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セメント

531とはずがたり:2017/04/15(土) 19:03:59
>>529-530
――80t積み!? もちろん公道は走れませんよね?

 ダブルストレーラーは道路交通法、道路法によって定められている大きさを超えるので、一般の公道を走行することはできません。

「遠近感が狂うほど広大」ケタ違いの風景も
――大量輸送は鉄道の得意分野だと思いますが、なぜこのような形に?

 もともと石灰石やクリンカーは鉄道で輸送していましたが、昭和30年代にセメントの需要が急増し、輸送能力が不足する懸念が生じました。抜本対策として、新しい鉄道の敷設、ベルトコンベアーの設置、道路の建設の3案を検討し、多目的に使用できることから道路の建設を決定しました。鉄道よりもコストが安いこと、輸送品種の変更にも柔軟に対応できることなどがメリットです。

――たとえば万が一事故があったとして、警察車両や救急車は通行できるのでしょうか?

 宇部、伊佐にある出入り口のほか、途中の数か所にゲートを設置しており、緊急時には緊急車両なども進入できます。また、緊急車両を要請した際は当社の社員が誘導します。

――一般車両は走れるのですか?

 出入り口のゲートで進入者を常時監視しており、ライセンス不所持の車両は進入できません。一方で、一般の方から見学のご希望をいただくことも多く、地元の宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会が監修する産業観光ツアーのコースに組み入れていただいています。ツアーではバスで専用道路を走行し、工場も見学します。

※ ※ ※

 ちなみに、宇部興産の担当者によると専用道路は、「宇部では化学、セメント、機械のプラント群や巨大な貯炭場のあいだを通り、伊佐では遠近感が狂うほど広大な石灰石鉱山などが見られます」といいます。日本一長い私道は、沿道の風景もケタ違いのスケールであるようです。

乗りものニュース編集部

538とはずがたり:2017/05/29(月) 07:58:30
まじかよ。
アデカと云い電化工業は今時流行らない?

http://www.denka.co.jp/
当社は2015年10月に,デンカ株式会社へ社名変更しました。

539荷主研究者:2017/06/11(日) 12:18:50

http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20170526000185
2017年05月26日 22時10分 京都新聞
日電硝、600億円で事業買収 ガラス繊維米国部門

日本電気硝子は26日、米国の大手化学メーカー「PPG Industries(インダストリーズ)」のガラス繊維事業のうち、米国部門を約600億円で買収すると発表した。同社からは昨年も同事業の欧州部門を125億円で買い取っている。ガラス繊維は自動車向けの強化樹脂の材料として需要が伸びており、世界シェアの拡大を狙う。

 PPG社は塗料やコーティング剤の大手で全体の売上高は約1兆6千億円。このうちガラス繊維事業の米国部門は売上高約380億円、従業員約千人に上り、自動車や風力発電設備の羽の部材向けに製品を供給している。

 日本電気硝子による事業の取得は7月以降に完了予定。マレーシアや欧州、東近江市にある自社の製造拠点と連携し、生産性を向上させる。同社のガラス繊維事業は売上高が17年12月期予想で800億円超だが、米国拠点の取得で1・5倍の約1200億円に引き上げる。世界トップシェアを誇る短繊維製品でも首位を固める。

 同社は主力の液晶ディスプレー用ガラス以外の分野を伸ばしており、「自動車用の強化樹脂は高機能品の開発が活発で、ガラス繊維は今後も伸びが期待できる」(総務部)としている。

541荷主研究者:2017/07/18(火) 22:32:18

産業景観(テクノスケープ)に着目した書籍だが、鉄道貨物などの物流への言及も多岐にわたる。惜しむらくは、美祢の項で、鉄道貨物輸送の廃止を1988(昭63)年と10年遡って記述している点である…。

https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=1680
日本の砿都
石灰石が生んだ産業景観

刊行年月日:2017/02/28
ISBN:978-4-422-70111-0
判型:B5判変型 257mm × 174mm
造本:並製
頁数:264頁

はじめに
序論 砿都の誕生―新たな風景の発見
◆第一部 日本の三大砿都
第1章 沖縄―砿都のサンゴ島
第2章 秩父―神山が支え続けた砿都
第3章 美祢・長門―日本一有名な鍾乳洞と石灰石のハイウェイ
第4章 宇部・小野田―砿都のツインシティー
◆第二部 全国各地の個性的な砿都】
 【北海道】
第5章 上磯―日本最古の現役セメント工場
第6章 東鹿越―富良野のもう1つの顔
 【東北】
第7章 尻屋―寒立馬と本州最北端の砿都
第8章 八戸―ライムキャニオンの砿都
第9章 東山―宮沢賢治ゆかりの砿都
第10章 大船渡―復興を象徴するテクノスケープ
第11章 田村―2つの鍾乳洞と今和次郎の建築
 【関東】
第12章 葛生―古賀メロディの流れる石灰街道
第13章 日立―ゴンドラの行き交う珠玉の砿都
第14章 奥多摩―京浜を目指した石灰石の道
 【北陸・東海】
第15章 糸魚川―電力がもたらした化学の砿都
第16章 引佐―佐久間ダムを築いた砿都
第17章 田原―渡辺崋山の治めた砿都
 【中部】
第18章 美濃赤坂―金生山の育む砿都
第19章 本巣・大野―異色の工場・純白の神社
 【近畿】
第20章 藤原―関ヶ原を目指したセメントの道
第21章 伊吹―琵琶湖に刻まれた円空の砿都
第22章 由良―白いファンタジー
 【中国・四国】
第23章 新見・足立・芳井―備中の3砿都
第24章 東城―秘境帝釈峡とタンカル工場
第25章 高知―雄大なる黒潮文化圏の砿都
 【九州】
第26章 香春・田川―筑豊に築かれた東西の砿都
第27章 苅田・東谷―カルストの麓に築かれた東西の砿都
第28章 津久見・佐伯―リアス式海岸に並ぶ豊後の砿都
第29章 八代―白いダイヤの無人島
 あとがき―産業景観の世界的趨勢と新たなフェイズに向けて
  参考文献/索引

542荷主研究者:2017/07/26(水) 22:38:11

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170715-188440.php
2017年07月15日 09時30分 福島民友新聞
小名浜に新貯蔵タンク完成 住友大阪セメント、安定供給で復興貢献

完成した小名浜サービスステーションの新たな貯蔵タンク(左)

 いわき市小名浜にセメントの受け入れ基地「小名浜サービスステーション(SS)」を有する住友大阪セメント(東京都)が、同SSで増設工事を進めていた新たな貯蔵タンクが14日までに完成した。

 新たな貯蔵タンクの容量は約1.2万トン。増設によって貯蔵タンクは2基となり、約2.4万トンのセメントを貯蔵できるようになった。

 新たな貯蔵タンクは、内部が分割されており、数種類のセメントをためておくことが可能という。

 普通セメントのほか、産業廃棄物処理施設やダムなど大型建造物を建築する際に使用される特殊セメントなども取り扱う。

 同社は、東京電力福島第1原発の関連工事や道路の整備、中間貯蔵施設建設に伴い、県内でのセメントの需要の増加を見込んでいる。

 同社は「安定的なセメント供給により、復興に貢献したい」としている。

544とはずがたり:2017/08/20(日) 10:59:18

泥水流入、住宅街真っ白…工場から窯業原料流出
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20170819-567-OYT1T50091.html
08月19日 23:08読売新聞

 中央自動車道の土砂崩れ現場から約300メートル南の瑞浪市釜戸町の住宅街には、近くの工場の窯業原料や、土砂が混じった泥水が流れ込み、住民らが19日朝から撤去作業に追われた。

 この地域は18日から19日未明にかけて豪雨となった。県や市によると、工場から窯業原料が入った複数の袋が近くの御湯川に落下、川をふさいだという。1棟が床上浸水し、2棟が床下浸水、車1台が立ち往生した。

 窯業原料は乾燥して粘土化、住宅街は一面真っ白になり、住民らはスコップや重機などで取り除く作業を行った。住民の女性(62)は「経験したことのないような雨で、ここまで泥が流れ出るとは思わなかった」と驚いた様子。床上まで泥が流れ込んだ住宅の男性は「最初はもうだめかと思った。みなさんに手伝ってもらって少し片づいた」と疲れ切った様子で話した。

545とはずがたり:2017/08/24(木) 15:28:50
土砂流入「こすっても取り切れぬ」 中央道近くの住宅街
http://www.asahi.com/articles/ASK8S2PKQK8SOHGB002.html?iref=com_alist_8_05
山野拓郎2017年8月24日13時39分

 岐阜県瑞浪市の中央道脇で起きた土砂崩れで、県警が24日、廃棄物処理法違反容疑で現場近くの陶磁器原料メーカーへ家宅捜索に入った。産業廃棄物が混じった土砂は近くの住宅街にも流れ込み、住民はこの日も強い日差しの下で撤去に追われた。

 崩れた土砂は近くの川をせきとめ、その影響で瑞浪市釜戸町の住宅街に産廃汚泥が混じった泥水が流れ込んだ。

 住民らは道路や側溝に残る泥をかき出したり、洗い流したりしていた。ホースで水をかけながらブラシで道路をこすっていた女性(79)は「いくらこすっても取り切れない。終わりが見えないので大変」と汗をぬぐった。

 家宅捜索を受けた「丸釜釜戸陶料」の産廃には、同社が珪石(けいせき)から製造した微小な「シリカパウダー」も含まれていた。長期間、大量に吸い込むと、がんやじん肺のリスクが高まるとされる。加藤すみ江さん(90)は「発がん性があると聞いて怖いと思った。ここに住んで60年になるが、こんなことは初めて。被害が出ないように対応してほしい」。80代男性は「何がどう危険なのかもよく分からないので、どうしてこうなったのか早いうちに説明してほしい」と話した。

 市も高圧洗浄機を2台投入し、市職員らが道路上に残る泥を洗い流した。地元の業者が側溝のブロックを一つ一つ外し、ホースを使って泥を吸引。ブロックにこびりついた泥をへらを使って丁寧に落としていた。(山野拓郎)

546荷主研究者:2017/09/14(木) 23:31:19

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00440440?isReadConfirmed=true
2017/8/24 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメント、ゴミ焼却飛灰を再資源化 大分にプラント導入

灰水洗事業プラント(熊谷工場)

 太平洋セメントは、大分工場(大分県津久見市)で、自治体のゴミ処理施設で発生する飛灰を引き取り、セメントの原料として再資源化する事業を2019年4月に始める。

 大分工場に飛灰を脱塩処理する灰水洗事業プラントを導入する。総事業費は21億円。完成後は大分県とその周辺の自治体から飛灰を受け入れる。

 処理能力は1日当たり50トンを予定する。灰水洗事業プラントは熊谷工場(埼玉県熊谷市)、藤原工場(三重県いなべ市)に導入済みで今回は3例目となる。

 飛灰は、ゴミの焼却の際に発生する排ガスの中に含まれる灰。含有塩素が高いためセメント原料として再資源化することが難しく、埋め立てによる処理などが一般的という。

(2017/8/24 05:00)

549とはずがたり:2017/10/01(日) 12:24:47
>>548
セメント再編も最終段階。混合セメントはキルンを停止しても造れるんか?

日立セメのSSは日立港と土浦(荒川沖)のもう2箇所しか残ってなかったんだな。

混合セメント
http://www.weblio.jp/content/%E6%B7%B7%E5%90%88%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
読み方:こんごうせめんと
【英】:mixed cement,blended cement

ポルトランドセメントに、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、ポゾラン反応性があるシリカ質材料などを混合材として混合したセメント。高炉セメント、シリカセメント、フライアッシュセメントなどがある。

混合セメント
セメントを作る時に、通常の原料と異なるものを混ぜたものの総称。シリカセメント、高炉セメント、フライアッシュセメントなどがある。

553とはずがたり:2018/03/10(土) 19:30:16

↓と云う事で>>127
>(木工場ではセメントの原料を焼成する時に、木くずや廃プラスチックなどを燃料の一部として使用している。石炭以外の燃料を使用する比率は現在約二五%だが、バイオマス燃料を柱に「将来五〇%にする」(窪田工場長)のが目標だ。現在の木くずの年間使用量は一万一千トンだが、建設予定のバイオマス発電所がフル稼働すると同八万トンの木くずが必要になる。
此処から更に上げたということらしい♪

2016.7 IEEJ
日本:国内で石炭と木質バイオマスの混焼発電の導入が拡大
http://eneken.ieej.or.jp/data/6823.pdf

立地:栃木県佐野市
事業主体:住友大阪セメント
出力(MW):25
稼働時期:2009年4月稼働
備考:バイオマスが主燃料・木質チップ65%・石炭35%・廃タイヤチップ5%(熱量比)・木質チップ使用量は年10万トン以上

554荷主研究者:2018/04/15(日) 11:52:44

http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2018/18-0403.html
2018年4月3日
北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社、営業運転を開始
三菱マテリアル株式会社
株式会社麻生

 三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、以下「三菱マテリアル」)と株式会社麻生(取締役社長:麻生 巖、以下「麻生」)は、セメント資源化事業を目的とした北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社(取締役社長:山形 武、以下「KARC」)を昨年4月に設立しましたが、このたびKARCは、総工費約12億円をかけて1日あたりの最大処理能力116トンの焼却飛灰処理施設が本年3月に竣工し、4月より営業運転を開始しましたので、お知らせいたします。

 日本国内における廃棄物最終処分場は、その残余年数が現時点で20年程度といわれる中、新設が困難なことから、廃棄物の最終処分量の削減による延命対策が重要な課題となっています。国内で最終処分される一般廃棄物の焼却残渣は、2014年度実績で年間約440万トン発生しています。一般廃棄物の焼却残渣は、約25%がセメント原料等にリサイクルされているものの、残りは最終処分場で埋め立て処理されています。中でも、焼却飛灰(焼却灰のうち集塵装置等で集めたばいじん)は含有する塩素濃度が高いためにリサイクルが進んでおらず、両社推定では1年間に発生する焼却飛灰量の大半となる約70万トンが最終処分されているのが現状です。

 このような背景から、三菱マテリアルは最終処分場の容量確保に大きく寄与する焼却飛灰のリサイクル利用を目的として、焼却飛灰中の塩素をセメント資源化が可能となる低濃度まで洗浄する技術を開発しました。これに伴い、三菱マテリアルの技術と麻生の事業ノウハウを生かす事業会社KARCを両社共同出資により福岡県北九州市戸畑区に設立しました。KARCが昨年5月に着工した焼却飛灰処理施設は、本年3月に竣工し、4月から営業運転を開始しております。洗浄処理した焼却飛灰は、三菱マテリアルのセメント工場である九州工場をはじめ、近隣のセメント工場でリサイクル利用してまいります。

 三菱マテリアルは、「人と社会と地球のために」という企業理念に基づいたビジョンとして「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを掲げております。三菱マテリアルは、このビジョン実現のため、KARCの焼却飛灰のセメント資源化事業との連携を通じて、さらなる循環型社会の実現に貢献してまいります。

【会社概要】
社名 北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社
所在地 福岡県北九州市戸畑区牧山五丁目1番1号
代表者 取締役社長 山形 武
設立 2017年4月3日
資本金 1億円
出資比率 三菱マテリアル 65%、麻生 35%
事業内容 焼却飛灰の洗浄並びに付帯関連する一切の事業
処理能力 焼却飛灰:最大116トン/日

沿革
2017年4月  会社設立
2017年5月  焼却飛灰処理施設の建設工事を着工
2018年4月  営業運転を開始

555荷主研究者:2018/05/06(日) 11:49:11

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00471487?isReadConfirmed=true
2018/4/27 05:00 日刊工業新聞
セメントのある風景(1)八戸キャニオン 海面下の石灰石、日本で唯一採掘

最深部でも重機が忙しく働いている

 八戸石灰鉱山(通称・八戸キャニオン、青森県八戸市)は海面下を採掘する国内では珍しい露天掘り石灰石鉱山。広さが東西約1.2キロメートル、南北約2キロメートル、最深部は海抜マイナス170メートルという圧倒的なスケールの中では、公道を走れない90トン積のダンプトラックも砂場のアリのように小さく見える。

