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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

26荷主研究者:2003/07/23(水) 00:51
>>25 金沢港のネタばかりだが。

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20030722001.htm
2003年7月22日 北國新聞
金沢港に初の国内定期貨物便 RORO船「とかち」入港 苫小牧港と結ぶ

 近海郵船(東京)の貨物船「とかち」(九、八五八トン)が二十二日、金沢港に寄港した。金沢港と北海道の苫小牧港を結ぶ定期航路の第一便で、コマツ粟津工場(小松市)の建設機械などを運ぶ。金沢港に国内定期便が就航するのは開港以来初めて。

 クレーンなしで荷が積み込めるRORO船。今秋までに十三便が運航する。年内に集荷の実績を積み上げて、来年以降の定期化を目指す。歓迎式典には、西村昭孝金沢港振興協会専務理事、岡田靖弘県商工労働部長、青木良憲近海郵船専務らが出席した。

 この日未明に敦賀港を出た「とかち」は午前五時半に金沢港に到着、午前八時ごろ苫小牧港へ向け出航した。

 金沢港振興協会は二十三日、札幌市で港説明懇談会を初めて開く。北海道の荷主や物流事業者に定期航路の利用を促す。

27荷主研究者:2003/07/23(水) 01:13
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030716/morning_news012.html
2003/07/16 西日本新聞
博多港 新ゲート導入 来月から 周辺の渋滞緩和へ

 福岡市の博多港で八月から、船の発着所に出入りするコンテナ運搬用のトレーラー全車にIDカード(身分証明書)を交付して管理するシステムを全国で初めて導入する。同港を利用するトレーラーは約千五百台に上り、度々ゲート付近が混雑し、一般道に渋滞が及ぶこともあった。漸次、改善を進めてきたが、新システムにより、受付時間を大幅に短縮し、抜本的な解決を図る。また、業者を一括管理することで貨物の盗難防止など発着所の安全を強化する。博多湾に建設中の人工島(アイランドシティ)にも導入する。

 システムは同市の第三セクター「博多港ふ頭」と港運業者六社が約三億円をかけて開発した。全車に五けたの番号を割り当て、カードには、その番号と会社名、運行管理者などを記録。事前にホームページで運送先などの必要事項を入力しておけば、入所の際、機械にカードを入れるだけで三十―四十五秒で受け付けが完了するという。

 これまでは業者が用紙に必要事項を記入したものを、管理棟でオペレーターがコンピューターに入力するなどしていた。一台に三―四分かかり、入場待ちのトレーラーが列をつくっていたが、この混雑の緩和と、オペレーターの人件費などの削減も見込まれる。

 ほかの港では、荷受業者に成りすまして発着所に入ったトレーラーでコンテナを盗み出す事件が起きているといい、博多港ふ頭は「新システムで効率化と安全強化に努め、港の利用促進につなげたい」としている。

28■とはずがたり:2003/07/23(水) 09:55
http://www.kyk.co.jp/liner.htm
近海郵船株式会社
< 定期航路網 >

29荷主研究者:2003/07/30(水) 01:25
http://www.transport.or.jp/butsuryu/f_news.html
◎「物流ニッポン新聞社」  '03.7.25
関東圏の舟運構想 コスト4割減、CO2も半減……JAPIC

関東圏でトラック輸送から河川舟運へシフトした場合、年間でコストを3−4割、二酸化炭素(CO2)排出量も5割程度削減できる−−。日本プロジェクト産業協議会(JAPIC、千束晃会長)は新たな舟運構想を提案、都心部通過のトラック輸送を荒川、利根川などを利用した舟運にシフトさせることで、「道路混雑解消や大気汚染防止につながる」としている。 環境問題への対応に加え、都区部における混雑時のトラックの平均走行時速より舟のほうがスピードに優るケースもあり、時間や費用面でもメリットがある。
関東圏の舟運は石油類の貨物船が中心で、東京湾内の製油所から隅田川、荒川沿岸の中継油槽所へ輸送。また、ごみの運搬にも舟が使われ、船積み中継地で積み替えた後、隅田川を経由して臨海部の処理センターまで運んでいる。
新たな舟運の可能性について検討したところ、「関東圏は物流量が多いため大量輸送のニーズがあり、大気汚染や渋滞問題を抱えモーダルシフトへの期待も大きい」と判断。舟運の可能性が高い品目を石油類、セメントに絞り込むとともに、東京湾−荒川−中川−利根運河−利根川−北浦をつなぐルートを想定し、シミュレーションを行った。
その結果、石油類は最大で年間200億円(40%)、セメント14億円(30%)のコスト削減効果があり、CO2排出量も半減できる−−と試算。石油類輸送では、都心部の通行車両を1日当たり2,720両減らせることが分かった。また、「大規模災害が発生した場合、緊急物資や仮設建設資材の搬入などにも活用できる」としている。
関東圏における舟運へのモーダルシフト推進の具体策として(1)600トン級タンカーが通行できる河川仕様(2)河道改修や運河・こう門の整備などによる航路確保(3)航路と陸上交通との結節点へのリバーステーション設置−−などを挙げている。

31とはずがたり:2003/08/19(火) 11:20
港湾物流スレとして。
先日この人工島へ行ってきたのだが大丈夫かね?ただの広大な空き地だったが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030819-00000019-nnp-kyu

三セクにふ頭貸し付け 人工島など2カ所 来春にも 効率運営狙う

 福岡市は十八日、博多湾の人工島(アイランドシティ)と香椎パークポートのコンテナターミナルを、第三セクター「博多港ふ頭」(福岡市東区香椎浜、八尋脩社長)に貸し付けて管理運営を委ねる方針を固めた。構造改革特別区域法に基づく規制緩和を受け、効率的な運営を図るのが狙い。自治体が設置したふ頭を、第三セクターに貸す全国初の「公設民営」ケースとなり、同市は国の認定を受けて来年四月にも実現させる考えだ。

 これまで、行政財産の貸し付けは第三セクターも含めて、地方自治法などで禁じられてきた。しかし、構造改革特別区域法では、港湾規模や事業内容など一定の条件を満たせば、ふ頭を貸し出せるようになった。

 「博多港ふ頭」は博多港のふ頭管理を委託されている第三セクターで、資本金七億円のうち福岡市は51%を出資。民間は相互運輸(同市博多区)などの港湾関係と銀行の計二十三社が49%出資している。

 福岡市は七月末から貸付先を公募。申請したのは「博多港ふ頭」だけで締め切りの十八日、事実上、同社に決まった。貸し付け面積は約三十八ヘクタールで期間は十年間。貸付料は未定。

 市は公設民営のメリットとして(1)岸壁使用料など料金設定が条例改正を伴わずにできる(2)市の予算措置を待たず、独自に設備投資ができる―ことなどを挙げ、「民間のノウハウを生かして博多港の国際競争力を強化したい」と期待している。(西日本新聞)
[8月19日2時23分更新]

32荷主研究者:2003/09/10(水) 00:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030909t12023.htm
2003年09月08日月曜日 河北新報
仙台港貿易促進センターが物流ターミナル整備へ

 宮城県のFAZ(輸入促進地域)事業の運営主体である第三セクター「仙台港貿易促進センター」(仙台市宮城野区、千田光之社長)は8日までに、事業の中核となる物流施設を建設することを決めた。採算性を重視し、事業費約30億円の当初計画を約8億円に圧縮。9月末に着工し、来年6月の開業を目指す。

 物流施設の名称は「仙台国際貿易港物流ターミナル」。建設場所は、仙台市宮城野区港1丁目の県企業局用地約2万2000平方メートルで、鉄骨一部2階、延べ床面積約1万2000平方メートルの倉庫を建設する。

 物流施設は、入居企業が輸出入品を一時保管したり荷さばきしたりするほか、オフィスも兼ねる。5区画(1区画1650平方メートル)に4団体が入居する予定になっている。

 約8億円の事業費は、同センターに出資する宮城県と仙台市などが負担した増資の手持ち資金や産業基盤整備基金からの出資金などを充てる。厳しい経済環境を受けて、国もFAZ事業全体の見直しを進めており、全国指定22地域のFAZ関連施設整備は、この建設事業で打ち切られる見通しだ。

 県の当初計画では、仙台港の物流施設は、2001年度中の開業を目指し、高砂ふ頭南側に延べ床面積約2万5000平方メートルの施設を建設する予定だった。事業費圧縮の検討過程で、建設場所も約1.5キロ西の県企業局用地に変更した。

 現在、仙台港貿易促進センターの中心業務は、2000年3月にオープンした貸事務所や貸しホールを手掛ける「仙台港国際ビジネスサポートセンター」(アクセル)の運営。だが、経営状態は1995年の設立以来、8期連続の赤字で、累積損失は3億4200万円。

 仙台港の02年コンテナ貨物総取扱量が前年比14.5%増と伸びていることから、新しい物流施設の運営で赤字幅を圧縮したい考え。千田社長は「周辺にはコンテナ専用の物流施設がなく、港湾機能としては不十分だった。『アクセル』と車の両輪をそろえ、仙台港の輸出入の促進に貢献したい」と話している。

[FAZ]フォーリン・アクセス・ゾーンの略。輸入を促進して貿易不均衡を是正するために旧通産省が導入した制度。東北では仙台港・仙台空港周辺、八戸港の2地域が指定されている。

34荷主研究者:2003/09/14(日) 03:39

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003091014.html
【2003年09月10日(水)】静岡新聞
御前崎港、西ふ頭岸壁に大型クレーン コンテナ陸揚げ用

 来年一月の供用開始に向けて整備を進める榛原郡御前崎町の御前崎港西ふ頭マイナス十四メートル岸壁に九日、同港初の大型橋形コンテナクレーン「ガントリークレーン」一基が設置された。

 ガントリークレーンは船からのコンテナ陸揚げや積み込み用に設置。今回のクレーンは清水港興津第二ふ頭で活躍したものを移設した。

 クレーンの高さは七七・五メートルで重さは約六五〇トン。コンテナでは三〇・五トン、その他の重量物では四一・五トンまでつり上げることが可能。一時間平均二十五―三十個のコンテナを取り扱うことができるという。

 この日は早朝、クレーンを乗せた台船が清水港を出港。午前十時四十分ごろ、御前崎港に到着し、サルベージ船を使ってクレーンを岸壁レール上に据え付けた。

 同港では国際コンテナターミナルとしての整備が進み、来年一月の供用開始までには二号機が設置される。

35荷主研究者:2003/09/23(火) 02:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20030921&amp;j=0024&amp;k=200309214200
不採算航路廃止も−東日本フェリー 来年1月までに函館支店閉鎖  2003/09/21 02:00 北海道新聞

 会社更生手続き中の東日本フェリー(本社・札幌)と関連会社四社は二十日、札幌市内で債権者への説明会を開いた。法律管財人の宮川勝之弁護士(東京)は「事業収支が改善しない航路は閉鎖もあり得る」と述べ、全航路の維持を前提としたこれまでの再建方針を撤回し、不採算航路の廃止の可能性に言及した。また、「利益を出せない会社は存続できない」とし、関連会社の整理があり得ることを示唆。経費削減のために、トラック輸送の東日本海陸輸送(同・渡島管内上磯町)の函館支店を来年一月までに閉鎖、同支店の社員約四十人は配置転換することを明らかにした。

 不採算航路は、室蘭−直江津(新潟)−博多(福岡)、室蘭−八戸(青森)、函館−大間(同)の四航路。室蘭と博多は直江津を経由して同一船で運航しているが、直江津−博多は子会社の九越フェリー(同・福岡)が受け持っている。

 室蘭−直江津−博多はグループ唯一の日本海航路で、九州からの貨物が極端に少なく経営を圧迫しているという。宮川管財人は「岸壁使用料の減免など幅広い支援がなければ事態の改善は困難」としている。

 グループの再建については一層の合理化が必要とし、人件費の削減など合理化を進める。

 また、共同運航している商船三井フェリー(苫小牧−大洗)や川崎近海汽船(苫小牧−八戸)など数社に出資を要請していることを明らかにした。法律管財人とともに経営を担う事業管財人は選考中で、決定まで一、二カ月かかる見通し。

 一方、九越フェリーが所有する大型フェリー二隻のうち、「れいんぼうべる」は共同所有する国土交通省所管の特殊法人・運輸施設整備事業団への売却が決まり、売却条件を詰めている。残る「れいんぼうらぶ」は国内外約十社から問い合わせがあり、年内にも入札を行う。

36荷主研究者:2003/09/23(火) 02:54

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20030920&amp;j=0042&amp;k=200309203079
釧路−釜山間定期コンテナ船 就航1年、業績好調  2003/09/20 17:05 北海道新聞

 昨年八月末に就航した釧路港−韓国・釜山港間の定期コンテナ船の一年間の貨物量が十九日までに、まとまった。順調に取り扱い実績を伸ばしており、週二便体制への期待も高まりそうだ。

 この定期コンテナ船は、釧路港としては初の外貿コンテナ船。南星海運(本社・ソウル)が、釜山−八戸−苫小牧−釧路−釜山の経路で週一回運航している。釧路港では、三ツ輪運輸が船舶代理店となっている。

 釧路市港湾部によると、昨年八月から今年八月までに、四十九隻が入港。貨物量は、輸出入の合計で八千九百五十九TEU(一TEUは二十フィートコンテナ一個分)だった。一隻当たりの貨物量は平均百八十二・八TEUで、貨物量が三十TEUだった昨年八月入港の第一船と比較すると六倍以上になった。一年間の輸出量は四千二百三十六TEU。韓国向け新聞用紙がほとんどを占めたほか、中国向けサケ、韓国向けスケソウダラなどの水産品もあった。一方、輸入量は四千七百二十三TEUで、水産品や製材、飼料など。

 釧路港湾協会会長で、三ツ輪運輸の国安義春専務は「一隻当たりの貨物量は、当初目標の百TEUの倍近くとなった。実績からいって、週二便分の貨物量は確保されている」と話している。

37荷主研究者:2003/09/23(火) 03:30
>>32

◎「物流ニッポン新聞社」 '03.9.19更新
物流ターミナル建設 5区画を賃貸……仙台港貿易促進センター

宮城県FAZ(輸入促進地域)事業運営主体の第三セクター、仙台港貿易促進センター(千田光之社長、仙台市宮城野区)は8日、中核となる物流ターミナルを建設する、と発表した。保管、仕分け、流通加工の機能、オフィスなどを備えた物流スペースを賃貸する施設。25日に着工し、来年6月の供用開始を目指す。
同区の県企業局用地2万2,350平方メートルに建設する。鉄骨造り一部2階建てで、延べ床面積1万1,830平方メートル。高床式ホームと12メートルのキャノピーを備える流通型となる。1,650平方メートル(オフィス含む)の施設が5区画あり、併設の事務棟は2階建て。
既に、仙台運送(菊地徹社長、仙台市若林区)、東邦運輸倉庫(黒川久社長、宮城野区)、塩釜港運送(前堀達男社長、塩釜市)と仙台団地倉庫協同組合(初田冀一理事長)が2区画への入居を表明している。
FAZに指定されたのは1995年で、仙台港臨港地区に大型施設の建設を目指していた。しかし、経済情勢の変化により、当初30億円だった事業規模を8億円に圧縮。国もFAZ事業の見直しを進めており、最後の整備事業となる見通しだ。
千田社長は「周辺にコンテナ専用の物流施設がなく、港湾施設として不十分だった。施設を活用してもらい、仙台港の輸出入促進に貢献したい」と話している。

38とはずがたり:2003/09/24(水) 10:03
はよやれっちゅうねん

http://www.asahi.com/business/update/0923/046.html
船荷の処理効率化へ「スーパー中枢港湾」整備 国交省

 国土交通省が、船荷の処理を大幅に効率化させる「スーパー中枢港湾」の本格整備に乗り出す。アジアの主要港が台頭する中、日本の港湾は景気の低迷もあって地位が低下。国際競争力の向上とハブ機能の回復が課題とされていた。韓国・釜山や台湾・高雄をしのぐ低コストのサービスを目標に、船荷を処理するターミナルの統合・大規模化やIT(情報技術)化を官民一体で進める。

 アジアの主要港は規模の拡大や低コスト化、サービス向上を進め、コンテナ取扱量が急増。欧米からの日本向け貨物が香港や釜山などを経由する事態を招いている。

 日本の港の弱点は効率性の悪さ。一つのコンテナ埠頭(ふとう)に複数のターミナルが存在し、海運会社が別々の管理システムでコンテナ船の接岸や荷下ろし、荷主による引き取りなどを行っているためだ。

 そこで、スーパー中枢港湾では、ターミナルを統合して拡張。システムも会社の枠を超えて一体化する。さらに、重複するターミナル施設を集約し、経費を節約。荷役システムのIT化・自動化で、コスト削減や荷役の迅速化を進める。夜間荷役の安全性向上や労働環境改善も図る。

 これによって、荷役料などの港湾コストを3割下げ、釜山や高雄と同水準にし、コンテナの陸揚げから貨物引き取りまでの時間も現在の3〜4日からシンガポール並みの1日程度に短縮する。

 これまで港湾整備に対しては、利用の少ない地方の港にも予算が投入され、「無駄な公共事業の典型」との批判を受けてきた。スーパー中枢港湾は、こうした批判を予算の重点配分でかわす狙いもあるとみられる。

 国交省は04年度予算に6億円を要求。今年度末に対象港湾を指定し、来夏から実験を始める。京浜(東京・横浜)、名古屋、阪神(大阪・神戸)、北九州、博多の5港湾から3ターミナル程度を指定する見通しで、効果をみて他にも広げる。

 02年のコンテナ取扱量は香港がトップ。以下、シンガポール、釜山、中国・上海、高雄、中国・深センとアジアの港が6位までを独占。80年に世界4位だった神戸港は02年に27位。12位だった横浜港も24位に下がり、東京港は80年同様、18位にとどまっている。 (09/23 23:01)

39とはずがたり:2003/09/24(水) 11:37
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200308141300.html
<2003年8月14日 朝刊 1・2面>
比企業が運営参加表明/那覇港コンテナターミナル

 那覇港国際コンテナターミナル地区の運営会社を選ぶ国際公募で、フィリピン・マニラに本社を置くインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス(ICTS)社が、同地区運営への参加意向を示す文書を稲嶺恵一知事あてに送付していたことが十三日までに分かった。(2面に関連) 那覇港管理組合では現在、国際公募に向けて準備中だが、九月の公募開始前に正式な参加表明を受けたことで「動きが出てきた。正式な参加意向の第一号」(堤敏郎副管理者)と、同港の国際コンテナターミナル構想が国際的にも認知されつつあると歓迎している。

 ICTS社は国際海上コンテナ貨物の荷役や管理などを主な業務とするターミナル運営会社。マニラ国際コンテナターミナルのほか、アルゼンチン、ブラジル、ポーランドなどでの実績があり、二〇〇〇年の取扱量は約二百万TEU(一TEU=二十フィートコンテナ)。

 同管理組合のホームページなどで那覇港の港湾計画や運営会社を国際的に公募することを知り、参加意向を七月下旬に送付、直接、那覇港に出向き意見交換することも申し出ている。

 同管理組合は七月下旬から海外の有力運営会社に、ターミナル地区の施設整備計画や中国から欧米向けのコンテナ積み替え(トランシップ)拠点を目指す構想を説明するなど海外でのセールス活動を開始している。今年十一月に入札、審査を経て来年三月には運営会社を決定する。

