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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

247とはずがたり:2006/12/31(日) 15:10:00
>>246
これは至急やるべきだね。名称は「阪神港」か?
そもそも「尼崎西宮芦屋港」ってのがある時点で笑止。

248荷主研究者:2006/12/31(日) 16:47:46

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20061011/20061011_003.shtml
2006/10/11付 西日本新聞朝刊
6万トン級貨物船着岸可能に 水深15メートルの岸壁着工 福岡市の人工島

福岡市東区の人工島で開かれた国際海上コンテナターミナル整備事業の着工式

 大型貨物船が着岸できる福岡市初の水深15メートル岸壁を備えた「国際海上コンテナターミナル」整備事業が9日、博多湾に浮かぶ人工島で始まった。水深15メートル岸壁は全国でも少なく、九州では北九州市に続いて2番目。福岡市ではコンテナ貨物輸送が急増しており、本格的なターミナル増設によって、博多港を九州最大級のコンテナ基地とすることを目指す。

 人工島では現在、新ターミナルに隣接する深さ11メートルと14メートル岸壁が稼働中だが、6万トン級の大型貨物船は水深不足で着岸できない。また、荷降ろしするコンテナ船で混雑が続いており、貨物船が沖合で順番待ちしている状態という。

 新岸壁は延長350メートル、奥行き500メートルで、6万トン級の大型コンテナ船舶が接岸可能。ガントリークレーン2基を設置予定で、2008年春に暫定供用開始、10年度末の完成を目指す。完成すれば20フィートコンテナ換算で、年間20万個から25万個のコンテナが新たに取り扱いできるようになる。総事業費は約339億円。

 この日の着工式には、事業を進める国土交通省九州地方整備局や福岡市などから約200人が参加。安全祈願祭に続いて、あいさつした山崎広太郎市長は「博多港におけるコンテナ取り扱い施設はフル稼働の状況。コンテナターミナルは必要不可欠」と強調した。

 博多港のコンテナ取扱量は、10年前の約25万9000個から昨年度は約2.4倍の約62万1000個に増加。本年度も70万個を超える見通し。新しい岸壁が本格稼働すれば、年間100万個を取り扱えるようになる。

249荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:22

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061017&j=0024&k=200610179391
2006/10/17 07:21 北海道新聞
東日本フェリー苫小牧−大洗航路 商船三井引き継ぎへ 来年早々にも

 東日本フェリーを運航するリベラ(広島県呉市)が来年早々にも苫小牧−大洗航路を運休し、共同運航している商船三井フェリー(東京)に引き継ぐ方向で検討していることが十六日分かった。現行の便数は維持する。

 苫小牧−大洗のフェリー航路は日曜日を除く毎日、リベラ所有船一隻、商船三井所有船三隻を使い一日二往復体制で共同運航している。関係者によると、来年早々にもリベラが所有する一隻を商船三井に貸し渡し、商船三井の単独運航に切り替える計画。リベラは同航路の運航権を残したまま運休し、商船三井は増便する形を取る。リベラ側の船員は商船三井の指揮下で乗船し、商船三井からは用船料が入る。

 リベラは来年夏にも函館−青森航路に双胴型の新型高速フェリー二隻を導入するが、苫小牧、大洗の支店経費などを圧縮し、経営資源を同航路に集中投下する方向だ。既にリベラは、今年三月に室蘭−八戸航路を休止。苫小牧−八戸航路は、今回と同様の手法で十二月から運航を休止し、共同運航する川崎近海汽船(東京)に運航を引き継ぐ予定だ。

 相次ぐ路線の見直しでリベラの運航経路は函館−大間、函館−青森、室蘭−青森、室蘭−新潟・直江津−福岡・博多の五航路となる。

250荷主研究者:2006/12/31(日) 16:58:47

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20061019&j=0024&k=200610199896
2006/10/19 07:40 北海道新聞
石狩湾新港 設備投資が活発化 4−9月150億円 目立つ冷凍食品

 【石狩湾新港】石狩湾新港地域の造成・分譲を手掛ける第三セクター、石狩開発(石狩)は十八日、本年度上半期(四−九月)に工場や倉庫などの新増設へ着手した企業の設備投資額が約百五十億円と過去五年間で最高だったことを明らかにした。業績回復で設備投資への意欲が一段と活発化していると言えそうだ。

 石狩湾新港地域に取得済みの工場用地で新増設に着手した企業は二十四社で、昨年度一年間に並んだ。投資額は昨年度まで年間約七十億円で推移したが、上半期だけでそのほぼ二倍に達した。さらに二、三社が増設を計画、設備投資額も二百億円に近づくと見込まれるなど、年間では「バブル期以来の高水準」(石狩開発)となりそうだ。

 業種別では、冷凍食品の積極姿勢が目立つ。ニチレイ(東京)は今月下旬、延べ床面積一万五千平方メートル、保管能力一万三千トンの「石狩物流センター」を稼働させる。総投資額は二十億円。東洋水産(同)も十七億円を投じ、既存の冷凍倉庫と同じ敷地に延べ床面積一万千百平方メートル、保管能力一万五千トンの冷凍倉庫を建設中だ。

 このほか約一万六千平方メートルの用地を取得した自動車部品製造の徳重(とくえ)(愛知県名古屋市)は来年四月の稼働を目指し、延べ床面積五千平方メートルの工場を建設。苫小牧埠頭(ふとう)(苫小牧)は十三億円かけ灯油貯蔵タンク五基を増設する。

 石狩開発は「ゼロ金利解除で金利上昇前に設備投資する企業が増えているのでは」と分析。道は「消費地の札幌に近く、港湾機能が充実してきていることも背景にあるのでは」(産業立地課)とみている。

251荷主研究者:2006/12/31(日) 17:03:54

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061016/ftu_____thk_____000.shtml
2006.10.16 中日新聞
名古屋港に新コンテナターミナル 岸壁総延長1050m、国内最大級

新コンテナターミナルの増設工事で据え付けられる巨大な鋼管製の「ジャケット」=名古屋港飛島ふ頭で
 世界最大級の超大型コンテナ船が満載のまま接岸できる新コンテナターミナルの増設工事が、2008年末の供用開始を目指して、愛知県飛島村の名古屋港飛島ふ頭南側コンテナターミナルで進んでいる。

 同ターミナルは、横浜港本牧ふ頭に次いで国内2例目となる日本最大の水深16メートルの岸壁を持つ。国の予算が集中的に投じられるスーパー中枢港湾に指定された名港の目玉事業で、長さ400メートルの第1ターミナル岸壁は昨年末に完成。現在進められているのは、その西側の350メートルの第2ターミナル岸壁だ。

 すべてが完成すると、東隣の水深12メートル岸壁と合わせて総延長1050メートルにもなる国内最大級のコンテナターミナルが誕生。年間のコンテナ取り扱い能力は約110万個、コンテナヤードの保管量は約2万個にも達し「モノづくり中部」随一の海上物流拠点となる。

 第2ターミナル岸壁では、岸壁の一部となる「ジャケット」の据え付け工事が報道陣に公開された。ジャケットは、鋼管で組み立てられた大型の立体構造物。長さ50メートル、幅40メートル、高さ18メートル、重さ約600トンのジャケットは大型起重機船で持ち上げられ、海面下66メートルの海底地盤にまで打ち込まれた複数のくいの上に、すっぽりかぶせる格好で取り付けられた。

252荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:07

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061026/lcl_____mie_____011.shtml
2006.10.26 中日新聞
コンテナ10・6%増 四日市港、大型船用岸壁など要因

 四日市港の霞ケ浦北埠頭(ふとう)国際コンテナターミナルがことし1月に供用開始して以降、同港での1−9月のコンテナ貨物取扱量が20フィートコンテナ換算で約11万8000個に上り、前年同期比10・6%増となったことが明らかになった。

 佐藤清副管理者は25日の同組合議会定例会で、コンテナ取扱量が増えた要因として、同ターミナルに大型コンテナ船が入港可能な水深14メートルの岸壁を開設したことなどを指摘。現在の増加率で進むと、コンテナの年間集荷量は16万個になると予想し「前年比で1万5000個程度増加する見通し」と述べた。

 同組合は昨年6月から北米をはじめとした新規航路の拡大にも向けて、同港に寄港する船会社に対して経費を一部補助する制度を始めたが、まだ適用した例はない。佐藤管理者は「(一寄港につき)最大100万円の補助制度は船会社へのインパクトが大きい。今後もこの制度を活用し、北米航路の誘致につなげたい」とした。 (神田要一)

253荷主研究者:2006/12/31(日) 17:05:53

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/10/20061030t11031.htm
2006年10月29日日曜日 河北新報
宮城県、仙台塩釜港計画改定へ 岸壁改修など柱

 宮城県は本年度、1996年度の策定以来10年間を経過した仙台塩釜港の港湾計画改定に着手する。船舶の混雑、大型化に対応する岸壁の改修や低迷する塩釜港区の活性化が焦点になりそうだ。県は県民の意見を聞いた上で2年程度かけて計画素案をまとめ、2009年度の改定を目指す。

 学識経験者らによる検討委員会を07年1月に発足させるのに先立ち、県民や港湾利用者に意見を募る。具体策として11月末まで郵送や電子メールなどで意見を募集。物流だけでなく、環境や防災、観光、まちづくりなど幅広い視点で考える懇談会も年内に5回開き、計画づくりに役立てる。

 仙台塩釜港の貨物量は05年、3817万トン(うち仙台港区3533万トン、塩釜港区284万トン)。仙台港区は3年連続で上昇したが、塩釜港区は減少傾向が続いている。

 仙台港区は中野埠頭(ふとう)を中心に岸壁が混雑し、現在の勢いで貨物量が増えると、埠頭やコンテナターミナルの容量不足が懸念される。船の大型化も進んでいることから、岸壁の数を減らして長さを確保したり、岸壁の水深を深くしたりできないか検討する。

 塩釜港区は塩釜市の港奥部埋め立てや七ケ浜町東宮浜地区の人工島計画について、実現性や規模などを再検討する。1100隻に及ぶ放置プレジャーボートについても、港の安全や景観を損ねていることから、収容施設の整備などを検討する。

 07年春の仙人峠道路(釜石市―遠野市)の開通で、完成自動車の積み出しなどをめぐって予想される釜石港との競争激化にも対応する。

 釜石港は、トヨタ自動車グループの関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)が完成した1993年以来、完成車の積み出しが行われている。金ケ崎―釜石間は現在、2時間20分かかるが、仙人峠道路開通で35分短縮され、冬場の安全性も大幅に向上する。

254荷主研究者:2006/12/31(日) 18:38:55

http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20061110001.htm
2006年11月10日 北國新聞
大水深岸壁基礎が着工 08年暫定供用へ

 石川県の金沢港大浜埠頭(ふとう)で十日、大水深岸壁の基礎工事が始まり、多目的国際ターミナルの本格的な整備が動き出した。岸壁の桟橋を支える巨大な鋼製の杭(くい)を海底に打ち込む作業が順次進められ、今年度中に百二十本を施工する。来年度には桟橋本体の工事に取りかかり、二〇〇八(平成二十)年十月に水深一二メートルでの暫定供用を目指す。

 延長二百六十メートル、幅二十七メートルの桟橋は百三十五本の杭で支えられる。作業船のクレーンでつり下げた長さ十九―二十四メートルの杭に震動を与え、高圧の水を噴射して地盤を緩めながら十―十二メートルの深さにまで打ち込む作業が行われた。

 暫定供用を開始する〇八年以降は海底の浚渫(しゅんせつ)を進め、二〇一五(平成二十七)年度には、岸壁などと合わせ、延長二・五キロの航路についても水深一三メートルでの整備を完了させる。

255荷主研究者:2007/01/01(月) 22:55:41

http://www.kentsu.co.jp/chubu/news/p02295.html
建設業界ニュース中部版
【愛知】コンテナターミナルへ貨物鉄道引込を検討(12/19)

■  伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で組織する伊勢湾シー&レール物流戦略部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾のコンテナターミナルへの貨物鉄道の引き込み可能性についての検討結果をまとめた。四日市港の三岐鉄道への引き込みを例に、既存ストックが活用可能と仮定した場合、年間片道5000個程度のコンテナ貨物量で可能となることが確認された。また、国際海上コンテナの輸送では、内陸部で鉄道貨物駅に近接したインランドデポ(内陸部における国際物流拠点)の併設も必要とした。これら検討結果はきょう19日に開催する第3回伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会で報告する。
 同部会は、伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の鉄道物流部門の検討部会で、日本貨物鉄道、四日市市、名古屋港管理組合、四日市港管理組合、国土交通省中部地方整備局と中部運輸局で構成する。昨年10月の協議会で委員から「伊勢湾における鉄道のターミナル引き込みについて検討すべき」との意見を受けて、検討を進めていたもの。
 海外では、多くのコンテナターミナルで鉄道が引き込まれており、伊勢湾では日本政策投資銀行東海支店が「四日市港−今後の発展に向けた課題」(06年5月)の中で、コンテナターミナルへの鉄道の引き込みを提案している。また、内陸部では鉄道輸送と連携したインランドデポ設置の検討が進められ、滋賀県米原市の「滋賀統合物流センター」(SILK)構想によるJR貨物のターミナルと連携した効率的な製造・物流統合システムの実現に向けた取り組みが進められているなどの背景がある。
 こうした背景を踏まえ、同部会では、三岐鉄道や四日市商工会、愛知県などもオブザーバーとして参画してもらい、検討を進めてきた結果、機関車などのストックや人的なコスト負担を除いた専用線だけを用いた場合、年間20フィートコンテナ換算個数で片道5000個の貨物量で運用が可能であることを確認した。イメージ図は三岐鉄道の駅から専用線をコンテナターミナルに敷いた場合の想像図で、延長約2㌔程度(可道橋あり)の引き込み線を想定している。概算事業費は数十億円。
 協議会には、このほかコンテナターミナルへの鉄道のみならず、既存の貨物駅との間をトラックで結ぶ一般的な鉄道貨物輸送形態も検討した上で、既存の貨物駅が移転する際などには国際海上コンテナの取り扱いに対応した施設整備の検討の必要性も報告することにしている。
 同部会では今後、港湾と鉄道とのシームレスな連携の実現に向けて、鉄道を利用した国際海上貨物輸送に対する荷主などのニーズや、国際海上コンテナの鉄道輸送の効果や課題の把握に引き続き努めることにしており、その一環として荷主などからの相談窓口を設置する。
(2006/12/19)

256荷主研究者:2007/01/02(火) 11:56:17

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061221/ftu_____thk_____001.shtml
2006.12.21 中日新聞
名古屋港、5年連続日本一確実 総取扱貨物量2億トン

 名古屋港管理組合は20日、名古屋港の2006年の総取扱貨物量が、国内の港湾で初めて2億トンの大台を突破したと発表した。02年から5年連続の日本一は確実で、貿易額も6年連続で日本一になる見込み。

 同組合の推計によると、今年の総取扱貨物量は、前年比10・1%増の2億600万トン程度になる見通し。トヨタ自動車を中心とした完成車や自動車部品の輸出が好調で、輸出全体では9・2%増の5100万トンを記録。輸入も液化天然ガス(LNG)や鉄鉱石などが好調で7・7%増の8100万トンとなる見込み。

 このほか、内国貿易貨物も、完成車を中心に移出、移入とも好調で13・5%増の7400万トンとなる。

 名港が1億トンを突破したのは1977年。1億5000万トン台に到達した2000年からわずか6年でさらに5000万トンを上積みした。

 2位は千葉港、3位は横浜港の見通し。世界的には約4億トンのシンガポールがトップで、名港は10位前後とみられる。

 一方、財務省貿易統計によると、貿易額も1月から10月まで名港が全国1位となっている。

257荷主研究者:2007/01/02(火) 12:14:39

http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20061216/lcl_____fki_____000.shtml
2006.12.16 中日新聞
福井港への外航船入港数が倍増 中ロ関係軸に伸び期待

 関税法上の開港指定を昨年4月に受けた福井港への外国航路船舶(外船航)の入港数が、今年に入って激増している。県の集計によると、1月から11月末までに入港した外航船は176隻を数え、昨年同期(91隻)のほぼ2倍に達している。好調な中古車輸出などの恩恵も受けたが、うち91隻が福井港への直接入港で、開港指定のメリットが入港実績に結びついたことを裏付けている。

 県によると、外航船が福井港に入港する場合、昨年3月までは敦賀港など開港指定港で「不開港への入港手続き」を経る必要があった。しかし、2005年月に関税法上の開校指定を受けたのに伴い、現在は直接入港が可能になった。

 その結果、輸送日数やコストが削減され、開港初年の05年も入港数101隻のうち、約半数の51隻が直接入港だった。今年の直接入港数は、昨年同期の総入港数にほぼ並ぶなど、開港の効果が数字となって着実に表れている。

 県港湾空港課によると、品目別ではロシアへの中古車輸出が92隻で最も多く、韓国で加工後に中国に出荷されるとみられる金属スクラップ船が28隻となっている。一方、輸入では、工業団地・テクノポート福井に立地するアルミ圧延メーカー工場向けのアルミインゴットを積んだ外航船が、45隻でトップだった。

 また、12月1日からは、テクノポート福井で木造住宅用建材メーカーが稼働を開始し、今後は同社がロシアから木材を輸入する船が毎月2隻ほど入港する見通しという。

 中国経済の活況などの影響もあり、同課は「さらに入港実績は伸びていくのではないか」と期待を寄せている。

 (畑結樹)

258とはずがたり:2007/01/02(火) 14:02:15
社説:能代港の整備 資源循環の国際拠点に
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20061226az

 海運をめぐる動きが活発化している。国土交通省が能代港をリサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定したほか、秋田港から極東ロシアのウラジオストク、ボストーチヌイ両港を結ぶ定期航路の開設が、早ければ来春にも実現する可能性が高まった。両港とも環日本海の物流拠点として存在感を増すことになるが、とりわけ能代港はアジアを組み込む形で資源循環の国際拠点となる期待も膨らむ。