 「海抜ゼロメートルの地点が分かるように壁に目印をつけていたのですが、その部分を掘ってしまったので消えてしまいました」と八戸鉱山の採鉱部長。働く人々の力が生み出した日本で一番空から遠い最深部は、今後もさらに掘り進めていく。採掘された純度99%の良質な石灰石は、八戸市の地下を通る約10キロメートルの「ベルトコンベア」によって、24時間体制で専用埠頭(ふとう)や八戸セメント工場へ運ばれている。(写真・文=成田麻珠)

日本一空から遠い場所

90tダンプが何台も稼働している

堆積場や採掘場の緑化活動にも積極的だ

市内地下から姿を見せた、鉱山と専用埠頭をつなぐベルトコンベア

八戸港にある専用埠頭のサイロ

 ◇

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、急速に変貌を遂げる都心周辺。日本各地では災害の復興も進んでいる。今年は明治維新150年の節目の年に当たり、これまでの産業革命はさまざまな技術の発展をもたらした。

 輸入に頼らない資源である石灰石を原料とするセメントもまた、社会の発展に大きな役割を担い続けてきた。採掘現場から輸送、意外な産業遺産まで現在に続くセメントのある風景を振り返る。

(2018/4/27 05:00)

556荷主研究者:2018/05/20(日) 17:44:33

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00471633?isReadConfirmed=true
2018/4/30 05:00 日刊工業新聞
セメントのある風景(2)輸送機「カプセルライナー」

 今年、操業80周年の住友大阪セメント栃木工場(栃木県佐野市)では、カプセルライナーと呼ばれる珍しい輸送システムが活躍している。直径1メートル程度のパイプの中を空気の力によって石灰石を積んだ鉱車が走り抜ける。3台で1列車として運用され、1980年代にそれまでの鉄道輸送を置き換える形で導入。1時間あたり350―360トンを運ぶ能力がある。鉱山側で石灰石が積み込まれると、ゆっくりと出発位置へ。工場へ向かうパイプに接続されると準備完了。空気が送られる音とともに50秒間隔で工場へと向かう。

 栃木工場は、木質チップによるバイオマス発電で電力を賄う。各工程でのリサイクル事業やカプセルライナーでの輸送など、環境に配慮した生産体系が整えられている。(写真・文=森住貴弘)

「空気の力」を利用したクリーンな輸送システム

カプセルライナーへは自動的に積み込まれる

写真右側から伸びるパイプが動き、工場へ向かうパイプに接続される

工場と繋がっているパイプ。この中を行き来している

工場側の様子。中央のパイプで鉱山側へ送られる

(2018/4/30 05:00)

558とはずがたり:2018/05/26(土) 20:35:41
復活させてえ

https://twitter.com/kaido_web/status/1000144091210924032
TUKA @街道Web
@kaido_web
フォローする @kaido_webをフォローします
その他
住友大阪セメント・広田工場
http://kaido.the-orj.org/stop/sum-6.htm

15:38 - 2018年5月25日

559とはずがたり:2018/05/30(水) 10:40:44
生コン原料の産地偽装 宇部興産子会社、出荷停止
05月29日 20:32共同通信

 総合化学メーカーの宇部興産は29日、子会社が規定と異なる産地の石灰石を使い生産してきた生コンクリートの出荷を停止したと発表した。原料の産地偽装は2006年から続いていた。子会社は昨年11月に事実を認識したが日本工業規格(JIS)認証機関や国に今年5月まで報告せず、出荷を続けていた。品質に問題はないとしている。

 国土交通相認定の生コン製品も含まれており、国交省は宇部興産に対して安全性の確認や再発防止策の提出を指示した。

 JIS認証機関からの要請を踏まえて14日から出荷を取りやめた。宇部興産は神戸製鋼所などの製品データ改ざんを受け、社内調査をした。

560とはずがたり:2018/05/30(水) 10:41:00
>>559
まだ貼り忘れた

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018052901002293.html

561とはずがたり:2018/05/30(水) 15:21:36
住友大阪セメント自社株消却

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180528448957.pdf

562荷主研究者:2018/06/06(水) 22:16:51

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00472983
2018/5/14 05:00 日刊工業新聞
セメントのある風景・番外編 暮らしに身近な存在

 日本にはおよそ200以上もの石灰石鉱山が存在する。セメントの主成分となる石灰岩(石灰石)は国内で100%自給可能な鉱物資源となっており、世界で類を見ないほど純度が高い。1775年、わが国においてセメントが生産されるようになると、人々の暮らしや、産業の発展に深く関わるようになった。身近であることから普段見過ごしがちなセメントのある風景を5月19日「セメントの日」を前にお伝えする。

■八戸キャニオン
 最深部(写真右奥)は海抜マイナス170メートルの露天掘り石灰石鉱山。大阪の通天閣や東京駅前の丸の内ビルがすっぽりと収まってしまうほどの深さだ。壮大な景観から「八戸キャニオン」とも呼ばれている(青森県八戸市・八戸鉱山)

■住友大阪セメント栃木工場
 高台からは、住友大阪セメント栃木工場が緑あふれる山間に良く見える。かつては貨物列車が行き交ったであろう頑丈そうな橋を、東武鉄道葛生駅を出発した3両編成の電車がゆく(栃木県佐野市)

■気比つるが丸
 専用岸壁に着いた石灰石専用船から2基のクレーンが休みなく石灰石を運び出す(福井県敦賀市・敦賀セメント)

■奥多摩工業
 奥多摩工業の曳索鉄道氷川線は鉱山から工場まで石灰石を運ぶ無人トロッコだ。山の中はトンネルを通るが、谷間では橋を渡るので、観光バスの中からでも景観を楽しめる(東京都奥多摩町)

■武智丸
 安浦漁港の灯台が設置される堤防に押さえられるかのように、コンクリートでできた「武智丸(たけちまる)」2隻が人々の生活を守るため静かにたたずむ。船は灯台寄り中央に第二武智丸。その船尾と背中合わせになる形で第一武智丸が続き、陸上部とつながっている。(広島県呉市)

■日原鍾乳洞
 鍾乳洞は石灰岩を雨水が長い歳月をかけて溶かすことで形成される。東京都奥多摩町の日原(にっぱら)鍾乳洞は関東最大級の規模で、東京都指定天然記念物にもなっている

■大垣城の石垣
 関ヶ原の戦いで荒廃した石垣の修復には近くの金生山の石灰岩が使われた。輸送のため水運が整備され城下町の発展につながった(岐阜県大垣市)

■生コンクリート工場発祥の地の碑
 日本初の生コンクリート工場があった東武鉄道の旧業平橋駅構内は現在東京スカイツリータウン駅となっており、その存在を示す記念碑がビルの一角に建つ(東京都墨田区・住友大阪セメント)

■セメント町
 日本初の民間セメント会社が操業した町「セメント町」(山口県山陽小野田市)の町名標

(2018/5/14 05:00)

563荷主研究者:2018/07/07(土) 23:23:06

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201806/0011378667.shtml
2018.06.23 神戸新聞
日本山村硝子、半導体フィラー共同生産へ

 ガラス瓶製造最大手の日本山村硝子(兵庫県尼崎市)は、半導体素子を熱やほこりから保護する封止材の原料の生産を始める、と発表した。「フィラー」と呼ばれるシリカ(二酸化ケイ素)の微粒子で、今後の需要増が見込まれることから、新規参入する。すでに競合も多く、単独事業ではなく共同生産に乗り出す。

 同社は、鋳物やガラス、窯業用珪砂を製造するトウチュウ(愛知県美浜町)と、共同出資会社「ワイティエフ」(尼崎市)を7月に設立。資本金は1億円で、日本山村硝子が51%を、トウチュウが49%をそれぞれ拠出する。2019年8月をめどに大型機の稼働を始め、本格的に事業参入する。

 両社は、トウチュウの珪砂を原料に、日本山村硝子の粉砕加工技術を使って、半導体向けフィラーの開発に成功していた。両社によると、フィラーの原料は珪石が一般的だが、珪砂の埋蔵量は世界的にも豊富といい、低コストで安定的に調達できる利点がある。

 日本山村硝子は、ガラス瓶の原料をトウチュウから購入するなど取引関係があった。トウチュウは資本金約8億9千万円で、売上高は約223億円(17年3月期)。(大島光貴)

564とはずがたり:2018/07/11(水) 21:54:08
石灰石ネタなんでこちらにも転載

2556 名前:とはずがたり[] 投稿日:2018/07/11(水) 21:53:07
>>2555
引き続いて野内駅特集。
なんと石灰石が採れたらしい。

しかも駅が移転してもうてる様だ。。嗚呼

調べて見ると興味深い論文も見付かった。
同和鉱業野内採石所ふぁあって小坂迄石灰石を運んでいたそうな。
精練所の溶剤として利用したそうな。今は外部から調達かな?
昭和11年〜18年の採掘量は年間38,000t〜40,000tとの事。にぬけんよ,年間4万トンってどうよ?野内迄は索道架設して輸送したそうな。
昭和34年迄石灰石の採掘を続けたが多量の貯鉱を残したまま休山したそうな。復活しなぁ〜い。

それ以外にも磁鉄鉱等あったが規模も小さいし休山も早めだったようだ。

野内駅
https://ja.wikipedia.org/wiki/野内駅
歴史
かつての旧駅舎(地図、地上駅)時代は、付近の石油タンクからの石油、山からの石灰石を運ぶため、貨物の取扱量が多かった。また、石灰石や遠く上北鉱山からの鉱石をこの駅に送るために、索道(ロープウェイ)が通じていた。鉱石を積み込む施設は現存するが線路は撤去され、隧道も閉鎖されている。


青森県立郷土館研究紀要 第35号,9-14
青森市東岳における鉱山史
島口 天
http://pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-kyodokan/files/2011-0414-1412.pdf

565とはずがたり:2018/07/17(火) 20:29:38

インドのセメント業界、今年度5%成長見通し コスト増で伸び横ばい
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/mcb180716003
07月16日 05:07SankeiBiz

 インドのセメント業界は、今年度も緩やかな成長にとどまる見通しだ。地場信用格付け・調査会社ICRAがリポートを発表し、セメント企業の2018年度(18年4月?19年3月)の業績は前年比約5%増で17年度と同水準の伸びになると予想した。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 ICRAは、セメントの需要が回復している半面、原料となるコークスや石炭、軽油などのコスト増が企業収益を圧迫すると指摘。「セメント需要は17年10?12月期に回復、この傾向が18年1?3月期も続いたが、業界の成長率は18年度に5%と横ばいで推移する」と予想した。

 「セメント需要は17年10月から18年1月までに13.4%拡大した。南東部のアンドラプラデシュ州やテランガナ州などでの低価格住宅の建設需要や国内のインフラ需要に支えられた」としている。18年度も地方における低価格住宅とインフラの需要に支えられ、5%の成長を続けると予想した。

 一方、余剰生産能力と緩やかな需要の伸びの影響で、セメント業界の中期的な設備稼働率は約65%にとどまるとみている。

 リポートによると、セメント価格は17年10?12月期に南部ハイデラバードを除く多くの都市で前年並みのペースで上昇した。ハイデラバードは前年同期比5%の下落だった。

 18年1?2月のセメント価格は多くの都市で上昇した。ハイデラバードのセメント価格は17年11月に1袋当たり265ルピー(約434円)まで値下がりした後、12月に20ルピー増の同285ルピーに回復した。その後は2月まで横ばいで推移している。

 17年4月?18年2月の11カ月間では、グジャラート州アーメダバードと東部コルカタでの平均価格が前年同期比で1袋当たり20?25ルピー上昇した。

 ICRAのシニアバイスプレジデント、サブヤサチ・マジュムダル氏は「セメント業界では過去数カ月間の設備投資が重しとなり、債務水準が上昇し、財務状況がやや悪化するとみている。とはいえ、大手各社はなお安定的な水準にある」と述べた。

 また、「コスト上昇は今年度も引き続きセメント企業の収益を圧迫する」と指摘。「このため、セメント価格の高値を維持することは、収益の観点から、極めて重要だ」との見方を示した。(ニューデリー支局)

566とはずがたり:2018/07/29(日) 16:10:11
碍子どこ対象だろ?いちお此処へ

<日本ガイシ>ISO登録が一時停止される
07月27日 20:56毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20180728k0000m020086000c.html

 セラミックス大手の日本ガイシ(名古屋市)は27日、電線を支える絶縁材である碍子(がいし)関連製品の自社検査での不正問題を受け、国際標準化機構(ISO)の品質管理に関する国際規格の登録が一時停止されたことを明らかにした。期間は12月21日まで。

 同社は5月、1990年代初めから2017年度まで、電力会社や鉄道会社など国内外約500社向けの契約100万件で、顧客との契約上定められた検査をしていなかったと発表した。外部弁護士らによる調査が続いているが、その後は新たな不正や品質上の問題は発覚しておらず、製品の交換や補償、出荷停止など、業績上の影響も出ていないという。

 一方、日本ガイシは27日、再発防止策として▽品質保証の担当社員(現在約25人)を倍増させる▽品質を管理する社内会議を社長直轄とする??ことなどを公表した。ただ、経営陣らの不正関与の特定などが遅れており、当初7月末をめどとした社内処分がずれ込むとの見通しを示した。【小倉祥徳】

567荷主研究者:2018/08/01(水) 23:34:55

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/209714?rct=n_hokkaido
2018年07/18 05:00 北海道新聞
道路のひび、自分でふさぎます 会沢高圧、新型アスファルト発売へ

 【苫小牧】コンクリート製品製造大手の会沢高圧コンクリート(苫小牧)は、道路にできるひび割れを自然に修復する新技術を用いたアスファルトの販売を来春にも始める。オランダの大学ベンチャーが開発した技術で、道路の維持コスト低減につながるとして需要を見込んでいる。

 新技術の名称は「自己治癒型アスファルト」。液状のアスファルトを封じ込めた特殊なカプセル(直径1〜2ミリ)を通常のアスファルトに多数仕込む。道路にひびが入るとカプセルが割れ、液状のアスファルトが流れ出てひびを修復する。

 専用の電磁誘導装置を使うとアスファルト全体やカプセルが溶解して、新品のアスファルトに近い状態にすることができる。材料価格は従来より25%ほど高いが耐久期間は倍になるという。

 同社は17日、開発したオランダ・デルフト工科大のベンチャー企業「エピオン・アスファルト」と、日本で独占販売できる契約を締結した。今後、エピオン社と共同で日本の道路工法に合わせて改良し、道内外の舗装工事での採用を目指す方針だ。

568とはずがたり:2018/08/23(木) 09:57:00

砕石工場で爆発か 茨城 桜川
2018年8月23日 9時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180823/k10011586941000.html

警察などに入った連絡によりますと、23日午前8時半ごろ、茨城県桜川市の砕石工場で爆発が起きたという通報がありました。けが人の有無などはわかっていませんが、周辺の住宅などでは、窓ガラスが割れるなどの被害が出ているということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。

569とはずがたり:2018/08/24(金) 13:45:49
トラックにダイナマイト積んでたのかね??

<茨城・桜川>採石場で爆発音 男性1人と連絡取れず
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180823-00000019-mai-soci
8/23(木) 10:24配信 毎日新聞

 23日午前8時35分ごろ、茨城県桜川市の採石場「五月女鉱業岩瀬工場」で大きな爆発音がしたと付近の住民から複数の110番があった。県警桜川署や筑西広域市町村圏事務組合消防本部によると、工場内で作業をしていたトラックの男性運転手1人と連絡が取れないという。付近の住宅約40軒で窓ガラスが割れる被害もあった。

 同署によると、トラックに積んであった火薬が爆発したとの情報があり、確認している。

 自宅が工場から南へ約1キロ離れている女性(73)は「朝食の片付けをしていたら、ドーンという聞いたこともないような大きな音がして、窓ガラスがぐらぐら揺れた。外に出たら黒煙が見えた」と驚いた様子で話した。【宮田哲、韮澤琴音】

570とはずがたり:2018/08/30(木) 11:16:00

行方不明男性の自殺??

