:2005/08/13(土) 03:21:20

【直江津と上海を結ぶ第1便】
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005041326167
直江津と上海を結ぶ第1便

 上越市の直江津港と中国・上海を結ぶ定期コンテナ航路の第1便が13日に入港、初の積み荷を降ろした。中国で反日デモ騒動が拡大している折、同市の木浦正幸市長は「(騒動と)経済とは別次元の話。貨物の集積する上海と結ばれる効果は大きい」と、地域経済の〝突破港〟にと期待を込めた。
 貨物船J・GLORY(趙東方船長、4879トン)から降ろされた積み荷は日用雑貨、家具、園芸用品など大小のコンテナ37個、20フィートコンテナ換算では70個分。歓迎式で花束を贈られた趙船長は「安全な航行を心掛ける。両市の発展に力を添えることになるでしょう」とあいさつした。

[新潟日報 04月13日(水)]
( 2005-04-13-12:57 )

133荷主研究者:2005/08/13(土) 03:34:11

【トヨタ輸送:新門司の物流センター拡張へ】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050317/morning_news022.html
2005/03/17 西日本新聞
トヨタ輸送 物流センター拡張へ 新門司 トヨタ増産に対応

 トヨタ輸送(愛知県)は新年度、トヨタ自動車九州(福岡県宮田町)の生産車両の積み出し拠点として昨年十一月に完成させた新門司自動車物流センターのヤード(車両などを並べる場所)を拡張する。北九州市が十六日、明らかにした。トヨタ九州の増産計画に対応するためで、拡張部分の土地は、所有者の同市から賃借する。拡張後のヤードは現在の倍の約十八万平方メートルとなる。

 トヨタ九州は、現在の年産二十三万台体制を四十三万台にする計画で既存センターでは増産分への対応が困難。このため、拡張することにした。

 併せて、自動車部品搬送用トレーラー向けのヤードも整備。現在は福岡市で陸揚げしトヨタ九州に運んでいる自動車部品も新門司で陸揚げすることにし、輸送体制の効率化を図る。拡張により、年間取扱台数は自動車六十二万台、トレーラー八万台を見込む。八月からの稼働を目指している。

134荷主研究者:2005/08/13(土) 03:38:16

【室蘭−釜山航路4年連続増、但し函館対策急務】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050428&j=0040&k=200504287064
2005/04/28 13:47 北海道新聞
定期コンテナの釜山航路4年連続増 「函館」対策が急務

 室蘭と韓国・釜山を結ぶ定期コンテナ航路が、二○○○年三月の開設から五周年を迎えた。○四年度の室蘭港取扱量は輸出入合わせて前年度比2・1%増の三千九百六十五個(二十フィート換算。空コンテナは除く)で四年連続の増加となったが、五月末には函館−釜山間の定期コンテナ航路が開設される予定で、今後も堅調を維持するには課題もある。

 定期コンテナ航路は高麗海運(ソウル)が運航。ナラサキスタックス室蘭支店が室蘭の代理店を務める。

 ○四年度の輸出量は同13・4%減の千九百四十五個。日本国内で需要が増大している鋼材が同22・4%減の千四百六十一個となった。

 輸入量は同23・2%増の二千二十個。製鉄業の増産で合金鉄が同72・7%増の九百六十九個に伸びたほか、耐火物が同47・2%増の百三十一個となった。大雪の影響で融雪剤も同54・8%増の二百四十三個となった。

 ナラサキスタックス室蘭支店の新井田憲司・営業開発担当部長によると、五年前は取扱品目が鋼材など十種類ほどだったが、市港湾部とのポートセールスなどが奏功して約五十種類に増加。冷凍イカ、カズノコなどの水産物も輸出入ともに好調という。「海上運賃の高騰で、小口の貨物を割安なコンテナに切り替える業者が増えた」(同部長)

 五月末の函館−釜山間の定期コンテナ航路開設に伴い、同社は輸出入が二割ほど減少すると予想。取扱量確保に向け、同社は「ある程度は製鉄業の好調でカバーできるが、ポートセールスを強化し確保につなげたい」としている。(大能伸悟)

135荷主研究者:2005/08/13(土) 03:42:34

【下関港、上海への国際定期フェリー就航】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05051210.html
'05/5/12 中国新聞
上海便が来月就航 下関港の国際便3航路目

 下関市と中国・青島間に国際定期フェリーを運航するオリエントフェリー(下関市)と、総代理店・西日本汽船(同)は十一日、新たに中国側と合弁会社を設立して下関―中国・上海を結ぶ定期航路を開設すると発表した。下関港発着の国際定期フェリーは、韓国・釜山、青島に続き三航路になる。

 両社の小林一夫社長によると、中国側と50%ずつの出資比率で上海下関フェリー(下関市、小林社長)を設立。「ゆうとぴあ2」(二六、九〇〇トン)を週一便就航させる。

 第一便は六月十三日、下関港から出港の予定。毎月曜日夕に下関を出て、水曜日朝に上海着。同夕、上海を出港し金曜日朝に下関へ入港する。年間、中国側から雑貨類など二十八万トンの輸入と六千人の利用客を見込む。日本と上海の定期航路は大阪(二社で週二便)に就航している。

 「ゆうとぴあ2」は、六月から下関―青島間にも加わり、現行の週二便を週三便に増強する。

 小林社長は「青島からの輸入貨物は昨年、三十二万トンあり、一九九八年に定期航路を開設して以来、最高だった。上海航路の新設で相乗効果を生み出し、人、物の需要アップを期待している」と話している。

136荷主研究者:2005/08/13(土) 03:47:29

【秋田港国際ターミナル:3万トン級入港可能に】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/05/20050522t42008.htm
2005年05月21日土曜日 河北新報
3万トン級入港可能に 秋田港国際ターミナル完成

 秋田市の秋田港向浜地区で進められてきた「多目的国際ターミナル」の整備が終わり21日、現地などで記念式典が行われた。3万トン級の船舶が入港できるようになり、秋田県は港湾を有効活用して経済の活性化につなげる考えだ。

 関係者約100人が出席。国土交通省の鬼頭平三港湾局長は「東アジア地域が急成長し、環日本海屈指の秋田港の役割はますます重要になる」とあいさつ。寺田典城知事は「長い年月がかかったが、今後ハード、ソフト両面から港の振興を考えていきたい」と述べた。

 事業は国交省の直轄で、秋田運河の岸壁(延長240メートル)を水深12メートルまで掘り下げたほか、周辺港内38.2ヘクタールも整備するなどした。総事業費は約73億円。1994年に着工、終戦直前の土崎空襲で米軍機が投下した不発弾の探査や処理を並行して行い、今年3月に完成した。

 これまでは1万2000トン級までしか入港できず、大型船は別の港で荷揚げし、船底を上げてから入港していた。事業の完成で企業の輸送コストが削減でき、経済活性化にも役立つと期待される。昨年の秋田港の取扱貨物量は約920万トンと過去最高を記録。港の需要は高まっている。

137荷主研究者:2005/09/04(日) 23:49:12

【熊本港:04年度コンテナ貨物取扱量】
http://kumanichi.com/news/local/main/200506/20050607000070.htm
2005年6月7日 09:31 熊本日日新聞
熊本港貨物取扱量 04年は3年ぶり増 中国向け古紙輸出伸びる

 熊本港(熊本市)の二〇〇四年のコンテナ貨物取扱量は前年比5・4%増の四千七百十六個(二十フィートコンテナ換算、空コンテナ含む)で、三年ぶりに増加に転じたことが六日分かった。中国向け古紙の輸出が大きく伸びた。同市のKKRホテル熊本であった熊本港ポートセールス協議会(会長・幸山政史熊本市長)の通常総会で報告された。

 空荷を除く実入りベースでは、輸入が1・5%増の二千百九十六個、輸出が50・7%増の千四十九個。

 品目別では、輸入が農産品五百四十五個、家具装備品二百八十一個、金属製品二百五十九個、輸出が古紙などの再利用資材三百四十四個、機械類百八十九個、衣料・身の回り品百四十九個などの順。国別ではいずれも中国が半数を占めた。

 古紙の輸出は県内のリサイクル業者が利用港を門司から熊本に切り替えたため、前年の約六倍に増えた。

 総会では、大口荷主獲得のため〇三年度から続けている利用荷主に対する輸送費の助成を〇五年度も継続することを了承。また、昨年七月から週一便に減った定期貨物航路(釜山〜熊本〜八代〜長崎〜釜山)の増便を、運行する高麗海運(本社ソウル)に働きかけることを決めた。(前田克)

138荷主研究者:2005/09/05(月) 00:01:37

【下関−中国航路拡充】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050512/yamaguti.html
2005/05/12 西日本新聞
下関―中国航路拡充 「東アジアの玄関口に」 市長ら発展期待 輸入増に対応

 西日本汽船(下関市、小林一夫社長)が下関―中国・上海間の定期フェリー航路の開設と、下関―中国・青島間定期フェリーの増便(週二便から週三便)を発表した十一日、記者会見で小林社長と同席した江島潔・下関市長は「国内で最大の国際航路基地となり、東アジアへの玄関口として、下関の発展の可能性がさらに広がる」と期待を寄せた。

 現在、下関の国際航路は、青島航路(オリエントフェリー)と韓国・釜山航路(関釜フェリー)があり、これに上海航路(上海下関フェリー)が加わることになった。関係者によると、一つの港で三つの国際定期航路を持つところは、国内では下関港だけという。

 今回の日中国際フェリー航路増強の背景には、中国の目覚ましい経済成長がある。オリエントフェリーの輸入貨物量は毎年二けたの伸び率を見せ、二〇〇四年に約三十二万トンと過去最高を記録した。ピークとなった九―十二月にかけては、積載量を超える注文があり、「積み込みを断ったことが数回あった」(小林社長)ほどだという。

 青島航路の増便は、増え続ける輸入貨物の対応策である。その一方、中国の経済・海運の中心地である上海への航路開設は、新たな需要を掘り起こす狙いがある。

 国内で上海航路を運航するのは大阪の二社があるが、小林社長は「大阪からだと片道四十時間以上かかる。片道三十時間の下関には、地の利がある」と強調する。

 下関市が青島市と友好都市を締結して今年で二十五年目。江島市長は「青島航路の増便と上海航路の開設で、日中のきずなが太くなったことを実感する。太くなったきずなを港湾都市下関の発展につなげたい」と話した。

139荷主研究者:2005/09/13(火) 00:31:03

【博多港:上海便「デイリー化」】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050617/morning_news031.html
2005/06/17 西日本新聞
博多港 上海便“デイリー化” コンテナ 中国15航路過去最多

 福岡市は十六日、博多港と中国・上海港を結ぶ国際コンテナ定期航路が二航路増え十二航路となり、月曜から土曜日まで博多港に寄港する「デイリー化」が初めて実現した、と発表した。これにより博多港と中国の港を結ぶ航路は過去最多の十五航路、月間六十八便となった。

 初めての中国航路となった上海航路は、一九九四年に開設。衣類や家電製品、家具などの輸入が中心の対中貿易が活発化し、博多港と上海港とのコンテナ貨物量はこの十年間で十八倍に増え、二〇〇四年は、約五万三千TEU(二十フィートコンテナ換算)を記録した。

 今回航路を開設したのは「SYMS」(就航開始五月十四日)と「Sinotrans」(同六月十五日)。「SYMS」が毎金曜に寄港することでデイリー化が実現した。両航路とも門司にも寄港し、上海まで三―四日で結ぶ。

 博多港の国際コンテナ定期航路は、アジアを中心とする三十四航路で月間百九十便。このうち、神戸以西では唯一の国際基幹航路は、北米二、欧州一の計三航路が就航している。

140荷主研究者:2005/09/13(火) 00:32:00

【博多港、北九州港:スーパー中枢港湾、共同申請視野】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050621/fukuoka.html#002
2005/06/21 西日本新聞
博多 北九州 スーパー中枢港湾 共同申請視野 2市と月内に検討会

 麻生渡知事は二十日、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の「スーパー中枢港湾」指定に向け、今月中に県と両政令市の部局長級による検討会を立ち上げることを明らかにした。両港の共同申請を視野に、釜山港(韓国)などアジアの主要港に対抗するための連携策を話し合う。県議会一般質問で、佐々木徹氏(県政クラブ)の質問に答えた。

 国が指定するスーパー中枢港湾は、国際競争力を持った次世代高規格コンテナターミナル。施設整備などで予算が重点配分され、規制緩和も優先的に実施される。

 麻生知事は「アジアを視野に入れた県の発展のためには国際交流基盤の整備が必要で、両港のスーパー中枢港湾指定が重要になる」と強調。その上で、「指定には両港の連携や協力が必要。両市長とも合意しており、月内に部局長クラスによる検討会を設け、協力関係構築に向けた調整をしていく」と述べた。

 昨年の第一次指定では、複数の港で共同申請した京浜港、阪神港、伊勢湾の三地域が選ばれたが、個別に申請した博多、北九州両港は外れた。

 麻生知事は「二十一世紀の国際関係で最も重要なアジアに向いた港湾の指定が見送られたのは大変残念。早期指定実現に向け、引き続き、国に対し強く要請していく」と語った。

141荷主研究者:2005/09/13(火) 00:35:32

【八代港5万トン級岸壁、2018年度までに整備】
http://kumanichi.com/news/local/main/200507/20050713000032.htm
2005年7月13日 07:03 熊本日日新聞
八代港5万トン級岸壁 2018年度までに整備 策定委が次期計画案

 八代港の整備方針を検討する第三回八代港長期整備構想策定委員会(委員長・栢原英郎日本港湾協会会長)が十二日、八代市のホテルであり、事務局の県が、今秋にも改定予定の次期港湾計画案を初めて示した。現計画で未着手だった五万トン級貨物船が利用できる岸壁を二〇一八(平成三十)年度までに整備することを柱に、物流拠点としての機能強化を狙った。

 同委員会は国、県、市、港湾企業などの二十四人で構成。一九九五年に策定した現港湾計画が十年間の計画期間を終えるため、〇三年五月に発足した。

 次期計画は〇五年度から一八年度までの十四年間。現計画では大半が未着手だったため、県港湾課は「現計画を引き継ぎ、実現可能な計画にした」としている。

 現計画にあった港北側の百二十五ヘクタールの埋め立ては中止。五万トン級対応の岸壁(水深十四メートル)の新設は見直し、整備済みの三万トン級岸壁(水深十二メートル)を改修。五万トン級二隻分の確保を目指す。このほか耐震岸壁の整備、大島石油基地の航路の拡幅、埋め立て地・加賀島地区での多目的緑地整備や親水護岸の建設なども盛り込んだ。

 計画案は近く、県庁や各地域振興局、ホームページで開示し、市民意見を募集。九月の第四回会合で最終案を固める。県地方港湾審議会を経て、十一月の国の交通政策審議会に諮る。(岩下勉)

143荷主研究者:2005/12/29(木) 02:40:19

【富山新港:日韓コンテナ初入港】
http://www.chunichi.co.jp/00/tym/20050806/lcl_____tym_____003.shtml
2005.08.06 中日新聞
『日韓コンテナ』初入港 富山新港 新航路祝い記念式典『人、物、情報玄関口に』

 日韓コンテナ航路の船が五日、新湊市の富山新港に初入港し、同港多目的国際ターミナルで記念式典があり、国、県、市などの関係者が同港の発展を祝った。 (出口有紀)

 同航路は、東京船舶(東京、平山欽一社長)が、韓国・釜山港から苫小牧、秋田両港を結ぶ「どさんこまちサービス(DKS)」航路の新たな寄港地に富山新港を加え、釜山から新港へは毎週金曜日に寄港する。伏木海陸運送(林秀治社長)が代理店業務を務める。

 コンテナ船は「PEACE WAVE」(三、九六四トン)で、二十フィート(約六メートル)コンテナ三百十六本分を積載できる。

 式典では、小泉哲也国交省北陸地方整備局伏木富山港湾事務所長が「DKSにより、韓国・釜山だけでなく、アジア全体がネットワーク化され、北陸全体の発展にもつながる」、分家静男新湊市長が「(新港はこれから)環日本海で一番発展する港。この港を中心としたまちづくりを行い、人、物、情報の玄関口としても、新港を発展させたい」とそれぞれあいさつ。テープカットをして、初入港を祝った。

144荷主研究者:2005/12/29(木) 02:57:25

【水産基地・唐津、再生へ】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050722/saga.html#002
2005/07/22 西日本新聞
「水産基地・唐津」再生へ 市が基本計画発表 11年度の完成目指す

 唐津市は二十一日、水産基地・唐津の再生を目指す基本計画を発表した。唐津西港の水産ふ頭(約十五ヘクタール)を新たに整備し、現在は民営の唐津魚市場、玄海漁連市場を公設民営に切り替えるほか、最先端の衛生管理機能の装備、周辺の加工団地との機能一体化などを目指す。総事業費は約百億円を見込み、二〇一一年度の完成を目指す。

■2魚市場を公設民営化 加工団地と機能一体に
 同計画は、昨年六月に発足させた策定委員会(会長、岡本善嗣・唐津港水産振興協会会長)がまとめた。目指す将来像として(1)高い衛生管理機能(2)地元加工業との一体化(3)唐津港全体の観光資源化(4)地産地消の拠点化(5)環境との調和―を打ち出している。

 二市場の公設民営化は、市場開設者として唐津市または県、両者共同を軸に検討を進める予定。魚介類の取り扱い量もまき網市場約三万八千トン、沿岸物約二千五百トン(いずれも〇三年度)を十年後に四万五千トン、四千五百トンにアップさせる。

 新たな施設として、水揚げから出荷まで一貫した温度管理のできる荷さばき、出荷施設の整備。ふ頭地区と機能を連携させるため加工団地を再整備する。さらに消費者動向を早期にキャッチする情報インフラと情報センターを整備することにしている。

 新しい製氷施設整備はすでに今月から始まっている。今後、一一年度まで六段階に分けて道路、荷さばき場など各種施設、イベント広場、公園などの整備を進める。

145荷主研究者:2005/12/29(木) 03:03:30

【博多港寄港の国際コンテナ船、過去最多】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050818/fukuoka.html#002
2005/08/18 西日本新聞
博多港寄港の国際コンテナ船 8月、過去最多202便

 福岡市港湾局は、八月に博多港に寄港する国際コンテナ船の便数が、一九八二年十一月以来、過去最多の三十六航路二百二便となる見通しを明らかにした。中国の経済成長などに伴い、中国や韓国からの定期航路が増えたのが理由で、市は「地理的優位性が反映された」としている。

 八月の国際コンテナ船の博多港への寄港は、韓国からが最多で八航路八十四便。次いで中国の十六航路七十二便。東南アジアからは八航路三十二便、北米西岸からは二航路六便。中東・北米からが一航路四便、中南米からも一航路四便ある。

 市は「広州や青島など中国の主要港とのネットワーク作りをさらに強化したい」としており、「寄港の増加傾向は続く」とみている。

146荷主研究者:2005/12/29(木) 03:04:52

【ひびきCT:大連航路開設】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050819/morning_news047.html
2005/08/19 西日本新聞
ひびきCTに大連航路開設 23日に初寄港

 北九州市は十八日、同市若松区の「ひびきコンテナターミナル」(HCT)に二十三日から、二航路目となる定期コンテナ船が寄港を開始する、と発表した。新航路は中国・大連などを巡回する。

 新航路は、大連の船会社「威蘭徳船務有限公司」が運航するもので、博多―HCT―門司―大阪―神戸―天津―大連―威海(中国)の各港を結ぶ。週一便の頻度で、同社のコンテナ船「DONG JIANG」(五、二五〇トン)と「HAI SHENG LONG」(七、〇二六トン)の二隻が交互に寄港する。

 HCTは四月に開港。五月に中国・上海などを巡回する初の定期航路が開設された。同市響灘整備推進室は「今後も中国や韓国を中心に、新航路開設に力を注ぎたい」としている。

148荷主研究者:2005/12/30(金) 20:02:57

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051021&j=0024&k=200510217392
2005/10/21 07:21 北海道新聞
韓国・高麗海運が道−中国航路を1年ぶり再開 輸入貨物増に対応

 韓国の海運中堅「高麗海運」(ソウル)は今月末から、北海道(室蘭、苫小牧、石狩湾新港)−韓国・釜山を結ぶ周回定期コンテナ航路を中国まで延長する。中国製品の輸入増などに対応するため、中国航路は一年ぶりの再開で、北海道と中国間の貨物量の増加が見込まれている。

 高麗海運の代理店によると、同社は二○○三年十月に北海道と韓国、中国・東南アジアとの航路を開設したが、船舶チャーター料の高騰から昨年十月に現行の路線に縮小した。

 現在の貨物の取扱量は輸出入合わせて年間約百五十万トンで、中国貨物が半分以上を占める。釜山で別のコンテナ船に積み替え、中国からは家具や自転車などを輸入、道内からは紙類(苫小牧)や金属類(室蘭)、魚介類(石狩湾新港)などを輸出している。

 しかし、積み替えに伴い、到着日が遅れるとの不満が道内の荷主から出ていた。このため、航路を釜山から中国の上海などに拡大し、新潟を含めて新たに七港に寄港する。中国路線の再開で、所要日数が短縮されるなど利便性が高まることや、中国製品の需要増などで北海道と中国の貨物量は二割増になると試算している。

 再開航路は周回に三週間を要すため、高麗海運は現在の九千トン級の高速コンテナ船一隻に加え、新たに二隻を導入。現行通り週一回の運航体制とする。再開後の第一便は室蘭、苫小牧港に二十九日、石狩湾新港に三十一日に寄港する。

149荷主研究者:2005/12/30(金) 20:58:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200510250106.html
'05/10/25 中国新聞
広島釜山フェリー再開難しく

 船の故障などを理由に八月から運休している広島港(広島市南区)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリー「ウンハ(銀河)」について、広島県は二十四日、運航会社・釜関フェリー(釜山市)による運航再開が難しいとの見通しを明らかにした。国際観光、ビジネスの懸け橋として期待され、県も約十二億円の支援をした路線は、就航三年で消える公算が大きくなった。

 県港湾振興室によると、十二日に訪韓した横山修三室長が釜関フェリーの佐藤雄司社長と面会。その際、佐藤社長は船の老朽化や累積赤字、会社の経営悪化などを挙げ「今後の運航継続は困難」と説明した。同社は、取引銀行から最高財務責任者(CFO)の派遣を受け、経営再建中という。

 同社と県は十年間の航路維持を明記した協定書を交わしている。県は今後も継続の要請を続ける考えだが、同社による運航再開は現実的に困難との見方を強めている。

 ウンハは二〇〇二年十月に就航した広島港で唯一の国際フェリー。県は約十二億円かけて出入国施設を備えたターミナルや岸壁を整備した。しかし、一便当たりの乗客数は約八十人で、採算ラインの百―百五十人を下回る状態が続いていた。この八月に船の故障で運休し、同社が撤退を県に通知していた。

 県は、韓国の製造分野の企業が広島―釜山航路の市場調査をし、参入の可能性を探る意向を示している、との情報も得ている。港湾振興室の横山室長は「航路への需要は掘り起こせば出てくる。韓国広島総領事館とも連携し、ポートセールスに力を入れる」と話している。

150とはずがたり:2005/12/30(金) 21:52:17
>>149
明らかに不要。下関に集約すれば良し。
採算ライン100人に対して80人は善戦してたとも云えると思うが。

151荷主研究者:2005/12/30(金) 21:54:05

【三池港物流拠点へ浚渫】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051019/morning_news001.html
2005/10/19 西日本新聞
三池港物流拠点へ浚渫 閉山10年目に着手 来春、国・県

 福岡県が三井三池炭鉱閉山(一九九七年)後の地域振興の柱として掲げた、同県大牟田市の三池港(国指定重要港湾)の物流拠点化整備事業が、閉山から十年目の来年、前進することが十八日分かった。国計画の航路浚渫(しゅんせつ)事業に対し、漁業への影響などを不安視していた地元漁業者が大筋で了承したためだ。浚渫は来年四月をめどに始まる見通し。総整備事業費は二百億円規模とみられる。

 浚渫事業は五カ年計画。遠浅の有明海から三池港への進入路となる内港航路を、現在の水深七・三メートルから一〇メートルに掘り下げ、幅員も五十メートルから七十二メートルに広げる。国、県を合わせた総事業費は約百十五億円。県は、将来的に港のそばに小型船だまり(事業費約八十億円)を設置する方向で検討している。

 現在の水深では、大型船は満潮時しか入港できないが、浚渫後は一二、〇〇〇トン級の貨物船が常時出入港できる。二〇〇八年春には有明海沿岸道路が三池港から同県大川市まで供用開始予定。大牟田市に近い九州自動車道南関インターチェンジと合わせ、三池港周辺の物流機能が大幅に高まると期待される。

 事業は、閉山後の九九年に国が承認した三池港港湾計画に盛り込まれたが、地元漁業者側は、同港沖合の漁場への影響回避や同港内に無断停泊している県外遊漁船の撤去などを事業受け入れの前提とし、国、県との協議が難航していた。

 漁業者側は今月八日の同県有明海漁連理事会で、浚渫を航路内に限るなどの条件で大筋で了承。近く開く組合長会議に報告する。

152荷主研究者:2005/12/30(金) 22:16:14

【石狩湾新港:設備投資が活発化】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051118&j=0024&k=200511174081
2005/11/18 08:09 北海道新聞
石狩湾新港 設備投資が活発化 本年度、10社工場を新設

 【石狩湾新港】石狩湾新港地区の設備投資が本年度に入り、活発化している。同地区で用地分譲を進める第三セクター「石狩開発」(宮脇憲二社長)によると、今年四月から十月末までに、工場を十社が新設、十一社が増設した。設備投資額は約六十億円。石狩開発は「立地企業の好調ぶりを裏付ける数字」と話している。

 同地区では九月上旬、食肉加工業「ホクビー」(石狩、林茂生社長)が既存の工場隣接地に総工費約十一億円をかけて建設した新工場(三千四百平方メートル)が本格稼働した。売り上げの七割を占めるステーキの生産を倍増したほか、七月に閉鎖した室蘭工場のラインを集約した。

 また、サッシ製造の「YKK AP」(東京)は総工費約七億円をかけ、現在の工場敷地内に延べ床面積七千九百平方メートルの新工場を建設。来年四月稼働予定で、同社は「景気が回復傾向の北海道の住宅建て替え需要に対応し、高断熱の樹脂窓の製造部門を強化した」という。

 同地区では、設備投資企業への道の助成金制度があるが、石狩市は本年度から固定資産税などを二年間免除する制度を新設。石狩開発は「これらの優遇制度が、新規参入の決め手になったケースも多い」と話す。さらに二○○三年度から始めた土地のリース制度が「初期投資が少なくて済む」と中小企業の工場新設を後押ししているという。

153荷主研究者:2005/12/30(金) 23:01:07

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051202&j=0024&k=200512027624
2005/12/02 07:16 北海道新聞
「札幌港」を通称に 石狩湾新港、集荷増へ「道都隣接」をPR

 【石狩湾新港】小樽、石狩両市にまたがる石狩湾新港を利用する荷受会社や商社など、四十二社でつくる石狩湾新港振興会(鈴木繁男会長)は一日、札幌市内で開いた臨時総会で、同港の通称名を「札幌港」とすることを決めた。大都市圏にありながら知名度が低いといわれる同港に「札幌」の名称を付けてPRし、集荷増につなげるのが狙いで、今後、道と両市でつくる石狩湾新港管理組合(管理者・高橋はるみ知事)に対し、名称変更を働きかけることを検討している。

 同会がこれまで、道外や海外の荷主などに石狩湾新港の利用を売り込む際、「どこにあるか分からない」と指摘されることが少なくなかった。「札幌港」の通称にすることで、道都・札幌に隣接していることがわかりやすくなり、同会は今後、道外で荷主らを対象に実施する説明会などで「札幌港」を前面に出していく。

 後背地の分譲を進める石狩開発の宮脇憲二社長は「札幌港として定着すれば、企業誘致に弾みがつく」と期待。管理組合の吉田幸一専任副管理者は「通称名の扱いについては考えていきたい。関係機関の合意があれば、名称の正式変更は可能」としている。

 昨年十月には、京都府が玄関港としてPRするため、舞鶴港を通称「京都舞鶴港」とした。石狩湾新港の取扱貨物量は、ピークの二○○一年は三百四十三万八千五百トンだったが、二○○四年は三百二十九万六百トンと伸び悩んでいる。

154荷主研究者:2005/12/30(金) 23:16:30

【相馬港取扱量伸び悩み】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/12/20051215t61014.htm
2005年12月14日水曜日 河北新報
相馬港取扱量伸び悩み 課題山積 市長選18日告示

 任期満了に伴う福島県相馬市長選が18日、告示される。同市では企業誘致が奏功し、産業の蓄積が進む陰で、重要港湾の相馬港が存在感を発揮できずにいる。30年以上にわたり巨費が投じられてきた港はなぜ伸び悩んでいるのか。かじ取り役の選択を前に、現状と課題を探った。(相馬支局・加藤健太郎)

<02年頂点に減少>
 「83%」。相馬港で2004年に取り扱われた総貨物量に占める石炭と石炭灰の割合だ。1年間の荷揚げ、荷出しの約9割が、3つある埠頭(ふとう)のうちの1つに集中している。

 重要港湾の中でも、八戸や小名浜などと並んで「高度利用推進港湾」に位置付けられる相馬港。2004年の取扱貨物量は614万5000トンと、03年と比べて約59万トン増加し、過去最高を記録した。

 数字を引き上げた正体は、専用埠頭を持つ相馬共同火力発電新地発電所(福島県新地町)だ。石炭の輸入、石炭灰の輸出、移出(国内向け)の増加が、そのまま数字に表れた。

 専用埠頭以外に2つある公共埠頭の取扱量は計約102万トン。地元への波及効果を呼び込むことが期待される両埠頭だが、03年から3万7000トンの微増にとどまり、過去最高だった02年と比べると約6万トン減少した。

<認知度不足重く>
 相馬市商工振興課は「あれだけの施設がありながら、地元として生かし切れていないのが現状だ。公共埠頭の利用をどう増やすかを真剣に考えなければならない」と頭を悩ませる。

 高速道路や港湾施設などインフラ整備が進めば、利用拡大は望めるとの声がある一方、ある港湾関係者は「相馬港そのものの認知度が低い」と、より根本的な問題を指摘する。

 企業に港を売り込む「ポートセールス」は、手探りの状態が続く。相馬市と新地町、福島県は初めて、9月から県内外の企業約100社を対象に、相馬港のアンケートを実施した。調査に応じたのは約6割で、積極的なPRには至っていない。

<好立地生かせず>
 03―04年には、国、県、地元自治体に運送業界を加えた「利用拡大を考える勉強会」が開かれた。ポートセールスの在り方を中心に計6回の会合を重ねたが、具体的な方向性までは見いだせなかった。

 「ビジョンが見えないままでは、相馬港の存在はいずれ消えてしまうのではないか」。相馬市内の企業の幹部は、地域の財産の行く末に不安を抱く。

 港湾事情に詳しい東日本国際大(いわき市)経済学部の石井英朗教授は「相馬港は、隣接する相馬中核工業団地との関係が切れた状態にある。有効に活用するためには、他の港湾とネットワークを組み、機能分担するなどの柔軟な発想が必要だ」と指摘している。

[相馬港] 1960年に地方港湾の指定を受け、61年に整備開始。70年に使用が始まり、74年、重要港湾に指定。81年に全国初のエネルギー港湾に指定された。現在の3つの埠頭に加え、新たに3号埠頭の整備が進んでいる。

155荷主研究者:2005/12/30(金) 23:50:47

【博多港 貿易活況、コンテナ置き場不足深刻化】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051112/morning_news015.html
2005/11/12 西日本新聞
貿易活況、コンテナ急増 博多港 置き場不足深刻化

 福岡市の博多港で、積み荷をおろした後の空きコンテナ置き場の不足が深刻化している。同港の国際海上コンテナの取扱量が、同市の予測を上回って増加しているため。同港では中国などアジアとの貿易拡大が続き、今年も取扱量は前年比二ケタ増のペース。このため、既存施設の能力は限界として、地元の港湾関係者からは新たなコンテナターミナルの早期整備を求める声が出ている。

 「通常に比べ取扱量が二、三割増える年末、空きコンテナの置き場がなくなるのではないか」。博多港の港湾関係者からは心配の声が漏れる。

 博多港の国際コンテナ定期航路は三十七航路月間二百六便(一日現在)で、特に上海など中国航路の増加が目立つ。

 これに伴い、国際海上コンテナの取扱量も過去最高を更新し続け、二〇〇四年には約六十一万TEU(二十フィートコンテナ換算)を記録。今年六月までの速報値でも前年を一割以上上回るペースで増えており、四年前に福岡市が出した予測値(〇八年以降に六十八万TEU)に達しそうな勢いをみせている。

 取扱量に比べて博多港のコンテナターミナルが手狭であることは以前から指摘されていた。八年前に全面開業した香椎パークポートコンテナターミナル(面積二二・三ヘクタール)では、ターミナル内に空きコンテナの保管場を確保できず、周辺にある福岡市の港湾関連用地を借りて暫定ヤードとし、面積計約八ヘクタールまで順次広げてきた。

 二年前には人工島(アイランドシティ)にコンテナターミナル(面積一四・七ヘクタール)ができ、空きコンテナの保管場として一・七ヘクタールを設けたが、不足状態は解消されないままだという。

 空きコンテナは輸出する貨物を積むためにも必要であり、貿易量が増えれば空きコンテナが増えるのは避けられない。

 このため、人工島での新たなコンテナターミナルの早期整備を求める声が強まっている。

156荷主研究者:2005/12/30(金) 23:52:47

【唐津港機能 岸壁整備】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051119/morning_news009.html
2005/11/19 西日本新聞
唐津港機能 2倍に 国交省審議会答申 岸壁整備、水深は9メートルに

 国土交通省の交通政策審議会は十八日、佐賀県唐津市の唐津港について、取り扱い可能な年間貨物量を現在の二百三十万トンから約一・九倍の四百四十万トンに増大させる港湾計画の改訂を北側一雄国交相に答申した。

 大型の貨物船や旅客船が接岸できる長さ二百三十メートルの岸壁を整備するのが改訂の柱。唐津港の物流機能は飛躍的に高まりそうだ。

 港湾計画は向こう十年余りの整備や運営の在り方を定めており、国交相から改訂の通知を受けた港湾管理者(唐津港は佐賀県知事)が正式に決定する。計画に基づき今後、予算案が策定される。唐津港の計画見直しは十七年ぶり。唐津市民でつくる「唐津みなとまちづくり懇話会」が示した素案が改訂に多く反映された。

 計画では、一九六九年の築造で老朽化が激しい長さ百六十五メートルの港南部の東港地区の岸壁を、二百三十メートルに延長。水深七・五メートルと浅いところを九メートルまで深くする。これにより、大型トレーラーやフォークリフトがそのまま乗り入れられる「RORO(ローロー)船」や、大型客船が接岸できる港になる。景観に配慮し、港の緑地化や里浜の再生も行う。

 唐津港は国の重要港湾に指定されているが、現在はクレーンでコンテナを積み降ろししなければならない国内向けコンテナ船しか入港できない。RORO船が入港可能になることで、輸送量が伸び、輸送時間も短縮。地域経済の競争力が増すという。

157とはずがたり:2005/12/31(土) 00:51:21
>>154
相馬港は重要港湾の必要なし!
地方港湾にして国庫の支出減らすべし。
序でに東北中央自動車道の相馬延伸も不要。

158とはずがたり:2006/01/08(日) 12:35:20
【秋田港を「高度利用推進港湾」に格上げ】

秋田港を格上げへ/国土交通省、新規事業が可能に
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060108a

 埠頭(ふとう)建設などの新規事業を行わないとする「利用促進重点港湾」に区分されていた秋田港が、新規事業を認める「高度利用推進港湾」に格上げされる見通しであることが、関係者の話で分かった。国土交通省東北地方整備局の幹部が10日、寺田典城知事を訪れ報告する予定。

 秋田港は昨年2月、平成12年―14年の貨物量の推移などに基づき、船川、能代両港など全国42港湾とともに「利用促進重点港湾」に区分された。

 秋田港の区分の見直しは19年度末とされていたが、同局は15年度以降、秋田港の海外コンテナの取扱量が増加していることに着目。日本海側のコンテナ、フェリーの拠点となっている秋田港の見直し時期の前倒しを検討していた。

(2006/01/08 09:30)

162荷主研究者:2006/02/06(月) 01:57:31

【境港:2005年水揚げ12位に転落】
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/108731006.html
'06/01/01 山陰中央新報
境港水揚げ、12位に転落

 境港市の境漁港の二〇〇五年一年間の水揚げ量(三十日現在速報値)が三十一日、発表された。九万五千二百二十八トンで、前年に比べ約17・9%の減となり、全国順位は前年の九位から十二位に下がった。同漁港の水揚げ量が十万トンを下回ったのは、三十六年ぶり。全国トップは二十三万百六トンの静岡県の焼津港。

 同市水産農業課によると、書き入れ時の十一月に主力魚種であるアジ漁が不振だったことや、十二月がしけ続きでほとんど漁に出られなかったこと、エチゼンクラゲの大発生などが影響したとみている。水揚げ総額は百七十九億円(前年比3・2%減)で、順位は前年と同じ十三位。

 境漁港の水揚げ量は、ピーク時の一九九三年には約六十九万トンの漁獲を誇ったが、その後はイワシの激減などで低迷。近年は十万トンぎりぎりの状態が続いていた。

 全国の確定値は二月末ごろに発表される予定。

163とはずがたり:2006/02/06(月) 02:02:03
>>162
10年余りで1/7以下になるのかね,しかし。。

164とはずがたり:2006/02/06(月) 02:03:27
高度利用推進港湾
http://www.google.com/search?hs=Zcr&hl=ja&client=opera&rls=ja&q=%E9%AB%98%E5%BA%A6%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%8E%A8%E9%80%B2%E6%B8%AF%E6%B9%BE&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

港 湾 整 備 における投 資 の重 点 化
?重点化財源を捻出するための17年度措置内容?
・重要港湾の利用度を評価し、利用促進に重点をおくべき重要港湾においては、
新規事業を行うとしても改良工事に限定するとともに、継続中の事業につい
ても不断の見直しを行い、投資の縮減を図る。(別紙1)
⇒係留施設の建設工事に占める改良工事のシェアは、17年度予算案では5
年前に比べ倍増(図1)(12年度 16%→17年度予算案 36%)
⇒継続事業の見直しにより、事業費 100 億円以上の投資を縮減
・地方港湾統合の推進による投資の縮減(別紙2)
⇒約 20 港(28 港→約 10 港程度へ統合見込み)の港数削減
(約80億円の後年度事業費の縮減)
・事業実施箇所数等の絞り込み
地方港湾における事業を厳に抑制
⇒事業実施港数(図2)
210港(対前年度比▲16港、平成8年度比▲50%)
重要港湾の小規模施設の新設は厳に抑制
⇒事業実施箇所数(図3)
740 箇所(対前年度比▲50 箇所、平成8年度比▲45%)

今後の重要港湾への投資の考え方

重要港湾(特定重要港湾を除く105港)を、利用特性に応じて「利用促進重点港湾」と「高度利用推進港湾」に区分する。「利用促進重点港湾」では、既存ストックの有効活用を進め、「高度利用推進港湾」では、新規投資にあたっての評価のより一層の厳密化やコスト縮減等の重点化を進めることにより、投資の効率化を図る。

●利用促進重点港湾
国と地域とが協同して利用促進に取り組むことにより、今後の利用向上が望まれる港湾

●高度利用推進港湾
効率的・効果的な新規投資により、更に利用の増進が見込まれる港湾

165荷主研究者:2006/02/06(月) 02:09:07

【博多−上海港コンテナ急増】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051229/morning_news026.html
2005/12/29 西日本新聞
博多−上海港コンテナ急増 近い主要港物流網充実 就航相次ぎ1.5倍

 福岡市の博多港と中国・上海港間でコンテナ貨物の取扱量が急増している。二〇〇五年一―八月の取扱数は約四万六千五百TEU(二十フィートコンテナ換算個数)と、前年同期(約三万TEU)から一・五倍増。上海経済の急速な発展に伴い、海運業者の就航が相次いだことが背景にあるようだ。

 福岡市港湾局によると両港間のコンテナ輸送航路は十二月現在、十三航路・五十六便で、〇四年の九航路・三十六便から大幅増。特に中国系船会社の就航が相次いでおり、〇三年十一月に就航した高速定期貨物船「上海スーパーエクスプレス」の好調な輸送実績も取扱量を押し上げている。

 海上輸送は空路に比べコストは安いが、輸送時間がかかることが課題。博多港は、上海から最も近い国内主要港で、鉄道や航空などの国内物流網も充実していることから、上海などアジアの各都市を中心に需要が高まっているという。

 博多港の国際コンテナ取扱量は年々増加しており、〇四年には過去最高の約六十一万TEUを記録。〇五年も前年比一割超のペースで増えている。福岡市港湾局は「今後も、企業進出が著しい上海を中心に博多港が利用される機会はさらに増える」と予測している。

166荷主研究者:2006/02/06(月) 02:10:36

【石狩湾新港:貨物船停泊が過去最多】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051227&j=0019&k=200512273542
2005/12/27 13:02 北海道新聞
貨物船停泊が過去最多 石狩湾新港 14隻、さらに更新も

 【石狩湾新港】石狩湾新港に二十六日、十四隻の貨物船が停泊した。石狩湾新港管理組合によると、一日の停泊数としてはこれまでで最多。二十七日には、さらに四隻が停泊を予定しており、記録更新の可能性もある。

 同組合によると、二十五日までに九隻が入港し、二十六日にさらに五隻が入港。今年五月二十五日の十三隻を抜いて、一九八二年の供用開始以来、最多となった。貨物船のうち、六隻はロシアからのカニを積んだ船で、歳末の需要増が背景にあるという。その他では、韓国向けに鋼材を運ぶ船が二隻、セメント、砂を運ぶ国内船が二隻ずつなどとなっている。

 同組合によると、二十七日にもロシアからのカニを積んだ船など四隻が入港予定で、出港する船次第では、さらに記録を更新しそうだ。石狩湾新港は船の規模や積み荷に応じ、東、中央、花畔、樽川の各埠頭(ふとう)に大型船が一度に合計十九隻接岸できる。

 同港の今年九月末現在の取扱貨物量は前年同期比6・4%増の約二百六十三万トン。来年十一月、後背地にニチレイが冷蔵倉庫を新設するほか、苫小牧埠頭株式会社が二○○七年、中央埠頭に灯油タンクを増設するなど投資が相次ぐ。同組合は「今後も取扱貨物量の伸びが期待できる」としている。(中村公美)

167東アジア海運研究者:2006/02/06(月) 13:27:18
最近、東アジア海運を研究しようと思うが、特に中、日、韓3国間の航路再編を構築に関する研究。どんな資料を読めばいいですか。推薦して下さい。

168とはずがたり:2006/02/12(日) 16:35:08
『ひたちなか都市開発』と『茨城港湾』
県、2法人を統合へ
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060212/lcl_____ibg_____001.shtml

 県は十一日、常陸那珂港周辺の開発を手がける「ひたちなか都市開発」(本社・ひたちなか市)と港湾管理会社「茨城港湾」(同)の二法人を統合する方針を固めた。橋本昌知事が十三日の県議会調査特別委員会で、こうした方針を説明する。

 ひたちなか都市開発については、外部の専門家による出資団体の評価委員会が昨年二月、「複合ビルの建設など設立目的の事業の見通しが立たず存在意義は希薄」として、見直しを指摘。同地区で企業活動を支援する「ひたちなかテクノセンター」を加えた三社での統合を提言した。

 しかし、二〇〇四年度決算では、ひたちなか都市開発は二千五百万円、茨城港湾は三千二百万円の最終黒字を計上。これに対し、テクノセンターは四千三百万円の赤字となり、三社統合はほかの株主の理解が得られないのではないかとの見方が出ていた。

 ひたちなか都市開発は、旧米軍水戸対地射爆撃場の跡地整備を目的に一九九二年に設立。資本金二十五億五千万円で、県は51%にあたる十三億円、ひたちなか市が二億円、東京電力と日立製作所が一億五千万円ずつ出資している。主な業務は同地区の案内窓口や港湾建設作業員の宿舎の管理など。

 茨城港湾は〇三年、「常陸那珂埠頭(ふとう)」と「大洗埠頭開発」の統合で発足。常陸那珂、日立、大洗の三港の管理をしている。資本金四億円のうち50・5%の二億二百万円を県が出資し、ひたちなか市、大洗町、東海村が四千万円ずつ出資している。

 三社の社長はいずれも角田芳夫副知事が務めている。 (佐久間 光紀)

170杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/02/18(土) 21:46:54
何処のスレに投下しようか悩みましたが・・・・・

韓日、鉄道・船舶連係運送事業を推進
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=72841&servcode=300&sectcode=300

韓国鉄道公社(社長、李哲)は17日、鉄道と船舶を利用してコンテナ貨物を航空運賃より安く速く日本まで運ぶ「複合一貫運送サービス」を推進中だと、明らかにした。

このサービスは、鉄道公社が日本鉄道貨物株式会社(JR Freight)との実務協議を通じて、12フィート(積載量5トン)コンテナ貨物を鉄道と海運を連係して運送する国際複合一貫輸送事業を推進することに合意したことで推進されている。

特に、この運送サービスは、従来の航空運送料金より低廉でありながら、ソウル−東京間を48時間以内で配送(Door to Door)できるため、首都圏で急増している電子・電気部品などの少量多品種高付加価値商品で航空運送に取って代わると予想される。

鉄道公社のパク・チュンソン物流事業団長は「韓中日国際物流協力の新しいモデルに発展する可能性が高い」とし、「日本側と緊密な協議が行われており、4月中に了解覚書(MOU)を締結し、早ければ7月から営業を開始できるだろう」と語った。

2006.02.17 19:16:58

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

171荷主研究者:2006/02/26(日) 23:10:18

【金沢港に国内定期便の動き】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060107001.htm
2006年1月7日更新 北國新聞
金沢港に国内定期便の動き 石川県、輸出需要を調査

 大水深岸壁が整備される金沢港で、貨物船の国内航路が新設、増便される可能性が浮上してきた。コマツ粟津工場(小松市)は六日、金沢港からの建機輸出を拡大するために国内航路拡充を石川県に要望。これに対し県は、県内外の企業を対象とした輸出需要調査に乗り出すとともに、調査と並行して各企業に金沢港の利用を呼びかけていく考えを示した。

 コマツ粟津工場が金沢港で利用している貨物便は、月一便の北米行きと、不定期の苫小牧行き。現在は輸出の多くを名古屋など県外の港に頼っており、増産に伴い陸送コストが上がっている。さらなる受注拡大が見込まれる粟津工場では、輸送コスト圧縮と陸送で発生する二酸化炭素の削減が課題となっている。

 コマツが新工場を建設する金沢港大浜地区では、大型貨物船が就航できる大水深岸壁(水深十三メートル)が整備されることになっており、〇八年度には水深十二メートルで暫定供用開始となる。高橋良定工場長は航路拡充は県が輸出需要を把握しなければ困難として、「(暫定供用開始の)三年後まで待つのではなく、今からしかけていくことが大事だ。まずは国内航路を拡充してほしい」と訴えた。

 二〇〇三(平成十五)年に国が行った調査によると、県内の企業と事業所が金沢港から輸出したコンテナは、輸出総量の22・5%にあたる九千六百五十九トン。五年前の調査と比べると重量ベースで倍以上の伸びを示しており、「調査後も輸出需要は伸びている」(県商工労働部)。

 県は金沢港からの輸出増は企業誘致に結びつくとみて、来年度に輸出需要調査を実施する方向で検討している。調査結果と、最も輸出量が多いとみられるコマツの意向に基づき、航路新設や増便を探る構えだ。

 高橋工場長は「仮に苫小牧便が増えても、粟津工場の建機だけでは船が埋まらない。北陸の輸出企業と協力しながら航路拡充を実現したい」と話している。

172荷主研究者:2006/02/26(日) 23:17:40

【八戸港:2005年コンテナ取扱量】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/01/20060114t22013.htm
2006年01月13日金曜日 河北新報
八戸港、コンテナ取扱量7%増 中韓路線好調

 青森県八戸港の定期コンテナの取扱量が2005年、初めて2万TEU(一TEUは20フィートコンテナ1本分)を超えたことが、13日分かった。好調な中国・韓国航路が実績を押し上げた。行政や物流業者で組織する八戸港国際物流拠点化推進協議会は「国内港湾同士の競争は激しいが、さらに多くの地元企業に使ってもらえるようPRしたい」としている。

 八戸港は、1994年に東北で初めて外国定期コンテナ航路を開設。現在、東南アジア、中国・韓国、北米の外航3路線、横浜港と結ぶ内航フィーダー一路線の計4路線が、月1便から週2便就航している。

 05年の取扱量は、前年比7%増の2万132TEU。輸出入の上位は中国、台湾、タイ、カナダ、韓国の順。94年に開設された東南アジア航路の伸びが鈍った半面、中国の好景気を反映して中国・韓国航路が11%増と好調に推移した。

 品目別では、ステンレス鋼の原料となるフェロニッケルが輸出の39%を占めた。八戸港に隣接する大平洋金属からの輸出が大きく寄与した。次いでイカの内臓の粉、古紙などの順。輸入ではタピオカのでんぷん、製材、日用雑貨が続いた。

 東北地方整備局が港湾管理者から集めた統計によると、定期コンテナ路線を持つ東北の港は7港。うち海外航路を持つ5港は、04年の取り扱いが多い順に、仙台塩釜9万3148、秋田2万5937、八戸1万8781、小名浜1万7027、酒田6903(単位はTEU)。

 八戸港国際物流拠点化推進協議会事務局の八戸市貿易振興対策室は「便数の少ない地方港は、京浜の港に比べ不利だが、陸上輸送の経費も含めて考え、地元港をもっと使ってもらいたい」と、企業側に働き掛けを強める方針。

173荷主研究者:2006/02/27(月) 00:42:08

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060121002.htm
2006年1月21日更新 北國新聞
北米西海岸に新航路検討 石川県、需要を調査へ 金沢港利用推進懇談会

 石川県は、北米東海岸航路が開設されている金沢港で、新たに西海岸航路の開設を検討するため、県内や隣県の企業を対象に貨物の需要調査に乗り出す。二十日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで開かれた金沢港振興協会の利用推進懇談会で県側が明らかにした。

 現在、月一便の東海岸航路はコマツ粟津工場(小松市)の輸出が好調なため、企業側から新たな寄港先として西海岸を希望する声が上がった。県は近く、同港を利用している企業約百社に対し、アンケート調査を実施する予定である。

 また、企業側は、金沢港を拠点にした国内主要港への航路開設に向けて検討を始めていることを報告した。現在、コマツ粟津工場が利用する不定期の苫小牧行きのほか、横浜、仙台など太平洋側の国内主要港を対象としており、クレーンを使わずに荷物の積み下ろしが可能なRORO(ロールオン・ロールオフ)船をチャーターし、主要港で貨物を積み替えした上で外国へ向かう航路も想定している。企業側では月数便程度実施したい考えだ。

 水深十三メートルの大水深岸壁の整備に関し、県側は整備後の新航路誘致を目指して、企業千社以上に需要調査することを報告した。

174荷主研究者:2006/02/27(月) 00:44:45

【金沢港:大水深岸壁08年10月暫定共用】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20060123001.htm
2006年1月23日更新 北國新聞
08年10月に暫定供用。金沢港大浜の大水深岸壁。水深12メートル、整備は桟橋形式

 金沢港大浜地区の大水深岸壁(水深十三メートル)整備が二〇〇八(平成二十)年十月に水深十二メートルで暫定供用される見通しとなった。岸壁整備は工期短縮とコスト減につながる桟橋形式を採用する。二十三日に始まった県の新年度当初予算案知事裁定で固まった。知事裁定では、大水深岸壁整備に合わせ、ドイツの船会社が金沢港と海外を結ぶ国際貨物便航路を検討していることが示された。

 金沢港大浜地区の大水深岸壁整備は新年度政府予算案で国直轄事業として新規採択され、新年度は事業費二十億円(国費約十一億円)が計上された。関連する周辺道路整備などを含め、〇六年度以降の総事業費は約二百五十億円となっている。事業完了は二〇一五年度を目指すが、大浜地区に進出するコマツの新工場が〇七年一月の操業開始を予定していることを受け、〇八年十月に暫定供用させる。

 大浜地区では長さ二百六十メートルの岸壁を建造、大型船の停泊地と航路(水深十三メートル、幅三百五十メートル)二・五キロを整備する。西防波堤も延長させる。桟橋形式を採用する岸壁は既設護岸を二十七・五メートル延ばす形となる。

 ふ頭につながる臨港道路(県道大浜御供田線)は〇六年十二月までに一部を暫定供用させる。大浜地区の大水深岸壁整備に伴い、御供田地区では泊地の一カ所増を検討する。

 知事裁定で、岡田稔土木部長は「世界一周航路を展開するドイツの船会社から大水深岸壁が整備されれば、金沢港に寄港したいとの要望がある」と語った。

 県は二十五日、県が保有する「大浜工業用地」を二十二億七千七百万円余でコマツに売却する仮契約を締結する。

 新年度当初予算案は経常経費に一部の政策予算を加えた「準通年型」となり、三月の知事選後に政策予算を柱とする六月補正予算案が編成される。

 谷本正憲知事は知事裁定に先立ち、金沢港の多目的ターミナル整備について「国家予算にも事業費が盛り込まれており、相手方(コマツ)の約束を果たすためにも年度当初からやらなければならない」と語り、事業推進に取り組む姿勢を強調した。

176とはずがたり:2006/03/10(金) 15:33:10
米港湾管理進出、UAE企業が撤退 米議会の猛反発で
http://www.asahi.com/international/update/0310/006.html
2006年03月10日13時05分

 アラブ首長国連邦(UAE)の国営企業「ドバイ・ポーツ・ワールド」による米国の港湾業務への進出問題で、ド社は9日、「米国内の業務すべてを米国の組織に移す」との声明を発表した。米議会の猛反発を受けて撤退を余儀なくされた形で、進出を支持したブッシュ大統領には痛手となりそうだ。

 声明は「UAEと米国の良好な関係を守るため」と進出断念の理由を説明。ドバイ首長のマクトムUAE副大統領が決定したとした。移管先や金額などの詳細は明らかにしていないが、米財務省と協議する方針を示している。

 この問題では、ド社がまず、英海運大手「P&O」を買収することで同社と合意。P&O社はニューヨーク港など米国の6港の港湾管理業務を請け負っていたため、買収により、これらの港の管理業務がド社に移るはずだった。米政府は買収を許可したものの、米同時多発テロ実行犯の2人がUAE出身だったことなどから議会で与野党双方が強く反発した。

 ブッシュ大統領は「安全保障上の問題はない」と強調。買収が認められないと「対アラブ差別」と受け取られかねないと理解を求めた。だが、議論は過熱する一方で、ワシントン・ポスト紙とABCテレビによる5日の共同世論調査でも、70%が「UAE企業に港湾管理を認めるべきではない」と答えていた。

 大統領は議会での買収阻止法案提出の動きに対し、拒否権発動も明言していたが、8日には下院歳出委員会が買収阻止項目を盛り込んだ法案を圧倒的多数で可決。拒否権の発動は事実上不可能になっていた。

 ホワイトハウスのマクレラン報道官は「(ド社の決定は)事態を前に進め、解決する方策を提示した。米国とUAEの幅広い関係の重要性を反映したものだ」と米メディアに語った。

177とはずがたり:2006/03/17(金) 00:32:07
大運・関西商運
合併に関する覚書を締結
http://www.weekly-net.co.jp/topics963.html

 大運と関西商運は15日、平成19年4月1日を期日として合併を行うことに基本的に合意し、合併に関する覚書を締結した。

 この合併により両社は、より充実した陸海空、国際複合一貫輸送体制を構築。さらなる収益機会を獲得し、企業価値の最大化実現をめざすとしている。

 また大運では同日、株式期末配当予想の修正を発表。3月期の期末配当金、1株当たりゼロ円が1円に修正された。

(06/03/15)

178とはずがたり:2006/03/25(土) 12:19:18
秋田曳船が内航海運業に参入/29日に初荷積み
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060324d

 港湾輸送・倉庫業の秋田海陸運送(秋田市、渡部幸男社長)のグループ会社で、タグボート運航の秋田曳船(同)は、国内沿岸の海運事業に参入する。28日に内航貨物船の引き渡しを受け、29日に秋田港で初荷の積み込みを行う。貨物船の内航海運業参入は県内唯一となる。

 建造したのは「海陸丸」(499トン)。最大積載量は1651トンで、内航貨物船の平均的な大きさ。総額7億円をかけて北海道室蘭市の造船工場で造った。厳冬期での日本海も安定航行できるように、船の強度を高めた「北国仕様」とした。船籍は船川港。

 乗組員(5、6人)と船舶は同社が管理。同社と用船契約を結んだ新日鉱ホールディングスグループの日本マリン(東京)が運航する。取り扱い対象は、石油や硫酸、自動車など専用船で運ぶ物以外の一般貨物。コンテナの積載も可能。定期航路として寄港地を定めず、日本マリンのスケジュールに基づき航行させる。

(2006/03/24 09:21

183とはずがたり:2006/03/29(水) 02:59:53
【九州港湾物流基地①:06.03.18-19】

<唐津港>
*全農エネルギー(株)唐津石油基地
*昭和商事石油(株)唐津受注センター=昭シェル系http://www.showa11.co.jp/company.html 唐津地盤の石油商社だが本社は既に福岡に移してしまった。唐津・福岡・北九州が地盤のようであるが,北九州への供給は北九州の昭シェルからかね?
*昭和シェル石油(株)唐津油槽所
*液化ガスターミナル(株)唐津製造所…三井石油系

<三角港>
*三昭(株)三角支店
*松藤商事(株)三角事業所

<八代港>
◎大島石油配分基地
*出光興産(株)八代油槽所
*エクソン・モービル 八代油槽所 2005年6月末で廃止のはずなのだが。http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/332
*新日本石油(株)八代油槽所(新日石ガスもあり)
*上野輸送(JONET)
*(株)Misumi LPG及び石油タンクあり

◎新港地区
*八代ニチハ
*西田精麦 http://www.westa.co.jp/ 醸造用や食用の精麦を製造している
こんな事もしているようだ→「この会社では焼酎の原料として焼酎会社に麦を納品した帰りのトラックで焼酎廃液を引き取り飼料化しています。」http://www.namagomi.net/archives/2005/09/post_3.html
*上組
*八代飼料 http://jafma.lin.go.jp/kumiai/kyu/ku1.htm パシフィックグレーンセンター(株)に隣接し、日清丸紅飼料(株)、協同飼料(株)、各社の配合飼料を受託製造する会社です。
*竹原化学
*ヤマハ
*明和工業
*パシフィックグレーンセンター http://www.pgcc.co.jp/
*熊本くみあい飼料
*太平洋セメント
*宇部ケミラ(株)(過酸化水素のタンク)
*徳山セメント
*宇部三菱セメント
*(株)サントレーディング(苛性ソーダのタンク)旭化成系。http://www.asahi-kasei.co.jp/suntrading/index.html
*住友大阪セメント
*新日鐵高炉セメント
*小野田セメント
*八代化学(硫酸バンド、PAC、塩酸のタンク)PACと云えば多木化学http://buturyu.e-city.tv/takikagaku.htmlだが。。
*三井石油
*松岡石油(株)ケミカルタンクヤード http://www3.ocn.ne.jp/~matsuoka/ 日石系らしいが,祝日には国旗をとかHPでほざいておる,右翼か。
*メルシャン(株)八代工場保税蔵置場 八代アルコール蔵置場

<米ノ津>
*NEDO 出水アルコール工場 米ノ津作業所
*マルイ農協 飼料サイロhttp://www.marui.or.jp/ 出水地盤の鶏専業の農協のようである

184とはずがたり:2006/03/29(水) 03:00:18
>>183-184
【九州港湾物流基地②:06.03.20-21】

<宮崎港>
*徳山セメント 宮崎サービスステーション
*日本セメント 宮崎サービスステーション
*太平洋セメント 宮崎サービスステーション(旧小野田セメント)
*三井セメント(使用中止)
*コスモ石油 宮崎油槽所
*宮崎石油基地(株)宮崎油槽所(全農、出光、ニヤクのローリー)JA宮崎系。http://www.mz-ja.or.jp/kyodo/kyodo1/sekiyu/sekiyu.html
*JA肥料供給センター

<細島港> http://www.miyazaki-port.go.jp/html/hososhima_port.html
◎細島港(商業港地区)
旧細島港駅、倉庫群は残るもの
の寂れている

◎細島港(工業港地区)
○細島1区
*旭化成(株)日向化学品工場(JRコンテナを積んだトラック目撃)
*センコー(株)延岡支店 日向営業所

○細島2区
*東ソー(株)
*(株)日向製錬所 住友金属鉱山系。http://www.smm.co.jp/c_info/kinzoku/hyuga.html 工場に隣接して三井住友建設のぼろい事務所があった。

○細島3区
*太平洋セメント(株)日向サービスステーション(アサノセメント及び小野田セメント)
*新日鐵高炉セメント(株)日向サービスステーション
*宇部三菱セメント(株)日向サービスステーション
*南日本くみあい飼料(株)日向工場
*第一糖業(株)本社工場
*(株)科学飼料研究所

○細島4区
*旭化成(株)FEC事業開発部
*旭化成(株)日向事業所
*富士チタン工業(株)日向工場
*(株)ピー・エス 宮崎工場

◎細島港(白浜地区)
*コンテナターミナル
*王子木材緑化(株)日向営業所 http://www.oji-ryokka.co.jp/
*日向林産(株) 王子系 http://www.oji-ryokka.co.jp/aboutus/03.html
*東西オイルターミナル(株)日向油槽所(新日石、コスモ、東燃ゼネラル)(IDEXとニヤクのローリー)
*日本石油ガス(株)日向ターミナル(空き地)

<佐伯港> http://www.beppu-port.go.jp/port/saiki/index.html
*(株)興人 JRコンテナが工場内にあるのを目撃

<大分港>(西大分付近のみ)
*(株)ガスエネルギー大分 LPGタンク2基
*新日本石油(株)大分ターミナル、ワシダ石油ガス(株)、三愛石油(株) LPGタンクやボンベがある以外は空き地
*昭和シェル石油(株) 空き地
*東燃ゼネラル石油(株) 空き地

<日出港>
*JA北九州くみあい飼料(株)
*速見コンクリート工業(株)三菱宇部セメント・麻生ラファージュセメントのセメントサイロ

<中津港>http://www.pref.oita.jp/17300/nakatsu_siyouryou.htm
*日本通運(株) コンテナ通運デポ 日通エコライナー31コンテナあり
*大分運輸(株) コンテナトラック多数
*カリツーhttp://www.karitsu.co.jp/
*徳山セメント

<苅田港> http://www.pref.fukuoka.lg.jp/wbase.nsf/0/453a7d41e704c81449256c100005ab36?OpenDocument
*麻生セメント
*宇部興産
*日立金属

185荷主研究者:2006/03/29(水) 23:58:10

【三池港に釜山航路就航】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060105/morning_news023.html
2006/01/05 西日本新聞
三池港に釜山航路 4月就航、初の海外定期便 大牟田市

 福岡県大牟田市の三池港(国指定重要港湾)と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が、四月にも開設されることが四日分かった。同港への海外定期便就航は初めて。三井三池炭鉱閉山(一九九七年)後の地域振興策の柱として国、県は二〇〇六年度から、総額二百億円以上をかけて航路しゅんせつなど同港整備事業に着手する予定。さらなる定期航路の増設も予想され、同港の物流拠点化に期待が高まる。

 関係者によると、就航するのは海運会社「興亜海運」(韓国・ソウル)のコンテナ船で、週一回、三池港に寄港する。同港の整備で航路が水深一〇メートル(現在七・三メートル)に拡張されれば一二、〇〇〇トン級の貨物船が入港できるのをはじめ、福岡県南部、佐賀、熊本両県に近い同港の将来性に着目、就航を決めたとみられる。

 一月中にも興亜海運と港湾管理者の福岡県が、定期コンテナ航路開設についての協定書を締結する。当面は大牟田市内の三井系企業や、同市に進出予定の企業の積み荷を運搬する予定。同海運関係者は「就航によって、地元の活性化にもつなげたい」としている。

 同港の整備事業は一九九九年に国が承認した三池港港湾計画に盛り込まれた。沖合の漁場への影響を不安視する地元漁業者と国、県の協議は難航したが、昨年十月に同県有明海漁連理事会が大筋で了承した。航路しゅんせつは五カ年事業。

186荷主研究者:2006/03/30(木) 00:03:10

【博多港:05年度コンテナ取扱量最高】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060111/fukuoka.html#004
06/01/11 西日本新聞
博多港 コンテナ取扱量最高 05年度 外国航路乗客数も

 福岡市は十日、博多港の二〇〇五年の国際海上コンテナ取扱量が六十六万個(二十フィートコンテナ換算)を突破、外国航路の乗降客数も約六十八万人となり、ともに過去最高だった〇四年の記録を更新したとする速報値を発表した。市は、アジア諸国との貿易や韓国からの観光客の増加が背景にあるとみている。

 コンテナ取扱量は、前年比で中国航路が約20%、韓国航路が約5%の伸び。中国の急激な経済発展に伴い、電気機器や事務用機器、精密機器類などの取り扱いが増えた。

 博多港は神戸港より西で唯一、北米と欧州への長距離基幹航路を持つ。現在、国際定期航路は三十六航路、月間二百二便が就航している。

 国土交通省が博多湾の人工島で計画している一五メートル岸壁は、〇六年度の政府予算案に初めて整備費が計上された。

 一方、外国航路の乗降客数は、前年比2・6%増。中でも韓国人客の増加が顕著で、前年に比べ24%増の三十三万九千人となり、全体に占める割合は50・1%と、日本人を上回った。

 市によると、韓国では〇四年から週休二日制を採用する企業が増えており、連休を利用して、日本でゴルフや温泉を楽しむ韓国からのツアー客が目立っているという。

187荷主研究者:2006/03/30(木) 00:08:03

【博多港・北九州港:スーパー中枢港湾共同申請】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060119/morning_news015.html
06/01/19 西日本新聞
スーパー中枢港湾指定 博多、北九共同申請へ 両市合意 連携策を協議

 福岡、北九州両市は十八日、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)について、国が重点投資する「スーパー中枢港湾」の指定に向けて、国土交通省に共同申請することで合意した。両市は今後、福岡県とともに具体的な連携策を取りまとめ、早期に申請する方針。国は両港の連携や機能分担を求めており、指定は有力とみられる。

 両市は二〇〇三年、単独での指定を主張しそれぞれ申請したが、複数の港による指定を目指した他地域と比べ、コンテナ貨物の取扱量が圧倒的に少なく、〇四年の指定から漏れた。その後、国の要請を受けた県が、共同申請に向け調整に乗り出していた。指定されれば国内四例目。日本海側の港としては初めてとなる。

 県などによると、両港による具体的な連携策としては、災害時の相互支援や、施設使用料などの減免措置、両市を結ぶ道路網整備などを協議しているほか、九州自動車道を含めた高速道について弾力的な料金設定などで物流コスト削減を検討する。

 さらに、北米や欧州など国際航路の誘致や船会社に対する営業活動の強化などの「ポートセールス」に共同で取り組み、現在は博多港で約六十六万TEU(二十フィートコンテナ換算、二〇〇五年度速報値)、北九州港で約四十七万二千TEU(〇四年度実績)の国際コンテナ取扱量の増加を図る。

スーパー中枢港湾

 香港や韓国・釜山港などアジアの主要港と対抗することを目的とした次世代の高機能・大規模コンテナターミナル。国際競争力を持った物流拠点として国の予算が重点配分され、コンテナ船の大型化に対応した大水深岸壁などの施設整備を進め、税制上の優遇措置も受けられる。2002年10月に国土交通省が選定委員会を設置、04年には京浜(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神(大阪港・神戸港)の三地域が指定された。

188荷主研究者:2006/03/30(木) 00:30:23

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?j=0019&d=20060131
2006/01/31 14:06 北海道新聞
サハリン航路の初便、ロ貨物船が寄港 石狩市「定期便化目指す」

 【石狩湾新港】石狩湾新港で初のサハリン航路となる貨物船の第一便が三十日午後、同港に入港した。ロシア・サハリン沖で進む石油・天然ガス開発プロジェクトの後方支援基地を目指す石狩市は「プロジェクトの物資供給地として、石狩湾新港の重要性が高まる」と期待している。

 同航路はロシアの中堅海運会社サハリンシッピングカンパニー(SASCO)が、釜山(韓国)とコルサコフ(サハリン)間で就航している航路を、同港経由に変更したもので、月に二回程度の不定期便として運行される。

 石狩市は一九九七年に「サハリン石油・天然ガス開発プロジェクト石狩後方支援基地推進協議会」(通称・スピック)を立ち上げ、同プロジェクトの関連企業に対して、新港地区のPR活動を進めてきた。

 今回の就航でサハリン地域へは、建設用資機材のほか、建設労働者用の生活物資の供給なども見込まれ、市は「新港の後背地には食品関連の企業も多いので、好影響があるのでは」(経済部)と期待している。

 この日、寄港第一便となったロシア船籍のパロメイ号(六四六九トン)は昼すぎに接岸。午後からはスピック会長の田岡克介石狩市長らが同船を訪れた。田岡市長はセルゲイ・ヴェズホフ船長に石狩の地ビールなどの記念品や花束を贈呈し「待ちかねた航路就航。市を挙げて歓迎します」とあいさつしていた。

 今後の活動について田岡市長は「定期便化に向け、さらに働きかけたい」と話していた。(中村公美)

189荷主研究者:2006/03/30(木) 01:05:55

【フジトランス苫小牧−名古屋貨物船毎日運航へ、トヨタ系の輸送に対応】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060211&j=0024&k=200602103885
2006/02/11 08:07 北海道新聞
24日から毎日運航 フジトランス苫小牧−名古屋貨物船  

 【苫小牧】車両輸送最大手のフジトランスコーポレーション(名古屋)は二十四日から、現在週に五、六便の苫小牧−仙台−名古屋航路を毎日運航する。RORO船(フェリー型の貨物船)としては道内最大級となる一五、七八一トンの新造船を導入し、トヨタ自動車北海道(苫小牧)など道内企業の需要増に応える。

 同社は現在、一一、五○○−一四、八○○トンの専用船を使い、乗用車を苫小牧港に運んでいるほか、トヨタ自動車北海道が製造する自動変速機(AT)を輸送している。

 増便は、業績を伸ばすトヨタ系の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で製造される完成車を、仙台からトヨタ本社のある名古屋に運ぶとともに、トヨタ北海道のATなどの部品の輸送増に対応するのが目的だ。

 新造船「清和丸」は、トラックを最大百三十五台と、同時に乗用車も九百十五台搭載でき、同社のRORO船としては最大級。

190TM:2006/04/07(金) 11:47:15
新潟から2090 2092東京行きの列車にはさまざまな会場タンクコンテナで化成品を輸送していたけど
4月ぐらいから神栖行きの塩酸返送 東京行きにラテックス返送 などばかりが載っててまったくほかのタンクコンテナ(化成品輸送)がなくなってます縮小したのかほかに列車ができたのか不明なのですが

191とはずがたり:2006/04/07(金) 12:53:30
情報提供感謝ですm(__)m

東京方面─新潟方面の化成品タンクコンテナ輸送は鉄道がよく利用されていた区間ですが,化成品輸送は工場の生産品目のたてかえ等で一気に廃止されてしまったりするので心配です。。
年度替わりで輸送がちょっととまってるとかだと良いんですけど。

192TM:2006/04/07(金) 13:02:44
ご返答まことにありがとうございました

193とはずがたり:2006/04/18(火) 23:58:09
舞鶴港の貨物量12%増(前年比)過去最高に 外国、国内貿易ともに増加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000055-kyt-l26

 京都府港湾課はこのほど、昨年1年間の舞鶴港の取り扱い貨物量の実績をまとめた。火力発電に使う石炭輸入やフェリーでの国内輸送が好調で、外国貿易、国内貿易ともに増加。全体の貨物量は前年より12・4%増え、938万1000トンと過去最高を記録した。
 外国貿易は、前年比24・8%増の276万5000トン。関西電力舞鶴発電所の需要で石炭の輸入が同38%増え、220万5000トンとなったのが大きく影響したほか、ロシアなどへの中古自動車の輸出も2・4倍に増えた。
 国内貿易は661万6000トンで、前年比7・9%増。舞鶴−小樽間を約20時間で結ぶ高速フェリーが一昨年7月に就航した影響などで、フェリーの貨物輸送利用が増え、同6・2%増の520万4000トンと全体の約8割を占めた。
 府港湾課は「全体で過去最高となったのは良かったが、原木輸入が前年より13万トン減るなど課題もあり、石炭以外の貨物の取り扱いを増やせるようポートセールスを強化したい」としている。
(京都新聞) - 4月18日23時9分更新

194とはずがたり:2006/04/18(火) 23:58:44
>>192
またその後の情勢に変化などありましたら宜しくです。

195荷主研究者:2006/05/02(火) 22:32:22

【三河港のクレーン2基目増設へ】
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060216/lcl_____ach_____002.shtml
2006.02.16 中日新聞
三河港のクレーン2基目増設へ県が新年度予算に計上

 県は、三河港の神野西ふ頭(豊橋市神野西町)に二基目のコンテナ用大型クレーンの増設を決めた。二〇〇六年度当初予算案に七億三千万円を計上し、レールの敷設や電気施設の建設を進める。

 三河港では一九九八年度にコンテナターミナルを七号岸壁に開設。コンテナの取扱量は九九年の五千百個(二十フィート換算)から六年間で三万二千個に増えている。クレーンが一基しかなく、故障や点検に備え、同市や企業が増設を要望していた。

 新しいクレーンは、現ターミナルの北西約五百メートルの八号岸壁に設置する予定。〇七年度にクレーン本体を据え付け、〇八年度初めの稼働を目指す。現在の大型クレーンは老朽化が進んでおり、将来的には八号岸壁にターミナル機能を集中させる方向で検討している。

 豊橋市は県がクレーンを増設すれば、修理や点検といった管理業務を豊橋商工会議所などと共同で引き受ける考えをこれまで示している。今後、第三セクターの管理運営機関の設立も視野に入れ、協議する。

 市港湾活性課は「クレーンの増設でコンテナ処理能力が上がり、定期便の誘致にプラス材料。赤字を出さないためには、一基につき三万個のコンテナが必要とされており、できるだけ早く六万個を実現したい」と話している。

 (丸田 稔之)

197荷主研究者:2006/05/03(水) 00:04:59

【金沢港:中国航路再開、大連、青島に寄港】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060302003.htm
2006年3月2日更新 北國新聞
金沢港、16日から中国航路再開 中国の船会社、大連、青島に寄港

 昨年末から途絶えていた金沢港の中国航路が十六日から、約二カ月半ぶりに再開する。中国の船会社がコンテナ船を運航し、大連、青島に寄港するルートとなる。金沢港振興協会では寄港先に上海を加えるよう引き続き調整を進める方針である。

 中国航路は昨年末、別の中国の船会社が経営上の理由から運休していた。新しい船会社は安通海運国際有限公司(中国・大連市)で、二隻のコンテナ船を使い、毎週木曜日に金沢港に入る週一便体制とする。日本では敦賀、直江津にも寄港するフィーダー(支線)船となる。

 金沢港では、機械、部品類の輸出入ともに伸びており、二〇〇五年のコンテナ取扱量では、輸入は前年比37・2%増、輸出は同46%増となった。〇六年は繊維機械の輸出増も見込まれていることから、金沢港振興協会では、安通海運に対し、重要港である上海にも寄港を呼び掛けている。

 金沢港振興協会は一日、石川県地場産業振興センターで懇談会を開いた。県や、金沢市、荷主企業などの約百二十人が参加した。北陸経済連合会は、国際物流の強化や、北陸の各港の価値を高めるため、新年度内に「北陸広域物流促進会」を設立する考えを明らかにした。

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060302/ftu_____thk_____005.shtml
2006.03.02 中日新聞
中国コンテナ航路、金沢港の上海便休止 大連・青島便などは9日再開

 昨年末から一時運休していた金沢港や敦賀港(福井県)の中国コンテナ定期航路が9日から再開される。しかし、昨年4月に始めたばかりの上海への寄港はそのまま休止することが1日、分かった。上海を経由せずに大連・青島便として、以前と同様週1便で運航する。中国の船会社側の事情によるというが、上海を含めた中国便の金沢港の取扱量は実績があるだけに、関係者は早期の再開を目指して船会社に働きかける意向だ。 (坂本正範)

 中国便は上海、大連、青島の3都市と日本の金沢、敦賀、直江津(新潟)、舞鶴(京都)の4港を結んで週1便で就航していた。上海は昨年4月に寄港地として加わった。運航主体の中国の船会社の事情で昨年末から運休。船会社と日本側の総代理店が替わり、当初は同じ寄港地を引き継いで再開するとみられていた。

 しかし、関係者によると、新しい中国の船会社が日本海へ配船するのは初めてのために慎重になり、積載量が小さく、速度が遅い船を就航させる。このため多くの荷物を積めず、日数もかかることなどを理由に上海を寄港地からはずしたという。舞鶴の寄港も中止した。今後の再開について「見通しはない」(石川県)という。

 金沢港のコンテナ貨物の取扱量は、中国向け輸出入は昨年1年間で前年比40・2%増と好調。このうち上海向けは中国各港の中で取扱量が最も多く38・4%増。敦賀港でも上海便への荷主の要望は高く、「船の大型化を要請している」(敦賀港振興協会)という。

 金沢港の国際コンテナ便は、韓国(釜山)の週3便、北米東海岸(ニューヨーク)の月1便、再開する中国(大連・青島)の3航路に戻る。新たな定期便として北米の西海岸を検討するなど今後の整備を進めているだけに、石川県は「運航再開を粘り強く求めていく」としている。

 再開される中国航路は9日に大連を出港し、敦賀に15日、金沢に16日に寄港する。

198荷主研究者:2006/05/03(水) 00:15:10

【新潟東港開発計画:2006年度で終了】
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2006031130889
東港開発計画、06年度で終了

 県は10日までに、新潟東港地区(新潟市、聖籠町)での工業地帯と港湾の一体的な整備指針を定めた新潟東港開発計画について、計画期間を延長せず、2006年度末で終了させることを決めた。1962年に策定され、産業構造や経済環境の変化から3回の計画規模縮小や期間延長を経て続いてきた同計画は、44年で幕を閉じることになった。
 同計画の業務を担当する県東港開発課は06年度末で廃止され、売れ残った工業用地は県企業局に有償で譲渡、港湾管理業務は県港湾空港交通局内で引き続き行う。

[新潟日報 03月11日(土)]
( 2006-03-11-9:11 )

199荷主研究者:2006/05/03(水) 00:30:56

【伏木外港国際ターミナル暫定共用】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20060315003.htm
2006年3月15日 北國新聞
初荷は「清めの塩」 伏木外港国際ターミナル 暫定供用記念の日に大型船

 伏木外港多目的国際ターミナルの暫定供用記念式典が行われる十九日、インド産の工業塩を積んだ大型船が寄港することになった。清めの意味もある塩が大型の初荷となることに「縁起が良い」との声が聞かれ、関係者は港の発展に期待を込めている。

 代理店の伏木海陸運送(高岡市)が十九日に到着するようにスケジュール調整した。入港するのはパナマ船籍の「HEIAN」で、総トン数一六、八九六トン、全長は百六十六メートルの大型船である。

 HEIANは先月下旬、インドを出航した。十八日深夜に伏木外港に到着し、十九日明け方をめどに接岸する。記念式典では塩の荷揚げ作業の公開も検討している。

 多目的国際ターミナルの暫定供用開始により、伏木外港には二―三万トン級の船舶が接岸できるようになる。

200荷主研究者:2006/05/03(水) 01:06:32

【浜田港のコンテナ料、減免延長】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603260018.html
'06/3/26 中国新聞
浜田港のコンテナ料、減免延長

 島根県内ただ一つの国際貿易港・浜田港の利用拡大を図るため、県は四月から四年間、コンテナ施設利用料を半額にする減免措置期間を延長する。二〇〇三年度から始めた減免措置でコンテナ取扱量は二倍に増えており、県外の他港との競争力を維持する。

 県によると、〇三年度からの減免措置の結果、コンテナ取扱量は、六百三十本(〇二年度)から〇五年度は千三百本へとほぼ倍増が見込まれる。競合する境港(境港市)から茶の輸入や瓦の輸出、門司港(北九州市)からレーヨン、パルプの輸出が浜田港にシフトしたという。

 一方、一航海のコンテナ数平均は二十五本で、定期国際コンテナ航路維持のための目安である五十本に及ばず、施設の使用料収入は減免前の七割程度に落ちている。

 県は、地元経済界からの要望を踏まえ、県西部の産業活性化や、定期国際コンテナ航路維持を目指し、減免措置の延長を決めた。この措置で、利用料は、他港と同等以下の水準となる。

 県港湾空港課は「地元や広島県北部の企業の潜在的ニーズを掘り起こし、ポートセールス活動を強化したい」としている。(城戸収)

201荷主研究者:2006/05/03(水) 01:12:55

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603280006.html
'06/3/28 中国新聞
神原汽船、物流センターを新設

 外航海運業の神原汽船(福山市)は二十七日、福山市箕沖町に福山物流センターを開設した。四月下旬から本格稼働させる。二十八日で運用開始から一年となる福山港国際コンテナターミナルのそばに建設し、配送時間の短縮と福山港の貨物取扱量の拡大を図る。

 センターは、鉄骨二階建てと一部平屋(延べ床面積約二万三千六百平方メートル)。広島県箕沖産業団地の敷地約五万七千三百平方メートルに約三十億円をかけて建設した。

 衣料品を折り畳まずにハンガーで大量保管したり、段ボールを自動の鉄製棚に載せて仮置きしたりする最新設備のほか、値札の取り付けや商品をチェックする流通加工、倉庫など九種類の機能スペースで構成。通関業務から配送までを担う。

 同社は二〇〇四年七月、福山港物流センターを同じ箕沖町内に開設した。日中間の貨物輸送が急増して手狭になったため、〇五年一月から新物流センターの建設を準備してきた。福山港物流センターと新物流センターの併用で、同社の福山港での貨物取扱量は10―20%拡大する見込み。

 同社は現在、中国の上海、大連、青島など主要港に向けて六航路の定期便を運航している。(中島大)

202荷主研究者:2006/05/03(水) 22:11:28

【韓国―高松のコンテナ新航路開設】
http://www.shikoku-np.co.jp/news/economy/200604/20060407000358.htm
2006年4月7日 19:26 四国新聞
韓国―高松のコンテナ新航路、8日開設

 韓国の海運会社・東南亜(ドンナマ)海運は八日、高松港コンテナターミナル(香川県高松市朝日新町)の新たな国際定期航路として、韓国北部の平沢港を結ぶ航路を開設する。高松―平沢間は四国で初めて。この航路は釜山を経由するため、高松―釜山間は週二便から同三便に増え、利便性が向上する。

 東南亜海運が使用するコンテナ船「ハンセ」(三〇九六トン)は、積載能力二百十五TEU(二十フィートコンテナに換算した個数)。航路は平沢―釜山―高松―水島(岡山県)で、高松港には毎週土曜日に寄港する。

 平沢港はソウルから南に車で約一時間の距離に位置する韓国の主要港の一つ。ソウルの積み出し港として最近は日本や中国などとの取扱量が増えているという。

 高松港コンテナターミナルの国際定期航路は現在、釜山航路が週二便、上海航路と青島航路がそれぞれ週一便で運航。同ターミナルの貨物取扱量は一九九七年の航路開設以来、毎年順調に増加しており、二〇〇四年は前年比20・4%増の三万六百九十四TEUと四国一となっている。

 東南亜海運の日本総代理店を務めるセブンマウンテン・ジャパン(東京)の金貴栄社長は七日、県庁に真鍋知事を訪ね、「主力航路の東南アジアやソウル首都圏と香川との貿易貨物量の拡大に寄与したい」と抱負を語った。

203とはずがたり:2006/05/07(日) 00:41:41
コルサコフは嘗ての大泊である。
今すぐ稚泊航路と貨物列車の稚内乗り入れを復活して貨車航送を復活させよう!!
高校時代,トラベルミステリーが好きだった俺は稚泊航路を勝手に復活させて連絡特急のダイヤ勝手に引いて「樺太連絡特急はつかり殺人事件」の筋書きを作ったものです(未完に終わるw)

フェリー:旅客、貨物とも過去最高を記録−−稚内〜サハリン定期航路 /北海道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060503-00000147-mailo-hok

 稚内とロシア・サハリン州を結ぶフェリーの定期航路は05年度、旅客・貨物とも過去最高を記録したことが「日ロフェリー定期航路利用促進協議会」(佐々木正丞会長)のまとめでわかった。小樽とサハリンを結ぶ定期航路は原油価格の高騰などで休止しており、明暗を分けた。
 日露間の定期便は、95年からスタートし、現在のように稚内―サハリン(コルサコフ)を日本のフェリー会社が運航するようになったのは99年。05年度の便数は99年度の56から128便に倍増し、旅客数は5943人と過去最高を記録した。
 石油・天然ガス開発のサハリンプロジェクトがここ数年本格化していることに伴い、重機や機械部品などの貨物が急増し、99年度の282トンから05年度は7026トンと約25倍になった。
 一方、小樽―サハリン(ホルムスク)間は00年からロシアのフェリー会社が運航していたが、需要が伸びず、原油価格の高騰もあって昨年8月に休止。利用促進協議会は今年度、小樽―ホルムスク間の運航再開を目指し、日本とロシアで合同会議を開く。[有田浩子]
5月3日朝刊
(毎日新聞) - 5月3日15時1分更新

204とはずがたり:2006/05/10(水) 23:50:52

清水港コンテナ取り扱い 4年連続で過去最高
http://www.shizushin.com/local_politics/20060509000000000021.htm

 県清水港管理局がこのほどまとめた平成17年の統計概況によると、清水港のコンテナ取扱個数は総個数が53万4000個、うち外貿(外国貿易)コンテナが41万1000個といずれも4年連続で過去最高を更新した。
 中国経済の隆盛を背景に、アジア航路でコンテナ船の大型化がみられる。同港でも5万トン以上の隻数が16年の86隻から101隻と17%増、総トン数も572万トンから686万トンへと20%も増加した。
 同管理局は引き続きコンテナ貨物は増加し、大型化が進むと見込み、新興津地区を中心に国際海上コンテナ機能の拡充・強化を目指す。
 取扱個数の推移をみると、平成13年には総個数が39万3000個だったのに対し、14年は43万9000個、15年は46万8000個、16年は51万9000個だった。17年までの4年間で36%伸びた。
 航路別では北米と近海(中国、韓国など)が好調だった。品目別で動きが活発だった荷は、北米航路の輸出で二輪自動車、自動車部品、同輸入で製材、紙・パルプなどだった。

205とはずがたり:2006/05/14(日) 01:26:09
ひびきが酷すぎるね。。

北九州港:昨年、貨物量最多 自動車伸び1億104万トン /福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060511-00000127-mailo-l40

 北九州市港営課がまとめた05年の北九州港の貨物取扱量は1億104万トンとなり、現在の形で統計を取り始めた64年以来の最高を記録した。一方、同年4月に開港した新顔・ひびきコンテナターミナルは苦戦が続いている。[古川修司]

 ◇新顔「ひびき」は苦戦続く
 北九州港は太刀浦、小倉、ひびきの3公共コンテナターミナルや新門司、洞海湾など市内港湾施設の総称。
 新門司自動車物流センターの本格稼働で完成自動車の搬出・搬入が伸びたほか、中国、韓国との貿易活発化で全国的にコンテナ輸送が増加。さらに、トラックによる陸上輸送からフェリー輸送に移行する傾向が続き、貨物量はこれまでで最も多かった73年の1億76万トンを32年ぶりに上回った。
 このうち、コンテナ貨物は746万1673トン。20フィートコンテナ換算個数で48万3799TEUと、前年より2・4%増え、4年連続で前年を上回った。しかし、約1000億円をかけて建設されたひびきコンテナターミナル(若松区)の取り扱いは3399TEUと、全体の0・7%に過ぎなかった。
 同ターミナルは年間30万TEUの処理能力がある。市物流振興課によると、開港から今年3月末までの1年間でも5825TEUと低迷。上海航路がベトナムまで延長されるなどの動きはあったが、依然として週5便の就航にとどまっている。物流拠点として定着するにはまだ時間がかかりそうだ。
〔北九州版〕

5月11日朝刊
(毎日新聞) - 5月11日13時2分更新

206とはずがたり:2006/05/14(日) 01:27:00

浜田−釜山港間のコンテナ航路がシャトル便化
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=652225006

 国際貿易港・浜田港と韓国・釜山港間に運航されている定期コンテナ航路が今月から、両港間を直接結ぶシャトル便となり、利便性が拡大している。国内の他港を経由して寄港していた従来の航路に比べて輸送時間が大幅に短縮され、関係者は同港の貿易拡大や地域経済の振興に期待を寄せている。

 浜田港の定期コンテナ航路は2001年3月に開設され、韓国の船会社・南星海運(本社・ソウル市)が週一便運航している。

 これまでは、釜山を木曜日に出港し、博多、下関を回り土曜日に浜田へ入港。翌日、釜山へ帰港する航路だったため、浜田港から釜山港への輸出は1日でできていたもの、輸入には3日かかっていた。

 この航路が今月から、月曜日に釜山を出港し翌朝、浜田に入港。水曜日に釜山へ帰港する両港のシャトル便に変更されたため、輸出入とも1日で可能になった。土曜日を挟まないため通関も最短で1日で済むようになり、利便性が飛躍的に向上した。

 航路変更に伴い、船もこれまでよりコンテナ(20フィート換算)を62本多い404本積める「ペガサス・パレード」(5833トン)に変更し輸送量が拡大した。

 関係者は、浜田港の利用計画がたてやすくなり、企業などの荷役拡大に期待。島根県などと連携してポートセールスを強化したいとしている。

('06/05/10 山陰中央新報)

208青箱:2006/06/02(金) 09:00:17
以前は埠頭近くの道路のは平気でシャーシ台(コンテナ積み)が切り離され止ってる光景が見られてましたが、今度の道路法改正後はやはり気になってるドライバーが多くなったのか激減したような

209荷主研究者:2006/06/26(月) 00:23:47
中国地方の国際コンテナ取扱量の推移
http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_7

【中国地方の2005年の国際コンテナ取扱量】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200605030056.html
'06/5/3 中国新聞
国際コンテナ 広島港は1割減少

 ▽マツダの一部移転 影響

 国際コンテナ取扱量が中国地方で最大の広島港で、二〇〇五年の取扱量が前年に比べて10・2%減少した。過去十年間では最大の下げ率。マツダ(広島県府中町)の海外工場向け自動車部品に関連した輸出入の一部が防府市に移ったことが影響した。中国地方の港湾全体の取扱量は微増で、初めて五十九万個(二十フィートコンテナ換算)を超えた。

 中国、九州の両地方整備局がまとめた十一港湾の〇五年速報値で分かった。広島港は輸出が前年比10・2%減の七万五千四百四十八個、輸入が10・3%減の七万三千三百十七個。輸出入全体でも10・2%減って十四万八千七百六十五個にとどまった。

 最大の貿易品目である自動車部品の生産の一部が防府市に移ったため。これに伴い防府市の三田尻中関港は、輸出が35・3%、輸入が24・8%それぞれ増加。全体では30・9%増の四万九千九百七十二個となり最大の伸び率をみせた。

 〇五年三月に大型船が入港できる本格的な国際コンテナターミナルの運用を開始した福山港は、輸出入全体で10・9%増加した。化学工業品などが主力の輸出は15・6%増の三万三千六百七十六個、衣料品が中心の輸入は7・3%増の四万四十六個とそれぞれ増えた。取扱量の規模は前年と同じく広島、水島、下関に次いで四番目だった。

 中国地方全体では、輸出が0・8%増の三十二万二千九百五個、輸入は0・2%増の二十六万七千四百一個。全体は0・5%増の計五十九万三百六個と、わずかに増えた。(伊東雅之)

210荷主研究者:2006/06/26(月) 00:29:02

【水島港港湾計画機能強化へ】
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2006/05/10/2006051008244270006.html
2006年5月10日掲載 山陽新聞
水島港港湾計画機能強化へ 岡山県改定案 架橋や企業分譲地拡張

 岡山県は、2004年度に策定した水島港(倉敷市)の施設整備などの基本方針となる長期構想に基づき、現行の港湾計画の改定案をまとめた。港湾機能を強化するため、玉島地区と水島地区を結ぶ橋の整備などを盛り込んでいる。11日に県地方港湾審議会に諮問。答申を得た上で成案を作成する。

 計画では、新架橋は4月1日に無料化された水玉ブリッジラインの南側に設置する。道路部分を含めた総延長は約3キロ(うち高梁川橋梁部約1・5キロ)。2車線で幅8メートル。歩道は設けない。07年度の国直轄事業に盛り込むよう要望、認められれば国が事業費の3分の2を負担する。

 開通すれば、水玉ブリッジラインは生活道路、新架橋は産業道路として活用する。国内外のコンテナ船航路が充実してきた玉島ハーバーアイランドと水島工業地帯を行き来するトラックなどにとって、利便性が格段に向上する見込み。

211荷主研究者:2006/06/26(月) 00:42:02

【高松港:国際コンテナ取扱量初の減少】
http://www.shikoku-np.co.jp/news/social/200605/20060516000395.htm
2006年5月16日 19:34 四国新聞
国際コンテナ取扱量初の減少−高松港

 高松港コンテナターミナルの二〇〇五年の国際コンテナ取扱量は、前年比2・2%減の三万十四TEU(二十フィートコンテナに換算した個数)となり、一九九七年六月の取り扱い開始以来、初めて減少したことが十六日、分かった。〇五年一月に釜山航路が週一便減ったことで貨物が他港に流れたのが主な要因。ただ、荷主側の利用意欲は依然として高く、香川県は「港の利便性を高めるとともに、県内や近県企業へのポートセールスを強化してさらなる利用促進を図りたい」としている。

 同日、県庁で開かれた同ターミナル振興協議会総会の席上、明らかになった。

 県交通政策課によると、同ターミナルの昨年の国際コンテナ取扱量は前年より六百八十TEU減少したものの、松山港の二万八千八百二TEU(前年比2・4%増)を上回り、二年連続で四国一をキープ。国際コンテナ取扱量は全国六十五港湾中、二十七位で前年より一つ順位を下げた。

 取扱量の内訳は、輸入が一万四千六百十三TEUで前年比4・7%減、輸出は四千三百三十八TEUで同11%減少した。月平均の取扱量は二千五百一TEUで前年に続き二千五百台を維持した。

 航路別では、原油高や船料の上昇などに伴う海運会社の経営合理化により、週三便から週二便に減少した釜山航路が一万三千四百五十七TEUで同23・3%減少。一方、上海航路は同12・5%増の一万千百十五TEU、青島航路は同66・6%増の五千四百四十二TEUと好調を維持したことから、全体では2・2%の減少にとどまった。

 釜山航路は今年四月から週三便体制に戻っており、同課は「荷さばき能力が倍増するガントリークレーンの整備も進めており、積極的なセールスで貨物量は再び増加するのでは」と期待してる。

212荷主研究者:2006/06/26(月) 00:51:27

【福山港:国際コンテナ港を2バース化】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200605230083.html
'06/5/23 中国新聞
福山国際コンテナ港を2バース化

 ▽国に要望へ 来年度採択狙う

 広島県は、福山港国際コンテナターミナル(福山市箕沖町)に岸壁を増設し、同時に二隻が接岸できる二バース体制に強化する方針を固めた。国の補助金を受けて整備する考えで、二〇〇七年度の事業採択を目指す。昨年三月に使用を始めて以来、取扱量が順調に増えており、ターミナル機能の向上を図る。

 県空港港湾部によると、荷降ろし用のガントリークレーンを備えた既存の岸壁(長さ百七十メートル)の南西側を埋め立て、同規模の岸壁を新設。ガントリークレーン一基を増設する。隣接する既存の埋め立て地約四ヘクタールも、コンテナなどを置くふ頭用地として整備する。

 事業費は約六十億円と見込み、〇七年度にも設計に着手。〇八年度に着工し、一〇年度の完成を目指す。二バース化は、国や県選出国会議員に要望する来年度の主要事業提案に盛り込んでいる。

 同ターミナルは、県東部初の本格的な国際物流拠点。週三便の韓国航路と週六便の中国航路が就航し、衣料や食料品などの輸出入を中心に取扱量が増えている。箕島コンテナターミナルを含む昨年の福山港のコンテナ取扱量は約七万八千個(二十フィート換算)で、前年比8・9%増となっている。

 現在の岸壁だけでは一隻しか接岸できず、コンテナ船の「沖待ち」が昨年三―十二月に五十六件発生。利用する物流会社などからは岸壁の増設を望む声が相次ぎ、福山商工会議所などが四月、二バース化に向けた検討委員会を設置している。(荒木紀貴)

 ●クリック

 福山港国際コンテナターミナル 水深10メートルを確保し、従来の箕島コンテナターミナル(水深7・5メートル)では接岸できなかった1万トン超の大型コンテナ船が入港できる。広島県の福山港港湾計画には2バース化が盛り込まれているが、1期整備では長さ170メートルの1バースで供用を開始した。県は需要を見ながら2期整備を検討するとしていた。

213荷主研究者:2006/06/26(月) 00:56:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060529&j=0024&k=200605291983
2006/05/29 12:27 北海道新聞
函館−青森間 高速フェリー導入 リベラ、来夏にも 2時間に短縮

 東日本フェリーを吸収合併し、道内と本州間でフェリーを運航している海上輸送業のリベラ(広島県呉市)は二十九日、函館−青森間に来年夏にも双胴型高速フェリーを導入すると発表した。同路線の運航時間約三時間五十分は半分の約二時間に短縮される。

 導入する高速フェリーは波を切り裂くように航行する波浪貫通型双胴船と呼ばれるもので、上下動や横揺れを防ぐ機能が付いている。オーストラリアのインキャット社製で、総トン数は五五○○トン、全長百十二メートル、船幅三十一メートル。最高速度は現行の十七・五ノット(三十二キロ)の二倍の三十六ノット(六十七キロ)で走行する。二隻の建造費は約百六十億円になる見込み。最大人員八百人、車両約四百二十台(乗用車のみの場合)を搭載でき、現行船より飛躍的に大型化する。

 函館−青森間は現在四隻体制で一日九往復しているが、いずれも十年以上経過して船体の老朽化が進み、新型船導入について検討していた。一隻目は二○○七年六月、二隻目は○八年六月に完成。地元関係者によると就航は○七年七月とみられ、一日に何便運航するかなど詳細は今後詰める。

 高速フェリーは、会社更生法申請前の東日本フェリー時代に一九九七年六月から運航した実績がある。しかし、冬場の津軽海峡の気象条件が悪いため欠航率が高く、就航三年で撤退していた。

214とはずがたり:2006/07/23(日) 01:05:43

日本の海上物流の玄関口はすっかり釜山だよなぁ・・・。

四日市港:フランスのコンテナ船、初入港−−韓国・釜山航路、新規に開設 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000100-mailo-l24

 四日市港と韓国・釜山港を結ぶ航路に、フランスのコンテナ船運航会社「CMA CGM」社が新規定期航路を開設し、20日、コンテナ船が四日市港に初めて入港した。
 入港したのは、オランダ船籍「CMA CGM SAMURAI」(8015トン)。定期航路は名古屋港や博多港などと釜山港を結んでいて、県内から豪州や欧州向け貨物の輸出が多く見込まれるため、四日市港にも立ち寄るようになった。これまではトラックで名古屋港まで運んでおり、荷主にとっては時間短縮や費用軽減の効果がある。同社の船の所有数は世界第3位で、日本からの貨物を、釜山で欧州や豪州向けの船に積み替える。
 この日、コンテナ船は午後0時35分に入港し、ゴム製品や石油化学製品などを積み込み、午後4時に出港した。名古屋、川崎、北九州、博多、釜山、神戸、四日市の各港の順で回る。釜山港に毎週月曜に入港し、四日市港には毎週木曜に入港する。四日市港では今年1月完成の北ふ頭の国際海上コンテナターミナルを利用する。四日市港のコンテナ定期航路は、1便増えて週18便になった。[中村宰和]
〔三重版〕

215荷主研究者:2006/07/23(日) 23:09:54

【浜田港−釜山港のコンテナ航路がシャトル便化】
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=652225006
'06/05/10 山陰中央新報
浜田−釜山港間のコンテナ航路がシャトル便化

 国際貿易港・浜田港と韓国・釜山港間に運航されている定期コンテナ航路が今月から、両港間を直接結ぶシャトル便となり、利便性が拡大している。国内の他港を経由して寄港していた従来の航路に比べて輸送時間が大幅に短縮され、関係者は同港の貿易拡大や地域経済の振興に期待を寄せている。

 浜田港の定期コンテナ航路は2001年3月に開設され、韓国の船会社・南星海運(本社・ソウル市)が週一便運航している。

 これまでは、釜山を木曜日に出港し、博多、下関を回り土曜日に浜田へ入港。翌日、釜山へ帰港する航路だったため、浜田港から釜山港への輸出は1日でできていたもの、輸入には3日かかっていた。

 この航路が今月から、月曜日に釜山を出港し翌朝、浜田に入港。水曜日に釜山へ帰港する両港のシャトル便に変更されたため、輸出入とも1日で可能になった。土曜日を挟まないため通関も最短で1日で済むようになり、利便性が飛躍的に向上した。

 航路変更に伴い、船もこれまでよりコンテナ(20フィート換算)を62本多い404本積める「ペガサス・パレード」(5833トン)に変更し輸送量が拡大した。

 関係者は、浜田港の利用計画がたてやすくなり、企業などの荷役拡大に期待。島根県などと連携してポートセールスを強化したいとしている。

216荷主研究者:2006/07/23(日) 23:16:22

【熊本港・八代港−釜山経由で上海へ】
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20060612200021&cid=main
2006年6月12日 21:15 熊本日日新聞
〔朝刊早採り〕航路延伸 県内から釜山経由で上海へ 高麗海運

 韓国・釜山港と熊本港や八代港間に就航する韓国「高麗海運」(ソウル)の定期コンテナ船が十二日、釜山港経由で中国・上海港へ延伸、運航を開始した。熊本県と中国との定期貨物船は、韓国の「興亜海運」(ソウル)が四月に八代港〜香港港間に就航しており、週二便体制となった。熊本港からの就航は初めて。

 高麗海運は、東アジアの国際拠点港となっている釜山港を軸に、熊本〜八代〜長崎各港を巡回し釜山港に戻る航路を運航していた。

 上海港には、釜山港からの延伸で、韓国・蔚山―光陽を回って上海港、寧波港に入り、釜山に帰港する。延伸に伴い、同社は四〇〇〇トン級のコンテナ船を一隻増やし、二隻体制にした。

 県港湾課によると、熊本港〜上海港間は、釜山港で別の中国航路の貨物船に積み替えていたため、一週間から十日間かかっていた。釜山港経由上海港の就航で、熊本県と中国間の所要日数は四日間に短縮。港湾荷役や倉庫代などの費用が削減され、荷主の負担が軽くなるという。

 県内企業の貨物輸出(重量ベース)は、博多港の利用が六割強を占め、熊本港と八代港の利用は2%程度。地場の三角海運(宇城市)は「中国への貨物で安定納期が見込めるなど利便性は増す。上海までの日数も博多港と変わらず、博多までの陸上輸送コストを考えると、熊本港や八代港を利用する新規需要も見込める」としている。

 上海との定期貨物船が就航している九州・沖縄の港湾は、ほかに博多、北九州、伊万里(佐賀)、大分、志布志(鹿児島)、那覇の六港。(川崎浩平)

217荷主研究者:2006/07/23(日) 23:17:40

【国際コンテナ混載輸送 苫小牧から集荷 横浜の業者、釜山経由で各国へ】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060616&j=0024&k=200606167158
2006/06/16 10:59 北海道新聞
国際コンテナ混載輸送 苫小牧から集荷 横浜の業者、釜山経由で各国へ

 【苫小牧】海上運送業の「セイノーロジックス」(横浜)は七月一日から、苫小牧港を起点に小口貨物の混載コンテナ輸送事業を始める。苫小牧−韓国・釜山の定期船を活用し、世界各地に輸送する。アジアを含む世界各国を対象に道内の港で国際コンテナの混載事業に参入するのは、同社が初めて。

 混載輸送は、コンテナ一個に満たない小口貨物が対象で、一つのコンテナに複数の荷主の貨物を入れる。貨物の詰め替え作業が煩雑なうえ、混載への荷主の抵抗感が強いため、国内では普及が進んでいない。

 同社は混載貨物輸送に実績のある韓国の輸送会社「MOLAX」と提携することで荷主の不安を解消。新潟、仙台、広島など全国の十二港で事業を始め、自動車部品や特殊紙、家電製品の部品などを扱っている。

 セイノーロジックスは苫小牧港が北日本最大の物流港で、苫小牧周辺では自動車産業が集積していることに着目。自動車部品などの小口荷物の需要が十分にあると判断し、事業化に踏み切った。

 M社が苫小牧などから届いた混載コンテナを釜山で集約。目的地別に積み替え、国際コンテナ船で最終地に輸送する。原則として毎週土曜、苫小牧港発の週一便でスタートする。

 同社は「苫小牧から国内の港を経ず釜山経由で直接目的地に運ぶため、輸送時間やコスト削減につながる」としている。

218荷主研究者:2006/07/23(日) 23:21:39

【金沢港から世界へ建機 コマツ粟津工場】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060622001.htm
2006年6月22日 北國新聞
金沢港から世界へ建機 コマツ粟津工場 釜山経由で出荷5倍 今月末から、週3便活用

 コマツ粟津工場(小松市)は今月末から、金沢港発、韓国・釜山港経由のコンテナ船で世界各地へ建設機械を輸出する。韓国の大手海運会社と合意した。これまで、金沢港の利用は月一便の北米航路だけだったが、週三便の釜山航路が加われば、同港からの出荷量は最大で約五倍に増える。コマツが金沢港で建設しているのはプレス機の工場だが、同港から世界各国への輸出経路が確保できたことで、将来的に建機の生産拠点を構える可能性も出てきた。

 釜山港は世界各地への中継基地となる「ハブ港」として多くの国への航路を持つ。しかし、金沢港の釜山便には、建機を分解せずに積み込める「RORO船」がないため、粟津工場は八割以上を「RORO船」が就航している名古屋や神戸の港から輸出してきた。

 粟津工場は釜山港での現地調査で、建機をそのままコンテナ船に荷積みできる「スーパーラック」と呼ばれる特殊な運搬器具を、韓国の業者が取り扱っていることを確認。この器具を使えば、現在就航しているコンテナ船での輸送が可能になる。

 第一弾として今月二十九日、金沢港から釜山港を経由して北米へ向かう便で建機を出荷する。釜山港での積み替え作業で品質に問題が出ないかどうかを確認した上で、八月から北米への出荷を本格化。九月からは、欧州や東南アジアなど他の地域への出荷にも釜山便を利用する計画である。

 粟津工場が昨年度に金沢から輸出した建機は、全体の二割に満たない約七百台だったが、釜山港経由での輸出が本格化すれば、最大で年間三千五百台程度を金沢港から出荷できることになる。

 粟津工場にとって、金沢港からの輸出は名古屋や神戸と比べ、陸送コストを圧縮できる利点がある。コマツの坂根正弘社長は、ことし四月の金沢工場の起工式で「(釜山港行きの)船がいつでも出るなら、金沢港を建機の主力工場にすべきだというのは明らかだ」と述べており、現在週三便の釜山便がさらに拡充すれば、金沢港周辺での建機生産が現実味を帯びてきそうだ。

219荷主研究者:2006/07/23(日) 23:34:28

【金沢港:航路開設や拡充の動き加速】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060630001.htm
2006年6月30日 北國新聞
航路開設や拡充の動き加速 金沢港 コマツの釜山便利用機に

 金沢港の新航路開設と従来航路拡充を目指す動きが加速してきた。コマツ粟津工場(小松市)の出荷が本格化すれば同港の取扱貨物量は一―二割程度増えるとされ、ポートセールスの大きな武器になる。金沢港振興協会はさらなる集荷拡大に向け、来月中にも石川県内の輸出企業に同港の利用を促す懇談会を開催。県も千八百社を対象とした需要調査の結果を、早急にとりまとめる。

 二十九日午前、コマツが北米に輸出する建設機械を載せた高麗海運(韓国)のコンテナ船が、中継基地の韓国・釜山港へ向かった。名古屋や神戸の港まで運んで輸出するよりコストは圧縮されるが、目的地の埠頭からは北米便が出ておらず、別の埠頭まで陸送しなければならない。このため、コマツは同一港で建機を積み替えられる便の開設を求めている。

 とはいえ、コマツ単独の貨物だけでは新規航路の開設や増便は難しいとみられている。そこで、コマツの出荷を機に、輸出企業の貨物を金沢港に集めようという流れが強まってきた。

 金沢港振興協会が七月中に計画する懇談会は、石川県内の機械メーカーなど二十―三十社が対象。港の利用を促すとともに、輸送期間や積み替え時の破損の恐れなど荷主側の不安にも答える。金沢港の取扱貨物量は二〇〇五年、二十フィートのコンテナ換算で初めて二万個を超えた。同協会はポートセールス強化へ、まずは三万個を目指す。

 石川県は、北陸三県に岐阜、長野を加えた五県の千八百社を対象とした金沢港の需要調査結果を集計中で、並行して同港の利用促進に向けた行動計画を策定する。金沢港からの輸出量は増加傾向にあり、一層の需要を取り込む。

 近年は北陸の製造業による輸出が活発で、「航路の拡充は今が大きなチャンス」(金沢港振興協会)。金沢港は、日本海側の主要港としての地位を確立できるかどうかの岐路に立たされている。

220とはずがたり:2006/07/28(金) 00:21:22
日南市は富高と細島が核となって出来た市である。日南市駅も昔は富高駅であった。
旭化成はJR貨物のお得意様でもある。この記事とは逆に日南→東京をJR貨物が奪うのは難しいかな・・

川崎近海汽船:関東向け航路復活へ 貨物船が来月20日から細島に寄港 /宮崎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000263-mailo-l45

 ◇油津―東京間の貨物船
 日南市油津―大阪―東京間で貨物船を運航する海上運送会社の川崎近海汽船(本社・東京)は20日、8月20日から日向市・細島港に週1便、寄港すると発表した。同社は主に王子製紙日南工場の紙製品を輸送しており、今後、細島で旭化成の繊維製品や地元農産物を積み込む。昨年6月に宮崎、日向―川崎間のフェリーが休止し、県が関東向け航路を誘致していた。
 同汽船の貨物船・南王丸(9832トン)は、王子製紙グループの王子物流(本社、東京)が荷主となり99年に就航。週2便運航している。積載するトラックの荷台126台分の貨物の8割を同製紙の製品が占め、残りのスペースなどを活用して細島で約10台分の積み荷を確保する。
 同汽船は近く関東運輸局に届け出る。田村周三・常務は「燃料代や寄港料金で新たな費用がかかるが、運賃収入によりプラスが見込める」と説明。村社秀継・県地域生活部長は「利用団体と連携して積み荷を安定的に確保し、今後の増便も期待したい」と述べた。[中尾祐児]
7月21日朝刊
(毎日新聞) - 7月21日18時1分更新

221とはずがたり:2006/08/04(金) 16:35:17
釜山からは遠いけどどこの航路が就航するのかな?アメリカ行き?

県がターミナル整備 大船渡港
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m07/d31/NippoNews_11.html

 大船渡市の大船渡港に本県初となる外国貿易コンテナ船の定期航路が開設されるのを受けて、県はコンテナの積み降ろしや一時保管の基地となる「コンテナターミナル」を同市の野々田埠頭(ふとう)に整備している。岸壁の補強や保安対策、電源整備などいずれもターミナルに不可欠な設備で、県は総額2億円を急ぎ予算化した。今秋の航路開設を目指す民間主導の取り組みを港の基盤整備で支援する。
 ターミナルとなる野々田埠頭は、先ごろ飛鳥Ⅱが接岸した東北最大級の長さ270メートル、水深13メートルの岸壁がある。
 前方のエプロン部分で可動式の荷役用クレーンが走行してコンテナの積み降ろしや荷さばきを行い、背後に積み荷の一時保管などを行うコンテナヤードを配置する計画だ。
 県が進めているのは、巨大なクレーンの走行に対応できるよう長さ168メートルのエプロン部分に鉄筋を敷く補強工事や、テロ対策などSOLAS(ソーラス)条約に基づいた国際基準を満たすための監視小屋やカメラ、フェンスなどを整備する保安対策など。
 冷凍・冷蔵コンテナを一時保管するための電源となる「リーファーコンセント」を16口整備することも計画している。
 いずれもコンテナターミナルには欠かせない設備で、昨年12月に民間企業の出資によってクレーンの設置が決まったのを受けて、県は他の港湾事業からの予算編入や補正予算などで工面した。異例の対応という。
 一部は3月末から工事が始まっており、今後本格的な工事に入る。完了は10月中旬ごろになる見通しだ。
 現在、県、市、クレーンの設置や管理運営を行う民間の大船渡国際港湾ターミナル協同組合(宮沢信平理事長)がコンテナ船を利用する企業へのセールスを行っている。クレーンは国の補助認定を受けており、発注は8月になるという。
 大船渡地方振興局土木部の若林治男部長は「定期航路開設に向けた地域自らの取り組みに対し、県も基盤整備でスピーディーかつ柔軟に対応した。これを契機に気仙地区全体の産業振興につながれば」と期待を込める。

223荷主研究者:2006/09/02(土) 23:32:47

http://www.job-nippo.com/news/details.php?t=&k=1175
2006年7月5日 新潟日報
新潟−ロシア間航路開設へ高まる機運

 ロシア・トロイツァ港(旧名ザルビノ港)と新潟を結ぶ航路開設の機運が高まってきた。国際フェリーを運航している東春フェリー(ソウル)が、新潟―トロイツァ港の運航に名乗りを上げ、日本、ロシア、韓国、中国の四カ国は、来春までにフェリーを運航させることを目指し、協力することで合意。八月には環日本海経済研究所(ERINA)などを調整役に、中、ロと協議に入る予定だ。ただ、多国間協力が前提となるだけに、各国の利害調整や運営面での資金調達など課題も多く、実現にはなお曲折が予想される。

 同航路は、港を持たない中国東北部と、同地域が国境を接するロシアの不凍港、トロイツァ港を経由した日本との物流ルートとして、対岸交流を担う有益な航路として構想された。しかし、関係国が多く、それぞれの思惑がからむ多国間協議の難しさなどから、実現することができなかった。
 開設に向けた動きが出てきたのは、経済発展がめざましい上海などでは物価が上がってきており、企業の中には採算性の観点から、東北部などへの進出を考えているところも見られるようになったためだ。
 一方で、経済発展が波及してきた東北部の企業の多くも、航路がないために大連から日本へ積み荷を輸送しており、同航路の実現を希望しているという。トロイツァ港は、中国東北部と地理的に近く道路網も整備されている。
 こうした中で、束草(ソクチョ)―トロイツァ港の国際フェリーを運航し、対ロビジネスのノウハウを持つ東春フェリーが、一定の需要が見込めるとして今年に入り新潟―トロイツァ港の運航に名乗りを上げた。課題の一つだった船舶の確保に見通しが立ったことから、実現に向けた計画が前進した。

 日本側はERINAとNPO法人北東アジア輸送回廊ネットワークが中心となって現在、関係各国との調整を進め、六月末には韓国側との協議を行った。
 現段階の計画では、4カ国協力の下で運営を進めるため、4カ国による合弁会社を設立し、設立に当たって約300万ドルを拠出。最低でも週1便を運航し、年間取り扱い量で5000TEU(20フィートコンテナ換算個数)が目標。また、旅客も将来的には年間1万人ほどの輸送をみている。
 今後協議を進める中で、利害調整や合弁会社設立の資金調達が課題となる。これまで期待はされていたものの、話がまとまらず実現できなかっただけに、「本当に運航されるのか」という企業も多く、資金集めが難航するおそれがある。

 また、同航路は大連―東京、大阪などに比べて、海上輸送時間を短縮できるというメリットがあるが、新潟から首都圏など大消費地までの日本国内の輸送コストが割高のため、費用を抑える工夫も必要となる。
 ERINAで同航路を担当している三橋郁雄特別研究員は「利益が出る航路なので、時間はかかるが4カ国で協力できる。道をつくることで、日本と対岸諸国の交流に大きなインパクトになる」と話している。

224荷主研究者:2006/09/02(土) 23:47:52

【博多港:2005年コンテナ取扱量】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20060720/20060720_001.shtml
2006/07/20付 西日本新聞朝刊
05年博多港 コンテナ取扱量最高 福岡市まとめ 外国航路客数も

 博多港の2005年のコンテナ取扱量が20フィートコンテナ換算で66万7000個を記録。外国航路の利用客数も67万7000人に達し、ともに過去最高記録を更新したことが福岡市のまとめで分かった。市は「成長著しい中国との貿易拡大や韓国からの観光客の増加が要因」と分析しており、国の予算が重点配分される「スーパー中枢港湾」指定を視野に「港をさらに活性化させたい」と意気込んでいる。

 市が作成した同港の「港勢(確定値)」によると、05年のコンテナ取扱量は前年に比べて9.1%アップ。輸出が古紙など「再利用資材」の増加などで約3万個増え、輸入も安価な中国製の日用品や電気機械の需要が高まったことなどを背景に約2万個増加した。

 輸出貨物量について、国・地域別の割合をみると、21.6%の中国が前年に続きトップ。次いで、アメリカ(11.5%)、香港(8.1%)、韓国(5.9%)の順。

 中国への輸出は、貨物量で前年比60.7%増、シェアでも7.6%増と伸びており、飛躍的な経済発展を続ける中国への貿易依存度の高まりを示す結果となった。

 国内の貨物移出先では、完成自動車や輸送機械の7割以上を運んでいる愛知県が151万2000トンで最多。沖縄県が119万2000トンで続いた。

 外国航路の利用客数は前年比2.6%増。上陸客が33万9000人(前年比3.3%増)で、出発客の33万8000人(同2.0%増)をわずかに上回った。週休2日制を採用する企業が増えた韓国からのツアー客が、週末などを利用して日本でゴルフや温泉を楽しむケースが目立っているという。

 市は現在、博多港の「スーパー中枢港湾」指定を目指し、北九州港の指定を狙う北九州市と共同申請するための準備を進めている。同港湾に指定されれば、施設整備などで国からの予算が重点的に配分され、規制緩和も優先的に実施される。

 ただ、国は「年間100万個のコンテナ貨物を取り扱う見込みが必要」との見解を示しており、今後さらにコンテナ取扱量を増やしていくことが指定の課題となる。

225荷主研究者:2006/09/02(土) 23:48:18

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060724003.htm
2006年7月24日 北國新聞
金沢港、大水深岸壁が起工 08年10月暫定供用へ 産業機械の大量輸送が可能に

 金沢港大浜地区の大水深岸壁(水深一三メートル)の起工式が二十三日、行われ、物流機能強化に向けた整備が一九八七(昭和六十二)年の計画策定以来、十九年ぶりに動きだした。水深一二メートルで暫定供用される二〇〇八(平成二十)年十月には、約三万トン級の大型貨物船が入港可能となり、産業機械などを船舶で大量輸送できるようになる。

 事業費は約百六十七億円で、一五(平成二十七)年度の完成を見込む。岸壁は海中に設置した鋼管杭の上に底板を乗せる桟橋形式を採用。アクセス道路である臨港道路大浜御供田線や防波堤工事などを合わせると、総事業費約二百五十億円の大型プロジェクトとなる。今年度は約四十億円が投入された。

 大浜地区では四月、建機大手コマツ(東京)が大型プレス機械の生産拠点である金沢工場の建設に着手。建機生産も視野に入れており、今後は、岸壁整備促進に加え、北米、韓国航路の拡充や世界一周航路を展開するドイツの船会社誘致、港周辺への企業立地などが課題となる。

 起工式では、須野原豊北陸地方整備局長の式辞に続き、中尾成邦国土交通省港湾局長があいさつ。森喜朗前首相、馳浩文部科学副大臣、北村茂男代議士、岡田直樹参院議員のほか、谷本正憲知事、山出保金沢市長が祝辞を述べた。引き続き、杭打ち式やくす玉割りが行われた。

226荷主研究者:2006/09/02(土) 23:48:50

【伏木港貯木場を工業用地に 原木輸入が減少】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20060725001.htm
2006年7月25日 北國新聞
伏木港貯木場を工業用地に 原木輸入が減少

 富山県は二十四日までに、伏木港の能町整理場(高岡市米島)を埋め立て、工業用地として民間に売却する方針を固めた。能町整理場は貯木場として使われてきたが、原木の輸入量の減少で、近年はほとんど利用されていない。伏木港周辺では今年三月、伏木外港の多目的国際ターミナルが供用を開始したほか、来年度には東海北陸自動車道が全線開通するなど、新たな工場進出や規模拡大に伴う工業用地の需要が見込まれており、県は遊休施設の活用を進めていく。

 伏木港には能町、吉久の二カ所に木材整理場がある。能町整理場は伏木港大橋の上流約二百メートルの小矢部川右岸に位置し、水面部分の面積は約四・二ヘクタールとなっている。輸入原木などを保管する施設として一九六五(昭和四十)年に完成した。

 県伏木港事務所などによると、同港では、かつて百万トンを超す原木が輸入されていたが、最近は二〇〇四年に十八トンが輸入されただけで、〇二、〇三、〇五年は輸入されていない。

 県が管理する整理場、貯木場は陸上も含めて十七カ所あるが、県全体の原木輸入量は〇一年の百三万トンから〇五年には六十二万トンに減っている。一方で、製材の輸入は十三万トンから二十三万トンに伸びている。

 県によると、製材所が富山新港周辺に集中しているため、能町整理場を利用した場合、製材所へ陸送しなければならず、次第に同整理場が利用されなくなった。今後も急激な需要の増加は見込めず、富山新港、富山港の貯木場だけで十分に対応できるとして、能町整理場の埋め立てを決めた。

 能町整理場では既に測量調査が始まっており、今後、埋め立てに要する事業費などを算定する。同整理場に係留されている船舶は、今年度中に退去する方向で調整する。

 県港湾空港課は「遊休施設を効果的に利用するため、できるだけ早い時期に埋め立てて売却したい」としている。

227荷主研究者:2006/09/03(日) 00:10:00

【金沢港大水深岸壁:狙いは世界一周の大型船】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060730001.htm
2006年7月30日 北國新聞
狙いは世界一周の大型船 金沢港の大水深岸壁

 金沢港の大水深岸壁が起工し、航路誘致活動が本格化してきた。石川県や金沢港振興協会は現在、既存航路の増便に取り組んでいるが、最終的に狙うのは、三万トンを超える大型貨物船の世界一周航路。航路開設が実現すれば県外からの集荷に期待が高まり、「企業立地の起爆剤にもなる」(関係者)。大水深岸壁が十分な効果を発揮できるかどうかは、大型船誘致の成否にかかっている。

 今月二十三日、金沢港大浜地区で、大水深岸壁の起工式が行われた。出席者からはコマツ(東京)の金沢工場に続く企業立地を期待する声が相次いだ。その前提となるのが航路の充実だ。

 金沢港の国際便は、週三便の韓国(釜山)航路、週一便の中国(大連・青島)航路と、月一便の北米航路。大水深岸壁整備の直接の目的は、こうした既存航路の増便ではなく、これまでの水深では就航できなかった三万トンクラスの大型船の誘致である。

 大水深岸壁整備の機運が盛り上がった背景には、ドイツの船会社の動きがある。この船会社はかねて、世界を一周する三万トンの大型貨物船を寄港させる可能性を示唆している。県や振興協は、ほかにも複数の船会社に寄港を呼び掛けており、「大水深岸壁の整備が決まったことで、新規航路の開設は一気に現実味を帯びてきた」(振興協)。

 港が持つ航路の数は、貨物の取り扱い量と、ほぼ比例する。その点で、金沢港は”ライバル”である新潟港と伏木富山港に差をつけられている。

 北陸AJECのまとめによると、二〇〇五(平成十七)年の金沢港の国際コンテナ貨物取り扱い量は二万一千九十五個(二十フィートコンテナ換算)と初めて二万個を超えた。しかし、新潟港は約十万個、伏木富山港は約四万二千個と、いずれも金沢港を大きく上回った。

 しかも、その差は年々、開いている。貨物船の大型化で、船は貨物量の多い港で一気に集荷し、荷物の少ない港には寄らない傾向が強まっているからだ。

 厳しい情勢の中で”逆転ホームラン”となり得るのが、世界一周航路である。もし就航が実現すれば、「欧米に輸出するため太平洋側の港を利用している北陸や近隣県の企業が金沢に荷物を集め、出荷の利便性が高まることで企業立地の可能性も大きくなる」(関係者)。

 実際、二十六日に振興協が開いた金沢港利用推進に関する懇談会では、「航路が充実すれば、地元の港を使いたい」との意見が県内の輸出企業から相次いだ。石川県の福田涼一港湾活用推進室長も「(太平洋側から)荷物を取り戻すのが、最大の課題だ」と述べ、集荷力の向上で航路拡充を目指す姿勢を強調した。

 コマツが金沢港から産業機械や建設機械を出荷するまでには、水面下で金沢港と伏木富山港など他港との間で、貨物の激しい奪い合いがあったとされる。アジアとの貿易が活発化すれば荷物が多い港は航路を増やし、荷物が少ない港は航路廃止の恐れも出てくる。金沢港は今、勝ち組になるか負け組になるかの、岐路に立たされている。

228荷主研究者:2006/10/09(月) 03:03:34
【博多港など北部九州に大型物流拠点続々】
http://www.transport.jp/butsuryu/pastnews/h060801y.html#kiji1
●「輸送経済新聞社」'06.8.8更新
大型拠点 北部九州に続々 人気の博多港と福岡IC「港」と「購買力」が条件

 アジアとの連携を視野に、半導体や自動車産業が活気付く北部九州。最近では、ホームセンターやドラッグストアチェーンなど、流通系の進出も相次ぐなか、「物流」も熱を帯びている。昨年十月に施行された「物流総合効率化法」も立地促進を後押し。地方自治体を巻き込み、さらに効率的な物流体系のモデルを全国に示す時が来ている。(藤本尊正)
 福岡市内の博多、天神地区を中心に消費地の一極集中が加速する。産地の海外移転に伴い輸入貨物が増えるなか、物流拠点の立地条件で重視されるのは、-港-と-人-に近いこと。約八億トンある九州域内の貨物流動量のうち、約半分が北部九州で動く。海運の依存度も全国に比べ約二倍と高い。博多港周辺や九州自動車道の福岡IC付近での物流施設の集積が進む。平成十七年十月の「物流総合効率化法」(以下、効率化法)施行で、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業者や卸業者の進出も増えてきた。昭和四十八年にしゅん工した博多港湾での荷役の中枢的な役割を担う箱崎ふ頭(福岡市東区)。古い上屋や営業倉庫が軒を連ねる一角に、この数年で大型の営業倉庫が相次いで建設されている。

1万平米拠点を センコー稼働

 センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)は昨年十月、港地区で述べ床面積約九千六百平方メートルの倉庫を既存施設の隣接地で稼働。化学製品などの輸入貨物を取り込み、九州一円に配送する拠点として活用している。ナカノ商会(本社・千葉県市川市、沼沢宏社長)は今年十二月をめどに、九州初の大型倉庫を同ふ頭用地で開設する予定だ。倉庫は四階建てで延べ床面積が約二万六千平方メートル。総事業費は約三十億円で、設立した特定目的会社(SPC)を通じ、銀行などから資金を調達する。同社はSPCから倉庫を賃借。自動車部品など、首都圏向けの海運貨物の中継基地とするほか、空いた庫内スペースを地元物流事業者にサブリーズする予定だ。
 そのほか、福岡運輸(本社・福岡市、島田隆士社長)が同地区内で倉庫の一部を賃借し、国際物流の拠点として利用する考えを明らかにしているほか、西肥名鉄運輸(本社・長崎県佐世保市、大戸巴社長)は、ふ頭周辺の既存拠点での営業を強化し福岡発の貨物の取り込み拡大を視野に入れている。「ひびきコンテナターミナル」など、北九州市でも港湾整備が進んでいるが、博多港周辺の䗪玄関口蟖としての存在感は当分、揺るぎそうにない。事業者の大方の見方は、「北九州から福岡市内までは四、五十キロの距離があり、陸との結節が悪い。一大消費地に近い博多港の優位性は高い」。

福岡IC、物流拠点が次々誕生

 福岡IC付近では、小売店向けなど、消費財の輸配送拠点が次々と稼働している。倉庫業のキョーワ(本社、福岡県柳川市、城野隆行社長)は、約二年前からホームセンターやドラッグストアチェーン向けの倉庫として三拠点を相次いで稼働。うち、ひとつの倉庫で効率化法の認定を受けている。今年十月から来春にかけても新たに二拠点を新設。大衆医薬品や日用雑貨品の3PLを手掛ける。周辺は、バブル期に大手特積み事業者のターミナルが多く進出した地域。ここ数年で再び物流拠点新設が相次いでいる。
 市街化調整区域の開発規制を緩和する効率化法の施行や財政問題を抱える地方自治体の方針転換が起爆剤となっている。ただ、今も農地が多く、千坪の土地に地主が何十人というケースも。「買い上げが難しく、進出の妨げになっている」(ある事業者)。将来、農地制度の抜本的改革が行われ、農地利用の規制緩和などが進めば、さらに建設ラッシュとなる可能性もある。

229荷主研究者:2006/10/09(月) 03:04:45
>>228
【博多港など北部九州に大型物流拠点続々】続き
プロロジスが初進出 「効率化法」活用でさらに加速 鳥栖IC、ファンドが拠点建設

 佐賀県鳥栖市。九州縦貫自動車道と九州横断自動車道が交わる鳥栖ジャンクションが近く、域内配送の利便性が高い地域だ。ここにも物流拠点建設が活発化している。米系の物流不動産ファンド、プロロジス(日本本社・東京、山田御酒・三木真人共同代表)の九州初進出に選んだのが鳥栖。同社は、二棟合計で延べ床面積約八万平方メートルの大型拠点を十九年末から二十年上期にかけて新設する。物流事業者など数社の入居を見込む。二棟は、佐賀県が分譲する流通業務団地「グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖」(総敷地面積約十八万三千八百平方メートル)内に建設する。すでに利用の引き合いがきているという。
 同団地には、ほかに三社の進出が決定しており、当初予定していた平成十九度からの分譲を前倒しした格好だ。国内ファンドのコマーシャル・アールイー(本社・東京、甲斐田啓二社長)は来年中をめどに、鳥栖から約十キロメートルの筑紫野市に複数顧客向けの拠点を稼働させる計画を進めている。 䗪九州のへそ蟖と呼ばれる同地域だが、主要港湾からは遠い。事業者からは、「輸入貨物が増えており、ドレー輸送で鳥栖まで引っ張ってくるのはしんどい」。「昨年、九州横断自動車道の大部分が四車線化し、交通アクセスの良い地域が広がった。鳥栖の優位性は薄れた」という声も聞かれる。

地方自治体の 理解が不可欠

 福岡、鳥栖を中心に大型拠点の立地が増えることが予想される九州だが、事業者が進出を決定する共通のキーワードは、港湾と消費地へのアクセスの良さだ。一方、共通する課題もある。ある事業者は、「九州で物流団地のような、構想や計画が進むとき、まず拠点の新設から。道路などのインフラは後回しになる」という。実際、農地用の道幅のまま倉庫が立ち並ぶ地域も多く、二十フィートコンテナのドレー輸送が困難な物流集積地も多い。
 効率化法が施行された時も、運輸局と地方自治体の対応に差があったという。国がうたう「スピーディー(迅速)で、シームレス(継ぎ目のない)な物流システムの構築」の実現には、今後、土地や道路の開発権限を持つ県や市町村などの理解や、より協力的な姿勢が欠かせない。

230荷主研究者:2006/10/09(月) 03:40:58

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060830&j=0024&k=200608307359
2006/08/30 07:07 北海道新聞
苫小牧−八戸 フェリー航路 リベラが撤退 川崎汽船引き継ぐ

 【苫小牧】東日本フェリーを運航するリベラ(広島県呉市)が十一月末で苫小牧−八戸航路の運航事業から撤退し、川崎近海汽船(東京)が運航を引き継ぐことが二十九日明らかになった。

 苫小牧−八戸間は現在、リベラが一日二往復、川崎近海汽船が同一往復、両社の共同運航船が同一往復の計四往復が運航されている。関係者によると、川崎近海汽船は十二月一日以降、共同運航便も単独運航に切り替え、四往復すべてを自社運航する。運航ダイヤは現行と変わらない。

 東日本フェリーは二○○三年に会社更生法を申請。再建スポンサー企業のリベラが昨年、吸収合併した。同社は当初、全航路を維持する方針を明らかにしていたが、今年三月には室蘭−八戸航路も休止している。

 今回の航路再編では、原油価格高騰などの影響で、これ以上の経営圧迫を避けたいリベラ側と、貨物取扱量を伸ばしている川崎近海汽船側の思惑が一致したとみられる。

231とはずがたり:2006/10/14(土) 00:38:06

世界最大400メートルのコンテナ船 名古屋港へ初入港
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000009-cnc-l23

[愛知県]世界最大のコンテナ船であるマースク・ライン社(デンマーク)の「EMMA MAERSK」(エマ・マースク=170、794トン)が9日、名古屋港へ初入港した。全長約400メートルと、名古屋駅前に完成したミッドランドスクエアにテレビ塔を継ぎ足したほどもある。

 マースク・ライン社は現在、アジアと欧州を結ぶ定期航路を大型のコンテナ船9隻で運航中。そのうちの1隻が毎週月曜に名古屋港へ寄港している。

 エマ・マースクは9日昼すぎ、飛島村の飛島南コンテナターミナル94号岸壁に着岸。大型のクレーン3基をフル稼働させて約1000個のコンテナの積み降ろしを行った。これだけの巨大船でも乗組員はわずか13人。同日深夜には出港し、横浜港へと向かった。  (倉知哲也)
(中日新聞) - 10月11日11時32分更新

232とはずがたり:2006/10/14(土) 00:38:27

国際定期フェリー:広島―釜山便、航路復活へ 韓国・海運会社が手続き /広島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000170-mailo-l34

 ◇県も積極的情報提供、早ければ来春にも
 広島と韓国・釜山を結ぶ国際定期フェリー航路が、運航会社が変わり、早ければ来春にも復活する。同航路は05年8月から運休しているが、韓国・ソウルの海運会社「興亜海運」(崔文欽社長)が新たに運航する予定。同航路は以前、別の会社が運航した際には利用者が低迷していたが、興亜海運は、フェリーにコンテナをより多く搭載するなどして黒字運航を目指し、県も長期的な運航に向けて積極的な情報提供などをする。【吉川雄策】
 県などによると、日本の国土交通省にあたる韓国海洋水産部が今年7月に同航路の事業者を公募したところ、3社が応募。採算性や会社の規模などを考慮し、同部が8月末に興亜海運を選んだという。同社は今後、運航に必要な「海上旅客運送事業者免許」を同部に申請し、フェリーの調達や出入国審査施設がある「広島国際フェリーポート」(南区出島2)などの使用契約を県と交わすなどの手続きを進める。手続きには半年程度必要で、県は運航再開の時期など詰めの交渉を急ぐ。
 同航路は、02年10月に「釜関フェリー」(本社・釜山)が「ウンハ(銀河)」を就航。10年以上の運航を約束して週に3往復運航(04年7月からは1日おきに出入港)していたが、1便(定員500人)あたりの平均乗船者数は約80人で、採算ラインの100〜150人を大きく下回っていた。そのため、05年8月のウンハの故障を契機に同社が運休を決め、同フェリーポートは休眠状態に。その後、今年6月に同社が同事業免許の廃業申告書を同部に提出していた。しかし、夕方に出発すれば朝に到着する便利さから潜在的な需要は大きく、これまで数社が同フェリーポートを見学するなどしていた。
 今回参入する興亜海運の担当者は「まだ交渉中の問題もあるが、週3便運航したい。(釜関フェリー撤退の経緯も踏まえて)県などに十分な支援をお願いして、県民にいいサービスを提供したい」と話しており、定員約600人で約20フィート(約6メートル)コンテナが約150個搭載出来る船を探している。ウンハは同コンテナが最大90個しか搭載出来ず、設備の老朽化も指摘されていた。
 県空港港湾部の塩崎正孝部長は「県としても重要航路として復活を期待している。復活すれば、乗船客に船の改善点を積極的に指摘していただき、県民とともに育てていきたい」と語り、ウンハでの反省点を生かして船の設備の助言などをする方針。
10月8日朝刊
(毎日新聞) - 10月12日14時57分更新

233荷主研究者:2006/10/26(木) 22:48:31

【室蘭と博多結ぶフェリー、金沢初寄港】
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20060903003.htm
2006年9月3日 北國新聞
「平成の北前船」定期便化へ一歩 室蘭と博多結ぶフェリー、金沢初寄港

 北海道・室蘭港と福岡・博多港を結ぶカーフェリーが二日夜、金沢港に初めて寄港した。同フェリーの定期便化を目指す金沢商工会議所などの関係者五十一人と一般ツアー客四十人が乗船し、三日午前零時四十分、博多に向けて出発した。

 戸水埠頭(ふとう)に接岸したのは、海運会社のリベラ東日本フェリー(広島県呉市)が運航する「ニューれいんぼうらぶ」(全長百九十メートル、一一、四〇一トン)で、定員百五十人、トラック百八十台、乗用車百台が収容可能。同社は室蘭―直江津―博多間を週三便運航しており、県などの就航要請に対し、金沢港に立ち寄るコースを試験的に設定した。

 今回は室蘭発博多着の「南下コース」のフェリーが入港し、カップルや家族連れなどが次々と乗船。出港に先立ち、船内で金沢商工会議所の西盛祐吉郎常務理事から坂上幹朗船長に花束と記念品が贈られた。コマツ粟津工場(小松市)の油圧ショベル十三台も積み込まれた。同フェリーは四日午前5時半に博多に到着する。

 三日早朝には、博多発室蘭着の「北上コース」のフェリーが入港し、歓迎行事の後、同日午後に出港する予定。同コースには金沢商工会議所の西盛常務や金沢市、金沢港振興協会の担当者らで構成する訪問団七人を含む十二人が乗り込む。

 金沢港振興協会などは、かつて日本海を行き来した「北前船」のように、交流人口拡大や物流促進につながるとして、同フェリーの定期便化を働き掛ける。

234荷主研究者:2006/10/26(木) 23:24:25

【ひびきコンテナターミナル:初の物流倉庫】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/kitakyushu/20060905/20060905_003.shtml
2006/09/05付 西日本新聞朝刊
HCT初の物流倉庫稼動 北九州市 日通も支店を開設

 若松区のひびきコンテナターミナル(HCT)後背地となる同区響町に初の物流倉庫が完成し、今月から稼働を始めた。4日、物流大手の日本通運(本社・東京)も支店を倉庫横に開設。北九州市は、低迷が続くHCTの「集荷や路線誘致につなげたい」と期待を寄せている。

 昨年4月に開港したHCTは、初年度のコンテナ取扱量が目標のわずか6%。路線も荷物も集まらない理由の1つに、コンテナ荷物を保管したり、仕分けたりする倉庫がなかったことが挙げられていた。

 初めて完成した「ひびきポートランドR1号倉庫」は、平屋約3300平方メートル。市の第三セクター「ひびき灘開発」が総事業費約2億4000万をかけて建設した。建設費は、リサイクル資源を取り扱う施設への国の補助金約8000万円に加え、同市が新設した「港湾機能高度化施設整備事業補助金制度」から、4000万円の補助を受けた。

 1日に稼働を始めた同倉庫には、3社が入居。そのうち日本通運は4日、稼働に合わせ、これまで小倉北区日明にあった支店を移転し、「ひびき海運支店」として開設した。同社が集荷代理を務める海運会社も、これまで小倉コンテナターミナルに寄港していた便を、HCTに集約する。同社は「物流拠点としての将来を見込んで、移転を決めた」としている。

 HCTにはこれまで、中国・上海や韓国・釜山などを結ぶ計4航路が就航していたが、日通の移転で5航路に増える。

235とはずがたり:2006/11/05(日) 12:03:27
三井埠頭(三井系ではなくなっており経営危機を契機に太平洋系となる),桜島埠頭と民間埠頭会社は大好きである。北菱産業埠頭が三菱系埠頭会社として飛躍することを祈念。(瀬戸埠頭や国際埠頭など他にも三菱系埠頭会社は沢山あるが)

2006年11月04日
札幌の北菱産業と合併へ/釧路埠頭
http://www.news-kushiro.jp/news/20061104/200611041.html

  旧雄別炭砿の石炭積み出しを担った北埠頭(釧路港東港区)を民間資本で建設し釧路経済の発展に大きな役割を果たした釧路埠頭(本社釧路市海運町1、資本金9600万円、福田豐社長)が取締役会で合併を決議し、承認を求める株主総会を15日開催することが3日までに明らかとなった。合併相手は同じ三菱マテリアルグループの北菱産業(本社札幌市、資本金1億6135万円、同)で、合併後の社名は「北菱産業埠頭」を予定している。

236とはずがたり:2006/11/13(月) 02:07:52
輸送が増えてるのに撤退では納得が行かんわな・・

輸送量グラフ→http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_11

さんふらわあ 人・車とも輸送増
運行会社撤退理由「上回る燃料高騰」
(10/19 07:21)
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=818

 来年3月末をめどに志布志港からの撤退計画が明らかになった、同港と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」は、人員、車両とも輸送実績が増加傾向にあることが、運航会社のブルーハイウェイライン西日本(本部・大阪市北区)が鹿児島県に提出した資料で分かった。同社は撤退方針の理由について、「増加ペース以上に燃料の高騰ペースが上回っている」としている。
 資料によると、2005年度の旅客輸送人員は約16万3600人で、前年度比3.5%増え、過去4年で10%余り増加した。トラック台数は05年度が6万5700台で前年度比4.2%増、過去4年で36.8%の伸びとなっている。

 06年度に入ってもトラック台数はおおむね前年を上回って推移している。
 同社の長山哲哉管理部長は南日本新聞の取材に対し、トラックのフェリー利用が伸びていることについて「燃料が高騰していることや、過積載やスピードなどの規制が強まっていることが一因ではないか」と分析。しかし、「輸送実績を上回るペースで(さんふらわあの)燃料が高騰している」と、宮崎航路に切り替える計画の理由を話した。
 詳細な収支などは明らかにしていないが、説明を受けた志布志市によると、昨年度は5億5000万円の赤字という。志布志から宮崎に変更することで運航時間を片道約2時間短縮でき、燃料の節約につながるとしている。
 同社は県、志布志市に来春の航路変更計画を説明したほか、新たな寄港地になる宮崎側にもすでに説明したという。

さんふらわあ・志布志港撤退計画:国の規制緩和を批判−−知事 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061107-00000258-mailo-l46

 カーフェリー「さんふらわあ」の撤退計画問題で、伊藤祐一郎知事は6日、定例記者会見で、航路維持を会社側に働きかける意欲を改めて示す一方、「(県には引き留めの)何の権限もない。説得する以外にない」とこぼす一幕も。陸、海、空と相次ぐ民間事業者の撤退に、国の規制緩和に恨み節も漏れた。
 「さんふらわあ」維持のため、伊藤知事は、港湾使用料の減免や航路維持補助金などにも言及。また、会社側が「原油高騰に伴い、増えた」コスト約6億円への「一定の負担」の可能性にも触れた。だが、当面は、志布志港での集荷量を増やすなどが引き留め策となるのでは、と示すにとどめた。
 赤字路線バス、山川根占航路など、これまでの対策にも触れ「民が(維持)できなくなったところを、地方公共団体が、肩代わりか、参入で維持する構図。何のための規制緩和か」。参入、撤退を基本的に自由とした規制緩和を批判した。[神崎真一]
11月7日朝刊
(毎日新聞) - 11月7日16時1分更新

237とはずがたり:2006/11/15(水) 12:54:59
>>236-237
大隅線は志布志から垂水迄残して垂水のフェリー乗り場迄延伸して鴨池〜垂水港++++志布志で一環連絡して欲しかったねぇ。
志布志港開発は未だ巧く行ってたイメージだけどこれを宮崎に取られたら大打撃だよなぁ。志布志に発着というのが俺も気に入ってたから残念だけど・・
しかし志布志で宮崎の客は取れないけど宮崎なら志布志,宮崎,鹿児島の客が取れるであろうから妥当な判断とも云えるのか。東九州道でも作って貰わないと引き合わないか?志布志都城道路だけで十分やろけど。

さんふらわあ・志布志港撤退計画:市が航路存続の協力要請 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000214-mailo-l46

 ◇南九州総合開発協議会総会
 曽於・志布志地区、宮崎県の北・西諸県と南那珂地区の13市町でつくる南九州総合開発協議会の総会が18日、同県都城市であった。
 総会では、大阪―志布志間に就航しているカーフェリー「さんふらわあ」が来春、志布志港から撤退し、大阪―宮崎に航路変更する計画があるとして、志布志市が航路存続への協力を要請した。担当課長で構成する幹事会で取り扱いを協議する。

10月19日朝刊
(毎日新聞) - 10月19日15時1分更新

カーフェリー:さんふらわあ、志布志港撤退計画 大隅半島に衝撃 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000213-mailo-l46

 ◇鉄道、バスに続き海上交通までも
 ◇志布志市など存続へ全力「物流、観光に大きな問題」
 「バスだけでなく、海までも」「県経済の死活問題だ」。18日に明らかになった大阪と志布志を結んでいるカーフェリー「さんふらわあ」の来春の志布志港撤退計画は、バス路線廃止問題で揺れる大隅半島に衝撃を与え、関係者からは驚きや不安の声が上がった。[新開良一]
 18日午前、志布志市役所では助役、部課長ら約20人が対応を協議。“寝耳に水”の計画説明に驚きを隠さず、持冨秀明・市企画部長は「大隅半島と都市圏を直接結ぶ唯一の大動脈。ショックで声も出ない」。近く、市内の各種団体も交えた対策協議会を発足させ、大隅地域4市5町でつくる大隅総合開発期成会とも連携して航路存続を図っていく構えだ。
 大隅半島は岩崎グループの赤字路線バス廃止計画を受け、対象125系統のうち46系統の廃止が決まった。87年には旧国鉄大隅線も失った。「線路に続きバス、そして今度は海上交通。大隅地域の交通手段がどんどんそがれていく」――。怒りにも似た感情を抱く住民は多い。
 917人の会員を束ねる志布志市商工会の河本正男会長(61)は「県内の主要農畜産物を大都市圏に運ぶ航路。航路維持は県全体の経済発展の大前提で、その重要性を県はもっと認識すべきだ」と関係機関が連携した迅速な対応を求める。
 一方、外国人留学生を鹿児島、宮崎両県で受け入れるホームステイ事業を実施するNPO法人「からいも交流」の東幸治郎代表理事(48)は「これまでに約1600人の学生が同航路を利用して鹿児島入りした。交通費が安いので参加者募集がしやすく、また船内が学生同士の交流の場になっている」と残念がる。
 地元首長らも危機感を募らせる。大隅総合開発期成会の山下栄・鹿屋市長は「撤退によって大隅地域の物流と観光に大きな問題が生じる」。志布志市の本田修一市長は「撤退は予想外。なんとしても志布志港のシンボルを存続させたい」と話している。
 「さんふらわあ」は2隻就航し、いずれも旅客定員782人▽乗用車140台▽トラック175台を収容でき、大阪―志布志間を片道約14時間で結ぶ。
10月19日朝刊
(毎日新聞) - 10月19日15時0分更新

238とはずがたり:2006/11/25(土) 11:21:41
『茨城港湾』が新会社
ひたちなか都市開発
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20061123/lcl_____ibg_____002.shtml

 県出資団体の港湾管理会社「茨城港湾」(東海村)と常陸那珂港周辺の開発を手がける「ひたちなか都市開発」(ひたちなか市)は二十二日、合併することで合意し、水戸市内のホテルで合併調印式が開かれた。

 茨城港湾を存続会社とし、ひたちなか都市開発を吸収する。合併後の新会社名は「茨城ポートオーソリティ」、資本金二十九億四千七百八十万円。十二月二十日の株主総会で合併の承認手続きを経て、来年四月一日に新会社を発足させる。両社の社長を務める角田芳夫副知事が社長に就く。

 茨城港湾は、大洗、常陸那珂、日立の三港の運営と港湾サービスを提供し、ひたちなか都市開発は港周囲に広域商業施設誘致などに取り組んできた。ともに県が50%以上を出資しているが、県の第四次県行財政改革大綱や県議会特別委員会の提言の中で合併を求めていた。 (秦淳哉)

239とはずがたり:2006/12/03(日) 20:03:34
志布志だと大隅・姶良・鹿児島・日南・諸県地方からの集客が精々だが,宮崎港となればそれらの地域に加えて宮崎から延岡方面迄視野に入ってくる。

さんふらわあ志布志航路 存続訴え2000人決起 志布志市で大会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000018-nnp-l46

 カーフェリー「さんふらわあ」の志布志航路存続を求めて、志布志市内の関係団体などでつくる「『さんふらわあ』志布志航路存続協議会」(会長・本田修一同市長)は29日、同市の志布志港で決起大会を開催、約2000人が参加した。

 本田市長が「大会に集まった皆さんの熱意、うねりを運航会社に伝え、航路撤退を考え直してもらう」とあいさつ。大隅半島の4市5町でつくる大隅総合開発期成会長の山下栄・鹿屋市長は「さんふらわあは大隅地域が生き残るための生命線だ」と、同航路の重要性を強く訴えた。「さんふらわあの撤退が鹿児島県の産業界全体にもたらす影響は計り知れず、あらゆる手段を講じて断固阻止する」とする大会決議が採択された。

 大会には大隅半島だけでなく、宮崎県の串間市や都城市、南郷町から駆けつける人も。参加者たちは「志布志‐大阪航路の存続を」と書かれた鉢巻きを着け、停泊中の「さんふらわあ」を前に気勢を上げていた。

 大会後、本田市長ら約70人は「さんふらわあ」に乗船。30日、大阪でも、関西在住の県出身者ら約100人が参加し決起大会を開催。運航会社のブルーハイウェイライン西日本の大阪本部を訪れ、約3万3000人分の署名を手渡す予定。


=2006/11/30付 西日本新聞朝刊=
(西日本新聞) - 11月30日10時11分更新

241とはずがたり:2006/12/24(日) 11:04:20

秋田港のコンテナ取扱、年間3万本突破へ 製材輸入増などが要因
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20061223b

 秋田船川税関支署がまとめた貿易概況によると、秋田港の今年1?10月の国際定期コンテナ航路の取扱本数は2万5760本(20フィートコンテナ換算)で、前年同期を16・1%上回った。このペースで推移すれば、初めて年間で3万本を突破する見通し。自動車部品の輸出や製材の輸入増が、全体を押し上げる要因となっている。昨年の取扱本数は2万7197本で、7年連続で過去最高を更新している。

 現在、秋田港?釜山港間のコンテナ船は週4便。同支署によると、1?10月の輸入本数は前年同期比18・0%増の2万493本で、金額は32・2%増の274億2500万円。

 金額ベースでコンテナ輸入の3割超を占める製材は、北欧などからの輸入が伸び、13・8%増の99億7300万円。次いで、衣類が30・8%増の25億6000万円。銅や亜鉛などの金属・金属製品も増えている。

 一方、輸出は9・1%増の5267本で、金額ベースでは56・5%増の121億9200万円。構成比で3割超を占めるトップの輸送用機器は、前年同期比約2倍の44億4600万円。次いで、亜鉛・亜鉛合金の22億3000万円で、素材価格上昇などで前年比2倍超となった。

(2006/12/23 09:44 更新)

242荷主研究者:2006/12/31(日) 10:54:24

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200609220014.html
'06/9/22 中国新聞
上組が福山港に物流センター

 上組(神戸市)は12月、福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナルに隣接する「箕沖物流センター」を開設する。福山港の貨物取扱量の増加やコンテナバースの2バース化に向けた動きに対応。鉄骨2階建て(延べ約1万300平方メートル)。温度管理をしない普通倉庫、クレーン倉庫、屋根付きの荷さばき場で構成。県箕沖産業団地の敷地約2万800平方メートルに約20億円をかけ11月末までに建設する。

243荷主研究者:2006/12/31(日) 10:58:18

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20060926000092
2006/09/26 09:32 四国新聞
トラック運賃昼間便3割引に−ジャンボフェリー

 ジャンボフェリー(神戸市)と地元自治体、荷主企業などでつくる「神戸―高松間フェリー航路活性化委員会」は二十五日、同航路の昼間便のトラック運賃を三割引にする実証実験を行うと発表した。期間は十月一日から一カ月間。積載率が低調な昼間便の利用促進や新規顧客の獲得、陸上からフェリーへのモーダルシフトを図る。

 活性化委員会はジャンボフェリーのほか、香川県、神戸市、加ト吉などで構成。昨年七月に設置され、国の公共交通活性化総合プログラム事業を活用して同航路の利用促進に取り組んでいる。

 割引対象は、高松発が午前五時半、同十時半、神戸発が午前六時、同十時半の上下計四便。割引運賃は片道で、十トントラックが一万六千二百四十円(通常二万三千二百円)、四トントラックが一万八百十円(同一万五千四百三十円)などになる。

 実験後は利用者アンケート調査を行い割引効果を見極めた上で運賃改定の必要性などについて意見をまとめる。

247とはずがたり:2006/12/31(日) 15:10:00
>>246
これは至急やるべきだね。名称は「阪神港」か?
そもそも「尼崎西宮芦屋港」ってのがある時点で笑止。

248荷主研究者:2006/12/31(日) 16:47:46

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20061011/20061011_003.shtml
2006/10/11付 西日本新聞朝刊
6万トン級貨物船着岸可能に 水深15メートルの岸壁着工 福岡市の人工島

福岡市東区の人工島で開かれた国際海上コンテナターミナル整備事業の着工式

 大型貨物船が着岸できる福岡市初の水深15メートル岸壁を備えた「国際海上コンテナターミナル」整備事業が9日、博多湾に浮かぶ人工島で始まった。水深15メートル岸壁は全国でも少なく、九州では北九州市に続いて2番目。福岡市ではコンテナ貨物輸送が急増しており、本格的なターミナル増設によって、博多港を九州最大級のコンテナ基地とすることを目指す。

 人工島では現在、新ターミナルに隣接する深さ11メートルと14メートル岸壁が稼働中だが、6万トン級の大型貨物船は水深不足で着岸できない。また、荷降ろしするコンテナ船で混雑が続いており、貨物船が沖合で順番待ちしている状態という。

 新岸壁は延長350メートル、奥行き500メートルで、6万トン級の大型コンテナ船舶が接岸可能。ガントリークレーン2基を設置予定で、2008年春に暫定供用開始、10年度末の完成を目指す。完成すれば20フィートコンテナ換算で、年間20万個から25万個のコンテナが新たに取り扱いできるようになる。総事業費は約339億円。

 この日の着工式には、事業を進める国土交通省九州地方整備局や福岡市などから約200人が参加。安全祈願祭に続いて、あいさつした山崎広太郎市長は「博多港におけるコンテナ取り扱い施設はフル稼働の状況。コンテナターミナルは必要不可欠」と強調した。

 博多港のコンテナ取扱量は、10年前の約25万9000個から昨年度は約2.4倍の約62万1000個に増加。本年度も70万個を超える見通し。新しい岸壁が本格稼働すれば、年間100万個を取り扱えるようになる。

249荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061017&j=0024&k=200610179391
2006/10/17 07:21 北海道新聞
東日本フェリー苫小牧−大洗航路 商船三井引き継ぎへ 来年早々にも

 東日本フェリーを運航するリベラ(広島県呉市)が来年早々にも苫小牧−大洗航路を運休し、共同運航している商船三井フェリー(東京)に引き継ぐ方向で検討していることが十六日分かった。現行の便数は維持する。

 苫小牧−大洗のフェリー航路は日曜日を除く毎日、リベラ所有船一隻、商船三井所有船三隻を使い一日二往復体制で共同運航している。関係者によると、来年早々にもリベラが所有する一隻を商船三井に貸し渡し、商船三井の単独運航に切り替える計画。リベラは同航路の運航権を残したまま運休し、商船三井は増便する形を取る。リベラ側の船員は商船三井の指揮下で乗船し、商船三井からは用船料が入る。

 リベラは来年夏にも函館−青森航路に双胴型の新型高速フェリー二隻を導入するが、苫小牧、大洗の支店経費などを圧縮し、経営資源を同航路に集中投下する方向だ。既にリベラは、今年三月に室蘭−八戸航路を休止。苫小牧−八戸航路は、今回と同様の手法で十二月から運航を休止し、共同運航する川崎近海汽船(東京)に運航を引き継ぐ予定だ。

 相次ぐ路線の見直しでリベラの運航経路は函館−大間、函館−青森、室蘭−青森、室蘭−新潟・直江津−福岡・博多の五航路となる。

250荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:47

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061019&j=0024&k=200610199896
2006/10/19 07:40 北海道新聞
石狩湾新港 設備投資が活発化 4−9月150億円 目立つ冷凍食品

 【石狩湾新港】石狩湾新港地域の造成・分譲を手掛ける第三セクター、石狩開発(石狩)は十八日、本年度上半期(四−九月)に工場や倉庫などの新増設へ着手した企業の設備投資額が約百五十億円と過去五年間で最高だったことを明らかにした。業績回復で設備投資への意欲が一段と活発化していると言えそうだ。

 石狩湾新港地域に取得済みの工場用地で新増設に着手した企業は二十四社で、昨年度一年間に並んだ。投資額は昨年度まで年間約七十億円で推移したが、上半期だけでそのほぼ二倍に達した。さらに二、三社が増設を計画、設備投資額も二百億円に近づくと見込まれるなど、年間では「バブル期以来の高水準」(石狩開発)となりそうだ。

 業種別では、冷凍食品の積極姿勢が目立つ。ニチレイ(東京)は今月下旬、延べ床面積一万五千平方メートル、保管能力一万三千トンの「石狩物流センター」を稼働させる。総投資額は二十億円。東洋水産(同)も十七億円を投じ、既存の冷凍倉庫と同じ敷地に延べ床面積一万千百平方メートル、保管能力一万五千トンの冷凍倉庫を建設中だ。

 このほか約一万六千平方メートルの用地を取得した自動車部品製造の徳重(とくえ)(愛知県名古屋市)は来年四月の稼働を目指し、延べ床面積五千平方メートルの工場を建設。苫小牧埠頭(ふとう)(苫小牧)は十三億円かけ灯油貯蔵タンク五基を増設する。

 石狩開発は「ゼロ金利解除で金利上昇前に設備投資する企業が増えているのでは」と分析。道は「消費地の札幌に近く、港湾機能が充実してきていることも背景にあるのでは」(産業立地課)とみている。

251荷主研究者:2006/12/31(日) 17:03:54

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061016/ftu_____thk_____000.shtml
2006.10.16 中日新聞
名古屋港に新コンテナターミナル 岸壁総延長1050m、国内最大級

新コンテナターミナルの増設工事で据え付けられる巨大な鋼管製の「ジャケット」=名古屋港飛島ふ頭で
 世界最大級の超大型コンテナ船が満載のまま接岸できる新コンテナターミナルの増設工事が、2008年末の供用開始を目指して、愛知県飛島村の名古屋港飛島ふ頭南側コンテナターミナルで進んでいる。

 同ターミナルは、横浜港本牧ふ頭に次いで国内2例目となる日本最大の水深16メートルの岸壁を持つ。国の予算が集中的に投じられるスーパー中枢港湾に指定された名港の目玉事業で、長さ400メートルの第1ターミナル岸壁は昨年末に完成。現在進められているのは、その西側の350メートルの第2ターミナル岸壁だ。

 すべてが完成すると、東隣の水深12メートル岸壁と合わせて総延長1050メートルにもなる国内最大級のコンテナターミナルが誕生。年間のコンテナ取り扱い能力は約110万個、コンテナヤードの保管量は約2万個にも達し「モノづくり中部」随一の海上物流拠点となる。

 第2ターミナル岸壁では、岸壁の一部となる「ジャケット」の据え付け工事が報道陣に公開された。ジャケットは、鋼管で組み立てられた大型の立体構造物。長さ50メートル、幅40メートル、高さ18メートル、重さ約600トンのジャケットは大型起重機船で持ち上げられ、海面下66メートルの海底地盤にまで打ち込まれた複数のくいの上に、すっぽりかぶせる格好で取り付けられた。

252荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:07

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061026/lcl_____mie_____011.shtml
2006.10.26 中日新聞
コンテナ10・6%増 四日市港、大型船用岸壁など要因

 四日市港の霞ケ浦北埠頭(ふとう)国際コンテナターミナルがことし1月に供用開始して以降、同港での1−9月のコンテナ貨物取扱量が20フィートコンテナ換算で約11万8000個に上り、前年同期比10・6%増となったことが明らかになった。

 佐藤清副管理者は25日の同組合議会定例会で、コンテナ取扱量が増えた要因として、同ターミナルに大型コンテナ船が入港可能な水深14メートルの岸壁を開設したことなどを指摘。現在の増加率で進むと、コンテナの年間集荷量は16万個になると予想し「前年比で1万5000個程度増加する見通し」と述べた。

 同組合は昨年6月から北米をはじめとした新規航路の拡大にも向けて、同港に寄港する船会社に対して経費を一部補助する制度を始めたが、まだ適用した例はない。佐藤管理者は「(一寄港につき)最大100万円の補助制度は船会社へのインパクトが大きい。今後もこの制度を活用し、北米航路の誘致につなげたい」とした。 (神田要一)

253荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:53

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/10/20061030t11031.htm
2006年10月29日日曜日 河北新報
宮城県、仙台塩釜港計画改定へ 岸壁改修など柱

 宮城県は本年度、1996年度の策定以来10年間を経過した仙台塩釜港の港湾計画改定に着手する。船舶の混雑、大型化に対応する岸壁の改修や低迷する塩釜港区の活性化が焦点になりそうだ。県は県民の意見を聞いた上で2年程度かけて計画素案をまとめ、2009年度の改定を目指す。

 学識経験者らによる検討委員会を07年1月に発足させるのに先立ち、県民や港湾利用者に意見を募る。具体策として11月末まで郵送や電子メールなどで意見を募集。物流だけでなく、環境や防災、観光、まちづくりなど幅広い視点で考える懇談会も年内に5回開き、計画づくりに役立てる。

 仙台塩釜港の貨物量は05年、3817万トン(うち仙台港区3533万トン、塩釜港区284万トン)。仙台港区は3年連続で上昇したが、塩釜港区は減少傾向が続いている。

 仙台港区は中野埠頭(ふとう)を中心に岸壁が混雑し、現在の勢いで貨物量が増えると、埠頭やコンテナターミナルの容量不足が懸念される。船の大型化も進んでいることから、岸壁の数を減らして長さを確保したり、岸壁の水深を深くしたりできないか検討する。

 塩釜港区は塩釜市の港奥部埋め立てや七ケ浜町東宮浜地区の人工島計画について、実現性や規模などを再検討する。1100隻に及ぶ放置プレジャーボートについても、港の安全や景観を損ねていることから、収容施設の整備などを検討する。

 07年春の仙人峠道路(釜石市―遠野市)の開通で、完成自動車の積み出しなどをめぐって予想される釜石港との競争激化にも対応する。

 釜石港は、トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が完成した1993年以来、完成車の積み出しが行われている。金ケ崎―釜石間は現在、2時間20分かかるが、仙人峠道路開通で35分短縮され、冬場の安全性も大幅に向上する。

254荷主研究者:2006/12/31(日) 18:38:55

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20061110001.htm
2006年11月10日 北國新聞
大水深岸壁基礎が着工 08年暫定供用へ

 石川県の金沢港大浜埠頭(ふとう)で十日、大水深岸壁の基礎工事が始まり、多目的国際ターミナルの本格的な整備が動き出した。岸壁の桟橋を支える巨大な鋼製の杭(くい)を海底に打ち込む作業が順次進められ、今年度中に百二十本を施工する。来年度には桟橋本体の工事に取りかかり、二〇〇八(平成二十)年十月に水深一二メートルでの暫定供用を目指す。

 延長二百六十メートル、幅二十七メートルの桟橋は百三十五本の杭で支えられる。作業船のクレーンでつり下げた長さ十九―二十四メートルの杭に震動を与え、高圧の水を噴射して地盤を緩めながら十―十二メートルの深さにまで打ち込む作業が行われた。

 暫定供用を開始する〇八年以降は海底の浚渫(しゅんせつ)を進め、二〇一五(平成二十七)年度には、岸壁などと合わせ、延長二・五キロの航路についても水深一三メートルでの整備を完了させる。

255荷主研究者:2007/01/01(月) 22:55:41

http://www.kentsu.co.jp/chubu/news/p02295.html
建設業界ニュース中部版
【愛知】コンテナターミナルへ貨物鉄道引込を検討(12/19)

■  伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で組織する伊勢湾シー&レール物流戦略部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾のコンテナターミナルへの貨物鉄道の引き込み可能性についての検討結果をまとめた。四日市港の三岐鉄道への引き込みを例に、既存ストックが活用可能と仮定した場合、年間片道5000個程度のコンテナ貨物量で可能となることが確認された。また、国際海上コンテナの輸送では、内陸部で鉄道貨物駅に近接したインランドデポ(内陸部における国際物流拠点)の併設も必要とした。これら検討結果はきょう19日に開催する第3回伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で報告する。
 同部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の鉄道物流部門の検討部会で、日本貨物鉄道、四日市市、名古屋港管理組合、四日市港管理組合、国土交通省中部地方整備局と中部運輸局で構成する。昨年10月の協議会で委員から「伊勢湾における鉄道のターミナル引き込みについて検討すべき」との意見を受けて、検討を進めていたもの。
 海外では、多くのコンテナターミナルで鉄道が引き込まれており、伊勢湾では日本政策投資銀行東海支店が「四日市港−今後の発展に向けた課題」(06年5月)の中で、コンテナターミナルへの鉄道の引き込みを提案している。また、内陸部では鉄道輸送と連携したインランドデポ設置の検討が進められ、滋賀県米原市の「滋賀統合物流センター」(SILK)構想によるJR貨物のターミナルと連携した効率的な製造・物流統合システムの実現に向けた取り組みが進められているなどの背景がある。
 こうした背景を踏まえ、同部会では、三岐鉄道や四日市商工会、愛知県などもオブザーバーとして参画してもらい、検討を進めてきた結果、機関車などのストックや人的なコスト負担を除いた専用線だけを用いた場合、年間20フィートコンテナ換算個数で片道5000個の貨物量で運用が可能であることを確認した。イメージ図は三岐鉄道の駅から専用線をコンテナターミナルに敷いた場合の想像図で、延長約2㌔程度(可道橋あり)の引き込み線を想定している。概算事業費は数十億円。
 協議会には、このほかコンテナターミナルへの鉄道のみならず、既存の貨物駅との間をトラックで結ぶ一般的な鉄道貨物輸送形態も検討した上で、既存の貨物駅が移転する際などには国際海上コンテナの取り扱いに対応した施設整備の検討の必要性も報告することにしている。
 同部会では今後、港湾と鉄道とのシームレスな連携の実現に向けて、鉄道を利用した国際海上貨物輸送に対する荷主などのニーズや、国際海上コンテナの鉄道輸送の効果や課題の把握に引き続き努めることにしており、その一環として荷主などからの相談窓口を設置する。
(2006/12/19)

256荷主研究者:2007/01/02(火) 11:56:17

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061221/ftu_____thk_____001.shtml
2006.12.21 中日新聞
名古屋港、5年連続日本一確実 総取扱貨物量2億トン

 名古屋港管理組合は20日、名古屋港の2006年の総取扱貨物量が、国内の港湾で初めて2億トンの大台を突破したと発表した。02年から5年連続の日本一は確実で、貿易額も6年連続で日本一になる見込み。

 同組合の推計によると、今年の総取扱貨物量は、前年比10・1%増の2億600万トン程度になる見通し。トヨタ自動車を中心とした完成車や自動車部品の輸出が好調で、輸出全体では9・2%増の5100万トンを記録。輸入も液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石などが好調で7・7%増の8100万トンとなる見込み。

 このほか、内国貿易貨物も、完成車を中心に移出、移入とも好調で13・5%増の7400万トンとなる。

 名港が1億トンを突破したのは1977年。1億5000万トン台に到達した2000年からわずか6年でさらに5000万トンを上積みした。

 2位は千葉港、3位は横浜港の見通し。世界的には約4億トンのシンガポールがトップで、名港は10位前後とみられる。

 一方、財務省貿易統計によると、貿易額も1月から10月まで名港が全国1位となっている。

257荷主研究者:2007/01/02(火) 12:14:39

http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061216/lcl_____fki_____000.shtml
2006.12.16 中日新聞
福井港への外航船入港数が倍増 中ロ関係軸に伸び期待

 関税法上の開港指定を昨年4月に受けた福井港への外国航路船舶(外船航)の入港数が、今年に入って激増している。県の集計によると、1月から11月末までに入港した外航船は176隻を数え、昨年同期(91隻)のほぼ2倍に達している。好調な中古車輸出などの恩恵も受けたが、うち91隻が福井港への直接入港で、開港指定のメリットが入港実績に結びついたことを裏付けている。

 県によると、外航船が福井港に入港する場合、昨年3月までは敦賀港など開港指定港で「不開港への入港手続き」を経る必要があった。しかし、2005年月に関税法上の開校指定を受けたのに伴い、現在は直接入港が可能になった。

 その結果、輸送日数やコストが削減され、開港初年の05年も入港数101隻のうち、約半数の51隻が直接入港だった。今年の直接入港数は、昨年同期の総入港数にほぼ並ぶなど、開港の効果が数字となって着実に表れている。

 県港湾空港課によると、品目別ではロシアへの中古車輸出が92隻で最も多く、韓国で加工後に中国に出荷されるとみられる金属スクラップ船が28隻となっている。一方、輸入では、工業団地・テクノポート福井に立地するアルミ圧延メーカー工場向けのアルミインゴットを積んだ外航船が、45隻でトップだった。

 また、12月1日からは、テクノポート福井で木造住宅用建材メーカーが稼働を開始し、今後は同社がロシアから木材を輸入する船が毎月2隻ほど入港する見通しという。

 中国経済の活況などの影響もあり、同課は「さらに入港実績は伸びていくのではないか」と期待を寄せている。

 (畑結樹)

258とはずがたり:2007/01/02(火) 14:02:15
社説:能代港の整備 資源循環の国際拠点に
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20061226az

 海運をめぐる動きが活発化している。国土交通省が能代港をリサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定したほか、秋田港から極東ロシアのウラジオストク、ボストーチヌイ両港を結ぶ定期航路の開設が、早ければ来春にも実現する可能性が高まった。両港とも環日本海の物流拠点として存在感を増すことになるが、とりわけ能代港はアジアを組み込む形で資源循環の国際拠点となる期待も膨らむ。

 リサイクルポートは国交省の港湾行政の柱の一つ。環境に優しい海運を使って循環資源を広域的に集め、資源循環型社会の形成と港湾地域の活性化を図る狙いがある。今回、能代港と同時に舞鶴(京都)、三島川之江(愛媛)が指定され、全国で計21港となった。

 能代港の指定は、米代川流域の9市町村と県による県北部エコタウン計画を推進する上で重要な意味を持つ。後背地の大館市や小坂町では、長年培ってきた木材加工や製錬技術を生かしたリサイクル、廃棄物処理施設が集積。新たな基盤産業として育ちつつあるが、これまで計画エリア内に肝心の物流拠点がなかった。また、リサイクル産業の集積がなかった能代市にとっても、指定により関連施設の立地が見込まれ、エコタウン計画への本格参入の道が開けることになる。

 非鉄金属大手のDOWAホールディングスが100%出資する子会社で、県北地区のリサイクル産業の中核的存在の小坂製錬は、リサイクル原料に対応した国内初の新型炉を建設中だ。来年3月の完成時には年間の処理能力が現在の約5万トンから20万トン以上へと飛躍的に拡大する。同社がその原料として想定しているのが、アジア諸国で大量に廃棄、排出される携帯電話などの廃電子基板だ。

 製錬の原料となる鉱石はブラジル、ロシア、インド、中国(ブリックス諸国)などの経済成長に伴い、慢性的な品薄状態。同社が鉱石に代わる原料として着目しているのが、貴金属やレアメタルの含有率が高い廃電子基板や、電気・電子部品の製造過程で排出される端材である。その最大の輸入先となるのが東アジアや東南アジア諸国だ。

 多くの製造拠点が立地するアジアの国々では、世界貿易機関(WTO)加盟により廃棄物の適正処理が求められながら、それに振り向ける余力がないのが実情という。DOWAは、将来的には中国をも視野に入れた形で輸入拡大に意欲をみせている。小坂を拠点にした資源循環が軌道に乗るならば、受け入れ港としての能代港の重要度は飛躍的に高まることになろう。

 リサイクルポートの指定に伴い、国はリサイクル産業の新規立地促進や、貨物の積み替え・保管施設の整備補助などの各種支援を行うことになる。DOWAは金属とプラスチックを分類するなどの前処理施設や倉庫が必要だとしており、県と能代市も、能代港への原料の保管施設整備や、それを行う第三セクターの設置などの協議を始める予定だ。産業基盤が脆弱(ぜいじゃく)な能代市にとっては、木材産業と並ぶ新たな産業基盤づくりのチャンスが生まれた。官民挙げて盛り上げたい。

(2006/12/26 09:07 更新)

259とはずがたり:2007/01/22(月) 16:54:35

中小海運業が共同管理会社
業界再建へ国交省が支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007012100068&genre=A1&area=Z10&mp=

 船の老朽化や船員不足が深刻な内航海運業界を立て直すため、国土交通省は21日までに、中小事業者が共同出資で管理会社を設立し、船舶整備や船員育成を効率化できるよう支援することを決めた。

 事業者ごとに行っていた船の補修や点検を管理会社が一括することでコストを削減できるほか、グループ化による事業者間の信用補完で、新船の建造資金なども調達しやすくなると期待される。船員育成も共同で効率的に行うことができるようになる。
 生き残りのための会社合併と違って個々の事業者が存続できることなどから、国交省が約2000社を対象に昨年実施したアンケートでは、前向きな回答が75%を占めた。(共同通信)

260とはずがたり:2007/01/31(水) 15:39:30

さんふらわあ対策協が存続へ支援策
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000701310003
2007年01月31日

 志布志と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」の志布志港撤退問題で30日、県の航路存続対策協議会が県庁で開かれ、港湾施設使用料や水道料の減免、利用促進のための助成ツアーなどの支援策をまとめた。2月16日に伊藤祐一郎知事が、運航会社の親会社である商船三井(東京都)を訪ね、芦田昭充社長と直接協議する。
 県や志布志市、トラック協会をはじめとする経済界でまとめた支援策で、港湾施設使用料と水道料の減免▽助成ツアーや修学旅行などでの利用促進▽一定の範囲内での運賃引き上げ、など。
 いずれも運航会社のブルーハイウェイライン西日本が、撤退計画を撤回することを前提に実施する。港湾施設使用料は現在年間2700万円、水道料は同500万円だが、具体的な減免額については明らかにしなかった。
 ブ社は、志布志から宮崎に航路を変更することで燃料代など年間約3億円を節約できると、撤退理由を説明している。
 一方、県は01年度から志布志航路のトラック輸送台数は年々増えており、今年度は7万台を超えるとみている。伊藤知事は「単純に2千円値上げすればそれだけで、1億4千万円の増収になる。交渉に一定の希望を持っている」と述べた。
 また、志布志市の本田修一市長は「会社側にとってもある程度納得できる内容ではないか。実現可能と思っている」と話した。
 ブ社は当初、今年3月いっぱいで志布志港を撤退し、4月から宮崎〜大阪間に航路変更するとしていたが、施設整備に時間がかかるとして10月からに計画を延期した。

261荷主研究者:2007/02/13(火) 00:17:45

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701010073.html
'07/1/1 中国新聞
周南に初の7万トン級貨物船

 最大積載量7万トン級の大型貨物船が9日、周南市の徳山下松港に入港する。周南コンビナートの2社が県営晴海埠頭(ふとう)を活用し初めて挑む。同クラスは水深14メートルが必要。埠頭は整備されているが、航路は水深12メートルしかなく、水位の上がる満潮時を利用して航行し接岸。自家発電の燃料となる石炭を荷揚げする。2社は今後、年間約70万トンの石炭を、7万トン級貨物船で輸送する考えだ。

【写真説明】<左>初めて7万トン級の大型貨物船が入港する周南市の徳山下松港。官民連携による機能強化に期待がかかる<右>荷降ろしのため、晴海埠頭14メートル岸壁に民間業者が設置した移動式クレーン

262荷主研究者:2007/02/13(火) 00:25:50

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061227/ftu_____thk_____005.shtml
2006.12.27 中日新聞
RORO船が入港 伏木富山港にロシアの船会社の定期便

 ロシア極東の船会社「トランス・ザルビノ」(ザルビノ)のRORO船(自走式積み降ろし船)の第1便が26日、伏木富山港に入港した。

 年明けから週1便の定期として就航し、中古自動車などを同港からウラジオストクへ輸出する。将来は便数を増やし、寄港地を広げる考えだ。

 日本側代理店の協栄船舶(大阪市)によると、当初は300台が積み込める船を配置し、中古自動車を中心に中古建機・トラックを輸出する。運航の曜日はまだ決まっていない。伏木富山港は日本製中古車の日本最大の輸出基地。年々輸出量が増加していることに対応した。

 RORO船は、クレーンを使わずに直接荷物(車)の積み降ろしができる貨物専用船。

 大量輸送と荷役作業の効率化で物流コストが軽減できるメリットがある。

 協栄船舶は福井など日本海側の港への寄港を計画しているだけでなく、横浜港や神戸港など太平洋側への就航も視野に入れている。

264荷主研究者:2007/02/13(火) 00:35:42

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070109302.htm
2007年1月9日03時38分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港利用、5割超す コマツ粟津工場 先月、北米向け建機輸出

 コマツ粟津工場(小松市)の北米向け輸出建設機械のうち、金沢港の利用割合が十二月、初めて50%を突破した。同港の北米行きRORO船の利用に加え、同工場は「六月から特殊コンテナを使って始めた釜山経由の輸出が軌道に乗ってきた」としている。
 金沢港の北米行きRORO船は月一便で、建設機械を走らせて荷積みできる。これに対し、週三便の釜山行きはコンテナ船であるため、従来は建機をそのまま積むことができなかったが、六月から特殊コンテナ「スーパーラック」の活用で金沢―釜山便を経由した輸出が可能になった。

 このため、北米向け建機の出荷港は名古屋などが減り、二割未満だった金沢港の利用割合が六月から徐々に上昇、十二月は50・2%になった。

 粟津工場の海外向け出荷台数のうち、北米はほぼ半数を占め、地域別では最も多い。

 粟津工場は、釜山経由による出荷地域について昨年始めた北米、欧州、東南アジアに加え、今年は中近東、アフリカ、中南米を順次加える方針。同工場は出荷地域の拡大により、輸出建機全体に占める金沢港の利用割合を二〇〇七年度に三割、将来的には七割程度に高める目標を掲げている。

265荷主研究者:2007/02/13(火) 00:45:01

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20070113/20070113_003.shtml
2007/01/13付 西日本新聞朝刊
コンテナ取扱量過去最高を更新 06年博多港速報値 外国航路も75万人突破

 福岡市が発表した博多港の概況速報値によると、2006年の国際海上コンテナ貨物の取扱量が71万TEU(20フィートコンテナ換算)、外国航路の船舶乗降者数も75万1000人に達し、ともに初めて70万台を突破して過去最高を更新した。市は「博多港は経済発展が著しい中国に近く、東アジアの玄関口として物流需要が高い。韓国人の乗降も大幅に伸びた」としている。

 コンテナ取扱量は05年(66万7000TEU)に比べ、6.5%増加。1‐9月分の内訳集計をみると、相手国は輸出入ともに中国、韓国、米国の順だった。前年同期に比べ、中国との取引は古紙の輸出、日用品や衣類の輸入が伸び、輸出入ともに1万TEU以上増えた。輸入では05年1‐9月にトップだった韓国を中国が抜いた。

 主な輸出品はタイヤなどゴム製品(全体の41%)、古紙など再利用資材(同12%)。輸入品は牧草など動植物性製造飼肥料(同13%)、家具装備品(同10%)。05年1‐9月に比べ、再利用資材の輸出、動植物性製造飼肥料と日用品の輸入が増えた。

 国別の乗降者数では「韓流ブーム」が一段落した影響などで、日本人が前年比約16%減の27万4000人にダウン。一方、韓国人は同約36%増の46万1000人に膨らんだ。全体に占める割合では05年は日本人(約48%)と韓国人(約50%)がほぼ同率だったが、06年は韓国人(約61%)が日本人(約37%)を初めて大幅に上回った。

 市は韓国人の利用増の理由について(1)円安ウォン高(2)短期滞在者のビザ免除(3)韓国での週休2日制定着(4)ゴルフや温泉など九州観光の関心高まり‐などを挙げる。

 吉田宏市長は「九州と韓国の近さが観光面で実証され、物流でも日本と東アジアを結ぶ役割が評価された。スーパー中枢港湾指定の目安となる100万TEUも視野に入る伸びだ」としている。

266荷主研究者:2007/03/23(金) 00:17:24

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/01/20070123t42033.htm
2007年01月22日月曜日 河北新報
貨物定期航路、秋田港―ロシア開設へ 今夏にも

 秋田港と極東ロシアを結ぶコンテナ定期航路が開設される方向で、調整が進んでいることが22日までに分かった。国内とロシアの海運数社が検討中で、近く秋田県に対し、正式に開設の意向を伝える見通し。早ければ夏ごろにも就航するとみられる。現在、東北とロシアとの間に定期航路はなく、唯一の海運航路として注目されそうだ。

 秋田港の外貿定期航路は現在、1995年に開設した韓国・釜山港のみ。99年に北朝鮮に近いロシアのポシェット港との間で航路ができたが、貨物量の低迷で2003年に廃止された。

 今回、極東航路の開設の動きは、釜山航路のコンテナ取扱量が年々増加の一途で、経済発展が著しい極東地域から釜山経由で輸出入される品目も増えているためとみられる。

 県商業貿易室によると、ロシア政府と、国内とロシアの大手海運会社が、ウラジオストク、ボストーチヌイ両港と秋田港との定期航路の可能性を検討している。定期航路の新設は、現在の釜山経由に比べ、運航にかかる日数とコストが大きく縮減される。

 現在、日本からは中古車や自動車部品、紙など、ロシアからは木材や原油、亜鉛などの貨物需要がある。同貿易室は「ポシェット港は、交通体系などインフラが悪かった。ウラジオストク、ボストーチヌイは国際港であり、安定した貨物輸送が望める。自動車産業が東北にさらに張り付けば、秋田港から極東地域に向けた輸出入の将来展望も開けるのではないか」と話している。

267荷主研究者:2007/03/23(金) 00:21:13

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701260107.html
'07/1/26 中国新聞
福山港国際ターミナルを増設

 広島県福山港地方港湾審議会は25日、福山市内で会議を開き、箕沖町の福山港国際コンテナターミナルに水深12メートルの岸壁を1バース増設するなどとした港湾計画の変更案を県の原案通り承認し、藤田雄山知事に答申した。同ターミナルは今後、3バース体制を目指す。新たに増設するバースは3万トン級の貨物船が接岸できる。第2バース南側の海面を埋め立てるなどして、5.2ヘクタールのふ頭用地を確保する。

268荷主研究者:2007/03/23(金) 00:26:40
>>255

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20070123/lcl_____mie_____000.shtml
2007.01.23 中日新聞
四日市港埠頭に貨物鉄道構想 船荷積み降ろし全国へ

鉄道が引き込まれた港を描いたイラスト(中部地方整備局など作製)

 四日市港にまで貨物鉄道を敷き、埠頭(ふとう)で荷物を積み降ろしする全国初の構想実現に向け、関係機関が協議を進めている。トラック輸送から切り替えられれば、コスト削減だけでなく、道路の渋滞緩和や二酸化炭素の排出削減など環境面での利点も多い。国は事業化に必要な貨物取扱量を試算するなど課題をまとめ終えた。今後、荷主のニーズ把握に乗り出す。

 鉄道を使った貨物輸送は、欧米など内陸部が広い大陸で発達。国土交通省中部地方整備局の担当者は「コンテナターミナルに貨物鉄道が引き込まれている港は世界に多い」と話す。

 名古屋港と四日市港の在り方を検討する伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の2005年10月の会合で「鉄道のターミナル引き込みについて検討すべきだ」という意見が委員から出され、同整備局が実現可能性の検討に着手した。

 鉄道は輸送コスト自体はトラックに比べ安いが、貨物の積み降ろし込みにコストがかかる。このため「輸送距離が片道400キロ以上なければトラックよりもコストが高くなる」(同整備局)とされ、狭い日本では敬遠されてきた。

 しかし、埠頭内に線路を引き込めば、貨物の積み降ろしのどちらかのコストはほとんど省くことができるのでは−という発想だ。

 鉄道事業者を交えた検討の結果、年間のコンテナ貨物取扱量が20フィート(1フィートは約30センチ)コンテナ換算で約5000個あればコスト的に事業が成り立つことが判明した。四日市港の年間集荷量は約15万個前後で、わずか3%が転換すればいい計算だ。同整備局の担当者は「関係者が一堂に会して『可能性がある』と合意した。前向きな話だ」と手応えを感じている。

 今のところ正式には、四日市港を前提にした話し合いにはなっていない。具体的にどの程度の環境負荷を削減できるかの精査もこれから。しかし、同港の霞ケ浦地区北埠頭からJR関西線の富田駅までは約2キロの近さ。線路を敷設するにも少ない投資で済み、同整備局は「地の利はある」と認めている。

 一方で、実現性に慎重な意見も。「レールは造ったが利用がない、では困る」と、四日市港管理組合の担当者。鉄道がトラックに価格競争で勝てる400キロ以上もの遠方の荷主がどれほどいるのか−。同組合は楽観的な予測を立てられないでいる。

 (加藤益丈)

269荷主研究者:2007/03/23(金) 00:28:28

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070130101.htm
2007年1月30日03時13分 北國新聞■石川のニュース
臨港地区に19ヘクタール編入へ 金沢港の機能強化 道路整備など、県が計画変更

新たに19ヘクタールが臨港地区に編入される粟崎地区(中央)=北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 石川県は新年度、金沢港周辺でコマツや関連企業などの集積を図るため、港湾計画の変更に着手する。金沢市粟崎地区の県、市有地など約十九ヘクタールを臨港地区に編入し、臨港道路の整備などで進出企業の利便性を高める。合わせて御供田コンテナターミナルの改良や、東部工業用地の利用計画策定も進めるなど、大浜地区でのコマツ新工場稼働を受け、港湾機能の総合的な強化を狙う。新年度当初予算案に計画変更に向けた調査費を盛り込む。

 新たに臨港地区に編入されるのは、金沢市が工業用地として整備することが決まっている市有地約十ヘクタールと、県有地約二・七ヘクタール、民有地約六ヘクタールの計約十九ヘクタール。県有地については市有地と隣接しており、今後、市と連携し、工業用地への造成を検討する。民有地には既に物流、建設関連企業が立地している。

 臨港地区に編入することによって、地区内の道路を国の補助事業で臨港道路として整備することが可能となり、一般車両の交通を規制し、港湾貨物輸送の円滑化にもつながる。工場などの進出計画時は、港湾管理者である県への届け出が必要となるため、県は港湾機能に支障があると判断した場合は進出を規制することができ、港湾活用型の企業に絞った誘致が展開できることになる。

 御供田コンテナターミナルの利便性向上に向けては、荷揚げ用のクレーンの配置を見直し、設備の充実を図ることで、コンテナ取扱量の増加に対応。ターミナルに隣接する東部工業用地の用途については、コンテナ関連企業の誘致やターミナルとしての一部転用も検討する。

 県は新年度に「ものづくり産業クラスター構想」(仮称)を策定し、県の基幹産業である機械製造業を集積することで国際競争力の底上げを図る。構想では金沢港の国際物流拠点化はハード面の中核的な施策に位置付けられることとなっており、県は「物流拠点化に向けた立地環境整備を積極的に進める」(土木部)としている。

270荷主研究者:2007/03/23(金) 00:39:39
伊万里港の取扱量。九州で3位は意外に多いというか、他港が少ないということだろう。福岡や北九州は100万個を目指すレベルのはずだから2位と3位に差がありすぎる。しかし熊本や大分は伊万里より少ないのかねぇ。
>コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位
>コンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070201/20070201_001.shtml
2007/02/01付 西日本新聞朝刊
伊万里港に新クレーン 1日稼働2基態勢に 荷役能力不足解消へ

伊万里港コンテナターミナルで積み降ろしの試運転をする新クレーン

 伊万里港の荷役能力が不足している問題で、県は同港コンテナターミナル(伊万里市黒川町)に新たにクレーン1基を設置し、31日、実際に貨物船からコンテナを降ろす試運転を行った。2月1日から本格稼働に入る。これでクレーンは2基態勢となり、積み降ろし時間が最大4割短縮され、能力不足の解消にめどが付いたという。

 新クレーンのつり上げ能力は既設クレーンと同じ36.5トン。県が民間企業から年2184万円で賃借した。少なくとも2010年度まで使用する。

 同ターミナルに国が造る水深13メートル岸壁(工期は07‐11年度中)の完成に合わせ、県は11年度からさらに能力の高いコンテナ専用クレーン(ガントリークレーン)を設置する予定で、今回の新クレーンはそれまでのつなぎ役となる。

 伊万里港は現在、韓国・釜山、中国・上海など両国向けの4航路で週4便が運航しており、コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位だった。一方で、荷役に丸1日かかる場合もあり、船会社から「他港に比べ不便。航路廃止もあり得る」との不満が上がり、市や荷役業者が県にクレーン増設を要望していた。県は「新クレーン設置を受け、港を売り込み、取扱量を毎年1割ずつ伸ばしたい」としている。

 県は31日、同ターミナルの06年の中身入りコンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった、と発表した。

271荷主研究者:2007/04/30(月) 21:39:34

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20070301&j=0024&k=200703019142
2007/03/01 07:16 北海道新聞
中国−小樽港 定期コンテナ航路週1便から2便に

 【小樽】海運会社「神原汽船カンパニー」(広島県福山市)は二十八日、現在週一便運航している小樽港と中国を結ぶ定期コンテナ航路を、三月の最終週から週二便に増やすことを決めた。対中貿易が輸出入とも順調に伸びており、荷主のさらなる需要を見込めると判断した。

 同航路は二○○二年九月、道内の寄港地を苫小牧から小樽港に変更して就航し、同港にとっては唯一の定期コンテナ航路。○二−○六年の五年間でコンテナ数は約十八倍の一万五千個に増加。これに伴い、対中国の貿易額(速報値)も、輸入が五・○倍の九十六億一千万円、輸出は五・五倍の五十二億六千万円と劇的に増えている。

 中国では欧州向けの加工用サケの需要が急増しており、輸出はサケやスケソウなどの海産物が中心。輸入はホームセンターなどで売られているプラスチック容器や家庭用品が主体となっている。

272荷主研究者:2007/04/30(月) 21:44:27

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070316105.htm
2007年3月16日03時35分更新 北國新聞■石川のニュース
◎金沢港御供田埠頭コンテナヤードを2万平方メートル拡張へ 県が新年度に計画策定

 県は新年度、金沢港御供田埠頭(ふとう)コンテナヤードの拡張計画を策定する。国際コンテナ貨物量の増加に対応するためで、将来的に、隣接する県有地約二万平方メートルを整地する計画である。今後、具体的な拡張時期の検討に入るとともに、荷役作業の効率化を目的とした荷役施設の整備やコンテナスペースの見直しを進め、同港の国際物流機能を強化する。

 御供田埠頭で扱う国際コンテナは主に中国や韓国、東南アジア向けで、昨年の取扱量は二十フィートコンテナ換算で二万三千百二十六個となり、二〇〇二(平成十四)年から五年間で約一万個増と大幅に伸びている。

 韓国航路の船舶大型化や中国・上海航路の週二便化が決まったことに加え、昨年十二月にコマツの大型プレス機工場が稼働した大浜地区では、近接する粟崎地区でも大型建設機械の新工場が建設される計画が浮上。県では今後も海外向けの貨物取扱量の増加が見込めるとして、将来的なコンテナヤードの拡張が必要とみている。

 現在のコンテナヤードは約七万三千平方メートルで、計画では、北側の県有地約三万平方メートルのうち、二万平方メートルを拡張部分とし、残る一万平方メートルは大浜地区につながる臨港道路(県道大浜御供田線)の将来の四車線化に向けた用地として確保する。

 荷役作業の効率化に向けては、現状は、コンテナを三段まで積み降ろしできる荷役機械を使用しているが、三段以上の多段積み降ろしが可能な機械の導入効果を検証し、コンテナスペースの集約化も検討する。

 金沢港の国際物流拠点化に向けては、谷本正憲知事は先月二十七日の県議会二月定例会の代表質問などで、今後、国際物流(大浜)、コンテナ(御供田)、フェリー(戸水)、客船(無量寺)と、埠頭間の役割分担で港湾機能を高めることが重要との見解を示している。

273荷主研究者:2007/04/30(月) 22:05:32

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070318103.htm
2007年3月18日05時12分更新 北國新聞■石川のニュース
◎増便コンテナ船初寄港 金沢港、日中間新航路で週2便

週2便化で初寄港した新航路のコンテナ船=金沢港

 金沢港と中国・上海などを結ぶ国際定期コンテナ航路が週一便から二便に増便され十七日、今回開設された新航路のコンテナ船が金沢港に初寄港した。既存航路と組み合わせて使うことで、上海への輸出が四日間短縮され五日間に、上海からの輸入も二日短い三日間となり、貨物量の拡大が見込まれる。

 金沢に寄港する定期航路は、神原汽船(広島県福山市)が昨年九月、週一便で就航した。石川県などが北陸三県の企業に利用を呼び掛けた結果、貨物量が伸び、週二便の採算ラインを越えたことから増便が実現した。

 新航路は寧波―上海―金沢―伏木富山―新潟―小樽―寧波を二週間かけて回る。この日寄港したコンテナ船は、二十フィートコンテナ換算で十七個分の雑貨品を荷揚げし、十四個分の荷物を積み込んだ後、伏木富山港に向け出港した。

 既存航路も三十日の金沢到着便からルートが再編され、以後は毎週金、土曜に金沢に寄港する。

274とはずがたり:2007/05/08(火) 12:51:17

三井傘下なのにダイアモンドとはこれ如何に。

商船三井傘下の2社が合併
http://www.asahi.com/business/update/0507/SEB200705070011.html
2007年05月07日20時44分

 商船三井は、ともに子会社で大分―神戸のフェリーを運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と鹿児島・志布志―大阪を運航するブルーハイウェイライン西日本(鹿児島市)を7月1日付で合併すると発表した。新社名はダイヤモンドフェリーで、本社は大分市。両社の航路に変更はない。

275とはずがたり:2007/05/08(火) 19:20:51
>>270
同じ佐賀県内に唐津があろうに,更に九州内には貿易港長崎とか工業港大分とかがあるのに伊万里が3位とは凄いねぇ。
石油化学工業地帯の大分港,歴史ある貿易港かつ造船業の街の長崎港は何してるんだ?

277とはずがたり:2007/05/22(火) 14:23:26

志布志港:新若浜地区、来秋にも供用開始 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000179-mailo-l46
5月17日15時1分配信 毎日新聞

 志布志港の新若浜地区について、県は16日、来年秋に供用開始する方針を明らかにした。当初計画より半年遅れとなる。県庁であった同港のポートセールス推進協議会総会で示した。
 県空港港湾課などによると、新若浜地区は5万トン級の大型コンテナ貨物船寄港を目指し、埋め立て整備中で、岸壁はほぼ完成した。だが3月、国土交通省発注の「水門談合」で大手鉄鋼メーカーが軒並み指名停止処分になったことに伴い、港のクレーン工事の入札が白紙となっていた。
 今後、6月県議会で補正予算案を計上。工事の再入札を実施する方針という。
 また総会では、大阪・志布志航路のカーフェリー「さんふらわあ」について、航路存続のため、利用促進を図ることで一致。大阪市でポートセミナーを開催することを決めた。【神崎真一】

5月17日朝刊
最終更新:5月17日15時1分

278とはずがたり:2007/05/29(火) 13:28:37
苫東の開発はむつ小川原と同様オイルショックの亡霊である。むつ小川原の方は核リサイクルで動き出したが苫東の方はどうするのかねぇ。高速が最近延びてインフラも整いつつある。臨海鉄道が廃止されてしまったのは禍根をのこすんちゃうかw

苫小牧東港への移転 時期一向に決まらず
http://www.tomamin.co.jp/2007/tp070528.htm

 2008年度に苫小牧港の国際コンテナターミナルを西港区から東港区に移転する問題で、具体的な移転時期が一向に定まらない。苫小牧港管理組合が事務レベルで提案している08年10月末までの移転完了を、利用者側が了承するか注目されているが、苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合(栗林成光理事長)の理事会は「未解決の問題が多い」とし、結論を見送っている。
 コンテナ事業協組は苫小牧栗林運輸、ナラサキスタックスなど5社で構成。苫小牧港・西港入船国際コンテナターミナルを運営している。
 狭あい化するコンテナターミナルを、広大な背後地を持つ東港区に移転することは官民共通の認識。ただ、移転費用やタグボートの常駐、東西両港区間の交通アクセス、コンテナ検査体制、安全対策など諸問題が山積し、移転時期「(08年10月までという)一応のめどを立て、諸問題の何がいつどう解決するかの論議を進めてきた」(港運業者)。
 諸問題の解決には民間が取り組むことと官がやることがあるが、今月23日開いたコンテナ事業協組理事会後の意見交換会では、出席者の1人が「官がやることのうち、明確ではないことがたくさんあり過ぎる」と主張。「08年10月移転は目標であって約束ではない。その辺に誤解が生まれそうな気配がある」とし、さらに慎重な議論を重ねるよう求めた。
 別の出席者は「移転に伴うコスト増になるのも心配だが、それ以上に船会社が気持ち良く来てくれるのか」と懸念。「港内の静穏度も、港湾管理者は東港区が安全な港であることを名実ともに明らかにしてほしい」と、早期の安全宣言を望む。
 8月にも港管理組合から安全を担保するデータが示される見通しで、その時が焦点となりそうだ。
 移転には約半年の期間が必要とされ、来年10月末までの移転完了には来春早々に動き出だすことが必要。現地での事務所増築や設備の発注もあり、「来年10月移転計画案」には早くも黄色信号が点灯している。
 顧客、船会社にとって安全でコストが安く、使い勝手の良い港を造ろうというのが官民共通の目標だが、これ以上運営当事者の話し合いにこう着状態が続けば、苫小牧港のイメージはますます悪化する。就航船社、代理店は移転スケジュールを見守っており、港湾管理者には説明責任が求められている。

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 14:44:55
金沢港と富山新港争奪戦 日平トヤマの貨物 石川はコマツ「応援」、富山は荷主助成武器
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070621301.htm

 日平トヤマ(南砺市)の輸出貨物をめぐり、石川、富山両県が争奪戦を繰り広げている。石川県が同社筆頭株主のコマツ(東京)の応援を受けて金沢港利用を促すのに対し、富山県は大型船入港の実績や新たな荷主助成制度を武器に「地元の富山新港の利用を」と応戦。日平トヤマは週平均百十便の海外定期便が就航する横浜港を主要積出港としており、「富山新、金沢両港とも船便数がまだ少ない」と慎重な姿勢だ。
 日平トヤマは現在、南砺市内の工場で生産している自動車産業向け工作機械や航空機産業向けの産業機械などを輸出する場合、横浜や神戸、名古屋港などを利用し、金沢港と富山新港は使っていない。

 日平トヤマの二〇〇七年三月期海外売上高は、前期比34・6%増の四百十九億四千二百万円と大幅に増加。今後も増加基調が続くとみられるだけに、石川、富山両県は「日平トヤマを取り込めば、港の集荷量が一気に増える」と見込む。

 折から日平トヤマ側への接触のタイミングを図っていた石川県にとって、金沢港の利用拡大に取り組むコマツが日平トヤマの筆頭株主となり、提携したのは「千載一遇の好機」(港湾活用推進室)。昨年十二月に石川県幹部がコマツ関係者とともに日平トヤマ役員と面談し「南砺から金沢港、富山新港への距離に大差はない」「重量貨物取り扱いのノウハウもある」と説いた。

 コマツは金沢港周辺で建設機械の新工場を建設する計画で、「金沢港の取り扱い貨物量が増えれば、海外定期便の増便や新たな航路就航につながり、港の利便性が高まる」(関係者)との考えだ。

 一方、富山県は日平トヤマに対し、伏木富山港でコンテナ貨物を前年比20%以上増やす荷主に、一個につき一万円を助成する制度の創設や、金沢港に比べて多い海外定期便の就航状況を説明。さらに「コンテナ船で金沢港の二倍以上、混載船で五万トンクラスの積載量の船が入港できる」(立地通商課)と富山新港の利便性を挙げ「地元の港を使ってほしい」との要望活動を本格化させている。

 富山新港を含む伏木・富山港は〇六年度、富山県内の主要企業の47%が輸出に利用したが、富山県は国際物流拠点港化に向け、県内企業のさらなる囲い込みを進めている。来秋に金沢港の大水深岸壁が暫定供用し、大型貨物船の入港が可能になる石川県にとっても、「今が売り込みの好機」として、県内、県外を問わずに金沢港の利用呼び掛けに力を入れている。 横浜港を主に利用する理由について日平トヤマは「海外発注元の意向で特注機械に急な調整を施すことがあり、積み出しが遅れることもある。一日に何便も海外定期便が就航する港を使わねば、納期に遅れる」(幹部)と説明。両県の要請には「納期や運送コスト、製品の種類に応じて今後、検討を重ねたい」とするにとどめている。

280荷主研究者:2007/08/04(土) 02:55:27

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/03/20070331t32008.htm
2007年03月30日金曜日 河北新報
大船渡港に韓国定期航路が就航 海産物や加工食品輸出

国際貿易コンテナ定期航路第1便(後方)の就航を祝う関係者=30日午前、大船渡港

 大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ岩手県初の国際貿易コンテナ定期航路の第一便が30日就航し、発着場所の大船渡市の野々田埠頭(ふとう)で記念式典が行われた。

 式典には、甘竹勝郎市長や船を運航する韓国・興亜海運、日本総代理店三栄海運(東京)の代表ら約200人が出席。甘竹市長は「国際港湾都市を目指す市にとって就航実現は無上の喜び。今後は荷物の確保に向け全力を傾注したい」とあいさつし、関係者らとテープカットして就航を祝った。

 第1便は同日早朝に大船渡港に入港した。この日は式典向けの入港のため積み荷はなく、荷役用クレーンを使って船からコンテナを積み降ろす作業の様子が披露された。

 定期航路は4月20日から本格的に運航する。当面は週1便。釜山を出発後、小名浜、大船渡、仙台を経由して釜山に戻る。市内や県内陸部の荷主32社が、航路を利用して海産物や加工食品、工業製品を輸出する意向を示している。

 大船渡市は航路開設に向け、2002年から船会社と交渉を始めた。航路開設を後押しするため地元企業など16社が昨年、協同組合を設立、荷役業務用クレーンの設置・運営を始めた。

281荷主研究者:2007/08/04(土) 03:26:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/20173.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=4
2007年04/12 14:12 北海道新聞
東港区を国際拠点に 苫小牧港管理組合 「長期構想」を発表

 苫小牧港管理組合(管理者・岩倉博文市長)は十一日、今後三十−四十年間の苫小牧港の針路を定める「苫小牧港長期構想」を発表した。発展著しいアジア経済を見据えた上で、東港区を「国際総合物流ターミナル」とする一方、西港区を食料などの国内輸送の拠点とする位置付けた。

 長期構想は、今後十年間の港の事業を策定する苫小牧港港湾計画の基礎になる基本計画で、港湾関係者や官公庁、市民団体などを交えて二年半にわたり、検討が続けられてきた。双方とも十年ごとに見直され、同港湾計画も本年度、改訂される。

 今回の長期構想で特に重点が置かれているのが、東港区の国際総合物流ターミナル。○八年度中に行われる東港区への国際コンテナターミナル移転の延長線上にある構想で、流通管理などの拠点や商社も含めた総合的な国際物流拠点を東港区に構築する方針が示された。背景には、急速に成長する東アジア経済や、集積が進む自動車産業の進展に対応し、北海道経済の競争力を高める狙いがある。

 西港区については、北海道が将来的に食料供給基地としての役割を強めると予測した上で、フェリーやRORO船(フェリータイプの貨物船)を集約し、国内の輸送機能の充実を図る。

 また、観光面の充実も盛り込まれ、魚港区付近を観光拠点として、水揚げ日本一のホッキをはじめとした水産物をアピール。船と海を眺められる名所の整備も進め、市民や観光客に港の存在を売り込んでいく。(広田孝明)

282荷主研究者:2007/08/04(土) 03:35:33

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260115.html
'07/4/26 中国新聞
国際コンテナ貨物が60万個超

 中国地方の主要11港で2006年、国際コンテナ貨物の取扱量が初めて60万個を超えたことが25日、中国地方整備局などの調べで分かった。整備局は、景気回復に加え、韓国などアジアの港を結ぶ定期コンテナ航路の利用が定着してきたとみている。整備局と下関市の速報によると、11港での合計取扱量は前年に比べ2%増え、60万5287個となった。取扱量が最も多いのは広島港で、前年比6%増の15万7014個だった。

283荷主研究者:2007/08/04(土) 03:38:35
幡生の操車場跡地に北九州タ並みの最新鋭貨物駅を整備し、公共臨港線を廃止してしまうような下関駅での貨物扱いは廃止か!?
>市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260129.html
'07/4/26 中国新聞
下関人工島の施設整備本格化

 下関市垢田沖の響灘に市と国が建設を進める下関港沖合人工島で、2009年春の一部の利用開始に向けて施設整備が本格化してきた。市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め、利用促進を狙う。09年春に利用できるのは、10年代半ばの完成を目指す第一期整備区の7.2ヘクタール。3万トン級のコンテナ船が停泊できる水深12メートルの多目的バースを備える。

【写真説明】2009年春の一部利用開始に向けて、上屋建設の始まる下関港沖合人工島

284荷主研究者:2007/08/06(月) 01:17:41

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070518/CK2007051802017112.html
2007年5月18日 中日新聞
御前崎港もっと使って 荷主企業関係者らに現地PR ポートセールス実行委

あいさつする石原茂雄・御前崎市長=御前崎市の御前崎グランドホテルで

 県や御前崎市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」(委員長・石川嘉延知事)は17日、県中西部を中心とした荷主企業関係者らを対象に御前崎港の利用促進を図る見学会を開いた。

 自動車部品などの製造業を中心に約170人が参加し、コンテナを積み込む多目的国際ターミナルを見て回った。実行委は御前崎港が県中西部の物流拠点、国際物流の窓口として十分役割を担うようにセールス活動を推進していくと強調した。

 ターミナルは2004年から供用を始め、昨年のコンテナ貨物取扱数は前年比45%増の約4万5000TEU(20フィートコンテナに換算した単位)と飛躍的に伸びている。

 外国貿易の定期コンテナ航路では、昨年夏から休止していた韓国航路が今月下旬にも再開することが伝えられた。4月に新設した中国航路と、既存の東南アジア系2航路と合わせて4航路が就航し、利用促進に拍車をかける。

 見学後、御前崎市内のホテルで開かれた意見交換会では、御前崎港をPRするDVDを上映。定期コンテナ航路を初めて利用する荷主企業を対象とした助成事業なども紹介された。参加者は、さらに富士山静岡空港建設地の見学も行った。

 実行委副委員長の石原茂雄・御前崎市長は「富士山静岡空港や金谷御前崎連絡道路などインフラ整備が進められ、御前崎港が有機的に結びつくことで陸海空のネットワークが構築され、国際的な交流の場として発展していくと確信する」と語った。(中野吉洋)

285荷主研究者:2007/08/27(月) 01:01:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200706130118.html
'07/6/13 中国新聞
関門海峡1メートル掘り下げ
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 下関市沖の関門海峡で、積載重量3万トン級のコンテナ船が航行できるよう、しゅんせつ工事が進んでいる。全長約45キロの関門航路を1メートル掘り下げ、水深13メートルにする。工事を進める国土交通省九州地方整備局は、2014年度の完成を目指している。関門航路は、下関市の六連島の西から宇部市の南まで伸びる「S」字型。最大時速20キロ近い潮流が流れ、1日平均約700隻が航行する。

【写真説明】関門航路の海底の土砂をすくい上げるしゅんせつ船(下関市の六連島沖)

286名無しさん:2007/08/27(月) 09:23:47
業種を絞り込むとすると、博多港はどんな荷主向きですかね?

287とはずがたり:2007/08/27(月) 18:40:13
う〜ん,西日本最大の都市博多を後背地に控えて,専門港湾というよりはやはり綜合港湾志向が強いんではないでしょうかねぇ?

288こーわん:2007/08/28(火) 13:49:48
鳥栖に逃げた貨物が、やっぱし港に帰ってきたいって話を聞きました。
家具屋だったような。

289とはずがたり:2007/08/29(水) 11:12:01
鳥栖から発送の鉄道貨物にしたけど矢張り海コンで海上輸送が良いということですか?
何処向けの発送ですかね?

290こーわん:2007/08/30(木) 16:31:12
輸入モノだし、北部九州を中心とした関西までの配送なら、
わざわざ鳥栖までドレイジしない方がベターってことじゃないですかね。
九州域内部品サプライヤってアジア向けの博多港の使い込みを
どう考えてるんでしょうね?
昭和シェルの太陽電池輸出、期待してます。

291荷主研究者:2007/10/15(月) 02:24:24

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/20070728/20070728_005.shtml
2007年07月28日02時12分 西日本新聞
下関─蘇州・太倉間 来月27日から旅客も輸送 国内初、週1往復 上海下関フェリー

 上海下関フェリー(山口県下関市)は27日、下関市と中国の蘇州・太倉市を結ぶフェリー航路で、8月27日から旅客輸送を開始する、と発表した。日本から同市へ向かう旅客フェリーは初めて。

 同社は2005年6月から下関‐上海間で貨物フェリーを運航。06年9月からは、中国側の寄港地を上海から蘇州市郊外の太倉市の蘇州太倉港に変更し、中国当局に免許申請をするなど旅客輸送の準備を進めていた。

 週1往復で、下関を月曜正午に出港し、太倉に火曜日午後5時入港。帰りは太倉を火曜日午後10時に出港、下関入港が木曜日午前8時半。運賃は2等B室が片道1万5000円、往復2万7000円。1等は片道1万9000円、往復3万4200円。旅客定員は475人。問い合わせは上海下関フェリー=0832(32)6615。

=2007/07/28付 西日本新聞朝刊=

293荷主研究者:2007/11/25(日) 02:38:16
JR貨物ニュース2007年11月1日号4面に記事あり。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070908/CK2007090802047216.html
2007年9月8日 中日新聞
CO2やコスト低減へ 四日市港から鉄道でコンテナ輸送実験

http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_14
貨車に積み込まれる海上コンテナ=四日市港千歳第一埠頭の引き込み線で

 二酸化炭素(CO2)排出量の削減や物流コストの低減を図るため、港に船で運び込まれた海上コンテナを、従来のトラックではなく、鉄道網を使って全国に輸送する社会実験が七日、四日市市の四日市港千歳第一埠頭(ふとう)で始まった。国土交通省中部地方整備局や愛知、三重両県などでつくる「伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会」のチームが十月末まで実施。来年一月に開催予定の協議会で結果を報告する。

 チームには、四日市市、四日市商工会議所、JR貨物東海支社などの物流企業や港湾関係団体が参加。港湾内にある引き込み線でコンテナを貨車に載せ、十月末まで計三十本以上を宮城、福岡県など全国七地域に輸送する。コストや所要時間、CO2排出量を検証、コンテナを置く荷置き場の設置の必要性など、鉄道のインフラ整備などの課題も探る。

 実験初日の七日は、中国から輸入された国際海上コンテナ一本と四日市市内のメーカーの国内JRコンテナ五本を貨車に積載した。八日朝、鉄道で茨城県内の荷物倉庫などに運ぶ。

 四日市商工会議所によると、四日市港からは昨年、約六万八千本のコンテナがトラックで国内輸送された。今年四月から一定量以上の輸送量がある物流業者に環境への取り組みを義務づけた改正省エネ法が施行されたこともあり、トラックと比べCO2排出量の削減が期待できる鉄道での輸送を実験することにした。

 同商議所の小菅弘正会頭は「環境、コスト面のメリットを明らかにし、将来は全国のネットワークを整備して利用企業を増やしたい」と実用化への期待を述べた。

 (山田浩平)

294荷主研究者:2007/11/25(日) 02:53:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200709130294.html
'07/9/13 中国新聞
福山港のコンテナ貨物増加
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 福山港(福山市)の国際コンテナ貨物取扱量の伸びが著しい。06年は前年度比7%増の7万9019個で、10年前の約10倍。中国地方全体の伸び率を大きく上回る。全国16位の国際貿易港に成長した陰には、脱酸素材製造のドレンシー(浅口市)など民間主導のコンテナ需要開拓と、福山税関支署が05年、時間外の輸出入手続きに必要な臨時開庁手数料を半額にしたなど官民連携による機能強化があった。

【写真説明】中国航路のコンテナ船が寄港し荷役作業が行われる福山港国際コンテナターミナル(福山市箕沖町)

295荷主研究者:2007/11/25(日) 03:03:32

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070926t72023.htm
2007年09月26日水曜日 河北新報
東北の港湾利用増促す 日銀仙台支店が試算

 日銀仙台支店は、東北の港湾の利用を促す報告書をまとめ、トラック輸送など高コストの陸運を減らし、港から貨物船で運ぶ低コストの海運を増やせば、東北全体で4000億円近い輸送費が削減されると試算した。「港湾利用は、企業誘致を促進するなど経済波及効果が大きい」と、港湾輸送機能を充実させる必要性を指摘している。

 報告書は(1)東京に集中する企業の物流部署を東北に移管する(2)仙台港(仙台市)に東北の港湾機能を集約する(3)戦略的な物流システムの活性化計画を策定する―ことを提言し、港湾の利用増を促している。

 全国の地域ブロック別の港湾利用率はグラフの通り。東北は36.2%で、全国平均(85.0%)を大きく下回る。東北の貨物トラック1台の走行距離は277キロで、全国平均(232キロ)の約1.2倍あり、陸運の比重が高い。

 陸運と海運のコストを比較する試算では、仙台市の企業が大型コンテナ1台を輸出する場合、仙台から京浜地区(東京港・川崎港・横浜港)までトラックで輸送すると33万円かかり、船で運ぶと半分の17万円で済む。

 2004年度の東北6県の運輸コストは約2兆3000億円と推定され、全国平均並みに港湾を利用すると、3830億円の削減効果がある。

 安永隆則支店長は「東北は陸上輸送の依存度が高く、原油価格上昇の影響を受けやすい。企業が立地先を決めるのに最も重要視するのは交通の便であり、物流構造を海運重視に変えないと、東北経済の発展を妨げる可能性がある」と話した。

296荷主研究者:2007/11/25(日) 03:26:57

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=2912
新潟日報 2007年10月5日
国際コンテナ取扱量過去最高

 2007年度の県内港(新潟東、直江津)の国際コンテナ取扱量が、過去最高だった06年度を上回るペースで増加していることが4日、県の調査で分かった。4―8月の取扱量は、20フィートコンテナ換算(TEU)で前年同期比0・8%増の7万6811TEU。一方、佐渡汽船と、新潟空港の利用者数は減少した。ただ、全日空が08年4月の運航廃止を届け出た福岡線の利用者は4・4%増え、約5万8000人と健闘した。

 コンテナは、中国航路の取扱量の伸びなどが寄与。輸出が1・6%増えた。貨物の入った「実入り」のコンテナでは、輸出が9・1%増、輸入が0・9%増だった。

 港別では、取扱量の約9割を占める新潟東港で1・7%増の6万8979TEU。県港湾振興課は「7月以降、釜山航路が中国へ延伸されたので、さらに増加が期待できる」とする。

 しかし、直江津港は中国航路廃止の影響で、6・1%減の7832TEUにとどまった。

 一方、佐渡汽船の1―8月の利用状況は、3航路合わせ前年同期比7・4%減の128万6668人。中越沖地震が起きた7月と翌8月の2カ月は前年同期を10・2%下回った。

 航路別では、新潟―両津7・8%減、寺泊―赤泊7・4%減、小木―直江津は5・3%減だった。

 新潟空港の4―8月の利用状況は、国内線が前年同期比1・7%減の42万677人。国際線は6・0%減の9万4443人だった。

297荷主研究者:2007/11/25(日) 03:27:30

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1793
新潟日報 2007年10月6日
新潟・直江津−天津・大連航路のコンテナ船初入港

 中国とのコンテナ貨物の取り扱い増加を受けて、新潟・直江津−天津・大連間を結ぶコンテナ航路が新設され5日、新潟市北区の新潟東港に、同航路のコンテナ船が初入港した。

 入港したのは天敬海運(本社・ソウル)のコンテナ船「スカイプライド」。東港では初入港を記念して式典が開かれ、県港湾事務所の伊藤芳広所長が、同社の黄龍奎船長に記念の盾を贈呈。ポートクイーンの坂上麻衣さんが船員に花束を手渡した。黄船長は「東港には以前に入港したことがある。懐かしい感じがします」とあいさつした。

 2006年度の新潟、直江津両港のコンテナ取扱量は、統計が始まった1995年から12年間で最高を記録。新潟港単独での取扱量は、中国などへの再利用資材の輸出増加などで02年度からの5年間に41%増加した。

 今回の航路新設で、直江津港では06年9月から休止していた中国航路が復活することになる。伊藤所長は「(中国への直行航路開設で)距離が短縮できるので、海難などに遭う危険性が減る。荷主の信頼にますます応えてほしい」と期待を寄せていた。

298荷主研究者:2007/12/27(木) 22:20:00

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071013200020&cid=main
2007年10月13日 23:07 熊本日日新聞
八代港、水深14メートルに 2012年度完成

 八代市新港町の八代港に五万五千トン級の船舶が接岸できるように水深を深くする、国土交通省の八代港多目的国際ターミナル整備事業の着工式が十三日、現地で行われた。完成後は、海外と結ぶ船舶の利用増が期待される。

 同港の現在の最大水深は一二メートルで、常時入港可能なのは三万トン級の船舶まで。物流業界では輸送コストなどを抑えるために大型船の利用が進んでいるが、同港では他港でいったん小型船へ積み替えて入港するなど非効率な運航を強いられてきた。

 同事業では、岸壁(長さ二百八十メートル)、航路(長さ十一キロ、幅二百二十メートル)、船の泊地(三十一万平方メートル)の水深を、一二メートルから一四メートルに掘削。常時五万五千トン級貨物船が接岸可能となる。総事業費は約九十四億円。二〇一二(平成二十四)年度に完成予定。現在九州で水深一四メートル以上の岸壁を備えているのは、北九州、博多、大分の三港。

 着工式には、地元の経済関係者など約百五十人が出席。国交省九州地方整備局の小原恒平局長が「八代は九州のほぼ中心にあり、陸揚げ後の交通の利便性もいい。事業が八代地域の活性化につながることを期待している」とあいさつ。

 八代港ポートセールス協会長の坂田孝志八代市長ら出席者二十四人と、八代ひかり保育園の園児約八十人による地盤改良マシンの起動式もあった。(内田裕之)

299荷主研究者:2007/12/27(木) 22:24:07
>利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化
日本電気硝子で生産されていたブラウン管のことと思われる。敦賀港駅〜宇都宮タ駅で30ftコンテナで行われていたブラウン管輸送も数年前に姿を消している。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20071011/CK2007101102055412.html
コンテナ利用が急下降 国際貿易港・敦賀港
2007年10月11日 中日新聞

 県内唯一の国際貿易港・敦賀港のコンテナ貨物量が近年、大幅に減ってきている。薄型テレビの普及に伴い、中国向けの輸出入が落ち込んでいるのが要因とみられる。県が十日公表した調査結果で明らかになった。

 県のまとめによると、敦賀港の二〇〇六年の取扱貨物量は約千七百万トンで、日本海側の主要十港湾の中では新潟港に次いで第二位にある。しかし、現在の国際貿易の主流となっているコンテナ貨物は全体の2%の十四万七千トンしかない。コンテナ貨物量は〇五年から〇六年の下げ幅が約30%と深刻で、このまま推移すれば、衰退に向かっていくとみる関係者も多い。

 利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化。敦賀港では、国内で生産したブラウン管を中国・大連に輸出し、現地生産した製品が送り返される貿易が主流だったが、液晶化に伴って大幅に需要が減った。さらに、道路状況が良くなるに従って、県内企業の貨物の多くが阪神や中京の大都市港湾に流れ、新規の顧客獲得も難しい状況になっている。

 敦賀港の現在の国外定期コンテナ航路は、週二便の韓国航路のみ。石川・金沢港は韓国航路が週三便と中国航路が週二便、富山・伏木富山港は韓国週五便、中国週二便に加えロシア・ナホトカにも週一便が運行する。

 県は敦賀港に建設中で一〇年から利用開始予定の鞠山南国際ターミナルに活路を見いだしたい考えで、週二便の中国航路を開拓した場合、十年後のコンテナ貨物量が現在の三倍の約四十四万二千トンとなると試算している。

 (谷悠己)

敦賀港にできる新ターミナルの利用法を話し合った検討委員会=福井市の県民会館で
◆新ターミナルに期待 活用検討委が発足

 県は十日、敦賀港に建設中の鞠山南ターミナルの活用法を探るため、海運業者や行政、有識者による検討委員会をつくり、福井市の県民会館で初会合を開いた。

 同ターミナルは金ケ崎防波堤付近で現在、埋め立て工事中。二〇〇七年度中に日本海側では初となる水深一四メートルの岸壁が完成し、五〇、〇〇〇トン級の船舶が一〇年から入港可能になる予定。

 会合で、委員からは「中京、阪神の緩衝地帯にある滋賀や岐阜の企業からの利用を取り付けるべきだ」「県だけが動いても荷物は集まらない。民間の活力を利用しないといけない」などと具体的な提言が出された。

 (谷悠己)

300荷主研究者:2007/12/27(木) 22:29:18

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=440891006
'07/09/01 山陰中央新報
浜田−ベトナム間の航路開通

 浜田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ船を運航する南星海運(ソウル市)は、一日から釜山港とベトナム・ハイフォン港を結ぶ航路を新設する。これにより、浜田−ベトナム間は最短十三日間で貨物輸送が可能。輸送コストが抑えられるメリットもあり、関係者は対ベトナム貿易の開拓に期待を寄せている。

 新航路は往路が土曜日に釜山港を出港し、翌週金曜日にハイフォンに到着。復路は金曜日に出発し、翌週の土曜日釜山に戻るというスケジュール。浜田−釜山間の定期コンテナ船は現在、毎週木曜日に浜田港に入出港しており、新航路と組み合わせると浜田−ハイフォン間の輸送日数は最短で、輸出が十五日、輸入は十三日になる。

 また、同港の荷役業務を担当する浜田港運によると、以前は浜田港−ベトナムの輸出入の場合、複数の船会社を利用するため輸送コストがかかっていたが、今後は同じ会社のコンテナ船を使うことになり、コストが削減され、積み替え作業もスムーズに進むという。

 神戸税関浜田税関支署によると、二〇〇六年の管内のベトナムとの貿易額は、輸出入を合わせて約二百四十万円。小倉信行島根県国際物流アドバイザーは「新航路をポートセールスに生かし、対ベトナム貿易も開拓できれば」と話した。

301荷主研究者:2007/12/27(木) 22:47:00

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070929/20070929_002.shtml
2007/09/29付 西日本新聞朝刊
人工島供用開始 大型客船が入港 鹿児島市沖

 鹿児島市沖で鹿児島県が進めていた人工島「マリンポートかごしま」の1期一工区(10.3ヘクタール)が完成し、28日、大型客船「サファイアプリンセス」(116、000トン)の入港とともに供用を開始した。1期工事(二工区含め計24ヘクタール)は総事業費269億円。長さ340メートル、深さ9メートルの大型客船用岸壁、桜島を臨む展望スペースなどを整備した。今後、ヘリポートなども備え、防災拠点としても活用できるよう整備する計画。

 歓迎式典で伊藤祐一郎鹿児島県知事は「さらなる整備を進め、有効活用に努めたい」と述べた。

 人工島は、当初、1、2期工事計67ヘクタールを埋め立て、国際会議場なども建設する計画だったが、市民団体が「環境破壊や県の財政悪化につながる」として提訴。その後計画は見直され、2期工事は凍結されている。

2007年09月29日00時26分

302荷主研究者:2007/12/27(木) 22:51:59

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071023t22011.htm
2007年10月22日月曜日 河北新報
青函航路、脚光再び 高速船就航1カ月、乗客倍増

ナッチャンReraから青森港ターミナルに下りる乗客=10月13日

 かつて本州と北海道をつなぐ海の動脈だった青函航路が再び脚光を浴びている。東日本フェリー(北海道函館市)が9月1日、青森―函館間を1時間45分で航行する高速船「ナッチャンRera(レラ)」を導入したからだ。就航1カ月の乗船率は同社の予想を下回ったものの、高速船をツアーに組み込む旅行会社も増えている。東日本フェリーにとっては再建の切り札、地元にとっては観光の起爆剤として“平成の青函連絡船”への期待が高まる。(青森総局・佐藤克弘)

<「日帰りできる」>
 青森市郊外の青森港フェリーターミナル。ユニークな海の生物のイラストが船体に描かれたナッチャンが接岸すると、後部出口に架けられた可動橋を渡って観光バスや旅行カバンを持った乗客らが続々下りてきた。

 小学4年の長女を連れて20年ぶりに青森を訪れたという北海道七飯町の主婦(37)は「乗ってみると速いし、揺れないので快適。船内を見回っている間に着いた」と驚く。十和田湖・奥入瀬渓流の観光ツアーに参加した函館市の無職男性(68)は「青森県内なら日帰りでも無理なく見て回れる」と話す。

 東日本フェリーによると、ナッチャン就航1カ月の乗客数は4万640人。一便当たりの乗船率は29%にとどまったが、乗客数は同社の在来船4隻を合わせた前年同月の2倍以上を記録した。

<イメージを一新>
 ほかのフェリー会社を合わせた青森港の乗客数は9万4606人で42%増加した。フェリーターミナルを管理する県フェリー埠頭(ふとう)公社の倉内一長理事長は「夏の観光シーズンが一段落してからの数字だから、導入の効果は大きい」と顔をほころばせる。

 船内にはカフェや航空機のファーストクラスに相当する座席もあり、これまでのフェリーのイメージを一新した。東日本フェリーの古閑信二社長は「貨物中心だったフェリーを観光目的に目を向けてほしかった」と導入の狙いを語る。

 同社は2003年、経営に行き詰まり会社更生法の適用を申請。海運中堅のリベラ(現リベラホールディングス、広島県呉市)の支援を受けて昨年再出発した。この際、利用者に行ったアンケートで高速船を望む声が7割に達したという。

<ツアー商品好評>
 船の高速化だけでなく、乗船手続きも簡素化するなどして、乗船、下船を合わせた所要時間は約2時間と従来の3分の1になった。移動時間の短縮はツアーにとって魅力的。各旅行会社は、ナッチャンの乗船を組み合わせた商品を扱うようになった。

 岩手県北観光(盛岡市)は今月、函館などを巡る2種類のバスツアーを売り出し、両方とも完売した。同社の相馬高広営業企画部長は「高速船そのものが(ツアーの)売り物になっている。11月以降もカニ食べ放題ツアーなどを企画したい」と意気込む。

 岩手県北バス(盛岡市)など3社で運行する盛岡―青森間の高速バスも、先月から一部の便をナッチャンの到着に合わせて青森港に乗り入れている。

 「北東北と道南は観光資源が豊富。ナッチャンを通じてこれらを組み合わせた広域観光を提案していきたい」と、東日本フェリーの古閑社長。青函航路浮揚は同社だけでなく、観光業者、行政が一体となった取り組みが鍵だ。

[ナッチャンRera]東日本フェリーが約90億円かけてオーストラリアで建造。全長112メートル、幅30.5メートル。総トン数約10、000トン。時速67キロで航行する。乗客は約800人、車は約350台まで搭載可能。青森―函館間を一日3往復する。船名は、船体のイラストを描いた小学生の愛称と、アイヌ語で風を意味する「レラ」を組み合わせた。運賃は片道大人エコノミー5000円。来年春に2隻目が導入される予定。

303荷主研究者:2007/12/30(日) 16:48:48

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=444482006
'07/10/20 山陰中央新報
出雲の河下港5000トンバース完成

21日に供用開始される河下港の5000トンバース=出雲市河下町

 島根県が一九九七年度から整備を進めた出雲市平田地区の河下港の五千トンバースが完成し、二十一日に供用開始する。二〇〇五年の貨物取扱量は三十九万トンだが、今後は風力発電事業の建設資材の搬入や大量輸送に伴うコスト削減により、県の試算では、沖防波堤が完成予定の一八年には約五十八万トンに増える見込み。出雲圏域の物流拠点として、地域経済への波及効果が期待される。

 同港の整備は、国が港湾整備計画に盛り込み、〇〇年に特定地域振興重要港湾に指定。整備費を優先的に配分してきた。

 完成したのは、同港南側(垂水地区)の延長百三十メートルの耐震構造岸壁や、面積二・四八ヘクタールの埠頭(ふとう)など。湾内を水深七・五メートルまでしゅんせつし、延長百七十メートルの護岸や港湾内の道路も設けた。

 本年度までの総事業費は四十七億円。来年度以降も防災用の緑地や、港内の静穏度を高める延長三百十メートルの沖防波堤を整備することにしている。

 同港は戦後、国内有数の石こう産地の積み出し港として栄え、現在は石材の積み出しなどに利用。東側(小津地区)の工業団地には、液化石油ガス(LPG)の配送基地や石炭灰の中継サイロがある。

 地元では、今回の完成に向け、出雲圏域の自治体が結成した整備促進期成同盟会や、経済団体や企業でつくる河下港利用振興協議会が、周辺整備やポートセールスなどに取り組んできた。

 同港利用振興協議会会長を務める大島治・平田商工会議所会頭は「完成は喜ばしいが、沖防波堤やアクセス道路の整備など、課題が残っている。早期整備を働きかけたい」と話した。

 二十一日は、現地などで供用開始式典やシンポジウムが開かれる。

304荷主研究者:2007/12/30(日) 17:04:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20071107/20071107_002.shtml
2007/11/07付 西日本新聞朝刊
日向−釜山間コンテナ航路増便 細島港に1番船入港

 日向市と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ貨物船の増便を決めていた韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」の増便一番船が6日、同市の細島港に入港し、歓迎式が行われた。

 県内で定期国際コンテナ航路が就航しているのは細島港と日南市・油津港の2カ所。日向市によると、今回の増便で細島‐釜山間の定期航路は週3便から同4便になったほか、金、日曜に集中していたコンテナ貨物船の入出港日が火、水、金、土曜の各1便に変更され、利便性が高まったという。

 増便に併せて長錦商船が投入したシノコー・ウルサン号(5、356トン)は、コンテナ積載容量が255TEU(1TEUは長さ約6メートルのコンテナ1個)。6日の歓迎式にはウルサン号の金繁煥(キムブンファン)船長らが出席し、日向市の京野邦生副市長が「増便は企業誘致の観点からも大変ありがたいこと。貨物の集荷に努め、本航路の定着に積極的に取り組みたい」と述べた。

2007年11月07日00時34分

305荷主研究者:2008/01/03(木) 00:38:39

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/65492.html?_n1040=45&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2007年12/12 14:21 北海道新聞
苫小牧港 国際物流拡大へ コンテナ専用クレーン搬入 東港区

 来年十月に苫小牧港西港区から国際コンテナターミナルが移転する予定の同東港区に十一日、二基目の「ガントリークレーン」(コンテナ専用の橋型大型荷役機械)が搬入された。

 クレーンは高さ七十九・三メートルで、クレーン部分の長さは三十七メートル。JFE環境ソリューションズ(横浜市)が製作した。○五年三月に設置された一基目とほぼ同じ仕様で、一時間当たり三十五個のコンテナを積み降ろしができる。

 二基体制になることでコンテナを迅速に処理できる。

 十三日に設置作業が行われる。試験運転などを経て、来秋のコンテナターミナル移転に備える。(広田孝明)

306名無しさん:2008/01/08(火) 22:11:56
北東アジアとの物流拠点に 舞鶴港・和田埠頭の整備着々(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080103-00000006-kyt-l26

中国、韓国、ロシアなど北東アジアとの物流拠点を目指す舞鶴港で、多目的国際ターミナル「和田埠頭(ふとう)(仮称)」の整備が最終段階に入った。国や府が2010年春の運用開始に向けて造成を進め、すでに大型コンテナ船が接岸できる岸壁部分など約9割が完成。京都市など京阪神からの利用増に期待が膨らむ。

■10年春運用へ 造成9割完成
日本海側最大級のコンテナ拠点を目指し、総事業費約500億円で1992年にスタートした。舞鶴市下安久の沖合約100メートルの埋め立て地に、長さ280メートル、水深約14メートルの岸壁がほぼ完成。国道27号や175号方面と埠頭を結ぶ臨港道路の一部「みなと安久トンネル」の貫通工事も完了した。

現在は埠頭から陸に架かる「舞夢みなと大橋」の架設などが急ピッチで進んでいる。

5万トン級の大型コンテナ船が接岸できるようになり、ゆったりと荷作業ができるコンテナヤードも確保。輸送時間の短縮やスムーズな荷役など利用者のコスト削減が見込め、府などでつくる舞鶴港振興会では「神戸や大阪港よりも北東アジアに近い」との利点も積極的にアピールしていく。

307とはずがたり:2008/01/08(火) 22:38:23
>>306
鎮守府として栄えた舞鶴ですので戦後は沈滞ムードが否めませんでしたが復活成りましょうかね。
境港・敦賀・富山伏木・新潟・秋田・石狩湾新港辺りの競合相手とどのように棲み分けして行くかが課題ですね。
京阪神に近いと云うメリットがもろに競合する敦賀がとりあえずのライバルか。

308荷主研究者:2008/02/29(金) 00:20:07

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080116301.htm
2008年1月16日03時42分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港航路拡充、定期会合で調整 港関係者と船会社 金沢会議所など訪中団

 【上海15日=坂野洋一】金沢港の航路拡充に向け、金沢港関係者と船会社で定期会合を開くことになった。金沢商工会議所、金沢港振興協会の訪中団が十五日、上海市内で船会社の現地幹部に増便などを要請したのに対し、船会社からは逆に金沢港の荷役サービス拡充を求める声が上がった。金沢港の国際化への課題が浮き彫りとなり、今後、双方で意見交換し、調整を進めていく。

 船会社との懇談は上海市内のホテルで行われ、訪中団の一行と、高麗海運上海事務所、興亜船務有限公司、神原汽船船務有限公司の代表が出席した。

 冒頭、深山彬金沢商工会議所会頭(金沢港振興協会長)がコマツの工場進出や大水深岸壁の暫定供用などに触れ、「地理的条件、港湾機能、背後の市場圏域の点から、日本海側で最も優れた港湾になると自負している」と金沢港の将来性を売り込んだ。

 石川県の福田涼一港湾活用推進室長は、神原汽船に運航便のダイヤ変更、高麗海運に寄港船の大型化、興亜船務には増便を求めた。

 神原汽船船務の小森博文董事長は「日本海は冬に荒天が多く、年末年始も元日以外は積み荷作業をしてもらいたい」と要望。金沢港運の石橋利宏社長は「今年は一月四日から始めた。できる限り要望にこたえられるよう検討したい」と応じた。

 また、興亜船務の金泰河董事長が「天候が悪い季節に、二十四時間作業できるようになれば、地方便を利用しやすくなる」と指摘し、石橋社長は「地方港で二十四時間は厳しいが、最近は夜中の二時、三時までと、少しずつ夜間荷役を延長している」と答えた。

 操川由一城西運輸機工会長が東海北陸自動車道の全線開通で金沢港の集荷が増える可能性をただすと、小森董事長は「アクセスが良くなれば、船会社にも十分メリットが出てくる」との見方を示した。

 引き続き、同じホテルで、現地の荷主、港湾、進出企業の関係者ら百二十四人が出席し、金沢、上海の「経済交流・港湾振興懇談会」が開かれた。

 北村哲志金沢商工会議所副会頭のあいさつに続き、深山会頭が講演し、北陸新幹線、高速道路、金沢港、小松空港の四つのインフラの効果を示しながら金沢の現状を紹介した。

 県の福田室長が金沢港の概要を説明し、金沢市の君塚明宏産業局長が「ぜひ金沢に観光に来ていただきたい」と売り込んだ。続く懇親会で、出席者は交流を深めた。

 この後、訪問団は、上海市の沖合にある洋山深水港を視察した。上海市とは三十二キロの東海大橋で結ばれた海上の大規模なコンテナ港で、一行は「金沢港と比較にならない」「ガントリークレーンの数がすごい」などと語り合い、その威容に圧倒されていた。

309荷主研究者:2008/03/23(日) 23:23:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200801200231.html
'08/1/20 中国新聞
コンテナ搬出入情報一本化
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 広島港の国際コンテナターミナル(広島市南区)で21日から、コンテナの搬出入情報の窓口を一本化し、運送作業の効率化を図る新システムの運用が始まる。作業時間の短縮によって船会社側にも係船料軽減のメリットがあり、広島県は「近隣港との競争力が高まる」と期待する。専用サーバーをターミナル事務所に開設。船の入港やコンテナの積み降ろしや保管などの状況をインターネットで確認できるようにする。

【写真説明】荷役作業の効率化の一環として広島港国際コンテナターミナルに設置されたゲート

311荷主研究者:2008/03/31(月) 00:20:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802150084.html
'08/2/15 中国新聞
中国定期航路に大型船投入
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 ツネイシホールディングス(福山市)の神原汽船カンパニーは14日、福山や広島など瀬戸内海の地方港と中国を結んでいる中国定期航路に、従来より高速で大型のコンテナ船2隻を投入すると発表した。日中間の貨物取扱量の増大を背景に、定期航路の安定運航を確保する狙い。就航するコンテナ船は全長144メートル。運航速度は従来船の14ノットから18ノットにアップする。積載能力は1万トン。

【写真説明】中国定期航路に投入するコンテナ船

312荷主研究者:2008/03/31(月) 00:41:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080222t42015.htm
2008年02月21日木曜日 河北新報
秋田港 コンテナヤード移転拡張 取扱量増加に対応

 秋田県は新年度、秋田港(秋田市)の大浜地区にあるコンテナヤードを移転し、外港地区に拡張整備する方針を固めた。輸入を中心にコンテナ取扱量が増加し、大浜地区のヤードでは収容しきれなくなった。今後も自動車部品の輸出など、取扱量の増加が見込まれるため、ヤードの収容量を広げて、秋田港の拠点性を高める狙いがある。

 秋田港のコンテナ取扱量は2006年、5万1000TEU(20フィートコンテナ換算の取り扱い個数)を突破した。現在は貨物積載分を大浜地区のヤード(約5ヘクタール)に収容し、空コンテナは外港地区の一角で保管している。

 計画では、新ヤードは外港地区の北側(約14ヘクタール)に整備する。同地区は最も海側にあり、岸壁へ押し寄せる波が高い。入港した船が揺れるのを防ぐため、県は本年度から対策工事に着手している。新年度は新ヤードの施設計画や運営計画を策定し、着工は09年度を目指している。

 新ヤード整備で、秋田港のコンテナ収容量は11万TEUとなり、現在の2倍以上に増加する。工業用地を挟んで北側にある飯島地区の岸壁工事も進め、将来のヤード拡張にも対応できるよう準備する。

 トラックごと輸送するフェリー貨物の取扱量も増えており、ターミナルの中島埠頭(ふとう)の機能強化も図る。大浜地区のヤードには、秋田港内に収容場所が点在する砂利、鉄くずなどのバルク貨物を集約する。

 秋田港の貨物取扱総量は製材輸入の好調などにより、コンテナは10年前の5倍以上に増加し、フェリー貨物は5年前の2倍以上に伸びている。

 仙台港(仙台市)との鉄道輸送ルートを確立し、首都圏や中京圏から自動車部品などを秋田港へ集める「環日本海シーアンドレール構想」も実現へと動きだし、コンテナ取扱量のさらなる増加が期待されている。

 県港湾空港課は「新たなヤードには、コンテナの迅速な積み替えが可能な体制を整えたい。秋田港の利便性が向上すれば、ロシア貿易の拠点性も高まる」と話している。

313荷主研究者:2008/03/31(月) 00:52:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802220037.html
'08/2/22 中国新聞
ウラジオと境港に定期貨客船
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 韓国江原道の東海市を起点に境港市とロシア・ウラジオストクを結ぶ定期貨客船の就航計画が21日、韓国政府から許可を受けた。韓国の海運会社DBSクルーズフェリー社(ソウル市)が早ければ7月にも就航させる見通し。山陰両県では戦後初の国際定期貨客航路となる。

 21日、同社から鳥取県に報告があった。県によると、1万6000トン級の貨客船が8日間かけ、東海―境港―東海―ウラジオストク―東海の順に寄港する。乗客定員300―500人、乗用車70台、コンテナトレーラー35台程度を一度に積載する貨客船を就航させるという。県や境港市は、環日本海交流の推進、産業や観光の振興に役立つとして歓迎。誘客などで支援する方針でいる。

314荷主研究者:2008/04/03(木) 23:50:10

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=500189005
'08/02/10 山陰中央新報
境港に国際ターミナル建設へ

 韓国の海運会社が今夏の就航を予定している境港−韓国・東海−ロシア・ウラジオストクの貨客船航路に対応するため、鳥取県は、境港市昭和町の境港昭和北二号岸壁に国際ターミナル施設を建設する計画を固めた。建設費一億八千万円を、設置者となる境港管理組合負担金として二〇〇八年度当初予算案に盛り込み、二月県議会に提案する。

 新ターミナルは、鉄骨平屋の床面積九百平方メートル。待合室とCIQ(税関、出入国管理、検疫)手続きを行う施設を整備することで、就航を前提に受け入れ体制を整えることにした。

 一方、ウラジオストクを中心としたロシア沿海州の経済発展が著しいことから、県は、七月ごろに事前調査団を派遣して経済交流の可能性を探るほか、九月ごろには東海市で境港をPRするイベントを開催する。輸出の需要拡大は、境港の利用促進事業で取り組む。

 運航計画があるのは、韓国大手でソウル市に本社がある大亜高速海運の子会社、DBSクルーズフェリー。韓国政府に運航免許を申請中で、三月上旬にも是非が判明しそうという。

 計画では、一万六千トン級の貨客船が三港間を七日間で航海する。定員三百−五百人で、貨物はコンテナが百−百五十個積み込めるという。

 県経済政策課の木村敬課長は「境港を玄関口とする北東アジア交易が始まれば、シベリア鉄道に高速化計画があることから沿海州を経てヨーロッパへ向けた貿易への夢が広がる」と話した。

315荷主研究者:2008/04/03(木) 23:52:03

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/75976.html?_nva=164
2008年02/14 07:19 北海道新聞
取扱貨物量が過去最高に 昨年の石狩湾新港

 【石狩湾新港】二○○七年の石狩湾新港の取扱貨物量が前年比21・8%増の四百十九万八千七百三十六トンと、過去最高となったことが十三日、石狩湾新港管理組合のまとめで分かった。五万トンクラスの大型船が入港できる水深一四メートルの岸壁を持つ西埠頭(ふとう)が○六年十二月から供用を始め、大型のチップ専用船が入港できるようになったことが大幅増につながった。

 品目別の取扱量は製紙原料となる木材チップを含む林産品が最多で、前年の一五・八倍の百三十六万六千三百二十五トン。南アフリカやブラジル、オーストラリアなどからの輸入が多く、取扱量全体の32・5%を占めた。

 内外貿別では、国内の他港との移出入が二百二十八万千五百四十七トンと前年より12・8%減少したが、外国との輸出入は同二・三倍の百九十一万七千百八十九トンと、過去最高を記録した。

 入出港船舶数はロシアからの水産品の運搬船の減少などで、三百十六隻減の千五百四十四隻だった。

316荷主研究者:2008/04/03(木) 23:52:44

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/76959.html
2008年02/19 14:03 北海道新聞
苫小牧港 2007年の貨物量が3.9%減 原油輸入など振るわず

 苫小牧港管理組合がまとめた二○○七年の同港港勢(速報値)によると、同港の昨年一年間の取扱貨物量は、前年比3・9%減の一億四百三十五万七千トンと五年連続で一億トン台を維持したものの、三年ぶりに減少に転じた。輸出が過去最高を記録したが、輸入の木材チップ、原油の大幅減が響いた。

 外国貿易は同16・3%減の千七百五十万トン。品種別では、木材チップが同48・5%減の百六十八万トンと大きく減少した。同港管理組合は、王子製紙百パーセント子会社の王子特殊紙江別工場が○六年十二月にチップの輸入を苫小牧港から石狩湾新港に切り替えたことが影響したと見ている。

 また、出光興産北海道製油所が昨年六月に行った定期保全工事「シャットダウンメンテナンス(SDM)」の影響で、原油が同15・1%減の六百十一万五千トンと減少したことも響いた。

 一方、輸出は同15・8%増の百十四万四千トンと過去最高を記録。中国などへの冷凍魚が好調で、水産品が同19・4%増の十三万千トンとなったほか、国内需要の冷え込みで海外に流れた鋼材、紙・パルプが底上げした。コンテナ輸出入も同5・8%増の二百五十一万六千トンと過去最高を記録した。

 一方、国内の移出入は同1・0%減の八千六百八十五万トン。移入は同0・3%増の四千四百五十二万一千トン、移出は同2・3%減の四千二百三十三万二千トン。(広田孝明)

317荷主研究者:2008/04/30(水) 01:40:09

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=108532
新潟日報2008年3月1日
東港クレーン、4月に再起動

 2006年11月に暴風で倒壊した新潟東港のガントリークレーン3号機の代わりの新造クレーンが4月下旬にも取り付け作業を終え、再起動する見通しになったことが29日、分かった。大分市で新造したクレーンが3月中に、本県へ搬送される。

 新設費用は約8億円。当面リンコーコーポレーション(新潟市)が支払うが、倒壊原因と責任割合が決まれば、県や指定管理者の新潟国際貿易ターミナルが応分の負担をする。

 新造クレーンは、船で新潟に運ばれ、取り付け作業を行い、ゴールデンウィーク前後の再起動を目指す。つり上げ能力は40・6トン。高さ45・7メートル、アームの長さ44・2メートル。従来より弱い風でも作業を中止するなど使用基準を厳格化するほか、県や気象台などが所有する風向風速計による「風情報」の共有化などを進め再発防止を狙う。

 新潟東港では、貨物量が港の処理能力を上回り、コンテナ船が沖合で岸壁の空きを待つ「沖待ち」が問題となっている。現存の4号機との2機体制に戻し、西3号岸壁での荷役作業能力向上を狙う。この隣接地に建設され、11年度にも完成予定の西4号岸壁での荷役作業も新造クレーンが担う予定だ。

318荷主研究者:2008/04/30(水) 02:00:20

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_01.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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 日本とユーラシア大陸を最短、最速で結ぶ物流ルートの構築を目指す環日本海シーアンドレール構想に、県内外の企業が熱い視線を送っている。国際物流の拠点としての夢が広がる一方、実現へ向けては解決すべき課題も山積している。シーアンドレールを取り巻く状況を探る。

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立地条件どう生かす

 「BRICs」の一翼をなし経済成長著しい資源大国のロシアが、本県経済を浮上させる可能性が芽生えてきた。先月から行われている国土交通省東北地方整備局による「環日本海シーアンドレール構想」の実証試験が成功。詳細な分析結果は今月下旬に公表されるが、同局は「外観上スムーズな輸送が行われた」と明るい見通しを示した。

 県貿易促進協会の辻兵吉会長は構想について「シベリア鉄道と秋田港がつながると本県の可能性は一気に広がる。国が事業としてアプローチしてくれた事実は大きい。何とか実現させてほしい」と期待を寄せる。

大勢の関係者に見守られながら行われた試験用コンテナの積み降ろしとヤードへの搬入試験=先月12日、秋田市土崎港

 シーアンドレールは関東や中京地区で生産された工業製品などを鉄道で秋田港まで運び、コンテナ船に積み替えてロシア極東の港まで運ぶ構想。シベリア鉄道と接続してロシア西部とを結ぶ。実現すれば秋田港は独立国家共同体(CIS)の中央アジアやその先の欧州にも工業製品や部品、生活物資などを供給する輸出基地になる可能性もある。

 同構想は、県外の大手メーカーや行政関係者などから注目され始めている。先月25日に秋田市で開かれた「秋田の港湾と国際化を考えるシンポジウム」(秋田商工会議所など主催)には、隣県の港湾、企業立地担当者が足を運んでいたほか、大手電気機器メーカーの物流担当者の姿もあった。岩手県企業立地課の職員は「秋田のシーアンドレール構想は東北の自動車産業育成の上で大事な問題。勉強のために参加した」と話した。

 特に熱い視線を注いでいるのは日本海側の港湾・貿易担当者。先月中旬、秋田市で開かれた環日本海セミナーに参加したという富山県立地通商課の担当者は「鉄道とコンテナヤードが隣接している立地条件に着目した国が、これをどう生かすのか注視したい」。先月下旬に秋田港のコンテナヤードを視察したという新潟市港湾空港課の担当者は、本県の取り組みについて「うらやましい」と漏らした。

 構想で期待が高まっているのが自動車部品の輸送。昨年12月にサンクトペテルブルクに自動車組立工場を稼働させたトヨタ自動車は、シベリア鉄道利用の可能性を探っている。ロシアには日産自動車、スズキも工場進出を表明、三菱自動車も進出の動きを見せており、ロシアにおける部品需要はますます高まるとみられている。

 日産自動車広報部は「シベリア鉄道利用は将来的な選択肢として検討している。(シーアンドレール構想実証試験は)大変よい試み。結果を知りたい」と構想に大きな関心を寄せる。

 県は新年度から商業貿易室を流通貿易課に格上げし、環日本海諸国との経済交流の窓口として総合的な施策を展開する。県商業貿易室は「秋田港が国際貿易拠点としての地位を確立するためにも、まずはコンテナ船のロシア定期航路を開設したい」と意気込みを語った。

2008.3.4付

319荷主研究者:2008/04/30(水) 02:00:56

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_02.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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活発な取り組みに着目

 秋田港が東北地方整備局のシーアンドレール構想のモデル港に選ばれた理由は、秋田港大浜コンテナヤード(秋田市土崎港)と秋田臨海鉄道北線が隣接している点が挙げられる。日本海側にはコンテナヤードのすぐ近くまで貨物線が伸びている港湾はなく、秋田港にはコンテナを車で長距離移動させずにヤードに運べる利点がある。

 加えて、モデル港選定を後押ししたのは本県関係者の熱意だった。

 本県では2006年に官民による秋田沿海州航路誘致促進協議会(会長・鈴木稔二ツ井パネル社長)が発足、秋田港とロシア極東を結ぶ貨物航路の誘致活動を展開中だ。

昨年5回の試験寄港を行ったトヨフジ海運の自動車運搬船=昨年4月、秋田港外港地区

 ポートセールスの結果、昨年4月からトヨタ系のトヨフジ海運(愛知県東海市)が自動車を自走で積載できる専用の運搬船(RORO船)を臨時寄港させ、秋田港―ウラジオストク港を航行している。これまで5回の寄港で計389台の中古車を輸出。当初は台数が低迷したが、5回目に当たる11月の寄港で1回当たりの目標である100台をクリアした。

 昨年5月には寺田典城知事がロシア極東で船会社を回るなど、本県の積極さをアピールした。

 本県はロシアとのかかわりが強い。1999年8月にはロシア・ポシエト港を結ぶ航路が開設され、3年9カ月間にわたり運航。秋田市とウラジオストク市は92年から姉妹都市として交流を続けている。同局の岡田光彦副局長は「ロシアとの物流に熱心だった秋田の取り組みを最終的に評価した」と話す。

 関係者が目指しているのは、コンテナ貨物船と自動車運搬船の定期寄港だ。県商業貿易室は「将来の目標として、国内で生産される自動車部品や新車を秋田港から輸出したい」と話す。安定した貨物量を確保できれば秋田―ボストーチヌイ間の利便性が増し、ロシア市場をにらむ企業の立地など経済効果が見込める。

 協議会が06年度に行ったロシア航路に関する調査によると、県内外の企業による対中国を含む需要は輸出が自動車部品や古タイヤなど年間676本、輸入は製材など4495本(いずれも20フィートコンテナ換算)。このデータを基に、協議会はロシアの船会社「フェスコ」と航路誘致の交渉を進めている。

 フェスコ社は、ロシア極東と日本を結ぶ唯一の定期国際コンテナ航路で三井商船(東京)と「プリモーリエ丸」(6308トン)を共同運航。横浜―名古屋―神戸―ボストーチヌイを月2回航行し、月1回は門司と富山港にも寄港する。ボストーチヌイではシベリア鉄道と接続する。シーアンドレール構想実証試験で秋田港へ臨時寄港したのもこの船だ。

 フェスコ社が協議会に示している秋田港寄港の条件は、1回の寄港につき輸出入合わせて50本(20フィートコンテナ換算)の貨物需要。調査では要件を満たしているが、フェスコ側は慎重な姿勢をみせている。

 県商業貿易室は「昨年の建築基準法改正で国内の住宅着工件数が減少、これに伴い木材輸入量が減っていることも響いている。業界では、法改正の影響は一時的との見方が強く、今春以降は木材輸入が上向く可能性もある。そのときがチャンス」とみる。

 協議会関係者は今月下旬にもロシア極東を訪問し、フェスコ社やロシア沿海州政府、バイヤーなどに対するポートセールスを行って航路開設への熱意を伝える。

2008.3.5付

320荷主研究者:2008/04/30(水) 02:01:36

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_03.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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輸入の期待は木材製品

 経済成長で内需拡大が急速に進んでいるロシアに、日本企業は熱いまなざしを注いでいる。

 輸出分野では自動車や重機などのメーカーがロシア市場を狙っている。製品輸出にとどまらず、現地に工場を建設する動きも盛んになってきた。

 ロシアとの定期航路開設、さらにシーアンドレール構想の推進を目指す本県が、輸出のベースカーゴとして想定しているのは、ロシア国内に立地する日系工場への自動車部品だ。県商業貿易室は「(今後)部品の現地調達率が上がったとしても、現地の部品工場向けの輸出需要はある。中部地方から秋田港に至る鉄道沿線の関東、東北にある工場の貨物でコンテナ列車を仕立てられないか」と考える。

サンクトペテルブルクで昨年12月から稼働を始めたトヨタ自動車の車両生産工場(トヨタ自動車提供)

 トヨタ自動車は昨年12月にサンクトペテルブルクに車両組立工場を立ち上げ、カムリの生産を開始した。現在は年間2万台態勢だが、条件が整い次第台数を引き上げ、将来的には同20万―30万台の生産も視野に入れている。

 日産自動車とスズキも2009年にサンクトペテルブルクに車両組立工場を稼働させる計画で、日産は5万台、スズキは初年度5000台、次年度以降は3万台を生産目標に掲げている。

 3社とも稼働当初の部品調達先は、日本や中国、タイ、欧州などロシア国外。3社とも日本からはスエズ運河経由の海上輸送を想定している。シベリア鉄道の活用についてトヨタは「物流コストなど総合的に条件が合えば活用も検討したい」との姿勢。日産とスズキも「検討中」としている。

 既にシベリア鉄道を活用している企業もある。ロシアや周辺諸国で小型バスやトラックの製造を始めたいすゞ自動車は、昨年11月から横浜―釜山―ボストーチヌイの経路で部品をコンテナ船で輸送し、荷揚げ後は輸送時間短縮のために同鉄道を利用している。重機メーカーのコマツは1970年代から製品輸出にシベリア鉄道を活用している。

 一方、県が輸入のベースカーゴとして想定している木材をめぐり、ロシアでは大きな動きが出始めている。

 大手商社の双日(東京)は06年2月、ロシア・ハバロフスク州の林産会社のフローラ社(ハバロフスク)と合弁会社を設立、来年夏の稼働を目指して現地に合板の1次加工品に当たる乾燥ベニヤ板加工工場の建設を進めている。

 ベニヤ板は木材加工大手のセイホク(東京)グループの国内工場で製品化することにしており、双日広報部は「秋田県内の工場にコンテナなどで輸出することも視野に入れている」と話す。

 ロシア政府は丸太(原木)の輸出関税を大幅に引き上げることを決め、従来6・5%だった輸出関税を昨年7月に20%を引き上げ、今年4月には25%、来年1月には一気に80%に跳ね上がる。事実上の原木の輸出禁止措置とする見方が強い。

 秋田船川税関支署によると本県のロシアからの07年の丸太輸入量は約45万立方メートルと国内輸入量の約1割を占めている。今後輸入する丸太の一部でも製材としてコンテナで輸入することができれば、ロシア航路の重要な貨物として位置付けることも可能になる。

2008.3.6付

321荷主研究者:2008/04/30(水) 02:02:08

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_04.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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コスト削減、鍵は貨物量

 ロシア市場をにらむ国内企業が、シベリア鉄道に着目している。現在、日本のロシア向け貨物はスエズ運河経由の海上輸送が主流だが、受け入れ港のサンクトペテルブルク港が物量の急激な増加に対応できなくなってきた。このため、代替ルートとしてシベリア鉄道を利用しようという動きが活発化している。

多くの貨車が集まるロシア・ウラジオストク港近くの操車場(県商業貿易室提供)

 シベリア鉄道はロシア極東のウラジオストク―モスクワ間、9289キロを結ぶ大動脈。支線を通じて、ボストーチヌイ港からロシア西部のサンクトペテルブルクまでをつなぐほか、ロシア・CISのほかモンゴル、アフガニスタン、フィンランドなどともアクセスできる。

 1970年代、日本の多くのメーカーがシベリア鉄道を利用して欧州や中東などを結ぶ「シベリアランドブリッジ」で製品を輸送した。ソビエト連邦崩壊と経済の混乱から鉄道利用は低迷したが、2000年以降はロシア経済も安定、韓国や中国のメーカーが消費財や家電品輸送に鉄道を使うようになった。

 環日本海研究所(新潟市)調査研究部の辻久子主任研究員は「韓国メーカーは一定量の積み荷を確保して列車を走らせる『ブロックトレイン』と呼ぶコンテナ専用列車を編成し、積極的に製品輸送を行っている。頻発していた貨物の盗難も心配なくなった」と語る。

 日本の大手物流業者も昨年からシベリア鉄道と海上輸送を一体化した物流サービスを始めた。

 近鉄エクスプレス(東京)は昨年7月にロシア鉄道100%子会社の「トランスコンテナ社」と総代理店契約を締結。国内貨物をコンテナで日本の主要港から釜山港経由でボストーチヌイ港に輸送し、シベリア鉄道でロシア西部の主要都市に運んでいる。

 日本からの完成車輸送もシベリア鉄道で行う準備を進めており、今年秋ごろから自動車運搬船でザルビノ港に運び、専用貨車でロシア国内やカザフスタンに運ぶ計画だ。

 また、大手商社の三井物産も昨年7月、ロシア鉄道と貨物輸送事業で提携し、シベリア鉄道を使った輸送サービスに参入。同社の物流担当者は「家電製品や化学品などの需要がある。今後は現地の日系工場の原料輸送が伸びそう」という。

 ただし、国内メーカー各社はシベリア鉄道の問題点として▽船に比べ輸送は短時間だがコスト高▽一定の貨物量が集まらなければ運行しない不定時性▽ロシア港湾での通関手続きが煩雑▽貨車が足りず極東の港で荷物がなかなか動かない―などを指摘。東北大学大学院の稲村肇教授も「ロシア国内の鉄道は頻繁に運賃値上げを行っており、価格競争力はなくなっている」と現状を分析する。

 それでも、サンクトペテルブルクまで海上輸送で日本から約40日かかるのが、シベリア鉄道を使えば約25日(釜山―ボストーチヌイ経由)で済むスピードは魅力。

 トヨタ自動車ヨーロッパ部新規プロジェクト室の立原聡室長は、先月秋田市で開かれたシンポジウムで「コスト問題をクリアするには、海上輸送も含めいかに貨物量を増やすかが鍵。他企業と協力しながら貨物を集める『オールジャパン』方式の物流システムを構築したい」と話した。

 秋田港は日本海側のコンテナ港湾の中でロシア極東に最も近く、直行航路が開設されれば、釜山経由よりも所要日数を短縮できる。シベリア鉄道との連結で秋田港の地理的優位性を生かすためにも、コスト対策は不可欠だ。

2008.3.7付

322荷主研究者:2008/04/30(水) 02:22:38

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20080311201.htm
2008年3月11日01時53分更新 北國新聞■富山のニュース
◎伏木富山港の新コンテナ航路を開拓 国交省と富山県が調査へ

コンテナ貨物の流動実態調査が行われる伏木富山港

 国土交通省と富山県は、伏木富山港(富山港、富山新港、伏木港)の新規コンテナ航路誘致に向け、五年ぶりとなる輸出入コンテナ貨物の流動実態調査に乗り出す。コンテナ貨物の動きを把握し、将来の貨物量の予測や企業ニーズに応じた港湾施設計画の策定などに生かすもので、環日本海物流の拠点港として、コンテナ輸送体制の強化を目指す。

 調査は十月の一カ月間にわたって行われる。伏木富山港を利用するコンテナ貨物と、県内発着のコンテナ貨物が対象となる。

 伏木富山港利用の場合は、企業の所在地域を把握するとともに、クレーンや上屋などの港湾施設の使用状況を調べる。伏木富山港以外の利用では、県内企業などが輸出入で使用する港を調査する。

 五年前の調査では、県内企業のうち、伏木富山港を利用していたのは、輸出が全体の45%、輸入が56%だった。その後、県は荷主企業奨励金制度を新設するなど伏木富山港のポートセールスを強化し、同港のコンテナ便も月二十五便から三十七便に増えるなど、利便性が向上している。

 伏木富山港のコンテナ貨物は、二〇〇七(平成十九)年が六万三千三百六十二TEU(二十フィートのコンテナに換算した取り扱い個数)で、五年前の一・六七倍となっている。

 県はコンテナ貨物の流動実態調査について、「効率的なポートセールスや新たな岸壁整備の要望に生かしたい」としている。

323荷主研究者:2008/04/30(水) 02:23:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080312t11028.htm
2008年03月12日水曜日 河北新報
完成半年遅れ 造船活況で納期厳しく 仙台港クレーン増設

 仙台市宮城野区の仙台港を利用するコンテナ船の大型化に備え、宮城県が追加導入を目指すコンテナ積み降ろし用クレーン(ガントリークレーン)の完成が、工事を請け負う造船業界の活況による納期の遅れで、当初より半年遅い2009年9月ごろになることが11日、明らかになった。

 クレーンを建造する造船業界は、中国などの経済成長を背景に「30年ぶりの活況」(日本造船工業会)という。業界関係者は「受注しても資材調達や工場の調整が大変で納期が厳しい」と話す。公共事業が「売り手市場」になった格好だ。

 県は07年9月と11月に入札を行ったが、参加業者はなかった。08年1月の入札にようやく1社が応じ、落札した。正式契約に必要な議案が開会中の県議会に提出されている。1回目の入札は県内に本社や営業所がある企業に限定したが、2度目以降は条件をなくした。予定価格も鉄鋼価格の上昇を一部反映した以外は、変えていない。

 県は2回目の入札が不調となった際、造船業界の繁忙を考慮する必要があると判断。15カ月に設定していた納期を18カ月に延長し、3度目の入札でようやく三井造船(東京)が落札した。

 高砂コンテナターミナルのクレーンは現在3基。最大の3号機は、3000TEU(20フィートコンテナに換算した積載能力)の船に対応できる。
 ところがコンテナ船は世界的に大型化が進み、東北唯一の北米定期航路は近い将来、3号機でも対応できない大型船に換わる可能性がある。県が新たに発注するクレーンは倍の6000TEU級の船も大丈夫という。

 整備費用は18億円。北米航路の寄港は週1回だけだが、県港湾課は「クレーンが4基になれば、大型船1隻と小型船2隻が同時に荷役作業を行え、混雑緩和につながる」と話している。
 仙台港のコンテナ貨物量は2007年、実入りコンテナで前年比8.6%増の12万8000TEUに達し、18年連続で過去最高を更新した。

324荷主研究者:2008/04/30(水) 02:44:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080314t22010.htm
2008年03月13日木曜日 河北新報
青函高速船、冬季利用伸びず 1、2月8000人台

 青森―北海道函館間で昨年9月就航した東日本フェリー(函館市)の高速船「ナッチャンRera(レラ)」の冬季利用が落ち込んでいる。就航当初は200人を超えていた1便当たりの乗客数も、12月に入ってからは2けた台になり、2月は76人と3分の1にまで減った。乗用車の利用も予想ほど伸びず、同社は高速船が2隻体制になる5月以降に巻き返しを図る。

 13日に青森市内で開かれた青森県フェリー埠頭(ふとう)公社の理事会で報告された車両・旅客航送実績によると、昨年9月から今年2月までの高速船利用者は約14万5000人。9月は約4万8000人だったが、10月約4万3000人、11月約2万3000人、12月約1万4000人、1、2月はともに8000人台にとどまった。

 10月中旬に1日4往復から1日3往復に、12月中旬に2往復に減便したこともあるが、同公社は「青函航路は夏場が最大の書き入れ時で、それ以外は利用客が一気に減る。トラックよりも一般の観光客が乗る高速船は影響をもろに受けた」と分析する。乗用車の利用が少ないのも誤算だ。約350台の収容能力があるが、1便当たりで9月33台、10月25台、11月17台、12月同、1月23台、2月13台と、満杯に遠く及ばない状態だ。

 東日本フェリーでは今月31日まで、乗用車1台分の料金(2万円)だけで、同乗者分の料金がかからない「車割」(要予約)サービスを行っている。さらに5月2日に同型船の「ナッチャンWorld(ワールド)」を導入、2隻体制で1日6往復(夏季は7往復)する。

325荷主研究者:2008/04/30(水) 03:00:27

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080314302.htm
2008年3月14日04時02分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎中近東向け大型船誘致 金沢港大水深岸壁 10月下旬、コマツの建機輸出で

 コマツ粟津工場は、今秋に大水深岸壁が暫定供用される金沢港大浜地区から、中近東向けの建設機械を輸出する。大型船の誘致にめどがつき、時期は十月下旬になる見通し。暫定供用後の大型船第一便になるとみられ、金沢港からの輸出拡大に弾みがつきそうだ。

 十三日、北國新聞社を訪れた高橋良定工場長が明らかにした。

 大水深岸壁は、水深一二メートルで暫定供用される。現在、石川県や金沢港振興協会、金沢港運(金沢市)などが、船会社と調整を進めており、県内企業にどれだけ積み荷の需要があるか調査している。コマツによると、誘致するのは、四万トン級の大型船になるという。

 粟津工場から出る積み荷は、モーターグレーダー(道路整備機)やブルドーザーとなる。中近東をはじめとした新興国は、資源開発で得られた資金を道路などインフラ整備に積極的に投資しており、機械需要が増している。高橋工場長は「今後はいかに船を継続して誘致できるかが課題になる。新興国に適した機械をタイムリーに開発、導入する必要がある」とした。

326名無しさん:2008/04/30(水) 06:01:55
>>325
日本海側の港湾でも北陸の雄・金沢港の発展が目覚しいですね。

一方、新潟港に次ぐ貨物取扱量を誇っていた敦賀港は集荷不足で中国航路が廃止に追い込まれたあげく、
金沢港や京都・舞鶴港の勢力拡大に伴い、2002年には年間14,417TEUあったコンテナ取扱量が
昨年は5,555TEUまで減少したとか。なんとか頑張ってもらいたいものです。

327荷主研究者:2008/05/02(金) 13:17:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803130023.html
'08/3/13 中国新聞
臨海工業団地分譲80% 浜田
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 島根県が管理する浜田港臨海工業団地(浜田市)に工場や物資集積場の進出が相次いでいる。県が導入した長期借地制度などの効果もあり、2006年以降、用地購入と購入前提の定期借地が4件成立し、分譲率は80%になった。県内5カ所の臨海工業団地では最高となっている。

 分譲率は46%にとどまっていたが、06年2月、エネルギー転換を図る浜田ガス(同)が、天然ガス工場新設と本社移転のため9700平方メートルを長期借地して進出。続いてロシア向け中古車輸出が好調なエル・アイ・ビー(同)も検査場と本社移転のため同5月から一時利用した後、今年1月には5500平方メートルを購入し、1万8900平方メートルを長期借地した。日本製紙ケミカル江津事業所(江津市)も同月、ボイラー燃料を石油から石炭に転換するため1万平方メートルを貯炭場として長期借地した。

【写真説明】分譲が進む浜田港臨海工業団地の新福井地区

328荷主研究者:2008/05/02(金) 14:42:00
>>312 >>318-321

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080322t42010.htm
2008年03月21日金曜日 河北新報
秋田港再整備が必要 検討委が報告取りまとめ

 「環日本海シーアンドレール構想」で、東北地方整備局が設置した有識者の検討委員会は21日、秋田市で最終会合を開き、構想実現には臨港道路の移設や秋田臨海鉄道の延伸など、秋田港の再整備が必要とする報告を取りまとめた。

 検討委は、鉄道とコンテナヤードが接する利点を生かすため、現在の大浜ヤードを東側へ広げ、秋田臨海鉄道の秋田北港駅と一体化させる必要性を指摘し、臨港道路を臨海鉄道より東側へ移設するよう提案した。

 秋田県県が現在の港湾計画で、コンテナヤードを外港地区へ移転新築する方針のため、臨海鉄道を外港地区まで約2.8キロ延伸する案も併記。構想実現の経済効果や将来見通しを把握し、整備時期を検討することも求めた。

 2月に実施した実証実験で、「鉄道輸送の有効性は確認できた」と結論付け、ロシア・サンクトペテルブルクに進出するトヨタや日産など、日系自動車企業への部品輸出を対象に、官民挙げた貨物量確保と秋田港の売り込みが必要と強調した。

 委員長の稲村肇・東北大大学院教授は「サンクトペテルブルク港の貨物取り扱いはもう限界で、2年以内にシベリア鉄道を使った輸送は始まる。今後5年以内が秋田港の好機とみられ、今すぐ道路移設に取り組み、優位性をアピールすべきではないか」と指摘した。

[環日本海シーアンドレール構想] 仙台臨海鉄道の仙台港駅から、JR北上線や東北線、奥羽線を使い、秋田臨海鉄道の秋田北港駅まで、コンテナを輸送するルートを確立し、秋田港の物流拠点化を図る。シベリア鉄道と連動させ、ロシア東部や中央アジア、欧州までの一大物流ルートを確立する構想もある。

329とはずがたり:2008/05/02(金) 21:53:00
>>326
金沢は小松と行政の協力体制も注目ですね。
航路の誘致は一定数の集荷が見込める必要のある固定費用の部分の影響が大きいのでこういう協力が効いてくるのかもしれませんね。
敦賀の低迷は知りませんでした。港しかない舞鶴と違って原発とかあるから余裕かましてたんでしょうか?

330荷主研究者:2008/05/03(土) 18:47:31
>>329 >>326

敦賀港の利用低迷は新聞記事にもなってます。
>>299

しかし敦賀港の日本海側唯一の14m岸壁の整備ってどうよ?
敦賀、金沢、伏木富山、新潟あたりでインフラ整備の競争をしてもしょうがないでしょうに。
役割分担を明確化する方が先決では?