 リサイクルポートは国交省の港湾行政の柱の一つ。環境に優しい海運を使って循環資源を広域的に集め、資源循環型社会の形成と港湾地域の活性化を図る狙いがある。今回、能代港と同時に舞鶴(京都)、三島川之江(愛媛)が指定され、全国で計21港となった。

 能代港の指定は、米代川流域の9市町村と県による県北部エコタウン計画を推進する上で重要な意味を持つ。後背地の大館市や小坂町では、長年培ってきた木材加工や製錬技術を生かしたリサイクル、廃棄物処理施設が集積。新たな基盤産業として育ちつつあるが、これまで計画エリア内に肝心の物流拠点がなかった。また、リサイクル産業の集積がなかった能代市にとっても、指定により関連施設の立地が見込まれ、エコタウン計画への本格参入の道が開けることになる。

 非鉄金属大手のDOWAホールディングスが100%出資する子会社で、県北地区のリサイクル産業の中核的存在の小坂製錬は、リサイクル原料に対応した国内初の新型炉を建設中だ。来年3月の完成時には年間の処理能力が現在の約5万トンから20万トン以上へと飛躍的に拡大する。同社がその原料として想定しているのが、アジア諸国で大量に廃棄、排出される携帯電話などの廃電子基板だ。

 製錬の原料となる鉱石はブラジル、ロシア、インド、中国(ブリックス諸国)などの経済成長に伴い、慢性的な品薄状態。同社が鉱石に代わる原料として着目しているのが、貴金属やレアメタルの含有率が高い廃電子基板や、電気・電子部品の製造過程で排出される端材である。その最大の輸入先となるのが東アジアや東南アジア諸国だ。

 多くの製造拠点が立地するアジアの国々では、世界貿易機関(WTO)加盟により廃棄物の適正処理が求められながら、それに振り向ける余力がないのが実情という。DOWAは、将来的には中国をも視野に入れた形で輸入拡大に意欲をみせている。小坂を拠点にした資源循環が軌道に乗るならば、受け入れ港としての能代港の重要度は飛躍的に高まることになろう。

 リサイクルポートの指定に伴い、国はリサイクル産業の新規立地促進や、貨物の積み替え・保管施設の整備補助などの各種支援を行うことになる。DOWAは金属とプラスチックを分類するなどの前処理施設や倉庫が必要だとしており、県と能代市も、能代港への原料の保管施設整備や、それを行う第三セクターの設置などの協議を始める予定だ。産業基盤が脆弱(ぜいじゃく)な能代市にとっては、木材産業と並ぶ新たな産業基盤づくりのチャンスが生まれた。官民挙げて盛り上げたい。

(2006/12/26 09:07 更新)

259とはずがたり:2007/01/22(月) 16:54:35

中小海運業が共同管理会社
業界再建へ国交省が支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007012100068&genre=A1&area=Z10&mp=

 船の老朽化や船員不足が深刻な内航海運業界を立て直すため、国土交通省は21日までに、中小事業者が共同出資で管理会社を設立し、船舶整備や船員育成を効率化できるよう支援することを決めた。

 事業者ごとに行っていた船の補修や点検を管理会社が一括することでコストを削減できるほか、グループ化による事業者間の信用補完で、新船の建造資金なども調達しやすくなると期待される。船員育成も共同で効率的に行うことができるようになる。
 生き残りのための会社合併と違って個々の事業者が存続できることなどから、国交省が約2000社を対象に昨年実施したアンケートでは、前向きな回答が75%を占めた。(共同通信)

260とはずがたり:2007/01/31(水) 15:39:30

さんふらわあ対策協が存続へ支援策
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000701310003
2007年01月31日

 志布志と大阪を結ぶカーフェリー「さんふらわあ」の志布志港撤退問題で30日、県の航路存続対策協議会が県庁で開かれ、港湾施設使用料や水道料の減免、利用促進のための助成ツアーなどの支援策をまとめた。2月16日に伊藤祐一郎知事が、運航会社の親会社である商船三井(東京都)を訪ね、芦田昭充社長と直接協議する。
 県や志布志市、トラック協会をはじめとする経済界でまとめた支援策で、港湾施設使用料と水道料の減免▽助成ツアーや修学旅行などでの利用促進▽一定の範囲内での運賃引き上げ、など。
 いずれも運航会社のブルーハイウェイライン西日本が、撤退計画を撤回することを前提に実施する。港湾施設使用料は現在年間2700万円、水道料は同500万円だが、具体的な減免額については明らかにしなかった。
 ブ社は、志布志から宮崎に航路を変更することで燃料代など年間約3億円を節約できると、撤退理由を説明している。
 一方、県は01年度から志布志航路のトラック輸送台数は年々増えており、今年度は7万台を超えるとみている。伊藤知事は「単純に2千円値上げすればそれだけで、1億4千万円の増収になる。交渉に一定の希望を持っている」と述べた。
 また、志布志市の本田修一市長は「会社側にとってもある程度納得できる内容ではないか。実現可能と思っている」と話した。
 ブ社は当初、今年3月いっぱいで志布志港を撤退し、4月から宮崎〜大阪間に航路変更するとしていたが、施設整備に時間がかかるとして10月からに計画を延期した。

261荷主研究者:2007/02/13(火) 00:17:45

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701010073.html
'07/1/1 中国新聞
周南に初の7万トン級貨物船

 最大積載量7万トン級の大型貨物船が9日、周南市の徳山下松港に入港する。周南コンビナートの2社が県営晴海埠頭(ふとう)を活用し初めて挑む。同クラスは水深14メートルが必要。埠頭は整備されているが、航路は水深12メートルしかなく、水位の上がる満潮時を利用して航行し接岸。自家発電の燃料となる石炭を荷揚げする。2社は今後、年間約70万トンの石炭を、7万トン級貨物船で輸送する考えだ。

【写真説明】<左>初めて7万トン級の大型貨物船が入港する周南市の徳山下松港。官民連携による機能強化に期待がかかる<右>荷降ろしのため、晴海埠頭14メートル岸壁に民間業者が設置した移動式クレーン

262荷主研究者:2007/02/13(火) 00:25:50

http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20061227/ftu_____thk_____005.shtml
2006.12.27 中日新聞
RORO船が入港 伏木富山港にロシアの船会社の定期便

 ロシア極東の船会社「トランス・ザルビノ」(ザルビノ)のRORO船(自走式積み降ろし船)の第1便が26日、伏木富山港に入港した。

 年明けから週1便の定期として就航し、中古自動車などを同港からウラジオストクへ輸出する。将来は便数を増やし、寄港地を広げる考えだ。

 日本側代理店の協栄船舶(大阪市)によると、当初は300台が積み込める船を配置し、中古自動車を中心に中古建機・トラックを輸出する。運航の曜日はまだ決まっていない。伏木富山港は日本製中古車の日本最大の輸出基地。年々輸出量が増加していることに対応した。

 RORO船は、クレーンを使わずに直接荷物(車)の積み降ろしができる貨物専用船。

 大量輸送と荷役作業の効率化で物流コストが軽減できるメリットがある。

 協栄船舶は福井など日本海側の港への寄港を計画しているだけでなく、横浜港や神戸港など太平洋側への就航も視野に入れている。

264荷主研究者:2007/02/13(火) 00:35:42

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070109302.htm
2007年1月9日03時38分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港利用、5割超す コマツ粟津工場 先月、北米向け建機輸出

 コマツ粟津工場(小松市)の北米向け輸出建設機械のうち、金沢港の利用割合が十二月、初めて50%を突破した。同港の北米行きRORO船の利用に加え、同工場は「六月から特殊コンテナを使って始めた釜山経由の輸出が軌道に乗ってきた」としている。
 金沢港の北米行きRORO船は月一便で、建設機械を走らせて荷積みできる。これに対し、週三便の釜山行きはコンテナ船であるため、従来は建機をそのまま積むことができなかったが、六月から特殊コンテナ「スーパーラック」の活用で金沢―釜山便を経由した輸出が可能になった。

 このため、北米向け建機の出荷港は名古屋などが減り、二割未満だった金沢港の利用割合が六月から徐々に上昇、十二月は50・2%になった。

 粟津工場の海外向け出荷台数のうち、北米はほぼ半数を占め、地域別では最も多い。

 粟津工場は、釜山経由による出荷地域について昨年始めた北米、欧州、東南アジアに加え、今年は中近東、アフリカ、中南米を順次加える方針。同工場は出荷地域の拡大により、輸出建機全体に占める金沢港の利用割合を二〇〇七年度に三割、将来的には七割程度に高める目標を掲げている。

265荷主研究者:2007/02/13(火) 00:45:01

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/toshiken/20070113/20070113_003.shtml
2007/01/13付 西日本新聞朝刊
コンテナ取扱量過去最高を更新 06年博多港速報値 外国航路も75万人突破

 福岡市が発表した博多港の概況速報値によると、2006年の国際海上コンテナ貨物の取扱量が71万TEU(20フィートコンテナ換算)、外国航路の船舶乗降者数も75万1000人に達し、ともに初めて70万台を突破して過去最高を更新した。市は「博多港は経済発展が著しい中国に近く、東アジアの玄関口として物流需要が高い。韓国人の乗降も大幅に伸びた」としている。

 コンテナ取扱量は05年(66万7000TEU)に比べ、6.5%増加。1‐9月分の内訳集計をみると、相手国は輸出入ともに中国、韓国、米国の順だった。前年同期に比べ、中国との取引は古紙の輸出、日用品や衣類の輸入が伸び、輸出入ともに1万TEU以上増えた。輸入では05年1‐9月にトップだった韓国を中国が抜いた。

 主な輸出品はタイヤなどゴム製品(全体の41%)、古紙など再利用資材(同12%)。輸入品は牧草など動植物性製造飼肥料(同13%)、家具装備品(同10%)。05年1‐9月に比べ、再利用資材の輸出、動植物性製造飼肥料と日用品の輸入が増えた。

 国別の乗降者数では「韓流ブーム」が一段落した影響などで、日本人が前年比約16%減の27万4000人にダウン。一方、韓国人は同約36%増の46万1000人に膨らんだ。全体に占める割合では05年は日本人(約48%)と韓国人(約50%)がほぼ同率だったが、06年は韓国人(約61%)が日本人(約37%)を初めて大幅に上回った。

 市は韓国人の利用増の理由について(1)円安ウォン高(2)短期滞在者のビザ免除(3)韓国での週休2日制定着(4)ゴルフや温泉など九州観光の関心高まり‐などを挙げる。

 吉田宏市長は「九州と韓国の近さが観光面で実証され、物流でも日本と東アジアを結ぶ役割が評価された。スーパー中枢港湾指定の目安となる100万TEUも視野に入る伸びだ」としている。

266荷主研究者:2007/03/23(金) 00:17:24

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/01/20070123t42033.htm
2007年01月22日月曜日 河北新報
貨物定期航路、秋田港―ロシア開設へ 今夏にも

 秋田港と極東ロシアを結ぶコンテナ定期航路が開設される方向で、調整が進んでいることが22日までに分かった。国内とロシアの海運数社が検討中で、近く秋田県に対し、正式に開設の意向を伝える見通し。早ければ夏ごろにも就航するとみられる。現在、東北とロシアとの間に定期航路はなく、唯一の海運航路として注目されそうだ。

 秋田港の外貿定期航路は現在、1995年に開設した韓国・釜山港のみ。99年に北朝鮮に近いロシアのポシェット港との間で航路ができたが、貨物量の低迷で2003年に廃止された。

 今回、極東航路の開設の動きは、釜山航路のコンテナ取扱量が年々増加の一途で、経済発展が著しい極東地域から釜山経由で輸出入される品目も増えているためとみられる。

 県商業貿易室によると、ロシア政府と、国内とロシアの大手海運会社が、ウラジオストク、ボストーチヌイ両港と秋田港との定期航路の可能性を検討している。定期航路の新設は、現在の釜山経由に比べ、運航にかかる日数とコストが大きく縮減される。

 現在、日本からは中古車や自動車部品、紙など、ロシアからは木材や原油、亜鉛などの貨物需要がある。同貿易室は「ポシェット港は、交通体系などインフラが悪かった。ウラジオストク、ボストーチヌイは国際港であり、安定した貨物輸送が望める。自動車産業が東北にさらに張り付けば、秋田港から極東地域に向けた輸出入の将来展望も開けるのではないか」と話している。

267荷主研究者:2007/03/23(金) 00:21:13

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200701260107.html
'07/1/26 中国新聞
福山港国際ターミナルを増設

 広島県福山港地方港湾審議会は25日、福山市内で会議を開き、箕沖町の福山港国際コンテナターミナルに水深12メートルの岸壁を1バース増設するなどとした港湾計画の変更案を県の原案通り承認し、藤田雄山知事に答申した。同ターミナルは今後、3バース体制を目指す。新たに増設するバースは3万トン級の貨物船が接岸できる。第2バース南側の海面を埋め立てるなどして、5.2ヘクタールのふ頭用地を確保する。

268荷主研究者:2007/03/23(金) 00:26:40
>>255

http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20070123/lcl_____mie_____000.shtml
2007.01.23 中日新聞
四日市港埠頭に貨物鉄道構想 船荷積み降ろし全国へ

鉄道が引き込まれた港を描いたイラスト(中部地方整備局など作製)

 四日市港にまで貨物鉄道を敷き、埠頭(ふとう)で荷物を積み降ろしする全国初の構想実現に向け、関係機関が協議を進めている。トラック輸送から切り替えられれば、コスト削減だけでなく、道路の渋滞緩和や二酸化炭素の排出削減など環境面での利点も多い。国は事業化に必要な貨物取扱量を試算するなど課題をまとめ終えた。今後、荷主のニーズ把握に乗り出す。

 鉄道を使った貨物輸送は、欧米など内陸部が広い大陸で発達。国土交通省中部地方整備局の担当者は「コンテナターミナルに貨物鉄道が引き込まれている港は世界に多い」と話す。

 名古屋港と四日市港の在り方を検討する伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会の2005年10月の会合で「鉄道のターミナル引き込みについて検討すべきだ」という意見が委員から出され、同整備局が実現可能性の検討に着手した。

 鉄道は輸送コスト自体はトラックに比べ安いが、貨物の積み降ろし込みにコストがかかる。このため「輸送距離が片道400キロ以上なければトラックよりもコストが高くなる」(同整備局)とされ、狭い日本では敬遠されてきた。

 しかし、埠頭内に線路を引き込めば、貨物の積み降ろしのどちらかのコストはほとんど省くことができるのでは−という発想だ。

 鉄道事業者を交えた検討の結果、年間のコンテナ貨物取扱量が20フィート(1フィートは約30センチ)コンテナ換算で約5000個あればコスト的に事業が成り立つことが判明した。四日市港の年間集荷量は約15万個前後で、わずか3%が転換すればいい計算だ。同整備局の担当者は「関係者が一堂に会して『可能性がある』と合意した。前向きな話だ」と手応えを感じている。

 今のところ正式には、四日市港を前提にした話し合いにはなっていない。具体的にどの程度の環境負荷を削減できるかの精査もこれから。しかし、同港の霞ケ浦地区北埠頭からJR関西線の富田駅までは約2キロの近さ。線路を敷設するにも少ない投資で済み、同整備局は「地の利はある」と認めている。

 一方で、実現性に慎重な意見も。「レールは造ったが利用がない、では困る」と、四日市港管理組合の担当者。鉄道がトラックに価格競争で勝てる400キロ以上もの遠方の荷主がどれほどいるのか−。同組合は楽観的な予測を立てられないでいる。

 (加藤益丈)

269荷主研究者:2007/03/23(金) 00:28:28

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070130101.htm
2007年1月30日03時13分 北國新聞■石川のニュース
臨港地区に19ヘクタール編入へ 金沢港の機能強化 道路整備など、県が計画変更

新たに19ヘクタールが臨港地区に編入される粟崎地区(中央)=北國新聞社ヘリ「あすなろ」から

 石川県は新年度、金沢港周辺でコマツや関連企業などの集積を図るため、港湾計画の変更に着手する。金沢市粟崎地区の県、市有地など約十九ヘクタールを臨港地区に編入し、臨港道路の整備などで進出企業の利便性を高める。合わせて御供田コンテナターミナルの改良や、東部工業用地の利用計画策定も進めるなど、大浜地区でのコマツ新工場稼働を受け、港湾機能の総合的な強化を狙う。新年度当初予算案に計画変更に向けた調査費を盛り込む。

 新たに臨港地区に編入されるのは、金沢市が工業用地として整備することが決まっている市有地約十ヘクタールと、県有地約二・七ヘクタール、民有地約六ヘクタールの計約十九ヘクタール。県有地については市有地と隣接しており、今後、市と連携し、工業用地への造成を検討する。民有地には既に物流、建設関連企業が立地している。

 臨港地区に編入することによって、地区内の道路を国の補助事業で臨港道路として整備することが可能となり、一般車両の交通を規制し、港湾貨物輸送の円滑化にもつながる。工場などの進出計画時は、港湾管理者である県への届け出が必要となるため、県は港湾機能に支障があると判断した場合は進出を規制することができ、港湾活用型の企業に絞った誘致が展開できることになる。

 御供田コンテナターミナルの利便性向上に向けては、荷揚げ用のクレーンの配置を見直し、設備の充実を図ることで、コンテナ取扱量の増加に対応。ターミナルに隣接する東部工業用地の用途については、コンテナ関連企業の誘致やターミナルとしての一部転用も検討する。

 県は新年度に「ものづくり産業クラスター構想」(仮称)を策定し、県の基幹産業である機械製造業を集積することで国際競争力の底上げを図る。構想では金沢港の国際物流拠点化はハード面の中核的な施策に位置付けられることとなっており、県は「物流拠点化に向けた立地環境整備を積極的に進める」(土木部)としている。

