科学誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』の2013年10月版に掲載された、
イリノイ大学の研究によると、所得の低い家庭で育った子供は、ネガティブな大人に育つ。
研究では、24歳以上の人たちの脳を調査。
9歳のときに両親の収入が低かった人では、大人になったときに、
不安や恐怖やネガティブな感情に関与する脳領域が通常よりも活発だった。
その一方で、前頭前皮質などの領域は通常よりも鈍感だった。
同大学の過去の研究では、鬱病、不安症、突発的暴力性、薬物依存症、などがある人の多くは、
前頭前皮質の活力が鈍いことが発見されている。