331荷主研究者:2008/05/03(土) 18:48:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080327t11046.htm
2008年03月27日木曜日 河北新報
仙台港の車積み出し能力強化 宮城県が整備構想

 2010年にトヨタ自動車系の車体組み立てメーカー、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が宮城県大衡村に進出することを受け、宮城県は26日、仙台港(仙台市宮城野区)の再編整備計画構想の原案を策定した。操業開始までに完成自動車置き場を拡充し、取り扱い能力を現状の年間38万台から60万台に強化する。大型船の乗り入れに備えて、埠頭(ふとう)の再整備も視野に入れる。

 仙台港、塩釜港の長期的な整備構想を議論する「仙台塩釜港長期構想検討委員会」で、事務局原案として示した。

 仙台港北側の中野地区にある10ヘクタールの完成車置き場を17ヘクタールに拡張する。仙台港区内にある「みなと公園」(3.7ヘクタール)を活用するほか、道路を付け替える。完成車運搬船が接岸する雷神埠頭の水深を現在の7.5メートルから10メートル弱に深くし、大型船に備える。いずれも10年ごろまでに実現する見通し。

 中野地区では現在、穀物、セメントなど梱包(こんぽう)されていない「バルク貨物」と、完成自動車が混在して積み出されている。バルク貨物積み出し場所を集約するため、現在、作業船が停泊する中野地区東端に「大型バルク埠頭」を整備する。10年ごろの着工を見込む。

 仙台港は外国航路の充実などでコンテナ取扱量が増加。2007年の取扱量は18万1459TEU(20フィートコンテナに換算した積載能力)と、1997年の約4.5倍に増えた。仙台港区南側の向洋地区では、埠頭の新設、コンテナターミナル拡張で貨物取り扱い能力を強化する方針。

 長期構想は本年中に開く委員会で素案を決め、国と県の審議会を経て正式決定する。早ければ09年度に再整備計画に着手する。

332荷主研究者:2008/05/11(日) 23:25:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080403t31011.htm
2008年04月02日水曜日 河北新報
岩手県、大船渡港の整備中断 「企業進出予定なし」

 国と岩手県が1997年から大船渡市赤崎町永浜・山口地区で進めてきた大船渡港湾整備事業について、県は本年度、進出企業の予定がないことなどを理由に、完成間近の11.7ヘクタールにわたる工業用地埋め立て造成工事を中断した。

 県港湾課は「これまで企業の打診はあったが、具体的な交渉には至っていないのが実情。造成は盛土工事を残すのみで、企業の進出が決まってから再開しても遅くない」と説明している。

 事業は2010年までに用地整備を終え、食品加工会社などに売却する計画で、事業費は約33億円。07年度までに約23億円が投入され、工事の7割を終えていた。

 工業用地は、地域産業振興のため92年改定の大船渡港港湾計画に盛り込まれた。貨物量が県の当初予測を大幅に下回る中、地元は国際貿易コンテナ船定期航路を開設するなど、港の整備と利用促進に取り組んでいる。

 甘竹勝郎市長は「事業休止の決定ではないと県に確認した。市として引き続き工業用地の早期完成を要望していく」と話している。

333とはずがたり:2008/06/05(木) 14:19:24
こんな感じかな
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=2e6e71b814f9807db5bd2ea12526e246
後は一にも二にも利用社だ

県、外港への鉄路延伸調査費を計上 環日本海シーアンドレール
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080605c

秋田臨海鉄道線路の延伸を含め、シーアンドレール構想の実現に向け、整備方針が検討されている秋田港のエリア
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/20080605c12.jpg

 秋田港を活用した「環日本海シーアンドレール構想」の実現に向け、秋田臨海鉄道北線の秋田北港駅から秋田港外港地区のコンテナヤードまでの線路延伸の可能性などを探る調査費約500万円を、県が6月定例県議会に提出する補正予算案に計上する方針を固めたことが4日、分かった。県の港湾計画でコンテナ貨物を集約する予定の外港地区に、貨車を直接乗り入れさせることも視野に入れ、秋田港の利便性を高めようという狙いがある。

 シーアンドレール構想は秋田港まで鉄道輸送した海上用コンテナを、船で極東ロシアのボストーチヌイ港まで運び、シベリア鉄道を利用してロシア、中央アジア、欧州に運ぶ計画。国土交通省東北地方整備局が提唱し、今年2月に実施した実証試験で実現が可能なことが分かった。

 試験でコンテナの積み替えを行ったのは、秋田北港駅に隣接する大浜コンテナヤード。しかし、4・6ヘクタールと手狭な上、岸壁の水深も浅く、鉄道とコンテナヤードの間に臨港道路があることから荷役に支障をきたすとの指摘もあった。国と県、運輸業者らでつくる環日本海シーアンドレール構想検討委員会は▽臨港道路を付け替えて大浜コンテナヤードを拡大し、線路を引き込む▽県が国際貿易拠点として拡大・整備に向けて調査を進めている秋田港外港地区コンテナヤードまで線路を延伸する?という2つの改善策を提案していた。

 今回の調査は、この指摘を受けて実施する。秋田臨海鉄道の北線を現在の終点の秋田北港駅から、大浜コンテナヤードと停泊地を挟んで向かい合う秋田港外港地区コンテナヤードまで延伸することが可能かどうかなど、秋田港全体の整備方針を探る。線路と両コンテナヤード、臨港道路の位置関係を踏まえ、延伸する場合のルートや費用など具体的な調査項目を今後決める。
(2008/06/05 09:04 更新)

334荷主研究者:2008/06/05(木) 23:47:10

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/86562.html?_nva=163
2008年04/10 22:47 北海道新聞
国際コンテナターミナル 利用促進へ入港料免除 苫小牧東港

 【苫小牧】今年十月までに苫小牧港国際コンテナターミナルが西港区から東港区に移転するのを前に、苫小牧港管理組合はターミナルを利用する船会社をつなぎ留める誘導策として、期間限定で入港料、岸壁使用料の全額免除などを打診していることが明らかになった。

 東港区に入港する船舶に対し、《1》タグボートを利用した場合は、入港料と岸壁使用料を免除《2》タグボートを利用しない場合は、入港料と岸壁使用料を半額減免する内容。期間は来年度まで。移行期の今年十月まで東西両港区に寄港する場合は、西港区の岸壁使用料を免除する。

 移転後は、タグボートの利用料や水先料などの諸経費が従来より割高になる見通しで、こうした措置で他港への流出を防ぐ狙いがある。二万トンの船の場合、現在の同港の入港料は約四万三千円、岸壁使用料は約三十三万六千円。同港管理組合は船会社に誘導策などを説明し、現在も交渉中。

335荷主研究者:2008/06/05(木) 23:50:52

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/86699.html?_n1040=45&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2008年04/11 14:15 北海道新聞
小樽−中国コンテナ増便1年 取扱量は初の減 輸出サケ値上がり響く

 対中貿易の増加に対応し、昨年三月に小樽−中国定期コンテナ航路が週一便から週二便に増便されたが、期待に反して二〇〇七年はコンテナ扱い個数が輸出入合計で前年比4%減と初の減少に転じた。サケ輸出と建材輸入の減少が大きな要因で、運航する神原汽船カンパニー(広島県福山市)は道内から中国に輸出する商材の開拓に力を注いでいる。

 航路は〇二年九月に同社が道内の寄港地を苫小牧から小樽に変更して運航を始めた。小樽港では唯一の海外との定期コンテナ航路。

 同社によると、長さ二十フィート(約六メートル)のコンテナ換算で空コンテナを除き、輸出入合わせて〇四年から〇五年は19%増、〇五年から〇六年は7%増と堅調に推移したが、増便した〇七年は小幅ながら減った。

 減少の要因は、輸出で加工用サケが、在庫増と値上がりから激減。小樽市産業港湾部の統計でも重量ベースでサケを含む水産品は前年比25%減少した。輸入では国内の住宅建築の鈍化などで建材が約30%減ったことが大きいという。

 一方、ホームセンター向けペット用品や園芸用品の輸入は好調を持続。輸出では廃プラスチックや古紙などの再利用資材が下支えし、重量ベースで同五倍に膨らんだ。

 航路全体の取り扱いのうち、輸出量が二−三割にとどまっている現状もあり、同社は「安全、安心な食品を中心とした道産品の輸出などを働き掛けたい」としている。(桜井則彦)

336荷主研究者:2008/06/06(金) 00:05:24
東北で製造されるトヨタ車を巡っては北米向けが仙台港vs釜石港、中国・ロシア向けが秋田港vs酒田港という構図ができてるねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080424t52029.htm
2008年04月24日木曜日 河北新報
トヨタ車輸出 酒田港「拠点化」探る

 セントラル自動車の宮城県進出を受けて、山形県は、酒田港を自動車の積み出し拠点にする可能性を探るための協議会を5月下旬に発足させる。秋田、新潟両港と比べ、酒田港が太平洋側との最短ルートとアピールするための課題などについて、ハード、ソフト両面から検証する。

 協議会は「県自動車産業物流活性化推進会議(仮称)」とし、県と酒田市のほか、自動車産業や物流、金融機関、国土交通省などの関係者、それに学識経験者がメンバーに加わる。年内に中間報告をまとめる予定。

 工場が進出する宮城県大衡村から大崎、新庄両市を経由し、酒田市まで至る約150キロのルートと、酒田港の機能について、完成車を輸送する場合の課題を整理する。トヨタ自動車の既存工場からの製品出荷や部品調達がどのようなルートや方法で行われているか、自動車製品・部品の物流の現状も調査する。

 さらに、酒田港の機能を段階的に高めるための実験として、山形県内の業者が中古車を酒田港経由で中国やロシアに輸出する方策も探る。
 山形県商工労働観光部は「環日本海貿易をにらんだ自動車輸出の拠点として、酒田港の優位性をアピールするための戦略を構築したい。同時に、物流活性化を山形県内の自動車産業振興に生かすための方策も検討していく」と話している。

 県のこれまでの調査では、酒田港には完成車5100台を置けるスペースが確保できる。その一方、大崎、新庄経由で酒田港に至るルートには高速道路がない上、大型車の通行に困難な個所があることも難点だ。冬場の除雪や凍結対策も課題となる。

337荷主研究者:2008/06/06(金) 00:11:12

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804280020.html
'08/4/28 中国新聞
国際コンテナの取扱量が微減
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 中国地方主要11港の2007年の国際コンテナ貨物の取扱量は、60万2817個(20フィートコンテナ換算)と前年比0.9%の微減となった。2年連続で60万個の大台は確保したが、前年の取扱量が第3位だった下関港の大幅な落ち込みが響いた。

 中国地方整備局と、下関港を管理する下関市がまとめた速報値によると、輸出入を合わせた取扱量が最も多かったのは広島港で、前年比6%増の16万6223個。マツダ関連の自動車部品の輸出が好調だった。続く水島港は10万4343個で、ベトナムとの定期コンテナ船の大型化などで9%増えた。福山港は2%増の8万2194個と初めて第3位に躍進した。

338荷主研究者:2008/06/19(木) 23:36:54

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2040
2008年5月12日 新潟日報
新潟東港の新クレーンが稼働

 2006年11月に暴風で倒壊した新潟東港(新潟市北区)のガントリークレーン3号機の代わりの新造クレーン5号機が12日、運用開始した。東港コンテナターミナルのクレーンは1年半ぶりに3機態勢に戻る。
 東港は貨物量が港の処理能力を上回り、コンテナ船が沖合で岸壁の空きを待つ「沖待ち」が問題化しており、緩和効果が期待される。
 新造クレーンは倒壊したクレーンと同能力で、アームの長さ44・2メートル、重量855トン。貨物のつり上げ能力は40・6トン。
 荷役業者のリンコーコーポレーション(新潟市)が昨春、三井造船大分事業所に発注。4月に運び込まれ、試験運転を続けていた。

339荷主研究者:2008/06/20(金) 00:04:37
>>333

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080522t42036.htm
2008年05月22日木曜日 河北新報
シーアンドレール構想 秋田港拠点化へ推進協

 秋田商工会議所や秋田県など秋田県内外の官民14団体は6月下旬、鉄道輸送ルートと組み合わせることで秋田港の拠点性を高めようと、「秋田港シーアンドレール構想推進協議会」(仮称)を設立する。東北地方整備局が実施した輸送実験が成功し、構想の実現性が高まったことから、秋田港再整備などの課題に官民挙げて取り組む。

 協議会は秋田商議所、県のほか、県貿易促進協会、秋田市、東北地方整備局、日本通運、JR貨物、秋田臨海鉄道、地元金融機関などで構成する。

 実務担当者による幹事会を設けるほか、県や東北地方整備局が事務局となり、行政支援や秋田港再整備、ポートセールスの方策などを検討する組織も発足させる。構想に詳しい大学教授を顧問に迎える計画もある。

 構想の実現にはロシア・沿海州との定期航路開設や、鉄道輸送コストと船賃の圧縮などが課題となる。今後整備される秋田港の新コンテナヤードまで、臨海鉄道を約1キロ延長させることも必要になり、各検討組織で実態調査や計画の具体化を話し合う。

 協議会は当面、トヨタ系生産子会社セントラル自動車(神奈川県相模原市)が2010年、宮城県に進出することなどをにらみ、自動車や自動車部品のロシア、欧州への輸出をターゲットに構想の実現を目指す。

 日本海側の他港を経由し、秋田港に寄港してもらう「三角航路」開設が近道との指摘もあり、同じくセントラル自動車の進出を受け、完成車の積み出し拠点を目指す酒田港との連携も模索する。

 東北地方整備局が今年1月、仙台港や秋田港で実施した輸送実験では、秋田北港駅でのコンテナ積み替え、鉄道輸送による振動や温湿度に問題点は見つからず、構想の有益性が明らかになった。

 協議会事務局の秋田商工会議所は「県内経済が落ち込む中、シーアンドレール構想は唯一の明るい希望で、県民の期待も大きい。官民挙げて山積する課題を一つずつ解決したい」と話している。

[秋田港シーアンドレール構想]秋田港までの鉄道輸送ルートを確立し、宮城県や岩手県のほか首都圏や中京圏からも貨物を集め、ロシア・沿海州との貿易を活発化させる。沿海州のボストチヌイなどからシベリア鉄道を使えば、日本の自動車工場が林立するロシア・サンクトペテルブルクまで貨物を輸送することができ、日本と欧州を結ぶ一大物流ルートが確立することになる。

340荷主研究者:2008/06/20(金) 00:26:42
>>336

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080528t52029.htm
2008年05月28日水曜日 河北新報
酒田港を車輸出拠点に 山形県が専門家会議

 山形県は27日、セントラル自動車(神奈川県相模原市)など自動車産業の相次ぐ東北進出を踏まえ、酒田港を自動車の積み出し拠点とする可能性を探るための専門家組織を発足した。酒田港の利用拡大や機能強化のほか、同港と東北の自動車工場をつなぐ交通インフラの改善、県内製造業の集積と高度化による物流活性化―などの視点から課題と振興策を協議し、10月に提言をまとめる。

 組織は「県自動車産業物流活性化推進会議」。県、酒田市、国土交通省のほか物流関連企業や電子部品メーカー、商社、金融機関などの21人が委員を務め、委員長に内閣府経済社会総合研究所の黒田昌裕所長が就任した。

 初会合で斎藤弘知事は「東北全体に自動車産業が移ってくる中で、求められるのは人材と物流の改善だ。自動車産業は海外への供給を視野に入れており、日本海側の港の中で太平洋側と至近距離にあるなど、酒田港の優位性を訴えていきたい」と呼び掛けた。

 県は酒田港の優位性について、(1)(セントラル自動車が進出する)宮城県大衡村から一般道利用で156キロと秋田港より近い(2)完成車で約5100台収容可能なスペースがある―などを挙げた。一方で国道47号に急カーブ、急こう配区間があり、冬期間に交通障害が発生しやすいことなど、酒田港までのアクセス道の課題が指摘された。

 委員からは「シベリア鉄道を使ってロシア極東から欧州に完成車が輸送される可能性があり、酒田港が玄関口にあることをアピールするべきだ」などと、ロシアなどへの自動車輸出を見据えた対策を求める意見が相次いだ。

 日本自動車販売協会連合会県支部の委員は7月末、ロシア向けに200台規模の輸出中古車入札会を行う計画を示し、「業界として県の活性化に協力したい」と語った。

341荷主研究者:2008/06/30(月) 00:18:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806010044.html
'08/6/1 中国新聞
国際ターミナルの供用始まる
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 福山市南松永町にある尾道糸崎港機織地区多目的国際ターミナルが31日、供用開始した。木材搬送のコスト圧縮や運搬船の大型化が可能になり、国内でも輸入木材の取り扱い量の多い同港の機能強化に一役買う。現地で同日あった供用開始の式典には関係者約100人が出席。中国地方整備局の藤田武彦局長が「物流の効率化が図れる。地域活性化につながってほしい」と述べ、テープカットをして供用を祝った。

【写真説明】テープカットをする藤田中速地方整備局長(左端)ら。奥は整備したバースで木材を降ろす運搬船

342荷主研究者:2008/06/30(月) 00:29:18

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080605301.htm
2008年6月5日02時46分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎伏木、金沢港が岐阜に急接近 来月、東海北陸道が開通 説明会や工業団地へ

 東海北陸自動車道の全線開通を来月五日に控え、伏木富山、金沢両港関係者が、岐阜に急接近している。富山側は岐阜市での説明会に続き、八月にも岐阜県内の工業団地を回る。金沢側も来月、中京圏の企業を集めて説明会を開き、釜山フェリーの利用を促す。岐阜のヒト、モノをめぐる争奪戦が激しくなりそうだ。

 伏木富山港のポートセールス事業推進協議会は四日、富山市内で開いた総会で、八月ごろに岐阜県内の主要工業団地を訪問し、同港への集荷を進めていくことを決めた。

 岐阜県内の積み荷の多くは名古屋港や大阪南港に運ばれるが、東海北陸自動車道の全線開通で、北陸―東海間が大型貨物車で約三十五分短縮されることにより、「手の届く可能性が出てきた」(港湾関係者)という。

 富山県は昨年八月、岐阜市内で初めて伏木富山港の利用促進説明会を開き、十月には岐阜県内の荷主企業や運送関係者が同港を視察した。まだ成果は出ていないが、富山県は「認知度不足が理由」とし、全国初の荷主助成制度をてこに売り込みを掛ける考えだ。

 出遅れていた金沢側もエンジンが掛かってきた。

 「ぜひ、一緒に釜山に行ってPRしてほしい」。三日、高山市役所を訪れた金沢港振興協会の西盛祐吉郎専務理事は、國島芳明副市長に、韓国でのポートセールスへの参加を呼び掛けた。

 目的は、十六日に就航する金沢―釜山フェリーの利用促進。金沢―高山の広域観光ルートをアピールし、韓国の修学旅行、観光ニーズの取り込みを図る。

 積み荷についても、来月中旬に東海地区の主要企業を対象にした説明会を開く予定だ。

 金沢港を利用する岐阜県内の企業は「ほとんどない」(金沢港運)のが現状だが、金沢港振興協会は大阪南港を経由する積み荷の一部を金沢―釜山フェリーに切り替えてもらうよう提案するという。

 石川県も、今秋に大水深岸壁が暫定供用され、日本海側で唯一、北米便を運航していることを強みに、近く本格的な企業回りを始める方針だ。

 東海北陸自動車道と北陸自動車道の結節点である小矢部砺波ジャンクションから、富山、金沢西の両インターの距離はほぼ同じ。伏木富山、金沢両港が岐阜からの集荷合戦を繰り広げる一方で、「北陸の荷物が名古屋に持って行かれるのではないか」(港湾関係者)と警戒する声もあり、名古屋ストローへの対策も迫られている。

343名無しさん:2008/07/03(木) 22:50:40
金沢―釜山フェリー 第3便は1けた台 石川県議会特別委員会
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20080703002.htm

石川県議会は三日、交流・交通特別委員会を開き、県側は先月就航した金沢―釜山フェリーについて、
二日に金沢を出港した第三便の往復の乗客が、いずれも一けた台にとどまったことを明らかにした。

第二便は二十人台となっており、県としても危機感を持ち利用促進に努めるとした。
現在は韓国への修学旅行を実施している県内高校と利用を交渉しており、
韓国の旅行会社も近く企画商品の募集を始める。和田内幸三委員(自民)が質問した。

344荷主研究者:2008/07/13(日) 22:21:28

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080618101.htm
2008年6月18日02時37分 北國新聞■石川のニュース
◎金沢港、国際フェリー就航 韓国・釜山から初便 18日に折り返し便出発

金沢−釜山フェリーの安全運航を誓った就航記念式典=金沢港

 金沢港と釜山港(韓国・釜山市)を結ぶ国際定期フェリー(貨客船)の初便が十七日、金沢港に到着した。東日本フェリー(函館市)が週一便で運航する。国内の船会社による国際定期フェリーの運航は日本海側の港では初めて。十八日、釜山港への折り返し便が出発する。

 初便は旅客九十八人、長さ二十フィートのコンテナに換算し二十個の貨物を運んだ。折り返し便は、十七日午後五時時点で旅客百十七人、貨物十四個(二十フィートコンテナ換算)を積む予定である。

 十月には釜山港の西方約五十キロの馬山港(韓国・馬山市)に延伸し、貨物輸送も本格化する。

 初便到着後、金沢港で就航記念式典が行われ、金沢港振興協会長の深山彬金沢商工会議所会頭があいさつ。谷本正憲知事、山出保金沢市長、韓国の金忠慶新潟総領事が祝辞を述べ、東日本フェリーの古閑信二社長が安全運航を誓った。紐野義昭県議会議長、中西利雄金沢市議会議長、同社の持ち株会社リベラホールディングス(広島県呉市)の山本憲治会長らが同席した。

346荷主研究者:2008/07/13(日) 23:21:28

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2112
2008年6月21日 新潟日報
ナホトカ定期航路が今秋復活

 新潟港とロシア・ボストーチヌイ港(ナホトカ市)を結ぶ定期コンテナ船が今秋、就航する見通しになったことが20日、分かった。ロシア経済の活況を受け、10年ぶりに新潟と極東ロシアを結ぶ国際航路が復活する形。シベリア鉄道を使えばモスクワ、欧州まで貨物を運ぶことが可能で、本県の拠点性向上に寄与しそうだ。
 コンテナ船はボストーチヌイ港から新潟東港に寄港、さらに神戸、名古屋、横浜などを回り、ボストーチヌイに戻る。所要時間はボストーチヌイから新潟までが約2日間、新潟からボストーチヌイは約10日間かかる。
 日本とロシアの既存の合弁企業が運航する。運航便数や運賃などのサービス内容は最終調整が進められている。将来は新潟港を国内の最終寄港地とする運航体系も検討されるという。
 ロシアでは日本の自動車メーカーの進出が相次いでいる。このため新潟港の場合、輸出では車の部品などの機械類、農産品を見込む一方、輸入では木材加工品などが想定されている。現在、県外港を使っている県内企業に対して陸送費が安くなるメリットを打ち出し、貨物を増やす計画という。
 ボストーチヌイ港はナホトカ湾内東部に位置し、シベリア鉄道への貨物支線も敷かれている。新潟とナホトカを結ぶ定期航路は、ロシア経済の低迷などで1998年から休止となっていた。

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2116
2008年6月24日 新潟日報
ナホトカ航路に商船三井運航へ

 今秋、10年ぶりに復活することが明らかになった新潟港とロシア・ボストーチヌイ港(ナホトカ市)を結ぶ定期コンテナ航路の運航態勢が23日までに固まった。商船三井(東京)が運航を担う。
 同社とロシアの船会社・フェスコ(ウラジオストク市)が共同出資するトランスロシアエージェンシージャパン(東京)が総代理店となる。新潟港での代理店業務はリンコーコーポレーション(新潟市)が担当する。
 ボストーチヌイから日本へは現在、500TEU(20フィートコンテナ換算)規模の船が伏木富山や北九州、神戸、名古屋、横浜などに寄港しながら、月2往復している。この一部が新潟に寄港する形になる見通しだ。

347荷主研究者:2008/07/27(日) 23:24:02

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/30837?c=210
2008年6月25日 19:44 西日本新聞
福岡市が博多港整備を決定 港湾審議会から答申

 福岡市は25日、博多港地方港湾審議会(会長=樗木(ちしゃき)武・福岡アジア都市研究所理事長)の答申を受け、市の港湾計画の変更を決めた。答申は市の方針案を承認した内容。
変更点は
(1)東区の人工島(アイランドシティ)に新たに「臨海部物流拠点」の形成区域を設定
(2)博多区の中央ふ頭の岸壁整備
の二項目。

 市が人工島西側の「みなとづくりエリア」に設ける臨海部物流拠点の区域は約125ヘクタール。国土交通省が本年度新設した「臨海部物流拠点」に博多港が国内で最初に指定されたことから、コンテナ港としての機能強化を図るため物流拠点区域を新設する。

 指定により国交省の助成が受けられ、区域内の幹線道路の整備やコンテナターミナル運営の効率化、容積率緩和などによる柔軟な土地利用といった各施策が進められる予定。本年度はまず、国から6000万円の助成がついたという。

 中央ふ頭の整備は来年度に着手し、2011年春の供用開始を目指す。博多港と韓国・釜山港を結ぶ国際フェリーが接岸する同ふ頭の岸壁を安全性から直線化。ビートルなどの小型高速旅客船用の浮桟橋がある船だまりや防波堤を整備する。

=2008/06/25 西日本新聞=

348荷主研究者:2008/07/27(日) 23:24:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/29624?c=210
2008年6月20日 00:12 西日本新聞
釜山−門司結ぶ フェリー就航式 21日は日本でも

 【釜山19日神屋由紀子】北九州市・門司港と韓国・釜山港を結ぶ定期フェリーの就航式が19日、釜山港で港湾、旅行業界関係者ら約200人が参加して行われた。

 運航会社「C&CRUISE(クルーズ)」(釜山市)は、式に先立ち釜山市内のホテルで説明会を開催。鄭鼎敏(チョンジョンミン)社長が「門司港は九州で最も美しい港で、見どころも多い。釜山、門司両港の期待に応え、旅客や荷主の方々に最善のサービスを約束します」とあいさつした。

 同社は旅客で今年8万人、2010年に18万人の利用を見込む一方、貨物は今年は1往復あたり50TEU(20フィートコンテナ換算)、10年には同80TEU以上を目標に掲げた。

 フェリーは今月5日から試験的に不定期便で運航。21日の門司側での就航式後、週6便態勢となる。

=2008/06/20付 西日本新聞朝刊=

349荷主研究者:2008/07/27(日) 23:25:43

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/29469?c=210
2008年6月19日 09:18 西日本新聞
ビートル、コビーに専用桟橋 2011年春完成へ 福岡市・博多港

 福岡市は18日、博多港中央ふ頭(同市博多区沖浜町)の国際ターミナル西側の岸壁に、ビートルなどの小型高速旅客船用の浮桟橋がある船だまりを整備すると明らかにした。寄港が急増する大型旅客船の波を避けるために防波堤も設置。2011年の九州新幹線鹿児島ルート全線開通によるアジアとの交流人口増をにらみ、同年春までの完成を目指す。

 同港は、外国航路の年間乗降者数が約84万人(07年)で国内最多だが、市は港の高度利用を目指し、現在の「博多港港湾計画」の一部変更案として、同日の市議会第三委員会で船だまりの整備を説明した。

 市によると、北から順に大型旅客船、ビートルやコビーといった福岡‐韓国・釜山を結ぶ小型高速旅客船、ニューかめりあ(国際フェリー)と停泊する現行方式は、(1)小型高速旅客船が大型船に挟まれ、波の影響を受けやすい(2)干潮時、岸壁と乗船口の高低差があって乗降しづらい‐などの不都合があるという。

 変更案は、大型旅客船とニューかめりあを並べて停泊、その南側に東西の幅が約60メートルの防波堤を設置。南北約90メートルの岸壁とで囲まれた部分を船だまりとし、ビートルなどの乗降専用に長さ30‐40メートル、幅5‐10メートルの浮桟橋(屋根付き)を造る。同市は「09年度に着手し、11年春に完成させたい」と話している。

=2008/06/19付 西日本新聞朝刊=

352荷主研究者:2008/08/14(木) 23:53:01

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080706t41023.htm
2008年07月06日日曜日 河北新報
秋田港背後圏とのネットワーク重要 国交省局長講演

「秋田港の背後地域とのネットワークが重要」などと指摘した須野原局長

 国土交通省の須野原豊港湾局長は5日、秋田市で講演し、秋田港シーアンドレール構想を実現するため、「(岩手や宮城など)秋田港の背後地域とのネットワークを構築し、日本海側の近隣港とは連携を深めるべきだ」との認識を示した。

 須野原局長は、トヨタが早ければ2009年にも、ロシアへの自動車部品輸送にシベリア鉄道を使うことに触れ、「日本海側とロシアとの貿易は今後拡大する。主要な荷主の動きをうまくとらえてほしい」と強調した。

 秋田港のコンテナ利用圏は東北全体に広がっており、「背後圏とのネットワークが重要になる」と話し、「秋田港だけだと(取り扱う)コンテナが少ない。新潟港や伏木富山港とどう連携するかが、構想実現の大きな要素」と指摘した。

 秋田市土崎地区の秋田みなと振興会が開いたフォーラムで講演した。

353荷主研究者:2008/08/14(木) 23:54:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t42005.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
秋田―ロシア定期航路開設へ 経済界「交流に弾み」

 秋田港とロシア・ボストチヌイ港を結ぶ定期航路の年内開設が決まった8日、秋田県の経済界は「久々の明るい話題」と歓迎ムードに包まれた。シベリア鉄道に直結する主要港との定期航路は、「秋田港シーアンドレール構想」の骨格で、航路開設により構想は実現へと大きく近づいた。今後はコンテナの確保や秋田港の再整備など、山積する課題の解決が急がれる。

 「シーアンドレール構想の実現に向けた第一歩だ」。秋田沿海州航路誘致推進協議会の渡部幸男副会長は、ウラジオストク市で行われた航路開設の覚書調印を立会人として見届けた後、現地から喜びのコメントを寄せた。

 「構想が実現すれば、秋田港の拠点性は爆発的に高まり、地域経済も浮揚できる」と航路開設に強い意欲を見せていた渡部副会長。「秋田港がロシア、欧州の表玄関になるよう実績を積み上げたい」と気を引き締めた。

 同構想では、県内の官民13団体が6月26日、推進協議会を発足させたばかり。会長の渡辺靖彦秋田商工会議所会頭も「秋田の発展、環日本海との物流・経済交流の大きな弾みになる」と期待を寄せた。

 県経済界の悲願だったボストチヌイ港との定期航路が実現し、今後は航路維持のためのコンテナ確保が重要になる。

 2010年にはトヨタ系生産子会社セントラル自動車(神奈川県相模原市)が宮城県に進出し、ロシア向け自動車部品の輸出需要が見込まれる。県流通貿易課は「それまで航路を維持できるかが鍵」と指摘する。

 秋田港では今後の物流量拡大に備え、新たな国際コンテナヤード建設の検討、港湾内に乗り入れている秋田臨海鉄道をコンテナヤードまで延長させる調査も進んでいる。

 寺田典城知事は「航路開設後の利活用こそが大切。引き続き、貨物の集約活動を支援したい」と話した。

354荷主研究者:2008/08/14(木) 23:55:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t42011.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
秋田―ロシア 定期航路、年内開設で合意

 秋田県とロシアの船会社「フェスコ」は8日、秋田港とロシア・ボストチヌイ港を結ぶ定期航路を年内に開設することで合意した。佐藤文一副知事がウラジオストク市の同社を訪れ、ドミトリィ・マスロフ執行役員と覚書を締結した。秋田港シーアンドレール構想の骨格をなす航路で、東北とロシア、欧州をつなぐ一大物流ルートの確立へ大きな一歩となる。

 覚書によると、フェスコ社は定期コンテナ船を2週間に1度、秋田港へ寄港させる。1回当たり50TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)以上の輸送を目標とし、年内にサービスを始める。

 同社は現在、ボストチヌイ港から富山、門司、神戸、名古屋、横浜などの港を回る定期コンテナ船を商船三井(東京)と共同運航している。この寄港先に秋田港が加わるとみられる。

 県と同社は今後、1回目の寄港時期の協議に入る。同社から輸送運賃が示され、県は民間組織の秋田沿海州航路誘致推進協議会、県貿易促進協会などと連携し、幅広い荷主に働き掛けてコンテナの確保に取り組む。

 県によると、秋田港では韓国・釜山港を経由し、北欧から年間1万5000TEUの製材が輸入されている。国内には北欧ではなく、中央アジアの製材輸入を希望する業者も多く、1割がボストチヌイ港経由に切り替われば、目標の1回50TEUは確保できるという。

 ロシアとの定期航路は2003年まで、中国東北部向けにポシェット港との航路があったが、シベリア鉄道に直結する主要港とは初めて。

[秋田港シーアンドレール構想] 秋田港までの鉄道輸送ルートを確立し、宮城県や岩手県のほか首都圏や中京圏からも貨物を集め、ロシア・沿海州との貿易を活発化させる。ボストチヌイからはシベリア鉄道を使い、日本の自動車工場が林立するサンクトペテルブルクへ貨物を輸送する。

355荷主研究者:2008/08/15(金) 00:35:58

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20080713202.htm
2008年7月13日01時37分 北國新聞■富山のニュース
◎伏木港の安全性や利便性向上 北防波堤の延伸事業が起工 高岡で式典

くす玉割りで工事の無事を祈る関係者=高岡市の伏木万葉ふ頭

 伏木外港北防波堤の延伸事業の起工式は十二日、高岡市の伏木万葉ふ頭で行われ、関係者約百人が港内の安全性や利便性向上による地域産業活性化に期待を寄せた。

 事業では千五百メートルの北防波堤を二〇一一(平成二十三)年度までに、小矢部川河口側に百五十メートル延ばす。伏木外港では富山湾特有の寄り回り波や、厳しい冬季の風波で荷役作業に支障が出ている。延伸により港内の静穏度が確保され、入港船舶の安全性や定時制、荷役作業の効率化が期待される。総事業費は約三十億円。

 式では国交省北陸地方整備局の吉野清文局長が「東海北陸自動車道の開通効果を生かし、環日本海時代をけん引する港になることを期待したい」と式辞を述べた。須野原豊国交省港湾局長があいさつ、萩山教嚴衆院議員、河合常則参院議員、知事代理の齋田道男副知事、四方正治県議会議長、橘慶一郎高岡市長が祝辞を述べた。

 工事現場で作業船から基礎石が投入された後、関係者によるくす玉割りで工事の無事を祈った。

 北防波堤は二月の高波で最大十二メートル移動したが、北陸地方整備局では来年度までに復旧させる方針。延伸部分についても寄り回り波に対応できる構造であることを確認している。

356とはずがたり:2008/08/23(土) 21:37:55

一斉休業:コンテナ業者…原油高騰による窮状訴え 神戸
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080824k0000m040085000c.html

 阪神港(大阪・神戸・尼崎西宮芦屋3港)からのコンテナを陸送する275業者でつくる「阪神海上コンテナ協議会」(神戸市中央区)は、原油価格高騰による窮状を訴えるため、23日正午から24時間の一斉休業に入った。神戸市中央区の繁華街では、コンテナのけん引車両約600台が「もうあかん! 燃料高騰」の幕を掲げてデモ行進した。

 デモに先立ち同区内で開いた決起集会には、従業員ら約400人が参加。燃料価格の上昇分を運賃に上乗せする特別付加運賃(サーチャージ)の法制化などを求めた。

毎日新聞 2008年8月23日 21時19分

357とはずがたり:2008/08/24(日) 03:46:54
東広島市として広域合併した為に受け皿となり得たか?

広島県が安芸津港を移管へ
'08/8/19
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808190054.html

 広島県は18日、東広島市安芸津町の地方港湾・安芸津港の港湾施設や管理権限のすべてを2009年度から市に移譲すると発表した。都道府県が持つ港湾の管理権限を市町村に移すのは全国で初めて。市議会、県議会の議決を経て、来年4月1日付で移譲する。

 市は、約400ヘクタールの近海水域を含む港湾区域の管理権限を得るとともに、陸地部分2.9ヘクタールと県が整備した防波堤やフェリー待合所、荷さばき場など14施設を無償で譲り受ける。独自の裁量で港湾内に新たな施設を整備できるようになり、一帯を旅客施設が並ぶ「商港区」や係留施設を備えた「マリーナ港区」などに地区指定する権限も持つ。

 県と折半していた施設使用料収入がすべて入る一方、災害復旧や維持補修の責任と負担が増える。管理経費は、国から配分される地方交付税の算定基準に組み込まれる。

 地域に利用が限定された地方港湾は県内に40カ所。このうち14カ所は市町が整備し管理している。県が整備した安芸津港は、旧安芸津町が1960年から管理事務を代行。今月1日にあった東広島市との協議で、県分権改革推進計画に基づく移譲に合意した。

358名無しさん:2008/09/06(土) 00:28:56
伏木富山港―極東ロシア コンテナ航路を増便

 伏木富山港と極東ロシアを結ぶコンテナ航路が、10月10日から、月1便から2便に増便される。運航船総代理店「トランスロシアエージェンシージャパン」(東京)の前田昌巳社長が3日、石井知事に増便を伝えた。県立地通商課は「伏木富山港の利便性が上がり、集荷力の向上につながる」と期待している。
 増便されるのは、商船三井(東京)とFESCO(極東海運、モスクワ)社が共同運航する「プリモーリエ丸」。コンテナ取り扱いは極東ロシア最大のボストーチヌイ、ウラジオストクから伏木富山港に至り、神戸、横浜港などに寄港する。同航路は、ソ連崩壊後で景気が低迷していた1992年、月1便に減便されて以来、16年ぶりの複数便運航となる。
 前田社長は「日本からロシアへの輸出品は主に自動車部品。シベリア鉄道の輸送量が増えており、日本海航路の伸びが見込める」と増便の理由を説明した。
 県立地通商課によると、現在、伏木富山港の国際定期コンテナ便は月33便で、これが34便となる。昨年の同港のコンテナ取扱量は約6万3000TEU(20フィートコンテナ換算)で、新潟港(約16万3000TEU)に水を開けられていた

http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub1/keizai/ho_s1_08090501.htm

360名無しさん:2008/09/06(土) 01:57:06
環日本海に複合輸送網 国交省概算要求、伏木富山港が検討対象

 国土交通省は二十七日、平成二十一年度予算の概算要求を発表し、県などが進めてきた環日本海の物流輸送網整備に向けて、コンテナ船や鉄道、トラックなどの輸送機関を組み合わせた複合一貫輸送網の構築を重点事業に挙げた。新潟港などとともに伏木富山港が検討対象港に挙がっており、ロシアを横断するシベリア鉄道などを活用した環日本海圏の新たな海上輸送ネットワークを検討する。 中国や韓国、ロシアの著しい経済成長に伴い、日本海側の貨物扱い量は年々増えている。伏木富山港も国際コンテナの増加率は過去十年で8・8パーセントと、全国の4・7パーセントを大きく上回る。国内企業の対岸諸国進出も従来の中国に加え、ロシアでも活発化。トヨタ自動車が昨年十二月にサンクトペテルブルクに組立工場を開設し、日産自動車、スズキも二十一年の稼働を目指すなど、輸送需要の増大が見込まれている。 ロシア西部に荷物を送る場合、太平洋側の港からスエズ運河を経由する海上ルートより、伏木富山港からシベリア鉄道を使った大陸横断ルートのシベリア・ランド・ブリッジが十日前後早く着き、輸送時間の短縮効果が大きい。県は、東海北陸自動車道の全線開通による中京方面からの物流量増大をにらみ、月一便運航のロシア向け定期コンテナ船の増便を働き掛けるなど、環日本海の輸送ネットワーク充実に努めてきた。 国交省では、日本とロシアや韓国、中国間の荷物を対象に複合一貫輸送網を検討する。シベリア鉄道の活用や対岸諸国と伏木富山港など日本海側各港を結ぶ国際フェリーの定期航路なども議論する。同省港湾局計画課は「日本海側の地域活性化につながる複合一貫輸送網を構築したい」と話し、今後、具体的な検討内容をまとめる。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080828/14625.html

361名無しさん:2008/09/06(土) 15:39:46
工作機械大手メーカーも愛知に集まってて、トヨタ・日産の自動車メーカーに続いて、
産業ロボット・工作機械メーカーがこれからどういう動きをしてくるかが興味深い。
森精機もシベリア鉄道経由を検討してるとの報道。

もちろん、ロシア向けコンテナ航路の複数便化は富山県内の、
工作機械・産業ロボットメーカーにとっても追い風なのは確実。

362名無しさん:2008/09/13(土) 08:25:26
「RORO船」が初就航 週1回、舞鶴−ロシアを結ぶ

ロシアへの中古車輸出が好調な舞鶴港(舞鶴市)に、自動車を自走させクレーンなしで積み込める貨物船「RORO船(ろ−ろ−せん)」が初めて就航し、12日に積み込み作業があった。同船は週1回、舞鶴−ロシアを結ぶ予定。
広島県の汽船会社の運航で約4、500トンの小型船。約250台積める。従来の貨物船の場合、車はクレーンで甲板などに運んでおり、航行中に海水がかかる場合もあったというが、RORO船は船内に積みこんだ状態で輸送できる。
中国、北朝鮮に近い沿海地方のスラビャンカ港を中心に、中古車専用船として週一往復する。2007年、舞鶴からロシアへの中古車輸出は、約2万5000台だった。
この日は舞鶴港振興会など地元関係者が、韓国人の鄭絖允船長を訪問。花束を贈呈し、今村正平・府港湾事務所長が「今後の定期的な運航を期待しています」とあいさつした。
同船は約240台を積み、同日夕方に出港した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080912-00000033-kyt-l26

363荷主研究者:2008/09/15(月) 23:48:55

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807120085.html
'08/7/12 中国新聞
広島―釜山にフェリー就航へ
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 広島県は11日、広島港(広島市南区)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーが本年度中に就航する見通しになったと発表した。準備を進めていた世昌(セチャン)海運(韓国・済州市、崔永子=チェヨンジャ=代表理事)から、「韓国政府の免許を9日に得た」との連絡が空港港湾部に入った。同航路の復活は2005年8月以来となる。

 空港港湾部によると、就航を予定するのは世昌海運が所有する8091トンのフェリーで、現在は中国山東省―韓国間を運航している。旅客定員は834人、貨物の最大積載量は20フィートコンテナ換算で120個。広島港―釜山港間を週3往復する見通しという。

 同社は就航に向け、広島市を拠点とする中国、四国地方の観光ルートの開拓や、貨物輸送の顧客確保に乗り出す方針。近く広島市内に常駐予定の李英三(リーユンサム)常務理事は「広島が持つポテンシャルは高い。少なくとも3年は赤字を我慢し、その後の収益につなげていく覚悟」としている。

364荷主研究者:2008/09/16(火) 00:57:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807260012.html
'08/7/26 中国新聞
露の定期貨物船が浜田に到着
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 日本からの中古車輸出が好調な浜田港とロシア・ウラジオストク港間に、ロシア最大手の船会社「フェスコ」が参入した。フェリー型の大型貨物船「ローロー船」を投入し、25日、第1便が浜田港に入港した。当面、月2回程度寄港し、定期便化を目指す。ロシア国内に運送ネットワークを持つ同社の参入により、車以外の貿易拡大へ期待が高まっている。

 同日は中古車350台と青果物や自動車部品が入ったコンテナ3本、石州瓦などを積み込んだ。26日に岸壁で航路開設記念式をした後、出港する。

【写真説明】浜田港で中古車を積み込むフェスコニコライ号

365とはずがたり:2008/09/20(土) 11:54:52
秋田港コンテナターミナル整備へ調査費 県、12月補正に
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080920b

 県は19日、秋田港外港地区の国際コンテナターミナルの実施設計に向けた調査費を12月定例県議会の一般会計補正予算案に盛り込む方針を明らかにした。寺田典城知事は「早急に整備が必要な施設については、来年度からの事業化に向けて取り組む」とし、環日本海シーアンドレール構想の早期実現に取り組む姿勢を示した。9月定例県議会の一般質問で、知事が中泉松司氏(自民)の質問に答えた。

 県は、コンテナヤードの手狭さの解消と荷役作業を効率化することで港の物流拠点機能を強化するため、外港地区の国際コンテナターミナルの拡大整備に向けた基本計画を年内をめどに策定する。

 さらに、秋田臨海鉄道北線の秋田北港駅から、コンテナターミナルまでの線路延伸の可能性とルート設定、コンテナ積み替え施設の機能や規模の調査なども行っており、年内に延伸ルートが決定される見通しとなっている。

 県は、これらの調査を踏まえ、国際コンテナターミナルの実施設計に向けた測量や地質調査などの費用を計上する方針。早急な整備が必要な施設は、来年度からの事業化に向けて取り組むことになる。鉄道の延伸について寺田知事は「整備手法や関連施設との調整に時間を要することから、既存施設の活用についても検討する」とした。
(2008/09/20 10:03 更新)

366名無しさん:2008/09/28(日) 12:54:26
岐路に立つ酒田港 航路、便数…… 魅力を模索
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1221269820187_02/news/20080913-OYT8T00248.htm

「酒田―釜山航路を、週1便に減らしたい」

今年2月、従来週2便あった定期コンテナ航路の減便発表が県庁担当者に入った。運航会社(本社・韓国)の配船都合からだが、1か月前には釜山から中国・上海への延伸が決まったばかり。県港湾事務所の加藤令一所長は、「利便性が向上し、酒田港を売り込むチャンスだったのに……」と話す。

加えて、水面下で求められる荷数増のプレッシャーも関係者を焦らせる。当時の県庁担当者は、「東京の代理店を通じ、運航会社から『現在7000個の荷物を1万個に増やせないか』と要望された。同規模の港から撤退しているケースもあり、さらに荷物を増やす努力が必要だ」と明かす。

2007年の酒田―釜山航路の貨物取扱量は、輸出入合わせて7052個(20フィートコンテナ換算)。秋田港の約3万個、新潟港の約11万個などに大きく差をつけられている。理由は何か。背後圏の人口は違うが、酒田港の場合、秋田港で約8割、新潟港で約5割を占める自県内企業による港湾利用が、2割にとどまっているためだ。

東北地方整備局が実施した「輸出入コンテナ貨物流動調査」(03年=最新)によると、県内企業が扱う輸出入コンテナのうち、酒田港を利用した荷物は22・1%で、残りは他県へ流出。県港湾事務所・加藤所長は、「最も大きな流出先の京浜などの港は、航路網の発達に加え、便数が多く、輸送単価が安く済む」と分析する。

打開の切り札として期待された上海延伸だが、8月末現在、再び週2便となるめどは立っていない。「粘り強く復活を働きかけていくしかない。釜山便が減って利便性が下がり、さらに荷物が集まらなくなる悪循環は避けたいが……」(加藤所長)。多様な航路網と便数を擁する他県に対し、どう魅力付けを図り、輸送量を増加させることができるか、関係者の手腕が問われている。

(2008年9月13日 読売新聞)

367とはずがたり:2008/09/28(日) 13:35:33
>>366
秋田も色々頑張ってますし,新潟・酒田・秋田と激戦ですよね。
秋田港はTDKが金沢港はコマツが利用して支援しようという動きもあったかと思いますが酒田はそういう地場企業の立地が弱いでしょうかね。
あの辺いくと造成された侭空き地の広大な工業用地が目につきますし。。

368荷主研究者:2008/09/28(日) 21:17:15

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/108793.html?_nva=160
2008年08/02 11:35 北海道新聞
移転の苫小牧港新国際ターミナル 釜山港から第一船が接岸

東港区に移転し、コンテナの積み降ろしが始まった苫小牧港の新しい国際コンテナターミナル

 【苫小牧】貿易船の貨物コンテナを積み降ろしする苫小牧港の国際コンテナターミナルが二日、西港区から東港区に全面移転し、午前七時半、第一船が接岸した。

 新ターミナルは、従来の西港区から約十三キロ東に造成中で、全面供用開始は二〇一二年度。整備完了時に岸壁は六百三十メートル、コンテナの保管場所は約二十七ヘクタールでほぼ二倍になる。岸壁延長で一度に横付けできる船が二隻に増え、入港待ち時間の解消を図る。総事業費は約四百六十億円。

 この日は、食品や雑貨などのコンテナ約四百個を積んだ韓国・釜山港からのトライアンフ(パナマ船籍)が入港。歓迎セレモニーの後、積み降ろし作業が始まった。

 世界的なコンテナ輸送の急増で、道内の国際コンテナの八割を扱う旧ターミナルでは、平均十時間以上の入港待ちが常態化していた。コンテナターミナルの移転は国内では珍しい。

369名無しさん:2008/10/14(火) 22:10:48
2年目の大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ航路
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws3961

昨年三月から始まった大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ外貿コンテナ航路の今年度八月までの実績が、昨年同期比で貨物量が約八割にとどまっていることが大船渡市のまとめで分かった。今年度は燃料費高騰による影響で、これまで週一便ぺースだった寄港数がほぼ半減。市側では安定的な寄港に向けて調整を続けている半面、市議会などからは今後の見通しに厳しい指摘も寄せられている。
今年度八月までの実績は、二十五、二十六の両日に開かれた市議会決算審査特別委員会の場で市側から説明された。八月まで五カ月間の実績は荷物が入った状態の実入りで四百十八TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個)。前年度は八月までで五百七TEUで、取扱実績は約八割にとどまっている。
今年度の大船渡港への寄港便数は十便で、昨年同期に比べて八便少ない。昨年度はほぼ週一便で訪れていたが、今年は一カ月に二便のぺースとなり、半減した形となっている。今年度は寄港のない週などには仙台港にコンテナを移す「陸送」も約四十TEUあった点も明らかになった。
市側では、今年四月に今年度の取扱実績目標を三千TEUと公表。初年度だった昨年は九月以降も大船渡港の特徴でもある冷凍水産物輸出をはじめ月間で百TEU以上の実績を残したため、今年度は目標達成だけでなく昨年度実績千六百五TEUを上回ることさえ微妙な情勢となっている。
減便の背景には、世界的な原油高による燃料費の高騰のほか、製造業の低迷や中国食品への農薬混入事件などによる貿易量の減少なども挙げられている。室井良雄港湾経済部長は「速報値では全国的な取扱実績は微増だが近隣の八戸港では10%、小名浜港でも28%の減少となっている」と説明する。
大船渡市では昨年度、船会社に対して安定運航を目的とした経費補助に約一億一千万円、コンテナ利用荷主に対する補助金として約一千万円、コンテナターミナルの運営支援として大船渡港振興協会に補助する形で約二千七百万円などを支出。「現在の状況では、(支出を)見合わせることも必要では」と、決算委員会では昨年度の支出のあり方を問う声も複数議員から寄せられた。
「どのくらいの取扱量があれば、船会社に補助をしなくてもよくなるのか」との質問にも、市側では他の船会社や他港の誘致活動に対する影響を考慮して、詳細は明らかにしていない。
こうした指摘に対し、市側ではコンテナ航路開設による昨年度の経済効果を二十億円と試算し、このうち市内にも水産業などで四億円あったことを挙げて初期投資の必要性を強調。甘竹勝郎市長は「我々沿岸都市は港湾、水産と海に力を入れなければならない。釜石港もコンテナを始めるようだが、市が中心となるようだ。大船渡港は民間が中心となることで、支出も抑えられている」と語る。
市や関係機関では引き続き、貨物量増加に力を入れる方針。今年度に入り寄港する曜日が安定していない現状もあることから、市港湾経済部では「航路を見直してもらうことで、大船渡に確実に回るよう調整を進めている。荷主側の利便性を確保したい」と話している。

2008年09月28日付 1面

370荷主研究者:2008/10/23(木) 01:14:45

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20080826201.htm
2008年8月26日03時04分 北國新聞■富山のニュース
◎RORO船「とかち」入港 定期便化の期待乗せ 伏木港、今年最多の4回寄港

貨物を積み、苫小牧港へ向け出港するRORO船「とかち」=高岡市の伏木外港万葉ふ頭

 伏木港と北海道・苫小牧港を結ぶ近海郵船物流(東京)のRORO(ロールオン・ロールオフ)船「とかち」(九千八百五十八トン)は二十五日、高岡市の伏木外港万葉ふ頭に入港した。室蘭から積んできた鋼材を下ろした後、アルミや紙製品を載せて出港した。今年は就航以来最多となる年四回の寄港が予定されており、関係者が定期便化に向け期待を寄せた。

 RORO船はトレーラーごと積み荷を運ぶ船。これまでは富山県内で集荷した貨物を中心に積載してきたが、今回、双方向の貨物輸送が実現した。県内のメーカーなどへの鋼材を伏木港で下ろした後、肥料や合金鉄など、二十トントレーラーなど五十六台(千百二十トン)の荷を載せて出港した。

 九月十五日に「とかち」、九月二十九日と十月二十日には「つるが」の寄港が決まっている。

 万葉ふ頭で行われた入港歓迎式では、伏木港海運振興会長の橘慶一郎市長が「全線開通した東海北陸自動車道と港が一帯となった物流ルートが開かれるよう努力したい」とあいさつした。

 舘勇将市議会議長、田中清夫伏木海陸運送社長が石川佳宏船長に記念品を贈呈した。

371荷主研究者:2008/10/23(木) 01:24:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808290133.html
'08/8/29 中国新聞
スマートICの実験を継続
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 国や廿日市市、西日本高速道路などでつくる協議会は、今月末で終えるとしていた山陽道宮島サービスエリア(SA)の簡易型インターチェンジ(スマートIC)の実験運用期間延長を決めた。簡易型ICの利用は好調で効果は認められるが、燃料高騰による高速道利用見合わせなど先行きが不透明になり、本格運用について今は結論が出せないと判断した。

 簡易型ICの社会実験協議会によると、3月の実験開始から今月25日までの1日平均利用は1300台超。少ない月で1000台、多い月で1600台あり、目標の840台を大幅に上回っている。

 しかし、ガソリン高騰などで高速道自体に「逆風」が吹く。西日本高速道路が管轄する高速道の1日平均利用台数(4―7月)は前年同期比1.1%の微減。協議会は「当面」実験を継続、簡易型IC利用にも影響が出るか見守ることにした。

【写真説明】今月末までだった実験運用期間が延長された宮島SAの簡易型IC

372荷主研究者:2008/10/23(木) 01:26:41
>>371 貼り付け間違えた!

374荷主研究者:2008/10/23(木) 01:28:31

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809010038.html
'08/9/1 中国新聞
多度津フェリー廃止惜しむ声
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 福山市と香川県多度津町を結ぶフェリー航路が31日廃止され、30年の歴史に幕を下ろした。広島県が管理する福山市新涯町の福山港フェリーターミナルに就航する唯一の旅客航路だっただけに、利用者から名残惜しむ声が相次いだ。

 片道39.2キロを1時間45分で運航する「おれんじぷりんせす」(695トン)は通常通り4.5往復し、役目を終えた。港では最後の姿をカメラに納める光景が見られた。

 福山―多度津航路は1978年、同ターミナル使用開始と同時に就航。瀬戸大橋が開通した88年から福山多度津フェリー(現せとうち物流)が継いだ。ピークは初年の88年度で24万8600人、10万6400台。瀬戸大橋との競合が激しく2007年度は4万3000人、3万5600台まで落ち込み、燃料高騰が決定打に。

 夫婦で四国旅行を計画した下松市の会社員小川浄さん(57)は「多島美を楽しめる瀬戸内海の航路が次々と消えるのは寂しい」と惜しんだ。

【写真説明】福山―多度津航路が廃止され、旅客航路が無くなった福山港フェリーターミナル。右奥が「おれんじぷりんせす」

375荷主研究者:2008/10/23(木) 01:30:40
高規格な道路なのだろうが、片側1車線なのか…
>片側1車線で工場地帯は一部地下を通る予定

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809040022.html
'08/9/4 中国新聞
岩国港臨港道路が本格着工へ
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 中国地方整備局は、岩国港内の3カ所の埠頭(ふとう)を結ぶ臨港道路の建設に今月から本格的に着手する。2006年の着工を予定していたが、用地買収の難航などで工期を大幅に変更。当初より7年遅れの17年までの完成を目指す。

 臨港道路は、港内の装束、新港、室の木の各埠頭を結ぶ2.9キロ。片側1車線で工場地帯は一部地下を通る予定。総事業費は約150億円。交通量は1日約8000台を見込む。

 岩国港は国道2号に近く、周辺には日本製紙や新日本石油精製などの工場が集積。埠頭や工場を行き交うトラックなどで慢性的に渋滞している。国道2号に並行する道路が完成すれば、渋滞緩和などが期待できるという。

【写真説明】岩国港臨港道路の完成予想図(中国地方整備局提供)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809050008.html
'08/9/5 中国新聞
岩国港臨港道路が本格着工
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 中国地方整備局は、岩国港内の3カ所の埠頭(ふとう)を結ぶ臨港道路の建設に今月から本格的に着手する。2006年の着工を予定していたが、用地買収の難航などで工期を大幅に変更。当初より7年遅れの17年までの完成を目指す。

 臨港道路は、港内の装束、新港、室の木の各埠頭を結ぶ2.9キロ。片側1車線で工場地帯は一部地下を通る予定。総事業費は約150億円。交通量は1日約8000台を見込む。

 岩国港は国道2号に近く、周辺には日本製紙や新日本石油精製などの工場が集積。埠頭や工場を行き交うトラックなどで慢性的に渋滞している。国道2号に並行する道路が完成すれば、渋滞緩和などが期待できるという。

 7日には、新港町の岩国港ポートビルそばで着工式典を開く。整備局岩国港事務所は「今後は工事が完了した区間ごとに部分開通したい」としている。

376名無しさん:2008/10/28(火) 23:24:35
金沢―釜山フェリー休止 就航から4カ月余 燃料高で今月末 (北國新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20081028002.htm

東日本フェリー(函館市)は二十八日、金沢―釜山(韓国)間で週一便運航する国際定期フェリーを、今月末で休止する方針を決めた。燃油高騰などで経営環境が急激に悪化したためとみられる。金沢と釜山を結ぶ初のフェリーとして期待されていたいたものの、就航からわずか四カ月余で休止を迫られる結果となった。

二十八日に金沢港に入港し、二十九日に出港する便が最終便となる。同社は貨物の見込みが立った時点で再開を目指す意向だが、誘致に動いた石川県や金沢港振興協会など港湾関係者への波紋は大きいとみられる。

金沢―釜山航路は、六月十七日に金沢港に初就航。旅客については就航三便目が一ケタの人数であったが、今月十四日の金沢港入港便は二百二十二人、十五日の出港便は二百六人を数え、先週までの計十八往復で約三千人の旅客となり、徐々に誘客効果が出て来ていた。

しかし、東日本フェリーは燃油高騰の影響などから、関係者によると会社全体で赤字が今期五十億円近くに膨らむ見通しとなり、北海道と青森県を結ぶ三航路(函館―青森、函館―大間、室蘭―青森)のフェリー運航事業について十一月末での撤退を表明。見直しの一環として、貨物の集荷も伸び悩む金沢―釜山が一時休止となった

379荷主研究者:2008/11/09(日) 22:39:53
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080905t22035.htm
2008年09月05日金曜日 河北新報
東日本フェリー、青函など3航路撤退 高速船も休止

 東日本フェリー(北海道函館市)が、原油高騰の影響で大幅な赤字が見込まれる函館―青森、函館―大間、室蘭―青森の3航路から、11月末で撤退することが4日、分かった。函館―青森で昨年9月と今年5月に導入した高速フェリー「ナッチャンRera(レラ)」「ナッチャンWorld(ワールド)」の2隻については10月中旬にも運航を休止し、売却やリースを検討している。

 同社の古閑信二社長が4日までに、撤退の方針を青森市をはじめとする関係自治体などに伝えた。

 同社と親会社のリベラホールディングス(広島県呉市)によると、函館―青森は、リベラのグループ会社、道南自動車フェリー(函館市)が在来のフェリー2隻を引き継いで運航する。

 函館―大間と室蘭―青森については、地元自治体から十分な支援が受けられる場合、道南自動車フェリーが引き継ぐ可能性もあるという。

 3航路では現在、1日当たり計26往復を運航しているが、本年度は総額60億円近い赤字を見込む。東日本フェリーは「3航路の利用客は高速船導入の効果もあり、前年を上回るペースで伸びているが、燃料の高騰分を吸収できない」と説明している。

 撤退後、同社の経営は、金沢―釜山(韓国)の旅客定期航路の運航と、商船三井フェリー(東京)が運航する大洗―苫小牧、川崎近海汽船(同)が運航する八戸―苫小牧の両フェリー航路への船舶賃貸業に絞られる。

 東日本フェリーは2003年、経営に行き詰まり、会社更生法の適用を申請。リベラホールディングス(当時リベラ)に吸収合併され、06年に新会社として営業再開した。


http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080905t22014.htm
2008年09月05日金曜日 河北新報
「大間が行き止まりに…」東日本フェリー撤退

 東日本フェリーが青森県と北海道を結ぶフェリー3航路から撤退することが明らかになった4日、生活の足として利用してきた人々に大きな衝撃が走った。本州最北端・青森県大間町は船の老朽化を踏まえ、航路存続に向けた交渉を会社側と始めたばかり。航路は2010年度の東北新幹線新青森駅開業で観光の目玉としても期待されており、観光関係者にも困惑が広がった。

 大間町には4日午後、東日本フェリーの大間支店長が訪れ、大間―函館航路から撤退の方針を伝えた。金沢満春町長は「燃油高騰で経営が厳しいとは聞いていたが、減便ならともかく撤退とは…」と驚く。

 同航路は1964年に運航を開始。現在の「ばあゆ」(1,529トン)は就航から20年がたち、町は7月、航路存続に向けて会社と県を交えた協議に着手した。町民は通院、買い物などで大きく依存しており、金沢町長は「大間が行き止まりになってしまう。何としても守る」と言う。

 4日午後8時10分、大間港に入った最終便。同町の主婦(67)は函館市内への通院で利用した。「町には専門医がいない。バスはむつ市まで同じ1時間40分だけど、車に弱いので大変。青森市には3時間もかかる。フェリーは船内で休めるので助かる。なくなれば本当に困る」と訴えた。

 経済、観光面のダメージを心配する声も。JTB青森支店幹部は「高速船を使った函館1泊2日の旅行など、既に団体客の申し込みが入っている。電車の利用に振り替えるか、旅行そのものをキャンセルするか、対応を迫られる場面もあるだろう」と困惑する。

 県観光局の小笠原裕局長は「青函圏は中国など外国からの誘客にも重要な観光ルート。東北新幹線新青森駅開業を控え、今後の広域観光に期待していただけに、非常に残念だ」と語った。

380荷主研究者:2008/11/09(日) 22:44:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/114474.html?_nva=152
2008年08/29 08:14 北海道新聞
国際コンテナ船 室蘭寄港を再開 2年7カ月ぶり

室蘭港への寄港が再開された定期コンテナ船の第1便「サニー・パイン」=室蘭港崎守埠頭

 【室蘭】高麗海運(韓国)の定期国際コンテナ船が二十八日、二年七カ月ぶりに室蘭港への寄港を再開。第一便のサニー・パイン号(三、九八六トン)が崎守埠頭(ふとう)に入港した。

 室蘭への寄港は燃料費高騰や過密運航に伴うダイヤの乱れなどから二〇〇六年一月に休止された。

 しかし、今年八月に苫小牧港の国際コンテナターミナルが西港区から東港区に移転し、混雑緩和にめどが付いた。室蘭の基幹産業の鉄鋼生産が好調なことも再開への追い風となった。

 韓国・釜山−苫小牧間の航路で、月二回程度、苫小牧経由で室蘭に入港する。積み荷は新日本製鉄室蘭製鉄所で製造した特殊鋼などが中心で、室蘭港から一回当たりコンテナ約百個(二十フィート換算)分を積み込む。

381荷主研究者:2008/11/09(日) 22:52:58

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/43040?c=210
2008年8月23日 01:58 西日本新聞
産業遺産のクレーン船 「大金剛丸」稼働1世紀超 三井鉱山 現役継続へ改修検討

 大牟田市の三池港で海上作業に使われているクレーン船「大金剛丸」は、製造から100年以上たった蒸気式原動機によって働き続けている。ただ、ボイラーが老朽化しているため改修の必要性に迫られている。所有する三井鉱山は、大金剛丸が近代化産業遺産として歴史的な価値を認められていることから、日本で唯一とみられる蒸気式クレーンの原型を残す方向で検討している。

 大金剛丸は1905(明治38)年、大阪築港会社から中古で購入された。原動機に英国製を示す刻印があるものの、詳しい資料が残っていないため、船体を含め、いつ、どこで建造されたか分かっていない。三池港が08年に開港する直前に購入されていることから、当時は築港作業で活躍したとみられる。

 船体は当初木製だったが、62年に現在の鋼鉄製に更新された。長さ30メートル、幅9.75メートル、深さ2.3メートル。クレーンは石炭を燃やして作った蒸気の力で、チェーンを巻き、機材などを引き上げる仕組み。最大15トンまでつり上げることができる。ボイラーは73年に取り換えられたが、管が薄くなるなど老朽化が進んでいる。

 三井鉱山三池港物流カンパニーによると、大金剛丸は年間15日程度と出番は少ないが、小型作業船を修復のため引き上げたり、海上で機材を移動させたりする際に欠かせないという。

 同社は改修の方法として(1)ボイラーを更新して蒸気式を継続する(2)圧縮空気による動力に切り替える‐の2案を検討。蒸気式は石炭に点火してクレーンを稼働できるまで約2時間かかるなど使い勝手の悪い面もあるが、原型を維持できる。

 同社は「大きな故障もなく稼働してきた。これからも現役として活躍してほしい」としている。

=2008/08/23付 西日本新聞朝刊=

382荷主研究者:2008/11/09(日) 23:01:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809040320.html
'08/9/5 中国新聞
来月から交通船8往復を減便
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 江田島市企業局は10月から、江田島市能美町の中町港と広島市南区の宇品港を結ぶフェリーと高速船のダイヤを一元化したうえで、フェリー6往復と高速船2往復をそれぞれ減便する。原油価格の高騰に伴う経営改善計画の一環で、船員数も削減する。

 フェリーは現行の12往復から一気に半減するが、途中の高田港を始点、終点とする便はなくし、全便を中町港発着とする。高速船は最低限の減便とし、20往復を残す。フェリーは予備船を除く2隻体制を1隻体制に変更。

 また、船員数の適正化も実施。現在の20人から15人に態勢を変更し、5人分の人件費を削減する計画にしている。6月の燃料費を基準に試算すると、1年間で燃料費と人件費の削減などで1億5200万円が節減できる。

【写真説明】来月からの減便対象になった午前7時10分中町発のフェリー。途中の高田港では次々と通勤通学者らが乗り込んだ

383荷主研究者:2008/11/09(日) 23:11:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080911t52042.htm
2008年09月11日木曜日 河北新報
酒田港を物流拠点化 自動車産業集積生かす

 「山形県自動車産業物流活性化推進本部会議」(本部長・荒木由季子副知事)が10日、山形市内であり、東北地方への自動車関連産業の集積を契機に、酒田港をロシア・中国東北部向けの物流拠点としていく戦略案の枠組みを固めた。

 戦略案では、山形の企業が有する高度なものづくり技術を生かした、自動車部品の供給拠点づくりを将来展望の柱に据えた。自動車のブレーキ系統など、より高次元な部品の製造企業集積を進めて県内外の物流を活性化し、酒田港の貨物取扱量拡大につなげる構想を描いている。

 課題として、物流の増大を想定した酒田港の港湾機能の充実、国道47号など太平洋側とつなぐ道路の物流性能の向上、JR陸羽東・西線を生かした鉄道貨物輸送の可能性の検討などを挙げた。

 本部会議は、外部の専門家で組織する「自動車産業物流活性化推進会議」が11月中に提出する答申を踏まえ、年内に最終的な戦略をまとめる。今後、具体的な施策づくりも進め、新年度予算編成に反映させていく。

385荷主研究者:2008/11/10(月) 03:06:17

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080914/CK2008091402000001.html
2008年9月14日 中日新聞
多目的国際ターミナルの一部供用開始 敦賀港鞠山南地区

一部供用(点線部分)開始となった敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナル=敦賀市で、本社ヘリ「わかづる」から

 敦賀市の敦賀港鞠山(まりやま)南地区で13日、「多目的国際ターミナル」の一部供用が始まった。貨物を一時保管する埠頭(ふとう)用地が増え、5万トン級の大型貨物船の接岸も可能になった。2010年度中には全面供用が始まる。

 同港の07年度の貨物取扱量は計約1756万トンに上り、日本海側では新潟港に次いで2番目。これまでは、容器に入っていない木材や石炭などのばら積み貨物を鞠山北地区、コンテナ貨物を川崎・松栄地区の埠頭用地計28・8ヘクタールで扱っていたが、貨物が年々増えて手狭になったため、国と県が総事業費約480億円をかけ、同ターミナルの建設を進めている。

 同ターミナルの目玉は、埠頭用地25・3ヘクタールと、5万トン級の大型貨物船が入港できる水深約14メートル、延長約280メートルの岸壁。一部供用によって埠頭用地約3ヘクタールと岸壁が使えるようになり、ばら積み貨物を扱えるようになった。コンテナ貨物は大型クレーンの導入後に扱う。

テープカットで「多目的国際ターミナル」の一部供用開始を祝う関係者たち

 式典には国、県、市の関係者ら約220人が出席。西川一誠知事が「敦賀港はアジアなどとの物流拠点として栄えてきた。今後のさらなる発展を願っている」とあいさつ。テープカットや万歳三唱などをして祝った。 

 (伊藤隆平)

386荷主研究者:2008/11/16(日) 23:45:36

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000240801090001
2008年01月09日 朝日新聞
【新年企画 それは港から始まった】その7 仙台と横浜 「物流」

日夜操縦するメガ・コンテナクレーンを背にする道脇兵介さん=横浜港南本牧埠頭で
コンテナ航路の利用拡大のため、仙台港と横浜港とを行き来した山本幹さん=仙台市宮城野区で

  えんじ、青、白…。色とりどりのコンテナがターミナルに何段にも積まれひしめく。おもちゃ箱が無造作に積まれているようだ。大型クレーンが、その数十トンのコンテナを積み下ろす作業を繰り返していた。
  東北の海の玄関、仙台港。
  いまの活発な姿とは裏腹に、コンテナ航路が就航したばかりの90年当時は、ターミナルさえなく、小型クレーンで積み下ろしするだけだった。
  「何で仙台港を使ってくれないんだ」。港に面する海運会社で働く山本幹さん(55)は、出張先の横浜港でため息をついていた。当時、港からわずか十数キロ離れた工場で造られたタイヤは、仙台港ではなく、約400キロ離れた横浜港までトラックで運ばれ、輸出されていた。
  1859年の開港で、横浜は外国からの人、文化などとともに、モノの拠点となった。一方、仙台港の開港は1971(昭和46)年と、100年以上の違いがある。
  仙台港にコンテナ航路が就航すると、タイヤ原料のゴム樹液はアジア各地から直接運ばれるようになった。でも、製品の国外への運び出しは依然、横浜港からが主流だった。
  山本さんは仙台港を使う企業を増やそうと、東北各地を飛び回った。
  しかし、「横浜港に製品を運ぶ方法を決めたのは本社。従うだけ」とつれなかった。山本さんは毎月のように横浜を訪れ、「仙台から横浜まで船で運べば、物流コストはトラック輸送の半分に下がる」と、本社の担当者に利点を説明して回った。

               ◇ 

  97年、風向きが変わった。北米へのコンテナ船が仙台港に寄港するようになり、タイヤや食料品など東北を拠点とするメーカーが徐々に、仙台港を使うようになった。
  90年は約780本(20フィート換算、以下同)だったコンテナ取扱量が、06年には約16万8千本。毎年のように過去最高を塗り替えるようになった。
  「横浜港にかなわないが、国内コンテナ船の需要はまだまだ増える。仙台が地方港のモデルになるチャンスは十分ある」
  山本さんは仙台港の可能性にかけている。

               ◇

387荷主研究者:2008/11/16(日) 23:46:54
>>386 続き

  欧州、北米、中国、東南アジア……。横浜からは様々な航路が広がる。それとともに物流も増え、港の姿も変わっている。
  コンテナは68年から扱い始め、次第に船が大型化し、本数も増えた。本牧埠頭が手狭になり、大黒埠頭は自動車専用船向けに改造が続く。コンテナ専用埠頭を増やそうと、90年に南本牧埠頭の埋め立て工事が始まり、01年から使われた。
  南本牧埠頭には操縦席の高さ約50メートル、せり出すアームの長さ約63メートルという世界最大級のコンテナクレーンが5基備わる。
  90年当時、約165万本だった横浜港の取扱量は、06年には約320万本とほぼ倍増した。
  南本牧埠頭では、この年末も大型クレーンが動き、コンテナの積み下ろしが続いた。つり上げるコンテナが、強風で2メートルも揺れることもある。
  操縦歴20年、目と勘による手動操作をする道脇兵介さん(48)は「食卓にならぶエビや魚などはコンテナで運ばれている。今後、増えても減ることはないと思う。港の形もコンテナが増えるとともに変わっていくんだろうね」と言う。
  南本牧埠頭では12年度を目標に、国内初の水深20メートルの大岸壁を備えるコンテナターミナルを新設する工事も進む。

               ◇

  本牧埠頭から南に約10キロ。横浜港南部の金沢地区にあるアウトレットモールは、この正月期間も、子どもからお年寄りまで多くの人たちでにぎわった。
  高価なブランド品が安く買え、非日常の感覚も味わえるこの場所は、もとは横浜港の再開発に伴う埋め立て地だった。
  「港は物流の拠点。交通の便もよく、八景島シーパラダイスなど観光地にも近い。人と物が行き交う絶好の場所」
  企画から携わった三井不動産の下町一朗さん(42)は、こうみていた。その下町さんは今、仙台でも同じようなプロジェクトを進めている。
  仙台港のそばの仙台市宮城野区。一面畑だった再開発用地には9月の開業に向けて、約2万平方メートルのアウトレットモールの建設が進められている。
  下町さんは「横浜港も当初はイメージがつかなかった。観光地と結びつけば、仙台港でも商圏と人の流れは必ず生まれる」と語る。
  開港150年と開港40年弱。物流を基盤に発展しつつも、にぎわいの場所への付加価値を生みながら、両港の変化はまだ続く。

(岩堀滋)=おわり

  各地の港を訪ねて、横浜の街と人との物語を紹介しました。開港150周年に向け、これからも、いろいろな角度から、私たちの横浜を探っていきます。

388荷主研究者:2008/11/16(日) 23:47:53

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200809163
2008年09月16日 09時54分 福島放送
高圧ガスを11月から取扱開始/小名浜港

重要港湾・小名浜港は11月から東北の港で初めて、高圧ガスコンテナのサービスを開始する。

同港は今月、外貿コンテナ航路開設10周年を迎え、さらなる飛躍に向けて利便性の向上を図る。

いわき市に事務局を置く県小名浜港利用促進協議会が東京でポートセールスを行い、中国から高圧ガスを輸入している茨城県北茨城市の企業から要望があった。

港湾管理者の県と受け入れ態勢の協議を重ねてきた。

同協議会によると、高圧ガスはフッ素樹脂やフッ素ゴムの部材として中国から輸入され、高圧ガスコンテナを取り扱っているのは東京、横浜、千葉、清水、名古屋、大阪、神戸など国内有数の主要港だけ。

年間輸送個数は20フィートコンテナ換算で年間264個を見込んでいる。

今月26日に外貿コンテナ定期航路開設10周年の記念式典を行う。

389荷主研究者:2008/11/17(月) 00:36:04

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200810050133.html
'08/10/5 中国新聞
柳井港、大規模改修へ
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 山口県は近く、柳井港フェリー乗り場(柳井市柳井)の大規模改修に本格着手する。乗り場沖を埋め立て、老朽化したフェリーターミナル「県営柳井ポートビル」を移転新築するほか、時季によって不足する駐車場の拡大を図るという。2013年度の完成を目指している。

 切符売り場や売店がある現在の県営柳井ポートビル(鉄筋2階建て、延べ約750平方メートル)は完成から約40年が経過している。計画では、乗り場沖約8500平方メートルを埋め立て、その一部にバリアフリー化したポートビルを建てる。

 駐車場は現在、約50台のスペースがあるが、帰省シーズンなどは車両が周辺の道路などにあふれることもある。このため約120台が止められるよう拡大する。

 埋め立て地の沖には約1500平方メートルの浮桟橋を設け、3つある桟橋を1つに集約。歩行者専用の渡橋を造る。

【写真説明】山口県が改修を計画している柳井港のフェリー乗り場。手前の海を埋め立てる

390荷主研究者:2008/11/17(月) 02:42:19
>>106-107 >>299 >>326 >>385

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20081112/CK2008111202000014.html
2008年11月12日 中日新聞
敦賀港、東洋紡利用でコンテナ量増 

敦賀港の利用促進への意気込みを語る西川一誠知事(左)。右2人は東洋紡の関係者=敦賀市川崎町の敦賀港で

 素材メーカー東洋紡の敦賀事業所(敦賀市東洋町)が本年度から敦賀港の利用を本格化させ、港のコンテナ取扱量が増加している。11日には県や市などの関係者が港で団結式を行い、港の利用促進に向け結束して取り組むことを確認した。

 敦賀事業所は、液晶画面のポリエステルフィルムや自動車用繊維資材の原糸などを製造し、製品は陸送後、主に大阪、神戸両港から輸出。原材料となる樹脂も両港で輸入し、事業所に搬送してきた。

 しかし敦賀港を利用すれば、敦賀事業所との陸送の距離が大幅に減り、コストや二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつながるため4月から敦賀港へと利用をシフトし始めた。港の利用促進で、敦賀経済の発展にも貢献できると考えた。

 県や市、県内の運送会社などで構成する敦賀港貿易振興会によると、東洋紡の敦賀港でのコンテナ取扱量は、昨年は年間約300TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個換算)だったが、今年は10月末現在で約450TEUに増加。今後も取り扱いは増える見込みでこの増加分などでコンテナの総取扱量が昨年を上回れば、6年ぶりに総取扱量が増加することになる。

 団結式は同振興会が主催して、コンテナ置き場で開き、西川一誠知事や河瀬一治市長、東洋紡の八丸公彦代表取締役専務執行役員ら約50人が出席。西川知事は東洋紡の動きにふれながら、「敦賀市と協力して今後もポートセールスに力を入れ、企業のニーズに応えられるようにしたい」とあいさつ。八丸役員も今後の利用計画などを述べ、出席者らで利用増に向けて連携して取り組んでいくことを確認した。

 (伊藤隆平)

391荷主研究者:2008/11/24(月) 00:09:54

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/54033
2008年10月17日 01:29 西日本新聞
人工島の新コンテナターミナル 環境配慮型クレーン導入 港湾で九州初 CO2排出50%削減

 福岡市の第3セクター・博多港ふ頭は、20日に一部供用が始まる人工島(東区)の新国際コンテナターミナルの開設に合わせ、環境に配慮したハイブリッド型の「トランスファクレーン」2台を導入する。同クレーンは、コンテナをトラックに積み降ろしする際に使用するもので、ハイブリッド型を港湾に導入するのは九州初という。16日は新ターミナルの安全祈願祭が行われた。

 同社によると、今回導入する2台は高さ約21メートル。コンテナを降ろす際のエネルギーを蓄電池に蓄え、電力とディーゼルエンジンを組み合わせて稼働する。ディーゼルエンジンのみの同型機に比べ、燃費が最大50%向上、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量も最大50%削減できるという。

 同社経営計画課は「ハイブリッド型導入は国内3カ所目。経費節減と環境への貢献が同時に実現できる」と話している。

 新ターミナルは、国際水準とされる水深15メートルの岸壁を持ち、博多港への6万トン超級の大型コンテナ船の着岸が容易になる。市と国が整備を計画している面積約19ヘクタールのうち、今回は約3分の1の運用を開始する。

=2008/10/17付 西日本新聞朝刊=

392とはずがたり:2008/11/29(土) 18:51:20
日韓フェリー:無期限運休のモジライン再開「時期の予測、難しい」−−北九州 /福岡
11月20日15時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000200-mailo-l40

 ◇議会委で説明
 韓国・釜山港と門司港を結ぶ国際フェリー定期便「MOJI LINE」(モジライン、定員542人)の無期限運休問題で、北九州市は19日の市議会経済港湾委員会で再開の時期を問われ「予測が難しい」と述べた。野依謙介議員(共産)の質問に答えた。
 市港湾空港局によると、運航会社のC&クルーズ社(釜山市)は再開に向けた取り組みを進めているという。運休理由として、世界的な金融不安に伴うウォン安で同社が属する企業集団「C&グループ」が資金難に直面していることなどを挙げた。また、同社がグループから離れて運営できるよう投資会社への持ち株譲渡に向け交渉中という連絡を受けたことも明らかにした。
 さらに同社が入港料と岸壁使用料の計1166万円が未納である点には「同社の代理船舶業者に督促している」と説明した。
 一方、投資会社の社名や譲渡時期、再開のめどについては「(関係者が)ぎりぎりの話をしているところ。予測は難しい」などと述べるにとどめた。【平元英治】
〔北九州版〕

11月20日朝刊
最終更新:11月20日15時1分

393荷主研究者:2008/11/30(日) 23:23:07

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20081028002.htm
2008年10月28日16時15分更新 北國新聞■石川のニュース
◎金沢―釜山フェリー休止 就航から4カ月余 燃料高で今月末

 東日本フェリー(函館市)は二十八日、金沢―釜山(韓国)間で週一便運航する国際定期フェリーを、今月末で休止する方針を決めた。燃油高騰などで経営環境が急激に悪化したためとみられる。金沢と釜山を結ぶ初のフェリーとして期待されていたいたものの、就航からわずか四カ月余で休止を迫られる結果となった。

 二十八日に金沢港に入港し、二十九日に出港する便が最終便となる。同社は貨物の見込みが立った時点で再開を目指す意向だが、誘致に動いた石川県や金沢港振興協会など港湾関係者への波紋は大きいとみられる。

 金沢―釜山航路は、六月十七日に金沢港に初就航。旅客については就航三便目が一ケタの人数であったが、今月十四日の金沢港入港便は二百二十二人、十五日の出港便は二百六人を数え、先週までの計十八往復で約三千人の旅客となり、徐々に誘客効果が出て来ていた。

 しかし、東日本フェリーは燃油高騰の影響などから、関係者によると会社全体で赤字が今期五十億円近くに膨らむ見通しとなり、北海道と青森県を結ぶ三航路(函館―青森、函館―大間、室蘭―青森)のフェリー運航事業について十一月末での撤退を表明。見直しの一環として、貨物の集荷も伸び悩む金沢―釜山が一時休止となった。

395千葉9区:2008/12/03(水) 22:24:31
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20081203/CK2008120302000037.html?ref=rank
スーパー中枢港湾・名港さらに進化
2008年12月3日

名古屋港飛島埠頭南側に完成し第1船が入港したコンテナターミナル第2バース(手前)=飛島村で本社ヘリ「あさづる」から


 国のスーパー中枢港湾として整備されている名古屋港飛島埠(ふ)頭南側コンテナターミナル(飛島村)で、第2バース(岸壁350メートル)が完成した。世界最大級のコンテナ船にも対応でき、国内港湾で初となるコンテナ無人搬送台車(AGV)を備えた最先端の施設で、2日に最初の船が接岸した。 (赤川肇)

 第2バースは2005年12月に運用が始まった第1の西隣に、同ターミナルを運営する飛島コンテナ埠頭と国が総工費約370億円をかけて開設した。AGVは、船に積み降ろしする3機のガントリークレーンと保管ヤードとの間を自動制御で往復し、荷役作業が従来の有人トレーラーより最大1・4倍速まるとの試算もある。

 同ターミナルの07年の国際コンテナ取扱量は32万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個分)と名港全体の12%で、北米、欧州への自動車・機械部品が約6割を占める。第1と第2を合わせた年間取り扱い能力は75万TEUで、国の港湾計画にある第3バースができれば110万TEUに上るという。

 関係者を招いての見学会で、同社の内山人司社長は「安全化や効率化に大きく貢献する。一歩先んじた玄関口として中部圏企業に関与したい」と述べた。

396荷主研究者:2008/12/21(日) 23:23:26
>>379
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/20081101t22026.htm
2008年11月01日土曜日 河北新報
さらば平成の青函連絡船 就航1年余で幕

「ナッチャンWorld」の最後の姿を収めようと、愛好家たちがレンズを向けた=31日午後7時20分ごろ

 青森市と北海道函館市を結ぶ高速フェリー「ナッチャンRera(レラ)」と「ナッチャンWorld(ワールド)」の2隻が31日、最後の航海を終えた。燃油高騰で採算が合わず、東日本フェリー(函館市)が撤退を決めた。延べ約40万人が利用した「平成の青函連絡船」は就航から1年2カ月で姿を消した。

 31日午後7時半、青森側の最終便の「ワールド」が青森港高速船専用のターミナルを出港した。乗客は定員774人に対し、190人。岸壁には愛好家らがカメラなどを手に集まった。

 華やかなデビュー時と一転し、最後のセレモニーもなかった。「地域に迷惑をかける形で廃止するので、粛々と最後を迎えるのが妥当と判断した」(同社)という。

 最終便に搭乗した青森市の主婦小沼真登香さん(30)は「最後と聞き、函館へ遊びに行く記念に乗った。減便などの手を使って何とか残してほしかった」と語った。

 2隻は売却かリースされるが、岸壁使用契約が来年3月末まで残っており、当面は函館港と青森港に係留する。従来船2隻は12月、道南自動車フェリー(函館市)に引き継がれる。

 レラは昨年9月、ワールドは今年5月に就航。時速67キロで航行し、運航時間を従来の3時間50分から2時間まで短縮した。当初は人気を集めたが、燃油高騰で運賃引き上げに追い込まれ、客足が低迷した。

397荷主研究者:2008/12/21(日) 23:42:39

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20081103101.htm
2008年11月3日03時01分更新 北國新聞■石川のニュース
◎国際物流拠点へ出航 金沢港多目的ターミナル 大水深岸壁が暫定供用

テープカットで供用を祝う関係者=金沢港大浜埠頭

 金沢港多目的国際ターミナルの供用式典は二日、大浜埠頭(ふとう)で行われた。国と石川県が大浜地区で整備していた大水深岸壁が水深一二メートルで暫定供用され、国際物流拠点化へ新たなスタートを切った。谷本正憲知事は「日本海側の国際物流拠点港としての出発点だ」と述べ、日本海側初となる中東向けの定期航路開設や港湾活用型企業の誘致、積極的なポートセールスへ改めて意欲を示した。

 供用式典には約百六十人が出席。吉野清文北陸地方整備局長、谷本知事のあいさつに続き、森喜朗元首相が「金沢はシベリア鉄道を利用した日欧の物流ラインの起点となる」と期待を込めた。

 馳浩、北村茂男両衆院議員、岡田直樹国土交通政務官、紐野義昭県議会議長、山出保金沢市長、深山彬金沢港振興協会長、澁谷弘利県鉄工機電協会長が順に祝辞を述べ、荷主を代表してコマツ(東京)の野路國夫社長があいさつした。

 埠頭では中東へ向かう大型貨物船「ポジティブ・パイオニア号」(総トン数・四三、八一〇トン)が接岸。テープカットに続き、同船にコマツ粟津工場で製造された建設機械が載せられ、下沢佳充県議会土木企業委員長の発声で万歳三唱し、供用を祝った。

 ポ号は同日、金沢港を出港、国内の港を回り、アラブ首長国連邦へ向かう。ポ号を所有するイースタン・カーライナー(東京)は金沢港と中東、東南アジアを結ぶ航路の定期化を検討する。

 多目的国際ターミナルは二〇〇六(平成十八)年七月に着工、大水深岸壁、臨港道路、浚渫(しゅんせつ)土砂埋立護岸整備などで総事業費は約二百億円。大水深岸壁は二〇一五年の水深一三メートル完成を目指す。県は金沢港の四つの埠頭で、国際物流、コンテナ、フェリー、客船といった役割分担を図り、港湾機能を高める。

 コマツは金沢港の活用に向けたプロジェクトチーム(PT)を発足させた。多目的国際ターミナルの供用式典で野路社長が明らかにした。式典後、野路社長は記者団に対し「それぞれの企業がばらばらの対応では活用は難しい」と述べ、PTを中心に北陸三県のメーカーと出荷時期を調整する組織を発足させる考えを示した。

 複数社で航路・便数を調整し、出荷の効率化を図ることで、金沢港の国際定期航路開設を後押しする。

 また、式典で野路社長は粟津工場で製造する建設機械の八割が海外向けとなる見込みを示したほか、大浜地区の金沢第一工場では年間百台の大型プレス機械を製造、粟崎地区で建設中の第二工場については、超大型油圧ショベルの生産を順次、拡大するとした。

398荷主研究者:2008/12/28(日) 23:08:34

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20081106/CK2008110602000035.html
2008年11月6日 中日新聞
ロシア航路調査が本格化 9−16日、敦賀市が再び現地へ

コンテナ貨物が仮置きされた敦賀港。空いたスペースも目立つ=敦賀市川崎町で

 敦賀市の敦賀港とロシア東部のトロイツア港(ザルビノ港)間の航路開通計画で、市が海外での調査活動を本格化させ始めた。9−16日には市の調査団がトロイツア港近くの中国東北部に出向き、現地の自治体や日系企業の関係者と面談して需要動向を把握する。

 敦賀港の2007年度の総貨物取扱量は約1756万トンで、日本海側の港では新潟港に次いで2位。だがコンテナ貨物は8位と後れをとっている。

 トロイツア港との航路開通は新たな取引先を開拓してコンテナの取扱量を増やすのが狙いで、昨年5月、市や県などが開通計画を決定した。市は国内で荷主や船会社の動向などの情報収集を進めてきたが、海外調査も進めていくことにした。

 既に先月下旬には河瀬一治市長や職員がトロイツア港近くのロシア東南部を訪問し、新航路の荷主になりうる企業の情報を収集。今回、塚本勝典副市長と職員で第2弾の調査を行うことにした。

 市は今後も海外調査を続ける方針で、平行して実際に船を往復させる実証実験を行うことも検討している。河瀬市長は「しっかり調査をして、現地の情報を把握したい」と話している。

 (伊藤隆平)

399荷主研究者:2008/12/28(日) 23:19:42

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811120081.html
'08/11/12 中国新聞
竹原―今治のフェリー廃止へ
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 竹原市、愛媛県今治市でつくる竹原波方間自動車航送船組合は11日、組合議会の組合運営調査特別委員会を開き、両市を結ぶ中・四国フェリーの航路廃止を決めた。本年度末の廃止に向けて調整が進む見込み。1999年の瀬戸内しまなみ海道の開通で利用客の陸路シフトが加速したため、赤字経営に陥り存続は困難と判断した。廃止時期は、年度末をめどに「できるだけ早い時期」としている。

 組合によると、中・四国フェリーは63年7月に運航開始。中四国を結ぶ観光、物流の動脈として96年度には約26万5000人、22万5000台が利用した。しかし、しまなみ海道開通などが響いて減少が続き、2007年度は半数以下になった。

 航送料金6300円(5メートル車)が、車で橋を渡る場合の4700円(尾道―今治)より割高で、客離れを防ぐため燃料が高騰しても運賃に転嫁できず99年から据え置き。99年度に単年度の純損失が発生し、2008年度も3億1000万円の純損失を見込む。

400荷主研究者:2008/12/28(日) 23:22:40

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811150057.html
'08/11/15 中国新聞
公共埠頭を20年貸与 山口
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 山口県は14日、石炭などのばら積み(バルク)貨物船の拠点として、周南市の徳山下松港の公共埠頭(ふとう)を20年間借り受け、運営する周南バルクターミナル(周南市)の事業計画を認定した。民間企業がバルク港の運営を担う全国初のケースとなる。

 同社は今年8月、トクヤマ(同市)など3社が設立。荷さばき地や野積み場など約6.6ヘクタールを2028年10月末まで県から賃借する。岸壁水深14メートル以上の公共埠頭を対象に、国が本年度設けた長期一体貸付制度を利用。1時間当たり1500トンの石炭を輸送できるアンローダーなどの整備で補助を受ける。年間の賃借料については、県と同社が協議を進めている。

 公共埠頭は10年度の完成を目指し、県が整備中。未舗装などの区域があるため、17日以降、整備が完了した個所から順次借り受ける。

401荷主研究者:2008/12/29(月) 00:57:41

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=507679006
'08/11/08 山陰中央新報
浜田−釜山航路のコンテナ取扱量1276本

 浜田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路の二〇〇八年度上半期のコンテナ取扱量(二十フィート換算)は千二百七十六本で、採算ラインの年間二千五百本が達成可能な見通しになってきた。

 輸出入の割合は、輸出が29・8%(三百八十本)、輸入が70・2%(八百九十六本)。輸入は牧草がトップで昨年度同期より十六本増の百八十八本。昨年から輸入が始まった稲わらも百六本に上った。輸出のトップは中国向けの古紙で、レーヨンなども好調だった。

 四−七月では、一カ月あたりの輸出入の合計本数が昨年度実績の二倍近くに及ぶ月もあったものの、八、九月は伸び率が鈍化。月二十本程度の輸出実績があった中国向けの古紙が九月はゼロになるなど、世界的な景気減速の影響も出始めている。

 同航路のコンテナ取扱量は例年、下半期の実績が上半期を上回る傾向が続いている。島根県国際物流アドバイザーの小倉信行氏は「景気減速の影響に懸念はあるが、何とか年間二千五百本をクリアしたい」としている。

 同航路は二〇〇一年から韓国の船会社・南星海運が運航。ポートセールスなど地道な活動が実り、取扱量は年々、増えてきている。〇七年度の年間コンテナ取扱量は二千百六本で、初めて年間二千本の大台を超えた。

402荷主研究者:2008/12/29(月) 01:15:08

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20081122002.htm
2008年11月22日16時19分 北國新聞■石川のニュース
◎定期化期待、東南アジア向け貨物船 金沢港大浜に入港

 金沢港大浜地区の大水深岸壁に二十二日、イースタン・カーライナー(東京)が運航する東南アジア向けの貨物船が入港した。コマツ粟津工場などで製造された建設機械七十四台や部品を載せ、インドネシアのジャカルタに向かう。

 入港したのは、建設機械が運搬できる長さ百四十六メートルのPCTC船「サザンブリーズ号」(総トン数・一三、五四〇トン)。十月十七日には、別の船がトライアル(試行)で金沢港から東南アジアに荷物を運んでいる。

 同社は金沢港の北米航路を月一便で運航している。今回の東南アジア向け、二日に出港した中東向けについて同社は定期化を検討しており、関係者の期待が高まっている。

403荷主研究者:2008/12/29(月) 01:15:40

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20081122301.htm
2008年11月22日03時30分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港利用、動き鈍る コンテナ取扱量、5カ月連続前年割れ

 世界的な景気後退により、好調だった金沢港のコンテナ取扱量の伸び率が鈍化してきた。ここ数年、毎年10%増の伸びを示してきたが、今年は一月から十月までの累計で4・3%増と既に半減。特に六月以降は五カ月連続で前年割れとなった。同港の利用推進に向け、コマツは社内チームを設立し、旗振り役に意欲を示すが、先行きの不透明感は強く、官民挙げての利用推進戦略に影響が出る可能性もある。

 金沢港運(金沢市)の調査(速報値)によると、金沢港の二十フィートコンテナ取扱量は輸出入合計で、六月に前年同月比5・6%減の二千百七十三個となったのを皮切りに、五カ月連続で前年実績を割り込んだ。

 石川県産業立地課は「八月の北京五輪に合わせ、中国の工場が操業を停止した影響が大きい」と分析するが、「米サブプライムローン問題に端を発する世界景気の悪化も原因の一つ」ともみている。

 内訳をみると、輸出の失速が目立つ。輸出は十月こそ3・1%増とプラスを確保したものの、六月17・6%減、七月22・3%減、八月6・0%減、九月20・2%減となり、八月を除き二けたの下落幅となった。輸出関連企業からは「ここまでの景気失速は想定外」「需要がなければ出せない」と嘆き節も漏れる。

 金沢港では十一月二日に大水深岸壁が暫定供用され、県は「今後も大型船誘致や定期航路開設を引き続き進める」(同課)方針。だが、ここにきて船誘致の前提となる貨物量が減少しているのは大きな痛手だ。

 一方、企業側で金沢港利用を強力に進める動きが出てきた。コマツは今月一日、金沢港活用促進プロジェクトチームを設立した。鈴木康夫専務執行役員をトップにした本社直轄チームで、同港の利用に本腰を入れる。具体的には船会社への寄港働きかけや、海外工場向け部品のコンテナ貨物輸出について、金沢港の利用率を高めることを検討していく。

 もう一つの大きな役割は、県内の輸出関連企業に対し、金沢港利用を呼び掛けること。大型船誘致や定期航路開設には、安定荷量が欠かせず、同社は「金沢港から輸出を増やすための課題を県内各社と共同で解決できるようにまず、社内チームで準備を進めたい」としている。

 高松機械工業(白山市)は「コマツから話が来ている。協議に応じたい」と前向きで、中村留精密工業(同)や澁谷工業(金沢市)は「まだ打診はない」としながらも、検討組織の設立などの話があれば協力する考えだ。

 金沢港の利用に関しては、県内輸出企業は「推進」の立場で一致する。船便数や梱包の問題から、各社は神戸や名古屋、横浜などの港から製品を出しており、陸上運送コスト削減のためにも「できれば近くから出したい」のが本音だ。

 ただ、欧米を中心に外需失速の勢いは強く、現実には、金沢港のコンテナ量は伸び悩んでいる。「物流への景気の影響は半年後に出てくるというのが通り相場」(県関係者)とされ、金沢港にとって、九月以降の金融危機の影響は来年春にかけて出てくると見られる。環境が厳しくなる中で、各社がうまくスクラムを組むことができるかが、金沢港の将来を大きく左右しそうだ。

404荷主研究者:2008/12/30(火) 01:56:33

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=154708
2008年11月27日 新潟日報
新潟と釜山港、連携強化へ前進

 新潟港と韓国・釜山港の利用促進に向け、県と釜山港湾公社は27日、「物流協力に関する了解覚書」を締結した。アジアのハブ(拠点)港・釜山を経由するトランシップ(他港向けの積み替え)利用を増やすことで、新潟港の集荷拡大、拠点性向上が期待される。

 覚書では、トランシップ利用の拡大を前提に、(1)両港に関する政策や法令の情報交換(2)両港を経由する貨物の輸送時間短縮に向けた施策の強化(3)輸送コスト削減―などを両港が進めるとした。

 同公社によると、覚書を交わすのは日本では新潟港が初。このほか中国・大豊港とも3月に締結したという。

 ハブ港を掲げる釜山港は、上海や香港などの港が台頭する中、さらなる競争力強化が急務となっている。一方、新潟東港は、京浜など太平洋側中心の物流体系を日本海側にシフトさせていくのが課題。今回の覚書は、双方の生き残りに向けた思惑が一致した形だ。

 県庁での調印を終えた泉田裕彦知事は「荷主が使いやすい港の環境整備に努めたい」と強調。同公社の盧基太(ノギテ)社長は「釜山経由はCO2(二酸化炭素)削減やコスト面で(荷主の)メリットがある。ウインウイン(双方勝利)の関係になりたい」と述べた。

 新潟―釜山間の定期貨物航路は週7便。県港湾振興課によると、新潟港のコンテナ取扱量の約半分は釜山航路を使っており、うち7割はトランシップ利用だという。

405荷主研究者:2008/12/31(水) 21:14:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081205t42023.htm
2008年12月05日金曜日 河北新報
秋田―ロシア定期航路 年内開設は困難 金融危機影響

 秋田港とロシア・ボストチヌイ港を結ぶ定期航路の年内開設が困難になったことが4日、分かった。世界的な金融危機の影響で、ロシアからの製材輸入需要が低迷し、開設条件の貨物量を確保できなくなったことが主な理由。

 秋田県とロシアの船会社「フェスコ」は今年7月、一回当たり50TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)以上の輸出入貨物を確保することなどを条件に、定期航路の年内開設で合意した。

 ところが、県が主要貨物と見込む中央シベリアからの製材輸入は、金融危機に伴う円高ユーロ安の影響で、北欧からの製材輸入より割高となった。ロシアが丸太の輸出関税引き上げを延期し、輸出の中心が丸太から製材にシフトしなかったこともあり、需要は北欧からの製材輸入に流れた。

 県によると、現時点で確保できた貨物量は、中古自動車部品などの輸出で25TEU、製材などの輸入で5TEU程度。当初予測の3分の1にも満たず、航路開設の最低条件にすら達していない状況だ。

 県は金融危機以前、ロシアからの製材輸入は北欧からの輸入より安く、優位性がある上、建築基準法改正に伴う国内の住宅着工減も回復しており、1回当たり百TEUの確保は可能と見ていた。

 ロシアとの定期航路開設は、秋田港シーアンドレール構想実現の第一歩として期待されている。県流通貿易課は「航路開設がいつになるかは予想不可能で、いまはポートセールスに歩くしかない」と話している。

[秋田港シーアンドレール構想]秋田港までの鉄道輸送ルートを確立し、ロシア沿海州・ボストチヌイからはシベリア鉄道を使ってサンクトペテルブルクへ貨物を輸送する。2010年のセントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県進出などをにらみ、当面は製材輸入で航路を維持し、いずれはロシア向け自動車輸出で、秋田港の拠点化を目指す。

406荷主研究者:2008/12/31(水) 21:26:32

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812050015.html
'08/12/5 中国新聞
JR宮島航路を子会社に分離
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 JR西日本広島支社(広島市東区)は4日、廿日市市の宮島口と宮島を結ぶ宮島航路の船舶事業を、来年2月に設立する100%子会社に移すと発表した。4月に営業を引き継ぐ方針で、全国でただ一つ残っていたJR直営の航路がなくなる。

 子会社は「JR西日本宮島フェリー株式会社(仮称)」。資本金11億円で、支社から3隻の船舶を継承する。支社宮島船舶管理所の20人がそのまま運営に当たるほか、新たに5人程度増員し、サービス、安全管理の強化を目指す。

 支社によると、宮島航路は現在1日53往復を運航。観光客増などに伴い今年4―9月は前年同期比10%増の165万8000人が利用した。一方、船の修繕や燃料費などの維持費がかさみ、ここ数年は年間約1億円の赤字が続いていた。

【写真説明】JRが子会社を設立して運営することになった宮島航路を行き交うフェリー(11月25日)

407荷主研究者:2008/12/31(水) 21:29:39

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812050022.html
'08/12/5 中国新聞
燃料高騰 5県で22航路減便
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 中国地方のフェリーや高速船で今年に入り、燃料費の値上がりを理由に減便に踏み切ったのは11月末時点で21社22航路に上ることが、中国運輸局の調べで分かった。これまでで最も多かった2005年の年間数(10社12航路)のほぼ2倍。廃止届の提出も3社3航路で、過去最多だった06年の1年間と同数となっている。

 運輸局によると、燃料費高騰のピークは今年7―9月。値上がりを始めた04年末と比べて2倍以上となり、フェリーが使うA重油は1リットル当たり107円、高速船の軽油も130円を超えた。

 燃料費の急激な上昇が経営を直撃したとみられ、減便の届け出は7月以降に18社18航路と集中する。7月から岡山―土庄(香川県土庄町)の高速船で平日運航をやめた両備ホールディングス(岡山市)が9月、フェリーを残して高速船自体の運航を取りやめるなど今年に入って2回以上、減便をしたのも4社4航路あった。

408荷主研究者:2008/12/31(水) 22:04:38

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/132302.html?_nva=231
2008年12/01 07:18 北海道新聞
東日本フェリー、道内の営業運航終了 室蘭航路は廃止に

出発を控えた青森行きの最終便「びなす」には、多くの車が乗り込んだ=30日午後11時10分、室蘭港フェリーターミナル(西野正史撮影)

 【函館、室蘭】東日本フェリー(函館)の函館−青森、函館−大間、室蘭−青森の三航路が三十日出港の便を最後に、営業運航を終えた。同社は燃油高騰や利用客減少などが響き、フェリー事業から撤退。函館発着の二航路は一日以降、グループ会社の道南自動車フェリー(函館)が運航を引き継ぐ。室蘭航路は赤字解消策が見込めないとして、四十一年の歴史に幕を下ろし、最盛期に五航路あった室蘭港のフェリー航路はなくなった。

 三十日は函館−大間航路がしけで全四便欠航となり、函館−青森航路は四往復八便を運航した。午後五時半、函館発の便にトレーラーで乗り込んだ帯広市の運転手類家信春さん(58)は「とりあえず航路が引き継がれ、ほっとした」と話した。

 室蘭港では午後十一時二十六分、青森に向けて出発した最終便の汽笛が響き、市民らの約二十台の車がクラクションを鳴らして見送った。神奈川県横須賀市の会社員高梨健次さん(38)は「寝ている間に移動できる手軽な乗り物。なくなるのは寂しい」と話した。トラックで牛を大阪まで運ぶという室蘭市の運転手鈴木克巳さん(41)は「函館まで走って乗船しなければいけない」と残念がった。

 東日本フェリーは、前身の旧東日本フェリーが二〇〇三年に会社更生法を申請したのを受け、外航海運のリベラ(広島県)が支援に乗り出し、現在の東日本フェリーを設立。旅客需要掘り起こしなどを図ったが、本年度で約四十九億円の赤字が見込まれるなど苦戦を強いられていた。

409荷主研究者:2008/12/31(水) 22:06:42

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812100402.html
'08/12/10 中国新聞
国際コンテナ上半期前年並み
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 中国地方整備局がまとめた中国地方12港の2008年上半期(1―6月)の国際コンテナ貨物取扱量(速報)は、29万5634個(20フィートコンテナ換算)で前年同期比0.2%減とほぼ前年並みだった。自動車関連が好調だった広島、水島両港が伸びた半面、化学関連で生産プラントの海外移転があった岩国港の取扱量は大幅に減った。

 輸出入を合わせた取扱量が最大だったのは広島港で、8万2409個と4%増えた。マツダ関連の自動車部品が輸出入ともに好調だった。続く水島港は14%増の5万7682個。自動車部品の輸出が伸びた上、新コンテナ荷さばき場が4月に供用開始し、東アジアから衣類などの輸入が増えた。

 岩国港は1万1648個で34%減。大手化学メーカーが一部プラントの海外移転を進め、化学工業品の輸出減が響いた。徳山下松港は金属くずなどの輸入が減り、7%減の3万3005個だった。

410荷主研究者:2008/12/31(水) 22:07:20

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812120021.html
'08/12/12 中国新聞
尾道で浮桟橋沈没 再開未定
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 尾道市東御所町と対岸の向島町を結ぶ向島運航(同市西御所町)の渡船の向島側の浮桟橋が、11日までに沈没した。渡船は全面運休し、再開のめどは立っていない。

 同社によると、浮桟橋は鋼製で長さ約15メートル、幅約7メートル。1975年に設置した。9日午後6時ごろ、本土側から到着した渡船の乗組員が、沈みかけている桟橋を発見。すぐに乗客を下船させ、この便を最後に運休した。けが人はなかった。

 尾道水道の渡船は、現在4路線が運航している。同社の渡船は通常、1日91往復し、運休中は別の渡船を使うよう呼び掛けている。同社は「利用者の方にご迷惑を掛けて申し訳ない。1日も早く再開したい」と話している。

【写真説明】沈没した向島運航の浮桟橋。復旧のめどはたっていない(尾道市向島町、11日午後2時25分)

411荷主研究者:2008/12/31(水) 22:27:21

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20081211/CK2008121102000038.html
2008年12月11日 中日新聞
名港金城ふ頭のコンテナ岸壁廃止へ

 名古屋港管理組合(管理者・神田真秋知事)は名古屋市港区の金城ふ頭コンテナターミナル(CT)を廃止し、完成車の輸出拠点などに転換する方針を決めた。日本一の貨物取扱量を誇る名古屋港でコンテナ貿易拠点の先駆けとなった金城CTが、40年の歴史を閉じる見通しとなった。

 組合は11日の名古屋港審議会に金城CTの利用転換を盛った港湾計画の一部変更案を諮問する。国土交通省の審査を経て来年3月にも正式に決まる。

 「名古屋港開港百年史」によると、金城CTは高度経済成長期の1968(昭和43)年、米国で始まった海上コンテナ輸送に対応した重量物岸壁として完成。同年12月19日に初のコンテナ船として日本郵船の「箱根丸」が着岸した。

 当時を知る名古屋港運協会コンテナー委員会ターミナル部会の松尾年巳(としみ)会長(67)=名港海運専務=は「以前の荷役は雨が心配で西の空ばかり見ていたが、コンテナ船は事前に貨物を詰めたコンテナを一気に積める。革命的だった」と振り返る。

 名港の貨物取扱量全体のうちコンテナ貨物は約23%の4896万トン(07年)で、この10年間で約2倍に急増。しかしコンテナ船の大型化が進む中、水深が浅く大型船を受け入れられない金城CTは取扱量が減り、現在の定期航路はバンコク、台湾の計4つに減っている。

 管理組合は、大型船に対応した飛島(飛島村)、鍋田(弥富市)の両地区にCTを集約し、荷役作業の効率化で商港としての国際競争力を高めたい考え。金城CTは09年度中にCTとしての役割を終え、コンテナ積み降ろし用のガントリークレーンの撤去や荷さばき場の補修などに入る方針だ。

 (赤川肇)

412荷主研究者:2008/12/31(水) 22:40:56

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/65366
2008年12月13日 01:34 西日本新聞
5万トン級岸壁 早期供用を 佐伯市で総決起大会 「地元も協力」と市長

 佐伯市の佐伯港女島地区に整備が進んでいる水深14メートル岸壁の早期供用開始に向けた市民総決起大会が11日夜、同市の市保健福祉総合センター和楽であった。岸壁は5万トン級の大型船入港を可能にするもので、約300人が「(岸壁は)将来の市の発展に大きく寄与する」と気勢を上げ、国、県に対し整備促進を要望する大会決議を行った。

 大会は、同市や港湾関連企業などでつくる佐伯港総合開発促進協議会(会長・西嶋泰義市長)の主催。

 同港では2013年度の供用開始を目標に、国が水深14メートルの岸壁(長さ280メートル)、県がふ頭用地(2.3ヘクタール)を整備中。11年度には、国が水深14メートルの泊地(24.9ヘクタール)、航路(幅220メートル)のしゅんせつ着工の予定。しかし、しゅんせつ土砂(33万立方メートル)を利用する同市の大入島石間区の埋め立て計画が地元の反対で難航。県が担当する土砂の受け入れ態勢整備事業は05年1月から中断している。

 このため、県はしゅんせつ土砂の処分方法を検討するプロジェクトチームを立ち上げ、年内に方策をまとめる予定。こうした動きを受け、地元として岸壁の早期供用開始とともに、大入島の埋め立て事業早期再開もアピールした。

 同港は戦前、軍港として利用され、戦後は造船、セメントなどの臨海工業地帯となり、1970年に重要港湾に指定されている。

 大会では、西嶋市長が「地域産業の競争力強化に向けて岸壁の完成は市民の強い願い。地元としても協力していきたい」とあいさつした。

=2008/12/13付 西日本新聞朝刊=

413荷主研究者:2008/12/31(水) 22:41:18

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20081223101.htm
2008年12月23日03時21分 北國新聞■石川のニュース
◎日本海に新輸送経路 ロシアへ、シベリア鉄道利用 金沢など12港で物流網 政府予算

新たな輸送経路の確保が期待される金沢港=今月1日、北國新聞社ヘリ「あすなろ」から
 国土交通省は来年度、金沢港など日本海側の港からシベリア鉄道を経由するロシアへの輸送網構築の検討に着手する。世界的な金融危機で国内外の景気後退が懸念される中、新たな輸送経路の確保で、ロシアや欧州での日本製品の市場拡大を後押しする。太平洋側からの海上ルートに比べ輸送日数が短縮されることから、日本海側の港の競争力強化につなげる方針で、金沢港の国際化にも弾みがつきそうだ。
 現在、ロシアへの主要輸送路は、太平洋側から、マラッカ海峡、スエズ運河を通り、サンクトペテルブルクに至るルートで三十―四十日程度かかる。国交省は、日本海側からシベリア鉄道を利用すれば、二十五日程度でサンクトペテルブルクに到着すると想定する。日本海側の港の優位性、利便性を高めることで、民間企業の輸送需要喚起を促す狙いもある。

 国交省は金沢港、伏木富山港など日本海側の十五港を対象とし、ウラジオストク(ロシア)や釜山(韓国)などへの現行航路を活用する方向で検討を進める。来年度政府予算案に盛り込まれた調査費が充てられる見通しだ。

 〇七年度の金沢港の輸出入貨物量は、約一万三千FEU(四十フィートコンテナ単位)で、伸び率は日本海側でトップクラスだが、日本海側の他の港に比べると取扱量は大きくない。一方で、今年七月の東海北陸自動車道全線開通など北陸では中京圏などからの物流コストが抑制傾向にある。今後の荷量増加へ、ロシアへの新たな輸送経路は追い風となる可能性がある。ただ、金融危機などの影響で、昨年まで好調が続いていたロシアなど新興国での需要にも陰りが出ている。

 輸出企業を取り巻く環境は厳しいが、国交省は最終的には欧州への輸出も念頭に「長期的な視野で環日本海圏の輸送網を強化していきたい」としている。

414荷主研究者:2008/12/31(水) 22:46:09

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/135662.html?_nva=224
2008年12/17 09:20 北海道新聞
十勝港 工業団地 特例で緑化率緩和 企業立地促進へ経産省

2010年完成を目指す十勝港工業団地=16日、本社ヘリから(写真=金田淳、動画=小室泰規撮影)

 【広尾】十勝管内広尾町が十勝港の第四埠頭(ふとう)に造成した「十勝港工業団地」(二十四ヘクタール)が十六日、企業立地促進法の特例の道内初の適用区域として、経済産業省の同意を得た。これにより、敷地面積に対して「25%以上」とされる工場進出時の緑化率が「1%以上」に大幅緩和される。

 企業立地促進法は二〇〇七年六月の施行。特例措置として、複数の市町村が連携して策定した地域産業活性化基本計画に経産省が同意すれば、自治体などは国から優遇措置を受けられる−と定めている。

 広尾町は帯広市と、音更、幕別、池田、本別、浦幌の五町とともに、地元農水産物などの流通促進を目指した「帯広十勝地域産業活性化基本計画」を策定。同団地への企業進出を促すために緑地・環境施設の整備面積率の緩和を求めた。

 経産省の同意を受け、広尾町は十六日付で関連条例を施行。同団地が道内初の緑化率などの緩和区域となった。

 同団地に進出が決まっている丸紅など大手五社の道内最大級の家畜用配合飼料基地(一〇・八ヘクタール)はこの緩和条件で建設する。

416千葉9区:2009/01/03(土) 02:39:14
スレ間違えました。こっちですね

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090101ddlk15040054000c.html
にぎわい再び:新潟開港140年/1 北東アジアの玄関口へ(その1) /新潟
 ◇苦難乗り越え、北東アジアの玄関口へ
 新潟港はきょう、開港140年を迎えた。幕末から明治にかけて、鎖国の殻を破っていち早く世界へ扉を開いた開港5港の一つだが、横浜、長崎、函館、神戸に比べると、新潟は港町のイメージが薄い。1000年以上前から船が行き交い、北前船の寄港地として栄えた歴史をもちながら、信濃川の河口に立地する川湊(かわみなと)だったことが、近代の港としては発展の障壁になった。<みなとまち>のにぎわいを取り戻したいと、活動してきた人々の心意気を追った。【黒田阿紗子】

 ◇出入り船、水先案内
 ◇湊、見守る 日和山
 ザブーン、ザブーン。日本海の荒波がたたきつける。新潟島(新潟市中央区)の西海岸。らせん階段が特徴の日和山(ひよりやま)展望台から海を背に坂を下ったところに「新潟港水先案内水戸教(みときょう)発祥地」の案内柱が建つ。赤い手すりの石段を37段上ると、古びたほこらがあった。眼下には新潟市中心部のパノラマが広がる。

 この丘は古くから新潟港近くでは一番高い地点として知られ、「日和山」(標高27メートル)と呼ばれる。ほこらを守る日和山住吉神社の宮司、久我隆利さん(68)は「今は忘れ去られていますが、ここが新潟湊(みなと)の原点。みんなに思い出してほしい」と願う。

    ◇  ◇  ◇

 新潟港は信濃川の河口に立地する川湊として栄えた。しかし、川が運んでくる土砂のため、港の水深は浅く、船の出入りには水先案内が欠かせなかった。「水の戸口を教える」この仕事を、新潟独特の言葉で「水戸教」と呼び、江戸時代後期から日和山のふもとに暮らす伊藤仁太郎(にたろう)家が世襲で務めた。

 水戸教は、日和山の頂上に組まれたやぐらから行き交う船を見張った。船が港へ出入りする時には岸辺に控える手代が小舟を出して誘導。東西南北を刻んだ「方角石」を頼りに天気を見定め、難船があれば自ら救助した。航海の安全を祈願して、伊藤家が建てたのが、この住吉神社だ。

 日和山には町人や旅人も訪れ、眺めを楽しんだ。開港11年後の1880年、山頂のやぐらが大火で焼け、水先案内のやぐらは日和山展望台の沖合にあった新日和山に移った。

 近代的なふ頭が築港されると、昭和初期には水戸教も廃れた。海岸の浸食で新日和山は海の底に沈み、戦後は忘れ去られた。

    ◇  ◇  ◇

 「日和山がなければ、新潟の発展はなかった」。久我さんは父、徳示(とくじ)さんからそう言い聞かせられてきた。「このまま放っておくわけにはいかない」と、約10年前から地域の人も巻き込んでの住吉祭を7月に復活させた。

 04年10月、日和山を所有する新潟市に保存を求めて陳情した。今月からようやく整備が始まり、寄付で神社も建て替えられる。昨年末、築約130年と伝えられるほこらは解体された。

 桜が咲くころには、港の象徴だった日和山が往時の輝きを取り戻しているはずだ。子供たちが山頂に登り、港の方角を指さしながら新潟の歴史に思いをはせる−−そんな夢が久我さんの脳裏に浮かぶ。「地元の人たちに日和山が見直され、足を運ぶ人が増えてくれれば……」。そう話し、目を細めた。=つづく<カット・野内隆裕>

毎日新聞 2009年1月1日 地方版

417千葉9区:2009/01/03(土) 02:39:50
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090101ddlk15040060000c.html
にぎわい再び:新潟開港140年/1 北東アジアの玄関口へ(その2止) /新潟
 ◆苦難乗り越え、北東アジアの玄関口へ

 ◇水深浅い川湊、大型船入れず 横浜より10年遅い開港
 同じ開港場に指定された横浜や函館は今年で開港150年を迎えるのに、なぜ、新潟は10年遅いのか?

 約300年前から北前船の西回り航路で栄えた新潟湊。信濃川と阿賀野川が出合う河口にあり、川の輸送網が発達した。だが、阿賀野川の主流が開削によって北側に移ると、河口の水圧が緩んで土砂が堆積(たいせき)するようになり、水深が浅くなってしまった。

 1858年の日米修好通商条約で開港するよう記されたものの、実際には大型船が接岸できず、上陸するには沖合で小舟に乗り換える必要があった。欧米諸国は日本海側に別の港を開くよう要求。結局、荒天時の補助港として佐渡島の夷(えびす)港(現両津港)を加えることで開港が決まった。

 大型船の出入りに不利だった新潟港にとって、開港は苦難の歴史の始まりでもあった。3年もすると、入港する外国船は年間数隻にとどまり、オランダ、アメリカ、イギリス、ドイツの領事館も相次いで撤退した。

 一方、1873年に明治政府が初めて認可した公園の一つ「新潟遊園」(現白山公園)が開園し、第四国立銀行(現第四銀行)や裁判所も置かれた。

 1890年代からは、ロシア沿海州やカムチャツカでサケ・マスを捕る北洋漁業の拠点港となり、活路を見いだしていく。

 ◇機雷封鎖で廃港寸前に
 1914年、新潟市と信濃川対岸の旧沼垂町が合併。大型船が出入りできる水深を確保しようと、沼垂側で築港工事が始まり、26年に県営ふ頭が完成。31年に上越線も開通し、鉄道と航路をつなぐ輸送ルートが確立した。

 中国東北部に「満州国」が建国されると、新潟と北朝鮮を結ぶ航路は、東京と「新京」(長春)を結ぶ最短ルートとして注目された。多くの開拓団が新潟から大陸へ渡った。

 太平洋戦争が始まると、港周辺に軍需工場が建てられ、石炭が荷揚げされた。戦争末期には信濃川河口に米軍が機雷を張り巡らせ、港は封鎖された。

 ◇東港開港、増える国際貨物量
 戦後は石炭や石油、木材の輸入で、貨物取扱量は増加した。64年の新潟地震では港湾施設が壊滅的な被害を受けたが、すぐに復旧し、67年、日本海側初の特定重要港湾となる。

 需要増に対応するため、69年、新潟港の東約15キロに工業団地を備えた新潟東港が開港。これまでの港(西港)はフェリーふ頭が建設されるなど旅客中心の商業港となった。

 80年以降、ナホトカや釜山、東南アジアとの間にコンテナ航路が開設され、06年の国際コンテナ取扱量は国内10位になった。北東アジアに開かれた日本海側の玄関口となることを目指している。

 ◇眺め保ち、まちの象徴に−−新潟大生ら再生の姿描く
 ◇整備進む日和山
 「この眺めを守りながら、新潟のシンボルとして整備できないか」。新潟大で建築を学ぶ竹村泰彦さん(24)が日和山と出合ったのは2年前、卒業論文のテーマに日和山の立地性を選んだ時だった。

 指導教官の同大准教授、岩佐明彦さん(38)が新潟市日和山整備検討委員会のアドバイザーとなり、大学院に進学した竹村さんも研究室の仲間とともに整備計画にかかわるチャンスを得た。

 日和山は全国に約80あるといわれる。調べると、天候を予測するために使う方角石、山の目印となる一本松、航海の安全を祈願するほこらが3点セットで残っているのは珍しいことがわかった。整備計画で、山頂から石碑などを取り除き、3点を中心に残すよう配慮した設計図を提案した。

 山頂に設ける手すりにも、こだわった。安全性を考えて強度は保ちながらも、景色を存分に楽しめるようにできるだけ細くした。手すりの実物大模型を100個以上作り、現地に置いては練り直した。地元住民に不審がられたが、次第に「ご苦労さま」と声をかけられるようになった。

 設計を終えた08年7月、竹村さんは仲間と歴史や整備計画を紹介する「日和山新聞」を創刊。地元自治会の協力を得て約5000世帯に回覧された。

 竹村さんは「よみがえる日和山が地域の宝として、みんなに愛されたらいいな」と期待する。整備が終わる4月には、修士課程を修了し、東京の建築会社に就職する。顔見知りになった近所の人に、こう声を掛けられた。

 「いつでも日和山に帰っておいで」

毎日新聞 2009年1月1日 地方版

418千葉9区:2009/01/12(月) 21:27:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090106-OYT8T00147.htm
気仙沼「不開港」に
貿易船激減外国船出入りできず

 国内有数のマグロ漁船の基地・気仙沼港が、1日から国際貿易港としての開港指定を取り消され、「不開港」になったことが分かった。外国貿易船の入港が激減したためで、外国船は原則として出入りができない。不開港に転じた後、再び開港に指定された例はなく、県内経済への影響を懸念する声も出ている。

 横浜税関の仙台塩釜税関支署は8日、地元関係者を集めて、開港の指定取り消しに関する説明会を開く。財務省関税局によると、開港の港が不開港となったのは2005年の山口港(山口市)以来、4年ぶり。気仙沼の指定取り消しに伴い、現在開港しているのは全国で117港となる。

 1978年に開港指定を受けた気仙沼港は、海外の漁場で捕ったマグロなどの魚介類を積んだ貿易船が多数出入りしていた。気仙沼市によると、02年は貿易船45隻が入港し、輸出入額は計28億円に達した。しかし入港数は年々減少し、07年は3隻、昨年も2隻にとどまった。

 関税法では、〈1〉1年間貨物の輸出入がないか、外国貿易船の出入港がない〈2〉2年続けて5000万円以上の貿易額と11隻超の出入港がない――のいずれかの条件を満たした場合、開港を取り消すと定めている。気仙沼港の場合、過去2年間の出入港の隻数が足りず、不開港と決まった。

 貿易船の利用減少の背景について、市商工課は燃油高騰の影響を挙げ、「遠洋マグロ漁船の減船のあおりでマグロを積む運搬船の入港が減っている上、運搬コストを抑えるためコンテナ船が大型化し、水深が浅い気仙沼港を避ける傾向がある」と指摘する。

 県などによると、気仙沼港には漁港と商港があるが、今回の指定取り消しは漁港には影響がないという。気仙沼市に置く税関の出張所は「当面閉鎖しない」方針だ。

 ただ、貿易港を持つ市町村は入港する貿易船のトン数に応じ、「特別とん税」を徴収できる。市の03年度の同税収は106万円あったが、指定取り消しに伴いゼロになる見通し。県港湾課は「不開港となれば貿易機能の低下を招く恐れがある」と警戒する。

 地元の水産会社社員(33)は「減船や燃油高騰で漁業を取り巻く環境が悪化しているのに、貿易船も入港できないとなれば、さらに気仙沼の街がさびれてしまう」と表情を曇らせていた。

(2009年1月6日 読売新聞)

419とはずがたり:2009/01/12(月) 23:30:50
>>418
色々興味深いニュースですな〜。それにしても内陸のイメージの山口に山口港なんてあったとは。

420荷主研究者:2009/01/13(火) 01:11:31
先日、珍しく早めに帰宅できボンヤリとニュース見ていたら面白い特集をやっていた。概略知っているようなことかなと思い横目で見ていたが、ズラズラと数字が出てきて慌ててメモを取った。そのため不正確かもしれないが、それはご容赦。

2009年1月9日(金)テレビ朝日 ニュースステーション
○直江津港
国内定期コンテナ航路は全て無くなり、現在週3便の釜山航路だけ。
直江津〜東京の陸送はコンテナ1個あたり約10〜12万円かかるが、釜山までは約5万円と半分のコスト。
直江津港の関係者に言わせると、釜山港は「運命共同体」だ。

○釜山港
現在コンテナ取扱量は世界第5位。日本の東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の上位5港のコンテナ取扱量を合計した量よりも多い。(約1,200万TEU)
接岸料は日本の約3分の2で24時間荷役を行う。取扱量の4割以上が積み替え貨物。日本を含む周辺港湾から中小型船でコンテナを集荷、釜山港で北米航路や欧州航路の大型船に積み替える。
釜山港は90年代から急速に取扱量を増やしハブ港としての地位を築いているが、これは韓国当局の「選択と集中」による釜山港への集中投資によるところが大きい。現在も釜山新港の建設が進み、数年後の完成時には4kmの岸壁に一度に30隻のコンテナ船が荷役できるようになるという。

○北九州:ひびきコンテナターミナル
2005年に開港し、ハブ港として釜山港に対抗すべく大規模なコンテナターミナルを設置した。
しかし2007年のコンテナ取扱量は5万4,000TEUで、計画の10分の1程度。外国コンテナ航路は週3便で、広大なコンテナターミナルは空き地が目立つ。その横の埠頭は絶好の釣り場となっている。

○福岡県内:三池港、博多港
三池港は外国コンテナ航路が週1便。年間の管理費は8,000万円に対し、接岸料などの収入は400万程度の大幅な赤字。
博多港はコンテナ取扱量で国内6位を誇る。しかし地方港から博多港まで運び北米や欧州へ積み替える需要が、地方港と釜山港を結ぶ航路が増えているため、ハブ港としての地位が低下しつつある。

○日本国内
国内には重要港湾が120余り。うち外国への定期コンテナ航路を持つ65港の95%には釜山航路がある。日本の地方港湾のハブ機能は急速に釜山港へ集約されている。
そのため日本に寄港する欧州、北米航路が減ってきている。
例えば国内最大の東京港の場合、欧米航路は28便/週(2006年)だが、釜山港は約2倍の52便/週(2006年)となっている。また東京港の寄港する欧米航路の1割が釜山経由だ。
このため今後、直接東京港に寄港する欧米航路が減り、釜山経由で輸出入をすることになった場合、釜山までの海上運賃や積み替えコストが余分にかかることになり、その分高コストの商品を輸出入することになる。国際競争力や物価の上昇なども招く可能性がある。

○コメンテーター
中国〜北米航路の場合、最短ルートは東シナ海経由ではなく、日本海から津軽海峡を通るルート。そのため日本海側は北米航路の重要なルートであり、釜山港はそのルート上にあり米国と中国の貿易の増大に伴ってハブ港としての地位を高めていった。
日本は博多・北九州港が日本海側、太平洋側の両方に出られる重要な位置にあり連携してハブ港を目指すといった戦略的な投資が必要であろう。

421とはずがたり:2009/01/13(火) 18:44:58
>>236-237 >>239 >>260 >>277
肝腎のこのニュースを貼り忘れていた。もう2年近く前のニュースになる。時の刻みは早いなぁ・・。

志布志‐大阪間存続へ カーフェリーさんふらわあ 航路変更 白紙撤回
http://qkeizai.nishinippon.co.jp/news/item/4873/catid/1
2007年03月28日 23:59 | カテゴリー:九州経済ニュース

 鹿児島県志布志市と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」を運航するブルーハイウェイライン西日本(大阪市)は28日、志布志港から撤退して宮崎港へ航路変更する計画を白紙に戻し、志布志航路を存続させることを決め、竹本伸一社長らが伊藤祐一郎鹿児島県知事らに伝えた。

 記者会見した牟礼英明・同社専務は航路継続の理由を(1)宮崎港を利用する既存業者と岸壁使用の調整がつかず同港寄港が困難(2)地元の強い存続要望と有効な支援策が提示された‐と説明した。

 同社は経営環境は依然厳しいとして、「環境に変化があれば、寄港地を含めサービスの見直しを行う」とし、近く貨物運賃の値上げの検討に入ることを明らかにした。伊藤知事は「農畜産物出荷、観光など県の基幹ルートが維持され喜ばしい。官民挙げた支援を継続的に行う」と話した。

 同社は昨年10月、原油高騰に伴う採算悪化などを理由に、今年4月からの航路変更を地元に伝えた。その後、航路変更を10月に延期。鹿児島県や関係団体などは港湾使用料減免などの航路存続への支援策を発表していた。

=2007/03/29付 西日本新聞朝刊=

422とはずがたり:2009/01/13(火) 19:34:47
>>375
港湾道路は無駄に広くて車線数も多い傾向にあったが,逆に2車線では物足りない感じがしなくもないけど。。
しかも装束で結局2号線と一緒になるのでは其処から広島側の渋滞はあんま変わらなさそう・・。三井化学の敷地をぶった切って大竹側迄伸ばさないのかな?

岩国港 臨港道路整備事業
http://www.pa.cgr.mlit.go.jp/ube/project/iwakuni.html
http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2004mar/040330_2_t40.htm
http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2006mar/pdf/topic50.pdf
ttp://butsuryu.web.fc2.com/news-img/iwakuni00.jpg

423千葉9区:2009/01/15(木) 23:17:27
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=156594
新潟東港活性化へ鉄道利用

 国内鉄道とシベリア鉄道を活用することで新潟東港(新潟市北区、聖籠町)の貨物量拡大を図ろうと、県が2009年度から需要調査や輸送実験に乗り出すことが13日、分かった。09年度一般会計当初予算案に関連経費を盛る方針。旧新潟臨海鉄道の復活も模索する。東港まで鉄道で国内貨物を集め、海路でロシア・ボストーチヌイに送った後、シベリア鉄道でモスクワや欧州などに送り出す「動脈」を育てる狙いだ。

 東港の岸壁まで鉄道が乗り入れられるように整備して利便性を高めた場合に、どれだけ新たな貨物を取り込めるか、県内外の企業のニーズを探りながら需要調査を行う。

 また、北関東など県外からコンテナを鉄道輸送し、新潟で積み替えた上でロシアなどに送る社会実験も計画。具体的な課題整理と同時に、東港の「後背地」との連携をアピールしたい考えだ。

 同年度一般会計予算案に1千数百万円を計上する方向で調整している。

 東港周辺まではかつて、第3セクターの新潟臨海鉄道があった。放水路建設で線路が分断されるなどの事情で02年度に解散したが、現在もJR白新線・黒山(新潟市北区)から藤寄(同)まで4・4キロの線路は残る。

 藤寄から東港岸壁までの0・8キロは抜本的な整備が必要だが、いずれも県有地のため「線路の改修自体は容易。需要がどれだけあるかが鍵」(県交通政策局)とされる。

 東港の貨物の国内輸送は現在、トラック輸送が大半。液化天然ガスなど一部はJR貨物の新潟貨物ターミナル(新潟市東区)を使って鉄道輸送しているが、同ターミナル―東港間はトラック輸送となるため、積み替えコストがかさんでいる。


新潟日報2009年1月14日

424千葉9区:2009/01/17(土) 11:10:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090116-OYT8T00954.htm
日韓露航路 4月運航
海運会社方針
 境港と韓国・??東海?トン?ヘ?、ロシア・ウラジオストクを結ぶ定期貨客船の就航計画で、韓国の海運会社「DBSクルーズフェリー」の幹部2人が16日、県庁に平井知事を訪ね、2月に試験運航を実施、4月に1万3000トン級の船で正式に運航を始める方針を示した。ただ、ロシアが輸入車の関税を引き上げたため、当初は輸出品の主力とされた中古車や自動車部品の関連業者の利用が期待薄になっており、積み荷や乗客の確保が今後の焦点になりそうだ。

 朴台郁(パクテウク)副社長ら2人が来県。朴副社長は、1月中に境港市に事業所を設立して社員を常駐させ、試験運航はレンタル船に乗客や荷を載せて行う計画を説明した。県によると、4月から使う船については、同社が日本の海運会社の所有船の購入を交渉中で、乗客600人、コンテナ160個を運べるよう改修するという。

 韓国政府が昨年2月に運航を許可した際に条件とした「1年以内の就航」からはずれ込むが、朴副社長は「(政府に期限の)延長を申請しており、問題はない」と述べた。

 そのうえで、ロシアの関税引き上げに触れ「中古車輸出は難しい。世界の経済情勢も厳しいが(積み荷確保に)努力するので、支援を願いたい」と強調した。

 これに対し、平井知事は「アジア全体の産業構造に影響を与える航路なので、これまで通り支援する」と協調姿勢を示した。

 県商工労働部の担当者は「運賃が不明なのは残念だが、船の規模や就航時期が固まったのは前進だ。食品を中心に積み荷集めを急ぐ」と話している。

 就航を機に境港と北東アジアの交易を進めようと昨年発足した「環日本海経済活動促進協議会」(160団体)の足立統一郎会長は、「正式運航の見通しがついて一安心した。予定より遅れたが、韓国政府も(この航路を)本気で応援しているのだと理解している」と述べた。

(2009年1月17日 読売新聞)

425貨物列車使って:2009/01/20(火) 17:35:36
>>423

海上コンテナの鉄道への誘致へ動きがあるのは喜ばしいことですが、
新潟臨海鉄道廃線の時、コンテナヤードの真ん中を線路が通っているので一度議論したはずなですがね...
でも秋田港もコンテナ船を誘致するようですし、「選択と集中」をしないと共倒れになるのが目に見えていますが。

426千葉9区:2009/01/27(火) 00:06:00
フェリーはココでいいんでしたっけ?
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901260024a.nwc
高速1000円 焦るフェリー 競合で旅客減、国交省は助成検討
2009/1/26

 政府が追加経済対策として打ち出した「地方の高速道路料金、休日は上限1000円」に、フェリー各社が危機感を抱いている。日本各地を結ぶフェリー航路と高速道路が競合するため、多くの旅客を奪われる恐れがあるからだ。景気後退による観光需要の低迷などを受け、フェリー業界は廃止に踏み切らざるを得ない航路が相次いでいる。国土交通省は、「モーダルシフト(環境負荷の少ない輸送手段への転換)」の受け皿としてもフェリーを重視しており、港湾使用料の無料化など公的助成の検討を始めた。

 ◆9社が要望書提出

 昨年12月下旬、関西汽船、四国開発フェリーなど関西や九州、四国に本社を置くフェリー9社の社長が連名で、金子一義国交相あてに「内航フェリー航路の維持のための支援策の要望」という要望書を提出した。

 この中で、高速道路料金の大幅割引によって旅客を取られ、内航フェリー事業者の経営が圧迫されることに危機感を表明。旅客低迷や重油価格の高騰で経営が圧迫されていることもあり、何らかの公的支援を行うよう要望した。

 国交省によると、日本各地を結ぶフェリーの事業者数は約150、航路数は約170に上る。最近のフェリー業者の苦境は著しく、例えば東証2部上場の関西汽船は、08年6月中間連結決算で2億4000万円の最終赤字を計上。沖縄、名古屋、大阪などを結ぶ航路を運営していた有村産業(那覇市)は昨年、破産に追い込まれたほか、東日本フェリー(北海道函館市)は国内フェリー事業から撤退した。

 航路100キロ以上の中長距離フェリーの旅客輸送は07年度で350万人だった。競合する鉄道網や高速道路網が整備されたこともあり1974年の530万人から6割程度にまで減少している。

 ◆「9割取られる」

 こうした中で打ち出された政府の高速道路料金の割引策に、フェリー業界の危機感は強い。例えば、大阪から大分まで乗用車で出かける場合、高速道路で中国吹田IC(中国道)から門司IC(九州道)まで走り、あとは一般道を走った場合、割引策が導入されるとガソリン代も含め6650円程度で済む。

 一方、関西汽船のカーフェリーで大阪港から別府港(大分県)まで乗れば、2等運賃で割引料金を使っても2万8140円かかり、「阪神〜九州で顧客は3割取られるだろう」(同社)と予測する。距離の近い阪神〜松山ではさらに影響が大きく、「8、9割の顧客を取られるのではないか」とみる。関東でも、東京湾アクアラインが上限1000円になるため、久里浜港(神奈川県横須賀市)−金谷港(千葉県富津市)のフェリーが打撃を受けるとみられている。

 国交省は、フェリー各社の経営の苦境を軽減するため、助成の検討を始めた。その一つが、事業者が港を管理する自治体に支払う港湾使用料の無料化だ。

 料金は「船の総トン数1トンあたり5円」など自治体ごとに違うが、「財源として10億円もあれば足りる」(港湾局)。09年度から道路特定財源が一般財源化されるのに伴い創設される1兆円規模の交付金の活用なども検討しているという。ただ、実際に高速道路と競合する航路の選定など複雑な作業も多く、慎重な検討が求められている。(山口暢彦)

427千葉9区:2009/01/28(水) 23:33:06
敦賀港:国際コンテナ航路、週1便増で3便体制に−−来月11日から /福井
 敦賀港の国際コンテナ定期航路が2月11日以降、現行の週2便から1便増える。同港の国際便が週3便体制になるのは06年7月以来、2年6カ月ぶり。昨年、敦賀市に事業所を持つ東洋紡(大阪市)が輸出入の7割を同港で取り扱う方針を決めており、増便につながったものとみられる。

 27日発表した県などによると、韓国・興亜海運のヒュンガ・ジャカルタ号(8299トン)が新たに寄港。既存の2航路に比べ積載量は倍以上あり、韓国・釜山を出発し敦賀、金沢、苫小牧(北海道)を経て釜山へ戻る。

 敦賀港の国際定期航路は、04年までは中国便1便、韓国便3便の週4便が運航していた。その後、中国向けブラウン管の低迷で中国航路は06年に事実上廃止され、韓国便も減便になった。昨年、多目的ターミナルが一部運用を始めたことから、県や敦賀市は敦賀港の利用拡大を巡ってポートセールスを行ってきた。河瀬一治市長は「地域経済の活性化に大きく寄与し、ターミナルの利用にも弾みがつく」と期待感を示した。【酒造唯】

毎日新聞 2009年1月28日 地方版

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090128ddlk18040582000c.html

428千葉9区:2009/01/28(水) 23:36:18
>>418萩はぎりぎりセーフ
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090128ddlk35020446000c.html
萩港:「開港維持」条件クリア 外国貿易船の入出港隻数は22隻−−08年 /山口
 08年の萩港(萩市)の外国貿易船入出港隻数は22隻に上った。94年(20隻)以来14年ぶりの水準。07年は5隻まで減少し、08年が11隻以下なら国際貿易港としての開港指定を取り消されていただけに、開港維持に取り組んできた萩市は「良かった」と胸をなで下ろしている。

 関税法施行令では、国際貿易港について「1年を通じて貿易額が5000万円を超え、かつ、外国貿易船の入出港隻数が11隻を超えることが、引き続き2年なかったとき」は「開港でなくなる」と閉港基準を定めている。下関税関支署萩出張所によると、07年の萩港は貿易額が8億700万円だったものの、入出港が5隻と基準に該当していた。

 “カド番”に危機感を募らせた市などは関係機関を回り、萩港を利用するよう協力を要請。その結果、7月、市内の業者の仲介で、これまでは三田尻港(防府市)などで積んでいたウラジオストク(ロシア)向けの中古自動車を萩港から輸出することに。市によると、7〜10月、船が6往復し、743台を輸出したという。これらが寄与し、08年の入出港は22隻に上り、貿易額も10億円を超える見通し。

 市商工課は「ひとまず良かった。ただ、09年はロシアが自動車の輸入関税を引き上げるなど状況は厳しく、業者回りを続けたい」と話している。【阿部義正】

〔山口版〕

毎日新聞 2009年1月28日 地方版

429千葉9区:2009/01/29(木) 22:08:47
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000000901290002
「撫養航路」が人気 徳島←→鳴門100円
2009年01月29日

 昨年9月に運航が始まり、徳島、鳴門両市の間を100円で巡る船「撫養(む・や)航路」が人気を集めている。車なら往復で1時間のところを4時間かけるのに、月5、6回の運航は予約でいっぱい。魅力は、清流・吉野川を横断し、住宅街や工業地帯など変化に富んだ景色が楽しめる点だ。


(大隈悠)


 徳島市のNPO法人「新町川を守る会」(中村英雄会長)が運営。普段はなかなか見られない風景から街を再発見し、町おこしにつなげるのが目的だ。同会が所有する2隻のプレジャーボート(14人乗り)で新町川や吉野川、撫養川など七つの河川を通り、往復で約50キロある。


 徳島、鳴門両市間では、1892(明治25)年から貨物や旅客を運ぶ「撫養巡航船」があった。だが、1935(昭和10)年に国鉄高徳線が徳島駅に乗り入れたことで、船の必要性は薄れた。撫養航路はそんな歴史があることも教えてくれる。


 この事業は今年度、内閣府の「地方の元気再生事業」に選ばれ、2600万円の予算がついた。このため、乗船代は保険料のみの100円に抑えることができた。これまでに約400人が乗船した。


 ある土曜日の午前8時、2隻で計約20人を乗せたボートが、徳島市中心部を流れる新町川の両国橋を出た。見慣れた橋も下から眺めると新鮮だ。同市国府町日開のパート、谷ひづるさん(49)は、「船に乗らないと絶対に撮れない景色がいっぱいです」と盛んにカメラのシャッターを切っていた。


 新町川沿いに北上した後、吉野川へ。視界が開け、吹きつける風が冷たい。同川北岸の榎瀬江湖(えのきぜえこ)川に入ると速度が落ち、住宅街に沿ってゆったり進んでいく。海水と淡水が混じらないよう水位を調整する「閘門(こうもん)」を2カ所通過した後、鳴門市中心部の撫養川にある船着き場が見えてきた。


 撫養航路は来年度も続ける予定で、国の補助が認められない場合は企業などから寄付を募る考えだ。徳島市川内町の「阿波十郎兵衛屋敷」や藍住町の「藍の館」に立ち寄れるよう航路を延ばす計画があるほか、船内でおにぎりやお茶を販売するサービスも検討している。


 中村会長は「点在する魅力的な風景を船でつないでいけば、徳島全体が元気になるはずです」と話す。


 1月の運航はあと1回で31日に実施。2月は7、8、14、22日の4回で、いずれも午前8時に両国橋発。7日のみ鳴門ウチノ海総合公園まで行く。運航予定は会のホームページ(http://www2.tcn.ne.jp/〜nposhinmachigawa/)内の「掲示板」で見ることができる。問い合わせは中村会長(090・3783・2084)へ。

430千葉9区:2009/02/01(日) 00:51:22
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000901310003
天草航路 継続にめど
2009年01月31日

  3月末に休止される本渡港(天草市)―熊本港(熊本市)の高速船マリンビューの後継航路にめどがついた。上天草市松島町の海洋レジャー会社シークルーズ(瀬崎秀輝社長)が30日、本渡港―三角港(宇城市)間で4月から定期航路の運航を始めるとの一般旅客定期航路事業申請を九州運輸局熊本運輸支局に提出し、受理された。(佐藤幸徳)


  同社所有の観光クルーザーマリソル(19トン、73人乗り)とセレナ(19トン、50人乗り)の2隻で、上天草市松島町の同社観光船乗り場を経由し、本渡港―三角港間約35キロを1日4往復、片道約50分で結ぶ。三角港でJR三角線に連絡し、天草―熊本間を計約2時間で結ぶ。将来は8往復まで増やす考え。「三角線と接続すれば、マリンビュー経由で熊本市中心部に行くより所要時間は短い。天草五橋を眺める航路で、観光ルートとして期待できる」という。


  瀬崎公介常務は「マリンビューなど、天草の航路が相次いで廃止され、海の仲間として何とかできないか考えた」という。同社が安田公寛天草市長に「可能性があるならやってみたい」と相談。市長から「何とかやってほしい」と頼まれたという。瀬崎常務は「黒字にならないと会社の存続に影響する。市にデータをもらって経費を計算し、何とかできると判断した。ピンチはチャンス。海の仕事に携わる地元企業としてアイデアを出し、天草の海上交通の灯を守りたい」と意気込む。


  安田市長は「熊本への海上航路が維持され、九州新幹線による南北の縦軸に対し、熊本駅から東西に移動する横軸の交通が維持できた。行政として応援できる部分は一生懸命応援したい」と喜んだ。


  同社は78年4月設立で資本金1千万円。ボート免許教室やクルーザー販売、クルージングやイルカウオッチングなどを手がける。

431名無しさん:2009/02/06(金) 20:20:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000033-kyt-l26
舞鶴・釜山のコンテナ航路、再開へ 3月4日から11カ月ぶり

京都府と舞鶴港振興会は5日、休止している舞鶴港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が3月4日に11カ月ぶりに再開されると発表した。以前と同じ韓国の中堅海運会社「興亜海運」(本社・ソウル市)が運航し、舞鶴港など国内4港に週1回ずつ寄港する。

同社のコンテナ船「ヒュンガ・ジャカルタ」(8、299トン)が、釜山を出て、最初の寄港地として舞鶴港に入り、敦賀、金沢、苫小牧を回る。舞鶴には毎週水曜日に入港する。輸出の場合、釜山港で積み替えて、中国や東南アジア、欧米方面へも貨物を送れる。

同社は昨年3月末、燃料費高騰などを理由に舞鶴−釜山間の運航を休止。府や舞鶴港振興会は再開を要望する一方、ポートセールスで延べ約3000事業所を回ってきた。

府貿易・商業課は「韓国航路再開で舞鶴港の貨物が増えれば」と期待する。

434とはずがたり:2009/02/13(金) 04:46:33
>>277

志布志港に巨大コンテナクレーン
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/mbc/20090212/20090212-00000007-mbc-loc_all.html

およそ80メートルの高さは県内一。

志布志港の新若浜地区で整備が進められている新しいふ頭で、巨大な「コンテナクレーン」2基の設置作業が始まりました。

志布志港新若浜地区の整備は、1997年度から行われています。

5万トン級の貨物船の接岸が可能となる水深14メートルの岸壁2バースと水深10メートルの岸壁1バースを整備し、「多目的国際ターミナル」とする計画です。

コンテナクレーン2基は、三井造船大分工場で製作したもので、あすまでかけて設置されます。

県によりますとコンテナクレーンは1基が6億4000万円で、およそ80メートルの高さは県内一。

重さは740トンで、300メートルのレールを移動し、畜産飼料を積んだコンテナの荷降ろしなどに使われます。

今回、コンテナクレーンが設置される新若浜地区の1バースは、来月末に供用開始となる予定です。

これに伴い現在、志布志港のほかの施設を使っている外国貨物船、3航路週7便が、新しいバースを利用します。

[12日19時37分更新]

435とはずがたり:2009/02/23(月) 01:39:29
実験が成功(=定期運用が決定)するといいですね。
教えて頂きましたので謝意をもって転載させて頂きますm(_ _)m

2009 年 02 月 22 日 16:39 現在
ロシア向け輸送実験始まる
http://www2.knb.ne.jp/news/20090222_19050.htm#

 中部圏からロシアへの物流について、伏木富山港とシベリア鉄道を活用するルートのメリットや課題を探るための輸送実験が22日に始まりました。

 この実験は伏木富山港の利用促進を目指す富山県が国土交通省に働きかけて実現したもので、名古屋市で作られた自動車とビールをロシアのノボシビルスクへ運びます。

 22日はJR貨物の高岡貨物駅で、名古屋から貨物列車で運ばれてきたコンテナをトレーラーに積み替える作業が行われました。

 コンテナの中には自動車が2台積まれていて、来月2日に富山新港から船でロシアのウラジオストクへ、そしてその後はシベリア鉄道を使ってノボシビルスクへ運ばれます。

 輸送実験はこのほか東海北陸自動車道を使うルートなど、あわせて3つのルートで行われ、かかった時間や経費などを検証して伏木富山港活用のメリットや課題を探ります。

http://www.mlit.go.jp/common/000030247.pdf
26ページ目も参照。

436荷主研究者:2009/02/25(水) 00:04:28
>>435 関連記事。
横浜港、四日市港、秋田港など近年コンテナターミナルへの専用線敷設を検討するための実験が相次いでいる。どの港でも実現は容易では無さそうだが、既存インフラを活用できるという意味で伏木富山港の今回のケースも他港と同様に是非とも実現して欲しいところ。どこか1港でも実現するとそれがブレークスルーになりそうな気がするのだが…。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20090221202.htm
2009年2月21日04時05分更新 ■富山のニュース
◎伏木富山港に鉄道引き込み検討 富山県が新年度にルート調査

富山県は新年度、新たな鉄道敷設も視野に富山新港多目的国際ターミナルからの貨物輸送のあり方を検討する=射水市内

 富山県は新年度、JR北陸線と伏木富山港を利用して貨物を輸出する「環日本海シーアンドレール」構想の実現に向け、新たな鉄道敷設も視野に港湾整備のあり方を調査、検討する。ロシア極東の港からシベリア鉄道を利用して輸送する「シベリア・ランド・ブリッジ」の実証事業も始まっており、県はロシア向けの輸出産品を発掘する事業にも乗り出す構えで、極東ロシアに照準を合わせた取り組みが本格化する。

 県は新年度当初予算案に環日本海シーアンドレール構想検討調査事業として五百万円を計上した。

 シーアンドレールは鉄道と海上航路を組み合わせることで、コンテナなどの貨物を大量かつ迅速に輸送できる。「シベリア・ランド・ブリッジ」で日本からロシア西部への輸出日数が短縮されるため、中京方面の企業などの関心を集めている。

 しかし、伏木富山港でコンテナ貨物を積み下ろしできる富山新港の多目的国際ターミナルは、直線距離でJR北陸線と五キロ以上離れている。このためコンテナヤードまで鉄道を引き込んだり、港の後背地に中継地を設けるためのコストやルート設定などを検討する。貨物の積み替えに伴う時間ロスなども調べる。

 伏木富山港ではロシアの関税引き上げで中古自動車の輸出量や原木の輸入量が激減するなど、貨物の需給環境が急変しており、伏木富山港全体の港湾整備計画の見直しも合わせて検討する。

 輸出産品発掘では、ロシア極東地域の輸入業者を招き、同国内で需要の可能性が高い産品をモデル輸送する。トライアル事業費として当初予算案に百七十万円を盛り込んだ。このほか、国の雇用交付金事業を活用して二人をロシアに駐在させ、市場の最新情報を収集する。

437海陸うんそう:2009/02/28(土) 11:14:02
地元富山県民としてはぜひとも実現して欲しいところです。
しかし実現となるとかなり厳しいですね。
海上コンテナヤードが伏木外港に整備されていたとしたら実現してたかもしれませんね。

438海陸うんそう:2009/02/28(土) 11:14:02
地元富山県民としてはぜひとも実現して欲しいところです。
しかし実現となるとかなり厳しいですね。
海上コンテナヤードが伏木外港に整備されていたとしたら実現してたかもしれませんね。

439とはずがたり:2009/02/28(土) 12:58:30
>>436-438
>どこか1港でも実現するとそれがブレークスルーになりそうな気がするのだが…。
日本の場合,1箇所あれば十分なのに一箇所でも実現すると我も我もで忽ち20箇所ぐらい出来て一箇所当たりの効率がさがっちまう習性が有るので気をつけたい所。

京浜へ運ぶ交通事情や港湾事情を考えると地方港湾の活用は重要ですし是非とも実現して欲しい所ですが,便数・コスト・需要など問題は色々あるでしょうね。。
またコスト的にもロシア側の窓口として機能させるとすると1港あれば十分な気がしますので何処が最初に軌道に乗せるかが重要かも。
新潟東港vs富山新港の争いですかねぇ。

440荷主研究者:2009/03/02(月) 01:20:31

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/70797
2009年1月14日 01:55 西日本新聞
三池港コンテナ激減 大牟田市長 15日訪韓 釜山航路継続要請へ

 大牟田市の三池港と韓国・釜山港を週1便結ぶコンテナ航路の継続を要請するため、同市の古賀道雄市長と県の担当者が15、16両日、運航会社のソウルの興亜海運を訪問する。同社の同航路の荷扱い量は昨年11月以降、前年同月比7割減と落ち込み、採算割れに陥っている状況。同航路を地域活性化の起爆剤にしたい市や県は危機感を募らせている。

 2006年4月に就航した同航路の荷扱い量は、同年度は1235TEU(20フィートコンテナ換算)、07年度は3047TEUと順調に伸びてきた。市と県は08年度に5000TEUを達成させ、週2便に増便する方針も示していた。

 ところが同年度は4‐10月まで前年同期比45.5%増だったが、11月以降は世界同時不況の直撃を受け主力の化学製品・原料の荷扱いが激減。同月は前年同月比67.1%減の124TEU、12月も73.2%減の59TEUに落ち込み、1年を通しても前年割れが避けられない見通しになっている。

 市、県側は、同社と航路を3年間維持する約束を交わしているが、09年度以降は取り決めがない。市や県は「ここまで一緒に育ててきた日韓航路を守ってもらいたい」(県港湾課)として、訪韓して就航継続の確約を取り付けたい考え。

 また、荷主に対しコンテナ利用1回につき、2万円を助成している県などでつくる「マイポートみいけ利用促進協議会」は、さらに利用を促すため、助成金の引き上げを検討している。

=2009/01/14付 西日本新聞朝刊=

441荷主研究者:2009/03/16(月) 01:09:25

http://www.hokkoku.co.jp/news/HT20090131401.htm
2009年1月31日03時34分 北國新聞■ホッとニュース
◎金沢―釜山コンテナ、週5便に 興亜海運(ソウル)が増便

今回の増便で寄港する「ヒュンガ ジャカルタ」と同型の船=2007年10月、金沢港

 金沢港と韓国・釜山港を結ぶコンテナ船が来月から、週一便増え、週五便体制となることが三十日、明らかになった。韓国の興亜海運(ソウル市)が、増便を決めた。これにより金沢港の国際定期コンテナ航路は、合計で週七便体制となり、一九七〇(昭和四十五)年の開港以来、最多の運航便数になる。

 増設される便の航路は、釜山港を火曜に出発し、敦賀(福井)―金沢―苫小牧(北海道)を回る。金沢港には毎週木曜に寄港し、金沢―釜山間の所要日数は輸入が二日、輸出が四日となる。初便は二月十二日に金沢港に入港する見通し。

 船舶は、二十フィートコンテナ換算で六百五十三本を積載できる「ヒュンガ ジャカルタ」(八、二九九トン)が使用される。

 増便を決めた興亜海運は現在、金沢港に韓国航路を週一便運航している。石川県などは金沢港の利便性向上を図るため、船会社に対し航路拡充を求めており、同社は、同港で貨物が安定的に確保できると判断。高騰が続いていた燃料価格が落ち着きをみせていることもあり、増便に踏み切ったとみられる。

 今回の増便で、金沢港のコンテナ航路は、韓国航路が週四便、韓国・中国航路が週一便、中国航路が週二便となる。

 県の調査では、県内企業が製品を輸出する際に金沢港を利用する割合は約三割にとどまる。世界的な景気悪化の影響で輸出が落ち込む中、利便性が高まった航路維持のためにも官民一体となったポートセールス活動の強化が求められそうだ。

443とはずがたり:2009/03/21(土) 17:03:51

酒田港:コンテナ数、前年比14.2%の減少−−昨年 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090321ddlk06020135000c.html

 酒田港から輸出入された昨年のコンテナ(長さ約5・9メートル、幅約2・3メートル、高さ約2・4メートル)数は、前年比14・2%減の6052個にとどまったと、庄内総合支庁港湾事務所のまとめで分かった。全体の6割近くを占める中国との輸出入が24・4%減の3388個と落ち込んだ。コンテナ取扱業者は「中国から米国への輸出が昨秋以降落ち込み、それに伴い中国向けの再生資源の輸出が減った」と話している。

 輸出が2581個(10・2%減)、輸入が3471個(16・9%減)。主な輸出は、ともに中国向けの再生資源のプラスチックが1000個(14・2%減)、古紙が534個(8・2%減)。輸入は、中国や東南アジアからの缶詰が856個(30・1%減)、自動車部品が286個(11・2%減)など。中国の輸出規制強化で落花生は74個と75・1%の大幅減となった。

 酒田港は、釜山港(韓国)経由で各国と輸出入している。【釣田祐喜】

毎日新聞 2009年3月21日 地方版

444荷主研究者:2009/04/06(月) 01:12:34
>>328 >>333 >>339 >>345 >>353-354 >>405 >>442

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090228t42015.htm
2009年02月28日土曜日 河北新報
中国・台湾とも直行航路 秋田港シーアンドレール構想

 秋田港シーアンドレール構想の実現に向け、秋田県は新年度、中国や台湾との直行航路開設に乗り出す。同構想の核はロシア・沿海州を結ぶ航路だが、中国や台湾との輸出入を拡大し、秋田港のコンテナ貨物取扱量を増やすことで、秋田港までの国内鉄道輸送ルートの確立につなげる。

 開設を目指すのは、秋田港と中国の大連、上海、それに台湾の台北をそれぞれつなぐ直行航路。今夏、韓国の船会社数社に対し、航路開設を要請するミッションを展開する。

 秋田港には韓国・釜山との航路があり、中国とは釜山経由で貨物を輸出入している。取扱量は年間7000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)。秋田港全体の約25%を占め、国別貿易額では最も多い。

 釜山経由での中国への輸送日数は最短8日間。これが直行航路では半分の4日間に短縮され、輸出入の需要はさらに伸びるとみられる。現在はほぼ皆無の台湾との輸出入も、航路が開設されれば1200TEUは見込めるという。

 秋田港には08年2月まで、中国との直行航路が断続的に設けられてきたが、需要の多い大連や上海に寄港しなかったり、経由地が多く輸送日数が長かったりして、輸出入増にはつながらなかった。

 11年の実現を目指すシーアンドレール構想の課題の一つは、日本国内の鉄道輸送コスト縮減。県はJR貨物と協議を進めるが、運賃引き下げは秋田港の貨物量拡大が前提となっており、直行航路の開設で突破口を開く。

 構想の骨格をなすロシア・ボストチヌイ港との定期航路は、県が08年7月、1回の寄港当たり50TEU以上の貨物量確保を条件に、ロシアの船会社「フェスコ」と開設することで合意した。

 だが、世界的な金融危機の影響で、主要貨物と見込んだ中央シベリアからの製材輸入が低迷。航路開設の条件をクリアできなくなり、08年度中の開設は断念した。

 県は09年度、沿海州航路に限り、秋田港の入港料(1トン当たり2円20銭)、コンテナクレーン使用料(30分当たり3万3200円)の半額を補助する方針で、定期航路開設の呼び水にする。

 県流通貿易課は「国内の鉄道輸送ルート確立は、シーアンドレール構想を実現へと大きく近づけることになる。あらゆる手段を尽くして、秋田港の取り扱い貨物を増やしたい」と話している。

[秋田港シーアンドレール構想] 秋田港までの鉄道輸送ルートを確立し、ロシア沿海州・ボストチヌイからはシベリア鉄道を使い、サンクトペテルブルクへ貨物を輸送する。2010年のセントラル自動車(神奈川県相模原市)の宮城県進出などをにらみ、当面は製材輸入で航路を維持し、いずれはロシア向け自動車や部品の輸出で、秋田港の拠点化を目指す。

445荷主研究者:2009/04/09(木) 00:30:25

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200903060055a.nwc
海運大手 コンテナ船減便 収益優先、値上げも視野
2009/3/6 Fuji Sankei Business i.

 海運大手が2009年度に、衣類や食料品、家電製品などを運ぶコンテナ船の休止、減便に相次いで乗り出す。世界的な景気低迷による輸送量急減に対応し、各社とも2けた台の輸送能力を削減。同時に運賃値上げも実施して収益確保を目指す考えだ。

 日本郵船は45万TEU(20フィートコンテナ換算)の輸送能力を09年度に20%程度削減する。主要航路のアジア−欧州便で6月まで1便を一時休止して4便にするほか、アジア−南米でも2便を1便に統合。独パパック・ロイドなど3社との共同運航も拡充し、アジア−北米西岸では新たにイスラエルのZIM社と協調する。丸山英聡・定航マネジメントグループ長は「これだけの削減は前代未聞」と話す。

 商船三井も09年度に主要4航路のうち、アジア−北米、アジア内、アジア−南半球の3航路で10%程度を削減する。アジア−南アフリカを休止するほか、川崎汽船と共同運航するアジア−メキシコ・南米西岸を2便から1便に減便。加えて、船舶を港湾に係留して運航を停止、輸送スペース当たりの積み荷を増やして効率化を図る。同社は08年度も20%程度削減しているが、「荷動きが鈍化すればさらなる削減も検討する」(池田潤一郎執行役員)としている。

 日本海事センターによると、昨年12月のアジア発米国向けコンテナ輸送量は前年同月比16.9%減と15カ月連続の減少で、統計を開始した1995年以来で最大の下げ幅となった。同航路は家具や建築用具、床材などプラスチック製品の住宅関連3品目が輸送量の25%を占める。07年までは米国の住宅市場活況で拡大してきたが、サブプライムローン問題の発生で輸送量が減少に転じた。海運各社は売り上げ落ち込みを補うため成長市場だった欧州航路を拡充したが、昨秋の金融危機以降は需要が減退。運賃が2〜3割下落し、「船を動かすほど赤字が膨らむ状態」(丸山グループ長)に陥った。

 このため、商船三井は欧州航路で4月から段階的に運賃を引き上げ、1TEU当たり30%以上の値上げを予定。他社への顧客流出も懸念されるが、価格競争から脱却し採算確保を優先する。日本郵船や川崎汽船も値上げを検討しており、生き残りを図る考えだ。(会田聡)

446荷主研究者:2009/04/09(木) 00:36:52

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090315t51010.htm
2009年03月15日日曜日 河北新報
船に廃棄物積み込む 酒田港リサイクルポート実験

貨物船に積み込まれる木くず

 リサイクルポートの指定を受けている山形県の酒田港で14日、国土交通省による再生資源輸送の実証実験が始まり、貨物船に廃棄物を積み込む作業が行われた。

 現在、再生可能な廃棄物の管理基準は、全国のリサイクルポートで異なり、ある港で保管可能な種類でも別の港では保管禁止になる場合がある。国交省は効率的な海上輸送ルートを整備し、再生資源を最大限に活用するため、統一ルール策定を目指している。

 実証実験は今回、全国4航路で行われ、酒田港の場合、県内では再利用しにくい木くずと鉱さいを混載して新潟県糸魚川市の姫川港まで運ぶのがテーマ。山形県内の住宅解体に伴う木くず約500トンと、鋳物工場から排出された鉱さい約30トンが、糸魚川市内のバイオマスボイラーとセメント工場で再利用される。

448とはずがたり:2009/04/26(日) 16:00:31

八代港に初の国内定期コンテナ航路開設
2009年04月25日
http://kumanichi.com/news/local/main/20090425006.shtml

記念式典で坂田孝志市長から花束を渡される飯田節男社長(左から2人目)=八代港


 国内定期コンテナ航路「瀬戸内航路」が二十五日、県内最大の貿易港・八代港(八代市新港町)まで延伸された。同港には韓国・釜山との定期航路があり、同港を経由した熊本と関西間や海外との物流の活発化が期待される。

 瀬戸内航路は、鈴与海運(静岡市)が運航。神戸、大阪、博多、門司などの各港を回っている。今後は最大積載百四TEU(二十フィートコンテナ換算)のコンテナ船が週一回、八代港と博多・門司港間を往復。年間二千TEUの取扱量を見込んでいる。

 同社の飯田節男社長は「八代港は九州の真ん中にあり利便性が高いる。海外とのきめ細かい貿易や南九州の農産物や八代の工場で消費する原材料などの取引に期待したい」と話している。

 同日は、初の国内定期航路の開設を祝って同港で記念式典があり、坂田孝志市長が「貿易港に指定されて五十年の節目。高まったポテンシャルを生かして、地域を大きく発展させていきたい」とあいさつした。(野田一春)

454荷主研究者:2009/05/04(月) 02:09:45

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=158146
2009年4月1日 新潟日報
日本海横断航路、第2便出航

 新潟とロシア・トロイツァ、韓国・束草を結ぶ日本海横断航路の就航を目指す「北東アジアフェリー」(本社束草)の試験運航のフェリーが1日午前、新潟市中央区の新潟西港を出港した。本格就航に向けた課題整理が目的。新潟の経済、行政関係者ら14人が乗り込んだフェリーは2日午後、束草に到着する予定だ。

 試験運航は昨秋に続き2回目。前回とは逆ルートで、30日にトロイツァを出港し、31日夜に新潟に入港した。

 前回は旅客だけだったが、今回は旅客に加え貨物も輸送。トロイツァからは中国の民間会社が日本向けの木材製品を運んできた。新潟からは空コンテナ(40フィート)1本を船内に運び入れた。貨物量は少なかったため、搬入・搬出作業はスムーズだったという。

 31日夜に新潟市で開かれた航路関係者の懇親会では、トロイツァから乗船してきた中国・琿春市の封玉華副市長が「(中国東北地方から)大連を遠回りしないで、日本へ直結できる大いに将来性がある航路だ」と語り、県交通政策局の坂井康一局長は「試験運航は小さな一歩だが、大きな飛躍につながることを期待したい」と述べた。

 営業運航の開始時期について各国の航路関係者は「早期就航を目指す」との方向性では一致しており、5月とも今夏ともいわれている。ただ、世界的な経済情勢悪化もあり、慎重に詰めていくことになりそうだ。

455とはずがたり:2009/05/08(金) 13:38:00
輸出17カ月連続減 清水港3月の貿易
04/30 07:56
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20090430000000000013.htm

 名古屋税関清水税関支署がまとめた3月の貿易概況(速報値)によると、清水港の輸出は前年同月比51・5%減の928億円で、17カ月連続で減少した。平成7年5月以来、1000億円を下回った2月に続いて2カ月連続で大台を割り込んだ。輸入は41・3%減の512億円で、5カ月連続の減少となった。
 品目別では輸出は「鉱物性燃料」(13億円、17倍)、「医薬品」(3億円、23・8%増)などが増えたものの、「二輪自動車類」(221億円、48・0%減)、「原動機」(83億円、63・7%減)「自動車の部分品」(82億円、52・5%減)などは減った。
 輸入は「織物用糸及び繊維製品」(8億円、28・5%増)、「飼料」(10億円、16・2%増)などが増加したのに対して「魚介類(生鮮・冷凍)」(110億円、50・8%減)、「がん具及び遊戯用具(2億円、94・0%減)、「原動機」(4億円、83・2%減)などは減少した。
 地域別では、輸出、輸入とも「EU」「アジア」「アメリカ」のいずれも減少した。
 御前崎港は輸出が自動車、二輪自動車類などの減少が目立ち、全体でも71・8%減の130億円で、6カ月連続の減少。輸入は54・7%減の21億円で、4カ月連続の減少となった。田子の浦港は輸出が34・5%減の10億円で、8カ月連続の減少。輸入は19・3%減の25億円で、6カ月連続で減少した。

456荷主研究者:2009/05/14(木) 00:13:02

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/87346
中津港 国が開港指定 輸出入手続きが可能に 県内5番目
2009年4月4日 01:40 西日本新聞

 国は1日付で、関税法に基づき、国外との輸出入が直接できるように中津港(中津市)を開港指定した。国外から中津港に入る船は、開港指定された別の港に立ち寄って輸出入の手続きをする必要があったが、開港指定後は中津港に直接入れるようになる。

 県内では大分、佐賀関、津久見、佐伯の4港で開港指定されており、中津港で5番目。

 中津港では2004年9月に大型外航船が入港できる水深11メートル岸壁の供用を開始。ダイハツ九州(中津市)が07年10月に欧州向け、08年4月に東アジア向けの輸出を始めた。

 県によると、自動車専用船は国外から中津港に入る前に、開港指定された大分港などに立ち寄っていたため、中津港での荷役完了が遅くなり、出港は入港の翌日になっていた。開港指定後は中津港に直接入港するため、早朝から荷役でき、夕方に出港できるという。

 中津港での欧州向けの自動車輸出は08年12月までに3万7301台、東アジア向けは1214台となっている。

 県港湾課は「中津港での入出港の時間が短縮でき、船舶輸送費の経費削減にもつながる」と期待している。

=2009/04/04付 西日本新聞朝刊=

457荷主研究者:2009/05/14(木) 00:13:53

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/85010
佐伯港岸壁整備のしゅんせつ土 県、ふ頭整備に活用へ 大入島埋め立てに用いず
2009年3月24日 01:05 西日本新聞

 地元住民の反対運動で工事が中断している佐伯市の大入島埋め立て事業で、広瀬勝貞知事は23日、佐伯港の水深14メートル岸壁の整備に伴うしゅんせつ土砂を、埋め立てに用いるのではなく、同港のふ頭用地整備に活用する考えを示した。同日の定例記者会見で明らかにした。2010年度に泊地と航路のしゅんせつを始め、当初計画通りに13年度の岸壁供用開始を目指す。

 広瀬知事は「一番やりたいのは埋め立てだが、岸壁を早く供用開始させないといけない」と説明。「埋め立てを引き続き(反対住民に)お願いしたい」と述べた。

 従来は、しゅんせつ土砂を大入島の埋め立てに活用する計画だったが、地元の反対を受け05年から工事が中断。このため、しゅんせつ土砂を約14万立方メートルまで減らした上で、岸壁の背後地となるふ頭用地の整備に使用するよう変更。国と県の事業費は約26億円となり、埋め立てに用いるより約5億円膨らむ見通し。今後、県は増額分の負担割合について国と調整する。

 この日の知事会見を受け、佐伯市の西嶋泰義市長は「水深14メートル岸壁の早期供用開始は市民の強い願いであり、新たな展開を見せ動きだしたことはうれしい」とコメント。埋め立てに反対する下川善信・石間区長は「ふ頭整備に異存はないが、埋め立ての白紙撤回を明確にしてもらいたい」と話している。

=2009/03/24付 西日本新聞朝刊=

458荷主研究者:2009/05/14(木) 00:39:55

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/156428.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2009年04/01 14:00 北海道新聞
苫小牧港開発 売上高9・9%増 08年度、土地分譲が好調

 工業用地分譲、フェリーターミナル運営の第三セクター苫小牧港開発(苫小牧)は三十日、二〇〇八年度の売上高が前年度比9・9%増の二十八億六千六百万円となる決算見通しを明らかにした。土地分譲が好調だったためで、過去十年では最高となった。

 経常利益は同32・6%増の六億九千二百万円で四年連続の増収増益、純利益は同1・1%減の三億五千五百万円を見込む。

 土地分譲のうち工業用地は前年と同じ六件。昨年十月から使われているJR貨物苫小牧駅の第三コンテナホームや、今秋オープンするウトナイ湖畔の「道の駅」の用地分譲が金額を押し上げた。住宅地はウトナイ地区の十七区画で、前年の九区画のほぼ倍となった。

 同社は「景気悪化で来年度は土地分譲が厳しく、減収減益となる可能性が高い」としている。(山田崇史)

459荷主研究者:2009/05/14(木) 00:40:35

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/156187.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2009年03/31 14:54 北海道新聞
苫小牧港 北米航路「撤退せず」 ハイリスク港指定で船社

 苫小牧港が森林害虫マイマイガ(アジア型)のハイリスク港に指定される問題で、同港と北米を結ぶ唯一の定期コンテナ船を運航する「ウエストウッドシッピングラインズ」(米国)は三十日、「ハイリスク港に指定されても撤退しない」と明言、道内唯一の北米航路を維持する考えを明らかにした。

 同日、苫小牧港管理組合を訪れた、同社の岩渕浩俊・極東代表が明言した。同社は二〇〇七年度に指定を受けた八戸港では、寄港を中止しており、苫小牧港からの撤退が懸念されていた。岩渕極東代表は「八戸とは違い、苫小牧には安定的な貨物量がある」と説明。現在の月二回の寄港回数も維持するという。

 北米船の苫小牧寄港は、不定期船も年間十−十五隻あるが、同組合は「大きな影響はないのでは」とみる。〇七年度指定の函館港でも「寄港が減ったことはない」(函館市港湾空港部)としている。

 ただ、ハイリスク港指定は「具体的な影響より、イメージダウンが大きい」(八戸港管理所)。航路開設や寄港などポートセールスにはマイナス要因で、同組合は薬剤散布のエリアを昨年の倍にするなど防除対策を強化し、「指定解除を目指す」としている。

 ハイリスク港は、米、カナダ両政府が〇七年度から、マイマイガの北米進入阻止を目的に指定。苫小牧港は昨秋、農林水産省が同港周辺で行った成虫捕獲調査で基準数を超え、指定が確実となった。(俵積田雅史)

460荷主研究者:2009/05/14(木) 00:42:15

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/154715.html?_n1040=46&_n1041=24&_n1042=24&_n1043=2&_n1048=2
2009年03/24 14:20 北海道新聞
釧路港西港のジブクレーン 市、釜石市に売却

 釧路港西港のコンテナ荷役用機械「ジブクレーン」を、釧路市が岩手県釜石市に約一億五千万円で売却することが決まった。西港では能力の高い「ガントリークレーン」の稼働が控えており、“不要物”を売却できることに、財政難の市も胸をなで下ろしている。

 ジブクレーンは、韓国との国際コンテナ航路が開設した二〇〇二年八月に石狩湾新港管理組合から購入し、約三億五千万円かけて設置した。コンテナをワイヤで釣り上げて、一時間で約十五個を扱う。

 稼働後、港湾関係者から、大型コンテナ船誘致を視野に、作業能力が約二倍になるガントリークレーンの導入を求める声が上がったため、市は約九億円かけて建設を進めている。八月末に稼働予定だ。

 建設後に不要となるジブクレーンについて、市は昨年当初から全国的に売却先を探していたが難航。見つからなければ年間八百万円の維持費が発生し、鉄スクラップとして売却しても数百万円程度の収入しか見込めなかった。

 ところが昨年夏、市港湾空港部の繁本護部長が東京で釜石市の港湾担当の幹部と偶然居合わせ、ジブクレーンの購入を計画中と知り、交渉が進んだ。

 繁本部長は「売却先が見つかって良かった。今後はガントリークレーンをPRして港湾貨物取扱量の増加につなげたい」と話している。(浦崎竜馬)

461とはずがたり:2009/05/14(木) 10:26:30
>>459
マイマイガ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240550875/23-24

>>460
なんとw
>ところが昨年夏、市港湾空港部の繁本護部長が東京で釜石市の港湾担当の幹部と偶然居合わせ、ジブクレーンの購入を計画中と知り、交渉が進んだ。

462教えてください:2009/05/20(水) 14:36:13
東京(もしくは横浜)〜シンガポール間で、コンテナ輸送するのに、格安でサービスしてくれる船会社をご存じの方、教えて頂けませんか?輸送項目は、ピアノです。毎月最低30台ほどのピアノをコンテナで運ぶ必要があります。

463名無しさん:2009/05/25(月) 15:35:37
日商陸運のコンテナが河内長野周辺に沢山あったのだが、今は和泉市のスクラップ場で大量留置

464荷主研究者:2009/06/04(木) 23:19:20

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904170074.html
'09/4/17 中国新聞
福山港第2バース、22日着工
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 広島県は22日、福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナル(CT)に第2バースを着工する。入港が重なったコンテナ船が海上で待機する「沖待ち」の解消を図る。2011年度の供用開始を予定している。

 県によると、現在の第1バース南西を埋め立て、同規模(長さ約200メートル、幅約60メートル、水深10メートル)のものをつくる。泥の拡散を防ぐ措置をした後、海底の地盤を強化する工事を進め、年明けから本格的な埋め立てに着手するという。

 総事業費は約60億円。県と国がそれぞれ約24億円、市が約12億円を負担する。第2バース完成に合わせガントリークレーン1基も増設される。

 県空港港湾部は「2バース化により作業効率を高め、利用を促進したい」としている。

【写真説明】貨物船が接岸する福山港国際CTの第1バース。左側の海域に第2バースが整備される

465荷主研究者:2009/06/04(木) 23:58:56

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=158456
2009年4月18日 新潟日報
釜山便、輸出の利便性アップ

 新潟港と韓国・釜山港を結ぶ定期貨物航路(釜山航路)で、新潟をラストポート(最終寄港地)として釜山に向かうコンテナ便が19日に開設されることが17日、分かった。これまでは新潟を出た後、他の港にも寄っていたため釜山まで3、4日間かかっていたが、この便では2日間に短縮され、輸出面の利便性が向上する。県は集荷拡大の起爆剤にしたいと期待を寄せている。

 運航するのは興亜海運(ソウル市)。日本総代理店は三栄海運(東京)で、新潟港での代理店はリンコーコーポレーション(新潟市)が務める。

 運航頻度は週1便。積載能力653TEUのコンテナ便が日曜に新潟を出港し、火曜に釜山に到着。水曜に釜山を出港し、苫小牧、秋田に寄った後、土曜に再び新潟に入港する計画だ。第1便は19日に新潟東港に寄港する予定。

 既存の便は新潟を出た後、秋田にも寄っていたため輸出の際の時間的ロスが指摘されていた。このため運航スケジュールを改編し“釜山直行便”を誕生させた。県港湾振興課は「輸出にも便利になった。集荷促進に努め、新潟港の発展につなげたい」とする。

 県と、釜山港を管理する釜山港湾公社は昨秋、「物流協力に関する了解覚書」を締結。釜山でのトランシップ(他港向け積み替え)利用拡大による両港の活性化に向け連携している。3月の協議会で、新潟が日本の最終寄港地となる便の開設を目指すことで合意していた。

 県によると、釜山航路の輸出品目で最も多いのは古紙や廃プラスチックなどの再利用資材で、2007年は3597TEUと全体の21・4%を占めている。

466荷主研究者:2009/06/05(金) 00:14:41

http://kumanichi.com/news/local/main/20090425006.shtml
2009年04月25日 熊本日日新聞
八代港に初の国内定期コンテナ航路開設

記念式典で坂田孝志市長から花束を渡される飯田節男社長(左から2人目)=八代港

 国内定期コンテナ航路「瀬戸内航路」が二十五日、県内最大の貿易港・八代港(八代市新港町)まで延伸された。同港には韓国・釜山との定期航路があり、同港を経由した熊本と関西間や海外との物流の活発化が期待される。

 瀬戸内航路は、鈴与海運(静岡市)が運航。神戸、大阪、博多、門司などの各港を回っている。今後は最大積載百四TEU(二十フィートコンテナ換算)のコンテナ船が週一回、八代港と博多・門司港間を往復。年間二千TEUの取扱量を見込んでいる。

 同社の飯田節男社長は「八代港は九州の真ん中にあり利便性が高いる。海外とのきめ細かい貿易や南九州の農産物や八代の工場で消費する原材料などの取引に期待したい」と話している。

 同日は、初の国内定期航路の開設を祝って同港で記念式典があり、坂田孝志市長が「貿易港に指定されて五十年の節目。高まったポテンシャルを生かして、地域を大きく発展させていきたい」とあいさつした。(野田一春)

468荷主研究者:2009/06/14(日) 15:04:46
>>185 >>440
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/89867
2009年4月17日 01:26 西日本新聞
三池港 国際コンテナ14%減 昨年度、初の前年度割れ

 大牟田市の三池港と韓国・釜山港を結ぶ週1便のコンテナ航路が世界同時不況の直撃を受け、取扱量が激減している。2008年度は前年度比14%減の2619TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまり、06年4月の就航以来初めて前年度実績を下回った。県や市でつくる「マイポートみいけ利用促進協議会」は荷主助成などを拡充し、利用を促す方針。

 同航路のコンテナ取扱量は、06年度1235TEU、07年度3047TEUと順調に拡大。市や県は08年度に5000TEUを達成させ、週2便への増便を目指していた。

 08年度の4‐10月は前年同期比45.5%増と好調だったが、11月以降、主力の化学製品・原料が急速に落ち込んだ。今年2月には前年同月比85.8%減の46TEUとなるなど、年間累計でも前年度より428TEU少なかった。

 県は09年度予算に500万円を計上し、引き続きコンテナ1本当たり2万円の荷主助成を実施する。一企業当たり10万円(5本)が上限だったが、新規利用企業については14万円まで引き上げた。

 協議会は有明海沿岸道路の矢部川大橋開通による利便性向上を大川市の家具業者にPR。実際に三池港を利用する業者も現れている。安定的な取扱量を確保するために「大手化学メーカーへの依存度を減らし、幅広い分野の荷主を確保したい」(県港湾課)という。

=2009/04/17付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/90078
2009年4月18日 00:11 西日本新聞
三池港 釜山航路貨物 14%減 08年度 不況直撃 初の前年割れ

 福岡県大牟田市の三池港と韓国・釜山港を結ぶ週1便のコンテナ航路が世界同時不況の直撃を受け、取扱量が激減している。2008年度は前年度比14%減の2619TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまり、06年4月の就航以来初めて前年度実績を下回った。福岡県や大牟田市でつくる「マイポートみいけ利用促進協議会」は荷主助成などを拡充し、利用を促す方針。

 同航路のコンテナ取扱量は06年度1235TEU、07年度3047TEUと順調に拡大。市や県は08年度に5000TEUを達成させ、週2便への増便を目指していた。

 08年度の4‐10月は前年同期比45.5%増と好調だったが、11月以降、主力の化学製品・原料が急速に落ち込んだ。今年2月は前年同月比85.8%減の46TEUとなるなど、年間累計でも前年度より428TEU少なかった。

 県はコンテナ1本当たり2万円の荷主助成を引き続き実施。一企業当たり10万円(5本)の上限を、新規利用企業は14万円まで引き上げた。協議会は有明海沿岸道路の矢部川大橋開通による利便性向上を同県大川市の家具業者などにPR、安定的な取扱量を目指す。

=2009/04/18付 西日本新聞朝刊=

469荷主研究者:2009/06/14(日) 16:47:07

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/160670_all.html
2009年04/22 14:15 北海道新聞
昨年度の苫小牧港 コンテナ輸出量24%減 円高直撃 最大の下げ幅

 国際コンテナターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合は、二〇〇八年度の苫小牧港の国際コンテナ取扱量をまとめた。輸出は前年度比24%減で、同組合設立の一九九七年度以来、最大の減少幅となった。下半期が同38・6%減と急落しており、昨秋以降の世界経済の悪化と円高が直撃した形だ。(俵積田雅史)

 輸出は、長さ二十フィート(約六メートル)のコンテナ換算で三万二千七百二十六個で前年度より一万三百二個の減少。上半期は同8・1%減にとどまっていたが、十月以降に急減。一月は特に落ち込み、同54・1%減となった。

 東南アジア向けの新聞紙や中国向けの上質紙の落ち込みが目立つほか、韓国向けのスケソウダラ、中国向けのサケも激減。同組合は「円高による影響が大きい。特に中国の動きが鈍い」としている。

 一方、輸入は同5%増の八万七千三百七十九個で、中国からの日用雑貨などが堅調。輸出入合計では、同4・9%減の十二万百五個。

 また、荷物なしの空コンテナは同9・1%増の五万九千三百三十五個だった。

 同ターミナルは昨年八月に西港から東港に全面移転し、取扱量の増加が期待されていただけに同組合の高橋清志常務理事は「これからという時期に大打撃。輸入も減少し始めており、先が見えない」と話している。

471とはずがたり:2009/06/24(水) 15:30:07
シーアンドレール、2度目の試験を 県が国に要望
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090624f

 県は23日、秋田港を拠点としてロシアへの物流ルートを構築する「環日本海シーアンドレール構想」に関し、本年度内に2度目の実証試験を行うよう国土交通省に要望していることを明らかにした。既存の航路や港湾設備を活用した暫定輸送の可能性を探ることなどが狙いで、試験は数カ月程度の一定期間、継続して行うことを目指している。

 国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長は「地元秋田の強い要望は本省に伝えており、構想実現のきっかけができるよう秋田港湾事務所としても要望している」と述べ、2度目の実証実験が実現するかどうかは本省の判断との認識を示した。

 県と同事務所によると、試験は一定期間にわたって実施し、商業ベースの可能性なども調査。昨年2月の実証試験では、秋田臨海鉄道・秋田北港駅から積み荷を大浜地区のコンテナヤードに運搬する際、港湾道路を封鎖して自走式の専用クレーンで運搬したが、今回は道路封鎖を行わず、実践に近い形での試験を想定している。

 試験の積み荷については、県が今後、継続的利用の可能性も含めて需要調査を行う予定。ロシア・ボストーチヌイ港への定期航路が開設されていないため、韓国・釜山への定期航路を利用することも視野に入れている。
(2009/06/24 10:41 更新)

472荷主研究者:2009/07/12(日) 19:09:13

http://kumanichi.com/news/local/main/20090608002.shtml
2009年06月08日 熊本日日新聞
国際コンテナ県外港に流出、県が1億円助成へ

 経済危機の影響を受け八代港(八代市)と熊本港(熊本市)を利用する国際コンテナ貨物が、コストの安い県外港に流れている。県は取扱量の減少に歯止めを掛けるため、本年度一般会計補正予算案に荷主企業への緊急助成として総額1億円を盛り込み、10日開会の6月定例県議会に提出する。

 県港湾課によると、県内で国際コンテナを扱うのは韓国・釜山港と結ぶ八代、熊本の2港。「20フィート(6メートル)コンテナ」を基準とする2008年の取扱量は八代7595基(前年8156基)、熊本2431基(同2875基)でそれぞれ減少。特に八代港では経済危機後の08年10月、前年より256基も減った。

 関係企業への県のヒアリングでは、貨物港としての規模に勝る福岡市の博多港で貨物の獲得競争が激化し、運賃引き下げが頻発。結果的にコスト高になった県内2港を敬遠し、博多港へ移す傾向があるという。

 県は今回、新規荷主にコンテナ1基あたり1万円、継続の場合は5000円を助成する。既存の助成制度の上限を撤廃し、両港で取り扱う国際コンテナすべてを対象とした。(小多崇)

473荷主研究者:2009/07/12(日) 20:47:00

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20090616103.htm
2009年6月16日03時13分 北國新聞
年内に輸送社会実験 複数企業で貨物船チャーター 金沢港利用促進会議

 北陸の輸出企業約20社でつくる金沢港利用促進会議(事務局・県鉄工機電協会)の「金沢港合い積み輸送トライアル事業」が15日までに、国土交通省の今年度広域地方計画先導事業に採択された。同事業では、金沢港を利用する複数の企業が出荷時期を調整し、貨物船を共同でチャーターする「合い積み」を軌道に乗せるため、年内をめどに荷主と物流業者が協力した社会実験を行い、求荷求船システムの構築を目指す。

 総事業費1300万円で、全額、国庫委託金が充てられる。

 同事業では金沢港利用促進会議が中心となり、参加企業の貨物情報を集約。大手企業がチャーターした貨物船での共同出荷に加え、出荷する方面や時期が近い貨物を集めて共同配船する。船会社と荷主間の調整役は金沢港運が担うとみられ、県が全体の調整を行う。

 共同出荷システムの構築に向けた社会実験は、太平洋側に就航している貨物船を金沢港に寄港させて行う。実験では、金沢港寄港にかかった割増料金の一部を助成する。

 社会実験を通じ、ライバル社同士の貨物の調整法や、採算性などの課題を抽出。実務者会議や企業ヒアリングで解決策や成果を取りまとめ、民間の採算ベースに乗った自立的取り組みとして、来年度以降も継続できるような仕組みを作る。

 北陸の輸出企業は現在、船便数が充実する神戸や名古屋を積み出し港として使うケースが多い。地元企業が金沢港を利用できれば、陸上輸送の時間やコストを削減できる利点があり、国交省は全国でも珍しい3県企業による共同配船の取り組みを、モデルケースに位置付けている。

 県は今年度、金沢港発着のコンテナ船、共同出荷によるチャーター貨物船を利用した輸出入を、前年度実績より一定量増やした事業者への助成制度を創設している。会議発足当初から事務局の一員として参加する県は、「まずは成功事例を作ること。それが持続した取り組みとなれば、将来的な定期航路の拡充にもつながる」と期待を寄せている。

474とはずがたり:2009/07/28(火) 11:29:59
太平洋海運<9123.T>1株に対し、郵船<9101.T>0.244株を割り当て交付=経営統合で
2009年 07月 27日 11:05 JST
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnTK031579220090727

 [東京 27日 ロイター] 日本郵船(9101.T: 株価, ニュース, レポート)と太平洋海運(9123.T: 株価, ニュース, レポート)は27日、経営統合にともない太平洋海運1株に対し、郵船(9101.T: 株価, ニュース, レポート)0.244株を割り当てると発表した。

 12月1日付で太平洋海運は日本郵船の完全子会社化となる予定。太平洋海運は上場廃止となる。

477荷主研究者:2009/08/12(水) 17:47:08

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513925006
'09/07/31 山陰中央新報
境港をリサイクルポートに

境港のリサイクルポート指定に向け、初会合で協議する準備協議会のメンバーたち=境港市大正町、境港管理組合

 境港をリサイクル施設の立地に適した総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として国の指定を受けようと30日、鳥取、島根両県や境港市、境港管理組合、鳥取県西部のリサイクル業者、市民らによる境港リサイクルポート準備協議会が発足し、同市内で初会合を開いた。来年度2月ごろまで会合を重ね、2010年度の指定を目指す。

 同ポートは鉄くず、古紙、古タイヤなど循環資源の搬出入(静脈物流)の拠点となる港。指定により同資源を陸上輸送から海上輸送に転換しやすくなり、企業は環境負荷とコスト削減ができ、産業集積が進めば経済活性化も見込める。

 全国では21港が指定済みだが、山陰にはない。境港は08年度の指定を目指していたが、「取扱量や企業集積の伸びが見込めない」として、認められなかった経緯がある。

 初会合には関係者約30人が出席。管理組合の担当者が、境港には貨物用の岸壁が4カ所計約27ヘクタールあるが、大半が原木で埋まり飽和状態にあり、循環資源用のスペースは約2ヘクタールと少なく、長期保管を制限した区域も多いといった現状を報告した。

 これを踏まえ、リサイクル業者たちが「今のスペースでは事業拡大も産業集積も進まない」と訴え、岸壁整備などでスペースが拡大すれば、大量物流による北東アジア諸国とのビジネスがしやすくなるとの意見も出た。

 今後、岸壁の使途見直しや食品関係企業との調整などを議論し、国に申請するための静脈物流拠点整備計画を策定する。

 同管理組合によると、境港の海上輸送による循環資源取り扱い量は07年が3万3千トンだったが、13年には13万7千トンにまで増加する見込み。

478荷主研究者:2009/08/12(水) 17:59:42
>>470
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513907005
'09/07/30 山陰中央新報
日韓ロ定期貨客船就航1カ月、成果と課題

環日本海航路活性化プロジェクト解散式で、職員の労をねぎらう平井伸治鳥取県知事=鳥取市東町1丁目、県庁

 日韓ロ定期貨客船が6月30日の境港初入港から1カ月となった30日、鳥取県庁内に設けた環日本海航路活性化緊急プロジェクトチーム(PT)解散に伴う総括会議があった。境港−東海(トンヘ)間の1往復平均乗客は443人で、旅客は上々の滑り出しになったと報告された一方、県西部に韓国語の看板やハングルを理解できる人が少ないなどの課題も指摘された。

 境港−東海を7往復就航した1カ月間の乗客総数は3102人で、片道の乗船率(定員458人)は48・3%。運航会社の当初計画では、1年目は1往復平均300人を想定しており、予想を上回る利用客となった。

 ただ、韓国人乗客2965人のうち、65%が大山登山を目的に船中泊だけで帰る「弾丸ツアー客」。県は、宿泊客増へ、韓国の旅行業者に米子−ソウル便を併用した旅行商品の開発を促すとした。

 受け入れ態勢では、韓国語が話せるスタッフの不足が課題として上がり、1人を大山寺観光案内所に配置する計画が報告されたほか、入国管理手続きが2時間も掛かるため、迅速化が必要との指摘もあった。

 今後、8月に韓国人約8千人の予約があり、日本人客は10月末までに約1千人が利用する予定。

 貨物は、建設資材や水産品などのコンテナ7本と、電子部品や自動車部品、工作機械などのバラ貨物があった。山陰両県や山陽・関西地方で44社の利用見込み企業があり、県は年内実績21社を目標に、今後も働き掛ける。

 PTの解散式で、平井伸治知事は「PTの成果を担当部署へうまく引き継いでほしい」と話し、労をねぎらった。

479荷主研究者:2009/08/12(水) 18:02:44
>>478
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513441005
'09/07/09 山陰中央新報
境港に日韓ロ定期貨客船初の輸入貨物

輸入したコンテナを背にして、花束を贈られる長棟信泰社長(左端)ら=境港市昭和町

 境港に9日、韓国・東海(トンヘ)から日韓ロ定期貨客船の定期運航第1便が到着し、米子市の企業が韓国から輸入した建設資材などのコンテナ2本が陸揚げされた。船が接岸した境港市昭和町のコンテナヤードでは、荷主や鳥取県の関係者らが祝賀行事を開き、同航路初の輸入を祝った。

 米子市旗ケ崎6丁目の建設会社「リバース」(長棟信泰社長)が外壁用断熱パネル300平方メートル分と断熱用ボード145枚を、境港市昭和町の商社「アダチトレーディア」(安達弘太郎社長)が冷凍カニをそれぞれコンテナ1本分輸入した。

 船体からのコンテナ搬出を見届けて開かれた祝賀行事には20人が出席。長棟社長ら荷主や荷役代理店の代表らに花束が贈られた。

 12日にもコンテナ1本が入る予定で、米子市皆生6丁目の設計会社桑本総合設計(桑本賢一社長)など3社が共同でポリカーボネイト板420枚を韓国から輸入する。

 長棟社長(54)は「地元周辺で使う建材はこれまで境港のコンテナ航路を使ってきた。今後はコンテナでは運べない鋼材など長いものを貨客船で運びたい」と話した。

 一方の旅客は、県や船会社によると、この日の入国者、10日の出国者ともそれぞれ約20人。12日には韓国から複数の団体登山客約190人など計約270人が到着するという。

480荷主研究者:2009/08/17(月) 22:27:13

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160429
2009年8月14日 新潟日報
姫川港へ外航船が直接入港へ

 財務省は14日、姫川港(糸魚川市)を外航船舶が直接入港できる港に指定した。20日から関税手続きが同港でできるようになり、利便性が向上する。

 この関税法上の「開港指定」は県内4港目。これまで姫川港に向かう外国からの貨物船は、開港指定を受けている直江津港などで関税手続きをしてから、姫川港に入港するため3〜4時間のロスがあった。

 姫川港は1973年に開港。セメント輸出や石炭輸入を中心に利用が拡大し、2008年に入港した外航船舶は89隻だった。同市の米田徹市長は「利便性が向上した港が地域経済活性化の拠点になることを期待する」とコメントした。

481荷主研究者:2009/08/17(月) 22:51:51

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjun0906797/
2009/06/29 神奈川新聞
歯磨きの輸入増加/横浜港経済

 横浜港への歯磨きの輸入実績が伸びている。横浜税関の集計によると、2008年は5721トン(前年比13・3%増)、38億円(4・3%増)でいずれも過去最高となり、全国シェアの半分以上を占めて1位となった。

 国内メーカーが海外大手に生産を委託している製品が横浜に荷揚げされる例が増えたことが原因で、05年から急増した。地域別では米国からが86%、アイルランドからが13%となっている。

 虫歯や歯周病予防の意識向上を追い風に「高付加価値のものを中心に出荷量が増えており、輸入も増加基調」(横浜税関)が続くとみられている。

482荷主研究者:2009/08/17(月) 22:58:53

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjul0907796/
2009/07/31 神奈川新聞
商船三井、50年の歴史持つ支店を廃止/横浜

 海運大手の商船三井は、横浜支店(横浜市中区山下町)を廃止し、グループの海運代理店に業務を継承する。前身の大阪商船、三井船舶の時代から横浜港を主要港の一つとしてきたが、世界同時不況の荒波を受けて看板を下ろことになった。

 100%子会社の代理店「MOL JAPAN」の横浜支店が、8月10日に同区弁天町6丁目の宇徳ビルに移転して業務を引き継ぐ。これまでは同じシルクセンター内に同居していた。

 国内の港では商船三井と代理店が二枚看板で業務に当たってきているが「横浜はコスト削減に向けた合理化の初のケース」(三浦和彦MOL JAPAN横浜支店長)となる。業務自体は従来と変わらないという。

 横浜港の営業業務は京浜地区を一括してMOL JAPAN関東支社が担当。横浜支店は船積書類の発行などの支援業務を行う。「にっぽん丸」「ふじ丸」の客船業務の窓口機能も担う。

 商船三井の支店廃止で、横浜に支店を置く国内海運大手は日本郵船1社だけになる。商船三井に支店継続を要請していた横浜市港湾局は「支店廃止は残念でならない」と話している。

 商船三井は前身の三井船舶時代からシルクセンターに支店を構え、半世紀にわたり親しまれてきた。1981年に商船三井エージェンシーズに入社した三浦支店長の初任地も横浜支店で、「横浜はOBが多く、支店廃止をさみしく感じるのでは」と語った。

484とはずがたり:2009/08/23(日) 22:56:17
関東⇔北海道の船便の入口は茨城が最適じゃろう。
わざわざ房総半島の先っちょ経由して京浜港から更に埼玉・栃木・群馬に運ばれてる積み荷は全部常陸那珂港から北関・常磐道経由じゃヽ(`Д´)ノ

485荷主研究者:2009/08/30(日) 18:06:17
>>480
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160641
2009年8月28日 新潟日報
姫川港で第1船入港を祝福

 関税法の開港指定を受け、海外の船舶が直接入港できるようになった糸魚川市の姫川港で28日、開港指定後の第1船入港を祝う記念式典が行われ、関係者らが港の発展を願った。

 第1船はキプロス国籍の「マイニングスター号」(1万1403トン)。ロシア・ボストチヌイから石炭を積んで27日に入港した。

 式典は県、同港整備促進同盟会、同港利用者協議会が主催し、行政、同港利用者、地元関係者ら約80人が出席した。

 同船のキム・ビョン・サン船長とパク・ビョン・サン機関長に記念の盾や花束が贈られた。キム船長は「これからも安全に運行し、姫川港をもり立てていきたい」とあいさつした。

 続いて、関係者らがテープカットやくす玉を割り、開港と第1船入港を祝福。糸魚川白嶺高吹奏楽部による記念演奏も行われた。

 開港は全国119港目、県内では4港目。同港では石灰石、セメントなどの取扱量が増えたが、開港前までは直江津港で関税手続きをしてから入港していた。開港は時間や経費削減につながると期待されている。

486荷主研究者:2009/08/30(日) 18:10:55
これは酷いな。北九州港と博多港は共同でスーパー中枢港湾の指定を目指していたはずだが、このような状況では難しいだろう。そもそも釜山港に近い北部九州でハブ港を目指すのは今さら困難ではないか。
>07年の貨物取扱量は約5万4000TEU(20フィートコンテナ換算)と、取り扱い能力の約1割にとどまっていた。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/117739
2009年8月27日 01:27 西日本新聞
北九州市 利用低迷の若松区・ひびきCT ハブポート構想撤回 東側 コンテナ以外に利用

 利用が低迷している若松区の大水深港湾、ひびきコンテナターミナル(ひびきCT)について、北九州市は北九州港長期構想の中間取りまとめ案で、アジアの拠点港を目指し2020年までにコンテナ船用の岸壁2400メートルを追加整備するとしていた従来のハブポート構想を事実上撤回、「ものづくりを支える港」と位置付ける現実路線への転換を打ち出した。

 市は構想第1期として05年、水深15メートルの岸壁700メートルを備えるひびきCTを開設。これまでに約900億円が投じられ、市は約530億円を負担した。案では、未整備部分の西側を「長期的なコンテナ需要などの増大に対応する」との表現に改め、東側は近くに立地した工場の原料や製品などコンテナ以外の貨物用に利用すると位置付けた。

 ハブポート構想は1996年策定。経済発展著しい中国や、韓国の貨物を北米、欧州へ運ぶ中継地とする計画。だが中、韓で大水深港湾開設が相次ぎ、07年の貨物取扱量は約5万4000TEU(20フィートコンテナ換算)と、取り扱い能力の約1割にとどまっていた。

 市は今年1−3月、同港を利用する145社を対象にアンケートを実施。ひびきCTを「利用したい」としたのは回答した116社の12%にとどまり「利用予定なし」が73%と、今後の利用拡大が見込めなかった。

 市は「港近くの工場で、一般貨物を扱う岸壁の需要は高い。コンテナも徐々に集めていきたい」としている。

 同港長期構想は来年度中に策定予定で、20−30年後の港の概要を示す。中間取りまとめ案に対し、市は11−12月に市民からの意見を募る予定。

=2009/08/27付 西日本新聞朝刊=

488名無しさん:2009/09/12(土) 08:26:07
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090911301.htm
2009年9月11日 北國新聞
荷動きに回復の兆し 金沢港

不況で鈍っていた金沢港の荷動きに回復の兆しが出てきた。石川県や同港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、今年2月に前年同月比51・2%減に落ち込んでいたコンテナ貨物取扱量が8月に同22・6%減にまで戻した。中国向けにプラスチック材や部品関係が伸びているという。同港関係者は「予断は許さない」としているが、官民挙げての利用促進策も進んでおり、減少一辺倒だった潮目が変わり始めている。
金沢港のコンテナ貨物取扱量が急減したのは昨年11月から。金沢港運によると、昨年10〜12月のコンテナ量(20フィートコンテナ)は輸出入合わせて6271個だった。2007年10〜12月から11・8%減と2けた以上落ち込んだという。

厳しかったのは今年の1〜3月。コンテナ量は4044個となり、10〜12月比で35・5%減と2227個も減少した。昨年11月に大型船貨物の入港を可能にした大水深岸壁が暫定供用されており、金沢港運の関係者は「製造業の関係貨物が落ち込み、追い風が一気に逆風に変わった」としている。

しかし、月別で2月を大底として以降、プラスチック材料や古紙といった副資材の輸出が動き始めたという。主な輸出先は中国。4〜6月は4277個に増えた。7、8月の2カ月は既に3073個に達し、4〜6月を上回るペースを維持している。金沢港運関係者は「製造業の輸出は厳しいが、徐々に回復している」と指摘。建機の出荷もわずかながら、1〜3月よりは増えている。

   ■  ■

石川県はこうした荷動きを前向きにとらえている。2月に金沢−釜山航路が1便増の週5便体制となったことや、大水深岸壁の暫定供用以降、不定期のコンテナ船が42便寄港したことを成果に挙げ、「厳しい環境の中でも粘り強く利用拡大を推進したい」(港湾活用推進室)とする。今年度から荷主に対する助成制度を創設。一企業当たり年間100万円を上限に助成し、金沢港の集荷を後押しする。

民間側も金沢港利用促進に本腰を入れている。コマツなど石川県を中心とした製造業20社でつくる金沢港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)は、他の輸出企業を直接訪問し、貨物の合い積みを呼び掛けている。不定期も含めた船便情報をまとめたサイトを開設し、他港への貨物流出を防ぐ取り組みを進めている。金沢商工会議所に事務局を置く金沢港振興協会は製造業が多い白山、小松の両会議所の参加を得て荷量拡大に向けた活動を加速させている。

   ■  ■

回復の兆しが出てきた金沢港のコンテナだが、そもそも年間取扱量は「例年で3万個程度」(金沢港運)で、ライバルとされる富山伏木港の6万個の半分程度にとどまる。定期航路が韓国、中国合わせて週7便と月1便の北米航路がある金沢に対し、富山伏木は週9便プラス月2便と充実しており、「利便性で遅れを取っている」(同)のが実情だ。

ただ、景気の悪化で金沢同様、各港も貨物量が激減している。石川県鉄工機電協会は「不況下でも取り組みを継続することが荷量拡大につながる」としており、需要回復に伴って集荷や船の誘致をめぐる港湾競争が再び過熱しそうだ。

489名無しさん:2009/09/15(火) 23:05:02
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091500179&amp;genre=B1&amp;area=K00
2009年9月15日 京都新聞
舞鶴国際ふ頭に3社が進出 用地全区画が決定

京都府が来春の完成を目指して舞鶴市で整備を進める京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭の港湾関連用地に、風力発電のクリーンエナジーファクトリー(北海道)など3社が進出することが15日、決まった。公募していた全区画が埋まり、自然エネルギーを中心にした府北部の貿易、産業振興につながりそうだ。

進出するのは、クリーン社のほか、クレーン施設業の日本サルベージサービス(京都市南区)、港湾運送業の飯野港運(舞鶴市)。同ふ頭の用地約5ヘクタールのうち、クリーン社が約3・1ヘクタール、日本サルベージ社が約1・3ヘクタール、飯野港運が約0・6ヘクタールを利用する。

クリーン社は、国内で約100基の風車を設置し、風力発電シェアは3位。風力発電設備の大規模物流拠点を整備する。風力発電市場の拡大を見据え、欧州やアジアから輸入する部品の集積地として活用する。

日本サルベージはふ頭の移動式クレーン賃貸業に取り組む。飯野港運は港湾のオペレーションセンターを設け、通関業務を担う。

京都府庁で山田啓二府知事らと記者会見したクリーン社の鎌田宏之社長は「舞鶴は日本の真ん中に位置し、物流の好立地。日本の新エネルギーの成長拠点として活用したい」と話した。

490荷主研究者:2009/09/17(木) 22:06:25
>>346
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&amp;newsNo=160874
2009年9月13日 新潟日報
ナホトカ航路に黄色信号

 新潟港など日本の港とロシア・ボストーチヌイ港(ナホトカ市)、ウラジオストク港を結ぶ定期コンテナ航路(ナホトカ航路)が、ことし1月を最後に8カ月間も新潟に寄港していないことが12日、分かった。世界的な不況などで集荷が進んでいないのが要因。昨年9月、11年ぶりに復活した同航路だが、運航継続に「黄色信号」がともっている。

 同航路の運航スケジュールは、現在も月1回、ロシアから新潟に寄港した後、伏木富山、北九州、神戸、名古屋、横浜の各港を経てロシアに戻ることになっている。

 だが1月以降、新潟は“素通り”されているのが実態だ。背景には、米国発の世界的な不況に加え、貨物の主力と想定していた中古車の輸出が、ロシア側の関税引き上げで激減、集荷が進んでいない事情がある。

 さらに運航頻度が月1回の上、荷物が少ないと寄港しない不安定さからユーザーが敬遠。韓国・釜山港でのトランシップ(荷物積み替え)でボストーチヌイやウラジオストクに輸送する方に、シフトする動きがある。釜山経由は、ナホトカ航路よりも輸送日数がかかるが、「運航頻度が多い上、輸送運賃が3分の2程度と安価な点が有利」(海運関係者)という。

 ナホトカ航路の新潟での集荷ノルマは輸出入で計月50TEU(20フィートコンテナ換算)とされる。昨年9月の第1便こそ72TEUだったが、その後は右肩下がりで1月には10TEU程度に落ち込んだ。その後、新潟に寄港していない。

 ロシア経済の活況を受けて復活した同航路。関係者によると、早期に2隻目を投入し、新潟を日本での最終寄港地化する計画も進んでいた。さらに将来はシベリア鉄道を経てモスクワや欧州へ接続する構想もあり、本県の拠点化に向けて経済界の期待も高かった。

 代理店のリンコーコーポレーション(新潟市)は「不況など想定外の事情があったにせよ、残念な状況が続いている。荷物が少ないと素通りされ、さらに集荷も進まなくなるという悪循環になっている」と話している。

491荷主研究者:2009/09/17(木) 22:22:56

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/185442_all.html
2009年08/29 14:31 北海道新聞
海外航路増へ戦略を 石狩湾新港促進会 物流推進会議を設置

 【石狩】市や石狩市内の企業などでつくる石狩湾新港地域貿易経済促進会(会長・田岡克介市長)は、有識者らによる「物流推進会議」を設置した。海外定期航路増便に向け、海外での現地調査を踏まえ具体的な振興策などを提言してもらう方針だ。

 推進会議は田岡市長や石狩商工会議所の三津橋昌博会頭ら地元関係者はじめ、札幌商工会議所の青木雅典副会頭、ホクレン、道漁連、北大など産学官の関係者ら11人で構成される。

 27日に開かれた1回目の会議では、石油・天然ガスのサハリンだけでなく、ウラジオストクなど極東ロシア地域でもビジネスチャンスの拡大を図るとの認識で一致。10月に市の担当者がウラジオストクを中心とした地域の現地調査を行うことを決めた。

 会議はそうした調査を踏まえ、貨物量の確保や物流戦略の構築を図るにはどうしたらいいかについて提案。促進会の誘致活動につなげる。

 石狩湾新港の海外コンテナ航路は1997年に釜山との間で開設された。2003年には週3便の運航になったものの、翌04年には週1便に減便。「週に1便では石狩湾新港を利用しづらい」との声が企業から出ており、04年から5年連続でコンテナ取り扱い個数が減少。抜本的な対応策が求められていた。(荻野貴生)

492荷主研究者:2009/09/17(木) 22:25:24
>>487
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/186946_all.html
2009年09/05 13:25 北海道新聞
「ガントリークレーン」稼働 新国際コンテナターミナル供用開始 釧路港活性化に期待

真新しいガントリークレーンの前で行われた供用開始式

 釧路市が釧路港西港第3埠頭(ふとう)で建設を進めてきた大型コンテナ荷役機械「ガントリークレーン」が4日、稼働を始めた。市などは同日、新しい国際コンテナターミナルの供用開始式を同埠頭で行い、クレーンを起爆剤とする港の活性化に決意と期待を寄せた。

 式には港湾関係者や、8月30日の衆院選で当選した鈴木宗男、仲野博子、伊東良孝の3衆院議員ら約100人が参加した。蝦名大也釧路市長が「港湾機能の高度化で地域競争力が向上する」とあいさつ。テープカットに続き、市長の合図でクレーンが起動した。

 市内のホテルに会場を移した祝賀会では、釧路唯一の外国貿易コンテナ航路を週1便運行する南星海運(韓国)の金英治(キムヨンチ)会長が「利便性の向上で貨物が増え、週2便配船できるよう期待しています」との言葉を寄せた。

 ガントリークレーンは港湾関係者の強い要望を受け、市が約10億円かけ建設。従来のジブクレーンの約3倍の大型船に対応でき、作業効率も2倍の1時間約30個に改善する。クレーンを置く広さ約2・3ヘクタールの新コンテナターミナルには、冷凍コンテナ用の電源30口などを設け、東北海道の農水産物などの貨物集約を図る。(浦崎竜馬)

493荷主研究者:2009/09/17(木) 22:26:15

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/186298_all.html
2009年09/02 14:10 北海道新聞
道内最大級の新鋭船 十勝港でタグボート披露

 【広尾】十勝港でえい航作業を行っている「十勝ハーバータグボート」(渋田政盛社長)は1日、同港で新造タグボート「とかち」(169トン)を披露し、安全祈願祭を行った。機関出力3600馬力で道内最大級のパワーを誇る新鋭船。

 とかちは7月に函館の造船所で進水。全長32・3メートルで最大49トンのえい航能力がある。引き綱の張力を常に最適の状態に保つ装置を装備し、えい航作業を効率良く安全に行う。

 事業費は約5億円で、うち1億1800万円を町が地域総合整備財団(東京)を通じて十勝ハーバーに無利子融資。輸入配合飼料コンビナートの本格操業時に最大8万トン級の穀物運搬船(パナマックス船)が定期的に入港する見通しであるため、えい航能力を整える狙い。

 渋田社長は「来年4月から十勝港に常時配備し、パワーと安全装備で的確に作業を行いたい」と述べた。(山本哲朗)

494名無しさん:2009/09/19(土) 22:24:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000125-mailo-l15
2009年9月18日 毎日新聞
北東アジアフェリー:就航2カ月半で運休に 事業先行きも不透明 /新潟

◇旅客、貨物ともに低迷、船舶も確保できず

日中韓露の4カ国の合弁会社が運営している国際定期貨客航路「北東アジアフェリー」について、日本法人「北東アジアフェリージャパン」(新潟市)は17日、船舶が確保できなくなったとして、当面の間、運休すると発表した。6月28日の就航以来、旅客、貨物ともに利用が低迷していたが、2カ月半で運休となり、事業の先行きは不透明な状態となった。【小川直樹】

同航路は日本海を囲む韓国・束草(ソクチョ)−新潟市−ロシア・トロイツァの3港を、V字形の航路で1週間かけて往復する。

当初から船の確保に手間取り、就航時からこれまで2隻の臨時船を使ってしのいだが、その間も、度々、運休した。2隻目の臨時船は9月末までの契約だったが、その後の船の手配ができず、既に14日以降の便も運休している。

同社の五十嵐純夫社長は毎日新聞の取材に「運休は残念。早く再開したいが、めどは立っていない」と話す。船の調達は韓国にある合弁会社の本社が船舶会社と交渉しており、日本法人は返事待ちの状態という。合弁会社は収益性を考え、安い価格の船を探しているが、条件に合う船を長期間確保するのは難しいという。

同航路は世界的な不況の中、当初から旅客と貨物の確保は厳しいとみられていた。就航から2カ月半の間、わずか5往復しか運航できず、旅客は延べ約250人にとどまり、貨物量もわずかだった。五十嵐社長も「初期段階から不安定な運航だったため、顧客をうまく確保できなかった面はある」と明かす。今回の運休によって一層の信用低下は必至とみられ、再開できても厳しい経営が続くことは避けられそうもない。

495名乗るほどでもない:2009/09/21(月) 10:51:55
>>北東アジアフェリー
過去このような日本海横断航路(コンテナ航路含む)はすべて廃止になってきた。
航路廃止の起因を振り返れば
ロシアにおける通関・輸送・治安の社会システムの未熟さ・リスク及びロシアビザ取得の頻雑さによる利用貨客の敬遠および需要の無さに尽きる!
制度・インフラの整備が整っていなければ当然リスク回避の為このルートを選択するはずが無い。
弊社では過去何度となくザルビノ経由東北亞ルートを利用(コンテナ輸送)したが所要時間の短縮、輸送コスト軽減は図れなかった。
結局再度大連経由に戻し輸送している。
現実はまったく違うのである!
ロシア・ザルビノ税関(ベルクート社) マハリノ・クラスキノ税関、中国琿春・長嶺子税関における通関時の時間的浪費および賄賂要求、こんなリスクのある輸送ルートをわざわざ利用する利便性など見出せる訳がない。
配船都合もあるかもしれないが、重要が無ければ航路運休は当然の結果である。
解決策はロシアの対応次第である。 国際物流ルール・社会モラルの問題である。
ザルビノ港ではロシア官吏が自らコンテナ封印を外し中から商品を盗んでいる現実を見てしまうとアホらしくて誰がこんなルート使うかって思う!
環日本海シーアンドレールなんぞ百年早い!
国交省はロシア鉄道輸送の現実をもっと勉強しろ!
こんなもんの利用促進の為の行政の無駄遣い・助成金などは即刻廃止しろ!
プリモルスキー地区各港はすべてR.マフィアが牛耳っている!

497荷主研究者:2009/09/27(日) 23:13:13

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20090921/CK2009092102000001.html
2009年9月21日 中日新聞
CO2削減し補助金 四日市港の利用促進策が成果

霞ケ浦北埠頭の整備が進むコンテナターミナル=四日市市の四日市港で

 CO2削減とコスト削減のために四日市港を使いませんか−。四日市港管理組合が2008年度から始めた「グリーン物流促進補助金制度」では、同港の利用により二酸化炭素(CO2)の排出量を削減した企業に補助金が交付されている。2年目に入り、給付企業数は倍増。評判は上々だ。

 「グループ全体でCO2削減を掲げていて、わが社にも努力目標がある。コスト面でも助かる」。大手小売店イオンのグループ会社で、衣料品輸入などを手がけるアイク(東京)。中国からの輸入などで四日市港と名古屋港を使う同社は、08年度から制度を利用している。08年度の四日市港での取扱量は、07年度より約6ポイント増加。09年度もさらに増やす計画だ。

 新たに四日市港での外貿コンテナ貨物取扱量を増やした分に対し、20フィートコンテナ当たり5000円を補助する制度。08年度の給付実績は、21社、約3000個分。09年度は倍以上の46社に交付を決定した。利用により短くなった陸上輸送距離から算定するCO2削減量も、08年度の約400トンから約970トンに増える予定だ。

 制度を利用する企業が増えた原因を同組合振興課は、制度の認知度が上がったことや、景気悪化により物流の見直しが進んだことなどがあると分析。このほか、「制度をきっかけに四日市港の利用を再検討したら、前より船便が増えており、使いやすくなっていた」(旭化成ケミカルズ)と、同港自体の認知度上昇も影響しているようだ。

 制度の最大の狙いは、四日市港の利用促進。県内の外貿コンテナ貨物でも、約3割しか同港を利用しておらず、6割以上が名古屋港に流れている事態(03年調査)の改善だ。

 環境対策をアピールし、コストも削減したい企業と、港の利用企業を増やしたい管理組合。同組合が実施を決めている来年度以降も、双方の関係が続くかどうかが注目される。

 (小林迪子)

498荷主研究者:2009/10/04(日) 03:56:21

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200910010057a.nwc
2009/10/1 Fuji Sankei Business i.
日本郵船 国内唯一の船員研修所閉鎖 主力は外国人 海外で育成

 日本郵船は30日、国内の船員研修拠点である新杉田研修所(横浜市磯子区)を10月1日付で閉鎖し、シンガポールの研修拠点に集約すると発表した。人件費抑制などの観点から同社は外国人船員の確保に力を入れており、日本人船員の数が減少しているために閉鎖する。今後はシンガポールの研修施設とフィリピンに設立した船員養成大学の2拠点を中心に人材を育成する方針だ。

 新杉田研修所は2002年に開設された同社唯一の国内研修所。昨年は延べ約770人が研修を受けたが、日本人は半分以下に留まっていた。一方、06年11月にはシンガポールに新たな研修施設を開設。操船シミュレーターなど最新の訓練機器をそろえ、主に外国人船員を対象に研修を行っている。10月以降は日本人船員を含めすべての研修をシンガポールで実施する。

 同社の赤峯浩一経営委員は、「人件費を抑えて国際競争力を維持するため、外国人船員の確保に力を入れてきた。現在は船員の大半は外国人で、研修拠点の海外集約は自然の流れだ」と説明している。

 現在は約2700人が日本郵船管理の船舶で働いているが、このうち日本人は約300人に過ぎない。また、同社では外国人船員の長期育成にも力を入れており、07年にはフィリピンに4年制の船員養成大学を設立、356人の学生が授業を受けている。日本国内にも商船系の大学はあるが、船上でのハードな勤務が嫌気されるなど、十分な人数を確保できないのが現状だ。

 同社では今後も外国人船員を増やしていく方針で、「安全運航のため、質向上に力を入れたい」(赤峯経営委員)としている。

500とはずがたり:2009/10/13(火) 17:00:05

長州出島に不況の波
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910130004
2009年10月13日

◆供用半年、利用ゼロ

 下関市の沖合で建設が進む人工島「長州出島」。3月に運輸物流ゾーンの一部の供用が始まったが、半年過ぎても入港の予定は無い。倉庫などのインフラ整備がまだ完全ではないなかでの供用開始だったとはいえ、ある程度の利用はあると見込んでいた市にとっては大きな誤算。世界不況による物流の低迷も追い打ちをかけた格好で、厳しい状況が続くことも予想される。

 人工島は、響灘が広がる下関市垢田沖にある。岸壁は幅300メートルで真新しい係留柱が均等に並び、多目的クレーンも備えられている。水深は約12メートルあり、3万トン級の船が接岸ができるのが売りだ。

 市の港湾計画に人工島が盛り込まれたのはバブル期の91年。東アジアをにらんだ物流拠点として、147ヘクタールを埋め立てる計画。関門海峡の海底の浚渫(しゅんせつ)で出る土砂の活用も目的の一つで、貨物船などが利用する「運輸物流ゾーン」(62ヘクタール)、マリーナなどを備えた「交流レクリエーションゾーン」(52ヘクタール)、余った土砂を埋める「土砂処分場」(33ヘクタール)を整備する構想だ。

 現在、事業化されているのは運輸物流ゾーンだけで、費用は755億円。供用が始まっているのはそのうち7・2ヘクタールで、昨年度までに660億円の事業費が投じられた。残りの埋め立ては15年ごろに終わる見込みだ。

 市は、人工島の具体的な需要予測は明らかにしていないが、課題となるのは、下関港の物流量だ。昨年の外国貿易の貨物量は101万6522トン、うちコンテナ取扱量は7万3621TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個分)で、99年度から昨年度までほぼ横ばいの状況。そんななかで船出した人工島だが、いきなり世界不況の荒波をもろに受ける形となった。下関税関支署によると、今年1〜6月は、輸出が前年同期比47%減、輸入も同31%減で、いずれも記録が残っている80年以降で最大の減少率だったという(いずれも速報値)。

 同港の物流は、韓国からの輸出入が5割台、中国が4割台を占める。両国の貨物の大半はフェリーで運ばれ、いずれも本港地区にある国際ターミナルを発着施設にしている。市は今後、本港地区の岬之町にあるターミナルを閉鎖し、その発着分を人工島に移転させる構想だが、その量はごく一部にすぎない。

◆需要生む策が課題

 結局、人工島を十分に生かすためには、新しい需要を生み出すことが欠かせない。だが、対岸の北九州市若松区に05年に開港した「ひびきコンテナターミナル」でも貨物取扱量の低迷が続き、同市が2年後に45億円を負担し、運営会社から港湾施設を買い取る事態に陥るなど、新規需要の創出は容易ではない。

 9月の下関市議会建設委員会では、市議が人工島の今後の方向性をただしたのに対し、市港湾局は島内で使うエネルギーを太陽光や風力、波力などで賄うモデルを提案。自然に優しい港湾施設として新たな付加価値を作り出す狙いを説明した。梅野修一局長は「将来のイメージ戦略とともに、岸壁使用料の減免など具体的なメリットも強調して売り込みたい」とする。

 中尾友昭・下関市長は「(新たな需要創出は)重い課題で、島全体について活用法があると思う。全庁挙げて考えたい」と話している。

501 ◆ESPAyRnbN2:2009/10/21(水) 21:20:11
前原が成長分野に位置づけた一つ、港湾関連はこちらでよろしいですか?
前原の行動の原点は、基本的に全てこれですね>やっていかなければならないのは選択と集中

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102101000812.html
拠点港湾を選び重点整備 国交相、ばらまきを批判

 前原誠司国土交通相は21日、横浜港を視察後、横浜市内で記者会見し「ばらまき的な港湾行政を
変えることが大切。やっていかなければならないのは選択と集中」と述べ、拠点となる港湾を選んで
重点整備していく方針を表明した。

 前原氏は、これまでの港湾整備によって「極めてコストの高い釣り堀(港湾)が点在している」と批判。
「どの港に集中するのか透明なルールをつくっていかなければいけない。われこそはという港には手を挙げて
もらい、公平、公正な選択基準で選ぶ」として、港湾を管理する地方の意向を尊重する考えを示した。

 国交省は2004年、コンテナ貨物を集約する「スーパー中枢港湾」に京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾
(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)の3地域を指定している。前原氏は、これらに加え、
鉄鉱石や石炭、家畜飼料などばら積み貨物の集約港についても、拠点化を進めるとした。

2009/10/21 20:19 【共同通信】

502 ◆ESPAyRnbN2:2009/10/21(水) 22:31:24
前原with林新市長。
神戸市長選後には、神戸港もまた、ハブポートの一つになるのだろう。
民主に鞍替えした矢田のもとで。

前原国交相が横浜港を視察 ハブポート選定で
2009.10.21 21:34

 前原誠司国土交通相は21日、国内の港の国際競争力の強化に向けた現場調査として横浜港を視察した。
前原氏は「選択と集中」を進めて大型化傾向にある船舶にも対応可能な港をハブポートとして選定する構想
を示した。これに対して横浜市の林文子市長は、同港の国際ハブポート化に向けて積極的に取り組みたい
考えを述べた。

 前原氏は同港の南本牧ふ頭と山下ふ頭などを視察。市側は、同港の国際ハブポート化を想定し、国内
貨物を同港などに集中させる仕組み作り▽料金競争力強化で国際積み替え貨物の確保▽新たな港湾
経営の仕組み作り−などを提言した。

 視察を終えた前原氏は、「(空港同様)港も結果的に他(海外)の港に圧倒的に遅れている。今までの
ばらまき的な港湾行政を大きく変えていく必要があるとつくづく感じた。(ハブポート化推進へ)意志のある
ところに手を挙げてもらいたい」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/091021/kng0910212138001-n1.htm

横浜港の視察を終え、会見する前原国交相と林市長=横浜市西区のパシフィコ横浜
http://sankei.jp.msn.com/photos/region/kanto/kanagawa/091021/kng0910212138001-p1.jpg

503名無しさん:2009/10/24(土) 08:24:46

9月コンテナ、前年9割に戻す 金沢港セミナー「先行きは不透明」
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091023305.htm

金沢港振興協会は22日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで金沢港セミナーを開き、荷量拡大に向けた取り組みなどを説明した。石川県は9月のコンテナ量が、前年同月の9割に戻したことを明らかにした。同港のコンテナが急減したのは昨年11月で、不況前の水準に近くなった。県側は「先行きの不透明感は強く、ぬかりなく取り組みを進めたい」と強調した。

県によると、コンテナ量は今年2月を大底として緩やかな増加基調だった。一般貨物も9月は前年同月の7割に増え、取扱品目には機械部品などがあるという。県は荷主企業が時期を合わせて出荷する「合い積み」を提案したほか、今年度創設した補助金制度を説明した。

講演では、日通総合研究所(東京)の町田一兵経済研究部研究員が中国東北3省の国際物流を解説した。町田氏は遼寧省大連市の海空のインフラが充実しているとし、「工業基盤が備わり、機械から食品まで幅広い製造、加工能力がある」と指摘した。金沢港運(金沢市)も航路拡充について報告した。

504名無しさん:2009/10/24(土) 08:27:33

ロシア向け中古車輸出「どん底」 伏木富山港、関税上げで9割減
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091024301.htm

ロシア政府が10月までの時限措置としていた輸入車の関税の引き上げを延長し、伏木富山港の関係者に落胆が広がっている。1月からの関税引き上げで、全国トップシェアを誇る同港のロシア向け中古車輸出は9割減と大打撃を受けた。関税引き上げ措置の継続で「どん底状態」(関係者)の出口が見えず、ロシア向け中古車輸出がけん引してきた富山の港湾戦略は、転換期を迎えている。

「関税の引き上げを続け、日本車を完全に締め出す気のようだ」。ジェトロ富山の担当者は憤る。

ジェトロ富山によると、ロシアは今年1月、輸入車の関税について、製造年数や排気量に応じ税率を上げる方式を採用。輸入中古車の関税は跳ね上がり、最大で税額が従来の8倍ほどになる場合もあるという。

狙いは、ロシア国内の自動車産業の育成。当初、期限は今月12日までとしていたが、今後も継続されることになった。

「10月を境に好転すると期待していたのに残念。事実上の禁輸だ。もうビジネスとして成り立たない」。高岡市内のある中古車業者はため息を漏らす。

高税率を上乗せした結果、ロシアで日本の中古車は4〜6割ほど高くなり、富山県内の外国人を中心とした輸出業者の廃業が加速しているという。

伏木富山港で荷役を務める伏木海陸運送(高岡市)の09年6月期の輸出自動車の取扱量は約50万トンと前期比で半減。担当者は「こちらでは手の打ちようがない」と頭を抱える。

伏木富山港の輸出は、ロシア向け中古自動車が引っ張ってきた。ここ数年、ロシアでは性能の良い日本車が人気となり、伏木富山港からの輸出量は04年の約45万トンから5年で4倍ほどに増加。右肩上がりの成長を続けていたが、今年1〜6月は前年同期比で88・9%減と、急ブレーキが掛かった。

影響は貿易額で如実に現われている。

大阪税関伏木税関支署がまとめた2009年上半期(1〜6月)の富山県の貿易概況によると、輸出総額は前年同期比60・1%減の608億円と、マイナス幅は30年前に統計が始って以来、最大となった。そのうち中古を主とする自動車輸出は、昨秋以降の不況も相まって、92・4%減の49億円に落ち込んだ。

ロシアの関税引き上げ継続で、この低水準が当面続くという見方が強い。同支署は「下半期に貿易額が大幅に持ち直す要素がなくなってしまった」とする。通年換算すれば、1千億円近い輸出が失われることになる。

富山県立地通商課は「打開策が見当たらない。原点に戻り、地道にコンテナ取扱量を増やしていきたい」とし、東海北陸自動車道の全線開通を機に中京圏でのセールスを強めている。

ただ、不況下で中古車輸出を補うほどの集荷は見込めず、貿易額の大幅減は必至とみられている。金沢港など日本海側各港との集荷や船の誘致をめぐる競争も激しさを増しており、伏木富山港の成長戦略は見直しを迫られそうだ。

505荷主研究者:2009/10/31(土) 16:37:00

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20091018i
2009/10/18 13:17 秋田魁新報
秋田港—ロシア定期航路、開設めど立たず 積み荷確保に苦戦

 秋田港とロシア・ボストーチヌイ港を結ぶ定期コンテナ航路の開設にめどが立たず、県と県内民間団体などが目指す本年度内の実現が厳しい状況となっている。ロシアの船会社が条件提示した1回の寄港当たりコンテナ50本の積み荷確保が、不況の影響で困難な見通しとなっているためだ。こうした中、佐竹敬久知事は20日から5日間の日程でロシア入りし、昨年の航路開設の合意を再確認するほか、地元行政府に対し、経済交流促進の協定締結を呼び掛ける。航路開設はシーアンドレール構想の前提でもあり、積極姿勢をアピールする考えだ。

 県とロシアの船会社フェスコ社は昨年7月、同年内にも定期航路を開設することで合意した。交わした覚書は「フェスコは航路開設の準備ができており、年平均でコンテナ最低50本を目標とする」という内容。しかし、昨年秋以降の景気後退により、現在まで輸出入でコンテナ50本の貨物は確保できていない。

 特に苦戦しているのは輸入の積み荷確保。メーン貨物と目されたロシアからの製材が、国内の住宅着工戸数の低迷などで期待できない状況となっている。

506荷主研究者:2009/10/31(土) 18:45:23

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14589&amp;catid=352
2009年1月30日付 宮崎日日新聞
物流編10…唯一の関東航路
■縮小阻止へ積極利用

 今月中旬、JA宮崎経済連は関東に出荷するキュウリ、トマトを対象にRORO船「南王丸」での試験輸送を始めた。週2便、本県と関東を結ぶ唯一の航路ながら、日々の市場出荷が求められる農業界では便数の少なさから敬遠してきた船だ。

 同船は、コンテナをシャーシに乗せたまま積み下ろしできる貨物専用船。シャーシ126台(12メートル換算)を積載でき、大量輸送と荷役効率に優れている。経済連としては一層のコスト削減が求められる時代に、選択肢の一つに使わない手はない。また、JA物流みやざきが所有する海上輸送用冷蔵コンテナの活用模索を続ける中でもある。

 そこで狙いをつけたのは業務関係の野菜を扱う商社との取引だった。業務用であれば、一定量の農産物を一括して受け入れてもらうことも可能だ。経済連園芸販売課の森岡信博調査役は「これなら便数が少ない南王丸でも定期販売ルートに加えられる。関東に出す輸送コストも若干だが安くなる」と試算する。

 キュウリ、トマトはピーマンに並ぶ施設園芸の中心品目で、関東、関西の大消費地への出荷量も多い。週当たり4トン、南王丸運航に合わせ毎週月、木曜日に細島港でコンテナに積み込む。

 経済連はこの試験輸送を2月まで継続し、コスト、品質などを検証。問題がなければ本格的に乗りだす意向で「スイートコーンやゴーヤでも検討したい」としている。

   ▼    ▼

 南王丸を運航する川崎近海汽船(東京都)は、王子製紙グループの王子物流(同)と運航契約を結んでいる。主な貨物は、王子製紙日南工場(日南市)の紙製品や原料。油津―大阪―東京間で運航していたが、2005年のフェリー・京浜航路廃止の影響を重く見た県の要請を受け、06年8月、細島港の寄港を始めた。

 週1便だった寄港も、効率化から便数を拡大。細島港で積む川崎近海汽船管轄のシャーシ約25台には飲料水や医薬品が入り、ほぼ満船状態が続く。荷動きによっては積載を断る日もあり、同社日南事務所の高野谷幸樹所長が「燃料高騰で苦しい中、細島港の好調もあって航路を維持できている」と語るほどだ。

 同港の好調ぶりの背景には、県による徹底した需要掘り起こしがある。県は07年、運送業者に対し、南王丸の1回の利用ごとに1万円の補助を提案するという大盤振る舞いに踏み切った。

 全体の利用率は9割台と高く、本年度も補助事業を継続。県総合交通課は「ランニングコストがかさむ関東行きフェリーの再開は現実味が薄い。物流の充実には、まず荷物を各方面から集め、実績を出して増便へ働き掛けていくほかない」と見据え、これまで利用が薄かった農業界へも期待をかける。

 本県の海上航路はこれ以上の縮小を許せば後がない。同時に物流インフラをはぐくむには、荷の集中と積極的な利活用しかない。経済連が動きだしたような農業分野での試みがどこまで進むかが、今後の鍵を握ることになりそうだ。(金、土曜日掲載)

【写真】出航前のRORO船「南王丸」。船尾のランプウエー(斜路)からシャーシが荷積みされていく=日南市・油津港

507荷主研究者:2009/10/31(土) 18:46:01

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=14812&amp;catid=352
2009年2月6日付 宮崎日日新聞
物流編12…下り荷
■現状は北部九州経由

 それは本県にとって夢のような高速船計画だった。積載量千トン、速力50ノット(時速93キロ)、波高4―6メートルでも安全運航―。1989年から運輸省(現国土交通省)を事業主体として開発された超高速貨物船「テクノスーパーライナー(TSL)」のことだ。積年の物流課題に一気に片を付けてくれそうな高速船導入は、次世代輸送の担い手として期待を集めたが、実現することはなかった。

 本県は90年から全国に先駆けて関連調査を実施し誘致活動を展開。95年度には実験船「飛翔」が貨物輸送実験で宮崎港に寄港した。農産物を積んで夕方に出港し、翌日早朝には横須賀港に到着。荷物に傷みはなく、輸送力の面では万全だった。

 当時、県総合交通課の海上航空対策主幹だった宮崎商工会議所中小企業相談所の田中哲郎所長は南九州一円の製造業や食品企業など大企業を回り、荷物量を調査した。「宮崎から関東まで12時間ぐらいで着く。新鮮なものを大消費地に送り込めるということでみんな盛り上がっていた」とかつての期待感を話す。

 しかし、計画は頓挫した。船価が高く、燃料コストも一般フェリーの4倍掛かる上、下り荷が確保できないことが致命傷になった。既存の京浜航路も下り荷が少ない中で新たな荷量の確保は難しく、採算が合わなかった。田中所長は「大きな期待があっただけに残念だった」と苦笑する。

   ▼    ▼

 宮崎まで直接運ばれるものは極端に少ない。下り荷の確保は京浜航路などが休止した際の要因になったように、最重要課題の一つとして慢性的に存在している。

 県総合交通課が昨年、県内運送業者に行った聞き取り調査でも、関東、関西からの下り荷は北部九州の物流拠点に陸送で集められ、九州各地に配送する方法が主流だった。同課の横山浩文主幹は「北部九州の物流基地を経由すると、宮崎に来る荷量は10分の1程度に減る」と本県に入る物流の少なさを言う。

 下り荷は日用品、加工、冷凍食品、夏野菜、輸入肉などで、関東、関西から積み降ろしをしながら北部九州に入る。このため下りは陸送にならざるを得ず、上りで使ったシャーシは空のまま宮崎に戻ることが多い。横山主幹は「この流れを変えることはできない」としながらも、「東九州に高速道路が整備されれば別。船で細島まで持ってきて北部九州へ運ぶという流れをつくることも可能。手っ取り早いのは宮崎に大企業が工場を造れば、下り荷も発生するからロットがまとまる」と大きな変化を求める。

 宮崎カーフェリー(宮崎市)は京浜航路の運航時、ホンダにセールスを行い、陸送だった新車輸送のフェリー転換を求め、契約に成功した。宮崎に新車を集め、熊本や鹿児島に輸送するという形をつくっていたのだ。黒木政典社長は「モノ(下り荷)がないわけではない」と、やりようによっては荷の集積も可能であることを示唆する。

 下り荷確保は解決すべき課題であると同時に、航路復活など基盤整備への突破口になり得る。(金、土曜日掲載)

【写真】佐賀県鳥栖市の物流センターを経由して入ってくる冷凍パックされた水産品=宮崎市、イオンモール宮崎ジャスコ宮崎店荷受け場

508荷主研究者:2009/10/31(土) 18:48:08

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=15231&amp;catid=352
2009年2月21日付 宮崎日日新聞
物流編16…想定外
■不況で荷量扱い減少

 日向市・細島港の国際コンテナ取扱量(輸出入量)は昨年7月、20フィートコンテナ換算(TEU)で2502個に上り、ここ数年の月平均1900個を大幅に上回る最大荷量を記録した。実は、県内物流の拡大を掲げる旭化成延岡支社(延岡市)の明確な“意思”が、この数字の裏側に潜んでいる。

 同港の国外定期貨物便は週に韓国向け3便、台湾1便。昨年は運航日改定で利便性が増した一部航路の荷が増え、4、5月も2300個強を抱える好調ぶりだった。そこへ同支社は7月から、韓国へ向け門司港(北九州市)から送り出していた荷物5千トン分を細島港発に移した。

 これまでの同支社の年間輸出量は9万トンに上り、門司発2万トン、細島発が残る7万トン。門司から移した5千トンはコンテナ数にして月40個で「ポートセールスで集めるには相当大変な量」(県北部港湾事務所)になるが、同支社物流グループの森不三夫課長は「輸送時間など利便性は門司港が上だが、物量を増やさなければ細島のハード整備が進まない」と狙いを明かす。物流基盤の充実へ県工業会はまず、荷量の増加という「実績」に重点を置いており、同支社の動きもその一つにほかならない。

 約10年前まで細島港が国際貨物量で勝っていた大分港や志布志港など隣県のライバル港は、今や倍以上の荷を抱える。「じり貧」に見える細島港への危機感は、県工業会が組織内に物流問題懇話会をつくって本格化させた論議の出発点でもある。

   ▼     ▼

 だが今、想定外の事態に翻弄(ほんろう)されている。世界同時不況は地域経済ものみ込み、物の流れが鈍化。細島港の国際貨物コンテナは昨年11月に1900個、12月に1500個を割る見通しだ。

 影響は国内輸送にも広がり、宮崎カーフェリー(宮崎市)は「11月から明らかに不況を感じている」と戸惑いを隠さない。同社によると、宮崎―大阪南港航路のトラックの輸送台数は11月以降、前年同月比13―17%減で推移。2月1―8日のみ抽出し前年と比べたところ、上り荷で機械関係が25台から七台、自動車部品が62台から23台などと軒並み減少した。悪い数字ばかりが目立ち、物流の議論が二の次になりかねない状況にある。

 一方、本県の貿易拠点を担ってきた細島港は、2014年の東九州自動車道完成によって物流環境が激変する。県が同港の港湾計画改定をにらんだ調査事業を新年度予算に盛り込み、次代の戦略を探り始めたのはそのためだ。

 また、同港をめぐって2カ所目となる水深13メートルバース整備を求める声が産業界から上がる。輸送能力を高めることで一気に物流の効率化につなげたい思惑があり、「何もしなければ今以上の進展はない」と懇話会事務局長でもある森課長は言う。

 ぎりぎりまでコストを切り詰めてきた企業にとって、物流網を強化させることは輸送コスト削減に直結する最後の切り札に映る。景気好転の時に再び動きだしたのでは遅いのだ。(金、土曜日掲載)

【写真】細島港の国際コンテナターミナル。昨秋以降、物の流れが急速に鈍り始めている=日向市

509荷主研究者:2009/10/31(土) 18:57:30

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13730&amp;catid=349
2008年12月12日付 宮崎日日新聞
都市間競争 1…細島港
■集荷、航路の増加急務

 海外売上高が約3割を占める旭化成の延岡地区工場群を含め、本県の物流拠点港である細島港=日向市=には、国際定期コンテナ便が週4便就航している。韓国・釜山便が3便、台湾・基隆キールン便が1便。いずれも釜山、基隆などからコンテナは別の船便にトランジット(乗り継ぎ)され、世界へと搬送される。

 だが、旭化成延岡支社長の水永正憲(59)は「もっと荷を寄せて、航路を増やさなければ」と話す。拡大傾向にある日本の対中国貿易額が総輸出の17・7%(2007年JETRO調べ)に上る時代にありながら、中国航路が九州では本県だけがなく、釜山積み替えに依存しきっている点が旭化成には歯がゆく映る。最大で5日間といわれる釜山でのトランジット待ち日数や荷役費用が、低コスト体質に転換したグローバル企業にとっては無駄そのものだからだ。

 延岡地区の工場群で製造されながら、一部が大分港の中国航路を利用する人工腎臓中空糸の物流経路が象徴する。大分から上海港へは週1便ながら直行便。2日足らずで到着した中空糸は上海近郊の杭州で組み立てられ、再び大分港に戻ってグループの大分工場で滅菌加工される。コスト、スピードいずれの面も細島港を利用する意味は、そこに見あたらない。

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 1996年には九州内で北九州、博多港に次ぎ国際コンテナ取扱量3位だった細島港は、近隣のライバル港に次々と追い抜かれ、ここ5年は6位に埋没する。

 昨年の取扱量は約2万3千TEU(20フィート換算のコンテナ数)。主産業の畜産を背景にした飼料原料の輸入に特化した5万台の志布志港=鹿児島県、県行政の強力な支援による港湾使用料の低価格化を打ち出す伊万里港=佐賀県、東芝やキヤノンなど大企業の生産基地として力を付けた4万台の大分港から差は広がる一方だ。

 「このままでは国際定期船が寄港をやめる抜港ばっこうの恐れさえある」。2006年8月から細島港ポートセールス専任を務める県北部港湾事務所=日向市=の内田隆一(36)は危機感をあらわにする。

 あらゆる業種の中で最も早い時期にグローバル競争にさらされ、爪の先までコスト意識が染みついている国際船舶会社の定期航路のルートは、原油価格や集荷状況をにらみながら月替わりで変わる。

 アジアの一部とはいえ、地方行政に身を置きながら、1円の利益さえ見逃さない市場原理の先鋭と向き合う内田は「他の港の動向を見ると2万TEUを下回ると抜港になる可能性が高まる」とボーダーラインを課し、旭化成を中心とした民間企業との連携強化に活路を見いだす。(敬称略)

     ▼
 グローバリゼーションの洗礼を真っ先に受けた存在は、周囲に変化の波動をもたらす。第2部「都市間競争」では、世界企業へと転換した旭化成の視点と、その影響を交えながら本県の課題と変化を検証。経済のグローバル化に伴い、費用対効果などのコスト意識が向上した九州の自治体間のし烈な都市間競争を背景に映し出す。

【写真】国際コンテナ取り扱いで伸び悩み、九州の港湾の中では6位に位置する細島港のコンテナヤード

510荷主研究者:2009/10/31(土) 18:58:28

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13731&amp;catid=349
2008年12月13日付 宮崎日日新聞
都市間競争 2…守勢
■大型船舶対応進まず

 国際コンテナの取り扱いで横ばい状態を続ける細島港のセールスに奔走する県北部港湾事務所総務課長の秋吉研二(59)と担当の内田隆一(36)は時として行政と民間の間にある一種の壁を感じてきた。

 細島セールス担当専任に内田が一昨年就いて以来、利用企業のニーズを把握するために貨物情報の収集を試みるたび、「企業機密」の壁に突き当たった。秋吉と内田は「生産状況が特定されかねない荷の中身や具体的な数値、行き先は高度な企業情報。連携を強化し、一つ一つ信頼を積み重ねるより方法はない」と自らに言い聞かせる。

 北部港湾事務所と旭化成を中心とする民間団体との連携は、その年の10月から学習会という形でスタートした。翌年の10月には週末に偏っていた韓国・釜山発着の国際コンテナ便の寄港日を民間の要望を取り入れて水・金・日曜に変更。今年の国際コンテナ取扱量は昨年より3千TEU(20フィート換算のコンテナ数)多い約2万6千TEUを確保する成果になって現れた。

   □      ■

 国際コンテナ便の定着に懸命な細島港にとって、都城市など集荷対象地域が重なる志布志港(鹿児島県)の存在は脅威にほかならない。一大畜産地帯を背景に飼料原料輸入で急成長し、今年の予想取扱量は約7万TEUに達する。

 来年1月には1時間圏内の都城市で説明会を開き、本県企業の取り込みと輸出の拡大を図る。鹿児島県空港港湾課ポートセールス担当の有村淳一(32)は「都城はもちろん清武町なども対象にセールスしたい」と明かす。

 さらには大型化する貨物船に対応する水深14メートルの新国際ターミナルの来年3月開港で勢いに乗る。一船舶当たりの雇用人員が大小にかかわらず20―25人に限定される上に原油使用量も大差ないことから大型化は海上輸送に避けられない変化なのだ。

 守勢の細島港は対照的に新規投資ゼロが続く。県港湾課は「ここ5年間の国・県の港湾整備費の6割は細島」と説明するが、ほとんどは沖合防波堤の建設費用に回り、船舶大型化への対応にはまったくめどが立たたないのが実情だ。

 「港に関して言えば、県土の均衡ある発展はもうやめていいんじゃないだろうか」。細島への重点投資を訴え続ける旭化成延岡支社総務部長の上荷田洋一 (55)はいらだちを隠さない。特に人工港であるがために流入する土砂の浚渫(しゅんせつ)に巨額の公費を毎年投入している宮崎港の存在は、世界企業の一員として壮絶な選択と集中を経験した上荷田からすればリストラの対象にしか見えないのだ。(敬称略)

【写真】約7万のコンテナを扱う南九州の国際物流拠点に成長した志布志港。来年1月には都城市で企業説明会を開き、輸出拡大を狙う

511荷主研究者:2009/10/31(土) 19:11:50

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=13741&amp;catid=349
2008年12月23日付 宮崎日日新聞
都市間競争 8…南北格差
■鍵握る官民連携強化

 国際コンテナ取扱量で九州1位の博多港は約75万TEU(20フィート換算のコンテナ数)、ライバル港である2位の北九州港は約50万TEUを昨年記録した。

 特に140万都市・福岡を背後に控える博多港は荷の集中が止まらない。1989年の取扱量の指数を100にした場合、昨年は586。グローバル時代に東アジアに隣接する地の利や半径五キロ圏内に空港、鉄道貨物ターミナル、高速道インターと陸海空の物流インフラが整っている強みも拍車を掛ける。

 博多だけでも本県の物流拠点である細島港と比べると同時期で約36倍に上る。福岡県の人口が本県の4・4倍であることを考えれば、モノの流れがいかに北部九州に集中しているかが分かる。

 コンテナ数との単純な比較はできないが、都城市から博多港へゴム製品の一部が流出。細島を有効活用させたい旭化成の延岡地区工場群からも取引先の都合などで繊維・ケミカル商品の年間9万トン(2006年調べ)のうち1万5千トンが北九州港へ流れる。

    □    ■

 細島港と旭化成、三池港(大牟田市)と三井、佐世保港(佐世保市)と佐世保重工など港湾と大荷主である企業の存在は密接に関連し、九州本島内だけでも国の重要港湾が22港にも上る一因となった。これらの港は自治体の競争意識の高まりを受け貨物の争奪戦を繰り広げるが、細島をはじめ北部九州以外のほとんどが苦戦している。

 新たな企業集積が物流振興の有効な手だてであることを2004年にダイハツ九州が立地した大分県北部の中津市のケースが示唆する。立地前後に大分県内で130社あまりが集積、大分県北部の物流拠点港である中津港が06年までの5年間で貨物取扱量を一気に3倍に増やす相乗効果を生み出した。関連企業の立地手続きの迅速さや支援体制充実に県が力を入れた結果でもあった。

 「新規雇用1万人」を掲げる本県もようやく動きだした。本年度、企業立地推進局を新設し、窓口を集約化したワンストップ対応が企業にも浸透。経済産業省の企業立地満足度調査で本県は一昨年度の35位から本年度は6位に躍進した。同推進局長の矢野好孝(57)は「これから徐々に形になってくる」と自信をのぞかせる。旭化成が細島四区に整備を進めているリチウム電池素材の生産工場増設決定など好材料もある。

 グローバリゼーションの嵐の中で埋没の危機に直面する本県。官民の連携強化が解決の鍵を握っていることだけは確かだ。(敬称略)
 =第2部・おわり=

    ◇    ◇

 第3部は旭化成の構造転換によって自立を迫られる企業城下町・延岡市の変化を探ります。2月中旬に掲載予定。

【写真】旭化成のハイポア工場建設が進む細島工業団地。物流振興を図るには、さらなる企業集積が不可欠となる

512名無しさん:2009/11/02(月) 12:15:26
財政収支報告を探しているのですがほとんどは公表していませんね…

514チバQ:2009/11/06(金) 23:34:39
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000911060003
極東の拠点港へ県本腰 伏木富山港
2009年11月06日


クレーンを使って貨物船に荷物が運び込まれる伏木富山港。中古車輸出の激減で、09年上半期の輸出額は前年同期の4割程度まで落ち込んだ=射水市




 中古車輸出に偏りがちだった伏木富山港の利用を拡大しようと、県は月内にも、同港を経て極東地域に向かう貨物輸送費の一部を助成する事業を始める。ロシア政府による関税引き上げのあおりで中古車輸出は打撃を受けたものの、経済成長を遂げる市場は企業にとって大きな魅力。輸送時間が短縮される航路ができた場合、どんな分野で需要があるのか探るのが狙いだ。(久保田一道)



助成・輸送日数減探る


 今回の事業では、県外企業を対象に、同港までの陸送費用やロシア・ウラジオストク、中国・大連までの船賃の一部を助成する。参加を希望する企業から応募を受けており、今月下旬にも開始する。


 現在、ロシア向けのコンテナ船は、日本海から反時計回りで太平洋を回り、青森県の津軽海峡を抜ける航路をたどっている。例えば、名古屋港で荷を積み込むと、ウラジオストクまで8日程度かかる。



中京圏企業に狙い


 今回は、津軽海峡を出た後で、最終寄港地として伏木富山港に寄る。名古屋から富山まで荷を陸送して同港から船で運ぶと、名古屋―ウラジオストク間は2・4日間〜4日間となり、輸出にかかる日数が大幅に短縮できるという。県は2、3月にも、中古車の輸送を対象に同様の事業を行っているが、今回は貨物の種類を限定せず、幅広く募る。


 県が最も重視するのが、新たな荷主の開拓だ。背景には、これまで伏木富山港からの輸出の多くを占めていたロシア向けの中古車が、ロシア政府の関税引き上げ政策の影響を受けて激減し、09年上半期の輸出額が前期比で1割以下に落ち込んでいることもある。


 近年急速な経済成長を続けてきたロシアには、日本の企業が続々と進出する。中でも県が新たなターゲットとして着目するのが、国内の輸出産業を引っ張ってきた中京圏の企業だ。トヨタ自動車は07年末にサンクトペテルブルクに建設した工場の稼働を始めた。県立地通商課は「金融危機の影響で、現在は生産のピッチが落ちているが、状況が回復すれば部品の輸出など、スピードも求められるはず」と見込む。


 夏以降、職員自ら中京圏の企業に足を運んで事業への参加を呼びかけてきた。さらに、輸送にかかる時間やコストを短縮しようと、太平洋をまわらずに極東地域と日本海側の港を直接結ぶ航路の開設も模索。今後は日本海側の他港と連携し、海運会社に働きかけることも視野に入れているという。

515荷主研究者:2009/11/11(水) 22:44:13

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910280052.html
'09/10/28 中国新聞
国際コンテナが過去最大の減
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 中国地方12港の今年上半期の国際コンテナ貨物取扱量は、22万8048個(20フィートコンテナ換算)で、前年同期に比べ23%減と過去最大の落ち込み幅となった。中国地方整備局が27日、速報値をまとめた。世界的に景気が低迷し、自動車、化学、紡績などが軒並み生産調整を迫られたのが要因とみられる。

 1〜6月の上半期で輸出入を合わせた取扱量が最も多かったのは広島港で、5万9376個。マツダ関連の自動車部品の取扱量が減少し、同28%減となった。続く水島港は18%減の4万7441個。福山港も13%減の3万3085個だった。宇部港は、韓国・釜山航路が3月に廃止となり、77%減の534個と大幅に落ち込んだ。

 呉港は、621個で34%増えた。1月にボイラー資材の大型輸入があった。2007年度から国際コンテナの取り扱いが始まった大竹港は、383個で135%増えた。地元企業の利用が伸びた。

516荷主研究者:2009/11/11(水) 23:53:37

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/11/11/20091111m_08.html
2009年11月11日(水)室蘭民報 朝刊
■取扱貨物量が過去最高、白老港商港区今年1―9月実績

 白老港商港区の今年1〜9月における取扱貨物は、過去最高だった平成19年同期を9・5%上回る74万6368トンを記録、前年同期を23・8%上回る砂の移出などに支えられ順調に推移している。

 昨年同期を9・8%上回り、1〜9月としては初めて70万トン台を記録した。移入・輸入が22万4630トン(前年同期比5・9%減)、移出・輸出が52万1738トン(同18・2%増)。

 全体取扱量の7割強を占める砂の移出は48万7890トン。羽田空港拡張工事向けの需要が今春まで高水準で推移した。その後も同水準で推移しているのは生コンの原料として白老産の砂が良質と評価されているのと、企業の営業努力という。主に関東圏に出荷されている。

 本州向けの紙製品は3万3848トン(同28・3%減)、紙の原材料となる移入・輸入は、生石灰が1万3010トン(同14・4%減)、ライムストーン2万5886トン(同20・7%減)、化工でんぷん7867トン(同4・2%増)など。

 同町に進出したキユーピーのグループ企業が食用油を毎月300〜400トン台で移入。昨年4月の第1船入港以来、堅調な推移をみせている。

 今年1年の実績見通しとして町港湾室は「商船貨物の取扱量は過去最高だった昨年を超えるだろう。砂の安定的な需要が期待できる」とみている。

 白老港の昨1年間の水産品を含めた取扱貨物は100万トンを超え、道内23地方港湾中、2年連続トップの取り扱い実績だった。

(富士雄志)

517チバQ:2009/11/14(土) 11:40:30
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091113-00000002-diamond-bus_all
船余りに悩む海運各社 コンテナ船事業で大リストラ
ダイヤモンド・オンライン11月13日(金) 8時31分配信 / 経済 - 経済総合
 空前の資源高などを背景に、史上最高益に沸いていた2年前から一転。昨年秋のリーマンショック以降、海運業界は荷動きと運賃の悪化に苦しんでいる。

 今中間決算では、日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社すべてが最終赤字に沈んだ。特に足を引っ張っているのが、コンテナ船事業だ。

 前年同期比で見ると、この上期、コンテナ船の運賃は航路によるが、10〜40%以上も減少した。現在、船会社は運賃の値上げ交渉に取り組んでおり、「8月以降、欧州航路の運賃がかなり改善してくるなど、効果が見えてきた」(川崎汽船)というが、船余りという構造的な問題の解決は道半ばだ。

 現在、世界のコンテナ船はおよそ1300万TEU(20フィートコンテナ換算個数)のキャパシティがあると言われているが、過去の好景気時に発注した新船の建造が進んでいるため、2012年には1.5倍のキャパシティに膨れ上がると予想される。

 徐々に荷動きと運賃が回復したとしても、圧倒的な供給過剰が続くというわけだ。

 そこで川崎汽船ではこの8月、「収益構造改革委員会」を発足。売船や傭船契約の解消、さらには発注済みの船の竣工時期を後ろ倒しや、船種を変更するなどの改革を進め、今期500億円の特別損失を計上する見込みだ。

 また、日本郵船は老齢船の処分などによって、2015年までにコンテナ船数を2008年度の半分にまで削減する計画だ。ここまで大がかりではないが、商船三井も高コスト傭船の中途解約などを勧めている。

 しかし、「向こう3〜4年くらいは船余りが続くとしても、その後は市況が回復して傭船料が上がってくる可能性もある」(商船三井)。そうなれば、スポットでの調達は難しく、大幅な減船は自らの首を絞めかねない。経営者の舵取りの腕が問われている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 津本朋子)

518とはずがたり:2009/11/19(木) 12:59:33


細島港大型岸壁新設へ試算 東国原知事
2009年11月18日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=21794&amp;catid=74

 東国原知事は17日、日向市の細島港に大型岸壁を新設した場合、「整備効果が費用を5・6倍上回る」との試算を明らかにした。

 今後50年間で整備・維持費が38億円、輸送コスト削減などの経済効果が212億円と試算した。直轄公共事業の削減を進める政府に対し、県はこの結果を示して整備の必要性を訴えていく方針。

 細島港は、隣接する工業地に中国木材が進出予定で、国富町には昭和シェルソーラーの太陽電池パネル工場も立地を予定することから、既存の旭化成も含め、貨物取扱量の増加が期待される。

519名無しさん:2009/11/22(日) 09:29:33
敦賀港・多目的国際ターミナル:三セク設立総会開く 社長に河瀬市長就任
http://mainichi.jp/area/fukui/archive/news/2009/11/18/20091118ddlk18010663000c.html

来年秋に本格運用を始める敦賀港の鞠山(まりやま)南地区多目的国際ターミナルを管理運営する第三セクター「敦賀港国際ターミナル株式会社」が17日、取締役会と設立総会を敦賀市役所で開いた。社長には河瀬一治敦賀市長が就任し、常勤の専務に県産業労働部の桑原信二企画幹(30日付で退職)が就く。

同社は今月30日に設立し、資本金は1億1000万円。敦賀市と港を管理する県が計51%、物流やフェリーなど県内外の企業11社が49%を出資する。

本格運用までの主な業務はポートセールスで、現在は途絶えている中国との定期航路誘致や、ロシア・トロイツァ港との日本海横断航路開設などを目指す。来年秋には大型クレーンが完成し、同ターミナルでコンテナの取り扱いが始まるが、現在の推計では敦賀港全体で扱う貨物の0・7%(08年)に過ぎず、コンテナを増やすことが大きな課題だ。

設立総会であいさつした河瀬市長は「敦賀港の発展のため、民間と行政の橋渡しとして課せられた使命をしっかり果たしたい」と話した。

521名無しさん:2009/11/24(火) 06:23:54
京都府の舞鶴港は大口荷主のトステム綾部工場の工場閉鎖などがあり、
コンテナ貨物の集荷で苦戦しているようですが、ぜひ頑張ってもらいたいです。


高さ60M ガントリークレーン到着 舞鶴国際ふ頭 26日に移設
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112300108&amp;genre=B1&amp;area=K00

来春開港予定の「舞鶴国際ふ頭」(舞鶴市下安久)に23日、コンテナ積み降ろし用のガントリークレーンが到着した。大阪南港から台船で運ばれてきた。26日に移設が完了する予定。

ガントリークレーンは高さ約60メートルで、大阪南港で使われていた。1時間あたり約40個のコンテナを船やトラックに積み降ろしできる。台船上に立てたまま、高知県の室戸岬、長崎県沖などを経由して約1700キロの距離を運んできた。

台船は23日午前10時半ごろ、舞鶴国際ふ頭に接岸した。クレーンは岸壁に沿って移動できる長さ約280メートルのレール上に据えられる予定で、台船からレールまで橋をかけて移動させるという。

522とはずがたり:2009/11/24(火) 10:56:40
>>520
常陸那珂港区ではなく日立港区なんか。。
京浜港からの脱却は大歓迎で茨城港はその有力な選択肢なんだけど,鉄道貨物輸送的には不利かね。。。

>>521
舞鶴は近辺に産業も少ないし強み少ないですよね。。
敦賀港>>519との競争もありますし。

523とはずがたり:2009/11/27(金) 01:59:51

名古屋港鍋田ふ頭の第3バース完成「未定」に 事業仕分けで予算圧縮
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009112102000147.html
2009年11月21日 朝刊

名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナルの第3バース建設地(点線内)
=国土交通省中部地方整備局提供
写真
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100049_size0.jpg
地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2009112102100050_size0.jpg

 政府の行政刷新会議による事業仕分けで港湾整備予算が圧縮され、「2011年度中」を予定していた名古屋港鍋田ふ頭コンテナターミナル(愛知県弥富市)の第3バース(停泊域)の完成時期が「未定」になったことが、国土交通省中部地方整備局への取材で分かった。

 同局によると、10年度予算概算要求で、全国の港湾整備に関する費用は1262億円。事業仕分けで、さらに10%程度の削減を求められた。

 このため、第3バースの総事業費264億円のうち、国が負担する120億円について、整備局は「全額を出せない可能性もある」と判断。8月に始まった工事の遅れも懸念し、完成時期を「未定」に変更した。
写真

 ただ、前原誠司国交相が東京、名古屋、大阪の3つの「スーパー中枢港湾」のうち、1、2カ所に10年度予算を重点配分する考えを示しており、名古屋港がその対象になれば、影響は軽減する可能性もある。

 鍋田ふ頭は自動車部品や産業機械などの輸出拠点。延長250メートル、水深12メートルで整備する第3バースをめぐっては、地元の自治体や経済界が「中京圏の国際競争力の強化に欠かせない」と早期の整備を求めている。

524荷主研究者:2009/11/29(日) 21:32:00
>>487 >>492
http://www.logistics.jp/headlines/20091123-004.html
2009年11月23日 物流ニッポン新聞
三ツ輪運輸 ガントリークレーン設置、作業効率、大幅にアップ

 三ッ輪運輸(栗林定正社長、北海道釧路市)が釧路港西港第3ふ頭コンテナヤードに設置した大型荷役機械「ガントリークレーン」が、9月から供用開始となった。従来と同じ荷役作業時間で、コンテナ取扱量が2倍に増え、作業効率が大幅にアップ。これを機に、同社では定期便の増便や大型船の就航を誘致し、釧路港の利用促進を図ることで、貨物の取扱量の増大とともに、東北海道地域全体の経済活性化につなげたい考え。

 ガントリークレーンは、釧路港における貨物の取扱量の増大を期待する物流事業者をはじめ、地元経済界の要望を受け、港湾管理者の釧路市が発注。総工費10億円、1年半かけて製造した。

 船舶側に横に伸びるアウトリーチが最大33メートル、つり上げにかかる最大高低差34メートルで、コンテナ積載量11列5段までの船舶を対象とし、1時間当たり30個の積み下ろしが可能。西港第4ふ頭で使用していたジブクレーン(岩手県釜石市に売却済み)の2倍の荷役能力を持つ。

526荷主研究者:2009/11/29(日) 22:17:40

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20091128/CK2009112802000174.html
2009年11月28日 中日新聞
海底の土地2400万円なり 焼津市が大井川港の民間所有地を購入

海底の民間所有地が焼津市に購入されることになる大井川港=焼津市大井川港で

 海の底の土地が2400万円?−。焼津市は27日、市議会11月定例会初日に、同市の大井川港の海底にある民間所有地4万7000平方メートルを2400万円で購入する議案を提出し、同日付で可決された。

 同港管理事務所によると、1964年に開港して以来、船が海面を運航するには問題はなかったが、所有権の問題があり、海底の土砂を取り除く工事などができなかった。同事務所は「海底に土砂がたまることで水深が上がり、船の運航に支障が出ることなどが、心配されている」として購入するという。

 大井川港は、同市と合併した旧・大井川町が、農地を造成して開港した経緯がある。開港前後に旧・大井川町が一帯の用地を購入した際、資金が足りず、当時の所有者からこの4万7000平方メートルだけ購入できなかったという。その後、海面の所有権や水面利用をめぐって、当時の所有者と旧町の間で裁判になることもあった。

 現在、海底の土地は焼津市の建設会社が所有していて、土地購入をめぐって静岡簡易裁判所に調停を申し立てている。静岡簡裁は6月に、同市と同社に2400万円で和解案を提示。同市は、この金額で購入することを決めた。建設会社も「和解に応じたい」としている。

 全国的にも珍しいケースだが、同事務所は「将来的に、新たな紛争が生ずる恐れもある。長年の懸案事項に手をつけた」と話している。一方で、港で釣りを楽しんでいた同市の男性(70)は「海の底の土地が、こんなに高いなんて。普通に考えたら、もったいないでしょ」と驚いた様子だった。 

(高橋健一)

527荷主研究者:2009/11/29(日) 22:46:24
>>520
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091128/241591
2009年11月29日 05:00 下野新聞
日産、日立港から輸出 北米向け、栃木工場5月目標

 日産自動車は栃木工場(上三川町上蒲生、高岡洋海工場長)で生産する北米向け車種の一部を茨城県日立市の茨城港日立港区から輸出する方針を決め、同県に伝えた。現在は主に横浜、横須賀港を利用。北関東自動車道(北関)を使い輸送時間が大幅に短縮できる。来年5月から利用を開始する見込みで、同社は「二酸化炭素(CO2)削減への貢献と、デリバリー(輸送)コスト削減を目指す」としている。

 日産の平井敏文執行役員と高岡栃木工場長が20日に茨城県庁を訪れ、橋本昌知事に日立港区の利用方針を伝えた。知事は「大変ありがたい」と応じた。樫村千秋日立市長も同席した。

 26日開会した同県議会定例会の提案説明の際にも、橋本知事は「茨城港の利用増加やブランド力向上、周辺地域への経済効果が期待される」と言及した。

 日立港区は輸入外車や石油製品、鉱産品、北海道の農産物など多様な貨物を扱っている。日産は同港区をスポット的に利用したことはあったが、本格的に利用を始める。

 栃木工場の生産能力は月産2万3千台。「栃木から世界へ」をキャッチフレーズに、海外向け生産が約8割を占めている。日立港区から輸出するのは北米向けインフィニティの一部で、初年度は6万台程度とみられる。

 茨城県港湾課によると、宇都宮市から茨城港へのアクセスは、北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。首都圏の渋滞も回避でき、物流効率が向上する。

 メルセデス・ベンツ日本は来年4月から、愛知県豊橋市の新車整備センターを日立市のセンターに統合し、日立港区を国内唯一の輸入拠点港とすることも決めており、自動車メーカーの「日立シフト」が相次いでいる。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20091129/241706
2009年11月29日 05:00 下野新聞
「エコ」と北関が決め手 日産栃木工場日立港から輸出

 日産自動車が栃木工場で生産する北米向け車種の一部を茨城港日立港区から輸出することを決めたのは、地球温暖化対策の世界的潮流と、「百年に一度」の不況で一層のコスト削減を求められたこと、さらには昨年12月に北関東自動車道(北関)の栃木−茨城間が開通したことが大きい。

 民主党政権が温室効果ガス25%削減を掲げる中、エコカー開発を競う自動車業界にとって、完成車の輸送時に発生する二酸化炭素(CO2)削減も大きな課題。茨城県の橋本昌知事に面会した日産幹部は「社会的責任がある」と強調したという。

 同県が作成した茨城港のPRパンフレットには、京浜港との比較データが掲載されており、宇都宮市から北関を利用して茨城港に向かう場合は燃料で約45%、CO2排出量では約40%の削減が期待できるとしている。

 日産は茨城港利用について、北関開通前は「京浜港に比べて輸送コストが高い」などとして具体的に検討していなかった。しかし栃木工場が北関の宇都宮上三川インターチェンジの至近にあり、コスト面とともに環境負荷低減を重視して判断したとみられる。

 茨城県港湾課によると、日立港区は水深が15メートルまであり、船体のゲートから車を直接積み込める「RORO(ローロー)船」など大型船が着岸可能。既にベンツの東日本の輸入基地として年間3万台を扱っている。自動車物流拠点としての機能は高く、さらに利用が進む可能性もある。

 本県関係の主な茨城港利用企業は現在、常陸那珂港区を通じてアルミ原料を輸入する神戸製鋼所真岡製造所だけだが、利用増へ茨城県側の視線は熱い。9月には本県の工業団地立地企業をターゲットにセミナーを開いた。「今後もPRに力を入れたい」としている。

 本県の物流業者からは「コンテナ船が増便されないと、使いにくい」との要望が根強いが、「高速道路の無料化や大幅割引があれば利用が増える」との見方もある。

 一方で「最近、企業の目が茨城に向くばかり。北関の活用も含め、本県経済の活性化に直接つながる取り組みが必要だ」との声も出ている。

528とはずがたり:2009/11/30(月) 00:02:24
>>527-528
この前も書いたけど首都圏広域開発論者・北関推進派・つくば在住・京浜港一極集中反対派の俺としてはこういう動きを待っていた訳だが,JR貨物応援者としては宇都宮タ→本牧埠頭の輸出用の海コン輸送がこれからは利用されなく成るかと思うとちと複雑。

栃木→茨城港vs栃木→京浜港でこんなものか↓
>北関を使うと京浜港よりも所要時間で約105分、走行距離で約20キロ短くなり、1日2往復が可能になる。

北関全通時に群馬→茨城港vs群馬→京浜港でどんなもんかなぁ。

529荷主研究者:2009/12/01(火) 23:21:24

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20091201205.htm
2009年12月1日01時20分 北國新聞
ウラジオ輸送2日に短縮 富山新港で実験始まる

臨時実験輸送で積み込まれるコンテナ=富山新港

 富山新港からロシア極東への輸送期間短縮を図ったコンテナ航路の臨時実験輸送は30日、射水市の同港で行われ、コンテナ4本をロシア・ウラジオストク行きの船に積み込んだ。これまで荷物は富山新港で積み込んでから10日後にウラジオストクに到着していたが、このモデル輸送では2日後に届く。

 富山新港からウラジオストクへ輸出する定期航路は同港で荷物を積んだ後、神戸、名古屋、横浜などを回り、ウラジオストクに向かっている。

 県は輸出超過の状況下、新規貨物の掘り起こしを目的に、国内の他港を寄った後、最後に富山新港で荷物を積んでロシアに向かう臨時実験輸送を国に事業提案、採択された。

 この日、富山新港に寄港した船に荷物を積み込んだのは東京、大阪、岐阜の3企業。同港までの運送費は県が全額負担した。県立地通商課では「まずますの結果だった。今後は日本海側だけで荷物を積み、ロシアに向かう航路の実現を要望したい」としている。

531とはずがたり:2009/12/03(木) 16:00:40
道内4港湾で開発局外部委 費用対効果が低下 事業継続に影響も (11/28 08:22)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/202431.html

 開発局は27日、道内4港湾の改良事業について「費用対効果」を検証する、外部有識者の事業審議委員会を開いた。4港湾とも効果が費用を上回るとして事業継続すべきと判断したが、貨物取扱量予測の下方修正などで費用対効果は低下。来年度の国の港湾整備予算が大幅縮小される見通しの中、事業継続に影響する可能性も出ている。

 審議されたのは、前回の審議から一定期間を経た小樽港、石狩湾新港、浦河港と、計画が大幅に変更された網走港の改良事業。

直轄国道10路線の事業継続 開発局 (11/26 09:56)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/640

532荷主研究者:2009/12/07(月) 00:57:20

http://www.lnews.jp/2009/12/34635.html
2009年12月02日 LNEWS
横浜ゴム/タイヤ国内輸送全体の21%を海上輸送

横浜ゴムは、国土交通省が中心となって推進する「エコシップマーク認定制度」において「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」の認定を受けた。

物流部門では、全社統合の集計システムを活用し、CO2排出量の削減とエネルギー効率の向上に取り組んでいるが、2009年度上期はタイヤ製品輸送における遠隔地へのフェリー便利用を前年度比2.1%増加させ、現在、タイヤ国内輸送全体の21%で海上輸送を利用となった。

これによりCO2排出量を前年度に比べ年間約160トン削減したもので、今後も海上と鉄道輸送の拡大、工場から販売会社・営業所への直送拡大、工場間輸送の効率化、ミルクラン方式の拡大などを進め、環境負荷の少ない物流を実現していく。

533荷主研究者:2009/12/11(金) 00:20:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091208t53008.htm
2009年12月08日火曜日 河北新報
拠点化へ企業連携 酒田港生かしたリサイクル産業

リサイクル関連企業が立地している酒田臨海工業団地

 山形県庄内地方に立地するリサイクル関連企業十数社が中心となり、資源循環のビジネスネットワーク構築を後押しする「庄内リサイクル産業情報センター」の設立準備が進められている。リサイクルポートに指定されている酒田港を最大限に生かし、リサイクル産業の拠点づくりを目指す。

 民間企業と地元市町村などが進める酒田港利用の長期構想に基づくプロジェクトで、2006年にスタート。昨年、酒田市、鶴岡市、山形市、遊佐町に立地する17の企業、団体が同センター設立準備協議会を組織し、酒田共同火力に事務局を設置した。既に自前のホームページをつくったほか、パンフレットも作製、配布するなどPRに力を入れ始めた。

 協議会によると、センターの主な役割は、リサイクル資源の需要と供給に関するリアルタイムの情報発信、加盟企業の販路開拓、リサイクル資源の品質保証―などを想定。企業間の情報共有を進め、効果的な資源循環や新たなリサイクル関連企業の立地を促すという。

 リサイクル産業の活性化により、酒田港の物流にも大きな刺激となる。山形県などによると、03年のリサイクルポート指定後、酒田臨海工業団地を中心に庄内への企業立地が進み、リサイクル関連企業は7社から14社に増加。石炭灰を中心に取扱資源量も増え、中国、韓国、タイなど海外には金属くずや古紙なども輸出している。

 問題は、東北のほかのリサイクルポート(八戸、釜石、能代)に比べると、物流規模がまだまだ小さいこと。

 「携帯電話から希少金属を再資源化する拠点となった秋田県小坂町のように、集積、解体にとどまらず、高付加価値のあるビジネスモデルをつくれるかどうかが酒田港の課題」(黒田昌裕東北公益文科大学長)という指摘もある。

 協議会では、来年度にも常勤スタッフを備えたセンターを正式に発足させたい考え。事務局を務める酒田共同火力の中野正幸理事は「安いコストで大量に資源を運べるという港のメリットを生かすのが理想。企業間のニーズをつなぎ、新たな企業進出を促すことができるようにしたい」と話している。

 連絡先は酒田共同火力内事務局0234(34)2321。

534荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002569755.shtml
2009/12/09 07:30 神戸新聞
神戸港にカボチャ集積 一大輸入港に

 カボチャを輸入する国内港で神戸港のシェアが伸びている。神戸税関によると、2008年の同港の国内シェアは約80%を占め、98年比で約30ポイント上昇しており、21年連続首位を維持した。神戸港周辺の輸入業者が専用船をチャーターするなど一大輸入港として集積が進んでいる。

 神戸港のシェアは数量ベースで1998年に48・6%だったが、08年には79・2%まで大幅に伸びた。輸入額は08年で58億7900万円で73・3%を占める。98年から08年までの輸入数量は国内全体で見ると約2割減ったが、神戸港は約3割増加し、この5年間も連続で前年水準を上回っている。

 背景には、神戸港周辺の輸入業者の積極的な取り組みがある。カボチャなど青果物の温度管理ができる国内唯一の専用船をチャーターし、荷揚げ後の薫蒸設備も充実させた。輸入の集中化でスケールメリットが生まれ、出荷までのコスト低下にもつながっている。

 輸入相手国は南半球のニュージーランドが約7割を占める。日本向け品種を日本国内と同様の栽培技術で育成しており、品質は国内産と比べても見劣りしないという。

 今年に入ってからも9月まで、神戸港の輸入量は前年の同じ時期に比べて2・6%増で推移。同税関は「スーパーなど量販店では国内産が好まれる傾向にあるが、端境期に安定的な供給をするには輸入品が欠かせない」と話している。

(三宅晃貴)

535荷主研究者:2009/12/14(月) 23:43:42

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002570649.shtml
2009/12/09 15:03 神戸新聞
遠のく神戸港復活 7年ぶりにコンテナ貨物減少

コンテナ貨物の取扱量が、7年ぶりに減る見込みとなった神戸港=9日午前、神戸市中央区港島9(撮影・長嶺麻子)

 2009年の神戸港のコンテナ貨物取扱量が7年ぶりに減少し、「港復活の基準値」といわれていた250万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)を割り込む見込みであることが、神戸市の調べで明らかになった。同市は18年までに300万TEUを目指すとしていた数値目標を一時的に“封印”。今後も「ドバイ・ショック」や円高の影響が予想され、港には強い逆風が吹いている。(前川茂之)

 同市によると、09年の年間コンテナ取扱個数は220万〜230万TEUとなる見込み。阪神・淡路大震災があった1995年以来、最高の取扱個数を記録した2008年から一転、1〜2割減少した。

 最も落ち込みが大きかったのは、基幹航路の北米や欧州航路の貨物。自動車を中心に金属機械工業品などが大幅に減少した。さらに高速道路料金の週末割引の影響で、国内のフェリー貨物も減ったという。

 神戸港では1994年に過去最高の年間292万TEUを記録したが、震災のため95年に半減した。4年前からは「250チャレンジ作戦」を掲げ、昨年ようやくその250万TEUを達成。今年は中国貨物を中心に誘致活動を展開し、新たな目標値として300万TEUを掲げていた。

 しかし昨秋の「リーマン・ショック」で積み荷量が激減。今年の円高や「ドバイ・ショック」も加わり、同市みなと総局は「現状では数値目標は引っ込めざるを得ない」と判断。「今後も物流はしばらく低調になる」と危機感を強めている。

 逆風の中、同市が期待を込めるのは、国が来年6月に決定するという重点投資港「国際コンテナ戦略港湾」の選定。阪神(神戸、大阪)、京浜(東京、横浜)、伊勢湾(名古屋、四日市)の三つの「スーパー中枢港湾」から絞り込まれる予定で、応募は1月。神戸市は「神戸港の利点を全力でPRしていきたい」としている。

536荷主研究者:2009/12/14(月) 23:47:12

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002574290.shtml
2009/12/11 08:35 神戸新聞
上組、タイ合弁会社の出資比率増加

 港湾運送大手の上組(神戸市中央区)は10日、タイで設立したコンテナターミナル運営の合弁会社への出資比率を増加させると発表した。港湾運送と陸送業務などの一体運営による運送時間の短縮やコスト削減が目的で、同国での業務拡大策の一環。

 出資額や出資比率は非公開。

 合弁会社は1991年、上組と丸紅(東京)、シンガポール港湾庁の3者で出資し、タイ最大のコンテナ取り扱い港レムチャバン港に設立。これまでに約700万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)のコンテナを取り扱っており、今後も年間約70万TEUの取り扱いが見込まれる。

 出資は、荷役からコンテナの陸送までを請け負う「コンテナターミナル業務」の強化が狙いで、取引先へのサービス向上を目指す。同社は「今後、同様の取り組みを、ほかの国や地域でも実施していきたい」としている。(三宅晃貴)

538荷主研究者:2009/12/21(月) 00:10:35
>>537
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091212_3
2009/12/12 岩手日報
盛岡貨物駅に通関基地 JR貨物10年3月設置
--------------------------------------------------------------------------------
 JR貨物(東京、小林正明社長)は来年3月、盛岡市永井の盛岡貨物ターミナル駅に内陸の通関物流基地(インランド・デポ)を設ける。国土交通省関東地方整備局のモデル事業の一環で、本県のほか東北から輸出入貨物を集め、京浜港(東京、神奈川県)との間で鉄道輸送する。同整備局によると、貨物駅内の通関物流基地開設は全国初。本県の貿易振興、海上コンテナの鉄道輸送の拡充に効果が期待される。

 関東地方整備局によると、モデル事業は京浜港の国際競争力を強化する物流高度化行動計画の取り組み。臨海部と内陸の海上コンテナ輸送拡充で輸送コスト、環境負荷の低減を図る。

 実際の運用はJR貨物の子会社、ジェイアール貨物・インターナショナル(東京)が実施。盛岡貨物ターミナル駅構内に保税地域を設け、集配に加えて新たに輸出入貨物の通関、保管を行う。

539貨物列車使って:2009/12/23(水) 17:34:43
>>537
>東北と京浜港を結ぶ既存の仙台港(仙台市宮城野区)―横浜本牧(横浜市)間の路線は廃止
>積み込み可能な貨物駅は、盛岡ターミナルと郡山ターミナル(郡山市)で、仙台圏は除かれる

http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/200912daiya.pdf

JR貨物の発表によると、現在の横浜本牧〜仙台港の列車は、東京貨物ターミナルからの継走のようです。
それを東京タ〜仙台港の直行にするようです。

これに海コンが載るのか?本牧から東京タへは陸送か?鉄道か?廃止か?