桜川・砕石場爆発 衝撃、高温に強い爆薬 「1トン爆弾」の威力に匹敵
https://news.goo.ne.jp/article/ibaraki/nation/ibaraki-108688052.html
04:25茨城新聞

桜川市の砕石場爆発事故で、発破作業を担っていた行方不明の男性従業員(32)は28日までの捜索で発見に至らなかった。県警などによると、爆発したのは「硝安油剤(アンホ)爆薬」と「含水爆薬」という2種類の爆薬で、爆薬庫には少なくとも計1トンの爆薬があったとみられる。この爆薬の扱いについて専門家は自然発火や誤爆の可能性が著しく低いと指摘し、「ある程度の衝撃でも反応することはない」と話す。
 捜査関係者によると、爆発により、爆薬庫の下の地面は約1メートルの深さでえぐれていた。トラックの残骸から50メートルほど離れた場所に後輪の一部があった。半径500メートルの範囲で建物などに被害が出た状況から、爆発の威力は「1トン爆弾」ほどと指摘する声もある。1トン爆弾は太平洋戦争時、米軍が日立市の軍需工場などを狙って投下した爆弾として知られる。
 約35年間、発破作業などに携わった県内の60代男性によると、2種類の爆薬はダイナマイトと比べ、衝撃や高温にも耐性が強い。一般的に岩盤などを発破する場合、岩盤に穴を開け、爆薬を流し込む。その上に電流を流すための電気雷管をつないだ「親ダイ」と呼ばれる爆薬を備え付けて発破することが多いという。発破作業は「親ダイ」を起爆させ、その力を利用して、爆薬を爆発させる。
 今回の爆発は、火薬庫付近で発生したとみられる。男性によると、保安上、雷管は必ず専用の箱で保管して持ち運ぶ。「親ダイ」と電気雷管を「火薬庫でつなぐことはしない」と話す。
 男性は現段階で「なぜ事故が発生したのか見当がつかない」とした上で、「発破するための十分な装置が備わっていないと考えられる火薬庫付近で、誤爆や誘爆が発生するのは考えにくい」と指摘する。

572とはずがたり:2018/09/28(金) 11:39:34
瓦と云えば三州高浜ちゃうの?上方経済じゃあ南淡路なんか。

地震に台風…関西の屋根瓦が足りない! 注文殺到で増産
https://www.asahi.com/articles/ASL9N4PTSL9NPQIP012.html?ref=tw_asahi
水野義則2018年9月28日11時03分

 今年6月の大阪北部地震や9月の台風21号で、関西の多くの家の屋根が被災し、屋根瓦が足りなくなっている。日本有数の瓦生産地の兵庫県南あわじ市の工場では、24時間態勢で窯を動かし、急ピッチで生産を進めている。

 朝日窯業(ようぎょう、同市)では、板のような一般的な形の「地瓦(じがわら)」のほか、屋根のてっぺんに使う「棟瓦(むねがわら)」など10種類以上の形や色の瓦を、毎日約1万5千枚生産している。

 6月の地震後に大阪府を中心に瓦の注文が相次ぎ、増産を重ねていたところに台風21号も来襲。多い日で1日に100件以上、在庫の問い合わせが殺到し、電話が通じにくくなったという。現在、工場をフル稼働させているが、十分な供給ができていない状態だ。

 道上哲治(みちかみてつじ)常務(43)は「被災者の不安を一刻も早く取り除きたいが、働き方改革もあり、従業員を無制限に働かせるわけにもいかない。なんとか需要に応えたい」と話している。(水野義則)

574とはずがたり:2018/10/25(木) 10:22:44
【ごみ処理対応で地域貢献】太平洋セメ埼玉工場(埼玉県日高市)、焼成炉転用し都市ごみ焼却
https://nikkankensetsukogyo2.blogspot.com/2018/10/blog-post_8.html
木曜日, 10月 25, 2018 環境対策 , 埼玉県日高市 , 太平洋セメント , 地域貢献 , 廃棄物処理 No comments

 埼玉県日高市にある太平洋セメントの埼玉工場は、国内最大の需要地である東京に近接する生産拠点というだけでなく、同市で排出される年間1・5万トンの都市ごみを全量処理する役割も担う。

 稼働を休止していたロータリーキルン(焼成炉)をごみ資源化キルンに転用した、世界初の都市ごみ資源化技術「AKシステム」を導入。2002年11月の稼働開始以来、地域の暮らしを支える重要な役割を担い続けている。

 AKシステムは、1450度以上という高温を保ちながら連続運転するキルンに、破砕・発酵・選別した都市ごみを投入して焼成する。破砕・発酵工程で発生するガスは、稼働中のセメントキルンで焼成用空気として利用。焼却灰もセメント原料として使うことで、二次廃棄物を発生させない完全リサイクルシステムを構築している。

 市から受け入れているのは、家庭から排出されたごみや事業系一般ごみ。年間受入量は1万5000トンにも達する。同工場の指揮を執る前川修一工場長は「都市ごみの焼成で得られたエネルギーをセメント焼成に使用するので、セメント焼成用の石灰使用量が減少し、二酸化炭素(CO2)削減につながっている」と同システムの特徴を説明。日高市にとっても「ごみ収集車で回収したごみをそのまま工場に持ち込めるため、清掃工場が不要となり、経済的に大きなメリットが生まれる」と話す。

 同システムが稼働を開始してから16年余り。清掃工場が不要になるという大きなメリットを地域に提供しつつ、同工場はセメント生産とごみ処理という役割を担い続けている。

 工場では、ごみ処理以外にも事業活動に伴う環境負荷の低減策として、石炭による発電に比べCO2の排出量が大幅に抑えられる木質チップ使用したバイオマス発電所を工場敷地内に整備。電力を生産設備の稼働に活用している。発電能力は4万9500キロワット。工場内の全電力をまかない、残りを売電し収益確保につなげている。

 「セメント産業はCO2の排出量が少ないとはいえない。だが、自助努力によって最大限削減できるように努めている」と前川工場長。セメントメーカーにとって最も重要な生産工程を担いながら、地域に密着し暮らしを支えるという役割も果たし続けている。

 このほか、工場では操業に欠かせない作業員の安全確保にも力を注ぐ。同社にとって初となるVR(仮想現実)を活用した安全教育を10月から導入。工場内で起こりうる転落や感電を疑似体験できるようにした。前川工場長は「従業員の安全確保は何より重要だ。若手をはじめ中堅やベテランも含め、工場の運営に関わるすべての人に危険を疑似体験してもらうことで、日常業務に役立ててもらいたい」と導入の狙いを話す。

575荷主研究者:2018/11/29(木) 23:46:33

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00495955?isReadConfirmed=true
2018/11/15 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメント、可燃ゴミをセメント原料化 日本唯一の工場に注目

ゴミ処理に頭を抱える自治体が多い中、次世代の都市ゴミ処理方法として注目を集めている(埼玉工場のキルン)

 太平洋セメントの埼玉工場(埼玉県日高市)は日本で唯一、可燃ゴミをセメントの原料や燃料として資源化している。日高市内の家庭などが排出する年間約1万5000トンの可燃ゴミを全てリサイクル。ゴミ処理に頭を抱える自治体が多い中、次世代の都市ゴミ処理方法としても注目を集めている。都市部に位置しながら、資源循環型システム「AKシステム」を構築し、環境対策にも力を入れる。(高島里沙)

 「AKシステム」はセメント工場の遊休キルン(回転窯)をゴミ資源化用に転用したゴミの資源化システム。この資源化キルンに投入するゴミは生ゴミが半分を占める。資源化キルンで3日程度かけて、発酵・分解しながらゴミを細分化する。

 セメント原燃料に資源化した後は、1450度Cのセメントキルンで焼成する。高温で加熱するためダイオキシンの発生を抑えるほか、万一ダイオキシンがあっても無害化できる。焼却灰も原料に活用するため二次廃棄物が発生することなく、リサイクルシステムが実現する。またゴミはゴミ収集車によって直接工場へ運ばれるため、焼却施設は不要だ。

 石炭使用量を削減し、二酸化炭素(CO2)排出量を減らすことも可能だ。前川修一工場長は「品質管理も強化しながらリサイクル資源を活用している。台湾からも視察に来るなど注目されている」と話す。

 「AKシステム」の導入は、2002年にさかのぼる。日高市は焼却工場の更新時期を迎え、新たなゴミ処理システムを検討。一方、太平洋セメントはセメント需要の減少に伴い、稼働停止した遊休キルン(回転窯)の有効活用を模索していた。両者の思惑が一致し、共同研究を重ねてゴミ資源化システムの技術を確立した。

 埼玉工場では年間約160万トンのセメントを生産する。武甲山で採掘した石灰石を23・4キロメートルの長距離ベルトコンベヤーで工場まで運ぶ。「AKシステム」によるリサイクル資源の活用のほか、地域の住民にモニターになってもらい、環境負荷に関する情報の提供を受けるなど、環境対策を徹底する。

(2018/11/15 05:00)

576とはずがたり:2018/12/03(月) 20:08:45
琉球セメントは県へ喧嘩売ったな。

琉球セメント桟橋で土砂搬出に向けた作業始まる 土砂運搬船が着岸
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-843092.html
2018年12月3日 09:28

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で3日午前、名護市安和の琉球セメントの桟橋に、土砂運搬船が着岸した。

 琉球セメントの敷地内で、重機で土砂を動かす作業も確認された。


土砂を動かす作業が、確認された=3日、名護市安和の琉球セメント
 基地建設に反対する約60人は琉球セメント前で抗議活動を行った。

 土砂運搬船は、本部港塩川地区から7月末までに、新基地建設に用いるとみられる土砂を運び出していた。

 本来は塩川地区から土砂が運び出される予定だったが、台風の影響で塩川地区の港が破損。船が着岸できないため、沖縄防衛局は、民間企業の桟橋を利用して埋め立て用の土砂を運ぶことにした。【琉球新報電子版】

577とはずがたり:2018/12/03(月) 20:14:41
どの位の比率だったか記憶にないが2013年にラファージュに逃げられて今では5%だそうな。
まあ麻生とくんでるとか恥ずかしくて世界に顔向けできないもんなあ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

2001年(平成13年)7月1日 - 麻生セメントが株式会社麻生に社名変更。
2001年(平成13年)8月1日 - 麻生のセメント部門が独立し、麻生セメント株式会社発足。
2001年(平成13年)9月27日 - ラファージュ社資本参加。
2004年(平成16年)4月1日 - 三井鉱山セメントの土地・鉱山を継承。
2004年(平成16年)11月1日 - 麻生ラファージュセメント株式会社に社名変更。
2013年(平成25年)1月1日 - ラファージュ社との系列関係を見直し、麻生セメント株式会社に社名変更。

主要株主 株式会社麻生 95%
ラファージュホルシム社 5%
(2012年3月30日現在)

578とはずがたり:2018/12/03(月) 20:16:21
麻生ラファージュセメント出資比率減少から見る、セメント・生コン業界の今後(5)
https://www.data-max.co.jp/2012/04/02/post_16444_dm1435.html
清明がほえる2012年4月 2日 16:35
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 「出資比率の減少(39%→5%)で当社に対する動向は、注目されていることは確かです。仏・ラファージュ社のバックボーンが弱まっているのではないかという憶測も飛び交っております。我々は、セメント業界で長年培った技術と品質、そしてサービスなどの経験を持っています。そしてラ社との合弁で、より強固になりました。ラ社においても、日本市場の性格を知ることができて、アジア戦略においての様々な情報を得ることができたでしょう。当社とラ社が相互において、良好な関係を構築出来てそれぞれの経営で相乗効果を発揮できました。よって当社は、長年の経験プラス、ラ社のエッセンスを融合したことで更なる自信を深めることができました。『麻生』という中で、今までと変わる事なくお客様へ貢献することが実現できます」と麻生ラファージュセメントの関係者が熱く語った。また「3月31日付でフランス本社からの役員が退任致しましたが、再度ラ社から違う人物が役員として着任いたします(何名かは明言なし)。このように、ラ社が撤退するという話ではないことが、お分かりいただけると存じます」とラ社からの新たな役員派遣についてもコメント。麻生ラ社側は、『麻生』色が強くなっても、引き続き同様のマネジメントを展開できることを、表明した。

 別表通り、2010年12月期の麻生ラ社の指標で売上高は、162億4,800万円で09年12月期と比較して6.6%減少。貸借対照表にフォーカスすると、財務の安全性を示す一つの流動比率が83.1%とややタイトな数値。自己資本比率は32.9%と標準的な数値であるが、負債比率が203%、固定長期適合比率は108.8%とやや安全性がタイトであると推察される。その一方で、営業利益率は10%とセメント業界平均3〜5%の中、高水準を示しており、「2011年12月期の営業利益は約14%です」と本業での利益獲得においては、同業他社と比較して高い利益率を残している。

【参考】セメント事業における営業利益率 太平洋セメント4%、住友大阪セメント3.4%、トクヤマ3.1%(いずれも2011年3月期分より)

 以上、この度の麻生ラ社に対する仏・ラ社の出資比率減少及び資本金減資について、販売店及び麻生ラ社関係のインタビューを纏めた。急激な麻生ラ社の事業規模縮小などは、現況はないであろう。但し、財務面ではタイトな状況であること。1億円まで資本金が減少したこと。よって今後の麻生ラ社の経営体制についてウォッチングの必要はある。セメントの販売高は、年々減少傾向(09年度5,303万t、10年度5,100万t)にあり、2011年度及び以降3カ年は大震災の特需でやや上昇が予想されている。だが、円高の継続、我が国電力事情など取り巻く環境は決して楽観できない。官需における継続的なコンクリート使用を推進した事業を創出しない限り、セメント市場は先細りするであろう。そのようになると、業界大手を中心としたグループの再編が現実味を帯びてくる。

【河原 清明】

579とはずがたり:2018/12/03(月) 20:17:03
2013/01/15
1月1日付で社名を麻生セメントに変更  麻生ラファージュセメント    ラ社との技術提携は継続
Tag:
https://www.fukuoka-keizai.co.jp/news/%EF%BC%91%E6%9C%88%EF%BC%91%E6%97%A5%E4%BB%98%E3%81%A7%E7%A4%BE%E5%90%8D%E3%82%92%E9%BA%BB%E7%94%9F%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AB%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%80%80%E9%BA%BB%E7%94%9F%E3%83%A9/

 セメントおよび関連商品製造販売の麻生ラファージュセメント株式会社(飯塚市芳雄町、麻生泰社長)は、1月1日付で社名を「麻生セメント株式会社」に変更した。
 昨年3月、フランス・ラファージュ社(以下、ラ社)との資本提携解消に伴い、ラ社の出資比率が39%から5%に引き下がったことから、同8月の臨時総会で決定。2004年11月にラ社との合弁会社を設立する前の社名に戻した。ラ社の保有株はすでに同社グループが買い取っており、ラ社とは今後、新たな技術提携契約を締結。ラ社から同社に取締役2人を派遣し、従来通り技術支援や原材料の共同購入などは継続していく方針。
 同社は1872(明治5)年創業、2001年8月設立。資本金は1億円、従業員数は193人(11年12月末現在)、売上高は150億円(同)。
 また、役員は次の通り。
 ▼社長 麻生泰▼専務 中村正治▼常務 清原定之▼取締役 麻生巖、栗尾城三郎、手塚善和、パク チョンハ、川内健司、ジャン デサザール、シルヴァン ガルノー▼常勤監査役 田鍋謙二▼監査役 近藤修平、高野博一

580とはずがたり:2018/12/03(月) 20:17:27
仏ラファージュが出資比率引き下げ 麻生子会社
http://qbiz.jp/article/4062/1/
2012年03月03日 00時00分 更新
 麻生ラファージュセメント(福岡市)は2日、同社株主の仏セメント大手ラファージュが、出資比率を39・4%から5%に引き下げることを明らかにした。ラファージュが新興国に経営資源を集中するため、欧米などで ...