[ことば]

 那覇港国際コンテナターミナル構想 同港新港地区にある国際ターミナル地区に大型貨物船が着岸可能な3岸壁(総延長950メートル)を整備する。政府の構造改革特区で認められた「国際フリーポート特区」の岸壁の民間長期貸付制度や港湾料金の低減化、24時間化などで国際水準の港湾サービスを提供。中国から欧米向けの貨物積み替え拠点を目指す。当面の取り扱い目標は40万TEU。

     ◇     ◇     ◇     

有力社誘致に自信/管理組合が欧米訪問

 那覇港国際コンテナターミナル地区の国際公募に向けて、那覇港管理組合の堤敏郎副管理者らは七月二十六日から八月十日まで欧米の有力なターミナル運営会社四社を訪問した。那覇港の将来計画や中国コンテナ貨物の積み替え拠点を目指す同港のトランシップ戦略、国際コンテナターミナル構想などを説明し、公募参加の意向などを調査した。(1面参照)

 二〇〇一年のコンテナ貨物取扱量で世界第五位のユーロゲート社(本社、ドイツ・ハンブルク)では、トーマス・エッケルマン社長らと面談。同社は、同ターミナル地区の運営では管理組合などとのJV(共同企業体)での参入方式を提案、具体的な事業の採算性も見極めながら検討する考えを明らかにした。

 また、同社は中国からのトランシップ貨物の需要として管理組合が当面の目標とする取扱量の十数倍の五百万TEU(一TEU=二十フィートコンテナ)と見込んだほか中国の船会社との交渉だけでなく、日中両政府の関係から政治的な話し合いの必要性にも言及した。

 ほかAPMターミナルズ社(デンマーク・コペンハーゲン、世界三位)、P&Oポーツ社(オランダ・ロッテルダム、同四位)、SSA(米国シアトル、同六位)も訪問。トランシップ戦略は、ターミナル運営側の取扱価格に左右されやすいなどの指摘もあったが、「事業の採算性について検討したい」(SSA)などの申し出もあった。

 堤副管理者は今回の欧米有力社訪問について「グローバルな企業のトップと意見交換ができて参考になることが多かった。将来構想の立て方は間違ってなかったと確認できた」と述べ、国際的な運営会社の誘致に自信をみせた。

 管理組合では九月中旬に引き続き、取扱量世界第一位のハッチソン・ホールディングス(香港)など海外の有力会社を訪問。さらにポートセールスを強化する方針。

40荷主研究者:2003/09/25(木) 22:08

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2003092517719
直江津―小木の高速船運航中止へ

 佐渡汽船(両津市)は25日までに、輸送人員の減少により直江津―小木航路のジェットフォイルの運航を、来年から中止する方針を決めた。
 同航路のジェットフォイルは、1989年から運航を開始。4月下旬―11月上旬ごろまでの季節運航で、現在両港間を1日2往復している。

[新潟日報 09月25日(木)]
( 2003-09-25-19:58 )

41荷主研究者:2003/09/30(火) 01:23

http://www.transport.or.jp/butsuryu/f_news.html
◎「物流ニッポン新聞社」'03.9.26更新
海上輸入コンテナ、入港−搬出リードタイム把握へ……国交省

国土交通省は16日、海上輸入コンテナのリードタイム短縮可能性調査検討会の初会合を開いた。海上貨物にも到着即時輸入許可制度が今月から適用されるようになったのを受け、制度を利用した場合の輸入コンテナ到着からコンテナターミナル(CT)搬出までの所要時間、各CTでの対応などを調査し、年末をメドに結果をまとめる。
海上コンテナの輸入について、日本のリードタイム(3、4日)は諸外国(1、2日)に比べて長いと指摘されている。新総合物流施策大綱では「2005年までに2日以内、スーパー中枢港湾構想では1日程度に短縮する」と目標を掲げている。
航空貨物と同様、海上貨物も輸送中に予備申告し、到着と同時に許可される到着即時輸入許可制度がスタートした。制度の周知と利用効果の検証を目的に、検討会が発足。港湾物流関連団体(日本船主協会、日本港運協会、日本海運貨物取扱業会、日本通関業連合会など)によって構成され、海事局港運課が取りまとめ役を務める。
同制度を適用する際、(1)事前に該当コンテナを指定し、引き取りのトラックを優先的に入場させる(2)あらかじめCTに該当コンテナの予約を入れておく−−などの方法が考えられ、各CTで何らかの対応が必要となる。
通常の輸入手続きと同制度を利用した場合で、リードタイムや問題点を比較する。また、制度を利用して早期に搬出したか、とくに急いで搬出しなかったかについてもチェックする方針。調査は来月中、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸の5港で行う予定。
海上輸入貨物のリードタイムに関しては、財務省が「輸入手続き所要時間調査」を実施したことがある。しかし、手続き完了までの所要時間を計測するもので、コンテナ本体がCTから搬出されるまでの時間は分からなかった。
海事局港運課では「新制度の効果を検討するとともに、入港から貨物搬出までのリードタイムを把握したい」としている。

42荷主研究者:2003/10/12(日) 02:31
新日鐵釜石の線材は、盛岡タ〜南福井で鉄道貨物輸送もされている。

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2003/10/20031011t32005.htm
2003年10月10日金曜日 河北新報
釜石港 全天候バース完成 線材出荷の効率アップ

 新日鉄釜石製鉄所が、釜石市の釜石港北桟橋に建設した「全天候バース」の完成式が10日、現地で行われた。雨天時も荷役作業ができるほか、コンテナの積み降ろしに対応する天井クレーンを備えており、港の利用促進も期待される。全天候バースの建設は、東北の港湾では初めて。

 全天候バースは北桟橋の一部を覆う箱形の建物で、全長60.6メートル、幅33.3メートル、高さ26.7メートル。釜石製鉄所は雨天時、主力製品の線材の出荷を見合わせてきたが、今後は輸送効率がアップする。輸送船を待機させる必要がなくなり、コスト削減も実現する。

 天井クレーンは自走式で、36トンの荷重に対応できる。同製鉄所は自社製品のほか、コンテナを中心に他社製品の利用も受け入れる方針。
 釜石港の利用促進に向けて、ポートセールスに取り組む釜石市港湾振興室は「貨物船の入港数や取り扱う貨物量の増加に弾みがつく」と期待する。
 完成式には関係者約30人が出席。調和郎所長がクレーンのボタンを押して稼働を祝った。

43荷主研究者:2003/10/12(日) 03:04

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003100718.html
【2003年10月07日(火)】静岡新聞
富山新港に用地取得へ 来年、北陸支店を開設−アイ・テック

 鋼材商社のアイ・テックは六日、富山県所有の富山新港臨海工業用地C地区(富山県新湊市)に事務所・工場用地を取得し、北陸支店として進出すると発表した。来年一月に工事に着手し十月をめどに稼働させ、北陸三県や滋賀、新潟などへの販売拠点とする。工場用地には専用岸壁を設けて大量の鋼材入荷を可能にし、将来は韓国、中国などとの輸出入も検討する。

 富山県と新湊市から誘致を受けた。十一月に富山県と土地売買の仮契約を結ぶ。敷地面積は約四万平方メートル。事務所・工場は平屋建てで二万五千平方メートル規模とし、総事業費用は約四十億円。全額自己資金を充当する。

 富山新港は伏木港と富山港に隣接する特定重要港湾。富山市中心部から十六キロ、富山空港から二十一キロ、幹線道路の国道8号まで二キロに位置する。本社が隣接する清水港が太平洋を臨むのに対し、富山新港は環日本海交流を視野に入れている。

 同社は「北陸支店が稼働すれば五千トン級の大型船が着岸できる幅二百メートルのプライベートバースを保有でき、素材の一括受け入れが可能になる」(佐野芳雄専務)としている。地元ユーザーの要望にこたえるため多品種、大量在庫で最新鋭の加工ラインを導入し、二十四時間即応型の対応を目指す。

 同社の大型拠点は関東支店(埼玉県)、南関東支店(千葉県)と本社・清水支店(静岡市)に加え、四カ所目。北陸支店との間で輸送の低コスト化、効率化を狙う。当面六十人体制でスタートし、初年度の年商は約六十億円を見込んでいる。

47荷主研究者:2004/01/17(土) 06:06
苫小牧港をはじめ、ガントリークレーンや海コンなど港のキレイな写真あり。

http://port.web.infoseek.co.jp/index.html

48とはずがたり:2004/01/18(日) 01:09
大阪⇔宮崎

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news02.asp?kiji=2993
大阪の早着便新設 マリンエキスプレス

  マリンエキスプレス(宮崎市)は15日、宮崎港から細島港(日向市)を経由し、大阪府貝塚市に早朝到着するフェリー航路を新たに開設すると発表した。南九州から阪神地域への輸送需要に応えるためという。国土交通省九州運輸局に9日に申請。3月24日に運航開始の見込み。

  昨年、トラックへの速度抑制装置の装着が義務化され、陸上輸送から海上輸送へ流通が切り替わる動きを見込んだ。「フェリー業界にとって千載一遇の機会」と同社。

  事業計画によると、新航路は1万3597トンのフェリー1隻が週3往復する。宮崎発は月・水・金曜日の午後3時10分、貝塚着は翌日午前5時。

  同社は既に、宮崎−大阪南(大阪市)航路を1日1往復運航している。しかし、宮崎発の便は、大阪南着が午前7時半で、阪神地域への早着便を求める要望があった。

  同社企画部によると、スーパーマーケットへの直接納入は、早朝に着くほど有利。午前5時に着けば、名古屋・北陸地方にも集配網を広げられるとみる。また、細島港に寄港することから、新たに県北の産品も輸送できるという。

(1/16)

49荷主研究者:2004/01/18(日) 22:11

【日本通運、商船三井フェリー】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/yusonews/honbun.html#kiji13
●「輸送経済新聞社」 '04. 1.13更新
「デイリー運航」開始 高速化で時間短縮 トラックに利便性強調/日通・商船三井F東京―博多航路

 「第四船」稼働でデイリー運航整う――。日本通運(本社・東京、岡部正彦社長)と商船三井フェリー(同、中村清次社長)は七日、昨年十月に東京―博多(瀬戸内経由)航路で開始した、新造高速大型RORO船による共同運航の最終第四船が就航したと発表した。日曜を除く「毎日運航」が実現し、両社では、航海時間短縮によるサービス拡大を、トラック業界などに強調していく。

 両社は、昨年十月の「ひまわり5」(日通)を皮切りに、十一月「さんふらわあ はかた」、十二月「さんふらわあ とうきょう」(ともに商船三井フェリー)と、順次、既存船を新造高速RORO船に切り替えてきた。今月六日に、最後の「ひまわり6」(日通)が就航し、共同運航が本格稼働した。
 船舶の大型化により、積載能力は既存船に比べて約三割アップ。また、高速化で運航時間も約四時間短縮され、出港時間を遅らせることが可能となることで、両社では、トラックの集荷・配送範囲が大幅拡大されるなどの利便性を強調する。
 高速RORO船により、トレーラー、コンテナ輸送だけでなく、重量物・車両、冷凍・冷蔵コンテナ、JRコンテナ輸送など、顧客ニーズに柔軟に対応していく。
 新造四隻はすべて同型。総トン数一〇四七〇トン、積載貨物量約六千二百二トン、全長約一六六・九メートル、航海速力約二十三ノット、積載能力十二メートルトレーラー約百六十台、乗用車二百五十一台。
 東京―博多間では、これまで商船三井フェリーがRORO船四隻、日通がROROコンテナ船二隻で、それぞれ運航していた。しかし、外航だけでなく内航でも共同運航が“主流”となる中、船型統一やスピードアップへの要望の高まりなどを背景に、両社の思惑が一致。競争力アップと運航効率の大幅改善を目指し、高速・大型の新造同型船四隻を投入した。

上海エクス接続で日中間も視野

 両社は、日中間の物流も視野に入れている。昨年十一月に運航開始した日通など四社合弁の「上海スーパーエクスプレス」(本社・福岡県福岡市、浜田景介社長)が提供する博多―上海間の高速RORO船輸送サービスと連携し、「上海―東京」間のシームレスな接続も図っていく。

50荷主研究者:2004/01/21(水) 01:51

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/01/20040120t62008.htm
2004年01月19日月曜日 河北新報
郡山に保税蔵置場を開設 宇都宮の物流・貿易会社

 物流・貿易業のユーユーワールド(宇都宮市)はこのほど、福島県郡山市に一般輸出入貨物の保税蔵置場を開設した。蔵置場は通関手続き前の貨物を保管する施設で、一般貨物を対象とした施設は同市では初めて。同社は東北進出の拠点と位置付けており、今後、東北の主要都市での設置を検討する。

 蔵置場は、横浜税関の許可を受け、郡山中央工業団地内に開設した。郡山市は東北有数の経済都市で、東北、磐越両自動車道の結節点にあり、福島空港も近い。官民挙げてインランドデポ(内陸型国際物流拠点)の実現を目指していることから、将来、税関関連の特区となる可能性があることも視野に入れ、設置を決めた。

 蔵置場の設置で通関手続きが郡山でできるようになり、(1)荷主に近くなるため輸出申告直前まで貨物のチェックができる(2)外国貨物扱いとなるため港湾までの輸送費にかかる消費税が免除される(3)交通混雑や通関待ち回避による物流時間の短縮―などの利点がある。

51荷主研究者:2004/01/22(木) 00:20

【マリンエキスプレス】
http://www.transport.or.jp/butsuryu/yusonews/honbun.html#kiji4
●「輸送経済新聞社」 '04.1.20更新
大阪航路で新規開設 3月下旬に宮崎―日向―貝塚/マリンエキスプレス

 関西早朝到着で需要取り込み――。マリンエキスプレス(本社・宮崎県宮崎市、黒木政典社長)は三月下旬、宮崎―阪神間に新規航路を開設する。「宮崎―日向(細島)―貝塚(阪南)」航路で、トラック事業者のニーズが高い阪神地区の「早朝五時到着」を強調。午前七時半到着の既設「宮崎―大阪航路」で賄えず、「中九州」などに流れていた南九州地区のトラックの“呼び戻し”を図る。

 宮崎―大阪(大阪南港)間を運航している同社では一昨年から、トラック業界のスピードリミッター規制や環境規制を前に、トラック事業者などに需要調査を実施。その結果、熊本―宮崎北部間の道路整備が進んだこともあり、阪神への「早着需要」が多いことに着目した。実際、宮崎―大阪航路では、大阪着が午前七時半だったことから、南九州のトラック事業者の中には、午前五時半に阪神地区に到着する大分など「中九州」に流れていくケースが少なくなかったという。

 これを受け、昨夏から大阪府貝塚港向けの新規航路の計画に着手。今年度に入ってからのトラック航送も前年実績を上回っていることも踏まえ、具体化を進め、今月九日、九州運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請を行った。処理期間を見込み、同社では三月二十四日の運航開始を予定。同社の平成十四年度のトラック航送実績は、川崎航路(宮崎―那智勝浦―川崎、日向―高知―川崎)が四万三千四百四十九台、大阪航路が六万三千三百六十台。売り上げ実績は川崎航路が四十億円弱、大阪航路が四十億円超。同社では、新規大阪航路の来年度の売り上げ見込みを十億〜十二億円としている。

▽用船で船名変更

 新航路で使用する船舶は、もともと会社更生手続き中の九越フェリーなどの共有船で、現在は宮崎カーフェリーが所有する「れいんぼうまる」。これをマリンが「フェリーひむか」に船名変更し、用船で投入する。

 二日一往復の隔日運航で、月・水・金曜日に宮崎を出港。午後三時十分の宮崎港発で、日向経由で貝塚港に翌日午前五時に到着。貝塚港発は午後九時で、宮崎港到着は翌日午前十時半。フェリーひむかは、総トン数一三、五九七トン。旅客定員三百五十人、航送能力はトラック(大型十二メートル換算)百五十四台、乗用車七十七台。速力二十五ノット。運賃は、現行の宮崎―大阪間運賃と同額を予定。

52とはずがたり:2004/01/27(火) 18:11
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=5861
運営会社を設立、ひびきコンテナターミナル
2社の出資 取りやめに

 北九州市若松区の響灘に開設予定の「ひびきコンテナターミナル」の運営会社が26日、設立された。同日、市内で出資協定が結ばれた。シンガポールの港運業世界大手PSA社や上組(かみぐみ)(本社・神戸市)など国内15社と市が出資する一方、国内2社が直前に出資を取りやめた。2月5日、市と運営会社が、公共事業に民間の資金とノウハウを導入するPFI事業の実施協定を結ぶ。

 資本金は10億円。出資比率はPSAが34%、市が10%。国内企業は上組が15・3%、山九、日本通運、新日鉄、三井物産が各5・8%など。予定地近くで埋め立て事業をする市の第三セクターひびき灘開発は0・9%。
 
 JR九州と伊藤忠商事は、出資をとりやめた。当初の出資予定は2社で計1%強で、北九州市の山縣宣彦港湾局長は「各社の事情がある。事業に影響はない」と述べた。

 資本金のほか、自己資金としてPSA、上組、ひびき灘開発など10社が計14億円の株主融資をする。市は融資の比率について、「基本的に出資比率に応じた形だが、各社に了解を得ていない」と公表しなかった。
 
 役員は8人。代表取締役最高経営責任者(CEO)に上組の久保昌三専務(61)、最高運営責任者(COO)にPSAのデニス・ソーアジア中東地域上席部長(47)。デニス氏は常勤で、新規航路の誘致や集荷を担当する。
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54荷主研究者:2004/01/28(水) 01:41

【苫小牧港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040116&amp;j=0040&amp;k=200401163881
2004/01/16 17:05 北海道新聞
フェリー輸送の記録を更新−苫小牧港 航路集約で利用増

 苫小牧港を発着するフェリーの二○○三年の輸送実績は、トラック、乗用車、旅客の主要三部門でいずれも過去最高となり、前年に続いて記録を更新したことが、道運輸局苫小牧海事事務所の十五日までのまとめで分かった。大洗、敦賀両航路の道内発着港が○二年途中、苫小牧港に集約された効果が引き続き表れた格好だ。

 苫小牧港発着のフェリーは五社。八戸、仙台、大洗、名古屋、秋田、新潟、敦賀、東京(貨物のみ)の八航路がある。

 航路集約は、東日本フェリーが室蘭港発着だった大洗航路を休止、○二年六月から商船三井フェリーとの共同運航で苫小牧港発着に切り替えたほか、新日本海フェリーも小樽港発着の敦賀航路を廃止。秋田、新潟港経由の寄港便のみだった苫小牧港発着の敦賀航路に、同年九月から直行便を増設したことで進んだ。

 まとめによると、各社の収益の柱となっているトラックは過去最高だった前年をさらに14・6%上回る五十七万八千六百二台。航路別で伸び率が高かったのは敦賀で、前年比二・六倍増の九万千七百四十七台。大洗が同10・7%増の十六万六百九十七台、秋田が同10・5%増の一万三百十八台だった。

 一方、仙台は同4・4%減の六万四千二百八十台、八戸は同2・2%減の十二万八千十九台となっている。

 また、乗用車は同2・8%増の二十五万七千二百五十台、旅客は同5・8%増の八十九万千三百八十九人で、いずれも過去最高だった○二年の記録を更新。敦賀が乗用車、旅客とも同三・九倍と大幅に増えたことが大きい。

