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交換小説スレ
1
:
あの男
:2016/10/06(木) 23:22:30 ID:P5uMtoZg
やっぞ
>>2
からスタート
169
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:48:17 ID:wn0s58CQ
黄金の鉄の塊で出来た鋼鐵の鎧(金属で出来ている)を身に纏いし大老卿(エル・ドラド)は、吠與に顔面を正対(む)ける。
「さて、君は――吠與驚異君――だったかな? 君の叔父は元気にしているか?
――彼に銃整備(ガンスミス)の基礎を教えたのは金者(わし)だ――」
「叔父(おじ)さんは…消息不明です。恐らく死にました。現在吠與一族で生存しているのは僕と義姉の什麼(インモ)だけです」
「そう――か――要らぬことを聞いてしまったな――すまなかった――」
「いえ、全然…」
好々(りかいある)爺(かれ)はこれ以上聞くまいと最思量(おも)ン大開闢(パカ)った。
私窩子乍(しかしながら)、だ。吠與の顔面から3 o'clock high(三時方向、要するに右)半分に#000000(JET-BLACK)在り。
来週(ここ)から過去編突入か――!?
否――
170
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:48:41 ID:wn0s58CQ
「閑話(はなしを)休題(さえぎる)ようですまないが、早速、訥言敏行(ほんだい)に移る。是(これ)を尋花問柳(み)てくれ」
739とマルマルはグラサン型記録装置から映像を取り出し、複数の監視モニターにそれを展開した。
小型ながらも学園都市サウザンドリーフで南征北伐(たたか)ってきた様子が鮮明に映し出されている。
「鳴咫尺(なるほど)――贋作(イミテーション)同士の蠱毒合体(フュージョン)――か――
人類識別番号計画の完遂に向け急速に進行し始めたか――我々に残された時間はあまり無いのかもしれぬ――
少なくとも個々が対峙してまともに勝てる相手ではなくなっておる――」
そのために、と739は話を切り出す。
「休(さて)、ここで各自各々に烙印(やど)っている座標能力(トポロジー)について死灰独不復然乎(さいかくにん)しておこう。
まずは吠の技(トポロジー)、『迅雷放銃(イナズマッシュ)』からだ」
171
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:49:10 ID:wn0s58CQ
「ふむ――映像を解析するに――驚異君の固有座標能力(トポロジー)は”複製”だな――それもオリハルコン製限定の――」
「オリハルコン製…限定…?」
「君が手から取り出しているのはオリハルコン製のセミオート式散弾銃『サイガ12S EXP-01』――
金者(わし)が嘗て君の叔父に渡した着火(ブツ)だ――」
「叔父さんが持っていた銃…ですか?」
「それが何故君の手から出てきているのかは分からぬ――が、しかし――
複製の能力が過去の記憶に大きく影響を受けるのであれば――
或いは――構築物の分解及び潜在的な内部構造の理解か――」
老躯は衝突衝突(ぶつぶつ)と一齣呟きながら部屋の奥へと行き、何やら書棚から一冊の本を取り出してきた。
172
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:49:54 ID:wn0s58CQ
「驚異君――これを持っていきなさい――空いた時間に眼光紙背に徹す(よ)んでおくと良いぞ――
世界中の解剖学が一手にまとまっておる――」
「その本は…! 奇書、『ヤサジン』――分解と構築の歴史。解剖学では古典的名著の一つとして数えられる。
人体、生物、銃器、発動機、全世界のあらゆる内部構造が挿絵を交えながら懇切丁寧に描かれている。
タイトルは古代オデュロン語で「これは写すべき」の意…です!」
「か、解説ありがとう、三郭山君…」
私窩子(しかし)、吠與には現時点ではまるで説明不足大脳(りかいができなか)った。
この稀覯本を渡された真意とは――?