270荷主研究者:2007/03/23(金) 00:39:39
伊万里港の取扱量。九州で3位は意外に多いというか、他港が少ないということだろう。福岡や北九州は100万個を目指すレベルのはずだから2位と3位に差がありすぎる。しかし熊本や大分は伊万里より少ないのかねぇ。
>コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位
>コンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070201/20070201_001.shtml
2007/02/01付 西日本新聞朝刊
伊万里港に新クレーン 1日稼働2基態勢に 荷役能力不足解消へ

伊万里港コンテナターミナルで積み降ろしの試運転をする新クレーン

 伊万里港の荷役能力が不足している問題で、県は同港コンテナターミナル(伊万里市黒川町)に新たにクレーン1基を設置し、31日、実際に貨物船からコンテナを降ろす試運転を行った。2月1日から本格稼働に入る。これでクレーンは2基態勢となり、積み降ろし時間が最大4割短縮され、能力不足の解消にめどが付いたという。

 新クレーンのつり上げ能力は既設クレーンと同じ36.5トン。県が民間企業から年2184万円で賃借した。少なくとも2010年度まで使用する。

 同ターミナルに国が造る水深13メートル岸壁(工期は07‐11年度中)の完成に合わせ、県は11年度からさらに能力の高いコンテナ専用クレーン(ガントリークレーン)を設置する予定で、今回の新クレーンはそれまでのつなぎ役となる。

 伊万里港は現在、韓国・釜山、中国・上海など両国向けの4航路で週4便が運航しており、コンテナ取扱量が急増。05年は福岡、北九州に次いで九州で3位だった。一方で、荷役に丸1日かかる場合もあり、船会社から「他港に比べ不便。航路廃止もあり得る」との不満が上がり、市や荷役業者が県にクレーン増設を要望していた。県は「新クレーン設置を受け、港を売り込み、取扱量を毎年1割ずつ伸ばしたい」としている。

 県は31日、同ターミナルの06年の中身入りコンテナ取扱量が初めて3万個を突破し、3万873個となった、と発表した。

271荷主研究者:2007/04/30(月) 21:39:34

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20070301&j=0024&k=200703019142
2007/03/01 07:16 北海道新聞
中国−小樽港 定期コンテナ航路週1便から2便に

 【小樽】海運会社「神原汽船カンパニー」(広島県福山市)は二十八日、現在週一便運航している小樽港と中国を結ぶ定期コンテナ航路を、三月の最終週から週二便に増やすことを決めた。対中貿易が輸出入とも順調に伸びており、荷主のさらなる需要を見込めると判断した。

 同航路は二○○二年九月、道内の寄港地を苫小牧から小樽港に変更して就航し、同港にとっては唯一の定期コンテナ航路。○二−○六年の五年間でコンテナ数は約十八倍の一万五千個に増加。これに伴い、対中国の貿易額(速報値)も、輸入が五・○倍の九十六億一千万円、輸出は五・五倍の五十二億六千万円と劇的に増えている。

 中国では欧州向けの加工用サケの需要が急増しており、輸出はサケやスケソウなどの海産物が中心。輸入はホームセンターなどで売られているプラスチック容器や家庭用品が主体となっている。

272荷主研究者:2007/04/30(月) 21:44:27

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070316105.htm
2007年3月16日03時35分更新 北國新聞■石川のニュース
◎金沢港御供田埠頭コンテナヤードを2万平方メートル拡張へ 県が新年度に計画策定

 県は新年度、金沢港御供田埠頭(ふとう)コンテナヤードの拡張計画を策定する。国際コンテナ貨物量の増加に対応するためで、将来的に、隣接する県有地約二万平方メートルを整地する計画である。今後、具体的な拡張時期の検討に入るとともに、荷役作業の効率化を目的とした荷役施設の整備やコンテナスペースの見直しを進め、同港の国際物流機能を強化する。

 御供田埠頭で扱う国際コンテナは主に中国や韓国、東南アジア向けで、昨年の取扱量は二十フィートコンテナ換算で二万三千百二十六個となり、二〇〇二(平成十四)年から五年間で約一万個増と大幅に伸びている。

 韓国航路の船舶大型化や中国・上海航路の週二便化が決まったことに加え、昨年十二月にコマツの大型プレス機工場が稼働した大浜地区では、近接する粟崎地区でも大型建設機械の新工場が建設される計画が浮上。県では今後も海外向けの貨物取扱量の増加が見込めるとして、将来的なコンテナヤードの拡張が必要とみている。

 現在のコンテナヤードは約七万三千平方メートルで、計画では、北側の県有地約三万平方メートルのうち、二万平方メートルを拡張部分とし、残る一万平方メートルは大浜地区につながる臨港道路(県道大浜御供田線)の将来の四車線化に向けた用地として確保する。

 荷役作業の効率化に向けては、現状は、コンテナを三段まで積み降ろしできる荷役機械を使用しているが、三段以上の多段積み降ろしが可能な機械の導入効果を検証し、コンテナスペースの集約化も検討する。

 金沢港の国際物流拠点化に向けては、谷本正憲知事は先月二十七日の県議会二月定例会の代表質問などで、今後、国際物流(大浜)、コンテナ(御供田)、フェリー(戸水)、客船(無量寺)と、埠頭間の役割分担で港湾機能を高めることが重要との見解を示している。

273荷主研究者:2007/04/30(月) 22:05:32

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070318103.htm
2007年3月18日05時12分更新 北國新聞■石川のニュース
◎増便コンテナ船初寄港 金沢港、日中間新航路で週2便

週2便化で初寄港した新航路のコンテナ船=金沢港

 金沢港と中国・上海などを結ぶ国際定期コンテナ航路が週一便から二便に増便され十七日、今回開設された新航路のコンテナ船が金沢港に初寄港した。既存航路と組み合わせて使うことで、上海への輸出が四日間短縮され五日間に、上海からの輸入も二日短い三日間となり、貨物量の拡大が見込まれる。

 金沢に寄港する定期航路は、神原汽船(広島県福山市)が昨年九月、週一便で就航した。石川県などが北陸三県の企業に利用を呼び掛けた結果、貨物量が伸び、週二便の採算ラインを越えたことから増便が実現した。

 新航路は寧波―上海―金沢―伏木富山―新潟―小樽―寧波を二週間かけて回る。この日寄港したコンテナ船は、二十フィートコンテナ換算で十七個分の雑貨品を荷揚げし、十四個分の荷物を積み込んだ後、伏木富山港に向け出港した。

 既存航路も三十日の金沢到着便からルートが再編され、以後は毎週金、土曜に金沢に寄港する。

274とはずがたり:2007/05/08(火) 12:51:17

三井傘下なのにダイアモンドとはこれ如何に。

商船三井傘下の2社が合併
http://www.asahi.com/business/update/0507/SEB200705070011.html
2007年05月07日20時44分

 商船三井は、ともに子会社で大分―神戸のフェリーを運航するダイヤモンドフェリー(大分市)と鹿児島・志布志―大阪を運航するブルーハイウェイライン西日本(鹿児島市)を7月1日付で合併すると発表した。新社名はダイヤモンドフェリーで、本社は大分市。両社の航路に変更はない。

275とはずがたり:2007/05/08(火) 19:20:51
>>270
同じ佐賀県内に唐津があろうに,更に九州内には貿易港長崎とか工業港大分とかがあるのに伊万里が3位とは凄いねぇ。
石油化学工業地帯の大分港,歴史ある貿易港かつ造船業の街の長崎港は何してるんだ?

277とはずがたり:2007/05/22(火) 14:23:26

志布志港:新若浜地区、来秋にも供用開始 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000179-mailo-l46
5月17日15時1分配信 毎日新聞

 志布志港の新若浜地区について、県は16日、来年秋に供用開始する方針を明らかにした。当初計画より半年遅れとなる。県庁であった同港のポートセールス推進協議会総会で示した。
 県空港港湾課などによると、新若浜地区は5万トン級の大型コンテナ貨物船寄港を目指し、埋め立て整備中で、岸壁はほぼ完成した。だが3月、国土交通省発注の「水門談合」で大手鉄鋼メーカーが軒並み指名停止処分になったことに伴い、港のクレーン工事の入札が白紙となっていた。
 今後、6月県議会で補正予算案を計上。工事の再入札を実施する方針という。
 また総会では、大阪・志布志航路のカーフェリー「さんふらわあ」について、航路存続のため、利用促進を図ることで一致。大阪市でポートセミナーを開催することを決めた。【神崎真一】

5月17日朝刊
最終更新:5月17日15時1分

278とはずがたり:2007/05/29(火) 13:28:37
苫東の開発はむつ小川原と同様オイルショックの亡霊である。むつ小川原の方は核リサイクルで動き出したが苫東の方はどうするのかねぇ。高速が最近延びてインフラも整いつつある。臨海鉄道が廃止されてしまったのは禍根をのこすんちゃうかw

苫小牧東港への移転 時期一向に決まらず
http://www.tomamin.co.jp/2007/tp070528.htm

 2008年度に苫小牧港の国際コンテナターミナルを西港区から東港区に移転する問題で、具体的な移転時期が一向に定まらない。苫小牧港管理組合が事務レベルで提案している08年10月末までの移転完了を、利用者側が了承するか注目されているが、苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合(栗林成光理事長)の理事会は「未解決の問題が多い」とし、結論を見送っている。
 コンテナ事業協組は苫小牧栗林運輸、ナラサキスタックスなど5社で構成。苫小牧港・西港入船国際コンテナターミナルを運営している。
 狭あい化するコンテナターミナルを、広大な背後地を持つ東港区に移転することは官民共通の認識。ただ、移転費用やタグボートの常駐、東西両港区間の交通アクセス、コンテナ検査体制、安全対策など諸問題が山積し、移転時期「(08年10月までという)一応のめどを立て、諸問題の何がいつどう解決するかの論議を進めてきた」(港運業者)。
 諸問題の解決には民間が取り組むことと官がやることがあるが、今月23日開いたコンテナ事業協組理事会後の意見交換会では、出席者の1人が「官がやることのうち、明確ではないことがたくさんあり過ぎる」と主張。「08年10月移転は目標であって約束ではない。その辺に誤解が生まれそうな気配がある」とし、さらに慎重な議論を重ねるよう求めた。
 別の出席者は「移転に伴うコスト増になるのも心配だが、それ以上に船会社が気持ち良く来てくれるのか」と懸念。「港内の静穏度も、港湾管理者は東港区が安全な港であることを名実ともに明らかにしてほしい」と、早期の安全宣言を望む。
 8月にも港管理組合から安全を担保するデータが示される見通しで、その時が焦点となりそうだ。
 移転には約半年の期間が必要とされ、来年10月末までの移転完了には来春早々に動き出だすことが必要。現地での事務所増築や設備の発注もあり、「来年10月移転計画案」には早くも黄色信号が点灯している。
 顧客、船会社にとって安全でコストが安く、使い勝手の良い港を造ろうというのが官民共通の目標だが、これ以上運営当事者の話し合いにこう着状態が続けば、苫小牧港のイメージはますます悪化する。就航船社、代理店は移転スケジュールを見守っており、港湾管理者には説明責任が求められている。

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/21(木) 14:44:55
金沢港と富山新港争奪戦 日平トヤマの貨物 石川はコマツ「応援」、富山は荷主助成武器
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20070621301.htm

 日平トヤマ(南砺市)の輸出貨物をめぐり、石川、富山両県が争奪戦を繰り広げている。石川県が同社筆頭株主のコマツ(東京)の応援を受けて金沢港利用を促すのに対し、富山県は大型船入港の実績や新たな荷主助成制度を武器に「地元の富山新港の利用を」と応戦。日平トヤマは週平均百十便の海外定期便が就航する横浜港を主要積出港としており、「富山新、金沢両港とも船便数がまだ少ない」と慎重な姿勢だ。
 日平トヤマは現在、南砺市内の工場で生産している自動車産業向け工作機械や航空機産業向けの産業機械などを輸出する場合、横浜や神戸、名古屋港などを利用し、金沢港と富山新港は使っていない。

 日平トヤマの二〇〇七年三月期海外売上高は、前期比34・6%増の四百十九億四千二百万円と大幅に増加。今後も増加基調が続くとみられるだけに、石川、富山両県は「日平トヤマを取り込めば、港の集荷量が一気に増える」と見込む。

 折から日平トヤマ側への接触のタイミングを図っていた石川県にとって、金沢港の利用拡大に取り組むコマツが日平トヤマの筆頭株主となり、提携したのは「千載一遇の好機」(港湾活用推進室)。昨年十二月に石川県幹部がコマツ関係者とともに日平トヤマ役員と面談し「南砺から金沢港、富山新港への距離に大差はない」「重量貨物取り扱いのノウハウもある」と説いた。

 コマツは金沢港周辺で建設機械の新工場を建設する計画で、「金沢港の取り扱い貨物量が増えれば、海外定期便の増便や新たな航路就航につながり、港の利便性が高まる」(関係者)との考えだ。

 一方、富山県は日平トヤマに対し、伏木富山港でコンテナ貨物を前年比20%以上増やす荷主に、一個につき一万円を助成する制度の創設や、金沢港に比べて多い海外定期便の就航状況を説明。さらに「コンテナ船で金沢港の二倍以上、混載船で五万トンクラスの積載量の船が入港できる」(立地通商課)と富山新港の利便性を挙げ「地元の港を使ってほしい」との要望活動を本格化させている。

 富山新港を含む伏木・富山港は〇六年度、富山県内の主要企業の47%が輸出に利用したが、富山県は国際物流拠点港化に向け、県内企業のさらなる囲い込みを進めている。来秋に金沢港の大水深岸壁が暫定供用し、大型貨物船の入港が可能になる石川県にとっても、「今が売り込みの好機」として、県内、県外を問わずに金沢港の利用呼び掛けに力を入れている。 横浜港を主に利用する理由について日平トヤマは「海外発注元の意向で特注機械に急な調整を施すことがあり、積み出しが遅れることもある。一日に何便も海外定期便が就航する港を使わねば、納期に遅れる」(幹部)と説明。両県の要請には「納期や運送コスト、製品の種類に応じて今後、検討を重ねたい」とするにとどめている。

280荷主研究者:2007/08/04(土) 02:55:27

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/03/20070331t32008.htm
2007年03月30日金曜日 河北新報
大船渡港に韓国定期航路が就航 海産物や加工食品輸出

国際貿易コンテナ定期航路第1便(後方)の就航を祝う関係者=30日午前、大船渡港

 大船渡港と韓国・釜山港を結ぶ岩手県初の国際貿易コンテナ定期航路の第一便が30日就航し、発着場所の大船渡市の野々田埠頭(ふとう)で記念式典が行われた。

 式典には、甘竹勝郎市長や船を運航する韓国・興亜海運、日本総代理店三栄海運(東京)の代表ら約200人が出席。甘竹市長は「国際港湾都市を目指す市にとって就航実現は無上の喜び。今後は荷物の確保に向け全力を傾注したい」とあいさつし、関係者らとテープカットして就航を祝った。

 第1便は同日早朝に大船渡港に入港した。この日は式典向けの入港のため積み荷はなく、荷役用クレーンを使って船からコンテナを積み降ろす作業の様子が披露された。

 定期航路は4月20日から本格的に運航する。当面は週1便。釜山を出発後、小名浜、大船渡、仙台を経由して釜山に戻る。市内や県内陸部の荷主32社が、航路を利用して海産物や加工食品、工業製品を輸出する意向を示している。

 大船渡市は航路開設に向け、2002年から船会社と交渉を始めた。航路開設を後押しするため地元企業など16社が昨年、協同組合を設立、荷役業務用クレーンの設置・運営を始めた。

281荷主研究者:2007/08/04(土) 03:26:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/20173.html?_n1040=46&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=4
2007年04/12 14:12 北海道新聞
東港区を国際拠点に 苫小牧港管理組合 「長期構想」を発表

 苫小牧港管理組合(管理者・岩倉博文市長)は十一日、今後三十−四十年間の苫小牧港の針路を定める「苫小牧港長期構想」を発表した。発展著しいアジア経済を見据えた上で、東港区を「国際総合物流ターミナル」とする一方、西港区を食料などの国内輸送の拠点とする位置付けた。

 長期構想は、今後十年間の港の事業を策定する苫小牧港港湾計画の基礎になる基本計画で、港湾関係者や官公庁、市民団体などを交えて二年半にわたり、検討が続けられてきた。双方とも十年ごとに見直され、同港湾計画も本年度、改訂される。

 今回の長期構想で特に重点が置かれているのが、東港区の国際総合物流ターミナル。○八年度中に行われる東港区への国際コンテナターミナル移転の延長線上にある構想で、流通管理などの拠点や商社も含めた総合的な国際物流拠点を東港区に構築する方針が示された。背景には、急速に成長する東アジア経済や、集積が進む自動車産業の進展に対応し、北海道経済の競争力を高める狙いがある。

 西港区については、北海道が将来的に食料供給基地としての役割を強めると予測した上で、フェリーやRORO船(フェリータイプの貨物船)を集約し、国内の輸送機能の充実を図る。

 また、観光面の充実も盛り込まれ、魚港区付近を観光拠点として、水揚げ日本一のホッキをはじめとした水産物をアピール。船と海を眺められる名所の整備も進め、市民や観光客に港の存在を売り込んでいく。(広田孝明)

282荷主研究者:2007/08/04(土) 03:35:33

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260115.html
'07/4/26 中国新聞
国際コンテナ貨物が60万個超

 中国地方の主要11港で2006年、国際コンテナ貨物の取扱量が初めて60万個を超えたことが25日、中国地方整備局などの調べで分かった。整備局は、景気回復に加え、韓国などアジアの港を結ぶ定期コンテナ航路の利用が定着してきたとみている。整備局と下関市の速報によると、11港での合計取扱量は前年に比べ2%増え、60万5287個となった。取扱量が最も多いのは広島港で、前年比6%増の15万7014個だった。

283荷主研究者:2007/08/04(土) 03:38:35
幡生の操車場跡地に北九州タ並みの最新鋭貨物駅を整備し、公共臨港線を廃止してしまうような下関駅での貨物扱いは廃止か!?
>市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704260129.html
'07/4/26 中国新聞
下関人工島の施設整備本格化