 ただ、航路別に見ると、乗用車の場合、名古屋が同16・4%減の一万八千六百四十四台、仙台が同7・4%減の六万八千八百十六台、八戸が同6・7%減の五万七千二百七十九台と減少した。(天沼勲)

55荷主研究者:2004/01/28(水) 01:54

八代港と熊本港が競合しているようだ。非効率。

http://kumanichi.com/news/local/main/200401/20040127000385.htm
2004年1月27日 18:50 熊本日日新聞
八代港 国際定期コンテナ船の取扱量が5万個を突破

 八代港の国際定期コンテナ船の取扱量が、輸出入合計で五万個(一個=二十フィートコンテナ)を達成。二十七日、八代市新港町の同港で記念セレモニーがあった。

 同港は一九九九(平成十一)年七月、韓国の船会社二社が、プサン発着の週三便の就航を開始。〇三年は一万二千九百個と、前年に続き過去最高を更新するなど好調で、二十四日に五万個を超えた。

 輸出入の割合はほぼ同じ。主な輸入品は畳表や飼料用魚粉など、輸出品は新聞用の巻き取り紙や船外機などで、同港の工業団地内の企業の取り扱い品が目立つ。荷物入りのコンテナ数では、輸入の二万個に対し、輸出は一万個と少なく、空コンテナが六割を占めた。県港湾課は「輸出入の格差は年々、改善され小さくなっている」と話している。

 一方、八代港と同時期から週二便が就航している熊本港は、〇三年は二年連続前年割れの四千四百個で、合計二万二千個と伸び悩んでいる。

 セレモニーには荷主企業ら関係者約百人が出席。八代港ポートセールス協議会の中島隆利市長が「将来はアジアの玄関口を目指し、新たな航路開設に努力していく」とあいさつした。

57荷主研究者:2004/02/02(月) 01:40

【御前崎港:国際多目的ターミナル】
http://www.shizushin.com/area21/area21_2004013013.html
2004年01月30日(金)静岡新聞
御前崎港国際多目的ターミナル あす供用開始

 国や県などが整備を進めてきた榛原郡御前崎・相良町境の御前崎港西ふ頭の「御前崎港国際多目的ターミナル」が三十一日に供用開始を迎える。清水港に続く県内二港目のコンテナターミナルで、新設した水深十四メートル岸壁は大型コンテナ船の接岸も可能。充実した交通網など立地条件に恵まれた新しい国際貿易港の誕生に関係者の期待も大きい。
 新ターミナルなど岸壁整備に関する総事業費は二百十億円。コンテナヤードの総面積は四万六千平方メートルで、二十フィートコンテナ千六十八個分の蔵置が可能。ターミナルの象徴・ガントリークレーン二基は清水港と神戸港からそれぞれ移設した。

 コンテナ船の大型化に対応した水深十四メートル岸壁は全長二百八十メートルで、これまでの同港最深岸壁である水深十二メートル岸壁に隣接。受け入れ船舶も現行の三万トン級から五万トン級へと拡大した。ターミナル横に風力発電機も設置し、施設内の電力をまかなう計画だ。

 現在、同港の年間取扱貨物量は乗用車などを中心に約二百七十万トン。東南アジアや中国への新規航路に向けた交渉は現在継続中で、今春ごろの開設を目指している。県内企業への利用促進を呼び掛けるセミナーにも力を入れている。

 同港は横浜港や豊橋港などと異なり、外洋に面している点が最大のメリット。静岡空港や東名高速、第二東名も近く、それぞれをつなぐ国道バイパスも整備中。

 県では「まずは定期航路の確保、継続。清水港との機能分担を図りながら、他県に流出する貨物を御前崎に引き込みたい」としている。

58荷主研究者:2004/02/03(火) 00:29

【2003年の釧路港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040129&amp;j=0042&amp;k=200401290086
昨年の釧路港 輸出入額が9.2%増 コンテナ船就航などで  2004/01/29 17:05 北海道新聞

 釧路税関支署が二十八日発表した二○○三年の外国貿易速報によると、輸出入額の合計は六百八十億二千六百万円で、前年を9・2%上回った。釧路港−韓国・釜山港間のコンテナ船の就航や、新しい飼料工場の稼働が好調の要因とみられ、輸出額は過去十年間で最高、輸入額も過去五年間で最高となった。

 輸出は、前年比42・1%増の六十二億二千万円。秋サケの豊漁で中国向け冷凍サケが好調だった魚介類が、同44・5%増の三十二億四千八百万円と大きく伸びた。紙類・紙製品も、中国、韓国向けの新聞用紙が好調で、同28・2%増の十八億三千八百万円となった。

 輸入は、同6・7%増の六百十八億六百万円。主力の飼料用原料がカナダからの麦類、米国からのとうもろこしなどが増えて同12・2%増の百九十五億七百万円となり、魚介類もロシアからの冷凍サケ、チリからの冷凍マスの増加で、同17・9%増の六十七億三千三百万円だった。

 コンテナ取り扱い実績(二十フィートコンテナ換算、空コンテナを除く)は、輸出入合計で五千九百四十一本。外国貿易船の入港隻数は前年比七隻増の四百八十隻と、三年ぶりに前年を上回った。釜山港とのコンテナ船は週一便だが、港湾関係者の間では週二便へ増便することへの期待が高まっており、同支署も「週二便体制になれば利便性もよくなり、貨物量はさらに増えるはず」と動きを注視している。(片岡麻衣子)

59とはずがたり:2004/02/03(火) 18:12
【2003年の北九州港】
田野浦の公共埠頭はもう使っちゃいんのか〜。
太刀浦まで公共臨港線延ばすか〜。
http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=all&amp;uc=1&amp;scl=70000&amp;el=131%2F00%2F10.882&amp;pnf=1&amp;size=500%2C500&amp;nl=33%2F57%2F31.832

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=5886
貨物取扱量 史上2位、昨年の北九州港
国際物流特区も反映

 北九州港の昨年の年間コンテナ貨物取扱量(速報値)が史上2番目に多かったことが、北九州市港湾局の調べで分かった。約43万5千TEU(TEUは20フィートコンテナ1個分)で前年の確定値を約3万7千TEU(9・2%)上回った。

 過去最高だった95年は、阪神大震災のために神戸港で扱っていたコンテナ貨物が一時的に北九州港に入った。市は「昨年は実質過去最高の取扱量だった」としている。

 市港湾局によると、昨年は塗料や化学繊維、プラスチックなどの工業原料や自動車部品の輸出が好調だった。市が昨年4月に国際物流特区に認定され、税関に支払う時間外の手数料が半額になったことや、業者ごとにしていたコンテナ積み下ろし作業を太刀浦港(門司区)で一つの会社でできるように効率化したことなどが大きかったという。

 速報値は太刀浦、田野浦(門司区)、小倉(小倉北区)の3港の公共コンテナターミナルでの取扱量を合わせたもの。5月にまとまる確定値には、民間コンテナターミナルの取扱量が約9千TEU前後加わる見通しだ。田野浦港は老朽化のため昨年5月末から使っていない。
(2/3)

61とはずがたり:2004/02/14(土) 02:18
仙台とひたちなかに囲まれて苦戦かと思ったがそうでも無いようで。

http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=5411
小名浜港 昨年輸出入が過去最高
中国貿易好調で8.2%増

 県小名浜港湾建設事務所は、03年に小名浜港で取り扱った外国貿易コンテナ貨物の実績をまとめた。輸出入の合計が前年を8.2%上回り、過去最高を記録した。同事務所は「中国との貿易が好調で、全体の取扱量を押し上げた」と、分析している。

 取り扱い貨物量は、長さ約6メートル、幅約2.4メートル、高さ約2.5メートルの20フィートコンテナ換算した単位「TEU」で示している。
 
 03年の全体の取扱量は1万4291TEUで、過去最高だった02年を1087TEU上回った。内訳は、輸出が5870TEU(前年比22%増)、輸入は8421TEU(増減なし)だった。
 
 相手国別では、輸出は中国が25.4%、韓国が17.9%、タイが11.7%など。一方、輸入は中国が26.9%、韓国が18.4%、オランダが11.9%などの順だった。
 
 中国への輸出品は、工場向けの化学工業品や電気機械の部品など。輸入品は、電気機械の完成品や、工業用の耐火れんがなどだった。
 
 また、品種別の輸出はゴム製品が27.4%、化学工業品が22.5%、古紙などの再利用資材が12.2%。輸入は高級品の製材が24.0%、家具などの木製品が13.2%、金属製品が9.1%。
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63荷主研究者:2004/02/16(月) 01:29

【大分−横須賀にフェリー】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040127/morning_news022.html
2004/01/27 西日本新聞
大分―横須賀にフェリー 九州―関東4航路目 最短の21時間半

 神奈川県横須賀市の海運会社「シャトル・ハイウェイライン」(高宮信夫社長)は二十六日、大分市と横須賀市を結ぶ定期フェリーを三月中旬に就航させる、と発表した。九州―関東を結ぶフェリーは四航路目となるが、所要時間は約二十一時間半で、最短となるという。

 同社によると、フェリーはまず一隻で運航を始め、その後二隻で大分市・大在公共ふ頭と横須賀市・久里浜港間を毎日運航する。フェリーはいずれも一〇、〇〇〇トンを超え、それぞれ乗客二百八十五人、トラック約百三十台、乗用車約百台を収容できる。関東の工業製品と九州の農産物の運搬などで、年間売上高は四十五億円を目指す。

 同社は一九九九年、九州地区の陸運会社が中心になって設立。高速交通網が発達した同ふ頭を含む大分港に着目、二〇〇〇年十一月に一般旅客定期航路事業許可を取得していた。同社では初のフェリー事業参入で、「関東と九州の経済圏を結ぶ海の物流大動脈を形成したい」と話している。

64荷主研究者:2004/03/08(月) 01:00
>>25

【コマツ粟津:金沢港の輸出量2倍へ】
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20040224001.htm
2004年2月24日 北國新聞
金沢港の輸出量2倍へ コマツ粟津工場、完成車のままでコンテナ輸送

 コマツ粟津工場(小松市)は二〇〇四年、金沢港からの建機輸出を前年比二倍の三万トンに拡大する。神戸、名古屋など太平洋側主要港からの切り替えを進め、陸送距離を縮める。コンテナに建機の完成車をそのまま積み込む新しい輸送方式も導入し、徹底したコスト削減と作業時間短縮を図る。

 金沢港を利用する場合、海上運賃は主要港と比べて13%増となる。一方で、工場から港までの距離が短く、陸送運賃が56%減となるため、全体で14%の輸送費削減につながる。

 金沢港からの定期航路が開設されている北米向けの建機需要が伸びていることも背景にあり、「出港日に合わせた出荷体制」(改革推進部)で積極的に利用する。

 〇三年の金沢港からの輸出量は一万六千六百三十二トンだった。〇四年は輸出全体に占める金沢港利用が前年の32%から58%に一気に高まる。

 新しい輸送方式は十トン未満の小型ショベルカーなど数機種で導入する。建機の足回りや作業機部分の角度を工夫することでコンテナ積載時の左右の空きスペースを二センチ程度とし、完成車のままでも輸送中の安定性を確保する。製造部門の従業員二人がマニュアルを習得し、積み込み作業に当たる。

 完成車でのコンテナ輸送には荷崩れや破損の恐れもあり、従来はコンテナに各部品を積み、現地で組み立てる方式を採用してきた。完成車のままで輸送することで積載率が高まるといい、納期短縮にもつながる。コマツ粟津工場は今後、コンテナのサイズに合わせた建機の設計も視野に入れ、物流改善を進める。

65荷主研究者:2004/03/28(日) 23:08

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040222/kagosima.html
2004/02/22 西日本新聞
川内市 釜山との貿易定期航路開設合意 興亜海運(韓国)と調印

 川内市と韓国・ソウルの興亜海運(李潤載会長)は二十日、四月から韓国・釜山―川内間でコンテナ船定期航路を開設することで合意、森卓朗市長と李会長が覚書に調印した。既に開設している釜山―八代間の航路を川内まで延長する形で週一回往復運航する。川内港には年間約百隻の貿易用船舶が入港しているが、すべて不定期船。定期の貿易航路開設は初めて。
 川内市によると、釜山は世界有数のコンテナ取り扱い量を誇るハブ港(拠点港)で、航路開設により欧米を含めた海外と同市が物流ルートで結ばれることになる。工業製品や加工食品などの輸出、飼料や水産加工品などの輸入が見込まれるという。

 また、福岡県の博多港、門司港などを利用していた鹿児島県西部の事業者は川内港から出荷できるようになるため、流通コスト削減や新たな利用者開拓にもつながる可能性がある。

 森市長は「ハブ港の釜山とつながり、川内港が重要な地域活性化の拠点になることは間違いない」と期待を込めた。また、李会長は「一度始めると止まらないのが定期航路。永久に運航できるようわれわれも一生懸命やる。荷物だけでなく文化と心も運びたい」とあいさつした。

66荷主研究者:2004/03/28(日) 23:46

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/03/20040318t12014.htm
2004年03月17日水曜日 河北新報
仙台港ゲート、土曜日も通常業務に 週明けの混雑緩和

 宮城県と港湾事業者は17日までに、仙台港高砂コンテナターミナルのゲート業務を、4月以降、土曜日も平日同様に午前8時半から午後4時半まで行うことを決めた。土曜業務を実施する港は増えているが、完全な通常業務化は全国でも珍しい。取扱高の増加に対応し、週明けの貨物集中を緩和するほか、港湾の利便性を高め東京、横浜両港を経由する貨物の取り込みを図る。

 ゲート業務はコンテナの損傷確認や内容書類の確認が主業務。仙台港は昨年、荷主からの要望を受け、午前中のみだった土曜日の業務を試行的に午後3時まで延長したが、週明けの貨物の混雑緩和のため、さらに一歩進めた通常業務化を求める声が強かった。

 今回の通常業務も1年間の試行だが、宮城県と港湾事業者間で協議を続け、再来年以降の継続も視野に入れている。

 全国の港湾事業を統括する日本港運協会(東京)によると、東京港など主要港は貨物量に応じて土曜午後も業務を行うことはあるが、完全な通常業務化は珍しいという。仙台港から北米に製品を輸出する宮城県の荷主は「輸出量が年々増えており、土曜日の通常業務はありがたい」と歓迎している。

 仙台港は北米、中国、韓国、東南アジア各航路が就航し、コンテナ取扱高は全国60港中15位。年々取扱高を伸ばし、昨年は20フィートコンテナ換算で前年比12.4%増の8万1346個と過去最高を記録した。

 宮城県は「東北は現在も6割以上の貨物が京浜港を経由して輸出入されている。港の機能を高め貨物を取り込みたい」と話している。

67荷主研究者:2004/03/28(日) 23:48

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040313&amp;j=0040&amp;k=200403132139
2004/03/13 13:30 北海道新聞
昨年の室蘭港、貨物取扱量7・2%減 14年ぶりに4000万トン割る

 室蘭市港湾部は十二日の市議会経済常任委員会で、二○○三年の室蘭港港湾統計(概数)を明らかにした。輸出入量は過去最高の千五百十二万トンを記録したが、大洗フェリー航路休止(○二年六月)などにより、国内移出入分が減少し、貨物取扱量は前年比7・2%減の三千九百二十二万トン。三千九百七十七万トンだった一九八九年以来十四年ぶりに四千万トンを割った。

 ○三年の輸入量は同9・7%増の千三百七十四万トン、輸出量は同20%減の百三十八万トンだった。国内は移出量が同8・2%減の千四百三万トン、移入量は同20・9%減の千七万トン。

 輸入は原油が五百七十三万トン(同23・9%増)、鉄鉱石が三百六十八万トン(同10・7%増)、石炭が二百三十七万トン(同0・5%減)など。

 輸出はペットボトル原料などの化学製品が三十三万トン(同8・7%減)、鋼材が二十八万トン(同33・5%減)など。

 フェリーの貨物取扱量は大洗航路休止の影響もあり、前年比23・2%減の八百六十八万トンだった。大洗を除く青森、八戸、直江津の三航路で比較すると同6・1%減で、各航路ともいずれも前年を下回っている。(浦崎竜馬)

68荷主研究者:2004/04/28(水) 01:32

【十勝港:鉄鋼スクラップ輸出好調】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040406&amp;j=0042&amp;k=200404066216
2004/04/06 17:05 北海道新聞
十勝港の鉄鋼スクラップ輸出好調 中国3割“五輪特需”

 【広尾】十勝港の鉄鋼スクラップ輸出が中国向けを中心に好調だ。昨年七月の初輸出から今年二月末まで、八カ月間で約一万八百トンを記録。約二億円分を輸出した。今も港内には鉄鋼スクラップが山積みされ、貨物船への積み込みを待つ。好調の原因について関係者は「四年後の北京五輪の影響が大きい」と、口をそろえる。逆に、鉄鋼材は品薄状態になり、住宅や造船の材料値上がりも始まっている。

 十勝港から鉄鋼スクラップを輸出している鈴木商会(本社・札幌市)は「二○○八年北京五輪に向けて需要が高まっているのは確かだ。中国向けは全体量の三割を占める。スクラップ価格はここ二十年なかった高値」と話す。中国以外では建設ラッシュが続く韓国、東南アジア方面への輸出が多い。

 関係者によると、数年前の鉄鋼スクラップ価格は一キロ当たり七、八円。「引き取りに行くと採算が合わない」状態だったが、昨年末から今年三月にかけて同二十数円に高騰した。再び値下がりしたものの、現在は同二十円前後で推移しているという。

 「北京五輪需要」ともいえる影響は全国規模のようで、建築や造船向けの鉄鋼材も値上がりしている。帯広市の鉄鋼材卸会社は「建材のH形鋼などは、二月から品薄状態になっている。価格も以前に比べ三、四割は跳ね上がった」という。

 また、広尾町の造船会社・村上鉄工所は「(鉄鋼スクラップが)中国に向かっている影響は大きい。アルミを含めた金属全般の材料が一、二割ほど上がった」。企業努力を続けてきたが、材料のコスト高に追い付かない状態だという。

 釧路税関支署十勝出張所の高山博行所長は「五輪向けの建設ラッシュが落ち着くまで、鉄鋼スクラップの輸出は続く」とみている。(荒川岳志)

71荷主研究者:2004/05/16(日) 02:27

【スーパー中枢港湾:博多・北九州港見送り】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040430/morning_news001.html
2004/04/30 西日本新聞
スーパー中枢港湾指定 博多、北九州港 見送り 「アジアの拠点」へ打撃

 アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点づくりを目指す国土交通省の「スーパー中枢港湾」で、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の指定が見送られる見通しとなったことが二十九日、分かった。五月六日に開かれる選定委員会で三大都市圏に絞り込まれ、同省が最終決定する。両港が指定からはずれることで、新たな航路誘致などが難しくなることも懸念され、両市が描く国際物流港の整備計画は今後、見直しが迫られそうだ。

■取扱量ネック 追加指定へ一体化が鍵

 三大都市圏の港湾に比べ、両港のコンテナ取扱量が少ないことに加え、北九州市が若松区で整備を進める「ひびきコンテナターミナル(CT)」の計画遅れも響いた。ただ、指定後も五年程度は選定委員会を残すため、同省は「二〇〇八年度までに条件が整えば、追加指定もあり得る」としており、両港の役割分担を含めた一体的な事業計画策定が鍵となりそうだ。