「そして、田丸君――君にはこれを託そう――」
「なンだこれ?」
173
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:50:27 ID:wn0s58CQ
「これは、オリハルコン製の拳鍔(ナックルダスター)――所謂、メリケンサックという俗称(ヤツ)だな――
君の速拳(ラピッド・ファイア)は映像を見る限り――どうも、ただ速く動いているだけには見えぬ――
対象のオリハルコンの磁場をターゲットに瞬間移動したようにも思える――」
「はァ…?」
「嘗て――彼国に於いて護国卿に就いた国家魔術師が居た――
自ら構築した術式によって振り上げられた握拳は必ずその賊軍を貫くと云われた――
その帝国軍人の大虐殺(な)は――”クロムウェル”、と――
――まあ、とにかく装備しておくと良いだろう――固有座標能力(トポロジー)の真価が発現するかもしれぬ――」
「お、おう。有難く受け取っとくぜ。その、クロム…何とかも憶えとくわ。
…つかよォ、さっきからじいさンの言及(い)ってるオリハルコン、オリハルコンって…一体何なンだ?」
「ああ――まさに――”それ”だよ――」
「…ぁ?」
174
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:50:57 ID:wn0s58CQ
「オリハルコン――君たちの使う固有座標能力(トポロジー)は全てこの金属、『オリハルコン』に関係している」
「どういうことです?」
「739(ナサク)君――君は理解しているね?」
「当然把握(ああ)…俺の固有座標(トポロジー)、『一別雨ノ如死』(ヴァニタス・ヴァニタートゥム)は
対象が邂逅する機会を永久に消滅(うしな)う座標運命操作能力。
…これを居敬窮理(せいかく)に言い換えるならば、オリハルコンの磁場方向を変える能力だ。
磁石の同極同士を想像すれば容易いだろう。適用されるのはオリハルコン製の物体に限定される」
「オリハルコン限定の座標運命操作能力…!?」
「いや、待て待て…そーだとしてもよォ、
仮に列車がオリハルコン製だったからダイヤを変えたってのはまだ五割理解(なんとなくわ)かンだけどよォ…
あの九傘男(クソやろう)にも能力が効いたのはどういう理屈だァ?」
「それは斉東野人(やつ)の躰がオリハルコンで完全構成(でき)ているからだ」
「は?」
175
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:51:20 ID:wn0s58CQ
「田丸君、君にはまだ説明不足だったか――
座標固定されるものは皆オリハルコンとなる――人類識別番号計画の根幹となる仕様だ」
「そして、座標固定を逃れた俺達のような欠陥座標(アントポス)の識別番号(ナンバー)は
固定されずとも皆既に躰の細胞が隅々までオリハルコンに疑似餌(おきか)わっているということだ」
「なン…だって…? そいつァ先代未聞(はつみみ)だぜ…俺ァ金属だったの…か…?」
「それも全てある一人の科学者から始まっている――
その人物は、狂科学者(クリミナル・ウィザード)と呼ばれている――
そして、彼が創造った数学史上最大の難問――それが――OH(オンドルーン予想)だ」
「O…H(オンドルーン…予想)?」
176
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:51:37 ID:wn0s58CQ
「OH(オンドルーン予想)…数学界における未解決(ミレニアム)問題の一つですね」
「履修済(し)っているのか!? サンカクサンカク!」
「ええ、当然ですよ。この問題に挑んだものは皆発狂し、自我を保てなくなる。有名な話です。
私もこの難問についてはいつか生涯を賭して挑戦してみたいと思っていたところですが…」
「そのOH(オンドルーン予想)こそが君たち――
いや、我々人類にとって密接に関係する計画――人類識別番号計画と繋がっている」
「ええっと…? 話を整理すると、つまり、狂科学者(クリミナル・ウィザード)という人物が
OH(オンドルーン予想)と贋作(イミテーション)を創造した人物であり…
人類識別番号計画を企てているってことですか…?」
「ああ、そうだ――贋作(イミテーション)が何故人類に識別番号を与え、座標を固定するのか――
その真意は創造した本人(クリミナル・ウィザード)にしか分からないが――
金者(わし)はそれが”来る日”に備えるための防衛システムなのではないかと思っている――」
「どういうことです?」
177
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:51:58 ID:wn0s58CQ
「彼(クリミナル・ウィザード)はOH(オンドルーン予想)を導き出し――
恐らく終末を算出(し)ってしまったのだろう――
隕石の衝突か――何らかの人類滅亡のシナリオが――」
「それで人類滅亡の日までに全人間を最硬金属(オリハルコン)にしちまおうってェのか!?」
「実(げ)に――まだ憶測の域ではあるがな――」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ…話が壮大過ぎて脳(りかい)が追い付かないのですが…」
「ああ、それと――更にもう一つ重要なワードがある――OH問題に挑んだものは皆――
発狂する直前に”ある言葉”にたどり着いている――それが――『ビヨンド{悲願
不和音(ブゥワアアアアアオオオオオオオオオオン)!!!!
