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鉄道貨物輸送研究スレッド

472荷主研究者:2006/10/26(木) 23:43:38

【アサヒ飲料:鉄道、海運両面でのモーダルシフト加速】
http://www.furunosystems.co.jp/it_news/news_05_06_3.html
FURUNO WIRELESS NEWS 2005年6月7日配信
アサヒ飲料が鉄道、海運両面でのモーダルシフトを加速 トレーラー利用拡大にともない商品の積み付け方法も変更

アサヒ飲料が鉄道、海運両方を活用したモーダルシフトを加速させている。

同社は3年ほど前から本格的に鉄道によるモーダルシフトに取り組み、成果を上げてきた。鉄道シフトはまず500キロメートル以上の長距離輸送をメインにシフトを実施。国土交通省の「環境負荷の小さい物流体系を目指す実証実験」にも認定された31フィートコンテナを活用した明石工場〜関東地区間の鉄道シフトは開始当初、1日4往復だったものが現在は2倍の1日8往復まで拡大している。31フィートコンテナの利用は今年夏頃をメドに明石工場〜福岡間でも始める予定で、コンテナの空き状況をみながら12フィートコンテナからの切り替えを進める。さらに同社はこれまでの長距離輸送の鉄道シフトに加え、中距離でも鉄道シフトを開始することを決めており、東京〜仙台間、静岡〜関西間での鉄道利用を検討している。

鉄道利用に加えてフェリーやRORO船を活用した海運シフトも拡大している。海運による無人航送拡大のため、従来の増トン車利用からトレーラー利用へ切り替えを実施。東京〜福岡間でのトラック輸送は昨年まで全数増トン車利用だったが、1月からはトレーラーに順次切り替えている。

トレーラー利用拡大に併せて、商品の積み付け方法も従来方式から変更。従来までの増トン車では制限があった貨物重量もトレーラー利用ならば積載重量には余裕が出るため、トレーラー内のスペースを効率的に活用した積み付け方法に変えている。3月下旬には缶コーヒーの積み付け数量を従来までの1パレットあたり100ケースから110ケースへ、ペットボトルも商品の形状ごとに1パレットあたり40ケースから50ケースと1パレットあたり52ケースから60ケースにそれぞれ積み付け方法を変更した。

今後も福岡〜明石間などのグループの拠点間輸送でトレーラーを使ったフェリー輸送を拡大する予定。最終的にどの程度までトレーラー化するかは未定だが、まずアサヒ飲料で実施した後、良好な結果がでた場合はアサヒビールグループの拠点間輸送にも拡大するという。

また現在、同社が新しい取り組みとして検討を進めているのがエコライナーを3点間で利用する三角輸送だ。2点間輸送ではダイヤの関係などから困難なエコライナーを3拠点間でラウンド輸送するもの。

実施区域として具体的な構想を進めているのが明石工場〜北陸地区〜関東地区間。明石工場から金沢の食品各社共配センターまでをエコライナーで混載して鉄道輸送した後、金沢共配センターから北陸工場まで空コンをドレージ輸送。北陸工場で缶コーヒーを積み柏配送センターへ鉄道輸送後、さらに柏配送センターでサイダーなどを積み、明石工場に鉄道輸送する。

この計画に先行する形で明石工場〜金沢センター間での不定期輸送をまず実施する見込みだ。ただ、エコライナーを使った3点間の鉄道輸送では「通運会社全体としてみれば収入が増える話なのに、支店単位で見ると発地と着地の支店での収支に差がでるため、交渉がやりにくい」(アサヒ飲料の藤原慎二SCM企画グループリーダー)といった、これまでにはあまり表面化してこなかった通運特有の問題も出てきているという。アサヒ飲料としてはできるだけ早い時期に3点間のラウンド輸送をスタートさせたいため、現在は来年初めをメドに関係各所との調整を進めている。

同社は10年までには売上ベースで見た場合、約40%を鉄道や海運に切り替える計画を立てている。将来的にはトラック輸送の割合と鉄道、海運輸送の割合を半々まで拡大する計画を固めており、今後もモーダルシフトに積極的に取り組む模様だ。

カーゴニュース 第3410号
http://www.cargo-news.co.jp/


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