 スーパー中枢港湾は、港湾施設整備などで国の予算が重点配分されるなど、優遇措置を受ける。候補港には、東京、名古屋など七港と神戸・大阪港グループが応募。一次選考で五港・一グループに絞り込まれた。当初、「ひびきコンテナターミナル」がある北九州港の指定が有力視されたが、運営会社設立が予定通りいかず、供用開始が一年以上遅れ本年度末にずれこむ見通しで、国交省で慎重論が強まった。

 さらに、最終的に京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)と三大都市圏でそれぞれグループ化が進む中、博多、北九州両市がそれぞれ個別指定を求めてきたことも足を引っ張ったといえる。

 三大都市圏の港は、四日市港を除き単独でも年間、百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上の実績があるが、博多港は約五十七万TEU(〇三年度実績)、北九州港は約四十三万五千TEU(同)にとどまる。関係者には東アジアに近い地理的優位性を重視する意見もあったが、最終的には現状では両港の指定は困難との見方に傾いたとみられる。

航路誘致に悪影響必至

 【解説】スーパー中枢港湾に指定される最大の意義は、国から「最重要港湾」としてあらためて“お墨付き”を得ることにある。今後、国から最大限の支援を受けることが約束されていれば、新たな航路の誘致などを働きかけるポートセールスでも有利となる。

 そのため、博多、北九州両港にとって、首都圏など三大都市圏の港湾と同じ「格付け」を得る意味は大きかった。特に「ひびきコンテナターミナル」の供用開始を控えた北九州市には指定見送りは打撃であり、今後の売り込みでマイナスとなることは避けられない。

 福岡、北九州両市は将来的にコンテナ取扱量を倍増させていく計画だが、港湾施設整備の遅れも懸念される。国は中国など東アジアの経済成長を意識し、指定候補として三大都市圏に北部九州を加えた事情もあり、両市が一体的事業計画が打ち出せなかったことは惜しまれる。

 スーパー中枢港湾構想の背景には、釜山や高雄などが国際物流拠点として急成長し、日本の港湾の競争力が急速に低下したことに、国が危機感を抱いたことがある。構造改革特区で、福岡市は「福岡アジアビジネス特区」、北九州市は「国際物流特区」の指定を受け、規制緩和などを進めるが、指定見送りでアジア貿易の拠点として一気に“格上げ”される好機を逸することになる。 (東京報道部・武井良範)

スーパー中枢港湾

 シンガポールや香港、韓国・釜山港や台湾・高雄港といったアジアの主要港湾をしのぐ国際拠点港を国内で育成するための制度。指定港には施設整備などで予算を重点配分するほか、運営面でも規制緩和などを優先的に実施する。港湾コストは、釜山港や高雄港並みに現状より約3割下げることや、コンテナの陸揚げから貨物引き取りまでの時間を現在の3―4日から1日程度に短縮することなどが目標。国土交通省は2002年10月に選定委員会を設置。指定港を公募し、港湾管理者から提出された計画などを基に検討を重ねてきた。

72とはずがたり:2004/06/17(木) 00:02
うーんなんか釈然としないねぇ。釣りは全然しないんだけど。
>荷役の邪魔にならなければ、埠頭で釣りをしていても立ち退きを強制されることはなく、
>釣り人もごみを持ち帰るなどマナーを守って「共存」してきた。

産業マニアとしても港湾にみだりに侵入出来なくなるのは痛手か。

「釣りもうできません」テロ対策で埠頭封鎖
http://mytown.asahi.com/niigata/news01.asp?kiji=6173

直江津港には、休日、多くの市民が釣りに訪れる
 長野など近隣からも釣り客が集まる新潟の港。直江津港、新潟港(東、西港)で、7月1日から釣りがほとんどできなくなる。これまでも立ち入り禁止だったが、釣り人は事実上黙認されてきた。しかし、米同時多発テロを契機に政府が国際港からのテロリスト侵入防止を強化。県も急きょ、埠頭周辺にフェンスを巡らすなど関係者以外の出入りをできなくする。

 週末を中心に、長野ナンバーの車などでにぎわう直江津港の西埠頭。

 「告知 立ち入り禁止区域の設定について」

 4月に成立した「国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律」に基づき、来月から港湾関係者ら許可を受けた人以外の立ち入りを禁止する内容の看板が立った。

 県港湾課によると、約9億円をかけてフェンス、ゲート、侵入者を監視するカメラなどを両港に設置。

 直江津港湾事務所によると、三つある同港の埠頭に総延長2〜3キロのフェンスを巡らす。高さは1・8メートルか2・4メートル。さらに、乗り越えられないように40センチの「忍び返し」をつけるという。来年度は柏崎港も同様の措置がとられる見通しだ。

 県港湾管理条例で、これまでも港湾活動の妨げになる行為は禁止されてきた。

 ただ、荷役の邪魔にならなければ、埠頭で釣りをしていても立ち退きを強制されることはなく、釣り人もごみを持ち帰るなどマナーを守って「共存」してきた。

 しかし、「7月から、これを黙認すると、テロ対策が不十分な港とされ、外航船が入港しなくなる恐れも出てくる。厳正に対処せざるを得ない」と同事務所の樋木正行業務課長。釣り客がフェンスを越えて侵入すれば、不法侵入容疑で、警察への通報も避けられないとしている。

 新潟港は県内ナンバーに交じり、群馬県内の車も。直江津港は、週末になると釣り人の車数百台が並び、多くは長野ナンバーだ。

 西埠頭岸壁でアジ釣りを楽しんでいた長野市の男性(27)は「ここは手近な釣りスポット。残念だけど、フェンスを乗り越えてまで釣ろうとは思いません」と話した。

 地元の釣具店の店員は「すでに規制が始まっている太平洋岸では、釣具店の売り上げが半減したという話もある。7月になったらどうなるのか」と心配していた。

(6/16)

73荷主研究者:2004/07/19(月) 02:37

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04060334.html
広島―釜山フェリー便が一時運休 来月から '04/6/3 中国新聞

 広島港(広島市南区)と韓国・釜山港を結ぶ国際定期フェリーの予約が七月分からキャンセルされていることが二日、分かった。運航する釜関フェリー(釜山市)は広島県に非公式に「一時休止」の意向を伝えている。広島と韓国をつなぐ交流の「懸け橋」と期待されながら利用客は低迷し、航路の存続が不透明な事態になっている。

 関係者によると、同社から一日、「七月からやむなく運休する運びとなった」とする社長名のファクスが広島市内の旅行代理店などに届いた。理由として「釜山入港時の接岸バースの調整ができない」などと説明。再開のめどは示していないという。

 五月中旬には、同社の役員が県空港港湾局を訪ね、「赤字のまま続けるのは厳しい」などと「運休」の意向を示した。二〇〇二年十月の就航時、県と同社は「十年間は運航継続に努める」と申し合わせた。県は「岸壁も整備し、国際交流も進んでいる中、運休は受け入れられない」(港湾振興室)と困惑し、情報収集に当たっている。

 七月以降の運休方針のあおりは既に出ている。韓国の学生山岳組織との恒例の交流登山を八月に計画していた県高体連登山部の一行五十人の予約は、キャンセルとなった。企画をしていた県山岳連盟の松島宏事務局長は「五月末に代理店から突然連絡があり、びっくりした。下関からの同じ日の便を取る手続きをしているが、重い装備があるので移動が大変になる」と戸惑う。

 同社の韓道龍副社長は中国新聞の取材に対し、「(今後の方針は)決まっていない。バースについても調整中」としながら、利用客数の低迷や燃料価格の高騰などを挙げ、定期路線存続の厳しさを漏らしている。

●クリック
広島―釜山フェリー
広島港初の国際定期旅客船として2002年10月に週3往復便で就航。所要時間は約16時間。旅客定員500人のフェリー「ウンハ(銀河)」は、コンテナ貨物や乗用車、トラックも搭載できる。これまでの平均乗客数は片道約80人で、採算ラインの150人前後を大きく下回る。就航1周年を迎えた昨年10月には、広島県や広島市、旅行業者団体など官民の14団体が利用促進協議会を設立した。

74荷主研究者:2004/07/19(月) 02:38

【仙台港に物流ターミナル完成】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/06/20040609t12022.htm
2004年06月08日火曜日 河北新報
物流ターミナル完成 輸出入拡大に期待 仙台港

 第三セクター「仙台港貿易促進センター」(仙台市宮城野区、千田光之社長)が、仙台港に隣接する宮城野区港1丁目に整備を進めていた「仙台国際貿易港物流ターミナル」が完成、18日に営業を始める。仙台港近辺で初の本格的なコンテナ専用物流施設で、輸出入拡大に期待が集まっている。

 物流ターミナルは鉄筋一部2階の倉庫で、延べ床面積は約1万2000平方メートル。5区画に分かれ、入居企業の事務所も備えている。仙台港で降ろしたコンテナの荷さばきや一時保管などを行う。

 旧通産省が導入したFAZ(輸入促進)事業の一環で建設され、仙台港国際ビジネスセンター(アクセル)とともに国際貿易促進の中核になる。国はFAZ事業の見直しを進めており、全国指定22地域のFAZ関連施設建設はこれで最後となる。

 仙台港貿易促進センターは、財政難などで事業費約30億円の当初計画を約8億円に圧縮し、昨年10月に着工した。事業費は県と仙台市などの負担金や産業基盤整備基金からの出資金を充てた。

 地元の運送会社など6社で使用することが決まり、入居率100%でオープンを迎える。貿易促進センターは、物流ターミナルの運営で出る利益で、アクセル運営の赤字を補てんする考え。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は年々増加しており、昨年は約8万1000TEU(1TEUは20フィートコンテナ1本分)と、前年より12%増えた。一方で、仙台港のコンテナターミナル近辺には本格的な国際貿易に対応できるコンテナ専用の物流施設はなく、各企業の自前施設や離れた場所にある施設で対応していた。

75とはずがたり:2004/07/23(金) 15:54
中身が重要。インフラ・電子書類化・24時間営業・入港料引き下げ等が課題となる。
関門福岡港の指定はいつになるのかな?

阪神港など正式指定 スーパー中枢港湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000027-san-pol

 石原伸晃国土交通大臣は二十三日、国際競争力のあるコンテナ港を国が整備する「スーパー中枢港湾」として、大阪・神戸の阪神港、東京・横浜の京浜港、名古屋・四日市の伊勢湾の三港湾を正式に指定し、指定書を交付した。
 これにより、来年度から具体的な重点予算が配分されることになるが、その中身についてはこの夏の概算要求で議論されることになる。(産経新聞)
[7月23日15時29分更新]

76荷主研究者:2004/08/10(火) 02:27

【福山港国際貨物ターミナル】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04061732.html
福山港国際貨物ターミナル 埋め立て急ピッチ '04/6/17 中国新聞

 福山港箕沖地区(福山市)の多目的国際コンテナターミナルの建設工事が、二〇〇五年三月の供用開始に向け、急ピッチで進んでいる。アジアを中心に急増する広島県東部の海上貨物の輸出入に対応し、国土交通省と県が〇一年秋から整備している。

 ターミナルの岸壁(バース)は水深十メートル、長さ百七十メートル。一万トン級の貨物船が接岸でき、福山港の公共岸壁としては最大規模となる。現在、沖合六十メートルまでの埋め立てとしゅんせつ工事を進めている。

 今後、コンテナヤード約六・三ヘクタールを整備し、税関業務などに当たる荷さばき事務所や薫蒸施設に加え、高さ四十五メートルのガントリークレーン一基を設ける。総事業費は百四十四億円を見込む。

 同港には現在、韓国、中国とを結ぶ週九便が就航。コンテナ取扱量(二十フィート換算)は一九九六年の八千個から〇三年は五万八千個に増えた。外国貿易船の入港も二千二百七十隻と十年連続で増え、中国地方では水島、下関港に次いで三位となっている。新国際ターミナルにバースを集約し、輸出入業務を効率化し、利便性アップにつなげる。

 福山商工会議所は十四日、地場企業などと「福山港活用推進委員会」を発足させた。荷主の開拓とともに第二バースの建設を国や県に要望する。

77荷主研究者:2004/08/10(火) 02:39
>>71

【スーパー中枢港湾:博多・北九州港見送り決定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040507/morning_news022.html
2004/05/07 西日本新聞
スーパー中枢港湾 博多・北九州 見送り決定 国交省選定委が評価書

 アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点を目指す「スーパー中枢港湾」の対象港選定で、国土交通省の委託を受けた「スーパー中枢港湾選定委員会」(委員長=水口弘一・中小企業金融公庫総裁、委員十一人)は六日、五地域の候補港湾のうち、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の指定を見送る一方、三大都市圏の港湾指定が妥当する評価書をまとめた。これを受け、国交省が七月をめどに三港湾を正式に指定する。

 指定されるのは、京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)の三港湾。

 京浜、阪神両港はターミナル運営会社の設立手続き、伊勢湾は岸壁延長に関する手続き完了後の指定を求めている。

 博多、北九州両港は、両港の具体的な連携策がなかったことやコンテナ取扱量が三大都市圏の港湾に比べ少ないことが影響した。

 ただ、評価書では「今後五年程度の期間内に、適切な(両港の)機能分担または(単独で)年間百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上の取扱量の達成が見込まれることが少なくとも必要」と条件を示して、追加指定に含みを残した。

 同日の委員会では、複数の委員から「今回の博多、北九州両港の見送りはやむを得ないが、東アジアに近い地理的優位性があり、将来性がある。この点を明記すべきだ」などの意見が出た。

■連携と機能分担が足りず

 博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)がスーパー中枢港湾の指定を見送られたのは、国土交通省が求めた近隣港同士の連携、機能分担が不足していたためだ。

 国交省が「連携」にこだわった背景には、日本の港湾の国際的な地位低下がある。二〇〇二年のコンテナ取扱量は香港がトップ。シンガポール、韓国・釜山、台湾・高雄などアジアの港が上位六位を占めている。一方、一九八〇年に世界四位だった神戸は〇二年には二十七位、〇二年に国内トップの東京でも世界では十八位にとどまる。

 このため、同省は、国際競争力の向上とハブ機能の回復には、単独よりも地域の拠点港同士の連携が必要と判断した。

 指定を受ける三大都市圏の港湾は四日市港を除き、コンテナ取扱量実績が指定条件となる基準をクリアしているほか、隣接港同士で入港料の低減策や物流情報の共有化、港間の輸送の効率化などの連携策を打ち出し、船会社の負担軽減や利便性向上に取り組むことを強くアピールした。

 同省は「博多、北九州両港は直線距離で六十キロ。連携はできないのか」と、今年に入って、福岡、北九州両市にも連携を求めたが、両市は「それぞれの港で競争すれば、お互いの取扱量が増える」と、最後までスタンスを変えず、国交省の狙いには沿えなかった。

 しかし、北部九州は経済成長が目覚ましい東アジアに近い地理的優位性があり、将来性も秘めている。六日の選定委員会でも「国策として、どちらか指定できないか」との声も出た。それが五年間の追加指定期間にもつながっただけに、両市は本格的な連携策づくりを急ぐ必要がある。

 (東京報道部・武井良範)

78荷主研究者:2004/08/10(火) 02:40

【博多港と高速貨物4航路連携】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040512/fukuoka.html#003
2004/05/12 西日本新聞
博多港と高速貨物4航路連携 物流拠点化促進へ 低コスト、時間短縮も

 博多港を基点に、中国・上海、韓国・釜山、東京、沖縄の各港まで結ぶ四つの定期高速貨物航路を運営する民間運航会社が連携し、五月から「国内外一貫輸送サービス」に乗り出した。船の発着時間を合わせたり、同種のコンテナを相互運用するなどして輸送の低コスト化、時間短縮につなげる取り組み。博多港は、国際拠点港を育成する国土交通省の「スーパー中枢港湾」指定から外れる見通しとなったが、福岡市は「連携サービスで博多港の物流拠点化を促進できる。中国、韓国とのコンテナ取扱量を増やしたい」と期待している。

 定期高速貨物航路は、コンテナを積んだトラックを車体ごと輸送でき、コンテナ船より速い「RORO船」を使う。連携サービスにより、これまでは、荷主が各航路の運航会社との間でそれぞれ必要だった荷役手続きも省略でき、輸送期間は平均一―二日、短縮できるという。加えて、四航路のうち、現在週三便の博多―釜山の「カメリアライン」は今年七月五日から週六便に。昨年十一月に日中間で初めて週二便の運航が始まった博多―上海も、毎日運航を目指している。

 白石俊彦・日本通運福岡海運統括支店長は「博多は陸路、空路も含め、九州の国内交通の要衝。利便性を“結合”し、福岡ならではのサービスが提供できる」と話す。

 博多港の国際コンテナ貨物取扱量は二〇〇三年度実績で、約五十七万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)。スーパー中枢港湾の指定が確実となった三大都市圏の港湾は、年間百万TEU以上を達成しており、山崎広太郎市長は「時間をかけてコンテナ取扱量を増やし、北九州との連携も図り、スーパー中枢港湾の二次指定を目指したい」と話している。

79荷主研究者:2004/08/10(火) 02:46

【北九州港:03年のコンテナ取扱量】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040527/morning_news025.html
2004/05/27 西日本新聞
北九州港 コンテナ数12%増 実質過去最高 車の部品輸出好調

 北九州市は二十六日、二〇〇三年の北九州港のコンテナ取り扱い個数が、確定値で四十四万三千九百TEU(二十フィートコンテナ換算)と前年比で約12%増えたと発表した。阪神淡路大震災で一時的に増えた一九九五年に次ぐ量で、「実質的には過去最高」としている。

 全体の87%が国際コンテナで、中国が約四割を占め、以下は台湾、韓国、香港の順。品種別では自動車部品の輸出が三倍に増えたほか、化学薬品、産業機械、鋼材などの輸出も伸びた。同市は「自動車の生産拠点がアジア各国に移り、とくに台湾やフィリピン向けが伸びた」と分析。来年春には大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」が供用開始予定で、同市は既存港と併せて百万TEUを目指している。

 また、北九州港の入港船舶数は国内、国外合わせて七万九百六十隻(九千九百五十万トン)で、このうち国内船舶の総トン数五千八百四万トンは過去最高となった。フェリー輸送の貨物量も三千八百五万トンと前年比4%増で過去二番目を記録した。

80荷主研究者:2004/08/10(火) 02:55

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040615&amp;j=0024&amp;k=200406157942
2004/06/15 07:16 北海道新聞
東日本フェリー再建 鈴与、陸運2社に出資 計数千万円 早期策定目指す

 総合物流会社の鈴与(すずよ)(静岡市)は十四日、会社更生手続き中の東日本フェリーグループ五社のうち、陸運事業の二社に出資する方針を固めた。東日本フェリーグループは、常石造船グループ(広島県沼隈町)の二社が東日本フェリーなどの海運事業を、鈴与が陸運事業を担う形で再建を目指す。

 鈴与が出資するのは東日本海陸輸送(渡島管内上磯町)と東日本輸送(室蘭)。ともに東日本フェリーの全額出資子会社で、同社のフェリーを使ってトラック輸送を行っている。資本金はともに五千万円で、二○○三年三月期の売上高は東日本海陸輸送が約四十二億円、東日本輸送が約三十七億円。現在の従業員は東日本海陸輸送が約百七十人、東日本輸送が約八十人。鈴与は、すでに立石義郎取締役を東日本フェリーグループの管財人に派遣。陸運二社の更生計画案策定にかかわっており、二社の全額減資後に、合わせて数千万円を出資する見通しだ。

