ʕ•Ω•ʔ「どうすりゃいいんだ…」

1：風吹けば|｀°Ο°´|：2016/05/19(木) 01:25:27 ID:tjhlpVbg0: 本拠地、パン板で迎えたおんJ戦
先発パン松は何者かによって荒らされ、ヘッドラインも勢いを見せず惨敗だった
板に響く住人のため息、どこからか建つ「パン板終わったな」のスレ
無言でスレを消し始める削除人を見ながら、パン板の影の支配者パは独りベンチで泣いていた
侵略で手にした土地、名声、人気、そして何より規制されていったパン板の住人・・・
それを今のパン板で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」パは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、パははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってスレたてなくちゃな」パは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、パはふと気付いた
2：風吹けば|｀°Ο°´|：2016/05/19(木) 01:26:05 ID:tjhlpVbg0: 「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」
ベンチから飛び出したパが目にしたのは、Food板まで埋めつくさんばかりのお客さんだった
千切れそうなほどに食パンが振られ、地鳴りのようにフジパンのCMが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするパの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「パ、発酵の時間だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったパは目を疑った
「パ・・・パン松さん？」　「なんだスマホ殺し、居眠りでもしてたのか？」
「パ・・・パンにゃんさん？世代交代したはずじゃ…」　「なんだパ、かってにパンにゃんさんを引退させやがって」
「パンキー・・・」　パは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番：|　・`ω・´|　２番：(p・A・n)　３番：ʕ•Ω•ʔ　４番：|｀°Ο°´|　５番：/ ∇_____i_____　６番：|｀°Ο°Ο°´|　
７番：(p・.・n)　８番：J(pOaOn)し　９番：∥｀・ー・´∥　　　　　　　　　　　|｀°Ο°´|
暫時、唖然としていたパだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には麦ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
中根からイースト菌を受け取り、パン板へ全力疾走するパ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、文字化けされたパが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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