178
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:52:22 ID:wn0s58CQ
「あ? なンだこのクソうるせェ警報音(=シャッタップ・ビーパー)は」
「まずい――何者かの侵入者だ――もうここも長くは持たん――早く次の場所へ行け――」
「次の場所と言及(お)っしゃられても…何処に?」
「『呻く運命(UNDER GROUND REVOLVER)』という者と邂逅(であ)うのだ――
彼は贋作(イミテーション)を創造った狂科学者(クリミナル・ウィザード)を知る数少ない人物であると言われている――
彼の捜索は困難を極めたが――どうやらある地下闘技場に毎年出場しているらしい――
君たちも地下闘技場にエントリーし――どうにか勝ち進んでくれ――それ以外で邂逅する手段は無い――
場所は城塞都市、帝都”ボース・カントリー”の『カントリー・スキル・パレス闘技場』だ――
さあ、今すぐこの裏口を使い落城(ここ)から出るのだ――」
「…じいさん、死ぬンじゃねェぞ?」
「無礼(ナメ)るなよ?――金者(わし)は第四族元素の専権支配者――『キン=ゾック卿』、だ――随分と南山不落(かた)いぞ?」
179
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:52:48 ID:wn0s58CQ
マルマル一同はその意図を汲み、僅かに口角を上げたまま古老を背に間もなく発った。
苦虫もまた、意味もなく歯間から漏れ出す僅かな光を求めた。何れ擂り潰されることも露知らず。
刻を同じくして、塁壁(クリストファー)は神砕(うちぬ)かれた。侵入者の位置、残り――2mッ!?
「三千大疑問世界(おか)しい――贋作(イミテーション)にしては侵攻が餘りにも疾すぎる――!?
これは一体――誰だ――!? ――――――否(いや)」
老い人は認識(し)っていた。その顔を。懐かしさすら――
「――骸架の三『浮岩沖天』」
180
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:53:06 ID:wn0s58CQ
跳躍。
『I(清)』
頭上…脚?
『am(掃)』
墜。
『done(完)』
形を拒絶する。
『erasing.(了)』
破壊(パカァ)。
裂(避)ける音。金地を熨(なめ)す。
正中を滑(なぞ)る大気の痣哂い遭い。
因って死、ぬか…
181
:
あの男
:2023/12/16(土) 13:53:22 ID:wn0s58CQ
さて、老人はただ脊椎骨を露出しただけの孑孑(し)たいになった。
否、少し慮(ばか)り意識はある、か……
「お主は――確か――彼のお孫さんだったか――」
「――彼をOH問題に導き――彼ら研究者達を狂わせ――
家族を死へと追いやったのは金者(わし)だ――本当にすまな――かっ――――」
土着(ドチャッ)。
ふう、と女教師は息を吐瀉(は)いた。
「……Eat humble pie(=今更謝)ったところで A drop in the ocean.(=何の意味もない)わ。」
「さて、彼らを教室へ連れ戻さないと」
「だって」
「担任だもの」
182
:
筆舌尽くし男
:2023/12/16(土) 13:53:49 ID:wn0s58CQ
執筆前に実況スレとサバイバーズギルトを思い出させてくれて『ありがとう、助かったよ…”壁”のおかげだ』。
私窩子乍(しかしながらだ)、オリハルコンが突如として頻出したのは彼らの能力について辻褄を合わせるためである。情けない…咄。咄。
――――以下、用語説明――――
【オリハルコン】:この世で最も硬い物質。とある狂科学者も文字通り喉から手が出るほどに求める逸品である。
【人類識別番号計画】:人間に識別番号を与え、座標固定する計画。その計画の根幹は人体を世界最硬物質であるオリハルコンに置き換えることであった。
【座標能力者(トポロジスト)】:識別番号(ナンバー)と俗称(い)われている者達。贋作(イミテーション)に座標を与えられつつも、何らかの外的要因によって固定を免れたことにより特殊能力を発現している。
【吠與驚異の固有座標能力(トポロジー)】:オリハルコン製の物体を複製する能力。そして、識別番号(ナンバー)は全てオリハルコンになっている、つまり――”ONE MAN ARMY”――だ!
【マルマルの拳鍔(ナックルダスター)】:オリハルコン製。クロムウェル卿の術式からヒントを得たことで『速拳(ラピッドファイア)』が強化され、後に彼の”名”を布くことになる――
【『一別雨ノ如死』(ヴァニタス・ヴァニタートゥム)】:オリハルコンの磁場方向を変える739の能力。運命操作が適用されるのはオリハルコン製の物体同士に限定される。
【OH(オンドルーン予想)】:数学界における未解決(ミレニアム)問題の一つ。これを解くと人類滅亡の顛末が証明されると謂われている。
【ビヨンド■■{悲願■■■ 【加工済み】
【地下闘技場】:帝都”ボース・カントリー”の”カントリー・スキル・パレス闘技場”で毎年開催されている。全国の戦闘狂(ワーカーホリック)共が集う。
【D-driver】:吠與驚異と田丸丸男の担任教師。OHに狂わされた祖父(公家おじさん)を持つ。骸架教団幹部。Odyssea級3体分の暴力を有する。
【骸架の三『浮岩沖天』】:少しの間自身又は対象を浮遊させる下級構築術式。幹部クラスであれば一桁台程度の構築破棄は論を俟たない。
183
:
番外編『海の者 カニオ』
:2025/02/27(木) 19:10:42 ID:OOuhFCCU
俺の名前はカニオ。歳は二十。数え年で二十二。地元じゃ負け知らずの力自慢さ。
今日は待ちに待った地下格闘大会が開催されるってえんだからさあ大変だ。こうしちゃあ居ても立ってもいられない。
俺ちゃんの強さがようやっと世間様に知れ渡ったっちまうなんてよ。楽しみで仕方ねえってんだ。
港町じゃあ筋骨隆々の漁師たちと力比べの相撲なんざしたって俺は百戦百勝の一騎当千ってわけさ。どうだ、強えだろ。
大の大人を持ち上げて地べたに突き落とすなんざあ御茶の子さいさい屁の河童だね。そうだろう?
