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ハチに関する話題
1
:
たてき@管理人
:2015/09/15(火) 00:54:54
このスレは最近関心の高い農薬とハチの関係について議論するスレです。
33
:
名無しさん
:2016/11/18(金) 06:38:44
マイケル・ノートンさん(欧州科学アカデミー諮問委員会 環境プログラムディレクター)
· 農薬に賛成、反対どちらの団体にも所属していない。科学者の立場で話す。
· ネオニコは欧州でも広く使われているが、被害も報告されている。2013年にEUで規制されてからも科学的調査・議論が続いている。
· EASAC・・・EUに加盟する29国の各国立科学アカデミーのメンバーから構成。政府意思決定者にむけて、科学的分析・助言を行なう独立組織。持続可能な農業を行なう上で、特に重要な生態系サービスを生み出してくれる生態系・生物への影響に注目して詳細なレビュー・研究を行なうことを決めた。そして、13人の専門家集団を選出した。マイケルさんはその一人。
· EASACから昨年4月レポートが出された。学術論文300本を解析し、様々なデータソースから研究した。これからその報告を行う。
· 生物多様性は多くの経済的価値があると試算(天然の防虫防除システム地球全体で36兆円、土壌形成3兆円、花粉の送粉2兆円)
· ミツバチの巣の崩壊は1年で10%以上増。
· ミツバチは他のハチに比べて、環境変化に強い。他のハチはもっと弱い。つまり、生態系を考えるにはミツバチの保護だけでは不十分。
· 自然の生態系サービスに関わる昆虫は全て大幅に減少している。
· 農地の生物多様性を回復・維持することが、EU政策の重要な目的である。
· ネオニコは数%が植物に残り、95%は土壌や水に流れ残留する。
· 結論。「致死量に達しないまでも、悪影響が出る」というネオニコの影響は存在する。また、非常に低い濃度でもウィルスの活性化など、深刻な影響をもたらす場合もある。
· 必要以上に「とりあえず」農薬を使う、というのはEUのIPM(総合的病害虫管理)の原則に反している。農薬使用は最後の手段であるはずなのに、最初の手段になっている。
· レポートにより、ニューヨークタイムズ等、世界のメディアが反応した。
· フランスでは2018年頭からネオニコ使用が禁止となる。
·ネオニコの承認を受けたのは15年くらい前。当時、害は低いと言われていた。しかし、ネオニコのほとんどは土壌に流れる。しかも残留性が高いので、土壌への害は年々大きくなる。だから現在の残留濃度は当時に比べてかなり高い、つまり害も増えている。
· ナメクジはネオニコの耐久性が高い。ネオニコを使用した事により、かえってナメクジの被害が増えた例もある。
学習会を受けて
ネオニコチノイド系農薬の恐ろしさについては以前から勉強していたが、現場の養蜂家と科学者の立場から話を聴いて、新しい情報を得る事ができた。科学的根拠によりEU はネオニコ禁止に舵を切った。日本はどうか。世界では非常識の残留農薬基準、生態系や人体に与える影響を考えようともしない。ちょうど今日、アメリカ大統領選挙の投票が行なわれている。TPP協定の下では、現在のゆるい規制ですら撤廃される可能性がある。
34
:
名無しさん 2
:2017/07/17(月) 09:58:55
信濃毎日のweb(2017年7月15日)に、
「ミツバチ大量死の実態は 農薬被害の把握にずれ」とあった。
記事によると、県養蜂協会(長野市)が農薬原因の恐れのあるミツバチ大量死を、
2012〜16年度(5年間)に県内9市町村で15件把握と14日に分かる。
県の13〜16年度の把握は計2件にとどまり、行政が認識してない被害が
起きていたかもと。養蜂家が農家との関係に配慮して行政に
知らせないケースもあるのではと、正確な調査の必要性を指摘する専門家達。
判らないのは専門家達ですね。
そして県や国の指導による蜜蜂被害調査結果が実態と異なるようであれば
こちらがより大きな県側の問題では・・・・長野県の被害報告は0件、0件、2件
そして0件の4年間ですから2件と言っても15年だけの報告であった。
35
:
名無しさん
:2017/07/18(火) 07:17:47
農薬でミツバチが死ぬか被害があるかは、ミツバチを農薬をかけた植物のあるゲージの中で
飼育し、どんな影響が出るのか調べたら分かりそうなものですが、それは出来ないものなの
でしょうか?
36
:
名無しさん
:2017/07/18(火) 22:04:21
ネオニコ系農薬は蜂に特異的によく効くんだわ。
施設園芸でこんなの撒いたひにゃ3ヶ月は交配不確定。
あかんぜよ。
37
:
名無しさん
:2017/07/19(水) 19:08:12
ミツバチが全滅する様な農薬をなぜ許可したのかな。
38
:
名無しさん
:2017/07/23(日) 09:41:05
>>37
全滅するのですか?
影響がある場合があると聞いたけど・・
39
:
名無しさん
:2017/07/24(月) 07:22:29
>影響がある場合があると聞いたけど・・
どんな影響が、どんな条件の時にあるのですか?
40
:
名無しさん
:2017/07/24(月) 14:40:35
>>39
直接、接触的に暴露したり、餌に混ぜたり・・。
その場合、影響のある濃度から、
影響のない濃度まで、あったと思います。
やはり高濃度の方が影響が強い。
41
:
名無しさん
:2017/07/26(水) 23:05:54
ミツバチの減少は農薬の影響ですか?それとも農薬以外の影響ですか?