 下関市垢田沖の響灘に市と国が建設を進める下関港沖合人工島で、2009年春の一部の利用開始に向けて施設整備が本格化してきた。市は鉄道貨物ターミナルの整備も計画し、船と鉄道輸送の結節点として拠点性を高め、利用促進を狙う。09年春に利用できるのは、10年代半ばの完成を目指す第一期整備区の7.2ヘクタール。3万トン級のコンテナ船が停泊できる水深12メートルの多目的バースを備える。

【写真説明】2009年春の一部利用開始に向けて、上屋建設の始まる下関港沖合人工島

284荷主研究者:2007/08/06(月) 01:17:41

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070518/CK2007051802017112.html
2007年5月18日 中日新聞
御前崎港もっと使って 荷主企業関係者らに現地PR ポートセールス実行委

あいさつする石原茂雄・御前崎市長=御前崎市の御前崎グランドホテルで

 県や御前崎市、港湾関連企業などでつくる「御前崎港ポートセールス実行委員会」(委員長・石川嘉延知事)は17日、県中西部を中心とした荷主企業関係者らを対象に御前崎港の利用促進を図る見学会を開いた。

 自動車部品などの製造業を中心に約170人が参加し、コンテナを積み込む多目的国際ターミナルを見て回った。実行委は御前崎港が県中西部の物流拠点、国際物流の窓口として十分役割を担うようにセールス活動を推進していくと強調した。

 ターミナルは2004年から供用を始め、昨年のコンテナ貨物取扱数は前年比45%増の約4万5000TEU(20フィートコンテナに換算した単位)と飛躍的に伸びている。

 外国貿易の定期コンテナ航路では、昨年夏から休止していた韓国航路が今月下旬にも再開することが伝えられた。4月に新設した中国航路と、既存の東南アジア系2航路と合わせて4航路が就航し、利用促進に拍車をかける。

 見学後、御前崎市内のホテルで開かれた意見交換会では、御前崎港をPRするDVDを上映。定期コンテナ航路を初めて利用する荷主企業を対象とした助成事業なども紹介された。参加者は、さらに富士山静岡空港建設地の見学も行った。

 実行委副委員長の石原茂雄・御前崎市長は「富士山静岡空港や金谷御前崎連絡道路などインフラ整備が進められ、御前崎港が有機的に結びつくことで陸海空のネットワークが構築され、国際的な交流の場として発展していくと確信する」と語った。(中野吉洋)

285荷主研究者:2007/08/27(月) 01:01:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200706130118.html
'07/6/13 中国新聞
関門海峡1メートル掘り下げ
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 下関市沖の関門海峡で、積載重量3万トン級のコンテナ船が航行できるよう、しゅんせつ工事が進んでいる。全長約45キロの関門航路を1メートル掘り下げ、水深13メートルにする。工事を進める国土交通省九州地方整備局は、2014年度の完成を目指している。関門航路は、下関市の六連島の西から宇部市の南まで伸びる「S」字型。最大時速20キロ近い潮流が流れ、1日平均約700隻が航行する。

【写真説明】関門航路の海底の土砂をすくい上げるしゅんせつ船(下関市の六連島沖)

286名無しさん:2007/08/27(月) 09:23:47
業種を絞り込むとすると、博多港はどんな荷主向きですかね?

287とはずがたり:2007/08/27(月) 18:40:13
う〜ん,西日本最大の都市博多を後背地に控えて,専門港湾というよりはやはり綜合港湾志向が強いんではないでしょうかねぇ?

288こーわん:2007/08/28(火) 13:49:48
鳥栖に逃げた貨物が、やっぱし港に帰ってきたいって話を聞きました。
家具屋だったような。

289とはずがたり:2007/08/29(水) 11:12:01
鳥栖から発送の鉄道貨物にしたけど矢張り海コンで海上輸送が良いということですか?
何処向けの発送ですかね?

290こーわん:2007/08/30(木) 16:31:12
輸入モノだし、北部九州を中心とした関西までの配送なら、
わざわざ鳥栖までドレイジしない方がベターってことじゃないですかね。
九州域内部品サプライヤってアジア向けの博多港の使い込みを
どう考えてるんでしょうね?
昭和シェルの太陽電池輸出、期待してます。

291荷主研究者:2007/10/15(月) 02:24:24

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/20070728/20070728_005.shtml
2007年07月28日02時12分 西日本新聞
下関─蘇州・太倉間 来月27日から旅客も輸送 国内初、週1往復 上海下関フェリー

 上海下関フェリー(山口県下関市)は27日、下関市と中国の蘇州・太倉市を結ぶフェリー航路で、8月27日から旅客輸送を開始する、と発表した。日本から同市へ向かう旅客フェリーは初めて。

 同社は2005年6月から下関‐上海間で貨物フェリーを運航。06年9月からは、中国側の寄港地を上海から蘇州市郊外の太倉市の蘇州太倉港に変更し、中国当局に免許申請をするなど旅客輸送の準備を進めていた。

 週1往復で、下関を月曜正午に出港し、太倉に火曜日午後5時入港。帰りは太倉を火曜日午後10時に出港、下関入港が木曜日午前8時半。運賃は2等B室が片道1万5000円、往復2万7000円。1等は片道1万9000円、往復3万4200円。旅客定員は475人。問い合わせは上海下関フェリー=0832(32)6615。

=2007/07/28付 西日本新聞朝刊=

293荷主研究者:2007/11/25(日) 02:38:16
JR貨物ニュース2007年11月1日号4面に記事あり。

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070908/CK2007090802047216.html
2007年9月8日 中日新聞
CO2やコスト低減へ 四日市港から鉄道でコンテナ輸送実験

http://0bbs.jp/tohazugatali/img15_14
貨車に積み込まれる海上コンテナ=四日市港千歳第一埠頭の引き込み線で

 二酸化炭素(CO2)排出量の削減や物流コストの低減を図るため、港に船で運び込まれた海上コンテナを、従来のトラックではなく、鉄道網を使って全国に輸送する社会実験が七日、四日市市の四日市港千歳第一埠頭(ふとう)で始まった。国土交通省中部地方整備局や愛知、三重両県などでつくる「伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会」のチームが十月末まで実施。来年一月に開催予定の協議会で結果を報告する。

 チームには、四日市市、四日市商工会議所、JR貨物東海支社などの物流企業や港湾関係団体が参加。港湾内にある引き込み線でコンテナを貨車に載せ、十月末まで計三十本以上を宮城、福岡県など全国七地域に輸送する。コストや所要時間、CO2排出量を検証、コンテナを置く荷置き場の設置の必要性など、鉄道のインフラ整備などの課題も探る。

 実験初日の七日は、中国から輸入された国際海上コンテナ一本と四日市市内のメーカーの国内JRコンテナ五本を貨車に積載した。八日朝、鉄道で茨城県内の荷物倉庫などに運ぶ。

 四日市商工会議所によると、四日市港からは昨年、約六万八千本のコンテナがトラックで国内輸送された。今年四月から一定量以上の輸送量がある物流業者に環境への取り組みを義務づけた改正省エネ法が施行されたこともあり、トラックと比べCO2排出量の削減が期待できる鉄道での輸送を実験することにした。

 同商議所の小菅弘正会頭は「環境、コスト面のメリットを明らかにし、将来は全国のネットワークを整備して利用企業を増やしたい」と実用化への期待を述べた。

 (山田浩平)

294荷主研究者:2007/11/25(日) 02:53:51

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200709130294.html
'07/9/13 中国新聞
福山港のコンテナ貨物増加
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 福山港(福山市)の国際コンテナ貨物取扱量の伸びが著しい。06年は前年度比7%増の7万9019個で、10年前の約10倍。中国地方全体の伸び率を大きく上回る。全国16位の国際貿易港に成長した陰には、脱酸素材製造のドレンシー(浅口市)など民間主導のコンテナ需要開拓と、福山税関支署が05年、時間外の輸出入手続きに必要な臨時開庁手数料を半額にしたなど官民連携による機能強化があった。

【写真説明】中国航路のコンテナ船が寄港し荷役作業が行われる福山港国際コンテナターミナル(福山市箕沖町)

295荷主研究者:2007/11/25(日) 03:03:32

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/09/20070926t72023.htm
2007年09月26日水曜日 河北新報
東北の港湾利用増促す 日銀仙台支店が試算

 日銀仙台支店は、東北の港湾の利用を促す報告書をまとめ、トラック輸送など高コストの陸運を減らし、港から貨物船で運ぶ低コストの海運を増やせば、東北全体で4000億円近い輸送費が削減されると試算した。「港湾利用は、企業誘致を促進するなど経済波及効果が大きい」と、港湾輸送機能を充実させる必要性を指摘している。

 報告書は(1)東京に集中する企業の物流部署を東北に移管する(2)仙台港(仙台市)に東北の港湾機能を集約する(3)戦略的な物流システムの活性化計画を策定する―ことを提言し、港湾の利用増を促している。

 全国の地域ブロック別の港湾利用率はグラフの通り。東北は36.2%で、全国平均(85.0%)を大きく下回る。東北の貨物トラック1台の走行距離は277キロで、全国平均(232キロ)の約1.2倍あり、陸運の比重が高い。

 陸運と海運のコストを比較する試算では、仙台市の企業が大型コンテナ1台を輸出する場合、仙台から京浜地区(東京港・川崎港・横浜港)までトラックで輸送すると33万円かかり、船で運ぶと半分の17万円で済む。

 2004年度の東北6県の運輸コストは約2兆3000億円と推定され、全国平均並みに港湾を利用すると、3830億円の削減効果がある。

 安永隆則支店長は「東北は陸上輸送の依存度が高く、原油価格上昇の影響を受けやすい。企業が立地先を決めるのに最も重要視するのは交通の便であり、物流構造を海運重視に変えないと、東北経済の発展を妨げる可能性がある」と話した。

296荷主研究者:2007/11/25(日) 03:26:57

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=2912
新潟日報 2007年10月5日
国際コンテナ取扱量過去最高

 2007年度の県内港(新潟東、直江津)の国際コンテナ取扱量が、過去最高だった06年度を上回るペースで増加していることが4日、県の調査で分かった。4―8月の取扱量は、20フィートコンテナ換算(TEU)で前年同期比0・8%増の7万6811TEU。一方、佐渡汽船と、新潟空港の利用者数は減少した。ただ、全日空が08年4月の運航廃止を届け出た福岡線の利用者は4・4%増え、約5万8000人と健闘した。

 コンテナは、中国航路の取扱量の伸びなどが寄与。輸出が1・6%増えた。貨物の入った「実入り」のコンテナでは、輸出が9・1%増、輸入が0・9%増だった。

 港別では、取扱量の約9割を占める新潟東港で1・7%増の6万8979TEU。県港湾振興課は「7月以降、釜山航路が中国へ延伸されたので、さらに増加が期待できる」とする。

 しかし、直江津港は中国航路廃止の影響で、6・1%減の7832TEUにとどまった。

 一方、佐渡汽船の1―8月の利用状況は、3航路合わせ前年同期比7・4%減の128万6668人。中越沖地震が起きた7月と翌8月の2カ月は前年同期を10・2%下回った。

 航路別では、新潟―両津7・8%減、寺泊―赤泊7・4%減、小木―直江津は5・3%減だった。

 新潟空港の4―8月の利用状況は、国内線が前年同期比1・7%減の42万677人。国際線は6・0%減の9万4443人だった。

297荷主研究者:2007/11/25(日) 03:27:30

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=1793
新潟日報 2007年10月6日
新潟・直江津−天津・大連航路のコンテナ船初入港

 中国とのコンテナ貨物の取り扱い増加を受けて、新潟・直江津−天津・大連間を結ぶコンテナ航路が新設され5日、新潟市北区の新潟東港に、同航路のコンテナ船が初入港した。

 入港したのは天敬海運(本社・ソウル)のコンテナ船「スカイプライド」。東港では初入港を記念して式典が開かれ、県港湾事務所の伊藤芳広所長が、同社の黄龍奎船長に記念の盾を贈呈。ポートクイーンの坂上麻衣さんが船員に花束を手渡した。黄船長は「東港には以前に入港したことがある。懐かしい感じがします」とあいさつした。

 2006年度の新潟、直江津両港のコンテナ取扱量は、統計が始まった1995年から12年間で最高を記録。新潟港単独での取扱量は、中国などへの再利用資材の輸出増加などで02年度からの5年間に41%増加した。

 今回の航路新設で、直江津港では06年9月から休止していた中国航路が復活することになる。伊藤所長は「(中国への直行航路開設で)距離が短縮できるので、海難などに遭う危険性が減る。荷主の信頼にますます応えてほしい」と期待を寄せていた。

298荷主研究者:2007/12/27(木) 22:20:00

http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20071013200020&cid=main
2007年10月13日 23:07 熊本日日新聞
八代港、水深14メートルに 2012年度完成

 八代市新港町の八代港に五万五千トン級の船舶が接岸できるように水深を深くする、国土交通省の八代港多目的国際ターミナル整備事業の着工式が十三日、現地で行われた。完成後は、海外と結ぶ船舶の利用増が期待される。

 同港の現在の最大水深は一二メートルで、常時入港可能なのは三万トン級の船舶まで。物流業界では輸送コストなどを抑えるために大型船の利用が進んでいるが、同港では他港でいったん小型船へ積み替えて入港するなど非効率な運航を強いられてきた。

 同事業では、岸壁(長さ二百八十メートル)、航路(長さ十一キロ、幅二百二十メートル)、船の泊地(三十一万平方メートル)の水深を、一二メートルから一四メートルに掘削。常時五万五千トン級貨物船が接岸可能となる。総事業費は約九十四億円。二〇一二(平成二十四)年度に完成予定。現在九州で水深一四メートル以上の岸壁を備えているのは、北九州、博多、大分の三港。

 着工式には、地元の経済関係者など約百五十人が出席。国交省九州地方整備局の小原恒平局長が「八代は九州のほぼ中心にあり、陸揚げ後の交通の利便性もいい。事業が八代地域の活性化につながることを期待している」とあいさつ。

 八代港ポートセールス協会長の坂田孝志八代市長ら出席者二十四人と、八代ひかり保育園の園児約八十人による地盤改良マシンの起動式もあった。(内田裕之)

299荷主研究者:2007/12/27(木) 22:24:07
>利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化
日本電気硝子で生産されていたブラウン管のことと思われる。敦賀港駅〜宇都宮タ駅で30ftコンテナで行われていたブラウン管輸送も数年前に姿を消している。

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20071011/CK2007101102055412.html
コンテナ利用が急下降 国際貿易港・敦賀港
2007年10月11日 中日新聞

 県内唯一の国際貿易港・敦賀港のコンテナ貨物量が近年、大幅に減ってきている。薄型テレビの普及に伴い、中国向けの輸出入が落ち込んでいるのが要因とみられる。県が十日公表した調査結果で明らかになった。

 県のまとめによると、敦賀港の二〇〇六年の取扱貨物量は約千七百万トンで、日本海側の主要十港湾の中では新潟港に次いで第二位にある。しかし、現在の国際貿易の主流となっているコンテナ貨物は全体の2%の十四万七千トンしかない。コンテナ貨物量は〇五年から〇六年の下げ幅が約30%と深刻で、このまま推移すれば、衰退に向かっていくとみる関係者も多い。

 利用率低下の原因の一つはテレビの形態の変化。敦賀港では、国内で生産したブラウン管を中国・大連に輸出し、現地生産した製品が送り返される貿易が主流だったが、液晶化に伴って大幅に需要が減った。さらに、道路状況が良くなるに従って、県内企業の貨物の多くが阪神や中京の大都市港湾に流れ、新規の顧客獲得も難しい状況になっている。

 敦賀港の現在の国外定期コンテナ航路は、週二便の韓国航路のみ。石川・金沢港は韓国航路が週三便と中国航路が週二便、富山・伏木富山港は韓国週五便、中国週二便に加えロシア・ナホトカにも週一便が運行する。

 県は敦賀港に建設中で一〇年から利用開始予定の鞠山南国際ターミナルに活路を見いだしたい考えで、週二便の中国航路を開拓した場合、十年後のコンテナ貨物量が現在の三倍の約四十四万二千トンとなると試算している。

 (谷悠己)

敦賀港にできる新ターミナルの利用法を話し合った検討委員会=福井市の県民会館で
◆新ターミナルに期待 活用検討委が発足

 県は十日、敦賀港に建設中の鞠山南ターミナルの活用法を探るため、海運業者や行政、有識者による検討委員会をつくり、福井市の県民会館で初会合を開いた。

 同ターミナルは金ケ崎防波堤付近で現在、埋め立て工事中。二〇〇七年度中に日本海側では初となる水深一四メートルの岸壁が完成し、五〇、〇〇〇トン級の船舶が一〇年から入港可能になる予定。

 会合で、委員からは「中京、阪神の緩衝地帯にある滋賀や岐阜の企業からの利用を取り付けるべきだ」「県だけが動いても荷物は集まらない。民間の活力を利用しないといけない」などと具体的な提言が出された。

 (谷悠己)

300荷主研究者:2007/12/27(木) 22:29:18

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=440891006
'07/09/01 山陰中央新報
浜田−ベトナム間の航路開通

 浜田港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ船を運航する南星海運(ソウル市)は、一日から釜山港とベトナム・ハイフォン港を結ぶ航路を新設する。これにより、浜田−ベトナム間は最短十三日間で貨物輸送が可能。輸送コストが抑えられるメリットもあり、関係者は対ベトナム貿易の開拓に期待を寄せている。

 新航路は往路が土曜日に釜山港を出港し、翌週金曜日にハイフォンに到着。復路は金曜日に出発し、翌週の土曜日釜山に戻るというスケジュール。浜田−釜山間の定期コンテナ船は現在、毎週木曜日に浜田港に入出港しており、新航路と組み合わせると浜田−ハイフォン間の輸送日数は最短で、輸出が十五日、輸入は十三日になる。

