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ファティマの聖母

6カトリックの名無しさん:2024/05/13(月) 10:48:31
2、三位一体と聖母の出現 >>1-5 >>5よりつづく

 1929年6月13日深夜11時、ルシアの前で聖堂が明るく照らされて
天井まで届く光の十字架が祭壇の上に現れた。
永遠の聖父が十字架の上部に見え、その胸には光の鳩があり、
十字架にはイエズス・キリストが磔になっている光景が見えた。
キリストの脇腹から腰にかけて血が滴り落ちホスチアを通してカリスへと流れていた。
十字架の右腕側の下には聖母がいた。聖母はルシアに伝えた。

「教皇が全世界の司教と共同で、私の心にロシアを奉献することを神様に願う時が来ました。
このような方法によってロシアを救うことを、神様は約束して下さいました。
私に反抗した犯した罪の為に、神様の正義が断罪なさる魂があまりに多いのです。
ですから私は、償いをするよう願いに来ています。この意向の為に、償いをして、祈りなさい。」

 1930年5月29日にルシアが自身の司祭に認めた書簡によると、
教皇が荘厳かつ公の償いの業を以ってロシアをキリストと聖母の御心に奉献し、
全世界の司教にも同じことを命じた場合にのみロシアは回心し世界に平和は訪れる、
と伝えられたとする。
ロシアの奉献がなければ神は救わない理由として、
聖母の御心の勝利として教会史に記録がされれば聖母の御心への信心が
キリストの聖心に並ぶ信心として世界に広まっていくだろう、
とキリストが願った、ことが挙げられている。

4、ローマ教皇の奉献

 この聖母の要請に基づき、教皇ピオ12世は1942年10月31日に
ファティマの出現25周年終了を記念してラジオによるポルトガル国へのメッセージの中で
教会と全人類を聖母の汚れない御心に奉献した。
ピオ12世は1952年7月7日に使徒的書簡「サクロ・ヴェルジェンテ・アンノ」を出して
「ロシアの人々」を聖母の汚れない御心に奉献した。
教皇パウロ6世は1964年11月21日の第二バチカン公会議終了に際し、
聖母の御心に人類を委ね聖母が教会の母であることを宣言した。
教皇ヨハネ・パウロ2世は、1982年5月13日ファティマで、1984年3月25日にローマで、
1991年5月13日にファティマで、世界を聖母の御心に奉献した。
前2回は全司教一致で行うように世界中のカトリック教会へ呼びかけた。

5、有効性

 これらは、ロシアではなく世界や人類が奉献されていたり全司教一致しておらず
1929年の聖母の要請と完全に一致しているとは言えなかった。
そのためにルシアは、少なくとも1984年までロシアの奉献は成就していない、としていた。
現在でもロシアの奉献の認否についてカトリック教会内で意見は分かれ、
未だに奉献は済んでいないとする人達も存在する。

 1930年、ルシアは以下のような啓示をキリストから受けた。

「あの人達は私の願いを聞き入れてくれなかった。
彼らはフランス王のように後悔するが、もう遅過ぎる。
ロシアはその誤謬を既に世界中に広めていて、
戦争と教会の迫害は止まることを知らないだろう。
教皇も多いに苦しむことになる。」

 1936年5月18日、ルシアはゴンサルヴェス神父に宛てた書簡の中で
「教皇の為に沢山祈りなさい。彼は聞き入れてくれるだろう。
しかし、その時にはもう遅過ぎるだろう。
それでもマリアの汚れない御心は自分に委託されているロシアを救うことになるだろう」
とキリストから啓示を受けた、と記している。>>7へつづく


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