581とはずがたり:2018/12/03(月) 20:18:22
麻生セメントは、韓国からセメントを安く買って売るだけの張りぼて企業だという。自社工場では、ごみを燃やしてるんだって
https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/9abcee024572afd4213ee4828dfc7f65
2018年10月07日 のんきに介護

582荷主研究者:2019/01/01(火) 15:57:10
住友大阪セメント(高知工場)、太平洋セメント(相馬市)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38456380T01C18A2QM8000/
2018/12/3 15:00 日本経済新聞 電子版
セメント系固化材 災害対策で脚光 各社の収益源に成長

583荷主研究者:2019/01/02(水) 21:31:10

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38754300Q8A211C1L72000/
2018/12/10 22:00 日本経済新聞 南関東・静岡
埼玉・秩父の旧秩父セメント跡地 鍵メーカーが進出

584荷主研究者:2019/02/19(火) 22:53:44

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20190122/CK2019012202000011.html
2019年1月22日 中日新聞
生コン、海上で迅速生産 福井、敦賀両港にプラント船

生コンクリートの増産に向けて入港したプラント船=坂井市の福井港で

 北陸新幹線金沢-敦賀間で、建設資材となる生コンクリート不足解消に向け、プラント船による生コンの増産が始まった。福井、敦賀両港に大きなプラント船が入港し、存在感を放っている。県によると、県内の港にプラント船が停泊するのは珍しい。

 建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が用意した。プラント船は、県外から調達した骨材などの材料を船内で練り混ぜる。地上にプラントを仮設するよりも、素早く生産に移れる利点がある。

 福井港のプラント船(三、八〇〇トン)は、十三日に入港した。長さは五十一メートル、幅は二十一メートルあり、港内でひときわ目を引いている。現在は骨材の調達に着手し、一月下旬から生コンの生産を始めて坂井・福井地区の工区へと出荷する。

 敦賀港のプラント船(九四二トン)は、昨年十二月十七日に入港した。長さは四十メートル、幅は二十メートルで、同二十二日から生産を始めた。既に丹南地区の現場へと生コンを供給している。

 金沢-敦賀の県内区間は、来年度にかけて工事がピークを迎える。県によると、土木工事がある二〇一八〜二〇年度に必要な生コンは百七十七万立方メートル。これに対し六十三万立方メートルの不足が見込まれていた。

 鉄道・運輸機構は今後、坂井・福井、丹南の両地区にプラント一基をそれぞれ仮設する。それまでの半年間は、プラント船による供給を続けるという。

 (山本洋児)

585荷主研究者:2019/03/31(日) 13:06:16

http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/201902/190226.htm
2019年2月26日(火)室蘭民報 朝刊
■チヨダウーテ室蘭工場の操業継続、重油ボイラー新設へ

 住宅用壁材の石こうボード大手、チヨダウーテ(本社三重県)の室蘭工場(室蘭市崎守町、佐藤毅工場長)は、製造に使用する熱源として工場内に重油ボイラーを新設する。隣接するJXTGエネルギー室蘭製造所(陣屋町)から熱源となる蒸気の供給を受けていたが、3月末で製造機能が停止するのに伴い、自前で熱源を確保し製造を継続する。

 原料の「化学石こう」も同製造所の発電設備で発生する副産物を使用していたが、製造停止後は道外から港を使って調達するほか、建築現場で出る端材も回収して再利用する。原料の焼成と製品の乾燥に使う熱源としてボイラー(毎時換算蒸発量6トン)を2基新設する。

 室蘭工場は2004年(平成16年)に砂川市から移転。同製造所からほぼ全量の原料と熱源、電力の供給を受けて製造し、主に道内、一部は東北地方に出荷している。従業員は23人。

 同製造所の事業所化に伴い、原料調達や熱源の確保が課題だったが、工場移設など総合的に検討した結果「事業所として存続し、次につなげていくのが最優先」と室蘭での操業継続を決めた。

 全国に5カ所ある生産拠点のうち、室蘭は少量多品種の生産体制が特徴。製造ラインでボードの四方を自動で面取り加工し、施工現場での作業時間の短縮、負担軽減を図る製品や、医療現場の使用を想定した鉛不使用の「スキュータムボード」など、室蘭工場オリジナル商品も多数展開している。

 ボイラー新設や原料調達にもめどが立ち、室蘭出身の佐藤工場長は「室蘭で操業して15年。従業員も地元出身者が多く、続けられることが決まって今まで以上に気合が入っている。室蘭からチヨダブランドとして、ユーザーへの切れ目ない供給、地域貢献を果たしていきたい」と話している。

(菅原啓)

586荷主研究者:2019/07/07(日) 11:29:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00519604?isReadConfirmed=true
2019/6/11 05:00 日刊工業新聞
住友大阪セメント、セメント貯蔵用サイロ増設

 住友大阪セメントは清水サービスステーション(静岡市清水区)でセメント貯蔵用のサイロ(写真)を増設し、稼働した。貯蔵能力は既存サイロと合わせて合計で2万1000トンになる。固化剤の新規拡販やリニア中央新幹線建設工事の需要を取り込む。新サイロは2分割タイプで容量は3000トン×2の6000トン。既存の2基に加え、3基体制となった。静岡県は同社で高いシェアを持つ販売地域で、多品種のセメントの安定供給につなげる。既存サイロと同様に清水埠頭から長期賃借する。

(2019/6/11 05:00)

587荷主研究者:2019/07/28(日) 11:48:50

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/322556?rct=n_hokkaido
2019年07/06 05:00 北海道新聞
新型運搬船2隻導入 北海道海運 コンクリ原料を輸送

 【函館】コンクリート原料を海上輸送する北海道海運(函館)は、積載量2150トンの新型運搬船を1隻導入した。10月に同規模の新型1隻を追加して計2隻とする。建造費は計24億円。2030年度末開業予定の北海道新幹線の札幌延伸工事が道南で本格化していることから、海上輸送の需要は当面続くと判断し、大型の設備投資に踏み切った。

 新型運搬船は長さ約72メートルで、積み降ろし用の大型クレーンを搭載する。中国の造船所で組み立てられ、1隻目は6月に就航した。

 建造費のうち4億円を自己資金で、残る20億円を金融機関からの借り入れで賄う。

 北海道海運は新型船を含む4隻体制で、檜山管内せたな町内で採掘した砂や首都圏の建設残土、十勝地方のビート製糖の残渣(ざんさ)などのコンクリート原料を運搬。太平洋セメント上磯工場(北斗市)や生コン工場に納入する。(伊藤正倫)

588荷主研究者:2019/08/18(日) 16:51:39

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=554304&comment_sub_id=0&category_id=113
2019/7/20 中国新聞
トクヤマ、セメント輸出を強化 3割増目標、港湾整備

セメント関連の輸出拠点となるトクヤマ徳山製造所の桟橋

 総合化学メーカーのトクヤマ(周南市)はセメント事業で輸出を強化する。2021年までに輸出量を年170万トンへ3割引き上げる。低迷する国内の需要を海外で補い、設備の稼働を維持する狙い。より大きな船で運べるよう港湾を整備している。

 主にセメントに仕上げる前の「クリンカー」と呼ばれる中間製品の輸出を増やす。これまで2万8千トンを運べる船を使ってきたが、徳山製造所近くの海底を掘り、今夏にも3万3千トン以上に輸送能力を上げる。また、原燃料の塩と石炭を受け入れる桟橋で輸出船の発着回数を増やす。

 国内のセメント生産量は最盛期の1990年代半ばから半減する一方、世界で年2〜3%増えている。トクヤマは二酸化炭素の排出を抑えたいオーストラリアやインフラ整備が活況なフィリピンへの販売の増加を見込む。各国の受け入れ工場の買収も探る。

 トクヤマはガラス原料のソーダ灰工場の廃棄物や自家発電所の石炭の燃えかすを原料に、1938年からセメントを製造する。セメント事業の19年3月期の売上高は923億円と、全体の3割近くを占める。

 マレーシアの多結晶シリコン工場の巨額損失による経営危機をきっかけに、財務を改善する一環でセメントの輸出を15年からほぼ倍増させた。井上智弘セメント製造部長は「既存の製造設備をもっと有効活用するため、港湾の出荷体制を整えたい」としている。(川上裕)

589荷主研究者:2019/09/15(日) 21:09:50

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00526717?isReadConfirmed=true
2019/8/6 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメント、石炭使用50%に削減 焼成工程で

廃プラ対応へキルンなどの設備を増強(北海道北斗市の上磯工場)

 太平洋セメントは、2023年までにセメント製造の焼成工程で使う石炭の使用比率を現在の85%から50%に引き下げる。石炭の代替燃料として廃プラスチックの比率を15%から50%に増やす。結果、二酸化炭素(CO2)の排出量を約1割削減する。600億円を設備投資し、23年までに国内全ての工場で合計12基のキルン(回転釜)を廃プラに対応できるようにする。脱石炭が叫ばれる中、環境対策への取り組みを強化する。

 600億円の設備投資にはキルンの増強や、プラスチックの燃焼に伴って発生する塩素濃度を下げるための設備の設置などが含まれる。1基当たり50億円をかけて、整備を進める。今後、廃プラにはカーボンファイバーが増えていくとされており、雑多な廃プラへの対応にも備え、設備の機能を強化する。

 廃プラは関東など都市部で多出するため、主力工場の上磯工場(北海道北斗市)や大分工場(大分県津久見市)には輸送している。函館港に定期船を就航させるなど、スピードを上げて廃プラへの対応を進めている。

 セメントは1トン当たりの製造に伴い、約700キログラムのCO2を排出する。CO2排出量の内訳は約55%が石灰石の脱炭酸、約35%がキルンでの焼成によるエネルギー、約10%が電力使用によるもの。太平洋セメントでは環境対応として、各地で実証実験を行うなど積極的に技術開発を進めており、CO2を最も多く排出する石炭使用量の大幅削減に臨む。

 同社は、CO2排出量を50年に00年比80%削減する目標を掲げている。

(2019/8/6 05:00)

590荷主研究者:2019/09/15(日) 22:26:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00527334?isReadConfirmed=true
2019/8/9 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメ、国内全工場で廃熱発電 埼玉導入で完了

発電出力8000キロワットの廃熱発電設備を設置する太平洋セメントの埼玉工場

 太平洋セメントは、埼玉工場(埼玉県日高市)に廃熱発電設備を設置する。2019年度中に着工し、投資額は40億―50億円を想定。22年9月に稼働予定だ。発電出力は約8000キロワットで、年間発電電力量は約5200万キロワット時を見込む。1年間に約2万7000トンの二酸化炭素(CO2)を削減する。埼玉工場への導入によって、国内全工場での廃熱発電設備の設置が完了する。

 廃熱発電ではセメント製造において、焼成工程で発生するガスに含まれる熱をボイラで回収し、その蒸気を使って発電する。セメントを製造するキルン(回転釜)内部は、1450度Cに達する。熱交換によって400度Cまで温度を下げたところに、ボイラを付けて熱を電気に変える。これまでは、100度Cまで温度を下げて大気へ放出していた。

 セメント製造工程において、電力使用によるCO2排出量の割合は約10%で、自家発電によって電力使用のほとんどをまかなっている。

 大船渡工場(岩手県大船渡市)では、バイオマス発電所を建設中で、20年1月に稼働予定だ。CO2削減に向けて環境対応を進めている。

(2019/8/9 05:00)

591荷主研究者:2019/09/23(月) 15:08:03

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20190903-411200.php
2019年09月03日 08時50分 福島民友新聞
広野に石炭灰再利用工場 21年稼働目指す、土木建築資材製造

協定を結ぶ遠藤町長と原社長(左)

 東京電力のグループ会社で発電関連事業の「東京パワーテクノロジー」(東京都)が、広野町の広野工業団地に石炭灰などを利用して土木建築資材を製造する工場を新設する。2021年4月の稼働を目指し、地元を中心に十数人を雇用する予定。

 同社と町が2日、工場進出に関する協定を結んだ。新設する工場では、同町の広野火力発電所で石炭を燃やした後に出る粒の大きい灰を再利用する。発電所構内で21年に運転開始予定の石炭ガス化複合発電(IGCC)で石炭の燃焼後に発生したガラス質の砂も活用する計画で、同社が石炭灰のリサイクル事業に取り組むのは初めて。

 広野工業団地内の約8千平方メートルの区画に工場を整備する。規模は今後詰める。製造した土木建築資材は、道路や造成工事など地元を中心とした復興関連事業に活用される見通し。

 協定の締結式は町役場で行われ、同社の原英雄社長が「石炭灰を有効活用した地産地消の事業となる。町の発展に貢献したい」とあいさつ。遠藤智町長は「連携して人口減少対策と産業の振興を進めたい」と述べた。

592荷主研究者:2019/11/19(火) 23:05:12

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00536792?isReadConfirmed=true
2019/11/1 05:00 日刊工業新聞
台風19号/住友大阪セメント、災害廃棄物受け入れ エネルギーに活用

 住友大阪セメントは、台風19号で発生した栃木県佐野市の災害廃棄物の受け入れを始めた。水没した畳(写真)を災害廃棄物として処理する。グループ会社の泉工業(栃木県佐野市)が畳を受け入れて破砕した後に、住友大阪セメントの栃木工場(佐野市)でセメント焼成用熱エネルギーとして使用する。

 11月からは栃木工場において、浸水した家屋などから出る土砂混じりの廃棄物の受け入れも始める。佐野市では、秋山川の堤防決壊による浸水被害で大量の災害廃棄物が発生している。

 同社はこれまでも震災がれきや水没した備蓄米・畳、木くず、土砂などの災害廃棄物を受け入れ、セメント製造における代替原料や熱エネルギー源に利用している。

(2019/11/1 05:00)

593荷主研究者:2019/11/19(火) 23:07:49

https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20191101/CK2019110102000009.html
2019年11月1日 中日新聞
地域支えた伊吹山のセメント産業 米原で写真や道具の展示

「楽しく仕事をしていた」と懐かしむ福永さん=米原市春照で

 米原市春照の伊吹山文化資料館で、企画展「復興を支えた伊吹山-砿都・伊吹のセメント産業」が開かれている。江戸時代から、セメントやコンクリートの原料になる石灰石が採掘されていた伊吹山。地元の経済を支えたセメント産業の歴史や地域とのつながりを紹介するパネルや、工場で使われた道具などを展示している。十一月十四日まで。

 ガラスやゴム、化学薬品など、さまざまな原料として使われる石灰石。一六六一(寛文元)年には伊吹山で生産されていた記録があり、江戸時代後期には上質さが広く知られ、北麓から西麓で盛んに採掘された。

 太平洋戦争後、地元の旧伊吹村や旧春照村は大阪窯業セメント(現・住友大阪セメント)の工場誘致に尽力。採掘地が鉄道の駅から近く輸送に便利なことなどから、終戦の四カ月後には採掘契約が交わされた。

 セメント工場は「山村の希望」ともいわれ、工場建設には地元の人たちが協力した。水田の用水路を提供してセメントに必要な水を供給し、工事の夜間照明には家庭用の電灯を渡した。土木工事には村民が多く参加し、一九五二(昭和二十七)年には伊吹工場が新設された。

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展示されている1964年ごろの採掘現場の様子=米原市春照で

 町は豊富な税収を得て、地方交付税の交付対象外になるほど。公共施設が次々と整備され、商店街はにぎわった。当時、体育館を新築した伊吹小学校の校歌には「こだまも楽し 工場の響」とセメント工場がうたわれている。

 国内需要が低迷し、二〇〇三年に生産を中止するまで地域経済を支えたセメント産業。地域の大切な遺産を残しておきたいと、生産中止後、伊吹山文化資料館が工場の資料や道具を保存していた。今回の展示は、かつて工場で働いていた住民たちも協力して企画した。

 凝結試験機や強度の測定機といった道具のほか、従業員の野球チームのユニホームや、原料のサンプルも展示。採掘現場や作業風景などの写真や解説パネルも並べた。

 三十五年以上勤務した福永恒夫さん(78)は、公害防止や自然環境保全に努める部署でも働いていた。「セメント産業は地域と共にあった。地域や戦後の復興を支えた、大切な歴史を知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 午前九時〜午後五時。月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日は休館。入館料は大人二百円、小中学生百円。

 (安江紗那子)

594荷主研究者:2019/12/01(日) 11:30:52

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52094970S9A111C1L91000/
2019/11/13 8:42 日本経済新聞 電子版 中部
「座して死を待たず」 ノリタケ、反転へ砥石事業磨く
ナゴヤの名企業 新戦国時代 第4部 窯業(3)

595名無しさん:2019/12/17(火) 21:35:30
高山線の坂祝駅クラスのセメントタンクの高さって何メートルくらいでしょうか?

