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肉食忌避の問題について

3童子:2013/01/14(月) 12:32:52
        『肉食忌避』の問題 つづき


 或る人は生物を共食いするのは浄食ではないと云うことを反駁して、生物は必ずしも動物のみではない、植物もまた生物であり、米も麦も豆も野菜も生きているのである。それを収穫と称して捕殺するのは残虐なる殺生ではないかと云う。


 生命あるものを切って生(せい)を奪うことは真に罪悪であろうか。


 吾々の髪の毛や爪は吾々の身についている間は生きている。それを身から切り放ったとき、それは死ぬのである。しかし、吾々は髪を整え、爪を揃えするために、それを悦んで切り捨てるのである。

 切り捨てられた髪と爪とは生を失う。それは快い業であり、悲惨でもなければ苦痛でもない。それは何故悲惨でなく苦痛でないのであろうか。それは髪を切り、爪を切っても苦痛を感じないからである。然らば苦痛を感じないように切り、生を奪うことならば悲惨でも残虐でもないのである。


 或る“かまきり”虫の一種は、その雄は交尾の佳境期の最中に雌にくわれて死んでしまうのである。それが苦痛であるならば交尾をやめて逃げ出して了いそうなものであるけれども逃げ出しはしないのである。

 彼は恋愛の快感の最中に、その生命が雌の生命にとけ込んで、現象的には自分の個としての生命を失う、彼は却って幸福だと云わなければならないのである。


 考えて見れば動物を捕え殺し食するのが悲惨であり残虐であるのは、彼が捕えられ、殺され食されることを苦痛として逃れようとする。その逃れようとし避けようとする自由を奪って、殺すところに殺生の罪悪があり残虐性があるのである。
                       〜 つづく


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