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鉄道貨物輸送研究スレッド

1549荷主研究者:2012/12/30(日) 02:16:30

JR貨物労組のwebサイトによると2013年3月ダイヤ改正で、鵜殿と羽前水沢がORS化されるとのこと。北越紀州製紙㈱と水澤化学工業㈱の専用線は休止状態になるか、廃止されてしまうのだろう。残念である…。
http://www.jrfu.net/index.php?id=24

確かに両駅とも取扱量は決して多いとは言えない。羽前水沢駅は酒田港駅までのトラック輸送は全く問題無い距離だろう。むしろ濃硫酸などのタンク車輸送が廃止された時点で専用線が廃止されなかったのが不思議なくらいかもしれない。

鵜殿駅の場合は、紀勢自動車道の延伸が進んでおり四日市駅までのトラック代行を決断する環境が整ってきたということか。
そもそも紀州製紙は、1998年時点で船20%、鉄道20%、トラック60%という輸送比率だった(『紀州製紙50年のあゆみ』)ので、鉄道貨物輸送への依存度は決して高いとは言えない。
また鵜殿駅の貨物取扱量は約6万8千トン(2010年度)で、専用線を維持できる目安の10万トンを大きく下回っていた。JR貨物としては運行コストを考えるとORS化という判断をしたのであろう。

しかし結果として、北越紀州製紙はORS化を見据えて下記のように↓船舶輸送への依存度を高める判断をした。結果的には鉄道コンテナの輸送量は更に減ることが予想される。まぁ年間数億円の物流費削減が見込まれるというならば荷主として当然の判断かもしれない。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820121218cbai.html
2012年12月18日 日刊工業新聞
北越紀州紙、和歌山・新宮港に倉庫−物流コスト削減

 北越紀州製紙は物流コスト削減を目的に、和歌山県新宮市の新宮港に資材や製品などを保管する倉庫を設置する。2013年2月の完成予定で、総投資額は約10億円。情報用紙や特種塗工紙といった製品を生産する紀州工場(三重県紀宝町)向けの物流拠点となる。新倉庫の設置により、年間数億円の物流費の削減を目指す。

 紀州工場ではコンテナを使って製品を鉄道輸送している。物流の効率化に加え、運行中の貨物線のダイヤ見直しにより、既存の物流拠点が利用しにくくなる可能性がある。そこで新たに物流倉庫を設け、一部の輸送を船便に切り替えることにした。

 新宮港の隣接地に敷地面積約1万7000平方メートルの用地を確保。パルプや薬品などの資材を保管する資材倉庫と、紀州工場で生産した製品を保管する製品倉庫を設ける。


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