 また、同港の荷役業務を担当する浜田港運によると、以前は浜田港−ベトナムの輸出入の場合、複数の船会社を利用するため輸送コストがかかっていたが、今後は同じ会社のコンテナ船を使うことになり、コストが削減され、積み替え作業もスムーズに進むという。

 神戸税関浜田税関支署によると、二〇〇六年の管内のベトナムとの貿易額は、輸出入を合わせて約二百四十万円。小倉信行島根県国際物流アドバイザーは「新航路をポートセールスに生かし、対ベトナム貿易も開拓できれば」と話した。

301荷主研究者:2007/12/27(木) 22:47:00

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070929/20070929_002.shtml
2007/09/29付 西日本新聞朝刊
人工島供用開始 大型客船が入港 鹿児島市沖

 鹿児島市沖で鹿児島県が進めていた人工島「マリンポートかごしま」の1期一工区(10.3ヘクタール)が完成し、28日、大型客船「サファイアプリンセス」(116、000トン)の入港とともに供用を開始した。1期工事(二工区含め計24ヘクタール)は総事業費269億円。長さ340メートル、深さ9メートルの大型客船用岸壁、桜島を臨む展望スペースなどを整備した。今後、ヘリポートなども備え、防災拠点としても活用できるよう整備する計画。

 歓迎式典で伊藤祐一郎鹿児島県知事は「さらなる整備を進め、有効活用に努めたい」と述べた。

 人工島は、当初、1、2期工事計67ヘクタールを埋め立て、国際会議場なども建設する計画だったが、市民団体が「環境破壊や県の財政悪化につながる」として提訴。その後計画は見直され、2期工事は凍結されている。

2007年09月29日00時26分

302荷主研究者:2007/12/27(木) 22:51:59

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071023t22011.htm
2007年10月22日月曜日 河北新報
青函航路、脚光再び 高速船就航1カ月、乗客倍増

ナッチャンReraから青森港ターミナルに下りる乗客=10月13日

 かつて本州と北海道をつなぐ海の動脈だった青函航路が再び脚光を浴びている。東日本フェリー(北海道函館市)が9月1日、青森―函館間を1時間45分で航行する高速船「ナッチャンRera(レラ)」を導入したからだ。就航1カ月の乗船率は同社の予想を下回ったものの、高速船をツアーに組み込む旅行会社も増えている。東日本フェリーにとっては再建の切り札、地元にとっては観光の起爆剤として“平成の青函連絡船”への期待が高まる。(青森総局・佐藤克弘)

<「日帰りできる」>
 青森市郊外の青森港フェリーターミナル。ユニークな海の生物のイラストが船体に描かれたナッチャンが接岸すると、後部出口に架けられた可動橋を渡って観光バスや旅行カバンを持った乗客らが続々下りてきた。

 小学4年の長女を連れて20年ぶりに青森を訪れたという北海道七飯町の主婦(37)は「乗ってみると速いし、揺れないので快適。船内を見回っている間に着いた」と驚く。十和田湖・奥入瀬渓流の観光ツアーに参加した函館市の無職男性(68)は「青森県内なら日帰りでも無理なく見て回れる」と話す。

 東日本フェリーによると、ナッチャン就航1カ月の乗客数は4万640人。一便当たりの乗船率は29%にとどまったが、乗客数は同社の在来船4隻を合わせた前年同月の2倍以上を記録した。

<イメージを一新>
 ほかのフェリー会社を合わせた青森港の乗客数は9万4606人で42%増加した。フェリーターミナルを管理する県フェリー埠頭(ふとう)公社の倉内一長理事長は「夏の観光シーズンが一段落してからの数字だから、導入の効果は大きい」と顔をほころばせる。

 船内にはカフェや航空機のファーストクラスに相当する座席もあり、これまでのフェリーのイメージを一新した。東日本フェリーの古閑信二社長は「貨物中心だったフェリーを観光目的に目を向けてほしかった」と導入の狙いを語る。

 同社は2003年、経営に行き詰まり会社更生法の適用を申請。海運中堅のリベラ(現リベラホールディングス、広島県呉市)の支援を受けて昨年再出発した。この際、利用者に行ったアンケートで高速船を望む声が7割に達したという。

<ツアー商品好評>
 船の高速化だけでなく、乗船手続きも簡素化するなどして、乗船、下船を合わせた所要時間は約2時間と従来の3分の1になった。移動時間の短縮はツアーにとって魅力的。各旅行会社は、ナッチャンの乗船を組み合わせた商品を扱うようになった。

 岩手県北観光(盛岡市)は今月、函館などを巡る2種類のバスツアーを売り出し、両方とも完売した。同社の相馬高広営業企画部長は「高速船そのものが(ツアーの)売り物になっている。11月以降もカニ食べ放題ツアーなどを企画したい」と意気込む。

 岩手県北バス(盛岡市)など3社で運行する盛岡―青森間の高速バスも、先月から一部の便をナッチャンの到着に合わせて青森港に乗り入れている。

 「北東北と道南は観光資源が豊富。ナッチャンを通じてこれらを組み合わせた広域観光を提案していきたい」と、東日本フェリーの古閑社長。青函航路浮揚は同社だけでなく、観光業者、行政が一体となった取り組みが鍵だ。

[ナッチャンRera]東日本フェリーが約90億円かけてオーストラリアで建造。全長112メートル、幅30.5メートル。総トン数約10、000トン。時速67キロで航行する。乗客は約800人、車は約350台まで搭載可能。青森―函館間を一日3往復する。船名は、船体のイラストを描いた小学生の愛称と、アイヌ語で風を意味する「レラ」を組み合わせた。運賃は片道大人エコノミー5000円。来年春に2隻目が導入される予定。

303荷主研究者:2007/12/30(日) 16:48:48

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=444482006
'07/10/20 山陰中央新報
出雲の河下港5000トンバース完成

21日に供用開始される河下港の5000トンバース=出雲市河下町

 島根県が一九九七年度から整備を進めた出雲市平田地区の河下港の五千トンバースが完成し、二十一日に供用開始する。二〇〇五年の貨物取扱量は三十九万トンだが、今後は風力発電事業の建設資材の搬入や大量輸送に伴うコスト削減により、県の試算では、沖防波堤が完成予定の一八年には約五十八万トンに増える見込み。出雲圏域の物流拠点として、地域経済への波及効果が期待される。

 同港の整備は、国が港湾整備計画に盛り込み、〇〇年に特定地域振興重要港湾に指定。整備費を優先的に配分してきた。

 完成したのは、同港南側(垂水地区)の延長百三十メートルの耐震構造岸壁や、面積二・四八ヘクタールの埠頭(ふとう)など。湾内を水深七・五メートルまでしゅんせつし、延長百七十メートルの護岸や港湾内の道路も設けた。

 本年度までの総事業費は四十七億円。来年度以降も防災用の緑地や、港内の静穏度を高める延長三百十メートルの沖防波堤を整備することにしている。

 同港は戦後、国内有数の石こう産地の積み出し港として栄え、現在は石材の積み出しなどに利用。東側(小津地区)の工業団地には、液化石油ガス(LPG)の配送基地や石炭灰の中継サイロがある。

 地元では、今回の完成に向け、出雲圏域の自治体が結成した整備促進期成同盟会や、経済団体や企業でつくる河下港利用振興協議会が、周辺整備やポートセールスなどに取り組んできた。

 同港利用振興協議会会長を務める大島治・平田商工会議所会頭は「完成は喜ばしいが、沖防波堤やアクセス道路の整備など、課題が残っている。早期整備を働きかけたい」と話した。

 二十一日は、現地などで供用開始式典やシンポジウムが開かれる。

304荷主研究者:2007/12/30(日) 17:04:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20071107/20071107_002.shtml
2007/11/07付 西日本新聞朝刊
日向−釜山間コンテナ航路増便 細島港に1番船入港

 日向市と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ貨物船の増便を決めていた韓国の船会社「長錦(シノコー)商船」の増便一番船が6日、同市の細島港に入港し、歓迎式が行われた。

 県内で定期国際コンテナ航路が就航しているのは細島港と日南市・油津港の2カ所。日向市によると、今回の増便で細島‐釜山間の定期航路は週3便から同4便になったほか、金、日曜に集中していたコンテナ貨物船の入出港日が火、水、金、土曜の各1便に変更され、利便性が高まったという。

 増便に併せて長錦商船が投入したシノコー・ウルサン号(5、356トン)は、コンテナ積載容量が255TEU(1TEUは長さ約6メートルのコンテナ1個)。6日の歓迎式にはウルサン号の金繁煥(キムブンファン)船長らが出席し、日向市の京野邦生副市長が「増便は企業誘致の観点からも大変ありがたいこと。貨物の集荷に努め、本航路の定着に積極的に取り組みたい」と述べた。

2007年11月07日00時34分

305荷主研究者:2008/01/03(木) 00:38:39

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/65492.html?_n1040=45&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2007年12/12 14:21 北海道新聞
苫小牧港 国際物流拡大へ コンテナ専用クレーン搬入 東港区

 来年十月に苫小牧港西港区から国際コンテナターミナルが移転する予定の同東港区に十一日、二基目の「ガントリークレーン」(コンテナ専用の橋型大型荷役機械)が搬入された。

 クレーンは高さ七十九・三メートルで、クレーン部分の長さは三十七メートル。JFE環境ソリューションズ(横浜市)が製作した。○五年三月に設置された一基目とほぼ同じ仕様で、一時間当たり三十五個のコンテナを積み降ろしができる。

 二基体制になることでコンテナを迅速に処理できる。

 十三日に設置作業が行われる。試験運転などを経て、来秋のコンテナターミナル移転に備える。(広田孝明)

306名無しさん:2008/01/08(火) 22:11:56
北東アジアとの物流拠点に 舞鶴港・和田埠頭の整備着々(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080103-00000006-kyt-l26

中国、韓国、ロシアなど北東アジアとの物流拠点を目指す舞鶴港で、多目的国際ターミナル「和田埠頭(ふとう)(仮称)」の整備が最終段階に入った。国や府が2010年春の運用開始に向けて造成を進め、すでに大型コンテナ船が接岸できる岸壁部分など約9割が完成。京都市など京阪神からの利用増に期待が膨らむ。

■10年春運用へ 造成9割完成
日本海側最大級のコンテナ拠点を目指し、総事業費約500億円で1992年にスタートした。舞鶴市下安久の沖合約100メートルの埋め立て地に、長さ280メートル、水深約14メートルの岸壁がほぼ完成。国道27号や175号方面と埠頭を結ぶ臨港道路の一部「みなと安久トンネル」の貫通工事も完了した。

現在は埠頭から陸に架かる「舞夢みなと大橋」の架設などが急ピッチで進んでいる。

5万トン級の大型コンテナ船が接岸できるようになり、ゆったりと荷作業ができるコンテナヤードも確保。輸送時間の短縮やスムーズな荷役など利用者のコスト削減が見込め、府などでつくる舞鶴港振興会では「神戸や大阪港よりも北東アジアに近い」との利点も積極的にアピールしていく。

307とはずがたり:2008/01/08(火) 22:38:23
>>306
鎮守府として栄えた舞鶴ですので戦後は沈滞ムードが否めませんでしたが復活成りましょうかね。
境港・敦賀・富山伏木・新潟・秋田・石狩湾新港辺りの競合相手とどのように棲み分けして行くかが課題ですね。
京阪神に近いと云うメリットがもろに競合する敦賀がとりあえずのライバルか。

308荷主研究者:2008/02/29(金) 00:20:07

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080116301.htm
2008年1月16日03時42分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎金沢港航路拡充、定期会合で調整 港関係者と船会社 金沢会議所など訪中団

 【上海15日=坂野洋一】金沢港の航路拡充に向け、金沢港関係者と船会社で定期会合を開くことになった。金沢商工会議所、金沢港振興協会の訪中団が十五日、上海市内で船会社の現地幹部に増便などを要請したのに対し、船会社からは逆に金沢港の荷役サービス拡充を求める声が上がった。金沢港の国際化への課題が浮き彫りとなり、今後、双方で意見交換し、調整を進めていく。

 船会社との懇談は上海市内のホテルで行われ、訪中団の一行と、高麗海運上海事務所、興亜船務有限公司、神原汽船船務有限公司の代表が出席した。

 冒頭、深山彬金沢商工会議所会頭(金沢港振興協会長)がコマツの工場進出や大水深岸壁の暫定供用などに触れ、「地理的条件、港湾機能、背後の市場圏域の点から、日本海側で最も優れた港湾になると自負している」と金沢港の将来性を売り込んだ。

 石川県の福田涼一港湾活用推進室長は、神原汽船に運航便のダイヤ変更、高麗海運に寄港船の大型化、興亜船務には増便を求めた。

 神原汽船船務の小森博文董事長は「日本海は冬に荒天が多く、年末年始も元日以外は積み荷作業をしてもらいたい」と要望。金沢港運の石橋利宏社長は「今年は一月四日から始めた。できる限り要望にこたえられるよう検討したい」と応じた。

 また、興亜船務の金泰河董事長が「天候が悪い季節に、二十四時間作業できるようになれば、地方便を利用しやすくなる」と指摘し、石橋社長は「地方港で二十四時間は厳しいが、最近は夜中の二時、三時までと、少しずつ夜間荷役を延長している」と答えた。

 操川由一城西運輸機工会長が東海北陸自動車道の全線開通で金沢港の集荷が増える可能性をただすと、小森董事長は「アクセスが良くなれば、船会社にも十分メリットが出てくる」との見方を示した。

 引き続き、同じホテルで、現地の荷主、港湾、進出企業の関係者ら百二十四人が出席し、金沢、上海の「経済交流・港湾振興懇談会」が開かれた。

 北村哲志金沢商工会議所副会頭のあいさつに続き、深山会頭が講演し、北陸新幹線、高速道路、金沢港、小松空港の四つのインフラの効果を示しながら金沢の現状を紹介した。

 県の福田室長が金沢港の概要を説明し、金沢市の君塚明宏産業局長が「ぜひ金沢に観光に来ていただきたい」と売り込んだ。続く懇親会で、出席者は交流を深めた。

 この後、訪問団は、上海市の沖合にある洋山深水港を視察した。上海市とは三十二キロの東海大橋で結ばれた海上の大規模なコンテナ港で、一行は「金沢港と比較にならない」「ガントリークレーンの数がすごい」などと語り合い、その威容に圧倒されていた。

309荷主研究者:2008/03/23(日) 23:23:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200801200231.html
'08/1/20 中国新聞
コンテナ搬出入情報一本化
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 広島港の国際コンテナターミナル(広島市南区)で21日から、コンテナの搬出入情報の窓口を一本化し、運送作業の効率化を図る新システムの運用が始まる。作業時間の短縮によって船会社側にも係船料軽減のメリットがあり、広島県は「近隣港との競争力が高まる」と期待する。専用サーバーをターミナル事務所に開設。船の入港やコンテナの積み降ろしや保管などの状況をインターネットで確認できるようにする。

【写真説明】荷役作業の効率化の一環として広島港国際コンテナターミナルに設置されたゲート

311荷主研究者:2008/03/31(月) 00:20:00

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802150084.html
'08/2/15 中国新聞
中国定期航路に大型船投入
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 ツネイシホールディングス(福山市)の神原汽船カンパニーは14日、福山や広島など瀬戸内海の地方港と中国を結んでいる中国定期航路に、従来より高速で大型のコンテナ船2隻を投入すると発表した。日中間の貨物取扱量の増大を背景に、定期航路の安定運航を確保する狙い。就航するコンテナ船は全長144メートル。運航速度は従来船の14ノットから18ノットにアップする。積載能力は1万トン。

【写真説明】中国定期航路に投入するコンテナ船

312荷主研究者:2008/03/31(月) 00:41:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080222t42015.htm
2008年02月21日木曜日 河北新報
秋田港 コンテナヤード移転拡張 取扱量増加に対応

 秋田県は新年度、秋田港(秋田市)の大浜地区にあるコンテナヤードを移転し、外港地区に拡張整備する方針を固めた。輸入を中心にコンテナ取扱量が増加し、大浜地区のヤードでは収容しきれなくなった。今後も自動車部品の輸出など、取扱量の増加が見込まれるため、ヤードの収容量を広げて、秋田港の拠点性を高める狙いがある。

 秋田港のコンテナ取扱量は2006年、5万1000TEU(20フィートコンテナ換算の取り扱い個数)を突破した。現在は貨物積載分を大浜地区のヤード(約5ヘクタール)に収容し、空コンテナは外港地区の一角で保管している。

 計画では、新ヤードは外港地区の北側(約14ヘクタール)に整備する。同地区は最も海側にあり、岸壁へ押し寄せる波が高い。入港した船が揺れるのを防ぐため、県は本年度から対策工事に着手している。新年度は新ヤードの施設計画や運営計画を策定し、着工は09年度を目指している。

 新ヤード整備で、秋田港のコンテナ収容量は11万TEUとなり、現在の2倍以上に増加する。工業用地を挟んで北側にある飯島地区の岸壁工事も進め、将来のヤード拡張にも対応できるよう準備する。

 トラックごと輸送するフェリー貨物の取扱量も増えており、ターミナルの中島埠頭(ふとう)の機能強化も図る。大浜地区のヤードには、秋田港内に収容場所が点在する砂利、鉄くずなどのバルク貨物を集約する。

 秋田港の貨物取扱総量は製材輸入の好調などにより、コンテナは10年前の5倍以上に増加し、フェリー貨物は5年前の2倍以上に伸びている。

 仙台港(仙台市)との鉄道輸送ルートを確立し、首都圏や中京圏から自動車部品などを秋田港へ集める「環日本海シーアンドレール構想」も実現へと動きだし、コンテナ取扱量のさらなる増加が期待されている。