540 ◆ESPAyRnbN2:2009/12/24(木) 22:23:26
>>501>>502>>523

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000350.html
国交省、重要港湾半数を整備凍結 103港を貨物量選別 

 国土交通省は23日、函館港(北海道)など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路
などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから
作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

 前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。概算要求
に生かすため10年夏ごろを目標に(1)継続中の施設整備事業を終えた後は整備をやめる(2)必要に応じ
新規整備を行う―に2分類する。

 重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。三つのスーパー
中枢港湾(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)や博多(福岡)など全国23の特定重要港湾を
補完する位置付けとなっている。

2009/12/24 02:02 【共同通信】

541荷主研究者:2009/12/29(火) 22:55:25
>>539
遅レスで申し訳ないです。
なるほど横浜本牧〜仙台港の列車が東京タ〜仙台港の直行になるのですね。

仙台港駅には何度か行ったことがありますが、駅構内にはラテックス専用のISOタンクコンテナがズラリと留置されています。これらは以前タンク車で輸送されていた千鳥町(旭化成)〜岩沼(大昭和製紙)のラテックス輸送がISOタンクコンテナ化されて横浜本牧〜仙台港の輸送に転換されたと想像しています。
その他にも仙台港駅には京葉久保田駅からのラテックス専用のISOタンクコンテナの到着があり、これは日本エイアンドエル㈱が発荷主と予想され、到着はやはり岩沼か石巻港の日本製紙でしょうか。

また発送ではJUKI電子工業㈱秋田工場の京浜港経由の輸出品フィーダー輸送(『JR貨物ニュース』2006年11月1日号)があります。20ft級海上コンテナは秋田貨物駅発で40ft級海上コンテナは仙台港駅発、また20ft級でも横浜港から輸出されるものは仙台港駅発になるとのことです。
私が目撃した輸送としては、三徳化学工業㈱の過酸化水素輸送があります。この輸送は2004年10月に宮城野〜大竹間でモーダルシフト実証実験としてISOタンクコンテナ化(『JR貨物ニュース』2004年7月15日号)されたのがスタートで、使用されるコンテナは2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

横浜本牧〜仙台港の列車の荷主は秋田地区から仙台周辺まで広範囲に及ぶものと思われますが、輸送体系の変化がどのような影響を及ぼすのか気になるところです。

542荷主研究者:2009/12/30(水) 00:26:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/205455_all.html
2009年12/15 06:54 北海道新聞
「国際バルク港」釧路名乗りへ 飼料輸入の利点PR

 【釧路】国の重要港湾である釧路港について釧路市は14日、国土交通省が選定を進める「国際バルク(ばら積み貨物)戦略港湾」の候補として名乗りを上げる検討に入った。北米から飼料用トウモロコシの輸入拠点として優位性を発揮できると判断した。指定されれば国の予算が重点配分され、現在よりも大型の船舶が入港可能な港湾整備も可能となる。

 国際バルク戦略港湾の指定は、東アジアで国際的な拠点港として急成長する釜山港(韓国)や上海港(中国)に対抗するのが狙い。国交省は、業界団体代表者らによる検討委員会を15日に発足し、来年4月に全国の重要港湾を対象に公募を開始。同年末に選定を終える方針だ。

 釧路港の取り扱う穀物飼料のうち9割近くは飼料用トウモロコシで、2008年の輸入量は全国7位の約70万トンに達する(函館税関調べ)。日本の穀物飼料の輸入量の7割を依存する北米に国内で最も近く、道内最大規模の飼料工場や道東の酪農地帯を抱えているため、「ほかの国内重要港湾よりも地理的な優位性は高い」(国交省幹部)とされる。

 市は年明けにも港湾事業関係者とともに検討部会を発足、地元負担額などを見極めて最終判断する考えだ。

543荷主研究者:2009/12/30(水) 00:28:08

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/206104_all.html
2009年12/18 14:47 北海道新聞
2年ぶり外国船 岩内新港に入港

 【岩内】岩内新港に13日から、カンボジア船籍の貨物船が入港している。蘭越町の尻別川改良工事に使用した作業船を分解して積み込むためで、同港に外国船が入るのは2年ぶり。

 町によると、停泊しているのは貨物船「シンシン」(2669トン、乗組員12人)。小樽開建が行った河川改良工事に使用した約500トンの作業船を分解し、韓国・釜山へ輸送する。輸送コスト削減のため、税関手続きをした小樽港ではなく、現場に近い岩内で積み込むことにした。早ければ18日に出港する。

 2000年の岩内−直江津(新潟県)間フェリーの廃止後、新港の利用は年約20件。代理店の日本通運小樽支店は「岸壁は、積み込み作業に十分な広さ。機会があれば、また利用したい」と話している。町はこれを機に今後の新港の利用促進につながれば、と期待している。

544とはずがたり:2009/12/30(水) 00:35:07
>>542
そんな香ばしい制度が(・∀・)>国際バルク港

釧路港から北海道各地にホキ2200で輸送しよう♪

545荷主研究者:2009/12/30(水) 01:10:07
>>544
釧路の飼料基地に関してはここで纏めた。
ttp://butsuryu.web.fc2.com/shiryo-kogyo.html

しかし今後、道東の飼料基地としては十勝港が発展する可能性がある。ま、いずれにせよホキ2200の復活は難しいだろうが…(笑)

十勝港に道内最大級飼料基地 丸紅など 製造・保管一体
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/355

十勝港コンビナート計画 配合飼料工場が着工 穀物サイロは来月上旬
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/594

547とはずがたり:2009/12/30(水) 01:39:53
>>545
釧路開発埠頭→北見・旭川・帯広・名寄・道南ぐらいに発送できへんだかやぁ。

広尾は確かに農業基地十勝の臨需要地立地で優位性たかそうだけえが。。

548荷主研究者:2009/12/31(木) 12:16:26
>>383
酒田港の臨港線が活用される日がまた来るのであろうか。なかなか野心的なプランではある。

http://www.port-of-sakata.jp/butsuryu/4_environment/railway/index.html
酒田港を利用するための山形県内の物流体系

鉄道の利用

■ 酒田港内の貨物駅と鉄道
酒田港には、本港地区にJR貨物の酒田港駅があり、酒田駅から貨物専用線で引き込まれ、更に山形県所有の酒田港線により民間工場等に連結しています。

■ 広域鉄道網
JR貨物所有の酒田港線、JR東日本所有の陸羽東線、陸羽西線、羽越本線を利用した貨物利用が考えられますが、陸羽東線と陸羽西線は、現在貨物列車は走っていません。

■ 鉄道積替え施設(鉄道コンテナヤード)整備構想
高砂ふ頭国際ターミナルまで、鉄道が繋がっていませんが、約2.3km延伸すると国際ターミナルに隣接する港湾関連用地として未利用地があり、この用地を鉄道コンテナ専用のコンテナヤードとすることにより、現コンテナヤードと一体的な利用が可能です。
現在、国際ターミナルにはカントリークレーン、トップリフター、CFS上屋、リファーコンセントなどがあり、それらの既存施設が有効的に活用できます。

■ 陸羽東西貨物輸送化構想
現在陸羽東西線は貨物運航が行われていませんが、物理的には貨物列車が通行可能です。
そのため貨物輸送化に必要な調査検討を行っていきます。

549貨物列車使って:2010/01/01(金) 01:34:47
>>541
>2007年9月に大竹駅で目撃した際はUT10C-8005形式を使用中でした。
>一方、2009年7月に仙台港で目撃したのはSTKU0000066(三徳化学工業㈱所有、過酸化水素専用)で仙台港〜大竹の運用となっておりました。
>UT10C形式よりも輸送効率を向上させるために、発駅及びコンテナを転換したと想像します。

2009年8月に横浜本牧でSANTOKU CHEMICAL INDUSTORIES標記の宮城野〜大竹間専用と書かれたUT10C-8004がコキに載ったままの姿を目撃しております。
まだ運用されているようです。
こちらに画像がありますのでよろしければお越しください(拙ブログです)。
http://expechizen.exblog.jp/11818274/

550とはずがたり:2010/01/01(金) 01:49:49
>>549
おお,ブログ開設されてらっしゃったんですねぇ。
これからも宜しくです。

急行越前,客車急行で魅力的でした。時刻表で知ってるばかりで実際に乗ったことも沿線でもなく見たことすらもありませんが。

551荷主研究者:2010/01/01(金) 02:35:08
>>549
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

情報ありがとうございます!ブログを拝見させて戴きました。
三徳化学工業㈱のUT10C形式のコンテナはまだ使用中なんですね。
考えてみれば導入して間もない新しいコンテナですしISOタンクコンテナと併用しているのでしょうね。

私は現在、横浜に在住してますので、横浜本牧駅にはたまに行きます。道路からコンテナの観察がしやすいので調査にはうってつけの駅ですよね。
同駅での過酸化水素のコンテナで思い出すのは、2003年8月に目撃した日本パーオキサイド㈱のISOタンクコンテナ(NRS所有、NRSU1741010、過酸化水素水専用)で運用は郡山タ→大竹、着荷主は三井化学㈱でした。(目撃時は返回送でしたが・・・)
同輸送は以前は同社所有のタキ22800形などのタンク車で行われていたと予想され、郡山駅の同社専用線廃止後は鉄道輸送を止めてしまったと思っていたのですが、鉄道貨物輸送を継続していたのか〜!!と興奮した記憶があります。

ところで貨物列車使ってさんが >>549 で貼って戴いたブログで三徳化学工業㈱の過酸化水素水の下に書かれた「会社名なし」の「過酸化水素水」のISOタンクコンテナもコンテナ番号から推察すると私が上記で書きました日本パーオキサイド㈱が荷主ではないでしょうか?
写真を拝見していて気付いた次第です。

552貨物列車使って改め急行越前:2010/01/02(土) 23:06:22
とわずがたりさま、荷主研究者さま
拙ブログをご覧いただきありがとうございます。お恥ずかしい限りです...

>>551 コンテナ番号で荷主がわかるとはすごいです...タンクコンテナはこれから研究します...

553とはずがたり:2010/01/03(日) 00:54:03
急行越前様改めまして以後宜しくです。

いやぁ,ブログの記事凄い充実ぶりですね〜。またそちらにも寄せて貰いますので宜しくです。
写真を拝見しますに,私は30代後半ですが,やや年上でいらっしゃいましょうか?
東海道筋に住んでいたので113系と0系ぐらいしか見てない気がしますが(80系とか走ってた筈なんですけど記憶にあんまないなぁ。。)もっと写真に興味持っておけば良かったとちょい後悔してますね。

憚りながらリンク勝手にさせていただきました。不都合とかありましたらご一報下さると幸いです。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/link01.html#kamotsu

554荷主研究者:2010/01/03(日) 01:30:34
>>552
急行越前様、わざわざご丁寧にありがとうございます。

ブログの写真はどれも素晴らしい写真ばかりで楽しく拝見させて戴きました。私は鉄道貨物輸送が興味の中心で客車関係には疎いのですが、貴重な写真を多数撮られているようで、例えば板谷駅や三厩駅の貨物扱いをしている当時の写真は資料的価値が非常に高いのではないでしょうか!
これからもブログの方にお邪魔をさせて戴きます。

コンテナには数年前まで必ず荷票が付いていましたので荷主を調べるのは比較的容易でしたが、今は基本的に荷票が廃止されたので大変です。運用区間1つ調べるにしてもコンテナ番号を元に推定する(A駅とB駅で同じコンテナを目撃したのでA→B間で運用されていると予想)ことが必要です。私の興味はさらに運用区間から荷主を推定することですので、いろんな資料を参考にしては予想しているのですが、パズルを解くような楽しさがあるとも言えます。今回の日本パーオキサイド㈱の件についてもコンテナ番号が近く、同型のISOタンクコンテナだったということから予想したに過ぎませんので、正しいかどうかは分かりません…。

私は、とはずがたりとは歳の差がありまして(とはずがたりの弟です)、まだ30代に突入したばかりなのですが鉄道貨物輸送、特に専用線や車扱輸送を調べるにつけ、あと15年、いや10年でも早く生まれていたらもっと貴重な調査ができたのにと悔しく思うことが度々あります。急行越前様は貴重な写真を多数お持ちのようですので、これからも貴ブログ上で公開して戴けると幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

555急行越前:2010/01/04(月) 22:59:20
>>553 リンクありがとうございます!

でも、鈴木さん、吉岡さん、新貨車さんと並べられるとかなり恥ずかしいです...

私は「急行越前」なくなったころ大学生で今年「トラ」年の年男です。
貨物列車に興味を持ったのが、旧型客車がなくなった後、レイルマガジンで私有貨車の連載が始まったころです。
三厩や板谷の写真は、大学時代にやっていたのりつぶしのときのものです。
今考えてみると、まだローカル線に貨物列車があったときでしたので、
もっとよく見ておくべきだったと思うことしきりです。

お二人の鉄道貨物輸送に関する研究はすばらしいです。
できればお手伝いをしたいくらいです...

今後ともよろしくお願いいたします。

それから、私のブログにもリンクを貼らせていただきたいのですが、
「とはずがたりな掲示板」ではジャンルがいろいろあるので、
こちらの掲示板と鉄道貨物輸送の掲示板というのではいけませんか?

556とはずがたり:2010/01/05(火) 00:08:50
>>555
いえいえ,確かに吉岡さんの突き抜けた仕事ぶりは傑出の一言ですけど,急行越前さんの研究も広く深くてなかなかのもので。
急行越前さんや吉岡さんなんかの古い写真を見ると当時を見て記録されてるのが羨ましく思いますが,現代は現代でネット時代になりまして貴重な写真を初めとする資料を居ながらにして色々触れられるようになって趣味者にとっては喜ばしいのかもしれませんねー。
なかなか無くなってからでないと貴重に思えないので,自分がもう10年早く産まれてても時間浪費しなかったか自信ない気もします。。乗り潰しも写真も全部中途半端でしたね,私は。

リンクはそんな感じでして頂けると嬉しいです。ご協力を仰ぐ局面などあるやもしれませんのでその時は是非宜しくですm(_ _)m
またこちらに出来る事ありましたらまたなんなりとお願いします。微力ながら出来る限り協力させていただきます。

557急行越前:2010/01/06(水) 00:40:26
>>555 大研究の「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンクさせていただいてよろしいでしょうか?
最初にこれを見つけたとき、「自分もこれをやってみたい!」と真剣に思いました。

貨物列車を見ていると、日経新聞の企業面の記事と結構リンクしていることが多く、
日本の産業の一翼を担っているのだなと実感することが多々あります。
最近はCO2削減という大命題があり、その物流面の受け皿となりうるには何が必要なのか考え、
それが実現して貨物列車が増えるという風にしたいです。

例えば、横浜本牧駅の周りは海コントレーラーだらけです。
本牧埠頭駅でショートドレージのモーダルシフト実験が行われていますが、
これだって、本牧埠頭に揚がった海コンを本牧埠頭駅でコキに積むか横浜本牧でコキに積むかで、ドレージの距離は数百メートルしか違いません。
コンテナ船からコキに直接積んでもらいたいですね。
秋田港や新潟東港でできないですかね?

また、その先の内陸部へのドレージでトレーラーより鉄道貨物輸送が荷主にとって有利にならないと使ってもらえないわけですから、そのためには何が必要かまとめてみたいですね。

558とはずがたり:2010/01/06(水) 13:10:26
>>557
是非お願いしますヽ(´ー`)/>「日本の鉄道貨物輸送と物流」もリンク

お褒め頂き感謝です。我々にとって日本の鉄道貨物輸送に興味を持つという事はほぼ日本経済そのものに興味を持つという事と同じでしたね〜。
納得の行かない貨物輸送の廃止もありますが,その多くは現地行ったり資料調べたりすると製造の変化などに伴うやむを得ない現象も多く納得の作業でありました。
なかなか同好の同士が,少なくとも理解者が,増えずに淋しく思ってましたが,越前さんにも「これやってみたい」と思っていただけた事は励みになります。越前さんの荷主研究が進みましたら是非公開して下さいな〜。楽しみにしてます。

首都圏にあふれかえってるトラック輸送の削減は高速道路整備派でもある俺も高速道路整備とは別に必要な施策だと思いますがなかなか難しいですよね〜。
ローリーのピギーバック輸送も定着しませんでしたし。。

趣味者的も専用線使ってのコンテナ荷役はもっと出来ないものか屡々考えさせられるのですが,専用線管理コスト(道路管理費用は公がする)やトラックの動線の柔軟性(貨車は矢張り線路内のみ。入れ換えにも手間暇が掛かる)などで叶わないのかなぁと云うのが残念ながらの実感であります。
ガントリークレーンはどうか判りませんが一部港湾の積み込み施設も中古で売買される>>460様ですし,巨大で固定的な積み込み設備を作ってしまうよりは,トラック継送入れた方が何かと将来が見通せない(しかもその時々に関しては規格化が進んでいる)状況では難しいのかも。

個人的には貨物量を纏めることで採算ベースに乗る性質がある貨物輸送ですので補助金出して少々誘導ぐらいしても良さそうな気がしてます。

海コンも釜山航路が地方では充実してて距離的になかなか採算ベースに乗らないのがイタイですね〜。新潟や秋田は折角臨海鉄道の立地が良いので輸送先がないものか確かに気になります。

また昔はホキで運んでた麦芽なんかも最近は海コンみたいなんですけど,発送先の港で行き先別に海コンに詰めて発送するんですかね?
これも専用船で運ぶよりも固定費用削減できて有利なんでしょうかねぇ?なかなか一趣味者の手に余りそうな経済性計算になりそうなんですけど。

559荷主研究者:2010/01/06(水) 23:23:02
>>555-558
リンクありがとうございます!また我々の「日本の鉄道貨物輸送と物流」に興味を持って戴いて感激です。
急行越前さんの荷主研究が公開される日を楽しみにしています。情報交換等もさせて戴けたら幸いです。

私や兄のとはずがたりは同時期に鉄道貨物輸送に興味を持ったのですが、その時点では貨物駅の配線を調べたり、専用線の雰囲気を楽しむ程度でした。しかしやがて貨車やコンテナに入っている荷票の存在に気付き、その荷票がもたらす情報の面白さから鉄道貨物輸送の研究に嵌ったのだと思います。
ただ鉄道貨物輸送の既存の研究や趣味の世界では貨物駅の配線や貨車、機関車、スイッチャーの類に関するものが殆どで、荷主の観点から鉄道貨物輸送を研究している人が少ないなーという不満がありました。鉄道貨物輸送の本質とは貨物駅でも貨車でも機関車でもなく、やはり「荷主」だと思ってます。そんなわけで荷主研究者というHNを付けてしまいました(笑)。さらには鉄道貨物輸送から派生して、(鉄道貨物輸送とは関係しない)オイルターミナルのような共同基地にまで興味の対象は広がっています。
就職先もJR貨物から内定は貰ったのですが、最終的に荷主である素材メーカーに入ってしまいました(笑)。

鉄道貨物輸送が廃止になる事例はこれまで数えきれない程見てきましたが、現地に行ったり荷主のwebサイトを調べたりするにつけトラック輸送への転換という単純な図式では説明できないと痛感してきました。産業構造の変化などの背景こそが実はとても興味深く面白いなと思っています。

モーダルシフトの掛け声だけは相当前からあり実行もされてはいるのですが、絶対量で増加をなかなか実感できないですね。ただ日本の物流量全体を見ると実はバブル期をピークに年々減少しています。また日本はトラック輸送の依存度が高いと言われますが、ヨーロッパは日本以上にトラックへの依存度が高い(トンキロベースで6〜7割)のですが、ただ日本の場合は内航海運の依存度が非常に高いという特徴(トンキロベースでトラック55%、内航海運40%、鉄道5%というイメージでしょうか)があり、ヨーロッパ諸国は内航海運が未発達な分を鉄道輸送に依存している構造です。
そのため日本もトラックへの依存度を劇的に下げるのは難しいのではないかと思います。物流需要の多くが短距離陸上輸送であり、その分野はまさにトラック輸送の独壇場ですし。一方、輸送距離が500km以上の長距離陸上輸送でも重量ベースでトラックが7割、鉄道が3割のシェアと言われています。この分野の比率を逆転させる必要があるでしょう。ここを逆転させてもトンキロベースのシェアはそれほど大きく変わらないかもしれませんが、JR貨物の輸送量にとっては相当大きなインパクトがあり、経営的にも恒常的黒字化への道はまさにその辺にあると思います。

また、とはずがたりが言及している「補助金出して少々誘導ぐらいしても」と言うのは、近年具体化されてて、例えば「グリーン物流パートナーシップ会議」がありますね。
http://www.greenpartnership.jp/index.html
こういった事例を見ると多くの荷主企業が鉄道貨物輸送へのモーダルシフトを実現していることが分かります。

海上コンテナの鉄道輸送は私も推進派です。昭和40年代の国鉄時代には、海上コンテナを扱う港が横浜港や名古屋港、神戸港など主要港しかなく長距離の輸送需要があったため鉄道輸送が一時期盛んになったのですが、その後地方港でも次々と海上コンテナを扱えるようになったためあっという間に衰退してしまいました。
拙webではそういった理由まで纏めきれてませんでしたが…↓
ttp://butsuryu.web.fc2.com/kai-con2.html

現在においては鉄道、トラック、船舶の複合一貫輸送というのが理想なんでしょうけど、鉄道コンテナと海上コンテナ以外の試みはなかなか定着しないですね。ピギーバックやSVS、スワップボディ、DMTなど色々実験されましたが多くの荷主が一度に導入しないことには汎用性が発揮できないという弱みがあるせいか、定着しないままですね。
同様に海上コンテナの鉄道輸送も実験を行った後に具体化しない例が多い(室蘭港、四日市港、新潟東港、秋田港…)ですね。やはりある程度海上コンテナを扱える港を集約し、そういったハブ港から中長距離を鉄道で運ぶような仕組みがないと難しいのかもしれませんね…。

560急行越前:2010/01/07(木) 00:13:24
>>558-559
リンクさせていただきました。

私のはまだ「興味」の段階で「研究」には至っていません...

今、非常に興味があるのは、趣味界で「安中貨物」として話題の福島臨海鉄道宮下から都内経由で信越線安中間で行われている東邦亜鉛の亜鉛輸送です。
製錬済みとはいえ思い鉱物を遠距離運ぶ分コストプッシュしていることは間違いなく、
例えば鉱害補償を完遂するため、安中の工場を閉鎖しないないなんていう協定があるのではないかなんて考えています。

海コンはこちらのスレッドでもたびたび取り上げられているように、各県で寄港船の取り合いをやっている内はだめですね!
京浜港(東京と横浜)は連携し始めたようですが、宇都宮ターミナルや熊谷タ・倉賀野までの鉄道輸送がまとめやすそうなところへは千葉港、ひたちなか港、小名浜港なんかが競合しますよね。

561荷主研究者:2010/01/07(木) 01:17:05
>>560
早速のお返事ありがとうございます!

東邦亜鉛㈱は私も気になる荷主の1つです。「安中貨物」は今や非常に希少価値のある車扱の化成品列車ですので最近は注目度が上がっているようですね。また私が注目しているのは、倉賀野駅に昨年行った際に東邦亜鉛㈱が荷主と思われる発煙硫酸のISOタンクコンテナを目撃しました。恐らくは2008年頃まで羽前水沢駅にタンク車輸送されていたのがコンテナ化されたのではないかと想像してまして、解明したいと思っております。
私が所有する資料としましては、『JR貨物ニュース』2007年10月15日号には東邦亜鉛㈱小名浜製錬所と東邦号に関する記事がありますね。鉄道輸送されているのは、製錬前の亜鉛精鉱及び亜鉛焼鉱のようです。
また東邦亜鉛㈱安中製錬所については、私が以前硫酸スレッドに書き込みをしました。

2005年8月30日 化学工業日報 8面
東邦亜鉛 攻めに転じる安中製錬所 リサイクル原料比率を向上 インジウムの回収も再開へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061244142/45

本文中には、
>原料となる亜鉛精鉱は、福島県の小名浜製錬所で焙焼、焼成した亜鉛焼鉱と亜鉛精鉱が小名浜製錬所から毎日、貨物で輸送されている
といった記述もあります。

また『日経産業新聞』2001年5月15日付20面にも東邦亜鉛㈱安中製錬所の記事がありまして、「原料鉱石を全量輸入に頼り、内陸型精錬所の安中のハンディは少なくない」とあり、電解効率の向上を図るなど生産コストを大幅に削減しているとのことです。この記事もまた貼り付けます。

港湾は、空港と同様に戦略的な位置付けを考えずに各地の要望を元に整備し過ぎた結果、地方港はコンテナ航路の奪い合いをしているし、京浜港などの中枢港湾は海上コンテナのハブ機能を釜山や上海に奪われるなど散々な結果になってますよね。
海上コンテナの各港湾ごとの航路や取り扱い状況などを纏めて、鉄道輸送需要の可能性なんかを探りたいなーと思ったこともあるのですが、かなり煩雑な作業になりそうで全く進んでおりません…。

562 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/12(火) 21:30:05
海上コンテナのトラック輸送は微妙にスレ違いなのかな。
要はP/LとCLPをトラック輸送者に渡せ、ということだと思うのだけれど。

http://response.jp/article/2010/01/12/134666.html
海上コンテナトレーラー横転事故防止へ新法提出
2010年1月12日(火) 19時20分 国土交通省

国土交通省は12日、18日招集の通常国会に、国際海上コンテナの陸上輸送について、横転事故防止など安全確保
のための新法を提出すると発表した。

受け荷主等に対し、コンテナに詰められた貨物の品目、重量、積み付け状況などの情報をトラック事業者等に伝達
すること等を義務付けるほか、港湾や埠頭で、過積載や偏荷重等の不適切な状態にある輸入コンテナを発見・是正
するための制度も盛り込む。
また、安全速度での運転やコンテナロックの確実な実施等に関し、トラック運送事業者等が順守すべき事項も定める。

海上コンテナ陸上輸送の安全対策強化に向けた新法については、前原国交相が野党時代から必要性を指摘して
おり、民主党政策集「INDEX2009」にも盛り込まれていた。
これを受けて同省では、昨年12月4日に、海上コンテナに関する関係者らで構成する「国際海上コンテナの陸上輸送
における安全対策検討会議」を立ち上げ、三日月大造政務官が中心となって新法の制定を検討している。

《編集部》

563とはずがたり:2010/01/12(火) 22:20:18
>>562
トレーラーによるドレージや港湾関係など此処でやる心算ですので大歓迎っす。

565荷主研究者:2010/01/12(火) 23:35:37

http://www.logistics.jp/headlines/20100104-005.html
2010年01月04日 物流ニッポン新聞
北陸整備局 欧州むけ複合一貫輸送実験、シベリア鉄道使い展開

 北陸地方整備局は、欧州向けの輸出貨物を日本海側の港湾を経由してシベリア鉄道で運ぶ、複合一貫輸送の実験に取り組む。船舶だけを使った既存のケースに比べ、到着までの日数が短縮できるだけでなく、二酸化炭素(CO2)削減にもつながるのがメリット。北陸の拠点性を高め、地域の活性化に結び付ける。

 自動車の使用を極力抑えて、鉄道と船舶をメーンに展開する新たな試み。今回の実験は、港湾近くまで既にレールが敷かれ、インフラも整備されていることから、新潟東港で実施する。

 JR白新線黒山駅から新潟東港鉄道に乗り換え、旧藤寄駅まで輸送。コンテナターミナルまでの残り800メートルほどは、トレーラに積み替えて乗り入れる。新潟東港からロシアのウラジオストク港へ船舶で運んだ後、シベリア鉄道でモスクワやサンクトペテルブルグなどへ向かう。

566荷主研究者:2010/01/12(火) 23:36:23
>>565
東京貨物ターミナル駅から鉄道輸送するとのこと。旧藤寄駅でクレーン荷役なのか?トップリフターぐらい使って欲しいねぇ…。いやむしろ新潟東港コンテナターミナルまで線路が伸びている筈なのでトラックの積み替え無しでコンテナターミナルまで輸送したいところ。

http://www.hrr.mlit.go.jp/press/2009/01/100107kouwanbu.pdf
北陸地方整備局 港湾空港部 平成22年1月7日
環日本海複合一貫輸送の輸送実験について

平成21年12月17日付け記者発表で延期をお知らせしました「環日本海複合一貫輸送の輸送実験」につきまして、以下の内容で実施致しますのでお知らせします。
本実験では、コンテナを関東から鉄道輸送により、JR白新線黒山駅を経由して新潟東港鉄道旧藤寄駅まで輸送します。その後、旧藤寄駅でコンテナを降ろし、新潟東港国際コンテナターミナルにコンテナを搬入した後、ウラジオストク港へ海上輸送し、シベリア鉄道を利用してロシア内陸部まで鉄道輸送します。
本実験にて、輸送における問題点を抽出し、その対応結果をまとめるとともに、利便性向上に向けた課題の整理を行います。
【輸送実験の概要】
◆輸送実験公開日時(予定)
・平成22年1月14日(木)12時00分〜
新潟東港鉄道旧藤寄駅積おろし、新潟東港国際コンテナターミナル搬入

567とはずがたり:2010/01/13(水) 13:19:31
>>540
重要港湾にちっとも重要じゃ無い港も含まれてる件について。。

重要港湾、半数の新規整備凍結 国交省、年明けに着手
共同通信2009年12月24日(木)02:02
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/politics/CO2009122301000348.html

 国交省は23日、函館港など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、11年度から実施する考え。前原国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。前原氏は「ばらまき的な港湾行政を変える」と表明していた。


重要港湾の整備凍結検討 石狩など道内7港 (12/25 09:49)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/207190.html

 国土交通省は24日、国が指定する道内12カ所の重要港湾のうち、石狩湾新港など7カ所を新規整備凍結の検討対象とする方針を固めた。取扱貨物量の少なさなどを加味して選んだとみられ、来年夏をめどに正式決定し、2011年度から実施する方針だ。

 対象となるのは、石狩湾新港のほか、稚内、留萌、十勝(十勝管内広尾町)、根室、網走、紋別の6港。凍結が正式に決まれば、継続中の施設整備事業が終了後、岸壁や港湾道路などの新規整備が原則としてできなくなる。

 ただ、国交省は、一定期間の取扱貨物量の伸びや大型貨物船が接岸可能な岸壁の整備状況などさまざまな要素を考慮するほか、港管理者である地元自治体の意見も聞く方針で、対象港湾がさらに絞り込まれる可能性もある。<北海道新聞12月25日朝刊掲載>


重要港湾 103港の半数、整備凍結 国交省方針 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002601249.shtml

 国土交通省は23日、兵庫県の尼崎西宮芦屋港、東播磨港など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が平均より少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

 前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3弾。概算要求に生かすため10年夏ごろを目標に(1)継続中の施設整備事業を終えた後は整備をやめる(2)必要に応じ新規整備を行う-に2分類する。

 重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。三つのスーパー中枢港湾(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)や博多(福岡)など全国23の特定重要港湾を補完する位置付けとなっている。

 貨物取扱量(07年)は1位の木更津港(千葉県)の7302万トンに対し、最下位の久慈港(岩手県)は27万トンと港湾の規模や果たしている役割には大きな開きがある。ただ将来の拡張や機能強化を前提に企業誘致などを進めている自治体もあり、整備対象の限定は議論を呼びそうだ。

 前原氏は今年10月、視察先の横浜港で「ばらまき的な港湾行政を変える」と表明。11年度からの投資重点化のため有識者の検討委員会を15日から始め、コンテナ貨物の国際集約拠点として整備してきたスーパー中枢港湾の絞り込みなどを行う予定にしている。

(2009/12/24 12:27)

京都新聞(12月24日付)
−−−
重要港湾整備 半数を凍結へ 11年度から国交省
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-14.html

国土交通省は23日、函館港(北海道)など全国に103ある重要港湾の半数程度で、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を固めた。貨物取扱量が少ない港を中心に選ぶ方針で年明けから作業に着手、港管理者の地元自治体との協議を経て、2011年度から実施する考え。

前原誠司国交相が進める国の直轄公共事業の「選択と集中」の一環でダム、国道に続く第3段。概算要求に生かすため10年夏頃を目標に①継続中の施設整備事業を終えた後に整備をやめる②必要に応じて新規事業を行う−に2分類する。

重要港湾は海上輸送の拠点として国が直轄で整備し、旅客や貨物の輸送に利用する。貨物取扱量(07年)は、1位の木更津港(千葉県)の7,302万トンに対し、最下位の久慈港(岩手県)は27万トンと港湾の規模や果たしている役割には大きな開きがある。舞鶴港(舞鶴市)は944万トンで全国34位。ただ将来の拡

568とはずがたり:2010/01/13(水) 13:21:09
>>567-568
早く具体的な名前が知りたいところ。

日本海側の拠点目指す どうなる伏木富山港整備
2009年12月30日 02:32
http://webun.jp/news/O100/knpnews/20091230/8324

日本海側の拠点目指す どうなる伏木富山港整備
将来のロシア直行航路の開設を目指し県が行ったモデル輸送で、船に積み込まれるコンテナ=11月30日、富山新港
 前原誠司国土交通相が港湾整備の「選択と集中」を打ち出し、地方の港湾間で生き残りをかけた競争が激しさを増している。政権が掲げる「コンクリートから人へ」の方針のもと、平成22年度予算案の港湾整備費は前年度比24・6%と大幅減。伏木富山港を抱える県も危機感を強め「日本海側の拠点港」として重点投資するよう国へのアピールを強めている。

 「思っていたより厳しい数字。楽観はできないが、気合いを入れてやるつもり」。石井知事は26日の記者会見で港湾整備費の減少に触れた上で予算獲得に意欲をみせた。

■中枢港へ集中投資
 前原国交相は、自民政権時代の港湾行政を「ばらまき」と批判。コンテナ取扱量で大きく水を空けられているシンガポールや上海、釜山などとの国際競争力を高めるため、コンテナ貨物の集約港と位置付ける京浜港(東京港・横浜港)伊勢湾港(名古屋港・四日市港)阪神港(神戸港・大阪港)の3つの「スーパー中枢港湾」への集中投資を打ち出した。

 一方で全国に103ある重要港湾は、貨物取扱量が少ない港を中心に、岸壁や港湾道路などの新規整備を凍結する方針を公表。伏木富山港を含む23の特定重要港湾は対象外だが、予算獲得競争が厳しくなるのは間違いない情勢だ。

■コンテナ全国17位
 「スーパー中枢港湾も大事だが、日本海側にも拠点港が必要」。こうした国の動きを受け、石井知事は11月以降、3度にわたり前原国交相に伏木富山港の重点化を直談判した。

 日本海側の特定重要港湾は新潟港と伏木富山港の2カ所。平成20年のコンテナ貨物量は新潟港の216万7千トンに対し、伏木富山港は80万3千トン。全国順位は新潟11位、伏木富山は17位と太平洋側の港湾に差を付けられている。

 今後、競争に打ち勝つには「いかに貨物量を集められるか」(港湾課)。特に、日系自動車企業の進出などで今後の経済発展が見込まれるロシアとの物流拡大が鍵となる。

■ポテンシャル高い
 知事が強調するのは伏木富山港の「ポテンシャル」。環日本海の中心に位置する地理的な強みに加え、日本海側では新潟港に次ぐ月38便のコンテナ航路を持つ。月2便のロシア航路は伏木富山を含め全国4カ所のみ。昨年7月の東海北陸自動車道の全線開通も追い風だ。名古屋など中京圏からの集荷を狙い、県は高速無料化実験に東海北陸道を採択するよう要望。日本海側の港にのみ寄港する新たなコンテナ航路の開設を目指し、来年度にも国に輸送実験を提案する。

 新潟港をはじめ、秋田港や鳥取県の境港など、日本海側の各港も対ロシア物流の拡大をにらむ。

 ライバル港との競争から抜け出し、日本海側の拠点港の地位を獲得できるか。今後の県の取り組みが問われている。(政治部・松波利枝)

569とはずがたり:2010/01/13(水) 17:56:47
>>540,567-568
=とは版重要港湾仕訳け(その1)=

北海道

宗谷支庁
* 稚内港(●稚内市/1957年5月20日)
網走支庁
* 網走港(●網走市/1978年4月15日)
* 紋別港(●紋別市/1975年4月22日)
根室支庁
* 根室港(●根室市/1978年4月15日)
釧路支庁
* 釧路港(●釧路市/1951年9月22日)★
十勝支庁
* 十勝港(●広尾町/1970年5月1日)
胆振支庁
* 苫小牧港(●苫小牧港管理組合/1963年4月1日)※特定重要港湾
* 室蘭港(●室蘭市/1951年1月19日)※特定重要港湾
渡島支庁
* 函館港(●函館市/1951年1月19日)★
後志支庁
* 小樽港(●小樽市/1951年1月19日)◆
石狩支庁
* 石狩湾新港(●石狩湾新港管理組合/1973年4月16日)◆
留萌支庁
* 留萌港(●留萌市/1952年2月1日)

東北

青森県
* 青森港(青森県/1951年1月19日)★
* むつ小川原港(青森県/1977年9月13日)
* 八戸港(青森県/1951年1月19日)★

岩手県
* 久慈港(岩手県/1975年4月22日)
* 宮古港(岩手県/1951年1月19日)★
* 釜石港(岩手県/1951年9月22日)★
* 大船渡港(岩手県/1959年6月11日)★

秋田県
* 能代港(秋田県/1975年5月26日)
* 秋田港(秋田県/1951年1月19日)◆
* 船川港(秋田県/1951年1月19日)◆

宮城県
* 石巻港(宮城県/1964年4月11日)★
* 仙台塩釜港(宮城県/1951年1月19日・仙台港区・塩釜港区)※特定重要港湾

山形県
* 酒田港(山形県/1951年1月19日)★

福島県
* 相馬港(福島県/1974年4月23日)
* 小名浜港(福島県/1951年1月19日)★

570とはずがたり:2010/01/13(水) 17:57:26

=とは版重要港湾仕訳け(その2)=

関東

茨城県
* 茨城港(茨城県/1983年3月29日・ひたちなか港・大甕港・日立港)★
* 鹿島港(茨城県/1963年4月1日)★

千葉県
* 木更津港(千葉県/1968年4月17日)★
* 千葉港(千葉県/1957年5月20日)※特定重要港湾

東京都
* 東京港(東京都/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)

神奈川県
* 横浜港(●横浜市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 川崎港(●川崎市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 横須賀港(●横須賀市/1951年1月19日)

中部

新潟県
* 新潟港(新潟県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 直江津港(新潟県/1951年9月22日)★
* 両津港(新潟県/1951年9月22日)
* 小木港(新潟県/1974年4月23日)

富山県
* 伏木富山港(富山県/1951年1月19日・富山港・富山新港・伏木港)※特定重要港湾

石川県
* 七尾港(石川県/1951年1月19日)★
* 金沢港(石川県/1964年4月1日)★

福井県
* 敦賀港(福井県/1951年1月19日)★

静岡県
* 清水港(静岡県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 田子の浦港(静岡県/1964年4月1日)★
* 御前崎港(静岡県/1975年4月22日)

愛知県
* 名古屋港(●名古屋港管理組合/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 衣浦港(愛知県/1957年5月20日)★
* 三河港(愛知県/1964年4月1日)★

三重県
* 四日市港(●四日市港管理組合/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 尾鷲港(三重県/1967年6月1日)
* 津松阪港(三重県/1971年4月1日)

近畿

京都府
* 舞鶴港(京都府/1951年1月19日)★

大阪府
* 堺泉北港(大阪府/1959年6月11日)※特定重要港湾
* 大阪港(●大阪市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 阪南港(大阪府/1968年4月17日)

兵庫県
* 神戸港(●神戸市/1951年1月19日)※特定重要港湾、指定特定重要港湾(スーパー中枢港湾)
* 姫路港(兵庫県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 尼崎西宮芦屋港(兵庫県/1951年9月22日)★
* 東播磨港(兵庫県/1964年2月1日)★

和歌山県
* 和歌山下津港(和歌山県/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 日高港(和歌山県/1983年10月4日)

571とはずがたり:2010/01/13(水) 17:58:38
=とは版重要港湾仕訳け(その3)=
流石瀬戸内を囲む中国四国,他の場合よりも日本全体に占めるシェアが高い感じだ。

中国
岡山県
* 岡山港(岡山県/1964年4月1日)
* 宇野港(岡山県/1951年1月19日)
* 水島港(岡山県/1960年6月9日)※特定重要港湾

広島県
* 福山港(広島県/1963年4月1日)★
* 尾道糸崎港(広島県/1951年1月19日)
* 呉港(●呉市/1951年1月19日)
* 広島港(広島県/1951年1月19日)※特定重要港湾

鳥取県
* 鳥取港(鳥取県/1975年4月22日)
* 境港(●境港管理組合/1951年1月19日)★※港湾区域が一部島根県にまたがる

島根県
* 浜田港(島根県/1957年5月20日)
* 三隅港(島根県/1982年11月9日)
* 西郷港(島根県/1959年6月11日)

山口県
* 下関港(●下関市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 小野田港(山口県/1960年6月9日)◆
* 宇部港(山口県/1951年1月19日)◆
* 三田尻中関港(山口県/1959年6月11日)
* 徳山下松港(山口県/1951年9月22日)※特定重要港湾
* 岩国港(山口県/1952年2月1日)

四国

徳島県
* 徳島小松島港(徳島県/1951年1月19日)★
* 橘港(徳島県/1965年4月1日)

香川県
* 坂出港(●坂出市/1951年9月22日)★
* 高松港(香川県/1951年1月19日)★

愛媛県
* 宇和島港(愛媛県/1960年6月9日)
* 松山港(愛媛県/1951年1月19日)★
* 今治港(●今治市/1951年1月19日)
* 東予港(愛媛県/1964年4月1日)◆
* 新居浜港(●新居浜港務局/1951年9月22日)◆
* 三島川之江港(愛媛県/1971年4月1日)◆

高知県

* 高知港(高知県/1951年1月19日・高知新港含む)★
* 須崎港(高知県/1965年4月1日)
* 宿毛湾港(高知県/1986年6月17日)

572とはずがたり:2010/01/13(水) 17:59:16
>>569-572
=とは版重要港湾仕訳け(その4)=

九州・沖縄

福岡県
* 北九州港(●北九州市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 博多港(●福岡市/1951年1月19日)※特定重要港湾
* 苅田港(福岡県/1951年1月19日)★
* 三池港(福岡県/1951年9月22日)★

佐賀県
* 唐津港(佐賀県/1951年1月19日)★
* 伊万里港(佐賀県/1951年1月19日)

長崎県

* 長崎港(長崎県/1951年1月19日)★
* 佐世保港(●佐世保市/1951年1月19日)★
* 厳原港(長崎県/1951年9月22日)
* 郷ノ浦港(長崎県/1959年6月11日)
* 福江港(長崎県/1951年9月22日)

熊本県
* 熊本港(熊本県/1974年4月23日)
* 八代港(熊本県/1959年6月11日)★
* 三角港(熊本県/1951年1月19日)

大分県
* 中津港(大分県/1999年6月4日)★
* 別府港(大分県/1951年9月22日)◆
* 大分港(大分県/1951年1月19日)◆
* 津久見港(大分県/1951年9月22日)
* 佐伯港(大分県/1970年5月1日)

宮崎県
* 細島港(宮崎県/1951年1月19日)★
* 宮崎港(宮崎県/1973年4月16日)★
* 油津港(宮崎県/1952年2月1日)

鹿児島県
* 鹿児島港(鹿児島県/1951年1月19日)★
* 志布志港(鹿児島県/1969年4月1日)★
* 川内港(鹿児島県/1970年5月1日)
* 西之表港(鹿児島県/1960年6月9日)
* 名瀬港(鹿児島県/1954年7月2日)

沖縄県
* 那覇港(●那覇港管理組合/1972年5月15日)★
* 運天港(沖縄県/1972年5月15日)
* 金武湾港(沖縄県/1974年4月23日)
* 中城湾港(沖縄県/1974年4月23日)
* 平良港(●宮古島市/1972年5月15日)
* 石垣港(●石垣市/1972年5月15日)


整備対象重要港湾★42…そのままインフラ整備を続行しても良いのではないか?
統合対象重要港湾◆11(5)…港湾の統合の後トータルに施設配備検討した上で整備をしても良いのではないか?

●=都道府県以外が管理者の港湾。神奈川県と北海道(と内陸県の栃木・群馬・長野・岐阜・奈良・滋賀)は重要港湾の管理者になっていない。

574荷主研究者:2010/01/17(日) 23:47:50

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100113303.htm
2010年1月13日03時05分 北國新聞
アジア回復で前年超え 金沢港の取扱量

 世界不況で急減した金沢港のコンテナ取扱量が、輸出の回復に伴って増加してきた。金沢港運(金沢市)によると、昨年11月に取扱量が前年比プラスに転じ、12月はリーマン不況に入って以降初めて3千個の大台を回復。大底だった昨年4月の2倍近くに上った。繊維機械、運搬用機械の輸出が伸びており、中国などアジア経済の持ち直しが金沢港に活気をもたらしている。

 金沢港の荷役を担う金沢港運によると、輸出入を合わせた金沢港のコンテナ取扱量(20フィートコンテナ換算)は、昨年11月が2680個(前年同月比4%増)、12月が3038個(同10・2%増)となった。

 前年同月を上回ったのはリーマン・ショックの影響が出る前の2008年10月以来、1年1カ月ぶり。3千個を超えたのも08年10月以来で、昨年2〜8月は2千個を下回り、同4月には前年同月比50・9%の1622個に落ち込んでいた。

 石川県によると、取扱量が伸びているのは中国、東南アジア向けの繊維機械や運搬用機械などの輸出。「地元企業がアジア市場の開拓に力を入れている」(港湾関係者)ためで、繊維機械の津田駒工業(金沢市)は「昨年後半から中国向けが動き出した」としている。

 金沢港の中国・上海コンテナ航路は昨年11月、運航会社が寄港日程を調整し、輸出の所要日数を従来の10日間から3日間に短縮。神戸や大阪、名古屋などの港を使っていた北陸の荷主が金沢港を利用しやすくなった。

 県や金沢港運は、新規荷主の獲得に向けた企業訪問などを強化した影響もあるとみている。津田駒工業は「通常は神戸港から出しているが、県の要望もあり、昨年からなるべく金沢港を利用している」とする。

 コマツ粟津工場(小松市)の佐々木一郎工場長は「今年後半に北米市場が回復すれば、(北米の定期航路を持つ)金沢港をさらに活用できる」と強調する。石川県鉄工機電協会がコマツなど製造業20社でつくる組織を設け、貨物の「合い積み」を呼び掛けており、金沢港運担当者は「今年下期にはコンテナの取扱量がさらに増える」とみている。

575荷主研究者:2010/01/17(日) 23:59:58
>>546
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100114j
2010/01/14 19:25 秋田魁新報
台湾、香港直結のコンテナ船が秋田初寄港 荷主の利便性向上へ

秋田港に初寄港した陽海海運の国際定期コンテナ船

 陽海海運(韓国・ソウル)の国際定期コンテナ船が14日、秋田港に初寄港した。今年開設された秋田港と台湾、香港を直結する初めての定期コンテナルート。接岸後、船内では県関係者らが歓迎式を開き、第1便の寄港を祝福した。台湾、香港と秋田港を結ぶ既存ルートでは、韓国・釜山で貨物の積み替えが必要だったが、今後は積み替えなしの輸送が可能となり、荷主の利便性向上が期待されている。

 第1便は全長約130メートルの「VEGA DAVOS」(ヴェガ・ダヴォス、7464トン)。この日は吹雪による視界不良の影響で、予定より1時間40分ほど遅れ、午前11時45分ごろに秋田港大浜埠頭(ふとう)に接岸した。第1便では県内業者が輸入する製材(40フィートコンテナ5本)が輸送された。

 新航路は釜山を基点に、苫小牧、秋田、新潟、富山、神戸、大阪のほか、台湾・基隆、香港などを21日間で巡る。3隻が投入され、秋田港には週1回寄港する。

576荷主研究者:2010/01/18(月) 22:27:08
>>537-539 >>541
仙台塩釜港や八戸港、秋田港に囲まれた岩手県がコンテナ定期航路の誘致に血眼になる必要はあるまい。
>三陸沿岸からは、戸惑いの声
>釜石港には、コンテナ船の定期航路はまだなく…コンテナ専用のクレーンを設置したばかり
>大船渡港は釜山との定期航路があり、2週間に1回、コンテナの積み下ろしを行っている

http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/railway/20100107-OYT8T00349.htm
2010年1月7日 読売新聞
国際コンテナ 盛岡に拠点…JR貨物
JR貨物 東京経由の輸出で3月開始

 JR貨物は3月13日のダイヤ改正から、盛岡―東京間で、国際海上コンテナの鉄道輸送を開始し、「インランド・デポ」(内陸通関基地)を岩手県盛岡市永井の盛岡貨物ターミナル駅に新設する。

 鉄道の駅構内への設置としては全国で初めて。通常は港湾近くで行う通関などの業務を駅の中で行うことで、県内陸部から東京を通じての輸出がより便利になるという。鉄道輸送はトラック輸送に比べ、CO2削減なども見込めるが、これまで外国への物流を担ってきた港湾を抱える沿岸の各地域からは、「利用減につながる」と懸念する声も出ている。

 JR貨物によると、新設する海上コンテナ列車は、盛岡貨物ターミナル駅と、臨海部にある東京貨物ターミナル駅間を、平日に夜行で1往復する。15両編成で、1両当たり、長さ約6メートルのコンテナに換算して最大3個を積載できる。

 国土交通省は、近隣の韓国・釜山、中国・香港、上海、台湾・高雄などの各港に対する国際物流の競争力を維持するために、京浜、伊勢湾、阪神の3港湾を「スーパー中枢港湾」に指定して、機能の集中と強化を図ろうとしており、今回の措置もそのモデル事業の一環。

 貨物収入の目標と実績に応じて、国交省関東地方整備局が補助金を出す。JR貨物では、「東北地方の物流の活性化に役立つ。鉄道輸送は一般的に、トラック輸送に比べてCO2を7分の1に抑え、環境保全に貢献できる」としている。

 ただ、海上コンテナを取り扱ってきた三陸沿岸からは、戸惑いの声が上がっている。

 釜石港には、コンテナ船の定期航路はまだなく、寄港誘致を進めていた釜石市は昨年9月、コンテナ専用のクレーンを設置したばかり。下沢治産業振興部長は「突然の話でびっくりだ。新たな荷主を探している市にとって、非常に厳しい」と頭を抱える。

 大船渡港は釜山との定期航路があり、2週間に1回、コンテナの積み下ろしを行っているが、1回の取り扱い量はまだ少ない。大船渡市の室井良雄・港湾経済部長は「岩手のものは岩手の港から、という気持ちでやってきた。地元企業にどれだけ影響があるのか今後注視したい」としている。

577荷主研究者:2010/01/20(水) 23:18:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/210508_all.html
2010年01/16 14:32 北海道新聞
ソウルの海運会社 苫東港に新定期航路 コンテナ便 台湾、香港を結ぶ

 陽海海運(ソウル)は、苫小牧と台湾や香港を釜山港経由で結ぶ新たな国際定期コンテナ航路を開設し、第一船が15日、苫小牧東港に入港した。景気が低迷する中、関係者は新航路開設で貨物量増加に期待をかける。

 日本の総代理店の葵海運(東京)によると、新航路は、釜山を起点に苫小牧や秋田、神戸や大阪、台湾・基隆や香港など10港を21日間で回る。コンテナ約700個(20フィート換算)を積み込めるコンテナ船を3隻運航し、苫小牧東港に週1回寄港する。

 15日は第一船の「ベガ・ダボス号」(8300トン)が入港し、温度調節機能のついたコンテナ14個が荷揚げされた。第二船以降、北海道の生鮮品などがアジア向けに輸出される見込みだ。

 また就航を歓迎する式典が同日夜、同船内で開かれ、苫小牧港利用促進協議会の会長を務める岩倉博文市長が「不況により取扱量が減少している中で明るいニュース。第一船を迎えることができ、心から歓迎する」とあいさつ。彭紅星(パンホンシン)船長が花束で歓迎を受けた。

 苫小牧港管理組合などによると、新航路開設で苫小牧港の国際コンテナ航路は、7社が週8・5便を運航することになる。(桑折しのぶ)

578荷主研究者:2010/01/24(日) 17:20:08
>>476
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100122f
2010/01/22 10:19 秋田魁新報
来月から2度目の試験 シーアンドレール構想

 秋田港と鉄道を活用し、対岸への新物流ルートを構築するシーアンドレール構想で、国土交通省による2度目の実証試験が来月上旬から3月までの日程で行われることになった。県内外の企業数社が協力し、実際の輸出入用の貨物を鉄道と秋田港からのコンテナ船で輸送、商業ベースに乗せるに当たって課題などを検証する。

 関係者によると、輸出入で計10回近くの輸送試験が行われる見込み。積み荷は中古タイヤなど数品目を想定し、輸出の際は、県内外から秋田臨海鉄道・秋田北港駅へ鉄道でコンテナを輸送。その後、秋田港へトレーラーで運び、既存のコンテナ船ルートでロシアなどへ輸送する。

 08年2月の1回目の実証試験では、北港駅でのコンテナ積み降ろしの際、十分なスペースが確保できず、付近の道路を一時封鎖した。今回は、既に北港駅の隣接地へ仮設積み替えヤードを設置し、荷役用の場所を確保して輸送を行う。

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100123f
2010/01/23 10:52 秋田魁新報
紙や中古タイヤなど輸出へ シーアンドレール試験

 国土交通省秋田港湾事務所は22日、秋田港と鉄道を活用して海外への新物流ルートを築くシーアンドレール構想で、来月上旬から3月まで実施する実証試験の内容を明らかにした。県内外の企業4社の協力を得て、中古タイヤ、ビールなど実際の輸出入用貨物4品目を2回ずつ計8回輸送する。貿易相手はロシア、韓国、台湾の3地域で、複数ルートの輸出入で輸送コストなど商業化への課題を検討する。

 輸出用貨物はロシア向けの中古タイヤ、韓国向けの紙、台湾向けの珪藻(けいそう)土の3種類。輸入は韓国からのビールを使用する。

 中古タイヤ輸出では、サンパワー(横浜市)が仙台市などで集めた中古タイヤを鉄道で秋田北港駅まで運び、トレーラーに積み替えて秋田港に運搬。釜山航路のコンテナ船でロシアへ輸出する。実証試験に向けて約2千平方メートルの仮設積み替えヤードを北港駅に整備。2008年の前回試験では貨物積み下ろしの際、付近の道路を一時封鎖したが、今回は封鎖せずに積み下ろしが可能になる。

581荷主研究者:2010/01/24(日) 18:55:01

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100119140056.asp
2010年1月19日(火)東奥日報
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コンテナ 初の4万本超/八戸港

 2009年の八戸港コンテナ貨物の取り扱い実績(20フィートコンテナ換算)が前年比11.3%増の4万326本と、1994年のコンテナ航路開設以来、初めて4万本を超えたことが18日、県八戸港管理所の調べで分かった。景気低迷が続く一方で、地方港と京浜港などの国内主要港を結び、貿易や国内貨物の移送に活用する「内航航路」の取扱量は増えている。

582 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/28(木) 14:58:50
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100128ddlk15010004000c.html
焦点’10:日本海側拠点港、どこに? 新潟選定へ高まる機運 /新潟

 国が港湾整備の「選択と集中」を進めるなか、全国で港湾の生き残りをかけた競争が激しさを増している。
前原誠司国土交通相が昨年11月、日本海側の拠点港整備に言及したのを契機に、県内でも新潟港の選定を
目指す動きが活発化。選ばれなかった場合は、港湾整備の関連予算が削減されるおそれもあるだけに、関係者の
間には危機感が強い。【岡田英】

 ◇国交相発言契機、国の動きは鈍く
 ◆国交省「勉強中」

 韓国・釜山やシンガポールといった国際ハブ港との国際競争力を高めようと、国交省は港湾の「選択と集中」を
掲げる。前原国交相は昨年11月25日の全国知事会で「日本海側のどこに核(の港)を作っていくか考えねば
ならない」と発言した。

 国は昨年12月、コンテナ港とバルク(バラ積み貨物)港のそれぞれについて専門家らによる検討会を設置。
コンテナ港は太平洋側の京浜港(東京・横浜)、伊勢湾(名古屋・四日市)、阪神港(大阪・神戸)の中から1〜2カ所
を今年6月ごろに選び、バルク港は穀物、鉄鉱石、石炭の3品目について年内に強化港を選定する方針。日本海側
に限定した拠点港の選定について国交省は「勉強はしている」(同省幹部)というものの、具体化に向けた動きは鈍い。

 ◆「土俵作りから」

 「まずは日本海側拠点港を選定する土俵を早く作ってもらえるよう団結を」。今月21日、新潟市内のホテル。
篠田昭新潟市長はそう呼びかけ、5市町と新潟経済同友会、新潟大などと産学官連携の「日本海拠点港湾選定
支援協議会」を設立した。

 篠田市長は昨年11月、前原国交相と面会し「日本海側の二つか三つを拠点港として選定すれば、東アジアの
活力を、首都圏や関西、中京へと列島全体に吹き込める」と主張。ライバルの伏木富山港(富山県)や敦賀港
(福井県)などとも市レベルでは連携し機運醸成を図る一方、前原国交相には「一つだけ選ぶなら、本州日本海側で
最大取扱量を誇る新潟以外にない」と強調するのも忘れなかった。

 ◆県は不参加

 支援協議会はいわば「応援団」で、新潟港の港湾管理者である県は参加していない。篠田市長は設立総会で、
県をバックアップすると強調しつつ「港湾管理者だけが動いても取り逃すかもしれない。そういうことが絶対ないように
産学官が一緒になってやっていく」と狙いを述べた。

 ある市幹部は、泉田裕彦知事が北陸新幹線問題を巡り国や沿線他県と対立したことを挙げ「知事に他県との
連携は期待できない。市は主体じゃないからこそ、気軽に動ける」と解説してみせた。

 一方、県は前原国交相の発言を受け、交通政策局を中心に庁内プロジェクトチームを発足させた。まずはバルク港
に手を上げる方針だが、日本海側拠点港の公募が実現すればシフトするとみられる。

 泉田知事は「船が来なければ岸壁やクレーンを整備しても意味がない。(荷主に)選んでもらえる環境を作るのが
重要」と持論を展開する。

 ◆他港の動向は?

 新潟港の外貿(輸出入)コンテナ取扱量は本州日本海側では、2位の下関港(山口県)の2倍以上を誇る。
12年度には新潟東港に新岸壁も完成予定。航路も韓国、中国、台湾へ週10便。だが月1便あったロシア・
ウラジオストクと結ぶ極東航路は09年2月から寄港しなくなるなど、荷主確保に課題も残る。

 他では富山県が積極的だ。同県は中京圏からの集荷のため、08年7月に全面開通した東海北陸道を高速道
無料化実験の対象にするよう国に要望するなどアピール。水深が14メートルあり大型船が入港可能な敦賀港や
舞鶴港(京都府)も名乗りを上げるとみられ、綱引きは過熱しそうだ。

毎日新聞 2010年1月28日 地方版

583荷主研究者:2010/01/31(日) 13:44:31
>>578-579
>扱う荷物は中古タイヤとビール、けい藻土。
珪藻土は、北秋田市の中央シリカ㈱だろうか。同社は『JR貨物ニュース』2006年6月15日号、『MONTHLYかもつ』2007年7月号に記事あり。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100127t42018.htm
2010年01月27日水曜日 河北新報
秋田港シーアンドレール構想 コンテナ輸送を実験 来月から

 秋田港(秋田市)を拠点とした鉄道輸送路を確立し、ロシアなどと貿易を促進する「シーアンドレール構想」で、東北地方整備局は2〜3月、同港大浜コンテナヤードと秋田臨海鉄道の秋田北港駅で、コンテナ輸送の実証実験を行う。2008年2月に続く2回目の実施。

 貨物駅とコンテナヤードの間の道路を一時封鎖して積み降ろし作業をした前回と異なり、秋田北港駅にコンテナを積み替える仮設のスペースを設け、トレーラーでコンテナヤードに移す。

 扱う荷物は中古タイヤとビール、けい藻土。荷主の協力を受け、仙台、福島両市や秋田県北部から荷物を鉄道で運び、ロシアのウラジオストク、台湾の基隆に船で輸送するほか、韓国・釜山からの荷物を仙台市に運搬するケースを実験する。

 コンテナヤードと鉄道が近い秋田港の特徴を生かし、国内では道路で運べない45トンコンテナを鉄道で輸送する可能性も調べる。東北地方整備局秋田港湾事務所は「構想の実現に向けて課題を見つけ、実現の可能性を高めたい」と説明する。

584荷主研究者:2010/01/31(日) 13:49:10

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100127000000000058.htm
2010年01/27 14:59 静岡新聞
復旧に30〜40日 御前崎港コンテナ埠頭

 県が管理する御前崎港(御前崎市)でコンテナの荷役を行うガントリークレーンがコンテナ船と衝突した事故で、停止しているコンテナ埠頭(ふとう)の機能回復に30〜40日程度かかる見通しであることが27日、分かった。=関連記事3面へ

 県によると、26日に実施した専門家の調査で、クレーン全体のゆがみや衝撃で脱輪した車輪の損傷、台座とクレーンとのズレなどが見つかり、専門家から「倒壊の可能性もある」と指摘があった。損傷したクレーンが移動できない状態のため、安全性を確保して岸壁の端部分に移動させるには1カ月余り要するという。

 県は解体も視野に入れ、「できるだけ早期に復旧できるよう復旧工期の短縮などを検討していく」としている。

 ただ、同港に設置している2基のクレーンのうち、損傷していない1基を使って国内輸送の対応は可能。自動車部品を中心とした輸出入の貨物輸送についてはコンテナ機能が停止しているため、定期船の荷役は清水港で代替輸送する予定になっている。事故の公表が遅れた理由について、県は「荷主企業への風評被害を避けたかった。1週間程度で復旧できると見込んだが、予想以上にクレーンの損傷が大きかった」と説明した。

585荷主研究者:2010/01/31(日) 14:18:18

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100129305.htm
2010年1月29日03時13分 北國新聞
金沢港の輸出ゼロ 昨年のロシア向け自動車 関税引き上げが影響

 金沢港のロシア向け自動車の輸出台数が昨年1年間でゼロだったことが、28日までの大阪税関金沢税関支署や金沢港運(金沢市)の調べで分かった。七尾港も昨年1〜11月で340台と2008年の7881台から急減しており、ロシア政府が昨年1月に導入した輸入車関税の大幅引き上げなどが年間を通じて影響を与えた格好だ。

 大阪税関伏木税関支署によると、伏木富山港の昨年1〜11月のロシア向け中古自動車の輸出台数は前年同期比約90%減の1万6793台だった。

 金沢税関支署や金沢港運の累計では、金沢港のロシア向け自動車の輸出台数が08年の1年間で1827台、輸出金額は約11億3千万円あったが、昨年の輸出はゼロ。同港では08年10月から輸出がない状態が続いているという。

 七尾港は08年の輸出台数が7881台、輸出金額が約33億2千万円だったのに対し、昨年1〜11月は340台、約1億5500万円と大幅に減少した。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ロシア向け自動車の輸出が急減した背景には、ロシアが昨年1月から、製造後5年以上の車に対する輸入関税を従来に比べ8割近く引き上げたことや、リーマン・ショック以降の金融危機の影響などがあるという。

587荷主研究者:2010/02/01(月) 01:12:05

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/147015
2010年1月19日 06:04 西日本新聞
クレーン電化、CO2削減 人工島に17基整備 国や福岡市が実験

電動化される人工島のトランスファークレーン=福岡市東区

 福岡市東区の人工島(アイランドシティ)の港湾地区で、コンテナを積み降ろすクレーンを電動化し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す実証実験が新年度から始まる。国土交通省と市、市の第三セクター・博多港ふ頭が実施する。低炭素型社会に向けた国の港湾整備事業の第1弾で、国内初の取り組み。

 整備対象はコンテナの集積場にある門形のトランスファークレーンで、高さ約20メートル、幅約30メートル。集積場とコンテナトレーラー間で荷を移動する際に使う。現在13基あり、動力は軽油を使うディーゼルエンジン。排出するCO2は人工島全体の排出量の約半分を占める。

 国交省九州地方整備局によると、13基は改造し8月から順次電動化。13基はディーゼルエンジンで動かす作業が一部残るが、完全電動の新型も4基導入する。1基の改造費は約3千万円、新型購入費は約1億8千万円。事業総額は約20億円。

 試算では、軽油を使った場合よりCO2の年間排出量(17基分)は2816トンから674トンへ約8割の削減。1基につき約178万円の経費削減となり、給油や整備などの時間も年間約200時間短縮できるという。

 人工島は広大なヤードがあることなどから実験場に選ばれた。国交省は数年かけて効果を検証しデータはほかのコンテナターミナル整備にも活用する。市は「環境負荷の低い港としてPRし、貨物の集荷増に弾みをつけたい」と話している。

 九地整の博多港湾・空港整備事務所は「将来は荷主や船会社もCO2削減に取り組む必要が出てくる。電動化は博多港の利用価値を上げることになるだろう」とみている。

=2010/01/19付 西日本新聞朝刊=

588とはずがたり:2010/02/04(木) 13:59:13

【富山】
伏木富山港 タイ直航便就航 コンテナ 運航日数1、2日短縮
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20100204/CK2010020402000179.html?ref=rank
2010年2月4日

 伏木富山港で初のタイ向けコンテナ航路となる「東南アジア航路」が就航し、七日に第一便が入港する。運航会社「陽海(やんはい)海運」(韓国)の日本総代理店代表が三日、石井隆一知事を訪問し、発表した。

 タイ便は週一回寄港。釜山から苫小牧、秋田、新潟を経て伏木富山に入港した後、約十一日間かけてタイのバンコクなどに向かう。タイへはこれまで韓国・釜山でコンテナを積み替え、運んでいた。新航路は運航日数を一、二日短縮できる。

 県によると、二〇〇九年の伏木富山港の国際コンテナ取り扱い個数は前年比9%減。経済停滞により減少傾向にある。

 タイにはYKKや不二越など県内二十二社の工場や事務所があり、県は「新航路は国内最後の寄港地で、輸出に有利。魅力をアピールしたい」と需要増加を期待。石井知事は「安定運航をお願いしたい」と求めた。 (渡辺ゆり)

590荷主研究者:2010/02/07(日) 02:09:43

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100128/274331
2010年1月28日 05:00 下野新聞
佐野に「港」を コンテナ基地構想実現へ研究会

 佐野市は27日までに、通関や荷物の積み下ろしなどコンテナ船の港湾業務を内陸で行う内陸型コンテナターミナルの設置に向け、新年度早々にも研究会を発足させることを決めた。東北自動車道と北関東自動車道が交差し、利便性が高い同市西部の北関東自動車道出流原パーキングエリア(仮称、PA)周辺を候補地とし、効率的なコンテナ輸送のシステムを備えた物流拠点(インランドポート)を目指す。同市によると、インランドポートが実現すれば国内初という。

 研究会は国土交通省や県、学識経験者らで構成する予定。内陸型コンテナターミナルの役割や整備手法、顧客の需要など、実現に向けた課題を研究する。

 内陸型コンテナターミナルは、港湾に来たコンテナの荷物を高速道路を使って同PA周辺に輸送、一帯を港湾業務と物流の大規模な基地に位置付ける構想だ。

 研究会設置の背景として、国の諮問機関である交通政策審議会が昨年3月、地球温暖化対策と港湾政策について答申。その中に、複数の船会社が参加しコンテナを共同活用できるインランドポートの実現に向けた取り組み促進が盛り込まれた。

 これまでにも、貨物の集配、通関業務などを内陸で行う貿易貨物輸送基地(インランドデポ)はあったが、船会社ごとにコンテナを管理するなどしていたため、港湾と輸出入の生産地、消費地の間で非効率な空荷輸送が発生、地球温暖化への影響も懸念されたためだ。

 市は新たな研究会発足に先駆け、2005年度に内部委員会を設置。石灰・採石業者らでつくる民間の研究会と意見交換などを行ってきたが、新組織の立ち上げを踏まえ、内部委員会は発展解消させる。

 市の担当者は「未確定な部分が多いが、大規模な構想。専門家を交えて具体的に検討したい」としている。

591とはずがたり:2010/02/07(日) 02:11:15
>>590
この辺が佐野っぽいが輸出なんか迄してたんかねぇ?
>石灰・採石業者らでつくる民間の研究会と意見交換などを行ってきた

592荷主研究者:2010/02/07(日) 16:07:58
>>479
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=517513005
'10/01/21 山陰中央新報
日韓ロ定期貨客船 旅客は順調、貨物は難航

 鳥取県は21日、日韓ロ定期貨客船が本格就航した昨年7月から12月まで半年間の運航実績をまとめ、県議会農林水産商工常任委員会に報告した。境港−東海間は52回運航し、旅客は1万8千人が乗船して目標を2割近く上回る上々の滑り出し。貨物は主力荷主が未定のままで目標を大きく下回った。

 欠航は海の荒れが理由の1回だけだった。

 境港−東海間の1便当たり平均乗客数は、8月の373人を最高に就航直後の7〜8月は順調に推移した。冬季は12月が63人などと低水準だが、元日に境港に着いた便は300人以上が利用するなど上昇傾向がみられ、ロシアからの旅客も目立つようになった。

 半年間の総旅客数は1万8256人で、1便平均では351人となり、運航するDBSクルーズ社が就航1年目の目標としていた1便平均300人を17%上回った。利用者の国籍は、韓国69%、日本18%、ロシア12%、その他1%。

 境港でのコンテナ貨物取扱量は、半年間で82TEU(20フィートのコンテナに換算した取扱個数)しかなく、目標の1920TEUにほど遠い状況で、主力荷主不在による苦戦が続く。貨物の重量を区間別に見ると、東海から境港へは水産物や機械類を中心に241トン、境港から東海向けは水産物や酒類、果物類、車両部品など344トン。

 東海−ウラジオストク間は26回の運航で、2651人が乗船し、貨物は2256トンを運んだ。

 経済通商総室の通商物流チームは「定期性が維持されていれば主力荷主も確保できる」として、今後とも荷主探しに力を入れる。

 県は、就航3年間に限り、境港に1回寄港するごとに100万円を支援している。

593荷主研究者:2010/02/07(日) 16:14:38

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/economy/201001/20100126000081.htm
2010/01/26 09:31 四国新聞
高松港に12年ぶりに自動車専用船が入港

自動車専用船に積み込まれる大型クレーン=高松港外貿岸壁

 タダノは24日、香川県高松市朝日新町の高松港F地区で、大型の自動車専用船「ワールド・スピリット」(全長174メートル、3万8千トン)へのクレーン車の積み込み作業を行った。自動車専用船の高松港入港は、同社が前回チャーターした1997年9月以来、約12年ぶり。

 同社はクレーン車を海外へ輸送する場合、通常はフェリーで神戸港へ運んでから自動車専用船に積み替えているが、今回は北米でのプロジェクト向けとして、オランダのクレーンレンタル会社から20台のまとまった注文があったため、高松港で積み込みを行った。

 24日は、午前8時半に自動車専用船が高松港入港。積み込み作業は午前10時前から約4時間かけて行われ、午後4時前に出港した。

 同船は福岡県苅田港に寄港した後、北米方面へ向けて出港。10日から2週間でカナダに到着し、クレーン車の荷揚げを行う。

594荷主研究者:2010/02/07(日) 17:16:37
過去最高とは言っても港湾としてはそれほどの量ではないなぁ。鉄道貨物駅で言えば越谷(タ)駅の年間取扱量ぐらいのイメージか…。
>97万4788トン

2008年は約6万トンだったということか。白老港は日本製紙㈱白老工場の製品が殆どだと思われるが、同工場の生産量が約40万トン(2007年実績)であることを考えると白老港への依存度はそれほど高くないということか。同工場に関してはフェリー輸送(おそらく室蘭港発)されていた分が鉄道コンテナにシフトしているという動きもあるようだが、船舶と鉄道の輸送手段のシェアはどうなっているのであろうか。
>紙製品は苦戦。4万4775トンで、25.4%も落ち込んだ

http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10011401.html
2010年1/14 苫小牧民報
【白老】白老港の09年貨物97万4788トン 過去最高に

 白老港商港区の2009年取扱貨物は、97万4788トン(速報値)となることが町港湾室のまとめで分かった。08年比3.6%増で、過去最高に。道内23の地方港湾でも3年連続1位になる見通しだ。

 不況で大半の品目が取扱量を減らす中、羽田空港の新滑走路建設で主力の砂が安定した需要を確保し、実績を押し上げた。

 内訳は、移出67万848トン(前年比9%増)、移入30万3940トン(同6.7%減)。移出のうち、砂が62万6073トンを占めた。12.7%も伸びた。主に生コンの骨材として使われた。町港湾室は、羽田の埋め立て工事が一段落する下半期以降の落ち込みを予測していたものの、年間を通して堅調に推移し、「首都圏の民間建築で需要が高まったのでは」と分析している。

 紙製品は苦戦。4万4775トンで、25.4%も落ち込んだ。

 移入は、砂利の路盤材として需要が高く、主力である製鋼スラグが堅調。20万7670トンを運んだ。外壁材の原料となるけい石は、旭化成建材白老工場の閉鎖決定による生産体制縮小の影響で、前年比63.6%減の3037トン。移入の主要9品目のうち8品目が前年を下回った。

 町港湾室は「羽田の工事は完了となるが、白老・苫小牧の砂は品質面で評価が高く、他方面での需要も見込まれるため大幅な落ち込みは無いのでは」と今後の期待している。

595荷主研究者:2010/02/07(日) 17:17:08

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10012102.html
2010年1/21 苫小牧民報
「億トン港」は絶望的 09年苫小牧港貨物

 苫小牧港の貨物取扱量が大幅に減少し、2009年は「1億トン港」の達成が絶望的だ。苫小牧港管理組合が公表した苫小牧港統計月報によると、1〜10月の海上出入貨物は前年比8.8%減の7804万4793トン。昨年11、12月も改善傾向はみられず、6年連続の記録は世界経済の悪化による影響で阻まれることになりそうだ。

 貨物量は紙・パルプや自動車部品、原油、石炭など主力品目で大きく減少。全体の8割を占める内国貿易も09年は前年を下回って推移するなど、景気悪化が大きな要因となっている。

 港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は「残念だが、景気回復を待って再び億トン港を目指したい」とコメント。今後は国内貨物取扱量とフェリーや貨物船の定期航路数で国内トップの位置付けを明確にした上で、ポートセールスなどを展開する考えとしている。

 09年10月の貨物取扱量は、前年比9.1%減の839万2820トンで13カ月連続の前年割れ。中国や韓国向け冷凍魚の輸出シーズンを迎え、水産品が5割増えた一方で、主力の完成自動車が7.3%減、原油、石炭も19%台と大きく落ち込んだことが響いた。外国貿易は13.7%減、内国貿易8.1%減だった。

 コンテナ貨物は3.6%減の25万9368トンで減少幅は大きく縮小。水産品が60.6%増、紙・パルプ1.4%増などが全体を底上げしたが、製材30.1%減、自動車部品27%減と依然として低調な品目もある。外国貿易は3.4%減、内国貿易は4.3%減だった。

596荷主研究者:2010/02/07(日) 17:18:33

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10013003.html
2010年1/30 苫小牧民報
開港以来最大の落ち込み 苦戦の苫小牧港貿易

 苫小牧港の2009年貿易が5512億5900万円にとどまった。前年比40.5%減。開港以来、最大の落ち込みだ。08年秋からの世界不況で貨物量が大幅に減少したため。原粗油が値下がりし、自動車販売の低迷による部品の輸出も減少した。

 苫小牧税関支署のまとめ。扱いの大きい輸入(4418億5100万円)が44.2%も落ち込んだ。主要17品目の中で、前年を上回ったのは石油製品と一般機械の2品目のみ。全体の半分近くを占める原粗油は、地元製油所の大規模メンテナンスで輸入が約2カ月停止した上、価格も値下がりして減少幅は56.3%減にも。石炭も36.8%減だ。数量が伸びたトウモロコシも価格の下落で金額は30%以上下回った。

 輸出は18.2%減の1094億800万円。冷凍魚とゴム製品は好調だったものの、紙及び板紙が35%減、自動車部品を中心とする輸送用機器12.4%減、一般機械23.4%減と主力品がいずれも低迷した。

 ただ、昨年12月は、輸出入626億1500万円で、16.2%増となった。14カ月ぶりに前年を上回り、明るい兆し。輸出が121億6000万円で実に79.4%増となり、輸入7.1%増の504億5500万円。

 自動車の変速機などを含む輸送用機器が上向き、スケトウダラや秋サケなど冷凍魚もアジア向けに順調。今後も回復を望む声は多いものの、景気の二番底の懸念や米国での自動車リコール問題など減少要因もある。

597荷主研究者:2010/02/07(日) 17:18:53

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10020501.html
2010年2/5 苫小牧民報
苫小牧―中国にコンテナ航路誕生か 韓国船会社が検討

 苫小牧東港と中国を直行便で結ぶコンテナ定期航路が今春にも開設しそうだ。韓国の会社が検討し、苫小牧市内の港湾関係者と協議中。韓国経由便と比べて輸送時間の短縮や物流コスト削減し、貨物取扱量の拡大にもつながることから地元は注目している。

 路線を検討している韓国の船会社は現在、日本や韓国、ロシア、アジア諸国間で定期便を運航中。日中航路は名古屋、東京、横浜など主要港に寄港しているが、「今後の発展」(関係者)に向けて、上海港を起点とした北海道との新たな航路を目指している模様。道内寄港地は苫小牧港のほか、石狩湾新港も検討している、という。

 関係者によると、複数の船会社と協調して週1便体制で運航する意向という。苫小牧市内の港湾関連企業とも水面下で協議中で、地元にとって、内需拡大で貨物取扱量が伸びる中国とのダイレクト航路は悲願。ある港湾関係者は「大歓迎」と話す。

 中国航路が実現すれば、8年ぶりの復活になる。苫小牧港は1月に、韓国の陽海海運による日韓定期コンテナ航路が就航したばかり。これに中国航路が加われば、国際コンテナ貨物航路は8社10航路に増えることになる。

598荷主研究者:2010/02/10(水) 00:04:06
おぉ〜、スタンダード石油!
>「旧紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社倉庫」

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100203/CK2010020302000009.html?ref=related
2010年2月3日 中日新聞
赤レンガ倉庫前広場が完成 敦賀市民らの憩いの場に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2010020302100127_size0.jpg
整備が終了し、供用が始まった赤レンガ倉庫前広場=敦賀市金ケ崎町で

 国の登録有形文化財で、敦賀市のシンボルでもある同市金ケ崎町の「赤レンガ倉庫」の敷地で市が整備を進めていた「赤レンガ倉庫前広場」が完成し、今月から供用が始まった。市商工政策課の担当者は「市民や観光客に、さらに倉庫に親しんでもらえれば」と期待している。

 赤レンガ倉庫は、1905年に米国の石油会社が石油備蓄用に建設した。

 「旧紐育(ニューヨーク)スタンダード石油会社倉庫」の名称で、倉庫2棟と周辺の塀が2009年に登録有形文化財になった。所有する市は戦前、国際港として栄えた敦賀の歴史を伝える建造物として、活用策を検討している。

 広場は、倉庫の西側敷地内にある空き地を有効利用しようと、市が09年度に約1100万円をかけ、約700平方メートルを整備。中央に芝生を敷き詰め、花壇も設けてシバザクラ約2000本とハクチョウゲ約160本を植えた。通路には赤レンガを敷き、ベンチも6基設けた。

 市商工政策課の担当者は「倉庫の近くには金ケ崎緑地もあり、観光客やウオーキングを楽しむ市民も増えている。広場を憩いの場として利用してもらえれば」と話している。

 (立石智保)

599 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/11(木) 11:56:34
最後の段落のみ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/1722
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100211-594646.html

 一方、前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」として事業の絞り込みを表明した港湾事業は
北海道の9件をはじめ全国で23件、河川関係では17件が凍結候補となっている。(共同)

600荷主研究者:2010/02/13(土) 17:45:10
>>583
おっ、やっぱりそうか〜
>北秋田市の中央シリカが協力

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100209a
2010/02/09 08:30 秋田魁新報
国交省の実証試験始まる シーアンドレール構想

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100209a12.jpg
秋田臨海鉄道・秋田北港駅で行われた、通常のコンテナより一回り大きい45フィートコンテナの積み替え試験

 秋田港と鉄道を活用した海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省の実証試験が8日始まった。従来の40フィートコンテナよりも容量が27%大きく、荷主の輸送コスト削減効果を期待されている45フィートコンテナを先行的に使用し、実際の貨物を輸送した。

 2009年度内に計8回の輸送試験が予定されており、今回はその1回目。北秋田市の中央シリカが協力し、同社が台湾に輸出する珪藻土(けいそうど)を貨物に使用した。45フィートコンテナは40フィートコンテナよりも長さが約1・5メートル長い約13・7メートルで、今回の試験のために韓国から取り寄せた。

 試験は、秋田港大浜コンテナヤードから空の45フィートコンテナをトレーラーと鉄道で秋田臨海鉄道・秋田港駅に輸送するところからスタート。秋田港駅でコンテナに珪藻土を積み込んだ後、約2・5キロ離れた秋田北港駅へ貨物列車が出発した。

 到着後、秋田北港駅では、鉄道からトレーラーへのコンテナ積み替えスペースを確保するため、試験用に整備した約2千平方メートルの仮設積み替えヤードを利用。リーチスタッカーと呼ばれる専用機械が台車からコンテナをゆっくりと持ち上げ、トレーラーの荷台に積み替えた後、トレーラーが道路を挟んで向かいの大浜コンテナヤードまで輸送した。

603荷主研究者:2010/02/13(土) 18:05:21

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002701654.shtml
2010/02/10 09:30 神戸新聞
「内航海運」強化策、国交省に提案検討 神戸市

 神戸市は9日、神戸港と国内各港を結ぶ「内航海運」の強化策を国土交通省に提案する方針を示した。不況で2008年以降、世界的に海運貨物は落ち込んでおり、「国策として取り組むべき」(市みなと総局)としている。国交省の国際コンテナ戦略港湾公募に神戸、大阪港などの「阪神港」が応募する際の計画案に盛り込むことも検討する。

 神戸港の内航海運は、海外航路に貨物を積み替えるための利用が多い。09年の神戸港のコンテナ取扱量は前年比13%減の222万個(20フィート換算)で、うち内航は46万個。市によると「中四国、九州〜神戸間でも本来は年間80万〜100万個の貨物需要がある。(46万個にとどまるのは)韓国・釜山港や台湾・高雄港に流れているため」(同総局)という。

 市は「阪神港」が、国際コンテナ物流拠点として重点整備されるよう国交省に働きかけており、貨物が効果的に集まるよう、荷主や船会社への支援策を国と検討する。「内航貨物の強化は神戸港の将来にもかかわる重要戦略。最優先課題として国に提案し、議論したい」としている。

 この日、東京で荷主などを対象に開かれた「神戸港セミナー」で、矢田立郎市長は「戦略港湾に指名されるよう、全力で取り組む」と話した。(高見雄樹)

604 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/14(日) 23:26:16
http://news24.jp/articles/2010/02/14/07153538.html
国交相が名古屋港を視察、集中投資先の候補
< 2010年2月14日 20:00 >

 大型コンテナ輸送に対応する港の国際競争力を高めるため、国交省は国内の港1、2か所を選び、
集中的に投資する方針。前原国交相は14日、選択肢の一つである名古屋港を訪れ、コンテナの荷さばきを
遠隔操作できる、日本で初めての取り組みなどを視察した。

 東アジアのコンテナ船の寄港先は、コストの安い韓国・釜山などに奪われているのが現状で、名古屋港は、
機械による効率的なターミナル運用をすることでコストダウンを図ろうとしている。

 国交省は、6月までに集中的に投資する港を選ぶ方針。


http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021401000309.html
港湾の選定、民間資金活用を考慮 重点整備で国交相

 前原誠司国土交通相は14日、国際コンテナ貨物の集約拠点として重点整備する港湾の選定で、
港湾管理者である自治体などが民間資金を活用した整備計画を策定するかどうかを考慮する考えを示した。
名古屋港のコンテナターミナルなどを視察後、記者団に述べた。

 前原氏は「少子高齢化が進み莫大な借金がある中で、どうやって(港湾を)発展させるか。民間活力を
入れていかなければならない」と指摘した。

 国交省は、国内の三つの「スーパー中枢港湾」(東京・横浜港、名古屋・四日市港、神戸・大阪港)などの
中から1、2カ所を6月に選定する方針で、自治体などから応募を受け付けている。

 前原氏は、コンテナ貨物の取扱量が東京港や横浜港に比べて少ない名古屋港が選定される可能性に
ついて「これからの将来性が大事だ。規模だけで選ぶことはない」と述べた。

2010/02/14 16:55 【共同通信】

605荷主研究者:2010/02/15(月) 01:31:23

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/215216_all.html
2010年02/12 13:10 北海道新聞
取扱貨物2年連続減 昨年の石狩湾新港

 【石狩湾新港】石狩湾新港管理組合がまとめた2009年の同港取扱貨物量(速報値)は、前年比21・6%減の315万6209トンで、2年連続で減少した。

 内訳は外国貿易が同19・2%減の161万9807トン、内国貿易が同24・1%減の153万6402トン。

 品目別では最も多い木材チップなどの林産品が同25・9%減となったが、2番目に多いガソリンや液化石油ガス(LPG)などの石油類は同1・0%増と前年並み。

 一方、入港船舶数は同17・1%減の1232隻で、6年連続の減少となった。

 同組合は「世界的不況や建設関連の低迷で、木材チップや砂、セメントなど資材の動きが鈍っていることが大きい」と分析している。

606荷主研究者:2010/02/15(月) 01:51:26

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/01/29/new1001290801.htm
2010/01/29 デーリー東北
コンテナ取扱量、最多/09年八戸港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img1001290801.gif
【写真説明】八戸港のコンテナ貨物取り扱い実績の推移

 青森県八戸港管理所が28日まとめた2009年の同港コンテナ貨物取扱量の概要(速報)によると、実入りの取扱量は20フィートコンテナ換算で2万4970本となり、前年を2164本、9・5%上回り過去最高を記録した。空コンテナは1万5191本(1756本、13・1%増)。実入りと合わせた総取扱量は4万161本で、初めて4万本の大台に乗った。

 同管理所では、鈴与海運(静岡市)が08年12月、八戸港から横浜港、中京圏を経由する内航フィーダー航路を新設したことなどが取扱量の増加につながった―と分析している。

 08年秋以降の景気低迷による影響が懸念されたが、取扱量は前年以上で推移した。ただ、価格の低迷もあり、コンテナ貨物による貿易額は大幅に減少する見通し。

 航路別(実入り)で見ると、内航フィーダーは5333本(前年比2121本増)。移出は前年並みで、移入は冷凍イカや日用品の大幅増で前年比1・6倍となった。

 国際コンテナ航路のうち、中国・韓国は1万2793本(953本増)。輸出はステンレスの材料となるフェロニッケルが大幅に増加したが、輸入は冷凍イカやカオリン、飼料が減少した。

 東南アジアは6844本(601本減)。輸出は前年並みを確保したものの、輸入は紙・パルプ、タピオカでんぷんが減少した。

 北米はコンテナ以外の外航船に輸送がシフトし、1999年の航路開設以来、初めて実績がゼロとなった。

 国別のコンテナ貨物量(単位トン)では、輸出は中国が11万3千トン、台湾が6万9千トン、韓国が6万5千トン。輸入は韓国が17万2千トン、台湾が7万2千トン、中国が5万4千トンだった。

607荷主研究者:2010/02/15(月) 01:54:36

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100214/CK2010021402000019.html
2010年2月14日 中日新聞
外貿コンテナ取扱量11年ぶりに減少 昨年の四日市港

 四日市港管理組合が5日発表した昨年1年間の外貿コンテナ取扱量は、前年より6%減の約15万6500個(20フィートコンテナ換算)で、11年ぶりに減少した。空コンテナを除いた実入りコンテナ量では、輸出は4年連続で過去最高を更新。

 推計値で約2割強が減少した名古屋港に比べて減少幅が小さかった理由を、四日市港管理組合振興課は「業種のバランスがとれているため」と分析。四日市港を使ってもらうための補助制度も、利用量増に寄与したと説明した。

 船の大型化と就航便数の減少の影響で、累積入港数は6%減だった。輸出の中身をみると、合成樹脂が前年比2割強の増。輸入では、自動車関連の合成樹脂や天然ゴムなどが3割強の減少で、全体では前年比約1割減だった。

 (小林迪子)

608 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/15(月) 12:21:11
>>604
河村たかしと一緒だった模様。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010021502000134.html
「スーパー中枢港湾」絞り込み 前原国交相が名古屋港視察
2010年2月15日 朝刊

 国土交通省が東京、名古屋、大阪の3カ所の「スーパー中枢港湾」から1、2カ所を絞り込み、重点的に整備する
計画に絡み、前原誠司国交相が14日、名古屋港を視察した。

 前原国交相は名古屋港管理組合の管理者である河村たかし名古屋市長の案内で、国内で初めてコンテナの無人
搬送車を導入した飛島ふ頭などを視察。意見交換会には財界首脳も加わり、製造業の輸出基地として外貨を稼ぐ
名港の重要性を訴えた。

 国交相は記者団に「非常にポテンシャルのある港という印象。さまざまな取り組みを全国に先駆けてやっている
のは評価している」と述べた。絞り込みの基準について「規模だけで評価すると東京、大阪の方が大きいが、大事
なのは将来性。港に民間の知恵やお金を入れていく観点で新たな提案が出るかにも注視したい」と語った。

 国交省は3月下旬まで提案を受け付け、6月ごろに絞り込みの結論を出す予定。

609 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/16(火) 13:21:54
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100216/CK2010021602000020.html
【福井】
敦賀港が生き残り模索 航路獲得努力へ
2010年2月16日

 国が実績や将来性のある港に予算を集中させる方針を明らかにし、敦賀港も競争の矢面にさらされている。
大型船の接岸が可能で、コンテナ貨物を集約する新国際ターミナルの本格供用を秋に控え、航路獲得など一層の
努力が求められそうだ。

 「我こそはという港を選ぶ」。前原誠司国土交通相は昨年秋、国際競争力を持つ拠点港湾を選び、育成する方針を
表明。敦賀を含め103ある重要港湾は40程度に絞り込み、選ばれなかった港は新規整備をしない考えも明らかにした。

 「日本海側の拠点となる港湾として名乗りを上げたい」。西川一誠知事は昨年12月県議会で敦賀港について、
拠点港湾を目指す意思を表明。具体的に動きだした新潟港などと争うことになる。

 敦賀港のコンテナ取扱量は2002年のピーク時、20フィート換算で1万4000個余りに達したが、09年は8000個
ほど。競争が激化する中、目標とする17年の2万4000個達成は容易ではない。

 国から内々に伝えられた10年度の敦賀港整備費は5億〜8億円で、09年度の14億円から大幅な減額見通しと
なった。県港湾空港課の担当者も「厳しい数字」と認める。

 現在は荷役作業をしやすいようにする防波堤工事を進めており、13年度に終了予定。岸壁の長さを伸ばす国直轄
の第2期工事も計画しており、貨物量が増えなければ整備の必要性が問われる。

 同課の担当者は「拠点港湾に選ばれ、整備を進めてもらうには実績が必要。ロシア、韓国、中国との距離の近さを
アピールし、ポートセールスを強化する」と話している。

 (渥美龍太)

610 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/17(水) 11:25:52
>>562
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010021702000145.html
輸入コンテナ、荷主に重量伝達義務 新法骨子最終案
2010年2月17日 朝刊

 トレーラーの横転事故が多発している問題で、国土交通省は16日、規制を強化する新法の骨子を検討会議に
あらためて示した。重量不明の輸入コンテナは、国内の荷主が測定し運送者に伝えるなどを義務付けた。

 国交省は1月の検討会議で2種類の骨子(A案、B案)を示しており、今回は最終案。

 最終案の骨子では輸入コンテナへの対応で、港が重量計を用意することも明記。輸入コンテナの積み荷が過積載
の場合、荷主が是正し対処する義務を盛り込んだ。

 検討会議では罰則の適用に慎重論も出たが、前原誠司国交相の指示で最終案でも罰則を明記した。国交省は
3月の閣議決定と通常国会への法案提出を目指す。

611 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/18(木) 12:31:45
>>610
経団連反対。資料に残す形になるのが嫌なのか?

http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2010/0218/03.html
日本経団連タイムス No.2985 (2010年2月18日)
国際海上コンテナの安全輸送と物流円滑化へ提言
−安全確保と競争力強化、両立の必要性を指摘/産業界の考え方を取りまとめ

日本経団連は16日、提言「国際海上コンテナの安全輸送と物流円滑化に向けて」を発表した。これは、政府が今次
通常国会に、国際海上コンテナの国内輸送の安全性向上に関する法案の提出を予定していることから、急遽、
産業界の考え方を取りまとめたものである。

同法案提出の動きは、昨年5月、国際海上コンテナを牽引するトレーラーの事故が相次いだことがきっかけとなって
いる。昨年12月には、三日月大造国土交通大臣政務官を中心として物流関係者が参加する検討会が設置され、
作業が進められてきた。16日、開催された第3回検討会で最終法案骨子が提出されたが、輸出入されるコンテナに
ついて、中身や重量、積み付け情報のトラック運転者への伝達を荷主に義務付け、違反者には罰則を科す見込みで
ある。

法律案は、世界に類例を見ないものであり、運用によっては、食料品、衣類をはじめとするコンテナ貨物が港に
滞留し、国民生活に甚大な影響を及ぼすことが懸念される。

そこで提言では、安全確保を最優先で考え、関係者が総力を挙げて事故ゼロに向けて取り組まなければならない
との認識を示したうえで、安全確保と競争力強化との両立、事故原因の徹底究明とそれに基づいた効果的な対策の
導入が必要であることを指摘。さらに、情報伝達の義務化と罰則規定が安全確保につながらないとして、導入を
見送るよう求めている。

次に安全確保に向けた対応策として、(1)コンテナの安全輸送を保証する速度制限と安全ロックの確認手順の導入、
安全教育の一層の推進(2)過積載、偏荷重の発見のため、円滑な物流を阻害することなく疑義あるコンテナの重量
を計測できるようしかるべき場所に計測器を政府予算で設置すること(3)政府が諸外国に対して積み付け情報の
提供に関する国際的ルールの策定を働きかけること(4)最新技術による研究と実証実験を重ねること――を提案
している。

こうした日本経団連の考え方については15日、渡文明副会長、宮原耕治運輸・流通委員長が前原誠司国土交通
大臣に申し入れを行ったほか、丸山和博運輸・流通委員会物流部会長が三日月政務官に説明するなど、直接、
働きかけを行っている。

本件は、商社など荷主といわれる企業だけの問題ではない。トラック事業者、港運、海貨、フォワーダー、船社と
いった運輸関係企業の事業はもとより、製造業、フードサービス業、小売業にとっても看過できない問題を招くおそれ
がある。

日本経団連は、法案作成の動きを注視しつつ、安全確保と競争力強化を両立させる観点から、引き続き政府・与党
に働きかけを行っていくとしている。

【産業政策本部】

612とはずがたり:2010/02/18(木) 18:36:27

協力企業5社に、シーアンドレール 潟上市の1社も参加
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100218f

 秋田港と鉄道を活用して海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省が実施している実証試験の協力企業に潟上市の高橋商事が新たに加わった。17日には同社の中古タイヤ輸出に向け、仙台へ空コンテナの輸送が行われた。

 国交省秋田港湾事務所によると、同社は宮城、福島両県で収集した中古タイヤを3月上旬に仙台港駅から鉄道で秋田北港駅まで運搬し、釜山航路を利用してベトナムに輸出する。

 17日は、輸出に使用する40フィートコンテナ2本を秋田北港駅でトレーラーから貨物列車に積み替え、仙台港駅へ送り出した。

 同社が加わったことで、実証試験の協力企業は5社に増加。一連の試験は計8回の輸送を予定していたが、協力企業の増加で少なくとも1回の試験が増加。ただし、全体の輸送試験の回数は今後の荷主との調整で変動する可能性がある。
(2010/02/18 10:27 更新)

613荷主研究者:2010/02/20(土) 20:27:01

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002723817.shtml
2010/02/19 08:15 神戸新聞
神戸港埠頭公社、来年に株式会社化 神戸市が方針

神戸港埠頭公社が整備したコンテナバースなどが並ぶ神戸港。活性化へ、公社を株式会社化に改める

 神戸市は、神戸港のコンテナ埠頭を管理する外郭団体・神戸港埠頭公社を2011年に株式会社化する。10年度当初予算案に、出資金などとして3000万円を計上した。経営の効率化に加え、将来的には大阪港を管理する大阪市の外郭団体・大阪港埠頭公社との経営統合も検討。連携を深め、国が選定を進める国際コンテナ戦略港湾の指定を狙う。

 神戸港埠頭公社は1981年設立。港湾管理者の市が策定する計画に基づいてコンテナ埠頭を整備し、港湾業者に貸し付けている。公社が整備した埠頭は現在、ポートアイランドや六甲アイランドに計12バースあり、神戸港に入るコンテナの8割以上を扱っている。

 市は10年10月に準備会社の「神戸港埠頭」(仮称)を出資金1500万円で設立し、公社の資産などを引き継ぐ。準備作業の費用として1500万円を計上する。準備会社は11年4月に国交省の指定を受け、埠頭業務を始める予定。合わせて公社を解散する。

 株式会社化で金融機関からの借り入れや、民間からの資金調達、資金運用などがやりやすくなる。国への届け出が必要だった岸壁の貸し付け料設定も自由にできるなど、柔軟な経営ができる。

 東京都はすでに08年に埠頭公社を株式会社化。大阪市も11年4月をめどに株式会社化の方針を示している。

 神戸市は株式会社化した神戸、大阪両埠頭公社について、統合のほか、2社による子会社設立も視野に入れる。市みなと総局は「国際コンテナ港湾に向け新事業も展開できる。港の活性化へ民間のノウハウを活用したい」としている。

(三宅晃貴)

614荷主研究者:2010/02/20(土) 20:28:03
>>584
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100219000000000056.htm
2010年02/19 14:51 静岡新聞
スズキ会長、県に補償申し入れ 御前崎港クレーン事故

 御前崎港でのガントリークレーン衝突事故をめぐり、同港の取り扱い貨物の最大荷主であるスズキの鈴木修会長兼社長は19日午前、県庁に川勝平太知事を訪ね、コンテナを清水港などへ回送していることに対するコスト増への補償など5項目を文書で申し入れた。

 5項目は補償のほか、事故原因の徹底調査と調査経過の公開▽損傷を免れたクレーンも更新し、高効率の新規クレーン2基を整備▽公平な港湾運営管理を行うため指定管理者の導入▽県管理の港湾2港体制について将来構想の明確化。

 知事と鈴木会長は2人だけで約30分、非公開で会談した。会談後に鈴木会長が取材に応じ、県に求める補償の算定額は明示しなかったが「御前崎港で船積みできないことにより、荷主には大きな影響が出ている」と説明した。さらに、老朽化したクレーンの改善を要望してきた経過を強調し「いろいろな不満がうっ積していた。(事故は)対策を取らなかったことに対する因果応報だ」と断じた。強風が事故原因とする見方にはあらためて疑問を呈した。

 会談では、東海地震に対する危機管理の視点からも御前崎、清水両港を発展させていくことで意見が一致したという。

 補償の申し入れについて、川勝知事は取材に対し「(事故は)どこに責任があるのか。まず、全体の運営との関係をきっちり把握したい」と述べた。

615荷主研究者:2010/02/20(土) 20:28:44
>>614
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100220000000000026.htm
2010年02/20 08:15 静岡新聞
新クレーン2基体制 御前崎港で知事方針

 川勝平太知事は19日、御前崎港ガントリークレーン事故でスズキの鈴木修会長兼社長から文書で申し入れを受けた5項目への対応について、報道陣の取材に応じ、「2〜3年のうちに新クレーン2基の体制にし、信用のある港にしたい」と述べた。

 県は2月補正予算案に修繕費1億5千万円を盛り込み、クレーンを補修する方針。知事によると、発注済みの新型クレーンは来年6月の納品予定を前倒しして来年4月に設置されることになり、事故クレーンは売却。さらに、稼働中の1基も買い替える見通しという。

 知事は、荷の回送に伴う補償の要請や港湾運営への指定管理者制度導入の提案について「早急に返答を申し上げる」と述べた。

 鈴木会長は知事との会談で、埠頭(ふとう)の使用を中止して2基の新クレーンの早期設置を提案した。

 これについて知事は「港がいったん止まると荷は戻ってこない。阪神大震災の被害を受けた神戸港に例がある」と否定的な考えを示した。その上で、御前崎、清水の2港を「駿河湾港」の名称で一体的な港と位置付け、港湾機能の強化で国の支援を求めていくとした。

616 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/23(火) 15:03:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&amp;d=0222&amp;f=business_0222_101.shtml
民営化が進む港湾埠頭公社=大和総研
【経済ニュース】 V 2010/02/22(月) 14:42

  港湾埠頭公社の民営化の流れが加速している。平成20年4月に東京港埠頭公社が民営化し東京港
埠頭(株)になったほか、平成23年には大阪港埠頭公社が民営化を予定している。また神戸港と名古屋港も
平成23年中の民営化を検討しているほか、横浜港においても検討が加速化している(※1)。

  このような港湾公社の民営化が加速している大きな背景として、アジア諸港の躍進による日本の港湾の
相対的地位の低下が上げられる。アジアにおける経済発展や海外主要港の大規模投資による規模・
サービス水準の向上を背景に、基幹航路における日本発着の貨物のシェアは大きく低下しており、
基幹航路の日本への寄港数が減少している。これはアジア諸国の経済発展により上海港などでの
取扱貨物が増加しているといった構造的な理由が挙げられるが、それ以外にも日本の港は他国の港湾に
比べて高コストであり、例えば新潟から北米へ貨物を輸出する場合は、東京港まで陸送して輸出するよりも、
新潟港から釜山港まで運び、コンテナを積み替えて北米に運んだほうが費用が安いといった事情も
基幹航路の日本への寄港減少の大きな要因となっている。

  このため、政府は日本の港湾の国際競争力の強化と利用者サービスの向上を図るため、平成18年に
「特定外貿埠頭の管理運営に関する法律」を制定し、全国の港湾埠頭公社の民営化を促すこととなった。
当初、民営化を表明したのは東京港のみであったが、ここにきて民営化を表明する公社が相次いでいるのは、
政府が今年6月をめどに国際コンテナ港の重点整備先を1、2箇所に絞り込む方針を掲げたことが影響して
いると思われる。政府は重点整備する「国際コンテナ戦略港湾」の選定基準として「民の視点からの効率的な
経営が可能であること」をあげており、前原国土交通相も港湾の選定に当たっては港湾管理者が民間資金
を活用した整備計画を策定するかどうかを考慮する考えを示している(※2)。

  一足先に民営化を果たした東京港埠頭(株)は平成21年には(株)ゆりかもめや(株)東京ビックサイト
などを統括する持株会社の東京臨海ホールディングスの傘下に加わり、グループ内の密接な連携により
効率的な経営を進め、国際競争力強化を実現することを目指している。また隣接する川崎港と横浜港とも
連携を強化し、将来は3港を一体的に管理する組織の設立を視野に入れた取組を進めている。

  このような取組は効率的な港湾管理を進めていくことにおいて、非常に有効であろう。今後は整備港湾の
選択と集中に加え、既存施設をいかに効率的に運用するかが重要になる。日本の港湾が生き残るため、
全国の港湾に民の視点による効率的な経営が広まることを期待したい。

(※1)国土交通省「スーパー中枢港湾政策の総括と国際コンテナ戦略港湾の目指すべき姿」(2010年2月)
(※2)日本経済新聞2010年2月15日朝刊3面(執筆者:米川誠 金融・公共経営コンサルティング部 
株式会社大和総研)

617 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 12:53:46
へー。埼玉と新潟がねえ。
> 「さいたま圏」の製造品出荷額は4兆3185億円(2007年)。埼玉との連携は数年前から下準備をしてきた

山根、ちょっと頼りない…
> 山根副幹事長は「『コンクリートから人へ』と言っているが、コンクリートにも良いものと悪いものがある。
> 港は良いコンクリートだ」と答えたという

http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001002240005
新潟港日本海側「拠点港」に 国交相視察
2010年02月24日

 日本海側初の「国選定拠点港」を目指す新潟港を、前原誠司国土交通相が28日に視察する方向で調整
が進んでいる。昨年11月の前原氏の発言をきっかけに拠点港化への期待が高まったが、その後の国の
動きは鈍い。前原氏に対し関係者は構想実現の「確約」を迫りたい考えだ。
(長富由希子、奈良部健、野村ひとみ)

   ◇

 前原氏の来県は国交相就任後初めて。関係者によると、午前に新潟入りし港湾管理者の泉田裕彦知事、
同港がある新潟市の篠田昭市長、聖籠町の渡辺広吉町長らと一緒に新潟港を視察する。続いて今冬の
新潟の大雪を受け、除雪基地なども視察して午後には新潟市を離れる。

 拠点港化を目指す地元関係者にとって、前原氏の来県は絶好のチャンスとなる。

 新潟市や地元経済界などは1月20日に「日本海拠点港湾選定支援協議会」を設立。新潟市は新年度
予算案の5本柱の一つに拠点港化実現を据え、新規コンテナ貨物利用者への補助費など880万円を
盛り込んだ。県も今年度補正予算案に新潟港利用促進のための調査費100万円を計上した。

 篠田市長は23日、埼玉県の上田清司知事とさいたま市の清水勇人市長に相次いで面会し、新潟港の
利用をアピール。両首長から「新潟港の日本海側の拠点港選定を支援する」という言葉を引き出した。

 「さいたま圏」の製造品出荷額は4兆3185億円(2007年)。埼玉との連携は数年前から下準備をして
きたが、前原氏の来県当日には「埼玉から支援をもらっている」と強調する考えだ。

 同圏の貨物を取り込めれば、新潟港の重要性が増して国の選定にプラスになる。まずは、防災協定など
から始めて、連携を深めたいという。

 泉田知事は、米粉の製粉・加工プラントを新潟東港に誘致し、集積させる構想のほか、天然ガスなど
新潟港の強みを訴える方針だ。

 ただ、前原氏の発言以降、国に具体化の動きはない。いくつの港を選ぶのかすら決まっていない。国交省
は「担当課もはっきりとは決まっていない」とする。

 関係者には「構想立ち消え」への懸念も出ている。

 「まずは、選定の土俵をつくってほしい」

 篠田市長や敦井栄一・新潟商工会議所会頭らは17日、衆院内の民主党控室を訪れ、同党の山根隆治
副幹事長に、構想を立ち消えにさせないよう訴えた。

 山根副幹事長は「『コンクリートから人へ』と言っているが、コンクリートにも良いものと悪いものがある。
港は良いコンクリートだ」と答えたという。

 篠田市長は「この夏の参院選で構想自体がうやむやになりかねない。選挙までには、なんとか選定に
ついて話し合う『テーブル』を作ってもらいたい」としており、28日に前原氏に要望する考え。渡辺町長も
「(選定の進め方などを)早く示してもらえるよう訴える」としている。

   ◇

■知事会議で拠点港発言
 「日本海側どこかに核となる港」

 前原誠司国交相は昨年11月の全国知事会議で、港湾整備について触れ「日本海側でどこに核(の港)を
作っていくか考えなければならない」と述べた。

 拠点港になると予算が優先的に回されると見られ、経済活性化のきっかけの一つになる。

618荷主研究者:2010/02/24(水) 23:38:35
そうなのか…
>日本国内には45フィートコンテナに適合するシャーシが存在せず、実質的には鉄道で使用できない

http://www.lnews.jp/2010/02/35674.html
2010年02月22日 LNEWS
国交省ほか/45フィートコンテナの鉄道輸送実証試験

国土交通省関東地方整備局、関東運輸局、京浜港物流高度化推進協議会は2月24日、東京貨物ターミナル駅構内で、宇都宮駅始発の5584便を対象に鉄道で45フィート海上コンテナを輸送する実証試験を行う。

クボタの協力で、中国との輸出入貨物を45フィートコンテナを用い、東京港大井埠頭に近接する東京貨物ターミナル駅〜宇都宮貨物ターミナル駅間にで鉄道輸送を実施する。実際の貨物を積載した45フィートコンテナの鉄道輸送は国内初のの試み。

検証する項目は、駅内荷役スペース、荷役機械の運転操作、貨車への緊締要領に係る安全性・操作性など。日本国内には45フィートコンテナに適合するシャーシが存在せず、実質的には鉄道で使用できない。

一方で45フィートコンテナは40フィートコンテナより長さが1.5mほど長く、容積も大きいため、物流効率化に取組んでいる荷主企業から利用の要請が非常に高くなっており、今回実際に鉄道で運用できるかどうかなどを検証する。

619荷主研究者:2010/02/27(土) 16:27:04
>>600 >>612
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100224l
2010/02/24 21:39 秋田魁新報
横開きコンテナ使い実証試験 シーアンドレール構想

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100224l12.jpg
貨物列車の台車にサイドオープンコンテナを載せたままで行われた貨物の積み込み作業

 秋田港と鉄道を活用した新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省は24日、海上コンテナとしては国内で使われていない横開きのサイドオープンコンテナを鉄道輸送に使用した実証試験を行った。

 通常のコンテナは鉄道に積んだ場合に後方になる面が開閉するのに対し、サイドオープンコンテナは側面が開閉する仕組み。このため、鉄道の台車に複数のコンテナが連なっている場合でも、台車からコンテナを降ろすことなく貨物の積み込みができる。

 試験には、構内の倉庫まで鉄道の引き込み線が延びる日本大昭和板紙秋田工場(秋田市)が協力。鉄道と秋田港を利用して印刷用ロール紙を韓国へ輸出するため、倉庫内で積み込み作業を行った。

620 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/28(日) 20:05:01
日本海側の拠点港湾と新潟の期待は>>617
民営化については>>616
しかし、来年の通常国会か・・・

http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022801000498.html
港湾民営化へ法改正検討を表明 前原国交相

 前原誠司国土交通相は28日、新潟港を視察した後、港湾の管理・運営について記者団に「民の力を
導入することが大事。株式会社化し、多くの資金を調達できるようにするためには、港湾法改正も必要に
なる」と述べ、民営化を可能にする法改正の検討を進めていることを明らかにした。国交省によると、
改正案は早ければ来年の通常国会に提出する見通し。

 港湾の管理は、地元単独か複数の自治体で一部事務組合をつくって行い、維持管理費は全額を
自治体が負担する仕組みになっている。財政難で今後の維持に懸念が生じている港もあり、資金獲得や
運営効率化のため、民間の経営ノウハウを導入する必要性が指摘されていた。

 前原氏は「中国との間の物流はさらに大きくなる。ロシアとの関係も強化しなければならない」と述べ、
日本海側に人や物の交流拠点となる港を整備する必要性があるとの認識をあらためて表明。選定に
関しては、自治体が民営化を含めた運営態勢の改善にどれだけ取り組むかを判断材料の一つとした上で
「2010年度いっぱいかかるのではないか」との見通しを示した。

2010/02/28 17:22 【共同通信】

621 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/01(月) 14:25:25
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100301ddlk15010026000c.html
拠点港湾整備構想:新潟港の拠点化、選定時期は「来年度中」 視察で国交相 /新潟

 ◇港湾法の改正検討
 前原誠司国土交通相は28日、就任後初めて来県し、県や新潟市などから日本海側の拠点港に選ぶよう
求められている新潟港を視察した。視察後、選定する際には民営化も含めた港の効率的な運営も判断基準に
なるとの考えを明示。来年度中に選定する見通しを示した上で、「港湾法の改正も必要」と語り、港湾管理に企業の
参入が可能となる法改正を検討していることを明らかにした。【岡田英】

 前原国交相は泉田裕彦知事らの説明を受けながら新潟東港のコンテナヤードや新潟西港などを視察。「経済発展
を続ける中国の物流はさらに大きくなる。LNG(液化天然ガス)や石油を考えるとロシアとの関係も強化しなければ
ならない」と日本海側拠点港の必要性を改めて強調した。

 港湾管理のあり方について前原国交相は、「民の力を導入していくことが大事。上場して多くの資金を調達できるよう、
港湾法の改正も必要」と発言。民営化も含めた港の効率的な運営方法を重視する方針を示した。

 泉田知事は前原国交相の発言を歓迎。「(民間参入を規制する)港湾法は最大の制約だった。改正されれば
市場から資金調達でき、整備費用にも充てられる。対応するための検討を加速させたい」と新潟港の民営化を積極的に
検討していく考えを示唆した。

 国は昨年12月、コンテナ港とバルク(バラ積み貨物)港の2本建てで専門家らによる検討会を設置。コンテナ港は
太平洋側の京浜港(東京・横浜)、伊勢湾(名古屋・四日市)、阪神港(大阪・神戸)の中から1〜2カ所を今年6月ごろに
選び、バルク港は穀物、鉄鉱石、石炭の3品目について年内に強化港を選定する方針。このほかに、日本海側に
限定した拠点港の検討について前原国交相は視察後、「コンテナ港を選定した後」と述べ、6月以降に本格化する
見通しとなった。

毎日新聞 2010年3月1日 地方版

623荷主研究者:2010/03/07(日) 15:57:59
>>619
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100304d
2010/03/04 09:20 秋田魁新報
3試験重なりフル稼働 シーアンドレール

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/20100304d12.jpg
コンテナ4本を積んだ貨物列車からの積み降ろし作業

 秋田港と鉄道を活用し、海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想の実証試験で、国土交通省は3日、貨物の輸出に向けて秋田北港駅でコンテナの積み替え作業を行った。1日に3種類の輸送試験が重なり、この日の積み替えコンテナは計7本。一連の実証試験で最多となった。国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長は「構想実現時に近い形での試験となった」と話した。

 この日の試験には、珪藻(けいそう)土を台湾に輸出する中央シリカ(北秋田市)、ベトナムに中古タイヤを輸出する高橋商事(潟上市)、ロシアに中古タイヤを輸出するサンパワー(横浜市)が協力した。

 3社の貨物をコンテナ4本に積んだ貨物列車が同日、仙台港駅から秋田北港駅に到着。コンテナをトレーラーに積み替えて秋田港へ輸送した。さらに、空になった貨物列車の荷台には、次の輸出に向けて3本の空コンテナを載せ、仙台港駅へと送り出した。作業では、コンテナを運ぶリーチスタッカーと呼ばれる荷役機械がフル稼働し、積み替えは30分程度で終了した。

624荷主研究者:2010/03/07(日) 16:06:35

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1002240046/
2010年2月25日 神奈川新聞
横浜港埠頭公社を2012年度めどに株式会社化、国際戦略港湾選定にらみ/横浜市

 横浜市は24日、横浜港を管理する市の外郭団体・横浜港埠頭(ふとう)公社を民営化する方針を明らかにした。国の「国際戦略港湾」選定をにらみ、株式会社化を目指す。2010年度当初予算案に調査費約2300万円を計上、早ければ12年度をめどに新会社を設立する。

 市会本会議の予算代表質疑で佐藤茂氏(自民党、旭区)の質問に林文子市長が「株式会社化を目指す方向で考えている」と答弁した。関係者によると、12年度当初からの移行を前提に作業を進めている。

 横浜港は東京港、川崎港とともに「京浜港」として一体運営することで国際競争力を高め、東アジアの拠点(ハブ)港を目指している。新会社は将来的に、東京港埠頭株式会社との経営統合も視野に入れる。

 国土交通省は国内最有力のハブ港湾に絞って重点整備する「国際戦略港湾」を6月に選定する。民間活用も考慮し判断されることになっている。これまで市は、公益法人制度改革の対象団体である埠頭公社を13年末までに民営化するスケジュールを示していた。

 民営化を進める背景の一つには、輸送コストが3割程度低いとされる韓国・釜山港などアジアの港との競争の激化がある。市港湾局は「輸送コストの低減など、港湾利用者へのサービス向上を進めたい」としている。民営化で経営の効率性や自由度が高まることもメリットとしている。

 横浜港埠頭公社の金近忠彦理事長は「韓国に負けない競争力を持つためにも、民営化と合わせて国の支援でコンテナターミナルを整備する公設民営方式を国に提案していく」としている。

 全国の主要埠頭公社のうち、民営に移行したのは東京港埠頭株式会社(08年4月)のみ。国際戦略港湾の選定が迫り神戸港、大阪港の公社も民営化方針を発表するなど動きが加速している。

 ◆横浜港埠頭公社 1981年設立の財団法人。横浜港にコンテナターミナルなどを整備し、港湾事業者に貸して運営している。本牧、南本牧、大黒の各ふ頭に計10のコンテナターミナルなどを整備・管理している。

625荷主研究者:2010/03/11(木) 23:43:13

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1002090014/
2010年2月9日 神奈川新聞
横浜−船橋−市原結ぶ三角航路開始へ、コンテナ輸送の「グリーンシップ」/横浜

横浜港と船橋、市原を結ぶ三角航路の運航が決まったグリーンシップ

 横浜港を拠点に、はしけで東京湾内のコンテナ輸送を手掛ける「グリーンシップ」が、3月から千葉港の船橋、市原を結ぶ三角航路でのサービスを始める。コンテナを1本ずつ運ぶトラック輸送と比べ二酸化炭素(CO2)の排出量がはるかに少ないため注目されているが、三角航路が可能になったことで一層効率的に輸送できることになる。

 グリーンシップは、最大84本のコンテナを積めるよう設計されたバージ(はしけ)と押し船が一体となった船。横浜はしけ運送事業協同組合(横浜市中区)が出資した横浜港開発事業(同)が2006年に運航を始めた。2月1日に千葉港でもはしけ運送事業の許可を受けたことで、三角航路が可能になった。

 海外から横浜港に入ったコンテナを海路で船橋に運び込み、市原から樹脂などの輸出品を積んだコンテナを運んで戻ってくる。新たに許可を得たことで、船橋で返却された空コンテナを市原に回送できるようになり、効率性が格段に高まる。当面は週1回の運航を予定している。

 横浜はしけ運送事業協同組合の網代勝夫常務理事は「グリーンシップによる輸送はトラックと比べCO2を約85%削減できる。環境負荷が少ない輸送網であり、トラックの代替輸送手段として荷主や船会社から関心が高い」と説明。「輸送費も安いことから、東京湾の競争力強化にもつながる」としている。

 グリーンシップは横浜港と東京港を結ぶ定期航路を皮切りにスタートし、川崎港や千葉港とも定期航路を開設。現在は4隻のバージと3隻の押し船で東京湾内のコンテナ輸送を担っている。

 輸送実績は06年度は3万8千本(20フィートコンテナ換算)だったが、07年度は7万1千本、08年度は7万2千本と堅調に推移。世界同時不況の影響が直撃した09年度も6万4千本を見込んでいる。

626荷主研究者:2010/03/12(金) 00:06:34

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003020048.html
'10/3/2 中国新聞
9万トン級貨物船入港可能に
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 周南市の徳山下松港晴海埠頭(ふとう)に最大積載量9万トンの大型ばら積み(バルク)貨物船を入港させる計画が進んでいる。現在7万トン級まで対応できる航路を、国が2010年度に0・4メートル掘り下げて水深を確保。埠頭の運営会社が11年度から9万トン級の入港を始める予定だ。

 中国地方整備局宇部港湾事務所によると、10年度に整備するのは晴海埠頭の接岸用航路(水深12・4メートル)と泊地(同14メートル)周囲の計100ヘクタール。ともに水深12・8メートルまでしゅんせつする。総事業費約28億円で4月に着工、来年2月に完成する。

 山口県内の公共埠頭で、9万トン級のバルク貨物船に対応するのは初めて。積載物の輸送費低減につながり、石炭なら1トン当たり100円の経費圧縮になる。9万トン級貨物船を満載で利用すれば、約900万円が節減できるという。

【写真説明】国の港湾整備で9万トン級のバルク貨物船の入港が可能になる晴海埠頭(手前左端の岸壁)

627荷主研究者:2010/03/12(金) 00:13:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003050086.html
'10/3/5 中国新聞
周南市長、バルク港に前向き
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 周南市の島津幸男市長は4日の記者会見で、地元の徳山下松港について、ばら積み(バルク)貨物船の拠点港「国際バルク戦略港湾」の指定を目指す考えをあらためて強調した。「工業立地や自然条件からも、この地しかない」と述べた。

 国際バルク戦略港湾は、国が公募を経て年内に整備地を決める。島津市長は1月に拠点港指定に名乗りを上げる方針を示しており、「太平洋の大型船が豊後水道から難なく着ける。熱い思いで各方面に働き掛ける」と力を込めた。

 徳山下松港の拠点港指定をめぐっては、管理者である山口県も「前向きに考えている。県内で立候補するなら徳山下松港」(西村亘副知事)としている。

628 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/13(土) 09:39:10
動き鈍いな、矢田。平松もどうでもいいのか?
今のままだと、太平洋側は京浜と伊勢湾だけになりかねないぞ。

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002778986.shtml
「阪神港」の将来性訴え 神戸市長が国交相と会談 

 神戸市の矢田立郎市長は12日、東京・霞が関の国土交通省を訪れ、前原誠司国交相と会談した。
国が重点整備する「国際コンテナ戦略港湾」の選定を前に、神戸港や大阪港など「阪神港」の将来性を訴えた。

 矢田市長は「いつでも荷役できて使いやすい港が日本に必要だという大臣の思いが分かった。阪神港が
選ばれるよう全力を尽くす」と話した。

 同戦略港湾は6月中に最大2港が選ばれる見込みで、競合する京浜港、伊勢湾の関係者は既に国交相と
会談を済ませている。(高見雄樹)

(2010/03/13 08:36)

629荷主研究者:2010/03/14(日) 15:49:54

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100309301.htm
2010年3月9日03時42分 北國新聞
不況前水準に回復 金沢港のコンテナ取扱量

 金沢港でコンテナ取扱量の回復基調が鮮明になってきた。2月まで4カ月連続で前年同月比プラスとなり、1、2月はリーマン・ショック前のピークに近い水準に戻った。新興国向けの輸出が伸びており、コマツの建機関連の部品が動きだしたのが大きな要因になっているとみられる。

 金沢港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、同港の輸出入を合わせたコンテナ取扱量(20フィートコンテナ換算)は、1月が前年同月比約27%増の2837個。2月は2695個と「中国の春節などの影響」(同社)で前月を下回ったが、不況で大底だった前年同月より約53%増えた。

 不況前の2008年の取扱量は1月が2861個、2月が2956個で推移しており、担当者は「今年に入り、リーマン・ショック前に近い水準にまで回復している」としている。

 取扱量が増えているのは中国やインドネシア、タイなどの東南アジア向けの輸出で、コマツの建機関連の部品が目立ち、繊維機械、古紙やプラスチック類などのリサイクル品も伸びている。輸入に関しては、繊維製品で動きが見られるという。

 取扱量増加の理由について、同社は輸出回復に加え、昨年11月、同港の中国・上海コンテナ航路で寄港日程を調整し、輸出の所要日数を10日間程度から3日間に短縮させたことを挙げる。同航路の取扱量は昨年11月の97個から、2月は245個と大幅に増えており、担当者は「神戸や名古屋などの港を使っていた企業が金沢港に切り替えるケースも多く見られる」としている。

630名無しさん:2010/03/15(月) 20:39:50
「舞鶴国際ふ頭」が完成 4月利用開始、地域活性に期待
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100314000122&amp;genre=B1&amp;area=K00

今年4月に利用が始まる舞鶴市下安久の「舞鶴国際ふ頭」の完成式典が14日、ふ頭一帯で開かれた。多くの市民が参加し、地域経済の活性化に期待を寄せた。

舞鶴国際ふ頭は、北東アジアやロシアなどと結ぶ多目的国際ターミナルとして、府と国が1989年に着工した。舞鶴西港の約14ヘクタールを埋め立て、5万トン級の大型船が接岸できる長さ約280メートルの岸壁や約5ヘクタールの企業用地などを整備した。総工費は約466億円。

式典には、山田啓二京都府知事や、舞鶴港と航路を結ぶ韓国や中国、ロシアの領事らが出席した。テープカットの後、船にコンテナを積み降ろしするガントリークレーンの実演などが行われ、出席者が完成を祝った。

631 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/17(水) 18:30:15
民主系知事なのに、正直、反応が遅い。

http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2010:03:18
2010年(平成22年) 03月18日(木)付け紙面より
酒田港を重点港湾に 知事が「拠点」訴え 国、民主党本部に要望活動

 酒田港など全国の重要港湾のうち、国は直轄公共事業の「選択と集中」の一環として、新規事業に
着手する対象を「重点港湾(仮称)」として今年夏にも40港程度に絞り込む方針を示していることを受け、
県と酒田市は県内唯一の重要港湾である酒田港の指定に向けて国に要望を活発化させている。
今月8日には吉村美栄子知事が民主党本部と国土交通省を訪れ、酒田港の重要性を訴えた。

 前原誠司国交相は昨年12月、公共事業費を削減する一方で港湾の国際競争力の確保に向け、
全国に103港ある重要港湾の中から、拠点となる港湾を「重点港湾」として選び、新規の直轄港湾整備事業は
重点港湾に限ることとする方針を示した。国から明確な基準は示されていないが、地域の拠点性や
貨物取扱量、今後の発展性などの観点から絞り込みを行い、今年夏をめどに決定する見通し。

 県空港港湾室によると、酒田港の港湾計画では北港地区で平成30年代前半までに高砂1号岸壁
(5万5000トン)と宮海7号岸壁(2万トン)の整備が新規事業として計画されている。

 また、国の直轄事業としては酒田港整備に毎年度20億円程度が配分されており、2010年度は本港・
北港地区防波堤整備4―7億円、外港地区多目的国際ターミナル整備事業が2―3億円の予算の配分が
見込まれている。

 重点港湾に指定されれば国の予算が重点的に配分され、港湾整備に弾みがつくが、指定から漏れた場合は
現在未着手の新規整備事業が国の直轄事業としてできなくなることが危惧(きぐ)される。さらに、
継続されている事業への影響も懸念される。

 県空港港湾室は「重点港湾から漏れた場合、国直轄による新規の港湾整備が滞ることが考えられる。
日本海側の各港と酒田港の競争力という点でも影響は避けられない」と危機感を募らせる。ただ、
現在進められている整備事業については「重点港湾の指定で、継続事業への予算措置などについて
何も示されていない」とし、国の動向を測りかねている。

 こうした状況を受け、県港湾協会長を務める吉村知事は今月8日、民主党本部で阿久津幸彦副幹事長、
国交省で長安豊大臣政務官に面会。阿部寿一市長(酒田港湾振興会長)との連名で「県内唯一の
重要港湾であり、拠点港として産業経済、地域活性化に果たしている役割が大きい。民間との協力による
酒田港の振興にも努力している」などとした要望書を直接手渡した。この際、長安政務官は「取り組みを
総合的に勘案して選定したい。酒田港の優位性をアピールしてほしい」と述べたという。

 県空港港湾室は指定に向けて「地方でできる整備は限られており、今後の酒田港の発展に大きな
影響が出る。国の動きなど情報収集に努め、さらに重要性を強く訴えていきたい」と話している。

632急行越前:2010/03/18(木) 23:14:53
海コン列車がなくなった横浜本牧と本牧埠頭をのぞいてきました。
http://expechizen.exblog.jp/13141346/
ドライの20ftの姿がほとんどなくなっていたのが印象的でした。

JR12ftを使った紙輸送も将来的には新潟から直接船積となると財源がなくなってしまいます...

633とはずがたり:2010/03/19(金) 01:26:10
レポお疲れ様です。越前の嘗ての兄弟急行列車だった能登,廃止になってしまいましたねぇ。。

東京一極集中を蛇蝎の如く嫌う俺ですが,地方港湾の利用促進はJR貨物の海コン輸送にはマイナスですよねぇ。。

634名無しさん:2010/03/19(金) 20:53:56
舞鶴国際ふ頭 逆風の船出  (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100315-OYT8T00044.htm
5万トン級の大型貨物船が接岸できる多目的国際ターミナルとして舞鶴市で整備が進められていた「舞鶴国際ふ頭」(愛称・みずなぎふ頭)が完成した。4月1日から利用が始まる。国と府が1989年度から事業に着手、周辺道路を含め約466億円が投じられた大型プロジェクトで、北東アジアの貿易港と取引していく新拠点として期待が高まっている。ただ、世界不況などの逆風の中、どれだけの物流を確保できるかは不透明で、課題が山積している。(山口昌平)

■世界標準に対応■ 舞鶴湾の最奥部で東西二手に分かれる舞鶴港の中で、新ふ頭は外国貿易を担う西港に位置する。埋め立てして造られた人工島で、面積は甲子園球場の3・5個分に相当する約13・7ヘクタール。280メートルある岸壁は水深14メートルとなっている。

西港には、すでに第2〜4ふ頭と、木材用の喜多ふ頭の計四つの貿易ふ頭がある。しかし、コンテナを取り扱う第2ふ頭(4・5ヘクタール)は、岸壁が水深10メートルしかないため、大型貨物船が接岸できず、また鉄くずなどのバラ荷貨物の取り扱いも混在している。

第3ふ頭(3・4ヘクタール)は主に中古車、第4ふ頭(0・6ヘクタール)はガラス製品原料のけい砂などと役割分担しているが、いずれもコンテナ対応できる設備が整っていない。

しかし、「中国の経済成長などで、この10年間に大きく変化した」(国土交通省港湾経済課)と言われるように、現在の海上貨物輸送は、大型船舶への対応とコンテナ荷物をどう効率よくさばくかが大きなカギを握っており、世界の流れを見据えれば、新ふ頭の整備は急務だった。

府港湾事務所の浮田長嗣・技術次長は「舞鶴港を埋没させないためにも、スピーディーに荷さばきできる新ふ頭の完成が待ち遠しかった」と話す。

■定期週2便のみ■ 

舞鶴港の貿易実績のほぼ半分は、中国、韓国、ロシアといった日本海沿岸諸国が占める。それでも同港と定期コンテナ航路が結ばれているのは中国、韓国だけで、それも週1便ずつあるのみ。海外と活発な取引が行われているとは言えないのが実情だ。

コンテナ以外でも、2006年10月からは、北朝鮮への制裁政策に伴い、北朝鮮の貨物船の出入りが途絶え、ロシアは中古車の輸入関税や原木の輸出関税の引き上げなどにより、09年の貿易量が激減した。

府や舞鶴市などでつくる京都舞鶴港振興会の新宮敦雄常務理事は「努力しても、どうにもならない要因がある」とため息交じりに語る。

さらに、総合建材メーカー「トステム」(東京)が3月末で、綾部工業団地(綾部市)の工場を閉鎖するため、中国・大連からの部材輸入も途絶えることになる。大阪税関舞鶴税関支署の杉山英治支署長は「中国からの積み荷は4割程度、減少するのではないか」と厳しい見方だ。

■企業集積も課題■ 

新ふ頭は、1バースの岸壁で利用が始まるが、最終的には4バースまで増設するのが府の構想だ。

しかし、舞鶴港の08年のコンテナ取扱量は、20フィートコンテナ(長さ6・1メートル)に換算(TEU)して3408個で、敦賀港(福井県敦賀市)の6割にも満たない。

こうした状況を打破するため、京都舞鶴港振興会の職員らは、コンテナを1万〜1万5000個に増やすことを当面の目標に掲げ、北近畿の企業、工場に出向き、干満の差の少なさや、対岸諸国との近さなど舞鶴港の利点を繰り返しPR。その結果、ここ数年で新規に約30社の利用を掘り起こした。

府の堀田治・京都舞鶴港振興監は「中国の経済成長を軸に、今後も北東アジアの物流需要が増えていくのは間違いない。京都縦貫道が2014年度に全線開通すれば、日本海側のゲートウエー(玄関)としての条件は整う」と期待をかける。

国交省交通政策審議会委員で、港湾行政に詳しい神戸市立工業高等専門学校の黒田勝彦校長は「地方港湾は、コンテナ貨物の集荷だけでなく、新たな企業が集積していくような独自のふ頭運営に知恵を絞ることが、これからの課題」と指摘している。

     ◇      

14日、新ふ頭の完成式典が現地で行われた。府を始めとする関係機関の代表者らによるテープカットやくす玉割りがあった。物産展や小学生駅伝などの記念イベントも行われ、約3万人が訪れた。

(2010年3月15日 読売新聞)

635荷主研究者:2010/03/20(土) 16:17:08
>>632
レポートありがとうございます。横浜本牧の駅構内に留置されている海コンが随分減ってしまったのですかー。

http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/kisha/h19/0979.pdf
横浜港本牧BC ターミナルで海上コンテナ鉄道輸送の実証実験を実施します。

http://www.city.yokohama.jp/me/port/green/jikken.html
海上コンテナ鉄道輸送実証実験の詳細

http://www.city.yokohama.jp/me/port/green/tetsudou.html
鉄道輸送の詳細

↑で2年に亘り行われた実証実験ですが、輸送が継続されずに終了のようで残念ですね…。せっかく本牧埠頭駅には荷役設備まで作ったのに、活用して欲しいですね。

本牧埠頭の主な輸送品である輸出用の紙は、北沼、向浜、石巻港、新潟(タ)と各方面から到着していたのですが、各地方港湾の国際コンテナ航路が暫時充実していく中で減少傾向にあるのはしょうがないのでしょうか。
さらに典型的な内需中心で国内立地型産業だった紙パルプメーカーも近年は王子製紙や日本製紙などの大手を中心に直接海外に進出し生産を開始しているので、そういった点からも輸出用の紙は減っていく可能性がありそうです。

636荷主研究者:2010/03/22(月) 13:29:15
>>623
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20100320e
2010/03/20 10:12 秋田魁新報
国交省が実証試験の中間報告 シーアンドレール構想

 秋田港と鉄道を活用し、海外との新たな物流ルート構築を目指すシーアンドレール構想で、国土交通省秋田港湾事務所は19日、2月から実施している実証試験の中間報告を行った。輸送試験を行ったロシア、ベトナムなどへの中古タイヤ輸出、韓国からのアルコール飲料輸入の輸送コストに関し、通常ルートの2倍程度の掛かり増しとなっていることを報告。構想実現に向け、十分な貨物量を確保し、コスト低減を図る必要性を指摘した。

 この日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれたシーアンドレール構想検討会議(秋田商工会議所主催)で、国交省秋田港湾事務所の小澤敬二所長が報告した。

 仙台方面からのロシア、香港、ベトナムへの中古タイヤ輸出、韓国から宮城県内へのアルコール飲料輸入といった各ルートの輸送コストについて、「概算だが、いずれも通常ルートより2倍程度のコストとなっている」と指摘。荷主が普段使用していない秋田港を利用したため、ルートが遠回りになったことや、少量の貨物での鉄道輸送になったことなどを、コスト増の要因に挙げた。

 ただし、「今後、輸送貨物量を十分確保できれば、通常ルートと競えるコストになり得る」と述べ、輸送ロット確保の必要性を強調した。

638急行越前:2010/03/22(月) 22:44:15
>>635 ドレージの実証実験ということであれば、
都心を通過する大型コンテナトラックを減らすというような大義名分で、
東京タ、横浜本牧〜新座タ、越谷タとか本当は宇都宮タ、倉賀野、竜王、南松本
あたりまで運べばよいのにと思います...

今のままで新しい財源が出てこないと本牧線の将来は非常に厳しいです。

639 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/23(火) 00:29:01
前原の隣に座ってる白い服の女性は、小原舞だろうか。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100322000142&amp;genre=A2&amp;area=K00
前原国交相に港湾支援要望
舞鶴 市長らと意見交換会

 海上保安学校の卒業式出席のため、舞鶴市入りした前原誠司国交相と地元の港湾や林業、
観光業関係者の意見交換会が22日、同市喜多の舞鶴21ビルであった。

 港湾関連業者の会合で前原氏は「重要港湾の選定で、港湾運営に民間活力の導入をお願いしている。
港の競争力にもつながる」と述べたのに対し、斎藤彰市長は「人口が減少している地方港湾は民間だけでは
難しい。国や府で責任を持ってほしい」と要望した。

 観光面では、前原氏が政府の打ち出した「休日分散化」の概要について説明。出席者から6月スタートの
舞鶴若狭自動車道の無料化を歓迎する声が挙がったほか、2014年に供用開始予定の京都縦貫自動車道
「丹波綾部道路(京丹波わち−丹波)」の早急な整備を求める意見が相次いだ。前原氏は「必要なインフラ
整備は引き続き努力する」と応じた。

640 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/25(木) 12:33:19
>>572
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159777-storytopic-4.html
中城湾港東埠頭「しゅんせつは継続」 前原氏、泡瀬と分離明言
2010年3月25日

 前原誠司沖縄担当相は23日の参院沖縄北方特別委員会で、中城湾港新港地区東埠頭(ふとう)(うるま市)の
海底土砂しゅんせつ事業について「泡瀬干潟の埋め立てと切り離して進めたい」と述べた。しゅんせつ工事で出た
土砂は中城湾港泡瀬沖合埋め立て事業(東部海浜開発事業)1期工事に使用する計画だったが、公金支出
差し止めの判決を受け事業が止まっており、うるま市などが早期再開を求めていた。

 前原氏は「仮に泡瀬干潟の1期工事がやめられたとしても、別の処分場所を探してしゅんせつは続ける」と明言。
「東埠頭に面している特自貿で未分譲が6割以上あると考えた時に、(企業を)誘致するためには港の整備は
不可分だと思っている」と述べた。

 沖縄総合事務局によると、東埠頭は当初計画で2010年度末までに暫定で供用開始する予定だった。護岸の
造成工事は3分の2まで進んでいるが、しゅんせつ事業の中断で供用開始がずれ込むのは確実となっている。

 泡瀬沖合埋め立て事業について前原氏は「国費を投入する以上、経済的合理性、採算性、需要予測を立ててと
言わざるを得ない。1期工事については是か非か厳しく検証する」と話した。

641 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/26(金) 21:47:47
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-26_4963/
外国船の輸送緩和 沖縄―本土間2地域限定 政府方針
経済 2010年3月26日 09時30分

 【東京】政府は25日までに、沖縄―本土間の船舶輸送について、うるま市の特別自由貿易地域と
那覇市の自由貿易地域に限り自国船籍主義(カボタージュ)を緩和し、外国船舶による輸送を認める方針を固めた。
人件費や燃料費が安い外国船籍の輸送を認め、二つの特区への企業進出を促すことが狙い。近く発表する。

 船舶輸送は安全保障や外国人就労の問題から、国際的な慣行として、国内輸送は自国船舶に限られている。
日本も船舶法で外国船籍の参入を規制している。

 今回の緩和は日本国内の会社が所有する外国船籍の船が主な対象。日本船舶の輸送を自国内で認める
国の船も対象となる。

 国内では沖縄以外に神戸(兵庫)や岩国(山口県)など複数の地域が緩和を求めているが、
政府は認めていない。一方で、前原誠司沖縄担当・国土交通相は特別自由貿易地域への企業立地が
伸び悩んでいることを問題視。特区である2地域に限り緩和する方針を固めた。(銘苅一哲)

642 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/26(金) 23:32:03
> 提出された計画書を審査した上で6月をめどに1、2港湾に絞り込む。
> 京浜港のほかに計画書を提出したのは「伊勢湾」(名古屋、四日市港)、「阪神港」(神戸、大阪港)、
> 「北部九州港湾」(博多、北九州港)。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003260039/
国際戦略港湾へ「京浜港」の計画書提出/横浜市、川崎市、東京都
2010年3月26日

 東京、川崎、横浜港をそれぞれ管理する東京都と川崎、横浜市は26日、国際物流拠点として重点的に
整備する国際コンテナ戦略港湾に「京浜港」として応募した。国土交通省によると、ほかに3港湾が応募。
提出された計画書を審査した上で6月をめどに1、2港湾に絞り込む。

 京浜港のほかに計画書を提出したのは「伊勢湾」(名古屋、四日市港)、「阪神港」(神戸、大阪港)、
「北部九州港湾」(博多、北九州港)。

 国際戦略港湾の整備については、前原誠司国交相が2009年10月に横浜港を訪れた際に初めて言及。
京浜港の各都市は「3港連携のスケールメリットを生かし、ぜひ手を挙げたい」(横浜市)、「工業港である
特徴を生かして連携を強化していく」(川崎市)などと応募に意欲を示していた。

 国交省は今後、4港湾の基礎評価を実施。その上で韓国・釜山港などに対抗できる高水準のサービスが
提供できるか、基幹航路を維持強化するためにコスト低減が可能か、などの項目を検討する。

 応募した4港湾のうち北部九州港湾以外は既に「スーパー中枢港湾」に指定。国が優先的に施設整備を
進めてきたが、アジア諸国のハブ(拠点)港と比べて競争力の低迷が指摘されてきた。国は国際戦略港湾
として国内貨物を集中させることで、北米や欧州などの基幹航路の維持強化を図る狙いだ。

643荷主研究者:2010/03/30(火) 23:51:04
仙台塩釜港に北米航路があるので難しいのではないか?
>集荷のため秋田、宮城など他県と協力関係を確立
>北米航路が最低基準

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/10064.html
2010年3月25日 新潟日報
新潟港拠点化へ可能性探る

 新潟港の日本海側拠点港湾選定の可能性を探る講演会が25日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。政策研究大学院大学の稲村肇客員教授が講演し、選定の条件として北米航路の就航が欠かせないと指摘。「集荷のため秋田、宮城など他県と協力関係を確立しなければならない」と訴えた。

 新潟商工会議所国際貿易委員会が主催。県内の運輸、流通業者など約120人が参加した。

 稲村氏は「国の国際戦略港湾は北米航路が最低基準となっており、北米航路がなければ選定は難しい」とした上で、週1便20フィートコンテナ約200個を集めることができれば、就航の可能性は十分との認識を示した。

644 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/02(金) 16:37:36
> 名古屋、四日市両港を運営する2つの管理組合について組織の一本化を検討
> 敦賀港(福井県敦賀市)との連携も視野に
> 財団法人名古屋港埠頭公社(名古屋市)については株式会社化を検討

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010040290160802.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2010040299160802.jpg
名古屋、四日市港を統合 アジア拠点構想 
2010年4月2日 16時08分

 アジアの拠点港湾を目指し、伊勢湾の名古屋港(名古屋市)と四日市港(三重県四日市市)を「一港化」する構想が
浮上していることが明らかになった。1つの港となることで、外国貿易の主流であるコンテナ取扱量で国内最大級を
目指し、国際競争力を高めて韓国・釜山港やシンガポール港などに対抗する。一方で管理や運営を一元的に行い、
コスト低減を図る。

 名古屋港は主力の自動車輸出などで貿易額は全国1位。しかし、コンテナ取扱量は、2008年では東京港
(372万個)、横浜港(320万個)に次いで263万個で3位となり、地盤沈下が懸念されていた。四日市港(16万個)
との一体化や民営化などで、5年後には東京港に匹敵する国内最大級に押し上げたい考えだ。

 アジア諸国では、釜山港やシンガポール港などが割安な施設料を武器に世界有数の港に発展。日本の港湾機能の
低下に危機感を抱いた前原誠司国土交通相は昨年10月、将来性のある国内1〜2カ所の港を集中整備し、アジアの
拠点港湾を育てることを表明していた。

 複数の関係者によると、実現に向け名古屋、四日市両港を運営する2つの管理組合について組織の一本化を検討する。
早ければ年内にも愛知、三重両県の自治体などによる協議会を設立する見通し。今後拡大が見込まれるアジアの
コンテナ需要に対応するため、敦賀港(福井県敦賀市)との連携も視野に入れる考えだ。

 一方、外国貿易コンテナ埠頭(ふとう)の建設、管理を行っている財団法人名古屋港埠頭公社(名古屋市)については
株式会社化を検討。民間のノウハウを導入し、迅速で採算重視の港湾整備に向けた態勢を整える。

(中日新聞)

645 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/02(金) 23:11:55
>>644
要は河村たかしが前原にプレゼンしたのか?

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4394793.html
ハブ港湾公募、市長らが国交省でプレゼン

 前原国土交通大臣は、日本の港の国際競争力を強化するため、重点的に整備する港を公募し、
最大2つに絞る方針を打ち出していますが、2日、名古屋市など、港がある市の市長らが国交省を訪れ、
プレゼンテーションを行いました。

 前原国土交通大臣は「無計画に全国に65か所も港をつくったが、どれもシンガポールや上海、釜山に
遅れをとっている」として、予算を重点的に投下して港の整備を進め、国際的な競争力を持つ、東アジアの
ハブ港湾を育成する方針を打ち出しています。

 この方針を受け、国土交通省では全国の港から公募を行い、2日、京浜港や伊勢湾、阪神港などの
港がある、市の市長らがそれぞれの長所をアピールしました。

 国土交通省はプレゼンテーションを参考にして6月をメドに最大で2つの港を重点整備港として選び、
来年度予算案に反映させることにしています。(02日20:38)

646 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/03(土) 11:44:35
>>645
>>642の4港湾の首長が、みんな来てたのね。
> 4港湾の関係首長らが運営計画を説明
> 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明

京浜は確定で、北部九州は難しく、伊勢湾と阪神の対決か。
戦略的にも現在の物量的にも、伊勢湾の方が優位っぽいなあ。
> 阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に統合
> 国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案
> 阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、
> 福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002834704.shtml
阪神港、貨物量5割増へ 神戸、大阪市が計画案 

 国土交通省は2日、東アジアの拠点港湾として整備を進める「国際コンテナ戦略港湾」の有識者による
検討委員会を開いた。公募に名乗りを上げた阪神港(神戸、大阪)など4港湾の関係首長らが運営計画を
説明。阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に
統合し、内航海運を強化して20年の貨物量を08年の1・5倍に増やすとした。

 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明した。「(国内には)東西2カ所に戦略港湾が
必要」とし、神戸、大阪港を一体で効率運営し物流コストの削減を進めると強調。

 また、国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案し、釜山港に流れる
国内貨物を取り戻すとした。液晶パネルなど新産業の集積で輸出貨物を増やす方策も示した。

 このほか、阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、
福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略を盛り込んだ。

 各港は5月7日に計画書を再提出、17日の委員会で説明する。6月中に最大2港が選ばれる。

 一方、前原誠司国交相は同日午前の会見で、選定から漏れた港湾について「自助努力をしてもらうことが
必要で、その仕組み作りのために港湾法の改正など政府がバックアップする」と述べた。

(高見雄樹、磯辺康子)

(2010/04/03 07:15)

647荷主研究者:2010/04/03(土) 23:56:06
>>646
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002816204.shtml
2010/03/27 11:00 神戸新聞
阪神港浮沈の岐路に コンテナ戦略港湾に名乗り 

 国土交通省が公募した「国際コンテナ戦略港湾」に神戸・大阪の「阪神港」など4港湾が名乗りを上げた。最大2港湾が指定され「東アジアの拠点(ハブ)港」を目指すが、中国や韓国などの主要港との差は開くばかり。政権交代を機に動きだした「ミナトの選択と集中」で、阪神港は浮沈の岐路に立つ。

 アジア経済の成長をてこに、中国の上海や香港、韓国の釜山がコンテナ取扱数を伸ばした半面、日本の主要港はその波から取り残されている。特に神戸港は1980年に世界4位を誇り、香港と並んで欧米基幹航路への積み替えを担っていたが、今や40位以下。アジアの中でも、上海は約30年間でコンテナ取扱数を600倍に伸ばした。その数は神戸の10倍で、シンガポールに次ぐ世界2位の港に躍進した。

 神戸港関係者は「阪神・淡路大震災を境に欧米基幹航路が減り、輸出用国内貨物でさえアジアに流出している」と話す。

 国交省は神戸など五大港を「スーパー中枢港湾」に指定し、全国約130港も「重要港湾」として整備してきた。その間、アジアでは国策で主要港に投資を集中し、運用も効率化した。2006年にできた釜山新港の港湾関係料金は日本より4割安。日本国内から欧米に輸出する際、釜山経由の方が神戸や横浜より安くつくケースもある。

 「この10年で韓国の国内総生産(GDP)は2倍に増えたが、日本は変わらない。国家戦略の差と言わざるを得ない」と、クレディ・スイス証券の市川真一チーフ・マーケット・ストラテジストは指摘する。

 ミナト復権へ最大2港が指定されるが、確実視されているのはコンテナ取扱数で国内の過半数を扱う東京・横浜(京浜)港だ。残る1枠は国内2位の阪神港が有力とされるが、名古屋港の存在感も大きい。

 トヨタ自動車や新日本製鉄など製造業が集積し、コンテナに自動車や鉄鉱石なども加えた総貨物量では京浜と肩を並べる。自動荷役システムの導入など省力化の最新鋭設備も強みとされる。

 神戸市の矢田立郎市長は「阪神港の歴史的役割からも評価してもらえるはずだ」と強調するが、外れれば復活の道は厳しい。アジア主要港に対抗できる具体的な戦略が求められている。(高見雄樹)

649荷主研究者:2010/04/04(日) 13:37:24
東洋ゴム工業は日本製紙の専用線に隣接しているし、鉄道輸送をして欲しいところ。
>岩沼市の東洋ゴム工業仙台工場から仙台港までの区間

http://www.logistics.jp/headlines/20100329-004.html
2010年03月29日 物流ニッポン新聞
東北国際戦略チーム 45フィート大型海上コンテナ、公道走行実現むけ実験

 【宮城】東北の産学官で組織する東北国際戦略チーム(稲村肇委員長、政策研究大学院大学教授)は17日の本部会で、新年度に海外で主流の45フィート大型海上コンテナの公道走行実験を実施することを明らかにした。宮城県岩沼市の東洋ゴム工業仙台工場から仙台港までの区間で、物流効率化や安全性などを検証し、国内では公道走行が原則認められていない45フィートコンテナの陸上輸送の実現を目指す。11、12月をメドに実証実験を行う計画で、本格的な公道実験は全国初となる。諸外国では一般的な45フィートコンテナの国内輸送に、地球温暖化対策やコスト削減を追求する荷主などから注目を集めそうだ。

 戦略チームは新潟県を含めた東北7県が広域連携し、域内の港湾・空港の利用促進による効率的な国際物流の実現とともに、東北経済の活性化を図るのが目的。2007年に東北地方整備局、東北運輸局や東北経済連合会、各自治体、関係団体で構成する同チームを立ち上げ、ワーキンググループを設置するなど、東北港湾の利用促進に向けた活動を展開している。

 同実験については新年度の実施概要で披露された。域内で生産消費する外貿コンテナ貨物の東北港湾利用率は44%(08年度)と、依然として全国的にも低水準。東北の港湾利用に向けたポートセールス活動の中で、荷主から要望された「45フィート国際海上コンテナの国内走行」に着目、戦略チームとして実証実験を行うことを決めた。

650 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 20:29:44
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100404/kng1004041837007-n1.htm
【取材プラス】京浜港、アジアの拠点へ課題山積
2010.4.4 18:37

 横浜、川崎両市と東京都は3月末、京浜港(横浜、川崎、東京の3港)を国土交通省が進める
「国際コンテナ戦略港湾」に応募した。国内の港のうち1、2カ所をアジアのハブ(拠点)港湾として
集中整備し、国際競争力を高めるのが国交省の狙いだが、その背景にはアジア諸港の急速な台頭があり、
京浜港でもコンテナの流出は深刻な状況だ。関係者は「このままでは国際基幹航路から外れてしまう」と
危機感を募らせている。(金谷かおり)

■国策で集中整備

 青い海に浮かぶ巨大な船から、赤、白、緑と色とりどりのコンテナがクレーンなどの機械音とともに
横浜港に下ろされる。石油や自動車などを除き、多くはこのコンテナに詰めて運ばれることから、
コンテナ取扱量が港湾の力を比べる1つの指標とされている。

 国交省が「国際コンテナ戦略港湾」を打ち出したのは昨年10月。前原誠司国交相が横浜港を視察した際、
明らかにした。京浜港のほか、伊勢湾(名古屋港、四日市港)▽阪神港(神戸港、大阪港)
▽北部九州港湾(博多港、北九州港)−の4港が手をあげた。4、5月にプレゼンテーションによる
選考が行われ、結果は6月に発表の予定だ。

 京浜港で実質的に動いているのは、横浜港を利用する民間企業や横浜市港湾局などが2月に立ち上げた
「横浜港国際戦略港湾推進協議会」。横浜港の港湾関係者の中には、将来は横須賀港、千葉港(千葉県)、
木更津港(同)を含む6港を1つの巨大な港としたい考えもある。

■アジアの脅威

 アジアの中でも、とりわけ脅威となっているのが韓国・釜山港だ。国交省によると、昭和55年のコンテナ
取扱量は横浜港が12位、釜山港16位、東京港18位だったが、平成20年には東京が24位、横浜は
29位に転落。釜山は5位に浮上した。

 釜山の急成長については、「日本の地方港のコンテナが奪われた」と、横浜港運協会の藤木幸夫会長は
指摘する。同協会や横浜市港湾局によると、港湾戦略が「国策」の韓国は安価な使用料を掲げた
営業活動を展開。これまで京浜港に運ばれていた国内コンテナまでもが釜山経由に流れてしまったという。

 日本は港湾を地方自治体に任せてきた。各自治体が競うように建設し、国内には外国との貿易が可能な
港が106も乱立。国内間競争で疲弊したすきを突かれた格好だ。

 コンテナが集まらない港には船も寄りつかなくなる。横浜市港湾局によると、国際基幹航路での寄港数は、
平成10年は東京25航路、横浜26航路だったが、20年はそれぞれ22、21航路と減少。市港湾局でも、
「このままではフィーダーポート(支線)になるおそれがある」と危惧する。まずは国内コンテナを取り戻した上で、
外国船を呼び込む計画を立てている。

■営業時間、人件費…

 仮に国際コンテナ戦略港湾に指定されても、課題は山積している。1つは港の営業時間の問題がある。
釜山などが24時間稼働している一方、横浜港は船からの荷下ろしは24時間可能だが、トラック輸送時に
通過するゲートは夕方に閉まる。人件費の面から、現状では難しいという。

 また藤木会長は「鉄道や道路と一体となった戦略が必要」と話す。国内交通網の整備なしでは
輸送システムは改善されないという。

 営業力の強化も大きな課題だ。横浜市では民間のノウハウを取り入れるため、港を管理する
横浜港埠頭公社を民営化する方向で調整している。

 港湾力の強化は国内経済の活性化にも不可欠。今後、民主党政権の政策力と、地方自治体の実行力が
問われそうだ。

651とはずがたり:2010/04/04(日) 21:57:51
>>650
東京湾の奥深く,道路大混雑の首都東京になにも国際拠点港つくることはあるまいと思うんですけどねぇ。
思い切ってひたちなか港と高知港とかにできないものか?

652 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/04(日) 22:09:19
港湾は倉庫を兼ねてますからね。
急ぎの時には羽田も使える、東京港(品川港)の利便性は高いのでしょう。
記事を読むと、横浜を抜いているようだし。

> 昭和55年のコンテナ取扱量は横浜港が12位、釜山港16位、東京港18位だったが、
> 平成20年には東京が24位、横浜は29位に転落。釜山は5位に浮上した

伊勢湾が敦賀との連携を考えているという話がありましたが、京浜も棲み分けを図ってほしいですね。

> 横浜港の港湾関係者の中には、将来は横須賀港、千葉港(千葉県)、木更津港(同)を含む6港を
> 1つの巨大な港としたい考えもある

それには港湾だけでなく、高速無料化など他の運輸行政との連携が必要。

> 藤木会長は「鉄道や道路と一体となった戦略が必要」と話す

653とはずがたり:2010/04/05(月) 05:19:54
横浜も抜いてしまうとは東京の一極集中は深刻だと思わざるを得ないんですけど,横須賀や木更津なども含めて広域展開出来るならそれはそれで面白い様な気もします。いや,それでも不満は不満ですけど(どっちやねん俺w)

北米と東アジアの結節点となりうる地理上の優位さをもってるのは何処になりますかねぇ。対北米で云うと仙塩・小名浜・茨城各港辺りが,対東南アジアだと那覇・志布志・高知辺りが有利なんじゃないかと思うんですけど倉庫・企業立地・後背地を含めて考えると一から造ってるヒマもカネもないか・・。

654 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 22:25:45
私のような輸出入業者から見ると、ハブ港に必要なのは国内輸送ネットワーク
(主にコンテナトレーナー=高速道路)だと思います。
空便の場合、国内線→国外線という空から空の、スポーク→ハブで輸送することになりますが、
大量一括輸送である船便の場合、積み替えが面倒で、大型コンテナ船の発着も週に数回しかないので、
(安いタリフの適用を合意している提携相手だと週に1回ということも多々ある)
船→船のスポーク→ハブの関係は考えづらいかと。

ですから、まして海外→海外のスポーク→ハブの関係は本来、考えられません。
にも関わらず、釜山港が日本のハブ港になっている現状があるとすれば、>>650にある

> 日本は港湾を地方自治体に任せてきた。各自治体が競うように建設し、国内には外国との貿易が
> 可能な港が106も乱立。国内間競争で疲弊したすきを突かれた格好だ

という異常な事態が招いたものだと思います。
コンテナターミナルやヤードのインフラが云々と言う前に、大量一括輸送という船便の前提に対して、
根本から矛盾しているからです。

ですから、ちょっとひたちなかや高知は考えられないですね。
それでは香港や上海向けになると、国内輸送の方が海上運賃より遙かに高くなります。
今の日本の工業生産から考えて、2つに絞るとすると京浜と、伊勢湾か阪神になるでしょう。
政府に求められるのは、空港もそうですが、無駄に乱立してきた港を整理して、それぞれを繋げる
ネットワークをつくることではないでしょうか。

655 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 22:26:33
ところで、伊勢湾vs阪神は興味津々です。
その地域だけで比較すれば伊勢湾の方が工業生産高は大きいですが、その場合、阪神はもちろん、
瀬戸内や北九州からの国内輸送費がだいぶ割高になってしまいます。
そこで、高速無料化という話があったりするわけですが…

656とはずがたり:2010/04/05(月) 22:39:52
>>654-655
なるほど,解説感謝です♪
ESPAさん輸出入業だったんですねぇ〜♪
また色々教えて下さい。
根っこに港の造りすぎがあるのは空港と同じ構造ですよね。

日本海側のハブが釜山になるのはぐるっと津軽or関門海峡を通らずに済む近さ的にも仕方がないのかなって気がしてますがどうなんでしょう?

またぶっちゃけあの3港が選ばれた時点で東京確定で阪神or伊勢湾の争いですよね。後2者はそもそも非常に近い上に名神・新名神・名阪国道と高速道路も完備されてますし。

657 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/05(月) 23:18:49
「業者」と四捨五入してしまいましたが、一企業の輸出入「担当」に過ぎませんです。
本当に正確に言うと海外営業ですが。

船→船はあり得ない、というのが自分の感覚です。。
あの巨大なコンテナターミナルを持つ香港ですら、マカオに転送するのに積み替えが高く掛かってしまい、
香港で下ろした後、ぐるっと回ってトラックで香港→中国(深セン→珠海)→マカオと運んだりします。
にも関わらず釜山にコンテナが集まるという現状は、釜山ぐらいにしか定期コンテナ船のない港が
乱立しているという現実を、物語っているのではないでしょうか。
本当、空港と同じですね。

ところで、一応、北部九州港湾も立候補してます>>642

658とはずがたり:2010/04/06(火) 00:25:38
>>657
へえ活躍されてますねぇ
>海外営業

>船→船はあり得ない、というのが自分の感覚です。。
なるほど,その辺の感覚は実務を知らない俺にはありがたいご指摘ですね。
釜山にしろドバイにしろ船と船の中継貿易港として栄えた印象なんですけど,日本の港湾は未だ未だ産業立国として中継よりも積み荷の対陸結節点という側面が強いんですねぇ。
マカオと香港は割りと近いのでドレージするのもなんとなく解りますが。(関税とか道路とかの仕組みは知らないので実は意外にも,なのでしょうか?)

福岡・北九州は早くに脱落した印象でしたが立候補を取り下げてはないんでしたっけ?うろ覚え失敬。

659 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 01:21:37
私は釜山に行ったことがないので何とも言えませんが、コンテナ取扱量の多い港だと、
シンガポール、香港、上海、深セン、ドバイあたりに行ったことがあります。
これらの港では、シンガポール以外、船で安く大量一括輸送、港から(まで)への輸送は
コンテナトレーナーで陸上輸送が主流のように思います。
特に中国だと、トラックで家族が暮らしてたりしてて、陸上輸送はとても安いです。
ドバイもインド人が出稼ぎしてるので、人件費が安いです。
これらの港は、「積み荷の対陸結節点」と言っていいと思います。

シンガポールが少し違うのは、シンガポールで一度停泊して、貨物を卸し、別に貨物を積んで、
次の目的港に向かうケースが多いからです。
ただ、それは中継貿易とは違い、近隣のマレーシアやタイ、インドネシアに輸送する場合
(実際私は、日本や中国からそれらの国に輸出することも多いですが)
中型船へ積み替えるというケースはあまりなく、大型船が常にシンガポールで停泊、経由してから、
それぞれの次の目的港へ分散することで、物流の効率化を図っているのだと聞いています。
これが飛行機輸送だと、言われるとおり、チャンギで積み替えることが多いのですが。

>>604に「東アジアのコンテナ船の寄港先は、コストの安い韓国・釜山などに奪われている」とあります。
釜山との競合という点では、例えばシンガポールや上海、香港から来た船が東アジアを寄って
北米に向かう場合(逆も然り)、日本の港ではなく釜山が選ばれる例が増えてきているということでは
ないでしょうか。
シンガポールは、東南アジアにおいて、コンテナ船の寄港先という地位が圧倒的です。

大型化したコンテナ船を使うと、海運はとても安くなります。
例えば、10tトラックで横浜まで運ぶのに2万円掛かるのに、40ftコンテナを横浜から香港に運ぶのが、
大型船を扱う船会社の協定タリフでは、$100しか掛からなかったりします。
これが定期船でなくなると、価格が数十倍〜数百倍になってしまいます。

おまけながら、香港は中国の中継貿易の役割を担っているので、中国への輸出入の関税に
特例措置があるのです。あの国は日本以上の官僚主義なので、手続きや事例の適用が面倒ですが。

660 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 10:28:31
>>650
> コンテナが集まらない港には船も寄りつかなくなる。横浜市港湾局によると、国際基幹航路での寄港数は、
> 平成10年は東京25航路、横浜26航路だったが、20年はそれぞれ22、21航路と減少。市港湾局でも、
> 「このままではフィーダーポート(支線)になるおそれがある」と危惧する。まずは国内コンテナを取り戻した上で、
> 外国船を呼び込む計画を立てている。

とありますが、大型コンテナ船は世界中をぐつぐる回りながら、荷物は卸しては積み、卸しては積みを
繰り返しています。
そういう船が釜山も、日本の京浜や伊勢湾も阪神も、ウラジオストクも寄るというのは考えづらく、
寄港するのはその中の一つだけでしょう。
そうした意味で、日本の「国際コンテナ戦略港湾」は、「1」に絞るべきなのかもしれません。
「1」になるとすれば、京浜vs伊勢湾の対決でしょうね。

むしろ絞った後の高速道路や鉄道を使った国内輸送網こそ、重要なのだと思います。

661とはずがたり:2010/04/06(火) 10:37:19
>>660-661
解説感謝。非常に参考になります。

海上コンテナ全盛の昨今ですがやはり安いんですねぇ。

協定タリフってのは,タリフは関税と受験単語では覚えましたが運賃表の意味もあるんですね。
http://www.buturyu.net/ta/tariff.html

2も要らなくて1でええやろって指摘は尤もかもしれませんね。韓国・台湾に1あるんだから日本に2港あっても良いのではないかとは思いますが。

しかしJR貨物応援者の立場から見ると日本各地から京浜港へ運ぶ流れが強まるのは歓迎すべきかも。現在でも割りと長距離海コン輸送してますし。

662とはずがたり:2010/04/06(火) 10:37:45
アンカー間違えました。。>>659-660だ。

663名無しさん:2010/04/06(火) 20:23:26
初の外国貨物船が着岸 舞鶴国際ふ頭、本格スタート
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100405000111&amp;genre=B1&amp;area=K00

4月から供用開始した舞鶴国際ふ頭(京都府舞鶴市下安久)に5日、初めて外国の貨物船が着岸した。港湾関係者が集まり、船長に花束を贈るなどして新ふ頭の本格的なスタートを祝った。

到着第1便はロシア・ナホトカ港との定期便「リトルベア号」(キプロス船籍、4732トン)で、建築用製材など約1500トンを積み、午前7時半ごろ入港した。このうち240トンが真新しい岸壁に下ろされ、作業員たちが荷さばきに追われた。

この後、京都舞鶴港振興会理事長を務める斎藤彰舞鶴市長が、同船のニコライ・コバル船長に花束を手渡して「港のハード面とあわせて、ソフト面も充実していきたい」とあいさつし、利用拡大への期待を述べた。

新ふ頭にはナホトカからの定期便(月2便)に加え、中国・大連(週1便)と韓国・釜山(同)のコンテナ船が着岸する。

664 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/06(火) 20:54:10
>>661
台湾(台北)は日本・韓国の次の寄港先として、上海・香港と競っているように見えます。

私は逆に、国内での大量一括輸送について疎いんですよね。
私の仕事では、木箱で梱包した貨物を10t/20tトラックで保税倉庫に運び、そこでバン詰めして
コンテナヤードまで運びます。
つまり、コンテナによる輸送はごく短い距離で、基本は木箱のトラック輸送になっています。
(視察例に書きましたが、海外でも同様だと思います)

とはさんの書かれた「JR貨物」の「長距離海コン輸送」の場合、バン詰め・デバンは工場などで
行わなければならないと思いますが、ご存じのとおり、コンテナは荷役や輸送が機械化できるため、
大量一括処理には便利な一方、大型の機械がない施設では逆に手間が増えてしまいます。
また、トレーラー輸送では>>562>>610のように、事故が絶えないようです。

「国際コンテナ戦略港湾」を1〜2に絞るのであれば、ますます鉄道輸送に期待したいのですが、
日本の鉄道用コンテナは海上コンテナと規格が違うようで、前途多難ですね。

665荷主研究者:2010/04/10(土) 17:04:52

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002832526.shtml
2010/04/02 10:43 神戸新聞
水深16メートル、東岸壁完成 神戸港

大水深化と耐震化が完了したコンテナターミナル=神戸市中央区湊島8

 神戸・ポートアイランド2期のコンテナターミナル「PC18」で1日、国内で最も深い水深16メートルの東岸壁(長さ400メートル)が運営を始めた。国のスーパー中枢港湾事業で大水深化と耐震化を進めており、同2期の残る5岸壁と港内航路の工事が本年度末に完了予定。完成すれば、現状の倍近い積載能力を持つ10万トン級の超大型船が寄港できる。

 PC18東岸壁は水深を従来より1メートル深くした。水深16メートル岸壁は国内では、横浜と名古屋、大阪港でも整備されている。荷役には世界最大級の「スーパーガントリークレーン」を3基設置。港湾運送大手の上組(神戸市中央区)が運営する。超大型船には20フィートコンテナ換算で今の倍近い1万個が積め「設備面では最新鋭のコンテナ埠頭(ふとう)になった」(上組)という。

 神戸港は、国が東アジアの拠点港を目指して新たに重点投資する国際コンテナ戦略港湾に、大阪港と組み「阪神港」として応募。京浜など計4港湾の中から6月をめどに最大2港が選ばれる。2日には応募団体が選定委員に計画を説明する予定で、矢田立郎神戸市長らがアピールする。

(西井由比子)

666荷主研究者:2010/04/10(土) 17:05:35

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002834704.shtml
2010/04/03 07:15 神戸新聞
阪神港、貨物量5割増へ 神戸、大阪市が計画案

国際コンテナ戦略港湾検討委員会で発言する参加者=国土交通省

 国土交通省は2日、東アジアの拠点港湾として整備を進める「国際コンテナ戦略港湾」の有識者による検討委員会を開いた。公募に名乗りを上げた阪神港(神戸、大阪)など4港湾の関係首長らが運営計画を説明。阪神港は、一体運営を進めるため、コンテナ岸壁を管理する神戸、大阪の埠頭公社を2015年に統合し、内航海運を強化して20年の貨物量を08年の1・5倍に増やすとした。

 阪神港は、矢田立郎神戸市長と平松邦夫大阪市長が説明した。「(国内には)東西2カ所に戦略港湾が必要」とし、神戸、大阪港を一体で効率運営し物流コストの削減を進めると強調。

 また、国側に規制緩和や法人税減税などの「戦略港湾総合特区」創設を提案し、釜山港に流れる国内貨物を取り戻すとした。液晶パネルなど新産業の集積で輸出貨物を増やす方策も示した。

 このほか、阪神港のライバルとみられる伊勢湾(名古屋、四日市)は、低コストの自動化ターミナルの拡大や、福井県の敦賀港を経由して日本海側の貨物を集める戦略を盛り込んだ。

 各港は5月7日に計画書を再提出、17日の委員会で説明する。6月中に最大2港が選ばれる。

 一方、前原誠司国交相は同日午前の会見で、選定から漏れた港湾について「自助努力をしてもらうことが必要で、その仕組み作りのために港湾法の改正など政府がバックアップする」と述べた。

(高見雄樹、磯辺康子)

667 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:23:52
京浜港に危機感

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004110004/
国際戦略港湾に名乗り上げた「京浜港」は見劣り感、提案の具体化急ぐ
2010年4月11日

 「京浜港」が、試練の時を迎えている。東アジアのハブ(拠点)港として国が集中整備する
「国際コンテナ戦略港湾」に名乗りを上げたが、検討委員会で「提案内容に具体策が示されていない」など
手厳しい指摘を浴びた。ライバルに比べて精彩を欠いた「東の横綱」は、攻勢に転じるため態勢固めを
急いでいる。

 国土交通省が今月2日に開いた有識者による検討委員会。京浜港を代表する立場で運営計画を説明した
林文子横浜市長は険しい表情となった。終了後、記者団に「厳しくご意見いただいた。検証したい」と話すのが
精いっぱい。「京浜港は九分九厘、選ばれるだろう」(横浜港関係者)との甘い期待は打ち砕かれた。

■裏付け不十分
 コスト低減策として打ち出したコンテナターミナル改革。しかし横浜港埠頭(ふとう)公社を民営化させ
東京港埠頭株式会社と統合させる時期が、国の目標である2015年に間に合わない。15年に神戸、
大阪港の両公社を統合すると明言した「阪神港」と比べ、見劣り感は明白だった。

 京浜港だけでなく東京湾全体を一体経営する将来像も盛り込んだが、検討委員からは「では
(京浜3港の)連携によるメリットは何なのか」という根本的な質問も出たという。

 国交省は、国際競争力を強めるための具体策を選定基準の一つに掲げている。

 京浜港は首都圏の経済規模を生かし、15年のコンテナ取扱高を08年の1・5倍に当たる約1千万本
(うち北米航路分約260万本)にする数値目標を表明。青森県の八戸港との連携による内航海運強化策を
提案したものの、川崎市のある幹部は「裏付けとなる具体的な施策を十分に盛り込めなかった」と明かす。

■生き残り懸け
 応募したのは京浜港のほか3港湾。選に漏れれば国の予算が重点投下されなくなるため、どこも懸命だ。

 「阪神港」は規制緩和や減税が享受できる戦略港湾総合特区を創設する策を提案した。「伊勢湾」は
コンテナターミナルの自動化や、福井県の敦賀港と連携し日本海側の荷物を集める戦略を披露。
「北部九州港湾」は韓国や中国に近い好立地をアピールした。

 修正した事業計画の再提出期限は5月7日。国交省は「連携での応募は“仲良しクラブ”ではあっては
ならない」(港湾経済課)とくぎを刺しており、提案の具体性や各港の役割分担の明確化を求めている。
横浜市の金井良樹港湾局長は「提案の具体化を含め、京浜3港で連携して事業内容を充実させたい」と
している。

 ◆国際コンテナ戦略港湾 国際的な競争力を持つ東アジアのハブ港を育成するため、国が予算を
重点的に投下して整備を進める。前原誠司国交相が2009年10月に方針を打ち出した。
京浜港(東京港・川崎港・横浜港)のほか、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(大阪港・神戸港)、
北部九州港湾(博多港・北九州港)が応募しており、6月中に1、2カ所に絞り込む。

668 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/11(日) 10:25:10
みずほとそのまんま。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100411-OYT8T00103.htm
細島港の整備など訴え
知事ら社民・福島党首に

 社民党の福島党首と県内の各団体との意見交換会が10日、宮崎市内のホテルであった。県出身の
福島党首が帰郷して国政報告を行うことに合わせ、同党県連合(鳥飼謙二代表)が開催。東国原知事と
県の担当者のほか、県医師会や保育関係団体、障害者団体などの関係者が面談し、県内の現状を訴えた。

 県からは、幹部職員ら20人以上が出席。知事が子育て支援対策や地方分権、雇用・経済、地方の
社会資本整備など8項目について説明した。

 このうち社会資本整備の関連では、「産業振興に重要」として、細島港(日向市)の大型岸壁整備を要請。
また、宮崎市と日南市を結ぶ国道220号については「住民の命を支える道路であり、早急な防災対策を
実施してほしい」と求めた。

 これに対し福島党首は「(前原)国土交通相は選択と集中により拠点港を作りたいという考え。細島港が
重点港となるかどうかがポイントで、私もこの港がなぜ重要なのか理解したうえで応援したい」と回答した。
また道路問題には、「落石があることや、道路事情の悪さは知っており、頑張りたい」と述べた。

(2010年4月11日 読売新聞)

669 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/12(月) 21:52:46
っていうか、前原の国際コンテナ戦略港湾構想って、そういうことだと思うのだが。
> 県としては酒田港に物流を集めたいと思っているが、横浜港までの料金が下がると、そっちの方が
> コストが安くなりかねない

http://yamagata-np.jp/news/201004/12/kj_2010041200660.php
総合的な交通網として議論を 吉村知事が地方航空路線で国に注文
2010年04月12日 20:16

 日本航空が山形空港発着の名古屋(小牧)、札幌(新千歳)両便を廃止する方向で検討していることについて
吉村美栄子知事は12日、「地域主権には地域経済の活性化が必要。総合的な交通ネットワークという観点から
検討していただく必要がある」と述べ、地方航空路線の位置付けに関し議論を深めるよう政府に注文を付けた。

 定例記者会見で質問に答えた。両便の搭乗率の低さが検討の要因になっている点については
「JALが企業生命をかけて頑張っているところで難しい問題と思う」と一定の理解を示した一方で、
「地方にとっては(航空路線は)重要な交通ネットワーク」として、両便存続の必要性を強調した。

 名古屋便の昨年度の平均搭乗率は前年度より9.8ポイントダウンの45%、札幌便は5.7ポイントダウンの52.9%。
県は、路線維持に向けた支援策として、本年度から名古屋便の空港使用料を東京便と同様の十分の一に
減免している。また山形空港利用拡大推進協議会は本年度からJALに対する山形空港ビルの使用料への
助成を昨年度より500万円拡大している。

 吉村知事は「JALから連絡はないが、2路線の撤退となると、県民の生活やビジネス、観光面などに
大きな影響が懸念される」と述べ、今後全国知事会などを通し、地方航空路線の維持を提言していくとした。

 また、先に前原誠司国土交通相が発表した高速道路の上限料金制度に関しては「県としては酒田港に
物流を集めたいと思っているが、横浜港までの料金が下がると、そっちの方がコストが安くなりかねない」
など物流・観光面への影響の懸念を示し、「実際にどうなるか分析して考えていきたい」と述べた。

670 ◆ESPAyRnbN2:2010/04/16(金) 12:41:06
政策よりも、こちらの方が問題になるかもね。
前原が週末にあちこち地方を視察するのも、陳情が幹事長室にコントロールされていることへの不満がありそう。

> 会談は、民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)が仲立ちした。安住氏は知事と並び…
> 民主党が幹事長室に一元化した陳情とは別ルートの要望だったが、村井知事は「個別案件について地元の
> 国会議員らを通じて大臣に会うことは問題ない」と話した。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100416t12019.htm
仙台港、新埠頭着工を 村井県知事、前原国交相に直談判

 村井嘉浩宮城県知事は15日、前原誠司国土交通相と会談し、2010年度政府予算で新規着工が見送られた
仙台港の新しい埠頭(ふとう)の早期着工を要望した。公共事業費を削減する民主党政権に、自民党出身知事が
直談判する形となったが、前原氏は仙台港を直接視察する意向を示した。

 国交省の大臣室に入った村井知事は仙台港の地図を広げ「現地に視察に来ていただけないか」と求めた。
前原氏は「伺うと思います。調整してみます」と応じた。

 宮城県ではトヨタ自動車の完成車製造子会社、セントラル自動車の新本社工場が2011年1月に操業する予定。
県は物流強化のため新埠頭の整備を急いでいる。政府予算には調査費しか盛り込まれなかった。

 知事は要望後、「仙台港整備の優先順位は高い。前原氏に共通の認識を持ってもらったと思う。早ければ5月にも
視察に来ていただけるのではないか」と述べた。

 会談は、民主党宮城県連代表の安住淳衆院議員(宮城5区)が仲立ちした。安住氏は知事と並び「仙台港の
利用頻度は予想を上回る。ご英断いただきたい」と前原氏に働き掛けた。

 民主党が幹事長室に一元化した陳情とは別ルートの要望だったが、村井知事は「個別案件について地元の
国会議員らを通じて大臣に会うことは問題ない」と話した。

2010年04月16日金曜日

671荷主研究者:2010/04/17(土) 18:10:29

http://www.lnews.jp/2010/04/36191.html
2010年04月05日 LNEWS
京浜三港/コンテナ取扱高を2015年に約1000万TEUに拡大

東京都と横浜市と川崎市は4月2日、京浜港国際コンテナ戦略港湾計画書(目論見)を発表し、東京港・川崎港・横浜港の京浜三港で2015年に約1000万TEU(うち北米航路分は約260万TEU)の取扱高を目指す。

2015年度までに約2400億円の事業費を投じてコンテナターミナルの整備・改良、京浜港内の円滑な連絡、背後圏との円滑な接続による集荷力の強化などを行う。

計画書では、コンテナ物流におけるターゲットを、東日本のメインポート機能の維持、釜山港などに対峙する日本のハブポートの実現、東アジアの国際ハブポートの形成とした。これに沿って、2012年度に横浜港の埠頭公社を民営化するほか、大量取扱者に対するレベニューシェア方式の導入、横持ち輸送への負担軽減などを実施する。

また、コンテナバージを利用した湾内輸送の拡充・強化、川崎港東扇島にタグボート基地を新規配備し総物流コストの低減を目指す。さらに、3港の一体的な取組として鉄道を利用した京浜港間輸送、バンプールの共同化による用地の有効活用、3港共同ポータルサイトの開設・運営なども計画した。

2015年までに埠頭会社が中心となり、3港のコンテナターミナルの一体的な経営体制を構築。戦略的な・柔軟なターミナル経営・利用者誘致とスケールメリットを生かした効率的経営などを目指していく。

672荷主研究者:2010/04/17(土) 18:41:44
>>648
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002843646.shtml
2010/04/06 11:41 神戸新聞
14年ぶり大阪港下回る 神戸港外国貿易コンテナ 

 2009年の神戸港の外国貿易コンテナ取り扱い個数(輸出入合計)が、阪神・淡路大震災のあった1995年以来14年ぶりに大阪港を下回ったことが5日、分かった。統計が残る69年以降では2回目。神戸港は欧米向けの機械製品の輸出が多く08年秋のリーマン・ショックの影響を大きく受けた一方、大阪港はアジアからの日用品の輸入が多く下げ幅が小さかった。(西井由比子)

 ただ、国内向けを含めたコンテナ総取り扱い個数は、引き続き神戸港が上回った。神戸市によると、09年の外国貿易コンテナ数は、神戸港が前年比13%減の177万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分換算)。一方、大阪市によると、大阪港は同5・5%減の184万TEU。神戸港の下げ幅は震災時に続き過去2番目で、国内4位から5位に転落した。

 神戸港は、コンテナの個数ベースで輸入より輸出の比率が高いが、一昨年秋のリーマン・ショックで、ポートアイランドが集積地となっている中古建設機械など産業機械の輸出が前年比30・8%減となった。昨年1月にロシアが輸入車の関税を引き上げたため、中古など自動車の輸出も20・7%減となった。

 ただ、神戸港の外国貿易コンテナは昨年12月から回復傾向で、同12月が前年同月比1%増、今年1月が8・5%増。一方、総コンテナ数は、神戸港が前年比12%減の225万TEU、大阪港が6・4%減の210万TEU。

673荷主研究者:2010/04/17(土) 19:02:45

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003290008/
2010年3月29日 神奈川新聞
新港埠頭の使用料免除へ、“捨て身作戦”も利用増は不透明/横須賀市

荷物を積み降ろす船舶の利用が激減している新港埠頭=横須賀市新港町

 横須賀市は4月から、利用が低迷している新港埠頭(ふとう)(新港町)で荷物の積み降ろしをする船舶の岸壁使用料と野積場・荷さばき地使用料を全額免除する。1年間の期限付き社会実験で、効果などを検証して本格実施するかどうか決める。ただ、設備の問題から積み降ろしできる船が限られ、新たな利用にどれだけつながるかは不透明だ。

 新港埠頭は1974年に市が整備し、広さは約12ヘクタール。このうち、冷凍倉庫会社や海事業者が占用的に使っている部分などを除いた野積場と荷さばき地計約4ヘクタールの使用料を免除する。

 もともとは完成した自動車の積み出し港として整備した。しかし、84年に日産自動車追浜工場の専用埠頭ができてからは利用船舶が激減。最近は荷物の積み降ろしをせずに接岸する「休憩船」の利用が目立ち、岸壁使用料全体の7割以上を占める。

 冷凍マグロ運搬船は週に2隻前後のペースで接岸して荷降ろし、仮置きせずにトラックで運んでいる。2009年度は荷物の積み降ろしで野積場などを利用する船舶はゼロになる見込みだ。

 深刻な状況を打開するため、「少しでも使ってもらえば市内経済にも波及効果が期待できる」と“捨て身の作戦”に乗り出した市港湾部。野積場・荷さばき地の使用料は1カ月で1平方メートル当たり162円、接岸料は1日で1トン当たり11円。これが全額免除されれば、港運事業者のメリットも少なくない。09年度は約455万円を見込む冷凍マグロ運搬船の接岸料も全額免除となる。

 ただ、新港埠頭にはコンテナの積み降ろしに必要なガントリークレーンがないため、コンテナ船は利用できない。同部では自動車の積み降ろしに期待しているが、自動車産業も厳しい状況が続き、具体的な話はないという。

674名無しさん:2010/04/21(水) 20:25:14
貨客船「ルーシー号」売却 日本海の日ロ交易の象徴
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100421000130&amp;genre=B1&amp;area=Z10

【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストクと富山県伏木港を結ぶ定期貨客船「ルーシー号」が昨年12月に売却されたことが21日分かった。ルーシー号は日本海で日本とロシア極東を直航する唯一の貨客船で日本海交易の象徴。後継船の見通しは立っておらず、航路廃止となれば北陸地方の経済に打撃となる。

船主で運航会社「ルスフロト」のガリーナ・ノメロフスカヤ社長が共同通信に明らかにした。

伏木港とウラジオストクを結ぶ定期貨客船は1993年に就航。週に1往復し日本中古車のロシア向け輸出などで活躍してきたが、昨年1月のロシア政府による輸入自動車への関税引き上げで、輸送実績は一昨年の約1万5千台から昨年は約3900台に激減。昨年12月を最後に運航休止となっていた。

ノメロフスカヤ社長はルーシー号を既に他のロシア系合弁海運会社に売却したことを明らかにし、後継船については「ロシア側で用意するのは不可能」と言明。「需要はある航路なので日本側から後継船の提案があれば協力したい」としたが、提案がない限り航路は廃止されるとの見通しを示した。(共同通信)

675荷主研究者:2010/04/25(日) 03:07:39

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002877038.shtml
2010/04/15 11:25 神戸新聞
商船三井神戸支店が閉鎖 旧居留地のビルは存続 

商船三井の神戸支店がかつて入っていた神戸・旧居留地の「商船三井ビルディング」。支店は廃止されることになったが、ビルはこのまま残る=神戸市中央区海岸通5(撮影・斎藤雅志)

 海運大手の商船三井(東京)が、神戸・ポートアイランド2期地区(神戸市中央区港島9)に置く神戸支店を3月末で閉鎖したことが14日、分かった。大阪支店に統合し、名称変更した関西支店が営業活動を担う。同社は世界不況に伴う荷動きの鈍化で業績を悪化させており、業務効率化の一環で支店の統廃合を進めている。

 神戸支店は、旧大阪商船時代の1922(大正11)年、神戸・旧居留地に開設。建物の「商船三井ビルディング」(現名称)は、近代の名建築として知られる。同支店は、阪神・淡路大震災後の96年にポーアイ2期地区に移転した。海運実務は同地区にある関連会社が行っている。

 海運大手3社のうち、川崎汽船と日本郵船はいずれも2002年、神戸と大阪の両支店を統合し、神戸に関西支店を置いている。川崎汽船は市内の別の場所に神戸本店も構えているが、両社とも「閉鎖の予定はない」としている。

 同ビルディングでは現在、商船三井の関連会社のほか、オフィスや大丸神戸店のインテリア用品売り場が入居。そのため「建物はこのまま残す」(商船三井広報担当者)方針という。(西井由比子)

676荷主研究者:2010/04/25(日) 03:08:50

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/04/09/new1004091101.htm
2010/04/09 デーリー東北
定期コンテナ航路 天津新港まで延伸

 八戸港の中国・韓国定期コンテナ航路が今春改編され、南星海運(本社・ソウル市)が運航する週2便のうち、4月から大連(中国)や青島(同)を経由する月曜の便が火曜に変更となり、さらに中国の天津新港へ寄港地を延伸することになった。天津新港へ貨物を運ぶには、これまで釜山(韓国)でコンテナの積み替えが必要だったが、直航便で結ばれることで荷主の利便性は高まり、八戸港のコンテナ集荷に一役買いそうだ。

 同航路は南星海運が運航し、八戸港湾運送(八戸市)が集荷代理店を務めている。

 改編後の寄港地は八戸〜仙台〜釜山〜蔚山〜光陽〜天津新港〜大連〜青島〜光陽〜新潟〜苫小牧〜八戸。従来より大きな新造船を導入するため、コンテナ取扱量の増加が見込まれる。

 直航便となったことで、八戸―天津新港間の所要日数は輸入が11日、輸出が10日と数日短縮された。八戸港湾運送の担当者は「直航便により積み替えがなくなるほか、貨物の追跡調査がしやすくなる。荷主にはプラスだ」と話している。

 中国・韓国航路は、八戸港の国際定期コンテナ航路で最も取扱量が多く、2009年は1万7484本(実入りで1万2794本)と全体の4割を占めている。

677荷主研究者:2010/04/25(日) 03:12:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/224343_all.html
2010年04/04 06:27 北海道新聞
苫小牧東港岸壁延びる 同時に2隻接岸可能に

延長された苫小牧東港の岸壁。東京のコンテナ船(手前)と韓国のコンテナ船が一度に接岸した=3日午後8時30分(安藤徹撮影)

 【苫小牧】室蘭開建苫小牧港湾事務所が進めていた、苫小牧港東港区弁天地区の岸壁延長工事が一部完了した。全長150メートルクラスの船2隻が接岸できる岸壁は道内初で、大型化が進む国際コンテナ船の入港増が期待されている。3日夜には国際コンテナ船2隻が初めて一度に接岸した。

 2008年に始まった工事は310メートルだった水深14メートル岸壁を延長するため、水深12メートル岸壁を140メートル造成、計450メートルとした。コンテナ船2隻が接岸できる長さで、11年度までに570メートルに延ばす。関連事業費は99億円。

 苫小牧港は08年、東西両港に分かれていた国際コンテナの取り扱いを東港に集約。現在は韓国・釜山や北米とを結ぶ航路が週8〜9便運航している。これまでは船が1隻しか接岸できず、沖合で10時間前後もの待ち時間が発生。迅速さに欠けるとの不満が船会社などから上がっていた。

 3日は韓国・釜山から南星海運(韓国)のスタークリッパー(9520トン、142メートル)と、東京船舶(東京)のプロテウス(6102トン、121メートル)が接岸。荷役作業が行われた。

678荷主研究者:2010/04/25(日) 03:13:26

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/225903_all.html
2010年04/13 14:14 北海道新聞
定期コンテナ 週2便体制に 興亜海運第1便が入港 石狩湾新港−釜山

船長と握手する野坂専任副管理者(左)

 【石狩湾新港】石狩湾新港と韓国・釜山を結ぶ興亜海運(ソウル)の定期コンテナ船の第1便が11日、入港。船長に花束や盾などの記念品が贈呈された。これで釜山との国際定期コンテナ航路は週2便体制となった。

 就航したのは「ヒュンガ ジャカルタ」(8299トン)。釜山港・釜山新港から苫小牧港経由で石狩湾新港に立ち寄り、釜山港に向かう周回ルートで週に1便運航される。本来は土曜日の就航だが、作業の関係で第1便は日曜日にずれ込んだ。

 同船は最大653個のコンテナを積み込むことができ、初日は輸出入合わせて約120個の積み降ろしが行われた。

 また、作業の合間を見て、石狩湾新港管理組合の野坂俊夫専任副管理者と石狩湾新港振興会、石狩湾新港外貿貨物利用促進協議会の関係者が船の前で、船長に直接記念品を手渡した。(荻野貴生)

679荷主研究者:2010/04/27(火) 22:25:12

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/asia/news/CK2010041302000160.html
2010年4月13日 中日新聞
『合い積み輸送』実験加速 コマツなど20社でつくる金沢港利用促進会議

クレーンでつり上げられ、貨物船に積み込まれるホイールローダー

活性化探る2年目

 コンテナ船の定期便はあるが、大型の荷物を運ぶ貨物船はチャーターするしかない金沢港。他港に流れる貨物を呼び込んで活性化させるため、複数の企業が荷を持ち寄る「合い積み輸送トライアル(社会実験)」が進む。二年目の二〇一〇年度は、コマツが定期化を目指す韓国・馬山便も活用。利用促進とノウハウ確立を目指す。(村松権主麿)

コスト削減効果あり ノウハウ確立目指す

 トライアルは、北陸三県に生産拠点のある約二十社でつくる「金沢港利用促進会議」が実施。中核を担うのは、建設機械などをコンスタントに輸出するコマツだ。初年度は二回を実施。一回目は昨年十一月、コマツ粟津工場(石川県小松市)とコマツ産機(金沢市)が参加し、インド南東部のチェンナイに向けて出荷した。

 先月二十八日には、粟津工場のホイールローダーと、根上工作所(同県能美市)のプレス機を合い積みし、双方が納入する韓国・馬山港向けを実施。二回のトライアルについて、促進会議をとりまとめる石川県鉄工機電協会の担当者は「種類の違う荷物の固定に問題がないかや、積み込みと荷降ろしでダメージがないかを確認できた」と説明する。

別の船倉には、分解してこん包されたプレス機が積み込まれた=いずれも3月28日、金沢港で

 とはいえ、順風満帆ではなかった。二回目は当初、コマツが金沢港との定期航路化を目指す貨物の中継地点、馬山港への実験便を使う予定だったが、三月十八日の入港が悪天候で中止となった。

 根上工作所のプレス機は納期に余裕があり、年度内に二回目のトライアルを実施するため、別の建機との合い積みを調整。二十七日の入港で貨物船をチャーターしたが、同日も悪天候により午前の入港が夕方にずれ、積み込みは翌日となった。

 「冬の日本海は荒れるため、予定通りに進みにくい」−。当初から指摘されていた課題が浮き彫りとなった格好。担当者は「洗い出された問題点については、どう対処するかを検討する」と説明。もっとも、根上工作所は「天候による延期はどの港でも想定される。従来、大阪方面に陸送してから輸出していたが、今回はコストを削減できた。今後も利用を検討したい」と評価する。

 一〇年度は、五月にタイ向けのトライアルを計画中。このほか、コマツの試験便を利用した韓国向けや、中国・上海、米国向けも実施を目指す。ただ、〇九年度は国土交通省から出た補助金も、民主党政権の事業仕分けでなくなった。鉄工機電協会は、金沢港利用促進を目指す石川県と金沢市に支援を要望中。

 担当者は「輸出方法の見直しは、企業にとって重大な決定だ。一〇年度は判断材料として合い積みの標準コストを設定し、メリットを実感してもらい、参加を促進する」と説明。最終目標を「情報収集から実施までのノウハウを完成し、民間ベースで成り立たせたい」と強調した。

680荷主研究者:2010/04/27(火) 23:27:27

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004160006/
2010年4月16日 神奈川新聞
大黒ふ頭の倉庫事業者が共同配送開始へ、運賃低減やCO2削減にも貢献/横浜

 横浜市鶴見区の大黒ふ頭の倉庫事業者約40社が、首都圏向け共同配送事業を始める。約20社が5月上旬から着手し、今夏をめどに全社の参加を目指す。トラックに混載することで積載率を高め、運賃を低減するとともに二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)削減にも貢献する。

 神奈川倉庫協会(小此木歌藏会長)が15日に発表した。倉庫業界が連携する共同配送事業は全国初。外資系や内陸部の倉庫との価格競争が激しさを増す中、横浜港の倉庫が団結して対抗する。

 大黒ふ頭の倉庫では食品を中心に家電や雑貨など幅広い貨物を扱っている。首都圏の卸業者や問屋、量販店などの仕向け先に共同配送することでトラックの運行台数を減らし、運賃と環境負荷を低減する。混載により、現状では1台当たり6〜7割程度の積載率を8〜9割に高める考えだ。

 5月から月500トンをめどに取り扱うが、最終的には月1千トンが目標。将来、帰路は工場から輸出貨物を引き取ることで効率を高め、コスト削減につなげていくという。

 当面は、大黒ふ頭で約20年前から共同配送を手掛けているヤマタネ(本社・東京都江東区)と安田倉庫(同・東京都港区)の関連会社が運営する集配センターを活用。各倉庫から集荷した貨物を仕分けし、共同配送便に積み込む作業を行う。

 同協会によると、大黒ふ頭は倉庫の集積率が全国で最も高いことから2008年から共同配送を模索してきた。小此木会長は「将来は港全体に共同配送を広げることで、横浜港の発展に寄与したい」と話している。

681 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/09(日) 10:25:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100508-OYT8T00986.htm
貨物拠点港に立候補検討

 周南、下松、光市にまたがる徳山下松港について、県は、国が募集する石炭などバルク(ばら積み)貨物の
国際物流拠点港への立候補を検討している。前原国土交通相が打ち出した港湾の選択と集中に基づく
公募だが、国と地方、民間の財政負担の割合など不透明な部分も多く、地元企業の利害調整などの課題も
残されている。(興膳邦央)

 「コンビナートとしての国際競争力はもって5年。競争力を失えば企業は海外へ出るしかなく、国内の雇用が
維持できなくなる」

 徳山下松港のバルク用公共岸壁を運営する第3セクター・周南バルクターミナルの河村義人取締役は、
強い危機感をにじませる。

 港の背後には、自家発電用の石炭や化学原料の塩を大量に消費する周南コンビナートがあり、そこで
製造される素材製品の多くは、世界市場で高い占有率を保っている。ところが、近年、石炭などを運ぶ
船舶の大型化が進み、接岸を可能にするため積載量を減らす大型船も増えている。積み荷を減らせば
物流コストが上がり、競争力も失われるという。

 徳山下松港では、国と地方自治体、民間が一体となって「スーパーバルクターミナル」化構想を進め、
2008年8月にトクヤマなど徳山地区4社と周南市が出資して3セクを設立。徳山地区のバルク用公共岸壁
(水深14メートル)を県から賃借し、石炭を一括荷揚げし各工場の発電設備へ運ぶ「コールセンター」として
運営している。バルク公共岸壁の長期貸し付けは全国初だ。

 しかし、世界で主流になりつつあるのは、ケープサイズと呼ばれる満載喫水17・7メートルの大型船。
それに対応できる岸壁と航路整備には、巨額な投資が必要になる。

 国交省が打ち出した拠点港公募は、今月下旬にも募集要項や選定基準が示される予定だが、地方への
財政負担は避けられそうにない。より強い国主導での整備を期待する声も多く、財政難にあえぐ県は、
負担割合によっては立候補しない可能性も示唆する。また、受益者となる企業側への負担も求められる
可能性もあり、その内容によっては、企業の海外移転の動きを加速させることにもなりかねない。

 一方、周南コンビナートの中でも、徳山地区以外の企業からは不満の声も聞かれる。東ソーの松田安史・
南陽事業所副事業所長は拠点港構想に賛成としたうえで、「構想による利益配分が公平でなければ、
構想は総論賛成・各論反対になる恐れがある」と指摘し、「セカンドポート」としての新南陽地区での港湾・
航路整備も求めている。

 河村取締役は「国に金がないから民活で、という発想なら、国家戦略とは言わない」と地元の過度な負担を
けん制する。国の2010年度予算では、港湾整備費は公共事業費全体の2・9%しかない。20日にはまず
選定基準などをまとめる国交省の有識者委員会が開かれるが、地元は国が国家戦略としてどこまで主導力を
発揮するかを注視している。

(2010年5月9日 読売新聞)

682名無しさん:2010/05/09(日) 11:04:46
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100509303.htm
タイへ「合い積み」輸送 澁谷工業とコマツ粟津

澁谷工業(金沢市)とコマツ粟津工場(小松市)が貨物船を共同でチャーターし、金沢港から貨物を運ぶ「合い積み」輸送を実施する。14日、ペットボトル無菌充てん装置と建設機械を船に積み込み、タイに向けて出港する予定で、今回は精密機械の合い積みを検証する狙いもある。
 金沢港での合い積み輸送を推進する同港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)によると、輸送する貨物は澁谷工業のミルクティーや緑茶用のペットボトル充てん装置1ラインとコマツ粟津工場の建機2台。28日にタイのレムチャバン港に到着する予定。

 金沢港では昨年11月に、コマツ粟津工場とコマツ産機がインド向け、今年3月に同工場と根上工作所(能美市)が韓国向けで合い積み輸送を行った。

 澁谷工業が同港での合い積み輸送に参加するのは初めてで、今回は「充てん装置のような精密機械で合い積みに問題がないかどうかを確認する」(同協会)という。レムチャバン港の荷役作業の状況も調べる。

 金沢港利用促進会議の「合い積み輸送トライアル実験」は昨年度、国土交通省の広域地方計画先導事業に採択された。合い積み輸送は名古屋や関西の港を使う北陸の輸出企業に対し、金沢港の利用を促すのが目的で、県鉄工機電協会は「民間ベースで実施できるシステムを構築し、地元港の活性化につなげたい」としている。

683荷主研究者:2010/05/10(月) 22:56:09

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100427/CK2010042702000120.html
2010年4月27日 中日新聞
御前崎港を重点港湾に 県西部の8市長ら国に要望へ

 国の港湾指定の再編に絡み、鈴木康友浜松市長ら静岡県西部の8市長が御前崎港(御前崎市)の利活用を促進する組織を立ち上げ、国の重点港湾指定に向けて、活動を本格化させる。28日には前原誠司国土交通相に要望する。

 名称は「遠州地域御前崎港利活用促進協議会」で、鈴木浜松市長を代表に、御前崎、牧之原、磐田、菊川、掛川、袋井、湖西の各市長が参加する。

 公共事業の「選択と集中」を目指す国は、今年夏をめどに全国の103港の重要港湾から約40港を重点港湾に選定。新規の直轄整備事業を原則、重点港湾に限る方針を示している。御前崎港は現在、重要港湾で、県が管理している。

 協議会は御前崎港を県西部の輸出産業の輸送拠点として重視。重点港湾から外れると、同港で計画中の女岩地区の整備や防波堤の延伸に着手できないため、「選定には地域の行政や経済界の意見を十分聴取してほしい」と要望書で求める。

 重点港湾については愛知県の三河港など全国の港湾の関係自治体などが、国に選定を要望している。

684 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/12(水) 22:47:39
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100512163700348360.shtml
■阪神港をハイパー中枢港湾に 平松市長が前原国交相に要望

 大阪港と神戸港を合わせた阪神港をハイパー中枢港湾に指定してもらおうと大阪市の平松市長が
前原国土交通大臣を訪ねたんですが、ライバルはずばり名古屋のようです。

 国は来月、日本の4大港湾の中から1か所か2か所をいわゆるハイパー中枢港湾に選び、集中的に投資・
整備する方針を示しています。

 そこで大阪市の平松市長が12日、国交省の前原大臣を訪問し、次世代・先端産業を支えていくために
阪神港を選ぶべきとアピールしました。

 実は名古屋市の河村市長も先週、直嶋経済産業大臣に名古屋港をアピールしていました。

 「日本の経済を支えてきたのは輸出産業。工場が集積している伊勢湾を外したらこりゃ政権はナンボの
もんだって言われますよ」(名古屋市 河村たかし市長)

 一方、平松市長はー

 「河村市長は声がでかい。それに惑わされることなく我が道を行く」(大阪市 平松邦夫市長)

 選定が大詰めを迎え、陳情合戦も熾烈さを増しています。

(05/12 19:21)

685荷主研究者:2010/05/15(土) 15:15:30

http://www.lnews.jp/2010/05/36472.html
2010年05月01日 LNEWS
旭硝子/船舶へのモーダルシフトで物流CO2排出削減

旭硝子は4月28日に公表したCSRレポート2010で、旭硝子鹿島工場とAGCロジスティクス社鹿島営業所は、年間の物流量が1万トンを超える鹿島工場・北海道間の貨物輸送において、ほぼ100%の海上輸送を実施した。

また、内航船を代替には、船舶の設計段階から物流事業者と連携して、CO2排出削減に取り組み、燃焼効率が向上する省エネスクリューを導入した新規内航船の運航を開始し、従来の内航船より燃焼効率を約8%向上することができる。

なお、物流CO2排出削減の2009年度(2009年1〜12月)は、モーダルシフトの推進や積載効率アップなどの輸送改善に取り組みで、1トンキロ当たりのCO2排出量は、2008年度比で3.9%削減となった。

今後はさらに、生産・物流拠点の統廃合による輸送効率化、モーダルシフト(鉄道・船舶の積極利用)、輸送車両の大型化、低公害車の利用促進、地方港の有効利用など物流分野での環境負荷低減施策への取り組みを強化するとしている。

686荷主研究者:2010/05/15(土) 15:40:05

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100503000000000008.htm
2010年05月03日 07:42 静岡新聞
清水港の荷減るの? 知事発言が波紋

 川勝平太知事が荷主や港湾関係者との懇談などで使う「コンテナ取り扱い比率を清水港7、御前崎港3程度にしたい」の表現が、関係者に波紋を広げている。御前崎港でのガントリークレーン4基体制を構想する知事は、清水港を基準に御前崎港の目標を分かりやすく説明しようとするが、「清水の荷を御前崎に持っていくつもりなのか」(清水港のある荷役業者)と懸念する声も上がる。知事発言が“独り歩き”している。

 知事は、先の定例記者会見でも7対3の表現を使い「御前崎港の発展を支えたい」と説明。清水、御前崎、田子の浦の3港を一体的に発展させる「駿河湾港」の振興策により、目標の実現を目指す姿勢を示した。

 県の担当者は「清水の荷を強引に御前崎に誘導するなど、県内の荷の引っ張り合いはしない。御前崎港は、新規需要を掘り起こして発展させたい」と強調する。だが、港湾業界は世界同時不況の影響をもろに受けているだけに「知事発言に過敏になるのは当然のこと」(静岡市内の物流業者)との指摘がある。

 清水港の2008年のコンテナ貨物取扱高は51万4930TEU(20フィートコンテナ換算個数)。御前崎港は同年4万7388TEUで、比率は約10対1。清水港の荷を維持したまま7対3の比率を達成するには、御前崎港の取扱高を5倍近くに増やす必要がある。

 国土交通省清水港湾事務所によると、本県を出入りする輸出入コンテナ貨物は、輸出の28%が東京湾に運ばれるなど、約4割が他県の湾を使っている。御前崎港の振興には伊勢・三河湾で扱われる荷の取り込みが不可欠で、川勝知事は「県西部の企業の協力がなければならない」と強調する。

 太平洋に突き出した立地の御前崎港は利便性が高いとされるが、定期航路は現在、アジア向けの週1便のみ。県港湾企画課は「陸上アクセスの整備も進んでいる。コンテナ貨物も地元の港で輸出入する『地産地消』でいきたい」とした。

 「駿河湾港」構想 国際貿易を担う清水港、御前崎港、田子の浦港を一体的にとらえ、整備・振興策を図る視点で川勝平太知事が打ち出した。総合物流の円滑化で新東名、静岡空港とも関連付け、陸海空を連携させた交通基盤整備の重点構想に据える。知事は発災時の物流機能の相互補完など危機管理の面からも3港を一体的に整備する意義を説いている。

687荷主研究者:2010/05/15(土) 15:45:25

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100507_1
2010/05/07 岩手日報
大船渡港を重点港湾に 国交省直轄事業絞り込みで県
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 国土交通省が進める直轄公共事業の絞り込みで県は、今後の新規事業着手の対象となる「重点港湾」に、大船渡港の選定を求める方針だ。大船渡港は湾口防波堤の老朽化が進み、大規模改修が急務となっている。同省は7月をめどに予算を重点配分する全国約40港を決定する見通しで、県は近く見込まれる事前協議で、国への働き掛けを強める。

 港湾整備事業の絞り込みは、前原誠司国交相が進める直轄事業の「選択と集中」の一環。全国には港湾法に基づき国が指定した重要港湾が103あり、直轄で岸壁や堤防などの整備を行う。県内は久慈、宮古、釜石、大船渡の4港がある。

 政権交代後、国は103の重要港湾のうち約40港を「重点港湾」に絞り込み、今後の新規事業着手の対象とする方針を決定。これに伴い、県は4重要港湾のうち、新規事業の緊急性がある大船渡港を「重点港湾」に選定するよう求めていく。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

688荷主研究者:2010/05/15(土) 16:25:54

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10041003.html
2010年 4/10 苫小牧民報
輸出好調、輸入は苦戦 苫小牧港のコンテナ輸送

 2009年度の苫小牧港外貿コンテナ貨物取り扱い実績がまとまった。下期の冷凍魚など好調な水産品に支えられて、輸出は08年度比15%増の3万7623個(20フィートコンテナ換算)。ただ、輸入は08年秋から続く世界的不況を尾を引き4.7%減の8万3245個にとどまった。空コンテナを含めた総数は17万9068個。2年連続18万個を下回った。

 苫小牧東港国際コンテナターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合のまとめ。06年度の18万5141個をピークに減少が続き、歯止めが掛かっていない。

 09年度は上期(4〜9月)の落ち込みが大きい。輸入はすべての月で前年を下回り、14.2%減(4万1272個)。輸出も円高で16.7%(1万5817個)と2ケタ減だった。

 復調の兆しを見せた始めたのは11月から。輸入は前年比3〜16%増で推移し、輸出も、豊漁だった秋サケを中心に中国、韓国などアジア向けの冷凍魚が伸びた。輸出増はコンテナの稼働率につながり、年間の空コンテナは5万8200個にとどまった。08年度比1.9%の減だ。

 組合は10年度輸出入コンテナを、4%増の12万5000個と見込んでいる。輸入のを約20%回復を期待し、9万9100個を目標とした。空コンテナを含めた総数を18万個と想定している。

689 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/17(月) 23:31:36
やはり焦点は、阪神vs伊勢湾。しかし、この件は産経、良い記事を書くなあ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100517/biz1005172234025-n1.htm
ハブ港湾めぐり4港激戦 パネルベイの切り札なるか阪神港、危機感強める伊勢湾 (1/3ページ)
2010.5.17 22:33

 どの港がアジアの主要港に対抗する日本のハブ(拠点)港湾となるのか。枠は1つか2つ。取扱量で
トップの京浜港が一歩抜け出すなか、大手家電メーカーの工場が集積する阪神港と自動車産業の
一大拠点を擁する伊勢湾の間で“2番目の港”を激しく競う状況となっている。(松村信仁、石川有紀)

 「釜山港との競争は厳しく、貨物を奪還することが喫緊の課題だ」

 5月12日。大阪市の平松邦夫市長らは前原誠司国交相に阪神港選定の要望書を提出し、東西2つの
国際ハブ港の必要性を訴えた。

 かつて阪神港の主力だった神戸港は、平成7年の阪神大震災からハード面では復興を果たし、今年4月には
大型船が入港できる水深16メートルの岸壁も備えた。しかし、取扱量は20年で204万TEU(1TEUは
20フィートコンテナ1個分)とピーク時(6年)の270万TEUには遠く及ばない。

 取扱量が伸びない要因のひとつは韓国・釜山港の存在だ。震災で機能を停止した神戸港に代わり、
今や取扱量は世界5位に。大阪と神戸両市は日本からの貨物だけで阪神港の総取扱量の約4分の1を
占める年間100万TEUが流出しているとみる。

 国際コンテナ戦略港湾検討委員会で、両市は流出している貨物を奪還、32年には集荷貨物量を20年の
約1・5倍に引き上げる数値目標を公表。また、27年までの神戸、大阪の埠(ふ)頭(とう)公社民営化と
経営統合を“公約”し、効率的な経営でコスト減と集荷増を目指す。

 「グローバル企業にとって韓国や中国を経由する時間のロスはボディーブローのように効いてくる」

 関西経済界と行政、港湾関係者でつくる「国際物流戦略チーム」事務局の担当者は危機感を示す。

 関西地区は今、薄型テレビ用パネルや太陽電池など環境技術の集積地となりつつある。特に湾岸部は
“パネルベイ”と呼ばれ、巨大工場が次々と稼働しているだけに、関西経済界もハブ港湾への選定を
期待している。

   ■   ■

 国際コンテナ戦略港湾の選定をめぐり、複数の名古屋港関係者は「事実上、京浜港は決まっている。
残り1つを阪神港と取り合うことになる」と異口同音に話す。

 10日前の5月7日。東京で、政府・与党関係者への陳情を終えた名古屋市の河村たかし市長は、
厳しい表情でこう言い放った。

 「産業が集積している中部地区を外したらこの政権はなんぼのもんだといわれる。国際競争力をそぎ、
日本の破壊につながる」

 この日の陳情にはトヨタ自動車など名古屋港を利用する主な荷主企業6社の幹部も同行。トヨタ出身の
直嶋正行経済産業相は「愛知はモノづくりの拠点。よく分かっている」と述べ、国土交通省への働きかけを
約束した。

 名古屋港の平成21年の貨物取扱量は、1億6510万トンで8年連続の日本一に輝いた。ただ、貨物量の
大半は自動車や原油など、コンテナで運びにくいもので占められ、外貿コンテナ貨物量は全体の約2割に
過ぎない。このためか、2月14日に名古屋港を視察した前原誠司国土交通相は「名古屋港は過去の実績で
いくと、(選定は)だめだ」と語ったという。

 名古屋港のセールスポイントは、コンテナターミナル(CT)の自動化に早くから取り組んだこと。
平成17年に稼働した飛島埠頭南側コンテナターミナルは20台の無人搬送台車と12機の門型クレーンを備え、
コンテナの積み出しなどを管理棟から遠隔で行う。これにより、作業員の人件費圧縮を実現した。

 埠頭の管理会社、飛島コンテナ埠頭の加藤真人社長は「メーカーや商社など荷主がメリットを享受できる港が
今後生き残る。そのためには低コスト運用が欠かせない」と話す。この自動化を武器に、ハブ港湾の座を
狙っている。

690 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/18(火) 12:39:57
> ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
> 1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる

http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001005180003
将来左右の巨額予算「一体化」で出遅れも
2010年05月18日

◇◆四日市市長ら「戦略港湾」プレゼン◆◇

 国が整備予算を重点配分する「国際コンテナ戦略港湾」の選定に向けたプレゼンテーションが17日、
国土交通省であり、四日市港と名古屋港は「伊勢湾港」として、国際産業ハブ港や経済特区構想を提案した。
終了後、四日市市の田中俊行市長は「優位性を正しく理解すれば、当然結論は伊勢湾だと思う」と自信をのぞかせた。
政府は6月までに戦略港湾を選ぶ。

 「国からの金を考えたら、負けるわけにはいかない」

 名古屋港との1港化を打ち出した四日市港関係者はこう漏らす。巨額の投資が必要な港湾整備で、どれだけ
国から予算が取れるかは港の将来を左右しかねないためだ。

 野呂昭彦知事も17日夜、河村たかし名古屋市長や田中市長とともに前原誠司国土交通相に直談判。会談後、
「名古屋と四日市が選ばれなかった場合、日本にとっても大損失になる」と強調した。

 両港は2004年7月、国の「伊勢湾スーパー中枢港湾」に選ばれた。名古屋港では「飛島埠頭(ふとう)南地区
国際海上コンテナターミナル」に6年間で計581億円、四日市港では「霞ケ浦北埠頭地区国際海上コンテナ
ターミナル」に計194億円の国費が投じられ、整備が進んだ。

 田中市長は「戦略港湾に漏れると、スーパー中枢港湾の位置づけは変わらなくても、予算的にはかなり不利になる
のが一番の懸念」と話す。

 伊勢湾港は、自動車産業や石油コンビナートなど日本経済を支える産業を周辺に抱え、「貿易黒字額が断トツに
多い」ことが強みだが、外貿コンテナ貨物量は280万TEU(08年)で、戦略港湾に応募した4地域の中では、
京浜港、阪神港に次ぐ3番目だ。

 ライバルの京浜、阪神はすでに港域の一体化を実現。四日市、名古屋両港でも一体化すれば、払っていた税金が
1回で済むだけに、利用業者が増える可能性があるが、地元市町村には税収減となる。これまで名古屋側の自治体の
反対もあったが、戦略港湾選びの劣勢をはね返そうと「利便性が向上すれば減少分はカバーできる」と団結している。

(姫野直行)

691荷主研究者:2010/05/20(木) 23:41:55

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002976793.shtml
2010/05/13 11:13 神戸新聞
バナナの輸入量が過去最高に 09年神戸港

熟成したバナナの出荷作業に追われる従業員ら=神戸市東灘区魚崎南町3、サミット神戸合同物産

 神戸港に輸入されたバナナを熟成させる倉庫がフル稼働している。バナナを食べるダイエットブームに加え、健康や節約志向を追い風に需要は右肩上がり。同港でのバナナ輸入量も2009年に過去最高を記録した。気候に恵まれる4〜6月期が需要のピークといい、神戸の熟成業者も出荷に追われている。(段 貴則)

 バナナは青い状態で日本に陸揚げした後、「室(むろ)」と呼ばれる倉庫で熟成させる。

 国内大手のバナナ熟成業者、サミット神戸合同物産(神戸市東灘区)の神戸の倉庫は、年180万ケースを熟成できる。需要増を見越して、08年に倉庫の広さを約1・4倍に広げたばかり。青いバナナは1週間ほどで糖化が進み、皮が鮮やかな黄色へ変わる。

 バナナの輸入量は増加傾向。財務省の貿易統計によると、同港は09年に初めて30万トンを突破し、過去最高を更新した。08年度に話題になったダイエット効果など、過去にも“特需”はあったが、「甘熟王」ブランドを手掛ける住商フルーツ(東京)は「健康にもよく、年中手ごろな価格で買える上、甘くてコクがある品種を増やしたことが、需要増加の背景にある」と指摘している。

692荷主研究者:2010/05/20(木) 23:48:15
>>527
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420100513beai.html
2010年05月13日 日刊工業新聞
日産、日立港から栃木生産の北米向け高級車を出荷開始

 【水戸】日産自動車は茨城港日立港区(茨城県日立市、写真)からの北米向け自動車の定期出荷を24日に始める。対象は栃木工場(栃木県上三川町)で生産する北米向け高級車「インフィニティ」で、今年度は同港から6万台を出荷する予定。

 現在は神奈川県の横浜港、横須賀港、本牧の同社専用埠頭(ふとう)から出荷している。栃木―茨城間を結ぶ北関東自動車道を利用し日立港区から出荷することで輸送時間が短縮でき、今年度は1047トンの二酸化炭素(CO2)削減効果も見込む。

 栃木工場で生産する全車種の2010年度の生産目標は国内外向け合わせて19万台。日産が同港区を定期利用するのは今回初めて。同工場での生産は約8割が輸出向け。

 日立港区は自動車の物流拠点としての機能が高まっている。

693荷主研究者:2010/05/20(木) 23:58:11

http://www.minyu-net.com/news/news/0429/news3.html
2010年4月29日 福島民友ニュース
小名浜港指定目指す/石炭など国際貨物拠点港湾

 県は28日までに、国が石炭や鉄鉱石などの国際貨物を取り扱う拠点港湾を選定する「国際バルク戦略港湾」について、いわき市の重要港湾「小名浜港」の指定を目指す方針を決めた。戦略港湾は、石炭など品目ごとに数港を指定する見通しで、県は小名浜港の取扱量が多い石炭での指定を狙う意向。

 佐藤知事が28日、小名浜港整備促進期成同盟会長などの要請を受け「小名浜港整備は、県の海上物流全体に大きく影響する。市と一緒に国などにしっかり働き掛けていきたい」と述べ、戦略港湾指定に積極的に取り組む考えを示した。

694荷主研究者:2010/05/21(金) 00:17:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/169597
2010年5月5日 00:56 西日本新聞
昨年の北九州港 フェリー貨物 2割減 高速割引 影響深刻 貨物量は全国5位に

 北九州市がまとめた2009年の北九州港の貨物量などの概況によると、港全体で取り扱った貨物量は前年比20・7%減の約8674万トン。入港船舶数も同10・8%減の6万1013隻となり、貨物量は2年連続、船舶数は4年連続の減少となった。同市港営課は「世界同時不況に加え、高速道路の料金割引の影響が大きい」としている。

 貨物量は全国4位から5位に転落。国内貨物は、約半分を占める貨物扱いのトラックや乗用車などの内航フェリー貨物が前年比19・7%減で、高速道路の料金割引の影響が浮き彫りになった。

 輸入貨物は、7割近くを占める石炭と鉄鉱石の輸入がそれぞれ同19・6%、同26・3%減少。コンテナ貨物量は、同23%減の約40万9千TEU(20フィートコンテナ換算)。自動車部品が同46・5%減少したほか、産業機械なども減少した。

 入港船舶数は、外航船が3925隻(同14・9%減)、内航船が5万7088隻(同10・5%減)。

=2010/05/05付 西日本新聞朝刊=

695 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 12:38:36
空港でもやってたけど、これは酷い。
> 最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501000421.html
貨物目標の達成3港のみ 「実態と乖離」と国交相

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港に
ついて、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち
目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の
「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに
根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、
鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

2010/05/25 11:57 【共同通信】

697 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 15:38:51
予測÷07年実績
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 101・1% 橘(徳島)
 100・2% 川内(鹿児島)
 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010052590135710.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2010052599140135.jpg
需要目標達成の港湾12%止まり 名古屋、尾鷲は上回る
2010年5月25日 14時10分

 国土交通省は25日、自治体などが港湾を整備する際などに策定した取扱貨物量の需要予測と、2007年の
貨物量実績を重要港湾の126港について公表した。目標年に達していない港湾も含まれているが、需要予測を
実績が上回ったのは16港と全体の12・7%にとどまる。空港の需要予測と同様に、予測が過大評価に基づいて
算出されてきたことが浮き彫りになった。

 需要予測に達していた港湾は、平良(沖縄県宮古島)が187・3%でトップ。尾鷲(三重県)の158・4%、名古屋の
139・1%が続いた。一方で、最も予測との乖離(かいり)が大きかったのはむつ小川原(青森県)の1・0%。
計画に織り込んでいた工業立地の計画が進まなかったことに伴い、貨物が伸びなかったことが要因という。ほかにも
久慈(岩手県)が4・9%、直江津(新潟県)が9・6%と大幅に下回った。

 前原誠司国交相は同日の閣議後会見で、港湾の需要予測と実績が大きく乖離していたことについて「原因は
総花的に港湾をつくってきたこと。結果を踏まえてしぼりこんでいきたい。選択と集中を徹底させていく」と述べ、
国交省で現在進めている「国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)」の選定や重要港湾の絞り込みに意欲を示した。

(中日新聞)

698とはずがたり:2010/05/25(火) 18:39:45
>>695-698
ひどいですよねぇ。。
>むつ小川原港は1%

画像保存しときます♪
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2010052599140135.jpg

699とはずがたり:2010/05/25(火) 18:42:37

>兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

>神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。


目標達成は低水準 県内重要港湾の貨物取扱量 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003020088.shtml

 前原誠司国土交通相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾計126港について、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えている36港のうち目標をクリアしているのは3港、目標年次前の達成分を含めても、全体の12・7%の16港にとどまった。

 前原氏は「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘し、来年度以降に集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」の選定などで、整備対象の絞り込みを進める考えをあらためて強調。港湾管理者の地元自治体などに根本的な計画の修正を求めるとし、「見直しが行われなければ国が支援するのは難しい」と述べた。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は、高い順に愛知県の三河港(105・5%)、徳島県の橘港(101・1%)、鹿児島県の川内港(100・2%)。最低はむつ小川原港(青森県)の1%だった。

 兵庫県内は、尼崎西宮芦屋▽神戸▽東播磨▽姫路の4港。各港によって目標年次は異なるが、目標を達成したのは、2008〜12年の目標値4090万トンに対し、07年に4108万トンの実績があり、達成率100・4%となった東播磨だけだった。

 神戸は2013〜17年の目標値に対して達成率85・7%、尼崎西宮芦屋は同66・2%だった。最も低い姫路は05年の目標値5980万トンに対して実績値は3051万3千トンで、達成率51・0%だった。

(2010/05/25 14:49)

700 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:05:30
>>697>>699

 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005260019.html
港湾貨物の目標達成は1割 '10/5/26

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点の特定重要港湾の計126港に
ついて、貨物取扱量の計画値と2007年の実績値を公表した。目標年を迎えていない港も含むものの、
計画値を達成したのは全体の12・7%の16港。中国地方では18港のうち福山港など3港にとどまった。

 中国地方では、105・3%の福山港を筆頭に、101・7%の水島港と、101・3%の宇部港の上位3港が
計画値をクリアした。国際コンテナターミナルに第2バースを本年度末に完成させる福山港について、
広島県港湾企画整備課は「製鉄所の原材料輸入と地元の繊維業向けの衣料のコンテナ貨物が好調なため」と
説明する。

 残る15港は計画値に届いておらず、鳥取港が25・7%で最低。尾道糸崎港が27・7%、岡山港が46・1%に
とどまった。同課によると、尾道糸崎港は、瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた。

 全国で達成率が高いのは(1)平良港(沖縄県)187・3%(2)尾鷲港(三重県)158・4%(3)名古屋港
(愛知県)139・1%―の順。工業立地が進まないむつ小川原港(青森県)の1%が最低だった。

701とはずがたり:2010/05/25(火) 23:24:42
>茨城港(60・5%)

貨物取扱実績60%が目安 「重点港湾」40港の選定
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052501001024.html

 国土交通省は25日、来年度以降に集中投資の対象とする「重点港湾」約40港について、貨物取扱実績が目標の60%に達しているかどうかを一つの目安に選定する考えを明らかにした。

 国交省は全国の重要港湾103港(特定重要港湾23港を除く)の中から重点港湾を選ぶ。前原国交相は25日午前、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表したが、同省港湾局は「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」と説明。

 103港のうち、目標年次前の港湾を含め60%を超えるのは、沖縄県の平良港(187・3%)から茨城港(60・5%)まで57港となっている。

 前原氏は重点港湾の選定基準について、貨物取扱量の上位だけでなく、地域の拠点性や民間資本を活用した港湾運営計画、集荷拡大の可能性などを考慮するとしている。

 港湾管理者の地元自治体などから計画のヒアリングを行い、夏ごろに決定する。
2010/05/25 21:33 【共同通信】

702 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/25(火) 23:41:54
>>700>>701
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100525000201&amp;genre=A1&amp;area=K00
特定重要港湾、目標達成は3港のみ
舞鶴港 計画見直しへ

 国土交通省は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾の
計126港について、貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を公表した。目標年次を迎えた36港のうち
目標を達成したのは3港だけ。京都の舞鶴港は目標の半分しかなく、甘い需要予測で港湾を整備したことが
浮き彫りになった。

 目標年次を迎えた港湾の取扱目標の達成率は高い順に三河港(愛知、105・5%)、橘港(徳島、
101・1%)、川内港(鹿児島、100・2%)。最低はむつ小川原港(青森)で目標の1%しかなかった。
今後目標年次を迎える港湾も含めた場合は、平良港(沖縄、187・3%)、尾鷲港(三重、158・4%)など
全体の12・7%の16港のみが目標を上回った。

 前原誠司国交相は会見で「需要予測と実態はかなり乖離(かいり)している」と指摘。舞鶴港を含む
重要港湾103港から、今夏にも約40の「重点港湾」を絞り込み、予算を重点的に投入する考えを示した。

 舞鶴港は目標達成率が48・7%と36港で19番目。全126港では101番目の低さだった。京都府が
1996年に計画を策定し、05年には1940万トンを扱う目標を掲げたが、07年の実績は944万トン、
09年でも760万トン。466億円かけて整備した舞鶴国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだことが
影響したという。

 国交省は目標達成度が低い港湾には今後、計画の見直しを迫る考え。府港湾課は「企業への売り込みで
舞鶴国際ふ頭の利用を増やし、港湾計画も経済情勢に応じた内容に見直す」としている。

703 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/26(水) 12:43:07
更に沖縄追加
 187・3% 平良(沖縄県宮古島) 1,929÷1,030万㌧ ※全国トップ
 158・4% 尾鷲(三重県) 148÷94万㌧ ※全国2位
 139・1% 名古屋 21,560÷15,5501万㌧ ※全国3位
 109・9% 石垣 1,539÷1,400万㌧
 105・5% 三河(愛知県) 3,207÷3,040万㌧
 105・3% 福山
 101・7% 水島
 101・3% 宇部
 101・1% 橘(徳島県)
 100・4% 東播磨(兵庫県) 4,108÷4,090万㌧
 100・2% 川内(鹿児島)

 96・2% 四日市 6,492÷6,750万㌧
 85・7% 神戸(愛知県)
 66・2% 尼崎西宮芦屋(兵庫県)
 73・3% 衣浦 2,095÷2,860万㌧
 60・5% 茨城 ※目標達成57番目
===同省港湾局「及第点といえる目安は目標達成率60%ぐらい」===
 53・3% 那覇 10,398÷19,500万㌧
 51・0% 姫路(兵庫県) 3,051÷5,980万㌧
 48・7% 舞鶴(京都府) 944÷1,940万㌧ ※国際ふ頭の供用開始が今年4月にずれ込んだ
 46・1% 岡山
 40・0% 津松坂 163÷410万㌧
 34・4% 中城湾 3,852÷11,200万㌧
 29・0% 金武湾 4,496÷15,500万㌧
 27・7% 尾道糸崎 ※瀬戸内しまなみ海道開通によるフェリー航路の減少が響いた
 25・9% 運天 492÷1,900万㌧
 25・7% 鳥取 ※中国地方最低

 9・6% 直江津(新潟県)
 4・9% 久慈(岩手県)
 1・0% むつ小川原(青森県) ※最も予測との乖離(かいり)が大きかった

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162645-storytopic-4.html
http://ryukyushimpo.jp/uploads/img4bfc750448ae4.jpg
平良港187%全国1位 07年重要港湾の貨物目標達成率
2010年5月26日

 【東京】前原誠司沖縄担当相は25日、海上輸送の拠点となる重要港湾と国際海運の拠点となる特定重要港湾
計126港に関し、港湾計画上の貨物取扱量の目標値と2007年(現時点での最新データ)の実績値、目標の
達成率を初めて公表した。沖縄県内の6港も含む。宮古島市の平良港の達成率は187・3%で、最高値だった。

 国交省は来年度以降、重要港湾103港の中から集中投資の対象とする全国約40の「重点港湾」を選定する方向。
前原氏は選定に関し「貨物取扱量で上から40港を選ぶわけではない。地域性や民間の経営の観点、今後の
(貨物量の)伸びしろを含め行う」と述べた。

 県内のほかの港の達成率は今後目標年次を迎える石垣港が109・9%、那覇港は53・3%だった。目標年次を
既に迎えた港湾では中城湾港が34・4%、金武湾が29・0%、運天港が25・9%と低かった。

 国交省によると、平良港の達成率が高かった理由は、目標年次における取扱貨物量(計画値)が低く設定されて
いたのが要因。目標年次の「2018〜22年(平成30年代前半)」には伊良部架橋が完成し、貨物を運ぶ船舶が
減少しているとの見通しから07年の貨物量に比べ、低い計画値となっていた。石垣港は07年当時、現在は廃業
している有村産業の八重山―沖縄本島の旅客船があり、コンテナ量も多かったという。

 目標年次を迎えていない港に関して、前原氏は根本的な計画の修正を求める意向を強調。「見直しが行われな
ければ国の支援は難しい」と述べた。

 達成率が高かった平良港や、目標年次は迎えているが達成率が低かった中城湾港などについて、国交省港湾局は
「港湾の一面にすぎず、調査をした時点での状況にもよる。『重点港湾』の選定に直結しない」と述べている。

704とはずがたり:2010/05/26(水) 16:49:17
>>703
あざーす。
保存しときました。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img4bfc750448ae4.jpg

705荷主研究者:2010/05/27(木) 22:47:31

http://kumanichi.com/news/local/main/20100518002.shtml
2010年05月18日 熊本日日新聞
熊本港に高機能クレーン 12年度稼働めざす

県が熊本港への整備を計画するガントリークレーン=17日、八代港

 県が熊本港に、精密機械など振動に弱い貨物を安定的に搬出入できる高機能クレーンの整備計画を進めていることが17日、分かった。2012年度中の稼働を目指す。既存のクレーンはコンテナが揺れやすいため、港の弱点の一つとして指摘されていた。高機能化を機に、半導体関連工場などの利用につなげたい考え。

 現在、熊本港には、コンテナを1カ所で釣り上げる方式のジブクレーンしかない。搬出入の際にコンテナが揺れやすいため、精密機械など振動に弱い貨物に向かず、海運会社などが高機能化を求めていた。

 計画では、既存クレーンがある熊本港の水深7・5メートルの岸壁に、コンテナを4カ所で安定的につり上げるガントリークレーンを整備する。

 県議会の6月定例会に提出する一般会計補正予算案にクレーンの設計費2千万円を盛り込む予定。11年度予算でも購入・設置費に4億〜5億円を要求する方針。

 国土交通省も県の要請に応じ、10年度に約7億3千万円を岸壁一帯の地盤改良工事事業費として確保。ことし9月以降、工事に着手する予定。11年度もクレーンを据え付ける土台の基礎工事に関連予算を盛り込む考え。

 県内では八代港だけがガントリークレーンを備える。

 県港湾課では「新クレーンでIC部品や精密機械、二輪車などを扱える。取引量が増えれば、コンテナ船の増便にもつながる」としている。(中原功一朗)

706荷主研究者:2010/05/27(木) 23:14:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002995054.shtml
2010/05/18 11:24 神戸新聞
埠頭公社、民営化の波 重点港湾を来月選定 

コンテナの積み降ろしや仕分けでにぎわう神戸港=神戸市中央区港島8

 国際コンテナ埠頭(ふとう)を管理する全国の埠頭公社で、民営化の動きが相次いでいる。国が1〜2港に重点投資する「国際コンテナ戦略港湾」の選定基準に「民の視点からの効率経営」を掲げているためだ。ただ、収益性を重視するあまり、不採算の港湾用地を売却したり、転用したりする懸念も指摘されており、安易な民営化には慎重論も出ている。(西井由比子)

 公社の民営化の口火を切ったのは、旧東京港埠頭公社。2008年4月に「東京港埠頭株式会社」として発足した。他の公社で追随する動きはなかったが、国が昨秋、重点投資港湾の絞り込みを公表すると、残るすべての公社が民営化を表明した。神戸と大阪は11年の株式会社化を目指す方針。東京・横浜と、神戸・大阪はそれぞれ14年度と15年の経営統合にまで踏み込んだ。

 民営化には、どんな利点があるのか。国土交通省港湾局は「民間会社になることで、管理・運営の効率化が期待でき、その分、港湾使用料の引き下げなどのサービス向上や競争力の強化につながる」と説明する。

 実際、東京港埠頭は、設備投資の予算が複数年度で組めるようになり、規模拡大によるコスト低減を実現させた。09年には、新交通システム「ゆりかもめ」や国際展示場をグループに持つ「東京臨海ホールディングス」に傘下入りし、「経営母体が大きくなることで融資枠が広がる。グループの連携で経営の効率化が進めば、国際競争力をより高められる」と大和総研ホールディングスのコンサルタント、米川誠氏はみる。

 重点港選定の鍵として各港が急ぐ民営化。

 現状では、いずれの埠頭公社も自治体の外郭団体。だが、神戸・大阪は公社の民営化に際し「民間から人材、資本を導入する」とし、業界の注目を集める。

 港湾の利用者はどうみるか。荷役、倉庫会社などでつくる日本港運協会(東京)は「民営化は難問」とした上で、「一般論として、用地の売却や転用を促す恐れもある」と指摘。過度な収益性重視につながりかねない民営化にくぎを刺す。「一つ間違えば、国策としてあるべき港湾戦略が、逆に揺らぐことになりかねない」としている。

707荷主研究者:2010/05/27(木) 23:15:21

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003008872.shtml
2010/05/22 10:45 神戸新聞
神戸港コンテナバース集約 11年春完了見通し 

コンテナバースの集約が進む神戸港=神戸市中央区港島8

 国のスーパー中枢港湾事業の一環として、神戸港で進められているコンテナバースの集約が、2011年春で完了する見通しとなった。ポートアイランド1期に残る最後のバースの廃止が21日までに決定。ポーアイと六甲アイランドに整備されたコンテナバースは、神戸市が大型船への対応と港湾作業の効率化を目指し、ポーアイ2期東側と六アイ南側の両地区への集約を進めていた。これで計10バースとなる。

 廃止が決まったのは水深12メートル、延長300メートルの公共コンテナバース。荷役業者の日新(神戸市中央区)などが利用していたが、来春をめどにポーアイ2期への移転が決まった。空いた用地7・1ヘクタールは、青果物を扱う物流業者への売却を目指す。

 今回の集約で、コンテナ船と港湾関連業者が両地区に集中することになる。「作業効率が上がるとともに、バースごとに課しているリース料を引き下げられる」(神戸市みなと総局)とし、貨物量の増加を期待している。

 また、同市は国際コンテナ戦略港湾の選定に向けて、コンテナバースの集約とリース料の引き下げなどを、国際競争力の具体的な強化策として提示している。事業実現のめどが立ったことで、アピール材料にもなりそうだ。

(西井由比子)

708 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/28(金) 12:38:06
その3つを結びつけるのは、ちょっと無理のあるような。
遠州灘は遠浅だから、せっかく浜松に工場があっても、大型コンテナ船が近づけないんですよねえ。
> 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100528/CK2010052802000183.html?ref=rank
定期コンテナ船が4カ月ぶりに寄港 御前崎港で
2010年5月28日

 御前崎市の御前崎港で27日、コンテナクレーン事故以来、寄港を中止していた海外定期コンテナ船が約4カ月ぶりに
寄港した。現地を訪れた川勝平太知事は港見学会で集まった県中西部の荷主企業や船会社の関係者200人を前に
「12月には御前崎港と東名高速が金谷御前崎連絡道路でつながる。ぜひ期待してほしい」と同港の利活用を呼び掛けた。

 県や御前崎市、牧之原市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」は、荷主企業や
船会社を対象に年1回実施する港見学会を開き、事故の再発防止策や新荷主向け助成事業を説明した。

 川勝知事は県内の御前崎、清水、田子の浦の3港を「駿河湾港」と表現し、県外港に流れてしまっている荷を
駿河湾港のいずれかで扱いたいと力説。御前崎港について「輸出入が増えれば二基体制のクレーンが四基になる。
東名だけでなく、新東名とも結び付けるし、途中には空港もある。いろいろなネットワークが広がるので気持ちを
一つにして育ててほしい」と語った。

 6月12日には前原誠司国土交通相が、空港と御前崎港を視察する。川勝知事は「大臣は『選択と集中』をやる。
御前崎港を必要と判断するか、切り捨てるか重要なところ。1月の事故以来、不安定要素があったが、原因究明して
関係者の理解を得た。駿河湾港として、しっかり育てると大臣に伝える」と力を込めた。

709荷主研究者:2010/05/30(日) 11:25:02

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200904/27/02201_2125.html
2009年4月27日(月)化学工業日報
アスト、内外航でケミカル船を整備拡充

 液体化学品物流のアスト(大阪市西区、石橋明社長)は今年9月、新たに内航ラテックス専用船の運用を開始する一方、同社初となる電気推進船(ケミカル船)が今年末にも引き渡しされる。さらに2011年には塩ビモノマー(VCM)向けの外航ガスキャリアー船(3500立方メートル)2隻を就航させる。現在、貨物が減少傾向にあるが、同社では代替建造を主体に内外航船の整備を図っていく方針。ラテックス専用船は「第2菱豊丸」1000DWTで、先月起工、7月に進水式、9月引き渡しとなる。建造は佐世保の前畑造船。三菱製紙向けに東北、京浜、中部圏を対象に運用する。
 [流通]

710荷主研究者:2010/05/30(日) 11:40:41
鉄道輸送の活用はどうなっているのだろうか。
>関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上

http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200912/09/01201_2121.html
2009年12月9日(水)化学工業日報
三井化学グループ、樹脂輸送など岩国で物流合理化

 三井化学、三井・デュポン・ポリケミカルなど三井化学グループは、山九と連携して、岩国地区におけるPEなどの樹脂ペレット輸送の合理化対策を実施した。地域に分散していた倉庫を集約するとともに、関東地区への輸送に関し内航船の活用比率を向上。これにより物流コストの大幅低減とCO2排出量の削減などの環境対応を同時に実現した。岩国大竹工場近隣の大竹港湾地区に大型の新規倉庫を建設。岩国地域に7個所あった倉庫を3つにまで集約した。各倉庫間での一時保管のためのトラック輸送の距離が削減された。合わせてバッテリーフォークリフトの導入も図った。
 [基礎/石油]

711 ◆ESPAyRnbN2:2010/05/31(月) 11:34:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100530-OYT8T00882.htm
国交相港湾など視察
整備の必要性に理解

 前原国土交通相が30日、今年度の政府予算で岸壁の新規着工が見送られた仙台塩釜港など県内の港湾や
河川などを視察した。前原国交相は、同港について「経済圏に支えられている港。新規事業の着手を求める要望には
理解できる」と整備の必要性を示した。

 同港をめぐっては、トヨタ系の生産子会社「セントラル自動車」が来年1月に大衡村で工場を稼働させるのに伴い、
完成車など貨物量の増加に対応するため、県は、新しい岸壁「高松埠頭(ふとう)」の建設を要望した。

 ただ、予算計上が見送られ、村井知事は前原国交相に現場の視察を求めてきており、30日は村井知事自らが説明。
前原国交相は「今年度は全新規事業を凍結したが、来年度は必要な事業に着手する。仙台塩釜港は整備すれば
発展する」と重要性を認めた。村井知事は「来年度すぐに着工しないと間に合わない」と引き続き要望する考えだ。

 前原国交相はこのほか、岩手・宮城内陸地震の被災地を空から視察するなどした。

(2010年5月31日 読売新聞)

712 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/08(火) 14:26:49
> 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
> 進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も
> 新規事業を行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ

> 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位
> 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ

> 鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
> 物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t52001.htm
「日本海側玄関口に」自動車産業集積 重点港湾入り 正念場

 国が積極投資する港の数を従来の半分以下に減らす「重点港湾」に酒田港が選ばれるかどうか、山形県などが
気をもんでいる。現行の「重要港湾」と「特定重要港湾」は東北に15あり、山形以外の5県は複数抱えるが、
山形県は酒田港だけ。重点港湾入りの可否は8月の概算要求までに固まる見込みで、官民の関係者が運動を
強めている。

◎怖い負の印象

 「重点港湾から外れれば負の印象は計り知れない」「東北への自動車産業集積を生かせるかどうかの正念場だ」。
7日の県議会建設常任委員会で複数の県議が語気を強め、意見書提出を発議した。

 民間の危機感も強い。「酒田港を拠点に、環境産業を日本海各港や東アジアへ波及させたい」。1日に酒田市役所で
あった会合で、力を込めたのは前田直之前田ホールディングス社長。民間主導の「酒田港成長戦略プロジェクト」を
始動し、要望や宣伝に乗り出す。

 国は従来、国際貿易や国内物流の拠点港を特定重要港湾(23港)や重要港湾(103港)に指定し、国費で整備を
進めてきた。大半が1980年代までの指定で、その後の人口減や財政悪化を受け、重要港湾のうち今後も新規事業を
行う港を40港程度に絞り込もうというのが、前原誠司国土交通相が昨年12月打ち出した「重点港湾」だ。

 酒田港は主に冬場の高波で船が接岸できない日が年間約30日ある。これを3分の1に減らす沖合防波堤が
総工費871億円で建設中。重点港湾を外れると、こうした着工済みの事業も完成が遠のくとみられる。

 実は、重点港湾を絞り込む基準は必ずしも明確ではない。国交省関係者でさえ「政治主導で出てきた言葉で、
霞が関の官僚も大臣や政務官の記者会見を基に方向性を読み解いている」と言う。

 酒田港の2007年貨物取扱量は337万トンで103港のうち60位。40港という絞り込み目標は「狭き門」に見えるが、
前原氏は5月25日の記者会見で「取扱量で上から40を選ぶわけではない。今後の伸びしろも含める」とも説明している。

 加えて選択基準の一つとされているのが、地域拠点性。山形県が企業向けに作ったパンフレットは、宮城県周辺で
進む自動車関連産業の集積と中国やロシアの経済発展という二つの動きを強調。「南東北の日本海側の玄関口として
酒田港を位置付けたい」(経済交流課)と解説する。

◎足場固め急ぐ

 ただ、大目標への足場固めはこれから。吉村美栄子山形県知事は5月に全国知事会の一員として訪ロし、酒田港を
売り込んだ。だが帰国後の記者会見では「酒田港の前に山形県の位置から説明した」と語り、対ロ貿易後発港の
知名度の低さを痛感した様子だった。

 定期コンテナ船は週1便の釜山航路のみ。県は新規利用や大口の利用拡大に助成金を出し、需要拡大をてこに
複数便化や中国への航路延長を図るが、「国内はおろか、経済成長の続く中国の港との航路争奪戦」(経済交流課)に
なっている。

 間もなく大詰めを迎える絞り込みに、阿部寿一酒田市長は「大都市ではなくとも頑張っている港に必要な事業がある」と
強調。鹿野正人県県土整備部長は「江戸時代の紅花交易による文化の発展など、山形県にとり酒田港は単なる
物流拠点を超えた存在」と、複眼的視点での選定を求める。

2010年06月08日火曜日

713とはずがたり:2010/06/08(火) 14:35:58
>>712
重点港湾の指定非常に楽しみにしてます。
酒田は入っても良いと思うんですよね。新潟から秋田まで間隔が空き過ぎる気もするし。
ただ村山地区は仙台からの流動が大きいし庄内地区と精々最上地区となると拠点性には欠けるのかなぁ。
産業立地も秋田に較べると見劣りもするしなぁ。

715とはずがたり:2010/06/09(水) 22:44:16
>>714
先ずは県に一つに絞らせるのは良いかも知れないですな。

716名無しさん:2010/06/12(土) 07:30:53
ブログからの転載ですが、舞鶴港が頑張っているようです。
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-73.html
ヒラキ 舞鶴港揚げ開始 フリータイム活用で回転率向上

靴の激安ディスカウンター、ヒラキ(本社:神戸市須磨区、向畑達也社長)は、一段と輸入物流費の削減や商品回転率の向上を追求する。今月から中国・青島出しの輸入コンテナ物流で、青島保税物流園区を出荷拠点としたほか、この物流で初の地方港利用として舞鶴港(京都府舞鶴市)での揚げを始めた。

青島保税物流園区の運営を含めた青島−舞鶴港の一貫輸送には阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)を起用。青島、舞鶴港とも各30日のフリータイム(無料保管期間)があり、ヒラキでは「各物流園区経由貨物は、できるだけ保管型から回転型とする考えで、青島―舞鶴港ルートはその第一弾」(梅木孝雄・取締役専務執行役員)とする。このルートが軌道に乗れば、積載率向上などで2010年度は50〜100FEU程度の利用コンテナの削減も見込まれるという。

717名無しさん:2010/06/12(土) 07:32:56
http://kyotonorteconomy.blog109.fc2.com/blog-entry-75.html
陸揚げ港を舞鶴港へ 東南アジアからの合板 丸玉産業・舞鶴工場

平工業団地の丸玉産業・舞鶴工場(小林永政工場長)が、舞鶴港の利用を促進しようと、主力製品のフローリング材の原材料で東南アジアから船で運ぶ合板の陸揚げ港を、堺市の堺泉北港から舞鶴西港に切り替えた。これまで堺泉北港からトラックで陸送するのに比べ、二酸化炭素(CO2)を月間で90.6%の削減にもつながる。日本海側への船便の少ないローカルポートのハードルを越えるため、荷揚げ業者と協力して取り組んだ。

建築用木工部材の設計・製造をする舞鶴工場は、原材料の合板をインドネシアとマレーシアから堺泉北港へ輸入。月間24万枚(4,800立方メートル)の合板を使う。過去5年間、年に数回程度、船便の都合で舞鶴港に陸揚げしたこともあり、年間を通して全て舞鶴港に回そうと、昨年8月から徐々に切り替え、今年4月に100%陸揚げできるようになった。

日本海側への船便は少なく運賃も高く、冬は荒天で欠航する日も多いなど課題もあったが、荷揚げする日本通運と協力、また商社を通じて船会社にも働きかけ、量をまとめるようにするなど発注の仕方も工夫し、実現させた。5月は4隻が入港した。

船賃は距離が長くなった分高くなったが陸送費用が安くなり、全体的にはコストの削減になった。トラックの排出するCO2は月間で約2.8万トン(2ℓのペットボトル換算では月に726万5,040本相当)の削減に結びついた。

舞鶴工場は「少しでも舞鶴港の利用につながればと思った。今後は他の原材料の舞鶴港へのコンテナでの陸揚げも検討したい。行政にはコンテナ以外で舞鶴港を定期的に活用する企業への支援もお願いしたい」とする。

718 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/13(日) 09:29:14
>>616>>620
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200612042.html
前原大臣が港の民営化方針示す 競争力強化を目指す(06/13 00:24)

 国土交通省が成長戦略の一つに掲げる全国の港湾整備について、前原国土交通大臣は、これまでの
地方自治体中心の港の運営を改め、民営化を進めていく考えを示しました。

 前原大臣は、現在、「重要港湾」として指定されている103の港を40港程度まで絞り込み、予算を集中的に
投下する方針を掲げています。御前崎港を視察した前原大臣は、民間の力の活用を条件に掲げ、国際競争力
を高めるため港の管理も民営化できるよう法改正を進める考えを明らかにしています。

 前原国交大臣:「マネジメントを一体化して、民の観点を採り入れて頂く。23年度の通常国会には港湾法の
改正案を出すことにしています」

 引き続き静岡空港を視察した大臣は、利用客の減少で低迷する地方空港も、知事らによるトップセールスで
活路を見いだすべきだとする考えを示しました。

719とはずがたり:2010/06/14(月) 13:31:09

御前崎は重点港湾から外さないとダメでしょう。現状まったく重要ではない。

静岡空港の運営評価/前原国交省
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2088
2010年06月13日

 国は全国に103ある重要港湾から約40の重点港湾を選ぶ方針で、御前崎港について前原国交相は(1)管理の効率的一体化(2)港利用の伸びしろを高める――ことを要望。同行した川勝知事は、指定管理者
制度の導入や、港周辺にある工場の増産計画、東名高速に接続する周辺道路の整備などを伝えてアピールした。
静岡空港の運用時間を延長 前原国交相が認可方針
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/2087

 静岡空港に先立ち、同県御前崎市の御前崎港も視察。来年度以降に集中投資する全国約40の
重点港湾の選定では「民間の経営の視点を取り入れていることと、今後の(貨物量の)伸びしろが必要」と
あらためて述べた。

2010/06/12 18:48 【共同通信】

720 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/14(月) 21:10:33
御前崎ではなく「駿河湾港」で申請するみたいで>>708、前原もそれを条件に付けたようです。
> 貨物取扱量の増加と港湾管理の一元化という二つの条件を付けられた

http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8803817.html
御前崎港 重要港湾継続に 知事強い意欲
(静岡県)

前原国土交通大臣は12日、静岡空港と御前崎港を視察に訪れた。このうち御前崎港については、
選択と集中という方針のもと、国の指定している重要港湾を大幅に絞り込むにあたっての視察だった。

これについて川勝知事は14日の会見で、前原大臣から視察の際に、重要港湾との位置づけを継続する
ために 貨物取扱量の増加と港湾管理の一元化という二つの条件を付けられたことを明らかにしたうえで、
御前崎港の重要港湾としての生き残りに強い意欲を示した。国交省では全国に103ある重要港湾を
40に絞り、それ以外は新規の投資をしない方針を示している。また17日に県内で口蹄疫が発生したことを
想定した訓練を行うことや、今年度の事業仕分けを9月に実施することなどを発表した。

[ 6/14 18:30 静岡第一テレビ]

721 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/14(月) 21:13:09
相良のスズキとの絡みもあるんでしょうなあ。

722荷主研究者:2010/06/16(水) 22:32:29

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1275197462
2010年05月30日14時31分 千葉日報
24年ぶり1万5000トン割れ 自動車不況響く 千葉港貨物取扱量

 千葉県は、千葉港と木更津港の2009年の港湾統計(速報)をまとめた。特定重要港湾に指定されている千葉港の貨物取扱量は、8年連続で全国2位を維持したものの、世界的な自動車不況の影響などで前年に比べ1割強も減少し、1985年以来、24年ぶりに1万5千トンを割り込んだ。

 特定重要港湾に指定されている千葉港の貨物取扱量は1億4490万トンで、前年比12・3%の減少。このうち海外向け貨物は8763万トンで、9・0%の減。国内向け貨物は5727万トンで16・8%の減だった。

 海外向けのうち、輸入は7・9%減の7748万トン、輸出は16・5%減の1015万トンにとどまった。輸入は液化天然ガスが11・2%(285万トン)、輸出は完成自動車が69・1%(165万トン)も落ち込んだのが主な要因だ。

 また国内向け貨物の千葉港への移入は21・4%減の2687万トン、移出は12・3%減の3040万トンと、軒並み落ち込んだ。増減が大きかったものでは、移入では鋼材が37・2%(271万トン)減少し、移出では重油が17・0%(132万トン)減少した。

723荷主研究者:2010/06/16(水) 22:41:45

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/11979.html
2010年5月26日 新潟日報
直江津港がワースト3位
貨物取扱達成率わずか9.6%

 前原誠司国土交通相は25日、特定重要港湾23港を含む全国の重要港湾126港について、港湾計画で定めた貨物取扱量の目標値と2007年の実績値を発表した。取扱目標を達成したのは16港で全体の12・7%にとどまった。本県の新潟、直江津、両津、小木の4港は、取扱目標の達成率で直江津港が全国ワースト3位となるなど、いずれも目標値を実績値が下回った。

 本県の港湾の達成率は新潟港が全国38位の84・4%で最も高く、両津港は57・6%、小木港は35・3%、直江津港は9・6%だった。

724荷主研究者:2010/06/16(水) 23:00:25
>全国12カ所の特定地域振興重要港湾の1つ
国土交通省に説明が見当たらないので、Wikipediaから抜粋。
岩内港(北海道)、大湊港(青森県)、館山港(千葉県)、岩船港(新潟県)、福井港(福井県)、沼津港・松崎港、鼠ヶ関港、中部国際空港に関連する港湾、新宮港(和歌山県)、河下港(島根県)、八幡浜港(愛媛県)、青方港(長崎県)、水俣港(熊本県)、沖縄の北部地域の振興の拠点となる港湾 追加指定

>港湾法上の港格とは無関係の、単なる通称
単なるまやかしか。今度の重要港湾の絞り込みの結果によっては、落選港湾の自治体からの反発などで似たような制度を創設しかねないねぇ。

河下港少なっ、鉄道コンテナ駅と比較しても取扱量下位程度の貨物量に過ぎない。重要港湾などと呼ぶのはおこがましいねぇ。
>09年の取り扱い貨物量は、不況の影響もあって約11万6千トンと、06年から70%も減った

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=519879004
'10/05/25 山陰中央新報
出雲・河下港の振興会設立 県東部の活性化目指す

 出雲市河下町の河下港の利用促進に向け、出雲市や斐川町、県、地元商工団体などが従来の2組織を統合して25日、河下港振興会を設立した。ポートセールスに力を入れ、県東部の拠点港として活性化を目指す。

 河下港は、全国12カ所の特定地域振興重要港湾の1つ。2007年10月に水深7・5メートルの岸壁の供用が始まり、5千トン級の船舶が利用できるようになった。

 しかし、09年の取り扱い貨物量は、不況の影響もあって約11万6千トンと、06年から70%も減った。

 こうした現状を受け、地元自治体などでつくる「出雲広域圏拠点港整備促進期成同盟会」と、港の利用企業、地元商工団体で組織する「河下港利用振興協議会」を統合。港の管理者の県を新たに加え、利用促進に地域を挙げて一体的に取り組める体制を整えた。

 今後は、ポートセールスなどを担う専門部会を設け、関係機関と連携して港の広報宣伝活動を行う。

 25日に出雲市内であった設立総会で、会長に就任した長岡秀人出雲市長は「世界経済が北東アジアに注目する中、日本海沿岸の海の玄関の整備は、喫緊の課題。関係者が一致団結して取り組みたい」とあいさつした。

725名無しさん:2010/06/17(木) 00:35:06
日本海側の重点港湾っていくつぐらい選定されるんでしょうね。
単純に貨物取扱量だけで予測してみました。
(☆は国際定期コンテナ航路を有する港湾、○は国際定期航路のない港湾)

【当確】
☆新潟港(3,207万トン/20年)
☆敦賀港(1,542万トン/20年)
☆富山伏木港(1,162万トン/19年)

【優位】
☆舞鶴港(952万トン/20年)
☆秋田港(789万トン/19年)
☆金沢港(513万トン/21年)

【当落線上】
○七尾港(397万トン/20年)
☆酒田港(383万トン/20年)

【不利】
○能代港(328万トン/19年)
☆境港(322万トン/21年)
○三隅港(313万トン/19年)
○両津港(295万トン/20年)
☆直江津港(213万トン/21年)

【落選確実】
☆浜田港(90万トン/19年)
○船川港(60万トン/19年)
○小木港(53万トン/20年)
○鳥取港(41万トン/19年)
○江津港(32万トン/19年)

726とはずがたり:2010/06/17(木) 01:08:28
>>724
腹立たしいねぇ。
こういうのに国のカネ一銭たりといれんな(`Д´)つ)ノД`)・゚・。

727とはずがたり:2010/06/17(木) 01:11:20
>>725
お纏めありがとうございます。
一県1港選ばせるなんて話しもありましたし当落線上の七尾は落ちて不利の境港が残る感じではないでしょうかねぇ。
これで8港。境は鳥取・島根の拠点的に位置づければ良いですし。

728荷主研究者:2010/06/20(日) 14:28:41

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127544147438.html
2010年06月02日 10:14 大分合同新聞
「重点港湾」選定、悩む県や地元

 国土交通省の港湾整備の方針見直しに五つの重要港湾がある大分県と関係する市は悩んでいる。全国103の重要港湾のうち、2011年度以降も新規の整備を続ける「重点港湾」約40港を夏までに選ぶ方針。県は「まだ大規模な整備は必要」とするが、国の方針を踏まえると「すべての選定は難しい」とみられ、要望する際の“優先順位”を決めておくことも念頭に対応を検討している。

 重要港湾は国際、国内海上輸送網の拠点として国が直轄で整備。貨物や旅客の輸送に利用する。自治体が国庫補助で整備する場合の補助率も地方港湾より手厚い。県内には大分、別府、津久見、佐伯、中津があり、管理者はいずれも県。

 重点港湾の選定は前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」一環として昨年末に打ち出した。貨物取扱量の実績や関係自治体の意向を考慮して▽必要に応じて新規整備をする重点港湾▽継続事業が終われば整備をやめる港湾―に分ける。

 本年度の当初予算で県内の重要港湾には計12億3千万円が配分されており、大型の整備事業は国直轄が有利。11年度政府予算の概算要求に反映させるため8月ごろまでに選定する見通しだが、県は「選定に関する国の情報がほとんどない状況」(港湾課)という。

 県は重点港湾の選定で国に対して要望の根拠が説明できるように産業集積、今後の貨物取扱量の予測などを調査。関係する5市との連携にも努めている。

 地元が独自に要望活動に動くケースも。中津市は4月末、国交省に「今後も発展する可能性がある港」として中津港の選定を要望した。

 県港湾課は「それぞれ特色のある重要な港湾だが、国から優先度を尋ねられることも想定して、県の考え方を早めにまとめたい」としている。

<ポイント>
県内の重要港湾
 2007年の取扱貨物量は▽大分 6961万トン▽別府 951万トン▽津久見 2629万トン▽佐伯 466万トン▽中津 440万トン。現在進行中の大型の直轄事業は▽中津港の水深11メートル航路▽佐伯港の水深14メートル岸壁▽別府港の第4埠頭(ふとう)―がある。

729 ◆ESPAyRnbN2:2010/06/21(月) 23:36:44
> 「伊万里港では岸壁増設に合わせ、県が大型クレーンの設置を進めているのに、唐津は保管倉庫一つ
> 整備してもらえない」

> 選定の可能性を高めるため、両港を一港化する意見も浮上するが、「両港とも地域に根ざしてきた
> 歴史がある。名称一つにしても簡単にはいかない」

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1665886.article.html
2010年06月21日更新
「重点港湾」指定のハードル高く 唐津港・伊万里港に危機感

 国交省が進める港湾整備の見直しに、唐津と伊万里両港の関係者が危機感を強めている。両港を含む
全国103の重要港湾から、投資効果の高い40港程度を「重点港湾」として絞り込み、それ以外は国直轄の
新規事業は認めない方針だからだ。将来の港のあり方を左右する問題だけに、選定の動向に神経を
とがらせている。

 唐津港61位、伊万里港76位−2007年の港湾統計では、両港の取扱貨物量は全国の重要港湾の上位
40港に大きく水をあけられている。「ぎりぎりならともかく、この数字では…」。佐賀県港湾課の担当者の
表情は険しい。

 重要港湾は、海上輸送網の拠点として国の手厚い財政支援を受けてきた。だが、政権が変わり甘い
需要予測に基づく総花的な整備が国際競争力の低下を招いたとの反省から「重点港湾」が打ち出された。

 国交省は年内に選定する方針。「仮に選定に漏れても、すでに着手済みの事業を打ち切ることはない」
(港湾局計画課)というが、県港湾課は「優先順位の格付けが下がれば当然、継続事業の予算配分にも
影響しかねない」と懸念する。

 国際コンテナ基地を目指す伊万里港は、国の直轄事業で4万トン級の大型貨物船も接岸できる水深
13メートル岸壁を増設中。「週5便の既存航路が満杯。岸壁を増やさないと対応できない」と伊万里市
開発推進課。12年度完成の予定だが「遅れが出れば、港の売り込みに支障が出る」と気をもむ。

 国交省が示している選定基準は取扱貨物量の実績と地域拠点性の二つ。さらに最近、前原誠司国交相が
言及しているのが「民の経営の視点」だ。

 「物流港としての条件整備が不十分な現状では、民の力も発揮しようがない」とこぼすのは唐津港の
運輸業者。「伊万里港では岸壁増設に合わせ、県が大型クレーンの設置を進めているのに、唐津は
保管倉庫一つ整備してもらえない」。

 同港の09年の取扱貨物量は172万トン(壱岐フェリー分除く)。造船用鋼材の荷主の倒産やロシア向け
中古車の関税引き上げが響き、この3年で約100万トンも減少している。

 東港地区には国直轄で水深9メートルの耐震岸壁が建設中だが、地盤改良に費用がかさみ、総延長
260メートルの全面完成の時期は不透明。唐津市は観光拠点として活用も模索するが「観光船が年数回
入港する程度では経済効果は乏しい。物流基盤を強化する将来性は死守したい」(運輸業者)という。

 こうした危機感を背景に、選定の可能性を高めるため、両港を一港化する意見も浮上するが、「両港とも
地域に根ざしてきた歴史がある。名称一つにしても簡単にはいかない」と県港湾課。「両港採択が理想だが、
選定基準がさらに明確になれば、可能性の高い方に絞り込まざるを得ない」。県内の拠点港湾の未来像を
どう描くか。難しいかじ取りが迫られている。

730とはずがたり:2010/06/22(火) 11:21:54
一県一港の可能性が示唆されている重点港湾。
愛知県は衣浦港と三河港の2港が重要港湾の中でも上位の取扱量ですが、両方はありえないんでしょうかね?