42
:
名無しさん
:2017/07/27(木) 10:43:19
>>41
色々と試験をしているようですが、まだ
はっきりとはわからないのではないでしょうか。
また、全体でみると、ミツバチは減っていません。
複合的な要因を解明するのは至難です。
43
:
名無しさん
:2017/07/28(金) 17:35:14
>42
では、金沢大学名誉教授の山田敏郎氏のネオニコチノイド系農薬影響説は
間違いの可能性が十分あるって事ですね。
44
:
名無しさん
:2017/08/05(土) 23:14:56
>>43
山田先生のご専門は、蜜蜂でも、ネオニコチノイドでもありません。
濃度の高い農薬を餌に混ぜて与えれば、大なり小なり影響があると言った
試験であったと思います。
専門家が、山田先生の試験の意味を書いていますよ。ダメだって!
45
:
名無しさん
:2017/08/09(水) 21:41:53
>44
そんな雑な試験を恥ずかしくもなく出来るものですね。そんな試験なら
ミツバチ以外でも影響がでそうだ。
46
:
名無しさん
:2017/08/11(金) 22:28:42
>>45
本人は雑だとは思ってないのかも。
試験計画と設計のポイントがずれているのですよね。
きっとハザードしか念頭になくて、
リスクやベネフィットとのことなんかは
論外になっているのではないでしょうか。
環境関係の試験では、よくある間違いです。
スポンサーも居るわけでしょうしね。
反農薬団体ならまだしも、
それが環境省なら、そんなことはないでしょうが、
反逆的政策になりかねないと思う。
笑ってしまうわよ。
47
:
名無しさん
:2017/08/18(金) 21:29:57
ネオニコチノイドは女王バチの新コロニー形成を妨げるブックマーク
Nature Ecology and Evolution
2017年8月15日
Neonicotinoids hinder queen bees forming new colonies
Nature Ecology and Evolution
一般的なネオニコチノイド農薬に曝露されたマルハナバチの女王バチは、新しいコロニーを形成する能力が低く、そのことは野生個体群の崩壊につながる可能性があるという論文が、今週オンライン掲載される。
ネオニコチノイド農薬は農業で広く使用されているが、近年、それは実験室での研究でも野外試験でもハチ個体群の衰退と関係付けられ、EUはその使用を凍結することとなった。しかし、ハチの個体またはコロニーに対するネオニコチノイドの有害な作用と個体群レベルの衰退との関係は、いまだ十分には理解されていない。
Gemma Baronたちは、セイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)の女王バチを、野外で実際に使用される量のネオニコチノイド「チアメトキサム」に曝露した。その結果、新たなコロニーを形成するタイミングが変化し、産卵する女王バチの数が26%減少したことが明らかになった。次に、数理モデリングを用いて、この26%の減少が個体群全体に与える影響を予測すると、大規模なチアメトキサムの使用後に個体群が崩壊する可能性が28%以上あることが分かった。
コロニー形成はハチの生活環の中の重要な段階であり、今回の結果は、この段階がネオニコチノイドの悪影響に対して特に敏感であることを示している。研究チームは、今回観察された産卵の減少が野外でのコロニーの繁栄と個体群の動態に与える長期的な影響を調べるため、さらに研究を進める必要があると述べている。
48
:
名無しさん
:2017/08/29(火) 22:36:21
日本経済新聞
蜂蜜やミツバチ、広がる農薬汚染 9都県で検出
2017/8/28 12:26
日本各地の蜂蜜やミツバチ、さなぎが、ネオニコチノイド系農薬に広く汚染されているとの調査結果を、千葉工業大の亀田豊・准教授(環境化学)らのグループが28日までにまとめた。東北から沖縄の9都県で集めた73サンプル全てで検出され、蜂蜜では6割超で国の暫定基準を上回った。
蜂蜜は日常生活で食べる量であれば、人の健康にすぐに影響が出るレベルではないという。
ネオニコチノイド系農薬は、各国で多発するミツバチの大量死や群れの消滅との関連が指摘される。亀田准教授は「農薬によっては48時間でミツバチの半数が死ぬとされる濃度を超えていた。野生のミツバチからも高濃度で検出され、既に影響が出ている可能性もある」と指摘する。
49
:
名無しさん
:2017/08/30(水) 10:54:38
>>48
暫定基準は残留基準のことですか?
見直しは進んでいるのでしょうか?その結果でも上回る見込みなの
でしょうか?
50
:
名無しさん
:2017/08/30(水) 19:56:30
ネオニコチノイド系農薬ではちみつに残留基準があるのはアセタミプリドだけ。
それ以外は0.01ppmで規制されるね。暫定基準ってのはこれのことかな。
農場で直接かかったり花の蜜と一緒に摂取したりして巣に持ち帰ってることはありうる。
主流が有機リン系からネオニコチノイド系に代わって、毒性が低くなったがために、
ミツバチは巣に帰れる程度には生き延びれるようになったから蜂蜜に残留するようになったとも考えられそう。
51
:
名無しさん
:2017/10/07(土) 08:54:00
毎日新聞(2017年10月6日)より:
愛媛県大洲市で、電動車椅子の女性(87)がスズメバチに約150カ所を刺され、
死亡していたことが6日、消防への取材で分かった。
市内の福祉施設で通所サービスを受けた帰りで、
付き添いの職員も救助できず、車椅子に座ったまま約50分にわたり
刺された。職員も刺され、軽いけが。
52
:
名無しさん
:2017/10/07(土) 08:56:32
>>51
50分にわたり刺されたとは、凄く執拗な蜂の攻撃ですね。
自然の攻撃は、容赦ない、と言うより必死ですね。
怖いですね。恐ろしいですね。
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