 陸運二社は当初、常石造船グループが単独で支援する予定だったが、同グループが海運・造船主体のため、オーナー同士の親交が深い鈴与に出資・支援を持ちかけた。常石も二社に出資する予定だが、事業再建は鈴与が担い、立石氏は「東日本フェリーグループ支援はわれわれの陸運ネットワーク強化にもつながる。雇用を守り、早期に更生計画を策定したい」と話している。

 東日本フェリーグループ五社は、昨年六月に東京地裁に会社更生法適用を申請。しかし、計画策定作業の遅れから、今年五月末の予定だった提出を三カ月延長した。

81荷主研究者:2004/08/10(火) 03:13

【仙台港:コンテナ取扱量04年見通し】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2004/07/20040708t12011.htm
2004年07月08日木曜日 河北新報
コンテナ取扱量21%増 仙台港・04年見通し

 2004年の仙台港のコンテナ貨物の取扱量が前年より2割以上増え、20フィートコンテナ換算で10万個に迫る見通しであることが7日までに、宮城県港湾課の試算(速報値)で分かった。コンテナ船の就航と港湾施設の整備により、貨物取扱量は増え続け、同港が10年間で国内有数の貿易港に急成長したことが裏付けられた。

 04年1―5月の貨物取扱量は3万8788個で、前年同期に比べ21.7%の増加となった。内訳は輸出が1万9667個、輸入が1万9121個だった。実際に荷物を積む見込みがある空コンテナ取扱量も前年比16.6%増の5万4973個となっていることから、県は2割前後の増加が続くと判断。04年の年間取扱量を9万9000個と試算した。

 増加した要因は「中国から、東北向けの水産物加工品の輸入が急増しているため」(県港湾課)とみられる。中国の経済成長と国内の景気回復の状況によっては、取扱量が初の10万個を超える可能性もあるという。

 仙台港は1995年、外国貿易のコンテナ船が就航して貨物取扱量が増え、クレーンなどの施設整備も進んだ。就航前の94年の取扱量は4678個となっており、およそ10年間で20倍以上増えた。

 横浜や神戸など首都圏や関西の5大港を除き、10万個以上のコンテナを扱っているのは、苫小牧や広島など7―8カ所に限られている。仙台港の取扱量は02年、全国で15位だったが、04年は順位を上げることが確実となっている。

82荷主研究者:2004/09/20(月) 22:31

【伏木海陸運送:日韓航路で貨物取扱代行】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20040821/ftu_____thk_____007.shtml
2004.08.21 中日新聞
日韓航路で貨物取扱代行 伏木海陸運送

 伏木海陸運送(富山県高岡市)は9月中旬ごろから、日本郵船(東京都)の子会社・東京船舶(同)が日本海側で新規開設する日韓航路に関し、富山新港での貨物取扱代理店業務を始める。韓国・釜山港で日本郵船が全世界に展開している航路と接続するため、富山新港から世界中へのコンテナ輸送が可能となる。

 新規航路は、富山新港、秋田、直江津、新潟、苫小牧、釧路と釜山を2隻で結ぶ週1便。釜山港を水曜日に出港した船が土曜日に富山新港に入出港し、月曜日に釜山港へ入る。船はパナマ船籍のフルコンテナ船「ACX HOKUTO」(3994トン)が就航。富山新港では年間4000ほどのコンテナ取り扱いを見込む。日本海側に拠点ができることでコスト軽減や輸送期間の短縮、安定した納期などのサービスが期待される。

 東京船舶は、秋田、苫小牧、釜山を結ぶ航路の試験運行を経て、今回の開設につなげた。富山新港で運行しているコンテナ船は主にアジア、ロシア向けに限られており、東京船舶の参入により、荷主の多様なニーズに対応できるとしている。

83荷主研究者:2004/09/20(月) 22:38

【宮古港:ポートセールス活発化】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/08/20040831t32010.htm
2004年08月30日月曜日 河北新報
コンテナ航路売り込め 利用促進協がPR攻勢 宮古港

 岩手県内で唯一、定期コンテナ航路がある宮古港(宮古市)のポートセールスの取り組みが、活発化してきた。ここ数年ジリ貧気味の取扱量を挽回(ばんかい)しようと、官民でつくる宮古港利用促進協議会(会長・熊坂義裕宮古市長)が攻勢を掛ける。狙いは経済発展が目覚ましい中国との貿易。県内業者に市の補助金制度の浸透を図るほか、9月からは盛岡にアドバイザーを駐在させる予定で、売り込みに懸命だ。(釜石支局・中村紳哉)

<費用の一部補助>

 宮古港は、1998年に外貿コンテナフィーダー定期航路が開設されたが、取扱量は20フィートコンテナで816本だった2000年の実績を最高に減少している。週1回の寄港で使い勝手がいまひとつなことや、内陸からの道路事情の悪さが要因とみられてきた。

 宮古市は昨年、コンテナ航路の利用企業に費用の一部を補助する制度を創設し、対策を打った。特に、経済成長が著しい中国との貿易を重視。40フィートコンテナ1本当たり最大6万円(中国以外は最大2万円)を負担する異例の支援内容だ。

 この制度を活用し今年7月、中国への初輸出を試みたのが、コンクリート製品の製造販売を手掛けるセイナン工業(盛岡市)。パームロックと呼ばれるヤシ繊維入りのコンクリートブロックを40フィートコンテナで10本分(約240トン)輸出し、話題を呼んだ。

 中国は今、高速道路の建設ラッシュ。パームロックは道路ののり面に使われ、需要は増すばかりだという。

 同社新製品開発部の江東(ジャン・ドン)部長は「宮古港を使えば盛岡からの陸送距離は他の積み出し港に比べ短く、輸送コストが軽減した」と話す。今後は現地生産に切り替える方針だが、国内で使うパームロックの原材料は、宮古港からの輸入を検討する。

<千載一遇の好機>

 中国貿易を進める業者にとっては、宮古港に中国最大の海運会社「中国遠洋運輸公司」のコンテナヤードがあることも好条件だ。中国相手の輸出入なら、同社と契約することで料金精算面など荷主のメリットが高まる。

 中国から材料を輸入している建材加工業カリヤ(岩手県新里村)の間木幸一工場長は「ヤードに貨物を保管してもらえるので、取引上も融通が利く」と利点を強調する。

 宮古港の貨物取扱窓口となっている宮古海運(宮古市)の小沢悌常務も「中国との取引では、宮古港を使うメリットは多い」と言い切る。

 利用促進協は、今が宮古港の存在感を示す千載一遇の好機ととらえ、9月から盛岡市にポートセールス・アドバイザー4人を常駐させる計画だ。運輸業界OBらが、盛岡地区の企業に対し宮古港の定期コンテナ航路利用を積極的に売り込む。

<特区申請も検討>

 さらに促進協は、税関が貨物を保管し通関手続きを行う保税蔵置場の設置要件について、「税関から25キロ以内」の現行基準を「100キロ以内」に拡大させる特区構想の申請も検討している。

 実現すれば、煩雑な通関業務を盛岡など内陸の遠隔地で済ませることが可能になり、利便性が一気に高まるという。

 熊坂市長は「宮古港は盛岡の外港としての役割を担える。コンテナ路線を持つ優位性を強くアピールしていきたい」と意気込む。

[外貿コンテナフィーダー定期航路]輸出入貨物の国内中継輸送を行う。宮古港寄港の航路は横浜港ターミナルが運航。仙台塩釜港や八戸港、苫小牧港のほか、横浜港をハブ港とし世界の港と結ばれている。

84荷主研究者:2004/09/21(火) 00:02

!! 
>ホクレンの飼料コンビナート建設断念

【十勝港13メートル岸壁に貨物船初入港】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040904&amp;j=0024&amp;k=200409046671
2004/09/04 07:44 北海道新聞
十勝港水深13メートル岸壁に豪貨物船初入港

 【広尾】十勝管内広尾町の十勝港第四埠頭(ふとう)に水深一三メートル岸壁(延長二百六十メートル)が整備され、オーストラリアから石炭四万トンを積んだ貨物船が三日、初めて接岸した。港内の一部で水深一三メートルが確保されていないため、水深一二メートル岸壁として暫定供用する。

 帯広開建が一九九三年度に着工した多目的国際ターミナル整備で、総事業費は百六十九億円。ホクレンの飼料コンビナート建設断念で二○○○年度に中断していたが、本年度から製糖工場向けの石炭輸入が大幅増となるため事業を再開した。

 大型貨物船が接岸できる深さ(水深一三メートル、一四メートル)の岸壁整備は道内で六港目。帯広開建は「農業王国・十勝が背後にあり、飼料用トウモロコシや化学肥料の流通に貢献すると期待している」と話している。水深一三メートルに向けた航路しゅんせつは未定だが、帯広開建は「利用状況をみて整備の判断をする」としている。

85荷主研究者:2004/10/24(日) 23:00

【博多港、上海と姉妹港に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040825/morning_news011.html
2004/08/25 西日本新聞
博多港、上海と姉妹港に 「西の玄関口」へ弾み

 福岡市は二十四日、博多港と中国・上海港との姉妹港締結を発表し、同港を西日本における対中国貿易の拠点港に育てる方針を表明した。これに対して、中国・大連港との姉妹港関係を生かして対中取引では一歩先んじているライバルの北九州市も、北九州港の機能拡充に積極的に取り組んでおり、発展を続ける中国経済をにらんだ両港の競争は今後、激しさを増しそうだ。(地域報道センター・川原隆洋)

■北九州との競争激化も 発展向け、連携が不可欠

■10年で17倍

 門司税関によると、九州七県に沖縄、山口を合わせた九県の対中国貿易額は、二〇〇三年には約一兆千三十五億円に上り、九四年の約二・七倍に膨らんだ。九州にとって中国は、米国や韓国と並んで有力な貿易相手国となっている。

 その傾向はとくに博多港で顕著。〇三年の中国貨物のコンテナ取扱量は、約十万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)で、九四年の約十七倍に急増。上海港との貿易は全体の約三割を占めた。それでも中国の日本向け貨物は横浜、神戸両港が大半を取り扱っているのが実情。福岡市市港湾局は「上海と北部九州の距離は約千キロで、横浜までの約半分。その地の利を生かし、博多港を日本向け貿易の玄関口に」と意気込む。

 同港と上海港では昨年十一月、日中間で初めて、コンテナを積んだトラックを車体ごと輸送できる「高速RORO船」が就航。同市沖合の人工島(アイランドシティ)での大規模な港湾整備も計画している。

■5年後に倍増

 一方、門司、小倉、洞海の三地区の港で構成する北九州港は、八五年に中国の大連港と姉妹港関係を結び、対中国貿易の実績を重ねてきた。〇三年の北九州港の貨物量は約四十四万TEU。うち対中国は約十六万TEUを占め、博多港を上回っている。貨物総量はここ数年増えており、北九州市港湾局は「中国経済の発展が後押ししている」。

 同市若松区には来春、大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」が供用開始を予定。同市は既存港と併せて五年後の百万TEUを見込む。また博多港と同様、国による港のスーパー中枢港湾の指定を目指しており、同市は京浜・阪神両地区に負けない港湾整備を推し進める方針だ。同市港湾局も「そのカギを握るのは中国との貿易推進」とみている。

■合同でセールスも

 中国を中心とするアジア経済圏を見据え、港湾設備の拡充競争を進めると両市だが、同時に両市の港湾関係者は「両港の連携が北部九州の大きな発展につながる」と声をそろえる。両港に下関港を含めた三港は「北部九州の玄関口」を合言葉に、合同で海外や国内の自治体、各国の船会社に対し、貨物誘致を目指した「ポートセールス」に近く着手する。さらに、天災や事故など緊急時の相互支援体制づくりに向けた協議も始める予定だ。

 アジアに近い地域特性を武器に港湾整備の強化にしのぎを削りつつ、中国の主要港とのネットワーク強化や新航路開拓などで両港が連携を進めるなど、バランスのとれた競争と協調が「アジアの玄関口」の実現には欠かせない。

86荷主研究者:2004/10/24(日) 23:01

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040825/miyazaki.html#002
2004/08/25 西日本新聞
関西2航路を営業譲渡 マリンエキスプレス 京浜航路に専念

 マリンエキスプレス(宮崎市、黒木政典社長)は二十四日、運航する三航路のうち関西方面二航路を宮崎カーフェリー(宮崎市)に営業譲渡することを明らかにした。十月一日に譲渡する予定で、二十三日、九州運輸局に認可申請した。二社体制で経営を効率化し、京浜航路(宮崎、日向―川崎)を含め、本県の海上輸送機能を維持するのが狙いという。

 宮崎カーフェリーは今年四月、黒木社長らが営業譲渡の受け皿として設立した会社で、大阪航路(宮崎―大阪)と貝塚航路(宮崎―大阪・貝塚)を譲り受ける。京浜航路は引き続きマリンエキスプレスが運航する。

 マリンエキスプレスによると、三十年以上続く京浜航路は、本県の農畜産物を安価で首都圏に運ぶ動脈だが、旅客、車両とも大阪航路より利用が少なく経営を圧迫。赤字が続いている。このため、黒字の大阪航路と今年三月に開設した貝塚航路のほか、大部分の従業員も新会社に移し、大幅なコスト削減を図る。

87荷主研究者:2004/10/24(日) 23:24

【新日本海フェリー:小樽〜敦賀を臨時運航】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20040925&amp;j=0040&amp;k=200409259521
2004/09/25 14:23 北海道新聞
小樽−敦賀を臨時運航 新日本海フェリー 11月までに7往復

 新日本海フェリーは、二年前に休止した小樽−敦賀(福井県)航路で、九月から臨時運航を始めた。小樽−舞鶴(京都府)航路に七月から就航している国内最速の新造フェリーを投入して、九−十一月に七往復を運航する。同社は「苫小牧−敦賀航路の運休日を補うための実験的な措置」としている。

 敦賀航路は小樽−敦賀を片道二十一時間で結び、週六往復運航されていたが、二○○二年九月に道内寄港地を苫小牧港に変更する形で事実上、廃止された。これに伴い、小樽港の年間貨物取扱量が四割近く減るなど、大きな影響が出ている。

 同社は苫小牧−敦賀航路に月二回の運休日を設定している。だが、敦賀側の利用者から「間隔をなくしてほしい」との要望が強いことから、同航路の運休日に小樽−敦賀航路を臨時運航することにした。小樽−舞鶴航路の本州の発着地を敦賀に振り替える形で運航するため、臨時運航日には舞鶴発着は、運休となる。初便は十九日に小樽を出発し、二十一日夜に戻った。

 小樽の関係者からは「敦賀航路の運航は感慨深いが、高速化され貨物を伸ばす舞鶴航路への影響が心配」と複雑な反応も。初便は通常の舞鶴便とほぼ同程度の貨物を集荷した。新日本海フェリーは「舞鶴航路の利用客も敦賀発着であれば利用できるのでは。十一月まで実験運航し、今後も続けるか判断したい」としている。(西山由佳子)

88荷主研究者:2004/10/24(日) 23:35

【十勝港石炭ヤード:鉄鋼スラグで地盤改良】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20041001&amp;j=0024&amp;k=200410012717
2004/10/01 08:03 北海道新聞
十勝港石炭ヤード4万平方メートル試算8000万円が… 地盤改良、鉄鋼スラグで240万円

 【広尾】十勝管内広尾町の十勝港第四埠頭(ふとう)で三十日、地盤改良材に鉄鋼スラグを使った石炭ヤード(約四万平方メートル)が完成した。鉄鋼スラグはJFEスチール(東京)製で十二万トン使用。道によると、鉄鋼スラグの使用量は道内最大規模。

 砂地を埋め立てた同港は、大地震での液状化現象を防ぐため地盤改良材を入れる必要がある。町は当初、セメントによる地盤改良を約八千万円と試算していた。しかし、JFEスチールが、セメントに劣らぬ強度を持つ鉄鋼スラグを破格の約二百四十万円で提供。財政難の同町にとって大きな経費節減となった。

 鉄鋼スラグは鉄鋼の製造過程で発生する副産物で、路盤材などとして使われている。販売価格は通常一トン当たり千円を超え、今回の場合、一億二千万円程度になる計算だが、同社は「十勝沖地震の復興支援の意味もあり安くした」と話す。同社としては道内初の使用実績となり、PR効果も狙っている。

89荷主研究者:2004/10/24(日) 23:36

【小樽港の将来像策定】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20041008&amp;j=0040&amp;k=200410086829
2004/10/08 14:18 北海道新聞
小樽港の将来像策定へ 官民一体の懇談会で議論 観光対策も検討課題に

 小樽市は、地盤低下にあえぐ小樽港の将来ビジョンを港湾業界と一体となって考える懇談会を十三日に立ち上げる。市が民間とともに港のあり方を継続的に議論する場を設けるのは初めて。フェリー航路の減便や飼料工場の減少など厳しさが増す中、海外との定期航路の活用や観光との連携の道を探りながら来夏をめどに将来像をまとめる方針だ。

 小樽港は戦前、旧ソ連や欧州などとの貿易で繁栄したが、苫小牧港へのシフトや市も管理に加わる石狩湾新港の整備もあって衰退が続く。特に、近年は中国コンテナ航路やロシアとのフェリー航路が開設される一方、新日本海フェリーの敦賀航路休止、日本農産工業の撤退、コンテナ貨物への対応の遅れによる主要輸入品の羊肉やバナナの荷揚げ激減など、かつてない厳しい状況にある。

 市は港を活動の場としている港湾関連業者とともに港の現状や問題点を議論する場を設け、新たな活用策を含む将来ビジョンをまとめることにした。

 懇談会は山田勝麿市長や小樽商工会議所、港湾業界、倉庫・運送業界の代表者らで構成するが、各業界の実務者による研究会(座長・山田厚港湾部長)をまず十三日に発足させ、具体的な課題を洗い出す。サハリンプロジェクトへの取り組みや、石狩湾新港も含めた機能や管理体制の見直し、観光対策も検討課題となりそうだ。

 策定される将来ビジョンは、次期の市総合計画の基礎としても活用する考え。市港湾部は「従来の考えに固執せず、業界とざっくばらんに話し合いたい。将来像の策定は来夏がめどだが、急を要する課題が浮かび上がれば、先行して取り組む」としている。(西山由佳子)

90荷主研究者:2004/10/25(月) 00:04

【酒田港リサイクルポート、関連企業の進出相次ぐ】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2004/10/20041019t52012.htm
2004年10月18日月曜日 河北新報
酒田港リサイクルポート 関連企業の進出相次ぐ

 2003年4月にリサイクルポートに指定された酒田港(山形県)の後背地で、リサイクル関連産業の進出が相次いでいる。この1年半で7社が進出するか、進出を決めており、これを追い風に古紙をはじめリサイクル関連貨物の輸出が増加。新規雇用などの波及効果にも期待が高まっている。

 酒田市によると、進出したリサイクル関連企業は風力発電、古紙・廃プラスチック処理、汚泥処理、パチンコ台解体などを手掛ける6社で、既に稼働している。

 このうち、東北電力は稼働中のポリ塩化ビフェニール(PCB)保管施設に加え、1日には処理施設「酒田リサイクルセンター」を着工、07年度中の操業を目指している。来春には弘前市の自動車解体業「青南商事」が操業を始める予定。