596荷主研究者:2019/12/21(土) 00:08:32

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/561616/
2019/11/22 6:00
西日本新聞 筑豊版 座親 伸吾
筑豊に今なお残る鉱業権 飯塚市、関の山売却方針 自治体所有は異例

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右上には採掘でむき出しになった岩盤が見える関の山。飯塚市が売却を検討している鉱区はその周辺

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筑豊地区で操業している鉱山

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筑豊5市1町で採掘権が設定された鉱区数

 日本有数の産炭地だった筑豊地区では1976年に最後の石炭鉱山が閉山したが、石灰石などの鉱山は複数で操業している。一般市民になじみの薄い鉱業権について、Q&Aで整理した。

 -筑豊にはどんな鉱山があるのか
 鉱物の試掘や採掘、製錬を行う事業場を指す「鉱山」。経済産業省九州産業保安監督部によると、2018年12月末時点、九州で稼働する鉱山は43、うち県内には12あり、筑豊地区は6だ。内訳は、関の山を含む石灰石4鉱山、ケイ石が2鉱山。石炭の“黒ダイヤ”に対し、“白ダイヤ”とも呼ばれる石灰石は発破や大型機械で地表を掘削する「ベンチカット」の手法がとられ、筑豊では香春岳(香春町)がよく知られている。

 -鉱業権とは何か
 鉱業法は1950年に制定。鉱業権は、登録を受けた鉱区で採掘できる「採掘権」や「試掘権」があり、願い出に基づいて国が権利付与する。鉱業権は不動産に関する規定が準用され、土地所有者でも法定鉱物を勝手に採取できない。
 適切な主体が資源開発を行うよう2012年に法改正され、合理的理由のない「事業未着手」は認められなくなった。

 -筑豊における採掘権の状況は
 九州経済産業局鉱業課によると、筑豊5市と香春岳がある香春町の採掘権の設定状況は、田川21▽飯塚14▽嘉麻3▽直方、宮若ともに0▽香春町は33。
 一方、6市町所管課への取材では、自治体が鉱業権を持つのは関の山での飯塚市の2鉱区のみ。以前は土地を保護する観点から自治体が鉱業権を持つ例があったというが、事業者などの所有が多く、自治体が所有するのはまれだ。

 -飯塚市が関の山で鉱業権を持っていた理由は
 1962年6月の旧庄内町(現飯塚市)議会の議事録に経緯が残る。きっかけは、町内にあった炭鉱の閉山。町は石炭不況による地域産業の衰退を防ぎ、鉱物の開発で振興につなげようと広い範囲で鉱業権の調査を実施。大半の地域では設定されていたとみられるが、関の山で残っていたという。当時の町長は議会で「直接町がやらないにしても、これは他に譲ることができる」「通産局には町が事業をするといっているが、できたら適当な処分を考えている」と答弁。町は事業化以外の選択肢を持っていたとみられる。
 町は鉱業権取得後、資金難や採算面から事業着手を繰り返し延期。2006年の1市4町合併後も延期を続け、法改正を受けて飯塚市は売却へかじを切った。(座親伸吾)

■地元住民、反対の声 採掘時の振動など懸念
 セメント原料になる石灰石が採れる飯塚市東部の関の山(標高359メートル)を巡り、同市は所有する鉱業権と土地の売却方針を示したが、地元では採掘に伴う振動や粉じん、景観悪化などを懸念し、売却反対の声が上がっている。飯塚市が9月定例市議会に提案した関連議案は、議会が「住民に対する十分な説明が必要」などとして継続審査となった。11月22日の市議会経済建設委員会で再び審議される見通し。

597荷主研究者:2019/12/25(水) 22:40:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191128_11005.html
2019年11月28日木曜日 河北新報
豪雨被害で水田から流出の稲わらをセメント資材に 宮城・大崎市、企業に試験提供へ

 宮城県大崎市は27日、台風19号の豪雨被害によって水田から流出した稲わらの一部を太平洋セメント(東京)に提供し、セメント資材として活用する試験を3回実施すると発表した。

 28日に同市三本木の集積所から10トントラック1台分を搬出する。大船渡市の太平洋セメント大船渡工場で燃料として活用し、灰をセメントに混ぜる。初回は大崎市内の廃棄物処理業者の破砕機を使い、稲わらを5センチ程度に刻んで使う。

 2回目以降、それぞれ裁断しない稲わら、油などが混じって汚れた稲わらを10トンずつ搬出して試験を実施。太平洋セメントが製品の質などを確認した上で市と本契約を結ぶ見込み。

 市内では概算で1万2000トンを超える稲わらが流出。市は稲作農家に対し、水田にすき込んだり畜産業の敷きわらや飼料として再利用したりして減量するよう呼び掛けている。

 市は再利用が難しい稲わらについて、1市4町で組織する大崎地域広域行政事務組合の焼却施設で焼くことを検討した。しかし、同施設は、稲わら以外の災害廃棄物を優先的に焼く上、一般ごみと混焼できる量が限られるため、環境省や宮城県を通じ太平洋セメントに受け入れを要請した。

 同社大船渡工場は東日本大震災や2016年の熊本地震、18年の西日本豪雨の発生後、災害廃棄物を受け入れた実績がある。

598荷主研究者:2019/12/29(日) 16:47:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13015.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
災害ごみ続々県外へ 角田→山形・中山、宮城・大郷→八戸 集約、焼却後再利用も

焼却施設へ運搬するためダンプに積み込まれる可燃物=角田市

 台風19号豪雨で発生した宮城県角田市内の災害ごみを広域処理するため、可燃物を山形県中山町の焼却施設へ運搬する作業が3日に始まった。青森県八戸市の八戸セメントでは、水に漬かった宮城県大郷町産の収穫済みのコメ処理も進められた。

 角田市内では4カ所ある仮置き場のうち、中島住宅跡地で大型ダンプ2台に計約12トン分が積み込まれた。産業廃棄物処理業東北クリーン開発(山形市)が受け入れ、中山町内の施設で焼却する。週30トンの処理を見込む。

 角田市内の可燃性の災害ごみが市内の仙南クリーンセンター以外で処分されるのは初めて。市によると、市内の仮置き場全体の災害ごみは約5700トンで、うち可燃物は約3700トンに上る。市は可燃物を年内に山間部1カ所にまとめる方針。広域処理と同時に集約作業も進める。

 大友喜助市長は「住民も目の前にごみがあるとすっきりしない。1カ所に集約する分のごみも含め、1年でできる限り処分したい」と話した。山形県内での処理は宮城県が東北地方環境事務所などと調整した。今後、受け入れ先の拡大を図る。

 八戸市では、20トンのコメを積んだトレーラーが3日午前8時ごろ、八戸セメントに到着。青い袋に入ったコメが焼却処理を行う建物へ運ばれた。

 コメは1時間に1トン程度処理される。焼却後にはセメントの原料となる。計約260トンを受け入れ、年内に処理を終える予定。

 同社が台風19号関連の廃棄物を処理するのは初めて。これまで東日本大震災で発生した宮城、岩手両県のがれきなども受け入れてきた。同社の田中晴樹環境課長は「被災地も確認している。ひどい状況が続いているので、できるだけ協力したい」と話した。

◎茨城・つくばも

 宮城県は3日、台風19号豪雨に伴い角田市で発生した災害ごみを、茨城県つくば市で処理すると発表した。同県での広域処理は初めてとなる。

 対象は水に漬かった畳約4000枚。つくば市の産業廃棄物処理業あおぞらが受け入れ、裁断後に固形燃料にする計画となっている。4日に角田市営住宅跡地にある仮置き場から畳250枚を10トンダンプ1台で運び出す。作業期間は未定。

599荷主研究者:2019/12/29(日) 16:56:44

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00540755?isReadConfirmed=true
2019/12/5 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメ、ゴミ焼却主灰を全て水洗脱塩 熊谷工場で

 太平洋セメントは、熊谷工場(埼玉県熊谷市)において、都市ゴミ焼却主灰の水洗処理施設の稼働を始めた。熊谷工場で受け入れている主灰を全て水洗脱塩する。主灰の水栓脱塩技術は、従来の水と混合して水洗脱塩する処理に比べて、効率的に塩化物を除去し、水洗に必要な水量を大幅に削減できる。処理能力は1日当たり190トンで、総事業費は7億8000万円。

 廃棄物のセメント再資源化を促進するために、塩化物濃度は低いものの処理量の多い主灰からの脱塩技術を開発した。より多くの塩化物を含む廃棄物を再資源化できるようになった。

 同社では都市ゴミ処理施設から発生する焼却灰について、2001年から熊谷工場でのセメント資源化を開始した。

 主灰4万8000トン、飛灰1万2000トンの合わせて年間約6万トンの再資源化に取り組んでいる。

(2019/12/5 05:00)

600荷主研究者:2019/12/29(日) 17:38:02

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/372479?rct=n_hokkaido
2019年12/08 05:00 北海道新聞
道新幹線延伸 生コン需給逼迫 業者、供給力増強急ぐ

小樽市内の生コン工場。今後の供給が懸念される

 北海道新幹線札幌延伸の建設現場で、生コンクリートが不足するとの懸念が広がっている。1990年代から2000年代初頭の需要低迷期に沿線の事業者が減ったことに加え、札幌延伸の建設ピーク時には現在の2倍の需要があるとみられるからだ。生コンは作り置きや遠方からの運搬が困難なため、沿線の企業が工場の能力増強などの対応を急いでいる。

 「新幹線のトンネル工事が続くと、需給は確実に逼迫(ひっぱく)する」。今年4月に建設が始まった小樽市内の朝里トンネルの現場に生コンを供給している北海道ティーシー生コン(北斗市)の鈴木智晴・小樽工場長は危機感を募らせる。

 生コンはセメントと砂利などを水で混ぜ合わせてから90分以内に現場に運ぶよう日本産業規格(JIS)で決められており、調達は延伸現場の沿線や周辺の業者に限られる。

 北海道生コンクリート工業組合(札幌)によると、延伸工事が行われている沿線地域の生コン出荷量は18年度で52万立方メートルと道内全体の15%を占める。このうち新幹線向けは約10万立方メートルだが、20年度以降は橋脚など地上部分の工事が本格化し、22年度には50万立方メートル超となる見通し。全体の年間出荷量は現状から2倍に伸びる勢いだ。大手ゼネコン幹部は「ニセコ地区でホテルなどの建設ラッシュもあり、生コン需要は今後も旺盛だろう。値上がりが心配」と懸念している。

 道の工業統計によると、18年の道内の生コン製造業者は155事業所と20年間でほぼ半減し、延伸工事の沿線地域も同様の傾向。このため、長万部―八雲地区では昨年5月、協業する生コン業者6社が工場の供給能力を従来の1・7倍に増強。さらに20年秋には新工場を建設し、ミキサー車の運転手の負担軽減のために宿舎建築も予定する。

 北海道ティーシー生コンも、協業する企業とともに、14年に6億円を投じて小樽工場の供給量を1・5倍に増やしたが、小樽市内でホテル建設などの民間需要が活発化する中、「ミキサー車の運転手も不足気味で、供給が追いつくかどうか」(鈴木工場長)と気をもむ。

 北海道生コンクリート工業組合は9月、新幹線の建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局に対し、年度ごとの生コン需給予測の情報を開示することや、綿密な情報交換を求める要請文書を提出。同組合の成田真一理事長は「確実な数量を長期的に示してもらいたい。発注を平準化してもらえると、安定供給につながる」と話す。

 鉄建機構北海道新幹線建設局の三浦貴幸技術管理課長は「橋脚などの設計が固まらないと、具体的な数量を伝えるのは難しい。ただ、沿線自治体も含め情報共有を密にしていきたい」と話している。(本庄彩芳)

601荷主研究者:2019/12/29(日) 17:52:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53113960Z01C19A2TJ1000/
2019/12/9 16:27 日本経済新聞
AGCとセントラル硝子、国内建築用ガラス事業を統合

602荷主研究者:2019/12/29(日) 19:44:18

https://www.daily-tohoku.news/archives/28177
2019/12/18 06:00 デーリー東北
八戸港ポートアイランドに石灰工場 宮城の企業が立地検討

宮城県の石灰製造会社が工場の立地を検討している八戸港ポートアイランドの区画=17日、八戸市豊洲

 八戸市豊洲の八戸港ポートアイランド(青森県有地)の1万2千平方メートルの用地に、宮城県に本社を置く石灰製造会社が、工場の立地を検討しているが17日、関係者への取材で分かった。同社は海外で採掘した石灰石を八戸港に輸入し、新設する石灰炉で生石灰を製造、年間約1万2千トンの出荷を見込んでいる。一方、同社の立地計画を受けて、県地方港湾審議会は工場立地を可能とする土地利用計画の変更を了承。建設が実現すれば港湾機能の強化が図られる。

 工場立地を検討しているのは、生石灰や消石灰などの製造、販売を行う会社で、八戸市内にも営業所を構える。同社は同日の本紙取材に対し、工場立地について「担当者が不在のためコメントできない」とした。

 用地はポートアイランド緑地近くの1区画。県によると、土地を購入したいという企業からの引き合いがあったため、年明けにも入札を実施する。企業名は明らかにしていない。

 ポートアイランドには近年、港湾運送大手の上組(本店・神戸市)の八戸低温物流センターや、クレーンリース業などを手掛ける北日本ハーバーインダストリー(本社・八戸市)の事務所などの立地が進んだ。17日現在の分譲率は64・2%。

 審議会は同日、青森市で開かれ、この区画を港湾関係用地から工業用地に利用計画を変更する議案を了承した。

603荷主研究者:2019/12/29(日) 19:56:37

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53622060Q9A221C1QM8000/
2019/12/20 18:43 日本経済新聞 電子版
セメント工場 災害ゴミ受け入れ

604荷主研究者:2019/12/29(日) 21:00:14
専用鉄道を廃止して導入されたカプセルライナーだが、そんな珍しいものだとは…
>ロシア製で世界でも同工場にしかない「カプセルライナー」

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00543168?isReadConfirmed=true
2019/12/27 05:00 日刊工業新聞
石灰石を年300万トン採掘 住友大阪セメント、栃木工場唐沢鉱山

http://tohazugatali.web.fc2.com/industry/img2_file5e04.jpg
栃木工場のカプセルライナー

http://tohazugatali.web.fc2.com/industry/img1_file5e04.jpg
住友大阪セメント栃木工場唐沢鉱山での発破作業

 セメント原料の石灰石を破砕―。写真は住友大阪セメント栃木工場の唐沢鉱山での発破の様子。同鉱山では1日1回1万トン、年間約300万トンの石灰石を採掘。年間90万トンのセメントを製造する。

 採掘した石灰石はロシア製で世界でも同工場にしかない「カプセルライナー」で、3・2キロメートルを搬送する。唐沢鉱山ではこの先50―60年は石灰石が採掘可能という。

 2009年から石炭の使用量削減のためバイオマス発電所を設置。10月下旬からは台風19号で発生した災害廃棄物の受け入れも始めた。住友大阪セメントの大橋博栃木工場長は「地元に根付く会社として県内全域に貢献していきたい」としている。

(2019/12/27 05:00)

605荷主研究者:2020/01/12(日) 13:19:34

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00543224?isReadConfirmed=true
2020/1/6 05:00 日刊工業新聞
災害廃棄物、原料代替で資源化 セメント工場が復興後押し

 大規模な地震や台風、土砂災害などが起きると必ず発生するのが災害廃棄物だ。家屋の倒壊に伴う木くずやがれき、廃タイヤ、ぬれた畳、土砂などが大量に発生する。太平洋セメントや住友大阪セメントでは、災害廃棄物をセメント工場で受け入れて、原料の代替として資源化している。災害廃棄物は、産業廃棄物ではなく一般廃棄物に分類されるため市町村と連携し、被災地の復旧・復興を後押ししている。(高島里沙)

太平洋セメント、中長期で安定処理 量・内容・置き場所が重要に

大船渡工場における宮城県大崎市の稲わら受入試験の様子(太平洋セメント)

【稲わら使用】
 廃棄物には、セメントの製造に必要な酸化カルシウムや二酸化ケイ素などの化学成分が含まれているため、天然原料の代替に活用できる。またセメント製造工程において、キルン(回転窯)で1450度Cの高温で焼成するためダイオキシンなども分解される。焼却灰も原料になるため二次廃棄物は発生しない。セメント会社は災害廃棄物の受け入れについて、自治体から処理費をもらう仕組みだ。廃棄物の種類によって、1トン当たりの単価の相場があるという。