731とはずがたり:2010/06/22(火) 11:33:11
>>730
カキコ有り難うございます。が,「とはずがたり」は管理人のコテハンですのでそこんとこ宜しくです。
愛知に関してはその両方指定されても可怪しくないと思いますが。

732荷主研究者:2010/06/26(土) 17:51:36

http://www.lnews.jp/2010/06/36942.html
2010年06月08日 LNEWS
東芝、クボタ/海上コンテナの内陸輸送を共同化

東芝とクボタは6月8日、今月から関東地区で海上コンテナの共同で利用する「共同ラウンド輸送」を開始すると発表した。

物流費の抑制とCO2排出量の削減を図るためで、初年度は約1500本(40フィートコンテナで換算)のコンテナを共同利用する。

共同ラウンド輸送は両社の拠点が近い点に着目したもので、これにより120トンのCO2排出量を削減する。東芝は千葉県柏市内の倉庫に輸入品を運搬した帰り便として、東京港に空のコンテナを回送しており、クボタは輸出品の積み込みのため、東京港から茨城県つくばみらい市の筑波工場まで空コンテナを回送している。

そこで共同ラウンド輸送では、東芝が柏市の倉庫で荷降ろしした空コンテナをつくばみらい市に回送し、クボタの出荷用コンテナとして活用する。

両社はコンテナタイプの共通化など、共同ラウンド輸送の対象にするコンテナ数を増やし、関東地区以外での運用も検討する。両社は共同ラウンド輸送のノウハウを活かし、第三者との連携の可能性も模索する。

733荷主研究者:2010/06/26(土) 18:48:15
>>732
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320100609bbal.html
2010年06月09日 日刊工業新聞
東芝・クボタ、物流連携−CO2と輸送コスト削減

 東芝とクボタは8日、関東地区で貨物コンテナの共同利用による二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組むと発表した。両社とも他社との物流連携は初めて。環境経営の必要性が高まる中、自社内で完結する物流改善に加えて他社との連携も進め、CO2削減を加速する。

 2010年度の共同利用コンテナは約1500本で、CO2約120トン、物流費約4000万円の削減を見込む。

 東芝が千葉県柏市内の倉庫で輸入品を荷下ろしした空コンテナを、クボタの筑波工場(茨城県つくばみらい市)に回送。クボタがエンジンやトラクターの輸出用コンテナとして活用する計画。

 現在、東芝は海外拠点で製造した家電製品を千葉県柏市内の倉庫へ運搬し、空のコンテナを東京港のコンテナヤードに回送している。

 一方、クボタは東京港のコンテナヤードから筑波工場まで空のコンテナを運び、輸出用のエンジンやトラクターを積み込んでいた。

734荷主研究者:2010/06/26(土) 18:54:40

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003071963.shtml
2010/06/09 11:01 神戸新聞
国内貨物の神戸港集約へ 内航海運の新会社構想

 国内の中小規模の港に分散しているコンテナ貨物を神戸港に低コストで集約するため、内航海運や港湾運送の12社が共同出資で内航船運航会社を設立する構想を進めていることが8日、分かった。西日本のコンテナ貨物の多くは経費の安い韓国・釜山港にいったん集約されてから欧米などへ向かっており、国内中枢港湾の衰退を招いている。民間がタッグを組んで神戸港の拠点化を進め、国際的な復権を狙う。(高見雄樹)

 日本港運協会の会長を務める上組(神戸市中央区)の久保昌三社長が同日、東京都内で明らかにした。

 構想では、新会社が中古コンテナ船や、はしけを使い、神戸港と瀬戸内海沿岸や九州の地方港を結ぶ内航路線を開く。荷主に提示する価格は地方と釜山を直接結ぶ路線と同程度に抑えたい考え。12社以外にも参加を呼び掛け、コンテナ数を増やすことで、経費抑制が可能とみている。

 国には規制緩和や内航海運の振興策を求める。設立時期は未定。

 国土交通省は今月中にも、コンテナ貨物の拠点港湾「国際コンテナ戦略港湾」を国内2カ所以内に絞り込む考え。同省は立候補している4港湾に国際競争力の強化策を求めており、民間12社の新会社設立構想は阪神港(神戸、大阪)の選定を後押しするとみられる。

 久保社長は「実現には課題もあるが、一つずつ解決して港湾活性化につなげたい」としている。

 一方、上組は同日、神戸・ポートアイランド2期で4月に運用を始めた大水深岸壁「PC18」の完成記念式典を都内で開き、海運関係者約60人が参加した。

735荷主研究者:2010/06/26(土) 18:55:44

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0609/1.html
2010年6月9日(水)山口新聞
下関人工島 東側33ヘクタール埋め立て

下関市は8日、国が同市新垢田西町沖の沖合人工島「長州出島」の東側約33ヘクタールを埋め立てるための手続きに入ることを市議会建設委員会で明らかにした。国は7月ごろから環境アセスメント(影響評価)の手続きに入り、2013年度の着工を目指すという。

国交省九州地方整備局が、関門航路の土砂処分場として整備。費用は国が全額負担し、埋め立て地は国有地となる。同局によると、土砂処分が目的で特定の用途はないが、同局港湾計画課は「下関市から利用について要請があれば相談に応じる」としている。

沖合人工島は1991年に147ヘクタールの整備が市の港湾計画に位置付けられ、このうち事業化された62ヘクタールを対象に95年着工。平成20年代後半までの完成を目指している。今回の処分場は、港湾計画の147ヘクタールの範囲内だが、事業化された62ヘクタールには入っていない。

九州地方整備局は、環境アセスや漁業者との交渉などを経て、順調に進めば12年度にも市に埋め立て承認申請を行う。処分場では、関門橋西側の関門航路で発生する浚渫(しゅんせつ)土砂約400万立方メートルを受け入れる。

736荷主研究者:2010/07/06(火) 22:26:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003104490.shtml
2010/06/18 10:58 神戸新聞
中古特需アジアから 「阪神港」輸出好調   

国内最大という2千台の中古ピアノが並ぶ倉庫=堺市堺区神南辺町3、タケモトピアノ

 世界同時不況で落ち込んでいた「阪神港」(神戸、大阪港)からの輸出が増加している。特に品目別で目立つのが、ピアノと建設機械の中古品。品質の高い日本製を求める海外需要が堅調に推移しているためで、大阪港がピアノ輸出台数で国内トップとなったほか、神戸港でも建機輸出の回復が顕著だ。ただ、国内需要が本格的に回復しないと、新品購入に伴う中古品が品薄になる恐れもあり、一部の輸出業者は「調達に支障が出る」と気をもんでいる。

(段 貴則)

 神戸、大阪の両税関が発表した4月の輸出額は、神戸港が4カ月連続で前年同月の実績を上回り、大阪港も6カ月連続プラスとなった。

 このうち、大阪港で伸長が目立つのが中古ピアノ。新品と中古品を合わせたピアノの輸出台数が3月に全国の主要港で最多を記録。中国向けが大幅に増えたためで、4月もトップを維持した。

 その要因の一つが、中古ピアノの買い取り・輸出で国内最大手というタケモトピアノ(堺市)の存在だ。俳優の財津一郎さんが「ピアノ売ってちょうだ〜い」と呼びかけるテレビコマーシャルを始めた2000年以降、買い取り台数は右肩上がり。全量を大阪港から輸出しており、09年には新本社を建設した際に倉庫を大幅に拡張した。常時2千台をそろえ、仕向け先は中国など36カ国以上にのぼる。

 同社は「日本製はブランド力があり、家庭に眠る中古ピアノの輸出は今後も増える」。大阪港埠頭(ふとう)公社も「ピアノ輸出で日本一という特徴が加わることで、人やモノが集まり、新しい事業機会が生まれるなど、港の活性化にもつながる」と期待する。

 一方、中古建機の輸出業者が集まる神戸港。世界同時不況で大幅に輸出台数が落ち込んだが、4月の新品と中古を合わせた「建設用・鉱山用機械」はインドネシアや中国向けが伸び、前年同月比77・4%増えた。複数業者によるオークション(競り)も、約1年ぶりに再開されるなど活況を取り戻しつつある。

 輸出業者の大永商事(神戸市東灘区)は積極的に中古建機を仕入れ、品ぞろえをリーマン・ショック前の水準に戻した。大永青龍社長は「需要は堅調」としながらも、「公共事業の減少で、仕入れ先である国内の建設業者が新品の建機を買えず、中古品が市場に出にくくなっている」とし、品薄による仕入れ価格の上昇に懸念を募らせる。

 また、多くの輸出業者は、欧州財政不安がくすぶり続けると、外為市場で円高が定着することに神経をとがらせており、輸出採算の悪化を含めた“二重苦”への警戒感も強まりつつある。

737荷主研究者:2010/07/19(月) 21:03:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201006220048.html
'10/6/22 中国新聞
欧州向け初船便に瓦積み込み
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 浜田港から初めてのヨーロッパ向け輸出品となる石州瓦のコンテナへの積み込み作業が21日、浜田市熱田町の埠頭(ふとう)であった。24日に船積みされ、8月初めにロシアのサンクトペテルブルクに着く。

 積み込まれたのは江津市などのメーカーが製造した平瓦と和瓦計3万枚、住宅5棟分。香川県産の外壁材とともにコンテナ8個に入れた。中古車輸出などを手掛ける浜田市のエル・アイ・ビーが荷送りし、韓国・釜山とオランダ・ロッテルダムで積み替える。

 石州瓦の輸出は2001年に始まった台湾向けに計260万枚、07年からのフィリピンに計20万枚の実績がある。ロシア・ウラジオストクには07年以降で計3万枚だったが、建材バイヤー「ゼニット・エム社」がロシア西部に営業拠点を構えたのを機にサンクトペテルブルク着の注文が入った。

 ロシアでは極東地方の景気は低迷しているが、モスクワなど西部の住宅需要は復活しているという。貿易関係者は、市場規模の大きいヨーロッパで瓦など和風建材の需要が掘り起こされることを期待している。

【写真説明】ヨーロッパ向けコンテナ(奧)に積み込まれる石州瓦

738荷主研究者:2010/07/19(月) 21:49:01
>>734
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003160327.shtml
2010/07/03 11:37 神戸新聞
阪神港と結ぶ内航海運会社 設立準備委が発足 

 国の国際コンテナ戦略港湾への阪神港の選定を目指す民間港湾会社による内航海運会社の設立構想で、上組(神戸市中央区)は、設立準備委員会を発足させたと発表した。代表幹事は同社で、三菱、住友、三井の3倉庫会社が幹事社。大阪湾や瀬戸内海を拠点とする港運会社の参加を募り、8月にも会社を設立、来年4月までの運航開始を目指す。

 「西日本内航フィーダー合同会社」(仮称)で、拠点は神戸に置く。現在、西日本の各港から韓国・釜山港に流れているコンテナ貨物を阪神港に集め、北米、欧米航路に積み替える。運賃は、各港‐釜山間より低く設定する。初年度は、内航船としては大型となる250TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)積みの船を2隻用意し、年間1万8200TEUの集荷を目指す。

 合同会社への参加は計12社を想定。阪神港で外航基幹航路を受け持つ港運会社を中心に、瀬戸内各港の港運、内航会社に参加を呼びかける。

 戦略港湾への指定は国際競争力の強化が条件で、上組は「阪神港のハブ化を急ぐ」としている。

(西井由比子)

739荷主研究者:2010/07/19(月) 21:58:59

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20100701/CK2010070102000179.html
2010年7月1日 中日新聞
大型クレーン2号機完成 伏木富山港 コンテナ増にも対応

初めて荷の上げ下ろしをするガントリークレーン2号機=射水市の伏木富山港多目的国際ターミナルで

 富山県が伏木富山港(射水市)の多目的国際ターミナルに建設したコンテナを上げ下ろしする機械「ガントリークレーン」の二号機が完成し、三十日に記念式典があった。一号機より高性能で、同港の利便性アップが図られる。(中村真暁)

 二号機は高さ約五十八メートルで、つり上げられる荷重は一号機が三〇・五トンに対し二号機は四〇・六トン。また、コンテナ(三〇・五トン)を持ち上げる速度が一分間に六十九メートルで、一号機の六十メートルに比べ速くなった。さらに、荷をつり上げる台車が海側に三十七メートル延び、幅の大きな船にも対応できる。二〇〇八年度から整備を進めてきた。事業費は八億九千万円。

 二号機の竣工(しゅんこう)により、本年度末に同港の岸壁延伸工事が終了すれば、同港は二隻同時の接岸と荷の上げ下ろしが可能になる。沖での滞船が解消され、コンテナ数の増加にも対応できるようになる。

 県港湾課によると、伏木富山港には現在、東南アジアや中国・韓国などからの五航路で、月四十二便の定期コンテナ船が就航している。〇八年に東海北陸道が全線開通したことに加え、七月からロシア極東航路の日本国内の最終寄港地になることもあり、同港の便利さが向上することへの期待は大きい。

 式典には地元選出の国会議員や関係者ら約百人が出席。石井隆一知事は「国、地元と連携し、伏木富山港が大いに活性化するよう頑張っていきたい」とあいさつ。大型船から初めての上げ下ろしをした。

740荷主研究者:2010/07/24(土) 14:31:20

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0710/2p.html
2010年7月10日(土)山口新聞
周南バルクターミナル第1期工事完成 大型船荷役など対応

整備された荷受け桟橋での大型船による石炭荷挙げ作業

周南市の徳山下松港にある公共埠頭(ふとう)、晴海埠頭を一体的に長期間借り受け、石炭などのバルク(ばら積み)貨物ターミナルを整備して運営する民間会社「周南バルクターミナル」(河村義人社長)の第1期工事完成式が9日、周南市のホテルであった。貯炭場や出荷桟橋などのほか、これまでより大型の9万トン級の貨物船の接岸が可能な荷役桟橋を整備することで物流コストの削減が見込まれ、周南コンビナートの国際競争力強化が期待される。

岸壁に隣接する国有地には1時間に石炭1500トンを船から陸揚げできる機械を整備し、ベルトコンベヤーと移動式ベルトコンベヤー各1基で石炭を13万7千トンの保管能力のある貯炭場に運ぶ。出荷桟橋には、5千トンの内航船二隻の接岸を可能にする国内最大級の出荷設備も設けた。オーストラリアやインドネシアから輸出した石炭を、瀬戸内海沿岸の化学メーカーなどに自家発電燃料などとして運搬する。

式はホテルサンルート徳山で開かれ、同社や国交省、県関係者ら約110人が出席。谷本寿己相談役は「ターミナルが本格的に稼働すれば、素材産業の国際競争力強化の一助に貢献できると期待している」と式辞を述べた。

完成したターミナルでは、オーストラリアから石炭を積んで今月6日に接岸した大型船による荷揚げ作業の見学会もあった。河村社長は「今後は国、県の指導を受けながらできるだけ大きな港にし、瀬戸内海の荷主に喜んでもらえるターミナル運営をしていきたい」と話した。

同社は2008年に周南コンビナート企業などが発起人となって設立。第2期工事ではベルトコンベヤーを増設し、荷役設備と出荷設備をつなげて自動的に石炭を出荷できるようにする。事業費は1、2期合わせて約100億円。2012年4月の全面操業を目指す。

741荷主研究者:2010/07/24(土) 15:01:20

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100717t11026.htm
2010年07月17日土曜日 河北新報
45フィートコンテナの公道輸送実現 県、「物流特区」提案

 国内で認められていない45フィート(約13.7メートル)国際海上コンテナの公道での輸送を実現するため、宮城県は16日までに、政府の構造改革特区募集に「みやぎ45フィートコンテナ物流特区」を提案した。9月に可否が判断される見通しで、認められれば特区認定を申請する。

 現在国内で認められている40フィートコンテナと比べて1.5メートル長く、積載容量は1.27倍。タイヤ、プラスチック製品など軽量の荷物の輸送に有利とされる。県内企業から導入の要望があるが、安全面の観点から法令で規制されていた。

 県は公道走行の実現で、各地と仙台港を結ぶ物流機能強化やコスト削減効果を見込む。仙台北部中核工業団地(大衡村)からの自動車部品の輸送力強化や企業誘致につなげる考えだ。

 県はコンテナが安全に通行できる国道や県道をリストアップ。交差点の改良なども想定し申請準備を進めている。産業界にも45フィートコンテナの需要は多く、東北の産学官でつくる東北国際物流戦略チームも12月をめどに輸送実験を計画している。

 政府は規制緩和を認める「構造改革特区」制度を拡充した「総合特区」制度を2011年度に創設する方針で、6月に新成長戦略の工程表に盛り込んだ。

 税制優遇や財政支援などの措置が可能となるが、政府は提案募集を開始していない。県は、構造改革特区への認定申請を先行させ、総合特区に移行したい考え。政府に対して「45フィートコンテナ物流特区」を柱とした構想を提案していく方針だ。

742とはずがたり:2010/07/29(木) 13:58:36
重点港湾は八代港 国交省方針 貨物量など勘案
2010年07月29日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100729003.shtml

 県が国に要望している熊本、八代両港の「重点港湾」選定について国土交通省は28日、八代港を対象とする方針を固め、県に伝えた。週末までに県の意向を聴き、前原誠司国交相ら政務三役が最終決定、8月3日に公表する。

 重点港湾は、前原氏が打ち出した国直轄公共事業の「選択と集中」の一つ。全国103の重要港湾の中から約40港に絞り込む方針で、前原氏は「1都道府県に1港が基本」との考えを示していた。

 港湾統計によると、2007年の貨物取扱量は八代港の467万3800トンに対し、熊本港は407万1700トン。同省は、貨物取扱量の実績や将来性などを総合的に勘案し、八代港に絞り込んだものとみられる。

 重点港湾に選定されれば来年度以降、国の集中投資の対象となる。一方、選定から外れると、継続中の施設整備は実施されるものの、国直轄の新規整備は行われなくなる。このため、八代市と熊本市などがそれぞれ、八代港、熊本港の選定に向けて国や県へ要望活動を展開していた。(原大祐、上田良志)

743とはずがたり:2010/07/29(木) 23:42:28
2010年07月29日
日本郵船/太平洋海運を吸収合併
http://www.lnews.jp/2010/07/37483.html

日本郵船は7月29日、100%子会社・太平洋海運の吸収合併を決めた。

太平洋海運グループの運航技術やノウハウの獲得と中小型タンカー事業拡大を目指し、昨年5月28日付の第三者割当増資引受けと同年7月27日付の株式交換で完全子会社化した。

これに引き続き、ことし4月1日付のNYKシップマネジメントジャパン社設立と今回の吸収合併によって、より一層の事業基盤強化、効果的な事業拡大を目指す。なお、合併はことし10月1日に行なう。

744名無しさん:2010/07/30(金) 20:29:31
この他にも酒田(山形)、敦賀(福井)、舞鶴(京都)、細島(宮崎)などが選定された模様です。

http://www.hokkoku.co.jp/newspack/09shuyo2010072901001040.html
重点港湾は函館など42港−国交省が選定方針  (7/30 02:02更新)

国土交通省は29日、全国に103ある重要港湾のうち、来年度以降に岸壁などの施設を集中的に整備する「重点港湾」として、函館(北海道)や松山(愛媛)など道府県の港を選ぶ方針を固めた。港湾管理者である地元自治体などとの調整を経て、前原誠司国交相が8月3日に発表する。

公共事業費削減の中でも投資先を絞り込むことで、港湾の国際競争力を強化するのが狙い。ただ選定から漏れた重要港湾では今後、国直轄の新たな整備事業が実施されなくなるため、地方からの反発も予想される。

港は函館、松山に加え大船渡(岩手)や三河(愛知)、呉(広島)、苅田(福岡)、那覇(沖縄)などがあり、これまでの貨物取扱量や将来の貨物の需要見込み、地域経済への貢献などから選んだ。

選定方針について前原氏は「原則として1県1港」と説明していた。重要港湾があるが重点港湾が選ばれなかった宮城、新潟、三重、大阪、和歌山の5府県には既に特定重要港湾がある。残り10都県は東京、富山のように港はあるが選定対象の重要港湾がなかったり、内陸県のためもともと港湾がない。

前原氏は昨年9月の就任直後から、効率的な投資に向け公共事業の「選択と集中」を提唱。

745荷主研究者:2010/08/01(日) 21:25:17

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003196448.shtml
2010/07/13 07:15 神戸新聞
コンテナ物流情報の共有化開始 神戸港

 コンテナの物流情報を関係業者間で共有できるインターネットシステム「Colins(コリンズ)」(コンテナ物流情報サービス)の使用が12日、神戸港で始まった。国土交通省港湾局が構築したシステムで、今年4月から東京、横浜、川崎の京浜3港が使用を開始。神戸港は4港目で「関係業者間での電話問い合わせや配車で効率化が見込める」(国交省)という。

 コンテナ貨物を多く扱うスーパー中枢港湾を主な対象にしたシステム。輸入コンテナの搬出の可否や、船の入港時間、ターミナル周辺のトラックの混雑状況などをホームページ上で一元管理する。関係業者間の電話での問い合わせの省略や、渋滞などを避けた効率的な配車が期待できる。

 来年度までは国交省が運営し、利用は無料。再来年度以降は、有料サイトとして民間事業者に移管する予定。

 神戸港ではまず、関係業者の情報が集約できたポートアイランドのDバース、PC14、15、18、六甲アイランドのRC4、5のコンテナターミナルでサービスを開始。残るターミナルもほぼ、年内に導入できる見通し。

(西井由比子)

746荷主研究者:2010/08/01(日) 21:26:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003209263.shtml
2010/07/17 09:17 神戸新聞
阪神と京浜港指定へ 国際コンテナ戦略港湾

 国土交通省は16日、アジアのハブ(拠点)港を目指し集中的に整備する「国際コンテナ戦略港湾」に、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)と阪神港(神戸港・大阪港)の2港を指定する方針を固めた。国際競争力強化のため来年度以降、超大型船に対応する水深18メートル級のコンテナ岸壁などを整備する。

 戦略港湾を選定する国交省の検討委員会は、貨物取扱量が多く民間資本を導入した両港の港湾運営計画などを高く評価。来月3日にも開く検討委で候補港の採点が行われるが、両港が選ばれる見通しとなった。結果を受け、前原誠司国交相ら政務三役が戦略港湾として最終的に決定する。

 国交省の公募に応じ戦略港湾に名乗りを上げたのは、京浜、阪神両港に加え伊勢湾(名古屋港・四日市港)と北部九州港湾(博多港・北九州港)の計4港湾。国交省は4月に有識者による検討委を設置、4港湾の関係自治体などから運営計画を聞くなどして優先整備する港を絞り込んでいた。

 神戸港が1970年代にコンテナ取り扱い個数で世界2位になるなど日本の港湾はかつて強い競争力があったが、最近はシンガポールや上海、釜山などに引き離されている。

 前原氏は地位低下を「ばらまき的な港湾行政」の結果と批判、「選択と集中」による整備方針に転換すると表明していた。

747荷主研究者:2010/08/01(日) 21:50:36

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100723304.htm
2010年7月23日03時36分 北國新聞
輸出の4割、金沢港利用 津田駒工業

 津田駒工業(金沢市)が、金沢港の利用を拡大させている。繊維機械などの輸出はこれまで関西の港を使うケースが多く、金沢港からの輸出比率は1割程度だったが、今年度は約4割に急増している。港の利便性が高まっているため転換を進めており、地元港の集荷力向上にも貢献したい考えだ。

 輸出で金沢港を利用しているのは、主に中国やインド向けの繊維機械。これまでは所要日数や輸送コストなどの関係で、主に神戸や大阪の港を使っていた。金沢港からの輸出比率は5〜10%程度だったという。

 金沢港では昨年11月、中国・上海コンテナ航路の輸出の所要日数を10日間程度から3日間に短縮させるなど、利便性向上に向けた対策を進めている。行政側の要請もあり、同社は金沢港の利用を増やすことにした。

 同社の繊維機械の生産は今年に入り、中国向けで回復し、9月から3カ月間は2007年のピーク時の水準を上回る予定で、担当者は「今後も積極的に金沢港を利用していく」としている。

748荷主研究者:2010/08/01(日) 21:52:25

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/22/new1007221102.htm
2010/07/22 デーリー東北

八戸港国際物流ターミナルの拡張検討/県

 八戸港八太郎地区2号埠頭(ふとう)の多目的国際物流ターミナルが、コンテナ貨物の増加で手狭となっている問題で、港湾管理者の青森県は21日、県議会建設常任委員会の中で「隣接地の有効活用と、(埋め立てによる)ヤードの拡張を検討する」と、スペース拡張を検討していることを明らかにした。予算措置などが順調に進めば、年度内にも隣接地分を拡張したい考えだ。

 同ターミナルでは近年、輸出の伸びを背景に、コンテナ貨物の取扱量が増加。限度が5万本(20フィートコンテナ換算)なのに対し、2009年は4万161本(前年比約11%増)、今年1〜6月には2万3057本(前年同期比13・5%増)を取り扱っている。

 県は、今後もコンテナ貨物の取扱量が増加すると判断。1〜2年後には限度に達するとみて、スペース拡張の検討を始めた。

 当面の拡張候補地は同ターミナル脇の道路部分と、未舗装の岸壁部分。どの程度拡張するかは今後決める。さらに、岸壁南側の埋め立てについても検討を進める。

 いずれも整備が進めば、さらに多くの貨物に対応できるようになり、スペース不足の問題解消が図られるほか、作業効率の向上にもつながる。

 ターミナル拡張に関してはこれまで、八戸市の港湾関係者から、県に要望が出ていた。

 県が検討を始めたことについて、コンテナ貨物を扱う海運代理店の八戸港湾運送(同市)は「段階的でも拡張を進めてくれるのはありがたい。埋め立ても早く進めてほしい」としている。

749荷主研究者:2010/08/01(日) 22:04:31

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007130003/
2010年7月13日 神奈川新聞
川崎港の貨物取扱量は全国9位から7位に/神奈川

 川崎市港湾局が発表した昨年1年間の川崎港「港湾調査」によると、同港の貨物取扱量が、前年の全国9位から大阪、神戸港を抜いて7位に上昇した。

 1年間で川崎港に入港した船舶は2万7204隻(前年比10・7%減)で、船の大きさを示す総トン数は9261万総トン(同10・4%減)だった。

 貨物取扱量は8412万トンで前年より9・3%減少した。このうち輸入貨物は4916万トン(同8・8%減)、輸出貨物は786万トン(同6・6%減)。

 輸入貨物で多かったのは原油(1993万トン)で、液化天然ガス(LNG、1168万トン)、鉄鉱石(585万トン)と続いた。一方、輸出貨物は完成自動車(261万トン)、石油製品(208万トン)、重油(96万トン)の順だった。

 同市誘致振興課は「貨物取扱量は減少したが、ほかの港の減少幅が大きかったため、順位が上がった」と説明している。

750とはずがたり:2010/08/04(水) 15:36:35

秋田港を重点港湾に選定 国交省
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100804e

 国土交通省は3日、本県の秋田、船川、能代の3重要港湾のうち、秋田港を重点港湾に選定した。同港は今後、新規の国直轄整備事業の対象となり、県や県内商工団体が進めるシーアンドレール構想実現に向けた大規模な港湾整備の可能性も確保された。

 県港湾空港課によると同港での当面の整備計画には、新たな国直轄の整備事業は盛り込まれていない。ただ重点港湾の指定により、今後、秋田港の貨物取扱量が増加した場合、国直轄で行われる大規模な岸壁工事などの事業化が期待される。

 重点港湾の発表を受け、佐竹敬久知事は「秋田港のインフラ整備促進が期待される。(シーアンドレール構想で活用が予定される)シベリア鉄道の高速化方針をロシア当局が示したところでもあり、今後、こうした状況をPRしながらポートセールスを一層強力に進めたい」、穂積志秋田市長は「今後さらに秋田港の整備が促進され、国内外の物流拠点として大いに活用されるよう努めたい」とそれぞれコメントを発表した。
(2010/08/04 09:53 更新)

751とはずがたり:2010/08/04(水) 16:05:31

「重点港湾」に八代など43港 国交相発表
2010年08月03日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20100803006.shtml

 前原誠司国土交通相は3日、来年度以降に集中整備する「重点港湾」として、全国に103ある重要港湾から八代(熊本)や八戸(青森)、舞鶴(京都)、中城湾(沖縄)など32道府県の43港を選んだと発表した。「選択と集中」の考えに基づき投資先を絞り込み、効率的に整備するのが狙い。

 前原氏は記者会見で「国が総花的に新規事業をすることはあり得ない。選択の中で、競争力を高めたい」と強調した。

 43港は2008年の貨物取扱量が重要港湾全体の平均より多いことや、将来の需要見込み、地域経済への貢献などの観点から選んだ。漏れた60港湾では継続事業は続けるが、国直轄の岸壁などの新たな整備が原則として実施されない。

 ただ両津(新潟)、福江(長崎)など離島部の計12港は、港の生活インフラとしての役割を考慮し、施設の損傷や劣化の程度などに応じ、例外的に最小限の新規の直轄事業を実施する。

 国交省は昨年12月から選定を開始。前原氏は重点港湾を「原則1県1港」としてきたが、重要港湾のある宮城、新潟、三重、大阪、和歌山の5府県からは選ばれなかった。港湾数は最終的な調整で中城湾を追加し43となった。

 熊本県が要望していた八代、熊本の2港から八代港だけを選定したことについて、前原氏は「基本的には公平性、客観性を担保するため、現在の取扱量を大いに参考にした」と述べ、物流の拠点性としての実績を重視したとの考えを示した。

 重要港湾は、三大都市圏の「スーパー中枢港湾」や、全国に23ある「特定重要港湾」を補完する役割がある。

752とはずがたり:2010/08/04(水) 16:07:24

重点港湾:国直轄事業、伊万里港を選定 唐津港漏れ、市長「誠に遺憾」 /佐賀
http://mainichi.jp/area/saga/news/20100804ddlk41010587000c.html
 ◇県「両港の役割分担協議も」

 前原誠司国交相が3日発表した全国43の重点港湾に、県内から伊万里港が選ばれた。同様に選定を求めていた唐津港は漏れ、両港は明暗を分けた。国交相は重点港湾を1県1港とする方針で、今後の国直轄の新規事業は伊万里湾に限定される。坂井俊之・唐津市長は緊急記者会見を開き「誠に遺憾」と不満をあらわにした。【原田哲郎、上入来尚、竹花周】

 県港湾課によると、国からは7月30日に県に打診があった。「国は伊万里港の選定を考えている。県も1港に絞ってほしい」との指示だった。

 唐津では、東港の耐震岸壁整備事業が07年度着工で現在継続中。それが終われば、当面は国の直轄事業の予定はない。一方、伊万里は久原地区で水深12メートルの岸壁や航路の建設が計画され、今後国の直轄事業となる見込み。このため「伊万里港のみでやむなしと判断した」(同課)。

 伊万里市の塚部芳和市長は、この日の定例会見で「コンテナターミナルの岸壁や荷役施設の早期完成に弾みがつく」と歓迎。将来的には港内に「大型中古船のリサイクル基地を設けることも可能ではないか」などと展望も語った。

 しかし、07年の貨物取扱量は伊万里の177万トンに対し、唐津は333万トン。坂井市長は「社会基盤確保の機会を失うことは、将来にわたり損失」と述べた上で「唐津港が選ばれなかった理由が不明確。その根拠を明確にしてほしい」と語気を強めた。

 県港湾課の担当者は「唐津港の事業に遅れが出ないよう要請を続ける一方、両港が生き残るために役割分担をどうするかなど、両市と話し合いながら考えていきたい」と話している。

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

753とはずがたり:2010/08/04(水) 16:08:03

重点港湾:境港に 「岸壁整備の第一歩」−−国決定 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100804ddlk31010443000c.html

 国土交通省は3日、来年度以降にも国直轄で整備する「重点港湾」に境港など43港が決定したと発表した。公共投資を抑制するため全国に103カ所ある重要港湾の中から、今後も投資を続ける港湾の絞り込みを進めていた。県内港湾の指定は境港だけ。重要港湾には、鳥取港も指定されていた。

 ロシア・韓国とを結ぶDBSクルーズフェリーの定期貨客船が就航していることや、ロシアなどからの原木輸入の多さなどをアピールし、選定に向けて県などが要望していた。

 県は、原木輸送船の大型化に対応した多目的国際ターミナルや、貨客船のための国際フェリーターミナルの整備が急務としており、国の来年度予算編成で事業費が計上されるように要請を続ける。

 平井伸治知事は「環日本海時代をにらみ、定期航路が就航していることなどが評価されたのだと思う。岸壁整備のための第一歩を踏み出せたので、予算に組み込まれるように働きかけを続けていきたい」と話している。【田中将隆】
日韓露定期貨客船:DBSクルーズフェリー、境港寄港が減便 秋から週1便に /鳥取

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

754とはずがたり:2010/08/04(水) 16:08:50

石巻港漏れる 重点港湾
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001008040002
2010年08月04日

 全国103の重要港湾から選んだ43港を「重点港湾」として手厚く予算配分する政策を巡り、国土交通省は3日、石巻港を選ばないことにしたと発表した。国直轄の新規事業の対象とならず、今後の港の整備に影響が出る恐れがある。村井嘉浩知事は同日、石巻港を「特定重要港湾」である仙台塩釜港に一体化させて整備を図るよう国に求めることを明らかにした。
 県によると、石巻港の貨物取扱量は2009年に368万トンあり、木材チップや米穀類、石炭が大半を占める。ピークだった03年の524万トンからは減少傾向だが、現在は防波堤の整備が進められており、大型貨物船用の埠頭(ふ・とう)整備の計画もあるという。
 国交省の方針を受け、村井知事は「将来的に大きな弊害になることは間違いない。国の認識は甘い。憤りを感じている」と述べた。
 次善策として、仙台塩釜港の範囲を拡大して石巻港も含めることで、一体整備できるよう前原誠司・国交相に求める方針を明らかにした。要求が通るかどうかの見通しについて村井知事は「財源の問題もあるのでわからないが、可能性はゼロではないと思う」と話した。

755とはずがたり:2010/08/04(水) 16:11:43

安堵と不満、明暗くっきり 重点港湾選定 東北各県の反応
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100804t71038.htm

 3日発表された「重点港湾」に、東北からは八戸、青森、大船渡、秋田、酒田、小名浜の6港が選ばれた。各県や地元自治体の関係者は、安堵(あんど)するとともに、今後、効率的な整備が進むことへの期待感を示した。一方、石巻港が漏れた宮城県は、国の選定結果に不満を示し、明暗が分かれた。

◎青森、八戸の2港評価/観光や貿易に追い風/青森

 青森県は東北で唯一、2港が選ばれた。「1県1港」という憶測が広がり、貨物取扱量で上回る青森港と、貿易実績を強調する八戸港の関係者が激しい「陳情合戦」を展開してきただけに、三村申吾知事は「両港の特性をみて、それぞれ重点的に投資すべきだと認識していただいた」と胸をなで下ろした。
 2009年のコンテナ貨物総取扱量(20フィートコンテナ換算)が初めて4万個を突破した八戸港は、新日石が全国2カ所目となる液化天然ガス(LNG)の輸入・供給基地の建設計画を進めるなど「追い風」が吹く。小林真八戸市長は「LNG基地の稼働に合わせて港湾インフラの整備に取り組んでいきたい」と話す。
 八戸港振興協会会長の大矢卓八戸港湾運送社長は「地方港の中でも、八戸港はさらに発展する可能性がある。港湾整備予算を配分していただくとともに、港湾整備の重要性をPRしていく」と期待を込める。
 青森港は、貨物取扱量の9割をフェリーが占める。鹿内博青森市長は「本州・北海道を結ぶ物流拠点港であり、国内外のクルーズ船が寄港する港だ」と、北海道との連携と観光面の実績を強調。「クルーズ船の誘致などに務め、市の経済や観光に結び付けられるよう、機能強化に努めたい」と語った。

◎「国は認識甘い」村井知事、怒りあらわ/宮城

 石巻港の選定漏れを受け、村井嘉浩宮城県知事は3日、報道各社の取材に対し、「国は石巻港の重要性への認識が甘い。貨物取扱量の多さからみて、相当ランクは高い」と怒りをぶちまけた。
 石巻港には当面、新規の整備事業計画がないため、県は「すぐに大きな影響は出ない」と冷静に受け止めるが、選定外は青天のへきれきだった。
 村井知事は、前原誠司国土交通相が「貨物取扱量、地域経済への貢献などの観点で選んだ」と説明したことに触れ、「ならば、石巻は理想的な港。選ばれないはずがなく、不可思議だ」といぶかった。
 村井知事は5日、前原国交相と会い、特定重要港湾「仙台塩釜港」のエリアに石巻港を含めるよう直談判する。「難しいハードルだが、何としても飛び越えたい」と語り、前例のない「次善の策」に希望をつなげる。

◎企業誘致へ意欲高まる/岩手

 久慈、宮古、釜石、大船渡と岩手県内四つの重要港湾中、貿易取扱高トップを走る大船渡港。埠頭(ふとう)と工場用地合わせて約17ヘクタールのうち整備を進めているのは3.7ヘクタールで、関係者は今回選ばれたことで「一層弾みがつく」と喜ぶ。
 湾口防波堤の改修が進めば、貿易取扱高の伸びが期待できる。2008年実績の271トンは10年前の6割程度にとどまっただけに、大船渡商工会議所の甘竹秀雄会頭は「これを機に発展させる。企業誘致も進めたい」と意欲を示した。
 今回の選定は県の働き掛けが奏功した。年明け間もなく県内の候補を大船渡港に絞り込むと、宮城県沖地震への「備え」と湾口防波堤が整備から既に40年以上たっていることをアピールした。
 達増拓也知事は「安全性や発展性が評価されたと考える。今後は早期事業化を要請したい」とコメントを出した。

756とはずがたり:2010/08/04(水) 16:11:57
>>755-756
◎機能強化で将来性PR/秋田

 秋田県は、秋田港を拠点に航路と鉄道でロシアに貨物を輸送する「シーアンドレール構想」の実現を目指している。本年度は、ガントリークレーンの発注などに当初予算18億6400万円を計上した。
 重点港湾の選定について、小野茂明県港湾空港課長は「整備促進による機能強化が期待でき、構想実現への弾みになる」と歓迎。「予算も重点配分されるはず。将来性を港の利用者にアピールできる」と強調する。
 同じ重要港湾だった能代港と船川港(男鹿市)は選に漏れた。小野課長は「能代は直轄事業が始まっており、船川は新規事業の予定がない。深刻な影響がすぐに出るわけではない」と説明する。
 佐竹敬久知事は「昨年度から、秋田港の広域的な拠点性や対岸諸国との交流実績を強調してきた。今後、ポートセールスを一層強力に進める」との談話を出した。

◎近隣国との物流増期待/山形

 酒田港が選ばれたことに、吉村美栄子山形県知事は「大変喜ばしいことだ。ホッとしている」と安堵の表情で話した。「韓国や中国、極東ロシアとの対岸貿易拡大に道が開けた」と期待を寄せる。
 県は、韓国・釜山との週1便の定期コンテナ航路を複数便化にしようと、海運会社や県内企業などに働き掛けてきた。
 複数便化のためには貨物量を増やすことが大きな課題だが、県内の輸出入貨物の流動調査では、酒田港経由は14.1%にとどまり、京浜港(68.9%)に大きく水をあけられている。吉村知事は「高速道路が無料化された今が大きなチャンス」と力を込める。
 国などに要望活動をしてきた東方水上シルクロード貿易促進協議会の新田嘉一会長(平田牧場会長)は3日記者会見し、「もっと県内の荷物が集まるように官民で努力しなければならない」と語った。

◎岸壁の整備、展開に弾み/福島

 小名浜港の選定について、福島県港湾課は「整備計画に弾みがつく」と開発促進への期待感を示した。小名浜港では港内の人工島に、5万トンクラスの船が接岸可能な岸壁の整備が総事業費約730億円をかけて進んでいる。2014年度の供用開始後は、第2、第3の岸壁整備の計画もある。
 地元いわき市の渡辺敬夫市長は「選定されなければ、新たな岸壁整備事業の展開が難しくなる恐れがあった」とほっとした表情。小名浜港の取扱貨物量は昨年は1474万トンで、不況の影響もあり、過去5年間では最低だった。重点港湾に選ばれたことを利用促進の起爆剤にしたい考えだ。
 一方、県内にもう一つある重要港湾の相馬港は選ばれなかった。12年度の供用開始を目標に岸壁整備事業が進められており、県港湾課は「進行中の事業に影響があるのかどうかを国に確認したい」と話す。

2010年08月04日水曜日

757とはずがたり:2010/08/04(水) 16:12:09

重点港湾:茨城、鹿島を選定 橋本知事は歓迎 /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100804ddlk08010194000c.html

 国土交通省が3日発表した来年度以降に集中的に整備する「重点港湾」に、県内からは茨城、鹿島両港が選定されたことについて、橋本昌知事は同日の定例会見で「『1県1港』という原則の中で国に配慮してもらい、大変ありがたく思っている」と歓迎する意向を示した。

 県などによると、重点港湾は、08年の貨物取扱量が重要港湾全体の平均より多いことや、将来の需要見込み、地域経済への貢献などを勘案して選定された。橋本知事は「栃木、群馬など港を必要としている県もある。我々としては茨城港を使ってくれるよう期待している」と述べた。

 また、先月28日に茨城空港(小美玉市)に初就航した春秋航空の上海便で、一部の便が成田空港発着となっている問題について、橋本知事は「(茨城空港に)一本化できないと(同社は)格安航空券を発行できないと言っている。その期待にこたえるため、何とか国交、防衛両省にお願いしたい」と述べ、茨城空港への一本化に向けて、国への働きかけを強める方針を示した。【大久保陽一】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

758とはずがたり:2010/08/04(水) 16:13:15
唐津・佐世保を差し置いて伊万里ってのは不透明だねぇ。。

重点港湾:佐世保港、選定外れる 「国防拠点配慮されず」市長、不満を表明 /長崎
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100804ddlk42010549000c.html

 国土交通省が国直轄で整備する「重点港湾」43港を発表した3日、米海軍や海上自衛隊の基地施設を抱える佐世保市の佐世保港は選定から外れた。朝長則男市長は「国防の拠点として制約が多い実情に配慮されなかったことは甚だ遺憾だ」と不満を表明した。

 市は7月、横須賀市(神奈川県)▽呉市(広島県)▽舞鶴市(京都府)−−と共に旧軍港市として国交省に重点港湾選定を要望。佐世保市だけが漏れた。朝長市長は「今後、市民の合意形成が難しくなってくる懸念もある」とも述べ、米海軍の原子力艦船の寄港受け入れなどで問題が生じかねないとの認識を示した。

 重点港湾は、全国103の重要港湾を、取り扱い貨物量などを基に絞り込んだ。佐世保港の07年度の貨物量は重要港湾中68位だが、より下位の伊万里港(佐賀県)が重点港湾に選ばれた。市港湾部は「選定にあたっては『地域性も考慮する』と聞いていたが、基準がよく分からない」としている。【山下誠吾】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

759とはずがたり:2010/08/04(水) 16:14:13
>>751

重点港湾:八代港を選定 市長「浮揚の起爆剤に」 熊本市と県、不満の声も /熊本
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100804ddlk43010655000c.html

 国土交通省が集中的に整備する重点港湾に3日、県内から八代港が正式に選ばれた。八代市の福島和敏市長は喜びをあらわにし、熊本港が選ばれなかった熊本市と、両港の選定を求めてきた県からは落胆や選定過程の不透明さに対する不満の声が漏れた。

 福島市長は選定を受けて八代市役所で会見し「たいへんうれしく、興奮している。市の将来が展望できる素晴らしいニュースだ。県南浮揚の起爆剤になるよう努力したい」と喜びを語った。続けて「熊本、八代港が選定から漏れる共倒れを心配していた。熊本港は人、八代港は物流とすみ分けるべきだ。東アジア、中でも中国との交流を目標に、物流拠点都市・八代への基盤が整ったことになる」と選定を評価した。

 八代港は07〜12年度、国の直轄事業で水深を現在の12メートルから14メートルまで掘り下げ、従来の3万トン級を上回る5・5万トン級の貨物船が接岸できる岸壁を整備している。選定に伴い事業実現が確実になるほか、同様の岸壁(第2バース)の追加整備も視野に入る。

 一方、熊本港は現在の水深7・5メートルバースに、県がコンテナの積み下ろしをするガントリークレーンの調査設計費を計上するなど整備を進めている。熊本都市圏の企業の8割の貨物が他県に運ばれており、2本目の7・5メートルバースや水深10メートルバースの実現を熊本市は重視していた。

 熊本市の幸山政史市長は「選定の基準や熊本港の評価について説明をしてほしい。突如の決定で納得できない」と不満をあらわにし、国交省に説明を求めることも検討する考えを示した。

 蒲島郁夫知事は「内示は受け取っていたが八代港だけというのは大変残念だ」と述べた。一方で「選定の理由は聞きたいが、結果が覆るものではない。現状でどういうことが可能か県ができるところまで努力し、国と協調して財源の手当など要望をする方がむしろ建設的と思う」と述べた。【西貴晴、結城かほる】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

760とはずがたり:2010/08/04(水) 16:28:15
岩国港を重点港湾に 国に要望申し合わせ
活性化委
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100729-OYT8T00142.htm?from=nwlb

 岩国市や市内の港湾関係の企業などでつくる「岩国港活性化委員会」(委員長=福田良彦市長)の通常総会が28日、市役所で開かれ、国が集中的に港湾整備を行う「重点港湾」(仮称)に岩国港を選ぶよう国土交通省に要望することを申し合わせた。

 岩国港は、全国に103港ある「重要港湾」の一つ。2007年の貨物取扱量は約1648万トンと、特定重要港湾、重要港湾の127港のうち34位で、昨年度は「飛鳥2」など大型客船の寄港も過去最多の4回あった。今年6月には韓国との定期航路1便が開設され、外航コンテナ定期航路は6社7便に増えている。

 重点港湾は、国交省が進める「選択と集中」政策の一環で、8月にも重要港湾の中から約40港を選定し、岸壁や堤防などの基盤整備に優先的に予算を配分する。

 総会では、企業関係者らから「岩国港は拠点機能を果たしており、重要性を国にもっと訴えるべきだ」との声が上がり、前原国交相など政務三役に働きかけることで一致した。

 このほか総会では、来年が築港200周年にあたることから、記念イベントの実施を検討することも決めた。
(2010年7月29日 読売新聞)

761とはずがたり:2010/08/04(水) 16:31:43
>>758>>752

>伊万里港の2007年の年間貨物取扱量は177万トンで、全国の重要港湾中76位。しかし、近年はコンテナ物流港としてめざましい発展を遂げ、韓国、中国との間に五つの国際定期航路が就航、昨年のコンテナ取扱量は全国21位の約5万個に達している。

伊万里港が重点港湾に、唐津港は選ばれず
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/saga/20100804-OYS1T00257.htm

 国土交通省が3日に発表した優先的に整備する「重点港湾」で、県内の重要港湾からは伊万里港(伊万里市)が選定された。一方、もう一つの重要港湾の唐津港(唐津市)は含まれなかった。

 現政権は、公共事業の選択と集中を図る目的で、全国103の「重要港湾」から、拠点と位置づける重点港湾として43港を選んだ。今後の新規の整備事業について、国は、重点港湾を原則、直轄で行う方針で、重要港湾に関しては、地元主体で進め、国が補助する形になる。

 伊万里港の2007年の年間貨物取扱量は177万トンで、全国の重要港湾中76位。しかし、近年はコンテナ物流港としてめざましい発展を遂げ、韓国、中国との間に五つの国際定期航路が就航、昨年のコンテナ取扱量は全国21位の約5万個に達している。

 現在、国が七ツ島地区の伊万里港コンテナターミナルに水深13メートルの岸壁を整備しており、12年度末の完成時には4万トン級の大型コンテナ船が接岸できるようになる。県も貨物積み下ろし用の橋形大型クレーンの設置を予定している。

 市役所での定例記者会見中に知らせを受けた塚部芳和市長は、「コンテナターミナルを民間で運営していることが評価された。港湾施設として活用できるところがたくさんあり、東アジアにも近い」と述べた。

 また、「船の解体・リサイクル基地になれる可能性を持っている」「後背地の少ない博多港の機能を伊万里港が担う戦略を立てていきたい」などと将来展望を語った。

 一方、唐津港が重点港湾に選定されなかった唐津市の坂井俊之市長も記者会見し、「誠に遺憾で、地方の社会基盤確保の機会を失うことは、将来にわたり大いなる損失。今後は、妙見埠頭(ふとう)の北側先端部護岸の岸壁化(長さ約250メートル)や同埠頭へのクレーン設置など必要な施設について、県に重点的な配分を強くお願いしていく」と述べた。
(2010年8月4日 読売新聞)

762とはずがたり:2010/08/04(水) 16:31:58
>>761-762
>伊万里港の七ツ島地区には、コンテナターミナルが造られ、1997年から、韓国釜山港との国際定期コンテナ航路が開設。現在、中国の華南、大連、青島、上海各航路も含め週5便が運航。コンテナ船が接岸する水深9メートル、延長160メートルの岸壁に隣接して現在、水深13メートル、延長260メートルの岸壁を増設する工事が国の直轄事業で進行しており、2012年度に完成すれば4万トン級の大型船が接岸できる。

伊万里港が「重点港湾」に
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001008040001
2010年08月04日

 全国の重要港湾103港の中から、国が来年度以降も新規事業の対象とする43港の「重点港湾」に県内では伊万里港が3日、選定された。伊万里市の塚部芳和市長は同日の記者会見で「コンテナターミナルの運営を株式会社に委託するなど、民間活力を活用している点が評価されたようだ。将来は、シップリサイクル基地としての活用も考えたい」と述べた。一方、県内のもうひとつの重要港湾・唐津港は選からもれ、明暗が分かれた。(田中良和)
 伊万里港の七ツ島地区には、コンテナターミナルが造られ、1997年から、韓国釜山港との国際定期コンテナ航路が開設。現在、中国の華南、大連、青島、上海各航路も含め週5便が運航。コンテナ船が接岸する水深9メートル、延長160メートルの岸壁に隣接して現在、水深13メートル、延長260メートルの岸壁を増設する工事が国の直轄事業で進行しており、2012年度に完成すれば4万トン級の大型船が接岸できる。
 塚部市長は「重点港湾に選定されたことで予算も集中的に投資され、弾みがつくのではないか。岸壁の早期完成と臨港道路の早期着工をしてほしい」とした上で、七ツ島の対岸にあたる浦ノ崎地区の約80ヘクタールの廃棄物処理用地を、廃船を解体して鉄スクラップを活用する「シップリサイクル基地」として活用する構想も表明。「将来は博多港の後背地としてサブ港の機能を担うようにしたい」と述べた。
 また、唐津港については「県西部地区の発展のためには伊万里港と唐津港がそれぞれ、物流港、観光港として発展していく必要がある」と、今後も協力していく姿勢を示した。
 一方、唐津港が選定されなかったことを受けて、唐津市の坂井俊之市長も記者会見。「残念な結果だが、現在、国の直轄事業で進められている東港の耐震岸壁工事は予定通り2012年度に完成するよう国、県に要望していく。妙見ふ頭北側の護岸部分の岸壁化や、クレーンの整備、鋼材置き場の上屋設置などは県にお願いしていく」と語った。
 県は伊万里、唐津両港を推薦していた。国土交通省の選定結果について、古川康知事は「新規の直轄事業が予定されているのが伊万里港であることから、やむなしと判断した。唐津港は現在実施中の直轄事業に遅れが生じないよう引き続き、国に対し要請してまいりたい」とコメントを出した。

763とはずがたり:2010/08/04(水) 16:33:24
重点港湾:県、大分港耐震化要望へ 中津と合わせ選定 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20100804ddlk44010693000c.html
 国土交通省は3日、全国103の重要港湾のうち、国直轄で今後も整備する「重点港湾」43カ所を選定、県内から大分、中津両港が入った。九州で2港が選ばれたのは本県だけという。県はこれを受け、13年度にも大分港の耐震化に国直轄で着手できるよう、近く同省に要望する。【梅山崇】

 別府、津久見、佐伯の3重要港湾は漏れ、国直轄の新規事業はなくなるが、別府の第4ふ頭(耐震強化岸壁)や佐伯の水深14メートル岸壁など継続事業への影響はない。

 国直轄だと県の事業負担割合は32・5%で済み、県独自の事業化の際の37・5%より軽い。中津でも進行中の水深11メートル航路整備が終わると、水深12メートル岸壁の計画があるが、取扱貨物量が増えるまでは必要ない。大分港は、フェリー・さんふらわあが接岸する西大分と、荷物運搬船が利用する大在で、岸壁の耐震化が急務。県は佐伯、中津港の整備が12年度で一段落するため、13年度着手を目指す。

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

「重点港湾」選定、悩む県や地元
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127544147438.html
[2010年06月02日 10:14]

 国土交通省の港湾整備の方針見直しに五つの重要港湾がある大分県と関係する市は悩んでいる。全国103の重要港湾のうち、2011年度以降も新規の整備を続ける「重点港湾」約40港を夏までに選ぶ方針。県は「まだ大規模な整備は必要」とするが、国の方針を踏まえると「すべての選定は難しい」とみられ、要望する際の“優先順位”を決めておくことも念頭に対応を検討している。

 重要港湾は国際、国内海上輸送網の拠点として国が直轄で整備。貨物や旅客の輸送に利用する。自治体が国庫補助で整備する場合の補助率も地方港湾より手厚い。県内には大分、別府、津久見、佐伯、中津があり、管理者はいずれも県。
 重点港湾の選定は前原誠司国交相が「ばらまき的な港湾行政を変える」一環として昨年末に打ち出した。貨物取扱量の実績や関係自治体の意向を考慮して▽必要に応じて新規整備をする重点港湾▽継続事業が終われば整備をやめる港湾―に分ける。
 本年度の当初予算で県内の重要港湾には計12億3千万円が配分されており、大型の整備事業は国直轄が有利。11年度政府予算の概算要求に反映させるため8月ごろまでに選定する見通しだが、県は「選定に関する国の情報がほとんどない状況」(港湾課)という。
 県は重点港湾の選定で国に対して要望の根拠が説明できるように産業集積、今後の貨物取扱量の予測などを調査。関係する5市との連携にも努めている。
 地元が独自に要望活動に動くケースも。中津市は4月末、国交省に「今後も発展する可能性がある港」として中津港の選定を要望した。
 県港湾課は「それぞれ特色のある重要な港湾だが、国から優先度を尋ねられることも想定して、県の考え方を早めにまとめたい」としている。

<ポイント>
県内の重要港湾
 2007年の取扱貨物量は▽大分 6961万トン▽別府 951万トン▽津久見 2629万トン▽佐伯 466万トン▽中津 440万トン。現在進行中の大型の直轄事業は▽中津港の水深11メートル航路▽佐伯港の水深14メートル岸壁▽別府港の第4埠頭(ふとう)―がある。

764とはずがたり:2010/08/04(水) 16:33:34

重点港湾:直江津、両津、小木3港漏れ 知事「実質的影響なし」 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100804ddlk15010065000c.html

 国交省が公共事業抑制の一環で、11年度から重点的に整備を進める重要港湾を現在の103から43に絞り込むと発表したが、重要港湾だった県内の直江津(上越市)、両津、小木(ともに佐渡市)の3港は対象から漏れた。泉田裕彦知事は、岸壁や防波堤の整備など国による直轄港湾整備事業が現時点で3港では行われていないことから、「実質的に影響を受けるものではない」とコメントした。

 前原誠司・国交相は、新潟港など大型の特定重要港湾はそのままにし、重要港湾について選択と集中を図るとした。対象外になった60港は「(整備の)継続案件は国の直轄事業として行うが、新たな直轄の新規事業には入らない」とした。今後の整備は自治体が主体になる。

 県は、現時点で3港の整備や維持管理で即、支障が出ることはないとし、冷静に受け止めている。両津、小木の両港は離島という事情が配慮され、住民生活の維持など必要不可欠の事業は別枠で取り扱われるためだ。

 また、直江津港も、コンテナ船の大型化、沿海部への新たな企業進出など社会情勢の変化、需要の増加などがあった場合は、国に整備を働きかけていくという。【小川直樹】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

765とはずがたり:2010/08/04(水) 16:34:35

三池が選から漏れたが有明湾から一港必要では?

重点港湾:国の新規整備事業、大牟田・三池港が指定漏れ /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100804ddlk40010429000c.html

 全国103の重要港湾のうち、来年度以降の新規整備事業で予算付けする43港(重点港湾)を国が発表した3日、大牟田市の三池港がその選に漏れた。市は国へ陳情活動をしていたが、同港の貨物取扱量が103港中75位(07年度実績)と下位だったことなどが響いた。

 これを受け、古賀道雄市長は「三池港は、石炭積み出し港として明治以来の国の経済近代化を支え、今後も発展する潜在能力がある。今回の国の決定は先人の努力を灰じんに帰するもので強く抗議する。選定にあたっての経緯を分析し、新たな対応策を検討する」とのコメントを出した。【近藤聡司】

〔筑後版〕
毎日新聞 2010年8月4日 地方版

重点港湾:苅田港を選定 町長「企業誘致で町発展へ」 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100804ddlk40010444000c.html

 前原誠司国土交通相は3日、全国に103ある国の重要港湾から来年度以降に集中整備する「重点港湾」43カ所を発表し、苅田町の苅田港もその一つに選ばれた。

 同町の吉広啓子町長は記者会見し「町では港があるからこそ、自動車工場やセメント産業が操業している。選にもれて新規事業ができなくなり、地域経済が打撃を受けることを心配したが、ホッとした。計画されている水深13メートル航路の早期整備に期待し、企業誘致などで町の発展につなげたい」と語った。【降旗英峰】

〔京築版〕
毎日新聞 2010年8月4日 地方版

766とはずがたり:2010/08/04(水) 16:35:11

酒田港を重点港湾指定、利用拡大が課題
http://mytown.asahi.com/areanews/yamagata/TKY201008030453.html
2010年8月4日

対岸貿易の拠点になっている酒田港国際ターミナル=酒田市高砂

 国土交通省が3日、43カ所に絞り込んだ「重点港湾」に酒田港が選ばれ、来年度以降も国が直轄で同港の整備を行うことになった。県内唯一の重要港湾として選定を働きかけてきた県や地元からは歓迎の声が上がった。さらなる利用促進にどうつなげるか、県の力量も問われそうだ。

 「正直ほっとした。環日本海の物流を盛んにし、県の底上げを図りたい」。国交省の発表を受け、吉村美栄子知事は報道陣にそう語った。

 酒田港の昨年の取り扱い貨物量は290万トン。国内外に石炭や石油製品などを輸出入している。2003年には総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)の指定を受け、現在19社のリサイクル関連企業が立地するなど県の産業振興の重要な役割を担っている。

 だが定期コンテナは韓国・釜山とを結ぶ週1便だけ。内陸との交通網の未整備などから利用は限定的で、08年の国の調査では、県内の海外貿易取扱量で酒田港が占める割合は14%にとどまっている。

 県は06年に整備計画を策定。防波堤のかさ上げや延伸をし、より大型の船舶が入港できるよう海底を深くする浚渫(しゅんせつ)事業にも着手した。18年までに岸壁工事も行う予定だ。今年度の酒田港にかかる予算は国の直轄事業が13億1千万円に上る。「選定から外れれば、整備の遅れは避けられなかった」と県空港港湾課。

 県はロシアや中国などとの経済交流に力を入れており、拠点となる酒田港の整備は不可欠だ。今年度は県職員が海運会社と共に県内200社を訪問し、酒田港の利用を呼びかける「ローラー作戦」にも取り組んでいる。吉村知事は「これがスタートライン。企業にもっと県の港を活用してもらいたい」と力を込めた。

 酒田市の阿部寿一市長は選定を受けて「リサイクル関連企業のさらなる集積と港湾利活用の拡大に努力する。県唯一の重点港湾として、高速道路の無料化を追い風とし、県内企業の酒田港利用促進をはかる」との談話を発表した。

 中国などの対岸貿易に尽力してきた東方水上シルクロード貿易促進協議会の新田嘉一会長は記者会見し、「選定されなければ、県も庄内も生き残る道はなかった。今の港は冬になると大型船が入ってこられない。防波堤を延長しなければならない」と語った。また、「港湾整備に年間30億円の予算があり、その10倍の経済効果がある」と地元へのメリットを分析した。(中野龍三、柳沼広幸)


>釜石市産業振興部の下沢治部長は、「今後の貨物量を増やす上で影響は大きい。港の発展を考えれば重点港湾になる必要があった。さらに貨物量を伸ばして、整備が必要と判断される港にしていくしかない」と悔しがる。釜石港は、取り扱い貨物量が、大船渡港と約24万トン差(2009年速報値)しかなく、県内4港では、唯一貨物量を伸ばして、大船渡港を激しく追い上げている。

767とはずがたり:2010/08/04(水) 16:37:36
浜田は要らんわな。境港は鳥取,島根両県の重点港湾でええやん。
>実際には大船渡や浜田(島根県)など貨物量の実績が石巻を大幅に下回る港が選ばれ

石巻港、重点港湾選外 村井知事、あす国交相と面談
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100804t11023.htm

 重要港湾の石巻港が、来年度以降に国が集中整備する「重点港湾」に選ばれなかったことを受け、村井嘉浩宮城県知事は3日、仙台港と塩釜港で構成する特定重要港湾「仙台塩釜港」との一体整備に向け、前原誠司国土交通相に対し、5日に直接要望する考えを示した。

 新規の国直轄事業に着手できない事態の回避を狙うが、一体整備をするには港湾区域を定めた政令を改正し、仙台塩釜港と石巻港を合併させる必要がある。特定重要港湾と重要港湾の合併は前例がなく、国との調整に時間がかかる可能性もある。
 国交省港湾局の高橋浩二計画課長は3日の記者会見で「それぞれの港には歴史的な生い立ちや、経済的な背景がある。スムーズな意見調整ができれば、一体整備の可能性はある」と話した。
 重点港湾に漏れた石巻港では国直轄の継続事業は行われるが、新規事業は原則として採択されない。県は、特定重要港湾に組み込むことで、新たな岸壁建設などを行うための条件整備を目指す。
 しかし、実現への「ハードルは高い」(村井知事)。国交省、財務省との調整が必要で、合併によって予算の配分先が分散し、仙台港や石巻港の整備が遅れる懸念もある。県港湾課は「どんな作業があるのか見当も付かない。そう簡単ではないだろう」と慎重に話す。
 県内の港湾をめぐっては1995年、仙台、塩釜、石巻、松島の4港を合併させて特定重要港湾の指定を目指す計画が浮上。運輸省(現国交省)が「仙台から石巻まで距離があり、経済圏としての一体性が薄い」と指定を見送った経緯がある。
 県は「三陸自動車道の整備が進み、仙台と石巻の経済圏はつながっている。当時と状況が違う」と説明した。

◎「理由見当たらない」/地元、選定基準に不満噴出

 国土交通省が3日に正式発表した「重点港湾」43港に石巻港の名はなかった。選定から漏れた石巻地方の関係者の間には選定基準への不満がくすぶり、地域経済への悪影響を心配する声が上がった。
 「石巻は基準をすべて満たしていると考えていた。選ばれなかった理由が見当たらない。国にしっかりした説明を求めたい」。記者会見した亀山紘石巻市長は選定の在り方に疑問を呈した。
 前原誠司国交相は5月に石巻港を視察した際、「貨物量」や「拠点性」などを重点港湾の条件に挙げていた。だが、実際には大船渡や浜田(島根県)など貨物量の実績が石巻を大幅に下回る港が選ばれ、青森県のように「一県一港」の原則が守られなかった例も多数あったからだ。
 重点港湾から漏れたことで、雲雀野地区の水深14メートル岸壁など大型事業の着手が難しくなった上、整備中の防波堤工事の大幅な遅れも心配されている。
 立地企業である石巻埠頭サイロの羽田徹社長は「年々、船は大型化している。岸壁整備が進まないと安定的な経営が望めず、将来構想も描きにくい」と指摘する。
 「選定漏れ」による地域のイメージダウンを心配する声も。石巻商工会議所の浅野亨会頭は「ポートセールスや企業誘致を進める際のダメージを最小限に食い止めるよう対応策を考えなければならない」と強調した。
 亀山市長は、県が国に提案する仙台塩釜港との「一体整備」について、「敗者復活のような一体化では困る。県と連携し国に働き掛けていきたい」と話した。

2010年08月04日水曜日

768とはずがたり:2010/08/04(水) 16:38:48

重点港湾:道内は函館・釧路・石狩湾新港の3港が選定 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100804ddlk01010623000c.html

 国土交通省は3日、全国43の重点港湾の選定結果を発表し、道内では函館、釧路、石狩湾新港の3港が選ばれた。国交省は「1県に1港は拠点港を造る」を基本方針としており、道内は面積が広いことが考慮され複数港の選定となった。

 選定基準は貨物の取扱量や産業を支える地域拠点としての機能などで、候補となった道内10の重要港湾のうち函館、釧路両港は取扱量が1、2位。石狩湾新港は4位だが「貨物が堅調に伸びている」(国交省港湾局)ため、近接する3位の小樽港と比べ整備の必要性が高いと判断された。

 道は、道内を六つに分けた連携地域ごとの選定を要望していたため、高橋はるみ知事は同日の定例記者会見で「若干残念だ」と述べた。【堀井恵里子】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

重点港湾 道内は3港 落選7港
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001008040003
2010年08月04日

■地元から疑問も

 国土交通省が新規の事業費を投下する重点港湾に、道内からは函館、石狩湾新港、釧路の3港が選ばれた。選定された港は「将来性が高く評価された」(石狩市)などと喜んだが、落選した7港は今後、国直轄の新規事業が途絶えることになり、地元では不安や疑問が交錯した。

 国交省は昨年12月、港湾の国際競争力を早期に高めるため、全国103の重要港湾から新規の直轄整備事業に着手する「重点港湾」を40ほど選ぶと表明。地域拠点性などを考慮し、絞り込んできた。

 道内には国際海上輸送網の拠点として重要と位置づけられる「特定重要港湾」(室蘭、苫小牧)と、その1ランク下の「重要港湾」が10カ所、地方港湾が23カ所ある。今回、網走、紋別、稚内、留萌、根室、十勝、小樽の7港が重点港湾から漏れた。

 網走港は、海がしけると船舶が着岸できなかったり船舶に損傷が出たりしたといい、波を抑えるために南防波堤を整備する計画がある。港湾管理者の市は「継続事業の扱いにしてもらい、事業費が付くよう国にお願いしたい」。

 稚内港の地元・横田耕一稚内市長は会見で「極めて残念」としつつも、「サハリン州と至近距離の国境のまちはどう配慮されたのか」と選定基準に疑問を投げかけた。市はサハリンでの石油・天然ガス開発を見据え、油流出事故に備えた基地機能の増強や、大型船の入港に向けた岸壁整備の新計画を予定。横田市長は「新規事業が認められないなら、新たな港湾計画が認められないのでは」と不安ものぞかせた。

769とはずがたり:2010/08/04(水) 16:39:40

重点港湾、県内から金沢港
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001008040002
2010年08月04日

◇七尾港は“落選”◇

 全国103の重要港湾を43港に絞って集中投資する「重点港湾」を3日、国土交通省が発表し、県内からは金沢港が選ばれた。県は七尾港の選定も要望していたが、港湾周辺の企業立地や将来の需要予測などが考慮され、七尾港は対象から漏れた。

 重点港湾は、民主党政権がばらまき的な港湾行政を改めるとして創設した制度で、手厚い予算配分で港湾の競争力を高めるのが狙い。今後、国直轄の新規整備は原則として重点港湾だけに限られる。

 北陸では金沢港と敦賀港が指定を受けた。国交省港湾局計画課によると、港の選定基準などは非公表だが、企業立地の集積や拠点性、将来の需要の伸びなどを総合的に判断して選んだという。

 金沢市企画調整課は「重点港湾指定は、市全体の発展につながる」と喜ぶ。金沢港には建設機械大手コマツの工場が隣接するが、同市は、国際フェリーなど旅客需要も見込んでさらに整備を期待しており、山出保市長も「人と物の交流拠点であり、(選定は)ありがたい」とのコメントを発表した。

 一方、七尾市の武元文平市長は「大変厳しい判断。この地域が衰退していくことが危惧(きぐ)される」とのコメントを出し、悔しさをにじませた。谷本正憲知事は出張先の中国から「七尾港が選定されなかったのは残念の極み。(七尾港で)現在整備中の直轄事業の着実な進捗(しんちょく)を働き掛ける」との談話を発表した。

770とはずがたり:2010/08/04(水) 16:40:43

国際ハブ港:京浜、阪神選定へ 重点港湾、32道府県の43港に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100804ddm008010008000c.html

 国土交通省は3日、国際的なハブ(拠点)港を目指して予算を重点配分する「国際コンテナ戦略港湾」を選定する有識者委員会を開いた。同委員会の結果は公表されなかったが、関係者によると、京浜港(東京、川崎、横浜港)と阪神港(大阪、神戸港)の選定が適当とする報告書をまとめ、長安豊国交政務官に提出した。週内にも同省の政務三役会議で最終決定する。

 同委員会は、京浜、阪神両港が関東、関西の2大経済圏を背後に持つことに加え、貨物の取扱量が多く、港湾運営計画に民間資本を導入していることなどを高く評価した。正式決定されれば、政府は大型船舶が着岸可能なターミナル整備や、港湾運営の24時間化、海外に比べて割高とされる入港料の見直しなどを検討する。

 国際戦略港湾の選定は、アジア諸国の主要港湾に押され地位が低下している日本の港湾の活性化を目指すのが狙い。京浜、阪神のほか、伊勢湾(名古屋港、四日市港)、北部九州港湾(博多港、北九州港)の計4港湾が名乗りを上げていた。

 また、国交省は同日、来年度以降も国直轄で整備する「重点港湾」として32道府県の43港湾を選定したことも発表した。全国103の重要港湾のうち、「1県1港」を原則に取扱貨物量などから絞り込んだもので、重点的に投資する。選定に漏れた60港は、継続中の事業や施設の修復を除き、新規事業は国直轄で実施せず、地元自治体などが担うことになる。【三沢耕平】

毎日新聞 2010年8月4日 東京朝刊

771とはずがたり:2010/08/04(水) 16:42:37
>>752,761-762

「重点港湾」に伊万里港 将来需要を国交省評価 唐津港は選定漏れ
2010年8月4日 01:28 カテゴリー:九州 > 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188719

 国が新規の直轄事業として来年度以降に岸壁などの施設を集中的に整備する「重点港湾」に、県内では将来需要などが評価された伊万里港が選ばれた。県が同港とともに候補に挙げていた唐津港は選から漏れ、明暗を分けた形となった。

 国土交通省は昨年12月、直轄事業として整備する全国103の重要港湾の中から、優先的に新規の港湾整備を進める「重点港湾」を指定する方針を決定。限られた財源で効率的に港湾の国際競争力を強化するのが狙いで43港を選定した。

 県内では重要港湾の伊万里と唐津が対象だったが、同省港湾局は「伊万里港は民間がコンテナターミナルを運営しており、将来需要が見込めると判断した」としている。

 伊万里港では水深12メートル、長さ240メートルの岸壁を整備する計画があり、来年度以降の予算化が注目される。唐津港は現在水深9メートル・長さ230メートルの岸壁整備が直轄事業で進められており、継続事業は引き続き国費負担で整備される。

 古川康知事は「新規(港湾整備計画の)直轄事業が予定されているのが伊万里港だったので伊万里港のみの選定はやむ得ない。唐津港は実施中の直轄事業に遅れがないよう国に要請したい」とのコメントを発表した。

 伊万里市の塚部芳和市長は「国の予算が集中的に投資されれば、市の発展に弾みがつく。伊万里港を博多港に次ぐ港湾とすることを目指し、国への新規事業の提案も模索したい」と歓迎。一方、唐津市の坂井俊之市長は緊急会見を開き、「国の財政状況が厳しいことは理解できるが、地方の脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤確保の機会を失うことは将来にわたっての損失」と不満を表明した。

=2010/08/04付 西日本新聞朝刊=

772とはずがたり:2010/08/04(水) 16:44:37
>>758

8月4日のながさきニュース 長崎新聞
重点港湾に佐世保港外れる 市長「市民に失望と憤り」
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100804/03.shtml

 国土交通省が3日、重点港湾(仮称)43港を選んだと発表したのを受け、佐世保港が選定から漏れた地元佐世保市の朝長則男市長は、「市民に大きな失望と憤りを抱かせる結果」と不満をあらわにするコメントを発表した。基地駐留の町として国策に協力し、選定は港湾整備に欠かせないとしてきたが、重点港湾との間で今後の予算配分に大きな落差が生じることも懸念される。市議会からは外務省や防衛省などに再要望する意見も上がり始めた。

 国交省は103の重要港湾を半数以下に集約。重点港湾に漏れた港は来年度以降、原則的に新規の国直轄整備事業は実施されない。

 佐世保港の「落選」の要因は、選定された港と「貨物取扱量が違う」(国交省港湾局)ためだ。2007年度実績で、同港は全国の港の中で68位と低迷した。

 市は、そうした不利を承知しながらも、同港には米軍基地や自衛隊があり、港内の83%が米軍の制限水域という特殊事情を挙げ、「国策に協力することで、本来なされるべき整備がなされてこなかった」と国に訴えてきた。

 市は軍民施設が混在する港のすみ分けを重点課題とし、米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)やエアクッション型揚陸艇(LCAC)駐機場の移転集約に向けた動きも本格化。市港湾部は、選定漏れは「移転集約が具体化し、施設を整備する際に何らかの影響を与える可能性がある。重点港湾との格差が広がるのではないか」と懸念する。

 浦日出男市議会議長は「これまで国策に協力してきたのは何だったのか」と憤り、「議会として国に再検討を促す意見書を検討する可能性もある」とした。

773とはずがたり:2010/08/04(水) 16:45:17
>>772-773

>佐世保港の「落選」の要因は、選定された港と「貨物取扱量が違う」(国交省港湾局)ためだ。2007年度実績で、同港は全国の港の中で68位と低迷した。

>市は、そうした不利を承知しながらも、同港には米軍基地や自衛隊があり、港内の83%が米軍の制限水域という特殊事情を挙げ、「国策に協力することで、本来なされるべき整備がなされてこなかった」と国に訴えてきた。

774とはずがたり:2010/08/04(水) 16:45:30

重点港湾:いわき・小名浜港に 県など胸なで下ろす /福島
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100804ddlk07010166000c.html

 国土交通省が3日発表した重点港湾に、県内からはいわき市の小名浜港が選ばれた。県や同市はひとまず胸をなで下ろしているが、今後も国の新規事業が付くとの資格要件に過ぎず、新たな事業が実施されるとの保証はない。他港との予算獲得合戦が続くのは必至だ。

 政権交代後、同省は公共事業の選択と集中を図るため、海上物流の拠点である全国103の「重要港湾」を43の重点港湾に絞り込んだ。新規事業の個所付けは、年末から来年3月の予算編成の中で決まる。漏れた相馬市の相馬港は、継続中の事業は続行される。

 小名浜港は貨物の総取扱量が約1474万トン(09年)。周辺の火力発電所や製造業者の自家発電所で使う石炭の輸入量が多くを占める。県やいわき市は同港を「南東北の産業経済を支える物流拠点」として、整備促進の重要性を国に訴えてきた。【種市房子】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

相馬港、選定から漏れる・重点港湾
2010年08月04日 09時17分配信
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201008042

前原誠司国土交通相は3日、来年度以降に岸壁などを集中整備する「重点港湾」に、全国に103ある重要港湾の中から本県の小名浜港など32道府県の43港を選んだと発表した。

相馬港は選定から漏れ、県港湾計画に盛り込まれている同港4号ふ頭の整備が困難となった。

港湾規模の縮小は確実で、今後は既存ふ頭の有効活用が課題となるとみられる。

一方、重点港湾に選ばれたことで、小名浜港の人工島・東港地区整備は弾みが付くことが期待されている。

775とはずがたり:2010/08/04(水) 16:54:10
>>754,755,767
石巻は津久見や須崎,相馬よりも下なんか。そらあかんわ。
大船渡や伊万里・浜田もちと納得行かない部分もあるねぇ。。特に浜田。
>判断材料の一つとされる貨物取扱量(2009年)で見ると、45位の石巻港より上位の14港(津久見、須崎、相馬など)が外れた一方で、下位の13港が選ばれた。下位組では、67位の大船渡、76位の伊万里(佐賀)、90位の浜田(島根)などが入った。
■重点港湾、石巻は外れる
2010.08.04
地元 落胆も次の戦略
特定重要港湾仙台塩釜と一体整備
県に同行あす要望/
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2010_08/i/100804i-minato.html

 国土交通省は3日、集中的な予算配分によって整備する「重点港湾」43港を発表した。石巻港は選定から外れた。石巻港の優位性をアピールしてきた石巻市など地元の関係機関・団体は「とても遺憾。選定理由を明らかにしてほしい。今後の整備が不安」と一様に落胆する。一方で、県が特定重要港湾「仙台塩釜港」に石巻港を組み込み、一体的に整備する方針を表明していることから、石巻市などは5日、県とともに同省に要望する。

 重点港湾は「選択と集中」の施策を念頭に置いた直轄港湾事業見直しの一環。効果的な予算投下を行うため、重要港湾103港から43港に絞り込んだ。東北からは八戸、青森、大船渡、秋田、酒田、小名浜の6港が入り、東北唯一の特定重要港湾がある宮城県は除外された。

 同省は会見で、(1)客観性、公平性、貨物取扱量(2)管理者(都道府県など)の意見聴取−などを基準に選定したことを明らかにした。一つの都道府県から複数選定された北海道、沖縄などは特殊性、瀬戸内海方面は海運業が盛んである点を考慮したと説明した。

 判断材料の一つとされる貨物取扱量(2009年)で見ると、45位の石巻港より上位の14港(津久見、須崎、相馬など)が外れた一方で、下位の13港が選ばれた。下位組では、67位の大船渡、76位の伊万里(佐賀)、90位の浜田(島根)などが入った。

 亀山紘石巻市長は「官民一体で要望してきたので誠に遺憾。国が示した選定条件は満たしていると思う。外れた理由が見当たらない。まず説明を求めたい」と話す。阿部秀保東松島市長も「納得できない。圏域にとっても石巻港は産業振興、雇用の場として可能性を秘めた港」と強調した。

 選定漏れで、計画中の新規事業は白紙になる公算が大きい。石巻港には大型船舶に対応した水深14メートル岸壁や耐震岸壁の整備、臨港緑地などの将来計画がある。港内の波の静穏度を上げるため整備中の南防波堤は、5月に来石した前原誠司国交相が15年度完成を明言した。

 しかし、それを実現するには、年間30億円以上の予算が必要。公共事業削減で、石巻港の整備費は年間10億円を下回る現状だけに、継続事業さえも難しい局面にある。

 浅野亨石巻商工会議所会頭は「石巻港を売り込む肩書を失う影響は大きい」と指摘。石巻港に立地する企業も「地元経済界にとって大変厳しい。不安がある港には、船会社も船を入れたがらない。静穏化工事を継続してほしい」と要望する。

 選定除外を受け、村井嘉浩知事は石巻港と仙台塩釜港を一体で整備する戦略に転じた。5日には同省などに一体的整備を要望する。同行する亀山市長は「あらゆる可能性を探る。まず一体整備に対する国の考え方を確認したい」と次へ望みをつないでいる。

 浅野会頭は「仙台塩釜港との一体化は一つの方法。特定重要港湾の肩書は強みだ。予算配分が問題になるだろうが、市長を中心に予算獲得の運動を続け、早期完成を目指したい」と期待している。

776とはずがたり:2010/08/04(水) 16:55:29

2010.08.03
三河港、重点港湾指定へ
http://www.tonichi.net/news.php?mode=view&amp;id=32949&amp;categoryid=1

 国土交通省は3日、来年度以降に施設を集中的に整備する「重点港湾」の選定先を正式発表する。県内では、三河港と衣浦港が選ばれる見通しだ。

 重点港湾は、公共事業費削減の中、全国103重要港湾の中から40港程度を選んで集中的に投資を行うことで、港湾の国際競争力強化を狙うもの。

 三河港振興会(会長、佐原光一豊橋市長)は、三河港の指定を確実なものとするため今年5月、三河港国際自動車戦略港湾推進会議を設置。同会議でまとめた提案書を先月26日、神田真秋県知事、佐原市長らが上京、同省津川祥吾政務官らに提出するなど積極的な要望活動を展開していた。

 一部報道で、重点港湾発表には港湾管理者である地元自治体との調整を図るとあり、県には29日、同省中部地方整備局の職員が2港の将来性などについて聞き取りに訪れたという。

 佐原市長は2日開かれた定例会見で、「現時点で指定はあくまで憶測」としながらも、「今後、県と一緒になって県、国の発展のために三河港の整備と運営に取り組みたい。自動車産業の拠点としてだけでなく、地域の重要産業である農業にも活用できる道を探っていきたい」と意欲的に語った。(松井俊満)

777とはずがたり:2010/08/04(水) 16:56:30

【三重】
選外でも一港化検討 ハイパー中枢港湾、四日市・名古屋
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20100804/CK2010080402000108.html
2010年8月4日

 国が重点整備する国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)に応募している伊勢湾(名古屋、四日市港)について、野呂昭彦知事は3日の会見で、国土交通省の選定結果にかかわらず、9月にも両港で新たな協議会を立ち上げ、競争力を高めるため両港の一港化を検討する方針を表明した。

 選定には伊勢湾のほか、京浜港と阪神港、北部九州港湾が応募しており、選定委員会が3日に各候補の採点結果を国交省に報告した。同省政務三役の協議を経て、今週中にも正式な結果が公表される見通し。

 野呂知事はコンテナ取扱量が多い京浜、阪神港が有利との報道があることを踏まえ、「正式な公表ではないのでぜひ伊勢湾を選定してほしい」と強調。一方、選定に当たって両港の一港化を目指すとの計画書を提出しており、「仮に選定されなかったとしても日本のものづくりの中心地を支える港として連携をより発展させる必要がある」と指摘。「新たに協議会を設置し、一港化をはじめとする課題に取り組みたい」との意向を示した。 (鈴木龍司)

778とはずがたり:2010/08/04(水) 17:00:04
>>757
>関東では鹿島、茨城両港のほか、木更津港(千葉県)と横須賀港(神奈川県)が選定された。
横須賀以外は予想>>570通りだな。

>鹿島港の2007年の取り扱い貨物量は重要港湾中、3位。日立港区、常陸那珂港区、大洗港区の3港区からなる茨城港は、同17位となっている。
茨城港はちょっとズルな感じもあるなぁ。3港区の内どれかに集中投資しないと本来の趣旨からは外れそう

国の重点港湾 鹿島と茨城 
整備促進、企業集積に期待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20100803-OYT8T01359.htm

茨城港とともに重点港湾に選ばれた鹿島港

  来年度以降、国の集中投資の対象となる43の「重点港湾」が3日発表され、県内から鹿島港と茨城港が選ばれた。両港は取り扱い貨物量の増加など国際競争力の強化に向け、国の後ろ盾を得たことになる。港湾整備のスピードアップや企業集積の加速などが期待され、関係自治体からは歓迎の声が上がった。

 前原国土交通相は、全国に103ある「重要港湾」を40港程度に絞り込み、国が直轄事業として重点整備していく方針を示していた。3日の閣議後の記者会見では「公共事業は抑制する方向で、やるものについては選択と集中。貨物の取扱量実績、国際、国内海上運送網の拠点としての機能などの観点から選んだ」と述べた。関東では鹿島、茨城両港のほか、木更津港(千葉県)と横須賀港(神奈川県)が選定された。

 鹿島港の2007年の取り扱い貨物量は重要港湾中、3位。日立港区、常陸那珂港区、大洗港区の3港区からなる茨城港は、同17位となっている。前原国交相は重点港湾について「1県1港」を基本とする考えを示していただけに、橋本知事は3日の記者会見で「栃木や群馬(の企業)なども使ってくれると期待しており、(茨城について)配慮してくださいと大臣にお願いしてきた経緯がある」と2港選定を評価した。

 鹿島港を中心とする鹿島臨海工業地域には、鉄鋼や化学など173社が集積する。神栖市の保立一男市長は「集中的な投資で整備が進み、立地企業の国際競争力の向上に寄与すると期待している」とコメントした。

 また、鹿島港については、国交省が年末までに選定する「国際バルク戦略港湾」の認定申請も済ませている。同港湾は飼料用穀物や鉄鉱石などを運ぶ大型船の受け入れ拠点となり、「重点港湾の選定で、バルク港湾の現実味が増した」(内田俊郎・鹿嶋市長)との声が上がっている。

 茨城港は、全体計画のうち半分程度が未整備となっている常陸那珂港区が重点整備の対象になると見られる。同港区ではすでに、建設機械大手のコマツや日立建機など26社が進出しており、ひたちなか市の本間源基市長は「建設機械や中古自動車などの輸出拡大に向け、港湾機能の強化・高度化に弾みがつく」とコメントした。
(2010年8月4日 読売新聞)

779とはずがたり:2010/08/04(水) 17:08:06
>>55
>八代港と熊本港が競合しているようだ。非効率。
>>137
熊本港:04年度コンテナ貨物取扱量
>>141
>八代港5万トン級岸壁 2018年度までに整備 策定委が次期計画案
>九九五年に策定した現港湾計画が十年間の計画期間を終えるため、〇三年五月に発足した。
>次期計画は〇五年度から一八年度までの十四年間。現計画では大半が未着手だったため、県港湾課は「現計画を引き継ぎ、実現可能な計画にした」としている。
>>298
>八代港、水深14メートルに 2012年度完成
>>472
>国際コンテナ県外港に流出、県が1億円助成へ
>>705
>熊本港に高機能クレーン 12年度稼働めざす
>>742
>重点港湾は八代港 国交省方針 貨物量など勘案
>>759
>重点港湾:八代港を選定 市長「浮揚の起爆剤に」 熊本市と県、不満の声も

国の重点港湾に八代
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001008040001
2010年08月04日

  国交省は3日、岸壁や防波堤を整備する新規事業に予算を配分する県内の重点港湾に八代港を選んだ。同港と熊本港を推していた県や地元の熊本、八代両市は三者三様の反応を見せた。

  重点港湾は国交省が全国の主要な重要港湾103港から43港を選び、国直轄の新規事業に優先的に予算を計上する。原則1県1港で、拠点性や貨物取扱量などが基準。県は八代、熊本の2港を国に求めていた。

  「地元の議員や経済界を含めた全員野球の成果」。八代市の福島和敏市長はそう総括し、「熊本港は人的交流拠点、八代港は物流拠点としてのすみ分けが明確になった」と続けた。

  一方、熊本市の幸山政史市長は「選定過程が見えず、問題だ。国に納得のいく説明を求める」。選定から外れると、老朽施設の改修工事などを除いて新規事業には予算がつかない。幸山市長は「経済的に大きな影響がある」と話した。

  蒲島郁夫知事は「国は、現在進めている直轄事業については完了させてほしい。県は大型クレーンの整備などで熊本港の発展に尽くしたい」と語った。

780とはずがたり:2010/08/04(水) 17:09:36
順当なら新潟かね?
>国は来春をめどに日本海側の物流の核となる拠点港の選定も進めており、

敦賀港、重要港湾に
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001008040002
2010年08月04日

 国土交通省が3日発表した重点港湾に、県内では敦賀港が指定された。重点港湾は全国に103ある重要港湾のうち43港が選ばれ、新規の港湾整備に国の手厚い予算が配分される。関係者からは歓迎とともに、さらに拠点港の指定を求める声が上がった。

 重点港湾は集中的な投資を目指し、「原則1県1港」として国交省が選定を進めた。北陸では金沢港も選ばれた。

 県港湾空港課によると、敦賀港の2008年の取扱貨物量(速報値)は1538万トンで、本州の日本海側で2位。フェリー貨物890万トンや、火力発電向けの石炭の輸入290万トンが占める。

 同港は水深14メートルの岸壁を備え、5万トン級の大型船舶の接岸が可能な国際ターミナルが今秋にも供用を開始する。穀物や鉱石などのばら積みの貨物向けターミナルの整備も予定され、国の重点的な予算化も期待できるという。国は来春をめどに日本海側の物流の核となる拠点港の選定も進めており、西川一誠知事は「敦賀港の優位性を引き続きアピールしていきたい」とコメントした。

 敦賀市の河瀬一治市長もこの日、「経済発展が著しい東アジア諸国との貿易で重要な役割を担える港として、地理的な優位性をアピールし、拠点港に選定されるよう努力したい」と述べた。

781とはずがたり:2010/08/04(水) 17:10:07

重点港湾に敦賀港選定
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20100803-OYT8T01192.htm

 国が直轄して新規事業を進める「重点港湾」に、県内からは敦賀市の敦賀港が選ばれた。港の機能を拡張する工事の推進などが期待されるという。

 重点港湾は、全国103か所の重要港湾から、貨物取扱量や立地条件などを考慮して、国土交通省が重要度の高い43か所を選定。これまで、国は敦賀港周辺の岸壁や防波堤などの大規模施設を整備しており、西川知事は「今後も国による新規の直轄事業が実施できる。敦賀港の優位性を訴えてきた結果」とのコメントを発表した。

 選定を受け、同市の河瀬一治市長は市役所で記者会見し、「日本海側では関西・中京圏に近いという地域的優位性が評価された。取り扱い貨物量を増やすため、敦賀港の利便性を積極的にPRし、新たな航路も開拓していきたい」と意欲を見せた。

 7月下旬に貨物専用船「RORO船」が就航したことで、韓国・釜山港間との定期便は週3便から週5便に増便。10月からは鞠(まり)山南地区多目的国際ターミナルも供用開始されるなど、港湾事業を発展させる好材料もそろっているという。
(2010年8月4日 読売新聞)

782とはずがたり:2010/08/04(水) 17:12:26
>>779
>ただ、もともと国が熊本港の新たな岸壁整備に乗り出すには、現状から相当、貨物量を増やすことが前提とされてきただけに、県幹部には「重点港湾にならなくても、すぐに影響は出ない」と冷静な声もある。

>全国の主要港湾のうち2007年の貨物取扱量は八代港が全国46位(467万トン)で、熊本港の55位(407万トン)を上回る。県は八代港を「県を代表する工業港」と位置付ける一方、フェリー貨物主体の熊本港も「熊本都市圏の拠点」と重要視。現状では博多港に流出している県北部企業の貨物について、熊本港利用を促すため、荷役機械の整備などを国と進めている。
熊本もそこそこの規模か。

重点港湾に「八代港」で明暗 八代市 「県南浮揚の起爆剤に」 福島市長 新たな整備要望へ
2010年8月4日 01:18 カテゴリー:九州 > 熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188716

 国土交通省が3日発表した、国の直轄事業を集中的に実施する「重点港湾」に、県内からは八代港(八代市)が選ばれた。県がそろって選定を求めてきた熊本港(熊本市)は漏れ、明暗が分かれた。県は今後、熊本港の岸壁整備などに主体的に取り組む必要に迫られる。蒲島郁夫知事は八代港選定を歓迎しつつ「1港しか選ばれず残念」と複雑な表情を見せた。

 「八代市議、地元県議、県選出国会議員、地元経済界と一体となって要望してきた“全員野球”の成果だ。県南浮揚の起爆剤になるよう努力したい」。八代市の福島和敏市長は記者会見で声を弾ませた。

 福島市長は「港の歴史や規模、貨物の取扱量などからみて、選ばれないことはないだろうと思っていた」と語る一方「熊本と八代の2港が共倒れになるのではと心配もした」と本音も。「熊本港は人的交流拠点に、八代港は物流拠点に“すみ分け”をすべきだと思ってきたし、今回のことを機に、その方向に進むのではないか」と話した。

 八代港では、5・5万トン級の大型貨物船が接岸できるように水深12メートルの岸壁を14メートルに掘り下げる国の工事が2012年度完成を目標に進められている。福島市長は「5・5万トン岸壁の一日も早い完成を働き掛け、二つ目の5・5万トン級岸壁が着工されるように全力を注ぎたい」と語った。

■熊本市 「納得できる説明を」 幸山市長 選定過程に疑問

 熊本市の幸山政史市長は「国や県から何も正式な連絡を受けていない。全く納得がいかない」と怒りをあらわにした。

 今年2月と5月の2回、国と民主党本部に陳情を重ねてきた。「熊本港が重点港湾にふさわしいと理屈を構成して訴えてきた。納得できる説明をというのが率直な思いだ」。今後はあらためて国に説明を求めていくという。

 「1県1港」という国の方針については「全く意味がわからない」。「官僚に説明をしても『政治主導』と言われ、政務三役からもしっかりとした答えが返ってこなかった」と、怒りは民主党の政策決定システムや選定過程に向かった。

 幸山市長は「熊本港は取扱量が増えており、九州新幹線の全線開業や政令市への移行で拠点性は高まる。熊本都市圏全体の需要が高まろうとしているのに、これでは動きが止まってしまう。熊本の経済にも影響が出る」と懸念した。

■1港のみ 知事「残念」

 一方、「2港とも戦略的な価値がある」と優先順位を付けず両港選定を国に働き掛けてきた県。蒲島知事は「八代港しか選ばれなかったのは残念だ」と語った。

 全国の主要港湾のうち2007年の貨物取扱量は八代港が全国46位(467万トン)で、熊本港の55位(407万トン)を上回る。県は八代港を「県を代表する工業港」と位置付ける一方、フェリー貨物主体の熊本港も「熊本都市圏の拠点」と重要視。現状では博多港に流出している県北部企業の貨物について、熊本港利用を促すため、荷役機械の整備などを国と進めている。

 ただ、もともと国が熊本港の新たな岸壁整備に乗り出すには、現状から相当、貨物量を増やすことが前提とされてきただけに、県幹部には「重点港湾にならなくても、すぐに影響は出ない」と冷静な声もある。

 蒲島知事は「国の決定を覆すことができれば努力するが、現状を踏まえ、県ができるところまでやるのが建設的だ」と述べ、熊本市との微妙な温度差もにじませた。

=2010/08/04付 西日本新聞朝刊=

783とはずがたり:2010/08/04(水) 17:14:04

重点港湾に大船渡
防波堤整備急ぐ 県も要望
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100804-OYT8T00114.htm

 国土交通省が3日、国による新規の直轄事業を絞り込むため全国43か所を「重点港湾」に選定し、県内からは主要4港湾のうち、大船渡港だけが選ばれた。湾口防波堤の修復を国直轄事業として急ぎたいとして、県が大船渡港の選定を要望していたもので、大船渡市は、選定を歓迎している。だが、同港以外の3港湾がある釜石・宮古・久慈の3市は、今回の決定を複雑な思いで受け止めている。

 県は、国による新規直轄事業を、原則として重点港湾に限定するとの国交省の方針を受け、7月に来年度の政府予算要望をした際、大船渡港を重点港湾に選ぶよう求めた。湾口防波堤が老朽化しており、宮城県沖地震に伴う津波も想定されるため国による早急な整備が必要というのが理由だ。

 大船渡市の甘竹勝郎市長は、「県はついに大船渡を選んでくれた。これから集中的に整備してもらえるのではないか」と喜ぶ。同市は、国交省による重点港湾の選定が、港湾の「選択と集中」につながると見るためだ。同市は、県内では取り扱い貨物量トップを誇る大船渡港の整備が重点的に進むのではないかと期待を寄せる。

 県は、大船渡港が、それ以外の3港湾よりも、湾口防波堤整備の緊急性が高かったことを重視したと説明する。県港湾課の野中聡総括課長は「今後も4港湾の整備を並行して支援していく」と強調する。

 だが、釜石市産業振興部の下沢治部長は、「今後の貨物量を増やす上で影響は大きい。港の発展を考えれば重点港湾になる必要があった。さらに貨物量を伸ばして、整備が必要と判断される港にしていくしかない」と悔しがる。釜石港は、取り扱い貨物量が、大船渡港と約24万トン差(2009年速報値)しかなく、県内4港では、唯一貨物量を伸ばして、大船渡港を激しく追い上げている。

 宮古市は、「『選択と集中』を目指す国の考えは理解できる」(港湾振興室)との立場。「継続中の事業は計画通り進めてもらえると思う。今回の指定で宮古湾がはじかれたとは思っていない」と比較的冷静だ。

 一方、久慈港では、国による湾口防波堤の整備が進められている。久慈市総合政策部は、「湾口防波堤はまだ半分も完成しておらず、継続して予算配分をお願いしたい」として、国に対し十分な予算措置を求めていくことにしている。
(2010年8月4日 読売新聞)

784とはずがたり:2010/08/04(水) 17:16:27
>>780-781

国際貨物拡大に期待 国重点港湾に敦賀港
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100804/CK2010080402000137.html
2010年8月4日

 国が海上輸送の拠点として集中的に整備する「重点港湾」に、敦賀市の敦賀港が選ばれた。港湾施設のさらなる充実が期待でき、選定を要望してきた県や市からは歓迎の声が上がった。

 県港湾空港課によると、敦賀港ではこれまで、国が多目的国際ターミナル事業として、5万トン級の大型船舶が接岸できる水深14メートルの岸壁や防波堤などを整備。今年10月からはターミナルの供用が始まる。

 西川一誠知事は3月から、前原誠司国土交通相らと面会して敦賀港の選定を熱心に要望してきた。同課の担当者は「敦賀港は関西や中京に最も近い日本海側の港湾。多くの国内便のネットワークを生かした対岸諸国向け貨物の中継も可能など、高い優位性が評価された」と喜ぶ。

 選定によって岸壁の拡大工事などが見込まれ、「港湾整備が進めば貨物量も増え、新たな雇用創出などの地域振興につながる」と担当者は予測。来春にも、一層の集中整備が期待できる日本海側拠点港が選定される見通しで、西川一誠知事は「敦賀港の優位性を引き続きアピールし、拠点港選定を目指していく」としている。

 一方、敦賀市の河瀬一治市長は今回の選定を受けて市役所で会見。「国際ターミナルの利用促進に弾みがつき、新規の港湾整備に向けて大きな意味を持つ。今後、新規航路の開拓や取扱貨物量を増やし、来年中にも選定される拠点港湾の指定を目指したい」と話した。

 (平井一敏、安福晋一郎)

785とはずがたり:2010/08/04(水) 17:17:08

「重点港湾」境港名乗り 鳥取県復活狙う
2010年01月09日
http://www.nnn.co.jp/news/100109/20100109026.html

 国が進める直轄公共事業の「選択と集中」の一環で、全国の重要港湾103港のうち新規事業に着手する対象を「重点港湾(仮称)」約40港に絞り込む方針を受け、鳥取県が境港(境港市)を選定してもらうよう名乗り出る。境港で2010年度から計画していた多目的国際ターミナルの整備が凍結される見通しとなったが、県は計画の“復活”を狙う考えで、指定を目指して重要性を訴えていく。
「重点港湾」の指定に向けて名乗りを上げる境港(鳥取県提供)


 国際ターミナルは10〜15年度に約65億円かけて整備する計画だったが、昨年末に閣議決定された政府の10年度予算案で、港湾整備については「新規事業は実施しない」とされた。

 ただ、国は公共事業費削減の中で港湾の国際競争力を確保するため、全国から拠点となる港湾を「重点港湾」として選び、整備を促進する方針。地域の拠点性と貨物取扱量の実績を評価して絞り込む予定にしている。

 県空港港湾課によると、手を挙げた地元自治体と港湾管理者との協議を経て選定。境港については、県や境港管理組合が国から聞き取り調査を受け、その後で国の選定作業に入る日程だが、いずれも時期は不明という。

 「日本海側にとって境港がいかに重要拠点かを国に働き掛ける」と同課。07年の木材輸入量が60万3千トンと全国3位であることや、韓国とロシアを結ぶ国内唯一の定期貨客船をアピールしていく方針だ。

 境港管理組合の長谷川具章事務局長は「ターミナル整備は、木材輸入に対応する船舶の大型化や北東アジアとの交流振興だけでなく、増え続けるリサイクル資源の取り扱いにも対応するため、地域にとってはどうしても必要な事業。選定されるよう力を注ぎたい」と話している。

 重要港湾と重点港湾 重要港湾は海上輸送の拠点として、国が直轄で岸壁や堤防、港湾道路などを整備し、旅客や貨物の輸送に利用する港湾。全国に103あり、鳥取県内では境港(境港市)と鳥取港(鳥取市)が含まれている。前原誠司国交相は、重要港湾の中から「重点港湾」を選ぶ方針を表明し、選定されれば整備に充てる国の予算が重点配分される。

786とはずがたり:2010/08/04(水) 17:18:26
>>753,785-786

境港が重点港湾に 地元からは歓迎と期待の声
2010年08月04日
http://www.nnn.co.jp/news/100804/20100804005.html

 鳥取県境港市の境港が3日、国内43の重点港湾の一つに指定された。本年度の予算化が最終的に見送られた中野地区の境港多目的国際ターミナル整備事業や、将来の国際フェリーターミナル整備などにも道が開かれたことになり、地元関係者は指定を歓迎している。
重点港湾指定で今後の整備が期待される境港(境港管理組合提供)


 中野地区の国際ターミナル整備事業は昨年度の概算要求に盛り込まれたが、政権交代により一転して本年度予算には盛り込まれず、地元には落胆が広がっていた。

 同ターミナルは同市昭和町の昭和南岸壁西側に水深12メートルのふ頭を整備するもので、2万トンから3万トンクラスの大型船にも対応できるようになる。

 境港市の合板メーカーなどはこれまでロシア材を主に輸入してきたが、ロシアの関税引き上げを受けて、カナダなどの北米材にシフトを図っており、現在では約半分が北米材に切り替わっている。ただ、北米からの輸入は輸送経路が長くなって輸送コストが増大するため、一度に大量に運搬できる大型船の利用が進んでおり、大型船が着岸できる岸壁が少ない境港では沖合での滞船がたびたび発生してコスト高の要因になっていた。

 同市内の合板メーカーの役員(65)は「国に重要性が理解してもらえた。合板メーカーとしては大歓迎で、一刻も早く整備を進めてほしい」と話す。

 境港市の中村勝治市長は「大変ありがたい。港湾整備計画に基づく多目的国際ターミナル、国際フェリーターミナルなど、港湾機能の一層の強化が図られるものと大きな期待をしている」とコメントし、今後はソフト面での投資で港湾の機能強化を図る国の「拠点港」への指定に向けて取り組む考えを示した。

 また、平井伸治知事は選定の理由について「ユニークな航路があったり、リサイクル関連や紙パルプが動く拠点が全国的にも高く評価されている」とするが、一方で「一つのハードルをクリアした段階であり、実際に予算を確保して事業が始まるかどうかはこれから。事業化に向けて努力したい」と国へ働き掛ける考えを強調した。

787とはずがたり:2010/08/04(水) 17:20:52

重点港湾:細島港、大型岸壁整備に前進−−国交省選定 /宮崎
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100804ddlk45010724000c.html

 国土交通省は3日、全国の重要103港湾の中から直轄整備する「重点港湾」43港を発表し、県と日向市が指定を求めていた細島港も選ばれた。大型岸壁整備に向けての前進で、経済波及効果に期待も高まりそうだ。

 県は97年改定の港湾計画に基づき、細島港で大型貨物船が着岸可能な水深13メートル規模の岸壁整備を求めてきた。だが、国の新規事業には長年採択されず、昨年の政権交代でも予算化は見送られた。

 一方、前原誠司国交相は「選択と集中」の観点から整備の絞り込みを表明。細島港の07年度貨物量は438万トンで全国52位と劣るが、将来的な太陽電池の生産拡大による利用増などを訴えていた。

 先月27日、前原国交相に整備を陳情していた東国原英夫知事は「選定は大型岸壁の新規着手に向けた大きな成果であり、大変ありがたい」とのコメントを出した。

 また、日向市では、重要港湾指定記念式典があり、黒木健二市長は「旭化成のハイポア工場や中国木材の進出など、今後の展望を考えると600万トンを超えることも可能。官民一体で取り組んだことが結実し、感慨深い」と選定を喜んだ。【石田宗久、荒木勲】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

788とはずがたり:2010/08/04(水) 17:23:19

重点港湾に御前崎港 田子の浦と清水の両港は戦略港湾に応募
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100804/CK2010080402000123.html
2010年8月4日

「地域や貨物のすみ分けを図りたい」と記者団に話す川勝知事=三島市のJR三島駅前で

 国土交通省が来年度以降に集中して整備する「重点港湾」に3日、県内からは御前崎港(御前崎市)が選ばれた。一方、選定から漏れた田子の浦港(富士市)と清水港(静岡市清水区)について、県は同日、穀物(トウモロコシ)の大量輸入の拠点港として指定を受けるため、国交省が募る「国際バルク戦略港湾」に応募した。 (美細津仁志)

 御前崎港の選定をめぐっては、前原誠司国土交通相が6月、現地を視察している。川勝知事は同行し、港近隣の工場の増産計画や、東名高速へのアクセスの利便性などをアピール。その後も会見などで「不退転で臨む」と強い意欲を示してきた。

 御前崎港は第一バースが完成した2004年、海外向けコンテナ船の定期航路が就航。スズキの自動車や自動車部品を中心に、アジア方面への輸出港として成長してきた。今回の選定により集中的な投資と整備が進み、県が計画している第二バースの建設に弾みが付くことで、物流貨物量の増加が期待される。

 一方、国交省は穀物(トウモロコシ、大豆)、鉄鉱石、石炭の3種類を対象にした拠点輸入港として、国際バルク戦略港湾の整備を全国で計画している。田子の浦港と清水港を合わせた2008年度のトウモロコシの取扱輸入量は約57万トンと、全国10位をキープ。県は両港の連携と相互の補完により、国際競争力を高めたい考えだ。川勝知事は3日、記者団の取材に応じ、御前崎港の選定に対し「ほっと安堵(あんど)している。今後の港の伸びしろが評価された」と喜んだ。「(国際バルク戦略港湾の指定を含めて)県内の港を駿河湾港として、地域的なすみ分けや貨物のすみ分けを図っていきたい」と話した。
石原茂雄御前崎市長のコメント 選定で地域経済発展大いに期待

 御前崎港が選定され、誠にありがたく感謝している。御前崎港は遠州地域(県西部、志太榛原中東遠地域)の海の玄関口として地域経済の発展には必要不可欠な財産。今回の選定により、施設がこれまで以上に整備され充実すれば、ますます地域の経済発展を推し進めるものと確信している。

 川勝知事の提唱する清水港、田子の浦港と一体となった駿河湾港構想の実現に近づくことで、県全体の発展にも寄与できるのではないかと考える。今後とも官民一体となった御前崎港の利活用を推進していきたい。
浜松市長 民間の利活用と将来性など評価

 国土交通省が重点港湾に御前崎港を選んだことについて、県西部の8市長でつくる「遠州地域御前崎港利活用促進協議会」代表の鈴木康友浜松市長は「大変うれしい。将来性と、民間が意欲的に利活用に取り組んでいることが評価されたのではないか」と喜んだ。

 県西部では昨年冬ごろから同港の利活用の広域的な連携を図る機運が高まり、今年4月に8市が同協議会を設立。同港の重点港湾選定を求める要望書を前原誠司国土交通相に提出した。

 同港では女岩地区の整備を計画中で、鈴木市長は「国と県でしっかり整備をしてほしい」と話した。

789とはずがたり:2010/08/04(水) 17:23:29

重点港湾:御前崎港を選定 田子の浦港は選定漏れ /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100804ddlk22010264000c.html

 国土交通省は3日、全国103カ所を指定している重要港湾のうち重点的に整備する43港湾を選定した。県内では御前崎港(御前崎市)を選んだ。これにより御前崎港の拡充や整備に国の支援が入る。県内では、もう一つの重要港湾である田子の浦港(富士市)は選定から漏れた。

 この結果を受け、県は同日、特定重要港湾の清水港(静岡市)と合わせ、バラ積み貨物の拠点にする国の「国際バルク戦略港湾」の指定を目指すと発表した。川勝平太知事は記者団に「御前崎、清水、田子の浦の3港を『駿河湾港』として育てていく」と語った。

 県によると、御前崎港が独自にまとめた整備計画では、大型船の停泊所(バース)を3カ所(現行1カ所)に増設する予定。選定から漏れれば、こうした事業に国の補助が受けられなくなる可能性があった。

 県が田子の浦、清水両港の認定を目指す「国際バルク戦略港湾」は、国交省が現在、対象港を公募している。10年末に絞り込む予定で、選定すれば、国が鉄鉱石や石炭、穀物を大量輸送するための施設整備を支援する。県は「選ばれるよう国に働きかけ、大型船が入れるよう港内を広げ国際競争力のある港にしたい」と話している。【田口雅士、竹地広憲】

毎日新聞 2010年8月4日 地方版

790とはずがたり:2010/08/04(水) 17:23:46


御前崎港の重点港湾選定 産業、防災面に利点
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100804000000000023.htm
08/04 08:38
県内主要企業は歓迎 選定漏れ田子の浦港、早期12メートル化必要

 御前崎港(御前崎市)が3日、国土交通省の重点港湾に選定されたことを受け、県内企業は産業や防災面などのメリットを強調し、一様に歓迎の意向を示した。一方、重要港湾の一つながら、重点港湾から漏れた田子の浦港(富士市)の地元は「現在進む2号岸壁整備が本年度終了すれば、国の新規事業は予定されていない」と冷静だ。
 鈴木修スズキ会長兼社長は「静岡は全国有数の工業県で、特に全県の輸出のおよそ半分を占める県西部にとっては御前崎港の選定は重要な意義がある」と受け止める。
 阪神大震災で大被害を被った神戸港が取扱量を大きく減らしたことを挙げながら、「東海地震が心配される中、清水港と御前崎港がバランスよく発展することを願う」と被災に備えた“リスクヘッジ”の意味からも2港の共存共栄を訴えた。
 今後の御前崎港の発展に向けては、「行政、海荷業者、荷主が三位一体となり、船会社とも協力して船の誘致を進めるべき」と関係者の協力を呼び掛ける。
 自動車向けワイヤハーネス部品を御前崎港から輸出している矢崎総業も「県西部に多くの拠点を抱えている当社グループにとり、御前崎港は重要な物流拠点。陸送を減らすことは二酸化炭素削減効果も高く、選定は喜ばしい」(広報部)と評価した。
 鈴与の鈴木与平社長は「御前崎港の重点港湾選定は、本県の産業振興、防災の面においても大変喜ばしいが、田子の浦港が漏れたのは残念」とする一方、「特定重要港湾に指定されている清水港を含め、本県の港湾として各港の特色を生かした戦略を持って貨物、本船の誘致を推進していくべき」と指摘した。
 一方、選定漏れした田子の浦港。地元からは冷静な受け止めとともに、3万トン級の貨物船受け入れに向けた水深12メートル化事業への影響を懸念する声が上がっている。富士商工会議所の遠藤敏東会頭は「港湾機能を十分発揮するために12メートル化の早期完成を」と訴える。
 田子の浦埠頭の山田了一取締役管理部長も「田子の浦港は(コンテナ詰めされていない)ばら貨物が基本。船舶の大型化に対応するためにも一刻も早い12メートル化が必要」と強調した。

清水、田子の浦一体応募 県、国際バルク戦略港湾に
 県は3日、食料や資源など国際バルク(ばら積み)貨物の獲得競争に勝ち抜く狙いで国土交通省が公募している「国際バルク戦略港湾」に、清水、田子の浦両港を一つの港ととらえる構想で応募したと発表した。
 国交省は「選択と集中」による港湾予算の重点化で、本県から御前崎港を新規投資対象となる重点港湾に選定し、田子の浦港は漏れた。県は田子の浦港の新たな振興策として、国際バルク戦略港湾への選定を目指す。
 国際バルク戦略港湾の公募対象品目は穀物(トウモロコシ、大豆)、鉄鉱石、石炭で、これら品目を扱う企業などが立地・創業していることが条件。県はトウモロコシの取り扱いで応募した。
 県港湾企画課によると、トウモロコシの港湾別取り扱い量(2008年)は、田子の浦港が全国12位(うちコーンスターチは3位)、清水港は17位で、両港を合計すると10位となる。
 県は清水、御前崎、田子の浦の3港を駿河湾港として一体的に運用を掲げ、国際バルク戦略港湾への応募はこの一環。選定は年内に終える見通しで、選定を受けると大型船によるバルク貨物の一括大量輸送を可能とする港湾整備などが期待できるという。

791荷主研究者:2010/08/12(木) 19:05:22

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10072303.html
2010年7/23 苫小牧民報
コンテナ荷役に新型クレーン ハイブリッド型

到着したハイブリッド型クレーン

 苫小牧東港中央埠頭(ふとう)の国際コンテナターミナルに、23日、コンテナ荷役で活躍する新しいトランスファークレーン3台が到着した。省エネが期待できるハイブリッド型で、導入は北日本初。8月から本格稼働する。

 トランスファークレーンは、船から降ろされたコンテナを、保管するヤード内で移動させたり積み上げて整理するほか、トラックへの荷積みも役目。ターミナルで現在、5台が稼働しているが、3台が古く多額のメンテナンス費が発生していたため、更新することにした。到着した新型クレーンは高さ18.8メートル、幅19メートル。苫小牧港開発が約4億円で購入し、苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合が賃借する。

 コンテナを降ろすときに発生するエネルギーを蓄電し、積み上げ時に動力として使うため、従来型と比べて燃費を最大40%削減できるという。燃料の軽油を節約できるほか、排ガス抑制効果もあるため環境にも優しい。

 新型クレーンは24日に陸揚げし、テスト調整を経て8月4日から本格稼働する。コンテナ事業協同組合は「コストを削減し、効率的なターミナル運用につなげたい」と期待している。

792荷主研究者:2010/08/12(木) 21:10:53

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20100731000000000009.htm
2010年07/31 07:24 静岡新聞
田子の浦港「非コンテナ」で振興へ 県が方針

 県は30日、国土交通省が全国103の重要港湾のうち、御前崎港など42港を重点港湾に選定する見通しとなったことを受け、絞り込みから漏れる可能性が高まった田子の浦港(富士市)の新たな振興策として、国の「国際バルク戦略港湾」の指定を目指す方針を固めた。
 同省が設けた国際バルク戦略港湾検討委員会が公募中で、選定予定の港湾数は未定という。都道府県など港湾管理者からアジアの主要港と競争可能な低コストのサービス計画書の提出を受け、本年末をめどに選定を終える。
 公募資料によると、資源、エネルギー、食料などバルク貨物は国際間の獲得競争が激化し、日本全体でバルク貨物の安価で安定的な輸出入体制の構築が緊急課題となっている。同省は選定した各地の港湾に対し、計画実施のための財政支援を行う。
 田子の浦港は東名、新東名の両高速道路のインターに近く、埠頭(ふとう)の後背地は貨物列車が通るJR東海道線に接する。県はこうした物流面での優位性に加え、危機管理の視点でバルク貨物の取り扱いに一定の実績がある清水港と機能が補完できることなどをアピールするとみられる。
 公共事業の選択と集中を掲げる前原誠司国交相は、重要港湾の選定から外れた港には来年度以降、国直轄の新規岸壁整備などは行わない一方、重要港湾にはアジアのハブ(拠点)港を目指す国際コンテナ戦略港湾と機能をすみ分けした上で重点投資する方針を示している。並行して、産業の国際競争力強化などの観点から国際バルク戦略港湾の選定を進めている。

 国際バルク貨物 国境を越えて取引される貨物のうち、コンテナに収納されずに運ばれる貨物を指す。原油などの液体バルクと、「三大バルク貨物」と称される穀物、鉄鉱石、石炭などのドライバルクに分類される。国土交通省の2007年港湾統計によると、日本の港湾取扱貨物約13億トンのうち、コンテナ貨物は2・5億トン、ドライバルク6・5億トン、液体バルク3・9億トンとなっている。

793荷主研究者:2010/08/12(木) 21:19:58

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/186306
2010年7月23日 01:47 西日本新聞
三池港コンテナ貨物 急増 5、6月 2ヵ月連続過去最高更新 年間も最多の勢い 荷主助成制度拡大が効果

韓国・釜山港を結ぶコンテナ船の貨物取扱量が急増している三池港 県が管理する大牟田市の三池港と韓国・釜山港を結ぶ週1便のコンテナ船の貨物取扱量が、急増している。5、6月と2カ月連続で過去最高を更新。年間取扱量は、2006年就航以来最多となりそうな勢いだ。市は、荷主企業への助成制度の拡充が急増につながったと分析している。

 同市三池港・みなと振興室によると、5月の取扱量は468TEU(20フィートコンテナ換算)、6月は525TEUで、月間過去最高だった08年10月の388TEUを大幅に超えた。4−6月の3カ月分は1280TEUと前年度同期比の約3倍。このままのペースで進めば、年間最高だった07年度の3047TEUを超え、目標の5千TEUを達成する可能性がある。

 取扱量増加の呼び水となったのは、荷主助成制度の拡大だ。県や大牟田市などで組織する「マイポートみいけ利用促進協議会」が4月から、取扱貨物量が多い企業ほど1TEU当たりの助成額を増やした。新規利用企業に対しては最大14万円だった上限を、100万円に引き上げた。

 取扱量の急増に伴い、コンテナ船を運航する韓国の海運会社「興亜海運」は6月下旬、最大積載量3500トンの船から、同4900トンの船に切り替えた。また、来年度、有明海沿岸道路と三池港を結ぶインターチェンジが開通することもあり、これまで博多港や佐賀県の伊万里港などを利用していた大川市の家具業者が三池港を利用する動きも出始めたという。

 国は今夏をめどに、全国に103カ所ある重要港湾を、40カ所程度の「重点港湾」に絞り込む方針。大牟田市は危機感を募らせ、古賀道雄市長らが国などに要望活動を続けている。

 こうした中で5、6月の取扱量急増は「利便性向上を地道にPRしてきた成果であり、重要港湾選定に向けた好材料」と同室。週1便から週2便へのコンテナ船増便を興亜海運に要請中で、さらなる取扱量アップへ弾みをつけたい考えだ。

=2010/07/23付 西日本新聞朝刊=

794荷主研究者:2010/08/12(木) 21:33:03

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100728/CK2010072802000003.html
2010年7月28日 中日新聞
「敦賀―釜山」直行便が就航 貨物船入港し記念式典

釜山港と直接結んで週2便運航するサンスタードリーム号=敦賀市の敦賀港で

 敦賀市の敦賀港と韓国の釜山港を直接結ぶ貨物船「サンスタードリーム」号(5、592トン)が27日就航し、敦賀港で記念式典があった。サンスターライン社(大阪市)が週2便運航。主に液晶ガラスなどを運ぶ。

 現在、敦賀港に寄港する国際定期貨物船はいずれも釜山港と結んでいるが、今回は敦賀−釜山の直行便なのが特徴。就航で従来の週3便が5便になる。

 サンスタードリームは、荷物を載せたトレーラーなどがそのまま乗降できる「RORO(ロロ)船」で、このタイプが国際定期貨物船として就航するのは敦賀港では初めて。コンテナ船に比べ、積み込み作業の短縮などのメリットがある。

 式典では、市の女性職員がサンスタードリームの船長と機関士に花束を贈った後、河瀬一治市長や旭信昭副知事が歓迎のあいさつをした。

 サンスターラインの舎野祝光(しゃののりみつ)社長も「敦賀港を利用する潜在的なお客はまだまだいると思っている」とあいさつし、今後の増便に意欲を示した。

 式後、河瀬市長は「就航で敦賀港の利便性がさらに高まった。今後はこの点もセールスポイントにしていきたい」と話し、中国航路の実現などに向け、ポートセールスに力を入れていく考えをあらためて示した。

 (立石智保)

795荷主研究者:2010/08/12(木) 23:18:45

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100804/mca1008040504012-n1.htm
2010.8.4 05:00 Fuji Sankei Business i.
戦略港湾に京浜、阪神 重点港湾は43港 アジアのハブ目指し集中投資

国際戦略港湾の有力候補の横浜のコンテナ港=横浜市

 国土交通省は3日、アジアのハブ(拠点)港を目指して集中的に整備する「国際コンテナ戦略港湾」の候補に、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)と阪神港(神戸港・大阪港)の2港を指定する方向で最終的な調整に入った。来年度以降、大型のコンテナ船が着岸できる岸壁の整備などに重点投資し、港湾の国際競争力を強化する狙いだ。

 3日に開いた検討委での候補港の採点結果に基づき、前原誠司国交相ら政務三役が戦略港湾として近く最終的に決定する。

 戦略港湾には、伊勢湾(名古屋港・四日市港)と北部九州港湾(博多港・北九州港)も名乗りをあげたが、貨物量や民間資本の活用計画などの観点から、京浜と阪神を評価した。今後、京浜と阪神両港の岸壁の整備や港の運営を担う地元自治体の公社の統合を進め、韓国のプサンやシンガポールなど、アジアのライバルに比べ割高だった国内港湾の料金体制の是正を狙う。

 一方、同省は同日、来年度以降に岸壁や施設を集中的に整備する「重点港湾」として、全国に103ある重要港湾から鹿島港(茨城県)や東播磨(兵庫県)など32道府県の43港を選んだと発表した。公共投資の縮減を進めるなか、貨物量などの面から、一定の競争力強化が見込める港湾に重点投資し、効率的に競争力を高める狙いという。

 今回、選ばれた43港は、鹿島、東播磨のほか、八戸(青森)、酒田(山形)、金沢(石川)、三河(愛知)など。貨物取扱量や地域経済への影響などを考慮して決定した。前原誠司国交相は「基本的には1県に1港という考え方で、貨物の取扱量や拠点の機能など総合的な視点から選定した」と説明した。

 選定から外れた60カ所については、原則として国の直轄事業としては新規の事業費を計上しない。ただ、離島にある港や老朽化した港については「修繕など必要最小限の新規事業を行う」(前原国交相)とした。国交省は、港湾の選定を夏ごろをめどに決定するとしていた。
                   ◇

 ■コンテナ有力2港と重点港湾43港

 ◇国際戦略港湾〈候補〉

 【関 東】 京浜港(東京港、川崎港、横浜港)

 【近 畿】 阪神港(神戸港、大阪港) 

 ◇43の重点港湾

 【北海道】 函館、石狩湾新、釧路

 【東 北】 青森、八戸、大船渡、秋田、酒田、小名浜

 【関 東】 茨城、鹿島、木更津、横須賀

 【北 陸】 金沢、敦賀

 【中 部】 御前崎、三河、衣浦

 【近 畿】 舞鶴、東播磨

 【中 国】 境、浜田、宇野、福山、呉、岩国、宇部

 【四 国】 徳島小松島、高松、坂出、松山、東予、高知

 【九 州】 苅田、伊万里、長崎、八代、大分、中津、細島、鹿児島

 【沖 縄】 那覇、中城湾

796荷主研究者:2010/08/12(木) 23:19:55

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100806/mca1008062319024-n1.htm
2010.8.6 23:18 Fuji Sankei Business i.
国際コンテナ戦略港湾に阪神港決定 関係者ら安堵 ソフト面の優遇も必要

 アジアのハブ(拠点)港を目指して国が集中的に整備する「国際コンテナ戦略港湾」に6日、阪神港(神戸港・大阪港)が選定されたことを受け、関西の経済界や港湾関係者からは「アジアからの集荷力強化に向け大きな弾みとなる」などと安堵する声が相次いだ。今後は船の大型化に伴い国際標準となる18メートル岸壁の整備など国の本格的な後押しを受け、韓国・釜(プ)山(サン)などアジアのライバル港との競争に乗り出していく。

 1港か2港とされていたコンテナ戦略港湾に京浜港(東京港・横浜港・川崎港)とともに阪神港が選ばれたのは、阪神大震災を経験した同港が訴えた災害時のバックアップ機能や、アジア貨物の取り込みに対する戦略が評価されたとみられる。

 国土交通省に対するプレゼンテーションでは、大阪港と神戸港の埠(ふ)頭(とう)公社の統合や規制緩和などによる西日本の貨物の集荷強化を掲げ、平成32(2020)年の貨物量を20年比1・5倍に増やす数値目標を提示した。

 また、集荷戦略では荷主企業のリストや釜山経由との価格差などのデータを明示するなど、京浜港や戦略港湾争いのライバルだった伊勢湾(名古屋港、四日市港)、北部九州港湾(博多港・北九州港)を計画の具体性でリードし、早くから“本命視”されていた。

 神戸市の担当者は「アジアの積み替え貨物を取り返せるのは阪神港だ、という評価をいただいたと思っている」とした上で、提案した施策を確実に行うために早くも平成23年度予算の概算要求に目を向ける。

 ただ、釜山など国の集中的な後押しを受ける港湾と競争するには、岸壁整備などのハード面だけでなく、集荷へのインセンティブ(奨励金)や税制の見直しなどソフト面での優遇を求める声も大きい。

 釜山経由で北米に行く外国船舶を阪神港にルート変更させるには、釜山以上の国内貨物を集積させる必要がある。西日本の貨物を阪神港に集中させるため、税制改正などの施策で瀬戸内海や日本海から釜山への国内貨物流出を防ぐほか、陸路で阪神港まで運ぶための方策も求められる。

 一方、国は22年度の港湾予算を前年度比約3割減らしているうえ、国際コンテナ戦略港湾に続き食料などをばら積みした貨物を扱う「国際バルク戦略港湾」の選定作業も進めている。選定港がどれだけの集中投資や税制改正などの優遇を受けられるかは不透明だ。

797荷主研究者:2010/08/12(木) 23:38:31
>>783
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100804_6
2010/08/04 岩手日報
防波堤、早期改修へ 国の重点港湾に大船渡正式決定
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 前原誠司国土交通相は3日、来年度以降に集中整備する「重点港湾」として、全国103の重要港湾から、本県の大船渡港など43港を選んだと発表した。大船渡港は湾口防波堤が老朽化。宮城県沖地震による危険性が指摘され、改修が急務として県が選定を求めていた。大船渡市の関係者は港湾振興の起爆剤として期待を寄せる。

 大船渡港の湾口防波堤は1967年に完成。釜石港湾事務所は、宮城県沖地震津波で防波堤のケーソンが滑って動く可能性を指摘。3日も現地調査を行った。

 大船渡市、同市の経済界などは湾口防波堤の改修を要望。県内の4重要港湾の大規模直轄事業は久慈、宮古が進行中で釜石は完了。県は大船渡港の緊急性が高いとして、重点港湾に選定するよう求めてきた。

 甘竹勝郎大船渡市長は「国、県、関係者の努力に感謝する。港の元気と、伸びしろを評価いただいたのではないか」と喜ぶ。

 同港の取扱重量は近年減少傾向だが、隔週運航の国際コンテナ定期航路が韓国から中国に延伸。2009年は世界的不況に見舞われながらも、伸び率は47%で全国2位だった。

 コンテナ用クレーンは民間で購入・運営。大船渡商工会議所の甘竹秀雄会頭は「苦労して、情熱をささげてきた港湾振興に弾みがつく。将来的に食料輸出港として拠点化できれば」と期待する。

 県は老朽化や地域の安全拠点、今後の発展性を訴えたことが評価されたと分析。達増知事は「今後の発展性などを評価して選定してもらったと考える。湾口防波堤改良の早期事業化を引き続き要請し、整備中の久慈港、宮古港の整備促進を要請する」とコメントしている。

【写真=大船渡港湾口防波堤の状態を調べた国の調査。重点港湾選定で早期改修に期待がかかる=3日】

798荷主研究者:2010/08/13(金) 00:00:45

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0804/2.html
2010年8月4日(水)山口新聞
徳山下松と宇部港応募 県、国際バルク戦略港湾に

 山口県は3日、石炭、鉄鉱石、穀物を扱う国内の大型港湾の中から国が国際競争力のある港湾を選定・集中投資し、大量輸送拠点とする国際バルク戦略港湾の候補として、徳山下松港と宇部港を応募した。全国有数の自家発電量を誇る周南、宇部小野田コンビナートの立地などを生かし、石炭の安定的で安価な供給や日本の国際競争力強化への貢献を目指す。

 両港は輸入石炭を内航船に積み替えて国内に運ぶ移出量が全国で1、2位を占める。県は全国の石炭取扱量の約5割を瀬戸内海沿岸地域の企業が消費していることも優位な材料に挙げる。両港が同港湾に選定されれば、2020年には石炭輸入量が現状より370万トン多い計1670万トンとなると見込んでいる。

 二井関成知事は「事業の前提となる権限移譲や財源の問題などが不明のため、今後国の制度設計を検証しながら具体的な事業の推進について検討していきたい」とコメントした。

 同港湾の選定は今年末ごろ。選定基準では石炭を扱う場合、15年までにパナマックス船(必要水深マイナス14メートル程度)、20年までにケープサイズ(同マイナス19メートル程度)の満載入港に対応できるようにすることや、物流コスト削減効果などが含まれている。

799荷主研究者:2010/08/13(金) 00:04:55

http://www.isenp.co.jp/news/20100807/news01.htm
2010/8/7(土) 伊勢日報
国のコンテナ戦略港湾 伊勢湾落選も「支援継続」

【戦略港湾の選定結果を発表する前原大臣=国交省で】

【東京】前原誠司国土交通大臣は六日の定例記者会見で、国交省がアジアのハブ港を目指して集中的に整備する「国際コンテナ戦略港湾」について、有識者による検討委員会の点数評価で一位となった阪神港(神戸港、大阪港)と二位の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)の二港を選定したと発表した。三位の伊勢湾(四日市港、名古屋港)と四位の北部九州港湾(博多港、北九州港)は落選。ただ伊勢湾は荷主サービス向上などで他港を上回る高得点を付けていることなどを評価し、「今後も現行レベルの国の支援を継続する」と明言。さらに次点扱いとし、今後の伊勢湾の取り組み状況や選定二港の進ちょく状況次第では、戦略港湾の入れ替えもあるとした。

 検討委の点数評価は一千点満点中、阪神港が七百六十九点、京浜港が七百二十九点、伊勢湾が五百五十三点、九州港が二百七十七点。前原大臣は「委員会から七百点台のポイントを示した阪神港と京浜港の二港を選定すべきとの推挙を受け、政務三役で協議した結果、委員会の推薦通り二港を選定することにした」と説明した。

 一方、伊勢湾については、「ターミナルコスト低減策や二十四時間化、情報化など荷主サービスの向上などで最高得点をマーク。また他の分野でも高い評価を受けている」とし、今後も従来通り支援を続けることを強調。さらに「民営化の進展など提案された施策の取り組み状況や基幹航路の実績、取り扱いコンテナ数の動向などで、今回選定された二つの戦略港湾と入れ替えもあり得る。いわば次点と位置付ける」と語り、今後の努力次第では選定の可能性もあるとした。

 四位の九州港は、「日本海におけるアジアのゲートウエーとして育成されるべきであり、国として支援を惜しまない」とした。

 前原大臣は「戦略港湾の選定は決定したが、国際競争力の強化はやっとスタート台に立ったにすぎない」と強調し、「今回の選定により、成長戦略における港湾力を強化し、海洋国家日本を復権させ、日本経済の国際競争力の強化を実現させたい」と決意を示した。

 今後、選定された二港に対しては、計画実行に向けて直轄事業の国費負担率の引き上げや港湾経営会社への固定資産税の減免など予算面、税制面で支援。港湾法の抜本改正も次期通常国会に提出する。一方、提案内容を着実に実施してもらうため、二〇二〇年まで検討委で計画書の実施状況を毎年チェック。また三年をめどに中間評価を実施し、進ちょく状況次第では選定取り消しや伊勢湾との入れ替えもあり得るとした。

 伊勢湾の個別の点数評価では、三百五十点満点が付けられた「目標・位置づけ」項目について、釜山港やシンガポール港に匹敵するサービスの提供を目指した点などで高評価を受けた京浜港と阪神港がそれぞれ三百点近く取得した一方、伊勢湾は百六十三点にとどまった。また基幹航路維持・強化のための貨物集約(百五十点満点)でも、約百二十点の二港に対し、四十八点と差がついた。一方で、コスト低減や荷主サービスの向上、環境・セキュリティーの分野でも最高得点を取得。実施体制も二港とほぼ変わらない点数を付けたが及ばなかった。

800荷主研究者:2010/08/13(金) 00:13:37

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20100807/CK2010080702000102.html
2010年8月7日 中日新聞
伊勢湾「土俵違った」 戦略港湾落選

 国が重点的に整備する国際コンテナ戦略港湾(ハイパー中枢港湾)の選定で、阪神、京浜両港に次ぎ“次点”となった名古屋・四日市両港の「伊勢湾」。国が3年後に選定を見直す際には最有力候補ともなり得るが、巻き返しに向けては伊勢湾全体の取り組みが問われることになる。

 選定委の評価結果によると、伊勢湾はコンテナターミナルの運営コスト低減、24時間化、情報化などの「荷主サービス向上」の項目で最高点を獲得。全国に先駆け導入したコンテナ荷役自動化システムが評価された。関連する「基幹航路維持・強化のためのコスト低減」などの項目も最高点。港湾の一元管理など体制面でも、阪神、京浜と大差はない。

 問題は「目標・位置付け」の項目。国際コンテナ港湾として発展する釜山港などに対抗しうるサービス提供や、コンテナ物流の動向を踏まえた提案かどうかが問われたが、阪神、京浜両港と100点以上の差がついた。

 名古屋港は、自動車など中部で盛んな製造業を背景に、過去10年間で50兆円の貿易黒字を稼いできた典型的な産業輸出港だが、コンテナ取扱量は京浜、阪神に大きく水を空けられている。

 このため、伊勢湾は「輸出力でモノの流れを倍増させる国際産業ハブ港」という将来像を示し、コンテナだけではない輸出の基幹港湾としての色合いが濃い提案を展開した。

 選定委は「コンテナハブ港としてのモデルチェンジが必要」などと指摘したが、伊勢湾側はコンテナ集荷策などで現実的な提案はできず、名港内のポートアイランドを規制緩和や免税措置を行う経済特区とする「構想」を示すにとどまった。

 結果としては、こうした食い違いが大きな点差に。名古屋港管理組合の幹部は「違う土俵で競わされた感がある」と不満をもらしつつ、「提案した内容はいずれも中部地域の経済発展には欠かせない。着実に進めて、見直しの際に選定を勝ち取りたい」と語った。

 (大村歩)

801荷主研究者:2010/08/22(日) 14:13:40

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&amp;mode=0&amp;classId=&amp;blockId=9699474&amp;newsMode=article
2010/08/06 08:49 福島民報
相馬港利活用を一層促進 県や周辺自治体 貨物量増が課題

 相馬港が国の「重点港湾」から漏れたことを受け、福島県や相馬市などの周辺自治体は建設中の3号ふ頭の平成24年度供用開始の実現、道路網の整備、利活用促進に向けた方策に一層努めていく。5日に相馬市の相馬フローラで開かれた相馬港建設促進期成同盟会で、3号ふ頭や常磐自動車道の早期完成などを盛り込んだ決議を採択した。

 松本友作副知事は「(国の重点港湾から漏れたことは)大変残念」と述べ、漏れた理由を取扱貨物量の問題と指摘した。貨物量を増やすことが今後の課題とし、「どうやって貨物を集めるか地元自治体としっかり取り組みたい」と語った。アクセス道路の整備などで使いやすい港にすることの必要性も挙げた。

 立谷秀清相馬市長は京浜港を拠点港とする内航フィーダーの充実を掲げ、「貨物を集め、京浜港に届けるための港にする」と相馬港の位置づけ、役割を示した。3号ふ頭に、コンテナの荷役に使うガントリークレーンを整備する重要性を訴えた。相馬港と道路網を生かし、地域振興を図ることも約束した。

 相馬港建設促進期成同盟会は3号ふ頭や道路網の早期完成を、国などに引き続き要望していく。

【写真】相馬港の利活用促進について考える出席者たち

802荷主研究者:2010/08/22(日) 14:39:58

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120100813aaai.html
2010年08月13日 日刊工業新聞
大海運輸、神戸港で重量物保管−100トン吊りクレーン設置

 【神戸】大海運輸(神戸市中央区、重田芳博社長、078・327・3939)は、神戸港に大型重量物を荷揚げ、梱包、保管、船積みできる設備を開設する。保管倉庫に定格荷重100トン吊(つ)りの天井クレーンを設置する。横浜港、名古屋港など日本の6大港における保管倉庫の天井クレーンとしては最大で、従来対応できなかったガスタービンや原子力関連機器など、大型重量物の梱包、保管が可能になる。

 神戸港は大阪港とともに国の国際戦略港湾に指定された。同社はこれを機に「神戸港を日本の重量物の一大輸出拠点として整備する」(重田社長)方針。

 設備を開設するのは神戸市中央区のポートアイランドRバース付近。敷地面積約1万9000平方メートルに長さ260メートル、延べ床面積約1万1000平方メートルの倉庫を建設する。保管能力は8000トン分。2011年3月に完成予定。敷地は神戸市から長期賃借。投資額は設備を含めて約18億円。

803荷主研究者:2010/08/22(日) 14:49:06

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/242061_all.html
2010年07/18 11:02、07/18 19:17 北海道新聞
小口冷凍貨物割安で上海へ 小樽・北日本倉庫港運 輸出増に期待

 【小樽】北日本倉庫港運(小樽市、畠山豊生社長)は、外航船の運搬用コンテナが埋まらないような小口の冷凍貨物であっても、小樽港の倉庫で受け付け、中国・上海港のコンテナヤードまで輸送するサービスを今月下旬から始める。同社は「運賃に輸出通関料などを加えた総額は従来より約4割安い」としており、農水産加工食品などの対中輸出の増加に期待している。

 神原汽船(広島)の定期コンテナ航路(週1便)の20フィートコンテナ(約30立方メートル)を利用。取り扱いは主に総菜やめん類などの冷凍食品を想定している。小樽の冷蔵倉庫保管料7日分や輸出通関料、倉庫からコンテナヤードまでの輸送料などを加え、3立方メートルあたり12万円から。中国側の輸入通関料や食品検査費は含まない。コンテナに空きがなければ引き受けない。

804荷主研究者:2010/08/22(日) 14:50:21

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/243704_all.html
2010年07/29 06:30 北海道新聞
バルク港、室蘭市も応募へ

 【室蘭】室蘭市は28日、国が選定する国際バルク(ばら積み貨物)戦略港湾へ応募する方針を固めた。30日の市議会で表明する。

 国際バルク港湾は穀物、鉄鉱石、石炭の輸入港が対象。室蘭港は鉄鉱石と石炭を対象に応募する方向で最終調整している。道内では釧路市が5月、穀物(トウモロコシ)での応募を表明している。

 室蘭市は当初、地元製鉄業者の利用を念頭に、鉄鉱石のみでの応募を検討したが、「恩恵が特定企業に限られると指定は難しい」(市港湾部)と判断。石炭利用企業との交渉などに時間を要したため、応募表明が期限の8月3日近くにまでずれ込んだ。

 戦略港湾の整備費は数百億円になるとみられ、国は年内に対象港湾を選定する予定。

805荷主研究者:2010/08/29(日) 12:07:29

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010081901580842/
2010年8/19 3:00 山陽新聞
水島港を国際バルク拠点に 20日、知事が国交省で働き掛け

 石井正弘知事は18日の定例会見で、国土交通省が年内をめどに選ぶ「国際バルク戦略港湾」(ばら積み貨物の拠点港)に倉敷市・水島港の選定を働きかけるため、20日に同省で行われるプレゼンテーションに自ら臨むことを明らかにした。

 知事は穀物の拠点港として応募した水島港について、「穀物取扱量は全国2位。交通の結節点のため中四国と一部の関西地区を含めた広いエリアへ効率的に配送できる強みがある。西日本で水島港の存在意義が非常に大きいことをアピールしたい」と意欲を示した。

 国際バルク戦略港湾は同省が穀物、鉄鉱石、石炭の3品目を対象に今月3日まで公募し、全国13港湾が名乗りを上げた。プレゼンテーションは19、20、27日に行われ、各港の管理者である自治体などが大型船入港に対応した航路浚渫(しゅんせつ)といった事業計画を説明する。

 知事はまた、県内の4人を含め、全国で100歳以上の高齢者の所在不明が明らかになった問題に関し、「家族や社会の絆(きずな)が薄くなっていることが要因。地域ぐるみで高齢者を支える体制づくりを県が中心になって進める必要がある」との認識を示した。

806荷主研究者:2010/08/29(日) 12:21:16

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008070014/
2010年8月7日 神奈川新聞
戦略港湾に京浜港、求められる国際情勢踏まえた政策

 韓国・釜山港に対抗する東アジアのハブ(拠点)港を目指す「国際コンテナ戦略港湾」に、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)と阪神港(大阪港・神戸港)が選ばれた。海運力の強化は日本経済の活性化に直結するだけに、国際情勢を踏まえた政策が求められる。

 1985年の世界主要港の取扱量は横浜12位、釜山16位、東京18位。それが2009年には東京26位、横浜36位に。一方で釜山は5位に急浮上している。

 逆転劇の背景は、多くの地方港が海外向け貨物を釜山港で積み替えているためだ。国土交通省はその数を年間計100万本(20フィートコンテナ換算)とみており、今回の戦略港湾指定により50万本の奪回を狙う。東西2港が評価されたのはそのための営業強化策を示せたためだ。

 「国策として両港を支援すれば目標は達成できる」と海運会社幹部はみる。しかし東アジアの海運事情は中国の経済成長に伴い目まぐるしく変化。もはや釜山を競争相手にしている状況ではない。

 日本の海運会社ですら日本寄港を減らして中国寄港を増やしている。その中国は大型港湾の整備を進め、日本にも韓国にも寄港しない欧米直航便をさらに増やそうとしている。釜山港がハブ港として機能強化を急ぐのは、海外貨物をつなぎ留めないとアジアの経済成長に乗り遅れるとの危機感からだ。

 日本の港湾戦略が「(世界から)周回遅れどころか2周遅れ」(前原誠司国土交通相)であることは間違いない。すでに先を見ている釜山側からは、日本に対し「連携することで国際航路が飛躍的に拡大し、相互に経済発展ができる」(釜山港湾公社)と協力体制を提案する声もある。

 戦略港湾の選定は「日本港湾が生き残るラストチャンス」(国交省幹部)。だからこそ、日本経済の将来を見据えた政策が求められる。

807荷主研究者:2010/08/29(日) 12:24:46

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008210018/
2010年8月21日 神奈川新聞
トップに大差つけられ2位通過の京浜港、戦略港湾選定で見えた課題

 国土交通省が進める「国際コンテナ戦略港湾」に京浜港(東京港・川崎港・横浜港)が正式に選ばれた。当選自体は大方の予想通りだったが、評価結果は729点(千点満点)で、2位通過に甘んじた。トップの阪神港に40点も水をあけられた差こそが、突き付けられた課題だ。国交省幹部や検討委員らの証言から探った。

 「阪神港がだいぶ上をいっている」。選定作業が大詰めを迎えていた5月、国交省幹部から、そんな内部情報がもたらされた。

 内容は阪神港の集荷策。韓国・釜山港に流れている瀬戸内海の欧米向け貨物をごっそり奪回するための方策だった。選定直後に別の幹部は「営業対象となる荷主の名前や運賃を含め、かなり具体的だった」と明かした。

 基幹航路を担う港湾運送事業者が集荷の中心になる点も異彩を放っていた。「西日本内航フィーダー合同会社」(仮称)は、港湾運送で国内最大手の上組と三菱倉庫、住友倉庫、三井倉庫の主要4社が設立準備を進めている。神戸市や国はインセンティブ(報奨金)などで支援する役回りが期待されているにすぎない。

 合同会社は9月初旬には設立予定。新たに所有する2隻の内航コンテナ船で瀬戸内海の港と阪神港を結ぶ。海上輸送と、その両端の港での荷役を同じ事業体が担うことで効率化を図り、「5年後には(20フィートコンテナ換算で)10万本超を扱いたい」(上組)と見定める。

 検討委では、期待交じりに「それだけ分かっているのだったら早くやればいいのでは」との注文が飛び出すほど具体的だった。国交省港湾経済課の若林陽介課長は「こうした瀬戸内海からの集荷策が評価された」と説明する。

 一方の京浜港。連携強化策として2月にまとめた「京浜港共同ビジョン」を下敷きに、自治体主導のインセンティブによる集荷策を軸に計画書を組み立てた。

 実は、非公表の部分に、輸出入貨物を一元的に集荷・運送する新会社の設立構想が盛り込まれている。関係者の話を総合すると、大手船会社などが出資する貨物利用運送事業者を、新設する港湾経営組織(ポート・オーソリティー)の傘下に設立する趣旨という。

 京浜港の自治体関係者は、この構想が阪神港への対策上、土壇場になって書き加えられたことを認めた上で「将来の可能性の一つとして例示したにすぎない」と説明。対象企業との調整さえ済んでいないという。阪神港と比べると、付け焼き刃の印象は否めない。

 検討委員の一人は、京浜港は民間事業者が果たす役割の記載が乏しかったと指摘。これが「戦略的な港湾経営の実現」の評価項目で阪神港に27点もの大差をつけられた理由だと明かした。

 超党派でつくる横浜港議員連盟のあるメンバーは、別の検討委員からこんな言葉を聞かされた。「向こう(阪神港)はもう後がないんだ」。阪神大震災で貨物がなくなったまま。背水の陣で臨んだ真剣さが、大胆かつ具体性もある計画案を練り上げた。そんな解説だったという。

808荷主研究者:2010/08/29(日) 12:36:51

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/188716
2010年8月4日 01:18 西日本新聞
重点港湾に「八代港」で明暗 八代市 「県南浮揚の起爆剤に」 福島市長 新たな整備要望へ

 国土交通省が3日発表した、国の直轄事業を集中的に実施する「重点港湾」に、県内からは八代港(八代市)が選ばれた。県がそろって選定を求めてきた熊本港(熊本市)は漏れ、明暗が分かれた。県は今後、熊本港の岸壁整備などに主体的に取り組む必要に迫られる。蒲島郁夫知事は八代港選定を歓迎しつつ「1港しか選ばれず残念」と複雑な表情を見せた。

 「八代市議、地元県議、県選出国会議員、地元経済界と一体となって要望してきた“全員野球”の成果だ。県南浮揚の起爆剤になるよう努力したい」。八代市の福島和敏市長は記者会見で声を弾ませた。

 福島市長は「港の歴史や規模、貨物の取扱量などからみて、選ばれないことはないだろうと思っていた」と語る一方「熊本と八代の2港が共倒れになるのではと心配もした」と本音も。「熊本港は人的交流拠点に、八代港は物流拠点に“すみ分け”をすべきだと思ってきたし、今回のことを機に、その方向に進むのではないか」と話した。

 八代港では、5・5万トン級の大型貨物船が接岸できるように水深12メートルの岸壁を14メートルに掘り下げる国の工事が2012年度完成を目標に進められている。福島市長は「5・5万トン岸壁の一日も早い完成を働き掛け、二つ目の5・5万トン級岸壁が着工されるように全力を注ぎたい」と語った。

■熊本市 「納得できる説明を」 幸山市長 選定過程に疑問

 熊本市の幸山政史市長は「国や県から何も正式な連絡を受けていない。全く納得がいかない」と怒りをあらわにした。

 今年2月と5月の2回、国と民主党本部に陳情を重ねてきた。「熊本港が重点港湾にふさわしいと理屈を構成して訴えてきた。納得できる説明をというのが率直な思いだ」。今後はあらためて国に説明を求めていくという。

 「1県1港」という国の方針については「全く意味がわからない」。「官僚に説明をしても『政治主導』と言われ、政務三役からもしっかりとした答えが返ってこなかった」と、怒りは民主党の政策決定システムや選定過程に向かった。

 幸山市長は「熊本港は取扱量が増えており、九州新幹線の全線開業や政令市への移行で拠点性は高まる。熊本都市圏全体の需要が高まろうとしているのに、これでは動きが止まってしまう。熊本の経済にも影響が出る」と懸念した。

■1港のみ 知事「残念」

 一方、「2港とも戦略的な価値がある」と優先順位を付けず両港選定を国に働き掛けてきた県。蒲島知事は「八代港しか選ばれなかったのは残念だ」と語った。

 全国の主要港湾のうち2007年の貨物取扱量は八代港が全国46位(467万トン)で、熊本港の55位(407万トン)を上回る。県は八代港を「県を代表する工業港」と位置付ける一方、フェリー貨物主体の熊本港も「熊本都市圏の拠点」と重要視。現状では博多港に流出している県北部企業の貨物について、熊本港利用を促すため、荷役機械の整備などを国と進めている。

 ただ、もともと国が熊本港の新たな岸壁整備に乗り出すには、現状から相当、貨物量を増やすことが前提とされてきただけに、県幹部には「重点港湾にならなくても、すぐに影響は出ない」と冷静な声もある。

 蒲島知事は「国の決定を覆すことができれば努力するが、現状を踏まえ、県ができるところまでやるのが建設的だ」と述べ、熊本市との微妙な温度差もにじませた。

=2010/08/04付 西日本新聞朝刊=

809荷主研究者:2010/09/04(土) 12:57:39

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100825302.htm
2010年8月25日03時47分 北國新聞
第1便、伏木港へ出発 ウラジオ―富山県伏木港

 ロシア極東ウラジオストクと伏木港を結ぶ定期航路が8カ月ぶりに復活し、第1便となる貨客船が24日、ウラジオストク港を出発した。韓国の海運会社「東春航運」のフェリー型貨客船で、日本時間で25日午後にも伏木港に到着する見込み。関係者は今後、ロシアからの集荷や集客が一層促進されるよう期待を寄せる。

 貨客船は「ニュー・ドンチュンフェリー号」(1万2961トン)で、乗客649人、車300台を収容できる。日本海で日本とロシア極東を直航する唯一の貨客船で、昨年12月を最後に運航を休止した「ルーシー号」の後継船となる。

 伏木港はロシア向け中古車輸出の主要拠点。ロシア政府の関税引き上げで2009年の輸出台数が大幅に減少したが、今年はロシアの景気が上向きになるのに合わせて輸出が回復傾向にあるため「東春航運」が運航を決めた。

 今回はウラジオストク港への船の入港が遅れ、予定より1日遅れて出発したが、伏木港に隔週で火曜に到着、2日後の木曜に出港する。第1便となる貨客船は27日昼に伏木港を出港する見込み。

810荷主研究者:2010/09/04(土) 13:09:00

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/08/25/new1008250902.htm
2010/08/25 デーリー東北
クレーン更新を/国際物流ターミナルで要望

 小林眞八戸市長は24日、八戸港八太郎地区2号埠頭(ふとう)の多目的国際物流ターミナル用地拡張や、コンテナを積み降ろしするガントリークレーンの更新を、青森県に要望した。同ターミナルは、輸出の伸びを背景にコンテナ取扱量が増加している。機能拡充の必要性については県も見方が一致し、「国に支援策を求めながら、前向きに検討したい」との考えを示した。

 要望書は市と市議会、八戸商工会議所、八戸港振興協会の連名で、小林市長が竹内春繁県土整備部長に提出。▽2号埠頭南側1万9千平方メートルの早期埋め立て▽埋め立てまでの緊急措置で隣接地を活用▽クレーン1号機の更新―を求めた。

 同港のクレーン2基のうち1号機は中古で購入し、1994年から使用。設置に約6億8千万円を要したが、製造から36年が経過し交換部品が製造中止となっていることから、荷役不能に陥る危険性もあり、初めて更新が要望された。

 コンテナ取扱量は今後も増加して2年後には限度に達するとみられ、ターミナル拡張はこれまでも港湾関係者が要望してきた。

 県は隣接地を活用して年度内にも拡張したい考えを既に示している。

 非公開の会談後、取材に応じた小林市長は、埋め立てやクレーンの更新に関して「県としてもコンテナ増に対応するため、市などと協力して国に支援を要望していくとのことだ」と、手応えを感じた様子だった。

811荷主研究者:2010/09/04(土) 14:32:30

http://www.shizushin.com/news/local/east/20100826000000000042.htm
2010/08/26 静岡新聞
松崎新港10月供用開始 利用検討委が発足

 松崎町江奈で整備中の松崎新港が10月中に供用を開始する見通しとなり、「松崎町新港湾利用検討委員会」が25日、発足した。町環境改善センターで初会合が開かれ、当初目指していた旅客船就航のめどが立たない中での新港湾の利活用について協議した。

 委員会は地元の経済関係者や住民代表者ら11人で構成する。委員は、冒頭で斎藤文彦町長からの委嘱を受け、委員長には町商工会の高橋孝一会長を選出した。

 協議は県からの整備経過説明に続いて行った。高橋委員長が、カーフェリーなど旅客船の就航が経済不況などを背景に困難になっている現状を説明。委員からは、イベントや防災などの拠点としての活用が提案され、公衆トイレや水道の整備を望む声が上がった。夏季に水上バイクが海水浴場近くの現松崎港に集中していることを踏まえ、来年以降は新港湾に水上バイクを誘導するよう求める意見もあった。

 松崎新港はカーフェリー誘致や物資輸送による地域振興、船舶大型化への対応などを目的に、1992年度に整備事業を開始。約50億円をかけ、旅客船と石材等運搬船が同時接岸できる2カ所の岸壁や、250メートルの防波堤、約1万6千平方メートルの埠頭(ふとう)を造った。完成に先立ち2005年から第1バースの供用が開始され、石材運搬事業などに活用されている。

812とはずがたり:2010/09/18(土) 00:01:27

2010年09月15日
JR貨物/京浜港と東北内陸部を結ぶ海上コンテナが4倍に
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414563/1188-1189

813荷主研究者:2010/09/19(日) 04:17:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100830t52027.htm
2010年08月30日月曜日 河北新報
酒田港民営化、重い宿題 資本・人材、議論まだ

港湾経営の民営化論議が起きている酒田港=酒田市

 国が整備する港を政治主導で従来の半分以下に絞り込む「重点港湾」に8月選定された酒田港(山形県酒田市)で、「民の観点」をめぐる議論が活発化している。選考過程での前原誠司国土交通相らの発言から選考基準の一つと受け止められ、吉村美栄子山形県知事らが中央へ要望した際にも民間経営を目指す動きがあることが強調された。もっとも、誰が何を受け持つのかといった具体論は見えず、国策に振り回されて言葉が先行している印象も否めない。(山形総局・加賀山仁)

 「アピールしたことが実現できなければ外されることもあり得る」(富樫幸宏酒田市議会議長)。「あとは国や誰かがやってくれると思ったら大間違い」(吉村知事)。酒田市の産業会館で22日あった「酒田港戦略構築市民決起大会」。缶ビールで選定を祝ううたげのはずだったが、関係者の口から飛び出すのは厳しい言葉ばかりだった。

<警戒感>
 今回の選定で国は、全国103ある重要港湾のうち、新たに整備事業を行う港を43港に絞り込んだ。東北では宮城を除く5県で6港が入った。
 地域バランスに配慮したとも見える一方、取扱貨物量で酒田を上回る相馬、石巻などは漏れた。酒田港関係者は「酒田が選ばれたのは、貨物量以外の評価があったから。それを忘れたら巻き返される」と警戒する。
 国は選考基準を明示していないが、政務三役らの発言から(1)拠点性(2)貨物量(3)民の観点(4)将来性―を考慮したとされる。酒田港の場合、(1)は山形県唯一の重要港湾でいいとしても、(2)は強みとは言えない。そこで(3)に地元経済人らが訴える「港湾経営の民営化」、(4)は北港地区で進むリサイクル産業や発電施設の集積を掲げた。こうした内容を踏まえたのが、冒頭の富樫議長らの発言だ。
 前原国交相は、現在は地方自治体に限られる港湾経営の民間開放に向け、2011年の通常国会に港湾法改正案を提出する意向。国や県が岸壁や荷役機械などを民間会社に貸し付け、料金設定や営業活動を弾力化する方策が検討されている。

<突破口>
 ただ、どれほどの資本や人的資源が必要なのかの議論はこれから。「仙台塩釜港や新潟港クラスの貨物量でも黒字経営は困難」(国交省関係者)との見方さえある中で、地元にも「本気でやれるのか」(有力経済人)といぶかる声が上がる。
 これに対し「やるかやらないかではなく、民営化の成否に酒田港の発展がかかっている」と訴えるのは、酒田港リサイクル産業センター(酒田市)の加賀谷聡一代表取締役。「企業立地はサービスとコストとスピードで決まる。現状で難しいことも、民営化が突破口になる」と意気込む。
 酒田港を管理する県は民営化への賛否を示していないが、港湾事業の収支などの現状分析には協力する姿勢という。
 フィデア総合研究所(山形市)の熊本均主席研究員は「港湾経営だけでは黒字化が厳しくとも、リサイクル産業やエネルギー基地との複合経営などの道はある。庄内地域の活性化に酒田港の総合力向上が欠かせないとの観点で取り組んでいくべきだ」と話している。

<重点港湾>港湾法は国際・国内海上物流の拠点港を「重要港湾」とし、そのうち国際物流で特に重要な港を「特定重要港湾」と定める。これに対し、重要港湾のうち国が直轄事業(国が主体となって港湾施設などを整備する工事)を今後新たに行う対象を絞り込むのが「重点港湾」。政治主導で導入され、便宜的に使われる用語で、法律上の定めはない。

814荷主研究者:2010/09/23(木) 14:18:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100907t11035.htm
2010年09月07日火曜日 河北新報
東京都など京浜港活用アピール 仙台港と連携期待

京浜港の利便性の高さが示された「利用促進セミナー」

 東京、川崎、横浜各港で構成する京浜港の利用を促そうと、東京都と川崎、横浜両市は6日、仙台市青葉区のホテルで、東北の輸出入業者ら150人を対象としたセミナーを開いた。仙台港などとのネットワークの充実ぶりをアピールしながら、利用を呼び掛けた。

 京浜港は先月、東アジアでのハブ港を目指す「国際コンテナ戦略港湾」に選定。ハブ港として躍進する韓国・釜山港に対抗するため、東日本からの貨物集約を進めている。

 東京都の中井敬三港湾局長は、大型船に対応したターミナルや入港料減免などを説明。京浜港が、国内で貨物を積み替えて海外へ運ぶ「内航フィーダー輸送網」の充実度が高い点を挙げ、「(仙台港と塩釜港から成る)仙台塩釜港間とは週13便が就航しており、さらなる貨物量の拡大が予想される」と期待を示した。

 内航フィーダーを就航する近海郵船物流の山本幹仙台営業所長は講演で「内航フィーダーを利用すれば、京浜港を通して世界各地の港と輸出入が可能だ」と、利便性の高さを強調した。

 県によると、仙台塩釜港の2009年コンテナ貨物総取扱量は約18万400個(20フィートコンテナ換算)。京浜港を含む内航フィーダーによる輸送は4割を占める。

815荷主研究者:2010/09/27(月) 00:20:19

http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0905/1p.html
2010年9月5日(日)山口新聞
国際バルク戦略港湾 国交相「選定ゼロも」

徳山下松港で石炭などのバルク(ばら積み)貨物ターミナルを視察する前原誠司国交相=周南市晴海町

 前原誠司国土交通相は4日、周南市を訪れ、国が選定する「国際バルク(ばら積み)戦略港湾」の募集に山口県が先月宇部港とセットで応募した徳山下松港を視察した。前原氏は地元関係者と会談し「1回目のヒアリングでは専門家の評価は(応募のあった13港すべて)非常に低い。(選ばれる港が)ゼロもありうる」と述べた上で、企業間連携や一体化、効率運用の具体像を詰めるよう求めた。

 国際バルク戦略港湾は「選択と集中」による港湾整備の重点化が狙い。石炭、穀物、鉄鉱石の3品目を対象に大型船による大量一括輸送の拠点となる港湾を選び、集中投資で整備することで物流コストの削減を図り、国際競争力を高める。国交省の検討委員会が最初のヒアリングを先月実施。年内に政務三役が決める予定だ。徳山下松、宇部両港は、輸入石炭を内航船に積み替えて国内に運ぶ量が全国トップ級を誇る。

 前原氏はこの日、周南コンビナート企業や市の出資による民間会社「周南バルクターミナル」(河村義人社長)が周南市晴海町の公共埠頭(ふとう)を一体的に長期間借り受け、石炭などのバルク貨物ターミナルとして整備・運営している現地を訪問。1時間に石炭を1500トン陸揚げできる大型機械にも登り、河村社長から2012年4月の全面操業を目指していることや、資金調達など経営手法の特徴など説明を受けた。

 この後、前原氏は市内のホテル、ザ・グラマシーで島津幸男市長や藤井英雄徳山商議所会頭らと会談。前原氏は「皆さん方の協力で競争力を高めなければ、戦略港湾に選ぶ意味はない。『同業他社とも協力し、港の運営でしっかり力を合わせる』との視点が第1回のヒアリングでは踏み込みが欠けていた」と指摘。島津市長は「(大臣から教えていただいた)試験問題の傾向と対策で、チーム一体となって最低でも合格点を取りたい」、藤井会頭も「同業協力の話をいただき、あらためて考え直して一生懸命やりたい」と語った。

 前原氏は取材陣に対し「徳山下松港は立派な港なので、今後の取り組みが重要。(応募13港とも)企業間連携の取り組みが具体的でなく、このままだと『合格なし』もありうる。地元の企業間協力や一体経営の具体的な絵姿を見せてほしい」と述べた。

 防府市富海の国道2号拡幅計画現場と山口市のJR新山口駅ターミナルパークも同日視察した。

816とはずがたり:2010/09/28(火) 22:13:45
>>812とは対蹠的なニュース

東北の製造工場 製品輸出を仙台港へシフト コスト削減
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100926t72012.htm

 東北に生産工場を持つ大手製造企業が、製品の輸出港として仙台港の利用を増やしている。京浜港(東京・横浜)に集中していた物流体系を見直し、輸送時間の短縮や経費削減を狙った戦略の再構築が背景にある。宮城県は、アクセス環境の向上など仙台港の機能強化を前面に出し、利用拡大へさらに力を入れる構えだ。

 粘着テープや断熱材を製造する住友スリーエムは2008〜09年、全国の主要生産拠点を4カ所に再編。このうち、東根、北上両市の工場を主力として稼働させた。
 これに伴い、韓国、中国、タイ向けの製品のうち、京浜港に輸送していたトラック出荷分の全量を仙台港利用にシフトした。現在は、同社の輸出貨物全体の6割を仙台港から積み出している。
 トラックの輸送総距離は、京浜港を利用した場合よりも約3割減少。輸出先までの到着日数の短縮も実現した。
 事務機器製造のリコーは07年1月、仙台港の利用を始めた。子会社の東北リコー(宮城県柴田町)で製造した複合機の部品を、北米と英国の両工場に出荷している。
 輸出部品は従来、首都圏の物流拠点に集め、京浜港から積み出していた。仙台港の活用により、陸路で京浜港に輸送する場合に比べ、コストを約3分の1にまで圧縮した。東北リコーは今年6月、新型トナー工場を完成させており、一層の利用拡大が期待されている。

10年で3倍
 仙台港の紙製品輸出量の9割を占める日本製紙は07年11月、石巻工場(石巻市)に最新設備を導入。豪州向け製品の生産量を増やし、仙台港の利用を本格化させた。現在は、同工場の輸出分の半数以上を仙台港から積み出している。
 同港活用の見通しについて、リコーは「複合機部品以外にも、コンテナの積載効率が向上されれば、輸出を増やすことを検討したい」(本社広報室)と言う。
 住友スリーエムは「仙台港では船会社の海上運賃がやや高めだ。もっと仙台港に荷物を集め、競争力を高めることがコスト削減にもつながる」(輸出入部)と指摘する。
 宮城県によると、09年のコンテナ貨物の取扱量は約13万個(20フィートコンテナ換算)で、1999年比で約3倍の伸び。今年上半期(1〜6月)のコンテナ取扱量は約7万6000個と、リーマン・ショック前(08年同期)を17.7%上回る。
 県は現在、高砂コンテナターミナルの拡張工事を進めており、12年度の使用開始を目指す。今年3月には仙台北部道路が東北自動車道と直結し、仙台港へのアクセスが向上した。
 年間120社にポートセールスを展開する県港湾課は「利用企業が増えれば船会社のサービスも向上し、ユーザーを呼び込む契機となる。好循環を生み出すためにも、港の利便性の高さを売り込みたい」と意気込む。

2010年09月26日日曜日

817名無しさん:2010/10/03(日) 19:00:14
舞鶴港整備、関西の北の玄関口に 府審議会が報告
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20101003000010

舞鶴港(京都府舞鶴市)の整備方針を示す港湾計画の改定に向け、京都府舞鶴港港湾審議会が中間報告をまとめた。目指すべき将来像として関西経済圏の日本海側の玄関口と位置づけ、敦賀港(福井県)と連携を強化して北東アジア貿易の拠点化を進めながら、太平洋側港湾のバックアップ機能を強化していく方向性を打ち出した。

舞鶴港の取り扱い貨物量は長引く不況の影響から、現行計画の数値目標の半分以下にとどまっている。10〜15年後の目標貨物量については府の厳しい財政状況も踏まえ「現実的な貨物量を設定する」として見直す方針だ。

行政や港湾利用者、学識経験者でつくる下部組織の委員会がまとめた中間報告では▽北東アジアとの地理的優位性を生かした物流拠点機能の強化▽国際フェリーによる中国人旅行者の誘客など広域的観光拠点づくり▽新規産業誘致による府北部の活性化▽大規模災害に備えた太平洋側港湾のバックアップ機能の強化−などを柱に挙げた。

また京都ブランドを生かすため、宮津港との一体的利用を提案。府のふ頭管理についても指定管理者制度の導入を視野に入れて、効果的な体制づくりを求めている。

審議会は来秋の答申に向け、中間報告を踏まえた具体的な施設整備や土地利用についてさらに検討する。

818荷主研究者:2010/10/03(日) 21:32:42

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/194529
2010年9月1日 01:07 西日本新聞
日韓航路が1.7倍に 釜山−門司に新貨物便就航

 韓国・ソウルの船会社「CKライン」が、門司・博多港と釜山を結ぶコンテナ船の新航路を開設し、門司区太刀浦海岸で31日、コンテナ船を歓迎する記念行事があった。これで、北九州市(門司・若松港)と釜山を結ぶ日韓航路には、今年に入って旅客と貨物合わせて4航路、月48便が増設された。

 市港湾空港局によると、CKラインの就航により、日韓航路は11航路、月112便となり、便数は昨年の1・75倍まで増加した。

 今回就航したコンテナ船は「スカイ・デューク」(3997トン)で、最大積載量はコンテナ342個(20フィートコンテナ換算)。代理店によると、産業機械や自動車部品、薬品などを運ぶという。2年前に稼働した釜山の新港の貨物取扱量が増加しているため、新コンテナ船を就航させた。便数は倍増し月24便になった。

 同局は「リーマンショック以降、門司・若松港の輸出入量は堅実に回復している。円高の懸念はあるが、今後も増加が期待される」としている。

=2010/09/01付 西日本新聞朝刊=

819荷主研究者:2010/10/11(月) 23:07:22

http://www.morioka-times.com/news/2010/1001/24/10012401.htm
2010年1月24日 (日)盛岡タイムス
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■盛岡にインランド・デポ JR貨物が3月開設

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/morioka-kamotueki.jpg
盛岡貨物ターミナル駅の隣接地にインランド・デポを設置

 盛岡市永井にあるJR貨物の盛岡貨物ターミナル駅隣接地に3月からインランド・デポ(内陸税関)が開設される。国土交通省が今年度から2012年度までの3カ年のモデル事業で、JR貨物の子会社のジェイアール貨物・インターナショナルに委託する。インランド・デポは港湾を持たない地域に設けられる通関基地で、県内に初めて設けられる。盛岡と東京湾の京浜港を鉄道貨物で結び、海上航路に中継する。

 JR貨物によると事業は東京港、横浜港の活性化と物流の効率化を目的に、東北地方の海上コンテナ鉄道輸送の拡充を狙い、盛岡貨物ターミナル駅に設置する。国土交通省関東地方整備局が京浜港の機能集中を図り、ジェイアール貨物・インターナショナルに事業を委託する。同社はJR貨物が国際物流業務のサービス向上と収益力強化を図るため、国際貨物鉄道システムを完全子会社化して、昨年6月設立された。

 盛岡貨物ターミナル駅と東京貨物ターミナル駅を1日1便のコンテナ列車で往復し、ターミナル駅の隣接地に整備するインランド・デポで通関、保税する。

 これまで県内からのコンテナの輸出入は八戸、仙台、京浜などにトラック輸送するか、外貿航路を持つ大船渡港を利用していた。盛岡貨物ターミナル駅にインランド・デポを開設することにより、鉄道によるフィーダー輸送で東北一円の輸出入需要を掘り起こす。

 JR貨物では「東京港、横浜港の活性化、物流を効率化すると聞いている。取扱量の見込みはこれからとなる」と話している。県内で初めての海外貿易の窓口を通じて、北東北の物流の活性化を図る。

820荷主研究者:2010/10/11(月) 23:08:20

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/15812.html
2010年9月23日 新潟日報
県がロシア・ザルビノ航路実験へ

 北東アジアの物流ルート開拓を検討している県は10月上旬から、ロシア極東のザルビノ(トロイツァ)港と新潟港を結ぶ航路で物流の社会実験を行うことを決めた。ザルビノに近い中国・吉林省琿春からホームセンターで扱う生活雑貨などを運ぶ。県は新潟港の拠点性をアピールする好材料になるとして、実験結果を基に、民間の船会社などへ定期航路化を積極的に働き掛けていく。

 県によると、社会実験は2008年度から進めている「国内・国際鉄道網等活用による物流回廊形成事業」の一環。

821荷主研究者:2010/10/11(月) 23:20:57

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/
2010年09/25 09:43 静岡新聞
コンテナ船優遇拡充 県内港誘致向け検討 知事答弁

 川勝平太知事は24日、県外の港に回る貨物を県内港に取り込むため、清水、御前崎、田子の浦の3港の入港料や岸壁使用料などに関するインセンティブ(優遇制度)の在り方について見直す方針を示した。県議会9月定例会の代表質問で、中沢通訓氏(志士の会、静岡市清水区・庵原郡)の質問に答えた。

 港湾管理者の県は、定期外航コンテナ船が県内の港に続けて入港すれば2港目の入港料を免除し、新規航路開設の場合ガントリークレーンの使用料を割り引くなど各種助成制度を設けている。

 しかし、本県を出入りする輸出入コンテナ貨物の約4割が県外に流れているのが現状で県はインセンティブ制度の拡充が不可欠と判断している。

 知事は「西部のコンテナを名古屋などに持っていくのではなく、御前崎に持ってくるよう道路整備も進めている。西部地域の企業には、御前崎港の発展に懸ける県の方針に理解をお願いしたい」と述べた。

 中沢氏は再質問で「インセンティブのメリットを荷主に感じさせるためにも知事自らのトップセールスが必要」と迫り、知事は「(コンテナ貨物を)持って来やすい環境づくりを働きかけるためにできる限りの運動をしている」などと応じた。

822荷主研究者:2010/10/16(土) 13:35:20

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20101001/CK2010100102000123.html
2010年10月1日 中日新聞
伊勢湾港「国際ハブ港」目指し連携 国に整備要望へ

 国の「国際コンテナ戦略港湾」(ハイパー中枢港湾)に応募したものの落選した名古屋港と三重県四日市港の「伊勢湾港」について、今後も連携を強め国際競争力を強化しようと、第1回伊勢湾連携協議会が30日、名古屋市港区の名古屋港湾会館で開かれた。今後、両港の1港化を視野に入れ、伊勢湾港を「国際産業ハブ港」として重点整備するよう国に求めていくことなどを確認した。

 会議には、名古屋港管理組合管理者の河村たかし名古屋市長、神田真秋知事、野呂昭彦三重県知事、田中俊行同県四日市市長らが出席した。

 ハイパー中枢港湾の落選に、河村市長が「情けないやら、むかつくやら」と“河村節”で国を批判したが、神田知事は「(選定の方向性をめぐる)ボタンの掛け違いもあった。情報不足など反省面もある」と指摘。野呂知事は「伊勢湾の国際産業ハブ港としての立ち位置がはっきりした面もある」と前向きにとらえた。

 協議会は、ハイパー中枢港湾選定に当たり提案した「国際産業ハブ港」を目指す方針を確認。効率的な港湾経営のための名古屋、四日市両港の1港化なども引き続き実現を図ることを決めた。「港湾サービス」「港湾経営」「貨物集荷促進」の3部会を設置し、それぞれ専門的な議論をする。

 一方、ハイパー中枢港湾の選定結果発表の際、前原誠司国土交通相(現外務相)は、3年後の選定見直しにも言及していることから、当面は選定獲得に向けた対応も進める。

 会議後の記者会見で神田知事は「国の概算要求ですでにハイパー中枢港湾に当選した京浜、阪神と、伊勢湾の間で差別化が起きている。これが固定化すれば大変だ。国際産業ハブ港としての地位を確立する努力を待ったなしでする必要がある」と危機感をあらわにした。

 (大村歩)

823荷主研究者:2010/10/16(土) 14:32:36

http://cargo-news.co.jp/contents/code/100930_1
2010年9月30日 カーゴニュース 第3929号
川崎港でマルチトレーラ活用し45ft海上コンテナ輸送の実証実験

 京浜港物流高度化推進協議会は25日、川崎港で45フィート国際海上コンテナの輸送実証実験を行った。

 実験ではマルチトレーラを活用した20フィートコンテナ積載時の荷役、マルチトレーラの伸縮作業、45フィートコンテナの荷役作業、マルチトレーラの公道走行、45フィートコンテナ積載時の荷役などを関係者に公開。トレーラが伸縮することで複数サイズのコンテナを積載できるマルチトレーラを使用して、実入り45フィートコンテナの公道走行と荷役作業を検証した。こうした取り組みは国内初。

 実証実験は川崎港コンテナターミナル、山九首都圏物流センター及び同施設付近の公道で実施し、輸送時のドライバーと荷役作業員の作業性などを検証した。実験にはAPL、OOCL、神奈川県トラック協会海上コンテナ部会、山九、東洋埠頭が協力した。

 使用したマルチトレーラは独・シュミット社製で20フィート、40フィート、45フィートコンテナの積載が可能。

 実験項目は20フィートコンテナ荷役、マルチトレーラ伸縮操作・荷役、45フィートコンテナ積載走行、45フィートコンテナ荷役。20フィートコンテナ荷役では20フィートコンテナ積載車両のトラックバースへの着車と荷役作業を実施。マルチトレーラ伸縮操作と荷役では川崎港コンテナターミナルでマルチトレーラ車両の伸縮操作を行うとともに、マルチトレーラへの45フィートコンテナ積載作業を実施した。

 45フィートコンテナを積載しての公道走行は川崎港コンテナターミナル〜山九首都圏物流センター間で実施。公道で実際に右左折などを行うことで運転操作性を確認した。45フィートコンテナ荷役ではトラックバースへの着車と荷役作業を行い、作業性などを検証した。

 マルチトレーラは複数サイズのコンテナを1台のトレーラで運搬できるため、異なるサイズのコンテナを運搬する場合でもトレーラの付け替えが不要となり、車両の回転率向上や保有台数、車両駐車場の削減などにつながる。そのため、今回の臨海部実験を経て、今後は埠頭間などの輸送でマルチトレーラの有効性を検証する。

 京浜港近郊の荷主倉庫及び工場〜コンテナターミナルや京浜港のコンテナターミナル間などの輸送でマルチトレーラを使用し、20フィート、40フィート、45フィートの各サイズのコンテナ輸送とマルチトレーラを活用した場合の各種効果の計測を行う予定。

 ※45フィート国際海上コンテナ=2005年にISO規格化。北米〜中国航路などで利用が増加しているが、国内では法令基準に適合するトレーラが存在しないため、45フィートコンテナのトレーラ輸送は行われていない。45フィートコンテナは背高40フィートコンテナよりも容積が大きく輸送効率が高いため、荷主からの利用要望が高まっている。

(100930)

824荷主研究者:2010/10/23(土) 12:30:56

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20101009/CK2010100902000119.html
2010年10月9日 中日新聞
12日から本格運用 敦賀港多目的国際ターミナル

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2010100902100072_size0.jpg

本格運用が始まる敦賀港の多目的国際ターミナル=敦賀市で

 敦賀市の敦賀港の多目的国際ターミナルが12日から、本格的に運用を始める。5万トン級の大型船舶が接岸できるようになり、コンテナ貨物取扱量の増加や航路の拡大などが期待される。

 ターミナルは幅280メートル、水深14メートルの岸壁を備える。コンテナの一時集積場所は7・1ヘクタールで、南側にある従来施設の約4倍の規模。国と県が1996年から約480億円をかけ、17・6ヘクタールを埋め立てて整備した。

 管理運営は県と敦賀市、民間企業12社が出資する第三セクター「敦賀港国際ターミナル」(社長・河瀬一治敦賀市長)に委託。2年前から、ばら積みの荷物を扱ってきたが、今回からコンテナ貨物の荷役も始める。

 敦賀港のコンテナ貨物取扱量(20フィートコンテナ換算)は海外航路の一部廃止に伴い、2002年の約1万4400個をピークに減少。08年から再び増加に転じ、今年は9月末で約9700個と、既に09年中の約8000個を上回っている。

 8月には国が海上輸送の拠点として集中整備する「重要港湾」に敦賀港も選ばれた。県港湾空港課の担当者は「ターミナルの利用を促進し、港の振興に弾みを付けたい」と強調。新規航路の開拓などを進め、来春に見込まれる日本海側拠点港の選定にもつなげたい考えだ。

 県などは12日、現地でターミナルの完成記念事業を展開。コンテナ船の就航セレモニーや式典、鬼頭平三・日本港湾協会理事長の講演会を開き、午前8時から午後2時半まで一般向けのターミナル見学会もある。

 (平井一敏)

825荷主研究者:2010/10/23(土) 13:47:08
>>673
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1010090011/
2010年10月9日 神奈川新聞
利用低迷の新港埠頭から2年ぶり自動車輸出へ、施設使用料の全額免除奏功/横須賀市

 利用が低迷している横須賀市の新港埠頭(ふとう)=新港町=から11月、富士重工業の自動車が輸出されることになった。4月から実施している施設使用料の全額免除が決め手となった。

 市港湾部によると、富士重工業は野積場5号(約9千平方メートル)に輸出用自動車を集めた後、自動車専用運搬船に船積みする。使用期間や出荷台数などは不明だが、「野積場を拠点として使いたい」との意向を伝えており、東扇島(川崎市)、大黒(横浜市)に続く3港目の輸出拠点として、継続的な利用が期待されている。

 同埠頭は完成した自動車の積み出し港として1974年に整備された。しかし、2008年11月に同社の自動車がカナダに輸出されて以来、輸出用自動車の積み出しはなかった。

 利用を促すため、市は4月から、1年間の期限付きで荷物の積み降ろしをする船舶の岸壁使用料と野積場・荷さばき地使用料を全額免除している。仮に5万トン級の大型運搬船が月に2回、積み出しをした場合、約250万円の使用料が免除されるという。

826荷主研究者:2010/10/23(土) 14:04:49

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101016h
2010/10/16 12:09 秋田魁新報
コンテナ航路、年度内開設を要望へ 副知事、17日ロシア訪問

 中野節副知事は17日から23日までの日程で、ロシアを訪問する。18日にはウラジオストクの船会社フェスコを訪れ、秋田港とロシア極東のボストーチヌイ港を結ぶ定期コンテナ航路の年度内開設を要望する。フェスコ社が航路開設の条件に挙げている1寄港当たりコンテナ50本(20フィートコンテナ換算)を上回る潜在的貨物量があることを示し、前向きな回答を得たい考えだ。

 県は今年4月から8月末まで国内外の295社を対象に、秋田港へのロシア航路誘致を想定した貨物量を調査。輸入用木材、輸出用中古タイヤなど年間1222本の需要が見込まれるとの結果が得られた。月2回の寄港とすれば、1寄港当たり50本の貨物量を上回ることになる。

 中野副知事はフェスコ社幹部との会談で、県が実施した貨物量調査の結果を説明し、航路開設を要望する。貨物確保を確実にするため、輸送料金の低減も併せて要請する方針だ。18日には、本県と友好協定を締結した沿海地方行政府も訪問。本県側が協力する医療、農業両分野での技術者の派遣、受け入れなどの具体的スケジュールを協議する。

827荷主研究者:2010/10/23(土) 14:09:24
>>824
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20101013/CK2010101302000118.html
2010年10月13日 中日新聞
敦賀港、多目的国際ターミナル 本格運用を開始

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2010101302100040_size0.jpg
本格運用が始まった敦賀港の多目的国際ターミナル=敦賀市で、本社ヘリ「わかづる」から

 敦賀市の敦賀港で12日、多目的国際ターミナルの本格運用が始まり、記念式典などで運用開始を祝った。

 ターミナルは、港の振興に向け、1996年から国と県が総事業費約480億円で、外国貿易のコンテナ船用に整備。面積17・6ヘクタール。幅280メートル、水深14メートルの岸壁を備え、5万トン級の大型船が接岸可能。2008年から一部で供用が始まり、今春に大型クレーンも設置。本格運用開始となった。

 県と敦賀市、民間が出資する第3セクター「敦賀港国際ターミナル」が管理運営に当たり、当面、唯一の外国航路の韓国・釜山と結ぶコンテナ船週3便が利用する。

 この日はターミナルで、釜山からの第1便の就航セレモニーを実施。西川一誠知事や敦賀港国際ターミナル社社長の河瀬一治市長ら約40人が出席し、テープカットと大型クレーンの荷役作業披露で運用開始を祝った。

 その後、近くのきらめきみなと館で、国土交通省や敦賀港を利用する企業関係者らも加わり、約300人が出席して記念式典を開催。西川知事は中国航路の開設に意欲を示しながら「ニーズに合った港湾管理をしていく」と港の振興に意気込みを示し、河瀬市長も「ターミナルの完成は1つの夢の出発点」と今後への期待を述べた。

 敦賀港は釜山との間で週5便運航しているが、コンテナ、ばら積み双方を扱う週2便のRORO船と国内船舶は従来通り、別の岸壁を利用する。

 この日は一般対象の現地見学会や式典出席者向けのセミナー、レセプションなども行われた。 (立石智保)

828荷主研究者:2010/10/29(金) 00:37:07

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/10/20/new1010200802.htm
2010/10/20 デーリー東北
内航コンテナ航路拡充 八戸港-関西圏が直結

 八戸港と京浜港を結ぶ内航フィーダーコンテナ定期航路を運航する井本商運(神戸市)は今月から、神戸、名古屋両港に航路を拡充した。便数を週1便から2便に増便し、うち1便で神戸、名古屋両港を結ぶ。これまで八戸港から関西圏につながる内航航路がなかっただけに、新たなコンテナ貨物の集荷が期待される。

 寄港先は八戸、仙台、相馬(福島県)、横浜、神戸、名古屋、四日市(三重県)。井本商運は「八戸だけでなく、仙台などからの貨物集積を見込んでいる。輸送需要を開拓したい」としている。

 集荷代理店の八戸港湾運送(八戸市)によると、新たな定期便は今月11日からスタートし、毎週月曜日に八戸港に寄港している。

 同社は「便数が増えたことに加え、関西、中部圏とダイレクトにつながる航路ができたことは大きなプラス」と歓迎。コンテナ貨物量の増加に取り組む八戸市も「荷主の選択肢の幅が広がることは良いこと。八戸港の利便性アップにもつながる」との認識を示した。

 現在、八戸港に就航する内航フィーダーコンテナ定期航路は井本商運の週2便に加え、横浜コンテナライン(横浜市)と鈴与海運(静岡市)が週に各1便運航している。

830名無しさん:2010/11/07(日) 20:08:23
逆に敦賀港の韓国航路は減便になります。


金沢港、韓国航路再び週5便に 興亜海運増便、貨物船も大型化
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20101102401.htm

金沢港の韓国・釜山コンテナ航路が15日から、1便増え、再び週5便体制になることが分かった。1日に県に入った連絡によると、同港に寄港する韓国の運航会社2社のうち、興亜海運(本社・ソウル市)が、貨物量の増加を受け、火曜寄港の週1便体制から、月曜と金曜寄港の週2便体制に改編する。同社は増便と同時に、貨物船を大型化する。
韓国・釜山航路は昨年2月に一時、週5便体制となったが、貨物船を大型化し今年3月からは再び週4便に減便された。今回は、増便とともに船が大型化され、県は金沢港の利便性が大きく向上するとみている。

今回の改編で興亜海運が運航する航路は、日曜に釜山を出発し月曜に金沢寄港、水曜に釜山に到着する便と、水曜に釜山を出発し舞鶴、敦賀を経て金曜に金沢寄港、土曜または日曜に釜山に到着する便となる。輸出入にかかる所要日数は最短で1日となる。

韓国・釜山航路をめぐっては、興亜海運のほか、高麗海運が週3便を運航し、月曜と水曜、金曜に金沢に寄港している。今回の興亜海運の増便により、同航路は2社で月曜が2便、水曜が1便、金曜が2便となる。金沢港の場合、輸出は金曜、輸入は月曜のニーズが高いとされ、関係者は「月曜、金曜の便の増加は、荷主の利用促進につながるはずだ」とみている。

船は、現在の4900トン級から6400トン級に大型化され、積載可能な貨物量が約1.6倍に増える。

県によると、金沢港の今年のコンテナ貨物取扱量は9月末時点で前年比20.6%増の2万3716本に上り、過去最多のペースで推移している。

831荷主研究者:2010/11/08(月) 22:45:55

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20101026203.htm
2010年10月26日01時09分 北國新聞
新湊大橋つながる 射水市の富山新港で建設中 日本海側最大の斜張橋部分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/T20101026203.jpg
斜張橋部分の橋げた架設が完了した新湊大橋=射水市の富山新港

 射水市の富山新港で建設中の新湊大橋で、日本海側最大の斜張橋部分(主橋りょう部・600メートル)の橋げたの架設が25日完了した。北陸地方整備局伏木富山港湾事務所によると、東西のアプローチ部分を含めた全長3600メートルの新湊大橋全体の橋げたがつながるのは来年3月までで、開通は2012年度の見通しである。

 この日は今年4月25日から架設作業が始まった主塔間360メートルの橋げた全21ブロックのうち、最後に残った中央の1ブロックが取り付けられた。

 輸送台船で三重県から運び込まれた鋼製のブロックは揚重機で高さ約50メートルまでつり上げられ、ボルトで固定された。ブロックは長さ8メートル、幅10・8メートル、高さ4・5メートル。重さは約80トン。

 橋の周辺では開通を心待ちにしながら、橋げたの架設工事を見守る人の姿が絶えなかった。

832荷主研究者:2010/11/08(月) 22:50:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101027t12033.htm
2010年10月27日水曜日 河北新報
45フィートコンテナの公道輸送実用化 来月、実証実験

 国内では公道走行が認められていない「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」の実用化を目指す公道輸送実験が11月16日から5日間、仙台港(仙台市宮城野区)―岩沼市間で行われる。

 東北の港湾、空港の物流機能拡充と国際競争力の強化を狙い、産学官でつくる東北国際物流戦略チームが今年3月に実施方針を打ち出し、準備を進めてきた。

 実験区間は、仙台港の高砂コンテナターミナルと、タイヤ製造の東洋ゴム工業仙台工場(岩沼市吹上)間の約30キロ。県道と国道4号、仙台東部道路をそれぞれ経由する3ルートを計9往復する。

 実験では、交差点の右左折時の安全性確認や横転防止対策などを検証。参加する東洋ゴム工業は、実際に工場で製品をコンテナに積み込み、仙台港から北米へ輸出する。

 45フィートコンテナは国内で主流の40フィートより約1.5メートル長く、積載容積は1.27倍。軽量貨物の輸送に適し、物流効率化や二酸化炭素(CO2)削減の観点から荷主のニーズが高い。国内では安全上の理由で、公道走行が認められていない。

 チームに加わる宮城県は、物流コスト削減や港湾機能強化を目指し、国の構造改革特区に「みやぎ45フィートコンテナ物流特区」を提案。14日、国のメニューに盛り込まれた。

 県は年明けにも特区申請し、今回の実証実験結果などを参考に、輸送ルートを選定する。

833名無しさん:2010/11/09(火) 21:42:18

韓日中ロ4カ国連結の北東アジア新航路、15カ月で“座礁”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101109-00000043-cnippou-kr

韓国・日本・中国・ロシアを結ぶ北東アジア新航路旅客船が、就航1年3カ月目で‘座礁’した。 これを受け、束草(ソクチョ)港を北方物流の前哨基地に育成するという江原道(カンウォンド)と束草市の計画に支障が生じることになった。

束草市によると、北東アジアフェリー(株)は先月28日に臨時取締役会を開き、韓国・束草−日本・新潟−中国・琿春−ロシア・ザルビノを結ぶ北東アジア新航路外港定期旅客運送事業免許の返却を議決し、29日に国土海洋部に免許を返却した。 国土海洋部は1日、免許返却を正式に受理した。 これに伴い、09年7月28日に就航した北東アジア新航路は当面、廃止されることになった。

束草市物流事業所のチャン・ボンジュ担当は「旅客船の就航後、旅客・貨物不足で赤字が膨らみ、すぐに船を運航するめども立たないため、免許を返却した」とし「長期間にわたり船舶を運航できない場合、免許取消のおそれがあるため、免許を自ら返却した」と述べた。 免許取消になった場合、2年間は同じ事業者に免許が発給されない。

北東アジア新航路は、韓日中ロ4カ国の業者と自治団体が300万ドルを出資して北東アジアフェリーを設立、09年7月28日に最初の旅客船が出航した。 韓国側はボムハン商船が31%、江原道と束草市が各10%の計51%を出資した。

834荷主研究者:2010/11/10(水) 23:36:37

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003563613.shtml
2010/10/28 08:38 神戸新聞
神戸港、コンテナ取扱数が2割増 10年上半期

 神戸市が27日発表した2010年上半期(1〜6月)の神戸港のコンテナ取扱個数は、126万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)で、世界同時不況で大きく落ち込んだ前年同期と比べ19%増となった。08年同期比でも2%減にとどまり、堅調に回復している。

 外国貿易によるコンテナ取扱個数は約99万TEU(前年同期比17%増)。自動車を含む金属機械工業品や、染料・塗料・合成樹脂などの化学工業品などが増加した。国別では、対アジアが73万TEU(19%増)、対北米が16万TEU(20%増)、対欧州が9万TEU(12%増)だった。

 外国貿易による総取扱貨物量は2357万トン(14%増)。輸出は1094万トン(20%増)、輸入は1263万トン(9%増)だった。

 同市みなと総局は「阪神・淡路大震災後の最高を記録した08年とほぼ同水準まで回復したが、今後は円高の影響が出てくるだろう」としている。(石沢菜々子)

835荷主研究者:2010/11/14(日) 12:12:44

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20101105301.htm
2010年11月5日03時22分 北國新聞
東南アジアへ定期航路 コマツ粟津工場

 コマツ粟津工場(小松市)は、金沢港から東南アジア向けの建設機械を運ぶ定期航路を開設する方針を決めた。来年初めごろの就航を目指し、調整を進めている。インドネシアなどの建機需要が急拡大しているためで、金沢港の荷量増加につながりそうだ。

 4日、コマツ粟津工場の佐々木一郎工場長が北國新聞社などの取材に対し、明らかにした。

 東南アジア向けの定期航路は当面、月1便を予定し、金沢港とインドネシアの港を結ぶ計画。年末ごろに具体的な内容が決まる見通しだ。

 粟津工場の今年度上半期(4〜9月)の東南アジア向け建機生産は前年同期比約3割増と伸びた。インドネシア向けは資源需要などに伴い、生産量が大幅に増えており、今後の増加も期待できるという。

 さらにコマツ金沢工場(金沢市)が生産する大型プレス機も来年4月以降、東南アジアへの出荷が見込めることから、定期航路を開設するための荷量が確保できると判断した。

 粟津工場によると、東南アジア向けの建機は8割近くを大阪や神戸、名古屋の港から輸出している。金沢港からの輸出比率は20%程度にとどまるが、定期航路開設によって同港からの比率を35〜40%に高める考えだ。

836荷主研究者:2010/11/14(日) 12:50:47

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20101106/CK2010110602000144.html
2010年11月6日 中日新聞
伏木富山港の利用を コンテナ便5航路/ロへの運送スムーズ

富山県側の関係者(右)から港の整備状況を聞く岐阜県の運送事業者ら=伏木富山港多目的国際ターミナルで

岐阜の業者ら視察
『価格など比較し検討』

 岐阜県内の運送業界や同県の関係者らが五日、射水市の伏木富山港(富山新港)の利用を検討するため視察に訪れた。港を管理する県や地元の港湾運送事業者が案内しながら、東海北陸道の開通や航路・便数の増加で港が便利になったことを強調し、売り込みを図った。(中村真暁)

 視察は岐阜県が主催した物流関連セミナーの一環で、同県の流通担当者ら二十二人が参加。富山県や関係市、港湾運送事業者らでつくる「特定重要港湾伏木富山港ポートセールス事業推進協議会」が一行を迎えた。

 港の多目的国際ターミナルでは、荷役施設管理運営組合の担当者が、コンテナ専用のクレーンなどの設備を紹介。参加者は写真を撮影し、メモを取りながら見て回った。

 伏木富山港は定期コンテナ便が今年二月から過去最多の五航路、月四十二便となった。ロシア極東へは、太平洋側の港に比べて約五日早い二日程度で船が着く。

 岐阜県海津市で自動車リサイクル業を営む男性は「ロシアへの商品輸出を考えている。価格などを他の港と比較し、利用を検討したい」と話していた。

 富山県側は、昨年九月に岐阜県に出向いてPRしたほか、今年八月には富山市であった両県の製造業者の交流会で伏木富山港の利用を促すなどのポートセールスを重ねてきた。視察に立ち会った県担当者は「隣の県に便利な港があるとPRしていきたい」と話していた。

837荷主研究者:2010/11/14(日) 12:53:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011030031.html
'10/11/3 中国新聞
浜田港国際定期10年で式典
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 浜田港国際定期コンテナ航路開設10周年記念式典が2日、浜田市のホテルであった。島根県の溝口善兵衛知事や浜田港利用企業の代表たち約150人が出席した。

 10年間、週1回の運航を続ける韓国の船会社、南星海運の金英治(キム・ヨンチ)会長に感謝状と神楽面を贈った。浜田港を利用し、年間100個以上のコンテナを過去3年間続けて輸出入した、浜田市などの企業7社にも賞状が授与された。

 本年度上半期の輸出入は1188個で、過去最高だった2008年度同期の1276個と同じような推移をたどっており、本年度は過去最高のコンテナ数が期待されている。

【写真説明】溝口知事(手前)から感謝状を受け取る金会長

838荷主研究者:2010/11/21(日) 12:30:36

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/257801.html
2010年10/30 13:15 北海道新聞
定期航路 中国に売り込め 2日から市長ら 新港の利便性PR

 【石狩】市や民間企業でつくる「石狩湾新港地域貿易経済促進会」(会長・田岡克介市長)は石狩湾新港と中国との定期航路開設に向け、中国へのポートセールスを行う。初の試みで、11月2日から6日まで田岡市長らメンバー4人が中国の大連港と天津港の港湾関係者らを訪問し、石狩湾新港が大消費地の札幌に近く利便性が高いことなどをPRする。(上田貴子)

 市によると、天津港は首都北京の港として活用され貨物の取扱数は世界6位。大連港は東北地域の玄関口で同11位と、いずれも世界有数の港だ。

 石狩湾新港は札幌に近いほか、民間の冷蔵・冷凍庫が集積し食料品の保管をしやすいことが特徴。現在はアジアを代表するハブ港、釜山港(韓国)との外貿定期コンテナ航路が開設されている。釜山経由で中国からは家具や日用品が輸入され、新港からは魚介類などが輸出されており、中国は新港の取り扱い貨物の4割を占める“お得意様”だ。

 ただ、事務局の市企業誘致室は「石狩湾新港の知名度が低いことが課題」と言い、田岡市長らは大連・天津両港の港湾管理者を訪れ同新港の利便性をアピールし、需要を掘り起こしたい考え。また、一行は大連と天津で日本食を輸入している現地企業を訪問し物流ルートを調査、今後のポートセールスに役立てるほか、石狩の農産物や魚介類を売り込む。

 市企業誘致室は「経済成長が著しい中国との物流活性化は大きな課題。石狩湾新港を活用してもらえるよう、パイプをつくりたい」と話している。

839荷主研究者:2010/11/21(日) 13:01:49

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/11/13/new10111309top.htm
2010/11/13 デーリー東北
台湾向け県産リンゴ 八戸港から本格輸出

 八戸港から青森県産リンゴを直接輸出する取り組みが、11月から本格化する。県りんご輸出協会の太田一民理事長が代表を務める鶴田町のリンゴ移出会社が、13日から週1回のペースでコンテナ便で台湾へ輸出。県産リンゴは従来、物流コストやコンテナ定期便の数などの課題があり、京浜港や神戸港から輸出するのが一般的だった。今回の同社の試みを受け、同港からのリンゴ輸出の動きがさらに県内に広がると関係者は期待を寄せている。

 同社が輸出するのは、今年収穫したばかりの「ふじ」。約20トンを40フィートのリーファー(冷蔵)コンテナ2本に分け、11日からコンテナへの積み込み作業を始め、13日に台湾の基隆港に向け出発する。

 同港に定期コンテナ便を運航しているパシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)の東南アジア航路を活用する。

 リンゴ生産の本場である津軽地方からはこれまで、高速道路でトラック輸送し、大手商社を介して京浜港や神戸港から輸送されていた。大都市圏の港からの方が輸送費が安いとされていた上、定期便の寄港数も八戸港が週1便なのに対し、京浜港や神戸港は毎日就航。利便性の問題も背景にあり、八戸港活用は進まなかった。

 こうした課題を踏まえ、同じ県内にある国際貿易港・八戸港を活用したリンゴの輸出拡大を目指そうと、県や八戸市、民間企業が連携。この動きに海外に直接リンゴを売り込んでいる太田理事長が賛同し、今回の取り組みにつながった。

 太田理事長のリンゴ移出会社は、週1便のペースで出荷し、合計でコンテナ約50本を輸出する計画。これにより、同港が取り扱うリンゴのコンテナ取扱量は、例年に比べて倍増する見通しだ。

 太田理事長は「今回の試みで、八戸港からリンゴを輸出した方が物流コストが安く、利用価値があることが分かれば使っていきたい」と、継続的な活用を検討する考え。

 八戸市産業振興課は「八戸港からのリンゴ輸出はこれまで課題もあったが、津軽地方の移出業者が利用することで、ほかの事業者に波及してほしい」と期待している。

【写真説明】台湾に向け、コンテナに積み込まれる青森県産リンゴのケース=11日、鶴田町(八戸港湾運送提供)

840荷主研究者:2010/11/21(日) 13:34:47

http://www.minyu-net.com/news/topic/1106/topic1.html
2010年11月6日 福島民友トピックス
韓国コンテナ船が小名浜に初入港 物流活性化へ期待

小名浜港に初入港した韓国のコンテナ船

 韓国の企業・南星海運のコンテナ船「STAR EXPRESS(スター・エクスプレス)」が5日までに、いわき市小名浜港と韓国・釜山港との間でコンテナ輸送を開始した。同船は、同社がこれまで使用していた船よりも多量のコンテナを積載できることから、積み残しが減り、輸送効率が高まることが期待される。県小名浜港利用促進協議会は3日、同船が小名浜港に初入港したことを受けて歓迎セレモニーを開いた。

 同船は先月、韓国で造船された。同社が以前使用していた「KOREA STAR(コリア・スター)」は20フィートコンテナを710個積載することができたが、同船は953個。小名浜港では1998(平成10)年に始まったコンテナ輸送は伸び悩んでおり、船舶代理店のいわき小名浜コンテナサービスは、南星海運が先月に導入した「スター・パイオニア」と、今回の「スター・エクスプレス」の2船を利用することで、コンテナ物流を活性化させたい考え。

 セレモニーには、同協議会といわき小名浜コンテナサービスの関係者らが出席した。同協議会の加藤弘司事務局長が「小名浜港のコンテナ利用は減少傾向にある。利用促進のため、港の整備に努めたい」とあいさつ、張日春船長に記念の盾などを贈った。

841荷主研究者:2010/11/21(日) 13:40:43

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011050055/
2010年11月5日 神奈川新聞
港湾運送事業などの宇徳、横浜・本牧ふ頭運営の国際CTと合併基本合意/神奈川

 商船三井グループの宇徳(横浜市中区、東証1部)と国際コンテナターミナル(東京都品川区)は5日、来年4月1日付で合併することで基本合意したと発表した。合併により売上高は500億円規模になる。

 宇徳を存続会社として合併する。京浜港を地盤とする両社は経営資源を集約することで効率化を図り、経営基盤を強化する。

 宇徳は港湾運送事業に加えてプラント工事や倉庫、物流など幅広い事業領域を持つ。国際コンテナターミナルは東京・大井埠頭(ふとう)や横浜・本牧ふ頭でコンテナターミナルの運営に実績を持つ。

842荷主研究者:2010/11/23(火) 12:17:23

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2010111601000334/
2010年11/16 12:52 山陽新聞
宮城で“やや長コンテナ”公道に 初の本格実験

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2010111601000345-450.jpg

「45フィート国際海上コンテナ」の公道走行実験=16日午前、仙台市

 国内で公道の走行が認められていない長さ13・7メートルの「45フィート国際海上コンテナ」を用い、国道などを走らせて貨物を輸送する社会実験を、国土交通省東北地方整備局などが16日、宮城県で開始した。

 同整備局によると、45フィートコンテナの本格的な公道走行実験は全国で初めて。

 現在、国内で使われるコンテナの主流は長さ12・2メートル(40フィート)。

 午前11時すぎ、空のコンテナを積んだトレーラーが仙台塩釜港のターミナルを出発し公道に。途中の交差点では、関係者が見守る中、徐行しながら慎重に左折し通過していた。

 実験は20日まで。仙台塩釜港のコンテナターミナルから、東洋ゴム工業仙台工場(宮城県岩沼市)までの約30キロを国道4号や県道、高速道路を使った3ルートで往復し、交差点を右左折する際の安全性や、コンテナに装備する横転防止システムの実用性などを確認。

843荷主研究者:2010/11/23(火) 12:30:50
>>842
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101117t12016.htm
2010年11月17日水曜日 河北新報
45フィートコンテナ 仙台港―岩沼で公道輸送実験を開始

 国内では公道輸送が認められていない大型の「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」の実用化へ向け、東北の産学官でつくる東北国際物流戦略チームは16日、仙台港(仙台市宮城野区)―岩沼市間で輸送実験を開始した。20日までの5日間、3ルートを計10往復する。本格的な実験は国内初。

 実験区間は仙台港の高砂コンテナターミナルと、タイヤ製造の東洋ゴム工業仙台工場(岩沼市吹上)間の約30キロ。コンテナを載せた車両が県道10号、国道4号、仙台東部道路を経由する3ルートを走行する。

 初日は、県道10号を2往復し、同工場で北米に輸出するタイヤを積み込んだコンテナを、片道50分かけて仙台港に運んだ。横転防止システムを装着したコンテナの前後を誘導車が走り、ビデオ撮影しながら走行状況を点検。途中5カ所の交差点では人員を配置し、右左折時の安全性を確かめた。

 東北経済連合会や宮城県、国出先機関の80人が仙台港付近で実験を視察した。戦略チーム座長の稲村肇東北工業大教授は「従来より30%ほど輸送コスト削減が可能。宮城の道路条件は京浜地区より優位にあり、本格実施につなげたい」と強調した。実験結果は来春発表する予定。

 45フィートコンテナは、国内主流の40フィートよりも約1.5メートル長く、積載容積も1.27倍。国内では安全性の観点から法令で走行制限されている。宮城県は物流効率化などを目指し、国の構造改革特区に提案。先月、国のメニューに盛り込まれた。

844荷主研究者:2010/12/02(木) 21:48:22

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003610496.shtml
2010/11/16 10:39 神戸新聞
国内最長の大水深コンテナ岸壁運用へ 神戸港 

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神戸港で2011年度中にも運用が開始される国内最長の大水深コンテナ岸壁=神戸・ポートアイランド2期

 神戸・ポートアイランド2期で2011年度中にも、長さ1150メートルと国内最長の大水深コンテナ岸壁が運用を始めることが15日、分かった。神戸・大阪の「阪神港」を国際コンテナ戦略港湾に指定した国土交通省は16年度をめどに、現在の水深16メートルをさらに2メートル掘り下げる構想も持つ。大型化するコンテナ船に対応するため、ハード面の整備を進める。(高見雄樹)

 国交省の交通政策審議会港湾分科会が同日、国交相に神戸港の港湾計画の変更を答申した。

 ポーアイ2期南東端に連続する三つの岸壁(PC15、16、17)のうち、北端の「PC15」を1メートル掘り下げ水深16メートルにすることで、3岸壁の水深がそろう。工費は約5500万円を見込む。

 水深16メートルの連続岸壁は国内に、横浜港(2バース、750メートル)や名古屋港(同、800メートル)にあるが、1千メートルを超えるのは神戸が初めて。完成すれば、コンテナ9千個(20フィート換算)積みの大型船3隻の同時着岸が可能になる。

 同省によると、大型船がPC15に入れず、沖合で待機する「滞船」が1週間に1回程度あるという。滞船による年間損失は約1億円と試算しており、「費用対効果は高い」(港湾局)とする。18メートル化に向けては航路のしゅんせつなど、大規模工事が必要という。

 大型岸壁の整備や内航船によるコンテナの集荷で、神戸市は15年の外国貿易貨物量を、08年比2割増の490万個に伸ばしたい考えだ。ただ、水深16メートル以上の岸壁はすでに韓国・釜山港に17カ所、中国・上海港にも16カ所が整備されている。

845荷主研究者:2010/12/02(木) 22:55:34

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20101126302.htm
2010年11月26日02時55分 北國新聞
来月下旬にも第1便 コマツ粟津、東南アジア航路で

 コマツ粟津工場(小松市)が金沢港から東南アジア向けの建設機械を出荷する航路の第1便が、12月下旬から来年1月上旬にかけて就航することが決まった。同港とインドネシア・ジャカルタの港を結び、第1便は12月22日〜27日に金沢港に入港する予定である。

 計画では第1便には建機約30台が積み込まれる。金沢港出発後、シンガポールに立ち寄り、来年1月11日にジャカルタの港で荷揚げ作業が行われる。船会社はイースタンカーライナー(東京)で、1万1千トン級の貨物船が使われる。東南アジア向け航路はインドネシアなどで建機需要が拡大しているため、コマツ粟津工場が開設に向けて調整を進めていた。手始めに来年3月まで運航する予定で、その後は荷量の状況などを見ながら判断する。

 粟津工場は現在、東南アジア向け建機の8割近くを大阪や神戸などの港から出荷しているが、航路開設によって金沢港への切り替えが進むことになる。

 一方、運航を中断している金沢港からの北米向け定期航路は再開時期を検討している。

846荷主研究者:2010/12/18(土) 14:34:39

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012020003/
2010年12月2日 神奈川新聞
物流業界の繁忙期に「アジア型」顕著、旧正月の大型連休など中国文化圏

 経済成長の牽引(けんいん)役としてアジア地域の存在感が強まるにつれ、企業の繁忙期に微妙な変化が起きている。旧正月など中国文化圏特有の大型連休の関係で、年度上期と下期の業績比重が逆転するケースも。とりわけ顕著なのは物流業界で、キリスト教文化圏で重要なクリスマス商戦が不振なこともあり、下期業績を読みにくくしている。

 総合物流の日新(横浜市中区)は3年前から、上期(4〜9月)の業績が下期(10月〜翌年3月)を上回るようになった。中国での事業は半世紀に及ぶが、ここ数年は中国内陸部に進出する日本企業が増え、中国国内物流や国際複合一貫輸送のニーズが高まっていたという。

 中国では下期、国慶節(建国記念日=10月1日)と春節(旧正月=1、2月)の二つの大型連休がある。生産工場は休業するところが多いため、運ぶモノが極端に少なくなる。

 もともと下期は日本の正月休みがあったが「事実上の営業日数がさらに少なくなる」(坂口法久経理部長)。アジアの比重が高まるとともに影響も大きくなっている。

 下期で最大の稼ぎ時はクリスマス商戦だった。欧米向け商品の輸出や国内向け輸入品の取り扱いなどで、モノが動いた。ところが欧米市場も日本市場も個人消費は冷え込んだままで「近年は下期は伸び悩んでいる」(別の物流大手)。玩具などの生産工場が日本からアジアの新興国に移ったことも拍車を掛けているという。

 日本郵船の子会社、郵船ロジスティクス(東京都港区)は中国の自動車需要を取り込み、上期は増収増益だった。通期も好調な見通しだが、地域別売上高で東アジアの比重が最も高くなることから「下ぶれ」を懸念。「依存度が高まる分だけ全体の業績に影響を及ぼすことになるだろう」と慎重な見通しを示している。

847荷主研究者:2010/12/18(土) 14:49:02

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003639930.shtml
2010/11/28 14:59 神戸新聞
阪神港活性化へ 国内貨物集荷施設を計画

 韓国の釜山港を経由し北米などに流れる日本国内の貨物が増え、集荷に苦しむ阪神港(神戸、大阪港)。北陸など日本海側の貨物を、関西の内陸部で集める「インランドポート」計画が持ち上がっている。国の国際コンテナ戦略港湾の指定を受け、東アジアの拠点(ハブ)を目指す中、国内貨物の取りこぼしに危機感は強い。(松井 元、石沢菜々子)

 「日本で本来積み出すべき貨物が釜山に行っている」。22日、大阪市内で開かれた財務省と関西財界との意見交換会で、桜井充副大臣は阪神港の現状に危機感を示した。桜井副大臣は「(港や関連施設を)なるべく早く整備できないか、国土交通省とも話を進めている」と表明した。

 国内から釜山に運ばれて積み替えられる中継貨物は、20フィートコンテナ換算で年約100万個。うち7割程度が西日本からとみられ、阪神港のコンテナ総数の4分の1にあたる。国際戦略港湾に指定された阪神港は約400万個(2008年)のコンテナ貨物を、15年には490万個に伸ばす計画を持つ。

 その方策が「陸海両面作戦」。一つは九州や瀬戸内海で、内航海運を強化する。もう一つが北陸や関西内陸部だ。荷主にとっては、港から空のコンテナを運び入れて貨物を積んで港に送り返す陸送コストが負担。特に日本海側では遠くの阪神港よりも、釜山にもつながる地元港に傾きがちだ。

 そこで、荷主の近くに“内陸の港”となる大規模な集荷拠点を設けて陸送コストを下げ、阪神港に送り出す‐。15年をめどに開設を目指す大阪港埠頭(ふとう)公社が描く。工場立地の多い滋賀県東部への設置を念頭に、同県内の貨物の囲い込みも図る考えだ。来年度に立地調査した上で、貨物の多い地域を選ぶという。

     ■

 国交省によると、インランドポートは内陸が広い関東など東日本に10カ所程度ある。

 代表例が、群馬県太田市の第三セクター「太田国際貨物ターミナル」。東京や横浜港、成田空港から100キロ以上離れた内陸部にあり、富士重工業や三洋電機などの工場が周辺にある。輸出入が多く、同市が中心となり、2000年に開設した。敷地面積約3万7千平方メートルで、通関もする。

 09年度のコンテナ貨物は初年度の二十数倍の約2万5千個。同ターミナルは「荷物集めから輸出船の手配まで、民間業者も含め荷主と輸送業者をつなぐシステムがうまく機能している」という。

     ■

 「かつては神戸港などが使われていたが、利便性とコストで有利な地元港に移ってきた」。金沢港を管理する石川県の担当者はこう話す。

 金沢港は、98年に約9千個だったコンテナ貨物が、08年に約3倍の2万6千個超に増加。釜山向け中継貨物が半数を占める。隣接地では建設機械大手のコマツが新工場を建設し、同港の利用を増やしている。

 同じ日本海側の敦賀(福井県)、舞鶴(京都府)港も周辺の荷主にアプローチする。いずれも港湾整備を進め、釜山への航路を太くする方針だ。

 阪神港のインランドポート計画は料金負担などで固まっていない点も多い。しかし、港湾政策に詳しい黒田勝彦・神戸大名誉教授は「荷物を集める取り組みがなければ、国際コンテナ戦略港湾としては成り立たない」と強調している。

848荷主研究者:2010/12/18(土) 16:27:11

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201012010222.html
'10/12/1 中国新聞
福山港第2岸壁埋め立て開始
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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20101201022202.jpg

 広島県は30日、福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナル(CT)の第2バース整備に向けた埋め立て作業を始めた。年末にはバースの全体像が浮かび上がる見通し。

 初日は、運搬船2隻が、第1バースの隣地にある工区に埋め立て用の鉄鋼スラグ約2600立方メートルを運搬。海上の台船で待機していた作業員が重機とベルトコンベヤーで工区内に搬入した。年内に約5万5千立方メートルを運び、地盤を固める。

 第2バースは長さ200メートル、幅60メートル、水深10メートル。県は2010年度末をめどに完成させ、11年度当初の供用開始を予定している。総事業費約49億円。県が約21億円、国が約19億円、市が約9億円をそれぞれ負担する。

【写真説明】埋め立て作業が始まった福山港国際CTの第2バース

849荷主研究者:2010/12/30(木) 00:37:00

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/262909.html
2010年12/03 06:25 北海道新聞
釧路、室蘭市 国際バルク港計画を再提案

 バルク(ばら積み貨物)の国際競争力強化へ向けて国が集中整備する「国際バルク戦略港湾」の選定で、釧路港を管理する釧路市と室蘭港を管理する室蘭市は2日、国土交通省に運営計画を再提案した。釧路港は穀物、室蘭港は石炭で応募しており、前回聴取から煮詰めてきたコスト削減効果や他港との連携策について説明した。

 釧路港の計画は岸壁水深17メートルへの拡充や荷役機械の建設など。総事業費582億円、地元負担は38億円。トウモロコシ輸入元の北米に近い優位性や、苫小牧港や東北各港との連携策をアピールした。

850荷主研究者:2010/12/31(金) 22:43:02
>>734 >>738
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003689238.shtml
2010/12/21 08:00 神戸新聞
瀬戸内のコンテナ貨物を集荷 7社が内航会社設立

 港運最大手の上組は20日、国際コンテナ戦略港湾に選定された阪神港(神戸、大阪港)への集荷増を目指し、阪神、瀬戸内に拠点を持つ港運業者7社で「西日本内航フィーダー合同会社」(本社・神戸市)を設立したと発表した。2011年5月の運航開始を目指す。

 上組▽三菱倉庫▽住友倉庫▽三井倉庫▽日本通運▽山九▽徳山海陸運送‐の7社。資本金は3800万円。当面は上組本社に事務所を置き、社長は代表社員会社である同社社員が務める。

 西日本の各港から韓国・釜山港に流れているコンテナ貨物を阪神港に集めるため、運賃は各港‐釜山間より5〜10%程度低く設定する。中古の土砂運搬船をコンテナ船に改良し、内航船としては大型の320TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)積みの船を用意。初年度は年間約15000TEUを目指す。集荷量により、2隻目の導入を検討するという。

 上組などは6月に合同会社の設立準備委員会を立ち上げ、7月には11社の参加が内定していたが、4社は合同会社の趣旨に合わないことなどを理由に参加を見送ったという。上組は「瀬戸内全港をカバーする港運業者が参加することで、競争力のあるサービスを船社に提供したい」としている。

(石沢菜々子)

851とはずがたり:2011/01/01(土) 13:13:46
>>842-843
この長さはJR貨物も非対応なん??

852荷主研究者:2011/01/02(日) 17:59:24
>>851
コキ100系は45ftも積載可能と思われるが、コキ200系は20ft×2個=40ftまでの積載しかできないため45ftは不可。
コキ200系は元々タンク車輸送されていた化成品等を24トン積み20ftISOタンクコンテナに転換する目的で製造されたため、45ftドライコンテナを運ぶ発想は無かったと考えられる。

853荷主研究者:2011/01/02(日) 18:00:05

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20101228002.htm
2010年12月28日15時15分 北國新聞
東南アジア航路、第1便入港 金沢港 コマツが建機出荷へ

 コマツ粟津工場(小松市)が金沢港から東南アジア向け建設機械を出荷する航路の第1便が28日、同港に入港した。インドネシア・ジャカルタの港につなぐ航路で、建機35台を積み込み、順調なら30日に出港する予定だ。

 金沢港の荷役を担う金沢港運(金沢市)によると、貨物船はバハマ船籍の「クリッパーマンダリン」。6310トン級で、船会社はイースタンカーライナー(東京)。粟津工場の建機のほか、金沢市の金沢工場が生産した大型建機2台も積み込まれる予定だという。

 船は金沢港出港後、シンガポールに立ち寄り、ジャカルタの港に到着する。

 粟津工場はインドネシアの建機需要が拡大しているため、新航路の開設を決めた。手始めに来年3月まで運航し、その後は荷量の状況を見ながら運航を継続するかを決める。

 粟津工場の東南アジア向け建機は現在、8割近くが大阪や神戸などの港から出荷されている。航路開設によって金沢港への切り替えが進むことになり、地元港の荷量増加が期待される。

854荷主研究者:2011/01/02(日) 18:13:29

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/216601
2010年12月20日 13:36 西日本新聞
電動クレーン本格稼働 福岡市・人工島

本格稼働を始めた世界初の完全電動トランスファークレーン=20日午前、福岡市東区の人工島

 国土交通省が福岡市東区の人工島(アイランドシティ)に整備を進めてきた世界初となる完全電動のトランスファークレーン(高さ約20メートル、幅約30メートル)4基の本格稼働が20日、始まった。

 トランスファークレーンは、コンテナ集積場でコンテナの積み降ろしを行う門型のクレーンで、4基は、世界で初めてリチウムイオン電池を搭載した完全電動型。このほか、一部軽油を使う改造型の電動トランスファークレーン13基も同日、稼働を開始した。

 同省によると、ディーゼルエンジンだけで動く従来型よりも二酸化炭素(CO2)の排出量が少ないのが特徴で、1基あたりのCO2排出量は、従来型に比べて約8割減らせる見込みという。

 同日午前、関係者がテープカットを行い、安全運行を祈願した。国交省は今後3年間、CO2排出量やエネルギーコストを調べ、効果があれば、国内のほかのコンテナターミナルでも導入を促進し、環境に配慮した港づくりを推進する方針だ。

=2010/12/20付 西日本新聞夕刊=

855名無しさん:2011/01/03(月) 09:56:35
金沢港の物流機能強化 石川から世界へ クレーン新設、用地かさ上げ 新年度
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110103101.htm

石川県は新年度、金沢港の国際物流機能の強化に乗り出す。御供田3号岸壁の荷さばき用地にコンテナ専用の荷役クレーン2基を新たに導入し、荷役の処理能力を高める。同時に用地をかさ上げしてコンテナを4段まで重ね積みできる強度にする。2012年度末の整備完了後は、現行の3割増のコンテナを取り扱うことが可能となり、集荷力向上と航路拡充を並行して進める体制が整う。

新設されるトランスファークレーンは、荷さばき用地のコンテナをケーブルでつり上げ、レールに沿って平行に移動させる運搬機械。05年に設置されたガントリークレーンが接岸した船のコンテナを積み卸しするのに対し、トランスファークレーンはコンテナをトレーラーの荷台に乗せたり、降ろしたりする。

1時間にコンテナ35本の運搬が可能で、現在のクレーン車に比べて荷役の作業時間が大幅に短縮できる。事業費は基礎工事を含めて5億8千万円を見込んでいる。

金沢港の国際コンテナ貨物の取扱量は昨年1〜11月末で3万6855本(空コンテナ含む)と過去最高を記録。中国や韓国に加え、韓国・釜山を経由してインドや東南アジアへ向かう輸出貨物が堅調で、年間で開港以来初めて4万本の大台を超える見通し。

金沢港の05年以降のコンテナ取扱量はリーマン・ショックの影響で落ち込んだ09年を除いて毎年5%程度伸びている。このペースが続けば、13年には処理限度(年間4万3500本)を超えるとみられ、荷役機械の新設と用地の地盤強化で、年間に処理できるコンテナを5万6900本に増やす計画だ。県は「積み荷を迅速に処理できる体制を整え、船会社や荷主へのサービス向上につなげたい」(港湾課)としている。

856名無しさん:2011/01/03(月) 09:58:07
建機輸出を倍増 コマツ粟津工場 金沢港利用率を40%に
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20110103103.htm

コマツ粟津工場(小松市)は新年度、金沢港から輸出する建設機械を倍増させる。粟津製の建機輸出のうち、金沢港の利用率を現在の17%から40%近くに高める。新興国需要の拡大で粟津工場の生産量は増える見込みで「日本海側最大の建機輸出基地」として金沢港の存在感が一段と高まりそうだ。

建機の生産増加に伴い、金沢港から出荷する荷物量が確保できると判断した。建機輸出で神戸や大阪などの港も利用しているが、金沢港に切り替える。

金沢港に隣接するコマツ金沢工場では、大型プレス機の出荷が新年度に本格化する見通しで、建機と大型プレス機の「合い積み」が可能となり、増便が見込めるという。

粟津工場は建機の部品なども輸出しており、その90%以上を金沢港からコンテナ船で出荷している。金沢港は昨年11月、韓国・釜山コンテナ航路が1便増え、週5便体制になった。貨物船が大型化したため、部品の出荷量増加も期待できる。

粟津工場が金沢港から東南アジア向け建機を出荷する航路の第1便が2日、インドネシアに向けて出港した。リーマン不況で運航を中断している北米向け航路についても、再開時期を検討している。

857荷主研究者:2011/01/09(日) 14:27:38

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201101010005.html
'11/1/1 中国新聞
向島ドック、内航海運に参入
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 船舶修繕の向島ドック(尾道市)は、電気推進貨物船「はいぱーえこ」(498トン)を就航させ、船主として内航海運業に参入した。海運業と修繕の両事業を手掛け、収益力を高める。

 船は全長約77メートル、深さ約7メートル、最大速力11・5ノット。中国・青島の造船所に発注して建造した。積載量は同クラスの貨物船では最大級の1800トン。総工費は約6億円。

 船尾部分を水の抵抗を減らす形にするなどし、同規格のディーゼル船に比べ燃費、二酸化炭素(CO2)排出量とも5%削減した。JFEスチールの製品を積む鋼材運搬船として就航した。

 向島ドックは今後、電気推進貨物船を複数所有し、内航海運業の展開を本格化させる考え。運航と船員管理は周南市の運航管理会社が担当する。

【写真説明】向島ドックが就航させた電気推進貨物船「はいぱーえこ」

858急行越前:2011/01/11(火) 22:06:39
今年もよろしくお願いします。
亀レスですみませんが、
>>851-852
海コン対応のコキ106で東京タ〜宇都宮タと秋田港で輸送試験をやっています。
公道が走れないのではターミナルで荷物を下ろさなくてはなりませんが...

東京タ〜宇都宮タ
https://webciss.sankyu.co.jp/portal/j/asp/newsitem.asp?nw_id=1446
http://www.e-logit.com/loginews/20100222x07.php
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kisha/h21/02/0847.pdf#search='45ft 実証実験'

秋田港
http://www.pa.thr.mlit.go.jp/akita/topics/2010/01/img/pilot%20ppt.pdf#search='45ft 実証実験 秋田港'

859Sea of Japan:2011/01/15(土) 19:07:48
コンテナ取扱量過去最多 昨年、北陸の主要3港
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110115301.htm

昨年1年間のコンテナ取扱量が、金沢、伏木富山、敦賀の北陸の主要3港とも、そろって過去最多を更新する見通しとなった。成長市場のアジアに近く便利として航路が拡充され、大阪や神戸、名古屋など太平洋側から利用港をシフトする企業が増えた。一方で、敦賀の韓国便が金沢に切り替わるなど、北陸内での「荷主と船」の争奪戦も激しくなっている。

金沢、敦賀両港の2010年の国際コンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は、金沢が前年比64・5%増の3万2353個、敦賀が91・7%増の1万5319個だった。金沢は空コンテナを含めた取扱量も4万299個と過去最多となった。

富山、伏木、富山新の3港を合わせた伏木富山港は、昨年1〜11月の取扱量(速報値)が空コンテナを含めて前年同期比18%増の5万8466個、実入りは4万3180個。12月分は未集計だが、富山県港湾課は「このまま推移すれば、過去最多の取扱量になるだろう」とする。

好調の一因は、輸出企業の生産回復だ。とはいえ、生産水準は依然リーマン・ショック前に達していない企業が多く、それでも、北陸3港でコンテナ取扱量がリーマン前を超えた背景には、アジアに近い立地の優位性があるとみられる。

日本海側の各港は、太平洋側に比べ、アジア市場に近いと同時に、国際ハブ港の釜山にも近い。このため、各港のアジア航路の便数が増え、取扱量も飛躍的に伸びたようだ。

金沢港はコマツ関連の部品などが増加。一昨年11月に中国・上海航路の輸出の所要日数が10日程度から3日間に短縮されたことが寄与した。

伏木富山港は昨年2月に韓国や香港、タイなどを経由する東南アジア航路を開設したことが影響。金属部品や化学製品の輸出が好調だ。敦賀港は昨年7月、トレーラーごと積み荷を運ぶRORO船の釜山航路が週2便就航し、韓国向け液晶ガラスの輸出が伸びた。

北陸の企業が地元港を使う動きも加速した。津田駒工業(金沢市)は中国向け繊維機械などの輸出で関西の港を使い、金沢港の利用は全体の1割程度だったが、今年度は3〜4割に引き上げた。担当者は「便が多く使いやすくなった。陸送コストを軽減できるメリットもある」と話す。

昨年末、北陸の港湾関係者の耳目を集めたのが、敦賀港と釜山港を結ぶ定期航路の1便が同11月から金沢港に切り替わったことだ。福井県の担当者は「まだ影響はないが、長期的には影響が出る可能性がある」と警戒する。

一方、金沢港の荷役を担う金沢港運の幹部は「やっと(空コンテナを含む取扱量が)4万個の大台に乗った。伏木富山港は5万個以上でうらやましかったが、それを目指す領域に来た」と鼻息が荒い。石川は中小企業の集積地とし、「中小企業のアジアへの輸出も増えており、まだ伸びる余地がある」とする。

港湾関係者によると、金沢港は福井の企業を獲得しようとする「福井攻め」の動きが活発という。敦賀港では地元企業以外に、米原市や長浜市など滋賀県の輸出企業にも営業を展開している。

日本海側の港湾については、国の「日本海側拠点港」の選定もあり、各港の荷物量の上積みを目指す官民挙げた取り組みは激しさを増しそうだ。

860荷主研究者:2011/01/17(月) 23:18:34

http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2011/01/06/new11010608top.htm
2011/01/06 デーリー東北
八戸港コンテナ取扱量 過去最多4万5000本台

 2010年の八戸港のコンテナ貨物取扱量(空コンテナを含む)が、20フィートコンテナ換算で4万5千本台に達し、過去最多となることが5日、関係者への取材で分かった。09年の4万161本を約5千本、1割ほど上回るという。実入りのコンテナ取扱量では、トナーカートリッジやステンレス材のフェロニッケルなどの輸出が好調で、初めて輸出が輸入を逆転する見込みだ。

 関係者によると、実入りコンテナは約2万8千本(09年は2万4970本)、空コンテナは約1万7千本(同1万5191本)。

 実入りコンテナの輸出入別内訳では、輸出が1万5千本台となり、輸入の1万2千本台を上回った。

 輸出は09年の1万2008本から大幅に増加。世界経済の回復を背景に、主要な輸出品目である欧州向けトナーカートリッジや中国、台湾、韓国向けフェロニッケル、紙製品などが増えた。輸入は09年の1万2962本をわずかに下回り、ほぼ横ばいだった。

 世界経済の動向には左右されるものの、11年も順調に取扱量が増えれば、5万本の大台に乗ることも夢ではなさそうだ。

 八戸港のコンテナ貨物取扱量は、1994年の東南アジア定期航路の開設以来、順調に増加。現在は東南アジア航路が週1便、中国・韓国航路が週2便、内航フィーダー定期航路が週4便就航している。

861荷主研究者:2011/01/25(火) 23:30:28

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110112301.htm
2011年1月12日03時20分 北國新聞
合い積みルール構築へ 金沢港利用促進会議

 北陸の輸出企業でつくる金沢港利用促進会議(事務局・石川県鉄工機電協会)は11日、金沢市の県鉄工会館で開かれ、同会議の活動を1年間延長し、金沢港を利用する複数企業が共同で貨物船をチャーターする「合い積み」を推進していくことを決めた。合い積みの輸送ルールの構築などに取り組み、官民挙げて日本海側の拠点港を目指す方針を確認した。

 企業が貨物量の情報を同会議に申告する「貨物情報システム」を使いやすくし、輸送コストの低減策や船の調達について目標を掲げて進めていくことでも一致した。合い積みの輸送ルールについては、貨物船のチャーターを中断した際の費用負担をどうするかなどを詰める。

 会合には13社26人が出席した。冒頭、澁谷弘利会長は、金沢港利用促進会議が発足から2年経過したことに触れ「活動を1年間延長して課題に取り組みたい」とあいさつ。山岸勇副知事は金沢港の日本海側の拠点港指定に向けて国にPRするとし、「国際物流拠点としての確固たる地位を築きたい」と述べた。

 出席者からは「航路を拡充する可能性はあるのか」などの意見が出た。金沢港利用促進会議はこれまでに3回、金沢港で合い積みの輸送実験に取り組んでいる。

862荷主研究者:2011/01/25(火) 23:31:22

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110112302.htm
2011年1月12日03時21分 北國新聞
北陸の港で3割輸出 NTC、コマツ専務が意向

 コマツの鈴木康夫専務執行役員は、11日に開かれた金沢港利用促進会議の終了後、記者団に対し、コマツNTC(南砺市)の製品輸出のうち、最大3割近くで北陸の港を利用したいとの意向を示した。現在、北陸の港の利用比率は数%だが、今後は金沢港を積極的に活用していく方針を明らかにした。

 鈴木専務はコマツNTC製品の北陸の港からの輸送比率について「少なくとも10〜15%。できれば2、3割に引き上げたい」と述べた。

 コマツNTCの生産増加を受け、コマツが金沢港で検討している中国・上海向けの定期航路に関しては「3、4月までに定期便を呼べるようにしたい」と話し、便数は週1、2便を目指すとした。

863荷主研究者:2011/01/30(日) 20:31:05

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12949289943443
2011年1月14日(金)茨城新聞
国際バルク戦略港湾選定 鹿島港アピール 県、計画書再提出へ

 国の国際バルク戦略港湾が年度内に決まる見通しになり、鹿島港の選定を目指す県は、1月下旬の計画書再提出に向けた作業を急いでいる。国土交通省は、応募のあった全国13港(11管理者)を対象に選定を進めてきたが、選定する港湾の数は明らかになっていない。選定されれば、バルク貨物(ばら積み貨物)の拠点港として整備が重点化され、対象産業の活性化が見込めることから、県は国への要望活動を積極的に行うなど、選定実現に全力を挙げている。

 国交省は、世界的に獲得競争が激しくなっている資源やエネルギー、食糧などバルク貨物の低コストで安定的な輸送を狙いに、大型船舶による一括大量輸送を実現させる計画。本年度内に国際バルク戦略港湾を選定して港湾の選択と集中を図り、バルク貨物の拠点港として重点整備を進める。

 同戦略港湾に応募しているのは鹿島のほか室蘭や小名浜、名古屋など13港。対象品目は穀物と鉄鉱石、石炭。鹿島港は穀物と鉄鉱石を対象としている。

 同省は応募を締め切った昨年8月以降、学識経験者らの検討委を通じて選定作業を進めてきた。当初見込んだ昨年末の決定に至らず、今月28日までに計画書の再提出を求めている。検討委は2月〜3月にさらに選定案を検討し、同月中に同省の政務三役などが決定する見通し。

 県の計画書によると、鹿島港は多くの飼料、食品、鉄鋼の各産業が集積し、巨大な最終消費地の首都圏に近接している地理的な好条件を挙げ、東日本の拠点港としてだけでなく、全国の拠点配置の面でも優位性が高いとアピールする。

 同戦略港湾に選定後は2015年までの目標として、穀物を満載したパナマックス船(載貨重量6万〜7万トン)の入港に対応し、鉄鉱石に関しては大型ケープサイズ船(同最大23万トン)の入港に備えて航路の水深や幅の確保を想定。港湾整備の促進によって、立地企業の活動活性化や、さらなる関連企業の立地なども見込めるとする。

 鹿島港のバルク貨物の年間取扱量は、トウモロコシ230万トン(08年)、大豆70万トン(07年)でともに全国1位、鉄鉱石は1300万トン(07年)で全国5番目だった。

 県や地元自治体、立地企業などによる鹿島港振興協会(会長・保立一男神栖市長)は「港としての競争力が高まり、立地企業にもメリットは大きい」とし、選定実現を後押ししている。

864荷主研究者:2011/01/30(日) 21:23:37

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110113/CK2011011302000114.html
2011年1月13日 中日新聞
10年の敦賀港、コンテナ取扱量過去最高

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2011011302100094_size0.jpg

 県がまとめた敦賀港の2010年の貿易用コンテナ貨物取扱量によると、空コンテナを除いた実入りコンテナ量(20フィートコンテナ換算)は、前年比91・7%増の1万5319個と3年連続で増加し、過去最高となった。

 県企業誘致課によると、内訳は輸出が前年比70・4%増の7287個、輸入が116・3%増の8032個。空コンテナを含めた総量は73・6%増の1万8973個だった。

 輸出は、昨年7月下旬に敦賀港と韓国・釜山港を結ぶ週2便のRORO船が就航し、韓国向けの液晶ガラスが大幅に増加。東南アジアや北米向けの繊維製品、韓国への液晶用ポリエステルフィルムも伸びた。

 昨年から韓国への輸出が始まったアルミ缶材や、農業用トラクターの取り扱いも好調。輸入では、韓国からのビール風味の発泡アルコール飲料「第三のビール」が増えている。

 県は17年に実入りコンテナ貨物の取扱量を2万4000個に増やすのが目標。担当者は「需要の多い中国航路の誘致が最重要課題」と話している。 (平井一敏)

865荷主研究者:2011/02/02(水) 22:52:32

http://www.lnews.jp/2011/01/39341.html
2011年01月20日 LNEWS
国交省/総合静脈物流拠点港に境港を指定

 国土交通省は1月20日、循環資源の広域流動の拠点となる港湾をリサイクルポートとして境港を指定した。これで、指定港は合計22港となる。

 境港は鳥取県・島根県にまたがり、北に島根半島という天然の防波堤に恵まれた良港で、背後地域では、大手製紙工場が廃プラスチックなどの廃棄物を燃料として有効利用しているほか、金属資源のリサイクルなどが行われている。

 今後も集荷・出荷圏域の拡大に伴う循環資源取扱量の増加が見込まれ、リサイクルポートの指定により、臨海部産業の活性化と海上輸送の一層の推進が図られ、山陰地方における静脈物流拠点として期待されている。

 今後は、これまでの指定港と合わせ、より効率的な海上輸送の実現、リサイクル施設の立地促進による臨海部の活性化を目指し、官民連携による取組みを進める。

866荷主研究者:2011/02/06(日) 12:13:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110122t52006.htm
2011年01月22日土曜日 河北新報
中国向け輸出米を薫蒸処理 酒田港が施設候補地に選定

 中国にコメを輸出する際に必要な薫蒸処理施設として、酒田港の倉庫が登録候補地に選定された。国が指定した全国8カ所のうちの1カ所で、東北では唯一。今後、国による病害虫の有無を調べる調査を経て、正式に登録される。

 選定されたのは県有施設「酒田港西埠頭(ふとう)上屋」。県が1994年に整備した倉庫で、床面積は618平方メートル。約1000トンの収容能力がある。農作物を薫蒸する機材を備えている。

 コメの対中輸出には、国の指定を受けた精米工場と病害虫を駆除する薫蒸処理を受けることが必要。現状では神奈川県内に1カ所ずつあるだけで、コメの輸出拡大を目指す農林水産省が候補施設を募集した。

 今後は倉庫内に誘引剤を置き、検疫対象の病害虫「ヒメアカカツオブシムシ」などの発生状況を確認する調査が3カ月にわたって行われる。調査は早ければ2月中旬には始まる見通し。登録されれば、6月ごろには運用開始できるとみられる。

 県新農業推進課は「対中輸出の環境整備のスタート台に立つことができた。将来的には酒田港の利用拡大にもつなげたい」と話している。

867荷主研究者:2011/02/06(日) 12:40:22

http://www.logistics.jp/headlines/20110127-005.html
2011年01月27日 物流ニッポン
東京港 ドライバー「海コン離れ」進む、ターミナル混雑で

 【東京】「現在、お客さまと相談し、受注を調整しています」――。東京港の海上コンテナ輸送業者の間で、待機時間の長いターミナルの搬出入作業を敬遠する動きが広がっている。慢性的な長時間労働により、ドライバーの「海コン離れ」が進み、年末年始にかけて各社が車両の確保に苦慮する事態も発生。海コン業者の受注の選別が進めば、海貨業者や船社、さらには荷主など国際物流の「川上」も無視できなくなりそうだ。

 昨年11月ごろ以降、大井ふ頭のターミナルでは、コンテナ1個を搬出するのに7時間かかる日が発生するなど混雑が深刻化。今月に入り、待ち時間は短縮しているが、ターミナルの混雑緩和対策のほか、配車上の工夫やコンテナ搬出入予約枠の利用など海コン業者の自助努力も大きい。それでも2、3時間待ちは当たり前で、海コン業者からすると「改善されたとは言えない」。

868荷主研究者:2011/02/06(日) 12:41:16

http://www.lnews.jp/2011/01/39409.html
2011年01月27日 LNEWS
米国向けコンテナ/2010年の日本10港ランキング発表

 Zepol(ゼポ)は1月28日、米国向け2010年日本10港のコンテナ貨物ランキングを発表した。

 それによると、積地ベースでは1位の東京(対前年比3.8%増)をはじめ、名古屋(33.7%増)、横浜(27.3%増)、神戸(103.1%増)、大阪(50.0減)、清水(18.9%増)、仙台(27.0%)までの7位までは変化なし。8位には博多(18.0%増)が前年の10位からアップ、逆に四日市(66.7%減)が8位から9位、苫小牧(129.0%減)は9位から10位にダウンした。

 1位の東京が微増の中、名古屋、横浜、神戸の伸びに牽引されて2010 年の日本積米国向は2009 年より約12%の増加となった。ただ、過去のピークであった2007年のレベルと比べると未だに30%のマイナスとなっている。

 荷受地ベースでは、1位の東京(0.1%増)、2位の名古屋(25.3%増)は変わらないものの、3位には前年4位だった神戸(24.8%増)が、4位には3位だった横浜(10.5%増)となった。以下、清水(10.8%増)、大阪(4.6%増)、博多(36.8%増)、仙台(12.6%増)、四日市(3.3%増)、広島(5.4%増)の順となった。

 また、釜山港T/S(トランシップ)日本分の荷受地ベースでは、博多(66%増)、大阪(80%増)、広島(14%減)、門司(18%増)、細島(63%増)、神戸(33%増)、志布志(101%増)、徳山(84%増)、那覇(52%減)の順となった。

 釜山港経由トランシップ分(約5万TEU)は、博多港を中心に約38%の伸びを示した。日本、韓国の全体の伸び率に比べてハイペースの増加だった。

 なお、日本港を経由するアジア諸国の米国向けトランシップは約6万TEUで日本港扱いの約8%に相当し、昨年の伸びは約5%と釜山経由の伸び率には大きく及ばない。約6割が中国、残りはタイ、フィリッピン、ベトナム、香港などで荷受したものだった。

問い合わせ
日本:ZepolJapan
mnanseki@zepol.jp

869名無しさん:2011/02/20(日) 09:37:23
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20110220201.htm
ロシア航路活用探る 射水の富山新港 モスクワへ輸送実験開始

ロシア極東定期コンテナ航路とシベリア鉄道を活用した県のトライアル輸送実験は19日、射水市の富山新港で始まった。モスクワに運ぶ県内外5社の貨物が定期コンテナ船ベガ・ダボス号に積み込まれ、出港した。

県によると、シベリア鉄道活用の実験は2009年にノボシビルスクまで運んだのに続いて2度目で、モスクワへの輸送は初めて。ロシア定期コンテナ航路では伏木富山港が国内最後の寄港地であり、同港の活用により輸送時間が短縮される利点を最大限に活用するため実験が行われた。モスクワに到着するまでの日数や貨物の安全性などを確かめる。

貨物は23日にウラジオストク港に運ばれ、シベリア鉄道に積み替えて早ければ3月5日にモスクワに到着する。

国土交通省伏木富山港湾事務所の小型コンテナを活用したロシア向け貨物の輸送実験も同時に行われ、12フィートの鉄道貨物用コンテナも船に積み込まれた。ウラジオストクに輸送され、輸送時間や費用などを検証する。

870名無しさん:2011/02/20(日) 09:39:19
http://yamagata-np.jp/news/201102/18/kj_2011021800317.php
2011年02月18日 山形新聞
酒田−釜山港を週2便に増便 定期コンテナ航路、3年ぶりに復活

酒田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が現在の週1便から週2便の就航に戻ることが18日、分かった。新たに増便される貨物船は25日から酒田港に寄港、毎週金曜に運航される。週2便化は3年ぶり。

18日に吉村美栄子知事が県庁で臨時の会見を開き、概要を説明した。

同航路の週2便化は、船会社の高麗海運(韓国ソウル市)の代理店が16日、県に対し伝えた。現在の酒田港への寄港日は火曜で、積み荷が釜山港に到着するまでの日数は輸出、輸入ともに3日を要する。金曜は他の寄港先との関係で釜山港まで輸出に5日かかるが、輸入は釜山から“直行”となるため2日に短縮される。増便される貨物船の積載能力は342個(20フィートコンテナ換算)で、現在就航している貨物船と同規模。

吉村知事は会見で、昨年4月に高麗海運本社を訪れ、増便を要望したことに触れながら「酒田港の利便性向上に向けた酒田市や民間会社の一連の取り組みが芽を出した結果であり、喜ばしい」と述べた。週2便化を決めた高麗海運について「勇気ある決断をしてくれた。県としては、その決断に応えるべく、関係機関と一体となり貨物量を増やすよう努力していきたい」とした。

同航路は2008年2月から週1便に減便されていた。県内企業が海外航路を使って輸出入する場合、酒田港を利用する割合は15%未満。一方、近隣の秋田、新潟両県では地元港の利用割合は70%前後となっており、本県内企業の酒田港利用拡大も課題の一つに挙げられている。

871荷主研究者:2011/02/20(日) 11:52:00
>>842-843
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110204t11024.htm
2011年02月04日金曜日 河北新報
宮城県がコンテナ特区の認定を申請

 宮城県は3日、公道で認められていない「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」の輸送を県内で可能にする構造改革特区の認定を内閣府に申請した。昨年11月の輸送実験で通行に支障がないことが確認されており、年度内に認定される見通し。

 45フィートコンテナは現行の40フィートコンテナに比べ約1.5メートル長く、積載容量が27%多い。認定で45フィートコンテナが県内全域で通行可能になる。認定後も特殊車両として県や国などの通行許可が必要だが、40フィートコンテナと同じルートを通行できる見込み。

 新しいトレーラーや45フィートコンテナの購入、車台改造など企業の初期投資がかかるため、県は5月にも国の財政支援措置を講じるよう提案する。

 県港湾課は「コスト縮減、二酸化炭素削減につながる。新型コンテナの導入を東北の産業を支える基盤にしたい」としている。

872荷主研究者:2011/02/20(日) 12:19:05

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1101310040/
2011年1月31日 神奈川新聞
京浜港が貨物集積に補助制度新設へ、運賃格差圧縮する狙い/神奈川

 京浜港(東京港、川崎港、横浜港)は2011年度から、コンテナ貨物を集積するための補助制度を新設する。韓国・釜山港を経由して欧米に運ばれている国内貨物を奪還する狙いで、補助制度により釜山港利用と比べて高いとされる運賃差を圧縮する。31日に東京都内で開かれた「京浜港セミナー」で明らかにした。

 京浜港を阪神港とともに東アジアのハブ(拠点)港とする国の取り組み「国際コンテナ戦略港湾」が本格始動することに伴い、京浜港を管理する横浜、川崎市と東京都は11年度予算案に関連事業費を新規計上。補助制度の具体化に向けて連携して検討を始めている。

 集荷の主なターゲットは自動車生産やITなど主要産業が集積している東北地方。25日には東北のハブ港である仙台塩釜港(宮城県)と海上輸送網の強化に向けた協定を締結。締結済みの八戸港(青森県)とともに、補助制度などを駆使して京浜港の利用率を高めていく。

 セミナーの席上、阿部孝夫川崎市長は「国の協力を得ながら利用コストの低減や利便性の向上に取り組み、スピード感を持ち積極的に取り組みたい」と話した。

 京浜港が国に示した計画書は、15年に約1050万本のコンテナを取り扱う目標を掲げている。先進的な施設の整備や港湾利用コストの低減策、貨物集荷などハードとソフトの両面での施策を実施することで達成を目指す。

873荷主研究者:2011/02/20(日) 12:21:26

http://www.isenp.co.jp/news/20110205/news05.htm
2011/2/5(土)伊勢日報
昨年の四日市港 取り扱いコンテナ過去最高

【四日市】四日市港管理組合は四日、平成二十二年の外貿コンテナ貨物取扱量の速報値を発表した。四日市港で取り扱った輸出入のコンテナ個数は、前年比9%増の十七万五百六十一個(二十_コンテナ換算)で、過去最高を記録した。

 空コンテナを除く実入りコンテナの輸出取り扱い個数は前年比12・2%増の八万六千六百五十二個で五年連続過去最高。輸入も同比11・5%増で六万四千五百十四個だった。

 輸出では自動車部品が同比29・7%増、輸入ではタイヤの材料となる合成樹脂等が同比46・5%増と、大きく伸びた。航路別では中国航路が五万七千六百八十九個で最も多く、二位のタイ・インドシナ航路が四万五千四百五個、三位のシンガポール・マレーシアが三万八千百九十一個だった。

 同組合は、コンテナ貨物を陸上輸送から同港を利用した海上輸送に切り替えたり、県外の港から同港に変更した企業に補助金を出す「グリーン物流促進補助制度」を導入しており、同制度を活用したコンテナの取り扱いは一万個となった。

874荷主研究者:2011/02/20(日) 13:33:08

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110208305.htm
2011年2月8日03時10分 北國新聞
コンテナ取扱過去最大 高岡の伏木海陸運送

 昨年1年間で、伏木海陸運送(高岡市)の取り扱うコンテナ貨物量が過去最大となる6万9千個(20フィート換算)となった。中国など新興国の経済成長に加え、地元企業が伏木富山港を利用する動きが加速したことなどが要因とみられる。針山健二社長が7日の会見で明らかにした。

 これまでは2007年の6万3千個が最高だったが6千個上回った。伏木富山港で昨年2月に韓国や香港、タイなどを経由する東南アジア航路が開設されたことも奏功し、金属部品や化学製品の輸出が順調に推移した。富山県内の建材、製紙などのメーカーが伏木富山港を多く利用したことも影響した。

 針山社長は「積極的な営業展開で、取扱量のさらなる上積みを図りたい」としている。

875荷主研究者:2011/02/27(日) 11:49:05

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003793340.shtml
2011/02/09 08:45 神戸新聞
陸送と内航船を一体運用 井本商運、住商と提携

 国内海運コンテナ輸送で最大手の井本商運(神戸市中央区)は8日、住友商事と同社子会社の「住商グローバル・ロジスティクス」(SGL)の両社と提携したと発表した。陸送と内航コンテナ輸送を一体化した物流サービスを展開し、長距離のトラック輸送と同程度まで運賃を引き下げ、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減する。

 井本商運が寄港している国内45港の周辺で、SGLが貨物を集めて港まで陸送し、井本商運が海上輸送する。現在、500キロメートル以上の国内長距離トラック輸送の貨物量は年間1・5億トンあり、3社は潜在需要があると見込んでいる。CO2排出量は長距離トラックに比べ、4分の1に削減できるという。

 小口の貨物でも集めやすいように、新型コンテナを開発。通常の40フィートコンテナより容積が半分の20フィートで、2個を連結でき、側面にも搬出入の扉を設けた。井本商運は国内貨物と外国貿易用貨物の双方を扱うことで、全体コストを抑制する。

 国は環境対策として、自動車輸送を海運に切り替える「モーダルシフト」を推進。また、阪神港(神戸・大阪港)などが指定を受けた国の国際コンテナ戦略港湾政策では、韓国・釜山港に流出している国内貨物の奪還が目標となっている。

 この日、新型コンテナが公開され、2個が連結されたコンテナが船やトレーラーに積み込まれた。井本商運の井本隆之社長(50)は「具体的な取扱量などの目標は設けていないが、CO2削減を急ぐ荷主企業などに積極的に売り込みたい」と話している。(広岡磨璃)

876荷主研究者:2011/02/27(日) 11:50:05

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003795782.shtml
2011/02/10 10:02 神戸新聞
日本郵便、神戸から撤退検討 国際郵便の船便拠点

 日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が、船便を利用した国際郵便事業の効率化を検討していることが9日、明らかになった。現在は神戸、川崎両市の2拠点で通関や仕分けなどの業務を行っているが、神戸市から撤退して川崎市に一本化する方向だ。労働組合と協議した上で、今年半ばにも実施する。

 日本郵便は、以前は東京都や北海道などの全国10拠点で船便の通関業務を行っていたが、1999年に神戸、川崎両市の東西2拠点に再編した。神戸市より船便の数が多い川崎市に集約することで、一段の効率化につなげる。

 国際郵便全体の2009年度の引受件数は前年度比11・5%減の6130万通だった。船便は13・3%減の514万通に落ち込んだが、1999年度の525万通に比べると2%の減少にとどまっている。

 船便は航空機より到着までの時間はかかるが、費用が安いため大量の郵便物を扱う法人などの固定客が多く、一定の需要は見込める。

 日本郵便は11年3月期に1050億円の営業損失を計上する見込みだ。電子メールの普及で郵便物の減少傾向が続いており、拠点などの見直しが急務になっている。

877荷主研究者:2011/02/27(日) 12:17:29

http://www.logistics.jp/headlines/20110214-004.html
2011年02月14日 物流ニッポン
川崎近海 海上ルート利用者確保へ、北関東道、来月全線開通

 川崎近海汽船は北関東自動車道の沿線に立地する製造業、卸業などの各企業やトラック事業者を取り込み、海上ルート利用者確保に乗り出す。同自動車道の全線開通をにらんだもので、北関東―北九州航路の北関東寄港地を常陸那珂港(茨城)に変更し、利用促進を働き掛ける。さらに、北海道向け航路とドッキングさせることで、北海道―北関東―九州の一貫輸送需要にも応えていく。

 北関東自動車道が来月19日から全線開通するのに先立ち、今月2日、北関東―北九州航路の北関東寄港地を日立港(同)から常陸那珂港に変更し、「新航路」を開設した。日立港から常陸那珂港はおよそ10キロ離れているが、常陸那珂港が同自動車道と直結していることからポテンシャルが高まった。

878荷主研究者:2011/02/27(日) 12:29:03
>>869
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20110216204.htm
2011年2月16日01時51分 北國新聞
小型コンテナ輸送探る伏木富山港湾事務所がロシア向け実験開始

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/T20110216204.jpg
積載されるコンテナを見守る関係者=高岡市吉久1丁目のJR高岡貨物駅

 国土交通省伏木富山港湾事務所の小型コンテナを活用したロシア向け貨物の国際複合一貫輸送実験が15日始まった。初日は高岡市吉久1丁目のJR高岡貨物駅で、12フィートの鉄道貨物用コンテナを国際規格に合わせて輸送するため積み替え作業が行われた。

 現在のロシア向け貨物は国際規格の20、40フィートが主流だが、容量が大きいため、複数の業者が一つのコンテナを共同で使うケースが多かった。

 実験では、貨物の仕分けの手間が省ける12フィートの鉄道貨物用コンテナを伏木富山港からウラジオストク港に輸送し、ロシア国内での効率的な物流が可能か確かめる。

 同日は小型コンテナを、国際規格である40フィートのラックコンテナに合わせて運ぶため、1基に三つずつ並べて搭載。トレーラーで射水市の伏木富山港国際物流ターミナルに運んだ。

 19日は同ターミナルでラックコンテナをコンテナ船に積み込む作業が行われる。

879荷主研究者:2011/03/06(日) 12:43:55

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1102190020/
2011年2月19日 神奈川新聞
東扇島へ5社進出、「食糧基地」の機能強化し飛躍も期待/川崎

 川崎市港湾局は18日、川崎港・東扇島総合物流拠点地区の第2期公募(約9・9ヘクタール、6区画)の進出企業5社を発表した。日本郵政グループの「郵便事業会社」(日本郵便)や冷凍冷蔵倉庫大手「マルハニチロ物流」などが進出。国内最大級の冷凍冷蔵倉庫も建設される予定で、日本最大の「食糧基地」の機能強化がさらに進む。首都高が通り、国際化した羽田空港に近接する「陸・海・空」の結節点として、川崎港の飛躍も期待されている。

 事業提案によると、日本郵便は羽田空港に近い立地を生かし、国際郵便物の通関交換事務を取り扱う施設を新設。現在、川崎、神戸で行われている船便による国際郵便の通関や陸揚げに関する事務を一元化していく。

 業界3位のマルハニチロ物流は、取り扱い能力約3万トンの高機能物流倉庫を整備。東扇島内にある既存の2センター(計約6万4千トン)と連携強化を図る。また、業界8位の「松岡」は、2区画計約3・4ヘクタールの敷地に6万〜8万トンの冷蔵・冷凍食品物流センターを建設。将来的には約4万5千トンの追加建設も予定しており、国内最大級の倉庫となる見込みだ。

 このほか、2万5千〜3万トンの物流拠点を整備する「山手冷蔵」、中古車オークション事業を展開する「荒井商事」が進出する。

 同局によると、今回の企業進出により雇用が770人生まれ、定期借地権料が年間約3億3千万円入るとしている。2007年の第1期公募(約12・5ヘクタール)を含めると、雇用は約3500人、借地権料は年間約10億円になるという。

880荷主研究者:2011/03/06(日) 12:50:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003806820.shtml
2011/02/16 07:40 神戸新聞
神戸、大阪港への集荷対策強化 神戸市予算

 東アジアのハブ(拠点)港を目指し、国が集中投資する「国際コンテナ戦略港湾」に阪神港(神戸、大阪港)が選定されたことを受け、神戸市は2011年度、西日本の各港から阪神港へ貨物を集める集荷対策を強化する。市は11年度予算案に約5億円を盛り込み、事業規模は神戸港埠頭公社と合わせて約10億円になる見込み。

 政府は11年度予算案で、阪神、京浜港(東京、川崎、横浜港)の整備費として前年度の2倍となる総額316億円を計上。これとは別に政府は集荷対策として、計8億円を投入する。市は政府予算と合わせ、輸送コストの低い韓国・釜山に流れている西日本の貨物の集荷策に力を入れる。

 具体的には「最優先プロジェクト」として、九州、瀬戸内、四国などの荷物を阪神港に集める内航フィーダーの利用促進を進める。韓国のように内航船を大型化してコストダウンを図るなど、船会社側から具体的な集荷策の提案を受けて、審査するとしている。

 このほか、姉妹都市の韓国・仁川市と連携し、仁川港を通じたソウル首都圏からの集荷施策などにも取り組む。

 一方、北陸や山陰など日本海側の貨物を関西の内陸部でいったん集めて阪神港に運ぶ「インランドポート」の設置計画は、調査費4千万円を計上。市は「需要調査などをした上でめどを立てたい」としている。

 10年度の神戸港の貨物取扱量は、20フィートコンテナ換算で約255万個の見込みで、リーマン・ショック前の08年度の水準に回復した。市は11年度、阪神・淡路大震災後で最高となる270万個の貨物取扱量を目指す。

(石沢菜々子)

881荷主研究者:2011/03/06(日) 13:29:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102180044.html
'11/2/18 中国新聞
福山港第2バース3月末完成
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 広島県が福山市箕沖町の福山港国際コンテナターミナル(CT)で進めている第2バースの建設工事が、最終段階に入った。県は3月末に完成させ、4月の供用開始を目指す。

 JR福山駅から約10キロ南東の建設地では、鉄鋼スラグによる埋め立てと桟橋の据え付け工事がほぼ終わった。長さ200メートル、幅60メートル、水深10メートルの岸壁の全容が現れた。隣地の第1バースに仮置きしている荷役用のガントリークレーンは、月内に設置する見通しだ。

 第2バースは中国、韓国向け定期航路(週計9往復)の沖待ちを解消するため、県が2009年4月に着工した。

 第2バース完成に伴い、同規模の第1バースと合わせた岸壁の広さは現行の2倍に広がる。ガントリークレーンは1増の2基態勢になる。県空港港湾部の丸山隆英部長は「2バース化により、作業効率は格段に高まる。」と話している。

【写真説明】4月の供用開始に向けて工事が大詰めを迎える第2バース。奥左は近く設置されるガントリークレーン

882荷主研究者:2011/03/06(日) 15:04:16

http://cargo-news.co.jp/contents/code/110224_2
カーゴニュース 2011年2月24日号
フルコンテナ船「東成」のガントリークレーンを増強=東ソー物流

 東ソーグループの中核物流会社である東ソー物流(本社・山口県周南市、山崎英夫社長)はこのほど、同社運航のフルコンテナ船「東成」(写真)に搭載しているガントリークレーンの能力を増強し、28日から運航を再開すると発表した。老朽化したガントリークレーンを更新し、定格重量を22tから24tに増強したことで、コンテナ1基あたりの貨物重量制限を拡大したもの。

 「東成」は国内に数船しかない特殊船で、東ソーグループの貨物をメインに、徳山下松港(山口県周南市)と船橋港(千葉県)の間を、20ftコンテナ80基を積載して定期運航している(運航時間は36時間)。コンテナはサイドフルオープンタイプを採用して荷役作業の効率化を図っているほか、一般フェリーでは対応できない大半の危険物や毒劇物の積載が可能で、コンテナもドライタイプからフル積載のISOタンクコンテナ、冷凍・冷蔵コンテナも積載できるなど多様なニーズに対応できる。

 東ソー物流では今回のガントリークレーンの能力増強により、広く化学品メーカーや物流企業に同船の利用を提案していくほか、トラックと比べてCO2排出量が4分の1以下である海上輸送の環境面でのメリットをアピールしていく。

883荷主研究者:2011/03/17(木) 22:58:50

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110220000000000015.htm
2011年02/20 08:17 静岡新聞
田子の浦港、半世紀の節目祝う 関係者ら式典

 「富士山の日」の記念行事「富士見の祭典」の一環で、田子の浦港築港50周年記念式典が19日、富士市の港湾緑地(富士シンボル緑地)で開かれた。同港は1961年に開港し、工業港として地域産業を支えてきた。式典では関係者が半世紀の節目を祝うとともに、さらなる発展を祈念した。

 川勝平太知事は「田子の浦港は開港以来、地域の産業や生活を担って発展してきた」と述べ、鈴木尚富士市長も「港のおかげで富士市は人口26万2千人を有する工業都市に成長できた」と振り返るとともに、海の玄関口として観光面での活用を期待した。

 同港は2本の河川が合流して駿河湾に流れ込む河口部に130億円を投じて建設された掘り込み式港湾。58年に工事が始まり、61年8月に水深4メートルの岸壁が完成して開港した。66年4月には関税法による開港指定を受けて国際港となった。2009年の入港船舶は2804隻、取り扱い貨物量は473万トンを数え、県内港湾全体の2割を占める。県は同港と清水港を、石炭や穀物などのばら積み貨物の拠点として整備する国の「国際バルク戦略港湾」に応募している。

 このほか、同式典で同港湾緑地の愛称が、「ふじのくに田子の浦みなと公園」に決まったことが発表された。

884荷主研究者:2011/03/17(木) 23:15:22

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11021103.html
2011年2/11 苫小牧民報
時間とコスト節約に 苫小牧東港物流センター稼働

東港物流センターに整備されたコンテナの計量設備

 苫小牧港東港の物流センターの利用が始まった。200台以上のコンテナシャシーを一時保管でき、コンテナ計量設備も備えた施設で、輸送業者の利便性向上につなげる。

 苫小牧埠頭(工藤豊彦社長)が建設した。場所は、東港中央埠頭(ふとう)の国際コンテナターミナル向かい。広さ3.5ヘクタール、総工費約7億5000万円。2010年9月に着工した。1月から使っている。

 屋根付きのコンテナ計量設備は、東港にはなかった。これまで、約20キロ離れた西港まで移動して計量しなければならなかった。輸送業者にとって、時間とコストの節約になり、喜ばれそう。1月に計量設備の利用が約40件あったという。

 コンテナシャシー用の駐車場は最大218台を収容できる。コンテナを置いたまま一時保管できるため、トレーラーの運用効率が上がる。貨物仕分け用の倉庫と冷凍コンテナ用電源24個も設けた。

885荷主研究者:2011/03/17(木) 23:16:03

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11021602.html
2011年2/16 苫小牧民報
苫小牧港の貨物9455万トン 2年連続1億トン割れ

 苫小牧港の2010年貨物取扱量は、9455万4343トンだった。09年比0.5%の微増。4年ぶりの増加ながら、2年連続で1億トンを下回り、本格的な回復には至らなかった。

 苫小牧港管理組合の港湾統計速報値。貨物の取り扱いは、国内7876万6892トン(0.6%増)。移出3888万2100トン(0.9%増)、移入3988万4792トン(0.4%増)の内訳で、主力のフェリー輸送が0.4%減の5411万8165トンにとどまったのが大きい。農水産品不調で、紙製品を中心に工業製品の輸送が回復しなかったことも響いた。

 国際貨物は1578万7451トンで、0.1%増。内訳は、輸出2.1%増の103万5227トン、輸入0.1%増の1475万2224トン。石油製品の輸出入と原油の輸入が好調だったものの、火力発電所の燃料などに使われる石炭の輸入が21.2%減の373万9336トンと不調だった。

 貨物量は09年比若干改善したというものの、リーマンショックの影響が顕著に表れる前の08年との比較では7.6%減っている。

886荷主研究者:2011/03/17(木) 23:16:34

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11022501.html
2011年2/25 苫小牧民報
苫小牧港が19年ぶり道内1位 10年外国貿易船

 2010年に入港した外国貿易船が、苫小牧港が稚内港を抜いて道内1位になった。函館税関(北海道、青森、秋田、岩手県)のまとめ。稚内港のロシアからのカニ輸送船が減り、苫小牧港は国際コンテナ定期航路が増えて逆転した。

 苫小牧港のトップ返り咲きは1991年以来19年ぶり。92年に小樽港が1位となった後、93年から稚内港が17年連続トップだった。

 稚内港は09年から10.6%も減少し968隻。ロシアのカニ輸出規制強化や資源の枯渇の影響が大きい。ピークの97年は4000隻を超えていた。

 苫小牧港は09年比3.9%伸びて1043隻。韓国の陽海海運が10年1月に、苫小牧港と釜山港などを結ぶ国際コンテナ定期航路を開設したため、コンテナ船の入港数が11.4%、410隻も伸びた。

887荷主研究者:2011/03/22(火) 22:34:40

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/19/new11031909top.htm
2011/03/19 09:00 デーリー東北
八戸に〝復興第1便〟停泊の貨物船入港

 東日本大震災の大津波の被害を受け、大型船の入港を見合わせていた八戸港に18日、震災後初めて八戸市の工場で使用する原料を積んだ貨物船が入港した。航路や接岸する岸壁の安全性が確保されたため。港湾関係者は〝復興第1便〟と位置付け、北東北の物流拠点港である八戸港の復活を目指す考え。

 受け入れを再開したのは、水深10メートルの八太郎1号埠頭(ふとう)の岸壁。この日は13日から八戸沖に停泊していた中国の貨物船が入港し、午前8時50分ごろから陸揚げを開始。重機を使って鉱物のドロマイト1万6千トンを次々と船から降ろし、トラックで市内の工場に運んだ。

 一方、八太郎2号埠頭の多目的国際物流ターミナルでは、コンテナの荷役を行うガントリークレーンに通電していない状況。航路は確保しているが、コンテナ船の受け入れは再開していない。

 1号埠頭では今後、別の船も順次入港する予定だが、港湾関係者は「一時保管する倉庫が津波の被害を受けたほか、陸揚げしてから運ぶトラックの燃料不足など、クリアしなければならない課題もある」と指摘、本格的な復興に向けて気を引き締めていた。

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【写真説明】八戸港八太郎1号埠頭に入港し、荷役作業が行われた〝復興第1便〟の貨物船=18日午前8時50分ごろ

888荷主研究者:2011/03/27(日) 21:18:42

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12996719616582
2011年3月10日(木)茨城新聞
日立埠頭、小倉に営業所 九州便就航で荷主開拓

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【写真説明】常陸那珂港に就航した九州便。日立埠頭は九州方面の荷主開拓を強化する=ひたちなか市新光町

 港湾運送事業者の日立埠頭(ふとう)(本社日立市久慈町、加子茂社長)は、茨城港常陸那珂港区-北九州(小倉)間の九州便の2月就航に合わせ、高速貨物(RORO)船を利用する荷主を新規開拓するなど九州方面での営業を強化する。北九州市に営業所を新設。北海道便(苫小牧)と合わせ、常陸那珂港区を経て北海道-九州間の連絡や、複数の荷主が一つのトラック貨物車などを利用する混載便のPRなどで販促を図る。

 九州便はこれまで日立港区で取り扱ってきたが、2月から常陸那珂港区に移設した。毎週月・水・金曜日の3便、川崎近海汽船などの運航会社が往復で運航する。

 これに伴い同社は、北九州市の小倉に九州営業所を新設した。関東で貨物を集めて同港区から北九州に貨物を運ぶ往路便に加え、復路の便でも利用増を目指し九州や四国、中国エリアの新規顧客を開拓する。

 貨物は、4トン車、10トン車相当の混載貨物から20トンシャシー(船積み台車)貨物まで。対象は機械類や農産物など多様で、九州の工場から融雪剤を常陸那珂港区に運び東北地方に送り出すといった利用が増えているという。

 混載便はトラック貨物やシャシーの利用頻度を高める取り組みで、荷物を満杯にしなくても利用でき、料金面でも荷主に利点が多いとして九州便でも積極的に販売を促す。

 また常陸那珂港区から出る北海道便と連携し、北海道-九州間の顧客を開拓する。3月19日の北関東道の全線開通をにらみ栃木、群馬方面からの利用も促す。加子社長は「大口でなくても、満遍なく荷主を集め、九州便用のきめ細かいサービスを増やす」と話している。

 茨城港は、日立港区は車やバラ積み荷物、常陸那珂港区はコンテナ、大洗港区はフェリー中心と一定の区分けをされ、それぞれの特徴を出している。

889荷主研究者:2011/03/27(日) 21:19:51

http://www.iwate-np.co.jp/economy/e201103/e1103092.html
2011.3.9 岩手日報
実入りコンテナ最高 大船渡港・10年度外国貿易

 大船渡市は8日、港湾関係者との意見交換会で、大船渡港の外国貿易コンテナ定期航路の2010年度取扱量(実入り)が2月末時点で、本格運用が始まった07年度以降、過去最高となっていることを報告した。しかし、隔週便や輸入低調など依然として課題は山積しており、関係者からさらなる取り組みの必要性を指摘する声が相次いだ。

 市によると、実入りコンテナ取扱量は1760TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個、16トン)で、最高だった07年度最終の1605TEUをすでに上回っている。

 輸出は廃プラスチック類などが好調で1266TEUとなった。一方、輸入は494TEUで低調だった。実入りと空を合わせた取扱量は2874TEU。隔週便が影響し寄港数は23回で、4年間で最低となる見通しだ。

 関係者は▽首都圏での航路の知名度向上▽週1回運航の必要性▽道路などインフラ整備−などの問題点を指摘。「県と連携したポートセールスが必要」「輸入を伸ばすためには倉庫がほしい」などの意見も出た。

 同航路に関連する市の年間予算は約1億円。市は同日出された課題を分析しながら、引き続きポートセールスに全力を挙げるが、状況は依然厳しく、真価が問われる。

890荷主研究者:2011/03/27(日) 21:29:50

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103080013/
2011年3月8日 神奈川新聞
「横浜港埠頭公社」受け皿の準備会社を設立へ、民営化に向け今夏/横浜市

 横浜市は7日、2011年度内に民営化を目指している外郭団体「横浜港埠頭(ふとう)公社」の受け皿となる準備会社を今夏に設立する方針を明らかにした。11年度当初予算案で民営化に向けて9千万円を計上した。

 準備会社は株式会社の形態で、資本金は2千万円の予定。市が全額出資する。岸壁やガントリークレーンなど公社から引き継ぐ資産評価などの手続きに着手。国土交通省から法に基づく指定を受けた上で、11年度末までに新会社に移行させる見通し。

 港湾経営を一元的に担う新会社を設立することでコスト低減や営業力強化を図ることができ、国際競争力が強化できるとしている。市は物流施設を管理運営する外郭団体「横浜港国際流通センター」の業務も新会社に一元化する方向で検討しており、効率的な経営によりサービス向上を目指す。

 国の「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)と阪神港(大阪港、神戸港)では、いずれも民営化の動きが進んでいる。東京港は08年4月に民営に移行。大阪港と神戸港の埠頭公社は今年4月に解散し、新会社が業務を始める予定だ。川崎港は埠頭公社が存在しない。

 横浜市会予算第1特別委員会で、金井良樹港湾局長が答弁した。

891荷主研究者:2011/03/27(日) 21:34:03

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103090021/
2011年3月9日 神奈川新聞
京浜港は2011年度からコンテナ集荷策着手、3自治体が予算案計上

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/7_165543.jpg
4月からコンテナ集荷策に着手する京浜港(横浜港南本牧ふ頭)

 国の「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)は2011年度から、具体的なコンテナ集荷策に着手する。ライバルの韓国・釜山港から利用転換した荷主に対して補助金を出す制度の新設が目玉。3港を管理する東京都、川崎、横浜市は当初予算案に関連事業費を新規計上した。政府による取り組みと合わせ、15年に取扱量1千万本という目標に向けた初年度が動きだす。

 京浜港の集荷補助制度は国の戦略港湾に基づく施策の一環で、3自治体が足並みをそろえて導入する。補助金相当額として、横浜市は予算案に2億3千万円を計上。東京都は1億7千万円、川崎市は2千万円をそれぞれ計上した。

 補助金制度の具体的な枠組みは3自治体で調整中だが、釜山港などからの転換量に応じて荷主に一定の金額を交付する案が有力。補助額は40フィートコンテナ1本当たり5千円前後を想定しているという。

 政府は予算案で、国際戦略港湾(京浜港と阪神港)に集荷を進めるために8億1千万円を計上。内航航路強化事業に充て、自治体による補助金制度と一体的に集荷の強化を進める考えだ。

 東日本の地方港からの京浜港利用率は遠いほど低くなる傾向があり、釜山港にハブ(拠点)機能を奪われている。3自治体は荷主を個別に訪れて集荷補助制度を周知する。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103090022/
2011年3月9日 神奈川新聞
京浜港で4月から集荷補助制度開始、船便数や運賃が課題に

 「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港で4月から、荷主を対象とした集荷補助制度が始まる。東アジアのハブ(拠点)港を目指す上で新規の目玉事業だが、その効果は未知数だ。

 東日本の地方港で韓国・釜山港が選ばれている主な理由は、輸送コストの安さと船便の多さ。トラックなどの国内輸送費がコストに反映されることから、荷主は最寄りの港を選ぶ傾向にあるという。

 国は地方港と戦略港湾を結ぶ内航航路を新設する方針で、国土交通省は「地方港と京浜港を結ぶ船便が増えれば、荷主は信頼性が高い京浜港に転換してくれるだろう」と期待する。

 ただ、韓国側がさらに運賃引き下げをする可能性に触れる港湾関係者もいる。「価格競争が激しくなれば、京浜港の体力を奪うことになりかねない」と不安視する声も。

 日本経済の中心地・京浜港が集荷策を仕掛けるのは「初めての経験」(東京都)。それだけに事業の効果に注目が集まる。

892荷主研究者:2011/03/27(日) 21:36:41

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100040/
2011年3月10日 神奈川新聞
輸出入額が2年ぶりに増加、10年の川崎港貿易概況/神奈川

 横浜税関川崎税関支署が発表した2010年の川崎港貿易概況によると、輸出額は1兆2016億円(前年比18・3%増)、輸入額が2兆1664億円(17・9%増)で、いずれも2年ぶりに増加した。同支署は自動車輸出の回復や原油価格の上昇が要因とみている。

 輸出では、川崎港最大の輸出品目で全体額の約3分の1を占める自動車が4043億円と26・2%増加。特に米国向けの増加が目立った。自動車に次ぐ鉄鋼は1121億円で14・3%増だった一方、3番目に多い石油製品は1077億円で12・8%減少した。

 輸入は、全体額の約4割を占める原油・粗油が8680億円で11・8%増加。続く天然ガス・製造ガスもオーストラリアからの輸入増などで5792億円と34・1%増えた。

 国・地域別では、輸出先のうち額が最も多い米国が2737億円で19・8%増加。経済成長が著しい中国は32・2%増の2048億円だった。輸入ではロシアがサウジアラビアに代わって初めて最大相手国となり、2943億円(46・6%増)に上った。天然ガス・製造ガスなどの増加が目立った。

 外国貿易船の入港隻数は2688隻(7・9%増)で、うち日本籍が174隻(10・1%増)、外国籍は2514隻(7・7%増)だった。

893荷主研究者:2011/03/27(日) 21:40:49

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100067/
2011年3月10日 神奈川新聞
横浜港のコンテナ取扱個数が回復、2010年統計速報で2年ぶり増/横浜

 横浜市が10日発表した2010年の横浜港統計速報によると、内外貿コンテナの取り扱いは前年比17・2%増の328万個(20フィートコンテナ換算)だった。増加に転じたのは2年ぶり。過去最高だった08年(348万個)、07年に次ぐ歴代3位の数量で、リーマン・ショック前の水準を回復した。

 国際コンテナ戦略港湾に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)は15年に1050万個の目標を掲げている。

 コンテナ以外も含めた取り扱い貨物全体でも1億2964万トン(12・2%増)と2年ぶりの増加した。輸出は4190万トン(21・3%増)。品目の上位は完成自動車、自動車部品、産業機械と前年と同じ順で、いずれも3割から2割増となった。輸入は4529万トン(11・9%増)で液化天然ガス(LNG)、原油、衣類・身の回り品・履物の順だった。

 相手国のトップは輸出入とも中国。輸出の構成比は24・5%を占め、2位の米国(9・4%)を引き離した。

894荷主研究者:2011/03/27(日) 22:28:28

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/20/new1103200901.htm
2011/03/20 09:20 デーリー東北
八太郎航路が暫定復旧/八戸港

 東日本大震災の大津波で船舶の安全な航行が困難となっていた八戸港の八太郎航路が19日、青森県や海上自衛隊などの調査により一定の安全が確保されたとして、水深10メートル以内の船舶について暫定復旧した。同航路は八太郎地区と外洋を結ぶ重要航路で、同地区の1〜4号埠頭(ふとう)にある16カ所の岸壁も、使用できるようになった。貨物船や緊急輸送船などが行き来できるようになり、災害復旧の推進が期待される。

 県八戸港管理所によると、津波により八戸港内に船やコンテナが水没し、11日以降、船舶の航行が困難な状態になった。

 14日から県や海上自衛隊などが八太郎航路の海底を音波などを使って調査したところ、水深10メートルまでの安全が確認できたため、19日に同管理所と八戸海上保安部、国土交通省八戸港湾・空港整備事務所の3者で協議し、航路の復旧を決めた。

 岸壁も津波で浸水したが大きな被害はなく、船舶の停泊に支障はないと判断した。

 ただ、同航路で本来航行可能だった水深13メートル以内の船舶が行き来できるようになるには、さらなる調査が必要なほか、岸壁の中には、安全が確認できる水深が従来よりも浅いものもあり、停泊には注意が必要だという。

 液化天然ガス(LNG)の関連施設が並ぶ河原木地区の第1工業港は、既に海底調査を終え、同管理所がデータを解析中。石油基地がある石油桟橋では、現在も海底調査が行われている。

 同管理所の奈良信秀所長は「八太郎航路が復活したことで、被害が大きかった岩手や宮城にも輸送船で物資を運ぶことができる。早く大型船も通行できるよう、完全復旧に向けて努力したい」としている。

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【写真説明】八戸港で暫定復旧した八太郎航路

895荷主研究者:2011/03/27(日) 22:34:08

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/23/new1103231402.htm
2011/03/23 14:03 デーリー東北
八戸港 河原木地区の一部が復旧

 津波を受け八戸港で船舶の安全な航行が困難になっている問題で、青森県と国、八戸海上保安部は22日、新たに河原木地区の一部が復旧したことを明らかにした。石油基地の石油桟橋では、安全を確認した水深を超えない範囲で船舶が入港できるようになり、タンカーを使った石油製品の輸送が可能となった。第1工業港にあるLNG(液化天然ガス)関連施設の航路は引き続き調査を進める。

 22日、県八戸港管理所と国土交通省八戸港湾・空港整備事務所、八戸海保が協議し、航路の復旧を決めた。

 県などによると、安全性が確認されたのは、石油桟橋が東北電力八戸火力発電所用燃料の荷役を行う東北ポートサービス専用桟橋(安全確認水深6・7メートル)と河原木2〜6号桟橋(5・4メートル)。河原木2号埠頭(ふとう)前面海域の一部(8・0メートル)でも航行が可能になった。

 河原木2号埠頭A岸壁(14・0メートル)は復旧してない。

 LNG関連施設の航路に関しては、米軍が23日以降、サルベージ(引き揚げ)船を投入する予定。港内に沈み、船の航行を妨げる恐れがある貨物コンテナ、船などの障害物を引き揚げる。

 八戸港の航路では、19日に八太郎地区と外洋を結ぶ八太郎航路が暫定復旧。同地区の1〜4号埠頭にある16カ所の岸壁も使用できるようになっている。

896荷主研究者:2011/03/27(日) 22:36:55

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/03/25/new1103250802.htm
2011/03/25 08:55 デーリー東北
航路一部復旧、LNG船入港可能/八戸

 津波により八戸港での船舶の安全な航行が困難となっている問題で、青森県と国、八戸海上保安部は24日、港内に沈む漁船や車など障害物の引き揚げ作業を続け、新たに第1工業港などの一部が復旧した。第1工業港に立地する液化天然ガス(LNG)関連施設へのLNG輸送船の入港が可能となり、第1便は26日午前に入港する予定。これにより、八戸港のエネルギー関連施設への航路が確保された形となる。

 24日午後4時現在で新たに復旧したのは第1工業港(安全確認水深5メートル)、白銀地区の八戸港第1〜2区(同)、ポートアイランドと白銀西防波堤、中央防波堤の水域(10〜9メートル)。

 同日は民間業者3社が引き続きクレーン船を使って作業した。障害物の引き揚げは25日も行われ、県などが協力を要請した米海軍のサルベージ(引き揚げ)船「セーフガード」が作業に加わる予定。

 八戸港では、これまでに八太郎航路や河原木地区の一部航路、石油基地の石油桟橋などが暫定復旧している。

 今後は、漁港区域や河原木2号埠頭(ふとう)A岸壁などにも範囲を広げ、障害物の撤去を行う方針。

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【写真説明】八戸港で暫定復旧した航路

897荷主研究者:2011/03/27(日) 22:38:22

http://www.minyu-net.com/news/news/0320/news10.html
2011年3月20日 福島民友ニュース
相馬港が一部供用 海路で物資輸送可能に

 県は19日、震災以降使えなくなっていた相馬港を一部供用したと発表した。供用により相馬地方への海路での物資輸送が可能になり、県は被災地域の生活安定化につなげる方針。

 使用できるのは、2号埠頭(ふとう)第4号岸壁で1500トン程度の緊急物資輸送船舶と災害救助船舶に限る。運航航路は北航路とし、原則は日中航行のみ。夜間航行は福島海上保安部長が通行を認めた場合のみ可能。

898荷主研究者:2011/03/27(日) 23:10:18

http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110324h
2011/03/24 14:23 秋田魁新報
秋田—上海にコンテナ航路開設 韓国の船会社、震災の影響で

 県は23日、韓国の船会社「南星海運」が来月上旬から秋田港と中国・上海港を結ぶコンテナ航路を開設すると発表した。本県から上海への航路ができるのは初めてで、秋田港への初寄港は来月6日となる見込み。東日本大震災の影響で、同社が従来運航していた仙台港や八戸港を巡る航路を休止することになったためで、新ルートの運航期間は未定。

 新航路は、中国の寧波を皮切りに、上海—釜山(韓国)—新潟—苫小牧—秋田—釜山—蔚山(同)—光陽(同)を2週間で巡るルート。約700本のコンテナ(20フィート換算)が積載可能な2隻を運航し、各港に週1回寄港する。秋田港から上海港への運航日数は7日。

 同社は震災以前、苫小牧から青森の八戸港—宮城県の仙台港に寄港。両港では、上海からは主に日用品を輸入、国内からは紙や化学薬品を輸出していた。しかし震災によって両港にコンテナ船が入港できなくなったため、代替となる港を検討していた。

 同社は秋田港への寄港を決めた理由について「仙台や八戸周辺の顧客から輸入を続けたいと要望が出ている。秋田港の利便性向上による集荷の促進も見込める」としている。ただ、八戸、仙台両港が復旧した後の航路は未定という。

899荷主研究者:2011/03/31(木) 23:56:36

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110324_6
2011/03/24 岩手日報
救援へ脈打つ海運 大船渡港と宮古港藤原埠頭
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 東日本大震災で被災した県内の港湾が徐々に復旧し、救援物資を積んだ船が入港し始めている。医薬品や水、重油などが各避難所や企業などに次々と運ばれ、被災地救援の一つの拠点になっている。

 周辺地域への基点に 宮古

 宮古市の宮古港藤原埠頭(ふとう)は復旧後、救援物資などを積んだ艦船が次々接岸し、海路による周辺地域への救援の基点となっている。

 同埠頭は津波で倉庫や防波堤、灯台も損壊したが岸壁の損傷は接岸可能な程度で済んだ。倒壊した家屋の漂流物などを海上自衛隊の艦艇などが撤去し復旧。17日から救援物資を積んだ支援船など計8隻が接岸した。23日は接岸している水産庁の調査船「開洋丸」(2630トン)が県内の乳製品工場などで使われるA重油をタンクローリーに積み替えた。

 県沿岸広域振興局土木部宮古土木センターの川村俊通所長は「藤原埠頭の岸壁や野積み場などは従来通り使える。復興のために使ってほしい」とし、宮古港の他の埠頭について「水深などの調査や復旧を進め、使える場所は使いたい」と話す。

 物資8トン積み初入港 大船渡

 大船渡市の大船渡港に23日、救援物資を積んだ国土交通省の大型しゅんせつ船兼油回収船、清龍丸(4792トン、岡本政美船長)が入港した。東日本大震災後、同港で初の入港。医薬品や水など計8トンの物資は同市など各自治体に運ばれた。

 清龍丸は22日午後5時に北海道の苫小牧港を出港し、23日午後4時前に野々田地区の埠頭(ふとう)に着岸。職員が物資の入った段ボール箱を手渡しで運び、待機していたトラックに積み込んだ。大船渡市に2トン分の物資が届けられたほか、釜石市と陸前高田市、宮城県沿岸にも運ばれた。

 同埠頭は津波による損傷が大きくなく、国交省東北地方整備局が使用可能と判断。同市によると現時点でほかに入港予定はないが、今後は物流拠点として期待が高まる。

 岡本船長は「八戸から南の海は流木や漂流物も多かったが、実際に大船渡に来てみると被害の大きさに言葉がない。荷物が少しでも早く届くよう迅速に対応した」と話した。23日は大船渡港に停泊する。

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【写真㊤=藤原埠頭に接岸しタンクローリーに重油を積み替える水産庁の開洋丸】

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【写真㊦=救援物資8トンを積み、震災後初めて大船渡港に入港した清龍丸】

900荷主研究者:2011/04/01(金) 00:05:14

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103230063/
2011年3月23日 神奈川新聞
東日本大震災:北海道と茨城結ぶ定期航路、川崎港利用し貨物船の運航“再開”/神奈川

川崎港に入港した近海郵船の「ましう」=川崎区東扇島

 東日本大震災で茨城・常陸那珂港が壊滅状態になったことを受け、北海道・苫小牧港と同港を結ぶ貨物船の定期航路が23日から、川崎港の利用を開始した。震災以降10日以上、運航を止めていた航路が“再開”。同日から毎日1便、川崎と苫小牧間を運航する。

 同日午後1時半、近海郵船物流(東京都江東区)の「ましう」(8349トン)が川崎港に入港。苫小牧を出港したまま常陸那珂港に入港できず、東京港に停泊していたという。北海道の物流の半分を担っている苫小牧港側からの要請を受け、常陸那珂港が復旧するまで、3隻態勢で暫定的に川崎―苫小牧間を運航する。

 川崎市港湾局によると、定期航路では、苫小牧へ雑貨や機械部品、建築部材、常陸那珂へは北海道の野菜や乳製品などを運んでいる。同局は「首都圏と北海道を結ぶ重要な航路。運航を再開することで、市場の品薄状態解消に貢献できると思う」としている。

 定期船が利用するのは、川崎港にある耐震バースの一つ、第9バース。同局によると、周辺のバースを使用している船会社や港湾事業者が、限られたスペースを譲り合うなどして受け入れが可能になった。

901荷主研究者:2011/04/03(日) 13:57:35

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/228357
2011年2月24日 01:04 西日本新聞
ひびきCT多目的に 今後10年内に岸壁整備 北九州市

長期計画に多目的利用が盛り込まれたひびきコンテナターミナル

 北九州市は、利用が低迷する若松区の物流拠点ひびきコンテナターミナル(CT)について、コンテナ船専用から、ばら積み船など多目的に利用できるよう変更し、年度内に策定する20−30年後の北九州港の利用目標を示した北九州港長期構想に盛り込む。市は今後10年以内にひびきCTの未整備岸壁のうち、720メートルを多目的利用できるよう整備するとしている。