 指定を機に、新たな企業間取引も生まれている。酒田市の廃棄物処理業「メックカガヤ」が、従来は焼却処分していた建築廃材を新潟のセメントメーカーに船で運び、燃料に再利用する事業を始めた。

 進出ラッシュもあって、酒田港の2003年の貨物取扱量は前年比21%増の409万トンと、初めて400万トンを超えた。今年も好調は続き、特に古紙やレジン(廃プラスチックなどの再生樹脂)は韓国・釜山との定期コンテナ航路を通じ、中国への輸出が順調に伸びている。

 酒田市商工港湾課は「これまで進出しにくかったリサイクル関連の企業集積が進み、新たな連携も生まれている。地元に対する発注や雇用も増え、来年にかけて、さらに100人規模の新規雇用も見込める」としている。

91とはずがたり:2004/10/31(日) 00:40
定期コンテナ船、唐津−釜山航路廃止へ 10月22日
http://www.saga-s.co.jp/kizi1.asp?ID=20041022&amp;COL=4

 唐津港初の海外定期貨物航路として開設された韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が、二十八日で廃止される。原油価格高騰や船チャーター料値上げで採算がとれなくなったとして、韓国船社の南星海運(本社・ソウル市)が運航取りやめを決めた。

 唐津−釜山航路は、唐津港発の海外定期貨物航路として、二〇〇二年五月に開設。当初は二〇〇〇トンクラスのコンテナ船で釜山−唐津−岩国間を週一便、現在は四〇〇〇トンクラスで釜山−唐津−細島(宮崎)−油津(同)−大分間を運航している。

 荷役業務は唐津市の松浦通運と唐津港運輸が受け持ち、〇二年(五−十二月)で二十フイートコンテナで三百七十個、〇三年は二千三百九十七個の取扱量があった。〇四年(一−九月)は、伊万里港−大連港間と伊万里港−上海港間の定期航路開設の影響もあり、千二百三十六個だった。

 南星海運は九月、原油価格の高騰で燃料費がかさみ、船のチャーター料の値上げ要請により、積載能力限界の三百四十二個で運航しても採算ラインを下回るとして、航路廃止を申し入れていた。

 唐津商工会館で二十一日にあった唐津港利用促進協議会物流部会では、廃止の報告を受け対策を協議。関係団体が連携し、県への支援要請も含め新たな航路誘致や荷主の維持・開拓を目指す方針が出された。

 坂井俊之唐津市長は「航路廃止は残念な結果。唐津港振興にも大きな影響が出る。関係者とともに中国や韓国へセールスを進めたい」と話した。

92とはずがたり:2004/12/08(水) 19:49
比と県内業者合弁1社が応募 那覇港国際コンテナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000018-ryu-oki

 那覇港管理組合(管理者・稲嶺恵一知事)は8日、那覇港国際コンテナターミナル運営事業の国際公募で、フィリピンの港湾運営会社と県内港運業者6社でつくる合弁企業1社の応募があったことを正式に発表した。
 合弁企業は「那覇国際コンテンターミナル株式会社」。マニラに本社を置くインターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービス(ICTS)社を中核企業とし、沖縄港運、オゥ・ティ・ケイ、産業港運、第一港運、海邦港運、大共港運の地元6社で構成する。出資比率はICTS社が6割、地元6社が4割。
 公共港湾施設を民間企業に長期貸し付けることを認めた構造改革特区法に基づいて実施された国際公募で、合弁企業から提出された「特定ふ頭運営効率化推進事業認定申請書」の公告・縦覧を、那覇市通堂の同管理組合で9日から16日まで実施する。
(琉球新報) - 12月8日14時33分更新

94荷主研究者:2004/12/26(日) 23:13

【清水港が13年ぶり新規北米航路】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20041025/ftu_____thk_____003.shtml
2004.10.25 中日新聞
清水港が13年ぶり新規北米航路 来月3日に第1船入港 二輪車など輸出

 総合物流のアオキトランス(静岡市)とマースクシーランド社(米カリフォルニア州)の合弁会社、清水マースクエージェンシー(静岡市)が、清水港から米ロサンゼルス、オークランドに向かう新規北米コンテナ航路を開設した。十一月三日に第一船が入港する。新規北米航路の開設は十三年ぶり。

 「マースクピッツバーグ号」(二九、三八三トン)など五隻による運航態勢を取る。主な寄港地は、往路が清水−ロサンゼルス−オークランド、復路が寧波(中国)−上海(同)−清水。週一便の運航を予定している。

 取り扱うのは、北米向け輸出がモーターサイクルなど県内製品。復路で上海などに寄港することから、中国の雑貨品などの輸入にも対応する。

 地元荷主からの直接寄港の要望に応え、これまで横浜で積み替えていた貨物を、北米西海岸向けにノンストップで運航することで、コスト低減などにつながるサービスの提供を図る。

 マースクシーランド社はロサンゼルス港で世界的規模のターミナルを自社運営している。

96荷主研究者:2004/12/26(日) 23:32

【小樽港:中国定期コンテナ航路取扱量大幅増加】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20041118&amp;j=0040&amp;k=200411188560
2004/11/18 14:19 北海道新聞
中国定期コンテナ航路1−10月 取扱量が前年比1.7倍に 小樽港

 中国−小樽の定期コンテナ航路が好調だ。小樽港での二○○四年のコンテナ取扱量は、前年同期の一・七倍のペースで、年間六千個を突破する勢い。港がすいていて到着遅れがほとんどない小樽港の利便性の高さが関係者に浸透したほか、市の設備投資で作業効率が上がったことも、評価を高めている要因のようだ。

 広島県の神原汽船が、道内寄港地を○二年九月に苫小牧から小樽に切り替えた航路で、小樽−富山−中国(大連、青島、上海)−鳥取県境港−新潟を二隻で運航している。小樽寄港は毎週水曜。小樽唯一の海外定期コンテナ航路だ。

 市港湾部によると、○四年一月から十月末までの貨物取扱量は、長さ二十フィート(約六メートル)の標準コンテナ換算で、輸出入合計五千百七十一個と前年同期の一・七倍。空コンテナを除いた数値で、実質的な貨物が増えたことを示す。

 内訳は、輸入が三千九百三十個、輸出は一千二百四十一個と、いずれも伸びた。輸入は、墓石などの石材、建築資材、量販店向けの雑貨が増え、輸出は秋サケが好調。秋サケは、中国やヨーロッパで消費するほか、中国で一次処理し、日本の水産加工会社向けに再輸出されるという。

 今年のコンテナ取扱量は、○三年の年間実績四千二百九十六個を既に抜き、一便当たり平均百二十個に及ぶ。神原汽船が週二便化の条件とする「一便当たり百−百二十個」を達成、市は二便化を期待する。まだ具体化していないのは、最近の燃料代の高騰などの課題があるためとみられる。

 市は昨年十一月、移動式の大型クレーンを同航路のコンテナ船が接岸する港町岸壁に六億円で導入。それまで使っていた船の搭載クレーンより積み降ろしの能率が上がった。昼すぎに入港すれば同日中に作業が終わる。接岸待ちの混雑もなく、遅れはほとんどない。

 神原汽船代理店の郵船海陸運輸(小樽)の炭谷和男物流本部長は「中国貿易の拡大に加え、道内他港から移ってきた貨物もある」とする。市港湾部は「小樽港の使いやすさをさらにPRしたい」と話している。(津野慶)

97荷主研究者:2004/12/26(日) 23:58

【広別航路、運休へ】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04120734.html
'04/12/7 中国新聞
広別航路、半世紀の歴史に幕 「ソレイユ」運休へ

 燃料高騰が直撃 来年2月から

 呉、広島、柳井市と大分県別府市を結ぶ高速船「ソレイユ」(定員三百人、二九八トン)が来年一月末で運航を休止することが六日、分かった。フェリーに代わる広別航路として三年前に就航したが、燃料高騰の「高波」に見舞われた。二年間の空白期を除いて半世紀、フェリーと高速船でつないだ西瀬戸内海の代表的な航路が、消えることになる。

 運航するソレイユエクスプレス(呉市)が三日、中国運輸局に二月一日からの休止届を提出した。同社によると、全体経費の35%を占める燃料の軽油価格が高騰。今月は計画より十七円高い四十七円と値上がりし経営を圧迫。さらに台風による欠航で夏期の収益が伸び悩み、休止を決めた。

 一日一往復する同航路は、二〇〇一年七月に開設。翌年三月には柳井を経由するようになった。年間利用者は〇二年が約五万二千人、〇三年が約五万五千人(いずれも六月期)と目標の六万人を下回った。〇四年にはパック旅行の運賃を引き下げるなどして約七万二千人と増加したが、原油高騰の直撃を受ける形での休止となった。

 広島県観光振興室は「魅力のある航路なだけに早期の復活を運航会社に働き掛けたい」と落胆。別府市観光課も「せっかく復活した広別航路が再びなくなるとは。支援策などを検討したい」としている。

 同社の倉田信義執行役員は「今後は親会社の瀬戸内海汽船グループなどと協力し、再開の道を探りたい」と話している。

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広別航路 1953年に広別汽船が、広島港と別府港を結ぶ航路として開設。大型フェリーが就航し、ピークの89年には年間約14万人(車両約2万台)を運んだ。しかし、観光の多様化などの影響で利用者が減少し、99年に廃止された。別府市などからの復活を望む声に2001年、ソレイユエクスプレスが高速船1隻を使って再開させていた。

98とはずがたり:2005/02/04(金) 16:53:28
物流2社進出決まる 福山の箕沖産業団地'05/2/4
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020437.html

 ■第1号 分譲率早くも88%

 広島県が整備を進める福山市の箕沖産業団地への進出第一号の企業が決まったことが三日、分かった。港湾物流業の二社で、倉庫などを整備する計画でいる。三月に供用開始する福山港国際コンテナターミナルに隣接する立地条件をにらんだ進出で、分譲率は九割近くに達することになった。

 進出を決めたのは、福山市沼隈町の神原汽船(佐竹弘造社長)と神戸市中央区の上組(久保昌三社長)。それぞれ、国際コンテナターミナルで扱う貨物の倉庫や荷さばき場、コンテナ置き場などを建設する予定にしている。

 団地は県が一月十一〜二十四日、六区画計八・八ヘクタールを公募方式で分譲。神原汽船が三区画五・七ヘクタール、上組が二区画二・一ヘクタールの購入を申し込んだ。分譲率は約88%に達し、残りは一ヘクタールとなった。二社合わせた譲渡価格は十八億四千九百万円。三月中旬の団地造成が終わった後、県は両社と正式に契約を結ぶ。

 県企業局の産業団地で、一回目の分譲で八割の分譲率に達するのは異例という。経営企画室は「コンテナターミナルの供用開始を控え、福山港の潜在力を高く評価してもらった」としている。

 県は、一万トン級の船が接岸できる福山港の国際コンテナターミナルの係船料を神戸港(神戸市)の半額以下にするなど、施設使用料を全国で最も安い水準に設定。隣接する箕沖産業団地への物流関連企業の立地と合わせ、国内外に向けた備後地域の物流拠点性を高める方針だ。

99とはずがたり:2005/02/12(土) 11:35:47
【港町―行政都市特集(日本海沿岸)】

伏見―京
大坂(石山・浪速)

大輪田泊―福原

飾磨―姫路<工業整備特別地域>
児島?―岡山
水島―倉敷<新産業都市>

糸崎―三原
防府―山口
赤間関(馬関)―長府?

博多―福岡

仙崎―深川(正明市?)…仙崎海上保安部!
http://homepage1.nifty.com/ttru/misuzu/wave/
長門市は昭和29(1954)年3月31日、大津郡の4つの町村「通村」「仙崎町」「深川町」「俵山村」が合併して誕生しました。

境港―米子・松江<新産業都市>

舞鶴(田辺)
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d34120e0b062da/7d34120e0b062da12.html
■「舞鶴」という地名のはじまり
 明治2年(1869)、版籍奉還の後、太政官より「田辺」は山城や紀伊にもあってまぎらわしいので改名するように命令があり、田辺城の別名であった「舞鶴城」から「舞鶴」という地名がうまれました。

三国―福井
本吉―金沢
輪島
伏木・新湊・岩瀬―富山・高岡
直江津―高田

沼垂―新発田
新潟―長岡
■沼垂…渟足以来の地名沼垂が(語感がださいせいもある?)不当にないがしろにされてる感有り。まぁ近世以降の新参者新潟の不動の地位は衆目の一致するところだが。。長岡藩→新潟・新発田藩→沼垂の関係だったか?

http://www4.airnet.ne.jp/zap/photo/nuttari1.html
広い意味で沼垂というと、だいたい信濃川の南側の河口付近を中心とした港町です。 新潟(新潟島)300年の歴史に対して、沼垂は1400年余りといわれてます。日本書紀孝徳天皇記大化3年に 「越に渟足柵を造り、柵戸(きのへ)を置く」 との記述が「に見られます。柵戸とは屯田兵の事。柵とは木戸のようなもので、そういえば木戸という地名が残っています。
その後、「岩船柵」 「都岐沙羅柵(山形との県境)」っと、 大和朝廷の勢力が東北に伸びて行きます。
かつて、信濃川と阿賀野側は沼垂で合流して日本海にそそいでいました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/新潟明和騒動
新潟明和騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新潟明和騒動とは、1768年(明和5年)越後国新潟町において、町民が藩政に抵抗し、およそ2ヶ月にわたる町民自治を行なった事件。

当時新潟町は長岡藩の支配下にあった。前年からの飢饉に苦しむ長岡藩は1767年(明和4年)新潟町に1,500両の御用金を2年の分納で課した。しかし、飢饉による米の流通の減少から新潟港への入港量が減少しており、新潟町もまた不景気に苦しんでいた。さらに米の高騰もあって、困窮していた新潟町民は2年目の750両を工面できなかった。

町民等は、涌井藤四郎等を中心に、延納の嘆願書を出すべく寺に集まったが、八木屋市兵衛がこれを徒党として密告。代表者の涌井藤四郎は町奉行所に出頭を命じられ、投獄された。これに激昂した町民側は、9月26日の夜12時頃、早鐘を合図に一斉蜂起し、町役人宅や八木屋市兵衛宅、米屋などを打ち壊した。町奉行側は鉄砲隊で攻撃したが、町人側は薪を投げて応戦し、町役人を敗走させた。

事態の沈静化を図った町奉行側は涌井藤四郎を釈放。打ち壊しは翌日も行なわれたが、涌井藤四郎は町奉行所打ち壊しに向かっていた町民等を説得、事態は沈静化した。これにより涌井藤四郎等が藩に代わって町政を掌握し、約2ヶ月にわたる町民自治を行なった。

長岡藩は新潟への派兵を試みたが、町民側は新潟港での藩兵の荷降ろし作業を拒否。町民側の結束に長岡藩も涌井藤四郎を総代として承認せざるを得なかった。長岡藩は町民懐柔の為、米1,000俵の配給を実施。さらに当事者であった町役人等を取り調べる為と称し、町人側の関係者を次々に召喚した。11月22日に長岡藩へ出頭した涌井藤四郎らは、藩側の策略により捕らえられた。

1770年(明和7年)8月25日、涌井藤四郎は一切の責めを負わされ、腹心の須藤佐次兵衛(すどう さじべえ、岩船屋佐次兵衛)とともに市中引き回しの上斬首された。

酒田―鶴岡
土崎―秋田<新産業都市>
能代―桧山
十三湊
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036414406/52-53
福島―松前
小樽―札幌⇒石狩―札幌
石狩新港http://www.tokeidai.co.jp/ishikari/

100とはずがたり:2005/02/12(土) 12:55:38
舞鶴(田辺)
http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d34120e0b062da/7d34120e0b062da12.html
■「舞鶴」という地名のはじまり
 明治2年(1869)、版籍奉還の後、太政官より「田辺」は山城や紀伊にもあってまぎらわしいので改名するように命令があり、田辺城の別名であった「舞鶴城」から「舞鶴」という地名がうまれました。

■東地域と西地域“それぞれの道”

 江戸時代、舞鶴湾を囲み、田辺藩というひとつの共同体地域として発展してきた舞鶴ですが、軍港設置により東地域と西地域はそれぞれ性格の異なる都市として発達してゆきます。
 東地域は、軍港設置にともない多くの海軍軍人・軍属・海軍工廠工員およびその家族が 移住し、新たな住宅、商店、娯楽機関が必要となったため浜・余部下・余部上を中心に新市街地が造成されました。明治36年(1903)、碁盤目状に区画した浜の市街地は、東西に走る道路に三笠や富士など明治時代の軍艦名がつけられ、ここに全国から商人が集まり、にぎわいました。
 西地域は、商工業を中心とする産業港湾都市としての建設と繁栄を目ざし港の修復を行い、昭和に入り、樺太、朝鮮、大連、天津、北海道間にそれぞれ定期航路を持つ商港となっていきました。

■両舞鶴合併
 東地域の東舞鶴市と西地域の舞鶴市は、それぞれ昭和13年に市制を施行していましたが、戦局が悪化するにつれ、軍港としての戦力増強が急務となり、海軍諸施設が両市にまたがるようになりました。この結果、両市が一体となって大軍港都を建設することを海軍が強く望み、強引に両市の合併を押しすすめ、昭和18年5月27日(海軍記念日)、東舞鶴市と舞鶴市を合併し、人ロ86,051人の「舞鶴市」が誕生したのです。

■舞鶴の戦後

 敗戦により、鎮守府や海軍工廠は解体し多くの人々が生活基盤を失いました。
 昭和25年、市民の努力により、『旧軍港市転換法』が制定されました。この法律は、「旧軍港市を平和産業港湾都市に転換することにより、平和日本実現の理想達成に寄与すること」をその目的にうたい、旧軍用の土地・施設その他の財産は新しい都市計画に活用することを、その内容としています。この法律は、舞鶴の復興に大きな役割を果しました。

東舞鶴→海軍の鎮守府。浜・余部下・余部上を中心に新市街地。市の中心駅:東舞鶴。舞鶴支線・舞鶴港線分岐。市制施行:東舞鶴市
西舞鶴→商港:樺太、朝鮮、大連、天津、北海道間にそれぞれ定期航路。市中心部に田辺の地名。市に中心駅:西舞鶴。宮津線分岐。市制施行:舞鶴市
東西合併→舞鶴市:軍部の強い意向。人口8万。市の中心駅:東舞鶴。市役所も東舞鶴地域に

101荷主研究者:2005/02/20(日) 23:58:39

【北九州市、仁川(韓国)と港湾協定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041102/morning_news027.html
2004/11/02 西日本新聞
北九州市 仁川(韓国)と港湾協定 HCTにらみ 4日調印式

 北九州市若松区で整備が進む大水深港湾施設「ひびきコンテナターミナル」(HCT)の二〇〇五年春開港をにらみ、同市が韓国・仁川広域市と、港湾を軸に官民一体となったビジネス連携の強化を目指す「交流協定」を締結することが一日、分かった。両市の港湾は、シンガポールの港湾運営会社「PSA」が中核となっており、同じくPSAが中核となる中国・大連港も含めた「トライアングル・ネットワーク」で、韓国・釜山港に集中する物流の一部取り込みを図る。