 県港湾空港課は「新たなヤードには、コンテナの迅速な積み替えが可能な体制を整えたい。秋田港の利便性が向上すれば、ロシア貿易の拠点性も高まる」と話している。

313荷主研究者:2008/03/31(月) 00:52:29

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802220037.html
'08/2/22 中国新聞
ウラジオと境港に定期貨客船
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 韓国江原道の東海市を起点に境港市とロシア・ウラジオストクを結ぶ定期貨客船の就航計画が21日、韓国政府から許可を受けた。韓国の海運会社DBSクルーズフェリー社(ソウル市)が早ければ7月にも就航させる見通し。山陰両県では戦後初の国際定期貨客航路となる。

 21日、同社から鳥取県に報告があった。県によると、1万6000トン級の貨客船が8日間かけ、東海―境港―東海―ウラジオストク―東海の順に寄港する。乗客定員300―500人、乗用車70台、コンテナトレーラー35台程度を一度に積載する貨客船を就航させるという。県や境港市は、環日本海交流の推進、産業や観光の振興に役立つとして歓迎。誘客などで支援する方針でいる。

314荷主研究者:2008/04/03(木) 23:50:10

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=500189005
'08/02/10 山陰中央新報
境港に国際ターミナル建設へ

 韓国の海運会社が今夏の就航を予定している境港−韓国・東海−ロシア・ウラジオストクの貨客船航路に対応するため、鳥取県は、境港市昭和町の境港昭和北二号岸壁に国際ターミナル施設を建設する計画を固めた。建設費一億八千万円を、設置者となる境港管理組合負担金として二〇〇八年度当初予算案に盛り込み、二月県議会に提案する。

 新ターミナルは、鉄骨平屋の床面積九百平方メートル。待合室とCIQ(税関、出入国管理、検疫)手続きを行う施設を整備することで、就航を前提に受け入れ体制を整えることにした。

 一方、ウラジオストクを中心としたロシア沿海州の経済発展が著しいことから、県は、七月ごろに事前調査団を派遣して経済交流の可能性を探るほか、九月ごろには東海市で境港をPRするイベントを開催する。輸出の需要拡大は、境港の利用促進事業で取り組む。

 運航計画があるのは、韓国大手でソウル市に本社がある大亜高速海運の子会社、DBSクルーズフェリー。韓国政府に運航免許を申請中で、三月上旬にも是非が判明しそうという。

 計画では、一万六千トン級の貨客船が三港間を七日間で航海する。定員三百−五百人で、貨物はコンテナが百−百五十個積み込めるという。

 県経済政策課の木村敬課長は「境港を玄関口とする北東アジア交易が始まれば、シベリア鉄道に高速化計画があることから沿海州を経てヨーロッパへ向けた貿易への夢が広がる」と話した。

315荷主研究者:2008/04/03(木) 23:52:03

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/75976.html?_nva=164
2008年02/14 07:19 北海道新聞
取扱貨物量が過去最高に 昨年の石狩湾新港

 【石狩湾新港】二○○七年の石狩湾新港の取扱貨物量が前年比21・8%増の四百十九万八千七百三十六トンと、過去最高となったことが十三日、石狩湾新港管理組合のまとめで分かった。五万トンクラスの大型船が入港できる水深一四メートルの岸壁を持つ西埠頭(ふとう)が○六年十二月から供用を始め、大型のチップ専用船が入港できるようになったことが大幅増につながった。

 品目別の取扱量は製紙原料となる木材チップを含む林産品が最多で、前年の一五・八倍の百三十六万六千三百二十五トン。南アフリカやブラジル、オーストラリアなどからの輸入が多く、取扱量全体の32・5%を占めた。

 内外貿別では、国内の他港との移出入が二百二十八万千五百四十七トンと前年より12・8%減少したが、外国との輸出入は同二・三倍の百九十一万七千百八十九トンと、過去最高を記録した。

 入出港船舶数はロシアからの水産品の運搬船の減少などで、三百十六隻減の千五百四十四隻だった。

316荷主研究者:2008/04/03(木) 23:52:44

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/76959.html
2008年02/19 14:03 北海道新聞
苫小牧港 2007年の貨物量が3.9%減 原油輸入など振るわず

 苫小牧港管理組合がまとめた二○○七年の同港港勢(速報値)によると、同港の昨年一年間の取扱貨物量は、前年比3・9%減の一億四百三十五万七千トンと五年連続で一億トン台を維持したものの、三年ぶりに減少に転じた。輸出が過去最高を記録したが、輸入の木材チップ、原油の大幅減が響いた。

 外国貿易は同16・3%減の千七百五十万トン。品種別では、木材チップが同48・5%減の百六十八万トンと大きく減少した。同港管理組合は、王子製紙百パーセント子会社の王子特殊紙江別工場が○六年十二月にチップの輸入を苫小牧港から石狩湾新港に切り替えたことが影響したと見ている。

 また、出光興産北海道製油所が昨年六月に行った定期保全工事「シャットダウンメンテナンス(SDM)」の影響で、原油が同15・1%減の六百十一万五千トンと減少したことも響いた。

 一方、輸出は同15・8%増の百十四万四千トンと過去最高を記録。中国などへの冷凍魚が好調で、水産品が同19・4%増の十三万千トンとなったほか、国内需要の冷え込みで海外に流れた鋼材、紙・パルプが底上げした。コンテナ輸出入も同5・8%増の二百五十一万六千トンと過去最高を記録した。

 一方、国内の移出入は同1・0%減の八千六百八十五万トン。移入は同0・3%増の四千四百五十二万一千トン、移出は同2・3%減の四千二百三十三万二千トン。(広田孝明)

317荷主研究者:2008/04/30(水) 01:40:09

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=3&newsNo=108532
新潟日報2008年3月1日
東港クレーン、4月に再起動

 2006年11月に暴風で倒壊した新潟東港のガントリークレーン3号機の代わりの新造クレーンが4月下旬にも取り付け作業を終え、再起動する見通しになったことが29日、分かった。大分市で新造したクレーンが3月中に、本県へ搬送される。

 新設費用は約8億円。当面リンコーコーポレーション(新潟市)が支払うが、倒壊原因と責任割合が決まれば、県や指定管理者の新潟国際貿易ターミナルが応分の負担をする。

 新造クレーンは、船で新潟に運ばれ、取り付け作業を行い、ゴールデンウィーク前後の再起動を目指す。つり上げ能力は40・6トン。高さ45・7メートル、アームの長さ44・2メートル。従来より弱い風でも作業を中止するなど使用基準を厳格化するほか、県や気象台などが所有する風向風速計による「風情報」の共有化などを進め再発防止を狙う。

 新潟東港では、貨物量が港の処理能力を上回り、コンテナ船が沖合で岸壁の空きを待つ「沖待ち」が問題となっている。現存の4号機との2機体制に戻し、西3号岸壁での荷役作業能力向上を狙う。この隣接地に建設され、11年度にも完成予定の西4号岸壁での荷役作業も新造クレーンが担う予定だ。

318荷主研究者:2008/04/30(水) 02:00:20

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_01.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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 日本とユーラシア大陸を最短、最速で結ぶ物流ルートの構築を目指す環日本海シーアンドレール構想に、県内外の企業が熱い視線を送っている。国際物流の拠点としての夢が広がる一方、実現へ向けては解決すべき課題も山積している。シーアンドレールを取り巻く状況を探る。

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立地条件どう生かす

 「BRICs」の一翼をなし経済成長著しい資源大国のロシアが、本県経済を浮上させる可能性が芽生えてきた。先月から行われている国土交通省東北地方整備局による「環日本海シーアンドレール構想」の実証試験が成功。詳細な分析結果は今月下旬に公表されるが、同局は「外観上スムーズな輸送が行われた」と明るい見通しを示した。

 県貿易促進協会の辻兵吉会長は構想について「シベリア鉄道と秋田港がつながると本県の可能性は一気に広がる。国が事業としてアプローチしてくれた事実は大きい。何とか実現させてほしい」と期待を寄せる。

大勢の関係者に見守られながら行われた試験用コンテナの積み降ろしとヤードへの搬入試験=先月12日、秋田市土崎港

 シーアンドレールは関東や中京地区で生産された工業製品などを鉄道で秋田港まで運び、コンテナ船に積み替えてロシア極東の港まで運ぶ構想。シベリア鉄道と接続してロシア西部とを結ぶ。実現すれば秋田港は独立国家共同体(CIS)の中央アジアやその先の欧州にも工業製品や部品、生活物資などを供給する輸出基地になる可能性もある。

 同構想は、県外の大手メーカーや行政関係者などから注目され始めている。先月25日に秋田市で開かれた「秋田の港湾と国際化を考えるシンポジウム」(秋田商工会議所など主催)には、隣県の港湾、企業立地担当者が足を運んでいたほか、大手電気機器メーカーの物流担当者の姿もあった。岩手県企業立地課の職員は「秋田のシーアンドレール構想は東北の自動車産業育成の上で大事な問題。勉強のために参加した」と話した。

 特に熱い視線を注いでいるのは日本海側の港湾・貿易担当者。先月中旬、秋田市で開かれた環日本海セミナーに参加したという富山県立地通商課の担当者は「鉄道とコンテナヤードが隣接している立地条件に着目した国が、これをどう生かすのか注視したい」。先月下旬に秋田港のコンテナヤードを視察したという新潟市港湾空港課の担当者は、本県の取り組みについて「うらやましい」と漏らした。

 構想で期待が高まっているのが自動車部品の輸送。昨年12月にサンクトペテルブルクに自動車組立工場を稼働させたトヨタ自動車は、シベリア鉄道利用の可能性を探っている。ロシアには日産自動車、スズキも工場進出を表明、三菱自動車も進出の動きを見せており、ロシアにおける部品需要はますます高まるとみられている。

 日産自動車広報部は「シベリア鉄道利用は将来的な選択肢として検討している。(シーアンドレール構想実証試験は)大変よい試み。結果を知りたい」と構想に大きな関心を寄せる。

 県は新年度から商業貿易室を流通貿易課に格上げし、環日本海諸国との経済交流の窓口として総合的な施策を展開する。県商業貿易室は「秋田港が国際貿易拠点としての地位を確立するためにも、まずはコンテナ船のロシア定期航路を開設したい」と意気込みを語った。

2008.3.4付

319荷主研究者:2008/04/30(水) 02:00:56

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_02.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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活発な取り組みに着目

 秋田港が東北地方整備局のシーアンドレール構想のモデル港に選ばれた理由は、秋田港大浜コンテナヤード(秋田市土崎港)と秋田臨海鉄道北線が隣接している点が挙げられる。日本海側にはコンテナヤードのすぐ近くまで貨物線が伸びている港湾はなく、秋田港にはコンテナを車で長距離移動させずにヤードに運べる利点がある。

 加えて、モデル港選定を後押ししたのは本県関係者の熱意だった。

 本県では2006年に官民による秋田沿海州航路誘致促進協議会(会長・鈴木稔二ツ井パネル社長)が発足、秋田港とロシア極東を結ぶ貨物航路の誘致活動を展開中だ。

昨年5回の試験寄港を行ったトヨフジ海運の自動車運搬船=昨年4月、秋田港外港地区

 ポートセールスの結果、昨年4月からトヨタ系のトヨフジ海運(愛知県東海市)が自動車を自走で積載できる専用の運搬船(RORO船)を臨時寄港させ、秋田港―ウラジオストク港を航行している。これまで5回の寄港で計389台の中古車を輸出。当初は台数が低迷したが、5回目に当たる11月の寄港で1回当たりの目標である100台をクリアした。

 昨年5月には寺田典城知事がロシア極東で船会社を回るなど、本県の積極さをアピールした。

 本県はロシアとのかかわりが強い。1999年8月にはロシア・ポシエト港を結ぶ航路が開設され、3年9カ月間にわたり運航。秋田市とウラジオストク市は92年から姉妹都市として交流を続けている。同局の岡田光彦副局長は「ロシアとの物流に熱心だった秋田の取り組みを最終的に評価した」と話す。

 関係者が目指しているのは、コンテナ貨物船と自動車運搬船の定期寄港だ。県商業貿易室は「将来の目標として、国内で生産される自動車部品や新車を秋田港から輸出したい」と話す。安定した貨物量を確保できれば秋田―ボストーチヌイ間の利便性が増し、ロシア市場をにらむ企業の立地など経済効果が見込める。

 協議会が06年度に行ったロシア航路に関する調査によると、県内外の企業による対中国を含む需要は輸出が自動車部品や古タイヤなど年間676本、輸入は製材など4495本(いずれも20フィートコンテナ換算)。このデータを基に、協議会はロシアの船会社「フェスコ」と航路誘致の交渉を進めている。

 フェスコ社は、ロシア極東と日本を結ぶ唯一の定期国際コンテナ航路で三井商船(東京)と「プリモーリエ丸」(6308トン)を共同運航。横浜―名古屋―神戸―ボストーチヌイを月2回航行し、月1回は門司と富山港にも寄港する。ボストーチヌイではシベリア鉄道と接続する。シーアンドレール構想実証試験で秋田港へ臨時寄港したのもこの船だ。

 フェスコ社が協議会に示している秋田港寄港の条件は、1回の寄港につき輸出入合わせて50本(20フィートコンテナ換算)の貨物需要。調査では要件を満たしているが、フェスコ側は慎重な姿勢をみせている。

 県商業貿易室は「昨年の建築基準法改正で国内の住宅着工件数が減少、これに伴い木材輸入量が減っていることも響いている。業界では、法改正の影響は一時的との見方が強く、今春以降は木材輸入が上向く可能性もある。そのときがチャンス」とみる。

 協議会関係者は今月下旬にもロシア極東を訪問し、フェスコ社やロシア沿海州政府、バイヤーなどに対するポートセールスを行って航路開設への熱意を伝える。

2008.3.5付

320荷主研究者:2008/04/30(水) 02:01:36

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_03.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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輸入の期待は木材製品

 経済成長で内需拡大が急速に進んでいるロシアに、日本企業は熱いまなざしを注いでいる。

 輸出分野では自動車や重機などのメーカーがロシア市場を狙っている。製品輸出にとどまらず、現地に工場を建設する動きも盛んになってきた。

 ロシアとの定期航路開設、さらにシーアンドレール構想の推進を目指す本県が、輸出のベースカーゴとして想定しているのは、ロシア国内に立地する日系工場への自動車部品だ。県商業貿易室は「(今後)部品の現地調達率が上がったとしても、現地の部品工場向けの輸出需要はある。中部地方から秋田港に至る鉄道沿線の関東、東北にある工場の貨物でコンテナ列車を仕立てられないか」と考える。

サンクトペテルブルクで昨年12月から稼働を始めたトヨタ自動車の車両生産工場(トヨタ自動車提供)

 トヨタ自動車は昨年12月にサンクトペテルブルクに車両組立工場を立ち上げ、カムリの生産を開始した。現在は年間2万台態勢だが、条件が整い次第台数を引き上げ、将来的には同20万―30万台の生産も視野に入れている。

 日産自動車とスズキも2009年にサンクトペテルブルクに車両組立工場を稼働させる計画で、日産は5万台、スズキは初年度5000台、次年度以降は3万台を生産目標に掲げている。

 3社とも稼働当初の部品調達先は、日本や中国、タイ、欧州などロシア国外。3社とも日本からはスエズ運河経由の海上輸送を想定している。シベリア鉄道の活用についてトヨタは「物流コストなど総合的に条件が合えば活用も検討したい」との姿勢。日産とスズキも「検討中」としている。

 既にシベリア鉄道を活用している企業もある。ロシアや周辺諸国で小型バスやトラックの製造を始めたいすゞ自動車は、昨年11月から横浜―釜山―ボストーチヌイの経路で部品をコンテナ船で輸送し、荷揚げ後は輸送時間短縮のために同鉄道を利用している。重機メーカーのコマツは1970年代から製品輸出にシベリア鉄道を活用している。

 一方、県が輸入のベースカーゴとして想定している木材をめぐり、ロシアでは大きな動きが出始めている。

 大手商社の双日(東京)は06年2月、ロシア・ハバロフスク州の林産会社のフローラ社(ハバロフスク)と合弁会社を設立、来年夏の稼働を目指して現地に合板の1次加工品に当たる乾燥ベニヤ板加工工場の建設を進めている。

 ベニヤ板は木材加工大手のセイホク(東京)グループの国内工場で製品化することにしており、双日広報部は「秋田県内の工場にコンテナなどで輸出することも視野に入れている」と話す。

 ロシア政府は丸太(原木)の輸出関税を大幅に引き上げることを決め、従来6・5%だった輸出関税を昨年7月に20%を引き上げ、今年4月には25%、来年1月には一気に80%に跳ね上がる。事実上の原木の輸出禁止措置とする見方が強い。

 秋田船川税関支署によると本県のロシアからの07年の丸太輸入量は約45万立方メートルと国内輸入量の約1割を占めている。今後輸入する丸太の一部でも製材としてコンテナで輸入することができれば、ロシア航路の重要な貨物として位置付けることも可能になる。

2008.3.6付

321荷主研究者:2008/04/30(水) 02:02:08

http://www.sakigake.jp/p/special/08/sea&rail/sea&rail_04.jsp
築け日ロ新動脈 シーアンドレール構想を展望
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コスト削減、鍵は貨物量

 ロシア市場をにらむ国内企業が、シベリア鉄道に着目している。現在、日本のロシア向け貨物はスエズ運河経由の海上輸送が主流だが、受け入れ港のサンクトペテルブルク港が物量の急激な増加に対応できなくなってきた。このため、代替ルートとしてシベリア鉄道を利用しようという動きが活発化している。

多くの貨車が集まるロシア・ウラジオストク港近くの操車場(県商業貿易室提供)

 シベリア鉄道はロシア極東のウラジオストク―モスクワ間、9289キロを結ぶ大動脈。支線を通じて、ボストーチヌイ港からロシア西部のサンクトペテルブルクまでをつなぐほか、ロシア・CISのほかモンゴル、アフガニスタン、フィンランドなどともアクセスできる。