 長期構想では、未整備の岸壁(2400メートル)を、近くに立地する工場の原料や製品などコンテナ以外の貨物を扱えるよう整備することを盛り込んだ。

 市はこの長期構想に基づき、今後10年内に整備着手を目指す具体的な港湾計画の策定に着手。今後、市民からの意見公募や国土交通省の交通政策審議会への諮問を経て新年度中に策定する。

 1996年に策定された従来の長期構想では、2020年までにコンテナ船専用の岸壁を総延長3440メートル整備する計画で、05年には総事業費約900億円をかけ、岸壁1040メートルを備えたひびきCTが建設された。しかし、中国や韓国の大規模な港湾施設整備が進んだため、コンテナ取扱量が低迷。開業以来、取扱量が最も多かった08年でも年間約5万5千TEU(20フィートコンテナ換算)と、取り扱い能力の1割にとどまっていた。

=2011/02/24付 西日本新聞朝刊=

902荷主研究者:2011/04/03(日) 15:27:19

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110331n
2011/03/31 20:04 秋田魁新報
秋田港に完成車943台到着 仙台港の代替、東北各地へ配送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20110331n12.jpg
秋田港に次々と荷揚げされる完成車

 トヨタ自動車など4社の完成車943台を載せた貨物船が31日朝、秋田港に入港した。東日本大震災で仙台港が使用できなくなったことに伴う代替措置で、本県の港に完成車が運ばれたのは初めて。

 入港した貨物船は愛知県東海市の船会社「トヨフジ海運」の所有で、全長約165メートル、約2万8千トンの自動車運搬専用船。トヨタ自動車、ダイハツ工業、スズキ、日産自動車の車両を積み、秋田港向浜岸壁に着岸した。完成車は次々とトレーラーに載せられ、東北の各ディーラーに向け配送された。

 貨物船は秋田港に1〜2日程度停泊する予定。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ヶ崎町)で震災前に製造されたトヨタ自動車の車両113台を積み込み、名古屋港に戻る。

903荷主研究者:2011/04/09(土) 16:41:28

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003914442.shtml
2011/04/02 08:46 神戸新聞
神戸港に国際フェリー向け貨物専用ヤード 上組

 上組(神戸市中央区)は1日から、国際フェリーが着く新港第4突堤に貨物専用ヤードを設け、運用を始めた。貨物は神戸・ポートアイランドのコンテナ岸壁で通関・荷役をしていたが、大幅な時間短縮を図る。

 同突堤では現在、チャイナエクスプレスライン(神戸‐天津)と、日中国際フェリー(同‐上海)の2社が運航。航空運賃に比べて安く、コンテナ船よりも輸送時間が短いため、需要変動が激しい衣料品や生鮮食品などの輸入、自動部品などの輸出で使われている。

 通関、荷役は従来、約8時間かかっていたが、専用ヤードで2〜3時間に短くできるという。神戸市は今後、韓国便も誘致していく。(石沢菜々子)

904荷主研究者:2011/04/09(土) 16:42:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003914441.shtml
2011/04/02 08:47 神戸新聞
神戸・ポーアイに重量物専用倉庫 大海運輸

 神戸・ポートアイランドに、浄水や発電設備など大型プラント向け重量物専用倉庫が完成し、1日から業務を始めた。神戸港では初の施設で、新興国などの需要拡大をにらんだインフラ輸出を強化する。

 重量物を取り扱う大海運輸(神戸市中央区)が約18億円を投じて建設。敷地は約1万9千平方メートル。倉庫は平屋建て約1万3千平方メートルで、つり上げ能力100トンの天井クレーンを装備している。

 神戸港から輸出待ちの重量機材は、屋外でシートをかけて保管してきたが、年々増加し大型化も進んでいる。荷主メーカーから室内保管の要望もあり、埠頭に専用倉庫を建てることにした。

 土地は神戸市が貸与しており、市みなと総局は「大型プラント貨物が増えれば、それらに伴う部品の需要も連動し、コンテナ貨物の増加が見込める」としている。(石沢菜々子)

905荷主研究者:2011/04/09(土) 17:46:03

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/04/01/new1104011101.htm
2011/04/01 11:14 デーリー東北
コンテナ貨物 月内にも取り扱い開始/八戸

 大津波の被害を受けた八戸港八太郎2号埠頭(ふとう)の多目的国際物流ターミナルで、港湾管理者の青森県などがコンテナ貨物の取り扱いを、早ければ4月中にも再開する方針を固めたことが31日、分かった。同港では震災後、外航、内航ともコンテナ貨物定期便が休止したまま。貨物の他港への流出も懸念されており、関係者は急ピッチで復旧作業を進め、北東北の国際物流拠点港の〝再起〟を目指す。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img1104011101.jpg
【写真説明】4月中のコンテナ貨物の取り扱い再開を目指す八戸港多目的国際物流ターミナル=31日午後

907名無しさん:2011/04/16(土) 09:44:55
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110416/kyt11041602090004-n1.htm
昨年の舞鶴港、取扱貨物が過去最高 京都

京都府は15日、昨年の舞鶴港(舞鶴市)での取扱貨物量が前年比253万8103トン(約33%)増の1014万3551トンで、初めて1千万トンを超えたと発表した。対外貿易では輸入が約386万トン、輸出が約11万トンの計397万トンで前年の2倍以上になった。特に関西電力舞鶴発電所2号機の稼働により、石炭輸入は前年比122%増の約355万トンに達し、関税政策の強化を見込んでの対ロシア向け中古車輸出も約7万トンと大幅に増加した。コンテナ貨物も新規荷主に対する府の補助制度が奏功して前年比12%の伸びを示した。

908名無しさん:2011/04/20(水) 02:07:01
Walthersのタンクコンテナ。

909荷主研究者:2011/04/23(土) 14:11:23

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13020928121311
2011年4月7日(木)茨城新聞
苫小牧便が再開、暫定週3便 常陸那珂港区

1カ月ぶり定期航路

【写真説明】約1カ月ぶりに定期航路が再開し、北海道からの貨物が到着した=茨城港常陸那珂港区

東日本大震災の影響で全便が休止していた県内港湾の定期航路のうち、茨城港常陸那珂港区-北海道・苫小牧港の航路が運航を再開し、6日、同港区に約1カ月ぶりとなる貨物船が入港した。本県と北海道間の定期航路は週31便運航され、北海道と首都圏との間の物流の主軸を担っている。苫小牧便は暫定的に週3便に減便して運航されるが、県などは別の定期航路も含めて順次再開させる方針といい、物流の正常化に向けた足掛かりとして期待している。

常陸那珂港区-苫小牧港の定期路線は仮復旧した同港区中央埠頭(ふとう)の岸壁を利用して再開。通常は1日2便(日曜除く)だが、当面は週3便(月、水、金曜)の運航となる。

苫小牧港を5日に出た貨物船「ほっかいどう丸」が6日午後、同埠頭に接岸。農産物や砂糖、飲料水、紙製品など北海道からの貨物を降ろした後、衣料や日用品、家電品など20トントラック150台分の貨物を積み込んで出港した。

従来、本県と北海道の港湾を結ぶ定期航路は、同苫小牧RORO航路のほか、同港日立港区の釧路RORO航路(1日1便)▽同港大洗港区の苫小牧フェリー航路(日曜除く1日2便)-の各便合わせて週31便が行き来している。

北海道からの主な積み荷は農産物や日用品、雑貨類などで、本県からも農産物や日用品、自動車などが運ばれる。北海道からの貨物は県内だけでなく、北関東や首都圏など広範囲に流通している。同港大洗港区-苫小牧間のフェリーの乗降客は年間約18万5千人(2008年)に上る。

県内の茨城港と鹿島港の定期航路は、国内が北海道のほか九州や四国、海外が中国や東南アジア、北米、欧州、ロシアなどの計16航路。県などは各港湾の岸壁の仮復旧を急ぐとともに、各航路の運航再開に向けた調整を進めることにしている。

910荷主研究者:2011/04/23(土) 14:45:32

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104040048.html
'11/4/4 中国新聞
福山港国際CT、利用開始へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20110404004802.jpg

 福山市の福山港国際コンテナターミナル(CT)第2バースが完成した。作業効率は2倍に高まる見通しで、事業主体の広島県は、井笠地域を含む備後圏域の物流拠点と位置付ける。23日に第1便が接岸する。

 第2バースは長さ200メートル、幅60メートル、水深10メートルで、隣接する第1バースと同規模。荷役用ガントリークレーンは両バースで2基態勢となる。西側に隣接するコンテナヤードも1・5倍の12ヘクタールに広げた。総事業費は約46億円。県が約21億円、国が約17億円、市が約8億円負担した。

 CTは2005年3月に利用を始めた。積み荷は衣類や古紙などで、現在は中国、韓国への定期航路が週10往復している。景気悪化の影響で09年のコンテナ取扱数はワーストの7万4398個にとどまったが、10年は7万9千個(速報値)と復調している。

 中国向け航路を週3便持つ神原汽船(福山市)の和田好夫取締役は「バースの取り合いや沖待ちの解消で利便性が高まれば、積み荷も増えるはずだ」と期待する。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20110404004801.jpg
【写真説明】第1バース(手前右)に隣接して整備され、新たなガントリークレーンを備える第2バース。西側のコンテナヤード(手前左)も拡張された(撮影・坂田一浩)

911荷主研究者:2011/04/23(土) 14:52:12

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/04/11/new1104111103.htm
2011/04/11 11:03 デーリー東北
八戸・河原木2号埠頭前海域が一部復旧

 津波を受け、八戸港の一部で船舶の安全な航行が困難になっている問題で、青森県と国、八戸海上保安部は10日、河原木2号埠頭(ふとう)A岸壁前面海域と八太郎航路の港口海域が一部復旧したと発表した。従来の水深は14メートルだが、12・5メートルまで安全が確認された。

 これまでエネルギー関連施設がある第1工業港や八太郎地区、白銀地区などの航路について、暫定利用が可能となっている。

 今後は、三菱製紙八戸工場の専用岸壁や白銀地区のセメント工場付近、工業港の奥の部分などの復旧を急ぐ方針。

912荷主研究者:2011/04/23(土) 16:21:56

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13027060454787
2011年4月14日(木)茨城新聞
県内港湾復旧に500億円超 6月にも本格着工

【写真説明】地震と津波で大きく損壊した茨城港日立港区の第4埠頭=日立市久慈町

 東日本大震災で大きな被害を受けた県内港湾の復旧に必要な費用は、概算で500億円以上に上ることが、13日までの県の調査で分かった。県は応急復旧で各港の岸壁の一部の使用を再開しており、6月ごろから本格的な復旧工事に入る見通しという。

 各港の復旧に必要な費用は、茨城港300億円(日立港区100億円、常陸那珂港区150億円、大洗港区50億円)、鹿島港200億円とみている。

 各港・港区とも地震と津波の被害を受け、岸壁や埠頭(ふとう)用地の大きな損傷がみられる。特に、日立港区の第4、第5埠頭や、常陸那珂港区北埠頭は液状化による亀裂や段差が大きく、大規模な復旧工事が見込まれる。

 また、大洗港区や鹿島港を中心に、津波によって岸壁周辺や航路に堆積した土砂などを取り除く浚渫(しゅんせつ)工事が必要という。

 震災後、県は応急復旧による岸壁の使用再開を順次進めている。これまでに県内港湾全体の岸壁46カ所のうち15カ所(13日現在)が、喫水面を制限するなどして使用可能となっている。

913荷主研究者:2011/04/23(土) 16:30:09

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110414302.htm
2011年4月14日02時56分 北國新聞
震災影響なく過去最多 金沢港、3月コンテナ取扱量

 金沢港の3月のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)が、前年同月比35.7%増の4311個と単月で過去最多となった。東日本大震災の影響はなく、アジア向けの繊維機械や建設機械部品などの輸出が伸びたのが要因。関西、中部の港から金沢港にシフトする地元の荷主企業も増えているという。

 金沢港運(金沢市)によると、単月で過去最多を更新したのは昨年4月以来となる。コンテナ取扱量の内訳は、輸出が前年同月比36.4%増の2066個、輸入が35.2%増の2245個だった。

 年度末で荷動きが活発で、コマツ関連の中国、インドネシア向け建機部品の出荷が目立った。繊維機械は中国、インド向けが出ている。

 金沢港運によると、震災の影響で関東の港から他の港に切り替える動きがみられ、新潟港は荷量が急増しているという。担当者は「今後、金沢港も荷量が増える可能性がある」とみている。

 金沢港では2010年度のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)も前年度比51.2%増の4万2270個で過去最多となった。

914荷主研究者:2011/04/23(土) 16:40:24

http://www.isenp.co.jp/news/20110414/news03.htm
2011/4/14(木)伊勢新聞
欧州と貨物発着可能に 四日市港に新航路開設

【日本―中国フィーダー航路開設によって四日市港へ寄港した第一船=四日市市霞で】

【四日市】四日市港(同市霞)にこのほど、日本―中国フィーダー航路が開設され、十二日午前八時、第一船が四日市へ入港した。四日市で荷役後、同日午後九時に出港。六日かけて中国の赤湾を目指す。

 フィーダーとは、本船が直接寄港する幹線の主要港から別便で枝分かれする支線のことで、開設されたフィーダー航路は、日本発着貨物を赤湾で母船に積み替えて、欧州、地中海、アフリカ、中東、豪州、南米や北米に接続するサービス。

 今後は毎週火曜に四日市港に寄港する。赤湾までの所要日数は輸出が六日、輸入が七日となっている。

 四日市港のコンテナ定期航路は現在十四サービスあるが、欧州方面へつながったサービスはなかった。フィーダー航路の開設によって、赤湾経由で欧州方面などと貨物の発着が可能となり、地元の荷主確保にも期待がかかる。

915荷主研究者:2011/05/03(火) 00:16:09

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11040502.html
2011年4/5 苫小牧民報
道内寄港最大級のコンテナ船が苫小牧に初入港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/tp11040501.jpg
船尾にコンテナを12列並べて苫小牧に入港した「ウエストウッドカスケード」

 道内に寄港している船としては過去最大の積載能力を持つコンテナ船が4日、苫小牧港・東港中央埠頭(ふとう)の国際コンテナターミナルに初入港した。

 2週間に1便のペースで苫小牧とバンクーバー、シアトルなどを結ぶ北米航路の船会社「ウエストウッド・シッピング・ラインズ」(アメリカ)が投入した「ウエストウッドカスケード」。

 コンテナの最大積載数2186個(20フィート換算)は、道内に寄港するコンテナ船で最大。船上にコンテナを12列並べて輸送できる船幅も道内初。これまでは11列が最高だった。

 ウエストウッドカスケードは同日朝、コンテナ384個を積んで接岸。船尾にずらりと12列並び、5段積みしたコンテナは巨大な「壁」のような迫力だ。

 ウエストウッド社は同型船をもう1隻投入する予定。近年、船舶は大型化が進んでいることから、同ターミナルは来夏をめどに船幅16列に対応できるガントリークレーンを導入する。

916荷主研究者:2011/05/03(火) 00:17:38

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20110419204.htm
2011年4月19日01時10分 北國新聞
新クレーン、作業効率化 富山港湾運送、コンテナ増に対応

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/T20110419204.jpg
新たに配置されたトランスファークレーン=射水市の富山新港多目的ターミナル

 富山港湾運送(富山市)は18日までに、射水市の富山新港多目的国際ターミナルにトランスファークレーンを導入した。同日、現地で安全祈願祭を行い、金尾雅行社長ら約10人が無事故を祈った。クレーンは試験運転後、早ければ5月から本格的に運用する。

 トランスファークレーンは、同ターミナルの野積み場でトラックへのコンテナの積み下ろし作業に、富山新港荷役施設管理運営組合が活用する。コンテナ取扱量が増えていることから作業の効率化を図るため、同ターミナルで3機目となるトランスファークレーンが導入された。

 クレーンは高さ21・4メートル、幅25・8メートル、奥行き12・5メートル。鉄製で重さは135トン。1時間でコンテナ60個の積み下ろしが可能。設備投資費は約1億3千万円。

 富山港湾運送は14日から、富山市の富山港から輸出する中古車について、手動の測定機で放射線量を確認していることを明らかにした。18日までに問題となるケースはなかったとしている。

917荷主研究者:2011/05/03(火) 00:35:19

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003986703.shtml
2011/04/22 08:28 神戸新聞
神戸港コンテナ 3月取扱量16%増

 3月の神戸港のコンテナ取扱量が前年同月に比べて16%増えたことが、兵庫県港運協会の調べで分かった。東日本大震災の影響で、首都圏への寄港を取りやめた外国船の荷物が増えたのが一因とみられる。また、神戸税関が21日発表した3月の神戸港の貿易概況は、五大港で唯一、輸出入額ともに前年を上回った。

 同協会によると、3月のコンテナ取扱量は20万2237TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)。年度末で荷動きが活発だったことに加え、福島第1原発事故で欧州船が首都圏向けの荷物を、神戸港で内航船に積み替えたことなども影響したという。

 一方、3月の輸出額は5141億円(前年同期比13・7%増)で15カ月連続で前年を上回り、輸入額も2337億円(14・7%増)と5カ月連続プラスだった。震災で全国主要港で軒並み輸出が減少に転じる中、神戸港は「工場停止で生産量が大幅に減った自動車や電子部品などの取り扱いが少なかったため」(神戸税関)とみている。

 また、アジアの輸出入総額は4431億円と月別で過去最高。液晶パネルの輸出などの好調が数字を押し上げた。

(石沢菜々子)

918荷主研究者:2011/05/03(火) 18:02:01

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/22090.html
2011年4月21日 新潟日報
新潟東港の貨物取扱量が急増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/22091.jpg

東日本大震災の影響で新潟に集中

 新潟東港の3月のコンテナ取扱量が月別では過去5年間で最多となったことが20日、県の調べで分かった。4月の半月間の取扱量も昨年同期比で25%増。東日本大震災で東北の太平洋側の港湾が被災した影響があるとみられる。輸入に限れば4月は4割伸びており、新潟東港に対する物流拠点としての需要の高まりが表れた格好だ。

 県によると、東日本大震災が起きた3月の新潟東港の取扱量(20フィートコンテナ換算)は1万7630本。昨年の1万4587本に比べ21%増えた。

919荷主研究者:2011/05/07(土) 17:30:29

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/04/23/new1104232301.htm
2011/04/23 23:01 デーリー東北
八戸港の内航フィーダー航路が再開

 東日本大震災で運航停止中だった八戸港のコンテナ貨物定期航路のうち、国内の有力港を結ぶ内航フィーダー航路が23日、再開した。震災後〝第1便〟となるコンテナ船が午前に入港し、国内外向けの貨物を積み込んだ。内航に加え、来月には外航航路も復活する見込みで、北東北の物流拠点港としての機能回復が一段と進んだ格好だ。

 入港したのは、井本商運(神戸市)のコンテナ船「まいこ」(749トン)。苫小牧港から京浜港に向かう途中に、八戸港に寄った。3月11日の震災発生直後に八戸港から出発したコンテナ船と同じ船体だという。

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【写真説明】震災後、初めて入港したコンテナ船。復旧したガントリークレーンで貨物を積み込んだ=23日、八戸港の多目的国際物流ターミナル

920荷主研究者:2011/05/07(土) 17:31:52

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/04/27/new1104272203.htm
2011/04/27 22:31 デーリー東北
八戸港の外貿コンテナ航路、5月16日再開

 八戸港のコンテナ貨物定期航路のうち、東日本大震災以降、運航を停止していた外航航路について、青森県などは27日、中国・韓国航路の運航が5月16日に再開されると発表した。内航フィーダー航路は既に再開しており、八戸港の国際物流拠点港としての機能回復が一段と進むことになる。

921荷主研究者:2011/05/07(土) 17:41:15

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&amp;mode=0&amp;classId=&amp;blockId=9836234&amp;newsMode=article
2011/04/29 08:12 福島民報
相馬港 、一般船舶の供用再開

 東日本大震災の津波で損壊した福島県相馬港の一般船舶への供用が再開され28日、震災後初めて民間商船が入港した。

 県と東北地方整備局、福島海上保安部が連携し、船や車、がれきなどの水中障害物や、漂流物の撤去を行い航路を確保した。2号ふ頭第4号岸壁の一般利用を可能とした。当面は日中のみの航行となる。

 この日は日本通運が荷役となった1700トン級の民間商船が接岸した。ファイマテック相馬工場が使用する石灰石約1570トンを運び込んだ。石灰石は紙コーティング材の原料で、同工場は震災後初めてとなる資材確保を機に操業を再開する。

 県相馬港湾建設事務所は今後、復旧資材の搬入などが活発化し地域産業再興の動きに弾みがつくとみている。浅野俊和所長は「復興に向けた第一歩としたい」と語った。

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【写真】震災後初めて港入りした民間商船では早速、荷揚げ作業が進められた=28日午前8時35分ごろ、相馬港2号ふ頭

922荷主研究者:2011/05/07(土) 17:43:13

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=13037395473159
2011年4月26日(火)茨城新聞
外航船が運航再開 常陸那珂港から大型建機

【写真説明】大型ダンプトラックの積み込み作業=東海村の茨城港常陸那珂港区北埠頭

 東日本大震災の発生で休止していた県内港湾の外航船の運航が25日、約1カ月半ぶりに再開した。茨城港常陸那珂港区に同日朝、貨物船が入港し、大型建設機械を積んでインドネシアに向けて出港した。28日にも大型建機の積み出しが予定され、外航航路の運航も徐々に震災前の状態に戻るとみられる。

 東海村の同港区北埠頭(ふとう)に入港したのは、総トン数2万5千トンのRORO(ロー・ロー)貨物船。同埠頭は震災による損傷が激しく、後背地に被災したコンテナが残され、砂が噴き出したり、くぼみの水たまりが目立つ。

 同港区に隣接のコマツ茨城工場(ひたちなか市)で製造された大型ダンプトラック約30台が、水を噴射してタイヤの砂などを洗い流した後、次々に船に積み込まれた。

 県内港湾の外貿定期船は、同港区(一部鹿島港経由)から、韓国と中国、東南アジアのほか、北米や極東ロシア、豪州、アフリカを結ぶ10航路が運航。同港区は、主に大型建機や自動車など自走式のRORO貨物の積み出し港として定着している。

 建機メーカー大手のコマツと日立建機が同港区の近接地に製造拠点を持ち、既に震災から復旧して操業を再開しており、28日にも両社で製造した大型建機が同港区から輸出される。

923荷主研究者:2011/05/07(土) 17:51:31

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110426f
2011/04/26 09:47 秋田魁新報
秋田〜釜山の定期コンテナ航路、週7便に 韓国の船会社参入

 県は25日、韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」が秋田港と韓国・釜山港を結ぶコンテナ航路を開設すると明らかにした。26日、コンテナ船が秋田港に初寄港する。同社の参入で、秋田〜釜山を結ぶ定期コンテナ航路は、船会社5社で週7便となった。

 同社によると、寄港するコンテナ船の積み荷はポリエチレンなどの化学製品や製材。秋田杉を使った住宅用資材に中国で需要があり、将来的な取り扱いを視野に秋田港を利用する。

 県商業貿易課は「長錦商船と取引がある県外の荷主から秋田港への集荷も期待できる。継続的に航路を運航してもらうため、県内企業にも航路の利用を呼び掛けたい」としている。

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110426l
2011/04/26 20:05 秋田魁新報
韓国・長錦商船コンテナ船が初寄港 本県釜山航路、5社週7便に

秋田港に初寄港した長錦商船のケープ・キャンベル

 秋田港と釜山港を7日間で結ぶ韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」の国際定期コンテナ船「ケープ・キャンベル」が26日、秋田港に初寄港し、船内の操舵(そうだ)室で航路開始セレモニーが開かれた。

 セレモニーには県、代理店の日本通運秋田港支店の関係者ら14人が出席。県産業労働部の関根浩一次長が「東日本大震災を受け、秋田港は北日本の物流拠点となりつつある。(長錦の)航路開設により秋田港は日本の物流にますます貢献できるはずだ」とあいさつ。

 県港湾空港課の奥山稔課長がゾン・ドンシン船長に花束と秋田港の風景が描かれた盾を贈呈した。

 製材などを積み込んだコンテナ約200本(20フィート換算)を載せたケープ・キャンベルはこの日午前6時40分過ぎに秋田港大浜3号岸壁に接岸。同日中に積み卸し作業を終え、新潟港に向けて出港した。

 釜山〜秋田〜新潟〜直江津〜富山新港〜敦賀間を運航し、秋田港には、毎週月曜日に寄港する。同社の参入により、本県の釜山航路は5社の週7便体制となった。

924とはずがたり:2011/06/01(水) 17:06:40

外貿コンテナ取扱量が最高に
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105110022.html

 岡山県は10日、管理する水島港国際コンテナターミナル(倉敷市)の2010年の外貿コンテナ取扱量(速報値)が過去最高になったと発表した。TEU(長さ20フィートのコンテナ換算個数)で11万1千に上った。13日には韓国の釜山航路を新設し、韓国と中国、ベトナム、台湾で計11航路体制とする。

 水島港の取扱量は、06〜08年に10万4千〜10万9千TEUで推移。09年はリーマン・ショックの影響による物流量の減少で9万7千TEUまで落ち込んだが、10年は前年の反動などもあり、初めて11万の大台に乗った。

 また、新設する釜山への新航路は週1便。鉄鋼や化学製品を輸出し、日用生活品などを輸入する。近隣の福山港国際コンテナターミナル(福山市)の第2バースの運用が始まるなど、中国地方の物流競争が本格化する中、岡山県はポートセールスを強化する構えだ。

925名無しさん:2011/06/04(土) 09:27:34
京都府の舞鶴港振興プラン素案 太平洋一極 是正を
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110603000112

 京都府は3日、舞鶴港(舞鶴市)の振興に向けた長期構想「はばたくみなとまいづる恵みのプラン」の素案を明らかにした。東日本大震災の教訓を踏まえ、太平洋側のバックアップ機能や広域防災拠点の強化を図ることを盛り込んだ。

 おおむね20年後を目標にした同プランは年内に策定する予定で、来年3月までに決める舞鶴港港湾計画改定に反映させる。

 素案では、今後10年間に取り組む当面の戦略として、「東日本大震災で明らかになった脆弱(ぜいじゃく)な太平洋側一軸一極構造の是正を図る」を理念に掲げ、日本海国土軸の形成を強調。

 その上で、同じ若狭湾の敦賀港とも連携して国際フェリー航路を誘致したり貨物の取扱量を増やすほか、海上自衛隊や第八管区保安本部が立地する舞鶴港の立地を生かし、災害時に備える拠点としての機能を強化するとした。

 同プランとは別に、関西唯一の日本海側拠点港として、大阪、神戸両港との機能分担や相互補完のあり方を定めた計画も策定する。

926荷主研究者:2011/06/05(日) 23:12:14

http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20110517e
2011/05/17 10:52 秋田魁新報
秋田港の国際コンテナ便数、過去最多に 県、港湾機能拡充へ

 秋田港の国際定期コンテナ便数が今春、週7便と過去最多になり、釜山港(韓国)を経由した貨物の最終目的地が31カ国に上るなど秋田港の利便性が高まっている。県内外の企業が積極的に同港を利用し始めているほか、東日本大震災以降は同港の貨物量が増えていることから、県は年度内に港湾機能を拡充する。

 秋田港の国際コンテナ便は1995年に釜山便が就航して以来、今年3月まで週1?5便で推移した。震災で仙台港や八戸港に入港できなくなったため、韓国の船会社が4月に新たな路線を開設した。現在月?土曜日まで週7便が往来している。このうち2便は中国の上海、寧波まで延伸している。

 県商業貿易課によると、2010年のコンテナ取扱量は3万4563本(20フィート換算)に上った。00年(1万8656本)の約2倍、95年(346本)の100倍だ。輸出の主要品目は紙・パルプや中古車部品など。輸入では原木・製材が中心。

 コンテナ取扱量の増加を受けて県は本年度、秋田港外港地区に約10ヘクタールのコンテナ置き場を整備するほか、高さ82メートルのコンテナ専用積み下ろしクレーン1台を新たに導入する。県港湾空港課は「港湾整備を進めて、(国の)日本海側の拠点港選定に向けてのセールスポイントにしたい」としている。

927荷主研究者:2011/06/11(土) 17:51:19

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20110521/CK2011052102000154.html
2011年5月21日 中日新聞
金沢港の倉庫増設検討 県 アジア向け貨物が好調

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2011052102100080_size0.jpg
県が上屋増設の検討を始めた戸水岸壁=金沢港で

 コンテナ貨物取扱量が伸びている金沢港(金沢市)で、貨物を保管する倉庫「上屋」が手狭になり、業務に支障が出かねないことから、県は、新たな上屋の増設に向けて検討を始めた。今年の貨物取扱量も四月末時点で前年同期より二割ほど多く、早ければ県議会六月定例会に提案する補正予算案にも事業費を盛り込む。(室木泰彦)

 県によると、韓国や中国との定期貨物航路が充実し、アジア向け輸出の拡大などで金沢港のコンテナ貨物取扱量は昨年初めて四万本を超え、開港以来最多となった。今年に入ってからも、一〜四月末で前年同期比約二割増のペースで増加。過去最高の昨年を上回る可能性も高いという。

 こうした状況を受けて、上屋が不足するのは確実な情勢。県営上屋は現在、最大約二千五百八十平方メートルから最小約八百五十平方メートルまで五棟あるが、特にコンテナなどを扱う戸水岸壁でスペースが手狭という。県は六月補正予算案に増設のための事業費を盛り込む方向で調整している。

 一方、貨物量が増えると、二〇一三年にも取り扱い能力が限界を迎える見通し。このため、県は現在の年間四万三千五百本のコンテナ取り扱い能力を、大型で高性能のクレーン導入などで同五万六千九百本に増やす。

 本年度当初予算でまず、御供田岸壁にクレーン基礎部分の整備費一億五千百万円を計上。クレーン本体は民間会社が導入し、一二年度の供用開始を目指す。完成すれば、一時間当たり二十七本の処理能力が三十五本に増えるとしている。

928荷主研究者:2011/06/11(土) 18:47:07

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004111858.shtml
2011/05/28 10:10 神戸新聞
上組が新物流拠点 ポーアイで数百億円投資

 港運大手の上組(神戸市中央区)が、神戸・ポートアイランドで、大型の物流センターを建設する計画を進めていることが27日、分かった。市の所有する港湾関連用地約9ヘクタールを購入する予定。投資額は数百億円に上り、完成は2012年度以降になるとみられる。

 上組は現在、同市兵庫区に青果センターを設けており、神戸港での輸入バナナの取扱量は95%を占める。新物流センターでは、こうした青果を中心に扱い、物流体制を一段と強化する方針という。

 市の港湾関連用地をめぐる大規模な土地売却は、06年度にヨドバシカメラが六甲アイランドで4・4ヘクタールを購入している。

(石沢菜々子)

929荷主研究者:2011/06/11(土) 20:06:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/20110530t13011.htm
2011年05月30日月曜日 河北新報
企業所有の岸壁、復旧遠く 石巻工業港の基礎部分損壊甚大

震災で傾くなどしたヤマニシの岸壁。周辺には陥没も目立つ=24日、石巻市の石巻工業港

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻工業港(宮城県石巻市)の復旧に向け、港周辺に立地する企業が所有する岸壁の修復が新たな難題として浮上している。ほとんどの岸壁が基礎部分の損壊や陥没などの被害を受け、修復には多額の費用が必要となる。企業の負担だけでは賄いきれない状況で、国に支援を求める声が上がっている。

 工業港南西部に位置する市西浜地区。一帯では至る所で岸壁が傾いたり、陥没したりしている。敷地内には津波で流された工場設備や船の部品などが散乱し、重機が乗り入れられない場所も多い。

 西浜地区に本社工場などを持つ造船業ヤマニシの佐藤和男生産部次長(56)は「岸壁をゼロから作り直さないと、船を着けられない」と話す。

<工費10億円に>
 同社所有の岸壁は約400メートル。修復するには、基礎部分の取り換えなど大掛かりな工事が必要で、工費は約10億円に上る見通しだ。遠藤英雄専務(68)は「強度がはっきりしない公共の岸壁は使えない。修復を急がないと、関連する企業に見切られてしまう」と訴える。

 宮城県石巻港湾事務所によると、漁船や貨物船などが接岸する港内の岸壁は総延長約4200メートル。うち約880メートルを11社が所有する。県が管理する公共の岸壁は4月1日から一部で一般の船舶が接岸できるようになったが、企業の岸壁では船が接岸できるめどは立っていない。

 工業港一帯には、造船業をはじめ製鉄、製紙、木材加工、飼料製造など約60社が立地する。原材料を港から搬入し、加工する企業が多い。一帯では電気や水道などライフラインの復旧が視野に入っており、企業の操業再開に向けた次のステップとして、岸壁の復旧が焦点となっている。

<要望書提出へ>
 石巻商工会議所で24日あった工業港の復興策を話し合う会議では、企業が持つ岸壁の修復に議論が集中した。企業関係者からは「岸壁の復旧は一企業でやれる工事ではない」「何とか国に面倒を見てもらいたい」との声が相次いだ。

 石巻商議所は近く、国に支援を求める要望書を提出する方針。商議所の高橋武徳専務理事(59)は「岸壁が直らないと、企業の操業再開が遅れ、関連企業など広い範囲に影響が及ぶ。早急に一括して復旧するためにも支援を求めたい」と話す。(肘井大祐)

930荷主研究者:2011/06/11(土) 21:25:20

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110604e
2011/06/04 11:10 秋田魁新報
県、コンテナヤード整備前倒しへ 秋田港外港、取扱容量大幅増に

 県は3日、2014〜18年に整備、完成させる予定だった秋田港外港地区の国際コンテナターミナルを早ければ、13年中にも完成させる方針を明らかにした。新ターミナルが完成すればコンテナヤードの年間の取扱可能容量は10万本(20フィート換算)となり、現在のコンテナヤード(大浜地区)の容量の2・5倍になる。

 県は現在、外港地区整備の1期計画として来年3月末までの完成に向けて、南側10ヘクタールに容量7万本のコンテナヤードを建設中。東日本大震災後、太平洋側の代替港として秋田港の利用度が高まり、貨物量が増えていることから、14年からの2期計画を前倒し、北側5ヘクタールに3万本分のコンテナヤードを建設、13年中の完成、供用を目指す。

 6月定例県議会に提出する港湾整備事業特別会計の11年度補正予算案に2期計画の調査費として1500万円を計上する。早ければ、今夏にも地盤調査を行い、地盤改良の検討などに入る。本格着工は来春の見込み。

 佐竹知事は同日の会見で「太平洋側の港が復旧すれば、秋田港で増えている貨物は元に戻るが、一度使った実績があれば船会社も秋田港のことが分かる。秋田港の存在感を高めるため、県ができることをやる」と話した。

931荷主研究者:2011/06/11(土) 21:34:49

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1306890258
2011年06月01日10時04分 千葉日報
国際戦略港湾に木更津港 超大型船も入港可能に

 千葉県は31日、鉄鉱石などの貨物拠点港として集中整備する国の「国際バルク戦略港湾」に木更津港が選定されたと発表した。県の計画では2020年までに、30万トン級の超大型鉄鉱石運搬船(VLOC)の入港を可能にすることを目標に航路整備などを進める。

 世界的な資源、エネルギー、食糧の貨物獲得競争激化を背景に、国策で港湾機能を強化している中国や韓国との競争力を高めるため、大型船による輸送の効率化が国内物流の課題となっている。国際バルク港湾は、物資の安定供給を目指し、鉄鉱石、穀物、石炭の3分野で国が拠点港を募集、県が応募していた。

 県港湾課によると、木更津港は国内有数の鉄鋼生産量を誇る新日本製鉄君津製鉄所に隣接、同社専用岸壁があり、20万トン級の大型船が入港している。事業計画では、荷の重さで船体が深く沈む30万トン級のVLOCの入港を可能にするため、同社岸壁を整備するとともに、現状19メートルの航路の水深を23メートルまで掘り下げる。具体的な整備スケジュールや事業費などは明らかになっていない。

932荷主研究者:2011/06/11(土) 22:14:14

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004132405.shtml
2011/06/03 07:30 神戸新聞
上組が経営戦略発表 15年度売上高を3千億円に

新物流センターについて、完成予想図を示し説明する久保昌三社長=神戸市中央区浜辺通4

 港運大手の上組(神戸市中央区)は2日、神戸・ポートアイランドで約300億円を投じ、大型物流センターを建設することを正式に発表した。輸入青果物の荷揚げから加工製品の出荷まで一貫した拠点は国内初という。また同日示した経営戦略で、現在の連結売上高約2200億円を、2015年度に3千億円に伸ばす方針を明らかにした。アジアなど海外も含め合併・買収(M&A)を積極化する。

 「上組ポートアイランド総合物流センター」(仮称)は、神戸市から約9ヘクタールを購入し、2期に分けて建設する。1期は5階建ての青果棟と一般棟、3階建ての加工棟。徹底した温度管理ができる最新鋭の加工設備を導入する。専用船が2隻同時に着岸でき、製品出荷までの工程を一貫して行える。1期は2012年10月の完成を目指す。拡張分の2期について建設時期などは未定という。

 この日、会見した久保昌三社長は「物流コスト削減だけでなく、消費者に届くまで日数がかからず、安全性も高められる。生産者の関心も高く、モデル施設として成功させたい」とした。

(石沢菜々子)

933荷主研究者:2011/06/11(土) 22:15:26

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105310035.html
'11/5/31 中国新聞
国際貨物港に福山・水島

 国土交通省は30日、ばら積み(バルク)の大型貨物船の拠点となる「国際バルク戦略港湾」に、広島、岡山両県が提案している「福山港・水島港」を選定する方針を固めた。山口県の「徳山下松港・宇部港」も有力になっているという。

 バルク戦略港湾は鉄鉱石、石炭、穀物の3品目を扱う港が対象。国交省が昨年6月に公募し、全国各地の港湾が応募していた。当初、福山港は鉄鉱石、水島港は穀物で名乗りを上げていたが、両港はともにJFEスチール西日本製鉄所関連の利用が多いことから、両港で鉄鉱石・石炭を共同輸入する案に修正し、再提案していた。

 両県は「大型船の活用で製鉄コストを削減し、全国のメーカーに低価で鉄鋼を供給できる」とアピール。国交省内でも「県境をまたいだ2港の連携は珍しく、評価できる」との声が出ていたという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106010007.html
'11/6/1 中国新聞
福山港など国際戦略港湾に

 国土交通省は31日、ばら積み(バルク)の大型貨物船の拠点となる「国際バルク戦略港湾」に、広島、岡山両県が提案した「福山港・水島港」や山口県の「徳山下松港・宇部港」など9港・グループを選定した。大型船が入港できる次世代型ターミナルとして集中投資していく。

 選ばれたのは、穀物が水島▽鹿島(茨城県)▽志布志(鹿児島県)▽名古屋▽釧路(北海道)―の5港。鉄鉱石では福山港・水島港と木更津港(千葉県)、石炭では徳山下松港・宇部港と小名浜港(福島県)だった。

 大畠章宏国交相は記者会見で、専門家でつくる検討委員会の採点結果を公表。千点満点で600点を超えた港を選んだとした上で「中国、韓国と同等の港を造ることが必要。アジアでナンバーワンの港を目指す」との考えを明らかにした。

934荷主研究者:2011/06/11(土) 22:21:07

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/23672.html
2011年6月3日 新潟日報
コンテナ、単月初2万個超え 新潟東港・5月

 県は2日、新潟東港の5月のコンテナ貨物取扱量(速報値)が単月としては初めて20フィートコンテナ換算で2万個を超え、過去最多になったと発表した。東日本大震災で被災した東北の港湾に入れない船が新潟東港へ回るケースも多く、県は「太平洋側の代替機能を果たしている」と分析した。県によると、同港の5月の貨物取扱量は2万1531個。前年同月比では初めて5割を超える増加率となった。単月の取扱量は、東日本大震災が起きた3月と、4月に続き3カ月連続で過去最多を記録。東北向けも含むとみられる木材やシステムキッチンといった住宅資材、雑貨などの輸入増加が押し上げ要因になったという。港運事業者への予約状況から、6月も5月並みの取扱量が予想される。県港湾振興課は「一過性の部分もあるが、定着する貨物もあるはず。拠点性の一層の向上につなげたい」としている。

935チバQ:2011/06/12(日) 17:54:53
どこだろ?とりあえずここに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000024-kana-l14
過積載に業界の体質問う声、川崎のダンプ横転死亡事故/神奈川
カナロコ 6月12日(日)14時0分配信

 5月中旬、川崎市多摩区の県道を走っていたダンプカーが横転し、自転車の男性(67)が死亡した事故で、多摩署が11日までに、道交法違反(積載物重量制限超過違反)の疑いで、ダンプカー運転手の東京都八王子市の建設業の男(67)を書類送検していたことが分かった。事故の主原因はハンドル操作の誤りとみられるが、過積載も一因とされる。運送業界の関係者は「ドライバー個人だけでなく、業界内の体質も問題がある。荷主の企業倫理や業界内の構造に目を向けないと、過積載はなくならない」と話す。

  事故は5月14日午前7時5分ごろ、川崎市多摩区枡形4丁目の県道で発生。同署によると、ダンプカーの男が右車線から左車線に車線変更しようとした際、左側に自転車が走っていることに気付き慌てて右にハンドルを切ったところ、積んでいた土砂が左に崩れ、一緒に車体もバランスを崩して左に横転、自転車と衝突した。同署は男を自動車運転過失致死容疑で送検。その後の調べで、10トンダンプカーは約40%オーバーとなる約14トンの砂を積んでいたことが判明した。

 県警によると、過積載の摘発件数は2008年674件、09年387件、10年239件と減少傾向にあるが、積み荷オーバーが一因とみられる死亡事故は6年前にも起きている。

 05年3月、松田町松田惣領の国道246号交差点で、過積載のタンクローリーが横転し、運転していた男性(33)が死亡したほか、対向車線で信号待ちしていた乗用車の運転手ら2人が重軽傷を負った。

 県トラック協会は「罰則の強化と景気の悪化で、近年減少傾向にある。重大事故の可能性だけでなく、車体も傷めてしまう」と話すが、ある業者は構造的原因を指摘する。

 昨年10月、過積載の疑いで書類送検された横浜市内の運送会社の経営者は「従業員の認識不足が原因。社として指示したわけではない」と釈明しつつ、「荷主との契約は車の積載量に応じて金額を設定する『車建て』と、積載量によらずトン当たりで金額を決める『出来高』がある。うちは『車建て』だが、『出来高』の場合はできるだけ多く荷物を運んだ方が利益が出るのは自明の理だ」と、過積載にメリットが出る契約方式の存在を指摘。

 さらに「積み荷の量は発注伝票で確認するしかないが、中には書かない荷主もいる。下請けの中小企業の多くは荷主の指示に従わざるを得ない。もっと荷主を厳しく取り締まり、業界全体で足並みをそろえないと過積載はなくならないだろう」と言及、抜本的な過積載対策を求めた。

936荷主研究者:2011/06/25(土) 23:34:52

http://www.minyu-net.com/news/news/0608/news9.html
2011年6月8日 福島民友ニュース
小名浜港に外航船 震災後初、物流活性に期待

 オーストラリアからの石炭船「海燕」(約8万8000トン)が7日、小名浜港に入港した。外航船の同港への入港は震災後初めて。これまで原発事故の影響で、外航船の入港は相次いでキャンセルされていたこともあり、関係者は「小名浜港が国際的にも『安全』と認知されるきっかけとなれば」と期待を寄せている。

 県小名浜港湾建設事務所によると、福島第1原発50〜80キロ圏内を「任意退避区域」に定める国もあり、外国人乗組員が、原発から50キロ以上離れた同港への寄港を敬遠する向きもあったという。

 今後は海燕以外にも8万トン級の外航船が入港する予定があり、物流の活発化が期待される。

 海燕が運んできた約3万7000トンの石炭は、7月中にも再稼働する東京電力広野火力発電所で使用する。

937荷主研究者:2011/06/25(土) 23:57:21

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106110010.html
'11/6/11 中国新聞
「拠点港」候補に浜田港

 島根県は9日、国土交通省が選定する「日本海側拠点港」に、浜田港を候補とする方針を固めた。北東アジアの経済成長に対応し、物流拠点機能の強化を目指す。

 今秋の選定に向け、国交省は3日、応募受け付けを始めた。成長著しい中国、韓国、ロシアとの貿易拠点になる港の機能強化を支援する。

 浜田港には現在、韓国釜山港を結ぶ週1便の定期コンテナ航路があり、2010年度のコンテナ取扱量は2336個(前年度比37%増)に上る。ロシアのウラジオストク間では、主に中古車を積み荷とする運搬船が月2回のペースで運航している。

 中国地方では、鳥取県が境港の日本海側拠点港を目指している。島根県港湾空港課は「境港などと比べ、貨物の取り扱いは少ないが、広島都市圏とのアクセスなどを強みに伸ばしていきたい」としている。

938荷主研究者:2011/06/26(日) 00:10:02
す、少なっ! 県内で2番目とか言ってる場合ではないだろう…。
>2010年度の釜石港の貨物量(速報値)は57TEU

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110614t31001.htm
2011年06月14日火曜日 河北新報
釜石港ターミナルが復旧 コンテナ船受け入れへ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20110613023jd.jpg
再開を前に試験運転を行うストラドルキャリア=13日、釜石市港町1丁目

 東日本大震災の津波で被災した釜石港(岩手県釜石市)のコンテナターミナルの復旧作業が13日、完了した。岩手県内のターミナルでは最も早くコンテナ船受け入れを再開する態勢が整った。

 同日夕、コンテナを移動させる「ストラドルキャリア」を試運転し、最後の確認を終えた。コンテナの積み下ろしをする「ジブクレーン」の試運転は5月上旬に済ませていた。

 県内で三つあるコンテナターミナルのうち、大船渡、宮古両港のターミナルは復旧していない。港を管理する県港湾課は「県の物流にとって意義は大きい。岩手の港湾機能が回復していることをPRしたい」と話した。

 県によると、2010年度の釜石港の貨物量(速報値)は57TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)で、完成車や石炭、鋼材などを取り扱っている。県内では、大船渡港(大船渡市)の1215TEUに次いで2番目。

939荷主研究者:2011/06/26(日) 00:17:42

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106170008/
2011年6月17日 神奈川新聞
逆風の国際コンテナ戦略港湾、出遅れ否めず迫られる施策再考/京浜港

東日本大震災で被災した仙台港のコンテナターミナル。現在は港湾機能が回復し、コンテナ船の運航が再開している(4月19日撮影)

 国際コンテナ戦略港湾は初年度から逆風に見舞われた。京浜港は頼みの東北地方からの集荷が東日本大震災の影響で一時ストップ。東北では最寄りの地方港から韓国・釜山港経由での輸出に変更するケースが相次いだ。被災地の港湾機能は回復しつつあるが出遅れは否めない状況で、国は戦略の立て直しを迫られている。

 内航海運大手の近海郵船物流(東京都江東区)には震災直後、仙台港と京浜港を結ぶ定期コンテナ船の航路が再開する時期の問い合わせが東北地方のメーカーから相次いだ。航路再開までは結局、3カ月近くを要した。

 津波で大きな被害を受けた仙台港を管轄する山本幹仙台営業所長は「再開までは輸送コストが割高でもトラックで運ぶしかなかった」と振り返る。

 いかにコストを抑えるか。例えば宮城県から新潟港までのトラック運賃は、京浜港までの6割程度で済む。このため、東北からの輸出用コンテナの多くは新潟港など被災を逃れた日本海側の地方港に運ばれ、結果的に釜山港の集荷力が高まる形になった。

 そのトラックも確保すら難しかったという。コンテナを積むシャシーが津波で大量に流されたほか、牽引(けんいん)するトレーラー台数も不足。燃料不足も追い打ちをかけ、「日本海から釜山へ」の流れは複合的な要因で加速していった。

 仙台港のコンテナターミナルが復旧したことを受けて同社は8日から、京浜港に向かう定期コンテナ船の運航を再開した。トラック輸送に比べて海上運賃は半額程度に収まる上、京浜港なら世界各地に直接輸出できるため、顧客が戻りつつあるという。山本所長は「震災後も海上運賃は据え置いている。仙台港を利用していた貨物を取り戻したい」と意気込む。

 国際コンテナ戦略港湾の目玉事業となる内航船補助事業も2カ月遅れでようやく始まったが、ライバルの韓国側も手をこまねいているわけはない。内航海運関係者からは、さらに実効性を伴う国の施策を期待する声が上がる。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106160051/
2011年6月17日 神奈川新聞
コンテナ貨物が釜山へ流出の傾向強まる、国際戦略港湾に逆風/京浜港

 東日本地域の国際コンテナ貨物が震災後、韓国・釜山港に流出する傾向が強まっていることが分かった。京浜港などを東アジアのハブ(拠点)港にする「国際コンテナ戦略港湾」の初年度だが、もくろみとは逆行する形だ。旗振り役の国土交通省は、集荷の要となる仙台港などが震災により機能不全に陥ったことや、ハブ港化に向けた新施策が予定通りスタートできなかったことが背景とみている。

 国交省の調査によると、震災後に釜山航路が増えたのは東日本の地方港4港に上る。1カ月間の便数に換算して震災前後を比較すると、秋田港と清水港で各8便、新潟港と苫小牧港で各4便の合計24便分の国際コンテナ貨物が釜山港に流れた計算になる。

 関東地方整備局は阪神大震災後の神戸港を引き合いに「一度釜山港経由のルートが定着すると、奪い返すのは難しくなる」と危機感を募らせる。

 政府が成長戦略の一つとして位置づける国際コンテナ戦略港湾で、京浜港(東京、川崎、横浜港)は東北地方からの集荷を重視。運賃が割高なトラック輸送をできるだけ避け、いったん太平洋岸の地方港に運んだコンテナを内航船で京浜港に集める策を盛り込んでいた。

 だが太平洋岸の14港が被災。要となる仙台港なども一時、コンテナ物流機能を停止した。加えて、内航船運航会社に対する補助制度を盛り込んだ新規事業も4月に本格スタートできなかったことが響いた。

 京浜港の中軸となる横浜市港湾局は「逆風でのスタートになった」としつつ、2015年のコンテナ取扱量を1050万本にする目標は変えない方針を示している。

 6月に入り仙台港の国際コンテナ取り扱い業務は再開。内航船補助事業も2カ月遅れでようやくスタートした。

940荷主研究者:2011/07/03(日) 12:42:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106150032.html
'11/6/15 中国新聞
広島・福山港CT、民営化へ

 広島県は、広島港(広島市南区)と福山港(福山市)の国際コンテナターミナル(CT)の管理運営を民営化する方針を固めた。民間企業などが新設する港湾運営会社が本年度中に業務を引き継ぐ予定。24時間運営やポートセールスでの民間ノウハウの導入で集荷量を増やし、国際競争力の強化を狙う。民営化されれば中国地方では初めて。

 広島、福山両港の国際CTは現在、第三セクター「ひろしま港湾管理センター」(南区)が指定管理者として県の業務を代行している。資本金10億円は県(出資比率51%)、広島市(9%)のほか、マツダ、広島銀行など地元企業8社が出資。港湾施設使用料の徴収や施設の維持管理などを担っている。

 民営化計画では、新会社は複数の港湾関連の荷役業者で構成する予定。県が打診や選定作業を進めている。監督責任を果たすため県も出資する方針だが、比率は抑える。

 管理運営の民営化が実現すれば条例などによる規制が緩和され、施設使用料の柔軟な設定や、荷主から要望が多い積み降ろしの24時間対応が可能になる。県が担ってきたポートセールスにも主体的、機動的に取り組むことができる。コンテナヤードやクレーンなどは県から借り受ける。

941荷主研究者:2011/07/03(日) 13:44:06

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20110622c
2011/06/22 08:50 秋田魁新報
秋田〜青島・大連にコンテナ新航路 韓国の2社、7月から

 県は21日、韓国の船会社「興亜海運」と「高麗海運」が、秋田港と中国の青島・大連両港を結ぶ国際定期コンテナ航路を新設すると明らかにした。東日本大震災の影響による日本海側の港の貨物量急増を受けた措置で、来月から運航を始める。

 航路は釜山を始発点に新潟〜秋田〜直江津〜蔚山〜釜山〜光陽〜青島〜大連を2週間で運航する。両社がコンテナ787本(20フィートコンテナ換算)を積載できる貨物船1隻ずつを投入し、週1便体制とする。秋田港への寄港は毎週金曜日。初寄港は来月8日を予定している。

 震災後、八戸、仙台両港などで荷受けされていた日用雑貨をはじめとする貨物は日本海側の港に集中。秋田港の先月の輸入コンテナの取扱本数は前年同月の2・4倍の3346本と大幅に増えた。

942荷主研究者:2011/07/03(日) 14:08:43

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110625t73030.htm
2011年06月25日土曜日 河北新報
酒田―釜山コンテナ航路 7月から天津、大連に延長

 山形県は24日、酒田港唯一の定期国際コンテナ便を運航する高麗海運(ソウル)が、現在週2便運航する韓国・釜山行きの航路のうち1便を、7月6日から中国の天津と大連まで延長させると発表した。中国便の就航は2008年以来。

 新しい航路は、釜山を経由し天津、大連に寄港。2週間かけて酒田港に戻る。酒田港からの所要日数は天津が6日、大連は7日で、途中で積み替えが必要だった従来より2日短縮される。

 酒田港は東日本大震災の後、コンテナ取扱量が急増。5月は1051個(20フィートコンテナ換算)と前年同月比で2倍になった。県は航路の延長で、被災地の港湾の代替機能がさらに高まると期待している。

 吉村美栄子知事は24日に記者会見し、「利便性が向上したことをPRし、中国に進出する企業へ積極的にポートセールスしていく」と述べた。

943荷主研究者:2011/07/10(日) 21:18:04

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106290017/
2011年6月29日 神奈川新聞
横浜港埠頭公社が大型発電機10台を7月稼働、節電と競争力両立へ/神奈川

大型発電機を新たに導入することで節電に取り組む冷凍コンテナ

 夏場の電力不足を乗り切るため、横浜港を管理運営する横浜港埠頭公社は、冷凍コンテナに対応した大型発電機10台を7月から稼働させる。リースで調達し、船会社などが独自に導入する発電機と合わせて荷役態勢を維持する方針。横浜市港湾局は「横浜港のサービスを低下させないようベストを尽くしたい」としており、節電と競争力の両立を目指す。

 リースする大型発電機は1台でコンテナ10本弱を同時に保冷できる。公社は9月末までの3カ月間、1台当たり100万円でリースし、船会社などに無償で使ってもらう。燃料費は船会社などが負担する。

 公社によると、冷凍コンテナはコンテナターミナルの全電力消費量の半分以上を占める。これまでは全量、東京電力からの供給で動かしていた。

 横浜港のコンテナターミナルは電気事業法第27条に基づく使用制限の対象だが、物流への影響が大きいため削減率は5%に緩和されている。市港湾局は、大型発電機の調達により「5%削減目標は実現できる」(港湾経営課)とみている。

 横浜港は震災後も、東アジアのハブ(拠点)港を目指す「国際コンテナ戦略港湾」を目標通り実現させる方針を打ち出している。「節電が競争力を低下させてはならない」(市港湾局)としており、ガントリークレーンの調整シフトを港運事業者に依頼するなど電力使用の分散化で今夏を乗り切る考えだ。

 冷凍コンテナは生鮮食品や冷凍食品をはじめ、温度を一定に保つことが求められる医薬品や電子部品、化学品を運ぶ際に使われる。

944荷主研究者:2011/07/10(日) 22:32:51

http://kumanichi.com/news/local/main/20110706006.shtml
2011年07月06日 熊本日日新聞
熊本港のガントリークレーン、静岡県から購入へ

 蒲島郁夫知事は6日の定例会見で、2012年稼働を目指す熊本港のガントリークレーンについて、静岡県から清水港のクレーンを譲り受け、整備することを明らかにした。

 清水港のクレーンは、5億5千万円かけて1973年に整備されたが、新たな岸壁整備に伴って不要になるという。

 熊本県港湾課によると、耐用年数には問題がなく、当初費用の10分の1の5500万円以下で譲渡を受ける方針で交渉中。年内に売買契約を結ぶ。

 県は当初、事業費を22〜23億円と想定。しかし、国が直轄事業で岸壁を補強、中古クレーンの購入や国の地域自主戦略交付金の活用によってクレーンの整備費も抑えられたため、最終的な事業費は10億円以下となる見通し。

 09年の熊本港の貨物取扱量は20フィートコンテナ換算で約4千個。県港湾課は、県内企業十数社のヒアリング結果から、クレーンの整備で5倍の需要が生まれると見込んでおり、12年12月までの稼働を目指している。

 ガントリークレーンはコンテナを4カ所でつり上げるため貨物が安定し、振動に弱い精密機械などにも対応できる。(福井一基)

945荷主研究者:2011/07/18(月) 21:14:09

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107040061/
2011年7月4日 神奈川新聞
全国7位を維持、川崎港の貨物取扱量/神奈川

 川崎市港湾局がまとめた2010年の川崎港「港湾調査」によると、同港の貨物取扱量は8623万トン(前年比2・5%増)で、前年に続き全国7位だった。

 昨年1年間で川崎港に入港した船舶は2万6969隻(同0・9%減)でほぼ前年並みだった一方、船の大きさを示す総トン数は1億44万総トン(同8・5%増)で2年ぶりに1億総トン台を回復した。船舶1隻当たりの総トン数は過去最高の3724総トンで、船舶の大型化が進んでいることを示している。

 貨物取扱量のうち、輸入貨物は5107万トン(同3・9%増)、輸出貨物は762万トン(同3・2%減)。輸入貨物で最も多かったのは原油(1775万トン)で、液化天然ガス(LNG、1299万トン)、鉄鉱石(651万トン)と続いた。輸出貨物は完成自動車(342万トン)、石油製品(131万トン)、重油(106万トン)の順だった。

 海上コンテナ貨物の取扱量は、20フィートコンテナ換算で3万6912個と、前年より6・7%増加した。

946荷主研究者:2011/07/18(月) 21:26:40

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13101338861641
2011年7月9日(土)茨城新聞
鹿島港コンテナ航路再開 県内港湾では震災後初

【写真説明】鹿島港の定期コンテナ航路が8日に運航再開した=鹿島港北公共埠頭

 東日本大震災の発生で休止していた鹿島港の定期コンテナ航路の運航が8日再開した。同港区に同日午前、貨物船が入港し、塩化ビニールやポリカーボネートなどを搭載したコンテナ3基を積んでベトナムや香港に向けて出港した。県によると、県内港湾におけるコンテナ航路の再開は震災後初めて。

 県によると、鹿島港の定期航路は、横浜港で東南アジア向け航路と接続する内航フィーダー航路と、韓国・中国間を結ぶ外航定期コンテナ航路の2路線。運航再開したのは横浜港の定期路線で、仮復旧した鹿島港北公共埠頭(ふとう)D・E岸壁を利用して、従来通り週1便運航する予定。

 また、外航定期コンテナ航路の再開について、県の担当者は「北埠頭に設置してあるガントリークレーン(コンテナ貨物積み降ろし用の巨大機械)の修復が今年度いっぱいかかる見通しで、年度内の再開は難しいと思う」と話した。

948荷主研究者:2011/07/18(月) 22:01:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110710t52012.htm
2011年07月10日日曜日 河北新報
中国延長便が酒田初入港 震災後の貨物増受け

酒田港に初入港した中国へ向かう定期国際コンテナ航路の貨物船

 山形県酒田港から中国への航路延長が決まった定期国際コンテナ航路の貨物船が9日、酒田港高砂埠頭(ふとう)の国際ターミナルに初入港した。酒田港と中国を結ぶ航路は開設されたり、廃止されたりしており、開設は2008年以来4度目となる。

 東日本大震災で仙台港など太平洋側の港が被災し、日本海側の港への貨物の振り替えが増えたことで高麗海運(ソウル)が航路延長を決めた。釜山と結ぶ週2便のうち1便を中国の天津、大連まで延ばす。中国へは積み替えの必要がなくなり、日数が2日間短縮される。

 山形県によると、酒田港の定期国際コンテナは、中国からの加工食品原料などの輸入がメーン。だが震災以降、スクラップや建設資材などの輸出が急増している。1〜6月のコンテナ取り扱いは5059個(20フィートコンテナ換算)で、昨年1年間の実績(5486個)に迫っている。

949荷主研究者:2011/07/18(月) 22:03:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110712t12017.htm
2011年07月12日火曜日 河北新報
石巻工業港に大型船 震災後初 企業岸壁は復旧遠く

震災後初めて石巻工業港に入港した大型貨物船

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻工業港(宮城県石巻市)の公共岸壁に11日、震災後初めて大型貨物船が入港した。

 入港したのは、玉井商船(東京)のニッケイドラゴン号。飼料用トウモロコシ約4万8000トンを積載し、6月初旬に米国を出港した。「がんばろう東北!」と書かれた横断幕を掲げた船が接岸すると、関係者が手を振り、拍手で出迎えた。

 今週いっぱいをかけて約2万5000トンを荷揚げする。港の後背地に工場を持つ北日本くみあい飼料(仙台市)の斎藤吉則社長は「原料が安定的に入るのを待ち望んでいた。大型船の入港は心強い」と話した。

 工業港周辺は岸壁が約60〜100センチ沈み、後背地の飼料会社全6社の荷揚げ施設などが損壊した。県が公共岸壁の復旧工事を進め、6月上旬、大型船が入港できるめどが立った。今後は震災前と同じ月1回以上のペースで、5万トン級の大型貨物船が入港できる見通しという。

 一方で、企業が所有する岸壁は今も傾いたり、陥没したりしており、市と関係企業などは11日、港を視察した国土交通など関係3省の副大臣に、企業岸壁の修復費の全額負担などを要望した。

 亀山紘市長は「石巻工業港は地元経済の要。東北経済への影響も大きい。国からの支援をお願いしたい」と述べた。

950とはずがたり:2011/07/23(土) 16:18:31

輸入91%増、116億円超 県内3港6月貿易
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110723e

 秋田船川税関支署が22日発表した県内3港(秋田、能代、船川)の6月外国貿易速報によると、輸入額は前年同月比91・8%増の116億1855万円と大幅に増加した。東日本大震災後、県内の発電所はフル稼働しており、燃料の輸入増が続いている。

 主に東北電力秋田火力発電所で使用する重油は前年同月比521倍の23億4700万円。亜鉛鉱は、同71・4%増加し24億6300万円だった。

 輸出は同25・8%増の28億8721万円。金属鉱・くず(スチールスクラップなど)は建設ラッシュに沸く中国向けが増え、同50・1倍の4億9300万円と大幅に増加。一方、紙類は震災に伴う国内需要の高まりで同57・7%減の2億2500万円だった。
(2011/07/23 10:45 更新)

951荷主研究者:2011/07/24(日) 17:19:00

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107120029/
2011年7月12日 神奈川新聞
4月横浜港の国内からのコンテナ取扱本数、「神戸」が4倍に、代替港として機能果たす/神奈川

 横浜港で4月に国内港から運ばれたコンテナ貨物のうち、神戸港からの本数が前年同期に比べて4倍に急増したことが分かった。東日本大震災の影響で全体の取扱量が大幅に減少した中にあって、内航船社は「神戸港が代替港としての役割を果たした」と分析している。

 横浜市港湾局によると、4月の国内港からのコンテナ貨物の取扱本数(20フィートコンテナ換算)は前年同期比47・0%減の7931本。主要10港のうち、大きく被災した仙台塩釜をはじめ、東京や名古屋、苫小牧など8港が減らす中で、神戸は4・0倍の1057本となった。

 横浜―神戸間で定期コンテナ航路を運航する内航船社「井本商運」(神戸市)は、神戸が代替として機能した理由について「欧米と結ぶ基幹航路の大型コンテナ船の一部が横浜に寄港せずに神戸に入港するケースがあった」と指摘する。

 神戸市みなと総局は「詳細は分析していないが、4月は東日本大震災の影響があった」とした上で、「東西2港の国際拠点(ハブ)港が必要とする阪神港の主張が実証された」とする。

 ただ横浜市港湾局は「一時的な現象で、震災の影響ではない」と否定的。「神戸港は4月に始まった『国際コンテナ戦略港湾』で好スタートを切ったのだろう」と解説する。

 今後の見通しについて、横浜市や神戸市、内航船社はいずれも「5月以降は落ち着いていくのでは」としている。

952荷主研究者:2011/07/24(日) 17:19:51

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107150022/
2011年7月15日 神奈川新聞
東北から京浜港へ、3社が新規コンテナ定期航路を開設へ/神奈川

 内航船社の井本商運(神戸市)、近海郵船物流(東京都江東区)、鈴与海運(静岡市)の3社は、京浜港と仙台塩釜港など東北を結ぶ新規コンテナ定期航路を開設する。京浜港に就航する基幹航路の維持・拡大を狙う国の施策「国際コンテナ戦略港湾」に協力。これまで韓国・釜山港経由だった貨物を京浜港に取り戻したい考えだ。

 国は今後3年間、3社の集荷策を支援するため一定の補助を行う方針。内航船社によると、内航船と外航船が同じコンテナターミナルを利用することで陸上輸送費を削減でき、海外の仕向け地までの輸送費用を従来よりも10〜15%の削減効果が出ると試算している。

 京浜と仙台塩釜を週4便結ぶ近海郵船物流は、新たに川崎港に寄港する。さらに日本郵船と連携し東南アジアからの冷凍コンテナを直接、川崎港で扱う。これにより、東京・横浜から陸路で多くの冷凍貨物を川崎市内の冷蔵倉庫に運んでいた従来のルートに比べ、輸送費と輸送時間が削減できるという。

 井本商運は週1便、京浜―仙台塩釜―八戸―苫小牧―八戸―京浜を結ぶ航路を運航。鈴与海運は週2便、京浜―仙台塩釜―八戸―仙台塩釜―京浜を運航する。

 国際コンテナ戦略港湾の施策が東日本大震災によりスタートが遅れたが、内航船社は「当初の予想以上に早く始まった」(鈴与海運)と評価。国土交通省は「京浜港への内航航路網を充実させることで、東日本の定期外貿コンテナ輸送機能の早期回復を図ることが可能になる」としている。

953荷主研究者:2011/07/24(日) 17:42:50

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110713/CK2011071302000133.html
2011年7月13日 中日新聞
コンテナ取扱量過去最高 敦賀港1〜6月、前年比2倍

 県は11日、敦賀港の1〜6月の貿易用コンテナ貨物取扱量をまとめた。空コンテナを除いた実入りコンテナ量(20フィートコンテナ換算)は1万813個で、前年同期と比べて2倍余りに増加。上半期の取扱量としては過去最高となった。

 企業誘致課によると、内訳は輸出が前年同期比85・3%増の4865個、輸入が117・5%増の5948個。特に、東南アジアや北米への繊維製品の輸出、韓国からの第三のビールの輸入が大きく伸びた。

 昨年7月に韓国・釜山港間の国際RORO船が週2便就航したこともあり、2010年の年間取扱量は過去最高の1万5319個を記録。同課の担当者は「東日本大震災の影響はなく、年間の最高も更新できそう」と話している。 (平井一敏)

954荷主研究者:2011/08/07(日) 12:21:25

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110721301.htm
2011年7月21日03時22分 北國新聞
荷動き活発、過去最多 北陸の主要3港、4〜6月のコンテナ取扱量

 金沢、敦賀両港で4〜6月のコンテナ取扱量が過去最多を更新した。伏木富山港も過去最多となる見通しで、北陸の主要3港とも輸出を中心に荷動きが活発だ。伏木富山港では震災直後に貨物量が増えており、東北の港からシフトした可能性がある。ただ、北陸の港はアジア方面への貨物が多く、中国の金融引き締めなどで減産を強いられる輸出企業もあり、港湾関係者からは「先行きは不透明」との声も出ている。

 金沢港の4〜6月のコンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は前年同期比16・5%増の9876個。空コンテナを含む取扱量も1万2434個と過去最多となった。

 金沢港運(金沢市)によると、10年4〜6月期の取扱量は前年同期の約2倍に急増したため、今期の目標は前期比15%増と設定しており、「順調に伸びている」(担当者)という。

 1〜3月の取扱量は8390個で増加傾向が続いており、「大きく引き離されていた伏木富山港に迫る勢い」(石川の港湾関係者)との見方も出ている。

 好調の要因は繊維機械輸出の増加。津田駒工業(金沢市)が中国向け織機の輸出で金沢港の利用量を増やしていることが大きい。コマツや協力企業の建機部品も堅調という。

 敦賀港の4〜6月の取扱量は5578個で、前年同期の約1・8倍と大きく伸びた。

 福井県企業誘致課によると、トレーラーごと積み荷を運ぶ「RORO船」の釜山航路が昨年7月に就航したことが増加の原因で、韓国向けの液晶ガラスの輸出が増えている。

 伏木富山港の4〜6月のコンテナ取扱量については、いまだに集計ができておらず、正確な数字がつかめていないという。

 富山県港湾課によると、4、5月は前年より貨物量が増え、6月も前年超えの見通し。このため、過去最多だった10年4〜6月の取扱量8543個を上回るのは確実という。

 伏木富山港では、震災直後に定期のコンテナ船が一時的に増加し、全体の貨物量を押し上げた。機械部品や化学薬品などの荷動きが活発で、昨年2月に韓国やタイなどを経由する東南アジア航路を開設したことも影響しているとみられる。

 県港湾課の担当者は「現時点では何とも言えないが、震災の影響で増えた可能性がある」としている。

 コンテナ貨物の今後の動向については、港湾関係者から「7月が鍵となる」との声も聞かれる。

 金沢港ではコンテナ貨物の輸出で中国、韓国、東南アジア向けが約8割を占め、特に中国は43%と高い。金沢港運の担当者は「中国の金融引き締めの影響がどれだけ出てくるのかを懸念している」とし、海外経済の変調を警戒している。

955荷主研究者:2011/08/08(月) 00:39:37

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004294326.shtml
2011/07/22 10:44 神戸新聞
神戸港の貿易額1割増 液晶パネル輸出好調

 神戸税関が21日発表した2011年上半期(1〜6月)の神戸港貿易概況は、輸出入総額が前年同期比9・8%増の4兆384億円で、上半期ベースで3期連続の増加となった。過去最高だったリーマン・ショック前の08年同期(4兆5890億円)には届かないものの、東日本大震災の影響もある中で徐々に回復をみせている。

 輸出は2兆6882億円(前年同期比8・7%増)で3期連続プラス。米国向け建設・鉱山用機械や、アジア向けのテレビ用液晶パネルなどが急増。中でも同パネルを含む化学光学機器などの輸出額は、過去最高を記録した。

 輸入も1兆3502億円(12・1%増)と3期連続プラスで、急増した品目には震災の影響もみられた。6期ぶりに増加に転じたオランダなどからのたばこは、国産品の供給が落ち込んだため過去最高に。樹脂原料などの有機化合物も、東北の工場が被災して代用品として大きく伸びた。

 主要地域別ではアジア(10・7%増)、米国(9・9%増)、ヨーロッパ(16%増)のいずれも前年同期を上回った。

 11年上半期は全国的に震災の影響がみられ、五大港で輸出がプラスだったのは神戸港のみ。「震災で生産が大きく落ち込んだ自動車などの取り扱いが少なかったため」(神戸税関)という。

 一方、6月単月の輸出入総額は7111億円(前年同月比10・8%増)と、18カ月連続プラスだった。

(石沢菜々子)

956荷主研究者:2011/08/14(日) 12:55:15

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110730f
2011/07/30 10:39 秋田魁新報
日本海側拠点港に県内2港を申請 国交省、秋までに選定

 県は29日、北東アジアの経済発展を国内成長に取り込むための国の「日本海側拠点港」の選定に向けて秋田、能代両港を申請した。来月1日には国土交通省の市村浩一郎政務官が、秋田港外港地区のコンテナヤードなどを視察し、佐竹敬久知事や港湾関係者と意見交換する。

 拠点港整備は、東日本大震災を踏まえて、太平洋側港湾の代替機能を確保する狙いもある。拠点港の申請では、各道府県の港湾が強化したい分野を国際コンテナや国際定期旅客、国際フェリーなどの項目から選び、2015年と25年の目標値を計画書に盛り込む。

 県の計画書によると、秋田港はシーアンドレール構想の実現により、環日本海貿易の拠点を目指す。このため、外港地区の国際コンテナターミナルの機能を強化し取扱量を増やす。15年までにロシアとの間に直通の貨物便を就航させ、コンテナ取扱本数を10年比1・5倍の1万6600本(20フィート換算)にする。

 能代港は、県北に集積しているリサイクル産業の活動を支える物流拠点を目指す。リサイクル関連の貨物を15年までに10年比1・5倍の8万トンとする。国交省のリサイクルポートに共に指定されている酒田港(山形)との連携も図る。

 本県を含めて申請した各道府県は来月、計画書に基づくプレゼンテーションを行い、国土交通省が今秋までに拠点港を決める。

957荷主研究者:2011/08/14(日) 13:11:12

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13119519488647
2011年7月30日(土) 茨城新聞
常陸那珂港区、コンテナ航路が再開

積み降ろし、クレーン車で対応

【写真説明】定期コンテナ船が寄港し、東南アジア向けの貨物が積み込まれた=東海村照沼の茨城港常陸那珂港区北埠頭

 東南アジア向けの貨物を京浜港に運ぶ内航フィーダー定期コンテナ航路の貨物船が29日、東日本大震災後約4カ月半ぶりに茨城港常陸那珂港区に寄港し、週1便の運航を再開した。鹿島港-京浜港間で8日から運航を再開していた。

 コンテナ積み降ろしに使われる常陸那珂港区内のクレーンが震災の影響で使用不能になっており、当面はクレーン車で対応するという。

 コンテナ船「清岳丸」(総トン数499トン)が29日午前、東海村の同港区北埠頭(ふとう)に入港し、紙類や中古車の部品などコンテナ約10個を積み込んだ。この後、鹿島港で化学関連の貨物を載せ、京浜港に向かった。貨物は最終的に、香港やマレーシア、フィリピンなどに運ばれる。

 常陸那珂港区は、岸壁や荷さばき地などが津波や液状化の被害を受け、応急復旧の状態で船舶を受け入れている。今後、クレーンを含めた本格的な復興事業が進められる予定。

958荷主研究者:2011/08/14(日) 13:18:48

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107260024/
2011年7月26日 神奈川新聞
横浜港埠頭株式会社が設立、戦略港湾実現へ/神奈川

 横浜市は26日、民営化を目指している横浜港埠頭公社について、市が100%出資の受け皿会社「横浜港埠頭株式会社」を設立したと発表した。2014年には既に民営化した東京港埠頭株式会社と経営統合する予定。

 登記は同日付。市の出資額(資本金)は2千万円。受け皿会社の社長は金田孝之・埠頭公社理事長が兼務し、本社を同市中区山下町の埠頭公社内に置く。

 市は本年度中に国土交通省に指定会社の申請手続きを行う。順調にいけば、受け皿会社は来年4月1日付で国交相から新外貿法に基づく指定を受ける見通し。同時に埠頭公社からガントリークレーンや岸壁など全財産と業務を承継し、埠頭公社は解散する。

 京浜港国際コンテナ戦略港湾計画書によると、14年には、既に民営化した東京港埠頭株式会社と経営統合する。指定管理者制度を導入する川崎港とともに、京浜港の一体的な運営主体を構築するとしている。

 横浜市港湾局は「京浜港にとって、受け皿会社の設立は新たな運営主体の誕生を意味する。国際コンテナ戦略港湾を実現していく上で最初の一歩となる」と説明している。

959荷主研究者:2011/08/19(金) 14:10:09

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004336864.shtml
2011/08/06 10:46 神戸新聞
阪神港、国内貨物奪還へ着々 戦略港湾選定1年

港湾運送7社が共同設立した内航海運会社の「エメラルド号」。5月から運航し、西日本各港から神戸港に貨物を集める=5月、神戸港

 国が集中投資する国際コンテナ戦略港湾に阪神港(神戸、大阪港)と京浜港(東京、横浜、川崎港)が選定され、6日で1年。輸送コストの低い韓国・釜山(プサン)港に流出する国内貨物を奪還しようと、阪神港では、国などの支援拡充を受けて民間企業が新たな手を打ち始めた。ただ、東日本大震災の発生などで今後の計画遂行に不透明感も出ている。(石沢菜々子)

 国土交通省は本年度予算で、両港の港湾整備に前年度の倍の総額316億円を計上。ソフト面でも集荷対策として新規に8億円を盛り込んだ。

 神戸市も歩調を合わせ、集荷支援制度を充実させた。西日本各港から神戸港に貨物を集める国内航路の利用促進策として、前年度の4倍近い3億円を投入する。

 こうした支援を受けて、内航コンテナ輸送で最大手の井本商運(神戸市中央区)は、昨年度に過去最高となった輸送量をさらに伸ばす計画だ。阪神・淡路大震災で落ち込んだ後、寄港地を着実に増やし、トラック運送を海運に切り替える「モーダルシフト」などの戦略を進めてきた。海運会社と共同で釜山港に対抗できるコスト構造を目指す。

 荷役など港湾運送で最大手の上組(同)をはじめ阪神、瀬戸内の港運7社は、自ら集荷事業に乗り出した。昨年末設立の「西日本内航フィーダー合同会社」(同)は5月から、国内最大級の内航コンテナ船を運航。支援による釜山並みの低価格を“武器”に滑り出しは「順調」といい、年末には2隻目を導入する。

 一方、戦略港湾への「選択と集中」が進んでいない実態もある。釜山港などの海外航路を利用する荷主に助成制度を設けている地方港の存在だ。

 「集荷策をいくら進めても意味がない」と神戸市などがかねて指摘してきた。国交省は「各港湾管理者に、外航と内航への補助を同じにするようお願いし、一部で解消している」(港湾局)と話すが、同市によると、松山や高松など少なくとも西日本の7港で残る。

 さらに、東日本大震災の復旧・復興は最大課題。集荷支援では複数年にわたる制度もあるが、国の財政が厳しさを増す中、来年度以降の予算確保に関係者は気をもむ。

 神戸市の吉井真・みなと総局参事は「市としては最重要施策に位置づけている。厳しい状況だが、国の積極性に期待したい」と話している。

神戸港埠頭会社 犬伏泰夫社長に聞く

◇IT活用、効率的な荷役を◇

 国際コンテナ戦略港湾選定を受け、4月に公社から株式会社化した神戸港埠頭(ふとう)会社。4年後には大阪港埠頭会社との統合を目指す。神戸港埠頭会社の犬伏泰夫社長(67)=神戸製鋼所相談役=に取り組みや課題を聞いた。

 ‐集荷対策が課題だ。

 「海運大手3社の部長を招き入れ、営業を強化した。どうすればお客である荷主や海運会社が喜ぶか、との視点を強く持つようになってきた」

 ‐例えば。

 「船の大型化に対応したハード整備も必要だが、今ある設備をいかに効率的に使うかが重要。ITを活用し、港の荷役状況などを航海中の船に知らせたり、通関や検疫など省庁にまたがる手続きを円滑にしたりする方法も考えたい」

 ‐震災の影響は。

 「電力不足に円高が加わり、日本の荷物は減る一方だ。放置すれば、製造業が本社ごと海外に出て行きかねず、政府の対策が急務だ」

 ‐統合への準備は。

 「7月に学識経験者も交え、議論をする場を立ち上げた。巨大な消費人口を抱える輸入港の大阪、ハイテク型産業を持つ輸出港の神戸といった特徴を、今まで以上に生かせるようにしたい」

960とはずがたり:2011/09/09(金) 00:53:05

阪神港、国内貨物奪還へ着々 戦略港湾選定1年 
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004336864.shtml

 国が集中投資する国際コンテナ戦略港湾に阪神港(神戸、大阪港)と京浜港(東京、横浜、川崎港)が選定され、6日で1年。輸送コストの低い韓国・釜山(プサン)港に流出する国内貨物を奪還しようと、阪神港では、国などの支援拡充を受けて民間企業が新たな手を打ち始めた。ただ、東日本大震災の発生などで今後の計画遂行に不透明感も出ている。(石沢菜々子)

 国土交通省は本年度予算で、両港の港湾整備に前年度の倍の総額316億円を計上。ソフト面でも集荷対策として新規に8億円を盛り込んだ。

 神戸市も歩調を合わせ、集荷支援制度を充実させた。西日本各港から神戸港に貨物を集める国内航路の利用促進策として、前年度の4倍近い3億円を投入する。

 こうした支援を受けて、内航コンテナ輸送で最大手の井本商運(神戸市中央区)は、昨年度に過去最高となった輸送量をさらに伸ばす計画だ。阪神・淡路大震災で落ち込んだ後、寄港地を着実に増やし、トラック運送を海運に切り替える「モーダルシフト」などの戦略を進めてきた。海運会社と共同で釜山港に対抗できるコスト構造を目指す。

 荷役など港湾運送で最大手の上組(同)をはじめ阪神、瀬戸内の港運7社は、自ら集荷事業に乗り出した。昨年末設立の「西日本内航フィーダー合同会社」(同)は5月から、国内最大級の内航コンテナ船を運航。支援による釜山並みの低価格を“武器”に滑り出しは「順調」といい、年末には2隻目を導入する。

 一方、戦略港湾への「選択と集中」が進んでいない実態もある。釜山港などの海外航路を利用する荷主に助成制度を設けている地方港の存在だ。

 「集荷策をいくら進めても意味がない」と神戸市などがかねて指摘してきた。国交省は「各港湾管理者に、外航と内航への補助を同じにするようお願いし、一部で解消している」(港湾局)と話すが、同市によると、松山や高松など少なくとも西日本の7港で残る。

 さらに、東日本大震災の復旧・復興は最大課題。集荷支援では複数年にわたる制度もあるが、国の財政が厳しさを増す中、来年度以降の予算確保に関係者は気をもむ。

 神戸市の吉井真・みなと総局参事は「市としては最重要施策に位置づけている。厳しい状況だが、国の積極性に期待したい」と話している。

神戸港埠頭会社 犬伏泰夫社長に聞く

◇IT活用、効率的な荷役を◇

 国際コンテナ戦略港湾選定を受け、4月に公社から株式会社化した神戸港埠頭(ふとう)会社。4年後には大阪港埠頭会社との統合を目指す。神戸港埠頭会社の犬伏泰夫社長(67)=神戸製鋼所相談役=に取り組みや課題を聞いた。

 ‐集荷対策が課題だ。
 「海運大手3社の部長を招き入れ、営業を強化した。どうすればお客である荷主や海運会社が喜ぶか、との視点を強く持つようになってきた」

 ‐例えば。
 「船の大型化に対応したハード整備も必要だが、今ある設備をいかに効率的に使うかが重要。ITを活用し、港の荷役状況などを航海中の船に知らせたり、通関や検疫など省庁にまたがる手続きを円滑にしたりする方法も考えたい」

 ‐震災の影響は。
 「電力不足に円高が加わり、日本の荷物は減る一方だ。放置すれば、製造業が本社ごと海外に出て行きかねず、政府の対策が急務だ」

 ‐統合への準備は。
 「7月に学識経験者も交え、議論をする場を立ち上げた。巨大な消費人口を抱える輸入港の大阪、ハイテク型産業を持つ輸出港の神戸といった特徴を、今まで以上に生かせるようにしたい」

(2011/08/06 10:46)

961荷主研究者:2011/09/25(日) 15:05:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110902t12013.htm
2011年09月02日金曜日 河北新報
45フィートコンテナ岩沼〜仙台港 週明けにも公道輸送

 国内で公道走行が制限されている「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」の公道を使った本格的な輸送が、週明けにも宮城県内で始まる見通しになった。国内初のケースになるとみられる。

 45フィートコンテナには、東洋ゴム工業岩沼工場(宮城県岩沼市)でタイヤが積み込まれ、公道を走行して仙台港高砂コンテナターミナルに運ばれる。1日までにコンテナを載せる車両の車検が完了し、特殊車両の通行許可が下りた。

 コンテナの積み荷は内航船で京浜港に向かい、大型船に積み替えられて北米向けに輸出される。

 45フィートコンテナの公道走行は安全性の観点から制限され、事前の届け出などが必要だった。宮城県は昨年7月、コンテナの公道輸送を認める構造改革特区を国に提案。ことし3月25日に特区を認定され、特殊車両の審査要件が緩和された。

 公道輸送は今春に実現する見通しだったが、東日本大震災で運送会社が準備した車台などが流失。外国から調達したことなどから、時期がずれ込んだ。

 45フィートコンテナは、国内で主流の40フィートコンテナよりも約1.5メートル長い。積載量は1.27倍となり、物流の効率化やコスト削減の効果が期待できる。昨年11月には、東北の産学官でつくるグループが実証実験を行っていた。

962荷主研究者:2011/09/25(日) 16:13:40

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110906t12022.htm
2011年09月06日火曜日 河北新報
45フィートコンテナ公道輸送 仙台港―岩沼間

 東洋ゴム工業は5日、仙台工場(岩沼市)―仙台港(仙台市宮城野区)間の公道で、国内での公道輸送が制限されている「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」の本格的な輸送を始めた。

 45フィートコンテナの輸送が実用化するのは国内で初めて。タイヤを積んだ45フィートコンテナは同日、仙台工場を出発し、公道約30キロを走行して、仙台港高砂コンテナターミナルに向かった。

 同社は「世界基準のコンテナ輸送を始めることで物流の効率化とともに、仙台港の利用拡大を通して地域経済の復興に寄与したい」(広報企画部)としている。

 仙台港に集められた45フィートコンテナは15日にも内航船に積み込まれ、同港を出航予定。京浜港で大型船に積み替えられ、北米に向かう。

 45フィートコンテナの公道走行は安全性の観点から、事前の届け出などが必要だった。ことし3月25日に「みやぎ45フィートコンテナ物流特区」が認定され、特殊車両の審査要件が緩和された。

963荷主研究者:2011/10/01(土) 16:15:02

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20110911/CK2011091102000128.html
2011年9月11日 中日新聞
コンテナ貨物過去最高 敦賀港の今年取扱量

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2011091102100071_size0.jpg

 敦賀市の敦賀港で9日、今年のコンテナ貨物取扱量(20フィートコンテナ換算)が1万5466個に達し、年間の過去最高量を9カ月余りでスピード更新した。今秋の「日本海側拠点港」選定に向け、敦賀港の優位性アピールに弾みがつきそうだ。

 県企業誘致課によると、内訳は輸出が7076個、輸入が8390個。これまでの年間最高量は2010年の1万5319個だった。

 昨年7月に韓国・釜山港間の貨物専用カーフェリー「RORO船」が週2便就航し、韓国への液晶ガラスの輸出が急増。東南アジアや北米への繊維製品の輸出や、韓国からの第三のビールの輸入も大きく伸びた。

 日本海側拠点港になると、中国やロシアなど北東アジアとの貿易・旅客航路の核となり、予算の重点配分や規制緩和が見込まれる。

 国土交通省が機能ごとに候補港を募って選定するが、敦賀港は「国際海上コンテナ」「国際フェリー・国際RORO船」「国際定期旅客」の3分野で応募している。 (平井一敏)

966荷主研究者:2011/10/02(日) 15:42:11
>>961-962
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110916t12012.htm
2011年09月16日金曜日 河北新報
復興へ、北米向け45フィートコンテナ出港 仙台

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20110915022jd.jpg
貨物船に積み込まれる45フィートコンテナ=15日、仙台港

 国内で初めて公道輸送された「45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナ」が15日、仙台港(仙台市宮城野区)の高砂コンテナターミナルで貨物船に積み込まれ、輸出先となる北米に向けて出港した。宮城県によると、45フィートコンテナを使った輸出は国内で初めてという。

 タイヤ製造の東洋ゴム工業仙台工場(岩沼市)から、約30キロを走行して搬入された45フィートコンテナ13個は、復旧したばかりのガントリークレーンでつり上げられ、内航船「はるかぜ」(749トン)に積載された。

 45フィートコンテナは16日に京浜港に入り、大型船に積み替えられて、米ロサンゼルスに向かう。

 東洋ゴムの前田一成専務は「45フィートコンテナの本格運用で物流コストが1割以上削減され、国際競争力が高まる。仙台港の復興も後押ししたい」と述べた。

 45フィートコンテナの利用拡大に向け、宮城県は今月中にも財政、税制の優遇措置を受けられる総合特区を申請する。県仙台塩釜港湾事務所の平塚智所長は「活用実績を積み上げ、地域産業の集積を図りたい」と話した。

 45フィートコンテナの公道輸送は昨年11月、東北経済連合会などを中心としたグループが実証実験を実施。ことし3月25日、国から構造改革特区の認定を受け、特殊車両の審査要件が緩和された。

967荷主研究者:2011/10/02(日) 16:01:22

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1109130008/
2011年9月13日 神奈川新聞
横浜港の上半期のコンテナ取扱数、基幹航路が2桁減/神奈川

 横浜市港湾局がまとめた2011年上半期(1〜6月)の横浜港統計速報によると、コンテナ取扱総本数は前年同期比6・2%減の153万本(20フィートコンテナ換算)となった。東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で、上半期としては2年ぶりに減少した。

 輸出入の合計での取扱本数は6・3%減の140万本。定期コンテナ航路では北米東岸が39・5%減、欧州・地中海が29・2%減、北米西岸が14・2%減と、基幹航路はいずれも2桁減となった。一方で中国、東南アジア、韓国の各航路は取扱量を伸ばした。

 取扱総量は5909万トン(8・2%減)で、うち輸出量は1718万トン(18・5%減)、輸入量は2204万トン(1・6%減)だった。

968荷主研究者:2011/10/02(日) 17:43:02

http://www.nnn.co.jp/news/110917/20110917011.html
2011年09月17日 日本海新聞
境港―釜山 コンテナ航路開設 RORO機能備える

 鳥取県の境港と韓国・釜山を結ぶ国際定期コンテナ航路が開設されることが16日、明らかになった。新航路の船舶は、コンテナのほか船腹に乗用車などが積載できるRORO(ローロー)機能を備える。境港の国際定期航路は週7便、うち釜山港との間を結ぶ便は4便に増え、境港の活性化に期待が高まる。船舶は21日が初入港。

島根県の浜田港に就航しているRORO船(浜田港振興会提供)

 韓国の長錦商船が運航し、境港海陸運送が境港代理店を務める。船舶名は「シノコー・ウルサン」(5356トン)。コンテナは20フィートコンテナ換算で255本、ROROスペースには乗用車が60台分積載できる。基地港の釜山港を出航して境港、金沢港、敦賀港を回り、釜山港に一度帰港した後、鹿児島県の志布志港との間を往復する7日間の定期航路。当面、境港には水曜日に寄航する。

 就航により、境港の定期国際航路は韓国が週3便、中国が週2便、韓国・中国が週1便、環日本海定期貨客船(韓国、ロシア)が週1便で合計週7便となる。韓国との間で運行する4便は全て釜山港と結ばれ、境港海陸運送は「便数が増えるだけ荷主の選択肢も増え、利便性が高まる」としている。

 またRORO機能を持つ船舶の定期航路は境港では初めて。コンテナ船の一部スペースに自動車や建設重機などが積み込める「併用船」だが、県空港港湾課は「モノの動きが活発になる」と指摘している。

 また境港は国が募集する日本海側拠点港に「国際フェリー・国際RORO船」の機能での選定も求めて応募している。2015年までの目標として掲げた「貨客船を週1便、RORO船を月2便」を達成したとの見方もできる。

 16日には県議会常任委員会と境港市議会特別委員会でも新航路の説明があった。境港市議からは「環日本海定期貨客船の日韓貨物が不振で、これから貨物利用の拡大を図ろうとしている中、影響はないのか」との懸念も示された。この点について、境港管理組合は「韓国側の寄港地が東海と釜山と違うので競合しないと見ている」と話している。

 21日には、境港国際コンテナターミナルで新規航路の就航セレモニーが開催される。

970荷主研究者:2011/10/10(月) 22:56:36

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13167855471543
2011年9月24日(土)茨城新聞
北米航路、半年ぶり再開 常陸那珂港にコンテナ船入港

【写真説明】北米からのコンテナ船が入港し、積荷降ろし作業が行われた=東海村照沼の茨城港常陸那珂港区北埠頭

 北米定期コンテナ航路の貨物船が23日、東日本大震災の発生から約半年ぶりに茨城港常陸那珂港区に寄港、震災前と同じ月2便の運航を再開した。茨城港における輸出入のコンテナ航路再開は震災後初めて。

 カナダのバンクーバーを出港した「ウエストウッドカスケード」(総トン・2万1583トン)が同日午後、東海村の同港区北埠頭(ふとう)に入港。液体容器原料のコンテナ46個と製紙原料約1600トンの積荷を降ろした。積荷はひたちなか市の北越パッケージなど製紙メーカーへ運ばれる。

 台風15号の影響で入港は予定より2日遅れたが、この後、24日に出港し、博多や東京を経由して北米へ向かう予定。

 県港湾課によると、常陸那珂港区は津波や液状化の被害を受けたが、12岸壁のうち11岸壁の応急措置が既に完了。約6割の航路が震災前と同様に運航している。

971荷主研究者:2011/10/10(月) 23:05:17

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109230176.html
'11/9/23 中国新聞
広島港拡張など概算要求へ

 国土交通省は、新規の直轄港湾事業として広島港廿日市地区(廿日市市)の航路・泊地整備と、境港外港中野地区(境港市)の国際物流ターミナル整備の2事業を2012年度予算の概算要求に盛り込む方針を決めた。28日の交通政策審議会部会で事業の妥当性を検討し、最終決定する。

 広島港廿日市地区の航路・泊地整備は、広島ガス廿日市工場の液化天然ガス(LNG)受け入れ施設の拡充工事に合わせて実施する。現在8・5メートルの水深を12・0メートルまで深くする。

 12年度に着工し、15年度の完成を目指す。総事業費は約75億円。国交省が約10億円、広島県が約8億円、残りを広島ガスが負担すると想定する。

 現在はLNG容量が約2万立方メートルの小型タンカーしか入港できないが、完成後は最大17万7千立方メートルのタンカーが接岸できる。LNGの輸送費削減や安定確保は県内経済の活性化につながるとして県が6月、国交省に着工を求めていた。

 境港外港中野地区の国際物流ターミナル整備は、大型の木材輸送船が接岸できるよう水深12・0メートルの岸壁や泊地、臨港道路などを新たに整備する。12年度に着工し、16年度の完成を予定。総事業費は約90億円を見込む。

974荷主研究者:2011/10/10(月) 23:27:22

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20110929301.htm
2011年9月29日02時54分 北國新聞
福井から貨物続々 金沢港、韓国便増で

 金沢港で石川県だけでなく、福井県のメーカーが荷物を輸出入する動きが広がってきた 。松浦機械製作所(福井市)は韓国向け工作機械を金沢港から輸出。製品の輸入で利用す る福井の企業もある。航路拡充によって韓国便が増えたのが要因で、陸送費を抑えるため 関西や名古屋の港からシフトする動きが目立つ。県境の加賀市からも貨物量が増えている ようだ。

 松浦機械製作所が金沢港から輸出しているのは韓国向けの中小型の工作機械。今年に入 り、一部製品で金沢港のコンテナ船を利用し始めたという。

 製品の輸出先は90%以上が欧米で名古屋港を使っている。韓国では営業を始めたばか りで出荷量はまだ少ないが、担当者は「福井から名古屋港までの陸送費はばかにならない 。受注が増えれば、金沢港を使う機会も多くなる」と話す。

 エイチアンドエフ(あわら市)は自動車用のプレス機の一部輸出で金沢港を使うことが あるとし、「タイミングが合わず、なかなか難しいが、梱包(こんぽう)場所が整えば、 もっと自由に使える」とする。

 輸入で金沢港を利用しているのはソディック福井事業所(坂井市)。同社の放電加工機 に使われるワイヤを韓国のメーカーから仕入れる際に金沢港で陸揚げし、近くの倉庫に保 管。全国の顧客に持ち込んでいる。

 福井からの集荷の要因は航路の拡充だ。

 金沢港運(金沢市)によると、金沢港のコンテナの外国航路は、韓国が週6便、韓国・ 中国が週1便、中国が週3便。これに対し、福井の敦賀港は韓国が週4便で、金沢港の方 が圧倒的に多い。

 福井の輸出企業はほとんどが関西や名古屋の港から出荷しており、金沢港運の担当者は 「福井にはセールスに入りやすい」と話す。

 伏木富山港については便数が多く、コスト面でも金沢港に変更するメリットが少ないた め、富山の企業が金沢港を使うことはほとんどないという。ただ、コマツは金沢港の利用 量を増やしており、金沢港と上海を結ぶ航路を新たに開設し、コマツNTC(南砺市)の 製品を金沢港から輸出する方針を示す。

975荷主研究者:2011/10/18(火) 00:34:22

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20110930/622329
2011年9月30日 下野新聞
再利用、船社は消極的 佐野市コンテナターミナル研

 【佐野】通関や荷物の積み下ろしなどの港湾業務を内陸で行う「内陸型コンテナターミナル」設置に向けた市の研究会(委員長・岡本直久筑波大准教授)が29日、市勤労者会館で開かれ、事務局が本年度実施した荷主の県内大手企業4社や船社4社などへのヒアリング結果が報告された。

 ヒアリングによると、荷主企業は環境負荷やコスト削減の観点から、輸入に使ったコンテナを空で返却せず輸出に再利用する「コンテナラウンドユース」のニーズが強く、コンテナターミナルへの関心も高かった。ただ、他社間のラウンドユースは、大きさや臭いなどがネックでほとんど実施されていなかった。

 船社からは、収入につながりにくいなどの理由で実施に消極的だった。ラウンドユースに積極的な船社も、コンテナターミナルの類似施設が近隣にあるなどと回答。荷主企業とは相反した厳しい結果となった。

 報告を受け、委員は「両者の意見が一致しないとラウンドユースは実現しない。突破できる条件が整備されないといけない」「既存の類似施設との差別化も検討する必要がある」などと発言、コンテナターミナル設置に向けた課題があらためて浮き彫りになった。

976荷主研究者:2011/10/18(火) 00:40:05

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1110010006/
2011年10月1日 神奈川新聞
国際競争力回復へ、国交省が戦略港湾機能を強化

 国土交通省は30日、国際コンテナ戦略港湾の総合対策を拡充させる方針を明らかにした。来年度予算概算要求に本年度予算を上回る事業費594億円を計上、東日本大震災で大きな打撃を受けた日本港湾の国際競争力の回復を急ぐ。

 国際コンテナ戦略港湾には京浜港(東京、川崎、横浜港)と阪神港(大阪、神戸港)が選ばれている。京浜港などではハブ(拠点)機能を強化するため、大深水コンテナターミナルや高規格の荷役機械を整備。東北などからのコンテナ貨物を集約するため内航航路や鉄道路線の強化策を盛り込んだ。

 国交省港湾局は「コンテナ港湾機能の強化が震災からの復興や日本再生につながる」と説明する。

977荷主研究者:2011/10/18(火) 00:42:37
確かに川崎港にコンテナ埠頭のイメージは無い。年間3万本って地方の重要港湾でも下位のレベルだな。
>2010年の川崎港のコンテナ取扱貨物量は20フィートコンテナ換算で約3万本で、ピークだった1999年(約6万7千本)の半数以下

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1110010021/
2011年10月1日 神奈川新聞
川崎港戦略港湾推進協が発足、コンテナ利用拡大へ官民一体

 川崎港のコンテナ利用拡大やポートセールスの強化に向けて官民が一体となった取り組みが始まった。「川崎港戦略港湾推進協議会」が30日に発足。国際戦略港湾に位置づけられた京浜港(川崎、横浜、東京)の一翼を担う川崎港のハード・ソフト両面での機能強化に本腰を入れる。

 推進協議会には、川崎港振興協会の斎藤文夫会長、川崎港運協会の原秀敏会長、川崎商工会議所の重見憲明副会頭、関東船主会の田辺典夫会長、市港湾局の水谷誠局長の5人が委員として参加。会長には斎藤氏、副会長に水谷氏が選出された。

 これまでポートセールスに重点を置いた「川崎港ポートセールス事業推進協議会」を解散し、コンテナターミナル施設の整備や管理運営を含めた活動を展開する。

 協議会は年2〜3回程度の開催だが、下部にポートセールス、管理運営、計画の3部会を設置し年2〜12回程度開催する。川崎港におけるコンテナ利用の拡大を図るため、ポートセールスや他港との交流活動を進めるほか、コンテナターミナル施設の整備や管理運営の改善に向けた検討などを行う。

 具体的な取り組みとして、川崎港と中国・青島港間の新規コンテナ定期航路開設に向けた現地でのポートセールス活動、友好港のベトナム・ダナン港などとの交流推進、コンテナターミナルの管理運営についての情報交換などを予定している。

 斎藤氏はあいさつで「川崎の港湾機能向上とともに海運国・日本の発展のため、総合力を発揮しながら一緒に汗を流していきたい」と決意を述べた。

 2010年の川崎港のコンテナ取扱貨物量は20フィートコンテナ換算で約3万本で、ピークだった1999年(約6万7千本)の半数以下となっている。

978荷主研究者:2011/10/18(火) 00:49:10

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004510435.shtml
2011/09/29 08:17 神戸新聞
釜山経由で輸出のコンテナ、6千個を奪還 阪神港

 韓国・釜山港経由で輸出される日本国内貨物のうち、2011年中に20フィートコンテナ換算で6千個以上が阪神港(神戸、大阪港)経由に振り替わることが28日、分かった。阪神港は、国が本年度から「国際コンテナ戦略港湾」として重点投資している。釜山経由は年間100万個に上り、振り替わるのは0・6%にすぎないが、関係者は「着実な一歩」と評価している。

 国土交通省の山県宣彦港湾局長が、同日開かれた交通政策審議会で、港湾関係者の話として明らかにした。

 神戸市によると、西日本から釜山港経由で年間50万〜60万個の貨物が輸出されている。同市は大型内航船の運航で輸送コストを減らすなどして、貨物を阪神港に奪い返す狙いだ。港湾運送7社が設立し、5月に運航を始めた「西日本内航フィーダー合同会社」は8月末までに、4100個を西日本各港から阪神港に運んでおり、国交省は、他社分も含め6千個には達するとしている。

 同省は国内メーカーや運輸関係者からの聴き取りを基に、20年には少なくとも年間14万個を奪還できるとみている。(高見雄樹)

979荷主研究者:2011/10/18(火) 00:51:35

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011093023063693/
2011/9/30 23:06 山陽新聞
水島港のバルク整備事業費見送り 国交省の予算概算要求で

 国土交通省は来年度予算概算要求で、鉄鉱石、穀物などばら積み(バルク)貨物の拠点港「国際バルク戦略港湾」に今年5月選定した水島港(倉敷市)、福山港(福山市)のインフラ整備事業費計上を見送った。同省港湾局は「東日本大震災の発生で選定時期が2カ月遅れたため」と説明する。

 バルク港湾は、激化する国際競争に打ち勝つための整備を重点化する政策。国交省は12年度から事業を本格実施するとしてきた。

 だが、今回の概算要求に盛り込まれたのは、10バルク港湾のうち、釧路(北海道)、徳山下松と宇部(いずれも山口県、一体整備)の3港のみ(事業費77億円)。水島など他の港は、整備に必要となる国の制度改正が間に合わなかったという。

 港湾局は「夜間の運航規制緩和や税制改正などインフラ以外の面は遅れがないようにしたい。13年度以降は事業費を増やし、整備も進める」と話す。

980荷主研究者:2011/10/23(日) 01:19:35

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/261475
2011年9月3日 00:23 西日本新聞
博多−上海貨物航路に新船 10月から週3便

 【北京・久永健志】中国・上海−博多港の高速貨物船を運航している「上海スーパーエクスプレス」(東京)は2日、同航路に新船1隻を追加投入し、10月15日から週1便(往復)増の週3便に増便すると発表した。

 新船「PULAUTIOMAN(プラウティオマン)」は、陸上輸送で使うトレーラーの荷台をそのまま積み込む「RORO船」。トレーラー荷台を60台、20フィートコンテナ換算で120本を積載可能という。上海−博多(約930キロ)を30時間程度で結ぶ予定。

 日中間の貨物輸送は東日本大震災の影響で減少したが、最近は回復傾向。同社は「増便による利便性向上と容量拡充で、多様な顧客需要に対応したい」としている。問い合わせは同社マーケティング部=03(5444)6836。

=2011/09/03付 西日本新聞朝刊=

981荷主研究者:2011/10/23(日) 01:51:20

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201109290039.html
'11/9/29 中国新聞
震災で福山・水島港整備遅れ

 鉄鉱石などばら積み(バルク)の大型貨物船の拠点として集中整備する国際バルク戦略港湾で、国土交通省は戦略港湾に選んだ福山港(福山市)と水島港(倉敷市)の事業着手に向けた関連経費を2012年度予算の概算要求に盛り込まない方針を固めた。東日本大震災の影響で戦略港湾の選定が遅れ、広島、岡山両県の港湾計画変更の手続きが間に合わなかった。

 国交省は、広島、岡山両県の共同提案を受けて福山港を鉄鉱石、水島港を鉄鉱石と穀物の戦略港湾に選定。12年度予算の概算要求に調査費を盛り込み、新規の直轄港湾事業として着手する方向で調整していた。

 国交省は3月末の戦略港湾選定を予定したが、同11日に東日本大震災が発生。復旧対応のため実際の選定は5月末にずれ込んだ。

 概算要求には、管理者の両県が港湾法に基づいて両港の港湾計画を変更する必要がある。変更には県と国の審査会を経て国交相が認可する手続きが必要。国交省は選定ずれ込みに伴う変更作業の遅れで12年度の予算要求は困難と判断した。

 両県は大型のバルク船が入港できるよう、福山港は航路の水深を現在の16メートルから18メートル、水島港は穀物専用航路について12メートルから17メートルにする方向で計画変更を検討している。変更時期について広島県は11年度末を想定、岡山県は「未定」という。

982チバQ:2011/10/27(木) 23:29:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20111020-OYT8T00014.htm
「拠点港」選定 来月中旬公表


国の支援期待 伏木富山港がエントリー
 県が伏木富山港を選定するよう名乗りを上げている「日本海側拠点港」の指定について、国土交通省の室井邦彦政務官は19日、選考結果を早ければ11月中旬に公表する考えを示した。専門家らで作る検討委員会は同日、23港から応募があった44の計画を点数付けする評価を終えた。今後、政務三役らの協議を経て、指定港が最終決定する。

 日本海側拠点港は、政府が「選択と集中」により整備を推進する施策の一環で、成長が見込まれる北東アジア地域との貿易の玄関口として重要な港湾が太平洋側に集中する現状を見直す狙いがある。指定されれば予算措置や規制緩和などの国の集中的な支援が受けられるメリットがある。

 都内で行われた検討委員会後に記者会見した室井政務官は、選定方法について、「委員会の結果が基礎、基本」とした上で、「情熱のある地域、前向きな地域を大事にしたい」と述べ、地元の熱意や取り組みなども考慮する考えを明らかにした。

 検討委員会では、これまでの各港の担当者の発表などをもとに15項目の観点から計画を1000点または1100点満点で評価。コンテナやフェリー、外航クルーズなど各機能ごとに順位付けを終えたという。

 県は、日本海側の中央に位置する地理的優位性や、東海北陸道の開通に伴い、中京圏からの需要も取り込める経済圏域の大きさなどをアピールしている。また、石井知事や、伏木富山港を抱える富山、高岡、射水市の首長らが、政府や国交省に拠点港に選定するよう陳情活動を行ってきた。

 県港湾課は「委員会は終わったが、今後の推移を見守りたい」としている。

(2011年10月20日 読売新聞)

983チバQ:2011/10/27(木) 23:30:22
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20111020/CK2011102002000123.html
敦賀港選定へ訴え 日本海側拠点港
2011年10月20日

松原副大臣(右)に敦賀港の優位性を説明する西川知事(中)と河瀬市長=東京・霞が関の国土交通省で


 中国やロシアなど対岸諸国との貿易、旅客航路の核となる「日本海側拠点港」選定に向けた有識者の検討委員会が19日、東京・霞が関の国土交通省であり、敦賀港など全23の候補港の評価結果をまとめた。検討委の意見を踏まえて同省政務三役が最終選考し、11月中に拠点港が決まる見通しとなった。

 委員会は非公開で開催。終了後に会見した室井邦彦政務官は「選定に向け、各地の首長や商工会議所が熱心に陳情に来た。委員会の評価結果を前提に、地域の熱意、情熱も付け加えて総合的に評価する」と説明。「数にはこだわらない」と事前に選定数を決めずに判断する考えも示した。

 同省は機能ごとに拠点港の候補を募集。選定されると、予算の重点配分や規制緩和が見込まれ、敦賀港は「国際海上コンテナ」「国際フェリー・国際RORO船」の2分野に単独で、「国際定期旅客」には京都・舞鶴港と連名で、それぞれ応募した。

 この日の検討委に先立ち、西川一誠知事と河瀬一治敦賀市長は同省で松原仁副大臣と面会。関西・中京圏に近く、貨物取扱量が伸びている敦賀港の優位性を訴え、拠点港選定をあらためて求めた。

 西川知事は面談後の取材に「港湾整備が進めば、モノやヒト、お金が集まり、地域の発展につながる。要請をしっかり受け止めてもらい、敦賀港が拠点港になるよう期待している」と述べた。 (平井一敏)

984チバQ:2011/10/27(木) 23:31:14
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001110270005
金沢港 拠点港なるか
2011年10月27日


9月17日に金沢港に初入港した韓国航路のRORO船。荷物を積んだ車がそのまま乗り込める=県提供

◆クレーン不要のRORO船◆


 貨物や旅客など機能別に国が募集している「日本海側拠点港」に、金沢港が「国際RORO船」など3分野で名乗りを上げている。ちょうど先月、金沢港としては初となる韓国航路のRORO船が2便続けて就航。来月に予定される拠点港決定に向け、港を管理する県は「追い風になる」と期待を強めている。


〜*韓国航路に就航*〜


 「今回の就航で(コンテナ船とあわせて)釜山と金沢を結ぶ航路は週7便になった。荷主企業の選択肢の幅が広がり、金沢港の利用が増えると期待している」


 先月末、金沢港に就航した貨物船(週1便)の船内であった記念式典で、山本樹・県港湾活用推進室次長は歓迎の言葉を述べた。


 運航するのは韓国の船会社。日本の総代理店「シノコー成本」(東京)の築山滋人・営業部長は「金沢にはコマツや繊維関係など、機械関係の産業が集まっており、そうした荷物を期待している」と話す。


 この船はRORO船とコンテナ船を兼ねるタイプ。RORO船とは、船体と岸壁を結ぶゲートを備え、荷物を積んだ車や、自走式の建設機械がそのまま船内に入れる貨物船だ。クレーンで荷物を積む従来型の船より荷役の時間が短いため、近年利用が増えている。


 だが、金沢港では2009年以降、定期航路はコンテナ船だけで、RORO船はなかった。そのため、県内企業でもコンテナに入らない大型の貨物は、名古屋港や神戸港まで陸送して輸出するケースが多かった。


 その結果、県内企業の金沢港利用率は08年で輸出の35%と低迷。県は定期便の増加につながることを期待し、今年度、RORO船への積み荷を増やした企業への助成制度を創設した。


〜*地元の企業 利用高まる*〜


 民間でも地元港の利用を進めようという機運が高まる。大手のコマツが主導して今年1月に東南アジア航路(月1便)、先月中旬には韓国航路(週1便)のRORO船を開設。その結果、米国向けの建設機械などを作るコマツ粟津工場では、昨年まで10%台だった金沢港利用率が先月は34%に高まった。


 県が日本海側拠点港の選定に向けて金沢港をPRするポイントは、地元に機械関係の製造業が集積しているため、アジアから部品や半製品を輸入し、県内で加工した完成品を輸出するという循環をつくれる点だ。県港湾活用推進室は「『アジアの成長を日本にとり込む』という拠点港の意義にも沿う」と力を込める。


 拠点港に選ばれると具体的にどんなメリットがあるのか明確にはされていないが、国土交通省は「日本海側の港は規模が小さい。各港で役割分担し、分野ごとに拠点港に積み荷を集めれば物流コストが下がり、港周辺に集まる企業も増えるはずだ」と説明している。


(生田大介)

985荷主研究者:2011/10/30(日) 01:07:09

http://yamagata-np.jp/news/201110/08/kj_2011100800247.php
2011年10月08日12:56 山形新聞
荷物取扱量が急増、酒田港上屋2棟増設へ 古湊埠頭に計3000平方メートル

 酒田港の荷物取扱量が急増していることを受け、県は荷揚げした物資を一時的に保管する上屋の増設に乗り出す。東日本大震災などの影響で、既存上屋の利用率は9割に達しており、現状では受け入れができなくなる恐れがあることに伴う措置。2011年度は建物の設計と地質調査に取り組む。関連事業費(2700万円)を盛り込んだ11年度県港湾整備事業特別会計補正予算案が7日、本会議で原案通り可決された。

 津波被害に伴い、太平洋側の港湾が損傷した影響で、震災直後から酒田港の利用は急増。同港周辺には7棟の上屋(計1万2600平方メートル)があったが、収用しきれなくなったため4月に同港古湊埠頭(ふとう)に仮設上屋を2棟(計1200平方メートル)を設置した。その後も取扱量は増え続け、3〜7月の上屋利用率は9割に達する状態となっている。

 上屋は港に荷揚げした物資をトラックなどで各地に運ぶまでの間、一時的に保管するための施設。増設する上屋には、主に材木や鉄材の収納を予定している。風雨にさらすと製品価値が落ちる可能性があることから、荷主らから増設の要望が県に寄せられていた。緊急対策として設けた仮設上屋は11年度中だけのリース契約だったこともあり、常設上屋の設置を決めた。

 増設エリアは古湊埠頭。2棟設け、1棟当たりの広さは1500平方メートル、構造は鉄骨造りを検討している。11年度中に設計と建設予定地の地質調査を終え、12年度の完成を目指している。

986荷主研究者:2011/10/30(日) 01:13:43

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1110020014/
2011年10月2日 神奈川新聞
足並みそろわぬ京浜港、東京都と川崎、横浜市、道路網整備で方向性見えず

 京浜港の足並みがそろわない。東京都と川崎、横浜市は3港の連携強化を進めるものの、慢性的な渋滞の要因となっている首都高速道路や未整備区間が残る国道357号など、行政間をまたぐ課題への打開策を示せずにいる。京浜港内や背後地の物流ネットワークは道路網に頼るところが大きいことから、「早期解消に向けて全体的に取り組まないと連携の意味がない」との声が港湾関係者から上がり始めている。

 都と川崎、横浜市でつくる京浜港連携協議会(会長=小松崎隆・横浜市副市長)は9月9日、3港の港湾計画の基本となる「京浜港の総合的な計画」を策定する重要な会議を横浜市で開いた。開催時刻の午後4時を迎えても都港湾局長の姿が見えない。「首都高で渋滞に巻き込まれた」との都職員の報告に、小松崎副市長は苦々しい表情を見せた。

 総合計画では3港を結ぶ首都高湾岸線と、並行して計画されている国道357号を「京浜港の主要な骨格とする」と位置付け、2本の道路を将来の「京浜軸」とする考えを打ち出した。

 首都高をめぐっては料金体系が支障となってコンテナを搭載したトレーラーが一般道に流れる機会が増加。総合計画では、これにより渋滞が発生して輸送時間やコストの増加につながっているとの課題を指摘している。

 しかし、総合計画では、3自治体が道路網で期限を設けて取り組むと明言したのは、各港のふ頭と幹線道路を結ぶ臨港道路のみ。地味な着手にとどまり、京浜軸の実現に向けた取り組みは国への要望にとどまった格好だ。

 会議の終了後に開かれた会見で、記者から「都港湾局長が今回遅刻したことは象徴的。京浜軸の課題が突き付けられたのでは」と、京浜軸の早期実現に質問が寄せられた。これに横浜市が代表して「国道357号が整備されるまでの間、首都高で3港間で貨物を輸送した場合は料金を低減させる社会実験を国に提案したい」と答えたものの、具体的な説明は避けた。

 国道357号について総合計画では「地方自治体の財務状況を考慮」してもらい、国費100%での整備を行うよう国に要望する考えを盛り込んだ。横浜市は「国に設置要請をしていくのが基本。しかし、整備に時間がかかることを踏まえ、はしけを使った海上でのコンテナの輸送の拡充を強化していく」との考えだ。

 これに対して、ある港湾関係者は「これまで地方自治体が費用の一部を負担しており、国が全額負担することは前例がない。早期実現が遠のくのでは」と不安視する。別の港湾関係者は「自治体に本気で早期実現させる気持ちがあれば、起債するなどで整備費用を捻出すべきだ」と、京浜軸の目指すべき方向性が明確に見えないことにいら立ちを見せる。

 しかし、こうした見方を打ち消すかのように、都、川崎、横浜市は9月30日、切り札を切った。総合特区制度を活用した「京浜港国際コンテナ戦略港湾総合特区」の指定申請書を国に提出したのだ。この中で国道357号の全額国費での整備と、首都高湾岸線の無償化に向けた社会実験を盛り込んだ。横浜市は「3港が足並みをそろえて提案をした。あとは国が判断すること」と評価を期待している。

987荷主研究者:2011/11/06(日) 12:36:29

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20111017n
2011/10/17 19:58 秋田魁新報
荷役用クレーン、秋田港に到着 港の利便性強化の核に

コンテナヤードの舗装工事が進む秋田港外港地区に到着したガントリークレーン

 国際コンテナターミナルの整備が進む秋田港外港地区に荷役用のガントリークレーンを積んだ船が到着し、17日、報道関係者に公開された。18日にも荷揚げし、同地区2号岸壁に設置する予定。同港の利便性強化の核となる機械が到着し、来春の供用開始に向けターミナル工事が本格化する。

 ターミナル整備では、大浜地区約4ヘクタールと外港地区約1ヘクタールに分散しているコンテナヤードを集約。外港地区の舗装を進め、ヤードの面積は約10ヘクタールとする。

 クレーンの新設により、同地区2号岸壁側のヤードの取り扱い可能量は、1時間当たりコンテナ16本の大浜地区の2倍以上となる見込み。

 県港湾空港課は「荷役時間が短縮され、荷主のコスト低減につながる。新規客の利用も期待できる」としている。ヤード内でコンテナを整理する2基のトランスファークレーンも来年3月に設置する計画だ。

 ガントリークレーンは高さ約56メートル、長さ約86メートル、重量約700トン。秋田港での設置は外港地区1号岸壁に次いで2基目。県が三井造船に7億4550万円で発注した。

 クレーンを積んだ船は同社工場のある大分市を9日に出港、16日朝に秋田港に接岸した。17日に設置作業を予定していたが、強風のため延期された。

988チバQ:2011/11/11(金) 20:21:08
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111112k0000m020020000c.html
前田国交相:「日本海側拠点港」に19港 新潟や博多など

前田武志国土交通相 前田武志国土交通相は11日の閣議後会見で、中国や韓国、ロシアなど日本海対岸国との貿易拡大の拠点などとして重点整備する「日本海側拠点港」に、新潟港や博多港など19港を選定したと発表した。地元自治体など各港の港湾管理者が今後進めるハード、ソフト両面の整備計画を国土交通省が支援する。

 日本海側拠点港は、コンテナやフェリー、外航クルーズ、LNG(液化天然ガス)など機能別に8種類に分けて同省が6月に募集し、23港が計44計画を立てて応募。同省の有識者委員会が各港の計画を評価し、同評価に基づいて同省政務三役が最終的に19港(計28計画)を選定した。

 選定港のうち新潟、伏木富山、下関、北九州、博多の5港は、元々の規模の大きさを考慮し、選定された機能だけでなく各港が備えているその他の機能の強化も同時に進める「総合的拠点港」と位置づけた。

 一方で、応募港のうち選定から漏れた留萌、能代、七尾、唐津の4港(4計画)も「拠点化形成促進港」と位置づけ、将来の拠点港昇格に向けた取り組みを促すことにした。

 港湾の機能強化などハード面での整備に対する同省の財政支援は元々、各港の計画を踏まえて12年度予算の概算要求から盛り込む方針だったが、東日本大震災の発生で選定作業が遅れたこともあり、1年先延ばしする。【三島健二】

毎日新聞 2011年11月11日 18時44分(最終更新 11月11日 19時07分)

989とはずがたり:2011/11/12(土) 16:44:01

日本海側拠点港:新潟港と直江津港に 新潟は「総合港」にも選定 /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20111112ddlk15020093000c.html

 国土交通省が11日発表した日本海側拠点港に、県内からは新潟港(新潟市、聖籠町)と直江津港(上越市)が選定された。新潟港は応募していた「国際海上コンテナ」と「LNG(液化天然ガス)」の拠点港に選ばれた上、港全体の機能を強化する全国で五つの「総合的拠点港」にも位置付けられた。直江津港は新潟港と連名でLNG拠点港に選ばれたが、同様に連名で応募していたコンテナ拠点港からは漏れた。【畠山哲郎】

 拠点港構想は、港湾整備の「選択と集中」を進める中、前原誠司元国交相が提唱。中国、韓国、ロシアなど日本海側各国との貿易強化に取り組む港を決める取り組みで、評価にあたっては貨物の取扱量などに加え、3月の東日本大震災を受け、太平洋側の港の代替物流機能や耐震など防災面も考慮した。

 対象となった26港のうち23港が応募。このうち19港が、コンテナやLNGのほか、国際定期旅客など8分野の拠点港にそれぞれ選定され、この中からさらに、新潟▽伏木富山(富山県)▽下関(山口県)▽北九州(福岡県)▽博多(同)−−の5港が総合的拠点港に選ばれた。

 総合的拠点港は「港湾の規模にかんがみ、総合的に機能強化を図っていくべき港」(前田武志国交相)との位置づけ。新潟港はコンテナやLNGの拠点港としてだけでなく、その他の機能の強化も望まれるという。

 選定された港について、国交省は今後、各港が応募にあたって提出した目標計画の進捗(しんちょく)状況を随時確認し、その中で必要があると判断すれば、ハード整備の財政措置や制度面の規制緩和などのサポートを行っていく。
 ◇貨物量や将来性を考慮 国交省「リーダーシップを」

 新潟港と直江津港の2港の選定理由について、国交省の担当者は、新潟港については貨物の取扱量や港自体の規模などが、直江津港は将来性が考慮されたと説明する。

 新潟港は、新潟市北区の東港区西ふ頭でコンテナの積み下ろしを行っており、韓国の国際ハブ港・釜山などとつながる定期12航路がある。昨年のコンテナ取扱量は16万8809TEU(1TEU=約37立方メートルコンテナ1個分)で、日本海側では福岡、北九州に続き3番目の規模だった。

 震災後は、太平洋側の港の代替機能を果たし、今年1〜10月のコンテナ取扱量は前年同期比24・4%増の17万3051TEUに上った。LNGも10年でインドネシアやカタールなどから約750万トンを仕入れ、近くの東北電力東新潟火力発電所で使っているという。

 直江津港でもLNG関連施設の整備が進む。中部電力(名古屋市)は来年7月の稼働を目指し同港に火力発電所を建設中で、10月には試運転のため、港としても初となるLNG積載船を受け入れた。東北電力も同発電所の建設に動き、国際石油開発帝石(東京都)も、輸入したLNGをパイプラインで関東などの企業に送るためのLNG受け入れ施設を14年に運転開始することを目指している。

 篠田昭市長は「新潟港が拠点港湾としてのポテンシャルが認められたものと認識している」とのコメントを発表。上越市の村山秀幸市長も「新潟港などとの関係性を一層深め、取り組みを強化していく」とした。

 県は国交省に提出した計画書で、両港について25年までに、コンテナの取扱量を40万TEUに、LNGの取扱量を2000万トンに増やすとの目標を掲げた。国交省の担当者は、選定について「すぐに支援が得られるのではなく、リーダーシップをとってほしいというエール。ここからがスタート」とする。【畠山哲郎、長谷川隆】

毎日新聞 2011年11月12日 地方版

990とはずがたり:2011/11/12(土) 16:44:16

日本海側拠点港:酒田港を選定 リサイクル貨物で唯一 /山形
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20111112ddlk06020145000c.html

 県は11日、国土交通省に申請していた北東アジアとの貿易の中心を担う「日本海側拠点港」に酒田港が「リサイクル貨物部門」で選ばれたと発表した。同部門の選定は酒田港のみ。03年のリサイクルポート指定以降、伸びてきたリサイクル貨物量や港周辺のリサイクル関連企業の増加が評価された。岸壁整備や税制支援、海外との交渉などハードとソフトの両面で国から支援を受けることになる。

 県は中国向け米輸出拠点を目指し「国際海上コンテナ部門」とリサイクル貨物拠点を目指し「その他の貨物部門」に応募していた。

 県によると、酒田港は03年に石炭灰などの海外のリサイクル貨物量が約8万トンだったが、10年に約15万トンに増えた。コンテナ取扱量も今年9000個(20フィートコンテナ換算)を超え過去最高。港周辺のリサイクル関連企業数も指定前の7社から19社まで増えた。

 吉村美栄子知事は「県経済の活性化につながると期待できる」と述べた。【浅妻博之】

毎日新聞 2011年11月12日 地方版

992荷主研究者:2011/11/13(日) 19:53:22

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20111019l
2011/10/19 19:09 秋田魁新報
秋田港国際コンテナターミナル着工 環日本海の交流拠点に

工事の安全を祈る施工業者の関係者ら

 来春に供用を開始する秋田港国際コンテナターミナルの起工式が19日、秋田市の同港外港地区で開かれた。県や施工関係者ら約50人が工事の安全を祈願し、極東ロシアをはじめ対岸地域との貿易拡大の足掛かりとなるターミナルに期待を寄せた。

 神事に続き、佐竹敬久知事が「対岸諸国の表玄関に位置する秋田港はロシアとの経済交流推進により、環日本海の交流拠点として発展する可能性がある。ターミナル整備で物流拡大やコスト削減が図られ、利便性が高まることを期待する」とあいさつ。県選出国会議員らとくわ入れを行い、工事の無事を祈った。

 ターミナル整備では、外港地区のコンテナヤードを約10ヘクタールに拡大し、年間の取り扱い可能容量を現状の2倍の7万本(20フィートコンテナ換算)に増やす。貨物を積み降ろすガントリークレーン1基とヤード内のコンテナを整理するトランスファークレーン2基を導入。荷さばきを効率化し、荷主のコスト低減を図る。

994荷主研究者:2011/11/13(日) 20:45:25

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/268042
2011年10月13日 01:16 西日本新聞
福岡市・人工島の総合物流施設 操業13年3月に延期

 福岡市は12日、同市東区の人工島(アイランドシティ)で総合物流施設の建設を計画する特定目的会社(SPC)「博多アイランドシティプロパティー」(東京)が、2011年3月末だった操業開始時期を13年3月末に延期していたことを明らかにした。同社は来年1月までに規模縮小など事業計画を見直し、施設の建設に着手するという。

 同社は、倉庫業のイヌイ倉庫(東京)と米不動産投資顧問会社が共同で設立。市によると08年3月、人工島の土地約4・4ヘクタールを約56億円で購入し、3年以内に操業を始める契約を市と締結。自動車などの製造輸入部品の仕分けなどを想定し、6階建ての施設(延べ床面積15万平方メートル)の建設を予定していた。

 しかし、同社は10年3月、世界的な金融・経済環境の悪化で貨物の取扱量が減少したことなどを理由に、操業延期を市に申請。市は変更を認めた。

=2011/10/13付 西日本新聞朝刊=

995荷主研究者:2011/11/13(日) 20:57:59

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/326233.html
2011年10/19 15:00 北海道新聞
東港区岸壁、月内に完成 苫小牧

10月中にも工事が完了する苫小牧東港弁天地区の岸壁

 【苫小牧】苫小牧港東港区の弁天地区で2008年度から進んでいた岸壁延長工事が、10月中にも完了する。総延長は570メートルと、工事前の約1・8倍。小型船を含めて最大3隻の接岸が可能になり、大型化が進むコンテナ船の入港増や誘致活動にさらに弾みがつきそうだ。(阿部里子)

 岸壁の延長工事は、国際コンテナターミナルの東港区への全面移転に伴い、室蘭開建苫小牧港湾事務所が着手。工事前の岸壁は水深14メートル、310メートルだったが、08年からの2年で水深12メートルの岸壁を140メートル延ばし、大型のコンテナ船2隻が同時に接岸できるようになった。

 さらに同事務所は水深12メートル部分の残り120メートルの増設を進めており、工事が完了すれば、大型船2隻に加え、小型船1隻分の接岸スペースができるという。苫小牧港管理組合が進めている後背地の荷役作業スペースが完成する11月中にも、利用が始まる見込み。総事業費は99億円となる。

 東港区の同ターミナルは道内トップの国際貨物取扱量を誇り、韓国・釜山や北米を結ぶ定期航路が週7、8便運航している。岸壁の整備前は接岸スペースが足りず、コンテナ船が沖合で10時間近く待たされるケースがあった。

 岸壁の延長で、こうした問題は徐々に解消されつつあり、接岸スペースに余裕ができて荷役作業が行いやすくなることも期待されている。

 同ターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合は、「岸壁の延長は東港区の移転当初から要望してきた。貨物船の大型化が進む中、安全で使いやすい岸壁になる」と話している。

996荷主研究者:2011/11/17(木) 23:21:31

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20111026g
2011/10/26 12:30 秋田魁新報
秋田港のコンテナ、既に年間最多 1〜9月時点で

 今年1〜9月の秋田港の輸出入コンテナの取扱本数が3万5332本(20フィートコンテナ換算)となり、年間取扱本数が過去最多だった昨年1年間の累計(3万4563本)を既に上回った。東日本大震災の影響で東北の太平洋側の港が使えなくなり、県外の荷主が代替の輸送手段として同港を利用しているため。秋田船川税関支署が25日、発表した。

 1〜9月の輸入は前年同期比42・5%増の2万3257本。震災前は主に仙台港で荷揚げされていた生活雑貨が新たに取り扱われるようになったほか、大船渡港に入っていた製材も秋田港に回ってきている。

 輸出は同38・4%増の1万2075本。同支署によると震災後、首都圏の業者が中古のタイヤ、自動車部品を秋田港から東南アジアやロシアに輸出しているという。

997荷主研究者:2011/12/06(火) 23:24:34

http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20111112c
2011/11/12 10:15 秋田魁新報
国交省評価、「コンテナ分野」で5番目 日本海側拠点港に秋田港

 前田武志国土交通相は11日、中国やロシアなどとの貿易や観光の核として国が支援する日本海側拠点港に、応募があった23港のうち秋田港など19港を選定したと発表した。秋田港は国際海上コンテナ分野で機能強化を図る「機能別拠点港」に選ばれた。リサイクル貨物分野で酒田港との連名で応募した能代港など4港は選定から外れた。

 19港のうち、機能を限定せずに港全体の強化を図る「総合的拠点港」には新潟や博多など大規模な5港を選んだ。国交省は、総合的拠点港と秋田港などの機能別拠点港の差について「予算措置でワンランク上の支援をするということではない」としている。

 県は「秋田港の重要性が国に認められた」(佐竹敬久知事)と受け止めているが、機能別拠点港に選ばれたことによる具体的な国の支援策は示されていない。環日本海シーアンドレール構想の実現を見据えたインフラ整備への財政支援や、国際コンテナ定期航路の新規開設に向けた後押しを引き続き求める方針。

 国交省は拠点港への応募を機能別で受け付けた。国際海上コンテナ分野では、15港12計画(北九州・下関などは連名で応募)の応募があり、計画の妥当性や地域産業の動向、太平洋側の代替機能などを審査。点数化した秋田港の評価は12計画中5番目に高かった。

 一方、能代港は「連名による相乗効果が見込まれない」とされ、酒田港単独での選定になった。能代港など選定外の4港は「拠点化形成促進港」に位置付けられ、国が応募計画の実現に向けた後押しをする。国交省は、今後の取り組み次第では拠点港への格上げもあるとしている。

998荷主研究者:2011/12/06(火) 23:29:39

http://yamagata-np.jp/news/201111/10/kj_2011111000268.php
2011年11月10日08:29 山形新聞
日本海側拠点港、酒田はリサイクル貨物 国交省「機能別」で選定

 中国や韓国、ロシアなど日本海周辺の各国との貿易や観光の核として国土交通省が発展を支援し、山形県は酒田港を提案していた日本海側拠点港の選定結果が9日、明らかになり、酒田港はリサイクル貨物で選ばれた。新潟、博多など5港を「総合的拠点港」とし、国際海上コンテナ輸送や定期旅客など分野ごとの「機能別拠点港」に金沢、長崎など14カ所を選んだ。前田武志国交相が週内にも公表する。

 山形県が応募していたのは国際海上コンテナとリサイクル貨物の2分野。県が国交省に提出していたリサイクル貨物分野で目指す計画として、2003年にリサイクルポートに指定されてから順調に業績を伸ばしている点などを強調。25年までに輸出入合わせて現在の3倍に当たる45万トンにするとの目標を立てている。リサイクル貨物分野は秋田県の能代港と連名で提案していたが、酒田港のみの選定となった。

 日本海側拠点港には全国23港が応募。貨物の取扱量や旅客船の就航状況のほか、国際競争力強化、災害発生時の対応などの観点から採点した。選定港には、海外との交渉や拠点港同士の連携を国としてサポートし、岸壁整備などの国費負担率引き上げや税制優遇も検討していく。

■日本海側拠点港の選定結果
 【総合的拠点港】新潟、伏木富山(富山県)、下関(山口県)、北九州、博多

 【機能別拠点港】国際海上コンテナ 秋田、金沢、舞鶴(京都府)、境(鳥取、島根両県)、伊万里(佐賀県)▽国際フェリーとトラック自走による輸送貨物船 稚内(北海道)、敦賀(福井県)、舞鶴▽国際定期旅客 長崎・佐世保(長崎県)▽定期的周遊クルーズ 長崎▽観光地クルーズ 小樽(北海道)・伏木富山・舞鶴、金沢、境▽原木 境、浜田(島根県)▽液化天然ガス 石狩湾新(北海道)、直江津(新潟県)・新潟▽リサイクル貨物 酒田

 【拠点化形成促進港】留萌(北海道、原木)、能代(秋田県、リサイクル貨物)、七尾(石川県、原木)、唐津(佐賀県、観光地クルーズ)

環日本海交流に期待
 酒田港戦略会議メンバーの新田嘉一東方水上シルクロード貿易促進協議会長の話 昨年の重点港湾選定に続く朗報で、感無量。酒田港活性化に向けた長年の要望活動が実った。酒田港を軸とした本県の環日本海交流が一段と進むものと期待する。

999荷主研究者:2011/12/06(火) 23:33:22

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20111112/658893
2011年11月12日朝刊 下野新聞
日産専用の保管場完成 茨城港、輸出車2000台を収容

 日立埠頭(茨城県日立市)が茨城港日立港区(同市留町)に整備を進めてきた輸出用自動車の7カ所目の保管場所(第7モータープール)が完成し、関係者を集めた式典が9日、現地で開かれた。昨年5月から日産自動車栃木工場が、北米向け車両を同港区から輸出しており、第7モータープールは日産専用になる。

 今回整備されたのは、日立市が2010年に県から取得した約4・3ヘクタールの用地で、約2千台が保管可能になる。隣接する従来の第4モータープールと一体化して計約5・4ヘクタールとして運用。6月に着工し10月末に完成、今月1日に供用を開始した。

 完成式典には約60人が出席。日立埠頭の加子茂社長は「第7モータープールの完成は日立港区にとって大きなステップになる」とあいさつ。吉成明市長は「自動車の輸出入に特化した形での港として発展することを心から願っている」と述べた。

 同港区は東日本大震災で大きな被害を受けたが、5月下旬にメルセデス・ベンツ日本が輸入を再開、日産自動車の輸出も7月に再開している。

1000荷主研究者:2011/12/11(日) 13:41:50

http://www.at-s.com/news/detail/100076147.html
2011年11/13 07:58 静岡新聞
三セクが荷さばき施設完成 田子の浦港

 富士市前田の田子の浦港富士1号岸壁に地元の第三セクター、田子の浦埠頭(山田勇次郎社長)が建設した上屋(港湾荷さばき施設)が完成しこのほど、落成式が行われた。民間ノウハウを生かし、物流コスト削減などの効果が期待されている。

 完成した「富士1号上屋」は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積約2340平方メートル。事業費用は2億8300万円。県が建設した上屋が老朽化したため取り壊し、公募に応じた同社が県から土地を借りる形で建て替えた。上屋は公募条件に合わせて同社が運用する。

 自前の施設を使うことで事務手続きの効率化や条件内での料金変更や施設改修ができるため、民間の運用ノウハウが生かせるという。

 山田社長は「田子の浦港での民間による初の公共上屋。公共上屋としての機能を存分に発揮し、港の発展に貢献したい」と述べた。

1001荷主研究者:2011/12/11(日) 15:33:57

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111160028.html
'11/11/16 中国新聞
日本海側拠点港に浜田港など

 中国、韓国、ロシアなど対岸の国々との貿易や観光の窓口となる日本海側拠点港に、中国地方から下関、浜田、境の3港が選ばれた。2025年度を目標に国際コンテナや旅客船の増便、港湾や周辺道路の整備などを進め、北東アジアの成長を地域の活力として取り込む。

 国土交通省が募集した日本海側拠点港には、全国23港44計画の申請があった。貨物取扱量や旅客船の就航状況のほか、災害発生時の対応などの観点から採点し、19港28計画を選定した。

 下関港は、港全体の機能強化を図る全国5港の「総合的拠点港」に選ばれた。下関市と北九州市が連名で「国際海上コンテナ」の強化など3計画を申請し、すべての計画で高い評価を得た。

 浜田港を管理する島根県は2計画を申請。北米産を中心とした「原木」の輸入拠点として選定された。トレーラーやトラックで直接荷物を搬出入する「国際RORO船」の機能強化は、自動車各社のロシア生産を見据えた計画だが、実績不十分として今回は見送られた。

 境港管理組合は6計画を申請し、3計画が選ばれた。外航クルーズでは、年間50回以上の寄港を目指す「定点」は漏れたが、周辺地域と一体となって魅力アップを図り年12回以上の寄港を目指す「背後観光地」に選定された。

 同省は今後、有識者委員会を年1回開催し、各港の計画の進展状況を点検する。

1002荷主研究者:2011/12/30(金) 21:50:55

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20111130303.htm
2011年11月30日03時44分 北國新聞
コンテナ取扱量が過去最多 金沢港

 金沢港の今年1〜12月のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)が、約4万8千個と過去最多を更新する見通しとなった。昨年の約4万個から2割増える見込み。コマツ関連の建機部品や繊維機械などの輸出が好調で、関西など他の港から金沢港への切り替えが進んだことも荷物量増加の要因とみられる。

 29日、大阪市内で開かれた金沢港振興協会の金沢港セミナーで、金沢港運(金沢市)の七野利明社長が報告した。

 セミナーには、船会社や物流、荷主企業など56社、団体の106人が参加した。金沢港が日本海側拠点港の国際海上コンテナ港の選定を受けたこともあり、参加者はこれまでのセミナーの倍近くに増え、関心の高さをうかがわせた。

 金沢港振興協会の北村哲志副会長があいさつ。事例報告では、コマツ粟津工場(小松市 )の担当者が建機部品の輸出で96%を金沢港から出荷していることなどを紹介した。

 セミナーは関西の港を使っている荷主企業に対し、金沢港への切り替えを促す目的で企画された。今年3月の開催を予定していたが、東日本大震災で延期していた。

1004荷主研究者:2012/01/02(月) 01:17:05

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20111206i
2011/12/06 11:45 秋田魁新報
釜山航路、週6便体制に 秋田港の国際コンテナ

 韓国の船会社「南星海運」は今月、秋田港と釜山港を経由する国際定期コンテナ航路を新設する。東日本大震災後、被災した太平洋側の港の代替として秋田港向けの貨物が増加していることを受けた対応。これで秋田と釜山を結ぶ国際コンテナ航路は4社の週6便体制となる。

 新航路は釜山〜釜山新港〜秋田〜八戸を1週間で巡り、本県には毎週木曜日に寄港。コンテナ430本(20フィートコンテナ換算)を積める船を投入する。初寄港は今月15日の予定。

 同社は八戸港の復旧が進み、航路再開に向けて運航経路を検討する中で秋田港に注目。南星海運ジャパン(東京)は「秋田港では震災後、製材や日用雑貨などの輸入が増えている。製材は今後も震災復興で需要が見込める」と説明する。

1005荷主研究者:2012/01/02(月) 01:34:53
>>850 >>959 >>978
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004667978.shtml
2011/12/07 19:50 神戸新聞
西日本内航フィーダー、2隻目コンテナ船就航

関係者が見守る中、コンテナが積み込まれる内航コンテナ船2隻目の「サファイア号」=神戸港

 阪神港(神戸、大阪港)や瀬戸内に拠点を持つ港湾運送7社による「西日本内航フィーダー合同会社」(神戸市中央区)は7日、2隻目となる大型内航コンテナ船を就航した。今後、瀬戸内に加え九州方面の集荷を強化するため、来年にも3隻目の導入を目指す。

 国の「国際コンテナ戦略港湾」に認定された阪神港への集荷を増やす目的で1年前、港運大手の上組(同)などが同社を設立。今年5月には20フィートコンテナ換算で320個を積載できる国内最大級の内航コンテナ船1隻目が就航した。

 瀬戸内海を2ルートで週1回ずつ回っていたが、今回、同型の2隻目を導入することで週2回に増やす。11月末までに約9100個を運んでおり、初年度目標の約9800個を達成する見込み。

 同合同会社は3隻目として高速船舶の導入を検討。九州東部の各港と徳山港(山口県)を結び、徳山港で2隻の大型船に積み替える計画という。同社の佐能博樹・代表職務執行者は「九州から海外に流出している荷物は年間約10万個。ニーズに応え、サービスを充実したい」としている。(石沢菜々子)

1006荷主研究者:2012/01/02(月) 02:03:05

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20111205/CK2011120502000131.html
2011年12月5日 中日新聞
伏木港耐震など要望 来県の国交政務官に知事

石井知事から伏木富山港の整備に関する要望書を受け取る室井政務官(右)=県庁で

 室井邦彦国土交通政務官が四日、県庁を訪れ、日本海側の総合的拠点港に選ばれた伏木富山港に関して石井隆一知事と意見交換した。

 石井知事は、新湊地区の富山新港で三万トン級のコンテナ船が同時に二十隻着岸できるよう百九十七メートルの岸壁延伸を、伏木地区では岸壁の耐震化のほか、鉄道と船を使う一貫輸送「シーアンドレール」実現のための線路延長を求めた。

 室井政務官は、五日に伏木富山港を視察するために来県。意見交換で「財政や税制の改革で協力できるよう取り組みたい。モデルとなる港に成長してほしい」と期待した。 

(山田晃史)

1007名無しさん:2012/01/06(金) 00:07:19
舞鶴港を「京都港」にと提言、地元の意向は…
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111228-OYT1T00272.htm

 京都経済同友会は27日、国の日本海側拠点港に選ばれた舞鶴港(京都府舞鶴市)の振興に向け、港を管理する府に対し、京都ブランドをいかして「京都港」の名称で海外PRに努めることなどを提案する提言書を山田知事に提出した。

 田辺親男・同会代表幹事、今井一雄・同会北部部会長らが府庁を訪れた。提言書は主に北部部会の会員で内容をまとめた。

 舞鶴港の知名度をアップさせるため、宮津港(宮津市)と合わせて、二つの港をともに「京都港」と名付け、アメリカの都市マイアミに世界のクルーズ船主が集って毎年開かれている国際見本市に出向いて、アピールするよう提案した。

 また、舞鶴港と中国、韓国を結ぶ国際フェリーの航路開設を目指して早期に試験航海を行うことや、専用の岸壁を新設することも要望した。

 山田知事は「舞鶴港は府北部の大きな玄関口。天橋立を始めとする豊かな観光資源もいかせるよう、整備に努めたい」と答えた。京都港の名称については「地元の意向も踏まえなければ」と述べるにとどめた。

 府は舞鶴港について、2025年を目標にフェリーを中国・上海方面に週4便、韓国・浦項市に週1便、就航させる計画を立てている。

(2011年12月28日10時33分 読売新聞)

1008荷主研究者:2012/01/07(土) 23:18:04

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112090168.html
'11/12/9 中国新聞
広島港の2地区CTを民営化

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20111209016802.jpg

 国土交通省は8日、広島港など全国8港の国際コンテナターミナル(CT)やフェリー用埠頭(ふとう)の管理運営業務の民営化に向け、各港の港湾計画の変更を認める方針を決めた。これを受け広島県は2012年度、広島港の出島(広島市南区)と海田(広島県海田町など)の2地区のCTを民営化する。

 国交省の交通政策審議会分科会が8日、8港の計画変更を適当と判断した。5港は京浜と阪神の国際戦略港湾、残り3港は広島、名古屋、四日市の国際拠点港湾。前田武志国交相が近く、広島県など関係の港湾管理者に通知する。

 県は今回の変更で、出島地区の30ヘクタール(未造成地11ヘクタールを含む)と海田地区の7ヘクタールを「効率的な運営を特に促進する区域」と位置付け、港湾運営会社制度を導入。運営会社へのクレーンや荷さばき場所などの施設の貸し付けが可能となり、運営会社は新たな設備を自前で設けることもできる。国は運営会社を無利子貸し付けや税制優遇で支援する。

 県は、運営会社の公募を11年度中に始め、12年度から管理運営の民営化を予定。県条例で定められている施設使用料の柔軟な設定など集荷量の増加に向けた取り組みが可能になる。将来的には、荷主からの要望が多い積み降ろしの24時間対応なども期待される。

 2地区のCTは現在、県出資の第三セクター「ひろしま港湾管理センター」(南区)が指定管理者となり、施設使用料の徴収や施設の維持管理など県の業務を代行している。

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【写真説明】民営化される広島港出島地区の国際コンテナターミナル(広島市南区)

1010荷主研究者:2012/01/08(日) 00:20:38

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2011/12/16/new1112162301.htm
2011/12/16 23:09 デーリー東北
八戸港、中韓航路2便体制が復活

 八戸港のコンテナ貨物定期航路のうち、東日本大震災の影響で減便となっていた韓国の釜山港などと結ばれる「中国・韓国航路」が16日、週2便体制に回復した。震災の影響で運航本数が減少した同港の定期航路は全て復旧。物流拠点としての機能を取り戻した。

【写真説明】中国・韓国航路の週2便体制での運航第1便として八戸港に入港、荷役作業が行われた「ペガサス プレンティー」=16日午前9時25分ごろ、八太郎2号埠頭

1011荷主研究者:2012/01/08(日) 00:28:58

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20111217303.htm
2011年12月17日03時03分 北國新聞
富山新港に新倉庫 日本通運

 日本通運(東京)は、射水市の富山新港に流通倉庫を新設した。同港を含めた伏木富山港が日本海側拠点港に選定されたことを受け、貨物の増加を見込んで富山支店(富山市)が建設した。19日に竣工(しゅんこう)式を行う。

 新たな流通倉庫は約5億円を投じ、富山新港の岸壁前に設けた。鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約3300平方メートル。接岸した船からすぐに貨物を受け渡しできるため、時間とコストを抑えることができるという。

 富山新港内にある既存倉庫に比べ、貨物の取り扱い能力は2倍に向上。地上から天井クレーンを無線操作できるようにして効率を高めた。可燃性の製材や樹脂製品を扱えるようにしたほか、輸出入品を扱う「保税蔵置場」のスペースも2倍にした。鋼材や木材製品、輸出入品など幅広く扱う多目的倉庫とする。

1013チバQ:2012/01/10(火) 23:48:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000000-fsi-bus_all
「三重苦」海運、次の一手 存亡かけ合従連衡加速へ
フジサンケイ ビジネスアイ 1月10日(火)8時15分配信

 海運業界は円高と燃料高、大量の新造船による運賃低迷という三重苦に直面しており、海運各社の危機感は強い。世界の海運会社との連携強化や新規事業の開拓などで局面を打開し、生き残りを図る構えだ。ただ、昨年以来の厳しい経営環境は今年も続くとみられ、新たな収益向上策が求められるとともに、業界の合従連衡が加速しそうだ。

 ◆運賃高騰に危機感

 「海上の荷動き自体は増え、なかでもアジア地域が相当大きくなっている。アジアの一員である日本にとってチャンスであり、悲観することはない」

 東京都内で4日に開かれた日本船主協会の賀詞交換会で、日本郵船の工藤泰三社長は強気の姿勢をみせ、気を吐いた。その一方、商船三井の武藤光一社長は「日本経済はソブリンリスク(国に対する信用リスク)などで厳しい状況にある。捲土(けんど)重来で守りに入るが、進むべきところは進める」と淡々と語り、対照的な姿勢をみせた。

 武藤氏の言葉通り、商船三井は収益改善に向けた「次の一手」を着々と進める。同社とデンマークの最大手、APモラー・マースクを中心とした5社は合弁会社を設立し、2月をめどに「VLCC」と呼ばれる超大型タンカーの共同運航を始める。12年末でVLCCを50隻規模で保有する世界最大級の組織となり、単発契約のスポット市場でのシェアは2割に上る見通しだ。「少しでも運航の採算性を向上させたい」。商船三井の渡辺律夫専務執行役員は、提携の効果を強調する。

 背景には、10年以降から乱高下が続くタンカー運賃への危機感がある。1日当たりの用船料が20万ドル(約1540万円)を超えたこともあったが、11年7〜10月には用船料から運航費などの費用を差し引くと利益がほとんどない契約もあった。VLCCは今年中にも世界で60隻程度の新造船が完成する予定で、船腹は積荷需要を大きく上回り、過剰感は高まる。

 11年11月には、米タンカー運航2位のゼネラル・マリタイムが米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請。これまでのように船の運航速度を減速したり、係留する船を増やしたりするだけでは、供給過剰の調整が限界にきていることが明確になった。ライバル同士だった商船三井とマースクが手を組む「強者連合」は、企業の存亡をかけた取り組みといえる。

 川崎汽船も今年4月以降、中国や韓国、台湾の海運会社との提携をさらに強化し、欧州各港への直航便などコンテナ船のサービスを拡充する。

1014チバQ:2012/01/10(火) 23:48:59
 ◆強気の日本郵船

 賀詞交換会で強気の姿勢をみせた日本郵船は、長期契約で安定収益が見込まれる深海資源発掘事業に付加価値を見いだす構えだ。ブラジルや北海の深海資源開発事業を昨年、相次いでスタート。11年7月には伊藤忠商事やオランダ、ブラジル企業とともに設立した合弁会社が、ブラジル国営会社ペトロブラスが進める深海油田開発で20年間におよぶ浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)操業契約を締結した。

 ノルウェーのクヌッツェンと設立した合弁会社も同10月、イタリアの石油・ガス公社とシャトルタンカー2隻の定期用船契約を結んだ。期間は2013年夏から最長10年間で、北海で産出される原油を陸上まで輸送する。12年1月末からは、ペトロブラス向けのドリルシップ(掘削船)事業がスタートする。

 ◆深海資源で反転攻勢 石炭需要増に期待

 日本郵船は商社や海外企業との合弁事業に取り組むことで、新規事業に乗り出した場合に収益化までにかかる時間を節約する。これらの事業が軌道に乗る2010年代半ばには、年間50億円の営業利益を確保できる見通しだ。市況の影響を受けない深海資源開発事業が軌道に乗れば、反転攻勢のきっかけとなる。

 「世界一のバルク(ばら積み)キャリアを目指す」と宣言したのは、準大手の第一中央汽船だ。タンカーや液化石油ガス(LPG)船、自動車専用船まで広げた戦線を縮小し、鉄鉱石・石炭を中心とするバルク船輸送に経営資源を集中する。同社は中国、インドの火力発電の電力需要が高まり、石炭の運搬量が増えるとみており、すでに同クラスの船を10隻発注した。

 11年9月には東京電力と石炭輸送契約を結び、13年6月から順次、6万トンクラスの専用船計3隻を投入する。東日本大震災に伴い、国内でも火力発電が見直されており、渡部隆己執行役員は「石炭の発電コストは原子力に次いで安い」と、需要増に期待をかける。

 世界経済は、08年秋のリーマン・ショックから立ち直ってきたが、国際通貨基金(IMF)の予測では世界貿易量の伸び率は12年が5%で、10年の12%、11年の7%から一段と減速する。欧州債務危機の影響が荷動きの減退を招き、逆風となるのは必至の情勢だ。「世界的に見れば、合従連衡が続き、倒産する会社も出てくる」(武藤氏)という時代をどう生き抜くのか。各社の多様な戦略の真価が今年、問われる。(鈴木正行)

1015荷主研究者:2012/01/22(日) 14:52:59

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004709034.shtml
2011/12/27 07:01 神戸新聞
紙おむつ輸出急増 神戸港、前年比4割伸び 

アジアを中心に人気の高い日本製の紙おむつ=神戸税関

 神戸港で紙おむつの輸出が急増している。神戸税関によると、今年1〜9月の輸出量は約2万5千トンに上り、過去10年で最多だった前年同期比の4割増。全国的にも増加傾向といい、同税関は「アジアを中心に機能性の高い日本製の人気が広がっている」と分析する。(石沢菜々子)

 過去10年の輸出量をみると、2001年には約7千トンだったが、05年に3倍の約2万1千トンに急増。その後、07〜09年にかけて減少したものの、10年には過去最高の約2万4千トンとなった。今年は前年を大幅に上回るペースで推移している。

 P&Gジャパン明石工場など大手メーカーの生産工場から近く、アジア向けの船便が多い神戸港は全国の輸出量の約4割を占め、国内で首位。台湾や中国のほか、最近はインドネシアや香港、インド向けなどの伸びが目立つ。

 同税関は「当面、輸出は増加傾向が続く」としながらも「長期的には国内メーカーの海外生産の動きが強まるのでは」としている。

1016荷主研究者:2012/01/22(日) 16:11:50

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/280865
2012年1月7日 01:16 西日本新聞
釜山航路の貨物量最高 三池港

 大牟田市の古賀道雄市長は6日の定例記者会見で、県の重要港湾である三池港(大牟田市)と韓国・釜山港を結ぶコンテナ船の2011年度貨物取扱量が、昨年12月末現在で1万TEU(20フィートコンテナ換算)を上回り、過去最高を更新したことを明らかにした。

 市によると、三池港の貨物取扱量は06年のコンテナ船就航以来、10年度の8715TEUが過去最高だった。11年度は昨年11月にこれを更新し、12月末には前年度同期比1・7倍の1万934TEUに達した。

 古賀市長は「(自動車専用道の)有明海沿岸道路の整備や、10年11月からのコンテナ船の週2便化、荷主企業への助成制度の拡充が大きな要因」と説明。大川地区の家具業者の利用が大幅に伸びているという。

 一方、古賀市長は12、13の両日、県や市などで組織する「マイポートみいけ促進協議会」のメンバーと一緒に、コンテナ船を運航する韓国の海運会社「興亜海運」を訪れ、便数増や新規航路の開設、船舶の大型化を要望する方針。

 三池港は航路しゅんせつ工事が昨年8月に終了し、1万2千トン級の大型船の入港が可能。貨物量の増加に対応するため、多目的クレーン1機の増設とコンテナヤードの拡充工事が進んでいる。29日には三池港と有明海沿岸道路を結ぶインターチェンジが開通する。

=2012/01/07付 西日本新聞朝刊=

1017荷主研究者:2012/01/29(日) 13:03:15

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120107301.htm
2012年1月7日03時07分 北國新聞
金沢港から輸出5割に コマツ粟津が方針

 コマツ粟津工場(小松市)は新年度、建設機械の輸出で金沢港の利用率を50%に引き上げる。昨年11月に工場内に新設した「プロジェクト室」で出荷計画などを調整し、年間で5千台近くを金沢港から出荷する方針で、金沢港の荷物量は一段と増えそうだ。

 6日、新年あいさつで北國新聞社を訪れた佐々木一郎工場長が明らかにした。佐々木工場長は金沢港から韓国・馬山港を結ぶ週1便の航路について「できるだけ早く2便体制に持っていく」と述べ、年内の増便に意欲を示した。

 佐々木工場長によると、粟津工場の建機輸出で金沢港の利用率は現在約35%。今年度は台数ベースで約3500台を出荷する見通し。新年度は関西方面の港から金沢港に切り替えるなどして利用率を50%に高めるという。

 さらに、コマツNTC(南砺市)で使う部品を韓国から金沢港に輸入する予定で、佐々木工場長は「コマツグループ全体で金沢港の利用を進めていきたい」と話した。

1018荷主研究者:2012/01/29(日) 13:03:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120107303.htm
2012年1月7日03時08分 北國新聞
中国にコンテナ輸出 白山の小堀酒造店

 小堀酒造店(白山市)は、中国への輸出を本格化させる。昨年末に上海市の貿易会社と清酒販売の契約を締結し、今月中旬にコンテナ1個分3792本を出荷する。今後も2、3カ月に1回のペースで同量の日本酒を輸出する予定だ。

 「萬歳楽 白山 大吟醸古酒」など5商品をコンテナ1個に入れて名古屋港から出荷する。現地での営業は日系酒類販売企業が行い、主に上海市内の酒販店やスーパーなどで販売する。

 小堀酒造店はこれまで、主に香港や欧米へ輸出してきたが、数量は少なかった。同社によると、中国では日本食への関心が高まっており、市場の成長が見込めるという。

 小堀幸穂社長は「原発事故後の日本産食品の輸入規制が緩和され、近くて人口の多い中国市場へ展開するチャンスが出てきた」としている。

1019荷主研究者:2012/01/29(日) 13:38:03

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120110t11011.htm
2012年01月10日火曜日 河北新報
10月のコンテナ取扱量 震災前の71% 東北主要港湾

 東北の主要15港湾で昨年10月に扱ったコンテナ量は、前年同月の約7割だったことが東北地方整備局のまとめで分かった。被災した太平洋側の港湾が前年実績を大きく割り込む一方、日本海側は前年同期を上回った。

 10月の取扱量は計2万TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)。前年同月(2万8000TEU)比で71%となった。震災直後の4月は前年同期比25%まで落ち込んだが、各港の航路再開に伴い漸増傾向にある。

 コンテナ取扱量が東北で最も多い仙台塩釜港は、前年同期比51%の9000TEUだった。太平洋側の港湾は、128%となった八戸港を除き、全ての港湾で前年実績を下回った。

 一方、太平洋側からコンテナの振り替えがあった日本海側の取扱量は好調に推移する。酒田港は前年同期比240%、秋田港は115%を記録し、太平洋側の落ち込みを補う形になった。

 整備局は「被災各港の復興には、新潟港や京浜港などにシフトした荷物を元に戻すことが必要だ。各港の復旧状況を積極的に発信していきたい」としている。

1020荷主研究者:2012/01/31(火) 23:30:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120112t12008.htm
2012年01月12日木曜日 河北新報
コスト削減に期待 45フィートコンテナ公道走行 仙台港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20120111010jd.jpg
初めて輸入に使われ、専用トレーラーに積載される45フィート国際海上コンテナ

 仙台港(仙台市宮城野区)の高砂コンテナターミナルで11日、国内で初めて45フィート(13.7メートル)国際海上コンテナによる輸入貨物の取り扱いが始まり、同ターミナルから若林区の倉庫まで公道輸送された。

 コンテナは運輸会社が準備した専用トレーラーに積載され、国が認定した構造改革特区「みやぎ45フィートコンテナ物流特区」に基づき、約9キロ離れた倉庫まで県道を利用して運ばれた。

 荷主は木造住宅の施工、販売などを手掛けるセルコホーム(同市青葉区)。材木や断熱材など住宅用資材約15トンを昨年12月末、京浜港経由でカナダから45フィートコンテナを使って輸入した。

 同社資材部の阿部徹郎課長代理は「重量が軽い住宅資材にとって45フィートコンテナはとても魅力的な器材。将来的には輸送コストの2〜3割を削減できればと考えている」と期待を寄せた。

 特区を推進してきた宮城県の平塚智仙台塩釜港湾事務所長は「輸入が実現したことで45フィートコンテナの物流が効率化し、企業の国際競争力が高まる。取扱量を拡大していきたい」と話した。

 45フィートコンテナは国内で主流の40フィートコンテナよりも約1.5メートル長い。積載量は1.27倍となり、物流の効率化やコスト削減が期待できる。昨年9月には同港から北米に向けた輸出が始まっている。

1022とはずがたり:2012/02/05(日) 10:53:36
俺も気になった記事だったけどネットでは公開されてないのかな。

2012-01-15
■[miscellany]488愛媛船主(エヒメオーナー)
http://d.hatena.ne.jp/akamac/20120115/1326637768

都留悦史「日本海運支える「愛媛船主」 生き残りかけた正念場に」(朝日新聞グローブ「ニュースの裏側」2012年1月15日・2月4日号)を読んだ(まだネットには出ていない)。「愛媛船主(エヒメオーナー)とは世界の海運業界ではギリシャや香港の海運王たちと肩を並べる知名度がある。国内外の海運大手幹部が飛行機や電車を乗り継いで愛媛船主の地元今治市にやってくるという。以前,NHKで取り上げられたことがあった。

愛媛船主は太平洋や大西洋を行き交うコンテナ船や貨物船,タンカーを何隻も所有している外航海運業者である。今治市(旧今治市34,旧波方町11,旧菊間町1,旧伯方町14)には60の事業者がおり,830隻を所有している。それらの船籍はパナマ85.5%,シンガポール5.1%,バハマ4.8%,フィリピン1.3%,リベリア1.1%,香港0.9%となる。

愛媛船主は大手海運会社に所有する船を提供し,用船料を得る(造船所,船舶部品メーカー,大手海運会社,荷主,保険会社,銀行,船員紹介会社を「船主と海運関連業界との相関図」として描いている)。記事では資産規模は大きいが上場せず家族経営であること,自己資金が少ないこと(中古船売却益を2年以内に新造船にあてれば税納入を繰り延べできるという戦後導入した海運振興策の特例制度を利用している船主が多い)を指摘し,金融危機後の荷動き停滞による船のだぶつきと折からの円高,船籍を多く登録しているパナマの発言力が強いことによって「岐路に立たされている」と結んでいる。「レジスター・ジャパン構想」による「特区」――船籍を今治にした外航船主に法人税や登録税を下げる――にも触れている。地元地銀(伊予銀行の名前が出ている)は14年連続で右肩上がり。これを支えているのが愛媛船主向けの融資だ。造船だけでないく船も多く所有する今治造船は毎週月曜日の朝に銀行の幹部を集めて会合を開いているそうだ。

人口約17万人の今治は佐藤可知和デザインのタオルやB級グルメの焼豚玉子飯もさることながら愛媛船主によって世界的な知名度を持っていたことをあらためて確認できた。

1023とはずがたり:2012/02/05(日) 12:50:32
これもブロガーからの転載記事
07年とちと前の記事だが。

海運活況で大躍進する愛媛船主
http://hinase-my6893.at.webry.info/200701/article_5.html

「エヒメオーナー」と呼ばれ、世界に名を轟かせている愛媛の船主(海運会社に船を貸すオーナー)が絶好調だ。中古船価の高騰で含み益はふくれ上がり、銀行の貸し出し合戦は彼らの強気を助長。大幅な船隊拡張を続けている。空前の海運市況高騰という強い追い風を受けての急成長だが、一方で海外船主と伍していくには致命的となる“国内船主ゆえの弱さ”にも直面している。

「含み益はざっと1000億円」
 愛媛県今治市へ足繁く通う大手商社マンは、地元で有力な船主の含み益を推算し、かくも大きな額をはじき出す。未曾有の海運活況による中古船価の高騰は、長らくの不況に耐えた船主に“褒美”をもたらした。「愛媛船主の多くは家業であり、大手といえども社屋は民家と見紛う小ささ。しかし資産規模は東証一部上場企業並みになっている」と、商社マンは成長ぶりを証言し、愛媛銀行審査部の日野満次長は、「ボディは軽自動車でも、エンジンはベンツクラス」と表現する。
 愛媛船主と呼ばれる外航船主は約50社。有力船主は正栄汽船、瀬野汽船、日鮮海運、洞雲汽船、福神汽船、春山海運、東慶海運、瑞穂産業、敷島汽船などだ。
 中国向け荷動きの拡大を背景に2003年後半から続いている海運市況の高騰は、日本郵船や商船三井、川崎汽船などの海運会社(オペレーター)のみならず、国内の外航船主をも大きく躍進させた。船価が安かった1990年代後半からの数年に船隊を増強させてきた船主たちは、好況期の昨今、保有船の高値売却を享受している。中古船は即戦力となるため、全般的にみると、5年前と比べて2〜3倍まで高騰しているのだ。
 たとえば載貨重量15万〜17万トンの大型中古船は、船齢5歳の場合、98年の2640万ドルに対し、2005年には6700万ドルまで価格がつり上がった。用船(賃貸)契約をタイミングよく終えて売船した船主であれば、「過去半世紀分の成長をこの2〜3年で遂げた」(地元銀行関係者)という。
 また、90年代後半から国内大手オペレーターが有利子負債を削減するために、自社船ではなく船主から用船するオフバランス戦略を推進したことや、海外オペレーターとの取引本格化によって業容を拡大したことなどが、愛媛船主の船隊拡張の追い風となった。
 さらに、金融機関の融資攻勢も後押しした。すべてのメガバンクに加え、県外の地方銀行までもが今治に押し寄せ、貸し出し合戦を繰り広げている。競合によって金利は下がり、「自己資金ゼロというフルファイナンスもある圧倒的な借り手市場」(銀行関係者)を生み出している。

倍のペースで船隊拡大 わが世の春の真っ最中
 好景気の先行きを警戒しつつも、ファイナンス環境のよさを背景として、船主の強気は依然衰えない。ある愛媛船主は「めいめいが自己責任でつっぱって勝負している。市況の心配ばかりして踏みとどまったら船隊は縮小し、後退してしまう」ときっぱり。「うちは年に2〜4隻を新造してきたが、ここ数年は7〜8隻という倍のペース。船の大型化を進めており、一隻当たりの投資額も大きくなった。時代の要求に応えているのだ」と突き進む。
 「慎重派は少数。50隻を持つ船主がさらに50隻近い発注残を持っているような状態だ」と別の関係者も明かす。愛媛船主全体の保有船数は2000年の465隻(いよぎん地域経済研究センター調べ)から、現在は600〜700隻規模まで拡大していると推測される。2006〜2010年頃に竣工される新造船の発注残は300隻規模に上り、その建造コストは一兆円規模が見込まれる。
 確かに船主たちは今、長年にわたる海運不況を経て、わが世の春を謳歌している。今治出身者が率いる東京の船主であるイーグルホールディングスが、株式公開を準備しているという話まで浮上した。同社が組成する投資ファンドなどが船を保有し、同社は船舶管理とファンドマネジメントで収益を得るビジネスモデルだ。利回り実績は約15%(税引き前)。同社の主要株主にはエヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ、みずほキャピタル、ひろぎんキャピタルなども名を連ねる。

1024とはずがたり:2012/02/05(日) 12:50:46
>>1023-1024
内部留保がままならぬ国内船主の危うい将来
 成長路線をひた走る国内船主。ただし、将来を見据えると、不安要素が頭をもたげてくる。
 海外船主に対する競争力の危うさだ。
 国内船主は長らく、低水準の円金利、および円安という好環境を享受してきた。しかし、日本銀行がゼロ金利解除に踏み切ったことで金利上昇はもはや避けられない。国内船主が海外オペレーターに選ばれてきた理由は、金利の低い円ファイナンスで船舶建造費をカバーし、競争力のある用船料が提供できたためだ。金利、為替レートが変わればこの強さは崩れる。
 そうなったとき、海外船主に対する国内船主の競争力は厳しいものにならざるをえない。国内船主は税制の違いから、海外船主に比べて内部留保が圧倒的に少ないためだ。
 内部留保があれば、船舶建造の際に自己資金の比率を高め、これにより利払い負担が小さく、コスト競争力のある船が造れる。ギリシャなど欧州の多くの国、アジアではシンガポールや香港などが海運業振興の観点から、売船などで得た利益を内部留保しやすい税制を採用している。
 一方、日本では益出しすれば、半分近くが税金として持っていかれる。ただ、圧縮記帳と呼ばれる特例制度を活用すれば、売却益に対する課税を繰り延べできる。「利益を出さないことがビジネスの鉄則」(船主)であり、売却益はすぐに次の船舶投資へ回される。したがって、内部留保はままならない。今回の好景気でも「有力船主が50億〜100億円を留保した」(銀行関係者)のがやっとだ。この制度が強気な造船計画の動機づけにもなっており、投資判断を誤らせかねない。
 日本の税制を嫌い、シンガポールや香港などへ本社を移転するケースも出てきている。「将来はうちも検討しなければいけない」と思案する船主は少なくない。「エヒメオーナー」と呼ばれることを誇りとし、瀬戸内に拠点を構え、地縁、血縁を大事にしてきた愛媛船主。だが、さらなる成長を志向すれば、エヒメオーナーの名を捨てざるをえなくなっている。
本誌・臼井真粧美

Close Up 2 
2007/01/20, 週刊ダイヤモンド より

1025荷主研究者:2012/02/16(木) 00:09:01

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120117301.htm
2012年1月17日02時53分 北國新聞
コンテナ取扱量過去最多へ 11年、北陸主要3港

 金沢、敦賀両港で昨年1年間のコンテナ取扱量が2年連続で過去最多となった。伏木富山港も過去最多を更新する見通しで、北陸の主要3港とも東日本大震災による落ち込みはみられず、新興国需要や航路拡充を追い風に荷物量を増やした。関西や名古屋の港からシフトする動きは進んでいるが、金沢港は円高で昨年12月の輸出がマイナスに転じるなど 、海外経済の変調の影響が出てきている。

 2011年のコンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は、金沢港が前年比15・8%増の3万7464個。16日に発表された敦賀港は約1・5倍の2万3675個で、伸びが目立った。空コンテナを含む取扱量も、金沢港は4万7568個と過去最多。敦賀港は2万9764個で、集計がある00年以降で最も多かった。

 伏木富山港は、11年1〜9月の取扱量が空コンテナを含めて前年同期比約9%増の5万1261個、実入りは約12%増の3万8883個。富山県港湾課によると、10月以降は集計中だが、10〜12月は前年比プラスで推移しており、担当者は「過去最多だった2010年を上回るのは確実」とみている。

 金沢港運(金沢市)によると、金沢港の地域別の輸出入実績では、中国が46・6%とトップで、東南アジアの25・8%が続いた。

 コマツ粟津工場(小松市)やコマツの協力企業のアジア向け建機部品が増え、中国向け繊維機械なども伸びた。輸入では繊維関連の糸が増加し、金沢港運の担当者は「地元企業の金沢港の利用率が高まった」と分析する。

 敦賀港は、同港と韓国・釜山港を結ぶ週2便のRORO船による定期航路が2010年7月に就航。同航路を利用した韓国向け液晶ガラスの輸出が急増したという。

 伏木富山港は前年に引き続き、中国や韓国、東南アジアとの取引が活発だった。東日本大震災後に定期のコンテナ船の便数が一時的に増えたことも、貨物量増加につながったとみられる。

 ただ、最近は円高や中国の金融引き締めなどの影響が荷動きにも出始めている。

 金沢港の昨年12月のコンテナ取扱量は、輸出(実入り)が前年同月比9・6%減の1438個と落ち込んだ。繊維機械などの動きが鈍いという。金沢港運の担当者は「為替の影響で昨年後半から輸出は伸び悩んでいる」と危惧している。

1026未来職人:2012/02/17(金) 08:29:12
日本国内の雇用を守るのは年々厳しい状況になると思う。考えているだけではなく私は自分で動こうと思っています。
私は日常会話に困らない程度ですが中国語ができるので中国に出て重量物の搬入搬出 設置 等の仕事をして未来の日本の為に雇用の場所を作りたい。
ほとんどの日本人が誰かがどうにかしてくれると期待のできない期待をし時間を無駄にしているような気がします。今こそ国民1人1人が立ち上がり自分達の雇用先や皆の生活の安定を作るべきだと考えています。

1027荷主研究者:2012/02/19(日) 00:46:09

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/31317.html
2012年1月19日 新潟日報
新潟港のコンテナ取扱量が過去最多

11年、初めて20万個超える

 県は19日、新潟港の2011年のコンテナ取扱量が前年比で21・4%増え、過去最多の20万4960個(20フィートコンテナ換算)に上ったと発表した。取扱量が20万個を超えるのは初めて。東日本大震災で被災した東北の太平洋側港湾の代替港として機能したことが増加の大きな要因となった。直江津港も前年比12・7%増の2万6297個で過去最多を記録した。

 コンテナ取扱量は荷物が入っていない「空コンテナ」を含む。新潟港では荷物が入っている「実入りコンテナ」も前年比15・7%増の13万9410個で過去最多。そのうち輸出は同5・7%増の4万3347個、輸入は同20・8%増の9万6063個だった。

1028荷主研究者:2012/02/19(日) 01:15:10

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20120117/CK2012011702000133.html
2012年1月17日 中日新聞
コンテナ量が過去最高 敦賀港

 県は16日、敦賀港の2011年の貿易用コンテナ貨物取扱実績(速報値)をまとめた。空コンテナを除く実入りコンテナ量(20フィートコンテナ換算)は、前年比54・5%増の2万3675個と初めて2万個を超え、過去最高となった。

 企業誘致課によると、内訳は輸出が前年比45・3%増の1万585個、輸入が63・0%増の1万3090個。空コンテナを含めた総量は、56・9%増の2万9764個だった。

 一昨年7月に韓国・釜山港間の貨物専用カーフェリー「RORO船」が週2便就航し、韓国への液晶ガラスや液晶用フィルム、農機の輸出が増加。東南アジアや北米向けの繊維製品も伸びた。輸入では、韓国からのビール風味の発泡アルコール飲料「第三のビール」が好調。秋以降、中国からの住宅建築用合板などの取り扱いも増えた。

 県が17年の達成目標としていた年間2万4000個に早くも迫り、担当者は「他港から敦賀港の利用に切り替える企業が増えてきた」と歓迎。「より利用企業を広げ、需要の多い中国航路の誘致を実現したい」と話している。 

  (平井一敏)

1029荷主研究者:2012/02/26(日) 17:01:46

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20120127e
2012/01/27 10:18 秋田魁新報
秋田港コンテナ取扱、初の4万本超 11年、震災の代替で増加

 秋田船川税関支署が26日発表した県内3港(秋田、能代、船川)の2011年貿易概況によると、昨年1年間の秋田港の輸出入コンテナ取扱本数は過去最多の4万5943本(20フィートコンテナ換算)で、初めて4万本を超えた。東日本大震災で八戸港や仙台港が被災し、代替で秋田港が利用されたため。太平洋側の発電所の被災や原発の停止でフル稼働が続いた県内の発電所への燃料輸入も急伸し、輸入額は過去2番目の高水準となった。

 輸入コンテナは31・8%増の2万9566本。主に仙台港で荷受けしていた日用雑貨や、大船渡港に入っていた製材が、震災後は秋田港に運ばれた。輸出コンテナは35%増の1万6377本。同支署によると震災後、県外業者が中古のタイヤや自動車部品を秋田港から東南アジアなどに輸出しているという。

 秋田港では今春の供用開始に向け、国際コンテナターミナルの整備も進む。荷さばき用クレーンの新設で荷役効率が向上し、ヤード拡張で年間の取扱可能容量は現状の2倍の7万本となる。

1030荷主研究者:2012/02/26(日) 18:30:12

http://yamagata-np.jp/news/201202/02/kj_2012020200094.php
2012年02月02日15:27 山形新聞
酒田港コンテナ取扱数、初の1万個突破 11年、震災影響88.6%増

 酒田港で2011年に取り扱ったコンテナ貨物数が輸出入合わせて1万346個(20フィートコンテナ換算)となり、前年比88.6%の大幅増となったことが1日、県への取材で分かった。1995年の国際定期航路開設以来、初めて1万個を突破した。東日本大震災の影響で太平洋側港湾から酒田港にシフトした企業が多いことを示したが、被災港湾の復旧は着実に進んでおり、今後は利用企業の定着が大きな課題になりそうだ。

 震災が発生した3月は前年比79.8%増の811個に急増。4〜9月はいずれも前年の約2倍で、そのうち5〜8月は月1000個超で推移した。また輸出が3601個で前年の約2倍となり、輸入も6745個で83.6%も増加した。

 取扱量の増加については、昨年7月の国際定期コンテナ便の中国延伸と同2月の週2便化も大きく貢献。県は「荷揚げ、積み込みの時間短縮につながり利便性が向上した」と分析する。また県によると、1〜11月分で、宮城県内の企業の取扱量は1424個で前年同期の約10倍となり、村山地域の企業は3111個で2倍超だったという。

 一方、仙台港は損傷した4基のガントリークレーンのうち3基が運用を再開するなど、太平洋側の回復は着実に進展している。震災によって酒田港を利用した企業が増えたが、今後は復旧による反動減も予測される。県経済交流課は「ニーズを把握しながら今回の実績を継続利用につなげることが重要」と指摘。拡充した混載・小口貨物サービスの利用拡大や物流機能の強化などを図りながら、県内企業を中心に利用の定着を促していく考えだ。

1031荷主研究者:2012/02/26(日) 18:32:23

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201310006/
2012年1月31日 神奈川新聞
仙台塩釜−川崎港航路が復興に一役、「空コンテナ」輸送/神奈川

仙台塩釜港と航路が開設された川崎港のコンテナターミナル

 仙台塩釜港(宮城県)と川崎港を結ぶコンテナ航路が、東日本大震災の被災地の復興に一役買っている。被災地で供給が逼迫(ひっぱく)している空コンテナを輸送。震災発生後に創設された川崎市の「震災復興に向けた海上コンテナ輸送補助制度」を受け、川崎港からは初めて仙台塩釜港との航路が開設。補助制度は昨年11月末で終了したが、復興が本格化する中、市は川崎と被災地を結ぶ海上輸送支援を継続している。

 川崎港―仙台塩釜港の定期内航コンテナ航路を開設したのは、運航会社の近海郵船物流(東京都)。震災発生後、東北地方の企業が輸出用に使用する空コンテナが大幅に不足。こうした状況を踏まえ、川崎市は昨年7月、被災地への海上コンテナ輸送を対象に補助制度(補助対象はコンテナを被災地港湾まで輸送する決定権を持つ外航船社など)を創設した。両港間の航路開設は今回が初めて。

 アジア諸港から川崎港に輸入されたコンテナを港湾背後倉庫で取り出し、再び川崎港を利用して仙台塩釜港に輸送。空コンテナ輸送は昨年7月から週1便実施。対象期間中の昨年11月末までに約600TEU(20フィートコンテナで600本分)のコンテナが被災地に届けられ、復興を下支えしている。

 市の補助制度では、港湾機能が完全に回復していない被災地各港に対し、川崎港を基点に外航、内航の接続航路を形成する海上輸送を支援するとともに、国際コンテナ戦略港湾の一環として、国内各港と内航航路を強化する狙いもある。補助期間終了後も、市は復興状況を踏まえ、新たな制度の枠組みの中で両港間の海上コンテナ輸送を継続させている。

1032荷主研究者:2012/02/26(日) 18:33:17

http://www.isenp.co.jp/news/20120203/news03.htm
2012/2/3(金)伊勢新聞
昨年の四日市港 外資コンテナ17万2050個 2年連続、過去最高

【四日市】四日市港管理組合は二日、平成二十三年(一―十二月)の外貿コンテナ貨物取扱個数の速報値を発表した。それによると、輸出入で取り扱ったコンテナ個数(二十_換算)は前年比0・9%増の十七万二千五十個となり、二年連続、過去最高を更新した。

 空コンテナを除く実入りコンテナは、輸出が東日本大震災やタイの洪水などで自動車部品や合成樹脂などへの影響から前年比2・8%減の八万四千二百二十三個となったが、輸入は同比4%増で六万七千七十七個となった。

 航路別では中国航路が五万千八百七十五個で最も多く、二位のタイ・インドシナ航路が四万八千九百十一個、三位のインドネシア航路が三万六千九百十一個だった。

 同管理組合によると利便性によりコンテナ輸送は世界的に増加の傾向。同港も平成三十年代前半までを想定した計画で、北埠頭(ふとう)のコンテナの荷さばきができる接岸施設を現行の一バースから三バースへと整備する方針という。

1033荷主研究者:2012/03/04(日) 12:41:51

http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12012401.html
2012年1/24 苫小牧民報
【白老】白老港、取扱貨物初の100万トン超え

 白老港商港区における2011年(1〜12月)の取扱貨物実績は、前年比15.8%増の105万4642トンとなり、過去最高となった。100万トンを超えたのも初めて。主力移出品の砂と製鋼スラグが好調に推移しており、07年から続く道内地方港湾での取扱量ナンバーワンも確実な状況だ。

 白老町港湾室のまとめ。これまでの最高は09年の97万4788トンだった。

 内訳は、移出が67万9878トン(同13%増)、移入(海外からの輸入含む)が37万4764トン(同21.2%増)。

 このうち移出は、砂が63万3638トン(同15%増)、紙製品4万6240トン(同8.6%減)。砂が好調な要因について、日本砂利協会日胆支部(室蘭市)は「白老や苫小牧の砂は高品質で希少な『海砂』が主流。山砂が主流の関東地域で昨年ごろから需要が高まっており、高層マンションなどの大型工事に利用されている」と分析。紙製品は日本製紙白老事業所が、東日本大震災によるグループ工場の被災で増産態勢を取ったことから上半期は前年同期比約50%増となった。被災工場の操業再開などにより下半期は一段落した形だ。

 移入・輸入は路盤材として使用される製鋼スラグが、道内需要の高まりから26万2790トン(同42.4%増)と大幅増。これに外壁や床材の原料となるライムストーンが4万9411トン(同2.7%増)で続き、石灰石1万9970トン(同36.2%減)、生石灰1万7640トン(同18.2%減)となっている。

 12年度は、従来より3メートルほど深いマイナス11メートル岸壁などを備えた第3商港区が一部供用開始する予定。5万トン級の大型チップ船などが入港可能となり、完全供用後には取扱量が商港区全体で350万トン程度にまで増えると予測されている。

1035荷主研究者:2012/03/04(日) 13:28:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120209t51018.htm
2012年02月09日木曜日 河北新報
酒田港の全貨物量2割増 11年、被災港湾の代替果たす

 山形県は8日、酒田港(酒田市)の昨年の貨物取扱量を発表した。東日本大震災で被災した太平洋側の港湾の代替機能を果たし、全貨物量は前年から約2割増えた。コンテナ貨物量は初めて1万TEU(20フィートコンテナ換算)を超えた。

 全貨物量は377万3186トンで、前年比19.7%の増加。品目別では、石炭が前年から約2割増えて203万トンと全体の54%を占めた。福島第1原発事故の影響で、東北電力酒田共同火力発電所での発電用の需要が増えたためという。

 コンテナ貨物量は1万346TEUで、前年からほぼ倍増。韓国・釜山行きの定期国際コンテナ便が昨年2月に週2便になり、うち1便が昨年7月に中国の天津と大連まで延長されたことで、「利便性が増した」(県空港港湾課)ためとみられる。

1036荷主研究者:2012/03/31(土) 16:55:03

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201202040013.html
'12/2/4 中国新聞
対露貿易回復へ浜田港を強化

 島根県は2012年度、浜田港(浜田市)を拠点としたロシア輸出への支援を強化する。これまで主力だった極東のウラジオストクに加え、首都モスクワなど西部でも食品や建材のニーズが高まると判断。輸送費の補助や見本市の開催で地場企業をサポートし、低迷している対ロシア貿易をてこ入れする。

 浜田港の10年の輸出総額35億4千万円のうち、ロシア向けは25億7千万円と約7割を占める。ただ、リーマン・ショックに伴う景気悪化の影響で08年の5分の1に落ち込んだ。

 一方、JAいわみ中央(浜田市)が昨年1月、ブランド米「石見のきんさい米」(4・3トン)を初出荷するなど日本食人気は高まっている。和風建築の知名度も上がっており、県内産石州瓦も現地での採用が増えている。

 昨年実施した国土交通省のモデル事業で、浜田港からウラジオストク港で荷揚げし、シベリア鉄道経由でモスクワに輸送するルートの所要日数が最短26日間と判明した。スエズ運河を経由するルートより19日間短縮される。シベリア鉄道経由のルートの利用を促すため、輸送費などを補助する計画でいる。

 県や浜田市、地場企業でつくるロシア貿易促進プロジェクト実行委員会(事務局・浜田港振興会)で、見本市や商談会の開催も増やす方針。実績のあるウラジオストクに加え、西部のモスクワ、サンクトペテルブルクを候補地に準備を進める。

1037荷主研究者:2012/03/31(土) 17:17:40

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20120206f
2012/02/06 12:07 秋田魁新報
5ヘクタールのコンテナヤード整備へ 秋田港外港地区へ県

 県は2012年度、秋田港外港地区に5ヘクタールのコンテナヤードを整備するための詳細設計に着手する。コンテナ取扱量が増加しており、機能強化が必要と判断した。完成は14年度の予定で、総事業費は約13億円を見込んでいる。昨年、日本海側拠点港に選定されたことを生かし、対岸航路の誘致や貿易拡大につなげたい考えだ。

 外港地区では、既存のコンテナヤード(約1ヘクタール)を10ヘクタールに拡大する整備が進んでおり今春、供用が始まる。隣接する更地5ヘクタールも整備し、年間のコンテナ取り扱い能力を10万本(20フィート換算)にする。現在使用している大浜地区のコンテナヤード(約4ヘクタール)は、コンテナ以外の一般貨物用に切り替える。

 県によると、12年度港湾整備事業特別会計当初予算案に詳細設計費約2千万円を計上する方針。13年度は地盤改良、14年度はアスファルト舗装を行う予定で、ヤード内でコンテナを移動させるトランスファークレーン1基も新たに導入する。

1038荷主研究者:2012/03/31(土) 18:23:00

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20120207/CK2012020702000119.html
2012年2月7日 中日新聞
土砂堆積、水深浅く 貨物船座礁

タグボート(右)に押され、福井港に入る「マウント・アカボシ」=坂井市三国町で

 6日午前、坂井市三国町の福井港入り口付近で、パナマ船籍の大型貨物船「マウント・アカボシ」が、海底の砂に乗り上げて約4時間、航行不能になった。この付近は土砂の堆積で一部の海底が浅くなっており、同様の事故が過去にも数度起きている。港湾関係者や地元自治体から管理する県に以前から、改善が要望されているが、予算などの関係から解決されていない。

 事故は港内で南北にある2つの防波堤の中央付近で発生。防波堤間の距離は約450メートルあるが、港湾関係者によると「大型船が通れるのは、南防波堤側の幅約100メートル。北側は水深5〜9メートルで、事実上の“片側通行”」と話す。福井海上保安署は船舶の代理人を通じ、航行する船舶に注意喚起しているが「(船舶も)岸壁寄りを通るのは怖い」と港湾関係者は明かす。

 1978(昭和53年)の開港当時、大型船が航行可能な水深10メートル以上を確保していたが、九頭竜川河口からの土砂堆積で、85年から毎年しゅんせつ工事をしてきた。

 県は毎年、約2万立方メートルの土砂をかき出すが、年約2億円の予算では「(現在の航路の)浅くなったところを掘るだけで手いっぱい」(県港湾事務所)という。同事務所は「関係機関と速やかに協議し、対応したい」と話すが、別の港湾関係者は「タンカーも通る航路。大事故が起きたら、しゅんせつ費用と比べものにならない被害が出る。県は早急な対応を」と要望した。 (土屋晴康)

1039荷主研究者:2012/03/31(土) 19:06:00

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120215102.htm
2012年2月15日03時53分 北國新聞
金沢、七尾港の施設利用料を弾力化 石川県、融資で民間整備促す

 石川県は、金沢港や七尾港で港湾施設の使用料を弾力化する。コンテナ専用のクレーンやコンテナ倉庫は従来、県が整備してきたが、新年度から民間による整備を認め、整備のための低利融資制度を創設する。県の設備の使用料は条例で定められているが、民間設備の使用料は民間が決める。他港よりも料金を安く設定することで、集荷競争で優位に立つことができる。

 港湾整備で民間企業に対する融資制度を設けるのは、全国の港でも珍しいという。貨物の処理能力と荷主サービスの向上を図るのが狙いだ。

 民間整備の対象となるのは、コンテナ貨物上屋や港湾荷役に使うトランスファークレーンなど。県は金沢港御供田3号岸壁の荷さばき用地で今年度から同クレーン2基の基礎工事を進めており、クレーン本体の整備が第1弾となる見通しだ。

 港湾施設のうち、ふ頭作業用クレーンや貸し上屋など、使い手が限られる施設は、これまでも民間が整備していたが、県は、多くの荷主が利用する施設の整備についても民間に任せ、支援することにした。

 県によると、港湾機能施設を県が建設する場合、事業の予算化や入札手続きなどに時間を要し、コンテナ上屋の場合、完成までに足かけ約3年かかるのが一般的。民間では、約6カ月間の工期短縮が見込めるという。

 金沢港では、昨年1年間の国際コンテナ貨物の取扱量が前年比18%増の4万7568個となり、過去最多を更新。新興国需要や航路拡充を追い風に荷物量を伸ばしており、七尾港でも製材や肥料など新たな荷物を増やしている。県は「機会を逃さない最適な施設整備と、新たな料金設定で集荷力を高めたい」(商工労働部)としている。

1040荷主研究者:2012/03/31(土) 19:32:16

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202120007/
2012年2月12日 神奈川新聞
コンテナ船、欧州航路で新海運連合 京浜港への影響懸念

 世界の海運会社の間で、定期コンテナ船の共同運航をめぐる提携強化の動きが加速している。欧州の債務不安を背景に運賃が下落している欧州航路では新たな海運アライアンス(連合)が誕生。競合していた日本郵船と商船三井が4月から計6社で共同運航を始めることになった。世界規模の合従連衡が、京浜港(東京港、川崎港、横浜港)に減便などの影響を与えると横浜港関係者はみている。

 日本の海運大手3社が発表した2011年4〜12月期連結決算はそろって経常損益が赤字になった。中国から欧州向けの貨物量が激減したことに加え、欧州航路に大型船が相次いで投入され、供給過剰となったことが収益悪化を招いた。

 商船三井は主に中国などアジアから欧州に向かう輸送量が前年同期に比べて6%減、運賃も4割近く下がったという。「コンテナ船の費用の4割強が燃料」(青砥修吾常務執行役員)といい、燃料価格の上昇を踏まえて運航コストの削減が急務となっていた。

 昨年12月には、日本郵船と商船三井がそれぞれ加盟する二つのアライアンスが欧州航路の運営を統合すると発表。6社連合で新たなアライアンス「G6アライアンス」が4月に誕生することになった。これにより90隻以上を共同運航し、アジア、欧州、地中海地域をカバーできるという。

 一方、川崎汽船が加盟するアライアンスも台湾の海運大手との協調関係を4月から強化する。提携効果については「始まったばかりなので数字は持っていない」(川崎汽船・吉田圭介専務執行役員)と未知数との見方だが、各社は「(航路休止で)コンテナ船の輸送スペースをさらに絞ってコストを下げる」(日本郵船の磯田裕治経営委員)とさらなる経営努力を重ねる考え。最終的には「赤字からの脱却」(川崎汽船)を目指す考えだ。

 アライアンス再構築により、「日本と欧州を結ぶ直航便が減少するのでは」と横浜港関係者は不安視する。共同運航が進めば韓国や台湾、シンガポールなどのハブ(拠点)港を活用する機会が増えることになる。東京港・大井埠頭(ふとう)では週2回の欧州直航便が将来、1回になると指摘する声もある。

 荷主にとっては外国のハブ港で載せ替える方が早くて安い場合が出てくるなど、さまざまな思惑が交錯する。横浜港関係者は「欧州航路は日本にとっては基幹航路。京浜港でどのように維持していくのか、頭が痛い問題」と話す。

1041荷主研究者:2012/04/08(日) 15:27:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120225t62013.htm
2012年02月25日土曜日 河北新報
小名浜港、国際コンテナ4月復活 韓国・釜山港と週1便

 韓国の南星海運(ソウル)は24日、仙台港と釜山港などを結ぶ国際定期コンテナ航路を現行の週1便から4月上旬に週2便へ増便し、うち1便を福島県いわき市の小名浜港へ寄港させると発表した。

 小名浜港では東日本大震災前、同航路が唯一の国際定期航路だった。福島県やいわき市は京浜港へ流出した輸送需要の再誘致へ向け、荷主などへの働き掛けを強める。

 小名浜港は震災でコンテナ積み降ろし機械が壊れ、岸壁も沈下や傾きが生じたが、荷役作業には支障がないという。福島県は「国際貿易港への本格復帰を復興の起爆剤にしたい」(和田寿美男港湾課長)と期待する。

 仙台港では、国外寄港先のうち大連と青島がなくなり、寧波と上海が加わる。小名浜港は震災前は上海まで直航となっていたが、再開後は釜山積み替えで対応する。

1043荷主研究者:2012/04/15(日) 22:46:25

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120229301.htm
2012年2月29日03時30分 北國新聞
金沢港の荷役強化 コンテナ増に対応

 国際コンテナ貨物の取扱量が伸びている金沢港で、荷役体制強化の動きが進んでいる。金沢港運(金沢市)は荷役に使うコンテナ搬送用の特殊車両を導入。作業員は新たに10人増やし、約70人になる見通しだ。コマツは建機やプレスの輸出で金沢港の利用を一段と進める方針で、日本海側拠点港にふさわしい陣容を整える。

 金沢港運が1月下旬に導入したコンテナ搬送用の特殊車両は「リーチスタッカー」。コンテナをクレーンでつり、トラックに積み下ろす作業などを行う。

 リーチスタッカーは3台目。ドイツのメーカー製で、コマツの販売代理店から購入した。コンテナ取扱量の増加に伴い、荷役効率を高めるために取り入れた。

 人員面では、昨年12月から6人を採用。さらに4月には高卒新人2人を含む4人を採用する予定で、今後もさらに2、3人を雇用する方針という。

 金沢港運は、契約する神戸市の港運会社の従業員が無届けで金沢港の荷役作業をしていた件で、北陸信越運輸局から口頭で行政指導を受けた。同社は自社だけで荷役できる体制を整えることを検討していた。

 金沢港では昨年1年間の国際コンテナ貨物取扱量が過去最多の4万7568個(20フィート換算、空コンテナ含む)となった。コマツ粟津工場(小松市)やコマツの協力企業のアジア向け建機部品が増え、中国向け繊維機械なども伸びたのが要因だ。

 コマツは合い積み輸送などで金沢港の利用をさらに増やす方針を示しており、金沢港運は「設備、人員両面で貨物量の増加に対応できるようにしたい」としている。

1044荷主研究者:2012/04/15(日) 22:47:01

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120228303.htm
2012年2月28日02時44分 北國新聞
合い積み輸送計画 コマツ、金沢港で

 コマツが金沢港で同業者との合い積み輸送を計画している。金沢工場で生産するプレス機で北陸の他のプレス機メーカーと共同で貨物船をチャーターし、製品を出荷する予定。年内にも実現させたい考えで、地元港の荷物量増加につなげる。

 27日、金沢港振興協会が金沢市で開いた金沢港セミナーで、合い積み輸送を推進する石川県鉄工機電協会の担当者がコマツの計画を説明した。

 石川県が今年中に荷主のマッチングを行う民間の「合い積みコーディネーター」を配置することも報告された。

 県鉄工機電協会の担当者によると、同業者との合い積み輸送は参考事例として、コマツと日立建機が茨城県の常陸那珂(ひたちなか)港で北米向けの建機を合い積み輸送している。金沢港ではプレス機を対象に福井県のメーカーと合い積み輸送を行う方向で仕組みづくりを進める。

 また、金沢港の利用促進策として、コマツ粟津工場(小松市)とコマツキャステックス(氷見市)が金沢港と自社工場間のコンテナ移動で連携する方針。移動に使うコンテナを共同で利用し、コスト削減につなげる。春ごろの実施を目指す。

 金沢港セミナーには約120社・団体の約200人が参加。金沢港運の担当者は、神原汽船(広島県福山市)が運航する中国航路で3月21日から寄港先に天津新港が追加されることを説明。金沢市の担当者は金沢の工業団地で助成対象が拡充されることなどを紹介した。金沢港振興協会の深山彬会長があいさつした。

1045荷主研究者:2012/04/15(日) 22:50:15

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/03/03/new1203030903.htm
2012/03/03 09:06 デーリー東北
八戸港寄港の中韓航路、週2便維持を検討

 八戸港に週2便が寄港している国際コンテナ貨物定期航路の「中国・韓国航路」を運航する南星海運(韓国)は4月、同航路を再編する。八戸港に関しては当初、週1便に減便する計画だったが、東南アジア航路が廃止されるのを受け、週2便体制の維持を前向きに検討中。日本法人の南星海運ジャパン(東京)は「八戸は重要な拠点。廃止される東南アジア航路の分もフォローできるよう、あらためて検討したい」としている。

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/02/26/new1202260901.htm
2012/02/26 09:06 デーリー東北
八戸港の東南アジア航路 4月に廃止

 八戸港の国際コンテナ貨物定期航路の一つで、初の外航航路として港を国際化に導いた東南アジア航路を運航するパシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL、シンガポール)が、4月第1週の便を最後に同航路を廃止することが25日、分かった。同社の日本法人・PILジャパン(東京)が八戸港の港湾関係者らに伝えたが、理由については明かされていない。外航コンテナ航路の廃止は、八戸港の国際物流拠点港としての拠点性低下に直結するため、八戸市は週内にもPILジャパンを訪れ、航路存続を働き掛ける構えだ。

 PILジャパンが関係者に送った文書では、東南アジア航路の廃止は「本社の決定」としている。PILジャパンは23日付で、取引先などに文書や電話で伝えた。同社の阿部良雄社長は取材に対し、運航の取りやめを認めた上で、理由については「今は勘弁してほしい」と述べるにとどめた。

 八戸港への最終寄港は、4月6〜7日の予定。その後は、年間1万本以上ある八戸港でのコンテナ貨物の取り扱いに関し、PILジャパンは「(国内の港同士を結ぶ)フィーダー船の活用を検討していく」としており、東南アジアへの航路を持つ別の港で貨物を移し替えることを検討している。

 東南アジア航路は、1994年に八戸港で初めて開設された外航航路で、同港には週1便が寄港。新潟港や苫小牧港のほか、基隆(台湾)や高雄(同)、上海(中国)の、東南アジア地域の主要港と結ばれている。同航路の廃止で、八戸のほか新潟、苫小牧など全港での寄港が取りやめとなる。

 同航路は八戸港で取り扱われるコンテナ貨物の約4割の輸送を担っており、八戸港の国際物流拠点港としての機能を大きく支えている。2011年は東日本大震災の影響で一時運航が中断したが、6月に再開した。(上野貴裕)

【写真説明】今年4月での廃止が示された八戸港の東南アジア航路。東日本大震災から3カ月後の6月には、再開第1便となるコンテナ船が入港した=2011年6月20日

1049荷主研究者:2012/04/18(水) 01:11:39
>>1045
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120303t22006.htm
2012年03月03日土曜日 河北新報
八戸港−東南アジアを結ぶ定期コンテナ航路、4月廃止

 八戸港と台湾・中国などを結ぶ東南アジア定期コンテナ航路が、4月に廃止されることが2日までに分かった。

 代理店の八戸通運(青森県八戸市)によると、船会社のパシフィックインターナショナルラインズ(シンガポール)が「採算性の悪化」を理由に航路廃止を伝えた。八戸港は4月6、7日の寄港が最後となる。同航路は東北初の国際定期コンテナ航路として1994年に開設された。

 また八戸港と釜山、上海などを結ぶ韓国・中国定期コンテナ航路も、現行の週2便から週1便に減る。

 船会社の南星海運ジャパン(東京)は「航路再編の一環。スケジュールは未定だが、4月から週1便になるだろう」と話している。

1050荷主研究者:2012/04/22(日) 00:24:01
>>740
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203090007.html
'12/3/9 中国新聞
石炭バルク場、10日完成

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120309000702.jpg

 石炭のばら積み(バルク)大型貨物船の拠点となる国の「国際バルク戦略港湾」に選定された徳山下松港で、周南市晴海町の「周南バルクターミナル」の荷揚げ施設が10日に全面完成する。既に本格的な操業を始めており、年250万トンの取り扱いを目指す。

 同社は約20ヘクタールの敷地を国、山口県、地元総合化学メーカーから借り、2008年に着工。1期工事として約300メートルのベルトコンベヤー、約6・5ヘクタールの貯炭場などを完成させ、10年7月に部分操業を始めた。岸壁は水深14メートルあり、9万トン級の大型貨物船が接岸できる。

 2期工事で貯炭場を16ヘクタールに拡大。ベルトコンベヤーを約1キロ延長させ、石炭を積み上げたり運び出したりする機械を設置。保管量を14万トンから66万トンに増強する。工事は貯炭場の地盤改良など一部を残すだけで、2月上旬から石炭の荷揚げを本格化させ、既に44万トンを保管している。総事業費は約100億円。

 同社は全面操業に伴い、約100万トンの年間取扱量を12年度は250万トンへ引き上げるのを目指す。同社の河村義人社長は「石炭の大量輸送、保管によって荷主のコストダウンを図り、経営に寄与したい」と話している。

 周南市などの徳山下松港と宇部市の宇部港は昨年5月、国際競争力の強化に向け、国際バルク戦略港湾に選定された。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120309000701.jpg
【写真説明】工事をほぼ終え、本格的な操業を始めた貯炭場

1051荷主研究者:2012/04/22(日) 00:44:27
>>1050
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203150037.html
'12/3/15 中国新聞
石炭バルク場が完成 周南

 石炭のばら積み(バルク)大型貨物船の拠点となる周南市晴海町の「周南バルクターミナル」の荷揚げ施設が全面完成し、完工式が14日、市内のホテルであった。国の「国際バルク戦略港湾」に選定された徳山下松港で、大量輸送、保管によるコンビナート企業などの物流コスト削減を目指し、4月に全面操業を始める。

 国、山口県、周南市や地元企業などの関係者約110人が出席。同社の河村義人社長が「県内や瀬戸内海に立地する企業に低コストで利用してもらい、国際競争力の強化につなげたい」とあいさつ。国土交通省港湾局の高田昌行振興課長は「中国地方、国の産業強化に周南バルクターミナルは重要な役割を担う」と祝辞を述べた。出席者は式後、貯炭場などの施設を見学した。

 同社は12年2月から本格的に操業を開始。約100万トンの年間取扱量を12年度は250万トンに伸ばすのを目指す。

【写真説明】貯炭場を見学する完工式の出席者

1052荷主研究者:2012/04/22(日) 01:14:00

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203060019/
2012年3月7日 神奈川新聞
横須賀港の輸出が倍増、完成車伸びが後押し/11年貿易概況

横須賀港の輸出の主要拠点、新港埠頭

 横須賀税関支署がまとめた2011年(1〜12月)の横須賀港の貿易概況によると、輸出は2446億円(前年比106・5%増)、輸入は610億円(42・3%減)だった。輸出額の増加は5年ぶり。横須賀・新港埠(ふ)頭(とう)を富士重工業が完成車の海外向け拠点の一つにしたことで自動車の輸出が急増し、全体を押し上げた。

 主要輸出品目は自動車が1807億円(152・5%増)、船舶596億円(45・1%増)。地域別では米国向けが1131億円、中米パナマ向けが321億円、中国向けが146億円だった。

 横須賀港では新港埠頭が自動車の輸出港。横須賀市港湾部の集計によると、台数ベースでの新港埠頭の完成車荷役(昨年4月〜今年1月)は約2万6500台。東日本大震災直後に一時的に止まったが、夏ごろから復調してきた。

 富士重工業は2010年12月から、欧州向け小型車の輸出拠点として横須賀港の利用を開始。昨年からは中国市場向けの輸出の一部も実施している。同社の完成車輸出は米国やドイツ、ロシア、中国向けが好調で、昨年12月には台数ベースで過去最高を記録した。主力車種の「レガシィ」「フォレスター」は「群馬の工場ではフル生産が続いている」(同社)。

 横須賀市は岸壁や野積み場の使用料を減免するなどの措置を設けて新港埠頭の利用者確保を図ってきたが、埠頭周辺では開発が進んでおり、市港湾部は「環境保全の観点から、ばら荷など完成車以外の輸出貨物の拠点にするのは難しい」。自動車輸出は世界景気に左右される傾向が強く、今後の欧州の金融不安や中国の景気減速が横須賀港に影響を与える可能性もある。

 輸入額は2年ぶりの減少。品目別の首位は自動車で、タイなどからが好調で378億円(20・0%増)となった。

 前年に首位だった放射性元素は105億円(76・5%減)。原子力発電燃料の原料となる二酸化ウラン粉末の北米からの輸入が、震災の影響で大幅に落ち込んだ。冷凍マグロなどの魚介類は横ばいだった。

1053荷主研究者:2012/04/22(日) 01:15:37

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203080021/
2012年3月8日 神奈川新聞
11年のコンテナ取扱個数は308万個、2年ぶり減少/横浜

 横浜市港湾局が8日発表した2011年の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせたコンテナ取扱個数は前年比6・0%減の308万個(20フィートコンテナ換算)と2年ぶりに減少に転じた。東日本大震災の影響で上期は低迷したものの下期は回復の兆しがあり、300万個の大台はかろうじて守った。

 300万個を超えたのは市が統計を取り始めてから5回目。輸出入の外貿コンテナは6・2%減の280万個、国内の内貿コンテナは3・8%減の28万個。震災や円高、タイの洪水などの影響で、北米向けの輸出が大幅に減少したことが響いた。

 外内貿合わせた取扱貨物量は6・4%減の1億2139万トンだった。輸出は14・9%減の3566万トン。完成自動車は6・1%減の1143万トンとなるなど、自動車関連の品目は下期に回復の兆しがあったものの、大幅減となった。

 輸出国別では、10年に過去最高となった中国が12・9%減。2位の米国が24・2%減、韓国が10・2%減と続き軒並み2桁減となった。

 輸入は0・3%減の4515万トンと前年並み。品目別では1位の液化天然ガス(LNG)は5・2%増の755万トン。国別ではLNGや重油の取り扱いが増えた5位のマレーシアが36・2%増となった。1位は中国、次いで米国、オーストラリアの順だったがいずれも減少した。

1054荷主研究者:2012/04/22(日) 02:33:46

http://www.tomamin.co.jp/2012t/t12030802.html
2012年3/8 苫小牧民報
苫小牧港と台湾、上海を結ぶ国際コンテナ船航路 4月上旬廃止に

 苫小牧港と台湾、上海を結ぶコンテナ船の東南アジア航路が4月上旬で廃止されることが分かった。貨物不足で運賃収入と輸送コストの採算が合わず、シンガポールの海運大手が同航路からの撤退を決めたため。日本法人が代替の輸送手段を検討しているが、詳細は決まっていない。

 同航路を運航するのは「パシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)」で、寄港地は基隆(台湾)―高雄(台湾)―上海―新潟―苫小牧―八戸。苫小牧港には1988年9月から寄港を始めた。北海道と台湾を直接結ぶ唯一の国際コンテナ定期航路で、苫小牧港には週1便寄港している。

 総代理店のパシフィック・インターナショナル・ラインズ・ジャパン(本社東京)などによると、同航路は以前から貨物が不足しており、輸送コストに見合った運賃収入が見込めないためPILが運航終了を決定した。苫小牧寄港は4月5日が最後になる予定。

 苫小牧港で取り扱う同航路のコンテナ(空コンテナ除く)は年間約6000個(11年実績、20フィート換算)。全体の4%にとどまることから荷主や荷役業者への影響は限定的とみられる。

 ただ、道内から台湾向けの紙製品や十勝産の長芋などの農産物が輸出されており、港湾関係者は「輸出を続けるには別ルートを確保しなければいけない」と指摘する。総代理店は「サービスを継続するため他の輸送手段を検討している」と話すが、現時点では未定という。

 同航路の廃止により、苫小牧港の外貿コンテナ定期航路は休止中の航路を除くと5社7航路に減る。苫小牧港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は「総代理店からはサービス維持に向けて努力していると聞いた。今後の動向を見守りたい」としている。

1055荷主研究者:2012/04/22(日) 13:46:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120328t51005.htm
2012年03月28日水曜日 河北新報
酒田港 被災港の代替役担ったが、ハード面の限界露呈

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20120327018jd.jpg
震災で県内外にガソリンを供給した東西オイルターミナル酒田油槽所。施設拡充を求める声が強まっている

 山形県内で最大の港湾、酒田港(山形県酒田市)の将来に対し、地元の庄内地域で危機感が強まっている。東日本大震災では被災した太平洋側の港湾を代替する役割を担ったが、ハード面の限界などを露呈し、秋田港と新潟港の間で埋没した印象が残る。震災後の利用増が一段落する一方、被災地からのがれきの受け入れは進まず、拠点性の向上が課題になっている。(酒田支局・浅井哲朗)

◎受け入れ断念多数

 山形県によると、昨年3月11日から5月31日までの約2カ月半、酒田港には前年同期の約1.5倍に当たる計223隻の貨物船やタンカーが入港した。

 他港から運び込まれた家畜用飼料は前年同期の約13倍の約3万9000トンに上る。水や缶詰などの救援物資も陸揚げされ、被災港の代替港として受け入れが急増した。

 一方で、倉庫や大型トレーラーが足りず、専用の岸壁、電源設備の不備もあったため、被災地向けの鋼材や建設資材、食料を運ぶ冷蔵コンテナなどの多くの船舶は、受け入れを断念せざるを得なかった。

 「保管場所、フォークリフト、作業員の数、あらゆる面で港の能力を超え、対応しきれなかった」。酒田港で荷役業を営む酒田海陸運送の佐藤健一営業部長は振り返る。

 県は、新年度予算の特別会計に酒田港の機能強化費8億2500万円を計上。上屋2棟、コンテナ貨物を積み降ろしするガントリークレーンの増設など本格的なハード強化に乗りだす。橋本慎二県港湾振興専門員は「多方面の要求に応えられるようにしなければ」と力を込める。

◎タンク半数使えず

 大浜埠頭(ふとう)の東西オイルターミナル油槽所では、震災でガソリンタンク1基が破損した。復旧作業のため、全タンクの半数を超える7基、約2万3000キロリットル分が2週間使えなかった。

 元売り各社は残りのタンクから、本来の庄内エリアに加え、仙台港の供給エリアである県内陸部や宮城県内へも出荷を続けたが、タンクローリーの数にも限りがあり、十分に機能を発揮できたとは言いにくい。

 「秋田港、新潟港が日本海側の供給の中心だった」と、JX日鉱日石エネルギー広報部が言うように、県内唯一の油槽所が、ガソリン供給の切り札としてクローズアップされることはなかった。

 東方水上シルクロード貿易促進協議会の新田嘉一会長(平田牧場会長)は「石巻まで約150キロ。(高規格)道路がない問題もあるが、これだけ日本海と太平洋が近い近い関係にありながら、震災直後の(酒田港の)影は薄かった」と指摘する。

◎がれき輸送厳しく

 震災で伸びた物資の取扱量は、ほぼ震災前の水準に戻った。酒田港の活用に直結する震災がれきの海上輸送については、実現を目指してきた県がここにきて「厳しい」との認識を示し、先行きは明るくない。

 阿部寿一酒田市長は先の市議会3月定例会で「油槽所機能の拡充を国と業界に働きかけていく」と、酒田港の機能強化に決意を示した。地元の知恵を結集し、国へアピールできるだけの実績を残せるかどうか。ここが当面の課題だ。

 <酒田港> 2011年の全貨物取扱量は前年比約20%増の377万3186トン。酒田共同火力発電所向け石炭の需要増、石巻港に代わる飼料の取り扱い増などが背景となった。昨年2月の定期国際コンテナ航路の週2便化と7月の中国への航路延長により、コンテナ貨物量は初めて1万TEU(20フィートコンテナ換算)を超えた。東日本大震災の復旧に貢献したとして、日本港湾協会の昨年のポート・オブ・ザ・イヤー特別賞に能代港、秋田港、新潟港とともに選ばれた。

1056荷主研究者:2012/04/28(土) 14:08:03

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004909619.shtml
2012/03/24 10:12 神戸新聞
3割の港に影響、代替に神戸利用も 東日本大震災で

大震災が港湾物流に与えた影響を議論する研究者ら=神戸市中央区海岸通、近畿地方整備局港湾空港部

 東日本大震災による港湾の損壊などで国内大手・中堅メーカーの約3割が物流に何らかの影響を受けていたことが23日、国土交通省近畿地方整備局の調査で分かった。代替港湾の利用などで東北地方の貨物が関東に集中。そのあおりで震災前に横浜、東京港を使っていた企業が神戸港にシフトした例も。同省は調査を基に、災害発生時の物流の混乱を最小限に抑える方策を検討する。(高見雄樹)

 調査は資本金10億円以上の約2千社を対象に1月に実施(回収率31%)。結果は同局港湾空港部(神戸市中央区)で同日あった発表会で報告された。

 それによると、約200社が原料や製品の輸送に港湾を利用する際、「貨物の集中で普段通りの輸送ができなかった」などとした。

 震災でいつも使う港を変えたケースも7%あった。被災した宮城県の仙台港や茨城県の常陸那珂(ひたちなか)港から秋田、新潟、横浜港などへのシフトが目立った。その際、「輸送時間が伸びる」「コスト高になる」などの問題点が浮き彫りになった。

 同局の上原修二・地域港湾空港調整官は「阪神・淡路大震災の経験も合わせ、メーカーの業務継続計画(BCP)の観点から代替港湾に求められる機能を考えたい」と話した。

1057荷主研究者:2012/04/30(月) 11:17:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120413t42002.htm
2012年04月13日金曜日 河北新報
秋田港国際コンテナターミナル完成、対ロ貿易拠点化へ前進

秋田港国際コンテナターミナルのオープンを祝った式典

 東アジアやロシアとの貿易拠点として期待される秋田港(秋田市)の国際コンテナターミナルが完成し、12日、利用を開始した。

 ターミナルは、同港大浜地区のコンテナヤードを外港地区に移転する形で造られた。コンテナヤードの面積は4ヘクタールから11.3ヘクタールに拡張され、4万トン以上の大型船が入港できる。コンテナの取り扱いは、昨年の約6万2000TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)から年間7万TEUに増える。

 船からコンテナを降ろす大型のガントリークレーン1基と、ヤード内のコンテナを運搬するトランスファークレーン2基を整備した。作業効率の向上も見込まれる。

 福島第1原発事故を受け、放射線検知装置も設置。風評被害を防ぐため、輸出する全コンテナの表面線量を検査する。

 秋田県港湾空港課によると、総工費は約34億円。2014年度までにターミナルをさらに5ヘクタール広げ、年間のコンテナ取り扱い能力を10万TEUに拡大させるという。県は新ターミナルを足掛かりに、中国、韓国と結ぶ既存5航路の利用促進に加え、ロシアとの航路開拓を目指す考え。記念式典で佐竹敬久知事は「日本海側拠点港にふさわしい機能が備わった。秋田港に貨物を集めるポートセールスを展開したい」と話した。

1059荷主研究者:2012/04/30(月) 11:46:14

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0004967901.shtml
2012/04/12 20:54 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数、「阪神・淡路」後で最多

 神戸市は12日、2011年の神戸港のコンテナ取扱個数が前年比2・7%増の263万個(20フィートコンテナ換算=TEU)で、95年の阪神・淡路大震災後で最多になったと発表した。震災前の94年実績比では9割にとどまった。国の「国際コンテナ戦略港湾」の支援を受け、国外に流出している経由貨物の回復が今後の鍵になる。

 歴史的な円高をはじめ東日本大震災や欧州債務危機などの影響で輸出が振るわなかったが、輸入増加で荷動きは増えた。

 輸出は2・8%増の136万個、輸入も2・7%増の127万個。これには空コンテナを含んでおり、重量ベースでは輸出が0・5%減、輸入が5・5%増だった。

 11年7月から急伸した円高の影響を受け、輸出は化学品が3・5%、自動車部品が3・2%それぞれ減った。生産用ロボットやポンプなど主力の産業機械は北米、中国向けとも好調で7%増えた。輸入は衣類や身の回り品が5・9%、食品が7・6%など消費財が軒並み増加した。

 神戸港を経由する輸出貨物は2%減の53万個で、瀬戸内海沿岸からが大半。12年以降は戦略港湾の支援策を拡充し、取り組みを強化する。

 神戸市みなと総局は「11年の円高は長期化が懸念され、08年のリーマン・ショックよりも影響が大きいとみていたが、価格下落に伴う輸入の増加に助けられた。世界経済を反映し、主力の輸出貨物が増えるのは12年以降になるだろう」としている。

(高見雄樹)

1060荷主研究者:2012/05/05(土) 00:31:29
>>1057
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20120412p
2012/04/12 23:17 秋田魁新報
秋田港に国際コンテナターミナル完成 対岸貿易拡大へ期待

完成した秋田港国際コンテナターミナル。テープカットで完成を祝った

 秋田港の国際物流の拠点港化を目指し県が同港外港地区に整備していた国際コンテナターミナルが完成し、12日、コンテナの積み降ろしが始まった。現地では記念式典が開かれ、出席した県や船舶会社の関係者、荷主ら約150人が、経済成長の著しい中国や韓国、極東ロシアなどとの対岸貿易拡大へ期待を膨らませた。

 ターミナル整備は、秋田港の利便性と競争力を高める狙いで2009年度に着手。荷役効率化と荷主のコスト低減でコンテナ取扱量の拡大を図り、対岸航路の拡充や環日本海シーアンドレール構想の実現を目指す。

 県によると、これまでのコンテナヤードは大浜地区約4ヘクタール、外港地区約1ヘクタール。昨年のコンテナ取扱量は、東日本大震災で被災した太平洋側の港湾の代替需要もあり、両地区合わせて前年比約27%増の約6万2千本だった。今回の整備で外港地区は約11ヘクタールに拡大され、年間約7万本の取り扱いが可能になる。大浜地区は、コンテナ以外の積み降ろしに使用する。

 県は14年度までに、ターミナルに隣接する約5ヘクタールをさらに整備。年間取扱量を10万本に増やす方針だ。

 ターミナルには高機能ガントリークレーンを新設し、大型船舶(4万トン級)からの積み降ろしが可能になった。コンテナを整理するトランスファークレーンも2基導入し、荷役効率がアップ。青果物の殺菌・消毒用の薫蒸施設や税関検査などを行う多目的施設、コンテナ表面の放射線量を測る装置も設置した。

1061荷主研究者:2012/05/27(日) 12:44:30

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120509t41010.htm
2012年05月09日水曜日 河北新報
秋田港、ロシア航路開設難航 原発事故の風評響く

日本海側の貿易拠点を目指す秋田港。ロシア航路開設の交渉ははかどっていない

 日本海側の貿易拠点を目指し、秋田県が進める秋田港(秋田市)とロシアを結ぶコンテナ定期航路の開設交渉が難航している。主要輸入品目の木材の需要減少に加え、東日本大震災や福島第1原発事故による風評被害が影を落としている。

 県が交渉しているのは、ロシアの船会社「フェスコ」と韓国の「南星海運」の2社。

 フェスコとは2008年、1寄港当たり50TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)以上の貨物を確保することを条件に、ロシア・ボストチヌイ港との航路を開設することで合意した。

 その後、住宅着工数の減少で木材輸入が落ち込み、航路開設のめどが立たなくなった。それでも県が輸出する貨物集めに乗り出し、震災前には条件を上回る約54TEUを確保した。

 福島第1原発事故が発生して以降は、ロシア側が放射能汚染を懸念して東北の農海産物を輸入禁止品目に指定した。想定した貨物のうち8TEUは岩手県沖の海産物だったため、航路開設の条件に届かなくなった。

 県商業貿易課によると、チェルノブイリ原発4号機爆発事故を経験したロシアは放射能問題に敏感だという。担当者は「日本では安全だとされてもロシアには通用しない。東北の農海産物を輸出するのは至難の業だろう」と嘆く。

 南星海運との交渉は、韓国の釜山港経由でロシア・ウラジオストク港とつながる航路を目指す。10年に協議を始め、11年2月には貨物の種類や量を話し合った。

 この交渉も震災で中断した。7月に再開したが、南星海運側は「震災から復興し、貨物を安定的に確保できることを確認する必要がある」と指摘。次回交渉の日程は決まっていない。

 県貿易促進協会は「県はまとまらないフェスコとの交渉から、主軸を南星海運に変えたのだろうが、震災が影響してすぐに決まるような話ではなくなった」と説明する。

 県は秋田港について、被災地への物流拠点となった実績や国際コンテナターミナルが4月に完成したことをアピールする考え。「震災で交渉は大幅に遅れたが、何かの弾みで進むこともある」と粘りの交渉を続ける方針だ。

1062荷主研究者:2012/05/27(日) 12:57:00

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1205100006/
2012年5月10日 神奈川新聞
川崎市、青島と定期航路新設、国際物流拠点形成狙い/神奈川

 国際コンテナ戦略港湾の取り組みの一環として、川崎市は5月中旬、川崎港初の中国本土を結ぶ定期航路として青島(チンタオ)港間の定期コンテナ航路を新設する。青島市周辺は中国の加工食品生産の中心地を形成し、日系企業も多数進出。川崎港・東扇島地区の冷凍冷蔵倉庫群は国内最大級の貯蔵能力を確保しており、新規航路開設を機に一層の輸入促進、アジアを中心とした国際物流拠点の形成を図る。川崎港の新規コンテナ定期航路開設は12年ぶり。

 川崎港―青島港間の定期航路は5月17日から運航を開始。コンテナ船は中国船社「海豊国際航運有限公司(SITC)」が運航し、青島市周辺に立地する食品関連工場から首都圏向けに輸出される冷凍冷蔵食品を輸送する。年間取扱貨物量は、4160〜5200TEUを想定。輸入促進、輸送時間の短縮、コスト削減など物流機能の効率化、地域経済への波及などの効果を見込む。

 東扇島地区・冷凍冷蔵倉庫群の貯蔵能力は約70万トンで、県内の年間取扱量のシェアのほぼ半分を占め国内最大級。近年、冷凍食品を中心に中国などのアジア地域からの加工食品の輸入が増加。一方で、アジアとの航路は韓国・釜山など4ルートのみで、中国本土からの積み荷は東京港、横浜港から陸上ルートで東扇島地区に輸送されている。

 青島市には食品関連企業が集積、日系食品関連事業者も約120社が進出している。こうしたビジネスチャンスや、京浜港として国際コンテナ戦略港湾の選定を踏まえ、市と事業者などで構成する川崎港戦略港湾推進協議会(斎藤文夫会長)が、青島港との定期航路の誘致活動を展開してきた。

1063荷主研究者:2012/05/27(日) 13:23:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205100009.html
'12/5/10 中国新聞
境港から韓国へ活魚試験輸送

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120510000902.jpg

 島根、鳥取両県でつくる境港管理組合(境港市)は年内に、韓国に向けた活魚の試験輸送に乗り出す。品目はタコや貝類を想定。実績のある冷凍魚に加えて活魚の輸出を試すことで、韓国側の潜在需要や取引拡大のチャンスを探り、境港の利用促進につなげる。

 計画では、境港と韓国東岸の東海(トンヘ)を結ぶ既存のDBSクルーズフェリー(週1便)に、いけすを積めるトラックを載せて運ぶ。東海に荷揚げして大消費地の首都・ソウルまで陸送するルートで、往路の総輸送時間は1日半程度を見込む。

 復路で、韓国産の水産物を山陰地方に加えて大阪など消費地に輸入すれば、韓国の荷主にもメリットがあるとみる。活魚を広島県など瀬戸内海沿岸から調達することも検討する。

 境港では、冷凍魚を年間1万1044トン(2011年)輸出しており、韓国はうち約4割を占めるトップの取引先。鮮魚のニーズも現地の飲食店などで高まっているとみて、試験輸送に踏み切る。

 12年度は4往復を予定し、事業費は約950万円。いけすを積めるトラックを運んでいる苫小牧港(北海道苫小牧市)―敦賀港(福井県敦賀市)間の船の航路延長を要望する計画でいる。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120510000901.jpg
【写真説明】コンテナ船が離着岸する境港の国際コンテナターミナル

1064荷主研究者:2012/05/27(日) 13:31:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205100052.html
'12/5/10 中国新聞
浜田―釜山コンテナ、直行に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120510005201.jpg

 島根県や浜田市、地元企業でつくる浜田港振興会(浜田市)は9日、浜田港(同)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ航路(週1便)について、5月からのルート変更を発表した。寄港地のカットに伴い、約10年ぶりに輸出に要する航行日数が5日間から1日間に大幅短縮される。振興会は「荷主の利便性が高まり、輸出拡大につながる」と期待している。

 新ルートは、浜田港で荷積みした後の寄港先だった秋田、富山港を省き、釜山港に直行する。秋田、富山港の貨物は別便で対応する。輸入日数は、浜田港の寄港前に博多港へ寄るため1日長く2日間となる。変更は21日の釜山港出発便から。

 運航する南星海運ジャパン(東京)の代理店浜田港運(浜田市)によると、2001年の就航当初は釜山港に直行していたが、近年は到着に4、5日かかる日本海や瀬戸内海を経由していた。現ルートは日本海の運航時間が長く、冬場は高波の影響で遅れも多発。変更で、輸送スケジュールも正確さが増すという。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120510005202.jpg
【写真説明】釜山港から浜田港に到着したコンテナ船=2011年11月(浜田港振興会提供)

1065荷主研究者:2012/05/27(日) 13:48:46

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120510_2
2012年5月10日号 カーゴニュース
「もう限界…」と東京港の海上コンテナ輸送業者が悲鳴

 「さすがにもう限界…」――。東京港の海上コンテナ輸送業者が連日のターミナル混雑に悲鳴を上げている。ゴールデンウィーク(GW)前後の繁忙で、取扱い増加が著しい中国航路の本船等が着くターミナルではドライバーがゲートの並びについてからゲートを出るまで6〜8時間を要する日もあったという。深夜にコンテナの搬出が終ってそのまま朝一番の配達に向かわなければならないケースもあり、ドライバーの過労運転の状況はますます深刻化してきた。

 ある海コン業者の営業担当者によると4月26日、15時41分に青海ふ頭のターミナルのゲートの並びに付いた車両がゲートを出てきたのが23時59分。所要時間は8時間を超えた。「その間、並んでいるとはいえ車両は少しずつ動いているため『休息時間』にあたらない。ドライバーの超勤だけでなく、運行管理者もアルコールチェック、点呼のために車庫に控えていなければならないため残業が増えている」とため息をつく。

 また、配車担当者は1月10日から3月末にかけて、大井ふ頭、青海ふ頭の混雑する3ターミナルを対象に「ターミナル混雑問題にかかわる実態調査報告」をまとめた。その結果、3ターミナルのコンテナ搬出、搬入の1工程で1時間以上の待ち時間が発生した台数は75・4%〜87・8%。最大では7時間10分という待ち時間もあった。つまり連続運転時間9時間のうちその大半を待ち時間で消化していることになる。

 こうしたデータを基に、直接の荷主である海貨・通関業業者に「改善に向けた行動」、すなわち混雑の激しいターミナルを利用しないよう真荷主に呼び掛ける行動を呼び掛けるケースもある。混雑するターミナルの搬出入を受注拒否する海コン業者も増えてきたため、海貨・通関業者もできるだけ混雑の少ないターミナルに着く船社を起用しているが、中国からの輸入となると接岸するターミナルが限られてしまう。

 ドライバー給与の歩合制が多い海コン業界では、ドライバー不足も深刻化している。元請の会社に聞くと、「月間で一定の売上保証などがないと傭車が集まらなくなってきた」そう。別の海コン業者の経営者は「海コンは拘束時間が長くて稼げないため、ドライバーが自動車メーカーの期間工に流れてしまう」と報告する。東京港の陸上輸送能力は確実に低下しつつある。

1067荷主研究者:2012/06/03(日) 13:19:17

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13373490376716
2012年5月19日(土)茨城新聞
茨城港・鹿島港、貨物16%減の7457万トン

震災影響、過去10年で最低

 東日本大震災の影響で、茨城港(日立、常陸那珂、大洗各港区)と鹿島港の2011年の貨物取扱量(速報値)が、10年と比べ16・8%減の計7457万トンに落ち込み、過去10年で最低となったことが、18日までの県のまとめで分かった。各港湾とも大震災直後は大幅に落ち込んだが、6月以降は復旧関連の資材や火力発電所の燃料などの取り扱いが増え、最終的に6?29%の減少幅にとどまった。県は「震災復興で盛り返した側面があるが、貨物量の本格回復にはまだ遠い」としている。

 県によると、11年中の貨物取扱量は、茨城港が前年比21・5%減の2015万トン、鹿島港が同15%減の5442万トン。茨城港の港区別では、日立港区が同29・4%減の421万トン、常陸那珂港区が同6・4%減の609万トン、大洗港区が25・5%減の985万トン。

 茨城、鹿島両港の昨年の月別貨物取扱量を前年同期と比べると、震災直後の3月は約4割、4月は約2割に落ち込み、5月も約5割にとどまった。6月以降は9割以上に回復し、10、12月は前年同期を上回った。

 常陸那珂港区と鹿島港はコンテナ積み降ろし用のガントリークレーンが被災し、国際コンテナ航路の長期間の休止を余儀なくされたが、福島第1原発事故に伴う火力発電の需要増を受け、燃料の石炭などの取り扱いが増加。昨年後半には、常陸那珂港区は前年同期を大きく上回り、鹿島港も前年並みで推移した。

 大洗港区も6月のフェリー航路再開以降は前年並みに回復。日立港区は岸壁の復旧遅れなどから自動車の輸出が伸びず、昨年後半も前年の7?8割程度にとどまった。

 県港湾課は、「回復は震災需要に伴う一時的なもの。コンテナ航路の再開などで、従来の貨物取扱量を取り戻すことが真の復旧につながる」と説明した。

 両港の年間貨物取扱量は05年以降は計8千万トン台で推移。09年は世界同時不況の影響で計7898万トンに落ち込んだが、翌10年は過去最高の計8968万トンに上った。

1068荷主研究者:2012/06/03(日) 14:39:52

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005076964.shtml
2012/05/23 10:22 神戸新聞
受注拡大で倉庫増強 老舗海運貨物業の「築港」

築港が運営する横浜化学品センターの倉庫=横浜市内(同社提供)

瀬戸口仁三郎社長

 大正時代創業の海運貨物業、築港(ちっこう)(神戸市中央区、瀬戸口仁三郎社長)が、倉庫を増強している。今月、横浜港で増設したのに加え、名古屋港では来年1月に新設する。大手が扱いにくい引火性の液体や石油化学製品といった危険物物流に対応することで受注を拡大。近年は製品の混合や小分け作業などの小回りの利く業務にも力を入れている。(末永陽子)

 瀬戸口社長(48)の祖父が1924(大正13)年に創業した。港湾運送業や通関業などを手掛けていたが、80年代後半から危険物を扱う倉庫業に力を入れ始めた。「規制が厳しい割に利益率は高くなく、大手が参入しにくかった」(瀬戸口社長)。施設の拡充や専門知識を備えた人材育成に力を注いだ。

 90年に就任した瀬戸口社長は関東で営業を強化。危険物取り扱いの法制度が整備されるにつれて取引先が増え、商社や薬品メーカーなど約700社、扱う危険物は約1万種に及ぶ。

 業務の拡大を見据え10億円を投じて横浜港に倉庫や加温施設などを増設、5月から稼働している。また名古屋港でも7億円を投じた倉庫2棟などが2013年1月に完成する予定だ。港湾で危険物を主に取り扱うのは中小企業が多いが、全国ネットワークを持つのは珍しいという。

 最近は、詰め替え作業や混合、加温などにも力を入れる。瀬戸口社長は「細かいニーズに対応することで生き残りを図る」と意気込む。

 築港は資本金9500万円。従業員約230人。全国六大港に約20の拠点を構え、年商は約93億円。

1069とはずがたり:2012/06/12(火) 18:10:18
Elevsisはここ
http://yahoo.jp/Slf8SO
ギリシャ文字だと'Eλενσι?みたい。

【ギリシャ危機と世界】
(上)中国に完全支配される港湾 ユーロ離脱後の風景を暗示
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/4488-4489
2012.6.7 22:21

 首都アテネから西へ車で約20分。青い海には陽光がまばゆく反射する。エーゲ海の島々に向かう客船が停泊する波止場を過ぎると、山積みになったコンテナや青色のクレーン設備、巨大貨物船が姿を現した。

 「PCT(ピレウス・コンテナ・ターミナル)へようこそ」。そう記されたゲートの下をトラックが行き交う。PCTは中国海運最大手、中国遠洋運輸(COSCO)の傘下企業。ギリシャの海の玄関、ピレウス港の第2埠頭を運営する。

 「今のところ投資は成功だ」。PCT最高経営責任者の傅承求氏は胸を張る。事務所の壁には、胡錦濤国家主席が出席した署名式の写真が飾られていた。

 水深は18メートルと深く、大型船の出入りに適する。古代ギリシャ時代に軍港が置かれたピレウスは、バルカン半島を通じ欧州大陸、黒海を抜け中央アジアにアクセスできる。地中海を挟んで対岸は北アフリカだ。

 「極東と欧州を結ぶ懸け橋」(傅氏)という地に海運の要衝を築こうと、COSCOがギリシャ政府から35年間の埠頭運営権を42億ドルで取得したのは2009年。欧州で債務危機が本格化する直前だった。

 同社はイタリアのナポリ、エジプトのポートサイドなど欧州・中東の6カ所で港湾運営に携わるが、ピレウスだけは単独で運営権をにぎる。“完全支配”のメリットを生かし、同港を経由する貨物取扱量は昨年、欧州経済が停滞する中でも前年から倍増し、今年も6割増を見込む。

 協力関係の継続・深化を誓う中国にとって、瀕死のギリシャは格好の“獲物”となり得る。
    ◇
 中国海運最大手、中国遠洋運輸(COSCO)がピレウス港の運営を始めた当初は「中国人に雇用が奪われる」と抗議デモが発生した。だが、埠頭で働く従業員約1千人のうち、中国人は管理職の7人のみ。漢字の看板など「中国」をうかがわせるものは目につかない。現地の反発を抑えようという配慮である。

 港近くの高台では、中国の支配下で活況な第2埠頭を冷めた目で見下ろす男性がいた。「ギリシャの労働者にとって、いい影響はない」。国営である第1埠頭の労働組合長、ニック・ゲオルギウ氏だ。

 同氏の話では、COSCOは第2埠頭での業務開始にあたり組合に所属しない別のギリシャ人を低賃金で採用。今年2月には労組をつくろうとした労働者3人が解雇された。

 3人が駆け込んだ労働監督当局は「不当解雇」と報告書に記した。その写しを手に、ゲオルギウ氏は憤る。「中国は“社会的ダンピング”で競争を自国に有利にしようとしている」

 もっとも、ゲオルギウ氏の憤りは国全体では少数意見である。

 「ギリシャにはお金が必要だし、中国は投資先を探している。両国は持ちつ持たれつの関係にある」。シンクタンク「経済産業調査財団」研究員、ニコラス・ベンツリス氏は強調する。

 ギリシャ政府は欧州連合(EU)などからの金融支援の条件に国有企業・資産の売却を約束した。政局の混乱で計画は遅れているが、中国はバルカン半島に物流網を張り巡らすため、北部テッサロニキの港や鉄道などのインフラに関心を寄せているという。

 だが、欧州進出の足がかりを作ろうと、ギリシャに多額の投資をつぎ込んできた中国も、再選挙にもつれ込んだ政治の混迷を憂慮している。

 ギリシャがユーロ圏を離脱した場合に備え、中国では最近、国家発展改革委員会、人民銀行、中国銀行業監督管理委員会、国家外貨管理局、商務省の専門家、そして経済学者らが一堂に会し、諸外国の対応策などの分析を始めた。

 中国の輸出産業への打撃は避けられない。しかし、中国政府関係者の発言を見る限り、中国は欧州への拡大路線を切り替えるつもりはなさそうだ。

 国務院(政府)発展研究センター対外経済研究部の隆国強部長も「今回の危機は中国企業にとってさらなる戦略的機会だ」と訴えた。その根拠は単純だ。

 「売りたくないとしていた人も、資金繰りに困ると考えを変える。価格が高かった企業も危機が訪れると低価格で売りに出される」(隆氏)。海外で金融危機が起きる度に中国企業はその好機をものにしてきた。

 ギリシャがユーロから離脱すれば国内の混乱で投資先としての不透明さは一気に増す。一方で、旧通貨のドラクマ再導入で通貨価値は切り下げられ、国有資産は暴落する。中国が資金力に任せて、手に入れたい海外資産を買いたたくチャンスにもなる。
 (アテネ 宮下日出男 北京 川越一)

1070荷主研究者:2012/06/15(金) 00:00:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205220016.html
'12/5/22 中国新聞
浜田・境港の貨物量が大幅増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20120522001601.jpg

 北東アジア貿易の促進に向けて国が発展を支援する「日本海側拠点港」の浜田港(浜田市)と境港(境港市)で、2011年の国際コンテナ貨物の取扱量(速報値)が10年比で大幅に増えたことが、中国地方整備局のまとめで分かった。「韓国やロシアなど環日本海の国々との貿易が好調だったため」という。

 取扱量は輸出入量の合計。コンテナの海上輸送で用いる20フィートコンテナ(高さ2・6メートル、幅2・4メートル、奥行き6・0メートル)換算で、境港は1989年の国際航路就航以来、最多の2万7193個(前年比5・6%増)。浜田港は3608個(同11・6%増)で、ピークの08年に次ぐ高水準だった。

 境港は、2年連続のアップ。輸出が1万3997個で4・9%増。韓国航路が1便増え、非鉄金属や冷凍魚が伸びた。輸入は、国内の住宅需要の回復で建材が伸びるなどし、6・3%増の1万3196個だった。

 浜田港も2年連続の増加。輸出が1776個で9・7%増、輸入が1832個で13・2%増だった。引き合いが強まっている韓国向けヒノキ材の輸出に加え、周辺工場の増産に伴うポリエチレン原料の輸入が増えた。

1071荷主研究者:2012/06/15(金) 00:10:30
>>1064
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205240024.html
'12/5/24 中国新聞
釜山直行コンテナが浜田入港

 浜田港(浜田市)から韓国・釜山港へ直行する国際定期コンテナ船(週1便)の第1便が23日、浜田港に入港した。輸出航路は日本海沿岸の2港経由から変更され、航行日数は5日間から1日間に短縮する。

 釜山港から博多港を経由し、毎週水曜日に浜田港へ入港する。従来は浜田を出港後に秋田、富山港に寄って釜山港へ帰るため運航日数が長く、冬場はしけによる遅れや欠航が多発していた。変更で、輸送日程は安定し、荷主の利便性が向上し、輸出増加が見込まれる。

 この日コンテナ船は午前7時に浜田港へ入港した。ポリエチレン原料や大豆などを積んだコンテナ36個を降ろし、古紙やレーヨン、ヒノキ材などのコンテナ34個を積み込んだ。

【写真説明】浜田港に到着したコンテナ船

1072名無しさん:2012/08/02(木) 22:55:26
舞鶴−浦項定期航路へ共同宣言 府知事と両市長
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20120801000050

 国際フェリーの試験運航で韓国・浦項(ポハン)市を訪問中の山田啓二京都府知事と多々見良三舞鶴市長は31日、浦項市の朴承浩市長と国際フェリーの定期航路開設に向けた共同宣言を行った。フェリー就航は物流と観光の両面から活性化が期待されるが、先行する阪神港などに対し、京都舞鶴港のメリットを打ち出せるかが課題となる。

 宣言では、舞鶴市と浦項市を結ぶフェリー航路の早期就航に向けて協力し、経済交流と発展に寄与する、と表明した。山田知事は浦項市役所で行われた交流セミナーで「途切れることのない経済交流の懸け橋をつくりたい」とあいさつした。

 京都府は昨年秋、舞鶴港が国の日本海側拠点港に選定されたことを機に、舞鶴−浦項間の国際フェリーの定期航路開設に動いてきた。取り扱い貨物量を増やせるほか、浦項市近くの慶州と京都を結ぶ観光ルートの整備で府北部の観光振興につながると判断した。

 フェリー貨物の拠点となる大阪港や神戸港では、中国・上海や韓国・釜山などへ週1〜3便の定期運航を行っており、厳しい競争が予想される。

 府などでは、阪神港−釜山港間の820キロに比べ舞鶴港−浦項港間は約550キロと近く、混雑する阪神港に比べ船積みにかかる時間も短縮できるほか、工場から港までの陸路も阪神圏より渋滞が少ないなどのメリットを売り込んでいく。

 今回の試験運航で府内の経済団体や旅行、物流関係者ら約200人に乗船を呼び掛け、帰路便では韓国側から約200人も乗船する。府は「いかに舞鶴の便利さを知ってもらうかが勝負」といい、定期航路化に向け積荷の確保を目指す。

1073荷主研究者:2012/08/12(日) 21:05:40

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120703_1
2012年7月3日 カーゴニュース 第4098号
東京港の渋滞問題で東京湾岸警察署が協議会立ち上げへ

 東京港の渋滞対策で新たな動きが出てきた。警視庁東京湾岸警察署では東京都港湾局などと連携し、大井ふ頭地区で深刻化する渋滞問題について有効な対策を探るため、関係者による新たな協議会を7月中旬以降に立ち上げる予定。活動休止していた「大井ふ頭交通対策連絡協議会」を再活性化する形で、大井ふ頭関係者が円滑かつ快適な道路交通環境を実現するための対策に連携して取り組むのが狙いだ。

 ●「警察としても放置できない問題」
 東京港の周辺道路では渋滞が慢性化し、ターミナルからの引き取りが集中する日はとくに混雑がひどく、道路が海コン車両の「待機場所」のようになり、路線バスや一般車両の運行を妨げている。仮眠や荷待ちのトラックの路上駐車も混雑に拍車をかけ、「警察としても放置できない問題ととらえている」(警視庁東京湾岸警察署の林秀樹交通課長)。

 近年、東京港の周辺道路では海コン車両が関与する重大事故が相次いで発生。2010年10月9日の午前5時頃、品川区八潮の大井南部陸橋に駐車中のトレーラに原付バイクが追突し、原付バイクの運転者が死亡した。また、11年10月21日の午後3時半頃には、江東区青海1丁目交差点で、自転車を押していた歩行者が信号を無視したトレーラにひかれて死亡している。

 直近では、今年3月30日の午前7時20分頃、東京税関大井出張所前のバス停留所付近で、停車していたバスに乗用車が追突。乗用車の運転者が死亡した。仮眠するために大型トラックがバス停留所付近に止めてあったため、本来の通行車線にバスが停車していたことが追突の原因とされている。

 青海1丁目交差点の事故では、トレーラの運転手から青海ふ頭の混雑により運転に「焦り」があったとの報告もあり、東京港の渋滞・混雑が危険運転や事故につながる危険性も指摘される。東京湾岸警察署では、ドライバーや事業所に啓蒙チラシを配布したり、混雑する時期(週末や週明け)に街頭指導などを行ってきた。

 ●渋滞緩和に向け関係者に協力を要請
 青海ふ頭地区では、関係者で構成する「青海ふ頭周辺道路交通対策協議会」による毎月の会議や合同パトロールを通じて、渋滞緩和に向けた活動を継続している。一方、大井ふ頭地区でも従来、「大井ふ頭交通対策連絡協議会」があったが、協議会で進めていたコンテナ車両専用レーンの設置が06年に完了して以降、活動休止となり、協議会が開かれなくなっていた。

 3月の大井出張所前の死亡事故発生を受け、5月25日に約6年ぶりに大井地区の関係者を集めて交通対策会議を開催した。東京湾岸警察署から渋滞の現状や問題点、今後の対応を説明し、7月中旬以降、新たな協議会の立ち上げを視野に、大井ふ頭地区における円滑で快適な交通環境の実現に向け港湾管理者、道路管理者、関連事業者に協力を要請した。

 具体的には、(1)コンテナ車両を待機させないようターミナルオペレーターは作業の効率化を推進(2)海コン業者は夕方に集中する引き取りの時間帯を分散化(3)ドライバーは交通マナーの向上やシートベルト着用など交通ルールを遵守④周辺事業者は、路上駐車防止のための待機場所の確保や場内・出入り口での注意喚起・ガードマンの配置――などの対策案を提案している。

 ●滞留コンテナの一掃がカギ
 東京港の渋滞問題についてはこれまでにも物流関係者の間で「改善が必要」との認識で一致しており、様々な対策が講じられてきた。東京都港湾局では、臨時待機場所の開設のほか、中央防波堤外側埋立地での新たなターミナルやバン・シャーシプールの整備を打ち出しており、「早朝ゲートオープン社会実験」についても来年3月まで延長することを決定した。

 ただ、「渋滞緩和に絶大な効果があった」とされる対策はまだなく、中央防波堤外側埋立地の新ターミナルやバン・シャーシプールの整備までには時間を要する。待機場所の確保も難しい現状で、道路上の待機車両をなくすには、ターミナルの作業効率アップが不可欠で、それに絶大な効果がありそうなのがターミナル内の滞留コンテナの一掃だ。

 大手荷主がフリータイムを超えて長期間ターミナルにコンテナを置き、倉庫代わりに使っていることがある。その結果、ターミナルでは荷繰りの回数が増えて作業効率が悪化し、スムーズにコンテナを搬出できない。ターミナル内の滞留コンテナと道路上の待機車両は表裏一体の関係にあるという側面がある。

 今回、東京湾岸警察署主導で大井ふ頭関係者による協議会が設置され、待機車両だけでなく、滞留コンテナ問題にも踏み込んだ議論がなされるか――期待されている。

(2012年7月3日号)

1074荷主研究者:2012/08/12(日) 21:44:23

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201207070006.html
'12/7/7 中国新聞
水島港の港湾計画変更を了承

 国土交通省の交通政策審議会分科会は、岡山県が手続きを進める水島港(倉敷市)の港湾計画変更を了承し、羽田雄一郎国交相に答申した。2015年をめどに、航路の水深掘り下げや民間運営エリアの拡大を目指す。

 変更される計画では、トウモロコシなどの穀物を取り扱う民間2社の専用埠頭(ふとう)に通じる航路と泊地計約100ヘクタールの水深を2メートル掘り下げて14メートルにする。7万トン級の大型輸送船が、満載の状態で入港できるようになる。

 また、玉島地区の埠頭用地のうち、民間に貸し付けて運営できる区域を従来の約2倍の約48ヘクタールに拡大し、効率化を図る。

 水島港は昨年、ばら積み(バルク)の大型貨物船の拠点として集中整備する国際バルク戦略港湾に選ばれた。事業着手は港湾計画の変更が前提となっていた。事業費は未定。今後、国と県、民間で費用負担の在り方を協議する。

1076荷主研究者:2012/08/13(月) 23:01:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005229990.shtml
2012/07/21 08:12 神戸新聞
中国の貨物を神戸経由で四国へ ジャンボフェリー 

 神戸‐高松間を結ぶジャンボフェリー(神戸市中央区)は20日、中国から神戸港経由で四国にコンテナ貨物を運ぶサービスを、今秋にも始めることを明らかにした。2009年に上海に営業拠点を開設後、4年越しの営業活動が実った。1カ月に数十個の見込みだが、阪神(神戸・大阪)港経由の輸出入貨物の増加を目指す「国際コンテナ戦略港湾」の取り組みに、弾みがつきそうだ。

 同社は神戸‐高松間でフェリーを1日4往復運航。本州四国連絡道路の全通などで長距離トラックの乗船利用が落ち込む中、1990年代後半から、神戸港から四国各地まで貨物を一貫輸送するサービスを始め、取扱量を増やしてきた。

 この仕組みを生かし、中国・上海から四国各地までの一貫輸送を企画。上海‐神戸間はコンテナ船で運び、神戸でフェリーに載せ替えて、高松港から陸送する。

 グループ会社を通じて09年、上海に現地法人を設立。日本から派遣した社員1人を含む3人体制で現地の荷主に営業活動をしてきた。

 衣類や食品など上海から四国に向かうコンテナ貨物は、韓国の釜山港経由で運ばれることが多い。同社は1日4便が定時運航している特長を生かし、中国の荷主に対し釜山経由に比べて輸送時間の短さを売り込んでいるという。加藤琢二会長(45)は「貨物の新たな流れとともに、関西国際空港‐神戸‐高松という観光ルートも上海の人々に売り込みたい」と話している。

(高見雄樹)

1077荷主研究者:2012/08/13(月) 23:25:23

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120720/CK2012072002000190.html
2012年7月20日 中日新聞
RORO船 定期運航実験 伏木富山港の貨物 自走乗船

ウラジオストク港との定期便化実験で冷凍機が積み込まれるRORO船=射水市の富山新港で

 県は十九日、伏木富山港−ウラジオストク港(ロシア)航路で、貨物を積んだトレーラーが自走で乗り込める輸送貨物船「RORO(ローロー)船」の定期運航実験を始めた。これまでは不定期便だったが、八月十一日まで六日に一度の五便を実験的に就航させ、需要を探るとともに、定期便の便利さを荷主となる企業にアピールし利用促進を図る。

 伏木富山港が国の総合的拠点港に選ばれたのに伴い、物流の活性化を狙った実験。同航路のRORO船は、中古車を運ぶため不定期で月三〜五便が伏木富山港の富山新港(射水市)を出港している。

 実験では、コンテナに合わない少量や規格外の貨物を、中古車を運ぶRORO船で運び、貨物ニーズや輸送コストなどを検証する。初日は、奈良県や三重県から持ち込まれた冷凍機と冷凍機の冷却水を冷やす装置の大型貨物三点が富山新港から積み込まれ、出港した。

 県は、ロシアとの国際RORO船を二〇一五年度までに週二便にすることを目指している。 (石川尚里)

1078荷主研究者:2012/08/13(月) 23:35:44

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120724_1
2012年7月24日 カーゴニュース 第4104号
クボタがサントリーと関西地区で国際海上コンテナのラウンドユース

 クボタ(本社・大阪市浪速区、益本康男社長)では、関西地区でサントリーと国際海上コンテナのラウンドユースを開始した。サントリーが輸入で使ったコンテナをクボタが輸出で再利用する仕組み。空コンテナの回送距離を短縮することにより、物流コストを削減するとともに、国際海上コンテナ輸送に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を削減するのが狙いだ。クボタでは関東地区でも異業種と連携してコンテナのラウンドユースを進めており、7月中旬につくば国際貨物ターミナル(TICT)内にインランドデポを開設。船社、輸入者の利用を募り、輸出入コンテナのマッチング率を向上させるとともに、京浜港の混雑緩和に貢献したい考えだ。

 クボタでは2008年から、社内におけるコンテナのラウンドユースを開始。ただ、製品の輸出が圧倒的に多く、部品の輸入や梱包材の再輸入が少ないなど輸出入のバランスを欠いていたため、コンテナのマッチング率を上げることが難しかった。このため、船社が指定するインランドデポから輸出用の空コンテナを調達し、デポ〜工場のドレージ車両が港までドレージすることによって、空コンテナの回送距離の短縮に取り組んだ。

 09年6月からは、東芝と関東地区におけるコンテナのラウンドユースを開始した。両社の拠点が近く、クボタは輸出が多く、東芝は輸入がメインであることに着目したもの。東芝が千葉県柏市の倉庫でデバンニングした後の空コンテナをクボタの筑波工場(茨城県つくばみらい市)に運び、輸出で使用。初年度は1500本(40ftコンテナ換算)の共同利用、120tのCO2削減を目標とし、3年目に入った現在も継続実施している。

 関西地区については、今回、サントリーとのラウンドユースを実現。従来、サントリーの滋賀県東近江市の拠点では神戸港から輸入したコンテナをデバンニング後、神戸港に空で返却していた。一方、クボタの枚方製造所(大阪府枚方市)では、輸出用の空コンテナを神戸港からピックアップしていた。両社がコンテナを共同利用することにより、空コンテナの輸送距離を減らし、物流コストとCO2排出量を削減する。

 クボタとサントリーでは、ラウンドユースを実施するにあたって、複数回のトライアルを行い、利用船社の違いや、輸出入のタイミングなど課題を検証した。ラウンドユースでは、「輸入で使った後の空コンテナが、傷等がなく輸出に使える状態にあること」が担保されている必要があるが、サントリー、クボタの拠点でそれぞれ「チェックシート」に基づくコンテナチェックを行うことによって、円滑な実施を目指した。

 なお、関東地区では、ラウンドユースのマッチング率を高めるため、船社5社の協力を得てTICTに空コンテナストック用のインランドデポを開設した。京浜港から茨城方面に輸入コンテナをドレージした車両に空コンテナをデポに返却してもらい、京浜港に戻る際に追加料金を支払ってクボタの筑波工場に寄ってもらい、その車両が輸出コンテナを京浜港まで輸送する仕組み。京浜港でコンテナ返却のために乗り入れする車両を少なくし、港湾地区の混雑解消も狙う。

 クボタでは物流の効率化とCO2削減に向け、筑波工場、枚方製造所のほかに堺製造所(大阪府堺市)でも異業種とのコンテナのラウンドユースを推進。また、免税コンテナの国内輸送や45ftコンテナの活用についても検討していく。

 機械総括部機械海外総括室の土本哲也物流企画グループ長は、「ラウンドユースは輸出企業の方が(空コンテナが使える状態にあるかという)リスクを抱えることになるが、お互いのエゴを出すとうまくいかない。共同利用する企業の輸入での取り扱い貨物が東芝は家電、サントリーは食品関係だったため、コンテナの品質についてあまり不安を感じなかった」と説明。

 関東地区のインランドデポの活用については、「東京港の混雑で荷主もドレージ会社も困っている。郊外に空コンテナをハンドリングするデポを設けることで、混雑問題の解決策になるのでは」と話している。

(2012年7月24日号)

1079荷主研究者:2012/08/17(金) 00:24:44

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120727304.htm
2012年7月27日03時17分 北國新聞
金沢港、市外企業の利用広がる 釜山経由でメキシコへ

 地元金沢の企業以外にも金沢港を利用する動きが広がってきた。鍛造品メーカーの羽咋丸善(羽咋市)は韓国コンテナ航路を活用し、釜山港経由でメキシコに機械部品の輸出を始めた。福井市のメーカーも大阪港から金沢港に輸送ルートを転換。金沢港の優位性や、多様な物流ルートを持つ必要性を訴える県のポートセールスの成果が出てきた。

 羽咋丸善は6月8日〜7月14日、金沢港から釜山港経由でメキシコ西岸のマンザニーロ港に、建設機械部品のトライアル輸送を実施。大阪港や神戸港から直行便を利用していた従来と比べ、船賃は同じで輸送時間も大差なく、国内の輸送時間、コストは大幅に縮減した。さらに、金沢港は搬入作業が当日午後3時まで可能で、緊急対応できるなど利便性が高いという。

 このため、メキシコへの輸出はすべて金沢港ルートに切り替えた。中国やシンガポール、サウジアラビアへの輸出についても、平美都江社長は「どんどん金沢港を使う」と話す。

 建設機械部品メーカー日本エー・エム・シー(福井市)は、中国・南通市の自社工場からの部品の輸送ルートを従来の大阪港から金沢港に転換した。

 県が今年度始めた「金沢港物流ルート転換支援事業」では、中村留精密工業(白山市)が金沢港―釜山新港で工作機械部品の輸送で適用を受け、複数の企業がトライアル輸送を希望している。県は「多くの企業に一度金沢港を使ってもらい、良さを実感してほしい」(港湾活用推進室)と利用を呼び掛けている。

1080荷主研究者:2012/08/17(金) 00:36:52

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1207250019/
2012年7月25日 神奈川新聞
京浜港、早くも正念場 横浜港運協会が「国の戦略策定欠落」と懸念表明/神奈川

 国の港湾強化施策「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)が、早くも正念場を迎えている。横浜港の港湾運送事業者約250社が集う横浜港運協会は、国による支援の手薄さを問題視。「国家による戦略の策定が欠落している」と懸念を表明した。アジアの成長を積極的に取り込むために欠かせない官民の連携が、揺らぎ始めている。

■竹やりで戦えぬ

 7月18日に開かれた横浜港運協会の拡大理事会。横浜港運会館(横浜市中区)の会議室は会員企業の代表らで埋まった。国土交通省関東地方整備局などの幹部も来賓として招かれた。

 議題は戦略港湾の経過報告。冒頭から「本当に戦略的なのか」という協会サイドの指摘から始まった。韓国・釜山港と争う国際港湾を目指すならば「国が戦略を定め、港湾を指定した上で重点的な投資をするべきではないか」。戦略を決める前にまず公募して競わせた今回の手法は問題だったとの趣旨だ。

 その上で戦略港湾への国家の関わりが不明確との指摘も。例えば岸壁などを作る際の国の直轄事業では国の負担金は通常66・7%だが、戦略港湾は70%とわずか3・3%しか増えていない。「重点的な投資とはほど遠い」として「竹やり程度では戦えない」との訴えが続いた。

■交代で支援後退

 港運関係者から懸念が相次ぐ背景には「戦略港湾」となっても成長を実感できない現実がある。

 協会の藤木幸夫会長は拡大理事会で「横浜港が従来と同じように大勢の人が働いて、家族を養い雇用を守る。それを続けていくにはどうすればいいか。難しい課題になった時に前原(誠司国土交通相=当時)さんと出会った」とし「戦略港湾として横浜港をハブ(拠点)港にしてもらいたいと思った」と明かした。

 戦略港湾構想を2009年10月に最初に打ち上げた前原誠司氏(現在は民主党政調会長)から国交相は4人も交代した。藤木会長は「民主党ではなく、これでは民主アパート。これが政府なのか」。交代に次ぐ交代の果てに支援制度が骨抜きにされてきたとみる。

■見せかけの需要

 京浜港のコンテナ取扱個数は08年のリーマン・ショックの影響で大きく減少した。東日本大震災の影響も加わり、11年はリーマン前の700万個(20フィートコンテナ換算)の水準にようやく戻った。京浜港が15年に掲げる目標は1050万個(20フィートコンテナ換算)。4年間、毎年75万個を増やし続けなければ達成しない計算だが、横浜市港湾局は「目標を変更しない」と強気の姿勢だ。下方修正すれば、その時点で釜山港に対峙(たいじ)する日本のハブ港の実現が遠のくためだ。

 横浜港では国内外の他港からの利用転換を促すため、横浜港に集荷した船会社などに補助制度を打ち出している。「横浜港を通過したことを示す書類を申請すれば補助金が得られる。目標を達成するために、結果的に書類上の帳尻合わせにならないか」。ある船会社幹部は、補助金目当ての通過が相次ぎ、本来の需要とはかけ離れた見せかけの数字が積み上げられることを危惧した。

1081荷主研究者:2012/08/17(金) 00:54:43

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120728301.htm
2012年7月28日03時03分 北國新聞
金沢、伏木富山が減速 コンテナ取扱量

 北陸の主要3港の上半期(1〜6月)国際コンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は、金沢、伏木富山港が前年同期比で減少し、敦賀港は2桁増となった。金沢港は中国向け繊維機械などの落ち込みで輸出が2割減と低調だったのに対し、敦賀港は韓国向け液晶ガラスが伸びた。円高や欧州債務危機、中国経済の減速でメーカーの受注環境に不透明感が増す中、港湾の荷動きは輸出先で明暗が分かれた。

 「中国経済の減速を受け、年明けから繊維機械関連が振るわなかったのが大きい」。金沢港で荷役を担う金沢港運(金沢市)の担当者は悔しそうに話す。

 金沢港の上半期コンテナ取扱量は、実質の貨物量を示す実入りで前年同期比5%減の1万7344個。輸入は10・8%増の9792個と増えたが、輸出が19・9%減の7552個で伸び悩んだ。

 輸出の中でも中国向けは前年同期比31・2%減と激減した。津田駒工業(金沢市)の繊維機械の輸出が円高や中国の金融引き締めの影響で落ち込んだことなどが一因とみられる。

 金沢港の主要貿易相手国は中国。今年上半期も中国向け輸出取扱量は3100個となり、東南アジアの1692個、韓国の1229個を引き離し、輸出全体の41・0%を占めた。中国向け貨物の減少がコンテナ取扱量に影響したといえる。

 金沢港運はコマツの建設機械部品を中心に金沢港の利用自体は活発とし、「中国以外に大きく落ち込んだ地域はない」(海務部)としている。空コンテナを含めた取扱量は1・6%増の2万3481個で過去最多だった。

 伏木富山港の上半期(速報値)は実入りで前年同期比8・4%減の2万5668個だった。「速報段階で十分に検証できるデータがない」(富山県港湾課)というが、数字上は荷動きは鈍った。

 大阪税関伏木税関支署が公表している富山県の貿易概況によると、1〜5月の輸出額は単月でいずれも前年割れ。輸出全体の約6割を構成するアジア向けが前年の7〜8割程度で推移したという。

 伏木富山港の荷動きについて伏木海陸運送(高岡市)の担当者は「全体的に低調。世界経済が停滞している影響が出ているのではないか」と指摘する。コンテナ取扱量の減少は好調だった前年同期の反動減の側面もあるとみている。

 一方、伏木富山港の代表的な輸出製品であるロシア向けの中古車は、同国の関税引き上げで大幅に落ち込んでいたが、一昨年から回復傾向が続いているという。

 敦賀港は実入りの取扱量が前年同期比21・6%増の1万3150個で過去最多を更新した。輸入が29・0%増、輸出も12・6%増と堅調だった。

 福井県の担当者は韓国・釜山港を結ぶ定期航路に触れ「滋賀県で生産された韓国向け液晶ガラスが輸出の主力。これが伸びている」と説明。大阪税関敦賀税関支署は「敦賀港は中国向けの貨物のウエートが高くなく、金沢港とは状況が違う部分がある」と分析する。

 敦賀港は6月も輸出入の取扱量で昨年9月の2395個を上回る2967個と単月では過去最多を記録した。東南アジアや北米向けの繊維製品も伸びている。

1082荷主研究者:2012/08/17(金) 18:20:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120731t35013.htm
2012年07月31日火曜日 河北新報
釜石港、コンテナ物流躍進 年間目標月内達成へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20120730020jd.jpg
震災後、コンテナ取扱量が急増する釜石港で、初めて積み込まれるリーファーコンテナ=30日、釜石港の公共埠頭

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20120730021jd.jpg

 岩手県釜石市の釜石港公共埠頭(ふとう)コンテナの取扱量が東日本大震災後、急増している。昨年7月に開設された内航フィーダーコンテナ定期航路が着実に実績を上げ、30日には釜石港初のリーファーコンテナ(冷蔵冷凍コンテナ)も荷積みされた。急ピッチで進む復興道路の整備も追い風に、岩手県内の新たな「流通港」として期待が高まっている。

 釜石市によると、釜石港のコンテナ取扱量の推移はグラフの通り。2012年は7月末で1057TEU(20フィートコンテナ換算、空コンテナを含む)に上る見込みで、ことしの年間目標1000TEUを既に超える勢いだ。

 岩手県内でコンテナターミナル機能がある大船渡、釜石、宮古の3港はいずれも震災で設備に被害を受けた。釜石港は最も早い昨年6月に復旧。同7月には、世界的海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)のコンテナヤードに指定され、週1便、国際貿易港の京浜港と結ばれた。

 定期航路開設とともに釜石港を利用し始めた三菱製紙グループの北上ハイテクペーパー(北上市)は「県内港で輸送能力が確保できれば、省コスト化を図ることができる」と指摘。円高による厳しい競争にさらされる輸出企業にとって、輸送コスト縮減は必須という。

 海外向け写真原紙を製造する同社は5月、メーンの積み出しを仙台港から釜石港に移し、釜石港の取扱量を一気に押し上げた。

 リーファーコンテナは、釜石市の食品製造会社アジテック・ファインフーズが、台湾向け大豆タンパク食品を1TEU活用した。現在仮設で対応する港の電源設備は今秋、本格復旧する計画。市は「水産品の扱いも拡大し、県内企業の復興につなげたい」と意気込む。

 岩手県の港湾コンテナ物流は震災前から後れを取り、県内需要の多くは、震災前20万TEU超の取扱量を誇る仙台港など県外に流出。県内の取扱量はこれまで、大船渡港の2839TEU(10年)が最多だった。

 震災を機に10年以内の開通が見込める三陸自動車道、東北横断自動車道釜石秋田線の結節点になる釜石市の港湾の利便性は今後、さらに高まるのが確実だ。

 市港湾振興課の熊谷充善課長は「県内企業へのポートセールスを強化し、2、3年後には取扱量をことしの2、3倍にしたい。自動車道開通後は5千TEUが目標で、クレーンなどの設備強化も課題になる」と話している。

1083荷主研究者:2012/08/17(金) 19:31:28
>>1082
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120731_2
2012/07/31 岩手日報
待望の冷蔵・冷凍コンテナ 釜石港で取り扱い開始
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 釜石市の釜石港で新たに冷蔵・冷凍コンテナの取り扱いが始まり、30日に台湾への輸出に向けた積み込み作業が行われた。東日本大震災の影響で、現在、県内でコンテナ船の定期航路を開設しているのは同港だけ。震災後、同港のコンテナ取扱量は急増しており、県内水産業の復興拠点として期待が高まる。

 釜石港と京浜港を定期周航している公龍丸(こうりゅうまる)(749トン)が釜石港公共埠頭(ふとう)水深11メートル岸壁に接岸。大豆タンパクを原料とする製品などを製造販売する釜石市のアジテック・ファインフーズ(中村好雄社長)の商品が入った20フィートコンテナ1本などを積み込んだ。

 釜石港は津波の被害を受けたが、クレーンの修理を早期に終え、昨年7月にコンテナ事業を再開した。同月、世界的な海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナライン(香港)が震災復興で同港をコンテナヤードに指定。京浜港と週1便で結ぶ定期航路が開設された。

【写真=公龍丸に積み込まれる冷蔵・冷凍コンテナ。水産業、水産加工業の復興拠点として期待が高まる=釜石港】

1084荷主研究者:2012/08/17(金) 19:32:06

http://www.tomamin.co.jp/2012t/t12070603.html
2012年7/6 苫小牧民報
道内最大のガントリークレーン到着 苫小牧東港国際コンテナターミナル

苫小牧港・東港国際コンテナターミナルに到着した道内最大のガントリークレーン

 苫小牧港・東港中央埠頭(ふとう)の国際コンテナターミナルに6日午前、コンテナ荷役に使われる道内最大のガントリークレーンが到着した。

 岸壁からコンテナを持ち上げられる高さは、既存のクレーンを4.5メートル上回る34.5メートル、腕の長さは6メートル長い43メートル。現在、道内に7基あるクレーンを上回り最大となる。総事業費は約8億円。

 クレーンは、台船に載せられた状態で接岸。深い霧の中、総重量約800トンの巨体が姿を現した。苫小牧港管理組合によると、8日に陸揚げ作業を行い、試運転が終わる8月から本格稼働するという。

 同ターミナルは10月、西港を利用している内航コンテナ船の移転が始まり、コンテナの年間取扱数は20万個(20フィート換算)前後から23万個前後に増える見通し。同組合はクレーンの増設に加え、コンテナ置き場の拡張なども行いハード面の整備を進める。

1085荷主研究者:2012/08/17(金) 19:42:57

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20120731/CK2012073102000178.html
2012年7月31日 中日新聞
伏木富山発で経費減 海外輸送 県、実験結果発表

 県は、伏木富山港から韓国・釜山を経由しマレーシアまで荷物を運ぶ実験の結果を発表した。これまで神戸港を使っていた富山住友電工(射水市)は、陸送費軽減などで物流コストが15%削減できた。

 実験は六月二十二、二十八日。実験では、目的地までの到着日数は神戸港とほぼ同じ二十一日間だったが、物流コスト削減のほか、二酸化炭素(CO2)排出量はスギ二十七本に当たる月間五・二トン減る効果があった。同社はアルミコイル材の輸出港を神戸から伏木富山へ順次切り替えることにした。

 県立地通商課によると、実験は百万円を上限に県が経費の半額を補助する。ほかの県内企業数社からも補助金の申し込みがある。

 県は、日本海側総合的拠点港の伏木富山港の機能を強化するため、他県の貨物を狙って八月に岐阜市で、九月には長野市でバイヤー商談会と利用促進セミナーを開くほか、秋には上海経由でタイに到着する輸送実験を実施する。

 (山田晃史)

1086荷主研究者:2012/08/17(金) 19:49:12

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005263518.shtml
2012/08/03 08:15 神戸新聞
兵庫県、2社を助成対象に 海上輸送への転換支援

 兵庫県は2日、阪神港(神戸、大阪港)などを拠点にコンテナ貨物の海上輸送を促す補助事業で、西日本内航フィーダー合同会社(神戸市中央区)と日本触媒姫路製造所(姫路市)を助成対象に選んだ、と発表した。いずれも陸送していた化成品を海上輸送に転換し、20フィートコンテナ1個当たり2千円を補助する。

 県は2011年度から、港湾の活性化や二酸化炭素(CO2)排出量の削減、国道2号バイパスの渋滞緩和につなげる狙いで、陸上から海上に輸送経路を転換するコンテナ貨物の輸送費を補助している。本年度は「関西イノベーション国際戦略総合特区」の地域指定などを受け、阪神港への集荷を加速するため、助成費を倍増させた。予算額は800万円。(桑名良典)

1087荷主研究者:2012/08/17(金) 19:52:30

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20120804e
2012/08/04 11:07 秋田魁新報
秋田〜ウラジオ航路開設 定期コンテナ船、韓国の船会社

 韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」は3日、秋田港〜韓国・釜山港の間で運航している既存の国際定期コンテナ航路をウラジオストクまで延伸し、釜山経由で秋田とウラジオストクを結ぶ新航路を開設すると明らかにした。秋田に週1回寄港する。ロシアへの定期コンテナ船の運航は、1999年開設の秋田〜ポシエト間が2003年に積み荷不足のため休止となって以来9年ぶり。

 新航路は秋田港を出て新潟、直江津、富山新の国内各港に寄港し、釜山を経由してウラジオストクへ向かうルート。ウラジオストクからは釜山経由で秋田に入り、再び国内各地に寄港する。秋田からウラジオストクへの輸出にかかる日数は7日間、ウラジオストクからの輸入にかかる日数は5日間。

 これまでは本県からロシアに荷物を運ぶ際は秋田〜釜山間、釜山〜ウラジオストク間で別々の船を使用。釜山で荷物を積み替える必要があったが、新航路は秋田からウラジオストクまで同じ船を使うため、積み替えは不要となった。

1088荷主研究者:2012/08/24(金) 00:07:17

http://www.at-s.com/news/detail/397734612.html
2012/8/6 07:32 静岡新聞
コンテナクレーン、国道バイパスIC完成 御前崎港

 御前崎港のコンテナクレーン新1号機と港に関連する金谷御前崎連絡道路(国道473号バイパス)大沢インターチェンジ(IC、牧之原市)の立体交差が完成し、5日、それぞれの現地で完成式典が行われた。いずれも県の事業で、川勝平太知事をはじめ関係者が出席して完成を祝った。

 御前崎港では川勝知事が荷役能力の向上など新1号機の特徴を説明し、「御前崎港が発展していくための重要なインフラ整備」と強調した。来賓らとともにくす玉を割った後、新1号機の稼働を見守った。

 新1号機はアウトリーチ(アームの長さ)が45メートルで、レールスパンは30メートル。旧1号機に比べて2割ほど荷役能力が向上し、これまで以上の大型船の荷役も可能になる。新1号機と同様の性能の新2号機が昨年4月から稼働中で、今後も従来通りの2基体制。

 国道473号バイパスは御前崎港、東名高速道相良牧之原IC、静岡空港などを結び、港の利活用促進のためにも重要な地域高規格道路。大沢ICの立体交差化の完成で、信号機のある交差点の平面交差が回避でき、事故防止と3分程度の時間短縮が見込める。

 式典では太鼓の演奏や関係者車両の通り初めを行い、完成を祝福した。この日から上下線6カ所に新設した非常駐車帯の供用も開始した。

1089荷主研究者:2012/09/22(土) 17:55:26

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005322450.shtml
2012/08/23 08:10 神戸新聞
国内最大の青果物倉庫 ポーアイに上組が建設

11月の稼働に向け、急ピッチで建設が進む国内最大の青果物倉庫=神戸市中央区港島6、上組ポートアイランド総合物流センター

 港湾物流大手の上組(神戸市中央区)が、神戸・ポートアイランドに整備中の巨大青果物倉庫の概要が明らかになった。5階建てで延べ床面積は5万平方メートル。3階建て2万平方メートルの加工施設を併設。バナナなどを扱う青果物倉庫としては国内最大で「世界にも例がない」としている。輸入した果物や野菜を、隣接する加工施設からスーパーに直送できるため、鮮度の保持や物流コスト削減が期待できる。11月稼働の予定。(高見雄樹)

 青果物倉庫は「上組ポートアイランド総合物流センター」(9・1ヘクタール)の中核施設。敷地内に今月、定温倉庫も稼働した。青果物倉庫と加工施設は搬送設備で結ぶ。

 同社は輸入青果物の50%以上を扱う最大手。倉庫にはバナナやパイナップル、キウイフルーツなどの薫蒸設備を設ける。荷さばき場も温度管理ができる新方式を採用し、果物をより新鮮に保てるという。

 加工施設は専門業者と協力して運営し、果物の輸入から熟成、スーパーへの配送まで一貫した体制を整える。輸入された緑色のバナナを黄色にする「室(むろ)」と呼ばれる小部屋を約70室設け、大量の注文にも対応する。

 上組は「輸入業者に使い勝手の良さを分かってもらい、神戸港に入る果物を増やしたい」としている。

1093荷主研究者:2012/09/22(土) 18:17:07

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120828205.htm
2012年8月28日00時57分 北國新聞
RORO船が伏木港に

トレーラーで荷物が積み込まれるRORO船=伏木港

 伏木港と北海道苫小牧港を結ぶ近海郵船物流(東京)のRORO(ロールオン・ロールオフ)船「つるが」(8608トン)は27日、伏木港伏木万葉ふ頭に入港した。鋼材や製材を下ろした後、肥料や古紙などを積み、同日出港した。今年は昨年から1便増え、過去最多に並ぶ年4回の寄港を予定している。

 RORO船はトレーラーなどの車両が直接船に乗り込んで荷役できる貨物船で、苫小牧への航路は2005(平成17)年に運航を始めた。

 08年に年4回寄港したほかは年3回にとどまっていたが、今年は北海道側、富山側とも荷物が増える見通しとなり、増便された。今後は9月18日、10月9日、11月4日に入港する。

 ふ頭で入港歓迎式が行われ、高橋正樹高岡市長、近海郵船物流の野崎哲一社長があいさつした。

1094荷主研究者:2012/09/23(日) 00:05:13

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120828/CK2012082802000041.html
2012年8月28日 中日新聞
「地域に貢献」と歓迎 三河港、ロシア航路開設へ

 トヨタ自動車が田原市の田原工場からロシアの組立工場に自動車部品を輸送するため、新たに開設されることになった三河港(豊橋市)の定期コンテナ航路。三河港のコンテナ取扱量は倍増する予定で、地元からは歓迎の声が上がった。