 両市は四日、仁川広域市で調印式を行う。五日には協定の第一弾として、PSAも加えた三者で韓国・ソウルで韓国の物流企業を集めた初のポートセミナーも行う。

 協定には、六項目の合意内容を盛り込む。両市には港湾施設のほか、韓国の国際ハブ空港である仁川国際空港と、二〇〇六年三月開港予定の新北九州空港があるため、北九州と仁川、大連を結んだ航路開拓など、航空便も含めた路線誘致で相互協力体制を構築する。

 加えて、両市それぞれを拠点とする物流関連企業が相手側の市に進出する際、行政も積極的に支援する。両港湾の利用を促進するため、入港料や岸壁使用料も減免。日韓双方の物流企業に対するセミナーやフォーラムも共同開催する。

 北九州市はこれまで、大連港や米国・タコマ港など海外の三港湾と友好・姉妹港の関係を結んできた。だが今回は「PSAと両市の行政機関が一体化したビジネス・ベースの協定締結」となり、同市にとって初めての試みとなる。

 北九州市港湾局によると、韓国国内や大連港から北米に向けた貨物はいったん、釜山港で積み替えられている。同港の年間取扱量は〇三年で千万TEU(二〇フィートコンテナ換算)に上る。

 中国経済の成長とともに、中国からの輸出貨物は増大を続けており、同市は今後、大連港とも交流協定の締結を目指し、日中韓の中規模三港湾の連携で、北米向けの貨物の流れを取り込みたい考えだ。

102荷主研究者:2005/02/20(日) 23:59:26
>>101

【北九州市:東アジアへ布石次々】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041103/kitakyu.html
2004/11/03 西日本新聞
東アジアへ布石次々 北九州市、強気の経済戦略

 北九州市は二日、韓国・仁川広域市との港湾協定締結や、日中韓十都市による「東アジア経済交流推進機構」の創設など、東アジアに向けた都市戦略を相次ぎ発表した。東アジアとの連携は同市が目指す「国際物流都市」の成否を握るだけに、これらの枠組みにどう中身を伴わせるかが課題だ。

 二〇〇五年春開港予定のひびきコンテナターミナル(HCT)と仁川港の「交流協定」は、中国・大連港も合わせた三都市のトライアングル・ネットワークで、東アジア地域で圧倒的な貨物取扱量を誇る韓国・釜山港に少しでも対抗していこうというものだ。

 釜山港の年間取扱量は〇三年で千万TEU(二〇フィートコンテナ換算)。これに対し、北九州港は四十三万、仁川港は八十二万、大連港は百六十七万TEUに過ぎない。ただ、釜山港は〇二年の台風被害でふ頭機能の15%を失うなど、釜山一極集中は荷主にとって「リスクが高い」(北九州市港湾局)との指摘もある。

 韓国国内貨物の40%(三百三十万TEU)がソウル・仁川周辺から出ており、陸路釜山に向かった後、船に積み替えられている。「仁川港からHCTへの海上ルートを提示することはリスク回避にもなり、日本向けの貨物も十分取り込める」と同市港湾局は強気だ。

 一方、十都市による経済交流推進機構は、地域版「東アジアFTA(自由貿易協定)」の創設が目玉だ。国レベルのFTA締結が難航するなか、「要するに地域と経済界が動かないと、FTAもダメ。国より先にやりましょうという話で、画期的な取り組み」と末吉興一市長も力を入れる。

 通関手続きの簡素化や港湾使用料の優遇措置で「物流の障害を取り払っていく」としており、十都市間のモノの流れを飛躍的に高めることが期待されている。

103荷主研究者:2005/02/21(月) 00:03:13

【高松港に県内初3万トン級耐震型岸壁】
http://www.shikoku-np.co.jp/news/administration/200412/20041221000120.htm
2004年12月21日 10:47 四国新聞
高松港に県内初3万トン級耐震型岸壁

 二十日内示された二〇〇五年度予算の財務省原案で、高松港に三万トン級の大型貨物船が入港できる岸壁を新設する「多目的国際ターミナル整備事業」が新規採択された。荷さばきスペースの狭さや利用船舶の沖待ち、大規模震災時の緊急物資輸送拠点の未整備など県内港湾施設が抱える課題を解消し、地域経済の活性化や防災機能の向上を担う大型事業がスタートする。事業期間は二〇一〇年度までの六年間。

 計画では、香川県高松市朝日新町のF地区北側の約十六ヘクタールを埋め立て、ふ頭用地約六・七ヘクタールと倉庫や緑地などの港湾関連用地約十ヘクタールを整備。併せて、大型貨物船が入港できる水深十二メートルの岸壁を新設する。新岸壁は東南海・南海地震に備え県内初の耐震強化型とする。総事業費は約八十八億円。

 現在、F地区では一万トン級の岸壁(水深十メートル)二基で木材やコンテナを取り扱っている。需要が順調に伸びており、地元政財界からは能力増強による物流の効率化を求める声が高まっていた。

 〇四年度予算で、事業化認証調査費として約一千万円が盛り込まれたのを受け、四国地方整備局は今年、企業や行政の港湾関係者らでつくる「事業化検証調査検討委員会」を設置。事業の効果について「約三倍の費用対効果がある」とした報告書をまとめ、事業化へ態勢を整えてきた。

 香川県港湾課によると、高松港の〇三年の取り扱い貨物量は、外貿二十八万八千トン、内貿五千六百九十万トン。新ターミナル建設後は、外貿六十万トン、内貿六千七百五十万トンを見込んでいる。

104荷主研究者:2005/02/21(月) 00:06:39

【福山港使用料を格安に】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04122031.html
'04/12/20 中国新聞
福山港使用料を格安に 箕沖産業団地分譲へ

 広島県は、来年三月に完成を予定する福山市の箕沖産業団地の分譲を、年明けから始める。完成と同時期に供用する福山港国際コンテナターミナルの隣接地で、流通関連業者の立地を目指す。全国で最も安い水準に設定した港の施設使用料と関連企業立地を組み合わせ、備後圏域における福山港の物流拠点性を飛躍させたい考えだ。

 分譲するのは、県企業局が国際コンテナターミナルの北西隣に造成を進めている六区画、計八・八ヘクタール。一区画当たりの面積は約一・〇―二・三ヘクタールで、分譲価格は三億一千万〜四億六千万円を予定する。県は流通に直接、間接的にかかわる企業を中心に誘致する。

 福山港国際コンテナターミナルは、一万トン級の船が接岸できる水深十メートルの岸壁を持つ。県は、係船料を一トン当たり十二時間まで四円四銭に設定。神戸港(神戸市)の十円五銭の半額以下、水島港(倉敷市)の六円七十銭の六割で、他の施設使用料も低料金に抑える。近隣に物流関連企業を誘致することで荷主の利便性を高め、港の競争力アップを図る。

 福山港の二〇〇三年のコンテナの取扱量は、二十フィートコンテナ換算で約六万六千個。中国地方では、広島港(広島市南区、十九万八千個)▽水島港(十一万三千個)▽下関港(下関市、七万個)▽徳山下松港(周南市など、六万七千個)―に次いで五番目だった。

 県空港港湾局は、〇九年には福山港の取扱量を水島港とほぼ肩を並べる十万個に増やしたい、とする目標を設定。地元企業が扱う繊維類や生鮮野菜の輸出入を軸に、中国や韓国などアジアに開かれた国際貿易港としての地位確立を狙う。

 箕沖産業団地の分譲は県企業局企業総務室が担当し、公募期間は一月十一〜二十四日とする。

105荷主研究者:2005/02/21(月) 00:07:10

【浜田港:04年度外国貿易船、入港が最多】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04122033.html
'04/12/20 中国新聞
外国貿易船、入港が最多 浜田港

 ■車輸出など好調で254隻

 浜田港に今年入港した外国貿易船が二百五十四隻となり、これまで最多だった一九一二(大正元)年の二百五十二隻を上回った。北朝鮮からの魚介類輸入やロシアへの中古車輸出が好調で押し上げた。韓国との定期コンテナ航路の取り扱い実績もこの日までに八百三十三本となり、二〇〇三年度一年間を上回り、これまでで最多となった。

 十五日までの浜田税関支署のまとめでは、入港船の国別では、最も多いロシアが九十六隻で〇三年実績の八十九隻を七隻上回ったのをはじめ、北朝鮮が六十七隻で同四隻増、五十九隻の韓国が二隻増など。一九一二年の入港隻数に並んだ十三日からの三隻は、いずれも北朝鮮からカニなど魚介類を積んだ船だった。

 浜田税関支署は年内にもう十隻程度の入港を見込んでいる。

 また、〇一年三月に始まった韓国との定期コンテナ航路も好調で、本年度の取り扱い実績は、十五日までに八百三十三本(一航海平均二三・八本)となり、〇三年度実績累計の八百十一本(同一五・九本)を上回って、これまでで最多となった。

 一八九六(明治二十九)年、開港外貿易港に指定された浜田港は、明治から大正にかけて主に、朝鮮半島、ロシアとの対岸貿易で木材、木炭、陶磁器、瓦などを輸出、豆類や乾魚肥料などを輸入してにぎわっていた、という。

106とはずがたり(1/2):2005/02/23(水) 20:18:57

ポイント
>敦賀港からは中国へ週一便、韓国へ週三便の定期コンテナ船が就航。このうち、韓国・釜山港航路の一便が、今月から韓国・蔚山、中国の天津、青島にも寄港し輸送時間短縮を図った。
 航路充実に伴いコンテナ貨物の取扱量でも一九九九年の約十五万トンが○二年は約三十万トンに倍増した。利用企業数は○一年の二百四十社から○三年は三百五十二社に増加した。

>県内からの輸出入貨物の敦賀港利用率は、輸出が3・5%、輸入は15・9%(いずれも二○○○年)と低い。輸出は神戸港と大阪港へ75・2%が流れ、輸入も77・2%が大阪、名古屋、神戸港を利用している。

>セーレン(本社福井市、川田達男社長)は、本年度から利用港を金沢港、神戸港から敦賀港へのシフトを進めている。

2004.3.11
http://www.fukuishimbun.co.jp/kansai2003/kyousei1a.htm
敦賀港 安い陸送費で売り込め
特長ある積み荷必要  県内企業も「乗り換え

  東アジアとの貿易拡大、北海道と関西、中京圏を結ぶ海上貨物の幹線ルートとして利用拡大が望まれる敦賀港。二○○三年の総貨物量は過去最高の約千六百五十三万トン。韓国や中国定期航路の拡充に伴い、神戸港や金沢港から敦賀港に乗り換える(福井)県内企業も出てきた。一方で、大都市圏の主要港、金沢や舞鶴港など地方港との競合にもさらされ、国内輸送費のコスト削減などを武器にした売り込みが繰り広げられている。

 敦賀港からは中国へ週一便、韓国へ週三便の定期コンテナ船が就航。このうち、韓国・釜山港航路の一便が、今月から韓国・蔚山、中国の天津、青島にも寄港し輸送時間短縮を図った。
 航路充実に伴いコンテナ貨物の取扱量でも一九九九年の約十五万トンが○二年は約三十万トンに倍増した。利用企業数は○一年の二百四十社から○三年は三百五十二社に増加した。
 一方で、県内からの輸出入貨物の敦賀港利用率は、輸出が3・5%、輸入は15・9%(いずれも二○○○年)と低い。輸出は神戸港と大阪港へ75・2%が流れ、輸入も77・2%が大阪、名古屋、神戸港を利用している。
 ポートセールスに当たっている敦賀貿易振興会の平馬泉太郎専務理事は「繊維では商社との商取引や大手運送業者との関係で神戸港などに荷を集約、利用港を変えられないというところも多い。物流ルートを変えることは企業リスクも伴う」と自県港利用が進まない状況を説明する。
 神戸港や四日市港などから県内企業へのセールスも盛んで「パイの奪い合い」状態。敦賀港利用を訴えるポイントは「物流コスト削減しかない」とする。
 釜山港から福井市への輸入で敦賀港と大阪・神戸港とを比較試算した。海上運賃は敦賀港の方が三万円ほど高い。しかし、港からの陸送費が大幅に安くなり「トラック輸送距離の差がコスト差になる」と敦賀港の優位性を示す。

 ●敦賀港へシフト●
 セーレン(本社福井市、川田達男社長)は、本年度から利用港を金沢港、神戸港から敦賀港へのシフトを進めている。同社の敦賀港利用は、関連会社含め二○○一年度は四十フィートコンテナ二個の輸入だったが、本年度は上海からの染料や自動車内装材などの輸出入で七十一個に拡大。「来年度は釜山港経由でタイへ、中国・蘇州との輸出入にも使う。大半が敦賀港になるだろう」とする。
 敦賀シフトの理由は、金沢港などからの陸送費のコスト削減。「内陸輸送分が大幅に安くなる。地元企業として地元の港を使いたいという考えもある」とする。
 ただセーレンでも手放しで敦賀港にシフトしているわけではない。「製造現場は、ストックを持たない生産方式になっている。原料調達などに臨機応変に対応するには、便数が増えたり直行便による輸送時間短縮などが必要」と港の利便性アップが重要とみている。

107とはずがたり(2/2):2005/02/23(水) 20:19:19

>>106-107
特徴が非常に需要であるというのは多いに共感。漫然と港湾インフラつくってホイでは駄目で,どんな湊なら利用されるかが重要でしょうねぇ。行政にそれを編み出せと云うのは無理だから計画段階から企業の意向調査してみるとか。。
>「港の利用を高めるには核になる荷物を持つ必要がある」
> 「舞鶴港は木材、堺泉北港は古紙や中古車、大阪港や神戸港では中国で需要が高まっている中古建設機材の洗浄設備を備えるなど特長を出している」

うーん,尚更撤退が取り沙汰されるのは残念。。
>フランスのスーパー、カルフールが大阪府内などへ相次いで出店したことから昨年八月、利用港を川崎港から大阪港へ変えた例を示し「輸入促進には消費拡大、輸出促進には工場誘致と連動していくことも必要」と経済基盤強化の重要性を話す。

>敦賀港の全貨物量の約6割を占めるのが北海道とのフェリー貨物。
>利用エリアは大阪以東から中京、北陸の物流。中国・四国地方へは舞鶴港航路で住み分けている。>「関西―北海道で3日目納入が可能となり、北海道との幹線ルートになった」。ただ、モノづくりの海外移転などで伸びは鈍化しほぼ横ばい状態。

 ●経済基盤の強化を●
 「港の利用を高めるには核になる荷物を持つ必要がある」と大阪港を抱え貿易や対日投資の相談、コンサルティングを行っているジェトロ大阪FAZ(輸入促進地域)支援センターの丸井庸男アドバイザーは示す。
 「舞鶴港は木材、堺泉北港は古紙や中古車、大阪港や神戸港では中国で需要が高まっている中古建設機材の洗浄設備を備えるなど特長を出している」という。フランスのスーパー、カルフールが大阪府内などへ相次いで出店したことから昨年八月、利用港を川崎港から大阪港へ変えた例を示し「輸入促進には消費拡大、輸出促進には工場誘致と連動していくことも必要」と経済基盤強化の重要性を話す。
 大阪、神戸両港はともに連携を強め、”阪神港”として国のスーパー中枢港湾指定を受けようとしている。ライバルは世界三位の取扱高になった国際ハブ港の釜山港など。国内有数の港でも「港湾利用料を下げたり、内需拡大で外国航路を逃さないようにしなければ」と厳しい国際競争にさらされている。

経済回復での利用増期待

 敦賀港の全貨物量の約6割を占めるのが北海道とのフェリー貨物。運行している新日本海フェリー(本社大阪市)によると02年度は乗用車3万3000台。トラック10万台、人員10万5000人を輸送している。
 京原正専務は「中京、関西に近いという地の利がある。太平洋航路だと名古屋までが敦賀航路の1.3倍、大阪なら1.5倍ある。高速船の優位性もあり早くて安い」とする。
 利用エリアは大阪以東から中京、北陸の物流。中国・四国地方へは舞鶴港航路で住み分けている。宅配便貨物や生乳、牛、農産物、紙、自動車部品など。「関西―北海道で3日目納入が可能となり、北海道との幹線ルートになった」。
 ただ、モノづくりの海外移転などで伸びは鈍化しほぼ横ばい状態。「福井県内の貨物も全体の16%ほどある。県内産業が活性化して利用が伸びてもらいたい」と、国内経済回復による利用増に期待を寄せている。

108とはずがたり:2005/03/11(金) 18:30:13
秋田港の格上げを要望/寺田知事、国交省東北地方整備局に
ttp://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050310i

 寺田典城知事は10日、仙台市の国土交通省東北地方整備局を訪れ、新年度から埠頭(ふとう)建設などの新規事業を行わないとする「利用促進重点港湾」に区分されることが決まった秋田港を、新規事業を認める「高度利用促進港湾」に格上げするよう要望した。

 区分は特定重要港湾を除く105港を対象に平成12年―14年の貨物量の推移などに基づいて行われ、秋田港は船川、能代両港などとともに利用促進重点港湾に区分けされた。しかし同局は、秋田港など東北管内の15年度以降、外貿コンテナの取扱量が増加していることに着目。日本海側のコンテナ、
フェリーの拠点となっている秋田港については、19年度とされていた見直し時期を前倒しし、17年度内にも独自に見直し作業を行うことを決めた。

 同局の野竹和夫副局長、赤司淳也・港湾空港部長らを訪ねた寺田知事は、同局の見直し作業の決定を歓迎した上で、15年から16年にかけての秋田港のコンテナ貨物、フェリー貨物の伸びなど最新データを示し、「高度利用促進港湾」に格上げされるよう要望した。

(2005/03/10 20:28)

110荷主研究者:2005/05/22(日) 02:17:06

【細島臨海工業地域、国際物流特区に認定】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041204/miyazaki.html#002
2004/12/04 西日本新聞
日向市の細島臨海工業地域 国際物流特区に認定 国が内示

 日向市は三日、国が地域を限定して規制緩和する構造改革特区計画で、内閣府から、同市細島工業港に隣接する細島臨海工業地域が「ひゅうが環境・リサイクル・国際物流特区」の認定内示を受けたことを明らかにした。八日に正式認定を受ける。同種の特区認定は九州では初めて。

 特区に適用される規制の特例措置は「重量物輸送効率化事業」と呼ばれ、同港に停泊する貨物船の積み荷の運搬や持ち込みに際し、道路車両運送法で三十六トンと定められている貨物自動車の最大積載量が五十トンまで緩和される。陸路輸送のコスト削減や貨物船の停泊時間短縮につながり、市が進める企業誘致が可能になるとしている。

 市によると、認定により、二〇〇八年中に新たな立地企業が十社、雇用創出は約五百人に上ると算定。将来は、自動車のリサイクルなどに代表される先端の環境型産業を中心にした「エコタウン」の形成も視野に入れているという。

111荷主研究者:2005/05/22(日) 02:22:40

【福岡人工島、15メートル岸壁に調査費】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041218/morning_news001.html
2004/12/18 西日本新聞
福岡市人工島 15メートル岸壁に調査費 来年度予算案

 福岡市博多湾の人工島(アイランドシティ)での大水深岸壁整備へ向けた「事業化検証調査費」が、二〇〇五年度政府予算の財務省原案に盛り込まれることが十七日、分かった。工期短縮や建設費削減策とともに、国際物流機能強化で国が進める「スーパー中枢港湾」指定に向けた博多港と北九州港(北九州市)の連携強化策を探る。調査費は国費ベースで一千万円程度の見込み。