 太平洋セメントでは、2019年10月の台風19号で発生した宮城県大崎市の稲わらをセメント製造の燃料として使用できるか、11月末から大船渡工場(岩手県大船渡市)で試験を始めた。12月18日からは正式に稲わらの受け入れを開始。契約期間は20年3月末までだ。稲わらは長さがあるため、5センチメートル以下に破砕機で破砕してベルトコンベヤーに載せるなど前処理も必要だ。

 また埼玉県日高市では、ウズラの飼育施設が浸水した。フンを肥料化するための設備も浸水によって使えなくなったため、同社埼玉工場(埼玉県日高市)では、ウズラのフンを合計約100トン処理した。

大船渡工場の除塩設備

【中長期的な観点】
 災害廃棄物をセメント原料に活用する上でポイントになるのが、廃棄物の量と内容だ。例えば廃タイヤのように受け入れ可能なものはすぐに対応するが、種類によっては受け入れに時間がかかる場合も多い。破砕機を設置するかどうかを検討する必要があり、設置するにしても時間がかかる。また災害廃棄物をある地域から別の地域に運ぶ際にも自治体との事前協議が必要となる。

 熊本地震の際は、災害廃棄物を可燃系混合物や草木などの木質系混合物、不燃系混合物、廃家電、廃自動車など12種類に分別した。分別した12種類のうち、セメント資源化できるものに関して中間処理会社を介して、破砕・選別した後で大分工場(大分県津久見市)で処理した。

 災害廃棄物の処理に一早く着手するためには、中長期的な観点から災害廃棄物をどこに保管するか置き場の整理や確保が必要となる。またセメント工場では、普段から産業廃棄物などを原料として処理しているため、処理能力にも限りがある。安定的に一定期間、調達できるかどうかも大切だ。太平洋セメントの深見慎二執行役員環境事業部長は、被災地にすぐ足を運んで災害廃棄物として処理可能か試すことは大事だとしながらも「中長期で安定的に処理を続けることが一番重要だ」と強調する。

606荷主研究者:2020/01/12(日) 13:20:43
>>605-606 続き

【連携で計画作成】
 災害廃棄物の分別は、地元の中間処理業者と共同で進める。自治体によって優先順位や予算も異なる中、処理に向けて、行政や処理業者などと連携して計画を作成しなければならない。大園浩一環境事業部副部長リサイクルグループリーダーは「ネットワーク作りやコミュニケーションが重要になってくる」と話す。

3.11大津波で被災の大船渡工場、がれき100万トン処理

大船渡工場で高台に位置し、浸水を免れた5号キルン

 太平洋セメントの大船渡工場は、11年に発生した東日本大震災で約10メートルの津波が押し寄せて被災した。工場の3分の2が浸水し、2台あったキルンのうち海岸近くの1号キルンが冠水した。「完全に復興させる」という強い意志のもと、高台に位置し浸水を免れたもう1台の5号キルンを焼却炉として3カ月間活用し、がれきを焼却した。当時は大船渡市も壊滅状態にあり、自治体の焼却炉の設備の稼働もままならなかったという。海水をかぶったがれきは塩分を含んでいるため、塩分除去設備を設置して対応にあたった。

 震災後1年3カ月を経た12年6月からは、1号キルンでもセメントを生産できるようになった。11年から14年のがれき処理量は100万トンにのぼり、岩手県内で発生したがれきの20%に相当する。

住友大阪セメント 台風19号で水没した畳破砕 無害化、熱エネに使用

住友大阪セメントのグループ会社泉工業で水没した畳を受け入れ、破砕する

【燃焼効率向上】
 住友大阪セメントでは、台風19号で発生した栃木県佐野市の水没した畳を災害廃棄物として10月下旬から受け入れを始めた。佐野市では、秋山川の堤防決壊による浸水被害で大量の災害廃棄物が発生した。グループ会社の泉工業(栃木県佐野市)で受け入れて、破砕した後に栃木工場でセメント焼成用の熱エネルギーとして使用する。

 畳は水にぬれると発酵するためにおうほか、水の吸収によって、1畳の大きさで50キログラムに及ぶものもある。一次破砕した後、さらに燃焼効率を高めるために50センチメートル以下の繊維状に破砕する。佐野市内で発生した災害廃棄物として、畳を450トン、木くずを943トン、土砂を554トン(19年12月19日まで)受け入れた。

【有効活用】
 同社では、東日本大震災で発生したがれきをはじめ、多くの災害廃棄物を受け入れてきた。15年の関東・東北豪雨による鬼怒川堤防決壊に伴い水没した備蓄米や畳、17年の熊本地震で倒壊した家屋から出た木くず、18年の西日本豪雨災害で発生した土砂や瓦などだ。セメント製造における代替原料や熱エネルギーに利用している。

 住友大阪セメントの大橋博栃木工場長は「栃木市や足利市など県内外から問い合わせがきているため、できるだけ協力していきたい」としている。

 昨今、大型化した台風やゲリラ豪雨で水害被害が拡大している。セメント産業では、廃棄物を無害化しセメント原料や熱エネルギーの代替として有効活用することによって、動脈産業だけでなく、静脈産業としての大きな役割も果たしている。

(2020/1/6 05:00)

607荷主研究者:2020/02/27(木) 21:35:29

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00547400?isReadConfirmed=true
2020/2/11 05:00 日刊工業新聞
主力工場巡り/AGC・鹿島工場 先端技術でガラス高機能化

溶解槽の中にガラスの原料を投入して、約1600度Cの温度で溶かす

 近年では多発する大規模災害の影響などで、ガラスの性能を向上させた高機能ガラスの需要が高まっている。地震や台風、衝突事故の被害を抑える防災安全ガラスをはじめ建築用ガラスの国内最大級の製造拠点が、AGCの鹿島工場(茨城県神栖市)だ。

 同工場では板ガラス生産ライン、コーティングライン、最終加工ラインを備え、一貫生産を行う。フロート法で製造された板ガラスにさまざまな機能を付加して高機能製品を供給する。

 AGCは溶けたガラスが溶けたスズに浮かぶことで薄く平らに成形される「フロート法」と呼ばれる工法でガラスを製造する。フロート板ガラス製造ラインの全長は日本最大の600メートルで、3―25ミリメートルと幅広い厚さの製造が可能だ。

 建築用ガラスはまず、ガラスの原料となるケイ砂などを約1600度Cの窯に投入して溶かす。溶けたガラスが溶けたスズの上で薄く平らにのばされて成形、帯のようにつながった状態で出てきたガラスを運びやすい大きさに切断して完成する。

 ガラスはかつての透明性のみの機能から、断熱や安全、防犯、防音など“機能を持った建材”へとニーズが変化している。これに伴い、通常の板ガラスから複層ガラスや安全ガラス、特殊金属膜コートガラスなど価値を高めた高機能ガラスへと領域が拡大している。

 木村達人工場長は「先端技術を駆使して多くの機能を付加している」と強調する。ガラスの進化を支えている技術のひとつが「スパッタリング」と呼ばれる表面処理技術だ。熱線の選択透過機能や光の干渉による表面反射の低減機能などを加えてガラスの性能を向上する。また、万が一割れた場合でもガラス片がほぼ飛び散らない防災・防犯ガラスは、2枚のガラスに特殊フィルムを挟んで接着する技術を用いる。(山下絵梨)

【工場データ】
74年に設立。板ガラス部門と化学品部門の主力工場。敷地面積は約83万平方メートル。従業員は約700人。国内最大級のフロート板ガラス製造ラインのほか、建築用ガラス加工製品や化学品の製造ラインを擁する。鹿島臨海工業地帯の東部地区に位置する。大消費地の首都圏に近く、海上輸送や陸上輸送における物流面の利便性が高い。

(2020/2/11 05:00)

608荷主研究者:2020/02/27(木) 21:55:02

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00547872?isReadConfirmed=true
2020/2/13 05:00 日刊工業新聞
三菱マテと宇部興産、セメント事業統合 22年4月めど

宇部興産の宇部セメント工場(山口県宇部市)

 三菱マテリアルと宇部興産は12日、2022年4月をめどにセメント事業を統合して新会社を発足すると発表した。新会社の売上高は約6000億円で、国内市場シェアは2位。セメント業界は需要減少やエネルギー価格高止まりによるコストの上昇で、事業環境が厳しさを増している。統合により経営資源を最適配分する。

 両社は1998年から販売・物流機能を統合して折半出資会社「宇部三菱セメント」を運営。厳しい事業環境を受け、更なる効率化に向けて生産なども統合する。新会社も折半出資を基本方針として協議する。宇部三菱セメントは新会社に吸収合併する。石炭や発電などの関連事業を統合するかは今後検討する。生産拠点の再編などは未定としている。

 両社は12日に基本合意書を締結し、9月に最終契約書を締結する予定。21年6月の定時株主総会で承認を取得した上で22年4月の統合を目指す。

 セメント協会によると、19年の国内セメント生産は前年比2・9%減の5832万トン。東京五輪・パラリンピック需要はピークアウトしており、引き続き厳しい事業環境が予想される。

(2020/2/13 05:00)

609荷主研究者:2020/06/21(日) 00:21:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57642520T00C20A4X13000/
2020/4/3 18:00 日本経済新聞 信越 新潟
デンカ、太平洋セメント子会社と共同で石灰石を採掘

610荷主研究者:2020/06/21(日) 00:37:53

https://chemical-news.com/2020/04/07/デンカと明星セメント%E3%80%80糸魚川で石灰石鉱山を共/
2020年4月7日 日刊ケミカルニュース
デンカと明星セメント 糸魚川で石灰石鉱山を共同開発へ

 デンカと明星セメント(新潟県糸魚川市)はこのほど、糸魚川市青海(おうみ)地区内での次期石灰石鉱山の開発計画を共同で進めていくと発表した。両社は現在、デンカは青海鉱山で、明星セメントは田海(とうみ)鉱山でそれぞれ石灰石採掘事業を行っている。

 近年産業の国際競争が激化する中、同地で共存共栄しながらさらに発展していくためには、両社で石灰石の共同採掘体制を構築することが不可欠と判断し、今回、共同での開発計画の推進を決定した。

 開発予定地は黒姫山の南側斜面一帯を想定。開発に当たっては、環境保護・保全を進めながら企業活動を継続していくことが社会的使命であると捉えており、すでに環境影響評価に着手している。

 また、糸魚川市は「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されていることから、開発計画に関しては産業の維持と環境保護の両面から検討する必要があるとの認識の下、今後糸魚川市へは審議を要請していく考えだ。

 鉱山開発は準備や調査項目が多岐にわたり、計画には長期の時間と多額の費用を要することから、出鉱開始はおおむね9年後の2029年頃を目標に進めていく。

611荷主研究者:2020/06/21(日) 23:08:23

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00555875?isReadConfirmed=true
2020/4/22 05:00  日刊工業新聞
JFEスチール・太平洋セメなど、CO2・副産物で炭酸塩 温暖化対策

 JFEスチールと太平洋セメント、地球環境産業技術研究機構(RITE)は、二酸化炭素(CO2)と生産工程の副産物などを反応させ、安定した化合物の炭酸塩として活用する技術を開発する。鉄鋼スラグや廃コンクリートから抽出したカルシウムやマグネシウムなどアルカリ土類金属を使い、工場から排出されるCO2との作用で炭酸塩として回収する。これを生産工程で活用したり、石灰石鉱山に戻したりする実用化を探る。

 RITEは、培ってきた炭酸塩を固定化する基盤技術を踏まえ、地球温暖化対策に力を入れる鉄鋼、セメント各社と研究会を近く設置。開発の方向性や可能性を探り、今後のスケジュールを詰める。各社は数人ずつ研究・開発者を充てる。

 温暖化対策では、生産工程で排出されるCO2を回収する技術開発が急務だ。構想では、鉄鋼スラグや廃コンクリ、生コンスラッジなどからアルカリ土類金属を湿式で抽出。それを工場から排出されたCO2と反応させて炭酸塩を生成する技術の確立を目指す。

 生成された炭酸塩は、製鉄所やセメント工場で石灰石とともに有効利用する一方で、自然界に埋め戻す技術も開発する意向だ。

 炭酸塩は製鉄工程などで原料、副原料として使われる石灰石の主成分。

 RITEは「CO2処理と、資源である炭酸塩の回収・活用の循環を確立したい」(化学研究グループ)とする。製紙の廃液スラッジや火力発電所からの石炭灰も同様の可能性を持つとみられる。

(2020/4/22 05:00)

612荷主研究者:2020/06/21(日) 23:19:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58412240T20C20A4QM8000/
2020/4/23 18:57 日本経済新聞
国内セメント販売、53年ぶり低水準 19年度4094万トン

613荷主研究者:2020/07/14(火) 20:46:36

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59291510Z10C20A5BE0P00/
2020/5/23 2:00 日本経済新聞 電子版 東京 関東
石灰石の都・奥多摩に「第二の浅草」を夢見た男
日本のテクノスケープ(2) 岡田昌彰(景観学者)

614荷主研究者:2020/09/05(土) 12:57:22

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00563815?isReadConfirmed=true
2020/7/8 05:00 日刊工業新聞
住友大阪セメント セメント工場 粉じん除去 セメント原料 バグフィルター(ろ布)方式 赤穂工場

住友大阪セメント、粉じん除去でろ布式導入 全工場に新装置

ろ布方式集塵機への切り替え作業に着手している赤穂工場

 住友大阪セメントは2026年度までに、国内すべてのセメント工場の排ガスの環境対策設備を刷新する。現在は製造工程で発生した排ガスに含まれるセメント原料の粉じん除去に電気式の集塵機を使っているが、バグフィルター(ろ布)方式に切り替える。総投資額は100億円弱。一部の工場にろ布方式を導入する同業他社はあるが、全工場に導入するのはセメント業界では初めて。

 住友大阪セメントは国内セメント工場の排ガス環境対策設備が半世紀を経過したものもあり、老朽化が課題となっている。最新式の設備を導入し、環境性能を一段と高める。

 排ガスの環境対策設備は、煙突の手前に取り付け、製造工程で発生した粉じんを取り除く目的で使う。既存の電気集塵機は、静電気に髪の毛がつく原理と同様に、6万―7万ボルトの高圧の電気を流して集塵板に粉じんをつける手法を取る。一定程度たまると、電気を消して板についた粉じんを落とす。一方、ろ布方式はコーヒーフィルターと同じ原理で、筒状フィルターで粉じんを取り除く。

 セメント原料には樹脂や木くずなど多くの廃棄物が利用されているが、電気式では通電性の原料は取り除くことが難しく、自動車由来の廃棄物(ASR)に含まれる炭素繊維など通電性の炭素の除去が課題だった。ろ布方式はこのASRにも対応しており、「より幅広い廃棄物を原料に使えるため、廃棄物回収で得る収益拡大にもつながる」(土井良治取締役)メリットがある。

 すでに赤穂工場(兵庫県赤穂市)で着手しており、26年度までに順次、全5工場8キルンにろ布方式を導入する。セメント工場は運転したまま、ろ布方式の装置の搬入作業を進め、1カ月の工場ごとの定期修理のタイミングで新装置に切り替える。

(2020/7/8 05:00)

615とはずがたり:2020/09/18(金) 13:49:23

犬上川http://tohazugatali.dousetsu.com/risui/inugami.htmlを調べてて気付いたが 国土地理院の地図だと此処に住友大阪の,と思われる,石灰鉱山がある①。ベルコンだか索道もあって麓に降りてるようだ。麓は綺麗な新しそうな工業地帯になってて陳腐なセメント工場は見当たらない様に思える②。びわ湖東部中核工業団地という大仰な名前が付いてる様だ。
http://maps.gsi.go.jp/#15/35.209266/136.349859/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
http://maps.gsi.go.jp/#16/35.215542/136.310613/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

鉱山の名前なんだっけと適当に検索すると住友大阪セメント多賀鉱山が引っ掛かる(下記pdfのp13)
https://www.town.taga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1073/kihonkoso2.pdf

で,改めて住友大阪セメント多賀鉱山をググってみようとするとhttps://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A4%9A%E8%B3%80%E9%89%B1%E5%B1%B1検索結果に住友鉱業多賀鉱山跡と出て,ああ,もう廃止されたのか,と思ったけどどうも①と違う場所が示される③
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E4%BD%8F%E5%8F%8B%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%82%BB%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A4%9A%E8%B3%80%E9%89%B1%E5%B1%B1&npsic=0&rflfq=1&rlha=0&rllag=35240672,136299881,3622&tbm=lcl&ved=2ahUKEwjzspnf8PHrAhWD-mEKHeFvD9EQtgN6BAgLEAc&rldoc=1

更には④の様なHPも見つかる。夜雀さん⑤,なかなかディープに産業遺跡を回ってらっしゃる☆
と云う事で,こちらも住友大阪セメント多賀鉱山で細々とやってて,トラック主体の移出に成ってゐる?様であった。
工場はもう無いのでどっか遠く迄運んでいて中途半端にベルコンだか索道だかを使う必要はないけど撤去は未だという感じか?

