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2017.10.15 コリン・ウィルソン『アウトサイダー』

1 さだまさぢ :2017/07/27(木) 22:35:05
10月15日(日) 前半or後半
イギリスの作家コリン・ウィルソンによる1956年の処女作『アウトサイダー』と、そこから見える実存的問題を紹介したいと思います。
参考図書は、

コリン・ウィルソン『アウトサイダー(上下)』(中村保男/訳、中公文庫)
コリン・ウィルソン『宗教と反抗人』(中村保男/訳、紀伊国屋書店)
コリン・ウィルソン『アウトサイダーを超えて』(中村保男/訳、竹内書店新社)

です。
下2つの本は絶版なので図書館とかじゃないとないかもしれませんが、これらを読んでなくても進められるように発表する予定です。

2 はじ銀 :2017/07/28(金) 04:45:31
この方、全く存じませんでしたがwiki見ると高校生時代の僕のスターであった福島章先生のお名前出てきますね。今回の発表とは違う側面でしょうが、面白い人物を取り上げて下さってありがとうございます。
こういうアプローチの発表、今まで少なかったように思うので嬉しいです。

3 さだまさぢ :2017/07/28(金) 17:02:42
福島さんは精神分析医の方なんですね。存じ上げませんでしたが、犯罪心理学やってた頃のウィルソンとの関連みたいですね。
今回やる内容は犯罪心理と離れているようで根本は繋がってるという指摘もあります。何か理解の一端になれるような発表になれたら、と思います。。。

4 夫 正彦 :2017/08/04(金) 13:16:53
「殺人百科」みたいな本はいっぱい読みました。私はこの手の本を書いている人とばかり思っていたのですが、思想的にも評価されている人というのはのちに知りました。

5 夫 正彦 :2017/08/04(金) 13:32:35
ttp://twipla.jp/events/270912

6 はじ銀 :2017/08/04(金) 22:58:15
FBに告知しました。

7 さだまさぢ :2017/08/30(水) 22:43:44
>夫さん
そうですね、日本では犯罪心理とオカルト分野でよく出て来るみたいです。未読ですが、佐川一政との対談本とか出してるくらいです。個人的にはそこらへんのウィルソン本は明るくないですが。

8 夫 正彦 :2017/09/01(金) 11:23:59
9月17日(日)後半に変更しました。
ttp://twipla.jp/events/270909

9 横山 :2017/09/17(日) 17:55:31
さださん、熱のこもった、精力的な発表で、しかも、丁寧にまとめられていて、分かりやすかったです。さすが上手いこと説明されるとびっくりしました。
ウィルソンもアウトサイダーも知らなかったのですが、今日の発表を聞いてたいへん興味を持ちました。また、機会があれば挑戦してみたいと思います。
自由と非自由の対立において、知覚と観念の対立が示されていましたが、僕が今読んでいるベルクソンでも同様の「知覚的なもの」対「心象的なもの」の対立があったので、とても興味深く聞かしてもらいました。
最後の解決が宗教に求められるというのも、それは実在世界の絶対的根拠を求めることは不可能であるだけでなく無意味だとして積極的に諦めて、その上で冒険的に生きる希望として無根拠なものに頼る、という話であれば共感するなぁ、と思いながら聞いていたのですが、その辺りはちょっと違ったかもしれないですね。
それでも、たいへん刺激的で楽しい討論ができました。ありがとうございました。

10 横山 :2017/09/17(日) 18:01:09
「実在世界の質と絶対的根拠」ではなくって、「非現実の現実性」と言いたかったのでした。ことばを間違えました。

11 さだまさぢ :2017/09/17(日) 20:32:33
横山さん

早速ご感想を頂きありがとうございます。なんとか内容が伝わっていたようで一安心しました。僕が言うのもあれですが、実際の『アウトサイダー』の著述はまどろっこしい言い回しが多く、読みにくい部分がかなりあります。それを理解する助けになれたら幸いです。
ベルクソンは今日やったような二項対立の王道を行ってますよね。ベルクソン自身はアウトサイダーっぽくはないですが、宗教についての理解は深く、今日の内容についても考察できる思想が多いと思います。

横山さんの発表、楽しみにしてます。

12 はじ銀 :2017/09/17(日) 22:10:30
発表ありがとうございました。
全く知らない人でしたがかなり整理されたからでしょうが僕なりに、コリン・ウィルソンという人の中のアウトサイダーというかなり限定された部分のみでしょうが理解出来たような気がします。
例会でも僕自身が誤ったところであり、またそれについても発言させて頂きましたが、コリン・ウィルソンのいう成功/不成功というのはあくまでアウトサイダーから脱したかという点でのみ言われている「区別」であり、決して人生の成功/不成功や人としてなど、全体のことを言っているわけではない。こういう読み誤りは多々あり、その論者が何処に着眼して論じているかはかなり慎重になる必要があると思いました。
またやはり批評活動をされているからでしょうか。所々にご自身の意見(不自由に「他者」を入れたりなど)されていて、かなり能動的に読むスタイルを見せて頂けたことは、僕自身の勉強の仕方を改めるよい刺激になりました。
話しの前半から感じていましたがかなり説明の密度が高く、元の構想はもっと大きかっただろうなぁと。伺ったら全体の1/3にされたとか、また機会があれば是非フルバージョンで伺いたいです。かなり興味深い人ですので第二回も是非と☆
あと個人的な感謝として久保共生さんの横に着席していましたが、話しの中でしばしば小声でコリン・ウィルソンの概念をハイデガー用語に置き換えて下さっていて僕の理解の助けとなりました、ありがとうございましたw