 1970年代、日本の多くのメーカーがシベリア鉄道を利用して欧州や中東などを結ぶ「シベリアランドブリッジ」で製品を輸送した。ソビエト連邦崩壊と経済の混乱から鉄道利用は低迷したが、2000年以降はロシア経済も安定、韓国や中国のメーカーが消費財や家電品輸送に鉄道を使うようになった。

 環日本海研究所(新潟市)調査研究部の辻久子主任研究員は「韓国メーカーは一定量の積み荷を確保して列車を走らせる『ブロックトレイン』と呼ぶコンテナ専用列車を編成し、積極的に製品輸送を行っている。頻発していた貨物の盗難も心配なくなった」と語る。

 日本の大手物流業者も昨年からシベリア鉄道と海上輸送を一体化した物流サービスを始めた。

 近鉄エクスプレス(東京)は昨年7月にロシア鉄道100%子会社の「トランスコンテナ社」と総代理店契約を締結。国内貨物をコンテナで日本の主要港から釜山港経由でボストーチヌイ港に輸送し、シベリア鉄道でロシア西部の主要都市に運んでいる。

 日本からの完成車輸送もシベリア鉄道で行う準備を進めており、今年秋ごろから自動車運搬船でザルビノ港に運び、専用貨車でロシア国内やカザフスタンに運ぶ計画だ。

 また、大手商社の三井物産も昨年7月、ロシア鉄道と貨物輸送事業で提携し、シベリア鉄道を使った輸送サービスに参入。同社の物流担当者は「家電製品や化学品などの需要がある。今後は現地の日系工場の原料輸送が伸びそう」という。

 ただし、国内メーカー各社はシベリア鉄道の問題点として▽船に比べ輸送は短時間だがコスト高▽一定の貨物量が集まらなければ運行しない不定時性▽ロシア港湾での通関手続きが煩雑▽貨車が足りず極東の港で荷物がなかなか動かない―などを指摘。東北大学大学院の稲村肇教授も「ロシア国内の鉄道は頻繁に運賃値上げを行っており、価格競争力はなくなっている」と現状を分析する。

 それでも、サンクトペテルブルクまで海上輸送で日本から約40日かかるのが、シベリア鉄道を使えば約25日(釜山―ボストーチヌイ経由)で済むスピードは魅力。

 トヨタ自動車ヨーロッパ部新規プロジェクト室の立原聡室長は、先月秋田市で開かれたシンポジウムで「コスト問題をクリアするには、海上輸送も含めいかに貨物量を増やすかが鍵。他企業と協力しながら貨物を集める『オールジャパン』方式の物流システムを構築したい」と話した。

 秋田港は日本海側のコンテナ港湾の中でロシア極東に最も近く、直行航路が開設されれば、釜山経由よりも所要日数を短縮できる。シベリア鉄道との連結で秋田港の地理的優位性を生かすためにも、コスト対策は不可欠だ。

2008.3.7付

322荷主研究者:2008/04/30(水) 02:22:38

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20080311201.htm
2008年3月11日01時53分更新 北國新聞■富山のニュース
◎伏木富山港の新コンテナ航路を開拓 国交省と富山県が調査へ

コンテナ貨物の流動実態調査が行われる伏木富山港

 国土交通省と富山県は、伏木富山港(富山港、富山新港、伏木港)の新規コンテナ航路誘致に向け、五年ぶりとなる輸出入コンテナ貨物の流動実態調査に乗り出す。コンテナ貨物の動きを把握し、将来の貨物量の予測や企業ニーズに応じた港湾施設計画の策定などに生かすもので、環日本海物流の拠点港として、コンテナ輸送体制の強化を目指す。

 調査は十月の一カ月間にわたって行われる。伏木富山港を利用するコンテナ貨物と、県内発着のコンテナ貨物が対象となる。

 伏木富山港利用の場合は、企業の所在地域を把握するとともに、クレーンや上屋などの港湾施設の使用状況を調べる。伏木富山港以外の利用では、県内企業などが輸出入で使用する港を調査する。

 五年前の調査では、県内企業のうち、伏木富山港を利用していたのは、輸出が全体の45%、輸入が56%だった。その後、県は荷主企業奨励金制度を新設するなど伏木富山港のポートセールスを強化し、同港のコンテナ便も月二十五便から三十七便に増えるなど、利便性が向上している。

 伏木富山港のコンテナ貨物は、二〇〇七(平成十九)年が六万三千三百六十二TEU(二十フィートのコンテナに換算した取り扱い個数)で、五年前の一・六七倍となっている。

 県はコンテナ貨物の流動実態調査について、「効率的なポートセールスや新たな岸壁整備の要望に生かしたい」としている。

323荷主研究者:2008/04/30(水) 02:23:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080312t11028.htm
2008年03月12日水曜日 河北新報
完成半年遅れ 造船活況で納期厳しく 仙台港クレーン増設

 仙台市宮城野区の仙台港を利用するコンテナ船の大型化に備え、宮城県が追加導入を目指すコンテナ積み降ろし用クレーン(ガントリークレーン)の完成が、工事を請け負う造船業界の活況による納期の遅れで、当初より半年遅い2009年9月ごろになることが11日、明らかになった。

 クレーンを建造する造船業界は、中国などの経済成長を背景に「30年ぶりの活況」(日本造船工業会)という。業界関係者は「受注しても資材調達や工場の調整が大変で納期が厳しい」と話す。公共事業が「売り手市場」になった格好だ。

 県は07年9月と11月に入札を行ったが、参加業者はなかった。08年1月の入札にようやく1社が応じ、落札した。正式契約に必要な議案が開会中の県議会に提出されている。1回目の入札は県内に本社や営業所がある企業に限定したが、2度目以降は条件をなくした。予定価格も鉄鋼価格の上昇を一部反映した以外は、変えていない。

 県は2回目の入札が不調となった際、造船業界の繁忙を考慮する必要があると判断。15カ月に設定していた納期を18カ月に延長し、3度目の入札でようやく三井造船(東京)が落札した。

 高砂コンテナターミナルのクレーンは現在3基。最大の3号機は、3000TEU(20フィートコンテナに換算した積載能力)の船に対応できる。
 ところがコンテナ船は世界的に大型化が進み、東北唯一の北米定期航路は近い将来、3号機でも対応できない大型船に換わる可能性がある。県が新たに発注するクレーンは倍の6000TEU級の船も大丈夫という。

 整備費用は18億円。北米航路の寄港は週1回だけだが、県港湾課は「クレーンが4基になれば、大型船1隻と小型船2隻が同時に荷役作業を行え、混雑緩和につながる」と話している。
 仙台港のコンテナ貨物量は2007年、実入りコンテナで前年比8.6%増の12万8000TEUに達し、18年連続で過去最高を更新した。

324荷主研究者:2008/04/30(水) 02:44:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080314t22010.htm
2008年03月13日木曜日 河北新報
青函高速船、冬季利用伸びず 1、2月8000人台

 青森―北海道函館間で昨年9月就航した東日本フェリー(函館市)の高速船「ナッチャンRera(レラ)」の冬季利用が落ち込んでいる。就航当初は200人を超えていた1便当たりの乗客数も、12月に入ってからは2けた台になり、2月は76人と3分の1にまで減った。乗用車の利用も予想ほど伸びず、同社は高速船が2隻体制になる5月以降に巻き返しを図る。

 13日に青森市内で開かれた青森県フェリー埠頭(ふとう)公社の理事会で報告された車両・旅客航送実績によると、昨年9月から今年2月までの高速船利用者は約14万5000人。9月は約4万8000人だったが、10月約4万3000人、11月約2万3000人、12月約1万4000人、1、2月はともに8000人台にとどまった。

 10月中旬に1日4往復から1日3往復に、12月中旬に2往復に減便したこともあるが、同公社は「青函航路は夏場が最大の書き入れ時で、それ以外は利用客が一気に減る。トラックよりも一般の観光客が乗る高速船は影響をもろに受けた」と分析する。乗用車の利用が少ないのも誤算だ。約350台の収容能力があるが、1便当たりで9月33台、10月25台、11月17台、12月同、1月23台、2月13台と、満杯に遠く及ばない状態だ。

 東日本フェリーでは今月31日まで、乗用車1台分の料金(2万円)だけで、同乗者分の料金がかからない「車割」(要予約)サービスを行っている。さらに5月2日に同型船の「ナッチャンWorld(ワールド)」を導入、2隻体制で1日6往復(夏季は7往復)する。

325荷主研究者:2008/04/30(水) 03:00:27

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080314302.htm
2008年3月14日04時02分更新 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎中近東向け大型船誘致 金沢港大水深岸壁 10月下旬、コマツの建機輸出で

 コマツ粟津工場は、今秋に大水深岸壁が暫定供用される金沢港大浜地区から、中近東向けの建設機械を輸出する。大型船の誘致にめどがつき、時期は十月下旬になる見通し。暫定供用後の大型船第一便になるとみられ、金沢港からの輸出拡大に弾みがつきそうだ。

 十三日、北國新聞社を訪れた高橋良定工場長が明らかにした。

 大水深岸壁は、水深一二メートルで暫定供用される。現在、石川県や金沢港振興協会、金沢港運(金沢市)などが、船会社と調整を進めており、県内企業にどれだけ積み荷の需要があるか調査している。コマツによると、誘致するのは、四万トン級の大型船になるという。

 粟津工場から出る積み荷は、モーターグレーダー(道路整備機)やブルドーザーとなる。中近東をはじめとした新興国は、資源開発で得られた資金を道路などインフラ整備に積極的に投資しており、機械需要が増している。高橋工場長は「今後はいかに船を継続して誘致できるかが課題になる。新興国に適した機械をタイムリーに開発、導入する必要がある」とした。

326名無しさん:2008/04/30(水) 06:01:55
>>325
日本海側の港湾でも北陸の雄・金沢港の発展が目覚しいですね。

一方、新潟港に次ぐ貨物取扱量を誇っていた敦賀港は集荷不足で中国航路が廃止に追い込まれたあげく、
金沢港や京都・舞鶴港の勢力拡大に伴い、2002年には年間14,417TEUあったコンテナ取扱量が
昨年は5,555TEUまで減少したとか。なんとか頑張ってもらいたいものです。

327荷主研究者:2008/05/02(金) 13:17:46

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803130023.html
'08/3/13 中国新聞
臨海工業団地分譲80% 浜田
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 島根県が管理する浜田港臨海工業団地(浜田市)に工場や物資集積場の進出が相次いでいる。県が導入した長期借地制度などの効果もあり、2006年以降、用地購入と購入前提の定期借地が4件成立し、分譲率は80%になった。県内5カ所の臨海工業団地では最高となっている。

 分譲率は46%にとどまっていたが、06年2月、エネルギー転換を図る浜田ガス(同)が、天然ガス工場新設と本社移転のため9700平方メートルを長期借地して進出。続いてロシア向け中古車輸出が好調なエル・アイ・ビー(同)も検査場と本社移転のため同5月から一時利用した後、今年1月には5500平方メートルを購入し、1万8900平方メートルを長期借地した。日本製紙ケミカル江津事業所(江津市)も同月、ボイラー燃料を石油から石炭に転換するため1万平方メートルを貯炭場として長期借地した。

【写真説明】分譲が進む浜田港臨海工業団地の新福井地区

328荷主研究者:2008/05/02(金) 14:42:00
>>312 >>318-321

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080322t42010.htm
2008年03月21日金曜日 河北新報
秋田港再整備が必要 検討委が報告取りまとめ

 「環日本海シーアンドレール構想」で、東北地方整備局が設置した有識者の検討委員会は21日、秋田市で最終会合を開き、構想実現には臨港道路の移設や秋田臨海鉄道の延伸など、秋田港の再整備が必要とする報告を取りまとめた。

 検討委は、鉄道とコンテナヤードが接する利点を生かすため、現在の大浜ヤードを東側へ広げ、秋田臨海鉄道の秋田北港駅と一体化させる必要性を指摘し、臨港道路を臨海鉄道より東側へ移設するよう提案した。

 秋田県県が現在の港湾計画で、コンテナヤードを外港地区へ移転新築する方針のため、臨海鉄道を外港地区まで約2.8キロ延伸する案も併記。構想実現の経済効果や将来見通しを把握し、整備時期を検討することも求めた。

 2月に実施した実証実験で、「鉄道輸送の有効性は確認できた」と結論付け、ロシア・サンクトペテルブルクに進出するトヨタや日産など、日系自動車企業への部品輸出を対象に、官民挙げた貨物量確保と秋田港の売り込みが必要と強調した。

 委員長の稲村肇・東北大大学院教授は「サンクトペテルブルク港の貨物取り扱いはもう限界で、2年以内にシベリア鉄道を使った輸送は始まる。今後5年以内が秋田港の好機とみられ、今すぐ道路移設に取り組み、優位性をアピールすべきではないか」と指摘した。

[環日本海シーアンドレール構想] 仙台臨海鉄道の仙台港駅から、JR北上線や東北線、奥羽線を使い、秋田臨海鉄道の秋田北港駅まで、コンテナを輸送するルートを確立し、秋田港の物流拠点化を図る。シベリア鉄道と連動させ、ロシア東部や中央アジア、欧州までの一大物流ルートを確立する構想もある。

329とはずがたり:2008/05/02(金) 21:53:00
>>326
金沢は小松と行政の協力体制も注目ですね。
航路の誘致は一定数の集荷が見込める必要のある固定費用の部分の影響が大きいのでこういう協力が効いてくるのかもしれませんね。
敦賀の低迷は知りませんでした。港しかない舞鶴と違って原発とかあるから余裕かましてたんでしょうか?

330荷主研究者:2008/05/03(土) 18:47:31
>>329 >>326

敦賀港の利用低迷は新聞記事にもなってます。
>>299

しかし敦賀港の日本海側唯一の14m岸壁の整備ってどうよ?
敦賀、金沢、伏木富山、新潟あたりでインフラ整備の競争をしてもしょうがないでしょうに。
役割分担を明確化する方が先決では?

331荷主研究者:2008/05/03(土) 18:48:11

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080327t11046.htm
2008年03月27日木曜日 河北新報
仙台港の車積み出し能力強化 宮城県が整備構想

 2010年にトヨタ自動車系の車体組み立てメーカー、セントラル自動車(神奈川県相模原市)が宮城県大衡村に進出することを受け、宮城県は26日、仙台港(仙台市宮城野区)の再編整備計画構想の原案を策定した。操業開始までに完成自動車置き場を拡充し、取り扱い能力を現状の年間38万台から60万台に強化する。大型船の乗り入れに備えて、埠頭(ふとう)の再整備も視野に入れる。

 仙台港、塩釜港の長期的な整備構想を議論する「仙台塩釜港長期構想検討委員会」で、事務局原案として示した。

 仙台港北側の中野地区にある10ヘクタールの完成車置き場を17ヘクタールに拡張する。仙台港区内にある「みなと公園」(3.7ヘクタール)を活用するほか、道路を付け替える。完成車運搬船が接岸する雷神埠頭の水深を現在の7.5メートルから10メートル弱に深くし、大型船に備える。いずれも10年ごろまでに実現する見通し。

 中野地区では現在、穀物、セメントなど梱包(こんぽう)されていない「バルク貨物」と、完成自動車が混在して積み出されている。バルク貨物積み出し場所を集約するため、現在、作業船が停泊する中野地区東端に「大型バルク埠頭」を整備する。10年ごろの着工を見込む。

 仙台港は外国航路の充実などでコンテナ取扱量が増加。2007年の取扱量は18万1459TEU(20フィートコンテナに換算した積載能力)と、1997年の約4.5倍に増えた。仙台港区南側の向洋地区では、埠頭の新設、コンテナターミナル拡張で貨物取り扱い能力を強化する方針。

 長期構想は本年中に開く委員会で素案を決め、国と県の審議会を経て正式決定する。早ければ09年度に再整備計画に着手する。

332荷主研究者:2008/05/11(日) 23:25:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080403t31011.htm
2008年04月02日水曜日 河北新報
岩手県、大船渡港の整備中断 「企業進出予定なし」

 国と岩手県が1997年から大船渡市赤崎町永浜・山口地区で進めてきた大船渡港湾整備事業について、県は本年度、進出企業の予定がないことなどを理由に、完成間近の11.7ヘクタールにわたる工業用地埋め立て造成工事を中断した。

 県港湾課は「これまで企業の打診はあったが、具体的な交渉には至っていないのが実情。造成は盛土工事を残すのみで、企業の進出が決まってから再開しても遅くない」と説明している。

 事業は2010年までに用地整備を終え、食品加工会社などに売却する計画で、事業費は約33億円。07年度までに約23億円が投入され、工事の7割を終えていた。

 工業用地は、地域産業振興のため92年改定の大船渡港港湾計画に盛り込まれた。貨物量が県の当初予測を大幅に下回る中、地元は国際貿易コンテナ船定期航路を開設するなど、港の整備と利用促進に取り組んでいる。

 甘竹勝郎市長は「事業休止の決定ではないと県に確認した。市として引き続き工業用地の早期完成を要望していく」と話している。

333とはずがたり:2008/06/05(木) 14:19:24
こんな感じかな
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=2e6e71b814f9807db5bd2ea12526e246
後は一にも二にも利用社だ

県、外港への鉄路延伸調査費を計上 環日本海シーアンドレール
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080605c

秋田臨海鉄道線路の延伸を含め、シーアンドレール構想の実現に向け、整備方針が検討されている秋田港のエリア
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/transit/20080605c12.jpg

 秋田港を活用した「環日本海シーアンドレール構想」の実現に向け、秋田臨海鉄道北線の秋田北港駅から秋田港外港地区のコンテナヤードまでの線路延伸の可能性などを探る調査費約500万円を、県が6月定例県議会に提出する補正予算案に計上する方針を固めたことが4日、分かった。県の港湾計画でコンテナ貨物を集約する予定の外港地区に、貨車を直接乗り入れさせることも視野に入れ、秋田港の利便性を高めようという狙いがある。