 人工島の国直轄工区では昨年九月に水深一四メートルのコンテナ岸壁が供用開始。さらに沖合部に水深一五メートル岸壁二バースを整備する予定。国際港湾に不可欠な一五メートル岸壁は〇一年から連続して概算要求が見送られ、四年目で初めて概算要求に盛り込まれた。調査費が計上されたことで整備実現に一歩踏み出す。

 調査では(1)博多港が、早期に国際競争力を発揮するためのコンテナターミナルの効果的、効率的整備方法(2)博多、北九州両港に連続して寄港する船舶を対象とした入港料割引制度創設など岸壁整備の効果増大策―の二点を中心に検討する。

 特に、両港が今年五月、「スーパー中枢港湾」の指定から漏れた一因として、両港の連携や機能分担の不足が指摘されていることから、両港が連携して船舶を呼び込むためのソフト施策を探る。

 博多港のコンテナ取扱量は全国六位で、今年は過去最高の年間六十万TEU(二十フィートコンテナに換算した取扱数量)が見込まれる。ただ、スーパー中枢港湾指定の条件は「五年程度の間に、百万TEU以上の取扱量の達成が見込まれること」とされている。

112荷主研究者:2005/05/22(日) 02:44:35
>>104

【福山港に物流2社進出】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020437.html
2005/2/4 中国新聞
物流2社進出決まる 福山の箕沖産業団地

 ■第1号 分譲率早くも88%

 広島県が整備を進める福山市の箕沖産業団地への進出第一号の企業が決まったことが三日、分かった。港湾物流業の二社で、倉庫などを整備する計画でいる。三月に供用開始する福山港国際コンテナターミナルに隣接する立地条件をにらんだ進出で、分譲率は九割近くに達することになった。

 進出を決めたのは、福山市沼隈町の神原汽船(佐竹弘造社長)と神戸市中央区の上組(久保昌三社長)。それぞれ、国際コンテナターミナルで扱う貨物の倉庫や荷さばき場、コンテナ置き場などを建設する予定にしている。

 団地は県が一月十一〜二十四日、六区画計八・八ヘクタールを公募方式で分譲。神原汽船が三区画五・七ヘクタール、上組が二区画二・一ヘクタールの購入を申し込んだ。分譲率は約88%に達し、残りは一ヘクタールとなった。二社合わせた譲渡価格は十八億四千九百万円。三月中旬の団地造成が終わった後、県は両社と正式に契約を結ぶ。

 県企業局の産業団地で、一回目の分譲で八割の分譲率に達するのは異例という。経営企画室は「コンテナターミナルの供用開始を控え、福山港の潜在力を高く評価してもらった」としている。

 県は、一万トン級の船が接岸できる福山港の国際コンテナターミナルの係船料を神戸港(神戸市)の半額以下にするなど、施設使用料を全国で最も安い水準に設定。隣接する箕沖産業団地への物流関連企業の立地と合わせ、国内外に向けた備後地域の物流拠点性を高める方針だ。

113荷主研究者:2005/05/22(日) 02:45:44

【浜田港の漁獲量】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05020442.html
2005/2/4 中国新聞
漁獲量31年ぶりの低水準 昨年の浜田港

 ■高値アジ売り上げ増

 昨年、浜田漁港(浜田市)に水揚げされた漁獲量は、県外船の水揚げがほぼ半減したことやイカ類の不漁が響き、一九七三年以降最低となった。浜田産のブランド化を進めるアジの平均単価が二倍近くになるなど、明るい兆しもうかがえる。

 市水産業振興協会のまとめでは、昨年一年間の漁獲量は二万五千八百五トンで、前年と比べ27・5%の減。売り上げは六十三億七千四万円で、同じく6%のダウンだった。

 地元の漁業種別では、夏場の休漁期明け以降、一統(一統は二隻)減の六統で操業した沖合底引き網漁は、0・8%減の三千六百五十三トン、0・3%増の十八億五千三万円だった。アジやサバを狙う巻き網漁(三船団)は、六千九百七十五トン、八億三千百二十四万円でそれぞれ5・9%、21・6%の増だった。

 魚種別では、イカ類が二千三百二十二トン、十三億二千八十八万円で、それぞれ33・2%、22・9%のダウン。

 脂質の高い旬のものを「どんちっち」名で売り出しているアジは、26・8%減の一万二千五百八十一トンだったが、35・9%増の十五億八千五百七十五万円を売り上げた。

 市水産物ブランド化戦略会議専門部会の渡辺祐二・部会長は「アジは一昨年に比べ大型のものが多かったこともあるが、小さなものでも魚価が安定してきた。『どんちっち』が浸透してきているのかもしれない」と手応えを感じていた。

114とはずがたり:2005/05/31(火) 10:26:30
青果部門を東洋埠頭に譲渡 18−20億円で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000150-kyodo-soci

 大阪市第三セクターの荷役会社「大阪港埠頭(ふとう)ターミナル」は30日までに、野菜産地偽装事件の舞台となった青果部門を今秋にも東証1部上場の物流会社「東洋埠頭」(東京)に営業譲渡する方針を決めた。6月の株主総会で決定する。
 所有する青果センターも同時に売却する方針で、譲渡額は約18億円−20億円で調整しているという。大阪市が30日の市議会委員会で明らかにした。
 市港湾局によると、ターミナル社は青果や鉄鋼など4部門で構成。事件の影響などで青果部門の2004年度決算は売り上げ約32億円に対し約6億円超の赤字になる見込みで、前年度比約2億円の赤字増という。同社は青果部門の存続が経営に重大な影響を及ぼすと判断、譲渡を決めた。
(共同通信) - 5月30日17時30分更新

115とはずがたり:2005/06/02(木) 22:32:04
国際ハブ港湾として釜山の躍進著しい。日本もうかうかしてられないのにどうものんびりしてるなぁ。。

釜山―秋田間を25時間短縮/韓国の海運会社が運航
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050602l

 韓国の海運会社「南星海運」(本社ソウル市)は、秋田港と韓国・釜山港を結ぶ国際定期コンテナ船を4日から週1便運航する。同社の子会社「東暎海運」(本社ソウル市)が昨年1月から運航していた航路を5月いっぱいで休止し、引き継ぐ形で開設する。

 運航するコンテナ船は「メリースター」(3、997トン)で、コンテナ342本(20フィート換算)を積載できる。航路は釜山―秋田―釧路(北海道)を1週間で巡るルート。

 東暎海運は釜山から新潟を経由して秋田港に入港していたが、南星海運は釜山と秋田を直接結ぶ。これにより、釜山―秋田間の所要時間が43時間程度と、従来に比べ約25時間短縮される。

 南星海運の日本総代理店「ナビックス南星」(本社東京)の岸日出邦社長は「時間短縮は輸入企業の利便性向上につながる。東暎海運が扱ってきた製材や雑貨などに加え、京浜方面に流れている荷物も新規に取り込んでいきたい」と話した。

 南星海運の秋田港代理店である秋田海陸運送(本社秋田市)によると、南星海運は1953年設立。12隻のコンテナ船を所有し、韓国を起点に中国や日本への航路を持つ。寄港地は韓国の国内外42港、うち日本国内は現在31港。

(2005/06/02 20:42)

116荷主研究者:2005/07/11(月) 01:47:43

【仙台・小名浜−釜山コンテナ船、中国まで延長】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/02/20050225t72013.htm
2005年02月24日木曜日 河北新報
仙台・小名浜―釜山コンテナ船 中国まで航路延長

 仙台港や、いわき市の小名浜港に就航している南星海運(本社ソウル)は、釜山港まで運航しているコンテナ船の韓国航路を中国・寧波、上海まで延長する。初出港は仙台港、小名浜港ともに26日で、現在週1便の同社の中国向け航路は週2便となる。

 中国まで延長するのは、毎週土曜日に出港する船で、9500トン級と7400トン級の新船が就航する。積載可能コンテナ数は、それぞれ20フィートコンテナ換算で962個と710個。これまでの積載可能数(342個)の倍以上となる。

 南星海運は、韓国・中国向けのコンテナ貨物が好調なため、新船導入を決めた。大型化に伴い速度も向上し、上海に寄港することが可能になったという。いわき市は「中国向けのコンテナ貨物は今後も伸びが期待できる。増便をきっかけに一層の集荷に努めたい」としている。

117荷主研究者:2005/07/18(月) 23:40:51

【博多港ジレンマ、国際コンテナ最多も航路は大幅減】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050113/news001.html
2005/01/13 西日本新聞
博多港ジレンマ 国際コンテナ史上最多 貨物航路は大幅に減少

 九州の港で最多の積み荷が集まる福岡市・博多港で、国際海上コンテナの取扱量は過去最多を更新しながら、欧米などの主要港と結ぶ貨物の国際基幹航路が減少する“珍現象”が起きている。基幹航路の寄港先が、経済成長著しい中国や韓国などにシフトし、博多港への寄港を取りやめていることが理由だ。そのあおりで、博多港に寄港する大型コンテナ船は減り、東アジアの港と結ぶ中小型のコンテナ船が増加。「アジアの国際港」という目標を掲げながら、実態としては「中継港」にとどまるジレンマに、関係者の悩みは深い。

  ■悲願達成したが

「やっと来てくれる。悲願達成ですよ」。昨年十二月二十四日。クリスマスムードに包まれた街のにぎわいをよそに、福岡市港湾局の職員は、ほっとした表情を浮かべた。この日午後、博多港にはパナマ船籍の「MSC Linzie」(約五五、〇〇〇トン)が入港。港湾局幹部らが船に乗り込み、船長に博多人形や花束を贈り歓迎した。

 入港した船舶は、欧州―アジアの各港を結ぶ「欧州航路」の一つ。従来は韓国・釜山港が折り返し点だったが、博多港まで延伸され、この日が初入港だった。

 神戸以西の港で国際基幹航路を持つのは、博多港だけ。ただ、一九九九年に合計十三に上った基幹航路は、二〇〇一年を最後に中東、〇二年にはオーストラリアの各航路が廃止されるなど、〇四年には合計三航路にまで減っていた。今回の航路新設で、ようやく北米二、欧州二の合計四に回復。三年越しの誘致活動が実った瞬間だった。

【写真】博多港に接岸し、コンテナを積み込む6万==級の大型船。最近は、大型船の寄港は週2隻程度==21日、福岡市東区の香椎パークポート

  ■中小型の寄港増

 一方、博多港で取り扱う国際海上コンテナは年々増加し、〇三年には約五十六万七千TEU(二十フィートコンテナ換算)を記録。五年間で、二十万個以上増え、〇四年は速報値で六十万個を突破した。

 ただ、アジアでは年間百万個単位でコンテナ量を激増させている港もあり「世界のコンテナ船運航会社の関心は、港湾施設が大規模で、より積み荷が集積する中国や韓国の港に向いている」(福岡市の港湾業関係者)のが実情。

 岸壁使用料や荷役費用など、日本に比べてコストが安いこともあり、近年、博多港のコンテナは、北米向けを韓国・釜山港で、欧州向けは台湾・高雄港で積み替える流れが定着しているという。

 この結果、博多港には中小型のコンテナ船の寄港が増え、一万トン以下のコンテナ船は、九九年の五百四十隻から〇三年には千三百九十八隻へと大幅に増加。逆に、四万トン以上の大型コンテナ船は、二百二十九隻から百二隻へと減少した。

  ■「実績」欲しい市

 国際基幹航路を使えば、博多港は海外の主要港と直結する。さらに、航行する大型コンテナ船は、積み替えが必要な中小型コンテナ船とは違い、積み荷に負担をかけるクレーンによる上げ下ろしを最小限にとどめることが可能で、コンテナの到着時間も短縮される。関係者は「荷主に対して安心感のあるサービスを提供でき、港のブランドイメージ向上にも不可欠」と話す。

 博多港では、新年度の財務省原案に、人工島の水深一五メートル岸壁の調査費が初めて盛り込まれるなど「大型船対応」の環境整備が進む。市議会野党の一部には、大型コンテナ船の寄港が減っていることを理由に「大水深岸壁」の必要性を疑問視する声もあるが、市港湾局幹部は「世界の港との競争には、国際水準の岸壁は必要」と反論する。

 博多港は、港湾関連施設を集中的に整備する国の「スーパー中枢港湾」を目指しており、指定には、コンテナの「実績」積み上げが欠かせない。市は、新規航路の誘致活動に力を入れる考えだが、中国、韓国の大型港とまともに渡り合える材料は、今のところ見当たらない。 (地域報道センター・高野靖之)

118荷主研究者:2005/07/18(月) 23:42:07

【博多港と北九州港が連携しスーパー中枢港湾に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050119/morning_news003.html
2005/01/19 西日本新聞
博多港 北九州港 連携しスーパー中枢港湾に 九地整に専任ポスト

 国土交通省は十八日、博多港(福岡市)と北九州港(北九州市)の「スーパー中枢港湾」指定を後押しするため、九州地方整備局に、両港の相互連携を推進する専任ポスト「広域港湾管理官」を四月一日付で新設することを明らかにした。

 スーパー中枢港湾は、アジアの主要港に匹敵する国際物流拠点を目指して国が重点的に整備などを支援する港湾。指定を行う国交省は、博多、北九州両港について、東アジアに近い地理的優位性があるとして将来性を評価している。しかし、両港のコンテナ取扱量の実績が少ないことに加え、国交省が求めた両港間の連携や機能分担について福岡、北九州両市が個別指定を求めてきたことなどが影響。昨年の指定は見送られた経緯がある。

 これまで、九州地方整備局の港湾計画課と港湾航空企画官が両市の調整などを行ってきたが、国交省は業務が多忙で十分に機能していなかった面があるとして、専任ポストが必要と判断。新設する広域港湾管理官に(1)物流情報の共有化など連携に関する企画の立案(2)両市間の調整の強化―に当たらせることにした。

 国交省は博多、北九州港がスーパー中枢港湾に追加指定される条件として、今後四年以内をめどに、適切な機能分担が行われるか、単独指定を目指す場合は年間百万TEU(二十フィートコンテナでの換算単位)以上のコンテナ取扱量の達成が見込まれることを求めている。

119荷主研究者:2005/07/18(月) 23:51:46

【金沢港:待望のガントリークレーン4月から稼動】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20050209/ftu_____thk_____005.shtml
2005.02.09 中日新聞
待望のガントリークレーン 金沢港で4月から稼働

 金沢港の2004年のコンテナ貨物の取扱量が1万7709個(20フィートコンテナ換算)となり、前年比2.4%の微増ながら、3年連続で過去最高を更新した。1998年と比べ約2倍となっている。4月からは石川県が新設中のガントリクレーンが稼働予定で、取扱量の一層の上積みが期待されている。 (山森保)

 内訳は、輸出が前年比5・99%減の五千七百十二個、輸入が6・96%増の一万千九百九十七個。過去三年の取扱量全体の伸び率が20%近かったのに比べ、〇四年は輸出入の四割を占める中国の金融引き締めが響いた格好。昨年七月に韓国・釜山コンテナ航路が週一便増の四便化(うち一便は青島・新港行き)となったことで、かろうじて前年増を確保した形となった。

 新設中のガントリークレーンは、コンテナ専用の大型クレーンで、全高七十二メートル、つり上げ荷重四十五トン。コンテナをつり上げ、船やトラックに高速搬送し、積載する。荷役能力は一時間当たり二十五個で、従来のクレーン(タイヤマウント式)に比べて作業効率が二倍となる。総工費は十一億三千万円。

 北陸の拠点港でガントリークレーンを持たないのは金沢港だけで、コンテナ貨物の拡大に不可欠なインフラとして、設置は長年の課題だった。同県金沢港湾事務所では「港の利便性が大幅に向上し、寄港時間の短縮につながる。今後、機械や部品などの輸出入でコンテナを使うケースが増えそうだ」と話している。

120荷主研究者:2005/07/25(月) 00:54:07

【函館港:国際ターミナルとして整備】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&amp;d=20050311&amp;j=0041&amp;k=200503112959
2005/03/11 13:48 北海道新聞
函館港、国際ターミナルへ着々 コンテナクレーン陸揚げ

 多目的国際ターミナルとしての整備が進む函館港の港町埠頭(ふとう)で十日、函館市が約四億二千万円で購入した大型のコンテナクレーンの陸揚げ作業が行われた。同埠頭の整備はほぼ完了し、新年度から市が本格的な運用に着手する。第三セクター「函館国際貿易センター」も、同埠頭を活用した貨物船などの誘致活動を進める。

 港町埠頭は、大型貨物船が接岸できる埠頭として一九九三年度に建設が始まり、二○○二年五月に水深十四メートル岸壁、昨年十二月に十二メートル岸壁が完成。クレーンは、十二メートル岸壁に面して市が整備した一・五ヘクタールのコンテナヤードで扱う貨物の荷役で新年度から活躍する。

 同埠頭の利用実績はこれまでに客船なども含め五十五隻しかなく、貨物船の確保が課題。市は韓国・釜山港との定期コンテナ航路開設で海運会社などと協議しており、さらに誘致する。

 函館国際貿易センターは新年度事業で、ロシア・サハリンプロジェクトでの貿易促進の取り組みを続ける一方、コンテナヤードの管理運営の調査を始める。津軽海峡を通り苫小牧、室蘭方面に向かう中国や韓国からの貨物船の函館誘致を目指し、ポートセールスを強化する。同センターは「市と連携して港湾振興を図りたい」と意気込む。

 大型クレーンは約三百六十二トン、最高到達点が地上約六十メートルで、ブーム(腕の部分)が約三十メートル。五万トン積載できるバラ貨物船や一万五千トン級のコンテナ船に対応。コンテナなら三○・五トンまでつり上げられ、石材や木材、鉄くずなどの荷役もできる。最大毎分六十七メートルで自走し、岸壁上を自由に移動可能。クレーンは七日、製作していた広島の工場から専用の運搬船で到着。十日午前八時半から陸揚げ準備を始め、約五時間かけて上陸した。(松井伊勢生)

121荷主研究者:2005/07/25(月) 01:02:55

【富山新港:国際ターミナル拡張】
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050317003.htm
2005年3月17日更新 北國新聞
富山新港 国際ターミナルを拡張 06年度供用へ 貨物増に対応

 富山県は富山新港北ふ頭の多目的国際ターミナルの拡張整備に着手する。貨物コンテナの増加に伴い現行の八・三ヘクタールから十・三ヘクタールに拡張する計画で、環日本海の港湾拠点としての整備を進める。二〇〇五(平成十七)年度に敷地設計や測量、地質調査に入り、〇六年度中の供用を目指す。

 同ターミナルは海外からのコンテナ貨物に対応するため、二〇〇二(平成十四)年四月に供用を開始し、外貿定期コンテナ航路としてロシアや韓国、中国、東南アジアを結ぶ四航路で月二十五便が開設されている。

 供用後のコンテナ貨物は〇二年の三万七千八百三十六個(五十万六千五百四十七トン)から〇四年は五万二千五百四十八個(六十九万七千三百四十二トン)に増加した。現行の計画容量は四万五千六百個となっており、敷地が手狭となったことや今後の貨物の伸びを見込んで拡張を決めた。

 県港湾課によると、運搬の効率性を考えて、ターミナル内のコンテナを積み上げる段数は三段以下となっているが、四段で対応しているケースも出ており、荷主側の運搬コスト増も指摘されている。拡張後の計画容量は六万六千九百個となる。


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