「ははっ、違いねえぜ。」
「坊ちゃんは眉目秀麗、威風堂々、泣く子も黙る伊達男ってえ巷では評判でえ。よっ、色男!」
「ヤァ、よせやい。俺ちゃん照れちまいますぜ。」
184
:
あの男
:2025/02/27(木) 19:12:34 ID:OOuhFCCU
気恥ずかしいけどよ、俺には頼もしい仲間ってえやつがいる。海風のヤスと案山子ってんだが、ちいっとばかし曲者でよ。
気分屋ばかりで食えたもんじゃあねえ。今日のお天道占いみたいなモンさ。当たるも八卦、当たらぬも八卦、ってな。
た・だ・し、だ。負けず嫌いっつー芯だけは一切ブレねえ。ド根性で生やした木深い信念が鬱葱と聳え立ってんだ。
気合いなんてヤワなもんじゃあねえぜ。寄せ手が八百万の神様で囲まれようとも絶っ対えに“折れねえ”。そういった人選だ。
さて、と。一体相手さんはどんな荒暮れ者が来るってえんだ?
鬼が出るか蛇が出るか。俺ぁもう既に武者震いが止まらねえぜ。
ここいらでちと堅苦しい話になるがよ、この大会では一度の対戦に“三人”まで出場可能だそうだ。
…んあ? そりゃあたよ、あたぼうってんで悪いが数の前では“全てが敵わねえ”。
「犬が西向きゃ尾は東」、だ。分かるかい? なあ、お前さんとこの言葉にはあるかい? 「北に近けりゃ南に遠い」、ってんだよ。
たった一人で勝とうなんざ意気込んだってそうは問屋が卸さねえってわけさ。実力が拮抗してるってんなら尚のことよ。
…でもよお、言いたいことは分かるぜ。もしも、もしもの御伽噺、だ。
仮に三人に対して一人で挑もうなんざ無謀な大馬鹿野郎が居たらよお、寄席の前で大っ恥かくだけだぜ?
今年一の大笑いにゃ間違いないね。そんな無鉄砲で世間知らずのド阿呆が居るわけが――
185
:
あの男
:2025/02/27(木) 19:13:56 ID:OOuhFCCU
*
居た。
それもあろうことか俺たちの眼前に。
「少年…?」
風に靡く金色の髪。弱々しく透き通る白い肌。その細作りの左手には一丁の拳銃が握られていた。
成程、面白え。そのブツ一つで俺たち『海の者』と渡り合おうって魂胆か。
チャカとダンビラ論争に一輪の彼岸花を手向けるにゃあ丁度良い頃合いよ。
「悪いけどよ。そういう武具も“想定済みだぜ”?
だよなあ、案山子!」
「あいよ、鉄扇円状展開!」
さあ、出ました!
初見さんは寄ってらっしゃい見てらっしゃい。からくり使いの傀儡師、案山子先生特注の鉄製和傘でえ!
こいつを盾にしちまって銃弾の雨あられなんざお構い無しに相手の懐まで突進しようって寸法さ。
「いくぜ手前らァ!
地獄の暴走列車に振り落とされんようしかと捕まんなあ!」
「「応!!」」
186
:
あの男
:2025/02/27(木) 19:16:19 ID:OOuhFCCU
猛進、猛進、猛進。
戦略などと呼称するにはあまりにも粗末。だが、実に有効。少年の焦り顔が鮮明に浮かぶ。
時間にして五秒弱。目標となる懐まで一寸すら満たない距離まで縮まった。
…ん、なんだ? そいつはあまりにも“早すぎる”ってことを言いてえのか?
仕方ねえ。今日はハレの日ってもんだから特別に絡繰りを教えてやる。
海風のヤスは、健脚だ。俺たち二人を背負っても何のその。速えんだ。
地元の港町では『海の韋駄天』なんつう呼び名が付いちまうくれえにな。
とてもじゃねえが“人間業とは思えねえ”。本当に恐ろしくってありゃしねえって。
ま、与太話はここいらにしとくよ。…ああ、お前さんの納得のいかなさは重々承知の上で、だ。
とにかく、俺たちは強え。ただそれだけだ。
「捉えた! 歯ァ食いしばりな!」
拳は既に凝の構え。
少年は面喰らいつつも、とっさの目先に銃口を向ける。
「遅えってんだよ!」
187
:
あの男
:2025/02/27(木) 19:19:07 ID:OOuhFCCU
馬鹿根気(バコオォンッ)!