 シーアンドレール構想は秋田港まで鉄道輸送した海上用コンテナを、船で極東ロシアのボストーチヌイ港まで運び、シベリア鉄道を利用してロシア、中央アジア、欧州に運ぶ計画。国土交通省東北地方整備局が提唱し、今年2月に実施した実証試験で実現が可能なことが分かった。

 試験でコンテナの積み替えを行ったのは、秋田北港駅に隣接する大浜コンテナヤード。しかし、4・6ヘクタールと手狭な上、岸壁の水深も浅く、鉄道とコンテナヤードの間に臨港道路があることから荷役に支障をきたすとの指摘もあった。国と県、運輸業者らでつくる環日本海シーアンドレール構想検討委員会は▽臨港道路を付け替えて大浜コンテナヤードを拡大し、線路を引き込む▽県が国際貿易拠点として拡大・整備に向けて調査を進めている秋田港外港地区コンテナヤードまで線路を延伸する?という2つの改善策を提案していた。

 今回の調査は、この指摘を受けて実施する。秋田臨海鉄道の北線を現在の終点の秋田北港駅から、大浜コンテナヤードと停泊地を挟んで向かい合う秋田港外港地区コンテナヤードまで延伸することが可能かどうかなど、秋田港全体の整備方針を探る。線路と両コンテナヤード、臨港道路の位置関係を踏まえ、延伸する場合のルートや費用など具体的な調査項目を今後決める。
(2008/06/05 09:04 更新)

334荷主研究者:2008/06/05(木) 23:47:10

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/86562.html?_nva=163
2008年04/10 22:47 北海道新聞
国際コンテナターミナル 利用促進へ入港料免除 苫小牧東港

 【苫小牧】今年十月までに苫小牧港国際コンテナターミナルが西港区から東港区に移転するのを前に、苫小牧港管理組合はターミナルを利用する船会社をつなぎ留める誘導策として、期間限定で入港料、岸壁使用料の全額免除などを打診していることが明らかになった。

 東港区に入港する船舶に対し、《1》タグボートを利用した場合は、入港料と岸壁使用料を免除《2》タグボートを利用しない場合は、入港料と岸壁使用料を半額減免する内容。期間は来年度まで。移行期の今年十月まで東西両港区に寄港する場合は、西港区の岸壁使用料を免除する。

 移転後は、タグボートの利用料や水先料などの諸経費が従来より割高になる見通しで、こうした措置で他港への流出を防ぐ狙いがある。二万トンの船の場合、現在の同港の入港料は約四万三千円、岸壁使用料は約三十三万六千円。同港管理組合は船会社に誘導策などを説明し、現在も交渉中。

335荷主研究者:2008/06/05(木) 23:50:52

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/86699.html?_n1040=45&_n1041=2&_n1042=2&_n1043=2&_n1048=2
2008年04/11 14:15 北海道新聞
小樽−中国コンテナ増便1年 取扱量は初の減 輸出サケ値上がり響く

 対中貿易の増加に対応し、昨年三月に小樽−中国定期コンテナ航路が週一便から週二便に増便されたが、期待に反して二〇〇七年はコンテナ扱い個数が輸出入合計で前年比4%減と初の減少に転じた。サケ輸出と建材輸入の減少が大きな要因で、運航する神原汽船カンパニー(広島県福山市)は道内から中国に輸出する商材の開拓に力を注いでいる。

 航路は〇二年九月に同社が道内の寄港地を苫小牧から小樽に変更して運航を始めた。小樽港では唯一の海外との定期コンテナ航路。

 同社によると、長さ二十フィート(約六メートル)のコンテナ換算で空コンテナを除き、輸出入合わせて〇四年から〇五年は19%増、〇五年から〇六年は7%増と堅調に推移したが、増便した〇七年は小幅ながら減った。

 減少の要因は、輸出で加工用サケが、在庫増と値上がりから激減。小樽市産業港湾部の統計でも重量ベースでサケを含む水産品は前年比25%減少した。輸入では国内の住宅建築の鈍化などで建材が約30%減ったことが大きいという。

 一方、ホームセンター向けペット用品や園芸用品の輸入は好調を持続。輸出では廃プラスチックや古紙などの再利用資材が下支えし、重量ベースで同五倍に膨らんだ。

 航路全体の取り扱いのうち、輸出量が二−三割にとどまっている現状もあり、同社は「安全、安心な食品を中心とした道産品の輸出などを働き掛けたい」としている。(桜井則彦)

336荷主研究者:2008/06/06(金) 00:05:24
東北で製造されるトヨタ車を巡っては北米向けが仙台港vs釜石港、中国・ロシア向けが秋田港vs酒田港という構図ができてるねぇ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080424t52029.htm
2008年04月24日木曜日 河北新報
トヨタ車輸出 酒田港「拠点化」探る

 セントラル自動車の宮城県進出を受けて、山形県は、酒田港を自動車の積み出し拠点にする可能性を探るための協議会を5月下旬に発足させる。秋田、新潟両港と比べ、酒田港が太平洋側との最短ルートとアピールするための課題などについて、ハード、ソフト両面から検証する。

 協議会は「県自動車産業物流活性化推進会議(仮称)」とし、県と酒田市のほか、自動車産業や物流、金融機関、国土交通省などの関係者、それに学識経験者がメンバーに加わる。年内に中間報告をまとめる予定。

 工場が進出する宮城県大衡村から大崎、新庄両市を経由し、酒田市まで至る約150キロのルートと、酒田港の機能について、完成車を輸送する場合の課題を整理する。トヨタ自動車の既存工場からの製品出荷や部品調達がどのようなルートや方法で行われているか、自動車製品・部品の物流の現状も調査する。

 さらに、酒田港の機能を段階的に高めるための実験として、山形県内の業者が中古車を酒田港経由で中国やロシアに輸出する方策も探る。
 山形県商工労働観光部は「環日本海貿易をにらんだ自動車輸出の拠点として、酒田港の優位性をアピールするための戦略を構築したい。同時に、物流活性化を山形県内の自動車産業振興に生かすための方策も検討していく」と話している。

 県のこれまでの調査では、酒田港には完成車5100台を置けるスペースが確保できる。その一方、大崎、新庄経由で酒田港に至るルートには高速道路がない上、大型車の通行に困難な個所があることも難点だ。冬場の除雪や凍結対策も課題となる。

337荷主研究者:2008/06/06(金) 00:11:12

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804280020.html
'08/4/28 中国新聞
国際コンテナの取扱量が微減
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 中国地方主要11港の2007年の国際コンテナ貨物の取扱量は、60万2817個(20フィートコンテナ換算)と前年比0.9%の微減となった。2年連続で60万個の大台は確保したが、前年の取扱量が第3位だった下関港の大幅な落ち込みが響いた。

 中国地方整備局と、下関港を管理する下関市がまとめた速報値によると、輸出入を合わせた取扱量が最も多かったのは広島港で、前年比6%増の16万6223個。マツダ関連の自動車部品の輸出が好調だった。続く水島港は10万4343個で、ベトナムとの定期コンテナ船の大型化などで9%増えた。福山港は2%増の8万2194個と初めて第3位に躍進した。

338荷主研究者:2008/06/19(木) 23:36:54

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2040
2008年5月12日 新潟日報
新潟東港の新クレーンが稼働

 2006年11月に暴風で倒壊した新潟東港(新潟市北区)のガントリークレーン3号機の代わりの新造クレーン5号機が12日、運用開始した。東港コンテナターミナルのクレーンは1年半ぶりに3機態勢に戻る。
 東港は貨物量が港の処理能力を上回り、コンテナ船が沖合で岸壁の空きを待つ「沖待ち」が問題化しており、緩和効果が期待される。
 新造クレーンは倒壊したクレーンと同能力で、アームの長さ44・2メートル、重量855トン。貨物のつり上げ能力は40・6トン。
 荷役業者のリンコーコーポレーション(新潟市)が昨春、三井造船大分事業所に発注。4月に運び込まれ、試験運転を続けていた。

339荷主研究者:2008/06/20(金) 00:04:37
>>333

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080522t42036.htm
2008年05月22日木曜日 河北新報
シーアンドレール構想 秋田港拠点化へ推進協

 秋田商工会議所や秋田県など秋田県内外の官民14団体は6月下旬、鉄道輸送ルートと組み合わせることで秋田港の拠点性を高めようと、「秋田港シーアンドレール構想推進協議会」(仮称)を設立する。東北地方整備局が実施した輸送実験が成功し、構想の実現性が高まったことから、秋田港再整備などの課題に官民挙げて取り組む。

 協議会は秋田商議所、県のほか、県貿易促進協会、秋田市、東北地方整備局、日本通運、JR貨物、秋田臨海鉄道、地元金融機関などで構成する。

 実務担当者による幹事会を設けるほか、県や東北地方整備局が事務局となり、行政支援や秋田港再整備、ポートセールスの方策などを検討する組織も発足させる。構想に詳しい大学教授を顧問に迎える計画もある。

 構想の実現にはロシア・沿海州との定期航路開設や、鉄道輸送コストと船賃の圧縮などが課題となる。今後整備される秋田港の新コンテナヤードまで、臨海鉄道を約1キロ延長させることも必要になり、各検討組織で実態調査や計画の具体化を話し合う。

 協議会は当面、トヨタ系生産子会社セントラル自動車(神奈川県相模原市)が2010年、宮城県に進出することなどをにらみ、自動車や自動車部品のロシア、欧州への輸出をターゲットに構想の実現を目指す。

 日本海側の他港を経由し、秋田港に寄港してもらう「三角航路」開設が近道との指摘もあり、同じくセントラル自動車の進出を受け、完成車の積み出し拠点を目指す酒田港との連携も模索する。

 東北地方整備局が今年1月、仙台港や秋田港で実施した輸送実験では、秋田北港駅でのコンテナ積み替え、鉄道輸送による振動や温湿度に問題点は見つからず、構想の有益性が明らかになった。

 協議会事務局の秋田商工会議所は「県内経済が落ち込む中、シーアンドレール構想は唯一の明るい希望で、県民の期待も大きい。官民挙げて山積する課題を一つずつ解決したい」と話している。

[秋田港シーアンドレール構想]秋田港までの鉄道輸送ルートを確立し、宮城県や岩手県のほか首都圏や中京圏からも貨物を集め、ロシア・沿海州との貿易を活発化させる。沿海州のボストチヌイなどからシベリア鉄道を使えば、日本の自動車工場が林立するロシア・サンクトペテルブルクまで貨物を輸送することができ、日本と欧州を結ぶ一大物流ルートが確立することになる。

340荷主研究者:2008/06/20(金) 00:26:42
>>336

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080528t52029.htm
2008年05月28日水曜日 河北新報
酒田港を車輸出拠点に 山形県が専門家会議

 山形県は27日、セントラル自動車(神奈川県相模原市)など自動車産業の相次ぐ東北進出を踏まえ、酒田港を自動車の積み出し拠点とする可能性を探るための専門家組織を発足した。酒田港の利用拡大や機能強化のほか、同港と東北の自動車工場をつなぐ交通インフラの改善、県内製造業の集積と高度化による物流活性化―などの視点から課題と振興策を協議し、10月に提言をまとめる。

 組織は「県自動車産業物流活性化推進会議」。県、酒田市、国土交通省のほか物流関連企業や電子部品メーカー、商社、金融機関などの21人が委員を務め、委員長に内閣府経済社会総合研究所の黒田昌裕所長が就任した。

 初会合で斎藤弘知事は「東北全体に自動車産業が移ってくる中で、求められるのは人材と物流の改善だ。自動車産業は海外への供給を視野に入れており、日本海側の港の中で太平洋側と至近距離にあるなど、酒田港の優位性を訴えていきたい」と呼び掛けた。

 県は酒田港の優位性について、(1)(セントラル自動車が進出する)宮城県大衡村から一般道利用で156キロと秋田港より近い(2)完成車で約5100台収容可能なスペースがある―などを挙げた。一方で国道47号に急カーブ、急こう配区間があり、冬期間に交通障害が発生しやすいことなど、酒田港までのアクセス道の課題が指摘された。

 委員からは「シベリア鉄道を使ってロシア極東から欧州に完成車が輸送される可能性があり、酒田港が玄関口にあることをアピールするべきだ」などと、ロシアなどへの自動車輸出を見据えた対策を求める意見が相次いだ。

 日本自動車販売協会連合会県支部の委員は7月末、ロシア向けに200台規模の輸出中古車入札会を行う計画を示し、「業界として県の活性化に協力したい」と語った。

341荷主研究者:2008/06/30(月) 00:18:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806010044.html
'08/6/1 中国新聞
国際ターミナルの供用始まる
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 福山市南松永町にある尾道糸崎港機織地区多目的国際ターミナルが31日、供用開始した。木材搬送のコスト圧縮や運搬船の大型化が可能になり、国内でも輸入木材の取り扱い量の多い同港の機能強化に一役買う。現地で同日あった供用開始の式典には関係者約100人が出席。中国地方整備局の藤田武彦局長が「物流の効率化が図れる。地域活性化につながってほしい」と述べ、テープカットをして供用を祝った。

【写真説明】テープカットをする藤田中速地方整備局長(左端)ら。奥は整備したバースで木材を降ろす運搬船

342荷主研究者:2008/06/30(月) 00:29:18

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080605301.htm
2008年6月5日02時46分 北國新聞■北陸の経済ニュース
◎伏木、金沢港が岐阜に急接近 来月、東海北陸道が開通 説明会や工業団地へ

 東海北陸自動車道の全線開通を来月五日に控え、伏木富山、金沢両港関係者が、岐阜に急接近している。富山側は岐阜市での説明会に続き、八月にも岐阜県内の工業団地を回る。金沢側も来月、中京圏の企業を集めて説明会を開き、釜山フェリーの利用を促す。岐阜のヒト、モノをめぐる争奪戦が激しくなりそうだ。

 伏木富山港のポートセールス事業推進協議会は四日、富山市内で開いた総会で、八月ごろに岐阜県内の主要工業団地を訪問し、同港への集荷を進めていくことを決めた。

 岐阜県内の積み荷の多くは名古屋港や大阪南港に運ばれるが、東海北陸自動車道の全線開通で、北陸―東海間が大型貨物車で約三十五分短縮されることにより、「手の届く可能性が出てきた」(港湾関係者)という。

 富山県は昨年八月、岐阜市内で初めて伏木富山港の利用促進説明会を開き、十月には岐阜県内の荷主企業や運送関係者が同港を視察した。まだ成果は出ていないが、富山県は「認知度不足が理由」とし、全国初の荷主助成制度をてこに売り込みを掛ける考えだ。

 出遅れていた金沢側もエンジンが掛かってきた。

 「ぜひ、一緒に釜山に行ってPRしてほしい」。三日、高山市役所を訪れた金沢港振興協会の西盛祐吉郎専務理事は、國島芳明副市長に、韓国でのポートセールスへの参加を呼び掛けた。

 目的は、十六日に就航する金沢―釜山フェリーの利用促進。金沢―高山の広域観光ルートをアピールし、韓国の修学旅行、観光ニーズの取り込みを図る。

 積み荷についても、来月中旬に東海地区の主要企業を対象にした説明会を開く予定だ。

 金沢港を利用する岐阜県内の企業は「ほとんどない」(金沢港運)のが現状だが、金沢港振興協会は大阪南港を経由する積み荷の一部を金沢―釜山フェリーに切り替えてもらうよう提案するという。

 石川県も、今秋に大水深岸壁が暫定供用され、日本海側で唯一、北米便を運航していることを強みに、近く本格的な企業回りを始める方針だ。

 東海北陸自動車道と北陸自動車道の結節点である小矢部砺波ジャンクションから、富山、金沢西の両インターの距離はほぼ同じ。伏木富山、金沢両港が岐阜からの集荷合戦を繰り広げる一方で、「北陸の荷物が名古屋に持って行かれるのではないか」(港湾関係者)と警戒する声もあり、名古屋ストローへの対策も迫られている。

343名無しさん:2008/07/03(木) 22:50:40
金沢―釜山フェリー 第3便は1けた台 石川県議会特別委員会
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20080703002.htm

石川県議会は三日、交流・交通特別委員会を開き、県側は先月就航した金沢―釜山フェリーについて、
二日に金沢を出港した第三便の往復の乗客が、いずれも一けた台にとどまったことを明らかにした。

第二便は二十人台となっており、県としても危機感を持ち利用促進に努めるとした。
現在は韓国への修学旅行を実施している県内高校と利用を交渉しており、
韓国の旅行会社も近く企画商品の募集を始める。和田内幸三委員(自民)が質問した。

344荷主研究者:2008/07/13(日) 22:21:28

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080618101.htm
2008年6月18日02時37分 北國新聞■石川のニュース
◎金沢港、国際フェリー就航 韓国・釜山から初便 18日に折り返し便出発

金沢−釜山フェリーの安全運航を誓った就航記念式典=金沢港

 金沢港と釜山港(韓国・釜山市)を結ぶ国際定期フェリー(貨客船)の初便が十七日、金沢港に到着した。東日本フェリー(函館市)が週一便で運航する。国内の船会社による国際定期フェリーの運航は日本海側の港では初めて。十八日、釜山港への折り返し便が出発する。

 初便は旅客九十八人、長さ二十フィートのコンテナに換算し二十個の貨物を運んだ。折り返し便は、十七日午後五時時点で旅客百十七人、貨物十四個(二十フィートコンテナ換算)を積む予定である。

 十月には釜山港の西方約五十キロの馬山港(韓国・馬山市)に延伸し、貨物輸送も本格化する。

 初便到着後、金沢港で就航記念式典が行われ、金沢港振興協会長の深山彬金沢商工会議所会頭があいさつ。谷本正憲知事、山出保金沢市長、韓国の金忠慶新潟総領事が祝辞を述べ、東日本フェリーの古閑信二社長が安全運航を誓った。紐野義昭県議会議長、中西利雄金沢市議会議長、同社の持ち株会社リベラホールディングス(広島県呉市)の山本憲治会長らが同席した。


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