④住友大阪セメント・多賀鉱山見学 その 1
http://yosuzumex.daa.jp/industrial_heritage/taga/taga_01.htm

滋賀県の多賀町は石灰岩の豊富な土地です。
同町内には鍾乳洞、風穴、カルストやドリーネといった
石灰岩の大地にしかみられない景勝地があります。

そんな多賀町に「住友大阪セメント・多賀鉱山」という鉱山が
あると聞きました。それも全く違う場所に2箇所。

どうしてどっちも同じ名前なのか理解に苦しみました。
明延鉱山のように非常に範囲が広い為に鉱区別で名称が
つけられているというなら判るのですが。

登山地図で調べてみると、双方別の名称だったりしました(???)

とりあえず現地に行ってみる事にします。…

⑤雀の社会科見学帖
http://yosuzumex.daa.jp/flame.htm

616荷主研究者:2020/09/23(水) 22:51:01

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62926440R20C20A8LA0000/
2020/8/21 19:29 日本経済新聞 関東 四国 茨城 香川
コンクリ製品の日本興業、茨城の同業から事業譲受

617荷主研究者:2020/11/02(月) 22:33:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64382760Z20C20A9X93000/
2020/9/29 18:38 日本経済新聞
宇部興産と三菱マテ、セメント事業統合を正式決定

618とはずがたり:2020/11/20(金) 15:33:24

旭硝子からAGCへ、100年企業に社名変更を決断させた「創業時の使命感」
多田洋祐:ビズリーチ代表取締役社長
https://diamond.jp/articles/-/234717
経営・戦略 経営新戦略3.0
2020.4.20 4:35


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名門企業が変革に取り組んでいる。100年以上続く「旭硝子」の社名を変更したAGC株式会社。「AGC」といえば、俳優の高橋一生さんを起用したテレビCMを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。大胆なブランドマーケティングを展開する一方で、収益構造を大きく転換し、2019年度は2014年度比で営業利益64%増を達成。歴史ある老舗企業でありながら新たな挑戦を続ける裏側に、どのような戦略が隠されているのだろうか。2015年に社長就任後、改革を指揮してきた島村琢哉社長にこれまでの取り組みについて聞いた。(聞き手/多田洋祐・ビズリーチ社長)

100年以上の歴史を持つ社名を
「AGC」に変更した理由

島村琢哉・AGC社長
多田 2018年7月に旭硝子からAGCに社名変更されました。100年以上の歴史を持つ社名を変えるにあたっては、相当の苦労があったと想像します。

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島村 実は社名変更については、かなり前から議論してきました。ロゴの変更は30年以上も前から始めていますし、2007年には国内外の関係会社でAGCを冠する社名に変更しています。しかし、親会社だけが旭硝子という社名だったのです。

多田 2007年にはすでに関係会社の社名をAGCに変えられていたということは、親会社の社名変更は、それから長年検討されてきたのだと思います。そのようななか、島村社長の社長就任後、わずか3年で社名を変更されました。ご決断の背景をぜひお聞かせください。

島村 旭硝子という伝統ある社名には、私自身愛着もありましたし、誇りもありました。しかし当社はガラスだけではなく、電子、化学品、セラミックスなど様々な素材を扱っています。「ガラスの会社がなぜ電子部材を?」などと誤解されることも増えてきたのです。

 また、アジア、米州、欧州など30を超える国と地域の従業員5万5000人がAGCの名前で働いている中、グローバル一体経営を実現するためにも、AGCに社名を統一する時期がきたと判断しました。

619荷主研究者:2020/11/21(土) 16:11:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00576344?isReadConfirmed=true
2020/10/28 05:00 日刊工業新聞
日本ピーエス、本社工場増設 PC製品3割増産

本社工場の敷地内に新工場

【福井】日本ピーエス(福井県敦賀市、有馬浩史社長、0770・22・1400)は27日、約24億円を投じ本社工場のプレストレストコンクリート(PC)製品の生産を増強すると発表した。高速道路の路面に架設するPC床版の需要増などに対応する。2022年4月に完成。生産能力は従来の3割増の年4万トンと、1拠点では業界最大級となる。

 本社工場の敷地内に延べ床面積7700平方メートルの新工場(完成イメージ)と、3階建ての事務所棟を建てる。製造ラインを既存の6から11に増やし、すべての製造を屋内型にする。また鉄筋組み立ての省力化設備、品質管理に大型形状の3Dスキャナー装置などを導入し品質管理と生産性を高める。

 同社はPC製の橋桁が主力事業。高速道路橋が老朽更新の時期を迎え、工場生産する床版の受注が増え、新幹線の橋桁も工期短縮のため工場生産の比率が高まっている。これら製品は製造に手間がかかり、効率化が課題だった。

 事務所棟は見学者用フロアも設けて現場改善の取り組みを紹介。PC業界の担い手づくりにつなげる。

(2020/10/28 05:00)

620とはずがたり:2020/12/20(日) 20:16:38

石原町に行って来た。駅の田川側から複線みたいになって専用線が伸びていく配線が魅力であった。

我がバイブル駅には日本セメント専用線と註記がしてあったが,TZマニュアル9のS39専用線一覧表に拠ると,

石原町
住友セメント小倉工場
三菱セメント北九州事業所 小森線3.0km 東谷線3.7km

呼野
日本セメント 休止中

で,呼野は当時,スイッチバックの駅で,石原町には三マテが最後迄残りなかなか良い感じの場所だったけど現地では石原町の三マテぐらいしか認識せず調査不足であった。折角九州まで行ったのに勿体なかった…orz

現地では三菱セメントを継いだ三菱マテの東谷鉱山は未だ現役で,トラックで移出しているよううだった。

駅は草生していたものの構内は面影を残しており,専用線が併走する"複線"区間は結構長く,途中分岐とは云っても複線区間に線路が併走していた様だ。

国道の近くには三マテへ伸びる専用線跡のガーター橋なども残っていた。
https://www.google.co.jp/maps/@33.7624784,130.8697478,3a,75y,133.36h,93.1t/data=!3m9!1e1!3m7!1sacoMvymM9uvxNA18TcgL9Q!2e0!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

R322は4車線の立派な道路になっており,まあ貨車ゴトゴト連ねて運ぶ時代ではなくなっていそうである。

https://ameblo.jp/aru-king/entry-12253147046.html
【まったり駅探訪】日田彦山線・石原町駅に行ってきました。
2017-03-04 09:55:01


http://allxa.blog114.fc2.com/blog-entry-1226.html?sp
浅野セメント呼野採掘場の遺構と引き込み線
鉄道構造物
2014/02/1521:00


ここらも踏切跡や線路跡
https://www.google.co.jp/maps/@33.7652766,130.8689652,3a,75y,276.12h,101.13t/data=!3m10!1e1!3m8!1s9VOdkCcLalhEB45GXyWYtw!2e0!6s%2F%2Fgeo3.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3D9VOdkCcLalhEB45GXyWYtw%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D7.0627084%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

https://www.google.co.jp/maps/@33.7668245,130.8683067,3a,75y,303.74h,101.89t/data=!3m9!1e1!3m7!1sKmi2jTGEO_j1O-q1kyVnBw!2e0!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

小森線終端部付近?
https://www.google.co.jp/maps/@33.7600441,130.8717781,3a,75y,133.23h,80.1t/data=!3m9!1e1!3m7!1s24c-yF2dxYVri2nN26EbCg!2e0!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

日田彦山線との分岐部付近?
https://www.google.co.jp/maps/@33.7688948,130.8675048,3a,37.5y,329.21h,90.77t/data=!3m9!1e1!3m7!1sXzpUxTRVYZr18QayzIL5dg!2e0!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

621とはずがたり:2020/12/20(日) 20:18:20
>>620

日本セメントの工場への専用線跡はこれか?
もうセメントスレではなく山行がスレの担当やな。。
https://www.google.co.jp/maps/@33.7466216,130.85904,3a,75y,172.12h,87.15t/data=!3m10!1e1!3m8!1szo8F1MMNlvebw6fZX3wmzA!2e0!6s%2F%2Fgeo0.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3Dzo8F1MMNlvebw6fZX3wmzA%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D290.58252%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i30?hl=ja

622とはずがたり:2020/12/29(火) 23:43:56

吾野
https://twitter.com/tohazugatali1/status/1343929677799256065

623とはずがたり:2020/12/30(水) 00:07:30

太平洋セメント三輪鉱業所と昭和電工影森事業所
https://twitter.com/tohazugatali1/status/1343790427426619398

武甲線の跡地は失念してたw

624荷主研究者:2021/01/02(土) 18:56:22

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00583112?isReadConfirmed=true
2020/12/25 05:00 日刊工業新聞
住友大阪セメ、環境対策に300億円投資 30年めどCO2を30%減

栃木工場のバイオマス発電所

 住友大阪セメントは2050年の脱炭素化を見据えた30年までの環境目標を達成するため300億円を投資する。現行の中期経営計画(20―22年度)で環境対策費100億円を設定しており、次期中計(23―25年度)とその次の中計(26―28年度)でも100億円ずつ継続して投資する。バイオマス発電の拡大に加え、セメントの燃焼工程の熱エネルギー源を石炭から廃プラスチックへ置き換えるなど対策を講じる。

 住友大阪セメントは50年の脱炭素化と30年の二酸化炭素(CO2)排出を原単位で05年比30%(現状は15%)削減するなどの長期環境目標を1日に公表。この達成に向け、「30年までは石炭代替による燃料転換に投資を集中する」(土井良治取締役)としている。

 具体的には、全5工場8キルン(回転窯)で使う石炭を廃プラスチックなどのリサイクル材に置き換えるため、廃プラなどを粉砕する前処理設備を導入する。廃プラは塩素が発生するため、脱塩装置も増強する。こうした施策などで、30年までに8キルン平均の化石エネルギー代替率を現状の28%から50%以上に引き上げる。

 木質チップを中心にしたバイオマス発電も拡大する。現状は栃木工場(栃木県佐野市)で自家発電に占めるバイオマス発電比率が95%になっている。今後は同比率が2%にとどまる赤穂工場(兵庫県赤穂市)と20%の高知工場(高知県須崎市)の発電設備を入れ替え、両工場のバイオマス発電比率を大幅に増やす。

 このほか、セメント原料の粉砕工程で使う設備を乾燥と粉砕、別々の装置から乾燥と粉砕一体型の新型装置に置き換えるなどの省エネルギー化も進める。

 50年の脱炭素化を巡っては、21年度の与党税制改正大綱で環境対策に役立つ設備投資を行う企業へ法人税を最大10%控除する方針が示された。「投資減税は環境対策への後押しになる」(土井取締役)として、政府の環境面の支援策も積極的に活用しながら前向きに投資を行う。

(2020/12/25 05:00)

625荷主研究者:2021/02/04(木) 22:20:36

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00584199?isReadConfirmed=true
2021/1/6 05:00 日刊工業新聞
SOCと日鉄セメント、セメント海上輸送統合 船舶運航効率化

SOCが日鉄セメントのセメント専用船2隻を引き継ぎ、海上輸送を行う(イメージ)

 住友大阪セメント(SOC)と日鉄セメント(北海道室蘭市)は、セメント・石炭灰の海上輸送を統合した。SOCが日鉄セメントのセメント専用船2隻を引き継ぎ、海上輸送を行う(イメージ)。両社のセメント専用船を一元管理して船舶の運航効率を上げ、余剰となる船舶を減船するなどして海上輸送を合理化するのが狙いだ。

 日鉄セメントは、輸送にかかる燃料費などをSOCに支払うだけですみ、従来より海上輸送費を削減できる見込みだ。同社は日本製鉄が85%、住友大阪セメントが15%出資する会社。

 セメントは重量物のため、運賃負担力が弱いとされ、物流コストは製造コストに次ぐ第2のコストと言われている。国内のセメント需要の減少に歯止めがかからない中、セメント各社にとって海上輸送を含む物流の合理化は待ったなしの状況にある。

(2021/1/6 05:00)

626荷主研究者:2021/03/13(土) 21:43:15

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2958J0Z20C21A1000000/
2021/1/29 16:15日本経済新聞 電子版
東北電、東北ポール株一部譲渡 日本コンクリート工業に

627荷主研究者:2021/03/21(日) 22:28:54

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC157P20V10C21A2000000/?unlock=1
2021年2月22日 19:30 日本経済新聞
会沢高圧が低炭素コンクリ、製造時CO2抑え強度1割増

628名無しさん:2021/04/03(土) 08:03:37
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1148409317/1798-1799
大河『青天を衝け』好発進 「渋沢栄一銘柄」は買いか否か
3/1(月) 10:02配信
FRIDAY

629とはずがたり:2021/07/29(木) 16:14:32

凄いな〜。高濃度のCO2に晒して養生する(固める)んだそうだ。
更にコンクリートをCO2吸収源に出来る可能性もあるようで。
>セメントの一部に石炭灰や高炉スラグなどの産業副産物を利用すれば、コンクリートの製造に伴う排出量以上のCO2を吸収できる(図1)。コンクリート1m3当たりで、従来よりもCO2を300kg減らせる計算だ。
>特殊混和材を用いたコンクリートにCO2が含まれる排気ガスを接触させ、強制的に吸収・反応させて養生します。

>境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM」は、中国電力株式会社…、鹿島建設株式会社…、デンカ株式会社…により開発された技術です。
ネーミングがww

>デンカが持つ消石灰を原料とした特殊な混和材「γ-C2S」を、5〜30%の割合でセメントと置換する。特殊混和材は水とは反応せず、CO2とだけ反応して固まる。

空気中のCO2ではないようなので,IGCCでCO2取り出して石炭灰と一緒にSUICOMでダム建設して水力発電も増強が最強では??