顔面左頬に拳固一徹、右ストレート。決まった。
岸和田のだんじりが二台はあろうといった追突事故の如き拳撃で浮いた躯体は、会場壁面の目前まで滑空。
少年は成すすべもなくただ地面に突っ伏すのみ。終わった。闘いはこんなにも呆気なく。
「…ったく、馬鹿野郎が。その程度の実力で俺達に挑もうなんて気は二度と起こすんじゃねえぞ。
弱いものイジメしてるみてえで気分が悪いぜ。とっとと去りな。」
「全く、その程度の運命だ。」
「……は?」
「僕がこの地面に伏せられるという程度の運命なんてね、本当に些細なことなんだ。
例えば今この瞬間に誰かの髪の毛が一本抜け落ちようとも誰も気にしちゃあ居ない。そういう程度なんだ。」
こいつはさっきからぺちゃくちゃと何を言ってやがるんだ?
「勝負はとっくに着いてんだ。これ以上歯向かうってんなら次はキツーイお仕置きが待ってるぜ?
いいから帰んな。ガキんち――」
188
:
あの男
:2025/02/27(木) 19:20:04 ID:OOuhFCCU
パン。
一発、銃声、煙立。
空虚な青天に未練を残す斑雲。…空?
一体、何が起きた?
青年の眼球は抵抗もなく天を仰いでいた。全身の損傷は激しく、肩甲挙筋一つ満足に動かすことすら叶わない。
そんなことがとうの昔に過ぎ去っていたと知覚するように。
「…お、おい…まだ終わっちゃいねえってんだ…なあ…そうだろう?
手前らはそう簡単に折れ――」
青年はその先の言葉を紡ぐことがどんなに無意味で吹影鏤塵なことかを認識(わか)っていた。
こんなにも「負け」であることがただ只管当然の世界に実在(うか)んで居るかを――
「運命螺旋(ライフリング)」
少年は空間に一つ言葉を添えた。
「銃線っていうのはね、美しく、そして深く螺旋を描いている方が良いんだ。
銃砲身内に刻まれた運命螺旋(ライフリング)が良いものほど強く押し出される。より強い運命を、ね。
僕の運命装填(リボルバーリロード)に干渉出来るのはカタチをも拒絶する圧倒的な暴(ちから)か、あるいは――」
彼は物見客の歓声を聴くこともなく咄咄と出口の晦冥へと姿を眩(け)した。
189
:
だんびら男
:2025/02/27(木) 19:24:00 ID:OOuhFCCU
オデュッセイア外伝が良すぎたのでふと思い立って書いた駄文だ。
特に本筋には関係ない戦闘なので気にせず進めるもよし、
このまま本編に繋げるもよし、だ。
彼らの健闘を祈る。
190
:
オデュッセイア〜幻の翡翠王国への旅〜
:2025/03/02(日) 14:10:48 ID:duNFTHpk
あまりにもカニオ達(伊達男)の解像度が高すぎてたまげた。
傾奇者すぎだろこいつら…
私窩子乍(しかしながら)、だ Odyssea級は最強(つえ)えぞ…?
俺も書く しばし待たれよ
191
:
『開幕!? 地下闘技大会』
:2025/03/02(日) 14:38:11 ID:duNFTHpk
――――帝都”ボース・カントリー”
ボースカントリー…”領国”との別名で認識されている帝国始まりの国土だ。
諸歴1659年(万血2年)当時難攻不落と知られた国境城塞に対して武能共が南に流れるディープリバーに”橋”を架け両の国を繋いだ。
武能共は闇夜に乗じ瞬く間に城塞を占領。帝国の礎、「始まり」は奇妙ながら命知らず(The only impossible journey)の
蛮勇(LET’S Rock)によって築かれた。それからの歴史はこれを読んでいる諸兄らも知っての通りだろう。
192
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:38:38 ID:duNFTHpk
「此処がじいさンが言ってた『カントリー・スキル・パレス闘技場』か…」
弩馬鹿巨大(でけ)え、一同が感じとれたものは唯一それだけ。
鉄柱30800000000000000000000本と鉄材53800000000000000000tで建造された大屋根、
大鉄傘(HEAVEN or HELL)の愛称で呼ばれる建造物だ。
「呻く運命(UNDER GROUND REVOLVER)って奴(やっこ)は本当に此処に居ンのか?」
「今はあのご老人の言葉を信じるほかないでしょう。他に手がかりがないとも言えますが」
「OH(オンドルーン予想)に贋作(イミテーション)共の生みの親、アレに対する情報が少しでも得られるといいんだけど…」
「地下闘技場大会への歡聲高處怨聲高(出場、若しくは潜入)、天(とき)を急ごう」
一行は入口へと歩を進めた。
193
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:38:56 ID:duNFTHpk
――――『カントリー・スキル・パレス闘技場』 入口
超広大な場に一人、浮かぶものがいる。おそらく受付であろうか…?