13 さだまさぢ :2017/09/18(月) 08:12:31
はじ銀さん

そうですね、成功/不成功の問題はウィルソンの文脈に沿うことが必要になりますね。仰る通り、成功の基準はアウトサイダー問題からの解放だと思われます。結果的に解放された者は自殺とかをしないだけで、死や生存が成功/不成功の基準ではないと、ウィルソンは考えてるはずです。
今回はしょったのは、ヘミングウェイとかウィリアム・ブレイク、グルジェフなど哲学から少し距離のある人達ですが、ウィルソンの他作品ではここら辺の人達が度々登場します。機会があればまた後続の作品も含め、発表したいですね。

14 夫 正彦 :2017/09/19(火) 10:39:39
ちょっと読み進めたら実存主義的アウトサイダーとありましたね。ということは別の種類のアウトサイダーがあるのでしょうか。

人とは違ったものの見方をしてしまって、精神に変調をきたすぐらいの人、とさっと考えるとこう思ってしまいました。
会の中でも申し上げたましたが、芥川龍之介の「河童」のように、すべての事物が、自分がなした行為に対する罰を示唆するものに見えてしまうという、
意味が過多な状態になる人もいます。おそらく統合失調症の症状なのでしょうが、こちらの方が病的だと思えます。

両者に言えるのは、おそらく「考えすぎ」「頭使い過ぎ」ということで、精神と肉体との程よい調和を目指す、というのも精神医学の一つの潮流なのかなとも思います。

最近認知言語学の本を読んだのですが、その中で、隠喩が、読者への効果を狙って作者が用いる手法、というだけではなく、実際に作者がそう見えているのだ、
という説があることを知りました。これだけではイメージできにくいと思いますが、例えば川端康成の「雪」で「夜の底が白くなった」という隠喩表現がありますが、
実際に作者が「夜の底が白くなった」ように見えた経験をしたことがある、というものです。これなんか、まさにアウトサイダー的かなと思いました。

15 さだまさぢ :2017/09/19(火) 23:21:49
夫さん

川端康成の『雪国』ですよね。あれは典型的なアウトサイダー文学だと思います。
あの中で、夜の雪山が昼の雪山より白く強調される、という表現をしてるところがあるのですが、あれ、リアルで夜の雪山の方が白く見えるのです。メタファーではなく。
川端康成は情景描写とかを全く考えておらず、ただただリアルな現実だけを描く文筆家だったのです。
そこにアウトサイダー問題の根本があるように思います。
僕にとっては彼が「美しい日本」の文豪として知れ渡っている事に非常な違和感を感じます。

16 ウラサキ :2017/09/21(木) 03:41:51
そもそも文学という行為自体が、
一般とは違う独自の視点という性格を含むので、
アウトサイダー的なのではないでしょうか?
インサイダー文学の例って何か思いつきます?

17 夫 正彦 :2017/09/21(木) 08:31:24
新感覚派自体、普通とは違ったふうなものの見え方を基調とするので、アウトサイダー的かもと思いました。

確かに、インサイダー的な文学ってあるとは思いますが、あまり面白くないような。

18 さだまさぢ :2017/09/21(木) 16:53:19
ウラサキさん

文学とか私小説だとアウトサイダー問題が残りやすいのは確かです。が、戯曲や軍記物、時代小説、幻想文学にはアウトサイダー的ではないけど物語として高く評価できるものがあると思います。それらに共通してるのが多くのキャラクター、すなわち「他者」を描くことなんでよね。それがアウトサイダー問題の解決になっていたのがヘッセでした。

夫さん
僕は新感覚派は川端しか手を出せてないのですが、川端は女性の描写だけはちょっとインサイダー的なんですよね。彼の表現のほとんどは物質的に感じるんですが、女性の登場人物だけはまぁ普通というか、人間的です。逆に女性キャラはつまらないとも言えるかも笑

19 ウラサキ :2017/09/21(木) 21:29:29
「アウトサイダー的」は「独特な」、
「インサイダー的」は「陳腐な」という意味でしょうか?

20 さだまさぢ :2017/09/22(金) 22:33:54
「アウトサイダー的」とは「アウトサイダー問題(己の不自由さや非現実感の問題)を扱ってる」で、「インサイダー的」は「アウトサイダー問題を扱ってない」です。


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