養生中にCO2を「吸い込む」 現場での打設に挑む
真鍋 政彦 日経クロステック/日経コンストラクション 桑原 豊 日経クロステック/日経アーキテクチュア 橋場 一男 ライター
2021.06.14
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ncr/18/00132/060400005/?n_cid=nbpnxt_twbn

ランデス株式会社
沿革
https://www.landes.co.jp/info/history

CO2-SUICOM
https://www.landes.co.jp/product/113
特長
環境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM」は、中国電力株式会社(本社:広島県広島市)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区)、デンカ株式会社(本社:東京都中央区)により開発された技術です。ランデスは、経済産業省公募事業「平成26年度二酸化炭素回収・貯蔵実証総合推進事業補助金(二酸化炭素固定化・有効利用技術実証支援事業)」より参画し、開発・実証実験に取り組んでいます。 

1.セメント使用量を大幅に削減し、CO2排出量を低減
 コンクリートの主な構成材料であるセメントの代替材料として、化学工場からでる副生消石灰を原料とする特殊混和材※1、石炭灰※2、その他の産業副産物を利用することで、セメント使用量を大幅に低減します。

2.コンクリート製造時に大量のCO2を吸収・固定
 原料の特殊混和材はCO2と接触するとCO2を吸収(炭酸化反応)して硬化し、コンクリートを硬化・緻密化させる性質を持っています。この性質を利用し、特殊混和材を用いたコンクリートにCO2が含まれる排気ガスを接触させ、強制的に吸収・反応させて養生します。これを炭酸化養生※3と言います。これにより大量のCO2をコンクリート中に吸収させることが可能です。

※1 特殊混和材:炭酸イオンと反応することで組織を緻密化させるγ-2Cao・SiO2を利用しています。
※2 石炭灰:石炭火力発電所から排出される石炭灰を多量に混合しています。
※3 炭酸化養生:排気ガスを炭酸化養生システムに吹き込み、排気ガス中のCO2をコンクリートに固定させます。

630荷主研究者:2021/08/15(日) 21:52:22

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00605389?isReadConfirmed=true
2021/7/15 05:00 日刊工業新聞
ニュース拡大鏡/太平洋セメ、1000億円投資 鉱山開発を加速

原料確保、100年先まで

数年かけて本格稼働させる大船渡鉱山の袰下地区

 太平洋セメントはセメント原料の長期安定確保に向け、石灰石鉱山の開発を加速する。東北の主力工場近隣にある大船渡鉱山(岩手県大船渡市)では今春、新鉱区を稼働。同社最大の工場がある大分県の新津久見鉱山(大分県津久見市)では新鉱区の開発を予定する。同社は5月に公表した2030年までの長期計画で、鉱山開発に1000億円を投資する方針を示した。セメント内需の減少で業界内の競争が激しくなる中、原料の安定調達を武器に生き残りを目指す。(大城麻木乃)

 「100年後まで原料を調達できる体制を整えたい」―。太平洋セメントの不死原正文社長は、5月14日の経営説明会でこう発言した。翌週には大船渡鉱山に飛び、新鉱区の完工を祝う式典にも参加した。

 大船渡鉱山は海側にあるセメント工場に対し、山側に立地。既存の二つの鉱区から年間200万―250万トンの石灰石を採掘する。既存の鉱区の採掘量が年々減少していることから、今回、後継として隣接地に新鉱区「袰下(ほろし)地区」を開発、稼働した。袰下はまだ出鉱量が少なく、当面は既存の鉱区と並行利用する。26年度に袰下単独に移行し、現在の採掘量を維持していく計画だ。袰下の推定鉱量は2億5000万トン。大船渡工場の今のセメント生産量(年185万トン)から換算すると、100年分以上の原料に相当する。不死原社長が100年先を見越してと発言する理由がここにある。

 次の大仕事は、大分県にある新津久見鉱山の新鉱区開発だ。3月に環境アセスメントを終え、工事開始に向け自治体などと調整を進めている。21年度中に着工し、29年度に稼働する予定。現在の同鉱山の採掘量は年間1100万トン。29年度の稼働当初は既存の鉱区と併用し、50年度以降に新鉱区だけで生産する計画。新鉱区の推定鉱量は非公表だが、こちらも100年分の原料確保に相当する見込みだ。

 セメントメーカーが鉱山開発まで手がける背景に、原料段階から品質を管理できると同時に「価格競争で優位に立てる」(安藤国弘取締役)ことがある。石灰石は比較的安価な資源のため、価格に占める輸送費の割合が高くつく。輸入品では割に合わず、自社の工場近隣に鉱山があることは、大きなアドバンテージになる。

 セメント協会によると、20年度のセメントの内需は前年度比5・6%減の3866万トンと、54年ぶりの低水準に沈んだ。業界再編の必要性も叫ばれる中、太平洋セメントは鉱山まで押さえることで、業界首位として「圧倒的なリーディングカンパニーになる」(不死原社長)意向だ。

(2021/7/15 05:00)

631荷主研究者:2021/09/11(土) 11:03:38

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20210728631426.html
2021/07/28 16:35 新潟日報
共和コンクリート工業のコンクリート製品。北越メタルの加工技術やノウハウの導入を見込んでいる
鉄筋とコンクリート ノウハウ融合
北越メタル、共和コンクリート工業が合弁会社

 東証2部上場で鉄鋼製品製造の北越メタル(新潟県長岡市)は27日、コンクリート製品製造の共和コンクリート工業(札幌市)と業務提携基本契約を結んだ。トンネルや橋など鉄筋とコンクリートが材料となる建設構造物を効率的に生産する狙いがあり、同日付で中核となる合弁会社を設立した。鉄鋼、コンクリート両業界のメーカーが業務提携するのは珍しいといい、両社のノウハウ融合により低コストで高品質な鉄筋入りコンクリート製品を提案していく。

 鉄筋やコンクリートはどちらも各種インフラの基礎となる建設構造物の主要材料だが、流通経路には商社などが介在しており、各業界のメーカー同士は直接的には交わらないという。そのため鉄筋を骨格とするコンクリート構造物を作る際にも、鉄筋の特性などを詳しく把握できないまま製造されることが多いとされる。

 そこで北越メタルは、両業界のメーカーで鉄鋼製品の特徴や加工特性などが共有できれば、効率的な生産につながると想定。交通インフラ向けの構造物などで実績があり、今後も道路建設などで需要増を見込んでいる共和コンクリート工業と思惑が一致した。

 北越メタルの2021年3月期の売上高は218億円。共和コンクリート工業はコンクリートブロック業界でトップクラスの販売実績があり、21年5月期の売上高は590億円。

 連携体制を整えるため、両社は27日付で合弁会社「イノヴァス」を設立した。資本金は1千万円、出資比率は北越メタル51%、共和コンクリート工業49%。

 製品作りに当たっては、イノヴァスが仲介役となり、各社に生産などの業務を委託する。北越メタルは、鉄筋の組み合わせ方や曲げ方といった加工仕様の最適化、設計業務などを担う。工場から建設現場に運搬しやすいような作業方法なども考案する。共和コンクリートは、部材の調達や最終製品の販売などを行う。

 将来は、ゼネコンからの受注に先んじて、オリジナルの建設構造物を開発する構想も持つ。提案型の営業にも取り組むことで、安定的な経営体制につなげたい考えだ。

 イノヴァスの売上高は2021年度に1億2800万円、30年度には10億円超まで伸ばす計画を立てている。

 27日は長岡市内で契約調印式が行われた。北越メタルの棚橋章社長は「お互いに会話を交わしながら技術を伸ばし、建設現場の役に立ちたい」と語った。共和コンクリート工業の本間丈士社長は「お互いのノウハウを持ち寄り、融合させて新たなアイデアを生み出していければ」と期待を寄せた。

 イノヴァスの社長に就いた北越メタルの武仲康剛専務は「鉄鋼とコンクリートは同じ建設業界ながら、従来の商習慣では近いようで遠い関係だった。今までにないプロジェクトになる」と意気込みを語った。

632荷主研究者:2021/10/02(土) 15:38:57

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC275EQ0X20C21A8000000/
2021年8月30日 17:39 日本経済新聞 福島
会沢高圧コンクリート、福島・浪江に工場・研究拠点新設

633荷主研究者:2021/10/09(土) 14:39:15

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00612476?isReadConfirmed=true
2021/9/21 05:00 日刊工業新聞
太平洋セメ、製品袋にバイオプラ 全量置き換えへ

 太平洋セメントはバイオマスプラスチックを取り入れたセメント袋(写真)の使用を始めた。3層構造の袋の中間層にバイオプラを使い、防湿性や強度は従来と同程度を確認した。まず首都圏の支店から導入し、早期に全量の置き換えを狙う。

 新しい袋は紙と紙の間に挟むプラスチックフィルムをサトウキビ由来のバイオプラフィルムに置き換えた。主要材料の紙を含め、95%以上が植物由来の素材になるという。

 同社のセメント袋の年間使用量は1300万袋で、全量を置き換えると二酸化炭素(CO2)排出量を約180トン削減できる見込みだ。2050年の脱炭素化に向けた取り組みの一環としてユーザーに周知する。

(2021/9/21 05:00)

634とはずがたり:2021/11/10(水) 16:10:06
「峠の釜めし」窯元が再生法申請 益子焼製造販売のつかもと
https://news.livedoor.com/article/detail/21169841/
2021年11月10日 12時2分 共同通信

 伝統工芸の益子焼を製造販売する「つかもと」(栃木県益子町)が、東京地裁に民事再生法の適用を申請したことが10日、分かった。弁当製造の荻野屋(群馬県安中市)が販売する「峠の釜めし」の容器の製造でも知られる。申請は9日付。再建型の法的整理を目指しており事業は存続する。

 帝国データバンク宇都宮支店と代理人弁護士によると、業績不振が続き、新型コロナウイルス禍に伴う販売不振も経営を圧迫した。負債額は約9億円。

 創業は1864年。小売のほか、各地の百貨店に出店するなど販路の拡大に努めていた。

635荷主研究者:2021/11/27(土) 22:49:07

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=798157&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/10/6 13:00 中国新聞
れんが700種、伝統に新風 松本煉瓦(竹原市)【新地場企業群像】

エクステリア用れんがの出来栄えを確かめる松本会長

 赤土の豊富さから、明治期かられんがの産地として名をはせる竹原市吉名町で伝統を守る。住宅の外壁に使う建築用や、門や塀といったエクステリア用の化粧れんがを製造。毎春、新作を発表しており、現在扱う商品は700種超。鮮やかな色合いや、古びたビンテージ調などバラエティーに富む。

 国内最大級の設備規模という同町の自社工場では、原料の粘土を成形するラインが四つあり、松本好眞会長(68)は「多品種少量生産で顧客の好みに即応し、満足度の高さにつなげている」と胸を張る。

 1938年創業。一帯は鉄分を多く含む良質な赤土で知られ、瀬戸内海に面した立地は海上輸送をスムーズにした。戦後、高度経済成長に伴って歩道などの公共工事に採用されて業績を伸ばし、高まる住宅需要も追い風になった。

 しかし、バブル崩壊後は工事が激減し、方針転換を迫られた。全国の営業所や支店を閉鎖し、生産拠点があった中国からは撤退。一方で「良いものを造れば価値を認めてもらえる」と、長年メインとしてきた赤れんがから、多品種の生産にシフト。取引先も整理し、乗り切った。

 現在は、新型コロナウイルス禍による外出自粛を背景に、DIY(日曜大工)の人気が高まっているのに注目。ホームセンターを利用する個人向けの商品を強化している。インテリアとして室内を飾るなど多様な使い方を提案し、ネットでの発信力強化や販売手法の開拓も目指す。

 今年8月には長男の真一郎さん(38)が社長に就任、世代交代を進めている。松本会長は「常に新しい感性を取り入れる。感動してもらえる商品を造り続けたい」と力を込める。(渡部公揮)

 ≪会社概要≫本社は竹原市吉名町。支店などはないが、関連会社の「ワールドブリック」(同町)が販売を手掛けている。従業員は22人。2021年6月期の売上高は3億4600万円。

636荷主研究者:2022/01/09(日) 16:33:19

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1537Z0V11C21A2000000/
2021年12月15日 15:25 日本経済新聞
住友大阪セメント、半導体製造装置部品の生産能力2倍に

637荷主研究者:2022/01/09(日) 18:19:55

https://www.sanyonews.jp/article/1211903?rct=m_chihou_keizai
2021年12月31日 13時14分 山陽新聞
耐火物原料調達に苦心 岡山県内メーカー 中国減産が直撃

中国産原料の価格高騰に直面している備前市内の耐火物メーカー

 岡山県内の耐火物メーカーが原料調達に苦心している。主産地の中国で電力不足が発生し、現地の原料メーカーが大幅に減産。日本への入荷が滞ったり、品薄となって価格が前年同期の約2倍に跳ね上がったりしているためだ。耐火物各社は在庫を多めに確保し、主要納入先の鉄鋼メーカーには値上げを要請するなど対応に追われている。

 価格が急騰しているのは、製鉄所の転炉用耐火物の原料である電融マグネシア▽取り鍋用耐火物に使う電融アルミナ▽高炉の樋(とい)材用耐火物に用いる炭化ケイ素―など。いずれも鉱物を溶かして生産する際に大量の電力を消費する。ところが中国の電力会社が9月以降、燃料の石炭価格の高騰で発電コストが上昇したため電力供給量を制限。受電する原料メーカーは生産停止や減産に追い込まれ、品薄状態となっている。

 業界関係者によると、中国が世界供給量の8割を占めるという電融マグネシアは、1トン当たりの価格が品種によっては15万〜30万円と前年同期の2倍に急騰。電融アルミナや炭化ケイ素も2倍ほど上昇している。国内耐火物メーカーが使用する輸入原料の大半は中国産だけに、経営への打撃は大きい。

 備前市に基幹工場を持つ耐火物大手の品川リフラクトリーズ(東京)は今秋以降、原料調達が滞っても生産を続けられるよう、電融マグネシアなどの在庫を通常の1・5倍に増やした。さらに調達先を中国以外にも広げている。

 原料調達部門の担当者は「耐火物は原料が製造コストの半分以上を占める。その値段が2倍になると利益は出せない」とし、主要納入先のJFEスチール(東京)などに値上げを要請している。

 備前市三石に主力工場を持つ耐火物メーカーの三石ハイセラム(大阪)も、電融マグネシアなど主要3原料が前年同期より20〜40%上昇したという。そのため取引先の鉄鋼、金属メーカーに値上げを求めているほか、原料の在庫も平常時の3カ月分から5カ月分に積み増した。

 中国産のマグネシア系原料を粉砕、造粒して耐火物原料や農業用肥料に加工する啓和ファインマテリアル(備前市八木山)は、納入先の耐火物や肥料メーカーに値上げを要請する。北川昌邦社長は「原料費だけでなく、新型コロナウイルス禍からの世界経済の回復で船運賃も上がっている。全てのコスト増を吸収するのは到底無理だ」と話す。

 中国の電力不足は11月に入ってやや緩和したものの、同国政府は来年2〜3月の北京冬季五輪・パラリンピックに向けて大気汚染対策を強化するため、工場操業を規制する見込み。耐火物原料もさらに逼迫(ひっぱく)する可能性があり、予断を許さない状況が続きそうだ。

 耐火物 鉱物を原料とし、1500度以上の熱に耐えられることから製鉄所の高炉や転炉、ガラスの溶融炉、セメントの焼成炉などの内張り材に使われる。れんが状などの定形タイプと粉末状タイプがある。耐火物協会によると、備前市は国内最大の産地で、岡山県の2020年度生産量は25万6599トンと全国の3分の1を占める。

638とはずがたり:2022/06/11(土) 10:27:30
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1070723570/2291-2295で只見線沿いの横田鉱山を調べたが只見にも黒沢鉱山という石膏鉱山がありセメント用に利用されていたそうな。S26の会津川口,S39年・S45年の只見や会津川口の記載は当該年度の専用線一覧にいずれも見当たらない。

川口迄トラックで横持ちしてたのを只見駅に変えただけって感じで特に専用線の類はなかったという感じか。

https://www.gsj.jp/data/bull-gsj/14-04_03.pdf
福島県会津郡只見町黒沢石膏鉱山
武司 秀夫
『地質調査所月報』(第14巻・第4号)

福島県会津地区の石膏鉱床を主として石膏鉱床に伴なう粘土化作用について,粘土化作用を主体として調査を行ない,すでに,会津若松市内の朝日鉱山・石ヶ森鉱山,会津盆地北縁の与内畑鉱山・黒岩鉱山,猪苗代湖東岸の安積鉱山の5鉱山において調査を行なつたが,今回は南会津郡の黒沢鉱山について調査を行ない,その粘土化作用の性質を検討したので以下それについて報告する。

黒沢鉱山は福島県南会津郡只見町にあり…只見川の上流で,伊南川との合流点より,約500m下流に下った只見川の右岸にある。

交通は…川口駅から田子倉まで電源開発株式会社の専用鉄道があるが,調査当時(昭和34年8月)にはまだ一般には利用されていなかった。

鉱石は採掘現場より,索道で只見川左岸の積込場に送り,トラックで川口駅まで約35kmを運ぶ。当地方は有数の積雪地帯であるが,除雪作業を行うので,トラックの輸送にはさしつかえない。

7.3 従業員
職員 16名   鉱員 60名

7.4 出鉱量
昭和34年度は大体 石膏700t/月,硫化鉱100t/月。選鉱能力としては約200t/月の設備を有している。

7.5 売鉱先
石膏は全部セメント用に使用され,おもな売鉱先は,磐城セメント,秩父セメント,大阪窯業セメント,敦賀セメントである。

639とはずがたり:2023/02/15(水) 15:26:09
生コンの値上げが止まらない、露呈した商習慣の課題にメス
星野 拓美 日経クロステック/日経アーキテクチュア
2022.11.10
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00190/103100002/?n_cid=nbpnxt_twad_2211_009&twclid=2-7di7kp7x0d7v9yo8agt51tuyj


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