臆することなくマルマルは声をかける。
「おィ」
――――武を示せ
「あァ…?」
――――武を示せ
194
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:39:12 ID:duNFTHpk
途端、暗転。空中で無茶苦茶に振り回される感覚。そして―――
無限に広がる灰色の壁に灰色の床、規則正しく等間隔で引かれた黒線。
そこにならず者共(チャレンジャー)が海水がにごると雨(たいりょう)に、居た。
一触即発(ノンハビタブル)の凍るような雰囲気の中、吠與達は中心に降り立つ。
「天天如此(ふむ)」
「へェ…純碁(シンプル)なのは好きだぜェ…?」
「どうやら彼らを全員倒せ…ということでしょうか」
吠與は周囲の殺気(活きのいいのが気に入った)を感じ取って
虚空(サイド)から手繰り寄せた引き金に無言で指をかける
195
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:39:33 ID:duNFTHpk
「なンだァこい…」
ならず者達は…
『迅雷放銃(イナズマッシュ)!』
怒轟(ドゴォ) 有無を言わさず轟雷を周囲にまき散らし鎮圧(ロードマスター)を遂行する。
「オイオイ、俺の獲物も残しとけよ」
「月出て蕎麦 花 雪の如し(はりきっているな)、吠」
「本戦がまだ残っています。皆さん省エネでいきましょう」
196
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:40:03 ID:duNFTHpk
吠與はOdysseaレース―――雪山で橇を引きながら贋作(イミテーション)共が四方八方から絶え間なく押し寄せる状況、
修行(リーサル)の日々を思いだしていた。私窩子乍(しかしながら)、だ これは安堵であろうか…?
引き金がいつもより軽かった。
で、だ
有象無象共を全タテ(の)してひと段落着く。
「これで全員かな」
「ッたく…準備運動にもなりゃしねーな」
「有理贏無理輸(まったくだ)」
「皆さん無傷のようですね。恐ろしく丈夫な人たちです」
197
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:40:19 ID:duNFTHpk
「おおっと待ったぁ!」
「な!!」
「学園防衛隊参上ぉ〜」
真白いスーツに身を包み、脇差と大刀を腰に差し颯爽と推参(あらわ)れた男達はマルマル達の行く手を遮った。
「本間一将様のおっしゃった通りだ! 此処をはってりゃ奴らが現れる、流石の頭脳『ブレイン』だぜェ〜」
「奴らは今連戦で消耗しているッ!一気にかかっ…」
「已己巳己(うる)せえェ!」
「「「「「ぎゃあああああ痛ってえええ!!!」」」」」
198
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:40:37 ID:duNFTHpk
「これで全員かな」
「ッたく…準備運動にもなりゃしねーな」
「有理贏無理輸(まったくだ)」
「皆さん無傷のようですね。恐ろしく丈夫な人たちです」
などと談笑していると灰色の壁、地面が消え、いつの間にかごく普通の部屋に居た
「予選突破ということでよろしいのでしょうか…?」
「是久(そのはずだ)」
199
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:40:52 ID:duNFTHpk
遠くから地響きのような歓声が聞こえる。それが闘技大会の開幕(駆二逐万雷一声動レ山)を知らせていた。
とするならばどうやら此処は控室(サブ)の様だ。
しいて言うならば、何もない殺風景な部屋の真ん中に分厚い本が置かれている。
「なんだァこりゃ」
「ルールブック…ですかね」
『ブリタニカ』 石庭(白い本に題名のみ)という形(カタチ)であった。
200
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:41:11 ID:duNFTHpk
中をめくると、
武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ
武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ
武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ
武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ 武を示せ
…
複雑? いや単純なはず(只管に同じ言葉が書かれている)。
201
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:41:28 ID:duNFTHpk
「どうやらクソ(V5)の役にも立たないようですね」
「…そうだね」
溜息をつく2人。
「事(それ)よりもマルマル」
「…あァ」
「隠す気もねェ馬鹿でけえ”力”をいくつも感じやがる…こりゃあ一筋縄じゃいかねェぞ」
「皆、了徳(わかっている)と思うがこれまで以上に過酷な打(戦闘)が続く。兵来れば将遠し、水来れば土掩す(気を引き締めろ)」
202
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:41:46 ID:duNFTHpk
「で、だ そんでよォサンカクサンカク…」
「わかってます。セコンドに付けというんでしょう」
「実地試験の機会を逃すのは惜しいのですが今は情報の入手が最優先。
唯一回復術式が使える私が控えに回るのは当然の結論です」
「お…おお ありがとな。相変わらず物分かりはえーなお前」
「お奴隷大農園(きになさらず)。イースト・アドバンス曰く“為すべきこととは過去と未来にあらず“
常に“今“を選び取る努力は尊いことなのですよ」
「徳有る者、必ず言有り(恩に着る) サンカクサンカク」
「ありがとう!三郭山君!」
203
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:42:06 ID:duNFTHpk
ギィ 静かに音が鳴り 部屋の扉が開く
「時間だってよ」
「皆さんの健闘を祈ります」
「星星之火,可以燎原」
「…往こう」
204
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:42:24 ID:duNFTHpk
――――『地下闘技場』
われんばかりの歓声の中、一人の男 ”実況” デューク・エイセスが立つ。
地下闘技場でも滅多にない大人数形式(人は何故争うのか)の舞台。
観客の爆発と熱風 時代を越えてそう I got you(ボルテージは最高潮に達していた)。
「全選手入場です!!!!」
205
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:42:41 ID:duNFTHpk
世界最古の使い魔は生きていたッ!!