 豊橋市の佐原光一市長は二十七日に会見し、新航路を説明。「三河港の背後の経済圏は自動車産業が主流。新車の輸出だけでなく、部品も輸出する港となるのは意義深い。地域産業を支える港として貢献できる」と話した。

 豊橋、田原の両市が出資する第三セクター・三河港コンテナターミナルは、取扱量の増加を見越しコンテナ運搬車両を購入予定。豊橋市は購入費の21%にあたる千九百八十万円を、九月の定例市議会に提出する一般会計補正予算案に計上。田原市も4%を補助する。

 新航路の開設で、三河港の海外定期コンテナ航路は現行の中国、韓国に行きに加え三カ国目となる。佐原市長は「ロシア航路が加わり、ほかの産業からどう注目されるかも重要だ。利用者にとって使いやすい港を目指す」と意気込んだ。

 田原市の鈴木克幸市長も定例会見で「航路の開設で三河港の役割が増える。生産、輸出が安定的にされるとのことなので、トヨタ自動車田原工場の雇用確保にもつながる」と期待を込めた。

 (曽布川剛、那須政治)

1095荷主研究者:2012/09/23(日) 00:28:35

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120906_3
2012年9月6日 カーゴニュース 第4115号
博多港長期構想検討委が博多港の20〜30年後を展望する「長期構想」

 博多港長期構想検討委員会(鬼頭平三委員長、日本港湾協会理事長)は、博多港の20〜30年後を展望する長期的な指針として「博多港長期構想」をまとめた。「アジアの中で輝きを放つオンリーワンのみなとづくり」を基本理念に掲げ、博多港の未来設計図を描いたもの。最先端のクオリティーを持つコンテナターミナルの整備や東アジアとの高速物流ネットワークの拠点づくりなど時代を先取りする取り組みを挙げ、ICタグを活用したスピーディーな通関手続き、特定区域内の日中韓シャーシの相互乗り入れ、45ftコンテナへの対応などを提言している。

 世界最先端のクオリティーを持つコンテナターミナルの整備では、ロジスティクスセンターとしての港湾機能の質的向上も重視し、アイランドシティ地区において24時間のターミナル運営や全国に先駆けたITシステムの導入、荷役機械(トランスファークレーン)の電動化によるCO2(二酸化炭素)の大幅な削減を実現する「アイランドシティ エココンテナターミナル」などの取り組みを進めてきたが、災害時にも業務を継続可能なシステムの構築、コンテナターミナルの自動化や立体化など新しい取り組みにチャレンジする。

 東アジアとの高速物流ネットワークの拠点づくりでは、上海とつながる高速RORO船の増便や天津などへの新たな航路開設の動きに合わせ、東京とつながる国内RORO船が就航し、また、JR貨物福岡ターミナルが近接する絶好のロケーションを持つ箱崎ふ頭地区において「国際・国内ROROターミナル」の整備が進められている。「国際戦略総合特区」制度を活用した、ICタグを活用したスピーディーな通関手続きや、専用道路を整備することで、特定区域内(JR貨物福岡ターミナル間)における日中韓のシャーシの相互乗り入れなど規制緩和を求める。

(2012年9月6日号)

1096荷主研究者:2012/09/23(日) 01:12:31

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005359154.shtml
2012/09/06 19:35 神戸新聞
神戸港の集荷対策強化へ 神戸市、補助金を増額

瀬戸内や九州からの集荷に力を入れる井本商運のコンテナ船=神戸港沖

 神戸市は2012年度、神戸港の集荷対策を一段と強化するため、神戸に拠点を置く内航海運3社に総額4億5千万円を補助する。輸送コストの低さから韓国・釜山に流れている貨物を取り戻す狙いで前年度より補助額を1・5倍に増額。引き続きコンテナの運賃助成に投入し、瀬戸内や九州の港から輸出される貨物を神戸港にシフトさせる。

 現在、瀬戸内と九州の港から年間約70万個が韓国・釜山を経由して輸出されている。市は11年度に3億円を投じ、20フィートコンテナ2万5千個を集めた。12年度は11年度に新設した航路の定着などで同6万5千個の取り扱いを見込む。

 今回助成するのは、上組などが出資する西日本内航フィーダー(神戸市中央区)▽内航コンテナ輸送最大手の井本商運(同)▽ユニエツクス(東京)‐の3社。

 3社は荷主に対して釜山向けよりも安い運賃を提示。そこで生じる赤字分を市の助成金で補てんする計画だ。その中で集荷を強化する施策を相次いで導入する。

 西日本‐は大型船の投入で運航コストを下げる。井本は神戸‐広島間を週4便から5便に増やして利便性を高め、貨物量を増やす。

 ユニ社は、日本郵船系の外航船社「NYKコンテナライン」と組み、専用の内航船を運航。NYKの輸出入貨物を神戸で積み替え、西日本の特定の港に直送する。各港を回るよりも時間短縮につながるという。井本も別の外航会社と組み、同様の取り組みを定着させる。

(高見雄樹)

1097荷主研究者:2012/09/23(日) 01:41:00

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1209110016/
2012年9月11日 神奈川新聞
コンテナ集荷、正念場 京浜港で連携なく“争奪戦”輸入貨物促進に補助制度/横浜港

 横浜港のコンテナ集荷策が本格的に動き始めた。7月からは補助事業の目玉となるアジアからの輸入貨物を促す補助制度がスタート。横浜市港湾局によると、東京港に輸入されている貨物を横浜港に誘致することも視野に入れている。国から「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)が連携するはずが、コンテナを争奪する結果となっている。

■輸入貨物呼び込め
 横浜市港湾局が7月1日から始めた補助制度は中国や台湾、東南アジアから輸入貨物を増やした海運会社に対して補助金を支給するもの。市は40フィートコンテナ1個に対して5千円を支払う。市は「横浜港は輸出港というイメージがあるが、反応は悪くない」(誘致推進課)と自信をみせる。

 関東を中心とした大手荷主をターゲットにしている市港湾局は「結果として東京港でも横浜港でもどちらで降ろしても、という貨物を横浜港に集めたい」(同課)と話す。

■伸び悩む取扱個数
 横浜港が集荷を焦る背景にはコンテナ取扱個数の伸び悩みがある。横浜市港湾局がこのほど発表した2012年上半期(1〜6月)の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせた取扱個数は前年同期比0・4%増の153万個(20フィートコンテナ換算)で「前年並み」(担当者)。輸出、輸入とも中国や米国など上位国の貨物が減少し、外貿貨物は前年割れとなった。

 生産拠点の海外移転が進み産業構造が変化したことで横浜港からの輸出が伸び悩んでいる。通年でも「前年並み」を脱するためには輸入を増やすための集荷策を講じる必要があった。

■連携の見通しなく
 ただ、減少しているのはコンテナだけではない。上半期の基幹航路の取扱量をみると、北米西岸航路が輸出入合わせて20・9%減、欧州・地中海航路が8・8%減と低迷している。

 国際コンテナ戦略港湾がまず目指すのは「基幹航路の維持・強化」。その目標に向けて京浜港は連携しなければならないのだが、横浜市港湾局は「基幹航路をどうするかは今のところ模索中」(誘致推進課)。京浜港の連携も具体的な動きはまだない。

 東京都港湾局は、横浜市港湾局よりも半年早い11年12月から、輸出入を問わず同額の補助を行っている。担当者は「海運会社に好評で、前年同期に比べて取扱個数が増える見通しとなっている」と明かし、独自の施策を展開する考えだ。

1098荷主研究者:2012/10/21(日) 15:44:39

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20120914/CK2012091402000034.html
2012年9月14日 中日新聞
中国航路6年ぶり復活 11月から定期貨物船

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2012091302100156_size0.jpg

 汎洲(ぱんしゅう)海運(ソウル市)は十一月から、敦賀港(敦賀市)と韓国・釜山、中国・上海を結ぶ「韓国・中国航路」を新設、定期貨物船を週一便、就航させる。敦賀港と中国を結ぶ定期航路は二〇〇六年八月に廃止されており、六年ぶりの復活となる。県企業誘致課は「県内外から需要を掘り起こし、取扱量増を目指したい」としている。第一便は十一月九日に入港する。

 航路開設で、韓国の港での積み替えが不要になる。敦賀港から上海まで七〜十五日かかっていたが、五日に短縮。上海から敦賀港へは十日かかったが、八日に短縮される。

 就航するのは新造船「パンコンサクセス」(九、九〇〇トン)と、従来は東日本航路で運航されていた「イースタンエクスプレス」(八、八一三トン)。各港を巡ると二週間かかるため、二隻を投入して週一便を確保する。

 日本総代理店の「アジアカーゴサービス」によると、汎洲海運の新造船が今月と十一月に計二隻完成するため、新航路を検討。これまで日本海側への航路がなく、輸送量の拡大を目指し新設した。

 県企業誘致課によると、敦賀港の海外航路は現在、韓国との週四便だけ。韓国の港で積み替え、上海、寧波と輸出入した貨物は昨年一年間で計八百四十三TEU(一TEUは二十フィートコンテナ一個)で、全体の約4%にすぎなかった。

 同課の担当者は「新設航路では、一便あたり百TEUを超えるようにしたい」と話す。県内と滋賀県で企業説明会を開き、就航をPRする。

 (梅野光春)

1099荷主研究者:2012/10/21(日) 15:58:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120919t31015.htm
2012年09月19日水曜日 河北新報
釜石港、大口荷主に奨励金 来月にも市新設

 岩手県釜石市は、釜石港のコンテナ利用拡大を図るため、大口荷主に対する奨励金制度を市単独で10月にも新設する方針を決めた。従来の奨励金と合わせ、年間最大1000万円を交付する。市によると、コンテナ利用拡大を狙った自治体の奨励金としては全国最大級という。

 釜石港は東日本大震災で設備が被害を受けたが、昨年6月に復旧、同年7月には内航フィーダーコンテナ定期航路が開設され、コンテナ取扱量が急増している。周辺では復興道路の整備も急ピッチで進んでおり、市は「奨励金でコンテナ物流を拡大し、復興に弾みをつけたい」と狙う。

 釜石市はこれまで、コンテナ航路利用奨励金制度を設け、荷主に対しコンテナ1本当たり2万円、年間100万円を限度に交付してきた。新制度はコンテナ50本を超える分について、50本を1口とし、1口100万円、年間最大9口、900万円を限度に上乗せする。

 新制度は、仙台港や秋田港など県外に流出する県内の大口荷主の誘致を強化する。

 2012年度は新制度の試行期間と位置付け、市は18日開会の市議会9月定例会に提出した補正予算案に、12年度単年度分の予算1300万円を計上した。

 釜石港のコンテナ取扱量は、ことしは7月末で1057TEU(20フィートコンテナ換算)に達し、東日本大震災前の10年実績(114TEU)を大幅に上回る伸びを示している。

 釜石市は、整備が進む三陸自動車道や東北横断自動車道釜石秋田線の結節点であり、釜石港の利便性は今後も高まる。市は試行期間の利用の動向を見ながら、13年度から本格的な運用に乗り出す考えだ。

 9月補正予算案では、航路利用奨励金と、集荷する陸送業者に交付する集荷促進奨励金(年間最大100万円)の従来制度についても、本年度の予算枠を拡大するため、計280万円の増額を計上した。

1102荷主研究者:2012/10/28(日) 21:52:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320605
2012年8月26日 00:49 西日本新聞
コンテナ奪還の“切り札”に 熊本港にガントリークレーン

熊本港に陸揚げされ、年内の供用開始を目指すガントリークレーン

 県が管理する熊本港(熊本市西区)のコンテナターミナルで荷物の積み降ろしをする「ガントリークレーン」の年内供用開始に向けた作業が本格化している。政令市の港として拠点性を高め、福岡市の博多港など他県の港に流れている荷物を取り戻す「切り札」となるか−。

 市中心部から港に向かうと、赤と白が鮮やかなガントリークレーンの姿が浮かんでくる。高さ76メートル。周辺に高い建物がないため、港の位置が遠目にも分かる。

 もともと静岡県の清水港で使われていた中古クレーン。現地での塗装を終え、今月4日に陸揚げされた。経費を抑えたい熊本側の申し入れに静岡側がこたえ、クレーン自体の譲渡価格は105万円。県港湾課によると、清水港からの輸送や熊本港への設置にかかる費用や、部品代などを含め、経費総額は、新品のクレーンを導入する場合の6割程度に抑えられたという。

 熊本港の外国貿易コンテナの取り扱いは、2010年までの5年間、3471〜5112TEU(20フィートコンテナ換算)で推移。県は県内企業への聞き取りなどから「博多港に流れているコンテナを中心に、5倍の潜在需要がある」とする。

 現在のクレーンは1点つり下げ式で、コンテナを安定させるために時間をかけて積み降ろしをする必要があるが、ガントリークレーンはコンテナの四隅を固定。安定度が増し、積み降ろし時間の短縮が図れるという。

 ただ、外国との定期便は韓国・釜山と結ぶ週1便のみ。利便性向上には増便も課題となるが、県港湾課の担当者は「精密機械を扱う企業や博多までの陸送時間の長さを敬遠する企業などで乗り換えの動きが出てくるはず」と期待を込める。

 ガントリークレーンは配電盤など部品の点検を続け、10月にも試運転を予定。県は本格運用をにらみ、港を売り込むポートセールスを強化する考えだ。

=2012/08/26付 西日本新聞朝刊=

1103荷主研究者:2012/10/28(日) 23:00:26

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210040019/
2012年10月5日 神奈川新聞
川崎港−上海港にコンテナ航路を開設、輸入促進に弾み/神奈川

 川崎港と中国・上海港を結ぶ定期コンテナ航路が新規開設されることになった。国際コンテナ戦略港湾の取り組みの一環として、川崎市と事業者などで構成する川崎港戦略港湾推進協議会(斎藤文夫会長)が積極的なポートセールスを展開しており、中国本土との定期航路開設は今年5月の青島港間に続く成果。国内最大級の貯蔵能力を持つ川崎港・東扇島地区の冷凍冷蔵倉庫群を強みに、一層の輸入促進に弾みがつきそうだ。

 川崎港−上海港間の定期航路は、中国船社「海豊国際航運有限公司(SITC)」が開設、10月22日に初入港する。1万トン級のコンテナ船3隻による運航体制で、中国最大の経済都市である上海市周辺に立地する日系企業関連工場から、関東圏向けに輸入される日用雑貨などの貨物を取り扱う。

 川崎港からも、川崎臨海部の工場などから上海向けにプラスチック材料などケミカル(化学)製品を輸出する。今後、新規航路の利用促進へ、アパレル用品や雑貨などの貨物集荷を目的に国内外の荷主に対し一層のポートセールスを展開する計画だ。

 東扇島地区・冷凍冷蔵倉庫群の貯蔵能力は約70万トンで、県内の年間取扱量のほぼ半分を占める。川崎港戦略港湾推進協議会は、中国などのアジア地域からの加工食品の輸入が増加している状況に着眼し、同地区の立地企業と関わりが深いSITCと協議しながら、積極的なポートセールス活動を実施している。

 従来、アジアとの航路は韓国・釜山など4ルートのみで、中国本土からの積み荷は東京港、横浜港から陸上ルートで東扇島地区に輸送されていた。今年5月には、川崎港初の中国本土を結ぶ定期航路として、青島港間の定期コンテナ航路を新設にこぎ着けた。

 川崎港は東京、横浜港とともに京浜港を形成しており、今回の上海航路開設を機に、3港の中で首都圏の重要な食品基地として、中国をはじめ、経済成長が著しいアジア諸国、地域との産業分野の交流を一層進めめていく考えだ。

1104荷主研究者:2012/10/28(日) 23:06:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005427306.shtml
2012/10/05 07:20 神戸新聞
阪神港の利用増へ 滋賀・野洲に内陸コンテナ拠点 

阪神港にコンテナを集めるため、神戸、大阪の両市などが整備した内陸のコンテナ拠点=滋賀県野洲市上屋(神戸港埠頭提供)

 阪神港(神戸・大阪港)経由の輸出入貨物を増やそうと、神戸、大阪両市などは滋賀県野洲市に内陸部のコンテナ拠点を開設した。電機、自動車など大手企業の工場が集積する同県で、荷主は阪神港に行かずとも、コンテナの取得や返却ができる。群馬県などにも同様の拠点があるが、港湾管理者が設けるのは初めて。(高見雄樹)

 両市と、コンテナターミナルを運営する神戸港埠頭(ふとう)(神戸市中央区)、大阪港埠頭(大阪市)の4者が共同で設置。3千平方メートルで20フィートコンテナ150個が保管できる。1年間の実験という位置付けで、今後、需要動向をにらんで通関機能を備えた拠点にしたい考えだ。

 この拠点を利用すると、輸入企業は荷物を降ろした空のコンテナを港に返したり、輸出企業は取りに行ったりする手間が省ける。

 2008年の調査では、滋賀県内からの輸出の51%、輸入の40%が名古屋港や四日市港など中部地区の港湾を経由していた。最近は韓国航路のある敦賀港(福井県)を利用する荷主も増えているという。

 こうした状況を変えようと両市は、新設のコンテナ拠点を活用し、阪神港の利点をアピール。阪神港は国が「国際コンテナ戦略港湾」に定め、11年度から重点整備されている。内陸拠点や内航船を使って国内各地からコンテナを集め、10年間で貨物量を1・5倍に増やす計画だ。

 コンテナ拠点では今後、いつでも融通できる態勢づくりや、滞留した場合の引き取り方法などを整える。「内陸の港のように活用してもらいたい」(神戸港埠頭)としている。

1105荷主研究者:2012/10/28(日) 23:25:28

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20121005/CK2012100502000195.html
2012年10月5日 中日新聞
RORO船 定期直航便が開設 伏木富山−ウラジオ間

定期運航実験で冷凍機が積み込まれるRORO船=今年7月、射水市の富山新港で

 従来は不定期便だった伏木富山港とロシア・ウラジオストク港を結ぶ貨物船「RORO船」が、月五便の定期直航便として開設された。運航会社のフェスコ(ロシア・ウラジオストク市)と地元代理店の伏木海陸運送(高岡市)が四日、両社による協定の締結を、県庁で石井隆一知事に報告した。県によると、ロシア極東向けの定期RORO船の航路開設は全国で初めて。

 RORO船は貨物を積んだトレーラーがそのまま乗り込め、コンテナに合わない小口、かさ高の貨物も運べる。協定に基づき、十月から中五日(六日に一回)、月四便以上の定期配船を始めるほか、一カ月前に向こう三カ月分のスケジュールをホームページなどで公表。荷主となる企業の利便性アップや、中古車やそれ以外の貨物の利用拡大を目指す。所要時間は輸出入ともに片道三十時間程度。

 県庁にはフェスコのドミトリー・クルダコフ取締役と伏木海陸運送の針山健二社長が来訪。三日に第一便が伏木富山港に入っており、クルダコフ氏は「現在の主流貨物は自動車だが、その他の貨物も取り込みたい」と述べた。石井知事は伏木富山港とウラジオストク港を結ぶ月六便の定期コンテナ路線と併せて「伏木富山港は名実ともにロシア極東への最大の拠点港となる。県としても精いっぱい支援する」と歓迎した。

 県の柳野隆之公営企業管理者は五月、ウラジオストク向けのRORO船の定期便化をフェスコに要望。七、八月には需要を探る定期運航実験を実施し、福島県や広島県、埼玉県など各地から輸出貨物が八十七トン集まった。 (相馬敬)

1109荷主研究者:2012/11/16(金) 00:15:25

http://www.minyu-net.com/news/news/1016/news6.html
2012年10月16日 福島民友ニュース
小名浜港の貨物量、震災前を上回る 相馬港は減少

 重要港湾の小名浜(いわき市)、相馬(相馬市)両港の1〜6月の取扱貨物量は合計1127万6001トンで、震災前の2010(平成22)年の同期を167万718トン上回ったことが15日、県のまとめで分かった。ただ、小名浜港の取扱量が増えたことが要因で、岸壁など港湾施設が十分に復旧していない相馬港の取扱量は震災前の水準には程遠い。

 港湾別の取扱量は、小名浜港が893万8114トンで、10年同期比238万3378トン増加。東京電力広野火力発電所や常磐共同火力勿来発電所の運転再開に伴い、石炭や重油の取扱量が増加したことが要因。一方、相馬港は233万7887トンで同71万2660トンの減少。石炭専用の荷役機械の4基のうち、津波で被災した2基の再稼働が8月からとなったため、相馬共同火力発電新地発電所向けの石炭などの取扱量が減った。

1110荷主研究者:2012/11/18(日) 14:14:30

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005457329.shtml
2012/10/17 21:53 神戸新聞
国の継続支援が必要 神戸港埠頭が港湾運営会社に

羽田雄一郎国土交通相(右)から港湾運営会社の指定書を受け取る神戸港埠頭の犬伏泰夫社長(左)=17日、国交省(撮影・段 貴則)

 コンテナターミナルを管理する神戸港埠頭(神戸市中央区)と大阪港埠頭(大阪市)の2社が17日、国土交通省から「港湾運営会社」に初めて指定された。両社は民間資本を入れて経営を効率化し、国の税制優遇などで港湾の利用コスト引き下げを目指す。港湾関係者らは「指定は競争力回復への第一歩」と評価しつつ「国の継続的な支援が不可欠」と指摘している。(高見雄樹)

 神戸港埠頭はガントリークレーンの性能を上げるため、本年度から4年間で総額117億円を投資する。今回の指定で、国や自治体からの無利子融資枠が総額の6割から8割に拡大され、資金負担が軽くなる。

 こうした優遇策や固定資産税の減免などで、コンテナターミナルを借り受ける船会社の負担を軽減。国際コンテナ戦略港湾の阪神港(神戸・大阪港)に貨物を呼び込む狙いだ。神戸港埠頭は「国際貿易港として貨物を再び集めるための第一歩」と意気込む。神戸と大阪の両社は2015年度の合併を目指している。

 港湾施設を使う側の港湾運送関連企業でつくる日本港運協会(東京)の久保昌三会長(上組会長)は「港湾の管理主体が無駄を省き効率化するのは歓迎できる」と評価する。その上で「改革の加速を」と注文する。

 韓国・釜山港などアジアの有力港湾との競争は激しい。関係者は「民間の経営努力だけでは限界がある。国の全面的な支援でコストの抜本的な引き下げが必要」と指摘している。

1111荷主研究者:2012/11/18(日) 15:13:49

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13509800218050
2012年10月24日(水)茨城新聞
定期コンテナ航路就航 第1便入港、歓迎式典

常陸那珂港区⇔マニラ

【写真説明】定期コンテナ航路就航を祝って船内で開かれた歓迎セレモニー=東海村照沼の茨城港常陸那珂港区

 茨城港常陸那珂港区とマニラ(フィリピン)を結ぶ定期コンテナ航路が23日就航し、中国のコンテナ船の第1便が同港区北埠頭(ふとう)に入港した。船内では歓迎セレモニーが開かれ、運航会社や国、県の関係者が新規就航を祝った。

 入港したのは、上海のSITCが運航する「WARNOW TROUT」号(約1万トン)。家電製品などを積み降ろし、同日昼ごろ、釜山(韓国)に向けて出港した。

 歓迎セレモニーでは、常陸那珂港振興協会長の本間源基ひたちなか市長が「北関東の玄関口の常陸那珂港区への航路開設に感謝したい」とあいさつ。小野寺誠一県土木部長は「航路開設は震災復旧のターニングポイントになる」と述べた。

 記念品のだるまや花束贈呈の後、SITCジャパンの安枝真司営業本部長は、「北関東のマーケットは大きなポテンシャルがあり、常陸那珂港区に期待している。今後、貨物量を増やし、航路を軌道に乗せたい」と話した。

 新たに就航した「中国・韓国・東南アジア定期コンテナ航路」は週1便の運航で、国内や中国、韓国の港を経由し、同港区とマニラを往復。同港区に就航する定期コンテナ航路は4路線となった。

1112荷主研究者:2012/11/18(日) 15:16:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005470691.shtml
2012/10/23 08:53 神戸新聞
神戸港の貨物増へ九州で集荷 西日本内航フィーダー

 阪神港(神戸・大阪港)や瀬戸内に拠点を持つ港湾運送7社でつくる西日本内航フィーダー(神戸市中央区)は29日、3隻目の内航コンテナ船を投入する。来年初めに本格運航させ、九州東部の港を回って貨物を集める。九州の輸出貨物は韓国・釜山港を経由することが多く、新航路の開設で神戸港に集まる貨物の増加を図る。

 内航コンテナ船は20フィートコンテナを72個積める。当面は徳山港(山口県)を拠点に大分港、細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)などを週2往復する計画だ。集めた貨物は徳山で神戸行きの船に積み替える。

 同社は2011年、コンテナ船2隻で瀬戸内の各港を結ぶサービスを開始。一定の貨物量が見込めると判断し、九州に範囲を広げる。国は11年に阪神港と京浜港(東京・横浜港)を「国際コンテナ戦略港湾」に指定。内航船による貨物の集中には補助金を出すなどして支援している。(高見雄樹)

1113荷主研究者:2012/11/18(日) 15:17:08

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005476295.shtml
2012/10/25 08:20 神戸新聞
神戸港・中央航路の拡幅 15年秋に完成へ

 国際コンテナ戦略港湾に指定された阪神港(神戸・大阪港)の機能強化のため、国土交通省が進めている神戸港「中央航路」の拡幅工事で、2016年春を予定していた完成時期が15年秋ごろに早まる見通しとなった。本年度の整備費が見込みを上回ったためで、完成後は、東京、横浜港の主要航路と肩を並べる設備となり、神戸港復活への期待が掛かる。(高見雄樹)

 中央航路はポートアイランドの東、六甲アイランドの南西にあり、長さ3850メートル、幅500メートル、水深は16メートル。ポーアイと六アイのターミナルに出入りするコンテナ船が通る。

 国は阪神港を戦略港湾に指定した2011年度、総事業費120億円を投じ、5年かけて同航路の幅を600メートルに広げることを決めた。11年度は7億円の予算規模で作業を進めてきたが、本年度は約5倍の33億円の予算が組まれ工事のペースが加速。古い防波堤の撤去など大がかりな工事に着手できるようになり、「完成が半年ほど前倒しされる可能性が出てきた」(市みなと総局)という。

 東京、横浜港とも主要航路は同程度の幅がある。工事後は神戸もインフラ面で追いつき、大型船の出入港がスムーズになる。工事は国直轄で行われ、事業費負担は国が3分の2(市が3分の1)と通常より大きい。市は「戦略港湾に指定された利点を生かし、船会社が使いやすい港を目指したい」としている。

1114荷主研究者:2012/11/18(日) 15:17:34

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005478422.shtml
2012/10/25 19:55 神戸新聞
コンテナ3年ぶり減少 今年上半期の神戸港

 今年上半期(1〜6月)に神戸港から輸出入されたコンテナ貨物は、前年同期比1・5%減の103万個(20フィート換算)だったことが25日、神戸市のまとめで分かった。貨物量の減少はリーマン・ショックの影響を受けた2009年上半期以来3年ぶり。薄型テレビ用パネルなどの電気機械や自動車部品の輸出減少が要因とみられる。

 大阪港を合わせた「阪神港」でも2・5%減の204万8千個だった。年間で400万個を切る可能性が出ており、同港が国際コンテナ戦略港湾に指定された際に打ち出した「15年に年間490万個」の計画達成に暗雲が漂い始めた。

 神戸港のコンテナを地域別にみると、アジアが1・3%増の77万2千個、うち中国は半数以上の40万8千個に上った。一方、欧州は24・6%減の7万7千個まで落ち込んだ。欧州債務危機を背景に神戸港の欧州航路が3月以降、週3便から2便に減った影響が大きかった。

 今年下半期について同市は、沖縄県・尖閣諸島問題に伴う日中関係悪化の影響などで落ち込みは避けられないとみている。(高見雄樹)

1115荷主研究者:2012/11/25(日) 23:43:13

http://kumanichi.com/news/local/main/20121029006.shtml
2012年10月29日 熊本日日新聞
熊本港で大型クレーン稼働 積み荷増加に期待

テープカットでガントリークレーンの完成を祝う関係者=29日、熊本市西区の熊本港(大倉尚隆)

 県が静岡県から譲り受けた、精密機械が入ったコンテナの積み降ろしができるガントリークレーンが29日、熊本港で稼働を始め、「初荷」として富士フイルム九州(菊陽町)が製造した偏光板保護膜「TACフィルム」などがアジアに向けて積み込まれた。

 現地で完成記念式典があり、蒲島郁夫知事は「熊本港発展のために必要不可欠なクレーンで、静岡県に感謝している。将来的に利用を検討する企業もある。船便の増便も働き掛けたい」とあいさつ。静岡県の川勝平太知事も駆け付け、「クレーンも新しい働きの場を得て喜んでいる」と祝辞を述べた。

 両知事は、クレーンが静岡県から譲られたことを記したプレート「友好の礎」を除幕して握手。初荷式では、クレーンがTACフィルムの入った40フィートコンテナを四隅で持ち上げて貨物船に運んだ。

 静岡県が清水港で使っていたクレーンで、熊本県は105万円で購入した。新品では約10億円を見込んでいた整備費用は約6億3千万円だった。

 ガントリークレーンは安定性が高く、振動に弱い精密機械の搬出入に適している。稼働によって熊本港で扱える積み荷の種類が大幅に増え、コンテナ取扱量の増加が期待される。(福井一基)

1116荷主研究者:2012/12/09(日) 11:59:16
>>1112
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201210/0005492208.shtml
2012年10/30 23:25 神戸新聞
西日本内航フィーダー 4隻目のコンテナ船投入へ

九州の貨物を神戸港に集めるため、29日に運航を始めた3隻目の内航コンテナ船=神戸市中央区港島8、上組PC‐18ターミナル

 瀬戸内各港と神戸港間でコンテナ船を運航する西日本内航フィーダー(神戸市中央区)は30日、九州地区の貨物を神戸港に集めるため、本年度内に4隻目を投入する方針を示した。既に運航を始めた3隻目とともに、徳山港(山口県)を拠点に九州東部の港を回る。国土交通省と神戸市が貨物数に応じて費用の一部を補助する。

 同社は昨年から2隻で、神戸と水島(岡山県)、今治(愛媛県)、門司(福岡県)など瀬戸内の港を結ぶサービスを開始。

 3隻目となる「舛宝山丸」がこのほど就航し、博多港(同)大分港(大分県)、細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)を回り、徳山で神戸行きに積み替える。

 4隻目も舛宝山丸と同規模の20フィートコンテナ72個積みとなる見込み。神戸と九州各港を週2便で結ぶ。年間の輸送目標は示していない。

 徳山での積み替えコスト増が懸念されたが、同社に出資する港湾運送7社の協力で「韓国の船会社と競争できる水準になった」(川村進・西日本内航フィーダー代表職務執行者)という。九州から韓国・釜山港経由で輸出される貨物は多く、新航路で神戸港への集荷拡大を狙う。(高見雄樹)

1117荷主研究者:2012/12/09(日) 12:49:52

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/
2012/11/07 11:45 新潟日報
新航路第1便が入港
中韓―新潟東港

 新潟東港と韓国・釜山港や中国・上海港などを結ぶ新たな航路の第1便が6日、新潟東港に寄港した。同日、同港で記念式典が開かれ、関係者は対岸物流の活性化に期待を寄せた。

 新たに航路を開設したのは韓国の運航会社、汎洲海運。同日午前、積載量840個(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船(8813トン)が、6月に供用を開始した新岸壁に着岸した。日本側代理店のアジアカーゴサービス(東京)によると主に中国からの日用雑貨を降ろした。新潟からは化学製品などを積み、同日午後に出発した。

1118荷主研究者:2012/12/20(木) 00:47:47

http://www.minyu-net.com/news/topic/1115/topic3.html
2012年11月15日 福島民友トピックス
「コンテナクレーン」完成 小名浜港、荷役作業迅速化へ

テープカットでガントリークレーンの使用開始を祝う関係者たち=14日午後、いわき市・小名浜港大剣ふ頭

 東日本大震災で損壊し、県がいわき市小名浜港大剣ふ頭コンテナターミナルに新設を進めていたガントリークレーンは14日までに完成、使用を開始した。ガントリークレーンの稼働で荷役作業がスピードアップされ、物流拠点として活性化が期待される。

 ガントリークレーンは、コンテナ船に貨物を積み降ろすための専用クレーン。昨年11月4日に着工し、今月12日に完成した。新設したガントリークレーンは、約6メートル(20フィート)のコンテナを1時間当たり40本積み降ろすことが可能で、震災以前に使用していたクレーンに比べ、取り扱い能力が約2倍になった。

 県小名浜港湾建設事務所によると、同ターミナルの2010(平成22)年の貨物取扱量は1万4967本。昨年は、作業効率が低い多目的クレーンでの対応に限られ、利用は国内の航路を航行する船舶のみで4869本に落ち込んだ。今年は、4月に韓国、9月に中国を結ぶ船舶の利用が再開し、震災前の8割ほどまで利用が回復しているという。

 14日、同所で安全祈願祭と開始式が行われ、佐藤雄平知事や渡辺敬夫いわき市長らがテープカットするなどクレーン新設を祝った。

1119荷主研究者:2012/12/20(木) 00:52:28

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211150003/
2012年11月15日 神奈川新聞
南本牧ふ頭コンテナターミナル「MC−3」、供用開始に遅れの見通し/横浜

建設工事が進む南本牧ふ頭のコンテナターミナル「MC−3」=横浜市中区(今年8月撮影)

 横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)で建設が進む国内最大水深のコンテナターミナル「MC−3」の供用開始が、当初予定した2014年春に間に合わなくなる見通しとなったことが14日、分かった。横浜港埠頭公社の民営化の動きが遅れたことが、全体のスケジュールに影響を及ぼす公算が出ているためだ。

 市港湾局によると、公社の事業などを承継した横浜港埠頭会社が、港湾施設を一元的に運営する「特例港湾運営会社」の指定を国から受ける時期が当初計画より2カ月遅れの今年12月にずれ込む見込みとなった。指定の条件となる民間人経営者の登用や民間資本の導入といった手続きが遅れたためで、特に社長の選定が難航したという。

 特例港湾運営会社に指定されると、港湾施設を整備する際に国の無利子貸付制度の支援を受けることができる。埠頭会社は1基約10億円する大型ガントリークレーン3基を新設する計画だが、申請手続きも遅れる見通し。国などの予算編成の時期と重なることもあり、貸付時期や工期など全体のスケジュールが遅れる可能性が高まったという。

 MC−3は、20フィートコンテナ換算で年間40万個を扱う能力があり、横浜港全体の8分の1に相当する。国による港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港の目玉事業の一つに位置付けられている。それだけに、供用時期が遅れれば横浜港の国際競争力に影を落としかねないとの指摘もある。

 市港湾局は「当初の予定に変更はない」(南本牧事業推進課)と説明するが、同局の幹部は「最終的に影響が出ないようにがんばるしかない」と明かす。

 国土交通省によると、MC−3は07年から建設を開始。埋め立てに使う公共建設発生土の搬入の遅れに伴い、供用時期は当初の13年春から1年遅れとなっていたという。

1120荷主研究者:2012/12/20(木) 00:53:31

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211150027/
2012年11月16日 神奈川新聞
山下ふ頭を再開発へ、港湾計画改定で検討/横浜

 横浜市は2014年春に、現行の横浜港港湾計画を8年ぶりに改定する。山下ふ頭を再開発して商業施設や都市機能を誘致するとともに、同ふ頭が担ってきた在来貨物の物流機能を再編する。さらに、コンテナ取り扱い機能の強化や客船寄港の促進、防災機能の強化など、合わせて10の検討課題を挙げており、官民や学識経験者らでつくる検討部会が13年秋をめどに原案を作成する。

 第1回の検討部会は10月26日に横浜市内で開かれ、部会長に日本港湾協会の鬼頭平三理事長が就任した。

 検討部会では横浜港の役割を(1)国際競争力のある港(2)市民が集い、憩う港(3)安全・安心で環境にやさしい港−と定義。新たな港湾計画の目標年次は平成30年代後半(25年ごろ)とした。

 検討内容は(1)南本牧ふ頭で建設中のコンテナターミナル「MC−3」の供用を踏まえたコンテナ取り扱い機能の強化(2)山下ふ頭などの在来ふ頭の再編強化(3)横浜ベイブリッジ外に岸壁を整備するなど客船寄港の促進(4)山下ふ頭に商業施設や都市機能を加えるなどの再開発−など。

 委員からは「山下ふ頭の再開発に当たっては、物流機能との共存について慎重な検討が必要」との意見や、「観光や交流に関しては水上交通などを含め広域的に検討を」とした提言がなされた。

 現行の港湾計画は06年に改定されたもので、平成20年代後半(15年ごろ)に目標年次を定めていた。国の港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」の指定や、東日本大震災の発生など横浜港をめぐる環境が大きく変化したことから、改定を予定から2年程度前倒しすることにした。

 港湾計画の改定は国の交通政策審議会港湾分科会で了承を得られた後にスタートする。

1121荷主研究者:2012/12/30(日) 21:03:08

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211170074.html
'12/11/17 中国新聞
浜田―ウラジオ航路定期化へ

 浜田港(浜田市)とロシア極東のウラジオストクを大型貨物船RORO船で結ぶ航路が12月から月2便以上、定期運航することが固まった。19日、運航するフェスコ社(モスクワ)や利用する貿易会社エル・アイ・ビー(浜田市)など関係者が島根県庁で合意書に署名する。

 同航路は2008年7月に不定期航路として就航。浜田港からウラジオストクに中古車や建材、食料品などを輸出し、石炭や鉄鉱石などを輸入している。浜田港の11年の輸出総額39億9千万円のうち、ロシア向けは27億9100万円と約7割を占め、主要航路となっている。

 定期運航に伴い、浜田港に、輸出入スケジュール把握で荷主の利便性向上▽西日本唯一のロシアとの国際RORO船定期航路として存在感アップ▽「日本海側拠点港」へ追加選定の追い風―などの効果が期待されている。

 署名式にはフェスコ社極東支社のドミトリー・クルダコフ支社長、エル・アイ・ビーの高橋克弘社長、溝口善兵衛知事、浜田市の宇津徹男市長たちが出席予定で、詳細な運航スケジュールなども決まる見込み。

 県と浜田市は「浜田港ロシア貿易拡大プロジェクト実行委員会」を設けるなど、輸出企業に費用を助成する支援を続けている。

1122荷主研究者:2012/12/30(日) 22:29:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211250029.html
'12/11/25 中国新聞
人工島の利用低迷 下関

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20121125002902.jpg

 国際物流拠点づくりを目指し、755億円の事業費で建設中の下関市垢田沖の人工島「長州出島」の利用が低迷している。一部の岸壁が供用開始されて4年近くたつが、船舶の利用はわずか。新たな岸壁整備は着工を見合わせている。しかし、一方で港湾用地の埋め立ては今も進行中で、計画見直しを求める声も上がっている。

 人工島整備は、本州最西端の優位性を生かし韓国や中国のコンテナ船などを誘致するため、1991年に港湾計画を決定。国と市が事業主体となり、長さ240メートル、水深12メートルの岸壁2バースや関連用地からなる「運輸・物流ゾーン」(約62ヘクタール)などを整備する。95年に埋め立てに着手し、2009年3月には1バースを供用開始。総事業費755億円のうち、11年度までに666億円を投じた。

 しかし、外国からの定期コンテナ船やフェリーの就航はゼロ。10月末現在、風力発電の羽根などを積んだ内航船が延べ51隻入港したが、外航船は単発の同8隻にとどまる。

 その理由について、市港湾局振興課は08年のリーマン・ショックや尖閣諸島をめぐる中国との関係悪化などを挙げる。関門海峡沿いの既存バースと比べ、運航時間短縮やコスト削減につながる点を国内外でアピールしているが、利用増に結びつかないのが現状だ。

 外航フェリーを運航する山口県内の合弁会社は「周辺海域は風が強く潮流も速い。税関などの受け入れ態勢も整っておらず、メリットが少ない」とする。

 国土交通省は第1バースの利用低迷をみて第2バースの着工を見合わせている。一方、荷受業者などに売却する港湾用地の埋め立ては今も進む。

 元下関市立大学長で市民団体「なして?人工島の会」の堀内隆治代表は10月末に中尾友昭市長を訪ね、埋め立てに対し「空き地が増えるだけだ」と指摘。「海に戻せない以上、自然エネルギー基地に転用して有効活用するべきだ」と要請した。

 11月上旬には市内でこの問題を考える会合があり約20人が参加。「公費の無駄遣い」「市民の視点を入れ計画を練り直すべきだ」などの意見が出た。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20121125002901.jpg
【写真説明】国際物流拠点を目指して埋め立てが進む「長州出島」

1123荷主研究者:2012/12/30(日) 23:57:27

http://kumanichi.com/news/local/main/20121130002.shtml
2012年11月30日 熊本日日新聞
国際定期コンテナ船、週2便に増便へ 熊本港

 県と熊本市は29日、熊本港と韓国・釜山を結ぶ国際定期コンテナ船が12月14日から、現在の週1便から週2便に増えると発表した。週2便になるのは約8年ぶり。県は、積み降ろしが安定しているガントリークレーンが10月に稼働したことで、荷主企業のニーズが高まったとみている。

 増便するのは、韓国の船会社・高麗海運。現在、同港では、産業機械や肥料などが船から下ろされ、古紙や中古衣料などが積み込まれている。これまで釜山発の船が月曜に熊本港に寄港していたが、金曜にも寄港する。

 熊本港の国際定期コンテナ航路は1999年に週2便で始まったが、取扱量の低迷などで04年7月から減便。現在の取扱量はピークの01年に比べて、20・7%減の4699個(20フィート換算)。

 熊本港の利用拡大と増便に向け、県はガントリークレーン購入に加え、熊本市と連携し、高麗海運や荷主企業への働きかけを進めてきた。増便する同社のほか、今後、航路を開設する船会社には、県と市が助成金を出すという。

 県庁で会見した真崎伸一・県商工観光労働部長と、多野春光・熊本市農水商工局長は「精密機械や食品分野などで熊本港利用の検討が進んでいる。さらに便が増えるよう荷物を確保したい」と話した。(中原功一朗)

1124荷主研究者:2012/12/31(月) 00:20:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/418264.html
2012年11/09 16:00 北海道新聞
コンテナ船、東港区に集約 苫小牧

苫小牧東港区のコンテナターミナルに初入港したコンテナ船「オリオン」

 【苫小牧】苫小牧西港区のコンテナターミナルを利用していた国内航路のコンテナ船が8日、東港区のコンテナターミナルに初入港した。コンテナ船の入出港は来春までに、すべて西港から東港に移る予定で、今回がその第1弾。東港に集約することで効率化を図る。

 横浜コンテナライン(横浜)が横浜―八戸―苫小牧―仙台―横浜間で週1便運航する「オリオン」(749トン)が、午前7時すぎに入港。苫小牧港利用促進協議会が歓迎訪船を行い、佐藤光弘船長に花束を贈るなどした。

 西港は航路が狭く、船の通行制限があるが、東港には制限がない。佐藤船長は「西港は入港までに1時間ほど待たされることもあり、東港を使える利点は大きい」と話した。

 西港と本州を結ぶ国内航路はこのほかに2航路あり、このうち1航路は13日、残る1航路は来春までに東港に入出港先を移す。

 西港と東港は片道20キロ以上離れており、コンテナを運ぶトレーラーが両港間を行き交うことも多い。効率化を図るため、コンテナ貨物の一元化が求められていた。(野口洸)

1125とはずがたり:2012/12/31(月) 09:00:01
>>1122
また壮絶な無駄遣いを。。1期と2期の地図も見たかったので行政のウェブサイトへ逝ってきた。

新港地区
新しい国際物流拠点「長州出島」
2009年3月 一部供用開始
http://www.shimonoseki-port.com/jp/choshudejima/index.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/p_choshu2.jpg

 関門海峡沿いの港湾整備は、背後地の不足や船舶航行上の制約等により限界があることから、国際コンテナ貨物の増大や船舶の大型化に対応するため、関門海峡内に比べて制約が少なく、将来への発展可能性が高い新港地区に沖合人工島【長州出島】の整備を進めています。
 1995年度より、全体計画約147haのうち第Ⅰ期整備工事として、主に外国貿易貨物を取り扱う多目的国際ターミナルを核とする運輸・物流ゾーンの整備に着手しており、2006(平成18)年に−12m岸壁1バース概成及び背後用地の埋立て完了、2007(平成19)年より上屋等の施設整備に着手し、2009(平成21)年3月には一部供用開始しております。
 沖合人工島(長州出島)は、北部九州地域の中枢国際港湾の一翼を担う国際港湾として、また、時代のニーズに対応した、東アジアとの高速RORO船やコンテナ船によるシャトル航路の基地としての活躍が期待されます。

1126荷主研究者:2012/12/31(月) 10:13:40

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211260015/
2012年11月27日 神奈川新聞
南本牧ふ頭コンテナターミナル「MC−4」、横浜市が事業化へ/神奈川

 横浜市は、横浜港・南本牧ふ頭で計画中のコンテナターミナル「MC−4」を事業化する方針を固めた。2013年に着工し、18年の供用開始を目指す。建設が進む隣のターミナル「MC−3」との一体運用を想定しており、完成すれば国内最大級のターミナルが南本牧ふ頭に新たに誕生する。

 市は26日までに、国に対してMC−4の新規事業化を予算要望した。市は「順次竣工(しゅんこう)する超大型船の寄港に備えるため」としており、北米や欧州などの基幹航路をめぐる国際競争で横浜港の新たな拠点にする考えだ。

 市の計画ではMC−4は岸壁延長400メートル。基幹航路を運航する超大型船が着岸できるよう、MC−3とともに国内で最も深い水深20メートルとなる見込み。

 MC−3、4を合わせると計800メートルの連続岸壁となり、ふ頭用地は01年に供用を始めた南本牧ふ頭MC−1、2と同規模の計40万平方メートルと、国内最大級のターミナルになる見通しだ。

 整備方式は国直轄事業となり、全体の事業費の3割を負担する市は今後予算化する方針。

 市とすれば市内の公共工事で発生する建設発生土を埋め立てたMC−3が完成に近づいていることから、新たな受け入れ場所を早急に確保しなければならない事情もある。

 世界的な景気減速に伴い、横浜港のコンテナ取扱個数は低迷している。MC−4の新規事業化の必要性について市は「この状況だからこそ、成長につながるような手を打つことが横浜経済の発展につながる」と説明する。

 南本牧ふ頭は横浜港の新たなコンテナ物流拠点とするため、1990年から整備を開始。MC−1、2は国内初の水深16メートル岸壁など先進的な物流施設を備えており、外国のコンテナ船が定期的に運航されている。MC−3とともにMC−4が完成すれば南本牧ふ頭の物流機能は整うことになるが、超大型船を運航する海運会社の誘致など課題も残されている。

1127荷主研究者:2013/01/03(木) 10:35:44

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20121213304.htm
2012年12月13日02時25分 北國新聞
敦賀港、既に年間最多 コンテナ取扱量

 福井県がまとめた敦賀港の国際コンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は、1〜11月末で前期比18.3%増の2万5695個となった。輸出入とも2桁増で、年間の取扱量は12月を待たずに過去最多を更新した。一方、金沢港は輸出が2割減となり、過去最多だった前年を下回る推移が続いている。

 敦賀港の1〜11月の実入りコンテナ量は、輸出が13.3%増、輸入が22.3%増と大幅に伸びた。滋賀県で生産された韓国向け液晶ガラスがけん引。航路拡充も増加につながったという。

 金沢港は11月末時点で前期比7.6%減の3万1761個。輸入が6.2%増と伸びたが、輸出が22.0%減と大きく落ち込んだ。最大の貿易相手国である中国を中心に、機械関連の輸出が伸び悩んだ。金沢港は昨年から航路が拡充したため、空コンテナを含めた取扱量は1.4%増の4万4043個と伸びている。輸出量と輸入量に開きがあるため、空の回送コンテナが増えている状況だ。

 富山県港湾課は「集計中」とし、伏木富山港のコンテナ量を公表していない。

1128荷主研究者:2013/01/03(木) 10:37:03

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/12/13/new1212132101.htm
2012/12/13 21:21 デーリー東北
八戸港の港湾計画を変更

 青森県地方港湾審議会は13日、青森市で会議を開き、八戸港飼料コンビナートの機能拡張などに対応し、同港港湾計画の一部を変更、工業用地を拡大するなどの案を了承、県に答申した。年内に県報登載し正式決定となる。事務局の県港湾空港課は「変更は企業のコスト削減に寄与し、地域の活性化にもつながる」と期待している。

 変更では、八太郎3号埠頭(ふとう)の緑地と交通機能用地2・2ヘクタールを工業用地に、八太郎1号埠頭の埠頭用地2・7ヘクタールを港湾施設関連用地に転換する。

 東日本大震災で東北各地の飼料コンビナートが被災したため、八戸港のメーカーに家畜用飼料の注文が集中。今後も需要の増加が見込まれるとして、東北グレーンターミナルなど飼料関連5社と倉庫業4社が県に用地購入を打診していた。

 計画変更を受け、各社はそれぞれサイロや倉庫、生産ラインの増設に着手する方針だ。

 席上、委員からは「他県の拠点が復旧しても需要は見込めるのか」「緑地を無くせば防風、防砂機能が失われるのでは」などの質問が出た。

 県側は「温暖化を背景に畜産拠点が北にシフトしつつあり、震災前から需要は伸びていた。粉じんなどはもともと少ない」などと説明。委員から反対意見はなかった。

 このほか、大平洋金属がニッケル鉱石の貯蔵用地として購入を希望している河原木2号埠頭の緑地2ヘクタールを工業用地に転換し、市川船だまりに100メートルの砂防堤を設置する変更案も了承した。
(田村祐子、上野貴裕)

1129荷主研究者:2013/01/06(日) 13:02:08

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/38842.html
2012年12月22日午後2時07分 福井新聞
日本海側拠点に敦賀港選ぶも国放置 支援策や集中投資見えず不満の声も

国の日本海側拠点港に選ばれて1年以上経過した敦賀港。国際コンテナ貨物取扱量は好調を維持しているが、国の具体的な支援策は見えない=5月、福井県敦賀市

 国土交通省の日本海側拠点港に昨年11月、福井県の敦賀港が選ばれてから1年以上が経過した。同港は2012年も国際コンテナ貨物取扱量を伸ばし、選定港として実力を証明している形だ。一方、国交省は拠点港に対し「各港の計画の進み具合をチェックし、必要があれば支援する」とするだけで、具体的な支援策や集中投資の考えは見えない。港湾関係者からは「国として何がしたいのか。メリットが見えない」と不満の声が上がっている。加えて、拠点港は民主党政権の「選択と集中」の一環で進めた経緯があり、政権再交代後の取り扱いも不明だ。

 拠点港は、経済成長著しい中国やロシアなど北東アジアとの貿易の核として、日本海側港湾の国際競争力を強化するのが狙い。国交省は船や貨物の種類などの機能別に応じて、昨年11月に応募23港のうち19港を選定。敦賀港は「国際フェリー・国際RORO船」機能で選ばれた。ただ「国際海上コンテナ」機能では落選している。

 選定された各港の港湾管理者は、15年と25年時点の国際航路数の目標や貨物量予測、今後の取り組みを含めた計画を作成しており、国は計画実現に向けて支援する。

 しかし、選定後に国交省は、9月に有識者の検討委員会を1回開いたのみ。検討委で各港の計画の進み具合を確認したが「選定からまだ1年で東日本大震災の影響もあり、各港の具体的な実績を評価する段階にない」との結論で終わった。

 国交省産業港湾課は「拠点港は各港で伸ばすべき機能を選択して、施策を集中させる狙い。基本的には各港で頑張ってもらい、実績が伸びれば必要に応じて整備などを支援する」と答えるだけで、国としての支援方針を明確にしていない。13年度予算の概算要求をめぐっても「拠点港名目の予算付けでの増額はしていない」としている。

 港湾管理者の県は計画に基づき、中国向け貨物を扱う県外企業への助成制度の創設や提案型ポートセールスなどの取り組みを実施。敦賀港の国際コンテナ貨物取扱量は、韓国釜山港と結ぶ国際定期RORO船のけん引などにより、12年も11月時点で前年1年間の取扱量を超え、3年連続で最高を更新した。県港湾空港課は「拠点港に選ばれた実力や将来性の高さが表れた」と強調する。

 同課は国の支援に関して、鞠山防波堤の整備費が12年度に増額された点を挙げ「拠点港選定の効果もあった」とする。引き続き防波堤の早期完成と、計画に位置付けた岸壁整備などへの支援を国に要望していく考えだ。ただ、ポートセールスのメリットは「現時点で直接的に効果は感じられない」という。

 港湾関係者からは「1年たって何も変わらず、メリットが感じられない」「選定が多くて集中投資するようには見えず、何も期待していない」といった不満や失望の声が相次ぐ。

 敦賀港の港湾事業者、敦賀海陸運輸の有馬茂人副社長は「国が選定した機能通りに実需が伸びるとは限らない」と指摘。同港が今後、荷主のニーズによって選定されたRORO船よりもコンテナ船の機能で国際航路や貨物量が拡大する可能性もあるとした上で、「国が選定した機能だけの支援しかしないのであれば、逆に港としては沈下してしまう」との懸念を示している。

1130荷主研究者:2013/01/20(日) 10:07:33

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212250009/
2012年12月26日 神奈川新聞
特例港湾運営会社に横浜港埠頭会社を指定/神奈川

 国土交通省は25日、国や自治体の港湾施設を一元的に運営する「特例港湾運営会社」に、横浜港埠頭会社(横浜市中区)を指定した。国の港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれている横浜港は指定をきっかけにコンテナ貨物取扱量を増やし、韓国・釜山港などに流出した貨物の奪還を狙う考えだ。

 国交省で同日開かれた交付式に、同社の高島正之社長らが出席した。指定は大阪港と神戸港の両埠頭会社に続き3例目。

 今回の指定により、施設整備に必要な国からの無利子貸し付けの割合が現在の最大6割から8割に引き上げられる。固定資産税の軽減など税優遇措置も受けられることで、横浜港の施設利用料のさらなる引き下げが可能となる。

 同社は建設中の南本牧ふ頭MC−3コンテナターミナルにガントリークレーン3基の新設を計画しており、指定をきっかけに横浜港の国際競争力強化につなげる考えだ。

 横浜市港湾局によると、国内各港とのコンテナ貨物のやりとりを示す2012年の内貿コンテナ個数は、統計がある1〜9月分で前年同期に比べて22%増加している。市は「横浜港埠頭会社と連携してコンテナ貨物の集荷促進策を強化している成果」(誘致推進課)と強調している。

1131荷主研究者:2013/01/20(日) 10:43:16

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121226/CK2012122602000033.html
2012年12月26日 中日新聞
名古屋港、11年連続日本一 取扱貨物量

 名古屋港管理組合は二十五日、二〇一二年の名古屋港港湾統計の推定値を発表した。総取扱貨物量は、前年比9%増の二億四百万トンで、十一年連続で日本一となる見込み。二億トンを超えるのは四年ぶりで、リーマンショック後に落ち込んだ取扱貨物量の順調な回復を示している。

 管理組合によると、総取扱貨物量の内訳は、外国の港との間で取引のあった貨物は、輸出が完成自動車や自動車部品、輸入が液化天然ガス(LNG)などの増加で一億四千万トン(前年比8%増)となった。

 国内で取引のあった貨物は、昨年の東日本大震災の反動で、自動車や自動車部品を中心に貨物量が六千四百万トン(13%増)と増え、総取扱貨物量を押し上げた。

 推計は、一〜九月の実績に加え、名古屋港の事業者に十〜十二月の業績見通しを聞き取って算出した。

 また、入港船舶の総数は、前年と同じ三万四千隻。総トン数は二億三千六百万トン(1%増)となった。

1132荷主研究者:2013/02/10(日) 12:28:16

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20130119/CK2013011902000007.html
2013年1月19日 中日新聞
国際コンテナ取扱量が過去最高 敦賀港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2013011802100151_size0.jpg

 敦賀港の二〇一二年の国際貿易コンテナ貨物取扱量が、輸出入合わせて二万八千二百二十八TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個分)となり、年間当たりの過去最高記録を三年連続で更新した。中国との定期航路が六年ぶりに復活したほか、輸入面では国内の他港から敦賀港に利用を切り替えるケースが後押しした。

 県企業誘致課によると、輸入が前年比25%増の一万六千三百五十七TEU、輸出が同12・1%増の一万一千八百七十一TEUで、合計では同19・2%の伸びを示した。前年実績を上回ったのは五年連続となった。

 輸入では中国からの住宅資材、韓国からの機械部品の金型が増加。これらのケースでは、県内外の事業者が陸上運送費節減のため、搬入先とより距離が近い敦賀港に利用を切り替えている。輸出では、韓国へのテレビ用液晶ガラスが好調という。

 中国への定期航路は韓国経由で昨年十一月九日に就航。敦賀港の国際航路は韓国との週四便と合わせ週五便体制となった。中国航路は繊維製品の輸入などの需要があり、開設後の昨年十二月だけの取扱量実績は、前年同月比29・6%増の二千五百三十七TEUと、年間実績以上の伸びを示している。

 県は、今年は年始めから週五便体制となるため実績増に期待。「中国航路の安定化を図り、県内外企業の敦賀港利用を働き掛けていく。中国への直行便の開設や韓国への増便なども目指す」と意気込む。

 (桂知之)

1133荷主研究者:2013/02/10(日) 13:09:48

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130126/CK2013012602000035.html
2013年1月26日 中日新聞
三河港にコンテナ航路就航 ウラジオ港結ぶ

関係者が見守る中、船に積み込まれるコンテナ=豊橋市神野西町の三河港で

 三河港(豊橋市)とロシア・ウラジオストク港を結ぶコンテナ航路が二十五日、就航した。港で記念式典が開かれ、大村秀章知事や三河港振興会会長の佐原光一豊橋市長ら関係者が就航を祝った。

 航路は、トヨタ自動車田原工場(田原市)で製造したランドクルーザー「プラド」の部品を、ウラジオストクにある組立工場に運ぶために開設した。月間約千三百台分の部品を輸出し、船は関門海峡経由で四日間かけてウラジオストクに到着する。

 三河港の海外コンテナ航路は中国、韓国に続いて三カ国目。今回の就航で、取り扱いコンテナは年間約四万TEU(一TEUは長さ六メートルのコンテナ一個分)から七万TEUに増える。

 式典で大村知事は「三河港がさらに発展することを期待したい」とあいさつ。佐原市長は「高い品質を提供し、将来を見据えた航路にしたい」と述べた。

(中山梓)

1134荷主研究者:2013/02/10(日) 13:12:29

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20130128002.htm
2013年1月28日15時37分 北國新聞
七尾港で原木輸入中継 貨物船入港、北米産4560トン荷揚げ

 七尾港原木輸入トライアル事業で石川県が誘致した大型貨物船サンタ・フランシスカ号(パナマ船籍、2万8494トン)が28日、七尾港大田埠頭(ふとう)に入港した。七尾港で北米産原木を一括輸入し、日本海側の中小規模港に中継する初の試験輸入で、関係者は七尾港の利用促進に期待を込めた。

 事業は沿海州から七尾港への原木輸入量減少を補い、国の日本海側拠点港に昇格させるための取り組み。七尾港ではカナダで積み込んだ北米産マツの原木4560トンを荷揚げし、このうち1800トンは七尾市内の業者が利用。残る2760トンは新潟県内の中小規模港に輸送される。

 サンタ号誘致のため国、石川県、七尾市が計800万円を東京の大手商社に助成した。歓迎式では七尾港整備・振興促進協議会の吉村治雄副会長(七尾海陸運送社長)があいさつした。

1135荷主研究者:2013/02/24(日) 11:18:40
>>1134
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20130129/CK2013012902000186.html
2013年1月29日 中日新聞
七尾港に北米材船 原木輸入拠点化 試験事業第1弾

(上)原木を輸送するため入港した米材船「サンタフランシスカ」(下)吉村協議会副会長(手前左)から歓迎されるブ・マン・フン船長=いずれも七尾港で

県、各港へ物流ルート探る

 北米産原木輸入の日本海側の拠点港を目指す七尾港(七尾市)に大型貨物船が二十八日入港し、大田ふ頭で歓迎会が開かれた。県が進める試験事業の第一弾で、今後の試験輸送で実績を重ね、七尾港から日本海側各港に原木を運搬する物流ルートの新設を目指す。

 入港した船は、カナダを昨年十二月に出港した「サンタ フランシスカ」(全長百七十メートル、二八、〇〇〇トン)。カナダ産原木四千五百六十トンを載せ、千葉や廿日市(広島)、松山(愛媛)、水俣(熊本)、浜田(島根)の各港に寄港。最後に七尾港に入港した。うち二千七百六十トンは、小型の別の内航船で新潟方面の港に輸送される。

 七尾港整備・振興促進協議会(事務局七尾市)による歓迎会が船内であり、協議会の吉村治雄副会長が「七尾港は年間を通じて波が穏やかな天然の良港。原木輸入を進めていきたい」とあいさつ。花束を贈られたブ・マン・フン船長は「このような歓迎やサポートに感謝します」と述べた。

 七尾港は、二〇一一年秋に国が選定した日本海側拠点港から外れたが、原木の拠点化を目指す「拠点化形成促進港」として位置付けられた。水深一一メートルの岸壁が整備され、三万トン級の大型貨物船の入港が可能になる。北米産原木の輸入拡大を見込んで計画を進めてきた。 (福本英司)

1136荷主研究者:2013/02/24(日) 11:22:32

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/434801.html
2013年01/18 16:00 北海道新聞
港の取扱貨物量5・2%増 室蘭

 【室蘭】室蘭市がまとめた2011年の室蘭港統計年報によると、取扱貨物量は前年比5・2%増の2990万トンだった。JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所のフル操業が続き、原油や重油の貨物量が増えたことが主因。

 貨物の品目別では重油が前年比17・9%、石油製品が9・8%、原油が0・6%、それぞれ増えた。この3品目で増加量全体の半分以上を占め、貨物量を引き上げた。

 JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所が、東日本大震災で停止した仙台製油所の代替生産で稼働率が上がったことなどが背景。室蘭製油所は「大規模な定期点検がなく、装置を停止する必要がなかったことも理由」と説明する。取扱貨物量の内訳は、輸出が前年比4・8%減の127万6千トン、輸入が5・6%増の1614万6千トン。国内向けの移出が9・3%増の910万4千トン、移入が2・7%減の337万8千トンだった。

 取扱貨物量は道内港湾では3年連続で苫小牧、函館に続く3位だった。市港湾部は「クルーズ船誘致やフェリー航路復活に向けた努力を続けたい」としている。(吉田隆久)

1137荷主研究者:2013/02/24(日) 11:23:01

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/435034.html
2013年01/19 16:00 北海道新聞
取扱貨物量131万トン突破 広尾

昨年の貨物取扱量が過去10年で最多の130万トンを突破した十勝港

 【広尾】町がまとめた昨年の十勝港貨物取扱量統計(速報値)によると、輸出入と国内搬出入を合わせた取扱総量は前年比11%増の131万8480トンとなり、2004年の122万7190トンを抜き、過去10年間で最多となった。十勝管内産小麦の国内搬出が大きく伸びたほか、港内の配合飼料コンビナートで使う原料の輸入も堅調だったことが主な要因。

 貨物取扱量の内訳は輸出入が前年比3%増の47万4150トン、国内搬出入が同16%増の84万4320トン。

 品目別では小麦と大麦を合わせた麦類が同53%増の24万8280トンと最も多かった。小麦の主力「きたほなみ」の関東地方への搬出が昨年の豊作で急増したことが奏功した。

 砂利・砂は同29%増の18万9680トンで、東日本大震災で被災した千葉県や仙台市向けの搬出が好調だった。

 飼料原料ではトウモロコシが同8%増の18万7070トン、大豆かすなどが同1%増の16万5200トン。化学肥料は同1%増の18万4690トンだった。

 船の入港実績は前年比319隻増の4317隻で、このうち、外国船が同4隻増の69隻だった。

 町港湾課は今後も小麦や飼料原料の取り扱いが安定して見込めることから、年間貨物取扱量は120万トン以上の高い水準で推移するとみている。(上村衛)

1138荷主研究者:2013/02/24(日) 11:54:47

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20130204025123.html
2013/02/04 19:19 新潟日報
コンテナ17万個超、過去2番目 新潟港取扱量

 新潟港の2012年のコンテナ取扱量は前年比12・7%減の17万8907個(20フィートコンテナ換算)だったことが4日までに、県のまとめで分かった。東日本大震災の影響で過去最高の20万個超を記録した11年に次ぎ2番目の取扱量。直江津港は2万9259個で前年比11・3%増と、3年連続で過去最多を更新した。

 コンテナ取扱量は荷物が入っていない「空コンテナ」を含む。新潟港では荷物が入っている「実入りコンテナ」が前年比10・6%減の12万4682個。そのうち輸出は同8・2%減の3万9784個、輸入は同11・6%減の8万4898個だった。

 輸出ではゴム製品などが落ち込んだものの、主に古紙などのリサイクル資材が伸びた。輸入は衣類や生活雑貨などが減少した。大震災で被災した東北地方の港湾の復旧が進んだことによる反動があったものの、県港湾振興課は「災害時の代替航路を確保するため、一部の荷主が新潟を使い続ける動きもある」とみている。

 「実入りコンテナ」の航路別では、韓国・釜山が9万3970個(前年比4・8%減)、中国が2万9478個(同13・6%減)。東南アジアは昨年2月にコンテナ船が貨物船と衝突し航路がなくなったため同81・2%減の1227個だった。

 直江津港の「実入りコンテナ」は前年比4・9%増の1万9992個で過去最多を更新。輸出は産業機械などが好調で同14・7%増だった。輸入は農産品や化学工業品が中心で、同0・7%減とほぼ横ばいだった。

 新潟、直江津の両港は11年、国の日本海側拠点港に選ばれた。選定に当たって県が国に提出した計画書では、15年のコンテナ取扱量の目標値を新潟港で26万個、直江津港で3万個としている。

 県港湾振興課は「新潟港コンテナターミナルの民営化など港の利便性を高め、取扱量を増やしたい」と話している。

【経済】

1139荷主研究者:2013/02/24(日) 12:19:11

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130209301.htm
2013年2月9日02時42分 北國新聞
金沢港から輸出拡大 石川の企業

 石川の企業で金沢港からの輸出を拡大する動きが広がっている。コマツ粟津工場(小松市)は同港と韓国を結ぶRORO船の定期航路が今月下旬から週2便に増えることを受け、中近東向けの建設機械を韓国経由で出荷する方針。澁谷工業(金沢市)は複数の企業で貨物船をチャーターする「合い積み輸送」を積極的に実施する考えだ。航路拡充で輸出先も多様化してきた。

 コマツ粟津工場が金沢港からの輸出で活用しているRORO船の定期航路は韓国・馬山、釜山新港を結ぶ。主に北米向けの建機を出荷しており、2便化に伴い需要が堅調な中近東向けでも使う方向で検討している。

 韓国経由では欧州や豪州向けの輸出も目指している。山下修二工場長はRORO船の2便化について「金沢港から製品を出すチャンスが増える」と話す。

 澁谷工業はコマツと「合い積み輸送」に取り組んでいる。澁谷弘利社長は8日の決算会見で、今年も合い積み輸送を行う方針を強調。政府予算編成で同港大浜地区の大水深岸壁延伸が実現する見通しとなり、「さらに大きな船が入りやすくなる」と期待感を示した。

 具体的には、米国やタイ、中国向けのボトリングシステムの輸出で金沢港を利用する予定という。

1140荷主研究者:2013/03/17(日) 12:05:40

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130214301.htm
2013年2月14日02時25分 北國新聞
ロシア輸出が急回復 伏木富山港

 北陸でロシア向け輸出が急回復している。伏木富山港の昨年のロシア向け中古車輸出は前年比約3割増となった。2009年の同国の関税引き上げでいったん激減したが、日本車の人気は底堅く改善。昨年10月に伏木富山港とウラジオストク港を結ぶ定期RORO船が開設されたことも荷動き活発化の一因とみられる。コマツでは、粟津工場(小松市)でも生産するロシアなどCIS(独立国家共同体)向け建設機械が伸びている。

 財務省貿易統計によると、伏木富山港の2012年のロシア向け中古車輸出台数は6万7514台。11年の5万1349台から31・4%増加した。12年の金額は前年比23・2%増の358億2092万5千円だった。

 大阪税関伏木税関支署がまとめた昨年12月の貿易概況でも、ロシア向け輸出の価額は前年同月比5・1%増と伸びた。

 ロシア向け中古車をめぐっては、08年に16万台を超える輸出量があったが、09年1月にロシアが関税を引き上げたことなどで急減。09年は約1万8千台と9割近く落ち込んだ。ただ、ロシア国内では日本の中古車の品質が高いことなどから需要は徐々に回復しているという。

 航路拡充も後押しした。伏木海陸運送(高岡市)は増加の要因として、伏木富山港−ウラジオストク港間の定期RORO船の就航を挙げる。

 同社によると、従来も伏木富山−ウラジオストク間は月3〜6便のRORO船が運航されていたが、不定期で寄港日が定まっておらず、荷主の使い勝手が悪かった。定期便化によって月5便体制で6日程度の間隔で寄港しており、担当者は「荷物を集めやすくなり、量が増えたのではないか」と推測する。

 ロシアでは昨年8月に世界貿易機関(WTO)に正式加盟し、関税が段階的に引き下げられる見通しで、担当者は「今後、貨物量が伸びるチャンスが出てくる」と期待する。一方で、ロシア国内で新車生産を増強する動きがみられ、先行きが不透明な側面もあるという。

1141荷主研究者:2013/03/17(日) 12:31:55

http://www.isenp.co.jp/news/20130213/news02.htm
2013/2/13(水)伊勢新聞
商船三井、タイ航路を開設 四日市港に

【四日市港に初入港した大型貨物船「MOL SEABREEZE」=四日市市霞二丁目で(四日市港管理組合提供)】

 四日市港管理組合は十二日、四日市港に「商船三井」(東京都港区)によるタイ航路が新たに開設され、第一便が同日初入港したと発表した。四日市港の海外航路は十八航路目。

 タイ航路は、貨物船が毎週火曜日に四日市港を出発し、名古屋や韓国・釜山を経てタイ・レムチャバンに到着し、フィリピン・マニラや東京、横浜などを経由して三週間後に四日市港に戻る日程。レムチャバンでは輸出入品の両方を扱い、所用時間は輸出で八日、輸入で十一日。マニラでは日本への輸入品だけを扱い、四日市港までの所用時間は一週間となっている。

 第一便となったパナマ船籍の大型貨物船「MOL SEABREEZE」(全長約二百メートル、約二万七千トン)はこの日、午前八時十五分に四日市港に入港し、荷役をして午前十時半に出港した。

1142荷主研究者:2013/03/17(日) 13:16:07

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130221301.htm
2013年2月21日02時21分 北國新聞
東南アジア貨物に助成 金沢港で新年度

 金沢港で新年度、東南アジア向けのコンテナ貨物に対する支援制度が創設される。製造業で生産拠点を中国から移転・分散する「チャイナ・プラスワン」の動きが強まるなか、貨物取り扱いでも、今後の経済成長が見込まれる東南アジアへのシフトが進みそうだ。

 金沢港振興協会が石川県、金沢市の補助を受けて実施する制度は、コンテナ定期航路で東南アジアに輸出入する荷主企業が対象となる。前年比でコンテナ20個(20フィート換算)以上、貨物を増やした場合、1個当たり2千円、最大100万円を助成する。

 県によると、昨年の金沢港の外国貿易コンテナ取扱量は4万7846個となり、3年連続で過去最多を更新した。ただ、輸出は中国経済の減速を受けて前年比で2割程度落ち込んでいる。

 県は需要開拓先として、韓国・釜山港で別の船に積み替え、東南アジアなどに運ぶルートに着目。新たな貨物を取り込み、集荷力の強化や航路の維持・拡充を図ることにした。

1143荷主研究者:2013/03/17(日) 13:23:37

http://kumanichi.com/news/local/main/20130221007.shtml
2013年02月21日 熊本日日新聞
八代港、国際コンテナ数増加 4年ぶり1万個超

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20130222062350002.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20130222062350001.jpg
コンテナ数が4年ぶりに1万TEUを超えた八代港=八代市

 八代港における2012年の国際コンテナ取扱数が2008年以来、4年ぶりに1万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個))を超えた。スクラップ類などの輸出が伸びたことに加え、八代市が中心となって荷主業者への助成や営業を強めた効果とみられる。

 八代市によると、12年の同港のコンテナ取扱数は前年比21・1%増の1万1457TEU。ピーク時の04年の1万6千TEUには及ばないものの、2年ぶりに上昇に転じた。主にリサイクル業者が輸出する古紙やプラスチック、金属類などのコンテナが増えた。

 同市は、八代港が国の重点港湾に選定された10年11月、商工観光部内に「重点港湾八代港営業隊」を設置。職員5人が県内外の商社や製造業などの荷主業者を回り、同港の利用を呼び掛けてきた。

 さらに同市をはじめ、県や地元企業などでつくる「八代港ポートセールス協議会」は09年度から、同港を使った荷主業者への支援制度を創設。11年度からは、1TEU当たり初回で2万円、継続で1回当たり1万5千円に助成を拡充。同営業隊は「2年間で約750TEUの新規申し込みがあり、八代港の地理的利便性の周知にもつながった」とみる。

 同港では99年に韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ船が月8便(週2便)就航。ただ、博多港(月206便)や門司港(201便)に比べて少なく、ガントリークレーンの対応能力の限界もあり、南九州の貨物の多くが北部九州に流れているという。

 八代市の担当者は「九州の中央という地の利を考慮すれば、あと1万TEU以上は上積みできる」と予測。今後、台湾や中国への定期船の就航を働き掛け、貨物港としての位置付けを高めたい考えだ。(樋口琢郎)

1144荷主研究者:2013/03/17(日) 14:00:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130221cean.html
2013年02月21日 日刊工業新聞
日通、国内航路に新船「ひまわり7」投入−大型化でサービス拡充

 日本通運は4月に国内海上定期航路に新造船「ひまわり7」を投入する。ひまわり7を運航するのは北海道―東京―関西・四国航路における北海道―東京間。同航路ではトラックやトレーラーを収納する車両甲板をもつ貨物専用船であるROROコンテナ船「ひまわり1」「ひまわり2」「ひまわり3」を運航。東京、苫小牧、釧路、大阪、高松に寄港している。ひまわり7はひまわり3の代替で、総トン数で3000トン程度大きくなる。東京港と苫小牧港間という基幹航路に対し、さらに大きな船を配船することでサービス拡充を図る。

 ひまわり7は、同型船で東京―九州・瀬戸内航路に投入している「ひまわり5」「ひまわり6」に比べ、燃料費を約7%削減。環境に配慮したモーダルシフトの推進に寄与する。日通では今後も国内海上輸送サービスのさらなる拡充を図る。

1145荷主研究者:2013/03/31(日) 21:44:05
>>1121
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302190034.html
'13/2/19 中国新聞
浜田港の露貿易拡大支援強化

 島根県は2013年度、浜田港(浜田市)の対ロシア貿易拡大の支援を強化する。ロシア・ウラジオストクとの大型貨物船RORO船の定期便の就航を受け、中古車に代わる主力貨物の確保に取り組み、港の利用を呼び掛ける営業担当を増員する。

 RORO船は昨年12月に月2回以上の定期運航が始まった。しかし、主力の中古車の輸出はリーマン・ショック以降、激減した。

 県は中古車に代わる主力貨物として建材や石州瓦などの輸出拡大を目指す。見本市や商談会の開催を支援し、販路開拓を促す。13年度一般会計当初予算案に商談会開催などの事業費1500万円を盛り込んだ。

 さらに、同港の浜田港湾管理所を廃止し、土木部所管の浜田港湾振興センターを新設。職員を4人から8人に増やしてポートセールスを強化するとともに、管理運営と一体化する。

 県は4月に港近くに貨物保管用倉庫(約2千平方メートル)も設ける予定。

【写真説明】浜田港でロシア向け貨物を積み込むRORO船=2012年12月(県提供)

1146荷主研究者:2013/03/31(日) 21:56:52

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130228304.htm
2013年2月28日02時41分 北國新聞
金沢―釜山、週2便化 RORO船

 金沢と韓国・釜山を結ぶ定期RORO船航路が27日、週1便から週2便となり、金沢港戸水埠頭(ふとう)に第1便が入港した。船はコンテナを載せて出港し、敦賀港を経て28日に釜山新港に到着する。

 サンスターライン(大阪市)が運航し、現行の土曜日に加え、水曜日にも寄港する。年間で建機9万トン、コンテナ1万個(20フィート換算)の集荷を目指す計画だ。入港式では、サンスターラインの舎野祝光(しゃののりみつ)社長があいさつ。金沢港振興協会の福田涼一専務理事が謝辞を述べた。

 春の航路改編では、金沢―上海間の定期コンテナ船航路が3月5日以降は週3便から週2便となる。神原(かんばら)汽船(広島県福山市)が土曜日に1便、火曜日に1便を運航。便数は減るが、輸入に要する日数は現行の4日から3日に短縮される。

1147荷主研究者:2013/03/31(日) 22:06:18

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302270010/
2013年2月27日 神奈川新聞
横浜港新規埋め立てへ、物流機能を強化 港湾計画改定で市/神奈川

市が「インナーハーバー」整備とともに新たな埋め立てを検討している横浜港=2011年3月4日、本社チャーターヘリから

 将来の横浜港のあるべき姿を描く「横浜港港湾計画」の改定原案に、横浜市が新規の埋め立てを盛り込む方針であることが26日、分かった。国の「国際コンテナ戦略港湾」の指定を受け、増加が見込まれる大型貨物船や物流機能の強化などに対応。「インナーハーバー整備構想」ともリンクさせていきたい考えだ。市は埋め立ての有力候補地として本牧沖を挙げている。

 同日開かれた市会本会議で、林文子市長は「国際コンテナ戦略港湾として、さらなる物流機能の強化が必要で、インナーハーバーでのにぎわいを生み出す再開発では新たな土地需要も見込まれる」と説明。「こうした課題や需要に応えるために埋め立てによる新たな土地の創出が必要と考えている」と述べた。佐藤祐文氏(自民党)の質問に答えた。

 市はインナーハーバーと呼ばれる都心臨海部の再生に向けて「東神奈川臨海部周辺地区」「横浜駅周辺地区」「みなとみらい21地区」「関内・関外地区」「山下ふ頭周辺地区」の5地区を対象にした整備計画に着手している。

 市港湾局によると、インナーハーバーでのさらなるにぎわい創出や経済活性化を図る上で、地区内の土地利用の機能転換に伴い、新たな土地の需要が見込まれるという。

 埋め立ての候補として、本牧沖、金沢沖、大黒沖の3海域を検討。現時点の比較で、将来の拡張性や船舶の大型化に対応できる水深があることから、本牧沖が有力な候補地とされた。新規の埋め立て地ではコンテナ取り扱い機能も想定している。

 現行の港湾計画は2006年に改定されたもので、改定は8年ぶりとなる。官民や学識経験者でつくる検討部会が13年秋をめどに原案を策定し、14年度末の改定を目指している。

 同部会は昨秋から開かれ、(1)南本牧ふ頭で建設中のコンテナターミナル「MC−3」の供用を踏まえたコンテナ取り扱いの強化(2)山下ふ頭などの再編強化(3)横浜ベイブリッジ外に岸壁を整備するなど客船寄港の促進(4)山下ふ頭に商業施設や都市機能を加えるなどの再開発−などについて検討する。

1148荷主研究者:2013/03/31(日) 22:06:54

http://www.at-s.com/news/detail/474570290.html
2013/2/27 07:57 静岡新聞
タイ・ベトナム―清水港 輸入日数を短縮 川崎汽船

 川崎汽船は26日、清水港と東南アジアを結ぶ定期コンテナ船の航路を改編した。タイ(レムチャバン)から清水港への輸入にかかる日数がこれまでの最短10日間から8日間に、ベトナム(ホーチミン)からの輸入は10日間から6日間に、それぞれ短縮された。

 改編前はタイを出航後フィリピン、中国、東京、横浜を経由して清水港に入港していたが、新航路ではタイからベトナムだけを経由して清水港に入る。26日午前には新航路の第1便が清水港袖師第一ふ頭に接岸し、荷役を行った。

 一方、輸出は清水港を出航し東京、横浜、名古屋、大阪、神戸を回ってタイに向かう。清水港からタイまでの所要日数は10日間で、これまでと変わらない。

 清水港の2011年のタイからの輸入コンテナ取り扱い個数は約1万9千TEU(20フィートコンテナ換算個数)で、国別では4番目に多かった。ベトナムは約3300TEU。

1149荷主研究者:2013/03/31(日) 22:26:07

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20130301000232
2013/03/01 10:36 四国新聞
コンテナ取扱量過去最高/12年高松港

 香川県が28日発表した高松港コンテナターミナルの利用状況によると、2012年の国際コンテナ取扱量は再生資材関連の輸出が伸びたことから前年比0・9%増の3万7360TEU(20フィートコンテナに換算した個数)となり、1997年の同ターミナル開設以降、過去最高となった。

 同日、県庁で開かれた同ターミナル振興協議会(会長・浜田知事)の総会で県が報告した。

 県交通政策課によると、取扱量の内訳は、輸出が7490TEU(前年比23・7%増)で、廃プラスチックや古紙などの再生資材が伸びたことが影響した。輸入は1万8289TEU(同1・0%増)、空コンテナは1万1581TEU(同9・9%減)。月平均の取扱量は3113TEU(同0・9%増)となった。

 航路別では、釜山航路が同10・6%増の2万1133TEU。上海航路は9596TEU(同9・0減)、青島・大連航路は6631TEU(同10・1%減)だった。

 同ターミナルで整備中のガントリークレーンやコンテナヤードの2バース化が13年度末に完成する予定となっており、県は「関係企業や船会社へのセールスを強化するほか、通関や防疫の手続きに関する企業向けセミナーも開き、一層の利用促進を働きかけたい」としている。

1150荷主研究者:2013/03/31(日) 22:55:50

http://kumanichi.com/news/local/main/20130305002.shtml
2013年03月05日 熊本日日新聞
八代〜大連に定期コンテナ船 県内初の中国直行

中国を結ぶ定期コンテナ船が就航予定の八代港=八代市

 八代港と中国・大連港を結ぶ国際定期コンテナ船の3月末からの就航に向け、地元関係者が最終調整に入っていることが4日、分かった。県内と中国を直接結ぶ国際定期航路の開設は初めて。南九州における物流拠点としての役割向上が期待される。

 運航を計画しているのは、中国・重慶の船会社「民生輪船」。毎週火曜に週1回、八代港に寄港する。中国・大連港から青島港、佐賀県・伊万里港を経由して八代港に入り、帰りは八代港から大連港まで回航せずに結ぶ。

 これまで八代港と中国との輸出入は、韓国・釜山港経由のため10日近くかかっていたが、半分以下に短縮されるという。

 輸出品目としてスギやヒノキといった原木類や金属などのスクラップ類を想定。輸入品目は、稲わらなどの家畜飼料や肥料などが見込まれているが、現在は口蹄[こうてい]疫問題で日本政府が輸入を禁止しているため、問題の解決後になる。

 八代港の国際定期コンテナ船は1999年、釜山港とを結ぶ週3便でスタートした。年間取扱量が約1万6千個(20フィートコンテナ換算)とピークだった2004年の7月、週2便に減便。09〜11年は1万個を割ったが、12年は1万1千個を超え回復傾向にある。

 県や八代市は八代港の利用拡大に向け、荷主業者への助成やPR活動を強化している。「民生輪船」と代理店契約を結ぶ松木運輸(八代市)の松木喜一社長は「国際貨物の便数が増え、中国への新規航路が加われば、九州での拠点性は確実に高まる。物流が活発化すれば雇用にもつながる」と話している。(樋口琢郎)

1151荷主研究者:2013/04/01(月) 01:00:15

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303090018/
2013年3月9日 神奈川新聞
横浜港のコンテナ取扱個数が2年連続減、対中貿易低迷響く/神奈川

 横浜市港湾局が7日発表した2012年の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせたコンテナ取扱個数は前年比1・0%減の305万個(20フィートコンテナ換算)と2年連続で減少した。横浜港最大の貿易相手国・中国との貿易が低迷した影響を受けた。

 300万個を超えたのは市が統計を取り始めてから6回目。輸出入の外貿コンテナは2・6%減の273万個。関係が悪化した中国をはじめ米国などとの貿易が減少したことが響いた。

 一方、国内の内貿コンテナは14・6%増の32万個。「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれたことを受けて、地方から貨物を誘致するため官民挙げて積極的に営業活動をしてきた。

 外内貿合わせた取扱貨物量は0・1%増の1億2139万トン。輸出は6・9%減の3313万トンと2年連続で減少。品目別で1位の完成自動車は4・6%減の1085万トンだったが、2位の自動車部品は3・5%増の579万トンと前年を上回った。

 輸入は0・8%減の4478万トンと前年並み。品目別では1位のLNG(液化天然ガス)は9・2%増の824万トンと3年連続で増加した。

1152荷主研究者:2013/04/21(日) 12:28:07

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130322_4
2013/03/22 岩手日報
コンテナ取扱量、震災前の47% 12年、県内4港湾
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 県議会2月定例会は21日、予算特別委員会を再開。2013年度一般会計当初予算案の県土整備部について審査した。県は12年の県内4重要港湾におけるコンテナ取扱量(速報値)が931TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)と、震災前の10年と比べ47%にとどまることを明らかにした。県は今後、取扱量の回復を目指し、船会社や荷主などの港湾利用者に対し働き掛けを強める方針だ。

 県港湾課によると、震災前は宮古港−横浜港間、大船渡港−韓国・中国間の2航路が運航。10年のコンテナ取扱量は実入りの貨物ベースで1968TEUだった。

 震災後は、11年7月に釜石港−京浜港間が開設されたが、大船渡港−韓国・中国間は再開されず、11年の同取扱量は236TEUと震災前の約12%にまで激減した。

 12年は釜石港の取扱量が913TEUと増加したため、県全体では931TEUに回復。一方、10年に1860TEUだった大船渡港で、韓国・中国の航路を運航していた韓国の会社が再開を決断していないほか、宮古港も18TEUと震災前の35%程度にとどまる。

1153荷主研究者:2013/04/21(日) 14:35:35

http://yamagata-np.jp/news/201303/29/kj_2013032900884.php
2013年03月29日20:39 山形新聞
酒田港に貨物倉庫の上屋が完成 天井クレーンも設置、関係者の期待高く

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img_2013032900630.jpg
港湾機能の強化と利便性向上を目的に、古湊ふ頭に完成した上屋=酒田市・酒田港 (クリックで拡大表示します)

 酒田市の酒田港古湊ふ頭に県が整備を進めていた貨物倉庫の上屋が完成し、29日に現地説明会が開かれた。東日本大震災後に増加した港湾物流への対応で、県の上屋として初めて建物内に天井クレーンを設置したのが特徴。県有としては7棟目の施設で、酒田港3ふ頭全てに上屋が整備されたことになる。来月1日から運用をスタート。貨物取扱量アップや港湾機能強化へ関係者の期待は高い。

 古湊ふ頭の上屋は、鉄骨平屋で長さ80メートル、幅25メートル、高さ約12.6メートル。屋内はA、Bの2区画に等分され、床面積は計2千平方メートル。工期は昨年7月〜今年3月で事業費は約3億6千万円。最大20トン吊りの天井クレーンはB区画にある。建物南側全体に幅7メートルのひさしを取り付け、悪天候時の作業効率向上に配慮した。来月1日から製材、缶詰の仮置き場として活用される。

 上屋完成・運用に合わせ、県は同港高砂ふ頭にコンテナ荷役機械「リーチスタッカー」を配置した。従来のフォークリフトタイプと比べて前方の視界を確保でき、従来は後進運転だったコンテナ運搬を前進でも行える利点がある。購入費は約5900万円。運用開始は来月1日から。

 震災後、東北地方太平洋側の代替機能を担った酒田港の貨物取扱量は増加。2010年の年間約315万2300トンに対し、12年は約354万200トン。コンテナ貨物は同じく5486個(20フィートコンテナ換算)から8666個に伸びている。熊坂俊秀県港湾事務所長は「機能性と信頼性の高い港湾としての強化を図り、地域の発展につなげたい」と話している。

1154荷主研究者:2013/04/29(月) 11:20:08

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130328/CK2013032802000164.html
2013年3月28日 東京新聞
全国初 内陸に海上コンテナ拠点 太田に新ターミナル完成

海上コンテナ専用ターミナルの完成を祝い、テープにはさみを入れる関係者=太田市で

 太田市などが出資する第三セクター「太田国際貨物ターミナル」の海上コンテナ専用の新ターミナルが二十七日、同市緑町の太田さくら工業団地内に完成した。内陸に海上輸送に特化した物流拠点施設「インランドポート」が完成するのは国内初で、四月一日から稼働する。(美細津仁志)

 新ターミナルは、国道50号沿いの本社(清原町)の南西約二・五キロに立地。敷地は約五万四千平方メートルで、このうち海上コンテナ置き場「バンプール」は、本社の置き場の二・五倍に当たる約一万七千平方メートルに上る。

 「内陸の港」として、輸出入用の空きコンテナを保管できるほか、コンテナをチェックする施設「チェックゲート」や修理場、冷凍や冷蔵に必要な電源プラグ、運搬用のコンテナクレーン車などを配備した。総工費は十二億円で、このうち国と県、市の補助は七億三千万円。

 太田国際貨物ターミナルは二〇〇〇年にオープンし、航空貨物や海上貨物などの輸出入の通関手続きや品物のコンテナへの積み下ろしなどを手掛けている。貨物取扱量は〇〇年度の八千七百十四トンに対し、〇七年度には二十三万五千八百四十七トンと膨らんだため、〇八年から新ターミナルの建設を進めてきた。完成により、同市周辺の荷主の物流コストの削減や、京浜港のコンテナターミナルの混雑緩和が期待できるという。

 現地で開かれた竣工(しゅんこう)式は、荷主や船会社、地元関係者ら約百六十人が出席。荻原栄一社長は「用地が足りなければさらに広げたい。今後は植物防疫所を誘致し、地元の産物を海外へ提供できる体制を整えたい」と語った。

1155荷主研究者:2013/04/29(月) 11:59:44

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130328_1
2013年3月28日 カーゴニュース 第4171号
インランドデポ機能の整備が国際海上コンテナの鉄道輸送を促進

 国際海上コンテナ輸送で鉄道へのモーダルシフトがジワリと広がりつつある。モーダルシフトのカギになりそうなのが、荷主間のコンテナの「ラウンドユース」とラウンドユースを成立させるために内陸でコンテナを一時ストックする「デポ」機能。これまでの事例をみても、JR貨物のインランドデポ機能の整備が鉄道輸送に切り替える大きなきっかけとなっている。国際海上コンテナの国内陸上輸送コスト削減は、わが国の国際競争力強化に向けた課題の1つとされており、鉄道輸送はコスト削減と環境負荷低減を両立する輸送手段として注目されそうだ。

 ●デポを活用し、ラウンドユース絡める
 国際海上コンテナ輸送が一般の輸送と異なるのは、港を起点とすること。輸出であれば港から空コンテナをピックアップし、貨物を詰めて港に戻し、輸入では港から輸入貨物を積んだコンテナを輸送し、貨物を出した後、再び港に戻す――というのが基本的な輸送のあり方だ。港から輸出入者までのコンテナ輸送で鉄道を利用する場合、港に最寄りの鉄道貨物駅から工場・倉庫に最寄りの鉄道貨物駅までの幹線を鉄道で運ぶことになる。

 国際海上コンテナを鉄道輸送するには、貨車やトンネルの高さ、貨物駅の荷役機器など制限も多い。さらにネックとなるのが、港〜貨物駅、貨物駅〜工場・倉庫のショートドレージ。幹線部分でコストメリットが出せても、ショートドレージのコストを加えるとトータルでコスト高になり、長距離(500km以上)でないとメリットは出ないと言われている。

 中・長距離で鉄道を利用してトータルコストが下がった事例に共通するのがコンテナのラウンドユース。輸入荷主が使ったコンテナを港に返さずに、輸出荷主が再利用する仕組みで、輸出入のタイミングを合わせたり、必要な船社・サイズのコンテナを調達するための基地としてデポが必要となる。デポを活用し、ラウンドユースを絡めた形での鉄道輸送の事例が増えつつある。

 ●貨物駅で輸出入のタイミングを合わせる
 アシックス(本社・神戸市中央区、尾山基社長)は昨年から、JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)と共同で国際海上コンテナのラウンドユースと鉄道輸送をスタートさせた。JR貨物の米子ターミナル駅を輸出入のタイミングを調整する基地とし、山陰アシックス工業(鳥取県境港市)が輸入で利用したコンテナをJUKI松江(島根県松江市)が輸出に使うというスキームで、輸送コストの削減とCO2削減を実現した。

 山陰アシックス工業は国内で唯一のシューズの製造拠点で、材料を海外の協力工場から輸入している。既に東日本では輸入ロットがフルコンテナ(FCL)にまとまった場合、輸出荷主とコンテナのラウンドユースを行っており、西日本でも検討してきたところ、船社からの情報でラウンドユースのパートナーを探していたJUKI松江に遭遇、11年8月から準備に入った。

 ラウンドユースにあたって課題になったのが、山陰アシックス工業の輸入とJUKI松江の輸出のタイミングが合わないこと。そこでJUKIから発案されたのが「鉄道輸送」だった。山陰アシックス工業への輸入の幹線を鉄道輸送し、空になったコンテナをJR貨物米子ターミナル駅で一時保管。JUKI松江が必要なタイミングで同ターミナル駅からコンテナをピックアップするという案だ。

 従来、山陰アシックス工業では神戸港を利用していたが、鉄道輸送ダイヤの関係で神戸港を利用すると米子ターミナル駅に到着するのが1日遅れるため、輸入港を大阪港に変更。船社(OOCL)、フォワーダー(郵船ロジスティクス)、JR貨物など関係者の協力を得て、昨年5月から本格運用。現在、フルコンテナで輸入した分の5割でラウンドユース、鉄道輸送が実現。コンテナ1本あたり2万円程度のコストダウンになるという。

1156荷主研究者:2013/04/29(月) 12:00:33
>>1155 続き

 ●JR貨物盛岡インランドデポを活用
 タニタ(本社・東京都板橋区、谷田千里社長)では秋田工場(秋田県大仙市)で香港から部品を輸入する際、JR貨物盛岡インランドデポを活用し、東京港大井埠頭から国際海上コンテナを鉄道輸送している。JR貨物盛岡インランドデポの開業により、10年来の構想が実ったもの。とくに昨年は輸送量が増え、順調に推移している。

 かつて同じルートで、JR貨物東京貨物ターミナル駅〜仙台貨物ターミナル駅の幹線で鉄道輸送に挑戦したこともあったが、仙台貨物ターミナル駅から秋田工場までのドレージの距離とコストがネックとなって断念した。2010年に盛岡貨物ターミナル駅にインランドデポが開設されたことを受け、鉄道輸送を本格的にスタートさせた。

 タニタも輸出企業との国際海上コンテナのラウンドユースを行っている。秋田工場でデバンニングした後の空コンテナを盛岡インランドデポに返却した後、輸出メーカーが再利用する。その輸出メーカーが、アシックスとのラウンドユースをはじめ、ラウンドユースを絡めた形で国際海上コンテナの鉄道輸送を年々拡大してきたJUKIだ。

 JUKIでは秋田県横手市の工場(秋田県横手市)から京浜港への輸出貨物の輸送で、JR貨物の盛岡インランドデポを活用することで、鉄道輸送比率を大幅に高めることに成功した。従来は秋田港または仙台港から空コンテナをピックアップしていたが、輸入者が船社を指定する場合でも、盛岡デポから空コンテナを調達できるようになったため、鉄道輸送できるようになった。
(2013年3月28日号)

1157荷主研究者:2013/04/29(月) 13:46:39

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130404_1
2013年4月4日 カーゴニュース 第4173号
東洋紡が敦賀港を活用した輸出入を拡大し、12年度は過去最高に

 東洋紡(本社・大阪市北区、坂元龍三社長)では、敦賀事業所(福井県敦賀市)で敦賀港を活用した輸出入を拡大し、2012年度は同港の利用実績が過去最高となる見込みだ。08年度以降、国内輸送距離の短縮と地域貢献、物流コスト削減を目的に、最寄りの敦賀港の利用を積極的に進めてきたが、岩国港、四日市港、富山新港へと順次取り組みを拡大。ドレージ距離の大幅短縮により年間で約900tのCO2(二酸化炭素)削減を実現している。清水義夫物流部長は「敦賀港を利用する際、最初はリードタイムが伸びるとの懸念があったが、航路によっては逆にリードタイムが早まった面もあり、主要港を利用する場合と比べて利便性はそん色ない」と強調する。

 敦賀港では2008年3月末に5万t級の大型船舶が接岸可能な日本海側で最大規模の大水深岸壁が完成。その後ガントリークレーンなどが整備され、10年10月に多目的国際ターミナルとして供用開始した。現在、興亜海運(コンテナ船・週1便)、長錦商船(コンテナ船・週1便)、サンスターライン(RORO船・週2便)のほか、12年11月からは汎洲海運(コンテナ船・週1便)が寄港している。

 東洋紡の敦賀事業所は、液晶光学用ポリエステルフィルム、タイヤコード原糸、エアバッグ用原糸、スーパー繊維「ダイニーマ」、バイオ試薬など海外出荷向けの高機能素材を生産。07年以降、同事業所のプラント増設と敦賀港の整備のタイミングが重なったこともあり、環境や地域貢献を念頭に海外向け生産品の敦賀港からの出荷量の拡大を計画。12年度には敦賀港を経由する輸出入量を2580TEUとする目標を打ち出した。

 従来、東洋紡では商社などの仲介者を経由した貿易が多く、都市部の営業拠点に近い主要港を主に利用しており、敦賀事業所の生産品は関西までドレージしたのち、大阪港、神戸港から出荷していた。利用港を最寄りの敦賀港に切り替えることによって、ドレージ距離の大幅短縮によるコスト削減が見込まれる一方で、海上運賃については主要港に比べて割高になる可能性もあった。 

 東洋紡では、改正省エネ法における「特定荷主」として輸出入に伴う物流の環境負荷軽減の取り組みを強化する中で、船社との運賃交渉を直接行える貿易形態にシフト。さらに、敦賀事業所でグローバルな原料調達(輸入)を増やしてきたことから、輸出入のアンバランスが緩和され、地方港を利用する際にネックとなる空コンテナの調達の問題もクリア。敦賀港を利用する場合の海上運賃についても経済的メリットを見込めるようになった。

1158荷主研究者:2013/04/29(月) 13:47:17
>>1157 続き

 08年度から順次、敦賀港の利用を拡大し、11年度の輸出入実績は3067TEU。当初、12年度の目標数値として掲げた2580TEUを1年前倒しで達成した。12年度は中国向けの輸出の停滞等の影響もあったものの、11年度実績を上回る見通し。なお、敦賀事業所ではフィルム製造プラントをさらに増設中で、設備を釜山港を経由し、RORO船で輸入するなどコンテナ化できない工場設備の輸入においても敦賀港を活用している。

 東洋紡では敦賀事業所の取り組みを水平展開し、これまでに岩国事業所(山口県岩国市)が原料の輸入と製品の輸出で岩国港を利用。東南アジアから原料を輸入する富山事業所(富山県射水市)では富山新港、光学用フィルムを主に台湾向けに輸出している犬山工場(愛知県犬山市)では四日市港をそれぞれ利用するなど、事業所に最寄りの地方港の活用を積極的に拡大してきた。

 一方、事業所から距離のある主要港を利用するケースでは、国内ドレージ距離が長くなるため、コストとCO2削減につながる「コンテナのラウンドユース」を検討していく。既に社内では輸入で使ったコンテナを輸出に再利用する取り組みを進めているが、社内だけでは限界があるため、今後は他メーカーとのパートナーシップによるラウンドユースの拡大を模索していく。

 なお、東洋紡では国内物流の効率化の取り組みとして、輸送手段をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトを積極的に推進。岩国事業所では関東、東北方面に鉄道輸送を実施してきたが、11年度からは犬山事業所(愛知県犬山市)への原料輸送を鉄道輸送にシフト。年間で約270tのCO2削減となり、国土交通省の「モーダルシフト等推進事業」に認定された。

 また、サントリーとは異業種間の共同物流を10年1月からスタート。物流子会社の東洋紡ロジスティクスがフィルム製品、サントリーロジスティクスが飲料を輸送する際に復路で空になったトラックにお互いの荷物を積むことで物流を効率化するもので、東名ルートから着手。両社で年間約100tCO2排出量削減の効果を見込み、対象地区や対象製品の拡大も視野に入れている。

(2013年4月4日号)

1161荷主研究者:2013/05/12(日) 13:47:36

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130418_2
2013年4月18日 カーゴニュース 第4177号
東京港の混雑問題に税関、警察など業界内外からの関心高まる

 東京港の混雑問題に業界内外からの関心が高まっている。東京税関主催の「国際物流シンポジウム」および警視庁東京湾岸警察署主催の東京湾岸交通対策会議で、東京都トラック協会の海上コンテナ専門部会の荒木俊夫部会長が東京港の海上コンテナドレージ現状と課題についてプレゼンテーションを行うなど関係業界への情報発信を強化。国土交通省の「新しい総合物流施策大綱の策定に向けた有識者検討委員会」でも、樋口恵一委員(川崎陸送社長)から東京港の混雑による海上コンテナ輸送車両の長時間待機が招く物流の高コスト構造が指摘された。日本関税協会(大山綱明会長)も研究報告書の中で、輸出入貨物の玄関口であるコンテナヤードの混雑を貿易円滑化の阻害要因と位置付けている。東京港の混雑および海コン輸送の現状が業界内外に認知されることによって、改善に向けた動きが複合的に加速する期待も強まっている。

 ●長時間待機と拘束が健全な成長阻む
 東京港の混雑が貿易に与える影響に注目しているのが東京税関だ。2月25日の「国際物流シンポジウム」のパネルディスカッションで、司会を務めた塚越保祐東京税関長は、港頭地区の激しい混雑・渋滞をはじめ東京港の機能が不十分と判断された場合、将来的に敬遠されることがあるか否かというテーマで議論を進展させ、船社からは東京港回避の事例も報告された。

 同パネルディスカッションにパネリストとして登壇した東ト協海コン専門部会の荒木部会長は、他港に例をみない混雑問題を抱えている東京港の海コン輸送の現状と課題を報告。海コン業者の健全な成長を阻む要因として、ゲートでの長時間の待機とドライバーの長時間拘束を挙げ、コンテナターミナルのゲート搬出入受付時間が搬出入量の多少にかかわらず固定的であることの問題に言及した。

 ●優良事業者の撤退、未熟運転手の増加も
 警察も東京港の混雑問題に関心を強め、対策を本格化させている。警視庁東京湾岸警察署では関係者を集めた東京湾岸交通対策会議を発足。渋滞は交通の安全と円滑を阻害しているとの見方から、海コン車両のゲート待機について「道路では原則、待機させない」との方針を表明した。東京港で当たり前の光景となっている渋滞について警察から問題提起し、関係者に改善策を呼び掛けていく考えだ。

 3月21日の第2回会議で、荒木氏はゲートでの待機時間の長期化が招く海コン輸送の安全面への懸念について「ドライバーの長時間拘束によりコンプライアンス対応が難しく、優良事業者の撤退が進んでいる。ドライバーも長時間待機に嫌気がさして他業種への転職が加速している」と説明。若手運転手の定着率低下と未熟運転手の増加が重大事故発生リスクを高めるとの見方を示した。

 ●待機時間がある限りコストは下がらない
 次期物流施策大綱にかかる施策検討の場でも、東京港の混雑問題が話題に上った。1月21日の第3回新しい総合物流施策大綱の策定に向けた有識者検討委員会で、樋口委員はトラックの待機時間解消を取り組むべき課題と指摘し、物流施策として「ターンアラウンド(回転)アップ」を提案。東京港の海コン輸送の恒常的な長時間待機の実態を示すとともに、1月の大雪後、青海コンテナふ頭で発生した10時間待ちについても触れた。

 樋口氏によると「仮に1日の売上目標が5万円だとして、回転率が1回転だと1本あたりのドレージは5万円だが、5回転だと1本あたりのドレージは5000円になる」。つまり、混雑による回転率悪化が国際競争力を低下させる、「待機時間がある限りコストは下がらない」というのだ。改善策として予約システムの普及、車両留置料、物流施設のキャパシティを把握するための教育など待たせないための仕掛け・仕組みづくりを提言した。

1162荷主研究者:2013/05/12(日) 13:48:12
>>1161 続き

 ●貨物の引き取りは早期化が図られていない
 貿易関係団体もコンテナヤードの混雑を改善すべき課題としている。日本関税協会がまとめた「貿易の円滑化と税関手続き等に関する研究会」の報告書では、物流円滑化に向けた従来の慣行の見直しとして「コンテナヤードの搬出入の混雑緩和」を挙げ、NACCSを活用したターミナルのオペレーションの改善に言及。通関手続きの迅速な処理に比べ、貨物の引き取りは必ずしも早期化が図られていない実態を指摘している。

 報告書では、コンテナヤードの搬出入の混雑緩和に向け、輸入貨物の引き取りの迅速化のほか、輸出貨物が搬入即時許可となって夜間でも船積み可能になれば、混雑緩和に効果をもたらす可能性があるとして、「港運業界のみならず、荷主、関係行政すべてを含めた国としてのさらなる改革、それに伴う物理的運営にかかわる構造改革が必須」との見解を示している。

 荷主へのヒアリングを通じても、東京港の混雑を無視できない状況がうかがえる。「海貨業者と取り決めた期間内にコンテナを引き取れないケースがあり、フリータイム期間を有効活用し、最適なタイミングで引き取る方式を採用する」(電機メーカー)など対策に乗り出す会社もある。また、「混雑により自社の貨物を引き取れず、AEO(認定事業者)になったメリットが感じられない」(機械メーカー)との不満も聞こえる。

 東京港の混雑問題が海コン業者だけでなく、貿易関係者の共通課題として認識されることによって、改善の機運が高まるかが注目される。

(2013年4月18日号)

1163荷主研究者:2013/05/12(日) 15:18:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304170033.html
'13/4/17 中国新聞
日本海ルートの物流実験開始

 境港管理組合(境港市)は、苫小牧港(北海道)と新潟港(新潟県)を結ぶフェリーによる物流の実証実験を始めた。トラックで直接貨物を搬出入できるRORO船の定期就航に向け、コストや時間を調べる。

 山口を除く中国地方4県や北海道の企業33社が参加。15日、小豆や原木など大型トラック約30台分を積んだRORO船が苫小牧港を出港した。境港に17日入港して荷下ろしした後、農業機械や合板など約50台分を積んで、18日に新潟港、19日に苫小牧港へ運ぶ。

 同組合は2014年度までにRORO船の定期就航を目指す。今秋にも2回目の実験を行う。3月の中国横断自動車道松江自動車道の全線開通を受け、山陽方面の企業に参加の呼び掛けを強める。

1164荷主研究者:2013/05/12(日) 16:02:04

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304250043/
2013年4月26日 神奈川新聞
国内最大ターミナル誕生、南本牧ふ頭MC−3 借受者に三菱倉庫/神奈川

2014年末の完成に向けて工事が進む南本牧ふ頭のMC−3。対岸がMC−1、2=横浜市中区

 横浜港を管理する横浜港埠頭会社(横浜市中区)は25日、同区の南本牧ふ頭に2014年末に完成するMC−3コンテナターミナルの借受予定者が三菱倉庫(東京)に決まったと発表した。

 同社はコンテナ取り扱い業務を担っている同ふ頭のMC−1、2と一体的に運営する方針で、これにより年間150万本ものコンテナを扱うことができる国内最大のコンテナターミナルとなる。

 埠頭会社が外貿定期航路事業者、一般港湾運送事業者を対象に公募していたもので、複数の企業から提案があった。そのうち三菱倉庫は利用計画や一体的運営、超大型船の受け入れなどの面で評価が最も高かった。

 MC−1、2は大手外航コンテナ海運業者のマースクライン社が借り受けているが、いずれも三菱倉庫がコンテナ貨物取り扱い業務を一括して引き受けている。同社は「MC−1、2の荷役能率は世界屈指のレベルを誇る。高い物流品質をMC−3にも展開することで高効率のコンテナターミナル業務を拡充するとともに、国内の物流事業の基盤強化を図りたい」(広報室)とコメント。南本牧ふ頭を主な拠点に港湾運送事業を拡大する方針だ。

 MC−3が完成すれば面積約20万平方メートル、岸壁延長約440メートル。大型のガントリークレーン4基を備えることができる。一方、MC−1、2の面積は約35万平方メートル、岸壁延長750メートル。単純合算すれば総面積は約55万平方メートル、岸壁は総延長1190メートルとなる。

 横浜港は国の港湾強化施策「国際コンテナ戦略港湾」に指定されている。国は南本牧ふ頭の集中整備や合理的・効率的な港湾経営を促すことなどで、世界的なコンテナ物流をめぐる日本の国際競争力を高める。

1165荷主研究者:2013/05/19(日) 14:39:31
>>1163
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/458383.html
2013年04/16 09:38 北海道新聞
苫小牧と貨物定期航路を 鳥取境港組合が輸送実験

苫小牧西港で、鳥取県境港行きのフェリー型貨物船に乗り込んでいくトレーラー

 【苫小牧】鳥取県境港市の境港管理組合は15日、中国地方と北海道を結ぶフェリー型貨物船の定期航路開設を目指し、苫小牧―境港間を往復する輸送実験を始めた。苫小牧から1次産品、境港から工業製品を送って輸送コストなどを調べ、船会社に定期便化を働きかける。

 北海道と中国地方の日本海側を結ぶ定期貨物航路はない。貨物を送る場合、敦賀港(福井県)か舞鶴港(京都府)に到着した後に陸送しなければならず、経費がかさんでいる。<北海道新聞4月16日朝刊掲載>

1166荷主研究者:2013/05/19(日) 14:41:44

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/460684.html
2013年04/24 16:00、04/24 16:25 北海道新聞
ロシア定期コンテナ船が就航 苫小牧港18年ぶり

苫小牧東港区コンテナターミナルに入港した「ベガ ダボス」=24日午前9時40分

 【苫小牧】海運大手商船三井(東京)とロシアの船会社フェスコが共同運航で、ロシア極東と苫小牧港の間に就航させたコンテナ船が24日朝、苫小牧東港区コンテナターミナル(苫小牧市弁天)に初入港した。

 入港したのはリベリア船籍の貨物船「ベガ ダボス」(7464トン)。ナホトカ近郊のボストーチヌイを21日に出港し、ウラジオストク経由で到着した。

 船は午前7時すぎに接岸。製材やパルプ材が入ったコンテナ25個を降ろした後、中古の自動車部品が入ったコンテナなど89個を積み込んだ。24日中に横浜に向けて出港、名古屋、神戸などを巡り、ボストーチヌイに戻る。<北海道新聞4月24日夕刊掲載>

1168荷主研究者:2013/05/19(日) 15:50:40

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/
2013/05/10 11:27 新潟日報
直江津―釜山間に貨物航路開設へ 日本郵船

 県は9日、海運大手の日本郵船(東京)が直江津港と韓国・釜山港間に新たな定期コンテナ航路を開設すると発表した。既存の釜山―苫小牧航路の寄港地に直江津を加えるもので、13日に就航する。円安による輸出産業への追い風を背景に、後背地となる長野県などからも集荷し貨物取扱量の増加に取り組む考えだ。

 本県と海外を結ぶ同社の航路は新潟―釜山に次いで2本目。積載コンテナ704個(20フィートコンテナ換算)の中規模船を使用する。

 月曜に直江津、水曜に釜山と釜山新港、土曜に苫小牧に寄港。直江津―釜山間の輸送日数は輸出が2日、輸入が5日となる。直江津の代理店は直江津海陸運送が務める。

 日本郵船は国内外に広がるグループの輸送網を強みに、本県や長野県から化学品や機械の集荷を図る考え。集荷を担当する日本郵政の子会社、NYKコンテナライン(東京)の中村栄作営業本部長は「近くの港を利用することで陸上輸送のコストを削減できる。円安で輸出の可能性が拡大する中、使いやすい航路を提供し、需要を掘り起こしたい」としている。

 直江津―釜山間では既に韓国資本の海運会社が計3便を運航し、ロシア・ウラジオストクや中国・大連と結んでいる。日本郵船が航路を開設することで、直江津―釜山間の定期航路は週4便に拡充される。

 直江津港は2012年にコンテナ取扱量が過去最高の2万9259個を記録しており、県は新航路でさらに弾みをつけたい考え。県港湾振興課は「荷主の選択肢も広がるのでPRに力を入れ、利用拡大を図りたい」としている。

1169荷主研究者:2013/05/29(水) 23:20:34
>>1050-1051
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305090016.html
'13/5/9 中国新聞
バルク荷揚げ施設を倍に拡張

 総合化学メーカーのトクヤマ(周南市)は8日、石炭のばら積み(バルク)大型貨物船の拠点となる周南市晴海町の「周南バルクターミナル」の荷揚げ施設をほぼ倍の約31ヘクタールに拡張する計画を明らかにした。貯炭場の利用がさらに見込めるとして、計画されている埋め立て地の一部を充てる方針。完成時期は早くて十数年先で未定という。

 国際バルク戦略港湾に選定された徳山下松港にある周南バルクターミナルは、大量輸送、保管によるコンビナート企業の物流コスト削減を目的に昨年4月、全面操業を開始。貯炭場は約16ヘクタールあり、貯炭量は100万トン。昨年度の取扱量は前年の2・4倍の242万トンに上った。

 トクヤマは周南バルクターミナルの筆頭株主で、徳山製造所(周南市)の自家発電用に貯炭場を利用する。徳山製造所の安達秀樹所長は「順調に操業し、石炭火力発電所の需要がさらに見込める。必要な企業に安く利用してもらえるよう、貯炭場の拡張を決めた」としている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20130509001601.jpg
【写真説明】周南バルクターミナルの貯炭場(手前)。点線部分の埋め立て予定地のうち、隣接する約15ヘクタールを貯炭場に拡張する

1170荷主研究者:2013/06/02(日) 13:49:13

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305160038/
2013年5月16日 神奈川新聞
南本牧ふ頭MC−4 新規事業4億5千万円、13年度予算成立で/横浜

横浜港を視察する梶山国交副大臣(左から2人目)ら=横浜市中区の南本牧ふ頭

 国土交通省は16日、2013年度予算の成立を受けて主要事業の予算配分を発表し、県内分では横浜市中区の南本牧ふ頭MC−4コンテナターミナルの新規事業化に4億5千万円を計上した。

 南本牧ふ頭では国内最大級の水深があるMC−1、MC−2が運用されている。MC−4は建設中のMC−3と連続した高規格コンテナターミナルを整備するもので、完成すればふ頭全体で効率的な運用が可能になる。初年度は調査・設計、しゅんせつなどを行い、18年度の完成を目指す。

 梶山弘志国土交通副大臣は同日、視察のため訪れた南本牧ふ頭で記者団に「コンテナ船が大型化していく中で日本でも受け入れ施設が必要。(MC−4の新規事業化は)やるべきことだ」と話した。

 安倍晋三首相が14日の参院予算委員会で、日本の主要港湾をアジアのハブ(拠点)港として育成することを「(政府が6月にまとめる)成長戦略の重要な柱になる」との考えを示したことについて、梶山副大臣は横浜港を含む京浜港や阪神港などを念頭に「アベノミクスをやっていく中でハブ港の整備が必要。そこが中心になればおのずと景気が良くなる」と語った。

1171荷主研究者:2013/06/02(日) 14:27:17

http://kumanichi.com/news/local/main/20130522006.shtml
2013年05月22日 熊本日日新聞
国際コンテナ船、週3便に増便 八代―釜山間

釜山港を結ぶ定期貨物航路が週3便に増える八代港=八代市

 八代市は22日、韓国の釜山港と門司港などを結ぶ国際定期コンテナ船が6月1日から八代港にも寄港すると発表した。現在、八代港の国際定期コンテナ船は、韓国の海運2社が釜山港を結ぶ週2便を運航中。今回新たに1社が加わることで初の3社体制となり、2004年7月以来、約9年ぶりに週3便となる。

 今回加わるのは韓国・ソウルの船会社「長錦[シノコー]商船」。毎週土曜に、八代港に寄港する。韓国・釜山港から下関、門司、細島港を経由して八代港に入り、帰りは八代港から直接釜山港を結ぶ。

 輸入品目としては飼肥料や衣類など、輸出は金属などのスクラップ類や木材を見込んでいる。

 八代港の国際定期コンテナ船は1999年、釜山港とを結ぶ週3便でスタート。2004年に週2便に減便されたが、近年、コンテナ取扱量が回復している。現在、初の中国航路となる大連港との間でも就航に向けた調整が進んでいる。

 八代市は「九州の中央にある地の利が、船会社にも周知されてきた。荷主業者にとって利便性が向上し、八代港への集荷が期待できる」と話している。(樋口琢郎)

1172荷主研究者:2013/06/02(日) 14:43:24

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305210006/
2013年5月21日 神奈川新聞
川崎港のコンテナターミナル、市が指定管理者制導入へ/神奈川

 川崎市は川崎港のコンテナターミナルを段階的に民営化するため、指定管理者制度の導入と既存の出資法人の活用を柱とした実施方針を策定した。2014年度から市出資法人である川崎臨港倉庫(同市川崎区)が指定管理者として、同港ターミナル内の施設利用許可や使用料の徴収などを行い、ことし9月に「特例港湾運営会社」の指定申請を行うという。

 国は韓国・釜山港などアジア諸国の港湾との国際競争力向上に向け、10年に京浜港(東京港、横浜港、川崎港)と阪神港(大阪港、神戸港)を「国際コンテナ戦略港湾」に選定。11年にはコンテナターミナルなどを効率的で柔軟に一体運営を行う株式会社指定制度(港湾運営会社制度)を創設した。

 ただ、京浜港に一つの港湾運営会社を指定するには時間がかかるため、暫定的に横浜や川崎など各港に特例港湾運営会社を指定している。特例港湾運営会社に指定されると、コンテナターミナルなどの行政財産の貸し付けを受けることができるようになり、自社施設と合わせ、コンテナターミナル全体の一体運営が可能となる。税制上の優遇も受けられる。

 こうした背景から、川崎市は川崎港のサービス向上と経費削減、民間のノウハウを生かすため指定管理者制度の導入を決定。公共埠頭(ふとう)の運営者として公共性や市の政策の反映も必要なことから公募を行わず、市出資法人の中から川崎臨港倉庫を選んだ。まずは同社の特例港湾運営会社指定を目指し、将来的に統合される京浜港の港湾運営会社に川崎市の意思を反映させていく。

 市によると、同社を活用するメリットとして、(1)20フィートコンテナ換算で年間7千個の取り扱い実績があり、現行の同社事業との相乗効果がある(2)同社の民間株主は港湾運送事業者としてコンテナターミナルの運営に豊富な経験や実績がある(3)経営状況が安定している−点などを評価している。指定管理者導入により、市直営に比べて865万円の経費削減にもつながるという。同社は港湾施設の利用の許可、利用料の徴収業務、施設の保守点検を主に行う。

 川崎市コンテナターミナルは広さ23ヘクタール、水深14メートルの岸壁を持ち、ガントリークレーン2基、トランスファークレーン8基などを備える。20フィートコンテナ換算で8700個分の保管能力がある。

1173荷主研究者:2013/06/02(日) 14:48:54

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201305/0006011523.shtml
2013/5/22 21:25 神戸新聞
2年ぶり開設の北米ーアジア航路 第1船が神戸港に着岸

神戸港への入港第1船となった商船三井のエム・オー・エル・マジェスティ号=22日午後6時25分、神戸市中央区港島9、神戸国際コンテナターミナル

 海運大手の商船三井(東京)は22日、米国西海岸とアジアを結ぶ基幹航路のコンテナ船の神戸寄港を始めた。米国産牛肉の輸入規制緩和や、東南アジアで好調な自動車生産を背景に、関西の輸出入貨物が増加。神戸港と北米や欧州を結ぶ基幹航路の新設は2年ぶりとなる。これで基幹航路数は10航路に増え、横浜港と並んだ。

 同社の定期航路で、コンテナ6700個(20フィート換算)積み船舶8隻で運航する。寄港地はカナダ・バンクーバー、米ロサンゼルス、東京、神戸、中国・深?、香港、タイ、ベトナム。

 この日は午後6時、第1船となる「エム・オー・エル・マジェスティ」が、神戸・ポートアイランド2期のコンテナターミナルに着岸。同9時半の出港まで、コンテナ120個を積み下ろした。(高見雄樹)

1174荷主研究者:2013/06/02(日) 15:02:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305220018.html
'13/5/22 中国新聞
福山―神戸に定期貨物船航路

 福山港(福山市)に21日、神戸港(神戸市)と結ぶ定期貨物船が初めて入港した。神戸港は、米国や欧州など世界各地の貨物船の発着拠点。輸出入をする広島県東部の企業の利便性を高めるため、県が誘致した。

 貨物船は、香港の物流会社OOCLの日本支社が運航。毎週火曜に福山港に寄港する。神戸港、広島港(広島市南区)、水島港(倉敷市)を結んでいた従来の定期航路の寄港地に福山港を加えた。

 この日、福山港で歓迎セレモニーがあり、県と福山市の幹部や同社役員たち約30人が参加した。

 これまで貨物船の定期航路で、福山港と結ばれていたのは中国と韓国の計7港。県によると、ほかの国に県東部から輸出する際は、海路より一般的に割高な陸路で神戸港に運ぶケースが多かった。新航路で輸送コスト削減が期待できるという。

 同社は「福山港で週にコンテナ20個の取り扱いを目指す」としている。

【写真説明】福山港にコンテナを降ろす神戸港からの定期貨物船

1175荷主研究者:2013/06/23(日) 12:08:22

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130606/CK2013060602000049.html
2013年6月6日 中日新聞
衣浦港に「海辺の回廊」 検討委が将来像計画案

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2013060502100195_size0.jpg

 碧南市や半田市など五市三町にまたがる衣浦港の港湾計画検討委員会が五日、名古屋市内であり、二〇二〇年代半ばの将来像を示す計画案がまとまった。環境との共生を掲げ、砂浜や緑地を大幅に増やして、住民らが親しめる「海辺の回廊」(仮称)を目指すのが特徴。埋め立て中の衣浦ポートアイランドには新たに、大型船が入港できる耐震岸壁を整備するなど物流機能も強化する。

 貿易の拠点港として発展してきた衣浦港は、水辺で遊べるような場所が少ないと指摘されてきた。そのため、港湾計画案には、砂浜や、木、芝生のある緑地を点在させ、住民や観光客が回遊できるような海岸とする方針が盛り込まれた。

 また、水質悪化が続いているとして、港内に干潟を造成。水質浄化に役立つ貝類の生息状況を調査して環境保全にも取り組む。

 貿易港の機能強化では、バイオマス発電の普及で木材チップの輸入量が増加し、トウモロコシの輸入量も堅調に推移すると予測。

 一一年に三百八万トンだった県管理の施設で扱った貨物量は、十五年後には一・五倍の四百五十万トンに増加すると見込み、新たな岩壁を整備する。

 衣浦ポートアイランドには、木材チップやトウモロコシの大型輸送船の専用岸壁を新設する。倉庫や加工工場といった関連施設も誘致して、貿易の新たな拠点とする。

 検討委の委員からは「砂浜の整備などで港のイメージが大きく変わることをもっと打ち出すべきだ」「地震や津波への備えも積極的にPRし、港の魅力を高めるべきだ」といった意見が出された。

 今後は委員の意見を踏まえて港湾計画案の修正を重ね、一三年度中に成案を取りまとめる。

 (後藤孝好)

1176荷主研究者:2013/06/23(日) 13:15:56

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20130612048338.html
2013/06/12 10:01 新潟日報
直江津―上海コンテナ航路開設
27日から運航、中国向け需要開拓へ

 県は11日、神原汽船(広島県福山市)が直江津港と中国・上海間に新たな定期コンテナ航路を開設すると発表した。既存の上海―新潟航路の寄港地に直江津を加え、27日から運航を始める。中国の中心都市上海は日系企業も多く、直結することで後背地となる長野県などの需要を開拓し、貨物取扱量の増加を狙う。

 積載コンテナ1020個(20フィートコンテナ換算)の大型船2隻を配船し、毎週木曜に直江津に寄港する。上海への輸出は小樽(北海道)、富山、金沢を経由して8日間。輸入は境港(鳥取)、新潟、富山を経て6日間となる。

 直江津港の代理店を務める直江津海陸運送(上越市)は「上海は中国の都市の中でも経済規模が大きい。これまでも上海便には荷主の要望が多く寄せられており、需要が見込める」とした。

 直江津港では5月に韓国・釜山との定期コンテナ航路が開設されたばかり。県港湾振興課は「新たな航路で企業側の利便性が高まり、さらなる利用の拡大が期待できる。関係機関と連携し、港のPRを強化したい」としている。

1177荷主研究者:2013/07/10(水) 23:59:04

http://www.minyu-net.com/news/news/0620/news5.html
2013年6月20日 福島民友ニュース
外貿コンテナ航路再開 小名浜港、震災前より増便

定期コンテナ航路の寄港が再開し、荷揚げする興亜海運のコンテナ船=19日、いわき市・小名浜港大剣ふ頭

 いわき市の小名浜港で19日、東日本大震災後に休止となっていた韓国・中国航路の興亜海運(韓国)による外貿定期コンテナ航路が再開した。航路は新規参入高麗海運(同)との共同配船で週1便が運航される。同社の再開で、同港の定期コンテナ航路は震災前の週2便から3便に増え、同港を核にした物流の活性化に期待が高まる。

 同社の航路は毎週水曜日に小名浜港に寄港する。同港を出港すると韓国・釜山(プサン)港に入港。同国の釜山港でコンテナを積み替えることで世界各国と輸出入ができる。両社は、週替わりで交互にコンテナ船を運航する。再開第1便となった興亜海運のコンテナ船「ランタウ ビー」は19日朝、小名浜港に入港。化学薬品などを積載したコンテナを次々と積み降ろした。荷主は主に同市の企業で、化学品の原料として使われる。

 県小名浜港利用促進協議会と小名浜港整備促進期成同盟会は歓迎セレモニーを行い、コンテナ船の船長に花束を贈った。同協議会長の渡辺敬夫いわき市長は定期航路の増便に「東南アジアに向けてのコンテナ利用に利活用でき、小名浜港の利活用促進に弾みがつく」と話した。

1178荷主研究者:2013/07/11(木) 00:15:13

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=49278
2013 06/20 22:30 南日本新聞
韓国のコンテナ船が25日に就航 志布志市・志布志港

志布志港への就航が決まったサニー・メープル号(高麗海運ジャパン提供)

 韓国の海運大手・高麗海運は25日、志布志市の志布志港と釜山港を結ぶ外貨コンテナ定期航路を開設する。同航路は過去最多の週6便に増える。

 就航するのは高麗海運のサニー・メープル号(3987トン)で、積載量は342TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)。釜山を発着し、志布志には毎週火曜日に寄港。門司(福岡県)、細島(宮崎県)にも立ち寄る。志布志−釜山航路の運航は月、火、水、金(火、水は2便)となる。

1181荷主研究者:2013/07/15(月) 11:56:01

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130702302.htm
2013年7月2日04時01分 北國新聞
「商社扱い貨物」拡大へ 金沢港

 金沢港で1日、商社が取り扱う石川県内企業の製品が中国・天津港に向けて輸出された。商社は県内メーカーの製品を太平洋側の港から輸出することが多く、コンテナ規格外の大型貨物出荷で金沢港を利用するのは初めて。同港利用促進会議は今回の取り組みを弾みに「商社扱い貨物」の利用を増やし、地元港の輸出拡大につなげたい考えだ。

 金沢港利用促進会議の事務局である石川県鉄工機電協会によると、「商社扱い貨物」は商社が販売し、所有権がメーカーから商社に移った製品。メーカーが直接輸出業務を行わないため、「間接貿易」と言われている。

 県内企業の金沢港利用率は約4割。航路拡充などで太平洋側の港からシフトする動きは広がっている。一方で、「商社扱い貨物」ではコンテナ貨物の一部で金沢港利用があるとされるが、多くは太平洋側の港から出荷されており、利用率を高める上で足かせになっているという。

 1日に金沢港から出荷されたのは澁谷工業(金沢市)のボトリングシステム2ラインで、東京の商社が手掛けた。当初は横浜港を使う予定だったが、陸送費低減や輸送期間の短縮につながるとして金沢港に切り替えた。

 7月下旬には金沢港から中国・上海港へボトリングシステム2ラインを出荷する予定。金沢港利用促進会議が船社の選定や海上運賃の交渉で仲介した。

 同会議は複数の企業が共同で出荷する「合い積み輸送」などで商社の参入を促す方針で、「金沢港からの出荷はメーカー、商社ともにメリットがある。今回の事例をもとに出荷拡大に向けた活動を進めたい」としている。

1182荷主研究者:2013/07/15(月) 12:13:46

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1306260034/
2013年6月27日 神奈川新聞
川崎港の貨物輸出、最多865万トンに/神奈川

 2012年の川崎港の貨物取扱量のうち輸出量が865万トンに上ったことが、市の港湾調査(速報値)で明らかになった。川崎市が港湾管理者となった1951年以降最高の数値。完成自動車の輸出量が大幅に伸び432万トンとなったことで、全体を押し上げた。

 同調査によると、同港の貨物取扱量は8329万トン(前年比96%)で全国第9位。入港船舶の総トン数は1億44万総トン(同100・8%)で全国7位だった。1億総トンを超えたのは2年ぶり。全国順位はいずれも前年と同じという。

 一方、入港隻数は2万5229隻(同93・9%)と減少。総トン数は微増していることから、入港船舶が大型化している実態が浮き彫りとなった。

 貨物取扱量のうち、外貿は5565万トン(輸出865万トン、輸入4700万トン)、内貿は2764トン(移出1438万トン、移入1326万トン)だった。完成自動車の輸出量は前年比144・6%の伸びで、北米向け新車やアジア向け中古車が好調だったためという。

 輸入貨物では、液化天然ガス(LNG)の取扱量が1597万トンで過去最高を記録。原油は1252万トンにとどまり、LNGを一つの品目として統計を取り始めた1979年以来始めて、原油の取扱量を上回った。

1183荷主研究者:2013/07/21(日) 10:38:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/21300
2013年06月20日 西日本新聞(最終更新 2013年06月20日 00時36分)
コンテナ船2航路新設 韓国・高麗海運、24日から門司−釜山間

 北九州市は19日、韓国の大手海運会社「高麗海運」(本社・ソウル)が24日から、太刀浦第一コンテナターミナル(門司区)−韓国・釜山港間で定期コンテナ船の2航路を開設すると発表した。これにより、北九州と韓国を結ぶ航路は計15航路に増える。

 高麗海運は、韓国では国内3番目の輸送能力を持つ海運会社。中国や東南アジア、中東、ロシアなどにコンテナ航路を展開している。北九州への就航は、九州向けの輸出入量の取り扱いを増加する狙いがあるという。

 毎週月曜に釜山から太刀浦に入港するコンテナ船「SUNNY MAPLE」(3981トン)は、志布志港(鹿児島)などを経由して釜山港に戻る。別のコンテナ船「SUNNY SPRUCE」(3996トン)は釜山港を出て広島港などに寄港した後、毎週土曜に太刀浦に入港する。

 24日に太刀浦第一コンテナターミナルで就航記念の式典が行われる。

=2013/06/20付 西日本新聞朝刊=

1184荷主研究者:2013/07/21(日) 10:59:12

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/477939.html
07/06 16:00 北海道新聞
コンテナ取扱量過去最多 苫小牧東港の上半期 国際貨物が好調

貨物が増加し、ガントリークレーン3基体制での荷役が行われている苫小牧東港区コンテナターミナル

 【苫小牧】苫小牧東港区コンテナターミナル(苫小牧市弁天)の今年上半期(1―6月)のコンテナ取扱量は、前年同期比16・9%増の11万9832個(20フィートコンテナ換算)で過去最高を記録した。昨秋から国内貨物の取り扱いを始めたことに加え、景気の回復基調で国際貨物が好調だったことが要因だ。

 同ターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合がまとめた。

 内訳は輸入が同3・2%増の5万3318個、輸出が同10・0%増の1万5311個、荷物なしの空コンテナが同7・8%増の3万9875個、昨年11月から取り扱う国内貨物が1万1328個となった。

 国内貨物を除いた取扱量は同5・8%増の10万8504個で、東日本大震災で被災した東北の港湾の代替港として貨物が急増した2011年に次いで、過去2番目の実績。月別では6月が2万3187個で、単月として過去最高の取り扱いとなった。

 同組合によると、輸入は製材や建材が好調。景気回復や消費増税前の駆け込み需要でマンションやマイホームの着工件数が増えていることが要因という。輸出は鉄鋼や中古自動車部品が伸びている。

 同組合によると、今年の目標値の21万6千個は達成できる見通しだが、同ターミナルでは例年、7月下旬以降、取扱量が減少傾向にある。同組合は「経済動向など不透明な面があり安心はできない」とした上で、「下半期は近年不漁が続いている秋サケの輸出増などに期待したい」としている。(野口洸)

1185荷主研究者:2013/08/03(土) 10:52:36

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20130720204.htm
2013年7月20日01時15分 北國新聞
定期航路化へ札幌でセミナー 伏木―苫小牧RORO船

伏木−苫小牧港を結ぶRORO船。定期便化へ県は北海道でのセミナーを開催する=昨年8月、伏木港

 伏木港と北海道・苫小牧港を結ぶRORO船航路の定期化に向け、県は31日、札幌市内で道内企業を対象にした利用促進セミナーを初めて開く。航路のメリットや行政によるインセンティブ制度などを紹介して伏木−苫小牧航路のPRを図り、北海道からの荷物量の拡大につなげる狙いだ。

 RORO船はトレーラーや建機などの車両が直接船に乗り込んで荷役ができる貨物船。伏木−苫小牧航路は2003年に就航し、近年は夏から秋にかけて3、4便が運航されている。北海道からは鋼材などが送られ、富山からは主に肥料が運ばれている。

 県は、伏木富山港が11年に国の日本海側拠点港に選定されたことを受け、RORO船の国内定期航路の開設を目指している。不定期の既存航路がある伏木−苫小牧間の荷物量を拡充することで、定期化につなげる。

 昨年度、道内企業にRORO船利用に関するアンケート調査を行ったところ、興味があると答えた企業が多かったため、セミナーを企画した。定員は100人だが、すでに定員を超える申し込みが寄せられており、関心の高さを示している。

 セミナーでは伏木−苫小牧航路の概要を解説し、伏木富山港の航路情報、太平洋側の物流代替機能や利用に伴う優遇制度などの利点などを発信する。札幌大の千葉博正教授が「地域連携による物流の新たな展開」と題して基調講演する。

 県は「北海道の企業に航路の存在を知ってもらう機会とし、新たな貨物の開拓につなげたい」(港湾課)としている。

1186荷主研究者:2013/08/03(土) 12:36:25

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20130725j
2013/07/25 16:33 秋田魁新報
スイカ、フェリー輸送で経費削減へ JAふるさと、長野出荷に活用

長野向けに出荷されるJA秋田ふるさとの「あきた夏丸」

 県内一のスイカ産地である横手市のJA秋田ふるさとは、長野県に出荷する大玉スイカについて、今年からフェリーを使った海上輸送も活用することにした。最大のメリットは、トラックでの陸送に比べてコストを15%削減できること。秋田港と新潟港を結ぶ週6便のフェリーを利用し、27日からスタートする。

 長野県連合青果(長野県上田市)向けの出荷は、合併前のJAおものがわが15年ほど前から続けており、昨年もJA秋田ふるさとが全体の5%に当たる約400トンを出荷。今年は同量のスイカを陸送だけでなく、新日本海フェリーが運航する便も利用する。

 JA秋田ふるさとの今年の出荷計画は7500トンで、販売額12億円を見込む。同JAは昨年、関西向けの一部をフェリーで試験輸送しており、今年は長野向けで取り組む。

1188荷主研究者:2013/08/25(日) 12:05:29

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/08/14/new1308141101.htm
2013/08/14 11:00 デーリー東北
内航フィーダー運航コンテナ船、大型化へ

 八戸港に寄港している、内航フィーダーコンテナ定期航路を運航する井本商運(神戸市)が、コンテナ船の大型化を計画していることが13日、分かった。貨物量の増加に対応するとともに、輸送コストの削減を図る。船は新造船を予定。11月にも新船での運航を開始する見込みだ。

1189荷主研究者:2013/08/25(日) 13:30:14

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20130823102.htm
2013年8月23日02時13分 北國新聞
7月取扱量、過去最多 金沢港の国際コンテナ

 金沢港の国際コンテナ取扱量が7月、5017個となり、単月の過去最多を更新した。円安進展などを追い風に繊維機械や建設機械部品の輸出が回復した。繊維企業の受注改善で材料の輸入も伸びており、「アベノミクス」効果で荷動きが急速に活発化している。

 22日、金沢市内で開かれた金沢港海上コンテナ安全対策会議で、金沢港運(金沢市)の堀岡修次社長が報告した。

 金沢港運や石川県によると、7月のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)は前年同月比11・9%増。輸出は25・4%増、輸入は6・0%増となった。

 金沢港の輸出は1〜3月まで前年割れが続いたが、4月以降は円安進展の効果で改善傾向となっている。県内では、津田駒工業(金沢市)の繊維機械がフル稼働の状況。コマツ粟津工場(小松市)の建機生産は北米向けが堅調で、建機部品の輸出も増えている。

 繊維企業は円安で事業環境が好転しており、ポリエステル糸などの輸入を拡大させているとみられる。

 金沢港運や県は地元企業の金沢港活用を推進しており、太平洋側の港湾から同港にシフトする動きが出ている。金沢港運は4月に営業グループを設け、約200社を訪問しており、地元企業の利用が定着してきたことも取扱量増加につながっている。

1190荷主研究者:2013/08/25(日) 13:52:31

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201308/0006276971.shtml
2013/8/24 06:36 神戸新聞
阪神、京浜港に国出資へ 国際競争力向上へ関与強化

国際コンテナ戦略港湾に指定後も貨物が伸び悩む阪神港=神戸港

 アジアのハブ(拠点)港湾を目指す国際コンテナ戦略港湾の京浜(東京、神奈川)、阪神(大阪、兵庫)両港の運営会社に対し、国土交通省が出資する方向で検討を始めたことが23日、分かった。両港の国際競争力アップに向け国の関与を強める狙いで、来年の通常国会に港湾法改正案を提出したい考えだ。

 国内発欧米向けの荷物は、ライバルの韓国・釜山港に運ばれ、両港に集まらない状況が続いており、運営に国が積極的に関わるよう求める声が経済界から上がっていた。国の政策に迅速な対応ができるほか、国が他の出資者との調整役を務めることで意思決定がスムーズになることが期待できるという。

 港湾法には、運営会社への国の出資や関与の規定がないため、改正案に京浜、阪神両港に限って可能とする条項を盛り込む。出資の時期は京浜が東京、横浜、川崎の3港の運営会社が統合される2014年度、阪神は大阪、神戸両港が統合される15年を目指す。

 京浜、阪神両港の貨物取扱量を増やすため国交省はこのほか、運営会社が、両港に荷物を持ち込んだ外国の船会社や国内の輸出関連企業に輸送費を補助した場合、一部を国が負担する支援策を始める方針。14年度予算の概算要求に盛り込む。

 また両港周辺に輸出製品の工場を新設するメーカーなどに対し、用地取得にかかる税を軽減して企業誘致を進める特区も導入する方向だ。

 国は両港を10年、戦略港湾に選定、大型船が入港できる水深の深い岸壁の整備などを進めてきた。しかし1994〜2012年でみると、欧米航路のコンテナ船の寄港数は釜山港が増加傾向なのに対し、京浜、阪神両港は減少している。

1191荷主研究者:2013/08/25(日) 13:54:26

http://kumanichi.com/news/local/main/20130824006.shtml
2013年08月24日 熊本日日新聞
八代港に上海第1便が入港 輸送日数半分に

八代港に入港した上海行き定期コンテナ船の第1便=24日、八代市

 八代と中国・上海を週1回結ぶ国際定期コンテナ航路の第1便が24日、八代港に入港した。同港の国際定期コンテナ便は、釜山(週3便)、大連(週1便)に続き3航路目。過去最多の週5便体制となった。

 就航したのは神原汽船(広島県福山市、城暁男社長)のコンテナ船(5070トン)。毎週土曜に八代港を出港し、薩摩川内港(鹿児島県)を経由して水曜に上海港に到着する。釜山港経由で8〜13日かかっていた上海との輸出入が、最短で4日程度に短縮する。

 第1便は同日午後4時過ぎに八代港へ入港した。歓迎式もあり、城社長(64)は「熊本の荷物の多くは北部九州に流れている。中国のハブ港である上海とつながることで、コスト面で地元企業に貢献したい」と話した。(樋口琢郎)

1192荷主研究者:2013/08/25(日) 14:03:57

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20130821/CK2013082102000016.html
2013年8月21日 中日新聞
上半期は過去最高 敦賀港国際貿易コンテナ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2013082002100165_size0.jpg

 敦賀港(敦賀市)での今年上半期の国際貿易コンテナ取扱量が、1万5000TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個分)を突破し、2002年に統計を取り始めて以降、上半期で過去最高となった。昨年の年間実績は約2万8000TEUで、県は今年、3万TEUの達成を目標としており、その実現に向けて順調に取扱量を伸ばしている。

 県によると、今年一〜六月の取扱量は、昨年同期比15・9%増の一万五千二百三十七TEU。上半期としては四年連続で前年を上回っている。内訳は、輸出が20・9%増の六千六百二十四TEU、輸入が12・3%増の八千六百十三TEU。

 背景としては昨年十一月に敦賀港と韓国・釜山、中国・上海を結ぶ「韓国・中国航路」の就航が奏功。中国への定期便は六年ぶりの復活となり、この航路だけで輸出入合わせて約四百五十TEUと、大きく後押しした。

 取扱量の一層の増大に向け、県企業誘致課は「県内はもちろん、岐阜、滋賀両県の新規荷主の開拓が課題」と見据える。

 ライバルは名古屋港(愛知県)や四日市港(三重県)。この二港には、航行速度が速く、クレーンを使わずに直接貨物の積み降ろしができる「RORO船」の定期便はないが、敦賀港にはRORO船が就航している。「急ぎの荷物などを運ぶ際に敦賀港を利用してもらえるのではないか」とポートセールスに努める方針だ。

 (桂知之)

1193荷主研究者:2013/09/01(日) 14:13:20

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130830_3
2013/08/30 岩手日報
国際コンテナ9月再開 大船渡港の定期航路
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 東日本大震災で途絶えていた大船渡港(大船渡市)の国際貿易コンテナ航路が9月28日、復活する。市と海運会社大手ケイラインジャパン(東京都中央区)が、大船渡港発着で京浜港(東京)を経由し、海外と結ぶルートの新設に合意した。週1便、定期運航する。世界とつながり、物流が活発化することで、震災復興の加速に弾みがつきそうだ。

 大船渡港は2007年度から運航していた韓国・釜山との定期航路が、震災の影響で中止となった。市によると、10年度までの4年間の取扱量(実入りベース)は、年間1045〜1760TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個、16トン)で推移していた。

 市は釜山ルートの再開を粘り強く交渉しつつ、国際航路の早期復活を見据え、国内大手のケイラインジャパンとも協議を進めてきた。

 新航路は大船渡港から仙台港(仙台市)に立ち寄り京浜港まで、実入りで80TEUを積載できる清浜丸(499トン)が週1便運航する。同社と契約する鈴与海運(静岡市)が担当する。京浜港でさらに大型の船に積み替えて北米や欧州など世界各国に運ばれる。

1194荷主研究者:2013/09/01(日) 14:41:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201308/0006285389.shtml
2013/8/27 07:00 神戸新聞
神戸空港島に貨物船岸壁新設へ 物流量増で

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_06285390.jpg

 神戸市は、神戸空港島に貨物船用の岸壁を新設する。同島内にある倉庫の荷動きが好調で、物流量が当初の想定を上回った。既存岸壁に隣接して新設し、長さは現在の2倍の260メートルとなり、2隻が同時接岸できるようになる。総事業費は6千万円で、年内に工事を始め、来年3月までに完成の予定。

 神戸港内に新たな岸壁ができるのは、ポートアイランド2期で2010年に使用を始めたコンテナ船用の「PC‐18」以来となる。

 新しい岸壁は、空港島の北東端にある緑地4・7ヘクタールのうち1・1ヘクタールを転用し、既にある岸壁と連続する形で長さ130メートルにわたって整備する。水深は既存部分と同じ7・5メートル。5千トン級、全長約100メートルの貨物船を横付けできる。

 空港島では港湾物流大手の上組(神戸市中央区)が大型倉庫を運営する。コンテナ船では運べないプラント部品などの荷造りや積み込みをしているが、2隻が同時に接岸できず、作業が非効率になることがあったという。

 同社は既存倉庫の隣接地に2棟目を新設する方針で、神戸市みなと総局は「さらに貨物量が増えても対応できるように岸壁整備を決めた」としている。

(高見雄樹)

1195荷主研究者:2013/09/01(日) 15:30:48

http://www.nnn.co.jp/news/130828/20130828001.html
2013年8月28日 日本海新聞
境港のコンテナターミナルが拡張 9月から供用開始

 境港市昭和町の国際コンテナターミナルの拡張工事が完成し、9月1日から供用開始される。

拡張工事が完成した国際コンテナターミナル=27日、境港市昭和町

 境港管理組合がコンテナ貨物量の増加に伴い昨年秋着工。既存ターミナル(約6万5千平方メートル)西側の埠頭(ふとう)用地に1億6600万円をかけて整備した。

 拡張面積は1万800平方メートルで、リーファーコンテナ用電源2個、保安対策用の照明、防犯カメラを設置。主に空のコンテナ用の置き場として使用する。

 境港には、韓国、中国とを結ぶ週5便の定期コンテナ航路と週1便の環日本海定期貨客船が就航。コンテナ貨物量は、国際コンテナターミナルが供用開始した2004年の1万5399TEU(20フィートコンテナ換算)から12年は1万8280TEUに増加し、国際海上コンテナの日本海側拠点港に指定されている。

1196荷主研究者:2013/09/01(日) 15:54:20

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/31507
2013年08月07日(最終更新 2013年08月07日 00時37分)西日本新聞
三池港に上海航路開設 24日から週1便運航 [福岡県]

 福岡県の小川洋知事は6日の定例会見で、広島県の海運会社「神原汽船」が24日に三池港(大牟田市)と中国・上海港を結ぶコンテナ船の新規航路を開設すると発表した。三池港の国際航路は、2006年に韓国の海運会社が開設した釜山航路に次いで2航路目となる。

 県によると、上海航路は週1便で運航予定。コンテナ船「TIANFU」(5070トン)が土曜日に三池港に入港し、八代港(熊本県)、薩摩川内港(鹿児島県)を経由して、翌週の水曜日に上海港に到着。伊万里港(佐賀県)を経て三池港に戻る。家具の輸入や化学製品の輸出などが見込まれている。

 三池港では、韓国の興亜海運が釜山航路を週2便で運航。12年度の国際コンテナ取扱貨物量は1万8837TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)で、3年連続で過去最高を更新した。

 県や大牟田市は、中国などと結ぶ新規航路の誘致を進めており、県は上海航路開設で本年度に2千TEU、開設2年目以降に年間4200TEUの取扱量上積みを見込む。小川知事は「(三池港の周辺には)家具の産地の大川があり、化学工業が盛んだ。国際物流拠点としての三池港の役割を高めたい」と述べ、さらなる国際航路誘致に意欲を示した。

=2013/08/07付 西日本新聞朝刊=

1197荷主研究者:2013/10/06(日) 12:21:53

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201309/0006334431.shtml
2013/9/13 14:15 神戸新聞
特大クレーンが神戸港に 1万4千個コンテナ船に対応

朝もやの中、台船に乗って進む巨大クレーン。1基の重さは1400トンにもなる=13日朝、神戸港(撮影・中西幸大)

 神戸港のコンテナ荷役を担う国内最大のクレーン3基が13日朝、神戸・ポートアイランド2期の岸壁に到着した。神戸に入港できる最大の1万4千個積み(20フィート換算)コンテナ船に対応。港湾関係者は「能力が最大限に発揮されるよう、多くの貨物が集まってほしい」と入港を見守った。

 三井造船大分工場(大分市)で造られ、丸2日かけて運ばれた。クレーンの「腕」の部分は63メートルもある。

 岸壁を管理する神戸港埠頭(神戸市中央区)によると、設置費用は3基で計31億円。据え付けや試運転を経て、コンテナターミナルを運営する商船三井(東京)が年末にも運用を始める。

 同じサイズのクレーンは、国内で横浜、名古屋港などに10基ほどしかない。神戸港では、2010年にも同サイズのクレーンが3基設置されており、大型船への対応力が拡充される。(高見雄樹)

1198荷主研究者:2013/10/06(日) 12:33:17

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201309130050.html
'13/9/13 中国新聞
岩国新港にクレーン増設へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20130913005002.jpg

 山口県は本年度内に、岩国市の岩国港新港埠頭(ふとう)にコンテナ専用クレーン1基を増設する。既設の1基と合わせて2基体制にし、コンテナターミナル機能を強化する。岩国港では三つの埠頭を結ぶ道路整備も進んでおり、利便性を高めて需要を掘り起こす考えだ。

 増設するのは、既設の1基と同じ、タイヤで移動できるタイヤマウント式水平引き込みクレーン。全長20メートル、重量420トンで、荷重30・5トンまでに対応でき、1時間当たりコンテナ25個を積み降ろせる。4億7500万円を投じ、来年3月までに設置、4月から運用を予定している。

 1999年に設置された既設クレーンは老朽化し、故障で荷揚げが遅れるケースがあった。景気回復で国内物流が活発化することを見込み、県にクレーンの増設を求める地元企業の声も強かった。

 2基になれば積み降ろしが迅速化でき、効率的な港湾の運用が可能になる。時間制の港湾使用料の負担減にもつながる。

 新港埠頭の2011年のコンテナ取扱量は約5万1千個(20フィートコンテナ換算値)。リーマン・ショック以降の落ち込みが続くが、国内3航路(週6便)、中国や韓国、台湾を結ぶ海外5航路(週5便)のコンテナ船が利用している。

 2万トン弱の船舶が接岸する長さ370メートル、水深10メートルの2バースなどを備え、上屋2棟や冷凍コンテナヤード、洗浄場なども整備。県はクレーン増設でコンテナターミナル機能のさらなる向上ができると期待している。

 岩国港は重要港湾としてコンテナ船向けの新港埠頭のほか、ばら積み船向けの装束、室の木の両埠頭を持つ。総合的な港湾の物流機能を高めるため、国は20年度の全通を目標に3埠頭を結ぶ臨港道路(2・9キロ)の整備も進めている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20130913005001.jpg
【写真説明】新港埠頭にある既設のタイヤマウント式水平引き込みクレーン

1201荷主研究者:2013/10/20(日) 11:20:53

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/493173.html
2013年09/21 16:00 北海道新聞
1800社に貨物動向調査 室蘭港研究会、道内発着の物流把握へ

物流動向の把握に向け調査を行うことが報告された室蘭港貨物等輸送研究会の会合

 【室蘭】室蘭港の利用促進を目指す官民組織「室蘭港貨物等輸送研究会」は、崎守埠頭(ふとう)にある貨物専用線路(引き込み線)を活用した海上貨物輸送のニーズなどを探るため、荷主となり得る企業や船会社など全国約1800社に対しアンケートを行う。

 20日に室蘭市役所で開いた会合で報告された。アンケートは水産業者など荷物を発送する企業向け、船会社向けなど4種類。船用よりも小型で小口輸送に向く鉄道コンテナを活用し、1次産品などを輸出する可能性があるかや、主要航路、取扱品目などを記入してもらい、道内発着の物流動向を把握する。

 研究会事務局の市港湾部は「手応えのある企業には直接訪問するなどし、どうすれば室蘭港を利用してもらえるか考えたい」としている。

 研究会は市内の港湾業者や運輸業者、行政機関など13団体で構成。鉄道コンテナによる国際海上輸送や、北海道新幹線の開業をにらみ室蘭港―青森港の鉄道貨物輸送航路開設の可能性を探っている。(吉田隆久)

1202荷主研究者:2013/10/20(日) 11:27:52

http://kumanichi.com/news/local/main/20130928007.shtml
2013年09月28日 熊本日日新聞
大型貨物船が接岸可能に 八代港で完成報告会

国交省や県、企業の職員ら110人が参加してあった供用報告会=八代市

 九州地方整備局は28日、八代港の外港に今春完成した5・5万トン級の大型貨物船が接岸できる水深14メートルの岸壁(280メートル)と泊地(31ヘクタール)の供用報告会を現地で開いた。出席した国交省の梶山弘志副大臣は「八代港は畜産王国九州を支える飼料基地。大型船が入ることで、産業競争力の強化に寄与できるだろう」と述べた。

 14メートル岸壁は3月に完成。同港に入港できる船舶はそれまで3万トン級までだったが、5・5万トン級の大型船が入港可能になり、穀物を中心とした飼料の輸送コスト縮減が見込まれる。

 整備中の14メートル航路(11キロ)を含めた総事業費は140億円(岸壁は50億円)。2007年10月に水深12メートルだった岸壁工事に着手。2018年以降に完成する14メートル航路が整備されるまで、貨物船は潮位を利用して入港する。

 報告会には国交省や県、荷主企業から110人が出席。梶山副大臣が「国交省としても八代港の機能強化に全力で取り組む」、小野泰輔副知事は「14メートル岸壁は八代の悲願。八代港を中心にした県南の発展を実現できる」などとあいさつした。

 八代港は穀物やチップなど原材料を多く取り扱っており、貿易額521億円は県貿易総額の45%を占める。

 完成から半年後の供用報告会となったことについて、九地整は「出席者の日程調整のため」としている。(樋口琢郎)

1203荷主研究者:2013/10/20(日) 12:08:20
>>1199
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/10/20131001t32003.htm
2013年10月01日火曜日 河北新報
国際コンテナ航路再開 震災後初、第1便が入港 大船渡港

大船渡港の国際貨物航路再開第1便にコンテナが積み込まれた

 東日本大震災で休止した大船渡港(岩手県大船渡市)の国際コンテナ定期航路が再開し、第1便が30日、入港した。週1便で、京浜港(東京)を経由し北米や欧州と結ばれる。

 第1便は貨物船「清浜丸」(499トン)。28日の入港予定が台風20号の影響で遅れていた。清浜丸は空のコンテナ8個を下ろした後、内陸部から届いた機械類が入ったコンテナ2個を積み込んで出港した。

 コンテナは京浜港で大型船に積み替えられ、北米に運ばれる。統計上は国際貨物になる。

 荷揚げ岸壁周辺では今後、市や水産加工業組合が2000平方メートルの倉庫や冷凍施設などの整備を進める。

 大船渡港の国際航路は2007年、韓国・釜山との直通便が隔週で開設された。廃プラスチックや冷凍魚介類を運び、釜山からは飼料や鉄粉などを輸入。10年度は約1760TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)の取扱量があった。

 大船渡港は津波で岸壁や荷揚げクレーンが被災。民間企業でつくる大船渡国際港湾ターミナル協同組合が、国のグループ化補助金を活用して12年11月に復旧した。

 協同組合の宮沢信平理事長は「待ちに待った船が入って安心した。休止している間に仙台や秋田に移った客を取り戻すのが課題だ」と話した。

1204荷主研究者:2013/10/20(日) 12:45:25

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137946514204.html
2013年09月18日 09:42 大分合同新聞
対策待ったなし 老朽化進む港湾施設

 港湾施設の老朽化が進む中、大分県は施設の維持管理計画の策定を進めている。3日には大分市一の洲の大分港鶴崎地区で整備から50年が経過した岸壁のコンクリート舗装が陥没し、作業中のクレーン車が貨物船に倒れかかる事故が起きたばかり。「安全性が不安視されると経済活動にも影響しかねない」と、2014年度末までの策定を目指し、作業を急いでいる。

 県が管理する港湾施設は岸壁や防波堤、埠頭(ふとう)用地など計2499施設に上る。県によると、このうち台帳で1629施設の整備年度が確認できる。供用期間が50年を超えているのは約5%だが、30年後には70%に達する。大分市が新産業都市に指定された1964年ごろから整備された施設が多いためだ。

 一般的に公共土木施設の耐用年数は50年といわれ「港湾機能の維持を図るには多額な予算が必要で、長期的な計画が欠かせない」と県港湾課。各施設の点検、診断を進め、形態に応じて施設ごとや各港の地区ごとに計画を取りまとめる方針としている。

 2012年に県内の港で取り扱った貨物量は1億1517万8千トン。渡辺武県港湾課長は「港湾施設は人の移動や物流に不可欠で、安全性を確保するのが急務。利用度、重要度に応じてどの程度の補修、改良が必要なのか検討する」と話している。

<メモ> 県管理の港湾施設は▽水域施設(航路や泊地など)202▽係留施設(岸壁や船揚場など)427▽外郭施設(防波堤や護岸など)1266▽臨港交通施設(臨港道路や駐車場など)263▽埠頭用地170▽その他の施設(可動橋や倉庫など)171。

1205荷主研究者:2013/10/20(日) 13:21:41

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/09/03-12718.html
2013年09月03日 化学工業日報
世界が注目する北極海航路の開発

 北極海航路がにわかに注目を集めている。欧州と日本を結ぶルートとしては、スエズ運河経由に比べて距離が3分の2に短縮され、運航日数や燃料が大きく削減できることが最大の要因だ。日本は北極海沿岸国で構成する北極評議会の常任オブザーバーとなり、政府としての態勢整備も進みつつある。中東情勢の不透明感が強まる中で、物流の新しいオプション確保を急ぐ必要がある。

 北極海航路には、ユーラシア大陸北部のロシア沿岸を通る「北東航路」と、北米大陸北部のカナダ沿岸を通る「北西航路」がある。いま、注目されているのは北西航路だ。

 北極海航路はこれまで海氷におおわれて商業航海は難しかったが、地球温暖化の影響などで海氷面積が減少、夏場は砕氷船の支援で船舶の航行が可能になった。今年はすでにLNG(液化天然ガス)タンカーなど400隻が運航している。

 米国家情報会議(NIC)は、昨年末公表した「世界潮流2030」のなかで、2030年には北極海が年間110日は安定した航行ルートとなり、加えて45日が航行可能との見方を示している。

 北極海航路が注目されるのは、航海距離の短縮だけではない。北極圏には世界で未発掘石油の約10%、天然ガスのほぼ30%が眠っていると推測され、資源開発面での注目度も高い。

 今年5月、北極協議会(沿岸8カ国がメンバー)は、日本、韓国、中国、インド、イタリア、シンガポールの6カ国をオブザーバーに加えることを決めた。日本は「臨時」から「常任」に昇格している。

 こうした中で、活発な動きを示しているのが中国である。今年4月、中国はメンバー国のアイスランドと自由貿易協定(FTA)を結び、北極海航路や資源などの利用を新しい「海洋権益」に位置付けているようだ。韓国も航路開発に意欲的とされ、すでに運航実績を増やしつつあるという。

 ロシア運輸省は、20年には北極海航路の年間輸送量は3000万トンに膨らむという試算を明らかにするとともに、その半分は鉱物などの資源を占めると指摘している。

 「世界の物流革命」の呼び水となる可能性が高い北極海航路だが、軍事利用での各国の思惑の違いや航路インフラの整備など問題点もある。

 国際海事機関(IMO)は先ごろ、注目が集まる北極海航路について海洋汚染防止を含む安全な航行のための国際的なルール作りを急ぐ考えを示している。日本も商業利用を前向きにとらえる一方で、ルール策定への関与を強める必要がある。

1206荷主研究者:2013/10/20(日) 13:30:00

http://www.tomamin.co.jp/2013094569
2013年 9/9 苫小牧民報
苫小牧西港に耐震岸壁 完成しRORO船接岸

苫小牧港・西港西埠頭に完成した耐震強化岸壁

 苫小牧港・西港西埠頭(ふとう)に耐震強化岸壁(全長220メートル、水深9メートル)が完成し、9日からRORO船(フェリー型貨物船)の利用が始まった。大地震が発生した場合、緊急物資の輸送拠点となる。岸壁背後のスペースも広がり、貨物の積み下ろしをするトレーラーが楽に移動できるようになった。

 苫小牧港の耐震強化岸壁は東港の国際コンテナターミナルに続き2カ所目で、西港に整備されたのは初めて。

 西埠頭岸壁は660メートル。RORO船が週14便前後接岸するが、完成から40年以上が経過し老朽化が著しかった。このため室蘭開発建設部苫小牧港湾事務所が2011年度から、北側の220メートルを耐震化する工事を始めていた。

 岸壁背後の公共倉庫4棟を解体し、荷役場所の幅を工事前の15メートルから25メートルに拡大。このためシャシーをけん引するトレーラーが安全に旋回できるようになり、荷役が効率化された。

 9日朝、フジトランスコーポレーション(名古屋市)のRORO船「蓉翔丸」(1万4790トン)が接岸し、シャシーや自動車を陸揚げした。西埠頭で荷役を請け負う苫小牧栗林運輸は「トレーラーが安全に動けるようになった。残りの岸壁も早く完成してほしい」と話していた。

 今後、耐震強化岸壁に隣接した岸壁の工事も本格化する。全ての工事は17年度までに終わる予定だ。総事業費は94億円。室蘭開建と苫小牧港管理組合は15日、関係者を招き記念式典を開催する。

1210荷主研究者:2013/10/27(日) 13:11:19

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20131017301.htm
2013年10月17日03時39分 北國新聞
釜山経由で小口貨物 富山新港から世界35カ国、日本通運が輸送開始へ

 日本通運(東京)富山支店は24日、富山新港(射水市)から韓国・釜山港経由で世界35カ国66港へ小口貨物を運ぶサービスを開始する。「富山の製品を富山から送る」ことの利便性などをアピールし、「乗り換え」需要を掘り起こす。

 運行は週1便で、木曜に富山を出港、日曜に釜山に入港する。釜山では現地法人の韓国日通が貨物を仕分けし直して、目的地へ発送する。発送先はアジア、欧州、中南米、アフリカ、オセアニアをカバー。富山での荷物受け付けは火曜に締め切る。月間取扱量48トンを目指す。

 富山県内から海外へ小口貨物を送る場合、現在は名古屋港や神戸港を利用するのが一般的。富山発の新サービスでは、料金が太平洋側の港を利用するより2、3割安くなるという。

 集荷から受け渡しまで一貫輸送する確実性もPRする。日通の国際的な物流網を生かし、釜山からのスケジュール管理を行ったり、追跡情報を提供したりもするという。

 日通は今月、金沢、新潟、苫小牧、石狩の各港でも同様のサービスを開始。日本海から世界への輸送ネットワーク構築を進めている。

1211荷主研究者:2013/10/27(日) 13:12:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201310/0006425515.shtml
2013/10/17 11:05 神戸新聞
神戸港 1〜6月コンテナ取扱量 前年比で微減

 神戸市は16日、今年1〜6月の神戸港のコンテナ取扱量(速報値)が、前年同期比0・9%減の126万8千個(20フィート換算)だったと発表した。上半期としては2年連続で前年実績を下回った。

 地域別では、主力の中国向けが2・9%減、北米向けも5・1%減少した。景気低迷が続く欧州向けも10・9%減った。一方、韓国向けが15%増と好調だったほか、東南アジア向けも取扱量を伸ばしたが、全体の落ち込みを補えなかった。

 国や神戸市はアジアのハブ港を目指す政策を打ち出すが、まだ結果には結びついていない。(高見雄樹)

1212荷主研究者:2013/11/01(金) 00:10:19

http://kumanichi.com/news/local/main/20131022002.shtml
2013年10月22日 熊本日日新聞
八代外港に大型ガントリークレーン 県が新設へ

県が大型ガントリークレーンの整備方針を決めた八代外港=八代市(小野宏明)

 県が八代市の八代外港に「フルガントリー」と呼ばれるコンテナ積み降ろし用の大型クレーン1基を整備する方針を決めたことが21日、分かった。コンテナ取扱量が3年連続で増加。6月以降に韓国や中国とを結ぶ国際定期コンテナ航路の開設が相次ぎ、過去最多の週5便体制となったこともあり、物流機能の強化が必要と判断した。

 他港のケースから、整備費は約10億円、整備期間は4年程度かかるとみられ、早ければ2017年度中にも完成する。港湾整備事業特別会計で県債を発行して整備費を調達し、使用料で償還することになる。12月補正予算に、設置に向けた調査費を計上する方向で調整している。

 現在、同港には全長約61メートルの小型ガントリー1基が稼働中。コンテナを8列3段(20フィート換算)まで積み降ろしでき、最大で300個を積む船に対応する。

 整備する大型ガントリーの詳細は今後詰めるが、熊本港に昨年設置した全長約76メートルと同サイズならば、13列4段まで積み降ろし能力が向上。最大5倍の1500個を積む大型船に対応でき、地元関係者は輸送時間や経費の大幅な縮減につながると期待している。

 既存ガントリーの故障などの場合のバックアップ機能も果たす。

 博多港、北九州港をはじめ、大分港や細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)など九州の主な港湾には既にクレーンが2基以上設置されている。(亀井宏二)

1213荷主研究者:2013/11/01(金) 00:20:45

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013102512141422/
2013/10/25 12:20 山陽新聞
水島港の新国際航路31日開設 中国、フィリピン結び週1便

 岡山県は25日、水島港(倉敷市)と中国、フィリピンを結ぶ週1便の国際定期コンテナ航路が31日に開設されると発表した。同港の国際定期コンテナ航路は韓国、ベトナム、台湾を合わせた5カ国・地域との16航路(週17便)になる。

 中国の海運会社が20フィートコンテナを最大906個積める船を運航する。毎週火曜にフィリピンの首都マニラを出発し、上海、大阪、神戸を経て翌週木曜に玉島ハーバーアイランドの水島港国際コンテナターミナルに入港。高松、上海経由でマニラに戻る。

 県港湾課によると、フィリピン、中国からは生活雑貨などを輸入。水島港からの輸出品は海運会社が明らかにしていないという。

1214荷主研究者:2013/11/10(日) 14:58:10

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201310/0006440379.shtml
2013/10/23 06:30 神戸新聞
神戸港コンテナターミナル 使用料5%引き下げ

神戸港埠頭のコンテナターミナル。一部で使用料の減額を決めた=神戸港

 神戸港の外国貿易用コンテナターミナルを保有する神戸市の外郭団体、神戸港埠頭(ふとう)(神戸市中央区)が、外国貿易用ターミナルの使用料引き下げに踏み切った。減額幅は5%。船会社の負担を少しでも軽減することで、アジア各港に奪われている貨物を取り戻したい考えだ。使用料の値下げは、今回で3回目となる。(高見雄樹)

 対象になるのは、ポートアイランド2期と六甲アイランドにある計4カ所の大規模ターミナル。運営する船会社が支払う年間使用料は約2億円分、減ることなる。

 韓国・釜山港などアジアの港湾との競争激化から神戸港埠頭は2001年度に30%引き下げた。国の国際コンテナ戦略港湾政策に合わせ、11年度にはさらに10%を減額した。

 今回はこれに次ぐ値下げ。株式会社化に伴う減価償却費の負担増などで11年度決算から2期連続で純損失を計上したが、本年度は6億円の経常利益を予想。同社は「これを引き下げの原資にする」としている。

 ただ、世界的な荷動きや原油価格など物流コストの変動は大きい。今回の減額が価格競争力アップにつながるかは不透明だ。

 同社は神戸市の外郭団体。ターミナル用地やガントリークレーンを持ち、船会社や倉庫業者などに貸している。

1215荷主研究者:2013/11/17(日) 11:35:11

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/499845.html
2013年10/24 11:07 北海道新聞
道内初の国際定期RORO船、あす就航 小樽―ウラジオストク間

 【小樽】小樽からロシア・ウラジオストクに中古車などを運ぶ国際定期RORO(ローロー)船(フェリー型貨物船)が、25日に就航する。開発局によると、道内で国際定期RORO船が就航するのは初めて。

 航路を開設するのは富山とウラジオストクとの間で不定期のRORO船を運航する富山市の船舶代理店「あけぼの」で、ロシアの船会社が所有する約5千トンの船を使用する。あけぼのの委託を受け、日本通運小樽支店が小樽港で通関手続きなど船舶代理店業務を行う。

 同支店によると、札幌圏の中古車市場は流通している台数が多く、日本の中古車への需要が高いロシアにも近いことから、定期航路の開設を決めた。船は隔週金曜日の朝に小樽港に入港し、中古車を最大150台積んで、その日のうちにウラジオストクに向かう。積載に余裕があれば富山にも寄る。<北海道新聞10月24日朝刊掲載>

1216荷主研究者:2013/11/17(日) 13:32:44

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131105t22005.htm
2013年11月05日火曜日 河北新報
コンテナ量増加任せて ガントリークレーン更新 八戸港

台船から慎重に陸揚げされる新1号機

 青森県が八戸港(青森県八戸市)に設置しているコンテナ積み降ろし用ガントリークレーン1基が更新されることになり、4日、現地で新しいクレーンの陸揚げ作業が行われた。

 新しいクレーンは高さ72メートル、幅80メートルで、重さ737トン。大分港(大分市)の三井造船工場で造られ、台船で約1週間かけて八戸港に運んだ。

 八戸港のコンテナ埠頭(ふとう)には県設置のガントリークレーンが2基あり、東日本大震災では浸水被害により、2基とも一時、使用不能になった。今回更新されるのは1974年に製造され、神戸港(神戸市)から94年に八戸港に移設された1号機で、震災前から故障がちだったという。

 県八戸港管理所の平山千代和所長は「1基にトラブルがあってもバックアップでき、取扱量の増加にも対応できる。八戸港の利用促進につなげたい」と期待する。試運転や検査を経て、12月中旬にも稼働を始める。

1217荷主研究者:2013/11/17(日) 13:34:10

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013110821434815/
2013/11/8 21:52 山陽新聞
水島港の耐震岸壁と埠頭完成 国際コンテナターミナルに

3基目となる県のガントリークレーン

 水島港・玉島ハーバーアイランドの国際コンテナターミナル(倉敷市玉島乙島)で、耐震化した水深12メートル岸壁と、コンテナの保管場所となる埠頭(ふとう)の整備が完了。10日に現地で使用開始式典を開く。

 同ターミナルの南部分に、3万トン級の大型船が接岸できる水深12メートルの耐震強化岸壁(長さ240メートル)と停泊地を国が、埠頭(4ヘクタール)を岡山県が整備した。県は、コンテナを運ぶガントリークレーンを7月に設置しており、一体的に使用できる。総事業費は72億5千万円。

 新設のクレーンは従来の約2倍(最大80トン)の貨物をつり上げることが可能。航路は水深10メートルなので、実際には1万2千トン級までしか接岸できないが、国土交通省宇野港湾事務所は「3岸壁体制により、輸送効率は格段に高まる。震災後の物流機能も確保でき、地域の災害対応力が強化される」としている。

 国は、2017年度の完成を目指し、水深12メートルの航路しゅんせつを計画している。

 同ターミナルは02年3月に完成。水深10メートル岸壁(長さ170メートル)が二つとクレーン2基で運営してきたが、貨物取扱量の増加とともに手狭になり、08年度から拡張工事を進めていた。

1218とはずがたり:2013/11/25(月) 16:18:45

パナマ運河拡張、LNG貿易地図塗り替える−対日輸出加速へ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MVRLY56JIJXV01.html?cmpid=yjp

  11月5日(ブルームバーグ):拡張したパナマ運河が2015年に開通すると、同運河を利用して年間計1200万トンの液化天然ガス(LNG)の運搬が可能になる見通しだ。拡張工事は07年に着工され総事業費は52億5000万ドル(現在のレートで約5200億円)。
運河当局によると、水路の全長は48マイル(約77キロメートル)でLNGタンカーは年間350回通航する見込み。米国からアジアへの運航コストは長い航程に比べ24%減少すると予想されている。フェーンリー・コンサルタンツによれば、通航する船舶の半分が貨物を積載していると仮定して試算した1200万トンは、12年の世界のLNG貿易量の約5%に当たる。
モルガン・スタンレーによると、シェール層からの天然ガス生産が増えている米国は、拡張されたパナマ運河の最大の利用国になる見込み。米国は20年までに世界第3位のLNG輸出国になるとみられている。米国のエネルギー自給率は過去27年間で最高の86%。パナマ運河を通じ、日本へのLNG輸出が加速しそうだ。
フェーンリーのアナリスト、スベレ・ビョルン・スベニング氏は「アジアの市場は巨大だ。大生産地の米国とパナマ運河によって、アジアへの輸出が容易となり、市場へのLNG供給コストが削減される。こんなことが起きるとは想像していなかった」と述べた。
原題:Panama Canal’s LNG Surprise to Redefine Trade in Fuel:Freight(抜粋)

更新日時: 2013/11/05 11:28 JST

1219荷主研究者:2013/12/01(日) 00:52:03

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20131113/CK2013111302000014.html
2013年11月13日 中日新聞
鞠山南CFSが完工 県が建設、供用開始

供用を始めたコンテナ貨物の荷さばき施設「敦賀港鞠山南コンテナ・フレート・ステーション」=敦賀市の敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナルで

 敦賀市の敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナル内に県が建設したコンテナ貨物の荷さばき施設「鞠山南コンテナ・フレート・ステーション(CFS)」の完工式が十二日、現地であり、供用が開始された。

 敦賀港のコンテナ貨物取扱数は昨年まで三年連続で過去最高を更新。コンテナ貨物の増加と時間短縮に向け、県が三月から約五億円をかけ建設してきた。

 敦賀市川崎・松栄地区で二〇〇二年から使ってきた市のCFS約千七百五十平方メートルは手狭になっていた。

初のコンテナ貨物の荷さばきを見学する敦賀港関係者ら=敦賀市の敦賀港鞠山南コンテナ・フレート・ステーションで

 新しい施設は、鉄骨高床式平屋約二千六百平方メートル。コンテナ一本に満たない小口貨物を他の荷主の物と混載する場合や、荷主がコンテナ以外で港に荷物を持ち込んだ場合に、コンテナへの荷詰めなどに利用する。

 この日は、関係者約九十人が出席。西川一誠知事は「施設整備によって利便性が向上する」とあいさつ。河瀬一治市長も「ポートセールスでもっと元気な港を造っていきたい」と祝辞を述べた。

 この後、運送業者が初の荷さばきを披露。台湾から韓国・釜山経由で入港したコンテナから、県内企業向けの糸の原材料一トン袋を作業車で運び入れ、拍手に包まれた。

 (増井のぞみ)

1220荷主研究者:2013/12/22(日) 12:59:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131129t52013.htm
2013年11月29日金曜日 河北新報
コンテナクレーン2号機が完成 酒田

酒田港国際ターミナルに完成したコンテナクレーン2号機

 山形県が酒田市の酒田港国際ターミナルに建設するコンテナクレーン2号機が完成し、竣工(しゅんこう)式が28日、現地であった。

 クレーンは高さ74メートル、アーム長65メートルで、1号機より一回り大きい。総工費は6億7000万円。

 酒田港は東日本大震災以降、太平洋側の港湾の代替機能を担い、2011年には過去最高の1万346個(20フィートコンテナ換算)のコンテナ取り扱いがあった。

 県港湾事務所は「2台体制となり、酒田港のさらなる安定稼働と利用増加が期待できる」と話した。

 式典で、細谷知行副知事は「酒田港の利便性向上のため、官民一体となって活動していく」とあいさつした。本間正巳酒田市長らがテープカットし、完成を祝った。

1221荷主研究者:2013/12/22(日) 13:09:15
>>1220
http://yamagata-np.jp/news/201311/29/kj_2013112900687.php
2013年11月29日10:08 山形新聞
酒田港の2基目コンテナクレーン完成 貨物取扱量増へ

2基目のコンテナクレーンが完成し、運用が始まった=酒田市・酒田港

 県が酒田港(酒田市)高砂地区の岸壁に増設作業を進めていた2基目のコンテナクレーンが完成し、28日に運用を開始した。従来の1基から2基体制になったことで港湾機能の信頼性が向上。県はポートセールスを強化し、コンテナ貨物の取扱量アップを目指している。

 2基目は鋼鉄製で高さが最大で約74メートル、重量677トン。クレーン根元の車輪部分に二重の固定用安全装置があり、高圧盤を上部の機械室内に配置するなど、地震と津波対策が強化されている。さらに、2000年設置の1基目と比べて海側に伸びるアームが7.8メートル長く、大型化する対岸貿易船舶への対応が可能。契約額は6億7095万円。

 運用開始に合わせて竣工(しゅんこう)式が行われ、約80人が出席。細谷知行副知事が「酒田港は、さらなる飛躍の環境にあり、利用拡大への取り組みを一層進めたい」とあいさつ。関係者がテープカットし、完成を祝った。

 東日本大震災後、太平洋側の代替機能を担った酒田港は貨物取扱量が増加。2012年度のコンテナ貨物取扱量は8666個(20フィートコンテナ換算)と震災前よりも伸びている。

1222荷主研究者:2013/12/22(日) 13:12:54

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1311280023/
2013年11月28日 神奈川新聞
【動画】国内最大級のコンテナ船「さがみ」が初入港/横浜

横浜港に初入港したコンテナ船「さがみ」=南本牧ふ頭

 横浜港に28日、国内最大級の内航コンテナ船「さがみ」(2446トン)が初入港した。北海道・苫小牧、青森・八戸、宮城・仙台を結ぶ定期航路として就航し、横浜港に貨物を集約。大型化で輸送コストの低減が期待でき、国際貿易港・横浜港の集荷力を強化する取り組みとして注目されている。

【動画】

 さがみは国内最大手の内航船会社、井本商運(神戸市)が運航。今年進水したばかりの新造船で、全長約110メートル、幅約17メートル。20フィートコンテナ換算で約400本を一度に積載できる能力を持つ。

 集められた貨物は、横浜港南本牧ふ頭で国際コンテナ船に載せ替えて欧州などに運ばれる。これまでは運賃コストの安い韓国・釜山港経由で欧米に輸出してきたが、国による港湾強化施策「国際コンテナ戦略港湾」に基づき、横浜港への集荷を促進して釜山経由からの“奪還”を図る狙いがある。就航経路は国土交通省のモデル事業として認定されている。

 この日行われた記念式典で、市港湾局の中島泰雄局長が「さがみの就航は横浜港の新しい時代を切り開くことと期待している」と歓迎した。

 この日、さがみは南本牧ふ頭を出港後、大さん橋にも寄港。客船ターミナルにコンテナ船が着岸するのは珍しいという。

1223荷主研究者:2013/12/28(土) 23:57:29

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20131116000128
2013/11/16 09:49 四国新聞
高松―中国、フィリピン結ぶコンテナ定期便就航

国際定期航路が開設され、高松港に寄港するコンテナ船「ハイフェンリエンジィエ」の船長に花束を手渡す高松ゆめ大使=香川県高松市朝日新町、高松港コンテナターミナル

 中国の海運会社・SITCコンテナラインズは、高松港コンテナターミナル(香川県高松市朝日新町)の国際定期航路として、中国、フィリピンを結ぶ新航路を開設。15日には最初のコンテナ船が寄港し、歓迎セレモニーが開かれた。同港の新航路は6年ぶりの開設で、6便目。

 航路は高松と上海、寧波、マニラ、神戸などの10港を21日間かけて周回。3隻のコンテナ船が就航し、毎週金曜日に1隻が高松港へ寄港する。

 高松港の輸出入取扱量は年々増加傾向にあり、2012年は3万7360TEU(20フィートコンテナに換算した個数)と、国際航路を開設した1997年(1614TEU)の約23倍に拡大した。取扱量のうち約6割が中国、約2割が東南アジアとの取引で、両地域への航路拡充が課題だった。

 今回の開設で上海便が1便から2便に増えるほか、中国内の寄港数も3カ所から6カ所に倍増。フィリピンとの直行便は初めてで、利便性向上が期待できる。

 この日のセレモニーには関係者約40人が参加。浜田知事は「高松港が四国の物流拠点として、より一層発展するよう利用促進に努めたい」とあいさつした。

1224荷主研究者:2014/01/05(日) 15:44:32

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20131220h
2013/12/20 11:04 秋田魁新報
国際コンテナ、7万本突破確実 秋田港、13年取扱量

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20131220akita01.jpg

 秋田港の国際コンテナの2013年取扱量が、年間7万本に達する見込みとなり、3年連続の過去最高更新が確実になったことが19日、分かった。昨年の約6万4千本から1割程度増える見通し。

 東日本大震災以降、被災した太平洋側港湾の代替機能を担ったことで、他の港湾からの切り替えが進み、取扱量が伸びた。昨年4月の新国際コンテナターミナル運用開始による荷役効率の向上も利用拡大を後押ししている。

 県港湾空港課によると、今年10月末現在のコンテナ取扱本数(20フィート換算、空コンテナ含む)は6万1307本。ここ数年は月間5千本を超えるペースで推移しており、年間で初めて7万本を突破することが確実になった。

1225荷主研究者:2014/01/05(日) 15:46:07

http://www.minyu-net.com/news/news/1220/news5.html
2013年12月20日 福島民友ニュース
特定貨物拠点に小名浜港 全国初、石炭輸送を効率化

 国土交通省は19日、小名浜港を全国初となる石炭の特定貨物輸入拠点港湾に指定した。東京電力広野(広野町)、常磐共同火力勿来(いわき市)両火力発電所の設備増強による石炭の需要増を想定した。指定により、石炭を輸入する事業者の荷さばき施設の固定資産税が軽減されるほか、石炭輸送の効率化によるコスト縮減で利用促進が期待される。

 港湾法改正による新制度。石炭などばら積み貨物輸送の効率化に向け重点整備する全国10カ所の国際バルク戦略港湾の中で小名浜港が唯一、指定を受けた。

 国交省は、小名浜港に水深18メートルの岸壁を持つ東港の整備を進めており、完成すれば積載貨物重量12万トンの大型船が入港できる。これにより、勿来など近隣の火発用を含めて大型の石炭貨物船でいったん、小名浜港に石炭を受け入れ、相馬共同火力新地発電所(新地町)用の石炭を相馬港に運ぶなどの共同輸送でコスト縮減が見込まれる。

1226荷主研究者:2014/01/12(日) 13:52:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201312/0006598745.shtml
2013/12/26 08:00 神戸新聞
こしょう輸入量国内首位 神戸港、倉庫充実で

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_06598747.jpg
こしょう輸入量の推移

神戸港に輸入されたこしょう。ひく前の皮が付いたものが多い=神戸税関

 神戸港に輸入されるこしょうの量が、2013年は2年ぶりに国内港でトップになる見込みであることが、神戸税関の調査で分かった。消費量は底堅く推移しており、香辛料専業の輸入業者が立地し専用倉庫が充実する神戸港のシェアが高まったとみられる。(高見雄樹)

 こしょうはマレーシアやインドネシアなどから年間8千〜9千トンが輸入されている。こしょうなどの香辛料は香りが強いため、保管には専用倉庫が必要になる。同税関は、神戸には専用施設が充実し、輸入の増加につながっているとみる。

 神戸は横浜とともに中国人やインド人コミュニティーが発達し、以前から輸入量が多かった。横浜港から東京港に専用施設が移るなどしたため、神戸港はここ数年、東京港と激しくトップを争う。10年はシェア27%、11年は26・8%で首位だった。12年は23・8%で2位に落ちたが、今年は10月までの輸入量が1934トンで26・8%と、2位の東京にシェアで4ポイント差をつける。

 輸入大手の小林桂(神戸市中央区)によると、長期的には国内人口の減少に比例して消費量の大きな拡大は見込みにくいが、洋食をはじめエスニック料理など食の多様化が進んでおり、調味料に欠かせないこしょうは底堅い需要がある。担当者は「期待も込めて、このままの消費ペースが維持されれば」と話していた。

1228荷主研究者:2014/01/26(日) 19:17:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20140117104.htm
2014年1月17日01時52分 北國新聞
金沢港のコンテナ量10%増 昨年の国際貨物

 金沢港が昨年1年間で取り扱った国際コンテナ貨物量(20フィート換算)が、前年比10・8%増の5万2998個となり、4年連続で過去最多を更新した。アベノミクスによる物流の活性化で、輸出、輸入とも前年を上回った。県外から地元港に輸送ルートを切り替えた荷主企業も目立った。

 貨物量は、輸出が中国向けの繊維機械などが好調で9・8%増の1万5531個。輸入は、中国、東南アジアからの建機部品や合成繊維などが伸び、16・2%増の2万3583個となった。貨物の入っていない「空コンテナ」は3・6%増の1万3884個だった。

 貨物量全体が年間5万個を突破するのは初めて。県は今後も、太平洋側の港を利用する地元企業などに補助制度を使った物流ルートの転換を働き掛け、貨物需要の確保を進めていく。

 県は「アベノミクスによる景気回復や円安が数字を押し上げた。地道なポートセールスを続けて、さらに地元港の活用を広げていきたい」(港湾活用推進室)としている。

1231荷主研究者:2014/02/02(日) 01:18:58

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201401/0006636725.shtml
2014/1/14 20:35 神戸新聞
半球状船首で燃費向上 新コンテナ船建造へ

世界初となる半球状船首コンテナ船の完成予想図(井本商運提供)

 輸出入コンテナの国内海運最大手、井本商運(神戸市中央区)は14日、半球状の船首部分で運航時の空気抵抗を3割減らせる世界初のコンテナ船を2016年1月から、神戸港と東京、横浜港を結ぶ航路に投入すると発表した。内航船としては国内最大のコンテナ540個(20フィート換算)を積め、輸送費の削減が期待される。

 新型船は山口県下関市の旭洋造船が約23億円で建造する。同社によると、半球状船首の船は自動車運搬船にはあるが、コンテナ船では初めて。全長134メートルで、同じ大きさの船に比べて燃費が5%向上する。従来はスクリューや船底の形状などを変えて燃費向上を目指したが、空気抵抗を減らすのは珍しい。

 井本商運は現時点で国内最大の400個を積める「さがみ」を昨年11月、東京、横浜と東北、北海道地方を結ぶ定期航路に就航させた。大型船の相次ぐ投入で輸送量を増やし「コンテナ1個当たりの輸送コストを下げる」(井本隆之社長)という。(高見雄樹)

1232荷主研究者:2014/02/23(日) 18:19:39

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20140201/CK2014020102000005.html
2014年2月1日 中日新聞
敦賀港、4年連続で最高 貿易コンテナ13年貨物量

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2014013102100154_size0.jpg

 敦賀港の外国貿易コンテナ貨物取扱量が、二〇一三年で四年連続の過去最高更新となり、一時の低迷期からの「V字回復」に成功している。定期航路の増便で利便性が高まった上、県の企業側への売り込みも奏功。県外港からの利用転換などにつなげてきた。県企業誘致課は「今後もポートセールスに力を入れたい」と一層の飛躍を目指す。

 同課によると、一三年は、実際に荷が入ったコンテナ貨物取扱量(速報値)で、前年比9・7%増の三万九百七十TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個分)となり、一〇年から過去最高を更新し続けている。

 苦戦を強いられた時期もあった。過去十年の推移を見ると、〇四年には一万二千八十三TEUだったのが、〇七年には、五千五百五十五TEUまで減少した。この間は、アジアとの定期航路が週三便から週二便まで減り、さらに、「リーマン・ショックによる景気低迷もあった」(同課)。その後、微増はしたが〇八、〇九年とも一万TEUを割り込んだ。

 流れが変わったのが一〇年。敦賀市鞠山(まりやま)南地区に、五万トン級の大型貨物船の接岸が可能な多目的国際ターミナルが供用を開始したほか、同課は「韓国とのRORO船の定期航路が開設された」と説明する。通常のコンテナ船より船脚が速く、速達性や定時性に優れるRORO船を武器に、県も企業側に利用を呼び掛けてきた。

 一二年十一月には、一時は途絶えた中国との直通航路も開設。定期航路が週五便にまで増え、実績を押し上げてきた。

 一三年については、企業誘致課は「景気の回復基調も好成績の要因の一つだろう」と分析する。一層の利用増を目指して「地震によるリスクの分散などを太平洋側の企業に訴えたい」としている。

 (桂知之)

1233荷主研究者:2014/02/23(日) 18:49:39

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201402/0006687789.shtml
2014/2/5 19:22 神戸新聞
大東港運がコンテナ拠点 三木の産業団地

 兵庫県企業庁は、三木市の産業団地「ひょうご情報公園都市」の用地2・9ヘクタールを港湾運送の大東港運(東京)に売却した、と発表した。売却額は約9億円。今年12月にコンテナ集積所が稼働する。

 同社は、食品を中心に輸入貨物の通関手続きや陸上運送などの物流業務を代行している。今回、関西で初となるコンテナ拠点を設ける。従業員7人を配置する。「広さや地盤の固さなどが条件と合った」(同社)という。

 隣接地では、同社も取引する会員制ディスカウント店のコストコホールセールジャパン(川崎市)が今春にも西日本の拠点となる大型物流倉庫を稼働させる予定。同産業団地(56ヘクタール)の残る分譲区画は2区画計4・2ヘクタールとなった。(石沢菜々子)

1234荷主研究者:2014/03/09(日) 14:38:34

http://yamagata-np.jp/news/201402/25/kj_2014022500547.php
2014年02月25日12:39 山形新聞
酒田−釜山間、週3便に増便 コンテナ航路、3月中旬から

 県は24日、酒田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が増便され、3月中旬から週3便になると発表した。1995年の国際定期航路開設以来、週3便化は初めて。コンテナ貨物の取扱量は2011年をピークに減少傾向だが、増便で対岸貿易拠点としての存在感がより高まりそうだ。

 新たに運航するのは長錦(チャングム)商船(韓国ソウル)で、3月14日に第1便が寄港する。貨物船の積載能力は20フィートコンテナ換算で338個で、毎週金曜に酒田に寄港する。輸出の場合、所要日数は2日。金曜に酒田を出港し、日曜に積み荷が釜山に到着する直行ルートで運航する。輸入は5日で、釜山から釜山新港、富山新港、直江津(新潟県上越市)を経由して酒田に入る。

 経済成長に伴い中国やロシアは市場としての魅力が高まり、対岸貿易は注目を集めている。大手日用品メーカー花王が酒田工場敷地内に紙おむつ製品の生産ラインを整備。4月以降に本格稼働する。中国、ロシア向け輸出も視野に入れており、長錦商船は酒田港での輸出品の増加が見込まれると判断したもようだ。

 酒田―釜山航路では高麗海運(ソウル)が11年から週2便運航している。うち1便は中国・大連まで延伸されたが、貨物量減少で13年6月に休止。県経済交流課は「新規参入による増便はコスト面も含め、荷主の利便性向上につながるはず」と期待し「増便による活性化を中国便復活や新規航路開設につなげたい」とする。

 酒田港でのコンテナ貨物の取扱量は11年の1万346個がピーク。13年も7797個と高い水準にはあるが、東日本大震災で被災した港湾の復旧に伴い2年続けて減少している。

 酒田港の活性化には利用企業の定着・拡大が欠かせない。県は14年度、2台目となるリーチスタッカー(移動式荷役機械)の導入などで港湾の物流機能を強化。官民一体の“プロスパーポートさかた”ポートセールス協議会では助成制度を拡充するなどし、県内企業を中心に利用促進を図る考えだ。

1235荷主研究者:2014/03/22(土) 00:27:46

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2014/02/28/new1402280902.htm
2014/02/28 09:13 デーリー東北
八戸港コンテナ取扱量最多 震災前水準に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img1402280902.jpg

 八戸港の2013年のコンテナ貨物取扱量(20フィートコンテナ換算)は4万5636本で、過去最高だった10年を206本上回ったことが27日、青森県のまとめで分かった。東日本大震災前の水準に回復した形だが、円安傾向を受けた一部製品の輸出急増や、大型工事に伴う資機材の輸入増など、特殊要因の影響が大きい。八戸市の八戸港湾運送社長で八戸港振興協会の大矢卓会長は「震災前に戻ったにすぎず、この結果を弾みとしてさらに取扱量を増加させる取り組みが必要だ」と指摘している。

1236荷主研究者:2014/03/30(日) 13:33:20

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1403040003/
2014年3月4日 神奈川新聞
川崎港に大型クレーン増設、3基体制のコンテナターミナルに/神奈川

クレーン船でつり上げられた新しいガントリークレーン=川崎港コンテナターミナル1号岸壁

 川崎市川崎区東扇島の川崎港コンテナターミナル1号岸壁で3日、コンテナなどの貨物の積み降ろしを行う大型クレーン「ガントリークレーン」の3基目の設置作業が行われた。新規航路の開設でコンテナ取扱量が増えていることなどから、定時性の確保や集荷力を強化しようと、市が増設に踏み切った。

 同ターミナルには現在、ガントリークレーンが2基ある。しかし、ともに設置から15年以上が経過し老朽化している。また、新規航路の開設によって同時着船も増えることから、仮に1基が故障しても、常に2基動かせる体制を整えた。

 新しいガントリークレーンは高さ60メートルで、つり上げられる重さは最大で56・4トン。設置作業では台船を使って岸壁近くまで寄せた後、クレーン船でつり上げ、約2時間半かけてレールの上に無事、載せられた。

 市港湾局港湾経営部の村田裕昭担当部長は「3基体制にすることで、コンテナターミナルの利用向上につなげていきたい」と話している。

 増設をめぐっては、市民団体「かわさき市民オンブズマン」が昨年9月、3基目のガントリークレーンは不要として、当時の阿部孝夫市長に増設工事費約9億円の返還や支出の差し止めを求める住民訴訟を、横浜地裁に起こしている。

1239荷主研究者:2014/04/06(日) 12:24:00

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20140323/CK2014032302000005.html
2014年3月23日 中日新聞
北埠頭にクレーン増設へ 四日市港管理組

四日市港のコンテナターミナル。クレーンが増設される北埠頭は左奥=四日市市で

 四日市港管理組合は二〇一四年度、コンテナターミナルにクレーン一基を増設する工事に着手する。コンテナ取扱量が増える中、積み降ろしの時間を短縮を図る。一六年度中の稼働を目指し、一四年度は設計と一部建設工事を始める。事業費は三カ年で八億円を見込む。

 クレーンを設置するのは、現在は二基体制の北埠頭(ふとう)の八十号岸壁。昨年の四日市港のコンテナ取扱量は速報値で十九万三千五百三十三TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個分)。

 組合によると、現在は六百TEUの積み降ろしに八〜十一時間をしているが、増設によって三時間の短縮ができるという。三基がある南埠頭も含め、クレーンは全六基となる。

 担当者は「今後も少しでも多くの船会社に四日市港を使ってもらいたい」と話している。

 (山口登史)

1240とはずがたり:2014/04/06(日) 16:10:55
新門司、5年間売れず 港湾特会、収支悪化の一因 [福岡県]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/74872
2014年03月11日(最終更新 2014年03月11日 01時04分)

 北九州市の港湾整備特別会計(特会)の収支が悪化している問題で、埋め立て造成した新門司地区(門司区)の産業団地「マリナクロス新門司」が1998年度から5年間全く売れず、収支悪化の一因になっていたことが分かった。10日の市議会経済港湾委員会で、市が明らかにした。
 市によると、「マリナクロス」の分譲地は約140ヘクタール(造成中を除く)で、現在も32ヘクタールが売れ残っている。市によると、バブル崩壊や97年のアジア通貨危機の影響で98〜2002年度まで分譲実績はゼロだった。市側は委員会で「この辺りが今の状況を作り出した要因。反省している」と述べた。
 埋め立て地の分譲促進に向け、市が4月に発足させる推進本部は、この産業団地などの売却に力点を置くとみられる。委員会は11日もあり、市が特会の抜本的改革案を報告する予定。
=2014/03/11付 西日本新聞朝刊=

1241荷主研究者:2014/04/13(日) 10:55:21

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1403270007/
2014年3月27日 神奈川新聞
横浜・川崎港の強制水先緩和検討、港湾管理者に温度差も

 水先人の乗船を義務付けた強制水先制度について、国土交通省が、横浜港と川崎港の海域(横浜川崎区)での対象となる船舶の緩和を検討している。同区の対象は原則、3千トン以上と他の主要港の1万トン以上より厳しい。ただライバル港との競争を意識して緩和を主張する横浜市に対し、危険物積載船を安全に航行させたい川崎市は現状維持を求めており、同じ海域内でも港湾管理者の見解は分かれている。同省は海事局に設置した検討会で安全性などを検証した上で、年内にも結論をとりまとめる。

 「対象の緩和は、横浜港の港湾関係者すべての悲願だ」。横浜市港湾局は検討開始を歓迎する。

 同区は1950年2月に強制水先に指定。対象船舶は99年11月、「危険物積載船を除く3千トン以上」に緩和された。ただ全国でも特に混雑が激しく、行き止まりで船が通過できないという海域の特徴もあり、安全性を考慮して小幅な緩和にとどまった。

 一方で、他の主要港の海域の対象は「1万トン以上」と同区より緩やかだ。東京湾区や、名古屋港を抱える伊勢三河湾区は新たに強制水先に指定された際に1万トン以上と規定。神戸区は大阪湾区に編入された際、1万トン以上に緩和された。

 同局は「対象に差があることで、水先人の案内料金の掛かる横浜港が回避される可能性がある」と指摘。競争力の低下につながらないよう、入港料金を半額にするなどの措置を講じている。同局は「世界で選ばれる港にと国際コンテナ戦略港湾に指定しつつ、国内で差があるのはおかしい。せめて他港と同様、1万トン以上に緩和してほしい」と訴える。

 一方の川崎港。横浜港に比べ、原油などの危険物を積載した船舶が多く航行する特徴を持つ。川崎市港湾局は検討について「まさに『寝耳に水』だった」と驚く。「横浜市の要望の邪魔をするつもりはないが…」と“隣人”への配慮を見せつつ、民間バースが多いことなどから「万が一、事故が起きると、民間企業に迷惑がかかる」と指摘。「従来の条件で事故は起きていない。緩和しても事故が起きない保証はない」として安全面の観点から現状維持を訴える考えだ。

 同省海技課は横浜川崎区の現状について「入港船舶が減少しているほか、国際コンテナ戦略港湾に指定されて南本牧ふ頭(横浜市中区)がオープンするなど整備が進んでいる」とその変化を指摘。「不都合や過度な規制になっていないか、検討会で確認したい」としている。

 ◆強制水先制度 水先とは、船舶が混雑している水域で免許を受けた水先人(パイロット)が船舶に乗り込んで目的地に導くこと。特に交通の難所とされる全国10カ所の水域は「強制水先」に指定され、対象船舶は水先人を乗船させて技術的支援を受けるよう義務付けられている。横浜市港湾局によると、横浜川崎区の航路を2013年に利用した外航コンテナ船のうち、3千〜9999トンは約51%に上る。

1243荷主研究者:2014/04/13(日) 11:27:12

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420140326hmaz.html
2014年03月26日 日刊工業新聞
茨城県、コンテナ貨物に助成−茨城港へ集荷促進

 【水戸】茨城県は茨城港常陸那珂港区(茨城県ひたちなか市・東海村)へのコンテナ貨物集荷を促進するため、4月に助成制度を導入する。事業費1000万円で、県は2014年度当初予算案に350万円を計上。関係自治体、港湾関係企業も拠出する。助成制度の導入により、県は20フィートコンテナ換算(TEU)で年間5000本の増加を見込む。

 常陸那珂港振興協会(東海村)が事業実施主体になる。新規利用荷主には1本当たり1万円、増加の場合は同5000円を支援する。国際フィーダー航路の新規利用荷主は同1万2000円、増加は同6000円。新規航路開設の船社は同2000円を支援。いずれも上限50万円。

1244荷主研究者:2014/04/13(日) 12:28:09

http://www.kanaloco.jp/article/69008/cms_id/73479
2014.04.04 03:00:00 神奈川新聞
13年横浜港のコンテナ取り扱い、4年ぶり300万個割る

 横浜港で2013年に取り扱った外内貿のコンテナ個数が3年連続で減少し、4年ぶりに300万個(20フィートコンテナ換算)を割ったことが、横浜市港湾局がまとめた統計速報で分かった。横浜港最大の相手国・中国との貿易が低迷したことが主な要因。

 取り扱い個数は、前年比5・4%減の約289万個。うち外貿約259万個、内貿約30万個で、いずれも前年を5%以上下回った。

 外貿の輸出入の内訳は、輸出が同5・3%減の約139万個。台湾やアラブは伸びたものの、中国やタイが低迷した。輸入も同5・2%減の約120万個。韓国やタイは前年を上回ったが、中国や米国の前年割れが響いた。

 コンテナを含めた全体の取り扱い貨物量は、同1・8%減の約1億1917万トン。うち外貿貨物は同4・5%減の約7441万トンで、輸出入とも3年連続で減少した。

 中国への輸出は完成自動車や産業機械が落ち込み、同20・6%減と大きく減少。反対に完成自動車の取り扱いが増えた米国への輸出が同22・3%増と3年ぶりに増加した。輸入では中国からが同3・0%減と減少。液化天然ガス(LNG)などの取り扱いが増えたマレーシアが米国を抜き、中国、オーストラリアに次ぐ3位になった。

 内貿貨物は約4476万トン。同2・9%増で2年連続で増加した。

【神奈川新聞】

1245荷主研究者:2014/04/13(日) 12:38:57

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/80016
2014年04月04日(最終更新 2014年04月04日 00時23分)西日本新聞
苅田港貨物が過去最高 13年3527万トン、自動車など好調 [福岡県]

 小川洋知事は3日の定例会見で、苅田港(苅田町)で取り扱った2013年の貨物量が過去最高となる3527万トン(前年比2%増)に上ったと発表した。県によると、景気回復傾向に伴う自動車の生産増や東日本大震災の復興工事が進み、セメントの需要が伸びたことが要因という。

 国内貨物量は2817万トン(同5・7%増)。うち、同港から他港への貨物はセメントがトップで778万トン(同7・9%増)、自動車部品339万トン(同5・8%減)、完成自動車276万トン(同22・7%増)と続いた。国外貨物量は711万トン(同10・2%減)だった。

 苅田港では本年度中に新松山臨海工業用地(35ヘクタール)が完成予定。小川知事は「企業集積や港湾施設の整備を進め、苅田港を京築・北九州東部地域の生産、物流拠点とし、発展させていきたい」と話した。

=2014/04/04付 西日本新聞朝刊=

1246荷主研究者:2014/04/20(日) 01:07:25

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201404/0006845052.shtml
2014/4/7 20:30 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱量、2年連続減 円安効果なし

 神戸市は7日、2013年の神戸港のコンテナ取扱量(速報値)が、前年比0・6%減の255万3千個(20フィート換算)だったと発表した。減少は2年連続。為替相場が円安に振れたが、輸出の増加にはつながらなかった。

 主力の外国貿易コンテナは1・1%減の204万9千個で、このうち輸出は1・8%減の109万8千個。同市みなと総局は「中国や欧州経済の影響を受け、輸出が伸びなかった」と分析した。

 一方、同港は大阪港と合わせ「阪神港」として国の国際コンテナ戦略港湾に指定され、2015年に取扱量490万個の目標を掲げている。13年の大阪港の外貿コンテナは約219万個で、阪神港では約1・2%増の約424万個だったが、目標達成に黄信号がともっている。(高見雄樹)

1247とはずがたり:2014/04/21(月) 11:39:40

内航船の船員不足深刻 若手育成追いつかず 人材確保へ模索
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140420002.html
神戸新聞2014年4月20日(日)07:30

 国内貨物を支える「内航船」の船員が不足し、有効求人倍率が上昇を続けている。定年退職後も働き続けた世代が引退し始めているが、特殊な技術を要するため人材育成には時間がかかる。国土交通省は経済成長が続けば2020年には、内航船の5分の1が動かなくなると試算。内航船の人材不足は経済に与える打撃も大きく、海運各社は今月、神戸市で合同の就職説明会を開くなど業界を挙げて船員確保を模索している。(有島弘記)


 「団塊の世代が現場を支えてきたが、中小企業に若手を育てる体力がなかった」。約3千社でつくる日本内航海運組合総連合会(東京)の上窪(かみくぼ)良和・船員対策委員長(66)は漏らす。中には交代要員の手が足りず長時間労働につながるケースも出てきているという。

 1990〜2000年代始め、海外輸送の「外航船」や遠洋漁船からの転職者を“即戦力”として採用し、新卒採用を控える傾向が強まった。若年層も海上で閉じられた空間という特殊な職場環境を敬遠したことで、高齢化が加速。国交省の12年の統計では、船員約2万7千人のうち50歳以上が半数を占めた。

 1年前ごろから業界を支えたベテラン層がごっそりと引退し、今年1月の全国の有効求人倍率は1年前から0・55ポイント伸びて1・71倍。神戸も1・59倍。同時期、職業全般で見た場合、全国では1・04倍、兵庫県内では0・83倍で、船員の不足が際立つ。

 将来の船員を養成する独立行政法人「海技教育機構」は100%近い就職率が再評価され、13年度の入学倍率は3・0倍だが、定員が計350人と少なく、船員不足の解消には至らない。上窪さんは「定員をもっと増やせないか」と期待する。

 船員確保の施策を展開する神戸運輸監理部は13日、県内外の海運29社を集めた説明会を市内で開催。船員資格者ら約130人が各ブースを巡り、人事担当者の説明に耳を傾けた。


▽内航船 貨物を海外輸送する「外航船」に対し、国内の港を結び、生活必需品や工業製品を運ぶ。国内貨物の輸送は、輸送量×距離でみると、トラックに続く約40%を占める。1980年には約1万1200隻あったが、昨年3月には約5300隻。長距離や大型荷物の輸送に適し、鉄鋼やセメントなど産業資材の国内輸送では80%を占めるという。

1248とはずがたり:2014/04/24(木) 10:10:25
商船三井は日本政府に損害賠償請求できるのかね?

商船三井が和解金 貨物船差し押さえ 中国側に40億円
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140424/plc14042407060007-n1.htm
2014.4.24 07:06 [日中関係]

 中国の裁判所が戦後補償をめぐる損害賠償訴訟で「商船三井」所有の貨物船を差し押さえた問題で、商船三井側が中国側に事実上の和解金を支払っていたことが23日、分かった。

 政府筋が、明らかにした。

 支払額は、上海海事法院(裁判所)の決定に基づく約29億円に、金利分を加えた約40億円とみられる。

 商船三井側は当初、示談の可能性を模索するため、支払いに応じない構えだったが、船舶の差し押さえが長期間に及べば、業務に支障が出かねないと判断。支払いに応じたとみられる。

 政府関係者は23日夜、「三井側が対応するというのは聞いていた。彼らも業務を続けなければいけないからだ」と述べた。

 ただ、商船三井が事実上の和解金を支払ったことで、中国で同様の訴訟が多発する可能性もある。

                   ◇

【用語解説】商船三井の貨物船差し押さえ問題

 1936年に商船三井の前身の企業が中国企業と契約し船を借り受けたが、旧日本軍に徴用され、日中戦争時に沈没。その後中国側は賠償請求を続け、2007年に上海海事法院が商船三井に約29億円の支払いを命令。10年の2審判決で原告勝訴が確定した。上海海事法院は19日、同社の貨物船1隻を差し押さえた。

1249とはずがたり:2014/04/24(木) 10:15:39
>契約は11年から20年間で、宝山製鉄は産経新聞に対し、「残る17年も、この鉱石運搬船による輸送を前提に結んだ契約と同等の業務遂行を商船三井に求めていく」と話し、差し押さえが中国国内に不利益をもたらすことへの懸念を表明。政治的判断による差し押さえが中国側にも経済損失を与えることを示した形だ。
サンケイは中国自身へブーメランとでも云いたい様だけど契約不履行で宝山に訴えられるのは商船三井ってだけなんちゃうの?

中国「戦争賠償と無関係」 「契約残り17年」…現地取引先も困惑
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140422/chn14042208140002-n1.htm
2014.4.22 08:14

 【上海=河崎真澄】中国外務省の秦剛報道官は21日の記者会見で、上海の裁判所が商船三井所有の船舶を差し押さえた問題で、「一般的な商業契約上の案件で中日戦争の賠償問題とは関係ない」と主張し、中国による戦争賠償放棄を明記した1972年の日中共同声明を「断固として守る立場に変化はない」と述べた。秦氏は「外国企業の合法的な権益を法に基づいて守る」とも強調し、差し押さえを戦争賠償とは切り離して考える姿勢を示した。

 日中関係の悪化に伴う習近平指導部の対日強硬策が差し押さえの背景にあるとの受け止めから、日本企業の対中進出に手控えが広がることを懸念したようだ。

 一方、商船三井は、中国の裁判で約29億円の損害賠償を命じられた判決が確定した2010年以降、「上海の裁判所とともに原告側と示談交渉を進めてきたが19日に突然、船舶の差し押さえ執行を受けた」と説明し、中国側の措置に不快感を表している。

 差し押さえられた船舶は、商船三井と中国国有企業の宝山製鉄(本社・上海市)が結んだ独占的な輸送契約によって、鉄鉱石の輸入専用船として使用されていた。

 契約は11年から20年間で、宝山製鉄は産経新聞に対し、「残る17年も、この鉱石運搬船による輸送を前提に結んだ契約と同等の業務遂行を商船三井に求めていく」と話し、差し押さえが中国国内に不利益をもたらすことへの懸念を表明。政治的判断による差し押さえが中国側にも経済損失を与えることを示した形だ。

 同船は日本船籍。鉄鉱石を積んで上海沖の離島の港湾に数日前に到着し、鉄鉱石を降ろし始めたところで差し押さえられた。21日も停泊して荷降ろしは続けられており、約25人の乗組員は船内にとどまっている。

1251荷主研究者:2014/06/21(土) 15:15:52

http://www.kanaloco.jp/article/70616/cms_id/78411
2014.05.01 03:00:00 神奈川新聞
2013年の川崎港の輸出貨物取扱量が、初の1000万トン超え

 2013年の川崎港の貨物取扱量のうち、輸出貨物が1088万トンに上ったことが、川崎市の港湾調査(速報値)で明らかになった。同市が港湾管理者になった1951年以来最多で、初めて1千万トンを超えた。完成自動車や石油製品の輸出量が大幅に増え、前年比125・8%の伸びを示した。

 同調査によると、同港の貨物取扱量は8865万トン(前年比106・4%)で、2012年の全国9位から6位へ浮上した。入港船舶の総トン数は過去最多の1億613万総トン(同105・7%)だったが、12年と同じ全国7位。近年の船舶大型化を反映し、入港隻数は2万4954隻(同98・9%)に減少した。

 貨物の内訳は、外貿が6009万トン(輸出1088万トン、輸入4921万トン)、内貿は2857万トン(移出1632万トン、移入1224万トン)。オーストラリアや香港などに向けたガソリン、潤滑油などの輸出が好調だった。

 輸入貨物では、前年に続き液化天然ガス(LNG)の取扱量がトップで1582万トン。2位以下は原油(1476万トン)、鉄鉱石(606万トン)、石炭(590万トン)の順だった。

 また、海上コンテナ貨物の取扱量は、20フィートコンテナ換算で6万2318個と、前年に比べ33・5%増。同市港湾振興部は「12年に開設した中国3航路の効果が出始めた」とみており、青島便の加工食品や上海便の日用雑貨などが全体量を押し上げたとしている。

【神奈川新聞】

1252荷主研究者:2014/06/21(土) 15:20:53

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201405/0006935821.shtml
2014/5/6 07:00 神戸新聞
神戸港コンテナ集荷強化 釜山港経由に対抗、20億円拠出

神戸市は外国航路を持つ海運会社にも運賃を補助し、コンテナの取扱量の増加を目指す=神戸港

神戸港のコンテナ貨物誘致補助金

 神戸市は5日までに、伸び悩む神戸港のコンテナ貨物を増やそうと、国土交通省と連携し、2014年度に総額20億円の補助金を投じることを決めた。前年度の1・4倍で過去最大規模。輸送実績に応じて海運会社に給付し、西日本の港から韓国・釜山港経由で輸出されるコンテナのうち約10万個の奪還を目指す。

 「外航」と呼ばれる海外航路を持つ海運会社への運賃補助を創設する。九州や瀬戸内の港から釜山港を経て輸出する方が神戸港経由よりも割安のため、補助金でこの差を埋める。コンテナ1個につき1万円程度を給付する方向で最終調整している。補助額は9億5千万円を見込み、夏ごろにも数社を選ぶ。

 従来の補助対象は、西日本‐神戸間の国内航路「内航」を持つ船会社のみだった。「外航」と合わせた財源は、神戸市とコンテナターミナルを運営する市の外郭団体「神戸港埠頭(ふとう)」が各5億円、国が10億円を負担する。

 13年の神戸港のコンテナ取扱量(20フィート換算)は、前年比2万個減の255万個。14年は補助制度の効果や欧州経済の回復なども織り込み、年間290万個を目指す。

 港湾関係者によると、コンテナ取扱量で世界5位の釜山港が貨物誘致のために持つ予算規模は神戸の2倍近い。釜山が対抗して補助金を増額すれば、もくろみ通りに集荷が進まない可能性もある。

 一方、神戸、大阪港の阪神港を「国際コンテナ戦略港湾」に指定した国交省は、国策として西日本のコンテナ貨物を同港に集中させる方針。釜山への流出は、九州や瀬戸内の自治体が外国航路を優遇する補助制度も一因で、年間で推計100万個に上るとされる。そのため、各自治体に見直しを要請している。(高見雄樹)

 【神戸港のコンテナ取扱量】 1980年に世界3位、90年には5位と世界的な貿易港だった。阪神・淡路大震災後の2000年に22位、05年39位と順位を下げ、現在は50位以下。北米や欧州を結ぶ基幹航路は西日本で最も多いが、95年の42航路から10航路に減った。

1253荷主研究者:2014/06/21(土) 15:22:37

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20140425000171
2014/04/25 09:39 四国新聞
ガントリークレーンが完成/高松港で式典

高松港コンテナターミナルに完成したガントリークレーン=香川県高松市朝日新町

 香川県が、高松市朝日新町の高松港コンテナターミナルに整備していたガントリー(橋脚型)クレーンが完成し、24日に同所で始動記念式典が行われた。

 ガントリークレーンは、高さ約53メートル、重さ約600トン。荷役能力は1時間当たりコンテナ35個で、現在稼働しているハーバークレーン(同25個)の1・4倍の性能を持つ。事業費は約9億3千万円。

 同ターミナルは、1997年に韓国・釜山港と定期航路が就航したことを皮切りに現在、上海、フィリピンなど5航路7便が就航している。98年に3988TEU(20フィートコンテナに換算した貨物個数)だった貨物取扱数は、2013年には3万7360TEUと、順調に伸ばしてきた。

 ただ、従来の荷役能力では、荷降ろしの間に次の船が沖合で待機することもあるなど、これ以上の増便に限界が出ており、県が12年度から新たなクレーン整備を進めていた。

 式典には関係者約50人が出席。浜田知事は「四国の物流拠点としての発展を目指し、高松市などと連携してターミナルの利用拡大を図りたい」とあいさつ。くす玉割りに続き、クレーンの運用実演などがあった。

1254荷主研究者:2014/06/21(土) 19:03:08

http://kumanichi.com/news/local/main/20140526006.xhtml
2014年05月26日 熊本日日新聞
熊本港コンテナ取扱が過去最高 13年、4割増

ガントリークレーンが整備され、国際貨物の取り扱いが増えている熊本港

 2013年の熊本港(熊本市)のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)は、前年比39・5%増の7022個で、過去最高となった。ガントリークレーンの整備や、12年12月に韓国・釜山との定期貨物航路が週2便に増便されたことなどが奏功し、大半を占める国際コンテナ量も31・7%増の6626個と最高。県と熊本市、地元関連企業などでつくる熊本港ポートセールス協議会(会長・幸山政史熊本市長)が26日開いた通常総会で県が報告した。

 輸出入された内訳は、輸出が13・2%増の2136個、輸入が73・6%増の2771個。

 品目別では、多い順に、輸出が再利用資材、ゴム製品、金属くずなど。輸入が木製品、肥飼料、染料・塗料・合成樹脂などその他化学工業品だった。

 輸出相手国のトップは中国で45・7%。韓国(25・0%)が続き、米国(14・2%)が初めて3位に入った。地元製造業を中心とする大口荷主の米国向け輸出が主因。一方で、輸入国も中国(42・3%)が最多で、韓国(27・4%)、インドネシア(8・9%)の順となった。

 熊本港の国際コンテナ取扱量は八代港の約半分だが、年々増加傾向にある。14年度は、韓国や中国で熊本港を売り込むセミナーを開くほか、国際コンテナを利用する県内荷主企業への助成事業を続ける。LIXIL(リクシル)有明工場やブリヂストン熊本工場、マルキン商事など熊本港の大口利用企業10社への感謝状贈呈もあった。(飛松佐和子)

1256荷主研究者:2014/06/21(土) 19:34:58

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201405/0006987601.shtml
2014/5/24 06:30 神戸新聞
阪神港 物流施設建設費、国が利子補給 企業向けに

大型物流施設を呼び込み、コンテナ取扱量の増加を目指す神戸港(撮影・中西大二)

 阪神港(神戸、大阪港)の輸出入貨物を増やすため、国土交通省が港の近くに物流施設を建設する企業向けに無利子貸付制度を設けることが23日、明らかになった。利子を補給する。港湾に進出する企業への直接補助は異例。日本企業が韓国・釜山港に物流施設を建設する動きに対抗し、新たな貨物を呼び込む「創貨」を進める。(高見雄樹)

 輸出入貨物を検品、仕分けする大型施設を想定。港に近い「臨港地区」が対象で、既存倉庫の改良も認める方向で最終調整している。建設費の6割を国と港湾管理者の神戸市が無利子で貸し付け、複数年度にわたり全体で最大数億円を補助する。

 今国会で成立した改正港湾法では、国際コンテナ戦略港湾の阪神港と京浜港(東京、横浜、川崎港)に限り、国などが物流施設の建設費を貸し付けできるようになった。7月の同法施行後、国交省が募集を始める。

 釜山では、港近くに安価で物流施設が建設できるようになり、日本企業が輸入品の仕分けなどに活用する例が増えているという。阪神港に物流施設が集まれば「拠点を釜山から取り戻し、コンテナ貨物量の増加が期待できる」(国交省)。

 神戸・阪神間では、米国やシンガポールの物流不動産大手の日本法人が大型物流施設を整備。稼働停止中のパナソニック尼崎第3工場も東京の不動産投資顧問会社が「流通加工工場」に改造中だ。

 大型物流施設の新設が相次ぐ中、国の新たな補助制度ができることで、さらに建設が進む可能性が出てきた。

1257荷主研究者:2014/07/05(土) 16:01:37

http://www.at-s.com/news/detail/1064513691.html
2014/6/ 6 08:50 静岡新聞
コンテナ積み替え大幅増 清水港新興津2号岸壁1年

新興津埠頭に連なって接岸したコンテナ貨物船=4月、清水港(清水港湾事務所提供)

 新興津第2号岸壁は同第1号岸壁に連続する形で昨年5月に供用開始された。積み替えは北米・欧州航路の大型コンテナ船の荷をアジア近海航路や国内航路の中・小型コンテナ船に移すケースが大半を占めた。第2号岸壁整備以降の積み替えは年換算で4608TEU(20フィートコンテナ換算の貨物量)で、整備前の392TEUを大幅に上回った。

 これまで中・小型船の接岸は隣の袖師地区に限られていたため、積み替えには新興津から袖師までの埠頭間輸送のコストと時間が必要だった。同事務所は「県、民間事業者とともに、清水港の使い勝手の向上を国内外にアピールしていきたい」としている。

 同事務所はほかに、▽既存岸壁の混雑緩和に伴うコンテナ船の沖待ちの解消(年間約4千万円のコスト削減)▽清水港全体のコンテナ取扱能力の約36%向上―を新興津第2号岸壁の整備効果に挙げている。

1259荷主研究者:2014/07/05(土) 16:12:29

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140612/news20140612646.html
2014年06月12日(木)愛媛新聞
13年コンテナ取扱量、松山港最高更新

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/pic18741597.jpg

 松山港(愛媛県)の2013年のコンテナ取扱量が前年比2.6%増の4万8664TEU(20フィートコンテナ換算)と3年連続で過去最高を更新したことが11日までに分かった。円安や景気回復による荷動きの活発化で輸出が増えた。

 松山港利用促進協議会(森本惇会長)の14年度総会で県が報告した。

 松山港の輸出入を合わせたコンテナ取扱量は05年に初めて4万TEUを超えたが、景気低迷や世界同時不況の影響で06年から4年連続で減少。10年から再び増加に転じていた。松山港の国際定期貨物航路は現在、中国、韓国、台湾、フィリピンの4カ国・地域7航路で週10便が就航している。

1260荷主研究者:2014/07/11(金) 00:21:22

http://www.kanaloco.jp/article/73327/cms_id/87355
2014.06.21 03:00:00 神奈川新聞
北米航路のコンテナ船が21日から寄港へ 本牧ふ頭

横浜港に21日に寄港する定期コンテナ船「HYUNDAI COURAGE」(現代商船提供)

 横浜市は20日、「G6アライアンス(連合)」が共同運航するアジア−北米西岸航路の定期コンテナ船が21日から、横浜港本牧ふ頭(同市中区)に寄港する、と発表した。横浜港では9航路目の北米航路になる。

 G6アライアンスは日本郵船や商船三井など六つの船会社で構成され、アジア−欧州航路や、アジア−北米航路(東・西岸)で定期コンテナ船を共同運航している。G6アライアンスが提供するサービスのうち、香港や韓国・釜山、米・シアトル、カナダ・バンクーバーなどに寄港するアジア−北米西岸航路として、横浜港に毎週、6船社の一つ、現代商船(韓国)の定期コンテナ船が寄港する。

 21日に寄港するのは、「HYUNDAI COURAGE(ヒュンダイ・カレッジ)」。総トン数は9万4511トンで、積載能力は20フィートコンテナ換算で8566個。6船社の一つ、APL(シンガポール)が借り受けた本牧ふ頭D−4コンテナターミナルに着岸する。市港湾局は「今回の寄港を契機に、さらなる大型船の寄港促進と貨物取扱量の増加を図りたい」としている。

【神奈川新聞】

1261荷主研究者:2014/07/11(金) 00:23:50

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=57657
2014 06/17 22:45 南日本新聞
台湾・高雄結ぶ定期貨物船、鹿児島港初就航

鹿児島港に初寄港する台湾との貨物定期船「みやらびII」=17日午後5時半、鹿児島市の鹿児島港谷山1区

 新設された鹿児島と台湾・高雄を結ぶ定期貨物航路の第1便となる貨物船「みやらびII」(1万184トン)が17日、鹿児島市の鹿児島港谷山1区に寄港した。鹿児島港に国際定期貨物便が就航するのは初めて。運航する琉球海運(那覇市)が、これまで博多−鹿児島−那覇−宮古−石垣だった航路を台湾まで延伸した。鹿児島には毎週火曜日に博多行き、木曜日に台湾行きが接岸する。

1262荷主研究者:2014/07/17(木) 23:24:46

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/543192.html
2014年06/03 16:00 北海道新聞
苫小牧―東京間に新造船 栗林商船、積載量は2倍

苫小牧―東京航路に投入された栗林商船の新造船「神加丸」

 【苫小牧】栗林商船(東京)の新造RORO船(フェリー型貨物船)、「神加丸」(1万6750トン)が苫小牧―東京間に就航した。シャシー(トレーラーの荷台)152台、乗用車267台が積載可能で、従来の「第1有明丸」(3692トン)に比べて、いずれも約2倍に増えた。国内のRORO船としては最大規模という。

 神加丸は全長174・25メートル、幅29メートル。広島県尾道市の造船所「内海造船」で5月27日に完成、同30日に古紙などを載せて東京を出港。1日に苫小牧西港区に入港した。3日に雑貨などを積み、東京に向けて出港する。苫小牧―東京間のRORO船は同社を含め4社が運航。神加丸は今後、2週間で3往復し、紙製品や農産品、新車などを運ぶ。従来の船は売却した。

 2日には、苫小牧港利用促進協議会会長代行の柏葉導徳・苫小牧港管理組合専任副管理者らが乗船し、中山博之船長らに花束を贈呈。中山船長は「安全運航を心掛けたい」となどとあいさつした。(阿部里子)

1263荷主研究者:2014/07/17(木) 23:44:58

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201406/0007090822.shtml
2014/6/27 07:00 神戸新聞
神戸港のコンテナターミナル 使用料10%引き下げへ

 神戸港の外国貿易用コンテナターミナルを保有する神戸市の外郭団体、神戸港埠頭(ふとう)(神戸市中央区)は26日、ターミナル使用料を今年10月から10%引き下げることを明らかにした。使用料を2001年比で半額にする目標を1年前倒しで達成。韓国・釜山港に対抗して港湾コストを下げ、神戸港経由の貨物を増やす狙い。

 使用料は段階的に引き下げており、今回で4回目。ポートアイランド2期と六甲アイランドにある4カ所の大規模ターミナルが対象。減額で年間5億〜6億円の減収となるが、ターミナル施設の減価償却費負担や支払利息が減った分で利益ベースで相殺できるという。

 国土交通省の推計では釜山港の使用料は日本の港湾の6割程度とみられる。今回の引き下げで「釜山に対抗できる水準まで下げられたのではないか」(神戸港埠頭)としている。

 同社は10月、大阪港埠頭(大阪市)と経営統合して「阪神国際港湾」になる。27日の取締役会で統合会社の役員や資本金額を決める。(高見雄樹)

1265荷主研究者:2014/09/23(火) 17:02:45

http://www.at-s.com/news/detail/1124306300.html
2014/7/29 16:35 静岡新聞
貨物輸送は清水港へ 長野に売り込み着手

写真は新興津埠頭に連なって接岸したコンテナ貨物船(清水港湾事務所提供)

 県、静岡市、民間企業でつくる「清水港利用促進協会」(鈴木与平会長)は本年度、長野県での清水港の売り込みに本格着手する。中部横断自動車道が2017年度に静岡市清水区と山梨県の中央自動車道の区間で開通する見通しになっていることを踏まえ、「最寄りの港になる」と活用を呼び掛けて同港の貨物取扱量の大幅増をもくろむ。

 県港湾企画課によると、長野県の輸出入コンテナ貨物の港湾利用率は、08年の調査で清水港が4・2%で、東京港・横浜港の55・0%、名古屋港の27・7%を大きく下回る。同課の担当者は「長野県の荷主の清水港に対する認知度はほとんどないと言ってもいい状況」とみている。

 中部横断自動車道が開通すれば、山梨県甲府市から清水港までの往復所要時間が現在の5時間14分から3時間16分に短縮される。県は10月に長野県諏訪市で開かれる地元のものづくり企業が集まる展示会「諏訪圏工業メッセ」にブースを出展し、清水港の特徴を紹介するとともに「清水港は最も近い港になる」とPRする予定。

 清水港は現在、中部横断自動車道の開通を見据えて新興津国際コンテナターミナルの改修中で、16年度中の全面供用開始を目指している。既に大型コンテナ船の2隻同時接岸が可能になり、現在はコンテナヤードの整備などを進めている。

 コンテナ貨物取扱量が全国7位の清水港。13年の統計では6位の博多港には倍近い差がある。担当者は「中部横断自動車道が開通すれば、背後地の山梨、長野両県の貨物が増えるはず。博多港に追い付くよう頑張りたい」と強調した。

1266荷主研究者:2014/10/05(日) 19:00:15

http://kumanichi.com/news/local/main/20140902002.xhtml
2014年09月02日 熊本日日新聞
大津町に一部拠点移管 日本郵船のコンテナ運用

熊本構造計画研究所内に1日に開設された「プランニングセンター」=大津町

 海運最大手の日本郵船(東京)は1日、アジアでのコンテナ積み込みのプランニング業務を、シンガポールの子会社から技術コンサルティング「構造計画研究所」(KKE、東京)の大津町の拠点へ来年3月末までに完全移管することを明らかにした。海運業界で地方に同様の拠点を設けるのは初めて。

 同日、ソフト開発を担う同町の熊本構造計画研究所内に「プランニングセンター」(約150平方メートル)を新設した。地元で計10人を採用し、KKE、日本郵船グループの社員を含め20人程度が、アジア各港とデータをやりとりしながら積み込みのプランを作成する。

 貨物船運航の安全性や効率化に関わる主要業務で、重量のバランスや危険物などの特性、荷降ろしの順番などに応じてコンテナの配置を決める。経験と高い技術が求められる業務を国内に集積し、質の向上を図る。

 日本郵船は、全世界で約100隻の船舶を運航し、年間350万個(20フィート換算)のコンテナを運搬。うち、約95%がアジアを寄港している。同社の定期船事業の14年3月期の売上高は6174億円。KKEは同社とともに、コンテナの運用の無駄を省くシステムを開発している。

 日本郵船とKKEは「プランニングは、海運会社の“足腰”を支える業務。熊本に知識と技術を集約して、収益増につなげたい」としている。(原大祐)

1267荷主研究者:2014/10/05(日) 19:09:24

http://yamagata-np.jp/news/201409/06/kj_2014090600100.php
2014年09月06日07:44 山形新聞
酒田港コンテナ取扱量、昨年実績上回る 8月末現在8174個、95年以降最多見通し

コンテナ貨物取扱量が過去最高ペースとなっている酒田港=7月19日、酒田市

 酒田港(酒田市)の今年のコンテナ貨物取扱量が8月末現在で8174個(20フィートコンテナ換算)となり、昨年の年間取扱量を上回った。酒田港に国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、歴代3位の取扱量で、4〜8月に毎月千個以上で推移していることから、最終的には歴代トップの2011年(1万346個)を超える見通しだ。

 年間取扱量は東日本大震災後、太平洋側の港の代替機能を担った11年の1万346個、12年の8666個、13年の7797個と続いていた。県港湾事務所のまとめでは、今年は7月の月間取扱量が1354個と月別の過去最高を記録するなど、4月から5カ月連続で千個超となっている。8月までの取扱量は前年同期と比べて58.1%増。

 増加要因に関し同事務所は、今春、新おむつ工場での生産を始めた花王酒田工場の利用が好調なことに加え、廃プラスチックなどのリサイクル貨物輸出が堅調なためと分析。昨年8月までほとんど取り扱いのなかった住宅建材など、木製品の輸入が急伸しているのも要因の一つとしている。

 さらに、東日本大震災を契機に酒田港を代替利用していたコンテナ貨物が年々太平洋側へ回帰する中、村山地域の貨物が酒田港に定着していることが強みの一つになっていると解説。村山地域からの貨物は震災前の10年が1481個だったが、11年が3371個、12年3439個、13年3310個と、原材料の輸入や機械製品の輸出などで引き続き酒田港を利用している。

 同事務所の井上和則所長は、酒田―韓国・釜山間の定期コンテナ便が今年から週3便化になるなど、酒田港の物流環境が向上している点を挙げ「冬季間の安定輸送にもつながる点を荷主にセールスしていく」と話している。

1269荷主研究者:2014/10/26(日) 16:42:54

http://cargo-news.co.jp/contents/code/140916_2
2014年9月16日 カーゴニュース 第4314号
レポート 東京港渋滞対策「抜本的機能強化」あと4〜5年?

 東京港の渋滞対策の切り札とされてきた「東京港の抜本的機能強化策」の計画実施スケジュールに遅れが生じているようだ。抜本的機能強化策の最大の目玉が、中央防波堤外側埋立地の3つ(Y1〜Y3)のターミナル整備。このうち利用者との賃貸借予約契約がいち早く結ばれたY2ターミナルの供用開始予定が「2017年内」とされていることに、東京港を利用する海上コンテナ輸送業者は落胆を隠せない。新ターミナルの整備と既存ふ頭の再編により、東京港全体のコンテナ処理能力がアップし、渋滞解消につながるとの期待がもたれていたが、新ターミナルの供用開始に少なくともあと3年かかることが分かり、渋滞による車両の稼働率の悪化とドライバー不足で経営難にあえぐ海コン業者は「その後の埠頭再編に要する時間も含めると、あと4〜5年も我慢しなければならないのか」と肩を落とす。2020年の東京オリンピック会場施設建設工事期間とも重なるため、東京港の渋滞対策のさらなる遅延を懸念する声も上がっている。

 ●渋滞対策の緊急性とのかみ合わなさを指摘

 「Y1、Y2ターミナルの岸壁は今年3月までに完成しているはずでは」――。関東トラック協会海上コンテナ部会の荒木俊夫部会長はこう指摘する。8月28日に東京港埠頭が公表した、中央防波堤外側外貿コンテナふ頭Y2の賃貸予約契約によると、その供用開始は「平成29年内(2017年内)」とされた。従来、15〜16年頃の供用開始を想定していた海コン業者からすると、東京都港湾局が今年2月に発表した「東京港総合渋滞対策」の中で示した「可能な限り早期の供用開始」への期待が裏切られた思いが強い。

 東京港埠頭および東京都港湾局が中央防波堤外側外貿コンテナふ頭Y1、Y2の借受者の公募を開始したのは13年2月22日。同ふ頭へ大井・青海の両コンテナふ頭の借受事業者を移転させることで、移転後の空いたターミナルを種地に両ふ頭の再編を計画し、当初は「Y1およびY2を一体で運営する」借受者を募集した。ところが同4月上旬の期日まで借受者として手を挙げる企業がなかったため、募集期間を延長。同6月にはY1、Y2それぞれの借受者を再公募し、同7月にY1の借受候補者を上組、Y2を韓進海運に決定した。

 「東京港総合渋滞対策」によると、Y3ターミナルについては13年度から整備が開始され、今後早期に借受者を選定していく。新ターミナル整備を機に大井・青海コンテナふ頭の再編を行い、ヤードの拡張等による荷役効率のアップ、貨物の分散化による各ターミナルへの車両流入台数の平準化を図るとしている。しかし、海コン業者によると「借受者の公募から選定、(賃貸予約)契約、さらには供用開始まで、東京都の当初の説明から大幅な遅延となっている」として、業界が要望する渋滞対策の緊急性とのかみ合わなさを指摘する。

 ●約10年間「外部不経済」を放置?

