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政治思想総合スレ

126さきたま:2003/03/27(木) 02:42
>>117(初心者ですさん)
「思いこみ」の思想背景は何か?ということですが、
刷りこみ、とまで言うと大げさですが、幼少から中学校ぐらいまでに、
周囲の家族や親戚縁者が持っていた家族観に大きく影響を受けたのが根底にあると思います。
私の祖父の実家というのが、とはずがたりさんが>>123で書いているような、
いわゆる農村地帯の旧家で、今でも親類縁者の冠婚葬祭だと「本家」「分家」という区分は厳然としてあります。
「本家」の上に「大本家」っていうのもあるぐらいで(←何が大なのか私は知りませんが)、
父も私も男兄弟がいないということもあって、「家」≒「墓」を守っていく使命というか、
「長男=跡取り的」なことをずっと言われてきました。
我が実家はサラリーマン家庭で、何の財産もあるわけではないのですが、
私が「おじいちゃんおばあちゃん子」だったこともあり、
現在のような、家族の姓が共通である方を好もしく思い、
家制度を重んじる考えになっていったのだと思います。
それに加え、小学校高学年から歴史にハマリ出し、特に戦国・江戸時代が好きで、
いわゆる「名門」に憧れる意識が芽生えたのも、また一つの要因かなと思います。
武田家や伊達家の系図とかを覚えたりしていましたね。
出自や門地によって差別されることはあってはならないと思いますが、
名門といわれる家に憧れる気持ちは今も心のどこかにあります。
ちょっととっ散らかってしまいましたが、私のなかでは、
一つ家の屋根の下で同じ姓の人間が暮らす古き(良きとは言いきれませんが)時代の
家族像を理想としているのだろうなと思います。
ただ、そこには「嫁に行く・来る」との思想が当然根底にありますので、
初心者さんのような現代的?開明的?進歩的?(適当な言葉が分からない)な考えの人には
理解し難く、許容できない思想かもしれませんね。

ただ、私自身は最近リベラルでないなと気づかされるところがあって、
それがちょっと嫌で、イラク問題なんかは思考停止してるんですが、
「保守主義が『共通の価値観をみんなでもとう』という方向性であるのに対して、
それとは逆に『価値観はそれぞれ違っていた方がいい、違うことはいいことなのだ』
ということを認める社会がリベラル―」という枝野幸男のリベラル観に共鳴するところがあったので、
別姓絶対反対論者が訴えるところの、「苗字が違う=家族の崩壊」説は違うと思います。
別姓にしたい人にはそれを認める制度をつくるべきだと思っています。
また、苗字を変えなければいけないことで、自分のプライバシーを強制的に他人に知られてしまうというのは
重要な問題だと思います。制度的にも、社会通念的にも「仕事上は通称(旧姓)使用が当たり前」という
世の中になって欲しいものだと思います。


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