弱きを救済(たす)け、強きを打破(くじ)き1200年ッ!!!
義賊(アウト・ロー)、ロビンフッドッ!!!
研ぎ澄まされた頭脳からはじき出された勝利の方程式に驚きやがれッ!
偏差値(マニュアル)という枷をぶち破った漢ッ!!
計測不能(カンスト)、本間一将ッッ!!!
現役DBI捜査官参上ッ!―――超級逮捕術の使い手ッ!
戦士としての格の違いを見せつけてやるッ!!
第7機動隊(バ・カテス)、ブレイブルー先生の登場だッ!!!
206
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:42:55 ID:duNFTHpk
侵略しだい燃やしまくってやるッ!!
トロイは全部俺のものッッ!!
ゼウスの直系、トロイア戦争総大将(ヘッド)、アガメムノンッ!!!
この漢、何者にも縛られないッ!
突っ切り、打(ぶちかます)ッッ!!!
1000tトラック級、超自由人(ロマネスク)、タケゾウッッ!!!
―――この漢、あまりにも神出鬼没
颯爽と現れ、瞬く間に勝利をかっさらっていくッ!!
「雷皇」、イーナン=トゥーカの来航だッ!!!
207
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:43:09 ID:duNFTHpk
―――あまりに不純(ウィキチ)、あまりに混合体(キメラ)
誰がコイツを止められるというのかッ!!
奈落(ボトム)からの使者、桂羽シドだッ!!!
その微笑の下には何が隠れているのかッ!
最適(かる)いッ!最速(はや)いッ!最強(つよ)いッッ!!!
悪魔傭兵(ロマノフ)ッ!!――ジョシュ!!!!
国政はどうしたァァァ!!!今日は民草にもお忍びだ!!!
ウガンダ4585万分の1の核弾頭(おとこ)ッ!!!
暴君(キング・オブ・ウガンダ)、アミンッッ!!!!
208
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:43:23 ID:duNFTHpk
この漢の圧倒的プレッシャーはなンだァッ!
立ち技あり、組み技あり、投げ技あり、飛び道具ありッッ!!
神速のガンマン―――バターフィールドッッ!!!
―――真理に到達した暁の賢者
その曇りなき眼(まなこ)でなにを見定めるのかッ!
一声の伝道師(アンチバンジー)、イシバラッッッ!!!
オデュの称号(なまえ)は軽くねェぞ…?
路上のカリスマ、ストリートなら絶対敗けん!!
オデュッオデュッオデュッ―――――オデュフィの登場だ!!!
209
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:43:38 ID:duNFTHpk
新世代ギャングスターの登場だァァァ!!
ディスコ時代のサンタ(時代遅れ)共は引っ込んでやがれッ!!
ダニー・“クリスタル”・クリアッッ!!!!
異形の刺客、人類の天敵ッ!
これから始まるのは飢えに飢えた怪物の食事の時間だッッ!!
悪食(モンスター・パニック)、人喰いゴブリンッ!!
さぁ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい満員御礼大入袋ッ!
未来へつなぐ千人力の金剛力!知らざあ言って聞かせやしょう偉丈夫の伝説を!
海の者(シーシャイン)、カニオッッ!!!!
210
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:43:56 ID:duNFTHpk
―――狂気を纏いし、ビニール傘の奏者
業(カルマ)を踏みつぶす特攻野郎ッ!!
予備軍(クラウドゼロ)、436ゥ!!!
『おじさんシリーズ』の原点(ファースト)にして頂点(エンド)ッ!
今もなお、全ての勝利の傍らには法おじさんがいるッッ!!