 東京都トラック協会の海上コンテナ専門部会(種田光男部会長)が今月発表した、東京港各コンテナターミナルにおける海上コンテナ車両待機時間調査(14年5月7〜23日)によると、比較的混雑するターミナルの並び始め〜ゲートアウトの平均待機時間は前回調査時(13年12月9〜27日)に比べて概ね短縮しているなど改善がみられる。一方で、個別にみると、日によって待機時間が3時間、4時間以上となるターミナルがあり、待機時間の解消に向け「ふ頭再編を急ぐべきだ」との声も聞こえてくる。

 4月の「東京港第8次改訂港湾計画の中間報告」では、コンテナ貨物の搬出入のピーク時に発生する、一部のターミナル周辺に交通混雑について「外部不経済」とし、これを解消する抜本的な対策として施設能力の拡充の必要性を強調した。そこで試算された東京港の施設能力は340万TEU。東京港のコンテナ取り扱い個数が340万TEUを超えたのは04年で、以降、リーマン・ショック直後の09年を除き連続して対前年比増加が続き、13年には486万TEUに達した。

 つまりこの10年間、「外部不経済」が放置されてきたともいえ、この結果、東京港の海コン業者は車両の稼働率悪化に悩み、ドライバー不足の一層の深刻化により、経営が窮地に追い込まれている。

 東京港の渋滞対策は輸送力を確保し、円滑な物流を維持する上で、喫緊の課題となっている。Y1、Y2ターミナル借受者の公募が始まった13年2月に東京都トラック協会の海コン専門部会では、中防外側における「公共ターミナルの整備」を求める要望書を都港湾局に出しており、「(専用貸付でなく)公共ターミナルであればもっと早期に供用開始できたのでは」との意見も根強い。

 (2014年9月16日号)

1271荷主研究者:2014/11/16(日) 15:43:47

http://www.kanaloco.jp/article/76765/cms_id/98512
2014.08.28 03:00:00 神奈川新聞
横浜本牧駅〜宇都宮 海上コンテナが鉄路走る

海上コンテナを搭載した2両のコンテナ車=横浜市磯子区の根岸駅

 鉄道による国際海上コンテナの試験運行を、神奈川臨海鉄道とJR貨物が進めている。石油を輸送する既存の貨物列車にコンテナ車を増結することで、列車の運行コストを低減。需要の高い京浜港−北関東間の新ルートの定着を目指す。

 運行は7月にスタート。同鉄道の横浜本牧駅(横浜市中区)からJR根岸駅を経由し、宇都宮貨物ターミナル駅(栃木県)まで、平日に1往復している。根岸駅隣の製油所に発着する石油輸送列車に、コンテナ車を2両連結する形だ。

 横浜港で積み降ろしされる海上コンテナの鉄道輸送は2008年にも試行され、専用のコンテナ列車を仕立てていたが、定着せず廃止された経緯がある。今回は1列車当たりの積載量が最大で40フィートコンテナ2個と多くないが、貨物列車の運行ダイヤを新設する必要がなく、経費が抑えられるメリットがある。

 積み荷は食品や園芸用土、金属製品など。目的地を北関東に設定した背景には、京浜港の輸出入貨物の8割が首都圏を発着している実績(国土交通省調査)がある。JR貨物によると、トラック輸送の運転手不足や交通渋滞の課題にも貢献できるという。

 同鉄道の村井英樹・横浜本牧駅長は「石油列車にコンテナ車を連結する方法は効率的で、全国的にも珍しい」と話している。

【神奈川新聞】

1272荷主研究者:2014/11/16(日) 17:12:38

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140925/CK2014092502000042.html
2014年9月25日 中日新聞
三河港のアクセス改善 物流機能強化へ知事方針

 県議会九月定例会は二十四日、本会議を再開し、代表質問があった。大村秀章知事は自動車輸入台数が全国トップの三河港の物流機能強化に、東名高速道路豊川インターチェンジとの交通アクセス改善に乗り出す方針を明らかにした。減税日本一愛知の野中泰志議員(豊川市)の質問に答えた。

 県道路建設課によると、豊川インターから国道151号や小坂井バイパスを経由して三河港に向かう順路は、国内の主要港湾の中でも所要時間が長いとして、混雑する国道1号との交差点の立体交差化などを求める声が地元から上がっていた。

 一方、国道1号に並行する国道23号バイパスの整備が進み、二〇一六年三月の小坂井バイパス無料化で、豊川インター−三河港間の混雑にも変化があるとみられる。このため県は交通量調査もした上でアクセス改善の具体策を検討する。

1273荷主研究者:2014/11/16(日) 17:12:57

http://www.kanaloco.jp/article/78215/cms_id/103631
2014.09.27 12:27:00 神奈川新聞
横浜港、ポートセールス強化 コンテナ量回復狙いアジアにもPR

 横浜市は今秋から、ポートセールスを強化する。営業活動のエリアを東日本に広げるほか、横浜港最大の相手国・中国や、日系企業が多く進出しているベトナムやタイに出向き、船会社や荷主、貨物利用運送事業者に対して利便性をアピール。国内外のコンテナを横浜港に集め、伸び悩むコンテナの取扱量の回復に努める。

 同市はこれまで、都内や県内の企業集積地でポートセールスを実施してきた。ただ2013年に横浜港で取り扱った外内貿のコンテナ数は4年ぶりに300万個(20フィートコンテナ換算)を割った。今年上半期は前年同期よりやや増加したものの144万個。通年で300万個に届くかは微妙な情勢だ。

 横浜港単独で初めて実施する東日本でのポートセールスは9月下旬から、栃木、群馬、長野の3県で実施。市港湾局の職員や横浜港埠頭の社員が、荷主企業などに足を運び、6月に圏央道(さがみ縦貫道路)の相模原愛川インターチェンジが開通したことで交通利便性が増した点や、輸出入で利用する港を転換した場合の横浜港埠頭の補助制度などについて説明。3県内で複数の企業を集めた合同セミナーも開催する。

 11月中旬と来年1月中旬には、ベトナム、中国・上海、タイを訪問する予定。ベトナムやタイの荷主企業などに営業活動を実施するとともに、タイ港湾庁を表敬訪問する。また中国の船会社を個別に訪問。水先人(パイロット)の乗船を義務付ける強制水先制度について、国土交通省が「1万トン以上」に緩和する方針を示した点について説明し、利用促進を働き掛ける。

 市港湾局誘致推進課は「横浜港の利便性を知らずに、既存の物流を利用している企業もいる。横浜港の潜在的な顧客がどの程度あるか、開拓したい」と話している。

【神奈川新聞】

1274荷主研究者:2014/11/16(日) 17:22:34

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20141008301.htm
2014年10月8日03時18分 北國新聞
金沢港の国際コンテナ最多更新 1〜9月、輸出伸び

 金沢港で今年1〜9月に取り扱った国際コンテナ貨物量は前年同期比16・6%増の4万4705個(20フィート換算、空コンテナ含む)となり、過去最多を更新した。輸出で北米向けの建設機械や中国向け繊維機械が伸びたためで、年間で最多だった2013年を上回るペースで推移している。

 7日、金沢市内で開かれた同港海上コンテナ安全対策会議で金沢港運(金沢市)の担当者が報告した。

 輸出は17・6%増の2万2276個となった。コマツの建機は、排ガス規制強化前の駆け込み需要で、北米向けが堅調という。繊維機械でも、中国の関税優遇措置が終了する前に、一部機種で駆け込み受注が発生している。

 輸入は15・7%増の2万2429個。大手繊維メーカーが調達するポリエステル糸の取り扱いが増えているほか、建機部品の輸入も拡大した。9月の貨物量は11・7%増の5388個で、9月単月としても過去最多だった。

1276荷主研究者:2014/11/16(日) 17:26:35
>>1275 続き

■国家プロジェクトの釜山新港

 そんな中、韓国南部の釜山港は、超大型船が接岸できる新港の開発を国家プロジェクトとして進めている。13年のコンテナ取扱量は世界5位の規模で、北東アジアのハブ港の地位を固めつつある。

 釜山新港は釜山駅に近い北港から車で40分ほどの位置にある。ビルほどの高さのある巨大なガントリークレーンが62基ずらりと並び、接岸した大型船から貨物が次々と運ばれていく。周辺道路には大型トレーラーがひっきりなしに行き交う。

 「今は23バースが開設されているが、将来は45バースにする計画だ」。運営する釜山港湾公社の張馨鐸マーケティングチームディレクターは説明する。水深16〜17メートルという深さを生かして超大型船を呼び込み、06年にオープンした新港だけで京浜港を上回る1千万TEU超のコンテナを扱う。

 背後には物流団地が広がる。そのなかの1社が、物流大手のセンコーが現地の2社と合弁で設立した「KO―SENKO物流」だ。自由貿易地域(FTZ)に指定されており、税制優遇策や格安の賃料を活用する。李國東社長は「来年には物流センターを2倍に拡張する計画だ」と明かす。3月に開業したばかりにもかかわらず稼働率は7割に達する。

 国際競争力強化のための対策の一つが主要港の運営統合。国は「国際コンテナ戦略港湾」として京浜港と阪神港(神戸、大阪)を選定したが、京浜港は運営会社の統合計画が進まない。当初予定より半年早く10月に統合する阪神港とは対照的だ。

 原因は東京都が統合会社へ国が出資することについて強く反対しているためだ。舛添要一知事は9月24日の都議会で「現場の実態を熟知する自治体が、責任を持って港湾の経営を担うことが必要」と説明した。

ガントリークレーンの操作レベルなど、日本の港湾能力の高さは国際的に評価されているが・・・(横浜・南本牧港)

 一方で、港湾事業者らで構成する横浜港運協会は「国際港湾は本来、国が主体的に管理すべき対象だ」(藤木幸夫会長)との姿勢を崩さない。

 「同床異夢」はなぜ起きるのか。背景には国の政策の迷走がある。国際コンテナ戦略港湾が始まったのが民主党政権下の09年10月。国は港湾を管理する自治体から戦略港湾のアイデアを募る一方で、統合する埠頭公社の民営化を求めた。

 自民党が政権を取り戻した後は一転、主導権を握ろうと国が出資することに。財政力を背景に、コンテナ埠頭新設など巨額の設備投資を続ける都は「民から官」へと変化した国の姿勢に翻弄された格好だ。

 かみ合わない議論の期限はじわじわと迫りつつある。運営会社の統合交渉は国が指定してから4年間で、16年9月11日がタイムリミットだ。これを過ぎると指定手続きをやり直さなければならず、首都圏の戦略港湾構想そのものが白紙になりかねない。

1277荷主研究者:2014/11/16(日) 17:27:06
>>1275-1277

■にぎわいづくりも競合

 一方、地域性を生かしたにぎわいづくりも、港町にとって物流と並ぶ重要テーマだ。

 「横浜ブランドを生かし、世界から人が訪れるリゾートを目指せ」――。

 9月4日、横浜市役所で山下ふ頭の開発基本計画を検討する第1回の委員会が開かれ、学識経験者などから意見が相次いだ。全国から人を集める横浜中華街や山下公園に近い立地を生かし、物流拠点から集客拠点に転換しようという構想で、来秋をメドに計画をまとめる。

 山下ふ頭は1963年に完成。横浜港の主要な物流拠点だったが現在は本牧、南本牧の両埠頭などを補完する役目となり、貨物取扱量は大幅に減っている。大規模集客施設の導入などを検討し、50年を経て「横浜の新たな顔に生まれ変わらせる」(林文子市長)。

地元経済人らがみなとみらい21地区などで計画を進める横浜ドームの完成予想図

 横浜港周辺の臨海部は横浜経済の中心だ。市や地元経済界は横浜ベイブリッジを境にして、内側を観光や展示場などのにぎわい拠点、外側をコンテナ船の大型化に対応した国際競争力のある物流拠点とすみ分けしたような絵を描く。ちょうどその内と外が重なり合う山下ふ頭を、東京五輪が開かれる2020年までに一部、集客拠点として活用を始める計画だ。カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致も検討する。

 経済界もこうした動きに呼応する。地元経済界有志で構成する「横浜ドームを実現する会」(池田典義会長=アイネット会長)は山下ふ頭など臨海部2カ所を候補地として、ドーム球場を中心に商業エリアやカジノを入れた大型ホテルなどの構想を発表した。「20年までには実現させたい」(池田会長)。京浜急行電鉄も山下ふ頭を念頭にIR整備のプロジェクトチームを設置した。

 だが同様の動きは韓国・釜山にもある。市街地に近く物流の主要拠点だった釜山北港を「国際海洋観光拠点にするため再開発する」(釜山港湾公社の張馨鐸マーケティングチームディレクター)という大きな転換だ。

韓国・釜山の釜山北港では集客拠点に転換するための再開発を進めている(写真奥が来夏オープン予定の新たな国際旅客ターミナル)

 北港は背後に釜山駅などオフィス街を抱え、「拡張の限界があった」(張氏)。そこで物流機能の大半は開発を進めている新港に移管。海を埋め立てるなどした日比谷公園10個分に近い約153万平方メートルの広大な敷地に国際旅客ターミナルやホテル、マリーナなどを約8兆5200億ウォン(約8520億円)を投じて開発する計画だ。

 同公社は地域経済波及効果を31兆5000億ウォン、12万人の雇用創出というそろばんをはじく。全体の完成は20年の予定で、その後は隣のコンテナターミナルの場所も同様の集客拠点に再開発する計画がある。張氏は「横浜のみなとみらい(MM)21も参考にしている」と話すが、着工から約30年で現在の姿になったMM21と比べ、国家事業で進む釜山のスピードは速い。

 港湾整備には巨額の費用がかかり、利害関係者も多いため慎重な議論や計画が必要なのは論をまたない。ただ、歩みが遅ければ日本を代表する京浜港でさえも物流・集客の両面でグローバル化から取り残されてしまうことになりかねない。

(和佐徹哉、井上孝之)

1278荷主研究者:2014/11/16(日) 17:34:51

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20141007k
2014年10月7日 秋田魁新報
秋田〜上海、新コンテナ航路開設へ 韓国大手、既存ルートを延伸

 韓国大手の海運会社・シーケーライン(ソウル)は6日、秋田港と中国・上海港を結ぶコンテナ航路を同業のシノコーマーチャントマリン(同)と共同で開設すると明らかにした。シノコー社が秋田港?韓国・釜山港間で運航している既存の航路を上海まで延伸することで新たな需要掘り起こしを狙う。上海への定期コンテナ船は、東日本大震災により太平洋側の代替ルートとして開設された2011年3〜8月以来、3年ぶり。

 新航路は、秋田港から苫小牧、韓国・蔚山(ウルサン)、釜山を経由して、中国・寧波、上海へ向かうルート。上海からは釜山経由で新潟港に寄港し、秋田港に入る。シーケー、シノコー両社が貨物船を1隻ずつ投入し、週1便体制とする。コンテナ800本(20フィート換算)規模の貨物船が運航される見込み。シーケー社は「秋田は日本海側の拠点港の一つであり、需要が見込めると判断した」と話す。

 秋田港への寄港は毎週水曜日。上海への輸出にかかる日数は8日間、上海からの輸入は7日間を見込む。初寄港は29日の予定。

1279荷主研究者:2014/11/29(土) 15:52:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201410/0007443931.shtml
2014/10/24 08:00 神戸新聞
商船三井、コンテナ船を大型化 神戸港寄港の欧州航路

 海運大手の商船三井(東京)は23日、神戸港に寄港する欧州航路のコンテナ船を、2015年4月までに大型化することを明らかにした。積載量は1割増の1万100個(20フィート換算)となる。神戸港に1万個以上のコンテナを積める大型船が定期寄港するのは、07年2月以来8年ぶりとなる。

 大型化するのは、日本と欧州を結ぶ「ループ1」と呼ばれる定期航路のコンテナ船。神戸から名古屋、清水、東京を経て香港、シンガポール、ロッテルダム、ハンブルクなどを経由し、神戸に戻る。

 同航路は同社と日本郵船(東京)が計11隻で運航しており、大型化するのは商船三井の5隻。一度に運べるコンテナが多くなり、運航コストの削減が見込めるという。

 神戸港には10月現在で79の国際航路がある。うち、欧米を結ぶ基幹航路は「ループ1」を含めて9航路。神戸市みなと総局は「神戸港から輸出入される貨物を増やし、基幹航路を維持、拡大したい」とする。

(高見雄樹)

1280荷主研究者:2014/11/29(土) 15:56:27

http://cargo-news.co.jp/contents/code/141028_2
2014年10月28日 カーゴニュース 第4325号
埼玉県が「コンテナラウンドユース推進協議会」設立

 埼玉県は21日、荷主、陸運事業者、船会社などと埼玉県から成る「コンテナラウンドユース推進協議会」を設立した。協議会のメンバーがコンテナラウンドユース(CRU)の実施にかかるグループを「共同体」として登録する制度を設置。2014年度は11月から1月末にかけてコンテナのラウンドユースの社会実験を行う。

 コンテナのラウンドユースとは、輸入コンテナを荷下ろしした後、空いたコンテナを輸出荷積みに継続して利用すること。県内企業の海上コンテナ物流に起因する諸課題を解決するためには、コンテナラウンドユースを推進していくための仕組みづくりが必要であることから、協議会を発足した。同協議会では、課題を解決するための仕組みをともに考え、メンバー相互によるコンテナラウンドユースの取り組みを推進していく。

 メンバーは荷主(ニトリ、曙ブレーキ工業、本田技研工業、国際紙パルプ商事、レンゴー)、陸運業者(関東紙運輸、日本コンテナ輸送、日新、日本通運、日本高速輸送、西濃シェンカー、八潮運輸、タツミトランスポート、吉田運送、伊藤忠ロジスティクスおよび埼玉県トラック協会海上コンテナ部会)、船社(OOCL、NYK、Kライン)、その他フォワーダーや損保会社などの担当者。

 埼玉県では、協議会のメンバーがCRUの実施にかかるグループを「共同体」として県に登録する制度「CRU共同体登録制度」を設置。県が共同体の内容を公表することで(同意された内容に限る)、CRU協力事業者の広がりが期待できるという。CRUの実績を県が把握し、今後の県の物流効率化策に役立てていくため、CRU実績を報告する事業者を募集。11月から来年1月にかけて社会実験を予定している。

 埼玉県では、圏央道の開通により企業の立地ポテンシャルアップや物流拠点の大規模化・集約化・多機能化が進んでいる一方、京浜港(東京港・川崎港・横浜港)のコンテナ取扱量は年々増加し、コンテナ積下ろし長時間ロスなどにより物流効率が悪化。とくにトラック物流業の労働環境が益々悪くなっている結果、運転手不足、若手雇用の減少により、県内企業の海上コンテナ物流についてもコストの増加や輸送時間のロス等の課題が顕在化していた。

 埼玉県では、「同協議会の設立により、県民の生活、産業活動を支える、物を安定的に運び供給するしくみ(物流の効率化)の実現を目指す。また、企業の立地、既存企業の定着率向上や物流産業の雇用確保、さらに女性ドライバーの雇用促進などの経済波及効果を高めていく」としている。

 (2014年10月28日号)

1281荷主研究者:2014/11/30(日) 11:22:41

http://yamagata-np.jp/news/201411/05/kj_2014110500089.php
2014年11月05日08:43 山形新聞
酒田港コンテナ貨物年間取扱量、最高を更新 紙おむつなど輸出が大幅増

 酒田港(酒田市)の今年のコンテナ貨物取扱量が10月末現在で1万714個(20フィートコンテナ換算)となり、年間取扱量の過去最高を更新したことが4日、分かった。酒田港に国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、過去最高は2011年の1万346個で、2カ月を残して368個上回った。

 同日の定例会見で吉村美栄子知事が明らかにした。年間取扱量は東日本大震災後に太平洋側の代替機能を担った11年以降は、12年8666個、13年7797個と減少していたが、14年は10月の月間取扱量が1509個と月別の過去最高を記録するなど4月以降は7カ月連続で千個超に上った。

 県経済交流課と県港湾事務所によると、14年は3月から酒田―韓国・釜山間の定期コンテナ便が初めて週3便化。4月には花王酒田工場の紙おむつ工場が本格操業し、特に中国を中心に輸出を伸ばした。紙おむつを含む「その他日用品」の輸出取扱量は9月末時点で前年同期の4個から2114個と大幅に増加した。

 さらに13年度に新設した大口シフト荷主助成(1個=20フィート換算=当たり1万円を助成)を利用し、他港から移った東京などの製材や住宅建築用の木製品輸入業者2社の取扱量も全体を押し上げた。

 吉村知事は「リーチスタッカー(移動式荷役機械)の2台目を年内に導入するなど、さらに使いやすい酒田港にしていく」と強調。同課は「リサイクル関連の廃プラスチックの輸出も伸びており、既存の企業に継続して利用してもらいながら新規開拓にも力を入れたい」としている。

1282荷主研究者:2014/11/30(日) 11:31:36

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201411/0007480280.shtml
2014/11/6 11:00 神戸新聞
井本商運 電動コンテナ船投入 日本初、燃費も改善

 国内コンテナ海上運送大手の井本商運(神戸市中央区)は12月中旬、電動モーターでスクリューを回して進む日本初のコンテナ船を阪神港(神戸、大阪港)と瀬戸内、九州を結ぶ航路に投入する。ディーゼルエンジンの従来船に比べ、5〜10%の燃費改善を見込む。効果を検証し、導入拡大を検討する。(高見雄樹)

 内航コンテナ船「ふたば」で全長94メートル、総トン数749トン。海外基幹航路を持つ阪神港と地方港との間で輸出入貨物を輸送する。

 海運各社は近年の燃料費高騰を受け、運航スケジュールに遅れが生じない程度に航行速度を落として燃料を節約する「減速航行」を進めている。ディーゼルエンジンの場合、3〜5ノット(時速5〜9キロ)に落とすと、エンジンを傷めてしまう恐れがあり制限があった。

 一方、「ふたば」は発電用のディーゼルエンジン2基を積み、その電気で2台のモーターでスクリューを回す。低速航行が容易で、モーター1台を止めることもでき、燃費改善効果が大きくなるという。

 エンジンの小型化で機関室が小さくなり、コンテナ積載量は同型船に比べ5〜10%増え、20フィートコンテナを211個積める。建造費は約8億円とみられ、一部は経済産業省の補助を受けた。

 井本商運は「新たな取り組みでコンテナ輸送のコストを下げ、より多くの貨物を阪神港に運びたい」とする。同社の2014年3月期の売上高は75億円。

1283荷主研究者:2014/12/21(日) 19:28:37

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20141127304.htm
2014年11月27日03時23分 北國新聞
コンテナ取扱量が過去最多 10月までの伏木富山港

 韓国・釜山港の利用促進を図るセミナーが26日、富山市のANAクラウンプラザホテル富山で開かれ、1〜10月の伏木富山港のコンテナ取扱量が速報値で過去最多の6万8860個(20フィートコンテナ換算)になったことが報告された。

 前年同期比8・9%の増加で、今年1年間で8万3千個に達する見込み。伏木海陸運送(高岡市)の担当者によると、輸入が増えており、釜山港を経由して中国や中東からアルミ地金、ロシアから加工済み木材が運ばれているという。

 セミナーは釜山港を管理する釜山港湾公社が主催した。姜富元(カンブウォン)室長のあいさつに続き、同公社や日本の海運会社の担当者らが、アジアのハブ港に位置付けられる釜山港の開発計画や物流事情を紹介した。

1285荷主研究者:2014/12/21(日) 20:10:36

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007551798.shtml
2014/12/3 09:00 神戸新聞
井本商運 神戸港の内航ターミナル移設 積み替え迅速化

井本商運が移設した内航ターミナル

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)は、神戸港・ポートアイランドの国内航路コンテナターミナルを、外国航路のコンテナ岸壁の隣接地に移設して運用を始めた。貨物の積み替えを迅速にして、西日本各地から神戸港経由の輸出入貨物を増やす狙い。(高見雄樹)

 新しい内航ターミナルは、ポーアイ南東部に位置し長さ1150メートルと国内最長の3連続岸壁(PC15〜17)の南端に設けた。岸壁は120メートル、コンテナを置くヤードの面積は約1ヘクタール。外航船が着岸するPC15〜17とつながっており、積み替え時間が短縮できる。

 同社は小型コンテナ船で西日本各港を回り、神戸で外航船に積み替えている。神戸港には1カ月間で120回寄港し、年間18万1千個(20フィート換算)のコンテナを取り扱う。

 国は国際コンテナ戦略港湾政策で、西日本から韓国・釜山港経由で輸出されるコンテナ貨物を神戸に取り戻すことを目指している。港湾管理者の神戸市は積み替え時間の短縮など作業効率化で、メーカーなど荷主に神戸港の利便性を訴える考えだ。

1286荷主研究者:2014/12/21(日) 20:11:14

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007554665.shtml
2014/12/4 07:00 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数2・1%増 14年上半期

 神戸港の2014年上半期(1〜6月)の貿易コンテナ取扱個数は、前年同期比2・1%増の129万4924個(20フィート換算)だったことが、神戸市のまとめで分かった。国内の地方港とやりとりするコンテナが同9・1%増に拡大。一方、海外港との間で輸出入されるコンテナは同0・4%増の102万2947個にとどまった。

 総数は3年ぶりに増加したが、対海外港、対国内港とも過去10年で最高だった11年の実績には届かなかった。

 神戸港と大阪港は11年度、「阪神港」として国際コンテナ戦略港湾に指定された。国内向けコンテナが増えたのは、西日本の地方港と阪神港を結ぶ新航路を設けた船会社に助成金が出たことなどで、韓国・釜山港経由で輸出入されていた貨物を呼び込むことができたためとみられる。

 海外港との取扱個数を地域別でみると、北米が同2・3%減の約16万個、欧州が同0・1%減の約7万個だった。欧米からの製材や電気機械の輸入減が響いた。アジアは輸出が伸び悩んだが、輸入は同3・8%の増加。総数でも0・9%増の約79万個だった。(高見雄樹)

1287荷主研究者:2014/12/27(土) 15:04:35

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007568587.shtml
2014/12/9 09:00 神戸新聞
神戸港の基幹航路が8に減少 マースクの北米休止へ

 神戸市は8日、コンテナ船最大手APモラー・マースク(デンマーク)が来年1月、神戸港に寄港する北米航路を休止することを明らかにした。これで神戸港のコンテナ船基幹航路が一つ減り、8航路になる。市は国の国際コンテナ戦略港湾政策に沿って基幹航路の維持・拡大を目指してきただけに航路減は痛手となりそうだ。

 同社は1928年に神戸と北米を結ぶ貨物船の航路を開設、75年にコンテナ船の運航を始めた。今回の休止判断は「収益性を高めるため」(同社)という。

 神戸港から輸出される同社の貨物は韓国・釜山港で北米行きに積み替えられる。なお神戸発着の欧州航路の運航は続ける。

 市によると、今年1〜7月の北米航路の貨物数は前年同期比0・7%の微増だった。ただ、世界の物流が拡大する中、日本に出入りする貨物量が相対的に減少しており、同社が航路休止を決める要因になったとみられる。

 市みなと総局は「既存の基幹航路に載せる貨物を西日本各地からしっかり集めたい」としている。(高見雄樹)

1288荷主研究者:2014/12/27(土) 15:06:21

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520141211abaq.html
2014年12月11日 日刊工業新聞
国交省、港湾ガントリークレーンの仕様・部品の標準化を検討

 国土交通省は、港湾で貨物の積み降ろしに使われるガントリークレーンの標準化・高度化に向けた検討を開始した。ガントリークレーンはメーカーや設置場所によって仕様や部品構成が異なる。各港湾で予備部品を多く用意する必要があるほか、部品がない場合はコンテナ荷役に支障をきたす恐れもある。国交省は故障時の部品調達期間の短縮や災害時の早期復旧のため、ガントリークレーンの標準化のあり方について検討。2015年度にも方向性を示す方針だ。

故障時の部品調達短縮などでガントリークレーンの標準化に乗り出す

 ガントリークレーンはレール上を移動可能な構造を持つ門型の大型クレーン。港湾岸壁に設置され、コンテナ船からの貨物の積み降ろしに使われている。主なメーカーは三菱重工業や三井造船、IHIなど。

 国交省は標準化の検討とあわせて、ガントリークレーンの遠隔操作に関する検討も実施する。ガントリークレーンは運転室が上部に設置されている。コンテナ船の大型化に伴い運転室の位置も高くなり運転室が移動する距離も長くなりつつある。国交省はヤード内荷役用クレーンで導入されている遠隔操作を導入可能かどうか、国内外の事例を踏まえ検討する。

1289荷主研究者:2014/12/29(月) 14:49:51

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/579486.html
2014年12/11 07:15 北海道新聞
釧路―釜山便を増便 南星海運、中韓向けの輸出好調

 【釧路】釧路港唯一の国際定期コンテナ船航路を運航する韓国の海運大手・南星海運は来年1月、釧路と韓国・釜山などを結ぶコンテナ船便を現在の週1便から週2便へ増やす。韓国・中国向けのサケやサンマといった冷凍魚のほか紙・パルプ製品の輸出が好調なことから増便を決めた。釧路―釜山航路は2002年8月に開設され、釧路の港湾・運輸業界が増便を要望していた。

 釧路への寄港日はこれまでの木曜から月・木曜日の週2回になる。月曜日は苫小牧、釜山、中国の大連・青島などを結ぶ現航路を一部変更した便が寄港する。木曜日は函館、苫小牧、八戸や釜山、中国の寧波・上海などを回る航路の便が寄航する。釧路から釜山までは5〜6日間、上海までは10日間かかる。いずれも20フィートコンテナを千個弱積める9500トンクラスの船を使う。<どうしん電子版に全文掲載>

1290荷主研究者:2014/12/29(月) 15:30:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201412/0007607075.shtml
2014/12/23 21:20 神戸新聞
コンテナ1万3千個を積載、神戸に最大級のコンテナ船入港

1万3千個の積載能力のうち、約5千個を積んで接岸する「マースク エフィンガム」=23日、神戸・六甲アイランド(撮影・中西幸大)

 デンマークの大手海運会社APモラー・マースクのコンテナ船「マースク エフィンガム」が23日、神戸港に初めて入港した。コンテナ1万3千個(20フィート換算)を積むことができ、同港に定期的に寄港するコンテナ船で最大の規模を誇る。

 マースク社が、アジア−欧州航路に新たに投入した。同型のコンテナ船12隻を運航させており、うち1隻が毎週火曜日に神戸に入港することになる。

 神戸港を出ると、名古屋、横浜を経て中国の寧波、上海などに寄港し、欧州に向かう。神戸での積み荷は、アジア、欧州に輸出される化学品や鋼材、機械が多いという。

 海運業界では、一度に大量の貨物を運ぶことで少しでも輸送コストを減らそうと、コンテナ船の大型化が急速に進んでいる。

 現在、神戸港の基幹航路は、欧州の2航路と北米の7航路。大阪港と共に阪神港として「国際コンテナ戦略港湾」の指定を受け、基幹航路の維持、拡大を目指している。(高見雄樹)

1291荷主研究者:2015/02/01(日) 13:22:17

http://cargo-news.co.jp/contents/code/150127_3
2015年1月27日 カーゴニュース 第4348号
佐野市が「佐野インランドポート」を17年度に供用開始

 佐野市は、「(仮称)佐野インランドポート」の2017年度中の供用開始に向け、準備に入った。事業に着手するにあたって、管理運営候補者および利用想定荷主向けの説明会を20日に開催した。佐野田沼インター産業団地内の約1・1haの敷地に、コンテナ積み替え、バンニング・デバンニング、コンテナ保管、倉庫(荷さばき、梱包)、コンテナ洗浄・メンテナンスといった「港」の機能を持たせた内陸拠点として計画。コンテナのラウンドユースの拠点としての活用、京浜港のバックアップ、災害時の代替機能などが期待されている。既に、北関東には太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)といったインランドデポが稼働しているが、今後、利用者ニーズを把握しながら必要な機能を検討していく。

 05年に岡部正英市長がマニフェストにおいて、「佐野内陸コンテナターミナル構想の支援」を掲げ当選。以降、10年に「佐野市内陸型コンテナターミナル研究会」を立ち上げ、14年からは、「佐野インランドポート事業計画調査検討委員会」により、需要調査や事業化に向けた検討が行われてきたが、15年度から事業を開始する予定となっている。

 具体的には、「(仮称)佐野インランドポート」を佐野田沼インター産業団地内に整備し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入を取り扱う企業の誘致を進める。事業主体は佐野市で、「指定管理者制度」による管理運営を行う運営手法を採用する。

 佐野市では昨年6月、出流原パーキングエリア(PA)周辺総合物流開発整備事業方針を決定。ただ、市街化調整区域のため、スピード感を持って事業を進めるため、第1弾としてインランドポートを整備するもので、スマートインターチェンジ(IC)構想も視野に、第2弾として同PA周辺の整備を進める。

 「(仮称)佐野インランドポート」は国道293号沿いにあり、最寄りは北関東自動車道佐野田沼IC。コンテナヤード、バンプール、シャーシプール、ヘッド置き場、管理棟、倉庫、コンテナ・フレート・ステーション(CFS)、メンテナンスショップ、危険物倉庫、駐車場等のハード整備を想定している。

 24時間対応管理デート、ウェブカメラ、リーファーコンテナ電源、コンテナ用バンニングスロープ、爆発物検査装置なども付帯設備として挙げている。今後、コンテナマッチング、ラウンドユース保険、SOC(シッパーズオウンコンテナ)方式のラウンドユース、京浜地区とのシャトル運行、B/L(船荷証券)発行等の業務を検討していく。

 佐野市総合政策部インランドポート推進室長の大木聡氏は「インランドポートの整備、出流原PA周辺の整備、スマートICの設置の3本柱で計画を進めていく。岡部市長が『佐野にインランドポートをつくる』と言ってから足掛け10年検討を進めてきたが、今回のその概要を利用者の皆様に説明し、ご意見等をいただくことで施設整備に弾みがつく」と述べた。

 また、ラウンドユースやインランドデポの実務に携わってきたNPO法人エスコットの藤本治生理事長は、アドバイザー的な視点から、佐野市のインランドポート構想について「これまでと違いニュートラル」とし、インランドポートのポイントとなる機能として「船社のデポ指定」「B/L発行」を挙げた。

 質疑応答では、「インランドポート」として税関の誘致や動植物検疫等の対応について質問が出され、市側は「市として協議やアプローチをしている」と説明。利用船社については「3社程度と話をしている」とした。今後も、利用者のニーズやインランドデポに期待する機能の把握に努めていくとした。

 (2015年1月27日号)

1292荷主研究者:2015/02/01(日) 14:13:43

http://www.tomamin.co.jp/20141220270
2014年12/23 苫小牧民報
苫小牧―山陰航路開拓へ 初の冬の輸送試験

苫小牧―境港間の試験運航のため、苫小牧港・西港南埠頭に入ったRORO船

 鳥取県境港市の境港管理組合が、苫小牧港と境港を結ぶRORO船(フェリー型貨物船)の定期航路開設に向け、試験運航を重ねている。北海道―山陰地方の海上貨物輸送ルート開拓が狙い。昨年度、3回実施した試験で運航の料金や輸送品質、定時性などについて荷主から一定の評価が得られており、2020年ごろまでの定期航路実現を模索する。23日、苫小牧港発着で4回目の試験運航が始まった。

 両港の間には定期航路がないため、鳥取県内から北海道に向けた貨物は舞鶴港(京都府)や敦賀港(福井県)、阪神港(大阪港、神戸港)、宇野港(岡山県)まで陸送後、フェリーやRORO船で運ばれてきた。

 境港管理組合は荷主の協力を得て商業ベースの試験運航を重ねる中で、苫小牧港、境港を経由した北海道と中国地方の物流ニーズを把握。航路の利用メリットを検証したい考えだ。

 苫小牧港からは原木や農産物、自動車部品など、境港からは合板や建材、洋紙、農機、建機、リサイクル品などの輸送需要を想定。昨年4、8、10月の計3回の試験運航で実際にこれらの貨物を荷主の海上運賃を助成して取り扱った。

 輸送実績は貨物を積んだシャシー(トレーラーの荷台)の数で移出(境港から)が各回37〜52台(9〜21社)、移入(苫小牧港から)は15〜30台(7〜14社)。

 境港管理組合は、車両や農産品輸送に必要な冷蔵用施設確保など個別ニーズへの対応が課題とした上で、発注から出荷までのリードタイムを含めた荷主の評価はおおむね好評で、「早期定期航路化を希望する声も多い」(計画係)と言う。

 4回目の試験運航ルートは苫小牧港―境港―新潟港―苫小牧港。栗林商船の「新釧路丸」(総トン数5310トン)をチャーターし苫小牧港から原木、農産物、鋼材など、境港からは合板や農機、建機などを運ぶことにしている。

 船は23日、苫小牧港を出港し25日、境港に到着。荷物を積み替え、同日に境港を出て26日に新潟港に寄港後、27日に苫小牧港へ戻る予定だ。冬の試験運航は今回が初めて。

 苫小牧港と境港の定期航路は北海道、中国地方の経済活性化にも寄与できることから苫小牧港管理組合は「新規荷主獲得に向けたPRには積極的に協力したい」と話す。

 境港管理組合は「これまでの試験運航で既存航路やトラック輸送の代替手段として、競争力ある輸送サービスの提供が可能なことが確認できた」と説明。「試験運航を今回で終了し、来年度からは準定期便としての運航を計画している」としている。

1293とはずがたり:2015/02/03(火) 19:23:27
和歌山の公共事業だから造れば良い的なもんを想像するけど,ここはちゃんと需要を考えての事のようだ。

和歌山下津港北港地区エネルギー港湾整備事業【再評価】
平成24年9月近畿地方整備局
http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/zigyohyoka/pdf_2012_01/1-7-2.pdf

[1]■関西電力和歌山火力発電所の立地に伴い、平成34年度以降のLNGの取扱いが見込まれる。
[2]■住友金属工業和歌山製鉄所の設備投資に伴うスラグ発生量増大により、公共岸壁を利用する貨物の更なる増加が見込まれる。

[1]
■本事業が整備されなければ、静穏度が確保されず、LNG船が寄港不可能となるため、最寄りのLNG基地である堺泉北港からの陸送を余儀なくされる(現実的には火力発電所の立地が困難となる)。

■本事業の整備により、LNG船が直接入港可能となり、関西電力和歌山火力発電所の立地が可能となる。

LNG輸入取扱量:3,000千トン/年

[2]
■本事業が整備されなければ、本港内でスラグを取り扱うことが出来ないため、製鉄所の増産に伴い生成されるスラグの阪南港からの輸移出を余儀なくされる。

■本事業の整備により、製鉄所の増産に伴い生成されるスラグを貨物船により効率的に輸送可能となる。

スラグ輸移出取扱量:500千トン/年

1294荷主研究者:2015/02/08(日) 11:55:31
>>1273
取扱量が右肩下がりだねぇ…。東京港に貨物がシフトしているのかもしれない。

http://www.kanaloco.jp/article/78215/cms_id/103631
2014.09.27 12:27:00 神奈川新聞
横浜港、ポートセールス強化 コンテナ量回復狙いアジアにもPR

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/3_4_e22757.jpg

1295荷主研究者:2015/02/08(日) 12:00:20

http://www.fujibuturyu.co.jp/headlines/141117/02.html
カーゴニュース 2014年11月6日号
「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」を開催 京浜港物流高度化推進協

サントリーの物流戦略、日通のコンテナマッチングセンターなどを紹介

 京浜港物流高度化推進協議会(中田信哉委員長、神奈川大学名誉教授)は10月29日、「京浜港コンテナマッチングセミナー2014」をさいたま市で開催した。同協議会ではコンテナ物流の一層の効率化、コンテナターミナル(CT)周辺の交通混雑の緩和等を図るため、従来、港へ空で返却、または空で引き取りをしていた海上コンテナを、輸出入企業の連携あるいは社内の輸出入の調整により効率よく利用する「マッチング」「ラウンドユース」を進めている。今回のセミナーでは、NPO法人エスコットの藤本治生理事長ラウンドユースの実務を解説。マッチングの事例として、サントリービジネスエキスパートSCM本部物流部国際物流グループの今井基樹課長がサントリーの物流戦略、日本通運海運事業部の犬井健人専任部長がコンテナマッチングセンターの挑戦について紹介。行政の取り組みでは、佐野市のインランドポート構想、埼玉県のラウンドユース社会実験が説明された。

●「効果を理解してもらうことが重要」

 エスコットの藤本理事長はラウンドユースの実務のポイントを(1)起用船社の決定(2)空コンテナ検索(3)対船社事務手続き(4)多様なマッチング形態採用――といった4つの切り口から紹介した。

 起用船社の選定では、「船社にラウンドユースの効果を理解してもらうことが重要」であるとして、マーケティング、オペレーション上の効果を指摘。「インランドデポは“山側の(船社の)代理店”として荷物を集めてくれる(機能を持つ)。また、ラウンドユースすることでコンテナのターンアラウンドを早められ、インランドデポにコンテナを置くことは港間の横持ち費用の削減になる」と船社のメリットを説明した。

 輸出で使える空コンテナがどこにあるかの検索については、問い合わせに応じて当該コンテナをデポに集められること、輸送実務も委託できることなどから、デポに問い合わせするのが望ましい。なお、エスコットで設立した海上コンテナ輸送業者のネットワーク「ハンドル倶楽部」への照会も可能で、スマートフォンなどで空コンテナを検索できるようシステムを開発している。

 対船社事務手続きでは、(コンテナチェックを行う)デポを経由する以外のラウンドユースではコンテナ検査作業の免責を求める“念書”が必要となる。多様なマッチング形態のひとつである免税コンテナの国内輸送への転用は、今は各種規制がなくなっているものの船社からの許可が要る場合でも、「コンテナが不足している横浜(港)に返却するよう、国内輸送で使う――ということであればスペースを使いやすい」とアドバイスした。

 インランドデポを使うメリットのひとつとして、「在庫保管場所の確保」を挙げ、「倉庫を借りるのがもったいないから、CYのフリータイムを延長してほしいという要望が(輸入荷主から)あるが、(CYでの蔵置期間延長が)港の混雑の原因となる」として、港から離れた内陸デポを倉庫代わりに使うことを提案。また、インランドデポから空コンテナを調達することによって、輸出のリードタイム短縮につながるとした。

●関西、関東でクボタとラウンドユース

 サントリービジネスエキスパートの今井課長は、サントリーが取り組む物流改革について紹介した。

 重点取り組みのうち車両の大型化では、協力会社にとってトレーラが増トン車に比べて運収アップにつながるような運賃設定を推進。麦芽の輸入では20ftから40ftコンテナの切り替えを進め、工場の受け入れ設備を改造している。輸送モードの多様化では、鉄道輸送を拡大し、12年6月から東北向けにサントリー専用列車を輸送。また、液体原料の輸入で使ったフレキシバッグの国内での転用(製品輸送)を検討している。

1296荷主研究者:2015/02/08(日) 12:01:15
>>1295-1296 続き

 また、ボジョレーヌーボーの輸入では、仁川空港〜釜山港〜下関港〜梶ヶ谷DC(川崎)という“エア&レール&シー&レール”のルートを構築し、韓国、日本国内での鉄道利用を拡大。地方港の積極活用も進めており、九州地区では13年4月から、九州工場(熊本県嘉島町)で使用するビール麦芽の3分の1を熊本港からの輸入に切り替えた。このほか、従来各商社指定だった冷凍原料の保管、輸送を集約(一部未実施)した。

 自社内のラウンドユースでは、東京地区で東京港からの輸入後、空になったコンテナを都内向けの製品輸送に使ったり、九州工場のモルトの輸入で使った後の空コンテナで樽を鳥栖DC(佐賀)へ輸送している。他社とのラウンドユースでは関西で、神戸港から近江エージングセラー(滋賀)が空樽を輸入した後の空コンテナ(20ft)をクボタの大阪工場に運び、同社が輸出で使っている。

 また、京都工場(京都府長岡京市)が神戸港から輸入した麦芽のコンテナ(20ft)を、インナーバックを外して中を清掃し、三菱自動車の京都工場に運び、同社が輸出で使用する。関東で内陸デポを使った取り組みでは、東京港から利根川工場(群馬県千代田町)向けの麦芽のコンテナをつくば国際貨物ターミナル(TICT)に返却し、クボタがつくば工場からの輸出で使う――といったラウンドユースを推進している。

●長岡に鉄道とドレージの「複合デポ」を

 日通の犬井専任部長は、ラウンドユース推進に向けて5月に設立した「輸出入コンテナマッチングセンター」やラウンドユースにかかわる保険について説明した。

 これまで社内でのマッチングや輸出入荷主のマッチングに取り組んでおり、日通の扱い範囲だけでは限界があるため、物流事業者への拡大を図っている。免税コンテナの国内転用のほか、関東では太田国際貨物ターミナル(OICT)、宇都宮国際貨物ターミナル(UICT)およびTICTの活用、関西では亀山(三重)にある日通商事の倉庫をデポ化してマッチングを行っている。輸入で使ったコンテナに国内航空貨物を入れ、集荷デポまで運ぶという取り組みも進めている。

 JR貨物の鉄道輸送と絡めたコンテナマッチングにも挑戦。東京港から距離があり、ドレージコストがかさむ長岡(新潟)に着目し、鉄道とドレージの「複合デポ」を設ける構想をJR貨物と協議中。東京から南長岡駅まで輸入コンテナを鉄道輸送し、南長岡駅から東京港まで輸出コンテナを鉄道輸送するというもので、両端のショートドレージ発生を考慮しても採算が合うとみている。鉄道導線を長く、自動車導線を短くすることで、CO2削減、ドライバー不足対策にも効果が見込まれる。

 なお、輸出入のコンテナをマッチングさせるのは基本的には手作業となり人員を要するため、輸出入のデータを抽出しコンテナマッチングをシステム化することを検討中。その際、「当社だけの情報だけでは意味がなく、公共性の高いプラットフォームをつくりたい」としている。また、ラウンドユースについて「輸出入者が組み立てると運ぶ方はやらされ感が強くなる。皆で相談してきちんと利益配分し、公共性が高い形で進めるべき」とした。

●佐野にインランドデポ、埼玉は協議会

 行政の取り組みとしては、佐野市の岡部正英市長が、佐野市のインランドポート構想について紹介。「(仮称)佐野インランドポート」は佐野田沼インター産業団地内の1.1ヘクタールに立地し、港湾物流の中心として機能させながら、物流に関連する企業および輸出入企業の誘致を進める。2017年度の供用開始を目指しており、24時間対応ID管理ゲート、トラクタ待機・夜間仮眠用駐車場、ウェブカメラ付き利用可能コンテナ置き場等を検討している。

 埼玉県都市整備部都市計画課総務企画担当の田中勝也主幹はラウンドユース社会実験参加企業の募集について説明。物流施設の立地要望が多い埼玉県では、輸出入ともに東京港の利用が多く、東京港の混雑やドライバー不足が深刻化する中、これを緩和するため県が旗振り役となってラウンドユースを支援。このほど埼玉県コンテナラウンドユース協議会を設立し、11月から社会実験を開始。事業者による共同体(登録制度)のラウンドユース実績を県に報告してもらうことで期待効果を検証する。

(カーゴニュース 2014年11月6日号)

1297荷主研究者:2015/02/08(日) 12:03:04

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/583916.html
2015年01/05 06:31、01/05 10:45 北海道新聞
北海道の港を北極海航路の拠点に 道同友会、課題・戦略検討へ作業班 開発局、通過船舶のデータ分析

 アジアと欧州を結ぶ新たな航路として北極海航路が注目される中、北海道経済同友会(道同友会)は1月中旬にも、道内港が船舶の中継港となるための課題や戦略を検討するワーキンググループを発足させる。開発局も宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で、北極海航路を通過する船舶のデータを分析する研究に乗り出しており、中継港としての可能性を探る動きが活発化してきた。

 アジアと欧州を結ぶ航路は、これまでスエズ運河を通る「南回り航路」が主流だったが、地球温暖化で海氷が解け、欧州から北極海、ベーリング海峡を通る「北極海航路」も夏季の航行が可能になった。航行距離はスエズ運河経由の約3分の2で済む。北極海航路を通る貨物船は2010年に4隻だったが、13年には71隻と急増しており、今後、さらに利用が増えると期待されている。

 道同友会は、北海道が北極海航路のアジアの玄関口に位置することから、中継港としての優位性が高いとみて、1月中旬にもワーキンググループを発足させる。貨物の積み替えや燃料の補給などを行う中継港となるのに必要な港の規模や機能、港湾整備費用などを検討する。後背地に苫小牧東部地域(苫東)があり、大規模なコンテナヤードなどの整備が可能な苫小牧港を念頭に置く。

 一方、開発局は昨年10月、道内の港湾・物流戦略を考えるために、JAXA、青森県などと北極海航路に関する共同研究を始めた。JAXAが打ち上げた衛星を活用し、一定規模以上の船舶に搭載が義務付けられている「船舶自動識別装置」から発信される船種や位置、速度、針路などの情報を収集。北極海航路を通り北海道付近を航行する船舶のルートや大きさなどを分析する。<どうしん電子版に全文掲載>

1298荷主研究者:2015/02/08(日) 12:47:43

http://www.kanaloco.jp/article/83258/cms_id/123028
2015.01.27 14:35:00 神奈川新聞
横浜港港湾計画9年ぶり改定 新規ふ頭整備へ アジア増取り込む

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/2a279f8364.jpg

 横浜市が、横浜港港湾計画を改定した。全面的な改定は2006年3月以来、9年ぶり。コンテナ船の大型化やアジア諸国の港湾での貨物取扱量の増加に対応するため、新規ふ頭の整備計画などを盛り込んだ。

 改定計画では、目標年次を平成30年代後半に設定。13年に289万個と3年連続減少した、取り扱いコンテナ貨物量の目標を520万個(外貿470万個、内貿50万個)と定めた。

 本牧ふ頭の沖合に岸壁延長800メートル、水深18メートル以上の新たなふ頭を整備する。新規ふ頭の整備計画を盛り込んだのは、南本牧ふ頭が今の形状で計画された1987年11月以来。横浜ベイブリッジを通過できない超大型客船に対応できるよう、ベイブリッジ外側にある本牧ふ頭A突堤のA5〜8岸壁の用途を変更。山下ふ頭は新たなにぎわい拠点へ機能転換する。

 さらに南本牧ふ頭など5カ所に、高度な流通加工機能を持つ臨海部物流拠点(ロジスティクスゾーン)を形成。臨港パーク前面から山下公園前前面までを「レクリエーション等活性化水域」と定めた。

◆ターミナル コスト低減を 伊東慎介港湾局長に聞く

 9年ぶりに横浜港港湾計画を改定した横浜市。伊東慎介港湾局長に、横浜港の現状に対する認識や新計画で目指す方向性について聞いた。

 −取り扱うコンテナ数が伸び悩んでいる。

 「昨年1−10月の実績を見ると、輸出入を足した外貿コンテナの取扱量は前年同期比1・7%増で、底は打ったという印象。輸出額も昨年9月以降増加しており、回復基調にあるという実感だ」

 「生産拠点の海外移転が進んでいるが、ここまで円安が進めば今後、国際競争力も出てくると聞く。国内回帰はあり得るし、期待している」

 −昨年は相次いで集荷策を打ち出した。

 「これまで目を向けてきた基幹航路に加え、成長著しいアジアからも集荷するのが狙いだ。アジアからの輸入貨物は東京で降ろし、アジアへの輸出貨物は横浜で積むのが通例だった。船会社からすれば、二つの港に寄るのはコストがかかる。横浜港で揚げ積みを完了できるよう、横浜の近くに物流拠点を移転するための支援もしている」

 −改定した港湾計画で、目指すべき方向性は。

 「横浜港は『総合物流港湾』。完成自動車の輸出拠点でもあり、コンテナポートでもある。集荷策を継続し、ニーズに合ったインセンティブ制度を整備し、ポートセールスとセットでPRしないといけない」

 「念願だった強制水先制度が緩和される。次のステップはターミナルのコスト低減だ。国際コンテナ戦略港湾には、ターミナルを国有化し、国が低廉な価格を設定する仕組みがある。国や運営会社と連携していきたい」

 「輸出が多少増える見込みがあっても、全体のパイが大きく増えるわけではない。輸入貨物をいかに取り込むかが重要で、それには物流拠点が少ない。本牧ふ頭や南本牧ふ頭などに新たな拠点を形成したい」

 「北海道や東北など東日本の港の貨物を集め、トランシップの国内拠点を目指したい」

【神奈川新聞】

1299荷主研究者:2015/02/21(土) 18:47:57

http://cargo-news.co.jp/contents/code/150217_3
2015年2月17日 カーゴニュース 第4354号
「第2回京浜港物流高度化シンポジウム」を開催

 京浜港物流高度化推進協議会(中田信哉委員長、神奈川大学名誉教授)は6日、「第2回京浜港物流高度化シンポジウム」を東京都千代田区で開催した。タニタ国際物流管理室室長の横山九一氏、日本通運海運事業部専任部長の犬井健人氏、日本コンテナ輸送常務取締役の土屋廣明氏が講演。続いて行われたパネルディスカッションでは中田氏をコーディネート役に、講演者3人に加え、NPO法人エスコット理事長の藤本治生氏、クボタ機械海外総括部物流企画グループ長の土本哲也氏、国土交通省関東地方整備局副局長の下司弘之氏が荷主、フォワーダー、陸運事業者、船社、行政の立場からコンテナのラウンドユース、マッチングについて議論した。

 ●情報流し、輸送業者の配車が組みやすい環境を=横山氏

 タニタでは1997年からエスコットの協力により、海上コンテナのラウンドユースを開始。2010年3月からは、東京港から秋田工場(秋田県大仙市)向けの部品の輸入で海上コンテナの輸送を陸送から鉄道輸送にシフト。その際、JR貨物の盛岡インランドデポを活用し、輸入で使ったコンテナを輸出業者が転用するラウンドユースを実施。13年10月からは、新潟のハブ倉庫への商品の輸送で20ftコンテナを対象に鉄道にモーダルシフトし、JR貨物新潟貨物駅を利活用し、ラウンドユースにつなげている。横山氏によると、「リードタイムの短縮」と「時間のぶれがないこと」が、鉄道を使うメリットだという。

 ラウンドユースの成功のポイントである「供給側の空コンテナの品質問題」について、タニタでは社内規定によるコンテナチェックリストに基づくコンテナチェックを行っている。また、ラウンドユース推進の課題では、対応する船社が少ないことを挙げ、「現状では、OOCLと“K”LINEくらいしかマッチングができていない」と指摘。また、「ラウンドユースは輸送業者の配車が組みやすい環境を提示して進めるべき」とし、輸送するコンテナ本数等の情報を日本に船が到着する前に流しているとした。一方、JR貨物輸送については、大手小売の鉄道シフトなどによりスペースキャパシティがタイトになっていると報告した。

 ●国内転用は保定材、積み付け、ラッシングが課題=犬井氏

 犬井氏によると、日通では「コンテナマッチングは手間がかかるため営業部門ではなく、非生産部門の企画としてコンテナマッチングセンターを立ち上げた」。関東地区発のコンテナマッチングでは、OICT(太田国際貨物ターミナル)、UICT(宇都宮国際貨物ターミナル)、TICT(つくば国際貨物ターミナル)といった北関東のデポを活用するほか、荷主倉庫や実輸送業者の施設にデポ機能を付加。免税コンテナの国内運送制度を利用した、国内貨物への転用では、輸出空コンテナのピックアップ、輸入空コンテナ返却時のほか、自社航空貨物の幹線輸送に適用。ただ、国内貨物を積むにあたっての保定材や、通常は海コンのドライバーは行わない積み付けやラッシング業務が課題となっている。

 15年のアクションプランでは、マッチング率の向上を目指し、より広範囲な輸送実績からのマッチングを検討。日通が持つ情報、ノウハウを集約し、デポ情報もフォワーダーが共有できるようにする。また、マッチングは手間がかかる割に収益が上がりにくいため、「マッチングエキスパート」を育成。犬井氏は、まもなく完成するマッチングシステムについて、「現状は日通の顧客情報だけだが、公のものとして荷主やフォワーダーも入ってもらい、全国規模の情報があればマッチングしやすい」と指摘し、20年の東京オリンピック開催に伴う東京港の交通混雑や陸運事業者におけるドライバー不足といった課題の解決策としてのコンテナマッチングに期待を示した。

1300荷主研究者:2015/02/21(土) 18:49:15
>>1299 続き

 ●ゲートオープン時間延長でモチベーション向上も=土屋氏

 日本コンテナ輸送では関東、関西で各種ラウンドユースの実績がある。土屋氏は京浜港発着のコンテナドレージについて、車両不足によるドレージの手配が困難であると報告。運転手・車両の1日あたりの稼働率悪化が収支の悪化を招き、運転手の離職や海上コンテナ輸送からの撤退が続いており、「京浜支店の固定傭車はここ2年で3割減り、歯止めがかかっていない」と明かした。港でのコンテナ搬出入に要す長期間待機(ムダ)、ゲートオープン時間の制約による朝夕のゲートへの集中(ムラ)、運転手の長時間労働(ムリ)を挙げ、その解消の必要性を強調。輸送業者にとってのコンテナマッチングの意義として、付加価値を生む貨物(実入りコンテナ)の輸送を増やし、運転手と車両の稼働率を上げることと説明した。

 ただ、「(ラウンドユースで)内陸で時間を費やし、16時30分のゲート締切に輸出コンテナの搬入が間に合わないと、翌日はラウンドユースの輸出コンテナの搬入からスタートし、輸送業者のメリットはない」と指摘。「完成度の高いマッチングは、限られた輸送戦力でより多くのコンテナを運び、輸送需要に応えることにつながる。ゲートオープン時間が延長されれば、輸送業者のコンテナマッチングへのモチベーションは高まる」と説明。さらに「ラウンドユースのゲインシェアを求めるなら、運転手の稼働時間や燃費の削減、マッチングのためのコストやロスを考慮した上で収支を明らかにする必要がある。輸出入荷主、フォワーダー、海貨業者といった関係者がシェアできる(マッチング)の収支のネットのゲインは十分かというと、心もとない」と述べた。

 ●ラウンドユースは1本からでもメリットがある=土本氏

 この後、下司氏、藤本氏、土本氏を加え、会場の参加者の質問に答える形でパネルディスカッションが行われた。

 ラウンドユースのコストや採算性については、「マッチング事業は手間がかかり、収支を生み出すのはこれから」(犬井氏)、「デポのコスト負担は受益者負担とすべきで、メリットは荷主と運送会社で分け合う。(クボタは年間6500本をマッチングさせているが)ラウンドユースは1本からでもメリットがある」(土本氏)と報告。土屋氏は「ゲインに対し時間やデポ、仕組むための人件費といったロスもある。マッチングが成功したベースで運賃が決まっていると、マッチングできなかった場合にどうするかという問題がある。当日、ヘッドが内陸に配達してデバンし、同じ日にバンニングするようタイミングを合わせてマッチングすれば採算が合う」と説明した。

1301荷主研究者:2015/02/21(土) 18:49:50
>>1299-1301 続き

 ●ラウンドした場合としない場合の運賃は別建てに=藤本氏

 ラウンドユースの契約、ルールや責任の所在、トラブル事例に関しては、「(輸出に使うコンテナの)検査が不十分であることに起因する事故、検査のリスクをどうするかという問題がある。それには検査保険がある」(藤本氏)と説明し、「万が一、使えないコンテナが供給された場合、新しいコンテナを調達しなければならないが、1日かかるとバンニング体制が崩れる。内陸のデポからコンテナを供給すれば、当日コンテナを交換できる可能性が高い」とメリットを指摘。また、従来はラウンドユースが成立した時の運賃と、しなかった時の運賃を分けないことが多かったが、「輸入のコンテナがなくなり安い運賃だけ残ってしまうということがあり、ラウンドした場合としない場合の運賃を別に建てることが重要」とアドバイスした。

 ラウンドユースを行う際の陸上輸送業者への仕事の配分については、「20件あって、A社とB社に10件ずつに分ける――というようにはいかない。努力してもらった方にその仕事をやってもらうしかない。船社についても、ラウンドユースに協力してくれる船社に変えないとマッチング率を上げられない」(犬井氏)と説明。ラウンドユースの一形態である国内転用については、(1年間経路や回数の制限なく利用できるが)「船社に黙って使うのはあまりよくない。船社がコンテナが不足しているところに運びましょう――ということであれば、船社の了解を得やすい」(藤本氏)と実態を話した。一方、「国内輸送のスペックは高く、それと同じことを海コンでやるのは難しい」(犬井氏)との指摘もあった。

 ●ラウンドユースを仕組むには配車の調整が必要=土屋氏

 ラウンドユースの取り組みに消極的な船社もあることに関して、「いろいろな船社にマッチングに参加して、選択しやすい環境をつくってほしい」(横山氏)、「インランドB/L(船荷証券)をきる(発行する)ことを、荷主から船社に勧めてほしい」(藤本氏)と強調。ゲートオープン時間がラウンドユースのネックとなっているとの指摘について、「ドレージ車両不足で、ゲートオープン時間の制約もあるため、既存のお客様の仕事をこなすのに四苦八苦し、早く港に車を返そうとてんてこまい。ラウンドユースを仕組むには配車の調整が必要で、ゲートオープン時間が拡大すればそういう事務負担の負荷が緩和され、取り組みの余地が広がる」(土屋氏)と指摘。一方、土本氏は「ゲートオープン時間延長はあった方がいいが、ラウンドユースと同じテーブルで議論すべきでない。いろいろな制限の中で何かできるか――というところにラウンドユースがある」と持論を述べた。

 (2015年2月17日号)

1302荷主研究者:2015/02/21(土) 18:58:41

http://yamagata-np.jp/news/201502/18/kj_2015021800364.php
2015年02月18日12:29 山形新聞
酒田港のコンテナ取扱量が過去最高 前年比77%増、全貨物量は10.9%減

 県が17日発表した酒田港の2014年貨物取扱量によると、コンテナ貨物取扱量は花王酒田工場の増設などにより、前年比77.0%増の1万3799個(20フィートコンテナ換算)となり、過去最高を3453個上回ったことが分かった。全貨物量については、火力発電所の点検停止期間の増加に伴って燃料となる石炭の取扱量が減少し、10.9%減の338万2116トン。このうちリサイクル関係の貨物量は2年連続で50万トン超を維持した。

 国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、これまでは2011年の1万346個が過去最高だった。14年は3月から酒田―韓国・釜山間の定期コンテナ便が初めて週3便化。4月には花王酒田工場の紙おむつ工場が本格操業するなどし、昨年10月末時点で既に年間取扱量の過去最高を更新していた。

 内訳を見ると、輸出では紙おむつを含む「その他日用品」が前年比109倍の4134個、輸入では紙おむつの原材料となる「その他繊維工業品」と「紙・パルプ」がそれぞれ89倍の532個、173倍の519個と大幅に増加。このほか、輸出では菓子など製造食品が2倍の107個、輸入では住宅用建材などの木製品が1.4倍の599個など、多くの品種で前年を上回った。県港湾事務所は「コンテナクレーンの増設やリーチスタッカー(移動式荷役機械)の導入といった港湾機能の強化のほか、官民一体となったポートセー ルなどもあり、紙おむつ関連以外も取扱量が増えた」と分析している。

 全貨物量が前年実績を下回ったのは、酒田共同火力発電で定期点検による停止期間が前年の約2カ月から約4カ月に増えたことが主因。全体の取扱量の約半分を占める石炭が前年比11.9%減の174万8283トンとなったことが影響した。

 リサイクル関係の貨物量は前年比6.0%減となったものの、国土交通省のリサイクルポート(総合静脈物量拠点港)に指定された03年の19万6821トンと比べると、2.6倍の50万3863トンに増加。廃プラスチックが前年比27.7%増の1万1876トンとなるなど、50万トン超の水準維持に貢献した。

1304荷主研究者:2015/03/01(日) 11:44:58
>>1061 >>1087
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150221a
2015/02/21 08:01 秋田魁新報
秋田〜ウラジオ、定期航路廃止 復活見通し立たず

 秋田県は20日、秋田港から韓国・釜山を経由して、ロシア・ウラジオストク港までを結ぶ定期コンテナ航路(週1回)が、昨年10月に廃止され、復活の見通しが立たないことを明らかにした。2012年8月の就航以来、利用低迷が続いていた。秋田港とロシア極東を結ぶ唯一の定期航路はなくなる。

 秋田港とロシア極東を結ぶ9年ぶりの定期航路として対ロ貿易拡大が期待されたが、利用実績は20フィートコンテナ換算(空コンテナ除く)で12年度10本、13年度75本、14年度6本と低迷。県が直行航路開設の目標とする年1200本を大きく下回った。

1305荷主研究者:2015/03/01(日) 11:50:50

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007757231.shtml
2015/2/21 08:30 神戸新聞
神戸港輸入促進へ、中国航路の貨物に助成金 神戸市

神戸に寄港する中国航路のコンテナ船=神戸市東灘区沖

 神戸市は2015年度、中国や東南アジアから輸出入されるコンテナ貨物に助成する制度を設ける。円安が定着し、付加価値の高い製品の組み立てを国内に戻す動きが進む中、神戸港への輸入を促すのが主な狙い。15年度当初予算案に3千万円を盛り込んだ。

 特に重視するのが中国。神戸と中国を結ぶコンテナ船の航路は週33便。輸出入されるコンテナは年間約80万個(20フィート換算)と、神戸港全体の4割を占める最大の貿易相手先だ。

 円安を受け、国内メーカーが半製品を中国から輸入、最終製品を日本でつくるケースが増えている。神戸市は昨年、中国の上海や青島で開いた現地の物流関係者向けセミナーでこうした動きを察知。貨物を集めるために新たな助成を決めた。

 神戸港は、阪神・淡路大震災後、欧米との間の輸出入貨物を韓国・釜山港に奪われた。それを取り戻すため、政府は、釜山から神戸に移った貨物を補助。14年度は20億円(うち神戸市が5億円)を投じた。

 一方、神戸と中国を直行する貨物はこの助成を受けられない。北陸地方など日本海側の港から直接、中国に輸出する動きに対抗する狙いもある。

 市みなと総局は「グローバルな経済の動きを素早く貨物増につなげたい」としている。(高見雄樹)

1306荷主研究者:2015/03/01(日) 11:51:18

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150220/news20150220298.html
2015年02月20日(金)愛媛新聞
三島川之江港、指定港化を 全国港湾労組がデモ

【写真】三島川之江港の港湾運送事業法指定を求めシュプレヒコールを上げる参加者=19日午前8時35分ごろ、四国中央市三島宮川1丁目

 愛媛県四国中央市の三島川之江港の港湾運送事業法指定を求め、全国港湾労働組合連合会(糸谷欽一郎中央執行委員長)の関係者ら約180人が19日、市内でデモ行進を行った。同港を使う地元企業前では指定港化を受け入れるよう訴えた。

 事業法は港湾の秩序維持などを目的に1951年に制定。指定港になれば港湾運送事業者は、適正な労働者数を定めた基準の適用や荷役料金の国への事前届け出が課せられる。労働者の福利厚生に充てる拠出金負担も必要。国は全国で93港、県内では4港を指定している。

 国は2005年に「取扱貨物量が増えている」などとして三島川之江港の指定港化の方針を表明したが、地元企業の反対を受け、06年5月に予定していた指定を先送りしている。国土交通省によると、13年の同港の取扱量は約904万トン、コンテナ取扱量約7万6000個は四国で1位。

1307荷主研究者:2015/03/01(日) 12:01:24

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150218/CK2015021802000179.html
2015年2月18日 東京新聞
内陸型の貨物コンテナターミナル インランドポート 佐野市が整備へ

佐野市が整備する内陸型のコンテナターミナルのイメージ(市提供)

 佐野市の岡部正英市長は十七日、貨物輸送に使われるコンテナのターミナル「佐野インランドポート」を、佐野田沼インター産業団地(同市戸奈良町)内の一・一ヘクタールに整備すると発表した。市によると、類似の施設は宇都宮市にもあるが、完成すれば県内二例目になるという。総事業費は約八億四千万円で、二〇一七年度の利用開始を目指す。

 コンテナターミナルは、コンテナの海上輸送と陸上輸送の結節点となる港湾施設にあるのが一般的で、佐野市が整備を目指すインランドポートは、内陸型のコンテナターミナルとなる。一五年度当初予算案に約三千四百万円を計上し、基本・詳細設計に着手する。

 東北自動車道と関越自動車道を結ぶ北関東自動車道の佐野田沼インターチェンジ近くに整備し、海上貨物を扱う関係企業を指定管理者に指定する方針。物流の効率化や輸送費の軽減を図り、企業誘致につなげたい考えだ。

 事業は国庫補助の対象で、岡部市長は「補助の内示を受け、事業化へのスタートラインに立った」と意欲を述べた。 (稲垣太郎)

1308荷主研究者:2015/03/01(日) 12:13:16

http://yamagata-np.jp/news/201502/25/kj_2015022500520.php
2015年02月25日14:50 山形新聞
酒田-釜山間航路増便、週4便化に 26日に第1便入港

 県と酒田市は24日、酒田港―韓国・釜山港の国際定期コンテナ航路が増便され、週4便化になると発表した。新規就航は1年ぶりで週4便化は航路開設以来、初めて。高麗海運(韓国)が新たに運航するコンテナ船の第1便は今月26日、酒田港に入港する予定。

 酒田港のコンテナ貨物取扱量は2014年、過去最高を記録。花王酒田工場に紙おむつ工場が新設されたことなどを背景に取扱量が急伸した。今回の増便は15年も引き続き取扱量増が見込めることが要因で、井上和則県港湾事務所長は「4便中、3便は途中の港を経由せず、酒田から釜山に直接、向かうルート。釜山で積み替えるまでの日数が短くなり、荷主にとってもメリットは大きい」と期待を込める。

 新規就航するのは、高麗海運のコンテナ船「サニーリンデン」(3996トン)。コンテナ積載能力は342個(20フィートコンテナ換算)で、釜山から金沢、直江津(新潟県上越市)、新潟を経由して毎週木曜、酒田港に入港する。酒田港―釜山港間の運航は高麗海運にとって3便目。長錦(チャングム)商船(韓国)の定期便と合わせ、酒田港への入港スケジュールは毎週水―土曜の4日間となる。

 酒田港のコンテナ貨物取扱量は国際定期コンテナ航路が開設された1995年以降、東日本大震災の代替機能を担った2011年の1万346個がこれまでのピークだった。14年のコンテナ取扱量は1万3799個で前年比77.0%増。輸入超過が長年の課題だったが、輸出6933個、輸入6866個と初めて輸出が輸入を上回った。

1309荷主研究者:2015/03/01(日) 15:05:47

http://www.tomamin.co.jp/20150221921
2015年2/6 苫小牧民報
荷さばき地やコンテナヤードを拡張 15年度苫小牧港

 苫小牧港管理組合は6日までに、2015年度予算案を固めた。一般会計と港湾整備事業特別会計を合わせた総額は、14年度当初予算比7.6%減の82億4993万円。取扱貨物量が道内全体の約半分を占めている同港の機能をさらに強化するため、西港のRORO船(フェリー型貨物船)ターミナル再編や東港の国際コンテナターミナルのヤード拡張工事などを進める。同組合設立50周年、中国・秦皇島港との友好港30周年記念の事業費も盛り込んだ。予算案は、9日の同組合議会に提案される。

 予算案の内訳は一般会計が54億2272万円、港湾整備事業特別会計が28億2721万円。

 西港では国内貨物取り扱い量全国一の一翼を担う、RORO船が利用する岸壁の改良工事が続いている。15年度も西埠頭(660メートル)で船型の大型化に対応した岸壁再編と背後の荷さばき地の拡張を実施。順次、トレーラーが船との間を安全に旋回できる空間も広がり、荷役が効率化している。

 東港でも国際コンテナターミナルがある中央埠頭の南側90メートル延伸に合わせ、背後のコンテナヤードを拡張。増加が見込まれるコンテナ貨物の安全で、効率的な輸送動線を確保する。

 コンテナターミナル内では、津波避難施設の整備にも取り組む。

 この他、苫小牧市勇払市街地の海岸浸食対策として国の交付金を活用し、波の力を弱める離岸堤のかさ上げや護岸工事などを実施する。

 ソフト面では、07年度に改訂した現港湾計画の見直しに向けた基礎調査費を計上。港管理組合が7月に設立50周年を迎えるのを記念した式典、講演会の経費を盛り込んだ。

 秦皇島港とは1985年5月の友好港の盟約締結から30周年。同港を管理する河北港口集団有限公司などとの交流行事を準備する。

1310荷主研究者:2015/03/01(日) 15:06:06

http://www.tomamin.co.jp/20150222041
2015年2/10 苫小牧民報
2年連続「億トン港」に 苫小牧港

 苫小牧港管理組合がまとめた2014年の苫小牧港の貨物取扱量(速報値)は、前年比2.5%増の1億629万6000トンだった。道内と本州を結ぶフェリー航路の取り扱いが移出入共に4年連続で増加し、円安で、自動車部品や紙製品の輸出も伸びた。

 国内貨物は3.3%増の8903万2000トン。移出が3.4%増の4391万5000トン、移入が3.3%増の4511万7000トンだった。

 国内貨物の約7割を占めるフェリー貨物が1.5%増の5908万5000トンと好調だった他、石油製品や再利用資材の移出入、鋼材の移入も大きく増えた。

 国際貨物は、1.8%減の1726万5000トン。輸出が2.5%増の104万2000トン、輸入が2.1%減の1622万3000トンだった。

 輸入は主力の原油が好調だったが、石炭や重油が大幅減。輸出は金属くずや衣類関係も伸びた。

 同港の貨物取扱量は08年9月のリーマン・ショック後、荷動きが低迷したが13年は5年ぶりに1億トンの大台を回復。緩やかな景気回復傾向を反映するように、前年から微増の14年は05年の1億774万7000トンに次ぐ、過去3番目の実績となった。過去最高は06年の1億862万2000トン。

1311荷主研究者:2015/03/01(日) 15:10:29

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/592907.html
2015年02/17 16:00 北海道新聞
コンテナヤードを拡充 石狩湾新港組合 3年かけ1万8千平方メートル

 【石狩湾新港】道と石狩、小樽両市でつくる石狩湾新港管理組合(管理者・高橋はるみ知事)の定例議会が13日、札幌市内で開かれ、2015年度一般会計予算案など議案4件を原案通り可決し、閉会した。港湾整備事業特別会計にコンテナヤードの整備費2億円を盛り込み、ヤードの狭さによって生じていたさまざまな問題の解決に着手する。

 一般会計の総額は14年度当初比3・0%増の23億620万円。港湾整備事業特別会計は同2・6%減の14億2780万円。

 石狩湾新港のコンテナ貨物は近年増加が著しく、現在の4万6800平方メートルのヤードでは手狭になっていた。近隣倉庫に時間通りに配送できないなどの問題が生じ、物流業界などから拡充が要請されていた。

 同管理組合は今後3年かけ、ヤードの隣接地に約1万8千平方メートル拡充したい考え。15年度中はコンテナを積み降ろすガントリークレーンそばの約5900平方メートルを整備し、16年度の使用開始を目指す。不足が指摘されていた冷蔵コンテナ用の電源も60個増やし、138個にする。

 同特別会計では他に、北海道電力(札幌)の液化天然ガス(LNG)火力発電所の建設に伴い、下水道施設工事費として3億1820万円を計上した。

 一般会計は新規事業として、波で一部破損した北防波堤復旧工事に1200万円、東埠頭(ふとう)の小型船だまりの浚渫(しゅんせつ)工事に2100万円など。一般会計の負担金は道が12億7610万円、小樽、石狩両市が3億1900万円ずつ支出する。残りは国の補助費や起債で賄う。

 議会では、内航定期航路の開設などを盛り込んだ石狩湾新港の長期構想を昨年12月に策定したことも報告された。(上野香織)

1313荷主研究者:2015/03/08(日) 12:12:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007776518.shtml
2015/2/28 09:41 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数 261万個で3年ぶり増加

 2014年の神戸港のコンテナ取扱個数(速報値)は前年比2・4%増の261万4千個(20フィート換算)と3年ぶりに増加に転じたことが、神戸市への取材で分かった。西日本の港から韓国・釜山港経由で輸出されていた貨物を、国や神戸市などが船会社に補助金を出して神戸港経由に取り戻す動きが進んだことが要因とみられる。

 神戸港と地方港の間でやりとりする「内貿コンテナ」は11・8%増の56万4千個だった。国の国際コンテナ戦略港湾政策で、瀬戸内沿岸の輸出入貨物を神戸港に呼び込んだ。

 輸出入される「外貿コンテナ」は0・1%増の205万個で前年並みだが、同市によると、円安の定着などで「輸入貨物を国内で降ろし、空で送り返されていたコンテナに輸出貨物が積み込まれるようになった」との動きがみられた。このため、貨物の入った「実入り」と呼ばれるコンテナが14年1〜11月で、前年同期比約3万5千個増え、輸出の増加を裏付けた。(高見雄樹)

1314荷主研究者:2015/03/21(土) 23:39:37

http://www.logi-today.com/135561
2014年12月3日(水)LogisticsToday
国交省、輸出入コンテナの鉄道輸送促進へ調査会設置

 行政・団体国土交通省は3日、輸出入コンテナの鉄道輸送を促進するため、学識経験者、物流事業者、荷主企業などで構成する調査会を設置し、5日に初会合を開催すると発表した。

 国内港湾の輸出入コンテナ貨物量は2億5000万トン(2010年時点)に上るが、輸送の9割以上がトレーラー輸送となっており、ハード面を中心に課題が多いことから、鉄道輸送は1割程度にとどまっている。

 国交省は、環境対策や労働力不足、大井埠頭のゲート前渋滞の解消などが重要な政策課題になっているとして、鉄道輸送ニーズを掘り起こし、モーダルシフトを促進するための具体的な方策を導き出したい考え。

1315荷主研究者:2015/03/21(土) 23:39:57

http://www.logi-today.com/151958
2015年3月12日(木)LogisticsToday
国交省、輸出入コンテナの鉄道利用で最終案検討

 行政・団体国土交通省は16日に輸出入コンテナの鉄道利用を促すための具体的な方策を探る調査会で、最終報告書案を検討する。

 この調査会は、荷主へのヒアリングなどを通じて輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送に対するニーズ、課題を明らかにし、輸出入コンテナの鉄道輸送を促進する具体的方策を明らかにすることで、モーダルシフトの促進を図るために設置。

 16日の会合では、輸出入コンテナ貨物を取り扱う鉄道貨物輸送事業者、利用運送事業者による現在の取り組み事例や今後の課題などの情報を踏まえ、輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送利用での課題に対する具体的な方策を検討する。

 また、CO2排出削減効果の試算などを整理するとともに、最終報告書案の検討を行う。

1316とはずがたり:2015/03/23(月) 19:21:29

2015/3/20 07:00
神戸港に大型倉庫3カ所新設 企業の需要に対応 上組
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201503/0007836188.shtml

上組が新設する大型倉庫
http://tohazugatali.w eb.fc2.com/port/d_07838480.jpg

 港湾物流大手の上組(神戸市中央区)は19日、神戸港周辺の3カ所で大型倉庫を新設することを明らかにした。床面積は計6万平方メートルを超え、同港のコンテナ取扱量は年間2万個(20フィート換算)近く増える見通し。国の港湾政策で同港の利用コストが低減すると見込まれており、物流拠点を同港に置く企業の需要に対応する。(高見雄樹)

 上組が倉庫を新設するのは、神戸市中央区小野浜町のJR貨物神戸港駅跡地(床面積7千平方メートル)▽ポートアイランド(2万平方メートル)▽神戸空港島(3万6千平方メートル)-の3カ所で各1棟を設ける。いずれも利用企業に倉庫を貸し出し、上組が物流業務を請け負う。

 同駅跡地の倉庫は、ゴルフ用品製造販売のつるや(大阪市)が4月から活用。ポーアイは、大手企業1社が2016年3月に利用を始める予定で、屋外で作業できるスペースも確保する。空港島は、大手量販店など複数の企業が家電や日用品などの配送拠点として、16年1月に使用を始めるという。

 上組は既に、ポーアイ2期で大手専門店チェーンの配送を一括受託するなど、実績を重ねている。こうしたノウハウを活用し、受託企業の物流コスト削減につなげる。

 一方、国は神戸、大阪港を「国際コンテナ戦略港湾」に指定し、重点的に港湾整備を続けている。昨年末には両港のコンテナ岸壁を管理する阪神国際港湾(神戸市中央区)に出資し、株式の34・2%を持つ筆頭株主になった。これまで地方に委ねてきた港湾運営に、国が積極関与する姿勢を示しており、今後は貨物増に向けた優遇策を導入する方針。企業側にもコスト低下への期待が高まり始めている。

 上組の久保昌三会長(72)は「貨物が集まる港には航路が増える。『集貨』と貨物をつくり出す『創貨』の好循環が神戸港に生まれつつある」としている。

1317荷主研究者:2015/04/05(日) 20:08:52

http://www.weekly-net.co.jp/shipper/post-10264.php
2014.09.18 物流ウィークリー
ダイセル モーダルシフトやコンテナランドユースで省エネルギー化
CO2を大幅削減

 セルロイドの製造を出発点に、「セルロース科学」「有機合成科学」「高分子化学」「火薬工学」をコアに様々な化学製品から、自動車のエアバッグ用ガス発生装置まで、その事業領域を拡大しているダイセル(大阪市北区)。そのダイセルグループの物流を担うダイセル物流(同)は、モーダルシフトやコンテナラウンドユースによる、製品物流の省エネルギー化に取り組んでいる。

 CO2の削減に関しては、国内でいえば内航船にシフトしていくことが課題とされているものの、大量に購入する企業が減少傾向にあることもあって、進めようにも進められないのが現状。それを進めるために同社では、関西地区に大型のケミカルタンクを借りて、大竹工場(広島県大竹市)から大量に運び入れ、そこから個別に配送する方法、モーダルシフトを行っている。ダイセル物流東京事務所営業本部の中原信一輸出入部長は「陸上輸送よりもCO2をぐっと削減できる」という。

 以前はダイセルの本社・工場が大阪府堺市にあり、姫路製造所網干工場(兵庫県姫路市)と両方でタバコのフィルターを取り扱っていたが、堺工場の機能を大竹に移した。「姫路であれば陸上輸送で十分だが、大竹になると厳しい。それでコンテナ内航船にした。結果、従来よりもCO2は72%削減できている」と話す。

 トラック輸送をやめ、内航船にした部分について、原料の輸入で使ったコンテナを製品の輸出用に使うという形で、独自でラウンドユースを行っている。神戸港に揚がった輸入パルプを内航コンテナに詰めて姫路と大竹に運び、両工場で製品化されたタバコのフィルターを、コンテナに入れて製品として輸出する流れだ。

 実入りおよび空コンテナ数とラウンドユース率の推移を見ると、「実入りコンテナ」は7000FEU前後で推移しているが、「空コンテナ」については、2010年度の6025FEUから、11年度は4370FEU、12年度は2937FEUと大幅に減少。ラウンドユース率は10年度の33%から、49%、67%と急上昇している。

 「タクシーで言えば、空車で走らないということ。降ろしたらすぐに客が乗る。いつもお客を乗せている一番良い状態を保つ。空をなくせば、その分のコストも下がり、なおかつCO2も削減できる」と指摘。実際に、モーダルシフトでCO2は7割減、さらにラウンドユースで1割削減し、全体で8割のCO2削減に成功した。

 空コンテナが減り、ラウンドユース率が上がった背景には、システム導入がある。「今日は56B/L分が洋上にあって、どの船がいつ神戸港に着くかがわかる。工場に持っていって、いつコンテナが空になるか、いつ輸出に使えるかを、輸入の前からコントロールしている」と説明。「船会社は何社もあるので、輸入コンテナを輸出に合わせなければならない。例えば、シンガポールに持って行きたいときにA社でお願いしようと思っても、B社ばっかり来たらラウンドユースできない。その調整をする」という。

 船会社がシステムを握り、ダイセルのサーバーに入って、トレースを続ける。このシステムの中に情報をすべて貼るので、乙仲はここから引き取って通関にかける。通関が終わったら許可証を貼ってくれる。日付を入れておけば、どんどん次に進んでいくようになっている。さらに、輸出のコンテナ輸送の部分でも、お客様のところにいつ届くかということをトレースできるようにし、社内工場間でも活用するという。

 タバコのフィルターの事例は、輸出入の動き、量もバランスよく自社内だけで出来た好事例で、それに見合う製品が他にあるかどうかは未知数。自社内だけで拡大するには限界があるという。しかし、「物流大手や国が中心となり、世の中全体がシステム化、情報の共有化という気風が醸成されれば、発展する可能性はある」と見通している。

1318荷主研究者:2015/04/05(日) 20:40:58

http://www.kanaloco.jp/article/85518/cms_id/131405
2015.03.17 03:00:00 神奈川新聞
横浜港14年コンテナ取扱量 2年連続300万個割れ

 横浜港で2014年に取り扱ったコンテナ個数が2年連続で300万個(20フィートコンテナ換算)を割ったことが、横浜市港湾局がまとめた統計速報で分かった。外貿コンテナは4年ぶりに増加に転じたものの、内貿コンテナが2年連続減と伸びず、総数は前年からほぼ横ばいとなった。

 取り扱い個数は、前年比0・3%減の288万個。うち外貿コンテナは261万個で0・9%増加したものの、内貿コンテナは27万個で10・6%減少した。

 外貿コンテナは輸出入とも増加した。輸出は0・2%増の139万個。自動車メーカーが生産拠点を進出させているメキシコなどが2桁の伸びを示した。輸入は1・8%増の122万個。横浜港最大の貿易国・中国など、個数上位10カ国のうち6カ国が前年実績を上回った。

 コンテナを含めた全体の取り扱い貨物量は1・8%減の1億1701万トンで、2年連続で減少した。うち外貿貨物は1・0%減の7370万トンで、輸出入とも4年連続で減少した。

 輸出は1・0%減の3114万トン。経済好調な米国などが引っ張ったものの、国内で自動車需要が落ち込み、政情不安にも陥ったタイなどが大きく落ち込んだ。

 輸入は0・9%減の4255万トン。衣服や身の回り品などの輸入が減少したことが響いた。

【神奈川新聞】

1319荷主研究者:2015/04/11(土) 16:30:07

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20150320000240
2015/03/20 10:33 四国新聞
コンテナ取扱量、過去2位/14年高松港

 香川県は19日、高松港コンテナターミナル(香川県高松市朝日新町)の2014年の利用状況(速報値)を公表した。国際コンテナの取扱量は、3万7319TEU(20フィートコンテナに換算した個数)で、円安などを背景に輸出が伸び、前年比2・1%増加。1997年の同ターミナル開設以来、2012年に続き過去2番目の取扱量となった。

 同日、県庁であった同ターミナル振興協議会(会長・浜田知事)理事会・総会合同会議で県が報告した。

 県交通政策課によると、取扱量の内訳は輸出が前年(7128TEU)比5・3%増の7505TEUとなり、過去最高の取扱量だった。円安の影響で、古紙や化学薬品などの輸出が好調だった。輸入は1万7990TEUで、前年(1万7863TEU)からほぼ横ばいだった。月平均の取扱量は、3110TEU(前年3047TEU)だった。

 同ターミナルでは、昨年9月に中国・フィリピン航路が運休となったため、現在、韓国、上海、青島・大連の3航路で週6便運航している。会議では、本年度から輸出の大口利用者に対して行っていた助成を輸入での利用者にも拡充するなど、荷主獲得に努めていることなどを報告した。

1320荷主研究者:2015/04/11(土) 17:00:18

http://www.tomamin.co.jp/20150323804
2015年 3/31 苫小牧民報
苫小牧西港の物流をスムーズに 臨港道路「西部中央2号線」が1日開通

4月1日午前9時に開通予定の苫小牧港・西港の臨港道路「西部中央2号線」

 苫小牧港・西港の臨港道路「西部中央2号線」(苫小牧市晴海町〜勇払)が、4月1日に全線開通する。周辺の企業や港湾関連の物流がスムーズになり、朝や夕方の通退勤ラッシュ時にしばしば発生する、道道上厚真苫小牧線の渋滞緩和も期待される。

 苫小牧港管理組合が、西港内の各埠頭(ふとう)間の東西交通を円滑化するために整備した。

 晴海埠頭と勇払埠頭が、臨港道路で結ばれた。

 総延長は2.2キロで、片側2車線(1車線3.5メートル)。両側に歩道を設けた。このほど、王子工営北海道(苫小牧市勇払)の裏手を通り、北海道曹達前に抜ける最後の1.1キロ区間が完成した。総工費は約10億円。

 周辺には木材や鋼材置き場が集積しており、ヤードを出入りするトラックの利便性が向上する。一般交通も多い、片側4車線の道道上厚真苫小牧線の混雑解消にも一定の貢献をしそうだ。

 港管理組合は2005年度、臨港道路「中央北埠頭西幹線道路」から、勇払埠頭幹線道路までを結ぶ工事に着手。同区間は約10年かけて全面開通に至る。

1321荷主研究者:2015/04/18(土) 21:39:33

http://www.kanaloco.jp/article/83986
公開:2015/04/03 12:30更新:2015/04/03 13:25 神奈川新聞
“進化”する横浜港 MC-3運用開始

 横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)に整備されたMC-3コンテナターミナルの運用が1日、始まった。国際コンテナ戦略港湾の中核的施設となる高規格コンテナターミナルの水深は、国内最大の18メートル。海運業界で進むコンテナの大型化に対応した。同日朝にはコンテナ船が着岸し、早速荷役作業を行った。

◆南本牧ふ頭 大水深ターミナル運用開始

 MC-3の総面積は約22・5ヘクタールで、岸壁の総延長は約480メートル。デッキに24列9段のコンテナを積み上げる世界最大級のコンテナ船に対応できる、大型ガントリークレーン4基を設置。三菱倉庫が借り受けた。

 国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所によると、MC-3は2007年度に着工し、昨年12月に終了。17年度までに、周辺のコンテナターミナルと一体運用するための整備を行う。17年度までの11年間の総事業費は約920億円。

 MC-3には1日午前8時ごろ、最大積載コンテナ数5896個(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船が着岸。これに合わせ、午後には現地で関係者が出席したセレモニーも行われた。

◆大黒ふ頭 太陽光発電スタート

 横浜市港湾局は、横浜港大黒ふ頭(横浜市鶴見区)で太陽光発電設備の運用を開始した。T-4号上屋の屋根に太陽光パネルを設置。再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、東京電力に全量を売電する。

 市が横浜港に太陽光発電設備を導入するのは初めて。パネルの総面積はテニスコート約8面分に相当する約2千平方メートル。パネルの枚数は1386枚に上る。

 発電容量は300キロワット。年間の発電量は一般家庭84世帯分の使用量に相当する約27万キロワット時、売電収入は約900万円を見込んでいる。事業費約1億8千万円をかけた。

 3月27日に運用を開始した。4月1日からホームページで発電状況などを表示、「見える化」にも取り組む。同局は「今後、エネルギーマネジメントシステムなどのソフト施策も実施し、環境に優しい港づくりを進めたい」と話している。

1322荷主研究者:2015/04/18(土) 22:02:34

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0119324-s.html
2015年04/03 16:00 北海道新聞
韓国新造船入港を歓迎 取扱貨物増の期待 石狩湾新港コンテナ航路再編

石狩湾新港管理組合の田中専任副管理者(右)から記念の盾を手渡される金船長

 【石狩湾新港】石狩湾新港のコンテナ航路の再編に伴って投入された興亜海運(韓国)の新造船「ヒュンガ・アキタ」(9960トン)が2日、石狩湾新港に初入港し、石狩湾新港管理組合が船内で歓迎式を行った。これまで韓国・釜山のみだった航路が中国東北部の連雲、青島、天津の3港にも延伸され、管理組合は「石狩湾新港の取扱貨物量が増加するだろう」と喜んでいる。

1323荷主研究者:2015/04/29(水) 18:22:56

http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20150409-OYTNT50027.html
2015年04月09日 読売新聞
定期コンテナ船長州出島初入港

 下関市沖合の人工島「長州出島」の国際物流ターミナルに8日、定期コンテナ船が初めて入港した。5月以降は週3回ほど寄港する予定。

 市港湾局によると、長州出島は2009年3月に一部を供用開始。荷物の積み下ろしに使うジブクレーンや広い荷さばき地など、コンテナを扱いやすい環境を整備しており、業者の作業時間の短縮やコスト削減につながるという。

 この日は韓国・釜山港を出発した長錦商船(韓国)の定期コンテナ船「PU HAI XIANG DA」(4018トン)が入港。冷凍すり身が入った40フィートコンテナ1個を下ろした後、塗料を積んだ20フィートコンテナ13個を載せて離岸した。

 市港湾局は「コンテナ貨物の取り扱いを増やすことで、地元の貨物業者への経済効果も期待できる。取り扱い量がさらに増えるよう頑張りたい」としている。

2015年04月09日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1324荷主研究者:2015/05/06(水) 13:30:19

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20150412/CK2015041202000054.html
2015年4月12日 中日新聞
岸壁整備など182億円投入 金城ふ頭再編改良事業で国交省

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 自動車産業の輸送拠点として名古屋港の機能を高めるため、国土交通省は本年度、新たに金城ふ頭(名古屋市港区)の再編改良事業を始める。六年間で百八十二億円を投じる計画。輸送待ち自動車の保管場所として一六・四ヘクタールを埋め立て造成したり、大型運搬船に対応できるよう岸壁や停泊地を整備、改良したりする。

 事業費の内訳は、岸壁に九十二億円、停泊地や航路に三十四億円、埋め立てに五十六億円。国交省は、海上輸送の効率化で年二十四億円、保管場所の集約化で年五億円の経費削減効果があると推計している。

 国交省によると、名古屋港の自動車輸出量は全国一位の百四十七万台(二〇一三年度)。トヨタ自動車専用の新宝ふ頭(東海市)を除く公共ふ頭の中で、金城ふ頭は自動車輸出の主要拠点とされている。

 ただ、金城ふ頭の自動車運搬用岸壁の九割は水深が浅いため、近年増えつつある大型運搬船が満載状態では離着岸できないほか、自動車保管場所は周辺のふ頭にも分散。こうした物流効率の悪さを問う声が地元経済界から上がっていた。

 今回の再編改良事業で、自動車運搬用岸壁の総延長は計二千四百四十メートルから計二千百六十メートルに12%減るが、水深十二メートル岸壁を計二百四十メートルから二・五倍の計六百メートルに拡充する。自動車保管場所は、ナゴヤドーム三・四個分の埋め立てで新たに一万七千台分を確保し、現在の三十カ所から金城ふ頭内の九カ所に集約できるようにする。

 まず大型運搬船を受け入れられる水深十二メートル岸壁の拡張費用として、九日に成立した政府の一五年度予算に一億円を計上した。

(赤川肇)

1325荷主研究者:2015/05/06(水) 13:33:24

http://www.kanaloco.jp/article/88093
公開:2015/04/16 03:00 更新:2015/04/16 11:56 経済 神奈川新聞
コンテナ、4年で倍増 川崎港

◇航路新設 追い風に

 川崎港で扱うコンテナ貨物が増え続けている。東京、横浜の二大商港には遠く及ばないものの、2014年の取扱量は4年前から倍増の勢い。アジア方面への積極的なポートセールスが実り、相次いで定期航路を開設したことがデータにも表れ始めた。川崎市はさらなる新規航路の誘致にも意欲的だ。

 市の港湾統計によると、同港の14年の取扱量(速報値、20フィートコンテナ1個を1TEUに換算)は7万6372TEU。09年(3万4604TEU)を境に増加へ転じ、10年の3万6912TEUからは倍増。13年には輸出入を合わせた外貿が国内の移出入を示す内貿を5年ぶりに上回った。

 取扱量を押し上げるのは、相次ぐ海外定期航路の新設だ。12年5月、中国の船会社「海豊国際航運有限公司(SITC)」が青島航路を開設したのを手始めに、上海・ハイフォン(ベトナム)、煙台・大連便を誘致。海外航路は週8路線にまで増えた。

 同港は「国際コンテナ戦略港湾」に位置付けられている京浜港の一翼を担うが、13年に年間約490万TEUの東京港や同約290万TEUの横浜港のはざまで長期低迷を続けてきた。一方、コンテナターミナルのある東扇島地区には大手食品メーカーの冷凍・冷蔵倉庫が集積。保管能力は国内最大の約100万トンに上る。

 川崎側はこうした強みを生かし、冷凍食品の生産拠点が多い青島との直行便を開設。東京、横浜経由で東扇島に陸送していた業者の経費節減にもつながるとして歓迎された。市港湾局は「円安で輸入系が苦戦する中、輸送コストを抑えたいという企業が増えているのは確か」と分析する。

 また、上海やハイフォンからはホームセンターなどが扱う日用雑貨を受け入れ、北関東エリアの物流拠点へつなぐ。同局は20年東京五輪を控え、東京港の混雑化も予測。二大商港の隙間を縫う形で取扱量を増やしていく青写真を描く。

 3月下旬からは上海・ハイフォン航路を週2便化。開設要望の強いレムチャバン(タイ)への航路誘致に向けたポートセールスにも力を注ぐ。同局は「16年度までに(過去最多の)10万TEUを目指したい」としている。

1326荷主研究者:2015/05/24(日) 16:46:06

http://yamagata-np.jp/news/201505/15/kj_2015051500304.php
2015年05月15日07:35 山形新聞
酒田港、国際コンテナ週5便化 中国寄港ルート2年ぶり復活

 県は14日、酒田港の国際定期コンテナ航路が増便され、週5便化になると発表した。今回の増便は韓国の海運会社2社が運航し、韓国・釜山や中国の複数港湾に寄港するルート。中国便の復活は約2年ぶり、週5便化は1995年に定期航路が開設されて以来、初めて。第1便は今月20日、酒田港に入港する。

 5便目は南星海運(韓国・ソウル)のコンテナ船「エフピーエムシーコンテナエイト」(9954トン)、長錦商船(同)の「ジェイジェイサン」(9957トン)で、両社が交互に運航。「エフピー」のコンテナ積載能力は984個(20フィートコンテナ換算)で、「ジェイ」は1080個。秋田、酒田、新潟から韓国の釜山、光陽と中国の天津新港、大連の各港を巡り、再び釜山を経由して秋田に向かうルート。毎週水曜、酒田港に入る。

 酒田港の2014年のコンテナ貨物取扱量は過去最高を記録し、1万3799個。内訳は輸出が6933個、輸入が6866個。花王酒田工場に紙おむつ工場が新設されたことなどを背景に取扱量が急伸した。15年1〜3月は前年同期を約1.7倍上回る4219個で、過去最高を更新する勢い。

 県内外の企業600社を対象に、14年11〜12月に実施したアンケート調査(回答率30%)では、63社が酒田港の新規・拡大利用に関して「可能性がある」「利用条件が整えば検討する」と回答。直行便の要望は中国の上海、大連などが多い。

1327荷主研究者:2015/05/24(日) 16:58:49
>>1314-1315
http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-10985.php
2015.05.14 物流ウィークリー 
コンテナ鉄道輸送促進へ5項目 調査会で最終報告

 国交省は3月16日、輸出入コンテナ貨物の鉄道輸送の促進に向けた調査について、最終報告書の要旨(案)を明らかにした。現状と課題をふまえ、輸出入コンテナ貨物(背高を含む)の鉄道輸送を促進するための課題解決の方向性として「鉄道輸送ネットワーク機能の強化」「輸送コスト低減・価格戦略の強化」「貨物駅機能の強化」「鉄道輸送への関心喚起」「輸送枠の有効活用・拡大」の5項目に整理。特に重点的に取り組むべきものとして、輸送距離帯別の課題への対応を挙げた。

 輸出入コンテナ貨物における鉄道輸送促進に関する調査会(矢野裕児座長、流通経済大学教授)の第3回会合で示された。具体的には、近距離帯輸送についての主要課題である「オン・ドック・レール」の導入も含めたショートドレージの効率化、コンテナラウンドユース(CRU)の仕組みづくり、長距離帯輸送にかかる40フィート背高コンテナに対応するための低床車両の開発・導入、そしてサービス・メリットの周知や需要の喚起の必要性を明記している。

 荷主企業にとって「手積み・手下ろし」「積み替えによる手間」「時間のロス」が鉄道利用を検討する上で大きな懸念事項の一つとなっており、これを解消する方策として考えられているのが「オン・ドック・レール」で、コンテナターミナルに鉄道を乗り入れ、港で貨車に荷物を載せるという方法だ。東京・大井ふ頭は輸出入コンテナ貨物量が多く、ふ頭に鉄道駅が隣接し周辺の渋滞が激しいことから、すでにJR貨物と港湾関係者の間で検討が行われている。

 鉄道貨物駅を利用したCRUについては、鉄道駅をコンテナデポとし、空コンテナを返却・引き取りできるようにすることで、特に港からの輸送の大半を占める近距離帯輸出入コンテナの鉄道フィーダー輸送の増大が期待される。そのため、CRUの仕組みづくり、内陸部貨物駅の整備・改修など検討が必要とし、また、輸出入のバランスが不均衡なエリアに関しては空コンテナを内貨転用し鉄道利用を促進することで一層の効率化を図る。

 40フィート背高コンテナに対応した低床車両の導入については、平成27年度予算事業として低床貨車の開発と実証実験を2か年計画で行っていく。

 物流事業者が鉄道利用を検討する上で「40フィート背高コンテナ輸送が出来ない」ことが懸念事項の一つとなっている。現在、40フィート背高コンテナの輸送が可能な区間は東京―盛岡間などに限られ、施設の制約などから東京―中部・近畿―九州間では輸送できない。40フィート背高コンテナの流動をみると、同区間の需要が見込まれることから「その緊急性から来年度、直ちに着手することが望ましい」とした。併せて、トップリフターなどの大型荷役機器の配備拡大も行うべきとしている。

1328荷主研究者:2015/06/26(金) 23:28:51

http://www.logi-today.com/167116
2015年6月8日(月)Logistics Today
清水港、新岸壁供用でコンテナ積み替え28倍に増加

 ロジスティクス清水港湾事務所は8日、清水港新興津ふ頭2号岸壁の供用開始から2年が経過したのを機に、利用企業へのヒアリングなどを通じて整備効果を分析した結果、コンテナ積み替え実績が28倍に膨らんだと発表した。供用1年目は12倍に拡大した。

 また、利用船舶の渋滞解消、埠頭内コンテナ荷役効率向上など整備前と比べて年間4000万円のコスト削減効果も確認した。

 2号岸壁の供用により、2隻同時利用が可能になったことで、これまでシンガポール港などで行われていた北米・欧州航路の大型コンテナ船からアジア近海航路や国内航路の中・小型コンテナ船への積み替え輸送を清水港の同じふ頭内で行うことが可能になった。

 2号岸壁供用後2年目は、コンテナヤード3レーンが供用開始したことで、清水港でのコンテナ積み替え貨物量実績が整備前の28倍に増加した。また、岸壁背面のコンテナヤードが整備されたことで、袖師コンテナターミナル内にスペースに余力ができ、新たな機能として静岡県内初の多目的洗浄施設が整備され、このほど稼働を始めた。

 さらに、コンテナを取り扱うふ頭の混雑緩和など利用状況が効率化した結果、コンテナ取扱能力が全体で36%向上した。

1329とはずがたり:2015/06/28(日) 22:30:21
横浜港がアジア圏の集荷強化へ 市が要望ヒアリングやPR
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-32217202.html
06月20日 07:00神奈川新聞

 横浜市港湾局などは本年度、成長を続けるアジアの貨物を横浜港に集めるための取り組みを強化する。船会社や荷主企業に横浜港をPRするとともに、要望や圏域の荷動きの傾向などをヒアリング。それを基に、より具体的な支援策をとりまとめて両者に提示し、コンテナ集荷につなげたい考えだ。
 「横浜港を利用するよう営業しても、船会社からは『貨物があれば』、荷主企業からは『こういう航路があれば』と回答されるケースが少なくない」。同局は説明する。「船会社と荷主企業の両者の要望をかなえる提案ができれば、横浜港を利用してもらえるはず」。今回の強化策は、海上輸送に携わるアジア圏域の企業を回り、その注文を聞く“ご用聞き”のイメージに近い。
 まず今月22日から4日間、東南アジア航路を多く持つ台湾の船会社を訪問。拡充したアジア航路強化などのための航費補助制度をPRする。同時に航路上で荷動きが活発なエリアや業態、品目などをヒアリングする。
 集めた情報を分析してターゲットの荷主企業を絞り込み、秋にはその現地法人を訪問。横浜港の利便性をアピールするとともに、航路などに対する要望を聞き出す。船会社、荷主企業両者の要望を基に支援策としてまとめ、それぞれに提案する予定だ。
 横浜港で2014年に取り扱ったコンテナ個数は288万個(20フィートコンテナ換算)。2年連続で300万個を割った。同局は「何とか少しでも300万個に近づけられるようにしたい」と意気込んでいる。

1330荷主研究者:2015/07/04(土) 22:38:45

http://yamagata-np.jp/news/201506/11/kj_2015061100243.php
2015年06月11日07:48 山形新聞
酒田港コンテナ航路、初の週6便化 上海、寧波便が復活

 県と酒田市は10日、酒田港の国際定期コンテナ航路が増便され、週6便化になると発表した。新規就航便は韓国・釜山のほか、中国の上海、寧波などに寄港する。酒田から上海、寧波への直行便は7年4カ月ぶりの復活。増便は今年に入って3度目で、週6便化は1995年の定期航路開設以来、初めて。

 今回の増便は、南星海運(韓国・ソウル)が運航。コンテナ積載能力が953個と962個(ともに20フィートコンテナ換算)の2タイプのコンテナ船が週替わりで入港する。航路は寧波と上海、釜山、新潟、函館、苫小牧、釧路、八戸の各港を巡り、酒田港には毎週土曜に入港。その後、釜山と韓国の蔚山、光陽を経由して上海に向かうルート。第1便は今月20日、酒田港に入る予定。

 酒田港の2014年のコンテナ貨物取扱量は1万3799個で過去最高を記録。内訳は輸出が6933個、輸入が6866個で初めて輸出が輸入を上回った。花王酒田工場の工場新設などを背景に取扱量が急伸。15年1〜5月は7882個で、前年の同期と比べ約1.6倍となっている。

 県内外の企業600社を対象に実施した県国際物流アンケートでは「最も直行便が必要な国・港」の問いに対し、上海、寧波の要望が寄せられていた。県は今回の増便に関し「今年のコンテナ貨物の半分は中国向けで、中国便のニーズが高まっている」などと話している。

一層の利用拡大へ
 吉村美栄子知事の談話 上海・寧波直行が開設され、初めての週6便化、中国航路週2便化が実現した。港湾機能の充実・強化やポートセールスが実を結び、コンテナ貨物取扱量は過去最高水準で推移している。今後とも官民挙げて本県唯一の貿易港・酒田港の一層の利用拡大に取り組む。

1331荷主研究者:2015/07/08(水) 22:42:17

http://logistics.jp/media/2015/05/28/173
2015/05/28 物流ニッポン
芳賀通運、内陸型IP構想を推進 来年秋栃木・真岡で運用開始

 芳賀通運(塚本貴士社長、栃木県真岡市)は現在、内陸型インランドポート(IP)構想の実現に向け、準備作業を進めている。9月までに保税蔵置場取得の許可申請を提出し、2016年秋からのIP運用を目指す。

 構想を進めているのは、2月に竣工した鬼怒ヶ丘中央物流センター(同市)で、市が整備する真岡第5工業団地に入居する。北関東自動車道・真岡インターチェンジと、地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」として整備が進む国道408号に至近の好立地。

 敷地面積2万7600平方メートルで、延べ床面積1万3300平方メートルの平屋建て倉庫2棟のほか、荷さばき場3800平方メートル、コンテナヤード3500平方メートル、最大出力1.89メガワットの太陽光発電パネルを備える。延べ床面積4400平方メートルの東棟では保税蔵置場の申請を計画している。

 14年5月の土地取得時は、海上コンテナのラウンドユース拠点として検討。周辺の一般道路へのアクセス環境が良好なことから、県央・県南地区のメーカーや、宇都宮市の清原、平出工業団地、芳賀町の芳賀台工業団地の荷主との取引のメドが立ち、IP運用にまで構想が拡大した。3月には栃木県に申請していた「内陸型IP構想の実現」が経営革新計画の承認を受けたほか、経済産業省の産業競争力強化法による生産性向上設備投資計画が認められている。

 年末までにリーチスタッカー、荷重25トンと18トンのフォークリフトのほか、コンテナ洗浄設備などを導入。IP化に向け、処理能力を拡充する。

 芳賀通運は、グループ会社に運送事業を営むホーシン(塚本社長、真岡市)、宇東梱包運輸(同、宇都宮市)のほか、倉庫業のホーエー(塚本美貴吉社長、真岡市)などを抱える。15年3月期のグループ全体の売上高は102億円。

 芳賀通運の斎藤敏夫総務部長は「IP化を予定するセンターは、既存の鬼怒ヶ丘物流センターに隣接する。敷地1万6500平方メートル、延べ床6600平方メートルあり、連携すれば更に高度なサービスを提供できる」と話す。(佐々木健)

【写真=最大出力1.89メガワットの太陽光発電パネルを備える】

1332荷主研究者:2015/07/08(水) 23:17:57

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150621k
2015/06/21 19:40 秋田魁新報
コンテナ荷役用ガントリークレーン、秋田港に到着

赤と白で塗装された高さ約57メートルのガントリークレーンは船に載せられて秋田港に到着した

 秋田港の国際コンテナターミナルに設置されるコンテナ荷役用ガントリークレーンが21日、同港に到着した。大分県大分市の三井造船大分工場で製造され、船で8日間かけて約1700キロを移動。22日に船から降ろされる。発注した県は秋までに設置作業を終え、稼働中の1基と合わせて2基態勢とし、コンテナ取扱量の増加を目指す。

 クレーンは重さ約700トン、高さ56・6メートル、全長93・3メートル。製造費は約7億8300万円。1時間に最大44本のコンテナを積み降ろしできる。この日は県関係者ら約20人に見守られ、船は午前8時半ごろに接岸した。

 秋田港の年間コンテナ取扱本数(20フィート換算、空コンテナ含む)は、2013年に7万本を突破。県は今年1月にコンテナヤードを拡張し、取扱可能量を年間10万本に増強した。さらにクレーンを2基態勢とすることで作業時間の短縮や故障のリスク軽減を図り、秋田港の競争力を高める。

1335荷主研究者:2015/07/15(水) 21:52:03

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/178588
2015年06月29日00時33分 (更新 06月29日 11時25分) 西日本新聞
国際物流ターミナル完成、4万トン級接岸も 日向市細島港 [宮崎県]

 国の重点港湾に指定されている宮崎県日向市の細島港に国際物流ターミナルが完成し28日、供用を開始した。国と県が2011年度から4万トン級の大型船が接岸できる岸壁などを整備していた。総事業費は45億円。

 完成したのは大型船用の長さ260メートル、水深13メートルの岸壁と、荷役作業用地6ヘクタール。細島港はこれまで、大型船用岸壁は一つしかなく、コンテナと石炭などの貨物が混在していた。今後は従来の岸壁でコンテナを、新岸壁で貨物を扱い、荷役作業を効率化する。

 この日は、国会議員や周辺自治体の首長など約100人が出席して式典があった。河野俊嗣知事らが「東九州自動車道の開通などで、細島港は東九州の扇の要の役割が大きくなる。さらなる港湾機能の充実と活用を図りたい」とあいさつし、テープカットで祝った。

=2015/06/29付 西日本新聞朝刊=

1337荷主研究者:2015/08/16(日) 12:06:31

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20150808f
2015/08/08 10:30 秋田魁新報
航空機部材、秋田港活用し初輸入 三和精鋼、陸送費削減へ

 金属加工の三和精鋼(秋田県にかほ市、津篭=つごもり=剛社長)は7日、航空機部品メーカー向けに加工するアルミ合金を米国から初めて秋田港に輸入した。従来の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)からの輸入と比べ、陸送費を削減するのが狙い。県商業貿易課によると、秋田港経由の航空機向け部材の輸入は初めて。

 この日輸入したアルミ合金は10トンで、40フィートコンテナ1本分。17日の通関手続きを経て三和精鋼に陸送し、切削加工後に県内外の航空機部品メーカーに出荷する。9月にはさらに10トンを秋田港から輸入する計画で、来年度以降は年間輸入量(約150トン)の半分程度を秋田港から調達する考えだ。

 秋田港を利用したアルミ合金の輸入は、県が貨物大手の郵船ロジスティクス(東京)に秋田港の活用を働き掛けたのがきっかけ。

 三和精鋼はこれまで、商社を通じて京浜港からアルミ合金を輸入し、トラックでにかほ市の工場まで運んでいた。秋田港の利用により、所要日数は従来より2週間程度伸びるものの、輸送コストは約2割削減できるという。

1338とはずがたり:2015/09/03(木) 18:33:31

2015/9/3 14:00
阪神港強化へ協議会設立 釜山から集荷奪還目指す
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008362614.shtml

 国土交通省は、阪神港(大阪港、神戸港)の集荷量を増やすため、ライバルの韓国・釜山港経由で製品を輸出している企業に、阪神港に切り替えるよう売り込みを強化する。3日、国が出資する阪神国際港湾会社(神戸市)や、北陸、近畿以西で港湾を管理する34自治体などをメンバーに「西日本国際コンテナ戦略港湾政策推進協議会」を設立した。

 同省は2010年、阪神港を国際コンテナ戦略港湾に選び、競争力強化を図っている。ただ釜山港は港湾使用料が割安で、同港経由で北米などへ輸出する日本のメーカーは多い。協議会では、自治体の協力を得て、地元の港を利用している企業の情報を収集し、阪神港の利用増につなげる。

 もう一つの国際コンテナ戦略港湾の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)に関しても、同様の協議会が14年に設置された。

1339とはずがたり:2015/09/03(木) 18:34:13

2015/2/28 09:41
神戸港コンテナ取扱個数 261万個で3年ぶり増加
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201502/0007776518.shtml

 2014年の神戸港のコンテナ取扱個数(速報値)は前年比2・4%増の261万4千個(20フィート換算)と3年ぶりに増加に転じたことが、神戸市への取材で分かった。西日本の港から韓国・釜山港経由で輸出されていた貨物を、国や神戸市などが船会社に補助金を出して神戸港経由に取り戻す動きが進んだことが要因とみられる。

 神戸港と地方港の間でやりとりする「内貿コンテナ」は11・8%増の56万4千個だった。国の国際コンテナ戦略港湾政策で、瀬戸内沿岸の輸出入貨物を神戸港に呼び込んだ。

 輸出入される「外貿コンテナ」は0・1%増の205万個で前年並みだが、同市によると、円安の定着などで「輸入貨物を国内で降ろし、空で送り返されていたコンテナに輸出貨物が積み込まれるようになった」との動きがみられた。このため、貨物の入った「実入り」と呼ばれるコンテナが14年1〜11月で、前年同期比約3万5千個増え、輸出の増加を裏付けた。(高見雄樹)

1341荷主研究者:2015/09/22(火) 11:36:06

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008362614.shtml
2015/9/3 14:00 神戸新聞
阪神港強化へ協議会設立 釜山から集荷奪還目指す

大阪港とともに「阪神港」を構成する神戸港。集荷増に向けて関連の自治体などが動きだす=3月

 国土交通省は、阪神港(大阪港、神戸港)の集荷量を増やすため、ライバルの韓国・釜山港経由で製品を輸出している企業に、阪神港に切り替えるよう売り込みを強化する。3日、国が出資する阪神国際港湾会社(神戸市)や、北陸、近畿以西で港湾を管理する34自治体などをメンバーに「西日本国際コンテナ戦略港湾政策推進協議会」を設立した。

 同省は2010年、阪神港を国際コンテナ戦略港湾に選び、競争力強化を図っている。ただ釜山港は港湾使用料が割安で、同港経由で北米などへ輸出する日本のメーカーは多い。協議会では、自治体の協力を得て、地元の港を利用している企業の情報を収集し、阪神港の利用増につなげる。

 もう一つの国際コンテナ戦略港湾の京浜港(東京港、川崎港、横浜港)に関しても、同様の協議会が14年に設置された。

1343荷主研究者:2015/09/22(火) 11:59:29

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008386805.shtml
2015/9/11 17:55 神戸新聞
コンテナ取扱個数、震災以降最高に 神戸港15年上半期

://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_08387842.jpg
神戸港コンテナ取扱個数(1〜6月)

 神戸港の2015年上半期(1〜6月)の貿易コンテナ取扱個数が前年同期比4・1%増の135万557個(20フィートコンテナ換算)となり、阪神・淡路大震災以降で最高だったことが、神戸市のまとめで分かった。国の国際コンテナ戦略港湾政策の一環で、西日本の地方港から神戸港への集荷戦略が一定の効果を表したとみられる。

 市によると、上半期の総数増加は2年連続。内訳は、対国内港で6・3%増加の約29万個となり、過去最高を記録。対海外港でも東南アジアなどを中心に3・5%増え、阪神・淡路大震災後で最高となった。

 阪神国際港湾会社の発足に伴い、地方港から阪神港(神戸、大阪港)への新航路を設置した企業への助成金制度が昨年秋から開始。韓国・釜山港を経由していたコンテナ貨物が、神戸港経由に転換が進んでいるとみられる。

 海外では、中国が2・2%減の約39万個だったが、東南アジアや台湾向けに化学工業品などが伸び、アジア全体では4・0%増の約82万個だった。北米も米国が1・4%減る一方、カナダ向けに糸・紡績半製品などが好調で、2・3%増の約16万個と伸びた。品種別では、完成自動車が12・8%増え、繊維工業品も16・3%増えた。(黒田耕司)

1344荷主研究者:2015/10/12(月) 11:56:24

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201509/0008439539.shtml
2015/9/29 07:00 神戸新聞
井本商運に新貨物船 阪神‐京浜間の集積能力拡大

神戸港に初入港した井本商運の新造貨物船「みかげ」=神戸港第4突堤

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)の新貨物船が完成し、28日に神戸港へ初入港した。阪神港と京浜港を結ぶ航路で、需要が増えている輸入冷凍食品などを運搬する。

 神戸にちなみ「みかげ」と命名。従来船の老朽化のため、今年3月から新造し9月24日に完成した。全長95・5メートル、総トン数749トン。コンテナ積載数は194個(20フィートコンテナ換算)で、約4割増した。輸入冷凍食品などを積む冷凍コンテナ区画や、自動車のエアバッグ、ナトリウム・硫黄電池などを載せる危険物コンテナ区画も拡大。自家発電装置も搭載した。

 井本隆之社長(55)は「国内の貨物を今以上に集荷し、神戸港の港勢復活に協力したい」と話した。(黒田耕司)

1345荷主研究者:2015/10/12(月) 12:13:32

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151010_52047.html
2015年10月10日土曜日 河北新報
紙おむつ好調 酒田港コンテナヤード拡張へ

 山形県は、酒田港(酒田市)高砂埠頭(ふとう)のコンテナヤードを現在の約1.4倍に拡張する。港に隣接する花王酒田工場が中国、ロシア向けの紙おむつ生産を始め、国際コンテナ取扱量が急増。今後も拡大が見込まれるため、コンテナ置き場のスペースを確保する。酒田港のヤード拡張は開設後初めて。

 県空港港湾課によると、現ヤード西隣の空き地を整備し、拡張する。年度内に基本設計に入り、拡張面積の算定、現ヤードを含めた効率的な荷役機材の配置計画などを固め、2017年秋までに整備を完了する。

 現ヤードの敷地面積は約9万3000平方メートル。空コンテナを含め、年間約6万5000TEU(20フィートコンテナ換算)を置くことができる。今回の拡張により、約1.5倍の約10万TEUのスペース確保を目指す。

 酒田港は、花王酒田工場が14年4月に紙おむつ製造工場を増設し、輸出を中心に取扱量が急増した。14年は過去最高の年間1万3799TEU。15年は9月時点で1万5582TEUに達し、前年を大幅に上回る勢いとなっている。

 同課によると、花王は来秋をめどに、酒田港に大規模な紙おむつ製造工場を新設する予定という。操業開始時期は未定だが、コンテナ取扱量を大きく押し上げることは確実。県が国際戦略で19年の目標に掲げる3万5000TEUを上回る可能性がある。

 酒田港発着の国際定期コンテナ便は13年までは週2便だったが、取扱量の拡大で現在は中国、韓国航路を合わせて週6便に増加した。酒田港の利便性が向上し、花王以外の民間企業の利用拡大も期待されている。

 県空港港湾課の羽角誠課長は「酒田港のコンテナ取扱量の伸び率は全国トップ級。躍進ぶりが注目されており、この動きに後れを取らないよう港湾機能を迅速に強化したい」と語った。

1346荷主研究者:2015/10/28(水) 22:13:46

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151012_32011.html
2015年10月12日月曜日 河北新報
釜石港にガントリークレーン整備待望論

釜石港のジブクレーン。定期航路拡大には能力不足が指摘される

 東日本大震災後、コンテナ扱い量が急増している釜石港(釜石市)で、効率的な荷役ができるガントリークレーンの整備を求める声が強まっている。現在のジブクレーンでは積み降ろしに時間がかかり、定期航路拡大の阻害要因とみられるためだ。国際物流拠点を目指す関係者は、港湾管理者の岩手県に期待する。

<取扱量最高を更新>
 釜石港のことしのコンテナ取扱量(20フィート換算)は、8月10日時点で3364個に達した。宮古港が2013年に記録した3315個を抜き、年間の県内最高を更新した。

 釜石市内の震災がれき仮置き場の残土約1万6000トンの輸送が数量を一気に押し上げた。水産品を運ぶ冷蔵冷凍用のリーファーコンテナの需要も増えた。さらに複数の大口荷主企業が利用を検討中で、市は年間5000個以上を見込む。

 課題は積み降ろし作業の時間短縮だ。旋回する腕で荷物をつる形式のジブクレーンは、1時間で動かせるコンテナが10個前後。橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする。

 コンテナ船は複数の港を経由するため、作業の遅れは運航全体に影響する。物流業者からは「作業時間は既にぎりぎり。荷物が少ないのに時間がかかれば、寄港は不効率と判断される。定期航路拡大へ新クレーンは不可欠」との要望が高まる。

<高額で県は二の足>
 震災で損壊した港湾口防波堤は、本年度で海面下の工事がほぼ終了。波が静かになれば荷役作業の効率は上がる。高速道路網の整備も進み、物流拠点としての環境は整いつつある。

 市は長年、県にガントリークレーン整備を要望してきた。似内敏行産業振興部次長は「釜石港が世界との玄関口に成長すれば、県外の港を使っていた県内企業が輸送コストを抑えられる。企業進出や水産物の輸出増も期待でき、県経済全体にプラスだ」と強調する。

 新品のガントリークレーンの整備費は1基当たり約10億円で、岸壁工事も必要となる。県港湾課の担当者は「コンテナ増加の現状は理解するが、簡単に整備できない。今後の需要や費用対効果を考慮し、市と一緒に検討したい」と説明する。

◎釜石港では2011年7月、香港の世界的海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ライン(OOCL)が京浜港と結ぶ国際定期航路を開設。同年に20フィート換算でコンテナ256個だった取扱量は、12年に1759個と急拡大し、13年2036個、14年2631個と伸び続けている。

1347荷主研究者:2015/10/28(水) 22:41:17

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201510/0008488293.shtml
2015/10/16 18:05 神戸新聞
国内最大級の大型クレーン 六甲アイランドに初設置

大型船のコンテナを荷役するため陸揚げされた3基の国内最大級クレーン=神戸市東灘区向洋町東4

 神戸・六甲アイランドのコンテナターミナルで16日、国内最大級のコンテナ荷役用クレーン3基の陸揚げが完了した。船舶の大型化が進む中、神戸港に入港できるコンテナ船では最大の1万4千個積み(20フィート換算)船に対応する。六アイでは初の設置となり年内の運用開始を目指す。

 神戸港のコンテナターミナルを管理する阪神国際港湾によると、クレーンは全高123メートルで、稼働するアーム(腕)部分は長さ約63メートル、重量は約1400トンで、免震装置も備えた。本体と設置費を含め3基で計約30億円。三井造船が大分工場(大分市)で建造した。岸壁を借りている海運大手の日本郵船(東京)が運用する。従来のクレーンはコンテナ8千個積み船以下にしか対応できなかった。

 国内最大級クレーンは、神戸港内で2010年以降にポートアイランド2期で8基が設置され、商船三井(東京)などが運用。六甲アイランドでも17年度内をめどに、さらに2基の導入を予定している。(黒田耕司)

1348荷主研究者:2015/11/15(日) 15:55:00

http://logistics.jp/media/2015/11/02/428
2015/11/02 物流ニッポン新聞
名古屋港、ターミナル機能拡充 ふ頭集約 輸送効率化へ
t.kokudo

 名古屋港管理組合は、名古屋港の基本計画を取りまとめ、これに沿ってターミナル機能の強化・拡充に努めていく方針だ。新ターミナルを海上コンテナのストックヤードとして活用し、物流機能を強化するとともに、利用者へのサービスを充実。公共ふ頭などのヤードを集約し、完成車輸送を効率化する。(梅本誠治)

 同組合は10月26日、名古屋港基本計画検討委員会(須野原豊委員長)が取りまとめた最終報告を公表。検討委は、名古屋港の物流面での役割として「自動車や航空宇宙を始めとするモノづくり産業の国際競争力強化を支援」していく必要性を示した。具体的には、20年先の長期計画を検討した上で、10年後までに実行する基本計画を立案。各施策は、名古屋港埠頭(生田正治社長、名古屋市港区)が行う。

 海上コンテナ輸送では、船舶の大型化に対応するため、水深を確保する?また?新たなターミナルを整備して用地を拡張し、コンテナのストックヤードとして活用。物流機能を強化するとともに、コストとサービスを充実させる。

 海上コンテナ輸送と同様に、船舶の大型化が進む完成自動車輸送については、保管用地を拡大。公共ふ頭の弥富ふ頭、稲永・潮凪ふ頭にあるヤードを金城ふ頭に集約し、専用ふ頭の新宝ふ頭とともに効率化する。

 バルク輸送では、11年に選定された国際バルク戦略港湾としての機能を拡充。計画には、中部地方の発電燃料として使用割合の高いLNG(液化天然ガス)の効率的な利用、穀物を輸送するポストパナマックス船に対応するための岸壁整備などを盛り込んだ。

 また、道路インフラについては、港湾と後背地を結ぶ広域幹線道路と港湾道路の整備により、新たなネットワークを構築。特に、飛島―弥富ふ頭に4車線の海上横断道路を新設することで、飛島―弥富―鍋田ふ頭のコンテナ輸送の効率を格段に向上させたい考えだ。

 名古屋港は、2014年の総取扱貨物量が2億762万トンで、02年から13年連続で全国首位を達成。貿易黒字額も5兆6590億円と、2位の横浜港(2兆5060億円)以下を大きく引き離している。また、領域は名古屋市、東海市、知多市、弥富市、飛島村の4市1村にわたり、臨港地区は4200万平方メートルと日本最大の規模を誇る。

【写真=海上コンテナ輸送では、船舶の大型化に対応するため、水深を確保する(飛島ふ頭)】

1350荷主研究者:2015/11/28(土) 22:09:28

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201511/CK2015110602000177.html
2015年11月6日 東京新聞
川崎港 アジア航路好調 集荷拡大に向け、市長ら海外へ

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 川崎港(川崎市川崎区)で取り扱うコンテナ貨物の量が急増している。2014年は、4年前の倍以上にまで増えた。東京、横浜両港の隙間をぬい、アジアをターゲットにした積極的な定期航路開設が実を結んだ形だ。今月中旬には福田紀彦市長らが東南アジアを訪れ、さらなる港の利用促進を呼びかける。 (横井武昭)

 市港湾局によると、一四年のコンテナ貨物取扱量は六万七千八百十二TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個)。一一年の三万二千四百二十五TEUから倍以上に増えた。今年上半期も一四年の四割増しほどという。

 川崎港はこれまで東京、横浜の二大商港にはさまれてきたが、近年はコンテナターミナルのある同区の東扇島地区に冷凍・冷蔵倉庫が集積し、食品メーカーから寄港の要望も強い。

 このため一二年に中国・青島との定期航路を開設したのをはじめ、ベトナム・ハイフォン港や、中国・煙台、大連港などを結ぶ便の誘致に次々と成功。海外航路はアジアで十三航路まで広がり、取扱量を押し上げている。

 今後も、東京港が混雑するのを予測し、取扱量のさらなる増加を目指す。十四日から十八日まで、官民一体でコンテナ利用の拡大を図る「川崎港戦略港湾推進協議会」のメンバーらがハイフォン港やシンガポール港を訪問。日系企業の活発な投資が続く現地で、港の利用状況を視察し、荷主や物流企業と意見交換して航路誘致や貨物の集荷につなげたい考えだ。

 福田市長は四日の定例記者会見で、「コンテナ貨物取扱量の増加は、市内経済に大きな波及効果をもたらしている」と強調。「東京、横浜とはサイズ感が違うが、川崎の強みをお伝えしたい」と話し、航路拡大に意欲を示した。

1352荷主研究者:2015/12/19(土) 20:43:12

http://yamagata-np.jp/news/201512/02/kj_2015120200021.php
2015年12月02日10:16 山形新聞
酒田港の国際定期便、中国便休止 韓国便は2増でコンテナ週7便に

 県と酒田市は1日、酒田港(酒田市)の国際定期コンテナ航路の中国航路が今月から1便休止となり、新たに韓国・釜山航路が2便増加すると発表した。休止の中国便は今年5月に新設した中国の天津新港、大連の両港に寄港する航路で、韓国・ソウル市に本社がある2社が運営していた。同じ2社が新たに釜山便をそれぞれ就航し、酒田港の国際定期便はこれまでの週6便から週7便になる。

 休止する中国便は、長錦商船と南星海運が交互に運行。コンテナ積載能力が1080個(20フィートコンテナ換算)の長錦商船のコンテナ船「ジェイ・ジェイ・サン」(9975トン)と、865個の南星海運の「リラ・ブーム」(8443トン)が秋田と酒田、新潟の各港を経由し韓国の釜山や光陽、天津新港、大連を回る航路だった。酒田に先月19日入港したリラ・ブームが最後の便となった。

 商船会社によると、酒田港など日本からの輸出は一定程度確保されていたが、中国側からの輸入量が伸びず、寄港地を含めた航路全体を再検討する必要があると判断。今回の休止を決めたという。県経済交流課は「中国直行便がなくなるのは残念。引き続き(再開を)要請していく」と話している。

 一方、新設された釜山便は長錦商船の「コントシップ・デイ」(7170トン、積載能力704個)と南星海運の「カリナ・スター」(7401トン、同706個)で、韓国の釜山と釜山新港、秋田、酒田、富山新港の各港を回る航路。荷主のニーズに応えた形で、コントシップ・デイは毎週水曜に、カリナ・スターは毎週木曜に、それぞれ酒田港に入港する。

 県経済交流課によると、今年1〜10月の酒田港のコンテナ貨物取扱量は1万7862個。過去最高だった昨年1年間の取扱量を既に上回り、前年同期比で7148個増となっている。

1353荷主研究者:2015/12/29(火) 21:23:24

http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00367422?isReadConfirmed=true
2015年12月9日 日刊工業新聞
戦略思考・物流改革/クボタ 貨物コンテナ、他社と共用/来月から茨城でも展開

 クボタは他事業者と貨物コンテナを共同利用する「ラウンドユース」を推進している。すでに整備を進めている東京港周辺、阪神港周辺に続き、2016年1月から北関東地域でも展開する。茨城港常陸那珂港区(茨城県ひたちなか市、東海村)と茨城、栃木、群馬にある内陸コンテナターミナルを結び、物流コスト削減や輸出入促進などを目指す。現在、同地域での共同利用について複数社と話し合いを進めている。

クボタが利用を始める茨城港常陸那珂港区(茨城県提供)

 ◇

 ラウンドユースは例えば、港を出たトラックが輸入者に荷物を輸送後、一時保管用の同ターミナルに空コンテナを預け、別のコンテナを持ち出して輸出者から荷物を預かり港に向かう、といった仕組み。複数事業者間で運搬予定を開示してコンテナサイズや日時などを調整し、コンテナの往復利用を行う。トラックが空コンテナを運ぶ時間を減らし、物流の効率化や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

 ラウンドユースは東京港利用時の混雑を回避し、物流コスト削減や業務効率化を目的に2008年に始めたのが最初。機械ロジスティクスソリューション部の土本哲也物流企画グループ長は「東京港周辺のラウンドユースでは物流面で2―3割のコスト減につながっている」と語る。北関東物流網の利便性を高め、荷主や船会社のさらなる誘致につなげたい考えだ。

 これに合わせ、同社は来月から、自社製品の輸出港としても常陸那珂港区の利用を始める。筑波工場で生産し、現在ほぼ全て東京港から輸出するトラクター、ディーゼルエンジンの一部を常陸那珂港区に移行する。

 同港区は東京港に比べてコンテナを置く用地や周辺道路の混雑の度合いが低く、宇都宮工場(宇都宮市)からの輸出にもすでに利用している。

 土本グループ長は「現地の倉庫が混雑なため、常陸那珂港区で在庫の一時保管もしたい」と話す。輸出先での在庫管理なども含めたトータルでの物流コスト削減を目指す。(茨城・大原翔)

(2015年12月9日 モノづくり)

1354荷主研究者:2015/12/29(火) 21:43:13

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201512/0008646364.shtml
2015/12/14 18:20 神戸新聞
井本商運の大型コンテナ船完成 神戸港に初入港

神戸港に初入港した大型コンテナ船「なとり」=神戸港第4突堤

 輸出入コンテナの国内海上輸送最大手、井本商運(神戸市中央区)の新大型コンテナ船「なとり」が完成し、14日に神戸港へ初入港した。京浜港-阪神港-門司・博多港を結び、輸送コストの削減と安定運航を可能にする。

 建造は6月9日に始まり、12月11日に完成。全長約136・2メートル、総トン数7390トン。コンテナ積載数は548個(20フィートコンテナ換算)で、冷凍コンテナも積み込める。積載能力は、9月に就航した貨物船「みかげ」の約2・8倍。冷凍設備は、環太平洋連携協定(TPP)で将来、冷凍食品などの取り扱いが増加すると見込んで導入した。

 井本隆之社長(55)は「船舶の大型化で競争力が高まる。阪神港への集荷と、陸運から海運へのモーダルシフトにも貢献できる」と期待する。(黒田耕司)

1355荷主研究者:2015/12/30(水) 13:35:07

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20151226/CK2015122602000056.html
2015年12月26日 中日新聞
名古屋港、14年連続日本一 今年の総取扱貨物量見通し

 名古屋港管理組合(名古屋市港区)は二十五日、名古屋港の今年の総取扱貨物量が推計で前年比5・1%減の一億九千七百万トンになると発表した。十四年連続で日本一となる見通しという。

 同組合によると、昨年の総取扱貨物量は二億七百六十二万トン。今年は前年比で海外貿易が5・2%減、国内輸送が4・9%減。景気低迷などで四年ぶりに二億トンを下回る見込みだが、例年二、三位の千葉や横浜の港も前年より減り、一位を維持するという。

 輸出で主に東南アジアや欧州向けの車や車部品が減り、輸入で液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石が減ったのが要因。北米西岸での港湾労使関係悪化により上半期に取扱量が減少したのも影響した。

 コンテナ取扱量も前年比4・1%減の二百六十二万六千個となる見通し。うち国際コンテナ貨物は二百四十六万個で、昨年同様に東京、横浜港に次いで三位となりそう。

 一方、入港船舶は前年比0・7%減の三万三千隻、総トン数は同1・1%増の二億三千四百五十万トンの見通しで、いずれもほぼ前年並み。

 (室木泰彦)

1356荷主研究者:2015/12/30(水) 13:49:54

http://logistics.jp/media/2015/12/28/546
2015/12/28 物流ニッポン新聞
釧路港/国際物流ターミナル、新たに岸壁整備着手 船舶大型化へ対応
t.kokudo

 釧路開発建設部は12月22日、国際バルク戦略港湾に指定されている釧路港国際物流ターミナルの岸壁本体工事(水深14メートル、延長300メートル)に着手する、と発表した。

 釧路港西港区第2埠頭地区では、2014年度から国際バルク戦略港湾の形成に向け「釧路港国際物流ターミナル整備事業」を進めている。

 全国の約4割の乳牛を飼養する生乳・乳製品の一大産地である東北海道を背後圏としている釧路港は、西港第2埠頭地区に飼料工場などの関連企業が集積し、トウモロコシなどの飼料原料を年間165万トン取り扱っている。しかし、水深12メートルの現在の岸壁では船舶の大型化に対応できず、パナマックス船が満載で入港することができない。また、釧路港では、穀物輸送のため年間480隻の船舶が入港するが、混雑などにより荷役機械の無い他ふ頭に着岸し、トラックで陸上輸送している――という現状もある。

 新たに岸壁(水深14メートル)を整備して船舶の大型化に対応するとともに、必要な岸壁延長を確保することで、効率的な輸送体系を実現させる。国際物流ターミナル整備事業は17年度内に完成する見通し。(大島杏奈)

【写真=釧路港西港第2埠頭地区(完成イメージ)】

1357とはずがたり:2016/01/03(日) 19:38:10
博多港港湾計画改訂案了承、海面処分場を新設など盛り込む地域
http://hanjohanjo.jp/article/2015/12/28/4225.html
2015.12.28(Mon) 16:00

 福岡市は22日、博多港地方港湾審議会(会長・樗木武九州大学名誉教授)を開き、おおむね10〜15年後の博多港の将来像やその実現に向けた施設整備のあり方などを盛り込んだ「博多港港湾計画の改訂案」を諮り、賛成多数で了承された。増加するクルーズ船需要に対応するため中央ふ頭地区の岸壁を延伸し航路や泊地を拡幅するほか、箱崎ふ頭地区で浚渫土砂を受け入れる新たな海面処分場の整備などを進める。
 改訂案によると「活力と存在感に満ちた『日本の対アジア拠点港』」を目指し、「物流」「人流」「環境」の三つの視点で「都市の成長をけん引する」「交流を促進し親しまれる」「環境を守り・育てる」みなとづくりを進める。
 平成30年代後半を目標年次とした具体的な目標値としては、国際海上コンテナ取扱個数を14年度より39万TEU(20フィートコンテナ換算)増の130万TEUに引き上げ、外国航路船舶の乗降人員は約3倍に当たる275万人、外航クルーズの寄港回数は約4倍の400回を目指す。
 地区別の施設整備としてはアイランドシティ地区・香椎パークポート地区では、自動車輸出台数の増加や船舶の大型化に対応するためアイランドシティ地区の水深7・5メートル岸壁と水深11メートル岸壁を水深12メートル岸壁2バースに増深し、併せて泊地も整備。
 箱崎ふ頭地区では国際・国内RORO船ターミナルの機能強化として将来的な船舶の大型化・新規航路に対応するため、既存の水深7・5メートル岸壁を増深し水深10メートルの耐震強化岸壁と水深9メートル岸壁を各1バース整備し、泊地も整備する。需要が低下した水面貯木場は廃止し、将来的な物流再編の種地として水深7・5メートル岸壁を2バース整備。中央航路などの整備や継続的に発生する浚渫土砂を安定的に受け入れるため、約57ヘクタールの海面処分場を新たに整備する。
 中央ふ頭地区ではクルーズ船受け入れ環境の強化に向け岸壁を延伸。延伸箇所の西側には水深12メートル岸壁1バース(延長450メートル)と泊地を整備し、既存の水深10メートル岸壁(延長370メートル)と合わせて大型クルーズ船が2隻同時着岸できるようにする。東側は水深9メートルの耐震強化岸壁1バース(延長340メートル)と泊地を新たに整備する。
 航路・泊地については水深12メートル、幅300メートルの中央航路を幅370メートルに拡幅する。
 市は16年3月に開催予定の国の交通政策審議会に案を諮り、同月中の改訂を目指す。16年度以降に国などと連携して改訂計画に基づく施設整備などを進める予定だ。

1358とはずがたり:2016/01/15(金) 20:05:47

中国国有会社、ギリシャ最大港の運営会社買収へ
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E6%9C%89%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%81%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E6%9C%80%E5%A4%A7%E6%B8%AF%E3%81%AE%E9%81%8B%E5%96%B6%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%81%B8/ar-BBobNOZ
読売新聞
23 時間前

【ローマ=青木佐知子】ギリシャ国内最大のピレウス港の民営化を巡り、買収提案を行ったのは中国の国有海運会社「中国遠洋運輸(コスコ)」だけだったことがわかった。

ギリシャの国有資産売却を管理する「ギリシャ資産開発基金」が12日発表した。正式契約すれば、中国は欧州や北アフリカへの強力な足がかりを得ることになる。

財政再建中のギリシャ政府は、同港の国営運営会社の株式67%の売却を目指している。欧州連合(EU)はギリシャ支援の条件として、国有施設の売却、民営化を求めており、買収が実現する公算が大きい。

金額などは未公表だが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、今後5年の設備投資も含めて約7億ユーロ(約894億円)と報じた。同基金は詳細な買収条件の提示をコスコに求めており、月内にも内容を精査する見通しだ。

1359荷主研究者:2016/01/16(土) 14:59:48

http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/198000.html
2016/1/5 08:49 静岡新聞
貨物車用フェリー試運航 10月から清水―大分港航路開設

 2016年10月から貨物車両用のフェリー「RORO船」による清水港-大分港航路を開設する川崎近海汽船(東京都)はこのほど、試運航で清水港に入港し、接岸作業などを確認した。今後、首都圏や九州向けの長距離物流に、同港を経由した海上輸送を組み込む「モーダルシフト」を顧客に提案していく。

 RORO船は「ロールオン・ロールオフ船」の略で、船体に車の出入路(ランプウェー)と広々とした車両甲板を備え、貨物をトラックごと運ぶ。清水港の就航は初めて。

 RORO船を活用したモーダルシフトは、ドライバー不足の問題解決や、環境負荷の低減などメリットが大きいという。運航する船は、12メートルセミトレーラー160台の積載が可能。20時間で清水-大分港を結び、週3往復の運航を予定している。

 同社はこれまでも北海道と首都圏をつなぐ釧路-茨城港航路などを運航している。担当者は「新東名高速道など交通インフラに恵まれた清水港は、九州から関東や甲信地区に向けた物流の拠点に適している」(営業企画チーム)と語った。

1360とはずがたり:2016/02/05(金) 12:38:42

新パナマ運河、6月稼働へ=最終テスト段階
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%96%B0%E3%83%91%E3%83%8A%E3%83%9E%E9%81%8B%E6%B2%B3%E3%80%81%EF%BC%96%E6%9C%88%E7%A8%BC%E5%83%8D%E3%81%B8%EF%BC%9D%E6%9C%80%E7%B5%82%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E6%AE%B5%E9%9A%8E/ar-BBp8Eho
時事通信
2 時間前

 【サンパウロ時事】パナマのキハノ運河庁長官は3日、拡張工事中の新パナマ運河が、運用開始に向けた最終試験の段階にあり、6月末にも稼働できる見通しだと語った。ロイター通信が報じた。パナマ運河の拡張工事は2007年に始まり、当初、開通100周年にあたる14年に完了する予定だった。

 17年の運河航行料収入は、14億ドル(約1600億円)に上り、現在の3割増になると見込まれている。

1362荷主研究者:2016/02/11(木) 14:16:37

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160202_31042.html
2016年02月02日火曜日 河北新報
<釜石港>ガントリークレーン整備

 岩手県は1日、東日本大震災後にコンテナ取扱量が急増している釜石港(岩手県釜石市)に新年度、荷役能力の高いガントリークレーンを整備する方針を明らかにした。同港には2017年度中にも韓国、中国を結ぶコンテナ定期航路が開設される。効率的な荷役環境を整え、国際物流拠点を目指す。

 釜石港には現在、旋回する腕で荷物をつるジブクレーンしかなく、1時間に動かせるコンテナは11個前後。橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする見込み。

 新品のガントリークレーンの整備費は1基約10億円で、岸壁工事も必要となる。県は新年度当初予算案にガントリークレーンの整備費を盛り込み、県議会2月定例会に提出する。

 釜石港の昨年1年間のコンテナ取扱量(20フィート換算)は年間4420個で、前年の約1.7倍となった。宮古港が13年に記録した3315個を上回り、県内最高を更新した。積み降ろし作業の時間短縮のため、釜石市がガントリークレーンの整備を要望していた。

 釜石港には南星海運(ソウル)が17年度中にも、週1便程度の国際コンテナ定期航路を開設する。東北横断道路釜石秋田線、三陸沿岸道路の整備も進んでおり、物流拠点としての注目度が高まっている。達増拓也知事は1日の定例記者会見で「コンテナ輸送のニーズの高まりに見合う港湾整備を進めたい」と述べた。

1363荷主研究者:2016/02/21(日) 20:45:15

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201602/0008792633.shtml
2016/2/9 20:55 神戸新聞NEXT
神戸港コンテナ取扱個数 95年以降で過去最高に

://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_08792794.jpg

 神戸港の2015年(1〜12月)の貿易コンテナ取扱個数が、前年比3・4%増の約270万5千個(20フィートコンテナ換算、速報値)となり、阪神・淡路大震災があった1995年以降で最高だったことが9日、神戸市のまとめで分かった。国の国際コンテナ戦略港湾政策の一環で、西日本からの集荷促進事業などが奏功したものとみられる。(黒田耕司)

 市によると、通年で総数が増加したのは2年連続。統計が残る1967年以降、94年(292万個)に次いで2番目の高水準となった。

 このうち対海外港コンテナは前年比3%増の約211万3千個となり、95年以降で過去最高を記録。内訳は、輸出が約113万1千個(2・8%増)、輸入は約98万2千個(3・3%増)だった。

 国・地域別では、輸出入ともに東南アジアが好調に推移した。15年1〜11月末の実績で、前年同期比15%増の約45万4千個。自動車の輸出と食料品の輸入が伸びたものの、中国、米国は輸出入ともに微減だった。

 一方、対国内港コンテナは前年比4・7%増の約59万2千個と、67年以来過去最高となった。神戸港からの移出は約26万個(3・4%増)で、移入は33万2千個(5・7%増)だった。

 阪神港(神戸、大阪港)を管理する阪神国際港湾会社は、地方港から阪神港に新航路を設けたり、陸上輸送の利用港を変更したりした企業に助成している。市みなと総局は「一連の集荷事業などが効果を生んでいる」としている。

1364とはずがたり:2016/03/04(金) 00:32:06

日本は何やってんだと思ったけど商船三井が11位か。惜しい(;´Д`)ってか日本郵船は何してんだ!?圧倒的な日本首位ちゃうのか?

世界最大の海運会社、2015年の収益が82%減。海運不況の打撃大きく
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E6%B5%B7%E9%81%8B%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%812015%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E3%81%8C82percent%E6%B8%9B%E3%80%82%E6%B5%B7%E9%81%8B%E4%B8%8D%E6%B3%81%E3%81%AE%E6%89%93%E6%92%83%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%8F/ar-BBqhkLT#page=2
HARBOR BUSINESS Online
8 時間前

 船舶の需要から世界の経済市況を見るバルチック海運指数を見ると、経済危機を迎えた2008年の例えば11月の出来高指数は715ポイントだった。しかし、現在はそれ以下のポイントが続いている。今年2月10日は290ポイントで、これまでで最低の出来高となった。2月末には少し回復して329ポイントとなったものの、それでも2008年の危機を迎えた時よりも遥かに悪い出来高である。昨年の10月以来、700ポイント以下の出来高が続いている。(参照「LA VANGUARDIA」)。

◆4000人のリストらに踏み込む世界最大の海運会社

 この指数を反映しているかのように世界の海運会社のトップであるデンマークに本社を置くマースクライン(MAERSK)も世界経済の不況で2017年までに4000人を解雇するという。同社の昨年の利益は9億2500万ドル(1036億円)で、2014年の51億9000万ドル(5813億円)と比較して82%の減収だという。世界経済の低迷は世界のトップの船会社にも如実に表われている。(参照:「El Pais」)。

 2016年3月2日時点における世界の10大海運会社は次の通りである。

・マースクライン(デンマーク)
・メディテラニアン・シッピング・カンパニー(スイス)
・CMA-CGM(フランス)
・エバーグリーン(台湾)
・ハッパクロイド(ドイツ)
・COSCO(中国)
・CSCL (中国)
・ハンブルグ・スド(ドイツ)
・韓進海運(韓国)

 この10社で世界市場の6割を占めている(11位に僅差で商船三井)。その中でもマークスラインは14.7%の市場を有している。(参照:「ALPHALINER TOP100」)。

◆海運会社トップが語る悲観的展望

 マースクラインのCEOであるニルス・アンデルセン氏は、フィナンシャル・タイムズの取材に答えて、世界の商取引の成長の鈍さからグローバル経済は深刻な危機に瀕していると指摘している。

 アンデルセン氏によれば、現在の状況は〈「2008年(の金融危機時)よりも悪い」〉という。同氏がこのような結論に至っているのは、昨年の世界の貿易取引において〈ヨーロッパ、ブラジル、ロシア、西アフリカなど全ての地域で輸入が大きく減少した〉ということ。そして、〈原油価格が2008-09年に比べ値下がりが続き、今後もその状態が継続〉しそうだということ。更に〈輸送費もより低い価格〉になっていることがあると指摘している。この様な理由を挙げて、世界市場は今後も停滞が続くと見ているのだ。例えば、同社が関係している諸国での原油の動きが悪く〈昨年の第4四半期だけで25億ドル(2800億円)の赤字を計上〉したという。結局、同社の成長率は昨年は0〜1%となり、今年の成長率も1%から3%の間を予定しているという。

 世界で最大の船会社がこの様な厳しい事情下にあることから、同業他社も同様に厳しい状態にあることが億測される。

<取材・文/白石和幸 photo by Maersk(CC BY-SA 2.0) on flickr>

しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

1365荷主研究者:2016/03/07(月) 22:28:20

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160219_33003.html
2016年02月19日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>工業港から流通拠点へ

ジブクレーンが稼働する釜石港。物流網の転換とともに、地域経済再生にも期待が高まる

◎岩手復興 大動脈北へ(5)物が動く

<荷役能力3倍に>
 ブルーの巨大アームが伸び、船上のコンテナをつり上げる。ぐるりと旋回して岸壁に積み上げる。

 釜石港(岩手県釜石市)には週1度、京浜港を結ぶフィーダーコンテナ定期船が接岸する。コンテナをつって運ぶ形式のジブクレーン1基がフル稼働する。

 1時間当たりに移動できるコンテナは10〜15個。作業時間はぎりぎりで、遅れればコンテナ船の運航にも影響する。来年春には、中国や韓国の港を結ぶ国際コンテナ定期航路の就航も決まった。

 そこで岩手県は新年度、橋脚型のガントリークレーンを新設する方針を打ち出した。荷役能力はジブクレーンの3倍だ。

 釜石市は長年、ガントリークレーンの整備を県に要望してきた。野田武則市長は「悲願がかなった。期待に応えられるよう集荷の取り組みを強化する」と飛躍を誓う。

 東日本大震災後、釜石港のコンテナ取扱量は急増している。2015年の実績は4420個(20フィート換算)で前年の約1.6倍。宮古港が13年に記録した3315個を上回り、県内最高を塗り替えた。

 内陸の産業集積地を結ぶ東北横断道釜石秋田線(80キロ)の順次開通や、建設資材など復興需要の増加が要因だ。これに三陸沿岸道路(仙台-八戸、総延長359キロ)が加われば、さらなる波及効果が見込める。

<「高い潜在能力」>
 かつて港は新日鉄(現・新日鉄住金)釜石製鉄所へ原材料を運び、製品を送り出す玄関口だった。年間約400万トンあった取扱貨物量は高炉が停止した1989年、4割も減り、地域経済が冷え込んだ歴史がある。

 「三陸沿岸道路など高速交通網と港湾双方の整備が急速に進むのは、全国でも釜石だけではないか」。首都圏の船会社の営業担当者は目を見張る。

 物流大手の福山通運(広島県福山市)が建設したグループ会社の配送センターが3月にも稼働を始める。世界有数の太陽光パネル製造販売会社トリナ・ソーラー(中国)の日本初の物流施設も春以降、動きだす予定だ。

 工場が立ち並ぶ工業港から、大量の貨物が行き交う流通拠点へ。陸と海の物流網が整い始め、釜石港が変容しつつある。

 岩手県立大総合政策学部の山本健准教授(地域経済学)は「製造業を中心に生産面の効率化が進む中で、企業誘致だけに頼ることは難しいだろう」と指摘する。

 方策として、交通網を生かした水産業や食品加工業の商圏拡大、さまざまな業種の起業支援を提案した上で、釜石が秘める可能性を展望する。

 「かつては10万近い人口があった。厳しい経済情勢を生き抜いた企業もある。産業面の潜在能力は高い」

1366荷主研究者:2016/03/07(月) 22:35:07

http://yamagata-np.jp/news/201602/17/kj_2016021700367.php
2016年02月17日 09:10 山形新聞
コンテナ取扱量、過去最多2万個突破 15年酒田港、前年比5%増

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 県が16日発表した酒田港(酒田市)の2015年貨物取扱量によると、コンテナ貨物取扱量は2万2028個(20フィートコンテナ換算)で、1995年に国際定期コンテナ航路が開設されて以来、初めて2万個を突破した。全貨物量は前年比5%増の355万1809トン。

 コンテナ貨物の年間取扱量はこれまで2014年の1万3799個が過去最高で、2年連続の更新。また、輸出量が初めて1万個を超えた。花王酒田工場の生産拡大などを背景に、定期便の週7便化など利便性向上が要因とみられる。

 昨年のコンテナ貨物量は輸入が9682個、輸出が1万2346個。内訳をみると、輸出では、紙おむつを含む「その他日用品」が前年の約2倍増の9489個で、「再利用資材」の1563個、「自動車部品」の198個などと続く。輸入は、「その他繊維工業品」が1968個で最も多く、次いで「紙・パルプ」の1248個、「製造食品」の1161個など。県はコンテナクレーンや荷役機械「リーチスタッカー」の増設といった港湾機能の強化と、官民一体のポートセールスを増加要因に挙げている。

 全貨物量の内訳では、石炭が182万5千トンで全体の51.4%を構成。石油製品が35万1067トン、窯業品(石炭灰など)が32万17トン、石材が31万5120トン、セメントが13万5865トンなどとなった。上位5品種で全体の83%を占めた。

 国土交通省のリサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定されるなど、酒田港の特徴であるリサイクル関係の貨物量は前年比9.6%減の45万5460トン。石炭灰(31万9513トン)と古紙(5360トン)は増加したが、金属くず(7万4657トン)や廃プラスチック(9658トン)などそのほかは減少した。

1369荷主研究者:2016/03/20(日) 11:10:22

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0245627.html
2016年03/12 18:00、03/12 18:09 北海道新聞
道東道・阿寒が開通、札幌へ4時間半 人、モノ流れ加速/釧路港活性化も期待

 北海道横断自動車道(道東道)の白糠インターチェンジ(IC、釧路管内白糠町)―阿寒IC(釧路市)間14キロが12日夕、開通する。釧路市内に高速道路が初めて延伸し、札幌中心部までの所要時間は夏季で16分短縮され、4時間27分になる。観光客の増加や商業圏の拡大に加え、基幹の1次産業を支える物流の効率化へ期待が高まっている。

 10トンの冷凍車にニシンやツブを詰めた発泡スチロール箱が次々と積み込まれた。10日午後、浜中運輸(同管内浜中町)の釧路市内の営業所。札幌への輸送では昨年3月に開通した白糠ICから道東道に乗り入れる。

 営業所から白糠ICまでは約1時間。釧路寄りの阿寒ICへの所要時間は30分に短縮される。同社は「札幌へは阿寒ICを使うことになるだろう。冬は一般道より安全だ」と歓迎する。

 白糠ICの開通で、札幌中心部までの所要時間は夏季で23分短縮されていた。

 阿寒ICから約3キロと近い釧十(せんじゅう)運輸(釧路市阿寒町)の斎藤雅彦常務は「経路が短縮され、燃料が節約できる」。運転手の尾崎祐一さんも「週に3日は十勝に行くので、(阿寒IC開通で)かなり楽になる」と期待を寄せる。

 ただ、高速料金の負担は重い。道東道を札幌まで利用すると、大型トレーラーなどの特大車は片道1万円以上の高速料金がかかるため、「請け負った仕事の費用対効果や、運転手の労働環境などを勘案し、判断することになるだろう」(運輸会社)という。

 道東道の延伸は海運にも影響を与えている。釧路市水産港湾空港部によると、2015年に釧路港に荷揚げされた輸入コンテナは1万175個で、前年より632個増えた。同年の白糠ICの開通で荷揚げ地が苫小牧港から釧路港に切り替わったという。十勝へのコンテナ輸送では釧路港への荷揚げは、両地域を結ぶ国道38号にコンテナが通れないトンネルがあるため、これまで敬遠されていた。

 一方、釧路管内の官民でつくる「ウエルカム道東道!!オールくしろ魅力発信協議会」は2月末、地元特産品を販売する物産展を札幌市中央区のサッポロファクトリーで開催するなど、観光客の誘致に力を入れている。(釧路報道部 小川郁子、伊藤美穂)

1370荷主研究者:2016/03/20(日) 11:10:51

http://logistics.jp/media/2016/03/14/666
2016/03/14 物流ニッポン新聞
関東地整局、コンテナ積替効率化 社会実験優先バースを設置
t.kokudo

 関東地方整備局は10日、横浜港で外航コンテナ船から内航フィーダー船へ効率的に積み替える社会実験の様子を、報道関係者に公開した。

 同実験は、国際コンテナ戦略港湾政策を受けて京浜港が進めている競争力強化策の一環で、横浜はしけ運送事業協同組合(飯泉牧太郎理事長)の協力を得て、2014年度から実施している。

 内航フィーダー船は、外航コンテナ船が寄港する主要港と地方港を結ぶ小型コンテナ船。横浜港ではこれまで、外航船が出港した合間に内航フィーダー船が複数のターミナルに接岸し、コンテナの積み込みを行っていた。

 実験では、内航フィーダー船の優先バースを設置。同じ港に向かうコンテナを周辺のターミナルから効率的な陸上輸送で優先バースに集約し、一元的にフィーダー船に積み込む方式を採用している。ふ頭内の陸上輸送では、特別なゲートを設けて動線を短縮するなどしており、渋滞も回避できる。

 同日の報道陣向け公開では、本牧ふ頭B・Cコンテナターミナル内に設置された優先バースに、千葉・市原港向けのフィーダー船が接岸。各ターミナルから効率的なルートで陸上輸送されてきた市原港向けコンテナは順次、ガントリークレーンでスムーズに積み込まれた。

 実験は3月末まで行われる。関東地整局では「フィーダー輸送の効率化を通じて、関係者が一体となって横浜港の集貨力向上を目指す」としている?(吉田英行)

【写真=各ターミナルから陸上輸送されたコンテナをフィーダー船に積み込み】

1371荷主研究者:2016/04/09(土) 21:30:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201603/20160318_31002.html
2016年03月18日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>仙台直結 変わる物流網

三陸沿岸道路が延び、物流拠点として期待される久慈港(国土交通省釜石港湾事務所提供)

◎岩手復興 大動脈北へ(9)南北両にらみ

<冬でも安定配送>
 北に延びる大動脈を産業振興にどう生かすか。岩手県久慈地域では水産業を中心に、期待と不安が交錯する。

 「久慈が海産物や加工品の発送拠点になる可能性がある。物流網はかなり変わるだろう」。久慈市漁協食品工場の村上順一工場長は、三陸沿岸道路の整備効果をこう見立てる。

 最大のメリットは物流網の転換だ。現在、久慈漁港からの陸送ルートは主に二つ。青森県八戸市に集約して北海道や首都圏に運ぶか、内陸の盛岡市を経由して仙台市から東京に運ぶ。いずれも東北自動車道が輸送の基軸になる。

 三陸沿岸道路が開通すると、久慈は仙台と直結する。通行料金は無料。久慈を出発したトラックが宮古や釜石を経由して荷物を積み込み、仙台に直接運び込むことができる。現在は時間がかかる東京直行も短縮される。

 村上工場長は「時間とコストがかなり削減できる。内陸を通る必要がなくなれば、冬場も安定した配送ができる。より遠くに運ぶこともできる」と見通す。

 久慈市を中心とした北三陸にとって、産業振興は長年の懸案だ。

 久慈市を含む岩手県北広域振興局管内の2013年度総生産額は、3917億円で4広域振興圏では最低。1人当たりの年間所得も250万2000円で最も低い。県平均所得を100%とした場合、108.5%の県央に対し、県北は92.7%にとどまる。

<横軸の弱さ課題>
 物流網の強化を契機に、市は久慈港の利用促進を狙う。同港の貨物取扱量は市内で採石される生コンクリートの原料の輸送量が増えたこともあり、15年は18万1000トンと前年を6万トン上回った。野田村に計画があるバイオマス発電所の燃料の受け入れ基地としての役割も期待される。

 ポートセールスを進める上では懸念もある。三陸沿岸道路の建設は着々と進むが、内陸部を結ぶ横軸は震災前とほぼ変わらない。

 岩手県釜石市と同県宮古市はそれぞれ、東北横断道釜石秋田線(80キロ)と宮古盛岡横断道路(100キロ)の整備によって、1時間程度で内陸部と直結する。久慈市から盛岡市までは2時間半、冬は3時間程度かかる。

 久慈市港湾・エネルギー推進課の木地谷淳係長は「内陸部企業からの集荷はなかなか難しい。縦軸の道路を生かした荷主の開拓や企業誘致を進めたい」と方向性を説明する。

 岩手県立大総合政策学部の山本健准教授(地域経済)は「久慈地域は道路整備を生かし、八戸市との近さを意識しつつ県境を越えた産業振興策に特化すべきだ」と提案する。

 三陸沿岸の主要都市の将来を展望し「釜石や宮古は地の利を生かした一定の産業集積が見込める。今後は久慈や大船渡などに重点化するような産業施策が必要だ」とも指摘する。

1372荷主研究者:2016/04/24(日) 16:48:01

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/92441.html
2016年3月29日午後5時06分 福井新聞
敦賀港拡張で国は新年度も不採択 県、新幹線残土で既に埋め立て開始

敦賀港鞠山南地区の用地拡張で、福井県が今月始めた埋め立て工事=3月5日、福井県敦賀市

 福井県が敦賀港鞠山南地区(福井県敦賀市)で工事を進めている用地拡張をめぐり、岸壁整備を担う予定の国土交通省が新年度も事業採択しない方向となったことが28日分かった。西川一誠知事が事業化を表明してから2年連続の採択見送り。国は港の課題や将来像を県などと検討中とし、「港全体の在り方をしっかり整理することが先」(国交省北陸地方整備局敦賀港湾事務所)と慎重姿勢を崩していない。

 鞠山南地区の用地拡張計画は、国の直轄事業で岸壁部分を東へ約280メートル延ばし、県が背後を埋め立てて埠頭(ふとう)用地7・3ヘクタールを造成する。県の試算では、国の岸壁の事業費は約115億円、県の用地造成費は約65億円。おおむね10年程度での完成を目指している。

 フェリーが接岸し、バルク(ばら積み)貨物などを扱う鞠山北地区が手狭となっている上に、今後港内で木質バイオマス発電所の燃料取り扱いも見込まれるとして、知事は2014年6月に用地拡張の事業化を表明した。北陸新幹線の新北陸トンネル建設や嶺南の原子力防災道路の整備に伴って生じる残土を埋め立てに使ってコスト削減できるとした。

 県は岸壁部分の国事業の採択を待たず、本年度から埋め立て工事に着手。新北陸トンネル工事で出た残土が港内に運び込まれ、3月から予定地の海中に土砂を投入する工事を始めている。

 知事らは本年度、国交省に対し岸壁整備の事業化を再三要望。だが3月11日に開かれた国交省の審議会で、費用対効果などを評価する新規事業の中には入らず、国の16年度当初予算の配分は見送られる方向となった。整備の緊急性や必要性が十分に固まっていないと判断したとみられる。

 国交省は2月、県や敦賀市、港湾利用者などと検討会を設け、現状の課題や既存施設の有効活用、将来の在り方について議論を始めた。国交省北陸地方整備局敦賀港湾事務所は「港内のヤードが狭く逼迫(ひっぱく)している状況は認識している。解決に向け何らかの対策は必要」とし、岸壁整備の事業化の是非を含め検討していることを示唆した。

 県港湾空港課は「国も(用地拡張の)整備に向かって同じ方向性で動いてくれていると認識している。岸壁は5〜6年で整備でき、埋め立てと同時に完成することが大事。17年度には事業採択されるよう要望していく」としている。

1373荷主研究者:2016/04/24(日) 17:16:30

http://yamagata-np.jp/news/201604/11/kj_2016041100209.php
2016年04月11日07:21 山形新聞
酒田港の岸壁延伸、国交省が調査費予算化 貨物急増に対応

 本県唯一の重要港湾・酒田港のコンテナ取り扱い貨物量と国際コンテナ航路便数が急増していることを受け、国土交通省が2016年度予算に、岸壁の延伸に向けた調査、設計事業費を計上したことが9日分かった。酒田市のガーデンパレスみずほで同日開かれた講演会「酒田港と庄内地域の活性化を考える」で、講師の菊地身智雄国土交通省港湾局長が明らかにした。

 同省によると、酒田港の輸出入のコンテナ取り扱い貨物量(空コンテナを含む)は2014年が前年比84%増、15年(速報)が57%増と、いずれも全国一の増加率になっている。国際コンテナ航路便も昨年12月に週7便となり、2年弱で5便増えた。これほど急増している港は国内で酒田港だけだという。花王酒田工場の生産拡大が背景にあり、現在隣接地に建設中の新工場が今年秋に稼働すれば、さらなる増加が見込まれる。

 国際定期コンテナ船の2隻同時着岸に対応するため、既存岸壁の西側への延伸を検討する事業で、事業費は3800万円。全額国費。土質調査、測量、設計、施工方法の検討を行う。

 講演会を主催した酒田港湾振興会の会長・丸山至酒田市長は「調査費が予算化されたのは非常に大きい。(整備につながるよう)期待したい」と話した。

1374とはずがたり:2016/04/28(木) 20:09:12

酒田港「整備調査」が国の地域活性化支援事業に
http://www.yamagata-np.jp/news/201604/28/kj_2016042800589.php
2016年04月28日 13:54

 国土交通省は27日、「官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業」の2016年度第1回応募事業として、本県の「酒田港を拠点とした『観光立県山形』実現のための基盤整備調査」(事業費2600万円)を含む22件の実施を決定した。

 同事業は、地方公共団体が実施する社会基盤整備に関し、民間の投資や活動との一体的な推進が目的。今年1〜2月に募集した。

 実施が決まった本県の事業は、大型クルーズ船が安全に酒田港に接岸できる環境を確認、調査する概要。酒田港に近年、国内船会社の客船が寄港しているが、海外客船の入港実績はなく、大型客船が出入港するためには岸壁の壁面に施す緩衝機能の「防舷材(ぼうげんざい)」やロープを固定する岸壁の「係船柱」の改修が必須。今回の調査で配置などを検討する。

 また、客船が接岸する古湊ふ頭の水深は10メートル以上で、航行に支障はないとみられており、操船面での安全性などを確認する。

 県と酒田市は昨年、船会社にトップセールスを実施。今年3月には海外大型客船の誘致を目指した「酒田港外航クルーズシンポジウム」が酒田市で開かれた。県や市などは“プロスパーポートさかた”ポートセールス協議会に「外航クルーズ船誘致部会」を新設する方針を示すなど、誘致に向けた機運が高まっている。

1375荷主研究者:2016/05/04(水) 11:31:15

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201604/CK2016041302000171.html
2016年4月13日 東京新聞
茨城港常陸那珂港区に国際定期コンテナ航路 県内初、商船三井が開設

出航するコンテナ船「ひょうご」を見送る関係者=茨城港常陸那珂港区で

 ひたちなか市と東海村にまたがる茨城港常陸那珂港区に、海運会社「商船三井」の国際定期コンテナ航路が開設され、現地で記念式典があった。県と地元は、利便性と日本企業のブランド力を北関東などの輸出入企業にアピールし、港区の集客を図っていく。

 仙台-東京を結ぶフィーダー航路(支線)の寄港地として週一便、運航され、積み荷は東京港で世界各地に向けて積み替えられる。県港湾課によると、国内の海運会社による国際定期コンテナ航路の開設は県内初。北米をはじめ中南米、欧州など、輸送が可能な地域も増えるという。

 式典では、常陸那珂港振興協会長の本間源基ひたちなか市長が「しっかりと港を利用していただけるような支援策にも取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。この後、入港した第一便のコンテナ船「ひょうご」(七四九トン)の大西義夫船長に花束が贈られた。

 出席した石橋洋信・県港湾振興監は「日本の海運会社を使っていただく選択肢ができた。常陸那珂港区の利便性を一層、PRしていきたい」と話した。 (酒井健)

1377荷主研究者:2016/05/04(水) 13:09:00

http://logistics.jp/media/2016/04/25/750
2016/04/25 物流ニッポン新聞
東京港、一時保管場所を設置 渋滞緩和へ実証実験
t.kokudo

 東京都は2016年度、東京港の大井、品川、青海のいずれか1カ所に、荷物の入ったコンテナを預けられる一時保管場所を設置し、渋滞緩和に向けた実証実験を実施する。物流事業者は24時間、都合の良い時間にシャシー付きのコンテナを取りに来られるようになり、他の仕事をしたり、別の場所で待機する必要が無くなったりするため、配送効率向上が期待できる。(高橋和平)

 東京港で取り扱うコンテナは、重量ベースで外貿が6割と、輸入品が多く、首都圏や東日本エリアを中心に配送される。これにより翌日の納品に向けて、コンテナターミナルの列に並べる最終の午後4時半以降、多くのトラックが集まって渋滞が頻繁に発生していた。比較的ターミナルの利用が少ない午前中にコンテナを引き

 実証実験に使われる一時保管場所は、立地場所や規模などを選定中だが、16年度中に実現したい考え。実証実験の結果は、課題の発見と今後の渋滞緩和対策に生かす。

 これまでに東京都は、東京港の渋滞対策に取り組んできた。大井ふ頭付近の公道では切り離されたシャシーが多数あり、15年度から放置車両の取り締まりを開始するとともに、シャシーのストックヤードを整備。青海ふ頭でも、16年度中に500台ほどの車両待機場の建設を計画している。東京港は18年連続でコンテナ取り扱い個数1位を誇っており、取扱量が年々増加傾向にある。このため、17年度から新しいふ頭をつくるなど抜本的 

 東京都港湾局港湾経営部の石井均振興課長は「今回のストックヤード設置により、混雑が緩和され、平準化する狙いがある。物流事業者にとって、港を利用しやすくなる一つの取り組みになる。東京都としても、配送効率の高い物流環境を目指していきたい」と述べた。航路を新設した場合や欧米航路の船舶を大型化した際に、コスト増加分の40〜80%を最長3年間補助。外航船社の航路拡大を促す。船舶の大型化は、千TEU以上の大型化を目安にする。

 横浜港の2015年のコンテナ貨物取り扱い個数は、前の年比3.2%減の278万7千TEUで、11年以降、5年連続で前年割れしている。また、京浜港への欧米航路の寄港便数は、1998年が52便だったのに対し、2015年は24便と半減。15年のアジア諸港の寄港便数をみると、上海60便、釜山48便となっており、京浜港の国際ハブとしての機能低下が目立つ。

 横浜川崎国際港湾は、国際コンテナ戦略港湾である京浜港の運営会社として今年1月に設立され、3月に国の出資を受けて特定港湾運営会社に移行した。京浜港の一体運営による国際競争力の強化が目的だが、京浜港のうち、コンテナ貨物がオーバーフロー状態の東京港は集荷の必要が無いため、運営会社への参加を見送っている。(吉田英行)

【写真=東京港は18年連続でコンテナ取り扱い個数1位を誇っており、取扱量が年々増加傾向にある】

1379とはずがたり:2016/05/23(月) 10:30:15

韓経:<危機の韓国海運業>「世界各国、海運業の支援競争…韓国船会社の崩壊だけを待って」
http://japanese.joins.com/article/840/214840.html
2016年04月22日10時12分
[?韓国経済新聞/中央日報日本語版] comment39 sharemixi

「外国の海運会社は現代(ヒョンデ)商船と韓進(ハンジン)海運の崩壊だけを待っている」

キム・ヨンム韓国船主協会副会長(61)は「マースク、MSCのようなグローバル船会社が韓国企業の退出で運賃を高めて反射利益を得ようとしている」としてこのように話した。キム副会長は韓国経済新聞とのインタビューで「グローバル景気の低迷で海外船会社の間で『チキンゲーム』が激しくなっている」として「これまでの海運同盟(アライアンス)から韓進海運と現代商船がいずれも外れる可能性が高い」と強調した。

国内2大船会社の信用度が下落し、資金の行き詰まりで損失が累積しながらグローバル海運会社が同盟を結ぶことを敬遠しているからだ。同盟から外れるということは韓国内の海運会社がアメリカ航路(米国〜アジア)と欧州航路(欧州〜アジア)で営業できないという意味だ。

彼は「世界各国は競争的に海運業を支援しているが、韓国は政府が後ろに下がって個別会社だけが単独で競争する状況」としながら「政府の無関心の中に海外市場で現代商船と韓進海運の主な顧客が離れている」と話した。

政府が海運業に莫大な支援をしても効果をみなかったことについては「確固たる支援の意志を示さなかったため」としながら「今からでも政府が国籍船会社を放棄しないと宣言しなければならない」と指摘した。彼は「政府が流動性の対策ばかり出していたので海運業体に対する市場の信頼が崩れ、信用度の失墜と借金ばかりが増えた」と批判した。

彼は政府が流動性の支援よりも海運業界の競争力強化を支援するべきだったと強調した。彼は「2大船会社はいずれも債権団の構造調整の要求で『キャッシュカウ(現金の創出源)』であるバルク船事業部を売却した」として「日本の3大海運会社であるMOL・NYK・Kラインなどがコンテナ船の損失をバルク船で挽回してきたこととは逆行したもの」と話した。韓進海運と現代商船は債権団の支援を受け始めた2011年から新規船舶の発注を中断して営業のための投資機会を逃した。

彼は「各国政府は海運産業を基幹産業とみなして積極支援している」として「韓国政府も市場論理だけに従うのではなく、国家産業政策レベルで海運会社の構造調整の問題を扱わなければならない」と話した。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

韓国海運大手3社がかつてない苦境に、3年連続赤字へ―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a80715.html
Record china配信日時:2013年12月20日(金) 6時10分

2013年12月17日、中国水運網によると、韓国海運業界の大手3社がかつてないほどの苦境に陥っている。3年連続で赤字を記録する見込みだという。

08年の金融危機に端を発した海上運賃の低迷に伴い、世界の海運業界では不況が続いている。韓国の3大海運企業である韓進海運、現代商船、STXパンオーシャンもかつてないほどの苦境に陥っている。

業界関係者の推計では、3社は今年、年間を通じて赤字となる見通しで、これによって3年連続の赤字を記録することになるという。今年6月末現在の3社の損失は合計1兆5000億ウォン(約1500億円)に達している。さらに、14年には1兆4000億ウォン(約1400億円)、15年には1兆6000億ウォン(約1600億円)の償還期を迎える予定だ。

韓国新栄証券のアナリストは、中国経済が減速し、欧米の個人消費も低迷を続けているため、韓国の海運企業の収益が短期間に回復する可能性は低いと指摘している。(翻訳・編集/HA)

1380とはずがたり:2016/05/23(月) 11:38:14
韓国の現代商船、世界貿易の減速で破綻の危機に
http://jp.wsj.com/articles/SB12751571096197434046704581515862754888594
By IN-SOO NAM
2016 年 2 月 2 日 17:04 JST

【ソウル】韓国の海運大手、現代商船は世界的な貿易減速がもたらした業界の危機で経営難に陥り、破綻を回避しようと資産売却計画を復活させている。

 同社は1日、現金を調達し、社債の満期償還に備えるために保有する現代証券やその他の海運関連施設の売却を再開すると発表した。それでも、債権者やアナリストは同社の存続が保証されたわけではないと話す。

 特に中国からの需要低迷で打撃を受けた世界の海運会社は、業界最悪の不況の1つを乗り切るために保有する貨物船の一部を安価で売却することを余儀なくされている。いくつかの中小海運会社はすでに破綻してしまった。

 景気減速で需要が減退するなか、海運業界が好景気に沸いたときに発注された大型貨物船の運用が開始されたことで問題は悪化している。乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃指数であるバルチック海運指数は2010年に記録した過去最高水準から97%以上も低下している。

 現代商船とそのライバルで同国最大の韓進海運は11年から年間営業損失を計上し続け、債務を累積してきた。両社は韓国の輸出品の大半を輸送している。

 現代商船の広報担当者は、親会社である現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が数十億ウォン相当の個人資産を差し出すなど、同社が債権者たちに一連の措置を提案してきたと述べた。

 主要債権者である国営の韓国産業銀行(KDB)は、債務の借り換えや新規融資の実施を含む可能性のある救済策を現代商船に提示するかどうかを決める前に、債権者は提案を吟味するだろうと述べた。債権者が救済パッケージの提示を拒否した場合、同社は法定管理下(会社更生法に相当)に置かれることになる。

 KDBは現代商船が外国の船主から長期契約で借りている多くのばら積み貨物船のリース料が高すぎると懸念を提起した。

 KDBの広報担当者は「リース料を大幅に引き下げない限り、同社は貨物船を運航しても損失を出すだけになるだろう。現状の下で新たな救済パッケージを提供するのは難しいかもしれない」と述べた。

1381とはずがたり:2016/05/23(月) 23:09:09

・CKYHアライアンス…COSCO・K-Line(川崎汽船)・陽明(台)・韓進(韓)
・GA…郵船(NYK)・ロイド(独)・MISC(シンガ)・OOCL(香)
・TNWA…商船三井(MOL)・NOL(シンガ)・現代商船(韓)
・MARESK(デン)…P&O(英)
・EVERGREEN(英)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%81%8B%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B9

CKYHアライアンス(COSCO,"K"LINE,Yangming,HANJIN) - 中国遠洋運輸集団(COSCO、中国)、川崎汽船(日本)、陽明海運(台湾)、韓進海運(大韓民国)
2001年8月 - 韓進海運が所属したUnited Allianceが解散、翌月にCKYHアライアンスが形成される。
グランド・アライアンス(GA) - 日本郵船(日本)、ハパックロイド(en:Hapag-Lloyd ドイツ)、MISC(シンガポール)、OOCL (香港)
1995年5月 - 日本郵船、HL、P&O、NOLでグランド・アライアンスを結成する。
1997年11月 - NOLがAPLを買収、APLの加盟していたTGAに加盟することとなり、GAを脱退する。後にOOCL、MISCが加盟する。
ザ・ニュー・ワールド・アライアンス(TNWA) - 商船三井(日本)、ネプチューンオリエントラインズ(en:NOL シンガポール)、現代商船(HMM 大韓民国)
1994年9月 - MOL、APL、OOCLが提携協定し、翌年ザ・グローバル・アライアンス(TGA)が発足する。
1998年 - OOCLが脱退、HMMが参加する。ザ・ニュー・ワールド・アライアンス(TNWA)と改名する。
A.P. モラー・マースク・グループ - 世界最大手でP&Oネドロイド(en:P&O Nedlloyd イギリス)と、サフマリン(en:Safmarine 南アフリカ)を傘下におく。
エバーグリーン・グループ - ハツマリン(en:Hatsu Marine イギリス)とイタリア・マリッティマを傘下におく。

1382荷主研究者:2016/06/19(日) 12:18:22

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160529/CK2016052902000019.html
2016年5月29日 中日新聞
伏木富山港国際物流ターミナル 滞船解消へ延伸工事

延伸工事が始まる伏木富山港国際物流ターミナル。クレーンより手前の岸壁が延伸される=射水市堀岡新明神で

着工式、完成は18年度

 射水市堀岡新明神の伏木富山港国際物流ターミナルで二十八日、延伸整備事業の着工式があった。従来の三百三十三メートルの岸壁を七十五メートル延ばして長さ百四十メートル以上の大型コンテナ船が二隻同時に接岸、荷役できるようにし、沖で待つ滞船の解消を目指す。国土交通省北陸地方整備局の直轄事業で、完成は二〇一八年度の予定。(武田寛史)

 ターミナルを利用する百四十メートル以上の大型船の隻数は一〇年から一四年にかけて二倍に増加。東アジア各国とのアルミ関連の輸出入などのコンテナ取扱貨物量は一四年が約八万二千TEU(個)、一五年が約七万八千TEUと堅調に推移している。外貿コンテナが取り扱う貨物量の増加やコンテナ船の大型化により滞船隻数が一四年の五十隻に対し、一五年は八十四隻となった。

 岸壁の延長によって、接岸する大型コンテナ船二隻に対し、コンテナを揚げ降ろしするクレーン二基を有効に使用。滞船コストやコンテナ輸送時間を削減でき、コンテナ物流の安定化が図ることができる。

 延伸部分は既設の岸壁と同じ桟橋式構造。地盤が軟弱なため、地盤改良後に長さ約五十メートルの鋼管杭(こう)を打ち込み、周辺にセメントを充てんし、地盤と一体化させる。船の泊地一・六ヘクタールを水深十二メートルに掘り下げる。事業費は十七億円。

 式では、北陸地方整備局の藤山秀章局長ら関係者が射水市放生津小学校の六年生十人とくわ入れした。藤山局長は「効率化が図られ、取扱貨物量がさらに増えることで地域経済の活性化に大きく貢献できる」と式辞。石井隆一知事は「県として背後地のコンテナヤード二・七ヘクタールの拡張に着手し、取扱量の増加に対応できる国際拠点港湾としてふさわしいターミナルになる」と期待した。

1383荷主研究者:2016/06/19(日) 12:32:42

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160602_10
2016/06/02 岩手日報
コンテナ受け入れ強化 釜石港、冷凍・冷蔵の電源増設
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 県は釜石市の釜石港に本年度、冷凍・冷蔵コンテナを一時保管するための冷凍・冷蔵電源装置(リーファーコンセント)を増設する。電源口数は現在の16口から42口増の58口に整備し、東北では仙台塩釜港と八戸港に次ぐ3番目となる。県が導入する大型荷役設備・ガントリークレーンの整備などによりコンテナ利用は増加が見込まれ、海の玄関口としての態勢強化を図る。

 電源は冷凍・冷蔵機能のあるコンテナを港で一時保管するための設備。中古の電源設備を安く購入し、本年度中に設置する予定。設置費を含めた事業費は試算中。

 県内で冷凍・冷蔵電源は大船渡港に34口(仮設含む)設置されている。

【写真=釜石港に設置されている冷凍・冷蔵電源装置(右)。増設によりコンテナ受け入れ態勢を強化する】

1384荷主研究者:2016/06/19(日) 12:33:03

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160602/CK2016060202000063.html
2016年6月2日 中日新聞
三河港-マニラ就航 コンテナ週1便、記念式典

 三河港(豊橋市)とフィリピン・マニラ港を結ぶ新たなコンテナ航路が一日、就航した=写真。ロシア・ウラジオストク港との大口の定期航路が昨年終了。港で開かれた記念式典では、関係者が取扱量の回復に意気込んだ。

 三河港からマニラ港へは週一便で十日間の航路。これまで両港を結ぶ航路はなかったため、韓国・釜山港や名古屋港などを経由していた三河周辺からの運搬需要を見込み、開設した。主に住宅建材や自動車部品を扱う。今年の取扱量は約四万二千TEU(一TEUは長さ六メートルのコンテナ一個分)となる見込みで、将来は五万TEUを目指す。

 三河港のウラジオ航路は二〇一三年、トヨタ自動車田原工場(田原市)から部品を運ぶため、中国、韓国航路に続き就航した。一四年の港全体のコンテナ取扱量は過去最高の七万五千TEUに伸び、その四割を支えたが、トヨタがウラジオでの車両生産を昨年で終了したのに伴い、運航も終わった。

 式典で佐原光一豊橋市長は「愛知の製品が求められている。世界の需要に応える港にし、貨物量を増やしたい」と話し、豊橋商工会議所の吉川一弘会頭は「周辺企業の利便性は大いに向上した。港や地域の活性化につなげたい」と述べた。

 (小椋由紀子)

1385荷主研究者:2016/06/25(土) 19:31:02

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160610_9
2016/06/10 岩手日報
久慈港、8年ぶり輸入貨物 発電用ヤシ殻1万トン
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 久慈市長内町の久慈港で11日から、木質バイオマス発電所(野田村)の発電用燃料の一部に使用される「パームヤシ殻」が約1万トン陸揚げされる。市によると同港での輸入貨物の取り扱いは8年ぶり。市は地元経済の活性化や同港整備促進に期待を寄せる。

 市港湾・エネルギー推進課によると、インドネシア産のヤシ殻を積んだ同港として過去最大級の貨物船(9593トン)が10日、久慈港に入港し、11〜15日の間に荷揚げ作業を行う。

 同発電所は野田村の野田バイオパワーJP(大田直久社長)が8月に本格的な商業運転を始める。同社に出資している日本紙パルプ商事(東京都)がヤシ殻の輸入者となり、今年は約3万トンが陸揚げされる。

1386とはずがたり:2016/06/26(日) 01:05:22
運河拡張、大型船が航行可能に=日本向けLNG輸出に弾み―パナマ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00000061-jij-int
時事通信 6月25日(土)15時50分配信

 【パナマ市時事】太平洋と大西洋を結ぶ海上貿易の要所パナマで26日、拡張工事を終えた新運河が開通する。

 大型船舶が航行できるようになるため、輸送能力の向上に期待が寄せられている。北米から日本への液化天然ガス(LNG)輸出にも弾みがつきそうだ。

 1914年の完成から100年余の歴史を持つパナマ運河の拡張工事は2007年に始まった。運河を航行できる船舶の幅は32メートルから49メートルに拡大。「ネオパナマックス」と呼ばれる大きさの船舶が通れるようになり、コンテナ船の輸送能力は2.6倍に高まる。北米とアジアを結ぶ主要ルートを中心に、世界の海上貿易の流れが変わるとみられている。

1387荷主研究者:2016/07/09(土) 21:35:18

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160618_32040.html
2016年06月18日土曜日 河北新報
<日通>釜石北IC近くに新支店

 国内物流最大手の日本通運(東京)が、岩手県釜石市片岸町の三陸沿岸道路釜石北インターチェンジ(IC)近くに営業倉庫を備えた新支店を開設することが17日、分かった。同市の内陸部にある釜石支店を移転する。コンテナ取扱量が急増する釜石港から約7キロの地点にあり、増加が見込まれる貨物の輸送需要を取り込む。

 新支店は、世界有数の太陽光パネル製造販売会社トリナ・ソーラー(中国)が建設した国内初の物流施設の一部を借りる。倉庫部分の延べ床面積は約1130平方メートルで、7月に営業を開始する。

 新支店の隣接地では、物流他社の配送センターが今年3月に稼働。三陸沿岸道路と東北横断道釜石秋田線は2018年度に市内で結節する。釜石港には本年度、荷役能力の高いガントリークレーン設置が決まるなど、同市の物流拠点化が加速している。

 同港の15年のコンテナ取扱量は、前年比約1.7倍の4420個(20フィート換算)で県内最高を更新した。17年度中に中国、韓国と結ぶ国際コンテナ定期航路が開設される予定で、市は1万個を目標にポートセールスに力を入れる。

 日本通運盛岡支店は「釜石は今後、自動車関連産業が集積する北上市とのアクセスが向上し、物流拠点として発展性がある。コンテナ貨物の内陸部への輸送や一時保管依頼も増えるはずだ」と説明する。

1389とはずがたり:2016/07/18(月) 17:04:37
神戸港、名古屋港抜いて国内3位に 昨年コンテナ取扱量
田幸香純、伊藤弘毅2016年7月16日09時38分
http://www.asahi.com/articles/ASJ7H577CJ7HPLFA00G.html

 2015年の国内港湾のコンテナ取扱量で、神戸港が名古屋港を抜いて4年ぶりに3位になった。中国からの貨物の減少をほかのアジアからの貨物の増加で補い、1995年の阪神大震災以降、取扱量は最も多かった。

 国土交通省が15日に発表した15年のコンテナ取扱量(速報値)によると、神戸港は前年比約3・5%増の270万個(20フィート換算)、名古屋港は約3・9%減の263万個で、順位が入れ替わった。

 名古屋港は中国経済の減速の影響で、中国向けの自動車部品や中国からの衣料品などの貨物が減った。神戸港も中国関連は落ちたものの、シンガポールやタイ、マレーシア向け貨物が増えて全体の取扱量は前年よりも増えた。

 1868年開港の神戸港は、阪…

1390荷主研究者:2016/07/23(土) 12:38:50

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160709_52031.html
2016年07月09日土曜日 河北新報
<酒田港>釜山コンテナ1便減

 山形県は8日、週7便ある酒田港(酒田市)の国際定期コンテナ便のうち、韓国釜山航路の1便が9日から減便されると発表した。減便は2008年以来8年ぶり。

 減便されるのは韓国の長錦商船が週2便運航しているうちの1便。寄港地から酒田が外される。最大積載量865TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の積算能力)級の船舶が使用されていた。

1393荷主研究者:2016/07/30(土) 13:01:08

http://yamagata-np.jp/news/201607/19/kj_2016071900429.php
2016年07月19日15:14 山形新聞
貨物量の急増受け酒田港の機能強化 岸壁延伸へ調査、設計

貨物量が急増する酒田港。岸壁の西側(写真左側)への延伸を検討する調査が始まる。コンテナヤードも拡張中だ=酒田市

 コンテナ貨物取扱量が急伸している本県唯一の重要港湾・酒田港で、岸壁の延伸に向けた調査、設計事業が始まろうとしている。国際定期コンテナ船の2隻同時着岸を可能にするため。延伸が実現すれば、定期便増便のほか、冬期間の悪天候によるダイヤの乱れにも対応できるようになる。コンテナヤード拡張工事も年内完成を目指して順調に進む。

 国土交通省によると、酒田港の輸出入のコンテナ貨物取扱量(空コンテナを含む)は2014年に全国一となる前年比84%増の伸び率を記録したという。14年2月に週2便だった国際定期コンテナ航路便は現在週6便まで増加した。

 県港湾事務所の速報では、16年上半期のコンテナ貨物取扱量は1万1853個(20フィートコンテナ換算)で、過去最高だった前年同期より2割増と伸びている。国や県が進めてきた港湾機能の強化、定期便の増便による利便性の向上、官民一体のセールスなどの成果が表れた形だ。

 花王酒田工場の新工場やサミット酒田パワー(酒田市)の東日本最大規模となる木質バイオマス発電所が稼働すれば、さらなる増加が見込まれる。

 既存岸壁の西側への延伸を検討する調査、設計事業は全額国費。事業費は3800万円。岸壁の基本設計やターミナルの機能強化の検討を行う。国際ターミナルのコンテナヤードは既存の9・3ヘクタールに加えて3ヘクタールを拡張中で、現在舗装工事を進めている。

1394荷主研究者:2016/08/02(火) 21:18:38
>>1392
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201607/0009320139.shtml
2016/7/25 14:25神戸新聞NEXT
神戸港貨物取扱量、東南アジア増で3位に 15年

ポートアイランド2期に広がる神戸港のコンテナバース=神戸市中央区

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神戸新聞NEXT

 阪神・淡路大震災以降、低迷していた神戸港のコンテナ取扱貨物量が、国土交通省の2015年速報値で名古屋港を抜き、3位になったことが分かった。中国経済の減速で全国的に貨物量が減る中、神戸港は東南アジアへの輸出入や国内の集荷を増やしたのが要因。震災以降では最も多く、前年比3・4%増の270万7千個(20フィート換算)となった。

 同省によると、全国のコンテナ取扱貨物量は2116万1千個と前年比3・0%減。自動車部品の輸出入が減った影響で1位の東京、2位の横浜、4位の名古屋は低迷したが、神戸港はシンガポールやベトナムなどへの輸出入が増えた。輸出では食品や金属・機械工業製品、輸入では化学薬品、食品が多かったという。

 神戸港と国内各港間の取扱量も59万2千個(前年比7・7%増)と増加。国は10年に神戸、大阪の両港を「国際コンテナ戦略港湾」に指定。神戸港を経由する貨物に補助金を出すなど利用促進策を進めており、神戸市みなと総局は「地方港から直接、韓国・釜山へ運んでいた貨物を取り戻せた」とする。

 神戸港は震災前の1994年には取扱量が292万個と国内トップで、世界でも6位とアジアのハブ港を担っていた。震災後、その地位は中国・上海や釜山に奪われ、現在は取扱量で世界一の上海港(3654万個)をはじめトップ10の7港を中国が占める。神戸港は2015年で56位にとどまり、ミナト神戸の復権には時間がかかりそうだ。(小西博美)

1396荷主研究者:2016/08/07(日) 16:12:05

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201607/0009334862.shtml
2016/7/30 07:10神戸新聞NEXT
明石港再整備へ検討委 砂利揚げ場存廃議論再燃か

明石港東外港地区の公共ふ頭=明石市中崎1

神戸新聞NEXT

 兵庫県が管理する明石港・東外港地区の公共ふ頭用地(明石市中崎1)について、周辺を含めたまちづくりの将来像の観点から、再整備を検討する委員会が近く設置されることが29日、関係者への取材で分かった。用地内には、同市役所西側に位置し、明石の中心市街地に近い砂利揚げ場が含まれており、検討委が設置されれば、過去、廃止や移転が計画され、現在は凍結状態となっている砂利揚げ場の存廃が再び問われそうだ。(金山成美)

 公共ふ頭用地は緑地を含め約4・3ヘクタール。現在は延べ16社に対し、野積み場は1カ月ごと、倉庫や事務所は3年ごとに、県が使用許可を出している。

 砂利揚げ場は、砂などの建設骨材の荷揚げ場として用いられている。明石港は年間70万トン弱の荷揚げがあり、ピーク時と比べると6割程度に減っている。

 同市と県は1994年度から、明石港にある砂利揚げ場を東播磨港二見地区(同市二見町南二見)に移転することを計画した。しかし、荷揚げ量減少や財政難、移転予定地の近隣住民の反対などにより、2004年に「長期的に取り組むべき課題」として凍結されていた。

 現在、明石港に隣接する同市役所は耐震性に問題があるため、現地建て替えか、移転かの検討が進む。明石港は同市の計画で中心市街地の「南の拠点」と位置付けられている。

 関係者によると、検討委員会では、県と同市、学識経験者、地域団体などが、明石港と周辺との一体的なまちづくりについて話し合う予定という。

1398とはずがたり:2016/09/05(月) 13:04:54

韓進海運の破たん、入港拒否などで世界の貿易に混乱
http://jp.wsj.com/articles/SB11229581354231873921504582287100470625984
By COSTAS PARIS AND ERICA E. PHILLIPS
2016 年 9 月 1 日 18:46 JST

 韓国の海運大手である韓進海運は新規の積み荷の受け入れを停止し、米国の港では同社船舶の入港を拒否し始めた。同社が8月31日、日本の会社更生法に相当する法定管理をソウルの裁判所に申請したことを受けた措置だ。

 米国の小売業者にとっては年末商戦向けに在庫を積み増す重要な時期に当たる。韓進海運の法定管理申請を受けて世界貿易には混乱が生じ、米国の荷主はアジア航路での運賃急上昇に直面している。

 韓進海運は輸送能力で世界7位の海運会社で、工業製品のほか、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムやその他の小売業者向けの電子機器、衣料品、家具、玩具といった消費財の輸送を手掛けている。アジアを本拠とする船荷仲介業者は、韓進海運が太平洋を渡って輸送するコンテナ数は1日当たり約2万5000に及ぶとみている。

 同社の法定管理申請の影響はただちに現れた。米カリフォルニア州ロサンゼルスとロングビーチの港に停泊する予定だった同社船舶3隻は31日に海岸を離れ、米小売り各社の店舗や工場、倉庫に向かうはずだった積み荷は港に届けられなかった。同社の先行きに関する不透明感から、同社船舶が債権者に差し押さえられ、港をふさぐのではないかとの懸念も高まっている。

 また、ロングビーチからシアトルに至る米西海岸の港湾ターミナルでは、韓進海運の船舶に積み込むはずだった外国向けのコンテナが積み込まれず、米輸出業者は船便の予約変更やトラックの手配、他の運搬業者のコンテナへの積み直しに追われた。

 荷主やトラック運送業者はさらに、コスト上昇のほか、輸送能力が圧迫されることを懸念している。

 タオルやバスローブなど家庭用繊維製品の輸入を手掛ける、カリフォルニア州を本拠とするニーナ・ルー氏は、韓進海運の財務面の問題が明るみに出るにつれ、他の海運各社が追加料金を発表していると指摘。同氏は「今日は常軌を逸している。運賃設定はかなりひどい」と話した。しかし、長期的には輸送能力の方が心配だという。

 韓国政府当局者らは、韓進海運が管財人の管理下に置かれれば、国際的な海運アライアンスから閉め出されることになり、生き残る可能性が低くなるとの見方を示した。

 同社は5月に発足した6社で構成する「ザ・アライアンス」のメンバー。このアライアンスは、世界の海運業界で優位に立つデンマークのマースク・ラインやスイスのメディタレニアン・シッピング・カンパニー(MSC)に対抗するのが目的。韓進海運によると、同社が経営破綻すればこのアライアンスとの関係は終わる見通しだ。

 韓進海運の広報担当者によると、中国の上海とアモイ、スペインのバレンシア、米ジョージア州サバンナといった港が同社の船舶の入港を阻止した。港湾使用料の支払いができなくなる懸念があるためだという。

 シンガポールの港湾関係者らによると、地域サービス向けの比較的小型のコンテナ船「韓進ローマ号」は債権者の要請で8月30日に仮差し押さえとなった。また、それより大型の「韓進スーホ号」は上海港への入港を阻止された。債権者は各港に入港拒否もしくは、韓進海運が運航する船舶の没収を要請している。

1400とはずがたり:2016/09/06(火) 23:37:08
2016.9.1 07:30
韓国最大手・韓進海運、会社更生法を申請
http://www.sankei.com/economy/news/160901/ecn1609010004-n1.html

 【ソウル=藤本欣也】韓国海運最大手の韓進(ハンジン)海運が31日、日本の会社更生法に当たる法定管理をソウル中央地方裁判所に申請した。

 債権団は、1兆ウォン(約920億円)規模の経営改善案を要求してきたが、5千億ウォンを提示する同社側と折り合わず、8月30日、追加資金支援を拒否することを決定していた。韓進海運は大韓航空などを傘下に収める韓国財閥、韓進グループの中核企業で世界7位の海運会社。長引く海運不況で経営難に陥っていた。

 今後、債権者に保有船舶を差し押さえられる可能性があり、積載貨物の輸送にも支障を来しかねない。聯合ニュースによると、裁判所側は、債権者が韓進海運の資産を強制執行することを禁止する包括的禁止命令を出す方針という。

 同社が基盤としていた釜山港への影響も大きく、韓国政府は海洋水産省を中心に対策に乗り出す。

1401とはずがたり:2016/09/11(日) 07:41:42
よく錦江航運と漢字で書かれた格好いい赤いコンテナを見るが調べたら合併してた様だ。

2015年8月19日 18時33分
錦江航運、HASCOと合併 ブランド維持、日中で70万TEU規模
http://daily-cargo.com/new/news/98340/

 上海錦江航運(集団)は、年末から年明けをめどに上海海華輪船(HASCO)と合併する。このほど錦江航運の黄新董事長総経理が本紙の取材に対し明らかにし、合併後の方針を語った。錦江航運を母体として、HASCOのサービスネットワークが加わる。黄董事長総経理は、「高品質な錦江ブランドとして引き続き、日中・東南アジアサービスを提供していく。統合作業はできる限り短い期間で完了したい」と話す。HASCOに100%出資する上海国際港務(集団)(SIPG)は今年7月に錦江航運に出資する方針を正式に決定。同社の筆頭株主となり、共にSIPG傘下のコンテナ船社となった。合併後は日中間で年間70万TEU規模(実入り)を輸送する船社となり、上海航路ではメーンキャリアとなる。

 錦江航運は日中航路を主力としており、定時性やホット・デリバリー・サービス(HDS)などサービスの安定性に定評がある。昨年、中国船社各社のコンソーシアム再編があった中、上海航路では唯一単独運航でサービス提供を続けている。...

1402とはずがたり:2016/09/11(日) 07:52:05
一番よく見る印象でしかも響きの格好いいる海コンはWANHAIだけど,HAIは海だろうけどWANがずっと判らなかったけど調べたら万海の様だ。
で,ずっと中国の上海辺りの会社かと思ってたけど台北(中華民国)の会社だった。繁体字で萬海航運,正式名称は簡体字で中国台湾万海航?股?公司と云ふ様だ♪

http://ebooking.wanhai.com/
http://www.hangjia100.com/ocean/102.html

1403とはずがたり:2016/09/12(月) 10:35:03
海運大手3社
2社、赤字に転落 商船三井と川崎汽船
http://mainichi.jp/articles/20160429/ddm/007/020/134000c
毎日新聞2016年4月29日 東京朝刊

海運3社の2016年3月期連結決算
会社名 売上高 最終損益
日本郵船 2兆2723(▼5.4) 182(▼61.7)
商船三井 1兆7122(▼5.8) ▼1704(赤字転落)
川崎汽船 1兆2439(▼8.0) ▼514(赤字転落)
※単位は億円,カッコ内は前期比減少率%,▼は赤字またはマイナス

 海運大手3社の2016年3月期連結決算が28日、出そろった。商船三井の最終(当期)損益は前期の423億円の黒字から1704億円の赤字に転落し、川崎汽船も268億円の黒字から514億円の赤字となった。日本郵船も前期比61・7%減の182億円と落ち込んだ。資源国や中国の経済減速で船舶需要が落ち込み、採算が悪化した。

 商船三井の赤字は3年ぶり。ばら積み船やコンテナ船の処分などに要した構造改革費用1792億円を特別損失に計上した。売上高は5・8%減の1兆7122億円だった。

 川崎汽船は約340億円の構造改革費用が響いた。売上高は8・0%減の1兆2439億円だった。日本郵船も354億円の減損損失を計上した。売上高は5・4%減の2兆2723億円だった。17年3月期の最終損益は、川崎汽船が引き続き構造改革費用を計上するため、350億円の赤字を見込む。

1404荷主研究者:2016/09/22(木) 12:09:35

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160904/CK2016090402000016.html
2016年9月4日 中日新聞
幻の「本州横断運河構想」検討へ 自民県連

 自民党県連は三日、敦賀から琵琶湖を経て関西または中京方面に至るルートで日本海と太平洋を結ぶかつての「本州横断運河構想」の実現を検討する方針を決めた。

 この日、福井市内で開かれた党県連の執行部会と拡大執行部会で決めた。国土交通省が敦賀-琵琶湖間約二十キロの運河の整備費や対象船型を検討する方向という。山本拓会長は「地元でどれだけの経済効果があるのかを議論してほしい」と希望した。

 運河構想は昭和三十年代後半に国で検討されたが立ち消えになった夢の計画。山本会長は国交省から運河構想に関して外部秘だった文書の開示も受けたと報告。それによると、国は一九六七(昭和四十二)年と九三年の二回、ルートや工法、事業費などの検討結果をまとめていた。

 九三年の敦賀港-琵琶湖-淀川河口の運河整備は総延長百五十七キロに及び、総事業費は当時の試算で二千億円。山岳地帯のある敦賀港-琵琶湖間はトンネル式や、水路落差のある地点に船を昇降運搬する装置(インクライン)を設けるべきだとしていた。

 (尾嶋隆宏)

 <本州横断運河構想> 福井県政では北栄造知事(在任期間1959年4月〜67年4月)が「日本横断運河構想」として表明。敦賀港-琵琶湖-桑名(三重県)のルートで日本海と太平洋を結ぶ想定だった。岐阜県の大野伴睦衆院議員(いずれも故人)を会長に、関係県なども参加した期成同盟会が発足し、建設省(現国土交通省)を調査に動かした。しかし、大野氏が64年に死去すると運動の推進役を失い実現には至らなかった。

1405チバQ:2016/09/26(月) 20:10:14
http://www.sankei.com/world/news/160926/wor1609260034-n1.html


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2016.9.26 19:10更新


韓国海運破綻で世界中が大混乱、コンテナ船が1カ月“漂流” 「家族が危篤なのに…」船長に非情な命令

【シンガポール=吉村英輝】韓国海運最大手、韓進(ハンジン)海運が8月末に経営破綻し、世界の物流に混乱が続いている。中国・上海に次ぎコンテナ取扱量が多いシンガポール港の沖合では、同社のコンテナ船が荷降ろしできないまま1カ月以上、立ち往生。乗組員らの不安も高まっている。

 シンガポールの英字紙、ストレーツ・タイムズは26日、同船が「不安の波に飲み込まれた」と、韓国人船長(36)の証言を伝えた。

 韓国・釜山を8月17日に出港、シンガポールに寄港し中東に向かう予定だったが、船主のドイツ企業が29日、賃料未払いを理由に提訴。積み荷を差し押さえられる懸念もあり、荷降ろしも出港もできなくなった。

 韓国人11人、インドネシア人13人の船員は冷凍コンテナなど積み荷点検を続けるが、水や食料はあと30日分。船長は、家族危篤の連絡を受けたがシンガポール当局の帰国許可待ちで、韓進海運担当者からは今月14日、「任務をしっかりと」と伝えられたきりという。

 経営破綻を受け、各国の港湾当局は、荷役作業費用の不払いを懸念し、韓進海運船の入港を拒否。大株主の大韓航空などが資金支援を決めたが、韓国・聯合ニュースによると、22日時点で荷降ろしを終えたのは97隻中35隻。多くは行き先も決まらず“漂流中”だ。

 韓進海運は日本、米国、英国などで船舶差し押さえの中止命令を、シンガポールとオーストラリアで仮処分命令を得たとし、これら「安全」な国の港湾で荷役作業を実施。スペイン、イタリア、メキシコなどでも法的措置を進めるという。

 韓国政府は「10月末までには9割の荷降ろしを終える」と見通すが、クリスマス商戦を見据えた多くの荷主への遅延損害補償など、混乱は長期化しそうだ。

1407荷主研究者:2016/09/29(木) 22:09:21

http://cargo-news.co.jp/contents/code/160913_3
2016年9月13日 カーゴニュース 第4506号
阪神国際港湾「阪神インランドコンテナデポ滋賀みなくち」10月開設

 阪神国際港湾(本社・神戸市中央区、川端芳文社長)では、「阪神インランドデポ滋賀」(滋賀県野洲市)を移設し、10月から滋賀県甲賀市水口町で新たなコンテナラウンドユース拠点として「阪神インランドコンテナデポ滋賀みなくち」(約3000平方m)を開設する。設備および施設等の整備は同デポのオペレーションを担当する滋賀運送(本社・滋賀県甲賀市、髙尾庄一社長)が行う。

 9月末で日本通運大津支店との契約が満了するため、「阪神インランドデポ滋賀」を移設し、滋賀運送敷地内に「阪神インランドコンテナデポ滋賀みなくち」を開設するもの。周辺エリアの工業団地には大手メーカーの工場が集積しているほか、3月に名神高速道路の栗東IC〜菩提寺パーキングエリア間に整備していた「栗東湖南IC」と取り付け道路が完成し、交通アクセスも向上している。

 同インランドデポ事業は、内航船ネットワーク整備事業と併せて、阪神国際港湾の会社設立時に掲げた北陸、中京地区からの貨物誘致の拠点として重要な意義を有し、国際コンテナ戦略港湾施策の要と位置付けられる。北陸エリアからの集荷拠点および現在、滋賀地区でバンニングされ、他港へ流出している貨物を環境負荷低減と輸送会社の配送効率向上に寄与するラウンドユースを通じて阪神港に取り込む拠点として運営していく。

 なお、阪神国際港湾は9月13日から東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展に出展。「阪神インランドコンテナデポ滋賀みなくち」や独自に調査した全国コンテナラウンドユースマップのほか、阪神港独自の取り組みをPRする。

 (2016年9月13日号)

1408荷主研究者:2016/09/29(木) 22:14:08

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201609/0009486407.shtml
2016/9/14 06:50神戸新聞NEXT
神戸港コンテナ個数、対国内港が最高に 上半期

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神戸新聞NEXT

 神戸市は13日、神戸港の2016年上半期(1〜6月)のコンテナ取り扱い個数を発表した。対国内港の取り扱いは、集計を始めた1990年以降で過去最高となり、2年連続での更新となった。全体の個数も約137万個(20フィートコンテナ換算)で、過去最高だった阪神・淡路大震災前の94年実績にあと約5千個まで迫った。(黒田耕司)

 市によると、対国内港のコンテナ取り扱い個数は31万2392個で、前年同期比8%増。神戸港からの移出は同0・7%増、移入は同14・0%伸びた。鉄鋼や石油製品、自動車用部品などが好調という。

 対国内港のコンテナについては、国際コンテナ戦略港湾政策の一環として、政府が2014年に集荷促進事業を開始。九州や瀬戸内の港湾から神戸港へ新たに航路を設けた企業などに助成している。市は「助成の効果が引き続き出ている」と成果を強調する。

 全体の個数も3年連続で増えた。阪神・淡路大震災前の94年(137万3577個)に続く136万8268個と震災後で最高。2年連続の更新となった。

 ただ、対海外港の取り扱い個数は105万5876個と前年同期比0・5%減で、市は「国内港の伸びが好調の要因」としている。

1411荷主研究者:2016/10/08(土) 22:55:56

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160915/mcb1609150500028-n1.htm?obtp_src=www.iza.ne.jp
2016.9.15 09:00 Fuji Sankei Business i.
韓進ショックで釜山港がまひ 失業者1万人超、国際貿易機能が消失危機 韓国経済に非常事態

世界5位の取扱量を誇る釜山港。韓進海運の破綻で顧客を日本などに奪われるとみられている(ブルームバーグ)【拡大】

 韓国海運最大手の韓進(ハンジン)海運の経営破綻ショックが韓国経済に広がっている。コンテナ取扱量世界5位の釜山(プサン)港では失業者が1万人を超え、国際貿易港としての能力を失いかねない情勢だ。釜山港の機能低下が韓国輸出産業の国際競争力を大きく低下させるのは避けられないとみられている。

◆顧客離れの恐れ

 韓進海運が法定管理(会社更生法に相当)を申請した8月31日以降、釜山港にはコンテナが積み上がり、港はまひ状態に陥っている。

 同社の経営破綻により、アジア周辺国へと顧客離れが進む可能性が高まっている。

 韓進海運の経営破綻は最悪のタイミングで起こった。9月はメーカー各社が感謝祭やクリスマスの年末商戦に向け店舗の在庫を補充するピーク期に当たる。貨物の所有者は商品の代替発送手段の確保に奔走していると港湾当局者は明かす。

 地方当局のデータによれば、ソウルから南西約325キロに位置する釜山港は韓国を出入りするコンテナ全体の70%余りを取り扱っている。韓進海運は先週まで釜山港経由で流入するコンテナの約10%を占めていた。

 釜山市のキム・ギュオク経済副市長は「市の最大の懸念は長年にわたるアジアの海洋拠点としての評判を失うことだ。船舶所有者の釜山港離れが進むかもしれない」と懸念する。

 これにより、アジアの競合のコンテナ港に事業がシフトする可能性がある。釜山市は韓進海運のターミナルがある金海国際空港の近くに新たに港湾施設の増設を計画していた。

 IBK経済研究所のチョン・ジュンモ研究員は「韓国にとって最悪のシナリオは、東京やシンガポール、中国など他の港に顧客が奪われることだ。低い港湾コストが釜山港の最大の強みだった。韓進海運が撤退すれば韓国輸出企業の負担増にもつながる」と指摘した。

 釜山市は長年、韓国の歴史の中で戦略的な役割を果たしてきた。日本に最も近い港として両国の貿易の中心地だった釜山港は、1876年に韓国初の国際港として開港した。

 朝鮮戦争では国連軍から大量の兵力・物資の供給を受けた最後の砦(とりで)だった釜山港は、朝鮮戦争戦後も産業化による繁栄が続いた。人口約350万人の同市はアジア最大の国際映画祭を開催し、五輪開催地への立候補も検討している。

◆労働者に恩恵少なく

 釜山市では以前から主力産業の造船業の低迷に悩まされてきた。巨済市に拠点を置く世界2位の造船会社、大宇造船海洋は労働力を20%、生産能力を30%削減する見通しを示しており、釜山港の企業団体は韓進海運が救済されなければ同市でさらに1万1000人が失業する可能性があると予想している。

 造船業の衰退による影響を巨済市で目の当たりにしたタクシードライバーのクォン・オクボンさん(68)は「失業者は1万1000人を上回るだろう。造船会社の経営悪化で多くのレストランやパブが廃業した。韓進海運が廃業すれば釜山には大企業がいなくなる」と話した。

 世界のサプライチェーンが1週間以上にわたり混乱した後、週末を前に筆頭株主の大韓航空が600億ウォン(約55億円)の資本注入に合意したことは韓進海運にとって朗報だったが、コンテナ船の帰航を待つ数千人の釜山の港湾労働者には恩恵は少ない見通しだ。

 レストランやバーが立ち並ぶ釜山の繁華街でコーヒーショップを経営するリー・スーマンさん(57)は「周辺の消費は縮小し始めている。潮目が変わりつつある」と話した。

 釜山の景気減速によって韓国の失業率も悪化する可能性がある。韓国統計庁によれば7月に3.6%だった同国の失業率は9月に3.8%に上昇した。

 IBK経済研究所のチョン氏は「釜山の経済悪化は単なる地方の問題にとどまらず韓国経済全体を揺るがす可能性がある」と指摘した。(ブルームバーグ Heejin Kim)

1412荷主研究者:2016/10/08(土) 23:26:22

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20160926/CK2016092602000043.html
2016年9月26日 中日新聞
金沢港 岸壁整備祝う 完成式典 貨物船2隻同時接岸

テープカットなどで事業の完成を祝う地元関係者ら=金沢市の金沢港大浜ふ頭で

 国土交通省北陸地方整備局と県が整備を進めてきた金沢港大浜地区国際物流ターミナル拡張事業の完成式典が二十五日、金沢港の大浜ふ頭であった。岸壁の延長によって貨物船の二隻同時接岸が可能となり、輸送の効率性が向上。十六万トン級の大型クルーズ船も寄港できるようになった。

 事業では国が岸壁を二百六十メートルから四百メートルに延長。合わせて県が荷役作業などに使うふ頭用地を四・二ヘクタールから五・四ヘクタールに拡張した。二〇一二年度に着手し、今年四月に利用を開始した。事業費は三十一億円。

 式典は貨物船が初めて二隻同時接岸する日に合わせて開催した。北陸地方整備局の中神陽一局長や谷本正憲知事、県関係国会議員、地元関係者ら約百人が出席。コマツ製の大型機械などを積んで出航予定の貨物船の前でテープカットやくす玉割りをして完成を祝った。

 谷本知事は「金沢港が日本海側の拠点港としてさらに大きく飛躍できるよう最善を尽くす」とあいさつし、今後も貨物拡大や航路拡充、クルーズ船誘致などに力を入れる考えを示した。

 金沢港は〇八年の大浜岸壁の整備以降、大型機械などの輸出入で貿易額が増加。クルーズ船の寄港も一三年から急増し、来年は過去最多の年間五十本が見込まれている。 (中平雄大)

1413とはずがたり:2016/10/12(水) 17:53:58

2016年 09月 16日 12:17 JST
コラム:韓国の海運最大手破たんで何が起きているか 
http://jp.reuters.com/article/hanjin-korea-idJPKCN11L0A5?rpc=188&amp;sp=true
Allison Silver

[13日 ロイター] - 経営難に陥っていた世界でも有数の海運大手、韓国の韓進海運(117930.KS)が8月31日に法定管理(会社更生法に相当)を申請した。年間1億トンを超える貨物を運ぶ同社は6月末時点で、推定55億ドル(約5600億円)の債務を抱えていた。

<破たんの意味>

総額140億ドルを超える貨物がたなざらしの状態に陥っている。タグボートや荷役の業者が不払いを恐れているため、貨物の一部は、世界各地の港湾で荷降ろしもされないままだ。

米国行きの10数隻が港に曳航されていない一方、世界7位のコンテナ船社である同社船舶の半数以上が立ち往生している。米連邦破産裁判所は9日、ようやく荷主に貨物の回収を認める判断を下した。

一部の荷主はすでに代替案を立てている。例えば、韓国サムスン電子(005930.KS)は8日、2隻の韓信海運船舶に積まれた3800万ドル相当の貨物へのアクセスを得ようと裁判所に訴えた。サムスンはまた、同社製品を荷降ろしするために、少なくとも16機のチャーター機を借りることを提案している。費用は最低でも880万ドルだ。

<混乱いつまで続くか>

9日の判決をもってしても、すぐに混乱が収束すると期待してはいけない。消費者は今年の休暇シーズンに向け、さらなる出費を覚悟すべきだ。専門家は、韓進海運の船舶が破産管財人の管理下から離れるのは、少なくとも休暇シーズン後になると予測している。

また、貨物スペースに突如プレミアムが発生している。これはあらゆる品物の海運輸送費が上がることを意味する。早ければ10月にも、輸送コストが50%上昇するだろう。標準的な40フィートコンテナ貨物運賃は5月以降、788ドルから1700ドルへと、すでに倍増している。

法外な運賃は一時的なものだと予想されているが、消費者にとって、そのタイミングは最悪だ。休暇シーズン中は、家具からレンズ豆、靴からステーキに至るあらゆるコストが増加する可能性がある。

<なぜ破たんは起きたのか>

大きな環境変化の下で、コンテナ業界全体が深刻な問題に直面している。

2008年の金融危機以降、海運会社は大きな問題を抱えている。それは世界貿易が鈍化しているという事実以上のものだ。例えば、多国籍企業は世界各地に製品輸送するより、現地工場の建設に注力してきた。

その一方で、コンテナ企業は船舶数を競って増やし、破滅的な供給過剰を生み出すほど建造しすぎてしまった。また、もう1つの予期せぬ問題は、これらの船舶が原油価格高騰時に造られていることだ。そのため、船舶は巨大で航行速度が遅い。原油価格がこれほど低迷している状況では、これは役に立たない。

コンテナの過剰スペースは、これまで以上に海運会社の収益力を圧迫している。例えば、韓進海運は今年、輸送する各コンテナ当たり約100ドルの損失を被ってきた。巨大な「トリプルE」クラスの貨物船であれば20フィートコンテナを約1万8000個も積載できることを想像してみてほしい。

さらに、海運業界全体が近代化で遅れを取っている。

船舶が登場した1950年代には、ハイテクの代表だったかもしれない。しかし現在、最も効率よくコンテナを積み重ねる方法を生み出すソフトウエアも持たないことが多い。コンテナの正確な位置と中身を追跡するためのセンサーを、多くの会社が取り付けていないためだ。これは問題だ。船荷を積み込み、海に送り出す速さは極めて重要だからだ。

たとえ韓進海運の問題が解決したとしても、この先に明快な予想があるとは期待しない方がいいだろう。

1414とはずがたり:2016/10/15(土) 00:41:27
韓経:韓進海運、マースクに売却打診…14日、米国・アジア路線売却公告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161014-00000010-cnippou-kr&amp;pos=3
中央日報日本語版 10月14日(金)11時39分配信

裁判所が韓進(ハンジン)海運の米国とアジア地域営業ネットワークをまとめて売却することにした。韓進海運は最近世界最大コンテナ船社であるマースクと接触してこの売却への入札参加を打診したことが分かった。

ソウル中央地方裁判所によると韓進海運は14日に営業譲渡公告を出し、28日までに買収意向書を受け付けて来月7日に本入札を行う計画だ。裁判所の関係者は「物流大乱以後、韓進海運の価値が急速に落ちており、速かに売却手続きを踏むだろう」と話した。

売却対象は韓進海運の核心営業資産である米国路線(上海〜ロングビーチ・オークランドなど)とアジア路線の一部営業ネットワークだ。これには韓進海運海外法人10カ所余りと船舶5隻、物流運営のための情報技術(IT)システム、専門担当者なども含まれている。

韓進海運関係者は「全73路線の中で優良路線を選んで売りに出した」とし、「1000億ウォン(約91億円)以上の価値があるだろう」と予想した。韓進海運はマースク、MSCなど海外船会社と接触して売却の意志を打診したことが分かった。韓国内では高麗(コリョ)海運・長錦(チャングム)商船・興亜(フンア)海運などの中堅船会社が買収に関心を持つものと業界は見ている。現代商船も入札参加を検討中だ。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

1417とはずがたり:2016/10/31(月) 14:40:13
韓進は敢えなく潰れちゃったが,日本で3社もあるのは多過ぎると云ふ事か。。独占は嫌いだし,せめて2社ぐらいあったら良かったのにと思うけど。。欧州大手3社ってMARESKは確定として後はどこだ?ワンハイやコスコ,エバーグリーンなんかを良く見かけるね。

郵船、商船三井、川崎船がコンテナ船事業を統合
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20161031/Reuters_newsml_KBN12V04R.html
ロイター 2016年10月31日 10時58分 (2016年10月31日 14時06分 更新)

[東京 31日 ロイター] - 日本郵船 <9101.T>、商船三井 <9104.T>、川崎汽船 <9107.T>の3社は31日、定期コンテナ船事業を統合することで合意したと発表した。需給バランスが崩れ、市況低迷が続くなか、3社が事業を統合することで規模の拡大を図り、競争力を強化する。統合により、世界で第6位の船隊規模の会社が誕生する。
3社の社長は31日午前に都内で会見し「非常に大きな決断」(商船三井の池田潤一郎社長)と表現した。今回の統合は「民間主導の統合」(日本郵船の内藤忠顕社長)という。
合弁会社の設立は2017年7月1日、サービス開始は18年4月1日。出資額は、船舶やターミナル株式の現物出資を含めて3000億円で、出資比率は川崎船と商船三井が31%、郵船が38%。日本郵船の出資比率が高いことについては、営業資産規模や運航規模などを総合的に判断したと説明した。
コンテナ船以外の事業統合の可能性については「考えていない」(商船三井の池田社長)と否定した。また、海外企業を合弁会社に取り込む可能性についても「今のところは考えていない。3社のコンテナ船事業と海外のターミナル事業を軌道に乗せることが最優先課題」(川崎汽船の村上英三社長)とした。
合弁会社の規模は、売上高が2兆0403億円(単純合算)、運航船腹量138万2000TEU(発注残は36万TEU)、運航隻数は256となる。船隊規模は、業界6位、グローバルシェアは約7%に相当する。規模の拡大により、年間約1100億円の統合効果を見込んでいる。川崎汽船の村上社長は「欧州大手3社に続く、150万TEUクラスのメガキャリアのグループに入る」と述べた。
菅義偉官房長官は31日午前の会見で「わが国海運力の強化につながる。取り組みを歓迎したい」と述べた。

(清水律子)

1418とはずがたり:2016/10/31(月) 14:52:50

●錦江航運や●万海(WANHAI)はどれだ?
コピペすると見づらいけどMOL+NYK+K-Line=509,711(3%)+396,077(2%)+357,706(2%)=1,263,494(7%)と僅差の4位に浮上はするな

世界のコンテナ船運航船腹量上位20 社
http://www.mlit.go.jp/common/001013342.pdf
H24年(2012年)末現在

オペレーター 順位 隻数 TEU シェア →●俺が知ってるブランド
Maersk (デンマーク) 1 590 2,485,360 15% →●MAERSK
MSC (スイス) 2 414 2,149,054 13%
CMA CGM (フランス) 3 371 1,356,026 8%
COSCO (中国) 4 161 724,248 4% →●COSCO
Evergreen (台湾) 5 184 711,558 4% →●EVERGREEN
Hapag-Lloyd (ドイツ) 6 144 661,188 4%
China Shipping Container Lines CSCL,中国) 7 132 570,936 4%
Hanjin Shipping (韓国) 8 105 558,720 3% →●韓進
APL(NOL) (シンガポール) 9 117 556,293 3%
商船三井 10 112 509,711 3% →●MOL
Orient Overseas Container Line (OOCL,香港) 11 98 425,523 3%
Hamburg Sud (ドイツ) 12 103 423,601 3%
日本郵船 13 90 396,077 2% →●NYK
Yang Ming (台湾) 14 88 371,809 2%
川崎汽船 15 75 357,706 2% →●K-Line
Hyundai Merchant Marine (HMM,韓国) 16 60 352,970 2%
Zim Integrated Shipping Services (イスラエル) 17 85 328,619 2%
CSAV (チリ) 18 60 275,862 2%
UASC (中東湾岸6ヶ国) 19 46 272,696 2%
Pacific International Lines (シンガポール) 20 123 270,577 2%
上記20社 計 3,158 13,758,534 85%
その他 ─ 1,915 2,432,150 15%
合計 ─ 5,073 16,190,684 100%

1419とはずがたり:2016/10/31(月) 14:53:53
>>1378の話しはどうなったんだ?韓進が潰れて瓦解?んで今回の話し?

1422とはずがたり:2016/11/01(火) 12:31:55

「船余り」深刻、海運苦境 コンテナ船統合、生き残りへ
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASJB0539CJB0ULFA020.html
10月31日 22:52朝日新聞

 海運業界の「船余り」不況が深刻さを増している。収益改善のめどが立たない国内大手3社は、主力の「コンテナ船事業」の統合を決めた。だが、別の収益の柱である鉄鉱石など資源運搬の「ばら積み船事業」も苦しく、当面は厳しい経営が続きそうだ。

 コンテナ船事業を統合するのは、日本郵船、商船三井、川崎汽船。各社の社長は31日にそろって記者会見し、商船三井の池田潤一郎社長は「世界貿易の根幹、インフラとしての使命に応えていくことが、大変厳しい環境になってきた。これは一つの歴史的転換点ではないかと思う」と述べ、統合への理解を求めた。

 来年7月に共同出資会社をつくり、3社がそれぞれコンテナ船事業をそこに移す。2018年4月から事業を始める。出資比率は日本郵船38%、商船三井31%、川崎汽船31%で、総資産は約3千億円になる見通しだ。

 日用品を運ぶコンテナ船事業は各社の売上高の3?5割を占める主力。それを切り離すのは「船余り」の解消のめどが立たないからだ。数年前の海運好況時に船を発注しすぎた影響で、荷物の量に比べて船が多すぎる状態が続き、運賃のたたき合いになっている。

 川崎汽船によると、リーマン・ショック前の08年4?6月の運賃水準に比べて、北米行きで3割弱、欧州行きで5割超も下落している。採算割れで荷物を運ぶケースもあり、3社の16年9月中間決算では、全社がコンテナ船事業で赤字を出した。

1424荷主研究者:2016/11/12(土) 20:01:42

http://yamagata-np.jp/news/201611/02/kj_2016110200037.php
2016年11月02日12:40 山形新聞
高砂ふ頭のコンテナヤード拡張、完了 酒田港

拡張されたコンテナヤードの使用が始まった。既存のヤード(右)と合わせ、取り扱い可能なコンテナ数は年間約10万個に増えた=酒田市

 酒田港(酒田市)のコンテナ貨物取扱量急増に対応するため、県が進めていた高砂ふ頭のコンテナヤード拡張工事が終了し、1日から使用が始まった。既存のヤード面積は9.3ヘクタールで、3ヘクタール分が拡張され1.3倍となった。荷物が入っていない空のコンテナを含め、取り扱い可能なコンテナ数は現在の年間6万5千個程度(20フィートコンテナ換算)から10万個程度に増える。同日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。

 酒田港の国際コンテナ貨物取扱量は花王酒田工場からの輸出拡大などを背景に近年急増している。2015年は年間2万2028個で前年比1.6倍と全国一の増加率を記録したという。空コンテナを含めると約3万5千個だった。国際定期コンテナ航路便も14年2月には週2便だったが、現在週7便。

 これに対応するため、県は既存ヤードの西側への拡張を決定。15年9月から測量・設計に入り、今年3月に着工。10月31日までに地盤改良、舗装、フェンス設置を終え、使用できるようになった。照明設置工事は12月まで継続する。総事業費は約7億4400万円。拡張用地は国が整地し、国から県が管理委託を受けた。

 国際定期コンテナ船の2隻同時着岸を実現するため、国は16年度補正予算で高砂ふ頭岸壁延伸の事業化も決定しており、さらなる港湾機能の強化が図られる。

 竣工式は北港緑地展望台で行われ、斎藤稔県庄内総合支庁長が「コンテナ貨物の利用拡大に向け、県内外の企業へのセールスに一層力を入れる」などと吉村美栄子知事のあいさつを代読。県港湾事務所の菅井時弘所長が工事内容を報告した。

1425荷主研究者:2016/11/19(土) 16:05:20

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201611/0009634245.shtml
2016/11/3 06:20 神戸新聞NEXT
神戸港、貨物取扱個数2位 震災前水準に迫る

://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_09634246.jpg

神戸新聞NEXT

 神戸港の2016年上半期(1〜6月)のコンテナ取扱個数が速報値で横浜港を抜き、東京港に次いで国内2位になったことが2日、分かった。中国経済の減速で他港が苦戦する中、東南アジアや国内で集荷を増やした。(黒田耕司)

 神戸市によると、16年上半期の神戸港のコンテナ取扱個数は約137万個と、15年同期比1・3%増。阪神・淡路大震災前の1994年の水準に迫るという。

 うち対国内港は約31万個(20フィート換算)。前年同期比8・0%増で集計を始めた90年以降で最高だった。九州や瀬戸内の港湾から神戸港へ新たに航路を設けた企業などに助成する、国の集荷促進事業の効果が大きかった。阪神港(神戸、大阪港)を管理する阪神国際港湾会社は「瀬戸内、九州航路の多い神戸で集荷が進んだ」とする。

 対海外港は同0・5%減の約106万個でほぼ前年並みを維持。中国が減ったが、東南アジアが約28万個で同13・3%増えた。

 5大港のコンテナ取扱個数は、東京と神戸を除く、横浜、名古屋、大阪がいずれも前年割れ。昨年2位の横浜は前年同期比3・9%減の約135万個で、神戸市は「中国経済の減速が影響している」と分析する。

 阪神国際港湾会社はシンガポール港の港湾運営会社との関係構築を目指しており、国内のみならず海外から集荷を増やすことも狙う。

1426荷主研究者:2016/11/19(土) 16:06:12

http://logistics.jp/media/2016/11/03/1189
2016/11/03 物流ニッポン新聞
海運3社、定期コンテナ船で統合 運賃低迷新会社を来夏設立
t.kokudo

 日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社は10月31日、定期コンテナ船事業で合弁会社を設立し、経営統合することで合意した、と発表した。新会社は2017年7月をメドに設立、翌18年4月からの事業開始を目指す。3社のコンテナ船事業は船隊規模で140万TEU(20フィートコンテナ換算)、専業会社としては世界6位となる見通し。海外ターミナル事業を含むコンテナ船事業の売上高の単純合計は2兆403億円(16年3月期実績)に上る。同日の記者会見で、3社のトップは「我が国の海運業界にとって歴史的な転換期となる。強い筋肉質な会社の下、オールジャパンで戦っていく」と語った。(高木明)

 記者会見には、日本郵船の内藤忠顕社長、商船三井の池田潤一郎社長、川崎汽船の村上英三社長が出席。合弁会社を設立後、サービス開始は18年4月1日を見込む。出資額は船舶及びターミナル株式の現物出資などを含めて3千億円。出資比率は日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船はそれぞれ31%を受け持つ。

 3社によると、ここ数年、定期コンテナ船事業は、需要が鈍化する一方で、新造船竣工により船腹供給は増加し、需給バランスが大幅に悪化している。運賃は2月に底を打ったものの、低迷している。現在、世界規模での買収、合併など運航規模拡大による競争力強化の動きが目覚ましい。3社統合後、世界の専業船社は14社に集約される見通しだ。

 新会社の始動に伴い、3社の合計船隊規模は140万TEUと増強されることから、年間1100億円のシナジー効果を期待。更に、グローバルな組織体制と定期船ネットワークの活用で、競争力の強化と新規顧客の獲得が可能となる。3社合計の世界シェアは現在7%程度だが、更なるシェア向上を見込む。

 会見で、川崎汽船の村上氏は「歴史的な経営判断を行った。今後はオールジャパンとして世界市場で戦っていく」と強調。商船三井の池田氏も「当社のコア事業がコンテナ事業であることに変わりない。世界規模で合従連衡が進む中、3社連合で対応することが最善と判断した」、日本郵船の内藤氏は「いわゆる民間主導で新会社設立に至った。事業開始に向け解決すべき課題は少なくないが、力強く支援していきたい」と力を込めた。

【写真=手を重ね撮影に応じる(左から)川崎汽船の村上社長、商船三井の池田社長、日本郵船の内藤社長】

1428とはずがたり:2016/11/30(水) 08:44:49

日用品の中国輸出を支援=上海国際港務と提携―ヤマトHD
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/168/d511b3d695fa1632627cfee57985e83f.html
(時事通信) 11月29日 12:51

 ヤマトホールディングスは29日、日本から中国への日用品輸出に関し、中国港湾最大手の上海国際港務集団(上海市)と提携すると発表した。企業間取引仲介のプラネット(東京)、物流向けシステム開発のシノジャパン(同)を含む4社で合弁会社を設立。日本語と中国語の両方に対応する情報システムを構築し、国内メーカーから中国の小売業への輸出を支援する。

 ヤマトHDは、日本国内から中国への物流を担当。上海国際港務が中国での通関手続きと商品配送を担う。

1430荷主研究者:2016/12/13(火) 21:37:23

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201612/20161201_32004.html
2016年12月01日木曜日 河北新報
<釜石港>コンテナ輸出入 中国大手参入

コンテナ輸出入が拡大され、物流拠点としての期待が高まる釜石市の釜石港

 中国の海運大手SITCコンテナラインズが12月、釜石港(岩手県釜石市)に横浜港と結ぶ定期フィーダーコンテナ船を寄港させ、中国や東南アジア各国との輸出入サービスを始める。釜石港で定期航路を生かしてコンテナ輸出入を手掛けるのは2社目で、同港の国際物流の拠点化が一層進む。

 釜石市によると、新たに寄港するのは、同社の日本総代理店SITCジャパン(東京都)が「ホワイトエクスプレスライン」の名称で週1便を運航するコンテナ船。7月から苫小牧、八戸、仙台3港を横浜港と結んでおり、釜石港を寄港地に加える。9日に第1便が入港する。

 釜石港では、中国の世界的海運会社OOCLが国際コンテナを取り扱っている。中国の主要港とアジア広域に航路を持つSITC参入で荷主の選択肢が増える。同社は冷蔵冷凍用のリーファーコンテナに強く、水産物輸出が期待できる。

 大口荷主に、自動車電気部品ワイヤハーネスで世界的に高いシェアを持つ住友電装(三重県四日市市)が決まった。

 同社は、アジアの拠点で生産した製品をトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)に供給しており、岩手工場(岩手県金ケ崎町)向けなどに輸入する際に活用する。従来仙台港を使ってきたが、主力を釜石港に切り替える。運ばれるコンテナ(20フィート換算)は年1000個以上の見通し。

 釜石港のコンテナ取扱量は2015年、4420個で岩手県内最高を更新した。17年度中に韓国、中国と結ぶ国際コンテナ定期航路が就航する予定。17年9月には、県が整備する荷役能力の高いガントリークレーンが稼働する。

 釜石市港湾振興課は「一つの港で2社がコンテナ輸出入を手掛けるのは県内初。道路網とクレーン整備がセットになった港の国際化で県内への企業進出も後押しできる」と期待を示す。

1431名無しさん:2016/12/18(日) 15:03:57
日本郵船は「パーフェクトストーム」をどう切り抜けるか
ニュースイッチ 12/18(日) 14:10配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00010007-newswitch-ind

1434荷主研究者:2017/01/03(火) 22:45:15

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20161228000136
2016年12月28日 23時38分 京都新聞
コンテナ貨物、初の1万個超 京都舞鶴港、今年の年間取扱数

 京都府は28日、京都舞鶴港(舞鶴市)の2016年のコンテナ貨物の年間取扱数が過去最多になり、20フィート換算個数(TEU)で初めて1万個を超えたと発表した。

 府海外経済課によると、11月末で1万299個。韓国との輸出入コンテナの増加などで、年間では1万1300個余りになると見込む。14年は9082個、15年は8620個だった。

 利用業者は約100社。北近畿圏が中心だが、京都縦貫自動車道が全線開通し、神戸市や大阪市の新規の業者も増えたという。

 府は府南部や滋賀県からの貨物の増加を目指す。

1435荷主研究者:2017/01/03(火) 22:51:10

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20161230/CK2016123002000051.html
2016年12月30日 中日新聞
15年連続日本一見通し 名古屋港、今年の総取扱貨物量

名古屋港の鍋田ふ頭(奥)と弥富ふ頭(手前)=名古屋港管理組合提供

 名古屋港管理組合は、二〇一六年の名古屋港の総取扱貨物量が、推計値で前年比3・5%減の一億九千百十万トンになると発表した。十五年連続で日本一になる見通し。

 組合によると、中東向けの完成自動車の輸出が減少した。担当者は「原油安の影響で購買意欲が低下したのでは」と推測する。輸入は原油が減少したものの、石炭などが増えて前年並みとなった。

 外貿コンテナの取り扱いは、前年比0・5%増の二百四十八万TEU(一TEUは長さ六メートルのコンテナ一個)で、昨年と同じ全国三位となる見込み。

 また今年の「名古屋港十大ニュース」では、金城ふ頭で建設中のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」の開業日が来年四月一日に決まったこと、ガーデンふ頭の再開発基本計画の策定作業が始まったことなどを挙げた。

 (立石智保)

1436荷主研究者:2017/01/15(日) 16:24:08
>>1297
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0353751.html
2017年01/01 07:00、01/01 23:39 北海道新聞
苫小牧に極地研出先機関誘致 北極海航路ハブ港化へ道同友会など

 アジアと欧州間の最短航路となる北極海航路での苫小牧港のハブ港化を目指し、北海道経済同友会と地元経済界が、国立極地研究所(東京都立川市)の出先機関を苫小牧市に誘致する方針を固めたことが31日、関係者への取材で分かった。2018年度北海道開発予算の概算要求に、調査費の計上を求める考えだ。

 極地研は1990年、国際北極環境研究センターを開設。約20人の研究者が北極の気候変動などを調査し、ノルウェーのスバルバル諸島ニーオルスンに観測基地を設置している。

 16年4月には、国際北極環境研究センター、北大の北極域研究センター(札幌市北区)、海洋研究開発機構・北極環境変動総合研究センター(神奈川県横須賀市)が連携し、北極圏の研究を支援する「北極域研究共同推進拠点」の活動を始めた。

 関係者によると、道同友会などは、苫小牧市が北大や新千歳空港に近い地理的優位性から出先機関設置の実現可能性が高いと判断。苫小牧港西港区の「ハーバーFビル」(苫小牧市入船町3)周辺で設置候補地を探し、国土交通省北海道局に調査費を予算要望する方針だ。

 政府は砕氷能力のある北極観測船の新造を検討しており、北極観測を担う研究機関を誘致することで、苫小牧港を観測船の母港にすることも目指す。

 北極海航路は近年、地球温暖化で結氷面積が減り、夏の航行が可能になった。アイスランド―日本間の航路は約1万3千キロで、エジプトのスエズ運河経由に比べ最大で4割短縮でき、各国の注目を集める。

 道同友会は16年7月、苫小牧港を北極海航路のハブ港として整備する提言書を発表。同8月には道同友会の横内龍三代表幹事(北洋銀行会長)らが北極圏の拠点港ロシア・ムルマンスクなどを視察した。(仁科裕章)

1437荷主研究者:2017/01/15(日) 16:50:48

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201701/0009800928.shtml
2017/1/4 06:40神戸新聞NEXT
神戸港、東南・南アジアに活路 貨物取り込みへ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/d_09800930.jpg
神戸新聞NEXT

 開港150年目に入った神戸港を管理運営する神戸市と国土交通省は2017年度、国際コンテナ港としての復活に向け、経済成長の著しい東南・南アジアを対象にした海外戦略に着手する。増大する貨物を取り込み、北米、欧州、アジアを結ぶ海運の大動脈「基幹航路」を神戸で増便させるのが狙いだ。同市は各国の港湾管理者と連携協定の締結に動いており、北米への航海距離で中国や韓国の港に対し優位に立てるとの期待もある。(安藤文暁、黒田耕司)

1439荷主研究者:2017/01/15(日) 17:10:15
>>1438
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170110_8
2017/01/10 岩手日報
釜石港の取扱量が最多に 16年一般貨物コンテナ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/kontena170110.jpg

 釜石港の昨年の一般貨物コンテナ取扱量が、同港の過去最多を更新したことが分かった。道路網整備や荷役機能強化などを背景に、新たな荷主を増やし、県内港の最多記録に迫った。今年は海運大手の新規便就航や大型クレーン導入も予定されており、拠点港湾として取扱量の飛躍的な伸びが期待されている。

 釜石市によると、同港の昨年取扱量(速報値)は2772TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)で、最多だった2014年の2631TEUを超えた。一般貨物の県内最多は大船渡港が10年に扱った2839TEUで、わずかに届かなかった。

 釜石港は15年、一般貨物以外も含む全体量で県内最多の4420TEUを記録したが、このうち復興関連の建設発生土輸送が2066TEUを占め、一般貨物は2354TEUにとどまった。昨年の伸びは、工業製品など物流の実力を示す一般貨物を増やし、拠点化が進んだことを裏付ける。

1440荷主研究者:2017/01/22(日) 17:16:25

http://yamagata-np.jp/news/201701/10/kj_2017011000180.php
2017年01月10日10:17 山形新聞
酒田港、コンテナ取扱量最高へ 16年、10月末に2万個突破

コンテナ貨物取扱量が過去最高を超える見込みとなっている酒田港。合わせてハード整備も進んでいる=酒田市

 本県唯一の重要港湾・酒田港(酒田市)の2016年のコンテナ貨物取扱量が、過去最高だった15年の2万2028個(20フィートコンテナ換算)を上回る見込みとなっている。15年は年間で初めて2万個を突破したが、16年は10月末の速報値で2万48個に上り、15年同期より12%多い。今年8月には県内初の外国籍クルーズ船の寄港も決まっており、コンテナ船、クルーズ船双方の受け入れ機能拡充に向け、整備が進んでいる。

 酒田港のコンテナ貨物取扱量は10年は5486個だったが、花王酒田工場の生産拡大などを背景に14年には1万3799個、15年には2万2028個に急伸した。15年の前年比での伸び率は1.6倍と大きく、全国一を記録した。14年、15年とも過去最高を更新しており、16年も続けば3年連続となる。

 コンテナ貨物急増に対応するため、県は高砂ふ頭のコンテナヤードを3ヘクタール拡張し、16年11月から使用を開始した。既存面積と合わせて12.3ヘクタールとなり、取り扱い可能なコンテナ数(空のコンテナを含む)は従来の年間6万5千個程度から10万個程度に増えた。コンテナの出入り、配置、検査などを集中管理できる管理棟や資材倉庫を設計中で、17年度の着工を目指している。

 また、16年はほぼ通年で週7便運航と増加した国際定期コンテナ船の2隻同時着岸を実現するため、国は高砂ふ頭岸壁延伸を予算化し、現在、設計準備中。

 クルーズ船の受け入れでは、古湊ふ頭で、大型船に対応可能な係船柱や接岸時の衝撃を和らげる防舷材の整備工事を進める。16年度内に完成予定。安全運航のための県のシミュレーションも終えた。これまで寄港実績のある船は飛鳥II(5万142トン、全長241メートル)が最大だったが、「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8666トン、同348メートル)まで入港できるようになる。

 菅井時弘県港湾事務所長は「船会社も大型船を増やすなど官民で利便性、安全性を高めてきた。内陸や県外企業へのアピールを強化して利用拡大を図り、さらなる機能充実の循環につなげたい」と話している。

1441とはずがたり:2017/01/23(月) 09:38:14
こっちにも転載。

瀬戸内海が干上がればJR貨物もだいぶ売上伸ばせるのにねえ
>近畿地区のうち大阪は、化学工業品の入庫が落ち込み、2年以上前年割れが続いている。ただ、瀬戸口社長によると「『化学工業品』は(普通品に該当する)樹脂やプラスチック製品などの占める割合が多く、それらが減っているのではないか」と指摘し、危険物の需要は旺盛だという。
>近畿地区全体の危険物の荷動きとして、「輸入については相変わらず堅調で、ここ最近は輸出もいい。危険物の輸出入に関しては為替にあまり左右されないのではないか。国内で生産しなくなったものは、一定量、輸入しなければならない。エンドユーザーが必要とする分が輸入されるため、回転率も上がっている」と報告する。

>築港では近年、顧客の多様なニーズに応えるとともに、キャパシティを拡大するため、同業他社との協業を推進。築港の営業力をいかし、熊本県八代港、名古屋地区で危険物倉庫を借り受けて運用するほか、北九州地区の同業他社の設備を活用して同地区でのISOタンクコンテナ関連サービスもスタートさせている。


2259 名前:荷主研究者[] 投稿日:2017/01/22(日) 18:19:24

http://cargo-news.co.jp/contents/code/170117_3
2017年1月17日 カーゴニュース 第4537号
築港が桜島埠頭と提携、大阪港で危険物倉庫の運営開始

 築港(本社・神戸市中央区、瀬戸口仁三郎社長)は桜島埠頭(本社・大阪市此花区、平井正博社長)と提携し、1月から、桜島埠頭の敷地内の危険物倉庫等の施設を築港が利用し、作業を委託する形で協業体制を構築。築港では従来から大阪港での通関業務を行っていたが、ハードの運営としては初進出となり、1月末から本格稼働となる。

 提携した桜島埠頭内の危険物施設は、危険物倉庫1棟(1000平方m)および小型の危険物倉庫(収容ドラム能力はドラム3000本)、普通品倉庫、危険物一般取扱所が対象。危険物倉庫は移動ラックを導入し、神戸・尼崎地区の輸出入貨物の一部を移管。ほぼ利用する顧客が決まっており、運用から即フル稼働となる見込み。

 なお、現在の大阪営業所の通関部門と業務部門については桜島埠頭の施設に移転し、「桜島営業所」として開設、10日から営業を開始した。

 日本倉庫協会の地区報告によると近畿地区のうち大阪は、化学工業品の入庫が落ち込み、2年以上前年割れが続いている。ただ、瀬戸口社長によると「『化学工業品』は(普通品に該当する)樹脂やプラスチック製品などの占める割合が多く、それらが減っているのではないか」と指摘し、危険物の需要は旺盛だという。

 近畿地区全体の危険物の荷動きとして、「輸入については相変わらず堅調で、ここ最近は輸出もいい。危険物の輸出入に関しては為替にあまり左右されないのではないか。国内で生産しなくなったものは、一定量、輸入しなければならない。エンドユーザーが必要とする分が輸入されるため、回転率も上がっている」と報告する。

 築港では近年、顧客の多様なニーズに応えるとともに、キャパシティを拡大するため、同業他社との協業を推進。築港の営業力をいかし、熊本県八代港、名古屋地区で危険物倉庫を借り受けて運用するほか、北九州地区の同業他社の設備を活用して同地区でのISOタンクコンテナ関連サービスもスタートさせている。

(2017年1月17日号)

1442とはずがたり:2017/01/23(月) 11:49:38
こいつも。もともと日本は4大工業地帯があって北九州は石炭・鉄鋼でやってきたけどエネ革以降石炭産業が衰退して元気が無い。ここ2,30年は発展するアジアに一番近い地の利を活かす形となって来ているけどそれは釜山・高雄・上海との競争を意味していてそれなりに厳しい。
そんな中で福岡も良くやってるし北九州も新エネルギー等で頑張ってるしいいこんだら。

2110 名前:荷主研究者[] 投稿日:2016/03/13(日) 12:12:29

http://www.sankei.com/region/news/160305/rgn1603050003-n1.html
2016.3.5 07:01 産経新聞
福岡都市圏東部に物流拠点続々 アジアにらみ投資拡大

アイランドシティに完成した山九の新しい物流センター

 福岡都市圏の東部エリアが、一大物流拠点に様変わりしつつある。福岡空港や博多港、高速道路のインターチェンジに近く、陸海空のいずれの面でも便利なことが一番の理由だ。福岡市をはじめ自治体による企業誘致策も、物流企業の投資意欲をかき立てている。(九州総局 村上智博)

                   ◇

 福岡市東区のアイランドシティ(人工島)に総合物流大手、山九の倉庫が完成し、今月1日、本格稼働を始めた。

 投資額は約10億円。倉庫は地上2階建ての鉄骨造り。南北40メートル東西70メートルで、延べ約5300平方メートルの保管面積がある。さらに、1万1千平方メートルの野積み用の敷地もある。

 同社は、さまざまな企業の物流部門を受注する「3PL(サード・パーティー・ロジスティック)」事業に力を入れる。

 山九によると、巨大倉庫の近くに博多港のコンテナターミナルがある。外国船から荷揚げされたシートや塗料の原材料など、品物を倉庫で仕分けし、注文に応じて全国に配送する。

 輸入ばかりでなく、台湾、中国への電子機器の輸出拠点としても稼働するという。

 同社の中村公大(きみひろ)専務(39)は「福岡市は、中国、韓国や台湾との物流のハブとして機能し、拠点として最適だ。将来、対アジア戦略強化を進める中で、倉庫拡大も視野に入れたい」と語った。

 ◆陸海空の利便性

 アイランドシティを含め、福岡都市圏東部では、物流施設の進出が相次ぐ。

 昨年11月、大和ハウス工業が、福岡県宇美町で巨大物流施設「DPL福岡宇美」の工事を始めた。

 敷地面積5万平方メートル、延べ床面積11万2千平方メートルの巨大物流施設だ。こちらは大和ハウス工業が直接使うのではなく、テナントを募集し、最大17社が物流拠点として使用する。

 同社は平成24年以降、福岡県粕屋町や福岡市東区の箱崎埠頭(ふとう)にも進出している。三菱地所も26年秋、九州道福岡インターチェンジ(IC)近くに物流施設「ロジクロス福岡久山」を、本格稼働させた。

 なぜ福岡都市圏東部が物流適地として選ばれるのか。

 最大の要因は物流に欠かせない利便性だ。都市圏東部は博多港、福岡空港、そして九州道や都市高速道路のICが近い。陸海空、すべての道が開けている。

 山九の倉庫は、コンテナターミナルから徒歩3分と隣接しているだけでなく、都市高速道路の香椎浜ICまで車で5分、福岡空港や博多駅も20分圏内という。

 さらに、自治体の支援も後押しする。福岡市は24年に企業の立地交付金制度の拡充に踏み切った。27年度末までに申請した企業を対象に、土地取得額の30%と設備投資の10%(上限30億円)を交付する。

 これが呼び水となり、特にアイランドシティでは物流企業の進出ラッシュが起きた。市港湾局誘致促進課によると、分譲可能な土地は「分譲率100%」の状態が続くという。

 業界の強い要望もあり、市は補助率を引き下げた形で、交付金制度を続けることを決めた。…

1443とはずがたり:2017/01/23(月) 11:49:58
>>1431

日本郵船は「パーフェクトストーム」をどう切り抜けるか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161218-00010007-newswitch-ind
ニュースイッチ 2016/12/18(日) 14:10配信

海運は競合との差別化が難しく、常に市況にさらされる
「海運会社は今、耐える時期だが同時に次の時代へ仕込むとき」

 「パーフェクトストーム」―。日本郵船社長の内藤忠顕は、海運業界を取り巻く現状をこう表現する。中国の経済減速などでコンテナ船需要が減り、2017年3月期は創業以来最大となる2450億円の当期赤字を見込む。逆境の中で打ち出すのは、海洋や自動車物流など、従来の海運の枠組みを超えた事業に乗り出す「More Than Shipping」だ。空前絶後の荒波の中、日本郵船の常識を打ち破る航海が始まる。

 10月31日、都内の会見場に日本郵船、商船三井、川崎汽船の社長が並んだ。発表されたのは、コンテナ船事業の統合。コンテナ船をはじめ主力船種の運賃はピークの10分の1と大不況のただ中にある。

 ただ足元では不調のコンテナ船事業でも、主力事業に変わりはない。切り離せば、売上高は30―40%下がる。歴史も規模もある事業を切り離すには、大きな痛みを伴う。

 日本郵船が代わりに育成するのが「液化天然ガス(LNG)、海洋事業、自動車物流事業」だ。海洋事業では9月に、千代田化工建設とシンガポール・エズラホールディングスとの合弁会社「イーマス・チヨダ・サブシー」に約100億円を出資し、海底油田開発事業に参画した。

 このプロジェクトで日本郵船は「サブシー」と呼ばれる海底設備の建設やオペレーションなど、経験のない分野の事業を担う。イーマスには社員も送り、同社の経営や海底工事のオペレーションにも関与する。

 海底で発掘した原油をタンカーに積み出して輸送する事業などで蓄積した、船舶の定点保持システムなど特殊技術を生かせると判断した。専務の長沢仁志は「経験はないが、技術はある」と自信をのぞかせる。技術やノウハウが問われ、安定的な利益が見込める海洋事業は、改革の旗印だ。

 海運は競合との差別化が難しく、常に市況にさらされ、浮き沈みも激しい業界。会社の危機は過去に幾度かあったが、その度に先人たちが知恵や努力で乗り越え、創業131年の歴史を紡いできた。

 ただ、内藤はこの長い歴史が社員のプレッシャーとなり、時に保守的な社風を作り上げていると感じている。「今は耐える時だが、次に向かって仕込む時でもある。逃げずに挑まなければ」と、社員の奮起を促す内藤。歴史や常識を壊す覚悟で、次のステージを見据える。
(敬称略)

1444とはずがたり:2017/01/23(月) 11:50:12
>>1443-1444
日本郵船は「パーフェクトストーム」をどう切り抜けるか
内藤社長
内藤社長インタビュー「逃げずに挑む」
  歴史的低水準の海運市況で、厳しい経営環境に置かれる日本郵船。海洋事業や自動車物流事業など、海運業プラスアルファで生き残りをかける。内藤忠顕社長は「いつも人よりも半歩前を行くことが大事」と説く。内藤社長が描く、差別化や比較優位の戦略を聞いた。

内藤社長

 ―中期経営計画のコンセプトでもある業務改善運動の「きらり技術力」を進めることで、どのような企業となることを目指していますか。
 「企業が生き残るには多様化が必須で、創意工夫による差別化が重要になる。比較優位を追求し、いつも人よりも半歩前を行くことが大事だ。今の海運業界は非常に厳しい経営環境にあり、差別化しないと他社に追いつかれてしまう。また、きらり技術力に関連するさまざまな取り組みは、社内で何かやりたい人にきっかけや名目を与えるという意味もある」

 ―海運市況の低迷が著しいコンテナ船事業について、大手3社による事業統合を決めました。
 「コンテナ船業界は世界上位20社のうち、4社が消えた。コンテナ船の市場は、グローバル化と(大差のない)コモディティー化が同時に進み、寡占化しないと勝てない。一方で、コンテナ船は日用品などを輸送し、社会のインフラでもある。完全競争を求められ、海運会社が厳しい状態に長く置かれることは、いい状態ではない」

 ―海洋事業や液化天然ガス(LNG)船事業、自動車物流事業の強化を打ち出す背景は。
 「創業から130年、祖業である海運業で伸びてきたが、コンテナ船やドライバルク船は産業全体が沈んでいて、どんなにいいサービスをもっていても、成長は難しい。そういうときはスピード感をもって、事業ポートフォリオの入れ替えに対応し、伸びるところを伸ばす“アメーバ型”のビジネスに変えていかなければならない」

 ―LNG燃料の実用化を、業界に先駆けて進めます。
 「燃料から海運の将来を考えたとき、重油の時代は長く続かない。次の燃料の選択肢がいくつかあるが、LNGは間違いなくその一つ。時間をかけ、次の展開も考えながら、負けないでやっていくしかない」

 ―“船頭”として、今後、日本郵船をどのように動かすのか、思いを聞かせてください。
 「海運会社は今、耐える時期だが、同時に次の時代に向かって仕込むときでもある。とはいえ、(資産負担の軽い)ライトアセットが大前提だ。船を造るのではなく、アイデアなどで次の形を仕込むことになる。目的意識をもって、逃げずに挑む」

1445とはずがたり:2017/01/25(水) 18:04:03
日本郵船・商船三井・川崎汽船、日本の海運会社がなくなる日
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170125/President_21184.html
プレジデントオンライン 2017年1月25日 09時15分 (2017年1月25日 17時40分 更新)

■崩壊危機の韓国海運、日本は?
日本、韓国の海運、造船業界が世界海運不況の荒波にのまれている。とりわけ、韓国勢は世界第7位のコンテナ船会社で経営破綻に陥った韓進海運の清算手続きが昨年12月に事実上決まり、建造量でかつて世界一を誇った造船業界も昨年末の受注残が17年ぶりに日本に抜かれ、“轟沈”寸前だ。
日本勢の厳しさも変わらない。日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社が不振のコンテナ船事業の統合で合意したのがそれを物語る。しかし、前途は多難で、日韓の両業界とも「出口」を探るのは容易でない。
年明け早々、韓国造船業界にショッキングなニュースが駆け巡った。英国の造船・海運調査会社クラークソンの調査で、昨年末時点での韓国造船業の受注残(速報値)が日本に逆転され、世界第3位に転落したことが判明したからだ。韓国の造船業界は1999年に新造船受注量で日本を抜き、世界のトップに躍り出た。2009年以降は11年を除き中国にトップの座を明け渡したものの、日本の後塵を拝するのは、沈む「造船王国・韓国」の姿を鮮明にした。
韓国造船業界の凋落ぶりは、かつて世界最大の建造量を誇った現代重工業に大宇造船海洋、サムスン重工業を加えた「ビッグ3」が深刻な業績悪化に陥り、大規模な人員削減を迫られたことでも明らかだ。韓国最大手の韓進海運の破綻も国内での造船受注確保が困難になり、追い討ちをかける。韓国政府は基幹産業だった造船・海運業界の窮状に、昨年10月31日、構造調整案を発表し、造船大手3社は生産能力の23%削減など一段のリストラを迫られた。

■日本の海運・造船業界が沈没危機!
日本勢も世界海運不況にさいなまれている。海運大手3社はコンテナ船事業で17年3月期に合計で1000億円程度の経常赤字に陥る見通しにある。この打開策として3社は17年7月に共同出資会社を設立し、コンテナ船事業を統合することで合意した。沈没寸前だった3社が生き残りをかけた選択であり、ドイツや台湾の企業と合意していた共同運行から破綻した韓進海運が外れたことも統合への背中を押したともみられる。新会社の売上高は単純合計で約2兆円、世界シェアで6.5%と世界6位のコンテナ船会社に浮上する。
しかし、先行きは多難だ。「スケールメリットを追求したい」(川崎汽船の村上英三社長)との目論みも、世界トップの背中は視界にも入らない。それどころか、最大手のA・P・モラー・マークス(デンマーク)は昨年12月、世界7位のハンブルク・スード(ドイツ)の買収を決め、シェアは18.6%に跳ね上がり、背中は一段と遠退く。
コンテナ船事業はコスト競争力強化に向けて世界規模の再編が加速しており、日本勢の統合は出遅れ感が否めない。輸送能力増に比べ貨物量の伸びは鈍く、市況回復も多くは望めず、石油輸出国機構(OPEC)による原油減産から燃料費が高騰し、コスト上昇圧力になりかねない。3社は年間1100億円の相乗効果を見込むものの、こうした要因から「18年3月期まで厳しい状況が続く」との判断で3社は共通し、18年4月の新会社の事業開始まで各社がコンテナ事業で体力を保てるかに不透明感は残る。造船業界に目を転じても、川崎重工業が今年3月末までに造船事業の事業存廃を含めた結論を迫られるなど、三菱重工業、三井造船など総合重機の造船事業は青息吐息だ。韓国政府の構造調整策も昨年12月の経済協力開発機構(OECD)造船部会で、公的支援が供給能力過剰な世界造船市場に悪影響を及ぼすと批判の矢面に立たされ、日韓の海運、造船業界が前途多難なことは間違いない。
経済ジャーナリスト 水月仁史=文

海運3社「コンテナ統合」でも浮上できない構造問題
http://president.jp/articles/-/20737
2016.12.15 鎌田正文=文
PRESIDENT Online /PRESIDENT BOOKS

コンテナ統合効果1100億円のハードル
世界的な経営環境の悪化にともない、海運業界の動きが慌ただしい。中国の2大海運会社が統合したのに続き、日本の3大海運会社も大再編に動き出した。日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社は、定期コンテナ船事業を統合し、17年7月に合弁で資本金3000億円の新会社を設立する、と発表した。

16年3月期の実績をベースにすれば、およそ2兆円の売上高が新会社に移行する。逆にいえば、3社の売上規模はそれぞれ、3割から5割近く縮小するということだが、そうせざるを得ないほど、海運不況は深刻ということだ。ANAホールディングスや日本航空を中心とした拡大基調の空運、新幹線を中心に堅調なJR各社などとは対照的である。

1446とはずがたり:2017/01/25(水) 18:04:16
>>1445-1446
新造大型コンテナ船の竣工が相次いだことで、世界的な船腹過剰という構造問題が発生。加えて、中国などの経済停滞で貨物需要が低迷したため、海運市況は極度に落ち込んだ。その影響が大きく、韓国の韓進海運は経営破綻に追い込まれているほどだ。

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/img_5546ccfc6abc316b0ddc21c90b76178468723.jpg

国内3社の前5期の経営成績をざっとみてみよう。連結最終損益、営業キャッシュフロー(CF)、海運事業、コンテナ定期事業、不定期船事業の5項目について、単純に「〇=黒字」「△=赤字」で示してみた。本業によるキャッシュの獲得を示す営業CFは、川崎汽船が1回赤字を計上しているだけで、日本郵船と商船三井は連続黒字の計上である。営業CFの黒字がなければ、新規投資のための資金は借入金に依存するしかなくなるだけに、数少ないプラス材料である。

ただし、連結最終損益の赤字計上となると、日本郵船が1回、川崎汽船が2回、商船三井が3回を数える。今期(17年3月期)は、日本郵船と川崎汽船が赤字、商船三井が黒字予想である。

各社の本業である船舶による輸送の収支を示す海運事業の成績はどうだろうか。運賃などの収入から貨物費・燃料費・港費・船員費・借船料などを差し引いて求めるが、日本郵船と川崎汽船が1回、商船三井が2回の赤字である。

今回統合が決まった定期コンテナ船事業はどうか。川崎汽船が3回、日本郵船が4回、商船三井は前5期、すべて赤字である。日本郵船でいえば、16年3月期のコンテナ船の延航海数は約4600だ。内訳は「アジア域内(東アジア)1451」、「アジア域内(西アジア)522」、「アジア/北米西岸548」「アジア/欧州390」などだが、それでもコンテナ部門は赤字だった。統合しか選択肢がなかった、ともいえるだろう。

3社はスケールメリットの活用など、年間約1100億円の統合効果が見込めるとしており、その一方で、比較的利益を出し易いという不定期船事業などに注力して浮揚を目指す。ただし、自動車船や石炭・鉱石船、輸送船、LNG船などの不定期船事業にしても、日本郵船が1回、商船三井は2回、川崎汽船は3回の赤字の計上である。

コンテナ船事業統合でさらなる再編が進むか
経営の低迷が続いたことで、海運3社のバランスシートにも影響が出ていることはいうまでもない。船舶資産額、有利子負債、利益剰余金について、「12年3月期」「16年3月期」「16年9月期」における数値を見てみよう。

目立つのは、各社とも船舶資産額が低下傾向を示していることだ。採算性の向上を目的に、傭船を船主に返船したり、保有船を売船処分するなど、運航船舶数を縮小しているためである。

たとえば、日本郵船の16年9月期の船舶資産額は6085億円と、ピーク時からは約3000億円の減額だが、運航船舶数も771隻と、最大の運航船舶数だった877隻からは100隻を超える減船である。

返済の義務を負う有利子負債は、日本郵船と川崎汽船は減額傾向、商船三井は増加だ。過去からの利益の蓄積を示す利益剰余金は減額での推移だ。苦境を端的に示しているといっていいだろう。16年9月期における利益剰余金は、12年3月期比で、商船三井2612億円、日本郵船1555億円、川崎汽船692億円といずれも減額である。

日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社は、定期コンテナ船事業を統合するとともに、ハパックロイド(独)、陽明海運(台)と提携し、17年4月にコンテナ船の共同運航をスタートさせる。5社で240隻の船隊を組み、直接寄港する港は75港を超える予定だ。

国内の海運業界は、1964年の大再編で6社体制に移行。その後も合併・買収があり、1999年にナビックスラインと大阪商船三井船舶が合併したことで、現在の3社体制に集約された経緯がある。

今回の定期コンテナ船事業の統合や、海外勢との共同運航がさらなる統合の呼び水になるのだろうか。

『図解! 業界地図 2017年版』(プレジデント社)
3月決算の最新データを掲載!一目でわかる「近未来再編予想」

1447とはずがたり:2017/01/31(火) 16:52:50
八戸─苫小牧にJR貨物がフェリー運航すれば良いってのが俺の持論♪

それにしてもコンテナって"本"で数えるの??

2017年1月27日(金)
5万2163本過去2位/八戸港コンテナ取扱量
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20170127021920.asp

 青森県八戸港管理所は27日、2016年の同港コンテナ貨物取扱量の実績(速報値)を発表した。台風10号の影響で、9〜12月にJR貨物のコンテナを代替輸送した分を除くと5万2163本(20フィートコンテナ換算)で、過去最高だった15年に次ぐ高い値となった。JR貨物の代替輸送は6808.8本だった。

 同管理所によると、フェロニッケルなど鉄鋼の輸出・移出、太陽光発電施設建設部材など金属製品の輸入・移入が減少したものの、全体としては依然高水準にある。工藤康正所長は「八戸港がコンテナを扱う港として運送会社側に定着したのでは」と話している。

 航路別では中国・韓国航路が前年比35%減の34万7497トン。15年10月に新設された韓国航路は17万315トンだった。同管理所は荷主側の選択肢が増えたことで、利用が分散したとみている。

 取扱本数は実際に貿易を行った「実入り」と、貨物を入れず回送した「空」の合計。16年実績(JR貨物代替分を除く)のうち、実入りは3万1953本だった。輸入・移入は2万5998本、輸出・移出は2万6165本だった。

 北海道・釧路港間で行ったJR貨物の代替輸送は12月22日に終了した。工藤所長は「他地域での災害時、八戸港が代替輸送を担えると証明できた」と話した。

1448荷主研究者:2017/02/01(水) 23:45:56

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00413558?isReadConfirmed=true
2017/1/17 05:00 日刊工業新聞
深層断面/阪神・淡路大震災から22年 神戸港開港150年目、復活の兆し

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/img2_file587c76c12ec13.jpg

 阪神・淡路大震災から22年。震災で大きな被害を受けた神戸港は2017年に開港150年目の節目を迎えた。かつて世界2位のコンテナ取扱量を誇りながら、震災によって競争力を大きく落としたが、最近ではコンテナ取扱量も回復。いよいよ復活の兆しを見せ始めた。これまで神戸は港とともに発展を遂げ、港を玄関口に新しい文化や技術を取り入れ続けてきた。真の復興を実現するためには、神戸港の復活が欠かせない。(神戸編集委員・村田光矢、神戸・大原佑美子)

 震災前の貨物量を取り戻しつつある神戸港六甲アイランドコンテナターミナル(神戸港振興協会提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/img3_file587c76c17f04c.jpg

■コンテナ取扱量、順調に回復
【国内2位に】
 震災から20年の節目となった15年、神戸港はコンテナ取扱量を前年比3・5%増の271万個(20フィートコンテナ換算)へと伸ばした。東京、横浜、名古屋、大阪の国内主要各港がそろって前年割れと苦戦する中、阪神・淡路大震災以降では最多を記録してみせた。その勢いは16年に入ってからも衰えていない。16年上期は前年同期比1・3%増の137万個(同)を記録し、横浜港を抜いて東京港に次ぐ2位に浮上。1―9月も同2・2%増の206万個(同)に達しており、震災前の水準に届くのももう間近だ。

 ここにきてコンテナ取扱量が順調に増えているのは、10年に阪神港(神戸港と大阪港)が国から国際コンテナ戦略港湾に選定されてからの一連の取り組みの成果と言えそうだ。釜山(韓国)など東アジアの国際港へ移ってしまった、瀬戸内や九州などからの海外向け貨物が、再び神戸港に集まり始めた。その契機となったのが14年の阪神国際港湾(神戸市中央区)の設立だ。

 神戸港と大阪港それぞれの埠頭会社を統合した同社は、海外向け貨物の経由地を釜山などから変えた際の助成をはじめ、船会社や荷主などにさまざまな支援策を実施。そのため国内各港から阪神港に海外向け貨物を運ぶ国際フィーダー航路は、14年4月の週68便から、16年8月には週97便と4割以上も増えている。

【港湾整備進む】
 国際標準の高規格コンテナターミナルの整備も進んでいる。コンテナ船の大型化に対応するため、神戸港ではこれまで四つのコンテナバースで水深16メートルに整備したほか、16年度内にもう二つの整備を終える予定。横22列分のコンテナを積み降ろせるガントリークレーンも現在稼働の11基から、17、18年度にさらに2基ずつ増やす計画だ。

 神戸港がコンテナ取扱量で過去最多となったのは震災直前の94年。神戸市では17年、この94年の水準に迫る290万個(20フィートコンテナ換算)以上を目指している。同市みなと総局の担当者は「港の機能を衰退させるわけにはいかない」と言葉を強める。

【アジアの後塵】
 神戸港はかつてアジア最大の国際貿易港で、世界の港湾別コンテナ取扱量では76、77年に2位。94年は6位で292万個(同)を記録した。それが震災で大きな被害を受けた95年に146万個(同)と半減し順位も23位に落ちた。さらに現在は50位をも大きく下回る。神戸が拠点の港湾物流会社である上組の久保昌三会長が「震災はきっかけの一つ」と指摘するように、震災以前からシンガポールや香港、高雄(台湾)といったアジアの港が台頭し、すでに潮目が変わっていた。国内2位となった現在も、アジア主要港の後塵(こうじん)を拝する状況に変わりはない。

 国内貨物が海外に直接運ばれる流れが定着し、アジアと北米、欧州を結ぶ国際基幹航路が神戸を素通りする傾向も強まっている。そもそも国内のコンテナ取扱量自体が04年から14年で1・3倍しか伸びておらず、世界の2・2倍と比べて大きく見劣りがする。

 その中で追い風が吹き始めた神戸港が、どこまで世界で存在感を示していくことができるのか、課題は多い。

 「150年の間、神戸は港とともに発展してきた。(今年は)神戸港をさらに高みに押し上げることが問われる」。4日に神戸市内で開かれた新年合同祝賀会で、久元喜造神戸市長はこう訴えた。復活の兆しを真の復活につなげられるか。節目の重要な年になる。

1449荷主研究者:2017/02/01(水) 23:46:48
>>1448-1449 続き

■インタビュー/上組会長(日本港運協会会長)・久保昌三氏「ターミナル自動化不可欠」

 神戸港の課題は何なのか。そして今後の展望は。港湾物流大手の上組会長で、日本港運協会会長を務める久保昌三氏に、港と神戸経済の活性化策、将来像などについて聞いた。

 ◇

―神戸の街は港とともに歩んで来ました。
「60年代、神戸港はにぎやかだった。川崎重工業や三菱重工業など重厚長大産業の重量物ばかりで港は24時間稼働していた。博多や大分、日本海域の港の荷物も神戸に集められ海外へ運んだ。街は船員でにぎわい、それが神戸経済活性化の一助を担った。しかし70年代に入りコンテナリゼーションが始まると、日本各地の生産拠点に港が整備され、そこから海外へ直接運ぶという概念が強まってしまった」

―震災を機に競争力が低下した神戸港ですが、今後の課題は。
「震災はきっかけの一つとなったが、競争力が落ちたのは中国やシンガポールなどアジアの港が台頭する中、神戸はターミナルを大きくすることにこだわり、中身が伴わなかったから。荷物が集まらないと港は繁栄しないという原点に戻り見直す事が大事だ。地方レベルではなく、国の港湾政策で荷物が港に集まる『集荷』、創り出す『創荷』の仕組みづくりが必要。物流の流れを根本から変えるため、荷主にメリットがあるような補助を国にはお願いしたい」

―港と神戸経済の活性化に必要なことは。
「東南アジアなどに生産拠点を置く日系企業の貨物をシンガポール、台湾などではなく、国際戦略港湾である神戸を経由して北米や中南米に運ぶ動きになるよう働きかけている。神戸のポートアイランドも、市が進めている医療産業都市に製薬会社や医療機器メーカーなどをもっと誘致し、一体運営でヒト・モノ・カネが集まる仕組みを作るべきだ」

―神戸港の将来像をどう描きますか。
「港は目先の戦略では繁栄しない。10年先、20年先のあるべき姿を打ち出し今から整備する。世界の優秀なターミナルは自動化にかじを切っている。神戸も六甲アイランド沖の埋め立てが進むエリアにコンテナバースを集約し、最新鋭の設備を備えたスマートポートにしてはどうか。ハード面に加え、ターミナルシステムやゲートシステムの共通化で搬入出の混雑緩和や誤作業を抑制するなどソフト面の自動化も大切だ」

―上組と神戸は切り離せない存在です。
「当社も神戸で創業し150年。街には当社が築いた地盤があり、神戸経済が上向くと当社の業績も良くなる。今後も神戸経済を支えられるよう頑張りたい」

(2017/1/17 05:00)

1450荷主研究者:2017/02/01(水) 23:47:18

http://www.sankei.com/region/news/170117/rgn1701170012-n1.html
2017.1.17 07:08 産経新聞
広島港、大型輸出船に対応へ改良 水深拡大やクレーン増設などに着手

 マツダを中心に好調な広島港からの自動車関連輸出などに対応するため、国と県が港の改良事業に着手した。大型船も着岸できるように水深を拡大したり、荷物を積むクレーンを増設したりする。あわせて南海トラフ地震なども想定した耐震化を施す。平成30年度に完成する予定。

 対象は港内の宇品地区と海田地区。

 宇品地区は、これまでもマツダが自動車関連輸出に使用してきたが、昭和30〜40年代に完成して以降、老朽化。海田地区も50〜60年代に完成後、老朽化が目立っている。

 国土交通省中国地方整備局によると、マツダは平成20(2008)年に世界的な金融危機を巻き起こした「リーマン・ショック」の影響で、21年に完成自動車の輸出台数は約22万台に落ちこんだが、その後は順調に回復。27年は約39万台まで伸び、いまも好調を持続している。

 その半面、現在の宇品地区では水深が浅いため大型の輸出船が停泊できなかったり、港に入りきれない輸出船が海上に待機して列をなす“渋滞”が発生したりするなど対応に限界が出ている。

 こうした事態を解消するため、国と県が今回の改良事業に着手した。

 宇品地区では、現在の水深10メートルを12メートルに掘り下げて大型の輸出船などが着岸できるようにするほか、船が停泊する既存の170メートルバース2本を、260メートルバースに再編。近い将来に発生するとされる南海トラフ地震なども想定し、岸壁の地盤や背後の土地に液状化対策を施す。

 海田地区でも、積み出しに使用する荷役機械のクレーンを、現在の2本から3本に増設する。

 総事業費は、宇品地区が約62億円、海田地区が約27億円。

 市内のホテルで事業の着工式典があり、湯崎英彦知事は「広島港は自動車関連産業をはじめとした物流拠点として重要な役割を果たしており、埠頭(ふとう)の再編機能強化が強く望まれる」。菊地身智雄・国交省港湾局長も「自動車運搬船の大型化や需要拡大、施設の老朽化などもあり、旺盛な産業活動を支える広島港の港湾機能の再編強化が必要」と訴えた。

1451荷主研究者:2017/02/12(日) 10:54:56

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0359577.html
2017年01/20 07:00 北海道新聞
石狩湾新港 貿易コンテナ取扱量過去最高 定期便さらに期待も

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20170120hokkaido01.JPG
石狩湾新港のコンテナヤード。拡張整備が進められている=2016年11月(石狩湾新港管理組合提供)

 【石狩湾新港】石狩湾新港の2016年の外国貿易コンテナ取扱量が輸出入合わせて初めて5万個を超えた。15年の国際コンテナ航路の増便が大きな要因で、石狩市を挙げて各企業や団体にPRしてきたポートセールスが徐々に実を結んできた結果といえる。石狩湾新港管理組合は「一大消費地である札幌圏に位置する優位性が浸透してきた。さらに新港の利便性を高め、利用者を増やしていきたい」と話している。

 同管理組合によると、16年の外国貿易コンテナ取扱量は、前年比10・9%増の5万775個(20フィートコンテナ換算)で過去最高を記録。過去5年で25・6%増えた。

1452荷主研究者:2017/02/18(土) 21:40:04

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170128_42002.html
2017年01月28日土曜日 河北新報
<秋田港>国際コンテナ取扱量 最高更新

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20170128kahoku03.JPG

 秋田県は27日、秋田港の2016年の国際コンテナ貨物取扱量が過去最高を更新したと発表した。フィリピンなど東南アジアや中国への輸出入が増えたことなどが要因とみられる。

 県の速報値では、16年の取扱量は約7万9500個(20フィートコンテナ換算)となった。それまで最高だった13年の約7万3600個を約6000個上回った。

 同港の国際コンテナ貨物取扱量は、海外との貿易を始めた1995年以降、年々増加している。品目では、主に紙・パルプや木製品が急増。古紙や産業・医療機械も伸びている。

 貿易相手国は、日本海側から行き来がしやすい東アジアや東南アジアが多く、中国やフィリピン、マレーシアのほか、フィンランドなどとも取引している。県商業貿易課の担当者は「官民挙げて行ったポートセールス活動の成果が表れた。東南アジアは今後さらに拡大する市場。取引品目を増やしながら、より一層力を入れていきたい」と話した。

1456荷主研究者:2017/02/26(日) 17:48:03

http://yamagata-np.jp/news/201702/17/kj_2017021700407.php
2017年02月17日 08:49 山形新聞
酒田港コンテナ貨物取扱量、3年連続最多 前年比7.4%増の2万3658個

 本県唯一の重要港湾・酒田港(酒田市)の2016年のコンテナ貨物取扱量は前年比7.4%増の2万3658個(20フィートコンテナ換算)で、3年連続で過去最多を更新した。花王酒田工場の紙おむつの生産拡大や国際定期コンテナ航路の充実が要因。全貨物量は前年比1.7%減の349万1299トン。

 同港のコンテナ貨物の年間取扱量は15年に初めて2万個を突破。14年が1万3799個、15年は2万2028個と、年々大きな伸びを見せている。コンテナ貨物の増加に対応するため、国は国際定期コンテナ船の2隻同時着岸を実現する高砂ふ頭岸壁延伸を予算化。県もコンテナヤードを拡張した上、17年度予算案にコンテナクレーンの大型化など機能強化に向けて9億5千万円を盛り込んだ。

 昨年のコンテナ貨物量は輸出が1万4272個、輸入が9386個。内訳を見ると、輸出では、紙おむつを含む「その他日用品」が前年比2割増の1万1349個で、古紙などの「再利用資材」1390個、「化学薬品」241個などと続く。輸入は、「その他繊維工業品」が1657個で最も多く、次いで「紙・パルプ」1186個、「製造食品」957個などとなっている。

 全貨物量の内訳では、石炭が189万1624トンで全体の54.2%を構成。石油製品が34万3635トン、窯業品(石炭灰など)が29万5430トン、石材が23万8747トン、セメントが12万5442トンとなった。上位5品種で全体の82.9%を占めた。

 国土交通省のリサイクルポートに指定されるなど、同港の特徴であるリサイクル関係の貨物量は前年比6.6%減の43万917トン。金属くず(8万7188トン)は増えたが、それ以外の品目は全て減少した。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170217_52056.html
2017年02月17日金曜日 河北新報
酒田港貨物量が最高 3年連続更新

「ポート・オブ・ザ・イヤー2016」に選ばれた酒田港(東北地方整備局酒田港湾事務所提供)

 山形県は、酒田港(酒田市)の2016年の国際コンテナ貨物量が計2万3658TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算)に上り、3年連続で過去最高を更新したと発表した。港に隣接する花王酒田工場の生産拡大や国際定期コンテナ航路の拡充で輸出が好調だった。

 県経済交流課によると、輸出が前年比15.6%増の1万4272TEUで3年連続で最高を更新した。輸入は3.1%減の9386TEUだった。

 輸出の品目別では、紙おむつを含む「日用品」が19.6%増の1万1349TEUで全体の約8割を占めた。輸入では紙おむつの原料となる「紙・パルプ」が5%減の1186TEU。住宅建材を含む「木製品」は42.1%増の941TEUだった。

 同港の国際定期コンテナ航路は昨年、週6〜7便を維持した。花王は酒田工場を増設し、中国、ロシア向けの輸出拡大を図っている。

1458荷主研究者:2017/02/26(日) 18:12:52

http://kumanichi.com/news/local/main/20170221003.xhtml
2017年02月21日 熊本日日新聞
大型クレーン来年度完成 物流機能を強化 八代港

 県は20日、八代港で2014年度から整備中のコンテナ用大型クレーンと、付随する新コンテナヤードが17年度中に完成するとの見通しを示した。同港のコンテナクレーンは大小2基体制となり、増加傾向にある貨物取扱量に対応できるよう物流機能が強化される。

 17年度一般会計当初予算案にも関連予算を計上。クレーンとコンテナヤードの整備費用は4年間の累計で約20億円になる。

 新しい大型クレーンはコンテナの積み降ろし専用の「ガントリークレーン」。3万トン級のコンテナ船まで対応できる。同港で稼働中の小型ガントリークレーンは最大5千トン級にとどまるため、輸送量の増加やコスト縮減が期待できるという。

 コンテナを集積するコンテナヤードは、現在地より北側の新クレーンの背後地に移し、面積も3・6ヘクタールから5・6ヘクタールに拡大。小型クレーンも移設し、荷役の機能を高める。

 同港のコンテナ取扱量は15年が1万8146個(20フィート換算)で、10年の約1・8倍に増えた。国際定期コンテナ航路は週3便あり、県港湾課は「大型クレーンの稼働で競争力が高まり、新たな航路誘致も期待できる」としている。

 同港では、国が大型クルーズ船専用岸壁を整備することも決まっており、県は17年度予算案に負担金15億2900万円も計上している。(蔵原博康)

1459荷主研究者:2017/02/26(日) 18:20:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00418415
2017/2/23 05:00 日刊工業新聞
社説/神戸港に復活の兆し

 アジアの海運の主要港の一角に返り咲きたい。

 神戸港の2016年のコンテナ取扱量(速報値)が、前年比3・3%増の279万7000TEU(20フィートコンテナ換算)と1995年の阪神・淡路大震災以降で最多となった。2016年上半期のコンテナ取扱量は横浜港を抜き、東京港に次ぐ国内2位に浮上した。

 かつて神戸港はコンテナ取扱量で1976―77年に世界2位を記録。震災直前の94年は6位だった。それが95年は23位に急落した。アジア各国の港の台頭に加え、震災を境に国内の貨物が神戸を経由せずに海外に直接運ばれる流れが定着。アジアと北米、欧州を結ぶ国際基幹航路が素通りする傾向も強まった。

 こうした状況を変えようと国は2010年、阪神港(神戸港と大阪港)を国際コンテナ戦略港湾に選定。14年に設立した港湾運営会社の阪神国際港湾(神戸市中央区)は、西日本から海外に運ぶ貨物を阪神港に集める取り組みを進めた。

 韓国・釜山など海外の港を利用していた荷主が経由地を阪神港に変えた時の助成をはじめ、船会社や荷主向けの各種支援策を実施。国内各港から阪神港に海外向け貨物を運ぶ船は、14年4月の週68便から16年8月には週97便へと約4割増えた。

 国際標準の高規格コンテナターミナルの整備も進む。コンテナ船の大型化に対応するため、神戸港では四つのコンテナバースの水深を16メートルに整備。16年度内には、もう二つの整備を終える予定だ。横22列分のコンテナを積み降ろせるガントリークレーンは現在11基が稼働し、17、18年度にさらに2基ずつ増やすことを計画している。

 17年のコンテナ取扱量は過去最多の1994年に迫る290万TEU以上が目標。また新たに東南アジアから北米に向かう貨物が神戸を経由するよう働きかける。

 中国や韓国の競合港との差は依然として大きい。開港150年目の節目を迎えた神戸港が真の復活を遂げ、アジアの海運の中で存在感を発揮することを期待する。

(2017/2/23 05:00)

1460荷主研究者:2017/03/12(日) 19:35:32

http://yamagata-np.jp/news/201703/02/kj_2017030200038.php
2017年03月02日 15:30 山形新聞
酒田港使い輸送費を削減 酒田の小松写真印刷、陸送から転換

小松写真印刷が輸入したドイツ製の新型印刷機が荷おろしされた。酒田港利用で陸上輸送コストを大幅に削減できるという=酒田市

 酒田市の小松写真印刷(佐藤茂枝社長)がドイツから輸入した新型印刷機の荷おろし作業が1日、酒田港国際ターミナルで行われた。従来は横浜港から陸上輸送で同市まで運んでいたが、酒田港からであれば陸送の距離を大幅に短縮できるため、物流コストを約1割削減できるという。

 今回同社が輸入したのはペットボトルラベルや菓子・洗剤などのパッケージに使われる軟包材に水性インキで印刷できるフレキソ印刷機。同社によると、紙の印刷市場が縮小する中、軟包材の発注量は増えているといい、特に水性インキによる印刷物は医療・食品関係で需要が見込めると導入を決めた。水性インキのフレキソ印刷機の導入は、東北・北海道で初という。

 組み立てると幅約20メートル、奥行き4〜5メートル、高さ約6.5メートルになる大型機械で、コンテナ10個に分割して輸入した。コンテナはドイツ・ハンブルク港を1月に出発し、韓国・釜山を経由して今月1日に酒田港に到着した。市内の酒田京田西工業団地に建設中の新工場に設置する予定だ。

 国土交通省酒田港湾事務所によると、県内の輸出入貨物の多くが東京港・横浜港を利用している。酒田港だと横浜港より物流コストを約1割削減でき、陸上輸送時の雪のトラブルを回避できるメリットがあるという。同社の佐藤社長は「酒田生まれ、酒田育ちで、地元資源である酒田港を利用できてうれしい。多くの県内企業に活用してほしい」と話した。

1465荷主研究者:2017/04/29(土) 22:20:07

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201704/0010090345.shtml
2017/4/12 19:55神戸新聞NEXT
コンテナ取扱数、年間20万個増へ 阪神国際港湾

 神戸、大阪両港を運営する阪神国際港湾(神戸市中央区)は2019年度までの3年間で、両港のコンテナ取扱個数を年間20万個増やすことを柱とする中期経営計画を定めた。

 神戸港のコンテナ取扱個数は、16年に阪神・淡路大震災以降で最多となる280万1千個まで増え、震災前年の1994年に記録した過去最多まであと約11万4千個に迫っている。同社は目標について両港の内訳を明らかにしていないが、計画を達成できれば神戸港で震災前の水準を上回る可能性がある。

 同計画ではこのほかに、海外とのコンテナ定期航路を5航路、国内港と結ぶ内航フィーダーの便数についても週に10便を新たに誘致する目標を設定。神戸港では大型貨物船に対応できるガントリークレーン計7基の整備を進める。

 同社は14年10月に発足し、中期経営計画の策定は2回目。(長尾亮太)

1466荷主研究者:2017/05/06(土) 22:01:14

http://logistics.jp/media/2017/04/13/1595
2017/04/13 物流ニッポン新聞
京都府、港湾局を新設 貨物量増でニーズ対応
t.kokudo

 京都府は3日、港湾局を新設した。増加するコンテナ取扱量、クルーズ船寄港回数に対応するため、京都市内にある港湾課を舞鶴市内に移転させ、港湾事務所との一元化を図るとともに、京都舞鶴港振興に関わる海外経済課の職員を港湾局に配置する。同日の開所式では、業務の開始にあたり、山田啓二知事の手で看板が設置された。

 府によると、京都舞鶴港の2016年のコンテナ取扱量は1万1493TEU(20フィートコンテナ換算)と過去最高を更新。取り扱い貨物量も1082万トンと、7年連続で1千万トンを超えた。また、クルーズ船についても17年に40回の寄港を予定しているなど、ニーズが拡大している。

 京都府の港湾課を舞鶴に移転し、本庁組織として職員28人でつくる港湾局を設置。これまで業務を統括していた京都舞鶴港振興監の職は廃止し、港湾局長を置く。港湾局長には、酒井敦史・京都舞鶴港振興監が就任。また、港湾関連業務について一体的な議論を行うため、港湾局の職員は関係課(観光政策課、産業立地課、エネルギー政策課)を兼務する。(蓮尾輝)

【写真=港湾局の看板を設置する山田知事】

1469荷主研究者:2017/05/21(日) 21:36:36

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201705/0010172714.shtml
2017/5/10 07:00神戸新聞NEXT
神戸港利用に新補助制度 「在来貨物」荷主対象

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_10172715.jpg

神戸新聞NEXT

 神戸市は9日、コンテナに入れずに運ぶ建設機械など「在来貨物」の輸出入港を国内他港から神戸港に切り替えた場合などに、荷主に輸送費の半額を補助する制度を創設した、と発表した。荷主への輸送費支援ではコンテナ貨物が中心だったが、在来貨物では初めて。

 神戸港で取り扱いが多い在来貨物は、輸出が建設機械や自動車、鋼材で、輸入が石炭や麦、トウモロコシなど。同港の2016年の全輸出入貨物は5173万トンで、うち在来貨物が1347万トンと約26%を占めた。近年は08年秋のリーマン・ショック以前の水準を上回っていないが、中古車や建設機械の取扱量が今後、拡大すると見込み、誘致強化に乗り出すことにした。

 補助対象は、神戸港で新製品などを輸出入する▽神戸港を使いながら新たな海外港を利用する▽国内港を神戸港に切り替える-の三つの場合。港での積み卸しを含む輸送費の半分を補助し、荷主1社当たり150万円を上限とする。総予算額は1500万円とした。

 市みなと振興部の担当者は「在来貨物を神戸に集めるための試験的な取り組みとして、どんな支援策が有効なのか、荷主や港湾物流業者の手応えを確かめたい」としている。(長尾亮太)

1474荷主研究者:2017/06/11(日) 13:18:52

https://this.kiji.is/242090209255949813?c=92619697908483575
2017/5/30 15:005/30 15:09 熊本日日新聞
熊本港のコンテナ取扱量、過去最多
災害ごみ影響で約8割増

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20170530kumamoto01.JPG

 熊本港(熊本市)の2016年のコンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)は、前年比77・5%増の1万5775個だった。29日あった熊本港ポートセールス協議会の総会で、県が報告した。熊本地震で災害ごみの輸送が急増したため4年連続で過去最多となったが、国際貨物は13・2%減の7396個と8年ぶりに減少した。

 熊本港は、震災の約1週間後にコンテナ船の入港を再開。熊本市などが災害ごみを大阪・神戸港経由で三重県の最終処分場に運んだため、国内貨物は前年の22・6倍の8379個に大幅に増えた。

 一方、国際貨物は、震災で県内工場の操業が一時停止するなどしたため、荷動きが落ち込んだ。

 輸入は16・0%減の3613個。品目別では住宅用建材などの木製品が最も多く、金属製品や非鉄金属が続いた。輸入元は韓国と中国で5割を占め、3位がフィリピンだった。

 輸出は10・2%増の2426個で過去最多。品目別では古紙や廃プラスチックなど再利用資材が約半分を占め、金属くずやゴム製品が続いた。輸出先は韓国が全体の4割、中国が3割を占めた。

 同協議会事務局の県企業立地課は「国際貨物は昨秋から徐々に持ち直し傾向にある。17年は地震前の水準への回復が期待できそうだ」と話している。(猿渡将樹)

1476荷主研究者:2017/06/11(日) 14:26:12

https://this.kiji.is/242830666044900853?c=92619697908483575
2017/6/1 13:00 熊本日日新聞
八代港、コンテナ取扱過去最高
前年比8.7%増1万9738個

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20170601kumamoto01.JPG

 八代市の八代港の2016年コンテナ取扱量(20フィート換算、空コンテナ含む)は、前年比8・7%増の1万9738個で過去最高だった。31日、県が同市であった八代港ポートセールス協議会通常総会で明らかにした。

 取扱量のうち、96%を占める国際貨物は1万8980個。内訳は、輸入(実入り)が16・8%増の6148個、輸出(同)は1・1%減の5492個だった。輸入元・輸出先とも1位が韓国、2位は中国。両国合わせて7割を占めた。

 輸入品目別の最多は合成樹脂などの13%で、前年の5%から大きく伸びた。肥料や飼料(11%)、衣料品など(10%)が続いた。輸出品目別の1位は古紙などの再利用資材(36%)、次いで木材(27%)、金属くず(15%)だった。

 同港は、韓国・釜山との国際コンテナ定期航路が週3便運航。17年度中に新大型ガントリークレーンが完成する。

 県企業立地課は「取扱量の増加は、利用企業への助成金やポートセールス活動の効果ではないか。今後さらに利便性が高い港として増加が見込める」としている。

 通常総会では、熊本地震後のコンテナ輸送状況調査の実施などを盛り込んだ17年度事業計画を承認した。(平井智子)

1477とはずがたり:2017/06/30(金) 23:55:20
新会社の発足先送り=コンテナ船統合で―海運3社
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170630X834.html
20:47時事通信

 日本郵船と商船三井、川崎汽船の定期コンテナ船事業を統合する新会社の発足が当初予定の7月1日から先送りされることが、30日分かった。南アフリカが独占禁止法上の懸念などを理由に統合に反対している。

 関係者によると、南ア以外では独禁法に関わる手続きは順調に進んでいる。統合方針に変わりはなく、2018年4月1日のサービス開始も予定通りという。3社は、週明け7月3日にも発足時期などについて発表する。

 新会社は「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」。海運不況で業績が悪化している3社が「日本連合」を組んで巻き返しを図るのが狙いで、発足すれば、売上高は2兆円規模、定期コンテナ船で世界上位に入る。昨年10月末の計画発表時には、新会社の設立を17年7月1日としていた。

1482とはずがたり:2017/07/21(金) 23:43:56

清水と大分の組み合わせ萌え♪

焼津にあるサッポロの工場だけど九州迄出荷してるとは!

