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門について

2：灰人＠スキゾキッズ：2016/01/25(月) 22:17:37 ID:kHfaP6Ak: 「羊と狼の性格と門番」　カフカ「雑種」参考
愛の不足した愚人は、半分は従順さを意味する羊、半分は反抗的な＜狼＞という変な性格の存在だ。以前は狼というよりはむしろ羊だった。
小学生にすら見下されているかもしれないキモい表現をしたり、劣悪な反応が科学警察に公表されているようだった。
どうしてこんな奇妙な人間がいるのか、どうして外出先で著名人とお会いできる機会を与えられているのか、集団の＜es＞という存在はどこの集団にもいるのか、以前に同じような待遇を受けた一般市民はいたのか、プライバシーを軽視された強制され様々な秘密を暴かれる事や罵倒語などでどれほどの記憶力の喪失などが生じているのか、さびしがらないのか、本とノートとスケッチブックとペンと音楽があれば満たされるのか、といった調子で眺めている人もいるのかもしれない。
彼らは表現がキモい人にはいちいち答えたりせず、あれこれ直接本人に説明せず、人々に愛の不足した愚人の私生活を閲覧させその評価をゆだねて民主的な決議をし、都合の悪い問いには沈黙をもって答えるくらいのようだった。
感情を荒げて「おまえは黙っとけ！」「俺たちに都合の悪いカッコいい表現はするな！」と、愛の不足した愚人に対して間接的に言う人達もいるようだった。
人間らしい愛情を持った目で、静かに真剣に見つめる人もいるのかもしれない。
愛の不足した愚人が表現して実況板を見る直前に、ある先生と思われる人は「a」「g」と残した。
愛の不足した愚人に友や仲間といったものはどのくらいいるのかわからないが、ひきこもりを自称しながら外出可能な人は数十万人日本にいるのかもしれない。
愛の不足した愚人は、血を分けた兄弟からも地元に戻ってくる予定がある時も、「見舞いに行かない」と言われる程、好かれていないようである。
決して常人では一人で抱えきれない悩みを相談するメールを出しても、無返答で返ってくる事もあるようだ。
性格的には羊と狼ではまだ不足で、さらには自己否定的に「共同幻想の門の門番」であることさえある。
ふと父の眼を見ると涙を浮べているのが見える、周りの他者からも。
私は愛と承認に関する言葉で涙を流す事があった。羊の従順さと狼の闘争心と人間らしいやさしい心を持っていた。
どうやらドライな愛を持っている時の狼の分と、ウェットな人間の分と、まるで別個の胸騒ぎを覚えるらしい。
「私は愛の不足した愚人の一生を見届けることになりそうです」と何者かは言った。

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