独立と自由(ジェノサイダー)、ホー・チ・ミンの登場だッ!!
殴り合い(ケンカ)は場数がものをいうッ!
潜った修羅場の数なら数え切れ…ねェッ!!
気功革命 秘伝奥義集大成(ジャック・ヴァルディ)、―――マルマル!!!
211
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:44:12 ID:duNFTHpk
特殊軍事指導官殿に敬礼ッッ!
話せる武術、使える武術にもっとうを置くSSS級実践派ッ!
ICEE覇者、安河内コーチ先生ッッ!!
可憐な無差別駆逐型殺戮傀儡(ホロコーシスト)ッ!!
――――ただ、ひたすらに『壊』す、儚い、なんて儚いのだろう!!
粛聖幼女神鎮魂歌(モナド・ギア)、ロリドルーンッッ!!!
―――Sempre caro mi fu quest'ermo colle. (我が愛しい丘よ)
―――Each moment, now night. (ここに、夜は訪れる)
今に最も相応しい詩を吟じ上げようッ、ナンバー『3』、北米の詩客の登場だッ!!!
212
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:44:26 ID:duNFTHpk
慇懃無礼の仮面を被りし奇術師ッ!!
今宵はどんな懲罰(ショー)が開幕するのかッ!!
執行官(スイーパー)、―――バツバツ!!!
冥界からの挑戦者(ヴェンデッタ)ッッ!
文字通り死線を潜り抜けた怨霊(ダークネス)ッ!
死して尚麗しく、ナイスダイ先生だァァァ!!!!
経歴一切不明、なにを我々に見せつけてくれるのかッ―――739ッッッ!!!
213
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:44:41 ID:duNFTHpk
―――ダ・メェダ(Die Méda)、全然ダ・メェダ(Die Méda)
お前ら全くなっちゃいないッッ、訓戒するぞ訓戒するぞ訓戒するぞ!!!
聖闘狂(エル・カンターレ)、ナギヒラヤ先生だ―――!!!
デカァァァァァいッ説明不要!!
巨人(ドワーフ)、ダムトッ!!!!!
―――丁(noob)と出るか半(supernova)と出るか
皆様、今宵新たな闘士(グラップリスト)が誕生しましたッッッ!!
可能性の一人大隊(ワンマン・アーミー)、吠與ッ驚異!!!!
214
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:44:59 ID:duNFTHpk
―――清掃完了(Iam done erasing.)
我々はただその言葉を耳にするのみッッッ!!
規格外中の規格外、処刑人(リジェクター)、D-driver!!!!
勝利の美酒に酔いしれ続け飽き飽きしているのかッ!!
―――「修羅」の具現体、「永愛」の求道者、「非想非非想天」の頂点ッ!!
まさかこの漢がきてくれるとはッッ!!改変超視力師匠の登場だッ!!!!
魔界総合闘技場覇者、超弩級の戦闘狂(ワーカーホリック)ッッ
俺だけのOdyssea崩しを魅せてやるッッ
「無上皇帝」、―――――カイザーケイスケッッ!!!
215
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:45:14 ID:duNFTHpk
伝説の地下闘技場覇者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ 不敗の戦闘狂(ワーカーホリック)ッッ
俺達は君を待っていたッッッ
呻く運命(UNDER GROUND REVOLVER)の登場だ――――――――ッ!!!
……ッッ どーやらもう一名は到着が遅れている様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
216
:
あの男
:2025/03/02(日) 14:45:35 ID:duNFTHpk
「アリガトォオオ」
「アリガトオオッ」
「サイコーだ〜〜〜〜」
「アリガトオオッ」
「アリガト―――ッ」
「アリガトオオッ」
選手たちの放つ圧倒的存在感に対し、観客たちのシュプレヒコールが飛び交う。
――――こうして吠與達の激闘が幕を開けた。
217
:
あとがき奴
:2025/03/02(日) 14:48:03 ID:duNFTHpk
まっこと まっこと遅くなり申した
トーナメントでもチーム戦でも大乱闘でも好きに調理するのだ
ちなみに俺はアミンの優勝に全財産賭けてる
218
:
随感男
:2025/03/02(日) 16:19:30 ID:Oyz7UIVo
まっこと真に幕とも殆ど面目を一憂するまでに作り遊し好。今日という日を待ちわびたぜ候。
既に何回か読み直しているが一人で全部のネタを拾い切るのは不可能なので一度話がしたい。
それでもやはり大圧巻の全選手入場で舌を羅刹しざるを得なかった。
ダムターが例の紹介文の為に駆り出されてて笑った。
有象無象の雑草も多い中で桂羽シドとかいう初出すぎる人物が
ボトムズの蠱毒で生み出されたody獣だと気づいた時が一番大爆笑コーラだった。
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