この区間も未だトラックだったなんて船や鉄道には未だ未だ顧客開拓の余地が有りそうだ。

イオンとサッポロ、船で製品輸送=トラックから切り替え
時事通信社 2017年7月21日 15時36分 (2017年7月21日 23時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170721/Jiji_20170721X508.html

 イオンとサッポロホールディングスは21日、貨物船を使った製品輸送を始めると発表した。静岡県の清水港と大分県の大分港を結ぶ定期船を24日から共同運航する。福岡県で製造したイオン製品を関東方面に、静岡のサッポロ製品を九州方面に運ぶ。運輸業での人手不足や人件費高騰を背景に、食品や流通業界ではトラックから鉄道などへ輸送手段の切り替えが進んでいる。
 イオンは九州から関東への輸送分の約3分の1、サッポロは静岡から九州への輸送分の1割を船便に切り替える。大量輸送が可能になり、イオンは約15%、サッポロは約6%のコストを削減できるという。

1484荷主研究者:2017/07/26(水) 22:51:22

http://yamagata-np.jp/news/201707/17/kj_2017071700373.php
2017年07月17日10:51 山形新聞
酒田港、「急」成長の好循環 港湾機能強化、企業進出

コンテナ貨物取扱量の急増を受け、延伸工事が進められている高砂ふ頭国際ターミナル岸壁。港湾機能強化がさらなる利用拡大、企業進出を誘発すると期待されている=酒田市・酒田港

 本県唯一の重要港湾酒田港(酒田市)が、急速に成長を遂げている。コンテナ貨物の年間取扱量は2016年まで3年連続で過去最多を更新。今年も4年連続の更新を達成する勢いだ。これに対応できるよう現地では港湾機能強化のための整備が進む。輸出入拠点となる港が近いことで、新規立地を決断、検討する企業もある。利用が増加した結果整備が進み、立地環境が向上することで企業進出・事業拡大につながるという好循環が期待されている。

 県の速報では、今年1〜5月のコンテナ貨物取扱量は輸出入合計で1万1584TEU(20フィートコンテナ換算)。過去最高だった前年同期より24%、前々年同期より47%伸びた。花王酒田工場の好調な生産が背景にあるほか、加藤総業(酒田市)が風力発電用の大型風車を、小松写真印刷(酒田市)が大型印刷機を輸入するなど、地元企業の利用も目立っている。

 貨物取扱量の急伸に対応し、コンテナ船が2隻同時着岸できるよう、高砂ふ頭国際ターミナルの岸壁延伸工事が進行する。国の総事業費が16〜19年度で約44億円、県の事業費が17年度で9億5千万円の大型事業だ。17年度中に約70メートル延伸し、酒田港に多い千TEU級と700TEU級の同時着岸が先行して可能になる。第2期でさらに80メートル延伸し、千TEU級2隻が同時着岸できるようになる。

 県事業では、8月末までにコンテナヤードの一部をアスファルト舗装からコンクリート舗装に打ち替え、より重いコンテナが置けるよう改良される。さらに管理棟とトラックゲートを年内に設置する予定だ。コンテナクレーンの改良、大型化も続く。

 酒田港に隣接する酒田臨海工業団地では、民間企業の新事業の動きが活発だ。サミット酒田パワー(酒田市)が東北最大級のバイオマス発電所を建設中で、来年10月の商業運転開始を目指すほか、関西電力(大阪市)がバイオマス発電事業の検討を始めている。

 続々と届く整備、企業進出のニュースに、住民たちも高い関心を寄せる。国土交通省酒田港湾事務所が、普段は立ち入れない港の工事現場を案内する見学会は毎回人気を集め、15日にも実施された。経済団体などの視察も相次ぐ。酒田港に熱視線が注がれる状況は、しばらく続きそうだ。

1485とはずがたり:2017/07/31(月) 17:34:56
<トラック>大井ふ頭渋滞深刻 五輪会場近く影響懸念
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20170731k0000e040223000c.html
11:46毎日新聞

大井コンテナふ頭と周辺の五輪会場
http://tohazugatali.web.fc2.com/port/m_mainichi-20170731k0000e040223000c.jpg
(毎日新聞)

 東京港大井コンテナふ頭(東京都品川区)周辺の道路で、トラックの慢性的な渋滞が続いている。コンテナの取扱量が増加しているのに、ふ頭内に入るゲートの開門時間が制限されているためだ。東京五輪・パラリンピックの会場にも近く、運転手からは「大会が開催されると、さらに渋滞が激しくなるのでは」と懸念する声が上がる。

 現場は倉庫街で一般車両が頻繁に通行するエリアではないが、片側7車線のうち3?4車線がトラックでふさがれる場所もあるなど日常的に渋滞している。東京都によると、渋滞は10年以上前から発生し、約400台が列を作る日もある。6時間並んだことがあるという千葉県船橋市の男性運転手(56)は「15年運転手をやっているが一向に渋滞は解消されない」とため息をつく。長時間労働による体調不良を心配する運転手もいるという。

 ふ頭には四つのゲートがあり、開門時間は原則午前8時半?午後4時半。海外の主要港のように24時間ゲートを開放すれば渋滞は分散するが、港運事業者が加盟する「東京港運協会」(港区)は否定的だ。各港運事業者は従業員と長時間労働をさせない労使協定を結んでいることや、貨物を運び入れる倉庫が夜間は閉鎖されているケースが多いことなどが理由という。

 東京港のコンテナの取扱量はアジアからの輸入増加で15年前の約1.6倍になっており、トラックの交通量も増加傾向にある。警視庁によると、渋滞の最後尾のトラックにバイクが追突するなど、渋滞が原因の死亡事故は2006年以降3件発生。同庁は13年から都などと対策会議を続けているが、渋滞は解消されないままだ。

 さらに懸念されるのが、開幕まで3年を切った東京五輪だ。ホッケー会場の大井ふ頭中央海浜公園、ビーチバレーやトライアスロンなどの会場になる台場地区はいずれもふ頭から1?2キロしか離れていない。運転手の一人は「要人が来日して首都高の出入り口が封鎖されれば、混雑はさらに激しくなる」と危惧する。

 都は対策として、近くに500台を収容できる待機場を整備。自動料金収受システム(ETC)を利用してトラックの入場時間を管理し、ふ頭に入る順番が近づくと運転手に知らせる仕組みで渋滞を解消するはずだった。しかし、今年3月の試験運用はわずか3日でシステムがダウン。現在も復旧していない。

 都は約2キロ離れた中央防波堤に新しいふ頭を整備し、トラックの分散を図る計画も進めているが、整備時期は未定だ。増井忠幸・東京都市大学名誉教授(経営工学)は「複数の会社でコンテナを共同利用すれば、空のコンテナをふ頭に運ぶ回数が減るので交通量を少なくできるはず。そうした対策を国が主導して考えなければならない」と指摘する。

 国土交通省などによると、横浜港や名古屋港など国内の大規模港は敷地が広いため、多くのトラックが待機することができ、大井ふ頭のような激しい渋滞は起きていないという。【安藤いく子】

1486荷主研究者:2017/08/14(月) 16:22:14

https://this.kiji.is/264194403088728073?c=92619697908483575
2017/7/30 09:23 熊本日日新聞
八代港に新貨物クレーン 18年4月から供用開始

八代港の水深12メートルの岸壁に、県が新たに設置した大型ガントリークレーン=八代市

八代港に新たに設置された大型ガントリークレーンの前で、くす玉を割って祝う事業報告会の参加者

 熊本県八代市の八代港に、県が整備するコンテナ用新大型ガントリークレーンが設置された。コンテナ船の大型化に対応し、物流機能を充実させる。28日、同港で事業報告会があった。

 同港コンテナターミナル機能高度化事業の一環で、国が同港北側の水深12メートル岸壁を改良し、県が新大型クレーンとコンテナヤードを整備する。事業費は計約57億円。

 新大型クレーンは高さ59メートル。現在稼働中の小型ガントリークレーンが対応できるコンテナ船は最大5千トン級だが、新クレーンは3万トン級まで対応可能となる。地震による倒壊を防ぐ免震装置も搭載。大分市の工場で建造され、台船で同港に到着し、24日に岸壁に据え付けられた。

 今後は電気設備工事などを実施。南側の水深10メートル岸壁にある小型クレーンと現コンテナヤードも12メートル岸壁に移し、2機態勢とする。移設によりコンテナヤードの面積は1・5倍の5・6ヘクタールに拡大。来年4月の供用開始を予定する。

 報告会は国交省九州地方整備局熊本港湾・空港整備事務所と県が開き、国県市や経済関係者ら約70人が出席。地元園児も加わって、くす玉を割り風船を飛ばして、岸壁改良の完成と新大型クレーンの設置を祝った。

 同港は韓国・釜山との国際コンテナ定期航路が週3便運航。2016年の国際コンテナ貨物取扱量は1万8980個(20フィート換算)で、過去最高を記録した。(平井智子)

1487荷主研究者:2017/09/09(土) 19:20:09

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/125697?rct=n_economy
2017年08/15 05:00 北海道新聞
船と鉄道で荷物リレー 日通、苫小牧港から西日本

 日本通運は21日から、道内で集めた荷物を海上輸送と鉄道輸送を組み合わせて大阪など西日本方面に運ぶ新たなサービスを始める。主に鉄道だけを使う従来のサービスに比べて、輸送時間は1日から1日半程度長くなるものの、費用は最大15%ほど安くなる。輸送のバリエーションが増えることで、荷主の利便性の向上が期待される。

 新しいサービスは主に青果物の輸送を想定している。道内で集めた荷物はいったん、苫小牧港―東京港間で週5便運行する日通の定期高速船で輸送する。東京から先は、JR貨物の貨物列車で西日本方面の各都市に運ぶ。独自に開発した専用のコンテナを使うことで、荷物を積み替えずに運べるという。

 新サービスを使えば、東北などで災害が発生した場合でも、列車運休の影響を受けずに運べるようになる。農作物の出荷が集中する出来秋に、貨物コンテナが不足するといった事態も極力回避できる。

 これまで道内から本州への青果物輸送は主に貨物列車を使っていた。日通は「青果物の輸送枠が増え、災害時のリスク分散にもつながる」(広報部)と話している。

1491荷主研究者:2017/09/16(土) 21:09:42

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201709/0010537143.shtml
2017/9/9 06:30 神戸新聞NEXT
コンテナ取扱個数が過去最高 神戸港17年上半期

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_10537270.jpg
神戸新聞NEXT

 神戸市が8日発表した2017年上半期(1〜6月)の神戸港のコンテナ取扱個数は、前年同期比5・9%増の144万9480個(20フィート換算)となり、統計を取り始めた1990年以降で最高だった。これまで上半期の最高は阪神・淡路大震災前の94年で、通年でも過去最高だった同年の水準(291万5853個)を上回るかに注目が集まる。

 市によると、西日本から韓国・釜山に流れていた貨物を、神戸、大阪両港に取り戻す国の施策が奏功しているという。輸出入コンテナは5・5%増の111万4086個、国内地方港とやりとりするコンテナは7・4%増の33万5394個だった。

 輸出入の相手地域別では、中国が22・5%増(44万5247個)と全体をけん引し、米国も12%増(16万2個)と続いた。一方で欧州は15・8%減と落ち込みが目立った。(長尾亮太)

1493荷主研究者:2017/10/14(土) 22:14:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00445292?isReadConfirmed=true
2017/10/4 05:00 日刊工業新聞
物流改善の新潮流(27)吉田運送 コンテナを複数業者で共用-輸送効率化の「けん引役」

一目で「吉田運送」と分かるよう、車体にフレッシュグリーンを採用している

 貨物コンテナを複数事業者で共同利用し物流を効率化できる「ラウンドユース」が、茨城県内外で広まっている。この取り組みを運送業者の立場でけん引するのが吉田運送(茨城県坂東市、吉田孝美社長、0297・34・2221)だ。

 ラウンドユースは、港を出たトラックが輸入者に荷物を輸送後、一時保管用のデポにコンテナを預け、別のコンテナを持ち出して輸出者から荷物を預かり港に向かうといった仕組み。物流効率化や二酸化炭素(CO2)排出量削減につなげる。

 吉田社長は社長就任前、トラック運転手として働き、日頃から「空気を運ぶだけの運転が長く、時間がもったいない」と感じていた。そうした中、吉田社長は2007年、大手船会社の社員らが集まる会議に参加。そこでラウンドユースの構想に関する話を聞き、実入りコンテナを効率的に運べるこの仕組みに、運送会社としての商機を見いだした。

 「ラウンドユースは複数事業者が予定を調整して空コンテナを共同で使うため、利用企業の増加が欠かせない」と吉田社長。同社はそれまで輸入品しか運送してこなかったが、香港の海運会社である東方海外貨櫃航運公司(OOCL)と契約し、輸出品を扱い始めた。内陸デポの自社運営も開始し、荷主や船会社との関係を拡大。中でもトラクターなどの輸出を行う農業機械大手のクボタのラウンドユース参加は利用企業の増加に弾みを付けた。

 2013年度には、国土交通省と経済産業省による「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」でラウンドユースに関わった吉田運送やクボタなど約20者が経済産業大臣表彰を受賞。17年には、めぶきフィナンシャルグループ(FG)による「第1回めぶきビジネスアワード」で吉田運送が地域創生賞に輝いた。

 今秋には栃木県佐野市が市内に1・1ヘクタールのインランドポート(内陸の港)を開設し、吉田運送が指定管理者を務める。同市によると、公共利用できる内陸デポは全国でも珍しい。吉田社長は「将来的には、ラウンドユースなしで物流は成り立たないと認識されるような環境をつくっていきたい」と意欲をみせる。

(茨城・大原翔)

(2017/10/4 05:00)

1494荷主研究者:2017/10/27(金) 22:44:53

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20171012/CK2017101202000048.html
2017年10月12日 中日新聞
新クレーンお披露目 富山新港

大型クレーンの設置を祝う関係者ら=射水市奈呉の江で

 大型荷役用クレーンの竣工(しゅんこう)式が十一日、射水市新湊地区の富山新港であり、関係者ら五十人が港のさらなる発展を願った。

 石井隆一知事は「大いに活用し伏木富山港の飛躍になればうれしい」と式辞。出席者らがテープカットで完成を祝うと早速、高さ五十六メートルのクレーンが砂利を持ち上げ、ダンプに積むまでの荷役を披露した。

 県によると、一九七〇年設置の旧クレーンが老朽化したため新型に入れ替えた。一時間に荷役できる量は一・三倍の六百トンに増加。作業半径が一・四倍の四十メートルに広がり、より大型の貨物船に対応できる。岸壁に敷かれた六百五十メートルのレール上を移動し、発電用燃料の石油コークスの荷揚げに使われる。

 北海道の工場で製造し、台船に載せて八月に新湊大橋の下をくぐって入港。陸揚げ後は部品の取り付けなどを進めていた。総事業費は十四億円。

 (山本拓海)

1497荷主研究者:2017/12/02(土) 20:21:29

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20171119/CK2017111902000043.html
2017年11月19日 中日新聞
コンテナは増加 だけど総量横ばい 金沢港の貨物取扱量

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2017111802100221_size0.jpg

貨物を運ぶガントリークレーン=金沢港で

理由は… 好循環の中、石油製品は落ち込む

 金沢港におけるコンテナ貨物の取扱量はここ十年間で倍増した。増加に対応するため、県は十月、コンテナの積み降ろしをするガントリークレーン一台を新たに設置した。一方、コンテナ以外を含めた貨物の総取扱量は二〇〇六年以降、減少し、リーマン・ショック後の底からいったん盛り返したものの、横ばいが続く。こうした中、コンテナが増えた理由とは-。(草野大貴)

 県港湾課によると、一六年の金沢港のコンテナの取扱量は六万九百五十六TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個分)で、過去最高を記録した。〇六年は三万八百TEUだったから二倍近い。

 金沢港のコンテナ貨物は全て輸出入のもの。以前と比べて、国外から金沢に寄港する船が増えたことが大きな要因だ。名古屋港など太平洋側の港に陸揚げしていたコンテナが直接、金沢に運ばれるようになった。

 現在、金沢と中国、金沢と韓国を結ぶ定期航路の貨物便が週九便ある。県港湾活用推進室の担当者によると、取扱量が増えたから航路が増えたとも、航路が増えたから取扱量が増えているともいえるという。つまり好循環の状況にある。

 トラック業界の人手不足が顕著となる中、陸送を減らし、大量輸送が可能な船便や鉄道の利用にシフトする企業も増えつつある。

 〇七年にはコマツ金沢工場が操業を開始し、輸出が増えた。全体での主な輸出品目はショベルカーやブルドーザー、織機、プレス機など。輸入は紡績用の糸や服や雑貨が上位を占める。

 半面、貨物の取扱総量をみると、〇六年の約三百九十三万トンに対し、一六年は約三百四十万トンで、両年を比べると一割以上減少。ちなみに一六年のコンテナ輸送は重さ換算で約八十八万トン。ガソリンや灯油など、石油製品の国内間での取扱量が減っている。近年、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及も進む。港湾活用推進室の担当者は「社会のエコ化に伴い、消費量が減っているのではないか」とみる。

 県は現在、金沢港における観光産業の育成にも努めている。代表例はクルーズ船の誘致だ。各国の船会社に働きかけており、クルーズ船の寄港数は〇七年の二十六回に対し、一七年には五十五回になった。担当者は「人もモノも活発に動く金沢港を目指す」と話している。

1499荷主研究者:2017/12/28(木) 22:30:39

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20171205/CK2017120502000046.html
2017年12月5日 中日新聞
浚渫土、受け入れ限界 遠浅の海開拓、名古屋港

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2017120402100201_size0.jpg

名古屋港の維持のため、たまり続ける海底の土砂を取り除く小島組の浚渫船=名古屋市港区の金城ふ頭で

 貿易黒字額が十九年連続で国内トップの名古屋港。もともと水深が深い神戸や横浜などの「天然の良港」と違い、名古屋は遠浅の海を開拓した人工の港だ。開港百十年を迎える今も、海底の土砂をさらう浚渫(しゅんせつ)作業は続く。その量は年間六十〜百万立方メートルで、ナゴヤドームの容積(百七十万立方メートル)の半分前後に及ぶ。土砂との格闘は「宿命」だが、その受け入れ先は限界に近づきつつある。

 中型浚渫船「第三六一良成丸」(全長六十メートル)がうなりを上げ、巨大な金属のグラブ(かご)を海面からつり上げた。一度に海底からさらう土砂は三十立方メートル。十トントラックで六台分の量だ。

 「名古屋港の航路維持に、浚渫は欠かせない」。良成丸をはじめ七隻の浚渫船を所有する海洋土木業の大手「小島組」(港区)の小島徳明社長(62)は強調する。

 弥富市から知多市の湾岸にかけ、南北十五キロ、東西十キロに広がる名古屋港。水深一四〜一六メートルの東西航路は、放置すれば庄内川などから流れ込む土砂で埋まり、大型船が入港できなくなる。良成丸の清水政広船長(59)は「大型船が行き交う中、土砂を取るのは神経を使う」と話す。

 名古屋港管理組合によると、明治時代の伊勢湾では、東京と定期航路を結ぶ四日市港が主な貿易港だった。遠浅の熱田港(現・名古屋港)は小型船しか行き来できない小規模な港だった。

 県内で紡績や陶磁器といった産業が盛んになると、熱田港を国際的な貿易港にする機運が高まり、一九〇七(明治四十)年に築港工事が完成。海底から浚渫した土砂はこれまで、金城ふ頭や鍋田ふ頭など二十三のふ頭の建設に活用してきたが、今ではその処理に頭を悩ませる。

 中部地方整備局によると、浚渫土をためる港内のポートアイランド(二百五十七ヘクタール)の容量もあと数年で限界で、中部国際空港沖に新たな処分場の候補地を検討する。名古屋港管理組合事業推進課の榊原進課長補佐は「たまり続ける土砂は、名古屋港が抱える永遠の課題」と話す。

 (池内琢)

 <貿易の拠点・名古屋港> 名古屋税関がまとめた2016年の貿易概況(速報)によると、名古屋港で輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字は前年比3・2%増の6兆2691億円で、19年連続で国内首位。自動車や車の部品の輸出が好調で、原油や火力発電に使う液化天然ガス(LNG)の輸入拠点でもある。国内で輸出入される貨物量の99%超は港湾を利用しており、トヨタ自動車をはじめ自動車各社の輸出拠点の名古屋港は、日本経済のけん引役となっている。

1500荷主研究者:2017/12/30(土) 21:05:55

http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/201712/171216.htm
2017年12月16日(土)室蘭民報 朝刊
■室蘭港崎守埠頭の新ガントリークレーンが稼働開始

 室蘭港崎守埠頭(ふとう)で15日、港湾荷役機械・ガントリークレーンが稼働を開始した。老朽化に伴う更新。既存のクレーンに比べ約1・4倍の荷役能力がある。港の機能を強化し、隔週寄港の国際定期コンテナ航路(室蘭―韓国釜山)の増便や新規誘致を後押しする。同日、現地で安全祈願祭と供用式が行われ、関係者が新クレーンの完成を祝った。

 新クレーンは三井造船大分工場で製造。事業費約8億8千万円。高さ約55メートル、重さ約670トン。クレーンの腕となるブームを上げた時の高さは80・2メートル。荷役速度は分速50メートルで既存クレーンに比べ「大幅に作業効率が高まる」(市港湾部)。

 クレーンが大型化したことで現在の1万2千トン級から3万2千トン級の船舶まで対応。コンテナを運ぶ範囲は、これまでの奥行き横10列高さ3段から、横13列高さ5段に向上する。カラーリングは周辺景観に配慮し、「室蘭マリンブルーカラー」に塗装し、最上部に市のマスコットキャラクター「くじらん」の絵を描いた。

 稼働初日は、安全祈願祭を実施。供用式で室蘭港湾管理者の青山剛市長は「コンテナ航路数の増加、ウイークリー化が実現できるよう市として精いっぱい努力してまいりたい」と述べた。

 来賓の眞田仁北海道開発局港湾空港部長は「新たなクレーンが供用されることで作業時間短縮に伴う物流コストの低減が可能となり室蘭港コンテナ航路がより活発に活用され地域の発展につながる」と期待した。

 青山市長、眞田部長、高麗海運ジャパン李尚禹代表取締役、成田俊彦室蘭港湾振興会会長が荷役を始めるボタンを一緒に押し、今後の航路の安定やコンテナ取扱量増加などを願った。

 現役大型クレーンとしては「国内最古」とされていた旧クレーンはこの日で「退役」した。1970年(昭和45年)に完成し横浜港で使用。同埠頭第6バースコンテナターミナル供用に合わせ、97年(平成9年)に市が無償で譲り受けた。

(粟田純樹)

1502荷主研究者:2018/01/28(日) 10:06:58

www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/444207.html
2018/1/9 07:40 静岡新聞
清水港・新興津地区に新物流拠点 地元4社、20年完成へ整備

地元4社が新興津地区に整備する新物流センター計画地

 2018年度に全面的に本格稼働する清水港新興津地区国際海上コンテナターミナルに、鈴与、アオキトランス、天野回漕店、清和海運の地元の海貨業者4社が共同で、大規模な物流センターを整備することが8日までに分かった。19年度開通の中部横断自動車道など恵まれた交通アクセスの立地を生かし、輸出入貨物を扱う一大拠点を形成する。

 計画する施設は「新興津連合物流センター(仮称)」。県が整備した同ターミナル第2バースに隣接する用地6・1ヘクタールを譲り受け、鉄骨2階建て、延べ床面積約7・2万平方メートルの建て屋を共同で整備することを検討している。20年完成予定。

 新ターミナルは、同港のコンテナ取扱量の増加、船舶の大型化などに対応するため国、県、静岡市が整備した。17年度には第2バースのレーン拡張工事とともに後背地の用地造成が完了。高度な物流エリアの創出を目指し、県議会12月定例会で、公募で選ばれた4社に売却額28億6千万円で払い下げることが議決された。

 新ターミナルの活用について、鈴与の鈴木健一郎社長は「輸出入貨物を扱う拠点として活用したい。新たな荷主を呼び込み、機能強化された清水港に集まる荷物を増やしていきたい」と語った。

1503荷主研究者:2018/01/28(日) 10:26:40

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156276?rct=n_hokkaido
2018年01/12 05:00 北海道新聞
苫小牧―境港月1回に増便 RORO船試験輸送本格化

 鳥取、島根両県の官民などでつくる「境港流通プラットホーム協議会」は1月下旬から苫小牧港と境港(鳥取県境港市)を結ぶRORO(ローロー)船(フェリー型貨物船)の定期航路開設を目指し、試験輸送を本格化させる。輸送回数を現在は年1〜3回の不定期から月1回に増やし、道内や中国地方の企業の海上輸送に対するニーズを本格的に検証する。

 中国地方の日本海側にはRORO船の国内定期航路を持つ港がなく、道内からは農産物などの貨物を敦賀港(福井)や舞鶴港(京都)で降ろした後、トラックで中国地方に陸送する一方、中国地方からは建材や医薬品を道内に運んでいる。苫小牧港から中国地方に荷物を敦賀港から陸送すると、境港まで直接、船で運ぶよりも輸送時間が半日から1日遅くなるため、中国地方の企業から定期航路化の要望が上がっている。

 試験輸送は2013〜17年までに7回実施し、輸送にかかるコストと時間を検証してきた。ただ、「不定期だと、発送シフトを組みづらい」という荷主の要望に応え、苫小牧―境港間を敦賀港経由で往復する便を月1回のペースで定期的に運航する。増便に伴い貨物量も増えるかどうかも検証し、定期航路開設への判断材料とする。

 今年は27〜31日の第1便を皮切りに試験運航を実施。当面は近海郵船(東京)のトレーラー160台分の積載能力がある船舶を活用する。苫小牧港管理組合港湾振興課は「定期航路化されれば、物流量が増え、苫小牧港の活性化につながる」と協力する構えだ。

 海上輸送の課題はコスト面。貨物が満載になれば、陸送と同程度の輸送費に抑えられるが、貨物が少ないと高くなるという。同協議会事務局の境港管理組合は「道内の企業にも試験輸送に参加してほしい」と呼びかけている。(後藤真)

1504荷主研究者:2018/01/28(日) 10:44:33

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156855?rct=n_hokkaido
2018年01/15 11:02 北海道新聞
小樽・色内埠頭 老朽化で閉鎖、再開いつ 催しや防災訓練に影響

 【小樽】小樽港色内埠頭(いろないふとう)が、岸壁の安全性に問題があるとして、埠頭に隣接する色内埠頭公園と共に、4カ月以上も立ち入り禁止の状態となっている。老朽化により、岸壁を支える鋼鉄製のくいに腐食の穴が開いていることが判明したためだ。埠頭や公園を会場にするマラソン大会や防災訓練の開催にも影響が出ている。市は現在、補修方法や概算事業費算出に向けた追加調査を行っているが、補修して立ち入り禁止を解除する時期は未定だ。

 「ウオーミングアップする場所がなくて困る」。小樽走ろう会事務局の尾崎耕一さん(70)は、色内埠頭が立ち入り禁止となったことに頭を抱える。同埠頭は3千人規模のマラソン大会「おたる運河ロードレース大会」の発着点で、岸壁がコースの一部。参加者は岸壁でのウオーミングアップが恒例だった。30回目を迎える今年の大会は岸壁を通らず、色内埠頭公園前の立ち入り禁止区域手前を発着点に変更する。

 同埠頭が立ち入り禁止となったのは昨年8月24日。昨年6〜8月に岸壁を所有する小樽市水道局が調査したところ、約300メートルの埠頭南側岸壁を支える205本の鋼鉄製のくい(1本の直径1・2メートル、長さ25メートル)のうち、92本に腐食による穴が見つかった。

 穴は直径5センチ〜1メートル。岸壁は海底に打ち付けたくいを横並びで連結して陸側の土砂を押さえる構造で、くいの中は元々空洞。穴を通じて海水が陸地にしみ出し、土砂が流出する恐れがあり「安定性が確保されていない」と判断した。

 同埠頭は1975〜79年に建設。地下に設けられている市の下水処理場の周囲を約1キロの岸壁が取り囲んでおり、地上部分は色内埠頭公園として活用している。小樽海保の専用岸壁として、問題となった南側岸壁に巡視船3隻が停泊していた。

 同海保は昨年10月中旬、巡視船を色内埠頭から約400メートル離れた第2号埠頭に移動させた。同海保の梶山裕司部長は「2号埠頭の方が波が高く、巡視船を係留するためには色内埠頭の方が使いやすい」と話す。

 行事への影響も出ている。市は昨年9月1日に同埠頭で予定していた市総合防災訓練を中止。代替会場はなく、市は本年度防災訓練の開催を見送った。防災訓練は毎年、海保の巡視船が参加、海難救助訓練も実施してきた。

 市災害対策室は「色内埠頭は海保の巡視船が停泊し、使い勝手が良かった。新年度は別の埠頭が使えるか検討している」と明かす。

 市は5月までに、岸壁に入れないように色内埠頭公園周辺にフェンスを設置し、公園内のみの利用を再開する予定だ。森井秀明市長は「フェンスの整備を先行して進める。調査が終わり次第、改修に向けて動き始める」と話す。

 ただ、調査は2017年度末の3月までかかり、18年度中に工事の設計を行いたい考え。着工は早くても19年度になる見通し。市水道局は「日々、腐食が進むので、早く着工したい」と説明。立ち入り禁止は当分の間、解除されない見通しだ。(小樽報道部 西出真一朗)

1506荷主研究者:2018/02/10(土) 23:15:56
>>1505
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201801/0010926182.shtml
2018.01.24 神戸新聞
神戸港のコンテナ取扱量 震災前上回り過去最高に

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_10926417.jpg
神戸新聞NEXT

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市は24日、神戸港の2017年のコンテナ貨物取扱量が阪神・淡路大震災前年の1994年を上回って過去最高の約292万個だった、と発表した。震災前の水準を上回るのに20年以上かかり、開港150年目の節目にようやく“復興”を遂げた形だ。市は、18年の目標を300万個とし、さらなる貨物の取り込みに力を入れる。

 17年の取扱量は、前年比4・1%増の291万6588個(20フィートコンテナ換算)で、これまで最高だった94年の291万5853個を735個上回った。内訳は、輸出貨物が前年比3%増の118万4千個、輸入貨物が同4・2%増の103万2千個、国内貨物が同6%増の70万個。

 神戸港のコンテナ貨物取扱量は94年に過去最高を記録したが、翌95年は震災で港湾施設が大きな被害を受けて146万個に半減。96年以降は200万個台が続いた。その後増加傾向にあったが、リーマン・ショック後の09年に大幅減少。最近は年10万個のペースで伸ばしてきた。

 勢いを取り戻したきっかけは、10年に阪神港(神戸、大阪港)として、京浜港(東京、川崎、横浜港)とともに、国の国際コンテナ戦略港湾に選定されたことが挙げられる。大型化が進むコンテナ船の寄港を促すため、韓国・釜山港に流れていた瀬戸内や九州の貨物の取り込みを進めてきた。

 ただ、震災前の94年はコンテナ貨物取扱量で世界6位だったが、16年は同55位まで順位を落としており、世界の主要港湾との格差はむしろ広がっている。

 久元喜造市長は「東南アジアから北米に向かう貨物の積み替え需要の取り込みに力を入れ、さらなる港勢拡大につなげたい」と話した。(長尾亮太)

1507荷主研究者:2018/02/18(日) 11:37:09

www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2018/201802/180202.htm
2018年2月2日(金)室蘭民報 朝刊
■高麗海運のコンテナが室蘭への毎週寄港決定

 室蘭港で外航コンテナ航路を運航している高麗海運(ソウル)は1日、室蘭港への寄港を隔週から毎週に拡大すると発表した。15日から提供する日韓中を結ぶ新ルートでのサービスに、室蘭港を組み込んだ。毎週寄港は6年5カ月ぶり。荷役機械・ガントリークレーン更新などの環境整備に努め、官民を挙げて毎週化の要望を続けてきた。

 高麗海運ジャパン(東京)によると、隔週サービスでは利便性が悪く、苫小牧港に室蘭の貨物が流れていることや、室蘭市からの強い要望を受け判断した。同社の水島直哉さんは「室蘭の毎週寄港をPRし、集荷につなげたい」と話している。

 新航路は清水、小名浜、仙台、苫小牧、室蘭、酒田、韓国の釜山、蔚山、光陽、中国の上海、寧波を寄港地に、コンテナ船3隻でサービスを提供する。室蘭寄港は毎週木曜日。サービス開始は15日の清水からで、室蘭の第1船は22日の予定となる。

 同航路は、製鉄関連の貨物を主力にして2000年(平成12年)に開設された。最大週2便までサービスを拡大したが、取扱量の減少を受け05年から約3年休止も経験した。08年に隔週で再開、11年3月から毎週化したが、同10月には隔週に再度縮小している。

 近年は自動車需要の増大など主力貨物の動きが堅調に推移しており、航路拡大への期待が高まっていた。

 室蘭関連の17年度上半期実績は輸入325本(20フィート換算)で前年同期と比べ約3割増、輸出は1099本で同2・2%増の状況となっている。

 船舶代理店を担うナラサキスタックス室蘭支店の長江一男支店長は「高麗海運に感謝しています。フェリー就航前のうれしいニュース。市や船社と連携しながら、苫小牧に流れている貨物を取り戻しつつ、新規発掘にも注力していきたい」と力を込めた。

 室蘭市の東平伸副市長(港湾担当)は航路拡充を歓迎しながら「さらなる集荷に努め、安定したサービスにつなげていくことが重要。官民連携して取り組みたい」と引き締めている。

(鞠子理人)

1510荷主研究者:2018/02/25(日) 21:31:42

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180208/CK2018020802000033.html?ref=rank
2018年2月8日 中日新聞
霞4号幹線が4月開通 スムーズな四日市に曲折14年

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2018020702100247_size0.jpg

 四日市港管理組合は七日、四日市港の霞ケ浦地区と伊勢湾岸道のみえ川越インターを結ぶ新道「霞4号幹線」が、四月一日午後五時に開通すると発表した。船荷を運ぶ多くのトラックが国道23号を通らずに済むようになるため、四日市市内の渋滞緩和が期待できる。一方、整備費は当初見通しの倍近くにまで膨らみ、予算確保の苦労などから完成には十四年を要した。

 新道は片側一車線の全長四・一キロで大半が橋や高架。港湾整備のための国の直轄事業として二〇〇四年に事業を開始し、総事業費は四百五十七億円を要した。

 愛称は公募の結果、鈴鹿市の会社員安藤裕子さん(49)による「四日市・いなばポートライン」に。明治期に四日市港の近代化に貢献した稲葉三右衛門(さんえもん)にちなんで名付けた。

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2018020702100248_size0.jpg
赤線で示した部分を四日市・いなばポートラインが通る=県提供

 埋め立て地の霞ケ浦地区は四日市港の中心となる埠頭(ふとう)があり、大規模な倉庫や石油化学コンビナートが並ぶ。現在は霞大橋一カ所しか出入りできる道路がなく、名古屋方面へ向かうトラックが国道23号を通っていた。この付近の23号は現在、一日あたり五万四千台が通行しているが、新道は九千八百台の通行を見込んでおり、この分の交通量減少で渋滞緩和が期待できる。

 四日市港の貨物取扱量は〇九年の五千七百万トンから昨年は六千百四十万トンに増加しており、昨年は複数の企業が出資する大規模な倉庫も新設された。県は外国籍の大型客船誘致にも力を入れており、鈴木英敬知事は「高速道路へのアクセスがスムーズになり、より多くの時間を県内に滞在できるようになる」と効果を強調する。

 一方で、二〇〇〇年の計画当初には二百三十億円と見込んでいた総工費は、二百億円以上膨れ上がった。希少生物が生息する干潟を避けるためにルートを海上に移すなど、計画の甘さもあり、完成時期も当初予定から七年遅れた。管理組合は「東日本大震災があって求められる橋の強度が上がり、費用が増えて予算確保にも苦労した」と説明している。

 (森耕一、大西里奈)

1511荷主研究者:2018/03/06(火) 22:53:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00461547
2018/2/12 05:00 日刊工業新聞
川崎近海汽船、静岡―大分を毎日運航

 川崎近海汽船は3月5日から、清水(静岡県)―大分の航路を毎日運航する。貨物専用フェリーのRORO船を使い、首都圏と九州全域の間で毎日、発地からの3日目配送が可能となる。

 長距離トラック運転手不足が深刻化する中、幹線輸送をフェリーに切り替えるモーダルシフトを促進する。12メートルシャシー160台と乗用車100台を積む船と、12メートルシャシー108台と乗用車36台を積む船の2タイプが就航する。

 これに伴い、従来の北九州―常陸那珂(茨城県)間サービスは休止する。

(2018/2/12 05:00)

1512荷主研究者:2018/03/06(火) 22:53:35

https://www.tomamin.co.jp/news/main/13188/
2018/2/13 苫小牧民報
苫小牧港、5年連続1億トン突破 2017年貨物取扱量1億986万トン

 苫小牧港管理組合がまとめた2017年(1〜12月)の苫小牧港貨物取扱量(速報値)は、前年比4・0%増の1億986万1702トンとなり、5年連続で1億トンを突破、過去最高も更新した。全体の8割以上を占める「内国貿易」は3・0%増の9120万8300トン、「外国貿易」も9・5%増の1865万3402トンで前年を上回り、好調に推移した。完成自動車の輸送が好調だったほか、原油や重油、石油製品の伸びも全体を押し上げた。

 内国貿易で、苫小牧港から国内の他港に貨物を運ぶ「移出」は3・3%増の4524万トン。「砂利・砂」や「製材」は落ち込んだが、「完成自動車」が2・8%増の2981万トンに。「その他輸送機器」も35・0%増の310万トンとなり、前年を上回った。

 国内の他港から苫小牧港に貨物を運び込む「移入」も4597万トンで2・7%伸びた。「石油製品」(11・3%減)や「紙・パルプ」(7・1%減)など減少品目もあったが、新車や中古車などの「完成自動車」が4・7%増の3337万トン、「その他輸送機器」も18・9%増の131万トンとなり、全体では昨年実績より増えている。

 一方、外国貿易で、「輸入」は1749万トンで9・6%増の伸びを示した。近年4〜6万トンで推移していた「鋼材」が12万トンで2・7倍超となったほか、「原油」が759万トンで11・3%増。「重油」は39・2%増、「石油製品」は42・1%増など主力品目の伸びが目立った。

 「輸出」は116万トンで8・8%増。主力品目の一つの「水産品」はスケトウダラやホタテなどの不漁で21・3%減の5万3000トンとなったが、「自動車部品」が15・4%増の14万8000トン、「鋼材」は73・1%増の4万5000トン、「重油」も91・6%増の14万トンと好調に推移した。

 近年の苫小牧港の貨物量取扱量は、リーマンショックなど世界経済の落ち込みによる影響で08年から低迷していたが、13年に5年ぶりとなる1億トン台に回復。14年以降は1億500万〜1億600万トン台で推移していた。

 苫小牧港管理組合は「9月ごろに公表される確定値では1億1000万トン台に乗る可能性もあるのではないか」としている。

1513荷主研究者:2018/03/06(火) 22:59:09

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201802/20180215_52002.html
2018年02月15日木曜日 河北新報
<酒田港>国際コンテナ貨物量 4年連続最高更新

 山形県は14日、酒田港(酒田市)の2017年の国際コンテナ貨物量が計2万8365TEU(前年比19.9%増、1TEUは20フィートコンテナ換算)に上り、4年連続で過去最高を更新したと発表した。港に隣接する花王酒田工場の生産拡大が主な要因で、中国やロシア向けの紙おむつの輸出が好調を維持した。

 県経済交流課によると、輸出は前年比25.1%増の1万7853TEUで、4年連続で過去最高を更新。輸入は前年比12.0%増の1万512TEUだった。

 輸出の品目別は、紙おむつを含む「日用品」が31.3%増の1万4899TEUで、全体の8割以上を占めた。輸入は紙おむつの原料となる「紙・パルプ」が34.2%増の1592TEUだった。果物の缶詰など製造食品が29.1%増の1235TEUだった。

 昨年の国際定期コンテナ航路は週3便で、前年に比べ半減したが、中国、ロシア向けの取引量は好調が続いた。

 県は国際コンテナ貨物量がさらに拡大することを見込み、コンテナクレーンの大型化を20年度までに完了させ、酒田港の機能強化を図る。

1514荷主研究者:2018/03/06(火) 23:34:50

http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20180223000144
2018年02月23日 20時30分 京都新聞
舞鶴港コンテナ取扱量、過去最高 京都、共同配船が奏功

 京都府は23日、舞鶴港(舞鶴市)の2017年のコンテナ取扱量が20フィートコンテナ換算(TEU)で前年比16・6%増の1万3402個と過去最高になったと発表した。韓国向けコンテナ航路で2社による共同配船の開始で利便性が高まり、総取扱貨物量も8年連続で1千万トンを超えた。

 コンテナの定期航路ごとの状況は、韓国が9477個と21・7%増、中国も3436個と6・6%増だった。総貨物量は7・3%増の1161万トンで、うち海外が530万トン、国内が631万トン。海外は石炭や中古車、紙・パルプがいずれも大きく伸びた。

 府港湾企画課は「引き続き舞鶴港の利便性を周知し、府南部や滋賀県からの集荷を増やしたい」としている。

1516荷主研究者:2018/04/01(日) 10:48:30

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20180319/CK2018031902000007.html
2018年3月19日 中日新聞
敦賀港の発展に期待 鞠山南地区で拡張工事着工式

敦賀港の拡張工事の着工を祝う式典出席者ら=敦賀市の敦賀港で

 敦賀港(敦賀市)の鞠山南地区の拡張工事の着工式典が十八日、現地で開かれた。拡張は同北地区の混雑解消が狙いで、二〇二一年度に完成予定。

 国土交通省敦賀港湾事務所によると、北地区では、フェリーや貨物船が国内の農水産物など年千万トン前後を取り扱っている。加えて、昨年からは木質バイオマス発電所向けの木質チップの輸入が始まり、用地不足や船の混雑が問題になっていた。

 工事では、コンテナ船が発着している南地区の岸壁を百三十メートル東に延伸、埠頭(ふとう)を三万八千平方メートル増設する。北地区で受け入れていた貨物の一部を引き取り、北地区の容量不足解消と全体の取扱量増加につなげる。北地区でしかできなかった大型海外客船の受け入れや小型客船の二隻同時の着岸も見据える。

 拡張工事のうち、岸壁整備は国交省が二〇一七年度から事業化しており、土地調査や設計を進めてきた。埠頭は県が整備する。総事業費は計六十五億円。

 この日の式典には、西川一誠知事や渕上隆信市長ら関係者百人が出席。敦賀港のさらなる発展に期待感を示した。

 (米田怜央)

1517とはずがたり:2018/04/06(金) 15:11:45
右翼の海事連盟はなんとか潰していかなあかんな

東京五輪開会式前日は祝日に
海事連盟、海の日移動了承
https://this.kiji.is/354822173438985313
2018/4/6 11:56
c一般社団法人共同通信社

 超党派の国会議員らによる「海事振興連盟」(会長・衛藤征士郎衆院議員)は6日、国会内で臨時総会を開き、祝日「海の日」を2020年に限って東京五輪・パラリンピック開幕前日の7月23日に移動させることを了承した。10月第2月曜日の「体育の日」を開会式がある7月24日、8月11日の「山の日」を閉会式翌日の8月10日に移す案も最終調整に入り、3日間を休日にする構想が大きく前進した。

 海事振興連盟は当初移動に反対していたが、21年以降の海の日を7月20日に固定することを条件とした。山の日議連の会長は、山の日を移すことについても前向きに検討する姿勢を示した。

1518とはずがたり:2018/04/08(日) 12:23:33
海運綜合スレの此処へ

中国によるマレー半島横断運河の建設にインドが警戒感
GLOBAL NEWS ASIA 2018年4月8日 09時15分 (2018年4月8日 12時03分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180408/Global_news_asia_4997.html

マレー半島中程、タイ南部とミャンマー国境に位置するクラ地峡(赤点線が構想運河ルート)
http://tohazugatali.web.fc2.com/int_econ/Global_news_asia_4997_1.jpg

 2018年4月6日、インドメディアによるとマレー半島のタイ国領内に建設が模索されている運河について、中国がロビー活動を活発にしていることについて、インドが警戒感を強めている。

【その他の写真:クラ地峡アンダマン海側の近くには、日本島と呼ばれる島も浮かぶ。(そむちゃい吉田撮影)】

 クラ地峡は、マレー半島の北部タイ王国領内チュムポン県とラノーン県の一帯で、インド洋とタイ湾の挟まれた陸地部が最も狭くなっている地域。西部にクラ川があることから、クラ地峡と呼ばれる。クラ川上流部とタイ湾の間は、わずか44キロメートルの幅しかない。

 この地域に運河を掘るという構想は、古くからあったが、中国によるタイ政府へのロビー活動が活発の度合いを増しているという。これは、一路一体構想と関連して、南シナ海とインド洋を結ぶ海路としてマラッカ海峡を回る現在のルートに比べて、時間的にもコスト的にも、大きなメリットがあると見込んでいるためだ。

 こうした動きについて、インド当局ではスリランカに建設された港がその費用返済を巡って、実質的に中国の管轄下に置かれたことや、スエズ運河、パナマ運河など最終的には建設に携わった列強国が、実質的な支配権を握っているという現状から、いずれ中国がタイの実権をも掌握するようになるのではと危惧されている。

 マレー半島に運河を掘りインド洋とタイ湾を結ぶという構想は、古くは1677年にナライ王がフランスに技術的な可能性を探るよう依頼したのをはじめ、1858年にはイギリスが、建設許可を得たものの資金不足により頓挫。…

その後、第2次大戦時に旧日本軍による建設を阻止するため建設をしない条約を結んだ。また、1970年代には米ソ両国双方から、原子爆弾を掘削に用いる計画を打診されたこともあるなど、その歴史は紆余曲折を得て4世紀に及ぶ。

 クラ地峡の運河開発は、日本政府も以前から関心を持ってタイ政府の動向を探っている。これは、タイの新高速鉄道計画についても、チェンマイーバンコクなどの南北ルートよりも、ミャンマーとベトナムにつながる東西ルートを重視する姿勢を見せていることと連動して、あくまでもインド洋から日本へのルート確保に主眼を置いていることがわかる。こうしたことから、日本政府は今後インド政府と連携することが、中国への牽制としても有効になるのでないだろうか。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

1519荷主研究者:2018/04/15(日) 10:48:48

http://qbiz.jp/article/130883/1/
2018年03月30日 15時00分 西日本新聞
博多港国際コンテナターミナルを拡張へ アイランドシティ、国交省方針

 国土交通省は30日、福岡市東区の博多港アイランドシティ(IC)地区に新たな国際コンテナターミナルを整備する方針を固めた。博多港では2017年の国際海上コンテナ取扱個数が過去最高を記録するなど国際物流拠点として需要が高まっており、機能強化が必要と判断した。

 新たな国際コンテナターミナルは、アイランドシティ西側にある既存のターミナルの岸壁を150メートル延伸する形で整備。岸壁背後のコンテナヤードは市が整備する。20年度の供用開始予定で、岸壁の延伸で大型コンテナ船の3隻同時着岸が可能になるなど取扱量を拡大できるという。

 博多港では、17年の国際海上コンテナ取扱個数が、過去最高となる92万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)を記録。受け入れ容量が限界に近づく中、岸壁が混雑して新規路線の就航なども難しい状況になり、市が機能拡張を国交省に要望していた。

1520荷主研究者:2018/04/22(日) 10:45:43

http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1522806248033/index.html
2018年4月4日 山陰中央新報
浜田港〜釜山港定期コンテナ航路 17年度取扱量最多

 浜田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路の2017年度の取扱貨物量(20フィートコンテナ換算)が前年度比23.5%増の3604本となり、01年3月の航路開設後、過去最多を記録した。5.1%減の1849本だった輸入に対し、80.9%増の1755本と伸びた輸出で、中国、台湾向けのパルプなどがけん引。合計本数でこれまでの最多だった14年度(3414本)を190本上回った。

 浜田港振興会(島根県浜田市熱田町)によると、大型コンテナ船導入の初年度だった17年度はコンテナ船寄港回数が前年度より3回少ない47回だったものの、輸出で、ポートセールスで誘致したパルプ・古紙が、前年度(207本)の約4.5倍の922本の大幅増。韓国などに輸出される木材が前年度比8.7%増の423本、米国などに向けた粗鉱物が同17.0%増の131本となった。

【詳しくは本紙紙面をご覧ください】

1522荷主研究者:2018/04/30(月) 22:21:44

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20180413001.htm
2018/04/13 14:04 北國新聞
新たな金沢港始動 クレーン完成、コンテナ倉庫起工

 金沢港で13日、コンテナ倉庫の起工式と大型荷役機械「ガントリークレーン」2号機の完成式が行われ、関係者約110人が物流拠点のさらなる機能強化に期待を込めた。コンテナ倉庫は金沢港東部工業用地で年内に建設され、来年1月以降の運用開始を目指す。御供田国際コンテナターミナルでは日本海側最大のつり上げ能力を持つクレーンが導入された。

 谷本正憲知事はコンテナ倉庫の起工式の式辞で、東京五輪が開催される2020年に金沢港は開港50周年を迎えるとし「日本海側の拠点港として新たな歴史を刻んでいくにふさわしい姿となるよう最善を尽くす」と述べた。

 佐々木宏北陸地方整備局次長、作野広昭県議会議長が祝辞を述べ、谷本知事がくい打ち初めを行った。

 県の計画では無量寺と戸水の両埠頭(ふとう)に点在するコンテナ倉庫を東部工業用地に集約する。新しい倉庫は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は2997平方メートルとなる。事業費は約8億円。隣接地には金沢港運が大型倉庫1棟を整備する。

 ガントリークレーン2号機の完成式では、谷本知事が式辞、金沢港整備促進期成同盟会長の山野之義金沢市長が謝辞を述べた。2号機は高さ77メートル、海側のアームの長さ34メートルで、1号機より大きな船に対応できる。つり上げ能力は45トンとなる。事業費は約17億円。

 式後、谷本知事は記者団に無量寺岸壁の再整備、貨物上屋の集約、クルーズターミナル整備の三つの事業を19年度末までに終える考えを強調し「航路拡充に向け県内企業の利用を促す」と述べた。

1523荷主研究者:2018/04/30(月) 22:30:35

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20180414/CK2018041402000048.html
2018年4月14日 中日新聞
荷役45トン 日本海側最大 ガントリークレーン2号機

日本海側最大のつり上げ能力があるガントリークレーン2号機の完成を祝う関係者=金沢市の金沢港御供田国際コンテナターミナルで

金沢港で完成式

 金沢港(金沢市)のコンテナ貨物の取扱量が増加する中、荷役作業の効率化を図るコンテナ上屋の起工式とガントリークレーン(荷役機械)2号機の完成式が十三日、同港でそれぞれあった。金沢港の機能強化整備の一環。二〇二〇年の開港五十周年に向け、谷本正憲知事は「日本海側拠点港として新たな歴史を刻んでいくにふさわしい姿となるよう最善を尽くす」と述べた。(田嶋豊)

 クレーンは過去最高を更新するコンテナ取扱量のさらなる増加を見据え、御供田国際コンテナターミナルの1号機と並べて整備。日本海側最大となる四十五トンのつり上げ能力があり、二隻同時に接岸、積み降ろしできるほか、海にせり出したアーム部分が長く、大型船にも対応できるようになった。一四年度に着手し、総工費は十七億円。

 完成式では県や金沢市関係者らがテープカットするなどしたほか、知事がスイッチを入れ、稼働状況を見守った。

 一方、無量寺埠頭(ふとう)や戸水埠頭に点在していた小規模で老朽化したコンテナ上屋を集約し、金沢港西側の東部工業用地に新たな上屋を整備する。作業を一元化することで利便性が向上するほか、多数のクルーズ船が寄港する無量寺、戸水両埠頭周辺の景観も改善される。新施設は鉄骨平屋三千平方メートルで、総工費八億円。隣接地に金沢港運が整備する四千五百平方メートルと合わせ、本年度内の供用を目指す。

 県は一九年度までに金沢港の機能強化整備を進め、物流、観光両面から利活用を促進させる。知事は取材に「金沢港は大きく変貌していくが、クルーズを呼び込む原動力にもなる」と話した。

 金沢港は一九六四年に重要港湾の指定を受け、一一年には「国際海上コンテナ」と「外航クルーズ(背後観光地クルーズ)」で日本海側拠点港に選定された。

地元企業の利用期待

 「日本海側拠点港として前進する象徴的な出来事。今後も官民一体でポートセールスを展開し、航路拡充に努めたい」。式典後、谷本正憲知事は報道陣にそう話した。

 金沢港の外国貿易における昨年1年間のコンテナ取扱量は6万4306本(20フィート換算)。過去最高だった2016年分を更新した。名古屋や大阪、神戸各港など太平洋側の港を利用する企業にルート転換を働きかけるなど地道なセールス活動が功を奏している。

 ただ、県によると、輸出の際に金沢港を利用する県内企業の割合は45%(国の13年調査)。現時点ではその割合も多少上がったとみられるが、輸入の71%に比べ、十分とは言えない。

 金沢港は北陸自動車道からも比較的近く、港周辺では道路環境も改善されている。搬送コストの低減や時間コストの減少にもつながる今回の機能強化策が、地元企業に響くか。さらに金沢港がステップアップするには、企業ニーズに即したソフト施策の充実も求められる。 (田嶋豊)

1524荷主研究者:2018/04/30(月) 22:31:02

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/180208?rct=n_hokkaido
2018年04/14 05:00 北海道新聞
栗林商船が苫小牧航路延長 清水、仙台港にも 運転手不足 寄港地増で対応

 室蘭発祥の内航海運大手、栗林商船(東京)は13日、苫小牧と東京を往復する神明丸(1万3千トン)の定期航路を大阪まで延ばし、新たに清水(静岡県)と仙台にも寄港すると発表した。長距離トラックのドライバー不足が深刻になる中、寄港地を増やすことでトラックに代わる輸送手段の役割も担い、荷主の要望に応える狙いだ。(権藤泉)

荷物量拡大も期待

 これまで神明丸は苫小牧―東京間を2週間に3往復。5月26日からは苫小牧―東京―清水―大阪―清水―東京―仙台を1週間に1周する。同社が清水を寄港地とする航路を展開するのは初めてで、道内からは農産物や製材、本州からは飲料や建築資材などの輸送を想定している。

 運輸業界では、人手不足や環境汚染への対策としてトラック輸送から海運や鉄道輸送に転換する「モーダルシフト」が進んでいる。同社も東海地区に工場を持つ飲料メーカーなどから清水港の活用を求められ、昨年8月から試験的に寄港するなど可能性を探っていた。東京都内で記者会見した栗林宏吉社長は「モーダルシフトの需要を取り込み、将来は増便も検討したい」と述べた。

 同社によると、神明丸の積載率は8割程度。新航路により、年間の寄港場所総数が150から300に倍増するため、扱う荷物量の増加も期待される。同社の道内発着便は神明丸のほか、釧路と東京を結ぶ神瑞丸や王子製紙の専用船などがある。

1525荷主研究者:2018/05/06(日) 11:31:01

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00470840
2018/4/24 05:00 日刊工業新聞
キユーソー、RORO船で食品輸送 無人で温度管理

 キユーソー流通システムは、北海道―関東間で貨物専用フェリー(RORO船)を使ったトレーラーによる食品の冷蔵・冷凍輸送を始めた。従来の大型トラックによる輸送ではフェリー乗船時も含めて運転手の拘束時間が長くなる。RORO船航行中は無人だが、輸送品質を保てることを確認できたため、労働環境の改善を狙いに、採用した。今後、北海道―関西間や関東―九州間でもRORO船利用を視野に入れる。

 キユーソー流通システムは2017年末、苫小牧(北海道)―常陸那珂(茨城県)間でRORO船の利用を開始した。毎日1往復、各便トレーラー1台で運行。4月からはトラクター(けん引車)2台を導入し、常陸那珂港と関東各地の間で自社便による輸配送にも着手した。

 食品の冷蔵・冷凍輸送では、鮮度を維持するために厳格な温度管理が求められる。トラック輸送時は、フェリー船上でも運転手が定期的に庫内温度を確認していた。トレーラーには温度監...

(残り:198文字/本文:598文字)

(2018/4/24 05:00)

1526荷主研究者:2018/05/06(日) 11:31:30

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/932
2018年4月24日 カーゴニュース 第4662号
リンコーコーポが新潟港初の本格的な危険物倉庫を建設
2018.04.24

 リンコーコーポレーション(本社・新潟市中央区、南波秀憲社長)は東港支社(新潟県聖籠町)と隣接する自社所有地に危険物倉庫を建設する。新潟港エリアで初めてとなる本格的な営業用危険物倉庫で、県内化学品メーカーの新潟港からの輸出促進につなげる。京浜港一極集中の緩和も狙う。

 東港ターミナル6号上屋・7号倉庫と同じ敷地内に、990㎡の平屋の危険物倉庫1棟を9月頃着工、年内竣工を目指す。消防法危険物第4類に対応し、固定ラックを導入。収容能力は約4800ドラムで、敷地内で増設の余地もある。

 周辺の化学品メーカーの主に輸出貨物をターゲットとし、保税蔵置場とする予定。敷地内にトップリフターを備え、コンテナをシャーシから下ろせるため、バンニング・デバンニング作業も効率的に行える。

 なお、リンコーコーポレーションでは昨年、新潟東港のコンテナヤード(CY)内に危険物のISOタンクコンテナ50基が保管可能な屋外貯蔵施設を開設。今回の危険物倉庫建設と併せて危険物物流事業を強化している。

 新潟港は本州日本海側で最大のコンテナ取扱量を誇り、近隣には製紙、化学品、金属機械等の輸出メーカーが立地しているが、これまで新潟港には危険物倉庫がないことから輸出では主に京浜港が利用されていた。

 リンコーコーポレーションでは危険物倉庫の開設により、従来からの危険物の通過貨物だけでなく、保管貨物を扱えるようになる。同倉庫を利用することで、化学品メーカーのアジア向けの輸出で新潟港から輸出しやすい環境が整う。

(2018年4月24日号)

1527荷主研究者:2018/05/06(日) 11:32:33

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20180424/CK2018042402000021.html
2018年4月24日 中日新聞
伏木富山港 コンテナヤード拡張 国際物流の活性化期待

拡張工事が終わった伏木富山港国際物流ターミナル=射水市で(県港湾課提供)

 伏木富山港(新湊地区)国際物流ターミナルで、県が進めてきたコンテナヤードの拡張工事が終わった。コンテナ取扱量が増え、国際物流のさらなる活発化が期待される。県が二十三日、発表した。(山中正義)

 従来のヤード東側に二・二ヘクタール広げ、面積は一二・八ヘクタールになった。取扱貨物量は、現在の八万三千TEU(個)から十一万五千TEUに増える。夜間対応の照明塔も一基整備した。

 二〇一四年十二月から着手し、事業費は七億三千九百万円。貨物の取扱量が増えるだけでなく、コンテナの積み重ねが減り、取り出しやすいメリットもある。

 コンテナ取扱量は増加傾向にあり、昨年は七万六千四百四十五TEU(速報値)。ターミナルができた十五年前からほぼ倍増した。中国や韓国航路の利用貨物が増えているという。

 船の大型化も課題となっている。そこで、ヤード南側では、国の直轄事業として三年前から岸壁の延伸整備も進めている。本年度末に完成予定で、総延長は現在より七十五メートル長い四百八メートルになる。完成すれば、これまでの一万トン級のコンテナ船二隻から、一万二千トン級の二隻の同時接岸と荷役が可能となる。沖待ちの船の解消にもつながる。

 石井隆一知事はターミナルの整備を「伏木富山港の活性化に大きく資する。荷役が一層活発になる」と期待した。

 今月二十八日には、国際物流ターミナルで記念式典があり、関係者が記念荷役やくす玉割りなどでヤード拡張の完成を祝う。

1528荷主研究者:2018/05/06(日) 11:35:16

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180425/CK2018042502000057.html
2018年4月25日 中日新聞
木材チップ需要増で衣浦港を燃料輸入拠点に 国と県、整備調査へ

大型船が寄港できるふ頭の造成や荷揚げ施設の整備が検討される「衣浦ポートアイランド」(中央)=県提供

 官民連携による社会基盤の整備を支援する国土交通省の事業に、碧南市沖の「衣浦港外港地区」が選ばれた。衣浦港一帯では再生可能エネルギー発電所の新設などにより木材チップの需要が増しており、「エネルギー輸入拠点」として物流の増加に対応できる港に再整備するのが目的。本年度は国と県が二千万円をかけて地区内の調査を進め、施設や道路の整備の進め方を検討する。

 事業地区は、碧南市南端の沖合に造成中の人工島「衣浦ポートアイランド」(四十七ヘクタール)と、東側の対岸エリア。

 人工島では、発電用の木材チップや石炭などの燃料、食料品、金属くずなどの貨物を荷揚げし、保管する施設を新たに整備する。大型船の寄港に対応できるふ頭の造成に向けた調査も進める。人工島と対岸をつなぐアクセス道路の機能強化も検討する。

 一帯の物流関係施設は、官民が連携して運営する「PPP方式」を目指す。

 衣浦港では現在、貨物を扱う岸壁が南北約二十キロの範囲にわたって点在しているが、多くの荷物を運べる大型船の接岸を想定した施設ではない。施設の老朽化や作業員の不足など、複数の課題が顕在化していた。

 一方、周辺で木材チップを燃やして発電する施設の新設や、既存の石炭火力発電所で石炭に木材チップを混ぜて燃やす動きが加速。今後、木材チップなどの取り扱いが大幅に増えることが予想されることから、衣浦港の再編整備は、施設を集約化して荷揚げ作業を効率化し、対応能力を強化する狙いがある。

 再編事業の調整を担う県の担当者は「大型船を生かした効率的な物流網を整備し、増加する貨物への受け入れ態勢を整えていきたい」と話す。

 (中尾吟)

1529荷主研究者:2018/05/06(日) 11:37:37

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00471015?isReadConfirmed=true
2018/4/25 05:00 日刊工業新聞
センコー、モーダルシフト推進 自社施設で積み替え、貨物フェリー輸送

貨物専用フェリー(RORO船)を使って輸送する

 センコーグループホールディングスは、自社拠点を活用したモーダルシフトを促進していく。荷主企業からトラックで集めた貨物を、自社施設でトレーラーなどに積み替え、近隣の港から貨物専用フェリー(RORO船)で輸送する仕組みを構築する。2018年内にも海運会社と連携し、九州と関西・関東間を中心に長距離輸送の需要を取り込む。

 計画するモーダルシフトは、4月に新設した「東九州車輌支店」(宮崎県延岡市)が荷主との窓口となる。自社およびグループ各社のトラックでいったん小口集荷し、積み替えたトレーラーなどで近隣の大分港(大分市)や細島港(宮崎県日向市)まで一括し運ぶ。その後はRORO船で輸送する。

 九州から関西・関東への長距離輸送を、従来のトラックから船舶活用へ切り替えることで、自社のトラック運転手の負担軽減へつなげる。

 同社は国内で原料や雑貨、食料品など多様な業種へ物流網を敷いている。保有する地域拠点も生かし、陸から船舶まで一貫した輸送形態の提案を進める。また、モーダルシフトを進めており、片道500キロメートル以上の貨物輸送で17年9月時点でモーダルシフト化率65%を達成しており、さらなる引き上げを目指す。

 RORO船の活用は、他の物流会社でも進む。キユーソー流通システムは2017年末から苫小牧(北海道)―常陸那珂(茨城県)間でRORO船の利用を開始。毎日1往復、各便トレーラー1台で運行。トラック運転手不足などに対応している。

(2018/4/25 05:00)

1532荷主研究者:2018/07/07(土) 23:20:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180623_32011.html
2018年06月23日土曜日 河北新報
釜石港の国際コンテナが好調 利用企業は17年45社に増加

中国・韓国直行便にコンテナを積み込むガントリークレーン

 釜石港の国際コンテナ定期航路が好調だ。東日本大震災からの復興を目指して取り組んだ航路開設が奏功し、利用企業は2011年の8社から17年には45社まで増加した。東北の他港から乗り換える動きもあり、市は18年のコンテナ取り扱い目標を17年の倍以上の1万個(20フィート換算)と設定した。

 東北6県でドラッグストアを展開する薬王堂(岩手県矢巾町)のコンテナ荷揚げが今年1月、釜石港で始まった。中身は、中国で製造された自社ブランドの生活雑貨だ。

 従来は6〜7割を秋田港経由で花巻市の物流センターまで運んでいたが、製品集積地の上海との直行便就航を機に主力港を釜石港に切り替えた。18年は釜石港にコンテナ175〜225個を陸揚げする見通し。

 同社は「直行便は遅延が少なく、計画的な商品輸送が可能。釜石港は物流センターとの距離も近く、陸送の効率化とコスト低減も見込める」(AWBブランド戦略室)と説明する。

 釜石港では17年9月、荷役能力の高いガントリークレーンが稼働を開始。市内で結節する三陸沿岸道と東北横断道の交通インフラも整備が進み、岩手県内陸部に集積する製造業関連の利用拡大が期待される。

 市などは釜石港の国際コンテナ物流で、16年は県内に少なくとも24億2200万円の直接的な経済効果があったと試算する。

 国際貿易拠点化を目指して市は本年度、担当課の名称を国際港湾振興課に改めた。引屋敷英人課長は「県内経済の活性化は震災復興の力になる。釜石港の利便性をアピールし、さらなる集荷に務めたい」と語る。

[釜石港の国際コンテナ定期航路]京浜港を経由するフィーダー(支線)の2路線と中国・韓国と結ぶ直行便の計3本を運航。いずれも東日本大震災後に開設された。震災関連輸送を除くコンテナ取り扱い実績は2017年、過去最高の3724個(20フィート換算)となった。

1534荷主研究者:2018/08/01(水) 23:38:01

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00481560?isReadConfirmed=true
2018/7/18 05:00 日刊工業新聞
福島・小名浜港、輸入炭の集積地に 東港、大型船受け入れ

【いわき】福島県が管理する小名浜港(いわき市)が、日本の石炭取り扱い港としては最大級の港になろうとしている。輸入炭を運ぶ大型船を受け入れる基地ともなる造成中の東港地区の岸壁を水深18メートルおよび16メートルにするしゅんせつ工事が90%終了、東港からいわき市と広野町へ20年、22年に完成するそれぞれ出力54万キロワットの世界最大の石炭ガス化複合発電(IGCC)向けに輸入炭を受け入れる。10埠頭(ふとう)となる小名浜港は1―3号埠頭が商業・観光基地に、4―7号と東港はエネルギー基地として拡充する。

【拠点港に指定】
 小名浜港の取扱量は17年が1660万トンと東北2位。うち石炭が63%で、石油と合わせたエネルギー関係で70%を占める。常磐共同火力や東京電力フュエル&パワーの石炭火力向けに、5―7号埠頭から輸入炭を陸揚げ、それぞれ陸上と船で輸送している。16年には東日本大震災の災害復旧工事を完了、国際バルク戦略港、特定貨物輸入拠点港の指定を受け、新たに海上へ東港地区(広さは1期で54万平方メートル)の整備を進めている。

【整備は最終段階】
 現在の石炭基地である5―7号埠頭は水深が14メートルで、7万トン級の船が入る。IGCC発電所の完成に合わせ、石炭船は12万―14万トン級が入ってくることから、東港の岸壁は水深が16メートルと18メートルに整備される。そのためのしゅんせつが15年度から始まり、現在最終段階にきている。日本最大の8000馬力のしゅんせつ作業船が1日1000―1万立方メートルの海底の土を取り、東港へ埋め立てている。

【海外炭を供給】
 東港は1期の埋め立てが80%完了しており、20年までには大型荷役システムが設置され、大型の石炭輸入拠点となる。昨年完成した東港と3号埠頭を結ぶ石炭の運搬などにあたるマリンブリッジを通っていわき市勿来のIGCC向けに東港から陸送で海外炭を供給する。広野向けは専用船を予定している。IGCCは炭種が広範囲に利用できることから、炭種の組み合わせが可能になる。

 東港は港湾関連用地として、第2期では沖合側を整備、石炭以外の荷役を計画する。東港の施工を担当する国土交通省東北地方整備局小名浜港湾事務所は、「このクラスの港湾整備としては全国で1、2の投資」と17年度はピークの100億円以上をかけた。

 小名浜港は東港の完成で、石炭バルク戦略港湾としては徳山下松港・宇部港と並び全国トップの規模となり、東北地方では石炭受け入れ拠点として、その集積基地になる。

(2018/7/18 05:00)

1537荷主研究者:2018/09/02(日) 22:26:06

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201808/0011549329.shtml
2018.08.17 神戸新聞
兵機海運、姫路港に危険物倉庫を新設 需要増に対応

兵機海運が姫路支店内に新設した危険物倉庫=姫路市飾磨区細江浜万才

 海運・倉庫業の兵機海運(神戸市中央区)は、石油やアルコールなどの燃えやすい液体を扱うことができる危険物倉庫を、姫路市飾磨区の姫路港に新設した。9月から稼働させる。同社によると、不特定多数の荷主の危険物を扱う倉庫は姫路港で初めてという。

 同社の姫路支店内に設けた。高床式の平屋で約861平方メートル。可燃性の危険物貨物はドラム缶や18リットル缶に保管する。コンテナを横付けして積み下ろしできるため、効率的な搬出入が可能という。安全を確保するため、新たに社員8人が危険物取扱者の免許を取った。

 景気拡大で化学メーカーの製品や原料の荷動きが活発化。増大する危険物の保管ニーズに応えるため、新倉庫の建設を決めた。老朽化していた鋼材用倉庫を撤去し、2億4千万円を投じて新倉庫に建て替えた。

 同社の担当者は「取り扱い貨物の幅を広げて荷主の需要に応えるとともに、姫路港の活性化の一助になれば」とする。(長尾亮太)

1538荷主研究者:2018/09/02(日) 22:55:47

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00485688?isReadConfirmed=true
2018/8/23 05:00 日本経済新聞
JR貨物、国際海上コンテナを鉄道輸送 21年めど東海道・山陽線で

東海道線などで40フィート型背高コンテナの鉄道輸送を始める(海上コンテナ40フィートと12フィート)

 JR貨物は2021年までに東海道線や山陽線で、国際海上輸送の標準となりつつある40フィート(約12・2メートル)型背高コンテナの鉄道輸送を始める。既設トンネルの建築限界に対応できるよう低床化した専用貨車の開発に取り組み、実用化を急ぐ。陸揚げ後のコンテナ陸上輸送(ドレージ)でトラックからのモーダルシフトを提案。外航海運と連携を強化し、輸出入貨物に新規の鉄道輸送需要を狙う。

 JR貨物は貨車メーカーと共同で専用貨車の開発を進めているが、重心が低く、車輪も特殊となるなど、技術的な課題が残る。完成までには時間がかかるとみられる。

 現在、40フィート型背高コンテナの鉄道輸送は、汎用貨車で取り扱える東北線でのみ提供。専用列車を東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)から仙台港駅(仙台市宮城野区)経由で盛岡貨物ターミナル駅(盛岡市)に平日1日1往復設定する。関東以北の東北線はトンネルの建築限界が高い一方、東海道線や山陽線はトンネルの建築限界が低い。このため車両側の工夫が不可欠だ。

 40フィート型背高コンテナは輸送効率が良く、世界的に採用が急増しており、国際海上コンテナの半分超を占める。国内のドレージは、トラックの地上高が車両制限令を超える約4・1メートルのため、特殊車両通行許可が必要で、国土交通省では規制緩和に向けた検討も進む。トラックの運転手不足への対応も急務となっている。

 JR貨物が総合物流事業を展開するに当たって、他の輸送モードとの連携は課題。特に外航海運と組み合わせた輸出入貨物の一貫対応を視野に入れる。東京貨物ターミナルは、大井コンテナ埠頭(ふとう)と道路を隔てて隣接しており、結節機能の強化も目指す。

(2018/8/23 05:00)

1540荷主研究者:2018/09/16(日) 18:51:46

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20180830/CK2018083002000038.html
2018年8月30日 中日新聞
RORO船、敦賀-博多航路 来春新設、本州と九州の物流活発に

 海運会社の近海郵船(東京都)は二十九日、敦賀港(敦賀市)-博多港(福岡市)間を結ぶ「RORO船」の定期航路を来年四月に新設すると発表した。

 RORO船は、貨物を載せたトラックやトレーラーをそのまま輸送できる船。航路が開設されると、本州の日本海側と九州をつなぐ国内唯一の海上輸送ルートとなる。同社では「敦賀港は中京、関西のどちらもアクセスが良い。本州と九州間でモノの動きを活発にできると思う」と期待する。

 同社は二〇〇二年から運航する敦賀港-苫小牧港(北海道)間のRORO船を活用し、敦賀港を中継地にした北海道と九州をつなぐRORO船輸送サービスも始める計画だ。

 敦賀-博多間は週三便(曜日未定)で運航をスタートし、夏からは日曜日を除く週六便体制に移行する。就航船舶は全長一六七メートルで、大型トレーラー百二十台を積載できる規模という。

 敦賀港の主な国内航路は、RORO船が苫小牧と博多の二航路、乗客と貨物のどちらも搭載可能なフェリーは苫小牧の一航路となる。海外は、韓国とRORO船が運航されている。

 (尾嶋隆宏)

1541荷主研究者:2018/09/16(日) 18:56:43

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/223481?rct=n_hokkaido
2018年08/31 08:59 北海道新聞
新倉庫、食品流通変えるか 「大型冷凍冷蔵」苫小牧港で着工 通過点から拠点へ

 【苫小牧】苫小牧港を道産食品の加工・輸出拠点とすることを目指し、港湾運送業の第三セクター苫小牧埠頭(苫小牧)を中心とした特別目的会社「北海道クールロジスティクスプレイス」が、道内最大級の収容能力2万200トンの大型冷凍冷蔵倉庫を着工した。来年9月に稼働し、産学連携で新商品開発から製造、物流までをつなぐ産業集積化に向け、具体的な道筋を探っている

産学連携組織、17社が協議会

 「これまでの物流や農業のあり方を変える動きが、苫小牧から始まろうとしている」。苫小牧東部地域(苫東)での食産業創出を支援する産学連携組織「北海道フードロジスティクス・イノベーション推進協議会」の座長、石井吉春北大大学院特任教授は、今月21日の倉庫着工に意気込んだ。

 協議会は、この倉庫のビジネスモデルを探るために昨年6月に発足。苫小牧埠頭と株式会社苫東、北大が呼びかけ、政府系の日本政策投資銀行、道内の食品製造や運送、金融機関など17社が参加する。一般企業の場合、需要増に対応して倉庫を建設するが、今回は「検討を進めながら、建設を同時並行で進める」(苫小牧埠頭の橋本哲実社長)。

 建設地は苫東に近い苫小牧東港区で、延べ床面積約1万4千平方メートル。総事業費70億円。「冷蔵」「冷凍」「冷蔵冷凍切り替え」に3区分され、生鮮品や加工品などそれぞれに適した多温度対応とするほか、二酸化炭素などの濃度を調整した鮮度保持装置を導入。品薄の時期を狙って、港で出荷調整できるのが特長だ。

 建設に踏み切ったのは、食の研究開発や輸出の拠点づくりを進める国や道などの支援も期待できるからだ。

 道は道産食品の年間輸出額を2023年までに1500億円に引き上げる目標を掲げる。17年実績で674億円と道は険しいが、今年5月に来道した中国の李克強首相が「高品質で安全な農産品を輸入したい」と言及するなど期待感は広がる。環太平洋連携協定(TPP)の来年発効なども見据え態勢づくりは急務だ。

取扱量最大も工業製品が主

 苫小牧港は16年の年間貨物取扱量が約1億トンで道内最大。国内でも4位だ。だが、紙や自動車部品などの工業製品が主で、冷凍冷蔵倉庫の容量はわずか8千トンと圧倒的に少なく、食品物流は秋の収穫期での「通過点」でしかない。株式会社苫東などは、今回の大型倉庫建設を核に食品加工工場誘致などで集約拠点化を図る。

 「食品の輸出強化を図るため、商品開発組織を立ち上げるべきだ」「あらゆるモノをインターネットと接続するIoT技術活用の物流情報会社も必要」。協議会では将来を見据えた意見が次々と出された。

 ただ、利用企業は着工後も固まっていない。苫小牧埠頭はホクレンや大手食品メーカーなどと水面下で交渉を進め、まずは足元を固めたい考えだ。(金子文太郎、鈴木雄二)

■石狩湾新港、大消費地・札幌圏抱え集積
 道内では、札幌圏の大消費地を抱える石狩湾新港に冷凍冷蔵倉庫が集積し、一大農産地の十勝管内でも食品会社などが倉庫の整備を進めている。苫小牧港が道産食品の集積地となるためには、これらの地域との役割分担や連携も課題だ。

 石狩湾新港に集積する冷凍冷蔵倉庫の収容能力は、計約25万8千トンと全道の4分の1を占める。冷凍食品などの利用が主だが、ここ数年は水産品の輸出入にとって強みとなり、2017年の外国貿易コンテナ取扱量は輸出入計5万723個と2年連続で5万個を超えた。

 ただ、石狩湾新港には国内定期航路がなく、国内輸送には主に苫小牧港を使うため、輸送費は割高だ。「倉庫が集積した石狩湾新港に定期航路を開設する方がメリットが大きい」(流通関係者)との声も強く、石狩や札幌の経済団体などは15年、航路誘致期成会を設立した。

1542荷主研究者:2018/09/16(日) 18:57:14
>>1541-1542 続き

■十勝管内、一大農産地背景に進む拡充
 一方、十勝管内では、冷凍食品大手ニチレイ(東京)のグループ企業が、14年に音更町に建設した冷蔵倉庫「十勝物流センター」を6月に拡張。収容能力は約4割増の1万1298トンとなった。冷蔵倉庫大手ヨコレイ(横浜)は16年8月、芽室町に「十勝第三物流センター」(収容能力2万2千トン)を建設し、既存2施設を合わせ計6万トンを誇る。

 管内5農協でジャガイモの一元集出荷をする士幌馬鈴薯(ばれいしょ)施設運営協議会も2月、士幌町内に1万5千トン収容の貯蔵庫を新設した。ホクレン帯広支所によると、生鮮野菜の多くは急冷後、3割は鉄道貨物に、7割は冷蔵コンテナを積んだ予冷車で苫小牧港などに運ぶ。

 現状では、両地域とも苫小牧港に貨物を集約しており、同港関係者は「食品加工や農産品選別機能の最終工程が苫小牧の倉庫で可能になれば相乗効果を生む」とみる。

 台風や水害で農産地の倉庫が被害に遭うケースも多く「リスク分散の観点からもメリットは大きい」とする。(土屋航、長谷川史子)

1543荷主研究者:2018/09/24(月) 21:50:03

http://www.sankeibiz.jp/business/news/180907/bsd1809070500005-n1.htm
2018.9.7 06:01 Fuji Sankei Business i.
フェリー輸送、需要高まり 運転手不足を解消、災害時の代替役

「フェリーさんふらわあ」が大阪-志布志航路で導入した新船「さつま」(同社提供)【拡大】

 地方と大都市圏などを結ぶフェリー輸送の需要がじわりと高まっている。深刻なトラックの運転手不足を解消する切り札として、政府は輸送手段を鉄道やフェリーに切り替える「モーダルシフト」を提唱。西日本豪雨では寸断された被災地の物流の代替役としても注目され、各社は新船の導入を加速させている。

■西日本豪雨でも活躍

 宮崎県で唯一の長距離航路である神戸-宮崎を運航する「宮崎カーフェリー」(宮崎市)の2017年度のトラック輸送台数は過去10年で最多の7万1870台だった。経営難で17年11月に宮崎県や地元金融機関などの出資を受け再建が決まったが、特に神戸行きの需要が根強く、満杯で20〜30台のトラックが乗船できない日もあるという。

 JA宮崎経済連などが17年、扱う青果物の出荷時間を早めたことが増加を後押しした。フェリー利用の前日に荷量を確定させ、余裕をもって乗船してもらうことで、大消費地に向かうドライバーの負担を減らす狙いだ。

 甚大な被害をもたらした西日本豪雨では、陸路が寸断。代替輸送手段としてフェリーが被災地などを結ぶ物流を支えた。宮崎カーフェリーの上田賢一企画部長は「岸壁や港に大きな被害が出ない限り海上輸送は災害時にも強い」と強調する。

■政府主導で転換へ

 政府は17年7月に決定した総合物流施策大綱に「環境負荷低減や運転手不足に対応するため、トラックから大量輸送が可能な鉄道、船舶への転換を図ることが重要」と明記。

 20年度までに海運を伴う貨物輸送量を12年度比で1割増やす目標だ。

 併せて、運送業者が貨物船やフェリーを利用しやすくするよう、空き状況などの情報を集約した上で利用者が検索できるシステムを構築する方針も掲げた。

 国土交通省の担当者は「人工知能(AI)などを使って利便性を高め、海運事業の活性化を促したい」と話す。

■低燃費な新船導入

 日本長距離フェリー協会(東京)によると、国内の内航海運会社は、老朽化や輸送コスト削減などを理由に低燃費な新型船への移行を進める。主な中・長距離航路だけでも15〜18年に計10区間で新船が導入されたほか、19年以降も複数の路線で就航する予定だ。

 「フェリーさんふらわあ」(大分市)は、18年5月に続き、9月にも休息をとるドライバーの居住性を高めた新船を大阪-志布志(鹿児島県)に投入。久世達広営業企画室長は「顧客確保のため、船室設備やサービス向上を各社が打ち出している。需要を確実につかみたい」と意気込む。

 ただ、新船導入は各社にとって負担増にもなりかねず、収益力向上が課題となる。都市部から地方に向かう便で積載率が低いこともあり、運航効率化も求められそうだ。

1544荷主研究者:2018/09/24(月) 22:07:40

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201809/0011626971.shtml
2018.09.10 神戸新聞
神戸港コンテナ取扱個数 18年上半期は過去最多

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_11627255.jpg

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市が10日発表した2018年上半期(1〜6月)に神戸港で取り扱われたコンテナの数は、前年同期比2・9%増の149万978個(20フィート換算)と、統計を取り始めた1990年以降で最高だった。過去最高だった昨年の実績を通年でも上回るかどうか、下半期の動向に注目が集まる。

 国内地方港とやりとりするコンテナが37・5万個と12・1%伸び、全体をけん引した。そのうち輸出入貨物を中心とする輸送は21万個と7・2%伸びており、市みなと総局振興課は「韓国・釜山に流れた輸出入貨物を神戸港などに取り戻す国の『国際コンテナ戦略港湾政策』が奏功している」と分析する。フェリーによる輸送も6・6%増の9・2万個となった。

 輸出入コンテナ全体は111・5万個と前年同期からほぼ横ばいだった。輸出入の相手地域別に見ると、アジアが4・2%増(90・6万個)と全体を底上げした一方、北米が19・7%減(14・3万個)、欧州が2・6%減(5・3万個)と低調だった。

 また、同日発表した7月単月の速報値は、5・4%減の約22万個だった。同課は「西日本豪雨や台風の影響が出た」としている。(長尾亮太)

1547荷主研究者:2018/09/29(土) 22:13:25

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20180918/CK2018091802000041.html
2018年9月18日 中日新聞
北陸と釜山結ぶ新定期航路開設 寄港コンテナ船歓迎 富山新港

韓国から初めて寄港したアカシアアリエス=射水市越の潟町で

 シンガポールの船会社「Xプレスフィーダーズ」が日本海と韓国・釜山を結ぶ新たな定期コンテナ航路を開設したことを祝う記念セレモニーが十七日、射水市新湊地区の富山新港であり、関係者が韓国から初めて寄港したコンテナ船の船長らを歓迎した。(酒井翔平)

 寄港した「アカシアアリエス」(全長一一四メートル、五、六五八トン)の船内であったセレモニーで、市産業経済部の片岡幹夫部長が「定期航路が多くの企業に利用され、富山の経済発展、日本の発展を支えることを期待している」とあいさつ。記念品や花束を岳富勇船長らに渡した。岳船長は「富山新港はとてもきれいで、作業も安全第一で効率よくできる」と感想を話した。

 アカシアアリエスは、六百二TEU(二十フィート換算)が積載でき、釜山新港(木、金曜)を出て、新潟(日曜)、伏木富山(月曜)、金沢(火、水曜)を経て、釜山新港に戻る。伏木富山港の韓国航路は、韓国・中国航路を含めて週三便から四便に増えた。

1548荷主研究者:2018/09/29(土) 22:25:23

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201809/0011652600.shtml
2018.09.19 神戸新聞
台風で被災の神戸港 コンテナターミナル完全復旧へ全力

台風21号の高潮被害を受けた、六甲アイランドにある日本郵船のコンテナターミナル=17日午後(撮影・後藤亮平)

 台風21号が4日に兵庫県を通過してから18日で2週間。高潮被害を受けた神戸港では、輸出入貨物を積み降ろしするコンテナターミナルが一部を除いて通常操業に戻り、旅客ターミナルも全面復旧した。休止中のコンテナターミナルでは、被災を免れた他社のターミナルに貨物を振り替えて物流を維持するが、代替先の余力にも限りがあり、関係機関は早期再開に全力を挙げている。(長尾亮太)

 神戸港の運営会社、阪神国際港湾(神戸市中央区)によると、ポートアイランドと六甲アイランドにあるコンテナターミナル11カ所のうち、10日までに9カ所が業務を再開。六アイの南東にあるRC6、同7の2カ所は浸水で電気系統が故障し、クレーンなどの設備が使えずに停止したままだ。当初は本格再開まで年内いっぱいかかる見通しだったが、別の電気系統を用いて前倒しできる可能性が浮上している。

 RC6、同7は、海運大手の日本郵船が使用する。しかし、商船三井と川崎汽船(本店・神戸市中央区)を含む大手3社はコンテナ船事業を今春に統合しており、物流への影響を最小限に抑えようと、郵船のコンテナ貨物を2社のターミナルに振り替えている。

 具体的には、北米とアジア航路の貨物を、隣接する川汽のターミナルで積み降ろし。欧州航路の貨物をポーアイの商船三井のターミナルに振り替える。

 関係者によると、RC6と同7は同港のコンテナ貨物取扱量の1〜2割を占めるという。川汽、商船三井のターミナルも余力が限られており、「どれだけ対応できるかは不透明」(関係者)という。

 阪神・淡路大震災では、被災した同港の国際貨物が韓国・釜山に流出。1994年に世界6位だった同港のコンテナ貨物取扱量は、2016年に55位まで下落した。その後、国際貨物を集める国の施策や景気拡大などが寄与し、17年のコンテナ取扱個数は統計を取り始めた90年以降で最高となった。

 18年は上半期(1〜6月)で前年同期を上回ったものの、台風21号の被災が通年の最高更新を不透明にしている。関係者は「震災で神戸港が航路から外される『抜港』の二の舞いは避けたい。全力で復旧させたい」としている。

1549荷主研究者:2018/09/29(土) 22:38:44

http://www.daily-tohoku.co.jp/kiji/201809200P219664.html
2018/09/21 09:00 デーリー東北
八戸港コンテナヤード 拡張工事完了

拡張工事が完了した八戸港八太郎2号埠頭のコンテナヤード=20日

 2014年度から始まった八戸港八太郎2号埠頭(ふとう)のコンテナヤード拡張工事が20日までに全て完了した。現在は一部が暫定使用されているが、近く全面供用開始となる予定。年間のコンテナ取扱能力は現在の約5万1千本(20フィート換算)から約6万9千本に増加する。ヤード拡張により同港の利便性向上や貨物量の増加が見込まれ、物流拠点としての強化につながりそうだ。

 同港のヤードを利用した通常の年間コンテナ取扱量は近年、堅調に推移しており、15年には過去最高の5万8065本に。16、17年も5万本を突破した。

 14年以前から取扱量が好調に伸びていたため、青森県は15年度から拡張事業に着手。国から埋め立て地を取得し、昨年8月ごろから工事を開始した。工事完了により、ヤード面積はこれまでの6・6ヘクタールから8・5ヘクタールへと拡大した。

 一方、貨物量が増えたことでヤードが飽和状態となり、船会社によっては貨物の取り扱いを断るケースも出てきたため、県は6月から拡張地の一部を暫定使用してきた。

 当初は今年の早い時期に時期に終了する予定だったが、関係機関との手続き上の問題などの影響で完工時期が遅れていた。県八戸港管理所の工藤康正所長は取材に「工事完成を抑え、安堵している。作業効率の向上などに期待したい」と話した。

1550荷主研究者:2018/10/23(火) 23:06:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180923_73001.html
2018年09月23日日曜日 河北新報
<宮古―室蘭フェリー>就航3ヵ月、旅客健闘 貨物は苦闘 発着時間の見直し検討

室蘭港に向けてフェリーに乗り込むトラック=21日午前7時20分ごろ、宮古港

 宮古市と北海道室蘭市を結ぶ岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」は、就航から22日で3カ月となった。ここまで旅客利用は順調に推移しているが、貨物は苦戦が続いている。運航会社の川崎近海汽船(東京)は、利便性向上へ発着時間の見直しも検討する考えだ。(宮古支局・佐々木貴)

<夏休み需要追い風>
 川崎近海汽船は運航初年度の数値目標をトラック1万8000台、旅客1万7000人、乗用車8800台とした。利用実績は公表していないが、嶋村嘉高フェリー部部長代理は「旅客は順調。貨物は苦労している」と説明する。

 旅客は団体ツアーが多く、夏休みの需要も追い風になった。宮古市の「ホテル近江屋」の近江勇社長は「北海道からの観光客が増えた。東日本大震災の復興事業が一段落した中、フェリーの存在は大きい」と手応えを実感する。

 収益の約7割を見込む貨物の不振は、就航時期が物流の閑散期と重なったことや、北海道の天候不良で野菜類の出荷が遅れていることが影響したという。

 21日にトラックで室蘭港に向かった登米市の会社社長星和徳さん(49)は「既に計8回利用している。(片道10時間の)乗船中に休憩時間が十分取れるのはいい」と歓迎。貨物利用者の評判は狙い通りだが、課題も見えた。

<降雪の少なさPR>
 そもそもカーフェリーの就航は、2020年度をめどに全線開通する三陸沿岸道(仙台-八戸)との連結を見据えた戦略だった。しかし現状の部分開通を敬遠する荷主は多く、そのために顧客開拓が加速しないと川崎近海汽船は分析する。

 同社は利便性向上を図るために「午前8時宮古発、午後6時室蘭着」「午後8時室蘭発、午前6時宮古着」という現行の運航ダイヤ見直しを検討し始めた。三陸国道事務所も北海道の業者を含めて輸送実態のヒアリング調査に乗りだす。

 とはいえ宮蘭フェリーの存在感が急速に高まっているのは確かだ。先日の北海道地震では空の便や鉄路が混乱する中、発生直後から人員や物資の輸送で大きな役割を果たした。

 宮古市の南隣に位置する岩手県山田町はフェリー利用客の増加も視野に、三陸沿岸道に近い県立山田病院跡地に観光物販施設の整備を計画している。

 「今後は三陸沿岸道の降雪量の少なさをアピールしていく」と冬季に向けた戦略を語る嶋村部長代理。山本正徳宮古市長は「フェリー就航は長年の夢だった。県と協力し、ポートセールスに一層力を入れたい」と強調する。

1552荷主研究者:2018/10/23(火) 23:42:07

http://www.daily-tohoku.co.jp/kiji/201809290P220401.html
2018/09/29 09:00 デーリー東北
室蘭-宮古フェリー南下便、10月6日から八戸寄港

室蘭-宮古間のフェリー航路

 川崎近海汽船(東京)は28日、岩手県宮古市と北海道室蘭市を結ぶフェリー航路について、10月6日から南下便のみ、八戸港に寄港させると発表した。宮古からの道路交通網が十分でない現状で、トラック貨物の利用が想定を下回ったことから、「八戸で下船したい」とのドライバーのニーズに応える。三陸沿岸道路(八戸市―仙台市)が全線開通するまでの暫定的な措置で、運航日も毎日から週6日に減らし、コストダウンを図る。

 宮古-室蘭間は今年6月22日に就航し、片道10時間で1日1往復している。同社は利用実績を公表していないが、トラック貨物に関しては「目標に遠く及ばず、苦戦している」状態。三陸沿岸道は2020年の開通を目指し整備中で、首都圏方面へ向かう運転手からは「今は宮古より八戸で降りて高速道路に乗ったほうが便利」との声もあるという。

 一方、同社が運航する八戸-苫小牧間は利用が好調で、夜に苫小牧を出発する便は満杯になる日もあることから、需要の取りこぼしをカバーできると見込む。

 新ダイヤは、室蘭発の南下便が月〜土曜、宮古発の北上便が火〜日曜の運航となる。南下便は、現行より50分遅い午後8時50分に出発し、6時間40分後の翌日午前3時半に八戸に到着。宮古には午前7時55分に到着。八戸に寄港しない北上便も宮古出発を1時間25分遅らせる。

 宮古、室蘭両港での停泊時間は現行より約30分短くなるが、休航日を設定することによって船体のメンテナンスに十分な時間を割くことができるという。同社は「八戸寄港で新たな需要を掘り起こし、航路を維持したい」としている。

 フェリーの八戸寄港について、八戸商工会議所は「片道でも航路が増えれば八戸港の振興や地域のビジネスチャンス拡大につながるだろう」と歓迎している。

1553荷主研究者:2018/11/03(土) 17:36:11

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/236393?rct=n_hokkaido
2018年10/10 05:00 北海道新聞
函館港―本州間の内航コンテナ計画 鈴与、物流効率化へ

 【函館】総合物流大手の鈴与(静岡市)は、函館港と本州を結ぶ初の国内向け内航コンテナ船の定期運航を、早ければ年内にも開始する方針を固めた。多くの国内向けコンテナが苫小牧港に集中している現状を踏まえ、物流の効率化を図る考え。当面は月1往復で運航し、将来的に週1往復を目指す。

 鈴与などによると、函館―苫小牧間では現在、多くの企業が1台当たり往復10万円以上の輸送費をかけてコンテナを陸送している。青函航路のフェリーやJR貨物を利用して移出入する場合も、危険物の輸送を厳しく制限されるなど利便性や効率が悪いという。

 鈴与は、函館港に近い太平洋セメント上磯工場(北斗市)や西日本の複数企業が、産業廃棄物や危険物を函館港から移出入する需要があると判断。胆振東部地震で苫小牧港が被災したことも踏まえ、函館港に内航コンテナ船の航路を開設することで物流が滞るリスクの分散にもつなげたい考えだ。

 鈴与は現在、苫小牧港と静岡〜京浜地区の港との間でコンテナ船を定期運航しているが、これらは国外向けの外航コンテナ船への積み替え輸送用で、純粋な内航コンテナ船は約30年間、運航実績がない。函館港と結ぶ道外の港については、定期運航時に顧客の要望に応じて決めるという。(文基祐)

1554荷主研究者:2018/11/03(土) 19:31:56

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/239376?rct=n_hokkaido
2018年10/19 05:00 北海道新聞
道内4港に日中韓結ぶコンテナ路線 韓国2社が再編

 【ソウル幸坂浩】韓国の南星海運と高麗海運は既存の路線を再編し、北海道―韓国―中国を結ぶ定期コンテナ路線の共同運航を始めた。既存路線には含まれていなかった石狩湾新港など道内4港と北東アジアをつなぐ。道内へは今月下旬に最初のコンテナ船が入港する。

 南星海運が運航していた日韓路線と高麗海運の中韓路線を再編し、連結した。南星海運の既存路線には函館、苫小牧、釧路の道内3港が含まれていた。新路線では、これら3港に石狩湾新港が追加された上、日韓間だけでなく日中韓3カ国間での物流も可能になった。北海道と中国北部を結ぶ海運市場でシェアを拡大を狙う。

 両社は20フィートコンテナを約千個積載できる船を新路線に投入。各港に週1回入港する。韓国では釜山(プサン)など、中国では青島などに寄港する。石狩湾新港には現在、高麗海運が単独で運航する路線など、いずれも日韓を結ぶ2路線が就航している。今回、日中韓路線が開設されたことで、石狩湾新港の国際定期コンテナ路線は過去最多に並ぶ3路線体制となった。

1555荷主研究者:2018/12/07(金) 22:04:05

https://www.sakigake.jp/news/article/20180531AK0008/
2018年5月31日 秋田魁新報
セリオン周辺整備へ クルーズ船受け入れ強化、県計画改訂案

整備後のセリオン周辺のイメージ。臨海道路の付け替え、緑地化、埠頭整備などを進めるとしている(県提供)

 秋田県は30日、秋田港の2030年代半ばまでの開発方針を定める港湾計画改訂案を明らかにした。大型クルーズ船の受け入れ強化に向けたポートタワー・セリオン周辺の環境整備や、物流機能強化のための埠頭(ふとう)造設を盛り込んだ。同日、県庁で開いた県地方港湾審議会で示し、「妥当」と答申された。

 セリオン周辺の本港地区では、世界最大22万トン級のクルーズ船受け入れに対応するため、水深11メートル、延長450メートルの岸壁を整備する。臨港道路の一部付け替えのほか、周辺を埋め立てて約6ヘクタールを緑地化。景観の魅力やレクリエーション機能の向上を図り、クルーズ船乗客ら観光客の受け入れにつなげる。

 物流機能の強化に向けては、北東の外港地区に5・6ヘクタールのコンテナ埠頭を造設し、貨物コンテナの取扱量上限を現行の10万本(20フィート換算)から11万5千本に増やす。2017年の取扱実績は約7万5千本(空コンテナ含む)だったが、県は関係企業への聞き取りを踏まえ、増加を見込んでいる。

 また、秋田港で石炭火力発電所の建設計画があることを受け、外港地区に石炭輸送船用の岸壁(水深13メートル、延長325メートル)も整備するとした。

 審議会には委員21人が出席。県建設部の白井正興港湾技監は「クルーズ船需要が高まっており、秋田港での受け入れに向けて本港地区の整備を優先的に進めたい」と述べた。

 計画改訂案は、県が昨年まとめた秋田港の将来像を描いた「秋田港長期構想」を踏まえまとめた。今後、国の手続きなどを経て、7月ごろに正式な計画となる見通し。06年に策定した現計画は、20年ごろまでの方向性を定めていた。

1556荷主研究者:2018/12/08(土) 00:16:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00497031?isReadConfirmed=true
2018/11/26 05:00 日刊工業新聞
海運3社のコンテナ統合会社ONE、荷物量確保で苦戦 環境規制・保護主義の荒波

コンテナ船に積まれているONEのコンテナ

 国内海運大手3社による定期コンテナ船事業の統合会社「オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)」が苦戦している。10月に当期利益予想を123億円の黒字から674億円の赤字に下方修正した。欧州や北米からの帰り便(復航)で荷物量(積み高)確保に難航して費用がかさみ、収益の改善には構造改革も不可避だ。環境規制や保護主義の台頭といった荒波にもまれる前に“安定航行体制”をとれるか、早くも正念場を迎えている。(小林広幸)

 ONEは4月に営業を開始した。年間売上高は約2兆円。日本郵船が38%、商船三井と川崎汽船が31%ずつ出資する各社の持分法適用会社で、初期の船隊規模1億4300万TEU(20フィートコンテナ換算)は世界第6位だ。

 開業直後に「システムを扱う人間が慣れていなかった」(丸山卓商船三井取締役専務執行役員)ことで発生したサービスの混乱は収束したものの、積み高や荷主からの信頼の回復は道半ばで、結果として尾を引いている。

 市況が悪くない中で前回発表から、わずか3カ月後の業績見通しに大きな差異が出た。想定外のONE業績悪化は株主3社の連結決算で「大きく足を引っ張った」(宮本教子郵船常務経営委員)。当面の対策とともに、次年度以降の事業計画練り直しにも取り組む。

 3社は首脳同士が月1回集まって重要業績評価指標(KPI)の監視を通じて、打つべき手を議論しているという。“船頭多くして船、山に登る”を懸念するところだが「それだけは避けなければならない」(郵船首脳)として自制。ベストプラクティスを選ぶという統合方針に沿い、それぞれが我慢を強いられているもようだ。

 ONEは世界的にコンテナ船の超大型化が進む中で「日本の貨物を日本の港で、きちんと扱う」(木戸貴文ONEジャパン社長)ことを重視し、一回り小さな船を主力に「(グローバルとニッチの)ハイブリッドキャリアとして差別化」(ジェレミー・ニクソンONE最高経営責任者)する方針を掲げる。

 価格勝負でなく「ソフトを重視し、顧客が望むサービスを提供」(内藤忠顕郵船社長)することで安定収益を確保し、持続・発展を狙う。ONEの発足で“強気の”運賃交渉に成功。荷主から付加価値を評価されだしており、日本の船会社に対する期待も大きい。

 コンテナ船のビジネスは今後、燃料油の硫黄酸化物(SOx)含有量規制強化や、米中貿易摩擦をはじめとする保護主義台頭などの山積する課題に取り組んでいかなければならない。母体となった3社の知恵を結集して、早期に“船体”の姿勢を整え、大きな波に備えることが、グローバル競争での勝ち残りには必須だ。今まさに統合の真価が問われている。

(2018/11/26 05:00)

1557荷主研究者:2018/12/09(日) 18:17:47

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/251213?rct=n_hokkaido
2018年11/24 05:00 北海道新聞
釧路バルク港整備完了 国内初、年内にも運用開始

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20181124hokkaido01.JPG
国際バルク戦略港湾としての整備が完了した釧路港西港区第2埠頭。手前が新設された水深14メートル岸壁=3日(本社ヘリから、加藤哲朗撮影)

 【釧路】飼料穀物などばら積み貨物(バルク)の輸入拠点「国際バルク戦略港湾」に道内で唯一選定されている釧路港西港区第2埠頭(ふとう)の整備が終わり、釧路市内で23日、完成記念式典が行われた。整備完了は国内第1号で年内にも運用が始まる。北米からトウモロコシなど飼料穀物の大量輸送が可能になり、効率的な輸送網形成による物流コストの低減が期待されている。

 国際バルク戦略港湾は穀物や石炭、鉄鉱石などをばら積みで運搬する大型貨物船に対応するため、国が2011年に釧路港など全国10港を選定し、集中的に整備。15年に着工した釧路港では第2埠頭の外側に全長300メートル、水深14メートルの岸壁を新設、満載状態の大型船の接岸を可能にした。荷役機械の設置などを含め総事業費は約182億円。

 釧路市によると、物流コストは飼料用トウモロコシで1割ほどの削減が見込まれる。第2埠頭ではサイロの増設や飼料製造工場の建設が進み、民間投資は計約116億円に上る。

 記念式典で、国土交通省の塚田一郎副大臣は「釧路は海上輸送網におけるポテンシャルを秘めた地域。公共事業と民間投資による(社会資本整備で生産性が向上する)ストック効果に期待したい」と述べた。(小野聡子)

1559荷主研究者:2018/12/09(日) 18:45:02

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1306
2018.11.29 カーゴニュース
井本商運が「海コン便」をモーダルシフトの受け皿に

 井本商運(本社・神戸市中央区、井本隆之社長)では、国内貨物をターゲットとした内航コンテナ輸送「海コン便」を強化する。BCP(事業継続計画)対策として、荷主は幹線輸送のルート、モードの複線化を進めており、フェリー、RORO船と並ぶ第3の海上輸送の選択肢として内航コンテナ船の活用を提案する。現在、「海コン便」専用のISOコンテナ300〜400基運用しているが、高まるモーダルシフトニーズを受け、増強も計画している。

幹線輸送モードのひとつとして採用の動き

 同社は1973年の設立以来、内航フィーダー輸送をメインに事業展開しており、九州・瀬戸内の各港と阪神港を接続する「西日本航路」(阪神港ハブ)、北海道・東北・東海・阪神各港と京浜港を接続する「東日本航路」(京浜港ハブ)を2つ柱とした全国輸送ネットワークを構築している。

 2015年6月にトレーラにかかる外内貿別許可基準が統一され、国内貨物をISOコンテナに積んでも“フル積載”が可能になり、競争力が高まったことから、ISOコンテナによる国内貨物の海上輸送サービス「海コン便」を事業化。フィーダー貨物に加え、国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトに積極的に取り組み始めた。

 今年は西日本豪雨で山陽線の貨物列車が3ヵ月運休したことから、「海コン便」による京浜港から九州向けの代替輸送が増加。メーカーでは災害時だけでなく平時から「海コン便」を幹線輸送モードのひとつとして採り入れる動きもあり、四日市〜広島間でタイヤの輸送も計画されているという。

定時性確保に注力、緊急時には免コンの活用も

 海上輸送ではフェリー、RORO船がメジャーだが、内航コンテナ船は航路が限定されないのが強み。井本商運では現在、国内57港(うち不定期港は14港)に寄港し、39の定期航路(週1便以上の定期配船)を開設。運航隻数は28隻で、近年、船舶の大型化を図ってきたが、同時に港の事情に合わせた小型船も充実させている。

 一方で、外航船のコンテナフィーダーがメインのため、本船が遅延したり、ターミナルの着さん状況によって定時性が守れないケースが出てきてしまう。井本商運では定時性を確保するため、「海コン便」のスケジュールを毎週更新し、ホームページで公開。国土交通省に、外貿・内貿バースの連続性・一体性を持たせた整備・運用も要望している。

 また、「海コン便」の利用のハードルとなるのが貨物の積み下ろしの問題。通常、海コンのドライバーは荷役を行わないため、トラックと比べ使いにくさを感じる荷主もある。貨物自動車標準運送約款の改正による運送と荷役の分離で「工場や倉庫側での荷役が浸透していけば、『海コン便』とトラックとの差はなくなる」(井本社長)と見る。

 現在、「海コン便」のコンテナは各種サイズ、仕様をそろえ300〜400基体制だが、今後顧客の要望に応じて増やしていく方針。豪雨の際には、船社の協力を得て、免税コンテナの国内転用によりコンテナの提供を受けられたことから、緊急時には「海コン便」で免税コンテナの活用も視野に入れている。

 「海コン便」の輸送実績の伸び率は2017年上期比で16%と、フィーダー輸送の6%を上回っている。動脈物流ではメーカーの多ルート、他モード化で内航コンテナ船が注目される一方、リードタイムに余裕のある静脈物流では既に活用が進んでおり、産廃業界への営業活動を強化するとともに、貨物に合わせた専用コンテナの投入も検討する。

(2018年11月29日号)

1561荷主研究者:2018/12/19(水) 23:47:32

http://www.kanaloco.jp/article/213392
公開:2016/11/19 02:00 更新:2016/11/19 02:00 神奈川新聞
横浜港のクレーン第1号保存へ 「ハンマーヘッドクレーン」

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20161119kanagawa01.JPG
保存されることになった横浜港の「ハンマーヘッドクレーン」=横浜市中区の新港ふ頭

 横浜港のクレーン第1号とされ、新港ふ頭(横浜市中区)の先端に100年以上前に建造された大型港湾荷役機械「ハンマーヘッドクレーン」が保存されることになった。市は周囲を含めて緑地公園にする計画で、2018年度中に大型客船が着岸できる客船岸壁とともにオープンする方針だ。

 クレーンは50トン級で高さ約30メートル。金づちに似た形状から「ハンマーヘッド」と呼ばれて親しまれてきた。横浜港の貿易量の増大に対応するため明治から大正期に建設された新港ふ頭に、1914(大正3)年に英国から導入した。

 当時は沖合に停泊する貨物船に艀(はしけ)が向かい、荷物を積み下ろす荷役作業が主流だった。横浜港初の近代的なふ頭である新港ふ頭では貨物船が岸壁に着岸し、クレーンを使って積み下ろすことで作業効率が大幅に向上した。

 完成から9年後の関東大震災でふ頭は大半が水没。戦後は56年まで連合国軍総司令部(GHQ)に接収され、使えない状態が続いた。再び活躍の機会を得たのは高度経済成長期。横浜港で53年間働く人(78)は「多くの貨物船が行き来し、それぞれにジブクレーンを搭載していた。横浜ドック(元・横浜船渠(せんきょ)、三菱重工業横浜造船所)のクレーンなどもあり、横浜港はクレーンが林立していた。その中でもハンマーヘッドはひときわ大きくて立派だった」と振り返る。

 70年代からコンテナ化が進み、港湾機能の中心が本牧や大黒ふ頭に移る中で役割を失った。国が所有しているが今は使われていない。

 市は港湾計画に基づき、「ハンマーヘッドパーク」(仮称、約0・5ヘクタール)として17年度に基本設計を決め、18年度中に工事を終わらせる予定。隣接地は客船ターミナル施設の予定地で、市の担当者は「同時期に供用を目指す客船岸壁とともに、みなとみらい21(MM21)・新港地区の新旧のシンボルにしたい」と話している。

◆英国製ハンマーヘッドクレーン 経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。国内では横浜のほか、三菱重工業長崎造船所(長崎市)と佐世保重工業の造船所(長崎県佐世保市)の計3基ある。長崎の2基は現役。現存するのは世界的にも貴重とされる。

1562荷主研究者:2018/12/19(水) 23:48:32

http://www.kanaloco.jp/article/235084
公開:2017/03/03 02:00 更新:2017/03/03 02:00 神奈川新聞
川崎港コンテナターミナル 目標15万TEUへ

 川崎市は2017年度から、川崎区東扇島の川崎港コンテナターミナルの整備・改修に着手する。20年度のコンテナ貨物取扱量の目標を15万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)と定め、荷さばき地の改修や荷さばき用のクレーンの更新などを進める。

 川崎港公共バースのコンテナ貨物取扱量は15年度実績で9万9640TEU。官民でつくる川崎港戦略港湾推進協議会は取扱量が増加傾向にあり、今後のタイなどからの新規航路誘致も見据え、20年度の目標値を決めた。

 この目標に合わせ17年度から3カ年かけて改修・整備し、コンテナターミナルの取り扱い能力を現状の年11万〜12万TEUから年15万〜16万TEUに引き上げる。

 具体的には砂利敷きの荷さばき地をコンクリートにし、井桁とトラック走行帯を設置。コンテナを4段積みで置けるようにする。投資額は約11億1千万円を見込む。

 また、荷さばき地にある6基のうち老朽化した2基のクレーンを約5億5千万円かけて更新。新たな出口ゲートも設け、ゲート前の渋滞対策を図る。夜間荷役も増えてきているため、照明設備も設ける。

 東扇島には冷凍・冷蔵倉庫群が集積。食品工場が多い中国や東南アジアと川崎を結ぶ航路が新規開設されており、タイとの航路開設への期待も高まっている。

1563荷主研究者:2019/01/01(火) 14:11:18

http://www.kanaloco.jp/article/331486
公開:2018/05/16 02:00 更新:2018/05/16 02:00 神奈川新聞
13万TEUで過去最高 2017年川崎港コンテナ取扱量 外貿は輸出入とも増加

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20180516kanagawa01.JPG
川崎港コンテナ量

 川崎港の17年のコンテナ貨物取扱量が約13万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)と過去最高を更新したことが、川崎市の港湾調査速報で分かった。市が運営する同港内の公共埠頭(ふとう)のコンテナ取扱量も約12万TEUで過去最高となった。市はコンテナ量の拡大に伴い、同港コンテナターミナル(川崎区東扇島)の整備・改修を進めており、2020年度までに取り扱い能力を年15万TEUに引き上げる方針だ。 

 市によると、17年1〜12月の同港のコンテナ取扱量は前年比15・5%増の12万9298TEUだった。特に外貿は輸出入とも増加。自動車部品、化学薬品の輸出が堅調で、輸入では製材が前年から突出して伸びた。市は各データの詳細を分析し、秋に刊行する年報にまとめる。

 東扇島のコンテナターミナルでは、3機あるガントリークレーンのうち1機を改修するほか、海側のレール式荷さばき場の改良と、陸側の荷さばき場をタイヤ式クレーンに対応したものに整備している。また、夜間荷役の増加も見込まれることから、照明設備6機を新設する工事も18年度から着手。同年度の予算は約16億円を見込んでいる。

 市は官民のポートセールスに力を入れており、アジア諸国との定期航路開設も増えている。昨年は新たな航路開設こそなかったが、今年に入り、中国(2月、4月)、タイ(4月)と3航路が新たに開設された。東扇島地区には冷凍・冷蔵倉庫が集積しており、かねて荷主企業から食品工場が立地するタイと川崎港を結ぶ航路開設の要望が多かった。

 市誘致振興課は「17年の輸入でも製造食品は前年比7・2%増だった。タイとの新航路で今年も増えると見込まれる。来年の集計を期待したい」と話している。

1564荷主研究者:2019/01/01(火) 15:05:17

https://www.sakigake.jp/news/article/20180925AK0007/
2018年9月25日 秋田魁新報
ロシアコンテナ船、秋田寄港へ 定期航路の復活期待も

ロシア沿海地方の農場で生産されたコーンサイレージ(奥)=薪燃コーポレーション提供

 ロシアの船会社「フェスコ」のコンテナ船が10、11月の2度にわたり秋田港に臨時寄港する。県産米などを輸出する貿易会社薪燃(しんねん)コーポレーション(東京)が、新たに家畜用飼料をロシアから大量輸入するため。極東ロシアと秋田県を結ぶ通年の定期コンテナ航路は積み荷不足から2014年10月に廃止されており、県は「規模の大きな取引を今後も継続できれば航路復活に弾みがつく」と期待している。

 フェスコは2週間に1回のペースで日本を巡る定期コンテナ船を運航。ウラジオストク港から津軽海峡を経て、仙台、神戸、富山など国内6港に寄港している。来月下旬と11月下旬の運航時は、秋田港を国内最初の寄港地とする。

 薪燃が輸入する飼料は、ロシア沿海地方の農場で契約生産したコーンサイレージ(トウモロコシの茎や葉などを発酵させたもの)計3120トン。コンテナ(20フィート換算)にして240本分に相当する。

 県商業貿易課によると、コンテナ船寄港に必要とされる貨物量は1回につき50本以上。薪燃の輸入量(1寄港当たり120本)はこれを十分に上回る。フェスコ日本総代理店(東京)は秋田港への臨時寄港について「(採算が取れる)積み荷量を確保できたため」などと説明する。

 極東ロシアとの定期航路開設には、年1200本以上の貨物が必要とされている。これに対し現在、既存の韓国航路などを利用して行われている秋田―極東ロシア間の中古タイヤや金属鉱などの輸出入は年600本程度で半数にしか満たないという。

 薪燃は輸入する飼料を青森県の大規模酪農法人に販売する予定。柴田興明社長(63)=秋田市出身=は「契約生産したコーンサイレージは栄養成分が豊富で高品質。酪農の大規模化が進む中、ニーズはまだある」とし、5年後には輸入量を2万トン規模に拡大したい考え。

 過去に口蹄疫(こうていえき)が発生したロシアからの飼料輸入は制限されている。ただ、ウラジオストク港―仙台港で昨年実施したテスト輸送などで、同社が契約生産した飼料の安全性を農林水産省とロシア政府が確認している。

 県商業貿易課は「定期航路復活には、核となる大口貨物の確保が課題。飼料の販売先開拓によって航路開設の可能性が出てくる」とみている。

【極東ロシアコンテナ航路】

 2008年に県とフェスコがコンテナ船の定期航路開設を進める覚書を締結。目標貨物量を確保できず実現していない。12年8月には韓国の船会社が韓国経由の航路を開設したが、積み荷不足で廃止。14年7月には大手タイヤメーカーが仙台で作ったタイヤ輸出のため秋田港を使って試験輸送を開始。仙台港への定期航路開設を受けて15年8月に中止された。現在秋田港を使ってロシアと貿易をする企業は秋田―韓国、韓国―ロシアの二つの航路を利用する必要があり、輸送に時間がかかることなどがネックとされる。

1565荷主研究者:2019/01/01(火) 15:57:56

http://logistics.jp/media/2018/12/03/2833
2018/12/03 物流ニッポン新聞
釧路港、国際物流ターミナル完成 穀物輸送の効率化実現 大型船で一括大量輸送
t.kokudo

 国際バルク戦略港湾に指定されている釧路港で、水深14メートル、全長300メートルの国際物流ターミナルが完成した。貨物を満載した状態で、大型船の入港が可能となり、穀物輸送の効率化を実現。新たな飼料工場やサイロの建設など、後背地では飼料メーカーや物流企業の投資も誘発している。輸入の安定化や道内産業の発展につながりそうだ。(土屋太朗)

 11月23日、完成式典を開き、国土交通省の塚田一郎副大臣や、蝦名大也釧路市長、釧路商工会議所の栗林定正会頭らが出席した。

 国が指定する国際バルク戦略港湾は全国10港で、うち穀物を扱うのは5港。北海道では釧路港だけで、今回、全国で初めての完成となった。

 同港の後背地である道東エリアは、全国有数の酪農地帯。飼料の原料となるトウモロコシは、北海道全体の5割近くを同港が北米から受け入れている。

 だが、近年の船舶の大型化で、貨物を満載にした状態では入港できず、貨物量を減らしたり、他の港に分散させたりするなど非効率な輸送形態だった。

 このため、国は2014年から整備事業を開始。182億円を充て、同港西港区第2ふ頭の沖合いに水深14メートル、全長300メートルの岸壁や停泊地を整備した。加えて、1時間当たり800トンという従来比2倍の処理能力を持つ穀物専用の荷役機械「アンローダー」と、穀物をサイロに直接送るベルトコンベヤーも設けた。

 これにより、大型船による穀物の一括大量輸送が実現。複数港に寄港していたことによって生じていた輸送コストの削減も図れる。

 また、民間企業の投資も活性化。三ッ輪運輸(栗林社長、釧路市)によるサイロ14基(貯蔵量1万トン)が16年4月から供用を始めているのに加え、来年5月末には新たなサイロ17基(1万2千トン)が完成する。飼料メーカー大手の中部飼料も、配合飼料を1カ月当たり2万トン生産する工場を19年6月にも稼働させる。国交省によると、民間企業による投資総額は今年10月時点で116億円に上る。

【写真=国際バルク戦略港湾として全国初の完成(11月23日の完成式典)】

1566荷主研究者:2019/01/01(火) 16:08:55
物流各社が鉄道でモーダルシフトを進めた結果、輸送余力が少なくなっているとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38539930U8A201C1L91000/
2018/12/4 20:32 日本経済新聞 電子版 中部
西濃運輸、人手不足で海上航路活用 敦賀―博多も検討

1567荷主研究者:2019/01/02(水) 22:15:20

http://www.kanaloco.jp/article/377479
公開:2018/12/14 02:00
更新:2018/12/14 09:46 神奈川新聞
新本牧ふ頭19年度着工 27年ごろの完成目指す 横浜港

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20181214kanagawa01.JPG
新本牧ふ頭

 横浜市は2019年度から、横浜港・本牧ふ頭(同市中区)の沖合に計画している新本牧ふ頭を事業化し、埋め立て工事に着手する。コンテナ船の大型化や貨物量の増加に対応することで横浜港の国際競争力を高め、優位性を維持する狙いだ。

 事業化するのは、本牧ふ頭D突堤と接する第1期地区で、埋め立てによる造成面積は約40ヘクタール。市は高度な流通加工機能を持つロジスティクス施設を集約する地区と位置付けている。19年9月に埋め立て免許を取得した上で10月に着工、27年ごろの完成を目指している。

 事業費の概算は900億円。そのうち、リニア中央新幹線建設に伴うトンネル掘採で発生する土砂の受け入れを要請したJR東海が護岸整備費として600億円を負担する。国は直轄事業や国庫補助などで100億円を担い、市の負担分は200億円。造成した土地は市の所有となり、市が道路や上下水道などのインフラ整備を行った上で倉庫事業者などに土地を貸し付ける。護岸の一部は水際線緑地にして海釣りの場などとして広く市民に開放する。

 第2期地区は世界最大級のコンテナ船2隻が着岸できるコンテナターミナル用地で造成面積は約100ヘクタール。水深18メートル以上、岸壁延長千メートルとなる予定で、施行主体となる国が事業期間などを検討している。

 市は13日に開かれた横浜市会第4回定例会の国際・経済・港湾委員会で報告した。

1568荷主研究者:2019/01/02(水) 22:18:05

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/472914/
2018年12月14日 06時00分 西日本新聞
箱崎ふ頭を大規模埋め立て 65ヘクタール、ヤフオクドーム9個分 福岡市検討 [福岡県]

 福岡市が、博多港の物流やにぎわい機能の強化に向け、箱崎ふ頭(東区)西側の海面約65ヘクタールを新たに埋め立てる検討を始めたことが分かった。博多港では貨物の取扱高が過去最高を更新して物流の受け入れが限界に近づいており、大型クルーズ船などの航路確保のためのしゅんせつ工事で出た土砂を活用する。将来的には天神北の須崎ふ頭(中央区)の物流機能を箱崎に集約することも視野に、都心のにぎわい空間の創出にもつなげたい考えだ。

 博多湾の大規模な埋め立ては1994年に着手したアイランドシティ(東区)以来となる。市は今後、早期の事業着手を目指して、事業計画の策定や公有水面の埋め立てに必要な免許取得などの調査に入る。事業はアイランドシティなどの埋め立ても手掛けた第三セクター「博多港開発」と共同で進めるという。

 箱崎ふ頭は現在264ヘクタール。国内、国際の定期貨物航路が発着する岸壁を備え、穀物や青果などさまざまな貨物を取り扱う九州の物流拠点となっている。

 市によると、アジアの経済成長などを背景に物流の取扱量が増加。「受け入れ容量が限界に達している」(市幹部)状況で新たな埋め立てが必要と判断した。市はヤフオクドーム約9個分を埋め立て、大型貨物船に対応した岸壁や荷さばき作業をするヤードなどの整備を想定している。

 市は、アイランドシティにある国際コンテナターミナルを2020年度に増設する計画も進めており、新たな埋め立てで港湾の国際競争力を高める。

 一方、須崎ふ頭は現在、小麦や鉄鋼を取り扱う物流施設が集積。市は天神の再開発の動向に応じてにぎわい創出に向けた土地利用へと転換する方針を示しており、物流機能の箱崎ふ頭への移転集約も検討する。

 福岡市の中村貴久港湾空港局長は13日の市議会一般質問で「貨物需要に対する土地不足に対応するためには埋め立てが必要。その場所は箱崎ふ頭を候補として検討していきたい」と述べた。

=2018/12/14付 西日本新聞朝刊=

1569荷主研究者:2019/01/02(水) 22:37:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39103380Y8A211C1L21000/
2018/12/19 0:00 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
新潟港、貨物取扱量拡大へ雪対策を強化

1570荷主研究者:2019/02/09(土) 21:00:30

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261303?rct=n_hokkaido
2018年12/23 05:00 北海道新聞
宮蘭フェリー、我慢の半年 トラック 1日平均往復15→22台 ダイヤ改編、八戸寄港でやや改善 岩手側の道路は当面不便

室蘭港に停泊する川崎近海汽船のフェリー「シルバークィーン」。八戸に寄港するダイヤ改編後、貨物の利用が増えている=19日

 【室蘭】室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリー航路「宮蘭(みやらん)航路」が就航し、22日で半年を迎えた。収益の柱の貨物トラックが不振のため、運航する川崎近海汽船(東京)が南下便を八戸港(青森)に寄港させるてこ入れ策を10月に実施。利用は伸びたものの、まだ目標には届かない。関係者は、2020年度に三陸沿岸などの高速道路が全面開通すれば、フェリーの利便性も高まり、貨物利用がさらに増えると見込むが、当面は我慢が続きそうだ。

 6月22日就航の宮蘭航路は、当初は室蘭と宮古を1日1往復、片道10時間で結んだ。航路の売りは、震災復興支援を目的に整備中の三陸沿岸道路など高速道路とのアクセスがよいこと=図=。無料で供用され、沿岸部は雪が少ない。国が定める連続8時間以上の休息時間も船内で取れる。

 だが、北海道運輸局室蘭運輸支局によると、就航から10月6日のダイヤ改編前まで、1日平均の貨物車両の利用は往復約15台。胆振東部地震後に緊急車両や電源車の輸送急増がありながら、目標の年間1万8千台、単純計算で1日約50台を大きく下回った。まだ高速道路が途切れ途切れで運転しづらく、一般道で牛を載せた荷台が揺れることが敬遠された。室蘭港の関係者は「航路の存続が難しくなる水準だった」と明かす。

 利用者からは「八戸から東北道で関東に入る方が楽」などの声があり、川崎近海汽船は全国の運送業者に調査を実施した。苫小牧―八戸(苫八)航路の午前4時45分八戸着の同社便より早く到着したいとの要望もあり、宮蘭航路の南下便を同3時半に八戸に寄港させるダイヤ改編に踏み切った。

 改編から11月末までのトラック利用は往復合計で1日平均22台。改編前より室蘭―宮古の運航時間は約1時間延びたが、利用は約7台増えた。同社フェリー部は「一定の評価はできる」と、牛や生鮮食品の輸送の伸びに手応えを口にする。

 砂川市の運送業「丸一運輸」は、道北や日高管内の牧場から肉用牛などを本州へ運んでいる。八戸港が八戸道に近く、宮古で降りるより荷台が揺れないことに加え、「苫八航路より早く本州に入ることができる。目的地に早く着くので『(食肉処理後の)肉の状態がいい』と言う関係者もいる」とメリットを挙げる。

 岩手県で初のフェリー就航を機に宮古を海運の新たな拠点としたい川崎近海汽船は、高速道路の全面開通後に八戸寄港をやめることも視野に入れる。今後は集荷営業と新たな顧客開拓に力を注ぐ。(横山清貴)

1571荷主研究者:2019/02/10(日) 00:06:29

http://logistics.jp/media/2019/01/10/2901
2019/01/10 物流ニッポン新聞
北海道の港湾、物流拠点へ期待高まる荷役効率化など推進釧路港大型船も満載で入港可能
t.kokudo

 【北海道】北海道の各港湾に物流拠点として期待が高まっている。釧路港は2018年11月、国際戦略バルク港湾としてのターミナルが全国で初めて完成。将来的な飼料原料の取扱量増加に向け、企業は投資を加速させる。また、苫小牧港では19年3月にも、20〜30年後を見据えた同港の長期構想がまとまる。ドライバー不足に対応するため、情報の一元化や自動化を推進。併せて、ターミナルや大型冷蔵倉庫の整備を通じ、道内を支える「食」の輸出拠点としての機能を強めていく。(土屋太朗、岡杏奈、那須野ゆみ)

 釧路港の背後圏は全国有数の酪農地帯で、主な飼料原料のトウモロコシは北米から輸入。しかし、近年は船舶の大型化が進み、飼料原料を満載した状態で入港することができず、非効率な輸送体勢となっていた。

 同港で完成した国際物流ターミナルは水深14メートル、延長300メートルで、貨物を満載した状態での大型船の入港が可能となった。輸送効率化が見込めるのに加えて物流コストが下がり、生産者の競争力強化につながる。

 これに対応するため、地元企業は投資を活性化させる。港湾荷役を手掛ける三ッ輪運輸(栗林定正社長、北海道釧路市)は4月をメドに、飼料工場へ供給するためのサイロを17基(貯蔵量1万2千トン)増設。投資額は30億円で、既存サイロや倉庫を含めた全体の貯蔵量は17万1千トンに高まる。

 大手飼料メーカーの中部飼料は、6月にも新たな飼料工場を稼働させる。63億円を充て、生産量は1カ月当たり2万トンに上る。

 新ターミナルでは、飼料工場までの荷役作業についても効率化を実現。貨物を陸揚げする荷役機械「アンローダー」の処理能力を1時間当たり800トンと従来比2倍に引き上げたほか、陸揚げ後の穀物を直接サイロに送るベルトコンベヤーも設置した。

 三ッ輪運輸の遠藤浩昭取締役(57)は「ターミナルの完成で利便性が高まった。体制は整ったので、いかに釧路港を利用してもらえるか、重要なのはこれからになる」と強調。将来的な取り扱い貨物の増加に期待を寄せた上で、更なる設備投資について「今後の動向をみながら、情勢に応じて視野に入れなければならない」と語る。

 飼料工場から生産者への輸送を行う物流事業者の期待も大きい。釧路市や苫小牧市に営業所を持つ幸和運輸(小樽市)の横川幸和社長(47)は「中部飼料の工場の稼働を見据え、ハード・ソフト両面で体制を整えている」と説明。人員と車両を増やしているのに加え、同工場の近くに9900平方メートルほどの土地を取得した。

 また、三ッ輪物流(釧路市)の工藤誠一社長(67)は「釧路港が国際バルク戦略港湾との位置付けで整備されたのは大変意義深い。国内有数の酪農地帯となっている道東地区は都市間距離が長いため、今後の課題としてインランドデポと道路環境の整備が急務だ。根室から釧路までの距離は100キロもあり、高速道路の建設を強く望みたい」と指摘。その上で「物流事業者としては、輸入貨物の種類や量に応じた車両の導入を進め、効率化を図っていく」と話す。

【写真=釧路港では穀物の取扱量増加に期待が高まる】

1572荷主研究者:2019/02/10(日) 00:07:42

http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1547085849392/index.html
2019年1月10日 山陰中央新報
浜田港 ガントリークレーン供用開始 取扱貨物量の増加期待

9日に供用が始まったガントリークレーン=浜田市熱田町、浜田港福井ふ頭

 島根県が約15億円をかけて浜田港福井ふ頭(浜田市熱田町)に整備した荷役機械「ガントリークレーン」が9日、供用開始となった。定期コンテナ船の大型化に対応しつつ、荷の積み降ろし作業時間は従来の半分程度に短縮。基盤整備による物流の効率化で、年々伸びている取扱貨物量がさらに増えると期待される。

 ガントリークレーン整備は、県が16年度に事業着手。高さ53メートルで、岸壁から海上に突き出す「アウトリーチ」(長さ32.8メートル)を使って船上のコンテナをつり上げ、岸壁に敷設されたレールに沿った横移動(最長59.8メートル)により貨物の積み降ろしをする。

【詳しくは本紙紙面をご覧ください】

1573荷主研究者:2019/02/11(月) 10:31:38

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/478581/
2019年01月11日 06時00分 西日本新聞
芦屋港レジャーに活路 利用低迷、物流機能廃止へ 直売所、海釣り施設整備 [福岡県]

整備完了後の芦屋港予想図。左手前は物販店などが入る想定の複合施設。中央が散策路(福岡県芦屋町提供)

 主に漁港として利用され、貨物の取り扱いが少ない福岡県芦屋町の芦屋港に関し、波多野茂丸町長の諮問機関は10日、同港から物流機能を事実上なくし、農水産物直売所や海釣り施設、プレジャーボートの係留設備などがある「レジャー港」とする活性化案をまとめ、答申した。国土交通省は「全国約800の地方港湾で聞いたことがない先駆的事例」としている。

 国の港湾統計によると、自治体が管理する全国の地方港湾の2016年の貨物取扱量は約5億トンで、05年比で約2割減。利用されない岸壁や施設の活用が課題となっており、「みなと総合研究財団」(東京)の石原洋首席研究員(港湾工学)は、答申について「利用が減る地方港湾の活性化に向け、全国的なモデルになりうる」と評価する。

 遠賀川河口西側に位置する芦屋港は県の管理で、1986年に開港。面積は約22ヘクタールで、主にセメント用の砂を扱う物流ゾーンと漁港ゾーンに分かれている。

 16年の入港数は、漁船が延べ約2800隻だったのに対し、貨物船は延べ56隻。物流ゾーンは2千トンの貨物を積んだ船が接岸でき、船荷用の野積み場も九つあるが、利用は低迷している。町は17年、県や国も参加する諮問機関「芦屋港活性化推進委員会」を立ち上げ、議論を重ねてきた。

 答申では、漁港部分はそのまま残し、直売所が入る平屋や全天候型施設を野積み場に建設。プレジャーボートの係留地を陸と海に新設し、現在は禁止されている海釣りの設備も設ける。岸壁沿いには散策路や上屋を改修した複合施設を整備し、物流港としての機能は災害時などの緊急用に限定する。28年度完成予定で総事業費は約36億円。年間約26万人の集客と約2億6千万円の経済効果を見込む。

 答申を受け町は、県地方港湾審議会での港湾計画改定を求めていく方針だ。

=2019/01/11付 西日本新聞朝刊=

1574荷主研究者:2019/02/19(火) 22:24:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40186720Y9A110C1L21000/
2019/1/18 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
リンコー、新潟東港に倉庫3棟新設

1575荷主研究者:2019/02/19(火) 22:59:54

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201901/0012001460.shtml
2019.01.23 神戸新聞NEXT
18年の神戸港コンテナ取扱量 過去最高を更新へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_12001461.jpg

 神戸市は22日、2018年に神戸港で取り扱ったコンテナ貨物の個数が過去最高を更新する見通しであると明らかにした。阪神・淡路大震災前年の1994年の実績を上回った17年に続き2年連続の更新となる。西日本各地から貨物を集める取り組みが順調に進んだほか、9月の台風21号による被害から「いち早く復旧できた」(市担当者)ことが寄与した。

 18年のコンテナ貨物の取扱個数は11月分まで公表。12月分を市が推計したところ、18年の年間取扱量は約294万個(20フィートコンテナ換算)となり、17年の292万4179個を上回る。

 神戸港の取扱量は14年から5年連続で増加。背景には、10年に阪神港(神戸、大阪港)として国の「国際コンテナ戦略港湾」に指定され、韓国・釜山港に流れていた瀬戸内や九州の貨物を取り込んできた経緯がある。加えて「国内外の景気拡大も追い風となった」(国土交通省の担当者)。

 18年も1〜8月は前年同期を2%上回り好調だったが、台風21号で六甲アイランドが浸水。主力のコンテナターミナルが被災し、9月の取扱量は前年同月を14%下回った。その後は被害を免れたポートアイランドのターミナルで代替し、貨物を引き留めたことで、10月は前年同月を15%上回った。11月以降は通常の水準に戻りつつある。

 しかし、94年に6位だったコンテナ取扱量の世界ランキングは、17年に54位まで落ち込んでおり、世界の主要港湾との差を縮めるのは容易でない。

 市みなと総局の担当者は「東南アジアから北米へ向かう貨物の積み替え需要などを取り込み、まずは18年の目標だった300万個を達成したい」としている。(長尾亮太)

1576荷主研究者:2019/02/19(火) 23:01:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40415210U9A120C1L21000/
2019/1/24 22:00 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
リンコーコーポレーション 新潟港の物流支える
(老舗の研究 持続の秘訣)

1577荷主研究者:2019/03/03(日) 21:44:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40480350V20C19A1LB0000/
2019/1/26 6:00 日本経済新聞 北陸
金沢港の国際コンテナ貨物、3年連続で最高更新

1578荷主研究者:2019/03/03(日) 22:03:45

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20190129/CK2019012902000046.html
2019年1月29日 中日新聞
「金沢港 物流・観光を強化」 県営東部上屋の完成式

テープカットをする谷本正憲知事(左から3人目)ら=金沢市湊の金沢港県営東部上屋で

 金沢港の機能強化の一環で県が整備した県営東部上屋の完成式が二十八日、現地であり、谷本正憲知事は「金沢港が日本海側の拠点港として飛躍を遂げるため、物流、クルーズによる観光の両面でさらなる機能強化を目指したい」と祝った。

 金沢港でのコンテナ貨物の取扱量が増加傾向にあることから、戸水、無量寺埠頭(ふとう)に点在していたコンテナ上屋計七棟を東部工業用地内に集約し、作業効率を高める。さらに、寄港するクルーズ船も増え、景観整備にもつながった。

 式では谷本知事と国土交通省北陸地方整備局の関係者らがテープカット。知事がクレーンのスイッチを入れ、コンテナ貨物をトラックの荷台に運ぶ様子を見守った。

 県によると、コンテナ貨物の取扱量は全国百二の重要港湾中二位。今年のクルーズ船の寄港数は昨年の四十七本を上回り、五十本を超える見込み。谷本知事は「県内企業にもっと金沢港を利用してもらえるよう、仕組みづくりなどソフト面も整備を進めていかなければいけない」と述べた。

 県営東部上屋は鉄骨平屋三千平方メートルで、天井にクレーンが取り付けられている。総工費八億円。 (蓮野亜耶)

1579荷主研究者:2019/03/17(日) 10:52:52

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1407
2019年2月7日 カーゴニュース 第4740号
ズームアップ 20ftコンテナの輸送はお断り?
2019.02.07

 20ftはやりません――。海上コンテナドレージで20ftコンテナの受注制限が広まっている。20ftは40ftに比べ運賃が約3割安く、ドライバーの給与にもそれが反映されるため、「20ftの仕事を断ることが、ドライバー確保の王道だ」(主要港地区の海上コンテナ輸送会社)という。海コン業者は戦略的に20ftのシャーシを処分し始めており、40ftコンテナとの“運賃格差”が是正されない限り、20ftは運べなくなる可能性もある。

40ftの運賃は1・5倍、ドライバーに不公平感

 「20ft? うちシャーシありませんから」。大阪港のある海コン業者は20ftコンテナの輸送依頼をこう断った。この5年間で20ftのシャーシ十数台を処分し、40ftに特化した。「大阪はアパレルの輸入港だか、小口で少しずつ持ってくるため20ftが多い。また20ftによる原料の輸入も多い。同じ距離を運んでも40ftだと1・5倍の運賃がとれる。20ftをやめたら収支も良くなった」と話す。

 ドライバーの“海コン離れ”の要因のひとつとされるのが、20ftと40ftの運賃格差とそれに伴う不公平感だ。「給与と連動してくるため、ドライバーは『何でオレが』と20ftを嫌がる。20ftでなおかつ待機時間が長い仕事だったりすると、そのドライバーは戻ってこない」。20ftを40ftに切り替えて受注していくことは、ドライバーをつなぎとめるカギだという。

輸送にかかる人件費、燃料代は変わらないのに…

 国際海上コンテナドレージの運賃は、昭和58年当時の運輸省タリフを基準にしているが、20ftと40ftの運賃格差は、コンテナリゼーションが本格化する前の日本で40ftがまだマイナーだった頃の名残りだ。現在は40ftがメイン、それもハイキューブタイプが主流で、20ftはアパレルなど小口多頻度貨物、原料など重量勝ちの貨物、タンクコンテナの輸送で主に使用されている。

 その名残りが現在も残っており、荷主や海貨業者はドレージ料金を取り決める際、昭和58年タリフの料金を元に料率で運賃を設定している。36年前のタリフでも20ftは半分の50%すら海コン業者は収受できていない。40ftも40%台が通例で、20ftが40ftと同率になるには、同距離で40ftの料率が40%だと20ftは62%。40ftが45%の料率であれば20ftは70%の料率で40ftと同料金。海コン業者がどちらを取るかは明白だ。

 今まで荷主の要望に応えて20ftシャーシをそろえていたが、ここへきて限界が見えてきた。海コン業者はこう言う。「20ftと40ftの輸送にかかる人件費のコストは同じ。40ftのシャーシは全長12mだか、20ftは9m。重さも長さも“半分”と誤解されやすいが、燃料代も変わらない。むしろ重量物の3軸20ftシャーシの方がタイヤに圧力がかかりやすいので、タイヤのもちが悪い。限られた経営資源を20ftには投入したくない」。

(2019年2月7日号)

1580荷主研究者:2019/03/17(日) 11:29:42

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/485795/
2019年02月10日06時00分 (更新 02月10日 07時07分) 西日本新聞
長崎の貿易現状は「鎖国」 日銀支店リポートで指摘 空港と港湾 機能に課題 [長崎県]

国際貨物航路が週3便の長崎港。県産品の多くは県外の港から輸出される(小ケ倉柳ふ頭、県提供)

 「“鎖国”から“開国”へ」がキーワード-。日銀長崎支店は、県内産業を巡る輸出の現状と課題をまとめたリポートで、こう指摘をした。江戸時代、海外に開かれた唯一の貿易窓口だった長崎が「鎖国」状態とはどんな意味なのか? リポートからは、港湾の施設や航路・航空路の数など貿易機能が九州他県に比べて脆弱(ぜいじゃく)で、県産品を海外に売り込む態勢が劣る実情が浮かび上がった。

 リポートは、豊富な水揚げを誇る魚介類を中心とした農林水産品などを、海外を含む県外に積極的に“輸出”することを「人口減少が著しい県内の経済発展の鍵」として奨励。アジアに近い地の利を生かし、県内から直接輸出する態勢を考察、問題点を探っている。

 データ分析の一例が、長崎港発着の定期貨物航路。週3便(昨年5月時点)しかなく、全て韓国行きだ。北九州港は42便、博多港は38・5便、伊万里港(佐賀県)は6便で、いずれも大消費地の中国行きがある。

 コンテナ輸出に関する九州7県の自県内港湾の利用率をみると、長崎が8・6%で最下位。コンテナの大半が、博多港や神戸港、伊万里港など県外から輸出されている実態を示した。

 また、長崎空港国際線の貨物取扱量(2017年度)は52トンで、福岡空港(約3万トン)に遠く及ばず、佐賀空港(1893トン)とも大きな開きが確認できた。県によると、長崎空港は貨物専用機の発着はなく、貨物は全て上海行き旅客機(週2便)の空きスペースに載せて送る鮮魚だという。

 九州7県で輸出された農林水産品の額を08〜12年と、13〜17年の年間平均で比較すると、長崎は7・2%減で、唯一減少していた。ただ、産出額ベースでは増えており、同支店は「県外港湾・空港を経由して輸出される割合が高まっている可能性がある」と指摘。県内企業の声として「毎日出荷できず、近隣の港に持って行くしかない」との見方も紹介した。「港湾の設備が他県に比べ見劣りしている」との、施設面の厳しい評価も加えた。

 リポートは「空港の24時間化を含め、需要地のニーズに合わせた物流体系の確立が急務」と総括。貿易の玄関口として(1)港湾や空港のインフラ整備(2)生産地から港湾や空港までのアクセスの整備(3)需要地に向けた航路、航空路の拡充-などの遅れている対応を列挙した。平家達史支店長は「これまでは長崎の中で商売していれば何とかなったので、販路の開拓を他地域よりしてこなかったのではないか」と辛口に評価する。関係者はどう受け止めるか。

   ◇    ◇

輸出額2846億円 2年連続減少 県内貿易概況

 長崎税関がまとめた2018年の県内貿易概況によると、輸出額は2846億8800万円(前年比11・4%減)で2年連続のマイナス、輸入額は2213億9000万円(同17・9%増)で2年連続のプラスだった。差引額は632億9800万円で40年連続の黒字となった。

 輸出の内訳は、船舶類が2323億6600万円(同14・3%減)で全体の8割を占める。新造船が45隻(同8隻減)、中古船が17隻(同8隻減)といずれも減少し、全体のマイナスに影響した。一般機械は、ケニア向けの発電プラント用資材の輸出があり、399億8700万円(同5・1%増)。

 輸入は、石炭や液化石油ガスなどの価格上昇に伴い、鉱物性燃料が1858億8500万円(同32・6%増)と大幅に増えた。韓国からの船舶建造用の資材が減り、金属製品は63億7300万円(同42・9%減)、鉄鋼は56億7000万円(同38・1%減)だった。

 港別では、長崎港の輸出額は1590億6400万円(2・9%減)、輸入額は684億3000万円(6・1%増)。佐世保港の輸出額は1253億6200万円(20・3%減)、輸入額は1520億3200万円(24・6%増)だった。

=2019/02/10付 西日本新聞朝刊=

1581荷主研究者:2019/03/17(日) 11:39:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41181020S9A210C1L21000/
2019/2/12 22:00 日本経済新聞 北関東・信越
新潟県内港、外貨コンテナ取扱量 2018年は5.5%増

1582とはずがたり:2019/03/19(火) 12:22:25
日本ダメだな〜>現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。コンテナ1万4千個積み規模を「大型」と呼ぶが、メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

2019/3/18 18:50神戸新聞NEXT
全長400M 世界最大級コンテナ船が明石海峡に
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012158609.shtml

 「メガコンテナ船」と呼ばれる世界最大級のコンテナ船が18日午後、明石海峡に姿を現した。明石海峡大橋に届かんばかりの威容で、播磨灘から大阪湾へと進んでいった。

 建造を発注した正栄汽船(愛媛県今治市)によると、全長約400メートル。総トン数約22万トンの「エバージェントル号」。今治造船丸亀工場(香川県)を出発し、紀伊水道を抜け、中国・青島へ。台湾の大手海運会社が運航するという。

 現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。コンテナ1万4千個積み規模を「大型」と呼ぶが、メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

 日が傾き始めたころ、船は明石海峡大橋に接近。橋にぶつからないよう、船体上部のレーダーマストを折りたたんだ状態でゆっくりと東へ進んでいった。(鈴木雅之)

1583荷主研究者:2019/04/14(日) 21:42:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190310_33002.html
2019年03月10日日曜日 河北新報
<釜石花巻道路>釜石港利用促進に期待 広域観光ルート拡充も

 全線開通した釜石花巻道路は、東日本大震災で被災した岩手県沿岸部と製造業の集積が進む県内陸部を通行無料で結ぶ。物流や観光の活性化に地元の期待は大きい。

 釜石花巻道路と三陸沿岸道の結節点に位置し、重要港湾の釜石港を擁する釜石市は震災後、国際コンテナ定期航路の開設に力を注いできた。

 釜石港の2018年コンテナ取扱量は過去最高の7608個(20フィート換算)を記録。利用企業は前年比30社増の75社に上る。可搬式トイレを製造する花巻市の「マユミ精巧」は、プラスチック部品の輸入港を仙台から釜石に切り替えた。

 小田島(こだしま)忠芳社長は「復興支援になると考えた。利用企業には奨励金があり、これで資材調達価格の上昇分もカバーできる」と語る。

 釜石市国際港湾振興課は各地で企業向けセミナーを開催し、利用促進を呼び掛ける。中平貴之係長は「内陸部に集積する自動車関連産業の需要を取り込みたい」と今後の戦略を描く。

 花巻-釜石間の所要時間が整備前の120分から80分に短縮されたことにより、広域観光ルートの拡充にも期待が高まっている。

 花巻空港を利用する外国人観光客の周遊先は従来、中尊寺や花巻温泉など内陸部が中心だった。

 県沿岸広域振興局は「今後は沿岸部の観光資源を積極的に売り込めるようになる」と強調。釜石市が会場の一つとなるラグビーワールドカップを機に、外国人観光客の受け入れ態勢を強化する方針だ。

1584荷主研究者:2019/04/14(日) 21:43:56

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/287776?rct=n_hokkaido
2019年03/19 09:27 北海道新聞
<現場から>苫小牧 港湾機能強化の動き続々 混雑緩和 貨物増狙う

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20190319hokkaido01.JPG
岸壁が新設される苫小牧港西港区の水面貯木場跡地

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20190319hokkaido02.JPG

 苫小牧港で船舶の混雑緩和や貨物量増加に向け、港湾機能を強化する動きが活発化している。港を管理運営する苫小牧港管理組合は、西港区で大型船舶用の岸壁の新設案を国に提出。東港区では道産食品の輸出拠点となる大型冷凍冷蔵倉庫が建設中で、鉄道貨物を船で運ぶための引き込み線の敷設構想も浮上している。国内有数の貨物取扱量を誇りながら、港の機能の制約で実績が伸び悩む現状を打開する狙いだ。

 年間約1万5千隻の船舶が入る苫小牧港。その大半を占める西港区の各岸壁は荷降ろしで混雑し、接岸できず丸1日待機する船も出るほどだ。「荷降ろしに時間や燃料代がかかっている。いかに物流をスムーズにするかが大切だ」。道や苫小牧市などで組織する苫小牧港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は、港のてこ入れに意欲を示す。

 管理組合は1月、3万トン級の大型貨物船の接岸場所を増やすため、西港区中央北埠頭(ふとう)の水面貯木場跡地に水深12メートル、延長230メートルの岸壁新設を盛り込んだ港湾計画の変更案を国土交通省に提出。今月7日、同省の審議会で妥当と認められた。主に国の直轄事業として2019年度から整備が進み、22年度にも完成する。

■中小輸出支援
 一方、東港区では苫小牧港利用促進協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)が19年度、荷主の異なる複数の少量貨物をまとめた「小口混載コンテナ」の輸出に際し、運送事業者の費用を一部負担する事業を始める。一度に大型コンテナを満たす数量を確保できない、中小企業の輸出促進を図る。

 東港区では第三セクター苫小牧埠頭などでつくる特別目的会社も道産食品の輸出拡大へ向け昨年8月、道内最大級となる約2万トンの大型冷凍冷蔵倉庫の建設に着手した。総事業費は70億円で20年春に完成予定。苫小牧港管理組合は今年2月、荷さばき用の大型クレーン増設を決めた。

■業者に危機感
 関係機関がこうした取り組みを急ぐ背景には、港の現状に対する船舶、荷役業界の不満や危機感がある。

 苫小牧港の貨物取扱量(東西港区合計)は1990年代までは順調に増えたが、2000年代以降は年間1億トン前後で横ばいだ。全体の8割を占める西港区は船舶の増加や大型化で岸壁の混雑が深刻化。残る2割の東港区は荷さばき、保管の能力に課題がある。このため港全体で農水産品の輸出需要などの伸びに応え切れていない。苫小牧埠頭の橋本哲実社長は「両港区の整備が着実に進めば、貨物量が増え、港湾企業の大きなメリットになる」とみる。

 港の将来を見据えた構想も動きだす。国土交通省などは北海道新幹線の青函トンネル内の高速化に向け、現在トンネルを使う貨物列車の物流を海上輸送に切り替える手法などの検討を始めた。これに呼応し、苫小牧港管理組合は月内にまとめる港の長期構想にJR線からの引き込み線敷設を明記する。国の動きをにらみ、鉄道貨物を取り込む構えだ。

 苫小牧港の歴史に詳しい苫小牧高専の浦島三朗特任教授は港の機能強化を評価しつつ、「貨物が集中する西港区から東港区への機能移転も進めるべきだ。港湾業界の人手不足も深刻で、港の業務に携わる人材を育成する教育機関の設置なども重要になる」と指摘している。(苫小牧報道部 後藤真)

<ことば>苫小牧港 苫小牧市街地に近接する西港区と苫小牧東部地域(苫東)にある東港区から成る。1963年、国内初の掘り込み式港湾として西港区が開港。80年に東港区が開港した。国の国際拠点港湾に指定されており、2016年の貨物取扱量は1億560万トンで国内4位。臨海部は多くの企業が立地し、「北海道の海の玄関」とも呼ばれる。

1585荷主研究者:2019/04/21(日) 23:59:42

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201903/0012190894.shtml
2019.03.29 神戸新聞
神戸港のコンテナ、列車輸送で新ルート 阪神国際港湾とJR貨物

http://tohazugatali.web.fc2.com/kamotsu/b_12190895.jpg
神戸港で陸揚げ後、貨物列車に載せ替えられる海上コンテナ=神戸市須磨区大池町5

 神戸港の運営会社・阪神国際港湾(神戸市中央区)が、JR貨物と連携し、輸入コンテナ貨物を神戸港でいったん陸揚げし、鉄道で各地に届ける新たな物流ルートづくりに力を入れている。災害時は企業のサプライチェーン(部品の調達・供給網)のバックアップ経路として活用し、平時は定時性を武器に貨物の取り込みを図る狙いがある。

 神戸港で陸揚げしたコンテナ貨物は、トラックでJR貨物の神戸貨物ターミナル駅(同市須磨区)まで運び、貨物列車に載せ替える。

 港に着いた貨物はトラックで目的地へじかに運ぶのが一般的で、時間や費用がかさみがちな列車輸送をはさむのはまれ。ところが近年、地震や台風など災害時のサプライチェーン維持に企業の関心が高まり、新ルートを考案した。不具合が生じないか検証するため、実証実験を重ねることにした。

 油脂大手の不二製油(大阪府)は今年2月、原料をシンガポールから横浜の倉庫まで神戸港経由で運ぶ実験をした。担当者は「当社製品は食品メーカーにとっての原料。災害時でも供給責任を果たさなければならない。当社の原料も調達経路の幅を広げたい」と危機意識を示す。

 京浜港では、貨物の増加に伴いトラックによる渋滞が深刻化しており、すいているJR貨物駅はスムーズにコンテナ貨物を取り出せる利点もあるという。

 また、北陸の機械メーカーは昨秋以降、東南アジアや欧州から神戸港経由で部品を調達する実験を8回行った。冬場は雪で最寄りの日本海側の港が使えなくなったり、荒天で船便が遅れたりすることに悩まされてきた。実験で新ルートの有効性を確認し、部品の在庫を減らすめどが立ったという。

 阪神国際港湾の担当者は「JR貨物と組み合わせることで、神戸港の潜在能力を引き上げたい」と話している。(長尾亮太)

1586荷主研究者:2019/04/28(日) 21:26:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00512990?isReadConfirmed=true
2019/4/11 05:00 日刊工業新聞
日通、貨物複合輸送サービス 名古屋―仙台間フェリーを活用

輸送イメージ(同社発表資料から)

 日本通運は名古屋―仙台間で旅客フェリーを利用するコンテナ貨物の複合輸送サービスを始めた。鉄道と内航船の両方の輸送に対応した独自開発の12フィートコンテナ「RSVコンテナ」を活用して、貨物を運ぶ。鉄道輸送と組み合わせることで輸送範囲は広がり、トラックドライバー不足対応と環境配慮でモーダルシフトの効果は増大すると見込まれる。

 太平洋フェリー(名古屋市中村区)が隔日運航する旅客フェリーで貨客混載する。東北と中部の地域間は物流需要が旺盛で、従来のトラックや鉄道とは異なる新たな輸送の選択肢を提示。列車輸送障害の影響を受けない内航船の特性を打ち出して事業継続計画(BCP)対策としての有効性を訴求する。

(2019/4/11 05:00)

1587荷主研究者:2019/05/26(日) 11:11:56

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44836550V10C19A5L82000/
2019/5/15 19:54 日本経済新聞 南関東・静岡
川崎港のコンテナ取扱量、5年連続で最高 18年

1588荷主研究者:2019/06/02(日) 22:34:48
>>1587
https://www.kanaloco.jp/article/entry-167129.html
2019年05月13日 13:46 神奈川新聞
川崎港5年連続で過去最多 コンテナ貨物量

拡充が進められる川崎港コンテナターミナル(市港湾局誘致振興課提供)

 2018年の川崎港のコンテナ貨物取扱量が14万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個と換算)を初めて超え、5年連続で過去最多を更新したことが明らかになった。特に外貿が輸出入とも伸びており、中国、東南アジア航路の新規開設が押し上げた。

 市の港湾調査速報によると、同港のコンテナ取扱量は前年比13・6%増の14万6894TEUに上った。このうち川崎市が運営する公共埠頭(ふとう)の取扱量が13万3779TEUと全体の9割以上を占め、民間埠頭の取扱量は1万3115TEUだった。公共埠頭の取扱量が13万TEUを超えたのも初めて。

 好調な外貿は同20・0%増の11万8578TEU。輸出は同32・3%増の5万8851TEUで、自動車部品や古紙など再利用資材が伸びた。一方の輸入は半数以上を占める家具装備品のほか、タイ航路増設による冷凍食品の増加を反映し、同9・9%増の5万9727TEUとなった。

 同港では11年から官民挙げてのポートセールスに注力しており、昨年は中国、タイなど3航路を開設。定期航路数は11年の6から15に増加している。さらに受け入れ態勢の整備も進めており、市は本年度予算で、東扇島のコンテナターミナルの荷さばき場の改良や照明設備の新設工事などに約19億円を計上。取り扱い能力を年15万TEUまで引き上げる計画だ。

 市港湾局誘致振興課は「既存航路のサポートにも一層力を入れ、目標とする15万TEUの達成を目指したい」としている。

 同港のコンテナ貨物取扱量は、15年に初めて10万TEUの大台を突破。16年には11万TEU、17年には12万TEUをそれぞれ超え順調に推移していた。

1589荷主研究者:2019/06/02(日) 22:40:33

https://www.kanaloco.jp/article/entry-168747.html
2019年05月20日 13:18 神奈川新聞
横浜寄港の欧州航路再開 世界最大級コンテナ船に対応

 横浜港で欧州航路が復活-。世界最大のコンテナ船会社マースク(デンマーク)が、日本と欧州を結ぶ国際基幹航路の横浜寄港を2年10カ月ぶりに再開した。日本と欧州連合(EU)による経済連携協定(EPA)の発効を起爆剤に日欧貿易が盛んになると見込み、世界最大級のコンテナ船が5月から就航。日本から欧州に直航する定期便が大型化して復活したことで、日本の製造業の価格競争力や輸送効率が高まることが期待されている。

横浜寄港が再開する欧州航路

 「AE1」と呼ばれるマースクの欧州航路は5日から毎週日曜日、横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)に寄港を始めた。国内で寄港するのは、世界最大級のコンテナ船に対応したターミナルを備えた横浜港のみとなる。

 12日にはコンテナ1万3千個(20フィートコンテナ換算)が積める全長366メートルの「マースク・ユーリカ」(14万1754トン)が米ロサンゼルスから入港した。横浜港では米国産の食品などを下ろし、欧州向けの自動車部品や電気製品などを積み込んだ。

 横浜を出た船は、中国・寧波や上海、アジア諸国を経由し、欧州の主要港に向かう。欧州を出航してアジアや中国を経た後は北米航路に接続し、北米から再び横浜港に戻ってくる。欧州航路に投入される船は16隻で、いずれも「マースク・ユーリカ」と同等の積載能力があるという。

 再開の決め手になったのは、今年2月に発効した日欧のEPAにある。日本の工業製品(乗用車=10%、電子機器=最大14%)に課せられている高関税が撤廃される。単価が高い工業製品は関税引き下げ効果が大きく、日本と欧州諸国間の物流が活発になると見込まれている。

 12日には横浜寄港再開を記念した式典が催され、マースクの西山徹・北東アジア地区CEO(最高経営責任者)は、横浜港での荷役作業の高い生産性や信頼性を評価した上で「日本の港湾のさらなる発展という責務を(横浜港で)果たしていく」と意気込みを語った。

 マースクは1924年に日本で初めて横浜に寄港。アジア有力港の台頭で2016年7月に日本寄港を中止する一方、95年間にわたって横浜港に物流拠点を置いてきた。市によると、横浜港では5月現在で北米4航路、南米2航路、今回の欧州のほかアフリカと豪州各1航路の計9航路を運航しており、昨年のコンテナ取扱量は横浜港全体の2割超となる約68万個(20フィートコンテナ換算)。横浜港を利用する船会社では最も多い。

1590とはずがたり:2019/06/23(日) 20:20:37
東京港、物流パンク寸前 トラック渋滞が慢性化
働き方改革 宅配クライシス サービス・食品 東京
2019/6/22 17:54日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46463630S9A620C1EA1000/

1591荷主研究者:2019/07/07(日) 11:24:43

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190610-385485.php
2019年06月10日 07時59分 福島民友新聞
いわき・小名浜の東港整備へ 大型石炭発電設備見据え、東北地方整備局

 東北地方整備局の高田昌行局長は9日までに、石炭の安定的な調達を担う国際バルク戦略港湾の小名浜港(いわき市)について、同市の勿来発電所で予定される大型石炭ガス化複合発電設備(IGCC)の来年9月運転開始を念頭に東港を整備する考えを示した。

 小名浜港は大型船に対応できる岸壁が少なく、沖合で積み下ろしの順番を待つ滞船(沖待ち)が常態化している。このため同整備局が国直轄で岸壁、県が石炭を荷さばきするふ頭の整備を進めている。

 IGCCは広野町の広野火力発電所でも2021年9月の運転開始を予定しており、東港の石炭取扱量が大幅に増える見込み。

 高田局長は県庁で内堀雅雄知事と懇談し、県内の主な国直轄事業を説明。IGCCの運転開始に触れ「それに間に合うように整備を進めている」と述べた。

1592荷主研究者:2019/07/10(水) 22:29:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46257290Y9A610C1L60000/
2019/6/18 19:54 日本経済新聞 電子版 北関東・信越
吉田運送、茨城・坂東のコンテナ積み替え拠点拡張

1593荷主研究者:2019/07/28(日) 11:23:57

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46716720Y9A620C1L82000/
2019/6/28 17:29 日本経済新聞 南関東・静岡
本牧ふ頭のコンテナターミナル、7月供用開始

1594荷主研究者:2019/07/28(日) 11:28:44

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/213489
2019年7月2日 東奥日報
七里長浜港、「津軽港」に改名要望へ

「津軽港」への名称変更案が持ち上がっている七里長浜港=鯵ケ沢町

 青森県鯵ケ沢町の七里長浜港の名称を「津軽港」に変更するよう求める要望書を、津軽地域14市町村長が連名で近く三村申吾知事宛てに提出することが1日、関係者への取材で分かった。全国的に知名度が高い「津軽」の呼称を冠することでポートセールスの効果を上げ、津軽地域全体で港の活用を図るのが狙い。

 七里長浜港は1983年に県が第1期工事に着手。96年の5千トン級岸壁に続き97年には2千トン級岸壁が完成、一部利用を開始した。2018年度の南防波堤(1180メートル)完成により、着手から35年、総事業費約163億円で全工事が完了した。

 建設資材を中心とした移出入のほか、近年は風力発電の部品の移入が増え、取扱貨物量は18年に25万トンまで伸びたが、八戸港3009万トン、青森港2425万トン、むつ小川原港56万トンなどに比べると少なく、新たな物流貨物の掘り起こしが課題となっている。

 過去には豪華客船「ふじ丸」や「にっぽん丸」が入港したが16年以降は途絶えており、白神山地などを含む津軽広域観光の活性化へ、青森港より距離が近い七里長浜港へのクルーズ船寄港を求める声も多い。

 国と県とともに整備費を負担した鰺ヶ沢町の平田衛町長は取材に対し「七里長浜港がどこにあるか分からない-と言われることが少なくない。鰺ヶ沢の港は藩政時代から御用港として津軽地域を支えてきた経緯もある。知名度が高い『津軽』のイメージで心機一転を図り、地域の産業経済の発展のためにもっと港を活用するべき」と強調した。

 また七里長浜港利用促進協議会の会長を務める桜田宏弘前市長は「青森、八戸両港と並ぶだけの知名度がある大きな港を日本海側にも育てることができれば、三方を海に囲まれた青森県の優位性を生かせる」と述べた。

 名称変更には、港湾設置者である県の条例改正が必要となる。

1595荷主研究者:2019/07/28(日) 11:33:30

https://www.sakigake.jp/news/article/20190704AK0022/
2019年7月4日 秋田魁新報
定期フェリー秋田航路20年(上)貨物輸送 物流経路の選択肢拡大

敦賀港発のフェリーから秋田港に下船するトラック

 秋田市土崎港の秋田港と北海道・苫小牧、新潟、福井県・敦賀の各港を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)の定期航路が、1999年7月の就航から9日で丸20年を迎える。これまでの歩みを貨物と旅客の両面から振り返り、利用促進に向けた課題を追った。

 ◇  ◇

 6月25日午前5時半前、秋田港のフェリーターミナル。「らいらっく」号から、車両の下船が始まった。前日午前10時に敦賀を出発し、新潟を経由してきた。全てのトラックや乗用車が降り終わると、今度は苫小牧へ向かう車両が船に乗り込んでいった。

 本県を経由するフェリーの定期航路は県や運輸事業者の要請により実現した。誘致活動が始まったのは93年ごろ。秋田港の活用により経済活性化を目指す県の「オーシャン・フロンティア構想」が発端だった。関係者は日本海側で唯一、北海道・小樽―京都・舞鶴間をフェリー運航していた同社に何度も足を運んだ。

 その一人、元県職員の門間昭一さん(68)=秋田市=は振り返る。「秋田港から乗せる貨物があるんだと示すことが、説得材料だった。県内の運送会社にコメを運ぶ約束を取り付け、岩手、山形、青森の会社も訪ね歩いた」

 県トラック協会の赤上信弥会長(64)は「北海道や関西に向かう輸送経路に船という新たな選択肢が増え、大事な物流経路になると皆が期待した」と話す。

 新日本海フェリーとしても、太平洋側と北海道を結ぶ物流拠点の苫小牧に船を向かわせ、小樽に続き道内二つ目の拠点を設ける狙いから、東北に新たな拠点を構えることは意義のあることだった。こうして誕生した新航路は、物流活性化への期待から「平成の北前船」と呼ばれた。

 フェリーが運ぶトラックの台数は2011年度の3万2041台がピーク。その後は2万5千〜3万2千台で推移している。秋田支店によると、貨物輸送は収益の約8割を占める。秋田には製紙などが降ろされ、積み荷は、北海道へ紙製品や宅配向け日用品、新潟と福井方面へは合板や医療機器といった具合だ。

 就航後はトラックやバスの長距離ドライバーの労務管理が厳格化された時期と重なり、貨物は着実に利用を伸ばしてきた。近年は人手不足も顕在化し、フェリーはドライバーの負担を減らす輸送手段として、改めて注目されている。

 秋田港では、秋田運送(秋田市)が荷下ろしと積み込みを担う。トレーラーのけん引車のドライバーは積み荷作業が終わると、他の輸送に回り、切り離したトレーラーだけが船で運ばれる。行き先の港では提携先の運送会社が輸送を請け負う。

 秋田―敦賀間を陸送すると、ドライバーが戻るのは1週間後となり、労働負担、人件費、輸送コストが大きく異なるという。佐藤俊一常務(72)は「働き方改革によりフェリー輸送の価値は高まっている。利用が拡大し、増便につながることを期待したい」と話した。

定期フェリーの秋田航路
苫小牧―敦賀発着は週1往復、苫小牧―新潟発着は週5往復を運航。いずれも秋田を経由する。2017年度以降、船の点検のため、冬季は苫小牧―新潟発着が週2往復に減便となっている。航海時間は、苫小牧―秋田間が約11時間、秋田―新潟間が約6時間半、秋田―敦賀間が約20時間。船は「らいらっく」「ゆうかり」の2隻あり、いずれも約1万8千トン、全長約200メートル、旅客定員846人。乗用車58台、トラック146台を積載できる。

1596荷主研究者:2019/07/28(日) 11:49:59

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46187740X10C19A6L92000/
2019/7/6 11:00 日本経済新聞 電子版 東京
パンク寸前の東京港 インフラ整備、道路と大違い

1597荷主研究者:2019/08/18(日) 16:22:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47439200X10C19A7TJ1000/
2019/7/17 18:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北 九州・沖縄
日通、東京港回避で鉄道輸送 五輪見据え博多港から

1598荷主研究者:2019/08/18(日) 16:49:46

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190720201.htm
2019/07/20 02:15 北國新聞
伏木港クレーン、国文化財に 文化審議会答申

 文化審議会は19日、射水市庄西町にある「旧伏木港右岸三号岸壁水平引込式クレーン」を国の登録有形文化財(建造物)に登録するよう柴山昌彦文部科学大臣に答申した。船の荷役に使う同クレーンは設置当時、日本海側で最大規模を誇り、高度経済成長期の地方港湾の隆盛を支えた。関係者からは伏木港開港120周年の節目の登録を祝福する声が上がった。

 登録されれば、県内の国登録有形文化財は67カ所139件となり、港湾施設の陸揚げ専用クレーンとしては全国初となる。

 クレーンは住友重機械工業製。伏木富山港伏木地区右岸第3号岸壁に設置されており、高さは約43メートル、つり上げ荷重8トンで、旋回半径は最大31・5メートルとなる。大きさと外観から「マンモスクレーン」の異名で親しまれてきた。

 県が1968(昭和43)年に建設し、46年間にわたり、海上輸送に伴う港湾作業の効率化に大きく貢献した。国内最古級のダブルリンク式の水平引込式クレーンで、荷物を水平に動かすことができるため荷揺れが少ない。高速での作業が可能で、石炭や鉱石などの荷役に活躍した。

 2014年に役目を終えた後、伏木海陸運送など荷主企業ら6社が「伏木港右岸3号クレーン保存会」を結成。今年1月に県から譲渡を受け、保存に取り組んでいる。

 保存会は「令和元年、開港120周年の節目であり、とてもうれしい。港町伏木の景観を形成するモニュメントとして活用し、後世に伝えていきたい」とコメントを出した。今後は射水、高岡市と協議しながら活用策を検討していく方針である。

1599とはずがたり:2019/08/24(土) 01:24:37
菅に勝てるのか?!

「ハマのドン」藤木氏、カジノ誘致に徹底抗戦を表明
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201908230000861.html?utm_source=twitter&amp;utm_medium=social&amp;utm_campaign=nikkansports_ogp
[2019年8月23日22時13分]

「ここは我々の聖地。命を懸けて反対する」と会見した藤木幸夫横浜港運協会会長

横浜市の林文子市長(73)がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を表明したことを受け、「ハマのドン」こと藤木幸夫横浜港運協会会長(89)が23日、「山下ふ頭は我々の聖地。命を懸けて反対する」と緊急会見した。

藤木会長は「顔に泥を塗られた」と林市長に不快感を示しながらも、「泥を塗らせた人がいることははっきり分かっている」と、市長の背後にいる“敵”と戦うことを明言した。

   ◇   ◇   ◇

カジノのない「横浜港ハーバーリゾート構想」を林市長に提案していた藤木会長は「林さんには顔に泥を塗られた。泥を塗ったのは林さんだけど、塗らせた人がいることははっきり分かっている」と語った。

林市長の背後で操る力を「ハードパワー」と表現した藤木会長は、「ハードパワーとは横浜選出で陰の市長ともいわれる菅義偉官房長官のことか」と尋ねられると、「そう思うのはあんたの自由だが、菅さんは安倍さんの腰巾着。安倍さんは米国の腰巾着。安倍さんも菅さんもトランプさんの鼻息をうかがって寂しいな」と答えた。

トランプ大統領への大口献金者が会長を務めるカジノ運営大手「ラスベガス・サンズ」と、それに忖度(そんたく)する空気がハードパワーであることを示したとみられる。ラスベガス・サンズは大阪から撤退し、東京と横浜でのIR開発に注力することを明らかにしている。

横浜市は、山下公園に隣接する山下ふ頭にIRを誘致する方針だ。山下ふ頭には藤木会長率いる港湾事業者の倉庫が立ち並ぶが、土地の98%は市と国が所有している。市が2022年度までの立ち退きを求めていることに藤木会長は「ここは俺たちの聖地だよ。立ち退くなら役所が立ち退け」と言い捨て、仮に強制執行されても「黒沢明監督の映画『蜘蛛巣城』のまねをして、ここで寝泊まりする」と体を張って抗戦するプランまで明かした。

「藤木がやることは、山下ふ頭を守ることだ、山下ふ頭をばくち場にしないことだ」。藤木会長らはこの夏、山下ふ頭をEXILEが所属するLDHの音楽フェスに開放した。1万人が集まったという。「実にいい観衆でね。そういう場所としてここを使いたいね」と話した。【中嶋文明】

◆藤木幸夫(ふじき・ゆきお)1930年(昭5)8月18日生まれ。横浜港を中心に港運、荷役、倉庫などを営む藤木企業の会長。横浜エフエム、横浜スタジアムの会長も務めている。二階俊博自民党幹事長ら政界とのパイプも太く「ハマのドン」として知られる。

1600とはずがたり:2019/08/28(水) 00:36:20
「命を張って反対」(藤木氏)するってのは総選挙で菅の対立候補を応援するってことだぞ?解ってるよな?

「命を張って反対」 横浜港運協会・藤木会長
https://www.kanaloco.jp/article/entry-190465.html
社会 神奈川新聞  2019年08月23日 21:59

 横浜港運協会は23日、横浜市内で会見を開き、林文子市長が表明したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の山下ふ頭(同市中区)への誘致に対し、反対する姿勢を改めて示した。

 藤木幸夫会長(89)は、市が山下ふ頭を対象地としたことに猛反発。「ここはわれわれ港湾人の聖地であり、博打(ばくち)場にしない」と強調し、「横浜の将来のために良かったと思われる守り方をしていきたい。(カジノのような)犯罪的なものは一切しない」と述べた。

 山下ふ頭は9割が市有地で、一部は更地になったが残りは倉庫などが並び、同協会の事務所もある。IRの事業化に向けて市が立ち退きを求めた場合は「ここで私たちは寝泊まりする」と述べ、退去しない考えを示した。

 ギャンブル依存症問題にも言及し、「カジノがあるところには悲しい歴史、悲しい現実がある」として「私は命を張って反対していく」と力を込めた。

 市民に対して「横浜の30年、50年後はどうなのか。これは一人一人が判断してもらいたい」と訴え、横浜港の現状やカジノ、ギャンブル依存症への市民の理解を促すために協力する意向を明かした。

 同協会が5月設立した、港湾運送事業者でつくる新組織「横浜港ハーバーリゾート協会(YHR)」はカジノなしの再開発は採算可能としている。両協会は6月、林市長宛に山下ふ頭へのIR誘致に反対する要望書を提出していた。

1601荷主研究者:2019/09/23(月) 14:54:33

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49273170R30C19A8MM8000/
2019/9/1 0:00 日本経済新聞 電子版 東京
東京港の混雑避け代替ルート 佐川など物流大手動く
地方港など活用「リードタイム遜色ない」

1602荷主研究者:2019/09/23(月) 15:02:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49352060T00C19A9L41000/
2019/9/3 16:54 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
釧路西港のコンテナヤード拡張、取り扱い能力1.6倍に

1603荷主研究者:2019/09/23(月) 15:22:45

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1775
2019年9月5日 カーゴニュース 第4795号
内航海運の〝見える化〟が必要=国交省

2019.09.05

 国土交通省は8月30日、交通政策審議会に設置された海事分科会基本政策部会(座長=河野真理子・早稲田大学教授)の第10回会合を開催した。今回は内航海運の利用拡大に向けたヒアリングが行われ、味の素、ライオンの2社と、全日本トラック協会がゲスト有識者として参加した。荷主の2社は内航海運の航路やスケジュール、料金など全体像の可視化が利用しやすさにつながると提言。全ト協は長距離輸送でのドライバー時短には内航海運の活用が有効との認識を示した上で、現状では中小運送会社の場合、フェリーの予約が取りにくく、料金も利用頻度の低い事業者は割高な傾向があることから利用しづらい側面があると指摘した。

航路情報・料金の透明性が必要

 味の素上席理事・食品事業本部物流企画部長の堀尾仁氏は、同社の500㎞以上の輸送での、2019年7月のモード別内訳は、船舶2869トンキロ(構成比61%)、鉄道コンテナ976トンキロ(21%)、トラック840トンキロ(18%)と報告。「内航海運は持続可能な加工食品物流を構築するための大事な物流手段。特に長距離輸送では積極的に海運シフトを図っていきたい」と表明し、「多種多様な災害に対応するための輸送モードの多様化・複線化の意味からも重要だ」と強調した。

 内航海運のメリットとして、トレーラ単位の大量輸送が可能であり、CO2削減にもつながることや、輸送時のトラブルが少ないことを指摘。また、「ドライバーが乗船しない無人航送や、北海道〜九州間を東京港経由で複数航路をつないだトレーラシャーシによる一貫輸送が行えるなどのメリットがある」と長所を挙げた。加えて、一部ルート以外ではトラックよりも安価な輸送コストや、鉄道コンテナよりも定時性に優れている点を指摘した。

 一方、デメリットには「船舶であるために当然だと理解しているが出港時間・入港時間などトラックにはない時間的制限がある」ことに加え、「港湾荷役でストライキが発生する場合や、欠航率は鉄道貨物輸送より良好だが、荒天時の急な代替策が立てにくい」とした。

 今後の改善に向けては、航路情報について鉄道ダイヤ的にわかりやすく開示するとともに、問い合わせしなければ開示されない輸送料金の見える化を要望。さらに、パレット単位・BOX単位など小口輸送の拡大や、航路の増設、関東〜関西での船舶の大型化、内航のハブ港の設置などが利用拡大への改善点だと述べた。

 同社は今後、中部や関西エリアと九州エリアでの輸送において、敦賀〜博多など日本海新ルートを利用するなど既存ルートの複線化・複々線化に取り組むほか、ネットワーク変更に伴う名古屋から仙台への新ルートや、関東〜関西や関東〜仙台などでも内航海運の活用を検討していく考え。

内航の全体像を共有することが重要

 ライオンSCM本部SCM統括部長の河野淳氏は「当社では鉄道コンテナ輸送能力の限界や輸送量の増加に応じ、年間を通じて安定的輸送モードとして内航の活用を強化する方針」とした上で「内航海運は、鉄道貨物輸送と比べて自然災害の影響による遅延や運休が少ないので輸送日数やリードタイムを確定しやすい」と説明。同社では長距離トラック輸送から海上輸送へのモーダルシフトを進め、災害発生後の輸送確保の観点から海運を含めた複数代替ルートの準備を強化していく考えを示した。

 また、発着港をはじめ、フェリー・RORO船などキャリアの種類、運航スケジュール、料金が内航業界で共有されておらず、荷主からは全体像がわかりにくいことが短所だと指摘。500㎞前後の長距離トラック輸送の代替となる航路の拡大や、港湾ストライキが頻発しないこと、本州〜沖縄航路の混雑解消などを要望。新規利用時に航路や船舶の違いによって物流品質に差が生じないことを確認する必要があることを指摘した。

中小トラックは予約困難、増便を希望

 全ト協副会長の馬渡雅敏氏は「フェリーの予約は大手物流会社が押さえていることが多く、中小は予約を取りにくい状況」と説明し、今後は増便をはじめ、新航路や新寄港地の開設を要望した。また、「京浜港などに代表されるドレージの際の待機時間の長さは重大な問題であり、早期の解決が望ましい」と指摘。到着船遅延により発生した待機時間についても待機料の負担者の明確化を要望した。

 事務局からは現在の内航海運の概況について説明があった。利便性向上の取り組みとして、RORO船、フェリー、コンテナ船の航路・ダイヤ情報を集約し、荷主や利用運送事業者が利用できる情報検索システムを構築。現在、運用開始に向けて準備中だと報告した。

(2019年9月5日号)

1604荷主研究者:2019/11/19(火) 22:45:07

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51544450Z21C19A0L60000/
2019/10/29 19:10 日本経済新聞 北関東・信越
茨城・常陸那珂港区に新航路 中韓向け週4便に

1605荷主研究者:2019/12/01(日) 10:32:48

https://this.kiji.is/564419126401451105?c=92619697908483575
2019/11/5 21:00 (JST)11/6 09:21 (JST)updated 熊本日日新聞社
ホンダ二輪、熊本港輸入 東南アジア生産完成車、災害時リスク分散

日本梱包運輸倉庫熊本輸入車センターの開設式典で、テープカットをする関係者。両端の2台はベトナムで生産され、熊本港で初めて荷揚げされた二輪完成車=5日、大津町

 ホンダは、東南アジアで生産した国内市場向け二輪完成車の輸入を熊本港(熊本市)で始めた。西日本向けの完成車の荷揚げは大阪港を使っているが、リスク分散などの観点でその一部を熊本港に振り替えた。同社が二輪完成車を熊本港から輸入するのは初めて。横浜、大阪両港に続き、同社3カ所目の二輪の輸入拠点となる。

 同社によると、これまで大阪港で荷揚げしていた二輪完成車は年間約8万台。このうち約6千台を熊本港に移す。タイとベトナムの現地工場で製造された125㏄、150㏄、250㏄のバイクで、輸入した完成車は九州全域と四国の一部で販売する。

 台風などの災害時に荷揚げが停滞するリスクを分散する狙いがあり、熊本港の利用で国内輸送の効率化や二酸化炭素の排出削減につながる、としている。

 熊本港の輸入拠点化に伴い、ホンダ関係製品の輸送を請け負っている日本梱包運輸倉庫(東京)はホンダ熊本製作所(大津町)そばの大津営業所内に熊本輸入車センターを開設。5日、現地で記念式典があった。

 式典ではベトナムで生産され、熊本港から荷揚げした完成車第1号も披露。ホンダ熊本製作所生産業務部の中谷俊彦部長は「九州で販売する輸入車を市場に近いところで輸入するようにした。今後も熊本港の利用拡大に貢献したい」と話した。

 同製作所はホンダの国内ただ一つの二輪生産拠点で、現在、熊本港からアジア圏へ主に400㏄以上のバイクなどを輸出している。ホンダや県によると、今回始めた輸入分を含めると、同港の貨物取扱量の約2割を同社関係が占めるようになるという。(山本文子)

(2019年11月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

1606荷主研究者:2019/12/01(日) 11:08:55

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/558095/
2019/11/9 6:00 西日本新聞 北九州版 竹次 稔
貿易・流通、都市の発展支え 北九州港、15日に130年

北九州港の発祥とされるJR門司港駅近くの「第1船だまり」

 門司港が明治時代の1889年、貿易の活発化に伴って国の特別輸出港の指定を受け、本格的に開港して15日で130周年となる。北九州市は海岸線総延長235キロのうち約75%が港湾区域に当たり、取扱貨物量も全国5位(2017年)と有数の港町だ。近年は全国に先駆けて洋上風力発電の総合拠点化を目指し、フェリーターミナルとしても注目を集めている。

 門司港レトロ地区で16、17の両日、130周年を記念したメインイベントが行われる。

 特別輸出港は九州で長崎、博多に次ぐ3番目。開港から12年後、官営八幡製鉄所が操業を開始。日清・日露戦争では、門司港から陸軍が朝鮮半島に派遣された。

 「外国貿易の門司」のほか、「国内流通の小倉」「鉄・石炭など工業港の洞海」の3地域が戦前から発展してきた。1963年の北九州市誕生を受け、翌64年に門司、小倉、洞海の3港を「北九州港」と呼ぶようになり、74年から市が港湾管理者となった。九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所によると、当時米国で利用が進んでいたコンテナターミナルが71年、大阪以西では初めて田野浦(門司区)で供用開始となった。

 港湾地区は段階的に増え、市によると、西の響灘から東の新門司まで含めて、北九州港は現在20地区で構成。特に、若松区沖の響灘では60年代以降に埋め立てが進み、2005年に「ひびきコンテナターミナル」が供用開始。ただ、開発を加速させた韓国・釜山港などと比べて貨物量で大きく差をつけられた。響灘地区では現在、洋上風力発電の建設、補修などを担う総合拠点化の計画が進む一方、同ターミナルはクルーズ船の寄港にも使われている。

 新門司の背後地にある物流団地「マリナクロス新門司」の用地分譲は1985年度にスタート。事業自体は大幅な赤字だが、近年は輸送手段をフェリーに切り替える動きが活発化し、新門司と関西などを結ぶ航路の利用が増加。物流会社の参入が増え、用地はほぼ完売し、2021年春には神奈川県の横須賀港を結ぶ定期航路も誕生する。

 市港湾空港局は「港の発展があって北九州市がある。それを考えるきっかけにしてほしい」としている。 (竹次稔)

1607荷主研究者:2019/12/01(日) 11:12:09

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/363237?rct=n_hokkaido
2019年11/10 05:00 北海道新聞
新岸壁国際物流ターミナル着工 滞船緩和に期待 苫小牧港で式典

くす玉を割り、着工を祝った式典

 苫小牧港西港区中央北埠頭(ふとう)の水面貯木場跡地に岸壁を新設する「国際物流ターミナル整備事業」の着工式典が9日、苫小牧市のハーバーFビルで開かれ、港湾関係者ら約50人が大型事業のスタートを祝った。

 岸壁は延長230メートル、水深12メートル。総事業費70億円のうち、65億円が国の直轄事業、5億円が苫小牧港管理組合の起債事業で、飼料原料や鋼材の荷役効率化が図られる。2022年度末の完成予定。本年度は46メートル分を施工する。同港の岸壁新設は08年着工、15年度完成の東港区中央埠頭2号岸壁以来。

1608荷主研究者:2019/12/11(水) 23:06:56

https://www.kanaloco.jp/article/entry-209583.html
2019年11月19日 05:00 神奈川新聞
新本牧ふ頭、埋め立てを承認 横浜市が来年1月着工へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20191119kanagawa01.JPG
新本牧ふ頭地図

 国土交通省関東地方整備局と横浜市は15日、横浜港・本牧ふ頭(同市中区)の沖合に計画している新本牧ふ頭について、公有水面(約88ヘクタール)の埋め立て免許を取得し、埋め立てが承認されたと発表した。国内最大級のコンテナターミナルを備えた新たな物流拠点の早期完成を目指し、市は2020年1月ごろ、国交省は3月末ごろに着工する見通し。

 新本牧ふ頭は、本牧ふ頭D突堤から逆L字状に埋め立てて造成する。市は根元に当たる第1期地区(約38ヘクタール)に高度な流通加工機能を持つロジスティクス拠点を集約する。20年1月ごろに地盤改良工事に着手し、同年代後半の完成を目指す。国交省は国直轄事業として、突端部の第2期地区(約50ヘクタール)に岸壁延長千メートル、水深18メートル以上のコンテナターミナルを整備。30年代前半の完成を見込んでいる。

 11月7日付で第1期地区の公有水面埋め立て免許の取得と、第2期地区の埋め立て承認を得た。国交省と市によると、埋め立てに使う土砂の一部には、JR東海のリニア中央新幹線建設に伴うトンネル掘削で発生する残土を受け入れる。市が整備する護岸の一部は水際線緑地にし、生物共生型護岸を採用することで海釣りの場などとして広く市民に開放する。

1609荷主研究者:2019/12/11(水) 23:43:33

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012894607.shtml
2019/11/21 05:00神戸新聞NEXT
明石港の砂利揚げ場 移転計画から25年、ようやく廃止へ

年内にも廃止されることが決まった公共ふ頭の砂利揚げ場=明石港

神戸新聞NEXT

 明石港(兵庫県明石市)の公共ふ頭にある県管理の砂利揚げ場が、年内にも廃止されることが20日分かった。地域活性化に向けた再開発や環境への影響から、移転計画が持ち上がって約25年。長年の懸案が解決することで、県が同港周辺で計画する再開発がようやく動きだす見通しだ。

 関係者によると、県が、ふ頭用地で操業する12社と合意した。11月末で砂利運搬船の入港が停止され、12月末をめどに、野積み場の砂利などが撤去される予定。砂利揚げ場の移転先は、東播磨地域で調整中という。

 明石港の公共ふ頭は昭和40年代前半、県が砂利揚げ場や倉庫用地として整備。同50年代後半に現在の広さ約4ヘクタールになった。荷揚げ量はピーク時の1980年代後半に100万トンあったが、現在は6割程度に減っている。

 県と明石市は94年度、砂利揚げ場の東播磨港二見地区(明石市二見町南二見)への移転を計画。市は砂利揚げ場跡地での再開発を計画したが、阪神・淡路大震災による財政難や移転先予定地の近隣住民による反対などを受け、2004年に凍結状態となった。

 一方で、潮風で舞い上がる砂ぼこりや、ダンプカーのタイヤに付着した土砂の拡散などが環境問題に。地元の要望を受けた県は09年、周囲に高さ7メートル、総延長約450メートルの防じん柵や放水装置を整備した。

 新たに再開発案が浮上したのは16年度。県と市、学識経験者、地域団体でつくる検討委員会が設けられ、観光客らの回遊性向上や活性化のため、集客施設を整備する計画案が決まった。

 計画案では公共ふ頭用地を、商業施設が入る「にぎわいゾーン」、クルーズ船が発着する「ウオーターフロントゾーン」など4区域に分け、ホテルやマンション建設も想定。バスロータリーも設けるとしている。県は現在、民間事業者からより具体的なアイデアや要望を聞く市場調査を進めている。(小西隆久)

1610荷主研究者:2019/12/29(日) 18:08:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53235450R11C19A2LKA000/?n_cid=SPTMG002
2019/12/11 20:10 日本経済新聞 電子版 関西 九州・沖縄
神戸港、物流ルート新設支援 時間短縮や人材不足対応

1611荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53333190T11C19A2L91000/
2019/12/18 5:00 日本経済新聞 電子版 中部
名古屋港の貨物量、国内首位も世界で21位 上海の3割
(データで読む愛知)

1612荷主研究者:2020/01/26(日) 13:50:24

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/300111
2020年1月14日 東奥日報
フェリー「八苫航路」貨物量10年で28%増

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too01.JPG
八苫航路で就航中の「べにりあ」。2021年に新造船に切り替わり、さらに貨物積載量が向上する

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too02.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200114too03.JPG

 青森県八戸市と北海道苫小牧市を結ぶフェリー「八苫航路」の貨物取扱量が、近年伸びている。2011年から増加し続け、18年は1315万トンで10年前の08年に比べ28%増えた。乗船時間は八苫が7時間半で、青森市と函館市を結ぶ「青函航路」(3時間40分〜4時間)より長い。このため、トラック運転手がまとまった休憩時間を確保でき、働き方改革にもつながることが好調の背景にあるとみられる。

 県のまとめによると、フェリーの便数が1日16往復の青函の貨物量は2164万トン。東日本大震災で八苫が休止した影響で11年は一時的に増加したが、その後は減少を続け、08年比で9%減となっている。北海道と青森県を結ぶフェリーでの貨物物流が、1日4往復の八苫にシフトしているとみられる。

 12年に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故を受けて、国は長距離運転手の労務管理に関して悪質事業者の厳罰化を進めている。トラック運転手の労働に関しては「休息時間(勤務と勤務の間の自由な時間)は連続8時間以上」が法令上義務付けられている。業界の要望もあり、特例でフェリー乗船時間を原則休息として扱えるようにした。

 八苫を利用している札幌市の運送会社に勤める男性運転手は「労務管理が厳しくなっており、急いでいても休憩は必要。フェリーで移動しながら休憩できるのは便利だ」と話す。八苫は待機時間を含めれば約8時間の休息時間を確保できるという。

 八苫を結ぶ「シルバーフェリー」4隻を運航する川崎近海汽船(東京)は21年に就航中の「べにりあ」を、積載力を向上させた新造船に切り替える予定で、貨物輸送はさらに強化される。同社八戸支社の担当者は「八戸港は高速道路にも近く、運送業者にとって使いやすい。今後も貨物は増える見込み」と話す。

 さらに八戸市は、フェリーと復興道路「三陸沿岸道路」(八戸市-仙台市)の相乗効果にも期待する。現在工事が進められている同道路は、岩手県久慈市、釜石市、宮城県気仙沼市などを通る。20年度末に全線開通予定で、フェリーを組み合わせた札幌・仙台間の新たな物流ルートが確立する。

 市が試算した札幌市-仙台市間のトラック輸送シミュレーションによると、八苫-三陸沿岸道路ルートは青函-東北自動車道ルートより運転時間が約2時間短くなる。移動にかかる総時間は、青函のほうが津軽海峡フェリーを利用すると約1時間半短い。一方、高速代、燃料費などを含めたコストは八苫のほうが約1万6千円安い。

 川崎近海汽船は20年4月から八戸-室蘭を1日1往復運航する方針で、八戸港の拠点性はより高まる。市政策推進課の藤谷一徳副参事は「働き方改革の流れもあり休息時間を取れる上、三陸沿岸道路が完成すればコスト面でも八戸港の優位性は高まる」と期待している。

1613荷主研究者:2020/01/26(日) 15:10:57

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202001/0013035109.shtml
2020.01.15 神戸新聞
「六甲アイランド南」港湾整備再開へ 震災で計画凍結、貨物量回復で機能強化

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_13035157.jpg

廃棄物による埋め立てが進む「六甲アイランド南」(手前左)。後方には(左から順に)神戸空港と神戸・ポートアイランドがある=2019年2月(神戸市提供)

神戸新聞NEXT

 神戸市は、廃棄物で埋め立てている人工島「六甲アイランド南」について、港湾物流拠点の整備計画の凍結を解除する検討を始めた。同市は2001年、阪神・淡路大震災で被災した市民の生活再建を加速させるとし、埋め立て完了後の拠点整備計画をいったん凍結していた。ただ震災から25年たち、神戸港の貨物取扱量は高水準で推移しており、同港の機能強化を図ろうと、拠点整備に向けた計画を再開する必要があると判断した。(長尾亮太)

 今後10年間の取り組みを話し合う神戸港港湾審議会(市長の諮問機関)の下部組織の議論を踏まえて凍結解除を決め、20年度に改定する「神戸港港湾計画」に盛り込む。

 六アイ南は、関西一円で生じる廃棄物で海面を埋め立てるフェニックス計画で造成されている人工島。神戸・六甲アイランド沖に333ヘクタールの人工島が完成する予定で、市は大型コンテナ船が寄港できる大深水岸壁の整備計画を1995年2月にまとめた。しかし、震災直後で市民生活が混乱しており、被災者支援を優先させる観点から、01年に六アイ南における拠点整備計画を凍結するとしていた。

 一方、国は主要港の国際競争力を高める一環として、西日本のコンテナ貨物を神戸港経由で輸出入させる施策を展開。世界的な景気拡大を背景に、同港の17、18年のコンテナ貨物取扱量は、これまでの最多だった94年の実績(291万6千個)を2年連続で超えた。

 市によると、同港では物流施設の建設地を求める企業からの引き合いが増え、適地がなくなりつつある。輸出入機能が相対的に低くなれば、兵庫県内メーカーの県外流出につながる懸念があり、六アイ南の港湾物流拠点整備が急務になっていたという。

 市は開港150年に合わせて17年に発表した神戸港の将来構想で、六アイ南を製造・加工機能を備えた港湾物流拠点に整備する案を打ち出している。市の担当者は「市内の経済活動の3割が神戸港に関連している。素材や半製品の付加価値を高める拠点にして、アジアの貨物を神戸に呼び込みたい」としている。

【大阪湾フェニックス計画】近畿圏で発生した廃棄物で大阪湾を埋め立て、生まれた土地に港湾を整備する事業。自治体や港湾管理者が出資する大阪湾広域臨海環境整備センターが進める。1990年に廃棄物の受け入れが始まった尼崎沖をはじめ、泉大津沖、神戸沖(六甲アイランド南)、大阪沖の計4カ所が処分場。六アイ南には、廃棄物以外にしゅんせつ土砂なども使われている。

1614荷主研究者:2020/01/26(日) 15:12:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00544453?isReadConfirmed=true
2020/1/15 05:00 日刊工業新聞
兵機海運、危険物取り扱い倉庫完成 神戸港に兵庫埠頭物流センター

 兵機海運は神戸市兵庫区にある神戸港兵庫埠頭(ふとう)で引火性の固体や液体などの危険物を取り扱う「兵庫埠頭物流センター=写真」の竣工(しゅんこう)式を行った。第4類危険物を取り扱う倉庫としては18年に同県姫路市で稼働した倉庫群に次いで2カ所目。敷地面積は約1万5000平方メートル。危険物の倉庫や定温倉庫など計3棟を建設。総投資額は約18億円。

 コンテナの保管、受け渡しなどを行う「バンプール」も併設した。延べ床面積は約1万平方メートル。大東洋治社長は「海陸一貫した輸送サービスで、高まる危険物取り扱いの需要に貢献していく」と力を込めた。危険物保管にかかる法令順守意識の高まりなどで、危険物取り扱いの需要は高まっている。(神戸)

(2020/1/15 05:00)

1615荷主研究者:2020/02/16(日) 12:47:30

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=609044&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2020/1/31 中国新聞
韓国コンテナ船が減便 広島・福山、会社の航路合理化で

 広島港、福山港と韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ船の定期航路が、今月からそれぞれ週1便ずつ減便した。広島港は週8便、福山港は週4便となった。広島県によると、韓国の運航会社が事業を統合し重なる航路を見直した。日韓関係の悪化とは関係ないという。

 両港で週2便を運航していた興亜海運と、週1便の長錦商船がコンテナ事業を統合し、昨年12月に新会社の興亜ラインを設立した。同社は今月6日以降、週2便に減らした。

 県によると、釜山港との航路は他に5社が担う。貨物は自動車部品や産業機械の輸出、繊維製品の輸入など。欧州や東南アジアと結ぶ航路に積み替えるための利用が多いという。 

 昨年の取扱貨物量は広島港が前年比30%増、福山港が15%増だった。県港湾振興課は「今後も航路の維持、拡充を各運航会社に働き掛ける」としている。(畑山尚史)

1616荷主研究者:2020/02/16(日) 14:36:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55284910V00C20A2L21000/
2020/2/5 17:26 日本経済新聞 信越 新潟
新潟県内港、外貿コンテナ取扱量 3年連続増

1617荷主研究者:2020/02/27(木) 22:30:25

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55769540Y0A210C2L82000/
2020/2/18 15:55 日本経済新聞 関東 神奈川
三菱倉庫、横浜市の南本牧ふ頭で物流施設完成

1618荷主研究者:2020/03/14(土) 19:47:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55820660Z10C20A2LA0000/
2020/2/19 18:45 日本経済新聞 四国 高知
高知新港のコンテナ取扱量、19年は6年ぶり減少

1619荷主研究者:2020/03/14(土) 20:05:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00548827?isReadConfirmed=true
2020/2/21 05:00 日刊工業新聞
八代港と熊本港、コンテナ取扱量3年連続で最高

 【熊本】熊本県がまとめた八代港(熊本県八代市)と熊本港(熊本市)の2019年の国際コンテナ取扱量が過去最高を記録し、3年連続の過去最高となった。16年の熊本地震以降の連続。19年の八代は2万2678TEU(20フィートコンテナ換算)で前年比101・9%、熊本は1万3458TEUで同117・5%だった。八代は4年連続の更新となっている。

 県は要因として、ホンダが九州と四国の一部で販売する2輪完成車の輸入を他港から熊本港にシフトしたことをあげた。また、サントリービールが熊本港から輸入する麦芽の割合を増やしたことも要因の一つとしている。八代港については、新コンテナターミナルが18年に供用を始めて利便性が向上したためとみている。

(2020/2/21 05:00)

1620荷主研究者:2020/03/14(土) 21:08:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56423970V00C20A3L01000/
2020/3/5 15:29 日本経済新聞 電子版 東北 岩手
岩手・釜石港 貨物急増、震災前の80倍
東北6県 気になる現場

1621荷主研究者:2020/03/29(日) 15:23:00

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013189805.shtml
2020.03.13 神戸新聞
兵機海運、危険物倉庫を新設 需要増に対応

兵機海運が新設した危険物倉庫2棟=神戸市兵庫区築地町

 海運・倉庫業の兵機海運(神戸市中央区)は、石油やアルコール類などの燃えやすい液体を取り扱うことができる危険物倉庫を、神戸市兵庫区の兵庫ふ頭に新設し、稼働を始めた。同社が危険物倉庫を構えるのは姫路港に続き2カ所目。

 普通倉庫を含む総延べ床面積は約9230平方メートルで、うち危険物倉庫は平屋2棟で各約千平方メートル。1棟には定温室を備えた。可燃性の危険物貨物はドラム缶などに保管する。主に神戸港で輸出入されるコンテナを取り扱う想定で、横付けして積み降ろしできるため、効率的に搬出入できるという。総投資額は約18億円。

 近年、化学品メーカーの原料や加工製品の荷動きが活発化。だが神戸港には危険物を保管できる倉庫が数カ所しかないといい、需要増に応じる。危険物倉庫では船舶用塗料や化粧品類なども取り扱い、安全確保のため、従業員が危険物取扱者の免許を取得した。

 同社は「荷主ニーズに応え、神戸港の発展に寄与したい」としている。(横田良平)

1622荷主研究者:2020/03/29(日) 16:04:48

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013201669.shtml
2020.03.18 神戸新聞
【連載】広がる海の玄関 震災25年の神戸港(1)産業インフラ

神戸港の岸壁に姿を見せるコンテナトレーラー。住友ゴム工業宮崎工場で生産されたタイヤを積む=神戸市中央区新港町

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/b_13201671.jpg
神戸新聞NEXT

■航路維持へ、多彩な試み

 神戸市中央区筒井町に「近代ゴム産業発祥の地」と書かれた記念碑がひっそりと立つ。住友ゴム工業の本社敷地内にあり、多くの人目に触れることはない。

 同社の起源である英ダンロップ護謨(ごむ)極東が、1909(明治42)年に工場を操業させた場所だ。この地に構えた神戸工場で、後の住友ゴムがタイヤを生産し、日本のモータリゼーションを支えた。だが、95年の阪神・淡路大震災で閉鎖して以降、事業面で神戸港とは疎遠になっていた。

 四半世紀を経て、同社は再び神戸港をタイヤの輸出拠点にしようとしている。2019年11月、宮崎工場(宮崎県都城市)で生産したタイヤをカーフェリーで神戸港に運び、海外に輸出する実験を行った。

 従来は福岡・博多港まで陸送し、船で韓国・釜山(プサン)港に搬入してから欧米に輸出したが、日本国内の運転手不足に対応するため、新ルートの開拓に乗り出した。「当社は製品や原料の輸出入で神戸港に支えられて発展した歴史があるだけに、感慨深い」。物流担当の谷良平(57)は目を細める。
    ◇
 神戸市によると、神戸港の18年のコンテナ貨物取扱量は294万個と、2年連続で震災前を上回って過去最多を更新した。取扱量の落ち込みは、被災地の象徴として語られてきただけに「港勢が着実に回復してきた」と、市長の久元喜造は力を込める。

 ただ、最多更新の数字に目をこらすと、同港の厳しい状況も浮かび上がる。アジア各港から運び込んで北米・欧州方面の船に積み替える貨物の割合は94年で取扱量の28%を占めたが、18年は1%まで低下した。アジアにおける「ハブ港」の役割を失ったまま、回復のめどは立っていない。

 他の港で積み替えず、じかに欧米に運べる「基幹航路」を維持できるか-。震災から25年たった今、神戸港をはじめ国内主力港はこの課題と向き合っている。

 神戸港では、北米航路のコンテナ船の寄港が94年に週26便あったが、現在は週5便に減少。国内全体でも便数は減り続け、米国向けの輸出入貨物の2割が釜山港など他国の港を経由するようになった。

 「基幹航路は国内製造業を支えるインフラ。他国の港で積み替える場合、直行便と比べて製品輸送に時間と費用がかかり、企業の競争力がそがれる」と国土交通省の担当者は危機感を隠さない。
    ◇
 航路減少の背景にあるのは、90年代から進んだ製造業の海外移転だ。日本からの輸出貨物が減る一方、「世界の工場」と化した中国が貨物を増やし、港湾も自前で整備した。一方、日本国内でも相次いで建設された地方港と釜山港の輸出入ルートも盤石となり、神戸港の集荷力は衰えた。

 そんな中、トラックで混雑する東京港や冬場に雪で閉ざされる日本海の港を補完しようとの動きが出始めた。西日本のコンテナ貨物を神戸、大阪両港に集中させる国の施策に呼応し、神戸港で荷揚げした貨物を鉄道網で各地に届ける実験も行われている。

 「貨物があるから航路は維持され、航路があるから企業は貨物を増やせる。航路と貨物は表裏一体の関係」と同市幹部は語る。双方が増える好循環をどう生み出すか。知恵と手腕が問われる。=敬称略=(長尾亮太)
    ◇
 阪神・淡路大震災から四半世紀。往年の港勢を取り戻そうとする官民の動きを追った。

1623荷主研究者:2020/06/20(土) 23:39:53

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202003/0013235043.shtml
2020.03.31 神戸新聞
神戸港の19年コンテナ取扱量 6年ぶり前年割れ

神戸港のコンテナ岸壁=神戸市中央区、ポートアイランド2期

 神戸市は30日、2019年に神戸港で取り扱ったコンテナ貨物が前年比2・5%減の287万1千個(20フィートコンテナ換算)にとどまったと発表した。前年割れは6年ぶり。米中貿易摩擦による中国経済の停滞で、中国との輸出入などが減ったという。

 内訳は、輸出貨物が前年比1・9%減の117万9千個、輸入貨物が0・8%減の100万9千個、国内貨物が5・7%減の68万3千個。地域別では、海外貨物の4割を占める中国が4・2%減った。米中摩擦の影響で、中国メーカーや中国に進出する日系メーカーの輸出入の減少が響いた。

 貨物量の品目別では、輸出で鋼材(28・5%減)や自動車部品(10・8%減)の下落が目立ち、輸入は衣類(2・7%減)などが前年割れした。

 神戸港の取扱量は14年から5年連続で増加し、17、18年は過去最高を更新した。10年に大阪港とともに「阪神港」として国の「国際戦略コンテナ港湾」に指定され、韓国・釜山(プサン)港に流れていた瀬戸内や九州の貨物を取り込んできた。

 しかし、19年は中国の荷動きが低迷し、今年に入ってからは新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している。同市の担当者は「19年もアジア全体ではさほど落ちていない。感染拡大の影響は引き続き注視する必要がある」としている。(横田良平)

1624荷主研究者:2020/06/21(日) 21:44:59

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57865690Z00C20A4L82000/
2020/4/9 15:37 日本経済新聞 関東 神奈川
日新、横浜・本牧ふ頭に新物流施設 21年開業

1625荷主研究者:2020/07/01(水) 21:00:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59298710Z10C20A5L82000/
2020/5/19 19:12 日本経済新聞 関東 神奈川
川崎港のコンテナ取扱量 19年は過去最高

1626荷主研究者:2020/07/14(火) 21:03:40

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00559173?isReadConfirmed=true
2020/5/28 05:00 日刊工業新聞
愛知県、金属スクラップに競争力 三河港の輸出体制を整備

集約して金属スクラップの輸出競争力を高める(イメージ)

【名古屋】愛知県は三河港明海地区(愛知県豊橋市)で、高付加価値の金属スクラップを集約して販売競争力ある輸出品とする体制を整備する。同地区や周辺の愛知県、静岡県、長野県などから集まる金属スクラップを解体・分類し、自動車の端材などの良質なスクラップを集約する。2025年度以降に港湾事業者など民間による設備投資で解体・分類施設が建設される予定で、合わせて同地区の埠頭(ふとう)用地や港湾施設を整備する。

 三河港明海地区の埋め立て地の新たな活用法として埠頭用地の配置、岸壁や係船柱、防舷材、臨港道路などの港湾施設の設計などを行う。民間による関連施設整備と合わせ、同地区の基盤を整備する。整備により分散されたスクラップの集約化だけでなく、輸出に関わる新たな企業などの進出も見込む。埠頭用地の管理運営や港湾施設の整備では民間資金を活用した社会資本整備(PFI)を導入する可能性もある。

 同地区は自動車や住宅建材関連などの工場など約250社が立地している。周辺地域の工場も含め、大量の金属スクラップが集まる。ただ回収の過程などで品質の悪い金属スクラップが混ざり、低価値品で輸出せざるを得ない場合もある。

 また中国の廃棄物輸入の規制強化の影響を受けて三河港から中国への鉄鋼くずの輸出量は18年は16年比半分以下の約2万5000トン程度と大幅に減っている。分散するスクラップ仮置き場、土地利用の制約、老朽化した港湾施設の利用への懸念などの問題解消と合わせて同県でも有数の港湾地区を整備する。

(2020/5/28 05:00)

1627荷主研究者:2020/07/14(火) 21:15:14

https://www.sanyonews.jp/article/1017155?rct=syuyo
2020年05月30日 22時47分 山陽新聞
玉島の人工島に穀物用埠頭が完成 大型船に対応、輸送効率化へ

国と県が玉島ハーバーアイランドに整備した7号埠頭

 国と岡山県が水島港(倉敷市)の人工島・玉島ハーバーアイランドに整備していた穀物用の「7号埠頭(ふとう)」が完成し、6月1日から使用を始める。大型の運搬船に対応し、隣接する食料コンビナートへの輸送が効率化される。

 7号埠頭は3本の桟橋(計528メートル)からなり、最大の桟橋(320メートル)はハーバーアイランドで最も深い水深12メートル。それぞれ1時間当たり800トン、400トンの荷下ろしができる荷役機械「アンローダー」を2基設置した。ほかは108メートル、100メートルで各桟橋に別の荷役機械を置いた。

 これまで穀物はハーバーアイランドの北にある玉島E地区に接岸した運搬船からトラックで陸上輸送していた。7号埠頭に設けた3列のベルトコンベヤー(計1360メートル)は直接コンビナートと接続しており、運送コストや時間が削減できる。

 国と県が2017年度から計約190億円をかけて桟橋や荷役機械などを整備してきた。水島港全体では、さらに大型の船が入港しやすいように航路や岸壁の水深を深くする国事業が25年度の完了を目指して進んでいる。

 県港湾課は「輸送効率が高まることで水島港の発展につながる。災害対応に利用できるというメリットもある。国と連携しながら今後も港湾整備を進めていく」としている。

1628荷主研究者:2020/07/14(火) 21:38:17

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429489?rct=n_hokkaido
2020年06/11 05:00 北海道新聞
巨大荷揚げ機39年で引退 老朽化で解体、撤去へ 室蘭港祝津埠頭

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200611hokkaido02.JPG
祝津埠頭で供用されてきたアンローダー。老朽化などの理由で撤去工事が始まった=9日

 室蘭港祝津埠頭(ふとう)で39年間供用されてきた荷揚げ機械「アンローダー」の撤去工事が始まった。老朽化が進んで修繕費がかさみ、利用も伸び悩んでいたことから撤去が決まった。

 解体費は1億4200万円(税込み)。8日に工事が始まり、7月中には原型を留めない段階まで解体が進むという。工期は10月まで。

 アンローダーは高さ19メートル。約13億円を投じて1981年度に建設され、市の第三セクターが運営してきた。祝津埠頭には石炭の輸送中継基地「コールセンター」があり、アンローダーは石炭の荷揚げに使われた。

 コールセンターは最盛期の83年度には約89万トンの取り扱いがあった。その後、石炭需要の落ち込みを背景に取扱量も急減し、過去数年は1万数千トン。北海道糖業道南製糖所(伊達)で使われる石炭が年に一度、荷揚げされていた。

 祝津埠頭では室蘭開建が岸壁改良工事を行っている。市は祝津埠頭が水族館などの観光地や市街地に近いことから、将来的に世界最大級のクルーズ船を誘致することを目指している。市はコールセンターそのものの今後の扱いについては「関係機関と協議中」(港湾部)としている。(横山清貴)

1629とはずがたり:2020/07/26(日) 00:38:46
臨港道路2路線を新設へ 石狩湾新港管理組合
2020年07月25日 10時00分
https://e-kensin.net/news/129956.html
事業費は計7億円

 石狩湾新港管理組合は、東線と西幹線という臨港道路2路線の新設を計画している。延長は東線が715m、西幹線が1950mで、事業費には合わせて7億円を試算。このうち2020年度に事業化した東線は秋ごろから用地測量、詳細設計に取り掛かり、21年度に着工する見通しとなっている。西幹線の着手時期は未定だ。

 20―24年度を期間とする社会資本総合整備計画に盛り込まれた事業で、防災・安全交付金を活用する考え。東線は、石狩市新港東4丁目の東ふ頭線交点から石狩市の市道志美北3線までを結ぶ予定。東ふ頭線交点から259m区間は幅員6・5mで19年度までに整備済みだが、未整備区間は簡易舗装で途中がコの字に曲がった状態。また、雨や雪解け時には道路の一部で冠水が起きている。

 この道路は志美側と東ふ頭の船だまりを往復する漁師の利用が多く、輸送車両の増加も見込める。しかし、11年以降に交通事故が3件発生し、うち1件が死亡事故につながったことから、安全な走行のため未整備区間を直線の新設道路として整備する。

 計画延長は715m、幅員は6・2mの片側1車線道路とし、歩道は設置しない。事業費には2億円を試算している。20年度に詳細設計を終え、21年度の着工、22年度完了を目指す。

 小樽市銭函5丁目に位置する西幹線は、臨港道路樽川幹線交点から西ふ頭線交点までを結ぶ延長1950m、幅員8・5mで計画。事業費は5億円を見込んでいる。

 西ふ頭には北海道電力の液化天然ガス(LNG)火力発電所があるが、発電機の増設状況や貨物輸送の増加予測などの動向調査を進めた上で、着工時期を定めたいとしている。

(北海道建設新聞2020年7月21日付12面より)

1630荷主研究者:2020/07/28(火) 22:56:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60854130W0A620C2L83000/
2020/6/29 2:00 日本経済新聞 電子版 東京 関東
東京臨海部と都心つなぐ新道開通 渋滞解消へ
潜望展望

1631荷主研究者:2020/09/05(土) 13:45:44

https://www.sakigake.jp/news/article/20200716AK0037/
2020年7月16日 秋田魁新報
国際コンテナ釜山航路、週5便に 秋田港の需要見込む

 秋田県は16日、秋田港に新たな国際定期コンテナ船が就航すると発表した。シンガポールの船会社エクスプレスフィーダーズは、国内3港と韓国・釜山新港を結ぶ運航ルートに秋田港を追加し、21日に初めて入港する。以後、毎週火曜日に寄港。これにより秋田と釜山を結ぶ国際定期コンテナ船は、韓国船を含め週5便体制になる。

 新たに寄港する船名は「UNISEA(ユニシー)」。コンテナ1012本(20フィートコンテナ換算)を積める。釜山新港から新潟、富山、金沢を巡って戻るルートで、2018年9月から運航。新ルートは釜山―新潟―富山―秋田―金沢―釜山となる。

 船会社の日本総代理店ヘスコ・エージェンシーズ(東京・品川)は、ルート改編について「航路スケジュールに余裕があり、国内で新たに立ち寄れる港を検討していた。秋田港で積みきれない荷物があると聞き、需要があると見込んだ」と説明した。

 秋田港のコンテナ取扱量は、19年に年間最高の5万1204本(20フィートコンテナ換算)を記録。輸出入の相手国は韓国や中国、フィリピンなど。主な輸出品は紙・パルプや非鉄金属、木製品。主な輸出品は製材、木製品、電気機械など。

 秋田港では1995年に国際定期コンテナ船が初めて就航し、2011年に最多の週7便となった。その後、増減し今年4月から4便体制となった。週5便に増えることで、県内企業の荷主にとっては輸出入の機会が増える。

 エクスプレスフィーダーズ県代理店の秋田海陸運送(秋田市)は「輸出入の機会が週1回増えることで、県内企業とって商売のチャンスが広がる」とした。

 また、今回はシンガポール船社のコンテナ船として初めて秋田港に就航する。県商業貿易課は「シンガポールの船社とつながりが生まれ、同国への直行便実現に向け弾みとなる」と期待する。

1632荷主研究者:2020/09/05(土) 13:51:55

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00565331?isReadConfirmed=true
2020/7/22 05:00 日刊工業新聞
京都府舞鶴市 地域経済活性化 港湾振興 京都舞鶴港振興促進協議会 国際埠頭

京都・舞鶴市、港を核に地域経済復活 官民連携で推進

「京都舞鶴港振興促進協議会」では、舞鶴国際埠頭の拡張など二期整備推進に向け国の支援を要請する

 ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)舞鶴事業所(京都府舞鶴市)の商船建造撤退に揺れる舞鶴市で、地域経済活性化に向け新たな枠組みが動きだした。新型コロナウイルス感染拡大のダブルパンチで経済が冷え込む中、京都府や舞鶴市、京都経済界など官民連携で港湾振興に取り組む「京都舞鶴港振興促進協議会」が設立された。舞鶴港は地域経済復活の象徴になるか。(京都・大原佑美子)

 「ポストコロナ社会において対岸諸国との物流・人流や港を核としたまち作りのあり方や舞鶴港の役割を考えることが重要」。協議会設立総会に会長として出席した西脇隆俊京都府知事は強調した。

【かつてない危機】

 JMUによる舞鶴事業所での造船事業縮小に追い打ちをかける形で、新型コロナに見舞われ、舞鶴港の取扱貨物量は減少し、クルーズ船の寄港キャンセルが相次ぐ。人口約8万人の港湾都市はかつてない危機にある。同協議会はあらためて舞鶴港の重要性を指摘し、国際埠頭(ふとう)拡張など二期整備推進への国の支援を要請する。

 コロナ禍で状況は一変したが、舞鶴港のコンテナ貨物取扱量は2019年に出入個合計で1万9812TEU(20フィートコンテナ換算)と過去最高を記録。クルーズ船も19年に34回寄港し、過去最高の旅客数だった。

【流れを活発に】

 一段と人やモノの流れを活発にするため、これまで港湾関連用地の拡張や貨物上屋の旅客ターミナル化などが俎上(そじょう)に載せられていた。

 日本板硝子の小岐須智浩舞鶴事業所長は「海外からガラスの材料を輸入する船舶を大型化し、利用岸壁を喜多埠頭から深い水深岸壁の国際埠頭に変更して工場までの横持ち費用を削減したい」という。飯野港運(京都府舞鶴市)の田端昭則常務は「通常1日1隻のコンテナ船は天候が悪い日は2隻付けが発生し、バルク船やクルーズ船に対応できなくなる」と訴える。

 同協議会は舞鶴港と高速道路をつなぐ道路の整備強化やクルーズ船・国際フェリーの受け入れ環境強化、災害時の太平洋側のリダンダンシー(代替)機能を果たすための再整備支援など提言した。

【雇用対策を強化】

 7月からJMU舞鶴事業所の新造船部門社員の配置転換が始まり、配転に応じられない社員も出てきている。舞鶴市などではこうした社員と地元企業との面談会を開くなど雇用対策を強化する。

 多々見良三舞鶴市長は「洋上風力発電に関する設備などを建造できる製造業の誘致を目指す」との構想も描く。政府が7月、洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会を設立するなど追い風も吹く。港で発展を遂げた都市、舞鶴。津波に強い良好な港と造船技術、豊富な観光資源を生かし、再成長の道筋を付けたい。

(2020/7/22 05:00)

1633荷主研究者:2020/09/05(土) 13:56:22

https://www.sakigake.jp/news/article/20200724AK0015/
2020年7月24日 9時40分 秋田魁新報
社説:コンテナ船増便 秋田港の利用促進図れ

 秋田港と韓国・釜山新港を結ぶ新たな国際定期コンテナ船が就航した。シンガポールの船会社「エクスプレスフィーダーズ」が、国内3港と釜山新港を結ぶ従来ルートに秋田港を加え、21日から毎週火曜日の寄港を始めた。

 これまで火曜日は平日で唯一コンテナ船の発着がなかった。月―金曜日は毎日、荷物を取り扱えるようになり、貿易に取り組む企業の利便性が向上したことは間違いない。貿易拡大は本県経済にとって重要な課題。これを機に、県内企業も積極的に新たな海外市場の開拓に取り組んでほしい。県や県内の関連団体は秋田港の利便性向上を企業に広くアピールし、一層の利用促進につなげるべきだ。

 釜山は世界有数の貿易の中継拠点であり、アジアや欧州などの港とつながっている。秋田港と釜山を結ぶ定期コンテナ船は、釜山経由の中国航路を含む既存の4便と合わせ、週5便となった。5便化は2017年以来。釜山とつながる物流ルートの拡充は、世界との経済交流を拡大させる好機である。

 新たに寄港するコンテナ船は釜山を発着し、新潟、富山、秋田、金沢の4港を1週間で巡る。船会社の国内代理店(東京)によると、従来の3港を巡るルートの運航には時間的な余裕があったため、新たな寄港先を検討していた。日本海側の複数港の中で一定の需要を見込めるとして、秋田港を選んだという。

 県によると、秋田港のコンテナ取り扱い実績(20フィートコンテナ換算)は16年に初めて5万本を突破。昨年(速報値)は前年比1・9%増の5万1204本で過去最高になった。近年は輸出が増加傾向で、紙・パルプ、非鉄金属、自動車部品といった品目が堅調だ。

 ただし県政運営指針「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」が掲げる目標(19年5万8600本)には及ばないのが現状だ。今年は6万本超を目指しているが、5月までは前年比で微減傾向にある。目標の実現と5便体制継続のためにも、積み荷確保に一層力を入れなければならない。

 県や県内経済団体などでつくる「県環日本海交流推進協議会」は本年度、秋田港を初めて利用する荷主への支援について、従来年間40万円だったコンテナ陸送費の支援限度額を100万円に増額。こうした制度に関し、今は他港を利用している隣県企業にも周知し、需要を開拓したい。積極的なPRが必要だ。

 釜山以外の航路誘致にも引き続き努めるべきだ。県はロシア、東南アジアとの直行航路の実現を目指しているが、現在は釜山と中国航路だけ。航路開設には、船会社が採算を見込める安定的な積み荷の確保が重要だ。地道に可能性を探りたい。

 貿易に取り組む企業の育成にも力を注ぐべきだ。県内企業が積極的に海外展開できるよう充実した県の支援が求められる。

1634荷主研究者:2020/09/05(土) 14:00:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/443980?rct=n_hokkaido
2020年07/26 05:00 北海道新聞
小樽最後の「はしけ」撤去へ 建造半世紀 維持難しく 船舶と岸壁橋渡し

小樽運河内に展示され、撤去が決まった「はしけ」

 【小樽】港内に停泊する船舶と岸壁の橋渡し役となる台船「はしけ」。小樽市では小樽運河が造成されるきっかけになったが、市内に現存する最後の1隻が8月中にも解体、撤去されることになった。建造から半世紀が過ぎて老朽化が激しく、市は維持管理が困難と判断した。最盛期には600隻近くがあり、小樽港の活況を支えたはしけが全て姿を消すことになる。

 はしけの大半は動力がなく、船と岸壁の間を別の船で引き、貨物や旅客が行き来した。小樽運河ははしけを泊める場所として造られ、1924年(大正13年)ごろは595隻が運河内を往来したとの記録がある。

 小樽ではその後、船が直接接岸できる埠頭(ふとう)などが整備され、はしけの数は激減。50年代に100隻を下回り、89年には業務で使われなくなった。

 小樽に残る1隻は69年建造の鋼製で全長24メートル、幅8メートル。市内の郵船海陸運輸(現ノーススタートランスポート)が89年、市に寄贈し、小樽運河の原風景が残る北運河地区に浮かべて展示してきた。

 ここ数年は、はしけの継ぎ目や穴から浸水し、一部が水没するなど老朽化が進行。市職員が水を抜いたり、穴を補修したりと応急処置を続けたが、さびた船体はもろく、改修のための移動もできないことが分かった。「安全性の確保からも、これ以上の維持補修は難しい」(市港湾室)と撤去を決めた。

 解体工事は早ければ8月中旬に始め、10日ほどで終わる予定。ノーススタートランスポートの大田秀樹社長は「一つの時代が終わる」と振り返り、小樽市総合博物館の石川直章館長は「はしけが小樽の近代化や発展に果たした役割は大きく、シンボルが無くなるのは惜しい」と話している。(谷本雄也)

1635荷主研究者:2020/09/05(土) 14:09:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62051240Z20C20A7L60000/
2020/7/29 19:36 日本経済新聞 関東 茨城
茨城県の2港、19年の貨物量2.2%増

1636荷主研究者:2020/09/05(土) 14:57:04

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/448530?rct=n_hokkaido
2020年08/07 19:48 北海道新聞
石狩湾新港の岸壁大型化を 知事に要望 鉄スクラップ輸出促進へ

 日本鉄リサイクル工業会と同会道支部は7日、石狩湾新港について、鉄スクラップの国外輸出力強化に向けた埠頭(ふとう)の整備を求める要望書を鈴木直道知事に提出した。

 工業会によると、道内では解体された建物などから発生する鉄スクラップの6割が輸出され、石狩湾新港は道内の港湾別で最多の年間20万トンに達する。要望書ではスクラップの輸出を「重要なビジネスツール」と強調。輸出先が東アジアから東南アジアなどに遠方化している現状に対応できるよう、3万トン級の大型船が着岸可能な大水深岸壁の実現などを求めた。

 道庁を訪れた工業会の伊藤弘之会長は「近隣国も輸出に転じている。国に港湾整備の働きかけをしてほしい」と要請。石狩湾新港管理組合管理者でもある鈴木知事は「地元と連携して国に要望していく」と述べた。(水野可菜)

1637荷主研究者:2020/09/23(水) 21:57:52

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=672460&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=112
2020/8/15 中国新聞
浜田港の国際コンテナ8・9%増 19年度、3年連続最多更新

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200815chugoku01.JPG

 浜田港の2019年度国際定期コンテナ貨物の取扱量(20フィートコンテナ換算)が、前年度比8・9%増の4113個となり、3年連続で過去最多を更新した。中国向けの「パルプ・古紙」が伸びた。浜田港振興会によると、新型コロナウイルス感染症による取扱量への影響は、まだ含まれていないという。

 輸出は6・6%増の1917個。最も多い「パルプ・古紙」は7・6%増の1003個で、取引先の新規開拓で中国向けが増えた。一方、自動車の型の原料などとなる粗鉱物は、韓国経済の低迷で77個とほぼ半減した。

 輸入は11・0%増の2196個。ごみ袋の原料となる「ポリエチレン」が5・4%増の505個と最多だった。主に太陽光パネルの基礎部分に使う「金属製品」は約6倍の171個、中国電力三隅発電所(浜田市三隅町)の建設機械などの「一般機械」も約2倍の162個と急増した。

 寄港回数は、韓国の釜山港を結ぶ定期コンテナ航路の週2便化で前年度比36回増の94回となった。(梨本晶夫)

1638荷主研究者:2020/10/11(日) 11:00:12

https://www.yamagata-np.jp/news/202008/28/kj_2020082800598.php
2020年08月28日 14:27 山形新聞
酒田港の拡張工事完了、運用開始へ 大型2隻の受け入れ可能に

岸壁を延伸し、コンテナヤードを拡張した酒田港国際ターミナル=酒田市(国土交通省酒田港湾事務所提供)

 酒田港(酒田市)国際ターミナルがある高砂ふ頭で、整備が進められていた岸壁の延伸とコンテナヤードの拡張工事が完了し、国と県などは今週末から運用を開始する。大型コンテナ船の2隻同時受け入れが可能。貨物の取り扱い量増加や利用拡大が図られ、本県内陸部を含め、物流効率の向上や各産業への波及効果が期待されている。

 高砂ふ頭の岸壁延伸とコンテナヤード拡張は、酒田港の海運物流拠点としての機能強化を目的に、国と県が事業費計64億円をかけて進めてきた。コンテナ船の接岸部分は国が整備し、280メートルだった岸壁をさらに150メートル延伸した。県は、岸壁につながる荷さばきや野積み場所のコンテナヤード拡張を担当し、5カ年計画で取り組んできた。

 コンテナヤードは、延伸部分につながる幅65メートルのスペースで、拡張部分の広さは約1ヘクタール。約千TEU(20フィートコンテナ換算)級のコンテナ船が2隻同時に着岸し、貨物の荷さばきができるようになる。積み降ろしに使う大型コンテナクレーン2基も備え、迅速な輸送や受け入れができるようトラックゲートも新設。酒田港周辺や庄内地域の製造業者などだけでなく、本県内陸部も含めた輸出、輸入の拠点港としての機能向上や利用拡大が期待されている。

 庄内開発協議会最高顧問の新田嘉一平田牧場会長は貨物船の航路開設や酒田港の日本海側拠点港の選定などに尽力し、養豚用の飼料輸入などでも活用してきた。今回の機能強化に向け、国や県に働き掛けてきた一人で「世界とつながる重要な玄関口。今後はいかに利用促進に向けた取り組みを進めるかが重要で、内陸の企業なども含めて活用し、稼働率を上げる必要がある」と、完成を歓迎しつつ、今後の課題も指摘した。29日には関係者を集め、現地で供用式を行う。

1639荷主研究者:2020/10/11(日) 11:18:56
>>1638
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63252300R30C20A8L01000/
2020/8/31 18:31 日本経済新聞 東北 山形
酒田港、大型船2隻同時接岸可能に 国と山形県整備

1640荷主研究者:2020/10/11(日) 11:21:01

https://www.sakigake.jp/news/article/20200901AK0013/
2020年9月1日 10時33分 秋田魁新報
秋田と能代、洋上風力の基地港湾に 国交省が初の指定

 国土交通省は31日、洋上風力発電の風車を組み立てたり、資機材を一時保管したりする基地港湾として秋田港と能代港、鹿島港(茨城県)、北九州港(福岡県)を初めて指定すると発表した。9月2日付。いずれも風力発電に適した海域に近く、十分な広さの埠頭(ふとう)があるため選ばれた。指定により発電事業者は長期間、安定的に港湾を利用することが可能になる。

 国交省によると洋上風力発電設備の設置や維持管理のためには、巨大な資機材を扱うことができる広さや地盤の強度を備えた埠頭が必要になる。このため国は基地港湾を指定し、最長30年にわたり、埠頭の一部を発電事業者に貸し付ける。

 秋田県沖では洋上風力発電の促進区域として「能代市、三種町および男鹿市沖」「由利本荘市沖(北側・南側)」が指定されているほか、秋田、能代両港湾区域でも洋上風力発電が事業化されるなど複数の計画がある。県は秋田、能代両港について、港湾計画で洋上風力発電の「拠点形成区域」に一部を指定。国は区域内の埠頭の地耐力強化や船舶が係留できるよう岸壁を整備する工事を行っている。

 県港湾空港課は「洋上風力発電の計画が進めば、県への経済効果も期待される。国と連携し、両港の活用を進めて行きたい」としている。

1641荷主研究者:2020/10/11(日) 11:53:28

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/457703?rct=n_hokkaido
2020年09/07 10:14 北海道新聞
室蘭港針路にコロナ禍 港湾計画全面改定、大幅遅れ 貨物量の目標設定に苦慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/port/20200907hokkaido01.JPG

 【室蘭】室蘭市が27年ぶりに全面改定を目指している室蘭港の港湾計画に、新型コロナウイルスが影を落としている。港湾振興の柱に据えたい大型クルーズ船の寄港など、観光や物流の先行きが見通せず、取扱貨物量の目標値の設定に苦慮。本年度末までの改定を予定していたが、感染拡大で作業は大幅に遅れている。市は2年後の開港150年に向けて新たな計画を掲げ、国際拠点港湾として再興を目指す考えだったが、出はなをくじかれた格好だ。

 「客船のキャンセルが続き、首都圏でのポートセールスがままならない中、先を見据えた港湾振興に取り組まなければならない」。鈴木崇弘副市長は1日、室蘭商工会議所など経済関係者との会合で、厳しい表情でコロナ下での港湾計画改定の困難さを訴えた。

 港湾計画は港湾法に基づく法定計画で、10〜15年程度を目標年次として取扱貨物量や利用者数などを設定し、港と周辺の開発や利用などの基本方針を定める。

 現行計画は1994年に2005年を目標年次として策定された。その後、当時5航路あった室蘭港発着のフェリーがすべて撤退。室蘭港の取扱貨物量は苫小牧に次ぐ道内2位から、函館に抜かれて3位に。昨年3月末には、JXTGエネルギー室蘭製造所(現ENEOS室蘭事業所)も石油製品製造を停止した。市は「環境が激変し、先行きが見通せなかった」(港湾部)として計画の全面改定は行わず、小幅変更を繰り返して引き継がれてきた。

 ところが、18年6月に岩手県宮古市とのフェリー(宮蘭航路)が就航。港利用の中核をなす「屋台骨」の日本製鉄室蘭製鉄所が20年夏から高炉改修に取り組むことも決まった。市は昨年11月、22年の開港150年に向けた計画の全面改定を正式発表。市幹部は「日鉄室蘭の向こう20年の操業が見通せるようになったことが大きい」と説明する。

 市は今年2月、港湾計画の前提となり、20〜30年後を見通した室蘭港の将来像を示す長期構想の素案を策定。主要施策として大型クルーズ船誘致やフェリー機能の強化に加え、中長期的に洋上風力発電関連産業の集積化や水素エネルギーの輸送拠点化に取り組む方針を明記。港湾計画で具体化する戦略を描いていた。

 しかし4月から宮蘭航路が貨物量の低迷を理由に休止され、室蘭―青森県八戸市の往復便に転換。さらに感染拡大の影響で、本年度に10回予定されていた大型船の寄港は9回が中止された。物流も停滞し、室蘭港の今年1〜6月の取扱貨物量も前年同期比23%減に落ち込んだ。

 市は新港湾計画の取扱貨物量の目標値について「19年の実績値(1626万3千トン)に近い数字にせざるを得ない」(幹部)とみる。現行計画の目標値7120万トンは大きく下回るが、コロナ後の貨物量が19年の水準に回復するかは見通せない。別の市幹部は「コロナ禍で1、2年は我慢の時だが、洋上風力発電の企業誘致や水素エネルギーの拠点化といった中長期的な展望については、他港に出し抜かれないよう粘り強く取り組みたい」という。

 市は今夏までに長期構想を確定させる方針だったが、策定に携わる国土交通省や関係企業の担当者らに国や道の緊急事態宣言で会うことができず作業が停滞。そのほかのスケジュールも大幅に遅れが生じている。市港湾部は「本年度末の全面改定は難しい状況」と述べ、来年度に持ち越す考えも示している。(栗田直樹)

1642荷主研究者:2020/10/11(日) 12:00:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63634780Z00C20A9L01000/
2020/9/9 19:02 日本経済新聞 東北 福島
福島県小名浜港の国際物流ターミナル、貨物岸壁完成へ

1643荷主研究者:2020/11/02(月) 21:51:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64202130U0A920C2L01000/
2020/9/24 18:36日本経済新聞 電子版
釜石港 RORO船誘致強化 北東北の物流拠点めざす
東日本大震災10年へ 東北 岩手

1644荷主研究者:2020/11/02(月) 22:08:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00572417?isReadConfirmed=true
2020/9/25 05:00 日刊工業新聞
石炭の国際物流ターミナル、岸壁が完成 福島・小名浜港東港

来月供用開始 日本最大級ターミナルに

来月にも供用開始するターミナル

 福島県小名浜港の東港地区で建設していた石炭の国際物流ターミナルの岸壁が10月中に完成する。同ターミナルの輸入炭受け入れにより、既設の6―7号埠頭(ふとう)と合わせ、小名浜港は国際バルク戦略港湾として日本最大級の石炭供給基地となる。10月に商用運転を始める世界最大の石炭IGCC(ガス化複合発電)火力発電所向けなど、海外からの石炭を安定供給する。(いわき・駒橋徐)

 10月3日に国土交通省、福島県と運用事業者の小名浜東港バルクターミナル(福島県いわき市)が供用式を開く。小名浜港東港は国交省が2008年から総事業費887億円を投じて小名浜港の沖合に造成してきた。

 石炭の物流拠点として水深18メートル、長さ370メートルと水深16メートル、長さ220メートルの岸壁を建設。石炭受け入れの岸壁としては日本最深の水深だ。IHIなど6社が出資した小名浜東港バルクターミナルがターミナルを運営する。搬送用のシップローダ、トリッパー、ベルトコンベヤーなどを21年度までに全て設置。石炭を受け入れる貯炭場は福島県が本年度に完成する。

 小名浜港での石炭の取扱量は19年度が1000万トン。物流ターミナルからの石炭(米国炭や豪州炭)はいわき市に完成した勿来(なこそ)IGCCや、21年に広野町に完成するいずれも出力54万キロワットの石炭IGCCへトラックと内航船で供給する。本年度以降、小名浜港での石炭取扱量は大きく拡大する。

 今後、東港の残る半分の用地の造成に入るが、ここでは石炭ではなく、福島県沖での洋上風力実現に向けた日本トップクラスの組み立て・搬送基地の設置も検討されている。福島県が力を入れる再生可能エネルギーにおける日本の先進地域となるための重要拠点となることが期待される。

(2020/9/25 05:00)

1645荷主研究者:2020/11/08(日) 13:35:15

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64488480R01C20A0LKA000/
2020/10/1 19:30 日本経済新聞 関西 大阪 兵庫
大阪港湾局が発足、集荷拡大へ府市統合 各港強み生かす

1646荷主研究者:2020/11/08(日) 13:39:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_52026.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
コメ輸出 酒田から中国へ 東北の港湾で初

酒田港の薫蒸倉庫でコンテナに搬入される中国輸出用のコメ

 中国向けコメ輸出を手掛けるコメ卸最大手の神明(東京)は、酒田港(山形県酒田市)からの中国輸出を試験的に進めている。輸出拡大を目指し、東北で唯一、中国輸出用に認可される市内の薫蒸(くんじょう)倉庫を活用する。東北の港湾から中国にコメを出荷させるのは初めて。

 中国にコメを輸出するには、害虫などの対策で、中国が認可した精米工場と薫蒸倉庫の両方を通過させることが必要になる。認可されている工場は全国に3カ所、倉庫は7カ所あり、東北では山形県管理の「酒田港西埠頭(ふとう)薫蒸上屋」だけが、薫蒸倉庫として認められている。

 神明は兵庫県西宮市の精米工場で精米した新潟県産と福岡県産のコメ計7トンを9月18〜24日に酒田で薫蒸し、今月6日、酒田港から中国・大連市に出荷する計画。今回は輸出量が多く、普段利用する神戸市の薫蒸倉庫だけで処理しきれなかったという。酒田から輸出する際の一連の流れを確かめておく目的もある。

 1日は、酒田港の薫蒸倉庫で荷詰め作業があり、薫蒸済みの2キロ入り小袋を平積みにしたパレットが次々とトラックに積載された。

 神明米穀事業本部の森脇暁副本部長は「薫蒸倉庫の数は国内で限られる。将来的に輸出量が増えれば、試験ではなく商業ベースで酒田港から出荷していけるはずだ」と展望を示す。

 山形県などは、県内のコメ輸出拡大を図ろうと、酒田市の薫蒸倉庫に加え、天童市の精米工場も中国から認可されるよう国に要望している。

1647荷主研究者:2020/12/05(土) 11:39:05
*網走市小麦集出荷施設(網走港)
網走市小麦集出荷施設は、平成26年に竣工され、オホーツク農協連が管理している施設です。総事業費は41億89百万円。敷地面積8,917平方メートル、小麦の集出荷を行うためのあらゆる設備が整っています。オホーツク産小麦の約7〜8割(約12万トン)はここから全国へ船やトラックで出荷されます。
http://nokyoren-ohtk.jp/nokyoren/nokyoren1/

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/478551?rct=n_hokkaido
2020年11/06 05:00 北海道新聞
小麦1000トン船積み豪快 網走の集出荷施設

網走市小麦集出荷施設からベルトコンベヤーを経由し、小麦が次々と貨物船に積み込まれる=10月28日(小型無人機使用、高橋義英撮影)

 【網走】実りの季節が深まる中、網走市小麦集出荷施設(市港町)で小麦の船積み作業が行われている。施設は市が2014年に建設し、全国最大級の積み出し実績を誇る。貨物船の入港に合わせ、黄金色に輝く小麦が次々と船に積み込まれていく。

 小麦「春よ恋」「きたほなみ」などオホーツク管内各地で生産された小麦はトラックで運ばれ、施設内に24基ある大型サイロ(1基750トン)で貯蔵される。船積み作業は例年4月から流氷接岸前の翌年1月ごろまで。小麦は全国に輸送され、昨期の取扱量は管内全体の収穫量の約7割にあたる約12万4千トンだった。

残り:250文字/全文:510文字

1648荷主研究者:2020/12/05(土) 12:11:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66138700S0A111C2L82000/
2020/11/16 2:00 日本経済新聞 九州・沖縄 関東 神奈川 福岡
神奈川・横須賀―北九州のフェリー 港湾事業者ら反発

1649荷主研究者:2020/12/27(日) 19:59:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66814840Q0A131C2LX0000/
2020/11/30 19:30 日本経済新聞 大分 九州・沖縄
大分港の物流機能強化、輸送ターミナル着工 大在西地区

1650荷主研究者:2020/12/27(日) 20:05:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201202_22022.html
2020年12月02日水曜日 河北新報
八戸にRORO船就航 定期3路線目、新聞用紙や雑貨運ぶ

八戸港に到着したRORO船

 貨物を積んだトレーラーの荷台をそのまま運搬できるRORO(ロールオン・ロールオフ)船が1日、青森県の八戸港に新規就航した。同港へのRORO船の定期便は3路線になった。北海道苫小牧市と東京を結ぶ南下便が週1度寄港。三菱製紙八戸工場の紙製品を運搬し、物流の効率化を図る。

 苫小牧に製紙工場を持つ王子ホールディングス傘下のオーシャントランス(東京)と、栗林商船(同)が共同運航する。毎週火曜、新聞用紙や雑貨品を八戸まで輸送し、資本業務提携する三菱製紙のコピー用紙などを東京へ運ぶ。

 初日は栗林商船の神王丸(1万3620トン)が入港した。RORO船は、トレーラー運転手が一緒に移動する必要がなく、コスト削減が見込める。

1651荷主研究者:2020/12/27(日) 21:59:02

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00581505?isReadConfirmed=true
2020/12/11 05:00 日刊工業新聞
松木運輸、危険物倉庫を増設 来年12月供用開始

2棟並ぶ建物が危険物倉庫。隣接地に3棟目を新築する

 【熊本】松木運輸(熊本県八代市、松木喜一社長、0965・32・6111)は、危険物取扱事業を拡大する。熊本県八代市の八代港外港地区に3棟目となる危険物倉庫を新設し、2021年12月に供用開始を予定する。投資額は数億円。大口の利用見通しが立ったほか取り扱いの問い合わせが続いており需要拡大を見込む。

 新設する倉庫は建設面積999平方メートル。耐久性に優れた鉄骨造り軽量気泡コンクリート(ALC)張りガリバリウム鋼板を採用した平屋建て。危険物倉庫は火災や爆発、有毒ガスの排出などの危険性がある物を保管するため特別な設備や人員を備える。

 企業のコンプライアンス(法令順守)意識の高まりや事業継続計画(BCP)の観点から、リスク分散を目的に利用が増加傾向にあるという。

 松木運輸は現在、八代港外港地区に危険物倉庫を2棟持つ。建設面積は合計で約2000平方メートル。2棟は19年後半から満床状況にあり、新規取引については断らざるを得ない状態が続いていた。危険物取扱事業での売上高年約7800万円を、新倉庫で取扱量を増やすことで年約1億2000万円を見込む。

 同社国際港湾営業部は「今後は海運から危険物倉庫、そして陸運と、複合一貫輸送を武器に、九州全域の経済発展に寄与していく」としている。

(2020/12/11 05:00)

1652荷主研究者:2021/01/02(土) 16:07:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66993510U0A201C2L41000
2020年12月4日 17:45 日本経済新聞 北海道
苫小牧港の冷凍冷蔵倉庫、年内にも稼働率が最大に

1653とはずがたり:2021/01/05(火) 20:59:30

コンテナ輸送料が高騰、中国の輸出企業に打撃
https://jp.wsj.com/articles/SB10630137526570893697904587200033805631016?cx_testId=16&amp;cx_testVariant=cx_1&amp;cx_artPos=2#cxrecs_s
By Stella Yifan Xie
2021 年 1 月 4 日 13:58 JST 更新

 【香港】海運業界では輸送能力が逼迫(ひっぱく)しており、中国の輸出企業の回復力を試す試金石となっている。新型コロナウイルス禍で急増した世界的な需要を満たすために商品を生産してきた輸出企業は、中国の景気回復をけん引してきた。

 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴う安全対策で海運業界が世界的に影響を受けていることから、ここ数カ月は需要が輸送能力を上回っている。そのため中国の輸出企業は払う輸送料が急騰し、コンテナを確保するのにも苦労している。

 安徽省合肥市の国有企業の繊維貿易子会社トップを務めるチェン・ヤン氏によると、米国向けが大半を占める輸出事業はコロナ流行と米中貿易摩擦を乗り切ることができたものの、輸送コストの高騰の影響もあって昨年は赤字になる見込み。昨年12月に米サウスカロライナ州チャールストン港に到着したコンテナ(40フィート)の輸送料は約7500ドルと4月の2700ドルから大きく上昇したという。...

1654荷主研究者:2021/02/04(木) 22:18:33

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/498194?rct=n_hokkaido
2021年01/05 15:48 北海道新聞
苫小牧港湾運送会社が新会社 コンテナターミナル運営へ

苫小牧東港区の国際コンテナターミナルのゲート

 苫小牧港を拠点とする港湾運送会社5社は今月下旬に、東港区の国際コンテナターミナルを運営する新会社を立ち上げる。現在は5社でつくる「苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合」が運営しており、新会社に組織変更することでターミナル運営の強化を図る。

 5社は苫小牧栗林運輸、ナラサキスタックス、北旺運輸、苫小牧埠頭、苫小牧北倉港運。1997年に協同組合を設立し、コンテナ保管所の荷役管理などを担ってきた。ターミナルのより一体的な運営を目指して株式会社化を決めた。新会社の名称は「苫小牧国際コンテナターミナル」。社長は外部から招へいする方向で調整している。

 新会社は4月からターミナルの指定管理者となる予定で、港湾を管理する苫小牧港管理組合は、2月に開かれる同組合の定例議会に関連議案を提出する。新会社設立後は、税制の優遇や無利子貸し付けなどが受けられる「港湾運営会社」への移行も視野にさらに検討を進める。

 苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合の秋元茂樹理事長(ナラサキスタックス会長)は「ターミナル運営の効率化を図るとともに、プロパー職員を育成し、苫小牧港の競争力強化につなげたい」と話す。(工藤雄高)

1655荷主研究者:2021/03/21(日) 22:25:04

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB192J40Z10C21A2000000/
2021年2月19日 19:55 日本経済新聞 高知
高知新港のコンテナ取扱量、20年は2年ぶり増加

1656とはずがたり:2021/03/26(金) 19:32:17

座礁、毎時間436億円の損害
スエズ運河の航行停止で台湾紙
https://this.kiji.is/747793805117358080?c=39546741839462401
2021/3/25 21:46 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 【台北共同】台湾紙、工商時報(電子版)は25日、エジプトのスエズ運河で座礁したコンテナ船を巡り、運河内の航行停止による損害額は単純計算で毎時間4億ドル(約436億円)に上ると報じた。

 台湾メディアによると、コンテナ船を運航する台湾の長栄海運の張衍義会長は交通部(交通省)に、操作ミスや不可抗力の原因により「船舶に損害を及ぼした場合」、責任は船主にあると主張する文書を提出した。

1657名無しさん:2021/03/27(土) 06:29:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/40601e134a79766536a30c7e415812ba05bd4ce7
スエズ運河座礁事故 船会社「あす夜の離礁目指す」
3/26(金) 19:28配信
TBS系(JNN)
 スエズ運河を遮る形で座礁した巨大コンテナ船を所有する愛媛県の正栄汽船は、日本時間の27日日夜の離礁を目指し作業が進められていることを明らかにしました。

 「スエズ運河での座礁事故により、運河の運行が遮断され、関係者はじめ多くの人々に多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわび申し上げます」(正栄汽船 檜垣幸人社長)

 座礁した巨大コンテナ船「エバーギブン」を所有する愛媛県今治市の正栄汽船は26日夕方、会見を行い、これまでに座礁している船首部付近の土砂を取り除く作業を行い、満潮時にタグボート10隻で離礁を試みているものの、いまだ成功していないことを明らかにしました。

 現在も土砂を取り除く作業などが進められていて、日本時間の27日夜の離礁を目指しているということです。(26日18:21)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7a6c062824e53388a7000d792f2f22a53e9b19
「賠償責任は船主に」 コンテナ船運航の台湾企業 スエズ運河座礁
3/25(木) 22:50配信
時事通信
 【台北時事】エジプトのスエズ運河で大型コンテナ船が座礁している問題で、この船を運航する台湾の長栄海運は25日、座礁により発生が予想される賠償責任は、船のオーナーが負うなどとする見解を表明した。

 コンテナ船は愛媛県今治市の正栄汽船が所有しており、長栄海運は声明で「船の復旧作業や第三者に対する(賠償)責任に関する費用、船体の損傷などの責任は船主が負う」と強調した。

1658荷主研究者:2021/03/29(月) 22:36:26

http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/2898
2021年3月11日 カーゴニュース 第4937号
丸山運送、初の危険物倉庫を仙台港で建設

2021.03.11

 丸山運送(本社・仙台市宮城野区、三浦一夫社長)は同社初となる危険物倉庫を仙台市蒲生北部地区で建設し、今秋の竣工を目指す。仙台塩釜港(仙台港区)の至近で仙台市が進めている土地区画整理事業で、4万488㎡の用地を取得した。将来的には、危険物倉庫、普通品倉庫の増設のほか、ISOタンクコンテナの保管も計画し、仙台港の発展に寄与する物流拠点としての整備を進めていく。

「ワンストップサービス」強みに総合物流事業

 1962年に設立された同社は、運送業からスタートし、倉庫、梱包、通関、国際輸送など「ワンストップサービス」を強みとした総合物流事業を展開。現在、約200台のトラックを保有し、岩手、常総(茨城)、一宮(愛知)に輸送営業所を配置するほか、仙台港、仙台空港地区などで計約1・4万㎡の倉庫を運営する。

 直近では、第二種貨物利用運送事業(鉄道)の許可を取得し、モーダルシフトに対応した輸送メニューを拡充。近年力を入れている国際物流では、仙台のほか東京、福岡にも通関営業所を設置し、幅広いニーズに対応。中国・上海の「上海ジャパン・デスク」では、顧客の中国進出や販路の開拓など物流にとどまらない現地での活動をサポートしている。

 新規事業展開を模索する中で、仙台市が「蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業」として整理集約された蒲生北部地区の市有地について、譲渡(貸付)先事業者を募集。丸山運送が応募した事業(物流倉庫、コンテナ置場、事務所、駐車場)が採択され、区画の譲渡先の1社に選ばれた。4月以降、第1弾として危険物倉庫1棟を着工する。

 同区画整理事業の採択を受けて建設されるバイオマス発電所が工事に際し、資材置き場として丸山運送の土地の一部を当面賃借。このため、当初、計画していた1万3200㎡の普通品倉庫(平屋)の建設は、新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえていったん延期し、旺盛な需要が見込まれる危険物倉庫から先行着手する。

消防法第4類対応、リーチスタッカーも増備

 1棟目となる危険物倉庫の床面積は約1000㎡で、消防法危険物第4類全般を扱い、保税蔵置場とする。保管効率を高めるため、ラックを導入し、照明、フォークリフトは防爆タイプを採用。敷地内では、危険物倉庫の増設やISOタンクコンテナの保管も行う計画で、荷役用のリーチスタッカーも増備する。

 「危険物倉庫の建設は、新たな分野での挑戦と位置付けている。倉庫単独というよりも、周辺業務を含めて収益を拡大し、当社の他のビジネスとのシナジーを創出したい」と三浦社長は話す。輸送に関しては、これまでは危険物の取り扱いはなかったが、今後は対応も視野に入れているという。

人材育成に注力、新規ビジネス開拓も

 丸山運送では「The080ビジョン」を提唱し、物流にシナジーを生む「80の事業」「80人の経営者」を社内から創出する計画を推進。1事業につき1億円の売上を計上し、80億円企業に向けた挑戦を続けている。また、年間売上の1%を教育の機会に充てるなど人材育成に注力し、新卒採用も近年強化している。

 人材育成の一環として、新入社員が参加する「フレッシャーズキャンプ」を実施。次世代の経営者の育成を目的に、他社では5年かけて覚えるようなマインドセットやリーダーシップを1年で習得できるプログラムを導入。こうした取り組みによって、この4年間は入社後の離職率ゼロを継続している。

 新規ビジネスの開拓にも力を入れており、19年には、本社のバックアップオフィス機能として取得した元印刷工場をリノベーションし、シェアオフィス、コワーキングスペース「STUDIO 080」をオープン。コロナ禍でのサテライトオフィス需要も後押しし、昨年の契約会員数は前年比2・5倍に拡大したという。

(2021年3月11日号)

1659名無しさん:2021/03/31(水) 17:56:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/457f90c2466374a16853a2f668d24702582335c5
スエズ運河庁、日本の船主に賠償請求も 海運業のリスク分散が裏目
3/30(火) 12:33配信
産経新聞
 エジプトのスエズ運河で座礁したコンテナ船「エバーギブン」は、世界の海上輸送物資の1割超が通過する大動脈を遮断した。運河を所有・管理するスエズ運河庁は、徴収できなくなった船舶の通航料に加え、運河修繕の費用などについて、同船を所有する今治造船のグループ企業の正栄汽船(愛媛県今治市)を相手取って賠償を求め、エジプトなど現地の裁判所に訴訟を起こす公算が大きい。

 海運関係者によると、スエズ運河の通航料は1回当たり約3000万〜5000万円程度とみられ、通航船舶は1日当たり約50隻に上る。1日遮断すると20億円前後の損失が生じる計算だ。事故の影響で420隻以上が足止めされ、アフリカ大陸南端の喜望峰を経由する代替ルートに切り替える船舶も出始めているという。

 コンテナ船が接触して岸の一部が崩落し、離礁作業の完了後も復旧作業が続く可能性が高く、賠償額は増えそうだ。海運に詳しい保険業者は、スエズ運河庁が、正栄汽船と同社が加入する保険会社に、示談交渉を持ちかける可能性もあると指摘する。

 座礁した船は、台湾の海運会社、エバーグリーン・マリンが運航し、ドイツ系の船舶管理会社、ベルンハルト・シュルテ・シップマネージメントが乗組員らを手配していた。海運会社は巨額投資が必要になる造船を行わずに運航用船舶を調達し、船主は船舶管理を別会社に委託し海運会社からリース料を受け取る。「用船契約」と呼ばれる、世界の海運業界では一般的で日本では明治時代から採用されている、リスク分散の仕組みだ。

 船主は船体の損傷や事故などで生じた損害に責任を持つため保険に加入することとなる。保険には、船体にかけるものと、荷物や油の流出事故などに備える2種類ある。コンテナ船は船底が損傷した可能性があり、正栄汽船の担当者は、修理費用は「間違いなく保険適用になる」と話す。一方、ある関係者は、「運河に与えた損害補償は、正栄汽船が保険を使うなどして対応する可能性が高い」という。

 英海運専門紙は、運河が遮断され多くの船が足止めされたことで、遅延などに伴う損害額は1日当たり96億ドル(約1兆500億円)と推計した。ただ、この損害に対する補償は、各船舶を保有する会社が加入している保険で対応するようだ。船舶が代替ルートを使う場合は追加費用が発生するが、過去に起きた同様の賠償金請求訴訟の例をみると事故を起こした船への請求が認められたケースは少なく、費用や時間などを考慮して提訴する会社は少ないとみられている。(岡田美月)

1660とはずがたり:2021/05/06(木) 22:26:55
スエズ座礁船、航行認めず エジプトの裁判所
2021.5.5 12:21国際中東・アフリカ
https://www.sankei.com/world/news/210505/wor2105050005-n1.html
 エジプト・スエズ運河で座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)について、北東部イスマイリアの裁判所は4日、賠償交渉が決着するまで運河内に留め置く決定を妥当と判断し、航行再開を求める正栄汽船側の異議申し立てを退けた。地元メディアが伝えた。

 スエズ運河庁は4月中旬、船を留め置くと明らかにし、同月下旬には賠償交渉が「合意に近づいている」との声明を出した。ただ、運河庁側が提案する「約9億ドル(約980億円)」の損害額をめぐり協議が難航。運河庁による座礁原因の調査結果も明らかにされず、船は航行を再開できずにいる。

 船は台湾の海運会社が運航。3月23日に座礁し、6日後に脱出するまで運河をふさいで航行を遮断した。(共同)

1661荷主研究者:2021/06/05(土) 22:15:01

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/548827?rct=n_hokkaido
2021年05/28 11:25 北海道新聞
小樽港のウラジオストク定期貨物航路「復活」 半年ぶり、中古車輸出など月2回

小樽―ウラジオストク間の定期航路として小樽港に入港した貨物船=27日

 小樽港とロシア極東のウラジオストク間の定期貨物航路が27日、約半年ぶりに“復活”した。ロシアの船会社「ジャパン オート ラインズ」の第1便が小樽港に入り、輸出する中古自動車などを積み込んだ。小樽―ウラジオストク間の定期航路は昨年11月にRORO船(フェリー型貨物船)が撤退して以降ゼロだっただけに、市は「ロシア貿易の活性化につながれば」と歓迎している。

 市によると、小樽港の2019年の輸出(8万8645トン)のうち、中古車など「完成自動車」の輸出は7万4140トン。うちウラジオストク向けは約6割に当たる4万3230トンで、ロシアの船会社2社が担っていた。

 しかし、13年から約7年間運航していたロシアの船会社のRORO船が、運送コストの削減や保管スペース確保の難しさなどを理由に昨年11月で撤退。これにより小樽港とロシアとの定期貨物航路がなくなった。

 市はこの航路で10年から一般貨物船を不定期で運航する、もう1社の「ジャパン オート ラインズ」と定期化を協議。同社の小樽港代理店「エッチアンドエス エーゼンシィー」(小樽)によると、ブランド力や荷主の利便性の向上を期待し、定期航路の開設を決めたという。

 27日には小樽港にジャパン社の定期航路第1便となる貨物船「エンジェルA」(約2900トン)が入港。中古の自動車や農業機械などが次々と積み込まれた。出港は28日を予定する。

 同社は今後、2千トン級の貨物船で月2回小樽に寄港し、貨物量が多い場合は臨時便を運航する予定。中古車輸出は年間計3千台前後を見込み、中古車以外の貨物も幅広く取り扱う計画だ。市港湾室は「民間事業者と一丸となって小樽港の利便性を高め、輸入を含めて貨物の取扱量を増やしていきたい」としている。(谷本雄也)

1662とはずがたり:2021/06/30(水) 22:00:43
東京九州フェリー、北九州―横須賀就航 貨物の要望多く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC293DM0Z20C21A6000000/
2021年6月29日 20:12

1663とはずがたり:2021/08/23(月) 18:50:47



2020年06月11日?デイリー版3面?
物流/港運
物流倉庫議連、新会長に小此木氏。都内で総会。予算確保など決議
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=257874

 自民党の物流倉庫振興推進議員連盟は10日、東京・永田町の同党本部で総会を開いた。2014年の設立から12回目の総会で、日本倉庫協会(日倉協)、日本冷蔵倉庫協会がそれぞれ、21年度の予算編成・税制改正に関する要望を提出し、議連として予算確保・支援措置継続を盛り込んだ決議を採択した。昨年12月に死去した望月義夫会長の後任として、同議連の幹事長を務める小此木八郎衆院議員が選ばれた。小此木新会長は… 続きはログインしてください。

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1664とはずがたり:2021/08/23(月) 18:52:02
https://twitter.com/koto_tsumu/status/1406419315029536768
2分でだいたい分かるニュース
@koto_tsumu

6月19日
このニュース、市政に疎いリベラルの方々が「IR反対なんて嘘だ」「信じられない」と言っていますが、藤木氏が港湾利権を破壊するIRに賛成するほうが信じられず、その藤木家と1世紀の付き合いになる小此木家が裏切る事など考えられないのです。ぜひニワカリベラルはこの本を読んで頂きたい。#横浜市長選
引用ツイート
渡辺芳弘
@yossy1
・ 6月19日
返信先: @koto_tsumuさん
ここら辺はほんと横浜の歴史を多少、勉強すると面白い流れですよね。
2分でだいたい分かるニュース
@koto_tsumu

6月20日
ニワカはとりあえず、藤木、小此木、川本工業。この3社がハマでどれだけの政治力を持っていてミナトで何をやってるか基本的知識として勉強してくればいい。

#横浜市長選 #小此木八郎
2分でだいたい分かるニュース
@koto_tsumu
返信先:
@koto_tsumu
さん
これはほかの選挙でも鉄則なのだが、国政の構図を無条件に地方政局へ当てはめると“余所者の頓珍漢な浅知恵“になる。
菅総理は神奈川県連で必ずしも独裁者ではないし、むしろ県政のキーマンは小此木家と土井幹事長である。まずは横浜の魑魅魍魎の権力史を知ってから語って欲しい。
#横浜市長選
午前10:11 ・ 2021年6月20日・Twitter for iPhone
15
件のリツイート

1665とはずがたり:2021/08/23(月) 18:53:50

>…YNP(藤木幸太社長)など一般社団法人「横浜港振興協会」を代表する共同体。YNPは同市を中心として港湾施設の管理・運営などを行う会社で、藤木企業(同)、小此木(小此木歌蔵社長)、川本工業(川本守彦社長)、横浜岡田屋(岡田伸浩社長)の計4社が出資している。


横浜で2つのロープウエー案 桜木町駅-新港ふ頭 東京五輪前に開業へ (3/3ページ)
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/190218/ece1902181846001-n3.htm
2019.2.18 18:46

 横浜駅東口と再開発が進む山下ふ頭を結ぶロープウエーの構想案を提案したのは、YNP(藤木幸太社長)など一般社団法人「横浜港振興協会」を代表する共同体。YNPは同市を中心として港湾施設の管理・運営などを行う会社で、藤木企業(同)、小此木(小此木歌蔵社長)、川本工業(川本守彦社長)、横浜岡田屋(岡田伸浩社長)の計4社が出資している。横浜駅東口から市中央卸売市場、新港地区、山下公園・山下ふ頭をつなぐ。

 再開発が予定される山下ふ頭は客船1、2隻の着岸が可能になり、着岸した客船をホテルとして使う計画もある。ロープウエーができることで、観光客誘致につなげる狙いもある。

 同局によると、現状はまだ検討が進められている段階といい、具体的な内容については今後、協議をしていくとしている。

 【新港ふ頭】

 開港160年を迎える横浜の内港地区のほぼ中央に位置し、明治後期から大正期に建設された埠頭。総面積は37・4ヘクタール。横浜市は、横浜みなとみらい21地区全体を一層活性化させようと、新たに「新港地区客船ターミナル」を整備している。同ターミナルは地上5階建て、延べ床面積約3万300平方メートル。10万トン程度までの国際クルーズ船が発着でき、CIQ(税関、出入国管理、検疫)施設のほかに、ホテルや商業施設などを備える。

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1666荷主研究者:2021/09/11(土) 11:17:39

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00608170?isReadConfirmed=true
2021/8/11 05:00 日刊工業新聞
国内物流の結節点 進化する都市型港湾/東京港 4000万人の生活支える

沖合に向けて拡大してきた東京港(東京都港湾局提供)

 首都圏および関西圏の旺盛な消費や産業を支える都市型港湾として発展を遂げてきた東京港と大阪港。取扱貨物量や品目の拡大は社会の変化を映し出し、近年は経済のグローバル化に伴い、国内の物流の結節点としての重要性が一層高まっている。一方で「大都市近接型」ゆえの課題にも直面。物理的な港湾拡張には限界もあるなか、埠頭(ふとう)全体の効率性向上や渋滞対策も含めた物流機能強化をどう進めるか。ハード、ソフト両面から進化を遂げつつある両港の「いま」を追う。

成長に見合った整備必要

 7月下旬から8月上旬。東京港のコンテナターミナルには日付が変わってもゲートを出入りするトラックの姿があった。

 全国で初めて実施された「深夜ゲートオープン」。通常のゲートオープン時間は朝8時半から夕方4時半だが、これを7時半から翌朝4時とすることで、日中の一部時間帯に集中するトラックの分散を狙った。東京五輪の開催期間中の交通渋滞対策だが、背景には同港が直面する構造的な問題が浮かび上がる。

 東京港の1日のトラック走行台数は延べ1万台。夕方に集中する傾向が顕著だ。東京港はこの30年あまり、輸入が輸出を上回っており、首都圏で消費される輸入貨物の約7割は同港を経由する。これらの多くは食品や衣類など生活密着型商品であることから物流事業者は、朝一番に荷主に届けるため前日の夕方にかけて埠頭へ向かう車両が集中する。

 少しでも空いている時間帯を利用してもらおうと、7月には周辺道路の混雑状況をリアルタイムで公表する取り組みも始めた。トラックに搭載した専用GPS端末の位置情報を基にゲート通過時間やターミナル滞在時間を計測、ドライバーのパソコンやスマートフォン画面に表示する。物流業界などに働きかけすでに300台の車両がGPSを搭載している。近い将来、1500台規模に拡大する計画で、このほか一部ターミナルではコンテナ搬出入の事前予約制の導入も検討している。

 日本一の外貿コンテナ貨物取扱個数を誇る東京港。20年の取扱量は426万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)で、横浜港(241万TEU)や名古屋港(230万TEU)を大きく上回る。首都圏4000万人の暮らしを支える「生活関連物資の調達港」として、40年代には520万から620万TEU規模に迫る見通しもある。東京都港湾局の佐々木康隆振興課長は展望する。「東京港はGDP(国内総生産)とコンテナ取扱量の相関関係が明らか。今後の経済成長に見合った整備が必要だ」。

 東京港の埋め立てが現在のように計画的に整備されるようになったのは明治時代にさかのぼる。高度経済成長期には現在の大井埠頭が整備された。さらに沖合に位置する最も新しい中央防波堤外側コンテナ埠頭は17年に「Y1ターミナル」が、20年に「Y2」が稼働した。これに近接する「Y3」も整備中。「Y2」「Y3」は延長400メートル、水深16メートルの岸壁を備える高規格バースで、1万4000TEU級の大型船にも対応できる。

 新たなコンテナ埠頭の整備と並行して既存の埠頭の再編も進め全体の効率性を高めることを目指している。埠頭周辺では東西、南北それぞれに幹線道路を整備し、渋滞の解消も図ってきた。

 そしていま。40年代を見据えた長期構想策定議論が大詰めを迎えている。アジア貨物のさらなる増加や船舶の大型化、国内では少子高齢化による労働力不足やデジタル技術の進展といった社会情勢の変化を踏まえ「物流を効率化し、生産性の高い港を実現する」狙いだ。その青写真は年度内には明らかになる。(編集委員・神崎明子)

(2021/8/11 05:00)

1667荷主研究者:2021/09/11(土) 11:18:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00608215?isReadConfirmed=true
2021/8/11 05:00 日刊工業新聞
国内物流の結節点 進化する都市型港湾/大阪港 夢洲の渋滞対策進む

車両待機場、440台分に倍増

大阪港のコンテナヤード

 2025年に大阪・関西万博の開幕を控える大阪も貨物の対応に追われている。大阪港の外貿コンテナ貨物の取り扱い個数は年々増加。20年は新型コロナウイルスの影響で前年割れしたものの、4年連続で200万TEUを突破し、20年代後半には270万TEUの取り扱いを見込む。大阪港随一のコンテナターミナルを抱える夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)は25年万博の開催地ともなっており、円滑な来場者輸送へ向けた渋滞対策が喫緊の課題だ。

 大阪港は経済圏を同じくする神戸港と合わせ1日5000台のトラックが行き来する西日本最大の大型港湾だ。阪神港(大阪港、神戸港)は京浜港(東京港、横浜港)とならぶ国の戦略港湾に位置付けられ、重点的な設備投資や情報のシステム化が進む。

 夢洲ではトラックが集中する時間帯にコンテナターミナルへの入場待ち車両が滞留することから、対策としてターミナルの車両待機場を現状の240台分から440台分へと21年度中に倍増する計画を進める。万博期間中はゲートを増設し開放時間も延長するほか、空きコンテナの返却場所を隣接する咲洲(さきしま)(大阪市住之江区)へ移設する方針だ。

 また物理的な拡張策に限界があることから、交通量のピークカットを目的としたソフト面の対策も進む。横浜港で運用中の港湾情報システム「CONPAS」を23年までに大阪港へも導入し、ゲート前の混雑解消やコンテナトレーラーの滞在時間短縮を目指す。3月に試験運用した神戸港に続き、大阪港でも21年度中に実証を始める計画だ。

 同システムでは、ドライバーは個人認証カードをかざすだけでゲート入場が可能になる。タッチパネルへ予約番号を入力する必要のある現状に比べ処理時間は6分の1程度だ。またトラックの位置情報を利用しドライバーへ混雑状況を知らせるほか、コンテナを取り出しやすい位置に事前調整することもできる。

 トラック分散や荷受けの待ち時間短縮にも寄与するため、「どこまで(ドライバーに)普及させるかが混雑解消の鍵」(大阪港湾局担当者)だ。

 空きコンテナ対策も渋滞対策と並ぶ大きな課題だ。東京と同じく大規模な消費地を抱える大阪港は衣類品や家電など消費財の輸入が多い。コロナ禍でも旺盛な巣ごもり需要から輸入量の下げ幅はわずかで、輸出量を3倍近く上回っている。空になったコンテナは船会社へ返却するまで貯留場へためおく必要があるが、コンテナ返却を目的としたトラックの渋滞や、貯留地不足が問題となっている。

 空きコンテナを減らすため、大阪港湾局では輸出量と輸入量のバランスを改善しようと、輸出量の増加に取り組む。大阪港を有する大阪市と、内航航路に強みのある堺泉北港を持つ府の港湾局が20年に経営統合したメリットを生かし、集貨を増やして輸出増加をはかる方針だ。(大阪・大川藍)

(2021/8/11 05:00)

1668荷主研究者:2021/09/11(土) 11:22:50

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20210815635532.html
2021/08/15 16:05 新潟日報
貨物船「日海丸」 月曜、新聞休刊日運休に
佐渡汽船 10月から

 佐渡汽船(新潟県佐渡市)は、同社の貨物船「日海(にっかい)丸」の運航体制を見直し、10月以降は月曜日と新聞休刊日の運航を取りやめると発表した。同社は新型コロナウイルス禍の影響で債務超過に陥っており、今回の措置は経営改善の一環。燃料費削減などで年間約500万円の赤字圧縮効果を見込む。

 日海丸は建設資材や日用品、新聞などの生活必需品を運んでいる。現行は年始期間を除き、新潟港午前3時半発で毎日1便を運航している。10月4日以降は運休日を設け、運休日の貨物はカーフェリーで代替輸送を行う。

 佐渡汽船は長引くウイルス禍で旅客輸送が低迷。今年3月末時点で16億4400万円の債務超過となるなど、厳しい経営状況にある。輸送量の減少や燃料費の増加などで貨物部門の赤字額は拡大しており、日海丸の運航を減らすことで経費削減などにつなげる。

 同社は「燃料費の節約に努めるとともに、老朽化が進む日海丸の整備時間の確保に充てていきたい」としている。

1669とはずがたり:2021/09/13(月) 21:35:15
空気を運ぶ船〜豆腐 値上がりの裏で〜
2021年9月13日 16時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210913/k10013256811000.html

「最大の輸出品は“空気”と言える状態だ」
これはアジアとの貿易の玄関口、アメリカ・ロサンゼルス港の港湾トップのことばです。日本への大豆の最大の輸出国・アメリカ。しかし日本に「大豆」を輸出するより、中国に「カラ」のコンテナを運んだ方が儲かるというのです。
こうした異変の影響は“安くて当たり前”のあの食品にも…。いったい、何が起きているでしょうか。
(経済部記者 池川陽介 / ワシントン支局記者 吉武洋輔 / ロサンゼルス支局記者 山田奈々)

『豆腐』まさかの値上げ?
スーパーの特売品の常連で、日々の食卓に欠かせない「豆腐」。
10年以上ほぼ値段が変わらない、卵と並ぶ「物価の優等生」と言われています。
しかし今、豆腐や油揚げなどの大豆製品に値上げの動きが出ています。
豆腐メーカーでつくる業界団体はことし7月、スーパーなどに窮状を訴える文書を14年ぶりに提出。
メーカーの中には、すでに値上げの交渉を始めるところもあります。

大豆価格が高騰
なぜ今、豆腐の値上げなのか。理由の一つは原材料の大豆価格の高騰です。
国産品は大雨による天候不順、輸入品は中国の輸入増加や環境への負荷が少ないバイオ燃料としての需要の高まりが主な要因です。
特に大豆の先物価格は、新型コロナの感染拡大後、去年の夏ごろから一気に高騰。
一時、80%以上も値上がりしました。

さいたま市に本社がある豆腐メーカーに話を聞いてみると、どうやら理由は大豆の高騰だけではないようです。
過去にも大豆の価格が上昇したことはありましたが、国産品と輸入品のバランスを調整するなどして価格を維持してきたといいます。
しかし今回は「過去に類を見ない危機的な状況だ」と言うのです。

『カラ』のコンテナが…
編集責任者
「コンテナ船は、ロスの港で荷降ろしした後に、『カラ』のままいちもくさんにアジアに戻ってアメリカ人が求めるモノを運んでいるんだって。だからアメリカの農家は、大豆を日本に輸出したくても輸出できない状況が続いているんじゃないかと」

国際物流の専門家によると、通常、豆腐の原料になる輸入大豆の多くは、アメリカ西海岸の港からコンテナ船で運搬され日本に届きます。

その後、コンテナ船の一部は中国へ。中国でアメリカへの輸出向けの商品を積み込み、再び、西海岸の港に戻ります。

同じ船でさまざまな場所に寄りながら、海運会社は効率的に運賃を稼ぐ。
こうした周回コースによって大豆は安定的に供給されてきました。
しかし、コロナ禍からの経済回復で世界の物流に異変が起きました。

去年、主要都市が軒並みロックダウンした世界一の消費大国アメリカでは、ワクチン接種の広がりとともに停滞していた消費のマグマが一気に爆発。
経済が急激に回復しました。

これに応じたのが、いち早くコロナのダメージから立ち直っていた中国です。

アメリカの需要に応える形で、家具や家電、おもちゃなどの商品を大量に輸出したため、海運会社の間では、多少の無理をしてでも中国からアメリカに向かう航路にコンテナ船をかき集めようという動きが広がったというのです。

日本海事センターの統計を調べてみると、ことし1月から7月の間に、中国などのアジアからアメリカに運ばれたコンテナの量は、去年の同じ時期に比べて33%も増加していました。

コンテナ運賃を調べてみると次のようになっていました。
中国の上海から西海岸のロサンゼルスに向かうことし7月の運賃は、40フィートのコンテナ1個あたり1万1150ドル。感染拡大前の去年1月の6倍に跳ね上がっています。

一方で、大豆などが運搬されるロサンゼルスから横浜に向かう航路の現在の運賃は2820ドル。アメリカ向けと日本向けの運賃には、実に4倍もの差がついています。

“ドル箱路線”にコンテナ集中
「カラ」のコンテナを運んでも運賃は稼げませんが、荷物の積み降ろしの時間がかからなないため、通常より早く中国に到着し、荷物を積んでアメリカに戻ることが出来ます。

このため、運賃が高く「ドル箱路線」となったアメリカ向けの航路にコンテナを集中させれば、片道が「カラ」でも十分に収益を上げることが出来る状況になっているのです。

1670とはずがたり:2021/09/13(月) 21:35:31
>>1669
ロサンゼルス港 大混雑
アジアとの貿易の玄関口、アメリカ西海岸のロサンゼルス港。
今月も港は大混雑が続いていました。
港の沖合には入港の順番待ちをするコンテナ船がずらりと停泊しています。
港の担当者の案内で向かった先には、荷物を積んでいない「カラ」のコンテナが高く積まれていました。

この「カラ」のコンテナを積み込んだ多くの船が、中国に向けて出港していたのです。

アメリカ最大の輸出品は“空気”
ロサンゼルス市の港湾局によると、ことし7月に「カラ」のまま海外に運び出された20フィートのコンテナは32万9900個余り。1年前に比べて20%増えています。

ロサンゼルス港の港湾トップは、8月のオンライン記者会見の中で、貿易の状況をこう説明しました。
ロサンゼルス港 ジーン・セロカ港湾局長
セロカ局長
「カラのコンテナを運ぶ動きは強まっていて、アメリカからの輸出品を積んだコンテナと比べて3倍以上多くなっている。カラのコンテナをアジアに多く運んでいる今、アメリカの最大の輸出品は“空気”と言える状態だ」

大豆が輸出できない
「カラ」のコンテナが中国に向かい、日本にモノを運ぶコンテナが不足する事態。

「この30年間で最悪の事態だ」
こう話すのは、アメリカの中西部ノースダコタ州で、30年以上前から日本に大豆を輸出している会社のボブ・シナー社長です。
日本に大豆を輸出する会社のボブ・シナー社長
しかし、ことしはコンテナが確保できず、例年よりも2か月近く輸出に遅れが出ています。
アメリカでは10月にかけて大豆の収穫が本格化しますが、このままでは新しく収穫する分の貯蔵スペースが足りなくなるといいます。

このため、日本行きのコンテナに少しでも大豆を積んでもらうようかけ合っていますが、運賃は1年前の2倍に値上がりしている状況です。

コンテナを『買い負け』する日本
一方の日本。
国際間でコンテナ手配を行う東京の物流会社もこの異常事態の対応に追われていました。
こう話すのはコンテナ事業の責任者・中島剛室長です。
1991年の入社以来、30年近く物流畑を歩み、ニューヨーク、香港、シンガポールに駐在。荷主と海運会社の間に入ってさまざまな調整に当たってきました。

しかし今回のコンテナ不足は、過去に経験したことのない異常事態だと言います。

中島さん
「日本がコンテナを『取り負け』『買い負け』していて、日本にコンテナを持ってくるのが難しい状況です。およそ30年間、海上輸送に携わっていますが、これほどのコンテナ不足は初めて」

食卓への影響 どこまで…
コンテナ不足による食卓への影響はどこまで広がるのでしょうか。
松田教授
「豆腐や納豆などのように販売価格が比較的低く、輸送コストの比率が高い生活必需品は値上げに踏み切らないと苦しくなる場面も出てくるのではないでしょうか」

今後の見通しについては…
松田教授
「アメリカのクリスマス商戦までは荷動きが活発なので、コンテナ不足や運賃の高止まりは続くのではないでしょうか。価格が正常に向かうのは中国の旧正月・春節でアメリカへの輸出が少なくなる来年2月ごろになる可能性が高いと思います」

相次ぐ値上げ
野菜、小麦粉、食用油、マーガリン、マヨネーズ、コーヒー店…。最近、食卓に欠かせない身近な商品の値上がりを実感している方、多いのではないでしょうか。

食料品の価格には、天候不順や中国の需要拡大、そして物流の変化など、さまざまな要因が影響しています。

コロナ禍で激変した世界経済が、私たちの食卓にどんな影響を及ぼすのか。
引き続き、注意深く取材を続けていきます。

1671荷主研究者:2021/10/17(日) 21:56:10

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202109/0014721224.shtml
2021.09.30 神戸新聞
「神戸港-日本海」に新航路、10月にも 輸出入貨物を集約、韓国や中国の主要港に対抗

神戸新聞NEXT

 欧米航路を持つ神戸港と福井・敦賀港以西の日本海側の港湾を結ぶ「国際フィーダー航路」が今秋、試験的に開設される。輸出入貨物を扱う日本海側の荷主に対して利便性を高め、韓国や中国の主要港に流れている貨物を集める。神戸港と日本海側を結ぶのは初といい、まずは来年2月まで開設し、将来的な航路の定着と神戸港の競争力強化を目指す。(横田良平)

 神戸、大阪両港を管理運営する阪神国際港湾(神戸市中央区)などが進める「国際フィーダー航路拡充トライアル事業」として実施する。神戸港の取り扱い貨物を増やす「集荷」の一環で、内航海運大手の井本商運(同)が実証に取り組む。燃料費などを阪神国際港湾や神戸市が補助する。

 北米や欧州向けの基幹航路を運航する大型コンテナ船に貨物を積み込むには、大型船が立ち寄る主要港に貨物を集める必要がある。日本海側の荷主は現在、欧米向けの貨物を韓国・釜山港や中国の港にいったん運び、基幹航路の大型船に積み替えている。神戸港の空洞化が懸念される中、敦賀港以西の新航路を開設することで、神戸港での積み替えを促進する。

 新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」などで、釜山港などでは貨物が混雑し、積み替えが予定通りにいかないケースもあるという。荷主にとっては、神戸港に切り替えることでスケジュールが組みやすくなる。また、神戸港までトラック輸送している貨物を海上輸送にすれば、二酸化炭素(CO2)の排出削減や将来的な運転手不足にも対応できる。

 神戸港の2020年のコンテナ貨物取扱数は、前年比7・8%減の264万7千個(20フィート換算)。2年連続で減少し、新型コロナ禍で自動車部品など工業品の取扱量が大きく減った。一方、今年に入り取扱数は持ち直しており、新航路の開設でさらなる集荷につなげたい考えだ。

 10月中旬から11月ごろにかけて新航路の運用を始める予定で、具体的な寄港地などを調整している。阪神国際港湾は「トライアルでコスト面などの課題を洗い出し、将来の本格運航を目指したい」としている。

1672とはずがたり:2021/11/05(金) 16:51:27
商船三井と川崎汽船、異例の業績上方修正のわけ
コンテナ運賃が高止まり、どこまで続くのか
岡田 広行 : 東洋経済 解説部コラムニスト
https://toyokeizai.net/articles/-/437382
2021/06/29 5:30

1673荷主研究者:2021/12/12(日) 15:07:09

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=804523&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=113
2021/10/29 13:00 中国新聞
徳山下松港からの石炭受け入れ調査 整備局など、脱炭素へ方向性探る

石炭の中継基地となっている周南バルクターミナル

 中国地方整備局と山口県は、徳山下松港から発電用燃料として石炭を受け入れる西日本の事業所の今後の石炭需要を調べる。2050年までに国内の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政府目標を受け、水素やアンモニアなど次世代エネルギーへの転換の動きを見極める。本年度内に調査を終え、国内有数の石炭供給基地である同港の方向性を探る。

 周南市から光市にまたがる同港は、海外からの石炭を受け入れ、同港エリアを含む関西以西の火力発電所や鉄鋼、製紙、化学工業の事業所に送り出している。19年の移出量は345万5939トンと全国トップ級。主に周南バルクターミナル(周南市)やENEOS下松事業所(下松市)が中継拠点となっている。

 整備局と県は、西日本の約60事業所に質問表を送り、11月中にも回収する予定。各事業所の発電用エネルギー源について石炭からの変更の有無や、変更の場合の時期や代替エネルギーなどを問う。ヒアリングも交えて回答を得た上で整備局や同港沿岸の事業所などでつくる検討会が、港湾設備の改変や代替燃料の貯蔵場所の必要性などを探る。年度末に同港の方向性をまとめる考えだ。

 脱炭素社会に向けて近年、燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さないアンモニアや水素に転換する動きが加速。バイオマス発電を進める事業所も出てきた。また、排出されるCO2の有効活用の研究も進む。

 整備局港湾計画課は「各事業所がどのエネルギーに頼ろうとしているのか分からない。このままでは港湾の将来像を描けない」と調査の必要性を説明する。(中井幹夫)

 <クリック>徳山下松港 1922年に徳山港が開港し、順次エリアが拡大。石油化学コンビナートをはじめとする重工業産業が集積した。65年、特定重要港湾に指定された。2011年には、大型のばら積み(バルク)貨物船の拠点となる国際バルク戦略港湾(石炭)に選ばれた。

1674荷主研究者:2021/12/12(日) 16:35:05

https://www.sakigake.jp/news/article/20211123AK0006/
2021年11月23日 9時3分 秋田魁新報
大館駅隣接地に通関手続き施設誘致目指す

インランドデポの整備が計画されている用地。右奥がJR大館駅

 秋田県大館市は、輸出入貨物の通関手続き施設をJR大館駅隣接地に誘致することを目指している。民間企業による設置計画を後押しするため、北東北の企業や自治体などと推進協議会を来月設立する。物流コストの削減につなげ、地元企業の輸出入促進を図る考えだ。

 輸出入貨物の通関手続きや貨物を保管する施設の多くは港湾にあり、内陸部の施設は「インランドデポ(内陸型保税蔵置場)」と呼ばれる。通関機能に加え、輸出入貨物の国内輸送に消費税を非課税とする保税手続きの機能も併設。国に許可された事業者が設置しており、北東北では盛岡市の貨物ターミナル駅にある。

 大館市商工課によると、ある民間企業が大館駅西隣の小坂鉄道大館駅跡地を含む用地にインランドデポの設置を計画している。鉄道を利用して首都圏の港などに運べる立地に着目したという。

 現在は大館市内の企業が輸出製品を盛岡のインランドデポにトラックで運んだ場合、盛岡までの輸送に消費税が課税されている。大館駅にインランドデポが整備されれば、盛岡までの消費税分の節約が可能。鉄道の利用により、トラック運転手不足に対応でき、環境負荷が低減される。脱炭素社会の実現に貢献する狙いもある。

 大館市内には輸出を増やす計画の企業があり、他企業の海外進出も促したい考えだ。

 大館市の福原淳嗣市長は22日に開会した市議会12月定例会で、協議会を来月10日に設立すると報告。「北東北の物流が変革し、域内企業の競争力向上や輸出入取引の増大が図られ、地域への経済波及効果が見込まれる。趣旨に賛同いただいた企業や団体、行政機関とともに取り組みを支援していく」と述べた。

1675荷主研究者:2021/12/27(月) 23:42:41

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC225BE0S1A121C2000000/?unlock=1
2021年11月30日 4:00 日本経済新聞
苫小牧ー敦賀ー博多、日本海物流の動脈形成 RORO船
敦賀港 北前船、現代に(上)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2334K0T21C21A1000000/?unlock=1
2021年12月1日 4:00 日本経済新聞
敦賀港湾計画を改訂へ 福井県、コンテナ拡大・効率化
敦賀港 北前船、現代に(下)

1676とはずがたり:2022/02/24(木) 18:15:46
川崎汽船、純利益率7割超 コンテナ船で海運上位独占
4〜12月期決算ランキング(2)売上高純利益率
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC214I50R20C22A2000000/
業績ニュース
2022年2月22日 20:30 [有料会員限定]

1677とはずがたり:2022/04/02(土) 21:12:39
>中国のCOSCOを除く大手コンテナ船社8社がロシア向けのサービスを相次いで停止

>デンマークに本拠地を置く世界最大規模のコンテナ船社APモラー・マースク(A.P. Moller ? Maersk A/S)

>独船社のハパックロイドと仏船社のCMA-CGMは、

>日本郵船、商船三井、川崎汽船の邦船3社が出資するオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)

>台湾船社エバーグリーン、陽明海運

>韓国船社のHMM

以上が世界大手コンテナ船8社なのかな?

「ロシアにはもう行かない」 各国コンテナ船が相次いで航路を停止、混乱はいつまで続くのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/b16a789843a9fccd4c270b2a36d644c0a5d26c5a
3/25(金) 6:10配信

相次いで停止するロシア向けサービス

 国際貿易において、海運は欠かせない存在となっている。シェア率は重量ベースで約9割と圧倒的。金額ベースでは航空輸送の割合が増えるが、それでも7割程度を海運が握る。

 特に日本は貿易量の99.6%を海上輸送が占めて[いる]…

 こうした海上物流を手掛ける船会社が
「モノを運ばない」
と宣言する事態が今、起きている。

 2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻した。これを受けて欧州連合(EU)加盟国や米国など西側諸国がロシアに対する経済制裁の強化に動くなか、中国のCOSCOを除く大手コンテナ船社8社がロシア向けのサービスを相次いで停止している。

 コンテナの経由地であるオランダ・ロッテルダム港やベルギー・アントワープ港では税関当局がロシア行きコンテナの検査を強化。ドイツ・ハンブルク港ではコンテナターミナル運営会社のHHLAとユーロゲートが、ロシア発着コンテナの取り扱いを中止した。英国もロシア船籍や関係する船舶の入港を禁止した。

船会社のロシア離れ

 デンマークに本拠地を置く世界最大規模のコンテナ船社APモラー・マースク(A.P. Moller ・ Maersk A/S)は3月1日、ロシア発着の海上、航空、鉄道における新規ブッキングを停止すると発表した。スイス船社MSCも同日、バルト海、黒海、極東ロシアを対象に、ロシア発着のすべてのブッキングを一時的に停止することを決定している。

 マースクはEUと英国の税関当局が、自国のコンテナターミナルや港を通過するロシア発着の全貨物を検査し、制裁対象の貨物や制限貨物を特定していると説明。すべての貨物が遅延し、すでに混雑している積み替えのハブがさらに圧迫されるなど、間接的な影響も出てきていると説明している。

 同社は当初、食料品、医療品、人道的物資に限って受け入れていたものの、積み替えを含むロシア発着の貨物の取り扱いを中止するよう通告されるケースが増加し、オペレーション上の制約からサンクトペテルブルク、カリーニングラード、ノボロシースク発着のマースク便の新規予約を止めている。

 独船社のハパックロイドと仏船社のCMA-CGMは、例外なくロシアとベラルーシ向けのブッキングを停止している。

各国の規制適用を巡る動き

 輸送中のコンテナは海上や積み替え港では、ロシア関連の制裁規制が適用されるかどうかを確認するため調査が行われている。

 特定の貨物に制裁措置が適用された場合は、同社のカスタマーサービスが荷送り人と連絡を取り、積地港への返送を手配する。

1678とはずがたり:2022/04/02(土) 21:12:57
>>1677
 ウクライナとロシアに運ばれるはずだった貨物は、ルーマニア、ブルガリア、トルコなど黒海内のさまざまな港で荷降ろしされる。

 日本郵船、商船三井、川崎汽船の邦船3社が出資するオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)、台湾船社エバーグリーン、陽明海運は、ロシアのノボロシースクとサンクトペテルブルグを発着する貨物のブッキングを停止。

 韓国船社のHMMは、極東ロシアのボストチヌイやウラジオストクを発着する貨物の輸送を受け付けなくなった。

制裁がコンテナ輸送にも波及

 コンテナ船社がロシア向けの貨物輸送を停止した背景には、同地域が経済活動を行う上で非常に不安定な状態になっていることが上げられる。黒海では貨物船が攻撃に巻き込まれており、安定的な航行のリスクも大きくのしかかっている。

 すでにSWIFT(国際銀行間通信協会)は米国、カナダ、EUの求めに応じ、国際的な送金業務で必要なシステムからロシアの7銀行を排除した。これらの銀行が過半数以上を持つロシアの子会社も対象となっており、指定された銀行はSWIFTを利用した送金・決済が不可能になった。

 EUはロシアからの鉄鋼製品の輸入を禁止するとともに、高級車や宝飾品の輸出を禁止。さらに軍事産業の強化につながるおそれがあるとして、航空・宇宙分野での輸出制限を拡大している。

 こうした制裁品目の追加や国際決済からの排除は、貨物輸送の混雑と混乱を招いた。

 例えば、ロシア発着のすべてのコンテナ取り扱いを停止したドイツ・ハンブルク港は、ロシアの輸出入にとって最も重要な拠点のひとつで、2021年は33万7000TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)のロシア向けコンテナを取り扱っていた。

 ハンブルク港は「ロシア向け貨物の自動通関はすべてキャンセルされている」と説明。

「制裁リストに含まれている貨物は、もはや輸出通関を受けることができない。それ以外の貨物は引き続き引き渡される可能性があるが、この差別化された手続きは、ロシアへの輸出貨物をITで処理するのではなく、税関職員が個別にチェックしなければならないことを意味し、当然ながらより多くの時間がかかることになる」

との認識を示している。実際、海上交通だけでなく、鉄道やトラックなどの交通にも影響が出てきているという。

 マースクは、
「サプライチェーンの混乱を最小限に抑え、港や停泊地の世界的な混雑に拍車をかけないことが重要」
とし、顧客に対してウクライナとロシア発着のブッキングについて、仕向け地変更(COD)サービスやキャンセル料の無料化といったことを提案している。

いつまで混乱が続くのか

 ロシアは石油や天然ガスといったエネルギー資源を輸出し、工業製品や消費財を輸入するという経済構造になっている。

 米国や英国が制裁によりロシア産の石油や天然ガスの輸入を禁止し、EUもロシア依存からの脱却を打ち出したことで、外貨獲得の手段は狭まりつつある。

 ネット通販大手のアマゾンがロシアとベラルーシ向けの商品の配送を停止し、ゲーム大手の任天堂もロシア向け製品の出荷を止めるなど、同国での事業を撤退あるいは停止する企業が相次ぐなか、ロシア発着の国際貨物の需要は下がる一方となっている。

 積み荷が無い以上、船会社にとってロシア向けの船舶を運航するメリットは非常に少なく、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が継続している限り、こうした状況は続くと見られる。

深水千翔(海事ライター)

1679とはずがたり:2022/04/03(日) 18:04:22
2022年4月3日8:48 午前9時間前更新
ロシア商船への給油拒否、地中海の欧州主要港
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-shipping-idJPKCN2LU0MH?feedType=RSS&amp;feedName=special20
ロイター編集

1 分で読む
 スペインやマルタなど欧州の主要港で、給油業者がロシア船籍の商船に対する補給を取りやめたことが分かった。写真はジブラルタルの岩。2021年1月撮影(2022年 ロイター/Jon Nazca)

[1日 ロイター] - スペインやマルタなど欧州の主要港で、給油業者がロシア船籍の商船に対する補給を取りやめたことが分かった。事情を知る業界関係者5人が明らかにした。ロシアの輸出には新たな打撃となる。

地中海の主要な給油地を失うことで、バルト海からアジアへ向かうロシアの石油タンカーは補給に問題を抱えることになると、複数の海運関係者は指摘する。原油という可燃性の物質を積んだまま海上で立ち往生する可能性もあり、安全上の懸念もあるとしている。

「欧州の港が給油を拒否したことで、複数のタンカーが他国で給油するため遠回りせざるを得なくなった」と、このうちの1隻の動きに詳しい関係者は明らかにした。

給油業者が補給を停止したのは複数の要因があり、「自主制裁」と関係者が呼ぶ対応もその1つ。ロシア側との契約を拒否することで、企業が自ら西側諸国による次の制裁措置を先取りしようとしているという。

金融機関が制裁対象となり、支払いに問題が生じていることも船舶用燃料の取引を複雑化させている。たいてい米ドル建てで決済されている。

1680とはずがたり:2022/04/03(日) 22:58:55
エバーグリーンのコンテナ船が米東部で座礁、1年前にはスエズ運河封鎖
2022.03.18 Fri posted at 10:38 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35185070.html

1681とはずがたり:2022/04/13(水) 15:37:50
一年程前の記事

商船三井と川崎汽船、異例の業績上方修正のわけ
コンテナ運賃が高止まり、どこまで続くのか
https://toyokeizai.net/articles/-/437382
岡田 広行 : 東洋経済 解説部コラムニスト
2021/06/29 5:30

1682とはずがたり:2023/07/17(月) 01:29:34
産業物流ってその時々の必要に応じて柔軟な輸送体制組めてこそなんで仕方がないが,専用線研究者(嘗て)としてはついこの前迄罔の目様に整備されててんでと一言申したくもなるw
>これに対し、国内では引き込み線の整備は進んでいない。

海上コンテナを鉄道輸送、低床貨車で実証へ…「物流2024年問題」対応
https://news.yahoo.co.jp/articles/79568694d36f232e6108e226301e64a16ead6091?source=sns&amp;dv=pc&amp;mid=art08t1&amp;date=20230716&amp;ctg=bus&amp;bt=tw_up
7/16(日) 5:00配信
読売新聞オンライン

 政府は国際海上輸送用の大型コンテナを、鉄道による陸上輸送にそのまま使う一貫輸送を全国に拡大する検討に入った。今年度内にJR貨物と実証実験を始め、運用面を含めた課題を検証する。貨物鉄道の活用で、トラック運転手の時間外労働の規制強化に伴い輸送力の低下が懸念される「物流2024年問題」への対応を強化する。

 海上コンテナの多くは国際規格で、高さ約2・9メートル、長さ約12・2メートルと定められている。日本独自規格の鉄道用のコンテナより大型だ。

 海上コンテナの方が背丈が30センチ強高い分、通常の鉄道の貨車に載せて運ぶと、トンネルに接触してしまう恐れがある。このため、これまではトンネルの天井が高い一部区間を除いて利用できず、積み荷を鉄道用コンテナに積み替えるか、トラック輸送に頼るしかなかった。

 実証実験では、JR貨物が開発した低床貨車を試す。従来型より車輪を小さくすることで、コンテナを載せる床面の位置を26センチ低くしたものだ。貨車1両につき、海上コンテナを一つ載せられるという。

 低床貨車は4両製造済みで、政府はまず首都圏と日本海側の都市を結ぶ路線で試す方針だ。背丈の高い海上コンテナを積んでも、各地のトンネルを安全に通過できるか確認する。積み荷に傷がつかないかなど低床貨車の課題を洗い出す。

 海上コンテナを積み荷の積み替えなしに鉄道で海陸一貫輸送する需要調査も実施する。物流業界で2024年問題への懸念が強まっていることに対応する狙いもある。

 将来的には、港湾への引き込み線や海上コンテナに対応した積み替え施設の整備も検討課題になる。

 海外では港湾に貨物鉄道の引き込み線を敷き、船からクレーンで降ろした海上コンテナを直接、鉄道に載せ替えるのが一般的だ。

 これに対し、国内では引き込み線の整備は進んでいない。現状では港湾から貨物駅までの輸送はトラックに頼らざるを得ないが、運転手不足が深刻化すれば、港湾内のトラック輸送も滞る恐れがある。政府は物流網の目詰まり解消に向け、スピード感を持って取り組む必要がありそうだ。

1683とはずがたり:2023/09/30(土) 18:39:05

20年前はコンテナ便の航路が日本を経由してくれないだったけど,遂に入港できる規模の港湾設備がない,となった様だ。。
>現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。…メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

神戸新聞ホーム
全長400メートル、世界最大級「メガコンテナ船」が明石海峡に 巨大すぎて…国内では入港無理
https://www.kobe-np.co.jp/news/backnumber/201903/0014284343.shtml
2019/3/18 23:35

明石海峡大橋の下をくぐり抜けていくメガコンテナ船=18日午後、淡路市野島江崎の大阪湾海上交通センターから


 「メガコンテナ船」と呼ばれる世界最大級のコンテナ船が18日午後、明石海峡に姿を現した。明石海峡大橋に届かんばかりの威容で、播磨灘から大阪湾へと進んでいった。

 建造を発注した正栄汽船(愛媛県今治市)によると、全長約400メートル。総トン数約22万トンの「エバージェントル号」。今治造船丸亀工場(香川県)を出発し、紀伊水道を抜け、中国・青島へ。台湾の大手海運会社が運航するという。

 現在、世界の海運業界ではコンテナ船の巨大化が進む。コンテナ1万4千個積み規模を「大型」と呼ぶが、メガは2万個積み。国内ではまだ入港できる港はないという。

 日が傾き始めたころ、船は明石海峡大橋に接近。橋にぶつからないよう、船体上部のレーダーマストを折りたたんだ状態でゆっくりと東へ進んでいった。(鈴木雅之)


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